湧々堂HOME 新譜速報 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック 廉価盤 シリーズ
旧譜カタログ チャイ5 殿堂入り 交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック


協奏曲・新譜速報1


※発売済のアイテムも含めて、約3ヶ月間掲載しています。
※新しい情報ほど上の段に記載しています。
※表示価格は全て税込みです。





CZECH RADIOSERVIS
CR-1141(2CD)
プラハの春音楽祭ゴールド・エディション Vol.3

(1)ドヴォルザーク:劇的カンタータ「幽霊の花嫁」 Op. 69

(2)シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54
(1)チェコPO
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指)
ガブリエラ・ベニャチコヴァー(S)
リハルト・ノヴァーク(Bs)
ズデニェク・ヤンコフスキー(T)
プラハ・フィルハーモニーcho
録音:1980年5月23日プラハ、スメタナ・ホール(ステレオ・ライヴ)

(2)カルロス・クライバー(指)
クリストフ・エッシェンバッハ(P)
録音:1968年5月25日プラハ、スメタナ・ホール(ステレオ・ライヴ)
チェコ放送の自主レーベル「ラジオサーヴィス」のシリーズ『プラハの春音楽祭ゴールド・エディション』の第3弾。
遂に!カルロス・クライバー指揮クリストフ・エッシェンバッハをソリストに迎えたシューマンのピアノ協奏曲の録音が登場しました!
カルロス・クライバーは、カリスマ的な名声を誇った指揮者でありながら、そのディスコグラフィは非常に限られたものしか残っていません。この録音も、チェコ 放送に残されてはいましたが、正式なリリースはされていない貴重な音源。1968年5月25日の演奏会は、ここに収録されている「シューマン:ピアノ協奏曲」 の他に、「ドヴォルザーク:演奏会用序曲「謝肉祭」」「ベートーヴェン:交響曲第7番」が演奏されていますが、大変残念ながら他の2曲は現在アーカイヴには残っ ていません。
取り上げるレパートリーを極端に絞り込み、少ない演奏会、多くはない録音。それらはクライバーが理想とする音楽を実現するために、常にこだわってきた証とも いえるでしょう。その背景には父エーリヒとの間柄も大きく影響したとも言われています。そうした中、ウィーンに次ぐ、父エーリヒの第2の故郷ともいえるプラハ での演奏というのは、クライバー自身特別な心境があったと想像できます。
そして、1968年はチェコ・スロヴァキア(当時)において重要な年でもありました。同年4月に始まった「人間の顔をした社会主義」を掲げるドプチェクの指導 の下で展開された民主化運動「プラハの春」。その8月にソ連、ワルシャワ条約機構軍が軍事侵攻したことで鎮圧された「チェコ事件」。と激動の年に行われた本演 奏会は聴衆の熱狂と共に成功をおさめました。エッシェンバッハは28歳でピアニストとして絶頂期を迎えようとし、クライバーもバイエルン国立歌劇場の指揮者と なり世界的指揮者へと名声を確立するなど、当時二人はすでに一流の音楽家。そんな両者に引っ張られ、オケは超一流の音楽家を前に見事な演奏を聴かせ、エッ シェンバッハもクライバーの猛烈な指揮に引っ張られ、圧巻のピアノ演奏を披露しています。
また、ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮チェコ・フィルによるドヴォルザークの劇的カンタータ「幽霊の花嫁」も収録。ミュンヘンに生まれたドイツの名指揮者 ヴォルフガング・サヴァリッシュ (1923-2013)。1957年に当時最年少の33歳という若さでバイロイト音楽祭にデビューを果たし、バイエルン国立歌劇場音楽 監督 (1971-92) の20年に及ぶ活動もサヴァリッシュの重要な功績と言えます。ちょうど1970〜1980年代は、サヴァリッシュがチェコ・フィルに頻繁に登場 してひときわ高い人気を博していた時期でもあります。ドヴォルザークの「幽霊の花嫁」はあまり多く演奏される演目ではありませんが、サヴァリッシュとチェコ・ フィルは、1977年、1980年と続けて同演目を演奏しており、両者の良好な関係がよく伝わる充実の内容となっています。1884年に作曲されたこのカンター タは、チェコの詩人ヤロミール・エルベンの台本を用い、随所にチェコの民謡風の美しい旋律が使われた魅力的な作品。ドヴォルザークの充実した作曲技巧が伺わ れる中期の傑作です。
当シリーズは、チェコの名エンジニア、ミロスラフ・マレシュのチームによって、オリジナルマスターテープから入念にリマスタリングされ、当時の音源を緻密に再 現しています。 (Ki)

SUPRAPHON
SU-4298(1CD)
ヨゼフ・ミスリヴェチェク:ヴァイオリン協奏曲全集
(1)ヴァイオリン協奏曲 ハ長調
(2)ヴァイオリン協奏曲 ホ長調
(3)ヴァイオリン協奏曲 ヘ長調
(4)ヴァイオリン協奏曲 イ長調
(5)ヴァイオリン協奏曲 ニ長調
(6)ヴァイオリン協奏曲 変ロ長調
(7)ヴァイオリン協奏曲 ト長調「田園」
(8)ヴァイオリン協奏曲 ニ長調
石川静(Vn)
ドヴォルザーク室内O、
リボル・ペシェク(指)

録音:(1)(2)(3)(5)1983年9月8-10日、
(4)(6)(7)(8)1986年3月1-8日
ドヴォルザークホール、ルドルフィヌム(プラハ)
入手困難が続いていた石川静の名盤、ミスリヴェチェクのヴァイオリン協奏曲全集がセットになって待望の復活です! 1763年にプラハからイタリアに渡り ジョヴァンニ・ペシェッティに作曲を師事。その後最初のオペラ『メデア』で大成功し、トリノ、ローマ、ヴェネツィア、ボローニャ、ミラノ、フィレンツェなどイタリア 各地の大劇場からも作曲の依頼を受け、イタリアにおいて重要な地位を築きました。
1760年代後半にはパドヴァで「悪魔のトリル」で有名なタルティーニの音楽に触れ、おそらくその影響からヴァイオリン協奏曲を次々と作曲しています。また若 きモーツァルトと親交も深かったとのこと。作風はタルティーニの影響が見られ、ヴァイオリン独奏の美しい旋律とオーケストラの掛け合いが実に魅力的。古典派の 形式のなかにも豊かな旋律を生み出したミスリヴェチェクらしい特徴が凝縮されており、石川静が実に雄弁に奏でています! (Ki)

CLAVES
50-3046(1CD)
フェルナンド・デュリュック(1896-1954):協奏的作品集
(1)サクソフォンとオーケストラのためのソナタ
(2)「英雄の詩」〜トランペット、ホルンとオーケストラのための*
(3)ハープとオーケストラのための協奏曲
(1)キャリー・コフマン(Sax)
(2) エ イミー・マッケイブ(トラン ペット)、リーラン エ・ステレット(Hrn)
(3)チェンユー・ファン(Hp)
ジャクソンSO、
マシュー・オービン(指)

録音:2022年1月ジョージ・E・ポッター・センター内ハロルド・シェファー音楽ホール、ジャクソン(ミシガン州)
*=世界初録音
フランスの女性作曲家フェルナンド・デュリュック(1896-1954)。六人組と同世代に生きたデュリュックはその存在に隠れあまり知られていませんが、近年再 評価され未出版だった楽譜が近年刊行されるなど、演奏機会も増えつつあります。
パリ音楽院でオルガンと作曲を学んだデュリュック。夫がサクソフォン奏者だったため、同楽器への作品が多く、サクソフォンの作品を集めたアルバム (NOMADMUSIC / NMM-088)がエリプソス四重奏団による演奏で発売されたことも話題に。作品は独奏パートのメロディが実に美しく技巧的なパッセージ が魅力的です。
古典的なソナタ形式と印象派的な和声が特徴のサクソフォン・ソナタは代表作です。
1946年に書かれたトランペット、ホルンとオーケストラのための「英雄の詩」はデュリュックの成熟したスタイルを示す素晴らしい産物。夫がニューヨーク・フィ ルの団員だった関係でアメリカにも住んだことのあるデュリュックらしく、この作品はフランス的というよりもアメリカ的、ネオ・ロマンティック的な響きを持つ3つ の対照的な楽章からなる協奏曲でこの度世界初録音が実現しました。
そしてピエール・ジャメのために書かれたハープ協奏曲は、同時代を生きたジェルメーヌ・タイユフェールのハープのためのソナタを思わせる 爽快なスタイルが魅力です。
当録音のソリストは全員女性演奏家。デュリュックの素晴らしき作品を流麗に奏でます。 (Ki)

Challenge Classics
CC-72915(1SACD)
ヨハネス・マティアス・シュペルガー(1750-1812):コントラバス協奏曲集
協奏曲第2番ニ長調(1778)
協奏曲第3番変ロ長調(1778)*
協奏曲第4番ヘ長調(1779)*
ヤン・クリゴフスキー(Cb)[使用楽器]第2番:アントン・ポッシュ製、1736年、ウィーン
第3番:ヨハン・ヤコブス・エルトル製、1789年、プレスブルグ
第4番:制作者不明、1810年頃、ウィーン
コレギウム・ヴァルトベルク430

録音:2021年10月29-31日/スロバキア、ブラスチヴァ宮殿、鏡の間
*=世界初録音
作曲家であり、18世紀を代表するコントラバス奏者でもあったヨハン・マティアス・シュペルガーによるコントラバス協奏曲集。彼は18曲ほどのコントラバス協 奏曲を書いたとされ、その中から初期の第2〜4番が収録されています。これらの作品は、シュペルガーがコントラバス奏者としてプレスブルグのハンガリー大司教 ヨーゼフ・グラーフ・フォン・バティヤーニ公爵の宮廷楽団に雇われていた時代に生まれたもの。コントラバスを当時としてはまったく新しい方法で扱っており、広 い音域とカンタービレな旋律はまるでハイドンのチェロ協奏曲を彷彿とさせます。今まで忘れ去られていたのが不思議なくらい素晴らしい音楽です。
オーケストラは弦楽のほかオーボエ、ホルン、ティンパニ、トランペットなども使われ勇壮な響き。第4番ではダルシマーも登場します。かつ中間楽章では弦楽の みの伴奏でソロの歌を際立たせたりと手の込んだ書法です。
このアルバムの録音は、シュペルガーがこれらの協奏曲を初めて演奏したのと同じホール、ブラティスラヴァ宮殿の「鏡の間」で行われました。初演時の驚きがよ みがえる快演! (Ki)

BIS
BISSA-2481(1CD)
バッハ:チェンバロと弦楽のための協奏曲集 Vol.2
協奏曲第6番ヘ長調 BWV1057
協奏曲第4番イ長調 BWV1055
協奏曲第7番ト短調 BWV1058
協奏曲第3番ニ長調 BWV1054
鈴木優人(チェンバロ&指揮)
バッハ・コレギウム・ジャパン
【オーケストラ】
アンドレアス・ベーレン、水内謙一(リコーダー)、若松夏美(Vn/コンサートマスター)、高田あずみ(Vn)、山口幸恵(Va)
【コンティヌオ】
山本徹(Vc)、西澤誠治(ヴィオローネ)、鈴木優人(Cemb)

録音:2019年7月22-26日ヤマハホール(銀座)
【チェンバロ:Willem Kroesbergen, Utrecht 1987after J. Couchet, 2manuals, 8', 8', 4', FF?f'''】
2018年9月よりバッハ・コレギウム・ジャパン首席指揮者に就任した鈴木優人がバッハのチェンバロと弦楽のための協奏曲全集録 音を開始!バッハの独奏チェンバロと弦楽オーケストラのための協奏曲集はその大半がバッハや他者の作曲家による他の楽器のための協奏曲を編曲したものです が、チェンバロという楽器を通奏低音から独奏楽器へと引き上げた注目すべき作品群です。
チェンバロ協奏曲第1、2、5、8番を収めた第1弾(KKC-6266 / BIS SA-2401)はレコード芸術「特選盤」、毎日新聞「特薦盤」、読売新聞「推薦盤」 など各誌・各紙で高く評価されました。
第2弾となる当アルバムにはブランデンブルク協奏曲第4番 ト長調 BWV1049のヴァイオリンがチェンバロに置き換えられたチェンバロ協奏曲第6番 BWV1057、原曲がオーボエ・ダモーレをソロとした協奏曲と考えられるチェンバロ協奏曲第4番 BWV1055、ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 BWV1041 が原曲のチェンバロ協奏曲第7番ト短調 BWV1058、そしてヴァイオリン協奏曲第2番 ホ長調 BWV1042が原曲のチェンバロ協奏曲第3番 ニ長調 BWV1054の4篇を収録しております。おなじみのヴァイオリン協奏曲などがチェンバロ編曲によりまた違った魅力を放っており、鈴木優人の雄弁なチェンバ ロとBCJの弦楽メンバーとの音楽的対話が実に見事な演奏を展開しております!鈴木雅明と演奏した2台のチェンバロのための協奏曲集(KKC-5496 / BIS SA-2051)も大好評発売中です。 (Ki)


Altus
ALT-518(1CD)
ケンプ&ミルシテイン、1956年モントルー音楽祭ライヴ

(1)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番(カデンツァ:ヴィルヘルム・ケンプ)
(2)ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲
(1)ヴィルヘルム・ケンプ(P)、ヨーゼフ・カイルベルト(指)
(2)ナタン・ミルシテイン(Vn)、パウル・クレツキ(指)
ケルン・ギュルツェニヒO

録音:(1)1956年9月12日、(2)1956年9月14日(共にモノラル)
共に、モントルー音楽祭でのライヴ
しばらく入手困難が続いていた1956年のモントルー音楽祭のライヴ音源をALTUSが復刻。この年は豪華にも2日違いでケンプとミルシテインが登場し、協奏 曲を披露していました。オーケストラはどちらもケルン・ギュルツェニヒ管で、指揮者はカイルベルトとクレツキ。指揮者・独奏者の組み合わせで変わる雰囲気の聴 き比べもおもしろい、ライヴの熱気をたたえた2つの名演奏です。 (Ki)
「ケンプの弾くベートーヴェンの第4協奏曲。言うまでもなく、全体の解釈は冒頭のソロに集約されています。ここをケンプは柔軟で落ち着いた表情で歌い始める。 その後も古典的な均整美をきちんと保持しつつ打鍵しているのだが、意外に大胆であり、工夫が凝らされているところが散見されるのに驚いてしまった」「ミルシ テインのドヴォルザークは妖気が色濃く漂う、まことに吸引力の強い演奏です。特に両端楽章のリズムの切れ味と自在な表情は、さすがとしか言いようがない。 最も流麗で鮮やかな色彩による演奏です。第2楽章はジプシー・ヴァイオリンのような粘り気と、むせかえるような妖艶な音色がこれでもかと迫ってくる」(平林 直哉氏の解説より)

Skani
SKANI-091(2CD)
クリスツ・アウズニエクス(b.1992):ギターを伴う作品集

■Disc 1
心の大聖堂(2019)(サクソフォーン、エレクトリック・ギターと打楽器のための)

■Disc 2
エレクトリック・ギターと管弦楽のための協奏曲 「らせん巻きの地平線」(2020)
■Disc 1
アウズィンシュ・チュダルス・アルチュニアン・トリオ〔カールリス・アウズィンシュ(サクソフォーン)、マティース・チュダルス(エレ クトリック・ギター)、イヴァルス・アルチュニアン(打楽器)〕
■Disc 2
JIJI(エレクトリック・ギター)
シンフォニエッタ・リガ、
ノルムンス・シュネー(指)

録音:2020年5月、ラトビア放送第1スタジオ(リガ)(Disc1)、2021年12月11日、GOR コンサートホール(レーゼクネ、ラトビア)(Disc2)
ニューヨーク・シティを拠点に活動するラトビアの作曲家クリスツ・アウズニエクスのデビュー・アルバム。アウズニエクスは、イェール大学音楽学部の修士号と博士号を取得、ハーグ王立音楽院でも学びました。2021年の「第67回インターナショナル・ロストラム・オブ・コンポーザーズ」の「若手作曲家部門」の第1位に選出され、もっとも将来を期待されるラトビア出身の作曲家のひとりと目されています。
サクソフォーン、エレクトリック・ギターと打楽器のための 「心の大聖堂」 は、ジャズに強く影響されながらもアドリブの部分を含まない、すべて記譜による作品です。個々の楽器に「メロディ、ハーモニー、リズム」の機能が委ねられる「ジャズのトリオ」ではなく、3つの楽器がダイナミックな「アンサンブル」として機能するブラームス、シューベルト、メンデルスゾーンたちの古典的ピアノ・トリオのイメージで作曲されました。〈心の大聖堂 I〉から〈心の大聖堂 IV〉まで、4つの部分で構成された作品です。デンマーク・ジャズを学んだカールリス・アウズィンシュ、アムステルダムの音楽院で学んだマティース・チュダルス、パリでキャリアを積んだイヴァルス・アルチュニアンのジャズ・トリオがラトビア放送のスタジオで行ったセッションの録音です。
アウズニエクスが2020年に作曲した「エレクトリック・ギターと管弦楽のための協奏曲」には、「らせん巻きの地平線」 の副題がつけられました。「モチーフ」のひとつに使われた音型と、ラトビアの神話に登場する「運命のもつれを解く織り手」と「もつれ、縛り」に根ざすラトビア語の「地平線」を重ねたタイトルです。韓国系アメリカのギタリスト、JIJI のために作曲され、彼女がノルムンス・シュネー指揮のシンフォニエッタ・リガと共演して、2021年12月11日、ラトビア、レーゼクネの「GOR コンサートホール」で世界初演されました。そのライヴ録音がこのアルバムに収録されています。


Hanssler
HC-22021(6CD)
「イン・メモリアム」


■CD1
(1)エルガー:チェロ協奏曲 ホ短調 Op.85
(2)ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番変ホ長調 Op.107
(3)ブルッフ:コル・ニドライ Op.47

■CD2
(4)サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番イ短調 Op.33
(5)チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲 Op.33
(6)マルティヌー:チェロ協奏曲第1番H.196
(7)ダンツィ:チェロ協奏曲第1番イ長調

■CD3
(8)ハイドン:チェロ協奏曲第1番ハ長調 Hob VIIb.1
(9)ハイドン:チェロ協奏曲第2番ニ長調 Hob VIIb.2
(10)ボッケリーニ:チェロ協奏曲第2番ニ長調 G 479

■CD4
(11)シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ イ短調 D.821
(12)ドヴォルザーク(アンドレーアス・N・タルクマン編):ロンド Op.94【編曲版・世界初録音】
(13)アレクサンダー・ミュレンバッハ(1949-):チェロ協奏曲「光と影の連祷」【世界初録音】
(14)エリセンダ・ファブレガス(1955-):アンダルシアの色彩

■CD5
(15)ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調 Op.19
(16)グリーグ:チェロ・ソナタ イ短調 Op.36
(17)ブゾーニ:セレナータ〜チェロとピアノための ト短調 Op.34
(18)ヒラリー・タン(1947-):ザ・クレセット・ストーン(1993)〜チェロ独奏のための

■CD6
(19)ブラームス:ピアノ三重奏曲第1番ロ短調 Op.8
(20)シューマン:弦楽四重奏曲第3番イ長調 Op.41
(21)タン:ガーデンズ・オブ・アンナ・マリア・ルイザ・デ・メディチ(2004)〜フルート、チェロ、ピアノのための
全て、フランソワーズ・グローベン(Vc)


(1)(2)RTLSO、レオポルド・ハーゲル(指) 
(3)(6)ルクセンブルク室内O、ニコラ・ブロシュ(指)
(4)(5)ルクセンブルクPO、デヴィッド・シャローン(指)
(7)コレギウム・ムジクム・デア・ウニヴェルズィテート・カールスルーエ、フーベルト・ハイツ(指)
(8)(10)ソロイスツ・ヨーロピアンズ・ルクセンブルク、ヤック・マルティン・ヘンドラー(指)
(9)ハイデルベルクSO、トーマス・ファイ(指)
(11)レ・ミュジシャン、ピエール・カオ(指) (12)PRISMA木管八重奏団
(13)ベルリン・フィル弦楽合奏団、アレクサンダー・ミュレンバッハ(指)
(14)イヴァン・ガヤン(P)
(15)(16)アルフレッド・パール(P)
(17)マリア・ヴィトシンスキ(P)
(19)グラフ・ムリャ(Vn)、ペーター・ラウル(P)
(20)ツェートマイアー・クァルテット【トーマス・ツェートマイアー(Vn)、マティアス・メッツァー(Vn)、ルース・キリウス(Va)、フランソワーズ・グローベン(Vc)】
(21)マイニンガー・トリオ【クリストファー・マイニンガー(Fl)、フランソワーズ・グローベン(Vc)、ライナー・ゲップ(P)】

録音:(1)1994年5月2&5日(セッション)、(2)1994年7月12&13日(セッション)/ヴィラ・ルヴィニー、ルクセンブルク【原盤:BGL(1994)】
(3)2011年3月11日(ライヴ)、(6)2009年5月31日(ライヴ)/聖ジャン・バプティスト教会ルーヴェン、ルクセンブルク
(4)1999年7月(セッション)、(5)1999年9月(セッション)/コンセルヴァトワール・ド・ルクセンブルク【原盤:BGL(1999)】
(7)2002年2月3日(ライヴ)/カールスルーエ音楽大学、ドイツ
(8)1990年(セッション)/エッシュシュルアルゼット劇場、ルクセンブルク【原盤:SEL(1990)】
(9)2001年5月11日(ライヴ)、(13)1995年4月23日(ライヴ)/エヒテルナハ聖堂、ルクセンブルク
(10)1993年(セッション)/ベットボーン、ルクセンブルク【原盤:SEL(1993)】
(11)1997年1月26日(ライヴ)/マルベルク、ルクセンブルク (12)2003年6月1日(ライヴ)/ハーゲンオーセン、ドイツ
(14)2007年11月11日(ライヴ)/キューブ521、マルナッハ、ルクセンブルク
(15)(16)1993年(セッション)/コンサート・スタジオ、ケルン、ドイツ【原盤:AUROPHON (1993)】
(17)1998年9月&12月(セッション)/ケルン・クントハウス、ドイツ【原盤:CAPRICCIO 10794】
(18)(21)2005年(セッション)/ドイチュラントラジオ・クルトゥーア、ベルリン、ドイツ【Profil PH-05019(2005)】
(19)2005年8月(ライヴ)/カンブレー劇場、フランス
(20)2001年8月(セッション)/チューリヒ放送、スイス【原盤:ECM 1793】
ルクセンブルクが生んだ名チェリスト、フランソワーズ・グローベン。2011年5月28日、40代半ばで急逝し、その訃報は世界のクラシック・ファンを悲しませ ました。これまでサンクトペテルブルグ・フィルハーモニーSO、エルサレムSO、グルジア室内O、チューリッヒ室内O、ルクセンブルク・フィ ルハーモニーOなどのオーケストラと、ダニエル・ハーディング、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ、エフゲニー・スヴェトラーノフといった名指揮者と共 演し、ソリストとして活躍。また1997年から2003年までトーマス・ツェートマイアーが第1ヴァイオリンをつとめるツェートマイアー・クァルテットのチェロ奏者と して活躍するなど、室内楽の名手としても知られます。
「イン・メモリアム」と題した6枚組ボックスにはライヴの初出音源を数多く収録。20世紀の協奏曲を中心に、いかにレパートリーが広いかを示すような充実の 内容をおさめております。
またグローベンは自国の作曲家の作品を積極的に演奏したことでも知られ、ことに女性作曲家の作品演奏には力を入れていました。歿後10年が過ぎた今もな お愛され続けるグローベンの情熱的な演奏。多くのファンを魅了し続ける音楽がこのボックスに収められております。 ※ライヴ録音の一部は音質のばらつきがあるものの、グローベンの貴重なドキュメンタリーとしてCD化を決定したとのことです。 (Ki)

DOREMI
DHR-8173(2CDR)
マルタ・アルゲリッチLIVE第6集
(1)ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11
(2)ショパン:ピアノ協奏曲第2番へ短調 Op.21
(3)モーツァルト:ピアノ・ソナタ ニ長調 K.576
(4)バッハ:パルティータ第2番ハ短調 BWV826
 シューマン:ピアノ・ソナタ第2番ト短調 Op.22
 ラヴェル:夜のガスパール
 プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番変ロ長調 Op.83
マルタ・アルゲリッチ(P)

(1)岩城宏之(指)オランダ放送PO
 録音:1968年10月19日アムステルダム
(2)ヴァーツラフ・ノイマン(指)北ドイツRSO
 録音:1969年3月3日ハンブルク
(3)録音:1960年1月30日ミュンヘン
(4)録音:1971年10月13日ブダペスト
ルゲリッチの貴重ライヴ音源。ショパンの協奏曲、バッハのパルティータ、プロコフィエフの7番など、実にアルゲリッチらしいプログラムがご堪能いただける驚 きのリリースです。
※当DOREMIレーベルの商品はCD-Rで入荷する可能性がございます。ご了承の上お求め頂きますようお願いいたします。 (Ki)

MDG
MDG-90122306(1SACD)
エゴン・ガブラー(1876-1959):コンチェルト集
ホルン協奏曲変ロ長調(22'50)
クラリネットのための演奏会用小品(14'33)
クラリネット協奏曲第3番ニ短調(24'01)
ロベルト・ラング バイン(Hrn)
フリーデリケ・ロート(Cl)
バーデン=バーデンPO
パヴェル・バレフ(指)

録音:2021年3月16-20日、クアハウス・バーデン・バーデン、ヴァインブレナーホール
1876年ドレスデン生まれのエゴン・ガブラー。ドレスデン音楽院でクラリネットを学び、またピアニストとしての才能も開花させる。1898年頃ライプツィヒの 歩兵隊のクラリネット奏者となり、1901年に引退するまでソロ・クラリネット奏者として活躍。その後ハノーファーの宮廷劇場でクラリネット奏者となり、1902年 には宮廷奏者として名誉ある称号を授与。1910年から1935年まで管楽協会のリーダーとなります。またハノーファーとその近郊で250以上のコンサートを開催。 ヴァルター・ギーゼキングとも共演。作曲家としてはトロンボーンとピアノのための「メタモルフォーゼ」、ピアノ曲、クラリネット協奏曲、ホルン協奏曲などを作曲。 1957年4月30日にハノーファー郊外のレーアテで死去。
エゴン・ガブラーは、リストとワーグナーの音楽をこよなく愛しており、このホルン協奏曲は二人の作曲家の様式的特徴を先進的に展開した作品として近年注目 をあつめています。オーケストラ・パートを含めたスコアが出版されたのもほんの数年前です。またクラリネット協奏曲第3番は、ティンパニが鳴り響く不穏な雰囲 気の冒頭。そして荒野で叫ぶ孤独な声のようにクラリネットのソロが登場する様は劇的な展開を予感させるものです。
演奏は、ドレスデン・シュターツカペレ首席ホルン奏者ロベルト・ラングバイン。そしてドイツ期待の若手奏者として注目され、ベロリーナ・アンサンブルの音楽監 督を務めるフリーデリケ・ロート。そしてパヴェル・バレフ率いるバーデン=バーデン・フィルハーモニー。 (Ki)

DOREMI
DHR-8171(2CDR)
レオン・フライシャーLIVE 第3集
(1)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 Op.15
(2)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 Op.19
(3)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 Op.37
(4)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番 ト長調 Op.58
(5)レオン・キルヒナー:ピアノ協奏曲第2番
レオン・フライシャー(P)

(1)ジョージ・セル(指)NYO
 ライヴ録音:1963年3月14日リンカーン・センター、フィルハーモニックホール
(2)ハンス・ロスバウト(指)ケルンRSO
 放送用ライヴ録音:1957年11月18日
(3)フレデリック・ワルトマン(指)ムジカ・エテルナO
 ライヴ録音:1964年11月22日ニューヨーク
(4)オットー・クレンペラー(指)ケルンRSO
 放送用ライヴ録音:1956年2月27日
(5)レオン・キルヒナー(指)NYO
 ライヴ録音:1964年12月3日リンカーン・センター、フィルハーモニックホール
アメリカの名ピアニスト、レオン・フライシャー(1928-2020)の貴重ライヴ音源集。様々な指揮者との共演によるベートーヴェンの協奏曲4曲と、めずらしい キルヒナーの協奏曲を収録。レーベルからの情報ではベートーヴェン1・3番およびキルヒナーは初登場音源とのこと。
※DOREMIレーベルの商品はCD-Rで入荷する可能性がございます。ご了承の上お求め頂きますようお願いいたします。き

APARTE
AP-291(1CD)
18世紀ヴァイオリン協奏曲集
ベンダ:ヴァイオリン協奏曲イ長調L2.13
グラウン:ヴァイオリン協奏曲ハ短調GraunWV Av:]U:18
サン=ジョルジュ:ヴァイオリン協奏曲ニ長調
マッダレーナ・ロンバルディーニ=ジルメン:ヴァイオリン協奏曲第1番変ロ長調Op.3
モーツァルト:ロンド ハ長調K.373
ゼフィーラ・ヴァロヴァ(Vnと指)
イル・ポモドーロ

録音:2021年2月/ヴィラ・サン=フェルモ(ロニーゴ)
ブルガリア出身のゼフィーラ・ヴァロヴァはストイカ・ミラノヴァ門下の女性ヴァイオリニスト。2015年以来イル・ポモドーロのコンミスを務めて名演を支えてき ました。
今回は彼女が指揮も務め、18世紀のヴァイオリン協奏曲を披露。ヨハン・ゴットリープ・グラウン(1702頃-1871)のハ短調とヨゼフ・ブローニュ・サン=ジョ ルジュのニ長調は世界初録音。またタルティーニ門下のヴァイオリニストで女性作曲家でもあったマッダレーナ・ロンバルディーニ=ジルメンの第 1番も興味津々。いずれも生き生きとしたエネルギーに満ち、光り輝くような音色が魅力。モーツァルト以外は珍しい作品と言えますが、宝を発見したような喜びを 感じられるはずです。 (Ki)

Pentatone
PTC-5186949
(1SACD)
(1)ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調(1932)
(2)メシアン:「異国の鳥たち」(1956)
(3)シェーンベルク:ピアノ協奏曲 Op.42(1942)
フランチェスコ・ピエモンテージ(P)
スイス・ロマンドO、
ジョナサン・ノット(指)

録音:(1)2020年11月、(2)2020年12月、(3)2021年2月
ヴィクトリア・ホ ー ル(ジュネーヴ )
ジョナサン・ノット率いるスイス・ロマンドOによる20世紀傑作シリーズ。前作ドビュッシー(ノット編)&シェーンベルクの『ペ レアスとメリザンド』(KKC-6429/30/ PTC-5186782)はレコード芸術誌「特選盤」など高い評価を得ました。
期待の新作はピアノとオーケストラのための傑作3篇。ラヴェルとシェーンベルクのピアノ協奏曲、メシアンの「異国の鳥たち」を、フランチェスコ・ピエモンテー ジをピアノ独奏に迎えて演奏しています。20世紀の協奏曲のジャンルにおいて最も独創的な作品を残したラヴェルとシェーンベルク。ラヴェルのピアノ協奏曲 ト 長調は、むちの一打ちではじめる開始が意表をついており、それだけでも聴き手をひきこみます。ジャズから借りた要素、小刻みなリズム、そしてラヴェルなら ではのキラキラとしたメロディが最大の魅力です。
シェーンベルクのピアノ協奏曲はアメリカ時代の産物で十二音の技巧を用いた作品。単一楽章形式ながら内容的には4つの部分に分けられます。
2つの協奏曲の間に配置されたメシアンの「異国の鳥たち」は、メシアン独特の音響効果が計算された作品。ピアノの独奏パートには3つの小カデンツァと2 つの大カデンツァを含みます。小規模のオーケストラには弦楽器が全く入らず、打楽器が沢山加わっているところも異彩を放ちます。ノット率いるスイス・ロマン ドOがピエモンテージと色彩感豊かに演奏しております! (Ki)

Pentatone
PTC-5186966(1CD)
バッハ:チェンバロ協奏曲集第3集
(1)2台のチェンバロのための協奏曲第3番ハ短調 BWV1062
(2)2台のチェンバロのための協奏曲第2番ハ長調 BWV1061
(3)チェンバロ、オーボエと弦楽のための協奏曲 ニ短調 BWV1059(フランチェスコ・コルティによる再構成版)
(4)2台のチェンバロのための協奏曲第1番ハ短調 BWV1060
フランチェスコ・コルティ(Cemb独奏:BWV1059、第1チェンバロ:BWV1060-1062)
(1)(2)(4)アンドレア・ブッカレッラ(第2チェンバロ)
(3)エマニュエル・ラポルト(Ob)

イル・ポモ・ドーロ【エフゲニー・スヴィリドフ(Vn1)、アンナ・ドミトリエヴァ(Vn2)、ステファノ・マルコッキ(Va)、キャサリン・ジョーンズ(Vc)、パオロ・ズッケリ(ヴィオローネ)】

録音:2021年4月17-21日/ヴィッラ・サン・フェルモ、ロニゴ(イタリア)
フランチェスコ・コルティとイル・ポモ・ドーロによるバッハのチェンバロ協奏曲集第3 集。今作では 2台のチェンバロのための協奏曲 BWV1060-1062の 3曲に加え、冒頭の断片だけが残されているチェンバロ協奏曲BWV1059をコルティ自身による再構成版で収録しています。2台のチェンバロのための協奏 曲では、第2チェンバロにイタリアの独奏者やアンサンブル・リーダーとしても頭角を現しているイタリアの若きチェンバロ奏者アンドレア・ブッカレッラを抜擢。 またBWV1059では、カンタータ第35番を基にコルティ自身が音楽学者と議論を重ねながら数年かけてアイディアを練ったという再構成版で、チェンバロ、オー ボエと弦楽のための協奏曲として復元しています。弦楽は各パート一人の小編成を選択しています。第1集(KKC-6240 / PTC-5186837)、第2集(KKC-6323/ PTC-5186889)で、コルティのひらめきに満ちた鮮やかな独奏とイル・ポモ・ドーロの自発的なアンサンブル、そして最新の研究成果が活かされた演奏が 世界的に高い評価を受け、日本でもレコード芸術特選を獲得するなど、大きな話題を呼んだだけに、この第 3集も大いに期待できます。コルティとイル・ポモ・ドー ロによる新時代のバッハ演奏をお楽しみに! (Ki)

Ars Produktion
ARS-38329(1SACD)
モザイク
ギィ=クロード・ルイパルツ:二重協奏曲第4番(フルートとハープのための)#、
ほおずき(ナサニエル・キャレ編/ピアノと管弦楽版)+、
古典協奏曲(Pと管弦楽のための)*、
ゴレ(P・ソロのための)$、
アダージョ(弦楽オーケストラのための)Ψ
ギィ=クロード・ルイパルツ(Fl、指)#+*Ψ、
アンヌ=ソフィー・ベルトラン(Hp)#、
パスカル・ジャンドロ(指)#、
ナサニエル・キャレ(指)+、
ジャン・デュベ(P)*$、
フォクトラントPO

録音:2021年7月5日-8日
フルート奏者であり作曲家でもあるギィ=クロード・ルイパルツは、作曲家兼指揮者であるギィ・ルイパルツを父に持ちます。彼はフランスの名フルート奏者ジャン=ピエール・ランパルに師事し、フランス放送でフルート奏者として6年間働き、その後は教育者としても活躍しています。東京でも公演を行っており、東京フィルハーモニーSOとピッコロの作品で共演しています。

ONDINE
ODE-1403(1CD)
NX-B07
ジブオクレ・マルティナイティーテ(1973-): 作品集
ぎ行く今、残る今(2020)- パーカッションと弦楽オーケストラのための
闇から光へ(2021)- 弦楽オーケストラのための
心の原風景(2019)- チェロと弦楽オーケストラのための
パヴェル・ギュンテル(パーカッション)
ロカス・ヴァイトケヴィチウス(Vc)
リトアニア室内O
カロリス・ヴァリアコイス(指)

録音:2021年6月8-12日
1973年、ロシア生まれのリトアニア人でニューヨークを拠点としている作曲家、ジブオクレ・マルティナイティーテの作品集。 前作(ODE-1386)に収録された「郷愁」が2022年2月にニューヨーク・フィルの定期演奏会のプログラムに載るなど、注目度が高まっています。 ONDINEへ2作目の録音となるこのアルバムは、過去3年間に書かれた弦楽オーケストラのための3作品を収録、第1曲の「Nunc fluens. Nunc stans」は古代ローマの哲学者ボエティウスの言葉「過ぎゆく今が時間となり、残る今が永遠となる」から採られています。新型コロナウィルス感染症の拡大 が世界を不安と恐怖に巻き込んでいた2020年4〜5月に書かれた作品で、ゆっくりと展開していく音楽が当時の世情を写しつつも、それを越えた「永遠」を 求める心を表現するかのようです。効果的に用いられているパーカッションも聴きどころの一つです。 2020年11月から2021年3月にかけて作曲された「Ex Tenebris Lux 闇から光へ」はヴァイオリン8、ヴィオラ4、チェロ4、コントラバス2の編成による作 品。抑制された挽歌で始まり、様々な奏法を駆使しながら、最後は輝かしい弦の響きが希望を感じさせます。 「Sielunmaisema」(フィンランド語で「心の原風景」といった意味)は独奏チェロと最低21人の奏者を必要とする弦楽オーケストラのための作品。リトアニア とアメリカという大きく異なる文化的アイデンティティを持つ作曲家自身が「どこに住もうとも変わらずに心の中にある風景」を描いたものです。ヴィヴァルディ作 品のように四季をモティーフにしていますが、曲ごとに4つの季節の特徴を表現しているのではなく、楽章は相互に関連性が持たされています。またチェロが主 役であるため、よりまろやかな響きが得られることも特徴です。

PREISER
PRCD-91557(1CD)
モーツァルト:ホルン協奏曲集(室内楽版)
変ホ長調 K.417
変ホ長調 K.495
変ホ長調 K.447
ニ長調 K.412(2021年補完版)
ペーター・ドルフマイヤ ー(Hrn)
ウィーンSOのメンバー
ウィーンのホルン奏者、ペーター・ドルフマイヤーとウィーンSOのメンバーによるモーツァルトの4つのホルン協奏曲。オーケストラ・パートは弦楽五重奏 にアレンジされ、通奏低音チェンバロも加わった編成です。
ペーター・ドルフマイヤーはザルツブルク・モーツァルテウムO、ウィーン国立歌劇場Oでホルン奏者を務め、2014年から2016年までウィーン・ フォルクスオーパー首席奏者、それ以降はウィーンSOで首席奏者を務める名手です。

DOREMI
DHR-8163(2CDR)
ブロニスラフ・ギンペルLive 第1集
(1)ラロ:スペイン交響曲〜第1楽章
サラサーテ:マラゲーニャ イ長調 Op.21-1
(2)ヴィエニャフスキ:スケルツォ・タランテラ Op.16
サラサーテ:ホタ・ナバーラ Op.22-2
パガニーニ(アウアー編):カプリース第24番イ短調
(3)サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
(4)クライスラー:中国の太鼓
 プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ
(5)ディニク:ホラ・スタッカート
(6)シベリウス:ヴァイオリン協奏曲
(7)モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番
(8)グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲
ブロニスラフ・ギンペル(Vn)

(1)ブロニスラフ・ギンペル(指)ABCコンサート・オーケストラ
 録音:1949年頃(放送用ライヴ)
(2)リチャード・ベックマン(P)
 録音:1953年8月29日(放送用ライヴ)
(3)マルティン・クラウゼ(P)
 録音:1955年2月13日(放送用ライヴ)
(4)カロル・ギンペル(P)
 録音:1930年代(放送用ライヴ)
(5)ピアニスト不明
 録音:1930年代(放送用ライヴ)
(6)オイゲン・ヨッフム(指)、BPO
 録音:1956年4月21日(放送用ライヴ)
(7)ロベルト・ベンツィ(指)西ドイツRSO
 録音:1967年頃(放送用ライヴ)
(8)ジョセフ・ステパル(指)ABCコンサート・オーケストラ
 録音:1949年頃(放送用ライヴ)
「戦場のピアニスト」ウワディスワフ・シュピルマンとデュオを組み世界中で2500回以上のコンサートを開いたことでも知られるヴァイオリニスト、ブロニスワフ・ ギンペルの貴重音源集です。ヨッフムBPOとのシベリウスも収録。
※当DOREMIレーベルの商品はCD-Rで入荷する可能性がございます。ご了承の上お求め頂きますようお願いいたします。 (Ki)

NIFC
NIFCCD-078(1CD)

PNIFCCD-078(1CD)
国内盤仕様
税込定価
ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番#
ドブジンスキ:演奏会用序曲 Op.1
クルピンスキ:クラリネット協奏曲 変ロ長調(1823)+
ドブジンスキ:交響曲第2番 ハ短調 「性格的」 Op.15(1831)
18世紀オーケストラ、
アリョーナ・バーエワ(Vn)#、
エリック・ホープリッチ(Cl)+、
ホセ・マリア・フロレンシオ(指)

録音:2018年9月7日-9日、コンサート・ホール、クシシュトフ・ペンデレツキ・ヨーロッパ音楽センター(ルスワビツェ、ポーランド)
ポーランド国立ショパン研究所の自主レーベル「NIFC」による『ショパンの時代の音楽』シリーズから、イグナツィ・フェリクス・ドブジンスキ(1807-1867)の交響曲第2番「性格的」をメインにしたアルバムが登場です。ドブジンスキは、帝政ロシアの圧政下にあったポーランドのショパンと同世代の作曲家で、ワルシャワでは同時期にユゼフ・エルスネルに師事していたというショパンと繋がりの深い作曲家です。同時収録されたロマン派ヴァイオリン協奏曲の傑作、ヘンリク・ヴィエニャフスキのヴァイオリン協奏曲第2番では、ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクール(2001)、パガニーニ・モスクワ国際コンクール(2004)、仙台国際音楽コンクール(2007)で優勝、そしてNHKSOとの共演で度々来日している(2022年5月にもN響と共演予定!)アリョーナ・バーエワをソリストに迎えています。また、カロル・クルピンスキ(1785-1857)のクラリネット協奏曲では、18世紀オーケストラの首席クラリネット奏者でありヒストリカル・クラリネットの名手エリック・ホープリッチをソリストに迎えています。ホープリッチは2019年にも18世紀オーケストラとの共演でクルピンスキの協奏曲を録音(GCD921128)していますが、こちらはその約1年前に録音されていたもの。指揮は、ブラジル出身のホセ・マリア・フロレンシオ(Jr.)で、彼はワルシャワ音楽院で指揮を学んだ後1985年以降はポーランドに定住し、ウッチ大劇場の指揮者、ヴロツワフ歌劇場やモニューシュコ大劇場の音楽監督、ポーランド放送合唱団やポズナン・フィルの芸術監督、ポーランド国立歌劇場(ワルシャワ大劇場)の常任指揮者など、ポーランドの主要なポストを歴任してきました。その豊富な経験とポーランド音楽に寄せる情熱を活かし、18世紀オーケストラと共に『ショパンの時代の音楽』を再現します。

Diapason
DIAP-144(1CD)
グリーグ:作品集
(1)ピアノ協奏曲 イ短調 Op.16
(2)管弦楽伴奏付き歌曲集(最初の出会い Op.21-1
 春 Op.33-2/若者 Op.33-1
 ルンダルネにて Op.33-9
 到着点 Op.33-12
 モンテ・ピンチョから Op.39-1
 希望 Op.26-1/白鳥 Op.25-2
 エロス Op.70-1/君を愛す Op.5-3
(3)ピアノのための3つの小品(恋の曲 Op.43-5
ヨルスターの踊り Op.17-5
ゆりかごの歌 Op.68-5)
(1)クリフォード・カーゾン(P)、LSO、エイフィン・フィエルスター(指)
録音:1959年
(2)キルステン・フラグスタート(S)、BBC響、マルコム・サージェント(指)
録音:1957年
(3)アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(P)
録音:1940年-1941年
「フランスの世界的クラシック音楽専門雑誌である「ディアパゾン(Diapason)」が音楽史に輝く名曲の歴史的名演を選出し、新たなマスタリングを施して復刻するシリーズ『レ・ザンディスパンサーブル・ド・ディアパゾン 〜 ディアパゾンが選んだ決定盤』。第144巻は、グリーグの作品集!
ノルウェー出身の指揮者フィエルスターとイギリスの名ピアニスト、クリフォード・カーゾンによるグリーグの傑作のひとつ「ピアノ協奏曲」と、ノルウェー出身の世界的ソプラノ歌手キルステン・フラグスタートによる「歌曲集」、最後に巨匠アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリによる「小品集」を収録した充実の内容です。

CALLIOPE
CAL-2197(1CD)
ショスタコーヴィチ&チャイコフスキー
ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番(Vc・アンサンブル版)
チャイコフスキー:ロココ風の主題による変奏曲(Vc・アンサンブル版)
クセニア・ヤンコヴィチ(Vc)、
アンサンブル・インスピリムス

録音:2021年7月8日-10日、マルティン・ルター教会(デトモルト、ドイツ)
ショスタコーヴィチの「チェロ協奏曲第1番」とチャイコフスキーの「ロココ風の主題による変奏曲」をチェロだけで演奏するという非常に珍しい編曲版の登場です。コロナ禍に行われたこのプロジェクトは、クセニア・ヤンコヴィチとその教え子たちである若い8人のチェリストたちによって行われ、ショスタコーヴィチの未亡人であるイリーナ・ショスタコーヴィチとDSCH出版の許可を得てのリリースとなりました。その演奏は、同一楽器で演奏されていることもあり音色の纏まりは見事で、チェロという楽器の表現力に改めて驚かされるものです。鬼気迫るショスタコーヴィチと、ロマンティックなチャイコフスキーをお楽しみいただけます。
セルビアに生まれたクセニア・ヤンコヴィチは、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチに師事した後、ピエール・フルニエ、アンドレ・ナヴァラの下で研鑽を積んだ経歴を持っています。ガスパール・カサド国際チェロ・コンクールでの優勝後、ハムレット・ピアノ・トリオのメンバーとして活躍するなど、ソリスト、室内楽奏者として幅広い活動し、ドイツのデトモルト音楽大学で教鞭も執っています。


MELO CLASSIC
MC-1058(2CD)
アレグザンダー・ユニンスキー/ピアノ欧州楽旅1951-1962年

(1)ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11
(2)ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲
(3)ショパン:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35
(4)プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番ハ長調Op.26
(5)バッハ:パルティータ第2番ハ短調BWV826
(6)シューマン:謝肉祭Op.9
ラヴェル:夜のガスパール〜オンディーヌ
アレグザンダー・ユニンスキー(P)

(1)カール・メレス(指)RTL響
録音:1958年11月19日ベルギールクセンブルク放送スタジオ(モノラル)
(2)ヴィリ・シュタイナー(指)NDRハノーファーSO
録音:1961年4月11日西ドイツハノーファー放送スタジオ(モノラル)
(3)録音:1961年4月10日西ドイツハノーファー放送スタジオ(モノラル)
(4)アンドレ・リュー・シニア(指)リンブルフSO
録音:1951年6月29日オランダマーストリヒト放送スタジオ(モノラル)
(5)録音:1961年4月16日西ドイツミュンヘン放送スタジオ(モノラル)
(6)録音:1962年2月15日フランスパリ放送スタジオ(モノラル)
アレグザンダー・ユニンスキー(日本ではウニンスキーの表記も多いがユニンスキーが本来に近い1910-1972)はキーウ/キエフ(当時はロシア帝国領)の生まれ。幼くして才能を発揮し、キエフ音楽院の名教師、ホロヴィッツの恩師セルゲイ・タルノフスキーに学ぶ。ロシア革命に巻き込まれ一家は1923年にパリに移住、パリ音楽院でラザール=レヴィ門下生となります。1932年、第2回ショパン国際ピアノ・コンクールで優勝。ドイツのフランス侵攻後に新大陸に移り、1943年から米国を拠点にし、第二次世界大戦後はフランスを中心とした欧州でも活躍した。ユニンスキーは、19世紀の伝統に連なるヴィルトゥオーソ・ピアニストの豊かな音楽性と、近代的な高い技術とやや硬質で繊細な響きで音楽を紡ぐ現代的ピアニストの性格が両立しており、21世紀の今聞いても実に素晴らしい。かつてPHILPSにショパンなどを録音しCDにもなったが今はすべて廃盤。このドイツ、オランダ、ベルギーでの放送録音はユニンスキーの素晴らしい芸術を伝えてくれる貴重なものだ。
MELO CLASSIC
MC-1060(2CD)
ハリーナ・チェルニー=ステファンスカ/ドイツでの楽旅1958-1971年

(1)リスト:ピアノ協奏曲第1番変ホ長調
(2)グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調Op.16
(3)メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲第1番ト短調Op.25
(4)ショパン:夜想曲ホ短調Op.72-1/ワルツロ短調Op.69-2/前奏曲変イ長調Op.28-17
(5)ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11
(6)ラモー:サラバンド/ガヴォット/タンブーラン/鳥の囀り/優しい訴え/メヌエット/雌鶏
D.スカルラッティ:ソナタニ短調K.9/ソナタニ長調K.430/ソナタハ長調K.159
マチェイェフスキ:三連作
ハリーナ・チェルニー=ステファンスカ(P)

(1)ハインツ・フリッケ(指)シュターツカペレ・ベルリン
録音:1964年6月3日東ドイツベルリン放送スタジオ(モノラル)
(2)オタカール・トルフリク(指)ベルリンRSO
録音:1962年4月7-8日東ドイツベルリン放送スタジオ(モノラル)
(3)ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指)NDRSO
録音:1963年2月24-25日西ドイツハンブルク放送スタジオ(モノラル)
(4)録音:1958年9月25日西ドイツハノーファー放送スタジオ(モノラル)
(5)ロルフ・クライネルト(指)ベルリンRSO
録音:1971年2月4-5日東ドイツベルリン放送スタジオ(モノラル)
(6)録音:1963年2月27日西ドイツハンブルク放送スタジオ(モノラル)
偉大なポーランド人ショパン弾き、ハリーナ・チェルニー=ステファンスカ(1922-2001)のドイツでの放送録音集。ハリーナ・チェルニー=ステファンスカはポーランドのクラクフの生まれ。戦後初となった1949年の第4回ショパン国際コンクールで第1位(ベラ・ダヴィドヴィチと同位)、以来20世紀半ばのポーランド人ショパン弾きとして大活躍をした。一方で、たしかに彼女はショパンを中心に弾いていたのだが、他の作曲家の作品の録音が極端に少ない。この2CDには、ピアノ協奏曲第1番を含めたショパン4曲の他に、リスト、グリーグ、メンデルスゾーン、ラモー、スカルラッティ、マチェイェフスキと、今まで知らなかったチェルニー=ステファンスカの姿が多々。そしてどの演奏も彼女ならではの気高くも激しい情熱で満ちています。グリーグのピアノ協奏曲のあの有名な冒頭の見事な捌き一つをとっても彼女のファンにはたまらないでしょう。加えてチェルニー=ステファンスカの弾くラモーとスカルラッティ、これもまたたいへんに見事な出来栄えだ。
MELO CLASSIC
MC-1063(2CD)
伝説的なポーランドのピアニストたち/ドイツでの演奏会1949-1959年

(1)ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11

(2)ショパン:ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21

(3)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23

(4)プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番ハ長調Op.26
(1)バルバラ・ヘッセ=ブコフスカ(P)
ヘルマン・アーベントロート(指)ベルリンRSO
録音:1955年2月20日東ドイツベルリン放送スタジオ(モノラル)
(2ヘンリク・シュトンプカ(P)
ヘルマン・アーベントロート(指)ライプツィヒRSO
録音:1952年5月5日東ドイツライプツィヒ放送スタジオ(モノラル)
(3)マリアン・フィラー(P)
ヴィンフリート・ツィリヒ(指)フランクフルトRSO
録音:1949年2月16日西ドイツフランクフルト放送スタジオ(モノラル)
(4)レギナ・スメンジャンカ(P)
ヘルベルト・ケーゲル(指)ライプツィヒRSO
録音:1959年4月20日東ドイツライプツィヒ放送スタジオ(モノラル)
題名の通りポーランド出身の4人のピアニストの演奏が収録されています。ヘンリク・シュトンプカ(1901-1964)はワルシャワ音楽院で学んだ後、1927年の第1回ショパン国際ピアノ・コンクールに参加。直後にパリに移り、ここで偉大なピアニスト、イグナツィ・ヤン・パデレフスキの指導を受ける。1930年代に大活躍するも、第二次世界大戦中はワルシャワで身を潜めざるを得なかった。戦後国際的活動を再開、またクラクフ音楽院のピアノ教授を亡くなるまで務めた。録音は少なくCDでは無いに等しかったところに、今回ショパンのピアノ協奏曲第2番の録音が発掘、しかも巨匠ヘルマン・アーベントロートの指揮。今回のMELOCLASSICのリリースでも特にお宝度の高いもの。バルバラ・ヘッセ=ブコフスカ(1930-2013)は中央ポーランドのウッチの生まれ。戦後初となった1949年の第4回ショパン国際ピアノ・コンクールで第2位を受賞(第1位はハリーナ・チェルニー=ステファンスカとベラ・ダヴィドヴィチ)、これで一気に国際的に名を知られるようになった。1953年、パリでのロン=ティボー国際コンクールのピアノ部門では第5位だったが、審査員のアルトゥール・ルービンシュタインから絶賛されこれも彼女の名を知らしめた。1950、60年代には世界的に活躍したが、1970年代以降は教職に重きを置き、ワルシャワ高等音楽院の名教師として知られた。マリアン・フィラー(1917-2012)はワルシャワ生まれのピアニスト(男性である)。第二次世界大戦では強制収容所から命からがら生還した。終戦後ドイツで活動したのち、1950年に米国デビュー、そして移住。1958年にテンプル大学の音楽部門のピアノ主任に就任、長く指導者として活躍した。94歳と長命したが商業録音とはあまり縁がなく、MELOCLASSICが2015年にショパン集のCDを出すまではほとんど忘れ去られていた。ここではドイツ時代の見事なチャイコフスキーの協奏曲が聞ける。レギナ・スメンジャンカ(1924-2011)は年9月15日)はトルンの生まれ。天才少女として名を馳せ、1936年からトルン音楽院で前述のヘンリク・シュトンプカから教えを受ける。十代後半は第二次世界大戦に巻き込まれ、戦後になってようやくクラクフ音楽院で十分に学ぶことができた。戦後初となった1949年の第4回ショパン国際ピアノ・コンクールで第11位入賞。彼女が国際的に有名になるのは1950年代末以降のことで、1961年には北米楽旅で成功しています。教育者としても高名な彼女は、日本では「ショパンをどのように弾きますか?」という著作でも知られているでしょう。録音は少なくなかったものの、現在CDはほとんど入手難。若き日のヘルベルト・ケーゲルが伴奏指揮を務めたこのプロコフィエフのピアノ協奏曲第3番の録音は嬉しいもの。
MELO CLASSIC
MC-2049(2CD)
クリスティアン・フェラス/ヨーロッパでの楽旅1961-1974年


(1)ラロ:スペイン交響曲ニ短調Op.21(第3楽章省略)

(2)メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64

(3)ショーソン:詩曲

(4)モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調K.218

(5)バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番〜ガヴォット・アン・ロンドー

(6)ロベール・ド・フラニ:ダヌビアナ

(7)ラヴェル:ツィガーヌ

(8)シェーンベルク:ヴァイオリン協奏曲Op.36
クリスティアン・フェラス(Vn)

(1)ルイ・ド・フロマン(指)RTLO(ルクセンブルクRSO)
録音:1961年3月22日ベルギールクセンブルク放送スタジオ(モノラル)
(2)ボゴ・レスコヴィチ(指)WDRSO放送スタジオ録音
録音:1964年4月29日西ドイツケルン放送スタジオ(モノラル)
(3)ジャン・クロード・アルトマン(指)ORTFリリックO
録音:1969年5月9日フランスパリ放送スタジオ(ステレオ)
(4)ヘルムート・ミュラー=ブリュール(指)ケルン室内O
(5)録音:1968年8月3日フランスマントンライヴ(モノラル)
(6)ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス(指)ORTF国立O
録音:1964年9月9日フランスブザンソンライヴ(モノラル)
(7)ジャン・クロード・アルトマン(指)ORTFリリックO
録音:1969年5月16日フランスパリ放送スタジオ(ステレオ)
(8)ミルティアデス・カリディス(指)ORFSO
録音:1974年オーストリアグラーツライヴ(モノラル)
クリスティアン・フェラスの協奏曲を中心とした録音を集めています。1960年代からフェラスが第一線を退く直前の1974年まで。目玉はシェーンベルクのヴァイオリン協奏曲だろう、フェラスは商業録音を残していないし、ライヴ録音でも初めてではないだろうか。ロベール・ド・フラニはリヨンの作家、政治家であるロベール・プロトン・ド・ラ・シャペル(1894―1982)の芸名。ダヌビアナは「ドナウ風の」といった意味あいの言葉で、曲中何度かワルツが用いられています。世界初演でのライヴ録音。ルクセンブルクでのラロのスペイン交響曲はフランスの名匠でルクセンブルクRSOを長く率いたルイ・ド・フロマンの指揮と相まって濃厚な味わいを広げています。一方ケルンでのメンデルスゾーンは端正な味わいの演奏。ショーソンの詩曲とラヴェルのツィガーヌはステレオ。
MELO CLASSIC
MC-2050(2CD)
伝説的なソヴィエト連邦のヴァイオリニストたちヨーロッパでの楽旅1961-1974年


(1)ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第1番嬰ヘ短調Op.14
(2)プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番ト短調Op.63
(3)ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調Op.108
ハチャトゥリアン:詩曲
ハチャトゥリアン(ハイフェッツ編):アイシャの踊り,剣の舞(「ガイーヌ」から)
(4)ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタホ長調Op.1-15HWV373
(5)カバレフスキー:ヴァイオリン協奏曲ハ長調Op.48
(6)パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第2番ロ短調Op.7
(1)ボリス・ゴリトシテイン(Vn)
ズデネク・マーツァル(指)NDRハノーファー放送O
録音:1975年6月6日西ドイツハノーファーライヴ(ステレオ)
(2)ボリス・ゴリトシテイン(Vn)
ユーリ・アーロノヴィチ(指)NDR響
録音:1976年10月8日西ドイツハノーファーライヴ(ステレオ)
(3)ボリス・ゴリトシテイン(Vn)、シシュティ・ヨルト(P)
録音:1977年6月3日西ドイツハノーファー放送スタジオ(ステレオ)
(4イーゴリ・ベズロドニー(Vn)、フセヴォロド・ペトルシャンスキー(P)
録音:1968年6月8日東ドイツライプツィヒライヴ(モノラル)
(5)イーゴリ・ベズロドニー(Vn)
キリル・コンドラシン(指)ベルリンRSO
録音:1950年7月24日東ドイツベルリンライヴ(モノラル)
(6)ユリアン・シトコヴェツキー(Vn)
フランツ・ユング(指)ライプツィヒRSO
録音:1955年12月17日東ドイツライプツィヒ放送スタジオ(モノラル)
ソヴィエト連邦出身のヴァイオリニストの録音を集めています。CD1枚以上を占めるボリス・ゴリトシテイン(ドイツ語読みではゴルトシュタイン、しかし日本では英独語折衷のゴールドシュタインの表記が多い1922-1987)はウクライナのオデッサの生まれ。父親はライプツィヒ生まれのドイツ人。5歳でヴァイオリンを習うとすぐに才能を発揮し、一家はモスクワに移住してボリスに本格的な音楽教育を受けさせる。1933年の全連邦音楽演奏コンクールで特別賞を受賞。そして1935年、伝説的な第1回ヘンリク・ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクールで、第1位ジネット・ヌヴー、第2位ダヴィド・オイストラフ、第3位ヘンリ・テミアンカに次いで第4にに入賞。さらに1937年のウジェーヌ・イザイ・コンクール(後のエリザベート王妃国際音楽コンクール)のヴァイオリン部門でも第4位を受賞。いずれもまだ十代のこと。このまま国際的人気ヴァイオリニストになって当然だったが、ソ連政府は彼の国外出国をほとんど認めず、また録音も僅かで、ソ連に封じ込められてしまい、西側では幻のヴァイオリニストになってしまった。1974年にドイツに亡命、残りの人生は教職が主だった。ここに収録されている録音はいずれもドイツ亡命後のもの。残念ながら既に技術的な衰えが目立つが、ブラームスのニ短調のソナタでの味わい深い演奏は偉大なヴァイオリニストならではのものだ。イーゴリ・ベズロドニー(1930-1997)は、ソ連時代のグルジア(ジョージア)の首都トビリシの生まれ。父はトビリシのオーケストラのリーダーで音楽院の教授、母もヴァイオリン教師。1937年に一家はモスクワに移り、レオニード・コーガンら多くの名ヴァイオリニストを育て上げた名教師アブラム・ヤンポルスキー(レオポルト・アウアーの高弟)に学ぶ。1949年、プラハでのヤン・クベリーク国際コンクールで第1位。1950年、第1回ヨハン・ゼバスティアン・バッハ国際コンクールのヴァイオリン部門で第1位。同じ年に初めてフィンランドを訪れ、以降フィンランドでの活動が多くなる(ヘルシンキで亡くなっている)。ヴァイオリニストとして活動する一方で、後年は指揮活動も行う。ソ連を代表するヴァイオリニストとして録音も多く残していたものの、CDになったものは僅かで、しかもCDはLPから採録されたものだったりと、ここ数十年は冷遇されてきた。このCDに聞ける1950年のカバレフスキーのヴァイオリン協奏曲は、前述のバッハ国際コンクールに参加した時期の東ベルリンでの演奏会のライヴ録音。15分強の短い作品だが、ベズロドニーの凛とした美音と卓越した技術、果敢な踏み込みを大いに楽しめる。伴奏指揮がキリル・コンドラシンというのも嬉しい。ユリアン・シトコヴェツキー(1925-1958)は伝説的なソ連のヴァイオリニストだが、今日ではドミトリー・シトコヴェツキーの父として知られているでしょう。ウクライナのキーウ/キエフの生まれ。彼もアブラム・ヤンポルスキーに学んでいます。1952年、第2回ヘンリク・ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクールで第2位。1955年のエリザベート王妃国際音楽コンクールのヴァイオリン部門で第2位、しかしこれはソ連からの参加者を冷遇した結果だったとも伝えられています。瑞々しくも切れ味の良い音色、高度な技術、そして新鮮な現代的感性と、20世紀後半を代表するヴァイオリニストになるはずだったが、病に倒れ僅か32歳で亡くなった。それでもシトコヴェツキーの素晴らしい演奏は残された録音を通じて人々を魅了し、1970年代には日本で愛好家によるLPが発売され、21世紀に入ると秘蔵音源が何枚もCDになったりしていた。ここでのライプツィヒでのパガニーニは全盛期のシトコヴェツキーの姿を伝える素晴らしい記録です。
MELO CLASSIC
MC-2051(2CD)
ミハイル・ヴァイマン東ドイツでの演奏会1951-1963年


(1)チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35
(2)モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調K.219
(3)バッハ:ヴァイオリン協奏曲ホ長調BWV1042
(4)マチャヴァリアニ:ヴァイオリン協奏曲
(5)プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第1番ヘ短調Op.80
バルトーク(Szekely編):ルーマニア民俗舞曲
ヴィヴァルディ:前奏曲ハ短調
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調BWV1001
ミハイル・ヴァイマン(Vn)

(1)ロルフ・クライネルト(指)ベルリンRSO
録音:1957年5月20日東ドイツベルリン放送スタジオ(モノラル)
(2)ヘルマン・アーベントロート(指)ベルリンRSO
録音:1955年5月15日東ドイツベルリンライヴ(モノラル)
(3)カール・エリアスベルク(指)ライプツィヒRSO
録音:1950年7月29日東ドイツライプツィヒライヴ(モノラル)
(4)フランツ・コンヴィチュニー(指)ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO
録音:1951年11月27日東ドイツライプツィヒライヴ(モノラル)
(5)マリア・カランダショヴァ(P)
録音:1963年10月30日東ドイツベルリンライヴ(モノラル)
ミハイル・ヴァイマン(1926-1977)はソ連時代のウクライナ、ムィコラーイウ州ノヴィイ・ブーフの生まれ。父親は町の吹奏楽団の指揮者だった。1933年にオデッサに移住し、ミハイル少年はヴァイオリンを学び始める。順調に腕前を上げるが、第二次世界大戦の勃発で音楽院ごとウズベキスタンのタシュケントに疎開。戦後、モスクワで名教師アブラム・ヤンポルスキーの前で試演して認められ、音楽院ごとレニングラードに移る。1949年、プラハでのヤン・クベリーク国際コンクールで第4位。1950年、第1回ヨハン・ゼバスティアン・バッハ国際コンクールのヴァイオリン部門で第2位。1951年、エリザベート王妃国際音楽コンクールのヴァイオリン部門で第2位(第1位はレオニード・コーガン)。1950、60年代にヴァイマンは東欧圏で精力的に演奏活動を行い、並行して指導者としても多くの優秀な弟子を輩出した。1977年、心臓発作で51歳で亡くなった。長命すれば西側での活動も広がったろう。2005年にMelodiyaからまとまった量の録音がCDになっていた。この2CDには1950年代を中心とした東ドイツでの放送録音を収録。チャイコフスキーの協奏曲はヴァイマンが絶好調で、軽快で歯切れ良い第3楽章もロシア的哀愁が漂う第2楽章も絶品だ。モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第5番は、ヴァイマンの洗練された美音と粋な歌いまわしを、大指揮者ヘルマン・アーベントロートが大きく支えた素晴らしい名演。グルジア/ジョージアの作曲家、アレクシ・マチャヴァリアニ(1913―1995)のヴァイオリン協奏曲は、ヴァイマンはモスクワで商業録音もしており得意曲だったのかもしれない。伴奏がフランツ・コンヴィチュニー指揮のゲヴァントハウスOというのも凄い。

ODRADEK RECORDS
ODRCD-413(1CD)
ブラームス・ザ・プログレッシヴVol.2
ウェーベルン:9楽器のための協奏曲Op.24(1934)
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番
ピナ・ナポリターノ(P)
モデスタス・ピトレナス(指)リトアニア国立SO

録音:2021年6月10-11日リトアニア・ナショナル・フィルハーモニック・ホール、ヴィリニス
※日本語オビ・解説付き
ピナ・ナポリターノの「ブラームス・ザ・プログレッシヴ」シリーズの第 2弾。第1弾「ブ ラームス、ウェーベルン、ベルク:ピアノ作品集」(ODRCD330)はレコード芸術特選! ブラームスは一般に思われているような頑迷な保守主義者では決してなく、実は新ウ ィーン楽派の 3人が深く傾倒、影響を受けるほど先進的な作曲家でした。この企画は ブラームスの作品を新ウィーン楽派の作品と対比させることで彼のそうした側面を浮き 彫りにしようというものです。今回はブラームスの交響曲並みの規模を持つ大作、ピア ノ協奏曲第 2番にウェーベルンの 9楽器のための協奏曲を対峙させます。9 楽器の ための協奏は伝統的な意味でのピアノ協奏曲ではなく、極めて室内楽的な作品です が、ナポリターノは厳しい様式で書かれたこの作品をみずからリードし峻厳なリリシズ ムを表出しています。ブラームスの第 2ピアノ協奏曲では甘いロマンティシズムを惜し げもなく出す一方、作品に内在する堅牢な論理性と構造を凛とした態度で演奏。同 作品の新しい名演の誕生といってよいでしょう。聴き手はこのアルバムでウェーベルン の作品の中にあるロマンティシズムとブラームスの作品の中にある前衛性を再発見す ることでしょう。

Forgotten Records
fr-1823(1CDR)
カンポーリ〜協奏曲録音集
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲#
アルフレッド・カンポーリ(Vn)
ジョン・プリッチャード(指)ロイヤルPO
アタウルフォ・アルヘンタ(指)LSO #

録音:1961年8月10日-12日、 EMI アビー・ロード第1スタジオ、ロンドン/1956年12月27日-28日、キングズウェイ・ホール#、ともにロンドン、ステレオ
※音源:HMV SXLP 20043、、 Decca SXL 2029 #他
Forgotten Records
fr-1822(1CDR)
サイエ、パウムガルトナー〜モーツァルト
オーボエ協奏曲 ハ長調 K.314*
ディヴェルティメント集【第12番変ホ長調 K.252/第13番ヘ長調 K.253/第14番変ホ長調 K.270/第16番変ホ長調 K.289]#
マルセル・サイエ(Ob)*
ベルンハルト・パウムガルトナー(指)
ザルツブルク・モーツァルテウム・カメラータ・アカデミカ*、
ウィーンSO
木管アンサンブル#

録音:1950年*、953年12月10日-13日、ウィーン#
※音源:Period SPLP 519*、 Philips A 00211 L #
Forgotten Records
fr-1824(1CDR)
ブロニスワフ・ギンペル〜協奏曲録音集
ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲 イ短調 Op.53+
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調 Op.26*
ブロニスワフ・ギンペル(Vn)
ロルフ・ラインハルト(指)
バーデン=バーデン南西ドイツ放送O

録音:1957年1月
※音源:Opera Pantheon XP 2930+、XP 3060*
Forgotten Records
fr-1827(1CDR)
ウェーバー:クラリネット協奏曲第1番*
ファゴット協奏曲 ヘ長調 Op.75#、
ピアノとクラリネットの為の変奏曲 Op.33+
ジャック・ランスロ(Cl)
ポール・オンニュ(Fg)#
ルイ・ド・フロマン(指)
オワゾリール・アンサンブルO*
アニー・ダルコ(P)+

録音:1955年
※音源:L'Oiseau-Lyre OL-LD 69、OL 50105
Forgotten Records
fr-1835(1CDR)
ラロ:スペイン交響曲 (4楽章版)*
フランク(ピエルネ編):前奏曲,コラールとフーガ#
ラヴェル:道化師の朝の歌
 「マ・メール・ロワ」組曲
ベティ=ジーン・ヘイガン(Vn)*
ディミトリ・ミトロプーロス(指) NYO

録音:1950年11月26日、1951年10月28日#、1956年11月4日*、すべてカーネギー・ホール(放送用録音)

Indesens
INDE-160(1CD)
ローラン・ルフランソワ(b.1974):木管楽器のための協奏曲集
クラリネットと管弦楽のための協奏曲*
シギリージャ〜フルートと弦楽オーケストラのための
Le nouveau Balneaire〜管弦楽のための
E♭クラリネットと弦楽オーケストラのための協奏曲**
ポール・メイエ(Cl)*、
マガリ・モニエ(Fl)、
ピエール・ジェニソン(Cl)**、
ジャン=フランソワ・ヴェルディエ(指)、
ヴィクトル・ユーゴ・フランシュ=コンテO

録音:2020年12月17日-19日(フランス)
エコール・ノルマル音楽院でステファーヌ・デルプラス、ギヨーム・コネソンに師事したフランスの作曲家、ローラン・ルフランソワは、2006年ブローニュ市若手作曲家コンクールで聴衆賞を、2016年にSACEMからクロード・アリュー賞を受賞。これまでに「マリンバとクラリネットのためのパドゥク・ファンタスティクス」(出田りあ、ポール・メイエのための委嘱作品)など、多くの著名なアーティストのための作品を手掛けるなど、フランスのクラシック音楽専門誌ディアパゾンからも絶賛されている気鋭の作曲家です。
本アルバムでは、木管楽器(クラリネット、フルート)のための協奏曲を中心に収録。その完璧なテクニックと群を抜く音楽性、豊かな音色で世界トップクラスの名手のひとりに数えられ、ここ日本では、東京フィルハーモニーSO、東京佼成ウインドオーケストラの首席指揮者(2010年〜2012年)としても活躍するポール・メイエ(Cl)を筆頭に、マガリ・モニエ(Fl)、ピエール・ジェニソン(Cl)という管楽器王国フランスが誇る豪華ソリスト陣が、刺激的で詩的なローラン・ルフランソワの世界を描いていきます。
Indesens
INDE-159(1CD)
プロクラメーション〜近現代のトランペット協奏曲集
ブロッホ:プロクラメーション
アルチュニアン(1920-2012):トランペット協奏曲変イ長調
ジャック・エテュ(1938-2010):トランペット協奏曲 Op.45
ジョン・エスタシオ(b.1966):トランペット協奏曲(世界初録音)
マルク・グージョン(Tp)
ミュルーズSO、
ジャック・ラコンブ(指)
※使用楽器:Schilke SC4-MG(ブロッホ、エテュ、エスタシオ)、Schilke SB4-MG(アルチュニアン)

録音:2020年9月、ラ・フィラチュール(ミュルーズ、フランス)
ギャルド・レピュブリケーヌO(吹奏楽団)やミュルーズSO、ピカルディO、パリ室内Oの首席奏者を歴任し、現在は、パリ国立歌劇場Oのスーパー・ソリスト(第1首席奏者)を務め、パリ国立高等音楽院の教授としても活躍する現在のフランスを代表するトランペット奏者の1人、マルク・グージョン。古典派のトランペット協奏曲集(INDE-145)に続く、Indesens(アンデサンス)第2弾は近現代の協奏曲集。
前作の古典派のトランペット協奏曲集では、トランペット奏者にとってのバイブルであるハイドン、フンメル、ネルーダ、そして、モーツァルトのスタイルを踏襲して書かれた、現代フランスの作曲家ガングネの協奏曲を取り上げるなど、自身の初ソロ録音として申し分のないプログラムで好スタートを切りました。
本アルバムでは、1950年代から現代にかけて作曲された作品を収録。トランペット奏者にとって欠かすことの出来ないレパートリーのひとつに数えられる、アルチュニアンの協奏曲に加え、カナダ連邦結成150周年を記念して2017年に作曲された、カナダの作曲家、ジョン・エスタシオによる映画音楽から
室内楽、交響曲、オペラなど、多くの要素が盛り込まれた世界初録音となる協奏曲では、色彩感溢れるオーケストラのサウンドと、グージョンの表現力豊かな音楽性が見事にマッチし、一つの壮大な物語を描くかのように奏でていきます。

Hyperion
CDA-68389(1CD)
ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ Vol.84〜アロイス・シュミット(1788-1866)::ピアノ協奏曲集
ピアノ協奏曲第1番ハ短調 Op.14
ピアノ協奏曲第2番ニ短調 Op.34
華麗なるロンド Op.101
ハワード・シェリー(P&指)、
アルスターO

録音:2021年6月15日-17日、ウォーターフロント・ホール(ベルファスト)
ロマン派の知られざるピアノ協奏曲の発掘・蘇演を行うハイペリオンの人気シリーズ、「ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ(RPCS)」。第84巻は、19世紀に活躍したアロイス・シュミット(1788-1866)のピアノ協奏曲集です。彼は教育者として非常に優れていて、その指導法や、練習曲は評判がよく広く知れ渡っており、当時フランツ・リストなどからも高く評価されていました。
ドイツで生まれたアロイス・シュミットは、最初オルガン奏者であった父親から音楽を学びました。その後、オッフェンバッハで、モーツァルト研究で知られた作曲家兼音楽出版者であるヨハン・アントン・アンドレに師事しました。1810年にはフランクフルトでピアニストとしてデビューし、この頃から彼はピアノ教師としても評判を高めていきました。作曲家としては、4曲のオペラや2曲のオラトリオ、その他にも交響曲や弦楽四重奏曲、4曲のピアノ協奏曲、そして歌曲やカンタータと幅広いジャンルで100曲以上の作曲しましたが、現在ではあまり知られておらず、今回収録された2つのピアノ協奏曲と「華麗なるロンド」は世界初録音となります。これらのピアノ協奏曲はベートーヴェンやモーツァルトのような響きも感じられ、随所に優れた教育者であったアロイス・シュミットの工夫がみられます。

Forgotten Records
fr-1811(1CDR)
ハイドン、ヴィヴァルディ、テレマン:協奏曲集
ハイドン:チェロ協奏曲 二長調 Op.101Hob.VIIb:2*
ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲 ハ短調 RV.401*
テレマン:オーボエ協奏曲 ヘ短調#
C.P.E.バッハ:オーボエ・ソナタ ト短調+
エアリング・ブロンダール・ベンクトソン(Vc)*
ヴァルデマ・ヴォルシング(Ob;#/+) アルベルト・メディチ(Vc)+
モーエンス・ヴェルディケ(Cemb+,指)
デンマーク放送室内O

録音:1956年5月12日-14日*、1956年10月12日#、1957年2月15日+
※音源:HMV ALP 1501* XLP 30039* 他
Forgotten Records
fr-1812(1CDR)
ヴィヴァルディ:協奏曲集
室内協奏曲 ト短調 RV.104「夜」
協奏曲 変ロ長調 RV.579「葬送」
合奏協奏曲 ハ長調 RV.555
合奏協奏曲 ハ長調 RV.569
2つのヴァイオリンの為の協奏曲 ハ短調 RV.510 #
ヴァイオリン協奏曲 ト短調 RV.155#
グイード・ノヴェッロ(Fl)
レーノ・ファントゥッツィ(Vn)
アンジェロ・エフリキアン(指)
ヴェネツィア楽派室内O

録音:1950年#、1952年(#以外)
※音源:Stradivari Records STR-621他
Forgotten Records
fr-1815(1CDR)
マシューズ&ジュスキントのベートーヴェン
ピアノ協奏曲第5番「皇帝」*
ピアノ・ソナタ第17番「テンペスト」#
デニス・マシューズ(P)
ウォルター・ジュスキント(指)*
フィルハーモニアO*

録音:1947年4月24日* 、1955年6月2日-3日#
※音源:Columbia RL-3037(US) * SX 10470 #
Forgotten Records
fr-1818(1CDR)
エドワード・キレニー
モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番*
リスト:ピアノ協奏曲第1番#
ハンガリー幻想曲 +
死の舞踏 S.126#
エドワード・キレニー(P)
パウル・ワルター(指)ザルツブルク・モーツァルテウムO*
ヨネル・ペルレア(指)ベルリン RIAS 響#
フェリクス・プロハスカ(指)オーストリアSO+

録音:1951年* 、1951年4月10日-11日、30日#、1953年8月、10月+
※音源:Remington R-199-61、R-199-166
Forgotten Records
fr-1819(1CDR)
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番二短調 Op.15 フリードリヒ・ヴューラー(P)
ジョルジュ・セバスティアン(指)
フランス国立放送O

録音:1961年2月26日、パリ(放送用録音)

ICA CLASSICS
ICAC-5166(1CD)
NX-B03
ハスキル、カラヤンのモーツァルト
ピアノ協奏曲 第20番ニ短調 K. 466
交響曲第39番変ホ長調 K. 543
デュポールのメヌエットによる9つの変奏曲 K. 573*
クララ・ハスキル(P)
フィルハーモニアO
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)

録音(ライヴ/モノラル/拍手入り):1956年1月28日 モーツァルテウム大ホール、ザルツブルク
1956年9月7日 ブザンソン音楽祭*
1956年1月、モーツァルトの生誕200年を祝う第1回モーツァルト週間音楽祭2日目に行われた、ハスキルとカラヤンによる公演のライヴ録 音。短い期間の共演ながら理想的なパートナーシップを感じていたという二人ですが、当時は契約レコード会社の違いで一緒の録音がかな わなかったため、残されたわずかなライヴがその相性の良さを示す限られた記録となっています。ここで聴くハスキルの美しい弱音ときびきびとし た表情、それを支えるカラヤンのサポートも見事なものです。交響曲も冒頭からスケールが大きく、カラヤンとフィルハーモニア管との信頼の篤さ を感じさせる演奏です。ボーナス・トラックとして収録されたモーツァルトの変奏曲は同年9月のブザンソンでのライヴ。一つ一つの音に込められ た表情の豊かさはハスキルならではといえるでしょう。協奏曲と交響曲はbelvedereレーベルからも発売されているもの(BELVED10152)と 同音源ですが、今回のリマスターでさらに1枚ヴェールが除かれたようにクリアさを増しており、特にピアノの音色の粒立ちが一層引き立ってい ます。

ALBANY
TROY-1889(1CD)
ダニエル・パルコフスキの音楽
(1)「夏の組曲」〜ピアノのための
(2)「さやえんどう」〜中国琵琶のための
(3)カノン的ベクトル
(4)ピアノと室内管弦楽のためのコンチェルティーノ
(1)(3)シリン・シー(P)
(2)ウ・マン(中国琵琶)
(4)エレーナ・アタナソフスカ(P)
オレグ・コントラテンコ(指)
F.A.M.E.スタジオO
ダニエル・パルコフスキの生年は公表されていないが、ネット上の写真から中堅以上の世代 と思われます。「夏の組曲」は 4つの小品からなる無調の作品でクルシェネクあたりの作品を思わ せる。「さやえんどう」は中国琵琶が特殊奏法を含む超絶技巧で聴かせ、ハード・ロックを思わ せる激しい作品。ピアノと室内管弦楽のためのコンチェルティーノは自由な無調で書かれたエ ネルギッシュな音楽。

CPO
CPO-555461(1CD)
NX-B10
ヴィヴァルディ:四季 Op.8(カルロス・ピノ=キンタナによる編曲)
リュート,2つのヴァイオリンと通奏低音のための協奏曲 ニ長調 RV 93
アンドレーア・チラ(パンフルート)
プフォルツハイム南西ドイツ室内O
ダグラス・ボストック(指)

録音:2020年10月28-31日
誰もが知っているヴィヴァルディの『四季』に新風を吹き込む1枚が登場。このアルバムでは独奏ヴァイオリンのパートをパンフルートで演奏し、アルカイッ クな音色と文字通り息つく間もない驚愕のヴィルトゥオジティを披露しています。アンドレーア・チラは、ルーマニアのブカレストで生まれ、母国では「ナイ」 と呼ばれるパンフルートの演奏に才能を発揮。ルーマニアの伝統音楽からオペラ・アリアやポップスに至るレパートリーを持ち、この楽器のスター的存在と してウィーンを拠点にヨーロッパで活躍しています。 パンフルート用のアレンジは現代作曲家として活躍するカルロス・ピノ=キンタナによるもので、原曲のソロ・パートのポリフォニックな側面を強調し、パン フルートに適した調に移し、弦楽アンサンブルとのバランスに配慮することで、違和感のない仕上がりになっています。

Profil
PH-21039(2CD)
グリーグとエネスコ
■Disc1
(1)グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調Op.16
(2)エネスコ:ピアノ協奏曲ニ短調(未完)
(3)グリーグ:叙情小曲集〜アリエッタOp.12の1/ノルウェーの旋律Op.12の6/民謡Op.38の2/蝶々Op.43の1/愛の歌Op.43の5/ハリングOp.47の4/跳びはね踊りOp.47の6/ノルウェーの農民行進曲Op.54の2/トロールの行進Op.54の3
■Disc2
(1)グリーグ:叙情小曲集〜夜想曲Op.54の4/過ぎ去った日々Op.57の1/郷愁Op.57の6/サロンOp.65の4/トロルドハウゲンの婚礼の日Op.65の6/あなたのおそばでOp.68の3/小妖精Op.71の3/ハリング Op.71の5
(2)エネスコ:ピアノ・ソナタ第3番ニ長調Op.24の3
(3)同:即興小品集Op.18〜コラール/カリヨン・ノクチュルヌ
ルイザ・ボラク(P)
ニコラエ・モルドヴェアヌ(指)ブカレスト国立放送O(Disc1(1)(2))

録音:2019年6月25-27日ブカレスト放送(Disc1(1)(2))、
2007年1月11日、6月29日ブレーメン放送(ライヴ)(Disc1(3), Disc2(1)(2))、
2003年6月1日ヴァイセナウ修道院広間(ライヴ)(Disc2(3))、
2004年10月25日シュタットシアター・リンダウ(ライヴ)(Disc2(1)の夜想曲のみ)
ルーマニア出身の女性ピアニスト、ルイザ・ボラクは高度な技巧で意欲的なレパートリーに挑戦し、ピアノ音楽マニアの好奇心を満足させています。最新アルバム はグリーグとエネスコ。約40年違いで活動したふたりの作曲家に焦点を当てています。
ボラクは何よりリズム感抜群で民俗的な作品に輝きを見せるため、グリーグとエネスコはうってつけのレパートリー。エネスコはボラクにとり最も大切な作曲家で すが、2002年にグリーグ国際ピアノ・コンクールで優勝したこともあり、グリーグも得意な作曲家のひとり。
2019年6月にニコラエ・モルドヴェアヌ指揮ブカレスト国立放送Oとグリーグの名作協奏曲と、彼女が復活蘇演させたエネスコの協奏曲を披露。どちら も鮮烈な演奏を繰り広げています。さらにグリーグの「叙情小曲集」から17篇を選びしっとりと聴かせてくれます。有名な「蝶々」「夜想曲」「トロルドハウゲンの婚礼の日」も収録。エネスコのピ アノ曲中もっとも知られるピアノ・ソナタ第3番も充実の演奏。 (Ki)

Hanssler
HC-21042(1CD)
シュルホフ:作品集
(1)ピアノ協奏曲 Op.11
(2)「町人貴族
ミヒャエル・リシェ(P)
(1)イスラエル・イノン(指) ケルンWDRSO、
(2)ゲルト・アルブレヒト(指)ベルリン・ドイツSO、

録音:(1)1998年10月20-22日ケルン・フィルハーモニー
(2)1999年11月21&22日イエス・キリスト教会(ベルリン)
チェコの作曲家エルヴィン・シュルホフ(1894-1942)のピアノ協奏曲 Op.11と「町人貴族」の録音。シュルホフはドヴォルザークの推薦でプラハ音楽院に 入学。その後14歳でライプツィヒに移りレーガーに作曲を師事し、その間ピアノをロベルト・タイヒミュラーから薫陶を得ています。生涯200曲もの作品を残した シュルホフですがナチス・ドイツによって「退廃音楽」という烙印を押され、1942年に強制収容所で命を落としています。
ピアノ独奏はドイツ知性派ピアニスト、ミヒャエル・リシェです。リシェはピアノ協奏曲「ジャズ風に」Op.43(HC-16065)を録音しておりますが、当アルバムで はピアノ協奏曲 Op. 11を演奏しております。カップリングはゲルト・アルブレヒト指揮ベルリン・ドイツSOによる「町人貴族」です。 (Ki)

Biddulph
BIDD-85014(1CD)
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調 K. 216(カデンツァ:オスカー・シュムスキー)
協奏交響曲 変ホ長調 K. 364
オスカー・シュムスキー(Vn)
エリック・シュムスキー(Va)
スコットランド室内O
ヤン・パスカル・トルトゥリエ(指)

録音:1985年1月13日&14日エジンバラ、クイーンズホール(UK)
オスカー・シュムスキーの復刻に力を入れているBiddulphから、また一つ注目の復刻が登場。 7歳でストコフスキー指揮のフィラデルフィアOをバックにデビューを飾ったシュムスキーですが、第2次大戦後は長期にわたってヨーロッパで演奏せず、 その名声はアメリカ国内に留まっていました。それが一気に変わったのが1981年のロンドン・デビュー・リサイタルで、そのセンセーショナルな成功によって公演 と録音の依頼が殺到し、イギリスのレーベルを中心に数点の録音が制作されました。このモーツァルトは1985年に収録され、EMIからEL2703554として LPで発売されたもの。その後CD化されることなく長らくカタログから消えていましたが、ここに待望の初CD化となります。 録音は後に英国録音界の大御所となるアンドルー・キーナー&マイク・クレメンツによるもので、シュムスキーが原盤権を持っていましたが、オリジナル・マス ターがライセンス先で見つからなかったため、息子エリック・シュムスキーの手許にあったLPを素材に、Biddulphの復刻を数多く手掛けるデニス・パターソンが キーナー監修の下でデジタル・リマスターしました。 ブックレット(英文12ページ)には、エリック提供の写真と曲目解説、演奏者プロフィールに加え、キーナーの回想が掲載され、この録音セッションの思い出や デジタル録音初期ならではの編集・マスタリングに関する苦労話が書かれています。セッションはリラックスした雰囲気ながら、解釈におけるシュムスキーの要 求は高く、自分の望むフレージングを示しながら「モーツァルトはオペラ作曲家なんだ」と強調していたといいます。ここでのシュムスキーの演奏は中庸で落ち着 いたテンポによる造形、安定した技巧、美音といった持ち味に加え、第3番では自作のカデンツァを披露しているのが注目です。

Lyrita
SRCD.407(1CDR)
イギリスのピアノ協奏曲集
ジョン・アディスン(1920-98):ウェリントン組曲(1959)
アーサー・ベンジャミン(1893-1960):ピアノとオーケストラのためのコンチェルティーノ(1927)
エリザベス・マコンキー(1907-94):ピアノと弦楽合奏のためのコンチェルティーノ(1949)
ハンフリー・サール(1915-82):ピアノ、パーカッションと弦楽のためのコンチェルタンテ(1954)
エドマンド・ラッブラ(1901-86):自然の歌(1920)
ジェフリー・ブッシュ(1920-98):トマス・アーンの主題によるピアノと弦楽のための小協奏曲(1939)
サイモン・キャラハン(P)
BBCウェールズ・ナショナルO、
マーティン・ブラビンズ(指)

