湧々堂HOME 新譜速報 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック 廉価盤 シリーズ
旧譜カタログ チャイ5 殿堂入り 交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック


協奏曲・新譜速報1


※発売済のアイテムも含めて、約3ヶ月間掲載しています。
※新しい情報ほど上の段に記載しています。
※表示価格は全て税込みです。




Altus
ALT-368(1CD)
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集『四季』
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼンOp.20
島田真千子(Vn)
セントラル愛知交響楽団弦楽アンサンブル

録音:2016年1月24日/碧南市芸術文化ホール エメラルドホール
日本語帯・解説付
華々しい経歴を持つヴァイオリンの名手・島田真千子が、自らコンマスを務めるセントラル愛知交響楽団の弦楽メンバーと共演したライヴ録音です。弦 楽は3-3-2-2-1(+チェンバロ)。すっきりとした風通しの良い編成による『四季』は軽やかで若々しいソロが光ります。颯爽としたスピード感でありなが ら瑞々しさを損なわない、耳に心地よい美演です。『ツィゴイネルワイゼン』での見事な演奏技術にも聴き惚れます。好評を博した1stアルバム(ALT-318) のバッハ無伴奏作品に続く、彼女の魅力がたっぷりと詰まった注目アルバムの登場と言えるでしょう。 (Ki)
■島田真千子
東京芸術大学附属音楽高等学校を経て1998年東京芸術大学を首席で卒業、安宅賞受賞。 2002年デトモルト音楽大学を最優秀の成績で卒業後、2005年には同大学院にてドイツ国家演奏家資格を取得。6年間ドイツに在住し,ヨーロッパ各 地で研鑽を積む。 第44回全日本学生音楽コンクール全国大会中学校の部第1位、第7回日本モーツァルト音楽コンクール第1位、第66回日本音楽コンクール第2位、 第45回パガニーニ国際ヴァイオリンコンクール、第15回J.S.バッハ国際コンクールで入賞。 これまでに、アメリカ・アスペン音楽祭や宮崎国際室内楽音楽祭、倉敷音楽祭等に参加。1998年から2015年まで毎年サイトウ・キネン・フェスティ バル松本に参加し、2001、2002年には同フェスティバルのバッハプログラムにソリストとして出演、録音CDが発売された。2000年には東京文化会 館およびしらかわホールに於いて初のソロリサイタルを開催。2001年以降は、イーストウエストバロックアカデミーの公演でオランダ・コンセルトへボウホー ルを含む日蘭ツアーにソリストとして参加、ベルリン・コンツェルトハウスの室内楽シリーズ出演やドイツ・ベルギーでのリサイタル、南米チリでの室内楽 ツアーに参加など、海外でも活躍。 2005年にドイツ留学から帰国後、国内ではソリストとして各地でのリサイタル開催や名古屋フィル、セントラル愛知響等の定期演奏会での共演を重ねて いる。名古屋しらかわホール主催室内楽公演の企画及び出演など、特に出身地・愛知県での活躍が認められ2006年愛知県芸術文化選奨文化賞を受賞、 同年第1回名古屋音楽ペンクラブ賞を受賞、2009年には名古屋市芸術奨励賞を受賞した。2015年にはバッハの無伴奏ソナタ&パルティータを収録し たCDをAltusからリリース、2016年CDの発売を記念しバッハの無伴奏作品6曲全曲演奏会を開催し絶賛を博した。 近年はサイトウ・キネン・オーケストラおよびVeritas弦楽四重奏団のメンバーとしても活躍、また全国各地での室内楽公演に参加する等、多彩な演奏 活動を展開している。 現在、セントラル愛知交響楽団ソロコンサートマスター、水戸室内管弦楽団メンバー。 これまでに、佐々木はるる、久保田良作、山岡耕筰、田中千香士、マルコリッチの各氏に師事、室内楽をアイザック・スターン、今井信子の両氏に師事した他、 ヘルマン・クレバース、ドロシー・ディレイ、ライナー・クスマウル、店村眞積の各氏等にも師事し影響を受けた。現在NPO法人イエローエンジェルより  G.B.ガダニーニが1769年に製作した ヴァイオリンを貸与されている。

SWR music
SWR-19027CD(1CD)
NX-B05
フランスのピアノ協奏曲集
ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲
タイユフェール:ピアノと管弦楽のためのバラード(1920-1922)
ナディア・ブーランジェ:ピアノと管弦楽のための幻想曲(1912)
フランセ:ピアノ協奏曲(1936)
フローリアン・ウーリヒ(P)
ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送PO
パブロ・ゴンザレス(指)

録音:2015年11月9-14日
ドイツの中堅ピアニスト、フローリアン・ウーリヒが演奏するフランス近現代のピアノとオーケストラのための作品集。これは、2011年から 2012年にかけて録音された「フランスのピアノ協奏曲集」(93.302)の続編ともいえる選曲であり、ブーランジェの「幻想曲」など、前 作よりも更に珍しい作品が含まれています。フランセの協奏曲は全曲が20分に満たないコンパクトな作品ですが、ピアノが目まぐるしく 動き回る楽しい第1楽章、穏やかな第2楽章、コケティッシュな第3楽章、活発な第4楽章と、メリハリのある楽しい構成でできていま す。「6人組」ただ一人の女性メンバー、タイユフェールのバラードも珍しい作品。美しいピアノのアルペッジョで始まる神秘的な曲です。 教育者として名高いナディア・ブーランジェは、活動の初期には作曲も手掛けていましたが、妹リリの才能に勝てないと悟ったとして、 1918年にリリが早世した後は、一切作曲をしませんでした。この幻想曲は彼女の残された僅かな作品の一つです。ウーリヒの演奏 は、きらめくような音色が特徴的。フランス音楽が持つ微妙なニュアンスも余すことなく表現されています。
SWR music
SWR-19407CD(1CD)
NX-B02
スヴャトスラフ・リヒテル:シュヴェツィンゲン音楽祭 1993年コンサート
サン=サーン
:ピアノ協奏曲第5番
ガーシュウィン:ピアノ協奏曲ヘ調
スヴャトスラフ・リヒテル(P)
シュトゥットガルト放送SO
クリストフ・エッシェンバッハ(指)

録音:1993年5月30日
初出時「リヒテルのガーシュウィンの正規盤出現」として話題をまいた“リヒテル:シュヴェツィンゲン音楽祭 1993年のコンサート”のリマス タリング・アルバムです。リヒテルのレパートリーとしてはとても珍しいこの2曲、とりわけガーシュウィンは他に録音の記録はありません。晩 年になってこの曲に魅入られたというリヒテルの熱演はまさに「一聴の価値」ある記録です。

PHILHARMONIA BAROQUE
PBP-03(1CD)
NX-B07
ヴィヴァルディ:「四季」他
ヴァイオリン協奏曲 ホ長調 「春」 Op.8-1RV269
ヴァイオリン協奏曲 ホ長調 「夏」 Op.8-2 RV315
ヴァイオリン協奏曲 ホ長調 「秋」 Op.8-3 RV293
ヴァイオリン協奏曲 ホ長調 「冬」 Op.8-4 RV297
ヴァイオリン協奏曲 変ロ長調 RV375
ヴァイオリン協奏曲 ホ短調「お気に入り」Op.11-2 RV269
ヴァイオリン協奏曲 ホ長調 「恋人」RV271
エリザベス・ブルーメンストック(Vn)
フィルハーモニア・バロック・オーケストラ
ニコラス・マギーガン(指)

録音:2010年12月9-11日
様々な解釈、速度、表現方法で演奏されるヴィヴァルディの名曲「四季」。だからこそソリストにとっては「何か新しいもの」を自身の演 奏に取り入れることは至難の技です。ブルーメンストックの演奏、例えば“春”ではまるで鳥のさえずりをそのまま再現しているかのよう な、装飾音も含め生き生きとした表現です。マギーガンの伴奏も、弾むリズム、そして絶妙なアコーギクと、これまでこの作品を数多く 聴いてきた愛好家にも、新しい発見をもたらす革新的な演奏です。

DACAPO
MAR-8.226134(1CD)
NX-B06
セアンセン(1958-):ピアノと弦楽のための「ミニョン」(2013-2014)
セレニッシマ(2014)
深い歌(1997-1998)
シャロットの女(1987/1992改編)
セレナード(2006)
The Weeping White Room-嘆く白い部屋(2002)
カトリーネ・ギスリンジェ(P)
ジョン・ストゥールゴールズ(Vn)
ラップランド室内O
ジョン・ストゥールゴールズ(指)

録音:2014年12月16-17日
「静寂」に重きを置く現代作曲家の一人、ベント・セアンセンの作品集。この「ミニョン」は2013年から2014年に作曲された“三部 作”の一つ。ピアノが奏でる漣のような音に、幽玄な弦の響きが融合。バッハ、モーツァルトの旋律の断片を含む音の渦は、セアンセ ンが求める静寂の風景を丁寧にトレースしています。初期の作品であるW.ウォーターハウスの絵画からインスパイアされた「シャロット の女」、実験的な要素が大きい「罪深い歌」、他にもセアンセンの内的世界を垣間見る神秘的な曲集です。

ALTO
ALC-1332(1CD)
リヒテル・プレイズ・リスト
ピアノ協奏曲第1番変ホ長調 S.124*
ピアノ協奏曲第2番イ長調 S.125*
ハンガリー幻想曲+
詩的で宗教的な調べS.173 から 葬送曲(No.7)#
2つの演奏会用練習曲S.145〜小人の踊り 嬰ヘ短調(No.2)#
愛の夢 第3番#
超絶技巧練習曲 S.139 から 鬼火 変ロ長調(No.5)**
スヴャトスラフ・リヒテル(P)
LSO(*/+)
キリル・コンドラシン(指(*/+))

録音:1961年、ロンドン、イギリス*
1961年、ロイヤル・アルバート・ホール、イギリス+
1958年、ライヴ、ブダペスト、ハンガリー#
1958年、ライヴ、ソフィア、ブルガリア**
初出:Philips(*/**)
ALTO
ALC-1337(1CD)
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番*
ヴァイオリン協奏曲第2番嬰ハ短調 Op.129+
映画音楽「女ひとり」Op.26 から#
 行進曲/ラルゴ/アレグレット
ダヴィド・オイストラフ(Vn(*/+))
レニングラードPO*
エフガニー・ムラヴィンスキー(指)*
モスクワPO+
キリル・コンドラシン(指)+
ソヴィエト国立SO#
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指)#

録音:1956年、レニングラード、ロシア、ソヴィエト*
1974年、モスクワ音楽院大ホール、モスクワ、ロシア、ソビエト+
1970年、モスクワ放送第1スタジオ、モスクワ、ロシア、ソビエト#
ライセンサー:A-Tempo Prague/Aquarius
ALTO
ALC-1347(1CD)
C.P.E.バッハ:フルート協奏曲集
フルート協奏曲ニ短調 Wq.22 H.426
フルート協奏曲イ短調 Wq.168 H.438
フルート協奏曲ト短調 Wq.169 H.445
ジェニファー・スティントン(Fl)
セント・ジョンズ・スミス・スクエアO
ジョン・ラボック(指)

録音:1993年 原盤、
初出:Collins Classics, 1373-2
前出:Regis, RRC 1117
ALTO
ALC-1350(1CD)
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲*
ロマンス第1番ト長調 Op.40+
ロマンス第2番ヘ長調 Op.50+
ヴォルフガング・シュナイダーハン(Vn)*
オイゲン・ヨッフム(指)BPO*
ダヴィド・オイストラフ(Vn)+
ユージン・グーセンス(指)ロイヤルPO+

録音:1962年*/1961年+
原盤、初出:Deutsche Grammophon, SLPM 138999*, SLPM 169039+

QUERSTAND
VKJK-1619(1CD)
ハイドン:チェロ協奏曲 ハ長調 Hob.VIIB-1
 チェロ協奏曲 ニ長調 Hob.VIIB-2
モーツァルト(カサド編):チェロ協奏曲ニ長調(ホルン協奏曲第3番 変ホ長調 K.447の編曲)
ノルベルト・アンガー(Vc)
ヘルムート・ブランニ(指)
ドレスドナー・カペルゾリステン

録音:2016年5月8-10日 ドレスデン
チェロ・ファンはこのCD は逃してはいけない。2013 年からシュターツカペレ・ドレスデン の筆頭チェロ奏者を務めるノルベルト・アンガーは、独奏チェリストとしても非常に人気が 高く、こんな巧いチェリストがオーケストラ団員なのか!と驚き禁じえないほど。これまでチ ェロ独奏の録音は、2010 年にドイツ音楽コンクールで優勝した時の記念 CD(GENUIN GEN12235)しかなかった。今回登場するのは2016 年録音の協奏曲集。1987 年生まれの アンガーのチェロは素晴らしく瑞々しい音色と軽やかな気持ちの良い歌い口を持ってい て、極めて音楽性が豊かだ。ハイドンの傑作2 曲はもちろん、名チェリスト、ガスパール・カ サドがモーツァルトのホルン協奏曲を編曲したチェロ協曲も実に見事。 指揮のヘルムート・ブランニ(日本ではブラニーの表記も多い)はやはりシュターツカペレ・ ドレスデンのコントラバス奏者で、1994 年にドレスドナー・カペルゾリステンを結成して指揮 活動も行っている。このオーケストラにはシュターツカペレ・ドレスデンやドレスデン・フィル のメンバーが参加しており、高度な中にも和やかさがあるのも当然だろう。 チェロ好きならこのCD で夢見心地の65 分が過ごせることだろう。

GEGA NEW
GD-395(1CD)
ヤッセン・ヴォデニチャロフ(b.1964)作品集
(1)メビウスの輪〜2 台のピアノと2 人の打楽器奏者のための
(2)ブルー・エコー〜トランペットと弦楽のための協奏曲
(3)バッカスとアリアンヌ〜ファゴットとチェレスタのための
(4)沈黙の軌跡〜マンドリン・ギター四重奏のための
(5)ラメント(挽歌)〜声と管弦楽のための
(6)クラリネット協奏曲
(1)ダニエル・チャンポリーニ(Perc)
 ミケル・チェルッティ(Perc)
 ディミトリ・ヴァシラキス(P)
 棚田文紀(P)
(2)アンドレ・フェイディ(Tp)
 イヴァン・ソトヤノフ(指)
 ソフィア・ソロイスツCO
(3)アメリ・ボウラス(Fg)
 棚田文紀(チェレスタ)
(4)エステュディアンティーナQ(マンドリン&ギター四重奏)
(5)ポール・メファノ(指)
 ニューアンサンブル・フォー・モダン・ミュージック
(6)ルノー・デバゼイユ(Cl)
 パトリック・ダヴァン(指)
 アンサンブル・イティネレール
※日本語解説付き
ヤッセン・ヴォデニチャロフは1964 年ブルガリア出身の作曲家。ソフィア国立音楽院で学ん だ後、パリ国立高等音楽院に留学、その後EHESS(フランス国立社会科学高等研究所)およ びIRCAM で研鑽を積んだ。ドビュッシーに端を発し、メシアン、ブーレーズへと連なる20 世 紀フランスの音楽、スペクトル楽派の他、リゲティの影響も感じられる。煌びやかで美しい音 響に加え、画家エッシャーやギリシャ神話などからインスピレーションを受けて作曲したとい う、豊かなイマジネーションが特徴。演奏はアンサンブル・アンテルコンタンポランのソリスト が多数参加。

Hyperion
The Romantic Piano Concerto
CDA-68138(1CD)
ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ Vol.71〜チェルニー:ピアノ協奏曲集
ピアノ協奏曲ヘ長調 Op.28(世界初録音)
ピアノ協奏曲イ短調 Op.124
華麗なるロンド 変ロ長調 Op.233(世界初録音)
ハワード・シェリー(P&指)
タスマニアSO

録音:2015年5月6日−9日、フェデレーション・コンサート・ホール(タスマニア、オーストラリア)
ロマン派の知られざるピアノ協奏曲の発掘、蘇演を行うハイペリオンの超人気シリーズ、「ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ(RPCS)」第71集は、オーストリア初期ロマン派の偉大なる音楽家、カール・チェルニー(1791−1857)のピアノ協奏曲集。ベートーヴェンに師事しリストを育てたチェルニー(ツェルニー)は、現在では「ピアノ練習曲」の作曲家としてよく知られていますが、教則的作品の他に、ピアノ・ソナタや数多のパラフレーズ、室内楽曲、交響曲、協奏曲など1,000以上の作品を残した多作家でもあり、20世紀後半より再評価が進んでいます。RPCシリーズ常連となった名匠ハワード・シェリーの鮮やかな弾き振りで、世界初録音となる「協奏曲ヘ長調」や「華麗なるロンド(ロンド・ブリランテ)」など、知られざるチェルニーの姿を蘇らせます。

ANALEKTA
AN-29944(1CD)
チン・ウンスク:ロカナ
ヴァイオリン協奏曲
ヴィヴィアン・ハーグナー(Vn)、
ケント・ナガノ(指)
モントリオールSO
2007年にオペラ「不思議の国のアリス」がバイエルン国立歌劇場にて初演され、注目された韓国の作曲家、チン・ウンスク(1961ー)の作品集。ヴァイオリン協奏曲を弾くのは、12歳で国際的なデビューを果たし、これまでにベルリン・フィル、ニューヨーク・フィル等世界一流のオーケストラやアバド、バレンボイムなどの著名な指揮者と共演してきた、ミュンヘン出身の名手ヴィヴィアン・ハーグナー。来日も回数を重ねており、2010年にはピアニストの内田光子とのデュオ・リサイタルが反響を呼んでいます。
ANALEKTA
AN-29835
(1CD+DVD)
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集
Op.3 「調和の霊感」 より 第1番、第2番、第3番、第5番、第6番、第8番、第11番、第12番
エリザベス・ウォルフィッシュ(Vn)、
ジーン・ラモン(指)、
ターフェルムジーク・バロックO

録音:2007年
ヴィヴァルディの最高傑作の中の一つ、12のヴァイオリン協奏曲集 「調和の霊感」 からの抜粋アルバム。数々の古楽アンサンブルやピリオド・オーケストラで活躍した、オーストラリアが誇るバロック・ヴァイオリンの先駆者、エリザベス・ウォルフィッシュが録音に参加している点にも注目。ボーナスDVDには、ヴィヴァルディの四季をテーマにしたパフォーミング・アーツ・ドキュメンタリー「The Four Seasons Mosaic」を収録。

VMS
VMS-247(1CD)
リヒャルト・デュンサー:ヴァイオリン協奏曲
ラデック・シンフォニー*
ベンヤミン・シュミット(Vn)、
ジェラール・コルステン(指)フォアアールベルクSO、
エルネスト・ヘツル(指)スロヴァキアPO*

録音:2007年8月12日、2013年3月22日−23日*
現代オーストリアの作曲家、リヒャルト・デュンサー(b.9159)の管弦楽のための作品集。1993年にブレゲンツ音楽祭で初演されたヴァイオリン協奏曲では、メニューイン国際ヴァイオリン・コンクールを始めとする様々な国際コンクールで優勝し、ウィーン・フィル他多くのトップ・オケと共演するオーストリアの天才ヴァイオリニスト、ベンヤミン・シュミットがソリストとして参加。「ラデック・シンフォニー」は、デュンサーの室内オペラ「ラデック」(VMS 179)から、大編成のオーケストラのための「交響曲」としてアレンジされたもの。

Centaur
CRC-3511(1CD)
旅の記録〜デイヴィッド・ローブの音楽
篠笛のための協奏的組曲*
ヘヴンズゲート#
Presque-Songes+
ザ・マルテゼ・プラザ・イン・フォグ#
2つの中国の小品+/伝説**
ニュー・アムステルダムからの眺め##
西川浩平(篠笛)*、
飯森範親(指)*、
日本音楽集団*
レナード・レイヴァー(Org)#、
レ・ペルキュション・クラヴィエール・ドゥ・リヨン+、
クリストファー・アドラー(ケーン)#、
トレヴァー・ホフリッチ(Vn)+、
サンウク・キム(コムンゴ)**、
ピーター・ハウエリンゲン(トラヴェルソ)##
スルジャン・ベルドヴィチ(ルネサンス・リュート)##

録音:1985年ー2015年
メリカの現代音楽作曲家、デイヴィッド・ローブの作品集。ローブは、管弦楽、室内楽、声楽に加え、篠笛やケーン、コムンゴなどアジアの楽器や古楽器を用いた作品など幅広い作品に定評がある。協奏的組曲では、日本センチュリーSOやドイツ・ヴュルテンベルクPOにおいて活躍中の飯森範親が指揮を振る日本音楽集団による和のテイスト溢れる作品を堪能できます。元大阪フィル首席フルート奏者、西川浩平が奏でる篠笛にも注目。

GRAND SLAM
GS-2162(1CD)
ジネット・ヌヴー/ブラームス&シベリウス
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲*
ジネット・ヌヴー(Vn)
イサイ・ドブロウェン(指)
ワルター・ジュスキント(指)*
フィルハーモニアO

録音:1946年8月16,17,18日アビー・ロード・スタジオ
1945年11月21日アビー・ロード・スタジオ*
使用音源: Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻)
■制作者より
伝説のヴァイオリニスト、ジネット・ヌヴーのHMV録音であるブラームスとシベリウスのヴァイオリン協奏曲は、言わずと知れた名盤です。この2曲 を2トラック、38センチのオープンリール・テープより復刻、すっきりと聴きやすい音質で蘇りました。 今回の復刻CDでは、演奏内容以上に注目されるのが、ジネットの母ロンズ=ヌヴーによる手記です。母はジネットとジャン、2人の子供の思い出をの ちに1冊の本にまとめますが(原書はフランス語、英訳あり、邦訳なし)、この手記はそれよりも前に書かれたものです。最も身近な存在であった母の描写は、 ジネットの人となりをまことに見事に浮き彫りにしています。母は2人の子供を失った大きな悲しみを抑えつつ、客観的に、淡々と書き綴っているがゆえに、 この偉大なヴァイオリニストの存在感の大きさが真に迫ってきます。言い換えれば、この手記を多くの人に読んでもらいたいがために、今回の復刻CDを 制作したのです。
■おことわり  
ブラームスの第1楽章、14分07秒付近でアラーム音のようなノイズが入ります。これは原盤に混入しているもので、過去に発売されたSP、LP、 CDにも入っています。従いまして、このノイズは当CDの制作過程で発生したものではありません。(以上、平林直哉)

Goodies
33CDR-3665(1CDR)
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番「トルコ風」 エリカ・モリーニ(Vn)
パブロ・カザルス(指)
ペルピニャン祝祭O

米 COLUMBIA ML4565(Mono)
録音: 1951年7月13日ペルピニャン市民劇場
エリカ・モリーニ(1904-95)はオーストリア生まれの女流ヴァイオリニスト。 8歳でウィーン音楽院に入学を許され、オタカル・シェフチーク(1852-1934)に 師事した。1916年にアルトゥール・ニキシュ(1855-1922)指揮ゲヴァントハウ ス管弦楽団と共演してデビューした。1938年にアメリカに移住し1976年に引退 するまで第一線で活躍した。彼女はハイフェッツも一目置く技巧家だったこと はあまり知られていない。パブロ・カザルス(1876-1973)はスペインのカタル ーニャ地方の町エル・ペドレル生まれ。バルセロナ音楽院でチェロ、ピアノ、 楽理、作曲を学んだ。第2次世界大戦後、南仏プラドに隠遁していたカザルス に、友人でヴァイオリン奏者のアレクサンダー・シュナイダーが室内音楽祭を 開くことを提案してカザルスは受け入れた。この録音は音楽祭2年目にプラド の近くの町ペルピニャンでのライヴ録音。モリーニの音楽祭登場はこの年だけ だった。 (グッディーズ)

BIS
BISSA-2172(1SACD)
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲(カデンツァ:ヨアヒム作)
ヴァイオリン・ソナタ第1番
ト長調 Op.78「雨の歌」*
スケルツォ.ハ短調〜“F-A-E ソナタ”より*
ワジム・グルズマン(Vn;1690年製ストラディヴァリウス'ex-Leopold Auer')
ジェイムズ・ガフィガン(指)
ルツェルンSO
アンジェラ・ヨッフェ(P)*

録音:2015年11月ルツェルン文化総合センター(スイス)
2015年7月センデザール(ブレーメン)*
BISレーベルの看板アーティスト、ヴァイオリニスト、ワジム・グルズマン。プロコフィエフ、チャイコフスキー、ショスタコーヴィ チなどロシアの作品を得意とし、2016年10月の来日公演ではグラズノフのヴァイオリン協奏曲を披露。情熱的な演奏で聴衆を沸かせました。
当ディスクでは満を持してブラームスを収録しました。いずれもヨーゼフ・ヨアヒムが初演に関わったブラームスの名作。グルズマンはかつてレオポルト・ アウアーが使用していた1690年製ストラディヴァリウス'ex-Leopold Auer'(シカゴのストラディヴァリ協会の厚意により長期貸与されている)で演奏 しております。艶やかで優美な音色でブラームスの最高傑作に挑みました。
協奏曲の共演は、ジェイムズ・ガフィガン指揮、ルツェルン交響楽団です。ガフィガンは、1979年生まれのアメリカの指揮者。2004年のショルティ 国際指揮コンクールで優勝したのを皮切りに、世界の名だたるオーケストラと演奏、2011/12のシーズンからルツェルン交響楽団の首席指揮者、および オランダ放送フィルや、ケルン・ギュルツェニヒ管などで首席客演指揮者を務めています。 (Ki)

スロヴァキア音楽財団
SF-0088-2(1CD)
スロヴァキアの協奏曲集
エウゲン・スホニュ(1908-1993):クラリネットと管弦楽の為の小協奏曲(1972/改訂:1997)*
ユライ・ベネシュ(1940-2004):ピアノ協奏曲第1番(2001)+
イリヤ・ゼリェンカ(1932-2007):クラリネット協奏曲(1984)#
ロナルト・シェベスタ(Cl(*/#))
ノラ・スクタ(P)+
スロヴァキアRSO
マリオ・コシク(指)*
ドゥシャン・シュテファーネク(指)+
アドリアン・ココシュ(指)#

録音:2005-20011-、スロヴァキア放送、ブラチスラヴァ、スロヴァキア
ロナルト・シェベスタ(1967-生まれ)は2017-現在 スロヴァキアRSOおよびカペラ・イストロポリターナ首席奏者、ブラチスラヴァ音 楽アカデミー教員を務めているスロヴァキアのクラリネット奏者。ノラ・スクタ(1967-生 まれ)はダニエラ・ヴァリーンスカに師事したスロヴァキアのピアニスト。


Challenge Classics
CC-72681
(1SACD)
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 Op.77
グバイドゥーリナ:ヴァイオリン協奏曲『今この時の中で』*
シモーネ・ラムスマ(Vn)
ジェイムズ・ガフィガン(指)
ラインベルト・デ・レーウ(指)*
オランダ放送PO

録音:2016年5月12、14日ヒルフェルスム(スタジオ録音)
2011年10月22日ロイヤル・コンセルトヘボウ(ライヴ録音)*
使用楽器:ストラディヴァリウス“Mlynarski”(1718)
ストラディヴァリウス“ex Chanot-Chardon”(1718)*
1985年オランダ生まれのヴァイオリニスト、シモーネ・ラムスマによるCHALLENGE CLASSICSレーベル第2弾となるアルバム。ラムスマのヴァイ オリン演奏の特徴は音程の確かさから来る音の輝きと、大きな弓使いからなる伸び伸びとした節回し。第1弾のメンデルスゾーン他のソナタ集(CC-72677) でも美しく濃厚かつ力強い演奏を聴かせてくれました。ショスタコーヴィチとグバイドゥーリナというロシアの大作コンチェルトに挑んだ今作は、彼女の魅 力がさらに引き出された注目盤です。
「夜想曲(緩)」、「スケルツォ(急)」、「パッサカリア(緩)」、「ブルレスケ(急)」の4楽章からなるショスタコーヴィチの1番は、あらゆる表現力と構 成力が問われる難曲。急速楽章の純粋なテクニックや冴えた諧謔味に加え、「夜想曲」での息の長い旋律を美しく歌いこなし、そして聴き続ける能力、「パッ サカリア」での張りつめた緊張感のなか心の底から音を繰り出さんとする強い精神力も求められます。ラムスマは高速で畳み掛けるときも祈りを込めて一 音に集中するときも、崩れることなく美音が決まっていて爽快とすら言える快演を披露しています。
グバイドゥーリナの『今この時の中で』はアンネ=ゾフィー・ムターのために書かれた単一楽章の協奏曲で、2007年にムターが初演しました。ソリス トは始めから終わりまで、約35分間ほとんど休みなく弾き続けなければならず、技術的にも高度です。深刻な響きもありますが、天国的な美しさへの憧 れを感じさせる壮大な世界観を持った作品で、ソリストの持ち味、個性が大いに発揮されます。 (Ki)
Challenge Classics
CC-72747(1CD)
ロビン・デ・ラーフ:チェロ協奏曲
『Entangled Tales』*
交響曲第3番『Illumination...Eclipse』#
マリエン・ヴァン・スターレン(Vc)
ヤニック・ネゼ=セガン(指)ロッテルダムPO
ネーメ・ヤルヴィ(指)ハーグ・レジデンティO*
アントネッロ・マナコルダ(指)アーネムPO(ヘルダーラント響)#

録音:2013年5月16、17日デ・ドゥーレン 大ホール(初演ライヴ)
2008年11月29日ハーグ、アントン・フィリップス・ホール(ライヴ)*
2015年4月23日ナイメーヘン、テ・ヴェレーニギン(初演ライヴ)#
すべて世界初録音
オランダを代表する管弦楽作曲家、ロビン・デ・ラーフ(1968-)による近作3題。いずれも精緻にして大胆なオーケストレーションを武器に、大い に盛り上がる痛快な音楽が展開されます。チェロ協奏曲、交響曲第3番はそれぞれ世界初演のライヴ録音であるのもポイント。ネゼ=セガンを始め指揮 者陣の充実ぶりにも注目です。
チェロ協奏曲は音楽を先へ先へと切り開くように先導していく力強いチェロ独奏が格好良い作品。金管やピアノを含む打楽器が活躍する熱量の高さも魅 力です。
『Entangled Tales(もつれた物語)』はボストン響のために書かれ、後に交響曲第1番の第2楽章になりました。小さな細胞が層を成し繰り返され、 印象派や表現主義の時代を思わせる華麗な楽器法も交えながら多角的に変奏されていきます。
交響曲第3番はアーネム・フィルの創立125周年記念作品として書かれました。『Illumination...Eclipse(イルミネーション...日食)』というタイトルで「光 と闇」をテーマにしていますが、それぞれの「状態」を対置するのではなく、刻一刻と変化する「運動」として描いており、生き生きとしたダイナミズムを持っ た作品です。高音のみの繊細な絡み合いに始まり、次第に重心が低くなり壮大な音響に移行していく流れが印象的です。 (Ki)

LPO
LPO-094(1CD)
NX-A13
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
ラロ:スペイン交響曲*
アウグスティン・ハーデリッヒ(Vn)
ヴァシリー・ペトレンコ(指)
オメール・メイア・ヴェルバー(指)*

録音:2015年4月17日、2016年2月24日*
2016年、グラミー賞を受賞(シアトル交響楽団とのデュティユー作品集)したヴァイオリニスト、アウグスティン・ハーデリッヒを独奏者に 迎えた2曲のヴァイオリン協奏曲集。それぞれ指揮者、録音時期はちがうものの、チャイコフスキーとラロの2曲は1枚のアルバムにお ける最良のカップリングといえるでしょう。 チャイコフスキーで指揮をしているのは、おなじみヴァシリー・ペトレンコ。NAXOSのショスタコーヴィチでの力強く、現代的な解釈は、 このチャイコフスキーでも変わることがありません。かたや、ラロで指揮をしているのはイスラエル出身、1981年生まれのオメール・メイ ア・ヴェルバー。2014年までバレンシアのソフィア王妃芸術宮殿(Palau de les Arts Reina Sofia)の芸術監督を務め、様々な オペラを上演し話題を集めた指揮者です。2014年にグラインドボーンで「エフゲニ・オネーギン」を指揮してデビュー、イギリスの聴衆 にも絶賛されました。

N響90周年記念シリーズ〜日本人ソリスト篇
大好評のN響90周年シリーズ最終回は、N響の華やかに彩った邦人ソリストたち。いずれも見事な演奏を聴かせてくれますが、伝説のみ流布されていた一連の演奏を実際にお楽しみいただけます。

King International
KKC-2119(2CD)
園田高弘&N響
(1)シューマン:ピアノ協奏曲
(2)ブラームス:ピアノ協奏曲第1番
(3)ブラームス:ピアノ協奏曲第2番*
園田高弘(P)
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指)
イルジー・コウト(指)*
NHK響

録音:(1)1964年11月10日東京文化会館
(2)1969年4月17日東京文化会館、
(3)1999年10月23日NHKホール
(全てステレオ・ライヴ)
園田高弘(1928-2004)は、演奏、教育両活動で20世紀日本ピアノ界を代表する巨人。父とレオ・シロタに師事した後、1950年渡欧してベルリン とパリで学び、1954年に初来日したカラヤン指揮のNHK響とも共演しました。広範なレパートリーを誇りましたが、重厚なドイツ音楽に魅力が 発揮されています。このアルバムに収められた3作は、いずれも至難な技巧と構成力を必要とされ園田の音楽性にぴったり。サヴァリッシュの好サポート とあいまって、NHK響からドイツの響きを導き出しています。 (Ki)

King International
KKC-2121(1CD)
安川加寿子&N響
(1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番
(2)ダンディ:フランスの山人の歌による交響曲*
(3)ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲#
安川加寿子(P)
森正(指)、岩城宏之(指)*、
外山雄三(指)#
NHK響

録音:(1)1981年5月28日NHKホール、
(2)1966年4月5日東京文化会館、
(3)1975年10月8日NHKホール
(全てステレオ・ライヴ)
安川加寿子(1922-1996)は幼くしてフランスに渡り、ラザール・レヴィに師事して日本へ純フランス風ピアニズムを伝えた名ピアニスト。東京藝術大 学で多くの弟子を育てましたが、同時に多くのフランス作品を日本に紹介しました。ここではモーツァルトとラヴェルを披露。さらに珍しいのがダンディの「フ ランスの山人の歌による交響曲」。あくまで交響曲で、ピアノはオーケストラの楽器のひとつとしてとらえられますが、非常に技巧的で華麗なピアニズムを 発揮します。 (Ki)

King International
KKC-2122(1CD)
吉田雅夫、千葉馨&N響
(1)モーツァルト:フルート協奏曲第2番
(2)尾高尚忠:フルート協奏曲*
(3)R・シュトラウス:ホルン協奏曲第2番#
(4)R・シュトラウス:ホルン協奏曲第1番##
吉田雅夫(Fl) 、千葉馨(Hrn)
ジャン・マルティノン(指)
外山雄三(指)*、岩城宏之(指)#
ロヴロ・フォン・マタチッチ(指)##
NHK響

録音:(1)1963年4月15日東京文化会館(ステレオ)、
(2)1961年11月30日杉並公会堂(モノラル)
(3)1965年3月26日東京文化会館(ステレオ)
(4)1969年5月27日東京文化会館(ステレオ)
日本の管楽器界を代表する巨匠ふたり、フルートの吉田雅夫(1915-2003)とホルンの千葉馨(1928-2008)。吉田は1942年から1963年まで、千葉は1949年から1983年までNHK響の奏者を務め、オーケストラの個性を創り上げることに貢献しました。両巨匠は独奏者としてNHK響と協奏曲を演じもしました。吉田雅夫の演奏によるモーツァルトの第2番は何とマルティノンの指揮。柔らかい音 色と推進力が魅力。尾高の協奏曲は大オーケストラ版で、他の追随を許さぬ説得力で心を打たれます。千葉馨はリヒャルト・シュトラウスの協奏曲2篇。 第1番はマタチッチの指揮が魅力。シュトラウスならではのボルテージの高さを千葉が見事に再現しています。 (Ki)

King International
KKC-2123(2CD)
堀米ゆず子&N響
(1)シベリウス:ヴァイオリン協奏曲
(2)ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲*
(3)モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第2番**
(4)ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲#
堀米ゆず子(Vn)
ヘルベルト・ケーゲル(指)
ヘルベルト・ブロムシュテット(指)*
外山雄三(指)**、広上淳一(指)#
NHK響

録音:(1)1980年9月20日NHKホール
(2)1981年11月13日NHKホール、
(3)1987年7月14日サントリーホール
(4)2010年1月20日(4)サントリーホール
(全てステレオ・ライヴ)
堀米ゆず子(1957-)は、1980年に行われたエリーザベト王妃国際コンクールのヴァイオリン部門で、日本人として初優勝を飾りました。その直後、 日本でのデビュー・コンサートとなったのがケーゲル指揮NHK響とのシベリウスの協奏曲でした。その貴重な記録が世に出ます。シベリウスの協 奏曲はコンクールの本選でも弾いた作品で、23歳とは思えぬ堂々とした精神、内心からの共感に溢れる熱い演奏は語り草となっています。ケーゲルの伴 奏も聴きものです。さらにドヴォルザーク、モーツァルトから最近のベートーヴェンまで、堀米の成熟の過程がみてとれます。 (Ki)

King International
KKC-2125(2CD)
中村紘子&N響
(1)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
(2)ショパン:ピアノ協奏曲第1番
(3)矢代秋雄:ピアノ協奏曲*
中村紘子(P)
岩城宏之(指)、森正(指)*
NHK響

録音:(1)1963年2月26日日比谷公会堂(モノラル)
(2)1967年7月8日(2)旧NHKホール(ステレオ)
(3)1967年11月29日東京文化会館(ステレオ)
中村紘子(1944-2016)は、日本のクラシック演奏家のなかで最も人気を誇ったひとり。彼女のおかげでピアノ音楽に興味を持った人も多い大スターで した。惜しくも昨年他界されましたが、今回最初期の演奏が蘇りました。中村のトレードマークであるチャイコフスキーの協奏曲は18歳当時のもので、 現在聴くことのできるいちばん古い記録。音楽に向う真摯な態度に圧倒されます。注目は矢代秋雄の協奏曲。1967年の作で、中村紘子により放送初演され、 その3週間後にステージ初演されました。まさにその際の演奏で、今日多くのピアニストに愛奏される名作が、まさに世に出た瞬間にタイムスリップでき ます。 (Ki)

フォンテック
FOCD-2582(1CD)
税込定価
2017年3月8日発売
沈黙の起源〜中川俊郎管弦楽作品集
(1)合奏協奏曲第2番
(2)もの思う葦たち
(3)ピアノ協奏曲*
(4)合奏協奏曲第3番
(5)影法師―シューベルトの同名の歌曲その他による
(1)(2)(4)(5)飯森範親(指)東京都SO
(3)中川俊郎(P)
小鍛冶邦隆(指)東京SO

録音:(1)(2)(4)(5)2009年10月14日サントリーホールライヴ
(3)2016年9月7日東京オペラシティコンサートホールライヴ
(2)-(5)=世界初演
2017年を迎え、更に歩みを進めるシリーズ「現代日本の作曲家」。第52集は時代と常に寄 り添いながら、その先頭を走り続ける音楽家・中川俊郎をとりあげます。 中川俊郎(なかがわ・としお)は1958年東京生まれ。「MusicToday‘82」の一環として 開催された10周年記念国際コンクールにおいて自作自演で第1位を受賞し、ジョン・ケージ に高い評価を受けました。以降作曲家として、演奏家として、作曲・演奏家グループ「アール・ レスピラン」の一員として、楽壇の枠を超えCM音楽の分野などにおいて、多方面に活躍を続 けています。 本作は中川の管弦楽作品を収録。現代作品としては稀有なスケール感で、中川俊郎という音楽家 の一端を体感できる1枚です。 (フォンテック)


Altus
ALTLP-113(2LP)
完全限定生産
税込定価
アルゲリッチ×チェリビダッケ〜伝説のシューマン
[LP1-A]シューマン:ピアノ協奏曲-第1楽章
[LP1-B]シューマン:ピアノ協奏曲-第2・3楽章
[LP2-A]シューマン:交響曲第2番-第1・2楽章
[LP2-B]シューマン:交響曲第2番-第3・4楽章
マルタ・アルゲリッチ(P)
セルジュ・チェリビダッケ(指)
フランス国立放送O

録音:1974年5月29日シャンゼリゼ劇場
1974年2月27日シャンゼリゼ劇場(交響曲)
全てステレオ・ライヴ
国内プレス、日本語帯・解説付
2014年のCD発売時、大変な話題となったアルゲリッチとチェリビダッケによる伝説のシューマンのピアノ協奏曲がLP化!当時33歳のアルゲリッチによる当ライヴは、曲が彼女の十八番ということもあり出だしから魔術全開。両の手から無限に湧き上がる歌、オーケストラとの刹那的な対話、どこまでも生気に満ちたフィナーレなど、ライヴで燃える彼女の良さが最高に発揮されています。自らがまるで音楽そのものになったかのように振る舞うアルゲリッチに対して、影に徹した瞑想的なチェリビダッケという個性の違いも面白く、オーケストラ・パートの透明度には驚きです。第3楽章の変拍子的な難所をはじめ、あのアルゲリッチにピタリと合わせた完璧主義者の面目躍如たる指揮ぶり。また対照的に、カップリングのシューマンの交響曲第2番では時折聞こえるチェリビダッケの叫び声がまことに勇ましく、オケもつられて熱っぽい歌を披露。力強い演奏に魅せられます。 (Ki)

Altus
ALTLP-115(2LP)
完全限定生産
税込定価
フルニエ×チェリビダッケ〜至高のドヴォルザーク
[LP1-A]ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調-第1楽章
[LP1-B]ドヴォルザーク:チェロ協奏曲-第2・3楽章
[LP2-A]シューベルト:『ロザムンデ』序曲
[LP2-B]シューベルト:交響曲第8番『未完成』
ピエール・フルニエ(Vc)
セルジュ・チェリビダッケ(指)
フランス国立放送O

録音:1974年10月2日シャンゼリゼ劇場、]1974年9月17日シャンゼリゼ劇場(交響曲)
全てステレオ・ライヴ
国内プレス、日本語帯・解説付
古今東西最高のチェロ協奏曲、ドヴォルザークの協奏曲。その究極の演奏の一つがこちら。チェリビダッケは開始早々、オーケストラから壮大な響きを引き出します。そして木管のテーマは一転、とても繊細で華麗。管弦楽の醍醐味がたっぷりと詰まった濃厚な演奏でありながら、同時に透き通ったハーモニー感覚が徹底されているのもチェリならではの凄まじさ。対するフルニエのチェロがまた凄い!持ち味である美音はそのままに、荒々しい迫力も兼ね備えた激演。美しいのに強烈、という興奮の音楽が展開されます。チェロの独奏を邪魔することなくサポートするチェリビダッケにも注目です。シューベルトの『ロザムンデ』『未完成』は恐ろしいほど重く、それでいて驚くべき透明度のある演奏。チェリビダッケの創り上げる緻密な美しさ、匠の業に心打たれます。 (Ki)

Altus
ALTLP-117(2LP)
完全限定生産
税込定価
ミケランジェリ×チェリビダッケ〜輝かしい『皇帝』
[LP1-A]ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番『皇帝』-第1楽章
[LP1-B]ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番『皇帝』-第2・3楽章
[LP2-A]ブラームス:悲劇的序曲
 交響曲第3番-第1楽章
[LP2-B]ブラームス:交響曲第3番-第2・3・4楽章
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(P)
セルジュ・チェリビダッケ(指)
フランス国立放送O

