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| MEMORIES |
| 品番 | 内容 | 演奏者 |
![]() ME-1001(2CD) |
ブルックナー:交響曲第9番、 シューベルト:交響曲第8番「未完成」 |
ギュンター・ヴァント(指)ミュンヘンPO ['98 ステレオ] |
| ME-MORIESの品番の筆頭に置かれているのが、超優秀ステレオ録音による超名演!ヴァント・ファンとかブルック ナー・ファンとか関係なく、クラシック愛好者ならこれを聴かない手はありません。2曲ともBMGに録音がありますが、 次元が違います!「未完成」の導入の超然とした空気から尋常ではなく、綿密に構築された造型が人の手を介してい ると思えないほどの自然さで湧き上がるのです。木管のふとした立ち昇りも虚無の境地。第1楽章展開部の立体感に も戦慄を禁じ得ません。不純物皆無の第2楽章からは、ただただ全てをを悟った慰めの表情がこんこんと流れ、一朝 一夕には成し得ない芸術の到達点を目の当たりにする感動は言葉になりません。このニュアンスがそっくりブルック ナーにも持ち込まれているのですから、いかに透徹を極めた演奏になっているか想像してみてください。チェリビダ ッケに鍛えられた精緻なアンサンブルと、他の声部を聴き合う奏者全員の強固な連携が存分に発揮され、録音の透明 度、ホール・トーンなど、全ての条件が揃わなければ実現し得ないニュアンスがここにあるのです。第1楽章冒頭の 金管による動機から、いきなり宗教的な荘厳さと悟りの優しさが入り混じる空気を現出!第1主題のトゥッティの緊 張が増幅し尽くすまでの呼吸も、感動的な高揚に結びついた少ない例ではないでしょうか。裏の裏の声部まで緊張が 漲る第2楽章も、リズムが一貫して峻厳に刻まれるので、超然としたニュアンスが際立ち、安易に近寄れない威容で 迫ります。ここでもアンサンブル機能性と声部バランスの完璧さは只事ではなく、これほどの凝縮しきったアンサン ブルは、チェリビダッケの指揮でも聴いたことがありません。終楽章は、19:21からの最高潮点の人間が生み出し得る 最高次元の最強音をはじめとして、信じがたいニュアンスの連続で、それらを伝える相応しい言葉が見つかりません。 【湧々堂】 |
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| ME-1002 | ベートーヴェン:交響曲第4番、第7番、 J・シュトラウス:「こうもり」序曲 |
カルロス・クライバー(指)バイエルンRSO 録音:1999年ヴァレンシア(モノラル) |
| クライバー最後の演奏旅行となった、ヴァレンシアでのライヴ。全体に優雅な佇まいが優っています。「こうもり」など、他の 演奏にはない黄昏の風情が漂います。なお、DIGITAL RECORDINGと表記されていますが、どう聞いてもモノラルです。ノイズ 感は無し。 【湧々堂】 |
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| ME-1003(2CD) | モーツァルト:交響曲第33番*、第36番「リンツ」、 ブラームス:交響曲第2番、 R・シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」* |
カルロス・クライバー(指)VPO 録音:1988年3月(ステレオ)、1993年5月(ステレオ)* |
| 「リンツ」と「ブラ2」はこのコンビのDVDもありますが、これはそ3年前の定期演奏会のライヴ。演奏も音のバランスも緊張 感も、DVDを上回る出来ばえです。とにかく表情が入念で濃密!ブラ2終楽章冒頭など、ティンパニの革の質感まではっき り聴き取れます。「英雄の生涯」は有名な“お蔵入り”録音ですが、大手レーベルから正規に発売される可能性もありますが、 音質的にも打楽器群の衝撃音からVnの繊細さまで捉えた万全なもので、クライバーならではの逞しい構築がリアルに伝わ ります。戦闘シーンの大音量が飽和せずに完璧なバランスを保持したまま迫り続ける演奏はそうそうありません。上滑りし ないテンポの安定も魅力。音の演奏も鉄壁なのに、クライバーは何が不服だったのでしょう? 【湧々堂】 |
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| ME-1005 | ベートーヴェン:交響曲第4番、第7番、 J・シュトラウス:「こうもり」序曲、雷鳴と電光 |
カルロス・クライバー(指)バイエルン国立O 録音:1986年5月19日(デジタル録音) |
| 音質、演奏密度、迫力と、あらゆる条件を満たした一枚。バイエルン国立響との蜜月を余すところなく伝え、クライバー・モード が120%全開です!第4番はOrfeo('82年)を凌ぐド迫力で疾走。しかも表情が完全に血肉と化して生々しく迫ります。終楽章の 各声部の熾烈なぶつかり合いから生まれる緊張の嵐は壮絶!「こうもり」のアンサンブルは奇跡的!「雷鳴と電光」は大地 陥没モード! 【湧々堂】 |
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| ME-1007(2CD) | ヴェルディ:歌劇「オテロ」 | カルロス・クライバー(指)ミラノ・スカラ座O、 ドミンゴ、ブルゾン、フレーニ 録音:1987年(ステレオ) |
| ノイズ感もなく、実に生々しい音!正にクライバーのドラマティックな志向を容赦なく全開させています。ドミンゴはまだ十分に 若々しく、ブルゾンの様式の重みを感じさせる名唱も絶品。フレーニに至っては、高域の安定感など、理想の極み!【湧々堂】 |
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| ME-1009(2CD) | ウェーバー:魔弾の射手序曲、 シューベルト:交響曲第3番、 ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」、 バターワース:イギリス牧歌第1番*、 モーツァルト:交響曲第33番*、 ブラームス:交響曲第2番* |
カルロス・クライバー(指)CSO ['78.ステレオ、'83.モノラル*] |
| CSOとの全共演記録。'78年のシューベルトは微妙な強弱ニュアンス、リズムの牽引力など、オケが完全にクライバーの指示 を汲み取った名演。終楽章はCSOならではの機能性が全開となり愉悦の極み。「運命」はDG盤よりも快速感が優り、第1楽 章コーダのティンパニに象徴されるように、俊敏なアクセントも鮮やか。DG盤では第3〜第4楽章の繋ぎ目ではっきり編集の 跡が分かり興が削がれますが、ここでその見事なブリッジの姿が明らかになっています。終楽章の繰り返しは無し。コーダの ティンパニ連打のキマリ方は圧巻!CSOが全身全霊を込めてパワーを出し切った熱演としても貴重です。音質は、多少ヒス がありますが、ざらつきやこもりがなく、良好と言えるでしょう。'83年の録音は“膝上”隠し録りの気配濃厚でモノラル的なステ レオと言ったらいいでしょうか?クライバーの思い入れの佳曲は、冒頭の音が欠落。 【湧々堂・田中】 |
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| ME-1011(2CD) | ハイドン:交響曲第94番「驚愕」、 ベートーヴェン:交響曲第7番、 ボロディン:交響曲第2番*、 ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死* |