録音:2021年6月29日-30日、ホディノット・ホール、カーディフ(イギリス)
これまでにも知られざる音楽を多数録音し、日の目を当ててきたピアノ奏者サイモン・キャラハンによるイギリスの作曲家たちのピアノ協奏曲集。映画音楽の作曲家として著名でアカデミー賞やグラミー賞を受賞、さらにはエミー賞までも獲得しているジョン・アディスンの「ウェリントン組曲」や、ヴォーン・ウィリアムズに師事し、管弦楽曲だけでなくオペラも残した女性作曲家エリザベス・マコンキーの作品など、アーサー・ベンジャミン以外の作品は全てファースト・レコーディングという貴重な録音です。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

RUBICON
RCD-1057(1CD)
リスト:ピアノ協奏曲第1番変ホ長調 S.124
ピアノ協奏曲第2番イ長調 S.125
ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178
アレグザンダー・ウルマン(P)
、アンドルー・リットン(指)、
BBC響
リスト国際コンクール2017優勝のアレグザンダー・ウルマンによる、オール・リスト・プログラム!
リストの2曲のピアノ協奏曲に、大作のピアノ・ソナタをカップリングした、リスト・ファン、ピアノ・ファン必聴の1枚です。1991年ロンドン生まれのアレグザンダー・ウルマンは、レオン・フライシャーやドミトリ・アレクセーエフに師事し、2011年ブダペストで行われたフランツ・リスト国際ピアノ・コンクール(ブダペスト国際音楽コンクール)で優勝。2014年から2017年まではヤング・クラシカル・アーティスツ・トラスト(YCAT)の代表として活動。2017年にはオランダ、ユトレヒトで行われたフランツ・リスト国際ピアノ・コンクールでも見事優勝を勝ち取りました。協奏曲の録音は本作が初となります。ウルマンの並外れたテクニックと優れた音楽性を存分にお楽しみいただけます。

TRPTK
TTK-0088(1SACD)
レンブラント・フレリフス:ピアノ協奏曲集
ピアノ協奏曲第1番
ピアノ協奏曲第2番 「エターナル・ヴァリエイティング・オルタネイションズ」
レンブラント・フレリフス(P)、マルク・ダニエル・ファン・ビーメン(Vn1)、ベンジャミン・ペレド(Vn2)、イェルン・ヴァウトストラ(Va)、クレモン・ペニエ(Vc)、ドミニク・セルディス(Cb)、フィンセント・プラニエル(パーカッション)

録音:2021年12月10日-11日、ベツレヘム教会スタジオ150(アムステルダム)
オランダの高音質レーベル「TRPTK」の最新盤は、オランダのジャズ・ピアニスト&コンポーザー、レンブラント・フレリフスの自作自演ピアノ協奏曲集! 1977年ロッテルダム生まれのフレリフスは、ジャズ・ピアニストとして自身のグループを含む様々なアンサンブルに参加し、ユトレヒト音楽院でジャズ・ピアノを教える他、パドヴァ、ロッテルダム、フローニンゲン、アムステルダム、デン・ハーグの音楽院でゲスト講師を務めています。作曲家としては、リザ・フェルシュトマンやアムステルダム・シンフォニエッタなど一流の音楽家から作曲を依頼され、テレビのドキュメンタリーや劇場でもその音楽が使われています。
アムステルダムのロイヤル・コンセルトヘボウO(RCO)の音楽家たちから委嘱され、2021年にフレリフス自身をソリストとして初演されたまったく新しいピアノ協奏曲。「クラシックとジャズは、一般的に考えられているほどかけ離れていない」と語るフレリフスの作品は、ジャズの自由な即興や独特のテンションとリズム、クラシック音楽の語法や流麗なサウンドが自然に融合しています。バックは、カメラータRCOのリーダーでもあるマルク・ダニエル・ファン・ビーメンや、シュターツカペレ・ベルリンのゲスト・コンサートマスターも務めるベンジャミン・ペレドらが主導するアルマ・カルテット(全員がRCOのメンバー)に、RCOの首席コントラバス奏者ドミニク・セルディスといった超一流ストリング・セクションで、ジャズ・ピアノとクラシック音楽の境界を優雅に漂います。

BISCOITO FINO
BC-251(1CD)
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番*
アントニオ・メネセス(Vc)
クラウディオ・クルス(Vn)
ジョン・ネシリング(指)サンパウロSO

録音:2008年6月、 2008年10月*/文化芸術劇場(サンパウロ)
ジョン・ネシリングがサンパウロSOの音楽監督を務めていた2008年の協奏曲録音。アントニオ・メネセス独奏のドヴォルザークのチェロ協奏曲とクラウ ディオ・クルス独奏のブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番という名曲カップリングです!
メネセスは1957年ブラジル、レシフェ生まれ。10歳のときにリオデジャネイロ市立劇場SOの首席ホルン奏者であった父のすすめでチェロをはじめ、 14歳のときにはリオデジャネイロのSOに入団した逸材。16歳のときに南米演奏ツアー中のアントニオ・ヤニグロと出会いドイツへの留学を決意しました。 1977年ミュンヘン国際音楽コンクール、1982年チャイコフスキー国際コンクールで優勝しその名が世界的に知られるようになり以後第一線で活躍しています。 協奏曲の録音が少ないだけに当アルバムのリリースは大歓迎と申せましょう。
一方、父がヴァイオリニストだったクルスはヴァイオリニストとしてプロ・デビュー。南北のアメリカで活躍し、その後1991年にベルリン室内Oのソリストと してヨーロッパデビューを果たしました。近年は指揮者としてのキャリアを主軸とし、新日本フィルハーモニーSO、広島SO、名古屋フィルハーモニー交響 楽団など国内オーケストラも振っています。クルスが奏でるヴァイオリンといえばなんといっても艶やかな美音が魅力。ブルッフを情感豊かに演奏しております。 協奏曲の演奏にも定評のあるネシリングがソリストを引き立てながらドラマティックなオーケストラ・サウンドを作り上げています! (Ki)
BISCOITO FINO
BC-249(1CD)
(1)ハイミ:ギター協奏曲
(2)アイレス:パーカッション協奏曲
(1)ファビオ・ザノン(G)、
アロンドラ・デ・ラ・パーラ(指)サンパウロSO
(2)エリザベス・デル・グランデ、リカルド・ボローニャ、リカルド・リギーニ、アルフレド・リマ、アルマンド・ヤマダ、エドゥアルド・ヒアネセッラ(パーカッション)、ジョン・ネシリング(指)、サンパウロSO

録音:(2)2008年12月、(2) 2009年11月/文化芸術劇場(サンパウロ)
半世紀以上のキャリアを誇るブラジルを代表するシンガー・ソングライター、ピアニスト、作曲家のフランシス・ハイミ(1939-)とブラジルのジャズシーンを牽 引してきたマエストロ、ネルソン・アイレス(1947-)がそれぞれ作曲した協奏曲アルバムの登場!
熱心なブラジル音楽ファンの間で評価され続けている巨匠ハイミ。「モディーニャ」「イベリア」「ポンテイオ」からなる3楽章構成のギター協奏曲は無窮動のギター のアルペジオが非常に心地よい作品。各楽章がドラマティックに展開し音響効果抜群のオーケストラとの掛け合いがクセになります。
一方、アイレスのパーカッション協奏曲は万華鏡のごとく変容するヴィブラフォンにブラジルならではのリズミカルなドラムス、そしてアイレスらしいビックバンド を思わせる、ミステリアスな雰囲気を持った興味深い作品。3つのパートをヴィブラフォン、ティンパニのカデンツァでつなぎ切れ目なく演奏されます。ブラジルの 熱き魂炸裂の注目アルバム登場です! (Ki)

BIS
BIS-2303(1CD)
イェ・シャオガン(1955-):作品集
(1)交響的絵画「四川の映像(Sichuan Image)」Op.70〜オーケストラのための(2013-14)
(2)「命の協奏曲(Concerto of Life)」Op.23c〜ピアノとオーケストラのための (2000)
(1)シュエ・ヤン【楊雪】(二胡&中胡)、ユエ・リー【李楽】(笛&簫(ショウ))、ヤン・ジン【楊静】(中国琵琶)、レイ・ワン【王磊】(笙)
(2)小川典子(P)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナルO
ホセ・セレブリエール(指)

録音:2018年8月21-25日/RSNOセンター(グラスゴー、イギリス)
1955年生まれの中国を代表する作曲家イェ・シャオガン【葉小鋼】。中央音楽院で学んだのち、1987年からはニューヨークに留学し研鑽を積みました。その シャオガンの名が世界に知られることとなったのは2008年の北京オリンピック開会式に使用されたピアノ協奏曲「Starring Sky(星空)」で、ラン・ランが演奏 したことにより話題となりました。この作品はアルバム『Winter(冬)』(BIS-2113)で小川典子演奏の録音でも知られます。
期待の当アルバムでは「四川の映像」と「命の協奏曲」の2篇を収録しました!四川POの委嘱により作曲された交響的絵画「四川の映像」 は、中国西部の風光明媚な地方の旅行記をまとめた映画のために作られた、29からなる短い曲をまとめたオーケストラのための作品。作曲の依頼を受けたイェ・ シャオガンは四川の山、川、村、町、少数民族の住む地域を実際に訪れ、中国西部特有の自然の風景や千年の歴史を持つ史跡を「音」にしました。大編成のオーケ ストラには打楽器の独奏パートに加えて中国の伝統楽器群も加わり、作品に独特の色彩を添えています。
「命の協奏曲」は2000年に同名の映画のために作曲した音楽をもとに再構成した7楽章からなるピアノとオーケストラのための組曲。生徒を指導するために 病気との苦難を乗り越えてきたピアニストとこの映画の感動的な瞬間がこの音楽に凝縮されており、ソロをつとめる小川典子が情感を込めて美しい演奏を披露し ております。
BIS
BISSA-2523(1SACD)
フランスのトランペット協奏曲集
トマジ:トランペット協奏曲(1944)(フランク・ヴィラール復元によるオリジナル版)【世界初録音】
ジョリヴェ:トランペット、弦楽とピアノのコンチェルティーノ(1948)
シュミット:ランペットとオーケストラのための組曲 Op.133(1955)
ジョラス:11の歌(1977)【カデンツァ:ホーカン・ハーデンベルガー】
ジョリヴェ:トランペット協奏曲第2番(1954)
ホーカン・ハーデンベルガー(Tp)
ロイヤル・ストックホルムPO、
ファビアン・ガベル(指)

録音:2021年8月23-27日/ストックホルム・コンサートホール(スウェーデン)
スウェーデンのトランペット奏者、ホーカン・ハーデンベルガーがフランスの20世紀のトランペット協奏曲集をリリース!
1944年作曲のトマジのトランペット協奏曲はオリジナル版の復元で演奏されました。これはピアノ・リダクションとしてのみ残されていた欠落部分のオーケスト レーションを含む復元で、ハーデンベルガー、ガベルそしてトマジの作品を研究するフランク・ヴィラールが共同で完成しました。ハーデンベルガーの卓越した演奏 で聴く世界初録音です!
1977年に作曲、初演されたベッツィ・ジョラス(1926-)の「11の歌」は当アルバムでは一番新しい作品。タイトルはジョラスの作風の基本にある“音楽の声 楽的な性質”を想起させます。トランペットによって“歌われる”この作品は、室内オーケストラがまるで万華鏡のごとく変化し、ジャズやポピュラーあるいは感傷的 な音楽を思い起こさせます。当作品の初演者で献呈されたピエール・ティボーはハーデンベルガーの師であり、指揮者ファビアン・ガベルはトランペット奏者でも あることから並々ならぬ思いで演奏しております!
BIS
BISSA-2504(1SACD)
ヨハン・ヴィルヘルム・ヴィルムス(1772-1847):ピアノ協奏曲集 Vol.1
(1)協奏曲 ホ長調 Op.3〜ピアノ(またはチェンバロ)とオーケストラのための
(2)協奏曲 ハ長調 Op.12〜ピアノとオーケストラのための
(3)協奏曲 ニ長調 Op.26〜ピアノとオーケストラのための
ロナルド・ブラウティハム(フォルテピアノ)
マイケル・アレクサンダー・ウィレンス(指)
ケルン・アカデミー

録音:(1)(3)2021年4月&5月、(2)2021年8月/イムマヌエル教会、ヴッパータール(ドイツ)
ベートーヴェンと同時代を生きた作曲家ヨハン・ヴィルヘルム・ヴィルムス(1772?1847)が2022年に生誕250年、歿後175年 を迎えました!
ライン川中流部右岸のベルギッシェスラント地方の小さな村に生まれ父や兄からピアノと作曲の手ほどきを受け、フルートを独学で学んだヴィルムスは19歳の ときにアムステルダムに渡り、フルート奏者、ピアニスト、オルガニストそして興行師としても活躍。その後、アムステルダムの裕福な美術収集家の娘と結婚し、彼も 大きな恩恵を受けます。
当時彼の作品はアムステルダムをはじめライプツィヒなどでも頻繁に演奏されていました。ヴィルムスはオランダ国歌も作ったことでも知られますが、交響曲、室 内楽曲、協奏曲を中心に、のどかで心地よい作品を残しています。
生誕250周年を記念してロナルド・ブラウティハムとマイケル・アレクサンダー・ウィレンス率いるケルン・アカデミーが“オランダのベートーヴェン”ヴィルム スの現存する5つのピアノ協奏曲を録音。当アルバムはその第1集で3篇を収録しております。当演奏では現存する楽譜からウィレンスの助言をとともにブラウティ ハムが再構築しており、軽やかで優美な旋律を充分にご堪能いただけます。 (Ki)

Pentatone
PTC-5187005(1CD)
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
憂鬱なセレナード Op.26
ワルツ=スケルツォ Op.34
なつかしい土地の思い出 Op.42
ユリア・フィッシャー(Vn)
ロシア・ナショナルO、
ヤコフ・クライツベルク(指、P)

録音:2006年4月
類稀な才能の持ち主の天才ヴァイオリニスト、ユリア・フィッシャーが20代前半に収録した名盤、チャイコフスキー・アルバムがCDフォーマットで再発売い たします。ミュンヘン生まれのユリア・フィッシャーは、3歳でヴァイオリンを、その後ピアノも習いはじめ、すぐにその才能を開花させヴァイオリン、ピアノそれ ぞれで国際的なコンクールに複数回優勝しているという逸材。その後順調にキャリアを重ね、PENTATONEレーベルからのデビュー盤となったロシアン・アル バムで、一躍世界のひのき舞台に躍り出ました。確かな技術と情熱的な語り口が魅力のフィッシャーですが、このチャイコフスキーでも彼女の才が光ります。協 奏曲では、雄大に歌い上げる第1楽章、泣きの第2楽章、攻めの第3楽章と、溌剌とした演奏の中にも豊かなニュアンスで表現しております。また、なつかし い土地の思い出では故ヤコフ・クライツベルクと息の合ったアンサンブルを披露しております。 ※CD再発売にともない、SACDハイブリッド盤(KKC-5987およびPTC-5186610)は廃盤となります。 (Ki)

H.M.F
HMM-902612(1CD)
ラヴェル:ピアノ協奏曲と歌曲
(1)ピアノ協奏曲ト長調
(2)ドゥルシネア姫に思いを寄せるドン・キホーテ(全3曲)
(3)2つのヘブライの歌
(4)なき王女のためのパヴァーヌ(P版)
(5)マラルメの3つの詩
(6)左手のためのピアノ協奏曲
(7)聖女
セドリック・ティベルギアン(P;1892年製プレイエル・グランパトロン)
ステファーヌ・ドグー(Br)(2)(3)(5)(7)
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指)
レ・シエクル

録音:2020年12月ピエール・ブーレーズ大ホール(1)(6)、
2021年9月フィラルモニ・ド・パリ(2)(3)(5)(7)、スタジオ(4)
ロトと手兵レ・シエクルはラヴェル作品とことさら相性が良く、次々と録音を実現していますが、ついにピアノ協奏曲に挑戦。それもティベルギアンを独奏に迎 えているのが注目です。
ピアノは1892年製プレイエル・グランパトロンを使用。楽器はもちろん、楽譜にもこだわりを見せています。「左手のためのピアノ協奏曲」は第1次世界大 戦で右手を失ったパウル・ヴィトゲンシュタインの委嘱で作曲されましたが、1932年1月5日にウィーンでの初演の際、能力的に無理のあったヴィトゲンシュ タインが楽譜を許可なく変更し、スコアに意図的な付加をしたためラヴェルの怒りを買い、絶交状態となったと伝えられています。デュラン社より出版されたの はラヴェル死の年で、当時不治の神経疾患で校正など判断のできぬ状態でした。ヴィトゲンシュタインが初演時に自腹で浄書、印刷したスコアとパート譜は彼 の独占権満了まで変更と付加のままオーケストラからオーケストラに貸し出されました。
それらの楽譜に加え、リュシアン・ガルバンによる校正と訂正の資料、1933年パリ初演時の1分50秒ほどの映像までも検証したクリティカル版を作成して いるのも注目で、今後この作品の最重要盤になること間違いなしと申せましょう。
演奏も最上等。ティベルギアンの正確でニュアンスに富むピアノ、ラヴェルならではの透明で極彩色のオーケストラ・サウンドを楽しめます。リズム感も秀逸です。
人気作「なき王女のためのパヴァーヌ」も収録されていますが、オーケストラ版ではなくティベルギアン独奏のオリジナル・ピアノ版。味わい深い一幅の絵を観 るようなひとときを楽しめます。さらにステファーヌ・ドグーと歌曲を披露。最初期の「聖女」からラヴェル最後の作「ドゥルシネア姫に思いを寄せるドン・キホー テ」が収録されているのも大歓迎。さらに元祖ワールド・ミュージックの「2つのヘブライの歌」やラヴェルらしさ満載の「マラルメの3つの詩」も真似のできぬ 美しさで聴かせてくれます。 (Ki)

KLARTHE
KLA-012(1CD)
『四季』の創世記
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集『和声と創意の試み』Op.8より
ヴァイオリン協奏曲第1番〜第4番『四季』
(1)ヴァイオリン協奏曲第1番ホ長調 Op.8-1 RV 269「春」*
(2)ヴァイオリン協奏曲第2番ト短調 Op.8-2RV 315「夏」*
(3)ヴァイオリン協奏曲第3番ヘ長調 Op.8-3RV 293「秋」*
(4)ヴァイオリン協奏曲第4番ヘ短調 Op.8-4RV 297「冬」*
(5)ヴァイオリン協奏曲第1番ホ長調 Op.8-1 RV 269「春」
(6)ヴァイオリン協奏曲第2番ト短調 Op.8-2RV 315「夏」
(7)ヴァイオリン協奏曲第3番ヘ長調 Op.8-3RV 293「秋」
(8)ヴァイオリン協奏曲第4番ヘ短調 Op.8-4RV 297「冬」            *=朗読付
(1)-(4)ネルソン・モンフォー(朗読)
ジル・コリャール(Vn&指揮)、
バルセロナ・バロックO

録音:2015年5月サン=エスプリ教会(バルセロナ)
ジル・コリャールはアンサンブル・バーバロックと共演した『四季』の録音(2002年)でも知られるバロック・ヴァイオリンの名手。この度バルセロナ・バロッ クOとの共演で待望の再録音を果たしました。当録音では通常の演奏版とネルソン・モンフォーの朗読付き版の2種を組み合わせた意欲作。その研ぎ澄ま された解釈で名盤ひしめく『四季』にまた一つ注目盤が加わりました。

Naive
OP-7367(2CD)
VIVALDI BACH「調和の霊感」全曲&バッハによる編曲6作
[CD1]
1-3. ヴィヴァルディ:4つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ長調 RV 549(「調和の霊感」第1番)
[4つのヴァイオリン・ソロ:アンドレア・ロニョーニ、ステファノ・バルネスキ、ボリス・ベゲルマン、エリザ・チッテリオ]
4-7. ヴィヴァルディ:2つのヴァイオリンのための協奏曲 ト短調 RV 578(「調和の霊感」第2番)
[2つのヴァイオリン・ソロ:ステファノ・バルネスキ、ボリス・ベゲルマン]
8-10. ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 ト長調 RV 310(「調和の霊感」第3番)
[ヴァイオリン・ソロ:ステファノ・バルネスキ]
11-13. バッハ:チェンバロ協奏曲 ヘ長調BWV 978(原曲:RV 310)
[チェンバロ:リナルド・アレッサンドリーニ]
14-16. ヴィヴァルディ:4つのヴァイオリンのための協奏曲 ロ短調 RV 580(「調和の霊感」第10番)
[4つのヴァイオリン:ボリス・ベゲルマン、エリザ・チッテリオ、アンドレア・ロニョーニ、ステファノ・バルネスキ]
17-19. バッハ:4台のチェンバロのための協奏曲 イ短調 BWV 1065(原曲:RV 580)
[チェンバロ:リナルド・アレッサンドリーニ、アンドレア・ブッカレッラ、イグナツィオ・シファーニ、サルヴァトーレ・カル
キオーロ]
20-23. ヴィヴァルディ:2つのヴァイオリンとチェロのための協奏曲 ニ短調 RV 565(「調和の霊感」第11番)
[ヴァイオリン・ソロ:ボリス・ベゲルマン、エリザ・チッテリオ チェロ:マルコ・フレッツァート]
24-26. バッハ:オルガン協奏曲 ニ短調 BWV 596(原曲:RV 565)
[オルガン・ソロ:ロレンツォ・ギエルミ]
27-29. ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲ホ長調 RV 265(「調和の霊感」第12番)
[ヴァイオリン・ソロ:エリザ・チッテリオ]
[CD2]
1-3. バッハ:チェンバロ協奏曲 ハ長調 BWV 976(原曲:RV 265)
[チェンバロ:リナルド・アレッサンドリーニ]
4-7. ヴィヴァルディ:4つのヴァイオリンのための協奏曲 ホ短調 RV 550(「調和の霊感」第4番)
[ヴァイオリン・ソロ:ステファノ・バルネスキ、ボリス・ベゲルマン、エリザ・チッテリオ、アンドレア・ロニョーニ]
8-10. ヴィヴァルディ:2つのヴァイオリンのための協奏曲 イ長調 RV 519(「調和の霊感」第5番)
[ヴァイオリン・ソロ:アンドレア・ロニョーニ、ステファノ・バルネスキ]
11-13. ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 イ短調 RV 356(≪調和の霊感≫第6番)
[ヴァイオリン・ソロ:アンドレア・ロニョーニ]
14-18. ヴィヴァルディ:4つのヴァイオリンのための協奏曲 ヘ長調 RV 567(「調和の霊感」第7番)
[ヴァイオリン・ソロ:エリザ・チッテリオ、アンドレア・ロニョーニ、ステファノ・バルネスキ、ボリス・ベゲルマン]
19-21. ヴィヴァルディ:2つのヴァイオリンのための協奏曲 イ短調 RV 522(「調和の霊感」第8番)
[ヴァイオリン・ソロ:エリザ・チッテリオ、アンドレア・ロニョーニ]
22-24. バッハ:オルガン協奏曲 イ短調 BWV 593(原曲:RV 522)
[オルガン:ロレンツォ・ギエルミ]
25-27. ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 RV 230(「調和の霊感」第9番)
[ヴァイオリン・ソロ:ボリス・ベゲルマン]
28-30. バッハ:チェンバロ協奏曲 ニ長調 BWV 972(原曲:RV 230)
[チェンバロ:リナルド・アレッサンドリーニ]
オルガン:ロレンツォ・ギエルミ【使用楽器:マショーニ・オルガン(2001年)、サンタ・マリア奇跡の教区教会、モルビオ・インフェリオーレ州(スイス)】
ヴァイオリン:ステファノ・バルネスキ、ボリス・ベゲルマン、エリザ・チッテリオ、アンドレア・ロニョーニ
チェンバロ:アンドレア・ブッカレッラ、サルヴァトーレ・カルキオーロ、イグナツィオ・シファニ

コンチェルト・イタリアーノ
リナルド・アレッサンドリーニ(チェンバロ、指揮 )

録音:2020年12月14-20日ローマ(調和の霊感&チェンバロ編曲)
2021年7月スイス、モルビオ・インフェリオーレ(オルガン編曲)
アレッサンドリーニとコンチェルト・イタリアーノ、そして豪華ゲスト奏者たちによる、ヴィヴァルディの調和の霊感全曲+そのバッハ編曲という好企画盤の登場!!
バッハは、ヴィヴァルディの調和の霊感を、チェンバロ協奏曲、およびオルガン独奏の「協奏曲」に編曲しています。チェンバロ協奏曲編曲版は、アレッサンドリー ニをはじめとする名手たちによる演奏、そしてオルガンはなんとギエルミが演奏しています!
ヴァイマルの主君ヴィルヘルム・エルンスト公の甥、ヨーハン・エルンストがオランダ留学から持ち帰った楽譜にヴィヴァルディの調和の霊感の楽譜もあり、これ をソロの鍵盤作品に編曲するようにバッハに依頼しました。こうして生まれた593や596は、協奏曲を1台のオルガンに凝縮しながらもバッハの対位法的手法が 盛り込まれたバッハ色も濃厚な作品。名手ギエルミの品格ただよう至芸に期待が高まります。
ヴィヴァルディの「調和の霊感」の演奏もどれもたまらなく素晴らしい仕上がり。そしてバッハ編曲によるチェンバロ協奏曲では、アレッサンドリーニの軽やかで やわらかなチェンバロが歌いまくっています。豪華メンバーによる超注目の美録音です!! (Ki)

BIS
BISSA-2559(1SACD)
イェスペル・ヌーディン(1971-):Emerging from Currents and Wave(潮流と波浪の間から出現する)〜クラリネット、管弦楽とライヴ・エレクトロニクスのための(2018)
(1)Currents(潮流)(第1部)
(2)Emergng(出現する)(第2部)(クラリネット、管弦楽とジェストルメントのための)
(3)Waves(波浪)(第3部)*
マルティン・フレスト(クラリネット、ジェストルメント)
スウェーデンRSO、
エサ=ペッカ・サロネン((指)ジェストルメント)
マグヌス・ホルマンデル(Clソロ)*

ライヴ録音:2018年8月31日/ベールヴァルドホール(ストックホルム、スウェーデン)
スウェーデンの音楽シーンでは、ロック、即興音楽、民俗音楽といったジャンルを背景にもち、情感に強く訴えかける音楽を作る「バーバ ンクの変わり者」(BIS SA-2483)のアルベット・シュネルツェルに代表される1970年代生まれの作曲家たちが注目を集めています。イェスペル・ヌーディン もそのひとり。スウェーデンRSOが初演した「Roster: trilogy for orchestra(声:管弦楽のための三部作)」(2015)のような北欧のアンサンブル のための作品のほか、ストラスブールの「フェスティヴァル・ムジカ」で初演された「Visual exfor-mation」(2016)など、海外の音楽祭やオーケストラの委 嘱作も手がけています。2010年には「独創性と不屈の好奇心をもち、アコースティック空間を探求し拡大する音の魔術師」として王立スウェーデン音楽アカデミー の賞も受けました。
ヌーディンの「Emerging from Currents and Wave(潮流と波浪の間から出現する)」は鬼才クラリネット奏者のマルティン・フレスト(マッティン・フロー スト)、指揮者エサ=ペッカ・サロネンのコラボレーションから生まれた作品。「ソーシャル・メディア、バーチャル・リアリティ、AI の出現は、われわれの文化にか ぎらず社会の全体に変化をもたらしている……そうした変化の真っただ中にいるわれわれは、どんなやり方をすれば、芸術と芸術表現とその実践に新しいテクノロ ジーの力を利用することができるのか……」とヌーディンは語っております。大編成の管弦楽、ソロ・クラリネット、指揮者とライヴ・エレクトロニクスのために書か れた本作は、コンサートではリアルタイムのヴィジュアル効果も用いられました。サロネンに献呈された〈Currents(潮流)〉と〈Waves(波浪)〉の間にフレスト に献呈された〈Emerging(出現する)〉をはさむ3つの部分による構成。「クラリネット協奏曲」の〈Emerging(出現する)〉では、作曲者のデザインした対話式 (インタラクティブ)音楽ツール「Gestrument(ジェストルメント)」(「gesture instrument(ジェスチュア・インストルメント)」)をクラリネット奏者と指揮 者が「演奏」するようスコアに指定されています。
2018年8月31日にストックホルムのベールヴァルドホールで行われた初演には IRCAM のサウンド・マネージャーとしてカイヤ・サーリアホたちのコンサー トに協力したマルタン・アンティフォンと作曲家のセバスチャン・リヴァスの技術チームが参加。「無限の可能性をもつように見えるテクノロジーが、伝統への架け 橋としても使えるのか」という問いへの答えが探られました。 (Ki)

CPO
CPO-555390(1CD)
NX-B10
ゲオルグ・アブラハム・シュナイダー(1770-1839): 3つのフルート協奏曲
フルート協奏曲 イ短調 Op. 53
フルート協奏曲 ト長調 Op. 12
フルート協奏曲 ホ短調 Op. 63
ギャビー・パス=ファン・リエ(Fl)
ハイルブロン・ヴュルテンベルクCO
ヨハネス・メーズス(指)

録音:2020年7月1-4日
ベートーヴェンと同じ年にダルムシュタットで生まれた作曲家、ゲオルク・アブラハム・シュナイダー。幼い頃から 音楽の才能を発揮し、ラインスベルクへ留学の後、プロイセン公ハインリヒにラインスベルク礼拝堂のホルン奏 者として雇われました。作曲家としてはハイドンやモーツァルトの様式に連なる存在です。 彼が得意としたホルンのための作品を多く遺していますが、フルートのためにも、協奏曲4曲、二重奏曲を約 90曲、フルートと弦楽三重奏のための四重奏曲を約60曲など、驚くほど多くの作品を書いています。このア ルバムには3曲のフルート協奏曲を収録。モーツァルトの影響が強く感じられる「ト長調 Op.12」は軽快な 楽想が魅力的。フルートの妙技が生かされた「イ短調 Op.53」ではパス=ファン・リエの優れた演奏が楽しめ ます。また1812年にライプツィヒで出版された「ホ短調 Op.63」は各々2つのオーボエ、ファゴット、ホルンに 加え、トランペット2本とティンパニが加わることで増強されたオーケストラが力強い響きを奏でます。管楽器奏 者だったシュナイダーの素晴らしい才能が発揮されています。

Forgotten Records
fr-1754(1CDR)
バルヒェットのバッハ
ヴァイオリン協奏曲[第1番イ短調 BWV.1041
ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調 BWV.1042
2つのヴァイオリンの為の協奏曲 ニ短調 BWV.1043 #
ラインホルト・バルヒェット(Vn)
グイド・ファン・デア・ミューレン(Vn)#
フリードリヒ・ティーレガント(指)
南西ドイツCO

録音:1959年
※音源:Berstelmann 11362 他
Forgotten Records
fr-1755(1CDR)
ヘルムート・ロロフ/モーツァルト&ベートーヴェン
モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番変ロ長調 K.595*
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番ハ長調 Op.15 #
ヘルムート・ロロフ(P) 
レオポルト・ルートヴィヒ(指)*
ヴォルフガング・マルティン(指)#
ベルリン RIAS響

録音:1953年-1954年* 、1954年# 、
※音源:Bertelsmann 8019* 7008 #
Forgotten Records
fr-1757(1CDR)
コーガン&コンドラシン
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番
ハチャトゥリアン:ヴァイオリン協奏曲
バレエ「仮面舞踏会」組曲+
レオニード・コーガン(Vn)
キリル・コンドラシン(指)ソヴィエト国立SO*
アラム・ハチャトゥリアン(指)ソヴィエト国立RSO#
サムイル・サモスード(指)ソヴィエト国立RSO+

録音:1956年* /1952年# /1953年+
※音源:Melodiya D 3190/1* D 0548/9 #
Forgotten Records
fr-1758(1CDR)
ヴィクトー・ショアラー〜ピアノ協奏曲録音集
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番*
グリーグ:ピアノ協奏曲#
ヴィクトー・ショアラー(P)
エーリク・トゥクセン(指)
デンマーク国立RSO

録音:1950年9月-10月* 、1948年11月26日-27日#
※音源:Mercury MG 10094* MG 15012 #
Forgotten Records
fr-1763(1CDR)
カルロ・ヴァンヌッツィ&エンリコ・マイナルディ
モーツァルト:フルート協奏曲第1番ト長調 K.313*
ポコルニー:フルート協奏曲 二調調*
ボッケリーニ:メヌエット 二調調#
チェロ協奏曲第9番変ロ長調 G.482 +
ラルゴ++
カルロ・ヴァンヌッツィ(Fl)*
エスネスト・マティソン(指)ウィーン楽友協会O*
フリードリヒ・ティレガント(指)南西ドイツCO#
エンリコ・マイナルディ(Vc)
ウィーン・フォルクスオーパー歌劇場CO+
パウル・アンゲラー(Cemb)

録音:1958年(*/#) 、1961年、#以外はステレオ
※音源:Bertelsmann 1104、14133他
Forgotten Records
fr-1765(1CDR)
ブライロフスキー〜ピアノ協奏曲集
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番*
リスト:死の舞踏#
フランク:交響的変奏曲+
アレグザンダー・ブライロフスキー(P)
アンドレ・クリュイタンス(指)フランス国立放送O*
フリッツ・ライナー(指)RCA ビクターSO# 
ジャン・モレル(指)RCA ビクターSO

録音:1951年2月20日+、1951年3月6日#
1961年9月21日、ルツェルン音楽祭ライヴ
※音源:RCA LM-1195、 LA VOIX DE SON MAITRE FALP 172他
Forgotten Records
fr-1766(1CDR)
タンスマン:弦楽オーケストラの為のパルティータ
ドビュッシー:神聖な舞曲と世俗的な舞曲 *
リヴィエ:弦楽オーケストラの為のアダージョ
ダマーズ:ハープと弦楽オーケストラの為のコンチェルティーノ #
リリー・ラスキーヌ(Hp)
ピエール=ミシェル・ル・コント(指)
フランス放送CO

録音:1958年12月24日放送用録音
Forgotten Records
fr-1768B(2CDR)
ランパル&リステンパルト/フルート協奏曲集
ヴィヴァルディ:フルート協奏曲集 [第1番ヘ長調 RV.433 「海の嵐」/第2番 ト短調 RV.439 「夜」/第3番ニ長調 RV.428 「ごしきひわ」/第4番ト長調 RV.435 /第5番ヘ長調 RV.434 /第6番ト長調 RV.437]*
フルート協奏曲集(第2集)#[ニ長調 RV.429 /ハ短調 RV.441 /ト長調 RV.436 /ニ長調 RV.427 /イ短調 RV.440 /ト長調 RV.438]#
テレマン:フルート協奏曲[ト長調 TWV Anh.51:G1
ニ長調 TWV.51:F1 (D2?)]/
組曲 イ短調 TWV.55:a2
ジャン=ピエール・ランパル(Fl)
ロベール・ヴェイロン=ラクロワ(Cemb)
カール・リステンパルト(指)ザールCO

録音:1954年*、1956年
※音源:Les Discophiles Francais DF 129* DF 201 #
Forgotten Records
fr-1771(1CDR)
ブルショルリ〜モーツァルト:ピアノ協奏曲集
ピアノ協奏曲第20番二短調 K.466
ピアノ協奏曲第23番イ長調 K.488
モニク・ド・ラ・ブルショルリ(P)
ベルンハルト・パウムガルトナー(指)
ザルツブルク・モーツァルテウムO

録音:1961年、1959年+、全てステレオ
※音源:Bertelsmann 14 383、Opera L 12430 他
Forgotten Records
fr-1774(1CDR)
チェロ協奏曲集
ハイドン:チェロ協奏曲 ニ長調 Op.101 Hob.VII:B2
シューマン:チェロ協奏曲 イ短調 Op.129 #
サシャ・ヴェチトモフ(Vc)
ボフシュ・ヘラン(Vc)#
ヴァーツラフ・スメターチェク(指)
プラハSO

録音:1953年3月11日、1953年4月7日#
※音源:Supraphon DM 5156 DM 5154 #. D LPM-106 D-20107 #
Forgotten Records
fr-1781(1CDR)
ヴィオッティ:ヴァイオリン協奏曲第22番イ短調 Op.97 *
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.83 #
イェフディ・メニューイン(Vn)*
ルイス・ケントナー(P)#
ディミトリ・ミトロプーロス(指)NYO

録音:1953年10月18日*、1957年4月28日#、ともにカーネギー・ホール、ライヴ、放送用録音
Forgotten Records
fr-1783(2CDR)
バッハ:ヴァイオリン・ソナタ全集
第1番ロ短調 BWV.1014
第2番イ長調 BWV.1015
第3番ホ長調 BWV.1016
第4番ハ短調 BWV.1017
第5番ヘ短調 BWV.1018
第6番ト長調 BWV.1019
ポール・マカノヴィツキー(Vn)
ノエル・リー(P)

録音:1958年、パリ
※音源:Lumen LD 3.437-438、 JALONS DE LA MUSIQUE SACREE JM 901
Forgotten Records
fr-1789(1CDR)
ワレリー・クリモフ
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲*
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調#
ワレリー・クリモフ(Vn)
カール・エリアスベルク(指)モスクワPO*
ヴラジーミル・ヤンポリスキー(P)#

録音:1958年*、1959年#
※音源:Melodiya D 04302/3* D 05600/1 #
Forgotten Records
fr-1801(2CDR)
バッハ:ブランデンブルク協奏曲集(全6曲) ギュンター・ケール(指)
マインツCO

録音:1958年12月
※音源:Vox STPL 516.430
Forgotten Records
fr-1803(1CDR)
ラウテンバッハー/バッハ:ヴァイオリン協奏曲集
ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 BWV.1041
ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調BWV.1042
2つのヴァイオリンの為の協奏曲 ニ短調 BWV.1043*
ズザーネ・ラウテンバッハー(Vn)
ディーター・フォアホルツ(Vn)*
ギュンター・ケール(指)マインツCO

録音:1960年頃(ステレオ)
※音源:Vox STPL-511.540 PL 11540


Altus
ALT-506(1CD)
INA秘蔵音源・クリュイタンス&フランス国立管ライヴ
(1)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
(2)メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調
アイザック・スターン(Vn(1))
ヘンリク・シェリング(Vn(2) )
アンドレ・クリュイタンス(指)
フランス国立放送O

ライヴ録音:(1)1954年11月11日パリ、シャンゼリゼ劇場(モノラル)
(2)1959年9月20日モントルー音楽祭(モノラル)
INA(フランス国立視聴覚研究所)所有音源をライセンスし入魂のマスタリングでCD化。クリュイタンス&フランス国立放送管がスターンとシェリングを迎えた協 奏曲。両巨匠の音色の違いが曲の味わいにも絶妙にマッチし、類まれな名演が生み出されています。
スターンのブラームスは同じ組合わせでモントルー・ライヴ(1956)が過去に出ていましたが、それとは別の初出音源。演奏の完成度はこちらが上か、驚くほど 素晴らしい内容です。ソロは力強くキレがありつつも柔らかな表情とのバランスが実にみごと。オーケストラもたまらなく魅力的で、2楽章のオーボエなどため息が 出るような最上級の美しさ。冴えわたる名技性と交響的構築性の完璧なる同居、大変な高まりを見せる必聴の大演奏です!
シェリングのメンデルスゾーンもひさびさの復活。つややかな音色で美しいメロディを存分に歌い上げるソロ。それが伝播したか、オケものびのびと麗らかに歌 い劇的な盛り上がり。さらに締めるところは締めるクリュイタンスの棒が音楽に大きな推進力を与え、フィナーレの痛快さたるや特筆もの!ぐいぐいと音楽に引きこ まれます。
〈(スターンは)トップ・クラスの内容です。ジネット・ヌヴーに匹敵すると言っても過言ではない。安定感は抜群であり、しなやかさと力強さ、ほのかな甘美さ と上品な味わい、それらが全く理想的にバランスされている〉〈(シェリングは)非常に古典的で流麗です。まことに感動的だ。クリュイタンスの棒も実に生き生き とした温かい空気に満ちており、気持ちが良い〉〜平林直哉氏の解説より (Ki)

Skani
SKANI-134(1CD)
ヴェスタルズ・シムクス(b.1984):ピアノ作品集
ピアノ協奏曲第1番 「扱いにくい人に捧げる」(Pと弦楽オーケストラのための)
夢の情景(Pのための9つのエチュード) 〜 水門、蛇、Silverdark Trees、浮かぶ星、津波、忘れてしまった夢-ヨハン・ゼバスティアン・バッハに捧ぐ、平行する夢の時間、現実、弾丸
運命の門(PとSOのための)
ヴェスタルズ・シムクス(P)、
アトヴァルス・ラクスティーガラ(指)、
リエパーヤSO
ヴェスタルズ・シムクスは、ラトビアの独立後に活動を始めた演奏家のひとりです。彼らの世代は、ソ連の時代にはむずかしかった海外留学、演奏活動、欧米の著名なレコードレーベルとの契約といったことが自由に行え、キャリアの最初から将来を明るく展望することができるようになりました。
シムクスは、リガの音楽学校や南カリフォルニア大学などでピアニストとしての教育を受け、ペーテリス・ヴァスクスの下で作曲法を学びました。彼の作曲家としての活動は、学生のころに手がけた、パラフレーズ、変奏曲、幻想曲といった技巧的なソロ・ピアノの作品に始まり、近年は、管弦楽をともなう規模の大きな作品も手がけるようになっています。自身をロマンティックな思考と感覚のアーティストとみなし、ベートーヴェン、ショパン、シューマン、リスト、ラフマニノフのようにピアノと作曲を両立させながら活動した音楽家たちの「ヴィルトゥオージティと内面の精神性」を併せもった音楽を追求していると言います。オーケストラ共演のピアノ協奏曲第1番「扱いにくい人に捧げる」 と 「運命の門」、ソロ・ピアノのための 「夢の情景」 。すべて初録音の作品です。

KAIROS
0015090KAI(1CD)
ユン・イサン(尹 伊桑):チェロ協奏曲&チェロとピアノのための作品集
チェロ協奏曲(1976)/ピアノのための5つの小品(1958)/ノレ(Vcとピアノのための)(1964)/インテルルディウム A(Pのための)(1982)/エスパス I(Vcとピアノのための)(1992)
ルイージ・ピオヴァーノ(Vc)、
アルド・オルヴィエート(P)、
日本フィルハーモニーSO、
下野竜也(指)

録音:チェロ協奏曲…2018年3月2日(ライヴ)、サントリーホール(東京)
チェロとピアノのための作品…2021年3月28-29日(イタリア、トリノ)
サンタ・チェチーリア音楽院Oの首席チェロ奏者、ルイージ・ピオヴァーノとチッコリーニの薫陶を受けたピアニスト、アルド・オルヴィエートがユン・イサンの悲劇の生涯にオマージュを捧げる1枚!協奏曲は下野竜也&日本フィルとの共演!
南北朝鮮の間の冷戦や東西文化の間の緊張という文脈の中で、小説や映画の主題にもふさわしい冒険的で悲劇的な生涯を送ったユン・イサン。1967年、西ベルリンで韓国諜報部員によって拉致されソウルへと連行されたユンは、北朝鮮のスパイとして無期懲役の判決を受けます。その後再審で減刑となりましたが、最終的に世界の著名な文化人の署名による嘆願書とドイツ外務省の支援によって釈放されたのは1969年のことでした。その後彼はドイツ国籍を取得し、ドイツで生涯を終えています。投獄された数年間の悪夢、恐怖、拷問は、当然ながらユンの作品に影響を与えており、彼の最も美しく感動的な作品のひとつ「チェロ協奏曲」にもその痕跡が見られます。一方、1964年に書かれた「ノレ」(「歌」の意味)では、美しさの中にドビュッシーのチェロ・ソナタを思わせる強烈な叙情性を見出すことができます。

チェロ協奏曲のフィナーレについて彼はインタビューで次のように語っています。「終盤へと向かうオクターブの跳躍を考えてみてください。この跳躍は、自由、純粋さ、絶対的なものへの必要性と欲求を意味しています。オーケストラでは、オーボエがGシャープからAにグリッサンドし、そのAをトランペットが引き継ぎますが、私にとってこの音域には常に神々しい魅力があります。(中略)チェロはAに到達しようとしますが、できない。グリッサンドでなんとかGシャープの4分の1音上まで届くのですが、それ以上は上がらない。あきらめる。無限で想像を絶する天頂、絶対的なものを示すトランペットのAは最後まで続きます。」

Danacord
DACOCD-920(2CDR)
トマス・イェンセンの遺産 第10集
(1)ニルス・ヴィゴ・ベンソン
(1919-2000):ヴァイオリン協奏曲第1番 Op.70(c.1952)*
(2)フランス・シベア(1904-1955):交響曲(1940)
(3)クヌーズオーウ・リスエーヤ(1897-1974):演奏会序曲 「春」 Op.31(1934)
(4)弦楽のための小序曲(1934)
(5)シークフリト・セーロモン(1885-1962):チェロ協奏曲 二短調 Op.34(1922)**
(6)ライフ・テューボ(1922-2001):チェロ協奏曲(1959)**
(7)ニルス・ヴィゴ・ベンソン:チェロ協奏曲第1番 Op.106(1956)**
トマス・イェンセン(指)、
デンマークRSO、
チャーレス・センデローヴィツ(Vn)*
エアリング・ブレンダール・ベンクトソン(Vc)**

(1)録音:1957年9月26日、デンマーク放送コンサートホール(コペンハーゲン)(放送コンサート)
(2)録音:1961年5月27日、デンマーク放送コンサートホール(コペンハーゲン)(スタジオ放送)
(3)録音:1960年、スタジオ録音(コペンハーゲン)][Odeon MOAK 10
(4)録音:1949年1月27日-28日、スタジオ録音(コペンハーゲン)[Tono X 25146/DACOCD 523-524]
(5)録音:1959年6月16日、スタジオ放送(コペンハーゲン)[DACOCD 727]
(6)録音:1962年5月40日、デンマーク放送コンサートホール(コペンハーゲン)(放送コンサート)[DACOCD 846]
(7)録音:1957年8月16日、ティヴォリ・コンサートホール(コペンハーゲン)(放送コンサート)[DACOCD 727]
トマス・イェンセン(1898-1963)の「遺産」シリーズの第10集は、イェンセンが、友人として支援者として、積極的に取り上げた20世紀中期デンマークの作曲家たちの作品を収録。それぞれの「主観的モダニズム」と「伝統」との対話を行いながら創作活動をつづけた5人の作品にイェンセンは他の人たち以上の熱意と信念をもって取り組み、デンマーク音楽の発展に寄与しました。
「交響曲」 を作曲したフランス・シベアは、フューンのケアテミネに生まれ、ライプツィヒのジークフリート・カルク=エーレルトに作曲と音楽理論、コペンハーゲンのペーター・トムセンにオルガンを学びました。1932年にケアテミネのオルガニストに任命され、1955年に没するまで故郷の音楽文化に貢献しました。この 「交響曲」 は、「木管五重奏曲」 ともに彼の作曲活動の最後の作品のひとつです。王立デンマークOの作曲コンペティションのために書かれ、ホルムボーの作品に次ぐ第2位に選ばれました。ヒンデミットやカール・ニルセンの影響も指摘されているこの交響曲は、1940年1月19日の初演後も、何度となく演奏され、このアルバムの作曲家のひとり、ベンソンが、ニルセンの交響曲よりも優れた作品とまで言って評価した、という話が伝わっています。
ベンソンの 「ヴァイオリン協奏曲第1番」 のソロを弾くチャーレス・センデローヴィツは、マルセル・ダリューやヴォルフガング・シュナイダーハンたちに学び、この録音の当時、デンマークRSOのコンサートマスターを務めていました。エアリング・ブレンダール・ベンクトソンがソロを弾いた 「チェロ協奏曲」 は、シークフリト・セーロモンとニルス・ヴィゴ・ベンソンが『初期デンマーク録音(1955-59)』(DACOCD727)、ライフ・テューボ が『デンマーク放送録音:第3集』(DACOCD846)と、ベンクトソンのトリビュート・アルバムに収録されたものと同じ音源です。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

CALLIOPE
CAL-22100(1CD)
モーツァルト、レイシェル:ピアノ協奏曲
モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番イ長調 K.488
ベルナール・レイシェル:ピアノ協奏曲(1949)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番 ハ短調 K.491
クリスチャン・シャモレル(P)、
オーケストラ・ネクサス、
ギヨーム・バーニー(指)

録音:2021年8月16日-19日(スイス)
1786年頃ほぼ同時期に完成したモーツァルトのピアノ協奏曲第23番と第24番は、同じ作曲家が作ったとは思えないほど対照的で、作曲年が離れているか、同等の実力を持った天才の二人が書いたかのようです。そのようなモーツァルトの優れたピアノ協奏曲2曲の間に、スイスで生まれ、ジュネーブで作曲活動を行っていたベルナール・レイシェル(1901-1992)の作品を同時収録。レイシェルはモーツァルトの協奏交響曲の伝統を引き継いでおり、モーツァルトの作品と並んでも違和感なく、同等の作品として聴衆に思わせる優れた作品を残しています。演奏は、ヴィオッティ国際音楽コンクール(ヴェルチェリ、イタリア)、ベートーヴェン国際ピアノ・コンクール(ウィーン、オーストリア)などでの入賞歴を持つ、クリスチャン・シャモレルです。

Signum Classics
SIGCD-700(1CD)
ショパン:ピアノ協奏曲集(室内楽版)
ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11(弦楽五重奏とピアノ版)
ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 Op.21(弦楽五重奏とピアノ版)
エマニュエル・デスパ(P/ファツィオリ)、チネケ!・チェンバー・アンサンブル

録音:2021年5月7日-9日、メニューイン・ホール(サリー、イギリス)
※使用楽器:Fazioli model 278
英国王立音楽カレッジで名教師ルース・ナイにピアノを学び、クラウディオ・アラウの孫弟子にあたるファツィオリ・プレイヤー、エマニュエル・デスパ(フランス出身、現在はロンドンを拠点に活動)。ロマン派とポスト・ロマン派作品の優れたパフォーマーとして高い評価を築き、昨年リリースされたブラームスのピアノ協奏曲第1番(SIGCD-666)でさらにその名声を確固たるものとしたデスパの新録音は、弦楽五重奏との共演による“室内楽版”ショパンのピアノ協奏曲!
デスパとチネケ!・チェンバー・アンサンブルはこの「スリム化」された協奏曲を、ほとんど叙事詩のような壮大さを持って修辞的に演奏し、室内楽的でありながらも原曲のスケール感を失うことなく仕上げています。デスパは2013年に録音したショパンの「24の前奏曲」(SIGCD-482)でも楽譜の徹底的研究に基づいてあらゆるディテールを詩的に表現し、仏Diapason誌にも絶賛されていただけに、今回のショパン演奏にも大きな期待が持てるでしょう。
チネケ!・チェンバー・アンサンブルはヨーロッパ初の黒人と少数民族によるオーケストラとして2015年に設立された「チネケ!・オーケストラ(Chineke! Orchestra)」の首席奏者で構成されたアンサンブル。エイジ・オヴ・インライトゥメントOの創設メンバーであり、首席コントラバス奏者を30年以上に渡って務めたコントラバス奏者、チチ・ワノクをはじめとした名手揃いのアンサンブルで、2018年にはウィグモア・ホールへのデビューも果たしています。

Anaklasis
ANA-018(3CD)
ショパン:ピアノ協奏曲集、練習曲集、室内楽作品集
CD1〜ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11*
ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 Op.21*
CD2〜12の練習曲 Op.10+
12の練習曲 Op.25+
CD3〜ピアノ三重奏曲ト短調 Op.8$
序奏と華麗なるポロネーズ ハ長調 Op.3#
マイアベーアの歌劇「悪魔のロベール」の主題による協奏的大二重奏曲ホ長調#
ハリーナ・チェルニー=ステファンスカ(P)*、
レギナ・スメンジャンカ(P)*、
ヴィトルト・ロヴィツキ(指)ワルシャワPO**、
ボレスワフ・ヴォイトヴィチ(P)+、
ウワディスワフ・シュピルマン(P)$#、
タデウシュ・ヴロンスキ(Vn)$、
アレクサンデル・チエチャンスキ(Vc)$、
ハリナ・コヴァルスカ(Vc)#

録音:1959年*+、1960年$、1961年#、ワルシャワ・フィルハーモニック
※サウンド・レストレーション&マスタリング:エヴァ・グジョウェク=トゥベレヴィチ(2021)
1945年にクラクフで設立されたポーランド最大級の音楽出版社「ポーランド音楽出版社(PWM Edition)」が新たに設立したレーベル「Anaklasis(アナクラシス)」によるHERITAGE(遺産)シリーズから、20世紀半ばのポーランドを代表する名ピアニストたちが弾いたショパンの協奏曲、練習曲、室内楽曲という貴重なショパン・ボックスが登場!
第4回ショパン国際ピアノ・コンクールで第1位を獲得したハリーナ・チェルニー=ステファンスカを始め、ワルシャワのフレデリク・ショパン音楽院(現ショパン音楽大学)の楽長も務め、ショパン・コンクールの審査員も度々務めたレギナ・スメンジャンカ、第1回ショパン・コンクールで特別賞を受賞し、その後定期的に審査員も務めたボレスワフ・ヴォイトヴィチ、『戦場のピアニスト』の原作となった回想録を書き、同作の主人公のモデルとしても知られるウワディスワフ・シュピルマン、シュピルマンとともに、ワルシャワ・ピアノ五重奏団として活動したタデウシュ・ヴロンスキやアレクサンデル・チエチャンスキなど、戦後のポーランド楽壇で活躍した名手たちの貴重な録音が、ポーランドの国立公文書館であるナショナル・デジタル・アーカイヴ(NAC/Narodowego Archiwum Cyfrowego)から復刻されています。

Urania Records
WS-121386(2CD)
バッハ:ブランデンブルク協奏曲集(全6曲) イ・ムジチ合奏団、
エーリヒ・ペンツェル(Hrn)、ゲルト・ハウケ(Hrn)、ハインツ・ホリガー(Ob)、モーリス・ブルグ(Ob)、ハンス・クル(Ob)、カール・ヴァイス(Fg)、モーリス・アンドレ(Tp)、セヴェリーノ・ガッゼローニ(Fl)、マクサンス・ラリュー(Fl)、フランス・ブリュッヘン(Fl)、ジャネット・ファン・ビンゲルデン(Fl)、ヤーノシュ・ショルツ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、マリア・テレサ・ガラッティ(ハープシコード)

録音:1963年
※STEREO/ADD
イタリア古楽界の至宝、イ・ムジチ合奏団がPHILIPSに録音したバッハのブランデンブルク協奏曲全曲録音が、ウラニア・レコーズから復刻。
イ・ムジチの演奏の素晴らしさはもちろんのこと、モーリス・アンドレやハインツ・ホリガー、モーリス・ブルグ、そしてフランス・ブリュッヘンに代表される共演者陣の豪華さに改めて圧倒されます。

Hyperion
CDA-68357(1CD)
ヴィヴァルディ&ピアソラ:四季(マンドリン版)
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲ヘ短調「冬」 RV297
ピアソラ:ブエノスアイレスの冬
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲ホ長調「春」 RV269
ピアソラ:ブエノスアイレスの春
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲ト短調「夏」 RV315
ピアソラ:ブエノスアイレスの夏
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲ヘ長調「秋」 RV293
ピアソラ
:ブエノスアイレスの秋
ディオン、ハープシコード、指揮)、
シンフォニエッタ・ライプツィヒ

録音:2021年3月24日-26日、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス 大ホール(ドイツ)
イスラエル出身のマンドリン奏者、ジェイコブ・ルーヴェンがヴィヴァルディの「四季」と、タンゴの語法にヴィヴァルディの引用を巧みに織り込んだピアソラの「四季」を組み合わせたアルバムでHyperionデビュー!ベエルシェバ音楽院とエルサレム音楽舞踊アカデミーで学んだルーヴェンはバロックから現代音楽まで幅広い音楽的視野を持ち、圧倒的な技巧と妥協を許さない演奏で聴衆を魅了。既に多くの国際音楽祭に出演し、ズービン・メータ、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチといった著名な指揮者やオーケストラと共演しているほか、イスラエル・マンドリン・ソロイスツやケルマン・クヮルテットのメンバーとしてトッププレイヤーの地位を確立。現在最も人気のあるヴィルトゥオーゾの一人として高く評価されています。
この「四季」アルバムでルーヴェンの演奏を好サポートしているのは同じくイスラエル出身で、ファンホ・メナに代わり2019/2020シーズンからBBCフィルハーモニックの首席指揮者に就任した若きホープ、オマー・メイア・ウェルバー。シンフォニエッタ・ライプツィヒの指揮に加え、アコーディオン、ハープシコードの演奏でも参加。主役のマンドリンを引き立てます。
ルーヴェンが使用する楽器は世界的に有名なイスラエルのマンドリン職人、アリク・ケルマン氏に特注したもの。ケルマン氏の作るマンドリンは世界中に模倣品が出回るほど画期的で完成度の高い楽器といわれ、ルーヴェンも「長年にわたり、多くのマンドリン奏者や製作者に出会い、世界各地の数多くのマンドリンで演奏してきました。しかし、アリク・ケルマン氏のマンドリンが生み出す可能性や音の陰影に匹敵する楽器には出会ったことがない。」と絶賛します。
他の弦楽器に比べ注目されることの少ないマンドリンが秘めた魅力を、ルーヴェンがHyperionの大舞台で解き明かします。

Centaur
CRC-3904(1CDR)
フレデリック・レセマン:歌曲&小協奏曲集


(1)フルートと混合五重奏のための小協奏曲

(2)アレルヤ...イン・ドーモ・ペル・セクラ

(3)オーボエと6つの楽器のための小協奏曲

(4)李Uの3つの歌

(5)ファゴットと6つの楽器のための小協奏曲
(1)ジュリー・ロング(ソロ・フルート)
エリック・ジェイコブス(Cl)、クララ・キム(Vn)、マイケル・カウ フマン(Vc)、イーサン・アーマッド(マリンバ)、サラ・ギブソン(P)
(2)ハイデン・エバーハート(S)、ジョセフ・モリス(Cl)、マルコ・デ・アルメイダ(Hrn)、アンジェラ・ロメロ(Tp)、ブレント・アンダーソン(Tb)
(3)ラシェル・ファン・アンバース(ソロ・オーボエ)、アシュリー・ハリス(Fl)、エリック・ジェイコブス(Cl)、カイル・ギルナー(Vn)、マイケル・カウフマン(Vc)、トーマス・コッチェフ(P)
(4)ティムール・ベクボスノフ(T)、チャン・ルー(Fl)、エリッサ・ブラウン  (Fl)、ミシェル・フアン(Fl)、ケルシ・ドゥーリトル(バスクラリネット)、 キャサリン・レドルス(Hp)、ケヴィン・シュー(Va)
(5)
ブリタニー・セイツ(ソロ・ファゴット)、キャサリン・スタンデファー(アルトフルート)、エリック・ジェイコブス(バスクラリネット)、カイル・ギルナー(Vn)、ディン・スン(Va)、ステラ・チョ(Vc)、タイラー・ステル(パーカッション)

USCソーントンエッジ、ドナルド・クロケット(音楽監督)

録音:2012年-2015年(アメリカ)
1976年にロベルト・ヴォイチャクによって創設され、1984年からはドナルド・クロケットが音楽監督を務める現代音楽アンサンブル、USCソーントンエッジのメンバーによる、南カリフォルニア大学音楽学部で名誉教授を務めるフレデリック・レセマンの作品集。USCソーントンエッジは、ロサンゼルス・フィルハーモニックのイブニングコンサートやグリーンアンブレラシリーズに、ゲストとしても長年にわたり参加しています。
※当タイトルはレーベルオフィシャルのCD-R盤となります。CentaurレーベルのCDをプレスしている製造工場、アメリカ合衆国テネシー州チャタヌーガのWTSmedia社で製作されています。


Treasures
TRE-258(1CDR)
バックハウス〜珠玉の協奏曲録音
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番「トルコ行進曲付き」
 ピアノ協奏曲第27番変ロ長調Op.83*
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番#
ウィルヘルム・バックハウス(P)
カール・ベーム(指)VPO*
ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指)VPO#

録音:1955年5月-6月、1955年5月*、1959年6月29-30日#(全てステレオ)
※音源:日KING_SL-1029、SLC-1620#
◎収録時間:71:19
“バックハウスによる協奏曲の二大筆頭名演!”
■音源について
とかく軽視されがちな日本プレス盤を採用。但し、60年代中頃までは盤の材質のせいか微妙なチリチリノイズが混入している場合が殆どなので、それが解消される1960年代後半の英メタル使用盤であることが必須。音楽を堪能するためなら英国初出盤を絶対視する必要などないと思います。

★バックハウスといえばベートーヴェンを第一に思い浮かべますが、モーツァルトも忘れるわけにはいきません。そのモーツァルトの天才性への全幅の共感をペダルを抑制したタッチから滲ませた音楽は、ベーゼンドルファーの魅力とも相まって、かけがえのない財産です。
 ピアノ・ソナタの第1楽章のテーマの温かな語り掛けや、後半のリズムの愛くるしさは、ベートーヴェンのソナタにおける剛直さからは想像できないほど。第2楽章中間部は、ルバートを抑えたスッキリとしたフレージングが洗練美を生み、加えて珠を転がすようなタッチでも魅了。第3楽章は単純な軍隊マーチの模倣に目もくれず、純粋なモーツァルトの再現だけに集中していることは、25小節からのフォルテの勇ましい楽想をあえて弱音で開始していることでも明らかです。
 ピアノ協奏曲第27番は、同曲のまさに不滅の名演!第1楽章序奏は徹底的にウィーン情緒で通したベームの指揮に、淡々となんの変哲もないフレージングで通すバックハウスのピアノが加味すると、得も言われぬ気品が生まれるのです。カデンツァでは音色の魅力が全開で、タッチのコントロール能力の高さも絶妙。そして白眉の第2楽章!この楽章のアプローチが聴けるだけでもだけでも、この録音の価値は絶大です。何と言っても冒頭主題のリズムのニュアンスの活かし方!緩やかなテンポに引っ張られてリズムを平板化させてしまう演奏が多い中、楽譜の忠実な再現こそが最良のニュアンスを生むということを証明であり、中間部のなんの邪念もない無垢な響きも比類なし。6:21からのアルペジオ風フレーズの幻想性に至っては、奇跡としか言いようがなく、「モーツァルトとは何か?」の答えがここに集約されていると言っても過言ではありません。終楽章は第2主題が全てを削ぎ落とした後の浮遊感にご注目を。
 「バックハウスはベートーヴェン弾きであってモーツァルト弾きではない」と言い切る人がいますが、こういう無垢のモーツァルトに触れた後で、どうしてそんな選別など出来ましょうか?
 一方ベートーヴェンの協奏曲は、全集の中では特に「第4番」が名演として紹介される例が多いですが、同等かそれ以上に賞賛したいのが「第2番」。バックハウスにとってもウィーン・フィルにとっても演奏回数が少ない作品であるせいか、どこを取っても瑞々しく、音楽する喜びに溢れています。
第1楽章のピアノの入りから、真珠を散りばめたような艶やかさ!バックハウスとベーゼンドルファーの相思相愛ぶりを思い知らせれます。その音色美は第2楽章で最大に開花すると共に、バックハウスの人間性と精神力によって、音楽が深く大きく押し広げている様がひしひしとと感じ取れます。宇野功芳氏がこれを大絶賛していたのも大いに頷ける超名演。 【湧々堂 2022年3月】

H.M.F
HMM-902412(1CD)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集 vol.3
ピアノ協奏曲第3番〔I. アレグロ・コン・ブリオ【カデンツァ:ベザイデンホウト/ベートーヴェン】 -II. ラルゴ-III. ロンド、アレグロ【ロンド主題への導入:ベザイデンホウト/ベートーヴェン】〕 
ピアノ協奏曲第1番〔I. アレグロ・コン・ブリオ【カデンツァ:ベザイデンホウト/ベートーヴェン】-II. ラルゴ-III. ロンド.アレグロ・スケルツァンド〕
クリスティアン・ベザイデンホウト
(フォルテピアノ/1824年コンラート・グラーフのコピー、1989年ロドニー・レジエ製作(フリーポート、メイン州、アメリカ)、
2002年エドウィン・ボインク&ホハン・ヴェンニクによる修復、エドウィン・ボインク・コレクション)
パブロ・エラス=カサド(指)
フライブルク・バロック・オーケストラ

録音:2017年12月、アンサンブルハウス・フライブルク
世界が注目するシリーズ、ベザイデンホウト、エラス=カサドとFBOによるベートーヴェンのピアノ協奏曲シリーズ、待望にして衝撃の完結編の登場です!作 品の初演に立ち会っているような感覚になる、神々しくもスリリングな演奏です!
今回はベートーヴェンのピアノ協奏曲唯一の短調の第3番と、第1番という組み合わせ。今回も、ベザイデンホウトのひらめきと才能にハっとさせられる衝 撃の瞬間の連続!カデンツァはいずれもベートーヴェンのものに基づきながら、ベザイデンホウトによるパッセージも盛り込まれたもの。さらに、第3番の第3 楽章では、ロンド形式の主題が回帰するときのリード・イン(つなぎ)を、ベザイデンホウトがベートーヴェンのものを参考にしながら独自のものにしたてて演奏。 これがまた絶妙な即興を聴いているようで、この協奏曲の初演に立ち会っているようなスリリングさを生み出しています!エラス=カサド率いるFBOの管弦楽も、 ひとつひとつの音符を、今生まれたかのうように鳴り響かせております。もちろんピアノと管弦楽のアンサンブルが素晴らしいことはいうまでもありません。一瞬 一瞬が過ぎ去ってしまうのが惜しくなるような、かみしめたくなる演奏です。
同じ顔合わせでのベートーヴェン:ピアノ協奏曲は、第2番&第5番[HMM-902411&KKC-6143]、第4番[HMM-902413&KKC-6264]は大絶賛 されており、さらに第九&合唱幻想曲を収録した同じ顔合わせのディスク[HMM-902431&KKC-6234]が2020年度アカデミー賞大賞を受賞しています。 (Ki)
H.M.F
HMSA-0045(1SACD)
シングルレイヤー
日本独自企画
限定盤
税込定価
シェーンベルク:ヴァイオリン協奏曲 op.36 [1936年]
浄夜 op.4(弦楽六重奏曲版)[1899年]
ヴァイオリン協奏曲:イザベル・ファウスト(Vn) 
スウェーデンRSO、
ダニエル・ハーディング(指)

浄夜:イザベル・ファウスト(Vn)、アンネ・カタリーナ・シュライバ ー(Vn)、アントワン・タメスティ(Va)、ダヌーシャ・ヴァスキエヴィチ(Va)、クリスティアン・ポルテラ(Vc)、ジャン=ギアン・ケラス(Vc)

録音:【ヴァイオリン協奏曲】2019年1月/ベルワルト・ホール(ストックホルム)、
【浄夜】2018年9月/テルデックス・スタジオ(ベルリン)
現代最高のヴァイオリン奏者、イザベル・ファウストの演奏するシェーンベルクの作品集がSACDシングルレイヤーで登場。ハルモニア・ムンディ からハイレゾ・マスターの提供を受け、オーディオ評論家角田郁雄氏の技術監修のもと、関口台スタジオでリマスタリングを施しました。このたびのSACD化によ り、ヴァイオリン協奏曲の精緻さがやわかに際立ち、「浄夜」の世界もよりなまめかしく響きます。日本独自企画・限定盤です。
シェーンベルクの20代中頃の作品「浄夜」の弦楽六重奏版と、それから40年弱という時を隔てて書かれたヴァイオリン協奏曲という組み合わせです。「浄夜」 はブラームスやワーグナーの影響が色濃く見られる欄熟のロマンティシズムが魅力の作品ですが、ここではファウストが心から信頼を寄せる奏者たちが集った最 強のメンバーでの演奏で、注目です。ファウストのまっすぐな音色が中心となったアンサンブルが却って作品の欄熟した空気を際だたせており、ドロドロの世界が展 開されております。そしてヴァイオリン協奏曲は12音技法を探求していた時期の作品ですが、ソナタ形式で書かれており、楽章構成も第1楽章―急(アレグロ)、第 2楽章―緩(アンダンテ)、第3楽章―ロンド・フィナーレという形をとっています。シェーンベルクが12音技法の内に込めた様々な旋律を、ファウストが1ミリの狂 いもない技術をもって奏でており、厳格かつ厳密な12音の世界の中にもシェーベルクが織り込んだ美しい旋律がこの上なく魅力的に引き出されています。それを サポートするハーディング率いるオーケストラとのアンサンブルも、ぴたりとあった見事なもの。欄熟のロマン、そして厳格な「古典」の書法の間にたって、ファウス トと、彼女が心から信頼を寄せる音楽家たちが、20世紀の音楽史の中でも屈指の傑作であるこれらの作品を、これ以上なく生き生きと表現しています。 
「浄夜」の共演者には信じがたいメンバーが顔をそろえています。ヴァイオリンのアンネ・カタリーナ・シュライバーは、フライブルク・バロック・オーケストラで リーダーも務める奏者。アントワン・タメスティは言わずとしれた世界的奏者(トリオ・ツィンマーマンのメンバー)。ダヌーシャ・ヴァスキエヴィチはアバド指揮モー ツァルト管、カルミニョーラのモーツァルト全集で協奏交響曲のヴィオラを務めていました。クリスティアン・ポルテラはトリオ・ツィンマーマンのメンバー。ジャン =ギアン・ケラスも来日も多い世界的奏者です。どの奏者も広い時代の作品を手がけており、そうしたメンバーがこの「浄夜」を演奏する、というのはまた格別なも のがあります。 (Ki)

MDG
MDG-90122296
(1SACD)
ディミトリス・パパディミトリウ(1959-):作品集
ピアノ協奏曲第1番/不完全性
ポロック(Painting Soundtracksより抜粋)
ミニチュア組曲
ティトス ・クベリス(P)
アテネ国立O
ジョージ・ペトロウ(指)
幅広いジャンルの音楽を手掛けるギリシャの作曲家ディミトリス・パパディミトリウ。今回、ギリシャ国内外で活躍する指揮者ジョージ・ペトロウ率いるアテネ国立 Oによる演奏で、パパディミトリウによるオーケストラのための作品を録音しました。パパディミトリウの音楽は、地中海一帯、古代ギリシャの音楽とヨーロッ パの伝統が出会い、現代音楽として融合した、力強さと輝きに満ちた音楽です。また本盤のメイン・プログラムである「ピアノ協奏曲」は、本来独奏楽器とオーケス トラによるアンサンブルの妙を楽しむものですが、この作品の第3楽章では、巨大なオーケストラの脅威が時折支配的にソリストを飲み込んでしまうような、圧巻の オケの響きがMDGの高音質録音によって鮮明に刻み込まれています。 (Ki)

ATMA
ACD2-2811(1CD)
極光のヴィオラ
ヴァスクス(1946-):ヴィオラ協奏曲
メロディ・マッキバー(1988-):Ningodwaaswi / Niizh
テレマン:ヴィオラ協奏曲 ト長調 TWV51:G9
マリーナ・ティボ ー(Va)
ニコラス・エリス(指)
アゴラO

録音:2021年10月16-19日/ケベック)
ヴィオラ奏者マリーナ・ティボーによる、北方文化の音楽のつながりを探求したアルバム。三者三様の音楽がヴィオラを通してオーロラのように鮮やかに響きます。
リトアニアの作曲家ヴァスクスのヴィオラ協奏曲は2016年に書かれました。ゆっくりとたゆたう響きを基調とし、長いカデンツァも登場、最後は美しく浄化され ていきます。
アニシナアベ族の作曲家メロディ・マッキバーの無伴奏作品『Ningodwaaswi』と『Niizh』は、レジデンシャルスクールの生存者である祖母の思い出に捧げ られた『復讐』の第6曲と第2曲です。タイトルはそれぞれオジブウェー語で「6」と「2」を意味します。技巧の中から孤独感がにじみ出た音楽。
テレマンのヴィオラ協奏曲は1716年頃に書かれたものでこのジャンルの最初期の作品。瑞々しく快活な音楽が幸福感いっぱいに駆け抜けます。 (Ki)

スロヴェニア放送
ZKP-117152(2CD)
イゴール・オジムが弾く名協奏曲集
(1)モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第2 番 ニ長調 K.211
(2)モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4 番 ニ長調 K.218
(3)チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35
(4)メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64
(5)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77
イゴール・オジム(Vn)
(1)(2)サモ・フバド(指)スロヴェニアPO
録音:(1)1972年9月20日、(2)1972年9月21日スロヴェニア リュブリャナ(ライヴ)
(3)ユーリ・シモノフ(指)リュブリャナRSO
録音:1993 年3 月19 日 スロヴェニア リュブリャナ(ライヴ)
(4)ネーメ・ヤルヴィ(指)スロヴェニアPO
録音:1978 年4 月12 日 スロヴェニア リュブリャナ(ライヴ)
(5)ニコライ・アレクセーエフ(指)リュブリャナRSO
録音:1992 年1 月10 日 スロヴェニア リュブリャナ(ライヴ)
146'31
スロヴェニアが誇る偉大なヴァイオリニスト、イゴール・オジムの弾く有名協奏曲 5 曲。いずれもライヴ録音。イゴール・オジムは1931 年、スロヴェニア(当時はユー ゴスラビア王国の一部)のリュブリャナの生まれ。ロンドンに留学し、1951 年にはカ ール・フレッシュ国際ヴァイオリン・コンクールで優勝。その後独奏者として広く活 躍しつつ、ケルン高等音楽院、ベルン芸術大学、ザルツブルクのモーツァルテウ ムなどで名教師として名を馳せた。ベルンでの教え子にパトリツィア・コパチンスカ ヤがいます。独奏者、指導者として高名なオジムだが、残された録音はあまり多くな い上に有名協奏曲が少ない。ZKP-RTV SLOVENIJA からもいくつか発掘音源の CD が出ていたものの、これだけの名曲揃いのものはなかった。オジムのヴァイオリ ンは音色が魅力的な上に歌い回しが柔軟で優しく、オジムを知らなかい人でも聞 けばすぐさま気に入ることでしょう。しかも伴奏指揮はユーリ・シモノフやネーメ・ヤル ヴィ、ニコライ・アレクセーエフら。放送局の録音で音質もまずまず。 簡易収納紙ケース。
スロヴェニア放送
ZKP-115752(1CD)
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1 番ト短調 Op.26
ステファン・ミレンコヴィッチ(Vn)
ヴラディミル・クレノヴィッチ(指)
スロヴェニアRSO

録音:2019年5月 スロヴェニア リュブリャナ 68'47
近年特に注目を浴びているヴァイオリニストの一人、ステファン・ミレンコヴィッチ。新 録音はベートーヴェンとブルッフの第1 番という名曲2 曲。ステファン・ミレンコヴィッチ はユーゴスラヴィア時代のセルビア、ベオグラードの生まれ。生地で学んだ後、渡米し てジュリアード音楽学校でさらに学んだ。1993 年、パガニーニ国際コンクールとティボ ール・ヴァルガ国際ヴァイオリン・コンクールでどちらも 2 位、翌 1994 年には両コンク ールで 4 位と 2 位を受賞して注目を浴びるようになった。現在では米国とセルビアを 拠点に欧米で幅広く活躍しており、日本でも既に人気が高い。高度な技術力を持ち つつそれをひけらかす様なことなく、音楽にじっくりと深く入り込む集中力が魅力であ る。ここでもベートーヴェンは力強く鮮やかに弾き切るのではなく、静かにじっくりと音 楽の核を求めて弾き込んでおり、詩情と風格の豊かさは類を見ないほどだ。

PROSPERO CLASSICAL
PROSP-0025(1CD)
ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲
ピアノ協奏曲第3番ニ短調 Op.30
イリーナ・ゲオルギエヴァ(P)
サッシャ・ゲッツェル(指)
パブロ・ゴンザレス(指)*
バーゼルSO

録音:2020年12月21・28日スイス、スタッドカジノ・バーゼル
ルドルフ・ブッフビンダーに多くを学んだピアニスト、イリーナ・ゲオルギエヴァによるラフマニノフの協奏曲。確かな技巧と高い音楽性で難曲を鮮やかに弾き切っ てます。2人の指揮者とバーゼル響の繰り出すサウンドにもただならぬキレがあり、協奏的な音の応酬がまばゆく火花を散らします。心地よい刺激が耳を満たす素 晴らしい演奏。ラフマニノフ財団の協力により企画されたアルバムで、ブックレットには作曲家の貴重な写真が掲載されています。
■イリーナ・ゲオルギエヴァ(P) プロフィール
1978年ブルガリアのソフィア生まれ。幼少からピアノに親しみ6歳で初めてコンサートを開く。2年後、初のソロコンサートで国際的な賞を獲得。さらに1年後、ベー トーヴェンのピアノ協奏曲第1番をオーケストラと共演。ソフィア音楽院に進み、在学中からピアニストとしてブルガリアの主要オーケストラと共演を行い、ラザール・ ベルマンやドミトリー・バシュキロフなどのマスタークラスに参加。2001年にブルガリアを離れバーゼル音楽院に入学。ルドルフ・ブッフビンダーのマスタークラ スへの参加がピアニストとしての重要な契機に。コンサートとソリストのディプロマを優秀な成績で取得。数々の国際コンクールに入賞し、ヨーロッパ、南米、アジア などで演奏活動を行っています。

Evil Penguin Records
EPRC-0045(1CD)
ヴァインベルク(1919-1996):チェロ・コンチェルティーノ Op.43bis
チェロとオーケストラのための幻想曲 Op.52
室内交響曲第4番Op.153
ピーター・ウィスペルウェイ(Vc)
ジャン=ミシェル・シャルリエ(Cl)
ラファエル・ファイユ(指)
レ・メタモルフォーゼス

録音:2021年6月28日-7月1日ベルギー
ポーランドのユダヤ人家庭に生まれ、波乱の人生の大半をソビエト・ロシアで過ごし、多くの作品を残したヴァインベルク。生前に国際的な名声を得ることは なかったものの、近年一気に評価が高まっている作曲家です。このアルバムには協奏的作品を3 曲収録。チェロ独奏で参加しているピーター・ウィスペルウェイ の名技に注目です。
『チェロ・コンチェルティーノ』はチェロ協奏曲 Op.43 の基となった作品で近年再発見されました。1948 年に僅か 4 日間で書かれた、緻密な構成力で聴か せる音楽です。
『チェロとオーケストラのための幻想曲』は1953年、表現の自由を制限された時代に書かれた作品。親しみやすい民謡風の楽想を用いつつも洗練された巧 みな書法が光ります。
『室内交響曲第 4 番』はヴァインベルク最後の作品。1992年 4月から5月にかけて、死の病に侵されながら作曲されました。編成はとクラリネット独奏と 弦楽オーケストラ、トライアングル。自作の引用が多く含まれ、これが遺作になることを当人も意識していたのではと思わせる内容です。ヴァインベルクの友人で あり作曲家のグレゴリー・フリードはこの作品を聴いて「ヴァインベルクの音楽は長調が悲しく、短調が明るい。この不安定な世界のすべては悲しみと幸福、恐 れと希望から織り成されているのだ」と語りました。
「『コンチェルティーノ』の両端楽章のアダージョは、感傷に流されない真に抑制された表現が求められ、荒涼とした雰囲気さえ漂っています。中間楽章はいじら しいナイーヴさと力強いエネルギーが感じられます。演奏してみると実に素晴らしい(ピーター・ウィスペルウェイ)」

FIRST HAND RECORDS
FHR-82(1CD)
初期ステレオ録音集 第5集
(1)ヴィヴァルディ:オーボエ協奏曲 イ短調 RV461
(2)チマローザ(アーサー・ベンジャミン編):オーボエ協奏曲 ハ長調
(3)ハイドン:チェロ協奏曲第2番ニ長調 Hob.VIIb:2, Op.101
(4)モーツァルト:ピアノ協奏曲第17番ハ長調 K453
(1)(2)レナート・ザンフィーニ(Ob)、レナート・ファザーノ(指)、ローマ合奏団
(3)アメデオ・バルドヴィーノ(Vc)、フェルナンド・プレヴィターリ(指)、プロ・アルテO
(4)ジーナ・バッカウアー(P)、アレック・シャーマン(指))、ザ・ロンドン・オーケストラ

録音:(1)(2)1956年10月3-4日、(3)1956年10月17・19・25日、(4)1956年5月9-10日
すべてステレオ初出
ARS(Archive of Recorded Sound)との共同制作によるEMIの初期ステレオ録音集第5弾。EMIがステレオ録音を開始したのは1954年で、最初期の ステレオ音源が聴ける注目のシリーズとなっています。今作は地中海文化の暖かさとしなやかさを演奏にもたらした3人の素晴らしいヴィルトゥオーゾたちによる 協奏曲集。いずれもステレオでは初めて世に出る音源です。丁寧なリマスタリングがなされており、貴重な名演奏を存分に堪能いただけます。ジーナ・バッカウアー とアレック・シャーマンの夫婦共演によるモーツァルトは特に絶品。 (Ki)

DOREMI
DHR-8165(3CD)
ルドルフ・ゼルキンLIVE 第2集
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲集(全5曲)
合唱幻想曲 Op.80
ピアノ・ソナタ第21番『ワルトシュタイン』*
ルドルフ・ゼルキン(P)
マックス・ルドルフ(指)ボストンSO

ライヴ録音:1970年4月8-10日ボストン、シンフォニーホール
1974年トロント、マッセイ・ホール*
ルドルフ・ゼルキン第2集は得意としたベートーヴェンの超貴重ライヴ音源。なんとボストン響とのピアノ協奏曲全曲が登場、しっかりと合唱幻想曲つき!1970 年ベートーヴェン・フェスティバルでの演奏とされており、ディスコグラフィ上にこれまで無かった音源と思われます。カップリングの74年の『ワルトシュタイン』 も初出か。カナダの老舗マニアックレーベルDOREMIから驚きのリリースです!! (Ki)

KLARTHE
KLA-017(1CD)
『四季』
ニコラ・バクリ(1962-):『四季』
(1)闇の協奏曲「冬」Op.80-3〜オーボエ、ヴィオラとオーケストラのための協奏曲(2009)
(2)愛の協奏曲「春」Op.80-2〜オーボエ、ヴァイオリンとオーケストラのための協奏曲(2004-05)
(3)光の協奏曲「夏」Op.80-4〜オーボエ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとオーケストラのための協奏曲(2010-11)
(4)郷愁の協奏曲「秋」Op.80-1〜オーボエ、チェロとオーケストラのための協奏曲(2000-02)
(1)(3)アドリアン・ラ・マルカ(Va)、
(1)(2)(3)(4)フランソワ・ルルー(Ob)、
(2)(3)ヴァレリー・ソコロフ(Vn)、
(3)(4)セバスティアン・ヴァン・カイック(Vc)
ヴィクトル・ユーゴー・フランシュ=コンテO、
ジャン=フランソワ・ヴェルディエ(指)

録音:2015年2月/ブザンソン地方音楽院、フランシュ=コンテ地域圏(フランス)
現代フランスを代表する作曲家ニコラ・バクリの『四季』を豪華独奏者による演奏で録音が実現しました!
「「季節」は常に人々の生活と密接な関わりを持っており、恐怖、希望、喜び、郷愁などの様々な感情を生み出します」と語るバクリ。バクリは季節ごとにその感情 をテーマとした作品に仕上げ(「冬」は闇、「春」は愛、「夏」は光、「秋」は郷愁)、自由で叙情的な旋律と独特なリズムが魅力の『四季』を完成させました。
当録音の注目はフランソワ・ルルー、アドリアン・ラ・マルカ、ヴァレリー・ソコロフなどの豪華独奏陣が演奏していること。彼らの演奏が当作品のすばらしさを 一層輝かせております。 (Ki)
KLARTHE
KLA-087(1CD)
モダニズム
(1)リャトシンスキー(チェスノコフ編):バラードOp.24
(2)ドミートリー・チェスノコフ:ヴァイオリン協奏曲Op.87「天地創造」
(3)ショスタコーヴィチ:交響曲第1番ヘ短調Op.10
サラ・ネムタヌ(Vn)(2)、
バスティアン・スティル(指)
ウクライナ国立SO

録音:2016年12月4-5日/ウクライナ国営放送大コンサート・スタジオ
ウクライナのオーケストラが同国最大の作曲家のひとりリャトシンスキーと、同国生まれながら現在フランス在住のドミートリー・チェスノコフをとりあげた意欲的 なアルバム。ことにチェスノコフのヴァイオリン協奏曲は人気奏者サラ・ネムタヌが独奏を務めているのが注目です。 ボリス・リャトシンスキーは旧ソ連ウクライナ共和国を代表する作曲家。後半生は社会主義リアリズムに則した民族的作風となりましたが初期は アヴァンギャルドの洗礼を受け、ここに収められた1929年作の「バラード」(オリジナルはピアノ曲)など先鋭的な作品を残しました。彼の歿後弟子ドミートリー・ チェスノコフ(1982-)が見事にオーケストラ曲に仕立てました。
メインはショスタコーヴィチの交響曲第1番。ショスタコーヴィチが書きたいものをかけた時代の貴重な遺産で、その才気煥発ぶりに驚かされます。ウクライナ国 立SOが力演を見せています。

Hanssler
HC-21058(1CD)
(1)メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64
(2)ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第2番ニ短調 Op.44
ミハイル・ポチェキン(Vn)
ロイトリンゲン・ヴュルテンベルクPO、
セバスチャン・テウィンケル(指)

録音:2021年5月27-29日/ロイトリンゲン・ヴュルテンベルク・フィルハーモニー・スタジオ(ドイツ)
ロシア俊英ミハイル・ポチェキンがメンデルスゾーンとブルッフを録音しました!ポチェキンは2009年にリトアニア、ヴィリニュスのヤッシャ・ハイフェッツ国際ヴァ イオリン・コンクールに入賞。以後ロシア・ナショナルOをはじめとする名だたるオーケストラとの共演してきました。
ブルッフは有名な第1番ではなく第2番です!第1番の影に隠れている第2番は1877年に作曲。「ツィゴイネルワイゼン」で知られるサラサーテのヴァイオリン 独奏、ブルッフの指揮により初演され、同曲はサラサーテに献呈されております。近年日本でも演奏機会が増え、再評価が進んでおります。もの悲しくも優美な旋 律は第1番と同様に実に魅力的。ポチェキンの甘い語り口はこの作品にぴったりと合っており、歓迎すべき新録音といえましょう。一方メンデルスゾーンはポチェ キンの十八番の作品。清潔感のある好演を聴かせてくれます! (Ki)

Capriccio
C-5438(1CD)
NX-B05
イェネー・タカーチ(1902-2005):作品集
セレナード - 古いグラーツのコントルダンスより Op. 83b(1966) - 弦楽のために
ラプソディ「ハンガリーの旋律」 Op. 49a(1941)- ヴァイオリンと弦楽オーケストラのために
協奏曲 - ピアノと弦楽オーケストラ、パーカッションのために Op. 60(1947-2000)
パッサカリア Op. 73 - 弦楽オーケストラのために(1960)
3つの小品 - 弦楽オーケストラのために(1993)
ニナ・カルモン(Vn)
オリヴァー・トリンドル(P)
インゴルシュタット・ジョージア室内O
エヴァン・アレクシス・クリスト(指)

録音:2020年10月13-16日
ハンガリー系オーストリアの作曲家イェネー・タカーチ(タカーチュ・イェネー)の作品集。ウィーン国立音楽大学でヨー ゼフ・マルクスに作曲を学び、ウィーン大学ではハンス・ガルに対位法を、グイード・アードラーに音楽学を学んだ 後、1920年からピアニストとしてドイツ、ハンガリー、ユーゴスラビアでコンサート・ツアーを開催、絶賛されました。 1926年にバルトークと知り合ったことで、作品に自身のルーツであるハンガリーの要素を取り入れるとともに、彼が 訪れたエジプト、アラブの音楽の影響も反映するなど、コスモポリタンな作風による作品を多数発表します。このア ルバムには5つの作品を収録。耳なじみのよい旋律に終始する「セレナード」、ヴァイオリンが哀愁たっぷりの旋律を 歌い上げるラプソディ「ハンガリーの旋律」、オーケストラとパーカッション、ピアノが競い合うように激しい演奏を繰り 広げ、バルトークを思わせる「ピアノ協奏曲」、うなるような低弦の旋律が様々に変容していく前衛的な作風を持 つ「パッサカリア」、それぞれケルト、ハンガリー、アメリカの民謡をもとにした「3つの小品」と、タカーチの広範囲な作 風を楽しめます。

Chateau de Versailles Spectacles
CVS-065(1CD)
ヴィヴァルディ:弦楽と通奏低音のための12の協奏曲(「パリ協奏曲集」)
協奏曲 第5番ハ長調 RV 114
協奏曲 第4番ヘ長調 RV 136
協奏曲 第11番ト長調 RV 150
協奏曲 第1番ト短調 RV 157
協奏曲 第12番イ長調 RV 159
協奏曲 第10番二長調 RV 121
協奏曲 第6番ト短調 RV 154
協奏曲 第7番イ長調 RV 160
協奏曲 第3番ハ短調 RV 119
協奏曲 第9番変ロ長調 RV 164
協奏曲 第8番ニ短調 RV 127
協奏曲 第2番ホ短調 RV 133
ステファン・プレフニャク(Vn&指揮)
ヴェルサイユ王室歌劇場O(古楽器使用)