録音:1974年10月16日シャンゼリゼ劇場、1974年2月15日シャンゼリゼ劇場(交響曲)
全てステレオ・ライヴ
国内プレス、日本語帯・解説付
これぞ『皇帝』、これぞベートーヴェン!と快哉を叫びたくなる名演。ミケランジェリとチェリビダッケ、大巨匠2人の相性の良さが大いに発揮された驚くべき演奏です。美しさと迫力、そして緊張感が高次元で融合した真実掛け値なしの素晴らしさ。また録音の良さも特筆。限界を超えて磨き抜かれた輝かしい音を発するミケランジェリと、彼の才能に一目置いていたチェリビダッケの繊細なサポートが織りなす芸術がしっかりと堪能できます。またブラームスの悲劇的序曲、交響曲第3番ではフランス的な音色感覚さえまとった音楽が広がっており、まさにチェリビダッケの魔法。こちらも必聴です。 (Ki)


SUPRAPHON
SU-4217(2CD)
ジャン=ピエール・ランパル〜スプラフォン録音全集
(1)インドルジフ・フェルト(1925-2007):フルート協奏曲**
(2)プロコフィエフ:フルート・ソナタ ニ長調 Op.94
(3)フランティシェク・ベンダ(1709-1786):ソナタ ヘ長調〜フルートとハープシコードのための L V:162
(4)フランツ・クサーヴァー・リヒター(1709-1789):室内ソナタ Op.3より第3番 イ長調〜フルートとハープシコードのための*
(5)リヒター:フルート協奏曲 ニ長調*
(6)ベンダ:フルート協奏曲 ホ短調 L U:4
(7)アントニオ・ロゼッティ(1746-1792):フルート協奏曲 ニ長調
(8)カール・シュターミッツ(1745-1801):フルート協奏曲 ト長調 Op.29
ジャン=ピエール・ランパル(Fl)
(1)ヴァーツラフ・イラーチェク(指)チェコPO、
(2)アルフレード・ホレチェク(P)
(3)(4)ヴィクトリエ・シュヴィフリーコヴァー(Cemb)
(5)(6)ミラン・ムンツィリンゲル(指)、
(7)マルティン・トゥルノフスキー(指)、
(8)ヴァーツラフ・ノイマン(指)、
(5)-(8)プラハCO

録音:(1)1958年4月2-4日ルドルフィヌム(2)1955年6月1日、
(3)1955年10月27日、
(4)(5)1955年5月27-28日、
(6)1956年9月26-27日、
(7)1956年4月22-24日、
(8)1955年10月24日
*=初CD化
**=スプラフォン・レーベル初ディスク化
※2016年最新リマスタリング
父からフルートの手ほ どきを受けたランパルは、パリ音楽院にてガストン・クリュネルに師事。1947年に開かれたジュネーヴ国際コンクールでの優勝をきっかけに世界的フルー ト奏者として活動の幅を拡げました。エレガントな音色と目の覚めるようなテクニックは、まさにフルートの神様の異名をとったランパルの唯一無二の 演奏です。 膨大なレパートリーを誇るランパルはこのプラハ録音でもわかる通り実に多彩。プロコフィエフのソナタで聴く名人芸的技巧、各協奏曲で奏でられる色 彩豊かな音色に圧倒的存在感を示します。ブックレットには収録当時の写真も収められております。この貴重な音源をスプラフォンの2016年の最新リマ スタリングでお楽しみいただけます。 (Ki)

SUPRAPHON
SU-4222(2CD)
バッハ:チェンバロ協奏曲集
(1)チェンバロ協奏曲第1番 ニ短調 BWV1052(27’10”)
(2)チェンバロ協奏曲第2番 ホ長調 BWV1053(24’18”)
(3)チェンバロ協奏曲第3番 ニ長調 BWV1054(18’28”)
(4)チェンバロ協奏曲第4番 イ長調 BWV 1055(15’08”)
(5)チェンバロ協奏曲第5番 ヘ短調 BWV 1056(10’50”)
(6)チェンバロ協奏曲第6番 ヘ長調 BWV 1057(18’55”)
(7)チェンバロ協奏曲第7番 ト短調 BWV 1058(15’17”)
ズザナ・ルージチコヴァー(Cemb)
ヴァーツラフ・ノイマン(指)、
プラハ・チェンバー・ソロイスツ、
(6)ミロスラフ・クレメント(リコーダー)、
カレル・クレメント(リコーダー)

録音:(1)(2)1968年9月14&19日、
(3)(4)1966年12月19-23日、
(5)1967年7月1日、
(6)1967年6月27&28日
(7)1967年6月30日/ ルド ルフィヌム
※2016年最新リマスタリング
プラハ・アカデミーで学び、1956年にミュンヘン国際コンクールで優勝したのを機に世界のひのき舞台に躍 り出た世界的チェンバロ奏者ルージチコヴァーは、ヴァーツラフ・ノイマンとともにプラハ・チェンバー・ソロイスツを創設し、1962年より当団の一員 として演奏してきました。ここに収録された音源はその当時の演奏で、音楽性の高さと品格に満ちたバッハを聴くことができます。 バロックからプーランク、マルティヌーなどの解釈でも名高いルージチコヴァーですが、彼女の代名詞といえるのはやはりバッハの演奏解釈と言えましょ う。バッハのチェンバロ協奏曲は、その大半がバッハ自身の旧作(他者の作を含む)を編曲したものですが、チェンバロを “通奏低音” から “独奏楽器” へ引き上げたアイディアは非常に斬新で、音楽史上、ピアノ協奏曲の先駆としての意義をもっています。 シューマンが「最大の傑作のひとつ」と讃えた第1番 ニ短調 BWV1052、美しいラルゴで知られる第5番 ヘ短調 BWV1056、ヴァイオリン協奏 曲第1番 BWV1041の編曲である第7番 ト短調 BWV1058、ヴァイオリン協奏曲第2番 BWV1042の編曲である第3番 ニ長調 BWV1054など、 旋律の美しさとチェンバロならではの華やかさを呈した傑作ばかりです! (Ki)

Hyperion
CDA-68145(1CD)
メトネル&ラフマニノフのコンチェルト
メトネル:ピアノ協奏曲第2番ハ短調
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番*
マルク=アンドレ・アムラン(P)、
ウラディミール・ユロフスキ(指)LPO

録音:2016年3月7日&10日*、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)
現代最高のスーパー・ヴィルトゥオーゾ・ピアニスト、マルク=アンドレ・アムランの久しぶりとなるコンチェルト・レコーディング!メトネルとラフマニノフのピアノ協奏曲集が登場!アムランが弾いたメトネルと言えば、4枚組に及ぶ「ピアノ・ソナタ全集(CDA67221/4)」の名盤で知られているが、なんとこの「ピアノ協奏曲第2番」は、2004年にアムランが日本初演(オッコ・カム指揮、東京フィル)を行っていたレア・レパートリー。(ちなみに、メトネル日本初演の数日前には、ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番も弾いています。)名曲中の名曲ラフマニノフと秘曲メトネルの刺激的な組み合わせで贈る、アムランのロシアン・コンチェルトにご期待ください!

ATMA
ACD2-2743(1CD)
モーツァルト:ホルン協奏曲&ファゴット協奏曲
ホルン第1番ニ長調K.412(386b)*、
ホルン第2番変ホ長調K.417*、
ホルン第3番変ホ長調K.447*、
ホルン第4番変ホ長調K.495*、
ホルンのためのロンド変ホ長調K.371(レヴィン版)、
ファゴット協奏曲変ロ長調K.191**
(カデンツァ:*ルイ=フィリップ・マルソレ/**マチュー・ルシエ)
レ・ヴィオロン・ドゥ・ロワ
ルイ=フィリップ・マルソレ(Hrn)
マチュー・ルシエ(Fg)

録音:2016年7月、ケベック
モーツァルトが友人のホルン奏者ロイトゲープのために作曲した4曲のホルン協奏曲をカナダの若手ホルン奏者ルイ=フィリップ・マルソレが演奏したアルバム。伸びやかなホルンで堂々と吹き、音の滑らかさ、安定感が見事で心地よく聴くことができます。カップリングは、ソロ・パートは大部分が完成していたもののオーケストラ部分が未完の作品「ホルンのためのロンドK.371」。ピアニストでもあり、音楽学者、モーツァルト関連文献の著者、編曲者としても知られるロバート・レヴィンによる補筆完成版で演奏されています。そして、レ・ヴィオロン・ドゥ・ロワの指揮者でもありファゴット奏者でもあるマチュー・ルシエのソロでファゴット協奏曲も収録。この曲はモーツァルトが管楽器のために最初に書いた協奏曲。躍動感あふれる楽曲を柔らかく瑞々しい音で奏しています。 (Ki)

BIS
BISSA-2188(1SACD)
『エミール・ユーナソン、クラリネット』
(1)クリスチャン・リンドベルイ(1958-):グローンステット氏のとっぴな夢(2011-13)(クラリネット協奏曲)
(2)オスバルド・ゴリホフ(1960-):盲目のイサクの夢と祈り(1994)(クレズマー・クラリネットと弦楽四重奏のための)
エミール・ユーナソン(Cl)
(1)クリスチャン・リンドベルイ(指)
 ノルショーピングSO
(2)ヴァムリングブーQ【アンジェイ・パワー(第1ヴァイオリン)、エーリク・アルヴィンデル(第2ヴァイオリン)、リーカ・レポ(ヴィオラ)、エーリク・ヴァールグレーン(チェロ)】

録音:(1)2016年1月ルイ・ド・イェール・コンサートホール
(2)2015年7月ムシカリスカ、ストックホルム、ゴリホフ
スウェーデンのクラリネット奏者、エミール・ユーナソンのBISレーベル最初の単独アルバム。クリスチャン・リンドベルイの《グローンステット氏のとっぴな夢》は、スウェーデンの財政家で産業家のアンデシュ・ヴァールが主宰する基金がユーナソンに奨学金を授与した際の委嘱により作曲されました。独特の「ユーモア」で知られるリンドベルイは、ボウタイとチェック柄ブレザー姿をした、「ごくありふれた男性」の見た「とっぴな夢」という設定をイメージし、〈サトゥルヌス(土星)の鏡〉〈グローンステット氏、春の舞踏会の装いをする〉〈リサと魔法のケープ〉〈グローンステット、ごみの山で宝を探す〉〈カデンツァ:幸せいっぱいの夢の世界〉〈ヴィーナス(金星)の夢〉の6つの楽章の「クラリネット協奏曲」に書き上げました。2013年、ユーナソンが、カブリッロ現代音楽祭に出演してアメリカ・デビューした後、ヨーテボリ交響楽団の共演で初演した作品です。
オスバルド・ゴリホフはアルゼンチンの作曲家。ラプラタの東欧系ユダヤの家庭に生まれ、クラシックの室内楽、ユダヤ教の音楽とクレズマー、アストル・ピアソラのニュータンゴに囲まれて育ったといいます。イスラエルの音楽学校に留学後、ペンシルヴェニア大学でジョージ・クラム、タングルウッドでオリヴァー・ナッセンの下で学びました。弦楽四重奏、そして、記譜法の異なるクレズマー・クラリネットのための《盲目のイサクの夢と祈り》は、12世紀から13世紀、プロヴァンスのカバラ研究者ラビの名がタイトルにとられました。〈前奏曲〉〈パート1〉〈パート2〉〈パート3:K’vakarat〉〈後奏曲〉。最初に作曲された〈パート3〉の“K’vakarat”は、クロノス・カルテットとミーシャ・アレクサンドロヴィチのために書いた「カントル」の音楽を「クラリネット」のバージョンに改めた作品です。ユーナソンと共演するヴァムリングブー四重奏団は、ストックホルムの王立音楽大学に学んだプレーヤーのアンサンブルです。在学中、ストックホルムの沖合、ゴットランド島のヴァムリングブー教会で行われたフェスティヴァルをきっかけに結成、スウェーデンの音楽シーンで活動を続けています。 (Ki)

RCO Live
RCO-17001(2SACD)
ブラームスのコンチェルト集

(1)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
(2)シューマン:ピアノ四重奏曲変ホ長調 Op.47
(3)ブラームス:ピアノ協奏曲第1番
フランク・ペーター・ツィンマーマン((1)ヴァイオリン)
エマニュエル・アックス((2)ピアノ)
ヴェスコ・エシュケナージ((2)ヴァイオリン)
ヘ ンク・ルビンフ((2) ヴィオラ )
グレゴール・ホルシュ((2)チェロ)
ベルナルト・ハイティンク((1)指)
ロイヤル・コンセルトヘボウO


録音:(1)2010年3月17-19、21日アムステルダム・コンセルトヘボウ(ライヴ)
(2)2016年6月20日アムステルダム、ヴァールゼ教会(セッション)
(3)2010年12月15、17、19日アムステルダム・コンセルトヘボウ(ライヴ)
1956年に初めてロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団を指揮、その後長きに渡って同楽団と深い関係が続くベルナルト・ハイティンク。1961年から 1988年にかけて首席指揮者として活躍し、1999年には名誉指揮者の称号を得ています。このアルバムには彼の指揮で2010年に行われたブラームス の協奏曲ライヴを収録。エマニュエル・アックスとのピアノ協奏曲第1番に、フランク・ペーター・ツィンマーマンとのヴァイオリン協奏曲という聴きごた えある2曲がお聴き頂けます。カップリングのシューマンのピアノ四重奏曲(2016年セッション録音)は、エマニュエル・アックスとロイヤル・コンセル トヘボウ管弦楽団の首席奏者たちによる演奏。こちらも世界最高峰の名手たちの共演です。それぞれ別日の演奏ではありますが、クララやヨアヒムを含め たシューマンとブラームスの関係性を匂わせる統一感のあるプログラムとなっています。 (Ki)

Challenge Classics
CC-72752(1SACD)
モーツァルト:ピアノ協奏曲集
ピアノ協奏曲第11番ヘ長調 K.413/387a
ピアノ協奏曲第13番ハ長調K.415/387b*
ピアノ協奏曲第12番イ長調K.414/385p*
(すべて作曲家編曲による室内楽版)
マリー・クイケン(フォルテピアノ)
ヴェロニカ・クイケン(フォルテピアノ)*
【ラ・プティット・バンド】シギスヴァルト・クイケン(第1Vn)、サラ・クイケン(第2Vn)、マーレーン・ティアース(Va)、エリーズ・クリスティアンス(Cb)

使用ピアノ:クロード・ケルコム1978年製作による、アンドレアス・シュタイン製フォルテピアノ(ca.1785)のレプリカ

録音:2016年5月15-17日
1782年に書かれ、モーツァルト自身がソロを弾いたとされる3曲のピアノ協奏曲。管弦楽伴奏による通常版の他、作曲家本人が編曲した弦楽四重奏 伴奏による室内楽版が残されています。クイケンはこの弦楽四重奏伴奏版を用い、かつチェロ・パートをコントラバスに変更して演奏。もともと室内楽の ために書かれたピアノ三重奏、ピアノ四重奏のような作品ではチェロは独立した楽句も多く奏でますが、この作品でチェロ・パートとして書かれた音符は、 オーケストラ書法からの置き換えゆえに本質的にバス声部であり、ピアノの左手とユニゾンで重なることも多いため、コントラバスで演奏した方が良い効果 を生むという考えによっています。 フォルテピアノを奏でるマリー・クイケンとヴェロニカ・クイケン、及び第2ヴァイオリンを務めるサラ・クイケンはシギスヴァルトの娘で、マリーはソプ ラノ歌手としても活躍しています。またヴィオラのマーレーン・ティアースはシギスヴァルトの奥さん。古楽器ピアノの繊細で愛らしい響きもさることながら、 クイケン・ファミリーの自然で美しいアンサンブルがおおいに魅力的。少しメンバーは違いますがクイケン四重奏団のモーツァルト演奏が好きな方にも勿論 お勧めできる1 枚です。 (Ki)

GENUIN
GEN-17457(1CD)
「内なる光」〜フルートを含む室内楽作品集
(1)ヴィヴァルディ:フルート協奏曲 ニ長調『ごしきひわ』Op.10-3
(2)マラン・マレ:スペインのフォリア
(3)ヘンデル:私の霊魂は見ることで聴く HWV 207 より「アンダンテ」
(4)ヴィヴァルディ:フルート協奏曲 ト短調『夜』Op.10-2
(5)バッハ:音楽の捧げものBWV1079 より「トリオ・ソナタ ハ短調」
(6)C.P.E.バッハ:フルートとハープシコードのためのソナタBWV1020
(7)ヘンデル:快い静けさ HWV205 より「ラルゲット」
バーバラ・コルトマン(Fl)
ザビーネ・エルトマン(ハープシコード)
(1)(3)(4)(7)ケルスティン・リンダー=デウォン(Vn)、
(1)(4)ジュリア・プリッジ(Vn)、
(1)(4)ニコラウス・シュリーフ(Va)
(1)(3)(4)(7)ジュリア・カーソウ(Vc)
(1)(4)ベンジャミン・ヴァント(Cb)、
(5)ヘレン・ヴァイス(Vn)、
(5)(6)インカ・デューリング(Vc)

録音:2016年3月
1985 年ミュンヘン生まれのフルート奏者バーバラ・コルトマン。アンドレア・リーバークネヒト、フェ リックス・レングリ、ミヒャエル・マルティン・コフラーなどに師事。ブカレスト国際青年音楽コンクー ル、エオルス国際管楽器コンクールで優勝するなど、数々の受賞歴を誇る注目のフルート奏者で す。今作ではフルートを含んだ室内楽作品集で、J.S.バッハやヴィヴァルディなどの名曲から、ヘン デルの歌曲をコルトマン自身が編曲したものなど収録。

ODRADEK RECORDS
ODRCD-339(1CD)
「エレジー」
シェーンベルク:ピアノ協奏曲Op.42
 映画の一場面への伴奏音楽Op. 34
クシェネク:交響的悲歌Op.105
バルトーク:ピアノ協奏曲第3 番
ピナ・ナポリターノ(P)
アトヴァルス・ラクスティーガラ(指)
リエパーヤSO

録音:2016年6月リエパーヤ,ラトヴィア
デビュー・アルバムで「シェーンベルク:ピアノ作品全集」(ODRCD300)をリリースし た、イタリア出身のピアニスト、ピナ・ナポリターノの最新作は、得意のシェーンベルクを 含む20 世紀の作品集。十二音技法によって作曲されたシェーンベルク晩年の名作「ピ アノ協奏曲」、バルトークの「ピアノ協奏曲第 3 番」を録音。カップリングのシェーンベル クの管弦楽作品「映画の一場面への伴奏音楽」は、特定の映画を想定せず架空の映 画音楽として、「迫り来る危険」「不安」「破局」の3 つのテーマで作曲されたもの。

CPO
CPO-555100(1CD)
NX-B10
ボリス・パパンドプロ(1906-1991):ピアノ協奏曲 第3番
ヴァイオリン協奏曲 Op.125
オリヴァー・トリエンドル(P)
ダン・ズー(Vn)
リエカ歌劇場SO
ヴィッレ・マトヴェイエフ(指)
クロアチアの作曲家、パパンドプロ。cpoから既に発売されているピアノ協奏曲第2番(777829)の平易で明るい曲調でもわかる 通り、彼の作品は「クロアチアの民族音楽をベースに、ジャズ風の味付けをした音楽」といった雰囲気を持っています。しかし、このア ルバムに収録された「ピアノ協奏曲第3番」はかなり激しい曲調を持ち、第1楽章ではピアノとオーケストラの掛け合いが凄まじい、 いかにも新古典派風の作品です。とは言え、不安を煽る第2楽章を経て、打楽器が大活躍する第3楽章はジャズ風とパパンドプ ロらしさも備わっています。この曲は一時失われていましたが、およそ10年前にクロアチアのピアニストによって復刻されました。また 第二次世界大戦中に作曲されたヴァイオリン協奏曲は、後期ロマン派の様式を用いて書かれた豊かな響きを持った曲です。名手 2人をソリストに迎え、パパンドプロの母国、リエカ歌劇場交響楽団の演奏で。

Goodies
33CDR-3660(1CDR)
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
(カデンツァ:アドルフ・ブッシュ)
アドルフ・ブッシュ(Vn)
フリッツ・ブッシュ(指)NYO

独 BRUEDER-BUSCH 12PAL 1902/03(モノ)
(1942年2月9日ニューヨーク録音)
アドルフ・ブッシュ(1891-1952)はドイツの名ヴァイオリニスト。1912年、20歳 の時ウィーンのコンツェルト・フェライン(ウィーン交響楽団)のソロ・ヴァイ オリンに抜擢された。1918年ベルリン高等音楽院のヴァイオリン科教授に任命 され、弦楽四重奏団も組織した。1936年にアメリカに移住、活動の拠点をこの 地に置いた。指揮者のフリッツ・ブッシュ(1890-1951)はアドルフの実兄。北欧 やイギリスで活躍した。この録音は第2次世界大戦中にニューヨークで行われた 兄の指揮、弟のヴァイオリンとニューヨーク・フィルが共演した貴重なもの。 他に二人の共演盤は存在しない。アドルフ・ブッシュのヴァイオリンはこのシ リーズで多数出ている。 (グッディーズ)

Cala
CACD-77026(1CD)
オデッセイ〜ジェフリー・ハンソン:作品集
5つの夜想曲(テノールと室内O)
クラリネット協奏曲(クラリネットと弦楽)
オルフェウス(合唱とピアノ)
ユビラーテ・デオ(詩篇第100篇)(合唱とオルガン)
オデッセイ(チェロ協奏曲)(チェロと弦楽)
ナウ・ウェルカム・ゾマー(無伴奏合唱)
ジェフリー・ハンソン(指)
ロンドン・リピエーノ・ソサエティ、
ジェフリー・サイモン(指)
ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズ、
パブロ・ストロング(T)、
ソム・ハウィー(Cl)、
セバスチャアン・コンベルティ(Vc)、
ヘレナ・トムソン(S)、
サンドラ・スミス(P)、
ジョナサン・ドッズ(Org)

録音:2016年10月23日−25日、オール・セインツ教会(ロンドン)
イギリスの合唱団、ロンドン・リピエーノ・ソサエティの音楽監督を務める作曲家、指揮者、オルガニスト、ジェフリー・ハンソンが書いたオーケストラと合唱のための作品集。アルバム・タイトルともなっている2012年の新作、チェロ協奏曲 「オデッセイ」のソロを務めるのは、ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズの首席チェリストであり、チェロ・クラシックス・レーベルの創設者でもあるセバスチャン・コンベルティ。

Challenge Classics
CC-72736(1CD)
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調 Op.19
ヴァイオリン協奏曲第2番ト短調 Op.63
ルドルフ・ケールマン(Vn)
ダグラス・ボイド(指)

ヴィンタートゥール・ムジークコレギウム
録音:2016年4月6〜9日/スイス、ヴィンタートゥール(ライヴ)
1959年オランダ生まれのヴァイオリニスト、ルドルフ・ケールマンは1978年から81年にかけてハイフェッツに教えを受けており、ハイフェッツ最後 の弟子のひとりとも言われています。1996年から99年までロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のコンサートマスターを務めた名手であり、その後も国 際的な活躍を続け、現在はチューリッヒ芸術大学で後進の指導にもあたっています。Challenge Classicsレーベルからはパガニーニのヴァイオリン協奏曲 (CC-72343)を既にリリースしており、今回のプロコフィエフが2枚目となります。第1番はニ長調というベートーヴェン、ブラームスから連なるヴァイオリン協奏曲ならではの明るく輝かしい調性を持ちつつも、夢のように幻想的な和 声が展開される個性的な作品。第2楽章スケルツォでの技巧的な独奏の小気味よさもさることながら、両端楽章の美しい抒情性と浮遊感は絶品でたまら ないものがあります。ケールマンのソロは作品の繊細かつ色彩的な表情をとらえた素晴らしいもの。 第2番は冒頭の独白のメロディからじっくりと祈るような真摯な演奏です。ケールマンの師ハイフェッツにも名盤があるので聴き比べるのも面 白いでしょう。 (Ki)

Alba
ABCD-402(1CD)
『フォーク・シーズンズ』
ヴィヴァルディ:『四季』(《和声と創意の試み》 Op.8 から)
ヴァイオリン協奏曲 ホ長調 RV269(Op.8 no.1)《春》
ヴァイオリン協奏曲 ト短調 315(Op.8 no.2)《夏》
ヴァイオリン協奏曲 ヘ長調 RV293(Op.8 no.3)《秋》
ヴァイオリン協奏曲 ヘ短調 RV297(Op.8 no.4)《冬》
ヴァイオリン協奏曲 ハ長調 RV114
合奏協奏曲 イ短調 RV.522(Op.3 no.8)(2つのヴァイオリン,弦楽と通奏低音のための)*
2つのヴァイオリン,弦楽と通奏低音のための協奏曲 ニ長調 RV511 *
クレータ=マリア・ケンタラ(バロックVn)
シーリ・ヴィルッカラ(バロックVn)*
バロッコ・ボレアーレ

録音:2016年6月4日?7日 カウスティネン教会(カウスティネン、フィンランド)
カウスティネンは、ヘルシンキの北、中央オストロボスニアにある町。人口は約4,300。毎年開催されるスカンディナヴィア最大の民俗音楽祭により国 際的にも知られています。バロッコ・ボレアーレは、バロック音楽をこの地域に定着させようと、2013年に創設されたピリオド楽器のアンサンブルです。 リーダーのクレータ=マリア・ケンタラは、カウスティネン生まれ。バロック・ヴァイオリンをラインハルト・ゲーベルとモニカ・ハジェットに学びました。 1691年製のジョヴァンニ・バッティスタ・ロゲーリを弾いています。『フォーク・シーズンズ』は、バロッコ・ボレアーレのアルバム第1作。『四季(フォー・ シーズンズ)』をメインにヴィヴァルディの協奏曲を6曲、演奏しています。アルバムの楽器編成は、ヴァイオリン6、ヴィオラ2、チェロ1、ヴィオローネ 1の弦楽器群と、チェンバロ、ハープ、プサルタリー、カンテレ、テオルボ、バロックギター、ビウエラの通奏低音。「『夏』から感じるものといえば、まず、 うるさい蚊のこと。フィンランド人は、冬をどう楽しむかということを誰よりもよく知っている。外に出れば氷の上で遊び、家の中では暖炉のそばで心地よ い時間を過ごす」(通奏低音担当アンドルー・ローレンス=キング)。フォーク・フィドルの長い伝統をもつカウスティネンの音楽家たち。『四季』では通奏 低音の3人が「鳥笛(バードホイッスル)」も担当、「音楽の創意」全開の音楽を展開していきます。2つのヴァイオリンのための作品は、ケンタラに教わっ たシーリ・ヴィルッカラが第2ヴァイオリンを担当します。2016年4月、カウスティネンの教会でセッション録音されました。 (Ki)


Treasures
TRE-142-143(2CDR)
ジャンヌ=マリー・ダルレ/サン・サーンス:ピアノ協奏曲全集&七重奏曲
TRE-142とTRE-143をセット化したもの
ジャンヌ=マリー・ダルレ(P)
ルイ・フレスティエ(指)
フランス国立放送局O
ロジェ・デルモット(Tp)*
ガストン・ロジェ(Cb)*
パスカルQ団員*

録音:1955-1957年
※音源:仏PATHE DTX-252、DTX-176、英HMV ALP-1593
◎収録時間:68:14+74:45

Treasures
TRE-143(1CDR)
ジャンヌ=マリー・ダルレ/サン・サーンス:ピアノ協奏曲集2
ピアノ協奏曲第1番
ピアノ協奏曲第3番
ピアノ協奏曲第4番##
ジャンヌ=マリー・ダルレ(P)
ルイ・フレスティエ(指)
フランス国立放送局O

録音:1956年5月、1955年4月##(全てモノラル)
※音源:英HMV ALP-1593、仏PATHE DTX-176##
◎収録時間:74:45
■音源について
「第1番」と「第3番」はイギリス盤を使用。LPでは、現在最も演奏頻度の低いこの2曲をカップリングして発売していたのです!この2曲を1枚に収めたCDを見たことがなく、それどころか、ここ数年はサン・サーンスのピアノ協奏曲のCD自体が激減しているのは、危機的状況です!

「第1番」は、サン・サーンス23歳時の作品ながら、サン・サーンス独自の屈託のない音楽性と発想力、巧みな構成を表面化させない天才的な筆致力はこの頃既に完全に備わっていたことを痛感させる演奏にはなかなか出会いません。その理由はただ一つ。作品に入れ込んでいないためです。ダルレが両端楽章で見せる無邪気な弾け方!ベートーヴェンやブラームスばかり勉強していてはこうはいかず、人生の粋を体現していなければ、第2楽章も陳腐なムード音楽に成り下がってしまうでしょう。
更に難物が「第3番」。第1楽章冒頭で、ピアノはアルペジョを繰り返すだけで、主題を提示するのはオケなので、指揮者のビジョンまで問われます。ダルレとフレスティエが完全に同じ方向を向き、展開部で熾烈な緊張の渦に本気で身を投じていることを知った瞬間から、これを「地味な曲」などと言えなくなるはず。全集録音のための急場しのぎの演奏では得られない手応えを感じていただけることでしょう。
「第4番」の素晴らしさも今さら申すまでもありませんが、終楽章での「このスタイル以外は有り得ない!」という強烈な主張を持った打鍵の連続技に接すると、単に腕が達者なだけでは太刀打ちできないことを思い知るばかりです。【湧々堂】

ACCENT
ACC-24320(1CD)
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61(オリジナル版)
フランツ・アレクサンダー・ペッシンガー(1767-1827):ヴァイオリン協奏曲ト長調Op.9
アントン・シュテック(Vn)*
アルパ・フェスタンテ *
マシュー・ホールズ(指)
*ピリオド楽器使用

録音:2016年5月、ミュールハイム、マルティン教会
ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲は、現在ではメンデルスゾーン、チャイコフスキー、ブラームスのヴァイオリン協奏曲と並ぶ人気の作品ですが、 1806年の初演当時は聴衆からの反応はかなり冷やかなものであったと言われています。この曲が受け入れられるようになるのは、初演から40年たった 1844年のメンデルスゾーン指揮ヨーゼフ・ヨアヒム独奏によるロンドン初演でありました。この時ベートーヴェンは、初演時の評価が影響してか、ヴァイ オリン・ソロ・パートを改訂しており、これが現在耳にする版となっています。ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲の自筆稿は、作曲の時期やフランツ・ クレメントのソロ・パート部分の関わりなど、これまで様々な推測がされてきましたが、作曲に使用したインクなどの研究で作曲過程が明らかになってきて います。そして、この度古楽器の名手アントン・シュテックが、初稿版を録音することになりました。 さらにシュテックはこのアルバムで、ベートーヴェンの友人で、ウィーンのヴァイオリニスト兼編曲家のフランツ・アレクサンダー・ペッシンガーのヴァイオ リン協奏曲も世界初録音しています。ペッシンガーの作品は、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲の1年前に書かれたもの。また、ペッシンガーはベートー ヴェンの協奏曲のソロ・パートの改訂にも関わったと言われています。 (Ki)


Treasures
TRE-156(1CDR)
オドノポゾフ〜ブラームス、サン・サーンス他
サン・サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ
 ハバネラOp.83
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲*
リカルド・オドノポゾフ(Vn)
ジャンフランコ・リヴォリ(指)ジュネーヴRSO
カール・バンベルガー(指)フランクフルト歌劇場O*

録音:1955年頃、1954年頃*(全てステレオ)
※音源:日Concert Hall SM-2250、仏Prestige de la Musique SR-9653*
◎収録時間:65:49
“甘美な音色と厳しい造形力を駆使した「語り」の妙味!!”
■音源について
コンサート・ホールのステレオ・バージョンは、特に協奏曲においてソロとオケが溶け合わないことが多いですが、これらは合格。特にブラームスは全体のブレンド感に違和感が無く、同レーベルの協奏曲録音の最高峰と言えます。このステレオ盤は、日本の名曲全集の中の一枚と、アメリカ盤、この70年代のフランス盤しか発見できませんでした。ここでは、オドノポゾフの音色美を最大限に引き出している70年代のフランス盤を採用しました。ジャケ写は独盤。

★リカルド・オドノポソフ(1914-2004)は、アルゼンチン出身。13歳でベルリン音楽大学ヘ入学し、後にカール・フレッシュのもとでで研鑽を積みました。1932年にはウィーン国際音楽コンクールで優勝。同時期に、ウィーンフィルのコンサートマスターに迎えられました。戦時中はアメリカを拠点に活動しましたが、戦後再びウィーンへ戻り、ウィーンアカデミーの教授に就任し、後進の指導にあたりました。
まず、最初の3つの小品でで、オドノポゾフの魅惑的な美音をたっぷりご堪能ください。音の端々まで愛情を注入し、人柄を映したような温かな歌が、音楽のフォルムを逸脱することなく切々と表出され、技巧が表面化することもないので、聴き手の心への浸透力が破格です。特に、ツィゴイネルワイゼン!後半の急速なアレグロに転じる前の「泣き」の凄さ。しかもオドノポゾフが鼻をすするような音まで聞こえ、それほど感極まったのかもしれません。それでも音楽を崩さずに気品を貫く心意気が、また泣かせるではありませんか!
そしてブラームスの究極芸!第1楽章の入り方は、今まで聴いた演奏の殆どは野放図な切込みで誤魔化していたのでは?と思えるほど、音楽を「語る」ことしか念頭にありません。トリルがこれほど心のときめきと直結しているのも珍しいでしょう。第1主題(4:16〜)はオドノポゾフの美音の真骨頂。決して感覚的な美しさにとどまらない慈愛一筋に流れるフレーズに涙を禁じえません。ブラームスにシゲティのような厳しさを求める向きでも、楽章ラストのカデンツァを聴けば、音の意味を一滴も漏らすまいとする集中力と息の長い呼吸に支えられて、芸術的昇華の極地を見せていることを認めざるをえないでしょう。オケが再び加わってから主題が少しづつ上昇するシーンに至っては、オケとの溶け合い方も含めて、これ以上に美しいのものを知りません。ブラームスらしい滋味を象徴する第2楽章でさえ、その真の美しさを湛えた語り口によって、決して音楽が低迷することがありません。終楽章も、切れ味とパワーで押し切る演奏では味わえない、入魂の語り芸!強烈な弓圧で圧倒する瞬間などどこにも存在しません。
このディスクによって、オドノポゾフの芸術性はもちろんのこと、このブラームスの協奏曲の魅力も再発見していただけるものと確信しています。【湧々堂】

Acte Prealable
AP-0373(1CD)
ヴィオラ・ダモーレ、ギター、ヴィオラの為の協奏曲集
ヴィヴァルディ:ヴィオラ・ダモーレ,ギター,弦楽と通奏低音の為の協奏曲ニ短調
RV540(*/+)
クリストフ・グラウプナー(1863-1760):ヴィオラ・ダモーレ,ヴィオラ,弦楽と通奏低音の為の協奏曲ニ長調
GWV317(*/#)
ヴィヴァルディ:ギター,弦楽と通奏低音の為の協奏曲ニ長調 RV93+
クリストフ・グラウプナー:ヴィオラ・ダモーレとヴィオラ,弦楽と通奏低音の為の協奏曲イ長調
GWV339(*/#)
ヴィヴァルディ:ヴィオラ・ダモーレ,弦楽と通奏低音の為の協奏曲ニ長調 RV392*
ドナルド・モーリス(ヴィオラ・ダモーレ*)
ジェーン・カリー(G)+
マルチン・ムラフスキ(Va)#
アルス・ロンガ・オーケストラ
エウゲニュシュ・ドンブロフスキ(指)

録音:2016年6月11日、9月20日、I・J・パデレフスキ音楽アカデミー、ポズナン、ポーランド
ドナルド・モーリスはニュージーランドのヴィオラ奏者。ジェーン・カリーは英国生まれで2016現在ニュージーランド在住のギター奏者。
Acte Prealable
AP-0377(1CD)
メンデルスゾーン:ヴァイオリン、ピアノと弦楽の為の協奏曲ニ短調 MWV.O 4*
ショーソン:ヴァイオリン,ピアノと弦楽四重奏の為の協奏曲+
ロベルト・クフャトコフスキ(Vn)
ドミニカ・グラピャク(P)
プログレス室内O*
シモン・モルス(指)*
メッセージズ・クアルテット(弦楽四重奏+)
ポーランドの演奏家による当レーベルにしては珍しい一般的クラシカル・レパートリー。詳細は次回新譜ご案内時に記載いたします。

Etcetra
KTC-4000(1CD)
ヴィヴァルディ:ピエタ院のための協奏曲集
協奏曲ニ短調 RV.535(2つのオーボエ,弦楽と通奏低音)
協奏曲ト短調 「夜」 RV.439(トラヴェルソ,オーボエ,ヴァイオリン,ファゴットと通奏低音 Op.10-2)
協奏曲ニ長調 「ごしきひわ」 RV.428(トラヴェルソ,オーボエ,ヴァイオリン,ファゴットと通奏低音 Op.10-3)
協奏曲ヘ長調 RV.433 「海の嵐」(リコーダー,弦楽と通奏低音 Op.10-1)
協奏曲ハ短調 RV.441(リコーダー,弦楽と通奏低音)
協奏曲イ短調 RV.445(フラウティーノ,弦楽と通奏低音)
イル・ガルデリーノ
オーボエ奏者マルセル・ポンセールの呼びかけで、アムステルダム・バロック・オーケストラ、ラ・プティット・バンド、シャペル・ロワイヤル&コレギウム・ヴォカーレ、BCJといった一流団体に参加する奏者たちによって結成されたピリオド・アンサンブル、イル・ガルデリーノ。
嬉しい復刻となったテレマンの協奏曲集(KTC-4004)に続き、ヴィヴァルディの協奏曲集(仏choc du Monde de la Musiqueを受賞した名盤)もEt'ceteraから復活。ソリストは、マルセル・ポンセール(ob)、ヤン・デ・ヴィネ(fl)、ルート・ファン・キレヘム(rec)などが参加。

LAWO Classics
LWC-1112(1CD)
アイヴィン・アルネス:ピアノ協奏曲ニ長調 Op.27
交響曲第1番ハ短調 Op.7
ホーヴァル・ギムセ(P)、
アイヴィン・オードラン(指)
オスロPO

録音:2013年4月4日−5日(協奏曲)、8月5日−9日(交響曲)、オスロ・コンサートホール
リスチャニア(現オスロ)の音楽大学でピアノとオルガン、イーヴェル・ホルテルの下で音楽理論と作曲法を学び、ライプツィヒではカール・ライネッケに師事したノルウェーのアイヴィン・アルネス(1872−1932)は、ロマンス(歌曲)の作曲家として知られ、グリーグ後のノルウェー・ロマンティシズム時代を美しく彩りました。 アルネスが書いた2曲の交響曲の第1番は、ドイツから帰ってまもない1897年から翌年にかけて作曲された作品。情熱みなぎる〈アレグロ・パテーティコ〉(感傷的なアレグロ)、「おそらくノルウェーの作曲家の書いたもっとも美しい緩徐楽章」(アウドゥン・ヨーナセン)とも言われる〈アダージョ〉、スケルツォの性格の〈アレグロ〉、「困難を経て星へ(per aspera ad astra)」を作曲者が意識したとされる〈ノン・トロッポ・アレグロ〉から構成されます。 アルネスの唯一のピアノ協奏曲も古典的な形式と後期ロマンティシズムの和声様式で書かれており、〈アレグロ・モデラート〉〈レント〉〈アレグロ・アッサイ(テンポ・ディ・ヴァルセ)〉の3つの楽章に美しい楽想を惜しみなく散りばめた作品です。 テリエ・ミケルセン指揮のラトビア国立SO(Sterling CDS1084-2)(交響曲)とピアーズ・レーンとアンドルー・リットン指揮ベルゲン・フィル(Hyperion CDA67555)(ピアノ協奏曲)に次ぐ録音は、ケルンWDRSOを指揮してグリーグの管弦楽作品全集を録音したアイヴィン・オードランとオスロ・フィル、シベリウスのピアノ作品全集をはじめ優れた録音の多いホーヴァル・ギムセの演奏です。

Signum Classics
SIGCD-477(1CD)
2376★★
ニールセン:フルート協奏曲 FS.119
クラリネット協奏曲 Op.57, FS.129
アラジン組曲 Op.34, FS.89
サミュエル・コールズ(Fl)、
マーク・ファン・デ・ヴィール(Cl)、
パーヴォ・ヤルヴィ(指)
フィルハーモニアO

録音:2015年11月19日(FS.119)&2016年5月19日(FS.129)、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ライヴ録音)/2016年5月20日(FS.89)、ヘンリー・ウッド・ホール
シグナム・クラシックス(Signum Classics)の「フィルハーモニアOシリーズ」に、目下絶好調のパーヴォ・ヤルヴィが、ニールセンの「協奏曲」&「アラジン組曲」を携えて初登場! フランクフルト放送響の全集録音はもちろんのこと、フィルハーモニアOと進行中のコンサート・シリーズ「ニールセン・サイクル」が大きな話題を呼び、高い評価を得ているパーヴォ・ヤルヴィ。 パーヴォ・ヤルヴィのイギリスでの快進撃の証し、フィルハーモニアOの首席奏者たちをソリストに迎えた「協奏曲」と「アラジン組曲」にご期待下さい!

ANALEKTA
AN-29815(1CD)
コンチェルティ・ヴィルトゥオージ
ヴィヴァルディ:2本のオーボエと弦楽のための協奏曲イ短調
レオ:チェロ協奏曲ニ短調
バッハ:オーボエ・ダモーレ協奏曲ト長調
ロカテッリ:合奏協奏曲ニ長調 Op.1-5
ファッシュ:ファゴット、2本のオーボエと弦楽のための協奏曲ハ短調
ヘンデル:合奏協奏曲イ短調 Op.6-4
ヴィヴァルディ:4本のヴァイオリンのための協奏曲ホ短調 Op.3-4
ターフェルムジーク・バロックO

録音:2004年10月
1979年に創設されたカナダが世界に誇るピリオド・オーケストラ、ターフェルムジーク・バロックO。バロック時代の協奏曲集「コンチェルティ・ヴィルトゥオージ」では、TBOの首席奏者たちが躍動!