カルロス・クライバー(指) ケルンRSO、シュトゥットガルトRSO* 録音:1972年(ステレオ) |
| 「驚愕」は、快活テンポと引き締まった造形美はいつもの通りですが、強引さがなく、古典的な安定した佇まいが素敵。第1楽 章の木管の動きが見事!第3楽章の伝統的な重心の低いリズムの弾力はやや意外なほどで、クライバーが心から音楽を慈 しんでいるのが分かります。Vn両翼配置。ベト7もオケを引きずり回す感じがなく、格調高い名演。終楽章も十二分に力感を 出しながら、スポーティにならずリズムがしっかり根を下ろしていて安定感抜群。コーダも湧き上がりはもちろん圧巻です。 以上2曲はVn両翼配置。ディスク2のボロディンは、Hansslerからも出ている有名な爆演!ワーグナーは、言葉を失う完璧さ! 「音の結晶」とは正にこのこと!これと全く同じ条件下で全曲遺されていたなら、と思っただけでも鳥肌が立ちます。全曲放送 音源なので、音質が極めて優秀。 【湧々堂】 |
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| ME-1013 | ベートーヴェン:序曲「コリオラン」、 モーツァルト:交響曲第33番、 ブラームス:交響曲第4番 |
カルロス・クライバー(指)BPO 録音:1994年(モノラル) |
| BPOとの最後の共演。これは凄すぎます!全ての音が怒りまくり!!フルヴェンの戦時中のライヴのような現実離れした 緊張と迫力は何事でしょうか!どうやって録音されたか分かりませんが、クライバーが「吊り下げマイクを外さなければ帰る! 」と言ったそうなので、隠し撮りであることは間違いないでしょう。しかも、モノラルながら臨場感がとてつもなく豊かな上に、 音の突出力が異常!ティンパニを筆頭に、全ての楽器が異常な噴出力で襲い掛かります。録音を拒絶しておきながら、クライ バー自身も、結局この録音をプライベートで楽しんだというのも、痛いほど分かる気がします。 【湧々堂】 |
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| ME-1014(2CD) | ヴェルディ:歌劇「椿姫」 | カルロス・クライバー(指)バイエルン国立O、 コトルバス、アラガル、ブレンデル 録音:1975年(モノラル) |
| 初出。可憐さと気品が漂うコトルバスの名唱がここでも聴けますが、DG録音以上に感情表現が真に迫り、正に絶頂期の彼女 の芸術の粋がここにあります。音はモノラルですが、ノイズ感はなく、クライバーの指揮の求心力が高さも実に伝わります。【湧々堂】 |
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| ME-1016(2CD) | ウェーバー:「魔弾の射手」序曲、 モーツァルト:交響曲第33番、 ブラームス:交響曲第4番、 ハイドン:交響曲第94番「驚愕」*、 ベートーヴェン:交響曲第7番*、 ベルク:「ヴォツェック」3つの断章* |
カルロス・クライバー(指)VPO、 ウィーン少年cho、ドゥニヤ・ヴェツォビッツ(S) 録音:1979年、1982年*(共にステレオ) |
| クライバーのVPO定期初登場と、2回目の登場の演奏会の全て。ME-1003と合わせれば、クライバーのVPO定期演奏会の 全てを楽しめます。音質は共に多少ざらついています。 【湧々堂】 |
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| ME-1018(2CD) | ラヴェル:ピアノ協奏曲、 シューマン:ピアノ協奏曲、 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」#、 グリーグ:ピアノ協奏曲*、 抒情小品集〜ゆりかご* |
アルトゥール・ベネデッティ・ミケランジェリ(P)、 チェリビダッケ(指)ミュンヘンPO、 フランス国立O#、シュトゥットガルトRSO* 録音:1992年4月(ラヴェル)、 1992年10月(シューマン)、 1974年10月16日(ベートーヴェン) 1972年10月28日(グリーグ、モノラル) |
| '90のラヴェルとシューマンは、雄大なテンポで一貫し、実に壮麗。ミケランジェリとチェリの音楽的志向が共通していたことを 改めて思い知らされます。「皇帝」は、テンポ自体はごく標準的ですが、大理石のような造型が美しく、研ぎ澄まされた音の 連続に引き込まれます。なお、この「皇帝」はSTEROとなっていますが、広がりはほとんど感じられません。しかし、演奏の 魅力はしっかり伝わります。 【湧々堂】 |
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![]() ME-1020(4CD) |
ベートーヴェン:交響曲全集、 コリオラン序曲、エグモント序曲、 「プロメテウスの創造物」序曲 |
テンシュテット(指)LPO(9番、エグモント)、 VPO(3番)、BSO(2,6,7,8番、プロメテウス)、 NYO(4番)、キールPO(5番)、 北ドイツRSO(コリオラン)、 メックレンブルク・シュターツカペレ(1番) [1番='68,8.18、3番='82.8.29、6番・8番='75.7.27、 2番・プロメテウス='77.7.31、4番='80.5、 5番='80.5.20、7番='77.7.29、9番='91.8.31、 コリオラン='92.6.11、エグモント='91.9.26 全てステレオ・ライヴ] |
| オケも録音年もバラバラなので、全て均一の出来ばえというわけにはいきませんが、この中の奇数番号の曲と「田 園」は、心の底から湧き出て全身で奏で切った圧倒的な名演で、聴き逃すわけには行きません!「1番」は古典様式 を守った極めてオーソドックスなスタイルですが、内面から込み上げる生命力が素晴らしく、平凡に流れることは決 してありません。第1楽章の展開部の第2Vnの際立ちは意図的なものを感じず、自然な佇まいの中にも内声を徹底的 に充実させている典型的な例。終楽章の骨太な推進力も見事です。<BR>「7番」は、ミュンシュ時代を思い起こさせ るトランペットの輝きが印象的。終了後の怒涛の「ブラーボー」も演奏の熱さを物語っています。<BR>「8番」はタ ングルウッドのライヴで、大家による草書を思わせる趣き。第2楽章の軽妙なリズムは心からの愉悦に満ち、小鳥の さえずりが曲とマッチして雰囲気に花を添えます。第3楽章の流麗な流れも、古き佳きドイツの伝統美を感じさせま す。<BR>「田園」<FONT size="-1">は8番と同日の演奏。</FONT>緻密な構築よりも全体を大きな流れと、終楽章に至 るまでの精神的な表現が<BR>際立った演奏。第1楽章のリズムの鼓動と低音をたっぷり響かせた音像がリアルに迫り、 第4楽章のティンパニの最強打は野放図な突出に陥らず、絶大な説得力を誇ります。終楽章は、ボストンの弦の良質 な響きが素晴らしく、第4楽章までのドラマを洗い流すような浄化のニュアンスが横溢!この美しさはまさにスコア を微視的に捉えていては到底不可能なニュアンスです!しかも最後のホルン・ソロが完璧な美しさ!<BR>「9番」は、 冒頭の32分音符と4分音符の間隔を短くして切迫感を強調しているのがまず印象的。しかし、ここでも大柄な造型 力は万全で、全体が一丸となっての熱いドラマ性は変わりません。第2楽章のティンパニと弦の連鎖の俊敏性には、 強靭な意志の力が充実。第3楽章の高潔な精神そのものの響きの広がりも、テンシュテットの鋭敏な感性の表れでし ょう。