| HOME | 新譜速報→ | 交響曲 | 管弦楽 | 協奏曲 | 器楽曲 | 室内楽 | 声楽曲 | オペラ | 現代曲 | バロック | 廉価盤 | シリーズ | 特集 → | 演奏家 | レーベル | バックナンバー |
| 殿堂入り → | 交響曲 | 管弦楽 | 協奏曲 | 器楽曲 | 室内楽 | 声楽曲 | オペラ | シリーズ | カタログ | 音楽本 → | クラシック | 名言集 | チャイ5 | お買物ガイド | ||
| 交響曲・新譜速報 |
| ※発売済のアイテムも含めて、約3ヶ月間掲載しています。 ※新しい情報ほど上の段に記載しています。 ※表示価格は全て税込みです。 |
| TDK TDKAD-025(1CD) |
モーツァルト:交響曲第34番ハ長調K.338、ボッケリーニ:チェロ協奏曲ニ長調G.483、ハイドン:交響曲第82番ハ長調Hob.I-82「熊」 |
| 鈴木秀美(指&Vc)オーケストラ・リベラ・クラシカ
録音:2007年10月18日 東京・浜離宮朝日ホールでのライヴ OLC第19回演奏会より収録。ハイドンの「パリ交響曲集」はハイドンの名声が徐々にヨーロッパ中に知られるつつあった1785-1786年にかけて作曲された6つの作品群。今回演奏された第82番は「パリ交響曲集」の最後の作品で最も大きい編成。「熊」と題されたこの作品は、第4楽章の主題が熊の鳴き声を思わせる愉快で躍動的な曲です。またモーツァルトのザルツブルク時代最後の交響曲第34番も激しさと優雅さをあわせもつ貫禄の演奏。この日の目玉の作品は、日本ではあまり演奏される機会のないボッケリーニのチェロ協奏曲。もちろん鈴木秀美の弾き振りで、この作品はオケのチェロも重要な役割を果たし、今回は名手ライナー・ツィパーリング。抜群の演奏で聴かせてくれています。 |
|
| Profil PH-07047(1CD) |
マーラー:交響曲第4番、[ボーナストラック]シノーポリの肉声によるマーラー第4交響曲についてのコメンタリー |
| ユリアーネ・バンゼ(S)、ジュゼッペ・シノーポリ(指)シュターツカペレ・ドレスデン
録音:1999年ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ) あまりに官能的で陶酔的な美をきわめた97年ライヴの第9番(PH.07004)が大反響を呼んだシノーポリ&ドレスデンによるマーラー。なんと、これからさらに2年後の第4番ライヴというとんでもない代物がまたしてもProfilより登場します。ここでもやはり9番のときと同じく、フィルハーモニア管盤(91年)と比較して両端楽章でそれぞれ2分ほど演奏時間が長くなっているのが目立った特徴。なかでもフィナーレはじっさいの時間以上に、出だしから極端に遅く感じられます。ここでソリストに起用されたのはマーラー歌いとしてすでにキャリアも豊富なバンゼ。ブーレーズ盤とはガラリと変わって、停止するかのように息の長いフレージングをシノーポリの意図を汲んで完璧に歌い尽くしています。そうかと思えばシノーポリは第1楽章の主題が回帰するところでは一転、急加速。交替してソプラノの甘美なメロディが登場するとまたもやグッとテンポを落としてきます。このあたり、極端なテンポ・ルバートを基調としたシノーポリ美学の真髄といえるでしょう。「音楽というものはいつだって人間がどういう状態であるかを表しています。音楽は人間的ななにかをつたえ、作曲家が自分を取り巻く世界にどのようにかかわっているかの証しです。そして、わたしが届けようとしているのは、そのようなメッセージです。つまり、聴衆に変化のプロセスを誘発するような、思考するための音楽的なかてです。自分のために良い演奏をすることが正しいすべてではありません。−イントネーション、アンサンブルの演奏、アーティキュレーション−音楽がなにかをわたしに語りかけるとき、わたしは考えなくてはならない。そして、わたしはそのためにあらゆるすべてを惜しみません、たとえ身体的にわたしに犠牲を払わせるとしても…。」ージュゼッペ・シノーポリこの言葉のとおりに「アイーダ」の本公演中に心臓発作で倒れ、まさに音楽に殉じたシノーポリの美学が凝縮されたマーラー演奏にかけがえのない一枚がまたひとつ加わりました。 =シノーポリのマーラー4番トラック・タイム比較= [バンゼ(S)・シュターツカペレ・ドレスデン/99年ライヴ]T.18'07+U.10'16+V.21'54+W.11'12(※実測値) [グルベローヴァ(S)・フィルハーモニアO./91年]T.16'17+U.10'07+V.21'52+W.9'03 |
|
![]() EUROARTS 20-72408(DVD) |
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱つき」 |
| アンナ・トモワ=シントウ(S)、アグネス・バルツァ(A)、ルネ・コロ(T)、ジョゼ・ヴァン・ダム(Bs)、ベルリン・ドイツ歌劇場cho、ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)BPO
収録:1977年12月31日ベルリン、フィルハーモニーにおけるライヴ(監督:ハンフリー・バートン/映像制作:ユニテル・クラシカ)/PCMステレオ/ドルビー・デジタル5.1/dtsサラウンド5.1/68’/カラーNTSC4:3/RegionAll/字幕:独・英・仏・西 カラヤン生誕100年記念に合せて、1977年ニューイヤー・イヴの「第九」ライヴ映像がカタログに復活します。じつに4度にも及ぶ全集録音をおこなっているベートーヴェンの交響曲はレパートリーの重要な柱のひとつでしたが、さすがはメディアの寵児カラヤン。ベルリン・フィルとの「第九」映像作品では、このほかにも60年代の第1回目、80年代の第3回目と、そのときどきに並行して行われた全集録音とほぼ同時期に、それぞれ1968年1、2月そして1986年9月と2種が残されています。ベルリン・フィルとの2度目、70年代のスタジオ全集録音と時期が重なるこのジルヴェスターの第九ライヴは、ソリストもテノールのコロをのぞいてほぼ同じ(全集ではシュライヤー)。磨き抜かれた弦の美音などカラヤン色が徹底され、もっとも完成された内容として知られるものです。久しく入手難であったため、アニヴァーサリーのタイミングでのリリースは広く喜ばれるところでしょう。 |
|
| BERLIN CLASSICS BC-0014072(1CD) |
チャイコフスキー:交響曲第5番 |
| ジークフリート・クルツ(指)シュターツカペレ・ドレスデン
久々の復活です! |
| BMG 88697-168522(1SACD) |
マーラー:交響曲第4番(ラーツ/フュッスル校訂・全集版[UniversalEdition]) |
| ルーバ・オルゴナソーヴァ(S)、デイヴィッド・ジンマン(指)チューリヒ・トーンハレO
録音:2006年11月13〜15日チューリヒ・トーンハレ 巨大なマーラーのオーケストレーションの醍醐味を精緻に再現「私にとってのマーラーは、分厚い壁のような感情ではなく、もっとバランスのとれた、また形式感もはっきりと聴き手に伝わるような音楽」と考え、「バーンスタイン等の解釈は主観的で、私のマーラー観とは異なるもの」と言い切るジンマンのマーラー解釈は、巨大な3管編成を基本としたマーラーのオーケストレーションを精緻に再現し、爛熟した後期ロマン派・世紀末の申し子マーラーが極限まで拡大させた古典形式の作品構造を聴く者にはっきりと認識させるという点において、これまでのさまざまなマーラー演奏とは異なる次元に立つ、まさに21世紀のマーラー像といえます。第2ヴァイオリンに独自の役割を与えることの多かったマーラーのオーケストレーションを考慮して、ヴァイオリンを左右に振り分けるほか(左から第1ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、第2ヴァイオリン、コントラバスという配置)、金管別働隊の空間性を重視し、録音(SA-CDハイブリッド)でもそれを緻密に再現しています。 空間性を生かした見事な録音録音面でも、ベートーヴェンの交響曲全集以来(より正確にはその直前の英デッカへのオネゲル・アルバム以来)、一貫して録音を担当するクリス・ヘイゼル=サイモン・イーデンの名コンビが音響効果抜群のトーンハレに鳴り響く名門オーケストラのサウンドを見事に再現。このジンマンのマーラー・チクルスの録音は、専門家の録音評だけでなく多くのユーザーからも「今までとは次元の違った高い録音」と高い評価を得ています。「ホール、オーケストラ、スタッフ、レコード会社とすべてに理想的な状況の中で、長年温めつづけた私のファンタジーが飛翔するのです」と自身を持ってジンマンが語る通り、演奏そして録音が一体となった名盤の登場です。 |
|
| LSO Live LSO-0661(1SACD) |
マーラー:交響曲第6番イ短調「悲劇的」 |
| ワレリー・ゲルギエフ(指)LSO
録音:2007年11月22日ロンドン、バービカンホール(ライヴ) 2007年1月1日よりLSO第15代首席指揮者に就任したワレリー・ゲルギエフ。2007/08年の今シーズンに、あらたなシェフが手兵LSOと取り組んでいる真っ最中の一大プロジェクトがマーラーの交響曲全曲シリーズ。なんともすばらしいことに、このたびリリースがLSOLiveで実現することに決定しました。ゲルギエフにとって初のマーラー録音となる第1弾は、2007年11月22日本拠バービカンにつづき、24日ブリュッセルのパレ・ド・ボザール、そして25日アムステルダムのコンセルトへボウでも大きな話題を呼んだ第6番「悲劇的」。ひとくちにいってゲルギエフ&LSOによる当演奏の特徴は、アルバム一枚に収められたことからもわかるように全曲を通じたその快速テンポにあります。“速く力強く、しかし過度にならないように”という指定を無視して、なにかに追われるようにひたすら突進する第1楽章。さらに、ちょうどマリス・ヤンソンスがLSOを振った第6交響曲のライヴ(2003年10月/LSO.0038)と同じく、第2楽章に置かれたアンダンテ。マーラー屈指の麻薬的な美が凝縮したこの場面でさえも、けっして完全なる陶酔を約束してはくれず、フィナーレにいたっては崩壊寸前までさらに加速度を増してゆきます。この一見あまりに無謀かのように思える速すぎるテンポ設定こそ、ゲルギエフがマーラーの内包する神経症的側面をえぐり出し、現代に生きる不安と焦燥を掻き立てあらためて呈示するための必然的選択だったのではないかと思えてくるのです。「フィナーレでの2度の運命のハンマー打撃で、ハリウッド映画の手に汗握るカーチェイスのようにじつに刺激的。巨大な木槌を担当した打楽器奏者は、まぎれもなくオスカー受賞に値するパフォーマンスをした。」(タイムズ紙)「(アダージョでの)カウベルの不思議なほど柔らかいパッセージにおいてさえ、郷愁を誘う余地が皆無で、夢というより悪夢のように響いた。もしこれがこのシリーズの展開の兆候であれば、わたしたちはなにかすばらしいものに出会えそうだ。」(テレグラフ紙)「ゲルギエフの神経症的なアプローチは、突如マーラーのものと完全に一致していた。」(インディペンデント紙)力強さと確信に満ちたゲルギエフと手兵LSOによる、まったく新しいマーラー像を予感させる大注目のシリーズ。賛否両論を巻き起こすことは覚悟の上、好むと好まざるとにかかわらず、今後に最高の話題を提供しつづけるのはまちがいないでしょう。 |
|
| BIS BISSA-1738(1SACD) |
メンデルスゾーン:弦楽のための交響曲全集 第1番ハ長調、第2番ニ長調、第3番ホ短調、第4番ハ長調、第5番変ロ長調、第6番変ホ長調、第1番ニ短調、第8番ニ長調、第9番ハ長調、第10番ロ短調、第11番ヘ長調、第12番ト短調、第1番ハ短調(交響的楽章)、第8番ニ長調(フルオケ版) |
| レフ・マルキス(指)アムステルダム・シンフォニエッタ
かつてCD4枚で発売されていたメンデルスゾーン若書きの弦楽交響曲全集が、何と1枚で再登場。これはSACDをサラウンド効果等を無視し、通常ステレオとして4時間以上を収録した驚異のアルバムです。第8番はフルオーケスオラ版も入っています。旧ソ連出身の巨匠マルキスの颯爽とした演奏が快適です。 |
|
| MEMORIES ME-1091(4CD) |
ジュリーニ/ブラームス:交響曲全集 交響曲第1番、第2番*、第3番#、第4番# |
| カルロ・マリア・ジュリーニ(指)BPO、ロスアンジェルスPO*、VPO#
録音:1988年4月ライヴ、1979年12月ライヴ*、1989年8月ライヴ#(全てステレオ) 歌に満ちた巨匠ジュリーニですが、重厚で壮大なスケールを誇り、こういう処はドイツの巨匠を思わせるところもあります。第1番は悠揚迫らぬテンポを設定し、フィナーレなど20分を超えております。第2番はワルターとフルトヴェングラーを足して2で割ったような、カンタービレと爆発的な熱狂があります。第3番、第4番は一晩のコンサートですが、詩情豊かな大名演で、特に第4番の強烈なティンパニの打撃など聴いていて心と脳に響く絶唱!。4枚組で2枚組のスペシャルプライスが設定されております。 |
|
| MEMORIES MR-2042(1CD) |
マーラー:交響曲第1番「巨人」 |
| ハンス・ロスバウト(指)BPO
録音:1955年10月ライヴ(モノラル) 当ライヴはフルトヴェングラー没後1年のベルリンフィルに客演してのマーラー。しかも曲目は「巨人」!ロスバウトはDGにベルリンフィルとまとまった古典楽曲の録音もあり重用されていたことが窺われますが、さすがにマーラーは録音させてもらえなかったのでしょう。通常は伸びやかに謳われるべきフレーズも素っ気無くぶったぎり、速いテンポを貫き予想通りの冷血振りですが、演奏そのものは熱しており、クールな演奏を熱く指揮する鬼才の特徴が良く現れています。 |
|
| MEMORIES MR-2043(2CD) |
ブラームス:交響曲第1番、リスト:交響詩「前奏曲」、ブラームス:ドイツ・レクイエム |
| セルジュ・チェリビダッケ(指)ウィーンSO、ケルンRSO*、ホッター*、ギーベル*
録音:1952年10月ライヴ、1957年10月ライヴ* ブラームスの「第1番」は、フルトヴェングラー的な物々しさと活気溢れる指揮振りが清清しい快演で聴衆の熱狂も凄まじいものがあります。リストの「前奏曲」も今や大時代な曲として敬遠されがちですが、この風格と神秘的な演奏には魅力が尽きません。しかしチェリとウィーン響はこれが唯一の共演となり、その後も映像収録時の揉め事など、音楽の都ウィーンとはあまり良い関係を築けなかったことが知られています。ケルン放送客演時のドイツ・レクイエムは名演として知られるもので、晩年の悟り切ったような表情を早くも獲得しています。とはいえ、熱情的な牽引が随所に見られ、有名なティエーという掛声も聞かれます。ホッターの歌唱はまさに英雄的で、聴く者の背筋を正すような模範的なソロです。 |
|
![]() Profil PH-06013(8CD) |
ギュンター・ヴァント〜ミュンヘン・レコーディングス [Vol.1]PH.06008(2CD) ブルックナー:交響曲第8番、シューベルト:交響曲第8番「未完成」* [録音: 2000年9月15日、 1999年9月28日*以上ミュンヘン、ガスタイク(ライヴ)] [Vol.2]PH.06012 ブルックナー:交響曲第5番[録音:1995年11月29日&12月1日ミュンヘン・ガスタイク(ライヴ)] [Vol.3]PH.06014 シューベルト:交響曲第9番「ザ・グレイト」[録音:1993年5月28日ミュンヘン・ガスタイク(ライヴ)] [Vol.4]PH.06046 ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」[録音:2001年9月13、14&15日ミュンヘン・ガスタイク(ライヴ)] [Vol.5]PH.06044 ブラームス:交響曲第1番、ベートーヴェン:交響曲第1番* [録音:1997年2月19、21&23日、1994年2月4日* 以上ミュンヘン・ガスタイク(ライヴ)] [Vol.6]◆正規初出 ブルックナー:交響曲第6番(原典版)[録音:1999年6月24日ミュンヘン・ガスタイク(ライヴ)] [Vol.7]◆正規初出 ブルックナー:交響曲第9番(原典版)[録音:1998年4月21日ミュンヘン・ガスタイク(ライヴ)] |
| ギュンター・ヴァント(指)ミュンヘンPO
Profil が進めている壮大なプロジェクト、ギュンター・ヴァント・エディション。その最大の目玉といえるミュンヘン・フィルとのライヴがついにセットで登場します。 きわめつけの独墺系レパートリーがならぶなかで、チェリビダッケの亡きあとヴァントが一年に一曲のペースで取り上げたブルックナー。 なんといっても当セットの目玉は音楽評論家許光俊氏をはじめ、かねてよりファンからCD 化の要望が強かった第6番と第9番を分売にさ きがけて収めていること。第1楽章冒頭、ピシッと徹底した弦のきざみにこれから起こるドラマの全てが凝縮したかのように、ヴァント の芸風の真髄、厳しく引き締まった造形美に打ち抜かれた第6 番。そして「この世からの離脱と内なる真理の表現として、彼岸の輝きと 恍惚にみち」、建築にたとえて第5 番に次いで重きを置いていた第9番。ブルックナーについて、ヴァントは自身の評伝のなかで「ずいぶ んと多くの時間を要した」と述懐していますが、じっさいにこうしたものすごい演奏を聴くとこの言葉の重みが実感されます。 巨匠ヴァントが最晩年に残したミュンヘン・フィルとのきわめつけのライヴ。演奏内容は折り紙つき、録音もきわめて優秀な当セットは 末永くファンの宝物となることでしょう。 特にシューベルトの「未完成」とブルックナー「第9」(MEMORIESから発売済。廃盤)は、ヴァント・ファンとかブルックナー・ファンとか関係なく、クラシック愛好者ならこれを聴かない手はありません。2曲ともBMGに録音がありますが、次元が違います! 「未完成」の導入の超然とした空気から尋常ではなく、綿密に構築された造型が人の手を介していると思えないほどの自然さで湧き上がるのです。木管のふとした立ち昇りも虚無の境地。第1楽章展開部の立体感にも戦慄を禁じ得ません。不純物皆無の第2楽章からは、ただただ全てをを悟った慰めの表情がこんこんと流れ、一朝一夕には成し得ない芸術の到達点を目の当たりにする感動は言葉になりません。 このニュアンスがそっくりブルックナーにも持ち込まれているのですから、いかに透徹を極めた演奏になっているか想像してみてください。チェリビダッケに鍛えられた精緻なアンサンブルと、他の声部を聴き合う奏者全員の強固な連携が存分に発揮され、録音の透明度、ホール・トーンなど、全ての条件が揃わなければ実現し得ないニュアンスがここにあるのです。第1楽章冒頭の金管による動機から、いきなり宗教的な荘厳さと悟りの優しさが入り混じる空気を現出!第1主題のトゥッティの緊張が増幅し尽くすまでの呼吸も、感動的な高揚に結びついた少ない例ではないでしょうか。裏の裏の声部まで緊張が漲る第2楽章も、リズムが一貫して峻厳に刻まれるので、超然としたニュアンスが際立ち、安易に近寄れない威容で迫ります。ここでもアンサンブル機能性と声部バランスの完璧さは只事ではなく、これほどの凝縮しきったアンサンブルは、チェリビダッケの指揮でも聴いたことがありません。終楽章は、19:21からの最高潮点の人間が生み出し得る最高次元の最強音をはじめとして、信じがたいニュアンスの連続で、それらを伝える相応しい言葉が見つかりません。 【湧々堂】 |
|
| URANIA URN22342(1CD) |
ベルリオーズ:幻想交響曲、シェーンベルク:浄夜 |
| ディミトリ・ミトロプーロス(指)NYO
録音:1958年 |
|
| URANIA URN-22346(1CD) |
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番*、ムソルグスキー: 交響詩「禿山の一夜」、歌劇「ホヴァンシチナ」第1幕前奏曲/ペルシャの女奴隷たちの踊り/第4幕より間奏曲 |
| レオポルド・ストコフスキー(指)ニューヨーク・スタジアムSO(NYO)*、彼の交響楽団
録音:1958年10月* 、1953年2月 |
|
| DG 73-4395(2DVD) |
カラヤン/ブルックナー:交響曲集 交響曲第8番*、交響曲第9番、テ・デウム |
| ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)VPO、アンナ・トモワ=シントウ(S)、アグネス・バルツァ(A)、デイヴィッド・レンドール(T)、ジョゼ・ヴァン・ダム(Br)
収録:1979年6月リンツ・ザンクト・フローリアン大聖堂*、1978年ムジークフェライン大ホールン 3曲とも、以前出されていたレーザーディスクからのDVD化。交響曲第8番(ハース版を使用)は、ブルックナーがオルガニストを務めていたザンクト・フローリアン大聖堂で行われた記念的ライヴを撮影したもの。また、第9番は、ムジークフェラインでの2日にわたるライヴの模様を収録したものです。ブルックナーはカラヤンが得意とした作曲家。第7番以降の3曲と、「テ・デウム」はコンサートで頻繁に採り上げており、録音も多いです。中でも第8番は最も多く、これまでにリリースされたディスクは、プライベート盤なども含めば10点を超えるほどです。また、ベルリン・フィルと袂を分かった際に、ウィーン・フィルを指揮してリリースしたのも第8でした。 |
|
| VAI VAIDVD-4432(DVD) |
マーラー:交響曲第2番「復活」 |
| ネーメ・ヤルヴィ(指)NYO,フィラデルフィアO,ニュージャージーSO,デトロイトSO,メトロポリタン歌劇場O合同オーケストラ、
スザンヌ・メンツァー(Ms)、トワイラ・ロビンソン(S)、
ニューヨーク・コーラル・アーティスツ、リヴァーサイドcho
収録:2006年4月 91日/NTSC、リージョン・オール、カラー、16:9、Dolby 5.1 Surround /DTS Digital Surround、ハイディフィニション収録/字幕 英語,ドイツ語,スペイン語,フランス語,イタリア語 米国のオーケストラの腕利きのメンバーを集めて行われたマーラーの「復活」交響曲の映像。この演奏会は、ニューヨークのリヴァーサイド教会の75周年記念行事であり、聖週間を祝う催しであった。教会の中で演奏される復活交響曲は独特の趣があるばかりでなく、演奏者たち全員に、コンサートホールとは異なった霊感を与えているようで、演奏はすごぶる充実しています。ハイディフィニション収録による鮮明な映像も特筆。 |
|
| Coviello COV-30711(1SACD) |
ブルックナー:交響曲第9番(1894年原典版 / 2000年グンナー・コールス校訂) ※サマーレ、フィリップス、マッツーカ&コールス校訂(1983-2007 年)によるフィナーレつき |
| マルクス・ボッシュ(指)アーヘンSO
録音:2007年アーヘン、聖ニコラウス教会(ライヴ) ボッシュと手兵アーヘン交響楽団によるブルックナー・シリーズ第5弾。回を重ねるごとに全集完成への期待度が大いに高まる当シリー ズ、最新作の第9 番ではノヴァーク原典版に拠りつつも、そのうえ現状正規盤で唯一となるベンヤミン=グンナー・コールスらが2007 年 までに校訂した最新復元稿のフィナーレが収められているのが大きなポイント。音楽学者ジュゼッペ・マッツーカ&ニコラ・サマーレに よる補筆フィナーレの世界初録音としては、過去にインバル盤がありブルックナー・ファンの間で大いに話題を集めましたが、最新の研 究成果を踏まえた当アルバムも初録音となるだけに一度は聴いておきたいところです。かのコンセルトへボウの例を思わせるように、古 都アーヘンの大伽藍、聖ニコラウス教会の包み込まれるような豊かな音響はまさにブルックナー、そしてSACDでの再生にも適しています。 =トラック・タイム= T .19'56 +U .10'46 +V .18'49 +W .20'19 = 69'54 |
|
| CASCAVELLE VEL-3108(1CD) |
ラフマニノフ:交響曲第2番*、プロコフィエフ:バレエ組曲「ロメオとジュリエット」〜モンタギュー家とキャピュレット家 / 少女ジュリエット / メヌエット−客人たちの登場 /タイボルトの死 / 仮面 / 5組の踊り / ジュリエットの墓の前のロメオ |
| フィリップ・アントルモン(指)サン・ドミンゴ音楽祭O
録音: 2001年3月*、2003年(ライヴ) 指揮者アントルモンの最新アルバムはラフマニノフの第2 交響曲。名高いアダージョに象徴される独特のメランコリックな作風が充満するこの作品、奇しくもアシュケナージ、プレヴィンらがめっぽう得意としてきたのと同じように、ピアニストとしての経験が本能を呼び覚ますからでしょうか。アントルモンもまた曲との相性はバッチリ。しかも自身が芸術監督を務める音楽祭におけるライヴとあって、フィナーレにおける爆発的なエネルギーもとんでもないものです。カップリングは、ラフマニノフより10 年後の1953 年に世を去ったプロコフィエフのロメジュリ組曲。すっかりおなじみのモンタギュー家とキャピュレット家や、荒れ狂うタイボルトの死など聴きごたえ満点です。 |
|
| hr musik HRMK-03907(5CD) |
ベートーヴェン:交響曲全集 |
| ヒュー・ウルフ(指)フランクフルトRSO、メラニー・ディーラー(S)、ナタリー・シュトゥッツマン(A)、ヨルマ・シルヴァスティ(T)、ディートリヒ・ヘンシェル(Br)、バイエルン放送cho、NDR合唱団
1997 年から2005 年までフランクフルト放送交響楽団の首席識者を務め、このオーケストラを21 世紀モデルへと変換させた俊英指揮者、 ヒュー・ウルフ(ウォルフ)。鮮度の良い解像度の高い演奏が極めて高く評価されました。hr-musikから発売されたハイドンやベートーヴェ ンの交響曲でも、少人数の編成、ヴァイオリンの対向配置、金管などにピリオド楽器を導入するなど、意欲的で新鮮な音楽を作り上げるこ とに成功していました。ベートーヴェンはこれまで5 番(HRMK 025)、6 番(HRMK 010)、7 番8 番(HRMK 03406)がリリースされていまし たが、今回全集が一挙発売。キビキビと運動性の良い演奏はここでも抜群で、このコンビの良さを改めて実感できる名演揃いです。 なお、Hugh Wolff は、フランクフルト放送交響楽団との来日公演では「ヒュー・ウォルフ」表記でしたが、読売日本交響楽団への客演では「ヒュー・ウルフ」表記です。もちろん同一人物ですので、お間違いないよう。 |
| WEITBLICK SSS0078-2(1CD) |
マーラー:交響曲第5番 |
| ジョルジュ・プレートル(指)ウィーンSO
録音:1991年5月19日コンツェルトハウス・ウィーン(デジタル・ライヴ) 一言で言えば、抽象絵画的なマーラーで、非合理をそのまま聴き手にさらけ出す大胆さがたまりません。濃厚な表情付けや吃驚するような変化に富み、一瞬たりとも気が抜けず、客席にいたならば、椅子ごと吹っ飛ばされるような推進力には圧倒されるばかりです。英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付。 |
|
| WEITBLICK SSS0079-2 |
マーラー:交響曲第6番「悲劇的」 |
| ジョルジュ・プレートル(指)ウィーンSO
録音:1991年10月10日ムジーク・フェラインザール(デジタル・ライヴ) プレートルはグラマラスでセクシーな造型とカラフルで煌びやかな音響で聴き手に迫ります。タメを効かせて30分を超えるフィナーレなど、気が遠くなるほどのロマンティックが止まりません。80分を超える長時間収録。英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付。 |
|
| CPO CPO-777350-2(1CD) |
フェスカ(1789-1826):交響曲第2番、第3番 |
| フランク・ベールマン(指)北ドイツRSO
よほどの通でないとこの作曲家の名前は知らないのではないでしょうか?ベートーヴェンとほとんど同じ時期に生き、おそらく影響を受けたと思われる作風で、現在ではわずかに交響曲と弦楽四重奏、そして合唱作品が残っていますが、なかなか緻密な作品が多く、ウェーバーが大絶賛したというのも頷けます。この機会に改めて典雅な魅力に触れてみるのも一興です。 |
|
| CPO CPO-777272-2(1CD) |
ヘンク・バーディンフス(1907-1987):交響曲第2番/交響曲第7番「ルイヴィル交響曲」/交響曲第12 番 |
| ダーヴィッド・ポルセライン(指)ヤナーチェクPO
オランダ生まれの作曲家、バーディンフスの交響曲集です。1930 年に初の作品、チェロ協奏曲をコンセルトヘボウで初演(指揮はメンゲルベルク)、1960 年代以降は電子音楽を用いた作品を多く書いたことで知られる人ですが、反面、古生物学者、鉱山エンジニアとしても働いたという異色の人。もちろん作品も独特の音階を駆使した斬新なものばかりです。 |
|
| Profil PH-08005(2CD) |
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」、ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲、ベートーヴェン:合唱幻想曲# |
| クルト・ザンデルリンク(指)ケルンRSO、モスクワRSO#、トーマス・ツェートマイアー(Vn)*、アントニオ・メネセス(Vc)*、スヴャトスラフ・リヒテル(P)#、ソヴィエト国立アカデミーcho#
録音:1985年10月ステレオ・ライヴ(WDR アーカイヴ)、1985年10月ステレオ・ライヴ(WDR アーカイヴ)*、1952年モスクワ(メロディア原盤)# 2002年5月19日、長年の手兵ベルリン交響楽団とのコンサートを最後に、公式の活動からの引退を表明した“最後の巨匠”ザンデルリ ング。なんと極上のライヴProfil よりバイエルン放送響との「ロマンティック」(PH.05020)以来、またしても注目のライヴが登場します。 悠然たるテンポで描かれる、まさに風格の美学ともいうべき「田園」。ザンデルリングはこれに先立ちフィルハーモニアとのスタジオ盤全 集(80、81年)を完成させていますが、まさにこれは破格。第1 楽章冒頭おなじみのメロディから、怒濤の嵐を経て、大きく弧を画くよう に歌うフィナーレまで心底しびれます。さらに、同日のドッペルコンチェルトがまた強烈。ここでも磐石で貫禄たっぷりの巨匠スタイルの もと、名手ふたりが伸び伸びとそして熱いソロを聴かせています。 なお、ボーナスとして巨人リヒテルとのこれまたスケール大きな合唱幻想曲も収められています。文字通り、ザンデルリングの至芸が味わ えるぜいたくなアルバムの登場といえるでしょう。 |
|
| Capriccio 71134[CA](1SACD) |
ヘンツェ(1926−):歌劇《バッカスの巫女》からの組曲/夜曲とアリア/交響曲第8番 |
| クラウディア・バラインスキー(S)、マーカス・ステンツ(指)ケルン・ギュルツェニヒO
20世紀の音楽界に大きな影響を与えた作曲家たちの知られざる作品を紹介するシリーズの最新作はヘンツェ。若き頃から書き続けてきた歌劇やバレエ、交響曲などの大規模なスケールの作品の成功によって現代ドイツを代表する作曲家としての立場を確立したヘンツェは、80歳を超えた現在でも大きな存在感を放ち続けています。1966年のザルツブルク音楽祭で初演された「バッカスの巫女」からの組曲、1993年10月1日にボストンで初演が行われた「交響曲第8番」などの大作を音楽総監督マーカス・ステンツ率いるケルン・ギュルツェニヒ管がヘンツェの世界を濃厚に描いています。 |
|
| GENUIN GEN-87105(1CD) |
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」、チェコ組曲 ニ長調 Op.39 |
| ジョン・アクセルロッド(指)ヴュルテンベルクPO
録音:2007年1月22−23日,4月27−28日 ジョン・アクセルロッドはヒューストン生まれ。バーンスタイン、ムーシン、エッシェンバッハ等に学びました。2004年からルツェルン交響楽団の音楽監督を務める他、シカゴ響、ロンドン・フィル、パリ管、ロサンゼルス・フィルなど世界の名門オーケストラへの客演も多数。今後の飛躍が期待できるホープです。 |
|
| EUROARTS 20-56138(DVD) |
R・シュトラウス:アルプス交響曲 |
| ジュゼッペ・シノーポリ(指)シュターツカペレ・ドレスデン
収録:1998年9月22日ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)/PCM ステレオ/ドルビー・デジタル5.1/dts 5.1 30’(ドキュメンタリー) 56’(演奏) /音声:英・独・仏・西 カラーNTSC 16 : 9 / Region All お求めやすい価格で、クラシックの名曲を、えりすぐりの名演奏と詳細なドキュメンタリーで紐解く“ディスカヴァリー・シリーズ”。シノーポリと手兵ドレスデンによるアルプス交響曲ライヴは、ALTHAUSからリリースの「ドレスデン国立歌劇場管弦楽団450周年記念コンサート」に収録されていた演奏と同一の内容。当作品を献呈され、シュトラウス演奏の伝統が息づくドレスデンによる演奏はほかにはない魅力が満点。当コンビでは1993年のライヴもたいへん劇的なものでしたが、記念演奏会ということでここではよりいっそう演奏にも熱がこもります。ドキュメンタリー・パートの案内役は高名な音楽ジャーナリスト、ハバクク・トレイバー。 |
|
| Hanssler 93-215(1CD) |
モーツァルト:交響曲第19番、第34番、第36番「リンツ」* |
| サー・ロジャー・ノリントン(指)SWR シュトゥットガルトRSO
録音: 2006年9月13日、 2006年9月15日*、シュトゥットガルト・リーダーハレ、ヘーゲルザール(2006年シュトゥットガルト、ヨーロッパ音楽祭ライヴ) |
|
| Hanssler 93-216(1CD) |
モーツァルト:交響曲第32番、第28番、第35番「ハフナー」、第31番「パリ」 |
| サー・ロジャー・ノリントン(指)SWR シュトゥットガルトRSO
録音:2006年9月シュトゥットガルト・リーダーハレ、ヘーゲルザール(2006年シュトゥットガルト、ヨーロッパ音楽祭ライヴ) ノリントン&手兵シュトゥットガルト放送響によるモーツァルト・シリーズ、ここに完結!今回も2タイトル同時のリリースで、「リンツ」 ほか第5 集3 曲と「ハフナー」「パリ」をふくむ第6集の4曲というラインナップです。 このうえなくあたたかく透明感を保持した美しいひびき。そして刺激的なアプローチ。ノリントンは志向する音楽について自ら熱く雄弁に 語ることで知られますが、実際出てくる音に力みは感じられず無理なく聴かせます。弦楽器のノンヴィブラート演奏を基調とするシュトゥッ トガルト・サウンドがもたらした成果はこれまで数知れませんが、あえていうならノリントンが苦手なかたでさえもこのモーツァルトは認 めざるを得ないところ。シリーズ全19曲は今後、当コンビの代表作となるのはまず疑いないでしょう。 |
| Chandos CHAN-10456(1CD) |
マーラー:交響曲第10番(クック版第3稿第2版) |
| ジャナンドレア・ノセダ(指)BBCフィルハーモニック
「我が祖国」以外のレパートリーでプログラムを固めた「スメタナの管弦楽作品集Vol.1」(CHAN 10413)でさらに株を上げたミラノ生まれの風雲児ジャナンドレア・ノセダ。 シャンドスの看板を背負うノセダ&BBCフィルハーモニックによる最新録音はマーラー、しかもクック版にゴルトシュミットとマシューズ兄弟が改定を加えた「クック版第3稿第2版」を用いた交響曲第10番全曲! |
|
| DUTTON CDBP-9781(1CD) ¥1260 |
メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」、:ピアノ協奏曲第1番*、交響曲第5番「宗教改革」# |
| ハミルトン・ハーティ(指)ハレO、アニア・ドルフマン(P)*、ワルター・ゲール(指)LSO*、シャルル・ミュンシュ(指)パリ音楽院O#
録音:1931年、1938年*、1947年# |
|
| DUTTON CDBP-9784(1CD) ¥1260 |
ベートーヴェン:交響曲第5番、エグモント序曲、ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」序曲、歌劇「オベロン」序曲、モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」序曲、リスト:ハンガリー狂詩曲第1番 |
| アルトゥール・ニキシュ(指)LSO、BPO
録音:1913年〜1914年 |
|
| BNL BNL-112917(1CD) ¥2415 |
C・P・E・バッハ:6つのシンフォニアWq.182,H.657〜662(ハンブルク・シンフォニア) |
| ディディエ・タルパン(指)コンチェルト・ポラッコ
録音:2001年 コンチェルト・ポラッコは鍵盤楽器奏者であり指揮者でもあるマレク・トポロフスキによって1991年に結成されたポーランドのピリオド・アンサンブル。バロック時代から古典派初期に作曲された作品の演奏には特に定評があり、BNLレーベルにはベートーヴェン&メユール(BNL 112920)やヴィヴァルディ(BNL 112941)など高い評価を受けた優秀な録音を残しています。 |
|
| FARAO S-108051(1SACD) |
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」(1887/89 年 第3 稿) |
| エノッホ・ツー・グッテンベルク(指)クラング・フェアヴァルトゥングO
録音:2007年4月25&26日ウィーン、ムジークフェライン大ホールにおけるライヴ その豊かな響きから「黄金のホール」と呼ばれるウィーンのムジークフェラインザール。この音楽の殿堂において、手兵クラング・フェ アヴァルトゥング管が結成10周年をむかえたことしの4月、グッテンベルクは2日間にわたりブルックナーの「ロマンティック」を演奏 しています。 その模様を収めた当アルバム。使用楽譜に近年再評価のきざしがみられるレーヴェ改訂版を採用している点とならんで、特徴的なのがヴァ イオリンを舞台上両翼に、また管楽器群の背後に6本のコントラバスを一列に並べるという楽器配置。弦楽と金管、木管のバランスも絶 妙で、響きはけっして重くなりすぎず、みずみずしさと透明感を保持しているのがなによりの魅力となっています。ちなみに、同オケは ちょうどルツェルン祝祭管の例を思わせるように、ベルリン・フィル、ミュンヘン・フィル、バイエルン国立歌劇場、シュトゥットガル ト州立歌劇場ほかドイツ有数の団体から、いずれもグッテンベルクの音楽に惚れ込んで集ったメンバーばかり。さらに、ムジークフェラ インという桧舞台もあってのことでしょうか。演奏にかける意気込みの高さは半端じゃありません。リファレンスにふさわしいとびきり の優秀録音。拍手入り。 ●演奏時間:T .20’31”+U .16’14”+V .10’29”+W .22’22” |
|
| Channel Classics CCSSA-25207(1SACD) |
ベートーヴェン:交響曲第7番、ウェーバー:クラリネット協奏曲第1番ヘ短調〜アダージョ*、ロッシーニ:歌劇《アルジェのイタリア女》序曲、ヴィルムス:シンフォニア第4番ハ短調op.23〜ロンド |
| イヴァン・フィッシャー(指)ブダペスト祝祭O、アーコス・アクス(Cl)
ハンガリーの鬼軍曹の熱きパッションがベートーヴェンで爆発!19世紀イタリアのオペラ全盛期を支えたロッシーニの名作「アルジェのイタリア女」からのシンフォニア。オペラ的な要素も備えたウェーバーのクラリネット協奏曲第1番のアダージョ。ハイドンとモーツァルトの伝統を受け継ぎ、新たな手法も取り入れたヴィルムスのシンフォニアも収録。イヴァン・フィッシャーはこのベートーヴェンと同世代の作曲家たちによって作曲された3つの作品とベートーヴェンを1枚のディスクに収録することによって、「交響曲第7番」の独創的なスタイルがどれほど革新的であったかということを作品の対比によって録音で証明しました。 |
|
| COL LEGNO WWE-20273(1CD) |
ハイドン:交響曲第27番ト長調、フランツ・コーグルマン(1947-):夜の散歩道(ハイドンのモチーフによる黄昏時の熟考) |
| グスタフ・クーン(指) ボルツァーノ・トレント・ハイドンO、ペーター・ブルヴィク(指)20世紀exxjアンサンブル*
コーグルマンは今年還暦を迎えるオーストリアの作曲家で最初クラシックを学んだ後、ニューヨークとフィラデルフィアでジャズを学んでおり、ヨーロッパ前衛音楽の流れとジャズとのクロスオーバー、ボーダーレス化が彼の作曲スタンスです。「夜の散歩道」はハイドンの音楽を素材にしており、ハイドンの音楽を解体した上、更にジャズ、朗読を編みこんだ独自のリミックス、コラージュ的音楽が展開されます。ヨーロッパ人の今風アイヴスという感もなきにしもあらずで、そのとぼけた味わいが印象的。その前にクーン指揮による元ネタのハイドンが収録。こちらはまじめな演奏。 |
|
| ARCHIPEL ARPCD-0398(1CD) |
モーツァルト:交響曲第29番、ピアノ協奏曲第25番、交響曲第40番 |
| レオン・フライシャー(P)、ジョージ・セル(指)BPO
録音:1957年8月3日 ライヴ 音質はとても良いです。初出かと思われます。 |
|
| ARCHIPEL ARPCD-0399(1CD) |
チェリビダッケ/ベートーヴェン、バッハ、ラヴェル ベートーヴェン:交響曲第7番、バッハ:ブランデンブルク協奏曲第3番*、ラヴェル:「クープランの墓」* |
| セルジウ・チェリビダッケ(指)トリノRAI響、ナポリRAI・スカルラッティSO*
録音:1955年2月18日、1957年12月17日* 初出! |
|
| ANDROMEDA ANDRCD-5100(3CD) |