録音:2020年12月2-6日、ヴェルサイユ宮殿「十字軍の広間」
水の都ヴェネツィアを拠点に、イタリア後期バロックの栄華を支えたヴァイオリンの名手アントニオ・ヴィヴァルディ。その業績はイタリア半島に留ま らず、遠くアルプス以南の諸外国にまで及びましたが、本拠ヴェネツィアは貿易経路の変化やオスマン帝国の脅威など困難続きで不安要素 が絶えず、加えて音楽の本場ならではの流行の変化の速さは大作曲家にとっても悩みの種でした。ヴィヴァルディは齢50を過ぎた頃から楽 譜出版より一点物の自筆譜をクローズドで高額販売する路線に変更、外国の顧客向けに「合奏(リピエーノ)のための協奏曲」を12曲まと めて浄書しており、これらは今日パリのフランス国立図書館に収蔵されていることから「パリ協奏曲集」と呼ばれています。バルトークの「弦楽 のためのディヴェルティメント」の遠い源流とも言うべきこれらの作品は、ソロがないにもかかわらずヴィヴァルディならではの周到・精巧な音運び で極めて精彩に富み、聴けば聴くほどその魅力の虜になる名曲揃い!後に神聖ローマ皇帝にもなったロレーヌ公が買い上げたと言われるこ の曲集を、ヴェルサイユに集う俊才古楽器奏者たちによる起伏鮮やかな最新録音で聴けるのは大きな喜びと言えましょう。弦楽編成は 3/3/2/2/1とコンパクトながら、通奏低音にはハープやバロックギター、リュートなどの撥弦楽器も加わり、たった4パートで長調・短調とも変 幻自在の音を紡ぎ出してゆくヴィヴァルディ随一のセンスに改めて唸らざるを得ません。最新研究を踏まえたライナーノート(仏・英・独語)も 充実しています。

ONDINE
ODE-1405(1CD)
NX-B04
ラウタヴァーラ:『Lost Landscapes 失われた風景』
ファンタジア(2015) - ヴァイオリンと管弦楽のための
イン・ザ・ビギニング(2015)- 管弦楽のための…世界初録音
2つのセレナード(2016/18)- ヴァイオリンと管弦楽のための(カレヴィ・アホによる補筆完成)
愛する人へのセレナード
人生のセレナード
失われた風景(2005/15)- ヴァイオリンと管弦楽のための…管弦楽伴奏版による世界初録音
シモーネ・ラムスマ(Vn)
マルメSO
ロバート・トレヴィーノ(指)

録音 2021年6月21日-23日マルメ・ライヴ・コンサートホール、マルメ(スウェーデン)
20世紀後半から21世紀にかけてフィンランドを代表する作曲家として国際的な評価を確立したラウタヴァーラ。さまざまな作風の変遷を経た後に、21世紀に なると神秘的・瞑想的な作品を多く遺し、2016年にこの世を去りました。このアルバムでは、その晩年の作品群を、注目の指揮者ロバート・トレヴィーノとマルメ SOが、ヴァイオリニストのシモーネ・ラムスマを独奏者に迎えて収録しています。 晩年のラウタヴァーラは、世界的なヴァイオリニストたちから「作品を書いてほしい」という依頼を何度も受け、大規模な作品を数曲書き上げました。アルバムの 冒頭の「ファンタジア」は柔らかい響きを纏ったネオ・ロマンティック風の作品で、牧歌的な雰囲気と静けさに満ちています。 「2つのセレナード」は、2014年に依 頼されながら未完に終わったヴァイオリン協奏曲から生まれた曲。ラウタヴァーラによる第2楽章のスケッチを弟子のカレヴィ・アホが補筆完成したものです。師の 作風を尊重したアホの絶妙なオーケストレーションが楽しめます。 「Lost Landscapes 失われた風景」は五嶋みどりのために書かれた作品。当初ヴァイオリン・ソナタとして作曲されましたが、2013年にラウタヴァーラ自身が オーケストレーションを施し、まず最初の部分が2015年7月のタングルウッド現代音楽祭で初演され、その後マルメにて全曲がシモーネ・ラムスマの独奏で初演 されました。 管弦楽のための「In the Beginning イン・ザ・ビギニング」は日本フィルが共同委嘱した6分ほどの作品で、2019年のインキネン&日本フィルのヨーロッパ・ツ アー・プログラムの冒頭を飾りました。コンサートだけではなく、さまざまな「始まり」の時を暗示する美しい作品です。 *国内仕様盤には北欧音楽に造詣の深い津田忠亮氏の日本語解説が付属します。

Challenge Classics
CC-72820(1CD)
「復活」 〜ベートーヴェン:ピアノ協奏曲集
ピアノ協奏曲第4番ト長調 Op.58
ピアノ協奏曲 ニ長調 Op.61a
ニーノ・グヴェタッゼ(P)
バンジャマン・レヴィ(指)
フィオンO

録音:2021年6月15-18日オランダ、エンスヘデ音楽センター
ニーノ・グヴェタッゼはトビリシ生まれでアムステルダムを拠点に活躍するピアニストです。これまでショパン(CC-72768)、シリル・スコット(CC-72819)、 シューマン(CC-72855)と独奏曲をリリースしてきましたが、今作はベートーヴェンの協奏曲を収録。鮮やかな音色で華麗に弾き切っています。アルバムのテー マは復活、再生、再出発。
ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番とヴァイオリン協奏曲は同時期に筆が進められた作品です。これらの音楽はいちど世に忘れられてしまいますが、メンデルス ゾーンの指揮によってピアノ協奏曲第4番が1836年に、ヴァイオリン協奏曲が1844年に演奏されて以来、名曲と見做されるようになりました。ヴァイオリン協 奏曲は名手ヨアヒムの功績も有名です。
ヴァイオリン協奏曲は初演を聴いたクレメンティの勧めで、ピアノ編曲版(Op.61a)が作られました。第1楽章のカデンツァにティンパニが入るなどピアノ版な らではの面白さがあります。 (Ki)
Challenge Classics
CC-72908(1CD)
告げ口心臓 〜ヴィレム・イェツ(1959-):作品集
(1)永遠の死 Mors aeterna
(2)ヴァイオリン協奏曲第2番『二連板の肖像』 Diptych portrait
(3)告げ口心臓 The Tell-Tale Heart
(1)ジェイムズ・ガフィガン(指)
(2)タスミン・リトル(Vn)、ラインベルト・デ・レーウ(指)
(3)ユリアーネ・バンゼ(S)、
ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン(指)
オランダ放送PO

録音:(1)2015年11月14日、(2)2010年5月22日、(3)2018年4月14日
1959年生まれのオランダの作曲家、ヴィレム・イェツによる管弦楽作品集。交響曲第1番(CC-72693)、オペラ『リトラット』(CC-72849)、『レクイエム』 (CC-72874)に続く管弦楽物のリリースです。ロマン派の響きを思わせるきれいな和声と、オーケストラの効果的な鳴らしっぷりが魅力。タスミン・リトル、ユリ ア―ネ・バンゼの活躍にも注目です。
『永遠の死』は暗がりのなかで静寂を探求し、時に激しく炸裂しながら、来世の予感をはらみつつ進行していく純器楽のためのレクイエム。
ヴァイオリン協奏曲『二連板の肖像』では、ソリストとオーケストラが対話をするのでなく対立。これは引き裂かれた一人の人間の肖像であり、内面がばらばらに 分裂した苦しみを描いています。最後に果たして救いはあるのか。
エドガー・アラン・ポーの物語に基づく『告げ口心臓』は、バルトークの『青ひげ公の城』を補完する目的で書かれたもう1つの恐怖物語。死と安らぎ、内的な 独白で綴られる劇音楽です。 (Ki)

DOREMI
DHR-8160(1CD)
レオン・フライシャーLIVE 第2集
(1)ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調 Op.15
(2)モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番イ長調 K.488
レオン・フライシャー(P)
(1)ピエール・モントゥー(指)コンセルトヘボウO
(2)ブルーノ・ワルター(指)ロサンゼルスPO

ライヴ録音:(1)1962年5月14日アムステルダム、
(2)1959年6月12日ロサンゼルス、ハリウッド・ボウル
アメリカの名ピアニスト、レオン・フライシャー(1928-2020)の貴重ライヴ音源集。モントゥー、ワルターとの共演です。 (Ki)

KLARTHE
KLA-050(1CD)
「啓蒙時代」
ヴァーゲンザイル:トロンボーン協奏曲(カデンツァ:B.ガルツィア=ガプドヴィル)
ベゾッツィ:トロンボーン・ソナタ 変ロ長調
アルブレヒツベルガー:トロンボーン協奏曲 変ロ長調(カデンツァ:B.ガルツィア=ガプドヴィル)
ヘンデル:トロンボーン協奏曲 ヘ短調
エーベルリン:「イエス、流れよ、熱きトラネンバッハよ」
(5)ヴァンニーナ・サントーニ(S)
アンリ=ミシェル・ガルツィア(Tb)
アンサンブル・ネオフォニア 、
バンジャマン・ガルツィア(指)

録音:2016年10月13-16日/サン=ルイ (フランス)
啓蒙思想が主流となっていた17世紀後半から18世紀にかけての作品を集めたトロンボーン奏者アンリ=ミシェル・ガルツィアのアルバム「啓蒙時代」。ゲオル ク・クリストフ・ヴァーゲンザイル(1715-1777)、アレッサンドロ・ベゾッツィ(1702-1793)、ヨハン・ゲオルク・アルブレヒツベルガー(1736-1809)、 ヨハン・エルンスト・エーベルリン(1702-1762)、そしてヘンデルと同時代を生きた作曲家の華麗な音楽がこのアルバムに収められました。 (Ki)

フォンテック
FOCD-9865(1SACD)
税込定価
2022年3月9日発売
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77 矢部達哉(Vn)
朝比奈隆(指) 新日本フィルハーモニーSO

録音:1996 年5 月3 日 サントリーホール・ライヴ
1995 年1 月22 日、朝比奈隆は14 年ぶりにシューベルトの交響曲『グレイト』(FOCD9359)を 演奏します。オーケストラは、コンサートマスター矢部達哉が率いる東京都SO。朝比奈はこの5 日前に神戸の自宅で大震災に遭遇するものの、予定通り20 日からのリハーサルに臨みました。『未完 成』との組み合わせによる公演への情熱は、87 歳の巨匠を多くの聴衆が待つ東京へと向かわせたのです。 リハーサル時から強烈なオーラを放つ朝比奈の(指)それに呼応した矢部をはじめとする都響メンバー のひたむきな演奏は、奇跡的ともいえる演奏会を成功裡へ導きます。無感量の朝比奈は、公演後翌年の <ブラームス チクルス>のソリストに矢部を指名、その後計4 回の共演を果たすのでした。 記念すべき1996 年の演奏---交響曲以上にシンフォニックな重厚感あふれる朝比奈/新日本フィルの響 き、そしてこの上ない美音に彩られたロマン溢れる矢部の妙技は、この作品の演奏に堂々たる足跡を刻 むものと申せましょう。 歴史的名演の登場です。 (フォンテック)

EUROARTS
20-56733(Bluray)

20-56739(DVD)
バッハ:ブランデンブルク協奏曲(全6曲)
第1番ヘ長調 BWV.1046
第3番ト長調 BWV.1048
第5番ニ長調 BWV.1050
第6番変ロ長調 BWV.1051
第4番ト長調 BWV.1049
第2番ヘ長調 BWV.1047

アンコール:
第2番ヘ長調 BWV.1047より第3楽章アレグロ・アッサイ
クラウディオ・アバド(指)モーツァルトO
コンサートマスター:ジュリアーノ・カルミニョーラ(Vn)
チェンバロ:オッターヴィオ・ダントーネ
第1&2ヴァイオリン:ラファエル・クリスト、ロレンツァ・ボッラーニ、ユナ・シェフチェンコ、ティモティ・フレグニ、
エティエンヌ・アブラン 、マヌエル・カストル 、ヤナ・クールマン
ヴィオラ:ダニューシャ・ヴァスキエヴィチ、シモーネ・ヤンドル、ベーランク・ラシュキ、ラファエル・ザックス
ヴィオラ・ダ・ガンバ:ライナー・ツィパーリング、サビナ・コロンナ・プレティ
チェロ:マリオ・ブルネロ、エンリコ・ブロンツィ 、ブノワ・グルネ
コントラバス:アロイス・ポッシュ
フルート:ジャック・ズーン
リコーダー:ミカラ・ペトリ、ニコライ・タラソフ
オーボエ:ヴィクトール・アヴィアット、ルーカス・マシアス・ナヴァロ、グイド・グアランディ
ファゴット:ギヨーム・サンタナ
ホルン:アレッシオ・アレグリーニ、ジョナサン・ウィリアムズ
トラン ペット:ラインホ ルト・フリードリヒ

収録:2007年4月21日 イタリア、レッジョ・エミリア、ヴァーリ市立劇場
◆Bluray
★★
画面:カラー 、16:9 、1080i Full HD
音声:PCMステレオ、
DTS-HD MA5.1
リージョン:All、100分
◆DVD
画面:カラ ー 、16:9 、
1080i Full HD
音声:PCMステレオ、
DTS-HD MA5.1
リージョン:All、100分
クラウディオ・アバドが音楽監督を務めていたモーツァルトOの演奏によるブランデンブルク協奏曲全曲を収録した名映像が再発売されます。 モーツァルトOは、2004年にアバド自身が設立した若きオーケストラで、400年にわたる歴史と伝統に支えられた音楽組織、アッカデミア・フィラル モニカの中心的存在といえる団体です。かつてモーツァルトがボローニャを訪れ、音楽家マルティーニ神父に教えを請うた来歴を由来としモーツァルトOと 名づけられました。
今回の演奏メンバーは若手演奏家から、コンサートマスターのジュリアーノ・カルミニョーラ、チェロにマリオ・ブルネロ、コントラバスはアロイス・ポッシュ、リコー ダーはミカラ・ペトリなどのベテランまで顔を揃えます。チェンバロのオッターヴィオ・ダントーネの上手さにも感服。これまでに聴いた事のないような、不思議 な魅力を持った演奏です。 なお20.56734(Blu-ray),20.56738(DVD)は廃盤となります。 (Ki)

ALPHA
ALPHA-825(1CD)
18世紀ファゴット協奏曲集
バッハ(マティス・シュティーア編):1-3. ファゴット協奏曲 ト長調 BWV 1055R(オーボエ・ダモーレ協奏曲〔原曲: チェンバロ協奏曲第4番BWV 1055〕)
ヘルテル(1727-1789):ファゴット協奏曲 イ短調
モーツァルト:ファゴット協奏曲 変ロ長調 K. 191
マティス・シュティーア(Fg)
アンサンブル・レフレクトーア

録音:2021年8月、西部ドイツ放送(WDR)放送局、ケルン
20代でケルンWDRSOの首席奏者となり、2019年にはARDミュンヘン国際音楽コンクールのファゴット部門で1位なし2位(アンドレ ア・チェッラッキと同位)に輝いた新世代の俊才マティス・シュティーアが、18世紀の前半・中盤・後半から1作ずつ名作を選んだプログラムで協 奏曲アルバムをリリース。共演のアンサンブル・レフレクトーアは、ベートーヴェンの交響曲第5番にラモーとテュールの作品を加えたアルバムで CDデビューしたのち、近年はバッハをテーマにした音楽祭をリューネブルクで立ち上げ、古典的名作からジャンル越境型の現代作品まで幅広 く手掛ける異才集団。彼らの相乗効果で、「穏当なバロック&古典派の協奏曲アルバム」という印象を良い意味で裏切る聴き応えに仕上 がっています。古楽器奏者としても知られるリンドン・ウォッツ門下に学んだシュティーアは隅々まで歌心に満ちていながら甘すぎない、確かな 様式感ある演奏を披露。室内楽のように緊密な連携でオーケストラと共に音楽を作り上げてゆきます。疾風怒濤期の陰影鮮やかなヘルテ ルの短調の作品では古楽器風とも言える音作りが際立つ一方、オーボエ・ダモーレ独奏版として復元されることの多いバッハの協奏曲では ファゴットの美音が驚くほど自然に馴染み、普遍的な編曲作品としての価値さえ感じさせます。味わい充分のモーツァルト作品まで含め、新 世代の活躍にますます期待が高まるアルバムと言えるでしょう。

ALPHA
ALPHA-794(1CD)
『次世代ソリストたちによるモーツァルト Vol.1』
ヴァイオリン協奏曲 第1番変ロ長調 K. 207 (カデンツァ: ステファン・ワーツ)
ピアノ協奏曲 第8番ハ長調 K. 246 「リュッツォウ」(カデンツァ: ジャン・チャクムル)
ホルン協奏曲 第4番変ホ長調 K. 495(カデンツァ: イヴォ・ドゥドラー)
ステファン・ワーツ(Vn)
ジャン・チャクムル(P)
イヴォ・ドゥドラー(Hrn)
カメラータ・シュヴァイツ
ハワード・グリフィス(指)

録音:2021年3月 オーバーシュトラース教会、チューリヒ
30年以上にわたり若いアーティストたちを支援しているスイスのオルフェウム財団とALPHAが協力し、次 世代の若いソリストたちによるモーツァルトの協奏曲をリリースするシリーズ。第1弾には、2014年メニュー イン国際コンクールの覇者、オランダのステファン・ワーツ、2018年浜松国際ピアノコンクールの覇者、ト ルコのジャン・チャクムル、ハノーファー北ドイツ放送POのソロ・ホルン奏者、スイス 出身のイヴォ・ドゥドラーが登場。若手とはいえ既に国際的な評価を得ている彼らならではの高い技術 力と個性的な表現を聴かせてくれます。カデンツァもそれぞれ自作を披露。
ALPHA
ALPHA-795(1CD)
『次世代ソリストたちによるモーツァルト Vol.2』
ヴァイオリン協奏曲 第3番ト長調 K. 216(カデンツァ: サム・フランコ)
ファゴット協奏曲 変ロ長調 K. 191(カデンツァ: テオ・プラート)
ピアノ協奏曲 第5番ニ長調 K. 175(カデンツァ: メロディ・チャオ)
ジユ・ヘ(何子毓) (Vn)
テオ・プラート(Fg)
メロディ・チャオ(趙梅笛) (P)
ザルツブルク・モーツァルテウムO
ハワード・グリフィス(指)

録音:2021年6月 オルケスターハウス、ザルツブルク
30年以上にわたり若いアーティストたちを支援しているスイスのオルフェウム財団とALPHAが協力し、次 世代の若いソリストたちによるモーツァルトの協奏曲をリリースするシリーズ。第2弾には、2016年ユー ディ・メニューイン国際コンクールの覇者、中国のジユ・ヘ、hrSO(フランクフルトRSO) 首席ファゴット奏者で既にソロ・アルバムの発売もある、ドイツのテオ・プラート、こちらもCD発売歴は既に 長く、2021年にはハイドンのピアノ協奏曲全集(CPO 555400)もリリースした中国系でスイス出身の メロディ・チャオらが登場。若手とはいえ既に国際的な評価を得ている彼らならではの高い技術力と個性 的な表現を聴かせてくれます。カデンツァはジユ・ヘがサム・フランコ作のもの、プラートとチャオはそれぞれ 自作を披露しています。

Centaur
CRC-3844(1CD)
ピアソラ〜百年
ピアソラ:バンドネオン協奏曲「アコンカグア」
モサリーニ:トマ,トカ*、百年*
ピアソラ(モサリーニ編):ブエノスアイレスの四季*、リベルタンゴ* (世界初録音*)
ジゼル・ベン=ドール(指)、
フアンホ・モサリーニ(バンドネオン)、
ボストン・プロアルテ室内O、
クリスティーナ・ニルソン(Vn)、
アン・ブラック(Va)、
スティーヴン・レヴァン(Vc)

録音:2020年1月13日、サンダー・テアトル(アメリカ)
1972年にブエノスアイレスで生まれたバンドネオン奏者であり編曲者であるフアンホ・モサリーニは、アルゼンチンを代表するミュージシャンとして30年以上活躍しています。今作は、タンゴの偉大なアルゼンチンの作曲家、アストル・ピアソラの100年を祝うアルバムで、バンドネオン奏者モサリーニによる素晴らしい演奏と4つの世界初録音が聴きどころです。
Centaur
CRC-3879(1CD)
ヴァーレーズ、ルトスワフスキ、リゲティ、バルディーニ
クリスティアン・バルディーニ(b.1978):Elapsing Twilight Shades(2008,rev.2012)#
ルトスワフスキ:チェーン2(1985)+
リゲティ:ヴァイオリン協奏曲(1989,rev.1993)*
ヴァーレーズ:アメリカ(1918-21,rev.1927)$
クリスティアン・バルディーニ(指)、
マクシミリアン・ハフト(Vn)+、
ミランダ・クックソン(Vn)*、
ミュンヘン放送O#、UC・デイヴィスSO+*$

録音:2012年4月29日(バルディーニ)、2019年11月23日(ルトスワフスキ)、2018年5月5日(リゲティ)、2015年5月2日(ヴァーレーズ)
1978年アルゼンチンに生まれた指揮者兼作曲家のクリスティアン・バルディーニによる20世紀および21世紀の作曲家たちの作品集です。バルディーニは、指揮者としてクルト・マズア、マイケル・ティルソン・トーマス、ペーテル・エトヴェシュ、レナード・スラットキンらから学びました。BBCSOのアシスタント・コンダクターや、サンフランシスコSOでティルソン・トーマスの代役を務めました。このアルバムでは音楽監督を務めているUC・デイヴィスSOを指揮しています。

Chandos
CHAN-20166(1CD)
モーツァルト:ピアノ協奏曲集 Vol.6
モーツァルト:歌劇「劇場支配人」序曲
ピアノ協奏曲第22番変ホ長調 KV 482*
ピアノ協奏曲第23番ホ長調 KV 488*
ジャン=エフラム・バヴゼ(P/YAMAHA CFX)*、
ガボル・タカーチ=ナジ(指)
マンチェスター・カメラータ

録音:2020年10月9日-10日、ストーラー・ホール(ハンツ・バンク、マンチェスター)
フレンチ・ピアニズムの巨星ジャン=エフラム・バヴゼ。ハイドンの協奏曲集(CHAN-10808)に続く古典派協奏曲としてスタートし、レコード芸術の「特選盤」(第1巻)、英BBCミュージック・マガジンの「コンチェルト・チョイス」(第3巻&第4巻)、英グラモフォン誌の「エディターズ・チョイス」&「グラモフォン賞」ノミネート(第4巻)に選ばれるなど堅実な高評価を獲得してきたモーツァルトのピアノ協奏曲集。
シリーズ第6弾では、古典派のピアノ協奏曲の中でも傑作と名高い「第23番」と同時期に書かれた「第22番」という魅力的なカップリングに、タカーチSQの創設メンバーでもあり、近年は指揮者として活躍しているガボル・タカーチ=ナジとイギリス有数の室内O"マンチェスター・カメラータ"による歌劇「劇場支配人」への序曲が収録されています。「第23番」では、ジャン=エフラム・バヴゼの軽やかなタッチから生み出される多彩な音色と生命力あふれる鮮烈な演奏が聴きどころで、数ある同曲の名盤に肩を並べる名演に仕上がっています。

APR
APRCD-5519(1CD)
ホロヴィッツ〜チャイコフスキー&ラフマニノフ
(1)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
(2)ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番
ヴラディーミル・ホロヴィッツ(P)、
ジョン・バルビローリ(指)NYO

(1)録音:1940年3月31日、カーネギー・ホール
(2)録音:1941年5月4日、カーネギー・ホール
往年のピアノの名演の非常に優れた復刻を続々と世に送り出しているイギリスの「APR」。
レーベル在庫完売状態が続いていた初期の名盤、ホロヴィッツ、バルビローリ&ニューヨーク・フィルのコンビによるカーネギー・ホールでのチャイコフスキー&ラフマニノフが再生産されました!
初発売時には演奏の素晴らしさ、初出音源、そして復刻の質の高さで大きな話題を呼んだホロヴィッツの名演。
復刻は1996年にイギリス、ウォークのAPRのスタジオで同レーベルの創業者ブライアン・クランプによって行われました。

DACAPO
MAR-6.220702(1SACD)
NX-C05
オーレ・シュミット(1928-2010):金管楽器のための協奏曲集
協奏的小品 Op. 19(1964) - トランペットとトロンボーン、弦楽、ハープ、パーカッションとチェレスタのために
テューバ協奏曲(1975)
ホルンと室内オーケストラのための協奏曲(1966)
ガボール・タルケヴィ(Tp)
イェスパー・ブスク・ソレンセン(Tb)
イェンス・ビョルン=ラーセン(Tub)
シュテファン・ドール(Hrn)
オルボアSO
ジョルダーノ・ベッリンカンピ(指)

録音:2021年5月17-21日
オーレ・シュミットは、ピアニスト・指揮者・作曲家として活躍し、現代北欧を代表する音楽家の一人に数えられます。彼の音楽は、バルトーク、ストラ ヴィンスキー、フランス近現代音楽の影響と共に北欧的な明快さも備え、躍動感漲るリズムから生まれるエネルギーに、ユーモアのセンスも兼ね備えた ものです。 このアルバムに収録されている3つの協奏曲は彼の重要な作品群であり、オーレ・シュミットの洗練された感覚がよく表れています。「協奏的小品」で はトランペットとトロンボーンが大活躍、賑やかなコンチェルト・グロッソの雰囲気と、一貫したユーモアが感じられます。また、テューバの表現力を最大限 に引き出した「テューバ協奏曲」でのテューバの超絶技巧、夢想的な楽章と遊び心のある軽快な楽章で構成された「ホルンと室内オーケストラのため の協奏曲」も聴き応えのある作品です。 ベルリン・フィルの首席奏者、シュテファン・ドールをはじめとした名手たちをソリストに据え、ベッリンカンピが指揮するオルボアSOが素晴らしい演 奏を聴かせます。

CLAVES
50-3004(1CD)
「原点回帰」
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調 Op.18
ババジャニャン:「英雄のバラード」(1950)
ジャン=ポール・ガスパリアン(P)
ベルンSO、
ステファン・ブルニエ(指)

録音:2021年9月ダイアコニス教会、ベルン(スイス)
2020年のグシュタード音楽祭のティエリー・シェルツ賞に受賞したジャン=ポール・ガスパリアンがラフマニノフのピアノ協奏曲第2番とババジャニャンの「英 雄のバラード」を録音しました!仏EVIDENCEレーベルよりラフマニノフやショパンのピアノ独奏のディスクを3枚リリースしておりますが、協奏曲録音はこれがは じめてです!
グシュタード音楽祭はスイスのグシュタード(スイスを横断する絶景パノラマ鉄道「ゴールンデパス・ライン」が走ることでも有名な山村)にて世界各国から才能 豊かな若手音楽家が集まることで知られるフェスティヴァル。「ティエリー・シェルツ賞」は当音楽祭の創設者の一人ティエリー・シェルツへのオマージュとして設 けられました。参加者のうち1名がClavesレーベルからレコーディングの機会を与えられCDリリースできるという副賞がついており、これまでにヴィオラのティ モシー・リダウト(2019年受賞)、チェロのアナスタシヤ・コベキナ(2018年受賞)、ハープのアナイス・ゴドゥマール(2015年受賞)、ピアノのヨゼフ・モーク (2006年受賞)、ハープのエマニュエル・セイソン(2005年受賞)など、現在世界的な演奏者として活躍しているアーティストたちが受賞しています。
1995年フランス生まれのガスパリアンはパリ音楽院でジャック・ルヴィエのクラスに入る前からラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を演奏してきたという逸材。 これまでにアルド・チッコリーニ、ミシェル・ベロフ、ミシェル・ダルベルトなどの世界的ピアニストに師事しております。
ラフマニノフは圧倒的なスケールで展開。どっしりとした打鍵とハッとさせられる旋律の奏で方など、フランス・ピアニズムを継承しつつも自身のルーツに流れる 熱い音楽が存在します。いうまでもなく優れたテクニックの持ち主ですが、その個性はこの演奏をちょっと聴いただけでもわかる唯一無二の解釈です。カップリン グはアルメニアの作曲家ババジャニャンの「英雄のバラード」を収録しました。ババジャニャンらしい民族的語法によるこの作品は魅惑的なピアノの旋律と雄大に広 がるオーケストラがなんともいえない魅力を放ちます。フランスからまた一人、才能豊かなピアニストが世界へと羽ばたきます!
「父は作曲家でピアニスト、母は教師です。父はアルメニアで生まれ14歳のときに祖父母とフランスに渡りました。私は父の影響で幼少のころからロシア音楽に 親しんでおり、リヒテル、ギレリス、ムラヴィンスキーの録音を何度も聴いてきました。オーケストラとの最初の録音にラフマニノフとババジャニャンを選んだのはア ルバム・タイトル通りの「原点回帰」で、私自身のルーツから選曲しました。」(ジャン=ポール・ガスパリアン)

Audite
AU-97802(1CD)
フレンチ・チェロ
ボエルマン:交響的変奏曲 Op.23
サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番イ短調 Op.33
フォーレ:悲歌 Op.24
ラロ:チェロ協奏曲 ニ短調
サン=サーンス:白鳥
マ ル ク・コッペイ(Vc)
ジョン・ネルソン(指)、
ストラスブールPO、
本田早美花(コンサートマスター)

録音:2021年4月20-23日サル・エラスム、パレ・ド・ラ・ミュジク・エ・デ・コングレ(ストラスブール)
丁寧な音楽づくりと気品に満ちた語り口が魅力のフランスのチェリスト、マルク・コッペイ。近年は独auditeレーベルから積極的なリリースが続いております。 当アルバムは19世紀後半のフランス人作曲家に焦点を当てたチェロとオーケストラのための作品集で、コッペイの故郷ストラスブールのオーケストラ、ストラスブー ルPO、指揮はジョン・ネルソンとの共演です!
「幼少のころからサル・エラスム(エラスムス・ホール)でストラスブールPOの演奏を聴いて育った私にとって、このレパートリーを当 団と一緒に弾けることはこの上ない喜びです」と語るコッペイ。オルガニスト、作曲家のレオン・ボエルマン(1862-1897)のチェロと管弦楽のための交響的 変奏曲にはじまり、フランスのチェロ協奏曲の最重要レパートリー、サン=サーンスのチェロ協奏曲第1番、フォーレの名曲「悲歌」、スペイン情緒も魅力のラロ のチェロ協奏曲、そしてサン=サーンスの「白鳥」という充実のプログラム!コッペイは大切に育んできたこれらの作品に思いを込め雄弁に演奏しております。な お当団のコンサートマスターは本田早美花です。本田は 2016年より当団のコンサートマスターをつとめる傍らソリストとしても活躍。さまざまな「思い出」を美 しく謳い上げたアルバム「Souvenirs〜スーヴェニール」(KKC-056)がレコード芸術特選盤となるなど今注目のヴァイオリニストです。
コッペイはストラスブール生まれ。パリ国立高等音楽院で学んだ後、18 歳で . バッハ国際コンクールにおいて優勝し一躍世界から注目を集めることになり ました。その後のキャリアは華々しく、ソリストとしてはエリアフ・インバル、エマニュエル・クリヴィヌ、アラン・ギルバート、佐渡裕などの指揮者と共演。室 内楽奏者としてのキャリアも充実しており、ミシェル・ベロフ、オーギュスタン・デュメイ、ヴィクトリア・ムローヴァ、エマニュエル・パユなどから厚い信頼を得 ております。またイザイSQ(1995 年から2000 年)のメンバーとして数多くの録音を残しております。現在はパリの国立高等音楽院で教鞭を執るほ か、ザグレブ・ソロイスツ合奏団の芸術監督として活躍の幅をさらに広げております。 (Ki)

Goodies
78CDR-3859(1CDR)
税込定価
パガニーニ(ウィルヘルミ編):ヴァイオリン協奏曲第1番(単一楽章) ラースロ・セントジェルジ(Vn)
クレメンス・シュマルシュティッヒ(指)
ベルリン国立歌劇場O

独 HMV EH418/19
1929年10月録音
ラースロ・セントジェルジ(1910- ?)はハンガリーのヴァイオリニスト。ブダペ スト音楽院でオスカル・ステューデルとイエノ・フバイ(1858-1937)に師事した。 1927年フランクフルトで開催された世界博覧会でブダペストSOのソリスト として登場した。1930年にはイエノ・フバイによって開かれたパリでの演奏会で 輝かしい技巧を披露し大喝采を浴びた。SPレコードには十数枚の録音があるが、 その後の消息は不明。クレメンス・シュマルシュティッヒ(1880-1960)はドイツ の指揮者、作曲家。1927年ドイツのELECTROLA 社の音楽監督を務めたことがあり、 この録音はその時期のもの。(グッディーズ)

BIS
BISSA-2400(1SACD)
サン=サーンス:ピアノ協奏曲集
(1)ピアノ協奏曲第2番ト短調 Op.22(1868)
(2)「ウェディング・ケーキ」(カプリース・ワルツ)Op.76(1886)
(3)アレグロ・アパショナート 嬰ハ短調 Op.70(1884)
(4)ピアノ協奏曲第1番ニ長調 Op.17(1858)
(5)「オーベルニュ狂詩曲」Op.73(1884)
(6)幻想曲「アフリカ」Op.89(1891)
アレクサンドル・カントロフ(P;Steinway D)
ジャン=ジャック・カントロフ(指)
タピオラ・シンフォニエッタ

録音:(2)(5)2018年1月28日-2月2日、(3)(4)(6)2020年1月13-17日、(1)2021年9月6-8日/タピオラ・コンサートホール(フィンランド)
。2021年11月の来日リサイタルも記憶に新しいアレクサンドル・カントロフ。ブラームスの「4つのバラード」、リストの「ダンテを読 んで-ソナタ風幻想曲」、そしてブラームスの「ピアノ・ソナタ第3番」という重量級プログラムに挑んだ日本初リサイタルでしたが、異次元の集中力と情熱的な 演奏で聴衆を魅了させました。
まさに天才降臨といえるカントロフ!当アルバムはサン=サーンスのピアノとオーケストラのための作品第2集で、ピアノ協奏曲第1番&第2番、「ウェディング・ ケーキ」、「アレグロ・アパショナート」、「オーベルニュ狂詩曲」、そして幻想曲「アフリカ」を収録。共演は父ジャン=ジャック・カントロフ(指)タピオラ・シンフォ ニエッタです!
2 歳でピアノをはじめ、3 歳でかなりのレベルでピアノを弾きこなし、5 歳で作曲をはじめたという神童サン=サーンス。ピアノ協奏曲は生涯 5 つを作曲しました。 いずれもサン=サーンスらしい華麗なテクニックときらめく旋律が魅力です。驚くべき才能の持ち主アレクサンドル・カントロフが母国の天才作曲家の難曲を、余 裕綽々ともいえるテクニックを武器に雄弁な語り口で華麗に歌い上げます!!
1997年生まれのアレクサンドルは父親譲りの音楽的才能の持ち主。16歳のときにはナントおよびワルシャワでのラ・フォルジュルネでシンフォニア・ヴァル ソヴィアと共演し、ラフマニノフのパガニーニの主題による狂詩曲を披露。抜群のテクニックと情感豊かな演奏で聴衆を熱狂させました。そして、2019 年に開 催された16回チャイコフスキー国際コンクールでフランス人としてはじめて優勝。本選ではチャイコフスキーのピアノ協奏曲第2番を演奏し、有名な第1番を 上回る高度なテクニックを要する難曲をコンクールの場で見事に披露したことでも話題となりました。現在フランスの英雄として全世界から注目される気鋭のピ アニストの活躍が大いに期待されます! (Ki)
BIS
BISSA-2647
(1SACD)
クラリネット協奏曲集
(1)モーツァルト:クラリネット協奏曲 イ長調 K.622
(2)モーツァルト:クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581
(3)リチャード・バーチャル(1984-):バセット・クラリネット協奏曲“マイケル・コリンズのために”(2020)
マイケル・コリンズ(バセット・クラリネット、(1)指揮)
(1)(3)フィルハーモニアO、
(3)ロビン・オニール(指)
(2)ウィグモア・ソロイスツ【アレクサンドル・シトコヴェツキー(Vn1)、アナベル・メアー(Vn2)、イザベル・ファン・クーレン(Va)、アドリアン・ブレンデル(Vc)】

録音:(1)(3)2021年4月8&9日ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)
(2)2021年8月21日メニューイン・ホール、メニューイン音楽学校(ストーク・ダバノン)
クラリネットの鬼才マイケル・コリンズがモーツァルトのクラリネット協奏曲とクラリネット五重奏曲を録音!カップリングはイギリスの 作曲家リチャード・バーチャルの協奏曲です。
モーツァルトは当時の名手アントン・シュタードラー(1753-1812)のために、バーチャルはコリンズのために作曲。それぞれ名手のために捧げられた曲を組 み合わせた注目作です。楽器は全曲バセット・クラリネットを用いて演奏しております。この楽器はA管クラリネットよりも4つの低音(Es、D、Des、C)ま での音域を出せるのが特徴。バセット・ホルンの名手だったシュタードラーが同じ音域を出せるバセット・クラリネットを演奏したことで名曲が誕生しました。
クラリネット五重奏曲はコリンズ、イザベル・ファン・クーレンが中心となり2020年に結成した可変アンサンブル「ウィグモア・ソロイスツ」が演奏しております。 当演奏ではイザベル・ファン・クーレンがヴィオラを、アレクサンドル・シトコヴェツキーが第 1ヴァイオリンを、アルフレート・ブレンデルの息子アドリアンがチェ ロを務めるなど、名手が揃ったアンサンブルの演奏でお楽しみいただけます。
1984年生まれのリチャード・バーチャルはケンブリッジ大学とギルドホール音楽演劇学校で学んだ音楽家。2010年までPOのチェリ ストとして活躍し、現在は作曲家、編曲家としての活動を中心に多彩なキャリアを築いており、チェロ協奏曲「ラビリンス」、語りとチェロ八重奏のための「不思 議の国のアリス」などで評価されております。
バセット・クラリネットと管弦楽のための協奏曲はコリンズに捧げた2020年の作品。3楽章構成(I. Metamorphosis/II. Still Life/III. Impossible Construction)、演奏時間約20分のこの作品は非常にドラマティックに展開し、バセット・クラリネットとオーケストラとの絡みがなんとも魅 力的です。当楽器にしか出せない音域が随所に現れ、コリンズが情感豊かに演奏いたします。 (Ki)

DOREMI
DHR-8161(2CD)
ルドルフ・ゼルキンLIVE 第1集
(1)ブラームス:ピアノ協奏曲第1番
(2)ブラームス:アノ協奏曲第2番
(3)ブラームス:4つのピアノ小品 Op.119
(4)シューベルト:さすらい人幻想曲
ルドルフ・ゼルキン(P)
(1)ジョージ・セル(指)クリーヴランドO
(2)レナード・バーンスタイン(指)NYO、
  ローン・マンロー(Vc独奏)

ライヴ録音:(1)1968年4月18日セヴェランス・ホール
(2)1966年1月25日リンカーンセンター、フィルハーモニックホール
(3)(4)1974年トロント、マッセイホール
ルドルフ・ゼルキンの貴重ライヴ音源。レーベルからのデータによれば、ブラームスの協奏曲1番は同じセル&クリーヴランドとのSONY録音の前日。第2番は セルとのSONY録音の数日後でバーンスタイン&ニューヨーク・フィルとの共演という音源。74年のトロント・リサイタルも珍しく「さすらい人」は超貴重。

Pentatone
PTC-5186973(1CD)
『フロー』
モーツァルト:クラリネット協奏曲 イ長調 K.622
ヘンデリクス:協奏曲『経典(SUTRA)』〜(バセット)クラリネット、オーケストラとエレクトロニクスのための【世界初録音】*
アン ネリエン・ヴァン・ヴァウヴェ(バセット・クラリネット)
アンドルー・マンゼ(指)
ハノーファー北ドイツ放送PO

録音:2021年4月13&14日、2021年11月16-18日*/ NDRハノーファー、放送局スタジオ大ホール
ベルギー期待のクラリネット奏者アンネリエン・ヴァン・ヴァウヴェ、PENTATONEレーベル第2弾『フロー』はモーツァルトとヴィム・ヘンデリクス(1962-) のクラリネット協奏曲集です!
ザビーネ・マイヤー、ヴェンツェル・フックス、アレッサンドロ・カルボナーレ、パスカル・モラゲスといった錚々たるクラリネット奏者に師事してきたヴァウヴェは 2012年、最難関のコンクールとして知られるミュンヘン国際音楽コンクールで優勝した逸材。2017年夏のプロムスのデビュー後、2018年にはロイヤル・アル バート・ホールやカドガン・ホールにてトーマス・ダウスゴー(指)BBCスコティッシュSOとの共演でモーツァルトのクラリネット協奏曲を披露するなどヨー ロッパ中心に活躍の場を拡げております。PENTATONEレーベルからのデビュー盤『ベル・エポック』(PTC-5186808)では感性豊かな演奏で高く評価され ました。
アルバム・タイトルの『フロー(Flow)』はヴァウヴェが愛する「ヨガ」からインスピレーションを得て構想。ヘンデリクスに委嘱しクラリネット協奏曲『経典 (SUTRA)』の世界初録音が実現しました。
アントワープを拠点に活動を続けるベルギーの作曲家ヘンデリクス。電子楽器(エレクトロニクス)を多用することでも知られ、Antarcticaレーベルからリリース されているソプラノ独唱、5パートの女声合唱、アンサンブル、エレクトロニクスのための作品『Revelations(天啓)』(ANTAR-025)などでも知られます。作 風はインスピレーションを与えるヒーリング・ミュージックのようで、管弦楽に寄り添う形でエレクトロニクスが加わっているのが特徴です。協奏曲『経典』はヨガの 呼吸、哲学、瞑想に基づいた4楽章構成の作品。即興性も交えつつ、バセット・クラリネットにしか出せない音域を生かしたメロディが魅力です
楽器は全曲バセット・クラリネットを用いて演奏しております。この楽器はA管クラリネットよりも4つの低音(Es、D、Des、C)までの音域を出せるのが特徴。 モーツァルトはバセット・ホルンの名手だったシュタードラーが同じ音域を出せるバセット・クラリネットを演奏したことでこの作品を彼のために書きました。近年当 楽器での演奏、録音も増えておりますが、ヴァウヴェの卓越した演奏は聴き逃せません!アンドルー・マンゼ率いるハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦 楽団がバックを務めていることも非常に注目です。 (Ki)

Solo Musica
SM-394(1CD)
NX-B03
アルベーナ・ペトロヴィチ:サクソフォンのための音楽
バリトン・サクソフォンのための協奏曲 Op. 204(2018)
ポエム-マスク Op. 236(2021)
夢の恋人 Op. 189(2017)
2つの小品(2018)
Gebet zum Nichterscheinen Op.102(2006)
ジョアン=マルティ・フラスキエ(バリトン・サクソフォン,サクソフォン/アルト・サクソフォン)
ロマン・ノスバウム(P)
シンシア・ノック(ヴォーカル)
ケビヤール・エンサンブレ

録音:2021年10月20-22日
ブルガリア出身、ルクセンブルクで活躍する作曲家アルベーナ・ペトロヴィチのサクソフォンのための作品から、ソロと 室内楽アレンジを集めたコンセプト・アルバム。ここにはピアノ伴奏にアレンジされた協奏曲をはじめ、このアルバム のために書かれたという仮面や化粧に隠された内面を探る連作歌曲「ポエム-マスク」、そしてアルバム・タイトルで もある孤独と孤立をテーマにした「夢の恋人」、歌劇「Love & Jealousy」の序曲として書かれた「2つの小品」が 収録されており、どれもバリトン・サクソフォンのスペシャリストであるジョアン・マルティ=フラスキエのために書かれて います。楽器の持つ音色の豊かさ、優れた柔軟性を活かした演奏をお楽しみください。 また、最後に置かれた2006年から2007年の作品「Gebet zum Nichterscheinen」はサクソフォン四重奏の ための曲。バリトン・サクソフォンがソロを担当し、強い存在感を発揮します。この作品は出版されなかったため、初 演後は忘れられてしまいましたが、このアルバムでケビヤール・エンサンブレが採り上げたことで再度注目を集めるこ とでしょう。

Linn
CKD-680(1CD)
NX-B09
モーツァルト:ファゴット協奏曲 変ロ長調 K. 191
ファゴットとチェロ(低音部)のためのソナタ 変ロ長調 K. 292 *
セレナード 第12番ハ短調 「ナハトムジーク」 K. 388 **
ピーター・ウィラン(Fg)
使用楽器:ペーテル・デ・コニング2004年製作、J.H.グレンザーのモデルによる再現楽器
アンサンブル・マルシュアス(古楽器使用)
クリスティアン・ベザイテンホウト(フォルテピアノ)
エマニュエル・ラポルト、ロドリーゴ・グティエレス(Ob)
ニコラ・ボウド、キャサリン・スペンサー(Cl)
アレック・フランク=ジェミル、ジョゼフ・ウォルターズ(Hrn)
ピーター・ウィラン、ジュリアン・ドボルド(Fg)
クリスティーネ・シュティヒャー(Cb)

録音:2021年5月31日 サフロン・ホール、サフロン・ウォールデン(イングランド南東部エセックス州)、2014年7月4日 聖モナン教会、イースト・ニューク、スコットランド、2019年6月27日 ノース・リース教区教会、エディンバラ、スコットランド
* 音源初出…CKD546
** 音源初出…CKD654
ヨーロッパ各地の一流古楽器オーケストラのメンバーでありながら、ソリストとしても注目すべき活躍を続ける一流管楽器プレイヤーが集うアン サンブル・マルシュアス。その創設メンバーの一人で芸術監督でもあるピーター・ウィランは、近年モーツァルトがファゴットのために作曲した音楽 とじっくり向き合い、数年おきに瑞々しい新録音をリリースし続けてきました。今回はアンサンブルに弦楽器も加え、ついにモーツァルトの傑作 協奏曲を録音。ザルツブルクの楽器注文歴や同時代の史料に見る証言などから多角的な検証を経て、作曲家が知っていたであろうドレス デンのグレンザー・モデルを再現した楽器で味わい豊かな解釈を伝えます。さらに既存の録音盤から、管楽合奏にしては珍しい短調によるセ レナードK. 388と、チェロで演奏されることの多い低音部を通奏低音のように鍵盤(フォルテピアノ)で解釈した珍しい二重奏ソナタK. 292も 収録。モーツァルトがファゴットという楽器を通じてどんな音を紡いだか、多角的に聴き深められる構成になっているのも嬉しいポイントと言える でしょう。

BR KLASSIK
BR-900202(1CD)
NX-B05
ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番*
交響曲第9番 変ホ長調 Op. 70
イェフィム・ブロンフマン(P)*
ハンネス・ロイビン(Tp)*
バイエルンRSO
マリス・ヤンソンス(指)

録音:2012年10月15-19日ミュンヘン、ヘルクレスザール(ライヴ)*
2011年3月21日ウィーン、ムジークフェラインザール(ライヴ)
2021年に発売された『マリス・ヤンソンス・エディション』(900200)からの分売。 「ショスタコーヴィチの音楽に心を奪われ、心の一番奥深いところまで揺さぶられる人が世界中で増えています。ショスタコーヴィチの音楽は独特だ。それ は政治がもたらした痛ましい時代の証言であると同時に、人間存在にかかわる根本的な感覚と経験が生み出す、時代を越えた表現となっています。 私にとっては特に。」と語った名指揮者マリス・ヤンソンス。 このアルバムには2011年と2012年に開催されたコンサートから、2曲のショスタコーヴィチ作品のライヴ録音が収録されています。 ショスタコーヴィチの「ピアノ協奏曲第1番」は、正式には「ピアノとトランペット、弦楽合奏のための協奏曲」といい、トランペットにもソリストとしてのテク ニックが要求される作品。ショスタコーヴィチは、歌劇「ムツェンスクのマクベス夫人」の完成からわずか数週間後の1933年夏にこの作品を書き上げて おり、26歳の若き作曲家の計り知れないほどの優れた才能が存分に感じられる逸品です。ピアノを卓越した技巧で知られるイェフィム・ブロンフマン、ト ランペットをNDRエルプ・フィル(旧名称ハンブルク北ドイツRSO)の首席奏者を務め、現在もソリストとして活躍するベテラン、ハンネス・ロイビ ンが演奏、さまざまな風刺や引用なども含め、ヤンソンスの機敏な指揮が全体をまとめています。 交響曲第9番は1945年11月3日にエフゲニー・ムラヴィンスキー(指)レニングラード・フィルハーモニーSOによって初演された「戦争三部作」 の最後の作品。勝利の交響曲と期待されましたが、実際には風刺と皮肉に満ちており、この軽妙な作品はベートーヴェンの第九のような作品を求め ていた政府関係者の意向に沿うことはありませんでした。ヤンソンスは機知と皮肉に満ちたこの作品をスタイリッシュに仕上げています。

Da Vinci Classics
C-00527(1CD)
ダヴィド・フォンタネージ(b.1969):4つの金管楽器のための協奏曲集
B♭管トランペット,弦楽とパーカッションのための協奏曲
トロンボーン,弦楽とパーカッションのための協奏曲
F管ホルン,弦楽とパーカッションのための協奏曲
テューバ,弦楽とパーカッションのための協奏曲
マルコ・ピエロボン(Tp)、
ジャンルカ・スキピオ-ニ(Tb)、
ニロ・カラクリスティ(Hrn)、
ステファノ・アンマンナーティ(テューバ)、
イ・ヴィルトゥオージ・イタリアーニ、
アルベルト・マルティーニ(指)

録音:2021年2月28日-3月3日、テアトロ・リスト―リ(ヴェローナ、イタリア)
パドヴァ大学で中世哲学の歴史を学んだ経歴を持つイタリアの作曲家、ダヴィド・フォンタネージによる4種類の金管楽器(トランペット、トロンボーン、ホルン、テューバ)のための協奏曲集。
ソリストを務めるのは、ミラノ・スカラ座POをはじめとする世界の名立たるオーケストラで活躍する一流奏者たちによって、1999年に結成された金管五重奏団、「ゴマラン・ブラス」のメンバーたち。巨匠ズービン・メータからも絶賛された、イタリア・ブラス界を代表する名手達の磨き上げられたテクニックと溢れ出る素晴らしい音楽性は、金管楽器関係者は勿論のこと、管楽器ファン注目のアルバムです。

fra bernardo
FB-2271745(1CD)
ドン・アントニオ〜ヴィヴァルディ:リコーダー協奏曲集
フラウティーノ協奏曲ハ長調 RV.443/室内協奏曲ト短調 RV.107(リコーダー、オーボエ、ヴァイオリン、ファゴット、通奏低音)/室内協奏曲ト長調 RV.101(リコーダー、オーボエ、ヴァイオリン、ファゴット、通奏低音)/フルート協奏曲ト短調 RV.439 「夜」/室内協奏曲ト短調 RV.103(リコーダー、オーボエ、ファゴット)/フルート協奏曲ニ長調 RV.428 「ごしきひわ」
ミヒャエル・オマン(リコーダー、ディレクター)、アマンディーヌ・ベイエ(バロック・ヴァイオリン)、パオロ・グラッツィ(バロック・オーボエ)、アルベルト・グラッツィ(バロック・ファゴット)、オーストリアン・バロック・カンパニー
オーストリアのバロック・リコーダー奏者兼ディレクター、ミヒャエル・オマンが2001年に設立したバロック・アンサンブル、オーストリアン・バロック・カンパニー(ABC)。マッテイスやヘンデル、パーセル等様々な17世紀〜18世紀イギリスの作品を集めて高い評価を得た「ロンドンの呼び声」(FB2001111)に続く、Fra Bernardoレーベルからのリリース第2弾は、ミヒャエル・オマンの華麗な技巧が存分に発揮されたヴィヴァルディの協奏曲集!
赤毛の司祭がヴェネツィアのピエタ院の優れた孤児の少女たちのために書いた夥しい数の協奏曲から、有名な「夜(ラ・ノッテ)」や「ごしきひわ(イル・ガルデリーノ)」を含む、6つのソロ協奏曲、室内協奏曲をセレクト。バーゼル・スコラ・カントルムでキアラ・バンキーニに学んだフランス古楽界の新世代を代表するバロック・ヴァイオリン奏者、アマンディーヌ・ベイエを始め、ヴェニス・バロック・オーケストラのチェロ奏者(創設メンバー)として活躍したフランチェスコ・ガッリジョーニ、アルフレード・ベルナルディーニとともにアンサンブル・ゼフィロを創設したパオロ&アルベルト・グラッツィ兄弟など、古楽器の精鋭たちと追究する"ドン・アントニオ"・ヴィヴァルディの鮮烈な協奏曲をどうぞ。

DUX
DUX-1805(1CD)
フルーティッシマ〜協奏曲集
ベンダ:フルート協奏曲ホ短調(カデンツァ:ミラン・ムンツリンゲル)
メルカダンテ:フルート協奏曲ホ短調(カデンツァ:シルヴィア・クビアク=ドゥブロフスカ)
シルヴィア・クビアク=ドゥブロフスカ(Fl)、
ウカシュ・ヴォヤコフスキ(指)、
シンフォニア・ノーヴァ・オーケストラ

録音:ヘンリク・デビク・コンサート・スタジオ(ヘンリク・デビク、ポーランド)
世界初録音を含む珍しいフルート作品を取り上げる「フルーティッシマ」シリーズの第1弾。
フランツ・ベンダ(1709-1786)の「フルート協奏曲」は歌からインスピレーションを得て作曲され、C.P.E.バッハの作風を連想させる作品であり、後のロマン派の作品に影響を与えたとされています。
60曲近いオペラを作曲したサヴェリオ・メルカダンテが1814年に作曲した「フルート協奏曲」は、色彩と感情の面で非常に変化に富んだ知られざる秀作です。
シルヴィア・クビアク=ドゥブロフスカはランパルの指導も受けたポーランドの女流フルート奏者。シチェチン城の歌劇場Oやシンフォニア・ノーヴァ・オーケストラでソリストを務めるなどポーランド内外で活躍中の若手奏者です。

Phil.harmonie
PHIL-06017(1CD)
【初紹介旧譜】
モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番&第19番
モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番変ホ長調 KV 271
ピアノ協奏曲第19番ヘ長調 KV 459
クララ・ハスキル(P)、
カール・シューリヒト(指)
シュトゥットガルトRSO

録音:1952年、1956年
1895年にブカレストで生まれたクララ・ハスキルは、9歳で最初のコンサートを行い、すぐに世間の注目を集めました。その後パリ音楽院で学び、14歳で「最優秀賞」を受賞し卒業しました。1950年代に入ると、彼女の人気はヨーロッパで絶大なものになり、特にモーツァルトの演奏では絶対的な評価を得ています。シューリヒトとのモーツァルトは特に定評が高く、このアルバムに収録された第9番と第19番も現在の演奏と比べても色あせることはありません。当代きってのモーツァルト弾きによる不朽の名演をご堪能ください。

RUBICON
RCD-1081(1CD)
シンディング&メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
シンディング:ヴァイオリン協奏曲第1番イ長調 Op.45、
 ロマンス ニ長調 Op.100
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64
レア・ビリンガー(Vn)、
ヘルマン・ボイマー(指)ホーフSO
ピアニストのエスター・ビリンガーとともに姉妹デュオ(デュオ・ビリンガー)としても華々しい活躍を見せるドイツ期待のヴァイオリニスト、レア・ビリンガーが、Rubicon(ルビコン)より初のコンチェルト・アルバムをリリース!ピアノ曲「春のささやき」で有名なクリスティアン・シンディングは、グリーグ以降のノルウェーを代表する作曲家。交響曲は4曲あり、ノルウェーのシンフォニストとしても重要です。もともとヴァイオリニストを志していたこともあり、ヴァイオリンのための協奏的な作品は、3つのヴァイオリン協奏曲のほか「ロマンス」「伝説」「夕べの風景」など、彼の管弦楽作品の中で大きな割合を占めています。

1898年に作曲された「ヴァイオリン協奏曲第1番」は、当時は大成功を収めつつも、その後レパートリーから消えてしまった作品で、録音も多くはありません。ソリストを引きたたせるよう巧妙に構成され、印象的な旋律に溢れ、管弦楽の扱いも見事な本作は、もっと多くの人に知られてよいはずです。1910年にハープを含む管弦楽とヴァイオリンのための作曲された「ロマンス」も、ブルッフやドヴォルザークの作品に似た、優しくてロマンチックな楽想が素晴らしい作品。メンデルスゾーンの傑作と合わせてお楽しみください。

14歳の時にベルリンのフィルハーモニーでのソロ・デビューを飾り、国際的なキャリアをスタートしたヴァイオリニストのレア・ビリンガーは、ザルツブルク音楽祭やMDRムジークゾマー(MDR音楽の夏)、ダヴォス国際音楽祭など世界各地の国際音楽祭で活躍。2008年にはブラームス国際コンクールで最高位を受賞しています。

Goodies
78CDR-3858(1CDR)
税込定価
モーツァルト:ホルン協奏曲第2番変ホ長調 K.417
グラズノフ:夢 作品24
オーブリー・ブレイン(Hrn)
ジョゼフ・バッテン(指)
ロイヤルSO(モーツァルト)
マリオン・ブレイン(P)(グラズノフ)

英 EDISON BELL X508/9
1926年頃録音
オーブリー・ブレイン(1893-1955)は20世紀前半に活躍したイギリスの名ホル ン奏者、デニス・ブレイン(1921-1957)の父親。1911年王立アカデミーで奨学 金を受け、同年新SOの首席奏者に就任。翌1912年には大指揮者アルトゥ ール・ニキシュ指揮ロンドンSOの北米楽旅に参加した。1923年から母校 の王立アカデミーでホルンを教えはじめた。その生徒の一人が息子のデニス・ ブレインだった。指揮者のジョゼフ・バッテン(1885-1955)は初期の英国レコ ード界で活躍した人物。音楽はほぼ独学。蝋管レコード時代から活躍し、1914 年EDISON BELL社に入り、後に英国COLUMBIAに移った。レコード会社専属のハ ウス・コンダクターの一人だった。ピアノのマリオン・ブレインはオーブリ ー・ブレイン夫人。デニス・ブレインの演奏するモーツァルト:ホルン協奏曲 第2番&第4番はこのシリーズで78CDR-3291、オーブリー・ブレインの演奏する ホルン協奏曲第3番は78CDR-3272が出ています。(グッディーズ)

Lyrita
SRCD.405(1CDR)
エレノア・アルベルガ(b.1949):ヴァイオリン協奏曲集
:ヴァイオリン協奏曲第2番「水仙」(2020)#
ザ・ソウルズ・エクスプレッション(バリトンと弦楽オーケストラのための)(2017)*
ヴァイオリン協奏曲第1番(2001)#
BBCウェールズ・ナショナルO、
トーマス・ボウズ(Vn)#、
モーガン・パース(Br)*、
ジョセフ・スウェンセン(指)

録音:2021年2月19日-21日、ホディノット・ホール(イギリス)
1949年ジャマイカのキングストン生まれの作曲家、エレノア・アルベルガは幼い頃から音楽に興味を示し、クラシック音楽のコンサートに通うのと同時に、ラジオで放送されるフォーク・ソング、ジャズそしてジャマイカのポップスなど多種多様な音楽を吸収していきました。その後学生時代はロンドンの王立音楽院で歌とピアノを学びました。1978年にはロンドン・コンテンポラリー・ダンス・シアターにピアニストとして参加していました。彼女の作品にはその両方の面が活かされており「調性とリズムにはカリブ海の影響があり、その他はヨーロッパの現代音楽の影響がある」と話しています。※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

DUX
DUX-1690(1CD)
モーツァルト:交響曲&二重奏曲集
協奏交響曲変ホ長調 K.364(Vc・パート編曲:マルチン・ズドゥニク)
二重奏曲第1番ト長調 K.423(Vc・パート編曲:マルチン・ズドゥニク)
交響曲第29番イ長調 K.201
マルチン・ズドゥニク(Vc)、
カロリナ・ノヴォトチンスカ(Vn)、
エルブロンク室内O、
マレク・モシュ(指)

録音:2020年10月3日-4日&2021年1月8日-10日、カジミエージュ・ヴィウコミルスキ国立音楽院コンサート・ホール(エルブロンク、ポーランド)
第6回ルトスワフスキ国際チェロ・コンクールでグランプリを受賞した実績を持ち、ポーランドの次代の牽引するチェリストの筆頭格として大きな注目を集めている1987年生まれの名手マルチン・ズドゥニクと、第17回大阪国際室内楽コンクール特別賞(文部科学大臣賞)の受賞歴を持ち、2013年からはエルブロンク室内Oのリーダー、2019年からはディレクターを務めている才女カロリナ・ノヴォトチンスカが大活躍するモーツァルト・プログラム!
「協奏交響曲」と「二重奏曲第1番」ではヴィオラ・パートをズドゥニクがチェロ・パートへと編曲。オリジナルとは一味違った味わい深い響きを披露してくれています。

Signum Classics
SIGCD-580(1CD)
ガニング:協奏曲集
フルートとスモール・オーケストラのためのコンチェルティーノ
クラリネットと弦楽オーケストラのための協奏曲
ギター協奏曲 「マヨルカの思い出」
クレイグ・オグデン(G)、
マイケル・ホワイト(Cl)、
キャスリン・ハンドリー(Fl)、
クリストファー・ガニング(指)ロイヤルPO

録音:2011年6月&2012年5月、イギリス
「名探偵ポワロ」の音楽など、映画やテレビの音楽の作曲者として有名なイギリスの人気作曲家、クリストファー・ガニング(1944-)がロイヤル・フィルと贈る自作自演シリーズより、2011〜2012年に録音された3つの協奏曲集アルバムがSignum Classicsより登場!
イギリスの名手クレイグ・オグデンが弾く、休日にインスピレーションを得た「ギター協奏曲」。RPO首席奏者のマイケル・ホワイトが吹く、抒情的で優雅な「クラリネット協奏曲」。イギリスSOのキャスリン・ハンドリーが華麗に舞う気楽な「フルート小協奏曲」など、実力者たちの技巧や特徴が見事に引き出された3つのコンチェルト。
映画&テレビの音楽の作曲家として名を馳せるクリストファー・ガニングの"クラシックの作曲家"としての手腕。ラッブラやR.R.ベネットから学んだ作曲法はホンモノです。

ONDINE
ODE-1400(1CD)
メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲第1番 ト短調 Op. 25
ピアノ協奏曲第2番ニ短調 Op. 40
華麗なカプリッチョ ロ短調 Op. 22
ラルス・フォークト(P&指)パリ室内O

録音:2021年11月2-5日
2020年7月にパリ室内Oの音楽監督に就任したラルス・フォークト。これまでにもロイヤル・ノーザン・シンフォニアを弾き振りし、ブラームスの2 つのピアノ協奏曲とベートーヴェンの5曲のピアノ協奏曲、三重協奏曲で素晴らしい演奏を披露してきましたが、今作でのパリ室内Oとのアル バムでは、メンデルスゾーンのピアノ協奏曲を弾き振りしました。収録曲はメンデルスゾーン22歳の時に書かれた、冒頭の激しいパッセージが印象的な 第1番、28歳の作品でバーミンガムで初演された第2番。ともにメンデルスゾーンらしい優雅な旋律と、技巧的なパッセージが多用されたピアノ・パート と、力強いオーケストラ・パートが特徴。フォークトは双方を手堅くまとめ、一体感を生み出すことに成功しています。添えられた「華麗なカプリッチョ ロ 短調」は1825年の作品。ゆったりとしたピアノの独奏に先導され、オーケストラが巧みな伴奏を付けていきますが、突然激しい曲調に変わるなど、カ プリッチョ(奇想曲)のタイトルにふさわしい華やかな作品です。フォークトが奏する目の覚めるようなパッセージに耳を奪われることでしょう。フォークトに とっても新しい世界の開拓となる記念碑的な1枚です。

ORFEO
C-220011(1CD)
NX-B08

NYCX-10281(1CD)
日本語訳付国内盤
税込定価
トランペットとピアノのための協奏曲集
ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番ハ短調 Op. 35
ヴァインベルク:トランペット協奏曲 変ロ長調 Op. 94(1966-67)
ジョリヴェ:トランペット、ピアノと弦楽のためのコンチェルティーノ
ラフマニノフ:歌うなかれ、美しい人よ Op. 4 No. 4(トランペットとピアノ編)
セリーナ・オット(Tp)
マリア・ラドゥトゥ(P)
ウィーンRSO
ディルク・カフタン(指)

録音:2020年11月26-29日
2018年「ミュンヘン国際音楽コンクール」トランペット部門の覇者、セリーナ・オットの3枚目のアルバム。オーケス トラをバックに超絶技巧と溢れる歌心を披露したデビューアルバムは2021年の「OPUS KLASSIK」賞を獲得し た彼女、今作では近現代の3作品を伸びやかに演奏しています。ショスタコーヴィチの「ピアノ協奏曲第1番」は、 正式には「ピアノとトランペット、弦楽合奏のための協奏曲」といい、トランペットにもソリストとしてのテクニックが求 められ、ショスタコーヴィチ自身や他の作曲家、民謡まで様々な作品から引用された旋律を演奏して作品にシニ カルかつコミカルな味わいをもたらします。ジョリヴェのコンチェルティーノはノリの良いリズムが印象的なジャズのテイ ストが感じられる10分程度の作品。ここでもトランペットはコミカルな旋律を吹き、ピアノとオーケストラの対話に割 り込んできます。ピアノを演奏するのはオーストリア=ルーマニア出身のマリア・ ラドゥトゥ。クラシック音楽と現代美 術のコラボに熱心に取り組み、エキサイティングなコンサートを開催する気鋭の演奏家です。ヴァインベルクの協奏 曲にはピアノは登場せず、ショスタコーヴィチに通じる音楽世界をトランペットの妙技で聞かせます。3曲を通じてド イツの指揮者ディルク・カフタンが巧みな指揮でサポート。アルバム末尾にアンコールのように置かれたラフマニノフ ではピアノとのデュオで歌心を存分に聞かせます。 *国内仕様盤には増田良介氏の日本語解説が付属します。

Altus
ALT-503(1CD)
INA秘蔵音源・ハスキル&クリュイタンス
モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番ハ短調 K.491
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調 Op.58
クララ・ハスキル(P)
アンドレ・クリュイタンス(指)
フランス国立放送O

録音:1955年12月8日(モノラル・ライヴ)
INA(フランス国立視聴覚研究所)所有音源をライセンスしてALTUS入魂のマスタリングでCD化。クリュイタンス&フランス国立放送管とクララ・ハスキルに よって同日に演奏された協奏曲2題。長らく入手困難だった音源だけに嬉しい発売です。
1曲目はモーツァルト。クリュイタンスの伴奏は激情と熱気がありながらも品格を損なわず、壮麗なハ短調の音響を打ち立てます。ハスキルは深みのある音色で 美しく飛翔、その豊かな表現はどれも確固たる意志に裏打ちされたもので、実に論理的に音楽が展開されていきます。香り立つ木管とのアンサンブルも絶品です。 2曲目ベートーヴェンも同様の特徴が挙げられますが、古典様式が拡大されていく楽曲のため更に自由な広がりと大胆さがプラスされます。それでいて芯のある高 貴さに貫かれており、まさにこのコンビにしか成しえない堂々たる演奏となっています。
◆〈ハスキルの高貴で透明な音色が、ざわついた心をさっと静めてくれるような魅力に溢れている〉〈クリュイタンスの素晴らしい伴奏―悲劇的な響きと貴族的な色 彩の万全なバランス―ともあいまった、有機的なコラボレーションも忘れがたい〉〜平林直哉氏の解説より

DOREMI
DHR-8158(2CD)
レオン・フライシャーLIVE 第1集
ブラームスの協奏曲
(1)ピアノ協奏曲第1番ニ短調 Op.15
(2)ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.83
モーツァルトの協奏曲
(3)ピアノ協奏曲第23番イ長調 K.488
(4)ピアノ協奏曲第25番ハ長調 K.503
レオン・フライシャー(P)
(1)82ピエール・モントゥー(指)ボストンSO
(3)フレデリック・ワルトマン(指)ムジカ・エテルナO
(4)ジョージ・セル(指)ベルリンPO


ライヴ録音:(1)1958年7月20日タングルウッド
(2)1962年8月11日タングルウッド
(3)1964年11月22日ニューヨーク
(4)1957年8月3日ザルツブルク音楽祭
アメリカの名ピアニスト、レオン・フライシャー(1928-2020)の貴重ライヴ音源集。お得意のブラームスはモントゥー指揮。しばらく入手難だった1番と、おそ らく初CD化と思われる2番を収録。モーツァルト23番で伴奏を務めるフレデリック・ワルトマンはセルに指揮を学び、アメリカで自らの室内オーケストラ「ムジカ・ エテルナ」を結成した指揮者です。 (Ki)

CPO
CPO-555403(1CD)
NX-B10
アウグスト・エベルハルト・ミュラー(1767-1817): フルート協奏曲集 第2集
フルート協奏曲第5番ホ短調 Op. 19
フルート協奏曲第7番ニ短調 Op. 22
フルート協奏曲第8番ヘ長調 Op. 24
タチアーナ・ルーラント(Fl)
南西ドイツ・プフォルツハイム室内O
ティーモ・ハンドシュ(指)

録音:2020年10月28-31日
ドイツ、ノルトハイムでオルガニストの父のもとに生まれたミュラー。8歳でオルガンの公開演奏を行い、多くの 同時代の先人たちの薫陶を受けながら、マグデブルク、ライプツィヒ他、各地のオルガニストを務めました。演 奏者としてはバッハ作品を得意としていましたが、作品はドイツ古典派の様式に則った端正で美しいも のばかりです。 フルート協奏曲は11曲遺されており、モーツァルトやハイドンを思わせる巧みな筆致で描かれています。とり わけ第7番にはティンパニとトランペットが用いられるなど、音色も多彩です。 第1集に引き続きフルートを演奏するルーラントは「Opus Classic2018」賞を受賞した"フルートのパガ ニーニ"と称される名手。伸びやかな音色が持ち味です。

Channel Classics
CCS-41222(1CD)
『オランダ人の秘密の宝石』 〜20世紀オランダのヴィオラ作品
ヘンク・バディングス:ヴィオラ協奏曲
アルネ・ヴェークマン(1960-):パヴァーヌ 〜ヴィオラと弦楽合奏のための
ヤン・クーツィール(1911-2006):ヴィオラ協奏曲
バディングス:ヴィオラ・ソナタ
ヘンリエッテ・ボスマンス(1895-1952):アリエッタ - ラルゴ
ダナ・ゼムツォフ(Va)
アンナ・フェドロヴァ(P)
フィオンO(ヘルダーラント&オーファーアイセル)
シズオ・Z・クワハラ(指)

録音:2021年3月エンスヘデ音楽センター&ヒルフェルスムMCO、オランダ
メキシコ・シティ生まれ、アメリカで活躍するヴィオラ奏者ダナ・ゼムツォフの、CHANNEL CLASSICSからのアルバム第 5弾。20世紀オランダ生まれのヴィオラ作品を集めています。前回同様アンナ・フェドロヴァとの共演のほか、やはりアメ リカで活躍している日本出身の指揮者シズオ・Z・クワハラとの共演も興味深いところ。張り詰めた緊張感から伸びや かな歌まで、ヴィオラの持つ表現力の幅広さを存分に味わうことが出来るアルバムです。

Coviello
COV-92201(1CD)
出発 〜モーツァルト作品集
歌劇『ルーチョ・シッラ』 序曲 K.135
ピアノ協奏曲第9番変ホ長調『ジュナミ』 K.271
交響曲第34番ハ長調 K.338
ヴァスコ・ダンタス(P)
ダ グラス・ボ ストック(指)
プフォルツハイム南西ドイツ室内O

録音:2021年
「出発」と題されたモーツァルトの作品集。父と共に3度イタリアを訪れ音楽修行を重ねたモーツァルト、最後の旅行中にミラノで発表した『ルーチョ・シッラ』は イタリア体験に一区切りつけた作品です。また『ジュナミ』と交響曲第34番は、モーツァルトが生涯かけて書き連ねたふたつの重要ジャンルにおける、故郷ザルツ ブルク時代の最後の作品で、この後モーツァルトはウィーンに定住し、最後の10年間を過ごします。このように関連付けて聴いてみると、明るく希望に満ちた3曲 の中に、新しい地平へ進みゆく予感まで香ってくるから不思議です。
イギリスの名指揮者ボストックのあたたかくもきびきびした指揮ぶりが音楽の魅力をより高めています。ポルトガルの俊英ピアニスト、ヴァスコ・ダンタスのみず みずしく煌びやかな音色にも注目。 (Ki)

Naive
V-7422[NA]
サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ
ハバネラ Op.83
ヴァイオリン協奏曲第3番ロ短調 Op.61
ヴァイオリン協奏曲第1番イ長調 Op.20
ロマンス Op.48
「あなたの声にわが心は開く」〜歌劇『サムソンとデリラ』より(ヘルツォーク編曲によるヴァイオリン、ヴィオラとオーケストラ版)
チョ・ジンジョ(Vn)、
マテュー・ヘルツォーク(指)
アパッショナ ート( オーケストラ)
カロリーヌ・ドニン(Va)

ン録音:2021年3月8-10日/RIFFXスタジオ、ブローニュ=ビヤンクール(フランス)
現代の韓国ヴァイオリン界を担うチョ・ジンジョがオール・サン=サーンス・プログラムのCDをリリース。録音は歿後100周年となった2021年です!
「光と輝きに満ちたメロディとリズミカルな技巧的パッセージとの対比が好きなのです」と語るチョ・ジンジョ。記念すべき年に並々ならぬ思いをこめて録音に 挑みました。
チョは第5回モントリオール国際音楽コンクール第1位(2006年)、第9回インディアナポリス国際ヴァイオリン・コンクール 第1位(2014年)など、世界的 なコンクールでの華々しい受賞歴を誇ります。
これまでにクリーヴランドO、モントリオールSO、ドイツ放送PO、ソウル・フィルハーモニックなどのオーケストラと共演。ま たジェイムズ・ガフィガン、マイケル・スターン、ケント・ナガノ、ハイメ・ラレード、マテュー・ヘルツォークなど、世界の名だたる指揮者とも共演しています。
圧倒的な技巧と情感豊かな表現力を持ち合わせるチョとサン=サーンスの音楽は完全にマッチし、そのダイナミックな演奏には感動せずにはいられません。マ テュー・ヘルツォーク(指)アパッショナートとの共演で充実のアルバムが完成しました。 (Ki)

MIRARE
MIR-590(1CD)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第14番変ホ長調K.449
ピアノと管弦楽のためのロンド ニ長調K.382
ピアノ協奏曲第12番イ長調K.414
セリム・マザリ(P)
ポール・メイエ(指)
マンハイム・プファルツ選帝侯室内O(マンハイム・チェンバー・オーケストラ)

録音:2021年3月16-19日/マンハイム・エピファニー教会
1992年生まれのセリム・マザリ、ベートーヴェンの変奏曲CD(MIR488)で注目された彼の最新盤はモーツァルトの協奏曲。パリ音楽院でエンゲラーに師事し、 2012年にエンゲラー没後はクレール・デゼールからさらなる研鑽を積みました。その後ロンドン王立音楽大学でアレクセーエフにも学んでいます。古典派作品に 熱意を示す彼だけに、モーツァルトはうってつけの選曲と申せましょう。
バックを務めるのは名クラリネット奏者でもあるポーツ・メイエ率いるマンハイム・プファルツ選帝侯室内O(マンハイム・チェンバー・オーケストラ)。 1952年創立でマンハイム楽派のレパートリーの再発見と普及で知られる団体。マザリの格調高いピアノと相まって典雅極まりない世界を作り上げています。 (Ki)

DUX
DUX-1791(1CD)
シュテファン・ボレスワフ・ポラドフスキ(1902-1967):ヴァイオリン協奏曲 Op.70
コントラバス協奏曲 Op.26
交響曲第3番 Op.29
マルチン・スシツキ(Vn)、
ピオトル・チェルヴィンスキ(Cb)、
ウカシュ・ボロヴィチ(指)ポズナンPO
ポーランド楽壇の次代を担う若き名匠ウカシュ・ボロヴィチが推し進めている知られざるポーランドの音楽家が遺した作品の発掘シリーズに加わるのは、シュテファン・ボレスワフ・ポラドフスキの協奏曲&交響曲集!
故郷のブウォツワベクで音楽を学び始めた後、ビドゴシュチュ音楽院、ポズナン国立音楽院でヘンリク・オピエンスキに作曲法と音楽理論を師事。その後、留学先のドイツ、ベルリンではエミール・レズニチェクに作曲を学んだ経歴の持ち主です。
1930年からはポズナン国立音楽院の作曲法と音楽理論の教授、室内オーケストラのディレクターを務めたものの第二次世界大戦の勃発で環境が一変。1939年のナチス・ドイツのポーランド侵攻により逮捕されてしまいオパトゥフに強制送還。戦争終結まで同地でオルガニスト、合唱指揮者として活躍するなど苦難の時期を過ごしています。
戦後はポズナンへと帰還し、ポズナン国立音楽院に復職。音楽家としてだけでなく写真家としても知られ、ポーランド芸術写真家連盟のポズナン支部の会長を長く務めました。
その作風は新古典主義的、後期ロマン派的、そしてアヴァンギャルドの先取り的な響きも感じさせる独特のスタイル。
新古典主義と現代的な響きを併せ持つ「ヴァイオリン協奏曲」、後期ロマン派のスタイルを踏襲した「コントラバス協奏曲」、シマノフスキからの影響を感じさせる「交響曲第3番」など、3作品すべてが激動の20世紀ポーランドで誕生した秀作です。
ウカシュ・ボロヴィチとポズナン・フィルの熱演も、ポラドフスキの作品紹介に大きな役割を果たしています。

Etcetra
KTC-1719(2CD)
ユップ・フランセンス(b.1955):ピアノ作品集
CD1〜ピアノ協奏曲 「ジャーニー・アンダー・ブリリアント・スカイズ(輝かしい空の下の旅)」(2020年版)*
CD2 〜 3つの練習曲(2019)、オールド・ソングズ, ニュー・ソングズ(1988)
ラルフ・ファン・ラート(P)、
オットー・タウスク(指)*、
ヘルダーラント&オーファーアイセル・フィオン・オーケストラ*
オランダの作曲家ユップ・フランセンスは、1955年フローニンゲン生まれ、ハーグ王立音楽院ではルイ・アンドリーセンに作曲を師事し、2015年にはオランダの文化賞「Het Gouden Viooltje(ゴールデン・ヴァイオリン賞)」を受賞。現代音楽の手法にとらわれない自由な作風が評価を高めており、ヤコブ・クライツベルクやルーカス・フォス、ゲルト・アルブレヒト、ワシリー・ペトレンコなどにもその作品を取り上げられています。
アダムス、ジェフスキ、ダヴナーなど多くの現代ピアノ作品を録音してきた名手ラウラ・ファン・ラートは、Et'ceteraレーベルではバート・スパーン、ロビン・デ・ラーフなどの現代オランダの作曲家も精力的に取り上げており、ユップ・フランセンスのアルバムは『ザ・ギフト・オブ・ソング』と『ウィンター・チャイルド』を収録したKTC1533以来2枚目となります。

ORFEO DOR
C-220043(3CD)
NX-C05
値下げ再発売!
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集/合唱幻想曲
【CD1】
ピアノ協奏曲第1番ハ長調 Op. 15
ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op. 9
【CD2】
ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op. 37
ピアノ協奏曲第4番ト長調 Op. 58
【CD3】
ピアノ協奏曲第5番「皇帝」 Op. 73
合唱幻想曲 ハ短調 Op. 80
ルドルフ・ゼルキン(P)
バイエルンRSO
バイエルン放送cho
ラファエル・クーベリック(指)

録音:ミュンヘン、ヘルクレスザール(ドイツ)…全てライヴ
1977年10月5日…CD1
1977年11月4日…CD2
1977年10月30日…CD3
※旧品番:ORFEOR-647053
2005年に初CD化されたルドルフ・ゼルキンとラファエル・クーベリックによるベートーヴェンのピアノ協奏曲全集が再登場。 ゼルキンには1960年代にオーマンディ/フィラデルフィアO&バーンスタイン/ニューヨーク・フィルとの録音と、1980年代の小澤/ボストンSOとの 録音によるベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集がありますが、こちらは全てライヴ。ゼルキンは演奏当時74歳だったにもかかわらず、第1番から第5番までまっ たくテクニックには綻びがなく、気迫のこもった演奏で全体をきっちりとまとめています。クーベリックが率いるバイエルンRSOも、ゼルキンのパワフルな 演奏を重厚な響きで丁寧にサポート。細やかな表情付けはベートーヴェンを知り尽くしたクーベリックならではのものといえるでしょう。 最後に添えられた「合唱幻想曲」も聴きもの。曲が進むにつれて合唱もオーケストラも高揚感を帯び、ゼルキンのピアノも交えた全体が混然一体となって壮 麗なクライマックスを迎えます。 初発売当時、ヨーロッパをはじめ日本でも各誌で絶賛を浴びたという名演をこの機会にお聴きください。

Gramola
GRAM-99245(1CD)
ラプソディ・イン・ブルー
ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
ピアノ協奏曲 へ調
ダニエル・ムック(1990-):ピアノ協奏曲(2020)…世界初録音
カール・アイヒンガー(P)
ブルノPO
ルーカス・ダンヘル(Cl)
ヤン・ブローダ(Tp)
カスパー・リヒター(指)

録音:2021年5月4-7日
ガーシュウィンの名作「ラプソディ・イン・ブルー」と「ピアノ協奏曲 へ調」、そしてこれらにインスパイアされたダニエ ル・ムックの新作「ピアノ協奏曲」を収録した1枚。ダニエル・ムックは1990年ウィーンに生まれた作曲家。2015 年にウィーン国立音楽大学で学位を取得、数々の賞を受賞し、オーストリアのユース・オーケストラを中心に活 動。指揮者としてだけでなくヴァイオリン、コントラバス、ユーフォニアム、パーカッションも巧みにこなす多才なミュー ジシャンです。このムックのピアノ協奏曲はニーダーエスターライヒ州政府からの委嘱作。ピアニスト、カール・アイヒ ンガーのために作曲した作品で、この曲ではロマン派時代のヴィルオーゾ・コンチェルトの様式と現代のポップ ミュージックという大きく隔たる二つの間に位置するような独自の創作に挑んでいます。

ALPHA
ALPHA-627(1CD)

NYCX-10279(1CD)
国内盤仕様
税込定価
エサ=ペッカ・サロネン(1958-):チェロ協奏曲
ラヴェル:ヴァイオリンとチェロのためのソナタ*
ニコラ・アルトシュテット(Vc)
ペッカ・クーシスト(Vn)
ロッテルダムPO
ディーマ・スロボデニューク(指)

録音:2018年12月、2019年10月*
ロッテルダム・フィルハーモニック
※国内盤日本語解説…片桐卓也
ヨーヨー・マのために書かれ、2017年、彼をソリストにシカゴで初演されたサロネンのチェロ協奏曲でしたが、作曲者の母国フィンランド初演の ために、指揮も担当したサロネンが招いたのがアルトシュテットでした。カオスを表現する冒頭の響きからチェロの音が立ち上がってくる神秘的 な冒頭、コンガやボンゴによるリズミカルなマントラとチェロとの対話、チェロが弾く音型をエレクトロニクスでループさせて作られた鳥の鳴き声のよ うな効果。12音をはじめ現代的な技法が用いられながらも、エスニックな味わいもありたいへん面白く聴ける作品です。これを独自の感性で 練り上げたアルトシュテットの手腕も素晴らしいもの。カップリングはサロネンと同じフィンランドのヴァイオリニスト、クーシストとの共演によるラヴェ ルのソナタ。こちらの切れ味鋭い表現にも注目です。

DB Productions
DBCD-202(1CD)
ブラームス/レントヘン/アマンダ・レントヘン=マイエル: ヴァイオリン協奏曲集
アマンダ・レントヘン=マイエル(1853-1894):ヴァイオリン協奏曲 ニ短調*
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op. 77
ユリウス・レントヘン:ヴァイオリン協奏曲 嬰ヘ短調
セシリア・シリアクス(Vn)
ヴェステロース・シンフォニエッタ*
マルメSO
クリスティーナ・ポスカ(指)

録音:2018年8月14-17日、2021年9月30日、10月1日
スウェーデン出身のヴァイオリニスト・作曲家アマンダ・レントヘン=マイエルは、グリーグやブラームスと親交を結び、 ロマンティックな美しい作品を生み出しました。このアルバムには、彼女とその夫となったユリウス・レントヘン、そして 2人の友人ブラームスのヴァイオリン協奏曲が収録されています。演奏はこれまでにもdB Productionsのアルバ ムでアマンダ・レントヘン=マイエル作品を演奏しているセシリア・シリアクス。ブラームスの協奏曲ではスウェーデン の現代作曲家マッツ・ラーション・ゴーテ(1965-)のカデンツァを採用するなどアイデアも満載。レーベルによれば、 ブラームスのヴァイオリン協奏曲がスウェーデンでセッション録音されたのはこれが初とのことです。

BIS
BISSA-2620(1SACD)
ニールセン:ヴァイオリン協奏曲 Op.33 FS 61
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 Op.47
ユーハン・ダーレネ(Vn)、
ヨーン・ストルゴーズ(指)、
ロイヤル・ストックホルムPO

録音:2021年6月7-10日/ストックホルム・コンサートホール(スウェーデン)
スウェーデンのBISレーベルの社主ロベルト・フォン・バール氏大推薦のヴァイオリニスト、ユーハン・ダーレネ。バール氏はダーレネ が9歳の時からその才能を見出し、高く評価してきました。また「ここ10年の間でもっとも素晴らしいヴァイオリニストのデビュー作のひとつ」(「BBC Music Magazine」)、「ダーレネの演奏には、彼が特別な感受性をもった音楽家だとわかる『存在』が感じられる」(「Gramophone」)など、各国のメディアからも 高く評価されています。
BISレーベルからはチャイコフスキーとバーバーのヴァイオリン協奏曲(BIS SA-2440)と北欧の19世紀から20世紀を代表する作曲家のヴァイオリンとピア ノのための作品を集めた『北欧ラプソディ』(BIS SA-2560)をリリースしております。
期待の高まる第3弾では北欧を代表するニールセンとシベリウスのヴァイオリン協奏曲を録音しました!ダーレネは2019年に開かれたカール・ニールセン国際 音楽コンクールで優勝。同年11月には初来日を果たし、ニコライ・スナイダー(指)日本フィルハーモニーSOとの共演で、ニールセンを披露。その圧倒的な 演奏で聴衆を沸かせており、日本のファンも待望の録音といえます。カップリングのシベリウスも圧巻。こちらもダーレネお得意の作品で、天性の音程感とブリリア ントな音色で驚くべき演奏を聴かせてくれます。
ダーレネは2000年スウェーデンのノルショーピング生まれ。4歳からヴァイオリンを習い、3年後、初めてプロのSOと共演しました。王立ストックホルム音 楽大学でペール・エーノクソンに学び、ドラ・シュヴァルツベルク、パメラ・フランク、ゲルハルト・シュルツ、デトレフ・ハーン、ヘンニング・クラッゲルードのマスター クラスに参加しています。ヨーロッパ、中国、南アフリカのオーケストラにソリストとして客演、ローランド・ペンティネン、イングリ・アンスネスたちの共演でリサイタ ルに出演。また、2018年には「ノルウェー・クレッシェンド」プログラムでジャニーヌ・ヤンセン、レイフ・オヴェ・アンスネス、ギドン・クレーメルに教わりました。 新時代、クラシック界を牽引する逸材、要注目です!
彼の弾くヴァイオリンは、1736年製のアントニオ・ストラディヴァリウス。オスロの「アンデシュ・スヴェオース公益基金」から貸与された楽器です。 (Ki)

Glossa
GCD-923530(1CD)
ヴィヴァルディ:フルート協奏曲集
協奏曲第2番ト短調 RV.439 「夜」/協奏曲第3番ニ長調 RV.428 「ごしきひわ(イル・ガルデッリーノ)」/協奏曲第1番ヘ長調 RV.433 「海の嵐」/協奏曲第6番ト長調 RV.437/協奏曲第5番ヘ長調 RV.434/協奏曲第4番ト長調 RV.435
カルロ・イパタ(Fl&指揮)、
アウセル・ムジチ

録音:2020年11月13日-17日、サン・ドメニコ教会(ピサ、イタリア)
カルロ・イパタは、バンフ芸術創造センター(カナダ)、ハーグ王立音楽院、パリ国立音楽院でバロック・フルートや室内楽を修め、現在も古楽の研究と演奏に専念しているバロック・フルートの名手。1997年にイタリアとヨーロッパの優れた音楽家から選抜した古楽アンサンブル「アウセル・ムジチ」を創設し、ルネサンスとバロック時代の膨大な未発表の演劇と器楽のレパートリーを探求。歴史的考証に基づいた選択を行い、アントニオ・チェスティの「愛の不幸」、フランチェスコ・ガスパリーニの「バヤゼット」、ヘンデルの「カトーネ」、アントニオ・メラーニの「不信心な処罰」などの歌劇を現代初演してきました。ソリストとしては、Hyperionに録音した「ナポリのフルート協奏曲集 Vol.1」(CDA67784)が、英グラモフォン誌の「エディターズ・チョイス」に選ばれているカルロ・イパタの新たなソロ・レコーディングは、待望のヴィヴァルディ!
アムステルダムのル・セーヌ社から「フラウト・トラヴェルソ、第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、アルト・ヴィオラ、オルガンとチェロの為の6つの協奏曲集」とのタイトルで1729年に出版された、ヴィヴァルディのフルート協奏曲集 Op.10。6曲のうち5曲は過去の作品(リコーダーやファゴットの為の作品、室内楽曲等)から再構成されたもので、印刷の矛盾や間違いが多いことから、恐らく作曲者本人による校訂はされず急いで出版されたことを物語っており、カルロ・イパタは以前の版の手稿譜なども参照しながら、印刷譜の多くの問題を解決してレコーディングに臨んでいます。

