湧々堂HOME 新譜速報: 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り:交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE!! レーベル・カタログ チャイ5



Audax Records
(フランス)


バロック・ヴァイオリンの新時代到来を確信させてくれる南チロル出身の若き名手ヨハネス・プラムゾーラーの自主レーベル。自らピリオド・オーケストラ、インターナショナル・バロック・プレーヤーズを主宰し、師であるレイチェル・ポッジャーのブレコン・バロックのメンバーとしても活躍しています。


※表示価格は全て税込み。品番結尾に特に表記のないものは、全て1CDです。
品番 内容 演奏者
ADX-11200
北ドイツのチェロ協奏曲
イグナーツ・フランティシェク・マーラ(1709-1783):チェロ協奏曲 ハ長調(世界初録音)
マルクス・ハインリヒ・グラウエル(c.1720-1799):チェロ協奏曲 イ長調(世界初録音)
ヨハン・ヴィルヘルム・ヘルテル(1727-1789):チェロ協奏曲 イ短調
カール・フリードリヒ・アーベル(1723-1787):チェロ協奏曲 変ロ長調
チェ・グゥリム(バロック・チェロ)、
アンサンブル・ディドロ、
ヨハネス・プラムゾーラー(Vn)

録音:2021年6月1日-4日、グスタフ=マーラー=ホール(ユーレジオ文化センター・グランド・ホテル、トーブラッハ)
新時代のバロック・ヴァイオリニスト、ヨハネス・プラムゾーラーが創設した古楽器グループ「アンサンブル・ディドロ」の首席奏者を務め、同アンサンブルの数々の名録音に参加してきた韓国出身のバロック・チェロ(&ヴィオラ・ダ・ガンバ)の名手チェ・グゥリムが、ソロ・レコーディング・デビュー!
17世紀末にチェロが通奏低音楽器から解放され「ソロ楽器」の仲間入りを果たしたイタリアと違い、長らくチェロが単純な伴奏楽器でしかなかったドイツに於いて、ようやく新しい地位を獲得し始めた18世紀後半のチェロ協奏曲集。ここで取り上げられた4人の作曲家のうち、比較的よく知られているのはドレスデンの宮廷オーケストラで活躍したカール・フリードリヒ・アーベルだけで、残りの3人は余り知られていませんが、いずれもフリードリヒ大王の宮廷オーケストラで活躍した音楽家(作曲家兼チェロやヴァイオリンの名手)でした。カール・フィリップ・エマニュエル・バッハや、大王によってドレスデン宮廷からプロイセン(ベルリン)の宮廷オーケストラへと引き抜かれたグラウン兄弟、ベンダ兄弟らの作品と比肩しうる音楽が残されており、この録音によって、これまで知られていなかった前古典派時代のドイツ楽壇の一面が明らかにされます。
主に私的な演奏会などで披露されていたと考えられるこれらの作品は、ヴァイオリン×2、ヴィオラ、コントラバスの弦楽四重奏に通奏低音としてテオルボ&リュートとハープシコードを加えたアンサンブルで伴奏されています。
ADX-11201
4声のソナタ集
ヨハン・ゴットリープ・ゴルトベルク(1727-1756):ソナタ ハ短調 DurG14
テレマン:ソナタ イ短調 TWV43:a5
ヘンデル:ソナタ ト長調 Op.5, No.4
ファッシュ:ソナタ ニ短調 FaWV N:d3
ヨハン・ゴットリープ・ヤニチュ(1708-1762):四重奏曲 ニ長調(世界初録音)
ヨハネス・プラムゾーラー(Vn)、アンサンブル・ディドロ〔ヨハネス・プラムゾーラー(Vn)、ロルダン・ベルナベ(Vn)、アレクサンドル・バルド(Va)、チェ・グゥリム(Vc)、フィリップ・グリスヴァール(ハープシコード)〕

録音:2021年12月1日-3日、マーラー・オーディトリアム(トブラッハ、イタリア)
南チロルから世界へと羽ばたいた"21世紀世代"のバロック・ヴァイオリニスト、ヨハネス・プラムゾーラーは、アンサンブル・ディドロやインターナショナル・バロック・プレーヤーズを主宰し、師であるレイチェル・ポッジャーのブレコン・バロックのメンバーとしても活躍する次世代の名手。2013年に自身のレーベルAudax(オーダックス)を立ち上げ、数々の知られざるバロック・レパートリーを発掘してきたプラムゾーラーが新たに開拓するのは、3つの旋律楽器と通奏低音による4声の「カルテット・ソナタ」集!
バロック時代に「トリオ・ソナタ」が流行し、18世紀前半には通奏低音付きの四重奏(カルテット・ソナタ)が出現しましたが、後に「弦楽四重奏」のスタイルの隆盛によってほとんど無視されるようになっていきました。
バロックと初期古典派の間の重要な仲介役となるカルテット・ソナタの中から、今回はファースト・ヴァイオリン、セカンド・ヴァイオリン、ヴィオラ、通奏低音からなる弦楽器編成の作品が選ばれました。いずれも、フランス、イタリア、ドイツの様式を折衷した混合様式の好例となる作品で、弦楽四重奏の登場によってほとんど注目を浴びなくなったレパートリーに特徴的な「学究的で彫琢されたポリフォニー」を備えています。
ADX-11202
ブラームス&ゲルンスハイム:ピアノ四重奏曲集 Vol.2
ブラームス:ピアノ四重奏曲第2番 ホ長調 Op.25
ゲルンスハイム:ピアノ四重奏曲第3番 ヘ長調 Op.47
マリアーニ・ピアノ四重奏団〔フィリップ・ボーネン(Vn)、バーバラ・ブントロックVa)、ペーター=フィリップ・シュテムラー(Vc)、ゲルハルト・フィールハーバー(P)〕

録音:2021年12月11日-14日、南西ドイツ放送(SWR)スタジオ
フォーレとエネスコ師弟のピアノ四重奏曲を探求したアルバム「イデー・フィクス」(Vol.1:GWK146/Vol.2:GWK138)などを録音してきたマリアーニ・ピアノ四重奏団の新プロジェクト、ブラームス&ゲルンスハイムのピアノ弦楽四重奏曲集第2弾が登場!
ブラームス作曲の「ドイツ・レクイエム」をゲルンスハイムが幾度となく指揮したことをきっかけに友情を深めていった二人の作品を組み合わせたこのプロジェクトの第1弾(ADX13780)は、ICMA(国際クラシック音楽賞)2022の室内楽部門にもノミネートされるなど高い評価を得ました。重厚で交響曲の響きを持つようなブラームスと、軽妙でバランスの取れたゲルンスハイムのピアノ四重奏曲の対比も楽しめるこのプロジェクト。対照的な二人の作品を同時収録することで、より二つの作品の魅力に気づかされることでしょう。
マリアーニ・ピアノ四重奏団は、ベルリン・フィルの奏者を務めるフィリップ・ボーネンを始め、いずれもソリストとして成功を収めたメンバーが四重奏団として奨学金を得て活動。洗練され且つ情熱的な演奏として評価が高く、2011年ドイツ音楽コンクールで注目を集めて以後、著名な音楽祭へ定期的に招聘され、欧州の主な室内楽演奏会場へ出演、2020年2月には人気真っ盛りのエルプ・フィルハーモニー室内楽ホールにデビューを果たしました。
ADX-11203
J.G.ゴルトベルク&W.F.バッハ:トリオ・ソナタ集
ヨハン・ゴットリープ・ゴルトベルク(1727-1756):トリオ・ソナタ ハ長調 DurG13、
 トリオ・ソナタ イ短調 DurG 11
W.F.バッハ(1710-1784):トリオ・ソナタ 変ロ長調
J.G.ゴルトベルク:トリオ・ソナタ ト短調 DurG12、トリオ・ソナタ変ロ長調 DurG 10
ヨハネス・プラムゾーラー(Vn)、アンサンブル・ディドロ〔ヨハネス・プラムゾーラー(Vn)、ロルダン・ベルナベ(Vn)、チェ・グゥリム(Vc)、フィリップ・グリスヴァール(ハープシコード)〕

録音:2022年1月12日-15日、マーラー・オーディトリアム(トブラッハ、イタリア)
南チロルから世界へと羽ばたいた"21世紀世代"のバロック・ヴァイオリニスト、ヨハネス・プラムゾーラーは、アンサンブル・ディドロやインターナショナル・バロック・プレーヤーズを主宰し、師であるレイチェル・ポッジャーのブレコン・バロックのメンバーとしても活躍する次世代の名手。2013年に自身のレーベルAudax(オーダックス)を立ち上げ、数々の知られざるバロック・レパートリーを開拓してきました。
2008年に設立したアンサンブル・ディドロは今年で創設15周年を迎えました。これまで、柔軟に編成を変えながら協奏曲や様々な形の室内楽に取り組んできましたが、この15周年記念盤では、彼らの中核レパートリーである「トリオ・ソナタ」という原点に立ち返り、バッハの弟子であり有名な変奏曲にもその名を残すヨハン・ゴットリープ・ゴルトベルクのトリオ・ソナタ(ゴルトベルク作と考えられている全4作)と、大バッハの長男であるヴィルヘルム・フリーデマン・バッハのトリオ・ソナタ1曲を収録しています。
バッハのトリオ・ソナタといえば、6つのオルガン・トリオ・ソナタ(BWV 525-530)が有名で、この作品はW.F.バッハの教育用に書かれ、ゴルトベルクもこの作品を通じて作曲家兼演奏家としての手腕を磨いたと考えられていますが、「2本のヴァイオリンと通奏低音」という標準的な編成のトリオ・ソナタは遺されていません。そのため、編曲物を除外すれば、標準的な編成のトリオ・ソナタの合奏団体にとって、現存するゴルトベルクの4つのソナタ以上にバッハに近づく作品はありません。ゴルトベルクのソナタはレパートリーの中心的位置を占め、その音楽的内容、創造的アイデア、作曲技法上の洗練は、最も偉大な作曲家たちの作品に比肩するに十分であり、トリオ・ソナタの最高峰、すなわちバッハの『音楽の捧げもの』のトリオの系譜に連なるとさえ、プラムゾーラーは語っています。ゴルトベルクの洗練された濃密な対位法はバッハの作品とも非常に似ており、ハ長調のソナタ(DurG 13)は、かつてはバッハの作品(BWV1037)として知られていました。
ADX-11204
旅のコンチェルト
バッハ:ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調(初期稿) BWV.1050a(ハープシコード、フルート、ヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための)
ヨハン・ヤーコプ・クレス(1685-1728):ヴァイオリン協奏曲第3番ヘ長調(Vn、弦楽と通奏低音のための)*
ヨハン・ゲオルク・ピゼンデル(1688-1755):室内協奏曲変ロ長調(Vn、弦楽と通奏低音のための)*
ヨハン・ダヴィド・ハイニヒェン:協奏曲ニ長調 Seibel 226(Vn、フルート、オーボエ、テオルボ、チェロ、弦楽と通奏低音のための)
ピゼンデル:室内協奏曲ヘ長調(Vn、弦楽と通奏低音のための)*
パウル・カール・ドゥラント(1712-1769):協奏曲ハ長調(ハープシコード、リュート、チェロ、弦楽と通奏低音のための)*
ヨハネス・プラムゾーラー(Vn)、
アンサンブル・ディドロ

録音:2022年3月1日-4日、マーラー・オーディトリアム(トブラッハ、イタリア)
*=世界初録音
南チロルから世界へと羽ばたいた"21世紀世代"のバロック・ヴァイオリニスト、ヨハネス・プラムゾーラーは、アンサンブル・ディドロやインターナショナル・バロック・プレーヤーズを主宰し、師であるレイチェル・ポッジャーのブレコン・バロックのメンバーとしても活躍する次世代の名手。2013年に自身のレーベルAudax(オーダックス)を立ち上げ、数々の知られざるバロック・レパートリーを発掘してきたプラムゾーラー。最新アルバムは「旅のコンチェルト(Travel Concertos)」と題し、当時の名手たちが国境を越えた演奏旅行等で披露したと考えられる様々な作品を集成。主に小編成で、(現地の音楽家がすぐに演奏できるように)伴奏も平易でありながら、ソロの見せ所やトゥッティの効果が十分に発揮される佳曲が集められています。唯一有名曲である大バッハの「ブランデンブルク協奏曲第5番」は絶えず改訂され続けていた作品で、本アルバムでは1717年にバッハがドレスデンで飾ったデビュー・コンサートにおいてチェンバロ奏者としての腕前を披露したであろうと考えられている初期稿の編成で収録。その他、トレッリやヴィヴァルディに学び、バッハやテレマンの友人であった18世紀のヴィルトゥオーゾ、ヨハン・ゲオルク・ピゼンデルや、ピゼンデルの同僚で宮廷楽長であったヨハン・ダヴィド・ハイニヒェン、ダルムシュタットのコンサートマスターであったヨハン・ヤーコプ・クレス、プレスブルク(現ブラティスラヴァ)出身で詳細な経歴は殆ど知られていないパウル・カール・ドゥラント(カルロ・パウロ・ドゥラント、ポール・シャルル・デュラン)ら、歴史に埋もれた知られざる作品(バッハとハイニヒェン以外の作品は世界初録音)に光を当ててゆきます。
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匿名の恋人〜ザルツブルクの修道士のラヴ・ソング
1. すべての中で最も美しい最愛の人(W7)(フィリップ・ランプレヒト編)/2. Weib aller frewden uberkron(W41)/3. W49からの朗読/4. Pey perlin und pey spangen(W17)(ランプレヒト編)/5. Traut allerliebstes frewlein czart(W28)(ランプレヒト編)/6. West du es recht liebs frewlein czart(W46)/7. W46のエスタンピ(アンネ=ズーゼ・エンスレ編)/8. W46からの朗読/9. W26のエスタンピ(エンスレ編)/10. Ain mensch erfreut all mein natur(W9)/11. W41のエスタンピ(エンスレ編)/12. Iv ich jag nacht und tag(W31)(ランプレヒト編)/13. Ob allen wundern wundert mynn(W12)(ランプレヒト編)/14. Phuech, ruemer, lugner, klaffer(W45)(ランプレヒト編)/15. Wenn ich betracht die gueten nacht(W20)/16. Vil maniger geud von sweigen sich(W32)(エンスレ編)/17. Wer ich ain stund, das ich von mund(W49)(エンスレ編)/18. W2からの朗読/19. Gar leis in senfter weis(W2)(ランプレヒト編)
デュオ・エンスレ=ランプレヒト〔アンネ=ズーゼ・エンスレ(リコーダー)、フィリップ・ランプレヒト(パーカッション、ヴォーカル)〕、スザンヌ・アンソルグ(中世フィドル、レベック)4,12、アンドレ・ヒンダーリヒ(朗読)3,8,18

