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ジョージ・セル(指)クリーヴランド管弦楽団 | ||||||||||||
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| SONY MBK-45643(廃盤) ↓ SONY-BMG 82876-787442 |
録音年:1959年10月23日 クリーヴランド・セヴェランス・ホール【ステレオ録音】 | ||||||||||||
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| 82876-787442のカップリング/イタリア奇想曲 | |||||||||||||
| “ローカル色を一切排除し、セル独自の美学を貫徹!” |
| 「純音楽的表現」という点で、これ以上のものはありません!、このチャイ5は、このコンビのステレオ録音の中でも特に残響が多く取り入られているので、セル特有のきっぱりとした音像がぼやけ気味で、ティンパニをはじめ、スパイスとして確実に鳴らしていると思われるパートが埋没している箇所が多々あること、終楽章の展開部で、クラリネットが音を派手に外している(ほとんど一発録音だと思うが、あのセルが見過ごしたというのがなんとも不可解。)などのマイナス要因があるものの、全体に漲る高潔さ、一貫した集中力、精緻を極めたアンサンブル、各ソロパートの巧さに関しては、ムラヴィンスキーと堂々と肩を並べます。特にテンポ、アーティキュレーションの緻密な設定に関しては、下記のとおり厳格にこだわりを徹底させ、それが強引な印象を与えずに、洗練されたしなやかさを携えて迫るところが、まさにセルの真骨頂!その洗練の奥に熱い共感を込め抜いているからこそ、アンサンブルの美しさがそのまま音楽的な感銘につながるということを思い知らされる演奏として、いつまでも異彩を放ち続けることでしょう。なお、終楽章502小節でのシンバル追加もこの演奏だけの魅力ですが、変に突出しすぎないように配慮したのかもしれませんが、やや中途半端な印象は否めません。 |
| 第1楽章のツボ | |
| ツボ1 | 色彩感はないが、一本のクラリネットで吹いているかのような抜群の安定感!徹底してインテンポ。序奏部後半の低弦のスフォルツァンドが効いている。 |
| ツボ2 | 遅めのテンポで、実に意味深い進行。セルらしい高潔なリリシズムを早くも感じる。 |
| ツボ3 | 楽譜どおりだが丁寧。 |
| ツボ4 | ケルン盤同様、柔らかいスタッカートが絶妙の味! |
| ツボ5 | 完全なインテンポの中で、117小節の符点4分音符と次の4分音符の間にかすかに一呼吸置くという、繊細なアーティキュレーションの極み!。 |
| ツボ6 | 今さらながら、このオケのアンサンブルの精度に唖然。全く濁りがない! |
| ツボ7 | このピチカートもパーフェクト!クラリネットは拍を強調しながら刻む。 |
| ツボ8 | この直前でほんのかすかにルフト・パウゼ風になるのが、ホールトーンとも相俟って美しいことこの上なし!しかも高潔なカンタービレ! |
| ツボ9 | この直前からテンポを速める。ティンパニが遠いので、重量感には欠ける。 |
| 第2楽章のツボ | |
| ツボ10 | 一音ごとに段階的に強弱を施すのはケルン盤と同じ。独特のコクを湛えたブルームのホルンは、コンチェルトを聴くような手応え。クラリネットの音量が弱すぎる感じ。 |
| ツボ11 | 冒頭で見事な山場を築くが、その後はストレートに沈静していく。 |
| ツボ12 | このクラリネットの巧さもトップクラス!気品も感じる。 |
| ツボ13 | 神々しく意志が漲るピチカート。 |
| ツボ14 | ケルン盤ほどうねりを感じさせないストレートな表現だが、フォルテ4つの箇所までの駆け上りの「緊張感が素晴らしい。 |
| ツボ15 | 不純物ゼロ! |
| 第3楽章のツボ | |
| ツボ16 | 出だしで若干テンポを落とし、フルート、クラリネットが加わる直前でもテンポを落とすが、それぞれ注意しないと気付かない程度。 |
| ツボ17 | 究極のアンサンブルが全開! |
| ツボ18 | 完璧な上に美しい!間違いなくトップクラス! |
| 第4楽章のツボ | |
| ツボ19 | 速めのテンポで確信を持って進む。さりげないアクセントとともに音をきっぱりと切り上げて、独特の推進力を醸し出す。 |
| ツボ20 | ホルンを強調させることの多いセルにしては控えめ。 |
| ツボ21 | 弦が入るまで長めにトレモロを引っ張る。58小節と66小節で一撃を加えるが、あくまでも弦が主体。 |
| ツボ22 | 完全無視で、むしろディミニュエンドする。ケルン盤と完全に同じというのが恐ろしい! |
| ツボ23 | コントラバスは線が細いがよく張り出ている。 |
| ツボ24 | ここから主部冒頭のテンポを取る。 |
| ツボ25 | ここもティンパニが遠いが、深みのある音に感じられる。 |
| ツボ26 | 再現部冒頭のテンポのまま一直線なのがセルらしいが、この後、オーボエが出てくる直前(6:50)からアッチェレランドを掛け、そのままひた走る! |
| ツボ27 | 大きくテンポを落としておいて、436小節からややテンポを上げる。 |
| ツボ28 | 462小節からガクッとテンポを落とすことで、結果的に8分音符が本来の音価通りの長さで奏でられる。全休止前にティンパニの一撃を置くのはセルの常套手段。 |
| ツボ29 | 雄渾な響きが印象的。潔癖なアーティキュレーション! |
| ツボ30 | 弦はサッと切り上げているのに対し、トランペットはそれほどでもない。 |
| ツボ31 | 旧来型の改変をするだけでなく、そのことを誇示するように、改変部分のテンポを落として強調する。更に、502小節の頭でシンバルが鳴る! |
| ツボ32 | ブルーム軍団の真骨頂!ハイレスポンスを誇る雄叫び! |
| ツボ33 | ここまでインテンポを貫くが、最後の4小節のみテンポを落として、決然と終わる。 |
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