| HOME | 新譜速報→ | 交響曲 | 管弦楽 | 協奏曲 | 器楽曲 | 室内楽 | 声楽曲 | オペラ | 現代曲 | バロック | 廉価盤 | シリーズ | 特集 → | 演奏家 | レーベル | バックナンバー |
| 殿堂入り → | 交響曲 | 管弦楽 | 協奏曲 | 器楽曲 | 室内楽 | 声楽曲 | オペラ | シリーズ | カタログ | 音楽本 → | クラシック | 名言集 | チャイ5 | お買物ガイド | ||
| 交響曲・新譜速報 |
| ※発売済のアイテムも含めて、約3ヶ月間掲載しています。 ※新しい情報ほど上の段に記載しています。 ※表示価格は全て税込みです。 |
| TDK TDKAD-025(1CD) |
モーツァルト:交響曲第34番ハ長調K.338、ボッケリーニ:チェロ協奏曲ニ長調G.483、ハイドン:交響曲第82番ハ長調Hob.I-82「熊」 |
| 鈴木秀美(指&Vc)オーケストラ・リベラ・クラシカ
録音:2007年10月18日 東京・浜離宮朝日ホールでのライヴ OLC第19回演奏会より収録。ハイドンの「パリ交響曲集」はハイドンの名声が徐々にヨーロッパ中に知られるつつあった1785-1786年にかけて作曲された6つの作品群。今回演奏された第82番は「パリ交響曲集」の最後の作品で最も大きい編成。「熊」と題されたこの作品は、第4楽章の主題が熊の鳴き声を思わせる愉快で躍動的な曲です。またモーツァルトのザルツブルク時代最後の交響曲第34番も激しさと優雅さをあわせもつ貫禄の演奏。この日の目玉の作品は、日本ではあまり演奏される機会のないボッケリーニのチェロ協奏曲。もちろん鈴木秀美の弾き振りで、この作品はオケのチェロも重要な役割を果たし、今回は名手ライナー・ツィパーリング。抜群の演奏で聴かせてくれています。 |
|
| Profil PH-07047(1CD) |
マーラー:交響曲第4番、[ボーナストラック]シノーポリの肉声によるマーラー第4交響曲についてのコメンタリー |
| ユリアーネ・バンゼ(S)、ジュゼッペ・シノーポリ(指)シュターツカペレ・ドレスデン
録音:1999年ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ) あまりに官能的で陶酔的な美をきわめた97年ライヴの第9番(PH.07004)が大反響を呼んだシノーポリ&ドレスデンによるマーラー。なんと、これからさらに2年後の第4番ライヴというとんでもない代物がまたしてもProfilより登場します。ここでもやはり9番のときと同じく、フィルハーモニア管盤(91年)と比較して両端楽章でそれぞれ2分ほど演奏時間が長くなっているのが目立った特徴。なかでもフィナーレはじっさいの時間以上に、出だしから極端に遅く感じられます。ここでソリストに起用されたのはマーラー歌いとしてすでにキャリアも豊富なバンゼ。ブーレーズ盤とはガラリと変わって、停止するかのように息の長いフレージングをシノーポリの意図を汲んで完璧に歌い尽くしています。そうかと思えばシノーポリは第1楽章の主題が回帰するところでは一転、急加速。交替してソプラノの甘美なメロディが登場するとまたもやグッとテンポを落としてきます。このあたり、極端なテンポ・ルバートを基調としたシノーポリ美学の真髄といえるでしょう。「音楽というものはいつだって人間がどういう状態であるかを表しています。音楽は人間的ななにかをつたえ、作曲家が自分を取り巻く世界にどのようにかかわっているかの証しです。そして、わたしが届けようとしているのは、そのようなメッセージです。つまり、聴衆に変化のプロセスを誘発するような、思考するための音楽的なかてです。自分のために良い演奏をすることが正しいすべてではありません。−イントネーション、アンサンブルの演奏、アーティキュレーション−音楽がなにかをわたしに語りかけるとき、わたしは考えなくてはならない。そして、わたしはそのためにあらゆるすべてを惜しみません、たとえ身体的にわたしに犠牲を払わせるとしても…。」ージュゼッペ・シノーポリこの言葉のとおりに「アイーダ」の本公演中に心臓発作で倒れ、まさに音楽に殉じたシノーポリの美学が凝縮されたマーラー演奏にかけがえのない一枚がまたひとつ加わりました。 =シノーポリのマーラー4番トラック・タイム比較= [バンゼ(S)・シュターツカペレ・ドレスデン/99年ライヴ]T.18'07+U.10'16+V.21'54+W.11'12(※実測値) [グルベローヴァ(S)・フィルハーモニアO./91年]T.16'17+U.10'07+V.21'52+W.9'03 |
|
![]() EUROARTS 20-72408(DVD) |
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱つき」 |
| アンナ・トモワ=シントウ(S)、アグネス・バルツァ(A)、ルネ・コロ(T)、ジョゼ・ヴァン・ダム(Bs)、ベルリン・ドイツ歌劇場cho、ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)BPO
収録:1977年12月31日ベルリン、フィルハーモニーにおけるライヴ(監督:ハンフリー・バートン/映像制作:ユニテル・クラシカ)/PCMステレオ/ドルビー・デジタル5.1/dtsサラウンド5.1/68’/カラーNTSC4:3/RegionAll/字幕:独・英・仏・西 カラヤン生誕100年記念に合せて、1977年ニューイヤー・イヴの「第九」ライヴ映像がカタログに復活します。じつに4度にも及ぶ全集録音をおこなっているベートーヴェンの交響曲はレパートリーの重要な柱のひとつでしたが、さすがはメディアの寵児カラヤン。ベルリン・フィルとの「第九」映像作品では、このほかにも60年代の第1回目、80年代の第3回目と、そのときどきに並行して行われた全集録音とほぼ同時期に、それぞれ1968年1、2月そして1986年9月と2種が残されています。ベルリン・フィルとの2度目、70年代のスタジオ全集録音と時期が重なるこのジルヴェスターの第九ライヴは、ソリストもテノールのコロをのぞいてほぼ同じ(全集ではシュライヤー)。磨き抜かれた弦の美音などカラヤン色が徹底され、もっとも完成された内容として知られるものです。久しく入手難であったため、アニヴァーサリーのタイミングでのリリースは広く喜ばれるところでしょう。 |
|
| BERLIN CLASSICS BC-0014072(1CD) |
チャイコフスキー:交響曲第5番 |
| ジークフリート・クルツ(指)シュターツカペレ・ドレスデン
久々の復活です! |
| BMG 88697-168522(1SACD) |
マーラー:交響曲第4番(ラーツ/フュッスル校訂・全集版[UniversalEdition]) |
| ルーバ・オルゴナソーヴァ(S)、デイヴィッド・ジンマン(指)チューリヒ・トーンハレO
録音:2006年11月13〜15日チューリヒ・トーンハレ 巨大なマーラーのオーケストレーションの醍醐味を精緻に再現「私にとってのマーラーは、分厚い壁のような感情ではなく、もっとバランスのとれた、また形式感もはっきりと聴き手に伝わるような音楽」と考え、「バーンスタイン等の解釈は主観的で、私のマーラー観とは異なるもの」と言い切るジンマンのマーラー解釈は、巨大な3管編成を基本としたマーラーのオーケストレーションを精緻に再現し、爛熟した後期ロマン派・世紀末の申し子マーラーが極限まで拡大させた古典形式の作品構造を聴く者にはっきりと認識させるという点において、これまでのさまざまなマーラー演奏とは異なる次元に立つ、まさに21世紀のマーラー像といえます。第2ヴァイオリンに独自の役割を与えることの多かったマーラーのオーケストレーションを考慮して、ヴァイオリンを左右に振り分けるほか(左から第1ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、第2ヴァイオリン、コントラバスという配置)、金管別働隊の空間性を重視し、録音(SA-CDハイブリッド)でもそれを緻密に再現しています。 空間性を生かした見事な録音録音面でも、ベートーヴェンの交響曲全集以来(より正確にはその直前の英デッカへのオネゲル・アルバム以来)、一貫して録音を担当するクリス・ヘイゼル=サイモン・イーデンの名コンビが音響効果抜群のトーンハレに鳴り響く名門オーケストラのサウンドを見事に再現。このジンマンのマーラー・チクルスの録音は、専門家の録音評だけでなく多くのユーザーからも「今までとは次元の違った高い録音」と高い評価を得ています。「ホール、オーケストラ、スタッフ、レコード会社とすべてに理想的な状況の中で、長年温めつづけた私のファンタジーが飛翔するのです」と自身を持ってジンマンが語る通り、演奏そして録音が一体となった名盤の登場です。 |
|
| LSO Live LSO-0661(1SACD) |
マーラー:交響曲第6番イ短調「悲劇的」 |
| ワレリー・ゲルギエフ(指)LSO
録音:2007年11月22日ロンドン、バービカンホール(ライヴ) 2007年1月1日よりLSO第15代首席指揮者に就任したワレリー・ゲルギエフ。2007/08年の今シーズンに、あらたなシェフが手兵LSOと取り組んでいる真っ最中の一大プロジェクトがマーラーの交響曲全曲シリーズ。なんともすばらしいことに、このたびリリースがLSOLiveで実現することに決定しました。ゲルギエフにとって初のマーラー録音となる第1弾は、2007年11月22日本拠バービカンにつづき、24日ブリュッセルのパレ・ド・ボザール、そして25日アムステルダムのコンセルトへボウでも大きな話題を呼んだ第6番「悲劇的」。ひとくちにいってゲルギエフ&LSOによる当演奏の特徴は、アルバム一枚に収められたことからもわかるように全曲を通じたその快速テンポにあります。“速く力強く、しかし過度にならないように”という指定を無視して、なにかに追われるようにひたすら突進する第1楽章。さらに、ちょうどマリス・ヤンソンスがLSOを振った第6交響曲のライヴ(2003年10月/LSO.0038)と同じく、第2楽章に置かれたアンダンテ。マーラー屈指の麻薬的な美が凝縮したこの場面でさえも、けっして完全なる陶酔を約束してはくれず、フィナーレにいたっては崩壊寸前までさらに加速度を増してゆきます。この一見あまりに無謀かのように思える速すぎるテンポ設定こそ、ゲルギエフがマーラーの内包する神経症的側面をえぐり出し、現代に生きる不安と焦燥を掻き立てあらためて呈示するための必然的選択だったのではないかと思えてくるのです。「フィナーレでの2度の運命のハンマー打撃で、ハリウッド映画の手に汗握るカーチェイスのようにじつに刺激的。巨大な木槌を担当した打楽器奏者は、まぎれもなくオスカー受賞に値するパフォーマンスをした。」(タイムズ紙)「(アダージョでの)カウベルの不思議なほど柔らかいパッセージにおいてさえ、郷愁を誘う余地が皆無で、夢というより悪夢のように響いた。もしこれがこのシリーズの展開の兆候であれば、わたしたちはなにかすばらしいものに出会えそうだ。」(テレグラフ紙)「ゲルギエフの神経症的なアプローチは、突如マーラーのものと完全に一致していた。」(インディペンデント紙)力強さと確信に満ちたゲルギエフと手兵LSOによる、まったく新しいマーラー像を予感させる大注目のシリーズ。賛否両論を巻き起こすことは覚悟の上、好むと好まざるとにかかわらず、今後に最高の話題を提供しつづけるのはまちがいないでしょう。 |
|
| BIS BISSA-1738(1SACD) |
メンデルスゾーン:弦楽のための交響曲全集 第1番ハ長調、第2番ニ長調、第3番ホ短調、第4番ハ長調、第5番変ロ長調、第6番変ホ長調、第1番ニ短調、第8番ニ長調、第9番ハ長調、第10番ロ短調、第11番ヘ長調、第12番ト短調、第1番ハ短調(交響的楽章)、第8番ニ長調(フルオケ版) |