Nimbus
NI-5961(1CDR)
テレマン、ウェーバー他:ヴィオラ協奏曲集
テレマン:ヴィオラ協奏曲ト長調
ウェーバー:アンダンテとハンガリー風ロンドOp.35
バクサ:ヴィオラ・パノニカ
ブルッフ:ロマンス ヘ長調Op.85
ヘルベルト・ケファー(Va)、
フォアアールベルクSO、
マルティン・ケルシュバウム(指)

録音:2015年6月26日ー28日
ウィーン・アルティス・カルテットのメンバーとしても活躍する、名手ヘルベルト・ケファーが弾くヴィオラ協奏曲集。オーストリア国立銀行コレクションのJ.B.グァダニーニ(1784年製)を使用し、バロックから現代まで幅広く柔軟性に富んだ演奏を披露しています。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

Hyperion
The Romantic Piano Concerto"
CDA-68130(1CD)
ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ Vol.70
ドロシー・ハウエル:ピアノ協奏曲ニ短調
エイミー・ビーチ:ピアノ協奏曲嬰ハ短調 Op.45
セシル・シャミナード:コンツェルトシュテュック 嬰ハ短調 Op.40
ダニー・ドライヴァー(P)、
レベッカ・ミラー(指)
BBCスコティッシュSO

録音:2015年8月27日−28日、シティ・ホール(グラスゴー)
ロマン派の知られざるピアノ協奏曲の発掘を発掘・録音し、ハイペリオンを代表する人気シリーズとなった「ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ(RPCS)」。3月8日の国際女性デーに向けて発売される記念すべきシリーズ第70集は、ビーチ、シャミナード、D.ハウエルといった偉大なる女流作曲家たちが書いたピアノ協奏曲集!アメリカ最初の成功した女性作曲家、エイミー・ビーチ(1867−1944)、パリに生まれイギリスやアメリカで高い人気を博し、エイミー・ビーチとも親交のあったセシル・シャミナード(1857−1944)、トバイアス・マッセイに師事し王立音楽アカデミーの教師を務め、「イギリスのシュトラウス」と称されたドロシー・ハウエル(1898−1982)のピアノと管弦楽のための作品を、ハイペリオンの次代を担うエース・ピアニスト、ダニー・ドライヴァーが弾きます。第4回エドゥアルド・マータ国際指揮者コンクールで最優秀賞を受賞し、OAE、LPO、ロイヤル・ノーザン・シンフォニア、BBC NoW、ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズなどのゲスト・コンダクターとして活躍する女流指揮者、レベッカ・ミラーの華麗なるタクトにも注目。

BIS
BISSA-2078(1SACD)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 Op.15(カデンツァ;第1楽章 フリードマン-スドビン編、第3楽章 スドビン)
ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 Op.19(カデンツァ;ベートーヴェン)*
エフゲニー・スドビン(P;Steinway D)
オスモ・ヴァンスカ(指)
タピオラ・シンフォニエッタ

録音:2014年9月、2015年12月*/タピオラ・コンサートホール(フィンランド)
スクリャービンとメトネルのピアノ協奏曲を収録したアルバム(BISSA-2088)がインターナショナル・クラシック・ミュージック・ アワード(ICMA)2016の協奏曲部門を受賞するなど、世界が最も注目するピアニスト、エフゲニー・スドビン。ベートーヴェンのピアノ協奏曲全集が ついに完成しました。ベートーヴェンの交響曲シリーズを完成させたヴァンスカとミネソタ管は、2009年よりスドビンを迎えてピアノ協奏曲全集のプロジェクトも開始してお りました。第4番と第5番「皇帝」をおさめた第1弾(BISSA-1758)と第3番とモーツァルトの第24番を収めた第2弾(BISSA-1978)はいず れも好評を博しております。完結となる第3弾はタピオラ・シンフォニエッタとの共演で第1番、第2番が収録されました。当録音でも一切ぶれることの ない圧倒的なテクニックと煌めくようなタッチで聴かせます。など、第1番の第1楽楽章ではフリードマン作のカデンツァをもとにより煌びやかにアレンジ。 さらに第3楽章では自身のカデンツァを披露しております。音階を弾いても感動させてしまうような魔術を秘めたピアニスト、スドビンでしか表現のできな い唯一無二のベートーヴェンをお楽しみください。 (Ki)

WERGO
WER-5116(1CD)
エンヨット・シュナイダー:チェロとオーケストラのための作品集
Dugud〜協奏曲第1番
Sulamith〜聖なるダンス
Black Sweetnessの破滅のハーモニー【ジェズアルドの「私は死ぬ」に基づく変奏曲】
Abaddon―地獄の天使―世紀末的シーン
Lilith―交響詩
ラースロー・フェニェー(Vc/マッテオ・ゴフリラー(1695年))
アリエル・ズッカーマン(指)
ベルリン・ドイツSO

録音:2016年3月、ベルリン、テルデックス・スタジオ
1950年ドイツ生まれ、600本もの映画音楽を手がける作曲家シュナイダー。WERGOレーベルから10タイトル発売予定のシュナイダー・エディション、 第7弾です。 チェロとオーケストラのための5作品を収録しています。1975年生まれのハンガリーのチェリスト、ラースロー・フェニェーをソリストに迎え、 ベルリン・ドイツ響という豪華な布陣。シュメール語で半身ワシ、半身タカの古代中東の鳥の神を意味する「Dugud」の雄大な世界。旧約聖書に出てく る言葉で、美しい女性を意味する「Sulamith」の名を冠した作品は、幽玄の世界で、どこか官能的でもあります。アルバムのタイトルにもなっている破滅 のハーモニーは、ジェズアルドの有名な「私は死ぬ」に基づいた変奏曲で、半音が多様された世紀末的世界。深刻なチェロの独奏に始まる「Abaddon」、 そして最後は様々な描かれ方をしている神話(聖書)の世界の女性、「リリス」を題材にした恐ろしい闇を思わせる世界でディスクは締めくくられます。映 画音楽作曲家らしく、どの作品も情景が生生しく浮かびます。 (Ki)

NMC
NMC-D227(1CD)
コリン・マシューズ(b.1946):作品集
(1)ヴァイオリン協奏曲
(2)《葬列》
(3)チェロ協奏曲第2番
(1)リーラ・ジョセフォウィッツ(Vn)、
 オリヴァー・ナッセン(指)BBC響
(2)リッカルド・シャイー(指)
 ロイヤル・コンセルトヘボウO
(3)アンッシ・カルットゥネン(Vc)、
 ラモン・ガンバ(指)BBC響

録音:(1)2010年7月、(2)1998年12月、(3)2002年4月
つてデリック・クックと協働し、マーラーの交響曲第10番の全曲版のスコアを実際に書き、ホルストの惑星に補足すべく「冥王星」を作曲したイギリス現代音楽界の巨匠、コリン・マシューズの近作を含む充実した管弦楽作品集。才女リーラ・ジョセフォウィッツの華麗なヴァイオリンの妙技が天使のように舞うヴァイオリン協奏曲、リッカルド・シャイーの棒が冴えまくる壮絶な名曲《葬列》、ロストロポーヴィチに献呈されたドラマティックなチェロ協奏曲第2番と聴きどころ満載。
NMC
NMC-D214(1CD)
〜デビュー・ディスク・シリーズ〜
マーク・ボーデン作品集

(1)リラ〜チェロと管弦楽のための
(2)4つのメモ〜ヴァイオリンとピアノのための
(3)ハートランド〜打楽器と管弦楽のための
(4)突然の光〜管弦楽のための
(1)(3)(4)グラント・レウェリン(指)BBCウェールズSO
(1)オリバー・コーツ(Vc)
(2)パク・ヘユン(Vn)、ヒュー・ワトキンス(P)
(3)ジュリアン・ウォーバートン(Perc)

録音:2016年4月
マーク・ボーデンは近年イギリスで頭角を現してきている若手作曲家。本CDは彼のデビュー・アルバムである。彼はイギリスの多くのオーケストラ、放送局より作品の委嘱を受けており、《リラ》はBBCウェールズ響より委嘱された出世作。作品はヨーロッパの前衛楽派とは一線を画しており、はっきりとしたメロディ、調性も頻繁に現れる。特に《リラ》では伝統的な急緩急の3楽章構成をとる堂々とした21世紀のチェロ協奏曲。《突然の光》はオーケストラを壮麗に鳴らしまくるエンターテイメント性満点の秀作。

UNIVERSAL MUSIC ITALY
481-2639(1CD)
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」Op.8 Nos.1-4 RV269, 315, 293, 297
ヴァイオリン協奏曲ニ短調 Op.4-8 RV249
ヴァイオリン協奏曲ヘ長調 Op.4-9 RV284
セルゲイ・クリロフ(Vn、指)
リトアニア室内O
セルゲイ・クリロフは1970年モスクワに生まれたイタリアのヴァイオリニスト。2008年以来2016年現在リトアニア室内O芸術監督兼首席指揮者。
UNIVERSAL MUSIC ITALY
481-2816(1CD)
ヴィオッティ:ヴァイオリン協奏曲集
ヴァイオリン協奏曲第6番ニ長調 W.I-6
ヴァイオリン協奏曲第9番イ長調 W.I-9
ヴァイオリン協奏曲第8番ニ長調 W.I-8
グイード・リモンダ(Vn、指)
カメラータ・ドゥカーレ
UNIVERSAL MUSIC ITALY
481-4646(1CD)
ボヘミアン・ラプソディ
ドヴォルザーク:序曲「オセロ」
ヴァイオリン協奏曲イ短調 Op.53*
マズルカ ホ短調 Op.49*
ロマンス ヘ短調 Op.11*
序曲「謝肉祭」Op.92
イリヤ・グリンゴルツ(Vn)*
プラハ・フィルハーモニア
ニコラ・グエリーニ(指)
イツァーク・パールマン門下のロシアのヴァイオリニスト、イリヤ・グリンゴルツ(1982年レニングラード、現サンクトペテルブルク生まれ)がイタリアDGからリリース。ニコラ・グエリーニはイタリアのヴェローナに生まれ、ミラノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院他で学び、2010年にルガーノ音楽大学(スイス)で指揮法の修士号を取得。2016年現在ペーター・マーク音楽財団総裁。
UNIVERSAL MUSIC ITALY
481-4732(1CD)
ヴィヴァルディ:チャロ協奏曲集
チェロ協奏曲ニ長調 RV403
チェロ協奏曲イ短調 RV422
チェロ協奏曲ハ長調 RV399
チェロ協奏曲ニ短調 RV406
チェロ協奏曲ヘ長調 RV410
チェロ協奏曲ハ長調 RV400
チェロ協奏曲イ短調 RV419
エンリコ・ディンド(Vc、指)
イ・ソリスティ・ディ・パドヴァ


Pentatone
PTC-5186570
(1SACD)
エルガー:チェロ協奏曲 ホ短調 Op.85
チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲(オリジナル版)
 夜想曲〜6つの小品 Op.19-4(チャイコフスキー自身によるチェロと管弦楽編曲版)
 アンダンテ・カンタービレ Op.11(チャイコフスキー自身によるチェロと管弦楽編曲版)
 カプリッチョ風小品 Op.62
ヨハネス・モーザー(Vc;1694 年製グァルネリウス)
アンドルー・マンゼ(指)スイス・ロマンドO

録音:2016年7月ヴィクトリア・ホール(ジュネーヴ)
世界が注目する実力派チェリストのヨハネス・モーザー。2016年11月、12月の来日公演でも知性と内に秘めた情熱的な演 奏で聴衆を魅了しました。PENTATONEレーベルからの第3弾はエルガーのチェロ協奏曲、そしてチャイコフスキーのロココの主題による変奏曲という話 題必至の注目盤です!
チェリストにとって最重要レパートリーであるエルガーの協奏曲。モーザーは幾多の実演経験から自身のアプローチに磨きをかけてきました。情熱的かつ 理知的な解釈が求められるこの大作をモーザーは、自由に歌いつつも見通しのよい形でまとめあげております。カップリングはロココの主題による変奏曲のオリジナル版です。2002年チャイコフスキー・コンクールで最高位を受賞したモーザー。1876年に作曲さ れたこの作品は、ウィルヘルム・フィッツェンハーゲンの演奏により1877年に初演されました。その際、演奏効果を考慮し、フィッツェンハーゲンが一部 改訂しており、現在弾かれているのはこの改訂版が広く普及しています。モーザーは敢えてオリジナル版にこだわり、録音を実現させました。オリジナル版 から聴くロココ変奏曲はチャイコフスキーが思い描いた真の姿であり、その作品を現代最高の演奏者で聴けるのは非常に喜ばしいことと言えましょう。
共演はアンドルー・マンゼ指揮、スイス・ロマンド管弦楽団です。マンゼはバロック・ヴァイオリンの名手として知られイングリッシュ・コンサートのディ レクターも務めたのち、近年は指揮者としても精力的に演奏活動を展開しております。英国出身にして古楽器の名手を共演者に選ぶモーザーの並々ならぬ 思いが詰まったディスクがここに完成しました。 (Ki)

Goodies
33CDR-3655(1CDR)
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調 K.216 (カデンツァ:シモン・ゴールドベルグ)
ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調 K.218 (カデンツァ: ヨアヒム)
シモン・ゴールドベルグ(Vn)
ワルター・ジュスキント(指)
フィルハーモニアO

米 DECCA DL9609 (Mono) (英PARLOPHONE PMA1003と同一録音)
(1951年8月13-15日、ロンドン、アビー・ロード EMI第1スタジオ録音)
シモン・ゴールドベルグ(1909-1993) はポーランド生まれ。ベルリンで名教授 カール・フレッシュ(1873-1944)に師事し、1929年フルトヴェングラーに招かれ てベルリン・フィルのコンサートマスターに就任したが1934年ナチスが政権を とると退団し、ロンドンに移住した。1936年ハンガリー出身の女流ピアニスト、 リリー・クラウスと共に来日したこともある。1942年クラウスと共にアジアに 演奏旅行中、インドネシアのジャワ島で日本軍に捕らえられ1945年まで抑留生 活を強いられた。大戦後はオランダとアメリカで活躍、晩年日本人ピアニスト 山根美代子さんと結婚、富山県の立山のホテルで暮らしていた。指揮者のワル ター・ジュスキント(1913-1980 はチェコのプラハ生まれ、ベルリンで名指揮者 ジョージ・セル(1897-1970)に薫陶を得てアシスタントを務め、後にイギリス 国籍を得た。復刻にはWESTREX 10A カートリッジをモノラル接続で使用した。 (グッディーズ)

Capriccio
C-5269(1CD)
NX-B07
ザーラ・レーヴィナ:ピアノ協奏曲集
ピアノ協奏曲 第1番 (1942)
ピアノ協奏曲 第2番(1975)
マリア・レットベリ(P)
ベルリンRSO
アリアーヌ・マティアク(指揮)

録音:2016年4月27-30日
ザーラ・レーヴィナは1906年、ウクライナのアレクサンドロフスク(現ザポリージャ)に生まれ女性ピアニスト、作曲家。オデッサ音楽院で学び、モ スクワ?楽院を卒業した後、音楽活動を始めましたが、1920年代から30年代にかけては、RAPM(ロシア・プロレタリア音楽家同盟)による思 想的な迫害を受けたため、なかなかその才能を発揮することが出来ませんでした。彼女が自身の音楽を書くことができるようになったのは、1932 年にRAPMが解散した後、ほぼ3年の年月を経た頃からだったとされています。 生涯に2つの世界大戦とロシア革命を経験、祖国の崩壊と再建を目の当たりにしたレーヴィナは、 戦後、オイストラフやグリンベルクなど、多くの演奏家、作曲家から尊敬を集め、1976年にモスクワで没しました。 彼女の作風はロシアとドイツの伝統を受け継いでおり、このアルバムに収録されたピアノ協奏曲第1番は ラフマニノフ風の華やかさと甘さ、そして目覚しい技巧を駆使した壮大な曲です。 演奏しているのは、スクリャービンの作品で知られるレットベリ。この作品でも共感溢れる演奏を繰り広げています。

Capriccio
C-8011(1CD)
NX-A13
シュニトケ:作品集
古い様式による組曲(V.スピヴァコフ、V.ミルマンによる編曲)(1972)
ヴァイオリン・ソナタ(室内オーケストラとヴァイオリン編)
ピアノと弦楽オーケストラのための協奏曲(1979)
ヒエロニムス・ボスの絵による5つの断章
アレクサンドル・ギンジン(P)
ドミートリー・コルチャーク(T)
モスクワ・ヴィルトゥオージ
ウラディーミル・スピヴァコフ(Vn/指)

録音:2001年6月13-15日
※C67016 再発売盤
ユダヤ系ドイツ人を?に持ち、ソ連で?まれたシュニトケは、幼い頃ウィーンで?楽教育を受け、その後はモスクワで学びました。1961年にモスク ワ?楽院の作曲家コースを卒業し、1962年には?楽院のインストラクターに任命されています。当時の彼の?活を?えていたのは、主に映画 ?楽の作曲で、1984年までに60作以上の映画の音楽楽を書いています。このアルバムの冒頭に置かれた「古い様式による組曲」は、様々な映 画音楽からの転用ですが、曲のスタイルは古典的であり(もし先?観を持たずにこの曲を聴くと、作曲年代を特定するのはかなり難しい)同じ 時期のショスタコーヴィチ作品のように、まさに「大衆に迎合する」音楽そのものです。ピアノとヴァイオリンで演奏されることもありますが、ここではス ピヴァコフ??の編曲によるオーケストラ版でお聞きいただけます。なお、アルバムの他の作品は前衛的なスタイルを備えています。


SUPRAPHON
SU-4216(2CD)
ニコラーエワ〜プラハ・レコーディングス
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第3番Op.28*
ニコラーエワ:3つの演奏会用練習曲Op.13*
ショスタコーヴィチ:前奏曲とフーガOp.87*〜第1番ハ長調/第7番イ長調/第15番変ニ長調
バッハ:幻想曲ハ短調BWV906*
 フランス組曲第5番ト長調BWV816#
 半音階的幻想曲とフーガBWV903##
タチヤナ・ニコラーエワ(P)
コンスタンチン・イワノフ(指)チェコPO

録音:1951年2月4-8日ドモヴィナ・スタジオ、
1954年4月27日*、
1951年2月2日#、2月3日## チェコ放送カルリン・スタジオ(セッション)
全てモノラル
20世紀ロシア最高のピアニストのひとりタチヤナ・ニコラーエワ(1924-1993)は、曖昧さ皆無の解釈と正確な技巧でピアノの魅力を満喫させてくれ ますが、まだ世界的に知名度が高まる以前、20代にチェコで行った貴重な放送用録音が日の目をみます。ソ連の名指揮者コンスタンチン・イワノフ指揮チェ コ・フィルと共演したラフマニノフのピアノ協奏曲第2番は、これまでも国内盤発売されていましたが、その他仰天の音源にファン感涙です。
作曲家としてもひとかどだったニコラーエワの自作自演による「3つの演奏会用練習曲」が聴きもの。非常に技巧的ながらメロディアスで、これもロシア・ ピアノ音楽史の宝石と申せましょう。ニコラーエワの説得力満点の演奏はまさに決定盤。前年に世を去ったプロコフィエフ初期の過激な第3番も迫力満点。
Disc2にはニコラーエワに捧げられ、彼女が初演したショスタコーヴィチの「前奏曲とフーガ」から3篇と、十八番のバッハが収められています。楷書 風な演奏はニコラーエワならではですが、後年の録音にはない若々しいナイーヴな感覚も魅力。最後の「半音階的幻想曲とフーガ」は真に圧倒されます。 ピアノ好き必携のアルバムです。 (Ki)

Champs Hill Records
CHRCD-116(1CD)
ベター・エンジェルズ〜オーボエのための作品集
R・シュトラウス:オーボエ協奏曲ニ長調
バーバー:カンツォネッタ Op.48 posth.、夏の音楽 Op.31*
ヤナーチェク:青春 JW VII/10*
リチャード・ブラックフォード:ザ・ベター・エンジェルズ・オヴ・アワー・ネイチャー
エミリー・ペイルソープ(Ob)
マーティン・ブラビンズ(指)BBC響、
BBC響のソロイストたち*

録音:2015年1月、&10月、BBCマイダ・ヴェール・スタジオ
1989年のジレット国際オーボエ・コンクールの優勝者、エミリー・ペイルソープのコンチェルト・アルバム第2弾は、オーボエ作品の名作、リヒャルト・シュトラウスのオーボエ協奏曲と、2012年にリチャード・ブラックフォードへ委嘱したオーボエと弦楽のための協奏曲「ザ・ベター・エンジェルズ・オヴ・アワー・ネイチャー(The Better Angels of our Nature)」を収録。 ロンドン・コンコード・アンサンブルを始め、夫のフルート奏者ダニエル・ペイルソープ(ロンドン・コンコード・アンサンブルの創設メンバー、BBCSOの首席奏者)との共演でも活躍するエミリー・ペイルソープの高い技巧と艶やかな音色が存分に発揮された、オーボエ・アルバムです。ダブル・リード関係者要注目!

PRAGA
PRD-250347(1CD)
ハスキル&フリッチャイ
モーツァルト:ピアノ協奏曲第19番ヘ長調K.459
ピアノ協奏曲第13番ハ長調K.415*
ピアノ協奏曲第20番ニ短調K.466#
クララ・ハスキル(P)
フェレンツ・フリッチャイ(指)BPO
RIAS響*#

録音:1955年9月、1953年3月*(ライヴ)、1955年9月#(ライヴ)/ベルリン
DGの名盤中の名盤。ハスキルのピアノの素晴らしさももちろんながら、フリッチャイ節炸裂の伴奏部が聴きものです。 (Ki)

IDIS
IDIS-6722(1CD)
ボリス・ゴールドシュタインの芸術V
ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第1番嬰ヘ短調Op.14*
グリエール:ヴァイオリン協奏曲ト短調Op.100
コニュス:ヴァイオリン協奏曲ホ短調#
ボリス・ゴールドシュタイン(Vn)
キリル・コンドラシン(指)*
ウラジーミル・エシポフ(指)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指)#
モスクワPO

録音:1959年、1962年*#(スタジオ)
ボリス・ゴールドシュタイン(1922-1987)は旧ソ連出身のヴァイオリニスト。ザハール・ブロンの師であるため、レーピン、樫本大進、庄司紗矢香の 師筋にあたるロシア楽派の大御所。ソ連時代はオイストラフ、コーガンと三羽烏で、かのハイフェッツが尊敬していたということからも実力がうかがえます。 1974年にドイツへ亡命したため最盛期の録音がお蔵となっていましたが、今回待望の復刻。いずれも美しいメロディに満ちた作品ですが、秘曲中の秘曲 がグリエール遺作の協奏曲。未完だったため、弟子のリャトシンスキーがオーケストレーションを施しました。60年前の作とは思えぬほど完全にロマンティッ クで、メロディ・メーカーだったグリエール最高の旋律美を味わえています。 指揮者陣も豪華。ヴィエニャフスキをコンドラシン、コニュスをロジェストヴェンスキーによる充実したバックも聴きものです。 (Ki)

ACCENT
ACC-24323(1CD)
モーツァルト:ピアノ協奏曲集
第9番変ホ長調K271「ジュノム」
第11番ヘ長調K413
第12番イ長調K414
アルテュール・スホーンデルヴィルト(フォルテピアノ/1782年製アントン・ワルターのレプリカ、指)
クリストフォリ・アンサンブル
[ルイージ・デ・フィリッピ(Vn)、コラード・レポーレ(Vn)、マルテン・ボーケン(Va)、フランソワ・ミシェル(Vc)、シラ ー ルト・ケレイ(Cb)、ヴィヴィアン・ベルグ(Ob)、スン・キョン・リー=ブロンデル(Ob)、ペドロ・ブランコ・ゴンザレス(Hrn)、ハイロ・ヒメノ・ヴェセス(Hrn)]
ランダのフォルテピアノ奏者、アルテュール・スホーンデルヴィルトによるモーツァルトのピアノ協奏曲シリーズ。従来の演奏とは一線を画した斬新なア プローチで聴かせ、音楽ファンを驚かせています。 モーツァルトがザルツブルク時代に書いたピアノ協奏曲で最も人気のある第9番。フランス人ピアニストのヴィクトワール・ジュノミに依頼され作曲された と言われていることから「ジュノム」の愛称がつけられました。躍動感あふれる快活なスホーンデルヴィルトのピアノ独奏、そして1パート一人のクリストフォ リ・アンサンブルが見通し良く清々しい印象を与えます。モーツァルトはウィーン移住後に「予約演奏会」を主催。そこで曲を披露した後に楽譜を出版して 生計を立てることを始めました。その予約演奏会の為に作曲したのがピアノ協奏曲第11,12,13番です。モーツァルトがウィーンの聴衆に向けて「難しすぎ ず易しすぎず、音楽通はもちろん、そうでない人も満足できる曲」と語っている通り、格調高さと洗練された旋律が魅力の作品群です。スホーンデルヴィル トの繊細な弱音や微妙な音色のニュアンスの変化、豊かな楽想はモーツァルトの響きに新鮮さを与えています。 (Ki)


Spectrum Sound
LPSMBA-011(1LP)
日本語解説付
バルトーク:ラプソディ第1番 Sz.87
 ルーマニア民俗舞曲
サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番*
ミシェル・オークレール(Vn)
ジャン=クロード・アンブロジーニ(P)
ロジェ・アルバンル(指)ストラスブールPO

録音:1968年7月5日シャンゼリゼ劇場(モノラル)、1970年6月27日ストラスブール・ステレオ・ライヴ*
24bit/192kHz
Direct digital transfer
from the original Master tapes
驚きのリリースを続けているスペクトラム・サウンド・レーベルの好企画、フランス国立視聴覚研究所提供による音源を使用したコンサート・ライヴ・シリー ズから、1968年に収録されたバルトークのラプソディとルーマニア民俗舞曲、そして、オークレールの最後の演奏会となった1970年のサン=サーンスのヴァ イオリン協奏曲第3番の初LPが登場します。いずれもかつて正規録音なだけに非常に貴重な録音と言えます。全体の見通しの良さと安定した技巧をあわ せもったオークレールの凄みを改めて感じることのできる充実の内容です。平林直哉氏による日本語解説付きです。 (Ki)
※このレーベルは、初発売後、早期に廃盤となります。お早めのご注文をお勧めいたします。

CPO
CPO-555001(1CD)
NX-B10
バルトーク:2台のピアノと打楽器のための協奏曲
ヴィクトル・バビン(1908-1972):2台のピアノのための協奏曲
ゲノヴァ&ディミトロフ・ピアノ・デュオ
ドブロイ・パリエフ&プラメン・トドロフ(パーカッション)
ブルガリア国立RSO
ヨルダン・カムザロフ(指)

録音 2015年2月23-27日、5月21-22日
ブルガリア出身のピアニスト、アグリカ・ゲノヴァとリウベン・ディミトロフによるピアノ・デュオは、2台ピアノ用の作品と連弾作品のどちらにも素晴ら しい成果を挙げているアンサンブルです。バッハから現代作品まで幅広いレパートリーを持ち、cpoレーベルを中心とした10枚以上の録音は どれも世界中の音楽誌で高く評価されています。オーケストラとの共演経験も豊富な彼ら、これまでにもプーランクなどのフランス音楽やメン デルスゾーン、マルティヌー、シュニトケなどの録音がありますが、今回はバルトークと、ロシアの作曲家バビンの作品を収録。バルトークの「2 台のピアノと打楽器のための協奏曲」は元々は室内楽曲だったものをバルトーク自身が改編、原曲よりも激しく音がぶつかりあい、刺激的 な響きが生まれています。バビンはモスクワ生まれ。ベルリン高等音楽院に留学しアルトゥール・シュナーベルに師事。同じくピアニストのヴィク トリアと結婚し、夫婦で演奏するために何曲かの2台ピアノ用の作品を残した作曲家です。主に他の作曲家の作品を2台ピアノ用に編曲し た作品で知られていますが、オリジナル曲も華やかな技巧が凝らされています。

Orlando Records
RPOSP-056(1CD)
NX-B03
リュウ・ジェジュン:協奏曲集
チェロ協奏曲「ラクリマ」
マリンバ協奏曲
序曲「イル・ノーメ・デッラ・ローサ」
アルト・ノラス(Vc)
ジューン・ハン(マリンバ)
ロイヤルPO
グルジェゴルス・ノヴァーク(指)

録音 2016年3月5-6日
世界初録音
1970年韓国生まれの作曲家、リュウ・ジェジュンは、フィンランドで開催された「ナーンタリ音楽祭」とドイツで開催された「メクレンブルク音 楽祭」に招待され、またアスタナで開催された国際ヴァイオリン・コンクールでのレジデンズ・コンポーザー、審査を務めるなど世界的に評価 されています。2009年から2010年はソウル国際音楽祭の芸術監督、2011年から2012年はポーランドのゴジュフ・フィルハーモニー Oの作曲家も勤めています。このアルバムは2016年、ロイヤルPOの70周年を祝して収録されたもの で、チェロ協奏曲は名手アルト・ノラス、マリンバ協奏曲はジューン・ハンのために書かれ、この演奏会で初演が行われ、2人の演奏はどち らも大絶賛されました。マリンバ協奏曲の第2楽章は、2014年の「セウォル号」転覆事故の追悼でもあり、300人を超える事故の犠牲 者に捧げられています。ロイヤル・フィルハーモニーの終身副指揮者ノヴァークによる演奏です。

Lydia Music
LYD-001(1CD)
NX-B03
ショパン:ピアノ協奏曲集
ピアノ協奏曲 第1番
ピアノ協奏曲 第2番
エリザベス・ゾンバルト(P・・・Fazioli 278)
ロイヤルPO
ピエール・ヴァレー(指)

録音 2014年5月アビー・ロード・スタジオ
ショパンの青春時代を彩る2つのピアノ協奏曲は、管弦楽法の弱さなどを指摘されはするも、多くのピアニストの憧れの作品として、現代 でも強い存在感を放っています。今回、この曲に挑んだのはストラスブール生まれのベテラン女性ピアニスト、エリザベス・ゾンバルト。7歳 でピアノを始め、ストラスブール高等音楽院に入学、11歳のときに初の公式コンサートに出演し注目を浴びました。以降、16歳で室内 楽とピアノで一等賞を受賞、他、数多くの賞を受賞、一時期はブエノスアイレスでブルーノ・ゲルバーに師事、マインツではセルジュ・チェリ ビダッケの元で、10年間にわたって音楽現象について学んだという経歴も持っています。 現在は教師として活躍する傍ら、可能な限り、多くの人々にクラシック音楽を聴いてもらいたいという思いから1998年に「レゾナンス財 団」を設立、7カ国でアウトリーチ・プログラムとピアノ・スクールを開催しています。この演奏で彼女は、曲が書かれた時代の背景やポーラ ンドの伝統舞曲を研究し、夢のような優しい旋律に隠されたショパンの悲惨な感情までも掘り起こしています。指揮者のピエール・ヴァ レーは小澤征爾とも親しく、サイトウキネンで何度も合唱指揮を務め、また、小澤征爾音楽塾で若手音楽家の育成に携わるなど、日 本でも良く知られた存在です。

Challenge Classics
CC- 72748(1SACD)
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調*
弦楽八重奏曲変ホ長調 Op.20*
リザ・フェルシュトマン(Vn)
キース・ベイクルス(指)アーネムPO*
イタマール・ゾルマン(Vn)、
エリナ・ヴァハラ、コリーナ・ベルチャ(Vn)
クシシュトフ・ホジェルスキー(Va)、
マルク・デモン(Va)
セバスティアン・クリンガー(Vc)、
アントワーヌ・ルデルラン(Vc)

録音:2016年6月13、14日コンセルトヘボウ・デ・フェリーニヒング(スタジオ録音)
2016年7月28日マンデレザール(ライヴ録音)*
1979年オランダ生まれのリザ・フェルシュトマンはステージ上での情熱的なパフォーマンスや興味深いプログラミングで人気を博す女流ヴァイオリニ スト。2006年にはオランダで最も権威ある『オランダ音楽賞』を受賞しています。既に数々のCDをリリースしている彼女が、ここへ来て超名曲である メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲に挑みました。 フェルシュトマンのヴァイオリンは非常にニュアンス豊かな語り口で、かつ良い意味で脱力した軽やかさを兼ね備えています。メンデルスゾーンの協奏曲 に対しても無理に構えることなく自分の方法論で自然に取り組んでおり、手際良くすいすいと進みながらも繊細な魅力を大いに炸裂させる独特の巧さが光っ ています。カップリングの弦楽八重奏曲はベルチャ四重奏団のメンバーらと組んだライヴ演奏で、名手たちの切れ味鋭いアンサンブルに耳を奪われます。 (Ki)


オクタヴィア
OVCL-00609(1SACD)
税込定価
2017年1月25日発売
堀米ゆず子/ブルッフ&ブラームス
ブルッフ:ァイオリン協奏曲第1番
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲*
堀米ゆず子(Vn)
アレクサンドル・ラザレフ(指)日本PO
ジョアン・ファレッタ(指)チェコPO*

録音:2015年6月12-13日 東京・サントリーホール、2013年8月27-28日プラハ・ルドルフィヌム・ドヴォルザークホール*
ブルッフとブラームス、2つのヴァイオリン協奏曲を収録。ブルッフはサントリーホールでのラザレフ&日本フィルとのライヴの新録音。晴れやかな音色で歌い上げ、観客は沸きに沸きました。 ブラームスは欧州でリリースされた「Brahms Concerti」からの再収録で、2013年プラハでのセッション録音ですが、熱いライヴ感の溢れる演奏です。堀米の奏でる美しく流れるようなメロディに、オーケストラの見事なハーモニーが絡み合い、感動的なクライマックスを聴かせます。(オクタヴィア)

IDIS
IDIS-6720(1CD)
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番
モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番*
グレン・グールド(P)
ヴィクター・フェルドブリル(指)CBC響
レナード・バーンスタイン(指)NYO*

録音:1959年10月8日ウィニペグ(ライヴ)、1959年4月4日ニューヨーク(ライヴ)*
鬼才グールドの協奏曲ライヴ2種。ブラームスの1番は1962年のバーンスタインとの共演盤に、モーツァルトの24番は1961年ジュスキントとの共 演盤にそれぞれ先立って録音された興味深い記録。グールドが自らのレパートリーを大胆に料理する、手に汗握る演奏を聴くことが出来ます。 (Ki)

Goodies
33CDR-3649(1CDR)
ショパン:ピアノ協奏曲第1番 ロジーナ・レヴィーン(P)
ジョン・バーネット(指)
ナショナル・オーケストラ・アソシエーション同窓会のメンバー達

英 WING WL1064(Mono)(米MERCURY 録音)
(1961年11月20&22日ニューヨーク、マンハッタン・センター録音)
(使用原盤に起因するノイズがあります)
ジュリアード音楽院のピアノ科の名教師ロジーナ・レヴィーン(1880-1976)の 81歳の録音。キエフの宝石商の娘として生まれた彼女はモスクワ音楽院に学び 1898年に大金メダルを得て卒業。その後まもなく5歳年長のピアニスト、ヨー ゼフ・レヴィーン(1874-1944)と結婚した。夫妻は1919年にアメリカに亡命し た。1944年に夫のヨーゼフが死去すると、ジュリアードの経営陣は満場一致で 夫人のロジーナを夫の後任教授に推薦し、その後32年に渡って数々の俊英を育 成した。中でも1958年に冷戦時代のソ連で開催されたチャイコフスキー・コン クールにアメリカ人として初めて優勝したヴァン・クライバーン(1934-2013) や日本人ピアニストの中村紘子(1944-2016)、作曲家のジョン・ウィリアムズ (1932-)、指揮者のジェイムズ・レヴァイン(1942-)等は門下生だった。指揮者 のジョン・バーネットは1917年ニューヨーク生まれ。1937-41年にナショナル ・オーケストラ・アソシエーションの指揮者を務めたことがある。81歳になっ たロジーナ・レヴィーンをソリストに指揮者も含めて元ナショナル・オーケス トラ・アソシエーションのメンバーだった人達が集まっての記念録音。格調高 く威厳のあるピアノが素晴らしい。 (グッディーズ)

Onyx
ONYX-4164(2CD)
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲全集
ヴァイオリン協奏曲第1番変ロ長調 K.207
ヴァイオリン協奏曲第2番ニ長調 K.211
ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調 K.216
ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調 K.218
ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調 K.219 「トルコ風」
アダージョ ホ長調 K.261
ロンド 変ロ長調 K.269(261a)
ロンド ハ長調 K.373
ジェームズ・エーネス(Vn)、
モーツァルト・アニヴァーサリー・オーケストラ
エーネスが2006年のモーツァルト生誕250周年の年に向けて録音し、2007年には「カナダ版グラミー」と言われる"ジュノー賞"を受賞したヴァイオリン協奏曲全集が、生誕260周年となる2016年に復刻!ジェームズ・エーネスとモーツァルトが同じ誕生日(1月27日)という偶然の一致もあり録音されたこのモーツァルト。エーネス自身が選んだメンバーからなる"オール・スター"の特別オーケストラを率いて、エレガントに、優美に、雄弁に、モーツァルトの旋律を語ります。ヴァイオリン協奏曲の別稿とされるK.261やK.269も収録。カデンツァはすべてジェームズ・エーネスによるもので、モーツァルトのピアノ協奏曲(特に、第8番 K.246、第9番 K.271)の作曲者自身のカデンツァを研究して作られています。

Chandos "CHACONNE"
CHAN-0816(1CD)
ヨゼフ・アントニーン・グレツキー:協奏曲集
グレツキー:チェロ協奏曲イ短調 D-WD 573(1738)*、
 チェロ協奏曲ト長調 D-WD 574(1735)*
 ヴァイオリン協奏曲ニ長調(c.1740)*
ボフスラフ・マチェイ・チェルノホルスキー:チェンバロのためのフーガ イ短調(after 1730)
グレツキー:チェロ協奏曲ヘ長調 D-WD 577(1735)*
 チェロ協奏曲ニ長調 D-WD 575(1735)*
ザ・ハルモニオウス・ソサエティ・オヴ・ティクル=フィドル・ジェントルメン


録音:2012年7月30日−8月1日、ヴィクトリアン・シアター(ケント、イギリス)
(*=世界初録音)
イギリスとヨーロッパのピリオド楽器シーンをリードする奏者たちによって2006年に結成されたアンサンブル、"ザ・ハルモニオウス・ソサエティ・オヴ・ティクル=フィドル・ジェントルメン"がChandosのChaconneシリーズに登場。オロモウツ大聖堂の音楽監督などを務めたとされる18世紀チェコの作曲家、ヨゼフ・アントニーン・グレツキー(1709−1769)の世界初録音となるチェロ協奏曲、ヴァイオリン協奏曲を収録。第1ヴァイオリン&ソリストは、モニカ・ハジェットに学び、レイチェル・ポッジャーの後任としてパラディアン・アンサンブル(現パラディアンズ)の第1ヴァイオリンを引き継いだ名手、ロドルフォ・リヒター。チェロ協奏曲のソロは、OAEやイングリッシュ・コンサートの客演首席チェロ奏者や、ガーディナー&イングリッシュ・バロック・ソロイスツのヴィオラ・ダ・ガンバ奏者を務めるキンガ・ガボリアニ。名手たちの鮮やかな演奏で、知られざるチェコ・バロックの協奏曲が優美に響きます。

Diapason
DIAP-05(13CD)
ベートーヴェン:協奏曲、序曲、フィデリオ、ミサ曲集


■CD1
(1)ピアノ協奏曲第1番
(2)ピアノ協奏曲第1番
(3)ロンド WoO.6

■CD2
(1)ピアノ協奏曲第2番
(2)ピアノ協奏曲第2番
(3)合唱幻想曲ハ短調 Op.80

■CD3
(1)ピアノ協奏曲第3番
(2)ピアノ協奏曲第3番
(3)Largo(ピアノ協奏曲第3番より)

■CD4
(1)ピアノ協奏曲第4番
(2)ピアノ協奏曲第4番

■CD5
(1)ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
(2)ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
(3)Adagio un poco mosso(ピアノ協奏曲第5番より)

■CD6
(1)ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
(2)ヴァイオリン協奏曲

■CD7
(1)ロマンス第1番
  ロマンス第2番
(2)ヴァイオリン協奏曲
(3)ヴァイオリン協奏曲のカデンツァ(5種)
 1. クライスラー作
 2. ヨアヒム作
 3. ミルシテイン作
 4. ハイフェッツ作
 5. ベートーヴェン作

■CD8
(1)ヴァイオリン協奏曲
(2)三重協奏曲 Op.56

■CD9
(1)序曲「コリオラン」
(2)序曲「コリオラン」
(3)序曲「プロメテウスの創造物」
(4)「エグモント」序曲 ヘ短調 Op.84
(5)「レオノーレ」序曲第1番
(6)「レオノーレ」序曲第2番
(7)「レオノーレ」序曲第3番
(8)「レオノーレ」序曲第3番

■CD10−CD11
(1)歌劇「フィデリオ」(全曲)
ボーナストラック〜歌劇「フィデリオ」より
(2)序曲
(3)悪者よ、どこへ急ぐのだ
(4)悪者よ、どこへ急ぐのだ
(5)神よ!ここは何という暗さだ
(6)神よ!ここは何という暗さだ

■CD12−CD13
(1)序曲「献堂式」
(2)ミサ・ソレムニス
(3)演奏会用アリア「ああ、不実な者」Op.65
(4)ミサ曲ハ長調
(5)「アテネの廃墟」序曲
■CD1
(1)エミール・ギレリス(P)、クルト・マズア(指)ソヴィエト国立SO/1976年録音、選定:ベルトラン・ボワサール
(2)アルトゥール・シュナーベル(P)、マルコム・サージェント(指)LSO/1932年録音、選定:ベンジャミン・グローヴナー
(3)スヴャストスラフ・リヒテル(P)、クルト・ザンデルリンク(指)ウィーンSO/1962年録音、選定:表記無し
■CD2
(1)レオン・フライシャー(P)、ジョージ・セル(指)クリーヴランドO/1961年録音、選定:ジョナサン・ビス
(2)ルドルフ・ゼルキン(P)、ユージン・オーマンディ(指)フィラデルフィアO/1954年録音、選定:ロラン・ムラロ=マルチニック
(3)カール・ベーム(指)ウィーンSO、ウィーン国立歌劇場cho、テレサ・シュティヒ=ランダル(S)、ジュディス・ヘルヴィヒ(S)、ヒルデ・レッセル=マイダン(C.A)、アントン・デルモタ(T)、エーリッヒ・マイクト(T)、パウル・シェフラー(Bs)、ハンス・リヒター=ハーザー(P)/1957年録音、選定:エティエンヌ・モロー
■CD3
(1)アルフレート・ブレンデル(P)、ハインツ・ワルベルク(指)ウィーン・プロ・ムジカO/1961年録音、選定:ジェローム・バスティネリ
(2)レオン・フライシャー(P)、ジョージ・セル(指)クリーヴランドO/1961年録音、選定:フランソワ=フレデリック・ギィ
(3)アルトゥール・シュナーベル(P)、マルコム・サージェント(指)LSO/1933年録音、選定:表記無し
■CD4
(1)ヴィルヘルム・バックハウス(P)、クレメンス・クラウス(指)VPO/1951年録音、選定:アラン・ロンペッシュ
(2)ヴァルター・ギーゼキング(P)、カール・ベーム(指)ドレスデン・シュターツカペレ/1939年録音、選定:パウル・バドゥラ=スコダ
■CD5
(1)ロベール・カサドシュ(P)、ディミトリ・ミトロプーロス(指)NYO/1955年録音、選定:ポール・ド・ルイ
(2)アルフレート・ブレンデル(P)、ズービン・メータ(指)ウィーン・プロ・ムジカO/1961年録音、選定:ベルトラン・シャマユ
(3)クリフォード・カーゾン(P)、ハンス・クナッパーツブッシュ(指)VPO/1957年録音
■CD6
(1)エドウィン・フィッシャー(P)、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)フィルハーモニアO/1951年録音、選定:アルフレート・ブレンデル
(2)ダヴィド・オイストラフ(Vn)、アンドレ・クリュイタンス(指)フランス国立放送O/1958年録音、選定:ジャン=ミシェル・モルコー
■CD7
(1)ヨハンナ・マルツィ(Vn)、パウル・クレツキ(指)フィルハーモニアO/1955年録音、選定:表記無し
(2)ジノ・フランチェスカッティ(Vn)、ディミトリ・ミトロプーロス(指)NYO/1952年録音、選定:イザベル・ファウスト
(3)〔選定:ジャン=ミシェル・モルコー
1. フリッツ・クライスラー(Vn)、ジョン・バルビローリ(指)LPO/1936年録音
2. ブロニスラフ・フーベルマン(Vn)、ジョージ・セル(指)VPO/1934年録音
3. ミナタン・ミルシテイン(Vn)、エーリヒ・ラインスドルフ(指)フィルハーモニアO/1961年録音
4. ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)、シャルル・ミュンシュ(指)ボストンSO/1955年録音
5. ベヴォルフガング・シュナイダーハン(Vn)、オイゲン・ヨッフム(指)BPO/1962年録音
■CD8
(1)ジネット・ヌヴー(Vn)、ハンス・ロスバウト(指)南西ドイツRSO/1949年録音、選定:ギドン・クレーメル
(2)ワルター・ヘンドル(P)、ジョン・コリリアーノ(Vn)、レナード・ローズ(Vc)、ブルーノ・ワルター(指)NYO/1958年録音、選定:ジャン=ギアン・ケラス
■CD9
(1)フリッツ・ライナー(指)CSO/1959年録音、選定:レミー・ルイ
(2)ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)BPO/1943年録音、選定:レミー・ルイ
(3)ブルーノ・ワルター(指)ブリティッシュSO/1930年録音、選定:ニコラス・ダーニー
(4)ウィレム・メンゲルベルク(指)アムステルダム・コンセルトヘボウO/1931年録音、選定:ガエタン・ノーロー
(5)ウィレム・メンゲルベルク(指)アムステルダム・コンセルトヘボウO/1931年録音、選定:ジャン=クロード・ユロ
(6)アルトゥーロ・トスカニーニ(指)NBCSO/1939年録音、選定:ガエタン・ノーロー
(7)カール・ベーム(指)ウィーン国立歌劇場O/1955年録音、選定:クリスティアン・マーリン&レミー・ルイ
(8)ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)VPO/1944年録音、選定:クリスティアン・マーリン&レミー・ルイ
■CD10−CD11
(1)フェレンツ・フリッチャイ(指)バイエルン国立O&cho、レオニー・リザネク(S)、エルンスト・ヘフリガー(T)、キート・エンゲン(Bs)、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)、他/1957年録音、選定:エマニュエル・デュピュイ
(2ブルーノ・ワルター(指)BBCSO/1934年録音、選定:エマニュエル・デュピュイ
(3)セーナ・ユリナッチ(S)、ハンス・クナッパーツブッシュ(指)バイエルン国立歌劇場O/1961年録音、選定:エマニュエル・デュピュイ
(4)キルステン・フラグスタート(S)、ブルーノ・ワルター(指)メトロポリタン歌劇場O/1941年録音、選定:エマニュエル・デュピュイ
(5)ルネ・メゾン(T)、ブルーノ・ワルター(指)メトロポリタン歌劇場O/1941年録音、選定:エマニュエル・デュピュイ
(6)アントン・デルモタ(T)、カール・ベーム(指)ウィーン国立歌劇場O/1955年録音、選定:エマニュエル・デュピュイ
■CD12−CD13
(1)オットー・クレンペラー(指)フィルハーモニアO/1959年録音、選定:ジャン=クロード・ユロ
(2)ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)フィルハーモニアO、ウィーン楽友協会cho、エリーザベト・シュヴァルツコップ(S)、クリスタ・ルートヴィヒ(C.A)、ニコライ・ゲッダ(T)、ニコラ・ザッカリア(Bs)/1961年録音、選定:パトリック・セルスノヴィチ
(3)エリーザベト・シュヴァルツコップ(S)、ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)フィルハーモニアO/1954年録音、選定:ジャン=クロード・グロスぺラン
(4)トーマス・ビーチャム(指)ロイヤルPO、ビーチャム合唱協会、ジェニファー・ヴィヴィアン(S)、モニカ・シンクレア(A)、リチャード・ルイス(T)、マリアン・ノヴァコフスキ(Bs)/1959年録音、選定:表記無し
(5)ピエール・モントゥー(指)サンフランシスコSO/1949年録音、選定:表記無し
第5弾「ベートーヴェン」の選定者には、ディアパゾン誌の編集者、批評家たち、さらにはクレーメルやファウスト、ブレンデル、グローヴナー、ギイ、シャマユ、バドゥラ=スコダ、ビス、ケラスなど世界有数の演奏家たちが名を連ねています。ディアパゾン誌と現代の名匠たちが推薦するベートーヴェンの名演集BOXにご注目下さい!収録時間は約16時間58分。リマスタリングはイザベラ・デイヴィ(Les Studios de Circe)が担当。