録音:2021年12月18日-21日、プロクルス・ミュージアム
デュオ・エンスレ=ランプレヒトが描く中世の愛の世界!14世紀に書かれ、写本に残されたザルツブルク修道士たちの詩を、デュオ・エンスレ=ランプレヒトがアレンジした独自の旋律にのせて蘇らせます。
2008年にザルツブルクで結成されたリコーダーとパーカッションによるアンサンブル、「デュオ・エンスレ=ランプレヒト」。初期の笛、様々な打楽器を使用した幻想的な演奏で、中世の神聖な音楽を現代に再現します。リコーダーは、2013年にロンドンのSRPメック国際リコーダー・コンクール(ドロテー・オーバーリンガーを排出したことでも知られる名門コンペティション)で最優秀賞を受賞した1988年ドイツ生まれの若き名手、アンネ=ズーゼ・エンスレ。2017年にリリースした「Tesserae」(ADX13712)はICMA(国際クラシック音楽賞)2017にノミネートされました。
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A.スカルラッティ:室内カンタータ集
アレグロ ト短調/Al fin m’ucciderete H 21(1705)*/Sarei troppo felice H 631(1702)*/トッカータ イ短調/Sento nel core certo dolore H 655*/メヌエット ホ短調/La Lezione di Musica H 547*/トッカータ第3番 ト短調/La dove a Mergellina H 356 (1725)
ルシール・リシャルドー(Ms)、
フィリップ・グリスヴァール(ハープシコード)

録音:2022年3月13日-16日、フランス
*=世界初録音
南チロルから世界へと羽ばたいた"21世紀世代"のバロック・ヴァイオリニスト、ヨハネス・プラムゾーラーの自主レーベル、Audax Records。アンサンブル・ディドロの中核メンバーであり、ヨハネス・プラムゾーラーの伴奏としても多くの演奏&レコーディングで共演しているフランスのハープシコード奏者、フィリップ・グリスヴァールの新録音は、シチリア出身でナポリ楽派の礎を築いた偉大な作曲家、アレッサンドロ・スカルラッティ(ドメニコ・スカルラッティの父)の鍵盤作品と、殆どが世界初録音となる、これまであまり知られていなかったA.スカルラッティの室内カンタータ(カンタータ・ダ・カメラ)を特集しています。優美で悲哀に満ちたレチタティーヴォとアリアを歌うのは、ジョン・エリオット・ガーディナーを始めとする多くのオペラ録音等に参加してきたフランスのメゾ、ルシール・リシャルドー。詩人や作曲家の才能を発揮するための好機として発展した、限りなく洗練され苦悩に満ちた芸術を、一流のパフォーマンスで発掘してゆきます。
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ロッシーニ:劇付随音楽「コロノスのオイディプス」 ナウエル・ディ・ピエロ(Bs)、ファブリツィオ・ルッジェーロ(指)、フィラルモニカ・ジョアキーノ・ロッシーニ、フォルトゥーナ劇場cho

ライヴ録音:2022年8月17日、ロッシーニ・オペラ・フェスティヴァル、ロッシーニ劇場(ペーザロ、イタリア)
レイチェル・ポッジャーに学んだ"21世紀世代"のバロック・ヴァイオリニスト、ヨハネス・プラムゾーラーが主宰し、様々な知られざる作品、意欲的なレパートリーを発掘してきたフランスのレーベル、「オーダックス・レコーズ(Audax Records)」。アルゼンチン、ブエノスアイレス出身のオペラティック・バス、ナウエル・ディ・ピエロがロッシーニの劇付随音楽「コロノスのオイディプス」を収録。

古代ギリシアの三大悲劇詩人の一人、ソポクレス原作の「コロノスのオイディプス」をジャンバッティスタ・ジュスティが台本に仕上げ、ロッシーニが音楽を付けた劇付随音楽です。しかしこの作品は現在ではほとんど演奏されなくなっており、このアルバムに収められた2022年に行われたロッシーニ・オペラ・フェスティヴァルでの演奏は、同曲の貴重な記録と言えます。ナウエル・ディ・ピエロの美声と、それをより引き立てるファブリツィオ・ルッジェーロ率いるフィラルモニカ・ジョアキーノ・ロッシーニの演奏でお楽しみください。
ADX-11208
コヴァッティ、デュソー、オネゲル、ダンディ:ヴァイオリン・ソナタ集
エレーヌ・コヴァッティ(1910-2005):ピアノとヴァイオリンのためのソナタ
オネゲル
:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第1番
ロベール・デュソー(1896-1969):古風な様式による小組曲、ヴァイオリンとピアノのための2つの小品〔エレジー、春〕
ダンディ:ヴァイオリンとピアノのためのアンダンテ
デュオ・ブリュッヘン=プランク〔マリー・ラーダウアー=プランク(Vn)、ヘンリケ・ブリュッヘン(P)〕

録音:2022年11月9日-12日、マーラー・ザール(トーブラッハ、イタリア)
ドイツのピアニスト、ヘンリケ・ブリュッヘンとオーストリアのヴァイオリニスト、マリー・ラーダウアー=プランクによるデュオ・プロジェクト、「デュオ・ブリュッヘン=プランク」のAudax Records第2弾。
同デュオの前作(ADX13727)では、「ヴォジーシェクやルドルフ大公の作品とともに、ベートーヴェンの最後のヴァイオリン・ソナタを歴史的な文脈で探求する」という意欲的なプログラムで話題を呼びました。
また、Audax Recordsは名ピアノ教師テレーズ・デュソーの両親である作曲家ロベール・デュソーとエレーヌ・コヴァッティという、20世紀初頭フランスの埋もれた歌曲をリリースしましたが(ADX13722)、本作ではデュオ・ブリュッヘン=プランクが、デュソー&コヴァッティ夫妻の知られざるヴァイオリン作品(一部世界初録音を含む)を紹介します。カップリングには、戦間期のパリでデュソー夫妻と親しかったオネゲル、ダンディの作品も加え、20世紀のレパートリーに豊富な経験を持つデュオ・ブリュッヘン=プランクが、優れたセンスと印象的な色彩のパレットでこれらの音楽に取り組みます。
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ア・ドゥ・ヴォワ(2声で)
ヴィドール:2つの二重唱 Op.52、2つの二重唱 Op.40、2つの二重唱 Op.30
エミール・パラディール(1844-1926):水のほとりで
ドリーブ:3羽の鳥
シャルロット・ドヴェリア(1856-1885):蝶々*
ポーリーヌ・ヴィアルド(1821-1910):夢想
シャミナード
(1857-1944):星のデュオ*
ポール・ピュジェ(1848-1917):海辺で*、
 アンダルシアの歌*
ショーソン
(1855-1899):2つの二重唱 Op.11
フォーレ
:2つの二重唱 Op.10
フランク:ロルモンの踊り
マスネ:2つの二重唱 Op.2
グノー:そよ風の歌/ラロ:踊りましょう!*
アドリアーナ・ゴンサレス(S)、
マリーナ・ヴィオッティ(Ms)、
イニャキ・エンシーナ・オヨン(P)

録音:2022年11月19日-22日、マーラー・オーディトリアム(トブラッハ、イタリア)
*=世界初録音
新時代を牽引するバロック・ヴァイオリニスト、ヨハネス・プラムゾーラーの自主レーベルAudax Recordsの新録音。国際的なオペラ・シーンで今日もっともエキサイティングな注目を浴びるアーティスト2人が、非常に個人的なプログラムのために集まりました。
Audax Recordsがキャリアの当初からフォローしているアドリアーナ・ゴンサレスは、2019年にプラシド・ドミンゴが主宰する若手歌手のための権威あるオペラ・コンクール「オペラリア(Operalia)」で第1位を受賞したグアテマラ出身の注目ソプラノ。ゴンサレスとバスク出身のピアニスト、イニャキ・エンシーナ・オヨンは、ファースト・アルバム(ADX13722)で「ロベール・デュソーとエレーヌ・コヴァッティ」という知られざるレパートリーを発掘し、セカンド・アルバム(ADX13784)では、アルベニスのすべての歌曲を録音するという快挙を達成。続くサード・アルバムでは、イニャキ・エンシーナ・オヨンが考案したプログラムに、スイスのメゾ・ソプラノ歌手マリーナ・ヴィオッティを招聘。6曲の世界初録音作品を含む、様々な作曲家によるフランス歌曲の色とりどりな二重唱が集められています。
ADX-11210
蔭と恐怖の狭間で〜バスのためのアリア集
ミケランジェロ・ロッシ:「ヨルダン川のエルミニア」 より シンフォニア
モンテヴェルディ:「ポッペーアの戴冠」 より Amici, e giunta l’hora
カヴァッリ:「恋するヘラクレス」 より Ma qual pungente arsura
サルトリオ:「アエリウス・セイヤヌスの僥倖」 より Selve amiche
マルカントニオ・ジアーニ:「Alba Soggiogata da’ Romani」 より Ritornello con2trombe、La fronte a quei superbi、All’armi, all’armi/「愛と復讐の決闘」 より 序曲
アントニオ・ジャンネッティーニ:「クラウディウス・ネロの青年時代の到来」 より Fra l’horror d’ombre terribili
ボノンチーニ:「ジュリオ・チェーザレの帰還」 より Ouverture、?i, torno, o bella、Occhi belli, occhi possenti
ヘンデル:「アチ、ガラテアとポリフェーモ」 より 蔭と恐怖の狭間で/「アグリッパ」 より Nella Britannia vinta、Cade il mondo
A・スカルラッティ:「十人委員会」 より 序曲/「春の栄光」 より Trassi dal nulla il tutto、Dell’alba e dell’aurora
ヴィヴァルディ:「ティート・マンリオ」 より 戦をしたがる心が/「オルランド」 より Ah sleale, ah spergiura
ヘンデル:「オルランド」 より O voi del mio poter、不吉な嵐が起こる/「リナルド」 より 復讐の女神の蛇たちが音を立て
ナウエル・ディ・ピエロ(Bs)、
ニコラス・スコット(T)、
ギヨーム・グティエレス(T)、
ニコラ・ブルイマン(Br)、
ヨハネス・プラムゾーラー(Vn&ディレクター)、
アンサンブル・ディドロ

録音:2023年2月5日-9日、サル・コロンヌ(パリ)
レイチェル・ポッジャーに学んだ“21世紀世代”のバロック・ヴァイオリニスト、ヨハネス・プラムゾーラーが主宰し、様々な知られざる作品、意欲的なレパートリーを発掘してきたフランスのレーベル、「オーダックス・レコーズ(Audax Records)」。今回はブエノスアイレス出身でパリ・オペラ座や英国ロイヤル・オペラ・ハウス、ミラノ・スカラ座などでも歌ってきたオペラティック・バス、ナウエル・ディ・ピエロがプラムゾーラー&アンサンブル・ディドロと共演。17〜18世紀に書かれたオペラから、バスのためのアリア&レチタティーヴォ集を歌います。作品に高貴さと権威を与える重要な役割を果たしながらオペラの舞台では注目の的になることが少ないバス歌手。このアルバムでは17〜18世紀の100年にわたるオペラの歴史を巡る旅を通して、バスのための音楽の幅広さ、奥深さを紹介します。
ADX-11211
ベルリン楽派のチェンバロ協奏曲集
クリストフ・ニヒェルマン(1717-1762):協奏曲ニ短調
カール・ハインリヒ・グラウン(c.1704/05-1759):協奏曲ニ長調 WVC:XIII:72
クリストフ・シャフラト(c.1710-1763):協奏曲ハ短調 CSWV:C:11
エルンスト・ヴィルヘルム・ヴォルフ(1735-1792):協奏曲変ロ長調
フィリップ・グリスヴァール(Cemb)、
アンサンブル・ディドロ〔ヨハネス・プラムゾーラー(Vn&ディレクター)、ロルダン・ベルナベ(Vn)、アレクサンドル・バルド(Va)、チェ・グゥリム(Vc)、フランソワ・レリ(Cb)〕