| レフ・マルキス(指)アムステルダム・シンフォニエッタ
かつてCD4枚で発売されていたメンデルスゾーン若書きの弦楽交響曲全集が、何と1枚で再登場。これはSACDをサラウンド効果等を無視し、通常ステレオとして4時間以上を収録した驚異のアルバムです。第8番はフルオーケスオラ版も入っています。旧ソ連出身の巨匠マルキスの颯爽とした演奏が快適です。 |
|
| MEMORIES ME-1091(4CD) |
ジュリーニ/ブラームス:交響曲全集 交響曲第1番、第2番*、第3番#、第4番# |
| カルロ・マリア・ジュリーニ(指)BPO、ロスアンジェルスPO*、VPO#
録音:1988年4月ライヴ、1979年12月ライヴ*、1989年8月ライヴ#(全てステレオ) 歌に満ちた巨匠ジュリーニですが、重厚で壮大なスケールを誇り、こういう処はドイツの巨匠を思わせるところもあります。第1番は悠揚迫らぬテンポを設定し、フィナーレなど20分を超えております。第2番はワルターとフルトヴェングラーを足して2で割ったような、カンタービレと爆発的な熱狂があります。第3番、第4番は一晩のコンサートですが、詩情豊かな大名演で、特に第4番の強烈なティンパニの打撃など聴いていて心と脳に響く絶唱!。4枚組で2枚組のスペシャルプライスが設定されております。 |
|
| MEMORIES MR-2042(1CD) |
マーラー:交響曲第1番「巨人」 |
| ハンス・ロスバウト(指)BPO
録音:1955年10月ライヴ(モノラル) 当ライヴはフルトヴェングラー没後1年のベルリンフィルに客演してのマーラー。しかも曲目は「巨人」!ロスバウトはDGにベルリンフィルとまとまった古典楽曲の録音もあり重用されていたことが窺われますが、さすがにマーラーは録音させてもらえなかったのでしょう。通常は伸びやかに謳われるべきフレーズも素っ気無くぶったぎり、速いテンポを貫き予想通りの冷血振りですが、演奏そのものは熱しており、クールな演奏を熱く指揮する鬼才の特徴が良く現れています。 |
|
| MEMORIES MR-2043(2CD) |
ブラームス:交響曲第1番、リスト:交響詩「前奏曲」、ブラームス:ドイツ・レクイエム |
| セルジュ・チェリビダッケ(指)ウィーンSO、ケルンRSO*、ホッター*、ギーベル*
録音:1952年10月ライヴ、1957年10月ライヴ* ブラームスの「第1番」は、フルトヴェングラー的な物々しさと活気溢れる指揮振りが清清しい快演で聴衆の熱狂も凄まじいものがあります。リストの「前奏曲」も今や大時代な曲として敬遠されがちですが、この風格と神秘的な演奏には魅力が尽きません。しかしチェリとウィーン響はこれが唯一の共演となり、その後も映像収録時の揉め事など、音楽の都ウィーンとはあまり良い関係を築けなかったことが知られています。ケルン放送客演時のドイツ・レクイエムは名演として知られるもので、晩年の悟り切ったような表情を早くも獲得しています。とはいえ、熱情的な牽引が随所に見られ、有名なティエーという掛声も聞かれます。ホッターの歌唱はまさに英雄的で、聴く者の背筋を正すような模範的なソロです。 |
|
![]() Profil PH-06013(8CD) |
ギュンター・ヴァント〜ミュンヘン・レコーディングス [Vol.1]PH.06008(2CD) ブルックナー:交響曲第8番、シューベルト:交響曲第8番「未完成」* [録音: 2000年9月15日、 1999年9月28日*以上ミュンヘン、ガスタイク(ライヴ)] [Vol.2]PH.06012 ブルックナー:交響曲第5番[録音:1995年11月29日&12月1日ミュンヘン・ガスタイク(ライヴ)] [Vol.3]PH.06014 シューベルト:交響曲第9番「ザ・グレイト」[録音:1993年5月28日ミュンヘン・ガスタイク(ライヴ)] [Vol.4]PH.06046 ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」[録音:2001年9月13、14&15日ミュンヘン・ガスタイク(ライヴ)] [Vol.5]PH.06044 ブラームス:交響曲第1番、ベートーヴェン:交響曲第1番* [録音:1997年2月19、21&23日、1994年2月4日* 以上ミュンヘン・ガスタイク(ライヴ)] [Vol.6]◆正規初出 ブルックナー:交響曲第6番(原典版)[録音:1999年6月24日ミュンヘン・ガスタイク(ライヴ)] [Vol.7]◆正規初出 ブルックナー:交響曲第9番(原典版)[録音:1998年4月21日ミュンヘン・ガスタイク(ライヴ)] |
| ギュンター・ヴァント(指)ミュンヘンPO
Profil が進めている壮大なプロジェクト、ギュンター・ヴァント・エディション。その最大の目玉といえるミュンヘン・フィルとのライヴがついにセットで登場します。 きわめつけの独墺系レパートリーがならぶなかで、チェリビダッケの亡きあとヴァントが一年に一曲のペースで取り上げたブルックナー。 なんといっても当セットの目玉は音楽評論家許光俊氏をはじめ、かねてよりファンからCD 化の要望が強かった第6番と第9番を分売にさ きがけて収めていること。第1楽章冒頭、ピシッと徹底した弦のきざみにこれから起こるドラマの全てが凝縮したかのように、ヴァント の芸風の真髄、厳しく引き締まった造形美に打ち抜かれた第6 番。そして「この世からの離脱と内なる真理の表現として、彼岸の輝きと 恍惚にみち」、建築にたとえて第5 番に次いで重きを置いていた第9番。ブルックナーについて、ヴァントは自身の評伝のなかで「ずいぶ んと多くの時間を要した」と述懐していますが、じっさいにこうしたものすごい演奏を聴くとこの言葉の重みが実感されます。 巨匠ヴァントが最晩年に残したミュンヘン・フィルとのきわめつけのライヴ。演奏内容は折り紙つき、録音もきわめて優秀な当セットは 末永くファンの宝物となることでしょう。 特にシューベルトの「未完成」とブルックナー「第9」(MEMORIESから発売済。廃盤)は、ヴァント・ファンとかブルックナー・ファンとか関係なく、クラシック愛好者ならこれを聴かない手はありません。2曲ともBMGに録音がありますが、次元が違います! 「未完成」の導入の超然とした空気から尋常ではなく、綿密に構築された造型が人の手を介していると思えないほどの自然さで湧き上がるのです。木管のふとした立ち昇りも虚無の境地。第1楽章展開部の立体感にも戦慄を禁じ得ません。不純物皆無の第2楽章からは、ただただ全てをを悟った慰めの表情がこんこんと流れ、一朝一夕には成し得ない芸術の到達点を目の当たりにする感動は言葉になりません。 このニュアンスがそっくりブルックナーにも持ち込まれているのですから、いかに透徹を極めた演奏になっているか想像してみてください。チェリビダッケに鍛えられた精緻なアンサンブルと、他の声部を聴き合う奏者全員の強固な連携が存分に発揮され、録音の透明度、ホール・トーンなど、全ての条件が揃わなければ実現し得ないニュアンスがここにあるのです。第1楽章冒頭の金管による動機から、いきなり宗教的な荘厳さと悟りの優しさが入り混じる空気を現出!第1主題のトゥッティの緊張が増幅し尽くすまでの呼吸も、感動的な高揚に結びついた少ない例ではないでしょうか。裏の裏の声部まで緊張が漲る第2楽章も、リズムが一貫して峻厳に刻まれるので、超然としたニュアンスが際立ち、安易に近寄れない威容で迫ります。ここでもアンサンブル機能性と声部バランスの完璧さは只事ではなく、これほどの凝縮しきったアンサンブルは、チェリビダッケの指揮でも聴いたことがありません。終楽章は、19:21からの最高潮点の人間が生み出し得る最高次元の最強音をはじめとして、信じがたいニュアンスの連続で、それらを伝える相応しい言葉が見つかりません。 【湧々堂】 |
|
| URANIA URN22342(1CD) |
ベルリオーズ:幻想交響曲、シェーンベルク:浄夜 |
| ディミトリ・ミトロプーロス(指)NYO
録音:1958年 |
|
| URANIA URN-22346(1CD) |
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番*、ムソルグスキー: 交響詩「禿山の一夜」、歌劇「ホヴァンシチナ」第1幕前奏曲/ペルシャの女奴隷たちの踊り/第4幕より間奏曲 |
| レオポルド・ストコフスキー(指)ニューヨーク・スタジアムSO(NYO)*、彼の交響楽団
録音:1958年10月* 、1953年2月 |
|
| DG 73-4395(2DVD) |
カラヤン/ブルックナー:交響曲集 交響曲第8番*、交響曲第9番、テ・デウム |
| ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)VPO、アンナ・トモワ=シントウ(S)、アグネス・バルツァ(A)、デイヴィッド・レンドール(T)、ジョゼ・ヴァン・ダム(Br)
収録:1979年6月リンツ・ザンクト・フローリアン大聖堂*、1978年ムジークフェライン大ホールン 3曲とも、以前出されていたレーザーディスクからのDVD化。交響曲第8番(ハース版を使用)は、ブルックナーがオルガニストを務めていたザンクト・フローリアン大聖堂で行われた記念的ライヴを撮影したもの。また、第9番は、ムジークフェラインでの2日にわたるライヴの模様を収録したものです。ブルックナーはカラヤンが得意とした作曲家。第7番以降の3曲と、「テ・デウム」はコンサートで頻繁に採り上げており、録音も多いです。中でも第8番は最も多く、これまでにリリースされたディスクは、プライベート盤なども含めば10点を超えるほどです。また、ベルリン・フィルと袂を分かった際に、ウィーン・フィルを指揮してリリースしたのも第8でした。 |
|
| VAI VAIDVD-4432(DVD) |
マーラー:交響曲第2番「復活」 |
| ネーメ・ヤルヴィ(指)NYO,フィラデルフィアO,ニュージャージーSO,デトロイトSO,メトロポリタン歌劇場O合同オーケストラ、
スザンヌ・メンツァー(Ms)、トワイラ・ロビンソン(S)、
ニューヨーク・コーラル・アーティスツ、リヴァーサイドcho
収録:2006年4月 91日/NTSC、リージョン・オール、カラー、16:9、Dolby 5.1 Surround /DTS Digital Surround、ハイディフィニション収録/字幕 英語,ドイツ語,スペイン語,フランス語,イタリア語 米国のオーケストラの腕利きのメンバーを集めて行われたマーラーの「復活」交響曲の映像。この演奏会は、ニューヨークのリヴァーサイド教会の75周年記念行事であり、聖週間を祝う催しであった。教会の中で演奏される復活交響曲は独特の趣があるばかりでなく、演奏者たち全員に、コンサートホールとは異なった霊感を与えているようで、演奏はすごぶる充実しています。ハイディフィニション収録による鮮明な映像も特筆。 |
|
| Coviello COV-30711(1SACD) |
ブルックナー:交響曲第9番(1894年原典版 / 2000年グンナー・コールス校訂) ※サマーレ、フィリップス、マッツーカ&コールス校訂(1983-2007 年)によるフィナーレつき |
| マルクス・ボッシュ(指)アーヘンSO