CLAVES
50-3039(2CD)
ベートーヴェン:「シュテファン王」序曲
ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37
シチェドリン:カルメン組曲(ビゼーの原曲による)
ミハイル・プレトニョフ(P)
※ Kawai SK-EX使用
ガーボル・タカーチ=ナジ(指)
ジュネーヴ室内O

録音:2021年3月2日/ヴィクトリア・ホール(ジュネーヴ)(ライヴ)
ピアニスト、プレトニョフの健在ぶりを示す2021年3月最新録音の登場です。近年は指揮者としての活躍が目覚しいですが、1987年の第6回チャイコフスキー 国際コンクール優勝者でもあり、もっとピアノ演奏を聴きたいと思われている向きも多いことでしょう。
プレトニョフは2006年にガンシュ指揮ロシア・ナショナル管とベートーヴェンのピアノ協奏曲全集をリリースしていますが、その直後にピアニスト引退宣言を行 いました。現在は復活しましたが、やはり指揮に比重が高くピアノの新録音は久々と申せましょう。
プレトニョフのピアノはますます自由かつ自然となり、ベートーヴェンならではの堅苦しさや威圧感がまったくなく、チャイコフスキーさえ思わせるきらめきに満ち ていて面白さ満点。63歳の円熟芸を堪能できる超貴重な記録と申せましょう。 タカーチ=ナジのサポートも絶妙。カップリングにプレトニョフとも親交のあるシチェドリンがビゼーの「カルメン」を愛妻プリセツカヤのためにバレエ音楽化した ものを新録音しているのも大歓迎です。

Alba
ABCD-463(1CD)
ペーテリス・ヴァスクス(1946-):チェロ協奏曲第2番「存在すること」(2011-12)
ヴィオラと弦楽オーケストラの為の協奏曲(2014-15)
マルコ・ユロネン(Vc)
リッリ・マイヤラ(Va)
タリン室内O
ユハ・カンガス(指)

録音:2020年1月17日?22日 ブラックヘッド会館ホワイト・ホール(Mustapeade Maja, Valge saal)(タリン、エストニア)
ペーテリス・ヴァスクス は、母国に古くから伝わる民謡や宗教歌の要素を現代音楽の語法と組み合わせたダイナミックな作風を数多く手がけ、ラ トビアでもっとも国際的に人気の高い作曲家と言われます。「存在すること」の副題をもつ「チェロ協奏曲第2番」は、ソル・ガベッタのために作曲された作品で す。真理を見出す人の一生と再生をイメージして書かれ、「カデンツァ-アンダンテ・カンタービレ」「アレグロ・モデラート」「アダージョ」の3楽章で構成されてい ます。フィンランドのチェリスト、タピオラ・シンフォニエッタやフィンランドRSOの首席奏者を務め、ソリストと室内楽奏者として多くのコンサートや録音に 参加するマルコ・ユロネン Marko Ylonen のソロ。フィナーレの「新たな命として戻ってきた魂に寄せる『子守歌』」のメロディは、作曲家レポ・スメラの子、タ リン室内Oのヴァイオリン奏者のエヴァ=マリア・スメラの声で歌われます。
「ヴィオラと弦楽オーケストラの為の協奏曲(Concerto per viola ed orchestra d’archi)」は、4楽章の作品です。ヴィオラの「ビロードのようなカン ティレーナ」が美しい「アンダンテ」、農民の踊りとフィドルの演奏、そしてバロックの趣ももった「アレグロ・モデラート」、「アンダンテ」と「アダージョ」。ヴァスク スは、ヴィオラを借り、いろいろなテクニックを試し可能性を探りながら作曲を進めていきました。ソリストのリッリ・マイヤラ Lilli Maijala は、フィンランド、ドイ ツとスウェーデンでヴィオラを学び、ペッカ・クーシスト、コパチンスカヤとウィスペルウェイと組んだ四重奏団など、室内楽とソロの活動をしながらシベリウス・ア カデミーで教えています。
1993年にトヌ・カリユステにより創設されたタリン室内Oを「良き友人、卓越した解釈の演奏を聴かせ、私の音楽にインスピレーションを与えてくれる」 とヴァスクスが語る、ユハ・カンガス Juha Kangas が指揮しています。

TCO
TCO-0003(1CD)
シュニトケ:ピアノと弦楽の為の協奏曲(1979)
プロコフィエフ:交響曲第2番ニ短調 op.40
フランツ・ウェルザー=メスト(指)
クリーヴランドO、
イェフィム・ブロンフマン(P)

録音:2020年10月15-17日クリーヴランド・セヴェランス・ホール(無観客ライヴ配信用録音)
2020年1月17,18日マイアミ・ナイト・コンサート・ホール*/
エイドリアン・アルシュト・センター・フォー・ザ・パフィーミング・アーツ(ライヴ録音)
ウェルザー=メスト率いるクリーヴランドO自主レーベル第3弾は、コロナ「前」(プロコフィエフは2020年1月録音)とコロナ「後」(シュニトケは 2020年10月録音)に行われた音楽活動の記録となります。
プロコフィエフの交響曲第2番は、20世紀初頭の機械や産業への大きな期待、そして刻々と変化成長する時代に触発され、きわめて精巧に作曲されています。 ヴェルザー=メストは、この作品について「世界大戦そのものと、それが人々のものの考え方をどのように変えたか、の双方についてのきわめて魅力的な考察であ る。これは近代化、そして現在に対する非常なる先見の明であり、今日でも私たちに深い感動をあたえ、同時に我々を不安に陥れるような、ひとりの表現主義者の 精神を見せてくれている」と述べています。サイレンが鳴り響くような管楽器による第1楽章冒頭から、オーケストラのうまさが炸裂。つづく第2楽章の変奏も、緻 密なアンサンブルで隙の無い展開。メストの統率の確かさと、オーケストラのうまさがないと成立しない演奏となっています。
シュニトケのピアノ協奏曲は2020年10月、まさにコロナの厳戒態勢の中、以降のデジタルコンサートのライヴ・シリーズの先駆けとして行われた録音。オケに とって初レパートリーとなります。ソーシャルディスタンスをとった弦楽のメンバーたちによるアンサンブルはしかし、メストの統率と、こうした厳しい状況を乗り越 えようとする楽団員とブロンフマンとの強い思いによって、抜群の集中で響きます。ブロンフマンがピアノから繰り出す、鋼鉄のように冷淡で強烈に締め付けるよ うな和音の演奏は、恐怖をおぼえるほど。異常なまでの緊迫感と迫力です。

SWR music
SWR-19113CD(2CD)
NX-C09
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲全集
【CD1】
ヴァイオリン協奏曲第1番変ロ長調 K. 207
ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調 K. 216
ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調 K. 218
ヴァイオリン協奏曲第2番ニ長調 K. 211
アダージョ ホ長調 K. 261
ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調 K. 219
ロンド ハ長調 K. 373
ギル・シャハム(Vn)
南西ドイツRSO
ニコラス・マギーガン(指)

録音:2018年5月14、15日、2019年5月6-10日
名手ギル・シャハムが弾くモーツァルトのヴァイオリン協奏曲。5曲とも10代のうちに書かれたにもかかわらず、その完成度の高いことで知られています。 シャハムにとってモーツァルトのヴァイオリン協奏曲全曲の録音は初めてであり、即興的な装飾を絡めながらモーツァルトの流麗な旋律を心ゆくまで歌い上げまし た。とりわけ高音のハーモニクスでの鳥がさえずるような美しい響きはシャハムの持ち味と言えるでしょう。バックを務めるのはイギリスの名指揮者ニコラス・マギーガ ン。バロック作品の優れた解釈で知られ、ここでもピリオド奏法を採り入れた闊達な響きをオーケストラから紡ぎ出し、速めのテンポで軽やかなシャハムのヴァイオ リンと対話を繰り広げています。シャハムが奏する1699年製のストラディヴァリウス「Countess Polignac=ポリニャック伯爵夫人」の息をのむような艶やかな 美音も存分にお楽しみください。

Capriccio
C-5463(1CD)
NX-B05
エルンスト・フォン・ドホナーニ: 童謡の主題による変奏曲 Op. 25 他
童謡の主題による変奏曲 Op. 25(1913/14)
ハープと室内オーケストラのための小協奏曲Op. 45(1952)
コンツェルトシュテュック Op. 12 - チェロとオーケストラのための(1903/04)
ソフィア・ギュリバダモヴァ(P)
シルケ・アイヒホルン(Hp)
アンドレイ・イオニーツァ(Vc)
ラインラント=プファルツ州立PO
モデスタス・ピトレナス(指)

録音 2021年5月31日-6月2日、6月4日
名指揮者クリストフ・フォン・ドホナーニの祖父で作曲家、指揮者として活動したエルンスト・フォン・ドホナーニ(ハンガ リー名エルネー・ドホナーニ)の3曲の協奏的作品を集めた1枚。ドホナーニはピアノ協奏曲を2曲作曲していますが、 この「童謡の主題による変奏曲」は1914年の作品で、荘厳かつ重々しい序奏のあとに登場する旋律は、誰もが 知っている「きらきら星」。ピアノが技巧的に華々しく活躍しながらオーケストラと対話を繰り広げ、最後は圧倒的な フーガで終わる聴きごたえのある作品です。ハープと室内オーケストラのための協奏曲は晩年1952年に書かれた小 さな曲。全編を漂うように流れるハープの響きが神秘的な雰囲気をかもしだします。 名手シュタルケルが愛奏したことで知られる「コンツェルトシュテュック」もチェロの伸びやかな旋律と半音階的なハーモ ニーが印象的なオーケストラとのやりとりが美しい1曲。 このアルバムでは、3人の奏者たちが思い思いの演奏を繰り広げています。

BR KLASSIK
BR-900638(1CD)
NX-B05
オンドレイ・アダーメク作品集
Follow me(2016/17) - ヴァイオリンと管弦楽のための協奏曲*
バイエルン放送とヘルシンキPO、musica vivaの委嘱作品

WHERE ARE YOU?(2020) - メゾ・ソプラノとオーケストラのために
バイエルン放送とロンドンSO、musica vivaの委嘱作品
イザベル・ファウスト(Vn)*
バイエルンRSO*
ペーター・ルンデル(指)*
マグダレーナ・コジェナー(Ms)
バイエルンRSO
サイモン・ラトル(指)

録音(ライヴ):2017年12月15日ミュンヘン、ヘルクレスザール(ドイツ)*、2021年3月6日ミュンヘン、フィルハーモニー・イン・ガスタイク(ドイツ)
共に、世界初演
1979年、プラハ出身の作曲家オンドレイ・アダーメク。チェコとパリで学び、指揮者として活躍する傍ら、オーケストラから室内楽、歌、エレクトロアコースティッ クなど多彩なジャンルの作品を発表。権威ある賞も数多く受賞しています。彼の作品には声と動作、身振りや演劇性が組み合わされており、時には特別に 開発した楽器を用いることで、作品に独自性が与えられています。このアルバムには世界初演となる2つの作品を収録。メゾ・ソプラノとオーケストラのための 「WHERE ARE YOU?」は「人間はどこから来てどこへ行くのか」の問いを探求、マグダレーナ・コジェナー、サイモン・ラトルのビッグ・スターが演奏を担当してい ます。11部で構成された35分の作品には、エキサイティングなオーケストラのサウンドをバックに語りを交えたリズミカルな歌が披露されます。イザベル・ファウス トがソリストを務める「Follow me」では中世後期のホケット技法(複数の奏者がそれぞれ単独で発する言葉が繋がり、一つのリズムやメロディーを形成して ゆく奏法))に沿って、ソリストとオーケストラの間でメロディが分割されていくというもの。印象的な冒頭のソロの旋律が少しずつ形を変えながらオーケストラ全 体に広がっていく不思議な音楽です。

CD ACCORD
ACD-281(1CD)
NX-D01
パヴェウ・ミキェティン(1971-):チェロ協奏曲第2番
オスカル・ダヴィツキへのオマージュ
マルチン・ズドゥニク(Vc)
バセム・アキキ(指)
ベンヤミン・シュヴァルツ(指)

録音:2020年8月19-20日、2016年4月13-14日
ポーランドの作曲家パヴェウ・ミキェティンの作品集。映画音楽作曲家としても活躍する彼は、これまでにも新進 演出家クシシュトフ・ヴァルリコフスキをはじめとする映画監督のために数多くの作品を書き、ポーランド映画賞など を獲得しています。このアルバムに収録された「チェロ協奏曲第2番」はもともと「無声映画のためのエチュード」とし て書かれた作品。うごめくようなオーケストラのバックにチェロが不思議な旋律を歌い上げます。ルトスワフスキのチェ ロ協奏曲に匹敵すると評される傑作です。「オスカル・ダヴィツキへのオマージュ」は緻密な数学的計算をもとに書 かれた作品。ミキェティンと同世代のポーランドのマルチアーティスト、オルカス・ダヴィツキへの敬意が表明されてお り、アタッカでつながれた3つの楽章で構成された大規模な編成を持つ曲です。

ACCENTUS Music
ACC-10555BD(Bluray)


ACC-0555DVD(DVD)
バッハ:ブランデンブルク協奏曲(全6曲)BWV 1046-1051 ヴァーツラフ・ルクス(指)
コレギウム1704

収録:2021年6月、ケーテン城「鏡の間」
◆Bluray
画面:16:9、Full HD
音声:DTS HD MA5.1、PCM STEREO
BD25
リージョン:All、96'28
◆DVD
画面:16:9、NTSC
音声:DTS 5.1、DD5.1、PCM STEREO
DVD9
リージョン:All、96'28
2021年は「ブランデンブルク協奏曲」がブランデンブルク辺境伯に献呈されてから300年という節目の年でした。本映像は、その記念すべき年に、バッハが宮 廷楽長を務めたケーテン城の「鏡の間」で、ヴァーツラフ・ルクス率いるコレギウム1704が「ブランデンブルク協奏曲」全曲収録した映像。この「鏡の間」は、バッ ハが御前演奏を繰り広げた場所であり、「ブランデンブルク協奏曲」を作曲したのもこのケーテンの地でした。バッハは、1717年から1723年にかけてケーテンの 宮廷楽長を務めており、バッハはこのケーテン時代に素晴らしいオーケストラを従えて、高水準の器楽作品を数多く生み出しています。「平均律クラヴィーア曲集」 「フランス組曲」「イギリス組曲」、様々なヴァイオリン協奏曲などの作品がここで作曲され、「ブランデンブルク協奏曲」はその最も著名なもののひとつです。
「ブランデンブルク協奏曲」は、バッハ自身の献辞に「様々な楽器の為の協奏曲」と付けられていることがわかるように、6曲とも異なる楽器編成、様式で書 かれています。6曲の中で最も編成が大きく、独奏楽器としてホルン、オーボエ、ファゴット、ピッコロが活躍する第1番。トランペット、リコーダー、オーボエ、ヴァイ オリンの独奏楽器という輝かしい編成の第2番。独奏楽器をおかない第3番は、各楽器の掛け合いが面白い。リコーダーとヴァイオリンが奏でる美しい旋律が印象 的な第4番。チェンバロが大活躍する第5番。そしてヴァイオリンを欠いたヴィオラ、ガンバ、チェロ、通奏低音という小さな編成の第6番。6曲それぞれの多様な編 成で、演奏者の個性を楽しむことのできる作品群です。演奏するコレギウム1704は、チェコ・バロック最大の作曲家ゼレンカの作品を積極的に取り上げるなど、 世界有数のバロック・アンサンブルとして注目されています。様式と構造の多様性に富んだ「ブランデンブルク協奏曲」を、様々な楽器の名手、個性豊かなメンバー が集まったコレギウム1704ならではの演奏で聴かせます。 (Ki)

DOREMI
DHR-8156(2CD)
アイザック・スターンLIVE 第11集

(1)ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
(2)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
(3)「1985年トロント・リサイタル」
ブラームス:F.A.E.ソナタ 第3楽章 スケルツォ
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 K.304
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番 ロ短調 BWV1002
フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番イ長調 Op.13
バルトーク:ルーマニア民俗舞曲
シマノフスキ:詩曲『神話』〜「アレトゥーサの泉」 Op.30-1
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ ト長調より 第3楽章「無窮動」
アイザック・スターン(Vn)


(1)ヴィトルト・ロヴィツキ(指)
◇ワルシャワPO
◇ライヴ録音:1966年6月3日

(2)ウィリアム・スタインバーグ(指)
◇フランス国立放送O
◇ライヴ録音:1960年6月28日シャンゼリゼ劇場
(3)ポール・オストロフスキー(P)
◇ライヴ録音:1985年3月5日トロント、ロイ・トムソン・ホール
スターンの貴重音源、第11集。ロヴィツキとのベートーヴェン、スタインバーグとのブラームスで協奏曲を堪能。トロントでのリサイタルは幅広い選曲であまり聴 けない楽曲も。

NIFC
NIFCCD-638(1CD)
ブルース・リウ〜第18回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ
ショパン:バラード第2番ヘ長調 Op.38
マズルカ風ロンド Op.5
ピアノ・ソナタ第2番「葬送」
ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11*
ブルース・リウ(P)、
アンドレイ・ボレイコ(指)ワルシャワPO*

録音(ライヴ):2021年10月3日-20日、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ワルシャワ、ポーランド)
2021年10月に開催された第18回ショパン国際ピアノ・コンクール。新型コロナの影響で1年延期されながらも、極めてレベルの高い才能が各国から集結し、日本人コンテスタントの活躍や全世界オンライン配信などによりかつてない盛り上がりを見せたコンクールのライヴ録音シリーズが、コンクールを主催するポーランド国立ショパン研究所(NIFC)の自主レーベルより遂に登場!
第1弾は、激戦を勝ち抜いて見事優勝を勝ち取ったカナダ出身の24歳、ブルース(シャオユー)・リウのコンクール・ライヴから、ファイナル・ステージのピアノ協奏曲、サード・ステージのピアノ・ソナタ、セカンド・ステージのバラードとマズルカ風ロンドの4曲を収録。常に新しいアイデアや新鮮さを求めるというクリエイティブな姿勢を持ち、上品ながらも即興性に溢れインスピレーションに満ちたショパンを演奏し、審査員と多くの聴衆を魅了した感動のパフォーマンスをお届けします。特にファイナルでのオーケストラとの一体感や聴衆の熱狂は随一です!

RUBICON
RCD-1075(1CD)
ベートーヴェン:三重協奏曲
ピアノ、ヴァイオリン、チェロの為の三重協奏曲 ハ長調 Op.56、「私は仕立屋カカドゥ」によるピアノ三重奏の為の変奏曲 Op.121a
ヴォジーシェク:ピアノ、ヴァイオリン、チェロの為のグランド・ロンド・コンチェルタンテ Op.25
ロプコヴィッツ・トリオ〔ヤン・ムラーチェク(Vn)、イヴァン・ヴォカッチ(Vc)、ルーカス・クランスキー(P)〕、ヤナーチェクPO、ペトル・ポペルカ(指)
2011年にプラハRSOのコンサートマスターに史上最年少で就任し、その後指揮者イルジー・ビエロフラーヴェクに招かれチェコPOのコンマスを務めた天才ヴァイオリニスト、ヤン・ムラーチェクと、チェコ・フィルのチェロ奏者イヴァン・ヴォカッチ、そしてピアノのルーカス・クランスキーの3名からなるロプコヴィッツ・トリオのベートーヴェン&ヴォジーシェク!
ピアノを含むシンフォニア・コンチェルタンテの歴史の中でもとりわけユニークなベートーヴェンの三重協奏曲は、3人のソリストがオーケストラに対抗するだけでなく、真のピアノ・トリオとしても機能しており、3つの楽器間やオーケストラとの音色の対比に作曲者の天才性が表れた名作です。ヤン・ヴァーツラフ・ヴォジーシェク(1791-1825)はベートーヴェンの同時代人で、ピアノをフンメルに師事。ベートーヴェンとの付き合いもあり、シューベルトとは友人関係にありました。もっとも有名な作品は傑作とされる交響曲 ニ長調 Op.23で、初めて「即興曲」と題するピアノ曲を作曲したことでも知られています。本作に収録されている優雅な「グランド・ロンド・コンチェルタンテ」 含め、作風はシューベルトに近い淡いロマンティシズムが特徴となっています。



Altus
ALT-507(1CD)
INA秘蔵音源・ギレリス&クリュイタンス・フランス国立管ライヴ
リール(ベルリオーズ編):ラ・マルセイエーズ
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
【アンコール】バッハ(シロティ編):前奏曲 ロ短調 BWV855a
エミー ル・ギレリス(P)
フランス放送cho
アンドレ・クリュイタンス(指)
フランス国立放送O

ライヴ録音:1959年6月19日/パリ、シャンゼリゼ劇場(ステレオ)
INA(フランス国立視聴覚研究所)所有音源をライセンスしてALTUS入魂のマスタリングでCD化。クリュイタンス&フランス国立放送管が鋼鉄のピアニスト・ギ レリスを迎えたチャイコフスキー・ライヴです。今までモノラルでしか発売されたことがなく嬉しいことにステレオ初出!くっきりと音楽をとらえ飛翔するピアニズム と、ふくよかで流麗なオーケストラとの立体的な交錯がおおいに楽しめます。
同日に演奏されたふたつの編曲モノも面白い!合唱付き大迫力のベルリオーズ編「ラ・マルセイエーズ」に度肝を抜かれ、アンコールでのギレリスお得意シロティ 編「前奏曲」の浮かびあがる内声に涙。オーケストラとピアノの魅力をとことん味わえる1枚です。
〈「大熱演」だと予想するかもしれない。しかし〉〈繊細な透明感や、つま弾くように弾いた時のなんとも言えない詩情に、いっそう心を奪われます。言い換えれば、 非常に真摯であり、気品と凜々しさを湛えた演奏とも言えます。〉〜平林直哉氏の解説より

Profil
PH-21052(1CD)
(1)チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35
(2)グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.82
イワン・ポチェーキン(Vn)
ミハイル・プレトニョフ(指)ロシア・ナショナルO

録音:2020年8月29、30日/チャイコフスキー・コンサートホール(モスクワ)
1987年モスクワ生まれのヴァイオリニスト、イワン・ポチェーキン。父はヴァイオリン職人、母がヴァイオリン教師、弟ミハイルもヴァイオリニストというサラブレッ ド。彼がチャイコフスキーとグラズノフというロシアの2大ヴァイオリン協奏曲に挑戦しました。
両作品も大家レポルド・アウアーのために書かれ、献呈と初演を拒否された前者と快諾された後者というユニークなカップリングなのも興味津々。どちらもヴァ イオリンは高度な技巧が要求されるのみならず、オーケストラも交響曲のように充実しているのが特徴です。
プレトニョフとロシア・ナショナルOがバックを務めているのも魅力。彼らはチャイコフスキーをデーヴィッド・ギャレットとユーチン・ツェン、グラズノフを ギル・シャハムと名盤をすでにリリースしていて、まさに手の内に入った見事なサポートを聴かせてくれます。 (Ki)


Audite
AU-95650(1CD)
正規初出!ルツェルン・フェスティヴァル・シリーズ第17弾
(1)バッハ:2台のチェンバロの為の協奏曲第2番 ハ長調 BWV 1061
(2)バルトーク:ピアノ協奏曲第2番BB 101
(3)バルトーク:ピアノ協奏曲第3番BB 127
全て、ゲザ・アンダ(P)、ルツェルン祝祭O
(1)クララ・ハスキル(P)、ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
(2)フェレンツ・フリッチャイ(指)
(3)エルネスト・アンセルメ(指)

ライヴ録音:(1)1955年8月、(2)1956年8月22日、(3)1965年8月25日/クンストハウス、ルツェルン(モノラル)
20世紀ハンガリーが生んだピアニスト、ゲザ・アンダは今年(2021年)に生誕100周年を迎えました。それを記念し、定評あるauditeレーベルの1stマスター・リリースのルツェルン・フェスティヴァル・シリーズ第17弾として正規初出音源が登場します!
1955年から1969年までゲザ・アンダはルツェルン・フェスティヴァルに定期的に出演していたものの録音は3つしか残っておらず、今回初めてリリースされます。収録作品はバッハの2台のチェンバロの為の協奏曲第2番ハ長調BWV1061(1955年)、バルトークのピアノ協奏曲第2番(1956年)、そしてバルトークのピアノ協奏曲第3番(1965年)です。
バッハではカラヤン(指)クララ・ハスキルとの豪華共演が実現!バルトークの第2番ではフリッチャイが、そしてバルトークの第3番ではルツェルン・フェスティヴァルの最後の出演となったアンセルメが指揮をつとめております。アンダのレパートリーの白熱の演奏は必聴!演奏の素晴らしさに加えてauditeレーベルの見事な復刻にも注目。同レーベル社主のルトガー・ベッケンホーフ氏が丁寧にリマスタリングしております。 (Ki)

ANIMAL MUSIC
ANI-102(1CD)
パウエル:ホルン協奏曲(1957)
グリエール:ホルン協奏曲 変ロ長調 Op.91
ラデク・バボラーク(Hrn)
トマーシュ・ブラウネル(指)プラハSO

録音:2021年4月14&15日/スメタナホール(プラハ市民会館)
非常に積極的なリリースが続いている鬼才ホルン奏者ラデク・バボラークがグリエールとパウエルのホルン協奏曲を録音しました!グリエールはバボラークの 十八番としてこれまで何度も披露されてきた作品だけにその期待が高まります。
イジー・パウエル(1919-2007)とレインゴリト・グリエールのホルン協奏曲は1950年代の産物。それぞれチェコスロバキアとソビエト連 邦の共産主義体制下に活動しながら後進の育成にも力をいれた作曲家として知られます。
ともに優れた作品を残しておりますが、ホルン協奏曲は彼らの代表作。メロディアスかつ技巧的なパッセージを盛り込んだ華麗な作品で、ドラマティックなオーケ ストラとの掛け合いもまた魅力です。今回の共演は首席指揮者トマーシュ・ブラウネル率いるプラハSO。同コンビはプラウネルはフサの交響曲第2番「リフレ クションズ」の録音(SU-4294)でも高く評価されております。バボラークが母国を代表する名門オケと実に見事な演奏を展開しており、同曲の新たな名盤がこ こに誕生しました! (Ki)

スリーシェルズ
3SCD-0067(1CD)
税込定価
伊福部昭:ヴァイオリン協奏曲第2番
(1)初演
(2)試演
(3)ピアノリダクション版

【ボーナス・トラック】
(4)伊福部昭の完売の挨拶〜第43 回芸術祭(文化庁芸術祭)賞(音楽部門)の受賞を祝う会より
小林武史(Vn)
(1)ズデニェック・コシュラー(指)チェコ国立ブルノPO
(2)三石精一(指)オーケストラ不詳
(3)ピアニスト不詳

録音:(1)1979 年3 月8 日Besedni dum ホー
ル(チェコ)
(2)1979 年初頭(?)東京音楽大学内
(3)1979 年初頭(?)
(4)1989 年2 月5 日高輪クラブ
2021 年で90 歳を迎えた巨匠ヴァイオリニスト・小林武史のために伊福部昭が作曲したヴァイオリン協奏曲第2 番の世界 初演をついに初音盤化!1979 年、チェコでの世界初演、初演の前に国内で行われていた試演、そしてピアノリダクション のリハーサルという3 種類の録音をCD 化。すべて小林武史所有のテープからCD 化を敢行した。 ボーナス・トラックとして、小林武史芸術祭賞受賞記念祝賀会における伊福部昭の乾杯の挨拶(1989 年のもの)を収録。

ALBANY
TROY-1880(1CD)
「イルミネーション」〜ヴィクトリア・ボンド(b.1945):ピアノ作品集
(1)「ビザンチンの歌による幻影」(2021)
(2)「古代の鍵」(2002)〜ピアノと管弦楽の為の
(3)「黒い光」(1997)〜ピアノと管弦楽の為の
(4)「ビザンチンの歌」(伝承歌)〜独唱
ポール・バーンズ(Pf、歌)
(2)(3)カーク・トレバー指揮
(2)スロヴァキアRSO
(3)ボフスラフ・マルティヌー・フィル

録音:(1)(4)2021年5月ネブラスカ、(2)1997年、(3)2003年
ヴィクトリア・ボンドは8 つの歌劇、6 つのバレエをはじめ管弦楽曲、室内楽、器楽曲を発表する 多作家。作品はシカゴ響、ニューヨーク・フィルなどで演奏されています。このアルバムには古代ビ ザンチン(東ローマ帝国)の歌にインスパイアされた作品が収められています。彼女の作風はグルジ ェフ、コミタスあるいはハチャトゥリアン、はたまたホヴァネスといった作曲家を彷彿とさせるエキゾ チックで民族的な旋律とリズムに彩られており、親しみ易い。この手の音楽が好きな人にお薦め。

Urania Records
WS-121387(2CD)
リヒテル〜モーツァルト:ピアノ協奏曲集
(1)ピアノ協奏曲第9番変ホ長調 K.271「ジュノム」
(2)ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466
(3)ピアノ協奏曲第22番変ホ長調 K.482
スヴャトスラフ・リヒテル(P)、

(1)フランス国立放送O、ロリン・マゼール(指)
録音:1966年7月3日
(2)ソヴィエト国立SO、カルル・エリアスベルク(指)
録音:1950年
(3)イギリス室内O、ブリテン
録音:1967年6月13日&1965年6月16日
※STEREO録音/ADD
※リマスタリング:ノエミ・マンゾーニ&ウラニア・レコーズ
リヒテルが1950年から67年にかけて録音を行ったモーツァルトのピアノ協奏曲4曲を収録。
「第9番「ジュノム」」ではマゼールとフランス国立放送O、「第20番」ではエリアスベルクとソヴィエト国立SO、「第22番」と「第27番」ではブリテンとイギリス室内Oとの共演であり、フランス、ロシア(旧ソ連)、イギリスそれぞれのオーケストラとのコンビを楽しめるという興味深い組み合わせとなっています。
Urania Records
LDV-14067(1CD)
ヴィヴァルディ:協奏曲とソプラノのためのアリア集
ヴァイオリン協奏曲ニ長調 RV.208「ムガール大帝」
ヴァイオリン協奏曲ニ長調 RV.234「不安」
リュート協奏曲ニ長調 RV.93
ヴィオラ・ダモーレ協奏曲ニ長調 RV.392
ヴィオラ・ダモーレ協奏曲ニ短調 RV.394
オラトリオ「勝利のユディタ」RV.644より
歌劇「ユスティヌス」RV.717より
トゥリア・ペデルソリ(S)、
ダヴィデ・ベロシオ(Vn)、
マウロ・リギーニ(ヴィオラ・ダモーレ)、
マッシモ・マルケーゼ(Lute)、
イ・ソリスティ・アンブロジアーニ

録音:2020年7月8日-10日、ブスト・アルシツィオ(イタリア)
ヴィヴァルディの器楽独奏を伴う協奏曲とソプラノのためのアリア集というイタリアのレーベルならではのコレクション。
イタリアのピリオド・アンサンブル、イ・ソリスティ・アンブロジアーニの創設者ダヴィデ・ベロシオ、イタリア青年Oを経てモディ四重奏団の創設したマウロ・リギーニ、タクトゥス(Tactus)などでもお馴染みの名リューティスト、マッシモ・マルケーゼ、そしてルネサンスとバロックのレパートリーを得意とする麗しき古楽系ソプラノ、トゥリア・ペデルソリの4人のソリストたちが躍動しています。

フォンテック
FOCD-9863(1CD)
FOCD9863
税込定価
2021年12月22日発売
モーツァルト:ホルン協奏曲集
ホルン協奏曲第1番 ニ長調 K.412+K.51(386b)
(ジュスマイヤー補筆版)
ホルン協奏曲 第4番 変ホ長調 K.495
ホルン協奏曲 第2番 変ホ長調 K.417
ホルン協奏曲 第3番 変ホ長調 K.447
協奏風ロンド 変ホ長調 K.371(レヴィン補筆・校訂版)
M地宗(Hrn)
鈴木秀美(指)群馬SO

録音:2021 年7 月30 日 高崎芸術劇場 ライヴ
息によって鳴り渡るのは角笛ではなく《歌》そのもの---楽器を超えるホルン奏者 M地 宗の登 場です。 第10 回 JEJU International Brass Competition で、日本人ホルン奏者初となる国際コンク ール優勝を果たしたM地は、現在 群馬交響楽団の首席奏者を務め、国内外で目覚ましい活躍を 続けています。ソリストとしては、2021 年6 月に行われたリサイタル<第233 回 B→C> では「金管楽器のリサイタルでは過去最高」と絶賛されました。 M地が心の師と仰ぐ、オーセンティック演奏の第一人者 鈴木秀美との幸福な共演は、群響の優 美な響きと相俟って、天才モーツァルトが友人のホルン奏者ロイトゲープのために書いたコンチ ェルトの愉悦溢れる魅力を余すことなく伝えます。 (フィンテック)

CPO
CPO-555509(3CD)
NX-D03
ブルッフ:ヴァイオリンとオーケストラの為の作品全集
【CD1】
ヴァイオリン協奏曲第2番ニ短調 Op. 44
スコットランド幻想曲 Op. 46
アダージョ・アパッショナート Op. 57
【CD2】
ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調 Op. 26
セレナード イ短調 Op. 75
イン・メモリアム Op. 65
【CD3】
ヴァイオリン協奏曲第3番ニ短調 Op. 58
コンツェルトシュテュック 嬰ヘ短調 Op. 84
ロマンス イ短調 Op. 42
アンチェ・ヴァイトハース(Vn)
北ドイツ放送PO
ヘルマン・ボイマー(指)

録音:2013年6月24-28日…CD1
2014年3月31日-4月4日…CD2
2015年2月24-27日…CD3
ブルッフのヴァイオリン協奏曲と言えば、誰もが美しい第1番を思い浮かべることでしょう。また郷愁に満ちた旋律で知られる「スコットランド幻想曲」も演奏頻 度の高い名作です。しかし他の作品はあまり耳にする機会がありません。このcpoのプロジェクトではブルッフのヴァイオリンとオーケストラの為の全ての作品を 録音。これまであまり知られていなかった曲も紹介されています。作曲当時親交を結んでいたサラサーテに献呈されたヴァイオリン協奏曲第2番や、ブルッフが 尊敬していたヨーゼフ・ヨアヒムの助言が取り入れられた第3番をはじめ、当初協奏曲第2番の楽章として構想されたという「ロマンス」、緊張感溢れる晩年の 作品「コンツェルトシュテュック」、美しい「イン・メモリアム」など、ブルッフならではの素晴らしい作品が目白押しです。

オクタヴィア
OVCL-00768(1SACD)
税込定価
2021年12月22日発売
バルトーク:ヴァイオリン協奏曲 第1番ニ長調 BB48a、Sz.36
ヴァイオリン協奏曲 第2番BB117、Sz.112*
豊嶋 泰嗣 (Vn)
井上 道義(指)、
上岡敏之(指)*
新日本フィルハーモニーSO

録音:2021年4月16-17日、2018年3月30-31日*、東京・すみだトリフォニーホール ・ライヴ
2021年にデビュー35周年を迎えたヴァイオリニスト豊嶋泰嗣は、1986年大学卒業と同時 に新日本フィルのコンサートマスターに就任。楽壇デビューから音楽生活を共にしてきた オーケストラとのバルトーク協奏曲ライヴが、ついにCD化となりました。 個性的なリズムや和声が特徴のバルトーク音楽を、揺るぎないアンサンブルで支える オーケストラのキャンバスに、深く抒情的に歌い上げる豊嶋のゆたかな音色が鮮やかな 旋律を彩り描いていきます。(オクタヴィア)

KKE Records
KKE-001(1CD)
クルト・アルブレヒト(1895-1971):作品集
ヴァイオリンとピアノの為のシャコンヌ Op.33#(Dr. K. Kremersのモティーフに基づく)、
弦楽とティンパニの為の交響曲、
室内オーケストラの為のパルティータ(シュッツの「ルカ受難曲」のモティーフに基づく)
グスタフ・フリーリングハウス(Vn#、指揮)、
ヤーン・オッツ(P)#、
ハンブルク・カメラータ

録音:2017年〜2019年、ドイツ
バッハ、ベートーヴェン、ブラームスといったドイツの作曲家の伝統を引き継ぐクルト・アルブレヒトの作品の多くは第二次世界大戦の時に焼失してしまい、ほとんどの作品は失われてしまいました。現存している貴重な作品を、アマリリスSQの創設者、そして2009年からハンブルク・カメラータのコンサートマスターを務めるグスタフ・フリーリングハウスの演奏でお聴きいただけます。

La Dolce Volta
LDV-94(1CD)
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調 作品15
バッハ/ブラームス編)):左手のためのシャコンヌ(原曲/ バッハ:ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV 1004〜「シャコンヌ」)
ジョフロワ・クトー(P)
ダヴィド・レイラン(指)メス国立O

録音:2020年12月2-5日(協奏曲)、2021年1月2-3日(シャコンヌ)
日本語帯・解説付
ブラームス愛に生きるピアニスト、ジョフロワ・クトー。独奏曲全曲、そしてピアノを伴う室内楽の全曲録音につづき、協奏曲プロジェクトも始動。独奏曲、そして 室内楽も完全に手中におさめたクトーによる協奏曲は、作品のもつ雄大さを、オーケストラに負けることなく描ききっております。さらに、カップリングはブラーム ス編曲によるシャコンヌ。バッハを崇拝していたブラームスが、バッハと心を通わせ、さらに自身にとって近い存在であったクララ・シューマン、そして当時の大ヴァ イオリン奏者であるヨーゼフ・ヨアヒムらを思いながら編曲したこのシャコンヌを、クトーは熱き音色で弾ききっています。メス国立O(旧称:フランス国立 ロレーヌO)は、ラ・ドルチェ・ヴォルタ・レーベルがレコーディングの拠点としているアルスナル・ホールのレジデント・オーケストラで、2018年よりダヴィ ド・レイランが音楽監督兼芸術監督を務め、その存在感をさらに大きなものとしています。

LSO Live
LSO-0855(2SACD)
モーツァルト:管楽のための作品集
ホルン協奏曲 変ホ長調 K417
オーボエ協奏曲 ハ長調 K314
クラリネット協奏曲 イ長調 K622
協奏交響曲 変ホ長調 K297b
セレナード第10番「グラン・パルティータ」
ハイメ・マルティン(指)
ティモシー・ジョーンズ(Hrn)、
オリヴィエ・スタンキエヴィチ(Ob)、
アンドルー・マリナー(Cl)、
ジュリアナ・コッホ(Ob)、
クリス・リチャーズ(Cl)、
レイチェル・ゴフ(Fg)、
LSO木管アンサンブル、LSO

録音:2019年10月12-13日(K417,314,622,297b)、2015年10月31日(K361)/ジャーウッド・ホール(セント・ルークス)
ピアニストでありヴァイオリン奏者でもあったモーツァルトですが、管楽器にもまたその音楽が存分に発揮された作品をのこしています。このたびLSOの首席奏 者たちが、モーツァルトの管楽器をソロにした協奏曲および協奏交響曲、そしてグラン・パルティータを録音しました。すみずみまで行き届いた自然な音楽、そして 非の打ち所がないテクニックと、どのソリストをとってもまさに完璧の出来栄え。同じオーケストラで奏でる仲間を支えるオーケストラも、まるで室内楽のように濃 密な空気でアンサンブルしています。指揮を務めるのは自身フルート奏者としてもロイヤル・フィルやロンドン・フィルなど名だたるオーケストラで首席奏者として も活躍、2013年より指揮活動に専念し、イェヴレSO、ロサンゼルス室内SOの首席指揮者を務め、2022年からはメルボルンSOの首席指揮者 に就任するハイメ・マルティン。LSOの結束力と底力をあらためて実感する内容です。 (Ki)
●ティモシー・ジョーンズ(Hrn)---ロンドン生まれ。15歳でホルンをはじめ、17歳でミュンヘン・フィルに入団、その後バーミンガム市響などを経て、1986年よりLSOで首席を務める。
アンドルー・マリナー(Cl)---1986年より2019年まで、LSO首席奏者を務める。オーケストラおよびソリスト、そして室内楽奏者として、そして教師としても世界的に活躍しています。
オリヴィエ・スタンキエヴィチ(Ob)---ニース生まれ。2015年、LSO首席奏者、そして王立音楽院教授に就任。2012年オーボエ国際コンクール(日本)第1位。現代音楽にも積極的に取り組んでいます。
ジュリアナ・コッホ(Ob)---LSO首席奏者。2017年ミュンヘン国際コンクール入賞。王立音楽院教授。ソリストとしてもベルリン・ドイツ響、バイエルン放送響などと共演。客演首席奏者としてバイエルン放送響、フィラデルフィア響などに登場しています。
クリス・リチャーズ(Cl)---2010年LSO首席奏者に就任。ほか英国内の主要オーケストラで客演首席奏者として活躍しています。
レイチェル・ガフ(Fg)---1999年よりLSO首席奏者を務める。ケンブリッジ・キングス・カレッジで学ぶ。現代作品のいくつかは彼女に献呈されています。ミュンヘン国際コンクールの審査員を務めています。

GRAND SLAM
GS-2252(1CD)
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61 ダヴィッド・オイストラフ(Vn)
アンドレ・クリュイタンス(指)、
フランス国立放送局O

録音:1958年11月8-10日サル・ワグラム(パリ)【ステレオ】
使用音源:Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より
オイストラフとクリュイタンスによるベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲は、定番中の定番としてあまりにも有名です。当シリーズでも2トラック、38センチのオープンリール・テープを使用して復刻(GS-2181、2018年【廃盤】)しましたが、早期に完売してしまいました。 今回は心残りにならないようにマスタリングの全行程をプロ用の機器で行い、現状での最善を尽くしました。それにともない、解説書も珍しいLPジャケットの写真を掲載するなど、見ごたえのあるものに作り変えました。(平林 直哉)

Da Vinci Classics
C-00462(1CD)
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調 Op.30*
舟歌ト短調 Op.10-3
クライスラーの「愛の悲しみ」に基づくパラフレーズ
ピエトロ・ベルトラーニ(P)、
センツァスピーネO*、
トンマーゾ・ウッサルディ(指)*

録音:2019年12月5日(ライヴ)、テアトロ・アウディトリウム・マンゾーニ(ボローニャ、イタリア)*、2020年5月、ファビオ・アンジェレッティ・スタジオ(イモラ、イタリア)
ジャズとクラシックのマルチ・ピアニストでありマルチ・インストゥルメンタリスト。さらにはコンポーザー、アレンジャーとしても活躍する1989年生まれのイタリアの奇才、ピエトロ・ベルトラーニにとっての本格的なデビューアルバムとなるラフマニノフの「ピアノ協奏曲第3番」が堂々の登場!
既にヴェネツィアのフェニーチェ劇場、ローマのパルコ・デッラ・ムジカ音楽堂、フィレンツェのコムナーレ劇場などイタリアの主要なコンサートホールや劇場へのデビューを果たし、フィレンツェ五月音楽祭やMITOミラノ・トリノ音楽祭などでも活躍。カーネギーホールやトビリシ国立音楽院コンサートホールなどでの演奏経験も持つイタリア期待のピアニストです。
2019年12月5日にボローニャのテアトロ・アウディトリウム・マンゾーニで演奏されたラフマニノフの「ピアノ協奏曲第3番」では、多くの聴衆が慣れ親しんだ一般的な解釈とは一線を画す極めて個性的な演奏を展開。
オーケストラの力強いサポートを得て、技術的な観点はもちろんのこと、新鮮かつ斬新な演奏で確固たるメッセージを打ち出してくれています。
ジャンルの壁を打ち破りながら活躍を続けるイタリア新世代の奇才が繰り広げるラフマニノフにどうぞご注目下さい。

Chandos
CHSA-5298(1SACD)
マリウス・ネセット(b.1985):マンメイド(人工の)(2019) 〜 サクソフォンとシンフォニー・オーケストラの為の協奏曲*〔1. 創造、2. エジソン、3. アポロ、4. ノーベル、5. 新しい創造〕
ウインドレス(風がなくなる)(2017) 〜 サクソフォンとオーケストラの為の#
エヴリ・リトル・ステップ(すべての小さな一歩)(2020-21) 〜 オーケストラの為の〔7. 認識する、8. 動き、9. 高く高く〕
ア・デイ・イン・ザ・スパロウズ・ライフ(スズメの一生における一日)(2016-17) 〜 サクソフォンとオーケストラの為の+
マリウス・ネセット(ソプラノ・サクソフォン*+、テナー・サクソフォン*#+)、
エドワード・ガードナー(指)ベルゲンPO

録音:2021年6月14日-17日、グリーグホール(ベルゲン、ノルウェー)
※「ア・デイ・イン・ザ・スパロウズ・ライフ」はオーケストラ版世界初録音。残り3曲はすべて世界初録音。
1985年ベルゲン生まれのノルウェーのサクソフォン奏者兼作曲家マリウス・ネセットが、エドワード・ガードナー&ベルゲン・フィルとの共演でChandosに初登場!
「ノルウェーのグラミー賞」と呼ばれる「Spellemannprisen」受賞や、米ダウンビート誌の「25 for the Future(未来を担う25人)」などに選ばれてきたマリウス・ネセット。ジャズ・サクソフォン奏者として、挾間美帆を始めとする世界中の著名なジャズ・ミュージシャンと共演してきた他、コンサートホール向けの音楽の作曲家として注目を浴びており、このアルバムでは彼が作曲したオーケストラ向けの4つの新作を収録。そのうち3作品はサクソフォンがフィーチャーされた協奏的作品であり、マリウス・ネセット自身がソリストとして華麗な技術と音楽性を披露します。
メインとなる協奏曲「マンメイド」は、エジソン、アポロ、ノーベルなど人類が辿ってきた創造の歴史を描きながら、現在直面する気候変動の課題をテーマとする、5楽章、約30分の力作。ジャンルを超えた多様な表現を、サクソフォンがまるで自身の身体の一部であるかのように自在に操るネセットのプレイでお贈りします。
エドワード・ガードナーと、2023年まで首席指揮者のポストを延長して良好な関係を続けるノルウェーの名門ベルゲンPOは、レコード芸術「特選盤」に選ばれた「シベリウス:「ペレアスとメリザンド」」(RCHSA5217)がロング・セラーを記録するほか、スチュアート・スケルトンをタイトルロールに据えた「ブリテン:「ピーター・グライムズ」」(CHSA5250)が英グラモフォン賞2021の「Recording of the Year(年間最優秀レコード賞)」を獲得するという快挙を達成しています。

Paladino Music
PMR-0089(1CD)
ウェーバー&ブルッフ:クラリネット、ヴィオラと管弦楽の為の作品集
ウェーバー:クラリネット小協奏曲 Op.26、
 ヴィオラと管弦楽の為の「アンダンテとハンガリー風ロンド」 Op.35
ブルッフ:クラリネット.ヴィオラと弦楽オーケストラの為の「ルーマニアの旋律とスケルツォ」 Op.83(「8つの小品」より、セルゲイ・エフトゥシェンコ編)、
 ヴィオラと管弦楽の為のロマンス Op.85、
 クラリネット,ヴィオラと管弦楽の為の二重協奏曲 Op.88
ディミトリ・アシュケナージ(Cl)、
アントン・ホロデンコ(Va)、
ロイヤル・バルテイック祝祭O、
マッツ・リリエフォシュ(指)

録音:1995年6月&8月、スウェーデン王立音楽大学コンサート・ホール(スウェーデン、ストックホルム)
名匠ウラディーミル・アシュケナージの息子で世界的クラリネット奏者であるディミトリ・アシュケナージ参加の、クラリネットとヴィオラの為のロマンティックなコンチェルト・アルバム。初期ロマン派の重要人物、ウェーバーには2つの協奏曲や五重奏などクラリネットの名作がいろいろありますが、Op.26の小協奏曲(コンチェルティーノ)は最初に書かれたもので、短いながらも魅力あふれる作品です。ピアノ伴奏で演奏されることも多いですが、ここではクラリネットと管弦楽によるオリジナル版を聴くことができます。ブルッフの「クラリネットとヴィオラの為の二重協奏曲」は、晩年の作らしい温かみのある感動的なメロディが印象深い作品で、いくつかの主題にスウェーデンの旋律が用いられています。ヴィオラと管弦楽の為のロマンス含め、ブルッフの協奏的作品はもっと演奏されるべきでしょう。


NIFC
NIFCCD-637(1CD)
第7回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ 〜 ショパン:ピアノ協奏曲集
ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11*
ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 Op.21**
マルタ・アルゲリッチ(P)*、
アルトゥール・モレイラ・リマ(P)**
ヴィトルト・ロヴィツキ(指)、ワルシャワPO

録音:1965年3月13日、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ポーランド)
女王マルタ・アルゲリッチの80歳を記念して、ポーランド国立ショパン研究所(NIFC)から、アルゲリッチの秘蔵音源が登場! 1965年、第7回ショパン国際ピアノ・コンクールで第1位に輝いたマルタ・アルゲリッチと、第2位となったアルトゥール・モレイラ・リマがファイナル・ステージで披露したコンチェルトのライヴ録音が復刻となります!
アルゼンチンのアルゲリッチ、ブラジルのモレイラ・リマと、ともに南米大陸出身となる2人の偉大な芸術家によってワルシャワのフィルハーモニック・ホールが占拠され、第7回ショパン国際ピアノ・コンクールは、歴史に残る名勝負となりました。第1ステージでは、並外れたピアニズムと繊細で精妙なショパンのリリシズムを披露したモレイラ・リマが優勝候補となりました。その姿はショパンそのもので、まるでタイムマシンでやってきた幻のようだったとのこと。一方、アルゲリッチは第2ステージの最初の音で観客を魅了し、その後もずっと君臨しました。彼女の演奏は、優しさと繊細さに満ちていますが、何よりも並外れたエネルギーと自発性に支配されていました。
アルゲリッチが80歳となった2021年のショパン・コンクールでは、病気により審査員を辞退したネルソン・フレイレとともにアルゲリッチも共に辞退することとなり、フレイレの代役としてモレイラ・リマが審査員に加わりました。そんな数奇な運命辿ることとなったアルゲリッチとモレイラ・リマが、半世紀以上前に繰り広げた白熱のショパン・コンチェルト対決をお楽しみください。

Goodies
78CDR-3853(1CDR)
税込定価
モーツァルト:フルートとハープの為の協奏曲ハ長調 K.299(297c) リリー・ラスキーヌ(Hp)
ルネ・ル・ロワ(Fl)
サー・トーマス・ビーチャム(指)
ロイヤルPO

英 HMV DB6485/7
(1947年3月11-12日録音)
ハープのリリー・ラスキーヌ(1893-1988) は12歳の時パリ音楽院で一等賞を得 て、コンセール・ラムルーのハーピスト、ソリストとして活躍し、1948年から 1958年まで母校の教授をつとめた。フルートのルネ・ル・ロワ(1898-1985)は 1916年パリ音楽院に入り1920年に卒業した。その後も名フルーティスト、フィ リップ・ゴーベールの指導を受けた。彼は主に室内楽奏者として 活躍、フォンテーヌブローのアメリカ音楽院(1932-1950)、カナダのモントリ オール音楽院(1943-1950) 、パリ音楽院(1952-1968)の教授をつとめた。サー ・トーマス・ビーチャム(1879-1961)はイギリスの指揮者。裕福な家庭に生ま れ音楽はほとんど独学。1932年のロンドンPOを作り、 戦後の1947年にはロイヤルPOを組織した。ビーチャ ムの指揮するモーツァルトはSPレコード時代最も権威のあるものとして欧米 では受け入れられた。 復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用 MC型カートリッジ(3mil針)とコルグのNu 1DSD録音機を使用した。

Ars Produktion
ARS-38167(1SACD)
モーツァルト:ピアノ協奏曲集
モーツァルト:ピアノ協奏曲第12番 イ長調 KV414
ホルツバウアー(1711-1783):交響曲 変ホ長調 Op.4-3
モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番 イ長調 KV488
マテア・レコ(P)、
プファルツ選帝候室内O、
ヨハネス・シュレーフリ(指)

録音:2014年3月3日-5日
クロアチアのピアニスト、マテア・レコのモーツァルト協奏曲集です。マテア・レコの高音の美しい透明感のある音色はまさにモーツァルトにぴったり!特に23番は聴きどころ満載です。軽やかなタッチで奏されながらも音楽の深化を失わない彼女のバランス感覚の溢れた演奏をご堪能ください。各協奏曲の合間にはウィーンで活躍したホルツバウアーの代表作のひとつである、変ホ長調の交響曲も収録されています。

Aulicus Classics
ALC-0011(1CD)
フランツ・クサーヴァー・ヴォルフガング・モーツァルト:ピアノ協奏曲集
ピアノ協奏曲集第1番ハ長調 Op.14
ピアノ協奏曲第2番変ホ長調 Op.25
オルガ・ズドレンコ(P)、
コレギウム・ムジクム室内O、
イヴァン・オスタポヴィチ(指)

録音:2017年2月25日、レオポリー・ナショナル・フィラルモニア(ウクライナ)
モーツァルトの末子(第4子)として生まれ、「モーツァルト2世」として生きるという宿命の大きすぎる重圧に抗い続けた悲運の天才フランツ・クサーヴァー・ヴォルフガング・モーツァルト(1791-1844)。
父とは生後4か月で死別しているものの、ハイドン、サリエリ、フンメル、さらにはフォーグラーやアルブレヒツベルガーから音楽を学び、ジュスマイヤーから「クサーヴァー」の名を貰い受けたと伝わるなど、絵に書いたようなエリート街道を約束されていたフランツ・クサーヴァー・モーツァルト。
ハイドンからもその才能を称賛されながらも、母コンスタンツェからの大きすぎる期待、モーツァルト2世というあまりにも大きな重圧が常に壁として立ちふさがり、その豊かな才能を如何なく発揮することの出来る活躍の場を見つけることなく53歳でこの世を去ってしまいます。
ここに収録されている2つのピアノ協奏曲は父親譲りの音楽的才能が随所に見られ、ウィーン古典派の伝統に則って作曲された秀作。
父親が余りにも偉大過ぎたゆえ、その真価を発揮することが出来なかった悲運の天才の確かな足跡をピアニストのオルガ・ズドレンコを筆頭とするウクライナ勢の演奏で。

Simax
PSC-1371(1CD)
チャイコフスキー:弦楽セレナードOp.48ハ長調
クラッゲルード:ラグナロク〜太陽の娘
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲Op.35ニ長調
ヘンニング・クラッゲルード(Vn)
アークティック・フィルハーモニック
クリスチャン・クルクセン(指)
ルウェーを代表するヴァイオリニスト、ヘンニング・クラッゲルード。ソリストだけでなく、アークティック・フィルハーモニー室内Oの音楽監督も務め、さ らには作曲家としても活躍している彼が、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲をメインに、自作の北欧の神話を基にした作品「ラグナロク〜太陽の娘」、そして アークティック・フィルハーモニックによる「弦楽セレナード」を収録したアルバムをリリースしました。
美しい旋律と詩情あふれる音楽で人気を博しているヴァイオリン協奏曲。クラッゲルードの演奏は、テクニックはもちろんのこと、端正な演奏と美しいフレージン グで、隙のない音楽的に高い完成度で聴かせてくれます。「弦楽セレナード」は、クリスチャン・クルクセン指揮によるアークティック・フィルハーモニックの小気味 良いアンサンブルとハリのある響きで、弦楽オーケストラの魅力を堪能出来る演奏となっています。
アークティック・フィルハーモニックは、ノルウェーの北極圏に2009年に設立されました。小編成のシンフォニエッタと室内Oからフル編成のSOと、 異なる大きさのアンサンブルで活動、「アークティック・オペラ」のピットにも入ります。2019年1月、カナダのヴィクトリアSOの音楽監督、コペンハーゲン 生まれのクリスチャン・クルクセン(1981?)が、クリスチャン・リンドベリの後任として首席指揮者に就任。ヘンニング・クラッゲルード(1973?)が、室内管弦 楽団の音楽監督を務めています。 (Ki)
Simax
PSC-1363(1CD)
チャイコフスキー:ロココ風の主題による変奏曲(オリジナル版)
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調Op.104
サンドラ・リード・ハーガ(Vc)
使用楽器:Joannes Florenus Guidantus, Bologna, 1730(Dextra Musicaより貸与)
ロシア国立SO(スヴェトラーノフ・オーケストラ)
テリエ・ミケルセン(指)

録音:2019年2月20.21日、3月1日、モスクワ音楽院大ホール
1994年生まれのノルウェー出身のチェリスト、サンドラ・リード・ハーガのデビュー・アルバム。 12歳でウィグモア・ホールにデビューして以来、国際的なコンクールでの優勝を重ね、有名音楽祭にも招待されヨーヨー・マ、ジャニーヌ・ヤンセン、ポール・ルイ ス、レイフ・オヴェ・アンスネスらと共演、さらにはダニエル・バレンボイムやアンネ=ゾフィー・ムターをはじめ世界的なアーティストにも認められ、現在音楽家とし てのキャリアの重要な入口にいる注目の奏者です。
本作は、19世紀に書かれたチェロ協奏曲の名作2曲が収録されています。チャイコフスキーの親友であったヴィルヘルム・フィッツェンハーゲンのために作曲さ れた「ロココの主題による変奏曲」。初演の際にフィッツェンハーゲンがオリジナルの楽譜に大胆に改訂を加えましたが、1955年に科学技術によって本来の姿に 復元され、現在はオリジナル版での演奏が普及しています。18世紀中頃に流行したロココ様式に従って書かれた主題をもとに、チェロの歌心と名人芸が繰り広げ られ、サンドラ・リード・ハーガの勢いのある演奏を堪能することができます。そして故郷ボヘミアの民謡や黒人霊歌などに触発され、美しい旋律を惜しげもなく 披露したドヴォルザークの名作チェロ協奏曲。、サンドラ・リード・ハーガは、伸びやかな歌いまわしで、生命力あふれる演奏を繰り広げています。 2019年2,3月に、テリエ・ミケルセン(指)ロシア国立SO(スヴェトラーノフ・オーケストラ)との共演でモスクワ音楽院の大ホールで録音されました。

GWK
CLCL-129(1CD)
C.P.E.バッハ:チェロ協奏曲集
チェロ協奏曲 イ長調 Wq172、
チェロ協奏曲 イ短調 Wq170、
チェロ協奏曲 変ロ長調 Wq171
コンスタンチン・マナーエフ(Vc)、
ベルリン・カメラータ

録音:2014年4月28日-5月1日
1983年ロシア生まれのコンスタンチン・マナーエフは6歳からチェロを始め、最初はモスクワにて学びました。その後若いころから数々の音楽コンクールにて優勝または入賞し、2014年にはベルリン・フィルハーモニーに、今CDでも共演しているベルリン・カメラータとともにその舞台に出演しています。その情熱的で活気に満ちた演奏で世界を魅了しています。

Ars Produktion
ARS-38158(1SACD)
フルートとハープの為の協奏曲集
ヘンツェ:C.P.E.バッハへの想い(1982)
C.P.E.バッハ:フルート協奏曲 ニ短調 Wq.22(1747)
モーツァルト:フルートとハープの為の協奏曲 ハ長調 K.299(1778)
マリア・セシリア・ムニョス(Fl)、
サラ・オブライエン(Hp)、
バーゼル室内O

録音:2014年3月7日-9日
アルゼンチン生まれのフルート奏者マリア・セシリア・ムニョスは、2010年の「北京オーレル・ニコレ国際フルート・コンクール」にて優勝をするなどこれまでも数々のコンクールで優秀な成績をおさめてきました。これまでブーレーズやペーテル・エトヴェシュなどと共演していることからも現代音楽への注力へも並々ならぬものを感じさせます。今回のアルバムでは、C.P.E.バッハの作品を基因として古典と現代音楽を吹き分けます。ロイヤル・コンセルトヘボウ管とミュンヘン・フィルの首席ハープ奏者であるサラ・オブライエンと見事な演奏を聞かせてくれています。
Ars Produktion
ARS-38301(1SACD)
チェロと管弦楽の為の作品集
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104
カプレ:悟り Op.22
ナデージュ・ロシャ(Vc)、
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナルO、
バンジャマン・レヴィ(指)

録音:2019年11月14日-16日
1991年生まれのチェリスト、ナデージュ・ロシャは学生時代にはハインリヒ・シフやアンナー・ビルスマのマスタークラスで学ぶ傍ら、フラメンコやベリーダンスなどほかのジャンルの文化にも幅広い興味を示してきました。そんな彼女が今回はいよいよドヴォルザークのチェロ協奏曲を録音しました。繊細で美しい高音の響きを存分に活かしたその演奏は、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナルOの音とも相まってドヴォルザーク独特の哀愁をたっぷりと漂わせるものとなっています。また、カプレではクラシックのみならず他ジャンルにも取り組んできた彼女の実力がいかんなく発揮されたものとなっておりこちらもおすすめです。

RUBICON
RCD-1053(1CD)
インフィニット・バッハ〜バッハ・リコンポーズド・バイ・ユーハン・ウッレン
原曲=バッハ:ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調 BWV.1042
ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 BWV.1041
チェンバロ協奏曲ニ短調 BWV.1052
チェンバロ協奏曲ト短調 BWV.1056
クリスチャン・スヴァルヴァール(Vn)
ユーハン・ウッレン(指)LPO
スウェーデンの現代作曲家、ユーハン・ウッレンがバッハの協奏曲を再作曲!後のすべてのクラシック作曲家、さらにはジャズ、ロック、ポップスのミュージシャンにいたるまで、何世紀にもわたり多くの音楽家に影響を与え続けているバッハの音楽。リコンポーズ(recompose 再作曲、再構築)によって、すでに完璧な作品からも新たな発見と魅力が引き出せることは、ドイツ・グラモフォンからリリースされたマックス・リヒターの『Recomposed by Max Richter:Vivaldi's Four Seasons』(邦題:25%のヴィヴァルディ Recomposed By マックス・リヒター)の大ヒットでも証明済みです。
演奏はスウェーデンを代表するヴァイオリニスト、クリスチャン・スヴァルヴァールのソロと、作曲者自身が率いるロンドン・フィル。高音域で舞う大胆かつ挑戦的なソロと、オーケストラの充実した低弦とのコントラストが印象的なサウンドを作り出し、クラシックとニューエイジ、どちらのファンにも訴えかける作品に仕上がっています。

PHIL.harmonie
PHIL-06003(1CD)
ヴィヴァルディ:協奏曲集
オーボエとヴァイオリンの為の協奏曲 変ロ長調 RV548、
チェロ協奏曲 ロ短調 RV424、
ヴィオラ・ダモーレの為の協奏曲 イ短調 RV397、
協奏曲集「四季」Op.8
ヨナタン・ケリー(Ob)、
ライナー・クスマウル(Vn)、
ゲオルク・ファウスト(Vc)、
ヴォルフラム・クリスト(ヴィオラ・ダモーレ)、
ベルリン・バロック・ゾリステン

録音:1998年9月、2004年6月、2009年9月
名手揃いの「ベルリン・バロック・ゾリステン」によるヴィヴァルディの協奏曲集。他にこれ以上豪華なメンバーを望むことが出来るでしょうか。ソリストはもちろんのこと彼らを支えるアンサンブルの素晴らしさは一聴の価値ありです。世界最高峰レベルの演奏をこの一枚でご堪能いただけます。
PHIL.harmonie
PHIL-06008(1CD)
コントラバス協奏曲集
ディッタースドルフ:ヴァイオリン協奏曲 第1番変ホ長調(コントラバス版)
ホフマイスター:ヴァイオリン協奏曲 第1番変ホ長調(コントラバス版)
ヴァンハル:コントラバス協奏曲 変ホ長調
エディクソン・ルイス(Cb)、
クリスティアン・ヴァスケス(指)、
シモン・ボリバルSO

録音:2009年10月
1985年ベネズエラ生まれ、「エル・システマ」出身のベルリン・フィルのコントラバス奏者エディクソン・ルイスによるコントラバス協奏曲集。ディッタースドルフとホフマイスターはヴァイオリン協奏曲をコントラバス版に編曲して、伴奏には同じく「エル・システマ」で学んだシモン・ボリバルSOを迎えて挑みます。

LAWO Classics
LWC-1222(1CD)
ブルッフ、ヴォーン・ウィリアムズ、バーバー
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト#
ヴォーン・ウィリアムズ:揚げひばり#
バーバー:ヴァイオリン協奏曲 Op.14*
園子ミリアム・ヴェルデ(Vn)、
タビタ・ベルグルンド(指)#、
ジョシュア・ワイラースタイン(指)*、
オスロPO

録音:2019年2月14日-15日*&2020年10月26日-28日#、オスロ・コンサート・ホール(ノルウェー)
ノルウェーのLAWO Classicsとオスロ・フィルのコラボレーション録音最新作。ノルウェー
日本の注目女流ヴァイオリニスト、園子ミリアム・ヴェルデが登場! ロマン派を代表する名曲であるブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番を皮切りに、ヴォーン・ウィリアムズの「揚げひばり」、バーバーのヴァイオリン協奏曲と、麗しく甘美なヴァイオリンと管弦楽の為の傑作を組み合わせた魅惑のプログラムで堂々のCDデビューを果たします。
園子ミリアム・ヴェルデは、近年ノルウェーから現れた、もっともエキサイティングな若いヴァイオリニストの一人。ノルウェー人の父と日本人の母の間にベルゲンで生まれ、9歳でベルゲンPOと共演。2014年には、ヴィルトゥオース・コンクールで優勝し、ユーロビジョン・ヤング・ミュージシャンズでノルウェーの代表に選ばれました。ノルウェーの新しいクラシック音楽家の為の指導プログラム「クレッシェンド・プログラム」では、ジャニーヌ・ヤンセンとレイフ・オヴェ・アンスネスから指導を受け、エクイノール・タレント・スカラーシップを受賞しています。
指揮は、ニューヨーク・フィルのアシスタントやローザンヌ室内管の芸術監督を務め、2021年シーズンからはボストンのフェニックスOの音楽監督に就任したアメリカのヴァイオリニスト兼指揮者ジョシュア・ワイラースタイン。そして、2020年にデビューし、2021年からノルウェーのクリスチャンサンSOの首席客演指揮者に就任したノルウェーの女流指揮者、タビタ・ベルグルンドという若き才能たちが、名門オスロ・フィルの伝統のサウンドを引き出しています。

ACCENTUS Music
ACC-70551DVD(3DVD)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番〜第5番

(1)ピアノ協奏曲第1番ハ長調op.15
(2)ピアノ協奏曲第2番変ロ長調op.19
(3)ピアノ協奏曲第3番ハ短調op.37
(4)ピアノ協奏曲第4番ト長調op.58
(5)ピアノ協奏曲第5番変ホ長調op.73「皇帝」
マルガリータ・ヘーエンリーダー(ピアノ)

(1)ファビオ・ルイージ(指)シュターツカペレ・ドレスデン/収録:2008年、ミュンヘン、フィルハーモニー・ガスタイク
(2)レオン・フライシャー(指)アマデ室内フィルハーモニー/収録:2014年9月9日、エッセン、ツォルフェアアイン炭鉱業遺産群
(3)レオン・フライシャー(指)ハイルブロン・ヴュルテンベルク室内O/収録:2015年10月14日、バート・キッシンゲン、マックス・リットマン・ザール
(4)マルティン・ハーゼルベック(指)バンベルクSO/収録:2018年、コンツェルトハレ、バンベルク
(5)ブルーノ・ヴァイル(指)バイエルン国立O/収録:2020年プリンツレーゲンテン劇場、ミュンヘン

画面:NTSC,16:9
音声:PCMステレオ、DD5.1、DTS5.1
字幕:独英仏西韓,日本語
ベートーヴェンは5曲のコンチェルトを遺していますが、どれも異なる性格をもった魅力的な作品であり、ピアニストにとっても実力を試される大事な楽曲です。 このDVDは、ドイツの名ピアニスト、マルガリータ・ヘーエンリーダーがベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲を、それぞれ異なる指揮者とオーケストラと共演し たコンサート映像です。
音楽史上ベートーヴェンはもちろん重要な作曲家でありますが、ヘーエンリーダーにとっても特に重要な作曲家であると言えます。彼女の師レオン・フライシャー は、アルトゥル・シュナーベルのもとで研鑽を積んでいます。そのシュナーベルは、チェルニーの弟子でもあるテオドル・レシェティツキに学んでいるというベートー ヴェンへとつながる系譜があります。
マルガリータ・ヘーエンリーダーは、5歳の時アンナ・シュタードゥラー女史に最初のレッスンを受け、その後ルートヴィヒ・ホフマン氏、レオン・フライシャー 氏らのもと研鑽を積んでいます。1981年ブゾーニ国際ピアノ・コンクールで優勝を果たし、世界の著名な指揮者らと共演を続け、現在はミュンヘン音楽大学で 教鞭をとっています。
ライヴ映像のほかに、ボーナス映像にはヘーエンリーダーのポートレートを収録。彼女の示唆に富んだベートーヴェンの音楽に対する言葉を聞くことができます。
ピアノ協奏曲第1番は、2008年ミュンヘンで行われたファビオ・ルイージ指揮シュターツカペレ・ドレスデンとのライヴ映像。オケの音の美しさ、流麗なフレー ジング、ルイージの集中力、そして彼女の情熱とアイディアに満ちた見通しの良い演奏を聴かせてくれます。
ピアノ協奏曲第2,3番は、師フライシャー指揮による演奏。第2番の協奏曲は、ベートーヴェン最初に取り組んだピアノ協奏曲。第1番よりも先に作曲され ましたが出版順が逆になったため第2番とされています。古典的な形式をとり、軽快なオーケストラと爽やかなピアノが印象的で、ピアノの繊細で優しい音色を 存分に引き出した曲。そして第3番は5曲の協奏曲の中で唯一短調の作品。前の2作品とはとはやや間隔が空き、交響曲第3番『英雄』と同時期に作曲され、 ベートーヴェンならではのシンフォニックでスケールの大きいオケ部分と、きめ細かい豊かなニュアンスのピアノ・パートという充実した作品。フライシャーは、こ の第3番の協奏曲を「第3番の協奏曲は私にとって、とても大切な作品です。ベートーヴェンはこの作品で新たな道を切り開きました。とても敬虔な作品です。」 と評しています。収録されたのは、第2番はかつて重工業地帯としてドイツの産業を牽引したルール地方にあるツォルフェアアイン炭鉱業遺産群の建物内、そし て第3番はドイツの保養都市バート・キッシンゲンにある建築家マックス・リットマンによって設計されたホールで演奏され、趣のある映像とともに楽しむことが できます。
ピアノ協奏曲第4番は、交響曲の全曲録音にも取り組み、新時代のベートーヴェン解釈を開拓している指揮者マルティン・ハーゼルベックとバンベルク交響楽 団との演奏。ピアノ・ソロで始まる第1楽章の冒頭は当時としては革新的であり、ヘーエンリーダーは、当時の聴衆が求める前衛的な雰囲気をベートーヴェン自 身が反映したものと捉えています。
そして2020年収録のピアノ協奏曲第5番「皇帝」。ブルーノ・ヴァイル指揮バイエルン国立Oでの演奏。ヘーエンリーダーは、2020年8月2日に死去 した師フライシャーへこの演奏を捧げたといいます。

NAXOS
NYCX-57416(1CD)
税込定価
大澤壽人(1906-1953):ピアノ協奏曲「神風協奏曲」
交響曲第3番
エカテリーナ・サランツェヴァ(P)
ドミトリ・ヤブロンスキー(指)ロシアPO

録音:2003年10月モスクワ、TV&ラジオ・カンパニー「カルチャー」大コンサート・スタジオ第5
戦前、戦中期に於いて、日本人作曲家として突出した才能を示したにもかかわらず、日本楽壇の同時代的理解を得られず、早すぎた死の あとには、その存在すらほとんど忘れ去られてしまった作曲家、大澤壽人。技術者の父とクリスチャンの母のもとに生まれ、少年時代にはオル ガンや合唱に親しみ、教会に通う外国人たちからピアノを学んだ大澤は、関西学院高等商業学部卒業後すぐにアメリカに留学。ボストン大 学およびニューイングランド音楽院に入学して研鑽を積みました。1934年にはフランスに渡り、エコールノルマル音楽院に入学、ポール・デュカ スやナディア・ブーランジェに師事した後、1936年に帰国、作曲家として活動をはじめます。 1937年に書かれた交響曲第3番は1940年の「皇紀2600年」を見据えた作品で、初演時には「建国の交響楽」と副題が付されていまし た。前作交響曲第2番の先鋭さは幾分薄まり、後期ロマン派風の雰囲気を感じさせる音楽に仕上がっています。また、東京からロンドンまで の100時間を切る記録飛行に成功した朝日新聞社の航空機「神風号」をタイトルに付したピアノ協奏曲「神風協奏曲」は、1938年に作 曲、初演されるも、モダン過ぎる作風は聴衆の理解を存分に得ることはできず、初演後は忘れられていました。作曲家の没後半世紀を経て 登場したこの録音は、平成16年度文化庁芸術祭のレコード部門優秀賞を受賞。片山杜秀氏によるオリジナル解説も読みごたえ充分で す。 ※解説、演奏者プロフィールは既発売商品[8.557416J]のブックレットから転載となります。

GRAND SLAM
GS-2250(1CD)
(1)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 Op.23
(2)ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調 Op.18
スヴャトスラフ・リヒテル(P)
(1)ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)ウィーンSO
(2)スタニスワフ・ヴィスロツキ(指)ワルシャワPO

録音:(1)1962年9月24-26日ムジークエラインザール(ウィーン)
(2)1959年4月26-28日フィルハーモニー(ワルシャワ)
使用音源:Private archive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
録音方式:ステレオ(録音セッション)
■制作者より 
リヒテルの定番中の定番、チャイコフスキー(カラヤン指揮)とラフマニノフ(ヴィスロツキ指揮)のピアノ協奏曲はGS-2168(2017年)【廃盤】で復刻して以 来の再登場となります。GS-2168も優秀な音質でしたが、カタログから消えることのないように、全行程をプロ用の機器でリマスターし、現時点での最善を尽く しました。GS-2168と同じく2トラック、38センチのオープンリール・テープからの復刻です。(平林 直哉)

H.M.F
HMM-902422(1CD)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調 op.58〔ウィーン楽友協会所有、手稿譜 A 82 b, 1808年〕
ピアノ協奏曲「第6番」 ニ長調 op.61a〔ベートーヴェン自身による、ヴァイオリン協奏曲 op.61のピアノ編曲版〕
ジャンルカ・カシオーリ(P)
アンサンブル・レゾナンツ、リッカルド・ミナージ(指)

録音:2019年11月
ベートーヴェン・イヤー・シーズンにまた注目すべき1枚が誕生しました!カシオーリと、ミナージ率いるアンサンブル・レゾナンツによるベートーヴェンのピアノ協奏曲です!!カシオーリは、ベートーヴェンが書き残した様々なヴァリアントを自身でさらに磨き上げて完成させたヴァージョンによるピアノ協奏曲を、1990年代終わりから2000年代はじめにかけて、BBC響とロイヤル・アルバート・ホールで演奏しておりました。それから時をかさね、研究者たちによる研究もさらに進み、カシオーリはあらためてベートーヴェンのオリジナル資料を検証、より変化に富み、ヴィルトゥオーゾ的なピアノ・パートの第4番を導き出しました。第1楽章ではベートーヴェンによるカデンツァを採用、終楽章での創意に満ちた装飾もチャーミングです。そして、ベートーヴェン自身にが書いた「ヴァイオリン協奏曲のピアノ版」といえば、”ティンパニが入っていて、多くのヴァイオリン奏者たちが、ベートーヴェン自身が書いたピアノ版の為のカデンツァをもとに演奏する”(ベートーヴェンによる”ヴァイオリン協奏曲”の為のカデンツァは残されていない)ことは大変有名ですが、なかなか実演に接する機会はないといえます。この豪華な顔ぶれの録音は大歓迎といえましょう!カシオーリによる演奏は、実に創意に満ちており、特に「ベートーヴェンが書いた」ピアノ版のカデンツァでは、時に悲愴ソナタか月光ソナタを思わせるような、幻想的かつヴィルトゥオジックな面もあり、ベートーヴェンの気配を色濃く感じるとともに、カシオーリの雄弁にして切れ味鋭い音楽がさえわたっています。もちろんミナージ率いるアンサンブル・レゾナンツのサウンドが実に充実していることはいうまでもありません。ミナージもまた楽譜を徹底的に検証し、弦楽器にベートーヴェンが書き込んだアーティキュレーションを管楽器にも転用することにより、ハッとするような分厚い圧巻のレガート・サウンドがオーケストラからも聴こえてきます。ツェルニーが残したこの協奏曲のメトロノーム記号も参考にしながらテンポを検討するといった検証もまた、演奏の魅力と説得力をさらに確かなものとしています。 (Ki)

Avie
AV-2485(1CD)
ヴィヴァルディ:四季
協奏曲ホ長調 Op.8-1 「春」/協奏曲ト短調 Op.8-2 「夏」/協奏曲ヘ長調 Op.8-3 「秋」/協奏曲ヘ短調 Op.8-4 「冬」/合奏協奏曲 「ラ・フォリア」*(ジャネット・ソレル編曲/原曲:ソナタ ニ短調 RV.63)
アポロズ・ファイア、ジャネット・ソレル(指)、
フランシスコ・フラナ(Vn)、
アラン・チュー(Vn)*

録音:2021年4月15日-17日、エイボン・レイク・キリスト合同教会(アメリカ
アムステルダムでグスタフ・レオンハルト、アメリカでロジャー・ノリントン、レナード・バーンスタインに師事した才女ジャネット・ソレルが創設したアメリカ、クリーヴランドのピリオド・オーケストラ、アポロズ・ファイア。ヨーロッパでのコンサート・ツアーを企画すればチケットが完売し、CDをリリースすればビルボード・チャートを騒がせ、グラミー賞を受賞するなど話題にことかかないこのアメリカ古楽界注目のオーケストラがいよいよ創設30周年を迎えます。
30周年を記念した4つのリリースのうち最初のアルバムは、(意外にも?)アポロズ・ファイアにとって初めての録音となるヴィヴァルディの「四季」! ソリストには、スペイン生まれのヴァイオリニスト、フランシスコ・フラナ(フランシスコ・フリャーナ)を迎え、優雅な独奏と荒々しく力強い合奏、激しく燃え上がるようなヴィルトゥオージティがぶつかり合う情熱の「四季」を贈ります。
フランシスコ・フラナは「宗次エンジェルヴァイオリンコンクール」他、4つの国際コンクールで優勝し、グスターボ・ドゥダメルから「素晴らしい才能」と絶賛され、BBCミュージック・マガジンでも「新星」と高い評価を受けている期待のアーティスト。五嶋みどりが主宰するミュージック・シェアリングでも、ICEP(International Community Engagement Program)の活動に参加し、五嶋みどりと共演しています。

KAIROS
0013242KAI(1CD)
チェルハ:打楽器協奏曲/インパルス* マルティン・グルービンガー(打楽器)、
ペーター・エトヴェシュ(指)、
ピエール・ブーレーズ(指)*
VPO

録音(ライヴ):2011年11月25日、ウィーン・コンツェルト・ハウス&1996年8月15日、ザルツブルク祝祭大劇場音楽祭
未完成に終わったベルクの「ルル」の補筆完成者としてもその名を知られるオーストリアの作曲家、フリードリヒ・チェルハ(1926-)の大迫力の協奏曲&管弦楽作品は、なんと2曲ともウィーン・フィルの演奏!
冒頭から名手グルービンガーの圧倒的な打楽器と、金管楽器セクションが圧巻の音圧を放つ「打楽器協奏曲」はペーター・エトヴェシュ、新ウィーン楽派の響き、影響を感じさせる「インパルス」は親交が深いブーレーズの指揮によるもの。ウィーン・フィルの巧さも相まって素晴らしい完成度に仕上がっているカイロス(KAIROS)の代表盤の1つです。

Biddulph
BIDD-85007(1CD)
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77 オスカー・シュムスキー(Vn)
フィルハーモニア・フンガリカ
ウリ・セガル(指)

録音:1984年、マール(ドイツ) デジタル録音
1917年、フィラデルフィアに生まれたオスカー・シュムスキー。ヨーロッパで名を成してから移民した演奏家が席巻していた20世紀半ばのアメリカ楽 壇にあって、数少ないアメリカ生まれのスター・ヴァイオリニストでした。7歳でストコフスキー指揮のフィラデルフィアOと共演、名門カーティス音 楽院でレオポルト・アウアーに学び、トスカニーニに請われてNBCSOに加わったこともあります。欧州では知る人ぞ知る存在だったシュムス キーですが、1981年に行ったロンドン・デビュー・リサイタルが大評判となり、欧州でのコンサートの依頼が殺到、録音もNimbus、ASV、 Chandosなどから相次いでリリースされました。 この録音は、1984年秋にドイツのマールで行った演奏会の2日後にセッション収録したものですが、なぜかその存在が知られぬままになっていまし た。近年、シュムスキーの子息エリックが父の遺産整理中に未編集のテープを発見。かつて父のロンドン・デビューをお膳立てしたエリック・ウェン(現 Biddulph)と共に編集と関係者の承諾を進め、ここにリリースされます。シュムスキーにはブラームスの室内楽やハンガリー舞曲の録音があります が、ヴァイオリン協奏曲の全曲録音はこれが唯一。ディスコグラフィの空白を埋める貴重なリリースです。

DOREMI
DHR-8120(1CD)
オレク・カガン&ナターリヤ・グートマン ライヴ集
(1)ブラームス:ヴァイオリンとチェロの為の二重協奏曲
(2)ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番
(1)オレク・カガン(Vn)、ナターリヤ・グートマン(Vc)、
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指)ロシア国立SO
(2)ナターリヤ・グートマン(Vc)、
アレクサンドル・ラザレフ(指)オランダ放送PO

録音:(1)1986年10月12日トロント、ロイ・トムソン・ホール、
(2)1980年1月26日アムステルダム
DOREMIのレジェンダリー・トレジャーズ・シリーズ。カガンとグートマンの夫婦デュオでのブラームスのドッペルに、グートマンのショスタコーヴィチ協奏曲第1 番。二人の重要レパートリーにして、どちらもCD初登場となるライヴ音源です。 (Ki)

BIS
BISSA-2426
(1SACD)
カレヴィ・アホ(1949-):コールアングレ、ハープと管弦楽の為の二重協奏曲(2014)
ヴァイオリン、チェロ、ピアノと室内管弦楽の為の三重協奏曲(2018)*
(1)ディミトリー・メストダグ(コールアングレ)
(1)アンネレーン・レナエルツ(Hp)
(2)ストリオーニ三重奏団*【ヴァウテル・フォッセン(Vn)、マルク・フォッセン(Vc)、バルト・ファン・デア・ルール(P)】
アントワープSO、オラリ・エルツ(指)

録音:2019年6月25?28日エリザベートホール(アントワープ、ベルギー)

[使用楽器:Cor anglais:Buffet Crampon, semi-automatic,-12547/Harp:Camac, type Oriane/
コールアングレがソロの協奏曲はほとんどなく、ハープの協奏曲も、たくさん作られているとはいえません。カレヴィ・アホの「コールア ングレ、ハープと管弦楽の為の二重協奏曲」は、このふたつの楽器をソロとする、おそらく唯一の作品です。アントワープSOが、ソロ・プレーヤーふたり、ディ ミトリー・メストダグ とアンネレーン・レナエルツのために委嘱。2014年に作曲されました。「タイトルのない」楽章、ハープの為の〈カデンツァ〉、コールアング レの技巧を際立たせた「アレグロ」、「アダージョ」の終楽章と、5つの部分が切れ目なく演奏されます。「空(くう)」に始まり「沈黙」に終わる音楽。アホがこれま でに書いた30を超す協奏曲と同様、ソロ楽器のコールアングレとハープの「音」の可能性を最大限に引き出し、オーケストラの色彩パレットをいっぱいに使う、さ まざまな要素を含む音楽に作られています。
アントワープSOがアホの作品を録音するのは、ヨルゲン・ファン・ライエンとアラン・ド・リュデがそれぞれソロを担当した「トロンボーン協奏曲」「トランペッ ト協奏曲」(BIS SA-2196)につづいて、これが2作目。「ヴァイオリン、チェロ、ピアノと室内管弦楽の為の三重協奏曲」は、アントワープSOとオランダ のアンサンブル「ストリオーニ三重奏団」の共同委嘱で作曲された作品です。アホが作曲に取りかかったころ、彼の孫娘が生まれ、そのとき彼女のために書いた「子 守歌」が、この協奏曲のメロディ素材の核として使われています。「調性のある、夢のような」アンダンテの〈子守歌〉に始まり、「プレスト」「トランクィッロ・ミス テリオーソ」「アンダンテ - アレグロ・モルト」とつづく4楽章の作品。「全体の雰囲気は喜びと(時には、かなりヴィルトォーゾ的な)前向きなエネルギーにあふれ、 それでいてメランコリックな瞬間もある」(カレヴィ・アホ)。2019年5月11日にアントワープでマーティン・ブラビンズの指揮で初演された後、「二重協奏曲」 と一緒にエリザベートホールでセッション録音されました。 (Ki)

FUGA LIBERA
FUG-790(1CD)
ピアソラ:バンドネオン協奏曲 「アコンカグア」
タンガーソ 「ブエノスアイレス変奏曲」(ウィリアム・サバティエ編)
バンドネオンとピアノの為の二重協奏曲 「リェージュに捧ぐ」 (エミリアーノ・グレコ ピアノ・パート編)
オブリビオン(忘却)
ウィリアム・サバティエ(バンドネオン)
エミリー・アリドン=コチョウェク(P)
ディジョン・ブルゴーニュO
レオナルド・ガルシア・アラルコン(指)

録音:2021年5月17-20日 オーディトリアム・ド・ディジョン、フランス
アルゼンチン出身のチェンバロ奏者・指揮者アラルコンがモダン・オケを振ったピアソラが登場。ソリストに多方面で活躍するフランス出身のバン ドネオン奏者サバティエを迎え、ブルゴーニュのオーケストラと共に有名なバンドネオン協奏曲を聴かせますが、この冒頭からソリストとオケが一 体となった凄まじい熱量の演奏を繰り広げています。またバンドネオンとギターを独奏とする、こちらも人気の「リエージュに捧ぐ」ですが、ここで はギターの代わりにピアノを用いた版を収録しているのがポイント。ピアノを弾くのはポーランド出身で、フランスを中心に活動するタンゴ・グルー プ「キンテート・レスピロ」のメンバーでもあるアリドン=コチョウェク。アラルコンやサバティエと互角に渡り合っており、内に秘めた情熱を少しずつ 押し出してくるような表情がたいへん印象的。併せて収録されたタンガーソの高まりや、オブリビオンのメランコリーも素晴らしいものです。

ORFEO
C-210041(1CD)
NX-B08
ヒンデミット:クラリネットの為の作品集 クラリネット協奏曲(1947)
クラリネット四重奏曲(1938)
クラリネット・ソナタ(1939)
シャロン・カム(Cl)
アンチェ・ヴァイトハース(Vn)
ユリアン・シュテッケル(Vc)
エンリコ・パーチェ(P)
フランクフルトRSO
ダニエル・コーエン(指)

録音:2021年3月1-3日、2020年10月25-27日
シャロン・カムのORFEOレーベルにおける3枚目のアルバムは、ヒンデミットの作品集です。R・シュトラウスの次世代として名を馳せたドイツの作曲家ヒ ンデミットは、さまざまな楽器を弾きこなすことで知られ、クラリネットの演奏にも秀でていました。ここでカムは協奏曲と四重奏曲、ソナタの3曲を演奏。異なる 編成による作品を見事に歌い上げています。四重奏曲はヒンデミットがスイスへ移住した1938年の作品。まず第2楽章が作曲され、チューリヒでの歌劇「画 家マティス」の初演が終わった後、残りの楽章が作曲されました。4つの楽器の旋律が複雑に絡み合う技巧的な音楽です。その翌年には遊び心にあふれた 旋律を持つクラリネット・ソナタが作曲されています。1947年作曲の協奏曲は名手ベニー・グッドマンに捧げられた、新古典派の形式を持つ軽妙な作品。厚 みのあるオーケストラの伴奏も魅力的です。

DACAPO
MAR-6.220665
(1SACD)
イブ・グリンデマン(1934-2019):協奏曲集
コンチェルト - トランペットとオーケストラの為の(1962)
コンチェルト- トロンボーンとオーケストラの為の(2017)…世界初録音
メドレー(2020)…世界初録音
Stroget / The Little Mermaid / Adam’s Theme / Take Off
(イブ・グリンデマン&ヴォルフガング・ケファー編)
ペア・モーテン・ビー(Tp)
ロベルト・ホルムステッド(Tb)
オーデンセSO
ジョルダーノ・ベッリンカンピ(指)