フリッツ・ライナー指揮シカゴ響の黄金時代 1954-57年 ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」[ 1954年12月4日] ベートーヴェン:「フィデリオ」序曲[1955年12月12日] J・シュトラウス:「美しき青きドナウ」[1957年4月15-16日] J・シュトラウス:「皇帝円舞曲」[1957年4月15-16日] ヨーゼフ・シュトラウス:「オーストリアの村つばめ」 ベートーヴェン:交響曲第7番[ 1955年10月24日] ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」[1957年11月9日] ムソルグスキー(ラヴェル編):展覧会の絵[1957年12月7日] チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番*[1955年10月29日] |
| 以上、フリッツ・ライナー(指)CSO、エミール・ギレリス(P)
*
いずれも、とても良い音質です。名演奏を集めた、お買い得なアルバム。 |
![]() EUROARTS 20-72168(DVD) |
シューベルト:交響曲第9番「グレート」、シューマン:「マンフレッド」序曲* |
| レナード・バーンスタイン(指)バイエルンRSO、VPO*
収録: 1987年6月10-15日ミュンヘン・ドイツ博物館・コングレスザール(ライヴ)、1985年10月23日− 11月6日ウィーン・ムジークフェラインザール(ライヴ)/監督:ハンフリー・バートン/映像制作:ユニテル・クラシカ/PCM ステレオ/Dolby Digital 5.1/dts サラウンド5.1/77’カラー NTSC 4 : 3/Region All 2008年に生誕90周年を迎える巨匠バーンスタイン。これを記念した数多くのリリースでにぎわいをみせるなか、ユーロアーツから大 ニュースが飛び込んできました。なんと完全初出による、バイエルン放送響との「グレイト」ライヴ映像が急遽登場するというのです。 1969年に11年間におよぶニューヨーク・フィルの音楽監督を辞任してのち、ヨーロッパに活動拠点を移してからのバーンスタインは、破 格のスケールに綿綿たる情緒表現へといっそう傾きを深めてゆきます。なかでもバイエルン放送響にはしばしば客演を果たし、トリスタ ンとイゾルデ(81年)、モーツァルトのレクイエム(88年)にハ短調ミサ(90年)といった伝説の名演を繰り広げました。そのバイエル ン放送響との「グレイト」は、これより4ヶ月ほどのちRCOとのライヴ盤(1987年10月)と基本的にアプローチは重なるものの、巨匠が 屈指の機能性を誇るオケを駆りシューベルトの旋律美を歌いに歌い尽くして、もう最高です。さらにカップリングの「マンフレッド」序曲は、ウィーン・フィルとの交響曲全集ライヴ(84年、85年)とほぼ同時期にあたるもので、こちらも初出。 これはアニバーサリーを大いに盛り上げ、またひとつバーンスタインの新たな伝説を打ち立てるタイトルの登場といえるでしょう。 |
|
| Medeci Arts MM-021(1CD) |
ブルックナー:交響曲第8番 |
| オットー・クレンペラー(指)ケルンRSO
録音:1957年6月7日ケルン、WDR フンクハウス、第1ホール(モノラル・ライヴ) WDR アーカイヴからの復刻。スタジオ盤では大胆なカットも辞さなかったクレンペラーのブル8ですが、ケルン放送響との57年のライヴではノーカットで演奏。にもかかわらず全曲で72分弱と快速テンポを採用、心身ともに壮健だった時期ならではの充実ぶりが聴き取れ ます。正規マスター使用のため、これまでとは比較にならない高音質で味わえるのがなによりのポイントといえるでしょう。 |
|
| スロヴァキア放送 RB-0282-2(1CD) |
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」、序曲「自然の中で」、/序曲「謝肉祭」、序曲「オセロ」 |
| カーク・トレヴァー(指)スロヴァキアRSO
録音:2002年12月、ブラチスラヴァ、スロヴァキア放送スタジオ1 合衆国を本拠に活動している英国人指揮者カーク・トレヴァーはチェコ、スロヴァキアのオーケストアとの関係も深く、スロヴァキア放送交響楽団とは2000年以来アメリカ音楽の録音シリーズを展開しています。 |
|
| BIS BISSA-1716(1SACD) |
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」、交響曲第1番 |
| オスモ・ヴァンスカ(指)ミネソタSO
ますます充実度の深みを増すヴァンスカ。つい先日も来日して、読売日本交響楽団と個性的な「英雄」交響曲を披露してくれました。期待のベートーヴェン・シリーズの新譜は「田園」。あたかも北欧の田園風景、シベリウスの自然描写曲のように響いて個性的。古典的なたたずまいの第1番も異様な活気に満ちていて一気に聴かせます。 |
|
| BIS BISSA-1569(1SACD) |
シューマン:交響曲第1番変「春」、ツヴィッカウ交響曲、序曲,スケルツォとフィナーレ Op.52、歌劇「ゲノヴェーヴァ」序曲、序曲「メッシーナの花嫁」 |
| トマス・ダウスゴー(指)スウェーデンCO
。非常な期待を持って迎えられているダウスゴーのシューマン交響曲シリーズ。第2弾は第1番「春」のほか彼が 20代の初めに試作した「ツヴィッカウ交響曲」も入っているのが嬉しい限り。ダウスゴーの引き締まった音楽作りとスウェーデン室内管 の透明な響きで、「灰色」と称されるシューマンの管弦楽曲の印象が一新されます。2篇の序曲も美演です。 |
|
| WEITBLICK SSS-0074-2(2CD) |
マーラー:交響曲第4番、交響曲第6番「悲劇的」* |
| ガリー・ベルティーニ(指)ベルリン・ドイツSO、カミラ・ニルンド(S)
録音:2004年2月29日フィルハーモニー・ベルリン(デジタル・ライヴ)、1973年4月30日フィルハーモニー・ベルリン(ステレオ・ライヴ)* 最晩年までエネルギッシュな活動を繰り広げた巨匠ベルティーニのマーラー名演集。超名演としてCD化が熱望されていた第4番。マーラーを積極的に取り上げた初期の第6番「悲劇的」の刺激に満ちた名演を収録しました。いずれも高音質です。 |
|
| WEITBLICK SSS-0080-2(1CD) |
マーラー:交響曲第5番 |
| ガリー・ベルティーニ(指)ウィーンSO
録音:1983年4月12日ムジーク・フェラインザール(ステレオ・ライヴ) ベルティーニは、マーラーの交響曲全曲をケルン、東京、ウィーンで指揮しました。ウィーンでのパートナーは密接な関係を誇ったウィーン交響楽団です。木管のウィーンサウンドが実に魅力的です。 【ライナーノートより】:有名なアダージェットでも表現力は全開だ。ことに6分過ぎからは、あまりにもロマンティックでとろけるような夢幻美が広がる。テンポを自由に伸縮させながら柔らかく弱い音で紡がれる、月夜に映える美しさとでも言おうか。甘美さや陶酔という点では、この楽章の究極の演奏のひとつと言ってよいだろう。特に終わりの3分ほどは恍惚としながらも不安や孤独や寂しさが交叉して曰く言い難い味わいを醸し出して絶品だ。 |
|
| WEITBLICK SSS-0081-2(2CD) |
マーラー:交響曲第9番 |
| ガリー・ベルティーニ(指)ウィーンSO
録音:1985年2月3日ムジーク・フェラインザール(ステレオ・ライヴ) 晩年は、快速テンポを採用することも多かったベルティーニですが、第9番に関しては悠然とした遅いテンポを守りました。当演奏も究極の美演で、耽美的マーラーの最右翼と申せましょう。こういう場合にウィーン響の音色、ムジークフェラインのホールトーンが最適である証拠となっております。 【ライナーノートより】:全曲を通じてもっとも聴きごたえがあるのはフィナーレであろう。たっぷり量感がある、しかし柔らかな弦楽器の響きが楽しめる。会場のムジーク・フェラインザールではさぞや美しく鳴ったに違いないと想像される。絶望や終末感は薄く、表情は意外にも明るい。ベルティーニのマーラー演奏は、多くの場合、他の指揮者たちよりも肯定的な色合いを帯びている。やさしげな慰撫の感じられるこのフィナーレはその典型的な例だ。コーダに至っては甘美な微笑のようですらある。あるいはこの豊麗な演奏は、この曲になじみがない人にとってはもっとも親しみやすいものかもしれない。 |
|
| WEITBLICK SSS0083-2(1CD) |
ベートーヴェン: 交響曲第9番「合唱」 |
| クルト・ザンデルリング(指)ベルリンSO、ベルリン放送cho、ベルリン国立歌劇場cho、ベルリン・コミッシェ・オパーcho、エヴァ・マリア・ブンドシュー(S)、ウタ・プリエフ(Ms)、ペーター・シュライアー(T)、テオ・アダム(Bs)
録音:1987年10月23日ベルリン・ドイツ民主共和国会館(ステレオ・ライヴ) 巨匠ザンデルリンクの第9ライヴ。ベルリン市制750周年を記念した祝賀演奏会。東ドイツ(DDR=ドイツ民主共和国)では最大の音楽イベントと申せましょう。独唱歌手も東独系の超大物が用意されました。手兵ベルリン交響楽団を存分に駆使し、強靭な造型を堅持しつつ、ザンデルリンクとしては、かなり音量、テンポの変化を与えたドラマティックな演奏です。フィルハーモニア管とのベタッとしたはっきりしない演奏とは正反対の緊張感に満ちた、そして気迫の籠もった怖ろしいまでの威容を誇る超名演です。ザンデルリンク先生がお孫さん達へのクリスマス・プレゼントにしたいと仰ったために緊急リリースとなりました。英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付。 |
|
| HARBOR RECORDS NQCL-3001(1CD) 税込定価 |
モーツァルト:交響曲第40番、セレナータ・ノットゥルナK.239 |
| エンリコ・オノフリ(指)ディヴィーノ・ソスピーロ
エンリコ・オノフリは2006年のラ・フォルジュルネで来日し、その演奏が一気に話題を呼び、注目されることになりました。興奮と熱狂の渦に巻き込んだ伝説のモーツァルトがついに登場。現在、イル・ジャルディーノ・アルモニコのコンサートマスターとして活躍中のオノフリ。オリジナル楽器を使用している演奏団体ディヴィーノ・ソスピーロとのモーツァルトは鮮烈的な激しいうねりと躍動感で満ち溢れています。特典DVDではオノフリのインタビュー付き、リハーサルの様子も収録。 |
|
| ANDROMEDA ANDRCD-9028(3CD) |
カイルベルト貴重録音集 バッハ:ブランデンブルク協奏曲第1番/シュターツカペレ・ドレスデン[1950年7月29日ライヴ] グルック:歌劇「オーリードのイフィジェニー」序曲/バンベルクSO[1957年7月23日] グルック:歌劇「オーリードのイフィジェニー」序曲/ウィーンSO[1955年5月4日] グルック:歌劇「アルミード」序曲/バンベルクSO[1951年2月21日] ハイドン:交響曲第99番/バンベルクSO[1954年ライヴ]、 ブルックナー:交響曲第9番/バンベルクSO[1956年] ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲/シュターツカペレ・ドレスデン[1948年9月24日] ブラームス:交響曲第3番/バンベルクlSO[1955年9月12日] スメタナ:「わが祖国」〜「ボヘミアの森と草原から」/ドイツ・フィルハーモニー・オーケストラ・プラハ[1943年3月21日] ハインリヒ・カミンスキ(1886-1946):2つのオーケストラとピアノの為のコンチェルト・グロッソ/ケルンRSO[1956年9月17日] |
| 全て、ヨゼフ・カイルベルト(指) | |
| Hanssler 93-213(1CD) |
モーツァルト:交響曲第8番ニ長調KV.48、交響曲ニ長調〜「ポストホルン」セレナードKV.320 による*、交響曲第40番ト短調KV.550# |
| サー・ロジャー・ノリントン(指)SWR シュトゥットガルトRSO
録音:2006年9月12日、2006年9月8日*、2006年9月17日# シュトゥットガルト・リーダーハレ、ヘーゲルザール(2006年シュトゥットガルト、ヨーロッパ音楽祭ライヴ) |
|
| Hanssler 93-214(1CD) |
モーツァルト:交響曲第22番ハ長調KV.162、交響曲第33番変ロ長調KV.319*、交響曲第38番ニ長調KV.504「プラハ」# |
| サー・ロジャー・ノリントン(指)SWR シュトゥットガルトRSO
録音:2006年9月8日、2006年9月12日*、2006年9月10日# シュトゥットガルト・リーダーハレ、ヘーゲルザール(2006年シュトゥットガルト、ヨーロッパ音楽祭ライヴ) ノリントンが首席指揮者に就任以来、手兵シュトゥットガルト放送響とともに10年をかけて取り組み続けてきた、いわゆる“シュトゥッ トガルト・サウンド”。弦楽器にヴィブラート・フリーを徹底するなど、一貫して作曲と同時代の演奏様式により可能なかぎり作品の再創 造を標榜するスタイルは、ベートーヴェン全集をはじめその都度大反響を呼んできましたが、ここにきて全6 巻の完結を前に早くもその 総決算との呼び声が高いモーツァルト・シリーズ。2008 の来日公演に合せて、第40と「プラハ」をふくめた第3 と第4 が2 タイ トル同時発売、なお、ここまでで後期の三大交響曲がすべて出揃うことになります。 それにしても、底抜けのノリのよさとおもしろさ!ただ、それもこれも入念な研究と考証があればこそで、なかでも前作までに実証ずみ、 最大の聴きどころは創作時期に対応した弦楽器の編成。すなわち、第22 番が第1 ヴァイオリン4、第2 ヴァイオリン4、ヴィオラ2、チェ ロ2、コントラバス3、以下順に、第8番が6・6・4・3・3、同じ1779 の第33番と「ポストホルン」交響曲とが6・6・2・2・3、「プラハ」 と第40番では12・12・8・6・6 という具合。これほどはっきりとした形で響きの違いを示した例もほかにないでしょう。また、これに応 じて木管、金管楽器の効果の重要性もくっきりと浮かび上がる仕組み。このほかにも、しっかりと通奏低音が聴こえたり(第8 番、第22 番、第33 番と「ポストホルン」による交響曲)、序奏から強烈な一撃の「プラハ」、考え抜かれたテンポとフレージングの第40 番と、ど こをとってもいたるところに驚くべき仕掛けが施されていて油断がなりません。 |
| AZZURRA Music TBPJAB-039(1CD) |
ベートーヴェン:交響曲第9番 「合唱+JAZZ Drum付き」 |
| マッシモ・アイエッロ(Jazz drums)、ワルター・アッタナーシ(指)スロヴァキアRSO、スロヴァキアフィルハーモニーcho、ナンシー・グスタフソン(S)、
マリアナ・クリノヴァ(A)、セルゲイ・ラーリン(T)
世界最速・ベンジャミン・ザンダー盤、世界最遅・マキシミアーノ・コブラ盤、パイプ・オルガン、エーリヒ・シュテンダー盤等々ものけぞる、珍妙奇天烈な「JAZZ 第九」!正統的な第九交響曲演奏にJAZZ Drum が乱入し強烈に暴れまくります。第1楽章、出だし、再現部、スケルツォのコーダ、アダージョの出だしのドラム・ソロ、などは案外、「なるほどなるほど、そう来ますか?そうだよね!」とうなずきながら気持ちよく聴けるかもしれません(人によっては?)。そして第4楽章、独唱、合唱が登場してからはDrumsも炸裂しまくり、「おいおい、そこまでやりますか?」という感じ。コーダのプレスティッシモ直前のソロでのけぞり、コーダではバスドラム、スネア・ドラム、シンバルの狂喜乱舞に、ここでは「厳しく別け隔てられた」音楽のジャンルも「歓喜の翼のやすらう所に」兄弟となったのだと実感できるでしょう。 (071127Ki) |
|
| Music&Arts M&ACD-790(1CD) |
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」 |
| ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)フィルハーモニアO、シュヴァルツコップ、カヴェルティ、ヘフリガー、エーデルマン
録音:1954年8月22日ルツェルン アーロン・ズナイダー先生による新リマスタリングで復活!フルトヴェングラー、ルツェルンの第9。巨匠没年の最後の輝きとも言える熱のこもった演奏です。当演奏は雄大なスケールを誇り、音質のよさ、フィルハーモニア管の妙技と相まって「バイロイトより上」と見なす高級ファンも多く、名盤中の名盤と言えましょう。 |
|
| Serenade SEDR-5008(1CDR) |
チャイコフスキー:交響曲第5番、ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死 |
| ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)トリノ・イタリアRSO
録音:1952年6月6日(使用音源:米Discocorp DIS 3702)、1952年3月11日*(使用音源:伊Fonit Cetra FE 43) このチャイコフスキーは宇野功芳著『フルトヴェングラーの全名演名盤』(講談社+α文庫、絶版)の中でも「これは数多いフルトヴェングラーのCDの中でも、おそらく最悪のものではあるまいか」と指摘されているように、一般的にも評価は高くない演奏である。たしかにオーケストラの魅力はベルリン・フィルやウィーン・フィルとは比較にならないし、第4楽章の大幅なカットもマイナスであろう。しかしながら、フルトヴェングラーのこの曲の録音はこれが唯一のものであるし、冷静になって聴き直してみると、フルトヴェングラーらしい個性が随所に聴かれ、決して悪いものではないような気がする。音質ももともとデッドではあるが、復刻に使用したディスココープ盤は思いのほか肉厚な響きである。また、シールドされた新品を使用したのだが、アメリカ盤はもともと盤質が良くなく、その盤に起因するノイズが多少混入する。また、第2楽章で部分的に音量が下がったり、音揺れ等も含まれるが、これは修正出来なかったことをご了承いただきたい。 ワーグナーは1947年の「トリスタンとイゾルデ」抜粋(ベルリン国立歌劇場管弦楽団)の3枚組LPに付録のような形で収録されたものである。もともとそれほど音質は鮮明ではないが、それでも他のCDよりもずっと自然な音であると思う。(平林 直哉) |
| 世紀の再発見!待望の市販流通化! | |
| ORFEO ORFEOR-754081(1CD) |
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」 |
| エリーザベト・シュヴァルツコップ(S)、エリーザベト・ヘンゲン(A)、ハンス・ホップ(T)、オットー・エーデルマン(Bs)、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)バイロイト祝祭O&cho
録音:1951年7月29日バイロイト音楽祭ライヴ・音源:バイエルン放送 「レコード芸術」2007年9月号(※詳細はP.70 〜 74、P.211 〜 214 をご参照ください)にて大きく取り上げられた、フルトヴェング ラー・センター盤「バイロイトの第九」。そもそも会員向け頒布という性格のため、同センターへの入会が必須条件という特殊CD でした が、弊社とORFEO との粘り越しの交渉の末このたび市販流通化が実現しました。 EMI とはちがう、フルトヴェングラー1951年「バイロイトの第九」のまったく新たなソース。演奏内容についてはすでに折り紙つき。こ のバイエルン放送音源による録音の意味はいくら言葉を費やしても尽くせません。 |
|
| WCD WCD-97005(1CD) |
チャイコフスキー:交響曲第3番「ポーランド」、イタリア奇想曲 |
| アレクサンドル・ティトフ(指)サンクトペテルブルクSO | |
| WCD WCD-97008(1CD) |
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」、交響的バラード「ヴォエヴォダ」 |
| アレクサンドル・ティトフ(指)サンクトペテルブルクSO | |
| Lyrita SRCD.281(1CDR) |
マルコム・ウィリアムソン(1931−2003):序曲《スペインのサンティアゴ》/交響曲第1番《エレヴァミーニ》/3本のトランペット,ピアノと弦楽のための《協奏交響曲》/ピアノ・ソナタ第2番 |
| マーティン・ジョーンズ(P)、マルコム・ウィリアムソン(P)、チャールズ・グローヴズ(指)ロイヤル・リヴァプールPO
シドニー生まれのマルコム・ウィリアムソンは、12歳という若さでシドニー音楽院でウジェーヌ・グーセンスに作曲を師事するなど20世紀オーストラリアを代表する作曲家の1人。 現在シャンドスで進んでいるウィリアムソン作品集の原点とも言えるのがこのリリタ盤。作曲者自身の演奏によるピアノ・ソナタ第2番もリリタならではの音源です。世界初CD化。 ※Lyritaはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。 |
|
| MYTHOS NR9000-17GHS-PRO (2CDR+α) NR9000-17GHS-G (2CDR+α) NR9000-17GHS-PRO (2CDR) NR9000-17GHS-G (2CDR) |
ベートーヴェン:交響曲第9番、シューマン:交響曲第4番* |
| ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)バイロイト祝祭O、BPO*
録音:1951年7月29日、1953年5月14日(原盤:DG)* このたびは没後50周年記念に引き続き、新規にイタリアHMV QALP10116/17及びドイツDGG16063LPより、カッティングマシーンVS-70をプレーヤーとして使用し、MYTHOSの最新のシステムにてリマスタリングいたしました。従来のサウンドに比べノイズフロアーが下がり、一段と静寂感を確保できております。本来ですと静寂感が増すと全体のエネルギー感が損なわれがちですが、今回はどちらもうまく共存しており、フルトヴェングラーの芸術性を引き立ってています。これで満足しているわけではぞざいませんが、現時点におけるMYTHOSの最高の出来栄えであると自負しております。今までになかった音場感や奥行き感を最大限にお楽しみ下さい。特に終楽章における歓喜の歌などは、まるで現代に蘇ったかと思うほどリアルに再現されております。 上位2点は1951年のバイロイト音楽祭のパンフレットを完全復刻してセット化。美術製版の技術を駆使して、実際に掲載されていた広告ページはもとより、当時の製本のずれによるページ・ のゆがみに至るまで210ページ以上にわたりその全てが正確に再現されています。同時に、若き日のフルトヴェングラーのサイン付き生写真を複製しました。ペン先の流れさえも感じられる緻密な仕事がなされたA4サイズの迫力ある1枚です。(MYTHOS) “Glorious Heritage Sovereign(GHS)”規格。PRO=最高級メディア「Green Tune」仕様。G=ゴールド仕様。N(ノーマル)はありません。 |
|
| MYTHOS MPCD-9017(2CD) |
ベートーヴェン:交響曲第9番、シューマン:交響曲第4番* |
| ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)バイロイト祝祭O、BPO*
録音:1951年7月29日、1953年5月14日(原盤:DG)* 演奏についてはもう多くを語る必要はないでしょう。 半世紀を超えて愛され続け、多くの人々の喜びや哀しみが刻まれた あの名演が、ようやくここにその真の姿を現します。 過去にもいろいろなレーベルがこの演奏を取り上げ話題作りを重ねてき ました。中には多少なりとも観賞に耐えるものもあったかもしれません。し かし、このMYTHOSによる復刻は、それらを遥かに凌駕するクオリティを 備えています。強烈な光の前では全ての色が消え去ってしまうように、過 去の記録はこのCDの前にその色を完全に失って行くでしょう。 今回、MYTHOSが復刻に使用した原盤はQALP盤です。 この演奏では一般的には英国ALP盤が有名ではありますがミ耳の肥え た愛好家の間では、古くからこのQALP盤の方が音質が優れているとい う認識がなかば常識のように広がっていたのはご存知のとおりです。 自宅のシステムにこのCDをセットしてプレイボタンを押した瞬間、フルトヴェングラーがあなたのリスニングルームに 舞い降りてきます。大空へ突き抜けるような第1楽章、大地を踏みしめる第2楽章、夕映えの雲の行方を見るような 優しい豊かさに満ちた第3楽章、そして、あの第4楽章の恍惚的なコーダが過ぎ去った時、その静寂の中でフルト ヴェングラーはあなたに振り返ってこう話しかけるでしょう。「Was ein Klang!---この音だよ、諸君」と。(MYTHOS) |
|
| MYTHOS MPCD-9017SPP(2CD+α) |
ベートーヴェン:交響曲第9番、シューマン:交響曲第4番* |
| ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)バイロイト祝祭O、BPO*
録音:1951年7月29日、1953年5月14日(原盤:DG)* 上記のCDに加え、1951年のバイロイト音楽祭のパンフレットを完全復刻してセット化。美術製版の技術を駆使して、実際に掲載されていた広告ページはもとより、当時の製本のずれによるページ・ のゆがみに至るまで210ページ以上にわたりその全てが正確に再現されています。同時に、若き日のフルトヴェングラーのサイン付き生写真を複製しました。ペン先の流れさえも感じられる緻密な仕事がな されたA4サイズの迫力ある1枚です。 予約締め切り:2007年11月末日 |
|
| Relief CR-991092(1CD) |
マーラー:交響曲第8番「千人の交響曲」 |
| ヴラジミール・フェドセーエフ(指)モスクワ放送チャイコフスキーSO、アリビナ・シャギムラトワ(S)、タチアナ・ボガチェワ(S)、レアンドラ・オーファーマン(Ms)、エレナ・マニスティナ(Ms)、アンドレイ・グリゴリエフ(T)、ペーター・リンカ(Bs)、ヴィクトル・ポポフ(合唱指揮)、ロシア国立アカデミー大cho
録音:2005年12月19日 モスクワ音楽院大ホール(ライヴ) フェドセーエフ&モスクワ放送響による「千人の交響曲」。充実の聴き応えのある音で、マーラーの音楽にどんどん深く切り込んでいき、 聴衆を緊張感と興奮に導きます。音楽の構成と秩序に重きをおいたフェドセーエフのマーラーには、過度的耽美な美しさはなく、彼自身 が目指す音楽の核へ直進しているような印象を受けます。第2部での緊張感と音量ともに申し分なく、オケはもちろん合唱の力演で感動 的なフィナーレを作り上げています。 |
|
| King International KDC-7006(3CD) |
宇野功芳の音盤棚「これがUNO UNO!!」Vol.6 CD1: 「爛熟のウィーン・フィル」<ワルター&ウィーン・フィルハーモニー> モーツァルト:「皇帝ティトゥスの慈悲」序曲、「偽の女庭師」序曲、ドイツ舞曲K605、交響曲第41番「ジュピター」、ブラームス:交響曲第3番[OPUS蔵*OPK205、OPK2017、OPK2023 より再編集) CD2:<ワインガルトナー&ウィーン・フィルハーモニー> ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」/第8番[OPUS蔵*OPK2039) CD3: 「親子のドッキング〜 unauの無能CD」 「笑いのドッキング」親子リレー漫談/牧野周一、牧伸二(キングレコード原盤) 音楽病院/ 牧野周一(コロムビア原盤) |
| 宇野功芳氏による好評企画、宇野功芳の音盤棚「これがUNO!」シリーズ第6 弾は豪華3 枚組の特別盤。宇野功芳氏が永い評論家生活を通じて絶賛してきた、ワルター&ワインガルトナーの演奏を再度振り返り、新たな演奏解説を書き下ろしています(OPUS 蔵音源使用)。また、このシリーズでは宇野功芳氏の勝手気ままなエッセイ、「unau の無能日記」を連載。第6弾では、今は亡き父、牧野周一について触れています。さらに以前から宇野氏が熱望していた「音楽病院」「親子リレー漫談」を収録。宇野功芳ファンのみならず、漫談ファンも熱狂できるアルバムです。また、牧野周一氏による「掛け合い漫談うら話」を掲載。宇野功芳氏の原点が窺える貴重なセットとなっております。 | |
| SYMPOSIUM SYMPCD-1234(1CD) |
ベルトルト・ゴルトシュミット・コンダクツ ゴルトシュミット:「間違いの喜劇」序曲*、ハイドン:交響曲第96番「奇跡」# ゴルトシュミット:歌劇「ベアトリーチェ・チェンチ」(抜粋) |
| ベルトルト・ゴルトシュミット(指)ゴールズブローO、BBCノーザンPO#、アルダ・マンディキアン(S)、モニカ・シンクラー(Ms)、アーノルド・マターズ(Br)マーティン・ローレンス(Bs)、LPO | |
![]() MEMORIES MR-2040(2CD) |
カラヤンのBPO芸術監督就任直前&直後ライヴ CD1 ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」、「フィデリオ」序曲*、序曲「レオノーレ」第3番*、 CD2 モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」#、ブラームス:交響曲第1番# |
| ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)BPO、VPO*
録音:1953年9月8日ティタニア・パラスト・ライヴ、1957年7月27日ザルツブルク音楽祭フェルゼンライトシューレ・ライヴ*、1955年2月27日ワシントン・コンスティチューションホール・ステレオ・ライヴ# フルトヴェングラー生前の1953年にベルリンフィルを指揮した「英雄」は、カラヤンにとって戦後初のベルリンフィルとの共演となりました。近い時期にフルトヴェングラーも録音を残していることもあり、その比較に興味は尽きません。この当時からスピード感を伴った流麗な足取りがすでに完成していることを教えてくれます。余白は、ウィーンフィルとのザルツブルク音楽祭におけるフィデリオで、「レオノーレ」序曲第3番の熱狂的な盛り上がりには鳥肌がたちそうな位です。そしてCD2はフルトヴェングラーで予定されていた、ベルリンフィル戦後初のアメリカ公演の内大成功に終ったワシントン公演。カラヤンは代役として全公演を指揮し、公演中にベルリンフィル芸術監督兼常任指揮者に就任します。特筆すべきは音質で、かつてVIRTUOSOで出ていたCDは、劣悪な音質で耳を覆いたくなるばかりでしたが、こちらはステレオ・プレゼンスが認められる良好な音質で、もちろん年代もあり横の広がりは狭いものの、ベルリンフィルを自由自在に操る指揮振りが目に見えるようだとのことです。 |
|
| Timpani 1C-1127(1CD) |
ヴィエルヌ:交響曲イ短調/ピアノと管弦楽のための《詩曲》 |
| フランソワ・ケルドンクフ(P)、ピエール・バルトロメ(指)リエージュPO
日本の学校のチャイムにも用いられている「ウェストミンスターの鐘」に代表されるオルガン作品の大家ヴィエルヌ。ヴィエルヌの交響曲とピアノ協奏曲というオルガンがメインではない作品のカップリングもティンパニらしい選曲。1C 1036からの移行再発売。(今回の移行再発売に伴い「1C 1036」は廃盤となります。) |
|
| Extraplatte EX-686-2(1CD) |
モーツァルト:歌劇《皇帝ティートの慈悲》序曲/クラリネット協奏曲イ長調K.622/交響曲第41番ハ長調《ジュピター》 |
| フェッルディナンド・シュタイナー(バセットホルン)、アンドレアス・シュタイナー(ディレクター)、ザルツブルク・ゾリステン
「ザルツブルク・ゾリステン」は、モーツァルテウム管弦楽団の打楽器奏者を務めるアンドレアス・シュタイナーの呼びかけでモーツァルテウム管、モーツァルテウム音大、ウィーン・フォルクスオーパー管、ウィーン放送響に所属する14人の演奏家たちによって2005年から活動を開始したオーストリアの新しい室内楽団。序曲、協奏曲、交響曲というオーソドックスなスタイルのプログラム内容はもちろんモーツァルト。優雅な旋律と音楽の流れを大事にした演奏は、奏者1人1人の技量とアンサンブル能力の高さを代弁しています。 |
|
| Jecklin J-4408-2(1CD) |
ヴァンハル:交響曲ト短調/クロンマー:フルートとオーボエ、管弦楽のためのコンチェルティーノ ハ長調Op.65/J・C・バッハ:交響曲ト短調Op.6-6 |
| ラート・トシュップ(指)、ギュンター・ルンペル(Fl)、アンドレ・ラウール(Ob)、カメラータ・チューリッヒ
録音:1981年&1969年 モーツァルトと同世代の音楽家3人の管弦楽作品を収録。ヴァンハルは同世代というだけでなくモーツァルトとの共演を行うなど親交があったことでも知られている。チューリッヒの腕利きたちによる溌剌とした演奏も気持ちが良い。 |
| EMI CZS-5158632(5CD) |
ベートーヴェン:交響曲全集 |
| ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)フィルハーモニアO
カラヤン生誕100周年記念発売。スター指揮者として鮮烈に登場したカラヤンの気迫に満ちた記念碑的録音です。 新リマスター。28Pブックレット。 |
|
| Opus蔵 OPK-7035(1CD) |
サン・サーンス:交響曲第3番「オルガン付」、エルガー:エニグマ変奏曲 |
| アルトゥーロ・トスカニーニ(指)NBC響
原盤:英HMV LP 従来伝説的に語られていた英HMVプレス盤LPによるトスカニーニ/NBC響の音のよさが、噂から真実になったことを喜びたい。サ ン・サーンスの第1楽章第2部ポコ・アダージョで密やかに現れるオルガンの重厚なペダル音。オルガンと弦の美しい和声のコラボレーショ ンでは、かつてのトスカニーニ/NBCのディスクからは絶えて聴かれなかった響きの豊かさ、しなやかさを満喫できるし、スケルツォ 風の第2楽章第1部ではトスカニーニらしく控え目な打楽器群にピアノも参加して多彩な音がかけめぐる。そして一瞬の空白をぶち破る 豪然たるオルガンの大音響から絢爛たるクライマックスに突入する。エニグマは意外にも親しみやすい「優しさと愛と微笑ましいユーモ ア」にあふれる音楽なのに気付かせてくれる。トスカニーニ一流の品位を持った演奏でもあり、イギリスの作曲家の作品には英HMVの 音感が冴える。(小林利之) トスカニーニとNBC交響楽団の一連のLPで米RCA盤よりも英HMV盤の方が音がよいという話を耳にして以来HMV盤を入手する ようにしてきた。確かにRCA/Victor盤に比べて音にふくらみがありトスカニーニの音楽も迫力というより音楽的な豊かな響き がある。ただしHMV盤のトスカニーニ録音は余り多くない。アメリカのRCAがヨーロッパ向けに自分で手掛けるようになりHMV盤 はなくなったためである。新しく出た英RCA盤は当然ながらきつく痩せたあのトスカニーニの音になっている。 今回の2曲はいずれ も英HMV− LP を用いている。両者を比べるとセッション録音のエルガーの「エニグマ」変奏曲が実に豊かな響きで、チェロが歌うとこ ろなどチェロはトスカニーニの楽器であったことを思い起こさせてくれる。 他方のサン・サーンスはRCA盤やCDに比べて音に厚味はあるが、第4楽章のクライマックスなど迫力は満点であってもかなりヒス テリックな音である。これはライブ録音でありそんなものかという気もするが、実はこの日の前半の曲はロッシーニの弦楽ためのソナタ 第3番で、オーパス蔵で既発売(OPK2059)の音を聴くと豊かな美しい音である。この音源はRCAではないが録音は同じ装置で行ってい る可能性が高く、RCAが迫力優先の音作りをしたのではないかと想像してしまう。今回の音はHMV盤のままでもよいのであるが、前 半のロッシーニの音やエニグマの音を参考にして多少バランスを変えてみた。晩年のトスカニーニの音楽は骸骨化しているという批判も あるが、レコード製作にも責任があるのではないかという提起でもある。(相原 了) |
|
| Opus蔵 OPK-7036(2CD) |
マーラー:「大地の歌」、リュッケルトの詩による3 つの歌 |
| キャスリーン・フェリアー(A)、ユリアス・パツァーク(T)、ブルーノ・ワルター(指)VPO
録音:1952年(Decca セッション録音)、音源:UK-London LP(2種) ことの始まりは、安原氏の永年の親友であった浜田氏が亡くなり、残されたレコードコレクションの整理を安原氏が任されたことにあります。多くは日本盤LP でしたが中にワルター「大地の歌」の英ロンドン盤がありました。非常にきれいなものでほとんど聴かれてない様子のものです。この浜田盤の音が従来LP やCD で流布しているものとは響きが違い、オーケストラが前面に出てディテールもクリアに入っている音でした。いままで音が違うという記述を見たことがないので、音の違う理由はわかりません。単にカッティングマシンの特性が違ったのか、テープの修正を行ったのか、あるいはこれはヴォーカルのバランスを修正したのか、いずれにせよ通常聴く音と浜田盤の音は違っています。ヴォーカル主体の曲なので流布版の音でよいと思いますが、ワルターがウィーン・フィルにどう要求していたのかは浜田盤の方が興味深く聴くことができます。発売に当たってどちらを採用するか迷いに迷った挙句、それぞれに音響的にも音楽的にも意味があると考え両方を残すことにしました。 流布しているバランスのものは、最も音がしっとりしていて発売も古そうな安原盤(英ロンドンLL オレンジラベル)を採用しました。(相原 了) 近頃、予期せぬ出来ごとが多い。こちら年の功も手伝って、よほどの事件でなければ驚かなくなっているのだが、これには驚いてしまった。なにしろブルーノ・ワルター指揮のウィーン・フィルが、カスリーン・フェリアー、ユリウス・パツァークと1952 年に録音、英デッカの古今不滅の名盤と称えられているマーラーの“Das Lied von der Erde”『大地の歌』には、従来から親しまれているものの他に、オーケストラの多彩な演奏をより前面に出し、精緻な表現のディテールをクリア・アップして、声楽パートとの総合的な音響バランスを整えた別のプレスがあったのだから。(中略)もう一度、今回のオーケストラ主体の新しい(と思われる)プレスの英ロンドン黒ラベル盤による復刻を聴き直してみると、これは!と思うほど、全曲、ワルターの指揮がいちだんと精彩を発揮、凄みさえ感じさせる楽章があるのを再確認させられる。劈頭の「現世の苦を詠う酒宴歌」での中間部、今回の歌詞の翻訳者甲斐貴也氏が指摘された“第3連を「悲歌」と考える”解釈を正当化するようなワルターの指揮は、ウィーン・フィルから冷え冷えとした血も凍るような寂寥感を響かせるのが明瞭化して絶妙だし、続く「秋に寂しき者」の16分音符で動く第1 vn の抑制した表情、オーボエの哀愁を含んだ節回し、「美について」における奔放多彩な表現と鮮やかな対応、「春に酔える者」の感心するほかない精妙かつ的確なマーラーの譜面の指示の再現力など、従来の素晴らしさにさらにヴェール一枚ほど剥がしたかのような、オーケストラの響きのみずみずしさを聴きながら、以前にも書いたことだが、この愛する名盤も、知らず知らずのうちに自分と一緒に年をとり、録音も古びて聴きづらくなるのか、と諦めていたところ、今回の奇蹟の復刻盤にふれて、ああ良かった!これを聴 けてと、満足感に頬がゆるむのを覚えた。 (小林利之) |
|
| Opus蔵 OPK-2071(1CD) |
グルック:「アルチェステ」序曲、シューベルト:「ロザムンデ」序曲、交響曲第9番「グレート」 |
| ウィレム・メンゲルベルク(指)ACO
録音:1935年、1938年*、1942年#、原盤:Telefunken SP*,#、Decca SP ・・・さて、演奏そのものについてだが、シューベルトでは意外なほどに古典的な端正さをもったもの、という印象を受けた。とりわけ 《ザ・グレート》でその感は強い。ロマン派演奏の「最後の恐竜」的存在で、恣意的な緩急強弱をつけると思われがちなメンゲルベルクだ が、ここではキビキビと、遅滞なく音楽を進めている。同じ1942 年録音のフルトヴェングラー指揮BPOの同曲の激しくうねり、爆発す る演奏はもちろん、半年後に同じオーケストラとセッション録音したケンペンと較べても、ずいぶん違っている。 特にケンペンの演奏との差は、条件が似ているだけに興味深い。ケンペンの方がよほどロマン的で、フレーズを大きく深く息づかせ、緩 急の幅を広くとって音楽のドラマを強調している。オランダ人でありながら早くから活動の舞台をドイツに移し、そこでヴァイオリニス トから指揮者へと転じてキャリアを築いてきたケンペンの演奏には、フルトヴェングラーと共通するドロドロとしたロマン性がのたうっている。それに較べればメンゲルベルクの演奏はもっとイン・テンポで、リズミックなのだ。その分、コンセルトヘボウならではの弦の 絹のような音色の美しさなどは、より明確に響き、聴きとれる。メンゲルベルクの持つ古典性という要素に着目させてくれる演奏だった。 (山崎浩太郎)」 ※《アルチェステ》は1935年にメンゲルベルクがデッカに録音した2曲のひとつであり、SP盤が出回るのは珍しいものです。 |
|
| Profil PH-07005(1CD) |
チャイコフスキー:交響曲第4番*、ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 |
| ダヴィド・オイストラフ(Vn)、フランツ・コンヴィチュニー(指)シュターツカペレ・ドレスデン
録音: 1954年2月、1953年11月6日* ドレスデン国立劇場(モノラル・ライヴ) DDR ゼンダー・ドレスデンの正規音源による初出という注目の内 容です。この年1953年にドレスデン国立歌劇場総監督に就任したコンヴィチュニーは、もともとモラヴィア出身のスラヴ系。チャイコフス キーとの相性はとてもよく、加えてドレスデン固有の響きの魅力も尽きません。カップリングのブラームスはチャイコ&モツ5番 (PH.05011)とならんで、初出の独DGG 以来、ETERNA ほかより出ていた有名演奏。2007年の最新リマスタリングです。 |
|
| OTAKEN TKC-312(1CD) |
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」、ヴェルディ:歌劇「アイーダ」〜エジプトとイシスの神に栄光あれ(凱旋の合唱及び行進曲とバレエ音楽)* |
| アルトゥーロ・トスカニーニ(指)NBC響、ロバート・ショウcho、アイリーン・ファーレル(S)、ナン・メリマン
(Ms)、ジャン・ピアース(T)、ノーマン・スコット(Bs)