録音:2007年アーヘン、聖ニコラウス教会(ライヴ) ボッシュと手兵アーヘン交響楽団によるブルックナー・シリーズ第5弾。回を重ねるごとに全集完成への期待度が大いに高まる当シリー ズ、最新作の第9 番ではノヴァーク原典版に拠りつつも、そのうえ現状正規盤で唯一となるベンヤミン=グンナー・コールスらが2007 年 までに校訂した最新復元稿のフィナーレが収められているのが大きなポイント。音楽学者ジュゼッペ・マッツーカ&ニコラ・サマーレに よる補筆フィナーレの世界初録音としては、過去にインバル盤がありブルックナー・ファンの間で大いに話題を集めましたが、最新の研 究成果を踏まえた当アルバムも初録音となるだけに一度は聴いておきたいところです。かのコンセルトへボウの例を思わせるように、古 都アーヘンの大伽藍、聖ニコラウス教会の包み込まれるような豊かな音響はまさにブルックナー、そしてSACDでの再生にも適しています。 =トラック・タイム= T .19'56 +U .10'46 +V .18'49 +W .20'19 = 69'54 |
|
| CASCAVELLE VEL-3108(1CD) |
ラフマニノフ:交響曲第2番*、プロコフィエフ:バレエ組曲「ロメオとジュリエット」〜モンタギュー家とキャピュレット家 / 少女ジュリエット / メヌエット−客人たちの登場 /タイボルトの死 / 仮面 / 5組の踊り / ジュリエットの墓の前のロメオ |
| フィリップ・アントルモン(指)サン・ドミンゴ音楽祭O
録音: 2001年3月*、2003年(ライヴ) 指揮者アントルモンの最新アルバムはラフマニノフの第2 交響曲。名高いアダージョに象徴される独特のメランコリックな作風が充満するこの作品、奇しくもアシュケナージ、プレヴィンらがめっぽう得意としてきたのと同じように、ピアニストとしての経験が本能を呼び覚ますからでしょうか。アントルモンもまた曲との相性はバッチリ。しかも自身が芸術監督を務める音楽祭におけるライヴとあって、フィナーレにおける爆発的なエネルギーもとんでもないものです。カップリングは、ラフマニノフより10 年後の1953 年に世を去ったプロコフィエフのロメジュリ組曲。すっかりおなじみのモンタギュー家とキャピュレット家や、荒れ狂うタイボルトの死など聴きごたえ満点です。 |
|
| hr musik HRMK-03907(5CD) |
ベートーヴェン:交響曲全集 |
| ヒュー・ウルフ(指)フランクフルトRSO、メラニー・ディーラー(S)、ナタリー・シュトゥッツマン(A)、ヨルマ・シルヴァスティ(T)、ディートリヒ・ヘンシェル(Br)、バイエルン放送cho、NDR合唱団
1997 年から2005 年までフランクフルト放送交響楽団の首席識者を務め、このオーケストラを21 世紀モデルへと変換させた俊英指揮者、 ヒュー・ウルフ(ウォルフ)。鮮度の良い解像度の高い演奏が極めて高く評価されました。hr-musikから発売されたハイドンやベートーヴェ ンの交響曲でも、少人数の編成、ヴァイオリンの対向配置、金管などにピリオド楽器を導入するなど、意欲的で新鮮な音楽を作り上げるこ とに成功していました。ベートーヴェンはこれまで5 番(HRMK 025)、6 番(HRMK 010)、7 番8 番(HRMK 03406)がリリースされていまし たが、今回全集が一挙発売。キビキビと運動性の良い演奏はここでも抜群で、このコンビの良さを改めて実感できる名演揃いです。 なお、Hugh Wolff は、フランクフルト放送交響楽団との来日公演では「ヒュー・ウォルフ」表記でしたが、読売日本交響楽団への客演では「ヒュー・ウルフ」表記です。もちろん同一人物ですので、お間違いないよう。 |
| WEITBLICK SSS0078-2(1CD) |
マーラー:交響曲第5番 |
| ジョルジュ・プレートル(指)ウィーンSO
録音:1991年5月19日コンツェルトハウス・ウィーン(デジタル・ライヴ) 一言で言えば、抽象絵画的なマーラーで、非合理をそのまま聴き手にさらけ出す大胆さがたまりません。濃厚な表情付けや吃驚するような変化に富み、一瞬たりとも気が抜けず、客席にいたならば、椅子ごと吹っ飛ばされるような推進力には圧倒されるばかりです。英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付。 |
|
| WEITBLICK SSS0079-2 |
マーラー:交響曲第6番「悲劇的」 |
| ジョルジュ・プレートル(指)ウィーンSO
録音:1991年10月10日ムジーク・フェラインザール(デジタル・ライヴ) プレートルはグラマラスでセクシーな造型とカラフルで煌びやかな音響で聴き手に迫ります。タメを効かせて30分を超えるフィナーレなど、気が遠くなるほどのロマンティックが止まりません。80分を超える長時間収録。英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付。 |
|
| CPO CPO-777350-2(1CD) |
フェスカ(1789-1826):交響曲第2番、第3番 |
| フランク・ベールマン(指)北ドイツRSO
よほどの通でないとこの作曲家の名前は知らないのではないでしょうか?ベートーヴェンとほとんど同じ時期に生き、おそらく影響を受けたと思われる作風で、現在ではわずかに交響曲と弦楽四重奏、そして合唱作品が残っていますが、なかなか緻密な作品が多く、ウェーバーが大絶賛したというのも頷けます。この機会に改めて典雅な魅力に触れてみるのも一興です。 |
|
| CPO CPO-777272-2(1CD) |
ヘンク・バーディンフス(1907-1987):交響曲第2番/交響曲第7番「ルイヴィル交響曲」/交響曲第12 番 |
| ダーヴィッド・ポルセライン(指)ヤナーチェクPO
オランダ生まれの作曲家、バーディンフスの交響曲集です。1930 年に初の作品、チェロ協奏曲をコンセルトヘボウで初演(指揮はメンゲルベルク)、1960 年代以降は電子音楽を用いた作品を多く書いたことで知られる人ですが、反面、古生物学者、鉱山エンジニアとしても働いたという異色の人。もちろん作品も独特の音階を駆使した斬新なものばかりです。 |
|
| Profil PH-08005(2CD) |
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」、ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲、ベートーヴェン:合唱幻想曲# |
| クルト・ザンデルリンク(指)ケルンRSO、モスクワRSO#、トーマス・ツェートマイアー(Vn)*、アントニオ・メネセス(Vc)*、スヴャトスラフ・リヒテル(P)#、ソヴィエト国立アカデミーcho#
録音:1985年10月ステレオ・ライヴ(WDR アーカイヴ)、1985年10月ステレオ・ライヴ(WDR アーカイヴ)*、1952年モスクワ(メロディア原盤)# 2002年5月19日、長年の手兵ベルリン交響楽団とのコンサートを最後に、公式の活動からの引退を表明した“最後の巨匠”ザンデルリ ング。なんと極上のライヴProfil よりバイエルン放送響との「ロマンティック」(PH.05020)以来、またしても注目のライヴが登場します。 悠然たるテンポで描かれる、まさに風格の美学ともいうべき「田園」。ザンデルリングはこれに先立ちフィルハーモニアとのスタジオ盤全 集(80、81年)を完成させていますが、まさにこれは破格。第1 楽章冒頭おなじみのメロディから、怒濤の嵐を経て、大きく弧を画くよう に歌うフィナーレまで心底しびれます。さらに、同日のドッペルコンチェルトがまた強烈。ここでも磐石で貫禄たっぷりの巨匠スタイルの もと、名手ふたりが伸び伸びとそして熱いソロを聴かせています。 なお、ボーナスとして巨人リヒテルとのこれまたスケール大きな合唱幻想曲も収められています。文字通り、ザンデルリングの至芸が味わ えるぜいたくなアルバムの登場といえるでしょう。 |
|
| Capriccio 71134[CA](1SACD) |
ヘンツェ(1926−):歌劇《バッカスの巫女》からの組曲/夜曲とアリア/交響曲第8番 |
| クラウディア・バラインスキー(S)、マーカス・ステンツ(指)ケルン・ギュルツェニヒO
20世紀の音楽界に大きな影響を与えた作曲家たちの知られざる作品を紹介するシリーズの最新作はヘンツェ。若き頃から書き続けてきた歌劇やバレエ、交響曲などの大規模なスケールの作品の成功によって現代ドイツを代表する作曲家としての立場を確立したヘンツェは、80歳を超えた現在でも大きな存在感を放ち続けています。1966年のザルツブルク音楽祭で初演された「バッカスの巫女」からの組曲、1993年10月1日にボストンで初演が行われた「交響曲第8番」などの大作を音楽総監督マーカス・ステンツ率いるケルン・ギュルツェニヒ管がヘンツェの世界を濃厚に描いています。 |
|
| GENUIN GEN-87105(1CD) |
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」、チェコ組曲 ニ長調 Op.39 |
| ジョン・アクセルロッド(指)ヴュルテンベルクPO
録音:2007年1月22−23日,4月27−28日 ジョン・アクセルロッドはヒューストン生まれ。バーンスタイン、ムーシン、エッシェンバッハ等に学びました。2004年からルツェルン交響楽団の音楽監督を務める他、シカゴ響、ロンドン・フィル、パリ管、ロサンゼルス・フィルなど世界の名門オーケストラへの客演も多数。今後の飛躍が期待できるホープです。 |
|
| EUROARTS 20-56138(DVD) |
R・シュトラウス:アルプス交響曲 |
| ジュゼッペ・シノーポリ(指)シュターツカペレ・ドレスデン
収録:1998年9月22日ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)/PCM ステレオ/ドルビー・デジタル5.1/dts 5.1 30’(ドキュメンタリー) 56’(演奏) /音声:英・独・仏・西 カラーNTSC 16 : 9 / Region All お求めやすい価格で、クラシックの名曲を、えりすぐりの名演奏と詳細なドキュメンタリーで紐解く“ディスカヴァリー・シリーズ”。シノーポリと手兵ドレスデンによるアルプス交響曲ライヴは、ALTHAUSからリリースの「ドレスデン国立歌劇場管弦楽団450周年記念コンサート」に収録されていた演奏と同一の内容。当作品を献呈され、シュトラウス演奏の伝統が息づくドレスデンによる演奏はほかにはない魅力が満点。当コンビでは1993年のライヴもたいへん劇的なものでしたが、記念演奏会ということでここではよりいっそう演奏にも熱がこもります。ドキュメンタリー・パートの案内役は高名な音楽ジャーナリスト、ハバクク・トレイバー。 |
|
| Hanssler 93-215(1CD) |
モーツァルト:交響曲第19番、第34番、第36番「リンツ」* |
| サー・ロジャー・ノリントン(指)SWR シュトゥットガルトRSO
録音: 2006年9月13日、 2006年9月15日*、シュトゥットガルト・リーダーハレ、ヘーゲルザール(2006年シュトゥットガルト、ヨーロッパ音楽祭ライヴ) |
|
| Hanssler 93-216(1CD) |
モーツァルト:交響曲第32番、第28番、第35番「ハフナー」、第31番「パリ」 |
| サー・ロジャー・ノリントン(指)SWR シュトゥットガルトRSO