深いコクを湛えた木管との響きも忘れられません。弦が弾く第2主題に木管が被さることで醸し出される意味 深いニュアンスに至っては、思わず言葉を失ないます。しかし全9曲の中の最高の圧巻は、「英雄」と「運命」でし ょう。<BR>「英雄」は、テンシュテットとVPOとの唯一の共演。お互いに相性が良くなかったと言われていますが、こ れを聴く限り、指揮者とオケの個性が完全に融合した感動的な演奏に仕上がっています。第1楽章はテンポこそ中庸 ですが、音に灼熱の芯が終始宿り、内面から沸き立つ生命力が見事な緊張感を形成。続く第2楽章は、全曲の中での 最高の楽章と言いたいくらい感動的!VPOの豊穣な響きがついに大全開となり、8:14以降は、逞しい造型と、全身 で心のもがきを表現する金管の絶叫が心を抉り尽くすのです!この渾身の力感は、VPOがテンシュテットの芸術に 心酔しきっていなければ表出されないものでしょう。<BR>「運命」がこれまた凄い!プロムス・ライヴも壮絶でした が、ここではさらに決死の勢いが漲り、何かに憑かれたような緊迫感で一貫しています。第1楽章は、まさに一気呵 成!ティンパニの強打が確信を持って轟き、ホルンの容赦ない突き抜け方にも唖然!第2楽章はあまりの感動で全身 が金縛り!ティンパニの強打はさらに冴え渡り、荘厳を極めた巨大音像が聴き手の全身に襲い掛かり、緩徐楽章の概 念などどこかに吹き飛びます!これでは終楽章までエネルギーが持たないのではと心配になるほどですが、オケの没 入が尋常ではないので、その闘志は止まるところを知らず、遂に決死の勢いで終楽章に突入するのです。キール・フ ィルは、テンシュテットが亡命後に最初に落ち着いた西ドイツのオケですが、お互いに心中も辞さないようなこの燃 え上がり方は、両者の絆が並々ならぬものであったことを物語っています。第2楽章で一瞬ティンパニが勢い余って 飛び出す以外は技術的にも万全。ステレオ・ライヴの「運命」としては、セル&VPO盤と共に「芸術的な灼熱」の極致を 行く演奏として忘れるわけにはいきません。 【湧々堂】 |
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| ME-1025(2CD) | マーラー:交響曲第1番「巨人」、第2番「復活」* | テンシュテット(指)北ドイツRSO、 E・マティス(S)、D・ゾッフェル(Ms)他 録音:1977年、1988年*(共にステレオ) |
| 「巨人」は、'77年としては実に素晴らしい音質で、演奏も掘りが深く、第2楽章冒頭の低弦の抉り方などリアル。低弦と言えば 「復活」冒頭の切り込みもダイレクトに鼓膜を突き刺す威力!そこからスローテンポでじりじりと情念を燃やし高潮点に達する までの息の長さと、リズムの弛緩のなさは、北ドイツ放送響の意気込みも含めて、凄い説得力です。この意気込みと尋常なら ざるのめりこみは最後まで途絶えることがありません。第3楽章冒頭のティンパニの固い最強打も空前絶後!この「復活」、 テンシュテットのライヴのマーラーの中でも最高位に君臨する感動録音です。音質も良好。 |
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| ME-1027(2CD) | モーツァルト:交響曲第36番「リンツ」、 ブラームス:交響曲第2番、 ベートーヴェン:コリオラン序曲、 モーツァルト:交響曲33番*、 ブラームス:交響曲第4番* |
カルロス・クライバー(指)バイエルン国立O 録音:1987年ボンベイ(モノラル)、 1996年インゴルシュタット(ステレ)* |
| '96年のライヴは、同じ曲を収めたDVDとは異なる、アウディ主催のライヴ。DVD収録の('96年10月)の「コリオラン」では冒頭 の弦に乱れが生じていましたが、ここで破綻がなく、ティンパニの克明な打ち込みも含めて、クライバーらしい強固な音像を 見事に伝えています。「ブラ4」は、クライバーの同曲の中でも最も緊張感に満ちた凄演です。音も鮮明。 【湧々堂】 |
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| ME-1029(2CD) | チャイコフスキー:交響曲第5番、 ダラピッコラ:タルティニアーナ・ゼコンダ、 ドビュッシー:イベリア |
チェリビダッケ(指)デンマークRSO 録音:1970年2月19日(ステレオ) |
| チェリのオハコだったチャイ5では、晩年まで引き継がれることになるテンポ配分、強弱対比等の大枠は、既にこの時期に完 成されていたことが分かります。シュトゥットガルト時代にも感じられたレスポンスの良さと、最晩年の大伽藍のような壮麗な音 像をミックスしたようなスタイルが特徴的ですが、演奏時間が両端楽章においてEMI盤より2分近く短いことでも分かるように、 ライヴ特有の熱気も手伝って、音楽の表情が伸びやかに克明に迫り、瑞々しい生命力に溢れている点では、チェリのチャイ5 の中でもトップクラスです。第1楽章の第2主題に入る前の金管の輝かしい突出と音像の厚味は晩年のそれを彷彿とさせ、 極端な弱音重視型には至っていません。第2楽章の副次旋律が弦で歌いだす箇所の切々とした迫真の呼吸は、完全に音楽 的な表情に結びつき、心に染みます。終楽章の大々的な運命動機の斉奏も、フレーズ結尾をディミニュエンドする手法はとら ず、容赦なくティンパニ強打を炸裂させ、自然な力感を重視しています。その力感は全休止以降からコーダにかけてますます 顕著になり、504小節以降の、これも他の録音では聴けない入魂の快速プレストを経て、見事に締めくくられます。また、 是非注目していただきたいのが、デンマーク放送響の技術とセンス!第2楽章のホルンやクラリネットのソロは、ちょっと他で は聴けない感動的なフレージングです。音質は多少揺れたり強音で混濁する箇所がありますが、これら生きた表情が次々と 迫る中ではハンディとは感じられません。 【湧々堂】 |
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| ME-1031(6CD) |
マーラー:交響曲選集 第3番/第4番/第5番/第6番「悲劇的」/第7番 |
テンシュテット(指)LPO(第3番) 、 BSO&フィリス・ブリン・ユルソン(第4番)、 コンセルトヘボウO(第5番)、NYO(第6番)、 クリーヴランドO(第7番) [第3番='86、第4番='77、第5番='90、 第6番='86、第7番='78全てステレオ] |
| 「3番」は、第1楽章から気迫全開で、長丁場に備えてパワーを出し惜しみなどしないコーダの熱さにも感動!第3楽章の木 管の温かな風情も、単に雰囲気によっているだけでなく、確実にニュアンスと化して迫ってきます。終楽章のコーダのティンパ ニの打ち込みの見事さにはもう唖然!表面的な強打を越えたまさに渾身の打ち込みで、長大な曲を締めくくるには、これ以外 考えられないほどです。 「4番」も聴きもの。第2楽章の2:22以降のホルンの長いソロの巧さと味わいは、ジョージ・セルのM・ブルーム以来の快挙で はないでしょうか?それを取り巻く各パートのバランスの妙と色彩のさえも絶品!ソプラノのユルソンは、ラトル盤やギーレン 盤にも参加していましたが、どこか古風で、純真な少女そのものの素朴な歌い回しが、最近では珍しい味わいを残します。 「7番」は世界初出!音の線の輪郭がが生々しく、猟奇的とも言える雰囲気が濃厚!第2楽章の弦のコルレーニョなど、思 わずのけぞってしまうほどの戦慄が走ります。終楽章冒頭のティンパニの発言力の凄さと続くホルンの迫真の絶叫も、単に ライブ的な暑さという次元を超えた存在感! 「5番」は、テンシュテットが病を得てからの演奏で、全編に漂う実に暗い諦観が印象的。第4楽章冒頭の短い導入の、呼吸 が止まったかのような妙霊なルフト・パウゼは、まさに死に直面した人間でなければ表出し得ない彼岸の佇まいです!録音 状態はそれぞれ異なりますが、どれも聴きやすいステレオ録音であることも、ありがたい限りです。しかし、音質云々ではなく、 テンシュテットが発せずに入られなかった内面から零れる音楽の味わいを感じてください! |