録音:2023年4月25日-28日、マーラー・オーディトリアム(トブラッハ、イタリア)
※全曲世界初録音
☆日本語解説付き!
南チロルから世界へと羽ばたいた"21世紀世代"のバロック・ヴァイオリニスト、ヨハネス・プラムゾーラーと、彼が創設したアンサンブル・ディドロの新録音。アンサンブル・ディドロの中核メンバーであり、プラムゾーラーの伴奏としても多くの演奏&録音で共演しているフランスの名チェンバロ奏者、フィリップ・グリスヴァールがソリストを担う、18世紀ベルリン楽派の知られざるチェンバロ協奏曲集が登場!
1740年フリードリヒ2世の戴冠によって、空前の盛期を迎えたベルリンの音楽史。芸術や科学が冷遇されていた先王の時代から一転して、プロイセンの数々の宮殿は美しい響きに満たされ、高名で卓越した音楽家たちが集いました。そして、フリードリヒ2世に雇われた音楽家の多くが、当時の様々な宮廷で花開き始めていたジャンルである「鍵盤オブリガード付きソロ協奏曲」に兆戦したのでした。
このアルバムでは、フリードリヒが王太子時代に結成した楽団の創立メンバーの一人であり、熱狂的な「バッハ信者」であったとされるクリストフ・シャフラト、プロイセンの宮廷楽長カール・ハインリヒ・グラウン、ライプツィヒ聖トーマス教会の生徒時代にはバッハのカンタータをソプラノ歌手として歌い、フリードリヒ2世の宮廷で第二チェンバロ奏者となったクリストフ・ニヒェルマン、ヴァイマール大公の宮廷でコンサートマスターや宮廷楽長を務めたエルンスト・ヴィルヘルム・ヴォルフの4つのチェンバロ協奏曲を収録。最初の構想では、「ベルリンのバッハ」とも呼ばれた大バッハの次男カール・フィリップ・エマニュエル・バッハの作品も含まれていたとのことですが、グリスヴァールの研究によって多くの未出版の作品も発見され、熟考の末に、これらの知られざる作品が選ばれました。
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ニコデモの福音書に基づく受難曲集 G23

1. Pange lingua gloriosi (hymn)(フィリップ・ランプレヒト編)
2. Die nacht wirt schier dez hymmels gast*
3. Gein Zedron ging Jhesus*
4. Instrumental “Contemplatio”
5. Zu prymzyt*
6. Estampie “Tenebrae”
7. Geseczet wart Jhesus*
8. Christe qui lux es et dies (hymn)
9. Die juden teilten sin gewant*
10. Instrumental based on “G23”
11. Instrumental “Planctus”
12. Jhesus enpfalch sin muter*
13. Instrumental based on a melisma from “G23”
14. Estampie super “Crux fidelis” (hymn)(アンネ=ズーゼ・エンスレ編)
15. Man brach den schachern ire beyn*
16. Stabat mater (sequence)
17. Zu complet (G23, VIII)*
18. Instrumental “Iubilatio”
19. Estampie super “Christus factus est”(エンスレ編)
20. Ein absteig die besliessung*
21. Eya der grossen liewe(ランプレヒト編)
*ザルツブルクの修道士
デュオ・エンスレ=ランプレヒト〔アンネ=ズーゼ・エンスレ(リコーダー、ハープ、バグパイプ、ブロンズ・トライアングル)、フィリップ・ランプレヒト(パーカッション、ヴォーカル)〕、スザンヌ・アンソルグ(中世フィドル)

録音:2023年12月18日-21日、プロクルス・ミュージアム(イタリア)
リコーダーとパーカッションで中世の音楽を現代へ再現する「デュオ・エンスレ=ランプレヒト」のAudax Records第3弾。中世のザルツブルクの名もなき修道士が作曲した「ニコデモによる福音書をベースとした受難曲(受難ソング)集」に、ランプレヒト、エンスレによるアレンジ作品をカップリング。名手たちが中世の楽器を見事に駆使して、官能的かつ詩的に奏でます。
2008年にザルツブルクで結成されたリコーダーとパーカッションによるアンサンブル、「デュオ・エンスレ=ランプレヒト」。初期の笛、様々な打楽器を使用した幻想的な演奏で、中世の神聖な音楽を現代に再現します。リコーダーは、2013年にロンドンのSRPメック国際リコーダー・コンクール(ドロテー・オーバーリンガーを排出したことでも知られる名門コンペティション)で最優秀賞を受賞した1988年ドイツ生まれの若き名手、アンネ=ズーゼ・エンスレ。2017年にリリースした「Tesserae」(ADX13712)はICMA(国際クラシック音楽賞)2017にノミネートされました。
ADX-11213
ブラームス&ゲルンスハイム:ピアノ四重奏曲集 Vol.3
ブラームス:ピアノ四重奏曲第3番ハ短調 Op.60
ゲルンスハイム:ピアノ四重奏曲第1番 変ホ長調 Op.6
マリアーニ・ピアノ四重奏団〔フィリップ・ボーネン(Vn)、バーバラ・ブントロック(Va)、ペーター=フィリップ・シュテムラー(Vc)、ゲルハルト・フィールハーバー(P)〕

録音:2024年11月4日-7日、南西ドイツ放送(SWR)スタジオ
フォーレとエネスコ師弟のピアノ四重奏曲を探求したアルバム「イデー・フィクス」(Vol.1:GWK146/Vol.2:GWK138)などを録音してきたマリアーニ・ピアノ四重奏団の新プロジェクト、ブラームス&ゲルンスハイムのピアノ弦楽四重奏曲集第3弾が登場!本アルバムでは、ブラームス円熟期の40代に完成させたドラマティックなピアノ四重奏曲第3番と、ロマン派レパートリーの中でも過小評価されているフリードリヒ・ゲルンスハイムのピアノ四重奏曲第2番をカップリングしています。
ブラームス作曲の 「ドイツ・レクイエム」 をゲルンスハイムが幾度となく指揮したことをきっかけに友情を深めていった二人の作品を組み合わせたこのプロジェクトの第1弾(ADX-13780)は、ICMA(国際クラシック音楽賞)2022の室内楽部門にノミネート、第2弾(ADX-11202)はレコード芸術特選盤に選ばれるなど、高い評価を得ました。重厚で交響曲の響きを持つようなブラームスと、軽妙でバランスの取れたゲルンスハイムのピアノ四重奏曲の対比をマリアーニ・ピアノ四重奏団の卓越した技巧が見事に引き出しています。19世紀後期の室内楽の展望を形作った対照的な2人の作曲家の魅力に迫ったこのリリースは、シリーズを締めくくるにふさわしい仕上がりとなりました。
マリアーニ・ピアノ四重奏団は、ベルリン・フィルの奏者を務めるフィリップ・ボーネンを始め、いずれもソリストとして成功を収めたメンバーが四重奏団として奨学金を得て活動。洗練され且つ情熱的な演奏として評価が高く、2011年ドイツ音楽コンクールで注目を集めて以後、著名な音楽祭へ定期的に招聘され、欧州の主な室内楽演奏会場へ出演、2020年2月には人気真っ盛りのエルプ・フィルハーモニー室内楽ホールにデビューを果たし、以降、ベルリン・フィルハーモニー・ホールやウィーンのコンツェルトハウスなど、ヨーロッパの最も権威ある舞台でも活躍しています。
ADX-11214
バッハ:リュート作品集 Vol.2
前奏曲、フーガとアレグロ 変ホ長調 BWV998/組曲 ホ短調 BWV996(ト短調へ移調)/組曲 ホ長調 BWV1006a(ヘ長調へ移調)
ジャドラン・ダンカム(Lute)

録音:2024年3月26日-29日&5月22日-24日(ノルウェー)
ジャドラン・ダンカムは、イギリス、クロアチア、ノルウェー系のバロック・ギター&リュート奏者。2008年にBBCヤング・ミュージシャン・オヴ・ジ・イヤーのストリング・カテゴリーを受賞、2015年にはイタリアで行われたマウリツィオ・プラトーラ・リュート・コンクールで第1位に輝きました。ヨハネス・プラムゾーラーが創設したアンサンブル・ディドロのメンバーにも頻繁に名を連ねています。
ヨハネス・プラムゾーラーと共演した「バッハとヴァイスの共作による組曲」(ADX-13706)、ソロ・デビューとなった「ヴァイス&ハッセ:リュート・ソナタ集」(ADX-13713)といった意欲的なアルバムに続いて2021年にリリースしていた「バッハ:リュート作品集」(ADX-13728)の第2弾が完成。無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番を原曲とする「組曲 ホ長調 BWV1006a」をはじめとした3つの作品を収録しています。前作は2021年5月の仏ディアパソン・ドールを受賞するなど大変高い評価を獲得しており、今作にも大いに期待ができるでしょう。

ADX-13700
ヴァイオリンのためのソナタ集
コレッリ:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ.ニ長調 Op.5-1
テレマン:「食卓の音楽(ターフェルムジーク)」〜ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ.イ長調 TWV41:A4
ルクレール:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ.ホ長調 Op.9-6
ヘンデル:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ.ニ長調 HWV.371
アルビカストロ:ソナタ.ト短調 Op.5-6「ラ・フォリア」
ヨハネス・プラムゾーラー(バロックVn)、
フィリップ・グリスヴァール(Cemb)

録音:2013年2月15日−17日、ケルン(ドイツ)
1980年、フランスのナンシー出身で、スイスの古楽総本山バーゼル・スコラ・カントルムで研鑽を積んだ古楽系鍵盤奏者、フィリップ・グリスヴァールとのデュオによるヨハネス・プラムゾーラーの自主レーベル第1弾のプログラムは、イタリア・バロックの巨星アルカンジェロ・コレッリ(1653−1713)の「Op.5-1」から始まる17世紀後半〜18世紀前半のヴァイオリンのためのソナタ集。伸びやかで豊潤なバロック・ヴァイオリンの音色、高度なテクニックを披露しながらも、じっくりと語りかけてくるかのような丁寧な音楽表現。コレッリで幕を開け、アルビカストロでフィナーレを迎える巧みなプログラミング。レイチェル・ポッジャーも大きな信頼を寄せています。
ADX-13701
ドレスデン・アルバム〜ドレスデン宮廷の室内楽作品集
ヘンデル:トリオ・ソナタ.ト短調 HWV.393
フックス:トリオ・ソナタ.イ長調 K.340(世界初録音)
ファッシュ:トリオ・ソナタ.ニ長調 FWV N:D4(世界初録音)
トゥーマ:トリオ・ソナタ.ハ短調(世界初録音)
テレマン:トリオ・ソナタ 変ホ長調 TWV42:Es1
ヘンデル:トリオ・ソナタ.ホ長調 HWV.394
アンサンブル・ディドロ〔ヨハネス・プラムゾーラー(バロックVn)、
ヴァルジャン・ドネイヤン(バロックVn)、
グルリム・チェ(バロックVc)、
フィリップ・グリスヴァール(Cemb)〕

録音:2013年8月20日−23日、オーディトリウム マルセル・ランドフスキ(パリ、フランス)
1719年、ヘンデルのドレスデン訪問が出発点となるザクセン、ドレスデン宮廷の室内楽作品集。
世界初録音となる、神聖ローマ皇帝カール6世の宮廷楽長とシュテファン大聖堂の楽長を務めたフックス、フックスの弟子でカール6世の皇太后の楽長として活躍したトゥーマ、バイロイトの宮廷楽団で活躍し、ツェルプストの宮廷楽長にも任命されたファッシュの「トリオ・ソナタ」と、ヘンデル、テレマンの「トリオ・ソナタ」の饗宴。王侯貴族たちを魅了し、当時の宮廷を彩った「トリオ・ソナタ」を、プラムゾーラーが牽引する才気渙発の若きピリオド・アンサンブルの演奏で ――。
自らピリオド・オーケストラ、インターナショナル・バロック・プレーヤーズを主宰し、師であるレイチェル・ポッジャーのブレコン・バロックのメンバーとしても活躍するヨハネス・プラムゾーラー。
ラインハルト・ゲーベルから受け継いだピエトロ・ジャコモ・ロジェリの1713年製の銘器を奏でる新世代のバロック・ヴァイオリニストです。
ADX-13702
マラン・マレ:オーボエのための組曲集
ヴィオール曲集第3巻(1711)より 組曲ハ長調
ヴィオール曲集第2巻(1701)より 組曲ト長調
ヴィオール曲集第3巻(1711)より 組曲ト短調
ヴィオール曲集第2巻(1701)&第4巻(1717)より 組曲ニ短調
ヴィオール曲集第3巻(1711)より 組曲変ロ長調
ヴィオール曲集第2巻(1701)&第4巻(1717)より 組曲ホ短調(全曲世界初録音)
クリストファー・パラメタ(Ob)
エリク・ティンケルヘス(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
、ロマン・ファリク(テオルボ)、
リサ・グード・クロフォード(ハープシコード)