Phaedra
PH-92094(1CD)
イン・フランダース・フィールズVol.94
シャルル=ルイ・ハンセンス:クラリネットとオーケストラのためのソロ
ヴァイオリン,クラリネットとオーケストラのための幻想曲
クラリネット協奏曲第1番
オーボエ,クラリネットとオーケストラのための演奏会用小品
クラリネット協奏曲第2番
エディ・ファノーステュイス(Cl)、
エリック・スペレール(Ob)、
ミラン・パラ(Vn)、
ヘルマン・エンヘルス(指)
スロヴァキア・シンフォニエッタ

録音:2016年6月
ベルギーの抒情「イン・フランダース・フィールズ」の第94集は、ヘント出身の19世紀ベルギーの音楽家シャルル=ルイ・ハンセンス(1802−1871)のクラリネット作品集!ハンセンスは、当時のベルギーにおいて、ドイツ音楽への傾倒を見せており、同世代のウェーバーなどを彷彿とさせる作風が特徴。ソリストのエディ・ファノーステュイスは、ブリュッセル・フィルの首席奏者、リエージュ音楽院、ゲント王立音楽院の教授を務めるベルギー・クラリネット界の重鎮です。

Goodies
78CDR-3651(1CDR)
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 イダ・ヘンデル(Vn)
ラファエル・クーベリック(指)
フィルハーモニアO

英 HMV C3802/4
(1948年4月4&12日ロンドン、アビー・ロード EMI第1スタジオ録音)
2016年、92歳の現役ヴァイオリニスト、イダ・ヘンデル(1924年生まれ)は1935年ワ ルシャワで開催されたヴィエニアフスキ国際ヴァイオリン・コンクールでジネッ ト・ヌヴー(18歳)、ダヴィド・オイストラフ(27歳)についで第3位に入賞、そ のとき11歳だった。ヘンデル一家は1939年に祖国ポーランドからイギリスに移 住1940年に市民権を得た。その年に英DECCA と契約し契約期間中に約50枚の録 音を残した。これはDECCAとの契約を終了してEMIに移籍後の録音。ラファエル ・クーベリック(1914-1996)は世界的ヴァイオリニスト、ヤン・クーベリック (1880-1940)の長男として生まれたチェコ出身の指揮者。1937年にチェコ・フィ ルを指揮してスメタナ「わが祖国」抜粋(HMV C1979/81)でEMIにデビューした。(グッディーズ)
Goodies
78CDR-3652(1CDR)
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第34番変ロ長調K.378〜第2楽章*
ユーディ・メニューイン(Vn)
ジョルジュ・エネスコ(指)コロンヌO
ヤルタ・メニューイン(P)*

英 HMV DB8586/10
(録音:1938年5月2日パリ、1938年ロンドン*)
ユーディ・メニューイン(1916-1999)はニューヨーク生まれ。サンフランシスコ に移り3歳からヴァイオリンを始めた。ジグムンド・アンカー、ルイ・パーシン ガー(1872-1966)に師事し、1926年10歳の時アルフレッド・ヘルツ(1872-1942) 指揮のサンフランシスコ交響楽団とラロのスペイン交響曲でデビューした。そ の後パリでジョルジュ・エネスコ(1881-1955)、ベルリンでアドルフ・ブッシュ (1891-1952)に手ほどきを受けた。1928年12歳の時初レコード録音を行った。 指揮のジョルジュ・エネスコはルーマニア出身。ヴァイオリニスト、ピアニス ト、作曲家、指揮者、教育者として活躍した全能音楽家。この録音では弟子の メニューインを全面的にサポートしている。ピアニストのヤルタ・メニューイ ン(1922-)はユーディの義妹。パリ音楽院でマルセル・シャンピ(1891-1980)に、 ジュリアード音楽院ではカール・フリードバーグに師事した。 (グッディーズ)

K&K
KUK-123(1CD)
グランド・ピアノ・マスターズ・シリーズ
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番(ピアノと弦楽のための版、ヴィンツェンツ・ラハナー編)
ウストヴォリスカヤ:ピアノ,弦楽&ティンパニのための協奏曲
パトリシア・ハーゼ(P)
ペーター・ライポルト(指)
アンサンブル・ガリーナ

録音:2015 年 10 月ハノーファー・音楽演劇大学,
ショスタコーヴィチに師事した女流作曲家ガリーナ・ウストヴォリスカヤ(1919-2006)。スターリ ン政権時代もその作風を貫き、生き抜いた数少ない作曲家として知られ、独自の神秘的な個 性あふれる作品を残しました。近年評価が高まっており、このアルバムでは“ピアノ、弦楽&テ ィンパニのための協奏曲”を収録。重厚なメロディとティンパニの響きが緊張感を倍増させ、陰 影の深い作品です。ベートーヴェンはラハナーによる弦楽伴奏による版を使用しています。 パトリシア・ハーゼは1989 年ヴィースバーデン生まれの若いピアニスト。

PRAGA
PRD-250359(1CD)
ケンプ・プレイズ・モーツァルト
ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491#
ピアノ・ソナタ第11番「トルコ行進曲付き」
ピアノ協奏曲第8番ハ長調K.246 *
幻想曲ニ短調K.397(385g)
ウィルヘルム・ケンプ(P)
フェルディナント・ライトナー(指)BPO*

録音:1960年4月バンベルク#、1961年1月、1962年1月* ベルリン、ウファ・トーンスタジオ
いわずと知れたDGの名盤。新マスタリングでニュアンスがますます深まり、ケンプの神業を堪能できます。
PRAGA
PRD-250350(1CD)
(1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番変ロ長調K.595
(2)モーツァルト:ピアノ協奏曲第12番イ長調K.414
(3)バルトーク:ピアノ協奏曲第3番
ルドルフ・ゼルキン(P)
ユージン・オーマンディ(指)フィラデルフィアO(1)、
アレクサンダー・シュナイダー(指)マールボロ音楽祭O(2)、
ジョージ・セル(指)コロンビアSO

録音:1962年1月フィラデルフィア(1)、1962年10月マールボロ音楽祭(ライヴ)(2)、1962年4月クリーヴランド(3)
わずと知れたソニーの名盤。新リマスタリングで生まれ変わりました。組み合わせも魅力的です。
PRAGA
PRD-250365(2CD)
ショスタコーヴィチ自作自演集
(1) ユダヤの民族詩よりOp.79(全11曲)
(2) ピアノ協奏曲第2番ヘ長調Op.102
(3) ピアノ協奏曲第1番ハ短調Op.35
(4) 2台のピアノのためのコンチェルティーノOp.94
(5) ピアノ五重奏曲ト短調Op.57
(6) チェロ・ソナタ ニ短調Op.40
(7) 前奏曲第10、16、15、24番Op.34(ツィガーノフ編)
(8) 前奏曲とフーガOp.87〜第5、23、3番
ドミートリー・ショスタコーヴィチ(P)
ニーナ・ドルリアク(S)
ザーラ・ドゥルハノワ(Ms)
アレクセイ・マスレンニコフ(T)
アレクサンドル・ガウク(指)モスクワRSO(2)
サムイル・サモスード(指)モスクワPO(3)、
イオシフ・ヴォロヴンク(Tp)(3)、
マクシム・ショスタコーヴィチ(第2P)(4)、
ベートーヴェンQ(5)、
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)(6)、ドミートリー・ツィガーノフ(Vn)(7)

録音:1955年1月15日(1)、1957年5月10日(2)(5)(6)、11月27日(3)/モスクワ(ライヴ)、1957年/モスクワ音楽院ホール(4)(7)(8)
ショスタコーヴィチは第1回ショパン国際コンクールに出場したほどのピアノの名手でした。神経質そうな見かけからは想像もできないほどバリバリ弾く 典型的なロシア・ピアニズムで、ピアノ協奏曲など圧巻。ショスタコーヴィチの作品は謎めいた所が多く、演奏家や研究家が解釈に頭を悩ませることが多 いですが、この自作自演集はまさに天啓。無限の示唆を与えてくれる宝物のような2枚組。音質も良くなっています。 (Ki)

オクタヴィア
OVCT-00126(1SACD)
税込定価
2016年12月16日発売
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番*
 ドゥムカ 「ロシアの農村風景」 ハ短調 Op.59
 子守歌 (6つの歌より) 作品16-1〔ラフマニノフ編〕
 ノクターン 嬰ハ短調 (6つの小品より) Op.19-4
 ロマンス ヘ短調 Op.5
 悲しい歌 ト短調 (12の小品より) Op. 40-2
若林顕(P)
アレクサンドル・ラザレフ(指)日本PO

録音:2016年5月8日 東京芸術劇場 (ライヴ) *、6月4日 埼玉・富士見市民文化会館・キラリふじみ (セッション) にて収録
ソロや室内楽でCDをリリースし、精力的に活動の幅を広げている若林顕が、ついに協奏曲アルバムをリリース。東京芸術劇場でおこなわれたラザレフ&日本フィルとの演奏をライヴ録音しました。ピアノの色彩感、重厚なサウンドがより一層引き立ち、多層的でドラマティックな音楽が広がります。 カップリングの小品では、叙情あふれる演奏を聴かせ、協奏曲とは違ったチャイコフスキーの魅力が感じられます。(オクタヴィア)

Paladino Music
PMR-0074(1CD)
NX-B03
ジャン・フランセ:クラリネットのための作品集
クラリネット協奏曲(1967-1968)
主題と変奏 (1974)
クラリネット,ヴィオラとピアノのための三重奏曲
ドミトリー・アシュケナージ(Cl)
シンシナティPO
クリストフ=マティアス・ミューラー(指)
イヴォンヌ・ラング(P)
アダ・マイニヒ(Va)
ベルント・グレムザー(P)

録音:1995年5月28日、1992年9月、2016年4月19日
クラリネット奏者ドミトリー・アシュケナージが青年時代から関心を寄せているという、フランスの新古典派主義の作曲家ジ ャン・フランセ(1912-1997)の作品集。フランセの作品は軽妙洒脱で、同時代の作曲家たちのように無調や十二音を重視す ることはなく、常に流麗な響きに彩られています。アシュケナージは作品の持つ特徴を生かし、微妙に移り変わるハーモニー を意識したユーモラスな音色を聴かせます。協奏曲の伴奏を務めるのはシンシナティ・フィルハーモニー・オーケストラ。あ のハンス・ロットの交響曲を1989年に初演したことでも知られる、シンシナティ大学の学生たちによって結成されたオーケ ストラです。このアルバムには1990年代に録音された2曲の他に、2016年の最新録音である「三重奏曲」を収録。アシュ ケナージの“現在”もお聴きいただけます。

DUX
DUX-1287(1CD)
カジミェシュ・セロツキ(1922-1981):ピアノフォニー
フォルテとピアノ(2台のピアノとオーケストラの為の;1967)*
ピアノフォニー (ピアノ、オーケストラとライヴエレクトロニクスの為の;1976-1978)+
サボルチ・エステーニュイ(P)
イェジ・ヴィトコフスキ(P)*
クラクフRSO*
ポーランド国立RSO+
スタニスワフ・ヴィスウォツキ(指)

録音:1973年、ポーランド放送クラクフ支局、クラクフ、ポーランド*
1979年、ポーランド放送カトヴィツェ支局、カトヴィツェ、ポーランド+
DUX
DUX-1303(1CD)
クラリネット二重協奏曲集
カール・シュターミッツ:2つのクラリネットとオーケストラの為の協奏曲変ロ長調
フランツ・アントン・ホフマイスター(1754-1812):2つのクラリネットとオーケストラの為の協奏曲変ホ長調
フランツ・クロンマー(1759-1831):2つのクラリネットとオーケストラの為の協奏曲変ホ長調 Op.35
アンジェイ・ゴデク、バルバラ・ボロヴィチ(Cl)
チェンストホヴァPO
カリシュPO
アダム・クロツェク(指)

Altus
ALT-361(1CD)
舘野泉〜アルメニア・ライヴ
ハチャトゥリアン:ピアノ協奏曲
矢代秋雄:ピアノ協奏曲*
舘野泉(P)
井上喜惟(指)アルメニアPO

録音:1999年2月5日エレヴァン、アラム・ハチャトゥリアンホール
2000年9月17日エレヴァン、アラム・ハチャトゥリアンホール*
2002年に病で右半身の自由を奪われたものの、2年後には左手のピアニストとして復帰し今日まで活躍を続けている舘野泉。2016年に80歳を迎 える彼の貴重なドキュメントが発売されます。1999年、2000年のアルメニアでのライヴ録音で、ハチャトゥリアンと矢代秋雄のピアノ協奏曲はいずれも 舘野の得意曲。強烈な打鍵が忘れられない、魂のこもった熱演です。 ハチャトゥリアンの協奏曲は恐らくこれまでCDリリースがなかったレパートリー。指揮者の井上喜惟は、中学生時代に東京文化会館で舘野の弾くこの 曲を聴いてその素晴らしさの虜になったといい、念願ともいえる共演です。また矢代秋雄の協奏曲はこのライヴがアルメニア初演でしたが、アルメニア・フィ ルのメンバーも深い理解を持って見事に演奏しています。 (Ki)

Alba
ABCD-399(1SACD)
『嵐 − 恐怖』
ノルドグレン(1944-2008):ピアノ協奏曲第2番 Op.112(2001)(ピアノ、弦楽と打楽器のための)
エーディト・セーデルグランの詩による歌曲集Op.129(2003)(メゾソプラノ、弦楽とハープのための)【神々はどこにいるのか/神々がやってくる/嵐/変身】
左手のためのピアノ協奏曲 Op.129(2004)(左手のピアノと室内管弦楽のための)
ヘンリ・シーグフリードソン(P)
オストロボスニアCO
ユハ・カンガス(指)
モ ニカ・グループ(Ms)

録音:2015年5月22日?23日(歌曲集)、25日?26日(協奏曲) スネルマンホール(コッコラ、フィンランド)
制作・録音:サイモン・フォックス=ガール
「音楽は、孤立した『人工的』な芸術品ではない。だから、日々の生活や、目で見て、経験して、感じるといったあらゆることと作曲を切り離すことは できない。作曲は、言葉よりも的確に自己を表現するために必要な手段であり、他の人たちとコミュニケーションを図る方法だ」。フィンランドの作曲家ノ ルドグレンは、1976年にこう語り、その「哲学」を生涯変えることがなかったといわれます。彼の最大の理解者のひとり、ユハ・カンガス(1945?)と オストロボスニア室内管弦楽団によるシリーズ。ノルドグレンの作品の中で重要な位置を占める「協奏曲」の2曲と、彼のジャンルでは数少ない歌曲集が 取り上げられました。 ピアノ協奏曲第2番はオウルンサロ音楽祭の委嘱作。弦楽の各パートを分割するオーケストレーションと打楽器の効果的な使い方によって「室内管弦楽団」 の規模を超える表現をめざしたドラマティックな作品です。スウェーデン系フィンランドの詩人エーディト・セーデルグランの詩による2つの歌曲集のうち 2003年の作品は、「神々はどこにいるのか」「神々がやってくる」「嵐」「変身」の4つの詩を劇的、論理的な流れに構成。ハープを加えた弦楽オーケスト ラのために作曲されました。2007年の初演と同じモニカ・グループが歌います。《左手のためのピアノ協奏曲》は舘野泉の委嘱により作曲されました。「旅 に出た夫に捨てられたと思い、悲しみと怒りの末に死んでしまった女。戻ってきた男は、妻に八つ裂きにされるのではないかという恐怖に襲われる……」。 小泉八雲の『影(Shadowings)』に収められた『死骸にまたがる男(The Corpse-Rider)』に基づく標題音楽です。「オープニング、第2ヴァイオリン が第1ヴァイオリンよりも半音低く調弦され、彼のこれまでのどの作品よりも幽霊っぽい雰囲気を醸し出す。骨まで凍りつきそうな泣き声をあげる打楽器。 ピアノの最初の音楽は、恐怖にめざめた男の感情を表現すると考えられる……」(カレヴィ・アホ)。2つのピアノ協奏曲のソリストは、フィンランドのヘンリ・ シーグフリードソン(1974?)。2005年にボンで開催された第1回国際ベートーヴェン・コンペティションで第1位と聴衆賞を受賞、室内楽特別賞を共 同受賞、パルムグレンの3曲のピアノ協奏曲(ABCD385)とユッカ・リンコラの第1番の協奏曲(ABCD364)を Alba Records に録音しています。 (Ki)

Altus
TALT-006(1CD)
ティボーの芸術1〜ライヴ放送録音編
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調 K.218*
ジャック・ティボー(Vn)
ヴィクトル・テザルツェンス(指)ローザンヌCO
エドゥアルト・ファン・ベイヌム(指)ACO*

録音:1951年ヌーシャテル、1949年アムステルダム*

Altus
TALP-LP017(2LP)
国内プレス
税込税込
ティボーの芸術1〜ライヴ放送録音編
[LP1/A]
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲〜第1楽章
[LP1/B] 
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲〜第2・3楽章
[LP2/A] 
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番〜第1楽章
[LP2/B] 
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番〜第2・3楽章
ジャック・ティボー(Vn)
[LP1]ヴィクトル・テザルツェンス(指)ローザンヌCO
[LP2]エドゥアルト・ファン・ベイヌム(指)ACO

録音:[LP1]1951年ヌーシャテル、[LP2]1949年アムステルダム
旧TAHRA盤のAltusによるマスタリング再発売。官能的な演奏がヴァイオリン愛好家にはたまらないティボー。ベートーヴェンの協奏曲はこれがおそらく唯一の録音であり、粋なカデンツァは必聴。そしてモーツァルトの協奏曲も大変面白い!テンポもリズムも崩れ落ち、オーケストラとは別次元でたゆたう極美のソロ。まるでとろけて無くなってしまいそうな、驚きのモーツァルトです (Ki)
Altus
TALT-007(1CD)
ティボーの芸術2〜スタジオ放送録音編
ラロ:スペイン交響曲(4楽章版)
フランク:ヴァイオリン・ソナタ*
ジャック・ティボー(Vn)
ヴィンフリート・ツィリッヒ(指)ヘッセンRSO
ジャン・ラフォルジュ(P)*

録音:1951年フランクフルト、1952年ザールブリュッケン*

Altus
TALP-019(2LP)
国内プレス
税込税込
ティボーの芸術2〜スタジオ放送録音編
[LP1/A] 
ラロ:スペイン交響曲〜第1,2楽章
[LP1/B] 
ラロ:スペイン交響曲〜第4,5楽章
[LP2/A] 
フランク:ヴァイオリン・ソナタ〜第1,2楽章
[LP2/B] 
フランク:ヴァイオリン・ソナタ〜第3,4楽章
ジャック・ティボー(Vn)
[LP1]ヴィンフリート・ツィリッヒ(指)ヘッセンRSO
[LP2]ジャン・ラフォルジュ(P)

録音:[LP1]1951年フランクフルト、[LP2]1952年ザールブリュッケン
旧TAHRA盤のAltusによるマスタリング再発売。スタジオ録音の良好な音質で堪能するティボーの至芸。高いピッチで張りのある音を響かせるヴァイオリンが強烈。「スペイン交響曲」の煌めく技巧には心が躍ります。フランクのソナタでのねっとりと妖艶な歌い回しもティボーならでは。興奮の演奏です。 (Ki)

スロヴェニア放送
ZKP-114045(1CD)
クラリネット協奏曲集
(1)フィンジ:クラリネット協奏曲 Op.31
(2)フランセ:フルート,クラリネットと管弦楽のための二重協奏曲
(3)ウロシュ・クレク(1922-2008):クラリネットと管弦楽のための協奏幻想曲
(4)ヴィト・ジュライ(b.1979):クラリネット協奏曲
ヨジェ・コタル(Cl)
スロヴェニアRSO
(1)シモン・クレチッチ(指)
 録音:2013 年11 月13 日 リュブリャナ
(2)ミレナ・リポヴシェク(Fl)
 ベノワ・フロマンジェ(指)
 録音:2012 年1 月13 日 リュブリャナ
(3)マルコ・レトニャ(指)
 録音:2008 年11 月21 日 リュブリャナ
(4)シモン・クレチッチ(指)
 録音:2012 年10 月26 日 リュブリャナ
スロヴェニアのクラリネット奏者、ヨジェ・コタルによる近現代のクラリネット協奏曲。コタルはス ロヴェニア・フィルの主席クラリネット奏者を 12 年間務めた後、現在はスロヴェニア放送交響楽 団の主席クラリネット奏者。ジェラルド・フィンジ(1901-1956)のクラリネット協奏曲は比較的よく 知られているだろう。ジャン・フランセ(1912-1997)の晩年近くの作品であるフルート、クラリネッ トと管弦楽のための二重協奏曲は、陽気でお洒落なパリの雰囲気が濃厚な素敵な作品。ウロ シュ・クレク(1922-2008)は20 世紀後半のスロヴェニアを代表する作曲家。クラリネットと管弦楽 のための協奏幻想曲は重厚な作品。ヴィト・ジュライは1979 年、マリボル生まれの作曲家。クラ リネット協奏曲は、かつてのフランスの前衛音楽の影響を受けたような作品。

ALBANY
TROY-1643(1CD)
「マイケル・トーキー(1961-):3つのマンハッタン橋」
(1)3つのマンハッタン橋〜ピアノと管弦楽のための(ジョージ・ワシントン橋/クイーンズボロ橋/ブルックリン橋)
(2)冬物語〜チェロとオーケストラのための
デヴィッド・アラン・ミラー(指)
アルバニーSO
(1)ジョイス・ヤン(P)、
(2)ジュリー・アルバース(Vc)

録音:2014年、2015年
アメリカの人気現代音楽作曲家マイケル・トーキー。イーストマン音楽学校でジョゼフ・シュワ ントナーとクリストファー・ラウズに師事。ポスト・ミニマリズムの作曲家としても有名なトーキーで すが、このアルバムでは旋律が極めて調性的で美しくロマンティックな作品。「3 つのマンハッタ ン橋」はピアノ協奏曲で、“ジョージ・ワシントン橋”“クイーンズボロ橋”“ブルックリン橋”の 3 楽 章形式。ラヴェル、ラフマニノフ、ガーシュウィンを意識して作曲したと語るその音楽は本当にロ マン薫るよう。「冬物語」は5 楽章形式のチェロ協奏曲。冬の寒さから春の訪れまで表現豊かに 描いています。

Lyrita
SRCD.356(1CDR)
ショー:ピアノ協奏曲集
ピアノ協奏曲第1番
ピアノ協奏曲第2番
マーティン・ジョーンズ(P)、
フランシス・ショー(指)スロヴァキア国立SO

録音:2014年11月
フランシス・ショー(1942−)はペトラッシ、L・バークリー、ゲールの門下生であり、代表作には、メニューインからの委嘱作品「弦楽のためのディヴェルティメント」などがある現代イギリスの作曲家。 約25年振りに2014年に改訂が施された「ピアノ協奏曲第1番」を含む2つのピアノ協奏曲を、知られざる英国音楽のスペシャリスト、マーティン・ジョーンズが繰り広げる。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

Hyperion
CDA-68154(1CD)
クラシカル・ピアノ・コンチェルト・シリーズVol.4〜コジェルフ:ピアノ協奏曲集
ピアノ協奏曲第1番ヘ長調
ピアノ協奏曲第5番変ホ長調
ピアノ協奏曲第6番ハ長調
ハワード・シェリー(P&指)
ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズ

録音:2015年12月10日−11日、殉教者聖サイラス教会(ロンドン)
第4弾は、1780年代のウィーンで活躍したモーツァルトと同世代の作曲家、レオポルト・コジェルフ(1747−1818)のピアノ協奏曲集。ピアニスト、音楽教師、出版業者と多彩な才能を持ち、モーツァルトの死後に宮廷作曲家も務めたコジェルフ。当時のヨーロッパでは高い評価を得ながらも、モーツァルトの影に隠れ現在では忘れ去られてしまっているコジェルフの優美なるピアノ協奏曲を、名手ハワード・シェリーが現代に蘇らせます。また、Chandosの「モーツァルトと同世代の作曲家シリーズ」でも、コジェルフを含む同時代の作品を多数録音してきたロンドン・モーツァルト・プレーヤーズの溌剌とした演奏もポイントです。

Fontec
FOCD-9732(1CD)
2016年12月7日発売
第6回仙台国際音楽コンクールヴァイオリン部門優勝〜チャン・ユジン
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調op.64
ストラヴィンスキー:ヴァイオリン協奏曲
チャン・ユジン(Vn)
広上淳一(指)仙台PO
仙台市が2001年に創設した仙台国際音楽コンクールは、コンチェルトを課題曲の中心に据え るという特色を持っています。予選は室内アンサンブルと共演し、セミファイナルとファイナル では仙台フィルと共演します。 2016年5〜6月におこなわれた第6回仙台国際音楽コンクールヴァイオリン部門では、チャ ン・ユジン(韓国)が優勝しました。 日本が世界に発信する若き才能の登場です。(フォンテック)
■チャン・ユジン
1990年韓国生まれ。 9歳からKBS交響楽団やソウル・フィルなどと共演を重ね、11歳で初リサイタル。 2007年にイヴァン・フィッシャー指揮ブタペスト祝祭管弦楽団とチャイコフスキーを共演したことで注目を浴び る。 2004年メニューイン・コンクール3位、2009年ソウル国際音楽コンクール4位に入賞したほか、ハノーファ ーやインディアナポリスのコンクールでも高い評価を得ている注目の新星。 2009年にはソウルの春音楽祭で紀尾井シンフォニエッタと共演したほか、スペインのエクスレマドゥーラ管弦楽 団と共演して絶賛を博し、再招聘を受けた。 2010年に韓国国立芸術大学を首席で卒業し、ボストン・ニューイングランド音楽院でミリアム・フリード氏に師 事。 2013年宗次エンジェル・ヴァイオリンコンクール1位、2016年仙台国際音楽コンクールで優勝した。
Fontec
FOCD-9733(1CD)
2016年12月7日発売
第6回仙台国際音楽コンクールピアノ部門優勝〜キム・ヒョンジュン
モーツァルト:ピアノ協奏曲第19番へ長調K459
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番
キム・ヒョンジュン(P)
パスカル・ヴェロ(指)仙台PO
仙台市が2001年に創設した仙台国際音楽コンクールは、コンチェルトを課題曲の中心に据え るという特色を持っており、セミファイナルとファイナルでは仙台フィルと共演します。 2016年6月におこなわれた第6回仙台国際音楽コンクールピアノ部門では、キム・ヒョン ジュン(韓国)が優勝しました。 日本が世界に発信する若き才能の登場です。 (フォンテック)
■キム・ヒョンジュン
第6回仙台国際音楽コンクール優勝。2010年パデレフスキ国際ピアノコンクール2位及び審査員特別賞、最年 少出場者となった2010年KBS音楽コンクールでグランプリ受賞、2008年ショパン国際ピアノコンクールin ASIA優勝、2008年台北ショパン国際ピアノコンクール2位など数々のコンクールで高い評価を受けている。 2011年ソウル国際音楽コンクール、2010年ロードス国際ピアノコンクール、浜松国際ピアノコンクールにおい ても入賞している。 10歳でソウルシンフォニーと共演し、ソリストデビュー。その後も、東京交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦 楽団、パデレフスキー・ポメラニアンフィルハーモニー管弦楽団、ヤシ・モルドバ・フィルハーモニー管弦楽団、 クラクフ・フィルハーモニー管弦楽団、高雄市交響楽団、KBS交響楽団、城南市立交響楽団、プライム・フィル ハーモニー管弦楽団、水原市立交響楽団等、多数のオーケストラと共演。 また、ヤマハアーティストサービスソウルによるライジングアーティストシリーズや、クムホ・アシアナ文化財団 によるヤングアーティストコンサートリサイタルに出演。その他、台北ナショナルコンサートホール、アクトシテ ィ浜松大ホール、日立システムズホール仙台、パデレフスキーフィルハーモニーホール、ソウルアートセンター、 石川県立音楽堂コンサートホールでも演奏している。 現在、ジョンズ・ホプキンス大学ピーボディ音楽院に在籍し、ムン・ヨンヒに師事している。

APARTE
AP-141(2CD)
C.P.E.バッハ(1714-1788):作品集
[CD1]
チェロ協奏曲イ短調 Wq.170(H.432)
シンフォニア第5番ロ短調 Wq.182(H.661)
チェロ協奏曲イ長調Wq.172(H.439)
トリオ・ソナタ「多血質と憂鬱質(Sanguineus& Melancholicus)」(2つのヴァイオリンと通奏低音のための)ハ短調Wq.161 (H.579)*

[CD2]
シンフォニア第3番ハ長調Wq.182/3(H.659)
チェロ協奏曲第2番変ロ長調Wq.171(H.436)
シンフォニア.ホ短調Wq.178(H.653)
ソナタ.長調Wq.137(H.559)
ピッコロ・チェロとチェンバロのためのソナタWq.137(H.559)
チェンバロ協奏曲ニ短調Wq.17(H.420)
[CD1](AP.080)
オフェリー・ガイヤール(Vc/フランチェスコ・ゴフリラー1737年製、指)
フランチェスコ・コルティ(フォルテピアノ)[使用楽器:Johann Andreas Stein(1785)/Franz Baumbach(Vienne,1790)] 
ティボー・ノアリ(Vn)*
プルチネッラ・オーケストラ
録音:2013年9月17-19日、12月19日/パリ、ボン・セクール教会

[CD2](AP.140)
オフェリー・ガイヤール(Vc/フランチェスコ・ゴフリラー1737年製、ピッコロ・Vc、指)
フランチェスコ・コルティ(フォルテピアノ/F.ブランシェ1733年製、フランツ・バウムバッハ1780年製)
プルチネッラ・オーケストラ
録音:2015年9月7-10日パリ
気品としなやかさを兼ね備えたフランスの女性チェロ奏者、オフェリー・ガイヤール。1998年ライプツィヒ国際バッハ・コンクール第3位、また自ら 創設したアンサンブル・アマリリスを率いて国際コンクールで優勝しており、モダンからバロックまで、幅広く活躍しています。フルニエ、トルトゥリエら、 フランス・チェロ楽派の正当な継承者ともいえる存在。彼女のC.P.E.バッハの録音が2枚組お買い得価格で登場。[CD1]は2014年のディアパソン・ドー ル・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。バロックから古典への重要な橋渡し役であったC.P.Eバッハ。新しい時代を切り開く勢いが感じられる作品を、ガ イヤール率いる力強くも気品あふれる演奏でたのしめるセットです。 (Ki)
APARTE
AP-115(1CD)
ベルノルド&セイソン〜モーツァルト
モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 K299【カデンツァ:マリウス・フロトホイス】
フルート協奏曲 ト長調 K313【カデンツァ:マクサンス・ラルー(第1楽章)、フィリップ・ベルノルド(第2楽章)、ジャン=ピエール・ランパル(第3楽章)】
アンダンテ ハ長調 K315(285e)【カデンツァ:フィリップ・ベルノルド】
フィリップ・ベルノルド(Fl&指)
エマニュエル・セイソン(Hp)
パリ室内O(オルケストル・ド・シャンブル・ド・パリ)

録音:2015年7月7,10日
ランスのフルートの名手、フィリップ・ベルノルドによるモーツァルトの協奏曲集の登場。フルートとハープの協奏曲では、同じくフランスの若手ハー プ奏者で、現在はメトロポリタン歌劇場で首席ハープ奏者を務めるエマニュエル・セイソンが参加しています。 ベルノルドはもともとはリヨン国立歌劇場のフルート奏者としてキャリアをスタートさせました。モーツァルトのフルート協奏曲はオペラ・アリアを思わせ るような部分もあり、ベルノルドのヴィルトゥオジティと音楽性が遺憾なく発揮されています。ハープのセイソンのヴィルトゥオジティが、名曲に花を添えて います。カデンツァもベルノルド自身によるものも収録されており、こちらも注目です。 ベルノルドは来日も多く、日本でもマスタークラスなどでもおなじみのフルートの名手ですが、指揮に関しても、シャルル・ミュンシュ(および兄のフリッ ツ・ミュンシュ(ミュンヒ))に師事したルネ・マターに師事しています。1994年に「Les Virtuoses de l’ Opera de Lyon(リヨン・オペラのヴィルトゥ オーゾたち)」を結成、その指揮者としても活動を開始し、指揮者としてもヨーロッパの様々なオーケストラ、さらにアンサンブル金沢などと共演、近年指 揮者としての活動にも力が入っています。 (Ki)

Hyperion
CDA-68055(1CD)
ロマンティック・ヴァイオリン・コンチェルト・シリーズVol.21
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第2番ニ短調 Op.44
コンツェルトシュテュック 嬰ヘ短調 Op.84
イン・メモリアム 嬰ハ短調 Op.65
アダージョ・アパッショナート ヘ短調 Op.57
ジャック・リーベック(Vn)、
マーティン・ブラビンズ(指)
BBCスコティッシュSO

録音:2014年12月10日−11日、シティ・ホール(グラスゴー)
uartzレーベルより劇的なデビュー(QTZ 2002)を果たし、メジャー・レーベルでの録音や、変幻自在のアンサンブル「フィボナッチ・シークエンス」のリーダーとして活躍、日本では福間洸太朗とのデュオで来日公演も果たしている若きヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニスト、ジャック・リーベック。
ロマンティック・ヴァイオリン・コンチェルト・シリーズとして、「ヴァイオリン協奏曲第3番」と「スコットランド幻想曲」を収録したVol.17(CDA-68050)、「ヴァイオリン協奏曲第1番」と「セレナード」を収録したVol.19(CDA-68060)と大ヒットを飛ばしたマックス・ブルッフ(1838−1920)のヴァイオリン協奏曲集が、「ヴァイオリン協奏曲第2番」を収録した第3弾で全集完結!
サラサーテのために書かれハイフェッツやパールマンによる名演が残されているものの、現代では録音・演奏の機会の少ない「ヴァイオリン協奏曲第2番」を始め、ヨアヒムのために書かれた「イン・メモリアム」、「アダージョ・アパッショナート」や、ヨアヒムの弟子ヴィリー・ヘスのために書かれた「コンツェルトシュテュック」など、ロマンティック・コンチェルト・シリーズならではと言えるような稀少作品を収録。イギリスの若きヴィルトゥオーゾが凛々しく描く、ドイツ・ロマン派の美しく物悲しいヴァイオリンと管弦楽のための作品をどうぞ。

BMC
BCD-9471(1CD)
トランスフォーメーション〜現代テューバ作品
ガンサー・シュラー(1925-2015):バス・テューバ協奏曲第2 番
シュトックハウゼン:ハーモニーエン
ダナ・ウィルソン(b.1946):テューバと吹奏楽のための協奏曲*
デイヴィッド・ラング(b.1957):《君は経験した?》〜エレクトリック・テューバと語り、室内管弦楽のための#
アーロン・ティンダル(Tub)
ジェフリー・マイヤー(指)
イサカ・カレッジSO
イサカ・カレッジ室内O
スティーヴン・ピーターソン(指)イサカ・カレッジ・ウィンド・サンサンブル*
スティーブン・スタッキー(語り) #

録音:2013-2015年
13世紀ペルシャ語文学史上最大の神秘主義詩人ジャラール・ウッディーン・ルーミーにインスパイアされた作品をヴィオラとカホン、バウロン、カシシ、ヴィブラフォン、ウドゥ、カンジーラ、ジャンベなどの打楽器による演奏。深く心に響く音色、デュオ・ジャラルが委嘱した 2 作品(ジポリン、Ljova)はルーミーの詩を基に作曲。時代も国も言語も超越した、聴くだけで癒されるパワーを感じさせる。


Pentatone
PTC-5186591
(1SACD)
ジャケット変更再発売
ハチャトゥリアン:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ニ長調 Op.19
グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲 イ短調 Op.82
ユリア・フィッシャー(Vn)
ヤコフ・クライツベルク(指)
ロシア・ナショナルO

録音:2004年5月12,13日/DZZ第5スタジオ(モスクワ)
ユリア・フィッシャーの衝撃のデビュー盤、ハチャトゥリアン、プロコフィエフそして、グラズノフのヴァイオリン協奏曲集がジャ ケット一新で再登場します。録音当時21歳だったユリア・フィッシャーですが、既に独自のスタイルを確立しており、彼女の最大の魅力と言える情熱的で 表情豊かな演奏を披露しております。 冒頭のハチャトゥリアン。一度聴いたらその旋律が耳に残る第1楽章の提示部から凄まじい存在感を示し、圧倒的なテクニックで雄大に演奏します。第 2楽章の歌謡的で抒情的な主題ではフィッシャーの美音が冴えわたり、聴き手の心を鷲掴みにします。そして、民族舞踏を想わせる無窮動とも言える終楽 章は超ド級の名演で、終結部の強烈な同音連続によって豪快に終わります。 次に収録されたプロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第1番では、「夢みるような」と作曲者自身が述べた第1主題を絶妙な歌い回しで弾きはじめ、緩 -急-緩と配列された全3楽章構成の中で、非常に豊かな表現力を披露しております。 ★そしてグラズノフは、終始フィッシャーの美音が冴えわたります。ヴァイオリンの様々な奏法を用い、高度な技術が要求されるこの協奏曲
ですが、余裕 すら感じさせる演奏には脱帽です!(再発売にともない旧盤PTC 5186059は廃盤となります。)気

Pentatone
PTC-5186592
(1SACD)
ジャケット変更再発売
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.77
ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調 Op.102*
ユリア・フィッシャー(Vn)
ダニエル・ミュラー=ショット(Vc)
オランダPO
ヤコフ・クライツベルク(指)

録音:2006年12月、2005年12月*/ヤクルト・ホール(アムステルダム)
2016年10月に12年ぶりの来日公演を果たし大きな話題となったユリア・フィッシャー。PENTATONEレーベルに録音し たブラームスのヴァイオリン協奏曲とヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲のアルバムがこのたび、ジャケット一新で再登場致します。 ミュンヘン生まれのユリア・フィッシャーは、3歳でヴァイオリンを、その後ピアノも習いはじめ、すぐにその才能を開花させヴァイオリン、ピアノそれぞ れで国際的なコンクールに複数回優勝しているという逸材。その後順調にキャリアを重ね、PENTATONEレーベルからのデビュー盤となったロシアン・ア ルバム(PTC 5186591)で、一躍世界のひのき舞台に躍り出ました。確かな技術と情熱的な語り口が魅力のフィッシャーですが、このブラームスでも彼 女の才が光ります。独特な緊張感と推進力溢れる明朗なフィッシャーのブラームスは、彼女の特質すべき才能がなせる妙技と言えましょう。(再発売にと もない旧盤PTC 5186066は廃盤となります。)気

BIS
BISSA-2209(1SACD)
リゲティ:チェロ協奏曲(1966)*
13人の奏者のための室内協奏曲(1969-70)**
管弦楽のためのメロディ(1971)##
ピアノ協奏曲(1985-88)##
バルドゥア・ブレニマン(指)、
BIT20アンサンブル、
クリスティアン・ポルテラ(Vc;ストラディヴァリウス1711年製“Mara”)*,##
ヨーナス・アホネン(P;スタインウェイD)##

録音:2014年4月グリーグ・ホール(ベルゲン、ノルウェー)##
2015年10月/ランドス教会(ベルゲン、ノルウェー)*,##
2015年10月/オセアナ芸術文化センター(オセアナ、ノルウェー)**
ブダペスト音楽院でヴェレシュらに師事したリゲティの協奏曲。リゲティは1956年のハンガリー動乱ののち亡命し、ウィーン に永住しました。ダルムシュタット夏期講習の指導者、ストックホルムの王立音楽アカデミーの教授などを兼ねつつ前衛音楽を推進した作曲家の一人とし て知られております。 リゲティの代名詞とも言える「アトモスフェール」と音群作法の総決算とも言える傑作「ロンターノ」の間である1966年に作曲されたチェロ協奏曲は、 音響と旋律の波が去来する20世紀を代表するチェロ協奏曲です。ピアノ協奏曲は最も複雑で難解なスコアだと述べていたほどの大曲で、オカリナ、スラ イドホイッスル、ハーモニカを含んでいるのも特徴的です。2016年に歿後10年を記念したアルバムとなっております。 (Ki)