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| ME-1037(2CD) | ベートーヴェン:交響曲第9番(2種の演奏) | 【1】:カール・ベーム(指)バイロイト祝祭O、 ヤノヴィッツ、バンブリー、トーマス、ロンドン ['63.モノラル]、 【2】*:ベーム(指)ベルリン・ドイツ・オペラO、 グリュンマー、 ルートヴィッヒ、キング、ベリー 録音:1963年(モノラル)、1963年(ステレオ)* |
| バイロイトの演奏は、フルヴェン、ヒンデミットに次ぐ「第9」として貴重。冒頭に「歓喜の合唱」のテーマのファンファーレが奏で られた後、壮年期の絶頂示す熱演が展開されます。。録音は、一瞬音揺れがありますが概ね良好です。ティンパニの打ち込 みしっかり捉えられていて、終楽章の入りなど凄い突進力。ジョージ・ロンドンのソロが、巻き舌全開のオペラチックな名唱! ベルリン・ドイツ・オペラとの録音は、なんと出演歌手(具体名は不明)からの提供テープによる復刻!年代的な水準の上を 行くステレオ録音!以前、キャニオンから出ていた来日ライブと同一。バイロイトと同じ年代なので演奏スタイルほとんど変わ りませんが、ステレオだけに活力に溢れたリズムが一層リアル。終楽章、活気のテーマが出て以降の重厚極まりないドイツそ のものの響きはたまりません。ベリーのソロは、ロンドンとは好対照で、温かさが滲みます。合唱の激高も驚異! 【湧々堂】 |
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| ME-1039(2CD) | ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」、 ピアノ協奏曲第3番#、 ラヴェル:ピアノ協奏曲*、 シューマン:ピアノ協奏曲** |
ミケランジェリ(P)、 チェリビダッケ(指)スウェーデンRSO、 LSO*、ミュンヘンPO# 録音:録音:1969年、1982年#、 1981年(モノラル)*、1967年(モノラル)** |
| ME-1043(2CD) | ブルックナー:交響曲第8番 | ギュンター:ヴァント(指)BPO 録音:1996年9月ベルリン芸術週間(デジタル録音) |
| ヴァントはこの年1月ベルリンフィルにブルックナー第5で登場。9月はこの第8番で再度登場しました。今までのヴァントからは 信じ難い程ロマンティックで構えが大きく、それでいて昔通りに隅々まで神経質なまでの彫琢が施されている奇跡的名演です。 これぞ、ヴァント&ベルリンフィルの再頂点と言えましょう。ご承知の通り、ヴァントは最晩年の2001年にベルリンフィルとブル 8をRCAに録音しておりますが、その音質に不満だった方もこれなら満足いただけるでしょう。 【湧々堂】 |
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| ME-1045 | ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱つき」 | クラウス・テンシュテット(指)ミネソタO、 ハインズ、ハーディ、ベイリー、レイミー 録音:1982年2月5日 ステレオ・ライヴ |
| ロンドンフィルとの二種のライヴは、まさにフルトヴェングラー以来の振幅激しく、肺腑を抉る名演でした。当盤は、その実力が アメリカで開花した充実期でミネソタ管主席客演指揮者としての登壇。煽り捲り、一瞬の弛緩も許さない大熱演です。特筆す べきは、スクロヴァチェフスキに鍛えられたミネソタ管の上手さ! 【湧々堂】 |
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| ME-1046 | ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱つき」 | ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)BPO、 ヤノヴィッツ、ヴァグナー、アルヴァ、ヴィナー、 聖ヘドヴィヒcho、RIAS室内cho 録音:1963年10月15日ベルリン・フィルハーモニー(ステレオ) |
| 巨匠カラヤンの理想の城、新フィルハーモニー・ホールの会場記念コンサート!旧フィルハーモニーは戦争で破壊され、ベ ルリン・フィルの定期演奏会はこのホール会場まで、ベルリン音楽大学、ティタニア・パラストなどを転々としました。この録音 は異例のステレオ録音!出演者提供による音源で音質も良好。楽章間でカラヤンの唸り声も随所に聴かれます。 【湧々堂】 |
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| ME-1047(2CD) | マーラー:交響曲第4番、第5番 | レナード・バーンスタイン(指)VPO、 ヘルムート・ヴィテック(Boy-S) 録音:1984年2月12日、1987年9月10日(共にステレオ) |
| バーンスタイン&ウィーン・フィルの蜜月の証し。第4番のとろけるような美音はまさにVPOならでは。ボーイソプラノの起用も 、DG盤以上に魅力的に響きます。第5番は伝説のプロムス・ライヴから。あの広いアルバート・ホールを真のマーラーサウン ドで満たした奇跡を収録。トランペットは名手ハンス・ガンシュ。 【湧々堂】 |
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| ME-1049(2CD) | マーラー:交響曲第9番 | レナード・バーンスタイン(指)ボストンSO 録音:1979年7月29日タングルウッド音楽祭(ステレオ) |
| 有名なBPOとのライヴの2ヶ月前の演奏。足踏み、唸り声が生々しく聞こえるまさに嘘のない渾身のライヴ。 | ||
| ME-1051(2CD) | ブラームス:交響曲全集 | ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)BPO 録音:1983年8月28日(第1番、第3番)、 1983年8月27日(第2番、第4番) ザルツブルク音楽祭でのステレオ・ライヴ |
| それぞれ、当日の演奏を忠実に再現。ここには、アンチ・カラヤン派をも唸らせるほど、晩年のライヴ特有の、虚飾を排した作 品への共感一筋に打ち込んだ入魂ぶりが全4曲に迸っています。第4番は格調高い古典的な造型と古風な佇まいを一体化さ せたニュアンスが常に音楽的で、第1楽章の導入から赤裸々に共感の熱さを表出。第3楽章から終楽章へアタッカで突入する 凄さ、終楽章コーダの切実な祈りが込め抜かれた高揚感も見事。第2番は、最初の低弦の導入の入念さに加え、主部に入る 直前の呼吸の膨らませ方から感動!しかも、十分に弾き込んでいる曲とはいえ、フォルムの完璧さにも驚かされます。フルト ヴェングラー時代を思わせる雄渾の音色美にも出会えるとは夢にも思いませんでした。BPOがカラヤンと共に燃えた最後の 瞬間を象徴する、終楽章コーダの盛り上げも見事。第3番は、第3楽章4:58からの弦のテーマのシルキーな美しさがもう奇跡 的!カラヤン特有のレガートの美質に真心が宿るとこれほどまでに琴線に触れるのです。この奇跡のシルキーなレガートは 第1番終楽章にも出現!冒頭のティンのパニ一撃後、ヴァイオリンが浮上する箇所(0:09)は、内面から震わせたヴィヴラート と共に極美!「終楽章に照準を合わせて解釈」とは、カラヤンのブラームスによく登場するコメントですが、そのことを強く感じ させるのもこの曲。しかも起伏の大きな表現が聴き手を揺さぶり続け、聴衆も熱狂的な拍手を贈っています。 【湧々堂】 |