録音:1952年3月31日及び4月1日 カーネギーホール、1949年3月26日及び4月2日 NBC 8−Hスタジオ*、音源:米RCAビクターによる商業用正規録音 トスカニーニが「指揮者の中の指揮者」との高い評価を得ながら、もうひとつ人気の出ない原因の一つは、70年代以降の再発売LP及びCDの音質の悪さにあると言えるのではないでしょうか。実際、小生がトスカニーニを最初に聴いたのは再発売の日本盤LPであり、その後CD時代になっても、その残響のない骨だけのような音を聞くのは、小生にとって拷問以外の何物でもありませんでした。演奏が立派であるだけに、この音だと逆に強圧的に聞こえ、その分、拒否反応も起こりやすかったと言えるのではないでしょうか。トスカニーニを受け入れない方々の大半はその演奏ではなく、この音をではないかと思える程です。現にその後、英HMVや米RCAの初期プレスLPを聴くにおよび、トスカニーニ/NBC交響楽団の演奏が骨肉はもちろんのこと、実は花も実もある演奏であることが判明し、さらに今回のマスターコピーのオタケン・リマスタリングでトスカニーニが「歌うマエストロ」であることがあらためて再認識されました。この音で聴くと、今回の「第九」は、演奏時間は最短に近いにもかかわらず、決してせかせかした印象はなく、実にのびのびと演奏されており、実際トスカニーニの棒のもとでは特に声楽陣はたいへん歌いやすかったのではないかと思われてきます。トスカニーニにとっては、歓喜と勝利の歌は決して人を圧迫するものではなく、どこまでも解放された空に向かって爆発する生命の根源的エネルギーの絶えざる表出なのでした。トスカニーニの生演奏を初めて聴いた人達の感動はこういったものではなかったかと思われる次第です。没後50年の今年、この大指揮者の魅力を本CDで一人でも多くの方に再発見して頂ければ幸いです。尚、4楽章コーダ直前の編集跡は今回のリマスタリングでより明確になっておりますが、これはオリジナル・マスターに元からあるもので、米RCAビクター初期プレスLP,LM 6009にも確認されております。御了承くださいませ。 (オタケン・レコード 太田憲志) ※OTAKENレーベルのCD-Rシリーズ(TK品番、TKW品番)が、このたび廃盤になることになりました。 |
|
![]() WEITBLICK SSS0082-2(1CD) |
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」 |
| アルヴィド・ヤンソンス(指)ベルリンRSO(旧東独)、ベルリン放送cho、
デルフィナ・アンブロシアク(S)、 ジゼラ・ポール(A)、ギュンター・ノイマン(T)、ジョゼフ・グレゴル(Bs)
録音:1973年12月31日、ベルリン・フリードリヒシュタットパラスト(ステレオ・ライヴ) 今をときめくマリス・ヤンソンスの偉大なる父アルヴィド・ヤンソンス(1914-1984)。レニングラードフィル黄金時代の指揮者を務め、我が国には手兵などと度々来日するのみならず、東京交響楽団にも名誉指揮者として客演を繰り返しました。マリスがインターナショナル的な音楽を志向しているのと対照的に、19世紀にルーツをもつ巨匠らしく、個性的で重厚な表現には圧倒されます。レコードが極端に少ない故に、没後20年少々なのに忘れられかけているのは残念です。実際はレパートリーは非常に広く、優秀なオーケストラ・トレーナーとしても知られ、東京交響楽団初客演時には、「鉛を金に変えた」とまで絶賛されました。第9の録音が残されていたとは驚きですが、旧東ベルリンの大晦日、普段はミュージカルやレビュー上演でお馴染みのフリードリヒシュタットパラストで開かれた祝祭的公演です。英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付。 ロシア的なパワー炸裂型とは違い、やや古風な響きを持つオケの特質の作用して、ドイツの伝統に即した正統的な解釈を貫き、精神的な重みを十分に感じさせる高密度な名演奏。響きは凝縮され、そこに宿る魂は限りなく浄化し尽くされており、美しく結晶化した音像を突きつけられると、息子の芸風とのあまりの格の違いを痛感させられます。第1楽章展開部は、コンドラシンを思わせるテクスチュアの透明度が魅力。再現部:からの対旋律が低弦からヴァイオリンへ受け継いでいく過程のなんと高潔なこと!第2楽章もテンポは中庸そのもの。テンポを上げる中間部でも決して浮き足立つことなく内容味満点の響きを醸し出し、前後の曲想の関連を念頭に置いていることを窺わせます。そして白眉の第3楽章!まさに絶世の美しさです。冒頭、木管の動きに優しく挿入される弦の何としなやかなこと!2:37から第2主題を導くコントラバスの意味深さには、是非注意深く耳を傾けていただきたいものです。3:15からのピチカートも同様に格別の味わい。そして警告ラッパ以降の渾身の響きはヤンソンスの芸術性の高さを遺憾なく表した場面。この芸術的な威容は鳥肌ものです!終楽章が祝典的な気分よりも、決して騒ぎたてずに神への感謝の念を一身に歌い上げて心に染みます。歌手陣も皆立派で、特に、遅めのテンポに完全に呼吸と拍節を併せたテノールのセンスは見事。 ロシア人が指揮するベートーヴェンは、あくまでも「ロシア風ベートーヴェン」で押し通すか、自身とのイディオムの違いに迷い続けて焦点が定まらないまま終わってしまうことが少なくありませんが、ヤンソンスは、ベートーヴェンをベートーヴェンとして真摯に再現し、しかもその演奏に説得力を持たせることができた稀有な存在だったのです。 【湧々堂】 |
|
| GRAND SLAM GS-2026(1CD) |
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」、交響曲第1番* |
| ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)VPO
録音:1952年11月24日、25日、1952年11月24日、27日、28日* ウィーン・ムジークフェラインザール、使用音源:HMV(U.K.) ALP 1041、ALP 1324* ■制作者より 今回は1952年にウィーン・フィルと録音されたベートーヴェンの交響曲第6番「田園」、第1番が登場しますが、これによってGS レーベ ルにおけるHMV のテープ録音期のベートーヴェン交響曲シリーズが完結したことになります。1951 年のバイロイトの第9などは言うまでも なく突出した名演ですが、これまでベートーヴェン・シリーズを手がけて制作者が改めて驚いたのは、第3、4、5、7番などのセッション 録音における素晴らしい響きです。特に第4番(GS-2011)はそれこそ目からうろこでした。今回の第6番、第1番も、その途方もなくスケー ルの大きい、細部までこまやかな配慮の行き届いた温かく偉大な音に対し、復刻作業を行いながらも仕事をしているのを忘れてしまうほどで した。フルトヴェングラーのHMVのベートーヴェン録音は常にカタログにあるという安心感からか、こうしたことは案外忘れられているよう な気もします。 今回の2曲も望みうる最上の状態の初期LPを使用し、復刻しました。音質もいつものように、元のLP の情報を可能な限り忠実に伝えるよ うにしています。(平林 直哉) ■解説書の内容 過去のシリーズと同様に、LP が発売された際の英グラモフォン誌のレビューの翻訳を掲載します。 |
|
| Ondine ODE-1098(1CD) |
ヨーナス・コッコネン(1921-1996) 1996):管弦楽作品集 チェロ協奏曲(1969)*、交響曲第3番(1967)、交響曲第4番(1971) |
| マルコ・ユロネン(Vc)、サカリ・オラモ(指)フィンランドRSO
録音:2006年3月*、10月 文化の家 (ヘルシンキ) ヨーナス・コッコネンは、シベリウスの " 交響的思考" を受け継いだ作曲家のひとりです。建築家アルヴァー・アールトと親交があり、 「" 質への情熱" が創作を支配する」というアールトの言葉をコッコネン自身も信念としてもっていました。コッコネンの音楽は作風によ り、大きく3 つの時期に分けられます。ネオクラシカル、十二音と音列、自由調性。このディスクに集められた曲はいずれも、3 番目の時 期に属しています。 打楽器が活躍する色彩的な交響曲第3 番。" 力で解決すること" を好まないコッコネンは、作品の最後にアダージョ の楽章をもってきています。この交響曲は1968 年のNOMUS(北欧音楽委員会) 賞を受けました。チェロ協奏曲はコッコネンが書いた唯一の 協奏曲。ユーモアと活気みちた音楽の間に荘重な気分のアダージョがはさまれる5 楽章の作品です。第4 番の交響曲は荒々しい情熱と宗教 的内省が共存。コッコネンの代表作、オペラ「最後の誘惑」 を予示する音楽とも言われます。 マルコ・ユロネンはラウタヴァーラ(ODE 819)とヨウニ・カイパイネン(ODE 1062)の協奏曲を録音したチェリスト。20 世紀の音楽に共感を 寄せるサカリ・オラモ。ペンティ・マンニッコの担当した録音がフィンランド放送交響楽団の色彩的な響きを鮮やかな音でとらえています。 コッコネンの管弦楽作品をもっとも楽しめる、重要なディスクです。 |
| DUX DUX-0568(1CD) |
ユゼフ・エルスネル(1769-1854):交響曲ハ長調 Op.11、歌劇「アンドロメダ」序曲、歌劇「スルタン・ヴァンプム」序曲、歌劇「白人レシェク」序曲(グジェゴシュ・フィテルベルク編)、歌劇「森のこだま」序曲(イェジ・ムウォジェヨフスキ編曲) |
| ボグスワフ・ダヴィドフ(指)オポレPO
録音:2006年11月、オポレ・フィルハーモニー・コンサートホール |
|
![]() Signum Classics SIGCD-110(1CD) |
ドヴォルザーク:交響曲第8番/交響曲第9番「新世界より」 |
| 尾高忠明(指)札幌SO
録音:札2007年3月28日と29日 札幌コンサートホールKitara 尾高忠明&札幌交響楽団のコンビは2001年にシャンドスから「武満徹、細川俊夫、尾高惇忠」の作品集(CHAN 9876/MCHAN 9876)をリリースしており、このドヴォルザークは海外のレーベルからのリリース第2弾となります。今回のレコーディグ&リリースは札幌交響楽団の創立45周年記念事業の1つとして実現したものであり、オーケストラのメンバーとマエストロ尾高のレコーディングに対する凄まじい気合と集中力が演奏からストレートに伝わってきます。シグナム・クラシックスからはもう1枚のリリースが決定しており、気になるその内容はなんとエルガーの交響曲第3番&威風堂々第6番! |
|
![]() Relief CR-991089(5CD) |
フェドセーエフ/ベートーヴェン:交響曲全集 交響曲第1番〜第9番 |
| ヴラジミール・フェドセーエフ(指)モスクワ放送チャイコフスキーSO、オスカーナ・レスニーチャヤ(S)、イリーナ・ロミシェフスカヤ(Ms)、アルギルダス・ヤヌタス(T)、アルフレート・ムフ(Bs)、モスクワ国立室内cho、ヴラディーミル・ミーニン(合唱指揮)、ヴェスナ児童cho、アレクサンダー・ポノマレフ(合唱指揮)
録音:2004年〜2006年 モスクワ音楽院大ホール(ライヴ) 1974年の主席指揮者就任以来、親密な関係を築いている巨匠フェドセーエフとモスクワ放送響。2006年の来日公演ではオール・ロシア・ プログラムで日本のファンを熱狂させた両コンビの待望の新譜はなんと!ベートーヴェン交響曲全集。フェドセーエフ&モスクワ放送響 というと、チャイコフスキー、ショスタコーヴィチやムソルグスキーなどロシア・プログラムのイメージが強いですが、1974 年シーズン ではベートーヴェンを取り上げ、70年代後半からは国営放送で録音(Sym.1,3,6,7,&9 etc…)、さらにフェドセーエフは1997年より首席 指揮者を努めるウィーン響とベートーヴェン・チクルスを行うなどベートーヴェンの演奏にも精力的に取り組んでいます。 フェドセーエフの演奏は抑えきれない感情を剥き出しにする爆演ではなく、悠々としたテンポで繰り広げていく演奏が主体ですが、この ベートーヴェン全集は予想を裏切り一撃でハッとさせられる勢いがあります。所々にみせるフェドセーエフ節の濃密なフレージングに感 涙し、襲いかかる迫力に息を呑む感動的な演奏。特に「英雄」では第1 楽章を早めのテンポで駆け上がり第2楽章で重なり合った弦の重 厚な響きに揺り動かされ興奮と感動が押し寄せます。また「第9」は非常に厚い音楽、独自のテンポ、フェドセーエフ・バランスを前面に 押し出した重厚演奏。聴衆の心を掴み感動へと導くフェドセーエフの技に見事に引き込まれるBOX です。 (071109Ki) |
|
| Centaur CRC-2860(1CD) |
シュターミッツ親子の音楽 J・シュターミッツ:交響曲イ長調、同ト長調/C・シュターミッツ:ヴィオラ協奏曲ニ長調Op.1、協奏交響曲ニ長調 |
| ドロスタン・ホール(指)、カメラータ・シカゴ
マンハイム楽派の中心的存在として同楽派を導いたヨハンとカールのシュターミッツ親子の作品をそれぞれ2作品ずつ収録。ロイヤル・ノーザン・カレッジ・オヴ・ミュージックで音楽を学んだドロスタン・ホールによって結成されたカメラータ・シカゴは、コンクールなどの受賞歴を持つ15歳から20歳までの音楽家たちが集まり2003年にスタートを切った新しい室内楽団です。 |
|
| ARTHAUS 102135[AR](DVD) |
ドヴォルザーク・チクルス第1巻 交響曲第7番、スラヴ舞曲集Op.72、ヴァイオリンのためのロマンスOp.11 |
| イルジ・ビエロフラーヴェク(指)プラハSO、イヴァン・ジェナティー(Vn)
イルジ・ビエロフラーヴェク、ペトル・アルトリヒター、リボル・ペ シェクという、現在のチェコ音楽界をリードする3人のタクトでドヴォルザークの名曲を収め ていくこのシリーズ。ルチア・ポップやミーシャ・マイスキーなども登場予定です。 |
|
| ARTHAUS 102127[AR](DVD) |
チャイコフスキー・チクルス第4集 交響曲第4番/ヴァイオリン協奏曲/序曲「1812年」 |
| ヴィクトル・トレチャコフ(Vn)、ウラディミール・フェドセーエフ(指)モスクワRSO
交響曲はもちろんのこと、ぜひお聴きいただきたいのが序曲「1812年」です。特に終結部での盛り上がりの鐘の使 い方は必見!あまりの出来事に何度も見てしまうこと間違いなし |
|
| ARTHAUS 102129[AR](DVD) |
チャイコフスキー・チクルス第5集 交響曲第5番/ピアノ協奏曲第2番/序曲ヘ長調(1865) |
| ウラディミール・フェドセーエフ(指)モスクワRSO、ミヒャエル・プレトニョフ(P)
第5番において、フェドセーエフは曲の細部までを徹底的に歌わせて、聴き手を恍惚の世界へといざないます。 |
|
| ARTHAUS 102131[AR](DVD) |
チャイコフスキー・チクルス第6集 交響曲第6番「悲愴」/ピアノ協奏曲第1番/弦楽セレナード |
| ウラディミール・フェドセーエフ(指)モスクワRSO、ミヒャエル・プレトニョフ(P) | |
| CPO 777177-2[CP](1SACD) |
シュポア:交響曲集 第1集 交響曲第3番 Op.78/第10番 WoO 8(世界初録音)/序曲WoO 1 |
| ハワード・グリフィス(指)ハノーファー北ドイツ放送PO
古典派からロマン派への掛け橋としてもおなじみ、シュポアの交響曲です。ヴァイオリン協奏曲や、クラリネット協奏曲が良く知られていますが、交響曲も10 曲(最後の1 は未完成)あり、曲によっては凝った名前がついていたりとなかなか興味をそそられます。このアルバムには、未完の第10 も収録。こちらは世界初録音となります。 |
![]() Ki-Altus ALTF-001(figure+CD) |
フルトヴェングラー・フィギュア〔高さ30cm 高級素材ポリストーン製手彩色〕、 ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱つき」 |
| T・ブリーム(S)、ヘンゲン(Ms)、アンダース(T)、ヴァッケ(Bs)、フルトヴェングラー(指)BPO、ブルーノ・キッテルcho
録音:1942年3日 ※LP・オーディオ研究家中山実氏によるエルプ(レーザーによるアナログ盤再生装置)での復刻。 本フィギュアは日本のトップクラスの造形作家、阿部匠氏が約1年かけ、原形制作されたもので 一般にフィギュアは塩化ビニールなどで、絵柄も印刷が多い中本作はポリストーン(陶器のような 感で、重量感があり、石の粉が原料)が使われ、一体一体が筆書きによる手作業!細部至るまで丹念 に再現された逸品。高級で大量生産出来ぬ限定品。 世界の巨匠フルトヴェングラーを記念するフィギュアが 世界で初めて発売されます! ●フルトヴェングラー・フィギュア…高さ30cm 高級素材ポリストーン製手彩色 ●ベートーヴェン:交響曲第9番 =Legendary Artists Figure Series= 伝説のアーティスト・フィギュアCD・シリーズ ●夫人も巨匠の生き写しに感激。 「素晴らしい」を連発いたしました。 ●付録CD はLP・オーディオ研究家中山実氏の復刻で42年の「第 9」を。なんとエルプのレーザーで復刻しました。 現状エルプのレーザー復刻に関し最高の技術(中山氏独自の方法論)で望んでおり、信じられぬ音質です。ティンパニーの迫力あるリアルな音など、ものすごい! |
|
![]() ORFEO ORFEOR-747071(1CD) |
ブラームス:交響曲第3番、ベートーヴェン:交響曲第7番 |
| オットー・クレンペラー(指)ウィーンSO
録音:1956年3月8日ウィーン、コンツェルトハウス(モノラル・ライヴ) ※音源:ORF 巨匠クレンペラーがウィーン響を振った大注目のライヴ。それもプログラムの中身がベートーヴェンとブラームスというのだからもう 最高です。両曲とも快速で、きびしいまでの造形美を打ち出した辛口演奏。とくにブラームス3番はきわめて貴重です。対位法の鬼クレ ンペラーの巨大な芸風がロート・ヴァイス・ロートの正規音源によるたいへん生々しい音質で味わえます。 |
|
| ORFEO ORFEOR-746071(1CD) |
ブラームス:交響曲第3番、シューマン:ピアノ協奏曲、R.・シュトラウス:交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」 |
| フリードリヒ・グルダ(P)、ヨゼフ・カイルベルト(指)ウィーンSO
録音:1955年5月4日ウィーン、ムジークフェライン大ホール(モノラル・ライヴ) ※音源:ロート・ヴァイス・ロート放送グループ ケルン放送響とのブル8ライヴ(ORFEOR.724071)につづく、ドイツの名匠カイルベルトの貴重なライヴ。才気と若さいっぱいのグルダ とのシューマンだけでも大満足なところへ、メインのブラームスがまたさらなる聴きもの。バイエルン放送響との2 番(66年ライヴ / ORFEOR.553011)がファンを大いに沸かせましたが、この3番でも旋律を情感たっぷりに歌わせてグイグイと引き込みます。奇しくもクレ ンペラーが同じくウィーン響を振った同曲の演奏が同時にリリースとなるため、両者によるアプローチの違いを確かめてみるのも興味の 尽きない作業といえるでしょう。ロート・ヴァイス・ロートの正規音源。 |
|
| ORFEO ORFEOR-748071(1CD) |
ブラームス:アルト・ラプソディ、マーラー:交響曲「大地の歌」 |
| オラリア・ドミンゲス(A)、セット・スヴァンホルム(T)、パウル・クレツキ(指)ウィーンSO、ウィーン楽友協会男声cho
録音:1954年11月12日ウィーン、ムジークフェライン大ホール(モノラル・ライヴ) ※音源:ロート・ヴァイス・ロート放送グループ アナログ初期にかけてマーラーの普及に大きく貢献したエキスパート、クレツキによる「大地の歌」ライヴ。クレツキではこれまで59 年のスタジオ盤が唯一の録音でしたが、ここでもユダヤ系を理由に悲惨をきわめた自身の生涯を重ね合わせるかのような痛切にして濃厚 な表現が胸を打ちます。魅力のソリストは伝説のヘルデンテノール、スヴァンホルムに加え、1928 年メキシコ生まれのドミンゲス。カラ スと同時代を生きたコントラルトはエキゾチックな独特の声質で人気を集めました。特異な世界観に彩られた当作品でもスパイスの役目を果たしています。ロート・ヴァイス・ロートの正規音源より復刻。 |
|
| Avie AV-2137(1SACD) |
ショスタコーヴィチ:交響曲第10番/デトレフ・グラナート(1960−):管弦楽のための歌と舞曲《テアトルム・ベスティアルム》 |
| セミヨン・ビシュコフ(指)、ケルンWDR響
ビシュコフ&ケルン放送響の重要シリーズであるショスタコーヴィチの第7番「レニングラード」(AV 0020)、第8番(AV 0043)、第11番「1905年」(AV 2062)、第4番(AV 2114)に続く第5弾。カップリングされているグラナートの「テアトルム・ベスティアルム」は、BBCからの委嘱によって作曲が行われ2005年9月のプロムスで初演が行われています |
| VENEZIA CDVE-04283(2CD) |
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番「革命」、交響曲第14番「死者の歌」 |
| ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(指)ワシントン・ナショナルSO、ガリーナ・ヴィシネフスカヤ(S)、マルク・レシェーチン(Bs)、モスクワCO*
録音:1990年2月13日(ステレオ・ライヴ)、1973年2月12日(モノラル・ライヴ) 第5番はワシントン・ナショナル響を率いた16年ぶりの故国里帰り凱旋公演ライヴで、初出かと思われます。「死者の歌」は同年に録音され評価の高いスタジオ録音と同じ年のライヴです。共にライヴならではの緊張感ある演奏で、音質良好。 |
|
| Hanssler 98-281(1CD) |
メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」、弦楽のための交響曲第7番ニ短調、弦楽のための交響曲第12番ト短調 |
| トーマス・ファイ(指)ハイデルベルクSO
録音:2007年3月16−17日、5月8−12日プファッフェングルント、ハイデルベルク・ゲゼルシャフトハウス 目下ピリオド・アプローチの最右翼として大きな注目を集めるファイ&ハイデルベルク響のメンデルスゾーン・シリーズ第2 弾。つ いに待ちに待った人気作「イタリア」が登場します。とにかくスゴイ。からっと晴れ渡った空を思い描かせるアレグロに、なんともす さまじいサルタレッロ。演奏時間5 分を切るフィナーレの超快速テンポに象徴されるように、これまでに知り得る作品の印象を一新す るショッキングな演奏です。カップリングのシンフォニアもとびきりの活きのよさ。内容的に古典派様式が顕著なため、看板のハイド ンでならした彼らにはお手のものといえるでしょう。 【演奏時間】T 9'56 +U 5'26 +V 6'49 +W 4'55 = 27'06 |
|
| Pentatone PTC-5186.184(1SACD) |
ベルリオーズ:幻想交響曲 |
| コリン・デイヴィス(指)ACO
録音:1974年1月 高音質の復刻盤として活発なリリースを続けるフィリップスのクァドラフォニック(4チャンネル録音)の復刻シリーズ最新作。 |
|
![]() Altus ALT-147(1CD) |
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱つき」 |
| バーバラ・ハーヴァーマン(S)、ザンドラ・マクマスター(A)、シュテファン・フィンケ(T)、フランツ=ヨーゼフ・ゼーリッヒ(Br)、 準メルクル(指)フランス国立リヨンO、バーミンガム市交響cho 録音:2006年12月31日、2007年1月1日(ライヴ) 新コンビによる待望の録音!白熱のベートーヴェン。深遠なるマーラー! |
|
| Altus ALT-145(2CD) |
マーラー:交響曲第3番 |
| エヴァ・マルチニェツ(A)、リヨン=ベルナルド・テツcho、リヨン大聖堂聖歌隊、準・メルクル(指)フランス国立リヨンO
録音:2007年2月リヨン・オーディトリウム(ライヴ) |
| United Archives UAR-019(5CD+1CD) |
ベートーヴェン:交響曲全集 交響曲第1番/1947年11月29日、カーネギーホール 交響曲第2番 /1952年3月17日、30th Street Studio 交響曲第3番「英雄」/1949年3月21日、4月16日、5月4日、30th Street Studio 交響曲第5番「運命」/1950年2月13日、30th Street Studio 交響曲第4番/1952年3月24日、30th Street Studio 交響曲第7番/1951年3月12日、30th Street Studio 交響曲第6番 田園」*/1946年1月10&12日、アカデミー・オブ・ミュージック 交響曲第8番 /1949年3月13日、カーネギーホール(live broadcast) 交響曲第9番/1949年4月16日&1953年3月7日(終楽章) [ボーナスCD] 交響曲第3番「英雄」/1941年1月20日、リーダークランツ・ホール 交響曲第5番「運命」/1941年12月15日、リーダークランツ・ホール |
| ブルーノ・ワルター(指)NYO、フィラデルフィアO*、フランシス・イーンド(S)、マルタ・リプトン(A)、デイヴィッド・ロイド(T)、マック・ハレル(Br)、ウェストミンスターcho
手塩をかけた復刻と、ファン心をつかむ赤いパッケージで、はやくも多くのファンを獲得しているユナイテッド・アーカイヴスレーべ ル最新作は、王道中の王道、ワルター&ニューヨーク・フィルのベートーヴェン全集。ワルターは、1930 年代からニューヨーク・フィル をしばしば指揮していたワルターが、いよいよ同オーケストラを手中におさめたのが1940年代半ばでした。宇野功芳氏も「円熟、円満の かぎり」と手放しで絶賛している、1949年の「英雄」をはじめ、オケを手足のように自由に操っているさまは、今聴いてもやはり圧巻で す。第7番は、「彼のいわゆるデュオニュソス的な一面を披瀝した演奏」と宇野氏が評価している、爆発系の名演奏。さらに、1941 年の貴 重な音源をボーナスCDとして収録しているのはファンにとっても嬉しいかぎりです。至れり尽くせりのボックスセットとなっています。 |
|
| STUDIO FROHLA B-2711(1CD) |
ラフマニノフ:交響曲第2番 |
| 森正(指)名古屋PO
録音:1980年6月21日、名古屋市民会館大ホール 第71回定期演奏会 森正の名フィル第2代音楽監督として最後の演奏となった第71回定期の記録。 |
|
| STUDIO FROHLA B-2712(1CD) |
マーラー:交響曲第5番 |
| 外山雄三(指)名古屋PO
録音:1983年11月18日、名古屋市民会館大ホール 第100回定期演奏会 第3代音楽総監督兼第3代常任指揮者、外山雄三の熱意と積極性によって名フィルは名実ともにプロオケとして地位を確立。そ の外山の記念すべき第100回定期演奏会のマーラーの5 番は聴衆に大きな感銘を与えました。 |
|
| STUDIO FROHLA B-2714(1CD) |
チャイコフスキー:マンフレッド交響曲 Op.58 |
| 小林研一郎(指)名古屋PO
録音:2005年11月27日 1998年、第4代音楽監督に就任した小林研一郎の躍動感に溢れた音楽によって名フィルは多くの市民の愛好家を結集しました。 |
|
![]() Pentatone PTC-5186.316(1SACD) |
ベートーヴェン:交響曲第5番《運命》/交響曲第8番 |
| フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)ロイヤル・フランダースPO
録音:2007年6月4日、9日〜10日 1997年の音楽監督就任から10年という歳月が流れており、ヘレヴェッヘとロイヤル・フランダース・フィルの関係は以前とは比べ物にならないレベルにまで成熟。ヘレヴェッヘとロイヤル・フランダース・フィルの録音を担当したのは、アンドレアス・ノイブロンナー率いる世界最強録音チーム「トリトナス」。ティルソン・トーマスと&サンフランシスコ響のマーラー・チクルスで実現した超優秀録音の実績があるだけに、録音面への期待も非常大い。 |
|
![]() Pentatone PTC-5186.318(1CD) |
ベートーヴェン:交響曲第1番、ブラームス:交響曲第4番 |
| ハンス・フォンク(指)セントルイスSO
録音:1999年11月5日〜7日&2000年3月17日〜18日、パウエル・シンフォニー・ホールでのライヴ 今は亡きオランダの名匠の音楽を伝える素晴らしき遺産。セントルイス響の自主レーベル「Arch Media」によって録音されたハンス・フォンクの録音が、ペンタトーンから発信開始。同時リリースされた録音はどれも心に迫る素晴しものばかりですが、この録音もこれまた無視できない名演奏です。アプローチ自体は極めて地味。かつて同じくアメリカ・デトロイトに赴いたギュンター・ヘルヴィヒを一瞬思い起こさせますが、しかし聴き進めるにつれて、ハーモニーのバランスに全くブレがないこと、心の底から表現意欲が湧き立ち、それを内面で熟成させて決して放射することない独特の芸術性に次第に引き寄せられてしまうのです。 ベートーヴェンはもちろん古楽奏法などもちろん念頭におかず、従来のオーソドックスな表現。ハイドン的な古典的なフォルムを大切にした端正な演奏であることはすぐに分かりますが、それだけでは終わらないのです。最も心ときめかせてくれるのが第3楽章中間部。付点リズムに乗せた木管のフレーズは思わず言葉を失う美しさ。それに対して瑞々しく脈打つ弦の細かい運動。その両者のコントラストの絶妙なこと!終楽章では律儀に拍節感に即応したアクセントの趣味が実によく、知性をひけらかす演奏とはまるで次元が違います。 ブラームスも同様に一見渋く、実は内燃力で見事の緊張を持続させた名演。第1楽章は恣意的なアゴーギクは一切用いず淡々としているようでして、フレージングとハーモニーに奥行きがあります。表情がくっきり浮かび上がる弦の中低音の豊かさなど、欧州的なオケのサウンドも魅力。コーダはS・イッセルシュテットの名演を髣髴とさせる、内側から吹き上げるエネルギーの威力に感動です!第2楽章は、指揮者の芸術性の試金石とも言える第2主題が比類なき美しさ!呼吸といいハーモニーの制御ぶりといい、透徹した美しさとは違った優しく包み込むようなこんなハートフルな響きは今まで聴いた記憶がありません。第3楽章はなんとたっぷり6分半以上かけた巨匠風のアプローチ!しかしリズムは毅然と聳えて説得力絶大。フォンクの主張が充満しています。終楽章はジョージ・セルのように極限まで立体的な構築を極めた一線を画し、内面に湧き上がるニュアンスの側から組み立て、それによって結果的に音楽に厚みを加えていく手法、とでも言いましょうか。その絶妙な構成力によって、作品自体に備わっている持ち味が全く気負いを感じ察せることなく浮かび上がり、独特の感動が湧き上がるのです。この作品の渋さの魅力を最良の形で再現してくれた演奏として、これはかけがえのない存在です。 【湧々堂】 |
|
![]() Pentatone PTC-5186.321(1CD) |
ブルックナー:交響曲第4番《ロマンティック》 |
| ハンス・フォンク(指)セントルイスSO
録音:2001年4月19日〜21日、パウエル・シンフォニー・ホールでのライヴ フォンクのブルックナーは高評価を受けながら、この録音を聴くと、全集の形で録音を遺してくれなかったことがなんとも残念でなりません。まず、オケの響きの素晴しさ!知らずに聴いたらアメリカのオケだと気づく人はほとんどいないでしょう。そのヨーロッパ的なサウンドの魅力をたっぷり湛えた響きにのせて醸し出されるのが世にも美しい「ロマンティック」!スクロヴァチェフスキのような理知的で凝縮力の強い造型を目指すアプローチとはある意味対極にあり、あえて言えばケンペのブルックナーに近いかもしれません。全編を通じて息づく温かな詩情がこの作品固有の魅力を引き立て、ヒューマンな印象を与えながらマーラーのようなドロっとした人間臭さには陥いらない、その絶妙なバランス感覚に脱帽です。フォンクの音色に対するセンスをもっとも痛感させるのが第3楽章の中間部。弦も管もヴィブラートを徹底的に抑えて素朴さの極致!そのあえて感情を注入しない淡々とした流れがこの楽想の自然発生的な美しさを十二分に伝えているのです。このヴィブラート抑制は、アーノンクールなどが行なうのとは全く意味合いが異なることにもご注目下さい。終楽章は当然のことながらもっとも力感に満ちた演奏ですが、トゥッティの美しさと精神的に浄化し尽された響きの魅力に言葉を失います。素朴な美しさを保った第2主題は弦に移行するとややテンポを速めますが、緊張感も共感の度合いも薄まることなく音楽を有機的に連鎖させていく手腕にもハッとさせられます。コーダは予想通り一切もったいぶらずストレートな進行でありながら、爽やかな開放感とは無縁の精神的高揚を実現するとは、何という含蓄に富んだ至芸でしょう!そして最後の大斉奏!こんな高潔で内燃力を孕んだ締めくくりが他にあるでしょうか!! ブルックナーの交響曲の中でももっともロマンティックでありながら、情に傾きすぎるとブルックナー自体が死んでしまいかねない第4交響曲ですが、その意味でもフォンクの芸術性と見識の高さに心から敬意を表さずにはいられません。 【湧々堂】 |
|
| Pentatone PTC-5186.320(1CD) |
メシアン:トゥーランガリラ交響曲 |
| ギャリック・オールソン(P)、ジャン・ローレンデュー(オンド・マルトノ)、ハンス・フォンク(指)セントルイスSO
1999年2月12日〜13日、パウエル・シンフォニー・ホールでのライヴ フォンクのレパートリーの広さと、セントルイス響の力強さが存分に発揮されたメシアン。ギャリック・オールソンのピアノとベテラン奏者ローレンデューのオンド・マルトノも聴きどころの1つ。 |
| Guild GHCD-2329(1CD) |
ムソルグスキー:歌劇《ホヴァンシチナ》 第4幕前奏曲/チャイコフスキー:交響曲第5番/ワーグナー:楽劇《トリスタンとイゾルデ》前奏曲と愛の死/ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲* |
| レオポルド・ストコフスキー(指)シュトゥットガルトRSO、フランクフルトRSO*
録音:1955年5月20日(ライヴ)、1955年5月31日(ライヴ)* 新たにこのギルド・ヒストリカルから復刻されるストコフスキーの音源は、チャイコフスキーの交響曲第5番を中心としたドイツのオーケストラとのライヴ録音集!変幻自在のテンポ、めくるめく色彩感、そして凄まじいまでのパワーとテンションがひしひしと伝わってくる凄演を展開しており、ストコフスキー・サウンドを思う存分堪能させてくれる。特にチャイコフスキーの第4楽章で登場する6分30秒から40秒にかけての急激なテンポダウンとその後に待ち受けるリタルダンドにはもう唖然。お馴染みのエンジニア、ピーター・レイノルズが施したリマスターによって音質も良好となっている。 |
|
| Guild GHCD-2330(2CD) |
ニューヨークフィル・ライヴ・レコーディング1937〜1943 フランク:交響曲ニ短調(録音:1939年10月15日)/ベルリオーズ:歌劇《ベンヴェヌート・チェッリーニ》序曲(録音:1938年10月30日)/グリフィス:白い孔雀(録音:1938年10月30日)/ドビュッシー:イベリア(録音:1937年11月14日)/カステルヌオーヴォー=テデスコ:《ジョン王》序曲(録音:1942年3月15日)/ブラームス:二重協奏曲(録音:1939年3月26日)*/A・ベンジャミン:イタリアの喜劇への序曲(録音:1941年4月20日)/コレッリ(バルビローリ編):合奏協奏曲/ボーナス・トラック〜マーラー:アダージェット(抜粋/録音:1939年12月17日) |
| ジョン・バルビローリ(指)NYO、アルバート・スポルディング(Vn)*、ガスパール・カサド(Vc)*
国際バルビローリ協会の協力によってギルド・ヒストリカルからリリースとなるバルビローリの新たなタイトルは、ニューヨーク・フィルとのライヴ録音集。イギリスの巨匠バルビローリがトスカニーニの後任としてニューヨーク・フィルの常任指揮者として活動した1936年から1943年。この期間とほぼ同じとなる1937年から1943年にかけて行われたコンサートからのライヴ録音を2枚のディスクにまとめたもの。 |
|
| Hanssler 98-238(1CD) |
ハイドン:交響曲第41番ハ長調Hob.I:41、交響曲第44番ホ短調Hob.I:44「悲しみ」、交響曲第47番ト長調Hob.I:47 |
| トーマス・ファイ(指)ハイデルベルクSO
録音:2006年5月8−9日、9月13−15日メーレンバッハ、ビュルガーハウス 快調に進むハイドン・シリーズの最新作は、作曲者お気に入りの名作「悲しみ」を含む3曲を収録しています。 随所でみられるテンポの揺らしや鋭利なアクセントの多用。そして急と緩との激烈なコントラスト。これでこそ「悲しみ」というニック ネームの由来にもなった、ハイドン自らが亡くなる際に演奏を希望したといわれるアダージョの美しさも活きてくるというもの。音楽評 論家の安田和信氏が「古典派時代の聴衆が音楽から感じ取った熱狂と興奮を現代に蘇らせることにこそある」と評したように、わたした ちが忘れかけていたなにかを思い起こさせる力がかれらの演奏にはあります。ピリオド・アプローチの最先端を突き進むコンビが生み出 すたまらなく刺激的な音楽は、いままさに旬を迎えたといえるでしょう。 |
|
| MIRARE MIR-036(1CD) |
ビゼー:交響曲第1番、組曲「子供の遊び」、シャブリエ:田園組曲 |
| フランソワ= グザヴィエ・ロス(指)レ・シエクル
1971年生まれの新鋭グザヴィエ・ロス率いる室内オーケストラ、レ・シエクルによる演奏。2007 年のラ・フォル・ジュルネ音楽祭でも 演奏されたプログラム、ビゼーとシャブリエ。シャブリエの「田園組曲」はピアノのための「絵画的小品集(全10曲)」のうち4曲をシャ ブリエ自身がオーケストラにアレンジした作品。華やかさと明るさに満ちた若々しい演奏で聴かせてくれます。またビゼーの交響曲も覇 気に満ち、生気と新鮮さを前面に出した音楽です。 |
|
| ANDROMEDA ANDRCD-5095(3CD) |
フリッチャイのチャイコフスキー チャイコフスキー:交響曲第4番[1952年9月録音]、交響曲第5番[1949年9月録音]*、交響曲第6番「悲愴」[1953年7月録音]*、ヴァイオリン協奏曲[1949年9月録音」、序曲「1812年」[1953年1月録音]、「白鳥の湖」(5曲)[1957年9月録音]、歌劇「エフゲニー・オネーギン」〜ワルツ[1957年9月録音]、「くるみ割り人形」 〜花のワルツ[1957年9月録音] |
| ユーディ・メニューイン(Vn)、フェレンツ・フリッチャイ(指)RIAS、BPO*
音質良好。 |
|
| ANDROMEDA ANDRCD-9024(3CD) |
クレンペラー/ブルックナー:交響曲集 ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」、交響曲第7番*、交響曲第8番# |
| オットー・クレンペラー(指)ケルンRSO、バイエルンRSO*
録音:1954年4月5日、1956年4月12日*、1957年6月7日# 音質良好。 |
|
| ANDROMEDA ANDRCD-9025(1CD) |
シューベルト:交響曲第8番「未完成」、交響曲第9番「グレート」* |
| ハンス・クナッパーツブッシュ(指)BPO、VPO*
録音:1950年1月30日、1957年10月27日* グループ・レーベルであるLIVING STAGE LS1013(#3830025710137)からの移行発売。つきましてはLS1013は廃盤となります。 |
|
![]() Chandos CHSA-5057(1SACD) |
エルガー:交響曲第3番Op.88(ペイン補筆完成版)/行進曲《威風堂々》第6番(ペイン補筆完成版)/過ぎ去りしあまた誠の王女たち(ペイン編曲/管弦楽版) |
| リチャード・ヒコックス(指)BBCナショナル・オーケストラ・オヴ・ウェールズ、エイドリアン・パーティントン・シンガーズ
シャンドスの代名詞であり、現代最強のイギリス音楽のスペシャリストとしてその名を馳せるリチャード・ヒコックスがエルガーの生誕150年記念として進めてきた交響曲の録音。交響曲第2番(CHSA 5038)、交響曲第1番(CHSA 5049)で成功を収めてきたヒコックスが遂に未完の交響曲第3番に着手!しかもカップリングも未完の威風堂々第6番! 未完の交響曲第3番に対して「誰も手を付けてはならない」という言葉を残してこの世を去ったエルガーだったが、その死から数十年。BBCの委嘱を受けたイギリスの作曲家アンソニー・ペインの補筆によって1997年にエルガーの「交響曲第3番」が完成。翌年の1998年にロイヤル・フェスティヴァル・ホールで行われた待望の初演では、ペインに対してもスタンディング・オベーションが贈られたそうです。 「交響曲第3番」と同じくエルガーの死によって未完となり、1996年までそのスケッチすら陽の目を見ることが無かった「威風堂々第6番」。2005年にアンソニー・ペインによって補筆が着手され、2006年のプロムスでその全容が明らかとなった「威風堂々第6番」は、このヒコックスによる演奏が世界初録音となります。 また軍楽隊と合唱のために書かれた「過ぎ去りしあまた誠の王女たち」のペインによる管弦楽編曲版がカップリングされるなど、エルガーのアニヴァーサリー・イヤーを締め括るに相応しい充実の内容はイギリス音楽ファン必聴! |
|
| Edition HST HST-047(1CD) 税込価格 |
ヴァンハル没後194年命日演奏会 ガスマン:交響曲ホ短調、オルドニュス:交響曲ト長調Brown I:G5、ヴァンハル:チェロ協奏曲ハ長調Weinmann IId:C2、交響曲ト長調Bryan G4 |
| 小原圭太郎(Vc)、室伏正隆(指)ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ
録音:2007年8月、東京府中の森芸術劇場ヴィーンホールでのライヴ録音 交響曲、弦楽四重奏曲などの世俗音楽作曲を1780年代に絶筆したヴァンハル(1739-?1813)は、その後、精神病克服の神への感謝から教会音楽作曲へ専念し、死の年1813年8月も病床の中でミサ曲を作曲し続けていたと伝えられます。 その没後194年特別演奏会では、ヴァンハルゆかりの作曲家作品が取り上げられました。同郷ボヘミア出身先輩のガスマン(1729-1774)とは、イタリア留学中ローマで一緒になり、ガスマンのオペラ「エチィオ」上演作業を協力した。オルドニュス(1834-1886)はヴィーン出身で、1760年代ヴィーン上京したヴァンハルは彼の作風を手本にヴィーン音楽界で頂点を極めた人。プログラムのメイン、ヴァンハルのハ長調チェロ協奏曲は、イタリア留学後の1770年代後半の作曲と推定され、昨年のイ長調協奏曲を凌ぐスケールで作曲されており、「唄うアレグロ」の第一楽章、「優美なカンタービレ」の第二楽章、イ短調との対比が見事なロンド第三楽章は正に当時ヴァンハルが一番人気だった事を連想させます。 |
|
| MEMORIES MR-2035(2CD) |
マーラー:さすらう若人の歌、ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死、ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」*、ブラームス:ピアノ協奏曲第2番* |
| カール・シューリヒト(指)フランス国立RSO、フィッシャー=ディスカウ(Br)、ロベール・カサドシュ(P)
録音:1957年9月9日ライヴ、956年9月23日ライヴ* 巨匠シューリヒトと抜群のコンビネーションを見せたフランス国立放送響(フランス国立管)とのライヴ名演集。マーラー作品にも自信のあったシューリヒトだけに、涼しげなサウンドでマーラーのロマンを歌い上げる「さすらう若人の歌」はディスカウの独唱を得て万全の出来と申せましょう。そして相性の良かったカサドシュとのブラームスもキリッと引締った造型とさっさと進める快速テンポが耳に心地よい名演。さらに「運命」のスリリングな快演も収録したお得なセットです。 |
|
| Profil PH-08011(1CD) |
フランク:交響曲 ニ短調、レスピーギ:交響詩「ローマの松」* |
| ユーリ・アーロノヴィチ(指)ウィーンSO、ルドルフ・ショルツ(Org)*
録音:1985年3月20 日ウィーン、ムジークフェライン大ホール(ライヴ) オーストリア放送協会提供の音源による復刻。戦時の実体験にもとづく迫真の「レニングラード」(PH.07009)が強烈な印象を与えた、アーロノヴィチによる注目のライヴ第2 弾。数多くの録音を残し相性の良さをみせるウィーン響との顔合わせによる今回は、鬱蒼とした響きで重く濃い味わいのフランクと豪華絢爛なレスピーギというプログラム。当時Wiener Zeitung やDie Presse の演奏会評でも大きく取り上げられました。なお、当夜はほかにハインリヒ・シフの独奏でプロコフィエフの交響的協奏曲も演奏されています。 |
|
| ORFEO ORFEOR-724071(1CD) |
ブルックナー:交響曲第8番 |
| ヨゼフ・カイルベルト(指)ケルンRSO
録音:1966年11月4日,ケルン,フンクハウス(ステレオ) ブルックナーとカイルベルト、どちらもドイツ気質丸出しの音楽性ゆえ、相性は合いそうなのですが、CD で聞けるのは6番、9番 (TELEFUNKEN)と、4番、7番(N 響とのライヴ)だけ。傑作第8交響曲を聞きたい!というのは、カイルベルト・ファンの念願でした。それがついに叶えられます!1966年のケルン放送へのライヴ録音で、ステレオです。カイルベルトの指揮は、期待通り骨太で一本木なもの。 ハース版を使用しつつも、随所にロマンティックな表情を見せ、動的な情感が醸されており、決して生真面目一本の無粋なブルックナー になっていないのがカイルベルトの見事なところ。ケルン放送交響楽団がそれに立派に応えています。ライヴといっても放送用の少人数 の入りだったのか、ノイズもあまり多くなく、蔵出し音源の新鮮さもあって、この年代としてはかなり聞きやすいもの。近年は稀になっ た男気のブルックナーに胸を熱くできることでしょう。 |
|
| ORFEO ORFEOR-723071(1CD) |
ワーグナー:ジークフリート牧歌、ブラームス:交響曲第4番 |
| ハンス・クナッパーツブッシュ(指)ケルンRSO
録音:1953年5月8日,ケルン,フンクハウス 海賊盤で伝説となっていたクナッパーツブッシュの録音がついに正規盤で登場! 1953年5月8日の公演のライヴ録音です。クナッパー ツブッシュのブラームスでは、第3交響曲が有名で録音も多数残されていますが、第4交響曲はわずかに2種が残るだけ。このケルンでの 演奏は、クナッパーツブッシュの指揮した交響曲の中でも最も豪演として名高いもの。ブラームスを完全にワーグナーの同時代人として 捉え切った深いロマンティシズムに彩られた演奏です。ジークフリート牧歌は、過去に発売されたCD もわずかな珍しい音源。こちらはリ ラックスムードの中に豊かな喜びが繰り広げられています。どちらもWDR の蔵出し音源を使用、音の鮮度も上がりました! |
|
| Hanssler 93-139(2CD) |
マーラー:交響曲第2番「復活」、ハイドン:交響曲第86番 |
| ハンニ・マック=コザック(S)、ヘルタ・テッパー(A)、シュトゥットガルトSWR
声楽アンサンブル、シュトゥットガルト・バッハcho、カール・シューリヒト(指)SWR
シュトゥットガルトRSO
録音:1958年4月17日シュトゥットガルト・リーダーハレ、1954年5月20日シュトゥットガルト・ゼンデザール・ヴィラ・ベルク* すべてSWR アーカイヴ収蔵の正規音源。「カール・シューリヒト・コレクション1950 − 1966」(93.140)のボーナス盤として収録されていた内容がようやく単独で入手できるようになりました。 巨匠の貴重な至芸に触れられるのは無上の喜びといえますが、とくにハイドン。終楽章の速めのテンポでもピシッとみごとに揃った低 弦のパッセージは、これぞシューリヒト名人芸のきわみともいえる聴きどころとなっています。なお、このハイドンについては先ごろ mediciMASTERS(MM.016)からも同一の内容がリリースされたばかり。マスタリング・エンジニアの違いによる音の仕上がりを聴き比 べてみるのも興味深いところです。 |
|
| LPO LPO-0030(1CD) |
ブルックナー:交響曲第7番(ハース版) |
| クラウス・テンシュテット(指)LPO
録音:1984年、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ステレオ・ライヴ) |
|
| ANDROMEDA ANDRCD-5040(5CD) |
ベートーヴェン:交響曲全集、「エグモント」序曲*、「レオノーレ」序曲第3番# |
| トー・ファン・デル・スルイス(S)、スーゼ・ルーヘル(A)、ルイ・ファン・トゥルダー(T)、ウィレム・ラヴェッリ(Bs)、ウィレム・メンゲルベルク(指)ACO、アムステルダム・トーンクンストcho、オランダ王立オラトリオ協会cho
録音:1940年、1931年6月2日*、1930年5月30日# グループ・レーベルであるARCHIPEL*ARPCD0192からの移行と成ります。つきましてはARPCD0192は廃盤と成ります。 |
|
| BIS BISSA-1547(1SACD) |
マーラー:大地の歌(中国語歌唱版) |
| ニン・リャン(Ms)、ウォーレン・モク(T)、ラン・シュイ(指)シンガポールSO
マーラーの「大地の歌」は、李白や孟浩然の漢詩をドイツ人ベトゲが自由に独語訳したとされています。ここで はその歌詞を香港在住のダニエル・ングがオリジナルの漢詩に戻した中国語で歌唱している注目盤。さらに独唱、オーケストラ、指揮者 ともに中国系という点も徹底していて、マーラーが込めた中国的色彩がより濃厚となっています。 (071011Ki) |
|
| VISTA VERA VVCD-00147(1CD) |
偉大なるロシアの指揮者たち Vol.5/ニコライ・ゴロワーノフ チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調「悲愴」、交響的幻想曲「テンペスト」 Op.18 |
| ニコライ・ゴロワーノフ((指)モスクワRSO
録音:1948年 |
|
| ARCO DIVA UP-0099-2(1CD) |
マーラー:交響曲第4番ト長調 |
| カロリナ・ベルコヴァー(S)、ヴラディミール・ヴァーレク(指)チェコRSO |
| Serenade SEDR-5007(1CDR) |
ブルックナー:交響曲第5番(原典版) |
| ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)VPO
録音:1951年8月19日ザルツブルク祝祭大劇場/音源:Discocorp RR 314(U.S.A) この演奏はすでにEMIクラシックスから正規盤が発売されているため、あえて競合盤を出す必要がないと思う人もあろう。しかしながら、以下の2点の理由で出す意義があると判断した。まずひとつは、第1楽章の9分43秒、9分52秒のようなホルンのミスがEMI盤ではきれいに修正されていること。もうひとつは、EMI盤は全体的にノイズ・カットが過剰であり、必ずしも最上の復刻とは言えないということである。EMIのバイロイトの第9は本番とリハーサルのテイクが編集されているが、最終的にどちらのテイクを使用してもフルトヴェングラーの演奏であることには変わりはない。しかし、この場合は元がノン・ストップの放送用録音であるため、修正した部分は人工的に作られたか、他人の演奏を挿入してあるのではないかと疑われても仕方がない。音質に関しては個々人の好みの違いがあるので断定的には言えないが、いわゆる熱心な聴き手は出来るだけ原音に忠実な音質を好むので、このディスクを聴いて今までとは違った印象を抱く人も多いのではないかと推測する。 この演奏はカナダ・ロココによって初めてLP化されたが、このロココ盤(ロココのライセンス盤である日本コロムビアDXM-179/80も同様)の音質は芳しくなかった。復刻の候補としてあがったのはチェトラ FE42とこのディスココープ盤で、甲乙はなかなか付けがたかったが、最終的には中低音が豊かで聴き疲れのしない後者を選択した。(平林 直哉) |
|
| Hanssler 93-212(1CD) |
モーツァルト:交響曲第12番、交響曲第29番、交響曲第39番 |
| サー・ロジャー・ノリントン(指)SWR シュトゥットガルトRSO
録音:2006年9月シュトゥットガルト・リーダーハレ、ヘーゲルザール(2006 年シュトゥットガルト、ヨーロッパ音楽祭ライヴ) 2008年1月に4年ぶりの来日公演が予定されているノリントン&手兵シュトゥットガルト放送響。かれらが2006年作曲家生誕250周 年のアニヴァーサリーに行なったモーツァルトのライヴは、“ピュア・トーン”の生み出す清潔であたたかみのある響きがあらためて 評判となりました。「ジュピター」ほか(93.211)につづく第2弾では、ノリントンが同じ2006年11月のN 響定期でも取り上げて大い に話題を集めた第39 番、後期の6曲に連なる人気作の第29番、1771年イタリア楽旅の合間をぬってザルツブルクで書かれた第12番を 収めています。ピリオド・アプローチの過激さだけでいえば今ではほかにいくらもありますが、優美やユーモアといったモーツァルト に必要なものが失われることなく、さまざまな試みの結果として面白く活き活きと聴かせる手腕はまさに面目躍如といったところでしょ う。このモーツァルトはノリントンらが到達したこれまでで最高の成功例といえるのではないでしょうか。 ノリントンが当オケの首席指揮者に就任して来年で10年。さらなる深化を遂げた彼らとの出会いに今から期待が高まります。 (071009Ki) |
| VISTA VERA VVCD-00139(1CD) |
偉大なるロシアの指揮者たち2(N・ゴロワーノフ) チャイコフスキー:交響曲第1番「冬の日の幻想」、交響的幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」* |
| ニコライ・ゴロワーノフ(指)モスクワRSO
録音:1952年、1949年* |
|
| 露OLYMPIA MKM-204(1CD) |
タネーエフ:交響曲第4番、スクリャービン:ピアノ協奏曲 |
| アンドレイ・コロベイニコフ(P)、ミハイル・スニトコ(指)サンクトペテルブルクSO
録音:2006年、サンクトペテルブルク、フィルハーモニー |
|
![]() Pentatone PTC-5186.083(1SACD) |
プロコフィエフ:交響曲第5番、戦争終結に寄せる頌歌Op.105* |
| ウラディーミル・ユロフスキ(指)ロシア・ナショナルSO
録音:2005年9月ライヴ、2007年2月* プレトニョフが創設したロシア・ナショナル管を主席客演指揮者ユロフスキが指揮して打ちたてた金字塔!ユロフスキの演奏はラフマニノフの「交響的舞曲」(LPO)でもそうでしたが、外面的な効果をを上げやすい作品でも決してそれを目的とせず、内面に暗く屈折したものを抱えならが音楽を豊かに醸成させるのが大きな特徴ですが、この「第5番」もまさにその典型。しかもこの作品の演奏で、直截なダイナミズムのみならず、細やかな感情表現も完全に同居させ、ここまで格調高く濃密な内容を誇る作品として再現した演奏は他にあまり聴いたことがありません。第1楽章冒頭の木管の導入部分は、なんとも柔らかな感触。まずその繊細な音の質感にハッとさせられますが、楽章後半に至ると音楽がどこまでも膨張し続け、重量感抜群の大伽藍を築きます。テンポの操作も実に念入り。第2楽章はリズムの立ち上がり自体は鋭角的ながら音に独特の憂いが宿り、まさに苦悩の舞曲。また、各声部の隈取が恐ろしく明確なので、感情の軋みがじりじりと聴き手に伝わるのです。2:09から突如ギアチェンジしてテンポを上げますが、この切迫感も聴きもの。2:24のフレーズ結尾で、弦がガガガッっと唸りを立てるのも衝撃的。後半7:24からコーダまでの緊張感の高さと神々しいばかりの立体感は空前絶後と叫びたくなるほど魅力的で、ユロフスキの才能を示す象徴的なシーンです。第3楽章はショスタコーヴィチを思わせる苦渋に満ちたニュアンスで一貫。全楽章通じて言えることですが、ここで現れる全ての表現は指揮者が演奏に際して意図して築いたという性質のものではなく、ユロフスキ自身の人間性や精神構造そのものが音楽に乗り移ったかのような印象を強く残すので、その説得力が尋常ではないのです。終楽章はこの演奏が破格の名演であることを更に確信させる凄演!何気ないバスの合の手さえ凄み満点。とにかくこれほど多くの音楽的な情報がこの楽章に詰まっていたのかと驚きを禁じえません。最後に忘れてはならないのは、ロシア・ナショナル管の巧さ!磐石のアンサンブル能力と有機的な声部バランスの妙は、創設者プレトニョフの指揮の下では感じにくかったもの。なお、交響曲はライヴ収録ですが、会場ノイズは一切なし。 「戦争終結に寄せる頌歌」は、と8台のハープと4台のピアノ、管楽器セクション(吹奏楽編成)と8台のコントラバスという大曲。 |
|
| Etcetera KTC-1342(1CD) |
フランチェスコ・パスクアーレ・リッチ(1732−1817):6つのシンフォニアOp.2(世界初録音) |
| ヤン・ウィレム・デ・フリエンド(指)オランダ放送CO
録音:2002年1月 イタリアの中流階級の家庭に生まれコモ大聖堂の楽長などを務めたリッチは、ハーグやアムステルダムで自らの作品の出版を行うなどオランダに縁の深いイタリア人作曲家。モダン楽器とピリオド奏法を組み合わて演奏を行うコンバッティメント・コンソート・アムステルダムで音楽監督フリエンドが、オランダ放送室内管(現オランダ放送室内フィル)を巧みにコントロールしており洗練された録音に仕上げています全曲世界初録音。 |
|
| PREISER PRCD-90618(2CD) |
ウィーン・フィルゆかりの作品集 モーツァルト:交響曲第40番、クラリネット協奏曲*、交響曲第33番*、ハイドン:交響曲第99番#、シューベルト:交響曲第3番##、交響曲第5番## |
| ウィルヘルム・フルトヴェングラー(指)、ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)* ヨゼフ・クリップス(指)、カール・ミュンヒンガー(指)##、VPO、レオポルド・ウラッハ(Cl) いまは亡き名指揮者たちがウィーン・フィルと残した名曲を集めています。なつかしい絶頂期のウィーン・フィルのひびきを堪能できます。 |
|
| Glossa GCDSA-922204(1SACD) |
エルガー:交響曲第1番/オラトリオ《神の国》Op.51〜前奏曲 |
| マーティン・ブラビンズ(指)フランダース放送O
ニケやパンドルフォ、ブリュッヘン、メイヤーソン、ラ・ヴェネクシアーナ・・・。数多くの世界的な古楽器奏者の録音をリリースしているグロッサからなんとエルガーの生誕150年記念アルバムが登場。グロッサ2度目の登場となる名門フランダース放送管を率いてこのエルガーでタクトを執るのは、ハイペリオンでもお馴染みのマエストロ、マーティン・ブラビンズ。有名無名にかかわらず膨大な数のイギリス作品をレパートリーとしているブラビンズは、イギリス音楽の新たなスペシャリストとして大きな期待を浴びています。 |
|
![]() Audite AU-234041(2CD) |
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」、交響曲第2番、交響曲第7番* |
| カール・べーム(指)バイエルンRSO
録音: 1978年12月7-8日、1973年5月3日* 以上、ミュンヘン・レジデンツ・ヘルクレスザール(ステレオ・ライヴ) すべてバイエルン放送アーカイヴの正規音源からの復刻。5歳の時に生地グラーツで観た初めてのオペラ「フィデリオ」に始まるベー ムとベートーヴェンとの出会い。以後の音楽活動の原点になったと本人も述懐しているとはいえ、ベームによるベートーヴェン録音そ のものはけっして多いとはいえません。ウィーン・フィルとの全集(70 〜 72年)完成後に行なわれたバイエルン放送響とのライヴは、 あふれる躍動感とキリッと剛毅で構えの大きな音楽づくりがみごと。音質もすぐれています。 |
|
| MEMORIES MR-2028(7CD) |
ワインガルトナー/ベートーヴェン:交響曲全集 交響曲第1番(VPO、1937年10月19日)、交響曲第2番(LSO、1938年3月2日)、交響曲第3番「英雄」(VPO、1936年5月)、交響曲第4番(LPO、1933年11月)、交響曲第5番「運命」(LPO、1933年)、交響曲第6番「田園」(RPO、1927年1月)、交響曲第7番(VPO、1936年2月)、交響曲第8番(VPO、1936年2月)、交響曲第9番「合唱」(VPO、ヘルツグリューバー=S、アンダイ=Ms、マイクル=T、マイル=Bs、1935年2月)、ハンマークラヴィーア・ソナタ=管弦楽編曲版(1930年3月)、ピアノ協奏曲第3番(マルグリット・ロン、COP、1939年6月)、三重協奏曲(VPO、オドノポソフ=Vn、アウバー=Vc、モラレス=P、1937年10月)、「フィデリオ」序曲(LPO、1938年10月)、「献堂式」序曲(LPO、1938年10月)、アテネの廃墟(LSO,1940年2月)、「エグモント」序曲(VPO、1937年)、「レオノーレ」序曲第2番(LSO、1938年2月) |
| 巨匠ワインガルトナーのベートーヴェン全集は様々なレーベルでCD化されておりますが、ボックス全集化となりますと国内盤東芝盤、もしくはGrammofono2000(編集欠損のある欠陥版)ぐらいでいずれも入手不可能です。今回のMEMORIES盤は、SPコレクションのみならず、再発LPなども、その復刻ソースとして、再生マスタリングされたとのことで、針音をむしろ盛大に取り込んだために、迫力と音域が増し、大人しい指揮者と思われがちなワインガルトナーも結構燃えていたんだなあという感慨を新たにさせる自信作とのことです。完全限定盤。 | |
| BBC LEGENDS BBCL-4226(1CD) |
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番「革命」、ラフマニノフ:交響詩「死の島」Op.29 |
| エフゲニー・スヴェトラーノフ(指)LSO、ソヴィエト国立SO*
録音:1978年8月28日エジンバラ・アッシャー・ホール(ステレオ・ライヴ)、1968年8月22日ロンドン・ロイヤル・アルバート・ホール(ステレオ・ライヴ)* すべてBBCアーカイヴ音源の復刻。稀代の怪物指揮者スヴェトラーノフがLSO を振った「革命」は、エジンバラ音楽祭におけるライヴで完全初出。スヴェトラーノフといえば手兵ソヴィエト国立響との演奏を抜きに語れませんが、この翌年には首席客演指揮者に任命されることになるLSOは、当時プレヴィンのもとで大躍進を遂げ、アンサンブルの条件が揃っていました。スタイルの異なるプレヴィン&LSO盤(65年)との聴き比べもまた興味深いところではないでしょうか。いずれにせよ、第8 番(BBCL.4189)の余韻も冷め遣らぬところへ、またしてもファンにはとんでもないタイトルの出現といえそうです。いっぽう、これより10 年前、プロムスでの実況録音による「死の島」。40 歳を目前にして、戦車に喩えられる激烈で濃厚な味付けはこの時期ならではのもの。なお、当日はオイストラフ独奏でショスタコーヴィチの第2 協奏曲(BBCL.4060)とスクリャービンの法悦の詩(BBCL.4121)も演奏されています。 |
|
| GRAND SLAM GS-2025(1CD) |
ブラームス:交響曲第1番、ハンガリー舞曲第1番*/第10番*、交響曲第1番〜第1楽章#、交響曲第1番〜第4楽章(抜粋)# |
| ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)VPO、BPO*
録音:1947年11月17日-20日ウィーン・ムジークフェラインザール、1930年ベルリン高等音楽院*、不明# 音源:HMV(France, LA VOIX DE SON MAITRE) DB 6634/6638, DBS 6639(2VH7083-1/7084-2/7085-1/ 7086-2/7087-2/7088-2/7091-1/7092-1/7093-1/7099-1/7100-1)、 Polydor(Germany) 90190 (2530 1/2BH1/ 2587 1/2BH1)*、 Nippon Columbia(Japan) DXM-163-VX# ■制作者より 1947年にウィーン・フィルと録音されたブラームスの交響曲第1番は、フルトヴェングラーの演奏の中では決して高く評価されていません。 しかし、その一因は復刻する際の加工の仕方によるものが大きいようです。この演奏を復刻する際にはたいていの場合オリジナルのイギリ スHMV のSP 盤(78 回転)が使用されますが、このイギリス盤はカートリッジで再生すると高域に独特のきついノイズを生じます。そのノ イズは大なり小なりカットして復刻するのですが、そうなるとどうしても原音の輝きや艶を失ってしまいます。しかし、このディスクで使 用したフランスHMV盤はイギリス盤に比べて高域のノイズはかなり少なく、SP盤に刻まれた情報を限りなく忠実に復刻することが可能とな りました。従いまして、従来の復刻盤と比較して大きく異なる印象を抱く人は多いかと思います。なお、余白には戦前のポリドール盤から の復刻である個性の濃厚なハンガリー舞曲を2曲(ベルリン・フィル)収録しました。これも原音を忠実に生かすように復刻をしています。 また、ボーナス・トラックには1973年に日本コロムビアから発売されたブラームスの交響曲第1番の抜粋を収録しています。このコロムビ ア盤は当時「録音年不詳」として発売されましたが、のちにこのディスクのブラームス第1 と同一のSP からの復刻と判定されました。しか し、その後このコロムビア盤に関しては「ベーム指揮、ウィーン・フィルのSPのテイク(1942年、ドイツ・エレクトローラ)が一部に挿入 されている」とする説も浮上し、その論争にはいまだに終止符が打たれていません。制作者もこのディスクの演奏とコロムビア盤とは同一 のものと判断していますが、詳細に比較すると、たとえば第1楽章の序奏部の最後の部分では演奏ノイズが若干異なるような気もします。 そのあたりも熱心なファンの方の耳で実際に確かめていただきたいと思い、あえてボーナス・トラックとして加えました。 (平林 直哉) ■解説書の内容 これまでと同様に、交響曲第1番の英グラモフォン誌の批評の邦訳を掲載します。さらに、コロムビア盤LPに掲載された岡俊雄氏の解説も 当時の貴重な資料として特別に再掲載します。 |
| MYTHOS MPCD-9019(1CD) |
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」 |
| ウィルヘルム・フルトヴェングラー(指)BPO
録音:1943年6月27ロー30日 /旧ソビエトVSG盤からの復刻 旧ソヴィエト時代の謎に包まれた音源リストにあっ七、その最高峰とされているVSGレーベ ル。そして、この5番の音源には青松明や灯台レーベルしか存在しないと信じられていた いままでの常識がついに打ち崩されます。ミソスのライブラリーにはあるはずのないVSG レーベルが存在していたのです。旧ソヴィエトの放送関係者から入手したというこの盤は、 もちろん世界で初めてここに復刻されるのです。いままで最高と言われていた青松明や灯 台レーベルの音をさらにクリアーにして、奥行きと凄みを増した音楽が間違いなくここに刻 まれています。いままで極々限られた一部の人間しか聴くことのかなわなかった幻の音源 が、ついに光を当てられることとなった音楽史に刻まれるべき1枚なのです。(MYTHOS) ※こちらはCD-Rではなく、通常のCD盤です。 |
|
| Serenade SEDR-5010(1CDR) |
ベートーヴェン:交響曲第2番、交響曲第7番* |
| カール・シューリヒト(指)ベルリンRIAS響、オットー・クレンペラー(指)スイス・ロマンドO*
録音:1953年11月19日、1957年3月6日* 1981年にMovimento Musicaから発売された「9人の指揮者によるベートーヴェンの交響曲全集」は一部のマニアでは話題となった。その内訳は、第1番=フルトヴェングラー、第2番=シューリヒト、第3番=ワルター、第4番=ベーム、第5番=E.クライバー、第6番=ヨッフム、第7番=クレンペラー、第8番=クナッパーツブッシュ、第9番=カラヤンであり、音源としても当時大半が初登場となるものだったと記憶する。しかし一方で、特定の指揮者のファンが手を出し辛いということもあったようで、その全貌を知る人もまたそれほど多くはなかった。この全集の音源はその後他レーベルからも発売されているが、全体的な音質は思った以上に優れていたことである。 その中ではこのシューリヒト指揮の第2番とクレンペラーの第7番は他の復刻盤も少なく(クレンペラーはこのLPが唯一?)、貴重である。なお、第7番のデータは全集LPの解説書には「1955年3月4日、ローザンヌ」とあるが、"Otto Klemperer his life and times Volume 2 1933-1973"(Peter Heyworth, Cambridge University Press)の巻末にあるディスコグラフィによると(ディスコグラフィはマイケル・グレイの制作)、このディスクの表記が正しいという。(平林 直哉) |
|
| Serenade SEDR-5006(1CDR) |
ブラームス:交響曲第3番、ワーグナー:ジークフリート牧歌 |
| ハンス・クナッパーツブッシュ(指)BPO、VPO*
録音:1944年9月9日、1949年8月30日/原盤:Melodiya (U.S.S.R) D 06429/30、Melodram (Italy) MEL 711* この演奏と同じブラームスの交響曲第3番を含むSEDR-2020(2003年発売)は原盤提供者との契約ですでに廃盤となっている。その時に復刻に使用したLPはブラームスの交響曲第3番とブルックナーの同第4番「ロマンティック」を2枚に詰め込んだものだったが、今回復刻したブラームスは、ゆったりとLP1枚両面にカッティングしたものを使用している。音質はSEDR-2020と比較して演奏の印象を大きく変えるほどの違いがあるとは言えないものの、やはり36分程度の曲をLP1枚両面にカッティングしたこのディスクの方がゆとりが感じられる。 このブラームスがクナお気に入りの作品だとすれば、このジークフリート牧歌もまた彼がこよなく愛したものだった。吉田光司著『クナッパーツブッシュ・ディスコグラフィ』(キングインターナショナル)によると、この曲の録音はこれまで7種類が知られているが、このディスクに収められた演奏は目下のところ最古のもとして知られている。しかも、この演奏は世界初CDR化である。この日は周知の通りブルックナーの交響曲第7番が演奏されているが、ジークフリート牧歌は編成が小さいせいか非常に鮮明に収録されていたことは幸いだった。(平林 直哉) |
|
| OTAKEN TKC-311(1CD) |
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」、交響曲第4番* |
| ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)VPO
録音:1954年2月28,3月1日 ウィーン・ムジークフェラインザール 1952年12月1〜2日 ウィーン・ムジークフェラインザール* 音源:EMIによる商業用正規録音 ガラスCDに迫る音質のプレスCDでフルトヴェングラーの「運命」を聴く。 私ども復刻盤愛好家がレコードよりの復刻、いわゆる板起しにこだわってきた理由は、これまでの市販CDの音に満足出来なかったからに他なりません。しかし最近になってCDの音を悪くしている原因が、粗雑なスタンパー製作とプレス時の不純物であることが解明され、決してデジタルがアナログに劣っているわけではないことが判明して来ました。そこで当社は音楽CD製作を専門とし且つ国内最高水準の精度と純度を出すスタンパー製作会社およびプレス工場と提携し、超高音質で話題になったガラスCDに迫る音質のプレスCDの製作に成功いたしました。これにより、我らがフルヴェングラーの録音がかつてない最高音質で甦る道が開かれました。この方法ですと、音源を大変忠実に再現するため、当然マスターの音の良否が問われることになります。幸い、フルトヴェングラーの1952年以降の正規録音は、マスターにおいてすぐれた音質で保存されていることが確認され、この度そのうち何点かコピーIDフリーの状態でマスターコピーの提供をお受けすることができました。文字通り前代未聞の音で巨匠の名演の数々を順次ご提供させていただくことが可能となったわけです。まずは54年の「運命」。カップリングの「第4」共々私事で恐縮ですが30数年前初めて聴いた擬似ステレオLPのぼんやりした音から見れば本当に隔世の感がある見事な音で甦りました。この音で聴くとフルトヴェングラーのベートーヴェンには、例えばパーヴォ・ヤルヴィのような現代のスタイルのベートーヴェンを支持される方にも受け入れられるはずの斬新性が先取りされていたことが判明します。フルトヴェングラーは決して古弁ではなく何時もfull弁なのです。(オタケン・レコード 太田憲志) |
![]() MEMORIES MR-2022(2CD) |
ウェーバー:交響曲第1番、ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死、ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」、ブラームス:交響曲第1番*、R・シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」* |
| ルドルフ・ケンペ(指)シュターツカペレ・ドレスデン
録音:1956年6月28日ドレスデン国立劇場大ホール*、1957年1月16日ドレスデン国立劇場大ホール* 収録曲全てが名演。ライヴ演奏において、スタジオ録音以上のハイテンションを示す指揮者の代表格といえばカール・ベームが思い出されますが、ケンペもその点においてベームと並ぶ存在ではないでしょうか。しかしケンペの場合はドイツの伝統的な頑丈な構築性に19世紀的なロマンチシズムの名残も加味され、独特の熱気が溢れる場合が少なくありません。この2枚組CDに収録されている全ての曲はまさにその熱気が最高次元まで高められた名演揃い!時にはフルトヴェングラーのように、またある時はミュンシュのように果敢に音楽に立ち向かう姿は、ケンペの多くのディスクの中でも傑出した存在といえるでしょう。 ブラームスは、荘厳極まりない第1楽章から音楽が凝縮しつくされて、遅いテンポによる重量感が横溢。ミュンヘンPOとの全集の温和で現代的にすっきりとした印象とはまるで異なります。終楽章は金管、打楽器の炸裂が凄まじく、特に中盤以降は感情がむき出しになる部分も。10:56からの爆発ぶりは、いくらライヴで燃えるケンペでも異常なほどの超ハイテンションで、11:27には遂にスコールのような激高に達して唖然とします。 ウェーバー、ワーグナー、ベートーヴェンはArchipelと同じ演奏。ウェーバーの交響曲は終始やる気満々!この曲に対してこれほど体当たりでぶつかった演奏に接したことはありません。特に終楽章の馬力は物凄く、聴衆の拍手も、一瞬放心状態となったのか、しばらくしてからパラパラと開始されるほど。 ワーグナーもかなり作品に没入したアプローチで、前奏曲の冒頭の溜め具合はクナを思わせる抉りの深さ!モノラルながら音色に腰と芯を感じさせ、豊穣なロマンの息吹が内面から滾々と湧き出す様は心の深部に浸透します。「愛の死」もオケのみの演奏ですが、ソプラノが欠ける事の不満を一切感じさせないほど、迫真のニュアンスが淀みなく流れ出し、最後の数分間にいたっては恍惚美の極み!まさに強固な愛の結晶を見る思いで、フレーズが根底から揺さぶりを掛けるのです。 「運命」がこれまたミュンヘン・フィル盤をはるかに凌ぐ名演!第1楽章冒頭テーマで、晩年のクレンペラーを思わせる遅いテンポで一音ごとに克明に音を打ちつけるスタイルが予想外。ここでも音楽の深みが素晴らしく、極めて無骨な構築も、骨董品的な古めかしさに止まらずに強烈に訴えかけるものがあります。2、3楽章も重心の低い剛直な表現で、てこでも動かない強靭な意志の力が音に漲っています。終楽章のみがやや速めのテンポで疾走しますが、その怒涛の闘志があまりにも見事!もちろんスポーツ的な快感とは無縁。ピッコロを蔑ろにせず、後半に向かって音楽が内燃のパワーを一層高めて感動的な結末を迎えるまで、息をつく暇を与えない見事な緊張!録音状態も良好。ドイツ音楽ファン必聴アイテムです! 【湧々堂】 |
|
| Audite AU-95584(1CD) |
ハイドン:交響曲第44番「悲しみ」、交響曲第98番 |
| フェレンツ・フリッチャイ(指)ケルンRSO
録音:1953年、1952年ケルン(ライヴ) バッハからB.A.ツィンマーマンまで広範なレパートリーを誇った名指揮者フリッチャイ。1947年ザルツブルク音楽祭でクレン ペラーに代わり、アイネムのオペラ「ダントンの死」初演を成功させたエピソードは有名で、同時代作品のエキスパートとして注目さ れました。師バルトークとコダーイや、ストラヴィンスキーの音楽を広めたのも大きな功績です。1950年代初めケルン放送響にひんぱ んに登場した彼は、シンフォニー・コンサートで、また録音目的で同時代の作曲家の作品を取り上げていますが、そのなかにはハイド ンも含まれていました。 このたびaudite のフリッチャイ・シリーズに登場する内容はすべて初出。快速なテンポとクリアな響き、引き締まったフォルムの美 しさが、この頃のフリッチャイのスタイルをよく伝えています。“簡潔ゆえにかえって演奏がむずかしい”といわれるハイドン。当時 のコンサート・プログラムではどちらかといえば無視されていたハイドンに着目しているのもフリッチャイの見識の高さを示していま す。WDR アーカイヴからの復刻で音質もたいへん良好。 |
|
| TDKコア TDKAD-024(1CD) |
モーツァルト:交響曲第31番「パリ」、ハイドン:交響曲第83番「雌鶏」、交響曲第86番、交響曲第31番〜第2楽章[アンコール] |
| 鈴木秀美(指)オーケストラ・リベラ・クラシカ
録音:2007年6月29日 東京・浜離宮朝日ホール(ライヴ) オーケストラ・リベラ・クラシカの第18回演奏会より、ハイドンの「パリ交響曲」から2 曲を、モーツァルトの「パ リ」とともに収録しています。 完成度が高くアイデア満載の「パリ交響曲」を、長年培ったOLCのサウンドが最良のかたちで表現された演奏です。またパリの大きなオー ケストラでの演奏のため書かれたかなりの規模をもった交響曲「パリ」では、新メンバー4 人も加わり当時の熱狂した聴衆を追体験するよ うな、エネルギーに満ちた演奏を聴かせています。この作品の第2 楽章には、依頼人の要望で書き換えた別バージョンがあり、アンコール としてこの録音に収録されています。 |
|
| JVC JMM24XR-02(1CD) 税込定価 |
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」 |
| アルトゥーロ・トスカニーニ(指)NBC響