CPO
CPO-777922(1CD)
NX-B10
ヴュータン:チェロ協奏曲集
チェロ協奏曲第1番イ短調Op.46
チェロ協奏曲第2番ロ短調Op.50
独奏ヴィオラのための奇想曲ハ短調「パガニーニの思い出に」Op.55
ウェン=シン・ヤン(Vc)
エヴァーグリーンSO
ゲアノート・シュマルフス(指)
ベルギー出身のヴァイオリニスト、作曲家アンリ・ヴュータン(1820-1881)。その作品もほとんどがヴァイオリンのために 書かれていますが、生涯の終わり近くになって、ヴァイオリンの演奏を断念してからは、このアルバムに収録されている2 曲の「チェロ協奏曲」や弦楽四重奏曲など“他の楽器のための作品も残しました。このアルバムでは、珍しいチェロのための 作品集を名手ウェン=シン・ヤンが演奏しています。華やかな作風で知られるヴュータンの一連の作品に比べると、このチェ ロ協奏曲が陰鬱な雰囲気を持っているのは、病のためにヴァイオリン演奏を断念せざるを得なかった晩年のヴュータンの境遇 が反映されているようで、初期の作品とは一線を画した晦渋な音楽となっています。Op.55の奇想曲は当初ヴィオラのため に作曲されましたが、チェロで演奏されると一層力強さが増幅され、パガニーニの原曲を超えるほどの完成度の高さを感じさ せます。

Centaur
CRC-3462(1CD)
ルビンシテイン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.25
ドン・キホーテ Op.87
グリゴリオス・ザンパラス(P)
ヨン・セアンデル・ミッチェル(指)
ボフスラフ・マルティヌーPO

録音:2012年1月27日ー29日
ギリシャのピアニスト、グリゴリオス・ザンパラスによる19世紀ロシアのヴィルトゥオーゾ、アントン・ルビンシテイン(1829−1894)のピアノ協奏曲シリーズ。「第3番&第4番」(CRC-3032)、「第5番」(CRC-3204)、「第2番」(CRC-3320)に続く最終巻は「第1番」!ザンパラスとセアンデル・ミッチェルとのコンビは、ルビンシテインの5つのピアノ協奏曲全てを録音した初のチームとなります。

Goodies
33CDR-3644(1CDR)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番ハ長調 K.467
(カデンツァ:ロベール・カザドシュ)
ロジーナ・レヴィーン(P)
ジャン・モレル(指)
ジュリアードO

米 COLUMBIA MS 6182(Stereo)
(1960年5月6&11日ニューヨーク、コロンビア・スタジオ録音)
ジュリアード音楽院のピアノ科の名教師ロジーナ・レヴィーン(1880-1976)の80 歳記念録音。キエフの宝石商の娘として生まれた彼女はモスクワ音楽院に学び 1898年に大金メダルを得て卒業。その後まもなく 5歳年長のピアニスト、ヨー ゼフ・レヴィーン(1874-1944)と結婚した。夫妻は1919年にアメリカに亡命し た。1944年に夫のヨーゼフが死去すると、ジュリアードの経営陣は満場一致で 夫人のロジーナを夫の後任教授に推薦し、その後32年に渡って数々の俊英を育 成した。中でも1958年に冷戦時代のソ連で開催されたチャイコフスキー・コン クールにアメリカ人として初めて優勝したヴァン・クライバーン(1934-2013)や 日本人ピアニストの中村紘子(1944-2016)、作曲家のジョン・ウィリアムズ (1932-)、指揮者のジェイムズ・レヴァイン(1942-)等は門下生だった。ジャン ・モレル(1903-1975)はフランス生まれ。ニューヨーク・シティ・オペラ(1946- 1951)、メトロポリタン歌劇場(1956-1971)の指揮者を務めた。ジュリアード音 楽院でも後進の指導にあたり、ヘルベルト・ブロムシュテット(1927-)、ジェイ ムズ・レヴァイン(1942-)、レナード・スラットキン(1944-)は門下生だった。 (グッディーズ)
Goodies
33CDR-3645(1CDR)
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第7番ニ長調 K.271a アイダ・シュトゥツキ(Vn)
グスタフ・ルント(指)
シュトゥットガルト・トンスタジオO

米 PERIOD SPLP 548(U.S.)(Mono)
(1951年11月シュトゥットガルト録音)
アイダ・シュトゥツキ(1921-2011)はエジプト、カイロ生まれでスイスのヴァイ オリン奏者。アンネ=ゾフィ・ムター(1963-)の師として知られている。10歳で ヴァイオリンを始め最初はヴィンタートゥール/チューリッヒ市立オーケスト ラのコンサート・マスター、エルンスト・ヴォルタースに、続いてハンガリー 生まれのヴァイオリン教師シュテフィ・ガイヤー(1888-1956)に、さらにルツェ ルンで名教授カール・フレッシュ(1873-1944)に師事した。1940年にジュネーヴ 国際音楽コンクールで入賞し、1945年から1950年までピアニストのクララ・ハ スキル(1895-1960)とデュオを組んだ。1948年からヴィンタートゥール音楽院で 教鞭をとり、1992年にはチューリッヒ高等芸術院でマスタークラスを開いた。 1975年にはヴィンタートゥールの「カール・ハインリッヒ・エルンスト芸術基 金賞」を受賞した。 この録音は1951年シュトゥツキが30歳の時アメリカのPERIODレーベルにスタジ オ録音されたもの。ヴァイオリン協奏曲第7番はアメリカのDoremi社の復刻CD にも収録されていない貴重な音源である。 (グッディーズ)

ALTO
ALC-1323(1CD)
モーツァルト:ピアノ協奏曲集
第23番イ長調 K.488*
協奏曲第24番ハ短調 K.491*
協奏曲第8番ハ長調「リュツォウ」K.246+
ヴィルヘルム・ケンプ(P)
バンベルクSO*、ベルリンPO+
フェルディナント・ライトナー(指)+

録音:1960年4月、バンベルク、西ドイツ、ADD*/1962年1月、西ベルリン、西ドイツ、ADD+
原盤:Deutsche Grammophon

Challenge Classics
CC-72730(1CD)
シュルホフ:ピアノと小管弦楽のための協奏曲 Op.43 WV 66
組曲第3番(左手のための)
ジャズの舞踏組曲 Op.74 WV 98
皮肉(4手のための組曲) Op.34 WV 55*
ダフード・サリム(P)
ナデージュダ・フィリッポーヴァ(P)*
アンドリュー・グラムス(指)
アムステルダム音楽院SO

録音:2015年
1990年生まれ、ジャズ・ミュージシャンである父親のAbdu Salimに4歳よりピアノの手ほどきを受け、ジャズとクラシックを学んできたダフード・サ リム(名前はスタンダード・ジャズの曲名からとられたと思われる「Daahoud」)。自身もジャズ・クインテットで活動するなどマルチな才能を発揮しています。 エルヴィン・シュルホフ(1894-1942)はジャズとクラシックの語法を組み合わせた作品を残しており、ピアノも堪能。まさにこのピアニストにうってつ けの作曲家と言えます。ガッチリ堅固に書き込まれた譜面からジャズの響きが出てくる「ジャズの舞踏組曲」など、独特のピアニズムが大いに楽しめます。 (Ki)


Treasures
TRE-146(1CDR)
カンポーリ〜ブルッフ、サン・サーンス&ラロ
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
サン・サーンス:ハバネラ*
 序奏とロンド・カプリチオーソ*
ラロ:スペイン交響曲#
アルフレッド・カンポーリ(Vn)
ロイヤルトン・キッシュ(指)新交響楽団
アナトール・フィストラーリ(指)LSO*
エドゥアルド・ヴァン・ベイヌム(指)LPO#

録音:1951年4月17日、1953年11月10日*、1953年3月3-4日#
※音源:英DECCA ACL-124、ACL-64#
◎収録時間:77:08
“作品の様式美を踏み外さないカンポーリの芳しい歌心!”
■音源について
全てACL(溝)盤を使用。ACLは時折音がざらつき気味のものにも出会いますが、これらは問題なく良い音で鳴ってくれました。なお、ブルッフの1〜2楽章間は一瞬音が途切れますが、元々そのように収録されています。

★アルフレッド・カンポーリ(1906-1991)はイタリア生まれですが、少年期にロンドンへ移住。イタリア的な明るさを持つ美音と英国風の折り目正しいフレージングを融合したを魅力は、かけがえのないもの。ここでは、そんなカンポーリの魅力を端的に示す名演として、濃厚な味を持つ作品ばかりを集めていますが、特にご注目いただきたいのは、作品の濃厚さを逆手に取って聴衆に媚びるような表現はせず、気品溢れる音楽に結実させている点。
例えば、サン・サーンスの「序奏とロンド〜」の冒頭は、リズムを立てず、しっとりと歌われるのが常ですが、カンポーリはそんなお約束とは無縁。5小節目の下降音の32分音符にカラッとした軽みを与えているように、この作品の魅力は決して演歌風の表情付けではなく、各楽想を丁寧に描くことで自然に滲み出るということを教えてくれます。それでいて、多くの人が期待する「お涙」も過不足なく湛えているのですから、なんという芸の奥深さ!
そういう常套手段に甘んじない気品溢れる芸風は、スペイン交響曲で最大に開花しています。第1楽章の最初のソロに、カンポーリのアプローチの魅力のすべてが凝縮されています。情緒たっぷりのアゴーギクも、血を滾らせたような上げ弓も用いずに切々と歌われるフレーズは、音の勢いで蹴散らしてはもったいないと言わんばかり。天下の美音を誇りながら感覚美を志向せず、熱い音ではなく、熱い共感こそが説得力を生むのだということを思い知らされます。第2楽書の可憐さも、あくまでも自然体だからこそ聴き手の心をくすぐるのです。第3楽章の主題で、音の高低差を大げさに対比するような真似も、カンポーリの美意識が許しません。したがって終楽章も、力任せの演奏では聴こえてこない香り高いニュアンスの連続!美しい歌とは何か…、その答えが3:34から導き出されます。安易なエキゾチシズムに依存しないという演奏は他にもあるかもしれませんが、それを綺麗事で終わらせず、慎ましさの中に華のある表現で聴き手を酔わす演奏となると、他に思い当たりません。そして忘れてならないのは、ベイヌムの指揮の凄さ!カンポーリとは対照的に、高凝縮力を誇る迫力満点の音楽を展開していますが、内面から確信するニュアンスを貫徹させる信念は共通しており、両者が反発し合うことなく見事にブレンドされている点も特筆ものです。【湧々堂】

Signum Classics
SIGCD-467(1CD)
ニールセン&モーツァルト:フルート協奏曲集
モーツァルト:フルート協奏曲第1番ト長調 K.313、
 フルートのためのアンダンテ ハ長調 K.315、
 フルートのためのロンド ニ長調 K.373
ニールセン:フルート協奏曲 FS.119
ジュリエット・ボウザー(Fl)、
ハイメ・マルティン(指)
ロイヤル・ノーザン・シンフォニア

録音:2015年6月
2014年のECHOライジング・スターに選出され、2016年にはロンドン・フィルの首席フルート奏者に就任するなど、着実なステップアップを遂げているジュリエット・ボウザー。ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズの首席奏者を兼任するなど、いま最も勢いのある英国のフルーティストの1人です。ジュリエット・ボウザー初の協奏曲録音は、古巣ロイヤル・ノーザン・シンフォニアとの共演によるニールセンとモーツァルト。LPO首席の座を射止めた英国の才女の美しき音色にご注目下さい!


Treasures
TRE-145(1CDR)
J・B・ポミエ/チャイコフスキー&ベートーヴェン
チャイコフスキー:ピアノ・ソナタ.ト長調Op.37
 「ドゥムカ」-ロシアの農村風景Op.59*
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」#
ジャン=ベルナール・ポミエ(P)
ディミトリ・コラファス(指)
ラムルーO

録音:1964年6月18-25日&10月20-22日&11月4日、1964年10月20-24日&11月4日*、1962年#(全てステレオ)
※音源:東芝 AA-8022、仏Club Francais 2300#
◎収録時間:79:53
“10代から備わっていたポミエの美麗タッチと造形力!”
■音源について
イヴ・ナット、サンカン門下のポミエが、1962年のチャイコフスキー・コンクール4位入賞(1位はアシュケナージ&オグドン)直後に行った録音。チャイコフスキーは、国内初期の赤盤を採用。赤盤は音質に定評があるものの、チリチリ音が混入していることが多いのが悩ましいところですが、ここでの使用盤は、ノイズ類がほぼゼロです!

★ロシア人以外のピアニストによるチャイコフスキーのソロ作品の録音で、まず筆頭にあげたいのがこのポミエ盤。「ソナタ」は30分を要する大曲ながら、ベートーヴェンのような堅固な構造を期待する向きには敬遠されがち。しかし、ポミエの瑞々しい切れ味と感性を誇るピアニズムに掛れば、そんな心配はご無用。チャイコフスキー特有のロマンチシズムと郷愁がストレートに胸に迫り続けます。特に第2楽章で、冒頭の瞑想的な主題のみならず、中間部の活気ある主題にも満遍なく情感を宿しているのは、作品への共感が本物であることの証しでしょう。
チャイコフスキー・コンクール入賞直後に録られた「皇帝」がまた凄い!この時ポミエはなんと18歳!この大曲を前にして一切気負うことなく、無理に背伸びした感を一切与えず、正直な音楽性を余すことなく注入。ハッタリとは無縁で、瑞々しい音色とタッチが作品に見事な推進力を与えており、いかにも皇帝風の威厳というよりも、人生の喜びを全身で表現したような清々しさ、一途さに心奪われます。第1楽章で頻出する音階風のフレーズにも常に歌が通っており、第2楽章は、気品と温もりのあるタッチで魅了。ホールの響きと溶け合って導かれる空気感が、更に雰囲気を倍増させています。終楽章の素晴らしさに至っては、史上屈指!若々しい感性を発散しながらも決して青臭さを感じさせず、テンポも先走りせず、安定感抜群。後年のソナタ全集(Erato)で見せた造形力の確かさが、この頃既に備わっていたことに驚きを禁じえません。
史上屈指と言えば、コラファスの指揮も同様。伴奏以外の録音が見つからず、詳細な経歴も不明ですが、このダイナミックな音作りと呼吸の深さに絶対的な自信と確信が横溢。第1楽章後半、16:59からのクレッシェンドの効かせ方!只者ではありません。【湧々堂】

OEHMS
OC-1862(1CD)
NX-B03
レーガー:ヴァイオリン協奏曲イ長調Op.101 エレナ・デニソヴァ(Vn)
グスタフ・マーラー・アンサンブル
アレクセイ・コルニエンコ(指)

録音録音:2003年4月オーストリア
2016年のレーガー・メモリアルイヤーを記念し、数多くのレーガー作品がリリースされましたが、この長大なヴァイオリン 協奏曲は演奏家にとっても難曲であり、録音数もあまり多くありません。もちろんヴァイオリンには高度な技術が要求されま すが、オーケストラ・パートの比重も高く、ブラームスのピアノ協奏曲のように「ヴァイオリンを伴う交響曲」と呼んだほう がしっくりくるという作品です。ソリストを務めるのは、ロシアで生まれ、現在オーストリアで活躍する名手エレナ・デニソ ヴァ。4歳から演奏活動をはじめ、11歳で初のレコーディングを行ったほどの神童で、多くのコンサート、音楽祭に出演し、 その高い音楽性で聴衆を魅了しています。このヴァイオリン協奏曲は、バックを務めるアンサンブルも重要な役割を果たしま すが、共演したグスタフ・マーラー・アンサンブルは、デニソヴァとコルニエンコの2人が1996年に「珍しい作品を上演 する」ことを目的に設立。作品によってプレイヤーの数を変化させるなど、常に柔軟で意欲的な演奏を行う団体です。

ANALEKTA
AN-28783(1CD)
バロック・トレジャリー
ヘンデル:「ソロモン」より シバの女王の到着
バッハ:オーボエとヴァイオリンのための協奏曲ハ短調 BWV.1060*/**
タルティーニ(レスピーギ編):パストラーレ*
ヴィヴァルディ:ヴァイオリンとチェロのための協奏曲変ロ長調 RV.547*/++
テレマン:ヴィオラ協奏曲ト長調+
バッハ(トラウゴット編):管弦楽組曲第3番ニ長調 BWV.1068
ピンカス・ズーカーマン(指&Vn*&Va+)、
チャールズ・ハーマン(Ob)**、
アマンダ・フォーサイス(Vc)++、
ナショナル・アーツ・センターO

録音:2015年11月5日−6日、サウザム・ホール、カナダ・ナショナル・アーツ・センター(カナダ)
イスラエル生まれの世界的ヴァイオリニスト、ピンカス・ズーカーマン。16シーズンに及んだカナダ、オタワ・ナショナル・アーツ・センターO(NACO)の音楽監督としての集大成となる「バロック・トレジャリー」では、指揮者、ソリスト(ヴァイオリン、ヴィオラ)のダブル・ロールで大活躍! ■NACOの首席オーボエ奏者であるチャールズ・ハーマン、NACOの首席チェリストとして活躍したアマンダ・フォーサイスと共に、そしてNACOを率いてバロック時代の巨匠たちの芸術を奏でてゆくズーカーマン。NACO音楽監督としての有終の美を飾る名演にご期待下さい!


H.M.F
HMC-902230(2CD)
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲(全曲)
ヴァイオリン協奏曲第1番 変ロ長調K207
ロンド 変ロ長調K269(261a)
ヴァイオリン協奏曲第2番 ニ長調 K211
ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調K216 a
ロンド ハ長調 K373
ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ長調 K218
アダージョ ホ長調 K261
ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調 K219
【※カデンツァ/すべてアンドレアス・シュタイアー作】
イザベル・ファウスト(Vn/ストラディヴァリウス「スリーピング・ビューティ」(ガット弦使用))
イル・ジャルディーノ・アルモニコ
ジョヴァンニ・アントニーニ(指)

録音:2015年3月21-23日、2016年2月4-8日/テルデックス・スタジオ(ベルリン)
イザベル・ファウストのモーツァルトのヴァイオリン協奏曲、全曲での登場。管弦楽はイル・ジャルディーノ・アルモニコ、さらに、カデンツァは鍵盤楽 器奏者のアンドレアス・シュタイアーの筆によるもの、と大注目の新譜です! 近年ますます充実著しいファウスト。その音色はますます輝かしさとやわらかさを増し、音楽の深化もとどまるところを知りません。直近のシューマン・ プロジェクトでも、作品に対する既成概念を払拭するような素晴らしいシューマンのヴァイオリン協奏曲を聴かせてくれました。このモーツァルトでも、 シューマン録音と同様、愛器スリーピング・ビューティにガット弦を張って録音に臨んでいます。アレグロ楽章でのファウストならではのまっすぐな音色、 緩徐楽章でのえもいわれぬ弱音の美しさ。刻々と変化する魅力の表情。そして管弦楽とのアンサンブルの妙!ファウストの音色と、イル・ジャルディーノ・ アルモニコのとろみがありつつエッジの効いた音色が実によく合っています。弦の美しさが最高の状態でとらえられた録音も見事。すべてが想像を越えた 素晴らしさです。 ファウストは、シュタイアーがピアノ協奏曲で素晴らしいカデンツァを自作で演奏していることに注目し、シュタイアーにヴァイオリン協奏曲のカデンツァ を作ってほしいと依頼したということ。シュタイアーは最初は躊躇したものの、最後は覚悟を決めて引き受けたそう。様々な研究を重ねた上でのシュタイアー のカデンツァ、こちらも大注目です! (Ki)

Challenge Classics
CC-72689(1SACD)
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第2番嬰ハ短調Op.129
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35(オリジナル版)
リナス・ロス(Vn)
トーマス・ザンデルリンク(指)LSO

録音:2016年5月2-4日/LSO聖ルカ(ロンドン)
ヴァインベルクの全ヴァイオリン作品や、ショスタコーヴィチの未完のヴァイオリン・ソナタの録音で注目されるリナス・ロスがまた も刺激的なアルバムをリリース。ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第2番は名作第1番に比べると圧倒的に演奏される機会が少なく、大歓迎の新 録音。ダヴィド・オイストラフのために作曲され、ショスタコーヴィチ後期の作品のなかでも近代色が強く興味津々です。 さらに興味津々なのがチャイコフスキーの名作ヴァイオリン協奏曲のオリジナル版。この作品はレオポルト・アウアーから「演奏不能」として献呈を拒 否され、チャイコフスキー本人も含めてカットや修正が行われたため、本当のオリジナルがどのような形なのかわからない状態と言うことができます。ここ では最初の形に戻しての世界初録音。第2楽章が終始弱音器の指定があったり、フレージングが違ったりと興味津々です。 リナス・ロスは1977年ドイツのラーベンスブルク生まれ。2006年EMIよりCDデビュー。以後同世代のヴァイオリン奏者の中でも、歴史に埋もれ た作曲家や珍品の演奏で注目を集めています。ザハール・ブロンやアッカルドに師事し、2012年からはアウグスブルクの大学の「レオポルト・モーツァ ルト・センター」で教授を務めています。1703年製のストラヴディヴァリ「Dancla」を使用。

H.M.F
HAF-8902276(1CD)
LA HARPE REINE〜王妃のハープ〜マリー・アントワネットの宮廷の音楽
ジャン=バティスト・クルムフォルツ(1747-1790):ハープ協奏曲 第5番 op.7 変ロ長調(1778)
ハイドン:交響曲第85番「王妃」Hob.I:85 (1785)
ヨハン・ダヴィド・ヘルマン(1760?-1846):ハープとオーケストラのための協奏曲第1番 op.9 ヘ長調(1785-1789)
グルック:「精霊の踊り」〜オルフェオとエウリディーチェより(編曲:メストレ)
グ ザ ヴィエ・ドゥ・メストレ(Hp)
ウィリアム・クリスティ(指)
レザール・フロリサン

録音:2016年6月27,28日、ヴェルサイユ宮殿王立歌劇場(ライヴ)
LES ARTS FLORISSANTS & WILLIAM CHRISTIEシリーズの新譜は、なんとハープのメストレをゲストに迎えての1枚。タイトルに「王妃のハープ」 とあるように、マリー・アントワネット (1755-1793)と、彼女が愛した楽器、ハープの楽曲をおさめた内容です。2016年6月に行われた演奏会のラ イヴ録音。 1曲目の作曲家クルムフォルツは、ボヘミア出身の作曲家でありハープ奏者。楽器製作者とともに、ハープの改造や奏法に取り組み、それまでになかったハー プのための作品を残しています。 クルムフォルツが対位法を師事したのが、作曲家ハイドン。マリー・アントワネットが気に入っていたとされる交響曲第85番を収録しています。クリスティ によるシンフォニーの録音ということで、注目のプログラムといえましょう。荘重なアダージョを経て軽快なヴィヴァーチェとなる第1楽章から、楽器間の アンサンブルも十分にたのしめる演奏。終楽章の最後まで、快活さと典雅さを感じさせる演奏です。 ドイツ人のヨハン・ダヴィド・ヘルマンは、アントワネットのピアノ教師で、作曲家。自身はハープ奏者ではありませんでしたが、3つのピアノ・ソナタ、3 つのピアノ協奏曲のほか、3つのハープ協奏曲をのこしています。このハープ協奏曲はすべてルイ14世の妹(ハープ奏者)、つまりアントワネットの義妹 にささげられています。今日ハープ奏者にも知られざる存在の作品ですが、モーツァルトのフルートとハープのための協奏曲と同様、ハープ奏者ではない 作曲家によるハープ作品、ということでも重要な作品です。  演奏会でアンコールとして演奏されたグルックの「精霊の踊り」は、メストレ自身の編曲によるハープ独奏版。メストレの歌心に胸を打たれるトラックです。 (Ki)

Capriccio
C-7210(4CD)
NX-D03
ベートーヴェン:協奏曲全集
ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15
.ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.19
ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37
ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58
ピアノ協奏曲変ホ長調「皇帝」Op.73
三重協奏曲ハ長調Op.56
ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61
ロマンス第2番ヘ長調Op.50
ロマンス第1番ト長調Op.40
イザベル・ファン・クーレン(Vn)
ユリアン・シュテッケル(Vc)
シュテファン・ヴラダー(P&指)
ウィーン室内O

録音:2015年12月21-23日、2016年2月8-13日ウィーンシンクロン・ステージ
最近は指揮者としても活動が目覚しい、オーストリア出身のピアニスト、シュテファン・ヴラダーによる「ベートーヴェン: 協奏曲集」。こちらは彼がピアノと指揮を担当するだけでなく、ピアノ以外の協奏曲は純粋な指揮者として、現在、首席を務 める《ウィーン室内O》を統率。自身が心底納得できるベートーヴェン(1770-1827)を作り上げています。ヴァイオ リンを演奏しているのはイザベル・ファン・クーレンで、彼女もヴラダーの指揮を大絶賛。「ベートーヴェンを演奏するため には、スタミナだけでなく、素晴らしいヴィジョンを持つ必要がありますが、ヴラダーはそれを完璧に持ち合わせています」 と語っています。チェロのシュテッケルを迎えた「三重協奏曲」での3台の楽器が醸し出す魅力的なサウンドも聴き所です。

CPO
CPO-777827(1CD)
NX-B10
イグナーツ・フォン・ベーケ:ピアノ協奏曲集
ピアノ協奏曲ヘ長調BEEV108
ピアノ協奏曲ニ長調BEEV100
ピアノ協奏曲ニ長調-第2楽章「アンダンテ」BEEV102
ナターシャ・ヴェリコヴィッチ(P
バイエルン室内O・バート・ ブリュッケナウ
ヨハネス・メーズス(指)

録音:2013年2月13-15日ノイマルクト/オーバープファルツ
ドイツで生まれた作曲家イグナーツ・フォン・ベーケ(1733-1803)の世界初録音となるピアノ協奏曲集。現在ではほとんど 名前も知られていないベーケですが、彼が活躍していた当時は、素晴らしいピアニストとして、また独創的な作品の作曲家と して知られていました。若い頃“七年戦争”で戦いに参戦し、終戦後の1775年にはミュンヘンで19歳のモーツァルトに出会 い、ピアノ演奏の腕を競ったことでも知られています。この時は多くの評論家たちはベーケの演奏の方が優れていると判断さ れたほどに、彼の名声は轟いていたのです。バロック期から古典への過渡期に生まれた華麗な協奏曲は、聴き手にも大きな発 見をもたらすことでしょう。このアルバムには彼の初期の作品を収録、以降シリーズ化が予定されています。

CELESTIAL HARMONIES
CELE-14333(2CD)
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番*
リスト:3つの葬送的頌歌 S.112
ゾルターン・コチシュ(指)
ハンガリー国立PO
シャーンドル・ファルヴァイ(P)*

録音:2016年6月13-17日、2016年7月20日フェニックス・スタジオ、ディオーシュド、ハンガリー
ハンガリーを代表するピアニストとして、近年では指揮者としても活躍しているゾルタ ーン・コチシュ、最新録音!2016 年の6 月と7 月に録音されたこのアルバムは、1997 年より音楽総監督に就任したハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団とのブラーム スとリスト。ブラームスの“ピアノ協奏曲第1 番”では、コチシュとほぼ同年代に活躍した ハンガリー音楽界の重鎮シャーンドル・ファルヴァイをピアノに迎えて、甘さは一切感じ させないヒンヤリとした美しさを湛えたキレキレのブラームスを聴かせます。しっかりとし たタッチで開放的なピアノの音色。コチシュも手兵オケときめ細やかに音楽を作ってい く。まさに実直なブラームス演奏!ファルヴァイはリスト音楽院ピアノ科主任教授を経 て、1997 年から2004 年までリスト音楽院院長を務めました。CD2 にはハンガリー出身 のフランツ・リストの管弦楽曲“3つの葬送頌歌”を収録。


Audite
AU-97697(1CD)
リアナ・グルジヤのストラヴィンスキー
ロシアの歌
ロシアの踊り〜「ペトルーシュカからの3楽章」より
ディヴェルティメント/イタリア組曲
ブルレスケ/タンゴ
ヴァイオリン協奏曲 ニ調
リアナ・グルジヤ(Vn)
カティア・スカナヴィ(P)
ジョルト・ナジ(指)
ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フPO

録音:2015年10月12-17日SWRスタジオ(カイザースラウテルン)
ロシア生まれのヴァイオリニスト、リアナ・グルジヤがストラヴィンスキー・アルバムを録音しました。グルジヤは6歳のときに神童としてモスクワ・テ レビにて紹介され話題となり、9歳のときにはオーケストラとの共演で輝かしいデビューを果たしました。その後、若い音楽家のためのチャイコフスキー 国際コンクールをはじめとした数々のコンクールに出場し、華々しい成績をおさめました。 ★幅広いレパートリーをもつグルジヤですが母国ロシアの作品は格別。ことにストラヴィンスキーは最も得意とし、最重要レパートリーとして演奏してき ました。どことなくくすんだ音で哀愁に満ちた演奏の「ロシアの歌」「ブルレスケ」、切れ味と絶妙なテンポ感がやみつきになる「ロシアの踊り」「タンゴ」、 さらに「ディヴェルティメント」「イタリア組曲」そしてヴァイオリン協奏曲というストラヴィンスキーの代表作を説得力抜群の演奏を聴かせてくれます。実 に多彩な表現を駆使したグルジヤの演奏で聴くストラヴィンスキーは絶品の一言に尽きます! (Ki)

Forgotten Records
fr-1116(1CDR)
イーゴリ・オイストラフ
ニコライ・ラコフ(1908-1990):ヴァイオリン協奏曲第1番 ホ短調*
スクリャービン:練習曲 Op.8-11
ハチャトゥリアン:詩曲「アシュグスを讃えて」Op.19
ニコライ・ラコフ:詩曲 ホ短調
クライスラー:C.P.E.バッハの様式によるグラーヴェ
モーツァルト(クライスラー編):ハフナー・セレナード 〜ロンド
イーゴリ・オイストラフ(Vn)
ニコライ・ラコフ(指)ソヴィエトRSO*
インナ・コレゴルスカヤ(P)

録音:1955年
※音源:Melodiya D 2685-6

Smekkleysa
ISO-3(2CD)
シグルーン・エズヴァルスドウッティル〜ヴァイオリン協奏曲
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲*
ベルク:ヴァイオリン協奏曲#
ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲+
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲**
シグルーン・エズヴァルスドウッティル(Vn)
アイスランドSO
ペトリ・サカリ(指)*
ユリ・シーガル指)+
ラモン・ガンバ(指)#
ベルンハルズル・ウィルキンソン(指)**

録音:1991年10月24日*、1999年11月18日+、2008年3月6日#、2009年2月25日**、ライヴ、ハウスコウラビーオウ、レイキャビーク、アイスランド
シグルーン・エズヴァルスドウッティルは1998年以来2016年現在アイスランドSOのコンサートマスターを務めているアイスランドのヴァイオリニスト。レイキャーヴィク音楽大学でグヴズニー・グヴズムンスドウッティルに師事し1984年にソリスト試験に合格。1988年カーティス音楽学校(アメリカ合衆国フィラデルフィア)で学位を取得。ビョーク(アイスランドのシンガーソングライター)のアルバムにも参加しています。
Smekkleysa
SMK-86(1CD)
ジョン・A・スペイト(1945-):ナイチンゲール
カントゥス I (オーボエと室内管弦楽の為の)
カントゥス VI (ヴィオラ、クラリネットと室内管弦楽の為の)
皇帝とナイチンゲール(オーボエ、チェロと室内管弦楽の為の)
レイキャヴィーク室内O
ベルンハルズル・ウィルキンソン(指)

録音:2003、2005、2013年、ヴィージスターザ教会、ハブナルフィヨルド、アイスランド
イーミル・コンサートホールおよびスタジオ・シールランド、レイキャヴィーク、アイスランド
ジョン・A・スペイトは長らくアイスランドに在住しているイギリス生まれの作曲家。「カントゥス」はスペイトが継続して書いている協奏曲シリーズ。全収録曲が世界初録音。

NIFC
NIFCC-106(1CD)
グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調 Op.16
アリエッタ Op.12-1
鐘の音 Op.54-6/小川 Op.62-4
家路 Op.62-6/郷愁 Op.57-6
詩的な音の絵第4番イ長調 Op.3-4
海の永遠の動きをあなたは知らない Op.52-3
夏の夕べ Op.71-2
春に寄す Op.43-6
夏の夕べ Op.71-2
ハリング Op.47-4/バラード ト短調 Op.24
アレクセイ・ズーエフ(ピリオドP/エラール1849年製&プレイエル1854年頃製)、
ケネス・モンゴメリー(指)18世紀O

録音:2014年8月29日(Op.216)、2016年3月18日−19日、ワルシャワ(ポーランド)
アレクセイ・ズーエフは、1982年、サンクトペテルブルク出身のピアニスト。サンクトペテルブルク国際プロコフィエフ・コンクール、ロンドン国際ピアノ・コンクール、スヴャトスラフ・リヒテル国際ピアノ・コンクール、ゲザ・アンダ国際ピアノ・コンクールでの入賞歴を持つ実力者。師であるアレクセイ・リュビモフとの共演も多く、ロシアン・ピアノ・スクールの伝統を受け継ぐヴィルトゥオーゾとして期待されています。

Chandos
CHAN-10923(1CD)
ヒナステラ:管弦楽作品集 Vol.2
ピアノ協奏曲第2番*
バレエ音楽 「パナンビ」#
ファンホ・メナ(指)
BBCフィルハーモニック、
シャイン・ワン(P)*、
マンチェスター室内女声cho#
スペインだけでなくラテン・アメリカのプログラムも開拓しており、前作(CHAN-10884)は英グラモフォン誌でEditor's Choiceに選ばれるなど絶賛されたヒナステラの管弦楽作品集も早速の第2弾が登場!「アメリカのピアノ協奏曲集(CHSA-5128)」や「チャイコフスキー&ハチャトゥリアン(CHSA-5167)」で成功したアメリカのピアニスト、シャイン・ワンが弾くのは、ヒナステラの知られざるピアノ協奏曲第2番。そして、マンチェスターの女声合唱団が加わるエキゾチックな初期のバレエ音楽「パナンビ」。生誕100周年を記念してスタートした、アルゼンチンの偉大な作曲家の音楽にご注目ください! レア・ピアノ・コンチェルト・ファンも必聴!

Forgotten Records
fr-1091(2CDR)
バッハ:ブランデンブルク協奏曲(全6曲)
チェンバロ協奏曲二長調 BWV.1054
チェンバロ協奏曲イ長調 BWV.1055
フリッツ・ノイマイヤー(Cemb)
カール・リステンパルト(指)ザールCO

録音:1955〜1956年
※音源:Les Discophiles Francais DF 110/1 、 DF 197/8


PODIUM
POL-1053(1CD)
シューマン:ヴァイオリン協奏曲集
シューマン:(1)ヴァイオリン協奏曲ニ短調
(2)ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.127(原曲:チェロ協奏曲)
(3)12 のピアノ小品〜「夕べの歌」(ヴァイオリン版)
(4)ブラームス:ハンガリー舞曲第1、2番
ヨアヒム:ロマンス
全て、ゲオルグ・クーレンカンプ(Vn)

(1)ゲオルグ・クーレンカンプ(Vn)
 カール・ベーム(指)BPO
 録音:1937 年11 月26 日初演ライヴ
(2)サシュコ・ガヴリロフ(Vn)
 ヴァルター・ギレッセン(指)
 ヴェストファーレンSO
 録音:1987 年11 月29 日(ゲネプロ)
(3)ゲオルグ・クーレンカンプ(Vn)
 ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指)BPO
 録音:1935 年
(4)ヨーゼフ・ヨアヒム(Vn)
 録音:1903 年8 月27日
シューマンのヴァイオリン協奏曲はヨアヒム(1831-1907)に献呈され、手稿譜もヨアヒムに渡されましたが、ヨアヒムの息子 からベルリンの図書館に売り渡された後なぜかシューマンの没後100 年まで演奏禁止とされていました。ところがナチスが権 力誇示のため100 年が経過していないにもかかわらず1937 年に初演させました。初演者のクーレンカンプは初演直後にシ ュミット=イッセルシュテットとの共演でTELEFUNKEN にこの作品をセッション録音していますが、この録音は何と初演のライ ヴをPODIUM 社主宰者のヴォルフガング・ヴェンデル氏が放送録音が存在するはず、という推測の元執念で探しだしたもの です。当時のドイツの録音技術も素晴らしく、音質も鑑賞に問題はありません。特殊な状況の初演ライヴということで異様な 緊張感をたたえており、セッション録音とは一味も二味も違った演奏となっています。 カップリングもかなりマニアックです。まずシューマンのチェロ協奏曲のヴァイオリン版。これも楽譜が1987 年に新発見された ものでサシュコ・ガヴリロフによって初演されました。この録音はなんとその初演時のゲネプロ(総練習)のものです。ゲネプロ の音源のため、途中関係者(指揮者?)の声が聞こえたりしますが、初演の緊張感がかえって伝わってきます。 続いてクーレンカンプによるシューマンの珍しい小品でシュミット=イッセルシュテットとの共演です。 最後はシューマンのヴァイオリン協奏曲初演者で手稿譜も持っていたヨアヒムによるハンガリー舞曲の演奏です。ブラームス やシューマンと直接親交のあったヨアヒムの貴重な録音。1903 年とかなり古い録音ですが、リマスタリングにより意外と聴ける 音質になっています。 ※PODIUM 社主宰者ヴォルフガング・ヴェンデル氏による99 ページにも及ぶ解説付き(但し全編ドイツ語)。そのため1枚も のですが、豪華BOX に収納されています。
※継続的に供給されるか不明ですので、お早めのご注文をおすすめします。


Treasures
TRE-142(1CDR)
ジャンヌ=マリー・ダルレ/サン・サーンス:ピアノ協奏曲集1
サン・サーンス:七重奏曲Op.65*
 ピアノ協奏曲第2番**
 ピアノ協奏曲第5番「エジプト風」#
ジャンヌ=マリー・ダルレ(P)
ルイ・フレスティエ(指)
フランス国立放送局O
ロジェ・デルモット(Tp)*
ガストン・ロジェ(Cb)*
パスカルQ団員*

録音:1957年6月*、1957年4月27-28日**、1957年4月15-17日#
※音源:仏PATHE DTX-252*、DTX-176
◎収録時間:68:14
“作曲家直伝という箔を超越したダルレの恐るべき色彩力!”
■音源について
2枚の良質なパテ盤を使用。既存CDでは感じにくい打鍵の衝撃と、ダルレが愛奏したピアノ、ガヴォーのが放つ香気を十分引き出していると思います。

★サン・サーンスのピアノ協奏曲は、技巧の切れ味で押し切ることも可能でしょうが、だからといって、ベートーヴェンのように深刻に弾かれるとシラケることも多々あります。サン・サーンスの音楽の醍醐味を、プーランクの皮肉っぽさとも違う「優雅なウィット」だとすると、それを最も自然に満たしている名演として筆頭にあげたいのは、やはりダルレ女史の演奏。ダルレはサン・サーンス自身に師事したこともあるので、様々なアドバイスを受けたと思いますが、この演奏に流れるニュンアンスの魅力は、ダルレ自信が地道に育んだセンスの結晶と言えましょう。ダルレが愛奏したピアノ、ガヴォーのブリリアントな響きも格別。
「第2番」第2楽章で上下降するパッセージにおける、単なる粒立ちの良さだけでない洒脱さ、同第2主題で一切媚びずにイン・テンポを保持する洗練美は、何度聴いても唸らせます。終楽章は、軽いタッチに高い求心力を与えるという滅多に耳にできないピアニズムの勝利!
「第5番」は、まず第1楽章のソナタ形式の堅固さを際立たせた造形力の何と素晴らしいこと!展開部の表情の濃密な抉り方も聴きもの。第2楽章はダルレのタッチのコントロールの絶妙さに舌を巻くばかりで、一音も聴き逃せません。ピアノが入る冒頭、高音で連打する箇所で異国情緒を一気に印象づける演奏はそう多くはないはず。1:50からの木片を叩いているような風合いも、他とは違う説得力。この楽章は、ダルレの想像を絶する色彩力の全てを投入した名演と言っても過言ではありません。エキゾチシズム満点のこの楽章をショパンかラフマニノフのように流すピアニストのいかに多いことか!ただ、そのエキゾチシズム、鼻をつくような土臭さとは一線を画し、お洒落な衣を纏っている点が、他に代えがたい魅力なのです。フレスティエの指揮も申し分なし!
七重奏曲は、弦5部+ピアノ+トランペットという独特の編成による色彩を活かした楽しい佳曲。その華麗さの中核を成すのはトランペット(デルモットはパリ・オペラ座管の主席)ですが、全体に独特のエレガンスを与えているのはピアノ。第3楽章には哀愁が漂うものの、決して深刻にならないのはいかにもサン・サーンス。ピアノは単純明快な伴奏音型を繰り返しますが、そこへダルレはさり気なくウィットを滑り込ませているのがニクイところ。弦のユニゾンの甘美な色彩にもご注目を。【湧々堂】

DUX
DUX-1293(1CD)
ダリュシュ・プシビルスキ(1984-):ばらの形の音楽
ばらの形の音楽、
パゾリーニへのオマージュ(ヴァイオリンと管弦楽の為の;2015)*
チェロ協奏曲(2013)+
...denn ich steure mit meinen Genossen uber das dunke Meer zu unverstandlichen Volkern... (アコーディオン協奏曲;2011)#
パトリツィヤ・ペクトフスカ(Vn)*
マグダレナ・ボヤノヴィチ(Vc)+
マチェイ・フロンツキェヴィチ(アコーディオン#)
ポーランド国立RSO
パヴェウ・コトラ(指)*
ミハウ・クラウザ(指(+/#))
シモン・ビヴァレツ(指(無印))
ダリュシュ・プシビルスキはポーランドのコニンに生まれ、ワルシャワのフリデリク・ショパン音楽大学で学んだ作曲家・オルガン奏者。2008年卒業と同時にフリデリク・ショパン音楽大学講師となり、2012年には作曲・指揮・楽理学部の副学部長に就任しました。
DUX
DUX-1332(1CD)
パヴェウ・シマンスキ(1954-):チェンバロ作品集
解離性対位法障害(チェンバロの為の;2014)
鏡の国のアリス...IIIチェンバロの為の;1994)
ポーランドの梨の木、またはシマンスク氏作感傷的クラヴサン組曲(チェンバロの為の)
パルティータIII[PartitaIII](増幅されたチェンバロとオーケストラの為の;1985-1986)*
マウゴジャタ・サルバク(Cemb)
ヤナーチェクPO*
ジョルト・ナジ(指)*


Treasures
TRE-141(1CDR)
マイラ・ヘス〜モーツァルト&ブラームス
モーツァルト:ピアノ協奏曲第14番K.449
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番Op.83*
マイラ・ヘス(P)
ブルーノ・ワルター(指)NYO

録音:1954年1月7日、1951年2月11日*(共にライヴ
※音源:米 Bruno Walter Society PR-36、BWS-736*
◎収録時間:70:21
“ヘスとワルターの親和性が最大に発揮された2大名演!”
■音源について
ワルター協会LPの1枚半分を収録。録音状態は年代相応ですが、ヘスの芸術性を実感するのに何ら不足はないと思います。

★英国の代表的ピアニスト、マイラ・ヘス(1990-1965)はワルターのお気に入りのピアニストの一人。派手なヴィルトゥオジティと無縁なのは他の英国ピアニストと同様ですが、常にヴィジョンを明確に携え、気品を持って音楽を飛翔させるピアニズムはかけがえのないものです。
モーツァルトの「第14番」では、まず曲の素晴らしさをつくづく実感。まろやかでありながら芯を絶やさないヘスのタッチは、最後まで心を捉えて離しません。第2楽章の説明調に陥らない語り口の妙と余韻は、特に格別。ワルターの伴奏は重厚な響きながら決して大味ではなく、全ての音に迷いがなく至純そのもの。ワルターが奏でたモーツァルトの中でも出色の名演ではないでしょうか。終楽章の1:28からの低音タッチの呟きとワルターとの掛け合いのシーンは、ニュアンスの自然発生的な一体感が筆舌に尽くし難いく、こういうのを「神が降リてきた瞬間」というのでしょう。
ブラームスは、ヘス、ワルター共々、大きな構えによる重厚な響きを志向し、最後まで造形的な崩れを見ず、ブラームスの音楽の醍醐味をとことん堪能させてくれます。第1楽章の15:44以降の、響きの熱い凝縮と決して華美に走らない高揚感は、これぞブラームス!第3楽章は、冒頭のチェロのソロから感涙もので、これほど肩肘を張らずに切ないロマンが零れる演奏は他に思い当たりません。それに続くヘスのピアノはたっぷりと潤いを湛えたタッチで陰影の限りを尽くし、6:25からの静謐美は比類なし!ヘスの破格の芸術性を象徴するシーンです。終楽章の終結は、ライヴともなれば白熱的に突進することも珍しくないですが、ここでは安易な熱狂とは違い、一定の矜持を持って精神を一途に高揚させることで、希望の光を放射するかのよう。
マイラ・ヘス自体、日本ではなかなか注目されませんが、この2つのライヴから、彼女固有のの芸術性を少しでも認識していただければ幸いです。【湧々堂】

