| 第1楽章のツボ |
| ツボ1 |
冒頭のクラリネットは、かなりクローズアップして録られており、強弱の陰影にやや乏しい。それを支える弦は無骨に張り出す。 |
| ツボ2 |
主部冒頭の弦の刻みの響きがなぜか痩せているが、録音の不安定さに起因するものと思われる。ゆっくりと粘着質に進行 |
| ツボ3 |
粘りぎみのフレージングが曲想にマッチ。 |
| ツボ4 |
緩やかに下降しながら減衰するのではなく、メゾフォルテで軽くアクセントが付く。 |
| ツボ5 |
決然とインテンポで突入。スフォルツァンドはかなり鋭角的。その後は情感たっぷり。 |
| ツボ6 |
情感は込め抜いているが、やや呼吸が浅い気がする。 |
| ツボ7 |
ものすごい強靭さ。質感、量感、ともに見事! |
| ツボ8 |
緻密さはないが、心からの慈しみを素直にフレージングに込めているところが好印象。 |
| ツボ9 |
インテンポのまま突入。16分音符の立ち上がりはほとんど聞こえない。495小節からさらに音量を落とし、次第にクレッシェンドするきめの細かい配慮はやや意外。 |
| 第2楽章のツボ |
| ツボ10 |
最初の低弦は弱音を意識せずに野太く唸り、泥臭い。ホルンはまさにロシア色満点!大柄で脂肪分たっぷりの響きが腹に響き、並外れた肺活量を窺わせる。これに絡むクラリネット、オーボエも同様で、ホルンと互角に響くとは驚愕! |
| ツボ11 |
なんと冒頭のフォルティシシモを上り詰める前に素通りするような味気なさ。 |
| ツボ12 |
何も余韻を感じないままクラリネットが吹き始めてしまう。このクラリネットもファゴットも無表情。 |
| ツボ13 |
「ツボ7」同様、手ごたえのある見事な響き。 |
| ツボ14 |
ここはなぜか律儀な楷書風。それなりに音量は上げているが、音楽自体の高揚に繋がって行かないのがもどかしい。 |
| ツボ15 |
当時のソビエト国立響のクオリティの高さを如実に示した箇所。この弦のテクスチュアの統一ぶり、凝縮した響きは現代的な洗練とはほど遠いものながら心に響く。 |
| 第3楽章のツボ |
| ツボ16 |
そのままインテンポ。 |
| ツボ17 |
重戦車を無理やり小刻みに操作したような印象。メルヘンも香りも皆無で、それを当然のように弾いているのでちょっと笑える。 |
| ツボ18 |
見事な連携。この後の弦をディミニュエンドするとは珍しい。 |
| 第4楽章のツボ |
| ツボ19 |
ゆったりとしたテンポで荘厳な雰囲気。 |
| ツボ20 |
ホルンかかなり張り出して無骨さに拍車をかけている。管楽器同士のハーモニーのバランスも良好。 |
| ツボ21 |
ティンパニは冒頭で一撃。その後はほぼ一定音量。テンポはごく標準的で意外と真面目な表現。弦の弓圧に全てを委ねたような感じ。 |
| ツボ22 |
完全に無視。 |
| ツボ23 |
猛獣のような唸り!モノラルで響きは混濁するものの、それでもこの食って掛かるような表情はリアルに伝わってくる。名 |
| ツボ24 |
ややテンポを上げる。 |
| ツボ25 |
ほとんど聞こえない。 |
| ツボ26 |
そのままインテンポで、結果的に主部冒頭テンポよりも速くなっている。 |
| ツボ27 |
まっとうなテンポ。特に切迫感が増すといった雰囲気でもない。 |
| ツボ28 |
ほぼ楽譜の音価どおり。 |
| ツボ29 |
冒頭の管のユニゾンから量感たっぷり。そこへ素晴らしいい放射力を誇る弦が飛び込む。 |
| ツボ30 |
弦は音を切る箇所とつなげる箇所が混在。トランペットはいかにもバリバリロシア風ヴィブラートで朗々とレガート。 |
| ツボ31 |
スコアどおりのようだが、501〜502小節の間は休ませ、その後少しずつ浮上する手法。 |
| ツボ32 |
ものすごい風格! |
| ツボ33 |
テンポをいじることなく、最後までインテンポ。 |