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| ME-1053(2CD) | ブルックナー:交響曲第3番、交響曲第9番* | セルジュ・チェリビダッケ(指)ミュンヘンPO 録音:1991年9月14日ライヴ、 1981年10月4日*(ステレオ) |
| 巨匠チェリビダッケ+ミュンヘン・フィルのブルックナーと言えば、泣く子も黙る決定盤ですが、EMI盤の臨場感のなさは如何と もし難いという指摘があります。交響曲第3番は、晩年になればなるほど尋常ならぬ遅さで聴き手に迫りました。当ライヴもそ の凄みがほとばしります。第9番はミュンヘンフィル着任草創期のライヴで、シュトゥットガルト時代の動的なアプローチを色濃 く感じさせます。それゆえに、晩年の彼岸的演奏とは様相を異にします。 【湧々堂】 |
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| ME-1055(2CD) | ブルックナー:交響曲第7番、交響曲第9番* | カルロ・マリア・ジュリーニ(指)VPO 録音:1986年6月10日、 1988年6月11日*(共にステレオ・ライヴ) |
| VPO団員間でも語り草となった、ジュリーニ絶頂期の感動ライヴ!もちろん編集なしの完全ライヴ!2曲とも優秀なステレオ 録音です。 第7番は、終止一貫温かな情感が息づき、VPOの美観を丁寧に紡ぎ出すように無理のないフレージングが連綿と流れます。 8:24からの低弦の深々とした問い掛けと、それに答えるように8:39からヴァイオリンが奇跡的なヴィヴラートと共に嘆く瞬間は、 何度聴いても心を打ちます。その直後のホルンとのユニゾンも究極の美しさ!晩年のジュリーニはますますテンポが遅くなる と同時に、特に相手がVPOの場合にリズムが鈍重に傾いてしまうこともありましたが、ここではその心配もなく、第2楽章も音の 厚味を確保しながら、拍節感が重くぶら下がることなく美しいカンタービレを聴かせて感動的です。終楽章は第1主題が気品溢 れるレガートで登場しますが、最晩年には特にその傾向と強める片鱗がここにも表れています。第2主題が草書風に 一息で膨らませ、次第に振幅を大きく広げる様も見事。これをVPOの弦が奏でるのですから味わいもひとしおです。エッジを立 て過ぎずに勇壮な音像を描く展開部冒頭の音色も印象的。これが2度目に登場する際の高潔な精神的の飛翔を契機に、音楽 は更に熱を帯び、この楽章がオマケのように言われることが信じられないほどの威容を湛えながら幕を閉じます。 第9番はME-MORIESには既にヴァントの奇跡的超名演が存在しますが、アプローチはそれと対照的に人間的な慈愛をたっ ぷり浸透させた演奏で、これまた琴線にビリビリ触れる瞬間の連続です!第1楽章、ホルンの冒頭動機のなんという美しい遠 近感!緊張のうちに打ち立てる第1主題のフォルティッシモの咆哮も、威嚇ではなく聴き手の全身フワッと包み込み比類なき包 容力に身を委ねるしかありません。その後のピチカートを厳格に浮き彫りにするのもジュリーニならでは。極めロマンティックな 第2主題は、レガートに孕む牽引力の凄いこと!VPO全員が恍惚の表情で弾き切っている様子が目に浮かびます。コーダの テンポの持ちこたえ方、呼吸の間合いの良さも、同曲の名演の中でも屈指のものです。やや遅めのテンポと重量級の音圧で 一貫した第2楽章は、鳴り切ったときのVPOの凄さを突きつけると共に、宇宙的な恐怖とは違う、血肉を結晶化させた凄みに圧 倒されること必至!この楽章はシューリヒトやレークナーのようなアポロ的なアプローチが不可欠と思われがちですが、この飽 和寸前の音楽の溢れ出しに言葉が出ません。終楽章に至っては、ヴァントと比べて云々することが空しくなるほど、絶対的な 存在感!これを聴いた後に、何か別の音楽が聴けるでしょうか! 【湧々堂】 |
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| ME-1063(2CD) | ブラームス:大学祝典序曲、ヴァイオリン協奏曲、 交響曲第4番 |
ミリアム・フリード(Vn)、 クラウス・テンシュテット(指)ボストンSO 録音:録音:1974年12月14日ボストン・シンフォニー・ホール(ステレオ) |
| 巨匠テンシュテットによるブラームス・プログラム。全米5大オーケストラの中でも、最もヨーロッパ的サウンドと 言われるボストン響ですが、小澤征爾氏のおかげで独墺系レパートリーの録音には決して恵まれておりません。 遅れてやってきた巨匠時代の残照、巨匠テンシュテットがその思いの丈をぶちまけた、あまりにも個人的な共感に 溢れた個性的名演。アメリカ・デビュー初期ですが、聴衆、オケの心を完全に掴んでおります。関係者が保存していた 良好なマスター・テープによるCD化とのことで、音質最良。 |
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| ME-1065 | モーツァルト:交響曲第33番、 マーラー:交響曲「大地の歌」 |
カルロス・クライバー(指)ウィーンSO、 クリスタ・ルードヴィヒ(A)、 ワルデマル・クメント(T) 録音:1967年7月7日ウィーン音楽祭(モノラル) |
| ウィーン音楽祭(マーラー特集)におけるライヴ。クライバーはこの演奏会に備え、クレンペラーに教えを請うた などと伝えられています。夫君がマニアのルードヴィッヒは、この録音を好んでいると伝えられています。 クライバー自身もこの録音については公式のものと発言しています。1967年の放送はモノラルとステレオの 過渡期ゆえに、オリジナル録音はモノラルと目されております。 |
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| ME-1069(2CD) | ベートーヴェン:交響曲第1番、第2番、第3番「英雄」*、 「エグモント」序曲* |
クラウス・テンシュテット(指)トロントSO、 北ドイツRSO* 録音:1977年9月メンシー・ホール(ベートーヴェン・ウィーク・オープニング公演)、 1979年10月(アスコーナ音楽週間聖フランチェスコ・ライヴ)* 全てステレオ録音 |
| 完全初出のベートーヴェン、第1番、第2番を含むライヴ録音集。「第1番」は、第1楽章序奏部から一時代前のドイツ流儀その もので、重厚かつ古風な雰囲気。終楽章に至るまでそのモードを貫き、A・デイヴィス治世下にあったトロント響の意外な適応 力を思い知らされます。第2番も、ベーム&VPOのスタジオ録音を更に骨太にしたような演奏で、中低域が豊かに捉えられた 録音も手伝って、鋭利な切れ味よりもしっかり根を下ろしたリズムの重みが際立っています。北ドイツ放送響の「エグモント」 は、まず冒頭の金管ハーモニーの深いコクと美しさが、他のテンシュテットの同曲録音と比べてもダントツ。「英雄」はゴツゴツ とした造型と微妙な軋みを伴うハーモニーの彩が不思議な味を生んでいます。第2楽章の絞り出すような苦悩が印象的。【湧々堂】 |