録音:2006年9月シュトゥットガルト・リーダーハレ、ヘーゲルザール(2006年シュトゥットガルト、ヨーロッパ音楽祭ライヴ) ノリントン&手兵シュトゥットガルト放送響によるモーツァルト・シリーズ、ここに完結!今回も2タイトル同時のリリースで、「リンツ」 ほか第5 集3 曲と「ハフナー」「パリ」をふくむ第6集の4曲というラインナップです。 このうえなくあたたかく透明感を保持した美しいひびき。そして刺激的なアプローチ。ノリントンは志向する音楽について自ら熱く雄弁に 語ることで知られますが、実際出てくる音に力みは感じられず無理なく聴かせます。弦楽器のノンヴィブラート演奏を基調とするシュトゥッ トガルト・サウンドがもたらした成果はこれまで数知れませんが、あえていうならノリントンが苦手なかたでさえもこのモーツァルトは認 めざるを得ないところ。シリーズ全19曲は今後、当コンビの代表作となるのはまず疑いないでしょう。 |
| Chandos CHAN-10456(1CD) |
マーラー:交響曲第10番(クック版第3稿第2版) |
| ジャナンドレア・ノセダ(指)BBCフィルハーモニック
「我が祖国」以外のレパートリーでプログラムを固めた「スメタナの管弦楽作品集Vol.1」(CHAN 10413)でさらに株を上げたミラノ生まれの風雲児ジャナンドレア・ノセダ。 シャンドスの看板を背負うノセダ&BBCフィルハーモニックによる最新録音はマーラー、しかもクック版にゴルトシュミットとマシューズ兄弟が改定を加えた「クック版第3稿第2版」を用いた交響曲第10番全曲! |
|
| DUTTON CDBP-9781(1CD) ¥1260 |
メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」、:ピアノ協奏曲第1番*、交響曲第5番「宗教改革」# |
| ハミルトン・ハーティ(指)ハレO、アニア・ドルフマン(P)*、ワルター・ゲール(指)LSO*、シャルル・ミュンシュ(指)パリ音楽院O#
録音:1931年、1938年*、1947年# |
|
| DUTTON CDBP-9784(1CD) ¥1260 |
ベートーヴェン:交響曲第5番、エグモント序曲、ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」序曲、歌劇「オベロン」序曲、モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」序曲、リスト:ハンガリー狂詩曲第1番 |
| アルトゥール・ニキシュ(指)LSO、BPO
録音:1913年〜1914年 |
|
| BNL BNL-112917(1CD) ¥2415 |
C・P・E・バッハ:6つのシンフォニアWq.182,H.657〜662(ハンブルク・シンフォニア) |
| ディディエ・タルパン(指)コンチェルト・ポラッコ
録音:2001年 コンチェルト・ポラッコは鍵盤楽器奏者であり指揮者でもあるマレク・トポロフスキによって1991年に結成されたポーランドのピリオド・アンサンブル。バロック時代から古典派初期に作曲された作品の演奏には特に定評があり、BNLレーベルにはベートーヴェン&メユール(BNL 112920)やヴィヴァルディ(BNL 112941)など高い評価を受けた優秀な録音を残しています。 |
|
| FARAO S-108051(1SACD) |
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」(1887/89 年 第3 稿) |
| エノッホ・ツー・グッテンベルク(指)クラング・フェアヴァルトゥングO
録音:2007年4月25&26日ウィーン、ムジークフェライン大ホールにおけるライヴ その豊かな響きから「黄金のホール」と呼ばれるウィーンのムジークフェラインザール。この音楽の殿堂において、手兵クラング・フェ アヴァルトゥング管が結成10周年をむかえたことしの4月、グッテンベルクは2日間にわたりブルックナーの「ロマンティック」を演奏 しています。 その模様を収めた当アルバム。使用楽譜に近年再評価のきざしがみられるレーヴェ改訂版を採用している点とならんで、特徴的なのがヴァ イオリンを舞台上両翼に、また管楽器群の背後に6本のコントラバスを一列に並べるという楽器配置。弦楽と金管、木管のバランスも絶 妙で、響きはけっして重くなりすぎず、みずみずしさと透明感を保持しているのがなによりの魅力となっています。ちなみに、同オケは ちょうどルツェルン祝祭管の例を思わせるように、ベルリン・フィル、ミュンヘン・フィル、バイエルン国立歌劇場、シュトゥットガル ト州立歌劇場ほかドイツ有数の団体から、いずれもグッテンベルクの音楽に惚れ込んで集ったメンバーばかり。さらに、ムジークフェラ インという桧舞台もあってのことでしょうか。演奏にかける意気込みの高さは半端じゃありません。リファレンスにふさわしいとびきり の優秀録音。拍手入り。 ●演奏時間:T .20’31”+U .16’14”+V .10’29”+W .22’22” |
|
| Channel Classics CCSSA-25207(1SACD) |
ベートーヴェン:交響曲第7番、ウェーバー:クラリネット協奏曲第1番ヘ短調〜アダージョ*、ロッシーニ:歌劇《アルジェのイタリア女》序曲、ヴィルムス:シンフォニア第4番ハ短調op.23〜ロンド |
| イヴァン・フィッシャー(指)ブダペスト祝祭O、アーコス・アクス(Cl)
ハンガリーの鬼軍曹の熱きパッションがベートーヴェンで爆発!19世紀イタリアのオペラ全盛期を支えたロッシーニの名作「アルジェのイタリア女」からのシンフォニア。オペラ的な要素も備えたウェーバーのクラリネット協奏曲第1番のアダージョ。ハイドンとモーツァルトの伝統を受け継ぎ、新たな手法も取り入れたヴィルムスのシンフォニアも収録。イヴァン・フィッシャーはこのベートーヴェンと同世代の作曲家たちによって作曲された3つの作品とベートーヴェンを1枚のディスクに収録することによって、「交響曲第7番」の独創的なスタイルがどれほど革新的であったかということを作品の対比によって録音で証明しました。 |
|
| COL LEGNO WWE-20273(1CD) |
ハイドン:交響曲第27番ト長調、フランツ・コーグルマン(1947-):夜の散歩道(ハイドンのモチーフによる黄昏時の熟考) |
| グスタフ・クーン(指) ボルツァーノ・トレント・ハイドンO、ペーター・ブルヴィク(指)20世紀exxjアンサンブル*
コーグルマンは今年還暦を迎えるオーストリアの作曲家で最初クラシックを学んだ後、ニューヨークとフィラデルフィアでジャズを学んでおり、ヨーロッパ前衛音楽の流れとジャズとのクロスオーバー、ボーダーレス化が彼の作曲スタンスです。「夜の散歩道」はハイドンの音楽を素材にしており、ハイドンの音楽を解体した上、更にジャズ、朗読を編みこんだ独自のリミックス、コラージュ的音楽が展開されます。ヨーロッパ人の今風アイヴスという感もなきにしもあらずで、そのとぼけた味わいが印象的。その前にクーン指揮による元ネタのハイドンが収録。こちらはまじめな演奏。 |
|
| ARCHIPEL ARPCD-0398(1CD) |
モーツァルト:交響曲第29番、ピアノ協奏曲第25番、交響曲第40番 |
| レオン・フライシャー(P)、ジョージ・セル(指)BPO
録音:1957年8月3日 ライヴ 音質はとても良いです。初出かと思われます。 |
|
| ARCHIPEL ARPCD-0399(1CD) |
チェリビダッケ/ベートーヴェン、バッハ、ラヴェル ベートーヴェン:交響曲第7番、バッハ:ブランデンブルク協奏曲第3番*、ラヴェル:「クープランの墓」* |
| セルジウ・チェリビダッケ(指)トリノRAI響、ナポリRAI・スカルラッティSO*
録音:1955年2月18日、1957年12月17日* 初出! |
|
| ANDROMEDA ANDRCD-5100(3CD) |
フリッツ・ライナー指揮シカゴ響の黄金時代 1954-57年 ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」[ 1954年12月4日] ベートーヴェン:「フィデリオ」序曲[1955年12月12日] J・シュトラウス:「美しき青きドナウ」[1957年4月15-16日] J・シュトラウス:「皇帝円舞曲」[1957年4月15-16日] ヨーゼフ・シュトラウス:「オーストリアの村つばめ」 ベートーヴェン:交響曲第7番[ 1955年10月24日] ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」[1957年11月9日] ムソルグスキー(ラヴェル編):展覧会の絵[1957年12月7日] チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番*[1955年10月29日] |
| 以上、フリッツ・ライナー(指)CSO、エミール・ギレリス(P)
*
いずれも、とても良い音質です。名演奏を集めた、お買い得なアルバム。 |
![]() EUROARTS 20-72168(DVD) |
シューベルト:交響曲第9番「グレート」、シューマン:「マンフレッド」序曲* |
| レナード・バーンスタイン(指)バイエルンRSO、VPO*
収録: 1987年6月10-15日ミュンヘン・ドイツ博物館・コングレスザール(ライヴ)、1985年10月23日− 11月6日ウィーン・ムジークフェラインザール(ライヴ)/監督:ハンフリー・バートン/映像制作:ユニテル・クラシカ/PCM ステレオ/Dolby Digital 5.1/dts サラウンド5.1/77’カラー NTSC 4 : 3/Region All 2008年に生誕90周年を迎える巨匠バーンスタイン。これを記念した数多くのリリースでにぎわいをみせるなか、ユーロアーツから大 ニュースが飛び込んできました。なんと完全初出による、バイエルン放送響との「グレイト」ライヴ映像が急遽登場するというのです。 1969年に11年間におよぶニューヨーク・フィルの音楽監督を辞任してのち、ヨーロッパに活動拠点を移してからのバーンスタインは、破 格のスケールに綿綿たる情緒表現へといっそう傾きを深めてゆきます。なかでもバイエルン放送響にはしばしば客演を果たし、トリスタ ンとイゾルデ(81年)、モーツァルトのレクイエム(88年)にハ短調ミサ(90年)といった伝説の名演を繰り広げました。そのバイエル ン放送響との「グレイト」は、これより4ヶ月ほどのちRCOとのライヴ盤(1987年10月)と基本的にアプローチは重なるものの、巨匠が 屈指の機能性を誇るオケを駆りシューベルトの旋律美を歌いに歌い尽くして、もう最高です。さらにカップリングの「マンフレッド」序曲は、ウィーン・フィルとの交響曲全集ライヴ(84年、85年)とほぼ同時期にあたるもので、こちらも初出。 これはアニバーサリーを大いに盛り上げ、またひとつバーンスタインの新たな伝説を打ち立てるタイトルの登場といえるでしょう。 |
|
| Medeci Arts MM-021(1CD) |
ブルックナー:交響曲第8番 |
| オットー・クレンペラー(指)ケルンRSO
録音:1957年6月7日ケルン、WDR フンクハウス、第1ホール(モノラル・ライヴ) WDR アーカイヴからの復刻。スタジオ盤では大胆なカットも辞さなかったクレンペラーのブル8ですが、ケルン放送響との57年のライヴではノーカットで演奏。にもかかわらず全曲で72分弱と快速テンポを採用、心身ともに壮健だった時期ならではの充実ぶりが聴き取れ ます。正規マスター使用のため、これまでとは比較にならない高音質で味わえるのがなによりのポイントといえるでしょう。 |
|
| スロヴァキア放送 RB-0282-2(1CD) |
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」、序曲「自然の中で」、/序曲「謝肉祭」、序曲「オセロ」 |
| カーク・トレヴァー(指)スロヴァキアRSO