録音:2019年5月20-23日
1950年以降のデンマークにおける、スウィング・ジャズの第1人者として知られるイブ・グリンデマン。しかし彼はク ラシックの作曲家、トランペット奏者としての1面も持っていました。 このアルバムでは、そんなグリンデマンのクラシック作品を初めて紹介いたします。1962年に作曲された技巧的な トランペット協奏曲と2017年のトロンボーン協奏曲、これらはどちらも親しみやすく、ノリの良い祝祭的な気分に あふれた快活な作品です。また、グリンデマンの4つの代表作をつなげた「メドレー」はコペンハーゲンの日常的な 風景を想起させる描写的な音楽です。豊かな響きが存分に捉えられた素晴らしい録音も聴きどころです。

GRAND SLAM
GS-2248(1CD)
リスト:ピアノ協奏曲第1番
 ピアノ協奏曲第2番
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番*
スヴャトスラフ・リヒテル(P)
キリル・コンドラシン(指)LSO
シャルル・ミュンシュ(指)ボストンSO*

録音:1961年7月19-21日ウォルサムストウ・アセンブリー・ホール(ロンドン)
1960年11月2&3日シンフォニーホール(ボストン) *
録音方式:ステレオ(録音セッション)
■制作者〜 
リストのピアノ協奏曲第1番&第2番はリヒテルがイギリス・デビューを果たしたあとに収録されたもので、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番はリヒテルがア メリカ・デビュー後に録音されたものです。双方ともに歴史的名盤として有名であり、今さら説明の必要はないと思われます。その3曲を2トラック、38センチ、オー プンリール・テープより復刻、かつてないほど鮮明な音で蘇ります。とにかく、約60年もの前の録音から、これほどピアノの音像がくっきりと浮かび上がるのは驚 異的でしょう。  なお、解説書にはリヒテルの師ゲンリヒ・ネイガウスが、リヒテルについて記した貴重な文献を掲載しています。リヒテルとの最初の出会いから、レッスンにおけ るリヒテルの様子、師から見たリヒテルの素晴らしさなどが描かれています。(平林 直哉)

MELODIYA
MEL-1002662(2CD)
NX-C01
マリス・ヤンソンス モスクワでのラスト・コンサート
アレクサンドル・チャイコフスキー(1946-):ヴィオラ、独奏ピアノと管弦楽の為の協奏曲第2番
「シンプル・トーンによるエチュード」(ユーリ・バシュメットに捧げる)
2台ピアノと管弦楽の為の協奏曲 op.70
交響曲第4番- オーケストラ、合唱と独奏ヴィオラのために
ティホン・フレンニコフの思い出の為のエレジー
ワルツ
ユーリ・バシュメット(Va)
クセニア・バシュメット(P)
ボリス・ベレゾフスキー(P)
ダリア・チャイコフスカヤ(P)
ユルロフ・カペラcho
モスクワPO
マリス・ヤンソンス(指)

録音:2016年3月29日 ライヴ収録
チャイコフスキー・コンサート・ホール(ロシア)
2016年3月29日にチャイコフスキー・コンサートホールで開催されたマリス・ヤンソンスとモスクワPOとのコンサート。このコンサートの模 様は、すでに前半の2曲のみ2017年7月にリリース(MEL1002497)され大きな注目を集めましたが、結果的にこれがヤンソンスのモスクワでの最後のコン サートになってしまいました。今回は後半の3曲も加えた新装版としてのリリースとなります。 この日の演目はボリス・チャイコフスキーの甥である作曲家アレクサンドル・チャイコフスキー(ピョートル・イリイチとは血縁関係なし)の生誕70周年を祝すもの で、プログラムは全て彼の作品です。作曲家と音楽的信頼関係を築いてきたユーリ・バシュメットを迎えたこの演奏会は、ながらくアレクサンドル・チャイコフス キー作品を愛奏してきたヤンソンスにとっても、とりわけ記念すべきものであったことでしょう。 1993年に初演された「シンプル・トーンによるエチュード」は、バシュメットに献呈された作品で、ロマン派、印象主義、ジャズ、ミニマリズム、ロックンロールに至 るまでの様々な時代のイディオムが使われています。「2台のピアノと管弦楽の為の協奏曲」はネイガウス門下のアレクサンドル・スロボジャニクと彼の息子の ために書かれた作品。最初は独奏ピアノの協奏曲でしたが、初演の終了後に第2ピアノのパートが付け加えられたもので、このヴァージョンでの初演では作曲 家自身がこの第2パートを演奏したということです。 今回登場する交響曲第4番は、ヤンソンスが得意とするレパートリー。2009年にバイエルンRSOと行った演奏もリリースされており(BR KLASSIK 900107)、作品への深い愛着が感じられます。第二次世界大戦の終戦60年を記念しバシュメットの依頼により作曲されたこの曲は、大編成のオーケスト ラと合唱を要する大作。時折登場するヴィオラ・ソロがひときわ印象的です。全体的に激しい曲調ですが、最後に置かれた瞑想的な祈りの旋律が耳に残り ます。アンコールとして演奏された「ティホン・フレンニコフの思い出の為のエレジー」とワルツも貴重な記録です。

CPO
CPO-555421(1CD)
NX B02
ルドミル・ルジツキ:ヴァイオリン協奏曲 他
ヴァイオリン協奏曲 Op. 70(1944)
2つのメロディ Op. 5? ヴァイオリンとピアノの為の
2つの夜想曲 Op. 30 ? ヴァイオリンとピアノの為の
バレエ「パン・トファルドフスキ」 Op. 45からのトランスクリプション集-ヴァイオリンとピアノの為の
エヴェリナ・ノヴィツカ(Vn)
ポーラ・ラザール(P)
ミハウ・クレンジレフスキ(P)
ポーランド国立RSOカトヴィツェ
ジグムント・リヒェルト(指)

録音:2001年2月、2010年7月
ポーランドの作曲家・指揮者ルドミル・ルジツキ。カロル・シマノフスキ、グジェゴシュ・フィテルベルクらとともに 「若きポーランド」を組織し、近代ポーランドの音楽文化の活性化に努めた功績で知られました。今では、そ の作品を耳にすることはあまりありませんが、生前の彼は間違いなくモニューシュコに続くポーランドを代表す る歌劇・バレエ作曲家の一人としてみなされていました。なかでも『パン・トファルドフスキ(トファルドフスキ 氏)』は、ポーランド最初の大規模なバレエで、伝説に登場する貴族で錬金術師のトファルドフスキが、悪 魔に魂を売り荒唐無稽な旅を繰り返すという物語。ポーランド民謡を採り入れたわかりやすい旋律が人気 を獲得、ワルシャワだけでも800回以上の上演記録が残っています。器楽作品もいくつか書いており、この アルバムに収録されたヴァイオリン協奏曲は演奏者に高い技巧を要求する作品で、第2楽章まで完結して いるものの、未完成なのが惜しまれます。また『パン・トファルドフスキ』からの旋律を用いたトランスクリプション 集も聴きどころ。ポーランド出身の若き奏者エヴェリナ・ノヴィツカが巧みに弾きこなしています。

NCA
NCA-9601815(1CD)
【初紹介旧譜】
ヘンツェ:ギター作品集
ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ(1926-2012):王宮の冬の音楽(1979)、
カリヨン,レシタティーフ,マスク(1974)、
An eine Aolsharfe(1985/86)
ザビーネ・エーリング(G)、
ブラッハー・アンサンブル、
フリードリヒ・ゴルトマン(指)

録音:1995年9月21日、11月16日-17日、SFBホールV
ドイツの現代作曲家ヘンツェの作品集。ギター奏者のザビーネ・エーリングは、ハンス・アイスラー音楽アカデミーと、ベルリン芸術大学で学びました。その後ソリストとして、ベルリン・フィルやベルリン・ドイツSOなど主要なオーケストラと共演しており、アバドやブーレーズとも定期的に共演しました。演奏会では、クルターグや、細川俊夫など現代作曲家の作品も多く取り上げています。

Solo Musica
SM-366(1CD)
NX-B03
ピアソラとマッサのヌエボタンゴ協奏曲集
オマール・マッサ(1981-):バンドネオン協奏曲「ブエノスアイレス=ベルリン」
 ブエノスアイレス・レゾナンス…世界初録音
 ネグロ・リソ
 タンゴ・レガシー
ピアソラ:バンドネオン協奏曲「アコンカグア」
 Tangazo:Variations on Buenos Aires
タンガーソ: ブエノスアイレス変奏曲
オマール・マッサ(バンドネオン)
ベルリンSO
マーク・レイコック(指)

録音:2021年2月15-19日
ブエノスアイレス出身の作曲家・バンドネオン奏者のオマール・マッサ。2009年からベルリンで演奏活動を行っています。アルゼンチンのタンゴとクラシック 音楽の融合をはかる彼は音楽評論家たちから「アストル・ピアソラの後継者」とみなされています。 このアルバムでマッサは、2019年のベルリンとブエノスアイレス姉妹都市提携25周年を記念し、アルゼンチン大使館から委嘱されたバンドネオン協奏 曲「ブエノスアイレス=ベルリン」を含む4つの作品と、ピアソラがバンドネオンとオーケストラのために書いた大作二つを収録。ピアソラ の切り開いたシン フォニックなヌエボタンゴの伝統を20世紀から21世紀へと見事に繋くことに成功しています。

アールアンフィニ
MECO-1065(1SACD)
税込定価
新倉 瞳/11 月の夜想曲
ファジル・サイ:11月の夜想曲〜チェロと管弦楽の為の
藤倉大:スパークラー〜チェロの為の
挾間美帆:組曲「イントゥー・ジ・アイズ」
佐藤芳明:2つの楽器の為の2つのカノン
和田薫:巫〜チェロと和太鼓の為の
ニーグン(伝承曲)
新倉 瞳(Vc)
飯森範親(指)東京SO
塚越慎子(マリンバ)
佐藤芳明(アコーディオン)
林 英哲(太鼓)

録音:2020年3月21日 東京歌劇シティ(ライブレコーディング)
2021年1月23日 ハクジュホール(ライブレコーディング
ファジル・サイ、藤倉大、挾間美帆、佐藤芳明、和田 薫の5人の気鋭の作曲家に新倉自身が作品を委嘱、全曲世界初演という記念碑 的アルバムです。 フルオーケストラによるサイの壮大な作品に始まり、塚越のマリンバ、佐藤のアコーディオン、そして林の大太鼓とチェロのデュオといったレコー ディングの限界に挑んだともいえる、心震える渾身のアルバムです。 (アールアンフィニ)

DIVINE ART
DDA-25222(1CD)
NX-B07
イザイ〜ヴァイオリン・ディスカヴァリーズ
感傷的な情景(1885)〜第3番/第5番
悲歌(1912頃)
3つのエチュード=ポエム(1924)
ロマンティックな小幻想曲(1901頃)*
ヴァイオリン協奏曲 ト短調(1910)(サビン・パウツァによる管弦楽編 2017)
シェルバン・ルプー(Vn)
アンリ・ボナミ(P)
リエパーヤSO
ポール・マン(指)

録音:2019年3月16日 ブラショフ(ルーマニア)、2020年3月29日 リエパーヤ(ラトヴィア
※*以外=世界初録音
ベルギーのヴァイオリニスト、指揮者、作曲家のイザイ。ナタン・ミルシテインが「ヴァイオリンの王」と呼ん だイザイの演奏は、何世代にもわたる音楽家たちに影響を与えてきました。作曲家としてもヴァイオリンの為の 作品を数多く残し、そのどれもが高い音楽性と、独自の作風による超絶技巧を駆使したものですが、あまりにも 演奏が難しいためか、その全てが知られているわけではありません。このアルバムには1885年から1924年までに 書かれたヴァイオリンとピアノの為の作品と、近年、ルーマニアの作曲家サビン・パウツァによってオーケストラ・ パートが補筆された「ヴァイオリン協奏曲イ短調」を収録。「ロマンティックな小幻想曲」を除き世界初録音となり ます。 演奏するのは、ルーマニアを拠点に活躍するシェルバン・ルプー。イリノイ大学で25年間教職に就くとともに、サン フランシスコ・歌劇のアソシエイト・コンサートマスターを務めるなど各方面で活躍。TOCCATA CLASSICSレー ベルでのハインリヒ・ウィルヘルム・エルンストやエネスコの録音が高く評価されています。

RUBICON
RCD-1053(1CD)
インフィニット・バッハ〜バッハ・リコンポーズド・バイ・ユーハン・ウッレン
原曲=バッハ:ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調 BWV.1042/ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 BWV.1041/チェンバロ協奏曲ニ短調 BWV.1052/チェンバロ協奏曲ト短調 BWV.1056
クリスチャン・スヴァルヴァール(Vn)、
ユーハン・ウッレン(指)LPO
スウェーデンの現代作曲家、ユーハン・ウッレンがバッハの協奏曲を再作曲!後のすべてのクラシック作曲家、さらにはジャズ、ロック、ポップスのミュージシャンにいたるまで、何世紀にもわたり多くの音楽家に影響を与え続けているバッハの音楽。リコンポーズ(recompose 再作曲、再構築)によって、すでに完璧な作品からも新たな発見と魅力が引き出せることは、ドイツ・グラモフォンからリリースされたマックス・リヒターの『Recomposed by Max Richter:Vivaldi's Four Seasons』(邦題:25%のヴィヴァルディ Recomposed By マックス・リヒター)の大ヒットでも証明済みです。
演奏はスウェーデンを代表するヴァイオリニスト、クリスチャン・スヴァルヴァールのソロと、作曲者自身が率いるロンドン・フィル。高音域で舞う大胆かつ挑戦的なソロと、オーケストラの充実した低弦とのコントラストが印象的なサウンドを作り出し、クラシックとニューエイジ、どちらのファンにも訴えかける作品に仕上がっています。

Onyx
ONYX-4235(1CD)
レーガー:ピアノ協奏曲 へ短調 Op.114
 6つの間奏曲 Op.45a
ヨーゼフ・モーグ(P)、
ニコラス・ミルトン(指)、
ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送PO
1987年生まれ、2015年に英グラモフォン賞の「ヤング・アーティスト・オヴ・ジ・イヤー」を受賞、2016年に「グリーグ&モシュコフスキ:ピアノ協奏曲集(ONYX4144)」が第58回グラミー賞にノミネートしたドイツのヴィルトゥオーゾ・ピアニスト、ヨーゼフ・モーグ。ショパン、リスト、ルビンシテイン、ブラームス、チャイコフスキー、グリーグ、シャルヴェンカ、モシュコフスキ、ラフマニノフなど、ロマン派のピアノ協奏曲やピアノ作品の録音で次々と成功を収めている彼が次に向かったのは、古今のピアノ協奏曲の中で最も要求が高く、人を寄せ付けないレーガーのピアノ協奏曲!1910年に書かれたこの巨大な協奏曲には、大規模なオーケストラを明瞭に用い、ピアノをオーケストラの一部にするという、レーガーの恐るべき技術がすべて示されています。一方、カップリング曲の「6つの間奏曲」は優しくロマンティックで詩情豊かな作品であり、レーガーという複雑な作曲家の異なる側面を見ることができます。

EGEA
SCA-172(1CD)
タヴナー:チェロと弦楽オーケストラの為の「奇跡のヴェール」
ジュディス・ウィアー(1954−):無伴奏チェロの為の「アンロックト」
マリオ・ブルネロ(Vc)、
クレメラータ・バルティカ、
アイナルス・ルビキス(指)

録音(ライヴ):2010年7月16日、聖ニコラウス教会(ロッケンハウス、オーストリア)
チェロ界の巨匠アントニオ・ヤニグロに師事した後、1986年に26歳で第8回チャイコフスキー国際コンクールで優勝を果たし、世界トップクラスのチェリストとしての地位を確立したイタリアの名匠マリオ・ブルネロ。
ブルネロが2010年のロッケンハウス音楽祭で披露した近現代プログラムは、ジョン・タヴナーの「神秘のヴェール」と"女王陛下の音楽師範"としてその名を知られるイギリスのジュディス・ウィアーの「アンロックト」の2作品!
イギリスの神秘主義作曲家タヴナーの代表作である傑作と、アメリカ南部、黒人の囚人の歌を題材として5曲で構成されるウィアー1999年の無伴奏作品のカップリングは、近現代の英国楽壇におけるチェロ作品の魅力、神秘主義音楽と幻想曲風の作品とのコントラストなどを聴かせてくれる好プログラムです。

Chateau de Versailles Spectacles
CVS-049(1CD)
ヘンデル:オルガン協奏曲とモテット
オルガン協奏曲 ヘ長調 Op. 4-4 HWV 292
サルヴェ・レジーナ」 HWV 241
オルガン協奏曲 ニ短調 Op. 7-4 HWV 309
「たとえ暴虐の中に地は荒れ狂おうとも」 HWV 240
オルガン協奏曲 ト短調 Op. 4-1 HWV 289
キアラ・スケラート(S)
ガエタン・ジャリ(独奏オルガン、指)
アンサンブル・マルグリット・ルイーズ(古楽器使用)

録音:2020年6月11-14日ヴェルサイユ宮殿、王室礼拝堂、フランス
オルガンの名手であり、アンサンブル・マルグリット・ルイーズを率いてのフランス・バロック声楽作品演奏の数々で高く評価されるガエタン・ジャリ が、ヴェルサイユ宮殿の礼拝堂でヘンデルのオルガン協奏曲を演奏したアルバム。しかし礼拝堂が誇る1710年建造の有名な大オルガンで はなく、新たに据えられたカンタン・ブリューメンレーダー製造の大ぶりなポジティフ・オルガンを敢えて用いているのが特徴で、劇場での大規模 な声楽作品の幕間にヘンデル自身がソロを担当して演奏されたという、これらの作品本来の親密な表情を上手く伝えています。協奏曲の 間には、オラトリオの代わりに小規模な独唱モテットを収録。ソロを担当するキアラ・スケラートはスイス出身でパリ国立高等音楽院に学んだ ソプラノで、バロックから現代まで幅広いレパートリーを持ち、近年ヨーロッパを中心に注目されています。ボルドー国立歌劇場の「ペレアスとメ リザンド」(ALPHA752/NYCX-10240)のメリザンド役でも大きな注目を浴びました。ここでも高い技術に裏打ちされた奥深い表現を聴く ことが出来ます。これらの作品が英国で生まれたことに由来すると思われるジャケットも、遊び心が効いたもの。

Goodies
78CDR-3846(1CDR)
税込定価
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ゲオルク・クーレンカンプ(Vn)
ヨーゼフ・カイルベルト(指)BPO

独 TELEFUNKEN SK3712/4(1941年ベルリン録音)
クーレンカンプのこの曲の第1回目の録音。第2回目は1947年のシューリヒト指 揮で本シリーズ78CDR-3123で出ています。ゲオルク・クーレンカンプ(1898-1948) はドイツのブレーメン生まれ。第2次世界大戦中ソリストとして活躍する傍ら、 ベルリン高等音楽院ヴァイオリン科の教授を1943年まで務めた。1944年にスイ スのルツェルン音楽院教授となり、ピアノのエトヴィン・フィッシャー(1886- 1960)、チェロのエンリコ・マイナルディ(1897-1976)とのトリオでも活躍した。 1948年50歳を迎えて間もなく急逝した。指揮者のヨーゼフ・カイルベルト(1908 -1968)はカールスルーエ生まれ。1935年カールスルーエ国立歌劇場の音楽監督、 1940年にプラハのドイツ・フィルハーモニーの指揮者に転任。さらに終戦まで ドレスデン・シュターツカペレの首席指揮者を務めた。その後バンベルク交響 楽団、ベルリン国立歌劇場、ハンブルク・フィル、バイロイト音楽祭(1952-56) の指揮をした。1965年、1955年、1968年に来日しNHKSOを指揮した。 復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用 MC型カートリッジ(3mil針)とコルグのNu 1DSD録音機を使用した。(グッディーズ)

HUNGAROTON
HCD-32799(1CD)
ホフマイスター:ヴィオラ協奏曲 ニ長調
シュターミッツ:ヴィオラ協奏曲第1番ニ長調
モーツァルト:ヴィオラ協奏曲イ長調 K.622(原曲:クラリネット協奏曲)
アニマ・ムジケ室内O、
マテ・スーチュ(Va)

録音:2021年フンガロトン・スタジオ(ハンガリー)
2011年よりベルリン・フィルの第1ソロ・ヴィオラ奏者を務めるハンガリー出身のマテ・スーチュがアニマ・ムジケ室内Oとの共演でウィーン古典派のヴィ オラ協奏曲を録音しました。同時代、ヴァイオリンやチェロに比べてヴィオラの協奏曲は極端に少なく、それはヴィルトゥオーゾがいなかったと考えられます。当アル バムではその数少ない作品の中からフランツ・アントン・ホフマイスターとカール・シュターミッツ(1745-1801)の2つの代表的なヴィオラ 協奏曲に加えて、モーツァルトのクラリネット協奏曲 イ長調をヴィオラ用に編曲したもの(編曲者不詳/1802年ヨハン・アンドレ出版)を収録しました。
スーチュは、ハンガリーとベルギーで学び、国際的な様々なコンクールに入賞。その後、バンベルクSO、ドレスデン・シュターツカペレで活躍し、2011年に ベルリン・フィルに第1ソロ・ヴィオラ奏者として入団した逸材です。美音が魅力のスーチュは音の立ち上がりが素晴らしく、一音一音、活気にあふれたエネルギッ シュな演奏を披露しております。
アニマ・ムジケ室内Oは古楽から現代まで、ジャンルはハンガリーの伝統音楽からクラシックの室内楽の主要なレパートリーを網羅し、定期演奏会をはじ め各地での音楽祭に参加し国内では定評のあるユース・オーケストラです。 (Ki)

Challenge Classics
CC-72871(1CD)
シューマン:チェロ作品全集
(1)アダージョとアレグロ 変イ長調 Op.70
(2)幻想曲集 Op.73
(3)民謡風の5つの小品 Op.102
(4)チェロ協奏曲 イ短調 Op.129
エッラ・ファン・ポウケ(Vc)
ジャン=クロード・ヴァンデン・エインデン(P(1)(2)(3))
ギュンター・ノイホルト(指(4))
フィオンO((4))

録音:(1)-(3)2021年6月11-13日、(4)2021年1月26-29日
チェリストのエッラ・ファン・ポウケは1994年アムステルダム生まれ。2015年イサン・ユン国際コンクール第1位などの受賞歴を誇る逸材です。もともと管 楽器の為の作品であるなどして他の楽器で演奏されることも多い室内楽と、高い音楽性が求められる協奏曲、チェロの響きを通して描かれるシューマンの世界 をお楽しみください。
ヘルダーラント州とオーバーアイセル州のオーケストラであるフィオンO(Phion, Orchestra of Gelderland & Overijssel)は、オランダで長い歴 史を持つ2つのオーケストラ、アーネム・フィル(Gelders Orkest, 1889-)とオランダSO(Orkest van het Oosten, 1933-)が2019年に合併 して誕生したオーケストラです。 (Ki)

DOREMI
DHR-8153(2CD)
アイザック・スターンLIVE 第10集
(1)バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第2番
(2)ベルク:ヴァイオリン協奏曲
(3)ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第2番
シューベルト:ヴァイオリンとピアノの為のソナチネ第1番 ト短調 Op.137
ファーガソン:ヴァイオリン・ソナタ第2番Op.10
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第10番 ト長調 Op.96
アイザック・スターン(Vn)

(1)エルネスト・アンセルメ(指)、ルツェルン祝祭O
ライヴ録音:1956年8月18日
(2)ジョン・プリッチャード(指)、ロイヤル・リヴァプールPO
ライヴ録音:1960年/第14回エディンバラ国際フェスティバル
(3)マイラ・ヘス(P)
ライヴ録音:1960年8月28日/第14回エディンバラ国際フェスティバル
スターンの貴重音源、第10集。1960年エディンバラでのライヴは協奏曲と室内楽を収録。マイラ・ヘスとの共演ではイギリスの作曲家ハワード・ファーガソン (1908-1999)のソナタといった珍しい作品も聴けます。 (Ki)

TOCCATA
TOCN-0010(1CD)
NX-B03
カタロニアの小協奏曲集と幻想曲集
マルク・ミゴ(1993-):Fantasia popular 人気の幻想曲(2016/2017改訂)
フアン・マネン(1883-1971):ヴァイオリン小協奏曲 Op. A-49(作曲年不詳)
ミゴ:ピアノ小協奏曲(2016)
 ハンス・ロットの墓碑銘 - 弦楽の為の(2015)
マネン:Rapsodia catalana カタロニア・ラプソディ Op. A-50(1954)
カリーナ・マクタ(Vn)
セルジ・パチェコ(P)
ダニエル・ブランチ(P)
ウクライナ国立SO
ヴォロディミール・シレンコ(指)

録音:2018年10月7-11日
Concert Hall of Ukrainian Radio,
キエフ(ウクライナ)
世界初録音
近代カタロニアで活躍した作曲家、フアン・マネンと1993年生まれのマルク・ミゴの作品集。二人とも作品にカタ ロニアの伝統音楽を採り入れており、その作風はマヌエル・デ・ファリャを思わせる斬新さを特長としています。フア ン・マネンは管弦楽曲から歌曲まで数多くの作品を残しましたが、マネン自身が優れたヴァイオリニストであったた め、このアルバムに収録されたヴァイオリン協奏曲でもロマンティックな情緒を湛えた美しい旋律を聴くことができま す。マルク・ミゴは16歳の誕生日に祖父からCDコレクションを贈られクラシック音楽に開眼したという若き作曲 家。カタロニアで学んだ後、ニューヨークに移住。ジュリアード音楽院で学び、2018年にオーケストラ作曲賞を受 賞するなど注目の逸材です。このアルバムには3作品が収録されており、「ハンス・ロットの墓碑銘」は彼が敬愛 するウィーンの作曲家へのオマージュとして作曲されています。

Gramola
GRAM-98025(1CD)
エルキン&ハチャトゥリアン:ピアノ協奏曲集
ウルヴィ・ジェマル・エルキン(1906-1972):ピアノ協奏曲(1942)
ハチャトゥリアン:ピアノ協奏曲 変ニ長調 Op. 38(1936)
ギュルスィン・オナイ(P)
ビルケントSO
ホセ・セレブリエール(指)

録音:2011年1月10-14日
※アルバムの別品番Aldila Records ARCD025
アルメニア民謡の素材を採り入れたハチャトゥリアン、トルコの伝統音楽を採り入れたエルキン。この2人のピアノ 協奏曲は、どちらも魅力的な旋律と華やかな演奏効果を持つ、難度の高い作品です。ハチャトゥリアンの曲は 名手ヴァン・クライバーンが紹介したことで広く知られました。エルキンの作品はトルコ以外ではほとんど知られてお らず、このアルバムが初の商業録音となります。ピアニストのギュルスィン・オナイはトルコを代表する女性ピアニス トの一人。ソリストとして世界的に活躍しており、このアルバムでも見事な技巧と、幅広い音楽表現を聴かせま す。指揮を務めるのはダイナミックな演奏で知られるウルグアイ出身のホセ・セレブリエール。作曲家としての活動 も知られるマルチな音楽家です。

NIFC
NIFCCD-201(1CD)
ショパン:ピアノと管弦楽の為の作品集
モーツァルトの歌劇「ドン・ジョヴァンニ」の「お手をどうぞ」の主題による変奏曲変ロ長調 Op.2
ポーランドの歌による幻想曲 イ長調 Op.13
ロンド・クラコヴィアク ヘ長調 Op.14
アンダンテ・スピアナートと華麗なポロネーズ 変ホ長調 Op.22
ピオトル・アレクセヴィチ(P/スタインウェイ D,578221)、
ハワード・シェリー(指)、
シンフォニア・ヴァルソヴィア

録音:2019年11月25日−28日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・ホール(ポーランド、ワルシャワ)
2000年生まれのポーランドの若き才能、ピオトル・アレクセヴィチと、ハワード・シェリー率いるシンフォニア・ヴァルソヴィアによる、ショパンのピアノと管弦楽の為の作品集!有望な若いアーティストを紹介するポーランド国立ショパン研究所(NIFC)自主レーベルの「デビュー/ヤング・タレント」シリーズより2019年にリリースされたデビュー・アルバム(NIFCCD704 ショパンやリスト、ラヴェルの作品を収録)でも名演を聞かせたアレクセヴィチは、ダン・タイ・ソン、ジャック・ルヴィエ、ドミトリ・アレクセーエフらのマスター・クラスを受け、フランスの権威あるガニー国際ピアノ・コンクール2017でグランプリと聴衆賞を獲得した逸材。そのほかポーランドのグダニスクで行われたナショナル・ショパン・ピアノ・コンクール2017で第1位と協奏曲賞、ポーランドのサノクで行われた第8回国際ピアノ・フォーラムで「ゴールデン・パルナッソス2018賞」なども受賞し、2018年と2019年の「ショパンと彼のヨーロッパ国際音楽祭」にも出演しているという、ポーランドの若い世代のもっとも才能あるピアニストの一人です。

MUSICAPHON
M-56866(1SACD)
ウィーンの室内セレナーデ
シューベルト(アンドレアス・N・タルクマン編):イタリア風序曲第1番ニ長調 D.590
ハイドン(ウルフ=グイド・シェーファー編):交響曲第45番嬰ヘ短調 Hob.I:45「告別」
モーツァルト(アンドレアス・N・タルクマン編):セレナーデ第9番ニ長調 K.320 「ポストホルン」
エムスラント・アンサンブル

録音:2005年7月(ドイツ)
各1本の弦五部にクラリネット、ファゴット、ホルンという八重奏で奏でるシューベルト、ハイドン、モーツァルトの作品群。アンドレアス・N・タルクマンは名アレンジャーとして有名なハノーファー生まれの作編曲家で、管弦楽作品から歌劇やワーグナーの楽劇、映画音楽や舞台音楽に至るまで数多くの名編曲を世に送り出しています。ハイドンの交響曲第45番は、ハノーファー北ドイツ放送POのクラリネット奏者であるウルフ=グイド・シェーファーによって、彼らのために新たに編曲されました。
MUSICAPHON
M-51809(1CD)
ミヨー&ラダノヴィチ:管弦楽作品集
ミヨー:マリンバ、ヴィブラフォンと管弦楽の為の協奏曲、葬送の行列
ミヒャエル・ラダノヴィチ(b.1958):イントロヴァージョン
ミヨー:シンフォニエッタ
ネボシャ・ヨヴァン・ジヴコヴィッチ(マリンバ、ヴィブラフォン)、
オーストリア室内SO、
エルンスト・タイス(指)

録音:1995年6月(ウィーン)
ネボシャ・ヨヴァン・ジヴコヴィッチは1962年旧ユーゴスラヴィア生まれの打楽器奏者、作曲家。10代でドイツへ渡り、マンハイムとシュトゥットガルトで打楽器や作曲を学びました。ヨーロッパをはじめアメリカや日本を含むアジアなど各地で幅広い演奏活動を行っています。本アルバムではミヨーの協奏曲のソリストとしてでなく「葬送の行列」、またオーストリアの作曲家ミヒャエル・ラダノヴィチによるシンフォニックジャズ調の組曲「イントロヴァージョン」にもマリンバで参加しています。
MUSICAPHON
M-56821(1CD)
マルティヌー&シュタインメッツ:協奏曲集
マルティヌー:室内協奏曲(独奏ヴァイオリン、ピアノ、ティンパニ、打楽器、弦楽オーケストラの為の)
ヴェルナー・シュタインメッツ(b.1959):ソロと室内楽(独奏ヴァイオリン、ピアノ、ティンパニ、弦楽オーケストラの為の)
マルティヌー:チェロの為のコンチェルティーノ
ザビーネ・ヴィントバッヒャー(Vn)、
マルティン・ランメル(Vc)、
オーストリア室内SO、
エルンスト・タイス(指)

録音:1994年5月(ウィーン
マルティヌーとオーストリア出身の作曲家、指揮者、トランペット奏者であるヴェルナー・シュタインメッツの小編成の協奏曲集。オーストリア・リンツ出身のヴァイオリニスト、ザビーネ・ヴィントバッヒャーは、オーストリアの主要なオーケストラの一つであるリンツ・ブルックナーOでコンサートミストレスを務めた名手。チェロのマルティン・ランメルもロンドンでロバート・コーエンに学び、数々のコンクールで入賞している実力者です。

Biddulph
BIDD-85006(1CD)
オスカー・シュムスキー/モーツァルト他



(1)モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調「トルコ風」 K. 219
(2) バッハ:ミサ曲 ロ短調 - ラウダムス・テ
(4)バッハ:ミサ曲 ロ短調 ? ベネディクトゥス
(5)モーツァルト:歌劇「羊飼いの王様」 - 彼女を愛そう
(6)ラフマニノフ:夜の静けさに Op. 4 No. 3
(7)ラフマニノフ:子供たちに Op. 26 No. 7
(8)ラフマニノフ:美しいひとよ、私のために歌わないで Op. 4 No. 4
(8). ラフマニノフ:私の窓辺に Op. 26 No. 10
(9)チャイコフスキー:『白鳥の湖』より第2幕-パ・ド・ドゥ
(10)マスネ:歌劇「タイス」より「瞑想曲」
(11)ファイアストーン:Do You Recall?
(12)シューマン:トロイメライ(グッドマン編)
オスカー・シュムスキー(Vn)

(1)録音:1955年 Music Appreciation Records 5613
リトル・オーケストラ・ソサエティ/トーマス・シェルマン(指)
(2) 録音:1947年1月30日/RCA Victor 11-9712 in set M-1145(matrix D7-RC7228/29)
(4)録音:1947年1月31日/RCA Victor 11-9725 in set M-1146(matrix D7-RC7255)
ジューン・ガードナー(S)
ルシウス・メッツ(T)
RCAビクターO/ロバート・ショウ(指)
(5)録音:1950年3月24日/RCA Victor 12-1317 in set DM-1423(matrix EO-RC830)
エレナ・ベルガー(S)/ゲオルゲ・シック(P)
(6)録音:1947年8月12日/RCA Victor 12-0499 in set MO-1251(matrix D7-RC8332)
(7)録音:1947年8月12日/RCA Victor 12-0499 in set MO-1251(matrix D7-RC8334)
(8)録音:1947年8月12日/RCA Victor 12-0500 in set MO-1251(matrix D7-RC8333)
(8)録音:1947年8月12日/RCA Victor 12-0500 in set MO-1251(matrix D7-RC8335)
ジェームズ・メルトン(T)/キャロル・ホリスター(P)…7-10
(9)録音:1953年プライヴェート録音
コロンビアSO/ヨゼフ・レヴィン(指)
(10)録音:1950年 ART111
アメリカ放送O/アルフォンソ・ダルテガ(指)
(11)録音:1947年以前 (matrix D7-CC7932)
ヴォイス・オブ・ファイアストーン・オーケストラ
ハワード・バルロウ(指)
(12)録音:ーマン:トロイメライ(グッドマン編)
1947年1月6日 RCA Victor 46-0008
アル・グッドマンと彼のオーケストラ

復刻プロデューサー:Eric Wen
復刻エンジニア:David Hermann
マスタリング:Dennis Patterson
オスカー・シュムスキー(1917-2000)にとってモーツァルトのK.219は特別な曲。7歳の時にストコフスキー指揮のフィラデルフィアOに招か れて演奏し、神童として注目を集めたのがこの曲でした。このCDに収められたのは、シュムスキーにとって同曲の初録音。当時の音楽ファンの間で は待望の1枚だったことでしょう。楽譜に無い音を加えるなど、当時の演奏スタイルの記録としても興味深いものがあります。 4から10はRCAへの録音で、当時流行していた人気歌手と著名ヴァイオリストの組み合わせ。ラフマニノフの4曲は英語歌唱です。11から14はオ ケをバックにしたソロの録音。11-13は過去の発売歴が不明ですが、シュムスキーの関係者の提供により復刻となりました。 変わり種は13。往年のタイヤメーカー、米ファイアストーン社はかつてラジオとテレビで音楽番組を提供しており、シュムスキーは一時期、番組所属 のオーケストラのコンサートマスターでした。この曲はファイアストーン創業者の夫人が作曲した抒情的なポップス。 14のやや甘口なアレンジともに、 20世紀半ばのアメリカの空気を伝えます。

SWR music
SWR-19427CD(3CD)
NX-B06
イダ・ヘンデル SWR録音集 1953-1967

【CD1】
(1)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
(2)メンデルスゾーン: ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64
【CD2】
(1)チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
(2)ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲
【CD3】
(1)ハチャトゥリアン:ヴァイオリン協奏曲
(2)バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第2番*
イダ・ヘンデル(Vn)
シュトゥットガルトRSO
ハンス・ミュラー=クライ(指)

録音(全てライヴ)
(1)1955年9月20日 ゼンデザール、ヴィラ・ベルク、シュトゥットガルト
(2)1953年1月10日 ゼンデザール、ヴィラ・ベルク、シュトゥットガルト
(31960年1月8日 リーダーハレ、シュトゥットガルト
(4)1965年9月21日 リーダーハレ、シュトゥットガルト
(5)1962年2月5日 ゼンデザール、ヴィラ・ベルク、シュトゥットガルト
(6)1967年11月23日 リーダーハレ、シュトゥットガルト
*のみステレオ
ポーランド出身のヴァイオリニスト、イダ・ヘンデル(1928-2020)が弾く名ヴァイオリン協奏曲集。 ベルリンでカール・フレッシュに、またパリでジョルジュ・エネスコに師事、情熱的な感情表現と、巧みな演奏技術 によって「ヨハンナ・マルツィやジネット・ヌヴーと並ぶ伝説のヴァイオリニスト」と呼ばれ、デビューから70年にわたり 聴衆を魅了してきたヘンデル。録音の少ないことでも知られ、この1950年代から60年代の一連の録音はとて も貴重なものです。バックを務めるシュトゥットガルトRSOを指揮するのは当時首席指揮者のハンス・ ミュラー=クライ。ニュアンスに富んだ彼女の演奏を支えています。

SUPRAPHON
SU-4303(1CD)
イングリッシュホルンの芸術
(1)バッハ(レンツ編):協奏曲 ト長調 (復活祭オラトリオ BWV249からの再構築)
(2)ドヴォルザーク(レンツ編):「ラルゴ」より抜粋〜交響曲第9番「新世界から」より
(3)シューベルト(ブランドシュテッター編):即興曲第3番変ト長調 Op.90
(4)シベリウス:「トゥオネラの白鳥」 Op.22
(5)ジャン・フランセ:コール・アングレ、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロの為の四重奏曲
(6)ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」第3幕前奏曲「嘆きの調べ」
ドミニク・ヴォレンウェーバー(イングリッシュホルン)
(4)サー・サイモン・ラトル(指)BPO
(1)(2)(5)BPOのメンバー、
(3)(6)アンナ・キリチェンコ(P)

録音:(1)(2)2021年3月16日、(3)(6)2021年5月28日カンマームジークザール、フルハーモニー・ベルリン(セッション)
(5)2020年6月5日、
(4)2014年12月14日グローサー・ザール(大ホール)、フルハーモニー・ベルリン(ライヴ)
ベルリン・フィルの首席イングリッシュホルン奏者ドミニク・ヴォレンウェーバーのアルバム「イングリッシュホルンの芸術」が登場!イングリッシュホルン(コール・ アングレ)は柔らかく抒情的な音色が魅力。それ故にオーケストラの中でも印象的な場面で使用されることが多く、名曲には欠かせない楽器といえます。その筆頭 はやはりドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」の第2楽章「ラルゴ」。楽器の名前こそ知らなくも誰もが耳にしたことがあるあの哀愁漂うメロディは、イン グリッシュホルンでしか表現することのできない世界でしょう。
ヴォレンウェーバーは1993年からベルリンPOに入団し、以後当団の顔として第一線で活躍する名手で、クラウディオ・アバドは「史 上最高のプレーヤー」と激賞しています。今回の録音でも当団のメンバーと息の合った演奏を聴かせます。シベリウスの「トゥオネラの白鳥」ではラトル(指)ベル リン・フィルの透き通るような美しい演奏をお届け。ここでもやはり印象的な場面で登場するイングリッシュホルンの音色に酔いしれることができます。
この他、バッハの「復活祭オラトリオ」からの再構築にとるイングリッシュホルン協奏曲やシューベルトの即興曲第3番の編曲作品、さらにはジャン・フランセのオ リジナルの四重奏曲、そしてワーグナーの「嘆きの調べ」と、イングリッシュホルンの独特の独特な音色の魅力に満ちた「イングリッシュホルンの芸術」、必聴です! (Ki)

MSR
MS-1746(1CD)
「クイックシルヴァー」〜吹奏楽伴奏の協奏曲集
(1)ステーシー・ギャロップ(b.1969):クイックシルヴァー(2017)
(2)デイヴィッド・マスランカ(1943-2017):ピアノとウィンド・アンサンブルの為の協奏曲第3 番(2016)
(3)デイヴィッド・ビーデンベンダー(b.1984):葉の上に書かれたもの(2019)
マシュー・ウェストゲイト(指)
UMASSウィンド・アンサンブル
(1)ジョナサン・ハルティング=コー
エン(Sax)
(2)ナディーン・シャンク(P)

録音:(1)(2)2018年4月18-19日、(3)2019年4月28日マサチューセッツ大学ファイン・アーツ・センター
ウィンド・アンサンブル(いわゆる吹奏楽)をバックにした協奏曲を中心にした作品集。ガロッ プの「クイックシルヴァー」はサックスの抒情的で息の長い旋律にアンサンブルが時に豪快 に、時に室内楽的に繊細に色彩をつける秀作。ウィンド・アンサンブルの新作として一聴に値 する佳品。吹奏楽界の帝王マスランカの協奏曲はピアノとウィンドアンサンブという組み合わ せが珍しく、近代イギリスの作曲家の作品を思わせるメランコリックなハーモニーと旋律が美し い。ビーデンベルダーの「葉の上に書かれたもの」は、ややミニマル風に書かれた奇知に富 んだ3 楽章からなる作品。

BERLINER PHILHARMONIKER
KKC-9695
(2CD+1Bluray)
税込定価
ベルリン・フィル&F.P.ツィンマーマン


■CD1
(1)ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 (カデンツァ=クライスラー)
(2)ベルク:ヴァイオリン協奏曲

■CD2
(1)バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第1番
(2)バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第2番

■Bluray
・上記全曲のコンサート映像(すべてHD映像)
・インタビュー映像〜F.P.ツィンマーマンとベルリン・フィル(45分)
フランク・ペ ーター・ツィンマーマン(Vn)
BPO

■CD1
(1)ダニエル・ハーディング(指)
録音:2019年12月21日、ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
(2)キリル・ペトレンコ(指)
録音:2020年9月19日、ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
■CD2
(1)アラン・ギルバート(指)
録音:2016年11月29日、ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
(2)アラン・ギルバート(指)
録音:2016年12月4日、ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
■Blu ray
画面:Full HD 1080/60i − 16:9
音声:2.0 PCMステレオ/5.1DTS-HD MA
リージョン:ABC(worldwide)
総収録時間:135分
字幕:独、英、日本語
Audio:2.0PCM Stereo 24 bit/48kHz 5.1DTS-HD MA 24 bit/48kHz
■ダウンロード・コード
この商品には、上記全曲のハイレゾ音源(24bit/192kHz)をダウンロードするためのURLとそのパスワードが封入されています。
■デジタル・コンサートホール
ベルリン・フィルの映像配信サービス「デジタル・コンサートホール」を7日間無料視聴できるチケット・コードが封入されています。
ベルリン・フィル・レコーディングスからソリストに焦点を当てたディスクがリリースされます。 常に世界的指揮者たちとの演奏で注目されるベルリン・フィルですが、一流のソリストたちとの共演も見逃すことはできません。今回登場するのは36年間にわたっ て実りある関係を築き上げてきたヴァイオリニストのフランク・ペーター・ツィンマーマン。
1985年にヴァルトビューネでの初共演以来、ツィンマーマンとベルリン・フィルは密接な関係にあります。彼の演奏は世代を超えて受け継がれており、近年の オーケストラ界を形成する指揮者の中で、この優れたヴァイオリニストと共同作業をしていない人はほとんどいないといえるほどです。
まず、ツィンマーマン自ら「ヴァイオリン協奏曲のエベレスト」と呼ぶベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲。この作品をベルリン・フィルと30年ぶりに共演し、完 璧無比な演奏を聴かせています。ダニエル・ハーディングは、ソリストとオケの緊密な連携をとり、作品に寄り添った指揮ぶりをもせています。
続いては、1936年に初演されたベルクのヴァイオリン協奏曲。ベルクは、若くして亡くなったマノン・グロピウスへのレクイエムとして「ある天使の思い出に」と いう献辞が付けられたヴァイオリン協奏曲を作曲しました。ツィンマーマンの解釈はこの十二音技法の作品の深いロマンティックな側面を明らかにしたもので、彼 はキリル・ペトレンコと共演した時間を忘れがたい「素晴らしい瞬間」と振り返っています。
最後に、バルトークの2つのヴァイオリン協奏曲。ツィンマーマンは、ディテールやニュアンスが非常に豊かなバルトークの音楽に、最大の敬意をもって取り組ん でいます。彼がこの2つの作品に取り組み始めたのは、芸術家としてのキャリアの中でも比較的遅い時期でしたが、即座に彼を魅了しました。ツィンマーマンは、 2016年にこの2つのヴァイオリン協奏曲を、20年以上の親交があるベルリン・フィルとアラン・ギルバートとの共演で録音しました。歓喜に満ちた第1番は、若き ヴァイオリニスト、シュテフィ・ゲイエルへの愛に捧げられており、第2番は官能的な旋律と独創的な形式で魅了します。ツィンマーマンは、後者を「もっとも偉大な ヴァイオリン協奏曲の3曲中の1つに数えられる」と称賛しています。
2枚のCDとBlu-rayに収録された音源に加え、高品質なハードカバー装丁の当エディションには、多数の写真を掲載した充実したブックレットが付いています。 カバー・アートは、ドイツの現代アーティスト、ヨリンデ・フォークトの作品です。


Treasures
TRE-268(1CDR)
ワイエンベルク/R.シュトラウス&ガーシュイン
R・シュトラウス:ブルレスケ*
ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
 ピアノ協奏曲ヘ調
ダニエル・ワイエンベルク(P)
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指)*
フィルハーモニアO*
ジョルジュ・プレートル(指)
パリ音楽院O

録音:1963年6月16&19日*、1960年頃(全てステレオ)
※音源:蘭CNR SKLP-4145*、蘭EMI 5C045-11656
◎収録時間:69:03
“リズムと色彩が常に共存する驚異のガーシュウィン!”
■音源について
ワイエンベルク(1929-2019)の父はオランダ人で、幼少期もオランダで過ごしていたせいか、オランダ盤のレコードの流通が目立ちます。R・シュトラウスはW.R.C、ガーシュウィンはDucretet-Thomson原盤。

★ガーシュウィンの2曲は、ジャズ寄りかクラシック寄りかといった単純な区別に収まらない強烈な説得力を誇る名演としてお薦め!その最大の魅力は、色彩の豊かさと作品への愛の深さ!とにかく「そこそこの表現」などどこにもありません。
 「ラプソディ・イン・ブルー」は、まずはプレートルのいつもながらのやる気全開の指揮に釘付け!冒頭クララリネットの繊細さと洒脱さ!0:44からの濃厚でクリーミーなサックスなど、パリ音楽院の技術とセンスの高さは言うまでもないですが、それに加え、全ての表現が「多くの選択肢の中からの選りすぐり」感が尋常ではなく、プレートルという指揮者が音楽への愛の実現に向けて死ぬまで体を張っていた指揮者だったことを思い知らされます。そして、10:58からの陶酔的なメランコリー!こんな深い呼吸を見せた演奏が他にあるでしょうか?
 ワイエンベルクのピアノは、ジャズの真似事に傾かず、これまた痛快。6:02からのカデンツァなど、スウィングというよりクラシカルなルバートとフレージングを基調としていますが、全ての間合いが絶妙。タッチも硬軟織り交ぜ、チャーミング囁きから強靭なフォルテまでニュアンスの幅も広く、プレートル同様にセンスの塊。このような両者ががっぷり四つに組んだ演奏がワククァクさせるか、容易に想像いただけると思います。
 ピアノ協奏曲も、指揮・ソロ共々、作品への共感の熱さとベストと確信した表現を臆せず敢行する意思力が尋常ではなく、これほどの名曲だったかと認識を新たにするばかり。
 第1楽章では、4:02からの狂おしい熱情が聴きもの!6:55からのキラキラした色彩からの幸福感溢れる空気には、涙を禁じえません。8:24からのリズムの応酬にも悪乗りせず、ワイエンベルクはタッチの粒立ちの良さを全開にさせ、音楽の軸を保持しながら確固としたフォルムを形成。「ジャズの真似事」に逃げない姿勢はここにも色濃く反映させています。
 第2楽章は、冒頭オケによる気だるいブルースと決然と打ち鳴らされるピアノ・ソロのコンロラストが絶妙。終楽章では、この演奏の凄さを更に痛感!速い走句でも混濁しないワイエンベルクのタッチの魅力はここでも大発揮され、リズムだけに乗っかることのないように響き全体を凝縮しようとする意志が全体に漲っているので、痛快さ以上の圧倒的な手応えをもたらしてくれるのです。
 ここでもプレートルのオケの鳴らしっぷりは見事!特に終楽章コーダは、ガーシュウィンが初めて自力で全て行ったオーケストレーションの天才芸を余すことなく引き出しています。
 「ブルレスケ」は、ワイエンべレクの硬質に煌めくタッチを武器として感覚的な美しさを絶やさない一方で、厳格なアーティキュレーションで音楽の立体的に再現することで、とりとめのない演奏になりがちなこの作品の魅力を再認識させてくれ、そこには洗練されたニュアンスがぎっしり凝縮されています。
 若きドホナーニの指揮も堂に入っており、壮大さと繊細さを兼備。ティンパニの巧さも特筆もの。この作品をティンパニ協奏曲にさせない配慮にもご注目を。【2021年8月・湧々堂】

Signum Classics
SIGCD-675(1CD)
グリーグ&ラフマニノフ:ピアノ協奏曲集
グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調 Op.16*
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番#
テッド・ヨセルソン(P)、
アーサー・フェイゲン(指)、
ロイヤルPO*、
フィルハーモニアO#

録音:2019年11月25日(ラフマニノフ)&26日(グリーグ)、アビー・ロード・スタジオ(ロンドン)
ベルギー系アメリカ人の伝説的ピアニスト、テッド・ヨセルソン(テッド・ジョセルソン)が弾く、グリーグとラフマニノフの名曲コンチェルト・アルバムが登場!
テッド・ヨセルソンは1954年アントワープ生まれ。17歳でフィラデルフィアOの音楽監督ユージン・オーマンディのオーディションを受け、「君が望むものなら何でも一緒に演奏するよ」と言われたというエピソードで知られています。そして、ジュリアード音楽院の学生時代にRCAとレコーディング契約を結び、オーマンディ&フィラデルフィア管を始めとする多くの重要なオーケストラや指揮者と共演。当時「ホロヴィッツの再来」と謳われた彼のアルバムは、グラミー賞ノミネートを含む数々の賞を受賞しています。
今回の録音は、ヨセルソンのお気に入りでもある、グリーグとラフマニノフの超名曲協奏曲を、ロイヤル・フィル、フィルハーモニア管と共演。前作「リム・ファンタジー・オヴ・コンパニオンシップ」(SIGCD-670)とも「コンパニオンシップ」を築く三部作の1つになっているとのこと。1999年に一度引退した名手が再びその芸術を世に問います。

DIVINE ART
DDA-25223(1CD)
NX-B07
クラリネットとオーケストラの為の音楽集
ムソルグスキー:歌劇「ソロチンスクの定期市」より*【序曲/3幕 ゴパーク】
リムスキー=コルサコフ:クラリネット小協奏曲 変ホ長調
ロビン・ホワイト(1945-):ロシア組曲
チャイコフスキー):弦楽四重奏曲第1番ニ長調 Op. 1-第2楽章 アンダンテ・カンタービレ*
 2つの小品 Op. 10 - 第2番ユモレスク*
 6つのロマンス Op. 6 - 第6番ただあこがれを知る者だけが*
 子供のアルバム Op. 39 - 第9番ワルツ*
モンティ:チャールダーシュ*
※*=ロビン・ホワイトによるクラリネットとオーケストラ編
イアン・スコット(Cl)
ロイヤル・バレエ・シンフォニア
ロビン・ホワイト(指)

録音:2021年3月10-12日、2020年9月
世界初録音
イギリスを拠点に活躍するアレンジャー・指揮者ロビン・ホワイトによるクラリネットとオーケストラの為のロシアにまつわる音楽集。チャイコフスキーの「アンダン テ・カンタービレ」や歌曲、ムソルグスキーの歌劇から有名な「ゴパーク」などの名曲が、クラリネット独奏を伴う斬新なオーケストラ作品に生まれ変わっていま す。もともとは吹奏楽とクラリネットで奏でられるリムスキー=コルサコフの「クラリネット協奏曲」の伴奏部も見事な変身を遂げています。ホワイトのオリジナル 「ロシア組曲」もクラリネットが縦横無尽に活躍する活気ある曲。使われている旋律はいかにもロシア風であり、ロシア民謡の特長が良く捉えられた楽しい作 品です。最後に置かれたモンティの「チャールダーシュ」では、ひねりの加えられたオーケストラの伴奏に乗って歌われるクラリネットの超絶技巧が聴きどころ。ここ でクラリネットを吹いているのはロイヤル・バレエ・シンフォニアの首席奏者イアン・スコット。フリーランスの奏者としても忙しい毎日を送っています。


ORFEO
C-988211(1CD)
NX-B08
フランスの4つの情景
サン=サーン:チェロ協奏曲第1番
フォーレ:エレジー ハ短調 Op.24
オネゲル:チェロ協奏曲(1929)
ラロ:チェロ協奏曲 ニ短調
サン=サーンス:ロマンス ヘ長調 Op. 36(Vcとオーケストラ版)
ダニエル・ミュラー=ショット(Vc)
ベルリン・ドイツSO
アレクサンドル・ブロック(指)

録音:2019年8月27-30日イエス=キリスト教会、ダーレム、ベルリン(ドイツ)
2019年にドイツの権威ある音楽賞「Opus Klassik オーパス・クラシック」を受賞、ますます注目が高まるドイツのチェリスト、ダニエル・ミュラー=ショッ ト。ハインリヒ・シフ、スティーヴン・イッサーリス、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチの3巨匠から薫陶を受けたミュラー=ショットは高い音楽性と表現力、そ して幅広いレパートリーを持ち世界中で活躍しています。今作はフランス作品に焦点を当て、4人の作曲家が描いた音の世界を探求しました。 一人目は初期ロマン派から20世紀初頭までの長い時代を生き抜いたサン=サーンス。彼は生涯を通じて古典的な作風を貫き、決して調性を捨て ることはありませんでした。1872年に書かれたチェロ協奏曲第1番もロマンティックな情緒あふれる名作として多くの名奏者たちが手掛けることで知られ ます。ラロのチェロ協奏曲は、前述のサン=サーンスの協奏曲に触発されて書かれた作品。精力的な楽想を持ち「スペイン交響曲」に連なるスペイン 的な雰囲気も感じられます。フォーレはチェロ協奏曲を遺しませんでしたが、この「エレジー」は自身がオーケストラとチェロ用に編曲したもの。物悲しい 旋律がクライマックスに向けて盛り上がる美しい作品です。20世紀になって書かれたオネゲルのチェロ協奏曲は、刻々と移り変わる楽想が魅力的。時 にはジャズ風の旋律が聴こえてくるのも、「狂乱の時代」と呼ばれた当時のパリの雰囲気を感じさせます。 ミュラー=ショットは作曲家の個性を余すことなく引き出し、アレクサンドル・ブロックの絶妙なサポートを受け、細かい陰影を付けながら丁寧に音を紡い でいます。

ALPHA
ALPHA-764(1CD)
サン=サーンス:チェロ協奏曲 第1番、他
チェロ協奏曲 第1番イ短調 Op. 33
交響曲第1番変ホ長調 Op. 2
歌劇「サムソンとデリラ」 Op. 47 より 「バッカナール」
アストリグ・シラノシアン(Vc)
南ヴェストファーレンPO
ナビル・シェハタ(指)

録音:2021年1月 レオンハルト=グレーザー=ザール、ジーゲン、ドイツ
ベルリン・フィルの首席を務めたコントラバス奏者でもあるナビル・シェハタによるタクトと、彼が2006年から首席指揮者を務める南ヴェスト ファーレンPOによるサン=サーンス。チェロ協奏曲でソロをとるのはラ・フォル・ジュルネでの来日で日本でも人気のチェリ スト、アストリグ・シラノシアンで、その艶やかな音色と隅々にまで行きわたる豊かな歌心で、壮年期のサン=サーンスらしい東洋趣味も感じさ せるこの作品の魅力を最大限引き出しています。続く交響曲第1番は作曲者18歳の作品で、早熟を感じさせる巧みなオーケストレーション と若さ漲る爽快な曲想が特徴ですが、シェハタはこれを瑞々しく、また力強く歌い上げました。最後を飾る「バッカナール」の熱いクライマックス も実に見事。聴き応えたっぷりのアルバムです。

ONDINE
ODE-1390(1CD)
NX-B04
エリック・タンギー(1968-):管弦楽作品集
クラリネット協奏曲(2017)
旅 - オーケストラのために(2015)
ヴァイオリン協奏曲第2番(1997/2003改訂)
ピエール・ジェニソン(Cl)
ユーリア・プシュケル(Vn)
シンフォニア・フィンランディア・ユヴァスキュラ
ヴィッレ・マトヴェイェフ(指)

録音:2019年1月10-11日、2019年1月12日、2021年2月4-5日
フランスの作曲家エリック・タンギーの作品集。パリ国立音楽院でイヴォ・マレクと ジェラール・グリゼーに師事したタンギーは、数多くの賞や奨学金を受 賞するなど才能を発揮、1999年にはロストロポーヴィチからチェロ協奏曲を委嘱されるなど活躍の場を広げ、現在では数多くのオーケストラ、アンサン ブルによって作品が演奏されています。 このアルバムには3作品を収録。クラリネット協奏曲はピエール・ジェニソンがモーツァルトの同名曲を演奏する際に、併せて演奏するために依頼した作 品で、現代的な音でありながらも、どこかモーツァルトの抒情性に連なる雰囲気を有しています。ヴァイオリン協奏曲第2番は1997年に作曲され 2003年に改訂が施された作品で、古典的な3楽章形式を採り、第1楽章と第3楽章には技巧的なカデンツァが置かれています。この曲は2019年 に開催された"エリザベート王妃国際コンクール"の入賞者ユーリア・プシュケルがメリハリのある曲調をよく捉えた演奏を聴かせます。 Matka(フィンラ ンド語で「旅」)と題されたオーケストラ曲は、シベリウスの生誕150周年を祝して書かれた一種の交響曲。シンフォニア・フィンランディア・ユヴァスキュラ の委嘱作であり、長年にわたりタンギーに影響を与えてきたというシベリウスへの情熱的なオマージュです。

Sono Luminus
DSL-92243
NX-B05
アイスランドの近代音楽集
ダニエル・ビャルナソン(1980-):ヴァイオリン協奏曲
ヴェロニク・ヴァカ(1986-):土地
ヘイクル・トウマソン(1960-):第七の天国にて
ソルディス・ゲルズル・ヨンスドッティル:フラッター
マグヌス・ブロンダル・ヨハンソン(1925-2005):アダージョ
ペッカ・クーシスト(Vn)
マリオ・カローリ(Fl)
アイスランドSO
ダニエル・ビャルナソン(指)

録音:2019年12月17-20日、2020年3月4-8日、2018年2月19-22日
70年の歴史を持つアイスランドSOによる、アイスランドの近代作曲家たちの作品集。プロジェクトの最 後を飾るこの第3弾には、指揮者ビャルナソン自身のヴァイオリン協奏曲を含む5人の作曲家の作品が収録 されています。ダニエル・ビャルナソンは2015年から2018年までオーケストラのアーティスト・イン・レジデンスを 務めた後、2019年には首席客演指揮者に任命され、2021年8月からはアーティスト・イン・アソシエーショ ンの地位に就くことで、更にオーケストラとの関係を深めています。このヴァイオリン協奏曲はハリウッド・ボウル で2017年に初演を飾り、以降、優れた作品として高く評価されています。若き女性作曲家ヴェロニク・ヴァカ の「Lendh」は2020年アイスランド音楽賞にノミネートされた注目作。トウマソンの「第七の天国にて」はハル パ・コンサート・ホールのオープニング記念の作品。ハープの音色が効果的に用いられています。ヨンスドッティ ルの「フラッター」はオリヴィエ・メシアンの生誕100周年を記念する作品。鳥の声、コオロギ、バッタの鳴き声が 楽器によって模倣されています。ヨハンソンはアイスランドで最初に十二音音楽を書いた作曲家の一人です が、この「アダージョ」では調性感のある美しい旋律が用いられています。


H.M.F
HMM-902686(2CD)
バッハ:ブランデンブルク協奏曲(全6曲) ベルリン古楽アカデミー
イザベル・ファウスト(Vn/ヤコブス・シュタイナー(1658年製))
アントワン・タメスティ(ヴィオラ/1672年製ストラディヴァリウス「マーラー」)

録音:2021年3,5月
ベルリン古楽アカデミーのブランデンブルク協奏曲の登場!これだけでも心躍るのに、なんとイザベル・ファウストとアントワン・タメスティという世界的 名手がゲストに登場しているという、前代未聞のスケールの録音の登場です。ベルリン古楽アカデミーは1998年にブランデンブルク協奏曲を録音(HMM 931634)、以降幾度となく演奏会でも取り上げており、まさにかれらの手中に完全に収められたもの。自由自在、余裕たっぷりにあそびのあるアンサンブルが 展開されております。また、ファウストとはバッハのヴァイオリン協奏曲集(KKC 6219/ HMM 902335)で素晴らしい録音を成し遂げ、タメスティともテレマ ンの協奏曲プロジェクトでお互いをよく知り尽くした上でのレコーディングとなっております。
ファウスト、タメスティ両名が参加している第 3 番では終楽章の目もくらむようなスピード感で展開されるパッセージが圧巻!ファウストが参加している第 4 番はリコーダーが活躍する楽曲ですが、ファウストの攻めに攻めた、典雅で超絶技巧のパッセージもまた聴きもの。第6番はヴァイオリンが含まれない少し珍しい 編成の作品ですが、ヴィオラのタメスティの存在感が際立っています。ほかにもアルパーマンの雄弁すぎるチェンバロや、管楽器の面々のうまさ!語りつくせぬ聴 きどころの連続ですが、まるで6曲全体がひとつの大きな組曲であるように感じるくらい、ひといきに聴いてしまいます。作品当時の奏者たちも高い技巧の持ち 主だったことは夙に知られるところですが、あらためてその史実に驚きとともに思いをはせると同時に、当時の演奏の現場の熱気と活気、そして聴衆たちの興奮 までもが再現されているよう。即興感と心地よい疾走感に満ちた、尋常ならざる熱気とエネルギーと気魄にみなぎった演奏です。 (Ki)

Pentatone
PTC-5186952(1CD)
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲集
ヴァイオリン協奏曲第1番変ロ長調 K.207(カデンツァ:シュナイダーハン)
ヴァイオリンとオーケストラのためのアダージョ ホ長調 K.261
ヴァイオリンとオーケストラのためのロンド ハ長調 K.373
ヴァイオリンとオーケストラのためのロンド 変ロ長調 K.269/261a
ヴァイオリン協奏曲第2番ニ長調 K.211(カデンツァ:シュナイダーハン)
アラベラ・美歩・シュタインバッハー(Vn/ストラディヴァリウス Ex Benno Walter 1716年製))
ルツェルン祝祭弦楽合奏団
、ダニエル・ドッズ(指)【音楽監督】

録音:2021年2月パウル・ザッハー・ザール、バーゼル(スイス)
人気と実力を兼ね備えた麗しきヴァイオリニスト、アラベラ・美歩・シュタインバッハー。ニューヨーク・タイムズは、「叙情と情熱のバランスのよさ―彼女の長 所は、とりわけ磨き抜かれたテクニックと美しく多彩な音色にある」と評しています。
当アルバムはモーツァルトのヴァイオリン協奏曲の第2弾で、ヴァイオリン協奏曲第3-5番を収めた2013年録音の第1弾(PTC-5186479)以来、実に 8年ぶりのモーツァルトの録音です。共演は第1弾同様、ダニエル・ドッズ率いるルツェルン祝祭弦楽合奏団(ルツェルン弦楽合奏団、ルツェルン音楽祭弦楽 合奏団)です!
第2弾はヴァイオリン協奏曲第1番、第2番に加えてヴァイオリンとオーケストラのためのアダージョそしてロンドも収録しております。優美で艶やかなシュ タインバッハーのモーツァルトは極上の一言。協奏曲では当団の創設者でもあるヴォルフガング・シュナイダーハン作曲のカデンツァを採用。当団との絶大なる信 頼関係のもと、ふくよかなモーツァルトをご堪能いただけます。また、当録音では1716年製のストラディヴァリウス?Ex Benno Walter“を用いて演奏。ベ ンノ・ヴァルター(1847-1901)はR・シュトラウスのヴァイオリン協奏曲を献呈されたヴァイオリニストで、シュタインバッハーが敬愛する作曲家と深く 関わる演奏家が所有していた楽器で喜びに満ちた演奏を聴かせます。
演奏の素晴らしさはもちろんのこと、エルド・グルート、ジャン=マリー・ヘイセンなどPENTATONE レーベルが誇る技術陣による録音です。 (Ki)

SONARE
SONARE-1053(1CD)
税込定価
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調 Op.26
磯崎陽一(Vn)
新通英洋(指)東京シティPO

録音:2021年4月20&21日/所沢ミューズ、アークホール
元・新日本フィル コンサートマスター磯崎陽一の2021年の最新録音は東京シティ・フィルハーモニックOとの共演でメンデルスゾーンとブルッフの協 奏曲録音!磯崎の艶やかな音色が十分に堪能できる内容です。
「(磯崎の)オーケストラ経験がこの録音にも見事に反映され、すべてに齟齬のない一体感のある音楽がつくりあげられています。」(萩谷由喜子 ライナーノーツ より)

KLARTHE
KLA-111 (1CD)
シューマン:チェロ協奏曲 イ短調 Op.129(コリャール編曲によるチェロと弦楽アンサンブル版)
ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 遺作(コリャール編曲によるヴァイオリンと弦楽アンサンブル版)
ジル・コリャール(指、Vn)、
ナデージュ・ロシャ(Vc)
トゥールーズ室内O

録音:2020年8月26-29日/トゥルヌフイユ(フランス)
トゥールーズ室内Oの芸術監督でヴァイオリストのジル・コリャールがシューマンのチェロ協奏曲、ヴァイオリン協奏曲をそれぞれ独奏楽器と弦楽アンサン ブル版に編曲。ヴァイオリン協奏曲では弾き振りを披露しております。
コリャールはピリオド楽器の演奏も学んでおり、その自然な運弓とともに官能的な美音で聴かせます。チェロのナデージュ・ロシャはハインリヒ・シフやアンナー・ ビルスマのマスタークラスを受講するなど、自身の中心に据えるジャンルはクラシックながら現在は民族音楽など幅広いレパートリーを披露し注目を集めています。 このシューマンでも雄弁に語りかけます。 (Ki)

2L
2L-166SABD
(Blu-ray Disc Audio+SACD Hybrid)
ストーレ・クライベルグ(1958-):ヴァイオリン協奏曲第2番(2017)
Dopo(1993)(Vcと弦楽オーケストラのための)
ヴィオラ協奏曲(2019)
ストーレ・クライベルグの協奏曲
マリアン ネ・トーシェン(Vn)
フレードリク・シェーリン(Vc)
アイヴィン・リングスタード(Va)
トロンハイムSO
ペーテル・シルヴァイ(指)
[楽器 Violin:G. B. Guadagnini, 1745/Viola: “ex-Vieuxtemps” G. B. Guadagnini, 1768/Cello: F. Ruggieri, 1688]

録音:2020年6月、8月 オラヴホール(トロンハイム、ノルウェー)
ストーレ・クライベルグ Stale Kleiberg(1958?)は、ノルウェーでもっとも国際的な知名度の高い作曲家のひとりです。芸術性を損なうことなく聴き手との コミュニケーションを図るというスタイルの音楽は、広く支持され、各国のオーケストラやアンサンブルからの委嘱がつづいていると言います。歌劇「ダビデとバト・ シェバ」(2L 084SABD)や「現代人のためのミサ曲」(2L 136SABD)を制作した 2L レーベルがリリースするクライベルグの新作は、グラミー賞にノミネー トされた『Treble and Bass』(2L 59SACD)に次ぐ「協奏曲」アルバムです。新旧3つの作品が、ペーテル・シルヴァイ Peter Szilvay(指)トロンハイム SOの演奏で収録されています。
「ヴァイオリン協奏曲第2番」は、画家シェル・パール=イーヴェシェン Kjell Pahr-Iversen(1937?)の80歳誕の生日を記念してスタヴァンゲルのコン サートホールで行われたコンサートのために作曲されました。第1楽章「イコン(Ikon)」第2楽章「ドン・キホーテの軍隊(Don Quixote’s Army/Don Quijotes arme)」第3楽章「門が開く(The Gates Unfold/Portene apner seg)」。イーヴェシェンの絵の題名をつけた3楽章の作品です。
「Dopo」は、1993年、当時バルカン半島で進行中だった戦争から強い影響を受けて作られた作品です。「『ホロコースト』からわずか50年しか経っていない にもかかわらず『民族浄化』の単語がわれわれの日常の辞書にふたたび現れた」痛ましい事実を示すため、「後に」を意味するイタリア語の曲名がつけられました。 「ホロコースト三部作」の一作として、「嘆き:シッシ・クライン追悼(Lamento: Cissi Klein in Memoriam)」(Aurora ACD 5032)と「ナチ迫害の犠牲 者のためのレクイエム(Requiem for the Victims of Nazi Persecution)」(Simax PSC 1257)に先立って作曲され、ポーランドのペンデレツキも指 揮者として取り上げるなど、多くの国で演奏されてきました。
「ヴィオラ協奏曲」は、アイヴィン・リングスタードとトロンハイムSOのための作品です。エドヴァルド・ムンクの連作絵画『生命のダンス』からインスピレー ションを得たといい、「同じ種子」から成長した、対照的な性格の3つの楽章から構成されています。
このアルバムも、COVID-19 の影響の下で企画され、2020年3月のロックダウンといったさまざまな障害を乗り越えて録音セッションが実現しました。ロン ドンのナッシュ・アンサンブルのリーダーを務めたマリアンネ・トーシェン Marianne Thorsen(1972?)、デンマークSQのチェリストのフレードリク・ スコイエン・シェーリン Fredrik Schoyen Sjolin(1982?)、オスロ・フィルハーモニックと共演してウォルトンの「ヴィオラ協奏曲」を録音するなど、これから の活躍を期待されているヴィオラ奏者のアイヴィン・ホルツマルク・リングスタード Eivind Holts-mark Ringstad(1994?)。作曲者のクライベルグも制作に 関わり、プログラムノーツも執筆しています。

[Pure Audio Blu-ray ディスクと SACD ハイブリッドディスクをセットにしたアルバムです。Pure Audio Blu?ray ディスクにはインデックスを除き映像は収録されていません。SACD ハイブリッドディスクはSACDブレーヤーとCDプレーヤーで再生できますが、Pure Audio Blu-ray ディスクはCDやDVDのプレーヤーでは再生できないので、Blu?ray プレーヤーもしくは Blu?ray 対応のPCをお使いください。][Pure Audio Blu-ray ディスクと SACD ハイブリッドディスクをセットにしたアルバムです。Pure Audio Blu?ray ディスクにはインデックスを除き映像は収録されていません。SACD ハイブリッドディスクはSACDブレーヤーとCDプレーヤーで再生できますが、Pure Audio Blu-ray ディスクはCDやDVDのプレーヤーでは再生できないので、Blu?ray プレーヤーもしくは Blu?ray 対応のPCをお使いください。]

BRIDGE
BCD-9538(1CD)
モーツァルト:ピアノ協奏曲集Vol.3
ピアノ協奏曲第14番変ホ長調K.449
ピアノ協奏曲第27番変ロ長調K.595
アン=マリー・マグダーモット(P)
セバスティアン・ラング=レッシング(指)オーデンセSO

録音:2019年8月デンマーク・オーデンセ、カール・ニールセン・ホール
使用楽器:ヤマハCFX
※アン=マリー・マグダーモットのモーツァルト;ピアノ協奏曲集Vol.3。これまでリリースされた第1集(第13番、6番:BRIDGE9518)、第2集(第16、15、5番:BRIDGE9523)はいずれも彼女のクリアなタッチ、スマートで清潔感のある演奏で好評を得ました。本盤では、いよいよモーツァルト最晩年の傑作、第27番が登場。マグダーモットのピアノはここでもクリスタルのようなきらめくタッチで天上の音楽を奏でます。緩徐楽章の第2楽章ではチャーミングな中にも静かな祈りを感じさせる演奏になっています。全てのモーツァルティアン必携の一枚です。

GALLO
GALLO-1640(1CD)
ウルス・ヨゼフ・フルーリー(b.1941):協奏曲集
(1)ヴァイオリン協奏曲ニ長調(1971/72)
(2)ロマンティックなピアノ協奏曲 イ短調(2010/11)
ウルス・ヨゼフ・フルーリー(指)
ビールSO
(1)アレクサンドル・ドゥバッハ(Vn)
(2)マーガレット・ジンガー(P)

録音:(1)2001年8月24日、(2)2011年8月25-26日、ともにスイス・ゾロトゥルン・コンサート・ホール(Live)
※ウルス・ヨゼフ・フルーリーはスイスの作曲家。ヴァイオリニストでもあり、バーゼル室内Oのメンバーでもあった。彼の作風は一貫してロマン的なもので後期ロマン派から20世紀前半の諸傾向である(12音主義、無調をのぞく)印象主義、新古典主義などから影響を受けています。無調、前衛主義を固く拒否し美しいハーモニーとメロディをひたすら追求する。ヴァイオリン協奏曲は自身がヴァイオリニストということもあり、ベルク、コルンゴルトの協奏曲を彷彿とさせる華麗な名品。果敢にも(?)「ロマンティックな」と銘打たれたピアノ協奏曲は2011年の作品にも関わらずシューマン(シューマンのピアノ協奏曲と同じイ短調である)、ブラームス、また時にチャイコフスキーさえ思わせる重厚で叙情的な力作。今どき、何もそこまでしなくても、と思いつつ、つい聴き込んでしまう、なかなかの作品です。フルーリーは、さながらスイスの別宮貞雄とでも言うべきか。

King International
KKC-2531(1CD)
(UHQCD)
田中希代子のベートーヴェン他
(1)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37〜第1楽章
(2)スカルラッティ:ソナタ ニ短調K.9 (L.413)
(3)平尾貴四男:ピアノ・ソナタ〜第1、第3楽章
(4)宍戸睦郎:ピアノと打楽器群と管弦楽のためのピアノ協奏曲(1960)
田中希代子(P)
サミュエル・ボー=ボヴィ(指)スイス・ロマンドO(1)、
森正(指)ビューネン・グルッペ(4)

録音:1952年11月10日ヴィクトリアホール(第8回ジュネーヴ国際コンクール、ガラコンサート。ライヴ)(1)、
1957年2月11日フランス放送スタジオ(パリ)(2)(3)、
1960年11月13日杉並公会堂(セッション)(4)
[INA&ニッポン放送音源]
全てモノラル
驚愕の録音がフランス国立視聴覚研究所(INA)に残っていました。1952年に行われた第14回ジュネーヴ国際コンクールのピアノ部門で田中希代子が日本人 初の最高位(1位なしの2位)に入賞、そのガラコンサートのライヴ。
田中希代子はベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番の第1楽章のみを披露していますが、オーケストラの序奏が終わり、ピアノが最初の音を放った瞬間から魔術 にひきこまれてしまいます。輝かしい音、壮絶なまでに激しい演奏で、聴衆の熱狂ぶりが凄まじいのも納得。珍しいライネッケのカデンツァも聴きものです。
ジュネーヴの5年後、フランスの放送用に収録されたスカルラッティのニ短調のソナタと平尾貴四男のピアノ・ソナタの第1、3楽章も非常に貴重。スカルラッティ はニッポン放送音源にはなかったニ短調K.9 (L.413)で、さりげなくも主張の強い芸風が表れています。また平尾のソナタは非常な難曲ながらよく弾かれる名作 ですが、田中希代子の演奏は火のような情念と超絶技巧で蒼然とさせられます。
ニッポン放送所蔵の超お宝音源は、かつて田中希代子の夫君だった宍戸睦郎のピアノ協奏曲。ニッポン放送が昭和35年の文化庁芸術祭に参加させるため宍戸 に委嘱し、同年11月13日に杉並公会堂で収録されたもの。田中希代子の協奏曲セッションは極めて珍しく、また同曲唯一の録音でもあり、その価値は計り知れ ません。宍戸睦郎はこの曲でピアノの打楽器的な面を強調したと述べていますが、田中希代子の強靭な打鍵とボルテージの高さで作品をさらに高い次元に引き上 げています。 (Ki)

Ars Produktion
ARS-38322(1SACD)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第19番ヘ長調 KV.459
ベートーヴェン:交響曲第1番ハ長調 Op.21
アレッサンドロ・デリャヴァン(P)、
アドリヤ・チェパイテ(指)、
北西ドイツPO
ショパンやアルカンの録音で知られる1987年生まれのイタリアのピアニスト、アレッサンドロ・デリャヴァンによるモーツァルトのピアノ協奏曲。デリャヴァンは辻井伸行が優勝した2009年のヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールでジョン・ジョルダーノ審査委員長特別賞を受賞しており、その個性的な演奏が専門家、音楽愛好家の双方から高く評価されています。オーケストラはドイツ、オストヴェストファーレン=リッペ地域のコンサート・ライフに欠かせない存在であり、この地域の魅力的な文化大使となっている北西ドイツPO。指揮は声楽にも精通したリトアニア出身の女性指揮者アドリヤ・チェパイテです。

Hyperion
CDA-68361(1CD)
クラシカル・ピアノ・コンチェルト・シリーズVol.8 〜 ゲオルク・ベンダ:ピアノ協奏曲集
ピアノ協奏曲ヘ短調
ピアノ協奏曲ト短調
ピアノ協奏曲ト長調/ピアノ協奏曲ロ短調
ハワード・シェリー(P&指)、
ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズ

録音:2020年9月15日−16日、福音史家聖ヨハネ教会(アッパー・ノーウッド、ロンドン)
ハイペリオンの大人気シリーズ「ロマンティック・ピアノ・コンチェルト(RPC)」の姉妹シリーズとしてスタートした、古典派の知られざるピアノ協奏曲を発掘していく"クラシカル・ピアノ・コンチェルト(CPC)" シリーズ。第8弾では、モーツァルトにも影響を与えたという前古典派の音楽家ゲオルク・ベンダの4つのピアノ協奏曲が登場。
モーツァルトの父やバッハの子供たちと同世代であるゲオルク・アントン・ベンダ(1722−1795)は、ボヘミア起源の有名な音楽一家に生まれ、作曲家、ヴァイオリニスト、カペルマイスターとして活動したチェコ系ドイツ人音楽家。ヴァイオリニストのフランツ・ベンダは兄。ゲオルク・ベンダが作曲したメロ・ドラマはモーツァルトにも影響を与えるなど、当時から高い評価を得ており、ここでは、18世紀の優雅さと冷静さを内包したベンダの知られざる魅力を、お馴染みハワード・シェリーとロンドン・モーツァルト・プレーヤーズの上質な演奏で蘇らせます。

DUX
DUX-1316(1CD)
パチョルキエヴィチ:ヴァイオリン協奏曲集
ヴァイオリン協奏曲
2本のヴァイオリンとオーケストラのための協奏曲*
シモン・テレツキ(Vn)、
タデウシュ・ゴジナ(Vn)*、
フーベルマン・フィルハーモニー・チェンストホヴァ、
アダム・クロチェク(指)

録音:2016年、チェンストホヴァ(ポーランド)
20世紀ポーランドのコンポーザー=オルガニスト、タデウシュ・パチョルキエヴィチ(1916−1998)が作曲した2つのヴァイオリンのための協奏曲の貴重なレコ―ディング。
ワルシャワ音楽院でオルガンを学んだ後、カジミェシュ・シコルスキに作曲法を師事したパチョルキエヴィチ。その後、1945年にはプウォツクにカロル・シマノフスキ音楽学校を設立し、現在のショパン音楽大学でも作曲家の教授として後進の育成に携わるなど、ポーランド楽壇の発展に尽力した音楽家の1人として知られています。

Channel Classics
CCS-43921(1CD)
ハイドン&ストラヴィンスキー
ハイドン:ヴァイオリン協奏曲第4番ト長調 Hob.VIIa:4(カデンツァ:ロザンネ・フィリッペンス)
ストラヴィンスキー:バレエ音楽 「妖精の接吻」〜ディヴェルティメント(ジェイムズ・レジャー編曲/ヴァイオリンと弦楽オーケストラ版)
ハイドン:ヴァイオリン協奏曲第1番ハ長調 Hob.VIIa:1(カデンツァ:アンナー・ビルスマ)
ロザンネ・フィリッペンス(Vn&指)
、ザ・フォンデル・ストリングス

録音:2021年4月、アムステルダム・コンセルトヘボウ(オランダ)
ロザンネ・フィリッペンスは、オランダのハーグ王立音楽院、ドイツのハンス・アイスラー音楽大学でヴァイオリンを学び、2009年のオランダ国際ヴァイオリン・コンクール(オスカー・バック・コンクール)で第1位、2014年のフライブルク国際ヴァイオリン・コンクールで最優秀賞に輝いたオランダの華麗なる才女。2015年には歴史あるエリザベート王妃国際音楽コンクールでも入賞。現在は、ジャニーヌ・ヤンセンが15年に渡り愛用してきた銘器、1727年製のストラディヴァリウス「Barrere(バレール)」をエリーゼ・マティルデド財団から貸与されるなど、オランダでもっとも注目を浴びる若手奏者の一人として活躍しています。
Channel Classicss第6弾となるアルバムでは、コロナ危機において、オランダのトップミュージシャンによるアンサンブルを結成し、ハイドンのヴァイオリン協奏曲とストラヴィンスキーのディヴェルティメントの編曲版を「プレイ&ダイレクト」で録音するという夢が実現。フィリッペンスはハイドンとストラヴィンスキーという一見あまり結びつかないように思えるユニークな組み合わせを演奏することが多く、それぞれの音楽が持つ率直さ、軽快さ、知性、そして特に小さな終楽章で聴かれるユーモアなどの点が素晴しいペアであると語っています。
2020年12月、コロナ・パンデミックの最中で誕生した「ザ・フォンデル・ストリングス(The Vondel Strings)」は、多くのメンバーがオランダの二人の名教師、コーシエ・ヴァイゼンベークとヴェラ・ベスの元生徒から成り立っています(フィリッペンス自身もヴァイゼンベークとベスの教え子の1人)。ヴェラ・ベスの個性的な演奏への意欲を受け継いでおり、彼女が夫のアンナー・ビルスマとともに最近まで暮らし、授業を行ってきたアムステルダムのフォンデルストラートにある家の愛称「The Vondel」からアンサンブルの名前が取られています。

Chandos
CHAN-20234(1CD)
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲集 Vol.1
ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調 K.216*
ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調 K.218*
ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 Op.1-4, K.304†
フランチェスカ・デゴ(Vn)、
ロジャー・ノリントン(指)*、
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナルO*、フ
ランチェスカ・レオナルディ(P)†

録音:2019年8月1日−2日、ロイヤル・コンサート・ホール(RSNOセンター、グラスゴー)(協奏曲)、2021年3月25日、ファツィオリ・コンサート・ホール(サチレ、イタリア)(ソナタ)
1989年イタリア出身、朗々たる響き、説得力のある解釈、隙のないテクニックを誇り、国際的なシーンでもっとも人気を集める若きヴァイオリニストの一人、フランチェスカ・デゴ。CHAN-dos専属契約第1弾としてリリースされ、パガニーニ自身が所有し愛奏したヴァイオリンを使用して話題を呼んだ「イル・カノーネ」(PCHAN-20223/CHAN-20223)に続く待望のシャンドス第2弾は、伝説的な指揮者であり、ピリオド・パフォーマンスのパイオニア、サー・ロジャー・ノリントンと共演したモーツァルトのヴァイオリン協奏曲集がスタート!
伴奏はスコットランドの名門、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナルO(RSNO)。作品が初演されたザルツブルクの宮廷楽団の規模や配置を再現するため、RSNOの弦楽器の数を減らし、ヴァイオリンを対向配置にしており、ノリントンの細部へのこだわりとスタイルがフランチェスカ・デゴの音楽性と見事に響き合い、モーツァルトの名作の美しく新鮮で魅惑的な解釈を生み出しています。
アルバムの最後には、モーツァルトのヴァイオリン・ソナタ K.304も収録。前作でも共演したデゴのリサイタル・パートナー、フランチェスカ・レオナルディとの共演です。

H.M.F
HMM-902602(1CD)
ブラームス:悲劇的序曲Op.81
 ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15
ケルビーニ:歌劇「エリザまたはモン・サン・ベルナール氷河への旅」序曲
アレクサンドル・メルニコフ(P/1859年頃ブリュトナー製)
アイヴァー・ボルトン(指)
バーゼルSO

録音:2020年6月/ランドガストホフ・リーエン(スイス)
好調のメルニコフがブラームスの協奏曲に挑戦。それも師リヒテルが得意とした2番ではなく、彼が弾かなかった第1番をあえて選んでいます。
注目はこの曲が発表された1859年頃に製作されたブリュトナー・ピアノを用いていること。オーケストラはモダンのバーゼルSOですが、バロック・オ ペラや古楽器に精通するアイヴァー・ボルトンが指揮を務めているため、一種独特な音世界にひたれます。
カップリングはブラームスの「悲劇的序曲」とケルビーニの歌劇「エリザまたはモン・サン・ベルナール氷河への旅」序曲。後者はスイスを舞台にした作品で、 オペラ指揮者でもあるボルトンの真骨頂とも言えますが、実はブラームスのピアノ協奏曲が世界初演の5日後にライプツィヒで作曲者独奏のもと行われた際、最 初に演奏された曲とのこと。この時の協奏曲は大失敗に終わり、ブーイングの嵐にブラームスは傷ついたとされます。
もちろん当アルバムのメルニコフは充実の名演。ブリュトナーの深みのある音色、じっくり解きほぐしていく語り口、クライマックスでの圧倒的な音楽と音量の 大きさなど、成熟ぶり著しい姿を伝えてくれます。 (Ki)

MELODIYA
MEL-1002599(2CD)
NX-C01
バッハ&モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲集
【CD1】
バッハ
1-3. ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 BWV 1041
4-6. ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調 BWV 1042
7-9. 2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV 1043
【CD2】
モーツァルト
1-3. ヴァイオリン協奏曲第1番変ロ長調 K. 207
4-6. ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調 K. 219
7-9. ヴァイオリン協奏曲(第7番) ニ長調 K. 271a
ダヴィッド・オイストラフ(Vn)
イーゴリ・オイストラフ(Vn)…CD1:7-9
モスクワ室内O…CD1
ルドルフ・バルシャイ(指)…CD1
モスクワPO…CD2:1-3
モスクワRSO…CD2:4-6
ソビエト国立SO…CD2:7-9
キリル・コンドラシン(指)…CD2

録音:1959年…CD1:1-6
不明…CD1:7-9
1963年…CD2:1-3
1947年…CD2:4-6
1950年…CD2:7-9 ※全てモノラル
ダヴィッド・オイストラフ(1908-1974)の演奏によるバッハとモーツァルトのヴァイオリン協奏曲集。 ブラームスやチャイコフスキーを得意としたオイストラフですが、バッハも彼の大切なレパートリーでした。なかで も「2つのヴァイオリンのための協奏曲 BWV1043」は1923年にオデッサで行われた演奏会で演奏して以 来、1946年から1972年にかけて10回以上の録音を行うほど愛した作品であり、その中には彼の息子、 イーゴリとの演奏が少なからず存在します。 この2枚組に収録されたバッハはバルシャイが指揮するモスクワ室内Oとの演奏。イーゴリとの「2つの ヴァイオリンのための協奏曲」と、「ヴァイオリン協奏曲第1番 BWV1041」そして、これまでMelodiyaレーベ ルからはLPのみが発売されていた「ヴァイオリン協奏曲第2番 BWV1042」をまとめて聴くことができます。 オイストラフはモーツァルトも得意としており、晩年には弾き振りでの演奏も披露しましたが、ここでは長年にわ たり共演を続けたコンドラシンとの録音が収録されています。オイストラフの美しい音色と情感豊かな音楽を 存分に楽しめます。

MELODIYA
MEL-1002639(1CD)
NX-C07
メンデルスゾーン/シューマン:ヴァイオリン協奏曲
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op. 64(1844年版)
シューマン:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 WoO 23
アリョーナ・バーエワ(Vn)
ペルシムファンス(ファースト・シンフォニー・アンサンブル)