ACCENTUS Music
ACC-20407DVD
(DVD)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調、
ピアノ協奏曲第3番ハ短調*

■ボーナス
レオン・フライシャー&マルガリータ・ヘーエンリーダーのリハーサル&インタビュー
マルガリータ・ヘーエンリーダー(P)
レオン・フライシャー(指)
アマデCO
ハイルブロン・ヴュルテンベルクCO*

収録:2014年9月9日ツォルフェアアイン炭鉱業遺産群、エッセン(第2番2015年10月14日マックス・リットマン・ザール、バート・キッシンゲン*

画面:NTSC 16:9
音声:PCMステレオ,
DD5.1,DTS5.1
リージョン:All
字幕:英仏西韓,日本語
言語:独
74’02(本編)、13’23(ボーナス)
ベートーヴェンは5曲のコンチェルトを遺していますが、どれも異なる性格をもった魅力的な作品であり、ピアニストにとっても実力を試される大事な楽 曲です。このDVDには、ピアニスト、指揮者、そして指導者として著名なレオン・フライシャーと、彼の一番弟子のマルガリータ・ヘーエンリーダーによ るベートーヴェンのピアノ協奏曲第2番と3番が収録されています。 フライシャーは右手を故障する前に主要ピアノ協奏曲をジョージ・セルとクリーヴランド管弦楽団と次々に録音していました。もちろんベートーヴェンも 全曲録音しており、彼の繊細かつ緻密な解釈で豊かなベートーヴェン演奏を聴かせる名盤として知られています。その後もフライシャーは、右手の故障と いう逆境に立ち向かい、左手のピアニスト、指揮者として活動し、現在では右手の機能も回復し、指導者としても才能を発揮し優れた若手を輩出しています。 この映像で観られるのは、彼のベートーヴェンへの優れた理解、ピアニストとしての功績、そして指導者としての才能が見事に結ばれた結果が記録されて います。今回ピアノを演奏するマルガリータ・ヘーエンリーダーは、1981年ブゾーニ国際ピアノ・コンクールで優勝を果たし、世界の著名な指揮者らと 共演を続け、現在はミュンヘン音楽大学で教鞭をとっています。彼女はフライシャーの並外れた才能と共に演奏する喜びをボーナス映像のなかで熱く語っ ています。 第2番の協奏曲は、ベートーヴェン最初に取り組んだピアノ協奏曲。第1番よりも先に作曲されましたが出版順が逆になったため2番とされています。 古典的な形式をとり、軽快なオーケストラと爽やかなピアノが印象的で、ピアノの繊細で優しい音色を存分に引き出した曲。そして第3番は5曲の協奏曲 の中で唯一短調の作品。前の2作品とはとはやや間隔が空き、交響曲第3番「英雄」と同時期に作曲され、ベートーヴェンならではのシンフォニックでスケー ルの大きいオケ部分と、きめ細かい豊かなニュアンスのピアノ・パートという充実した作品。フライシャーは、この第3番の協奏曲を「第3番の協奏曲は 私にとって、とても大切な作品です。ベートーヴェンはこの作品で新たな道を切り開きました。とても敬虔な作品です。」と評しています。 収録されたのは、第2番はかつて重工業地帯としてドイツの産業を牽引したルール地方にあるツォルフェアアイン炭鉱業遺産群の建物内、そして第3番 はドイツの保養都市バート・キッシンゲンにある建築家マックス・リットマンによって設計されたホールで演奏され、趣のある映像とともに楽しむことがで きます。 (Ki)

ALBANY
TROY-1635(1CD)
ジョン・ハイス(1938-)作品集
4 つの抒情小曲集/ソナチネ
フルートとチェロのための5つの小品
室内協奏曲/気まぐれ
独白/セレナーデ
フェンウィック・スミス(Fl)
マルティン・アムリン(P)
ナターシャ・ブロフスキー(Vc)
フランチスカ・フーン(Hp)
ジョン・ハイス(指)
ニューイングランド音楽院現代アンサンブル

録音:1992年〜2012年
アメリカ生まれ、作曲家、フルート奏者、指導者として活動しているジョン・ハイス。作曲をオット ー・ルーニング、ヘンリー・カウエル、ダリウス・ミヨーなどに師事、フルートを NBC 交響楽団の首 席奏者アーサー・ローラや、ナショナル響、セントルイス響、デトロイト響の首席奏者を歴任したア ルバート・ティプトンに師事。現在はニューイングランド音楽院で後進の指導にあたっている。こ のアルバムはフルート作品集で、ピアノ伴奏を中心に、ハープやチェロ、室内アンサンブルとの 共演作品を収録。現代音楽らしい無調音楽。

Stradivarius
STR-37031(1CD)
パスカル・ガロワ・プレイズ・グリゼー、ベリオ、藤倉大
ジェラール・グリゼー(1946-98):《タア》または機械か雑草〜フルート、クラリネット、ヴァイオリン、チェロとピアノのための
ルチアーノ・ベリオ(1925-2003):《レクイエス》〜室内オーケストラのための#
藤倉大(b.1977):バスーン協奏曲 *
パスカル・ガロワ(指)
プラハ・モデルン
パルカル・ガロワ(Fg)*
下野竜也(指)東京都SO*

録音:2015年12月7日、2015年6月15日#、2012年10月11日(サントリー・ホール作曲家の個展ライヴ) *
バスーン奏者で指揮者のパスカル・ガロワによる世代も異なる3 人の作曲家の代表作を収 録。ガロワはブーレーズのもとアンサンブル・アンテルコンタンポランで首席バスーン奏者を 長らく勤め多くの現代曲の初演に携わっており、同時代の作曲家より絶大な信頼を得て作品 が献呈されている。ここでは2012 年にサントリー・ホールの作曲家の個展で世界初演された 藤倉大の協奏曲を目玉にスペクトル楽派の巨匠グリゼーと全盛期のベリオの代表作を聴く。
Stradivarius
STR-37038(1CD)
ジョルジョ・ガスリーニ(1929-2014)作品集
ムラレス・プロムナード(2008)〜ピアノと管弦楽のための
アダージョは美しい(1998)〜16 の弦楽器のための
ピアノ協奏曲(2013)
杉山洋一(指)
ボルツァーノ・トレント・ハイドンO
アルフォンソ・アルベルティ(P)

録音:2015年9月
ガスリーニはジャズ畑出身でイタリアの映画音楽を数多く手掛けたことで知られる。同時代 のモリコーネやニーノ・ロータほど知られた存在ではなかったが担当した作品ではナタリー・ド ロンとスーザン・ストラスバーグが共演した「姉妹」、ラウラ・アントネッリ主演の「バリ」、オカルト 映画「サスペリアPart2」が有名。ミラノ・ヴェルディ音楽院で作曲を学び、演奏会用の作品も 多く、ここに収められた作品は彼の代表作。前衛ジャズ、現代音楽の語法と映画音楽を思わ せる甘いメロディとハーモニーが融合した、まさに映像のない映画音楽といった独自の世界。 普段は硬派な現代曲ばかり指揮している杉山洋一の粋なジャズ・センスも聴き逃せない。
Stradivarius
STR-37041(1CD)
ダラピッコラ&トーニ作品集
ルイージ・ダラピッコラ(1904-75):
ミュリエル・クーヴルーのための小さな協奏曲(1939-41)
アン・マティルド(1955)〜ソプラノと管弦楽のためのカンタータ*
カミーロ・トーニ(1922-93):5つの歌曲《トラクルのエリアン》(1955)*
変奏曲(1946) Op.27〜ピアノと管弦楽のための
マルコ・アンギウス(指)
パドヴァ・ヴェネトO
リヴィア・ラド(S)*
アルド・オルヴィエト(P)

録音:2016年1月-3月
イタリア現代音楽の父ダッラピッコラの代表作、新古典主義期の「小さな協奏曲」と12音技法に移行してからのカンタータを収録。「小さな協奏曲」ではドビュッシーの影響が感じられる美しい佳品。トーニはダラピッコラ、マデルナの弟子でイタリアにおける12音技法の作曲家のひとりだが、ソプラノと管弦楽のための歌曲「トラクルのエリアン」は厳しい作風のなかにイタリアらしいカンタービレが随所に聴こえる秀作。


SWR music
SWR-19018CD(2CD
NX-B02
オリジナルSWRテープ・リマスター1948-1949〜ジネット・ヌヴー
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61*
ジネット・ヌヴー(Vn)
ロジェ・デゾルミエール(指)フランス国立放送O
ハンス・ロスバウト(指)バーデン・バーデン南西ドイツRSO*

録音:1948年4月25日バーデン・バーデンクアハウス、1949年9月25日バーデン・バーデンクアハウス*
フランスの女性ヴァイオリニスト、ジネット・ヌヴー(1919-1949)。フリッツ・クライスラー、ジャック・ティボーと並ぶ 才能の持ち主で、将来を嘱望されていましたが、30歳を目前に飛行事故で非業の死を遂げます。彼女は音楽一家に生まれ、 7歳でブルッフの協奏曲第1番を演奏しパリ音楽院に入学、11歳で首席卒業と、幼い頃から抜群の才能を発揮しました。そ して1931年、ウィーンのコンクールに参加した際、カール・フレッシュの目に留まり、13歳でベルリンに留学。4年間に 渡り師の教えを受け、1935年にはヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクールで第1位を獲得します(この時の第2位 はオイス卜ラフでした)。その後、第二次世界大戦の間は活動を中断するも、ヨーロッパ全土のみならず、南北アメリ力、オ ーストラリアまで演奏旅行を行い、1949年にはイギリスのエディンバラ国際フェスティバルに出演するなど、洋々たる未来 が開けていたのです。しかしその年の10月27日、彼女の乗ったエールフランス機はサンミゲル島の山中に墜落、以降彼女 のライヴ演奏を聞く事は永遠に不可能となってしまいました。このブラームスとベートーヴェンは早すぎる晩年の演奏です が、そんな悲劇は微塵も感じさせない力強さに溢れたものです。ジャケットにはこれまでに発表されたことのない若きヌヴー の秘蔵写真と、彼女が師カール・フレッシュに宛てて書いた手書きのメモがデザインされています。

CEDILLE
CDR-90000166(1CD)
NX-B04
チャイコフスキー:ヴァイオリンとオーケストラのための作品全集
憂鬱なセレナード変ロ短調Op.26
ワルツ・スケルツォハ長調Op.34
ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35
懐かしい土地の思い出Op.42(グラズノフによる管弦楽伴奏版)
ジェニファー・コー(Vn)
オーデンセSO
アレクサンドル・ヴェデルニコフ(指)

録音:2015年9月14-17日
デンマーク,オーデンセ・コンサート・ホール(カール・ニールセン・ホール)
1994年のチャイコフスキー国際コンクールで、アナスタシア・チェボタリョーワと第二位を 分け合った(一位なし)韓国系アメリカ人ヴァイオリニスト、ジェニファー・コー。コンクール からほぼ20年を経てリリースされるこのアルバムは、まさに現在の彼女が世界のトップラン クの水準にあることを如実に示すものです。 数多くの指揮者と共演を重ねている彼女ですが、中でもヴェデルニコフとは長年協力関係にあ り、ここでも極めて息のあった演奏を繰り広げています。難曲として知られる「協奏曲」はも ちろんのこと、昔ながらのエレガンスと遊び心が融合した「懐かしい土地の思い出」そして珠 玉のような小品まで、溢れる情熱に満たされた素晴らしいアルバムです。

Grand Piano
GP-678(1CD)
NX-B03
ウストヴォリスカヤ/シルヴェストロフ/カンチェリ〜ピアノと管弦楽のための作品集
ウストヴォリスカヤ(1919-2006):ピアノ、弦楽オーケストラとティンパ ニのための協奏曲(1946)#
シルヴェストロフ(1937-):4つのポ ストリュード(2004)*
カンチェリ(1935-):弦楽オーケストラ、ピアノとパ ーカッションのための「SIO」(1998)*
シルヴェストロフ:賛歌2001
エリザヴェータ・ブルーミナ(P)
ユルゲン・シュピチュカ(ティンパ ニ&パーカッション)
シュトゥットガルト室内O
トーマス・ザンデルリンク(指)

*=世界初録音
#=オリジナル版にて録音(2015年に出版されたスコアは、彼女の夫によって 第220小節と222小節が改編されています)
ロシア周辺の3人の現代作曲家が書いたピアノと管弦楽のための作品集。どの曲も親しみやすく耳に優しいものばかりです。 ショスタコーヴィチに師事し、強い影響を受けたペトログラード生まれの女性作曲家、ウストヴォリスカヤ。その作品は常に ショスタコーヴィチと比較されるも、独自の神秘的な作風は一部の愛好家に強く愛されています。この「協奏曲」は幾分調性 感に支えられながらも、その音列は不可思議な肌触りを持っており、決して溶け合うことのないティンパニの響きが独特な味 わいを加えています。シルヴェストロフの「ポストリュード」は想像通りの穏やかな作品。ロマン派の残滓が色濃く感じられ る静謐な響きに彩られています。カンチェリの「SIO=そよ風」は、彼の故郷であるグルジア民謡が効果的に用いられた印象 的な音楽です。こちらはドレスデン・シュターツカペレ創立450周年の委嘱作品で、懐かしいメロディを伴いながら吹いて 来る風がダイレクトにイメージできる曲です。最後のシルヴェストロフの「賛歌」は冒頭の3秒を聴いただけでなぜか涙が 溢れてくるほどの懐かしさを伴う“心にしみる曲”です。

H.M.FHMU-907658(1CD)
ガーシュウィン:作品集
ミュージカル「君がために歌わん」序曲
ピアノ協奏曲ヘ調
3つの前奏曲(ロイ・バーギー編オーケストラ版)
パリのアメリカ人
リンカーン・マヨーガ(P)
スティーヴン・リッチマン(指)
ハーモニー・アンサンブル・ニューヨーク

録音:2014年6月22-24日/ディメンナ・センター(ニューヨーク)
「ラプソディ・イン・ブルー」をグローフェによる初演のジャズバンド版でリリース(HMU 907492)して話題になったスティーヴン・リッチマン(指)ハー モニー・アンサンブル・ニューヨーク待望のガーシュウィン第2弾。 指揮のリッチマンは、ワシントン国会図書館に所蔵されているガーシュウィンの自筆譜を研究し、その成果である「作品の書かれた20-30年代の無駄 のない非感傷的な様式」を反映させたかったと述べています。ミュージカル「君がために歌わん」序曲はロバート・ラッセル・ベネットが1931年にオー ケストレーションしたいわゆるオリジナル版ではなく、1934年にガーシュウィン自身がパーソナリティを務めるラジオ番組のために本人が作った縮小版を 世界初録音。また「パリのアメリカ人」はガーシュウィンの死後、キャンベル=ワトソンが校訂し、有名なサクソフォンのパートに手を入れている版が流布 していますが、ここではガーシュウェンの原典版を復元。その結果、ナサニエル・シルクレット指揮ヴィクター交響楽団(ガーシュウィン自身がチェレスタ・ パートで参加している)による1929年の録音とソックリな響きが再現され、演奏時間が17分を切りました。これこそがガーシュウィンの考えていたテン ポで、曲の印象が大きく変わります。 さらに嬉しいのが、ピアノ独奏曲として人気のある「3つの前奏曲」を、ポール・ホワイトマン楽団のピアニストでアレンジャーだったロイ・バーギーがオー ケストレーションしたものが世界初録音。ブルース調の第2曲のメロディがサックスやクラリネットに受け継ぎ歌われるのが理想的な美しさで魅力が倍増 しました。 (Ki)
H.M.F
HMC-902249(1CD)
ヴィヴァルディ:2つのヴァイオリンのための協奏曲集
2つのヴァイオリンのための協奏曲 ハ長調 RV 507
2つのヴァイオリンのための協奏曲 変ロ長調 RV 529
2つのヴァイオリンのための協奏曲 ハ長調 RV 510
2つのヴァイオリンのための協奏曲 ハ長調 RV 505
4人の協奏曲 ニ短調 RV 127
2つのヴァイオリンのための協奏曲 変ロ長調 RV 527
2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ長調 RV 513
ジュリアーノ・カルミニョーラ(Vn)
アマンディーヌ・ベイエ(Vn)
リ・インコーニティ

録音:2016年2月2-6日、Pontifico Istituto de Musica Sacra, Sala, Roma
フランス・バロック・シーンをしなやかに彩るヴァイオリンのアマンディーヌ・ベイエ&リ・インコーニティ。最新盤は、カルミニョーラをゲストに迎えて のヴィヴァルディの協奏曲集です。カルミニョーラはヴェネツィア・バロックにもとりわけ深い思い入れのある、いわずとしれた名手。すべてのパッセージ、 リズムが活き活きと輝き、物憂げな旋律の絡み合いの場面では、その美しい音色に心奪われる、至高のヴィヴァルディの世界が広がっています。 RV 507は2つのヴァイオリンのための協奏曲の初期作品(それまでにもヴィヴァルディは2つのヴァイオリンが登場する協奏曲を書いてはいましたが、 それらは合奏協奏曲のスタイルをとっていた)ですが、第1ヴァイオリンの方に、華やかなパッセージや曲のしめくくりでも重要な役割を担わせるような書 き方がされていますが、この録音では、随所でソリスト2人が奏でるなど、適宜手を加えながら、自由に演奏しています。また、ヴィヴァルディは、この RV 507を、当時のドイツ屈指の名ヴァイオリン奏者、ピゼンデルと共演。ピゼンデルは手稿譜に装飾音を書き入れており、この録音でも、その装飾音が 採用されています。 (Ki)

ONDINE
ODE-1278(1CD)
クラミ&エングルンド:ヴァイオリン協奏曲集
エイナル・エングルンド(1916-1999):ヴァイオリン協奏曲(1981)
ウーノ・クラミ(1900-1961):ヴァイオリン協奏曲(1943/1954改編)
ベンヤミン・シュミット(Vn)
オウルSO
ヨハネス・グスタフソン(指)

録音:2015年月8-9日、2016年3月4-5日フィンランドオウル、マデトーヤ・ホール
シベリウスの次世代を担う2人の作曲家、エングルンドとクラミのヴァイオリン協奏曲集。この2曲はともに20世紀フィン ランドを代表する名協奏曲として知られ、第二次世界大戦中に作曲されたクラミの作品は、1944年にストックホルムで初演 されています。彼の作品にはフランス音楽〜ラヴェルや六人組からの影響も指摘されていますが、この協奏曲ではクラミ自身 の作風が確立されており、更に晩年に改訂されたこの版は伴奏部分がよりシンフォニックになっています。また2016年に生 誕100年を迎えるエングルンドは、20世紀後半のフィンランドを代表する作曲家の一人。大戦後しばらくは、ショスタコー ヴィチやプロコフィエフとの親和性を感じさせる作風でしたが、晩年になるとこの協奏曲も含め、抒情的な作風を好むように なります。作品は初演こそ成功しましたが、その後はあまり演奏されることがありませんでした。これら2つの作品を演奏 するのは、名手ベンヤミン・シュミット。OEHMSレーベルへの一連の録音や、ONDINEレーベルへのリゲティ、ショスタ コーヴィチ、レーガー作品の録音で高く評価されています。

Challenge Classics
CC-72700
(1SACD)
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」(全曲)
イラーネク:ヴァイオリン協奏曲ニ短調
グナール・レツボール(Vn、指)
アルス・アンティクヮ・オーストリア

録音:2016年4月21-24日
オーストリアのバロック・ヴァイオリン奏者、レツボールによるヴィヴァルディの「四季」が登場。レツボールはムジカ・アンティクヮ・ケルンやクレマンシッ ク・コンソートのメンバーとして活躍し、1995年に自らのアンサンブル、アルス・アンティクヮ・オーストリアを結成。古楽ファンに絶大な人気を誇るヴァ イオリニストです。 「春」は速すぎないテンポ設定でじっくりと練り上げた演奏。通奏低音には柔らかな音のオルガンを用い、きびきびしただけの「春」とは違った作りこ んだサウンドが印象的です。「夏」終楽章は一転、手加減なしの高速で弦が軋み火花散る熱演!「冬」2楽章のヴァイオリン独奏も緩急自在で美しいです。 カップリングはヴィヴァルディの弟子でチェコの作曲家、フランティシェク・イラーネク(1698-1778)のヴァイオリン協奏曲。師の後期作品に近い作風で、 熱気と独特な暗さを備えたカッコいい1曲です。 (Ki)
Challenge Classics
CC-72746(1CD)
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」(全曲)
4声のソナタ 変ホ長調「聖墓にて」 RV.130
弦楽のための協奏曲 ト短調 RV.157
弦楽のための協奏曲 変ロ長調「コンカ」 RV.163
ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン(Vn)
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指)
コンバッティメント・コンソート・アムステルダム

録音:1990年2月19-21日、6月4日
今では指揮者として有名なズヴェーデン。彼は1979年に若干19歳でアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団のコンサート・マスターに就任、以 後1995年までそのポストを務め上げたヴァイオリンの名手でもあります。このディスクは古楽奏法を取り入れたモダン楽器によるアンサンブル、コンバッ ティメント・コンソート・アムステルダムとの共演で、1990年録音の再発売。針のように細く尖ったソロが印象的な、切れ味鋭い「四季」を聴かせています。 ズヴェーデンが古楽演奏にも長けていたことが分かる貴重なディスクです。 カップリングはソロを持たない弦楽作品3曲。優しく柔らかなフーガを持つRV.130、半音階下降のバスによるシャコンヌを持つRV.157、ほら貝を思 わせるユーモラスな「コンカ」 RV.163を収録しています。 (Ki)

WERGO
WER-5115(1CD)
エンヨット・シュナイダー・エディション第6弾
エンヨット・シュナイダー(1950-):フェニックス 〜神話的詩曲(オーボエ,パーカッションと弦楽)
闇の旅 〜ハンス・ロットの断片に基づく(オーボエと弦楽)
ナイトハルトの悪夢 〜宮廷の愛の歌(ピアノとオーケストラ)
クリストフ・ハルトマン(Ob)
ヨハネス・フィッシャー(パーカッション)
オリヴィエ・トリエ ンド ル(P)
ケヴィン・ジョン・エドゥセイ(指)
トーンキュンストラーO

録音:2015年9月14-19日
※全曲世界初録音
950年ドイツ生まれ、600本もの映画音楽を手がける作曲家シュナイダー。WERGOレーベルから10タイトル発売予定のシュナイダー・エディショ ン、第6弾です。 カオスの中から美しいものが復活し飛翔する「フェニックス」、ブルックナーに評価され学友のマーラーに多大な影響を与えた早逝の作曲家ハンス・ロッ トの断片を用いた、暗い狂気と幸福な歌が交互に現れる幻想的な「闇の旅」、中世ドイツの吟遊詩人(ミンネジンガー)ナイトハルト・フォン・ロイエン タールを題材にした、中世の舞曲も聴こえてくる「ナイトハルトの悪夢」を収録。すべて世界初録音です。協和音を響かせることも厭わない、ロマンティッ クですらあるオーケストラ・サウンドが魅力。ソロ楽器は技巧を誇示するというよりは情景を想起させる役割で、映画音楽作曲家ならではの表現力です。 (Ki)

CLAVES
50-1613(1CD)
ヒナステラ:ハープ協奏曲 (1956)
ドビュッシー:神聖な舞曲と世俗的な舞曲
ボワエルデュー:ハープ協奏曲ハ長調 (1800)
アナイス・ゴドゥマール(Hp)
レオ・フセイン(指)ノルマンディ・ルーアン歌劇場O

録音:2015年10月24-29日/ノルマンディ・ルーアン歌劇場
1991年生まれのフランスのハープ奏者アナイス・ゴドゥマール。リヨン音楽院で学び、さらにローザンヌでも勉強を続けました。2012年にイスラエル・ ハープ・コンクールで優勝し、2015年にグシュタート山頂音楽祭でティエリ・シェルツ賞を受賞し、その賞品として当ディスクの録音が実現しました。フ ランス風な色香漂う優雅な演奏で、美しい容姿ともあいまって人気が出ること間違いなしの逸材。日本でもおなじみの指揮者レオ・フセインが絶妙な伴奏 を付けています。 (Ki)

ATMA
ACD2-2739(1CD)
フランソワ・ドンピエール(1943-):ピアノとオーケストラのための作品集
コンチェルタンゴ・グロッソ(ピアノ,ヴァイオリン,バンドネオン,コントラバスとオーケストラのための)
サンティレネ協奏曲(ピアノとオーケストラのための)
魔術(2016年版)(ピアノ,ヴァイオリンとオーケストラのための)
セレストの死(映画「回転扉」の主題)(オーケストラのための)
ルイーズ・ベセット(P)
カーソン・レオン(Vn)
デニス・プラント(バンドネオン)
リチャード・カポラ(Cb)
アパッショナータCO
ダニエル・ミシク(指)
カナダ、ケベックの作曲家フランソワ・ドンピエールのピアノのための作品集。歌手フェリックス・ルクレールとのコンビでヒット作を生み出し70年代に 活躍、そして50以上の映画音楽も手がけるカナダを代表する現代作曲家のひとりです。このアルバムは、ピアノを主体とした楽曲を収録しています。ピア ノはルイーズ・ベセット。彼女は20、21世紀の音楽を得意とするピアニストで、2015年CBC Musciが選ぶカナダのトップ・ピアニスト25人に選 ばれるなど今注目されています。アルバムのタイトルにもなっている「コンチェルタンゴ・グロッソ」はバンドネオンも加えたタンゴ独特の強烈なリズムに ピアノを乗せたメランコリックな作品。またフランシス・マンキーウィッツ監督の映画「回転扉」の主題「セレストの死」のオーエケストラ・ヴァージョン も最後に収録しています。 (Ki)

PRAGA
PRD-250339(1CD)
アニー・フィッシャーの協奏曲集
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番ニ短調K.466
 ピアノ協奏曲第22番変ホ長調K.482*
 ロンド第1番ニ長調K.328#
シューベルト:即興曲ヘ短調D935-4##
アニー・フィッシャー(P)
エードリアン・ボールト(指)、
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指)*
フィルハーモニアO
エルヴィン・ルカーチ(指)ハンガリーRSO#

録音:1959年2月ロンドン、1959年4月ロンドン*、1965年2月ブダペスト(ライヴ)#、1959年4月ブダペスト(ライヴ)##
※純正Stereoと記されています
モーツァルトの協奏曲とシューベルトはEMI音源、ロンドはフンガロトン音源。いずれも入手困難なものなので大歓迎。アニー・フィッシャーならでは の溌剌とした楷書的演奏を堪能できます。 (Ki)
PRAGA
PRD-250337(1CD)
ロストロポーヴィチのプロコフィエフ
チェロ・ソナタ.ハ長調Op.119
交響的協奏曲ホ短調Op.125*
チェロと管弦楽のためのコンチェルティーノOp.132 #
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)
アレクサンドル・デデューヒン((P)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指)
ソヴィエト国立SO*、
モスクワRSO#
録音:1964年2月25日モスクワ音楽院ホール(ライヴ)
1964年5月13日モスクワ音楽院ホール(ライヴ)#
※純正Stereoと記されています
プロコフィエフは晩年にチェロ作品をいくつか手掛けましたが、いずれもロストロポーヴィチの存在があって誕生しています。その3作を37歳のロスト ロポーヴィチの演奏で集めました。交響的協奏曲は1930年代に作曲したチェロ協奏曲第1番を改作したもの。チェロ協奏曲第1番は、楽器の機能を 無視した難技巧を当局から批判され、名手ロストロポーヴィチの協力で新たな作品に仕上げました。それにより創作欲を刺激されたプロコフィエフはコン チェルティーノに着手しますが、未完のまま世を去ります。そこでロストロポーヴィチが補作し、カバレフスキーがオーケストレーションを施して完成させ ました。最晩年のプロコフィエフならではの清明な世界を味わえます。 (Ki)

CPO
CPO-777847B10
(1CD)
ブルッフ:ヴァイオリンと管弦楽のための作品集第3集
ヴァイオリン協奏曲第3番ニ短調Op.58
ヴァイオリンと管弦楽のための小協奏曲嬰へ短調Op.84
ロマンスイ短調Op.42
アンチェ・ヴァイトハース(Vn)
ハノーファー北ドイツ放送PO
ヘルマン・ボイマー(指)

録音:2015年2月24-27日ハノーファー北ドイツ放送グローサー・ゼンデザール
ブルッフ(1838-1920)のヴァイオリン協奏曲といえば、だれもが美しい《第1番》を思い浮かべることでしょう。逆に言え ば、第2番、第3番はほとんど耳にする機会がありません。そんなブルッフの全ての「ヴァイオリンと管弦楽のための」作 品を録音するというこのcpoのプロジェクトは、名手ヴァイトハースのヴァイオリンと指揮者ボイマーの共演で既に第2集 までがリリース済み。今回のヴァイオリン協奏曲第3番を含む第3集で完結となります。協奏曲第2番は、当時親交を結ん でいたサラサーテに献呈されていましたが、この第3番はブルッフが尊敬していたヨーゼフ・ヨアヒムの助言が取り入れら れ、献呈もまたヨアヒムにされています。まるでブラームスの作品のような、管弦楽による充実した前奏や、ゆったりと美し い第2楽章、超絶技巧を駆使した第3楽章と、堅固な構成を持つ大作です。ロマンスOp.42は当初第2協奏曲として構想 された作品ですが、結局これは断念、独立した曲として発表されました。晩年に書かれた《小協奏曲》は、全編緊張感に満ち た聴き所たっぷりの小品です。


Spectrum Sound
LPSMBA-005(2LP)
完全限定プレス
キョンファ絶頂期のシベリウス&チャイコフスキー
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲*
チョン・キョンファ(Vn)
ズデニェク・マーツァル(指)
シャルル・デュトワ(指)*
フランス国立放送O

録音:1973 年5月16日シャンゼリゼ劇場(ステレオ・ライヴ)、1978 年10 月18 日シャンゼリゼ劇場(ステレオライヴ)*
180g重量盤、日本語解説付
スペクトラム・サウンド・レーベルからチョン・キョンファ絶頂期1970年代のシベリウスとチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲がLP盤で登場。い ずれも “聴いて金縛り” と言えるほど驚異的な集中力を感じる白熱ライヴです。フランス国立視聴覚研究所音源提供のオリジナル・マスターの状態は非常 に良好で万全のリマスタリングが施されております。平林直哉氏による日本語解説付。日本プレスの完全限定プレスです。 「このシベリウスは何かに取り憑かれたと言うべきか、ちょっと言葉では補えないような凄まじさをはらんでいる。それは、第1楽章の弾き始めで明ら かである。こんなに強く、心の底から何かを訴えるような歌わせ方は、全く類例がない。第2楽章も、その桁外れな集中力は圧倒的で、第3楽章はもはや、 完全に言葉を失ってしまう。(中略)チャイコフスキーはライヴゆえに、全体の流れにより自由な空気が感じられ、やはり聴いて良かったと思わせる素晴ら しい内容だ。」(ライナーノーツより平林直哉)


Altus
ALT-350(1CD)
ラ・ペヤチェヴィッチ(1885-1923):大オーケストラのための序曲 ニ短調 Op.49
ピアノ協奏曲 ト短調 Op.33
ピアノと管弦楽のための協奏的幻想曲 ニ短調 Op.48
安達朋博(P)
井上喜惟(指)
ジャパン・シンフォニア

ライヴ録音:2015年9月28日/杉並公会堂(大ホール)
世紀転換期を彩ったクロアチアの女性作曲家、ドラ・ペヤチェヴィッチ(1885-1923)の作品集。数奇な運命を辿ったペヤチェヴィッチは、難産に伴 う腎不全、敗血症などの複合病因で37歳半という短い生涯であったものの、作品番号で58番まで、総作品点数では106曲を数え、オペラ以外ほぼ 全てのジャンルを網羅した才気あふれる作曲家です。歿後、彼女の作品は忘却の彼方に追いやられていましたが、生誕100年(1985年)を機に再評価 され、1991年のクロアチア独立後はザグレブの国立クロアチア音楽情報センターが全作品の楽譜を新たに校正し、出版する作業を続けています。それ でも録音がほとんどなく、特に日本では依然として知られざる作曲家と言えます。 この作曲家に惚れ込んだのが、1983年生まれの日本人ピアニスト安達朋博です。安達は恩師のロシア人、エフゲニー・ザラフィアンツがクロアチアで 音楽教育に携わっていたことが縁で、クロアチアへ留学。ザグレブ国立大学音楽アカデミーを卒業するまで、ペヤチェヴィッチをはじめとする未知の作曲 家と出会い、その魅力にとりつかれました。没後90年となる2013にはドラ・ペヤチェヴィッチ・メモリアル財団主催の記念行事に日本人演奏家として はじめて招かれ、リサイタルを開きました。 「安達朋博氏の演奏はドラの音楽独特の香りを濃厚に表現することに成功している。私もオーケストラのメンバーも彼の情熱的なアプローチに共感し、 ドラの音楽に魅せられた。」と語るのは指揮をつとめた井上喜惟です。美しい旋律の裏側に非常に力強い意思を感じるペヤチェヴィッチの作品を見事に歌 い上げます。 (Ki)
■安達 朋博(ピアノ)
イノ・ミルコヴィッチ高等音楽院(モスクワ音楽院提携校)を経て、クロアチア国立ザグレブ大学音楽アカデミーを最優秀にて卒業。ローマ国際ピアノコ ンクール、ブラームス国際音楽コンクール、アントン・ルビンステイン国際ピアノコンクールなど欧州各地の8つの国際コンクールで受賞。クロアチア人 作曲家による作品の発掘・研究と、演奏会・録音、テレビ・ラジオ出演、記事執筆などを通じての普及活動であり、同国初の女性作曲家ドラ・ペヤチェヴィッ チや近代作曲家ボジダル・クンツ、前大統領イヴォ・ヨシポヴィッチ氏の作品をはじめ、ロマン派・近代のほか、多数の現代作曲家の作品の国外初演を行う。 2013年に、ペヤチェヴィッチの故郷クロアチアのナシツェの記念財団より日本人で初めて招待されて以来、ペヤチェヴィッチの没後90年、生誕110年、 音楽学校創立30周年などの記念公演は毎回安達が招待されており、2016年3月にもクロアチア国立オシエク歌劇場にてペヤチェヴィッチのピアノ協奏 曲のスラボニア初演を行っている。

LAWO Classics
LWC-1099(1SACD)
プレミア〜クラリネット協奏曲集
ドビュッシー:第1狂詩曲*
クルーセル:クラリネット協奏曲第2番 Op.5*
ヤン・エーリク・ミカルセン:クラリネット協奏曲(2009/世界初録音)#
ビョルン・ニューマン(Cl)、
オラリー・エルツ(指)*、
トマス・セナゴー(指)#、
ノルウェー放送O

録音:2013年5月13日−16日&2014年11月10日ー14日、ノルウェー放送コンサート・ホール(オスロ)
ノルウェー放送Oとノルウェー室内Oの首席奏者を務めるスウェーデン系フィンランドのクラリネット奏者、ビョルン・ニューマン。ドビュッシーの名作「第1狂詩曲に、ベルンハルト・ヘンリク・クルーセル、ヤン・エーリク・ミカルセンのクラリネット協奏曲を収録。世界初録音となるミカルセンのクラリネット協奏曲は、ニューマンとノルウェー放送管の委嘱によって作曲、2010年にノルウェー・オペラハウスで初演された作品。


Audite
AU-95644(1CD)
ルツェルン・フェスティヴァル・シリーズ第10弾
(1)モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調 K.219「トルコ風」
(2)ヘンツェ:ヴァイオリン協奏曲第1番
(3)マルタン:マニフィカト(1968年版)(世界初演)
ヴォルフガング・シュナイダーハン(Vn)
(3)イルムガルト・ゼーフリート(S)
(1)パウル・ヒンデミット(指)、
(2)フェルディナント・ライトナー(指)、
ベルナルト・ハイティンク(指)、
ルツェルン祝祭O(スイス祝祭O

ライヴ録音:(1)1952年8月13日、(2)1964年8月26日、(3)1968年8月14日/ルツェルン・フェスティヴァル
定評あるAuditeレーベルの1stマスター・リリースのルツェルン・フェスティヴァル・シリーズ。第10弾はヴォルフガング・シュナイダーハンによるモー ツァルトのヴァイオリン協奏曲第5番「トルコ風」(1952年)、ヘンツェのヴァイオリン協奏曲第1番(1964年)、そして、マルタンのマニフィカト(1968 年)が収録されました。 1915年ウィーン生まれのシュナイダーハンは神童として注目され、10代よりヨーロッパを中心にソリストとして活躍。その後、1930年代よりウィー ン交響楽団、ウィーン・フィルのコンサート・マスターに就任、さらに自身の名を冠した弦楽四重奏団を結成し室内楽の活動を行うかたわら教育活動にも 熱心にたずさわった、名教師にして名ヴァイオリストです。“抑制の効いたスタイル” のシュナイダーハンの音楽は、まさに正統派の芸術家で、音楽に真摯 に向き合う姿勢は聴き手を虜にしました。また多岐に渡る膨大なレパートリーを誇るシュナイダーハンは現代音楽も積極的に取り上げ、当ディスクに収録 されているヘンツェ、マルタンなど同時代を生きた作曲家が献呈した作品もあります。シュナイダーハンの美音もさることながら、パウル・ヒンデミット(モーツァルト)、フェルディナント・ライトナー(ヘンツェ)、ベルナルト・ハイティンク(マ ルタン)という大物演奏家が指揮をしているというところも当録音での注目です。内に秘めた情熱で歌い上げるシュナイダーハンが、3人の異なる個性をもっ た指揮者達と、まるで対話するかのような当ライヴ集は、1950年代から60年代のシュナイダーハンの充実ぶりをうかがい知ることのできる演奏です。 現代的響きの中に抒情性と深い思索性をもった独自の作風を作り上げたフランク・マルタン(1890-1974)。1968年のルツェルン・フェスティヴァル で世界初演となった『マニフィカト』は、翌69年に『アヴェ・マリア』そして『スターバト・マーテル』を加えた「マリア三部作」の1作品で、ソプラ ノ独唱とヴァイオリン独奏がともないます。名唱ゼーフリートとシュナイダーハンの演奏によりこの世界初演は大成功をおさめました。当作品はシュナイダー ハンに献呈されております。 (Ki)

BIS
BISSA-2247
(1SACD)
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番
ヴァイオリン協奏曲第2番*
フランク・ペーター・ツィンマーマン
(Vn;ストラディヴァリウス製作 1711年製“Lady Inchiquin”、1713年製“ex Rodewalt”*)、
北ドイツ放送エルプフィルハーモニーSO
アラン・ギルバート(指)

ライヴ録音:2012年12月6&9日、2015年10月29&30日*/ハンブルク
フランク・ペーター・ツィンマーマンが自身はじめてとなるショスタコーヴィチの2つ協奏曲を録音しました。バロックから現 代まで幅広いレパートリーを誇り、いずれの演奏も広く受け入れられている世界最高のヴァイオリニスト、ツィンマーマン。当録音は2012年12月に第 1番、そして2015年10月に第2番を、ともにアラン・ギルバート指揮、北ドイツ放送エルプフィルハーモニー交響楽団(旧北ドイツ放送交響楽団)と 共演したライヴを収録したものです。 ダヴィド・オイストラフに献呈された2つのヴァイオリン協奏曲。第1番は1947年から1948年にかけて作曲されましたが、12音技法を使うなど の前衛的な書法により、1948年2月に共産党による作曲家批判を受けたため、発表を控えました。その後、ジダーノフ批判が一段落したと考えられた 1955年に日の目を見ることとなりました。全4楽章の当作品は沈鬱とした瞑想曲、切れ味抜群で軽妙なスケルツォ、かつてないほど壮大なパッサカリア、 そして打楽器群大活躍のブルレスクで構成されております。なお、第3楽章と第4楽章との間におかれた長大なカデンツァですが、ツィンマーマンは自筆 譜を元に演奏しているとのこと。通常演奏されているオイストラフ版との違いも興味深いところです。第2番は1966年から67年にかけて作曲され、この時代のショスタコーヴィチらしさをあらわした思索的、哲学的内容をいっそう深めた作品。室内 楽的な明確な輪郭があり、全合奏の部分は極めて少ないのが特徴です。またヴァイオリンの独奏パートはまとまって休むことがほとんどなく、各楽章の中 間部にそれぞれカデンツァを置いているのも特徴的です。 ツィンマーマンの卓越したテクニックと、圧倒的な魅力である美音を武器にこのショスタコーヴィチを見事に歌い上げております。なお、2つの協奏曲で それぞれ違うストラディヴァリウスを使用しているのも注目。第1番では、かつてクライスラーが所有していた1711年製の “Lady Inchiquin” を、第2 番では1713年製の “ex Rodewalt” を演奏。ともに思わずうっとりしてしまう名器の音色を聴くことができます。 (Ki)
BIS
BISSA-2206
(1SACD)
セバスチャン・ファーゲルルンド(1972-):(1)Mana(2013-14)(ファゴット協奏曲)
(2)森林地帯(2012)(ファゴット・ソロのための)
(3)カレヴィ・アホ(1949-):ソロV(1999)(ファゴットのための)
(4)(4)ファゴット協奏曲(2004)
ブラム・ファン・サムベーク(Fg)
ラハティSO
(1)オッコ・カム(指)、
(4)ディーマ・スロボデニュク(指)

録音:(1)2015年1月、(4)2016年1月シベリウスホール(ラハティ、フィンランド)、(2)(3)2015年11月スウェーデン放送第2スタジオ(ストックホルム)
国際的にも知られる現代フィンランドの作曲家ふたりがファゴットのために書いた作品集。セバスチャン・ファーゲルルンドはシベリウス・アカデミーで学び、管弦楽曲、室内楽曲、器楽曲を中心に作曲してきました。声楽曲も手がけはじめ、2009年にオペラ《デーベルン》(BISSA-1780)を発表しています。「とがったリズムに長くゆったり弧を描く旋律を組み合わせた、確固とした響きとゆたかな色彩」に特徴があり、モダニズムの厳格な手法に反対する立場をとっていると言われます。協奏曲は、彼が継続して手がけるジャンルのひとつ。クラリネット協奏曲(BISSA-1707)、サクソフォン協奏曲(Jase)、ヴァイオリン協奏曲《光の中の闇》(BISSA-2093)につづいて書かれたファゴット協奏曲は、スウェーデン語で「呼び起こす」、フィンランド語では「死と悪魔払い」を暗示、ポリネシアの文化圏では「目に見えない、超自然の力」を示すという「Mana」を曲名にとった、「緩−急−緩」の単一楽章の協奏曲。ヨーテボリ交響楽団とラハティ交響楽団とボルレッティ=ブイトーニ・トラストの共同委嘱による作品です。ファゴット・ソロのための《森林地帯》は、協奏曲に先立って書かれました。「神秘の領域」をイメージ。協奏曲と同じくブラム・ファン・サムベークが演奏することを想定した作品です。ブラム・ファン・サムベーク(1980-)はオランダの奏者。2002年から2011年までロッテルダム・フィルハーモニックの首席奏者を務め、2015年からはハーグの王立音楽院で教えながら、ロンドン交響楽団やヨーテボリ交響楽団をはじめとするオーケストラに首席奏者として客演しています。2011年にボルレッティ=ブイトーニ・トラスト賞を受賞、ニューヨークのリンカンセンター室内楽協会に参加しました。カレヴィ・アホのファゴット協奏曲は、ヘルシンキ・フィルハーモニックのソロ・ファゴット奏者のベンツェ・ボガーニのために書かれた作品です。〈アンダンテ〉〈ヴィヴァーチェ〉〈パッサカリア(アダージョ)エ・カデンツァ〉〈プレスト〉。《ソロV》は、ラハティ交響楽団のソロ奏者ハッリ・アハマスのために作曲されました。ファゴットの最高音域から最低音域まで使った、劇的な性格の音楽です。2曲の協奏曲にはラハティ交響楽団が共演しました。アホの協奏曲は、オッコ・カムの後任として2016年から首席指揮者を務めるディーマ・スロボデニュクが指揮。スロボデニュクは、ロシア生まれ。シベリウス・アカデミーでセーゲルスタムとヨルマ・パヌラに学びました。ヨーテボリ交響楽団を指揮したファーゲルルンドの管弦楽作品集(BISSA-1707)やトゥルク・フィルハーモニックとのマトヴェイェフのチェロ協奏曲とリンコラのピアノ協奏曲(ABCD364)などの録音も高く評価されています。 (Ki)