録音:1953年2月2日、ニューヨーク、カーネギー・ホール/JVC K2 24 BIT REMSTERING/MONO [オリジナル・プロデューサー] リチャード・モア [オリジナル・レコーディング・エンジニア] ルイス・レイトン [リマスタリング・エンジニア] 杉本一家 (JVC マスタリング・センター) [マスターテープ・トランスファー] アンドレアス・マイヤー(ニューヨーク・ソニー・スタジオ) 1961年に擬似ステレ オ・シリーズに選ばれたことからも判るように、その音質の良さもトスカニーニの全録音中群を抜いた存在。 「新世界より」は、トスカニーニにとって、ごく初期からのコンサート・レパートリーに属する作品であり、1897年、 30歳の時にすでにトリノで指揮しています。NBC交響楽団時代には演奏会で5回取り上げており、当録音は、その最後となった1953年1月31日の演奏会の2日後にRCA によって録音されたもの。トスカニーニの「新 世界より」解釈は、構成感が希薄だと思われがちなこの交響曲に明晰なまでの論理的秩序をもたらした画期的 なものであり、この交響曲を語る上で欠くことの出来ない名盤とされています なおジャケット画は、初出LP に使用されたエドワード・ホッパーらと並ぶアメリカの国民的画家、チャールズ・ バーチフィールド(1893-1967)による「11 月の夕べ」。大のドヴォルザーク・ファンであったバーチフィールドは、 1920 年にアコースティック録音で初めて聴いたストコフスキー指揮フィラデルフィア管弦楽団による「新世界よ り」第2楽章(短縮版/アコースティック録音)に鮮烈な衝撃を受け、そのインスピレーションをもとに「11月の夕 べ」のスケッチを書いたという。(このジャケットでは日本初出の可能性あり) 『今回のXRCD 化の成果は実にめざましい。トスカニーニならではの引き締まった演奏の推進力、そこにある エネルギーと輝かしい表現の気迫がさらに鮮明かつリアルに前面に押し出されるとともに、ほとんど対照的とも いえる表現のしなやかさ、音色やアンサンブルに漂う実に柔軟な情緒や陰影感といったものまでもが心にくい美 しさと拡がりを持って聴き手の眼前に再現されており、イメージを一新させる。ことにオーケストラの巧さと感覚 的表現力の素晴らしさに対する認識は大きく変えられるはずである。半世紀以上も前の演奏ではあるが、NBC 交響楽団が文字通り当時の最先端をいくヴィルトゥオージ・オーケストラであった事実を突きつけられることにな るが、もちろんそれは嬉しい衝撃である。』(諸石幸生、ライナーノーツより) ■「XRCD24 RCA トスカニーニ・オリジナル・エディション」の発売にあたって( 杉本一家 [XRCD24 プロデューサー、マスタリング・エンジニエア]) トスカニーニの録音をXRCD24 化するにあたっては、まずXRCD24 の大原則である真正のオリジナル・ マスターテープを使用するという点にこだわりました。トスカニーニの録音は、LP 時代に何度も再発売され る過程で、コピーやマスタリングが繰り返され、オリジナル・マスターテープの音とはずいぶんかけ離れた ものになってしまいました。B.H.ハギンの名著『トスカニーニとの対話』で明らかにされているように、RCA は同一のカタログ番号であっても、再プレスする際にマスタリングし直して発売することが多々ありました。 ハギンはそうしたマスタリングを「enhancement(エンハンスメント=強化、強調)」と称していま。これは、エ コー・チェンバーを用いて人工的なエコーを加えたり、特定の音声帯域を持ち上げて強調したり、またステ レオ時代に入ってからは擬似ステレオ・イメージを付加したりすることで、「より聴きやすくする」のが目的で あったと思われますが、冷静に結果としてみるといたずらに刺激的な音に変貌しただけでした。特にLP 時 代のトスカニーニ・サウンドのイメージであるヴァイオリンなどの高音域や金管が異様なほどに強調された 「硬い・きつい・きたない」の「3K サウンド」は、この人工的操作によって生み出されたものといえるでしょう。 これが良い意味でも悪い意味でも、LP 時代のトスカニーニのサウンドを長年にわたって規定してしまった のです。 このイメージを打破したのが、当時のBMG クラシックスが故ジョン・ファイファーの監修で1990年から 1992 年にかけて完成させたCD82 枚組の全集でした。この時のCD 化によって、トスカニーニの録音の大 部分が、人工的な操作のされていないオリジナル・マスターテープから真正のモノラルで復刻されたので す。LP 時代の刺激的なトスカニーニのサウンドに慣れていた耳には大人しく響いたかもしれませんが、そ れこそがオリジナル・マスターテープに刻みこまれたサウンド・イメージであり、よく聴くと非常にバランスの 取れた、緻密な音作りがなされていることがよく判ります。LP 時代には不自然なバランスでマスタリングさ れていたがゆえに聴き取ることの出来なかったディテールまでがクリアになり、トスカニーニが作り上げた 演奏のイメージが明確に届くようになったのです。 今回のトスカニーニのXRCD24 化は、この成果の上に立つものです。 ペンシルヴァニアの山中にあるBMG のテープ・アーカイヴに保管されているトスカニーニのオリジナル・ マスターテープは、76cm/30ips で録音されており、記録されている音の情報量の多さ、密度の濃さ、SN の 良さ、ダイナミック・レンジの広さは驚くべきものです(これまでの私自身の経験では、巷間ささやかれてい るような転写や音質劣化などの「アナログ・テープの経年変化」は、保存状態が万全である限り、皆無とい えましょう)。XRCD24化にあたってのわれわれの仕事は、それをそのままそっくりCDというパッケージに移 し変えることでした。 同一番号で複数残されている場合もあるマスターテープの選定に際しては、ニューヨークのソニー・スタ ジオのアンドレアス・マイヤー氏(彼は現在日本で発売されているグレン・グールドの紙ジャケット・シリー ズのリマスタリングも手がけている有能なプロデューサー/エンジニアです)と、スタジオのテープ・アーカ イヴのスタッフの知識と経験に多いに助けられました。 オリジナル・マスターテープの再生に当たっては、乾燥のせいで離れてしまう編集箇所のスプライスを一 つ一つつなぎ直し、今となっては希少なモノラル・ヘッドを使用して適正な位相でプレイバックしています。 よく見過ごされがちなこの基本中の基本を厳守することによって、オリジナル・マスターテープの情報を最 大限に引き出すことが出来るのです。またモノラル録音こそ、ステレオ・セパレーションのギミックがないだ けに、真の音質向上が問われます。今回のXRCD24化に当たっては、純正モノラル・サウンドの再現にこだ わり、究極のリマスタリングを実現しました。 なお、トスカニーニ録音のXRCD24 化のレパートリーの選定にあたっては、 @NBC 交響楽団との録音であること ANBC の放送録音ではなく、RCA による録音であること Bテープ録音(つまり1949 年12 月以降の録音)であること C8H スタジオなどではなく、音響の良いカーネギー・ホールでの録音であること Dトスカニーニの代表的な名盤であること を原則としました。アコースティック時代の1920 年から引退する1954 年まで膨大な録音をおこなったトス カニーニの場合、同一曲でも複数の録音が残されていることが多いのですが、そうした場合は以上の原則 に基づいて選んでいます。 最後に、トスカニーニのRCA 録音がどのように行われたか、”TOSCANINI PLAYS YOUR FAVORITES” (LM-1834)のジャケットに記されたインフォメーションを付け加えておきましょう。 『これらの録音は、マエストロ・トスカニーニとNBC 交響楽団によって、ニューヨークのカーネギー・ホール で行なわれました。同一曲が放送用の演奏会で取り上げられた後に録音されたのです。トスカニーニの創 り出したオーケストラ各パートのバランスを正確に記録するために、あらゆる周波数帯を満遍なく、しかも 広範囲の角度で記録できる録音用のコンデンサー・マイクロフォンが1 本、指揮台の約16 フィート(約4.8 メートル)上に吊り下げられました。このマイクによって収録された演奏は、RCA 製のテープ・レコーダー RT-2 によって30ips で原音を損なわぬよう記録されました。』 トスカニーニ指揮NBC 交響楽団の録音が全てこのような形で行なわれたかは定かではありませんが、そ れぞれの録音を比較してみると、これに類したシンプルなセッティングであったと思われます。こうしてオリ ジナルマスターテープに刻まれたトスカニーニの演奏情報を、最大限に引き出してCD という器に移し替え るのが、私どものXRCD24 の究極の目標であるのです。 没後50 年にふさわしい感動刷新のXRCD24 によるトスカニーニ 諸石幸生[音楽評論家] 1867 年イタリアのパルマに生まれ、1957年ニューヨークに89才で亡くなったアルトゥーロ・トスカニーニ は、今年(2007年)が没後50年、生誕140 年になる。フルトヴェングラー、ワルター、メンゲルベルクらと並 んで20 世紀楽壇をリードした巨匠中の巨匠だが、後世に与えた影響力も傑出、カラヤン、ショルティ、ジュ リーニ、アバドなど幾多の後継者を生み出している。 トスカニーニが生きた時代は2 つの世界大戦を経験した過酷な時代であり、指揮者の生き方も政治抜き には語ることができないほど影響を受けてきた。ことに大戦中アメリカにあったトスカニーニとドイツに留ま ったフルトヴェングラーは対照的な個性と存在感でそびえたつこととなり、演奏のあり方はもとより、人間性 までもがあたかも相容れないものでもあるかのように喧伝されてきたほどである。確かに世界が分断され、 物事が敵か味方か、西か東か、といった二元論で即断されるような時代にはそうした対照性が好むと好ま ざるとに関わらず評価の基準になったことは事実であろう。 だが、フルトヴェングラーもトスカニーニも去って既に半世紀が過ぎた現在、2 人の巨匠たちが残した業 績を、私たちはともに20 世紀の演奏芸術の頂点を究めたかけがえのない表現活動として冷静に受け入れ、 また学び取ることこそが求められているように思われてならない。なぜなら21 世紀の演奏芸術は今なおこ の両者の存在なくしては語ることができないほど影響され、彼らが撒いた種子のもとに花を咲かせている からである。 当然、そこには改められるべき認識もある訳だが、ことにトスカニーニに関しては誤解されてきた側面が 大きい。中でも録音で残された彼の演奏は乾いたサウンドに傾きがちで、明晰でドライな演奏こそがトスカ ニーニの真髄と錯覚され、豊麗さや甘美さとは無縁と思われてきた点は残念であった。確かにトスカニー ニの演奏は余情を排してそそりたつ音の結晶であったが、だからといって音楽が避け難く備える甘美な美 しさと情緒を排除したものなどでは決してなかった。ただ当時の録音技術ではその魅力の全貌を捉える点 で限界があったのである。 もう十数年も前のことになるが、筆者はトスカニーニの孫であるワルフレード氏をニューヨーク郊外の自宅 に訪ねた。そしてその時、NBC 交響楽団の旧メンバーに話を聞く機会を設けてもらったが、「トスカニーニは ドライな響きが好きだったようですね。録音に聴くNBC 交響楽団のサウンドはそういう音ですから」という私 の質問を彼らが完全に否定したことが鮮烈に思い出されてならない。「考えてもみて下さい、私たちは当時、 おそらく世界最高の銘器が集った贅沢なオーケストラだったのですよ。あの豊麗なサウンドは実に見事な ものでした」とは楽員の共通した意見、いや主張であったのである。 今回のXRCD24 はまさにそうした誤解を改めていく上で待望のリリースといえよう。トスカニーニが、緊迫 感あふれるドラマと同時に、響きのマジックも作り出していた巨匠であった事実が浮かび上がってくる歴史 的快挙というべきXRCD 化である。これは新しいトスカニーニ発見の旅の始まりともいえよう。 |
|
| MARCO POLO MAR-6.220516(1CD) |
ランゴー(1893-1952):交響曲第2番「春の目覚め」(1912-1914年原典/世界初録音)、交響曲第3番 |
| インガ・ダム・イェンセン(S)、ペル・サロ(P)*、トマス・ダウスゴー(指デンマーク国立SO&cho
ルーズ・ランゴー(1893〜1952)は、デンマークの作曲家です。この当時としては急進的な作品を書き、また独自の作風を貫いたことから生前には理解されることがありませんでした。 彼の16曲ある交響曲はどれもが特徴的で大規模なものです。ここに収録された若々しさ溢れた「第2番」などを聴けばわかるように、明らかにワーグナーやR・シュトラウスの影響を受けていて、その管弦楽法の緻密さとドラマチックな音は聴き手の耳を欹てずにはいられません。 |
|
| ARTHAUS 101435[AR](DVD) |
ケント・ナガノ コンダクツ・クラシカル・マスターピース第5集 ブルックナー:交響曲第8番/ ドキュメンタリー(ナレーション:英語)、 ケント・ナガノへのインタビュー、 リハーサル風景、 アニメーション |
| ケント・ナガノ(指)ベルリン・ドイツSO
収録:2006年 ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)/収録時間:本編:93分、ドキュメンタリー:52分 画面:カラー、16:9 音声:PCM Stereo, Dolby Digital 5.1, DTS 5.1 字幕:フランス語、スペイン語、イタリア語、日本語/NTSC Region All (Code:0) 大好評、ケント・ナガノとベルリン・ドイツ交響楽団の「コンダクツ・クラシカル・マスターピース」の第5集です。全曲演奏と、リハーサルも含めたドキュメンタリー映像とで名曲を楽しく分析。アニメーションで作曲の背景を解説するなどわかりやすく、知っているはずの名曲に新しい光を当てています。 ケント・ナガノの音楽への真摯なアプローチに胸が熱くなることでしょう。 |
|
| ARTHAUS 101437[AR](DVD) |
ケント・ナガノ コンダクツ・クラシカル・マスターピース第6集 R・シュトラウス:アルプス交響曲 /ドキュメンタリー(ナレーション:英語) ケント・ナガノへのインタビュー、リハーサル風景、アニメーション |
| ケント・ナガノ(指)ベルリン・ドイツSO/録時間:本編:56分、ドキュメンタリー:52分
画面:カラー、16:9 音声:PCM Stereo, Dolby
Digital 5.1, DTS 5.1 字幕:フランス語、スペイン語、イタリア語、日本語/
NTSC Region All (Code:0)
収録:2006年 ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ) ケント・ナガノとベルリン・ドイツ交響楽団の「コンダクツ・クラシカル・マスターピース」の第6集です。このシリーズの完結編は、R・シュトラウスの名作「アルプス交響曲」。もちろん全曲演奏と、リハーサルも含めたドキュメンタリー映像とで名曲を楽しく分析。随所に挿入されるアニメーションも良い味を出しています。 |
|
| COL LEGNO WWE-60002(1CD) |
ベートーヴェン:交響曲第2番、第7番 |
| グスタフ・クーン(指)ボルツァーノ・トレント・ハイドンO
録音:2006年4月26日〜5月3日ハイドン・オーディトリアム(イタリア、ボルツァーノ) |
|
| COL LEGNO WWE-60003(1CD) |
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」、第8番 |
| グスタフ・クーン(指)ボルツァーノ・トレント・ハイドンO
録音:2006年2月10日〜17日ハイドン・オーディトリアム(イタリア、ボルツァーノ) コルレーニョ・レーベルのクラシック・シリーズ。奇才グスタフ・クーンによるベートーヴェン第2弾、第3弾(第1弾は第1、5番/WWE60001)。今回の2枚は小振りのオーケストラを使い、きびきびした音楽の運びで楽しませてくれます。しかしアーノンクールのような古楽的アプローチとも一線を画し、過激な管楽器・打楽器の突出を避け、新時代の標準的な演奏を目指しているように思われます。 |
|
| Hanssler 93-211(1CD) |
モーツァルト:交響曲第1番、交響曲第25番*、交響曲第41番「ジュピター」 |
| サー・ロジャー・ノリントン(指)SWR シュトゥットガルトRSO
録音:2006年9月5日*、2006年9月17日シュトゥットガルト・リーダーハレ、ヘーゲルザール(2006 年シュトゥットガルト・ヨーロッパ音楽祭ライヴ) 毎年恒例ノリントン&シュトゥットガルト放送響によるヨーロッパ音楽祭ライヴ。2006年はモーツァルト生誕250周年のアニヴァーサリー ということで、2週間に渡って初期から後期に及ぶ大小20曲以上のシンフォニーが演奏されました。リリースのたびに旋風を巻き起こしてきたこのコンビによる最新アルバムはモーツァルト。ノリントンのモーツァルト演奏ではかつての手兵ロンドン・クラシカル・プレーヤーズとのスタジオ録音がすでに知られ、後期三大交響曲 と「プラハ」(90 91年)のほか、ピアノ協奏曲集、オペラ「魔笛」や「ドン・ジョヴァンニ」、レクイエムなどオリジナル楽器の斬新な 響きを駆使した過激なアプローチが興味深いものでした。また、もうひとつの手兵カメラータ・ザルツブルクとのライヴによる「ジュピ ター」(ORFEOR.567011)やオペラ「ポントの王ミトリダーテ」(ORFEOR.703062)などもありました。 さて、ノリントン&シュトゥットガルト放送響によるモーツァルトの新しいシリーズ。一貫して同時代の演奏様式により可能なかぎり作品 の再創造を標榜する音楽は、大きく進化を遂げていることをうかがわせます。すべての反復の指示に遵ったスコア。ヴァイオリンを左右両 翼に、通奏低音を中央に据えた楽器配置。編成も初演時のサイズを踏襲して曲ごとに変更。最小わずか18人から、プラハとウィーンのため に書かれた最後の4曲では、ヴァイオリン24 に木管楽器16 というシュトゥットガルトの通常サイズと、作曲年代の変遷がはっきりと分か る仕組み。しかも、聴いてみると変わったことをほかにもいろいろやっていて、面白いことこの上なし。これは大注目のシリーズと言わねばなりません。各曲ともすべて拍手入り。 |
| MYTHOS NR5022-5-GH(1CDR) |
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」 |
| ウィルヘルム・フルトヴェングラー(指)VPO
録音:1952年11月/使用盤:QALP10034 NR−5022と同じですが、復刻はQALP10034より行っております。アナログプレーヤーはノイマンVMS70を使用。従来のMYTHOSサウンドとは違い静寂間、透明感、躍動感が飛躍的に向上し、しかも潤いと艶が格段に改善されました。これからMYTHOSの新しい時代が始まります。(以上メーカーコメント) |
![]() MYTHOS NR5022-19-GH(1CDR) |
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」 |
| ウィルヘルム・フルトヴェングラー(指)BPO
使用盤:旧ソヴィエトVSG盤 旧ソヴィエト時代の謎に包まれた音源リストにあって、その最高峰とされているVSGレーベル。そして、この5番の音源には青松明や灯台レーベルしか存在しないと信じられていたいままでの常識がついに打ち崩されます。ミソスのライブラリーにはあるはずのないVSGレーベルが存在していたのです。旧ソヴィエトの放送関係者から入手したというこの盤は、もちろん世界で初めてここに復刻されるのです。いままで最高と言われていた青松明や灯台レーベルの音をさらにクリアーにして、奥行きと凄みを増した音楽が間違いなくここに刻まれています。いままで極々限られた一部の人間しか聴くことのかなわなかった幻の音源が、ついに光を当てられることとなった音楽史に刻まれるべき1枚なのです。(以上メーカーコメント) |
|
| MYTHOS NR5022-19-GH-G(1CDR) |
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」 |
| ウィルヘルム・フルトヴェングラー(指)BPO
使用盤:旧ソヴィエトVSG盤 |
| Medeci Arts MM-016(1CD) |
ブルックナー:交響曲第3番(1890年版)、ハイドン:交響曲第86番* |
| カール・シューリヒト(指)VPO、シュトゥットガルトRSO*
録音:1965年12月2−4日ウィーン・ムジークフェラインザール(ステレオ)、1954年5月20日シュトゥッガルト(モノラル・ライヴ)* シューリヒト没後40周年の2007年、medici MASTERS が取り上げるのは晩年EMI に遺したウィーン・フィルとのブルックナー。生涯を通じてブルックナー指揮者として鳴らした巨匠にとって意外なことに第3番だけはこれが唯一の録音にして、コンサートで振った記録も残っていないレパートリー。これまでにも本家EMI から、またPreiser からもCD化されており、演奏についてはいまさら余計な説明を加える必要はありませんが、なんといってもポイントは新リマスタリングでブラッシュアップされ大幅に向上したその音質。まだこの時期ローカル色をとどめた金管になまめかしい弦と、ウィーン・フィル独特の響きがたまらない魅力です。カップリングのハイドンはhanssler の「カール・シューリヒト・コレクション1950 − 1966」(93.140)に、ボーナス盤としてマーラーの「復活」と収録されていたものとおなじ。単独では初の登場となります。第86番は60年フィレンツェ、62年ルツェルンと頻繁に実演で取り上げていて、1961年の北ドイツ放送響との別録音というのも出ていました。ブルックナーはEMI 音源の、ハイドンはSWR アーカイヴよりのそれぞれ正規ライセンスを得ての復刻。 (070906Ki) |
|
| Medeci Arts MM-018(1CD) |
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」、ヴァイオリン協奏曲* |
| ダヴィド・オイストラフ(Vn)、パウル・クレツキ(指)フィルハーモニアO、ストックホルム・フェスティヴァルO*
録音:1960年4月11−12日ロンドン・アビー・ロード・スタジオ(ステレオ)、1955年9月28日スウェーデン・ストックホルム音楽祭(モノラル)* ポーランド生まれの指揮者&作曲家クレツキによるチャイコフスキー・アルバム。オイストラフ独奏の協奏曲は、名手の数ある同曲録音で はコンヴィチュニー盤(54 年 / PH.05011)とオーマンディ盤(59年)との間に位置するものでこのたび初出。ここでもクレツキのダイナ ミックな指揮のもと、柔に剛にいつもながらの圧倒的な存在感をみせつけます。クレツキの代表的録音とされる「悲愴」はEMI からの正規ラ イセンス復刻。CD化以来20 年以上も廃盤でしたが、このたびリマスタリングの効果が抜群で、とても半世紀近くも前のものとは思えぬクオ リティの高さに驚かされます。 (070906Ki) |
|
![]() Medeci Arts MM-019(1CD) |
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」、モーツァルト:交響曲第41番「ジュピター」* |
| サー・エイドリアン・ボールト(指)LPO
録音:1977年4月17日&5月10-15日、1974年9月23日&10月* アビー・ロード・スタジオ(共にステレオ) ライプツィヒ音楽院でニキシュとレーガーに師事した英国の指揮者ボールト。ドイツ音楽を得意とした巨匠による2大名曲は、すみずみまで生気があふれこの上ない風格からはいままでCD化が見送られていたのが不思議としかいいようのない立派な内容。また、両曲ともヴァイ オリン両翼配置によりステレオ感も申し分なく、当時のパーカー&ビショップが携わった屈指の名録音としてアナログ時代よりマニアには知 られていたものです。medici MASTERS による優秀な復刻で大いに歓迎されるところとなりましょう。 (070906Ki) ※「ジュピター」はかつてRoyal Classsicsから発売されたことがありました。 【湧々堂】 |
|
| Capriccio 71121[CA](1SACD) |
ディッタースドルフ:交響曲ハ長調《バスティーユ襲撃》/協奏曲イ長調/交響曲ハ長調《4つの時代》 |
| ウェルナー・エアハルト(指)コンチェルト・ケルン、アンドレア・ヴィーグ(Hp)、ブダペスト・ストリングス、ハンス=マルティン・リンデ(指)カペラ・コロニエンシス
録音:1986年 「SACDコレクション」シリーズ。貴重なコントラバス協奏曲の作曲者として知られる18世紀ウィーンの音楽家、ディッタースドルフの交響曲集。コンチェルト・ケルンやカペラ・コロニエンシスといったカプリッチョの中核を担うアーティストの演奏が嬉しいところです。 |
| STUDIO FLOHRA B-2704(1CD) 税込定価 |
モーツァルト:交響曲第41番「ジュピター」、交響曲第40番 |
| 田部井剛(指)ターリヒCO
録音:2006年11月プラハ・ドモヴィナスタジオ 「モーツァルト:ピアノ協奏曲第17番、第10番ほか」(INTEG 221156)の指揮をつとめ、ハイドシェックから「クルト・ザンデル リンクと共演して以来の出来だった」と評された、田部井剛。名門ターリヒ室内管弦楽団を率いての交響曲デビュー盤。 ハイドシェックと田部井の出会いは1999年5月19日。ハイドシェックがデラノワに献呈されたピアノ協奏曲「五月のコンチェルト」を 日本初演する際、当初予定されていた指揮者との演奏が思うようにいかず、練習の際、オーケストラパートをピアノで演奏していた田 部井を、ハイドシェックがコンサートの前日に急遽指名。田部井に許された時間はゲネプロ1 回のみの練習でしたが、見事成功、ハイ ドシェックから「ヤング・トスカニーニ」と激賞されました。『ハイドシェックの演奏スタイルは奔放で、指揮者は「合わせる」のに 手を焼くといわれる。しかし、田部井はインテンポを旨とした自分のスタイルを譲らず、なのに「合わせている」という感じがしない。 むしろ、ハイドシェックの演奏は、さらに自由になっていく。(長野隆人氏によるライナーノーツより)』とあるように、確固たる信念 に満ちた演奏で、妥協をゆるさない田部井。そんな彼によるモーツァルトは、かっちりとした枠組をとりながら、ひとつひとつの音が 花のようにやわらかなふくらみをみせています。若き巨匠がここに誕生しました。 |
|
| BBC LEGENDS BBCL-4224(2CD) |
マーラー:交響曲第7番「夜の歌」、モーツァルト:交響曲第41番「ジュピター」 |
| クラウス・テンシュテット(指)LPO
録音:1980年8月29日アッシャー・ホール(エジンバラ音楽祭・ステレオライヴ)、1985年9月13日ロイヤル・アルバート・ホール(ステレオ・ライヴ)* 10 周年という節目を迎えるBBC LEGENDS よりついに登場します。 手兵ロンドン・フィルとはすでに2種の別録音を数えるテンシュテットの「夜の歌」。このたび登場するエジンバラ音楽祭におけるライヴは、 全集シリーズの1980年10月のセッション録音に先立って同年8月に行なわれました。テンシュテットがまだ病に倒れる以前ということも あり、気力の充実と演奏の白熱ぶりには凄まじいものがあります。それはたとえば、演奏時間が全体でおよそ7分も長くなった93年のライ ヴと比較して、80年のライヴはスタジオ盤とほとんど変わらぬテンポを保っていることからもうかがい知れます。 テナーホルンの奇抜なアイデアが響きに異化効果を生む第1 楽章。副題の所以ともなったふたつの夜曲。そしてフィナーレにおけるエネル ギーの開放。マーラーの音楽が内包するとりとめのなさ、途方もない落差をそのまま提示したテンシュテットによるライヴ。テンシュテッ トを知るにはやはりライヴを聴くしかない。あらためてそう思わせる破格の内容です。 カップリングの「ジュピター」はさきのベートーヴェン第九(BBCL.4131)と同日のライヴで、北ドイツ放送響盤(1980 年ライヴ)に次い で2種目にあたります。ここでは申し分なく雄渾でありながら、音楽運びにより自由度と燃焼度の高さとが増しており、手兵と息のあった ところをみせてくれます。しかも、演奏から終始漂う張り詰めた気配はなんとも独特で、このコンサートこそが病に倒れる直前のものであっ たことと無関係ではないのかも知れません。 すべてBBC アーカイヴ音源からの復刻で音も万全なうえ、ともに正規盤初出ということを合わせると、ファンには見逃すわけにはゆかない アルバムとなりましょう。 |
|
| BBC LEGENDS BBCL-4223(1CD) |
ニールセン:交響曲第4番「不滅」、シベリウス:交響曲第3番* |
| サー・ジョン・バルビローリ(指)ハレO
録音:1965年7月30日ロイヤル・アルバート・ホール(ステレオ・ライヴ)、 1969年8月8日ロイヤル・アルバート・ホール(ステレオ・ライヴ)* すべてBBCアーカイヴ音源からの復刻。シベリウスの名演奏と呼ばれるものの多くが素朴な味わいをとどめた地元フィンランド勢で占め られるなか、粘っこい歌いまわしで作品の世界を訥々と描いてゆくバルビローリのそれは独特のポジションを獲得しています。そのシベリ ウスのエキスパート、バルビローリと手兵ハレ管による第3 交響曲ライヴ。69 年8 月は同曲のスタジオ録音から3ヵ月後、ようやく解禁と なった内容は文字通りファンには宝物といってさしつかえないでしょう。 ニールセンの「不滅」はシベリウス5 番(68 年ライヴ)とのカップリングでBBC ラジオ・クラシックスから出ていたもの。シベリウス同様 に作品との相性もよく、とくに第1 楽章のヤマ場における、たたみかけるような気迫にみちた激しさは一度耳にすると記憶に焼きついて離 れません。廃盤により長らく入手困難であったためこのたびの復活は嬉しいところです。 |
|
| BIS BIS-1669(3CD) |
スクリャービン:オーケストラ曲全集 交響曲第1番〜第3番「神聖な詩」、法悦の詩、プロメテウスOp.60*、夢想 Op.24、ピアノ協奏曲# |
| ルーヴェ・デルヴィンエル(P)*、ローランド・ペンティネン(P)#、インゲル・ブロム(Ms)、ラーシュ・マグヌソン(T)、レイフ・セーゲルスタム(指)ロイヤル・ストックホルムPO
スクリャービンはピアノ的な作曲家だったゆえ、管弦楽曲の数は少ないものの、大規模なものばかり残しています。ロシア的な抒情が美 しい交響曲第1番やピアノ協奏曲にはじまり、「法悦の詩」や「プロメテウス」のような神秘主義的アブナい世界へと進化していく過程が 3枚のCDで味わえます。それが何と2枚価格。巨匠セーゲルスタムがロシア系指揮者とはひと味異なるひんやりとした幻想世界を創りあ げています。 (070903Ki) |
|
![]() Pentatone PTC-5186.307(1SACD) |
ブラームス:交響曲第1番、ハイドンの主題による変奏曲 |
| マレク・ヤノフスキ(指)ピッツバークSO
録音:2007年3月のライヴ ヤノフスキのブラームス交響曲全集再録音、第1弾。ワーグナーの「リング」などで名を馳せた頃に比べると影を潜めてしまった感のあるヤノフスキですが、いつの間にかこんな独自の芸風を確立していたとは思いも寄りませんでした!強烈な解釈こそ見当たりませんが、大仰に構えることなく、まるでブラームスの青年期の作品のように清々しい演奏を展開し、その中に並々ならぬ集中力と有機的なフレージングが盛り込まれているのです。第1楽章序奏部は、低音域が効いたいかにもブラームスらしいハーモニーを醸し出しますが、フレージングは一切粘らず、和声の透明度も高いのが印象的。主部は中庸のテンポ、しかも古風なドイツ流儀にはきっぱりと背を向けたインテンポ。、しかしほんの些細なアゴーギクからはフワッとロマンの香りが引き出され、アンサンブルの緊張感も高く、「普通の演奏だなぁ」と思いつつも途中で切り上げられない不思議な求心力を孕んでいるのです。展開部に入るとますます惹き付けられ、9:17からの管楽器の音型が、奇を衒うのではなくはっきりとした輪郭を伴って最後まで自然に湧き上がらせるさり気ないこだわり、単に呼吸の深さだけでは計れない凝縮力の高いフレージングが実に魅力的。そしてコーダの築き方は、まるでシューリヒトのようなしなやかな終息!第2楽章のみは打って変わって深々とした呼吸を続け、どこまでも内省的な表現を続けますが、やはりハーモニーの美しさは保持されているので陰鬱さは皆無。じっくり練り込まれたアゴーギクの味わいもまた格別です。ヤノフスキが意図するインテンポの効能が最大に発揮されるのは終楽章。ティンパニを効果的に鳴らせばいかにも頑丈で逞しい音楽となりますが、ここでは徹底してアンサンブルのひとつとして扱っているのが象徴しているように、他の楽器も決して突出させることなく(但し7:43からのホルンの連射力は凄い!)、あくまでも音楽の持つ自然の風合いを生かしきっているので、音楽が淀みが生じないのです。弦のテーマの歌わせ方もいたって普通。その後もまるで煩悩とは無縁の音楽が淡々と流れますが、やはり共感の確かさはもとより、何かこの曲に掛ける一途な思いを感じてなりません。11:21では最高に激高させた音の塊をぶつけますが、その確信に満ちた響きが感動的。エンディングの運びも変に粘ることがなく、作品のキリッとしたフォルムを守り抜いたまま締めくくられますが、聴後には心からいい曲を味わったという満足感に包まれるのです。この演奏をちょっと聴いただけで当たり前の演奏だなと感じた方も、どうかもう数分耳を傾けてください。終始ブレることのない一貫した主張に気付き、不思議な魅力にハマまっていただけることでしょう。なお、これはライヴ録音となっていますが、拍手も含めてノイズはまったくと言っていいほど聞き取れません。 【湧々堂】 |
|
| TAHRA TAH-642(3CD) |
マーラー:交響曲第1番「巨人」、第2番「復活」*、第4番# |
| ヨゼフ・カイルベルト(指)シュターツカペレ・ドレスデン ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指)NWDR響*、オダ・バルスボルク(S)*、シークリンデ・ワーグナー(Ms)*、ブルーノ・ワルター(指)フランクフルト博物館O、アンネリース・クッパー(S) 録音:1950年2月4日、956年11月12日*、1950年9月4日# TAHRA から、マーラーの秘蔵音源が3CD で登場。注目は、シュミット=イッセルシュテットの指揮する「復活」。1956年11月12日、 ハンブルクのムジークハレでのライブ録音。速めのテンポでキビキビと演奏しつつ、S-Iならではの自然な美しさ、流れの良さと、隅々 までが目が行き届いた知性が生かされた優れものの名演。豊満肥大化してしまった「復活」に慣れている耳に新鮮に響く「復活」です。 なお多少のカットが入った演奏です。カイルベルトの第1 交響曲は、カイルベルトがシュターツカペレ・ドレスデンの首席指揮者だっ た頃の演奏。カイルベルトらしい骨太のゴッツイ演奏。ワルターの第4交響曲は、海賊盤CD で出ていたもの。ワルターの覇気に溢れた 棒に、フランクフルトのオーケストラが必死に喰らいついている一期一会的名演。しかも音質が年代にしてはかなり明瞭なのがありが たいです。3種それぞれに聞き応え十分のマーラーです。 (070830Ki) |
|
| TDKコア TDKMA-302(2CD) |
ブルックナー:交響曲第7番(ハース版) |
| 上岡敏之(指)ヴッパータールSO
録音:2007年9月8,9日 ヴッパータールシュタットハレ(ライヴ) 史上最長91分の演奏時間!演奏後は長くてすばらしい沈黙。満場のスタンディング・オベーションガあったそうです。以下は上岡氏本人からの使用した版についてのコメントです ●使用スコアについて 以前、ノヴァーク版でこの交響曲を振ったところ、多くの疑問を感じた。そこで今回はハース版の使用 を考えたが、これにも満足できないところが少なからずある。熟慮の末、ハース版をベースに、作曲家 の自筆譜と初演当時フランツ・シャルクやアルトゥール・ニキシュらが手を加えたスコアから取捨選択 し、ブルックナーが望んだであろう繊細なこの曲本来の響きに近づきたいと考えた。(上岡敏之) [演奏時間] 計91分=第1楽章:29分/第2楽章:33分(シンバル&トライアングル入り)/第3楽章:12分/第4楽章:17 分 |
|
![]() TDKコア TDKMA-301(1CD) |
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」 |
| 上岡敏之(指)ヴッパータールSO
録音:2007年5月13,14日 ヴッパータールシュタットハレ(ライヴ) 近年多いに話題となりながら国内盤のなかった上岡とヴッパータール響の強力コンビ。日本では馴染みの薄いヴッパータール 響ですが、上岡氏が総監督に就任するや、ドイツオーケストラ格付けでなんとAランクに浮上!ドイツのオケらしく深みがありな がら美しい弦の響きが特徴です。上岡氏の彗星ぶりも大変で宇野功芳氏は彼の音楽を『薄味にならず、随所に名人芸が隠され、大爆発を起こす。つまりマイクに入り切らないタイプであり、本当に耳の良い音楽ファン、通のファンに真に喜ばれる演奏家』と 手放しの模様。確かにこの2枚。恐ろしい出来栄でこのような演奏が日夜ヴッパータールで繰り広げられているとは羨ましい限りです。 上岡敏之とヴッパータール交響楽団:ヴァント、シュタイン、クナが生まれた西部ドイツ、ケルンやドュッセルドルフそばの経済的に古く から恵まれた大都市、ヴッパータール市のオーケストラである同交響楽団は150年の歴史があります。録音や演奏会に使用されるシュタッ トハレはサー・サイモン・ラトルによると「世界で最も美しい響きのホール」とのことで古風で豪華な内装はウィーンのムジークフェライ ンザール以上とされます。また上岡敏之は2004年にヴッパータール市音楽総監督就任。それ以前はヘッセン州立歌劇場の音楽総監督を務め ました。まさに日本人でありながらドイツ叩き上げのドイツドイツしたマエストロであります。またザールブリュッケン音大の正教授でも あります。 (070830Ki) |
|
| Serenade SEDR-5005(1CDR) |
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」 |
| ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)VPO、ウィーン・ジングアカデミーcho、イルムガルト・ゼーフリート(S)、ロゼッテ・アンダイ(A)、ユリウス・パツァーク(T)、オットー・エーデルマン(Bs)、
録音:1951年1月7日ウィーン・ムジークフェライン大ホール/音源:Fonit Cetra (Italy) FE 33 その昔、日本の絵画の価値を最初に認めたのが外国人であったのと同じく、フルトヴェングラーの放送録音の価値を見出し、それらを積極的に世に送り出したがったのはヨーロッパ大陸以外の人々だった。たとえば、旧ソ連メロディアのフルトヴェングラーのLPが初めて雑誌に紹介されたのはアメリカの『ハイ・フィデリティ』誌だった。そして、それらのソ連盤LPを世界中に流布させたのはイギリスのレコード・ハンター社だった。このソ連盤発掘は世界中に衝撃を巻き起こし、その後はアメリカではワルター協会が、そしてやや遅れてイタリアのレーベル、フォニット・チェトラもフルトヴェングラーの録音を精力的に発売した。これらのレーベルは現在では非正規盤という位置付けがなされ、そのレーベルから発売されたLPはもはや過去の遺物ともみなされている。しかしながら、今になってこれらのLPを冷静になって聴いてみると、近年発売されているCDよりも聴きやすいと感じるものは決して少なくない。特にフォニット・チェトラが発売したFE番号のシリーズは音質の明瞭なものが多く、しかも盤質も非常に安定しており、高く評価する人も窓u梵Cぁ・修海如△海吏・嚆鱚釶粤レーベルではそうしたフルトヴェングラーのLP起こしを継続的に行ってみたいと思った次第である。 この第9公演は1951年1月6日、7日、8日の三日間行われたが、当ディスクの演奏はその2日めのものとされるものである。この公演の前後にはHMVのチャイコフスキーの交響曲第4番の収録も併行して行われており、特に8日には第9の本番とチャイコフスキーのセッションとの両方が行われている(Grand Slam GS-2014の解説参照)。この第9は特に逸話などが知られていないためか、フルトヴェングラーのディスクの中ではそれほど話題にはならないが、改めて聴き直してその気力の充実した表現に魅了されたしだいである。(平林直哉) |
| BERLIN CLASSICS BC-0184152(2CD) |
クルト・ザンデルリンク/95歳誕生日記念 ブルックナー:交響曲第3番、マーラー:歌曲集「さすらう若人の歌」*、ショスタコーヴィチ:「ユダヤの民族詩〜」(管弦楽伴奏版)# |
| クルト・ザンデルリンク(指)ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO、ベルリンRSO*、ベルリンSO#、ヘルマン・プライ(Br)*、マリア・クローネン(S)#、アンネリース・ブルマイスター(A)#、ペーター・シュライアー(T)#
録音:1963年、1961年*、1966年# |
|
| DG 477-7132(1CD) |
ベートーヴェン:交響曲第9番 《合唱付き》 |
| ミーシャ・ブルガーゴーズマン(S)、ケリー・オコナー(Ms)、フランク・ロパード(T)、ルネ・パーペ(Bs)、クリーヴランドcho、フランツ・ウェルザー=メスト
(指)クリーヴランドO
録音:2007年1月 クリーブランド、セヴェランス・ホール(ライヴ) |
|
| DG 477-6597(1CD) |
マーラー:交響曲第8番「千人の交響曲」 |
| トワイラ・ロビンソン、エリン・ウォール、アドリアーネ・ケイロス、ミシェル・デヤング、シモーネ・シュレーダー、ヨハン・ボタ、ハンノ・ミュラー=ブラッハマン、ローベルト・ホル、ベルリン国立歌劇場cho、ベルリン放送cho、カルヴ・アウレリウス少年cho、ピエール・ブーレーズ(指)シュターツカペレ・ベルリン
録音:2007年4月 ベルリン、イエス・キリスト教会 |
|
![]() OEHMS OC-707(1CD) |
シューマン:交響曲第1番「春」、交響曲第4番 |
| スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ(指)ドイツ放送PO(旧称:ザールブリュッケン放送交響楽団)
2007年3月20〜23日、ザールブリュッケン、ザールラント放送大ホール まさにスクロヴァチェフスキでなければ到底なしえなかったと思われる極めつけの名演!効果的に音楽的に鳴らすのが困難とされるシューマンのスコアに対し、過去の指揮者たちも独自の視点で再構築を試みてきましたが、そのスコアの不備が決して不備ではなく、丸ごと受け止めた上でむしろその込み入った筆致こそがシューマンの音楽の重要なエキスと、強い信念を持って演奏しきった例は、かつてなかったのではないでしょうか?音響的な効果のみならず、シューマン特有の暗い陰影や絶えず変化するニュアンスの切り替えの俊敏な処理能力も、スクロヴァチェフスキの面目躍如!今後はシューマンの交響曲を語る上で、このを度外視することなど考えられません。 まず、「第1番」。序奏からかなり筋肉質な造形力を発揮。チェロの音型の克明さ、1:21からの管楽器の下降音型のテヌート処理の艶やかさ等、いきなりニュアンスの宝庫で、些細な声部も決して曖昧にしないスクロヴァチェフスキのこだわりの意志の強さに打たれます。主部はびっくりするほどの高速テンポ!それでも細部へのこだわりを忘れないのはもちろんのことですが、終結の9:19ではぐっとテンポを落とし、いきなり緩徐楽章に突入したかのような憂いを連綿と湛えた表情に一変!もちろん過去の演奏もそれなりにしっとりと歌っているものが多いですが、ここまでコントラストを明確にした礼は前代未聞です!第2楽章に情に流されず、随所に的確なアクセントを刻み込み、独特の緊張が走ります。2:46あたりからはますます表情が濃密となり、弦のピチカートをはじめとする裏の声部の意味深い背景表出にも息を呑みます。第3楽章は無駄な粘り気は一切なし。現代的な機能美をベースとしたリズムの精妙さが際立ちます。終結4:49からのフレーズは、超スロー・テンポに転じ、叶わぬ夢への憧れに胸を焦がすシューマンの姿を連想させます。終楽章も快速。どこを取っても音楽にブレやもたつきがないので、演奏にかける意気込みがダイレクトに迫ってきます。最後の締めくくりでの強固なティンパニの強打も実に効果的。 「第4番」はN響とのライヴ盤もあり、これもそのコンビのライヴの中ではトップクラスの名演でしたが、この再録音はそれを上回る入念さ!彫琢の豊かさ、熾烈な緊張の持続など全ての点でグレードが上がっており、剛直に打ち込まれるティンパニの響きも冴え渡ります。 第1楽章序奏から、N響では気づかなかった刻々と変化するニュアンスの綾の繊細さ、特に弱音の美しさに引き込まれます。展開部では悲壮味を更に増し、チェロの抉り方も壮絶。第2楽章はなんという寂寥感!気がついたら辺りに誰も居らず一人ぽっちになってしまったようなこの孤独な空気は何事でしょうか!ここでも切々と敷き詰められる弱音の主題が胸に響きます。終楽章の序奏部はブルックナーを思わせる荘厳さで圧倒。強烈な印象を残すのは展開部開始すぐ、弦の激しいトレモロが牛刀を振り下ろしたようにズバッと音の余韻を寸断するシーン!これを聞くと過去のどんな演奏もフニャフニャに感じてしまいます。 83歳にしてこのヴァイタリティ!肉体的な衰えと共に生み出す音楽まで脆弱になっていった過去の多くの指揮者達のことをスクロヴァチェフスキはどう捉えているのでしょうか? ※初回生産分のみ、エームズ・クラシックス・カタログ2007(CDサイズ)が同梱されています。 【湧々堂】 |
|
| Music&Arts M&ACD-1207(1CD) |
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲、シューベルト:交響曲第4番、R・シュトラウス:交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」 |
| オットー・クレンペラー(指)ACO
録音:1957年2月7日ライヴ いずれもクレンペラーが得意としていた曲ばかりであり、さらにコンセルトヘボウ管との共演というところにもそそられます。アンドリュー・ローズによる丁寧な音質修復がなされており聴く環境は万全といった状態です。 |
|
| GRAND SLAM GS-2024(1CD) |
ブラームス:交響曲第2番、ベートーヴェン:交響曲第1番* |
| カール・シューリヒト(指)VPO