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| ME-1087(2CD) | ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」、 「英雄」リハーサル、交響曲第8番*、交響曲第7番# |
セルジュ・チェリビダッケ(指)シュトウットガルトRSO 録音:1975年3月ライヴ、1975年3月ライヴ*、1981年11月12日ライヴ#(全てステレオ) |
| 当時のチェリビダッケはまだまだ血気盛ん。演奏スタイルもミュンヘン時代の止まる寸前の超絶スローテンポとは正反対で、 常識的なテンポ設定。しかしながら細部の磨きげ、明るい音色による音響構築、音の終わりを常に明確に提示する様式は既 に確立しておりました。いずれも音質良好。 【湧々堂】 |
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| ME-1089(2CD) | チャイコフスキー:交響曲第5番、交響曲第6番「悲愴」* | セルジュ・チェリビダッケ(指)ミュンヘンPO 録音:1993年、1987年*(共にステレオ) |
| いずれも後期チェリビダッケらしいじっくりと遅いテンポでじわじわと歩みを進めてまいります。チェリビダッケの特徴である、 チューニングの完璧さで獲得した明るい音色で、深刻、絶望的なチャイコフスキー美を描きつくします。それに加えて、巨匠は 結構熱くなる人だけに、迫力にも事欠かきません。いずれも音質最良。 【湧々堂】 |
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| ME-1091(4CD) |
ジュリーニ/ブラームス:交響曲全集 交響曲第1番、第2番*、第3番#、第4番# |
カルロ・マリア・ジュリーニ(指)BPO、 ロスアンジェルスPO*、VPO# 録音:1988年4月ライヴ、1979年12月ライヴ*、1989年8月ライヴ#(全てステレオ) |
| 歌に満ちた巨匠ジュリーニですが、重厚で壮大なスケールを誇り、こういう処はドイツの巨匠を思わせるところもあります。 第1番は悠揚迫らぬテンポを設定し、フィナーレなど20分を超えております。第2番はワルターとフルトヴェングラーを足して 2で割ったような、カンタービレと爆発的な熱狂があります。第3番、第4番は一晩のコンサートですが、詩情豊かな大名演で、 特に第4番の強烈なティンパニの打撃など聴いていて心と脳に響く絶唱! |
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| MR-2001(2CD) | シューマン:交響曲第2番、 ブラームス:交響曲第4番、 ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」 |
バーンスタイン(指)NYO 録音:1953年(スタジオ録音・モノラル] |
| どれも後年にステレオ再録音がありますが、この録音にはSONY盤にもDG何にもない魅力がたっぷり詰まっています。まず 驚くのが、若気の至りでテンポが暴走することなく、フォルムが厳格で、いわゆるアメリカンな軽さなどどこにもないこと。まる で恩師のライナーのような強固な構築美と、後年の録音でも明らかなドイツの伝統を確実に踏まえたよう様式感が格調高い 音像を確立。音は上滑りせずに踏み込みが強力で、精神的な深みまでしっかり湛えているのです。NYOのアンサンブルも、 まるでバイエルン放送響のようなクオリティの高さでもびっくり。バーンスタインがこのオケの音楽監督になった当初は反発も あったと言われていますが、こにNYOデビューから10年後の録音を聴く限り、完全にバーンスタインの意図を汲み取り、絶妙 なコンビネーションを見せています。音質も、その音楽的な味わいをしっかり伝える良好なもの。なお、初発売時には、契約の 関係上、オケの表記がニューヨーク・スタジアム響となっていました。 【湧々堂】 |
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| MR-2003 | ブラームス:ヴァイオリン協奏曲、 メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲* |
ヨアンナ・マルツィ(Vn)、 ヴァント(指)シュトゥットガルトRSO ['64.2.6モノラル]、 クレンペラー(指)ハーグPO 録音:1964.2.6(モノラル)、1954.6.23(モノラル)* |
| 共にEMIにスタジオ録音が存在しますが、特にブラームスは空前絶後の名演!ブラームスでは、まずヴァントの一切妥協の ない克明な指揮にビックリ!そこへ飛び込むマルツィのソロが更に強烈な電流を放射!フォルムが揺るぎないのに加え、高 潔な精神をそのまま反映したような神々しい美音が、凄い集中力で途絶えることがないので、その呪縛力といったら只事では ありません。第2楽章もマルツィが弾き始めた途端、空気が変わります!終楽章はヴァント共々凄い激高を見せ、全てを受け 入れるのに聴き手も相当の覚悟が必要!音もモノラルながらとても優秀。メンデルゾーンは板起しと思われ、パチパチ音が 多少入り、音のピッチが高いです。 |
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| MR-2004(2CD) | ブラームス:交響曲第4番、交響曲第1番〜4楽章*、 ドイツ・レクイエム# |
ウィルヘルム・フルトヴェングラ(指)BPO、 ルツェルン祝祭O&cho#、 シュヴァルツコップ、ホッター 録音:1948年10月22日、1945年1月23日ライヴ*、1947年8月20日ライヴ# |
| 1948年のブラ4は当演奏の二日後のティタニア・パラスト・ライヴが名高く、こちらのダーレムにおける放送録音(客なし?)は なぜか一般的でありません。演奏はすこぶる付きの快演で、即興的と言われながらもしたたかな計算が感じられるお得意の 漸化式アッチェレランドが巧みです。ブラ1終楽章は、巨匠の最も古いブラ1。地鳴りの様なティンパニが炸裂。抜粋なのがま ことに残念です。空襲飛び交うベルリン、ドイツにおける戦中最後のコンサートで、この4日後にウィーンフィルとブラ2を演奏、 直後にスイスへ脱出しました。非常時にこれだけの演奏を成し遂げ、また聴衆も存在したというドキュメントです。これらの音 質は年代的にみても良好の部類です。ドイツ・レクイエムは、非ナチ化承認を得てベルリンフィルに復帰して三ヵ月後のライヴ です。今回初めて一枚に収まったCDとなります。 |
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| MR-2006(2CD) | ベートーヴェン:序曲「レオノーレ」第2番、 ブラームス:交響曲第2番、 ベートーヴェン:交響曲第7番* プロメテウスの創造物*〜序曲/アンダンテ/終曲 |
ピエール・モントゥー(指)NBC響 録音:1953年11月8日NBC8Hスタジオ・ライヴ、 1953年11月15日NBC8Hスタジオ・ライヴ* |