Chandos
CHSA-5175(1SACD)
ヴィヴァルディ&パヌフニク:四季
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集 「四季」 Op.8 No.1-4*
ロクサンナ・パヌフニク:世界の四季(アルバニアの秋、チベットの冬#、日本の春、インドの夏)(世界初録音)
タスミン・リトル(Vn&指)
BBC響、
グレアム・ブラッドショウ
(チベットのシンギング・ボウル)#、デイヴィッド・ライト(Cemb)*

録音:2016年1月4日−6日、セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会(ロンドン)
ロクサンナ・パヌフニク(b.1968)は、作曲家アンジェイ・パヌフニクの娘として生まれたポーランド系イギリスの女流作曲家。今回が世界初録音となる「世界の四季(Four World Seasons)」は、タスミン・リトルのために書かれたヴァイオリンと弦楽オーケストラのための作品。アルバニア、チベット、日本、インドのそれぞれの四季を描いており、「アルバニア」は父親に、残りの3楽章はタスミン・リトルへと捧げられています。タスミン・リトルが描くヴィヴァルディの傑作、そしてR・パヌフニクの新作という衝撃の新録音です!
Chandos
CHAN-10929(1CD)
Chandos
PCHAN-10929(1CD)
国内仕様盤
税込定価
モーツァルト:ピアノ協奏曲集 Vol.1
ピアノ協奏曲第17番ト長調 K.453(カデンツァ:バヴゼ)
ピアノ協奏曲第18番変ロ長調 K.456(カデンツァ:モーツァルト)
ディヴェルティメント変ロ長調 K.137
ボーナス・トラック〜ピアノ協奏曲第17番 K.453 第1楽章&第2楽章のオリジナル・カデンツァ(モーツァルト作)
ジャン=エフラム・バヴゼ(P)、
ガボル・タカーチ=ナジ(指)
マンチェスター・カメラータ

録音:2016年3月15日−16日、ロイヤル・ノーザン・カレッジ・オヴ・ミュージック・コンサート・ホール(マンチェスター)
※使用ピアノ:Yamaha Model CFX
フレンチ・ピアニズムの巨星ジャン=エフラム・バヴゼ。ハイドンの協奏曲集(CHAN-10808)に続く古典派協奏曲は、モーツァルトのピアノ協奏曲集がスタート! 共演者はハイドンと同じく、タカーチSQの創設者でもあり、近年は指揮者として活躍を広げているハンガリーの巨匠、ガボル・タカーチ=ナジとイギリス有数の室内O"マンチェスター・カメラータ"。モーツァルトの第1巻に選ばれたのは、多くの作品が生み出された1784年に作曲された6つのピアノ協奏曲のうちの2つ、K.453(第17番)とK.456(第18番)の協奏曲で、ピアノ協奏曲第17番では自作のカデンツァを使用(ボーナス・トラックとして、モーツァルト作のオリジナル・カデンツァも収録)。

KOKORO RECORDS
KKR-009(1CD)
税込定価
GOLD−三味線協奏曲集
(1)川崎絵都夫:三味線協奏曲(2015)
(2)江原大介:『魂の絃』 - 三味線と吹奏楽のための協奏曲(2010)
(3)コリーン・シュムコー:『When the Waves Clash』 - 三味線協奏曲(2016)
(4)三木稔:『三味線協奏曲』(2008)
(5)杵屋正邦:『九重』-三絃九重奏曲-(1973)
野澤徹也(三味線)

(2)澤田由香(篠笛)、阿部大輔(尺八I)、本間豊堂(尺八 II)、大上茜(琵琶)、野澤佐保子(箏I)、吉澤延隆(箏 II)、松坂典子(十七絃筝)、吉川玄一郎(打楽器)、冨田晋平(打楽器)
(3)野上博幸(指)ミュゼ・ダール吹奏楽団
(4)邦楽創造集団オーラJ
(5)野澤徹也(三味線全9パート重ね録り)
この CD のタイトルにもある「三味線協奏曲」というのは、三味線演奏家にとっての華で あり憧れです。幸いにも私は現時点で、4つの三味線協奏曲を初演するチャンスに恵まれ ました。そこで、この機会にそれらをまとめて聴いていただこうと思い、CD 化を企画。三味 線をはじめ、様々な邦楽器や吹奏楽の音がキラキラとしていて、「金色の音色」というイメ ージがわいてきたため、タイトルを「GOLD」と名付けました。 唯一の吹奏楽との三味線協奏曲と和楽器による3つの三味線協奏曲を収録。ボーナスト ラックとして、1人で9パートを重ね撮りした三味線九重奏も収録。(野澤徹也)

QUERSTAND
VKJK-1522(1CD)
ヘンデル:協奏曲集
オラトリオ「デボラ」HWV51より序曲
オルガン協奏曲 ヘ長調 Op.4-5 HWV293
オルガン協奏曲 変ロ長調 Op.4-2 HWV290
オルガン協奏曲 ト短調 Op.7-5 HWV310
オルガン協奏曲 変ロ長調 Op.7-3 HWV308「ハレルヤ協奏曲」
ホルガー・ゲーリング(Org、指)
ドレスデン聖十字架教会バロック・オーケストラ

録音:2015 年
合奏協奏曲と並び、ヘンデルの代表する協奏曲集“オルガン協奏曲”からロンドン時代に作 曲された4つの作品を収録。軽やかに色彩に溢れた多彩な魅力を放っています。「ハレルヤ」 に似た主題が聴こえてくる通称「ハレルヤ協奏曲」の別名を持つ名曲Op.7-3も収録。

SWR music
SWR-19019CD-B02
(1CD)
オリジナルSWRテープ・リマスター1961-1970〜サルヴァトーレ・アッカルド
パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番*
カプリースイ短調Op.1-24
「ゴッド・セイヴ・ザ・キング」による変奏曲Op.9#
ヴァイオリン協奏曲第2番「ラ・カンパネッラ」
サルヴァトーレ・アッカルド(Vn)
マリア・ベルクマン(P)
バーデン・バーデン&フライブルク南西ドイツ放送SO
エルネスト・ブール(指)

録音:1968年5月6.7日*、1970年4月10日、1961年12月14日# バーデン・バーデンハンス・ロスバウト・スタジオ(スタジオ・レコーディング)
イタリアの名ヴァイオリニスト、サルヴァトーレ・アッカルド(1941-)の1960年代から1970年代の録音を細心のリマスタリングで復刻した1枚。もともと神童として名を馳せたアッカルドは13歳で最初の演奏会を開き、その後、数々の国際コンクールで賞を獲得。1958年の「パガニーニ国際コンクール」を17歳で制覇したことにより「パガニーニの再来」との賛辞を受けたことでも知られています。パガニーニはアッカルドにとって大切なレパートリーであり、1970年代の半ばにはシャルル・デュトワの指揮で6曲の協奏曲を録音。こちらも名演奏として知られています。当盤は、エルネスト・ブールとの共演による1960年代から70年にかけてのスタジオ録音で、アッカルドの明確なアプローチと確かな技巧に支えられた、輝かしい音色を聞く事ができます。
SWR music
SWR-19025CD-B02
(1CD)
オリジナルSWRテープ・リマスター1958-1959〜アニー・フィッシャー
モーツァルト:ピアノ協奏曲第22番変ホ長調K482
シューマン:ピアノ協奏曲*
アニー・フィッシャー(P)
シュトゥットガルト放送SO
ハンス・ミュラー=クライ(指)
バーデン・バーデン&フライブルク南西ドイツRSO
ハンス・ロスバウト(指)*

録音:1958年2月7日シュトゥトガルトヴィラ・ベルク、1959年2月25日*バーデン・バーデンハンス・ロスバウト・スタジオ
ハンガリーのピアニスト、アニー・フィッシャー(1914-1995)の1950年代終わりに収録された2曲のピアノ協奏曲。アニー・フィッシャーは1980年代以降に日本にも度々来日し、数多くのファンを獲得した人です。演奏について妥協を許さなかった彼女は、スタジオ録音に批判的でしたが、モーツァルトの協奏曲を含むEMIへの一連の録音は、現在でも「モーツァルト演奏の基準」とみなされるほどに、その演奏は高く評価されています。彼女の商業的録音は、いずれも1968年に夫アラダール・トートが死去するまでの、1950年代から1960年代のものですが、幸いなことにいくつかのライヴ録音が保存されています。このロスバウトとの演奏もそんな中の一つで、端正なモーツァルトと美しいシューマンは、彼女の魅惑的な姿を存分に伝えています。

Signum Classics
SIGCD-468(1CD)
ロイ・ハリス&ジョン・アダムズ〜ヴァイオリン協奏曲集
ハリス:ヴァイオリン協奏曲
アダムズ:ヴァイオリン協奏曲
タムシン・ウェーリー=コーエン(Vn)、
アンドルー・リットン(指)
BBC響

録音:2016年4月4日−6日、BBCメイダ・ヴェール(ロンドン、イギリス)
作曲者自身が"ハイパーメロディ"と呼び、"ポストミニマル"の傑作としても高名なアダムズの大作と、1949年の作曲後に初演の予定がキャンセルされ、作曲家の死後となる1984年にようやく初演が行われたハリスの協奏曲。タムシン・ウェーリー=コーエンのヴァイオリンが、世紀末のアメリカで誕生した2つのヴァイオリン協奏曲の神髄に迫る。スティーヴン・ハフのラフマニノフ(Hyperion)に代表される数々の協奏曲の名盤誕生の立役者、アンドルー・リットンの存在も頼もしい。
Signum Classics
SIGCD-441(1CD)
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 Op.23
組曲「くるみ割り人形」(プレトニョフ編)
アレクサンドラ・ダリエスク(P)、
ダレル・アン(指)ロイヤルPO

録音:2014年8月2日、ヘンリー・ウッド・ホール&2016年6月22日、オール・セインツ教会
コンセルトヘボウ、ロイヤル・アルバート・ホール、カーネギー・ホールへのデビューを果たし、アンドラーシュ・シフから高く評価されたルーマニア出身の女流ピアニスト、アレクサンドラ・ダリエスクのシグナム・クラシックス(Signum Classics)第1弾となるチャイコフスキー・プログラム!2007年の第50回ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝を果たしたシンガポール出身の指揮者ダレル・アンとの共演による「ピアノ協奏曲第1番」では、将来を嘱望される若き音楽家たちの才能と閃きに期待が高まる。

Ars Produktion
ARS-38210
(1SACD)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番ハ長調 K.467
メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲第2番ニ短調 Op.40
ダナエ・デルケン(P)
ロイヤル・ノーザン・シンフォニア
ラルス・フォークト(指)

録音:2014年1月、セージ・ゲーツヘッド、ゲーツヘッド、ニューカッスル、イギリス
ダナエ・デルケンは1999年ヴッパータールに生まれたピアニスト。両親はドイツ人とギリシャ人で音楽一家ではありませんでしたが、4歳のときに友達の弾くピアノに興味を覚え、5歳になってマリーナ・ハイフェッツのもとでレッスンを開始、半年後にはコンクールで入賞するという神童ぶりを発揮しました。1999年3月、ユーディ・メニューインに才能を見出され援助の申し出を受けるもメニューインが数日後に急逝。2002年の終わり、11歳のときに参加したカール=ハインツ・ケンマーリングのマスタークラスにおいて彼に誘われ入門し2012年に彼が亡くなるまで師事。現在はラルス・フォークトに師事しています。当盤では師匠のフォークトが、音楽監督を務めるロイヤル・ノーザン・シンフォニアを指揮してデルケンをサポートしています。

AGLAE MUSICA
AMC-104(1CD)
ベートーヴェン:三重協奏曲ハ長調 Op.56*
ピアノ協奏曲第4番ト長調 Op.58
ルートヴィヒ三重奏団
[イム・ヒョスン(P)
アベル・トマス(Vn)*
アルナウ・トマス(Vc)*]

ガリシアSO
ビクトル・パブロ・ペレス(指)

録音:2013年3月22-23、25-26日、歌劇劇場、ア・コルーニャ、スペイン
イム・ヒョスンは1981年韓国の全州に生まれたピアニスト。カーティス音楽院(フィラデルフィア、アメリカ合衆国)でゲイリー・グラフマンに師事。室内楽演奏家として頭角を現し、ミーシャ・マイスキー、ヒラリー・ハーンらと共演、2009年にはトマス兄弟とともにルートヴィヒ三重奏団を結成しました。


SUPRAPHON
SU-4213(2CD)
バッハ:ブランデンブルク協奏曲 BWV.1046-1051 (全曲) ニコラウス・アーノンクール(Vc)
グスタフ・レオンハルト(第5番:チェンバロ独奏)
エドゥアルド・メルクス(Vn)
ヨゼフ・メルティン(指)
ウィーン室内O

録音:1950年(モノラル)/ウィーン
バッハ没後200年記念として、1950年に録音されたブランデンブルク協奏曲。21歳のアーノンクール(ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス設立以 前)、22歳のレオンハルトが参加しています!ウィーン国立音楽院で古楽クラスの教師を務めていたヨゼフ・メルティンによる指揮で、ふたりはメルティン の生徒でもありました。他にもエドゥアルド・メルクスや、のちにアーノンクール夫人となるアリス・ホフェルナーなど、錚々たるメンバーが集まっています。 この時代の古楽器アプローチによるブランデンブルク全曲録音は大変貴重で、いま耳にできる最古のものでしょう。現代の古楽演奏スタイルへとつながる 小編成のきびきびしたアンサンブル。当時としてはまったく新しいバッハ像をしっかりと見据えた演奏で、若きアーノンクールたちにも強い影響を与えたで あろうことは想像に難くありません。 (Ki)

仏Bel Air
BAC-107D04(DVD)
エフゲニー・スヴェトラーノフに捧ぐ
ラフマニノフ:合唱交響曲「鐘」Op.35
バルトーク:ピアノ協奏曲第3番
プロコフィエフ:女声合唱と管弦楽のための「2つの詩」Op.7
 カンタータ「彼らは7人」Op.30
タチアナ・パヴロフスカヤ(S)
フセヴォロド・グリヴノフ(T)
セルゲイ・レイフェルクス(Br)
イェフィム・ブロンフマン(P)
ユルロフ国立cho
ロシア国立SO
ウラディーミル・ユロフスキ(指)

収録2013年9月6日モスクワモスクワ音楽院大ホール
収録時間:84分/音声:ステレオ2.0/DD5.1/字幕:英語,ドイツ語,フランス語/韓国語/画面:16:9/REGION All(Code:0)/DVD…片面ニ層ディスク
20世紀を代表する指揮者の一人、エフゲニー・スヴェトラーノフ(1928-2002)。モスクワ出身、モスクワ音楽院で学び、1955年からボリショイ劇場で指揮、1962年には同歌劇場の首席指揮者に任命されます。1965年からはロシア国立SO(旧ソ連国立SO)の芸術監督、首席指揮者に就任し、35年間に渡ってこのオーケストラの発展に尽力しました。モスクワ音楽院の壮麗なチャイコフスキー・ホールで開催された、スヴェトラーノフの85回目の誕生日を記念して行われたこの演奏会は、ピアノのブロンフマンやバリトンのレイフェルクス、テノールのグリヴノフなど素晴らしいソリストを迎え、2011年から芸術監督,首席指揮者を務めているユロフスキが全てをまとめています。選ばれた作品はどれもスヴェトラーノフが愛したもので、中でもラフマニノフの「鐘」は、スヴェトラーノフがモスクワ音楽院での最終試験で選択した作品であり、また死の2週間前にも演奏したという、キャリアの最初と最後を飾る重要なレパートリー。ユロフスキは先人への敬愛を込め、これらの曲を溌剌と演奏しています。

Hyperion
The Romantic Piano Concerto
CDA-68135(1CD)
ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ Vol.69〜ヒル&ボイル:ピアノ協奏曲集
アルフレッド・ヒル:ピアノ協奏曲イ長調
ジョージ・フレデリック・ボイル:ピアノ協奏曲ニ短調(世界初録音)
アルフレッド・ヒル:ピアノ・ソナタ イ長調(世界初録音)
ピアーズ・レーン(P)、
ヨハネス・フリッチュ(指)
アデレードSO

録音:2015年3月31日−4月2日、アデレード・タウン・ホール
アルフレッド・ヒル(1869−1960)は、メルボルンに生まれ、ライプツィヒ音楽院で学び、ゲヴァントハウスOのヴァイオリン奏者としてブラームスやグリーグ、チャイコフスキーら大作曲家たちの元で演奏。その後オーストラリアとニュージーランドで教師、演奏家、指揮者、作曲家として活動。1941年に初演された「ピアノ協奏曲イ長調」は、1920年の「ピアノ・ソナタ イ長調」の改作であり、この録音では元となった「ピアノ・ソナタ」も収録。ジョージ・フレデリック・ボイル(1886−1948)は、シドニーに生まれ、ベルリンでブゾーニに師事。1910年以降はアメリカのカーティス音楽大学や音楽芸術研究所(現ジュリアード音楽院)などで教鞭を執り、ボイルの生徒にはコープランドやバーバーなどがいます。1911年にウスター音楽祭で初演された「ピアノ協奏曲ニ短調」は、「オーストラリア人作曲家による最初のピアノ協奏曲」として評価された作品で、今回が世界初録音となります。

ONDINE
ODE-1244B04
(1CD)
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲集
ピアノ協奏曲第3番ハ長調Op.26
ピアノ協奏曲第1番変ニ長調Op.10
ピアノ協奏曲第4番変ロ長調「左手のための」Op.53
オッリ・ムストネン(P)
フィンランドRSO
ハンヌ・リントゥ(指)

録音:2015年3月、,2015年5月 フィンランド,ヘルシンキ・ミュージック・センター
現在、ONDINEレーベルで最も注目されている指揮者ハンヌ・リントゥと、ピアニスト、オッリ・ムストネンのコラボレー ションによるプロコフィエフ(1891-1953)のピアノ協奏曲シリーズの登場!熟練したピアニストでもあったプロコフィエフ の協奏曲は、どれも高度な技術が要求されますが、中でも第3番は「20世紀を代表する作品の一つ」と賞賛されるほど幅広 い人気を獲得しています。ゆったりとした序奏を経て唐突に現れるピアノの輝かしいパッセージ、第2楽章でのウィットに 富んだ旋律、ピアノとオーケストラとの掛け合いが楽しい第3楽章と聞かせどころの多い曲ですが、ムストネンのピアノは 常に冷静さを保ちながら、リントゥと親密な対話を繰り広げています。第1番は短いながらも、後年のプロコフィエフの独 自性が垣間見えるユニークな曲。ピアノを打楽器のように扱う様子はバルトーク作品のようでもあります。第4番は「左手 のピアニスト」パウル・ヴィトゲンシュタインが委嘱した作品ですが、ヴィトゲンシュタインが理解不能という理由で(これ には諸説ある)演奏しなかったため、プロコフィエフの生前には初演が叶わなかったことでも知られています。ピアノの完璧 な技巧はもちろんのこと、オーケストラの比重も高い難曲です。

Orlando Records
ORC-100054B03
(1CD)
ライネッケ:フルート協奏曲ニ長調Op.283
イベール:フルート協奏曲
ニールセン:フルート協奏曲FS119
セバスチャン・ジャコー(Fl)
オーデンセSO
ダヴィッド・ビョルクマン(指)

録音:2015年6月22-25日デンマークオーデンセ,コンチェルトハウス
1987年ジュネーヴ生まれのフルーティスト、セバスチャン・ジャコー。彼は8歳でフルートを始め、イザベル・ ジローに師事、15歳の時にはジュネーヴ高等音楽院に入学を受け入れられ、名手ジャック・ズーンの下で研究 を続け、2010年に教育学とソリストのディプロマを得ています。その間に2002年と2004年にはスイスの青 少年コンクールで第1位を獲得、2005年には「Jmanuelund Evamaria Schenk財団」から年間ソリスト賞を 獲得しています。なんと言っても彼の知名度を上げたのは2013年の神戸国際フルート・コンクールで最優秀賞 と観客賞を得たことであり、日本の聴衆にもソノ名前が広く知れ渡ったのです。その後は第5回カール・ニール セン国際フルート・コンクールでも第1位を獲得、そのカリスマ性と音楽性、技術力が高く評価されました。す でにアバドが指揮するマーラー室内管で演奏したり、ストックホルムRSO、フィンランドRSO などと共演、2008年のサイトウキネンでは首席を務め、また世界各国でリサイタル、マスタークラスを開催す るなど、その将来が期待されている奏者です。

Pentatone
PTC-5186237
(1SACD)
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
サルヴァトーレ・アッカルド(Vn)
クルト・マズア(指)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO

録音:1977年6月/パウル・ゲルハルト教会(ライプツィヒ)
リマスタリング:ポリヒムニア・インターナショナル(2016年6月/バールン、オランダ)
サルヴァトーレ・アッカルドの名盤、ベートーヴェンとブルッフの協奏曲がPENTATONEのリマスタリング・シリーズに登場し ます。1941年ミラノ生まれのアッカルド。国際コンクール入賞歴は数多く、中でも17歳で挑んだパガニーニ国際コンクールでの優勝はアッカルドの名を 世界で知らしめることとなりました。
「パガニーニの再来」としてイタリアの期待を一身に背負う形となったこともあり、「アッカルド=パガニーニ」というイメージは現在もありますが、幅広 いディスコグラフィーの中でもマズア率いるライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団との当録音はアッカルドの音楽性の豊かさを示した名録音です。現在 は指揮活動に積極的なアッカルドなだけに輝かしい音色を奏した当録音は貴重な記録と言えましょう。 この録音をフィリップス・サウンドの継承してきたポリヒムニア・インターナショナルがDSDリマスタリングしております。なお、当シリーズは装丁にも こだわり、ディスクごとに種類の異なる鳥類のイメージをカバーに使用していきます。コレクターズ・アイテムとしてもお楽しみください。 (Ki)

Onyx
ONYX-4157(1CD)
マクミラン:ヴァイオリン協奏曲
交響曲第4番
ヴァディム・レーピン(Vn)、
ドナルド・ラニクルズ(指)
BBCスコティッシュSO
ムローヴァやロジェ、バシュメットらに始まり、五嶋みどり、デュメイ、デュトワ、ペレーニ、ペトレンコなど、名だたる世界的アーティストたちが録音を行ってきたイギリスのONYX(オニックス)レーベル。益々勢いを増すONYXに、シベリア生まれの世界的ヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニスト、ヴァディム・レーピンが新たに加わります!レーピンのONYX第1弾は、現代スコットランドのリーディング・コンポーザー、ジェームズ・マクミラン(b.1959)の音楽。
ヴァディム・レーピンに献呈され、2010年に初演、2013年のBBCプロムスでも絶賛されたヴァイオリン協奏曲。BBCスコティッシュ響の首席指揮者ドナルド・ラニクルズの60歳の誕生日を祝って作曲された交響曲第4番。2人の被献呈者による理想的なマクミランの協奏曲と交響曲をどうぞ。交響曲第4番は、2015年BBCプロムスでの初演時によるライヴ録音を収録。

MELO CLASSIC
MC-1040(1CD)
アニェル・ブンダヴォエト
(1)ハチャトゥリアン:ピアノ協奏曲変ニ長調Op.38
(2)サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番ト短調Op.22
(3)フランク:前奏曲、コラールとフーガ
アニェル・ブンダヴォエト(P)

(1)ウジェーヌ・ビゴ(指)パリSO/録音:1954年7月7日パリフランス・ラジオ・テレビ放送による放送用スタジオ録音
(2)ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指)スイス・ロマンドO/録音:1976年ジュネーヴスイス・ロマンド放送によるライヴ録音
(3)1955年12月31日パリフランス・ラジオ・テレビ放送による放送用スタジオ録音
アニェル・ブンダヴォエト(1922-2015)は、フランス中部、ピュイ=ド=ドーム県のアンベールに生まれたピアニスト。彼女の父方の源流はベルギーのヘントにあり、Bundervoetという姓はヘント近辺では珍しくない。そのためフランスにおいてもBundervoetは外来姓とみなされ語尾のtを発音するのが普通である。7歳からマルセイユ音楽院で学んだ後、パリ音楽院でラザール・レヴィの指導を受ける。第二次世界大戦後、ブンダヴォエトは華々しく活躍し、1950年代にはレコード用の録音もしている。しかしリューマチを患ったことと、1956年に離婚して子育てのための安定した生活が必要だったことで早くに演奏会活動を縮小し、長年ヴェルサイユ音楽院の教授を務めた。そのため92歳まで長命したにもかかわらずごく一部のピアノマニアしか知らない伝説のピアニストになってしまった。このCDではなんといっても名匠ヴォルフガング・サヴァリッシュと競演したサン=サーンスのピアノ協奏曲第2番のライヴ録音が聞きものだ。情熱的なブンダヴォエトと理知的なサヴァリッシュは始めこそ今ひとつかみ合っていないが、第3楽章のタランテラではブンダヴォエトがサヴァリッシュを熱気の渦に巻き込んでしまい、鳥肌が立つような名演を繰り広げている(残念ながらモノラルだが音質は悪くない)。伝説のピアニストの真髄がついに聞けるCDだ。
MELO CLASSIC
MC-2029(1CD)
グィラ・ブスターボ
(1)サン=サーンス:ハバネラホ長調Op.83
(2)ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調
Op.26
(3)シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.47
(4)クライスラー:プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ
グィラ・ブスターボ(Vn)
(1)ヴェルナー・シュミット=ベルッケ(指)ミュンヘン放送O/1959年1月19日ミュンヘンバイエルン放送による放送用スタジオ録音
(2)トーマス・ウンガー(指)NDRハノーファー放送O/1964年5月29日ハノーファー北ドイツ放送によるライヴ録音
(3)ジャン・フルネ(指)スイス・イタリア語放送O/1965年5月19日ルガーノスイス・ラジオ・テレヴィジョンによるライヴ録音
(4)ハンス・アルトマン(P)/1958年12月6日ミュンヘンバイエルン放送による
放送用スタジオ録音
グィラ・ブスターボ(1919-2002)は、米国、ウィスコンシン州のマニトワックに生まれ。音楽一家だったため僅か2歳でヴァイオリンを習い始め、すぐ天才少女として名を馳せ、15歳になる頃にはニューヨークでも人気を博す。やがてヨーロッパに進出すると、シベリウスからは自身の協奏曲の演奏を誉められ、ヴォルフ=フェラーリからはヴァイオリン協奏曲を献呈された。また大指揮者たちと頻繁に共演しており、たとえば1943年5月にヴィレム・メンゲルベルク指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団との共演で演奏したベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲のライヴ録音は有名。しかしナチの時代にドイツを中心としたヨーロッパで活躍したたため、第二次世界大戦後、ナチへの協力の嫌疑で米軍に捕らえられてしまい、疑いが晴れても祖国での演奏の場からは締め出されてしまった。そのため戦後もヨーロッパで活動し、1964年から1970年はインスブルック音楽院で教職に就いた。過酷な人生から不安定になり早期に第一線を退いた。このCDには、1959、1964、1965年のドイツとスイスの放送録音を収録。ブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番はブスターボの得意中の得意曲で、メンゲルベルクやフルトヴェングラーの指揮で演奏している。シベリウスのヴァイオリン協奏曲は前述の通り作曲者のお墨付きの腕前で、しかも伴奏指揮がジャン・フルネというのが貴重。※シベリウスの第1楽章に録音時のものと思われる目立つ雑音があります。
MELO CLASSIC
MC-3013(1CD)
エンリコ・マイナルディ
(1)ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調Op.104
(2)シューマン:チェロ協奏曲イ短調Op.129
(3)ショパン:夜想曲嬰ハ短調
(4)ウェーバー:ソナティーナ.イ長調
エンリコ・マイナルディ(Vc)
(1)アルトゥール・ローター(指)ベルリンRSO/1949年10月11日ベルリンベルリン放送による放送用スタジオ録音
(2)ヘルムート・シュナッケンブルク(指)ブレーメンPO/1949年11月19日ブレーメンブレーメン放送によるライヴ録音
(3)(4)セルジョ・ロレンツィ(P)/1942年12月4日ベルリン国営放送による放送用スタジオ録音
今日でも人気の高い名チェリスト、エンリコ・マイナルディ(1897―1976)の1949年のドイツの放送録音を収録。マイナルディはミラノ生まれのイタリア人チェリストだが、ドイツでたいへん人気が高く、ベルリン音楽大学でチェロの指導をしていたこともあるほど。シューマンの協奏曲はブレーメンでのライヴ録音。非常にロマンティシズム豊かな演奏で、この曲の魅力を十分引き出している。ドヴォルザークのチェロ協奏曲は東ベルリンでの録音。ボーナスとして第二次世界大戦中、1942年のベルリンでの2曲を収録。

Sono Luminus
DSL-92204B05
Re:Imagined
シューマン:チェロ協奏曲イ短調Op.129(チェロと弦楽四重奏版)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調「クロイツェル」Op.47(チェロと弦楽四重奏版)
ズィル・ベイリー(Vc)
インSQ

録音:2014年10月12-16日
ヴァージニアボイス,ソノ・ルミナス・スタジオ
チェロ奏者と弦楽四重奏団の共演というと、大抵の人はボッケリーニの五重奏か、シューベルトのハ長調の弦楽 五重奏曲を思い起こすことでしょう。しかしチェリスト、ズィル・ベイリーは既存の曲を編曲することで、新し いレパートリーを生み出すことに成功しました。このアルバムでもシューマンとベートーヴェンという意表をつ く作品を取り上げ、納得の行く演奏を行っています。シューマンのチェロ協奏曲は作曲家であるフィリップ・ラ ッサーに助言を求めつつ、自身らで編曲を行うことで、シューマンの複雑な響きを余すことなくサイズダウン、 緊密なアンサンブルを繰り広げています。かたやベートーヴェンの「クロイツェル」は1832年にアレンジされ た(編曲者は不明)、いわばベートーヴェンと同時代の作品。こちらは原曲を拡大したもので、緊張が張り巡ら された原曲が幾分緩やかな曲調になっているところが面白いものです。

カメラータ
CMCD-28337(1CD)
税込定価
2016年8月25日発売
ヴィヴァルディ:フルート協奏曲集
ヴィヴァルディ:フルート協奏曲 ヘ長調 RV433 「海の嵐」
 フルート協奏曲ト短調 RV439 「夜」
 フルート協奏曲 ニ長調 RV428 「ごしきひわ」
J=J.ルソー:ヴィヴァルディの春〜無伴奏フルートのための
ヴィヴァルディ:ピッコロ協奏曲 ハ長調 RV443
 協奏曲 ト短調 RV107〜フルート,オーボエ,ヴァイオリン,ファゴットと通奏低音のための
マリオ・アンチロッティ(Fl/ピッコロ )
クラウディオ・ブリツィ(クラヴィオルガン)
パオロ・フランチェスキーニ(Vn)
イ・ソリスティ・ディ・ペルージャ
トーマス・インデアミューレ(Ob)
ミラン・トゥルコヴィッチ((Fg)

※「協奏曲 ト短調 RV107」は2012年発売のCMCD-28019に収録された音源と同内容です。
 ローマではガッゼローニとともにRAI交響楽団で首席フルート奏者を 務め、その後も、ヨーロッパを中心に活躍している名手マリオ・アンチ ロッティが、モダン・フルートを手に、ブリツィ、フランチェスキーニら イタリアの演奏家たちとともに愉悦に満ちた音楽的対話を交わしながら、 生命感にあふれたヴィヴァルディのフルート協奏曲集を完成させました。  あの哲学者J.-J.ルソーによる「四季・春」の無伴奏フルート編曲版も 花を添えています。(カメラータ)


SUPRAPHON
SU-4207(1SACD)
KKC-5654(1CD)
日本語帯・解説付
税込定価
室内楽版のモーツァルトの協奏曲
ホルン五重奏曲変ホ長調K.407/386C*
ホルン協奏曲第1番ニ長調(アレグロK.412&ロンドニ長調K.514)/386B**
ホルン協奏曲第2番変ホ長調K.417#
ホルン協奏曲第3番変ホ長調K.447##
ホルン協奏曲第4番変ホ長調K.495+

編曲:ローラント・ホルヴァート(ホルン協奏曲第1&2番、3番の第1&3楽章)、ヨハン・ミヒャエル・ハイドン(ホルン協奏曲第3番の第2楽章)、ラデク・バボラーク(ホルン協奏曲第4番)
カデンツァ:ラデク・バボラーク(ホルン協奏曲第3&4番)
ラデク・バボラーク(Hrn)
バボラーク・アンサンブル【ダリボル・カルヴァイ(Vn)、マルティナ・バチョヴァー(Vn)+、カレル・ウンテンミュラー(Va)、ヴィレム・キオンカ(Va)*、ハナ・バボラーコヴァー=シャブノヴァー(Vc)、シュテパン・クラトホヴィル(Cb)**,#,##,+】

録音:2016年6月2、3日/ブレザレン福音教会(プラハ)
★美しく柔らかな音色で世界を魅了するホルン奏者、ラデク・バボラークが室内楽版のモーツァルトのホルン協奏曲を録音しました。1976年チェコ生ま れのバボラークは、1994年に世界最難関のミュンヘン国際コンクールで優勝し世界の注目を集めました。以来、ヨーロッパ、アメリカなど各地で活発な 演奏活動はじめ、日本でも絶大なる人気を誇り来日公演も頻繁に行っております。 モーツァルトの友人でホルンの名手であったヨーゼフ・ロイトゲープのために作曲されたホルン協奏曲。バボラークは自身の最重要レパートリーとして演 奏してきました。今回の室内楽版では華やかなホルンのソロとともに美しく調和するアンサンブルが聞きもので、近年のますますの充実ぶりをうかがい知 ることのできる、堂々たる演奏を披露しております。なお、第4番はバボラークによる編曲、また第3、4番のカデンツァはバボラーク作曲であることも 注目です。 共演はバボラークが絶大なる信頼を置く精鋭が揃ったバボラーク・アンサンブルです。バボラークと長きに渡り演奏してきた当アンサンブルのメンバー は実力派により構成されております。第1ヴァイオリンをつとめるダリボル・カルヴァイは、かつて地球ドラマティック(NHK)で放映された「理想のヴァ イオリンを求めて世界を探し歩く」ドキュメンタリーに出演(当時18歳)し、様々な名器を演奏しその卓越した技術と音楽性で注目されたヴァイオリニス トです。その後世界の名演奏家との共演を重ね、現在はバボラーク・アンサンブルの主軸メンバーとしても活躍しております。 (Ki)

DUX
DUX-1266(1CD)
トリビュート・トゥ・ベニー・グッドマン
ベニャミン・バチェフスキ(1991-):クラリネットと室内オーケストラの為の協奏曲(2012)
コープランド:クラリネット.弦楽.ハープとピアノの為の協奏曲(1948)
アルトゥル・グザ(1982-):呪われた森(クラリネットとオーケストラの為の;2014)
アンジェイ・ヴォイチェホフスキ(Cl)
グダンスク音楽アカデミー室内O
ウーカシュ・ボロヴィチ(指)

ESTONIAN RECORD PRODUCTIONS
ERP-2009(1CD)
北の夢〜エストニアのフルート音楽
エウゲン・カップ(1908-1996):フルート協奏曲
ヘイノ・エッレル(1887-1970)/チャールズ・コールマン(1968-):フルートと室内管弦楽のための3つの小品
エウゲン・カップ:フルートと室内管弦楽のための小協奏曲
ルネ・エースペレ(1953-):フルート協奏曲第1番、第2番
マーリカ・ヤルヴィ(Fl)
クリスティアン・ヤルヴィ(指)
エストニア国立SO

TOCCATA
TOCC-0368B03(1CD)
アーノルド・ロスナー:管弦楽作品集
ピアノ協奏曲第2番Op.30(1965)
ゲマトリアOp.93(1991)
6つの田園舞曲Op.40(1968)
アダム・チェルニャクフの日記からOp.82(1986)
ピーター・ヴィノグレード(P)
ピーター・リーガート(ナレーター)
ディヴィッド・エイモス(指)LPO

録音:2005年10月19-20日ロンドンアビー・ロード・スタジオ
※初録音
ニューヨークに拠点を置き活動した現代作曲家ロスナー(1945-2013)の幾分ロマンティックな管弦楽作品集。最初のピアノ協奏曲を聞いただけでも、この曲が1965年に書かれたとは思えないほどの、親しみやすいメロディを持っていることに気がつくでしょう。大オーケストラのための作品や、時にはバンドのための作品と、数多くの曲を書いたロスナー、彼の音楽的言語は常に調和の上にあり、まるでバロック音楽を思わせるような均一なスタイルを持っています。とは言え、作品の細部に宿るモダンな音色もまた魅力的。このアルバムでも暴力的な響きと穏やかな雰囲気が同居する興味深い作品を楽しめます。
★試聴リンク

Glossa
GCD-921123(1CD)
モーツァルト:オーボエ協奏曲
オーボエ協奏曲ハ長調 K.314
オーボエ四重奏曲ヘ長調 K.370
2本のヴァイオリン,ヴィオラ,コントラバス,オーボエと2本のホルンのためのディヴェルティメント K.251
アリア 「あなたに明かしたい、おお、神よ」 K.418
フランク・デ・ブライネ(Ob)
ケネス・モンゴメリー(指)
18世紀オーケス

録音:2015年1月&10月、アムステルダム
フランス・ブリュッヘンが結成し、古楽オーケストラのパイオニアとして世界的に活躍してきた18世紀オーケストラ。ブリュッヘン亡き後もその意志を継ぎ、客演指揮者を招いてのワールド・ツアーなどを続けてきました。新たに「ポスト=ブリュッヘン時代」へと突入した18世紀オーケストラの最初の録音は、長年18世紀オーケストラのメンバーとしてその美しい木管セクションの音色を創造してきたオーボイスト、フランク・デ・ブライネを中心としたモーツァルトのオーボエ作品集。18世紀オーケストラのほか、エンシェント室内Oの首席奏者としても活躍する名手ブライネの妙技を、フランス・ブリュッヘンが遺した偉大なるオーケストラの演奏に乗せてご覧あれ。指揮は、王立音楽大学(RCM)ではエイドリアン・ボールトに師事し、アルスターOの首席指揮者などを務めた北アイルランド、ベルファスト出身の指揮者、ケネス・モンゴメリー。2010年にはOBE(大英帝国勲章)に叙されており、近年は18世紀オーケストラの客演で好評を博しています。


Altus
TALT-001(1CD)
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調*
ジネット・ヌヴー(Vn)
ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指)
北西ドイツRSO
ジャン=ポール・ヌヴー(P)*

ライヴ録音:1948年5月3日、1949年9月21日*
日本語解説付
Altus
TALT-002(2CD)
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲*
ジネット・ヌヴー(Vn)
ハンス・ロスバウト(指)南西ドイツ放送RSO
ロジェ・デゾルミエール(指)フランス国立放送O*

ライヴ録音:1949年9月25日、1948年4月25日*
日本語解説付
活動休止状態であったフランスの名門ターラ・レーベルがアルトゥスの新マスタリングで復活いたします!間違いなくオリジナルの音質を凌駕しており、 素晴らしい復活と申せます。飛行機事故で僅か30歳の生涯をとじた悲劇の天才ヴァイオリニスト・ヌヴー最晩年の録音を集めた2タイトル。イッセルシュテットとのブラームスは いくつかのレーベルからでていた有名演奏。今回ついに高音質で世評高いターラ盤のCDが復活しました。昔からヌヴーの真骨頂が存分に味わえる名演 としてしられたライヴ、大変によい仕上がりです。ことに貴重なブラームスのソナタ3番も絶品で必聴です。 もう一方のベートーヴェンも抜群の音質、ロスバウトの品格あふれる伴奏も聴きものですがヌヴーの音そのものの魅力がダイレクトに伝わってきます。 デゾルミエールのブラームスも素晴らしいCD化で第1、第2楽章のエレガントな味わいが一転、終楽章の熱烈な白熱ぶりも忘れがたいものがございます。 イッセルシュテット盤との聴き比べも楽しいものがございます。まさにヌヴーを聴く喜び! また解説に貴重な写真が多数掲載させており充実の内容です。 (Ki)

C Major
73-3604(Bluray)
73-3508(DVD)
KKC-9177(Bluray)
日本語帯・解説付
税込定価
KKC-9178(DVD)
日本語帯・解説付
税込定価
ブラームス:アノ協奏曲第1番ニ短調Op.15
ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83
ルドルフ・ブッフビンダー(P)
ズービン・メータ(指)VPO

収録:2015年3月ウィーン楽友協会(ライヴ)
◆Blu-ray
画面:16:9 HD
音声:DTS-HD MA 5.0、PCM2.0
96分、リージョン:All
◆DVD
画面:16:9 NTSC
音声:DTS 5.0、PCM2.0
96分、リージョン:All
2015年3月にウィーン楽友協会で行われたメータ指揮ウィーン・フィル、ソリストにウィーンのピアノ演奏の伝統を現在に引き継ぐ名手ブッフビンダーを 迎え行われた、ブラームスのピアノ協奏曲第1番と第2番のライヴ収録。 ブラームスのピアノ協奏曲は、メータもブッフビンダーもそれぞれ過去に何度も取り組んでいる楽曲。2009年にはイスラエル・フィルと共に録音し、互 の作品への深い理解と愛情が結実した円熟の演奏を聴かせてくれました。この公演はそのさらに6年後ということもあり、両者とも現代の巨匠として更な る評価を獲得しているだけに期待のライヴとなりました。 演奏は、前半に第2番、後半に第1番というブッフビンダーお馴染みのスタイル。繊細さと詩的な雰囲気をもつ第2番と、重厚さと若きブラームスの情 熱にあふれる第1番の対比が素晴らしい。第2番はブラームスがイタリア旅行中に構想を得たといい、ブラームスとしては明るい曲調でありますが、晩年 のブラームスの深遠な世界も垣間見ることのできる秀作。堂々としていて威厳が有り味わい深いブッフビンダーのピアノ、そしてメータもずっしりと落ち着い てオケの厚みも十分感じられる渾身の演奏。第1番は、ブラームス青年期の傑作で、恩師シューマンへの敬意とクララへの憧れが入り混じり、ピアニスト には強靭な打鍵と重厚な音の響きが求められる大曲。ブッフビンダーはこの作品に特に思い入れがあるようで、自筆譜から熱心に研究しているといいます。 大家としての風格を感じさせつつ、ブラームスの若き日の瑞々しい感性と溢れんばかりの情熱を感じさせる熱演を披露しています。2016年10月の来日公演では、ブッフビンダー、メータ、ウィーン・フィルの3者でブラームスのピアノ協奏曲第1番が演奏される予定です。 (Ki)