録音:2019年
自身の作品を改訂することが多かったメンデルスゾーン、有名なホ短調のヴァイオリン協奏曲もその例にもれること はありませんでした。現在、演奏されているのは、1845年3月にこの曲を初演したフェルディナンド・ダヴィッドに献 呈された版ですが、最近になって発見され2018年に出版されたのは「1844年版」と呼ばれる改訂前のもの。 第1楽章から、一聴しただけでわかるほどの旋律の違いなどが数多くあり、メンデルスゾーンの創作過程を窺いし ることができる貴重な資料でもあります。このアルバムでバーエワは、まだ広くは知られているとは言えないこの 1844年版を演奏。新しいアプローチを聴かせます。 また、シューマン最後のオーケストラ作品となったヴァイオリン協奏曲は、彼の遺族の意向により長い間封印されて いた曲であり、初演は1937年になってからのことでした。しかし20世紀後半になってから採り上げる奏者が多く なり、今では人気作品の一つとなっています。 ヴァイオリニストのアリョーナ・バーエワは2001年の「ヘンリク・ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクール」、2007 年「仙台国際音楽コンクール」などの主要コンクールで優勝を飾り、世界的に活躍している演奏家。今作では指 揮者を持たないアンサンブル「ペルシムファンス」と共演し、息のあった演奏を披露しています。

CPO
CPO-555356(1CD)
NX-B10
ベルンハルト・ロンベルク(1767-1841):チェロ協奏曲第4番&第6番 他
チェロ協奏曲第4番ホ短調 Op. 7
チェロ協奏曲第6番ヘ長調 Op. 31
ロンド・カプリチョーソ ヘ長調 Op. 69 - チェロと弦楽四重奏のために
ラファエル・ウォルフィッシュ(Vc・指)
ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズ

録音:2020年3月2-3日、2020年9月19日
ベートーヴェンと同時代にドイツで活躍したチェリスト、ベルンハルト・ロンベルク。彼は同い年の従兄弟アンド レアスとともにヨーロッパを演奏旅行し、1790年にはボンの選帝侯宮廷オーケストラに参加、ベートーヴェン とも出会ったことでも知られています。彼のチェロの腕前は広く知られており、ライプツィヒでは「現在存命中の チェリストの中で最も完成度の高い作曲技術を持っている」と作曲家としても高く評価されています。このア ルバムに収録されている第4番のチェロ協奏曲は、最も愛されているロンベルクの作品であり、やはり名奏者 として知られたフリードリヒ・ドッツァウアーやマックス・ボーラーもこの曲を大切なレパートリーにしていました。ま た1812年にサンクトペテルブルクで初演された第6番も聴衆たちに熱狂的に迎えられ、地元の批評家も 高く評価するなど、多くの人を魅了しました。 今回、これらの曲を演奏するのは名手ラファエル・ウォルフィッシュ。ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズを指揮 しながらチェロも担当、作品を完全に掌握した見事な演奏を聴かせます。

CPO
CPO-555209(1CD)
NX-B10
フランツ・アントン・ディムラー(1753-1827): クラリネット協奏曲集
クラリネット協奏曲 ホ長調(1795)
クラリネット協奏曲 変ロ長調(1796)
クラリネット協奏曲 変ロ長調
ニコラウス・フリードリヒ(Cl)
マンハイム・プファルツ選帝候室内O
ヨハネス・ヴィリッヒ(指)

録音:2018年2月13-16日
世界初録音
マンハイムに宮廷を置いたプファルツ選帝侯カール4世フィリップ・テオドール(1724-1799)おかかえの楽団 は、当時最高の楽器の名手たちを集めていただけではなく、彼らが優れた作曲家であったことでも際立って いました。メンバーには宮廷楽長を務めたヨハン・シュターミッツと彼の息子カール、ゲオルク・ヨーゼフ・フォーグ ラー、クリスティアン・カンナビヒなどが在籍しており、彼らは後に「マンハイム楽派」と呼ばれ一世を風靡しまし た。もちろんメンバーの中には、優れた才能を持っていながらも、名前が忘れられてしまった人もいます。 このアルバムに登場するフランツ・アントン・ディムラーもそんな一人。マンハイムではホルン奏者を務め、後に コントラバスに転向した彼は、存命中は高く評価されミュンヘンでも活躍しましたが、現在ではかろうじて、何 曲かのクラリネット協奏曲の存在がごく一部の専門家に知られるのみ。このアルバムには、今回初録音とな る3曲のクラリネット協奏曲を収録。どれも巧妙に書かれたソロ・パートが特徴で、クラリネットはオーケストラ の伴奏に乗ってあらゆる技巧を披露、楽器の魅力を存分に見せてくれます。今回ソロを務めるのは、ドイツ 出身のニコラウス・フリードリヒ。マンハイム国立劇場Oの首席奏者であり、また現代音楽の紹介に も尽力する名手です。

ALPHA
ALPHA-749(1CD)
サン・サーンス:動物の謝肉祭 ほか
サン・サーンス:動物の謝肉祭*
プーランク:2台のピアノのための協奏曲*
アンリ・カザリス(1840-1909)詩:死の舞踏
サン・サーンス:死の舞踏 Op. 40
デュオ・ヤテコック(P・デュオ)
アレックス・ヴィゾレク(語り)
リール国立O
リュシー・ルゲ(指)*

録音:2020年9月 ヌーヴォー・シエクル、オーディトリアム、リール
現代音楽を中心としたパフォーマンスが人気を呼び、フランスで大いに受けているデュオ・ヤテコック。名前の由来はハンガリー語で「遊び」を意 味し、クルターグが同名のピアノ曲を書いています。彼女たちと、ラジオ・フランスで人気のパーソナリティー、アレックス・ヴィゾレクが手を組んだ 『動物の謝肉祭』が登場。ヴィゾレク自身が新たに書いたテキストを用いており、演奏との親密さがたいへん好感の持てる出来栄えです。「ピ アニスト」で聴かせるデュオ・ヤテコックの”外しぶり”もさすが。そして同時収録されたプーランクの協奏曲では、彼女たちの本領発揮ともいえる 鋭い演奏と、抒情性とクールさのバランスが絶妙な緩徐楽章も楽しむことが出来ます。「死の舞踏」の前には、ヴィゾレクの朗読によって作品 の元になったアンリ・カザリスの詩も収録。サン=サーンス歿後100年記念リリースです。ブックレットはフランス語のみ。

NAR Classical
NAR-10919(1CD)
クララ&ロベルト・シューマン:ピアノ協奏曲集
クララ・シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 Op.7
シューマン
:ピアノ協奏曲イ短調 Op.54、
 序曲「メッシーナの花嫁」Op.100
エンリカ・チッカレッリ(P)、
フリーデマン・レイヤー(指)、
モンペリエ・ラングドック=ルシヨン地域圏PO

録音:1995年6月14日−16日、歌劇・ベルリオーズ(モンペリエ、フランス)
ロベルトとクララのシューマン夫妻が書いた「2つのイ短調のピアノ協奏曲」をカップリングした好プログラムでソリストを務めたのは、イタリアの女流ピアニスト、エンリカ・チッカレッリ。
旧AGORA音源のこの演奏が初めてリリースされた頃、そのピアニストとしての実力だけでなく、その美貌から「天は二物を与えた」、「美人ピアニスト」など話題となったチッカレッリ。
シューマンのピアノ協奏曲はチッカレッリの十八番の1つでもあるだけに、今回の復刻はファンにとって朗報と言えるでしょう。
NAR Classical
NAR-130182(1CD)
ヴィヴァルディ:弦楽器の為の協奏曲とシンフォニア集 Vol.1
シンフォニア ト長調 RV.149/協奏曲ハ短調 RV.120/協奏曲ヘ長調 RV.140/協奏曲変ロ長調 RV.167/協奏曲ホ短調 RV.134/協奏曲イ長調 RV.160/協奏曲ニ長調 RV.126/協奏曲ト長調 RV.150/協奏曲ハ短調 RV.118/協奏曲ト短調 RV.152/協奏曲イ長調 RV.158
ニコラオス・ヴェリシオティス(指)、モスクワ=モンペリエ・ソリステO

録音:1992年3月14月−16日、サル・アレグリア・ドゥ・ベラカーサ(モンペリエ、フランス)
1986年にフランスのモンペリエを拠点としてロシアの弦楽器奏者たちによって結成されたモスクワ=モンペリエ・ソリステOのヴィヴァルディ・シリーズの第1集。
モスクワ=モンペリエ・ソリステOをコンサートマスターとしてリードするのはレオニード・ソロコフ。
ユーリ・バシュメットのモスクワ・ソロイスツで第1コンサートマスターを務め、ウィーン国立音楽大やザグレブ音楽アカデミーの教授を務めるロシアの重鎮です。
NAR Classical
NAR-11219(1CD)
モーツァルト:クラリネット協奏曲イ長調 K.622
ロッシーニ:アンダンテ、主題と変奏変ロ長調、変奏曲ハ長調
アレッサンドロ・カルボナーレ(Cl)、
ヴラディスラフ・チャルネツキ(指)、
プフォルツハイム南西ドイツ室内O

録音:1997年3月2日−4日、ニーフェルン=エーシェルブロン(ドイツ)
フランス国立O首席を15年間務めた後、2003年からは母国イタリア、ローマのサンタ・チェチーリア国立アカデミーOの首席奏者として活躍する同国を代表するクラリネット奏者アレッサンドロ・カルボナーレがアゴラ(Agora)レーベルにレコーディングしたモーツァルトのクラリネット協奏曲が復活!
録音当時は30歳前後だったカルボナーレ。高度なテクニックを求められるパッセージを軽々と吹きこなし、モーツァルトの第2楽章での弱奏部分の音色、表現力の豊かさは流石の一言に尽きます。
若き日のカルボナーレが躍動する名演です。
NAR Classical
NAR-131182(1CD)
ヴィヴァルディ:弦楽器の為の協奏曲とシンフォニア集 Vol.2
協奏曲ニ長調 RV.123/協奏曲ト短調 RV.156/協奏曲ハ短調 RV.119/協奏曲ヘ短調 RV.143/協奏曲イ長調 RV.159/協奏曲ニ短調 RV.129「マドリガーレ風」/協奏曲ト短調 RV.156/協奏曲イ短調 RV.161/協奏曲ト長調 RV.151「アラ・ルスティカ」/協奏曲ヘ長調 RV.138
ニコラオス・ヴェリシオティス(指)、モスクワ=モンペリエ・ソリステO

録音:1992年4月10月−12日、サル・アレグリア・ドゥ・ベラカーサ(モンペリエ、フランス)
1986年にフランスのモンペリエを拠点としてロシアの弦楽器奏者たちによって結成されたモスクワ=モンペリエ・ソリステOのヴィヴァルディ・シリーズの第2集には、「マドリガーレ風」RV.129など11曲の弦楽の為の協奏曲を収録。
ユーリ・バシュメットのモスクワ・ソロイスツで第1コンサートマスターを務め、ウィーン国立音楽大やザグレブ音楽アカデミーの教授を務めるロシアの重鎮、レオニード・ソロコフがここでもコンサートマスターとしてオーケストラを牽引しています。

KLARTHE
KLA-112(1CD)
ダミアン・ヴェントゥーラ〜サン=サーンス他
サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番イ短調 Op.33
ティエリー・ユイレ:チェロ協奏曲 Op.99
ラヴェル(ジャン・ステファン編):ハバネラ形式の小品(Vcとオーケストラ編)
サン=サーンス(ダミアン・ヴェントゥーラ編):ロマンス Op.36
サン=サーンス(飯吉真子編):白鳥
ダミア ン・ヴ ェントゥーラ(Vc)
トゥールーズ室内O、
ジル・コリャール(指)

録音:2020年8月/トゥルヌフイユ(フランス)
フォーレのアルバム(KLA-008)で高い評価を得たダミアン・ヴェントゥーラが、トゥールーズ室内Oとの共演で初の協奏曲アルバムをリリース。今年 (2021年)に歿後100周年を迎えたサン=サーンスを主軸にコンポーザー・ピアニストのティエリー・ユイレのチェロ協奏曲、ラヴェルのハバネラ形式の小品を 収録。フランスのエスプリ漂う演奏を展開しております。 (Ki)

Hanssler
HC-21034(1CD)
ヴァイオリン&フルートによるメンデルスゾーン
(1)ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 遺作 MWV.O3
(2)ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64【ヴィルヘルム・ポップ/ヤクブ・コヴァレフスキ編曲によるフルート協奏曲版】
(3)無言歌集より【クリスチャン・ヴォルフ編曲によるヴァイオリンとフルート版】
第1巻第6曲 ト短調「ヴェネツィアの舟歌 第1」Op.19-6
第1巻第1曲 ホ長調 「甘い思い出」Op.19-1
第6巻第6曲 ホ長調「子守歌」Op.67-6
第5巻第6曲 イ長調「春の歌」Op.62-6
(1)(3)ヤロスラフ・ナドジツキ(Vn)、
(2)(3)クシシュトフ・カチカ(Fl)
ヤナーチェクPO、
ヤクブ・チェルノホルスキー(指)

録音:2020年8月17-19日/オストラバ(チェコ)
ヴァイオリンとフルートによるバッハのドッペル・コンチェルト(HC-21020)でも好演を聴かせたヴァイオリンのヤロスラフ・ナドジツキとフルートのクシシュト フ・カチカ。当アルバムではメンデルスゾーンに挑戦。なんとヴァイオリン協奏曲 ホ短調をフルート版で録音しました!驚くべきはカチカがヴァイオリンの奏法をフ ルートで再現していること。第1楽章のカデンツァから再現部にかけて、ヴァイオリンでは弓を跳ねさせるスピッカート奏法で演奏しますが、カチカは一音一音タン ギングしフルートで見事に表現。この驚異的な演奏は必聴です!
ニ短調のヴァイオリン協奏曲はメンデルスゾーン13歳のときに作曲した作品で、ユーディ・メニューインが1951年に蘇演した遺作です。当作品はムローヴァな どの名盤がありますが、演奏・録音がそれほどないだけに貴重。ナドジツキのしなやかな演奏で天才メンデルスゾーンの作品をお楽しみいただけます。最後にヴァ イオリンとフルートによる無言歌集から有名作品を収録。こちらも聴き逃せません!
ナドジツキはハチャトゥリアン国際音楽コンクール(2010)、ヤッシャ・ハイフェッツ国際コンクール(2000)などで上位入賞を果たしている逸材。一方、カチ カは2009年から2012年まで広州SOの首席フルート奏者を務めたのち、現在はソリストとして活動の幅を広げており、これまでにラン・ラン、ヨーヨ・マ、 五嶋みどり、サラ・チャンといった世界的アーティストとの共演を果たしております。


RHINE CLASSICS
RH-018(9CD)
「フバイ最後の弟子〜ガブリエラ・レンゲル(1920-1993)」


■CD1
(1)フバイ:ヴァイオリン協奏曲第3番ト短調Op.99(1906/07)
レスピーギ:ヴァイオリンと管弦楽の為の「秋の詩」
(2)ラロ:スペイン交響曲
■CD2
(1)ブラームス:ヴァイリン協奏曲
(2)ハイドン:二重奏曲ヘ長調Hob.XVIII:6
(3)メンデルスゾーン:ヴァイオリン・ソナタへ短調Op.4
■CD3
(1)シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第1番、第2番
(2)ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番
■CD4
「シューベルト:ヴァオリン作品全集(1)」
ヴァイオリン・ソナタイ長調Op.162,D.574/「しぼめる花」による変奏曲Op.160,D.802/華麗なロンドロ短調Op.70,D.895/幻想曲ハ長調Op.159,D.934
■CD5
(1)「シューベルト:ヴァオリン作品全集(2)」
ヴァイオリン・ソナタ(ソナチネ)集
(ニ長調D.384/イ短調Op.137,NO2,D.385/ト短調Op.137,NO3,D.408)
(2)モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第36番ヘ長調K.547
(3)ジャルディーニ(1716-1796):ヴァイオリン・ソナタ変ロ長調(c.1756)
■CD6
(1)パーセル:歌劇「妖精の女王」組曲(Vn版)
(2)ラロ:ヴァイオリン・ソナタニ長調Op.12
(3)ブリテン:ヴァイオリンとピアノの為の組曲Op.6(1934/35)
(4)レノックス・バークリー:(1903-1989):ヴァイオリンソナチネOp.17
(5)リヒャルト・フルーリー(1896-1967):ヴァイオリン・ソナタ第10番ニ短調(1960)「ガブリエラとアッティラのために」
■CD7
(1)バルトーク:ヴァイオリン二重奏曲より(Nos.25-27,29-36a,38,41-44)
(2)E.ドホナーニ:ヴァイオリン・ソナタ嬰ハ短調Op.21(1911)
T.ハルシャーニ(1898-1954):ヴァイオリン・ソナタ嬰ハ短調
バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第2番Sz.76
■CD8
(1)バルトーク:ルーマニア民俗舞曲(1914年)Sz.56(ゾルターン・セーケイ編)
(2)フェレンツ・ファルカシュ(1905-2000):ヴァイオリン・ソナチネ第2番(初演)(1931)
(3)レオ・ヴェイネル:「婚礼の踊り」より「Verbunkos」
(4)ナンドール・ゾルト(1887-1936):「おとぎ話」より「SatyrandDryads」(1922)
(5)シャンドール・ヴェレシュ:ヴァイオリン・ソナタ第2番(1939)
(6)フェレンツ・ファルカシュ(1905-2000):ヴァイオリン・ソナチネ第2番
(7)アンドル・コヴァーフ(1915-2005):ヴァイオリン・ソナタ
■CD9
(1)ポール・アルマ(1905-1987):ディヴェルティメント・コンサート第1番(1957)
(2)ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ第2番ト長調
(3)プーランク:ヴァイオリン・ソナタFP.119
(4)フバイ:ヴァイオリン・ソナタニ長調Op.22「ロマンティック」
ガブリエラ・レンゲル(Vn)

■CD1(71:40)
(1)ヤン・クーツィール(指)バンベルクSO
録音:1954年8月23日BRスタジオ、バンベルク(ライヴ)
(2)マックス・シュトゥルツェネッガー(指)ルツェルン音楽協会O
録音:1960年3月24日ルツェルン・クンストハウス(ライヴ)
■CD2(78:35)
(1)エルネスト・アンセルメ(指)スイス・ロマンドO
録音:1958年10月15日ヴィクトリア・ホール、ジュネーヴ(ライヴ)
(2)アッティ・レンゲル(P)
録音:1972年3月11ヴェルクホテル、ゲルラフィンゲン,スイス(ライヴ)
(3)アッティ・レンゲル(P)
録音:1960年3月29日スイス放送、バーゼル(スタジオ録音)
■CD3(73:09)
(1)アッティ・レンゲル(P)
録音:1956年2月10日スイス放送、バーゼル(スタジオ録音)
(2)マックス・ガイガー(P)
録音:1951年パリ(スタジオ録音)VoxigraveレーベルLP
■CD4(77:23)
アッティ・レンゲル(P)
録音:1953年1月21-22日スイス放送、バーゼル(スタジオ録音)
■CD5(78:12)
アッティ・レンゲル(P)
(1)録音:1953年1月13日スイス放送、バーゼル(スタジオ録音)
(2)録音:1960年3月29日スイス放送、バーゼル(スタジオ録音)
(3)録音:1958年2月10日スイス・ロマンド放送、ローザンヌ(スタジオ録音)
■CD6(77:23)
アッティ・レンゲル(P)
(1)録音:1956年12月5日スイス・ロマンド放送、ローザンヌ(スタジオ録音)
(2)録音:1964年3月31日OTF、パリ(スタジオ録音)
(3)録音:1954年8月13日スイス・ロマンド放送、ローザンヌ(スタジオ録音)
(4)録音:1966年3月29日ヘッセン放送、フランクフルト(スタジオ録音)
(5)録音:1961年スイス放送、バーゼル(スタジオ録音)
■CD7(78:36)
(1)アン=マリー・グルンダー(VnU)
録音:1953年パリ、Ducretet-ThomsonレーベルEP(スタジオ録音)
(2)アッティ・レンゲル(P)
録音:1952年1月25日スイス・ロマンド放送、ローザンヌ(スタジオ録音)
■CD8(72:43)
アッティ・レンゲル(P)
(1)録音:1952年ゾロトゥルン、スイス(スタジオ録音)
(2)-(4)録音:1954年3月15日、RTF、パリ(スタジオ録音)
(5)録音:1954年9月13日スイス・ロマンド放送、ローザンヌ(スタジオ録音)
(6)録音:1958年2月10日スイス・ロマンド放送、ローザンヌ(スタジオ録音)
(7)録音:1960年3月16日スイス・ロマンド放送、ローザンヌ(スタジオ録音)
■CD9(77:24)
アッティ・レンゲル(P)
(1)-(3)録音:10月18日ダルムシュタット(ライヴ録音)
(4)録音:1958年2月6日、スイス放送、バ^ゼル(スタジオ録音)
ガブリエラ・レンゲルGabriella Lengyel(1920-1993)、イェネー・フバイの最後の生徒。 ブダペストで生まれたレンゲルは、フランツ・リスト音楽院で学び、15 歳ですべてのコースを修了した後、フバイに師事。1937 年にはウィーンで開催された第 6 回国際ヴァイオリン・コンクールで 2 位を獲得しています。その後本格的にソロ活動を開 始、オーストリア、イタリア、フランス、オランダ、バルト三国、ユーゴスラビアなどでもコンサートを行います。 戦後の1946 年には、ロン・ティボー・コンクールで2 位を獲得、2 年後にはロンドンのカール・フレッシュ・コンクールでグラ ンプリを獲得。しかし同年、ハンガリー共産主義政権から逃れ、パリに定住し、そこで音楽院で教職に就任します。 パリでは、兄弟のアッティラ(またはアッティ)、アンドレたちとデュオ/トリオを組んでいたようです。もちろんソロとしての活動も 盛んで、アンセルメ、フリッチャイ、ベイヌム、ヨッフム、ショルティ、エネスコ、メンゲルベルクなどと共演、カザルスのもとで最 前列で弾いている写真も残っています。 レンゲルは 1993 年にパリで亡くなりましたが、その録音はきわめて限られていて、1951 年の Voxigrave のプライベートリリ ース2 つ、1953 年のデュクレテ・トムソンのプライベートリリースの3 つの商業録音のみ。しかし今回のボックスには遺族たち の協力もあって貴重なものが数多く収録されています。ラロ、ブラームスの協奏曲録音がまず最高のお宝でしょうか。しかも ブラームスの指揮はアンセルメです。そしてシューベルトのヴァオリン作品全集を初めとして、モーツァルト、メンデルスゾー ン、シューマン、ブラームス、ラヴェルのヴァイオリン・ソナタも注目。 さらにハンガリー生まれの彼女らしい、故郷の作曲家たちの佳曲も聴けます。そんななか最大の聴きものは、師匠フバイの 珍しいコンチェルトとソナタかもしれません。

BIS
BIS-2602(1CD)
「忘れない」
(1)ペア・ヌアゴー(1932-):「ふたつの間で」(Vc協奏曲第1番)(1985)
(2)カイヤ・サーリアホ(1952-):「光についての覚書」(Vcと管弦楽の為の)(2006)
(3)ヌアゴー(ヤコブ・クルベア(1976-)編):「子供を忘れない」(ヴィオラ協奏曲第1番)(Vcと管弦楽の為の)(1986 adap.2013)
ヤコブ・クルベア(Vc)
(1)(2)BBC フィルハーモニック 、
(1)マイケル・フランシス(指)、
(2)ヨン・ストゥールゴールズ(指)
(3)シンフォニア・ヴァルソヴィア、シモン・ビヴァレツ(指)

録音:(1)2015年12月17日、(2)2016年11月6日/フィルハーモニック・スタジオ(MediaCityUK、ソルフォード、イングランド)、
(3)2015年8月31日&9月1日/ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサートスタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
『ノルドセンディング(Nordsending)』(BIS-2269)の「トリオ・アリストス」のチェリスト、ヤコブ・クルベアの BISレーベル第2弾。彼がコラボレーショ ンをつづけるふたりの作曲家、デンマークのペア・ヌアゴーとフィンランドのサーリアホの「チェロ協奏曲」を「ソリスト」として演奏したアルバムです。ヤコブ・クル ベアは、1976年、デンマークのオーフス生まれ。オーフス王立音楽アカデミーのハッロ・ラウセナールスに学んだ後、ドミートリー・フェルシュトマン、ヴァルター・ デシュパリ、マッツ・リードストレム、コリン・カーに師事、コペンハーゲンの王立デンマーク音楽アカデミーのモーテン・ソイテンの指導を受けてソリスト・ディプロ マを取得しました。ヨーロッパ各地のオーケストラとの共演、音楽祭への出演とつづき、2016年からはロンドンの王立音楽大学の教授も務めています。
ヌアゴーの「チェロ協奏曲第1番」「Between(ふたつの間で)」は、3楽章の作品です。「内に秘めた感情の表現」(Vc)と「外部要因」(オーケストラ)が 対立、そこにソリストが巻き込まれる〈In Between(間にはさまれ)〉、ソリストが優位に立つ〈Turning Point(転換点)〉、ソリストとオーケストラが対等の関 係になる〈Among(囲まれて〉。「人の成長」になぞらえた音楽ともみなされ、最後の楽章ではチェロが、ガムランの「スレンドロ」によるメロディを弾き、「ヒュー マンタッチ」を加えます。クルベアが教わったソイテンも録音した作品です。
「Remembering Child(子供を忘れない)」は、東西冷戦の時代、核戦争に反対し、1985年に飛行機事故で亡くなった13歳のアメリカの少女、サマンサ・ スミスへの「祈り」、そして、大人の愚行と戦っている「子供異端者」への「トリビュート」として書かれた作品です。2つの楽章で構成され、2曲のグレゴリオ聖歌 も引用して書かれています。ミネソタ州のセントポール室内Oの委嘱で作曲されピンカス・ズッカーマンに献呈されました。クルベアは、この「ヴィオラ協奏 曲第1番」をチェロのために編曲、作曲者の考えを求めながら「カデンツァ」も作曲しました。
フィンランドのサーリアホもクルベアが共同作業を行う作曲家のひとりです。「Notes on Light(光についての覚書)」は、ボストンSOが委嘱、アンシ・ カルットゥネンがソロを弾いてボストンとヘルシンキで初演した作品です。〈Translucent, secret(半透明、秘密)〉〈On fire(白熱して)〉〈Awakening(目 覚め)〉〈Eclipse(蝕)〉〈Heart of Light(光の核心)〉の5楽章。「ソリストが重要なことを語ろうとすると、オーケストラは彼にスペースを開ける」。チェロの 「技巧」を発揮させる書法で作曲され、スコアの最後、T. S. エリオットの詩『荒地』が引用されています。 (Ki)

DOREMI
DHR-8147(2CD)
アイザック・スターン LIVE 第9集


(1)シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調 Op.47
(2)ジョージ・ロックバーグ:ヴァイオリン協奏曲(1974)
(3)バーバー:ヴァイオリン協奏曲 Op.14(1939)
(4)プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番 ト短調 Op.63
(5)ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 Op.26
アイザック・スターン(Vn)

(1)アンドルー・デイヴィス(指)
フランス国立O
録音:1980年6月26日
(2)ヴェルナー・トルカノフスキー(指)
フランス国立放送O
録音:1977年3月14日/シャンゼリゼ劇場
(3)キリル・コンドラシン(指)
フランス国立O
録音:1980年5月13日/シャンゼリゼ劇場
(4)シャルル・ミュンシュ(指)
フランス国立放送O
録音:1958年6月13日/ストラスブール
(5)レナード・スラットキン(指)
フランス放送PO
録音:1980年6月23日
スターンの知られざる音源を発掘するシリーズ、第9集はフランスのオーケストラとの協奏曲録音集です。5人の指揮者と繰り広げるスターンの至芸をお楽しみ ください。アメリカの作曲家を含む近現代寄りの選曲もスターンならでは。
ロックバーグはスターンと親交のあった作曲家。スターンのために書かれたヴァイオリン協奏曲は1974年に初演され、その後もスターンのレパートリーとして演奏され続けた楽曲です。 (Ki)

NovAntiqua Records
NA-31(1CD)
ヴィオリーノ・ダモーレ〜ヴァイオリン協奏曲集
マリア・サルデッリ:ヴァイオリンの為のバロック協奏曲ト短調(世界初録音)
ヴィヴァルディ
:ヴィオラ・ダモーレ協奏曲ニ短調 RV.393
ベルサネッティ:ヴァイオリンの為のバロック協奏曲イ長調(世界初録音)
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲ロ短調 RV.387
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲ニ短調 RV.248
マルティノフ:ヴァイオリンの為のバロック協奏曲ト長調(世界初録音)
クレメナ・ニコロワ(Vn/カルロ・アントニオ・テストーレ1735年製)、
ヴィヴァルディ・ソサエティ(ピリオド楽器使用

録音:2017年7月、ヴィチェンツァ(イタリア)
モダンとピリオドの両方のスタイルを使い分けるブルガリア出身の才女、クレメナ・ニコロワが繰り広げる、ヴィヴァルディとアンナ・マリアの親交から生まれた3つの協奏曲と、ヴィヴァルディのスタイルからインスピレーションを得て作曲された3つの協奏曲が織り成す「バロック」の世界!
ピエタ院の神童でキアーラと共にヴィヴァルディの愛弟子だったアンナ・マリアのために書かれた協奏曲(RV.393、RV.248、RV.387)の演奏を通じて、ニコロワは活動的で、才能のある女性、まさにミューズのような多くの人々にインスピレーションを与えてくれる女性の姿に敬意を表したいと述べています。
また、ニコロワのために作曲された3曲の委嘱作品はいずれも一聴に値する秀作揃い。
モード・アンティクォの創設者である鬼才フェデリコ・マリア・サルデッリ(1963−)、ロシアの著名なコンポーザー=ヴァイオリニストであるアントン・マルティノフ(1969−)、フェデリコ・グリエルモ&ラルテ・デラルコやロベルト・ロレジャン、ミケーレ・バルキなどによってその作品が演奏、録音されているジャンルカ・ベルサネッティ(1964−)が、バロック時代、そしてヴィヴァルディのスタイルに則って作曲した3つの協奏曲が、ヴィヴァルディのアンナ・マリアの為の協奏曲と共に、溌剌としたバロックの世界を愉しませてくれる魅力的なプログラムです。

Onyx
ONYX-4230(1CD)
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲、他
ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64、
ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調 MWV Q26、無言歌集(デイヴィッド・ウォルター編
ヴァイオリンとピアノ版)〔Op.19b/1, Op.19b/5, Op.85/4, Op.30/4, Op.67/2, Op.67/4, Op.62/1, Op.19b/4, Op.62/6〕
オーギュスタン・デュメイ(Vn)、
オルフェウス室内O、
ジョナタン・フルネル(P)

録音:2018年12月18日-19日(協奏曲)、2020年10月6日-7日(Vn・ソナタ、無言歌集)
近年は指揮者としても活躍している巨匠オーギュスタン・デュメイが、なんと約30年振りにメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を再録音! 14歳からキャリアをスタートし、ミルシテイン、グリュミオーに師事してから半世紀以上ものキャリアを重ねてきたデュメイにとって、まさに集大成のひとつとなる録音と言っても過言ではないでしょう。
「楽譜は書かれた時点で物理的な進化は止まってしまうが、演奏者の想像力でより発展させていかなくてはならない」と語るデュメイ。協奏曲を録音する際には、指揮者を置かないオルフェウス室内Oとの共同作業において、デュメイが長年親しんできた室内楽を演奏することに近い状態で、作業を進められたことに満足していたようです。同時収録のヴァイオリン・ソナタ、無言歌集(Vnとピアノ版)では、2021年5月に行われたばかりのエリザベート王妃国際音楽コンクールで見事優勝を果たし話題となっているフランスの若きピアニストのジョナタン・フルネルとの共演!こちらも注目です!

Indesens
INDE-038(1CD)
トマジ:トランペットの為の作品全集


(1)トランペット協奏曲
(2)3本のトランペットの為の組曲
(3)グレゴリオ聖歌「サルヴェ・レジーナ」の旋律による変奏曲
(4)クスコの聖週間
(5)トリプティク(三部作)
(6)無伴奏トランペットの為の三つの練習曲
(7)礼拝のファンファーレ
(8)クスコの聖週間(オルガン伴奏版)
(1)エリック・オービエ(Tp)、マリユス・コンスタン(指)、パリ・歌劇座O
(2)エリック・オービエ(Tp)、アレクサンドル・バティ(Tp)、フレデリク・メヤルディ(Tp)
(3)エリック・オービエ(Tp)、ティエリー・エスケシュ(Org)
(4)エリック・オービエ(Tp)、フランソワ=グザヴィエ・ヴィルジェ(指)、ブルターニュO
(5)エリック・オービエ(Tp)、ニコラオス・サマルタノス(P)
(6)エリック・オービエ(Tp)
(7)エリック・オービエ(Tp)、ジャン=フィリップ・ダンブルヴィル(指)、ルーアン金管アンサンブル、オート=ノルマンディcho、アンナ・ステファニアク(S)
(8エリック・オービエ(Tp)、ティエリー・エスケシュ(Org)

録音:1988年−2011年
ローマ賞の作曲部門第2位の実績を持ち、20世紀のフランスにおける管楽器のレパートリーの発展に大きく寄与したコンポーザー=コンダクター、アンリ・トマジ(1901−1971)の「トランペットの為の作品」を網羅したこのレーベルならではの見事な企画。
代表作である「トランペット協奏曲」や「トリプティク」など、トマジのトランペット・ワールドの全容を明らかにするのはエリック・オービエ。モーリス・アンドレの系譜を継ぐ名手が、トマジのトランペット作品の重要度を余すことなく伝えてくれます。

Signum Classics
SIGCD-666(1CD)
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番
ピアノ協奏曲第1番ニ短調 Op.15
4手ピアノの為の16のワルツ Op.39*
エマニュエル・デスパ(P)、ア
ンドルー・リットン(指)、BBC響、
ミホ・カワシマP*
※使用楽器:Fazioli model 278

録音:2020年2月10日−11日、BBCスタジオ1(ロンドン)(Op.15)/2020年7月24日、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)(Op.39)
英国王立音楽カレッジで名教師ルース・ナイにピアノを学び、クラウディオ・アラウの孫弟子にあたるファツィオリ・プレイヤー、エマニュエル・デスパ(フランス出身、現在はロンドンを拠点に活動)。ロマン派とポスト・ロマン派作品の優れたパフォーマーとして高い評価を築き、前作ではバッハのピアノ・トランスクリプション集(SIGCD-665)でも反響を呼んだデスパのニュー・アルバムは、彼のもっとも大切なピアノ協奏曲であり、「録音するのが子どもの頃からの夢だった」と語る、ブラームスの「ピアノ協奏曲第1番」をレコーディング。名匠アンドルー・リットン&BBC響という豪華なサポートを得て、勇壮で華やかなブラームスを演出しています。
カップリングには、デスパの妻でもある日本人ピアニスト、ミホ・カワシマとの4手連弾による「16のワルツ Op.39」も収録。ブラームスのより親密で魅力的な側面を、心の通い合ったピアノ・デュオでお届けします。
ロンドンで名教師ルース・ナイに学んだ(つまりデスパとは兄弟弟子でもある)ミホ・カワシマは、ロンドンの主要ホールの他、日本、オランダ、トルコ、エストニア、フランス、ベルギーなど世界的なコンサート活動を行い、ソロ&室内楽奏者としても広く活躍するピアニスト。2019年からは母校ユーディ・メニューイン・スクールのスタッフ・ピアニストに就任しています。

Glossa
Glossa Cabinet
GCDC-81129(1CD)
モーツァルト:管楽器の為の協奏曲集
クラリネット協奏曲イ長調 K.622
オーボエ協奏曲ハ長調 K.314*
ホルン協奏曲変ホ長調 K.447
エリック・ホープリッチ(Cl)、
フランク・デ・ブライネ(Ob)、
トゥーニス・ファン・デァ・ズヴァールト(ナチュラル)、
フランス・ブリュッヘン(指)、
ケネス・モンゴメリー(指)*、
18世紀オーケストラ

録音:2001年2月(K.622)、2015年10月(K.314)、2006年6月(K.447)
巨匠フランス・ブリュッヘンが創設し、古楽オーケストラのパイオニアとして世界の古楽シーンをリードしてきた18世紀オーケストラ。18世紀オーケストラがGlossaに残した数々のモーツァルト名録音の中から、3つの管楽器協奏曲をセレクトしたスペシャル・プログラムが、Glossa Cabinetシリーズより登場。
首席クラリネット奏者エリック・ホープリッチが、当時の新資料に基づいて復元した楽器(バセット・クラリネット)を用いた録音で話題を呼んだ「クラリネット協奏曲」を筆頭に、長年18世紀オーケストラのオーボエ奏者を務め、エンシェント室内Oの首席奏者としても活躍する名手フランク・デ・ブライネが艶やかな音色を響かせる「オーボエ協奏曲」、18世紀オーケストラとフライブルク・バロック・オーケストラの首席奏者を兼務するなど古楽大国オランダが誇るナチュラルホルンの世界的名手トゥーニス・ファン・デァ・ズヴァールトが圧巻のテクニックと音楽性を披露する「ホルン協奏曲」といった、モーツァルトの魅力あふれる3曲を収録しています。

Ars Produktion
ARS-38590(1CD)
ヴォルフ=フェラーリ(1876-1948):作品集
ヴァイオリン協奏曲 Op.26、
ディヴェルティメント Op.20、
組曲「マドンナの宝石」
アルバン・バイキルヒャー(Vn)、
岩崎宙平(指)、ピルゼンPO

録音:2020年12月14日-20日、ピルゼン(チェコ)
イタリアの作曲家ヴォルフ=フェラーリは歌劇「マドンナの宝石」はよく知られていますが、それ以外の曲はなかなか知られていません。1930年代までは頻繁に演奏される作曲家の一人でしたが大戦時ファシズムの影響を受けて演奏機会が減ってしまったことが要因の一つとなっています。しかし、その作品は素晴らしいものが多く今回収録されているヴァイオリン協奏曲もその一つです。1968年南チロル生まれのバイキルヒャーは、非常にロマンティックな冒頭から見事な表現で美しく仕上げています。カップリングの管弦楽曲もチェコで活躍中で、常任指揮者(2021年シーズンに首席指揮者に就任予定)である岩崎宙平が手兵ピルゼン・フィルを細部までコントロールし、非常に丁寧な演奏を聴かせてくれます。

FONE
SACD-065(1SACD)
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集 「四季」
2本のヴァイオリン、弦楽と通奏低音の為の協奏曲ニ短調 F.1-100(RV.514)
ヴァイオリン、チェロ、弦楽と通奏低音の為の協奏曲変ロ長調 F.4-2(RV.547)
サルヴァトーレ・アッカルド (Vn独奏&指)、
オルケストラ・ダ・カメラ・イタリアーナ、
ラウラ・ゴーナ(Vn)、
チェチーリア・ラディック(Vc)
、ラウラ・マンツィーニ(Cemb)

録音:2009年5月30日−31日、ローディ(イタリア)
1983年にイタリアのレコーディング・エンジニア、ジュリオ・チェーザレ・リッチによって設立され35年以上の歴史を持つイタリアのオーディオファイル・レーベル「Fone」より、イタリア・ヴァイオリン界の巨匠、サルヴァトーレ・アッカルドが手兵オルケストラ・ダ・カメラ・イタリアーナを弾き振りしたヴィヴァルディの「四季」の名録音が再生産されました。日本語解説付きの国内仕様盤は新規リリースとなります!
「赤毛の司祭」のもっとも親しまれる名曲「四季」(協奏曲集『和声と創意の試み』Op.8からの最初の4曲)に、四季に比べると余り演奏される機会の少ない2つの二重協奏曲 RV.514とRV.547を収録し、アッカルドの艶のある高貴なヴァイオリンの音色と、時に荒々しいまでに豊かな表現力で心を揺さぶる「四季」を、FONEのテクノロジーが生々しく捉えています。

Capriccio
C-5437(1CD)
NX-B05
ニコライ・カプースチン(1937-2020):ピアノ協奏曲第4番/二重協奏曲 他
ピアノ協奏曲第4番Op. 56(1989)
ヴァイオリン、ピアノと弦楽オーケストラの為の二重協奏曲 Op. 105(2002)
室内交響曲 Op. 57(1990)
フランク・デュプレー(P)
ロザンネ・フィリッペンス(Vn)
ハイルブロン・ヴュルテンベルク室内O
カーセ・スカリョーネ(指)

録音:2020年10月26-31日、2020年12月3,4日
クラシックの作曲家としてだけではなく、シンフォニック・ジャズの作曲家としても知られるニコライ・カプースチンは、しばしば「ガーシュウィンの服を着たロシ ア人」と呼ばれます。彼の作品のほとんどはジャズの影響を受けており、その作風はバッハからプロコフィエフ、ストラヴィンスキーまでの伝統的な要素を ジャズのスタイルに融合させた独自のものです。生涯に160曲を超える作品を残しましたが、作曲家として認められたのは21世紀近くになってからのこ と。カプースチン自身は脚光を浴びることは望んでおらず、世間の目から遠く離れたアパートで作品を書いているときが一番幸せだったそうです。 このアルバムに含まれる3つの作品も、どれもジャズのテイストを持ち、とりわけピアノ協奏曲では高度なテクニックを駆使した華麗な旋律が溢れていま すが、実は音の全てが譜面に記されており、インプロヴィゼーションの入る余地はありません。ここでは、もともとジャズのパーカッションを学び、ピアニスト に転向した経歴を持つフランク・デュプレーによる、鋭敏なリズム感に支えられた見事な演奏を楽しめます。他にも妖艶なヴァイオリンの旋律と溶け合う ピアノの音色が魅力的なヴァイオリン協奏曲、ハイテンションのパーカッションが全体を支える室内交響曲が収録されており、カプースチンの持ち味が じっくり堪能できる1枚です。


Treasures
TRE-255(1CDR)
モイセイヴィチの十八番協奏曲集
ディーリアス:ピアノ協奏曲
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」*
ベンノ・モイセイヴィチ(P)
マルコム・サージェント(指)BBC響

録音:1955年9月13日プロムス(モノラル・ライヴ)、1963年3月6日ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(モノラル・ライヴ)*
※音源:米Discocorp BWS-725
◎収録時間:56:09
“死の影なし!溢れる生命力を惜しげもなく放射した輝かしい「皇帝」!”
■音源について
「皇帝」は、1963年4月9日に亡くなったモイセイヴィチのラスト・コンサート。イギリスで人生の大半を過ごしたモイセイヴィチにとって、ディーリアスも大切なレパートリー。ランバートと組んだセッション録音(1946年)もありました。なお、J.ハントのディスコグラフィには録音日が「1955年8月」とありますが、となっていますが、ここではGuild HistoricalのCDに記載されている日付を記しておきます。

★モイセイヴィチは一般的には「ラフマニノフ弾き」と言われますが、師のレシェティツキ譲りと思われるベートーヴェン演奏における説得力の高さも決して忘れてはなりません。
 「皇帝」第1楽章、モイセイヴィチの最初のソロは、有り余るパワーをようやく放出できる喜びで一杯!入念なアゴーギク、強弱対比が絶妙なバランスで迫って一気に魅了されます。その勢いを受けて立つサージェントの指揮もいつになく燃え盛り、早くも大名演を確信させますが、その期待を最後まで裏切りません。
 モイセイヴィチの最晩年のセッション録音ではミスタッチが散見されますが、録り直しや発売差し止めもせずに発売されていることでも、モイセイヴィチにとって重要なのは技巧よりも作品の生命力だったことは明らか。ここでも微細なミスこそあれ、音楽を歪めるどことかどこを取ってもベートーヴェンの精神を感じさせ、そこに長年の経験による自信と確信が加味されたフレージングが、熱い奔流となって迫るのです。
 第1楽章9:01からのトリルはただの細かい指の運動ではなく、確実に息遣いが感じられ、硬質のタッチも保持して凛とした佇まいを貫徹、9:52からは敢えて弱音で通して幻想味を加え、6:48からのカデンツァでの生きる喜びを映すリズムの冴えなど、ゾクゾクする瞬間の連続です。第2楽章は、夜露の光を思わせるタッチの美しさを敷き詰めながらも弱音に逃げず、次第にくっきりと音色の明暗を浮き上がらせ、その軟弱さとは皆無のバンカラな一途さにしびれます。終楽章は最後の締めまでピアノを掻き鳴らし続けるのも大納得!綺麗事のベートーヴェンなどもうたくさん!とお嘆きの方、「皇帝の中の皇帝」を追い求めている方、必聴です!
 ディーリアスは、深い親交のあったグリーグの協奏曲からの影響を強く感じさせる甘美な佳曲。【2021年6月・・湧々堂】

Hanssler
HC-21021(1CD)
ベートーヴェンとメンデルスゾーンのピアノ協奏曲
(1)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番ハ長調 Op.15【ヴィンツェンツ・ラハナーによるピアノと弦楽五重奏編】
(2)メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲第2番ニ短調 Op.40【パウル・ヴァルダーゼーによるピアノと弦楽合奏編】
ギュンター・フランツ・カーセカルト(1958-2007):(3)「Nachtkrapp」/(4)「Marschierende waldameisen」/(5)「Ring der Dunkelheit」/(6)「Graf Puckler-Limpurg-Walzer」/(7)「Feuertanz」
ゲルリント・ベッチャー(P)
(1)(2)ティモ・ハンドシュー(指)
南西ドイツ・プフォルツハイム室内O

ライヴ録音:(1)(2)2014年&2015年/ケーニヒス・ヴスターハウゼン、(3)2020年/バート・ザーロー、(4)-(7)2016年/ドイツ
驚くべき表現力と輝き」「心の奥底まで響く共感」とヨーロッパで高い評価を集めるゲルリント・ベッチャーがベートーヴェンとメンデルスゾーンのピアノ協奏 曲を弦楽合奏の伴奏版で録音しました!ラハナーによる弦楽五重奏版のベートーヴェンとヴァルダーゼーによる弦楽合奏版のメンデルスゾーンは実に爽快。ベッ チャーが雄弁に語る好演です!
最後に収録されたのは心理学者で作曲家のギュンター・フランツ・カーセカルト(1958-2007)のピアノ作品です。彼は森や自然への深い愛情を示した一方、 “人間の精神”を生涯かけて音楽の形にしたいと取り組んできました。「Nachtkrapp」は空想上の鳥「ナイトレイヴン」で、この化け物のような鳥に脅かされた子 供を恐怖心から就寝させるために読まれる童話に出てきます。また「Feuertanz」は火花を散らす炎の踊りで、炎の破壊力とすべてが燃やされたときの終わりを 暗示しています。ベッチャーはこの様相を見事に表現しております。 (Ki)

EVIDENCE
EVCD-071(1CD)
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調Op.18
ピアノ協奏曲第3番ニ短調Op.30
チョ・ジェ=ヒョク(P)
ハンス・グラーフ(指)
ロシア国立SO

録音:2019年6月/ザリャーディエ・ホール(モスクワ)
チョ・ジェ=ヒョクは韓流ピアニスト。ジュリアード音楽院に学び、1993年プロピアノ社のオーディションで優勝、カーネギーホール・デビューを果たしました。 20代半ばスランプに陥り、ピアノから離れて法律を勉強したという変わり種。またオルガニストとしても優れ、四半世紀にわたりニューヨークの教会で奉仕してい ます。
ピアノから離れた時期がありながら彼のテクニックは完成されていて、ピアノ協奏曲中でも最難曲のラフマニノフの2番と3番を本家モスクワのオーケストラ相 手に見事に渡り合っています。高度な技巧に恵まれながらも、演奏は冷静で細部まで曖昧さがありません。テンポは比較的遅めで落ち着いていますが、その説得力 の強さに驚かされます。 (Ki)

Biddulph
BIDD-85001(1CD)
ジノ・フランチェスカッティ・プレイズ・ラロ&ヴュータン
ヴュータン:ヴァイオリン協奏曲第4番*
ラロ:スペイン交響曲 **
サン=サーンス:ハバネラ#
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン+
ジノ・フランチェスカッティ(Vn)
ユージン・オーマンディ(指)フィラデルフィアO*
ドミトリ・ミトロプーロス(指)ニューヨーク・フィルハーモニック**
ウィリアム・スミス(指)コロンビアSO#,+

録音:1957年4月14日(ステレオ)*
1957年4月22日(ステレオ)#
1957年11月10日(ステレオ)#,+
音源:Columbia ML 5184*,**
Columbia ML 5253#,+
復刻プロデューサー:Eric Wen
復刻エンジニア:David Hermann
マスタリング:Dennis Patterson
20世紀中葉に活躍したヴァイオリニスト、ジノ・フラン チェスカッティ(1902-1991)。パガニーニ唯一の弟子とされるカミッロ・シ ヴォリに学んだ父の薫陶を受けて育ったフランチェスカッティは、5歳でリサイタルを開き、10歳でベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲 を演奏。のちにジャック・ティボーの目に留まり指導を受け、ラヴェルとのデュオでツアーを行うなど、若くしてフランスを代表するヴァイ オリニストとなります。しかし、第2次世界大戦を契機にアメリカに移住。1972年に引退するまで同地に留まり、戦後のアメリカで ハイフェッツと人気を二分するスターとして活躍しました。遂に来日することの無かったフランチェスカッティですが、パガニーニ直系と される超絶技巧と輝かしいサウンドに加え、イザイやクライスラーの影響を受けたとされる優雅な演奏は、米コロンビアへの録音を 通じて日本でも人気を博しました。 このアルバムに収録されているのは1957年のステレオ録音集。1950年代に人気が高かったラロの 「スペイン交響曲」は、当時 活躍していたハイフェッツ、ミルシテイン、メニューイン、シェリング、グリュミオー、コーガン、オイストラフ、スターンなどの巨匠たちがこ ぞって録音していますが、フランチェスカッティの再録音となる当盤の華麗な演奏はそれらの中でも際立つ仕上がりを見せていま す。当時はモノラルからステレオへの移行期にあたり、このフランチェスカッティ盤は「スペイン交響曲」初のステレオ録音でした(初 出時はモノラル。当CDはステレオ音源から復刻)。今回のCD化に際しては、初出時と同じくヴュータンのヴァイオリン協奏曲第 4番をカップリング。併せてフランチェスカッティの超絶技巧と輝かしい美音を楽しめるサン=サーンスの「ハバネラ」とサラサーテの 「ツィゴイネルワイゼン」も収録されています。ラロ以外は左右の広がりが若干狭いですが、全てステレオでの復刻です。

Orchid Classics
ORC-100168(1CD)
NX-B03
クラリネット作品集
ドビュッシー:第1狂詩曲(管弦楽伴奏版)
ニールセン:クラリネット協奏曲 Op. 57
ルトスワフスキ:舞踏前奏曲- 独奏クラリネット、パーカッション、ハープ、ピアノと弦楽合奏のために
コープランド:クラリネット協奏曲
ブラージュ・シュパロヴェツ(Cl)
オーデンセSO
アンナ・スクリレヴァ(指)
ヴィンチェンツォ・ミレターリ(指)

録音:2020年6月15-18日、2020年9月16-17日(ライヴ)
2019年に開催された「カール・ニールセン国際音楽コンクール」の受賞記念アルバム。こちらはクラリネット・コンクールの優勝者ブラージュ・シュパロヴェ ツのリサイタル・アルバム。2015年からケルン・ギュルツェニヒOの首席奏者に加えて、ベルリン芸術大学の准教授を務めているシュパロヴェツ。 このコンクールに優勝したことで更なる知名度を獲得しました。 審査員を務めたマイケル・コリンズが「1位が当然と思えます。最初から抜きんでていたし、聴衆と音楽の喜びを分かち合うことが出来ます。テクニックとあた たかなサウンドは、彼の個性となるでしょう。」とコメントしています。このアルバムではオーデンセSOと4つの作品を演奏。ドビュッシーがパリ音楽院 の卒業試験作品として書いた第1狂詩曲、ニールセンのクラリネット協奏曲、民謡風のテイストを持つルトスワフスキの「舞踏前奏曲」、どれも息を呑 むような見事な演奏です。そしてコープランドの協奏曲は、ベニー・グッドマンが提案したカデンツァと終結部のパッセージを簡略化した短縮版ではなく、 演奏至難な初稿版にて演奏されています。
Orchid Classics
ORC-100169(1CD)
NX-B03
フルート協奏曲集
ニールセン:フルート協奏曲(1926)
テオドール・フェルヘイ(1848-1929):フルート協奏曲 Op. 43 No. 1(1902)
ジャン・フランセ(1912-1997):フルート協奏曲(1966)
ジョセフィーヌ・オレック(Fl)
オーデンセSO
アンナ・スクリエヴァ(指)

録音:2020年6月19-24日オーデンセ・コンサート・ホール(デンマーク)
2019年に開催された「カール・ニールセン国際音楽コンクール」の受賞記念アルバム。こちらにはフルート・コン クールの優勝者ジョセフィーヌ・オレックの演奏が収録されています。2017年からロッテルダム・フィルハーモニ管弦 楽団の首席フルート奏者を務めるオレック、コンクールでもエレガントな演奏と輝かしい音色が絶賛されました。こ のアルバムでは彼女が個人的なシンパシーを感じているという3人の20世紀作曲家たちの作品を選曲。美しく ウイットに富んだニールセンのフルート協奏曲、オランダの作曲家フェルヘイの技巧的な協奏曲、そして緻密な書 法によるオーケストラ・パートに乗って、フルートが軽やかな旋律を歌うフランセの協奏曲、この3曲を彼女は鮮や かに吹きこなしています。

Centaur
CRC-3742(1CD)
ハイドン&フンメル:ヴァイオリンとピアノのための協奏曲集
ハイドン:ヴァイオリンとピアノのための協奏曲 ヘ長調 Hob.XVIII:6
フンメル
:ヴァイオリンとピアノのための協奏曲 ト長調 Op,17
ソロミヤ・イワヒフ(Vn)、
アントニオ・ポンパ=バルディ(P)、
テオドレ・クチャル(指)、
スロヴァキア国立SO

録音:2017年11月(スロヴァキア)
ハイドンが残した2つの独奏楽器を用いた協奏曲と、そのハイドンにオルガンを学んだフンメルによる同形態の作品を並べたアルバム。独奏は音楽誌で「透き通った高貴な音」、「独特の魅力と繊細な深み」などと評され各地でソリストや室内楽奏者として活躍するヴァイオリニスト、ソロミヤ・イワヒフと、1999年クリーヴランド国際ピアノ・コンクール第1位、1998年ロン=ティボー国際コンクール最高位、2001年ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール銀メダルという輝かしい実績を持つイタリアのピアニスト、アントニオ・ポンパ=バルディ。伴奏はイワヒフと同郷ウクライナを代表する名指揮者、テオドレ・クチャルが務めています。

Phil.harmonie
PHIL-06027(1CD)
ヴィヴァルディ:協奏曲集〜四季
ヴァイオリン協奏曲ヘ長調 RV.293 「秋」 Op.8-3(「四季」より)/ヴァイオリン協奏曲ヘ短調 RV.297 「冬」 Op.8-4(「四季」より)/チェロ協奏曲ロ短調 RV.424/ヴィオラ・ダモーレ協奏曲イ短調 RV.397/ヴァイオリン協奏曲ホ長調 RV.269 「春」(「四季」より)/ヴァイオリン協奏曲ト短調 RV.315 「夏」(「四季」より)
ベルリン・バロック・ゾリステン、
ライナー・クスマウル(Vn、指)、
ゲオルク・ファウスト(Vc)、
ヴォルフラム・クリスト(ヴィオラ・ダモーレ)

録音:1998年9月(四季)、2004年6月(Vc協奏曲、ヴィオラ・ダモーレ協奏曲)、ベルリン
1995年にベルリン・フィルの第1コンサートマスターだったライナー・クスマウルとベルリン・フィルの首席奏者達により創設されたベルリン・バロック・ゾリステン。彼らの十八番のレパートリーでもあるヴィヴァルディの、1998年に録音されていた「四季」と、2004年に録音された「チェロ協奏曲」、「ヴィオラ・ダモーレ協奏曲」を収録。

Nimbus Alliance
NI-6419(1CDR)
モーツァルト:ピアノ協奏曲集(P五重奏版)
ピアノ協奏曲第11番ヘ長調 K.413、
ピアノ協奏曲第12番イ長調 K.414、
ピアノ協奏曲第13番ハ長調 K.415
マティアーシュ・ノヴァーク(P)、
ウィハンSQ

録音:2020年8月26日-27日、マルティヌー・ホール、プラハ(チェコ)
モーツァルトの時代、協奏曲のオーケストラ部分を弦楽四重奏に編曲することは決して珍しいことではなく、オーケストラを集めて披露することが難しいような場合を想定し、少しでも演奏機会を増やし収入を得るため小規模なアンサンブルで演奏できるようになされたものでした。とはいえ原曲を簡略化したようなものではなく、ピアノ五重奏の編成で元々編成されたかのように自然に、そして美しい音楽を聴かせてくれるところは、さすがはモーツァルト!
マティアーシュ・ノヴァークは、5歳からピアノを始め、2018年ノルウェーで行われたグリーグ国際ピアノコンクールにおいて第2位、並びにスタインウェイ賞を受賞するなど数々のコンクールで上位に入賞しており、国内外で演奏活動を行っています。ウィハンSQは2015年に結成30周年を迎えたチェコを代表するSQのひとつ。マティアーシュ・ノヴァークのピアノをその経験と実力で裏付けられた演奏で見事に盛り立てていきます。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。


Hanssler
HC-21000(1CD)
バッハの「ホルン協奏曲」
(1)ホルン、弦楽と通奏低音のための協奏曲 変ホ長調 BWV1053
(2)ホルン、弦楽と通奏低音のための協奏曲 ニ短調 BWV1059R(BWV974、BWV35からの再構築版)
(3)ホルン、弦楽と通奏低音のための協奏曲 変ロ長調 BWV1055R
ラデク・バボラーク(Hrn)
ベルリン・バロック・ゾリステン【 マルティン・フンダ、ドリアン・ジョジ、ハンデ・コデン、ヘレーナ・オッテンリップス( 第 1 ヴァイオリン)、ライマー・オルロフスキー、アンナ・ルイーザ・メーリン、クリストフ・シュトロイリ(第 2ヴァイオリン)、ヴァルター・キュスナー、マシュー・ハンター(Va)、クリスティン・フォン・デル・ゴルツ、ジョアン・バシュ(Vc)、ウルリヒ・ヴォルフ(ヴィオローネ)、ラファエル・アルパーマン(Cemb)】

録音:2020年10月17-19日/ブラックバード音楽スタジオ、シャルロッテンブルク(ベルリン)
ヘンスラー・レーベルより積極的なリリースが続いているベルリン・バロック・ゾリステン。コロナ禍の2020年10月に録音した当アルバムは鬼才ホルン奏者 ラデク・バボラークを迎えてJ.S. バッハの“ホルン”協奏曲です!ホルン協奏曲と言ってもバッハはホルンのための協奏曲は残しておらず、バボラークがホルンに 合わせて移調し編み直した再構築版で演奏しております。
ブランデンブルク協奏曲第1番、ミサ曲 ロ短調、カンタータなど、ナチュラルホルンに素晴らしい旋律を書いているバッハ。バボラークはこれまで無伴奏チェ ロ組曲やヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタなど数多くの作品に触れてきましたが、バッハの音楽の一つの結論としてこの“ホルン”協奏曲の録音を実現させました。
ベルリン・バロック・ゾリステンとの録音は実にチャレンジングであったと語るバボラークは「本物のバロックに忠実であること」を念頭にこの魅力的なアルバ ムを完成させました。超人的ともいえる技巧を駆使しこの上なく柔らかく美しい旋律を吹くバボラークが屈指の名団体と音楽の喜びに満ちて演奏しております。
ここに収録された3篇はいずれもチェンバロと弦楽オーケストラのための協奏曲ながらその原曲はバッハおよび他者の旧作を編曲したもので、オーボエ、フルー ト、オーボエ・ダモーレをソロとした協奏曲と考えられております。また協奏曲 ニ短調 BWV1059は第1楽章の冒頭9小節しか現存しておらず、カンタータ第 35番の導入シンフォニアが同一音楽であることから同カンタータから復元されています。当演奏の第2楽章にはマルチェッロのオーボエ協奏曲を原曲とする協 奏曲 ニ短調 BWV974を挿入しております。 (Ki)
Hanssler
HC-20078(1CD)
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調「トルコ風」 K.219(カデンツァ:ロバート・レヴィン)
協奏交響曲 変ホ長調 K.364
ミハイル・ポチェキン(Vn)、
イヴァン・ポチェキン(Va)、
シュトゥットガルト室内O

録音:2020年12月9&10日/ムジークハレ、ルートヴィヒスブルク
ロシア俊英ミハイル・ポチェキンがシュトゥットガルト室内Oとの共演でモーツァルトのヴァイオリン協奏曲第5番「トルコ風」と協奏交響曲を録音しました! ミハイル・ポチェキンは2009年にリトアニア、ヴィリニュスのヤッシャ・ハイフェッツ国際ヴァイオリン・コンクールに入賞。以後ロシア・ナショナルOをはじ めとする名だたるオーケストラとの共演を誇ります。清らかに奏でる「トルコ風」は絶品の一言。また、カデンツァは著名なピアニストにして音楽学者、作曲家のロ バート・レヴィンによるもの。レヴィンはモーツァルトをはじめとする18世紀の作曲家の未完の作品の校訂、および補筆を行なっており、モーツァルトのレクイエム ではモーツァルト自身のスケッチに基づいて改訂を行うなど、その功績は高く評価されておりこのカデンツァも実に注目です。
カップリングは協奏交響曲で兄イヴァン・ポチェキンの共演です!イヴァンは1987年生まれ。2005年にモスクワのパガニーニ・コンクールで優勝しており、 Profilレーベルからショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲集(PH-19073)をリリースしています。弟ミハイルと阿吽の呼吸で協奏交響曲を演奏しております。 (Ki)
Hanssler
HC-21020(1CD)
バッハ:協奏曲集
(1)ヴァイオリンとフルートのための協奏曲 ハ短調 BWV1060
(2)フルート協奏曲 ト短調 BWV1056
(3)ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 BWV1041
(4)ヴァイオリンとフルートのための協奏曲 ニ短調 BWV1043
(1)(3)(4)ヤロスラフ・ナドジツキ(Vn)、(1)(2)(4)クシシュトフ・カチカ(Fl)
ラ・パッショナータ、ロレンツォ・グゴーレ(指)

録音:2020年7月29&30日/トレニャーゴ(ヴェローナ)
名手ヴァイオリンのヤロスラフ・ナドジツキとフルートのクシシュトフ・カチカがバッハのドッペル・コンチェルトを録音しました!ナドジツキはハチャトゥリアン国 際音楽コンクール(2010)、ヤッシャ・ハイフェッツ国際コンクール(2000)などで上位入賞を果たしている逸材。一方、カチカは2009年から2012年まで広 州SOの首席フルート奏者を務めたのち、現在はソリストとして活動の幅を広げており、これまでにラン・ラン、ヨーヨ・マ、五嶋みどり、サラ・チャンといった 世界的アーティストとの共演を果たしております。
通常、ヴァイオリンとオーボエで演奏される協奏曲 ハ短調 BWV1060、そして2つのヴァイオリンで演奏される協奏曲 ニ短調 BWV1043ですが、ヴァイオリ ンとフルートとの相性も抜群。二人のかけあいでこの傑作の新たな一面をのぞかせてくれます。 (Ki)

BRIDGE
BCD-9547(1CD)
「PIANO PROTAGONISTS」〜ピアノと管弦楽のための作品集
コルンゴルト:左手のためのピアノ協奏曲嬰ハ長調Op.17
ショパン:モーツァルトのドン・ジョヴァンニの「お手をどうぞ」による変奏曲Op.2
リムスキー=コルサコフ:ピアノ協奏曲嬰ハ短調Op.30
オライオン・ワイス(P)
レオン・ボットスタイン(指)
ザ・オーケストラ・ナウ

録音:2020年1月バード大学フィッシャー・センター・フォー・パフォーミング・アーツ
上演機会は少ないものの 19〜20 世紀に書かれた美しいピアノ協奏曲を収録。コルン ゴルト(1897-1957)の左手のためのピアノ協奏曲はラヴェルのそれと同じく、第一次大戦で 右手を失ったピアニスト、パウル・ウィトゲンシュタインのために作曲。ウィトゲンシュタイン は他のどれよりもこの作品を好んでいたという。後期ロマン派の色濃い影響とオペラ、映 画音楽で培った華麗なメロディとハーモニーが溢れる一方、後期ロマン派から派生した半 音階的手法は時に無調音楽に至る、野心的作品。ショパン初期の作品、モ ーツァルトの「お手をどうぞ」の主題による変奏曲はシューマンに「天才の登場」と言わしめ た逸品。R.コルサコフのピアノ協奏曲はロシア民謡の主題に基づく華麗な作 品でラフマニノフ、アレンスキーに強い影響を与えた。作曲者を知らされずに初めて聴い たらラフマニノフの未発見のピアノ協奏曲かと勘違いするかもしれない。 いずれも他にCD を見つけにくい曲目だけにこの機会に手に入れておくのが賢明!


Profil
PH-19061(13CD)
リヒテル・プレイズ・ロシアン・コンポザーズ
■Disc1
チャイコフスキー:協奏曲集
(1)ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23
(2)ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23
■Disc2
チャイコフスキー:ピアノ・ソナタ集
(1)ピアノ・ソナタ ト長調Op.37【初出】
(2)ピアノ・ソナタ ト長調Op.37
■Disc3
(1)チャイコフスキー:四季Op.37b〜1月「炉端で」/6月「舟歌」/11月「トロイカ」
(2)ボロディン:小組曲〜僧院で/マズルカT/セレナード
(3)リャードフ:オルゴールOp.32/練習曲Op.48の1/カンツォネッタOp.48の2
(4)グラズノフ:ノクターン 変ニ長調Op.37
■Disc4
ムソルグスキー:作品集
(1)展覧会の絵
(2)子供部屋(全7曲)【初出】
■Disc5
(1)グラズノフ:ピアノ協奏曲第1番ヘ短調Op.92
(2)リムスキー=コルサコフ:ピアノ協奏曲嬰ハ短調Op.30【初出】
(3)グラズノフ:ピアノ協奏曲第1番ヘ短調Op.92【初出】
■Disc6
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲集
(1)ピアノ協奏曲第1番嬰ヘ短調Op.1(改訂版)
(2)ピアノ協奏曲第2番ハ短調Op.18
■Disc7
ラフマニノフ:ピアノ曲集
(1)前奏曲〜嬰ヘ短調Op.23の1/イ長調Op.32の9/変ロ短調Op.32の2/嬰ト短調Op.32の12/変イ長調Op.23の8/ハ長調Op.32の1/ロ短調Op.32の10/ヘ短調Op.32の6/ヘ長調Op.32の7/変ロ長調Op.23の2/ニ長調Op.23の4/ト短調Op.23の5/ハ短調Op.23の7
(2)練習曲「音の絵」〜変ホ短調Op.33の6/嬰ハ短調Op.33の8/嬰ヘ短調Op.39の3
ボーナス・トラック:前奏曲ニ長調Op.23の4【初出】
■Disc8
スクリャービン:ピアノ・ソナタ集
(1)ピアノ・ソナタ第2番Op.19「幻想ソナタ」
(2)ピアノ・ソナタ第5番Op.53
(3)ピアノ・ソナタ第6番Op.62
ボーナス・トラック:ピアノ・ソナタ第5番Op.53
■Disc9
スクリャービン:ピアノ曲集
(1)練習曲〜嬰ハ短調Op.2の1/ホ長調Op.8の5/嬰ヘ短調Op.42の2/嬰ヘ長調Op.42の3/嬰ヘ長調Op.42の4/嬰ハ短調Op.42の5/変ニ長調Op.42の6/変ロ短調Op.8の11/変ホ長調Op.42の8/変ロ長調Op.65の1/嬰ハ長調Op.65の2/ト長調Op.65の3
(2)前奏曲Op.11〜第2番イ短調/第3番ト長調/第5番ニ長調/第24番ニ短調/第9番ホ長調/第10番嬰ハ短調/第11番ロ長調/第12番嬰ト短調/第17番変イ長調/第18番ヘ短調/第15番変ニ長調/第16番変ロ短調
(3)マズルカOp.25の3/詩曲Op.52の1/焔に向かってOp.72
■Disc10
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ集
(1)ピアノ・ソナタ第6番イ長調Op.82
(2)ピアノ・ソナタ第7番変ロ長調Op.83
(3)ピアノ・ソナタ第8番変ロ長調Op.84
■Disc11
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ集
(1)ピアノ協奏曲第5番ト長調Op.55
(2)束の間の幻影Op.22〜第3,4,5,6,8,9,11,14,15,18,20番
(3)悪魔的暗示Op.4の4
(4)舞曲Op.32の1
(5)バレエ「シンデレラ」〜ガヴォット/秋の精/東洋風/ワルツ/争い
ボーナス・トラック:ピアノ・ソナタ第7番変ロ長調Op.83
■Disc12 
ショスタコーヴィチ:前奏曲とフーガOp.87より
(1)第3番ト長調/第6番ロ短調/第7番イ長調/第2番イ短調/第18番ヘ短調
(2)第4番ホ短調/第12番嬰ト短調/第23番ヘ長調/第14番変ホ短調/第17番変イ長調/第15番変ニ長調/第8番嬰ヘ短調
■Disc13
(1)グリンカ:かわいい女/応えてよ、わが問いに/ヴェネツィアの夜/天上の聖女と呼ぶなかれ/忘れがたき、かのひととき/おまえのそばにいると/おお、おまえ、うるわしき処女よ/アデーリよ/フィンランドの入り江にて/子守歌/旅の歌/舟歌
(2)ダルゴムイシスキー:私にはどちらでも同じこと/ヴェルトグラード/お前はすぐに忘れるだろう
スヴャトスラフ・リヒテ ル( ピアノ)

■Disc1
(1)コンスタンチン・イワノフ(指)ブルノRSO/録音:1950年5月25日ライヴ
(2)ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)ウィーンSO/録音:1962年9月24-26日セッション
■Disc2
録音:(1)1949年3月29日モスクワ・ライヴ、(2)1956年モスクワ・セッション
■Disc3
録音:(1)1950年6月23日、(2)(3)(4)1952年4月4日すべてモスクワ・ライヴ
■Disc4
録音:(1)1958年11月14日キエフ・ライヴ
(2)ニーナ・ドルリアク(S)/録音:1953年11月モスクワ・ライヴ
■Disc5
(1)カルル・エリアスベルク(指)レニングラードSO/録音:1952年3月17日レニングラード・ライヴ
(2)キリル・コンドラシン(指)モスクワ青年SO/録音:1951年4月16日モスクワ・ライヴ
(3)ヴェニヤミン・トルバ(指)ウクライナ国立RSO/録音:1952年11月15日キエフ・ライヴ
■Disc6
(1)クルト・ザンデルリンク(指)モスクワRSO/録音:1955年2月16日モスクワ・ライヴ
(2)キリル・コンドラシン(指)モスクワ青年SO/録音:1951年4月16日モスクワ・ライヴ
■Disc7
録音:(1)1960年3月3日キエフ・セッション、
:(2)1954年4月21日、1952年4月4日、1950年6月23日すべてモスクワ・ライヴ
ボーナス・トラック/録音:1955年2月9日モスクワ・ライヴ
■Disc8
録音:(1)(3)1955年6月20日、(2)1961年6月8日すべてモスクワ・ライヴ
ボーナス・トラック/録音:1962年7月11日キエフ・ライヴ
■Disc9
録音:(1)1952年1月10日、(2)1955年6月20日、(3)1952年1月10日、1955年6月20日すべてモスクワ・ライヴ
■Disc10
録音:(1)1960年7月16日キエフ・ライヴ、(2)1958年4月16日モスクワ・ライヴ、(3)1961年4月17日モスクワ・ライヴ
■Disc11
(1)コンスタンティン・シルヴェストリ(指)モスクワRSO
録音:1958年10月22日セッション
(2)1962年7月10日キエフ・ライヴ、1961年10月14日パリ・ライヴ、
(4)1961年4月27日モスクワ・ライヴ、(5)1952年4月4日モスクワ・ライヴ
ボーナス・トラック/録音:1954年11月24日ワルシャワ・ライヴ
■Disc12 
録音:(1)1956年12月2、3日プラハ・セッション、(2)1963年6月9日キエフ・ライヴ
■Disc13
ニーナ・ドルリアク(S)
録音:1953年11月21日モスクワ・ライヴ
Profilレーベルの人気シリーズ、リヒテルBoxの第6弾登場。今回はロシア作品を集めていますが、仰天のお宝も含まれるファン興奮の内容となっています。
十八番のチャイコフスキーのピアノ協奏曲はコンスタンチン・イワノフと名盤中の名盤カラヤン&ウィーン響の2種。何故か若い頃に愛奏した大作ピアノ・ソナタ も2種を収録していますが、1949年のモスクワ・ライヴは初出音源とされています。またグラズノフの「ノクターン」やリャードフの「オルゴール」のさりげなさも 絶品。
グラズノフのピアノ協奏曲第1番はコンドラシンとの録音がLP、CDで発売されていましたが、ここではエリアスベルク&レニングラード響、トルバ&ウクライナ 国立放送響の2種を収録、ことに後者は貴重な初出音源。リムスキー=コルサコフの協奏曲はコンドラシン&モスクワ青年響との共演ですが、こちらも初出ライヴと いうのが興味津々。
ムソルグスキーの「展覧会の絵」はキエフでのライヴ。世界の音楽界を震撼させたソフィア・ライヴと同じ1958年で、その凄まじさに圧倒されます。ドルリアク 夫人との「子供部屋」全曲は貴重な初出音源。ドルリアク夫人とはグリンカとダルゴムイシスキーの歌曲も存分に味わえます。
ラフマニノフ、スクリャービン、プロコフィエフは他の追随を許さぬ大きさで、曲の素晴らしさに浸れます。
いずれの音源も現在入手困難。この価格でお届けできるのはまさに奇跡、お買い逃がしなく! (Ki)

Stradivarius
STR-37144(1CD)
ネイ・ロサウロ(b.1952):作品集
(1)ティンパニと弦楽のための協奏曲
(2)マリンバと弦楽のための協奏曲第1番
(3)マリンバ、ティンパニと管弦楽のための二重協奏曲
イヴァン・マンチネッリ(マリンバ)
ドメニコ・カニャッチ(ティンパニ)
(1)(2)ロベルト・モリネッリ(指)
(3)ジョージ・ぺーリヴァニアン(指)
ボルツァーノ・トレント・ハイドンO

録音:2018年
ネイ・ロサウロはブラジル、リオ・デジャネイロ出身のマリンバ、打楽器奏者で自らも作曲を盛 んに行っており、このアルバムは彼の主要な協奏曲を収録しています。難解な現代音楽臭は皆 無でいずれもロマンティックで新古典主義的あるいはブラジルの民族音楽の影響を受けた親し み易い作風。マリンバ、打楽器奏者の作曲だけあって演奏効果の高いグルーヴィでノリのよい ラテン音楽が耳に心地よい。

Chateau de Versailles Spectacles
CVS-042(2CD+DVD)
NX-D11
『四季』
【CD 1】
ヴィヴァルディ:『四季』
【CD 2】
ジョヴァンニ・アントニオ・グイード(1675頃-1729):『四季』〜「四季」によるスケルツォ・アルモニコ
【DVD】
CD1、CD2と同内容
アンドレス・ガベッタ(ソロVn、指)
ヴェルサイユ王室歌劇場O(古楽器使用)

収録:2020年12月18-23日ヴェルサイユ宮殿 (CD)
2020年12月21日ヴェルサイユ宮殿「鏡の間」 (DVD)
【DVD】 (93分28秒)
画像:16:9 NTSC All Regions
音声:2ch Stereo
ヴィヴァルディの『四季』は18世紀フランスでも大きな人気を博し、モーツァルト父子がパリを訪問した1763年頃まで「春」が現役レパートリーと して演奏されていたほど。チェリストのソル・ガベッタの兄でバロック・ヴァイオリンの名手アンドレス・ガベッタを中心に、フランス古楽界の俊才がヴェ ルサイユ宮殿に集って録音されたこのアルバムは、そうした18世紀フランスの人々の感覚そのままに、「四季の移ろい」という題材を音楽で辿る 好企画です。ユニークな解釈のヴィヴァルディに加え、彼と同世代でナポリでの修業の後フランスに来たヴァイオリン奏者・作曲家グイードの”も うひとつの”『四季』も収録。グイードの作品はヴィヴァルディの翌年ないし数年内に楽譜出版がなされていますが、これはルイ14世が推奨した フランス音楽絶対主義に反して王の存命時からイタリア音楽を支持し、数多くのイタリア人音楽家の活動を後援したオルレアン公フィリップの 宮廷で発表された合奏曲で、ヴィヴァルディ作品と同じく作者不詳の詩を音楽化したもの。ルベルやラモーを思わせる舞踏音楽劇のような構 成と、ヴィヴァルディにも通じるイタリア趣味で、変幻自在のダイナミックな音楽が繰り広げられる逸品。対するヴィヴァルディ『四季』もここでは 18世紀の習慣に従い、管楽器を加えた編成で色彩感豊かなサウンドに。「春」での牧歌的なリコーダー(実力派セバスティアン・マルクの演 奏)、「秋」での狩猟ホルンやのどかなオーボエの響きがたまりません。演奏陣にはハーディ・ガーディに俊才ステファーヌ・フュジェ、リュートの一人 にアンドレ・アンリクなど名手たちの名も。フィリップ・ジャルスキーのアンサンブル・アルタセルセで活躍するクラヴサンの中村葉子、ラ・ムジカ・コッ ラーナのメンバーでもあるヴァイオリンの依田幸司が加わるなど、欧州を拠点に活躍する日本出身の新世代古楽プレイヤーの存在も光ります。

Goodies
78CDR-3838(1CDR)
バッハ:ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 BWV1041 マックス・シュトループ(Vn)
フリッツ・シュタイン(指)
ベルリン大学器楽合奏団

独 ELECTROLA DB5527/8
1939年ベルリン録音
マックス・シュトループ(1900-1966)はドイツのヴァイオリン奏者。1922年、 当時ザクセン国立歌劇場の音楽監督だったフリッツ・ブッシュ(1890-1951)の 招きでコンサート・マスターに就任。1924年から1928年にはワイマール音楽学 校のヴァイオリン教授になり、一方オットー・クレンペラーの要請でベルリン 国立歌劇場Oのコンサート・マスターも務めた。大戦後の1947年からは デトモルト音楽アカデミーでヴァイオリンと室内楽の指導にあたった。指揮者 のフリッツ・シュタイン(1879-1961)は神学者で教会のオルガン奏者でもあっ た。1919年から1933年の長期にわたりキール大学で教鞭をとり、ナチス政権の 下ではユダヤ人関連音楽の排斥に尽力した。そのため大戦後はは失職し1961年 に世を去った。このレコードはドイツ国内だけで発売され、英HMVや米VICTOR では出なかった。原盤番号の末尾の「T」は、演奏会場から電話回線で音声信 号を録音室に送り原盤を作成したという記号。フルトヴェングラー指揮ベート ーヴェンの「運命」(78CDR-3521)のドイツ盤SPレコードにもこの記号がある。 ドイツ以外で発売された盤ではこの記号は削り取られていた。 (グッディーズ)

IBS CLASSICAL
IBS-82021(1CD)
ファリャ、プーランク、バカリッセ:チェンバロ協奏曲集
ファリャ:チェンバロ協奏曲- チェンバロ、フルート、オーボエ、クラリネット、ヴァイオリンとチェロのために
プーランク:田園のコンセール FP49
サルバドル・バカリッセ(1898-1963):チェンバロと小オーケストラのための協奏曲Op. 124
シルビア・マルケス・チュリリャ(Cemb)
ハビエル・カスティブランケ(Fl)
ロベルト・シリャ(Ob)
ホセ・ルイス・エステリェス(Cl)
アイツォル・イトゥリアガゴイティア(Vn)
ダビド・アペリャーニス(Vc)
ムルシア地方SO
ビルヒニア・マルティネス(指)

録音:2020年7月20-25日、2020年10月19-20日
このアルバムには20世紀に作曲された3つのチェンバロ協奏曲が収録されています。 バロック時代に全盛期を迎えたチェンバロですが、ピアノの出現によって衰退し、19世紀中頃まではほとんど演奏されることがありませんでした。しかし 19世紀末に、古楽演奏のためにチェンバロの復興が試みられ、何人かの奏者たちが楽器の改良に取り組み、大きなコンサートホールでの演奏に耐え 得る強靭な音を生み出す「モダン・チェンバロ」と呼ばれる楽器が生まれます。中でも、モダン・チェンバロの開発に熱心だったのが、ポーランドの女性鍵 盤楽器奏者ワンダ・ランドフスカ(1879-1959)で、彼女はプレイエル社の協力のもと、鉄製のフレームに太い弦を張った楽器を開発するとともに、 1926年には面識のあったフャリャにチェンバロ協奏曲の作曲を依頼、その翌年にはプーランクにも作品を委嘱、2曲のチェンバロ協奏曲が生まれまし た。このディスクではその2曲に加えて、スペインのバカリッセの協奏曲を収録。古典的な枠組みの中にモダンな響きが聴かれる曲で、チェンバロの響きも 効果的に使われています。 スペイン、サラゴサ出身のシルビア・マルケス・チュリリャ(近年は名前からチュリリャを省略)は、ピアノ、オルガン、フォルテピアノなどの鍵盤楽器の奏者。 古楽器奏者としては、自身のアンサンブル「ラ・テンペスタード」を率い17世紀から18世紀の作品を演奏するとともに、独奏者としても数多くの指揮 者、オーケストラと共演することで知られます。近代作品にも積極的に取り組み、とりわけスペインの知られざる作品の紹介にも尽力する彼女、このア ルバムではモダン・チェンバロを堂々と弾きこなし、オーケストラとの対話を繰り広げています。

TOCCATA
TOCC-0612(1CD)
NX-B03
ジョエル・フェイギン(1951-):室内オーケストラのための作品集
アヴィヴ - ピアノと室内オーケストラのための協奏曲(2009)
押し寄せる海 - 弦楽オーケストラのために(2012)
歌劇「十二夜」からの2つの歌曲(2013)
2枚のパネルのモザイク(1997)…世界初録音
ヤエル・ウェイス(P)
ジョン・サヴォーニン(Br)
スロヴァキア国立SO
カーク・トレヴァー(指)
クレムリン室内O
ミーシャ・ラフレフスキー(指)

録音:1999年1月14日(ライヴ)、2019年10月3日、2019年10月3-4日、2019年10月4-5日
ニューヨーク生まれ、ロシアの血を引く作曲家ジョエル・フェイギン。ジュリアード音楽院で作曲をロジャー・セッションから学んだ他、ピアノをロジーナ・レ ヴィーンに学び、優れたピアニスト、伴奏者としても活躍しています。1986年にはコーネル大学から委嘱を受けた歌劇「エレウシスの秘儀」を作曲し初 演。この作品はロシアでもたびたび上演され高く評価されました。その後、2005年に作曲したシェイクスピアの喜劇に基づく歌劇「十二夜」も評判を 呼び、何度も再演を繰り返し歌劇作曲家として名を上げました。 このアルバムには彼の小規模なオーケストラ作品を収録。冒頭の「アヴィヴ」は、このアルバムで演奏しているヤエル・ウェイスのために書かれたピアノ協 奏曲。モーツァルトへのオマージュであり、モダン、かつ明るい旋律に満ちた作品です。「押し寄せる海」は2004年のインドネシアと2011年の日本で起 きた津波から触発された曲。破壊的な海の力と、大自然の脅威になすすべもない人間の畏怖と恐怖が描かれています。他には、彼の代表作「十二 夜」からの2つの歌曲と、遊び心のある「2枚のパネルのモザイク」を聴くことができます。

GRAND SLAM
GS-2239(2CD)
バックハウス〜ベートーヴェン&ブラームス
ベートーヴェン
(1)ピアノ協奏曲第1番ハ長調 Op.15
(2)ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.37
(3)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番
(4)ブラームス:ピアノ協奏曲第2番
ヴィルヘルム・バックハウス(P)
(1)-(3)ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指)VPO
(4)カール・ベーム(指)VPO

録音:(1)1958年4月16-22日、(2)1958年10月22-26日、(3)1959年6月29&30日、(4)1967年4月14、15、17-19日ゾフィエンザ ー ル( ウィーン)
使用音源:Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より  
当シリーズの2021年前半の目玉盤は、バックハウスのベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番、第2番、第3番(シュミット=イッセルシュテット(指)ウィーン・ フィル)と、ブラームスのピアノ協奏曲第2番(ベーム(指)ウィーン・フィル)の組み合わせです。しかも、2枚組ながら1枚価格! ベートーヴェンは第4番+ 第5番「皇帝」(GS-2224)も揃えればピアノ協奏曲全集になります。 復刻の素材は2トラック、38センチのオープンリール・テープで、その瑞々しく見通しの良い音は感涙ものです。特にブラームスは、卒倒するような素晴らし さです。2枚組ゆえに、品切れた場合の再プレスは非常に難しいので、予約されることをお勧めします。(平林直哉)


EUROARTS
20-68485(6DVD)
マルタ・アルゲリッチBOX
■DVD1
ドキュメンタリー『マルタ・アルゲリッチの音楽夜話』
■DVD2
ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11
ショパン:マズルカ ハ長調Op.24-2
シューマン:幻想小曲集Op.12-7『夢のもつれ』
■DVD3
(1)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
(2)プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番
■DVD4
◎アルゲリッチ&バレンボイム/テアトロ・コロン凱旋公演
モーツァルト:2台ピアノのためのソナタ ニ長調K.448
シューベルト:創作主題による8つの変奏曲変イ長調D813
ストラヴィンスキー:春の祭典(2台ピアノ版)
シューマン:2台ピアノのためのアンダンテと変奏Op.46
ラフマニノフ:組曲第2番Op.17〜ワルツ
カルロス・グアスタビーノ:バイレシート
ミヨー:スカラムーシュ〜ブラジレイラ
■DVD5
シューマン:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第1番 イ短調 Op.105
プロコフィエフ:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第2番 ニ長調 Op.94a
フランク:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ イ長調
(アンコール)
クライスラー:愛の悲しみ、美しきロスマリン
■DVD6
『プロメテウス』神話の様々な変奏〜火の詩*
ベートーヴェン:『プロメテウスの創造物』 Op.43より(導入部『嵐』/第1番/第9番/パストラーレ第10番)
リスト:交響詩『プロメテウス』
スクリャービン:交響曲第5番『プロメテウス』
ノーノ:『プロメテオ』組曲 (1992)〜ヘルダーリン
全て、マルタ・アルゲリッチ(P)

■DVD1(63分)
ジョルジュ・ガショ監督
制作:2002年
(日本語字幕付)
■DVD2(54分)
シンフォニア・ヴァルソヴィア
ヤツェク・カスプシク(指)
収録:2010年8月27日、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサートホール
映像監督:ピエール=マルタン・ユバン
■DVD3(62分)
(1)ロイヤル・リヴァプールPO
サー・チャールズ・グローヴス(指)
収録:1977年2月6日、プレストン、ギルド・ホール(ライヴ)
(2)アンドレ・プレヴィン(指)LSO
収録:1977年5月3日、クロイドン、フェアフィールド・ホール(ライヴ)
■DVD4(120分)
ウエスト=イースタン・ディヴァン・オーケストラ
ダニエル・バレンボイム(指、P)
収録:2014年8月コロン劇場、ブエノスアイレス(ライヴ)
■DVD5(85分)
ガイ・ブラウンシュタイン(Vn)
収録:2020年2月22日、ピエール・ブーレーズ・ホール、ベルリン(ライヴ)
■DVD6(57分)
監督:クリストファー・スワン*
ベルリン・ジングアカデミー、
フライブルク・ゾリステンcho
クラウディオ・アバド(指)BPO
収録:1992年5月23-25日、ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
2021年6月に80歳を迎えるアルゲリッチ。それを記念して」EURO ARTSからアルゲリッチの映像集6枚組がリリースされます。 まずDVD1は、ジョルジュ・ガショ監督による『マルタ・アルゲリッチの音楽夜話』。アルゲリッチがインタビューに応じ、自らについて語るというもの。作曲家 や演奏、室内楽についての示唆に富む言葉の数々に、過去の映像や演奏風景が散りばめられるという印象的な構成になっており、ヨーロッパとアメリカでいく つもの賞を受賞しています。子供のころのベートーヴェンの協奏曲での出演前の恐怖の記憶や、グルダへの尊敬の念、バッハやベートーヴェン初期作品での ユーモアの感覚、シューマンやリストへの共感、ソロ演奏での孤独感など、アルゲリッチの音楽に興味のある方なら見逃せない話がたくさん含まれています。 DVD2は、2010年のショパン・イヤーにワルシャワでおこなわれたコンサートを収録したもの。カスプシク指揮するシンフォニア・ヴァルソヴィアと共演した 記念演奏会にふさわしい豪華なコンサート映像。 そしてDVD3には、1977年にBBCが制作した貴重な映像。当時35歳のアルゲリッチが得意のチャイコフスキーとプロコフィエフの第3協奏曲を弾くという 魅力的な内容です。何より若いアルゲリッチの輝くような姿に目を奪われます。唖然とする指回りと速いテンポ、強靭なのになめらかな打鍵の美しさ、とてつも ないエネルギーとオーラの発散に息もつけぬ1時間を満喫できます。 さらにDVD4は、2014年マルタ・アルゲリッチとダニエル・バレンボイム、お互いの故郷であるブエノスアイレスのテアトロ・コロンで初めて2人揃ってのコン サートが行われました。ダニエル・バレンボイムによって創設されたウエスト=イースタン・ディヴァン・オーケストラを率いて行われたコンサートは、ブエノス アイレスの人々の熱烈な拍手と歓声で迎えられました。当初2枚組でリリースされていた商品ですが、今回収録しているのは、アルゲリッチ、バレンボイムによる ピアノ・デュオ・ライヴ。 続いてDVD5には、2020年2月にベルリンのピエール・ブーレーズ・ザールで行われた、世界的ピアニスト、マルタ・アルゲリッチと元ベルリン・フィルのコン サートマスターで現在はソロとして活躍するガイ・ブラウンシュタインによるデュオ・リサイタルの映像。 最後は、クラウディオ・アバドが、ベルリン・フィルの定期演奏会で取り上げた「プロメテウス」神話に基づく様々な作曲家による作品が収録されたライヴ。「プ ロメテウス神話」とは、ギリシア神話の神プロメテウスが人間に火を与えたとして、ゼウスの怒りをかい、不死身のプロメテウスは永遠にハゲ鷹に腹を割かれて 処刑された、それを勇敢なヘラクレスがハゲ鷹を殺しプロメテウスを救うという内容。映像監督のクリストファー・スワンは、照明等を駆使した視覚的効果を巧 みに使い、「火」「炎」を表現。ベルリンのフィルハーモニーホールが、赤、黄色、緑、青と変幻自在に染まっていく様子は必見です。 スクリャービンの交響曲第5番『プロメテウス』では、アルゲリッチがピアノ・ソロとして登場。神秘主義に影響され、色彩への強い関心をもち、音楽に色彩をも 取り込もうとしたスクリャービンの作風が最も色濃く投影された曲。大編成のオーケストラとヴォカリーズによる混声合唱、そして独奏ピアノのために作曲され ましたアルゲリッチの神秘的で魅惑的な演奏にも注目です。 (なお、インターナショナル・バージョンにはDVD1に「BLOODY DAUGHTER」が収録されていますが、権利の関係で日本版には「音楽夜話」を収録してい ます 。)