| NBC交響楽団第17シーズンの開幕を飾るコンサートは、巨匠モントゥーによるドイツ音楽2プログラムでした。独特のコクの 有る響で、見事に重厚な音楽を聴かせてくれるモントゥー。ほとんどがトスカニーニの重要レパートリーですが、その味わいの 違いは明らかです。モントゥーはライヴになると燃え上がる人ですので、ブラ2、ベト7ではミュンシュ顔負けの盛上がりで聴 衆の歓呼を得ています。 |
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| MR-2008(2CD) | モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番、 ドビュッシー:交響詩「海」、 ファリャ:スペインの庭の夜、シューマン:交響曲第2番 |
エルネスト・アンセルメ(指)BPO、 ロベール・カサドシュ(P) 録音:1957年3月25日ライヴ |
| スイスの巨匠アンセルメ+ベルリンフィルという夢の共演。フルトヴェングラー没後3年経たないベルリンフィルは、ごついサウ ンドを聞かせます。アンセルメはドイツ音楽にも一家言あり、相当な自信を持っていただけに、独墺音楽、ラテン音楽ともに見 事な統率振りです。お得意の「海」も華麗なだけでなく、自由自在なアゴギグを駆使し、構造の見事さを高らかに誇示します。 ファリャではド迫力の音響を楽しませてくれます。モーツァルトでは相性の良かったカサドシュの情緒纏綿なピアノにピタリと 寄り添い、オーケストラからは陰々滅滅としたロマンティックな音色を引き出し、シューマンの第2交響曲は、ロマンド管ともデ ッカに録音が有る得意物。ドイツ・ロマン派のアウトサイダーとしての側面を強調せず、楽器のバランスを見事に調節して堅 牢無比な正統派の名演を繰り広げております。まさに必携のライヴ演奏と申せましょう。音質も50年前の録音とは思えない鮮 明さ。 |
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| MR-2010(2CD) | ドビュッシー:イベリア、ラヴェル:クープランの墓、 ルーセル:バッカスとアリアーヌ組曲第2番、 ブラームス:ヴァイオリン協奏曲*、 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番# |
シャルル・ミュンシュ(指)NBC響、ボストンSO、 ヨゼフ・シゲティ(Vn)*、クララ・ハスキル(P)# 録音:1954年3月28日NBC8Hスタジオ・ライヴ、1954年12月31日ライヴ*、1956年11月3日ライヴ |
| ミュンシュのNBC響登壇はこれが最初で最後になったそうです。この一週間後の4月4日に、トスカニーニ最後のコンサートが 行われています。当演奏は音質も優れている上にNBC響の反応の良さが正にアメリカを代表するオケらしい妙技を聞かせて いる処がお勧め。お得意のドビュッシーやラヴェルの華麗な演奏、ルーセルに至ってはストラヴィンスキー風のユーモアさえ 感じさせ、ミュンシュの豪快なドライヴのもと、木管楽器のチャーミングな響などは筆舌に尽くしがたい愉悦があるります。手兵 ボストン響に、名ソリストを迎えた協奏曲集では、シゲティとのブラームスという骨太な名演に感動を覚える方が多いと思われ ます。音質についても、現テープに問題を抱えている部分もありますが、風格漂う佳演です。 |
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| MR-2016(2CD) | モーツァルト:交響曲第41番「ジュピター」、 ラヴェル:ダフニスとクロエ第2組曲**、 レスピーギ:ローマの噴水##、 シューベルト:ガスタイン交響曲*、 デュカス:魔法使いの弟子# |
クレメンス・クラウス(指)VPO、 バイエルンRSO*、バンベルクSO# 録音:1947年5月ライヴ、1945年3月ライヴ**、 1945年3月ライヴ##、1954年4月*、1953年3月# |
| 往年の名指揮者クレメンス・クラウスの希少録音の登場です。クラウスはウィーン生れで、その典雅な風貌にマッチした優美 な演奏で大変人気がありました。当CDでは「ジュピター」における緊張感溢れる名演に加え、ラテン音楽で聞かせる品格と センスの良い洒脱な音楽運びにうっとりとさせられます。そして、珍品のシューベルトの「ガスタイン交響曲」まで収録。叙情の 萌芽とも言うべき佳品の名演です。音質も年代並みですが、ラヴェル、レスピーギは極上と言って過言ではないでしょう。 |
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| MR-2018(2CD) | ブルックナー:交響曲第7番、交響曲第9番 | カール・シューリヒト(指)デンマークRSO、 フランクフルトRSO* 録音:1954年9月ライヴ、1957年2月ライヴ* |
| ブルックナーの権威、巨匠カール・シューリヒトによる名演集。いずれも珍しい音源であります。デンマーク・ライヴのブル7は、 お馴染みの快速テンポを採用し、グングンと前へ進む爽快な演奏です。そして、フランクフルト放送響に客演したブル9では、 クナッパーツブッシュもびっくりの変化をつけ、打楽器の追加など、効果的な演奏となっております。じっくり聴くとその個性的 表現に圧倒されます。 |
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| MR-2020(2CD) | ハイドン:交響曲第104番「ロンドン」*、 シューマン:交響曲第2番*、 シューベルト:交響曲第8番「未完成」、 シューマン:マンフレッド序曲、交響曲第2番# |
カール・シューリヒト(指) フランス国立RSO*、北ドイツRSO 録音:1955年9月*、1954年10月ライヴ、1957年4月# |
| 嬉しいのは、シューリヒトのシューマン第2が2種類の演奏で聴けることです。このロマンティックでしかも深遠な名作をシュー リヒトはお得意の疾走する爽快なテンポで駆け抜けます。フランスとドイツのオケの響の違いや、シューリヒトならではの過激 なギア・チェンジも大いに楽しめます。フランス国立放送響との演奏は、ERATOによる初出LP時代から評判が良く(宇野功芳 氏も激賞)、その魅力は今も失せません。 |
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![]() MR-2022(2CD) |
ウェーバー:交響曲第1番、 ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死、 ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」、 ブラームス:交響曲第1番*、 R・シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」* |
ルドルフ・ケンペ(指)シュターツカペレ・ドレスデン 録音:1956年6月28日ドレスデン国立劇場大ホール*、1957年1月16日ドレスデン国立劇場大ホール* |