録音:2002年12月、ブラチスラヴァ、スロヴァキア放送スタジオ1 合衆国を本拠に活動している英国人指揮者カーク・トレヴァーはチェコ、スロヴァキアのオーケストアとの関係も深く、スロヴァキア放送交響楽団とは2000年以来アメリカ音楽の録音シリーズを展開しています。 |
|
| BIS BISSA-1716(1SACD) |
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」、交響曲第1番 |
| オスモ・ヴァンスカ(指)ミネソタSO
ますます充実度の深みを増すヴァンスカ。つい先日も来日して、読売日本交響楽団と個性的な「英雄」交響曲を披露してくれました。期待のベートーヴェン・シリーズの新譜は「田園」。あたかも北欧の田園風景、シベリウスの自然描写曲のように響いて個性的。古典的なたたずまいの第1番も異様な活気に満ちていて一気に聴かせます。 |
|
| BIS BISSA-1569(1SACD) |
シューマン:交響曲第1番変「春」、ツヴィッカウ交響曲、序曲,スケルツォとフィナーレ Op.52、歌劇「ゲノヴェーヴァ」序曲、序曲「メッシーナの花嫁」 |
| トマス・ダウスゴー(指)スウェーデンCO
。非常な期待を持って迎えられているダウスゴーのシューマン交響曲シリーズ。第2弾は第1番「春」のほか彼が 20代の初めに試作した「ツヴィッカウ交響曲」も入っているのが嬉しい限り。ダウスゴーの引き締まった音楽作りとスウェーデン室内管 の透明な響きで、「灰色」と称されるシューマンの管弦楽曲の印象が一新されます。2篇の序曲も美演です。 |
|
| WEITBLICK SSS-0074-2(2CD) |
マーラー:交響曲第4番、交響曲第6番「悲劇的」* |
| ガリー・ベルティーニ(指)ベルリン・ドイツSO、カミラ・ニルンド(S)
録音:2004年2月29日フィルハーモニー・ベルリン(デジタル・ライヴ)、1973年4月30日フィルハーモニー・ベルリン(ステレオ・ライヴ)* 最晩年までエネルギッシュな活動を繰り広げた巨匠ベルティーニのマーラー名演集。超名演としてCD化が熱望されていた第4番。マーラーを積極的に取り上げた初期の第6番「悲劇的」の刺激に満ちた名演を収録しました。いずれも高音質です。 |
|
| WEITBLICK SSS-0080-2(1CD) |
マーラー:交響曲第5番 |
| ガリー・ベルティーニ(指)ウィーンSO
録音:1983年4月12日ムジーク・フェラインザール(ステレオ・ライヴ) ベルティーニは、マーラーの交響曲全曲をケルン、東京、ウィーンで指揮しました。ウィーンでのパートナーは密接な関係を誇ったウィーン交響楽団です。木管のウィーンサウンドが実に魅力的です。 【ライナーノートより】:有名なアダージェットでも表現力は全開だ。ことに6分過ぎからは、あまりにもロマンティックでとろけるような夢幻美が広がる。テンポを自由に伸縮させながら柔らかく弱い音で紡がれる、月夜に映える美しさとでも言おうか。甘美さや陶酔という点では、この楽章の究極の演奏のひとつと言ってよいだろう。特に終わりの3分ほどは恍惚としながらも不安や孤独や寂しさが交叉して曰く言い難い味わいを醸し出して絶品だ。 |
|
| WEITBLICK SSS-0081-2(2CD) |
マーラー:交響曲第9番 |
| ガリー・ベルティーニ(指)ウィーンSO
録音:1985年2月3日ムジーク・フェラインザール(ステレオ・ライヴ) 晩年は、快速テンポを採用することも多かったベルティーニですが、第9番に関しては悠然とした遅いテンポを守りました。当演奏も究極の美演で、耽美的マーラーの最右翼と申せましょう。こういう場合にウィーン響の音色、ムジークフェラインのホールトーンが最適である証拠となっております。 【ライナーノートより】:全曲を通じてもっとも聴きごたえがあるのはフィナーレであろう。たっぷり量感がある、しかし柔らかな弦楽器の響きが楽しめる。会場のムジーク・フェラインザールではさぞや美しく鳴ったに違いないと想像される。絶望や終末感は薄く、表情は意外にも明るい。ベルティーニのマーラー演奏は、多くの場合、他の指揮者たちよりも肯定的な色合いを帯びている。やさしげな慰撫の感じられるこのフィナーレはその典型的な例だ。コーダに至っては甘美な微笑のようですらある。あるいはこの豊麗な演奏は、この曲になじみがない人にとってはもっとも親しみやすいものかもしれない。 |
|
| WEITBLICK SSS0083-2(1CD) |
ベートーヴェン: 交響曲第9番「合唱」 |
| クルト・ザンデルリング(指)ベルリンSO、ベルリン放送cho、ベルリン国立歌劇場cho、ベルリン・コミッシェ・オパーcho、エヴァ・マリア・ブンドシュー(S)、ウタ・プリエフ(Ms)、ペーター・シュライアー(T)、テオ・アダム(Bs)
録音:1987年10月23日ベルリン・ドイツ民主共和国会館(ステレオ・ライヴ) 巨匠ザンデルリンクの第9ライヴ。ベルリン市制750周年を記念した祝賀演奏会。東ドイツ(DDR=ドイツ民主共和国)では最大の音楽イベントと申せましょう。独唱歌手も東独系の超大物が用意されました。手兵ベルリン交響楽団を存分に駆使し、強靭な造型を堅持しつつ、ザンデルリンクとしては、かなり音量、テンポの変化を与えたドラマティックな演奏です。フィルハーモニア管とのベタッとしたはっきりしない演奏とは正反対の緊張感に満ちた、そして気迫の籠もった怖ろしいまでの威容を誇る超名演です。ザンデルリンク先生がお孫さん達へのクリスマス・プレゼントにしたいと仰ったために緊急リリースとなりました。英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付。 |
|
| HARBOR RECORDS NQCL-3001(1CD) 税込定価 |
モーツァルト:交響曲第40番、セレナータ・ノットゥルナK.239 |
| エンリコ・オノフリ(指)ディヴィーノ・ソスピーロ
エンリコ・オノフリは2006年のラ・フォルジュルネで来日し、その演奏が一気に話題を呼び、注目されることになりました。興奮と熱狂の渦に巻き込んだ伝説のモーツァルトがついに登場。現在、イル・ジャルディーノ・アルモニコのコンサートマスターとして活躍中のオノフリ。オリジナル楽器を使用している演奏団体ディヴィーノ・ソスピーロとのモーツァルトは鮮烈的な激しいうねりと躍動感で満ち溢れています。特典DVDではオノフリのインタビュー付き、リハーサルの様子も収録。 |
|
| ANDROMEDA ANDRCD-9028(3CD) |
カイルベルト貴重録音集 バッハ:ブランデンブルク協奏曲第1番/シュターツカペレ・ドレスデン[1950年7月29日ライヴ] グルック:歌劇「オーリードのイフィジェニー」序曲/バンベルクSO[1957年7月23日] グルック:歌劇「オーリードのイフィジェニー」序曲/ウィーンSO[1955年5月4日] グルック:歌劇「アルミード」序曲/バンベルクSO[1951年2月21日] ハイドン:交響曲第99番/バンベルクSO[1954年ライヴ]、 ブルックナー:交響曲第9番/バンベルクSO[1956年] ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲/シュターツカペレ・ドレスデン[1948年9月24日] ブラームス:交響曲第3番/バンベルクlSO[1955年9月12日] スメタナ:「わが祖国」〜「ボヘミアの森と草原から」/ドイツ・フィルハーモニー・オーケストラ・プラハ[1943年3月21日] ハインリヒ・カミンスキ(1886-1946):2つのオーケストラとピアノの為のコンチェルト・グロッソ/ケルンRSO[1956年9月17日] |
| 全て、ヨゼフ・カイルベルト(指) | |
| Hanssler 93-213(1CD) |
モーツァルト:交響曲第8番ニ長調KV.48、交響曲ニ長調〜「ポストホルン」セレナードKV.320 による*、交響曲第40番ト短調KV.550# |
| サー・ロジャー・ノリントン(指)SWR シュトゥットガルトRSO
録音:2006年9月12日、2006年9月8日*、2006年9月17日# シュトゥットガルト・リーダーハレ、ヘーゲルザール(2006年シュトゥットガルト、ヨーロッパ音楽祭ライヴ) |
|
| Hanssler 93-214(1CD) |
モーツァルト:交響曲第22番ハ長調KV.162、交響曲第33番変ロ長調KV.319*、交響曲第38番ニ長調KV.504「プラハ」# |
| サー・ロジャー・ノリントン(指)SWR シュトゥットガルトRSO
録音:2006年9月8日、2006年9月12日*、2006年9月10日# シュトゥットガルト・リーダーハレ、ヘーゲルザール(2006年シュトゥットガルト、ヨーロッパ音楽祭ライヴ) ノリントンが首席指揮者に就任以来、手兵シュトゥットガルト放送響とともに10年をかけて取り組み続けてきた、いわゆる“シュトゥッ トガルト・サウンド”。弦楽器にヴィブラート・フリーを徹底するなど、一貫して作曲と同時代の演奏様式により可能なかぎり作品の再創 造を標榜するスタイルは、ベートーヴェン全集をはじめその都度大反響を呼んできましたが、ここにきて全6 巻の完結を前に早くもその 総決算との呼び声が高いモーツァルト・シリーズ。2008 の来日公演に合せて、第40と「プラハ」をふくめた第3 と第4 が2 タイ トル同時発売、なお、ここまでで後期の三大交響曲がすべて出揃うことになります。 それにしても、底抜けのノリのよさとおもしろさ!ただ、それもこれも入念な研究と考証があればこそで、なかでも前作までに実証ずみ、 最大の聴きどころは創作時期に対応した弦楽器の編成。すなわち、第22 番が第1 ヴァイオリン4、第2 ヴァイオリン4、ヴィオラ2、チェ ロ2、コントラバス3、以下順に、第8番が6・6・4・3・3、同じ1779 の第33番と「ポストホルン」交響曲とが6・6・2・2・3、「プラハ」 と第40番では12・12・8・6・6 という具合。これほどはっきりとした形で響きの違いを示した例もほかにないでしょう。また、これに応 じて木管、金管楽器の効果の重要性もくっきりと浮かび上がる仕組み。このほかにも、しっかりと通奏低音が聴こえたり(第8 番、第22 番、第33 番と「ポストホルン」による交響曲)、序奏から強烈な一撃の「プラハ」、考え抜かれたテンポとフレージングの第40 番と、ど こをとってもいたるところに驚くべき仕掛けが施されていて油断がなりません。 |
| AZZURRA Music TBPJAB-039(1CD) |
ベートーヴェン:交響曲第9番 「合唱+JAZZ Drum付き」 |
| マッシモ・アイエッロ(Jazz drums)、ワルター・アッタナーシ(指)スロヴァキアRSO、スロヴァキアフィルハーモニーcho、ナンシー・グスタフソン(S)、
マリアナ・クリノヴァ(A)、セルゲイ・ラーリン(T)
世界最速・ベンジャミン・ザンダー盤、世界最遅・マキシミアーノ・コブラ盤、パイプ・オルガン、エーリヒ・シュテンダー盤等々ものけぞる、珍妙奇天烈な「JAZZ 第九」!正統的な第九交響曲演奏にJAZZ Drum が乱入し強烈に暴れまくります。第1楽章、出だし、再現部、スケルツォのコーダ、アダージョの出だしのドラム・ソロ、などは案外、「なるほどなるほど、そう来ますか?そうだよね!」とうなずきながら気持ちよく聴けるかもしれません(人によっては?)。そして第4楽章、独唱、合唱が登場してからはDrumsも炸裂しまくり、「おいおい、そこまでやりますか?」という感じ。コーダのプレスティッシモ直前のソロでのけぞり、コーダではバスドラム、スネア・ドラム、シンバルの狂喜乱舞に、ここでは「厳しく別け隔てられた」音楽のジャンルも「歓喜の翼のやすらう所に」兄弟となったのだと実感できるでしょう。 (071127Ki) |