録音:2014年4月17日−18日、サン・レオン教会(パリ、フランス)
2003年と2006年にカナダ政府からの援助を得て、マラン・マレの失われたオーボエ作品の再発見、復元のための研究を続けてきたクリストファー・パラメタ。
手稿譜から演奏可能な姿へと復元が行われ、クリストファー・パラメタ自身の演奏によって実現したこの世界初録音の組曲集は、長き研究と飽くなき情熱の成果です。
ターフェルムジーク・バロックOの中心メンバーとして活躍し、レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル、ル・セルクル・ドゥラルモニー、ル・コンセール・ロラン、アポロズ・ファイアなど、世界各国のピリオド・オーケストラに客演として招かれるなど、世界有数のバロック・オーボエ奏者の地位を不動のものとしているクリストファー・パラメタ。このマラン・マレの「オーボエ組曲」に代表されるように、オーボエのためのレパートリーの発掘、復元にも積極的に取り組んでおり、その活動はカナダ政府などからも高く評価されています。
ADX-13703
バッハ&アントラージュ
バッハ(伝ピゼンデル):ヴァイオリン・ソナタ. ハ短調 BWV.1024
作曲者不詳(伝バッハ):ヴァイオリン・ソナタ. イ長調 BWV.Anh.II 153
ピゼンデル:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ. イ短調
クレープス:ヴァイオリン・ソナタ. ハ短調 KrebsWV.311(世界初録音)
J.G.グラウン:ヴァイオリン・ソナタ. ト長調 GraunWV Av:XVII:35(世界初録音)
バッハ:フーガ.ト短調
ヨハネス・プラムゾーラー(バロックVn)、
フィリップ・グリスヴァール(ハープシコード)

録音:2014年5月5日−8日、SWRスタジオ(カイザースラウテルン、ドイツ)
当時のドイツ屈指のヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニストであり、バッハとも親交が深かったピゼンデルの作品とも伝わるバッハの「ソナタ. BWV.1024」や、作曲者不詳でバッハ作という説を持つ「ソナタ. イ長調 BWV.Anh.II 153」から、世界初録音となるバッハの高弟クレープス、ピゼンデルの弟子でありプロイセン宮廷楽団のコンサートマスター、グラウンのソナタ、そしてプラムゾーラーの十八番であるピゼンデルの無伴奏ソナタなど、バロック時代のドイツにおける「ヴァイオリン・ソナタ」の歴史を紐解く見事なプログラミング。
プラムゾーラーの才気あふれる演奏が、バッハと、バロック時代を生きたバッハの仲間たちの"ヴァイオリン・ソナタ"が持つあふれんばかりの魅力を余すことなく聴かせてくれることだろう!
自らピリオド・オーケストラ、インターナショナル・バロック・プレーヤーズを主宰し、師であるレイチェル・ポッジャーのブレコン・バロックのメンバーとしても活躍するヨハネス・プラムゾーラー。
ラインハルト・ゲーベルから受け継いだピエトロ・ジャコモ・ロジェリの1713年製の銘器を奏でる新世代のバロック・ヴァイオリニストです。
ADX-13704
アントニオ・マリア・モンタナーリ(1676−1737):ヴァイオリン協奏曲集
ヴァイオリン協奏曲集ハ長調「ドレスデン」(世界初録音)
ヴァイオリン協奏曲変ホ長調 Op.1-6(世界初録音)
ヴァイオリン協奏曲イ長調 Op.1-1(世界初録音)
ヴァイオリン協奏曲ハ長調 Op.1-5(世界初録音)
ヴァイオリン協奏曲ホ長調 Op.1-7(世界初録音)
ヴァイオリン協奏曲イ長調 Op.1-8
ヨハネス・プラムゾーラー(Vn)、
アンサンブル・ディドロ

※120ページのカラーブックレット付き、ハードカバー仕様!
録音:2015年1月12日−14日、グスタフ・マーラー・ザール(トーブラッハ、イタリア)
アルカンジェロ・コレッリの弟子であり、ヘンデルの時代のローマにおけるヴィルトゥオーゾ・ヴァオリニストとしてその名を馳せたモンタナーリ。コレッリの流れをくむイタリア・バロックの知られざるヴァイオリン芸術が、プラムゾーラーの情熱と探究心、そして師であるポッジャー譲りの優雅なる音色によって、今ここに花開きます。
ADX-13705
マイスター:トリオ・ソナタ集「よろこびの楽園」より 第3番イ長調
第7番ヘ長調/第8番変ロ長調
第9番ト短調/第1番ト長調
第12番変ホ長調(全曲世界初録音)
ヨハネス・プラムゾーラー(Vn)、
アンサンブル・ディドロ〔ロルダン・ベルナベ(Vn)、グルリム・チェ(Vc)、フィリップ・グリスヴァール(Cemb)〕

録音:2015年21日−24日、パルメンザール(ポツダム、ドイツ)
南チロルから世界へと羽ばたいた"21世紀世代"のバロック・ヴァイオリニスト、ヨハネス・プラムゾーラーの自主レーベル「オーダックス・レコーズ(Audax Records)」。レーベル第6作目は、ラインハルト・ゲーベルが率いたムジカ・アンティクヮ・ケルンから引き継いだ、ヨハン・フリードリヒ・マイスター(c.1638−1697)のトリオ・ソナタ集「よろこびの楽園」の完結編!
ADX-13706
バッハ&ヴァイス:ヴァイオリンとリュートのための組曲
バッハ/ヴァイス:ヴァイオリンとオブリガート・リュートのための組曲イ長調 BWV.1025/ヴァイス:無伴奏リュートのための組曲イ短調/バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番ニ短調 BWV.1004
ヨハネス・プラムゾーラー(Vn)、
ジャドラン・ダンカム(リュート)

録音:2015年1月15日&2016年1月28日−29日、グスタフ=マーラー=ザール、文化センター・グランド・ホテル(トーブラッハ)
日本語解説付き!
南チロルから世界へと羽ばたいた"21世紀世代"のバロック・ヴァイオリニスト、ヨハネス・プラムゾーラーが自ら設立した自主レーベル「オーダックス・レコーズ(Audax Records)」。ヨハネス・プラムゾーラーの新録音は、ヨハン・セバスティアン・バッハとシルヴィウス・レオポルト・ヴァイス、二人の天才の出会いによって生まれた組曲を収録。
「ヴァイオリンとオブリガート・チェンバロのための組曲」としても知られるBWV.1025は、ヴァイスが作曲した独奏リュート組曲を元に、大バッハがチェンバロに書き換えヴァイオリン・パートを加えて作られたもの。長い間偽作説も唱えられていたバッハの作品ですが、1991年にヴァイスとバッハの共作であることが判明しています。
ヨハネス・プラムゾーラーは、オリジナルの形に近いヴァイオリンとリュートの組み合わせで演奏し、ヴァイスとバッハ、それぞれの無伴奏リュート、無伴奏ヴァイオリンの名曲も合わせて収録。ラインハルト・ゲーベルから受け継いだ銘器、P.G. Rogeri 1713年製のヴァイオリンで聴く"シャコンヌ"にも注目!
ジャドラン・ダンカムは、イギリス、クロアチア、ノルウェー系のバロック・ギター&リュート奏者。2008年にBBCヤング・ミュージシャン・オヴ・ジ・イヤーのストリング・カテゴリーを受賞、2015年にはイタリアで行われたマウリツィオ・プラトーラ・リュート・コンクールで第1位に輝いています。
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モンドンヴィル:トリオ・ソナタ集 Op.2(世界初録音)
ソナタ第1番ホ短調/ソナタ第2番変ロ長調/ソナタ第3番ト長調/ソナタ第4番ヘ長調/ソナタ第5番ニ長調/ソナタ第6番ハ短調
ヨハネス・プラムゾーラー(バロックVn)、アンサンブル・ディドロ〔ロルダン・ベルナベ(バロックVn)、クリステン・ヒューブナー(Fl)、グルリム・チェ(Vc)、フィリップ・グリスヴァール(ハープシコード)〕

録音:2015年9月7日−10日、ロワイヨモン修道院、フランソワ・ラング音楽図書館(フランス)
代名詞でもある「グラン・モテ」や技巧的な「ヴァイオリン・ソナタOp.1」でその名を知られる18世紀フランスの音楽家ジャン=ジョゼフ・ド・モンドンヴィル(1711−1772)。その優れた作曲技法が発揮されながらも、陽の目を見る機会に恵まれてこなかったモンドンヴィルの「トリオ・ソナタ Op.2」は、ルクレールの「トリオ・ソナタ Op.4」のように、フランスとイタリアの音楽の融合の象徴となるべき知られざる傑作です。
21世紀の名手プラムゾーラーと18世紀フランスのモンドンヴィル。長き時を越えて2人のヴァイオリニストの卓越した音楽性が今ここに繋がる――!


ADX-13708
(1CD+Book)

バロッコ〜ザ・クリエイティヴ・ドゥードゥル・ブック・フォー・ミュージカル・キッズ
テレマン:ヴァイオリン・ソナタ.イ長調 TWV41:A4(食卓の音楽より)
モンドンヴィル:トリオ・ソナタ.ニ長調 Op.2-5より
マイスター:トリオ・ソナタ.ト短調より(よろこびの楽園より)
コレッリ:ヴァイオリン・ソナタ.ニ長調 Op.5-1より
マレ:組曲ト長調より、組曲ホ短調より
モンタナーリ:ヴァイオリン協奏曲ホ長調 Op.1-7より、ヴァイオリン協奏曲イ長調 Op.1-1より、ヴァイオリン協奏曲イ長調 Op.1-8より
ヘンデル:トリオ・ソナタ.ホ長調 HWV.394より
バッハ&ヴァイス:ヴァイオリンとリュートのための組曲イ長調 BWV.1025より
マイスター:トリオ・ソナタ.変ホ長調より(よろこびの楽園より)
モンタナーリ:ヴァイオリン協奏曲変ホ長調 Op.1-6より
ヨハネス・プラムゾーラー(バロックVn)、
フィリップ・グリスヴァール(ハープシコード)、
アンサンブル・ディドロ、他

● ドイツの人気イラストレーター、モニ・ポルト、クリスティアン・メーリングらによる美麗なイラスト
● 豪華装丁のハードカバー、ブックタイプ
● 英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語によるテキスト
● プラムゾーラーらによる一流の演奏とハイ・クオリティなパッケージが融合した音楽ブック

録音:2013年−2016年/ブックレット:英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語
南チロルから世界へと羽ばたいた"21世紀世代"のバロック・ヴァイオリニスト、ヨハネス・プラムゾーラーが自ら設立した自主レーベル「オーダックス・レコーズ(Audax Records)」。最新アルバムは、Audax Recordsが録音してきた貴重なバロック音楽(バッハ&ヴァイスの組曲は初出!)と、ぬりえ絵本がセットになった、豪華パッケージ。ヨハネス・プラムゾーラーが音楽教育を受ける子どもたち、未来の音楽家たちへ贈る、素敵な音楽ブックです。音楽を学ぶお子様に、ヨーロッパの本場クラシック音楽を触れさせたい方にオススメ。贈り物としてもどうぞ。
ADX-13709
ヘンデル:鍵盤楽器のための作品集
ウィリアム・バベル:プレリュード・プレスト ヘ長調
ヘンデル:歌劇 「リナルド」 序曲(バベル編)、
 組曲第2番ヘ長調 HWV.427、
 歌劇 「リナルド」より アリア「私を泣かせてください」(バベル編)、
 アレグロ HWV.427/5、前奏曲ニ短調 HWV.563
フリードリヒ・ヴィルヘルム・ツァッホウ:カプリッチョ ニ短調
ヨハン・マッテゾン:前奏曲変ロ長調
ヘンデル:エア 変ロ長調 HWV.469、
 ソナタ・ラルゲット HWV.580、
 カプリッチョ ト短調 HWV.467
バベル:プレリュード・プレスト.ト長調
ヘンデル:シャコンヌ ト長調 HWV.435、
 組曲ホ短調 HWV.438
ヨハン・フィリップ・クリーガー:トッカータ イ短調
ヘンデル:フーガ第5番イ短調 HWV.609、
 ソナティナ イ短調 HWV.584
フィリップ・グリスヴァール(Cemb)