録音:1953年6月、1952年5月25−30日*/使用音源: Decca (U.K.) LXT 2859、LXT 2824* ■制作者より GRAND SLAM からシューリヒトが初めて登場します。フルトヴェングラーは存命当時からたいへんに人気があり、そのため初期LP のプレ ス枚数も多く、現在でも状態の良いLP を手に入れるのはそれほど困難ではありません。しかし、シューリヒトは当時、ヨーロッパでは注 目されず、特にデッカの本拠地であるイギリスで人気がありませんでした。その証拠に、英グラモフォン誌上でもシューリヒトのデッカ 録音に対する批評は非常に小さな扱いでした。しかしながら、不人気とは言ってもシューリヒトのベートーヴェンやシューマンの交響曲 は初期LP時代にもそれなりに再発売はされていますが、このブラームスは初出のLXT2859(1954年3月発売)のみで、再発売は1960年代 以降になります。このブラームスのLXT 盤がどのくらいプレスされたかは不明ですが、おそらくフルトヴェングラーの何十分の一以下し か製造されなかったと思われます。そのため、中古市場でもめったに見かけませんし、さらにその中でも復刻に耐えうる状態のものに遭 遇するのは極めて困難です。しかし今回はあるコレクターの協力を得てそれぞれ複数以上の状態の良いLPを復刻に使用することが出来たのは幸いでした。 (平林直哉) ■解説書の内容 フルトヴェングラーのシリーズと同様に、英グラモフォン誌の初出LPの批評の邦訳を掲載します。先ほど触れたように、このシューリヒ ト盤はフルトヴェングラーに比べてずいぶんとぞんざいに扱われています。その他、復刻に使用したLP ジャケットを掲載するほか、珍しいプログラムも掲載予定です。 |
|
| ORFEO ORFEOR-741073(3CD) |
S・ヴェーグ/ザルツブルク・モーツァルト・マチネー1988-1993 [CD1] (1)カッサシオン ト長調KV.63、(2)ピアノ協奏曲第11番、(3)ディヴェルティメント第10番ヘ長調KV.247 [CD2] (1)カッサシオン 変ロ長調KV.99、(2)ピアノ協奏曲第8番、(3)ディヴェルティメント ニ長調KV.136、(4)交響曲第25番 [CD3] (1)ディヴェルティメント第1番KV.113、(2)ピアノ協奏曲第13番、(3)アリア「わからないわあの人の悩みは」KV.582、(4)レチタティーヴォとアリア「どうしてあなたを忘れられよう…心配しなく、ともよいわ、愛しい人」KV.505、(5)セレナード第13番「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」 |
| 全て、シャーンドル・ヴェーグ(指)カメラータ・アカデミカ・ザルツブルク [CD1](1)ジェラール・コルステン(Vn)、(2) アンドラーシュ・シフ [CD3](2)(4)アンドラーシュ・シフ(P)、(3)(4)ダフネ・エヴァンゲラトス(Ms) 録音:[CD1](1)(3) 1989年8月6日、(2) 1990年8月12日モーツァルテウム(ライヴ) [CD 2](1)(2)(4) 1990年8月12日、(3) 1989年8月6日モーツァルテウム(ライヴ) [CD3](1)(5) 1993年7月25日、(2)(3)(4) 1988年7月31日モーツァルテウム(ライヴ)、全てステレオ 1997年に名匠ヴェーグが世を去ってことしで10年。これを記念してオルフェオから手兵カメラータ・アカデミカ・ザルツブルクとのモー ツァルト・アルバムがリリースされます。生地ゆかりのコンビが奏でるモーツァルトづくしは5年分のマチネーから編まれたもの。アイネ・ クライネ、ディヴェルティメント、小ト短調交響曲などの名曲をふんだんに収めたきわめつけの内容となっています。しかもコンチェルト のソリストは、全集録音でお互いにパートナーであったシフ。きらきらと美しい音色で、オケとのみごとな掛け合いが聴かれます。 (070822Ki) |
|
![]() ORFEO ORFEOR-704077(7CD) |
ジョージ・セル/ザルツブルク音楽祭ライヴ1958−1968 [CD1] (1)モーツァルト:交響曲第33番*/(2)第41番「ジュピター」、(3)ハイドン:交響曲第92番「オックスフォード」/(1)(2)ACO、(3)フランス国立放送O[録音:(1)(2) 1958年8月6日、(3)1959年8月3日モーツァルテウム(モノラル・ライヴ)] [CD2] (1)アイネム:管弦楽のためのバラードOp.23[ヨーロッパ初演]*、(2)ウォルトン:管弦楽のためのパルティータ*、(3)プロコフィエフ:交響曲第5番*/(1)(2)(3)ACO[録音:(1)(2) 1958年8月8日モーツァルテウム(モノラル・ライヴ)] [CD3] (1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番「ジュノーム」、(2)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番*/ルドルフ・フィルクスニー(P)、(1)ACO、(2)チェコPO[録音:(1)1958年8月6日モーツァルテウム(モノラル・ライヴ)、(2)1963年8月4日祝祭大劇場(モノラル・ライヴ)] [CD4] (1)ベートーヴェン:「エグモント」序曲、(2)交響曲第3番「英雄」、(3)グルック:歌劇「アルチェステ」序曲*/(1)(2)チェコPO、(3)BPO[録音:(1)(2)1963年8月4日、3)1964年8月10日祝祭大劇場(モノラル・ライヴ)] [CD5] (1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番*、(2)R・ シュトラウス:家庭交響曲*/クリフォード・カーゾン(P)、BPO[録音:(1)(2)1964年8月10日祝祭大劇場(モノラル・ライヴ)] [CD6] (1)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番*、(2)ピアノ協奏曲第5番「皇帝」*/クリフォード・カーゾン(P)、(1)シュターツカペレ・ドレスデン、(2)VPO[録音:(1)1965年8月2日(モノラル)、(2) 1968年8月21日祝祭大劇場(ステレオ・ライヴ)] [CD7] ブルックナー:交響曲第7番(1885ノヴァーク版)/VPO[録音:1968年8月21日祝祭大劇場(ステレオ・ライヴ)] |
| *印=初出音源。これはスゴイ!未発表の音源を多数含む、セルのザルツブルク音楽祭における貴重なライヴがボックスで急遽リリース。しかも、1968年8月21日の「皇帝」と、ソニー盤ではモノラルのようであったブルックナー第7番がステレオ・テイクで出現! まず目を引 くのはベルリン・フィルとの祝祭大劇場でのコンサート。後光が射し込まんばかりの威容が眩しいグルックに、同年1月に手兵クリー ヴランドとスタジオ収録を終えたシュトラウスと、当日の演目をまるごと収めています。なかでも嬉しいことにモーツァルトの27番では、この曲にふさわしい名手カーゾンがソリストに迎えられています。なお、カーゾンとはベートーヴェンの4番と「皇帝」、さら に名手フィルクシュニーとはベートーヴェンの3番といった具合に、あらたに収録された協奏曲では、知られざる豪華共演が楽しめる のも大きな魅力といえるのではないでしょうか。格調高きモーツァルトやハイドンから、やはりアンサンブルが凄みをきかせるウォル トン、アイネムまで、セルの至高の音楽性が刻印されたかけがえのないライヴ。これはファンの方には必携のセットとなるでしょう。 オーストリア放送提供の正規音源使用。 (070822Ki) |
|
| MELODIYA MELCD-1000190(1CD) |
スクリャービン:交響曲第3番ハ短調「神聖な詩」、交響曲第5番「プロメテウス(火の詩)」* |
| スヴャトスラフ・リヒテル(P)、エフゲニー・スヴェトラーノフ(指)ソヴィエト国立SO、モスクワ放送cho
録音:1968年、1988年* |
|
![]() VISTA VERA VVCD-00138(1CD) ¥2100 |
エリアスベルク、ブラームスを振る ブラームス:交響曲第3番、ヴァイオリン,チェロと管弦楽のための二重協奏曲イ短調* |
| ダヴィド・オイストラフ(Vn)、スヴャトスラフ・クヌシェヴィツキー(Vc)、カルル・エリアスベルク(指)ソヴィエト国立SO、レニングラードRSO*
録音:1951年3月5日、1948年4月19日* カルル・エリアスベルク(1907-1978)はミンスク(現ベラルーシ共和国首都)に生まれたソヴィエトの指揮者で、レニングラード放送交響楽団の首席指揮者、ソヴィエト国立交響楽団の次席指揮者を務めました。ブラームスは彼のお気に入りの作曲家。オイストラフとクヌシャヴィツキーという大物をソリストに向かえるという豪華さ。 |
|
| EMI DVAW-5067729(1DVD) |
ミュンシュ&パレー ブラームス:交響曲第1番、ラヴェル:「ダフニスとクロエ」第2組曲、 シャブリエ:気まぐれなブーレ*、フォーレ:ペレアスとメリザンドOp.80# |
| シャルル・ミュンシュ(指)フランス放送国立O、ポール・パレー(指)フランス放送国立O*、ポール・パレー(指)フランス放送PO#
収録:1966年10月東京、1971年3月フランス国立放送局*、1971年9月8日パリ・サル・プレイエル# ブラームス:交響曲第1番の第1楽章はマスターの不備により収録されておりません。予めご了解ください。 |
| DUX DUX-0517(1CD) |
ルイス・デ・フレイタス・ブランコ(1890-1955):交響曲第1番ヘ長調(1924) フェルナンド・ロペス=グラサ(1906-1994):シンフォニエッタ Op.220(1980/1985) |
| マリオ・マテウス(指)グダンスク・バルティックPO
録音:2004年11月24-26日、グダンスク、バルティック・フィルハーモニー室内ホール ポルトガル人指揮者マテウスがポーランドのオーケストラを振り20世紀ポルトガルの2つの交響作品を演奏。オーケストラの正式名称は「グダンスクのフレデリク・ショパン記念バルティック・フィルハーモニー・ポーランド管弦楽団」というやたら長いものとなっています。 |
|
| VENEZIA CDVE-04277(3CD) |
ムラヴィンスキー&リヒテル/チャイコフスキー作品集 バレエ音楽「くるみ割り人形」(6曲)[1981年12月31日] 交響曲第5番[1983年3月19日] 幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」[1983年3月19日] 交響曲第6番「悲愴」[1983年12月24日] ピアノ協奏曲第1番[ 1959年7月24日] ピアノ・ソナタ(大ソナタ)ト長調 op.37[1956年] |
| スヴャトスラフ・リヒテル(P)、エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)レニングラードPO
「チャイ5」は映像収録されたもの。 |
|
| VENEZIA CDVE-04282(4CD) |
ブラームス:交響曲、協奏曲、ソナタ集 CD.1 ヴァイオリン・ソナタ第1番「雨の歌」[1957年]/レフ・オボーリン(P) ヴァイオリン・ソナタ第2番['72]/第3番['69]/スヴャトスラフ・リヒテル(P) CD.2 ヨアヒム編:ハンガリー舞曲第5番/第8番/第9番[以上'52]、第20番['47]/ヴラディーミル・ヤンポリスキー(P) ヴァイオリン協奏曲*['49] CD.3-4 交響曲全集[1969-71年] |
| ダヴィッド・オイストラフ(Vn)、キリル・コンドラシン(指)、全同盟放送大SO*、ソビエトRTV大SO
CD.1はCDVE03225(廃盤)と同音源です。 |
|
| DELTA CLASSICS DCCA-0039(1CD) |
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」 、ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死* |
| ウィルヘルム・フルトヴェングラー(指) ローマRA管、トリノRAI管*
録音:1952年1月19日、1952年3月11日 フルトヴェングラー・イン・イタリーの第2弾です。イタリアのオケとの相性はそう悪くなく、一定のレベルの演奏に仕上がっているのがやはり技術なの か?と感心するばかりで、この英雄も、フルトヴェングラーが指揮をした同曲異演と重なる箇所も多く 44年や52年のウィーン・フィル盤に近い演奏にも聞こえる。(但し、44年盤は時期的に鬼気迫る感 じに聞こえなくもないですが) 英雄も十八番の一つ。演奏について触れる必要は全くないでしょう。 3月のワーグナー「前奏曲と愛の死」ですが、これは名演と言って過言ではないでしょう。 元々ワーグナー演奏にも定評があるフルトヴェングラー。このトリノとの演奏では、泣かせます、聞 かせます。やはりツボを知っておりテンポといい、間といい、ただでさえ「トリスタン」の最後を飾 る名曲を抑えきれない感情をググッと内に秘め、青白きオーラを発しながらオケに魔法をかけこの名 演を生み出した凄まじき指揮を生で見てみたかったものです。 (080713Delta) |
|
| Opus蔵 OPK-7033(1CD) |
ハイドン:交響曲第92番「オクスフォード」、R・ シュトラウス:「ドン・キホーテ」* |
| アルトゥーロ・トスカニーニ(指)NBC響、エマニュエル・フォイアマン(Vc)
録音:1944年、1938年* フォイアマン、トスカニーニとNBC交響楽団の「ドン・キホーテ」はこれまで何度も出ておりCDも複数ありますが、 それらは単に歴史的記録のレベルでした。ところが今回「これは音がよいよ」と紹介された私家盤LPは素晴らしい音で びっくりしました。フォイアマンの細かいニュアンスもよくわかります。ただときどきハムが出てきます。これまでの 音源がハムを嫌ってカットしたため貧相な音になったものか、別装置による録音なのかはわかりません。本CDでは音を 優先させハムを残しています。慣れれば気にならなくなると期待して。(相原 了) |
|
| BMG 88697-129182(2SACD) |
マーラー:交響曲第3番 |
| ディヴィッド・ジンマン(指)チューリヒ・トーンハレO、ブリギット・レンメルト(A)、スイス室内cho(合唱指揮:フリッツ・ネーフ),
スイス児童cho
録音:2006年2月27日〜3月1日:チューリヒ・トーンハレ 巨大なマーラーのオーケストレーションの醍醐味を精緻に再現。2006年6月の来日公演における「巨人」の実演でも証明された通り、巨大な3管編成を基本としたマーラーのオーケストレーションを精緻に再現し、爛熟した後期ロマン派・世紀末の申し子マーラーが極限まで拡大させた古典形式の作品構造を聴く者にはっきりと認識させるという点において、ジンマン/TOZのマーラー解釈は、これまでのさまざまなマーラー演奏とは異なる次元に立つ、まさに21世紀のマーラー像といえます。第2ヴァイオリンに独自の役割を与えることの多かったマーラーのオーケストレーションを考慮して、ヴァイオリンを左右に振り分けるほか(左から第1ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、第2ヴァイオリン、コントラバスという配置)、第3番では、第3楽章のポストホルン・ソロを別に配置するのは当然としても、ハープを左右の舞台端に分けて配置して立体感を出し、さらに第5楽章で登場する鐘を特注しているほどのこだわりよう。細部にわたるスコアの再現性は厳密を極め、マーラーの自然への讃歌を見事なまでに謳いあげています。 今回のマーラー・シリーズも、ベートーヴェンの交響曲全集以来(より正確にはその直前の英デッカへのオネゲル・アルバム以来)、一貫して録音を担当するクリス・ヘイゼル=サイモン・イーデンの名コンビが音響効果抜群のトーンハレに鳴り響く名門オーケストラのサウンドを見事に再現。特に、第3楽章に登場する長いポストホルンのソロが、リア・チャンネルで「はるか遠くから」響いてくるイメージは、筆舌に尽くしがたい美しさ。「ホール、オーケストラ、スタッフ、レコード会社とすべてに理想的な状況の中で、長年温めつづけた私のファンタジーが飛翔するのです」と自身を持って語るジンマン。巷に溢れるマーラーとは一線を画す、決定的なシリーズ。 |
|
| OEHMS OC-624(1SACD) |
ブルックナー:交響曲第3番「ワーグナー」(1873年第初稿) |
| シモーネ・ヤング(指)ハンブルクPO
録音:2006年10月15〜16日:ハンブルク、ライスハレ(旧称ムジークハレ) ウィーン・フィルを振った初の女性指揮者、シモーネ・ヤングのブルックナー交響曲第2弾。ワーグナーなどの重厚なドイツ・オペラを得意とするシモーネ・ヤング(エームス・クラシックスにヨハン・ボータのサポートでウィーン放送響を指揮したワーグナー・オペラ・アリア集あり)が、その実力・真価をブルックナーのシンフォニーでも十分に発揮して腕っこき揃いの手兵ハンブルク・フィルとともに見事な演奏を繰り広げています。 |
|
| Chandos CHSA-5054(1SACD) |
タンスマン(1897−1986):交響曲集Vol.2 交響曲第7番《抒情的》/交響曲第8番《管弦楽のための音楽》/交響曲第9番 |
| オレグ・カエターニ(指)メルボルンSO 第2集には、アメリカ時代の交響曲第7番、フランス帰国直後の交響曲第8番、前作から約10年後に書かれた交響曲第9番の3作品を収録。第7番&第9番は今回が世界初録音。 |
| Lyrita SRCD.322(1CDR) |
ジョン・ジュベール(1927−):交響曲第1番Op.20 |
| ヴァーノン・ハンドリー(指)LPO
1927年南アフリカのケープタウンで生まれ、イギリスへと渡ったジョン・ジュベール。 現在も活躍を続けるベテラン指揮者ハンドレーの80歳を記念して製作されたこのアルバムには、ジュベール最大の野心作と言われる交響曲第1番が収録されています。 ※LyritaはCD-R盤となります。 |
|
![]() BBC LEGENDS BBCS-5001(4CD) |
ポートレイト・オブ・ア・レジェンド/テンシュテット [CD 1]ステレオ(BBCL 4131) ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱つき」/マリアンネ・ヘガンデル(S)、アルフレダ・ホジソン(A)、ロバート・ティアー(T)、グウィン・ハウエル(Bs)、LPO&cho[録音:1985年9月13日ロイヤル・アルバート・ホール] [CD 2]ステレオ(BBCL 4139) スメタナ:歌劇「売られた花嫁」序曲、ドヴォルザーク:交響曲第8番、ヤナーチェク:シンフォニエッタ/LPO[録音:1991年4月2日ロイヤル・フェスティヴァル・ホール] [CD 3]ステレオ(BBCL 4167) ベートーヴェン:交響曲第7番、ブラームス:交響曲第3番*/LPO[録音:1989年11月22日、1983年4月7日* ロイヤル・フェスティヴァル・ホール] [CD 4]ステレオ(BBCL 4195) ウェーバー:歌劇「オベロン」序曲*、シューベルト:交響曲第9番「グレイト」、ブラームス:悲劇的序曲/LPO[録音:1984年10月7日*、1983年4月7日ロイヤル・フェスティヴァル・ホール] |
| 2008年にレーベル創設10周年を迎えるBBC LEGENDS。これに向けて、これまでのBBC
LEGENDSのベスト・セラーばかりをアーティストごとにまとめたお得なボックスセットが登場します。その名も「ポートレイト・オブ・ア・レジェンド」。第1弾はテンシュテット、リヒテル、ミケランジェリ、オイストラフという豪華な顔ぶれを揃えた全4タイトル。完全限定盤につきお見逃しなく!
ライヴでの途方もない熱さと重さがファンを釘付けにしてやまない巨匠テンシュテット。不運にもリリース機会が失われていたところへ、記念すべき「第九」で活路を開いたのがBBC LEGENDS でした。ついにセッション録音を残さなかったベト7、ブラ3 は、ひたすら音楽に全身全霊を傾けるタイプの典型的演奏で凄絶の一語。そのほかどれひとつとして音に意味のない瞬間がなく、これほどまでに心の奥底を揺さぶられる体験はそうはできません。魂の巨匠テンシュテットを知る上で必携のセットといえましょう。 (070806Ki) |
|
| CSO RESOUND CSOR-901704(1CD) CSOR-901706(1SACD) |
ブルックナー:交響曲第7番(1885年ハース原典版) |
| ベルナルド・ハイティンク(指)CSO
録音:2007年5月10、11、12&15日シカゴ・シンフォニーセンター・オーケストラ・ホール(ライヴ) マーラーの第3番(CSOR.901701)でこ こに華々しいスタートを切ったCSO リザウンド・シリーズ第2弾。はたして新たなシェフとわれらがCSOとの結びつきがどれほどのものかと高い関心を集め、今シーズン前半最大の目玉となったプログラムです。 ベートーヴェンの「コリオラン」序曲、ルトスワフスキのチェーン2(ヴァイオリン独奏はコンマスのロバート・チェン)のあと、休憩を はさんで後半に置かれたメインのブルックナー第7番。これまでにハイティンクが振った3種の正規録音はすべてRCOとのものでしたが、年とともに演奏時間が拡大する傾向がみられ、最新のCSO とのライヴではついに最長となり、より細部に至るまで目の行き届いた表現となっ ているのが特徴です。 ショルティ、バレンボイム時代を通じて、すっかり世界屈指のブルックナー・オケに成長したCSO。もともと、めいめいが黙っていてもモノスゴイ音を出すオケにあって、いかなる誇張表現をも排して、終始自然な流れを大切にするハイティンク。このうえなくデリケートな弦 のトレモロから、深く静かに浮かび上がる息の長いフレーズで開始される第1 楽章。冒頭の部分を聴いただけでもこの演奏がただものでは ないことを予感させるに十分ですが、曲が進むにつれてその予感は確信へと変わってゆくのがわかります。各声部のバランス処理とブレン ド具合、遅すぎず速すぎずのテンポ設定、全曲のみごとな構成力。どの瞬間も無機的にならないのは78歳、これこそ巨匠の境地というべき でしょうか。 暖かくやわらかで、ホルンより低いバリトンの音域をもたらす四本のワーグナー・チューバ。アダージョではオーケストラ全体から極上の 響きが生み出されるなか、とりわけブラス・セクションの健闘が光ります。さらにフィナーレも、まさに音による大聖堂のような拡がりを 形づくって圧巻というほかありません。 5月12日付のシカゴ・トリビューン紙は「白熱の、説得力ある演奏。ハイティンクとCSO は力強く成長している。」と評し、シカゴ・サン・ タイムズもまた「ハイティンクはリズムにしたがってわたしたちの注意を強く求め、そして釘付けにするのだ。マエストロとCSO はほとんど感覚を超越したむすびつきに達している」とこの模様を絶賛しています。 最強の手兵CSOの圧倒的な合奏能力を武器に、おそらくは巨匠ハイティンクの総決算となるであろうブルックナー第7番。あいにく当アルバムには収められていませんが、伝え聞く終演後の長く大きな喝釆が、何よりも演奏内容の素晴らしさを物語っています。 (070806Ki) |
|
| ANDROMEDA ANDRCD-5101(3CD) |
トスカニーニ/チャイコフスキー作品集 チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」[1954年3月21日]、組曲「くるみ割り人形」[1951年11月17日]、ピアノ協奏曲第1番/ウラディーミル・ホロヴィッツ(P)[1943年4月25日]、幻想序曲「ロメオとジュリエット」[1953年3月21日]、交響幻想曲「テンペスト」[1944年3月12日]、交響的バラード「ヴォエヴォーダ」[1941年4月19日]、交響曲「マンフレッド」[1953年1月10日] ボーナス・トラック…ボロディン:交響曲第2番[1938年2月26日] |
| アルトゥーロ・トスカニーニ(指)NBC響
音質良好。 |
| EMI/SIMON RATTLE EDITION 全て限定発売! |
|
| CZS-5007212[JP](14CD) |
マーラー:交響曲全集 交響曲第1番〜第9番、第10番(クック版)*、大地の歌、嘆きの歌(完全オリジナル版)、「子供の不思議な角笛」より8つの歌曲 |
| サイモン・ラトル(指)バーミンガム市SO、バーミンガム市交響cho、BPO*、ザイフェルト、ハンプソン、デーゼ、ホッジソン、ティアー、レア、キーンリイサイド*、他
足掛け17年の歳月を刻んで完成した全曲録音の集大成 。ラトルのマーラー交響曲録音サイクルは1986年の第2番に始まり2002年の第5番で完成、この間にラトルのポジションはバーミンガムの主席指揮者からベルリン・フィルの音楽監督へと変化しました。3つのオーケストラにまたがるマーラーの交響曲が初めて1セットにまとめられたボックス。ラトルのマーラー演奏は世界的に高い評価を受けており「グラモフォン」(UK)、「ディアパソン」(仏)、「グラミー」(US)、ドイツ、オランダ、カナダ、チェコの各国で賞を受けています。クラッシュメル・ボックス、68Pブックレット付き。 |
|
| CZS-5007532(5CD) |
シベリウス:交響曲全集、ヴァイオリン協奏曲、大洋の女神、鶴のいる風景、夜の騎行と日の出 |
| ナイジェル・ケネディ(Vn)、サイモン・ラトル(指)バーミンガム市SO、フィルハーモニアO
LP時代のビーチャム録音と比肩され高く評価されるシベリウスの集大成。2007年はラトルがEMIクラシックス・レーベルに録音を開始して30年、記念の年にボックス・セットにまとめられたシベリウス録音。マーラーと同様に数多くの賞賛を勝ち得た名録音です。クラッシュメル・ボックス、28Pブックレット。 |
|
| MEMORIES MR-2016(2CD) |
モーツァルト:交響曲第41番「ジュピター」、ラヴェル:ダフニスとクロエ第2組曲**、レスピーギ:ローマの噴水##、シューベルト:ガスタイン交響曲*、デュカス:魔法使いの弟子# |
| クレメンス・クラウス(指)VPO、バイエルンRSO*、バンベルクSO#
録音:1947年5月ライヴ、1945年3月ライヴ**、1945年3月ライヴ##、1954年4月*、1953年3月# 往年の名指揮者クレメンス・クラウスの希少録音の登場です。クラウスはウィーン生れで、その典雅な風貌にマッチした優美な演奏で大変人気がありました。当CDでは「ジュピター」における緊張感溢れる名演に加え、ラテン音楽で聞かせる品格とセンスの良い洒脱な音楽運びにうっとりとさせられます。そして、珍品のシューベルトの「ガスタイン交響曲」まで収録。叙情の萌芽とも言うべき佳品の名演です。音質も年代並みですが、ラヴェル、レスピーギは極上と言って過言ではないでしょう。 (070801) |
|
| MEMORIES MR-2018(2CD) |
ブルックナー:交響曲第7番、交響曲第9番 |
| カール・シューリヒト(指)デンマークRSO、フランクフルトRSO*
録音:1954年9月ライヴ、1957年2月ライヴ* ブルックナーの権威、巨匠カール・シューリヒトによる名演集。いずれも珍しい音源であります。デンマーク・ライヴのブル7は、お馴染みの快速テンポを採用し、グングンと前へ進む爽快な演奏です。そして、フランクフルト放送響に客演したブル9では、クナッパーツブッシュもびっくりの変化をつけ、打楽器の追加など、効果的な演奏となっております。じっくり聴くとその個性的表現に圧倒されます。 (070801) |
|
| MEMORIES MR-2020(2CD) |
ハイドン:交響曲第104番「ロンドン」*、シューマン:交響曲第2番*、シューベルト:交響曲第8番「未完成」、シューマン:マンフレッド序曲、交響曲第2番# |
| カール・シューリヒト(指)フランス国立RSO*、北ドイツRSO
録音:1955年9月*、1954年10月ライヴ、1957年4月# 嬉しいのは、シューリヒトのシューマン第2が2種類の演奏で聴けることです。このロマンティックでしかも深遠な名作をシューリヒトはお得意の疾走する爽快なテンポで駆け抜けます。フランスとドイツのオケの響の違いや、シューリヒトならではの過激なギア・チェンジも大いに楽しめます。フランス国立放送響との演奏は、ERATOによる初出LP時代から評判が良く(宇野功芳氏も激賞)、その魅力は今も失せません。 (070801) |
|
![]() PREISER PRCD-90730(1CD) |
マーラー:交響曲第1番「巨人」、シューマン:交響曲第1番「春」 |
| パウル・クレツキ(指)イスラエルPO
録音:1954年(EMI音源) 「巨人」は先にDOREMIからCD化されましたが、シューマンは初CD化!ポーランドの作曲家・指揮者パウル・クレツキはユダヤ系であるがために戦時中幾度もの亡命を余儀なくされました。ポーランドで生 まれ、ドイツに留学したのちに作曲家、指揮者として認められるようになりました。また同じ時代に生きたトスカニーニ、フルトヴェン グラーにも擁護されたことでも知られています。指揮者としての国際的なキャリアは唯一の非イタリア人としてミラノ・スカラ座の再オー プニングのためにトスカニーニに招かれたことのほか輝かしいもので、のちに数々のレーベルで録音も残しています。 (070731Ki) |
|
| Music&Arts M&ACD-1198(1CD) |
ウェーバー:「オイリアンテ」序曲、ベートーヴェン:交響曲第2番*、リスト:交響詩「前奏曲」、ストラヴィンスキー:「火の鳥」組曲* |
| オスカー・フリート(指)BPO、シュターツカペレ・ベルリン*
録音:1928年、1925年* 今ではマーラーの「復活」初演者としてしか認識されていない往年の名指揮者オスカー・フリートですが、近年は色々なレーベルから復刻が進み、それらの音質がなかなか悪くない為に理解も深まっております。当盤では、レパートリーが広く大曲の録音に果敢に挑んだ巨匠の名演が収録されております。 |
|
![]() Medeci Arts MM-014(1CD) |
メンデルスゾーン:交響曲第3番「スコットランド」、交響曲第5番「宗教改革」*、クープラン( ミヨー編):序奏とアレグロOp.220(クープランのクラヴサン組曲「サルタンの妃」断章による)# |
| ドミトリ・ミトロプーロス(指)ケルンRSO
録音:1960年10月24日、1957年7月19日*、1954年7月16日# ケルンWDR フンクハウス、第1ホール すべてWDR アーカイヴの正規マスターからの復刻。巨匠ミトロプーロスがケルン放送響を振ったメンデルスゾーンは、かねてよりマニアの間では有名だったもの。メンデルスゾーンは巨匠が好んで取り上げた作曲家で、ニューヨーク・フィルとのスタジオ録音(1952年)のほか、ベルリン・フィルとの世を去る60年のザルツブルク・ライヴ(ORFEOR.488981)における「スコットランド」がこれまでにも知られています。Mediciご自慢の極上の音質でよみがえったことにより、融通無碍なるスタイルとオケの熱い意気込みもかつてないほどリアルに伝わってきます。また、正規初出レパートリーのミヨー編曲作も貴重。なお、ミトロプーロスによる録音はほかにもWDRにシュトラウス、マーラー、ベルリオーズ、ドビュッシーなどが残されており、順次リリースしてゆくとのことです。 (070727Ki) 現在「殿堂入り」に「スコットランド」の名演として同じミトロプーロスのOrfeo盤を掲載していますが、実はそれ以上に究極を行く超名演がこれなのです!かつてイタリアのレーベルから短期間リリースされたことがありましたが、それが今は入手できないことと、演奏があまりにも感動的であることから、実は「殿堂入り候補」としてリストアップしておきながら、未だにコメントできずにいたのです。それがこうしてまた日の目を見ることになったのですから、これが黙っていられましょうか!ミトロプーロスの演奏には、常人では思いもよらぬ神々しいばかりの閃きを感じるものが少なくないですが、その際たるものがこの録音であると、今でも強く確信しています。特に第3楽章の序奏から主部へ滑り込む呼吸の気の遠くなるような陶酔感(Orefeo盤でもそれは感じ取れますが、この録音の方が更に感動的)は他の録音では絶対に聴かれない魅力で、指揮者がオケに対してそうするように指示を出したとかいう次元の話ではない奇跡的な瞬間なのです!あぁ、思い出しただけでも鳥肌が立ちます!!録音状態も数種あるミトロプーロスの「スコットランド」の中でも最も良好。 【湧々堂】 |
|
| Medeci Arts MM-011(1CD) |
モーツァルト:交響曲第39番、オーボエ協奏曲、4 つのドイツ舞曲、交響曲第36番「リンツ」*、 [ボーナストラック]クライバーによる交響曲第39番のリハーサル |
| ローター・ファーバー(Ob)、エーリヒ・クライバー(指)ケルンRSO、シュトゥットガルトRSO*
録音:1956年1月20日ケルンWDR フンクハウス第1ホール(ライヴ)、1955年12月31日シュトゥットガルト* 巨匠真骨頂のモーツァルトばかりを集めたエーリヒ・クライバー第3弾。デッカ盤でも知られる第39番とドイツ舞曲に加えて、正規初 出となる協奏曲、第36番とリハーサルを含めたすべてが、まるで別物かのような著しく改善された音質で登場します。 ケルン放送響とのライヴは作曲者が生誕200年を迎えた1956年、アニヴァーサリー・イヤーに合わせて巨匠が行なったもの。そして、そ の年を目前に控えたニュー・イヤー・イヴのシュトゥットガルト放送響とのライヴ。いずれもクライバーの芸風の肝、格調の高さとあふ れる愉悦が半世紀の時を経ても色褪せぬ魅力です。36 番をのぞいてWDR アーカイヴからの正規復刻。 (070727Ki) |
|
![]() Medeci Arts MM-012(1CD) |
プロコフィエフ:交響曲第5番*、ロッシーニ:「コリントの包囲」序曲#、ヴィヴァルディ:シンフォニア ロ短調「聖なる墓に」RV.169、フランチェスコ・ドゥランテ:弦楽のための協奏曲第5番イ長調、サリエリ:歌劇「タラール(またはオルムスの王、アクスル)」序曲 |
| トマス・シッパース(指)フィルハーモニアO*、LSO#、アレッサンドロ・スカルラッティO
録音:1957年5月11−14日ロンドン・キングズウェイ・ホール(ステレオ)*、1974年7月30−31日&8月1−28日ロンドン・トゥーティング、オール・セインツ・チャーチ(ステレオ)#、1955年7月ナポリ(モノラル) EMI の正規ライセンスによる復刻。20世紀が生んだアメリカの名指揮者シッパース(1930−1977)が世を去ってことしで早くも30年。 彼は1950年にメノッティのオペラ「領事」(ブロードウェイで8ヶ月のロングランを記録)を振って一躍スターダムに駆け上がり、1955年 にはスカラ座にデビュー。1959年にはバーンスタインとともにニューヨーク・フィル初のモスクワ公演に同行。1963年にはバイロイトで マイスタージンガーを指揮、1968年にはコヴェントガーデンにもデビュー。1970年、まさにこれからという時期に惜しくも肺ガンで亡く なりました。 短い経歴ゆえ録音そのものも多いとはいえず、すぐに米コロムビアの専属となったためEMI のものはさらにレア。没後100周年記念のス カラ座ライヴ(69年)も記憶に残るロッシーニは既出のスタジオ全曲録音からのもの。ほかはすべて初CD 化となります。おもにオペラで の業績が目立ちますが、レッグ録音のプロコフィエフにおける音楽運びなど非凡な才能のなによりの証しといえるでしょう。 現状ではオペラはまだしもオケがほとんど全滅というさみしい状況のため、これは全力で駆け抜けた彼を偲ぶにまたとないリリースとい えます。リマスタリング担当はポール・ベイリー。 (070727Ki) |
|
| BBC LEGENDS BBCL-4220(1CD) |
ショスタコーヴィチ:交響曲第4番(英国初演)、組曲「カテリーナ・イズマイロヴァ」(英国初演)*、祝典序曲# |
| ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指)フィルハーモニアO、LSO#
録音:1962年9月7日、1962年9月4日*、1985年7月8日#(全てステレオ) すべてBBC アーカイヴ音源からの復刻。天才ロジェヴェンが絶頂期に客演したエジンバラでのライヴの2 曲はともに英国(西側)初 演、しかも作曲者の御前演奏という強力なポイントつき。なかでも最大の問題作第4 交響曲は、その演奏史において語り草となってい たもので、ようやく全貌が明らかとなります。当時のタイムズ紙も興奮が冷め遣らぬ異常演奏の模様を次のように伝えています。「こ の作品こそまさしく天才の仕事、豊潤な響きと構成要素の多様性とはとんでもなく素晴らしいかぎり。当夜、このとてもやっかいなプ ログラムに説得力満点の演奏を思い描くのがむずかしいように、マエストロ、ロジェストヴェンスキーがフィルハーモニアから引き出 したよりも輝かしい演奏を想像することはむずかしい。」 はたしてBBC LEGENDS とショスタコーヴィチとは不思議な因縁があるようで、ムラヴィンスキー(BBCL.4002)とスヴェトラーノフ (BBCL.4189)の第8 番、オイストラフの協奏曲集(BBCL.4060)と過去に重要なリリースが続いていますが、またしてもここにとんで もない価値のアルバムが出現したといえるでしょう。 |
|
| BBC LEGENDS BBCL-4219(1CD) |
ブルックナー:交響曲第3番(1877年エーザー版)、ブゾーニ:踊りのワルツOp.53 / K288* |
| ヤッシャ・ホーレンシュタイン(指)BBCノーザンSO、RPO*
録音:1963年7月3日チェルトナム音楽祭(ライヴ)、1966年5月9日ロンドン・BBCスタジオ* (共にモノラル) BBCアーカイヴ音源からの復刻。1928 年のベルリン・フィルとの第7 番に始まる巨匠ホーレンシュタインのブルックナー録音。BBC LEGENDS では第5番(BBCL.4033)、第8番& 第9番(BBCL.4017)につづいて、完全初出の第3番が登場します。ちなみに同じエーザー 版によるものとして、データではほかに1957年11月9日メイダ・ヴェイル・スタジオで行ったBBC 響との放送録音もありますが、収 録テープが未発見のため現状正規ではこれが唯一のものとなります。 さて、演奏ですがブルックナーは得意とするだけあって、スケールは巨大、緊張感、迫力、パワーが漲る骨太の内容。これまでと同じ く期待を裏切りません。 余白はワルツの父ヨハン・シュトラウスに献呈された作品。ブゾーニはホーレンシュタインがキャリアをスタートさせた1920年代に 熱烈に師事していた作曲家。密接な親交があったため信頼も厚く、BBC からブゾーニの音楽祭での指揮を依頼されています。 (070725Ki) |
|
| MYTHOS MPCD-5008(1CD) |
プルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」 |
| ハンス・クナッパーツブッシュ(指)VPO
DECCA LXT5065/6盤からの復刻 今までのCDでは聴くことの出来なかったクナッパーツブッシュの息づかい、手の動き、身体のうねり、その全てを感じることができる鮮烈な復刻を得て、音楽自体がまるで新録音であるかのように蘇ってきます。彼の音作りがいかに斬新なものであったかを改めて確認できることでしょう。(以上、メーカー・コメント) 〜製作者からのコメント〜 日本市場においてミソスのCDが大きな反響を得ていることを知り大変うれしく思っていま す。我々のレーベルをお取り扱い頂いている小売店の皆様に深い感謝を申し上げるととも に、日本のリスナーの音質に対する偉大なる探究心に驚いています。さて、いよいよ第4 弾となる今回のリリース分から3タイトルずつご紹介することとしました。私に残された時間 の少なさと、皆さんに伝えるべく復刻を待っている素晴らしい音源があまりに多く残ってい る現実を考えると、老体に鞭打って歩みを早める必要があることを感じずにはいられなかったのです。 またこの機会に、今まで様々な方から幾度となく聞かれた使用機材の一部をお知らせする こととしましょう。ミソスとしては第6期ともいえる現在使用しているこれらの機材を中心に、さらに様々な機材を必要に応じて加え調整しながら音作りをしています。若いリスナーの方々には想像することが難しいかと思いますが、これらの機材を時間をかけて調整しながら使いこなしていくと、最近の電子機器による音質調整などを遥かに超えた素晴らしい音が現れてくるのです。 ・アナログプレイヤー:ノイマンVMS-70 ・トーンアーム:オルトフオンRF-297オリジナル ・検聴用スピーカー:タンノイオートグラフモニターゴールド及びソナスファーベルガルネロオ マージュ ・プリアンプ:マランツモデル1 カスタムチューンモデル |
|
| MYTHOS MPCD-9005(1CD) |
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」 |
| ウィルヘルム・フルトヴェングラー(指)VPO
録音:1952年11月24-25日/QALP10034盤からの復刻 ミソスでは初となるQALP盤の田園の復刻です。QALP盤独特のクリアでしなやかな艶のある音質が見事にCDの中に再現されています。フルトヴェングラーが作り上げた美しくも巨大な「田園」交響曲の全てを堪能できる決定盤ともいえるCDになりました。 (以上、メーカー・コメント) |
| SVETLANOV FOUND SVET-04981(6CD) |
ラフマニノフ:管弦楽作品集 交響曲第1番〜第3番、幻想曲「岩」、交響詩「死の島」、、交響的舞曲、6つの女声合唱曲 Op.15(++)、カンタータ「春」Op.20(+)、「アレコ」から、詩曲「鐘」Op.35(*)、ヴォカリーズ(V・キン編曲)、交響詩「ロスチスラフ公」、ジプシーの主題による奇想曲 Op.12、スケルツォ、楽興の時 ロ短調 Op.16-3(**)/Op.16-3(**)、ヴォカリーズ(スヴェトラーノフ編)(**)、前奏曲ニ長調 Op.23-4(**)、悲歌 Op.3-1(**) |
| ガリーナ・ピサレンコ(S)*、アレクセイ・マスレンニコフ(T)*、セルゲイ・ヤコヴェンコ(Br)*+、ユルロフ・ロシアcho(*/+)、モスクワ放送女声グループ(++)、エフゲニー・スヴェトラーノフ(指(**以外)、P(**))、ソヴィエト国立SO(**以外)
録音:1954-1978年 |
|
| MELODIYA MELCD-1000149(1CD) |
アレンスキー:交響曲第1番、交響曲第2番、歌劇「ヴォルガ川上の夢」序曲、弦楽のための間奏曲ト短調 Op.13* |
| エフゲニー・スヴェトラーノフ(指)ソヴィエト国立SO
録音:1983年、1990年* |
|
| セルを超えたか?恐るべき完成度を誇るマッケラスの新・ベートーヴェン全集! | |