|
| Music&Arts M&ACD-790(1CD) |
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」 |
| ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)フィルハーモニアO、シュヴァルツコップ、カヴェルティ、ヘフリガー、エーデルマン
録音:1954年8月22日ルツェルン アーロン・ズナイダー先生による新リマスタリングで復活!フルトヴェングラー、ルツェルンの第9。巨匠没年の最後の輝きとも言える熱のこもった演奏です。当演奏は雄大なスケールを誇り、音質のよさ、フィルハーモニア管の妙技と相まって「バイロイトより上」と見なす高級ファンも多く、名盤中の名盤と言えましょう。 |
|
| Serenade SEDR-5008(1CDR) |
チャイコフスキー:交響曲第5番、ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死 |
| ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)トリノ・イタリアRSO
録音:1952年6月6日(使用音源:米Discocorp DIS 3702)、1952年3月11日*(使用音源:伊Fonit Cetra FE 43) このチャイコフスキーは宇野功芳著『フルトヴェングラーの全名演名盤』(講談社+α文庫、絶版)の中でも「これは数多いフルトヴェングラーのCDの中でも、おそらく最悪のものではあるまいか」と指摘されているように、一般的にも評価は高くない演奏である。たしかにオーケストラの魅力はベルリン・フィルやウィーン・フィルとは比較にならないし、第4楽章の大幅なカットもマイナスであろう。しかしながら、フルトヴェングラーのこの曲の録音はこれが唯一のものであるし、冷静になって聴き直してみると、フルトヴェングラーらしい個性が随所に聴かれ、決して悪いものではないような気がする。音質ももともとデッドではあるが、復刻に使用したディスココープ盤は思いのほか肉厚な響きである。また、シールドされた新品を使用したのだが、アメリカ盤はもともと盤質が良くなく、その盤に起因するノイズが多少混入する。また、第2楽章で部分的に音量が下がったり、音揺れ等も含まれるが、これは修正出来なかったことをご了承いただきたい。 ワーグナーは1947年の「トリスタンとイゾルデ」抜粋(ベルリン国立歌劇場管弦楽団)の3枚組LPに付録のような形で収録されたものである。もともとそれほど音質は鮮明ではないが、それでも他のCDよりもずっと自然な音であると思う。(平林 直哉) |
| 世紀の再発見!待望の市販流通化! | |
| ORFEO ORFEOR-754081(1CD) |
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」 |
| エリーザベト・シュヴァルツコップ(S)、エリーザベト・ヘンゲン(A)、ハンス・ホップ(T)、オットー・エーデルマン(Bs)、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)バイロイト祝祭O&cho
録音:1951年7月29日バイロイト音楽祭ライヴ・音源:バイエルン放送 「レコード芸術」2007年9月号(※詳細はP.70 〜 74、P.211 〜 214 をご参照ください)にて大きく取り上げられた、フルトヴェング ラー・センター盤「バイロイトの第九」。そもそも会員向け頒布という性格のため、同センターへの入会が必須条件という特殊CD でした が、弊社とORFEO との粘り越しの交渉の末このたび市販流通化が実現しました。 EMI とはちがう、フルトヴェングラー1951年「バイロイトの第九」のまったく新たなソース。演奏内容についてはすでに折り紙つき。こ のバイエルン放送音源による録音の意味はいくら言葉を費やしても尽くせません。 |
|
| WCD WCD-97005(1CD) |
チャイコフスキー:交響曲第3番「ポーランド」、イタリア奇想曲 |
| アレクサンドル・ティトフ(指)サンクトペテルブルクSO | |
| WCD WCD-97008(1CD) |
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」、交響的バラード「ヴォエヴォダ」 |
| アレクサンドル・ティトフ(指)サンクトペテルブルクSO | |
| Lyrita SRCD.281(1CDR) |
マルコム・ウィリアムソン(1931−2003):序曲《スペインのサンティアゴ》/交響曲第1番《エレヴァミーニ》/3本のトランペット,ピアノと弦楽のための《協奏交響曲》/ピアノ・ソナタ第2番 |
| マーティン・ジョーンズ(P)、マルコム・ウィリアムソン(P)、チャールズ・グローヴズ(指)ロイヤル・リヴァプールPO
シドニー生まれのマルコム・ウィリアムソンは、12歳という若さでシドニー音楽院でウジェーヌ・グーセンスに作曲を師事するなど20世紀オーストラリアを代表する作曲家の1人。 現在シャンドスで進んでいるウィリアムソン作品集の原点とも言えるのがこのリリタ盤。作曲者自身の演奏によるピアノ・ソナタ第2番もリリタならではの音源です。世界初CD化。 ※Lyritaはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。 |
|
| MYTHOS NR9000-17GHS-PRO (2CDR+α) NR9000-17GHS-G (2CDR+α) NR9000-17GHS-PRO (2CDR) NR9000-17GHS-G (2CDR) |
ベートーヴェン:交響曲第9番、シューマン:交響曲第4番* |
| ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)バイロイト祝祭O、BPO*
録音:1951年7月29日、1953年5月14日(原盤:DG)* このたびは没後50周年記念に引き続き、新規にイタリアHMV QALP10116/17及びドイツDGG16063LPより、カッティングマシーンVS-70をプレーヤーとして使用し、MYTHOSの最新のシステムにてリマスタリングいたしました。従来のサウンドに比べノイズフロアーが下がり、一段と静寂感を確保できております。本来ですと静寂感が増すと全体のエネルギー感が損なわれがちですが、今回はどちらもうまく共存しており、フルトヴェングラーの芸術性を引き立ってています。これで満足しているわけではぞざいませんが、現時点におけるMYTHOSの最高の出来栄えであると自負しております。今までになかった音場感や奥行き感を最大限にお楽しみ下さい。特に終楽章における歓喜の歌などは、まるで現代に蘇ったかと思うほどリアルに再現されております。 上位2点は1951年のバイロイト音楽祭のパンフレットを完全復刻してセット化。美術製版の技術を駆使して、実際に掲載されていた広告ページはもとより、当時の製本のずれによるページ・ のゆがみに至るまで210ページ以上にわたりその全てが正確に再現されています。同時に、若き日のフルトヴェングラーのサイン付き生写真を複製しました。ペン先の流れさえも感じられる緻密な仕事がなされたA4サイズの迫力ある1枚です。(MYTHOS) “Glorious Heritage Sovereign(GHS)”規格。PRO=最高級メディア「Green Tune」仕様。G=ゴールド仕様。N(ノーマル)はありません。 |
|
| MYTHOS MPCD-9017(2CD) |
ベートーヴェン:交響曲第9番、シューマン:交響曲第4番* |
| ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)バイロイト祝祭O、BPO*
録音:1951年7月29日、1953年5月14日(原盤:DG)* 演奏についてはもう多くを語る必要はないでしょう。 半世紀を超えて愛され続け、多くの人々の喜びや哀しみが刻まれた あの名演が、ようやくここにその真の姿を現します。 過去にもいろいろなレーベルがこの演奏を取り上げ話題作りを重ねてき ました。中には多少なりとも観賞に耐えるものもあったかもしれません。し かし、このMYTHOSによる復刻は、それらを遥かに凌駕するクオリティを 備えています。強烈な光の前では全ての色が消え去ってしまうように、過 去の記録はこのCDの前にその色を完全に失って行くでしょう。 今回、MYTHOSが復刻に使用した原盤はQALP盤です。 この演奏では一般的には英国ALP盤が有名ではありますがミ耳の肥え た愛好家の間では、古くからこのQALP盤の方が音質が優れているとい う認識がなかば常識のように広がっていたのはご存知のとおりです。 自宅のシステムにこのCDをセットしてプレイボタンを押した瞬間、フルトヴェングラーがあなたのリスニングルームに 舞い降りてきます。大空へ突き抜けるような第1楽章、大地を踏みしめる第2楽章、夕映えの雲の行方を見るような 優しい豊かさに満ちた第3楽章、そして、あの第4楽章の恍惚的なコーダが過ぎ去った時、その静寂の中でフルト ヴェングラーはあなたに振り返ってこう話しかけるでしょう。「Was ein Klang!---この音だよ、諸君」と。(MYTHOS) |
|
| MYTHOS MPCD-9017SPP(2CD+α) |
ベートーヴェン:交響曲第9番、シューマン:交響曲第4番* |
| ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)バイロイト祝祭O、BPO*
録音:1951年7月29日、1953年5月14日(原盤:DG)* 上記のCDに加え、1951年のバイロイト音楽祭のパンフレットを完全復刻してセット化。美術製版の技術を駆使して、実際に掲載されていた広告ページはもとより、当時の製本のずれによるページ・ のゆがみに至るまで210ページ以上にわたりその全てが正確に再現されています。同時に、若き日のフルトヴェングラーのサイン付き生写真を複製しました。ペン先の流れさえも感じられる緻密な仕事がな されたA4サイズの迫力ある1枚です。 予約締め切り:2007年11月末日 |
|
| Relief CR-991092(1CD) |
マーラー:交響曲第8番「千人の交響曲」 |
| ヴラジミール・フェドセーエフ(指)モスクワ放送チャイコフスキーSO、アリビナ・シャギムラトワ(S)、タチアナ・ボガチェワ(S)、レアンドラ・オーファーマン(Ms)、エレナ・マニスティナ(Ms)、アンドレイ・グリゴリエフ(T)、ペーター・リンカ(Bs)、ヴィクトル・ポポフ(合唱指揮)、ロシア国立アカデミー大cho
録音:2005年12月19日 モスクワ音楽院大ホール(ライヴ) フェドセーエフ&モスクワ放送響による「千人の交響曲」。充実の聴き応えのある音で、マーラーの音楽にどんどん深く切り込んでいき、 聴衆を緊張感と興奮に導きます。音楽の構成と秩序に重きをおいたフェドセーエフのマーラーには、過度的耽美な美しさはなく、彼自身 が目指す音楽の核へ直進しているような印象を受けます。第2部での緊張感と音量ともに申し分なく、オケはもちろん合唱の力演で感動 的なフィナーレを作り上げています。 |
|
| King International KDC-7006(3CD) |