録音:2016年1月30日−2月2日、グスタフ=マーラー=ザール、文化センター・グランド・ホテル(トーブラッハ)
アンサンブル・ディドロの中核メンバーであり、ヨハネス・プラムゾーラーの伴奏としても多くの演奏&レコーディングで共演してきたフランスのチェンバロ奏者、フィリップ・グリスヴァール。
待望のファースト・ソロ・アルバムとなるのは、ヘンデルの鍵盤楽器のための作品を中心に、師フリードリヒ・ヴィルヘルム・ツァッホウ(1663−1712)、友人のヨハン・マッテゾン(1681−1764)、そしてヘンデルに学んだと考えられているウィリアム・バベル(1690−1723)など、ヘンデルのスタイルの発展に大きな役割を果たした作曲家達の作品も加え、ヘンデルの人生を鮮やかに描きます。
フィリップ・グリスヴァールは、フランスのナンシー生まれ。バーゼル・スコラ・カントルムで学び、現在はパリを拠点に、アンサンブル・ディドロの他、ヨーロッパ室内O、ル・ポエム・アルモニーク、アンサンブル・マルシュアス、レ・ヌーヴォー・キャラクテール、ラ・フェニーチェ、ラ・シャペル・レナーヌなど、数多くの古楽アンサンブルで重要な通奏低音奏者として活動しています。
ADX-13710(2CD)
フランスのソナタ集
ジャン=ジョゼフ・カッサネア・ド・モンドンヴィル:ソナタ ト短調 Op.3-1
ルイ=ガブリエル・ギユマン:ソナタ ニ長調 Op.8-5(世界初録音)
ジャック・デュフリ:組曲ト長調
ミシェル・コレット:ソナタ ホ短調 Op.25-4
ルイ=ガブリエル・ギユマン:ソナタ ト短調 Op.8-6(世界初録音)
クロード・バルバトル:ソナタ第1番ト長調
リュック・マルシャン:組曲イ短調 Op.1-1(世界初録音)
ジャン=ジョゼフ・カッサネア・ド・モンドンヴィル:ソナタ イ長調 Op.3-6
ジャック・デュフリ:組曲ヘ長調
ルイ=ガブリエル・ギユマン:ソナタ ハ短調 Op.8-4(世界初録音)
シャルル=フランソワ・クレモン:ソナタ第1番ハ短調(世界初録音)
ヨハネス・プラムゾーラー(バロックVn)
フィリップ・グリスヴァール(ハープシコード)

録音:2016年5月25日−30日、SWRスタジオ(カイザースラウテルン、ドイツ)
南チロルから世界へと羽ばたいた"21世紀世代"のバロック・ヴァイオリニスト、ヨハネス・プラムゾーラー。アンサンブル・ディドロやインターナショナル・バロック・プレーヤーズを主宰し、師であるレイチェル・ポッジャーのブレコン・バロックのメンバーとしても活躍するプラムゾーラーの自主レーベル「Audax Records」の新録音は、クラヴサン(チェンバロ)が一世を風靡し、フランス音楽が新たな黄金期を迎えた18世紀の「チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ集」。モンドンヴィルが1740年に出版した「ソナタ形式によるヴァイオリン伴奏付きクラヴサン曲集」から始まり、コレット、クレモン、ギユマン、マルシャン、バルバトル、デュフリらにより次々と発展していった「ヴァイオリン付きクラヴサン曲」の歴史が刻まれています。
このジャンルで重要な部分を担うクラヴサンを弾くのは、アンサンブル・ディドロの他、ヨーロッパ室内管弦楽団、ル・ポエム・アルモニーク、アンサンブル・マルシュアスなど、数多くの古楽アンサンブルで重要な通奏低音奏者として活動するフィリップ・グリスヴァール。これまでもプラムゾーラーの多くの名盤に参加し、Audax Recordsからソロ・デビューも果たしたフランスの名チェンバロ奏者です。
ADX-13711
リストーリ:ソプラノのためのカンタータ集&オーボエ協奏曲
カンタータ 「ラヴィニアとトゥルノ」
カンタータ 「捨てられたディドーネ」(世界初録音)
カンタータ 「ニーチェとティルシ」(世界初録音)
オーボエ協奏曲変ホ長調(世界初録音)
マリア・サバスターノ(S)、
ヨハネス・プラムゾーラー(Vn&指)
ヨン・オラベリア(Ob)
アンサンブル・ディドロ

録音:2016年8月22日−24日、グスタフ・マーラー・ザール(ドッビアーコ、イタリア)
南チロルから世界へと羽ばたいた"21世紀世代"のバロック・ヴァイオリニスト、ヨハネス・プラムゾーラーが自ら設立した自主レーベル「オーダックス・レコーズ(Audax Records)」。ヨハネス・プラムゾーラーが新たに再発見する"忘れられた作曲家"は、ドレスデン宮廷ではヨハン・アドルフ・ハッセの下で副楽長を務めたイタリアの作曲家、ジョヴァンニ・アルベルト・リストーリ(1692ー1753)。ソプラノと管弦楽のためのカンタータを歌うのは、アルゼンチンに生まれ、パリ・オペラ座を中心に、世界一流のオペラ・ハウスで活躍するソプラノ、マリア・サバスターノ。2005年には世界オペラ歌唱コンクール「新しい声」で第1位受賞し、ばんだい高原国際音楽祭など来日公演でも人気を博しているサバスターノが、プラムゾーラー率いる高品質なピリオド・アンサンブルとともに歌うリストーリの優れたカンタータにご注目ください! Audax Recordsの特徴の一つでもある、豪華装丁の美麗なパッケージとハイクオリティな録音もポイントです。
ADX-13712
テッセラ〜リコーダーと打楽器のための中世の音楽 デュオ・エンスレ=ランプレヒト〔アンネ=ズーゼ・エンスレ(リコーダー)、フィリップ・ランプレヒト(パーカッション)〕

録音:2016年12月19日−21日、プロクルス・ミュージアム(ナトゥルノ)
2008年にザルツブルクで結成されたリコーダーとパーカッションによるアンサンブル、「デュオ・エンスレ=ランプレヒト」。初期の笛、様々な打楽器を使用した幻想的な演奏で、中世の神聖な音楽を現代に再現します。
2013年にロンドンのSRPメック国際リコーダー・コンクール(ドロテー・オーバーリンガーを排出したことでも知られる名門コンペティション)で最優秀賞を受賞した1988年ドイツ生まれの若き名手、アンネ=ズーゼ・エンスレによる美しくエキサイティングなリコーダーは、古楽愛好家注目!
ADX-13713
ヴァイス&ハッセ:リュート・ソナタ集
ヴァイス:リュート・ソナタ ニ短調 SW.35、
 パッサカリア
ハッセ:リュート・ソナタ イ長調(世界初録音)、
 リュート・ソナタ 変ホ長調(世界初録音)
ジャドラン・ダンカム(リュート)

日本語解説付き
ジャドラン・ダンカムは、イギリス、クロアチア、ノルウェー系のバロック・ギター&リュート奏者。2008年にBBCヤング・ミュージシャン・オヴ・ジ・イヤーのストリング・カテゴリーを受賞、2015年にはイタリアで行われたマウリツィオ・プラトーラ・リュート・コンクールで第1位に輝いています。
「バッハとヴァイスの共作による組曲」という意欲的なアルバム(ADX 13706)でヨハネス・プラムゾーラーと共演したジャドラン・ダンカムの、ファースト・ソロ・レコーディング。
これまで余り演奏されることのなかったシルヴィウス・レオポルト・ヴァイスの後期のニ短調ソナタと、ライプツィヒの手稿譜から蘇ったヨハン・アドルフ・ハッセの知られざる2つのソナタ。当時新しく流行したギャラント様式を巧みに採り入れたハッセと、流行に敏感ながらも荘厳なバロック様式を基盤としたヴァイス、同じ時代にありながらも大きくスタイルの違う二人のリュート・ソナタを、次世代の優れたリュート奏者が鮮やかに描きます。
ADX-13714
2本のヴァイオリンのためのソナタ集〜ギユマン、ルクレール、ギュイニョン、マンジャンs
ルイ=ガブリエル・ギユマン(1705−1770):ソナタ ニ短調 Op.4-2
ジャン=マリー・ルクレール(1697−1764):ソナタ 変ロ長調 Op.12-6
ジャン=ピエール・ギュイニョン(1702−1774):2本ヴァイオリンのための小品 Op.8より〔未開人、タンドルマン*、ラ・フュルステムベルク*〕、スペインのフォリアによる新しい変奏曲 Op.9
エティエンヌ・マンジャン(c.1710−c.1756):ソナタ ト短調 Op.3-6*
ヨハネス・プラムゾーラー(Vn)、
ロルダン・ベルナベ(Vn)

※使用楽器:1713年ピエトロ・ジャコモ・ロジェリ製作(プラムゾーラー)、1748年ダヴィド・テヒラー製作(ベルナベ)
録音:2017年1月24日−27日、グスタフ・マーラー・ザール(トーブラッハ、イタリア)
*=世界初録音
南チロルから世界へと羽ばたいた"21世紀世代"のバロック・ヴァイオリニスト、ヨハネス・プラムゾーラー。アンサンブル・ディドロやインターナショナル・バロック・プレーヤーズを主宰し、師であるレイチェル・ポッジャーのブレコン・バロックのメンバーとしても活躍する若き名手です。プラムゾーラーの自主レーベル「Audax Records」からは、これまでも様々な「知られざる作品」を発掘・録音し、ドイツ・レコード批評家賞ノミネートを始めとする国際的な評価を得てきました。
最新作は、通奏低音を伴わない2本のヴァイオリンだけによるフランスのソナタ集。共演は、2014年からアンサンブル・ディドロのメンバーとして活躍しているスペイン出身のバロック・ヴァイオリニスト、ロルダン・ベルナベ。
ヴァイオリンのソロ楽器としての役割を発展させたイタリアのヴィルトゥオージティがフランスに押し寄せ、多くのヴァイオリンの名手が集った18世紀中頃のパリが舞台。モンドンヴィルとともに人気ヴァイオリン・デュオとして活躍したとジャン=ピエール・ギュイニョン(ギニョン)。並み居る名手たちの中でもとりわけ才能豊かで、熱狂的で、悲劇的でもあったルイ=ガブリエル・ギユマン。詳細な経歴は不明だが、コンセール・スピリチュエルに於いて「高名なヴァイオリニスト」と称されていたエティエンヌ・マンジャン。そして、この編成の作品としては比較的知られている、ジャン=マリー・ルクレール。イタリアの技巧とフランスの優雅さを組み合わせ、華麗に発展したヴァイオリン二重奏のための作品を収録しています。
ADX-13715
技巧的なソロ・ヴァイオリンを伴うドイツのカンタータ集
ビーバー:われは喜びに満ちたり、主が家を建てられるのでなければ
ヨハン・クリストフ・バッハ:おお神よ, 汝はいかにして怒り
 ああ, 私の頭が水で満ちていたら
パッヘルベル:ああ主よ, わたしに敵する者のいかに多いこと
ブルーンス:わが心は整えり
ダニエル・エーベルリン:私はイエスのすべての苦難の中に建てたい(世界初録音)
ナウエル・ディ・ピエロ(Bs)、
ヨハネス・プラムゾーラー(バロックVn)、
クリストファー・パーヴェス(Br)、
アンドレア・ヒル(Ms)、
ホルヘ・ナバーロ・コロラド(T)、
アンサンブル・ディドロ
17世紀後半のドイツ、バッハの父親の従弟であるヨハン・クリストフ・バッハや、ビーバー、パッヘルベル、ブルーンスといった大バッハの1つ上の世代の作曲家たちによって作られた、華麗な独奏ヴァイオリンをフィーチャーしたカンタータ集。
アルゼンチン生まれのバス、ナウエル・ディ・ピエロの豊かな低音と、プラムゾーラーの鮮やかなバロック・ヴァイオリンの音色が見事に絡み合い、アンサンブル・ディドロと極上のアンサンブルを奏でます。
ADX-13716
ダルムシュタットのヴァイオリン協奏曲集
テレマン:協奏曲ニ長調 TWV 53:D5(ヴァイオリン,トランペット,チェロ,弦楽と通奏低音のための)
クレス:5声の協奏曲ハ短調 Op.1-2(ヴァイオリン,弦楽と通奏低音のための)*
ファッシュ:協奏曲ニ長調 FWV L:D4a(ヴァイオリン,3本のトランペット,ティンパニ,オーボエ,ファゴット,弦楽と通奏低音のための)*
クレス:5声の協奏曲ハ長調 Op.1-6(ヴァイオリン,弦楽と通奏低音のための)*
エントラー:序曲(管弦楽組曲)ニ長調(ヴァイオリン,3本のトランペット,ティンパニ,オーボエ,ファゴット,弦楽と通奏低音のための)*
ヨハネス・プラムゾーラー(Vn、指)
ダルムシュタット・バロックゾリステン