Hanssler
HC-20083(3CD)
チャイコフスキー:ピアノと管弦楽のための作品全集
■Disc1
(1) ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23(第3楽章ノーカット版)
(2) 協奏幻想曲Op.56
■Disc2
(1) ピアノ協奏曲第2番ト長調Op.44(ノーカット版)
(2) アレグロ ハ短調(1864)
■Disc3
(1) ピアノ協奏曲第3番変ホ長調(タネーエフ補筆完成3楽章版)
(2) ゾフィー・メンター(リスト?):ハンガリーのジプシーの歌(チャイコフスキーのオーケストレーション)
ボーナス:チャイコフスキーの肉声(1890)
アンドレイ・ホテーエフ(P)
ウラジーミル・フェドセーエフ(指)
チャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラ

録音:Disc1:1998年2月(1)、1996年9月(2)/モスクワ(セッション)
Disc2:1996年11月(1)、1997年8月(2)/モスクワ(セッション)
Disc3:1998年2月/モスクワ(セッション)
1998年にKoch Schwannレーベルからリリースされ話題となったBoxが2011年にリマスタリングを施されヘンスラーから再登場。チャイコフスキーに執 念を燃やすホテーエフとフェドセーエフがタッグを組んだ企画で、ピアノとオーケストラのための作品を完全に収めています。
有名なピアノ協奏曲第1番は第1、第2楽章こそ現行版ですが、第3楽章はカットされた箇所を自筆譜に基づき復元。通常より2分ほど長くなっています。同 様にピアノ協奏曲第2番と協奏幻想曲もたいていカットされる個所をきちんと演奏しているのが貴重。
ピアノ協奏曲第3番はチャイコフスキー自身が第1楽章のみ完成させていますが、のこされたアンダンテとフィナーレを、草稿から愛弟子タネーエフがピアノ と管弦楽のための作品に仕上げたものを付けて全3楽章46分の大作で再現。
またチャイコフスキー学生時代に課題で書かされた「ピアノと弦楽のためのアレグロ」と、最晩年の不思議な「ハンガリーのジプシーの歌」も貴重。「ハンガ リーのジプシーの歌」はリストが弟子のピアニスト、ゾフィー・メンターのために作曲しながらオーケストレーションする力が残っておらず、「チャコフスキー氏 に頼みなさい」と遺言したと伝えられています。ただ、リスト嫌いを公言していたチャコフスキーなので、断られることを恐れたメンターは自分の曲と偽り頼んだ とされますが、まだリストの真作とは確定されていません。
ボーナス・トラックに有名なチャイコフスキーの肉声が収められています。ちょうど同盤収録曲を作曲中の1890年の録音なので、雰囲気を感じられるでしょう。
アンドレイ・ホテーエフは1946年生まれ。モスクワ音楽院でナウモフに師事しますが、リヒテルに認められて強い影響を受けました。フェドセーエフのチャイ コフスキー愛ともに旧ソ連派の底力を見せつけてくれます。 (Ki)

Solo Musica
SM-345(1CD)
NX-B03
ジュネーヴへの旅
フランク・マルタン(1890-1974):チェロ協奏曲(1965-66)
 バラード(1949) - チェロと室内オーケストラのために
クサヴァー・ダイヤー(1972-):Lignes d’Est(2020) - チェロとオーケストラのために…世界初録音
エステレ・レヴァーツ(Vc)
ジュネーヴ室内O
アリー・ファン・ベーク(指)

録音:2020年7月9日-7月11日
ジュネーヴ室内Oがこれまでも熱心に取り上げてきた、ジュネーヴ出身の作曲家の作品集。今回は 2017年から2018年までオーケストラのアーティスト・イン・レジデンスを務めた女性チェリスト、エステレ・レヴァー ツとともに、フランク・マルタンのチェロ協奏曲とバラード、そしてクサヴァー・ダイヤーに依頼した新作「Lignes d’ Est」を演奏しています。レヴァーツはスイス出身、パリ国立高等音楽院でジェローム・ペルノーに、ケルン音楽舞 踊大学ではマリア・クリーゲルに師事、研鑽を積みました。これまでにバッハやベートーヴェン、ブラームス、リ ヒャルト・シュトラウスの録音で高く評価されています。

Audite
AU-97790(1CD)
「ヴィルトゥオージ」
(1)バッハ:3つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ長調 BWB1064R
(2)ヴァルター:オルガン協奏曲 ニ短調(原曲:ジュゼッペ・トレッリ作の断片)
(3)バッハ:オーボエとヴァイオリンのための協奏曲 ハ短調 BWV1060R
(4)オルガン協奏曲 ハ長調 BWV595(原曲:ヨハン・エルンスト公のヴァイオリン協奏曲)
(5)バッハ:ヴァイオリン協奏曲 変ロ長調 BWV983(原曲:ヨハン・エルンスト公のヴァイオリン協奏曲)【ゲルノート・ジュスムートによる復元】
(6)バッハ:オルガン協奏曲 ト長調 BWV595(原曲:ヨハン・エルンスト公のヴァイオリン協奏曲)
(7)バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043
チューリンゲン・バッハ・コレギウム
ゲルノート・ジュスムート((1)(3)(5)(7)ヴァイオリン、指揮)、(1)(7)ダーヴィット・カストロ=バルビー(Vn2)、
(1)ラファエル・ヘーヴィケ(第3ヴァイオリン)、(3)クララ・ブレッシング(バロック・オーボエ)、(2)(4)(6)イェルク・レディン(Org)

録音:2020年10月5-8日/オーバー教会(アルンシュタット)
エグゼクティヴ・プロデューサー:ルトガー・ベッケンホーフ
1714年、ヴァイマールの宮廷オルガニストであったバッハは、ヴィヴァルディの「調和の霊感」 Op.3に出会い、ヴェネツィアの“モダン”な協奏曲のスタ イルを熱心に取り入れ、オルガン独奏曲をはじめとする編曲作品を残しました。それらの作品はトゥッティのリトルネロ形式を散りばめ、バッハ独特のポリフォ ニー・スタイルで原曲を勝るとも劣らない作品に仕上げました。
当アルバムではバッハに加えてバッハの同時代の作曲家ヨハン・ゴットフリート・ヴァルター(1684-1748)とザクセン=ヴァイマール公ヨハン・エルンスト W世(1696-1715)のオルガン作品を収録。当時のオルガン文化の繁栄を思わせる色彩豊かな選曲です。
チューリンゲン・バッハ・コレギウムは貴重なオリジナルの弦楽器、またレプリカを用いて演奏する団体。バッハと同時代の作品を主要レパートリーとし、 auditeレーベルからヨハン・エルンスト公の協奏曲集(AU-97769)、ヨハン・ベルンハルト・バッハ(1676-1749)の管弦楽組曲(AU-97770)をリリースして おります。ゲルノート・ジュスムート率いる名手が揃った当団が好演を聴かせてくれます。

Naive
OP-7258(1CD)
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集第9集
ヴァイオリン協奏曲 ヘ長調 RV283、変ロ長調 RV365、ハ長調 RV194、ニ長調RV211、イ長調RV346、ホ短調RV281
ボリス・ベゲルマン(Vn)
コンチェルト・イタリアーノ、
リナルド・アレッサンドリーニ(指)

録音:2020年8月
コンチェルト・イタリアーノの若きリーダー、ボリス・ベゲルマンによるヴィヴァルディのヴァイオリン曲集の登場。アレッサンドリーニとコンチェルト・イタリ アーノによるやわらかなエネルギーに満ちたアンサンブルも魅力の演奏です。即興性に満ち溢れた生き生きとしたアレグロ、時には夢のように典雅な旋律など、 ヴィヴァルディが腕によりをかけてちりばめた魅力的な楽想が、やわらかさと品格をもって奏でられています。
ボリス・ベゲルマンは1983年生まれ、モスクワ音楽院でゴルトシュタイナー(Vn)、シンコフスキ(バロック・ヴァイオリン)および同大学院でリュビ モフの薫陶を受けました。その後パレルモのベッリーニ音楽院でオノフリ(Vn)、ミナージ(室内楽)に学んでいます。新世代のバロック・ヴァイオリン 奏者として活躍、若くしてコンチェルト・イタリアーノのリーダーを務めています。 (Ki)


RHINE CLASSICS
RH-016(5CD)
「ヴァイオリンの魂」〜ジャン・テル=メルゲリアン録音集
■CD1
(1)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲Op.77(カデンツァ:クライスラー)
(2)ベートーヴェン:三重協奏曲Op.56
■CD2(73:05)
ブラームス:ヴァイリン・ソナタ第1番Op.78
バッハ:シャコンヌ
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第26番変ロ長調K.378
サン=サーンス:ハバネラOp.83
■CD3
(1)サラサーテ:スペイン舞曲集Op.23〜第1番「祈り」/バスク奇想曲Op.24
(2)ジャン・テル=メルゲリアンのアナウンス
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調「バラード」Op.27-3
(3)ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調Op.12-1
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調Op.30-2
■CD4
(1)ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調「クロイツェル」Op.47
(アンコール)ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番「春」〜第2楽章
(2)モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第17番ハ長調K.296
(3)ジェラール・ガスパリアン:ヴァイオリン・ソナタ「テル=メルゲリアンに捧ぐ」
■CD5
(1)「1961年ロン・ディボー・コンクール優勝ライヴ」
審査員長シェリングの紹介
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲〜第3楽章
(2)「1964/71年アルメニア・レコーディング」
ハチャトゥリアン:ヴァイオリン協奏曲
(3)ハチャトゥリアン:舞曲変ロ長調Op.1/「ガイーヌ」より「アイシャの踊り」
プロコフィエフ:「ロメオとジュリエット」より「仮面」(ハイフェッツ編)
サラサーテ:スペイン舞曲集Op.21-2「ハバネラ」
サラサーテ:スペイン舞曲集Op.22-1「アンダルシアのロマンス」
コミタス:「ああ、愛しのマラル」/「私は行きました、私は輝きました」/「鶴」*
ジャン・テル=メルゲリアン(Vn)

■CD1(74:14)
(1)アーサー・フィードラー(指)ボストンSO
録音:1975年6月13日シンフォニー・ホール、ボストン(ライヴ)
(2)ピエール・バルビゼ(P)、イヴァン・シフォロー(Vc)
フィリップ・ベンダー(指)カンヌ・プロヴァンス・コートダジュールO
録音:1983年7月30日コンセルヴァトワール、マルセイユ(ライヴ)

■CD2(73:05)
モニク・オーバーデルファー(P)
録音:1982年1月20日カルカソンヌ市立劇場(ライヴ)

■CD3(67:27)
(1)モニク・オーバーデルファー(P)
録音:1982年1月20日カルカソンヌ市立劇場(ライヴ)
(2)録音:1998年頃マルセイユ(ライヴ)
(3)ピエール・バルビゼ(P)
録音:1985年6月28日サクレクール教会、マルセイユ(ライヴ)

■CD4(79:12)
(1)ピエール・バルビゼ(P)
録音:1985年6月28日サクレクール教会、マルセイユ(ライヴ)
(2)ジェラール・ガスパリアン(P)
録音:1998年11月19日ヴィクトリア・ホール、ジュネーヴ(生放送ライヴ)
(3)ジェラール・ガスパリアン(P)
録音:1999年パリ(スタジオ録音)

■CD5(74:35)
(1)ルイ・フレスティエ(指)フランス国立放送O
録音:1961年6月27日パリ(ライヴ)
(2)ミハイル・マルンツィアン(指)アルメニアPO
録音:1964年アルメニア・フィルハーモニー大ホール、エレヴァン(ライヴ)
(3)ネリー・ダニエル=ベック(P)
録音:1968/71年頃エレヴァン(スタジオ/*ライヴ)
ジャン・テル=メルゲリアン(1935-2015)はマルセイユ生まれ。わずか11歳でマルセイユ音楽院のヴァイオリン最優秀賞を受賞、その年にはもうリサイタルを開いています。1947年にアルメニアに移住、首都のエレヴァンで音楽の勉強を続け、モスクワ音楽院ではダヴィッド・オイストラフの教えを受けた。プラハの春国際音楽コンクール第2位(1956)、エリザベート王妃国際音楽コンクール第9位(1963)、そしてロン・ティボー・コンクールでついに優勝を果たしている(1961年)。その後「アルメニア人民芸術家」の称号を得たが、1981年に故郷マルセイユに戻る。その美しいヴァイオリンの音色が流れるだけで部屋の空気が変わってしまう、聴く人の心を清らかにしてくれる、そういう数少ない演奏家。今まで録音が世に出ることはほとんど無かったが、今回遺族の厚意により発売されることとなった。

DOREMI
DHR-8143(2CD)
アイザック・スターンLIVE 第8集

(1)メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64
(2)チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35 第1楽章
(3)チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35 第2・3楽章
(4)プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ニ長調Op.19
(5)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op. 77
(6)W.シューマン:ヴァイオリン協奏曲(1947)
アイザック・スターン(Vn)
(1)ピエール・モントゥー(指)フィラデルフィアO
録音:1945年1月13日
(2)エリック・デラマルター(指)ロサンジェルス・フィルハーモニック
録音:1946年2月3日(NBC - “The Standard Hour” broadcast)
(3)ピエール・モントゥー(指)サンフランシスコSO
録音:1946年2月10日(NBC - “The Standard Hour” broadcast)
(4)ディミトリ・ミトロプーロス(指)NYO
録音:1956年2月26日
(5)エーリヒ・ラインスドルフ(指)フランス国立放送O
録音:1973年6月16日/ローザンヌ
(6)ピエール・モントゥー(指)ボストンSO
録音:1950年2月10日
スターンの貴重音源集、第8集。協奏曲でまとめられています。いつもながら豪華な共演陣との見事な名演集です。 (Ki)

TOCCATA
TOCC-0604(1CD)
NX-B03
ヨゼフ・シェルプ(1894-1977):管弦楽作品集第2集
ピアノと弦楽オーケストラのための協奏曲(1949)…世界初録音
ヴァイオリンと弦楽オーケストラのための協奏曲(1956)…世界初録音
コールアングレと弦楽オーケストラのための協奏曲(1970)
タチアーナ・ブローメ(P)
サリーナ・ツィックグラーフ(Va)…
ドミニク・ウォレンウェーバー(コールアングレ)

ベルリン室内SO
ユルゲン・ブルーンス(指)

録音:2021年1月5-7日ベルリン、イエス=キリスト教会(ドイツ)
20世紀に活躍したドイツ人作曲家の中では、ほとんどその名が知られていないヨーゼフ・シェルプ。 「リストの弟子」として活躍した才能あるピアニストであり、フライブルク音楽院の教師としても活躍、 第二次世界大戦中には作曲家としての名声も勝ち得ていましたが、1942年に爆撃によってそれ まで書いた作品のほとんどが消失、またNSDAP(国家社会主義ドイツ労働者党)のメンバーであっ たこともあり仕事も失いました。その後、不屈の精神で立ち直り、ヒンデミットを思わせる新古典的 な作品や、バルトーク風の力強い曲を次々発表、82歳で亡くなるまでその創作意欲が衰えること はありませんでした。このアルバムには世界初録音の2作を含む3曲の協奏曲を収録。彼の特長が 際立つ荒々しいピアノ協奏曲、不安気な旋律で始まるヴァイオリン協奏曲、楽器の音色が存分に 活かされたコールアングレ協奏曲を3人の奏者が見事に奏でています。

CLAVES
50-3017(1CD)
フランク・マルタン:ヴァイオリン協奏曲(1950-51)
管弦楽のためのスケッチ(1920)
スヴェトリン・ルセフ(Vn/ストラディヴァリウス1710年製「カンポセリーチェ」)
アリー・ファン・ベーク(指)、
ジュネーヴ室内O

録音:2020年1月/エルネスト・アンセルメ・スタジオ(ジュネーヴ)
スイスを代表する作曲家フランク・マルタン(1890-1974)はチューリヒ、ローマ、パリで学び、セザール・フランクや印象派の影響を受けたのち、現代的響き の中にも抒情性をもった独自の作風を作り上げました。
マルタンの特徴といえばオーケストラ作品でも室内楽的なアンサンブルが随所に現れ、フルートやピアノを多用すること。ここに収録したヴァイオリン協奏曲、管 弦楽のためのスケッチでもその特徴があらわれ、豊かな響きと色彩豊かな管弦楽を楽しめます。
ヴァイオリン独奏のスヴェトリン・ルセフ1976年ブルガリア生まれ。パリ国立高等音楽院及びパリ・エコール・ノルマルでジェラール・プーレ、ドゥヴィ・エルリー、 ジャン= ジャック・カントロフなどに師事。第1回仙台国際音楽コンクール(2001年)に優勝し、日本でも人気のヴァイオリニストとして活躍しております。録音で は師カントロフの指揮のもと収録したラロのスペイン交響曲(ARC-16006)をリリースしており、ストラディヴァリウス1710年製「カンポセリーチェ」で美音を 奏でております。

REFERENCE
FR-743(1CD)
ホセ・セレブリエール:作品集〜夜明けのラスト・タンゴ

(1)打楽器のための交響曲
(2)ピアノ・ソナタ
(3)フルート協奏曲、タンゴとともにより「ダンツァ」
(4)タンゴ・イン・ブルー
(5)カンドンベ
(6)ほとんどタンゴ
(7)夜明けのラスト・タンゴ
(8)サムソンとブッダ
(9)魔法の色
(1)モスクワ・グネーシン・パーカッション・アンサンブル、イリヤ・メリクホフ(指)
(2)ナディア・シュパチェンコ(P)
(3)マラガPO、ホセ・セレブリエール(指)、ネスター・トーレス(Fl)
(4)マラガPO、ホセ・セレブリエール(指)
(5)マラガPO、ホセ・セレブリエール(指)、ネスター・トーレス(Fl)
(6)マラガPO、ホセ・セレブリエール(指)、ネスター・トーレス(Fl)
(7)マラガPO、ホセ・セレブリエール(指)
(8)ガブリエル・ゴーニ(Fl)、ネスター・トーレス(Fl)
(9)マラガPO、ホセ・セレブリエール(指)、サラ・カトラー(Hp)、ソレーヌ・ル・ヴァン(S)

録音:(1)2019年4月20日グネーシン・ロシア・アカデミー
(2)2020年2月16日カリフォルニア
(3)(4)(5)(6)(7)2019年10月1-3日スペイン
(9)2019年10月23日ニューヨーク
ウルグアイの指揮者で作曲家のホセ・セレブリエールの作品集。ホセ・セレブリエールは、ロシア系とポーランド系の両親のもと、1938年にウルグアイで生まれ ました。幼少期から才能を発揮し、10代の頃にはウルグアイで最初の青年オーケストラを作り、自ら指揮をしています。18歳になるとアメリカ合衆国国務省特別 研究員の資格を得て、米カーティス音楽院で作曲を学びます。1956年のタングルウッド音楽祭でクーセヴィツキー財団賞を、そして同じ年に BMI若手作曲家賞 を相次いで受賞、新進気鋭の作曲家として注目を集めました。後年、名指揮者ジョージ・セルの指名でクリーヴランドOのレジデント・コンポーザーとなる など、作曲家としてもその才能が認められ、100曲以上の作品を出版しています。 このアルバムは、セレブリエールのその長いキャリアで書かれたタンゴやフルート協奏曲、ハープ協奏曲、ピアノ独奏から打楽器アンサンブルまで幅広い作品を収録 しています。 (Ki)

ACCENTUS Music
ACC-30552CD(1CD)
ピアソラ:「アコンカグア」と「四季」
(1)バンドネオン協奏曲「アコンカグア」(アコーディオン演奏)
(2)ブエノスアイレスの四季
マ ル ティナ ス・レヴィキ ス( アコ ー ディオン )
(1)モデスタス・ピトレナス(指)リトアニア国立SO
(2)ミクロオーケストラ

録音:(1)2020年11月リトアニア国立フィルハーモニー(ライヴ)、(2)2019年1月リトアニア文化センターレコーディング・スタジオ
2021年はアルゼンチン・タンゴに革命を起こした鬼才アストル・ピアソラの生誕100年。 リトアニア生まれのスター、アコーディオン奏者マルティナス・レヴィキスによる、ピアソラのバンドネオン協奏曲「アコンカグア」とブエノスアイレスの四季のア ルバムがリリースされます。 アンデス山脈最高峰の山の名前を取ったバンドネオン協奏曲。アコンカグアとは、ピアソラの故郷・アルゼンチンとチリとの国境付近にそびえたつ南米最高峰 の山。今回は、マルティナス・レヴィキスのアコーディオンによる演奏。彼の卓越したテクニックで、作品の情熱と哀愁を表現しています。モデスタス・ピトレナ ス指揮リトアニア国立SOと2020年11月にリトアニア行ったライヴ収録。 そして「ブエノスアイレスの四季」。1965年に第1曲目の「ブエノスアイレスの夏」を書いた際には、「四季」とする予定はなかったそうですが、1969年に「秋」「冬」 が書かれ,最後に「春」が書かれて4部作となりました。ブエノスアイレスに訪れる季節の雰囲気を見事に表現したピアソラの不朽の名作。マルティナス・レヴィ キスも度々共演している室内オーケストラのミクロオーケストラとの演奏で、2019年1月にリトアニアのレコーディング・スタジオでセッション録音。 (Ki)

Avie
AV-2459(1CD)
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲集
ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調 K.216、交響曲第29番 イ長調 K.201、
ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調 K.219
セバスティアン・ボーレン(Vn)、
チャーツ・チェンバー・アーティスツ、
ガーボル・タカーチ=ナジ(指)

録音:2018年10月12日-13日(交響曲)、2020年6月11日-13日(協奏曲)、オーバーシュトラース教会、チューリッヒ(スイス)
※使用楽器:グァダニーニ1761 "Ex-Wanamaker-Hart
スイスの若手実力派ヴァイオリニスト、セバスティアン・ボーレンによるモーツァルトのヴァイオリン協奏曲集。ザハール・ブロン、ジュリアーノ・カルミニョーラ、ドミトリー・シトコヴェツキーなどに師事したことからもわかるように、知性派の演奏でまたその演奏技術は見事の一言。とはいえもちろん淡々と弾いていくのではなく、その多彩な音色のバリエーションは素晴らしく、特にアダージョでの柔らかで甘美な演奏は必聴です。
今回はヴァイオリン協奏曲の他に、交響曲第29番も併せて収録されていますが、これらの曲は全てモーツァルトが10代の頃に書かれたもので、モーツァルトの若々しい音楽をスイスのソリスト、SQ、またはベルリンやウィーン・フィルのプレイヤーなどを集めたチャーツ・チェンバー・アーティスツと共に収録。ヴァイオリン協奏曲は、一度目の録音では納得のいく出来栄えにならなかったため、二度の録音が行われたというほどセバスティアン・ボーレン渾身の演奏になっています。

Diapason
DIAP-136(1CD)
シマノフスキ:ヴァイオリン協奏曲第1番&協奏交響曲
(1)ヴァイオリン協奏曲第1番Op.35
(2)神話 Op.30
(3)協奏交響曲 Op.60(交響曲第4番)
(4)「マズルカ集」Op.60より 第1番、第2番、第3番、第6番
(1)ワンダ・ウィウコミルスカ(Vn)、ワルシャワ国立PO、ヴィトルド・ロヴィツキ(指)
録音:1961年
(2)ダヴィド・オイストラフ(Vn)、ウラディーミル・ヤンポルスキ(P)
録音:1958年
(3)アルトゥール・ルービンシュタイン(P)、ロサンゼルスPO、アルフレッド・ウォーレンスタイン(指)
録音:1953年
(4)アルトゥール・ルービンシュタイン(P)
フランスの世界的クラシック音楽専門雑誌である「ディアパゾン(Diapason)」が音楽史に輝く名曲の歴史的名演を選出し、新たなマスタリング施して復刻するシリーズ『レ・ザンディスパンサーブル・ド・ディアパゾン 〜 ディアパゾンが選んだ決定盤』。
シリーズに第136集として加わるのは、ワンダ・ウィウコミルスカ、ダヴィド・オイストラフ、そしてアルトゥール・ルービンシュタインがソリストを務めるカロル・シマノフスキ(1882−1937)の名演集!
プログラムのメインとなるのはポーランドの名女流ワンダ・ウィウコミルスカがソリストを務めた「ヴァイオリン協奏曲第1番」。
この1961年の録音は、同世代のポーランドの作品を数多く初演したウィウコミルスカにとって、そしてシマノフスキの「ヴァイオリン協奏曲第1番」の代表的名盤として知られてきた名演です。
またシマノフスキと旧知の仲だったルービンシュタインに献呈された「協奏交響曲」は、そのルービンシュタインが戦後、ロサンゼルス・フィルとの共演で録音した演奏が選ばれています。
フランスのマスタリング・スタジオ「Circe」のリマスタリングによるリマスタリングによる音質の向上も楽しみなポイントです。

ALPHA
ALPHA-726(1CD)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番変ホ長調 K. 271「ジュノム」
ピアノ協奏曲第17番ト長調 K. 453
オルガ・パシチェンコ(フォルテピアノ)
J.A.シュタイン1788年製作モデルに基づく再現楽器(製作: ポール・マクナルティ)…1-3
アントン・ヴァルター1792年頃製作のオリジナル楽器 …4-6
イル・ガルデリーノ(古楽器使用)
主宰:ヤン・デ・ヴィンネ(フラウト・トラヴェルソ)
マルセル・ポンセール(Ob)

録音:2020年10月 アウグスティヌス音楽センター(AMUZ)、アントウェルペン、ベルギー
モーツァルトが知っていた当時のピアノ(フォルテピアノ)を、当時流儀の古楽器を使ったオーケストラと弾いてこそ、彼が企図したとおりの作品像 に近づける……そうした考え方のもとで録音される機会も少なくないモーツァルトのピアノ協奏曲の数々。今や単に「古楽器で弾いた」という だけでは注目されにくいとすれば、オルガ・パシチェンコとイル・ガルデリーノの演奏は、その解釈の確かさと卓越した演奏クオリティ、どちらにおい ても出色の仕上がりとなっており、古楽に実績ありのAlphaレーベルが、この競合盤多き演目であえて今、新たな録音を世に問うたのも頷け る内容です。 古楽活況の地オランダやベルギーを活動拠点にしているロシア出身の才人パシチェンコの師は、ゲンリヒ・ネイガウスの系譜を汲むロシア・ピア ニズムを出発点に、現代音楽から古楽まで幅広いフィールドで活躍してきた名匠アレクセイ・リュビモフ。パシチェンコがその指導のもと培った、 歴史的検証と音楽性のどちらでも強い探究心を発揮してきた成果が、満を持してこの録音に結実しています。細部に至るまでタッチの妙が 際立つ緩徐楽章、スリリングな推進力と確たる音楽展開が同居するアレグロ……AccentやPassacailleに名盤の多いイル・ガルデリーノ は、ヘレヴェッヘやミンコフスキ、ピエルロら古楽器演奏の立役者たちの楽団で実績を積んできたバロック・オーボエの名手マルセル・ポンセール が、多忙なトラヴェルソ奏者兼プロデューサーのヤン・デ・ヴィンネと共同主宰する俊才集団(Vnに中丸まどか、近藤倫代らが参加)。 管楽器の痛快な活躍といい、弦楽器の巧みなチームワークといい、まさに絶好調と言えるでしょう。欧州古楽シーンの最前線から届いた Alphaならではのモーツァルト録音、見逃せません!

FUGA LIBERA
FUG-774(1CD)
チャイコフスキー:ヴァイオリンと管弦楽による作品集
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op. 35
『白鳥の湖』〜パ・ド・ドゥ (第1幕 No. 5)/パ・ダクション (第2幕 No. 3)/「ロシアの踊り」
感傷的なワルツ Op. 51-6*
サテニィク・クールドイアン(Vn)
モネSO
アラン・アルティノグル(指、P*)

録音:2020年2月15、19-21日 モネ劇場 ブリュッセル
2008年のロン=ティボー国際ヴァイオリンコンクールに入賞、併せて「聴衆賞」を獲得し一躍注目を浴びたヴァイオリニスト、クールドイアン。フ ランスを中心に活躍し、現在モネSOのコンサート・マスターを務める彼女にとって初めての、管弦楽との共演アルバム。名作ヴァイオリン 協奏曲と、「白鳥の湖」からヴァイオリンの活躍する曲、そしてピアノとの共演で「感傷的なワルツ」を収めています。彼女のキレのあるテクニックと 歌心を存分に味わえる一枚。指揮とピアノのアルティノグルは2016年からモネ劇場の音楽監督を務めています。

Passacaille
PAS-1060(1CD)
ヘンデル:クラヴィオルガヌムのための協奏曲とソナタ集
オルガン協奏曲 ヘ長調 HWV292, Op.4-4
フルート協奏曲 イ短調 HWV287(原曲:オーボエ協奏曲 ト短調)
オルガン協奏曲 ヘ長調 HWV293, Op.4-5
チェンバロ組曲 ヘ長調 HWV427
合奏協奏曲 ニ長調 HWV317, Op.3-6
トリオ・ソナタ ロ短調 HWV386b, Op.2-1
オルガン協奏曲 変ロ長調 HWV306, Op.7-1
バルト・ナセンス(クラヴィオルガヌム)
イル・ガルデリーノ

録音:2015年1月6-8日/アントワープ、AMUZ
チェンバロとオルガンが合体した珍しい楽器「クラヴィオルガヌム(クラヴィオルガンとも)」を使用したアルバムです。もしヘンデルがこの楽器を使っていたらと いうアイデアに基づき、いくつかの作品を選んで演奏。1台でオルガン・ソロも通奏低音チェンバロも賄える魅力的な楽器を取り入れることで、アンサンブルの生き 生きとした愉しみがより強化されているよう。ベルギー古楽界の名団体イル・ガルデリーノによる創意あふれる1枚。

オクタヴィア
OVCL-00749(1SACD)
税込定価
2021年5月26日発売
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調
周防亮介(Vn)
飯森範親(指)
日本センチュリーSO

録音:2020年8月10日大阪、センチュリー・オーケストラハウス
注目を集める若手実力派ヴァイオリニスト周防亮介による、待望のコンチェルトアルバ ム。 これまでも評価されてきた、本質に迫る音楽解釈、朗々と歌いあげる歌心とドラマティック な表現力が、この華やかな名曲の中で存分に発揮されています。 好サポートで支える飯森と日本センチュリー響のアンサンブルも重厚かつ鮮やかで、周防 の艶やかな音色と美しく溶け合います。 さらなる飛躍を遂げる周防亮介の「今」を感じられるアルバムとなりました。(オクタヴィア)

Ars Produktion
ARS-38585(1CD)
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61、
ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス第2番 ヘ長調 Op.50、
ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調 Op.12-1*
マンリコ・パドヴァーニ(Vn)、
ボリス・ペルノー(指)、
プラハPO、
イゴール・ロンガート(P)*

録音:2018年10月(Op.61&Op.50)、2016年9月(Op.12)ライヴ録音
若いころからパガニーニを理想の音楽家とし、音楽的な激しさと技術的な敏捷性、コンサートで聴衆に与える印象から「ヴァイオリンの魔術師」「悪魔的なヴァイオリニスト」などと評される、イタリア出身のスイス人ヴァイオリニスト、マンリコ・パドヴァーニのベートーヴェン。プラハ・フィルの味わい深いオーケストラ・サウンドをバックに、聴きどころの多い見事な演奏を聞かせます。パドヴァーニはウィーン楽友協会の大ホール、フランクフルトのアルテ・オーパー、東京の王子ホール、大阪のザ・フェニックスホール、プラハのスメタナ・ホール、ブカレストの国立劇場など世界各国で演奏を行っており、2011年春にはアンネ・ゾフィー・ムターの招きに応じて「ムターズ・ヴィルトゥオージ」に参加、若手音楽家たちとともにヨーロッパの主要11都市でのコンサートを成功させています。

Cala Signum
SIGCD-656(1CD)
再発見〜イギリスのクラリネット協奏曲集
スーザン・スペイン・ダンク(1880-1962):クラリネットと管弦楽のためのカンティレーナ Op.51(世界初録音)
エリザベス・マコンキー(1907-1994):クラリネットと弦楽合奏のためのコンチェルティーノ
ルドルフ・ドルメッチ(1906-1942):クラリネット、ハープと管弦楽のための協奏曲(世界初録音)
ピーター・ウィシャート(1921-1984):クラリネットと小オーケストラのためのセレナータ・コンチェルタンテ(世界初録音)
ピーター・シグレリス (Cl)、
デイアン・ローランズ(Hp)、
ベン・パーマー(指)、
BBCウェールズ・ナショナルO

録音:2019年11月28日−30日、BBCホディノット・ホール(イギリス)
このアルバムの企画はピーター・シグレリスが、スタンフォードの原稿を英国王立音楽アカデミーへ探しに行った際に、偶然見つけたいくつかの楽譜から始まりました。その中から特に彼の興味を引いたのは20世紀前半にイギリス人作曲家によって作られた4曲でした。第二次世界大戦時に作られたその4曲は、イギリスの音楽がその頃を境に後期ロマン派やナショナリズムの影響を感じさせたものから、モダニズム様式へと変化していく様を感じさせます。その移り変わりをこのアルバムでは、「再発見」された4曲で描いています。
イギリス人クラリネット奏者ののピーター・シグレリスは、インドSOの首席奏者としてシャルル・デュトワとの共演をはじめとして、ソリストや室内楽の奏者としてもイギリスを中心として活躍しています。

Paladino Music
PMR-0118(1CD)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番&第12番(室内楽版)
ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466(カール・チェルニーによる室内楽版、カデンツァ:ベートーヴェン)
ピアノ協奏曲第12番イ長調 K.414(室内楽版)
ピアノと管弦楽のためのロンド K.386(リサ・スミルノヴァによる室内楽版)
リサ・スミルノヴァ(P)、
ベルンハルト・クラバッチュ(Fl)、
ニュー・クラシック・アンサンブル・ウィーン

録音:2017年5月、ゴルデック城 リッターザール(騎士の間)(オーストリア)
ザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学の著名なピアノ教育者カール・ハインツ・ケマーリングや、マリア・クルシオ、ロバート・レヴィンらに師事したモーツァルトのエキスパート、リサ・スミルノヴァと、彼女が2007年に設立したニュー・クラシック・アンサンブル・ウィーンによる、室内楽版のモーツァルト:ピアノ協奏曲集!
注目は第20番K.466で、この作品の室内楽版というとフンメルの編曲(P、フルート、ヴァイオリン、チェロ)が有名ですが、ここではカール・チェルニーによるコントラバスが加わった版(P、フルート、2本のヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス)を採用しています。チェルニーの編曲は非常に良く出来ており、モーツァルトの原曲のエッセンスはそのままに、豊かな倍音と低音を強調したオーケストラ・サウンドを作り出しています。もともと弦楽四重奏での伴奏が可能な第12番 K.414でもコントラバスはチェロ・パートを増強する形で参加し、さらにK.414の終楽章の代替として作曲されたという説のあるK.386を、第2楽章と第3楽章の間に配置して演奏しています。

Linn
CKD-659(1CD)
NX-B09
ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲集
ピアノ協奏曲 第1番ハ短調 Op. 35
ピアノ三重奏曲 第2番ホ短調 Op. 67
ピアノ協奏曲 第2番ヘ長調 Op. 102
シモン・トルプチェスキ(P)
アンドレイ・カヴァリンスキ(Tp)
アレクサンドル・クラポフスキ(Vn)
アレクサンドル・ソモフ(Vc)
ヤナーチェクPO
クリスティアン・マチェラル(指)

録音:2020年8月12-14日オストラヴァ市文化センター、チェコ、2020年7月11-12日ブルガリア国立音楽院「パンチョ・ヴラディゲロフ」、ソフィア
2019年のNHKSOとの共演も記憶に新しい、マケドニア出身のピアニスト、トルプチェスキによるショスタコーヴィチ。室内楽的な手法、 様々な引用、諧謔に皮肉といった曲想を巧みに弾き分け、生き生きとした音楽性で定評のあるマチェラルと共に、作品の魅力を最大限引き 出しました。三重奏曲で共演する旧知のクラポフスキ始め、ほかのソリストの妙技も光っています。

OEHMS
OC-1901(2CD)
NX-C09
ガーシュウィン&ラヴェル:ピアノ協奏曲集
【CD1】
ガーシュウィン:ピアノ協奏曲 ヘ長調
ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調
【CD2】
ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
 パリのアメリカ人
ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲
パスカル・ロジェ(P)
ウィーンRSO
ベルトラント・ド・ビリー(指)

録音:2004年2月…ORF ウィーン(オーストリア)…CD1
2006年5月、2007年3月…Radiokulturhaus
ウィーン(オーストリア)…CD2
フランスのピアニズムを代表する演奏家として確固たる地位を確立しているパスカル・ロジェ。洗練されたタッチ から生まれる美しく繊細な響きや、生き生きとした表情は他の演奏家の追随を許しません。この2枚組は 2004年と2006年に相次いで録音されたラヴェルとガーシュウィンのピアノ協奏曲集を組み合わせたもの。 1928年に初めてアメリカを訪れたラヴェルが「ガーシュウィンの演奏を聴きたい」と希望し、その後、今度はパリ でガーシュウィンがラヴェルに弟子入りを希望するなど、接点の多かった2人の作曲家のピアノのための協奏的 作品を並べて演奏することで、2人の共通性を探りながら20世紀前半の音楽を描いていくという好企画を味 わえる2枚組。ベルトラン・ド・ビリーの、絶妙なサポートも聴きどころです。

DOREMI
DHR-8145(2CD)
デネシュ・コヴァーチ 第4集〜ヴィヴァルディ
(1)12のヴァイオリン・ソナタ Op.2(全曲)
(2)ヴァイオリン協奏曲集『四季』 Op.8-1〜4
(1)ヤーノシュ・シェベスティエン(Cemb)、
 マリア・フランク(Vc)
(2)ランベルト・ガルデルリ(指)ハンガリー放送室内O
デネシュ・コヴァーチ(Vn)

録音:(1)1968年、(2)1967年
ヴィヴァルディの録音集2枚組。デネシュ・コヴァーチは1930年生まれのハンガリーのヴァイオリニスト。 ブダペストのリスト音楽院でフバイの弟子エデ・ザトゥレツキーに学び、1955年にカール・フレッシュ国際ヴァイオリン・コンクール優勝。レパートリーはバロッ クから同時代までの協奏曲、室内楽、ソロと幅広く、ベートーヴェンやバルトークを得意としました。1957年よりリスト音楽院で教鞭をとり5年後に教授となり、 1968年には音楽院の学長となりました。

GRAND SLAM
GS-2236(1CD)
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲集
(1)ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調 K.218
(2)ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調 K.219
(3)ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調 Op.24「春」
ミシェル・オークレール(Vn)
(1)(2)マルセル・クーロー(指)シュトゥットガルトPO
(3) ジュヌヴィエーヴ・ジョワ(P)

録音:(1)(2)1961年12月シュトゥットガルト、リーダーハレ、(3)1964年頃
使用音源:(1)(2)Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
(3)MUSIQUE et CULTURE MC 3003 GU (LP)
録音方式:ステレオ(録音セッション)
■制作者より
オークレールが弾いた2曲のモーツァルトについては、説明不要かと思います。2トラック、38センチのオープンリール・テープから最忠実にマスタリングを施した 音質は驚くほど新鮮で、オークレールのしたたるような美音がこれでもかと迫って来ます。ボーナス・トラックにはベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ「春」を加 えました。この演奏も恐ろしく生き生きとして明るく、しなやかであり、「春」の屈指の名演と言えます(ジョワのピアノも素晴らしい!)。しかも、LP復刻ながらテー プ復刻のようにノイズレスであるのも嬉しいところです。今年の上半期、制作者の一押しです。(平林直哉)

Danacord
DACOCD-870(1CDR)
エアリング・ブレンダール・ベンクトソンへの「オールドバラ」の捧げ物
ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調 Op.102
ベートーヴェン:ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための三重協奏曲ハ長調 Op.56
エアリング・ブレンダール・ベンクトソン(Vc)
マヌーグ・パリキアン(Vn)、
ジョージ・マルコム(P)、
イギリス室内O、
ノーマン・デル・マー(指)

※デジタル・サウンド修復:デイヴィッド・ロード/MONO ADD
デンマークのチェリスト、エアリング・ブレンダール・ベンクトソン(1932-2013)の「トリビュート」シリーズ。最終リリースの一枚は、1973年のオールドバラ音楽祭、6月21日にスネイプ・モールティングズで行われたコンサートからブラームスの「二重協奏曲」とベートーヴェンの「三重協奏曲」。どちらも、初めて紹介される録音です。ベンクトソンのブラームスは、エンドレ・ヴォルフと共演したストックホルムのライヴ録音が紹介(DACOCD763768)されており、一方、ベートーヴェンは、オールドバラのこの演奏が彼の知られている唯一の録音です。
共演のヴァイオリニスト、マヌーグ・パリキアン(1920-1987)は、アルメニア人を両親に南トルコのメルシンで生まれました。ロンドンで学び、1947年にソリストとしてデビュー。ヘルベルト・フォン・カラヤンが常任指揮者だった時代、1948年から1957年にかけてフィルハーモニアOの第1首席奏者を務めました。王立音楽アカデミーで教え、オールドバラ音楽祭には室内楽奏者としてたびたび参加しています。ピアノのジョージ・マルコム(1917-1997)は、チェンバロ奏者、オルガニスト、合唱とオーケストラの指揮者として主に知られています。1958年のクリスマス、ブリテンが、マルコムの指揮するウェストミンスター大聖堂聖歌隊が歌った「キャロルの祭典」を聴いて深い印象を受け、ブリテンが合唱のための新作を書くことにつながったと言われます。
このディスクの音源には、BBCのスネイプ・モールティングズからの放送をアマチュアがエアチェックした録音とロンドンの大英図書館の所蔵するコピー録音が、正式の許可を得て使われています。オリジナルのモノラル録音には、エアチェックにつきものの雑音、ドロップアウト、テープレコーダーの不安定な動作に起因する音の揺れなど、完全ではない箇所があったため、デイヴィッド・ロードがデジタル技術を使い、ベンクトソンたちの音楽を楽しめる状態にまで修復しました。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

DUX
DUX-1715(1CD)
ポーランドの新しいハーモニー
ウカシェフスキ:アコーディオンと弦楽オーケストラのための協奏曲
プシビルスキ:2台のポジティヴ・オルガンと室内オーケストラのための祝祭協奏曲
ヘルヂン:ハーモニカと弦楽オーケストラのための協奏曲
クラウディウシュ・バラン(アコーディオン)、
ロマン・ペルツキ(ポジティヴ・オルガン)、
ハンナ・ディス(ポジティヴ・オルガン)、
カツペル・スモリンスキ(ハーモニカ)、
ヴィトルト・ルトスワフスキ室内O、
ヤン・ミウォシュ・ザジツキ(指)

録音:2019年11月20日−21日&2020年10月16日、ポーランド
合唱曲の作曲家としても有名なパヴェウ・ウカシェフスキ(1968−)をはじめとした現在も活躍中の3人のポーランド人作曲家たちが生み出す「ポーランドの新しいハーモニー」を収めた協奏曲集。
3作品とも全て2000年代に入ってから作曲されたものであり、最も新しいものでヘルヂンの作品は2019年作曲。まさにポーランドの"現在"を知ることのできるプログラムです。
アコーディオン、ポジティヴ・オルガン、そしてハーモニカがソロ楽器として選ばれているところも要注目のポイントでしょう。
DUX
DUX-1702(1CD)
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調 Op.30
トゥビン:ピアノとオーケストラのためのコンチェルティーノ
ミーケル・ポル(P)、
エストニア国立SO、
ミハイル・ゲルツ(指)

録音(ライヴ):2019年1月10日−12日&2020年2月27日−29日、エストニア・コンサート・ホール(タリン、エストニア)
祖国を代表するオーケストラ、エストニア国立SOのアーティスト・イン・レジデンスに任命されるなど、同国屈指の実力派ピアニストとして活躍中のミーケル・ポル(1986−)がラフマニノフとトゥビンをレコ―ディング!
エストニア音楽アカデミーでイヴァリ・イルヤ、ロンドンのギルドホール音楽演劇学校でローナン・オホラに学び、ウィグモア・ホールやバービカン・センター、サンクトペテルブルグ・フィルハーモニー、ワルシャワ国立歌劇場などへのデビューを果たしているミーケル・ポルが今回共演したのは縁の深いエストニア国立SOと、同じくエストニア生まれでドイツのハーゲン歌劇場のカペルマイスター兼次席音楽総監督、エストニア国立歌劇場の常任指揮者を歴任するなど世界各国から注目を集めるミハイル・ゲルツ。
ラフマニノフは10月革命によりアメリカへ、トゥビンは1944年の旧ソ連によるエストニア侵攻によりスウェーデンへ。
世代は異なるものの混乱から逃れるため祖国を離れて他国へ亡命するなど、人生を取り巻く環境に共通点があるラフマニノフとトゥビンが作曲したピアノとオーケストラのための傑作の魅力とコントラストを、現代のエストニアを代表する演奏家たちが丁寧に描いた好演です。

FONE
SACD-066(1SACD)
ペルゴレージの時代の協奏曲とフォリア
ジェミニアーニ:弦楽とチェンバロのための合奏協奏曲第12番 「ラ・フォリア」
ペルゴレージ:ヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための協奏曲変ロ長調
ヴィヴァルディ:2本のチェロ、弦楽と通奏低音のための協奏曲ト短調 RV.531
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための協奏曲ニ長調 「ムガール大帝」 RV.208
ドゥランテ:弦楽のための協奏曲第8番イ長調 「錯乱」
イ・ムジチ合奏団

録音:2009年8月12日−14日、カプラローラ(イタリア)
1983年にイタリアのレコーディング・エンジニア、ジュリオ・チェーザレ・リッチによって設立され35年以上の歴史を持つイタリアのオーディオファイル・レーベル「Fone」より、イタリアが世界に誇るバロック・アンサンブル、「イ・ムジチ合奏団」の名盤が再生産。国内仕様盤は新規リリースです。
オペラ・ブッファの礎を築き、『奥様女中』などの優れたオペラを生み出しながらも、26歳の若さでこの世を去ったナポリ楽派の作曲家、ジョヴァンニ・バッティスタ・ペルゴレージ(1710−1736)の生誕300周年を記念して企画されたアルバム。ペルゴレージの珍しいヴァイオリン協奏曲とともに、ジェミニアーニ、ヴィヴァルディ、フランチェスコ・ドゥランテの協奏曲を組み合わせ、煌びやかなバロック・コンチェルトの宴を演出しています。
FONE
SACD-074(1SACD)
ヴィヴァルディ:弦楽と通奏低音のための協奏曲集
協奏曲ニ長調 RV.123/協奏曲ニ短調 RV.127/シンフォニア ハ長調 RV.717 「ジュスティーノ」/協奏曲ハ短調 RV.119/シンフォニア ト長調 RV.149 「ミューズの合唱」/協奏曲 ハ長調 RV.114/協奏曲 ト短調 RV.156/協奏曲 イ長調 RV.158/協奏曲 ト短調 RV.157/協奏曲 変ロ長調 RV.163 「コンカ」/協奏曲 ト長調 RV.151 「田園風」
イ・ムジチ合奏団

録音:2011年3月12日−14日、ヴォルテッラ(イタリア)
1951年にサンタ・チェチーリア国立アカデミーの卒業生を中心とする12人の若く有望なイタリア人ミュージシャン達によって結成され、ヴィヴァルディの「四季」の爆発的なヒットによって当時のバロック・ブームを牽引したイ・ムジチ合奏団の結成60周年記念アルバムも嬉しい復刻となります。2021年は結成70周年。アニヴァーサリー・プログラムに選ばれたのは、彼らの音楽を代表する『赤毛の司祭』アントニオ・ヴィヴァルディの弦楽と通奏低音のための協奏曲集。ジュリオ・チェーザレ・リッチは「フィールド・エフェクト」という技術を用いて、イコライザーを使わず、音の拡張や圧縮無しの自然な音で録音。フレッシュでモダンなスタイルながら、伝統的な温かい音の響きを備えたイ・ムジチのヴィヴァルディを、あたかも演奏に立ち会っているかのようなライブ効果を得られるように収録しています。

Forgotten Records
fr-1877(1CDR)
サン・サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」*
イダ・ヘンデル(Vn)
ベルナルト・ハイティンク(指)
オランダ放送O

録音:1961年12月19日、1959年4月27日*、(共に放送音源)

Pentatone
PTC-5186745(1CD)
『夜明け』
ニコ・ミューリー(1981-):『Shrink(縮小)』〜ヴァイオリンと弦楽のための協奏曲のための【世界初録音】
フィリップ・グラス(1937-):『The Orchard(果樹園)』(「The Screens(画面)」(1989)から)〜ヴァイオリンとピアノのための*
グラス(ペッカ・クーシスト編):弦楽四重奏曲第3番「Mishima(ミシマ)」〜弦楽オーケストラのための
ペッカ・クーシスト(Vn)、
ノルウェー室内O
ニコ・ミューリー(P)*

録音:2020年10月/ヤール教会(バールム、ノルウェー)、Reservoire(ニューヨーク)(ミューリー)*/Sonic Pump(ヘルシンキ)(クーシスト)*
ペッカ・クーシスト(1976-)が、フィンランドのプレーヤーとして初めてシベリウス国際ヴァイオリン・コンクールの第1位に選ばれたのは1995年でした。こ れをきっかけに彼の活躍が始まり、各国のオーケストラへの客演や器楽奏者と共演を重ね、フィンランドを代表するヴァイオリニストのひとりとして人気を集めまし た。その間、彼は、兄ヤーコと共同で芸術監督として室内楽音楽祭を運営、ジャズ・ピアニストのイーロ・ランタラやフォークミュージシャンのアンナ=マリ・カハラ をはじめとする他ジャンルの音楽家たちと交流。自身の「芸術」の幅と奥行きを広げる活動を積極的に行いました。アメリカの作曲家ニコ・ミューリー(1981-) と彼のコラボレーションは、2010年ごろ、ミューリーがテノールとヴァイオリンと弦楽のために書いた「Impossible Things」から始まりました。「まれに見る芸 術的技法をもったクリエーターという世評を耳にしていた彼との仕事は、心を揺り動かす、楽しい経験だった」とクーシストは言い、その後の継続的な共同作業に つながっていきました。
ペッカ・クーシストが2021年から芸術監督を務めるノルウェー室内Oとの初めての録音『夜明け(First Light)』では、彼とミューリーとのコラボレー ションの成果が示されます。このアルバムで演奏されるのは、「アメリカのミニマリズムが、イギリスの合唱の伝統、フランスの色彩とテクスチュアの美の強調、長い 息遣いと空気のような感覚と融合した」(アンドルー・メラー)ミューリーの作品と、彼がジュリアード音楽院でアシスタントを務めたことのあるフィリップ・グラス (1937-)の作品です。ミューリーの「Shrink(縮小)」は、2019年の遅い時期、「この10年の音楽といたずら心が頂点に達した」(クーシスト)ころに「ヴァイ オリンと弦楽のための協奏曲」として作られました。「居場所のない、追い払われた」感覚の「音程」〈Ninths(9度)〉、「遅く、張り詰めた」〈Sixths(6度)〉と「速 く、神経質、散発的な」〈Turns(ターン)〉の3楽章の音楽です。
フィリップ・グラスの2曲は、いずれも「ポストミニマル」の作品です。弦楽四重奏曲第3番「Mishima(ミシマ)」は、ポール・シュレーダー監督が三島由紀夫 を題材にして撮った1985年の映画『Mishima: A Life in Four Chap-ters』のために書いた音楽に基づいて作曲されました。〈1957: Award Montage (1957年:アウォード・モンタージュ)〉〈November 25:Ichigaya(11月25日:市ヶ谷)〉〈Grandmother and Kimitake(祖母と公威)〉〈1962:Body Building(1962年:ボディビル)〉〈Blood Oath(血の盟約)〉〈Mishima - Closing(三島 ? 終結)〉。作曲家でもあるクーシストが、ミューリーを 通じて出会ったフィリップ・グラスの音楽に敬意を払いながら手がけた「弦楽オーケストラの版」による録音です。
ヴァイオリンとピアノのための「The Orchard(果樹園)」は、ジャン・ジュネの劇『The Screens(画面)』(原題 “Les Paravents”)が、1989年、ミネ アポリスのガスリー劇場でジョアン・アカライティスの演出で上演された際、グラスがガンビアのフォダイ・ムサ・ストと共同で作曲した音楽の1曲です。ミューリー とクーシストのグラスへの感謝の印として選ばれ、「COVID-19 の2010年の習慣」にしたがい、二人が、ニューヨークとヘルシンキの間で長距離録音して収録 されました。 (Ki)

FIRST HAND RECORDS
FHR-118(1CD)
プロコフィエフ:チェロ作品集
(1)チェロ協奏曲第1番Op.58
(2)チェロとピアノのためのバラード Op.15
(3)チェロとピアノのためのソナタ Op.119
ロハン・デ・サラム(Vc)
(1)アナトール・フィストゥラーリ(指)オランダ放送PO
(2)(3)ドゥルヴィ・デ・サラム(P)

録音:(1)1972年4月26日、(2)1972年4月27日、(3)1971年4月14日NCRV、放送用ライヴ
現代音楽を得意としアルディッティ四重奏団のメンバーとしても知られる名チェリスト、ロハン・デ・サラムによるプロコフィエフ集。1971年と1972年にオラ ンダのラジオ放送のために行われたスタジオ・ライヴ音源をハイレゾ・リマスターして初CD化!チェロ協奏曲第1番はあまりの難しさゆえに後年ロストロポーヴィ チの助言によって大幅に改変され『交響的協奏曲』になったというプロコフィエフの意欲みなぎる野心作で、独奏チェロの張りのある高音が強烈。ロハン・デ・サ ラムのエネルギーに満ちた演奏は作品の真価に迫っており一聴の価値あり。ロシア生まれの名指揮者フィストラーリがバックを務めているのも注目です。カップリン グはロハンの弟ドゥルヴィが伴奏する室内楽。プロコフィエフ21歳のときに書かれたバラードと死の数年前に書かれたソナタを収録し、プロコフィエフの生涯にわ たるチェロ音楽を俯瞰する内容となっています。 (Ki)

Passacaille
PAS-1100(1CD)
特別なコンチェルト 〜ヴィヴァルディ:弦楽のための協奏曲集
シンフォニア.ト長調 『ミューズたちの合唱』 RV149
協奏曲 変ロ長調 『コンカ』 RV163
協奏曲 ニ短調 『マドリガレスコ』 RV129
協奏曲 ト長調 『アラ・ルスティカ』 RV151
協奏曲 ロ短調 『聖墓にて』 RV169
協奏曲 イ長調 RV159
協奏曲 ニ短調 RV127
協奏曲 イ長調 RV158
協奏曲 ト短調 RV155
協奏曲 ホ短調 RV134
協奏曲 ハ長調 RV114
エンリコ・オノフリ(指)
アカデミア・モンティス・レガリス

録音:2020年7月28-31日
古楽界きっての名ヴァイオリニスト、エンリコ・オノフリが放つヴィヴァルディ最新録音!2019 年から音楽監督を務めているアカデミア・モンティス・レガリス との共演です。過去にnaiveのヴィヴァルディ・エディションでも共演していましたが、音楽監督になってからは初のアルバム。アレッサンドロ・デ・マルキとの 録音で名をあげた名門古楽オケとの、今注目の組み合わせをお聴きのがしなく!
独奏を伴わない編成で書かれた「弦楽のための協奏曲」はヴィヴァルディの残した大量の協奏曲の中でも異彩を放つ存在。ソロ協奏曲でお馴染みのリトルネッ ロ形式は影を潜め、弦楽合奏による様々な音響実験が試みられており、ある時にはソナタ形式や弦楽四重奏を思わせる世界にさえ近づいています。50曲ほど ある中からオノフリの選んだ楽曲はどれも通好みの名品ばかり。ヴィヴァルディには珍しいフーガ楽章を含む宗教的な 『マドリガレスコ』RV129や『聖墓にて』 RV169、素朴にして和声の彩が巧妙な『アラ・ルスティカ』RV151、いびつな小節構造で駆け回るRV127、抜けるような青空が広がるRV158、これまた半 音階的なフーガが印象的なRV134など、どれもユニークな筆致でありながら正にヴィヴァルディらしい創意にあふれています。一見単純なスコアから幾らでも 面白い音響を引き出せるのがヴィヴァルディの醍醐味であり、オノフリの研ぎ澄まされたセンスが光ります。 (Ki)

Signum Classics
SIGCDSC-670(1CD)
マニュ・マルタン:ピアノと管弦楽のための 「リム・ファンタジー・オヴ・コンパニオンシップ」 テッド・ジョセルソン(P)、
LSO、ロンドン・ヴォイセズ、
アーサー・フェイゲン(指)
マチュー・エイマール(ソロ・ヴォイス)

録音:2019年11月、アビー・ロード・スタジオ(ロンドン)
シンガポールの外科医、スーザン・リムとクリスティーナ・ティーンズ・タンの共作によるストーリーを基にしたアニメーション映画「Alan The Musical」の音楽からインスピレーションを得て、フランスの作曲家&オーケストレイター、マニュ・マルタンが作曲、アレンジ、オーケストレーションを行ったピアノと管弦楽のための「リム・ファンタジー・オヴ・コンパニオンシップ」。
ロボットや人工知能(AI)、生命とは何かという現代的なテーマを持つ作品で、医師だけでなく、芸術家、音楽家、科学者、社会学者、哲学者、工学者、政治家など様々な分野が絡み合うトピックにおいて、生命と非生命の間の未来的な交流を想像するファンタジックな作品。

Hyperion
CDA-68323(1CD)
ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ Vol.83
イェジ・ガブレンツ(1888−1937):ピアノ協奏曲 変ニ長調 Op.25
パデレフスキ(1860−1941):ポーランド幻想曲 Op.19
ジョナサン・プロウライト(P)、
ウカシュ・ボロヴィチ(指)、
BBCスコティッシュSO

録音:2019年9月11日−12日、シティ・ホール(スコットランド、グラスゴー)
ロマン派の知られざるピアノ協奏曲の発掘・蘇演を行うハイペリオンの人気シリーズ、「ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ」。第83巻は、知名度の点で全く正反対な2人のポーランドの作曲家、イェジ・ガブレンツ(1888-1937)とイグナツィ・ヤン・パデレフスキ(1860-1941)のカップリング。イェジ・ガブレンツがほとんど知られていないのに対し、パデレフスキは20世紀の最初の40年間、世界で最も有名な人物のひとりでした。ソリストは、これまでもパデレフスキ、ストヨフスキ、ジェレンスキ、ザジツキなど、数々のポーランド音楽を世に広めてきたスペシャリスト、ジョナサン・プロウライト。指揮は、ポーランド指揮界の次代を担う存在であり、同じく、知られざるポーランド音楽を紹介し続けてきたウカシュ・ボロヴィチです。
ガブレンツはポーランドのクラクフで生まれ、音楽の才能に恵まれながらも、大学では法学を学び、のちに父親から工場を経営を任されるなど、学問や仕事と創作活動の両立に悩まされた作曲家でした。彼は手紙の中でこう書き残しています。 「即興や作曲をしたいのですが、頭が自由にならず、うまくいきません。時折、ピアノの前に座ることはありますが、頭の中は常に無意識に本や勉強のことに戻っているので、とても難しいのです。」 未完成や未演奏のままの作品が多いことも、ガブレンツが無名であることの原因のひとつだと考えられます。「ピアノ協奏曲 変ニ長調」は1926年の9月に完成した作品ですが、1977年まで実演を聴くことはできませんでした。このピアノ協奏曲は演奏時間約45分の大作で、うち約半分を第1楽章が占めています。モシュコフスキからの影響やショパンのバラードの引用、魅力的なメロディーと充実のオーケストレーションで満たされた、まさにポーランドのロマンティック・ピアノ・コンチェルトの王道を行くような作品です。グロッケンシュピールの印象的な5つの音で導入され、1930年代のハリウッドのようなテーマがロマンティックな雰囲気を高める第2楽章〜第3楽章の流れも非常に魅力的です。
パデレフスキの「ポーランド幻想曲」は、パデレフスキがピアノとオーケストラのために書いた最後の作品。テーマはパデレフスキのオリジナルで、エルガーが交響的前奏曲「ポローニア」の中でポーランド国歌やショパンの主題とともに引用したことでも知られています。オーケストラの編成には、トライアングル、グロッケンシュピール、タンバリン、ハープが加えられ、演奏効果を高めています。アメリカの代表的な批評家・音楽学者ヘンリー・エドワード・クレビエル(パデレフスキーのリサイタルのプログラムの多くに注釈をつけている)は、この作品について分析ノートの中で「大いなる華やかさと誇りの宣言、最も自由な歓喜のほとばしり、優しい嘆き、夢のような思索、そして荒々しい情熱の発露が見られる」と書いています。

GRAND SLAM
GS-2235(1CD)
デ・ヴィート唯一のステレオ〜バッハとモーツァルト
(1)バッハ:ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調 BWV1042
(2)モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調 K.216
ジョコンダ・デ・ヴィート(Vn)
ラファエル・クーベリック(指)
(1)LSO、(2)ロイヤルPO

録音:(1)1959年6月24、25日/ロンドン、アビーロード・スタジオ
(2)1959年1月21、22日、11月6日/ロンドン、キングズウェイ・ホール
使用音源:Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
録音方式:ステレオ(録音セッション)
■制作者より  
早くに引退したヴァイオリンの女王、ジョコンダ・デ・ヴィート。彼女はまた録音嫌いでも知られていましたが、幸いなことに2曲の協奏曲がステレオで収録され ました。これらの演奏は過去に様々な形で復刻されてきましたが、恐らく当盤は鮮度では群を抜いていると思われます。全く新鮮な感動を与えてくれるでしょう。
**おことわり**
この録音は楽章ごと、あるいは楽章の途中で音質が変わる個所があります。これは当時の技術上の制約からくるもので、現代の技術でも修復は不可能でした。 その点をご了承下さい。(平林 直哉)

DOREMI
DHR-8141(2CD)
アイザック・スターンLIVE 第7集

(1)プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番 ト短調 Op.63
(2)メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64
(3)ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 Op.26
(4)モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 K.216
(5)モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調 K. 219
(6)モーツァルト:ヴァイオリンと管弦楽のためのアダージョ ホ長調 K.261
モーツァルト:ヴァイオリンと管弦楽のためのロンド ハ長調 K.373
アイザック・スターン(Vn)

(1)レナード・バーンスタイン(指)ニューヨーク・フィルハーモニック
録音:1957年1月20日カーネギーホール(ライヴ)
(2)ネヴィル・マリナー(指)フランス国立O
録音:1980年5月20日パリ(ライヴ)
(3)ガブリエル・フムラ(指)、フランス国立O
録音:1975年5月30日パリ(ライヴ)
(4)アレクサンダー・シュナイダー(指)フランス公共放送室内O
録音:1973年1月26日パリ(ライヴ)
(5)アレクサンダー・シュナイダー(指)フランス公共放送室内O
録音:1973年2月1日パリ(ライヴ)
(6)ロリン・マゼール(指)フランス国立O
録音:1983年10月26日パリ(ライヴ)
DOREMIのスターンの貴重音源集第7弾!知られざる協奏曲録音の数々を収録しています。
DOREMI
DHR-8137(2CD)
アイザック・スターンLIVE 第6集
(1)ラロ:スペイン交響曲 Op.21
(2)プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ニ長調 Op.19
(3)チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35
(4)ヴィターリ:ヴァイオリンとピアノのためのシャコンヌ ト短調
ブラームス:クラリネット・ソナタ第2番変ホ長調 Op.120-2(作曲家本人によるヴァイオリン編曲
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第2番 ニ長調 Op.94b
(5)ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ長調 Op.12-1
アイザック・スターン(Vn)

(1)レオポルド・ストコフスキー(指)ハリウッド・ボウルO
 録音:1945年
(2)ロリン・マゼール(指)フランス国立O
 録音:1983年10月26日
(3)キリル・コンドラシン(指)フランス国立O
 録音:1980年5月13日パリ
(4)アレクサンダー・ザーキン(P)
 録音:1967年11月5日ブザンソン音楽祭
(5)アレクサンダー・ザーキン(P)
録音:1960年6月27日パリ
DOREMIのスターンの貴重音源集第6弾!幅広い年代から協奏曲と室内楽を収録。どれも知られざる音源です。

ACCENT
ACC-24379(2CD)
バッハ:ブランデンブルク協奏曲 BWV1046-1051 シギスヴァルト・クイケン(指、ヴィオロンチェロ・ダ・スパラ)
ラ・プ ティット・バンド

録音:2009年10月19-23日/ベルギー、ギャラクシー・スタジオ
※旧品番:ACC-24224
同曲演奏に一石を投じる革命的なものとなったシギスヴァルト・クイケンとラ・プティット・バンドによるブランデンブルク協奏曲の2009 年再録音が復活。「肩 のチェロ」ヴィオロンチェロ・ダ・スパラを用い、管楽器はバルブなしのナチュラル楽器、オーケストラはバロック時代の形態通り1パート1人という編成。そこ から生まれる響きは純正きわまりないもので、天上の音楽のようです。

TOCCATA
TOCC-0569(1CD)
NX-B03
コレンタン・ボワシエ(1995-):2つのピアノ協奏曲とソナタ
「グラマー」協奏曲(2012/2016改訂)
ピアノ・ソナタ 第2番熱情(2015)
「フィリップ・マーロウ」協奏曲(2013/2018改訂)
ヴァレンティナ・セフェリノヴァ(P)
ウクライナ祝祭O
ジョン・マクローリン・ウィリアムズ(指)

録音:2019年2月28日,3月1日、2019年4月10日
世界初録音
20世紀の終わり頃に台頭してきたのが、ヒーリング系の音楽やクロスオーヴァー系の音楽でした。美しい旋律に 回帰したこれらの音楽は、人々の耳を引き付けるのに十分な魅力を備えており、21世紀の今ではすっかり馴染 み深いものとして受け入れられています。このアルバムの作曲家コレンタン・ボワシエもそんな美しい音楽を愛する 作曲家の一人。1995年生まれの彼は、1940年代から50年代に世間を席捲したハリウッド風の音楽を愛し、 自作にもゴージャスな音をふんだんに盛り込むことで"Unashamed Romantic 恥知らずなロマンティック"な音 楽を書き続けています。ラフマニノフやアディンセルのワルソー・コンチェルトの潮流を受け継ぐ彼の音楽は、一度 聴いたら忘れられないほどの余韻を残します。
TOCCATA
TOCC-0600(1CD)
NX-B03
ウィリアム・ワーズワース(1908-1988):管弦楽作品集 第3集
チェロ協奏曲 Op. 73(1963)
交響曲第5番イ短調 Op. 68(1957-1960)
フローリアン・アルニカンス(Vc)
リエパーヤSO
ジョン・ギボンズ(指)

録音:2021年2月1-5日
世界初録音
ヴォーン・ウィリアムズとシベリウスのエッセンスを受け継ぐウィリアム・ワーズワースの音楽は、溢れる抒情性と自然 な旋律の流れを持っています。この管弦楽作品集第3集には、円熟期の2つの作品、チェロ協奏曲と交響曲第 5番を収録。チェロ協奏曲は、ショスタコーヴィチやブロッホを思わせるどこか荒々しさを備えた作品。第2楽章の 神秘的な美しさが印象的です。3つの楽章で構成された交響曲第5番は、壮大な第1楽章、ユーモラスな表 情を持つ第2楽章、圧倒的な迫力を持つ終楽章と、まさにロマン派交響曲の見本のような作品です。 ジョン・ギボンズは、知られざる作品を積極的に紹介する指揮者。これまでにもワーズワース作品をはじめ、数多 くの作曲家の作品の世界初演を行っています。

CPO
CPO-555404(1CD)
NX-B10
ヨハネス・マティアス・シュペルガー(1750-1812): コントラバス協奏曲 第2集
コントラバス協奏曲第1番ニ長調
シンフォニア第15番イ長調
コントラバス協奏曲第8番ニ長調
ロマン・パトコロ(Cb)
南西ドイツ・プフォルツハイム室内O
ダグラス・ボストック(指)

録音:2020年7月14-16日
モラヴィア出身、オーストリアで活躍したコントラバス奏者、作曲家シュペルガーのコントラバス協奏曲集第2 集。ウィーンで音楽教育を受け、1777年にプレスブルク(現ブラチスラヴァ)大司教の宮廷楽師に就 任。コントラバスのヴィルトゥオーゾとして1778年にウィーン音楽家協会に入会し、自作のコントラバス協奏 曲を演奏し名をあげました。40曲以上の交響曲(シンフォニア)と18曲のコントラバス協奏曲の他、数多く の作品を残し、ウィーン楽派の重要な作曲家として名を残しています。この第2集には第1番と第8番の協 奏曲に加え、ハイドンを思わせるシンフォニア第15番を収録。コントラバスの妙技を存分に味わうことができ ます。ソロを務めるロマン・パトコロは1982年、スロヴァキア生まれのコントラバス奏者。アンネ=ゾフィー・ム ターとの数々の共演で知られる若き名手です。

DREYER-GAIDO
CD-21126(1CD)
グルダ:チェロと吹奏楽のための協奏曲*
カプースチン
:ワルツのように Op.98+、エレジー Op.96+、ブルレスク Op.97+

フリードリヒ・グルダ・プレイズ・ジャズ#〔チュニジアの夜、デローネイのジレンマ、ブルー・ン・ブギ、ドゥーイン・ザ・シング〕
オリヴァー・マスカレーニャス(Vc)*+、
ゲルト・ミュラー=ロレンツ(指)*、
ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー金管アンサンブル*、
ヨハネス・ニース(P)+、
フリードリヒ・グルダ(P、リコーダー)#、
ハンス・ラスト(ベース)#、
カール・ザンナー(ドラム)#

録音:2020年2月15日−16日*&2020年6月19日+、NDR小ホール(ハノーファー)/1958年1月19日、ロルフ・リーバーマン・スタジオ(ハンブルク/NDRスタジオ10)#
23歳でハノーファー北ドイツ放送フィル(NDRフィル)のチェリスト(その後数年間は最年少メンバー)となり、クラシックにジャズ、ポップ、ヒップホップなどが出会う情熱的なプロジェクトを作ってきた奇才、オリヴァー・マスカレーニャスのデビュー・レコーディング。グルダの没後20周年記念として2020年に録音されたこのアルバムは、ロマンティックな旋律や牧歌的なサウンドからジャズ、ロック、マーチ、民俗音楽など様々な表情が飛び出すフリードリヒ・グルダの「チェロ協奏曲」に、「クラシックとジャズの融合」の象徴的存在、ニコライ・カプースチンが1999年に書いたチェロとピアノのための作品3つを収録した意欲作です。
更に、NDRが保有する音源より、フリードリヒ・グルダがジャズ・ピアノ・トリオの編成でジャズ・スタンダードを弾いた1958年録音という貴重な録音も収録。このバンドでベースを務めるハンス・ラストは、別名ジェームス・ラストの名前でも活動した作曲家、ビッグバンド指揮者。TV番組『プロ野球ニュース』の「今日のホームラン」で使われた音楽の作曲者でもあります。
ドイツの奇才チェリスト、オリヴァー・マスカレーニャスが圧倒的なパフォーマンスを魅せるグルダ&カプースチン。グルダのファンやジャズ・クロスオーヴァー作品の愛好家は必聴です!

Perfect Noise
PN-2009(1CD)
ヴィッラ・ヴィヴァルディ
マルク・シャイベ(1968-):ヴィッラ・ヴィヴァルディ
ヴィヴァルディ:リコーダー協奏曲 ハ長調 RV.443、
 ヴァイオリン協奏曲 イ長調 RV.343、協奏曲 ト短調「夜」RV.439
モーリッツ・エッゲルト(1965-):情念論(Traite des passions)
エリザベス・シャンポリン(リコーダー、指)、
ダニエル・ゼペック(Vn)、
アンサンブル・ヴォルカニア

録音:2020年5月、ゼンデザール(ドイツ、ブレーメン)
ドイツ・カンマーフィルのコンマス、ダニエル・ゼペック参加!「全身から魅力的な音を出す」リコーダー奏者、エリザベス・シャンポリオン率いるアンサンブル・ヴォルカニアのデビューCD!国際的なメンバーで構成されたアンサンブル・ヴォルカニアは、ヴィヴァルディやバッハなど過去の巨匠たちの楽譜に魅力や輝き、生きる喜びを見出し、一方で現役の作曲家たちにバロック時代の感情の深みと結びつくような、効果的な新作委嘱を行っています。デビュー・アルバム『Villa Vivaldi』でも、ヴィヴァルディのヴィルトゥオジックな協奏曲と、このプログラムのために書かれた2つの委嘱作品を組み合わせ、それらをはっきりと、感動的に結びつけています。音楽家と聴衆のつながり、ライブでの一期一会のパフォーマンスを大切にする彼ららしい、生き生きとした演奏にご期待ください。

DUX
DUX-1683(1CD)
ブコフスキ:協奏的作品集
ピアノとオーケストラのための「3つの夜想曲」
ピアノ、弦楽オーケストラと打楽器のための「コンチェルティーノ」
ピアノ協奏曲第2番
トランペット、ティンパニ、ピアノとオーケストラのための「三重協奏曲」
マリア・マグダレーナ・ヤノフスカ=ブコフスカ(P)、
トマシュ・ボズニアク(Tp)、
ピオトル・ロバク(ティンパニ)、
キェルツェSO、ヤチェク・ロガラ(指)

録音:2020年7月6日−9日&9月21日−25日、キェルツェ(ポーランド)
存命時にはその作曲、教育活動の貢献度の高さから20世紀のポーランドにおける最も重要な音楽家の1人として認識されていたものの、没後約30年が経過した現在ではその音楽や功績が忘れられてきてしまっているリシャルト・ブコフスキ(1916−1987)。
その作曲家としての功績、作品の再発見を目的とした再評価の一環として製作されたのは、晩年の「ピアノ協奏曲第2番」、「3つの夜想曲」を含む4曲の協奏的作品集。
ショスタコーヴィチの「ピアノ協奏曲第1番」と同じくトランペット・ソロが重要や役割を担う「三重協奏曲」など、新古典派主義的、12音技法、そして前衛的な手法などが用いられ、その多彩な作曲技法が駆使された作品はいずれも高い完成度を誇ります。

FONE
CD-153(1CD)
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集 「四季」 Op.8
(シェフ、フルビオ・ピエランジェリーニが語る四季のレシピ付き)
サルヴァトーレ・アッカルド(Vn&指)
オルケストラ・ダ・カメラ・イタリアーナ
フルビオ・ピエランジェリーニ(語り)
イタリアの偉大なヴァイオリニスト、サルヴァトーレ・アッカルドとオルケストラ・ダ・カメラ・イタリアーナによるヴィヴァルディの 「四季」 の名演に、イタリアの天才シェフ、フルビオ・ピエランジェリーニによる、四季にインスパイアされた独自の料理レシピを融合させた、極めてユニークな1枚。各協奏曲の第3楽章の後に、ピエランジェリーニが語る料理レシピが収録されています。Foneの設立者ジュリオ・チェーザレ・リッチのユニークなアイデア、イタリアが誇る芸術のマリアージュをお楽しみください。

ALPHA
ALPHA-731(1CD)
ドヴォルザーク、マルティヌー:チェロ協奏曲
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 Op. 104 (1895)
マルティヌー:チェロ協奏曲 第1番H196 (1955改訂版)
ヴィクトル・ジュリアン=ラフェリエール(Vc)
ベルギー王立リエージュPO
ゲルゲイ・マダラシュ(指)

録音:2020年9月 サル・フィラルモニーク、リエージュ
2017年に新設されたエリーザベト王妃国際音楽コンクール・チェロ部門の初代覇者となった、1990年フランス生まれのジュリアン=ラフェリ エール。ブラームス、フランクとドビュッシーを収録したアルバムはディアパソン・ドール2017に選ばれており、ALPHAからは2019年にショスタコー ヴィチ、ラフマニノフ、デニソフのチェロ作品集(ALPHA547)をリリースし、高い評価を得ています。今回のアルバムはチェロ協奏曲の王道と言 えるドヴォルザークと、同じくチェコの大作曲家で民族性にジャズなど新時代のイディオムも盛り込んだマルティヌーの傑作。指揮を務めるのは 2019年9月からリエージュ・フィルの音楽監督となった1984年ブタペスト生まれのゲルゲイ・マダラシュ。若い二人が卓越したテクニックと瑞々 しい感性で、チェロ協奏曲の名曲2作に新しい風を吹き込みます。

IBS CLASSICAL
IBS-202020(1CD)
コルタサルの世代
パブロ・オルティス(1956-):ロカマドゥール- 室内オーケストラのために
マルセロ・ニシンマン(1970-):第三世代- バンドネオンと室内オーケストラのために
フリオ・ビエラ(1943-):夜、あおむけにされて- ナレーターと室内オーケストラのために
マルセロ・ニシンマン(バンドネオン)
リサンドロ・アバディエ(ナレーター)
ファクンド・アグディン(指)
オルケストル・ムジケ・デ・リュミエール

録音:2019年5月1-4日
アルゼンチンの作家フリオ・コルタサルの小説からインスパイアされた作品が収録されたアルバム。アルゼンチンで生まれ、現在カリフォルニアを拠点として 活躍する作曲家パブロ・オルティスの神秘的な「ロカマドゥール」、タンゴのリズムの中にマーラーの重厚な音楽を彷彿させるニシンマンの「第三世帯」、 コルタサルの代表作『夜、あおむけにされて』に触発されたフリオ・ビエラの豊かな色彩を持つナレーター付きの同名曲、これらの南米の音楽要素をもと に新しい響きが模索された3作品を聴くことができます。バンドネオン奏者でもあるニシンマンとアグディンは以前にも"Nuevo Tango Nuevo"(OEHMS OC895)でも共演しており、今回も息のあった演奏を披露しています。

BR KLASSIK
BR-900336(1CD)
NX-B05
ペトリス・ヴァスクス(1946-):弦楽オーケストラのための作品集
ムジカ・セレナ(2015)
2. Musica dolorosa ムジカ・ドロローサ(1983)
ムジカ・アパッショナータ(2002)
チェロ協奏曲第2番「Kl?tb?tne 来臨」- チェロと弦楽オーケストラのために(2011-12)
ウラジーミル・シンケヴィッチ(Vc)
アンナ=マリア・パリ(S)
ミュンヘン放送O
イヴァン・レプシッチ(指)

録音:2020年10月,11月BR放送 第1スタジオ、ミュンヘン(ドイツ)
2021年4月16日に75歳の誕生日を迎えるラトヴィア生まれの作曲家ペトリス・ヴァスクス。クロアチア出身の指揮者レプシッチはヴァスクスの良き解 釈者として作品を積極的に紹介することで知られ、このアルバムには弦楽オーケストラのための3つの作品とチェロ協奏曲が収録されています。弦楽 オーケストラのための3つの作品は、それぞれ1983年、2002年、2015年とほぼ30年間にわたって作曲されており、その間に起きた1983年の妹の 死や、ラトヴィアの不安な政治情勢が反映された悲劇的、かつ情熱的なヴァスクスの作風の変遷がうかがえる作品です。またソル・ガベッタとアムステ ルダム・シンフォニエッタによって初演された「協奏曲第2番」は、中間楽章こそ激しい楽想が聴かれるものの全体的にゆったりとした瞑想的な旋律が 歌われる作品。深いチェロの音色が存分に生かされた2つのカデンツァ、またバーバーのアダージョやグレツキの「悲歌のシンフォニー」を彷彿させる楽想 を持つ最終楽章の終わりには、天上的な美しさを帯びたソプラノのヴォカリーズが添えられ、すすり泣くようなチェロの旋律で幕を閉じるといった、ヴァス クスが作品に込めた平和への祈りと希望が感じられる印象的な曲です。ここでチェロを演奏するシンケヴィチはベラルーシ生まれ。2012年に開催さ れた「ユン・イサン国際コンクール」で優勝を飾り、世界的なソリストとして活躍を始めた俊英で、2011年からミュンヘン放送Oの首席チェリス トを務めています。

CLAVES
50-3018(2CD)
ヴィスメール:交響的音楽と協奏曲集

■CD 1(新録音)
(1)ディヴェルティメント
(2)クラリネット協奏曲
(3)ギター協奏曲

■CD 2(アーカイヴ録音)
(4)ピアノ協奏曲第3番
(5)バレエ「アレルト、ピュイ21!」による交響組曲 
(2)ポール・メイエ(Cl)、
(3)ティボー・コーヴァン(G)
(1)-(3)ジャン=ジャック・カントロフ(指)、
オルケストラ・ド・ドゥエ・レジョン・オー=ド=フランス
(4)ユーリ・ブーコフ(P)、ルイ・ド・フロマン(指)ルクセンブルクRSO
(5)ピエール・ヴィスメール(指)ルクセンブルクRSO

録音:(1)-(3)2020年10月アンリ・デュティユー・ホール(ドゥエ)
(4)1976年、(5)1965年ラジオ・テレビジョン・ルクセンブルク内スタジオ(ルクセンブルク)
Clavesレーベルが力を注いでリリースしているジュネーヴ生まれのフランス人作曲家ピエール・ヴィスメールの作品。当アルバムではカントロフ(指)オルケス トラ・ド・ドゥエ・レジョン・オー=ド=フランスによる新録音とルクセンブルク放送からのアーカイヴ録音の2枚組です。
1915年、スイス、ジュネーヴ生まれのフランス人作曲家ピエール・ヴィスメール。ジュネーヴの音楽院で作曲を学んだ後、1935年から三年間パリ音楽院にて ロジェ=デュカスに師事、またエコール・ノルマル・ド・ミュジックではミュンシュに指揮を学びました。第2次世界大戦でスイスに帰国するも49年にはパリに戻り、 58年にフランス国籍を取得しております。フォーレ、ドビュッシー、ラヴェル、ルーセルからの影響を受けながら、その後はストラヴィンスキーの音楽からも影響を 受けていきました。
ヴィスメールはジョリヴェやトマジのように協奏曲のジャンルを開拓し、様々な楽器のために作品を残しました。当アルバムではクラリネット協奏曲、ギター協奏曲 (世界初録音)を収録。ポール・メイエ、ティボー・コーヴァンという当代きっての名手をソリストに迎えており、充実の演奏を堪能できます。
アーカイヴではユーリ・ブーコフ独奏のピアノ協奏曲第3番を収録。この作品の初演は1974年9月10日、小泉和裕(指)フランス国立Oによる演奏で ピアノはユーリ・ブーコフでした。当録音は初演から2年後となります。最後に作曲家自身の指揮によるバレエ「アレルト、ピュイ21!」(「21個の井戸に気を付け て!」)による交響組曲も収録しております。
ヴィスメールの協奏曲集(ヴァイオリン協奏曲第2番、トランペット協奏曲、コンチェルティーノ・クルーズ、他)(50-1811)も好評発売 (Ki)

BIS
BISSA-2392
(1SACD)
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61(カデンツァ:シュニトケ)*
シュニトケ:ヴァイオリン協奏曲第3番(1978)
ワジム・グルズマン(ヴァイオリン/1690年製ストラディヴァリウス「ex-Leopold Auer」)、
ジェイムズ・ガフィガン(指)、ルツェルンSO

録音:2017年11月、2019年12月&2020年1月*/ルツェルン文化・会議センター(ルツェルン)
N響との共演でも知られるグルズマンがベートーヴェンとシュニトケのヴァイオリン協奏曲を録音。ベートーヴェンのカデンツァはシュニト ケ版を演奏しております。クレーメルの依頼で書かれたこのカデンツァではブラームス、ベルク、バッハ、バルトーク、ショスタコーヴィチの作品とベートーヴェンの 協奏曲の旋律がコラージュのように編まれている力作。非常に技巧的なカデンツァであるため、クレーメル以外ではなかなか聴くことができず、グルズマンによる 新録音は大歓迎といえましょう。
シュニトケのヴァイオリン協奏曲第3番はオレグ・カガンのために1978年に書かれ、翌1979年モスクワで初演された作品。13の管楽器と弦楽四重奏という 極めて特異な編成のこの作品は、2重のコントラストからなる緩?急―緩の3楽章構成で、休みなく演奏されます。シュニトケ自身が「オープニング・カデンツァ」 と呼んだように冒頭からヴァイオリンのソロで始まり、また、第1楽章と第3楽章終わりのコラールにはロシア正教の教会音楽の面影が見られるのが特徴。グルズ マンの愛器、アウアーが使用していた1690年製のストラディヴァリウスの美音とともにガフィガン率いるルツェルンSOの好サポートも得て熱演を聴かせて くれます。ki

DOREMI
DHR-8135(2CD)
アイザック・スターンLIVE 第5集
(1)メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64
(2)ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61
(3)ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 イ短調 Op.102
(4)ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番 ニ短調 Op.22
ショーソン:ヴァイオリンと管弦楽のための詩曲 Op.25
(5)ベートーヴェン:ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス第2番 ヘ長調 Op.50
アイザック・スターン(Vn)
(1)ラファエル・クーベリック(指)コンセルトヘボウO/録音:1951年6月21日
(2)ヨーゼフ・クリップス(指)フランス国立O/録音:1958年9月18日
(3)レナード・ローズ(Vc)、ユージン・オーマンディ(指)フランス国立O/1972年1月21日
(4)エマニュエル・クリヴィヌ(指)フランス放送PO/録音:1980年6月14日
(5)クラウディオ・アバド(指)フランス国立O/録音:1980年6月28日
DOREMIからどんどん出てくるスターンの貴重音源集。はやくも第5弾が登場です。協奏曲の音源を集めており指揮者はクーベリック、クリップス、オーマンディ、 クリヴィヌ、アバドと豪華かつ多彩な顔ぶれ。初CD化も含まれるとのこと。 (Ki)

TOCCATA
TOCC-0443(1CD)
NX-B03
パール・ヘルマン(1902-1944):現存する作品全集 第1集
チェロ協奏曲(1925)〜ファビオ・コンティによる再構築版(2016-17)
室内ソナタ - ヴァイオリンと弦楽オーケストラのために(1930)
序曲 - 2台ピアノのために(1921)
組曲 - ピアノのために(1924頃)*
オフェーリア(ランボーによる:1939頃)〜ファビオ・コンティによるオーケストラ編(2018)
クライヴ・グリーンスミス(Vc)
カテリーナ・ポテリアイエヴァ(Vn)
アリーナ・シェフチェンコ(P)
ローマン・マルチェンコ(P)
ソフィア・ソロヴィ(S)
リヴィウ国際SO
テオドレ・クチャル(指)

録音:2018年5月21-23日、2020年10月14日
*以外=世界初録音
1902年にブダペストでユダヤ系の家庭に生まれたパール・ヘルマン。幼い頃の記録はほとんど残っていませ んが、1915年から1919年にフランツ・リスト音楽院でバルトークとコダーイから作曲を学び、室内楽の教 師であったレオ・ヴァイネルの元で最初の作品を書いています。チェロは名教師アドルフ・シッファーに指導を 受け、学生時代から頻繁に演奏を行い、16歳の時にはチェロ奏者として世界的な活動を始めました。 1929年から1934年にかけてノイケルンの音楽学校(現パウル・ヒンデミット音楽学校)でチェロと作曲を 教えましたが、ベルリンの政治情勢が悪化したためブリュッセルからパリへと移住。その後1944年にドラン シー収容所に強制収監されバルト三国へと移送、その後の消息は分かっていません。1944年、ナチス 統治下で2作のみが出版されましたが、他の作品のほとんどは失われてしまっており、ヘルマンが作曲家と して評価されることもありませんでした。このシリーズでは彼の現存する作品を全て録音(欠損している作 品はイタリアの作曲家ファビオ・コンティが補筆)。第1集は、テオドレ・クチャルの指揮による、コルンゴルト とバルトークを思わせる「チェロ協奏曲」を中心とした選曲がなされています。