| 収録曲全てが名演。ライヴ演奏において、スタジオ録音以上のハイテンションを示す指揮者の代表格といえばカール・ベーム が思い出されますが、ケンペもその点においてベームと並ぶ存在ではないでしょうか。しかしケンペの場合はドイツの伝統的 な頑丈な構築性に19世紀的なロマンチシズムの名残も加味され、独特の熱気が溢れる場合が少なくありません。この2枚 組CDに収録されている全ての曲はまさにその熱気が最高次元まで高められた名演揃い!時にはフルトヴェングラーのよう に、またある時はミュンシュのように果敢に音楽に立ち向かう姿は、ケンペの多くのディスクの中でも傑出した存在といえるで しょう。 ブラームスは、荘厳極まりない第1楽章から音楽が凝縮しつくされて、遅いテンポによる重量感が横溢。ミュンヘンPOとの全 集の温和で現代的にすっきりとした印象とはまるで異なります。終楽章は金管、打楽器の炸裂が凄まじく、特に中盤以降は感 情がむき出しになる部分も。10:56からの爆発ぶりは、いくらライヴで燃えるケンペでも異常なほどの超ハイテンションで 、11:27には遂にスコールのような激高に達して唖然とします。 これほど体当たりでぶつかった演奏に接したことはありません。特に終楽章の馬力は物凄く、聴衆の拍手も、一瞬放心状態と なったのか、しばらくしてからパラパラと開始されるほど。 ワーグナーもかなり作品に没入したアプローチで、前奏曲の冒頭の溜め具合はクナを思わせる抉りの深さ!モノラルながら 音色に腰と芯を感じさせ、豊穣なロマンの息吹が内面から滾々と湧き出す様は心の深部に浸透します。「愛の死」もオケのみ の演奏ですが、ソプラノが欠ける事の不満を一切感じさせないほど、迫真のニュアンスが淀みなく流れ出し、最後の数分間に いたっては恍惚美の極み!まさに強固な愛の結晶を見る思いで、フレーズが根底から揺さぶりを掛けるのです。 「運命」がこれまたミュンヘン・フィル盤をはるかに凌ぐ名演!第1楽章冒頭テーマで、晩年のクレンペラーを思わせる遅いテ ンポで一音ごとに克明に音を打ちつけるスタイルが予想外。ここでも音楽の深みが素晴らしく、極めて無骨な構築も、骨董品 的な古めかしさに止まらずに強烈に訴えかけるものがあります。2、3楽章も重心の低い剛直な表現で、てこでも動かない強 靭な意志の力が音に漲っています。終楽章のみがやや速めのテンポで疾走しますが、その怒涛の闘志があまりにも見事! もちろんスポーツ的な快感とは無縁。ピッコロを蔑ろにせず、後半に向かって音楽が内燃のパワーを一層高めて感動的な結 末を迎えるまで、息をつく暇を与えない見事な緊張!録音状態も良好。ドイツ音楽ファン必聴アイテムです! 【湧々堂】 |
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| MR-2035(2CD) | マーラー:さすらう若人の歌、 ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死、 ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」*、 ブラームス:ピアノ協奏曲第2番* |
カール・シューリヒト(指)フランス国立RSO、 D・フィッシャー=ディスカウ(Br)、 ロベール・カサドシュ(P) 録音:1957年9月9日ライヴ、1956年9月23日ライヴ* |
| 巨匠シューリヒトと抜群のコンビネーションを見せたフランス国立放送響(フランス国立管)とのライヴ名演集。マーラー作品 にも自信のあったシューリヒトだけに、涼しげなサウンドでマーラーのロマンを歌い上げる「さすらう若人の歌」はディスカウの 独唱を得て万全の出来と申せましょう。そして相性の良かったカサドシュとのブラームスもキリッと引締った造型とさっさと進め る快速テンポが耳に心地よい名演。さらに「運命」のスリリングな快演も収録したお得なセットです。 |
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| MR-2040(2CD) | カラヤンのBPO芸術監督就任直前&直後ライヴ ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」、 「フィデリオ」序曲*、序曲「レオノーレ」第3番*、 モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」#、 ブラームス:交響曲第1番# |
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)BPO、VPO* 録音:1953年9月8日ティタニア・パラスト・ライヴ、 1957年7月27日ザルツブルク音楽祭フェルゼンライトシューレ・ライヴ*、 1955年2月27日ワシントン・コンスティチューションホール・ステレオ・ライヴ# |
| フルトヴェングラー生前の1953年にベルリンフィルを指揮した「英雄」は、カラヤンにとって戦後初のベルリンフィルとの共演と なりました。近い時期にフルトヴェングラーも録音を残していることもあり、その比較に興味は尽きません。この当時からスピ ード感を伴った流麗な足取りがすでに完成していることを教えてくれます。余白は、ウィーンフィルとのザルツブルク音楽祭に おけるフィデリオで、「レオノーレ」序曲第3番の熱狂的な盛り上がりには鳥肌がたちそうな位です。そしてCD2はフルトヴェン グラーで予定されていた、ベルリンフィル戦後初のアメリカ公演の内大成功に終ったワシントン公演。カラヤンは代役として全 公演を指揮し、公演中にベルリンフィル芸術監督兼常任指揮者に就任します。特筆すべきは音質で、かつてVIRTUOSOで出 ていたCDは、劣悪な音質で耳を覆いたくなるばかりでしたが、こちらはステレオ・プレゼンスが認められる良好な音質で、もち ろん年代もあり横の広がりは狭いものの、ベルリンフィルを自由自在に操る指揮振りが目に見えるようだとのことです。 |
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| MR-2042(1CD) | マーラー:交響曲第1番「巨人」 | ハンス・ロスバウト(指)BPO 録音:1955年10月ライヴ(モノラル) |
| 当ライヴはフルトヴェングラー没後1年のベルリンフィルに客演してのマーラー。しかも曲目は「巨人」!ロスバウトはDGに ベルリンフィルとまとまった古典楽曲の録音もあり重用されていたことが窺われますが、さすがにマーラーは録音させてもらえ なかったのでしょう。通常は伸びやかに謳われるべきフレーズも素っ気無くぶったぎり、速いテンポを貫き予想通りの冷血振り ですが、演奏そのものは熱しており、クールな演奏を熱く指揮する鬼才の特徴が良く現れています。 |
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| MR-2043(2CD) | ブラームス:交響曲第1番、 リスト:交響詩「前奏曲」、 ブラームス:ドイツ・レクイエム |
セルジュ・チェリビダッケ(指)ウィーンSO、 ケルンRSO*、ホッター*、ギーベル* 録音:1952年10月ライヴ、1957年10月ライヴ* |
| ブラームスの「第1番」は、フルトヴェングラー的な物々しさと活気溢れる指揮振りが清清しい快演で聴衆の熱狂も凄まじいも のがあります。リストの「前奏曲」も今や大時代な曲として敬遠されがちですが、この風格と神秘的な演奏には魅力が尽きま せん。しかしチェリとウィーン響はこれが唯一の共演となり、その後も映像収録時の揉め事など、音楽の都ウィーンとはあまり 良い関係を築けなかったことが知られています。ケルン放送客演時のドイツ・レクイエムは名演として知られるもので、晩年の 悟り切ったような表情を早くも獲得しています。とはいえ、熱情的な牽引が随所に見られ、有名なティエーという掛声も聞かれ ます。ホッターの歌唱はまさに英雄的で、聴く者の背筋を正すような模範的なソロです。 |
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