録音:2017年6月27日−30日、ミヒャエル教会(ダルムシュタット)
*=世界初録音
日本語解説付き
Audax Records最新作「ダルムシュタットのヴァイオリン協奏曲集」は、プラムゾーラーのデビュー・アルバムとなった「ドレスデンのヴァイオリン協奏曲集」(RK 3105)の続編的な位置づけとなるアルバムです。バッハと同時期のドイツに生まれ、ダルムシュタット宮廷楽団の室内楽楽士、そしてコンツェルトマイスターを務めたヴィルトゥオーゾ、ヨハン・ヤーコプ・クレス(c.1685−1728)の作品を中心に、クレスの後任でコンツェルトマイスターを、グラウプナーの後任で楽長を務めたヨハン・ザムエル・エントラー(1694−1762)、そしてクレスと親交を持ちダルムシュタットとも浅からぬ関係を持っていたテレマンやファッシュらの作品を収録。テレマンを除く4作品はすべて世界初録音です。
共演するダルムシュタット・バロックゾリステンは、2004年にダルムシュタット州立オーケストラ(ダルムシュタット州立歌劇場O)のメンバー等によって設立され、バロック期のダルムシュタットの宮廷音楽家たちの作品を取り上げています。プラムゾーラーは2008年からは、ラインハルト・ゲーベルから受け継いだ1713年ピエトロ・ジャコモ・ロジェリ製作のヴァイオリンを使用していますが、今回の録音では1745年ジョヴァンニ・バッティスタ・グァダニーニ制作のヴァイオリンを使用しています。
ADX-13717
パリ・アルバム〜初期のフランスのトリオ・ソナタ集
エリザベト・ジャケ・ド・ラ・ゲール(1665−1729):トリオ・ソナタ ト短調
ブロッサール(1655−1730):トリオ・ソナタ イ短調 「デッタ・ラ・プリモジェニータ」*
アンドレ・カンプラ(1660−1744):トリオ・ソナタ第1番 変ロ長調*
セバスティアン・ド・ブロッサール:トリオ・ソナタ ハ長調 「デッタ・ラ・セコンダ」*
フランソワ・クープラン(1668−1733):ラ・コンヴァレサント
クレランボー(1676−1749):トリオ・ソナタ ト長調 「ラ・フェリシテ」
カンプラ:トリオ・ソナタ第2番 イ長調*
ブロッサール:トリオ・ソナタ ニ長調
ルベル(1666−1747):リュリ氏のトンボー
ヨハネス・プラムゾーラー(Vn)、
アンサンブル・ディドロ

録音:2018年12月20日−22日、グスタフ・マーラー・ザール(トーブラッハ、イタリア)
*=世界初録音
ADX-13718
ロンドン・アルバム〜初期のイングランドのトリオ・ソナタ集
ロバート・キング(c.1660−1726):イタリアの流儀にならったソネッタ*
ジョヴァンニ・バッティスタ・ドラギ(c.1640−1708):トリオ・ソナタ ト短調
パーセル(1658/9−1695):トリオ・ソナタ第6番ハ長調 Z.795(3声のソナタ集より)
ヨハン・ゴットフリート・ケラー(d.1704):トリオ・ソナタと組曲 ト短調*、チャッコーナ ト長調*
パーセル:トリオ・ソナタ第9番ハ短調 Z.798(3声のソナタ集より)
ジョン・ブロー(1648/49−1708):トリオ・ソナタ イ長調
ディースゼーナー(c.1640−1683):トリオ・ソナタ ト短調*
パーセル:トリオ・ソナタ第6番 ト短調 「大シャコンヌ」 Z.807(4声のソナタ集より)
ヨハネス・プラムゾーラー(Vn)、
アンサンブル・ディドロ

録音:2018年12月17日−19日、グスタフ・マーラー・ザール(トーブラッハ、イタリア)
*=世界初録音
南チロルから世界へと羽ばたいた"21世紀世代"のバロック・ヴァイオリニスト、ヨハネス・プラムゾーラー。アンサンブル・ディドロやインターナショナル・バロック・プレーヤーズを主宰し、師であるレイチェル・ポッジャーのブレコン・バロックのメンバーとしても活躍する若き名手です。
ドレスデン宮廷の知られざるトリオ・ソナタを録音し話題を呼んだ名盤「ドレスデン・アルバム」の続編ともなる好企画「パリ・アルバム」と「ロンドン・アルバム」が一挙登場。「パリ・アルバム(ADX 13717)」は、リュリ亡き後の17世紀末フランスで「フランス様式」と「アルプスの向こうの熱情(ardeur transalpine)」(「transalpine」は、アルプス山脈の向こう側、転じてイタリア音楽のこと)を融合し、より優れた新しい様式を確立するために情熱が向けられていたフランスの音楽。「ロンドン・アルバム(ADX 13718)」は、1683年にパーセルが「三声のトリオ・ソナタ集」を出版し、独特なイングランド音楽の語法と最新のイタリアやフランスの音楽を巧みに取り入れながら発展していったイギリス・バロックの最初の最盛期となった時代の音楽。新たな発見でいっぱいの二つの「トリオ・ソナタ集」を、プラムゾーラーとアンサンブル・ディドロの精緻でエネルギッシュな演奏で贈ります。
ADX-13720
ヘレンダール:ケンブリッジ・ソナタ集
ソナタ第2番イ長調/ソナタ第3番ニ短調/ソナタ第4番ニ長調/ソナタ第1番イ長調/ソナタ第5番ハ長調/ソナタ第6番ニ長調
(全曲世界初録音)
ヨハネス・プラムゾーラー(Vn)、
チェ・グゥリム(Vc)、
フィリップ・グリスヴァール(Cemb)

録音:2018年12月11日−13日&2019年7月21日、SWR(南西ドイツ放送)スタジオ(カイザースラウテルン、ドイツ)
日本語解説付き
南チロルから世界へと羽ばたいた"21世紀世代"のバロック・ヴァイオリニスト、ヨハネス・プラムゾーラーは、アンサンブル・ディドロやインターナショナル・バロック・プレーヤーズを主宰し、師であるレイチェル・ポッジャーのブレコン・バロックのメンバーとしても活躍する若き名手。2013年に自身のレーベルAudax(オーダックス)を立ち上げ、高い技術と深い知識で17世紀〜18世紀の知られざるバロック・レパートリーを発掘しています。
プラムゾーラーが新たに発掘するのは、オランダ出身で、後期バロック時代のイングランドで活動したコンポーザー=ヴァイオリニスト、ピーター・ヘレンダール(1721−1791)。ロンドンには定住せず、オックスフォード、キングズ・リンと移り住み、1762年以降はケンブリッジへ居を構え、生涯オルガニスト兼教師として過ごしました。
ここでは、ケンブリッジのフィッツウィリアム博物館に手稿譜が保管されている未刊行の11のソナタのうち、最初の6曲を収録。旋律線に真髄があり、その劇的な構成に知性を湛えたその作品からは、ヘレンダールが作曲家兼ヴァイオリン奏者として十分な力量を持った人物であったことがわかります。
ADX-13722
デュソー&コヴァッティ:歌曲集
ロベール・デュソー(1896−1969):君の涙に捧ぐ Op.5-1、
 泉の精 Op.5-2、さようなら Op.2-1、
 神託 Op.2-2、異邦人への告別
エレーヌ・コヴァッティ(1910−2005):「ダフネ」からの3つのメロディー
デュソー:君の見る愛 Op.9-1、
 機会 Op.10-1、
 心が目覚めるとき Op.10-2、
 エレジー、春、
 二人の村のヴァイオリン弾き(4手ピアノによる伴奏)*
コヴァッティ:ギリシャのメロディー
デュソー:喜びの歌、我らが父、
 光への聖歌 Op.12
コヴァッティ:うんと言ったよ
アドリアナ・ゴンサレス(S)、
イニャキ・エンシーナ・オヨン(P)、
ティボー・エプ(P)*

録音:2019年3月26日−28日、グスタフ・マーラー・ザール(トーブラッハ、イタリア)
日本語解説付き!
新時代のバロック・ヴァイオリニスト、ヨハネス・プラムゾーラーのレーベルAudax Recordsが贈る未知なるレパートリーのレコーディング・プロジェクト。名ピアノ教師テレーズ・デュソーの両親である作曲家ロベール・デュソーとエレーヌ・コヴァッティ、20世紀初頭フランスの埋もれた歌曲を発掘。
歌うのは、2019年にプラシド・ドミンゴが主宰する若手歌手のための権威あるオペラ・コンクール「オペラリア(Operalia)」で第1位を受賞したグアテマラ出身の注目ソプラノ、アドリアナ・ゴンサレス。そして、トゥールーズのコンセルヴァトワールでテレーズ・デュソーに学び、現在両親が残した遺産(手稿譜を含む膨大なスコア、未完成の楽譜、スケッチ、覚え書き等)を整理しているテレーズ・デュソーとともに、浄書・校訂・校正といった作業を手伝ってきたイニャキ・エンシーナ・オヨンが監修し、ピアノ伴奏を務めています。
ADX-13723
アンクラオ・エン・パリス〜タンゴ、ミロンガ、ワルツ集
アンクラオ・エン・パリス
アブエリータ・ドミンガ/花咲く道
ルビアス・デ・ニュー・ヨーク
ワルツのモチーフ/トレンサス
マーラ・スエルテ/バラのタンゴ
ラ・クンパルシータ/プロメーサ
ポブレ・ガジョ・バタラス/カミニート
タンゴの街/カンポ・アフエラ
ウン・モメント/スエニョ・ケリード
ナウエル・ディ・ピエロ(Bs)、
シロ・ペレス(G)、
ルディ・フローレス(G)、
ディエゴ・トロスマン(G)、
マス・ボルダレホ(G)
レイチェル・ポッジャーに学んだ"21世紀世代"のバロック・ヴァイオリニスト、ヨハネス・プラムゾーラーが主宰し、様々な知られざる作品、意欲的なレパートリーを発掘してきたフランスのレーベル、「オーダックス・レコーズ(Audax Records)」。
「技巧的なソロ・ヴァイオリンを伴うドイツのカンタータ集(ADX 13715)」でヨハネス・プラムゾーラーと共演したアルゼンチン、ブエノスアイレス出身のオペラティック・バス、ナウエル・ディ・ピエロが再び登場。
パリ・オペラ座や英国ロイヤル・オペラ・ハウスを始めとする世界最高峰のオペラの舞台で歌ってきたナウエル・ディ・ピエロが、自身のルーツであるアルゼンチンに立ち返り、アルゼンチンのタンゴやミロンガ、ワルツを歌うというユニークなプログラム。伴奏のギターには、シロ・ペレスやディエゴ・トロスマンなどアルゼンチン・ギターの名手たちの名がクレジットされています。
ADX-13724
ルクレール:トリオ・ソナタ集 Op.4
ソナタ第1番ニ短調/ソナタ第2番変ロ長調
ソナタ第3番ニ短調/ソナタ第4番ヘ長調
ソナタ第5番ト短調/ソナタ第6番イ長調
ヨハネス・プラムゾーラー(Vn)、
アンサンブル・ディドロ〔ヨハネス・プラムゾーラー(Vn)、ロルダン・ベルナベ(Vn)、チェ・グゥリム(Vc)、フィリップ・グリスヴァール(Cemb)〕

録音:2019年7月23日−26日、SWR(南西ドイツ放送)スタジオ(カイザースラウテルン、ドイツ)
南チロルから世界へと羽ばたいた"21世紀世代"のバロック・ヴァイオリニスト、ヨハネス・プラムゾーラーは、アンサンブル・ディドロやインターナショナル・バロック・プレーヤーズを主宰し、師であるレイチェル・ポッジャーのブレコン・バロックのメンバーとしても活躍する若き名手。2013年に自身のレーベルAudax(オーダックス)を立ち上げ、高い技術と深い知識で17世紀〜18世紀の知られざるバロック・レパートリーを発掘しています。
「パリ・アルバム」(ADX 13717)や「ロンドン・アルバム」(ADX 13718)などの知られざるトリオ・ソナタ・アルバムにも真摯に取り組んできたプラムゾーラーがついにたどり着いたのは、「フランスのコレッリ」とも呼ばれる18世紀フランスのヴァイオリン音楽の巨匠、ジャン=マリー・ルクレールの「トリオ・ソナタ集」。
古典期のフランス式ヴァイオリン奏法を確立するに当たって大きな貢献をしたルクレールの技巧的なソロ・ソナタ群とは対照的に、トリオ・ソナタはフランス音楽の古典的な優雅さが重視され、正確な合奏技術が要求される作品。プラムゾーラー自身による解説(日本語訳付き)では、イタリア様式とフランス様式の統合(reunion des gouts)が発揮されながらも、イタリア風の装飾やテンポよりも調和を重んじるフランスの芸術観が関係しているなど、深い考察が語られています。
ADX-13725
C.F.C.ファッシュ:鍵盤楽器のための作品集
ラ・ハーゲンマイスター/ラントワーヌ/ラ・ジャネット/ソナタ 変ロ短調(1781)/ラ・チェッキーナ(1770」)/ソナタ ハ長調/ラ・ソクラテス/ソナタ ヘ長調(1770)/14の変奏曲からなるアリエッテ(1782) (全曲世界初録音)
フィリップ・グリスヴァール(Cemb)