BIS
BISSA-2229
(1SACD)
リシャール・デュビュニョン(1968-):作品集
(1)室内交響曲第1番 Op.63(2013)
(2)ピアノ協奏曲「クラヴィアリアーナ(Klavieriana)」〜ピアノ、オーケストラとオブリガート・チェレスタ付きのための Op.70(2015)
(3)室内交響曲第2番Op.77(2017)
(2)小川典子(P/スタインウェイD)、ラファエル・リュッティ(チェレスタ)
トーマス・ツェートマイアー(指)
ヴィンタートゥーア・ムジークコレギウム、ロベルト・ゴンザレス=モンハス(コンサートマスター)

録音:2019年9月/シュタットハウス、ヴィンタートゥール(スイス)
プロデューサー:イェンス・ブラウン(Take5 Music Production)
1968年、ローザンヌ生まれの作曲家リシャール・デュビュニョンによる2つの室内交響曲とピアノ協奏曲「クラヴィアリアーナ(Klavieriana)」を収録したアルバムの登場。演奏はトーマス・ツェートマイアー率いるヴィンタートゥーア・ムジークコレギウム、ピアノ独奏は世界的ピアニスト小川典子です。
現在最も注目を集めている現代作曲家デュビュニョンは、パリ音楽院とロンドンの王立音楽院で作曲を学び修士号を取得。その後2002年にはパリの美術アカデミーよりピエール・カルダン賞、2014年にはスイスのヴォードワ文化財団賞を受賞。その活躍が評価され2015年にはSACEMグランプリを受賞しています。ニューヨーク・タイムズ紙が「遊び心のある現代的感覚に牽引されている」と評するなど、その音楽は現代作曲家の作品の中でも異彩を放ちます。これまでに80を超える作品を発表し、ゴーティエ・カピュソン、ジャニーヌ・ヤンセン、レオニダス・カヴァコス、ジュリアン・ラクリン、ラベック姉妹、ジャン=イヴ・ティボーデなどのソリスト、パーヴォ・ヤルヴィ、ケント・ナガノ、アントニオ・パッパーノ、エサ=ペッカ・サロネンなどの指揮者によって演奏されてきました。
デュビュニョンの代表作といえば「神秘交響曲」(2001-07)、「ヘルヴェティア交響曲」(2013-19)など、大規模で豊かなオーケストレーションで知られますが、当アルバムではそれらにくらべれば小規模ながら独特の響きと色彩感が際立つ作品でまさに唯一無二。ここに収められた作品でもドイツ音楽の複雑な構造ながらバルトークやメシアンを連想させる独特な手法で書かれております。
「室内交響曲」といえばシェーンベルク、フランツ・シュレーカー、ミヨーがこのジャンルに取り組みましたが、デュビュニョンもその存在を意識しながらもカラフルなオーケストレーションで仕上げました。第1番は1楽章構成、第2番は4楽章構成の作品です。
注目は小川典子独奏の「クラヴィアリアーナ(Klavieriana)」です!シューマンの「クライスレリアーナ」を想起させるこの作品は3楽章構成のピアノ協奏曲で超絶技巧作品。ピアノのパーカッシヴな性質を織り交ぜながらもリストを思わせるようなテクニックが散りばめられた第1楽章、叙情的で色彩豊かなピアノとその鏡のような役割で登場するチェレスタが魅力の第2楽章、1970年代のファンクを彷彿とさせるリズムに乗って、遊び心のあるバーレスク的なテーマが展開される第3楽章と、実に個性的なピアノ協奏曲です。世界初演は2016年2月26日、小川典子ピアノ独奏、ファビアン・ガベル(指)BBCSOにより行われました。その小川典子が2019年9月にツェートマイアー率いるヴィンタートゥーア・ムジークコレギウムとともに渾身の演奏を披露してくれました。様々な顔を見せてくれる唯一無二のピアノ協奏曲、ご期待ください! (Ki)

ONDINE
ODE-1358(1CD)
NX-B04
エドゥアルダス・バルシス(1919-1984):ヴァイオリン協奏曲第1番 他
ヴァイオリン協奏曲第1番(1954)
弦楽オーケストラのための詩「Reflections of the Sea 海の反映」(1981)
劇的なフレスゴ画 - ヴァイオリン、ピアノとシンフォニー・オーケストラのために(1965)
ジェラルダス・ビドヴァ(Vn)
インドレ・バイクシュタイテ(P)
リトアニア国立SO
モデスタス・ピトレナス(指)
1919年、ウクライナで生まれたエドゥアルダス・バルシス。2歳の時に父の故郷リトアニアに移住し、音楽とサッカーを始めます。合唱団で歌い、吹奏楽 団ではヴィオラとテューバを演奏。同時にサッカー選手としても才能を発揮、1938年にはリトアニア代表チームとしてプレーするなど大活躍しました。 1940年に陸軍士官学校に入学、作曲に興味を覚えた彼は、レニングラード音楽院(現サンクトペテルブルク国立音楽院)の大学院に進み研鑽を 積みます。1960年から1984年にかけてリトアニア国立音楽院で作曲を指導、数多くの弟子を育てるとともに、作曲も続け「蛇の女王エグレ」などの 歌劇や、オーケストラ、室内楽作品をはじめ、映画音楽まで幅広いジャンルの作品を生み出しました。 このアルバムには1950年代から1984年に亡くなるまでのバルシスの3作品を収録。音楽院で研究を終えたばかりの時期に書かれた「ヴァイオリン協 奏曲」は伝統的な様式を用いたハチャトゥリアン風の作品。その後、12音技法を用いるようになり作風は変化、「劇的なフレスコ画」は印象派風の 「音で絵を表現する」方式で書かれており、独奏を担当するピアノとヴァイオリンに、オーケストラのさまざまな楽器が絡み合うことで、不安な時代の劇 的な対立を表現しています。「海の反映」はバルシスの晩年の作品の一つ。オーケストラの楽器を響きによって細分化し、まとめていくという方式で、ダ イナミックに移り変わるな海の様子を表情豊かに描いています。

BIS
BISSA-2199(3SACD)


KKC-6359(3SACD)
日本語帯・解説付
国内盤仕様
税込定価
「ザ・ブランデンブルク・プロジェクト」

■Disc1
(1)バッハ:ブランデンブルク協奏曲第1番ヘ長調BWV1046
(2)マーク=アンソニー・ターネジ(1960-):「マヤMaya」(2016)〜独奏チェロ、2つのオーボエ、コーラングレ、コントラファゴット、2つのホルンと弦楽のための
(3)バッハ:ブランデンブルク協奏曲第2番ヘ長調BWV1047
(4)スティーヴン・マッキー(1956-):「トリケロスTriceros」(2015)〜ピッコロ・トランペット、フルート、オーボエ、ヴァイオリン、チェンバロと弦楽オーケストラのための

■Disc2
(5)バッハ:ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調BWV1048
(6)アンデシュ・ヒルボリ(1954-):「バッハ・マテリアBach Materia」(2017)〜ヴァイオリンと弦楽のための
(7)バッハ:ブランデンブルク協奏曲第4番ト長調BWV1049
(8)オルガ・ノイヴィルト(1968-):「アエローAello」(2016-17)【ハインリヒ・シフの思い出に】〜フルート、2つのトランペット、弦楽アンサンブル、キーボードとタイプライターのための

■Disc3 79’24
(9)バッハ:ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調BWV1050
(10)ウリ・ケイン(1956-):「ハムサHamsa」(2015)〜フルート、ヴァイオリン、ピアノと弦楽オーケストラのための
(11)ブレット・ディーン(1961-):「アプローチApproach」(2017)〜2つのヴィオラ、3つのチェロ、コントラバスとチェンバロのための
(12)バッハ:ブランデンブルク協奏曲第6番変ロ長調BWV1051
スウェーデン室内O、
トーマス・ダウスゴー(指)
■Disc1 62’16
(1)モッテン・ラーション(オーボエT)、リサ・アルムベリ(オーボエU)、ダニエル・ビューシュテット(オーボエV)、ミケール・リンドストレム(Fg)、テレーセ・ラーション(ホルンT)、ヨーラン・ヒュルフェシュ(ホルンU)、アンティエ・ヴァイトハース(Vn)、マハン・エスファハニ(Cemb)
(2)マヤ・ベイザー(Vc)
(3)ホーカン・ハーデンベルガー(Tp)、フィオーナ・ケリー(Fl)、モッテン・ラーション(Ob)、アンティエ・ヴァイトハース(Vn)、ビョーン・イェーヴェット(Cemb)
(4)ホーカン・ハーデンベルガー(Tp)、フィオーナ・ケリー(Fl)、モッテン・ラーション(Ob)、アンティエ・ヴァイトハース(Vn)、ビョーン・イェーヴェット(Cemb)
■Disc2 65’38
(5)ペッカ・クーシスト(ヴァイオリンT)、ウルバン・スヴェンソン(ヴァイオリンU)、ローゲル・オールソン(ヴァイオリンV)、ヨーラン・フロースト(ヴィオラT)、リン・エルヴキュル(ヴィオラU)、ケート・ペリー(ヴィオラV)、マッツ・レヴィン(チェロT)、アンドレーアス・テングベリ(チェロU)、ライムンド・フォルマン(チェロV)、セバスティアン・デュベ(Cb)、マハン・エスファハニ(Cemb)
(6)ペッカ・クーシスト(Vn)、セバスティアン・デュベ(Cb)
(7)ペッカ・クーシスト(Vn)、ペール・グロス(リコーダーT)、カタリーナ・ヴィーデル(リコーダーU)、ビョーン・イェーヴェット(Cemb)
(8)クレア・チェイス(Fl)、アンデシュ・ヘムストレム(トランペットT)、マルギット・チェクメイ(トランペットU)、オスカル・エークベリ(キーボード)、ラーシュ・ファーゲル(パーカッション)
■Disc3 79’24
(9)フィオーナ・ケリー(Fl)、アンティエ・ヴァイトハース(Vn)、マハン・エスファハニ(Vc)
(10)フィオーナ・ケリー(Fl)、アンティエ・ヴァイトハース(Vn)、ウリ・ケイン(P)
(11)タベア・ツィンマーマン(ヴィオラT)、ブレット・ディーン(ヴィオラU)、ビョーン・イェーヴェット(Cemb)
(12)タベア・ツィンマーマン(ヴィオラT)、ブレット・ディーン(ヴィオラU)、ハンナ・トレル(チェロ(ヴィオラ・ダ・ガンバT))、
アンドレーアス・テングベリ(チェロ(ヴィオラ・ダ・ガンバU))、マッツ・レヴィン(Vc)、ペーテル・ニッチェ(Cb)、ビョーン・イェーヴェット(Cemb)

録音:(6)2017年5月/オルブレー・コンサートホール(スウェーデン)
(4)(10)2017年8月、(8)(11)(12)2018年3月、(1)の一部、(2)(9)2018年7月、(1)の一部、
(3)(5)(7)2018年9月/「オレブルー大学音楽劇場芸術学部」コンサートホール
プロデューサー:マルティン・ナゴルニ(Arcantus Musikproduktion)
トーマス・ダウスゴー率いるスウェーデン室内Oがブランデンブルク協奏曲全曲と6人の作曲家による新作委嘱を交えた大注 目盤をリリースします!
このアイディアの構想は 2001年にさかのぼります。ダウスゴーが同団のアーティスティック・マネージャーのグレゴール・ズビッキーとの会話で「ヴィヴァルディ の『四季』、ベートーヴェンの『運命』、バッハのブランデンブルク協奏曲などの有名な作品は、私たちが日々の生活を送る中で単に心地よい“仲間”となってし まう危険性があり、それらを当たり前のものと捉えてしまう傾向すらある。」という問いからはじまります。そこでバッハのブランデンブルク協奏曲と現代の作曲 家たちの委嘱作品を交えたプログラムで構成した「ザ・ブランデンブルク・プロジェクト」のアイディアがうまれました。このプロジェクトは2018年にロイヤル・ アルバート・ホールで開催されるBBCプロムスでこれらの全作品を1日で上演することによってクライマックスを迎えるという予定で進められました。
このプロジェクトではそれぞれのブランデンブルク協奏曲の対になるように個性異なる6人の作曲家(マーク=アンソニー・ターネジ(1960-)、スティーヴン・マッ キー(1956-)、アンデシュ・ヒルボリ(1954-)、オルガ・ノイヴィルト(1968-)、ウリ・ケイン(1956-)、ブレット・ディーン(1961-))の新作を収録。名曲 の魅力再発見とともに全12篇が非常に大きな宇宙を描きます。構想から17年後の2018年、このプロジェクトは大成功を収めました。
当演奏ではなんといっても超豪華ソリスト陣に注目!ヴァイオリンのアンティエ・ヴァイトハースとペッカ・クーシスト、ヴィオラのタベア・ツィンマーマン、チェ ンバロのマハン・エスファハニ、トランペットのホーカン・ハーデンベルガーなどの名手が集い、これ以上ないほどの極上の演奏を堪能することができます。今世 紀にうまれたブランデンブルク協奏曲全曲録音の必聴盤になること間違いなしの注目盤です!
国内仕様盤(KKC 6359/61)にはトーマス・ダウスゴー著「ザ・ブランデンブルク・プロジェクト」の寺西肇による翻訳の日本語解説書付。相当な読み応えの楽曲解説は十分な価値を持つ内容です。
BIS
BISSA-2079
(1SACD)
ヘンデル:6つの合奏協奏曲 Op.3
合奏協奏曲第2番変ロ長調 Op.3-2 HWV 313
合奏協奏曲第3番ト長調 Op.3-3 HWV 314
合奏協奏曲第5番ニ短調 Op.3-5 HWV 316
合奏協奏曲第6番ニ長調 Op.3-6 HWV 317
合奏協奏曲第4番ヘ長調 Op.3-4 HWV 315
合奏協奏曲第1番変ロ長調 Op.3-1 HWV 312*
ヴァン・ディーメンズ・バンド、
マルタン・ジェステル((指)オルガン*)

録音:2019年10月29日-11月2日聖カニス教会、サンディ・ベイ(タスマニア島、オーストラリア)
オーストラリア最南端のタスマニア島を拠点とする古楽アンサンブル「ヴァン・ディーメンズ・バンド(VDB)」がヘンデルの6つの合奏 協奏曲(コンチェルト・グロッソ)Op.3を録音しました。VDBのメンバーはこれまでにレザール・フロリサン、アンサンブル・ピグマリオン、イル・ポモ・ドーロ、イ ングリッシュ・コンサート、18世紀オーケストラ、アムステルダム・バロックOなど、世界の主要な古楽アンサンブルとの共演またメンバーとして演奏したこ とのある名手が揃った団体で、メルボルン出身のヴァイオリニストのジュリア・フレダースドルフによって2016年に結成されました。これまでにニコラ・フィオレ ンツァのチェロ協奏曲、バッハのカンタータ集の録音はありますが、当盤はVDBの本格的なデビュー・アルバムといえ、その注目が集まります。
指揮は鍵盤奏者にしてVDBの客演指揮者も務めるマルタン・ジェステルです。ジェステルはポーランドの古楽アンサンブル「アルテ・デイ・スオナトーリ」とヘン デルの12の合奏協奏曲 Op.6(BIS SA-1705)を録音しており、フレッシュな演奏で高評価を得ました。VDBとの当演奏でも現代におけるHIPを十分に堪能 できる楽しい1枚です。
合奏協奏曲(コンチェルト・グロッソ)とはバロック時代特有の協奏曲で、複数の独奏者によって編成される独奏楽器群と、オーケストラ全員による大合奏群と の間の音量的、技巧的対比を楽しむ音楽です。1734年頃に作曲された6つの合奏協奏曲 Op.3は、小規模ながら管楽器を効果的に取り入れた編成をとりヘン デルらしい豊かな旋律に加えて合奏協奏曲ならではの華やかな響きが魅力といえます。 (Ki)

CPO
CPO-555352(1CD)
NX-B10
アントン・ルビンシテイン:ピアノ協奏曲集
ピアノ協奏曲第2番ヘ長調 Op. 35
ピアノ協奏曲第4番ニ短調 Op. 70
シャガイェグ・ノスラティ(P)
ロベルト・ファルカス(指)
ベルリンRSO

録音:2019年10月7-11日
ロシアの作曲家アントン・ルビンシテインは、6曲の交響曲を始め、管弦楽曲から歌曲まで幅広いジャンル に及ぶ作品を残しただけではなく、優れたピアニストとして精力的に演奏会を行い、その名声を世界的に 広めていました。そんな彼の作品は、やはりピアノを用いた作品に素晴らしいものが多く、この2つのピアノ協 奏曲も、自身の名人芸を遺憾なく披露するために、分厚い和音やオクターヴの連打など華々しい技巧が 駆使されています。とりわけ1864年に作曲された第4番は、パデレフスキやラフマニノフが愛奏していた作 品で、ルビンシテインの代表作の一つとして知られています。ピアノを演奏するシャガイェグ・ノスラティは 1989年ドイツ生まれ。バッハの巧みな演奏で知られますが、アルカンなどの技巧的な作品も好む期待の 俊英です。
CPO
CPO-555149(1CD)
NX-B10
ヨーゼフ・ヴェルフル(1773-1812):ピアノ協奏曲集
ピアノ協奏曲第2番ホ長調 Op. 26
室内協奏曲 変ホ長調 WoO 97
ピアノ協奏曲第3番ヘ長調 Op. 32
ナターシャ・ヴェリコヴィチ(P)
ヨハネス・メーズス(指)
プフォルツハイム南西ドイツ室内O

録音:2016年12月6-8日
2008年にリリースされた第1集(777374)に続く、ヨーゼフ・ヴェルフルのピアノ協奏曲集。ザルツブルクに 生まれ、レオポルト・モーツァルトとミヒャエル・ハイドンの下で音楽を学んだヴェルフルはピアノの名手として活 躍。ウィーンではベートーヴェンとその技巧を競い、また、パリ、ロンドンでも自作を演奏、好評を博したことで 知られています。このアルバムではモーツァルトを思わせる端正な作風で書かれた第2番と第3番の協奏曲 と、ロンドンのコンサートで演奏するために作曲された室内協奏曲の3曲を収録。室内協奏曲は小振りの アンサンブルをバックに、ピアノとフルートが活躍する意欲的な作品です。ナターシャ・ヴェリコヴィチはセルヴィ ア出身。ロマン派作品を得意とするピアニストです。
CPO
CPO-555320(1CD)
NX-B10
エドゥアルド・フランク(1817-1893):ピアノ協奏曲集
ピアノ協奏曲第1番ニ短調 Op. 13
ピアノ協奏曲第2番ハ長調…世界初録音
ゲオルク・ミヒャエル・グラウ(P)
ファウジ・ヘイモア(指)
ロイトリンゲン・ヴュルテンベルクPO

録音:2018年5月30日-6月2日
19世紀当時、プロイセン、シレジアのブレスラフに生まれたエドゥアルド・フランク。裕福な家に生まれた彼 は、幼い頃からドイツの著名人らと交流を持ち、とりわけメンデルスゾーンからは私的な指導を受けることが でき、強い影響を受けました。1845年から1851年にケルンに拠点を移した後、ケルン音楽院で教鞭を 執り、教育者として高く評価されましたが、容易に作品の出版を承認しなかったため、作曲家としての高い 名声を獲得することができませんでした。このアルバムに収録された2曲のピアノ協奏曲の中で、第1番は、 1849年頃に作曲された彼の初の大規模なオーケストラ作品であり、嵐を思わせる激しい主題が印象的 です。第2番は手稿譜のみが残された1879年の作品で、このアルバムが初録音となります。

Hanssler
HC-20016(1CD)
世界初録音のスペインのピアノ協奏曲集
マヌエル・ナーロ(1729-1776):協奏曲ト長調〜チェンバロとオーケストラのための
マリアナ・マルティネス(1744-1812):奏曲 イ長調〜ピアノとオーケストラのための
ホセ・パロミノ(1755-1810):協奏曲ト長調〜ピアノとオーケストラのための
パロミノ:協奏曲ト長調〜ヴァイオリンとオーケストラのための*
メラーニ・メストレ(P&指 )、
イベリカ・フィルハーモニア・オーケストラ
ナタリア・ボリシウク(Vn)*

録音:2016年11月6日/アウディトリオ・カン・ロイグ・イ・トーレス(バルセロナ)
スペインの作曲家の非常に珍しい協奏曲レパートリーを誇るスペインのピアニスト、メラーニ・メストレがヘンスラー・レーベルからも登場!今回は18世紀から 19世紀初頭にかけて活躍したスペインの3人の作曲家がのこしたピアノ協奏曲3篇とヴァイオリン協奏曲を世界初録音しました!全てメラーニ・メストレによるそ れぞれの作品のマヌスクリプトからの再構築版です。
バレンシアに生まれたマヌエル・ナーロ(1729-1776)は、幼少期に地元の聖歌隊のメンバーとして活躍し、9歳の時に教会学校に入学。その後、フランシスコ・ ビセンテ神父の教えを受け、師の死後はその地位を継ぎました。1761年には、バレンシアの大聖堂のオルガニストの職に就いたものの、数ヶ月後に体調不良を理 由に辞職しています。チェンバロ(クラヴィーア)とオーケストラのためにかかれた協奏曲 ト長調は3つの楽章(急?緩?急)からなる非常にリズミカルな作品です。
マリアナ・マルティネス(1744-1812)はウィーンで生まれ、その後スペインに移住、戦後はナポリに亡命した女流作曲家。幼少期に住んでいたウィーンでは あのフランツ・ヨーゼフ・ハイドンが隣人だったともいわれます。彼女のピアノ協奏曲はオーストリアの特徴を持ちつつも形式はイタリアを感じさせ、どこかカール・ フィリップ・エマニュエル・バッハを思わせる作品です。
アントニオ・ロドリゲス・デ・イタ(1722-1787)に師事し、1770年にはマドリードのオーケストラのヴァイオリン奏者として活躍した作曲家ホセ・パロミノ (1755-1810)。カナリア島のラス・パルマス大聖堂で長らく活躍しました。ピアノ協奏曲 ト長調(もともとピアノフォルテ(またはチェンバロ)と弦楽合奏(ま たは五重奏)のための作品)は、スペインとポルトガルの古典主義が全盛の1785年に書かれました。モーツァルトの初期の作品を思わせます。

FIRST HAND RECORDS
FHR-88 (1CD)
メイヤー父子:協奏曲集
ジョン・メイヤー:ヴァイオリン協奏曲第2番(1978)#
ジョナサン・メイヤー:シタール協奏曲第2番(2019)
ジョン・メイヤー:管弦楽のための協奏曲(1975)
ジョナサン・メイヤー:プラナム(2019)*
サーシャ・ロジェストヴェンスキー(Vn)#
ジョナサン・メイヤー(シタール)
シェバーズ・ホセイン(タブラ)*
デバシシュ・チャウドゥーリー(指)
BBCウェールズ・ナショナルO
名指揮者ゲンナジー・ロジェストヴェンスキーとピアニストのポストニコワの息子でヴァイオリニストのサーシャ・ロジェストヴェンスキーがエキゾチックな協奏曲 に挑戦。インド系作曲家ジョン&ジョナサン・メイヤー(マイヤー)父子の協奏曲を集めたアルバムで、彼は父ジョン・メイヤーのヴァイオリン協奏曲第2番を披露し ています。
ジョン・メイヤーは1930年カルカッタ生まれ。インドでメーリ・メータ(ズービンの父)に師事した後ロンドンで学び、ロンドン・フィルやロイヤル・フィルのヴァ イオリン奏者を務めました。同時にジャマイカ出身のサックス奏者ジョー・ハリオットと組んでジャズとインドの伝統音楽とのフュージョンを展開させました。
1978年作のヴァイオリン協奏曲第2番はエリック・グリューエンバーグの委嘱で書かれたもので、この楽器の機能を発揮した作品となっています。オーケストラ にシタールも参加し、独特なインド風味が新鮮です。
ジョンの息子ジョナサンは1975年生まれのシタールの名手。プラナムはインドのカタック・ダンスにインスパイアされたもので、インドの太鼓タブラも活躍します。
全曲ともにインド出身の指揮者デバシシュ・チャウドゥーリーが指揮しているのも興味津々。1975年生まれでプラハに学び、現在もチェコを本拠に活動する注 目株です。 (Ki)

H.M.F
HMSA-0025(1SACD)
シングルレイヤー
税込定価
Isabelle Faust - GREAT CONCERTOS Vol.3
ジョリヴェヴァイオリン協奏曲
ショーソン:詩曲 op.25*
イザベル・ファウスト(Vn)
ベルリン・ドイツSO
マルコ・レトーニャ(指)
クリストフ・リヒター、シェニア・ヤンコヴィチ(Vc)*

録音:2005年12月テルデックス・スタジオ(ベルリン)、:2010年9月テルデックス・スタジオ(ベルリン)*
※日本語帯・解説付
ショーソン生誕150 年、ジョリヴェ生誕100 年というアニバーサリー・イヤーである2005 年に録音されたアルバム。ジョリヴェのヴァイオリン協奏曲は、 オーケストラ、ヴァイオリンの両者にものすごいエネルギーと技巧を要求する難曲。ファウストは、このマグマのような熱い作品に、自身のもつしなやかさ、強さ、 そして優しさ、すべてのパワーを全開にして立ち向かっています。エネルギーと叙情の核融合的作曲家、ジョリヴェのヴァイオリン協奏曲の決定盤といってもよ い名演奏の誕生です。続くショーソンの「詩曲」は、ただならぬ雰囲気を持つオケの前奏から入り、絶妙な間の取り方でファウストのヴァイオリンのソロが奏 でられる瞬間など、背中がゾクゾクするような美しさです。 (Ki)

Naive
OP-30573[NA]
ヴィヴァルディ・エディション Vol.66〜ファゴット協奏曲集 第5集
イ短調 RV497/ハ長調 RV476
ヘ長調 RV486/ニ短調 RV481
ハ長調 RV467/ヘ長調 RV489
ハ長調 RV479
セルジオ・アッツォリーニ(Fg、指)
ロンダ・アルモニカ

録音:2018年8月/イタリア、ソレジーナ、アリアデッロ教会
超絶技巧と熱狂、前衛性に満ちたヒリヒリするヴィヴァルディ!凄腕ファゴット奏者アッツォリーニのソロが唸りまくるファゴット協奏曲集、第5弾です。バックは 第4集から共演しているロンダ・アルモニカで、木管楽器、テオルボ、リュート、ギター、ハープ、オルガン、チェンバロなどを駆使した大き目の編成をとっています。 木管楽器の追加は当時ヴェネツィアで一般的に行われていたもので音響に刺激と彩りを与え、かつ独奏ファゴットとの親和性も獲得。オルガンやリュートのあっと 驚く用法にも注目です。
ファゴットのために異例なほど多くの協奏曲を見事な完成度で書いたヴィヴァルディ。どの曲もヴァイオリン協奏曲と同じように多分に技巧的でありながら霊感 にあふれ、鮮烈なイメージを想起させるドラマ性を内包した楽想を持ち、演奏如何によってはどこまでも面白くなる底なしの魅力を持った音楽です。音響デザイン の前衛作品のごときオーケストラと、その中から飛翔する史上最高に輝かしいファゴットが織り成す迫真のドラマ。アッツォリーニの創意あふれる作りこみ、研ぎ澄 まされたアイデアの数々がこれらの作品に新たな命を吹き込みます。
いくつか挿入された大胆不敵なカデンツァは、アッツォリーニがヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲の楽譜を研究して編み出したもの。ピゼンデルが筆写したと 思われるヴィヴァルディ本人の手によるRV202のカデンツァなどを基にしたこだわりのカデンツァです。またRV497ではオーケストラを「安らぎ」と「憂鬱」を 対比させる2重合奏として編成、特殊な効果を上げています。
「ヴィヴァルディは非常にシンプルでありながら、同時に非常に奥深い音楽を書き、私たちを感動させることができます。誰の心をも震わせることができ、不滅 の希望を与えることができる、計り知れない天才だと確信しています」(セルジオ・アッツォリーニ)

arcantus
ARC-20021(1CD)
『バッハをルーツに!』
(1)管弦楽組曲第2番ロ短調 BWV1067
(2)ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調 BWV1050
(3)ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 BWV1052R(N.F.コルテス・ガルソンによる復元)
(1)(2)フェリペ・マクリミリアノ・エガーニャ・ラブリン(トラヴェルソ)
(2)ナディーヌ・レンメルト(Cemb)、(2)(3)バディアロヴァ朋絵(バロック・ヴァイオリン)
ブレーメン・バロックオーケストラ、ネストル・ファビアン・コルテス・ガルソン(指揮&バロック・チェロ)

録音:2019年7月/聖パウリ教会(ブレーメン)
ロック・チェロのネストル・ファビアン・コルテス・ガルソンが芸術監督を務めるブレーメン・バロックオーケストラは2015年に結成。世界各国の若手の名手 が揃った古楽オーケストラとして注目されております。その彼らがバッハへのオマージュとしてリリースしたアルバム『バッハをルーツに!』では管弦楽組曲第2番 ロ短調 BWV1067、ブランデンブルク協奏曲第5番 ニ長調 BWV1050、そしてヴァイオリン協奏曲 ニ短調 BWV1052Rを録音。バッハへの敬愛を感じる充実 の演奏です。 消失したヴァイオリン協奏曲のチェンバロ編曲として自筆総譜が存在するチェンバロ協奏曲第1番 ニ短調 BWV1052。当録音ではN.F.コルテス・ガルソンに よる復元で失われたヴァイオリン協奏曲を見事によみがえらせました。入り組んだ起伏をもつユニゾンの主題が印象的なこの協奏曲は主題の直後から颯爽とした ヴァイオリン独奏があらわれます。独奏パートの幻想的で豊かな発展が印象的な当作品は、1832年にメンデルスゾーンがピアノ協奏曲として演奏した記録が残っ ているほか、シューマンは「最大の傑作のひとつ」と讃えております。ここでヴァイオリン独奏をつとめたのは団結成当初からコンサートマスター、そしてソリストと して招かれている名手バディアロヴァ朋絵です。その美しく気品に満ちた演奏をご堪能いただけます。


RHINE CLASSICS
RH-014(2CD)
「ピエトロ・スカルピーニ・エディション」
モーツァルト作品集〜新発見テープからの復刻

■CD1(65:28)
(1)ピアノ協奏曲第25番ハ長調K.503 (カデンツァ:ブゾーニ)
(2)ピアノ協奏曲第.27番変ホ長調K..595
■CD2(72:30)
(1)ピアノ・ソナタ第12 番ヘ長調 K.332/300k
(2)ピアノ・ソナタ第14 番ハ短調 K.457
(3)ロンド第1 番ニ長調K.485
(4)アダージョ ロ短調K.540
(5)「女ほどすばらしいものはない」による8 つの変奏曲ヘ長調K.613 (1791)
(6)アンダンテ(小さな自動オルガンのための)ヘ長調K.616 (1791) 2種の演奏
ピエトロ・スカルピーニ(P)

■CD1(65:28)
アルトゥール・ロジンスキ(指)
フィレンツェ市立歌劇場O
録音:1953 年3 月1 日ペルゴラ劇場、フィレンツェ(ライヴ録音)
(2)ヴィットリ・グイ(指)
ナポリ・イタリア放送アレッサンドロ・スカルラッティO
録音:1961 年11 月21 日サン・ピエトロ・ア・マジェラ音楽院、ナポリ(ライヴ録音)

■CD2(72:30)
録音:1974/75 年スカルピーニ・ホーム・スタジオ
フルトヴェングラーとの共演で知られるイタリアの名ピアニスト、ピエトロ・スカルピーニ(1911-1997)。1枚目はオリジナル・ マスターからの復刻。2枚目はスカルピーニの自宅でのプライヴェート録音。

Signum Classics
SIGCD-674(1CD)
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.83*
カプリッチョ 嬰ヘ短調 Op.76-1
間奏曲 変ホ長調 Op.117-1
カプリッチョ ロ短調 Op.76-2
間奏曲 イ長調 Op.118-2
カプリッチョ ハ長調 Op.76-8
アンナ・ツィブレヴァ(P)、
ルート・ラインハルト(指)*、
ベルリン・ドイツSO*

録音:2020年1月8日−9日、ベルリン・ラジオハウス・ゼンデザール
2012年浜松国際ピアノ・コンクール第4位、2013年エミール・ギレリス記念国際ピアノ・コンクール(オデッサ)優勝、2014年高松国際ピアノ・コンクール第4位と着実にキャリアを重ね、2015年ついに世界最高峰のピアノ・コンクールの1つ、リーズ国際ピアノ・コンクールで優勝を果たしたロシアの女流ピアニスト、アンナ・ツィブレヴァ(ツィブラエワ)。1990年にロシア(ジョージア国境に面したカラチャイ・チェルケス共和国の小さな町)に生まれ育ち、ボルゴドンスクのショスタコーヴィチ音楽学校を卒業後、モスクワ音楽院、バーゼル音楽院で研鑽を積み、2015年のリーズ・コンクール優勝後は国際的な注目を集め、Champs Hill Recordsから、デビュー・ソロ・アルバム「ファンタージエン」(CHRCD131)をリリース。待望のセカンド・アルバムであり、初のコンチェルト・レコーディングとなるこのアルバムは、ブラームス成熟期の傑作であり屈指の難曲としてそびえ立つピアノ協奏曲第2番を中心に、ブラームスの円熟した小品を収録。
「ピアノ協奏曲第2番」は、リーズ国際ピアノ・コンクールのファイナルでマーク・エルダー&ハレOと共演し見事優勝を勝ち取った曲であり、その鮮やかな技巧と表現力にご期待ください!
指揮はロサンゼルス・フィルのドゥダメル・フェロー、ダラスSOのアシスタント・コンダクターなどを務めたドイツの若き女流指揮者、ルート・ラインハルトです。

RUBICON
RCD-1051(1CD)
シチリアン・トラヴェラー
スルハン・ツィンツァーゼ(1925−1991):ジョージア民謡の主題による7つの小品
コミタス(1869−1935):アルメニアの民謡と舞曲集
サミュエル・コールリッジ=テイラー(1875−1912):24の黒人の旋律集 Op.59より 第20曲「巡礼歌」、第10曲「ディープ・リヴァー」
バルトーク:ルーマニア民俗舞曲集 Sz.68
スカルコッタス:36のギリシャ舞曲集 AK11より シリーズ1第3曲「イピロティコス」、シリーズ1第2曲「クリティコス」、シリーズ3第3曲「クレフティコス」
アレッシオ・ピアネッリ(b.1989):シチリア民謡の主題による変奏曲

(チェロと弦楽のための編曲:アレッシオ・ピアネッリ)
アレッシオ・ピアネッリ(Vc&ディレクター)、
アヴォス室内O

録音:2019年11月28日−12月1日、テアトロ・ドン・ボスコ(ローマ)
イタリア、シチリア等出身の若き注目チェリスト&作曲家、アレッシオ・ピアネッリがRubicon(ルビコン)から登場!
ピアネッリはパレルモでジョヴァンニ・ソッリマニ、バーゼルでトーマス・デメンガに師事し、アントニオ・ヤニグロ国際チェロ・コンクールなど複数の国際コンクールで入賞、作曲家としてはイタリアのラヴェンナ音楽祭と「100チェロ」が主催する国際作曲コンクールで最優秀賞も獲得しています。2018年にはボルレッティ=ブイトーニ財団賞のフェロウシップも受賞し、「アヴォス・ピアノ・カルテット」のメンバーとして2018年、2020年などに来日経験のあるアレッシオ・ピアネッリが、ジョージア、アルメニア、ルーマニア、ギリシャからシチリア島へ、様々な文化を旅する音楽旅行。地中海の中心に位置するため、何世紀にもわたって多くの文明が横断し、多様で豊かな文化を育んできたシチリアのアイデンティティを探るプロジェクト。各地の民謡・民俗舞曲をテーマにした作品をピアネッリがチェロと弦楽のための編曲を施し、才気煥発なアレンジとヴィルトゥオージティを披露しています。

Ars Produktion
ARS-38318S(1SACD)
私たちの叫びに耳を傾けて下さい〜トランペットとオーケストラのための作品集
ユスポフ:私たちの叫びに耳を傾けて下さい(世界初録音)
イヴァン・フィッシャー:ドイツ=イディッシュのカンタータ
カンチェリ:夜の祈り(世界初録音)
ホヴァネス:復活 Op.71より アリア(世界初録音)
ロンバルディ:告別〜クラウディオ・アバドの追憶に(世界初録音)
ラインホルト・フリードリヒ(トランペット、ピッコロ・トランペット、
フリューゲルホルン、ショファー)、
ドロテー・ミールズ(S)、
竹沢絵里子(P)、
インゴルシュタット・ジョージア室内O、
ルーベン・ガザリアン(指)

※使用楽器:ショファー(製作者不詳/贈ベンジャミン・ユスポフ)、B♭管トランペット(トルステン・ミッターク)、C管トランペット(ヨーゼフ・モンケ)、B♭管トランペット(ヤマハ/YTR 6345 HGS)、C管トランペット(ヴィンセント・バック/ストラディヴァリウス、モデル229)、E/F/G管トランペット(シルキー)、G管トランペット(ハンス・クロマト)、ピッコロ・トランペット(ハンス・クロマト)、フリューゲルホルン(ハンス・クロマト)
※使用マウスピース:ヴィンセント・バック1Cマウント・ヴァーノン、JKヨーゼフ・クリアー1D3.8

録音:2020年11月17日−19日、インゴルシュタット国立劇場祝祭ホール(ドイツ)
1983年に24歳でフランクフルトRSO(hrSO)の首席奏者に就任し、1986年のミュンヘン国際音楽コンクールで優勝。クラウディオ・アバドからの厚い信頼を受け、2003年からはヨーロッパのオールスター・オーケストラであるルツェルン祝祭Oでも首席奏者を務めているドイツのトランペット界におけるレジェンド、ラインホルト・フリードリヒ。
新型コロナウイルスの世界的な大流行の真っ只中、2020年11月に収録されたフリードリヒが奏でるトランペット作品集には、今を生きる音楽家たち、そして現在の作曲家たちにバトンを渡して天へと昇った作曲家たちの5つの作品を収録。
タジキスタンの首都ドゥシャンベ出身の作曲家、ベンジャミン・ユスポフ(1962−)の「私たちの叫びに耳を傾けて下さい」は3大一神教の全ての典礼の統合を試みた意欲作。増2度や半音を使用し、東欧のユダヤ人の音楽の旋法を感じさせる作品です。
言わずと知れたハンガリーの巨匠イヴァン・フィッシャーの作曲家としてのハイライトの1つである「ドイツ=イディッシュのカンタータ」には、名ソプラノ、ドロテー・ミールズが参加。フリードリヒのトランペットとの豪華共演は、間違いなくこのアルバムの最大の魅力の1つでしょう。
フリードリヒによるトランペット版のカンチェリの「夜の祈り」、ホヴァネスの「アリア」を経て、アルバムの掉尾を飾るのは、ローマ出身のルカ・ロンバルディ(1945−)の「告別」。フリードリヒがルツェルン祝祭Oで数多くのステージを共にした今は亡きマエストロ、クラウディオ・アバドに捧げられたトランペット独奏曲です。

Pentatone
PTC-5186893(1CD)
『バッハ・アンボタンド』
バッハ:ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調 BWV1050(フルート、ヴァイオリンとチェンバロのための)
ブランデンブルク協奏曲第4番ト長調 BWV1049(Vn、フルートとオーボエのための)
ブランデンブルク協奏曲第2番ヘ長調 BWV1047(トランペット、フルートとオーボエのための)
2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043(オーボエとフルートのための)
「バディヌリー」〜管弦楽組曲第2番ロ短調 BWV1067より第7曲(フルートと通奏低音のための)
アナ・デ・ラ・ヴェガ(Fl)
ラモン・オルテガ・ケロ(Ob)、
アレクサンドル・シトコヴェツキー(Vn)、
ヨハネス・ベルガー(Cemb)、サイラス・アーヤル(Tp)
ハイルブロン・ヴュルテンベルク室内O

録音:2020年11月/ハイルブロン(バーデン=ヴュルテンベルク州)
PENTATONEレーベルからリリースしたモーツァルトとミスリヴェチェクのフルート協奏曲集(PTC-5186723)で高い評価を得たフルート界の新星アナ・デ・ ラ・ヴェガ。その後、同レーベル第2弾でリリースしたヨーゼフ・ハイドンとカール・シュターミッツの協奏曲集(PTC-5186823)では若手オーボエ奏者ラモン・ オルテガ・ケロとの共演でも優れた演奏を披露しました。期待の高まる第3弾『バッハ・アンボタンド』では「人間として、また作曲家としてのバッハの新しい視点」 をテーマに選曲。名門ハイルブロン・ヴュルテンベルク室内Oとの共演で、ブランデンブルク協奏曲第2、4、5番に加えて2つのヴァイオリンのための 協奏曲のフルート&オーボエ版、そして技巧的なパッセージが魅力の管弦楽組曲第2番の終曲「バディヌリー」を収録しており、ヴェガが敬愛するバッハの作品を 心を込めて演奏しております。
イギリス人とアルゼンチン人の両親の間にオーストラリアで生まれたヴェガはシドニー大学でマーガレット・クロフォードに師事。その後パリにてレイモンド・ギ オの最後の弟子として研鑽を積みました。現在、ヨーロッパを中心に精力的な演奏活動を展開しており、“傑出した才能”(ウィグモアホール)、“真の芸術家”(カ ドガンホール)、“ファースト・クラス”(ベルリン・フィルハーモニー)など、各演奏会で絶賛されています。
当録音では若手の名手がソリストを務めていることにも注目!オーボエ奏者ラモン・オルテガ・ケロはグラナダ音楽院でミゲル・キロスに師事。2003年にはダ ニエル・バレンボイムが設立したウェスト=イースト・ディヴァン・オーケストラに入団するなど若くして才能を開花させて逸材。2007年には ARDミュンヘン国 際音楽コンクールで優勝し、以後ソロ活動を中心に世界各国で活躍しております。この他、ドミトリー・シトコヴェツキーの甥でソリストとして世界的に活躍してい るヴァイオリンのアレクサンドル・シトコヴェツキー、数々の国際コンクールで優勝している鍵盤奏者ヨハネス・ベルガー、プロのカメラマンとしても成功しているア メリカ出身のトランペット奏者、サイラス・アーヤルと充実のソリスト陣の巧みな演奏をお楽しみいただけます。 (Ki)

BONGIOVANNI
GB-5213(1CD)
アルフレート・フーバー(1962-):作品集
『エニグマ(謎)』 Op.23 〜ヴァイオリンと室内オーケストラのための協奏曲
組曲第1番『ハフナー』Op.37 〜ヴァイオリン独奏と打楽器グループのための
『ディオスクロイ』Op.27 〜ピアノと弦楽オーケストラのための
エスター・ハフナー(Vn)
マルティン・ケルシュバウム、チェチーリア・マルテルッチ、ドミニク・プリーラー、フェレンク・シンシ(パーカッション)
アンドレア・ルクリ(P)
マッシモ・ベッリ(指)
フェルッチョ・ブゾーニ室内O
1983年の医学生時代に作曲を学び、それを自分のライフワークにしようと決意したアルフレート・フーバー。医者で化学者でもあったボロディンや保険屋に務 めたアイヴズ、精神医学を学んだシノーポリのように、2つの職業のキャリアを積んだ人物による作品集です。 (Ki)

NXN RECORDINGS
NXN-4003(1CD)
エレキ・ギターと管弦楽のための作品集
1. Undying-Dying
2. Entirety for Guitar, Electronics and Orchestra
3. Entirety for Piano and Electronics
4. Germinal
5. Beneath the Lilac
6. Time and Mass
7. The Always Juvenilia
8. State of Fruition
ビョルン・チャールズ・ドレイヤー(エレキ・ギター、エレクトロニクス、作曲)
クリスティアンサンSO
ペール・クリスチャン・スカルスタード(指)
1968年アメリカに生まれ、1975年からノルウェーに暮らすフリーランスのギタリスト、ビョルン・チャールズ・ドレイヤーによる初のソロ・アルバム。最 愛の妻が末期癌と診断された時からの人生で最も辛い日々、家族との絆、揺れ動く感情、そして深い悲しみの中からこのアルバムの構想が 生まれ、作品を作り上げていくことは彼にとって癒しとなったと語っています。エレキ・ギターの他にシンセサイザーやエレクトロニクス、そして管弦 楽団との共演で作り上げられた音楽は、開始からほとんどが長く伸ばされる音で構成され、ゆったりとした癒しに満たされています。終盤近くに は心の奥の不安や不穏を掻き立てる曲想に覆われてしまうものの、ラストは再生を約束する美しいハーモニーで締めくくられます。

BIS
BISSA-2482(1SACD)

KKC-6348(1SACD)
国内盤仕様
税込定価
ミカエル・ジャレル(1958-):作品集
(1)「緊急対応 Emergences-Resurgences」〜ヴィオラと管弦楽のための協奏曲(2016)
(2)「…大空は今なお、とても澄み渡っているのに、急に不安がこみ上げて来る… 
…Le ciel, tout a l’heure encore si limpide, soudain se trouble horriblement…」〜管弦楽のための(2009)
(3)「4つの印象 4 Eindrucke」〜ヴァイオリンと管弦楽のための協奏曲(2019)
(1)タベア・ツィンマーマン(Va)、
(3)ルノー・カピュソン(Vn)
パスカル・ロフェ(指)、フランス国立ロワールO

録音:(1)(2)2019年7月、(3)2019年12月/コンベンションセンター、アンジェ(フランス)
現代最高峰のスイスの作曲家ミカエル・ジャレルの作品3篇を収録したアルバムの登場!ジャレルは歴史あるサントリーホール国際作 曲家委嘱シリーズの2019年の〈テーマ作曲家〉としても登場しており、日本でも注目度が増しております。ここに収められた作品ではタベア・ツィンマーマンとルノー・ カピュソンという豪華ソリストが登場した2つの協奏曲、そして管弦楽のための作品が収録されております。
「緊急対応」〜ヴィオラと管弦楽のための協奏曲は2016年10月に開かれたストラスブールの音楽祭において、献呈されたタベア・ツィンマーマンとパスカル・ ロフェ(指)フランス国立ロワールOによって初演された作品で、アンリ・ミショーの絵画からインスピレーションを得て書かれております。
「…大空は今なお、とても澄み渡っているのに、急に不安がこみ上げて来る…」は、2009年ジュネーヴでマレク・ヤノフスキ指揮のスイス・ロマンドO によって世界初演された作品。同曲は先に記したサントリーホール サマーフェスティバル2019でロフェ(指)東京SOによって日本初演されております。
「4つの印象」〜ヴァイオリンと管弦楽のための協奏曲はサントリーホール、フランス国立ロワールOそして、ケルン・ギュルニッヒOからの委嘱 を受けルノー・カピュソンに献呈された、ジャレル4作目となるヴァイオリン協奏曲で、2019年8月30日、サントリーホールにてカピュソン独奏、ロフェ(指) 東京SOにて世界初演されております。「協奏曲の作曲とは、特定のアーティストのために作品を書くことを意味し、その人物を知ることでもあります。つま り、作品は一種の肖像画となるのです。」と語るジャレル。ヴァイオリニスト、ルノー・カピョソンの存在から生まれた4楽章構成の当作品は音色と響きを追求し たジャレルの独自の世界が広がります。

Goodies
78CDR-3825(1CDR)
税込定価
ヴュータン:ヴァイオリン協奏曲第5番イ短調作品37 ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)
サー・マルコム・サージェント指揮
ロンドンSO
米RCA VICTOR 12-0381/2

1947年11月8日ロンドン録音
ヤッシャ・ハイフェッツ(1901-1987)はこの曲を2度録音しています。これは第1回 目の録音。ハイフェッツはロシア生まれ。ペテルブルグ音楽院でレオポルド・ アウアー(1845-1939)に師事し10歳でデビューした。ロシア革命を機にアメリカ に移住し、青年期、壮年期から引退するまで世界最高のヴァイオリン奏者とし て崇められた。このシリーズでヴュータン:ヴァイオリン協奏曲第4番(78CDR- 3791)も出ています。指揮者のサー・マルコム・サージェント(1895-1967)はイギ リスの指揮者。SPレコード時代に多くの録音を残した。1954年に来日し、NHK交 響楽団を指揮しています。 (グッディーズ)
Goodies
78CDR-3826(1CDR)
税込定価
バッハ:二つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調 BWV1043 ハンス・ヘルマン・ディーナー(Vn)
シャルロッテ・ハンペ(Vn)
コレギウム・ムジクム(ノイペルト製チェンバロ)
独 ELECTROLA EH1217/8

1938年5月20日ベルリン録音
ハンス・ヘルマン・ディーナー(1897-1955)はドイツのヴァイオリニスト。ベル リン高等音楽院教授で、古楽器奏法の草分け的存在。シャルロッテ・ハンペ (1910-1983)はディーナーの弟子の女流奏者。ディーナーはバッハ時代の演奏ス タイルを探究するためにコレギウム・ムジクムを設立した。この曲の第1楽章 (ヴィヴァーチェ)の快速調演奏は耳を奪われます。ディーナーはこの録音に先立っ てバッハ:フーガの技法 BWV1080を独 ELECTROLA EH1007/16のSPレコード 10枚セットを出していた。こちらはシェルマンSH-1016 のCD復刻が出ています。

CANARY CLASSICS
CC-20(1CD)
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲(カデンツァ/第1楽章:クライスラー、第2楽章:クライスラー〜シャハム編、第3楽章:クライスラー)
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲(カデンツァ/ヨアヒム)
ギル・シャハム(Vn)
エリック・ジェイコブセン(指)
ザ・ナイツ、コリン・ジェイコブセン(コンサートマスター)

録音:2019年8月17-19日レフラック・ホール、ニューヨーク市立大学クイーンズカレッジアーロン・コープランド音楽学校(ニューヨーク)
1971年生まれのシャハムは10代よりDGから数多の録音を発表。その後、2003年には自身が立ち上げたCanary Classicsレーベルからも積極的な リリースが続いており、そのディスコグラフィはヴァイオリンの主要レパートリーを網羅しているともいえます。ベートーヴェンは2つのロマンス、三重協奏曲、 七重奏曲の録音はありましたが、ヴァイオリン協奏曲は録音がなく、レコーディングのキャリアだけでも30年を超えるシャハムが最後まで残していた名曲です。 その演奏はシャハムらしい極上の美しさで奏でており、ここに聴けることはファンならずとも喜びといえましょう。
カップリングはブラームスです。当作品は 2002年5月にアバド(指)ベルリンPOとのライヴの名盤がリリースされておりますが、 この度待望の再録音が実現しました!その卓越した技術とともに優雅な演奏は絶美の一言です。
今回の共演は「ザ・ナイツ(騎士)」です。当団はチェリストで指揮者のエリック・ジェイコブセン、ヴァイオリンのコリン・ジェイコブセン兄弟によって2007年 に結成された室内オーケストラでニューヨークを拠点に活躍しております。クラシックから民族音楽まで幅広いジャンルを演奏する当団ですが、ベートーヴェンは その中心レパートリーといえます。当録音ではアンサンブルを楽しむかのような演奏が特徴。その室内オーケストラらしい密度の濃い演奏です!
録音はPHILIPS時代のブレンデルのレコーディングも務めたマルタ・デ フランシスコがプロデューサーを、エマーソンSQの録音でもおなじみのダー =ホン・シートーがポスト・プロダクション、エディティング、マスタリングを担当。万全のメンバーで録音されました。 (Ki)

Pentatone
PTC-5186875(2CD)
『ヴィヴァルディの四季』
『春』
(1)協奏曲 変ホ長調 RV 257
(2)協奏曲 イ長調 「イル・ロッシニョーロ」RV 335a
(3)協奏曲 ホ長調 「恋人」RV 271
(4)協奏曲 ホ長調 「春」Op.8-1 RV 269
『夏』
(5)協奏曲 ニ短調 Op.8-9 RV 236
(6)協奏曲 ハ長調 Op.4-7 RV 185
(7)協奏曲 ニ短調 Op.4-8 RV 249
(8)協奏曲 ト短調 「夏」Op.8-2 RV 315
『秋』
(9)協奏曲 ハ長調 Op.8-12 RV 449
(10)協奏曲 ト短調 Op.4-6 RV 316a
(11)協奏曲 イ短調 Op.4-4 RV 357
(12)協奏曲 ヘ長調 「秋」Op.8-3 RV 293
『冬』
(13)協奏曲 ト短調 Op.9-3 RV 334
(14)協奏曲 ロ短調 RV 389
(15)協奏曲 ハ短調 Op.4-10 RV 196
(16)協奏曲 ヘ短調 「冬」Op.8-4 RV 297
ボレッテ・ロズ(リコーダー)、
アルテ・デイ・スオナトーリ(古楽器使用)

録音:(5)-(7)(9)(10)2017年7月、
(1)-(4)(12)(16)2018年7月、
(8)(11)(13)-(15)2018年8月
聖ヨハネ福音教会(ミコウフ)
デンマーク出身のリコーダーの名手ボレッテ・ロズが、今村泰典もメンバーとして参加しているポーランドの古楽アンサンブル、アルテ・デイ・スオナトーリとと もにヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲をリコーダー版で演奏しました。当アルバムでは名曲『四季』をテーマに「春」「夏」「秋」「冬」の4つのセクションにそれ ぞれ4篇、計12篇の協奏曲を録音しました。この選曲についてロズは、「『四季』を通じて演奏機会の少ない作品も積極的に選曲しました。」と語っており、卓越 したリコーダーの演奏で聴くヴィヴァルディは新たな魅力に気づかされることでしょう。
ロズはバロック音楽のスペシャリストが集結した古楽アンサンブル、エレファント・ハウス・クァルテットとしても活躍。PENTATONEレーベルより『テレマンの庭』 (PTC-5186749)をリリースしており、その卓越した演奏で高い評価を得ております。 (Ki)

Orchid Classics
ORC-100155(1CD)
NX-B03
コープランド/バーンスタイン/ロージャ
コープランドクラリネットとハープ、ピアノ、弦楽オーケストラのための協奏曲
バーンスタイン:クラリネットとピアノのためのソナタ
ロージャ(1907-1995):無伴奏クラリネットのためのソナチネ Op. 27
コープランド クラリネットとピアノのためのソナタ
アレクンサンダー・フィタースタイン(Cl)
クリス・ホプキンズ(指)
イギリス室内O

録音:2019年2月8日、2020年1月17,18日
クラリネットの哀愁を帯びた音色は、20世紀アメリカの作曲家たちにも愛好され、さまざまな作品が生まれました。1941年から42年にかけて作曲さ れたバーンスタインのソナタは、ラテンアメリカ音楽の影響が感じられる若き彼の出世作。映画音楽で知られるロージャのソナチネは2楽章形式、10分 程度の短い作品。第1楽章の民謡風の主題は彼の故郷、ハンガリーの音楽に由来しています。第2楽章はダイナミックな展開と、クラリネットの超絶 技巧に耳が惹きつけられます。そしてコープランドに強い影響を与えたのがジャズ、クラシックの両面で活躍した名奏者ベニー・グッドマン(1909- 1986)です。彼の出現はコープランドの創作意欲をかきたて、ジャズのスタイルを巧みに取り入れた協奏曲やソナタが生まれました。このアルバムで 見事な演奏を聴かせるのは、カール・ニールセン国際コンクールの優勝経験を持つベラルーシ出身のアレクサンダー・フィタースタイン。チャールズ・ナイ ディックらに師事。アメリカ、フランス、イスラエル、日本などの主要ホールで演奏し、ダニエル・バレンボイム、内田光子、リチャード・グード、エマニュエル・ アックスらと共演している名手です。


Ermitage
BM-6100(5CD)
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ生誕100年記念BOX 〜 ザ・センチュリー・コレクション
■CD1
(1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第13番ハ長調 K.415
(2)ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466
(3)ピアノ協奏曲第15番変ロ長調 K.450
■CD2
(1)シューマン:謝肉祭 Op.9
(2)シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 Op.54
■CD3
(1)リスト:ピアノ協奏曲第1番変ホ長調 S.124
(2)リスト:死の舞踏 S.126
(3)フランク:交響的変奏曲
(4)アルベニス:マラゲーニャ「入江のざわめき」Op.71-6
(5)グラナドス:アンダルーサ
(6)マレスコッティ:幻想曲
■CD4
(1)ヴィヴァルディ:協奏曲ロ短調 RV.580より アレグロ
(2)クレメンティ:ピアノ・ソナタ変ロ長調 Op.12-1
(3)スカルラッティ:ソナタ イ長調 K.322
(4)スカルラッティ:ソナタ ロ短調 K.27
 ソナタ ニ短調 K.9/ソナタ ハ短調 K.11
(5)トメオーニ:アレグロ ト長調
(6)バッハ:イタリア協奏曲ヘ長調 BWV.971
(7)ガルッピ:プレスト 変ロ短調、
 ソナタ ハ長調
■CD5
(1)ショパン:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.35「葬送」
(2)スケルツォ第2番変ロ長調 Op.31
 マズルカ第49番イ短調 Op.68-2
 ワルツ第9番変イ長調 Op.69-1「告別」
(3)子守歌変ニ長調 Op.57
 アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調 Op.22
 マズルカ第25番ロ短調 Op.33-4
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(P)

■CD1
(1)フランコ・カラッチオーロ(指)アレッサンドロ・スカルラッティO
録音:1953年、ナポリ
(2)ディミトリ・ミトロプーロス(指)フィレンツェ五月祭O
録音:1953年、フィレンツェ
(3)カルロ・マリア・ジュリーニ(指) RAI国立SO
録音:1951年、ミラノ
■CD2
(1)録音:1957年、ロンドン
(2)ディミトリ・ミトロプーロス(指)NYO
録音:1948年、ニューヨーク
■CD3
(1)ディミトリ・ミトロプーロス(指)フィレンツェ五月祭O
録音:1953年、フィレンツェ
(2)ジャナンドレア・ガヴァッツェーニ(指)RAI国立SO
録音:1962年、ヴァチカン
(3)アルフレッド・ウォーレンスタイン(指)ロサンゼルス・フィルハーモニック
録音:1949年、ロサンゼルス
(4)録音:1942年、ミラノ
(5)録音:1939年、ミラノ
(6)マレスコッティ:幻想曲
録音:1939年、ミラノ
■CD4
(1)エルネスト・アンセルメ(指)スイス・ロマンドO
録音:1942年、ジュネーヴ
(2)録音:1959年、ロンドン
(3)録音:1961年、ロンドン
(4)録音:1955年、トリノ
(5)トメオーニ:アレグロ ト長調
録音:1943年、ミラノ
(6)録音:1943年、ミラノ
(7)録音:1941年、ミラノ
■CD5
(1)録音:1952年、アレッツォ
(2)録音:1941年、ミラノ
(3)録音:1962年、ミラノ
2020年に生誕100周年を迎えた20世紀イタリアのレジェンド・ピアニスト、アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(1920−1995)の「生誕100年」を記念してイタリアのレーベル「Ermitage(エルミタージュ)」が企画したアニヴァーサリー・ボックス!
録音嫌いの伝説的ピアニストとして知られるミケランジェリが1970年代にドイツ・グラモフォンにレコーディングを開始する前に、イタリアをはじめとした欧米各地で収録された演奏を5枚のCDに収録。
ミケランジェリのピアニストとしてキャリアの前半のハイライトとも言うべき演奏の数々がリマスタリングを施されて「100周年」を祝うセットとして登場します!

Diapason
DIAP-132(2CD)
モーツァルト:木管楽器のための協奏曲集

(1)クラリネット協奏曲イ長調 K.622

(2)フルート協奏曲第1番ト長調 K.313

(3)ホルン協奏曲第1番ニ長調 K.412
ホルン協奏曲第2番変ホ長調 K.417
ホルン協奏曲第3番変ホ長調 K.447
ホルン協奏曲第4番変ホ長調 K.495

(4)オーボエ協奏曲ハ長調 K.314

(5)ファゴット協奏曲変ロ長調K.191
(1)ロバート・マーセラス(Cl)、クリーヴランドO、ジョージ・セル(指)
録音:1961年
(2)オーレル・ニコレ(Fl)、ミュンヘン・バッハO、カール・リヒター(指)
録音:1960年
(3)デニス・ブレイン(Hrn)、フィルハーモニアO、ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
録音:1953年
(4)レオン・グーセンス(Ob)、シンフォニア・オヴ・ロンドン、コリン・デイヴィス(指)
録音:1960年
(5)グウィディオン・ブルック(Fg)、ロイヤルPO、トーマス・ビーチャム(指)
録音:1960年

※リマスタリング:Circe(フランス)
ディアパゾン・レーベルの『レ・ザンディスパンサーブル・ド・ディアパゾン 〜 ディアパゾンが選んだ決定盤』シリーズの第132集は、天才モーツァルトの「木管楽器のための協奏曲集」。
そのソリストたちは、クリーヴランド管首席のロバート・マーセラス、ベルリン・フィルでも活躍したスイスの巨匠オーレル・ニコレ、夭折の天才ホルニスト、デニス・ブレイン、ユージン・グーセンスを父に持つレオン・グーセンス、そしてホルブルックの息子でロイヤル・フィルの首席を務めたグウィディオン・ブルックの5人!
20世紀の管楽器シーンを代表する往年の名手たちの妙技が光る豪華、充実のモーツァルトのコンチェルト集は、管楽器関係者必携のアイテムです!
Diapason
DIAP-131(1CD)
チャイコフスキー:作品集

(1)ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.35

(3)弦楽六重奏曲ニ短調 Op.70「フィレンツェの思い出」
(1)ダヴィド・オイストラフ(Vn)、フィラデルフィアO、ユージン・オーマンディ(指)
録音:1959年
(2)レオニード・コーガン(Vn)、エリーザベト・ギレリス(Vn)、ルドルフ・バルシャイ(Va)、ゲンリフ・タラリアン(Va)、スヴャトスラフ・クヌシェヴィツキ(Vc)、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)
録音:1956年

※リマスタリング:Circe(フランス)
フランスのクラシック音楽専門雑誌である「ディアパゾン(Diapason)」が音楽史に輝く名曲の歴史的名演を選出し、新たなマスタリング施して復刻するシリーズ『レ・ザンディスパンサーブル・ド・ディアパゾン 〜 ディアパゾンが選んだ決定盤』。
シリーズの第131集は、ロシアのレジェンド・アーティストたちの共演によるチャイコフスキー・プログラム!
オイストラフがアメリカ・ツアーの際にオーマンディ&フィラデルフィア管と録音した名演の誉れが高い「ヴァイオリン協奏曲」はもちろんのこと、コーガン、ギレリス、バルシャイ、タラリアン、クヌシェヴィツキ、そしてロストロポーヴィチが集った「フィレンツェの思い出」の豪華さも特筆もの。
新たなリマスタリングを施され、ロシアの巨匠たちによるチャイコフスキーの名演がさらにその輝きを増します。

Hyperion
CDA-68367(1CD)
モーツァルト:複数台ピアノのための協奏曲全集
3台のピアノと管弦楽のための協奏曲 ヘ長調 K.242
2台のピアノと管弦楽のためのラルゲットとアレグロ 変ホ長調(補筆完成:トメル・レフ/世界初録音)
2台のピアノと管弦楽のための協奏曲 変ホ長調 K.365
マルチピアノ・アンサンブル〔トメル・レフ(P)、ダニエル・ボロヴィツキー(P)、ベレニカ・グリックスマン(P)、アーロン・カリフ(P、イギリス室内O

録音:2014年9月13日−14日、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)
マルチピアノ・アンサンブル」は、テル・アビブ大学とイスラエル・フィルが共同運営するブッフマン=メータ音楽学校(BM-SM)傘下のプロジェクトとして2011年に発足した、イスラエルの注目アンサンブル。4手連弾から複数台の鍵盤楽器、あるいは複数台ピアノと別の楽器の組み合わせなど、とにかく「マルチピアノ」に特化したユニークな編成のアンサンブルで、マルチピアノのためのオリジナル作品から様々なアレンジ作品、新発見の作品や補筆完成させた作品などに取り組み、イスラエルの著名なピアニスト、トメル・レフ(BM-SM学長)をフィーチャーしたパフォーマンスで、国際的な注目を集めてきました。
期待のレコーディング第1弾は、モーツァルトの「複数台ピアノ」のための協奏曲全集。注目は、1781年ころに書かれたとされ、未完の断片のみが残された「ラルゲットとアレグロ」。世代を超えて多くのピアニスト、作曲家、音楽学者らがこの作品に魅了され、古くはマクシミリアン・シュタードラー(1748−1833)から、20世紀後半にはパウル・バドゥラ=スコダやロバーロ・レヴィンなどによって「2台のピアノのため」の完成版が作られてきましたが、このアルバムではトメル・レフが「オーケストラを伴う2台のピアノを対象としていた可能性」を探り、「2台のピアノと管弦楽のため」として、補筆・完成させたバージョン(世界初録音)が収録されています。

Indesens
INDE-145(1CD)
マルク・グージョン〜古典派のトランペット協奏曲集
ネルーダ:トランペット協奏曲変ホ長調(カデンツァ:マックス・ゾンマーハルダー)
グァングネ:トランペット協奏曲ハ長調(世界初録音)
ハイドン:トランペット協奏曲変ホ長調 Hob.VIIe-1
フンメル:トランペット協奏曲ホ長調(カデンツァ:ピエール・カンブーリアン)
マルク・グージョン(Tp)、
ミュルーズSO、
ジャック・ラコンブ(指)

録音:2020年9月、ラ・フィラチュール(ミュルーズ、フランス)
パリ国立歌劇場Oのスーパー・ソリスト(第1首席奏者)を務め、パリ国立高等音楽院の教授としても活躍する現在のフランスを代表するトランペット奏者の1人、マルク・グージョンが満を持して古典派のトランペット協奏曲集をレコーディング!
パリ国立歌劇場Oのスーパーソリストに就任する前は、ギャルド・レピュブリケーヌO(吹奏楽団)やミュルーズSO、ピカルディO、パリ室内Oの首席奏者を歴任するなど、フランスの第一線で活躍し続けているマルク・グージョン。
シルキーのトランペットを愛用するマルク・グージョンが自身にとって初のソロ録音のために選んだのは18世紀末から19世紀初頭にかけて、古典派のためのトランペット協奏曲の数々。
トランペット奏者にとってのバイブルであるハイドン、フンメル、そしてネルーダの名作3曲にマルク・グージョンが加えたのは、フランスの現代作曲家クリスティアン・グァングネ(1941−)の世界初録音となるハ長調の協奏曲。
難解な現代音楽ではなく、純粋なモーツァルトのスタイルで書かれた協奏曲であり、ソロ・トランペット、弦楽オーケストラ、2本のオーボエ、2本のホルンという編成で演奏される3楽章形式の秀作。
トランペット協奏曲を書かなかったモーツァルトが"もし"トランペット協奏曲を作曲していたら・・・という想像を膨らませてくれる要注目の作品です!

LSO Live
CCR-0004(1CD)

KKC-6342(1CD)
国内盤仕様
税込定価
ハインツ・カール・グルーバー:打楽器協奏曲集
(1)ROUGH MUSIC
(2)INTO THE OPEN...
コリン・カリー(打楽器独奏)
(1)ファンホ・メナ(指)
(2)ヨン・ストゥールゴールズ(指)
BBCフィルハーモニック

録音:(1)2013年12月6日マンチェスター、ブリッジ・ウォーター・ホール
(2)2015年7月20日ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール(BBCプロムスでの世界初演)
ライヒも認める凄腕パーカッショニスト、コリン・カリーによる自主レーベル「コリン・カリー・レコーズ」から初の協奏曲アルバムが登場!ウィーン少年合唱団 出身でコントラバス奏者でもあるウィーンの作曲家ハインツ・カール・グルーバー(1943-)の2作品を収録。いずれも打楽器協奏曲の可能性を極めに極めた目 の回るような超絶技巧が満載、いったい何種類の打楽器を叩いているんだという怒涛のパーカッショニズムが炸裂します。対するオーケストラも細かく書き込ま れていて大迫力の音響。使われる響きはポップな和声あり、おどろどろしい不協和音あり。格好よくエネルギッシュな展開も魅力です。ライヒはもちろん、吉松 隆あたりが好きな人なら一発で気に入るでしょう。
「ROUGH MUSIC」(1982-83)は打楽器協奏曲というジャンルを決定的に塗り替えた快作。高度にして大胆な作曲技法を駆使し、伝統的なしがらみから 解放された真に自由で創造的なソロが興奮を煽ります。タイトル通りの「荒々しさ」を持つ「どんちゃん騒ぎ」ながら入念に書き込まれコントロールされたスコア。 第1楽章はリズミカルで刺激的で、またポップな美しさも兼ね備えています。第2楽章はコリン・カリーが「カーチェイス。運転席にはアイヴズの亡霊。副操縦 士のベルクがヴィブラフォンの歌に合わせて誘導する」と表現する興奮の音楽。第3楽章はしっかりと曲全体をまとめ上げる見事なフィナーレで、同時にシンセ サイザーが鳴ったりサティやアンリ・ソーゲが暗喩的に用いられたりと興味の尽きないアイデアの饗宴。
「INTO THE OPEN...」(2015)は単一楽章の協奏曲。2009年に亡くなった音楽評論家でクルト・ワイルの研究者であるデイヴィッド・ドリューへの追悼 作品であり、暗く薄い響きが支配的です。この曲想にして現代打楽器書法最新の試みがなされ、また管弦楽も表情豊かにシンフォニックに書かれているのはあ る意味挑戦的。不穏な序奏から次第にゆっくりと時間をかけて、悲しみを乗り越えようとエネルギッシュで闘争的な音楽が沸き上がりますが、古典的なわかりや すい解決はなく悲しみを抱えたままで終止。しかし絶望に対峙せんとする人間的な力強さを描いた音楽が偽りなく感動的で、技巧においてもより一層の冴えを 見せています。
「コリン・カリー・レコーズ」はLSO Liveが世界的にディストリビューションを行っています。

ACCENTUS Music
ACC-30518CD(1CD)
ヴァインベルク:ヴァイオリン協奏曲Op.67
2つのヴァイオリンのためのソナタOp.69*
ギドン・クレーメル(Vn)
ダニエレ・ガッティ(指)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO
マダラ・ペーテルソネ*

録音:2020年2月/ライプツィヒ・ゲヴァントハウス、2019年12月/パリャシアス・ドヴァラス(リトアニア)*(ともにライヴ)
ヴァインベルク作品の開拓と普及に情熱を注ぐギドン・クレーメルの真打ち、ヴァイオリン協奏曲のディスクが登場します。2017年9月の読売日本SOとの日本初演を含め、各国のオーケストラと数多く演奏してきましたが、ダニエレ・ガッティ指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウスOと2020年2月に行ったコンサートのライヴが商品化されました。2019年12月に生誕100周年を迎えたヴァインベルクを祝うゲヴァントハウスのシリーズの一環として行なわれたコンサートで、クレーメルにとっても特別なものでした。
アルバムに収録された2篇はともに1959年作曲で、レオニード・コーガンが(ソナタは妻エリザヴェータと)初演しています。ヴァイオリン協奏曲はハープやチェレスタを含む大編成ですが、オーケストラとの掛け合いは少なく、終始技巧的なパッセージを弾き続ける大作。73歳のクレーメルは、かつてのような鋭さよりもじっくりと伝えていくような語り口で進め、浄化されたpppの終止は神々しいほどです。この思い入れの強さは情念のようで、聴く者の心を掴みます。
2つのヴァイオリンのためのソナタは、ヴァインベルク自身の楽器であるピアノの助けを借りず、容赦ないスタミナを要求される難曲。ヴァイオリン協奏曲と似た雰囲気を持ち、アクの強さとユダヤ的風味はとても魅力的です。
共演のマダラ・ペーテルソネはクレーメルと同郷のラトビア出身。2013年よりクレメラータ・バルティカに加わり、現在コンサートミストレスを務めるクレーメルの信任厚い若手です。

BMOP SOUND
BMOP-1074(1SACD)
ジョン・ハービソン(b.1939):作品集
(1)ヴィオラ協奏曲(1988)
(2)ヴァイオリン、チェロのための二重協
奏曲(2009)
(3)バス・ヴィオール協奏曲(2005)
ギル・ローズ(指)
ボストン・モダン・オーケストラ・プロジェクト
(1)マーカス・トンプソン(Va)
(2)エミリー・バスキン(Vn)
(2)ジュリア・バスキン(Vc)
(3)エドウィン・バーカー(バス・ヴィオール)

録音:2019/2017/2015年
ジョン・ハービソンはアメリカ東海岸流の無調音楽を代表する作曲家。ハーバード大 学、プリンストン大学でロジャー・セッションズとウォルター・ピストンに学んだ。ハービソン はメトロポリタン・オペラでジェームス・レヴァインの指揮により初演されたオペラ「華麗な るギャッツビー」の成功で名声を不動のものにした。このアルバムでは弦楽器のための 協奏曲が集められています。そのうち二重協奏曲とバス・ヴィオール協奏曲は2000 年代に 入ってからの作品。いずれも自由な無調あるいは一部セリーによって書かれており、アメ リカ東海岸流のアカデミックな無調音楽の伝統は健在です。表現主義風の堅固な様 式による硬派のロマンティシズム(ベルク流の)で貫かれています。

NEOS
NEOS-12017(1CD)
グンナル・ガイセ(b.1962):作品集
(1)ピアノ協奏曲(2019)〜複数の独奏楽器のための 2 楽章からなるデジタ
ル・プレ・ストラクチャード・インプロヴィゼーション
(2)リズム・チェンジス(2020)〜ラップトップ・ギターのためのソナタ
グンナル・ガイセ(ラップトップ・ギター&コンピューター)

録音:2019/2020年
「ピアノ協奏曲」といっても普通のピアノ独奏とオーケストラのための協奏曲ではなく、ラフマ ニノフのピアノ協奏曲第 3 番のピアノ・パートが引用またはコンピューターで変調、デフォルメさ れ、後はジョン・ゾーン張りの激しいノイズがひたすら果てしなく続く。「リズム・チェンジス」はコン ピューターに接続されたエレクトリック・ギターがパリパリ、ギシギシ、ビョンビョンとこれまたノイズ の嵐を繰り広げる。アメリカのハードロックを遥かに上回る実験的プログレシヴ・ロックの極北。グ ンナル・ガイセはドイツの実験音楽、即興音楽の旗手でオーネット・コールマンら先進的ジャズ に強い影響を受けた他、物理学の複雑性の理論にも影響を受けていることが混沌としたノイズ に拍車をかけています。即興音楽が彼の活動の中心だが、ハンス・ツェンダーは彼の音楽を高く 評価しています。フリー・ジャズ、ノイズ系ロックの好きな人は必聴。

Hortus
HORTUS-175(1CD)
ジルベール・アミ(1936-):協奏曲集
(1)ピアノとオーケストラのための協奏曲
(2)チェロとオーケストラのための協奏曲
(1)ジャン=フランソワ・エッセール(P)、ヌーヴェル=アキテーヌ室内O、ジュリアン・ルロワ(指)
(2)ジャン・ギアン・ケラス(Vc)、パリO、ジルベール・アミ(指)

ライヴ録音:(1)2019年1月18日/ボルドー・ホール(フランス)、(2)2006年9月27日/サル・プレイエル、パリ(フランス)
1936年生まれのフランスの作曲家、ジルベール・アミの協奏曲アルバム。アミはパリ国立高等音楽院在学時にメシアンとミヨーに作曲を師事しました。 1957年にはブーレーズ監修のもとでピアノ・ソナタを書き上げ、翌1958年にはブーレーズからの委嘱作品『躍動』で注目されました。1967年から1973 年までドメーヌ・ミュジカルを監督。また、1984年にはリヨン国立高等音楽院の学院長に就任し、後任の育成とともに作曲も手掛けていきました。
ここに収録された2つの協奏曲は5年の時を経て構想され、作風もさることながら有機的なつながりも感じさせます。ピアノとオーケストラのための協奏曲の ソリストをつとめたのはフランスを代表するピアニスト、ジャン=フランソワ・エッセールです。アミの描く世界を見事にあらわした注目演奏です。一方、チェロと オーケストラのための協奏曲は現代最高のチェリスト、ジャン・ギアン・ケラスが担当(この作品はハルモニアムンディより同一録音がリリースされております)。 この作品は武満徹の思い出に捧げられており、2000年にケラスによってサントリーホールで初演されております。技巧的なパッセージとともに武満を思わせ るような、静寂を聴かせる協奏曲です。ともにアミが絶大な信頼を寄せる名手により初演されたことも注目といえましょう。 (Ki)

MIRARE
MIR-552(1CD)
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第7番ニ長調(K.271a(271i))(カデンツァ:ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ)
リヤ・ペトロワ(Vn)
使用楽器:1735年カルロ・ベルゴンツィ‘Helios’
ジャン=ジャック・カントロフ(指)
シンフォニア・ヴァルソヴィア

録音:2020年9月14−18日、ワルシャワ
ブルガリア出身の俊英、リヤ・ペトロワとカントロフ率いるシンフォニア・ヴァルソヴィアによるベートーヴェンとモーツァルトのヴァイオリン協奏曲。リヤ・ペト ロワは、「今この困難な時にこそ、この二つの音楽的力が強い名曲を録音したいと思い取り組んだ」といいます。そして「名ヴァイオリニストでもあるカントロフ は、この2作を知り尽くしており私の音楽を素晴らしくサポートしてくれました」と。ソリスト、オーケストラ、指揮者の様々な個性が融合し、生命力あふれる音楽 を披露しています。 ベートーヴェン唯一のヴァイオリン協奏曲であり、ベートーヴェンが「ハイリゲンシュタットの遺書」の頃の絶望的状態から蘇り、名作を次々と生み出した「傑作の 森」と言われる時期に書かれています。雄大なスケールの中に気品ある旋律が特徴的な音楽ですが、ソリストには高度なテクニックというより総合的な音楽作り が要求され、ヴァイオリニストが演奏する協奏曲の中では特に難しいといわれています。カントロフの好サポートを受け、リヤ・ペトロワは伸び伸びとした演奏を 聴かせてくれています。 さらには、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第7番では、ピアニストとしての才能はもちろん作曲家としても異才を放つジャン=フレデリック・ヌーブルジェのカ デンツァを使用しています。あふれ出る若き才能とカントロフの円熟の指揮により新たな名演が登場しました。 (Ki)

H.M.F
HMM-902419(1CD)
ベートーヴェン:三重協奏曲 ハ長調 Op.56
交響曲第2番ニ長調 Op.36(作曲者自身の編曲によるピアノ三重奏曲版)*
イザベル・ファウスト(Vn/ストラディヴァリウス「スリーピング・ビューティ」)
ジャン=ギアン・ケラス(Vc/ジョフレド・カッパ1696年)
アレクサンドル・メルニコフ(フォルテピアノ/Lagrassa 1815年頃、エドウィン・ボインクのコレクションより
クリストフ・ケルン、2014年製/1795年製アントン・ヴァルター(ウィーン)・モデル、メルニコフ・コレクション)*
フライブルク・バロック・オーケストラ
パブロ・エラス=カサド(指)

録音:2020年2&6月、テルデックス・スタジオ・ベルリン
ファウスト、ケラス、メルニコフ、そして2020年度のレコード・アカデミー賞大賞受賞したエラス=カサド、フライブルク・バロック・オーケストラによるベートー ヴェンの三重協奏曲。シューマンの協奏曲プロジェクトも成功させた彼らの演奏に大きな期待がかかります。
三重協奏曲は、弟子のルドルフ大公がピアノで知人たちと演奏するために書かれたといわれています。ですのでピアノ・パートは技巧的ではありませんが効 果的に書かれ、ヴァイオリンとチェロは各々楽器の響きを生かした主題が現れ、ピアノとオーケストラが調和します。オケとソロ楽器の素晴らしいバランス、自然 なアーティキュレーションで作品に対する既成概念を払拭するような、まさにこの顔ぶれでしか為し得ない水準での、名盤が誕生しました。
そして、ベートーヴェン自身の編曲による響曲第2番のピアノ三重奏曲版。オーケストラ作品を少人数の室内楽で楽しむための編曲で、原曲とは違った魅力が あります。ファウスト、ケラス、メルニコフの3人はベートーヴェンのピアノ三重奏曲集 [HMC 902125/ KKC 5385]をリリースしており、細やかな表情づけ、 息ののむような美しい演奏を聴かせてくれているだけあって、お互いに自由に羽ばたいているのに、息はピタリと合っており、この版の決定版と言えるでしょう。 (Ki)

Pentatone
PTC-5186271(3CD)
ヘンデル:6つの合奏協奏曲 Op.3、12の合奏協奏曲 Op.6
【CD 1】
6つの合奏協奏曲 Op.3
(1)合奏協奏曲第1番変ロ長調 Op.3-1 HWV 312
(2)合奏協奏曲第2番変ロ長調 Op.3-2 HWV 313
(3)合奏協奏曲第3番ト長調 Op.3-3 HWV 314
(4)合奏協奏曲第4番ヘ長調 Op.3-4 HWV 315
(5)合奏協奏曲第5番ニ短調 Op.3-5 HWV 316
(6)合奏協奏曲第6番ニ長調 Op.3-6 HWV 317
【CD 2】
12の合奏協奏曲Op.6より第1番〜第6番
(7)合奏協奏曲第1番ト長調 Op.6-1 HWV 319
(8)合奏協奏曲第2番ヘ長調 Op.6-2 HWV 320
(9)合奏協奏曲第3番ホ短調 Op.6-3 HWV 321
(10)合奏協奏曲第4番イ短調 Op.6-4 HWV 322
(11)合奏協奏曲第5番ニ長調 Op.6-5 HWV 323
(12)合奏協奏曲第6番ト短調 Op.6-6 HWV 324
【CD 3】
12の合奏協奏曲Op.6より第7番〜第12番
(13)合奏協奏曲第7番変ロ長調 Op.6-7 HWV 325
(14)合奏協奏曲第8番ハ短調 Op.6-8 HWV 326
(15)合奏協奏曲第9番ヘ長調 Op.6-9 HWV 327
(16)合奏協奏曲第10番ニ短調 Op.6-10 HWV 328
(17)合奏協奏曲第11番イ長調 Op.6-11 HWV 329
合奏協奏曲第12番ロ短調 Op.6-12 HWV 330
【CD 1】ゲオルク・カルヴァイト(Vn/コンサートマスター)
【CD 2&3】ベルンハルト・フォルク(Vn/コンサートマスター)
ベルリン古楽アカデミー

録音:【CD 1】2019年5月、【CD 2】2018年9月&2019年2月、【CD 3】2019年2月/ニコデマス教会(ベルリン)
エグゼクティヴ・プロデューサー:ルノー・ロランジェ(ペンタトーン)
レコーディング・プロデューサー&編集:カレル・ブリュッゲマン(ポリヒムニア・インターナショナル)
バランス&レコーディング・エンジニア:ジャン=マリー・ヘイセン(ポリヒムニア・インターナショナル)
名人集団ベルリン古楽アカデミー(Akamus)によるヘンデルの6つの合奏協奏曲 Op.3と12の合奏協奏曲Op.6が3枚組のセットになって登場です!
合奏協奏曲(コンチェルト・グロッソ)とはバロック時代特有の協奏曲で、複数の独奏者によって編成される独奏楽器群と、オーケストラ全員による大合奏群 との間の音量的、技巧的対比を楽しむ音楽です。
1734年頃に作曲された6つの合奏協奏曲 Op.3は、小規模ながら管楽器を効果的に取り入れた編成をとりヘンデルらしい豊かな旋律に加えて合奏協奏曲 ならではの華やかな響きが魅力といえます。一方、12の合奏協奏曲は1739年に作曲された作品群。コレッリの協奏曲の形式に基づいたこれらの作品はヘン デルの作品中、もっとも密度の高い協奏曲として知られます。数々の名録音でも知られるベルリン古楽アカデミーが聴き手の感性に直接訴えかけてくるような刺 激的な音楽を聴かせます! ※当セットではフォーマットは通常 CD となります。

BIS
BISSA-2384(1SACD)
ウェーバー:ピアノと管弦楽のための作品全集
(1)ピアノ協奏曲第1番ハ長調 WeVN.9(Op.11)(1810)
(2)ピアノ協奏曲第2番変ホ長調 WeVN.15(Op.32)(1811?12)
(3)コンツェルトシュテュック(P小協奏曲) へ短調 WeVN.17(Op.79)(1821)
ロナルド・ブラウティハム (フォルテピアノ/コンラート・グラーフ(1819年製作)のレプリカ、ポール・マクナルティ(2007年製作))、
ケルン・アカデミー、
マイケル・アレクサンダー・ウィレンス(指)

録音:2018年11月/ドイツ放送室内楽ホール(ケルン、ドイツ)
鬼才フォルテピアノ奏者ブラウティハムがウェーバーのピアノと管弦楽のための作品全集を録音しました!ロナルド・ブラウティハムは、2019年、マイケル・アレクサンダー・ウィレンス率いるケルン・アカデミーと共演したベートーヴェンのピアノ協奏曲全集(BISSA-2274)をリリース。ドイツやフランスのメディアから最高の評価を与えられ、イギリスの「Gramophone」誌から「素晴らしい演奏と、それを捉えたBISのエンジニアたちの洗練された感覚が、新鮮で爽快な気分をもたらした」と評されました。
モーツァルトの協奏曲をモデルにしたと思われる「ピアノ協奏曲第1番」は、ヴィオラ、チェロ、ホルン、ティンパニという小さな編成のオーケストレーションから繊細さとロマンティックな温もりが生まれる第2楽章「アダージョ」と、舞曲の性格をもった「プレスト」の終曲にウェーバーの個性が見られると言われます。「ピアノ協奏曲第2番」は、ウェーバーが楽譜を入手したベートーヴェンの「皇帝」と同じ変ホ長調で書かれた作品です。最初の協奏曲を超えた完成度と輝かしさをもち、とりわけ精細なオーケストレーションで書かれた「アダージョ」の第2楽章は、ウェーバーの作曲したもっとも美しい楽章に数えられ、終曲〈ロンド〉には「魔弾の射手」を予感させるページも見られます。3曲のうちもっともよく知られる「コンツェルトシュテュック」(P小協奏曲)は、「魔弾の射手」が初演される1821年6月18日に完成した作品です。約16分の「演奏会の小品」は、大きく4つの部分に分かれ、十字軍で出征した騎士の帰還を待つ貴婦人をイメージして作曲されたと言われます。
このアルバムでブラウティハムは、明確な音の輪郭と美しく豊かな響きをあわせもった、マクナルティ製作のコンラート・グラーフによるレプリカ楽器を弾いています。ピリオド楽器のオーケストラと共演してウェーバーを弾くブラウティハムの微笑む姿を想像できる、チャーミングな演奏。ベートーヴェンの協奏曲全集と同じインゴー・ペトリの制作、ケルンのドイツ放送室内楽ホールでのセッション録音です。 (Ki)

NIFC
NIFCCD-072(1CD)
チェロ協奏曲集
シューマン:チェロ協奏曲イ短調 Op.129
チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲
ルトスワフスキ:チェロ協奏曲
アンジェイ・バウアー(Vc)、
ヤツェク・カスプシク(指)、
ポーランド国立RSO

録音:2017年11月&2018年2月、ポーランド国立RSOコンサート・ホール(カトヴィツェ、ポーランド)
1992年のミュンヘン国際音楽コンクール第1位、1989年のプラハの春国際音楽コンクール第3位という華々しい受賞歴を持ち、ワルシャワのフレデリック・ショパン音楽大学とビドゴシュチのフェリクス・ノヴォヴィエイスキ音楽アカデミーで教授を務め、ワルシャワ・チェロネット・グループの創設者兼芸術監督としても活躍するポーランドを代表するチェリストの一人、アンジェイ・バウアー。
シューマンのチェロ協奏曲、チャイコフスキーのロココ変奏曲といった19世紀の偉大なチェロ協奏曲・協奏的作品に、ポーランドが誇る20世紀チェロ協奏曲の傑作、ルトスワフスキのチェロ協奏曲をカップリング。アンジェイ・バウアーはルトスワフスキ自身の指揮でチェロ協奏曲を演奏したことや、約20年前にも同曲を録音した経験があり、2003年から2006年にはルトスワフスキ協会の副会長に就任、ヴィトルト・ルトスワフスキ・チェイン音楽祭の芸術監督、ルトスワフスキ国際チェロ・コンクールの審査員なども務めた、ルトスワフスキ作品の演奏・研究・編曲のスペシャリストとしても知られています。
NIFC
NIFCCD-115(1CD)
ゴウォンベク:交響曲集&クルピンスキ:クラリネット協奏曲
カロル・クルピンスキ(1785−1857):クラリネット協奏曲変ロ長調*
ヤクブ・ゴウォンベク(c.1739−1789):交響曲ハ長調、
 交響曲ニ長調第2番、交響曲変ロ長調、
 交響曲ニ長調第1番(1773)、
 管楽アンサンブルのためのパルティータ ハ長調(1770)
ロレンツォ・コッポラ(指)
ピリオド・クラリ