Hyperion CDS-44301(5CD) |
ベートーヴェン:交響曲全集 |
| チャールズ・マッケラス(指)スコットランドCO、フィルハーモニアO(第9番のみ)、エジンバラ祝祭cho、ジャニス・ワトソン(S)、キャスリーン・ウィン=ロジャース(Ms)、スチュアート・スケルトン(T)、デトレフ・ロート(Bs)、
録音:2006年9月 エジンバラ音楽祭ライヴ(デジタル) マッケラスのベートーヴェン全集は、ロイヤル・リヴァプールPOとの録音からほぼ10年ぶりの再録音。弦のノン・ヴィブラートをはじめとしたピリオド仕様の演奏が一般的となった今日、ただ作曲当時の様式を取り入れただけでは誰も驚かなくなり、プラスアルファの独自の見識とセンスが要求されるところですが、マッケラスのこの再録音は、今までの彼の多くの録音同様、学究的にスコアを徹底的に掘り下げながらも、音楽に瑞々しい果実のような新鮮さを与え、また決して独りよがりでない真摯な共感がしっかり宿っているので、真に普遍的な価値を誇るベートーヴェン像を打ち立てることに成功しています。例えば、アイデア満載ながら、若手から中堅の指揮者の中には「こんなことができるんだよ、凄いだろ!」と言わんばかりにその独自のアプローチをひけらかすような演奏もありますが、マッケラスの指揮にははそんないやらしさがないのです。 「第1番」は、恣意的にアクセントを施したり、アーティキュレーションに凝ったりする演奏もある中で、この演奏はごくオーソドックスな表現。しかし、一音一音に意味があり、いつものことながらハーモニーが混濁することは皆無。まさに古典的な佇まいを体現した素晴しい演奏です。第1楽章はテンポからして快速モードを採用せず、最後に打ち込まれる3つの和音は微妙にリタルダンドして終わるなど、古い演奏スタイルを取り入れているほどです。 「第2番」もこの曲の清新さを十分に意識して活力も満点ながら、ノリントンよりも表情が温和。 「英雄」は、第1楽章の最初の和音から打ちのめすような打撃は加えず、あくまでも清潔なテクスチュア重視。テンポはもちろん快速ながら暴走はせず、音の質感を吟味し尽くしているのが分かります。第1楽章再現部のテーマ斉奏部で、前半のみトランペットを被せるというのがユニーク。第2楽章は悲愴感を強調しないところがマッケラスらしいですが、11:26からのヴィオラの音型に象徴されるよう、音はカラッとしていますが、音の輪郭を克明に表出することで、スコアに込められたベートーヴェンの思いが浮かび上がるようです。第3楽章トリオのホルンは目の覚めるような完全無欠な巧さ!終楽章は冒頭から繰り返されるテーマの変化していく過程で、これほど各声部が明確な輪郭を伴って融合しているというのは驚異的。一切埋没しているパートがないのです!その点でスクロヴァチェフスキも真っ青でしょう。声部の輪郭と言えば終楽章コーダ!ジョージ・セル以来の完璧さです! 「第4番」は第1楽章主部冒頭のハーモニーで、ホルンを中核としたバランスをとることで独特な音像の広がりを持たせているのがまず印象的。再現部冒頭も同様のバランスですが、音楽自体が今度は極限までヴォルテージを上げ、10分間の中に生きたドラマを展開しているのがなんとも見事。テンポはC・クライバーなどよりもむしろ遅めに感じ、決してメトロノーム表記を重視していないことが伺えます。 「運命」は最初の「タタターン」の主題が1回目と2回目ではニュアンスが違うのをお聴き逃しなく!奏法に変化を与えていると思われますが、こんな衝撃は前代未聞です。声部バランスがここでも完璧なのは言うまでもありませんが、ここまで徹底させながら音楽が窮屈にならないのはマッケラスならではのマジックと言うしかありません。第2楽章は至純の極み。第3楽章はコントラバスの早い走句にも拍節感をにビシッと与え、スケルツォつつとしての性格を徹底表出。3楽章から終楽章へのブリッジでも音像がもこもこせずクリアさを維持。終楽章は胸のすくようなパワーの噴出が見事ですが、これまた凄技出現!0:35のホルンから始まるフレーズの結尾でトランペットに主役を移行させ、クレッシェンド的な高揚感を持たせているのです。他の楽章でもそうですが、そのフレーズの核となる楽器、スパイス的な楽器の峻別とその徹底ぶりには本当に頭が下がります。ただ単純に主旋律を突出させ、他の声部を抑えるという単純なものではないのです。8:53からのピッコロの駆け上がりの箇所で、それが埋没しないように他の声部を抑えるのはスクロヴァチェフスキも行っていましたが、その意図が透けて見えて音楽が小さくなっていたのに対し、マッケラスは一枚上手。 「田園」はこの全集の白眉!声部バランスに比類なき冴えを誇るマッケラスにとってまさにうってつけの曲ですが、その響きの美しさのみならず、音楽に語らせるマッケラスの感性に脱帽することしきり。第1楽章の第1主題から第2主題へ移る手前のリタルダンドのなんという洗練さ!展開部の低弦の動きの有機的な豊かさには心揺さぶられ、続くヴァイオリンの持続音は、これほどのノン・ヴィブラートであることのありがたさを痛感させる演奏も他になく、両翼配置の意味を単なる掛け合いの面白さ以上の妙味をもって聴き手に迫るという点においても、この曲を語る際に絶対に忘れてはならない素晴しさです。そしてコーダの得も言われぬ余韻!第2楽章はまるで天上の美しさ。5:32からのクラリネット・ソロは惚れ惚れする巧さに唖然。第3楽章はファゴットのソロをかなり強く吹かせ、しかも同じ音型を受け弦もそれと完全に連動。第4楽章も、ティンパにだけを強打させて表面的な迫力を取り繕った演奏とは次元が違います。終楽章は冒頭のホルンと低弦の溶け合いの美しさからうっとり。 「第9番」のみ大編成のフィルはーモニア管ですが、これも見事な選択。しかも演奏内容が凄いことになっています!ティンパニがかなり豪快な響きで捉えられており、全体の響きもグッと量感を増しますが、演奏自体も他の8曲とは趣が異なり、尋常ならざる切迫感と激烈さが横溢。その分古楽器的な響きは後退しているので、ピリオド仕様が肌に合わない方も心震えること必至。それにしても、炎の中で格闘するようなこんな血肉が滾らせたマッケラスはかつて聴いたことがありません。1楽章も2楽章もまるで猛獣のように凄まじい音圧が襲い続けます。第3楽章でさえ音が峻厳に昇り、決して癒しの雰囲気に安住しません。9:05からの猛烈な打ち込みは、宇宙に向けて砲撃する凄まじさ!終楽章もヴォルテージが異様なまでに高く、マルケヴィチとミュンシュを合わせたようなとてつもない迫力!もはや学究肌のマッケラスのイメージなどどこにもありません。独唱陣も皆粒ぞろい。コーダ突入前の4人のハーモニーもマッケラスの制御が行き届いていることが窺えます。この「第9番」に至っては、もはや細部がどうのこうのといている場合ではありません。いったいマッケラスという人は、音楽を表現するための駒をいくつ持ち合わせているのでしょうか?しかもこの録音の時点で80歳を超えていたのです!肉体の衰えが音楽に反映することなどあり得ない奥義も含めて、超人と呼ぶしかありません。 【湧々堂】 ※限定数特価は、初回分在庫が切れ次第終了となりますのでお早めに! |
|
| Edition HST HST-045 定価 |
ヴァンハル:疾風怒濤交響曲集第5巻 交響曲イ短調Bryan a1、交響曲ヘ短調Bryan f1 |
| 室伏正隆(指)ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ
録音:2007年5月、東京府中の森芸術劇場ヴィーンホールでのライヴ ヴァンハルの短調交響曲作曲時期は、大きく1760年代イタリア留学前と1770年代留学後の二つに分かれる。 前期ではハ短調、ニ短調、ト短調、イ短調(Bryan c2,c3 d1, g1, g2, a2)が作曲され、後期には、ニ短調、ヘ短調、イ短調(Bryan d2, f1, a1)の三曲が作曲された。 18世紀後期の短調交響曲では、ホルンが無弁であることから、主調音と平行調音の二種類を指定し和音を形成するのが慣例であったが(e.g.ト短調ではト調gと変ロ調b)、ヴァンハルは更にこれを発展、属音を追加させ三種類のホルンを指定した。(e.g.イ短調では、イ調a、ハ調c、ホ調e、 ヘ短調では、へ調f、変イ調As、ハ調c。特にハ調は当時のトランペットと同じ管長のアルト管であるため、疾風怒濤の悲痛な叫びが再現される) このシステムはその後、特に19世紀フランス作曲家に広く選択された。(e.g. ヴェルディ作曲トロヴァトーレなど) 実際の編成では、更に補強を兼ねてヘ短調交響曲(f1)では4本ホルンを指定している。 さらに既出録音で有名なニ短調「聖金曜日交響曲」(d1)では5本ホルンが指定されている。 ブライアン氏はこの一連の交響曲集マルチプル・ホルン・シンフォニーと名付けた。 (イ短調Bryan a1は、既にサリエリ楽団の演奏がCD録音されているが、残念ながら製作予算の都合からか、ホルンはイ音とホ音の2本しか使用されておらず、本来の編成による録音は本CDが初録音。) (070720) |
|
| Hyperion CDA-67616(1CD) |
シュポア:交響曲第1番変ホ長調/同第2番ニ短調Op.49/演奏会用大序曲ヘ長調WoO.1(世界初録音) |
| ハワード・シェリー(指)スイス・イタリア語放送O
ブラウンシュバイクで生を受けたシュポアは、19世紀ドイツのみならず初期ロマン派の器楽曲作曲家として優れた作品を残しています。ヴァイオリン協奏曲やクラリネット協奏曲など、現代でも頻繁に演奏されるレパートリーがクローズアップされがちなシュポアですが、実は交響曲の作曲家としても名を馳せていたことは意外と知られていません。同世代のベートーヴェンと同じく9曲の交響曲(第10番も同じく未完)を書き上げており、今回は初期の2作品がハワード・シェリーのタクトによって収録されています。カップリングの「演奏会用大序曲」は世界初録音。 (070720) |
|
| RCO Live RCO-07003(1SACD) |
マーラー:交響曲第4番 |
| クリスティーネ・シェーファー(S)、ベルナルド・ハイティンク(指)ロイヤル・コンセルトへボウO
録音:2006年11月7日アムステルダム、コンセルトへボウ(ライヴ) 1956年11月7日、まだ27歳の若さだったハイティンクは病気のジュリーニに代わり、初めてRCOの指揮台に立ちました。それから 半世紀、夫婦でいえば金婚式を迎えた昨年のちょうど同じ11月7日に、いまや桂冠指揮者となった巨匠が臨んだ特別記念コンサート。 RCO Live にふたたび帰ってきたハイティンクの最新アルバムは、当夜のオール・マーラー・プログラム後半を飾った交響曲第4 番で す。(前半はラーションとディーン・スミス独唱による「大地の歌」) 現代屈指のマーラー指揮者として誰しも認めるハイティンク。なかでも第4 番については、すでにRCO とは首席指揮者時代(1961-1988)をふくめて3 度(67 年、82 ライヴ、83年)も録音していることからもわかるように、よほど愛してやまないのでしょう。RCO 初のSACD による第4番は、ハイティンクにとっても、またRCO にとっても両者のトレードマークであるマーラー演奏の真価をあらため て広く世に問うものとなっています。 首席指揮者ヤンソンスのもと新たな時代を迎えたいまも、ハイティンクが長年の手兵と培った結びつきは健在。しかもなんといっても 晴れの舞台、会場の祝賀ムードに包まれる中、当ライヴではいつにもまして黄金に輝くブラスにエレガントで潤いたっぷりの弦の音色 を誇る名門の持ち味が光っています。 そして、天上の世界を描いた第4 楽章。ポイントのソプラノにアメリング、ユーイング、アレグザンダーと歴代の名花が彩りを添えて きたところへ、このたび抜擢されたのはいまをときめくシェーファー。可憐な歌声がピッタリで、これはたいへんな魅力。なお、昨年 11 月に入り当コンビは、この7 の記念演奏会のほか、いずれもシェーファーの独唱で第4 番を本拠アムステルダムでは全部で5 回取 り上げており、さらに9日にフランクフルトのアルテオーパー、10日にはウィーンのムジークフェラインでもそれぞれ演奏しています。 ハイティンクのマーラーでは、これよりほんの少し前、同じ年の10 月に行われた首席指揮者就任ライヴにおけるシカゴ響との第3 番 (CSOR.901701)も大いに話題を集めていますが、ここ最近の充実ぶりは一瞬たりとも目を離すことの出来ないものといえるでしょう。 ●ハイティンクのマーラー第4番 演奏時間比較 [RCO / 2006年ライヴ] T .16’38 +U .8’57 +V .20’01 +W .9’37 = 55’14 [BPO / 1992年] T .17’30 +U .9’17 +V .21’54 +W .9’35 = 57’36 [RCO / 1983年] T .16’57 +U .8’52 +V .20’21 +W .9’09 = 54’39 [RCO / 1982年ライヴ] T .16’45 +U .9’02 +V .21’15 +W .9’35 = 56’37 [RCO / 1967年] T .16’27 +U .8’37 +V .19’34 +W .8’48 = 52’46 (070719Ki) |
|
| オクタヴィア OVCL-00295(1SACD) 税込定価 |
チャイコフスキー:交響曲第5番Op.64 |
| 小林研一郎(指)日本PO+アーネムPOの合同オケ
録音:2006年3月6日、東京・サントリーホール(ライヴ)/DSDレコーディング 白熱ライヴ収録盤が遂に登場!両オーケストラの合同共演はまさに圧巻そのもの。それを導く小林のタクトは全身全霊で大勢の団員を導き出し、その存在感を完璧に両オーケストラに示しています。ファーストヴァイオリン32人〜コントラバス16人という、見るも稀な巨大編成によって奏でられるチャイコフスキーの交響曲第5番は迫力の音圧が迫ってくるように鳴り響き、かつてないスケールで渾身の演奏が繰り広げられています。まさしく必聴の一枚です!(オクタヴィア) |
|
| King International KDC-7004(1CD) |
宇野功芳の音盤棚「これがUNO!」 Vol.4 モーツァルト:交響曲第40番、アイネ・クライネ・ナハトムジーク*、交響曲第39番* |
| ブルーノ・ワルター(指)VPO、ストックホルムPO*
録音:1952年5月17日、1950年9月8日* (TAHRA :TAH508) 考えれば考えるほど分らなくなる!この1952年5月17日のウィーン・ライヴ。 「これがUNO!」vol.1 でリリースされた「大地の歌」と同じ日の録音なのだ。「40番」と「大地の歌」を組合せた夢 のプログラム。ワルターはこの組合せを愛し、しばしば演奏しているが、52年のウィーン音楽祭でもムジークフェラ インザールの聴衆を魅了したのである。コンサートは17日と18日の2 回行なわれ、初日の方の2曲がCD化されたこ とになる。でも、おかしい。すでにソニーから18日の「40番」ライヴが出ているが、本盤の17日ライヴとはずいぶ ん指揮自体が違うからだ。 (宇野功芳〜ライナーノーツより) 1952年のモーツァルト40番と1950年ストックホルムでの演奏会を収録したアルバム。(輸入盤では2 枚組+ シューベルト「グ レート」入り)。1952 年5月17日にはムジークフェラインでフェリアー、パツァークとの「大地の歌」(KDC7001)とこのモーツァ ルト40番のコンサートが行われました。18日のSONY 盤の前日のライヴ収録で演奏も大変そっくりですが、ワルターの指揮が微 妙に違います。宇野功芳氏も解説で【ワルター謎の40番】と題して、この演奏の謎について解析。解説を読み、聴き比べをする と、この演奏の謎が解けるかもしれません。 (070718Ki) |
|
![]() Audite AU-95495(1CD) |
ブルックナー:交響曲第8番ハ短調(1890年 / ノヴァーク版) |
| カール・べーム(指)バイエルンRSO
録音:1971年11月16日ミュンヘン、レジデンツ・ヘルクレスザール(ステレオ・ライヴ) 正規では初出となるこの演奏は、第7番同様に速めのテンポを採用している点が特徴。べームの代表盤とされるDGのセッション録音(1976年)に比べて、全体でほぼ8分あまり速くなっています。とりわけ後半2 楽章での印象のちがいは大きく、おだやかなウィーン・フィル盤とは異なり、まことに熱い演奏が繰り広げられています。キャリアの初期からブルックナーを好んで取り上げていたべームですが、1936年にドレスデンで行なった3つの録音を別にすれば、本格的に録音するようになったのはようやく70年代に入ってから。第7番とともに、当バイエルン放送響との第8 番はあまり多いとはいえないべームのブルックナー演奏を検証するうえで、かけがえのないものといえるでしょう。このたびもバイエルン放送アーカイヴの正規音源使用によるため、すぐれた音質といえましょう。 ●ベームのブルックナー第8番、演奏時間比較 [バイエルンRSO/1971年]T .13’40+U .13’10+V .24’29+W .20’37=71’56 [VPO/1976年]T .14’51+U .14’23+V .27’47+W .23’00=80’01 |
|
| Serenade SEDR-5003(1CDR) |
ブラームス:交響曲第4番、ワーグナー:歌劇「ローエングリン」第3幕前奏曲、楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕前奏曲、歌劇「タンホイザー」序曲、楽劇「ワルキューレ」〜ワルキューレの騎行 |
| ポール・パレー(指)デトロイトSO
録音:1955年3月26日、1953年2月13-20日/音源:Mercury (U.S.A.) 1-4 MG 50057, 5-8 MG 50021 パレーがマーキュリーに録音したワーグナーの管弦楽曲集は、すべて最初にモノーラルで発売されている。しかし、その中でステレオで収録されたものはのちにステレオLPで発売され、さらにこのステレオ録音はCD化もされた。しかしながら、モノーラルで録音された方はある時期以降は全く再発売されていない。もちろん、ステレオとモノーラルでは大きく違うわけだが、モノーラルの方の演奏内容が著しく落ちるということではない。それどころか、この男性的な迫力に満ち、きりりと引き締まった冴えた音を聴いていると、CDR化して良かったと心底思う。 ブラームスの方は唯一の正規録音で、目下のところパレーのブラームスを聴こうとすればこれしかない。この演奏はかつてアメリカでプライヴェートCDR盤が発売されたが、このCDRはなぜかアメリカ以外には出荷しないので、国内では事実上初CDR化となる。演奏はワーグナー同様、端正で力強いが、第4楽章をはじめ、意外にテンポが揺れる場面も少なくない。なお、第2楽章の7分30秒付近では音が歪むが、これはオリジナル通りである。(平林 直哉) |
|
![]() WEITBLICK SSS-0071-2(1CD) |
ブルックナー:交響曲第9番、ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」前奏曲* |
| オイゲン・ヨッフム(指)ミュンヘンPO
録音:1983年7月20日、1979年11月8日*、ヘルクレスザール・ライヴ(全てステレオ) ヨッフムが指揮者デビューで競演したミュンヘン・フィルとの記念碑的なライヴ録音。かつてMETEORレーベルで発売され、マニアの間でも評価の高かったものですが、このディスクはバイエルン放送マスターによる新たな復刻です。いぶし銀のような味わいに溢れた名演。第1楽章第1主題の高揚のさせ方も機能的にすっきりと聳えるスタイルが主流の昨今、アンサンブルの縦の線よりも全体の風情を重視。第2主題の歌い口はその特質が大きく功を奏し、その自愛に満ちたフレージングが心に染みます。6:32からの弦のフレージングに連綿と脈打つ至高のニュアンス、続くホルンの一節の響きは、チェリビダッケの透徹とはかなり趣が異なり、ケンペ以前のミュンヘン・フィルの朴訥さを思わせるほどヒューマンな温かさに満ちています。終結部がまた感動的で、クラリネットがはっきりとした意思を持って立ち上がりつつ、弦のトレモロを効かせる手法のなんと奥深いこと。第2楽章もゆったりとしたテンポで一貫し、鋭角的な凄みも誇示しませんが、音楽が決して野暮ったくならず、内容味満点。特にトリオのキリッと引き締まったリズムを土台とした躍動とその後の深い呼吸による弦の振幅の対比のが絶品で。この中間部に克明かつ自然な形で深い内容を盛り込むヨッフムの芸の深さに感じ入ります。終楽章に至っては、冒頭の第1音から最後まで感覚的な効果に敢然と背を向けて内面重視に徹しきっているため、聴く側もそれなりの覚悟が必要でしょう。第2主題の深遠なニュアンスは破格の素晴しさで、構えを大きくしようとする意図を表面には出さずに音楽を自然に熟成させる指揮芸術の極みです!後半の不協和音炸裂に至るまでのヴォレテージの高揚にはも人為的な操作の入る込む隙がないほどの宇宙的な噴出力!ここでこんな奥深い最強音を実現できる指揮者は他にいたでしょうか?ワーグナーもヨッフムの全人格を反映した至芸の連続! |
|
| WEITBLICK SSS-0072-2(1CD) |
ベートーヴェン:「エグモント」序曲、バッハ:2台ヴァイオリンのための協奏曲、ブラームス:交響曲第4番 |
| クルト・ザンデルリンク(指)ミュンヘンPO、インゴ・ジンホファー(Vn)、スレテン・クルスティク(Vn)
録音:1984年11月23日ヘルクレスザール・ステレオ・ライヴ(ステレオ) WEITBLICKでは2枚目の登場となる巨匠ザンデルリンク。ミュンヘン・フィルには、80年代から90年代にかけてほぼ頻繁に客演を繰り返しました。「エグモント」からして壮大、重厚な響に圧倒されます。バッハはもちろん旧スタイルの演奏で、堂々たる押し出しの立派な音楽を作っております。ジンホファーはバイエルン国立歌劇場管のコンマスもつとめた名手。クルスティクは、現在もミュンヘン・フィル名物コンマス。そしてブラ4!これぞ圧倒的な名演奏です。尋常ではない遅いテンポが採用され、ロマンティシズム、耽美指向がムンムンと漂う個性的な演奏。チェリビダッケが鍛えたミュンヘン・フィルの明るく、美しいサウンドを時には豪快に、時には繊細に料理したライヴゆえの自在な起伏が最高です。86年チェリビダッケ指揮による来日公演との比較も一興。現在、気管支炎に悩むドクター・ザンデルリンクも隠棲先でリリースを快諾!! (070713) |
|
| BIS BISSA-1566(1SACD) |
ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調Op.95「新世界より」、交響曲第6番ニ長調 Op. |
| トーマス・ダウスゴー(指)スウェーデンCO
現在もっとも勢いのある指揮者のひとりダウスゴー。彼がドヴォルザークの「新世界」交響曲に挑戦しまし た。同曲で聞いたことのない小編成により、両翼配置の効果がSACDハイブリッド5.0サラウンド録音で驚くほど鮮烈な効果をあげてい ます。小気味のよいテンポも彼ならでは。目から鱗の落ちることの連続の1枚です。 (070713Ki) |
|
| BIS BISSA-1563(1SACD) |
ショスタコーヴィチ:交響曲第9番、第12番「1917年」 |
| マーク・ウィグレスワース(指)オランダ放送PO
ウィグレスワースのショスタコーヴィチ交響曲シリーズの第7弾。今回は彼の交響曲中でも第2次世界大戦 の勝利(スターリン)にまつわる9番と、レーニン(ロシア革命)に捧げられた12 番という政治的意味あいの強い2作をとりあげて います。独特のスピード感と集中力はウィグレスワースならでは。白熱した演奏を聴かせてくれます。 (070713Ki) |
|
![]() TAHRA TAH-635(1CD) |
シューベルト:交響曲第9番 「グレート」 |
| フェレンツ・フリッチャイ(指)ヘッセンRSO
録音:1955年11月4日ライヴ フリッチャイ唯一の「グレート」の貴重な記録。1954年10月にヒュースト ン交響楽団の常任に就任したものの、8回の定期を振っただけで55年1月に辞任しヨーロッパに戻ったあとのハンブルクでのコンサート の録音です。1958年に白血病を発症するまでは「リトル・トスカニーニ」と呼ばれ、白血病から復帰した1960年からの晩年は「フルトヴェ ングラーの再来」と呼ばれるフリッチャイは病を境に芸風が大きく変わったとされていますが、この演奏は「フルトヴェングラーとクレ ンペラーの再来」とでも呼ぶにふさわしい巨大でいてテンポの動きの激しい素晴らしく熱い演奏です。1楽章とフィナーレのコーダなど は1951年の有名なフルトヴェングラー盤よりも熱くクレンペラー盤よりも巨大な造詣。フリッチャイがもっと長生きしていれば私たちの 音楽生活はどれほど豊かだったでしょうか。白血病がにくい!録音はもちろんモノラルですが鑑賞になんの不都合もありません。 ●演奏奏時間比較 フリッチャイ:14’28”/16’38”/10’55”/11’33” フルトヴェングラー:14’44”/17’10”/11’18”/11’39”(1951年BPO,GS-2017) クレンペラー:14’35”/14’57”/9’54”/12’42”(1960年フィルハーモニアEMI) (070713Ki) |
| ARTHAUS 101431[AR](DVD) |
ケント・ナガノ指揮によるクラシック音楽の名作第3集 シューマン:交響曲第3番「ライン」(コンサート&音楽ドキュメンタリー) |
| ケント・ナガノ(指)ベルリン・ドイツSO
収録:2006年、ベルリン・フィルハーモニー大ホール/NTSC方式、画像構成比16:9、音声方式:PCMステレオ/ドルビー・デジタル5.1/DTS5.1、88分(コンサート36分、ドキュメンタリー52分)、英語ナレーション、片面二層ディスク(DVD9)/仏・西・伊・日本語字幕付き 第1集のモーツァルト(101427)、第2集のベートーヴェン(101429)に続く第3弾は、シューマンが登場。実際の演奏とアニメーションによるわかりやすい作曲家・曲目分析は、初心者からマニアまで満足いただけるでしょう。 |
|
| ARTHAUS 101433[AR](DVD) |
ケント・ナガノ指揮によるクラシック音楽の名作第4集 ブラームス:交響曲第4番(コンサート&音楽ドキュメンタリー |
| ケント・ナガノ(指)ベルリン・ドイツSO
収録:2006年、ベルリン・フィルハーモニー大ホール/NTSC方式、画像構成比16:9、音声方式:PCMステレオ/ドルビー・デジタル5.1/DTS5.1、96分(コンサート44分、ドキュメンタリー52分)、英語ナレーション、片面二層ディスク(DVD9)/仏・西・伊・日本語字幕付き ブラームスの大作である交響曲第4番をわかりやすく分析。CDでは名演が続いていたケント・ナガノですが、モントリオール交響楽団の首席指揮者となり、ますます脚光を浴びることになるでしょう。 |
|
| ARTHAUS 102125[AR](DVD) |
チャイコフスキー・サイクル第3集 チャイコフスキー:交響曲第3番「ポーランド」、バレエ「白鳥の湖」(抜粋)、協奏的幻想曲 |
| ヴラディーミル・フェドセーエフ(指)モスクワRSO、ミハイル・プレトニョフ(P)
収録:1991年、フランクフルト、アルテ・オーパー/NTSC方式、画像構成比4:3、音声方式:ドルビー・デジタル5.1/DTS5.1/PCMステレオ、115分、片面二層ディスク(DVD9)、自動再生機能 第1集(102121)、第2集(102123)に続く第3弾は、まだ俊英ピアニストだった頃のプレトニョフが共演。交響曲および「白鳥の湖」では、既発売の2枚同様にロシアン・スタイルを残したオーケストラの演奏が感動的です。 |
|
![]() VAI VAIDVD-4408(1DVD) |
チャイコフスキー:幻想序曲「ロメオとジュリエット」、ベートーヴェン:交響曲第7番* |
| レオポルド・ストコフスキー(指)スイス・イタリア語放送O、サン・モリッツ国際青年O*
収録:1969年(ステレオ、モノラル*)/モノクロ、NTSC、リージョン・オール、4:3、53m、字幕なし 永遠の音楽青年レオポルド・ストコフスキー(1882−1977)の、1969年のライヴを2種類。得意中の得意のチャイコフスキーは収録用の演奏でステレオ収録。ストコフスキーの指揮姿が見事に収められています。一方サン・モリッツの若者オーケストラとのベートーヴェンはライヴ収録。老巨匠と若者の心が通った熱い演奏です。「ロメ・ジュリ」はクラシカ・ジャパンで放映されたことがありましたが、ベートーヴェンは初お目見えかと思われます。 |
| ANDROMEDA ANDRCD-5096(4CD) |
ワルター/ブラームス録音集 交響曲第1番/ロスアンジェルスPO[1947年7月10日]、 交響曲第2番/NBC響[1940年2月17日]、 交響曲第3番/NYO[1953年12月]、 交響曲第4番/RAIミラノ響[1954年](初出!) 運命の歌/RAIミラノSO&cho[1952年4月16日]、 ピアノ協奏曲第2番/マイラ・ヘス(P)、NYO[1951年2月11日]、 ヴァイオリン協奏曲/エリカ・モリーニ(Vn)、NYO[1953年12月20日]、 ヴァイオリンとチェロの為の二重協奏曲/ジョン・コリリアーノ(Vn)、レナード・ローズ(Vc)、NYO[1951年2月2日]、 大学祝典序曲/ロスアンジェルスPO[1947年10月7日] |
| 全てブルーノ・ワルター(指) | |
| Pentatone PTC-5186.065(1SACD) |
ドヴォルザーク:交響曲第8番、交響詩《野ばと》、交響詩《真昼の魔女》 |
| ヤコフ・クライツベルク(指)オランダPO | |
| Pentatone PTC-5186.300(1SACD) |
ハイドン:歌劇《無人島》序曲/協奏交響曲変ロ長調Hob.I-105/交響曲第100番ト長調《軍隊》Hob.I-100 |
| ゴルダン・ニコリッチ(ヴァイオリン&指揮)、オランダ室内管弦楽団
ンドン響のコンサートマスター、ニコリッチ登場!オーヴェルニュ室内管弦楽団、ローザンヌ室内管弦楽団のコンサート・マスターを歴任してきた旧ユーゴスラヴィア出身のニコリッチ。 現在は名門ロンドン交響楽団のコンサート・マスターとオランダ室内管弦楽団の音楽監督を兼任するなど、八面六臂の活躍を展開している凄腕のヴァイオリニストです。ロレンツォ・ストリオーニ1794のヴァイオリンを奏でた協奏交響曲は、ソリストとオケの知性と情熱が融合した秀演。 「無人島」序曲と「軍隊」でも抜群の手綱捌きによる演奏を聴かせてくれるなど、心の底から音楽を楽しんでいるに姿が目に浮かびます。 |
|
| Pentatone PTC-5186.183(1SACD) |
マーラー:交響曲第5番 |
| ベルナルト・ハイティンク(指)ACO
フィリップスのクァドラフォニック(4チャンネル録音)の復刻シリーズ最新盤は「千人の交響曲」に続くハイティンク&コンセルトへボウのマーラー!1970年12月にアムステルダムのコンセルトヘボウで収録されたこの交響曲第5番はハイティンクにとって初の「交響曲第5番」録音であり、この時40歳。 ペンタトーンのリマスター&SACD化による音質の向上が、演奏をさらに鮮明なものとしています。 |
|
| Lyrita SRCD.296(1CDR) |
バックス:交響曲第6番*/アイルランドの風景/悪漢喜劇のための序曲/冒険のための序曲/序曲《Work In Progress》 |
| ノーマン・デル・マー(指)ニュー・フィルハーモニアO*、ヴァーノン・ハンドリー(指)RPO
シャンドスからリリースされている多くの作品集によって一気に知名度を上げたアーノルド・バックス。バックスの「定番」がシャンドスの録音ならば、リリタの録音は「元祖」。全曲世界初CD化(一部初出音源)。※LyritaはCD-R仕様となります。※LyritaはCD-R仕様となります。 |
|
| Lyrita SRCD.2258(3CDR) |
ジョージ・ロイド(1913−1998):交響曲第4番ロ長調/第5番変ロ長調/第8番 |
| エドワード・ダウンズ(指)フィルハーモニアO
療養のため故郷のイギリスからスイス、そしてアメリカへと渡ったジョージ・ロイド。苦難の人生を送りながらも作品を書き続けたロイドはその生涯で12曲の交響曲を生み出しており、ここでは中期の3曲を収録しています。また金管バンドの発展に大きな役割を果たすなど、イギリスの音楽に遺したその足跡は計り知れないものがあります。全曲世界初CD化。※LyritaはCD-R仕様となります。 |
|
| Lyrita SRCD.329(1CDR) |
ダニエル・ジョーンズ(1912−1993):交響曲第4番/第7番/第8番 |
| チャールズ・グローヴズ(指)RPO、ブライデン・トムソン(指)BBCウェールズSO
複合拍子の考案者ダニエル・ジョーンズの交響曲集第2弾。ジョーンズは20世紀中期のウェールズにおける最大の作曲家とされており、一連の交響曲は最も高く評価されています。全曲世界初CD化。※LyritaはCD-R仕様となります。 |
|
| BMG 88697-129332(1SACD) |
ベートーヴェン:交響曲第4&7番イ長調 |
| パーヴォ・ヤルヴィ(指)ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン
録音:2005年8月24-26日(第4番)、2004年6月18-19日及び2006年9月3,4日(第7番) 国内盤は発売済み。パーヴォ・ヤルヴィと、ドイツ・カンマーフィルのベートーヴェン・シリーズ第2弾!弦は6−6−6−4−3という小編成で対向配置、トランペットとティンパニにはオリジナル楽器を使用、また控えめにヴィブラートを使うオリジナル楽器の奏法を取り入れることによって、ベートーヴェンがそれぞれの交響曲にこめた革命的なまでのドラマがくっきりと描き出されます。特に名手をそろえた管楽器が弦楽器にかき消されずに浮かび上がり、革張りのティンパニを木製の硬いバチで叩くことで、明確なリズムが刻まれています。父が指揮者(ネーメ・ヤルヴィ)、弟や妹も音楽家という恵まれた環境で、幼いころからベートーヴェンの音楽にのめりこみ、何度もその解釈を練り上げてきたパーヴォ・ヤルヴィが、まさに満を持して取り組んだベートーヴェン・サイクル。第1弾同様、何度も実演で取り上げて解釈を練り上げた末に、万全のコンディションで録音されており、現在もっとも新鮮で刺激的なこのコンビのベートーヴェン解釈を堪能できることでしょう。特に第7番に関しては、2004年6月のセッションで一度全曲を収録しておきながら、さらに2006年9月に部分的に再度録音しなおしているほどの入れ込みよう。 録音エンジニアは、元フィリップスの録音スタッフが創設したオランダ・ポリヒムニア社の総帥エヴァレット・ポーター。最近の内田光子の録音のプロデューサーとしても知られるポーターが、音響効果抜群のベルリン・スコアリング・ステージ・スタジオ(旧東ドイツの国営放送局の録音用ホール)に鳴り響くドイツ・カンマーフィルの個性的な響きを鮮明に捉えた超優秀DSD録音です。使用楽譜はベーレンライター版。 |
|
| OEHMS OC-705(1CD) |
モーツァルト・イン・パリ J・C・バッハ:シンフォニア ニ長調 Op.18-6(「ゴールのアマディ」序曲)、シモン・ル=デュク:シンフォニア 変ホ長調、シュヴァリエ・ド・サン・ジョルジュ:ヴァイオリン協奏曲 ト長調 Op.2-1*、ピエール=モンタン・ベルトン:新しいシャコンヌ ホ短調、モーツァルト:交響曲第31番 ニ長調「パリ」 K.297 |
| ラインハルト・ゲーベル(指)バイエルン・カンマーPO、ユラ・リー(Vn)*
録音:2007年3月6日〜9日 ここに収録された作品は、パリの音楽の殿堂組織「コンセール・スピリチュエル」のために書かれた作品。現在ではほとんど知られていない、当時ではパリでは人気を誇った作曲家の作品。彼らは、この時代以前のルイ王朝期の太陽の国を決して忘れていないのである。(ベルトンの作品は、まさにリュリそのもの!)。そして、コンセール・スピリチュエルの支配人ル・グロがモーツァルトに依頼した交響曲第31番を収録しました。 ここでのゲーベルの演奏は、昔の異端児ゲーベルとは思えないほど、パリらしい気品があり決して粗野でない演奏。もちろんここではモダン楽器を使用していますが、オリジナル楽器奏法を取り入れているのは当然ながら(実はゲーベルは、ノン・ビブラート奏法は提唱していない)は、聴き慣れたモーツァルトでは、第2楽章の倍近いテンポ、最終楽のテンポの遅さにはアレ?と思わせてくれる。サン・ジョルジュのヴァイオリン協奏曲では、日本にも何回も来日し好評を博している、2006年度レオポルト・モーツァルト国際ヴァイオリン・コンクール優勝者のユラ・リーが、ソロを担当しています。 |
|
| CASCAVELLE VEL-3112(2CD) |
ベルリオーズ:幻想交響曲、劇的交響曲「ロメオとジュリエット」Op.17* |
| イルマ・コラッシ(Ms)、ジョゼフ・ペロン(T)、ルシアン・ロヴァノ(Br)、シャルル・ミュンシュ(指)フランス国立放送O&cho
録音:1949年7月5日、1953年*、パリ・シャンゼリゼ劇場(ライヴ) 途方もない編成によるきわめて破天荒なベルリオーズの音楽。今でこそ数多くの指揮者たちがこぞって取上げていますが、そ のむかしベルリオーズといえばミュンシュの独壇場でした。いち早くその魅力に着目したミュンシュによる「ロメジュリ」では、 1953年2月に行なわれたボストン響との史上初の全曲録音がたいへん有名ですが、こちらは同年のライヴ。フランス語を母国語 とするキャストが強みです。いっぽう同じくライヴによる1949 年の幻想は、数あるミュンシュの幻想の中でも最初のもの。既 出TAHRA盤(TAH.528)では9月とデータの記述に違いがみられますが同一のものとおもわれます。このたびの復刻ではヒスノイ ズはあるものの、楽音に影響を与えないような配慮がなされていて聴き易い音質です。 |
|
| DECCA #4759153(1CD) |
マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調 |
| サー・ゲオルグ・ショルティ(指)チューリヒ・トーンハレO
録音:1997年7月13日ライヴ ショルティ没後10周年企画。5枚セットのショルティの『音楽への情熱』から、彼のラスト・コンサートとなったトーンハレ管弦楽団とのマーラーを分売したものがこれ。マーラーの交響曲第5番とは、ショルティにとってキャリアの節目を刻む重要な作品でした。彼が1970年にシカゴ交響楽団との初録音として選んでいること、その後20年を経て90年のシカゴ響とのラスト・ツアーでライヴ録音していることからもわかります。そして、ここにまた新たに登場した演奏は、ショルティのラスト・コンサートの記録。さらに言えば、そのオーケストラはデッカとの初録音で共演したトーンハレ管! |
|
| DECCA #4758525(5CD) |
音楽への情熱/ショルティ CD 1 ベートーヴェン:《エグモント》序曲/チューリヒ・トーンハレO[録音:1947年] R・シュトラウス:交響詩《ティル・オイゲンシュピーゲルの愉快な悪戯》[録音:1975年]、交響詩《ドン・ファン》[録音:1973年]/CSO、 グリンカ:歌劇《ルスランとリュドミラ》序曲、ボロディン:ダッタン人の踊り/LSO[1966年] CD 2 ワーグナー:楽劇《ニーベルングの指環》管弦楽集〜〈ヴァルキューレの騎行〉〈ヴァルハラ城への神々の入城〉〈ヴォータンの退場と魔の炎の音楽〉〈森のささやき〉〈ジークフリートの葬送音楽〉〈楽劇《神々の黄昏》より最後のシーン〉/VPO[録音:1983年] 0028947585251 CD 3 ストラヴィンスキー:バレエ音楽《春の祭典》、3楽章の交響曲、詩編交響曲/CSO&cho CD 4 レオ・ヴァイネル:小管弦楽のためのセレナードOp.3、コダーイ:ハンガリー詩編/ブダペスト祝祭O[録音:1997年] CD 5 マーラー:交響曲第5番/チューリヒ・トーンハレO[ライヴ録音:1997年7月13日] |
| サー・ゲオルグ・ショルティ(指) | |
| DECCA #4759090(7CD) |
ベートーヴェン:交響曲集、 ボーナス・ディスク 「ゲオルク・ショルティ、ベートーヴェンを語る/ウィリアム・マンとの対話」 |
| サー・ゲオルグ・ショルティ(指)CSO
録音:1972年5月?1974年9月、メディナ・テンプル、シカゴ ショルティ没後10年のメモリアル企画のひとつ。オリジナルLPに収録されていた作家で音楽学者でもあるウィリアム・マンとの約50分ほどの対話「ショルティ、ベートーヴェンを語る」も収録されています。これは初CD化。 |
|
| PHILIPS #4759120(5CD) |
モーツァルト:後期交響曲集 モーツァルト: 交響曲第28番、第29番、第34番、第32番、第30番、第33番、第31番《パリ》、第35番《ハフナー》、第38番《プラハ》、第36番《リンツ》、第40番、第39番、第41番《ジュピター》 |
| コリン・デイヴィス(指)シュターツカペレ・ドレスデン
録音:1981-91年 ドレスデン コリン・デイヴィスは、2007年9月25日で80歳。記念祝賀には、過去50年間モーツァルトのスペシャリストだった彼のキャリアも加味して、このボックス・セットが企画されました。 |
|
| DG #734290(2DVD) |
アーノンクール/モーツァルト&シューベルト モーツァルト:交響曲第31番「パリ」*、交響曲第39番、第40番、第41番「ジュピター」、 シューベルト:交響曲第4番「悲劇的」*、 ボーナストラックア…「ドキュメンタリー:私の夢」 |
| ニコラウス・アーノンクール(指)ヨーロッパCO、VPO(シューベルト)
収録:1991年、1984年(シューベルト)ウィーンのムジークフェライン* |
![]() VENEZIA CDVE-04281(2CD) |
シューマン:交響曲全集 |
| ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指)エストニア国立SO