録音:2019年11月19日−21日、マルティン教会(ミュールハイム、ドイツ)
※日本語解説付き
アンサンブル・ディドロの中核メンバーであり、ヨハネス・プラムゾーラーの伴奏としても多くの演奏&レコーディングで共演しているフランスのハープシコード奏者、フィリップ・グリスヴァール。「ヘンデルの鍵盤楽器作品集(ADX 13709)」以来となるセカンド・ソロ・アルバムは、ヨハン・フリードリヒ・ファッシュの息子であり、ベルリン・ジングアカデミーの創設者として知られるカール・フリードリヒ・クリスティアン・ファッシュ(1736−1800)のソナタ、変奏曲、性格的小品集。
登場が七年戦争勃発の時期に重なったことやフリードリヒ大王の死後にすべての作品を自ら焼却してしまったこと、音楽様式の覇権がウィーンに確立されていったことなど、様々な要因から音楽史からほとんど無視されてきたカール・ファッシュの作品。「保守的な音楽家であった」とする文献も多い中、グリスヴァールの研究によると、当時の様式上の大きな変革に柔軟であり、極めて独創的な音楽の語法を発展させる能力を持っていたという、知られざるファッシュの魅力に陽の光を当ててゆきます。
フィリップ・グリスヴァールは、フランスのナンシー生まれ。バーゼル・スコラ・カントルムで学び、現在はパリを拠点に、アンサンブル・ディドロの他、ヨーロッパ室内O、ル・ポエム・アルモニーク、アンサンブル・マルシュアス、レ・ヌーヴォー・キャラクテール、ラ・フェニーチェ、ラ・シャペル・レナーヌなど、数多くの古楽アンサンブルで重要な通奏低音奏者として活動しています。
ADX-13726
ベルリン・アルバム〜ベルリンのトリオ・ソナタ集
ゲオルク・アントン・ベンダ(1722−1795):トリオ・ソナタ ホ長調*
ヨハン・ゴットリープ・グラウン(1703−1771):トリオ・ソナタ イ長調 GWV Av:XV:41*(変則調弦)
ヨハン・フィリップ・キルンベルガー(1721−1783):トリオ・ソナタ ニ短調
プロイセンの王女アンナ・アマーリア(1723−1787):フーガ ニ長調*
ヨハン・アブラハム・ペーター・シュルツ(1747−1800):トリオ・ソナタ イ短調*
ヨハン・ゴットリープ・グラウン:トリオ・ソナタ ト長調 「憂鬱屋と熱血漢」 GWV A:XV:11*
ヨハン・ゴットリープ・ヤニチュ(1708−1763):トリオ・ソナタ ト長調*
ヨハネス・プラムゾーラー(Vn)、
アンサンブル・ディドロ

録音:2019年12月6日−10日、グスタフ・マーラー・ザール(トーブラッハ、イタリア)
*=世界初録音
※日本語解説付き
18世紀の知られざるトリオ・ソナタを地域ごとにプログラムした名盤「ドレスデン・アルバム(ADX13701)」、「パリ・アルバム(ADX13717)」、「ロンドン・アルバム(ADX13715)」の続編となる好企画。最新作は18世紀中頃の「ベルリン」の音楽を集成。当時のベルリンの音楽の主役を担ったフリードリヒ二世(大王)やカール・フィリップ・エマニュエル・バッハにはあえて着目せず、フリードリヒ大王にもっとも長く仕えたフランツ・ベンダの弟であるゲオルク・ベンダ、フランツ・ベンダの後に宮廷楽団のコンツェルトマイスターを務めたヨハン・ゴッドリープ・グラウン、大王の妹であるプロイセン王女アンナ・アマーリア、王女アンナの宮廷楽長&教師であったヨハン・フィリップ・キルンベルガー、キルンベルガーの弟子の一人ヨハン・アブラハム・ペーター・シュルツ、コントラバス奏者ヨハン・ゴットリープ・ヤニチュらの作品が、プラムゾーラーとアンサンブル・ディドロの真摯な演奏で紡がれています。
多感様式が盛んなことやグラウン兄弟、ベンダ兄弟など多くの優れた教師を擁したこと、室内楽にとっての黄金郷であったことなど、ドレスデンとの違いを踏まえた当時のベルリンの音楽界について、プラムゾーラー自身による興味深い考察がブックレットに掲載(日本語、英語、フランス語、ドイツ語)されている点も大きなポイントです。
ADX-13727
ベートーヴェン、ヴォジーシェク、ルドルフ大公:ヴァイオリン・ソナタ集
ヤン・ヴァーツラフ・ヴォジーシェク(1791−1825):ヴァイオリン・ソナタ ト長調 Op.5
ベートーヴェン
:ヴァイオリン・ソナタ第10番 ト長調 Op.96
オーストリア大公ルドルフ(1788−1831):ヴァイオリン・ソナタ ヘ短調
デュオ・ブリュッヘン=プランク〔ヘンリケ・ブリュッヘン(Vn)、マリー・ラーダウアー=プランク(P)〕

録音:2019年9月3日−4日&25日−26日、イエス・キリスト教会(ダーレム、ベルリン)
ドイツのピアニスト、ヘンリケ・ブリュッヘンとオーストリアのヴァイオリニスト、マリー・ラーダウアー=プランクによる女流デュオ、「デュオ・ブリュッヘン=プランク」がAudax Recordsデビュー。
フンメルに師事し、第二宮廷オルガニスト、楽友協会の音楽監督などを務め、「ベートーヴェンの後継者」として頭角を現しながらも歴史に埋もれてしまったボヘミアの作曲家、ヤン・ヴァーツラフ・ヴォジーシェクのヴァイオリン・ソナタと、ベートーヴェンの弟子でありパトロン、そしてピアニスト、作曲家としても優れた腕前を持っていたとされるオーストリアのドルフ・フォン・エスターライヒ大公(このアルバムに収録されたヴォジーシェクとベートーヴェンのソナタが献呈された人物)のヴァイオリン・ソナタを組み合わせ、ベートーヴェンの最後のヴァイオリン・ソナタを歴史的な文脈で探求するという意欲的なプログラム。ブックレットには、ラインハルト・ゲーベルによる「ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ 作品96 とその背景」と題された濃密な解説(日本語、英語、ドイツ語、フランス語)が掲載されています。
ADX-13728
バッハ:リュート作品集
組曲ト短調 BWV.995/前奏曲ハ短調 BWV.999
フーガ ト短調 BWV.1000
パルティータ ハ短調 BWV.997
ジャドラン・ダンカム(Lute)

録音:2020年1月26日−29日、ノエウェー
ジャドラン・ダンカムは、イギリス、クロアチア、ノルウェー系のバロック・ギター&リュート奏者。2008年にBBCヤング・ミュージシャン・オヴ・ジ・イヤーのストリング・カテゴリーを受賞、2015年にはイタリアで行われたマウリツィオ・プラトーラ・リュート・コンクールで第1位に輝いています。
「バッハとヴァイスの共作による組曲」という意欲的なアルバム(ADX-13706)でヨハネス・プラムゾーラーと共演し、「ヴァイス&ハッセ:リュート・ソナタ集」(ADX-13713)でソロ・レコーディング・デビューを果たしたジャドラン・ダンカムのセカンド・ソロ・アルバムは、バッハのリュート作品集。ジャドラン・ダンカムによるバッハのリュート作品への子細な研究、手稿譜やタブ譜の選択、リュート独特のレコーディングについてのこだわりなどが、ブックレットの解説(日本語、英語、ドイツ語、フランス語、ノルウェー語)に掲載。「バロック音楽の楽譜を見るには劇の台本を読むようにすべき」(ブックレット解説より)と語るダンカムの、表情豊かで生き生きとしたバッハをお届けします。
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3本のヴァイオリンのためのソナタ集
ヨハン・ゾンマー(1570−1627):詩篇第8番
フォンタナ(1571−1630):ソナタ第16番
ジョヴァンニ・バッティスタ・ブオナメンテ(1595−1642):ソナタ第2番
パッヘルベル(1653−1706):カノン、ジーグ
トレッリ(1658−1709):3本のヴァイオリンのためのソナタ
ヨハン・ヨーゼフ・フックス(c1660−1741):バスを伴わない3本のヴァイオリンのためのソナタ
ルイ=アントワーヌ・ドルネル(1685−1765):四声部のソナタ
ジョヴァンニ・ガブリエリ(c1555−1612):3本のヴァイオリンによるソナタXXI
パーセル(1658/9−1695):グラウンド上の三声、パヴァーヌ
シュメルツァー(1620−1680):3本のヴァイオリンのためのソナタ
トマス・バルツァー(c1631−1663):「パヴァーヌ」
カロルス・ハカール(c1640−a1686):10のソナタ
ヨハネス・プラムゾーラー(Vn)、
アンサンブル・ディドロ〔ヨハネス・プラムゾーラー(Vn1)、ロルダン・ベルナベ(Vn2)、シモーネ・ピッリ(Vn3)、チェ・グゥリム(Vc)、フィリップ・グリスヴァール(チェンバロ&オルガン)〕

録音:2020年1月20日−22日&24日−25日、クラウス・フォン・ビスマルク・ホール(ケルン)
南チロルから世界へと羽ばたいた"21世紀世代"のバロック・ヴァイオリニスト、ヨハネス・プラムゾーラーは、アンサンブル・ディドロやインターナショナル・バロック・プレーヤーズを主宰し、師であるレイチェル・ポッジャーのブレコン・バロックのメンバーとしても活躍する若き名手。2013年に自身のレーベルAudax(オーダックス)を立ち上げています。
プラムゾーラーが2008年に結成し、17世紀・18世紀のバロック・トリオ・ソナタのレパートリーを発掘してきたアンサンブル・ディドロ(名前の由来は、18世紀フランス啓蒙思想時代の思想家・哲学者、ドゥニ・ディドロにちなむ)の新録音。今度は、2つの旋律楽器と1つの通奏低音による「トリオ・ソナタ」から更に拡張し、「3本のヴァイオリン」が競い合うように旋律を奏でる「3本のヴァイオリンのためのソナタ」を探求。作品は古いものは1600年頃のものから約100年の期間に渡り、器楽カンツォーネに起源をもつパッチワーク・ソナタ(ガブリエリ、フォンタナ、ブオナメンテ)、ソナタ導入部を持つ舞踏組曲(ハカール)、記念碑的なパヴァーヌの単独楽曲(パーセル、バルツァー)、執拗(オスティナート)バス付きの作品(パッヘルベル、パーセル)、コラール旋律による変奏曲(ゾンマー)などから、盛期バロック期の教会ソナタに近い作品(シュメルツァー、トレッリ、ドルネル)まで、広きに渡る多様なスタイルを取り上げています。
ADX-13780
ブラームス&ゲルンスハイム:ピアノ四重奏曲集 Vol.1
ブラームス:ピアノ四重奏曲第1番ト短調 Op.25
ゲルンスハイム:ピアノ四重奏曲第2番ハ短調 Op.20
マリアーニ・ピアノQ〔フィリップ・ボーネン(Vn)、バーバラ・ブントロック(Va)、ペーター=フィリップ・シュテムラー(Vc)、ゲルハルト・フィールハーバー(P)〕

録音:2020年1月7日−9日、南西ドイツ放送(SWR)スタジオ
フォーレとエネスコ師弟のピアノ四重奏曲を探求したアルバム「イデー・フィクス」(Vol.1:GWK146/Vol.2:GWK138)などを録音してきたマリアーニ・ピアノ四重奏団の新録音が、ヨハネス・プラムゾーラーの自主レーベルAudax(オーダックス)からリリース!
活動当初からレパートリーにあり、度々演奏してきたブラームスのピアノ四重奏曲を録音するにあたって、どのような形で取り上げるべきかという課題に直面した彼らが、ブラームスの人生と彼の環境の中にもインスピレーションを探した中で行き当たったのが、フリードリヒ・ゲルンスハイムという作曲家でした。1862年にブラームスとゲルンスハイムがケルンの音楽祭で始めて出会い、1868年からより深くお互いを知り合うようになり、とりわけ『ドイツ・レクイエム』は、ゲルンスハイムが指揮者としてこの作品を繰り返し演奏するなど、二人が生涯に渡って友情を築く重要な要素となりました。こうした彼らの友情に光を当てながら、二人のピアノ四重奏曲を全曲録音するという長期プロジェクトが始動。パンデミックによってリリースが1年延期しながらも、2020年は人間の距離ということをじっくりと考え、今日ではほとんど忘れられている彼らの友情に没頭できる機会となりました。堂々たるロマン派の様式で書かれ、巧妙なオーケストレーションを通じて常に爽快さと深みのバランスが上手に取られたゲルンスハイムのピアノ四重奏曲の素晴らしい発見にご期待ください。
マリアーニ・ピアノ四重奏団は、ベルリン・フィルの奏者を務めるフィリップ・ボーネンを始め、いずれもソリストとして成功を収めたメンバーが四重奏団として奨学金を得て活動。洗練され且つ情熱的な演奏として評価が高く、2011年ドイツ音楽コンクールで注目を集めて以後、著名な音楽祭へ定期的に招聘され、欧州の主な室内楽演奏会場へ出演、2020年2月には人気真っ盛りのエルプ・フィルハーモニー室内楽ホールにデビューを果たしました。
ADX-13781
バッハ:音楽の捧げもの BWV1079 ヨハネス・プラムゾーラー(Vn)、アンサンブル・ディドロ〔ヨハネス・プラムゾーラー(Vn)、ロルダン・ベルナベ(Vn)、ジョルジュ・バルテル(Fl)、チェ・グゥリム(Vc)、フィリップ・グリスヴァール(ハープシコード)〕