宇野功芳の音盤棚「これがUNO UNO!!」Vol.6 CD1: 「爛熟のウィーン・フィル」<ワルター&ウィーン・フィルハーモニー> モーツァルト:「皇帝ティトゥスの慈悲」序曲、「偽の女庭師」序曲、ドイツ舞曲K605、交響曲第41番「ジュピター」、ブラームス:交響曲第3番[OPUS蔵*OPK205、OPK2017、OPK2023 より再編集) CD2:<ワインガルトナー&ウィーン・フィルハーモニー> ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」/第8番[OPUS蔵*OPK2039) CD3: 「親子のドッキング〜 unauの無能CD」 「笑いのドッキング」親子リレー漫談/牧野周一、牧伸二(キングレコード原盤) 音楽病院/ 牧野周一(コロムビア原盤) |
| 宇野功芳氏による好評企画、宇野功芳の音盤棚「これがUNO!」シリーズ第6 弾は豪華3 枚組の特別盤。宇野功芳氏が永い評論家生活を通じて絶賛してきた、ワルター&ワインガルトナーの演奏を再度振り返り、新たな演奏解説を書き下ろしています(OPUS 蔵音源使用)。また、このシリーズでは宇野功芳氏の勝手気ままなエッセイ、「unau の無能日記」を連載。第6弾では、今は亡き父、牧野周一について触れています。さらに以前から宇野氏が熱望していた「音楽病院」「親子リレー漫談」を収録。宇野功芳ファンのみならず、漫談ファンも熱狂できるアルバムです。また、牧野周一氏による「掛け合い漫談うら話」を掲載。宇野功芳氏の原点が窺える貴重なセットとなっております。 | |
| SYMPOSIUM SYMPCD-1234(1CD) |
ベルトルト・ゴルトシュミット・コンダクツ ゴルトシュミット:「間違いの喜劇」序曲*、ハイドン:交響曲第96番「奇跡」# ゴルトシュミット:歌劇「ベアトリーチェ・チェンチ」(抜粋) |
| ベルトルト・ゴルトシュミット(指)ゴールズブローO、BBCノーザンPO#、アルダ・マンディキアン(S)、モニカ・シンクラー(Ms)、アーノルド・マターズ(Br)マーティン・ローレンス(Bs)、LPO | |
![]() MEMORIES MR-2040(2CD) |
カラヤンのBPO芸術監督就任直前&直後ライヴ CD1 ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」、「フィデリオ」序曲*、序曲「レオノーレ」第3番*、 CD2 モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」#、ブラームス:交響曲第1番# |
| ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)BPO、VPO*
録音:1953年9月8日ティタニア・パラスト・ライヴ、1957年7月27日ザルツブルク音楽祭フェルゼンライトシューレ・ライヴ*、1955年2月27日ワシントン・コンスティチューションホール・ステレオ・ライヴ# フルトヴェングラー生前の1953年にベルリンフィルを指揮した「英雄」は、カラヤンにとって戦後初のベルリンフィルとの共演となりました。近い時期にフルトヴェングラーも録音を残していることもあり、その比較に興味は尽きません。この当時からスピード感を伴った流麗な足取りがすでに完成していることを教えてくれます。余白は、ウィーンフィルとのザルツブルク音楽祭におけるフィデリオで、「レオノーレ」序曲第3番の熱狂的な盛り上がりには鳥肌がたちそうな位です。そしてCD2はフルトヴェングラーで予定されていた、ベルリンフィル戦後初のアメリカ公演の内大成功に終ったワシントン公演。カラヤンは代役として全公演を指揮し、公演中にベルリンフィル芸術監督兼常任指揮者に就任します。特筆すべきは音質で、かつてVIRTUOSOで出ていたCDは、劣悪な音質で耳を覆いたくなるばかりでしたが、こちらはステレオ・プレゼンスが認められる良好な音質で、もちろん年代もあり横の広がりは狭いものの、ベルリンフィルを自由自在に操る指揮振りが目に見えるようだとのことです。 |
|
| Timpani 1C-1127(1CD) |
ヴィエルヌ:交響曲イ短調/ピアノと管弦楽のための《詩曲》 |
| フランソワ・ケルドンクフ(P)、ピエール・バルトロメ(指)リエージュPO
日本の学校のチャイムにも用いられている「ウェストミンスターの鐘」に代表されるオルガン作品の大家ヴィエルヌ。ヴィエルヌの交響曲とピアノ協奏曲というオルガンがメインではない作品のカップリングもティンパニらしい選曲。1C 1036からの移行再発売。(今回の移行再発売に伴い「1C 1036」は廃盤となります。) |
|
| Extraplatte EX-686-2(1CD) |
モーツァルト:歌劇《皇帝ティートの慈悲》序曲/クラリネット協奏曲イ長調K.622/交響曲第41番ハ長調《ジュピター》 |
| フェッルディナンド・シュタイナー(バセットホルン)、アンドレアス・シュタイナー(ディレクター)、ザルツブルク・ゾリステン
「ザルツブルク・ゾリステン」は、モーツァルテウム管弦楽団の打楽器奏者を務めるアンドレアス・シュタイナーの呼びかけでモーツァルテウム管、モーツァルテウム音大、ウィーン・フォルクスオーパー管、ウィーン放送響に所属する14人の演奏家たちによって2005年から活動を開始したオーストリアの新しい室内楽団。序曲、協奏曲、交響曲というオーソドックスなスタイルのプログラム内容はもちろんモーツァルト。優雅な旋律と音楽の流れを大事にした演奏は、奏者1人1人の技量とアンサンブル能力の高さを代弁しています。 |
|
| Jecklin J-4408-2(1CD) |
ヴァンハル:交響曲ト短調/クロンマー:フルートとオーボエ、管弦楽のためのコンチェルティーノ ハ長調Op.65/J・C・バッハ:交響曲ト短調Op.6-6 |
| ラート・トシュップ(指)、ギュンター・ルンペル(Fl)、アンドレ・ラウール(Ob)、カメラータ・チューリッヒ
録音:1981年&1969年 モーツァルトと同世代の音楽家3人の管弦楽作品を収録。ヴァンハルは同世代というだけでなくモーツァルトとの共演を行うなど親交があったことでも知られている。チューリッヒの腕利きたちによる溌剌とした演奏も気持ちが良い。 |
| EMI CZS-5158632(5CD) |
ベートーヴェン:交響曲全集 |
| ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)フィルハーモニアO
カラヤン生誕100周年記念発売。スター指揮者として鮮烈に登場したカラヤンの気迫に満ちた記念碑的録音です。 新リマスター。28Pブックレット。 |
|
| Opus蔵 OPK-7035(1CD) |
サン・サーンス:交響曲第3番「オルガン付」、エルガー:エニグマ変奏曲 |
| アルトゥーロ・トスカニーニ(指)NBC響
原盤:英HMV LP 従来伝説的に語られていた英HMVプレス盤LPによるトスカニーニ/NBC響の音のよさが、噂から真実になったことを喜びたい。サ ン・サーンスの第1楽章第2部ポコ・アダージョで密やかに現れるオルガンの重厚なペダル音。オルガンと弦の美しい和声のコラボレーショ ンでは、かつてのトスカニーニ/NBCのディスクからは絶えて聴かれなかった響きの豊かさ、しなやかさを満喫できるし、スケルツォ 風の第2楽章第1部ではトスカニーニらしく控え目な打楽器群にピアノも参加して多彩な音がかけめぐる。そして一瞬の空白をぶち破る 豪然たるオルガンの大音響から絢爛たるクライマックスに突入する。エニグマは意外にも親しみやすい「優しさと愛と微笑ましいユーモ ア」にあふれる音楽なのに気付かせてくれる。トスカニーニ一流の品位を持った演奏でもあり、イギリスの作曲家の作品には英HMVの 音感が冴える。(小林利之) トスカニーニとNBC交響楽団の一連のLPで米RCA盤よりも英HMV盤の方が音がよいという話を耳にして以来HMV盤を入手する ようにしてきた。確かにRCA/Victor盤に比べて音にふくらみがありトスカニーニの音楽も迫力というより音楽的な豊かな響き がある。ただしHMV盤のトスカニーニ録音は余り多くない。アメリカのRCAがヨーロッパ向けに自分で手掛けるようになりHMV盤 はなくなったためである。新しく出た英RCA盤は当然ながらきつく痩せたあのトスカニーニの音になっている。 今回の2曲はいずれ も英HMV− LP を用いている。両者を比べるとセッション録音のエルガーの「エニグマ」変奏曲が実に豊かな響きで、チェロが歌うとこ ろなどチェロはトスカニーニの楽器であったことを思い起こさせてくれる。 他方のサン・サーンスはRCA盤やCDに比べて音に厚味はあるが、第4楽章のクライマックスなど迫力は満点であってもかなりヒス テリックな音である。これはライブ録音でありそんなものかという気もするが、実はこの日の前半の曲はロッシーニの弦楽ためのソナタ 第3番で、オーパス蔵で既発売(OPK2059)の音を聴くと豊かな美しい音である。この音源はRCAではないが録音は同じ装置で行ってい る可能性が高く、RCAが迫力優先の音作りをしたのではないかと想像してしまう。今回の音はHMV盤のままでもよいのであるが、前 半のロッシーニの音やエニグマの音を参考にして多少バランスを変えてみた。晩年のトスカニーニの音楽は骸骨化しているという批判も あるが、レコード製作にも責任があるのではないかという提起でもある。(相原 了) |
|
| Opus蔵 OPK-7036(2CD) |
マーラー:「大地の歌」、リュッケルトの詩による3 つの歌 |
| キャスリーン・フェリアー(A)、ユリアス・パツァーク(T)、ブルーノ・ワルター(指)VPO
録音:1952年(Decca セッション録音)、音源:UK-London LP(2種) ことの始まりは、安原氏の永年の親友であった浜田氏が亡くなり、残されたレコードコレクションの整理を安原氏が任されたことにあります。多くは日本盤LP でしたが中にワルター「大地の歌」の英ロンドン盤がありました。非常にきれいなものでほとんど聴かれてない様子のものです。この浜田盤の音が従来LP やCD で流布しているものとは響きが違い、オーケストラが前面に出てディテールもクリアに入っている音でした。いままで音が違うという記述を見たことがないので、音の違う理由はわかりません。単にカッティングマシンの特性が違ったのか、テープの修正を行ったのか、あるいはこれはヴォーカルのバランスを修正したのか、いずれにせよ通常聴く音と浜田盤の音は違っています。ヴォーカル主体の曲なので流布版の音でよいと思いますが、ワルターがウィーン・フィルにどう要求していたのかは浜田盤の方が興味深く聴くことができます。発売に当たってどちらを採用するか迷いに迷った挙句、それぞれに音響的にも音楽的にも意味があると考え両方を残すことにしました。 流布しているバランスのものは、最も音がしっとりしていて発売も古そうな安原盤(英ロンドンLL オレンジラベル)を採用しました。(相原 了) 近頃、予期せぬ出来ごとが多い。こちら年の功も手伝って、よほどの事件でなければ驚かなくなっているのだが、これには驚いてしまった。なにしろブルーノ・ワルター指揮のウィーン・フィルが、カスリーン・フェリアー、ユリウス・パツァークと1952 年に録音、英デッカの古今不滅の名盤と称えられているマーラーの“Das Lied von der Erde”『大地の歌』には、従来から親しまれているものの他に、オーケストラの多彩な演奏をより前面に出し、精緻な表現のディテールをクリア・アップして、声楽パートとの総合的な音響バランスを整えた別のプレスがあったのだから。(中略)もう一度、今回のオーケストラ主体の新しい(と思われる)プレスの英ロンドン黒ラベル盤による復刻を聴き直してみると、これは!と思うほど、全曲、ワルターの指揮がいちだんと精彩を発揮、凄みさえ感じさせる楽章があるのを再確認させられる。劈頭の「現世の苦を詠う酒宴歌」での中間部、今回の歌詞の翻訳者甲斐貴也氏が指摘された“第3連を「悲歌」と考える”解釈を正当化するようなワルターの指揮は、ウィーン・フィルから冷え冷えとした血も凍るような寂寥感を響かせるのが明瞭化して絶妙だし、続く「秋に寂しき者」の16分音符で動く第1 vn の抑制した表情、オーボエの哀愁を含んだ節回し、「美について」における奔放多彩な表現と鮮やかな対応、「春に酔える者」の感心するほかない精妙かつ的確なマーラーの譜面の指示の再現力など、従来の素晴らしさにさらにヴェール一枚ほど剥がしたかのような、オーケストラの響きのみずみずしさを聴きながら、以前にも書いたことだが、この愛する名盤も、知らず知らずのうちに自分と一緒に年をとり、録音も古びて聴きづらくなるのか、と諦めていたところ、今回の奇蹟の復刻盤にふれて、ああ良かった!これを聴 けてと、満足感に頬がゆるむのを覚えた。 (小林利之) |