録音:1978年(ステレオ) ブルックナーの交響曲、ムソルグスキーの「展覧会の絵」など、通常とは異なる版で演奏するのが大好きなロジェストヴェンスキーですが、ここでも予想通りマーラー版を使用してユニークな演奏を披露しています。マーラー版のシューマンといえばチェッカート盤(BIS)が有名ですが、演奏自体は実に生真面目で、スコアに手を加えた当時の濃厚なロマンチシズムの香りは希薄でした。その点この録音は、マーラーの意図を上回ると思われるほどニュアンスが濃密!線が強過ぎるとか、こんなのシューマンじゃないといった批判を受ける要素に事欠きません。しかし、漠然と話題作りのために録音したわけでも、流行に乗っかったわけでもないこの純粋なロジェストヴェンスキーの嗜好と表現意欲は確実に演奏に反映され、その結果得られた確かな存在感は、心から賞賛せずにはいられません。 全曲中、最も強くロジェストヴェンスキーの意思が投影されて効果を挙げているのが「第1番」。第1楽章序奏部は金管主体のバランスで輝かしく鳴り渡りながら、テンポは重厚モードを貫徹。アクセントもかなり鋭利。主部のテンポは標準的なものですがリズムが冴えて内容味満点。展開部の4:53からのテーマの斉奏は、この編曲版を用いた意図が明確に示された象徴的なシーン。第2楽章は粘着力の強いフレージングがいかにもロシア的ですが、1:27の低弦の抉り出し方をはじめ、意味深いニュアンスが繰り広げられ、スタイル云々以前に極めて説得力のあるフレージングを気づき挙げている点に是非ご注目を。ヴォリュームを一杯に上げて堪能していただきたいのが終楽章!重戦車のような物々しい進行が嫌味にならず圧倒的な手応えを聴き手に与えてくれます。編曲版の醍醐味を細部にわたって十分斟酌した鳴りっぷりも痛快の極み。 「第2番」も聴きもの。地味なイメージのこの作品を一皮向けた瑞々しいものに再生し尽くしており、感覚的な楽しさ以上の味わい満ち溢れています。特に緊密なアンサンブルに裏打ちされた第1楽章の出来栄えはには思わず唖然。第2楽章のコーダは弾丸のようなド迫力!第3楽章の嘆きフレージングにも一切嘘がありません。 「ライン」は特に第4楽章にご注目を。ロジェストヴェンスキーのハーモニーを色彩的に形成する能力の高さが如何なく発揮されているばかりか、陰影豊かな表情がシューマンの音楽から逸脱せず、内面から情念を湧き上がらせたアプローチが胸に迫ります。終楽章の一枚岩のような強固な構築のお見事。 作品の性質上、いわゆるドイツ精神的の重みを信条とした演奏と最も大きな感覚的ギャップを感じさせるのは「第4番」ですが、1番〜3番のアプローチでロジェストヴェンスキーの意図に共感した上で聴けば、フルトヴェングラーの演奏を絶対視される方にも許容していただけるのではないでしょうか?録音の質は全曲ムラがなく優秀。 【湧々堂】 |
|
![]() Serenade SEDR-5002(1CDR) |
チャイコフスキー:交響曲第5番 |
| エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)レングラードPO
録音:1956年6月ウィーン・コンツェルトハウス大ホール/音源:Deutsche Grammophon (Germany) LPM 18333 1956年4月から5月にかけてムラヴィンスキーとレニングラード・フィルはドイツ、スイス、オーストリアに演奏旅行に出かけた。その最後の訪問地であるウィーンでこの交響曲第5番を含む後期3大交響曲がドイツ・グラモフォンによって録音されたが、なぜか第4番のみ同行したザンデルリンクが指揮を担当した。ムラヴィンスキーとレニングラード・フィルは1960年秋にヨーロッパ公演を行い、その際には同じくドイツ・グラモフォンによって後期3大交響曲の全てがムラヴィンスキーによってステレオ録音された。3曲ともムラヴィンスキーの指揮であり、しかもステレオ録音となると、このモノーラル盤は商品価値が低いとみなされ、その後長くカタログから消え、ようやく復活したのはCD時代になってからである。この録音は発売された当初から音質に難があるとされていた。しかし、当時の録音特性を調査し、それを元に注意深くリマスタリングを行った結果、かなり聴きやすい音質を得ることが出来た。もちろん、元々のややこもり気味な傾向はそれほど変わりはないが、弦楽器は思った以上に艶やかに鳴り響き、金管楽器の腰の強い輝きにも改めて感心した次第である。 このドイツ・グラモフォンのムラヴィンスキーの録音についてはほとんど何も伝えられていない。わずかに知られていることと言えば、たとえばステレオ録音の際にはムラヴィンスキーが終生貫き通したオーケストラの古い配置が、恐らくは録音技師の要請によって変えられたことである。もうひとつは、ステレオによる後期3大交響曲集が完成して以来、ドイツ・グラモフォンはムラヴィンスキーに対して交響曲第1番から第3番の3曲を録音し、チャイコフスキーの交響曲全集を完成させるように何度も要請していたことである。(平林 直哉) ※この商品はCD-Rです。 |
| Guild GHCD-2324(1CD) |
クーセヴィツキー・ライヴ録音集1943〜1948Vol.2 ヴォーン=ウィリアムズ:交響曲第5番ニ長調、ムソルグスキー:交響詩《禿山の一夜》、歌劇《ホヴァンシチナ》〜モスクワ河の夜明け、チャイコフスキー:幻想曲《フランチェスカ・ダ・リミニ》 |
| セルゲイ・クーセヴィツキー(指)ボストンSO
録音:1947年3月4日*、1944年12月30日 30年以上にわたってボストン響の常任指揮者を務めたクーセヴィツキー。1943年からクーセヴィツキーが常任指揮者を退任する前年の1948年までに行われたライヴ録音を復刻するシリーズの第2弾。クーセヴィツキーは自らブリテンに歌劇「ピーターグライムズ」の作曲を依頼し、1932年にはウォルトンの「ベルシャザールの饗宴」のアメリカ初演を行うなどイギリス音楽への造詣の深さは圧倒的。ちなみにリマスターを担当しているのは、お馴染みピーター・レイノルズ。ギルド・ヒストリカルで振るってきた辣腕をここでも存分に発揮してくれています。 |
|
| Audite AU-95494(1CD) |
ブルックナー:交響曲第7番(1885年 / ノヴァーク版) |
| カール・べーム(指)バイエルンRSO
録音:1977年4月5日ミュンヘン、レジデンツ・ヘルクレスザール(ステレオ・ライヴ) 当日はシューベルトの第5番とともに演奏されたべームによるブルックナー第7番。前年のウィーン・フィルとのスタジオ録音と は趣きも異なり、ここでは過不足なく反応して音化する機能性にすぐれたバイエルンの豊かな響きのもとブルックナーの世界に たっぷりと浸ることができます。速めのテンポを採用して引き締まったフォルム。自然なフレージングが形づくるアダージョの美しさ。フィナーレもべームらしいライヴの高揚感も相俟ってたいへん聴きごたえするものとなっています。ちなみにバイエル ン放送響はこの年クーベリックの指揮で1月に第4番、2月に第6番、5月に第8番とブルックナーを集中的に取り上げています。 なお、バイエルン放送アーカイヴ音源使用により格段にすぐれた音質で蘇ったことが大きなポイントです。 (070625Ki) |
|
| MYTHOS MPCD-5006(1CD) |
シューベルト:交響曲第9番「グレート」 |
| ウィルヘルム・フルトヴェングラー(指)BPO
録音:1942年/MELODIYAVSG盤からの復刻 モスクワ放送協会関係者が、自らのコレクションとして地方都市の別荘に秘蔵してい たVSG盤からの復刻です。VSGや松明盤などいわゆるプレメロディア盤に特有の紬 かなサーフェイスノイズは残りますが、おそらくこの演奏をこれほど明確に生々し捕 らえた録音はこの地上には存在せず、さらにそれをこれほど忠実に復刻できているのは、今のところMYTHOSレーベルのみといえるでしょう。ダイナミックな音の動き、迫りくる地響きのような低音、そして艶やかな弦の響き。そのどれもが今そこで演奏されて いるかのように蘇ってくるのです。(以上、メーカー・コメント) |
|
| ATMA SACD2-2512(1SACD) |
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調(ノヴァーク版) |
| ヤニク・ネゼ=セガン(指)グラン・モントリオール・メトロポリタンO
録音:200年9月 グラン・モントリオール・メトロポリタン管弦楽団は1981年に設立された若いオケですが、信頼を築き上げている芸術監督のヤニ ク・ネゼ=セガンとたっぷりとした響きの中で悠々と演奏しています。ヤニク・ネゼ=セガンのブル7 は、グラン・モントリオール・ メトロポリタン管との2006-07 シーズン・コンサートで堂に入った名人芸的な解釈と大絶賛されています!グラン・モントリオール・ メトロポリタン管の歴史的なコンサートとして人々の耳に記憶されました。2008年からロッテルダム・フィルの音楽監督に就任が決ま り彼の動きに目が離せません。 |
|
| ATMA SACD2-2331(1SACD) |
サン=サーンス:交響曲第3番「オルガンつき」、ギルマン:「頭を上げよ」による行進曲、ヴィエルヌ:「ウェストミンスターの鐘」、ヴィドール:オルガン交響曲第6 番作品42-2 〜アレグロ |
| フィリップ・ベランジェ(Org)、ヤニク・ネゼ=セガン(指)グラン・モントリオール・メトロポリタンO
驚異的な演奏で聴くものを惹きつける若手指揮者、ネゼ=セガンによるサン=サーンス「オルガンつき」とフランス近現代を代表す る作曲家兼オルガン弾きのギルマン、ヴィエルヌ、ヴィドールの3人の作品が収録された重厚な内容。オルガンのフィリップ・ベラン ジェはモントリオールの聖ジョセフ礼拝堂の専属オルガニスト。 |
|
| EMI CDS-3942372(2CD) |
ラトル&BPO/ハイドン:交響曲集 交響曲第88番ト長調「V字」/第89番ヘ長調/第90番ハ長調(第4楽章の別ヴァージョンも収録)/第91番ハ長調/第92番ト長調「オクスフォード」、協奏交響曲 変ロ長調* |
| ジョナサン・ケリー(Ob)*、シュテファン・シュヴァイゲルト(Fg)*、安永徹(Vn)*、ゲオルク・ファウスト(Vc)*、サイモン・ラトル(指)BPO
ハイドンへの愛情あふれる生誕記念コンサート・ライヴ。2007年の2月のベルリン・フィル公演は、「交響曲の父」ハイドンの生誕275年にちなみハイドン作品を集中的に取り上げました。オーケストラメンバーの技量を十二分に 発揮するチャンスが書き込まれた作品でオーケストラが好んで演奏に取り組む作品群と して知られるハイドンで、あらてめてアンサンブルの物すごさを発揮したベルリン・フィル の新録音。 |
|
| EUROARTS 2056048[EUEL](DVD) |
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」 |
| クラウディオ・アバド(指)BPO
収録:2002年5月1日パレルモ/27分(序章=ガイド)+ 50分(本番) Masterpieces of Classical Musicシリーズはクラシック音楽の 知識を深めながら演奏を楽しめるシリーズ。音楽史上にのこる交響曲の名曲20作品を取り上げ紹介します。有名ソリストたちはそれぞれの楽器からみた作品について語り、指揮者はリハーサル中やコンサート抜粋をとおして作品の解釈を説明。著名な専門家がピアノを使って、その作品の特徴を解説。楽譜が示されるので作品の構成がわかりやすいもポイント。貴重なアーカイブ映像に加え、作曲家の生誕地や作品が作られた場所の最近の映像を収録。オリジナル手書き原稿、自筆のスコア、作品リストも収録。 |
|
| QUERSTAND VKJK-0711(2SACD) |
CD1:チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」 CD2:(オーディオ・ブック)ドキュメント「音楽に捧げた人生」 |
| クルト・マズア(指)ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO、ハラルド・シュミット(語り)*
録音::2006年9月ライヴ 今年2007年に80歳を向かえるクルト・マズアの記念CDです。マズアは現在ロンドン・フィルやフランス国立管の首席指揮者を務め、メジャー・オーケストラへの客演も多い今最も忙しい指揮者の一人です。1枚目は昨年2006年秋に演奏され絶賛されたチャイコフスキーの悲愴。1970年から96年までカペルマイスターを務めたゲヴァントハウス管に帰っての感動的な演奏です。2枚目はマズアの生涯をたどるオーディオ・ブックとなっております。数々の歴史的な録音の他、ズービン・メータやアンネ=ゾフィ・ムター、作曲家のジークフリート・マトゥスなど著名なアーティストからの賞賛のコメントなどが収録されております。 |
![]() Altus ALTDVD-008(DVD) |
モーツァルト:交響曲第33番、ブルックナー:交響曲第7番、 特典映像…「ヨッフム、ブルックナー第7番を語る」 |
| オイゲン・ヨッフム(指)アムステルダム・コンセルトヘボウO
収録:1986年9月17日 NHKによる人見記念講堂における実況録画/4:3、ステレオ・カラー 巨匠ヨッフム最後の来日にして、亡くなる半年前の伝説的演奏会がついにDVD 化!この演奏会、DVD化の要望が非常に高かったもので、あらゆる来日演奏会の5指に入りえる屈指の名演と思われます。宇野功芳氏も「ただごとでないブルックナー、世界最高のモー ツァルト」と激賞する演奏。またインタビュー映像も感動的で、再来日を促す質問者に対して、穏やかな笑顔で「神がお許しになれば」と答えるヨッフムが恐ろしく神々しく、生き仏の風格! (070618Ki) |
|
![]() DREAMLIFE DLVC-6005(7DVD) 税込価格 |
レナード・バーンスタイン〜音楽のよろこび DISC-1:ベートーヴェンの「第5交響曲」 ベートーヴェンが交響曲第5番のために書いて、結局使わなかった草稿を、交響曲の中に復元し、音を聞き、なぜベートーヴェンがその草稿をすてたのか?という理由を推測しながら、作曲という神秘にみちた創造の過程にある作曲家の心を探る。/NBC響/バーンスタインのテレビ放送初出演映像(放送:1954年11月14日) [32:56] DISC-2:ジャズの世界 みんなが知っているジャズ。その評価は人それぞれ、ジャズは低級?芸術?そんなジャズの音楽的な部分を検討してジャズが他のあらゆる音楽と異なる点は何か?ということを演奏とともに見極める。(放送:1955年10月16日) [45:05] DISC-3:指揮法 優美な指揮のメンデルスゾーン派?情熱的な指揮のワーグナー派?なぜ指揮者は必要なのか?指揮者の仕事とはいったい何であるか?拍子をとる基本動作から始まり、理想の指揮者を追求していく。 (放送:1955年12月4日) [48:23] DISC-4:アメリカのミュージカル ミュージカルの輝かしい世界の中に、アメリカのミュージカルの存在がある。アメリカ独自の生命感に溢れた新しい形式を世界にもたらしたと称されるアメリカのミュージカル。19世紀にブロードウェイで上演されたミュージカルが、どのように発展して、現在の素晴らしい形態になったのか、を探る。(放送:1956年10月7日) [75:42] DISC-5:現代音楽入門 人々が現代音楽を好まないのはなぜ?何を嫌っているのか?現代音楽の誹謗の的になっている言葉、不協和音とはなにか?音の基本メロディを聞きながら、曲と作曲家の意図、時代背景を重ねながら音楽の本質を探っていく。(放送:1957年1月13日) [48:47] DISC-6:ヨハン・セバスチャン・バッハの音楽 大作曲家であり、名曲を数多く生み出しているバッハ。一方で、その音楽が多くの人々に、難解で受け入れられていない事実がある。理由は簡単、バッハの音楽がわかりにくいからである。その難解な音楽の解析に実演を交えながらバーンスタインが挑戦する。(放送:1957年3月31日)[64:35] DISC-7:何がオペラを大きくしているか? ニューヨーク、メトロポリタン・オペラ・ハウスにて、ヴェルディ「オテロ」、プッチーニ「ラ・ボエーム」など、名作オペラの名シーンの実演を交え、登場人物、情景などを描写する「音楽」のオペラにおける効果と役割を解説。(放送:1958年3月23日)[76:21] |
| 1954年から1958年にかけてバーンスタインが出演した アメリカのテレビ・ドキュメンタリー・シリーズ 「オムニバス(OMNIBUS)」。ベートーヴェン、バッハ、 オペラ、現代音楽、ミュージカル、さらにはジャズまで バーンスタインが幅広い音楽知識をもとにテレビ向けに わかりやすく解説しています。のちに出演時の台本は バーンスタインの 著書である「音楽のよろこび」 The Joy of Musicでも紹介されました。 『青少年コンサート』(Young Peoples' Concert) の原点ともなったテレビ番組がついに初DVD化! | |
| TAHRA FURT-1067(4CD) |
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」['52.12.8]、第5番「運命」、第6番「田園」[以上,'54.5.23]、第9番「合唱」['54.8.22ルツェルン]*、ブラームス:交響曲第1番#、ハイドンの主題による変奏曲#[以上,'51.10.27] |
| ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)BPO、VPO*、北ドイツRSO#、エリーザベト・シュワルツコップ(S)、ルザ・カヴェルティ(A)、エルンスト・ヘフリガー(T)、ットー・エーデルマン(Bs)
もうなにも申しあげることのないフルトヴェングラー、戦後のベートーヴェン、ブラームスの名盤中の名盤の復活(ジュエルケース)。宇野功芳氏 曰く「“運命”は録音も非常に良い。生々しさは最高。分離も良く、倍管のホルンも見事にとらえられているし、指揮者とオーケストラの激 しい気迫も如実に伝わってくる。47年5月27日盤、54年のスタジオ録音と並ぶベスト3 として永く世に残したいCDといえよう。 仏ターラ盤の“第9”は弦もかなり鮮明に鳴り、セブンシーズ盤に比べるとはるかに音質が良いので「ルツェルンの第九」を聴くのならこの CDを押したい。「ブラームスの1番」はティンパニが良くとれており、濃厚な音のドラマが展開されてゆく。指揮者の気迫とひびきの密度はほかのどの CDよりも凄まじい。」 (オリジナルのFURT.1001,1003,1008/11 はすでに廃盤です。) |
|
| CPO 999889-2[CP](1CD) |
F.E.フェスカ(1789-1826):交響曲第1番/序曲Op.41/序曲Op.43/「オマールとレイラ」序曲 |
| フランク・ベールマン(指)ハノーファー北ドイツ放送PO
既発売の交響曲第2番&第3番(999869-2)で、同時代を生きたベートーヴェンへの接近が目立ったフリードリヒ・エルンスト・フェスカ。決して有名とは言えないその実像に迫り、ベートーヴェンやシューベルトらの陰に隠れた才能を引き出す一枚だと言えるでしょう。 |
|
| ARTHAUS 102123[AR](DVD) |
チャイコフスキー・サイクル第2集 交響曲第2番「小ロシア」、歌劇「エフゲニー・オネーギン」〜序曲/手紙の場/オネーギンのアリア「あなたは私に手紙を書かれた、否定しないで欲しい」/ワルツ/オネーギンのアリア「これが本当のタチヤーナなのか?」/ポロネーズ/終幕の情景 |
| ヴラディーミル・フェドセーエフ(指)モスクワRSO、リディア・シェルニフ(S)、アレクサンデル・ネナドフスキー(Br)
ライヴ収録:1991年、ドイツ、フランクフルト、アルテ・オーパー/NTSC方式、画像構成比4:3、音声方式:ドルビー・デジタル5.1/DTS5.1/PCMステレオ、88分、片面二層ディスク(DVD9)、自動再生機能 第1集(102121)に続くシリーズ第2弾。今やロシアの頂点に立つ名指揮者と手兵による、1991年のチャイコフスキー・サイクルをシリーズ化。自信がみなぎったフェドセーエフの指揮ぶりとそれに牽引されるオーケストラの演奏が素晴らしく、国が大きな節目を迎えていた時代のすごみが伝わってくる映像です。 |
|
| ARTHAUS 101427[AR](DVD) |
K・ナガノ・コンダクツ・クラシカル・マスターピース第1集 モーツァルト:交響曲第41番「ジュピター」(ベルリン・ドイツ交響楽団とのコンサート&音楽ドキュメンタリー) |
| ケント・ナガノ(指)ベルリン・ドイツSO
ライヴ収録:2006年、ドイツ、ベルリン・フィルハーモニー大ホール/NTSC方式、画像構成比16:9、音声方式:PCMステレオ/ドルビー・デジタル5.1/DTS5.1、85分(コンサート33分、ドキュメンタリー52分)、英語ナレーション、片面二層ディスク(DVD9) ベルリン・ドイツ交響楽団との録音が高い評価を受けたケント・ナガノが、リハーサルも含めたドキュメンタリー映像と全曲演奏で名曲を楽しく分析。アニメーションで作曲の背景を解説するなどわかりやすく、知っているはずの名曲に新しい光を当てています。 |
|
| ARTHAUS 101429[AR](DVD) |
K・ナガノ・コンダクツ・クラシカル・マスターピース第2集 ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」(ベルリン・ドイツ交響楽団とのコンサート&音楽ドキュメンタリー)( |
| ケント・ナガノ(指)ベルリン・ドイツSO
ライヴ収録:2006年、ドイツ、ベルリン・フィルハーモニー大ホール/NTSC方式、画像構成比16:9、音声方式:PCMステレオ/ドルビー・デジタル5.1/DTS5.1、99分(コンサート47分、ドキュメンタリー52分)、英語ナレーション、片面二層ディスク(DVD9) |
| HUNGAROTON HCD-41007(6CD) |
フェレンチク生誕100周年記念! ベートーヴェン:交響曲全集、「エグモント」序曲 |
| エヴァ・アンドル(S)、マールタ・シルマイ(A)、ジェルジ・コロンディ(T)、ャーンドル・ショイオム=ナジ(Br)、ブダペストCho、ヤーノシュ・フェレンチク(指)ハンガリー国立O
録音:1969年(第5番)、1971年(第3番)、1974年(第9番、エグモント)、1975年(第6番&第7番)、1976年(第1番、第2番、第4番、第8番) ハンガリーが生んだ世界的な指揮者ヤーノシュ・フェレンチク(1907-1984)。自らをフルトヴェングラー、クレンペラー、トスカニーニといった偉大な巨匠たちの継承者と位置づけていたフェレンチクにとって、ベートーヴェンは生涯演奏活動の中心としていたレパートリー。ちなみに“ハンガリー動乱”の起きた1956年、ニュー・イヤー・イ ヴの午後に音楽院でフェレンチクが指揮をした演奏会。それはソ連軍により民主化運動が鎮圧されて以後初めてとなる当オケのコンサー トでしたが、そこで彼らが取り上げたのはエロイカでした。第2 楽章葬送行進曲に込められたメッセージを、総立ちになって聴き入っ た観客の誰一人として理解しないものはいなかったといいます。上記のエピソードをほうふつとさせる、決然とした意思に貫かれたエロイカをはじめ、当セットは巨匠のもとハンガリーのオール・キャ ストが総力を結集した記念碑的なベートーヴェン演奏です。「第9」はドイツ語による歌唱。旧品番はCLD.4013。 |
|
| あまりにも美しい!フォーレの「パヴァーヌ」!! | |
![]() Serenade SEDR-5001(1CDR) |
ベルリオーズ:幻想交響曲、ラヴェル:ラ・ヴァルス*、フォーレ:パヴァーヌ* |
| ポール・パレー(指)コンセール・コロンヌO、デトロイトSO*
録音:1950年12月4日-6日、1953年12月7日*/音源:VOX(U.S.A.) PL 6950、Mercury (U.S.A.) MG 50029* パレーの幻想交響曲といえば1959年にデトロイト交響楽団を振ってマーキュリーに入れたステレオ録音が非常に有名である。一般的にはこの録音が唯一ものと思われているが、実はコンセール・コロンヌ管弦楽団を振ったモノーラル録音も存在するのである。このLPの録音データはマイケル・グレイ氏より提供されたものによると1950年12月4日、6日、パリのサル・プレイエルでの収録で、5日にはセッションがなかったらしい。ジャケットにも“Copyright 1951 by Vox Productions, Inc”とあり、録音年とつじつまが合うのでこのCDRもグレイ氏のデータを採用した。また、レーベルには"A Polydor Recording"、 "Rec. in France"と記されているが、フランス・ポリドールから発売された形跡はない。John Huntのディスコグラフィ"A Gallic Trio"(Charles Munch, Paul Paray, Pierre Monteux)には「1946-1947年、パリ」とあるが、同書が何を根拠にこのように記したかは不明であるし、ジャケットのCopyrightの1951年という表示とも食い違うので、これは誤りであると思う。また、音をお聴きになればおわかりのように、これはSPやアセテート等の録音ではなく、明らかにテープで収録されたものである。レンジの狭いモノーラル録音ゆえにオーディオ的な快感には乏しいが、デトロイト盤よりもいっそう若々しく張りのある演奏であり、いかにも明るくしゃれた味わいを持つオーケストラの音色も聴きものである。 ラヴェルとフォーレはマーキュリーのLPより復刻したもので、このLPにはフランクの「プシュケ」が収録されている。LPの解説には「指揮台の上15フィート(約7.6メートル)につるされた1本のマイクで収録し、セッション中オーケストラは通常の演奏会と同じ位置に着席していた」とある。特にラヴェルはマーキュリーの鮮明な音質とパレーの輪郭をくっきりと描いた解釈とで、非常に冴えた音がしていると思う。【平林直哉】 ※CD-Rです。 パレーによる「幻想」は、有名なステレオ録音がこの作品の猟奇的な側面をダイレクトに伝える名演として忘れることができませんが、この知られざるモノラル録音も音の隈取りが極めて明瞭で太く、活力満点。ザッハリヒな凄みという点ではこちらの方が上かもしれません。第2楽章でも優雅さは皆無。強力な音圧が聴き手の鼓膜をダイレクトに刺激し続ける様はトスカニーニも真っ青!第3楽章でも音の張り出し方が強烈ですが、その果敢なドラマ性の表出が実に新鮮で、安穏とした演奏が多い中で、この演奏の価値は際立っています。ティンパニもニュアンス満点。終楽章もパレーの芸風を偲ぶにはうってつけ。モノラル特有のレンジの狭さを越えてこの楽章の激性を余すところなく伝えています。「ラ・ヴァルス」がミリタリー調に響くのはステレオ盤と同様ですが、5:10からの最弱音の囁き方、5:51に突然現れるルフト・パスゼは衝撃的。いつもの快速インテンポを基調とした進行が続きますが、決して音楽が単調化しないところがパレーならではのマジック!快速といえばフォーレの「パヴァーヌ」。実はこのディスクの最大の聴きものとして声を大にしてお勧めしたいのはこれなのです!なんと演奏時間は5分に満たず、アゴーギクを感じさせずにどこまでもすらすらと流れる演奏ですが、その流れの気品、アンサンブルの精緻さ、声部の美しい融合など、このデリケートな作品に必要な全ての要素が見事に凝縮され、聴く側もその一筆書きのよなしなやかな流れに自然と呼吸を合わせ、純潔を際めたフレージングに吸い込まれてしまうのです。デトロイト響との録音でこれほど弱音の美しさを印象付ける演奏も他に知りません。特に弦のピチカートの憂いのある響きはどうでしょう!まさに幻のように目の前をかすめて行くこの演奏。その不思議な余韻も含め、ちょっと他には類を見ない魅力です。 【湧々堂】 |
|
| Coviello COV-30705(1SACD) |
R・シュトラウス:アルプス交響曲 |
| ヨナス・アルバー(指)ブラウンシュヴァイク州立O
録音:2006年6月18、19日ブラウンシュヴァイク・シュタットハレ(ライヴ) いにしえよりの味わい豊かなひびきを今に伝えるのは、首席指揮者&音楽監督アルバー率いる手兵ブラウンシュヴァイク州立管 弦楽団。起源を1587年ブラウンシュヴァイク=ヴォルフェンビュッテル公爵ユリウスの創設した宮廷オケにまで遡る世界最古の オケのひとつ。プレトリウス、シュッツ、リストそしてR. シュトラウスが自作を振るために楽壇に上がっています。 このたびはSACDでのリリースで、マルチチャンネル再生では作品の雄大な拡がりをたっぷりと体感することができるのもポイン トです。 (070607Ki) |
|
| TDK TDKAD-023(2CD) |
ハイドン:交響曲第49番ヘ短調「受難」、ホルン協奏曲ニ長調Hob.VIId-3、モーツァルト:セレナード第9番「ポストホルン」 |
| 鈴木秀美(指)オーケストラ・リベラ・クラシカ、トゥーニス・ファン・デァ・ズヴァールト(Hrn)
録音:2007年2月24日東京・浜離宮朝日ホールでのライヴ OLC 第17回公演は、ハイドンの1760年代の作品から、へ短調という特異な調性の第49番「受難」とホルン協奏曲を、そして2 枚目 にはポストホルン・セレナーデという大曲が演奏されました。18世紀オーケストラの首席ホルン奏者ファン・デァ・ズヴァールトは、 ハイドンのホルン協奏曲で微塵の隙もない圧倒的な技巧を披露。その艶やかで円い音色が心に響きます。モーツァルトの名セレナード 「ポストホルン」には、オリジナルのポストホルンが登場。管楽器の掛け合いの連続を、推進力豊かに奏でる名演です。 トゥーニス・ファン・デァ・ズヴァールト(ホルン)…ハーグ王立音楽院、マーストリヒト音楽院でErich Penzel 氏に師事。1989年にバート・ハルツブルク・ナチュラルホルン・コンクー ルで優勝したのち、ナチュラルホルンの世界的演奏者になることを決意。アムステルダム・バロックオーケストラ、シャンゼリゼ管弦 楽団、ベルリン古楽アカデミーなど数多くのオーケストラ、室内楽で数多くの録音、コンサートを世界中で行っている。現在、18世紀 オーケストラ、フライブルク・バロック・オーケストラの首席ホルン奏者。ソリスト、教師、講師として、ヨーロッパ、アメリカ、オー ストラリアの多くの音楽院、マスタークラス、コンサートシリーズ、音楽祭に出演。アムステルダム音楽院で後進の指導にあたっています。 (070607Ki) |
|
| URANIA URN-22.330(1CD) |
ベルリオーズ:交響曲「ロメオとジュリエット」(ハイライト)、 チャイコフスキー:幻想序曲「ロメオとジュリエット」* |
| ロリン・マゼール(指)BPO
録音:1957年2月、1957年6月24日* マゼールのベルリン・フィルとのデビュー作品。(67分16秒) |
|
| King International KDC-7003(1CD) |
宇野功芳の音盤棚「これがUNO! 」 Vol.3 ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」 |
| ハンス・クナッパーツブッシュ(指)ミュンヘンPO
録音:1953年12月17日 モノラル・ライヴ (TAH 294) さてミュンヘン盤だが、ライヴにしては残響の多いふっくらとした録音で雰囲気満点(中略)これに較べると現代の演奏がなんと砂をかむように味気なく聴こえることか。それは決して時代様式の差ではなく、今という時代がすばらしい才能を生みにくくしているせいだと思う。(宇野功芳〜ライナーノーツより) ディティールが明快で、けれんみのない正攻法のアプローチに徹しているのがクナとしては意外。しかし、出てくる音の塊の威力と精神的な重みは尋常ではなく、フルヴェンの’52年盤と双璧、否、熱い芯を伴った全体像の峻厳な聳え立ちが、それ以上の普遍的な存在感を示していると言っても過言ではありません。第3楽章トリオのホルンの強奏は、荒武者の雄叫び!その直前で大きな休止を挟むのは、クナの常套手段ですが、その意味深さはこの録音がダントツ!音質も良好。 【湧々堂】 |
|
| MD+G 64314542[MD](1CD) |
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」(フェルディナント・リース編曲ピアノ四重奏版)、ピアノ四重奏曲変ホ長調Op.16 |
| モーツァルト・ピアノ四重奏団
室内楽ヴァージョンによるベートーヴェンの交響曲やピアノ協奏曲は、当時の社会での音楽受容の様子を知る重要な資料として、近年ますます注目されてきています。気軽に家族や友人と流行りの交響曲や協奏曲を家で楽しめることと、出版社の収入アップの目論みが合致したこともあって、当時は様々な作品が様々なヴァージョンで出版されていました。 このベートーヴェンの交響曲第3番は、弟子のフェルディナント・リースがアレンジしたもの。ここで興味深いのは、オーケストレーションの処理。それらの処理方法によって、編曲者の作品理解や解釈が浮かび上がってもくるというわけです。ピアノ四重奏曲も編曲作品。モーツァルトの同編成作品に倣って作曲されたピアノとオーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルンのための五重奏曲が原曲。但し、こちらは作曲者自身がピアノ四重奏曲版に作り変えたもの。 モーツァルト・ピアノ四重奏団はこれまでMDGに、ドヴォルジャークのピアノ四重奏曲集(作品23と87)、リヒャルト・シュトラウスのピアノ四重奏曲作品13などを録音しています。 |
|
![]() TESTAMENT SBT-1411(1CD) |
ハイドン:交響曲第88番ト長調「V字」/第95番ハ短調*
/第101番ニ長調「時計」*
フリッツ・ライナー(指)CSO |
| 録音:1960年2月、1963年9月*
1953年、シカゴ交響楽団の音楽監督に就任したフリッツ・ライナーは、オペラ、コンサートはもちろんのこと、指揮法を教えるなど精力的に活動しました。(同時代の指揮者、例えばワルター、クーセヴィッツキー、そしてトスカニーニ、ストコフスキーは決してこのような幅広い活動をすることはありませんでした。)この評判を聞きつけた世界中の名手たちが、シカゴ響で演奏すべく集まってきたのもこの時期です。NBC交響楽団の首席チェロ奏者であったフランク・ミラーもその一人で、それからの10年間、ライナー&シカゴ交響楽団は黄金期を迎え、それは彼が亡くなる1963年まで続いたのです。 当時のライナー&シカゴ交響楽団の演奏はRCAが録音していて、そのステレオ初期の輝かしい音はほとんどはLIVING STEREOシリーズとして現在も入手可能です。しかし、このハイドンに関しては以前輸入盤としてリリースされていたものの、LIVING STEREOシリーズではなく、その上現在では入手不能に近い状態です。(88番のみ国内盤で復刻されています) |
|
| Medeci Arts MM-005(1CD) |
ベートーヴェン:「エグモント」序曲、ブラームス:交響曲第1番*、マーラー:亡き児を偲ぶ歌* |
| ジョージ・ロンドン(Bs)、オットー・クレンペラー(指)ケルンRSO
録音:1955年5月28日、1955年10月17日*、ケルン、WDR フンクハウス、第1 ホール(ライヴ) 全てモノラル 巨匠クレンペラーがもっとも意欲が漲っていた時期に行なわれたケルン放送響とのライヴ集。ブラームスはクナッパーツブッシュの 演奏と信じて売られていた(いる=伊ANDROMEDA)もので、ファンの間ではとりわけ有名だったもの。全編をつらぬくガッチリとした造詣がこたえら れない魅力となっています。エグモントも辛口演奏の典型ともいえるきびしさが潔く、この上ない風格。さらに、同じくロンドンを迎 えたNDR響との録音(55年)もある、師マーラー作の「亡き児」。これは“ロンドンの、という以上にまさしくクレンペラーの亡き児”。 クレンペラーが振るとシンフォニックな響きで作品が満たされるから不思議です。 すべてWDR のオリジナル・マスター・テープよりのCD 化で、驚くほど鮮明な音質で聴けるのが何よりのポイントです。 (070604Ki) |
|
| SVETLANOV FOUND. SVCD001/4(4CD) |
エフゲニー・スヴェトラーノフ:管弦楽作品集 交響曲第1番ロ短調 Op.13、ヴァイオリンと管弦楽のための詩曲(ダヴィド・オイストラフの思い出に)、交響詩「赤いゲルダーローズ」(ワシーリー・シュクシンの思い出に)、ピアノ協奏曲ハ短調*、前奏曲集(交響的試案[Symphonic Reflections])、交響的絵画「原野の夜明け」、3つのロシアの歌、狂詩曲「スペインの絵」、狂詩曲第2番、ハープと管弦楽のためのロシア変奏曲、交響詩「ダウガワ」、シベリア幻想曲 |
| イーゴリ・オイストラフ(Vn)、ライザ・ボブリネワ(S)、ナジェジダ・トルスタヤ(Hp)、エフゲニー・スヴェトラーノフ(指、P*)ソヴィエト国立SO、マクシム・ショスタコーヴィチ(指)モスクワRSO*
録音:1954-1978年 |
|
| Chandos CHSA-5049(1SACD) |
エルガー:交響曲第1番、オルガン・ソナタ第1番ト長調Op.28(G・ジェイコブ編曲/管弦楽版) |
| リチャード・ヒコックス(指)BBCナショナル・オーケストラ・オヴ・ウェールズ
オルガン・ソナタ管弦楽版は、エルガーの死の数年後にかの巨匠エイドリアン・ボールト自らがゴードン・ジェイコブを編曲者に推薦したことで実現した管弦楽編曲版。ちなみにヒコックスのエルガー・チクルスは第3弾として交響曲第3番(!)&行進曲《威風堂々》第6番(!!)のリリースが予定されています。 |
|
| Lyrita SRCD.221(2CDR) |
エルガー:交響曲第1番/第2番 |
| エイドリアン・ボールト(指)LPO
全曲世界初CD化!巨匠ボールトとロンドン・フィルという最上の組み合わせは、イギリス音楽史上において特別な輝きを放つ2作品に相応しいもの。(LyritaはCD-R盤となります) |
|
| Lyrita SRCD.315(1CDR) |
ゴードン・ジェイコブ(1895−1984):交響曲第1番/同第2番ハ長調 |
| バリー・ワーズワース(指)LPO
全て初出録音!「第1番」は世界初録音。特に管楽器や吹奏楽の分野で数多くの傑作を生み出したイギリスの作曲家ゴードン・ジェイコブ。教育者としてもアーノルドらを育てるなど、ジェイコブの作曲技法は現在までしっかりと受け継がれてきました。 |
|
| Nimbus NI-5175(1CDR) |
ベルリオーズ:葬送と勝利の大交響曲Op.15/F-J・ゴセック:軍隊交響曲、葬送行進曲/H・ジャダン:序曲ヘ長調/L・ケルビーニ:勝利の賛歌/X・ルフェーヴル:農民の賛歌/R・ド・リル:ラ・マルセイエーズ |
| ジョン・ウォーレス(指)ウォーレス・コレクション、リーズ祝祭cho
録音:1989年2月1日〜3日 2楽章ではレチタティーヴォ風の長大なトロンボーン・ソロが奏でられるベルリオーズの大作「葬送と勝利の大交響曲」など、フランス革命にちなんだ作品を集めた吹奏楽作品集。ニンバスのテクノロジーによる録音は秀逸。 ※NimbusはCD-R盤となります。 |
| 超奇怪な表現が続出!世にも恐ろしい幻想交響曲 | |
![]() Serenade SEDR-5000(1CDR) |
ベルリオーズ:幻想交響曲、モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク* |
| オスカー・フリート(指)ソビエト国立SO、ベルリン国立歌劇場O*
録音:1937年、1928年*/音源:独Eurodisc88329XAK、独Polydor66669/70(322bc,468be,324/325be)* 平林直哉氏のこだわりの復刻シリーズ。これまたとんでもない録音が埋もれていたものです!フリートは、マーラーの「復活」を初録音した指揮者として知られます。「幻想」第1楽章冒頭は空前絶後の低速でいきなり亡霊モード。終楽章では音程がメチャクチャの鐘が荘厳に打ち鳴らされ、それがかえって地獄絵図の様相を呈します。アカデミックなスタンスときっぱりと決別したアプローチの徹底振りには最後まで翻弄されること必至!モーツァルトも終楽章冒頭を装飾音風にアレンジするなどユニークなニュアンスが横溢!録音状態もそんなニュアンスをたっぷりと伝えています。※CD-Rです。あらかじめご了承下さい。 【湧々堂】 |
|
![]() Archipel ARPCD-0328(1CD) |
ウェーバー:交響曲第1番、ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」第1幕前奏曲と愛の死、ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」 |
| ルドルフ・ケンペ(指)ドレスデン・シュターツカペレ
録音:1956年6月28日ドレスデンでのライヴ 正規盤初出。ウェーバーの交響曲は終始やる気満々!特に終楽章の馬力は物凄く、聴衆の拍手も、一瞬放心状態となったのか、しばらくしてからパラパラと開始されるほど。 ワーグナーもかなり作品に没入したアプローチで、前奏曲の冒頭の溜め具合はクナを思わせる抉りの深さ!モノラルながら音色に腰と芯を感じさせ、豊穣なロマンの息吹が内面から滾々と湧き出す様は心の深部に浸透します。「愛の死」もオケのみの演奏ですが、ソプラノが欠ける事の不満を一切感じさせないほど、迫真のニュアンスが淀みなく流れ出し、最後の数分間にいたっては恍惚美の極み!まさに強固な愛の結晶を見る思いで、フレーズが根底から揺さぶりを掛けるのです。 「運命」がこれまたミュンヘン・フィル盤をはるかに凌ぐ名演!第1楽章冒頭テーマで、晩年のクレンペラーを思わせる遅いテンポで一音ごとに克明に音を打ちつけるスタイルが予想外。ここでも音楽の深みが素晴らしく、極めて無骨な構築も、骨董品的な古めかしさに止まらずに強烈に訴えかけるものがあります。2、3楽章も重心の低い剛直な表現で、てこでも動かない強靭な意志の力が音に漲っています。終楽章のみがやや速めのテンポで疾走しますが、その怒涛の闘志があまりにも見事!もちろんスポーツ的な快感とは無縁。ピッコロを蔑ろにせず、後半に向かって音楽が内燃のパワーを一層高めて感動的な結末を迎えるまで、息をつく暇を与えない見事な緊張!録音状態もストレスを感じさせずもまずまずの出来栄え。ケンペ・ファン、「運命」ファンの必聴アイテムです! 【湧々堂】 |
|
| Archipel ARPCD-0371(1CD) |
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」、序曲「レオノーレ」第3番* |
| セルジゥ・チェリビダッケ(指)RAIトリノSO、BPO*
録音:1957年2月2日、1946年11月10日* 「英雄」は初出!第1楽章(16:59)第2楽章(16:03)第3楽章(7:00)第4楽章(12:32)。第1楽章のテンポは遅いものの徐々に加速感が増し、引き締まり堂々としたフィナーレ迎える、まさに圧巻の1枚です。音質は、ホール内の残響がきつく、また時折マスター編集上のPop音(破裂音)が聴かれます。 |
|
| ANDROMEDA ANDRCD-5090(5CD) |
ベートー |