録音:2020年10月29日-31日、マーラー・オーディトリアム(トブラッハ、イタリア)
"21世紀世代"のバロック・ヴァイオリニスト、ヨハネス・プラムゾーラーは、アンサンブル・ディドロやインターナショナル・バロック・プレーヤーズを主宰し、師であるレイチェル・ポッジャーのブレコン・バロックのメンバーとしても活躍する次世代の名手。2013年に自身のレーベルAudax(オーダックス)を立ち上げ、数々の知られざるバロック・レパートリーを開拓してきました。
本アルバムでは、音楽史上最も魅惑的で謎めいた作品のひとつで、今もなお人々を魅了し続けているバッハの不朽の名作「音楽の捧げもの」を取り上げています。バッハが亡くなるわずか3年前に作曲されたこの作品には、あらゆる面で比類のない卓越性を誇る音楽、ロマンティックな歴史物語、数秘術的な複雑さ、そして何よりも、その意味をめぐる敬虔な神秘のオーラなど、バッハの尽きない魅力のすべてが凝縮されています。
2008年にプラムゾーラーが設立したアンサンブル・ディドロはこれまで、柔軟に編成を変えながら協奏曲や様々な形の室内楽に取り組んできましたが、本アルバムでも長年にわたる作品との深い関わりからインスピレーションを得て、新鮮で現代的な視点をリスナーに提供しています。
ADX-13782
フランスにおけるヴァイオリン協奏曲の始まり
ジャック・オーベール(1689−1753):協奏曲 ニ長調 Op.26-3
ジャン=マリー・ルクレール(1697−1764):協奏曲 変ホ長調(世界初録音)
ジャン=バティスト・カンタン(c.1690−c.1742):協奏曲 イ長調 Op.12-1
ジャック・オーベール:協奏曲 ホ短調 Op.26-4
アンドレ=ジョセフ・エグゾデ(1710−1762):協奏曲 変ホ長調(世界初録音)
ミシェル・コレット(1707−1795):コンチェルト・コミック第25番 「未開人とフュルスタンベール」
ヨハネス・プラムゾーラー(Vn&ディレクター)、
アンサンブル・ディドロ

録音:2020年12月16日−18日、グスタフ=マーラー=ホール(ユーレジオ文化センター・グランド・ホテル、トーブラッハ)
南チロルから世界へと羽ばたいた"21世紀世代"のバロック・ヴァイオリニスト、ヨハネス・プラムゾーラーは、アンサンブル・ディドロやインターナショナル・バロック・プレーヤーズを主宰し、師であるレイチェル・ポッジャーのブレコン・バロックのメンバーとしても活躍する若き名手。2013年に自身のレーベルAudax(オーダックス)を立ち上げています。プラムゾーラーが2008年に結成し、17世紀・18世紀のバロック・トリオ・ソナタの多彩なレパートリーを発掘してきたアンサンブル・ディドロ(名前の由来は、18世紀フランス啓蒙思想時代の思想家・哲学者、ドゥニ・ディドロにちなむ)との新たな協奏曲アルバムが登場!
ソナタやオペラ・ブッファと同様にイタリアからの輸入品としてフランスに伝わった「ヴァイオリン協奏曲」という新しい音楽が、どのようにフランスに受け入れられていったかを思い起こさせる好企画。17世紀末に始めてコンチェルトがフランスに輸入されますが、他の土地よりもイタリア様式の受け入れが十分ではなく、ほぼ1世紀にわたって、イタリア趣味とフランス趣味を混ぜるべきか、どのように混ぜるか、どの程度まで混ぜるかという論争が交わされていました。このアルバムでは、1730年にフランス人作曲家として始めて出版されたジャック・オーベールのヴァイオリン協奏曲集からの作品や、その数年後に出版されたジャン=バディスト・カンタン(弟)の協奏曲、パリ・オペラ座やコンセール・スピリチュエルでヴァイオリニストを務めたアンドレ=ジョセフ・エグゾデの輝かしい協奏曲、コメディー・フランセーズの幕間音楽として書かれたミシェル・コレットの「コンチェルト・コミック」などを取り上げています。イタリア趣味とフランス趣味を見事に融合させ「フランスのコレッリ」とも呼ばれた巨匠ジャン=マリー・ルクレールの作品からは、今なお人気を誇るOp.7とOp.10の12の協奏曲集からではなく、ベルリン・ジングアカデミーとストックホルム音楽演劇図書館から別々に発見された作品(Op10-4のアイデアなどが使いまわされている)を収録している点にも注目です。
ADX-13783(3CD)
バッハと同世代の作曲家によるヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ集
CD1〜バッハ:ソナタ第1番ロ短調 BWV.1014
テレマン
:協奏曲 ニ長調 TWV.42:D6
バッハ:ソナタ第2番 イ長調 BWV.1015
ヨハン・アドルフ・シャイベ(1708-1776):ソナタ第1番 ニ長調*
クリストフ・シャフラート(1709-1763):二重奏曲 イ短調 CSWV.F:30*
CD2〜シャイベ:ソナタ第2番 ロ短調*
バッハ:ソナタ第3番ホ長調 BWV.1016
ヨハン・ゴットリープ・グラウン(1703-1771):ソナタ 変ロ長調 GraunWV.Av:XV:46*
バッハ:ソナタ第4番 ハ短調 BWV.1017、ソナタ ヘ長調 BWV.1022
CD3 〜 シャイベ:ソナタ第3番イ長調*
バッハ:ソナタ第5番 ヘ短調 BWV.1018、ソナタ ト短調 BWV.1020、ソナタ第6番 ト長調 BWV.1019
C.P.E.バッハ:ソナタ ロ短調 Wq.76
ヨハネス・プラムゾーラー(Vn)、
フィリップ・グリスヴァール(Cemb)

録音:2021年1月、3月、7月、SWRスタジオ(ドイツ)
*=世界初録音
南チロルから世界へと羽ばたいた"21世紀世代"のバロック・ヴァイオリニスト、ヨハネス・プラムゾーラーは、アンサンブル・ディドロやインターナショナル・バロック・プレーヤーズを主宰し、師であるレイチェル・ポッジャーのブレコン・バロックのメンバーとしても活躍する若き名手。2013年に自身のレーベルAudax(オーダックス)を立ち上げています。
自主レーベルから数々の知られざるバロック・レパートリーを発掘してきたプラムゾーラーが、ついにバッハの傑作を録音! しかし、バッハだけで収まらないところがプラムゾーラーの本領発揮です。大バッハが1720年頃に作曲し晩年まで手を加え続けたという、トリオ・ソナタ形式による「ヴァイオリンとオブリガート・チェンバロのための6つのソナタ BWV.1014-1019」全曲を中心に据え、バッハの真作性が疑われている(恐らく息子たちの作とも考えられている)BWV.1020とBWV.1022のソナタ、そしてテレマンやシャイベ、グラウン、シャフラート、C.P.E.バッハら、バッハと同世代&息子や弟子たちのトリオ・ソナタを組み合わせた豪華3枚組で、3枚のCDがそれぞれ3つの個別のリサイタルとして聴くこともできるようプログラムされています。プラムゾーラーとフィリップ・グリスヴァールは、当初はピゼンデル、クレープス、グラウンらのソナタを収録したアルバム「バッハ&アントラージュ」(ADX13703)の続編的なものを構想していましたが、ダルムシュタット、ライプツィヒ、ブリュッセル、ベルリン、ミュンヘン、ドレスデン、ハレなど各地の図書館で思いがけず多くの作品と出会い、今回の大きなプロジェクトへ成長したとのことです。
ADX-13784
アルベニス:歌曲全集
ベッケルの詩(T.33 A)/6つのバラード(T.36)/バルブリーヌの歌(T.37)/ネリーへ(T.39)/歌曲集(T.40)/それは愛である(T.42)/2つの散文/4つの歌
アドリアーナ・ゴンサレス(S)、
イニャキ・エンシーナ・オヨン(P)

録音:2021年2月8日−11日、グスタフ・マーラー・ザール(トーブラッハ、イタリア)
新時代のバロック・ヴァイオリニスト、ヨハネス・プラムゾーラーのレーベルAudax Recordsが贈る未知なるレパートリーのレコーディング・プロジェクト。
アドリアーナ・ゴンサレスは、2019年にプラシド・ドミンゴが主宰する若手歌手のための権威あるオペラ・コンクール「オペラリア(Operalia)」で第1位を受賞したグアテマラ出身の注目ソプラノ。ゴンサレスとバスク出身のピアニスト、イニャキ・エンシーナ・オヨンは、ファースト・アルバムで「ロベール・デュソーとエレーヌ・コヴァッティの歌曲集」(ADX-13722)という知られざるレパートリーを発掘し、注目を浴びました。セカンド・アルバムでは、スペインの大作曲家、イサーク・アルベニスのすべての歌曲をレコーディング!
アルベニスはイベリア半島出身の作曲者の中では最も世に知られ演奏機会の多い作曲家でありながら、彼の歌曲については(とりわけスペイン国外においては)あまり知られていません。楽曲の質の高さには異論の余地がないながらも、20年前までは出版譜がなかったことや、フランコ独裁政権時代に文化(特に音楽)が軽視されていたこと、過剰に臨時記号のついた難易度の高さ、そしてイタリア語、フランス語、英語など様々な言語が使われていることなど、様々な理由が考えられています。このアルバムでは、スペイン国民楽派の父であり情景描写的なスペイン風の作品で世界的に知られるアルベニスの、未知なる歌曲の世界を、ゴンサレスの多彩な歌声で世界に広めます。
ADX-13790(2CD)
イギリスとフランスの初期トリオ・ソナタ集
■CD1「パリ・アルバム」
エリザベト・ジャケ・ド・ラ・ゲール(1665−1729):トリオ・ソナタ ト短調
セバスティアン・ド・ブロッサール(1655−1730):トリオ・ソナタ イ短調 「デッタ・ラ・プリモジェニータ」*
カンプラ(1660−1744):トリオ・ソナタ第1番 変ロ長調*
セバスティアン・ド・ブロッサール:トリオ・ソナタ ハ長調 「デッタ・ラ・セコンダ」*
フランソワ・クープラン(1668−1733):ラ・コンヴァレサント
ルイ=ニコラ・クレランボー(1676−1749):トリオ・ソナタ ト長調 「ラ・フェリシテ」
カンプラ:トリオ・ソナタ第2番 イ長調*
セバスティアン・ド・ブロッサール:トリオ・ソナタ ニ長調
ルベル(1666−1747):リュリ氏のトンボー■CD2「ロンドン・アルバム」
ロバート・キング(c.1660−1726):イタリアの流儀にならったソネッタ*
ジョヴァンニ・バッティスタ・ドラギ(c.1640−1708):トリオ・ソナタ ト短調
パーセル(1658/9−1695):トリオ・ソナタ第6番ハ長調 Z.795(3声のソナタ集より)
ヨハン・ゴットフリート・ケラー(d.1704):トリオ・ソナタと組曲 ト短調*、チャッコーナ ト長調*
パーセル:トリオ・ソナタ第9番ハ短調 Z.798(3声のソナタ集より)
ジョン・ブロー(1648/49−1708):トリオ・ソナタ イ長調
ゲルハルト・ディースゼーナー(c.1640−1683):トリオ・ソナタ ト短調*
パーセル:トリオ・ソナタ第6番 ト短調 「大シャコンヌ」 Z.807(4声のソナタ集より)
ヨハネス・プラムゾーラー(Vn)、
アンサンブル・ディドロ

録音:2018年12月17日−22日、グスタフ・マーラー・ザール(トーブラッハ、イタリア)
*=世界初録音
ヨハネス・プラムゾーラーとアンサンブル・ディドロがイギリスとフランスの初期トリオ・ソナタを探求した名盤、「パリ・アルバム」と「ロンドン・アルバム」がお得なセットで登場!
CD1「パリ・アルバム(ADX-13717)」は、リュリ亡き後の17世紀末フランスで「フランス様式」と「アルプスの向こうの熱情(ardeur transalpine)」(「transalpine」は、アルプス山脈の向こう側、転じてイタリア音楽のこと)を融合し、より優れた新しい様式を確立するために情熱が向けられていたフランスの音楽。CD2「ロンドン・アルバム(ADX-13718)」は、1683年にパーセルが「三声のトリオ・ソナタ集」を出版し、独特なイングランド音楽の語法と最新のイタリアやフランスの音楽を巧みに取り入れながら発展していったイギリス・バロックの最初の最盛期となった時代の音楽。新たな発見でいっぱいの二つの「トリオ・ソナタ集」を、プラムゾーラーとアンサンブル・ディドロの精緻でエネルギッシュな演奏で贈ります。


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