|
| Opus蔵 OPK-2071(1CD) |
グルック:「アルチェステ」序曲、シューベルト:「ロザムンデ」序曲、交響曲第9番「グレート」 |
| ウィレム・メンゲルベルク(指)ACO
録音:1935年、1938年*、1942年#、原盤:Telefunken SP*,#、Decca SP ・・・さて、演奏そのものについてだが、シューベルトでは意外なほどに古典的な端正さをもったもの、という印象を受けた。とりわけ 《ザ・グレート》でその感は強い。ロマン派演奏の「最後の恐竜」的存在で、恣意的な緩急強弱をつけると思われがちなメンゲルベルクだ が、ここではキビキビと、遅滞なく音楽を進めている。同じ1942 年録音のフルトヴェングラー指揮BPOの同曲の激しくうねり、爆発す る演奏はもちろん、半年後に同じオーケストラとセッション録音したケンペンと較べても、ずいぶん違っている。 特にケンペンの演奏との差は、条件が似ているだけに興味深い。ケンペンの方がよほどロマン的で、フレーズを大きく深く息づかせ、緩 急の幅を広くとって音楽のドラマを強調している。オランダ人でありながら早くから活動の舞台をドイツに移し、そこでヴァイオリニス トから指揮者へと転じてキャリアを築いてきたケンペンの演奏には、フルトヴェングラーと共通するドロドロとしたロマン性がのたうっている。それに較べればメンゲルベルクの演奏はもっとイン・テンポで、リズミックなのだ。その分、コンセルトヘボウならではの弦の 絹のような音色の美しさなどは、より明確に響き、聴きとれる。メンゲルベルクの持つ古典性という要素に着目させてくれる演奏だった。 (山崎浩太郎)」 ※《アルチェステ》は1935年にメンゲルベルクがデッカに録音した2曲のひとつであり、SP盤が出回るのは珍しいものです。 |
|
| Profil PH-07005(1CD) |
チャイコフスキー:交響曲第4番*、ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 |
| ダヴィド・オイストラフ(Vn)、フランツ・コンヴィチュニー(指)シュターツカペレ・ドレスデン
録音: 1954年2月、1953年11月6日* ドレスデン国立劇場(モノラル・ライヴ) DDR ゼンダー・ドレスデンの正規音源による初出という注目の内 容です。この年1953年にドレスデン国立歌劇場総監督に就任したコンヴィチュニーは、もともとモラヴィア出身のスラヴ系。チャイコフス キーとの相性はとてもよく、加えてドレスデン固有の響きの魅力も尽きません。カップリングのブラームスはチャイコ&モツ5番 (PH.05011)とならんで、初出の独DGG 以来、ETERNA ほかより出ていた有名演奏。2007年の最新リマスタリングです。 |
|
| OTAKEN TKC-312(1CD) |
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」、ヴェルディ:歌劇「アイーダ」〜エジプトとイシスの神に栄光あれ(凱旋の合唱及び行進曲とバレエ音楽)* |
| アルトゥーロ・トスカニーニ(指)NBC響、ロバート・ショウcho、アイリーン・ファーレル(S)、ナン・メリマン
(Ms)、ジャン・ピアース(T)、ノーマン・スコット(Bs)
録音:1952年3月31日及び4月1日 カーネギーホール、1949年3月26日及び4月2日 NBC 8−Hスタジオ*、音源:米RCAビクターによる商業用正規録音 トスカニーニが「指揮者の中の指揮者」との高い評価を得ながら、もうひとつ人気の出ない原因の一つは、70年代以降の再発売LP及びCDの音質の悪さにあると言えるのではないでしょうか。実際、小生がトスカニーニを最初に聴いたのは再発売の日本盤LPであり、その後CD時代になっても、その残響のない骨だけのような音を聞くのは、小生にとって拷問以外の何物でもありませんでした。演奏が立派であるだけに、この音だと逆に強圧的に聞こえ、その分、拒否反応も起こりやすかったと言えるのではないでしょうか。トスカニーニを受け入れない方々の大半はその演奏ではなく、この音をではないかと思える程です。現にその後、英HMVや米RCAの初期プレスLPを聴くにおよび、トスカニーニ/NBC交響楽団の演奏が骨肉はもちろんのこと、実は花も実もある演奏であることが判明し、さらに今回のマスターコピーのオタケン・リマスタリングでトスカニーニが「歌うマエストロ」であることがあらためて再認識されました。この音で聴くと、今回の「第九」は、演奏時間は最短に近いにもかかわらず、決してせかせかした印象はなく、実にのびのびと演奏されており、実際トスカニーニの棒のもとでは特に声楽陣はたいへん歌いやすかったのではないかと思われてきます。トスカニーニにとっては、歓喜と勝利の歌は決して人を圧迫するものではなく、どこまでも解放された空に向かって爆発する生命の根源的エネルギーの絶えざる表出なのでした。トスカニーニの生演奏を初めて聴いた人達の感動はこういったものではなかったかと思われる次第です。没後50年の今年、この大指揮者の魅力を本CDで一人でも多くの方に再発見して頂ければ幸いです。尚、4楽章コーダ直前の編集跡は今回のリマスタリングでより明確になっておりますが、これはオリジナル・マスターに元からあるもので、米RCAビクター初期プレスLP,LM 6009にも確認されております。御了承くださいませ。 (オタケン・レコード 太田憲志) ※OTAKENレーベルのCD-Rシリーズ(TK品番、TKW品番)が、このたび廃盤になることになりました。 |
|
![]() WEITBLICK SSS0082-2(1CD) |
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」 |
| アルヴィド・ヤンソンス(指)ベルリンRSO(旧東独)、ベルリン放送cho、
デルフィナ・アンブロシアク(S)、 ジゼラ・ポール(A)、ギュンター・ノイマン(T)、ジョゼフ・グレゴル(Bs)
録音:1973年12月31日、ベルリン・フリードリヒシュタットパラスト(ステレオ・ライヴ) 今をときめくマリス・ヤンソンスの偉大なる父アルヴィド・ヤンソンス(1914-1984)。レニングラードフィル黄金時代の指揮者を務め、我が国には手兵などと度々来日するのみならず、東京交響楽団にも名誉指揮者として客演を繰り返しました。マリスがインターナショナル的な音楽を志向しているのと対照的に、19世紀にルーツをもつ巨匠らしく、個性的で重厚な表現には圧倒されます。レコードが極端に少ない故に、没後20年少々なのに忘れられかけているのは残念です。実際はレパートリーは非常に広く、優秀なオーケストラ・トレーナーとしても知られ、東京交響楽団初客演時には、「鉛を金に変えた」とまで絶賛されました。第9の録音が残されていたとは驚きですが、旧東ベルリンの大晦日、普段はミュージカルやレビュー上演でお馴染みのフリードリヒシュタットパラストで開かれた祝祭的公演です。英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付。 ロシア的なパワー炸裂型とは違い、やや古風な響きを持つオケの特質の作用して、ドイツの伝統に即した正統的な解釈を貫き、精神的な重みを十分に感じさせる高密度な名演奏。響きは凝縮され、そこに宿る魂は限りなく浄化し尽くされており、美しく結晶化した音像を突きつけられると、息子の芸風とのあまりの格の違いを痛感させられます。第1楽章展開部は、コンドラシンを思わせるテクスチュアの透明度が魅力。再現部:からの対旋律が低弦からヴァイオリンへ受け継いでいく過程のなんと高潔なこと!第2楽章もテンポは中庸そのもの。テンポを上げる中間部でも決して浮き足立つことなく内容味満点の響きを醸し出し、前後の曲想の関連を念頭に置いていることを窺わせます。そして白眉の第3楽章!まさに絶世の美しさです。冒頭、木管の動きに優しく挿入される弦の何としなやかなこと!2:37から第2主題を導くコントラバスの意味深さには、是非注意深く耳を傾けていただきたいものです。3:15からのピチカートも同様に格別の味わい。そして警告ラッパ以降の渾身の響きはヤンソンスの芸術性の高さを遺憾なく表した場面。この芸術的な威容は鳥肌ものです!終楽章が祝典的な気分よりも、決して騒ぎたてずに神への感謝の念を一身に歌い上げて心に染みます。歌手陣も皆立派で、特に、遅めのテンポに完全に呼吸と拍節を併せたテノールのセンスは見事。 ロシア人が指揮するベートーヴェンは、あくまでも「ロシア風ベートーヴェン」で押し通すか、自身とのイディオムの違いに迷い続けて焦点が定まらないまま終わってしまうことが少なくありませんが、ヤンソンスは、ベートーヴェンをベートーヴェンとして真摯に再現し、しかもその演奏に説得力を持たせることができた稀有な存在だったのです。 【湧々堂】 |
|
| GRAND SLAM GS-2026(1CD) |
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」、交響曲第1番* |
| ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)VPO
録音:1952年11月24日、25日、1952年11月24日、27日、28日* ウィーン・ムジークフェラインザール、使用音源:HMV(U.K.) ALP 1041、ALP 1324* ■制作者より 今回は1952年にウィーン・フィルと録音されたベートーヴェンの交響曲第6番「田園」、第1番が登場しますが、これによってGS レーベ ルにおけるHMV のテープ録音期のベートーヴェン交響曲シリーズが完結したことになります。1951 年のバイロイトの第9などは言うまでも なく突出した名演ですが、これまでベートーヴェン・シリーズを手がけて制作者が改めて驚いたのは、第3、4、5、7番などのセッション 録音における素晴らしい響きです。特に第4番(GS-2011)はそれこそ目からうろこでした。今回の第6番、第1番も、その途方もなくスケー ルの大きい、細部までこまやかな配慮の行き届いた温かく偉大な音に対し、復刻作業を行いながらも仕事をしているのを忘れてしまうほどで した。フルトヴェングラーのHMVのベートーヴェン録音は常にカタログにあるという安心感からか、こうしたことは案外忘れられているよう な気もします。 今回の2曲も望みうる最上の状態の初期LPを使用し、復刻しました。音質もいつものように、元のLP の情報を可能な限り忠実に伝えるよ うにしています。(平林 直哉) ■解説書の内容 過去のシリーズと同様に、LP が発売された際の英グラモフォン誌のレビューの翻訳を掲載します。 |
|
| Ondine ODE-1098(1CD) |