Nimbus Alliance
NI-6328(1CDR)
イギリスのファンタジー
トッド:エマのための協奏曲
P.リード:「ヴィクトリア朝のキッチン・ガーデン」 組曲
ダンクワース:クラリネット協奏曲 「ウーリッジ」
ホウズ:クラリネット協奏曲
エマ・ジョンソン(Cl)、
BBCコンサート・オーケストラ、
フィリップ・エリス(指)

録音:2015年10月21日ー23日
マイケル・コリンズと並びイギリスのクラリネット界を代表する世界的名手、エマ・ジョンソン。今作は母国イギリスの作曲家を演奏。友人でもあるウィル・トッドがエマ・ジョンソンのために作曲した「エマのための協奏曲」はエマ・ジョンソンの魅力が凝縮しており、関係者要必聴の1枚。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/DiamondSilver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

Harp&Company
CD-5050-38(1CD)
フランスのハープ・スクール Vol.4
ガブリエル・フォワネ:ハープとヴァイオリンのためのソナタ第1番ハ短調、
 ハープとヴァイオリンのためのソナタ第1番変ロ長調 Op.3
ジャン=ダヴィド・エルマン:ハープ協奏曲第1番ヘ長調 Op.9、
 ハープ協奏曲第2番変ロ長調 Op.10
ラシェル・タリトマン(ハープ)、
ダニエル・ルーベンシュタイン(Vn)、
アンサンブル・アルペジオ
フランスのハープ作品集の第4集は、マリー・アントワネットのピアノ教師として知られるフランスの音楽家、ジャン=ダヴィド・エルマン(ca.1760−1846)のハープ協奏曲。ハープ奏者や教育者として活躍したガブリエル・フォワネ(1790−?)は、同じく音楽家のシャルル=ガブリエル・フォワネ(1750−1823)の息子。ここに収録された2つのソナタは、ハープが伴奏ではなく、ヴァイオリンと平等に活躍する作品。


OEHMS
OC-1849B03(1CD)
モーツァルト:協奏曲集
ピアノ協奏曲第27番変ロ長調K595
ピアノ協奏曲第17番ト長調K453
ピアノとヴァイオリンのための協奏曲ニ長調KAnk.56(315f)より
第1楽章の断章(ロバート・レヴィンによる補筆版)
幻想曲ハ短調K396(385f)(マキシミリアン・シュタードラーによる補筆版)
ゾフィー=マユコ・フェッター(P)
ライナー・クスマウル(Vn)
ハンブルクSO
ペーター・ルジツカ(指)

録音:2015年9月29.30日,10月1日ハンブルク,フリードリヒ・エーベルト・ハレ
ドイツ人の父と日本人の母を持つ女性ピアニスト、ゾフィー=マユコ・フェッターのOEHMSデビュー盤。どちらかというと現代音楽のスペシャリストとして知られている彼女ですが、HAENSSLERレーベルにはブラームスを録音したりと、幅広いレパートリーの片鱗を見せていました。そんな彼女が今回演奏したのは、モーツァルト(1756-1791)の2曲のピアノ協奏曲と、アンコールとして用意されたヴァイオリンを伴う2曲の小品です。実はエディット・ピヒト=アクセンフェルトが亡くなる年まで、ハープシコードなど歴史的鍵盤楽器の演奏法の指導を受けていたという彼女、モーツァルトの演奏に関しても優れた解釈を有しています。ヴァイオリン奏者として参加しているのは彼女の師でもあるライナー・クスマウル。1990年代にベルリン・フィルのコンサート・マスターを務めながら、古楽奏法の研究にも勤しみ、1995年に創設したベルリン・バロック・ゾリステンの音楽監督でもあるという名手です。

CPO
CPO-777593C01
(1SACD)
ジョゼフ・ジョンゲン:オルガンと管弦楽のための作品集
オルガンと管弦楽のための「協奏交響曲」Op.81
管弦楽のための「パッサカリアとジーグ」Op.90
オルガン独奏のための「英雄ソナタ」Op.94
クリスティアン・シュミット(ルクセンブルク・フィルハーモニー,カール・シューケ=オルガン)
ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送PO
マルティン・ハーゼルベック(指)
ベルギーのオルガニスト、作曲家ジョゼフ・ジョンゲン(1873-1953)。数多くの作品を書き残していますが、知名度があまりなく録音の数も多くありません。とは言え、幸運にも録音されている一部の曲が熱狂的なファンを獲得している作曲家でもあります。このアルバムでは彼の本領発揮ともいえる3つのオルガン作品を収録。7歳でリエージュ音楽院に入学したジョンゲンは、16年間の研鑽の間に、フーガ、ピアノ、オルガンを会得し、13歳から作曲を始めます。1897年にはローマ大賞を獲得し、イタリア、ドイツ、フランスに研修旅行に出かけ、帰国後にはリエージュ大学で和声と対位法の教授に就任します。戦争に巻き込まれ大変な思いをしますが、幸運にもベルギーに戻ることができ、戦後の音楽界の復旧に力を注ぎました。そんなジョンゲンの作品は、極めてシンフォニックであり、オルガン作品はしばしば彼の先輩であるフランクの作品とも比較されます。対位法とハーモニーを駆使した彼の作品は常に壮麗で、オーケストラとの共演でも、独奏でも楽器の性能を極限まで引き出すことに成功しています。
CPO
CPO-777983B10
(1CD)
エミール・ニコラウス・フォン・レズニチェク:交響的作品集
牧歌的な序曲「ゴルトピロル‐金のコウライウグイス」
どのようにティル・オイレンシュピーゲルは生きていたか
ヴァイオリンと管弦楽のための小協奏曲
前奏曲とフーガハ短調
ヴァイオリン,ホルン,ハープと弦楽オーケストラのための「小夜曲」
ゾフィア・ヤッフェ(Vn)
ベルリンRSO
マルクス・ボッシュ(指)
チェコ系貴族の末裔であったレズニチェク(1860-1945)ですが、なぜかナチスの迫害に遭うことはなく、1934年から1942年まで「作曲家国際協力常任顧問」ドイツ全権使節を務めるほどに一目置かれていた存在でした。リヒャルト・シュトラウスとは個人的な友人であり、お互いに多少の影響は与え合ったものの、音楽的には別の道を歩んだようで、このアルバムに収録された作品も、アルペン山麓の丘の上を飛ぶ鳥の姿を描いた「ゴルピロル」、深遠な「前奏曲とフーガ」、技巧的な「ヴァイオリン小協奏曲」など曲によって様々にスタイルが違うため、独自の個性を掴むのはなかなか難しいかも知れません。またあからさまな自然描写は、マーラーの第3交響曲を皮肉ったものと評する批評家もいたりと、興味の尽きない作曲家です。
CPO
CPO-77785C01
(1SACD)
ヘンデル:ピアノ協奏曲集Op.7
全てオルガン協奏曲(HWV306-311)からの編曲
オルガン協奏曲第7番変ロ長調Op.7-1HWV306
.オルガン協奏曲第8番
イ長調Op.7-2HWV307
オルガン協奏曲第9番変ロ長調Op.7-3HWV308
オルガン協奏曲第10番ニ短調Op.7-4HWV309
オルガン協奏曲ト短調Op.7-5HWV310
オルガン協奏曲変ロ長調Op.7-6HWV311
マティアス・キルシュネライト(P)
ノイス・ドイツ・カンマーアカデミー
ラヴァルド・スコウ・ラーセン(指)
ヘンデルの様々な協奏曲をドイツのピアニスト、マティアス・キルシュネライトが現代ピアノで演奏するシリーズの第3集(完結盤)。今作ではもともとオルガン協奏曲として書かれたOp.7の6曲が収録されています。バッハのハープシコード協奏曲は、すでに現代のピアニストたちの標準的なレパートリーになっているのに対し、ヘンデルの一連の作品はほとんどコンサートで取り上げられることはありません。このOp.7に属する6曲の協奏曲は、ヘンデルが豊かな音響を求めるために、どれもオルガンと、2本のオーボエ、2本のファゴット、弦楽合奏と通奏低音のために書かれています。この演奏では、メロディの即興性を活かしながら、現代的な響きがもたらされるように絶妙なアレンジが施されています。


King International
KKC-2100(2CD)
N響世界一周演奏旅行1960補巻
ルーセル:組曲ヘ長調Op.33
ヴォルフ(作曲者編):ゲーテ詩集〜竪琴弾きの歌(全3曲)
ショパン:ピアノ協奏曲第1番
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
アレクサンダー・ウニンスキー(P)
パウル・クレツキ(指)NHK響

録音:1960年10月24日パリ、サル・プレイエル(ライヴ)モノラル
日本語帯・解説・歌詞対訳付
大注目のNHK交響楽団1960年の世界一周ツアー、番外編の録音が残っていました。10月24日にパリのサル・プレイエルで行われた公演で、大指 揮者パウル・クレツキと、大歌手フィッシャー=ディースカウが何とN響と共演しています。その後の共演はなく、パリゆえ実現した夢の公演といえます。 当時35歳のフィッシャー=ディースカウが絶品。ヴォルフ自身がオーケストラ伴奏に編曲した3曲の「竪琴弾きの歌」の繊細さ、マーラーへの共感い ずれも見事で、クレツキの指揮のもとN響がヨーロッパの響きを紡ぎ出しています。 もうひとつの注目は、1932年の第2回ショパン国際コンクール優勝者アレクサンダー・ウニンスキーを独奏に迎え、ショパンのピアノ協奏曲第1番を 演奏していること。ウニンスキーは歴代の優勝者のなかで、ショパンのピアノ協奏曲録音が入手できない人なので貴重。それもポーランド出身のクレツキ が伴奏しているのも価値を高めています。ウニンスキーのショパン演奏を語るうえでも必須の録音で、即興性満点(ことにフィナーレのコーダ)に驚かさ れます。 *古い音源を使用している場合は、テープ劣化によるお聴き苦しい点がございます。予めご了承下さい。

H.M.F
HMC-902218(1CD)
モーツァルト:ピアノ協奏曲集
ピアノ協奏曲第12番 イ長調 KV414
ピアノ協奏曲第11番 ヘ長調 KV413
ピアノ協奏曲第13番 ハ長調 KV415
クリスティアン・ベザイデンホウト(フォルテピアノ)
フライブルク・バロック・オーケストラ
ゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ(指))

録音:2014年11月15-17日、フライブルク・アンサンブルハウス
ザイデンホウト&FBOによるモーツァルトのピアノ協奏曲集第2弾の登場。「モーツァルトの再来」とも称されるフォルテピアノの天才ベザイデンホウト。 今回も彼のマジックは冴え渡り、耳になじんだこれらの作品でも、新鮮な驚きを与え楽しませてくれます。ひとつひとつのパッセージが実に活き活きと愛 らしい表情に満ちています。また、ピアノをささえるオーケストラも実に細やか。愉悦の極みのモーツァルトです!ここに収められた3曲はいずれも1782 年頃に作曲され、管楽器を抜いた弦四部でも伴奏できるというもの。これは、モーツァルトが当時の演奏会のありよう、さらに玄人たちが私的な場所でも 楽しめるように、と当時のウィーンの市場に対して配慮した結果。もちろんここでは管楽器も含むかたちで演奏されております。作品を純粋に聴いてもモー ツァルトの才を感じますが、モーツァルトがマーケティングにも実に長けた人物であったことにもまた感心させられます。 (Ki)

BIS
BISSA-2094(1SACD)
ブラウティハムによるモーツァルトピアノ協奏曲全曲シリーズ第11集
ピアノ協奏曲第3番 ニ長調 KV.40【カデンツァ;モーツァルト】
ピアノ協奏曲第1番 ヘ長調 KV.37【カデンツァ;ブラウティハム】
ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 KV.39【カデンツァ;ブラウティハム】
ピアノ協奏曲第4番 ト長調 KV.41【カデンツァ;ブラウティハム】
ロナルド・ブラウティハム(フォルテピアノ)、
ミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンズ(指)
ケルン・アカデミー

録音:2015年8月/ドイッチュラントフンク・カンマームジークザール(ケルン)
鬼才フォルテピアノ奏者、ロナルド・ブラウティハムによるモーツァルトのピアノ協奏曲全曲録音シリーズ。第11弾にはピアノ 協奏曲第1〜4番が収録されました。演奏機会の少ない初期ピアノ協奏曲ですが、ブラウティハムは神童モーツァルトの魅力再発見と言える名演を披露。 快活で明瞭なタッチでアプローチします。★楽器はヨハン・アンドレアス・スタイン製作(1788年)のレプリカで、ポール・マクナルティ製作(2007年)によるフォルテピアノを使用しております。 マクナルティ製作の楽器を使用して演奏・録音していることについてブラウティハムは「マクナルティは古い楽器を研究して、それを新しく作り出してくれる という点だけでなく、彼の製作したレプリカを演奏していると、演奏解釈の面でも新しいインスピレーションを得ることができる」と語っており、ブラウティ ハムがイメージする最善の状態の楽器を使用することで、自然な雰囲気を作り出しています。 (Ki)

Simax
PSC-1351(1CD)
ハイドン:チェロ協奏曲第1番ハ長調Hob.VIIb-1(カデンツァ第1&2楽章:ヘニング・クラッゲルード)
モーツァルト:協奏交響曲 変ホ長調 K.364*
クレメンス・ハーゲン(Vc:1698年製アントニオ・ストラディヴァリウス)
ヤン・ビョーランゲル(Vn、音楽監督)
ラース・アネルス・トムテル(Va)
1B1室内O

録音:2016年2月15-17日、2016年3月18-19日*、スタヴァンゲル・コンサートホール
ハーゲン・クァルテットの創設以来のメンバーであり、現代を代表するチェリストの一人クレメンス・ハーゲンが遂にハイドンのチェロ協奏曲第1番を 録音しました。ハイドンが楽長を務めていたエステルハージ家の宮廷楽団のチェロ奏者のために書かれたと言われ、1961年にプラハの国立博物館の蔵 書の中から発見され知られるようになった作品。現在では明るく開放的な音楽に、チェロの華やかな技巧も味わうことができ、チェリストの重要なレパー トリーの一つとして定着しています。クレメンス・ハーゲンはこの録音で現代のノルウェー人ヴァイオリニスト、ヘニング・クラッゲルードによるカデンツァ を使用しています。バロック時代の痕跡も感じられるハイドンの音楽と現代音楽との大きなギャップが印象的。分散和音の鮮やかな弓さばき、目の覚める ような華やかな技巧、そしてクァルテットのメンバーとして培ったハイドンへの深い共感を感じ取ることのできる演奏です。 カップリングには、モーツァルトのヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲を収録。1B1室内管弦楽団の音楽監督を務めるヴァイオリニストのヤン・ ビョーランゲルとノルウェーを代表するヴィオラ奏者のラース・アネルス・トムテルによる演奏。名手2人がオーケストラと渡り合う協奏曲。オケは控えめ ながら全体を支える安定感があり、ソロのヴァイオリンとヴィオラの対話がより際立ちます。 スタヴァンゲルの弦楽アンサンブル「1B1」は、ビェルグステ1番地(Bjergsted 1)を本拠とするモダン楽器アンサンブル。スタヴァンゲルが2008 年の「ヨーロッパ文化の首都」に選ばれた際、スタヴァンゲル大学で教える音楽家と最優秀の学生たちにスタンヴァンゲル交響楽団のメンバーを加え創設 されました。 (Ki)

TYXart
TXA-16080(1CD)
バイエルンのジョージア(グルジア)人たち
イーゴリ・ロボダ(1956-):ヴァイオリン協奏曲Op.126
イムシェル・アスカネリ(1975):思い出
 感傷/ピアノ小協奏曲/ムヘドルリ
フランツ・フンメル(1939-):たどたどしいバスによる24のダンス・エチュード
イラクリ・ツァダヤ(Vn)
オリヴィア・フリーメル(P)
フアド・イブラヒモフ(指)
アンサンブル・デラルテ

録音:2015年10月/ニュルンベルク城会議場
旧ソ連邦ジョージア(グルジア)出身の演奏家は、ヴァイオリンのバティアシヴィリやピアノのブニティアシヴィリが人気ですが、ドイツのバイエルン州イ ンゴルシュタットではジョージア室内管弦楽団が人気となっています。フアド・イブラヒモフの指揮のもと、アンサンブル・デラルテがジョージア出身の作 曲家ロボタとアスカネリ、さらに地元出身のドイツ人フンメルの作品を活き活きと奏でています。 (Ki)

DOREMI
DHR-8047(1CD)
ベートーヴェン:三重協奏曲 ハ長調 Op.56
ブラームス:二重協奏曲 イ短調 Op.102
アイザック・スターン(Vn)
レナード・ローズ(Vc)
ユージン・イストミン(P)
ジョージ・セル(指)
クリーヴランドO

録音:1966年6月13日(ライヴ)
スターン、ローズ、イストミンによる名トリオ「スターン・トリオ」。彼らがソロを務めるベートーヴェンの三重協奏曲は1964年、またブラームスの二 重協奏曲は1959年の録音が良く知られています(ともにオーマンディ/フィラデルフィア管、SONY)。このアルバムはそれとは別の1966年のライヴで、 セル/クリーヴランド管との共演。知られざる初登場音源となります。ベートーヴェンの三重協奏曲はソロにピアノ三重奏の編成を当てオーケストラと対抗させた野心作で、大らかで力強い音楽の流れが特徴的です。演奏者 の力量がそのまま聴き映えを左右する作品と言えましょう。スターン・トリオはベートーヴェンのピアノ三重奏曲全曲をレパートリーにしており、その点に おいてはまったく問題なし。セルとの丁々発止のバトルが楽しめます。 ブラームスの二重協奏曲は晩年の作品で、最後の管弦楽作品です。1年前に完成した交響曲第4番では古い様式であるパッサカリアを取り入れたブラー ムス、この作品ではバロックの合奏協奏曲から着想を得て、独自の音楽を作り上げています。ソリストには高度な重音奏法が求められ、燃えるようなフィナー レが圧巻です。

TELOS
TLS-175(1CD)
バッハ:ピアノ協奏曲第3番 ニ長調 BWV1054
モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番 イ長調 KV488
ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番 Op.35
イーゴリ・ジューコフ(P、指)
新モスクワ室内O

録音年:記載なし(デジタル録音)
ジューコフ・エディションVol.4。ライヴ録音。

C Major
73-6508(DVD)
73-6604(Bluray)
モーツァルト週間2015/アンドラーシュ・シフ
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番ハ長調 Op.15
シューベルト:交響曲第5番変ロ長調 D485
モーツァルト:ピアノ協奏曲第22番変ホ長調KV482
アンドラーシュ・シフ(P&指)
カペラ・アンドレア・バルカ

収録:2015年1月モーツァルト週間、ザルツブルク(ライヴ)
◆DVD
画面:16:9 NTSC
音声:DTS 5.1、
PCMステレオ/109分
◆Bluray
画面:16:9 Full HD
音声:DTS-HD MA 5.1
PCMステレオ/109分
冬のザルツブルク音楽祭といわれる「モーツァルト週間」でのライヴ映像。卓越したテクニックと崇高な芸術性を備えた現代最高のピアニストのひとり、 アンドラーシュ・シフと1999 年にシフ自身が創設した室内楽オーケストラ、カペラ・アンドレア・バルカを率いてのベートーヴェン、シューベルト、モーツァ ルトというプログラム。ベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番は若々しく伸びやかな旋律が随所に聴かれる明朗な作品。シフの快活で明晰なピアノと、溌剌とした指揮ぶりが快 い演奏です。そしてシューベルトの交響曲第5番。シフは近年、弾き振りだけではなく、指揮活動にも注力しています。この5番の交響曲は、シューベル トらしい歌心にみちた美しい旋律、明るく軽快な雰囲気をまとった作品。シフは当代きってのシューベルト弾きとして高い評価を得ていますが、長年シュー ベルトの作品と関わってきた経験が指揮者としても反映され、心の底からシューベルトの音楽を理解しているシフならではの、親密な対話を聴かせてくれ ます。最後にモーツァルトのピアノ協奏曲第22番。ピアノ協奏曲では初めてクラリネットが用いられ、モーツァルトの円熟した筆致を示す交響的構築によ る大規模な作品。シフの知的かつ繊細なアプローチは、遊び心もありながら大変説得力があり、推進力のある演奏に仕上がっています。 (Ki)

Hanssler
HC-16037(1CD)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 KV.466
ピアノ協奏曲第21番 ハ長調 KV.467
ハイオウ・チャン(張海鴎)(P)
トーマス・ファイ(指)
ハイデルベルクSO

録音:2012年5月21日、2010年7月7日/ルドルフ・ヴィルト・ハレ(エッペルハイム)
アグレッシブな指揮ぶりが冴えわたるトーマス・ファイ&ハイデルベルク交響楽団。今回は若手期待の星ハイオウ・チャン(張海鴎)を迎えてモーツァ ルトのピアノ協奏曲第20番と21番を収録しました。中国出身でヨーロッパの音楽ファンを虜にしつつある若手ピアニスト、ハイオウ・チャンは、北京中 央音楽学院に学び、2002年からはハノーファー高等音楽学校でベルント・ゲツケに就いて研鑽を積みました。キエフで行われたウラジーミル・ホロヴィッ ツ国際ピアノコンクールで銀メダル、中国国立ピアノデュオ・コンクール金メダルなど輝かしい受賞歴も誇ります。ヘンスラー・レーベルよりリリースされ ているリスト・アルバム(98 625)では圧倒的なテクニックを披露し話題となりました。このアルバムではファイとハイオウ・チャンの火花散る掛け合い が魅力。エキサイティングなモーツァルトをお楽しみいただけます。 (Ki)
Hanssler
HC-16038(1CD)
ハイドン:チェロ協奏曲第1番 ハ長調Hob.VIIb-1
モーツァルト(カサド編曲):チェロ協奏曲 ニ長調(原曲:ホルン協奏曲第3番 変ホ長調 K.447)
C.P.E.バッハ:チェロ協奏曲 変ロ長調 Wq.171 H.436
ファレンティン・ラドゥティウ(Vc)
ステファン・フルフト(指)
ミュンヘンCO

録音:2015年1月9-12日/ミュンヘン
ドイツの俊英チェリスト、ファレンティン・ラドゥティウがハイドン、モーツァルト、C.P.E.バッハの協奏曲を録音しました。ラドゥティウは1986年ミュ ンヘン生まれ。6歳よりチェロを始め、これまでにC.ハーゲン、H.シフ、D.ゲリンガスら名手に師事。2008年にはカール・ダヴィドフ国際コンクール で第1位と特別賞を同時受賞したほか、国内外問わず数々のコンクールで輝かしい受賞歴を誇り、名実ともにドイツ屈指の実力派として注目を集めていま す。これまでにヘンスラー・レーベルよりチェロとピアノのための作品全集(98 021)やラロ、マニャール、ラヴェルのアルバム(98 654)など20代 にして意欲的なアルバムをリリースしてきました。このディスクではハイドン、C.P.E.バッハというチェロ協奏曲の王道作品にガスパール・カサドが編曲し たモーツァルトのホルン協奏曲第3番のチェロ編曲版もも収録。雄弁な語り口でこれらの名作を演奏しております。 (Ki)
Hanssler
HC-16006(1CD)
バッハ:ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲 ハ短調 BWV1060
合奏協奏曲 イ短調 BWV1044
管弦楽組曲第2番 ロ短調 BWV1067
オーボエ・ダモーレ協奏曲 イ長調 BWV1055a
ミュンヘン・バロックゾリステン【佐藤俊介(Vn)、ロビン・ミハイル(Vc)、アンドレアス・ヘルム(Ob)、カトリーン・ラザール(Fg、オーボエ・ダモーレ)、アンネ=マリー・ドラゴシツ(Cemb)
ドロテア・ゼール(指、フラウト・トラヴェルソ)、他】

録音:2015年7月11,12日/聖ベルナール
時代楽器の名手が揃うミュンヘン・バロックゾリステンによる協奏曲集。ヴィヴァルディのアルバム(98 034)に続く第2弾は、バッハを収録しました。 前作同様、今回も全曲に佐藤俊介が参加しております。佐藤俊介はモダン、バロック双方の楽器を弾きこなすヴァイオリニストとして、“多才な若き音楽家” と賞賛を浴びており、バロック・ヴァイオリン奏者としては、ソロはもちろんのことコンチェルト・ケルンおよびオランダ・バッハ協会のコンサートマスター を務めております。また鈴木秀美率いるオーケストラ・リベラ・クラシカとのライヴ録音ではハイドンのヴァイオリン協奏曲第1番(ADJ 030)、モーツァ ルトのヴァイオリン協奏曲第1番(ADJ 045)をリリースしております。 今回のバッハ・アルバムでも名人集団であるミュンヘン・バロックゾリステンだからこその水準の高い演奏を楽しむことができます。ドロテア・ゼールの 歯切れのよい管組、カトリーン・ラザールの雄弁なオーボエ・ダモーレ協奏曲など、美しいソロ・パートも楽しめる充実のアルバムです。 (Ki)
Hanssler
HC-15046(1CD)
C.P.E.バッハ:鍵盤協奏曲第4集
協奏曲 イ短調 Wq.26(第1&2楽章のカデンツァ;C.P.E.バッハ)
協奏曲 ト長調 Wq.44(第2楽章のカデンツァ;ミヒャエル・リシェ)
協奏曲 ハ長調 Wq.20(第2楽章のカデンツァ;C.P.E.バッハ)
ミヒャエル・リシェ(P&指)
ライプツィヒCO

録音:2015年3月7日、2015 年3月6日、2015年6月2日/MDRライプツィヒ
MDRと独ヘンスラー社が共同制作している話題のプロジェクト、C.P.E.バッハシリーズ。C.P.E.バッハはフリードリヒ大王の宮廷で活躍し、"ベルリ ンの大バッハ"として当時絶大な人気を誇ったことで知られました。当シリーズでは鍵盤協奏曲をピアノで演奏しており、今回は協奏曲 イ短調 Wq.26、 協奏曲 ト長調 Wq.44、そして協奏曲 ハ長調 Wq.20が収録されました。 第1弾(98 639)、第2弾(98 653)、第3弾(98 027)に引き続き、演奏は知性派ピアニストのミヒャエル・リシェとライプツィヒ室内管弦楽団です。 第3弾に続き今回も指揮振りでの録音です。毅然としたリシェの演奏は圧巻で、C.P.E.バッハの鮮烈な世界をセンセーショナルに表現しており、明晰で 理知的なリシェの演奏はオーケストラと絶妙なアンサンブルを作り上げております。なお、ト長調の協奏曲ではリシェによるカデンツァを披露しております。 (Ki)

Solo Musica
SM-235B03(1CD)
ヴィヴァルディ&ピアソラ:8つの四季
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲ホ長調「春」Op.8-1RV269
ヴァイオリン協奏曲ト短調「夏」Op.8-2RV315
 ヴァイオリン協奏曲ヘ長調「秋」Op.8-3RV293
 ヴァイオリン協奏曲ヘ短調「冬」Op.8-4RV297
ピアソラ(1921-1992):ブエノスアイレスの四季(L.A.デシャトニコフによるヴァイオリンと弦楽編)<ブエノスアイレスの春/ブエノスアイレスの夏/ブエノスアイレスの秋/ブエノスアイレスの冬>
リフ・ミグダル(Vn)
ドイツ室内O

録音:2015年6月20-21日
ヴィヴァルディの「四季」とピアソラの「四季」を合わせて演奏するという試みといえば、1998年、ギドン・クレーメルが録音したアルバム「エイト・シーズンズ」(ここでは2人の作品の楽章を交互に演奏)がベスト・セラーを記録、折からのピアソラ・ブームを更に加速させた現象を思い起こす人も多いでしょう。以降、この組み合わせに挑戦する演奏家が数多く出現し、思い思いにこの2つの四季を奏でています。今回「8つの四季」を演奏するのは、ドイツ、ロストック出身の若手女性ヴァイオリニスト、リフ・ミグダル。彼女は11歳でロストック音楽・演劇大学で、ラインハルト・ゲーベルを指導したこともある名教師クリスティアーネ・フートキャップに師事、卒業後はザルツブルクのモーツァルテウムで修士課程を修了し、2015年に「パウル・ロツェック賞」を受賞した俊英で、すでにArsProduktionレーベルからデビュー・アルバムであるベートーヴェン、ドビュッシー、R.シュトラウスのソナタ集や、NAXOSレーベルからヴィエニャフスキ作品集(8.573404)をリリース、その才能を嘱望されています。また、2016年から2017年のシーズンは世界中のコンサート会場での演奏が予定されています。


Spectrum Sound
CDSMBA-017(2CD)
グレイト・フレンチ・ピアニズム
(1)バッハ:ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 BWV1052
(2)ハチャトゥリヤン:ピアノ協奏曲
(3)ドビュッシー:映像 第1集
(4)ラヴェル:夜のガスパール
(5)バッハ:前奏曲とフーガ変ホ短調 BWV853
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番Op.110
ドビュッシー:映像 第1集
バッハ:協奏曲 ニ短調 BWV596
 前奏曲とフーガ.イ短調 BW543
全て、アニェル・ブンダヴォエ(P)
(1)アニェル・ブンダヴォエ(P&指)
 フランス国立Oメンバー
 録音:1962年12月8日(モノラル)
(2)ヤーノシュ・コミヴェシュ(指)
 フランス国立O
 録音:1964年1月17日(モノラル)
(3)録音:1960年1月9日(モノラル)
(4)録音:1959年11月10日(モノラル)
(5)ライヴ録音:1973年6月28日(ステレオ)
世界初CD化、日本語解説付
きのリリースを続けている、スペクトラム・サウンド・レーベルの好企画、フランス国立視聴覚研究所提供による音源を使用したシリーズ" Belle ame(ベ ルアーム)"。グレイト・フレンチ・ピアニズムと題された当ディスクでは2人の女流ピアニスト、アニェル・ブンダヴォエ(1922-2015)とイヴォンヌ・ルフェ ビュール(1898-1986)の貴重な録音が収録されております。 異能なピアニスト、ブンダヴォエは、高貴なバッハ、表情豊かなハチャトゥリヤン、色彩感豊かなドビュッシー、ラヴェルを演奏した放送用セッション録 音を収録。一方のルフェビュールは彼女の最後のリサイタルが収録されている貴重盤です。フランスのエスプリ漂う演奏をご堪能ください。k (Ki)

Nimbus
NI-5478(1CDR)
初紹介旧譜
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第4番
コレッリの主題による変奏曲
パガニーニの主題による変奏曲
ジョン・リル(P)、
尾高忠明(指)
BBCウェールズ・ナショナルO
1970年のチャイコフスキー国際コンクールで第1位に輝いたイギリスの大ピアニスト、ジョン・リルが尾高忠明&BBCウェールズ・ナショナル管と共にレコーディングを行った代表的名盤のラフマニノフ。
※こちらのタイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

MUSO
MU-014(1CD)
エリザベート王妃国際コンクール優勝者の記録〜フランク・ブラレイ
リスト:ペトラルカのソネット第123番
ラフマニノフ:コレッリの主題による変奏曲
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第12番ヘ長調KV332
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番
フランク・ブラレイ(P)
ベルギー王立O
ロナルド・ゾルマン(指)

録音:1991年エリザベート王妃国際コンクール(ライヴ/1&2:セミ・ファイナル、3&4:ファイナル)
ブラレイがエリザベート王妃国際コンクールに出場したのは22歳。この時から、トレードマークであるヘアスタイルはほとんど変わっていません。この 時の審査員は、ウジェーヌ・トレイを筆頭に、ベルマン、ダヴィドヴィチ、エル=バシャ、フィルクシュニー、フー・ツォン、ハンス・レイグラフ、マガロフ、 さらに園田高弘に安川加壽子ら錚々たる面々がそろっていました。本選で選んだベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番は、コンクールということを考える とやや渋めな選曲とも思われ、だからこそブラレイの思い入れと自信も感じられる選択。今なお得意とするモーツァルトも、すでにこの頃から典雅の響き。 みずみずしい詩情で歌うリスト、そしてラフマニノフも、主題の美しさは格別です。ブラレイのキャリアの大きな第一歩となった演奏を、心ゆくまで堪能で きる1枚です。ブラレイ若き日の写真も何枚かブックレットに掲載されており、こちらも興味津津です。 (Ki)
MUSO
MU-013(1CD)
エリザベート王妃国際コンクール優勝者の記録〜アブデル・ラーマン・エル=バシャ
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第17番変ロ長調KV570
ラヴェル:スカルボ(夜のガスパールより)
バラキレフ:イスラメイ
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番
アブデル・ラーマン・エル=バシャ(P)
ベルギー王立O
ジョルジュ・オクトルス(指)

録音:1978年(ライヴ/1-3:セミ・ファイナル/4ファイナル)
1978年の回の優勝者、エル=バシャのセミ・ファイナルとファイナルからのライヴ録音。エル=バシャは当時19歳でした。マガロフ、ギレリスら錚々 たる面々が審査員を務めていましたが、その優勝はほぼ満場一致で決まったといいます。透明な音色、きっちりと端正ながらピチピチとした活力にも満ち たモーツァルトは絶品。ラヴェルの「スカルボ」も雰囲気たっぷり、「イスラメイ」の音の洪水は圧巻です。プロコフィエフのピアノ協奏曲第2番も曲芸的 な難曲ですが、エル=バシャは鋼のような和音を繰り出し、抒情的な部分でも濃厚な歌を展開しています。コンクールであることを忘れて聴き入ってしま う説得力と迫力に満ちた凄い演奏です。 (Ki)

MUSO
MU-012(1CD)
エリザベート王妃国際コンクール優勝者の記録〜ジャン=グロード・ファンデン・エイデン
(1)シューマン:交響的練習曲
(2)リスト:ピアノ協奏曲第1番*
(3)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番
ジャン=クロード・ファンデン・エイデン(P)
ベルギー王立O
フランツ・アンドレ(指)*
フリッツ・セリス(指)

録音:(1)1964年5月25日ファイナル、(2)1964年、デッカ(LP:173.427)、(3) 1964年6月8日優勝記念コンサート
16歳で優勝したジャン=クロード・ファンデン・エイデンは、歴代の優勝者の中では珍しいベルギー出身のピアニスト。なお、1964年の記録録音と いうことで、アーカイヴが万全ではなく、交響練習曲(若干の古さを感じるものの、演奏の凄さは伝わる音質)以外は、コンクール直後に録音されたデッ カ、および優勝記念コンサートの記録となっております。 (Ki)


Altus
TALTLP-001(2LP)
日本語解説付
180g重量盤
完全限定240セット

税込定価
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調 Op.108*
ジネット・ヌヴー(Vn)
ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指)
北西ドイツRSO
ジャン=ポール・ヌヴー(P)*
ライヴ録音:1948年5月3日、1949年9月21日*

Altus
TALTLP-003(2LP)
日本語解説付
180g重量盤
完全限定240セット

税込定価
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲*
ジネット・ヌヴー(Vn)
ハンス・ロスバウト(指)南西ドイツRSO
ロジェ・デゾルミエール(指)フランス国立放送O*

ライヴ録音:1949年9月25日、1948年4月25日*
飛行機事故で僅か30歳の生涯をとじた悲劇の天才ヴァイオリニスト・ヌヴー最晩年の録音を集めた2タイトル。イッセルシュテットとのブラームスは いくつかのレーベルからでていた天下の有名演奏。今回ついに高音質で世評高いターラ盤がはじめてLP化されました。昔からヌヴーの真骨頂が存分に 味わえる名演としてしられライヴ大変によいLPの仕上がりです。貴重なブラームスのソナタ3番が絶品で必聴LP。
もう一方のベートーヴェンも抜群の音質、ロスバウトの品格あふれる伴奏も聴きものですがヌヴーの音そのものの魅力がダイレクトに伝わってきます。 デゾルミエールのブラームスも貴重なLP化で第1、第2楽章のエレガントな味わいが一転、終楽章の熱烈な白熱ぶりも忘れがたいものがございます。イッ セルシュテット盤との聴き比べも楽しいものがございます。まさにLPでヌヴーを聴く喜び!また解説に貴重な写真が多数掲載させており充実の内容です。 (Ki)

TOCCATA
TOCC-0346B03
(1CD)
デイヴィッド・デブーア・キャンフィールド:様々な作品を元にした協奏曲集
グリエールによるサクソフォン協奏曲(2007)
チャイコフスキーによるサクソフォン協奏曲(2013)
ガーシュウィンによる狂詩曲(2015)
ハイラペト・アラケリアン(Sax)
レイチェル・パトリック(Vn)
シンフォニア・ヴァルソヴィア
イアン・ホブソン(指)

録音:2015年11月23日、2015年11月24日 ポーランド放送ヴィトルド・ルトスワフスキ・コンサート・ホール
※初録音
作曲家だけでなく、音楽評論家、作家、神学者、編集者、出版、レコーディング・ディレクターなど、幅広い肩書きを持つキャンフィールド(1950-)。このアルバムでは、2007年の完成後、すでに世界で100公演も行われたという人気曲「グリエールによるサクソフォン協奏曲」をはじめとした3つの作品を聴くことができます。どれも、特定の原曲があるわけではありませんが、作曲家の個性を良く捉えられており「オリジナル?」と思えるほどに、各々グリエール風、チャイコフスキー風、ガーシュウィン風に仕上がっている上、どの作品も独奏楽器が大活躍、オーケストラとの掛け合いに耳を奪われます。


Pentatone
PTC-5186610
(1SACD)
ジャケット変更再発売
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
憂鬱なセレナード Op.26
ワルツ=スケルツォ Op.3
なつかしい土地の思い出 Op.42*
ユリア・フィッシャー(Vn)
ロシア・ナショナルO
ヤコフ・クライツベルク(指、P*)

録音:2006年4月/DZZ第5スタジオ(モスクワ)、MCO1スタジオ5(ヒルヴァーサム)*
類稀な才能の持ち主の天才ヴァイオリニスト、ユリア・フィッシャー。当ディスクは彼女が20代前半に収録したチャイコフスキー・ アルバムをジャケット一新で再発いたします。 ミュンヘン生まれのユリア・フィッシャーは、3歳でヴァイオリンを、その後ピアノも習いはじめ、すぐにその才能を開花させヴァイオリン、ピアノそれぞ れで国際的なコンクールに複数回優勝しているという逸材。その後順調にキャリアを重ね、PENTATONEレーベルからのデビュー盤となったロシアン・ア ルバムで、一躍世界のひのき舞台に躍り出ました。確かな技術と情熱的な語り口が魅力のフィッシャーですが、このチャイコフスキーでも彼女の才が光り ます。協奏曲では、雄大に歌い上げる第1楽章、泣きの第2楽章、攻めの第3楽章と、溌剌とした演奏の中にも豊かなニュアンスで表現しております。また、 なつかしい土地の思い出では故ヤコフ・クライツベルクと息の合ったアンサンブルを披露しております。再発売にともない旧盤PTC 5186095は廃盤とな り ま す 。) (Ki)

Champs Hill Records
CHRCD-042(1CD)
スタンフォード:ピアノ協奏曲第2番&ピアノ独奏作品集
ピアノ協奏曲第2番ハ短調 Op.126
ダンテ狂詩曲 Op.92
6つの性格的な小品 Op.132 より
5つのカプリース Op.136 より
ベンジャミン・フリース(P)、
アンドルー・グーレイ(指)
BBCウェールズ・ナショナルO

録音:2012年5月1日(協奏曲)、2012年1月26日−27日(独奏曲)、イギリス
グールド・ピアノ・トリオのメンバーとして活躍するイギリスのピアニスト、ベンジャミン・フリース。近代英国音楽の礎を築いたチャールズ・ヴィリアーズ・スタンフォードの傑作の1つ、ピアノ協奏曲第2番と、ダンテ狂詩曲などのピアノ小品を収録。

MSR
MS-1496(1CD)
ジョシュア・ピアース〜ピアノ協奏曲集第2弾
(1)ハイドン:ピアノ協奏曲ピアノ協奏曲 ニ長調 Hob.XVIII:11
(2)メンデルスゾーン:ピアノと弦楽のための協奏曲 イ短調
(3)バッハ:ピアノ協奏曲第5番 ヘ短調 BWV1056
ジョシュア・ピアース(P)
カーク・トレヴァー(指)
スロヴァキア・ナショナルSO

録音:(1)2007年1月6日、(2)2010年8月26日、(3)2010年8月27-28日
「MSR Classics」レーベルに多数の録音を残している、ジョン・ケージをはじめとする現代音楽に造詣が深い実力派ピアニスト、ジョシュア・ピアースによるピアノ協奏曲集。バロック時代のJ.S.バッハ、古典派のハイドン、そして初期のドイツ・ロマン派の作曲家メンデルスゾーンという3人のピアノ協奏曲を収録。早熟の天才と呼ばれたメンデルスゾーンが1822 年、当時13 歳で作曲した“ピアノと弦楽のための協奏曲”。古典派とロマン派の狭間に生まれた彼らしい 18 世紀古典派のスタイルを感じさせる典雅なメロディによる颯爽とした作品。
MSR
MS-1582(1CD)
ペーター・リーウェン(1953-)の音楽第2集」〜協奏曲集
(1)チェロ協奏曲(2012)
(2)ヴァイオリン、チェロ&ピアノのためのロマンス(1994、2010 改訂)
(3)弦楽オーケストラのためのヴィヴァーチェ(2010)
(4)ピアノ、マリンバ&管弦楽のための協奏曲(2008)
(1)(3)(4)フランツ・アントン・クレーガー(指)
(1)(3)スロヴァキア・ナショナルSO
(3)テキサス音楽祭O
(1)ニコラス・ジョーンズ(Vc)、
(2)アンジェイ・クラビエツ(Vn)、
(2)ミシャ・クイント(Vc)
(2)カルロ・アレッサンドロ・ラペーニャ(P)
(3)レオネル・モラレス(P)
(3)ジーザス・モラレス(マリンバ)

録音:2010 年〜2013 年
オランダ生まれのペーター・リーウェン作品集第2弾(第1集は MS1581「室内楽作品集」)。彼の音楽にはしばしば自然と伝説を題材に、ジャズやミニマル音楽の作品を残しています。2013 年ドック・セヴァーリーセン国際コンペティション第 1 位を獲得。ジャズとロックを取り入れた印象的なハーモニーを持つミニマルな“チェロ協奏曲”、エキゾチックなパーカッションの音色が舞う“ピアノ、マリンバ&管弦楽のための協奏曲”など20 世紀の興味深いモダンな協奏曲です。

Le Chant de Linos
CL-1166(1CD)
モーツァルト:ホルン協奏曲集
第1番ニ長調 K.412/第2番変ホ長調 K.417
第3番変ホ長調 K.447/第4番変ホ長調 K.495
ジャック・ドルプランク(Hrn)
トゥールーズ室内O
ジル・コリャール(指)
ジャック・ドルプランクはパリ音楽院で学び、ブーレーズ時代のアンサンブル・アンテルコンテンポランやフランス国立管弦楽団のソリスト等を歴任してきたフランスのホルン奏者。

BIS
BISSA-2142(1SACD)
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ニ長調 Op.19
ヴァイオリン協奏曲第2番 ト短調 Op.63
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 Op.115
ワジム・グルズマン(Vn;1690年製ストラディヴァリウス'ex-Leopold Auer')
ネーメ・ヤルヴィ(指)エストニア国立SO

録音:2015年7月、2014年5月エストニア・コンサート・ホール(エストニア)、2015年7月センデザール(ブレーメン)
抜群の音程感とテクニックで魅了する、鬼才ヴァイオリスト、ワジム・グルズマンの待望の新譜はプロコフィエフ第2弾で2つ の協奏曲と無伴奏ヴァイオリン・ソナタが収録されました。 ヴァイオリン協奏曲第1番は3つの楽章からなっていますが、楽章は緩−急−緩と配列されています。宇宙的な広がりを感じる第1楽章の冒頭はプロ コフィエフ自身が「夢見るような」と述べ、全曲の基本をなしている抒情的な雰囲気を呈します。第2楽章は一変し、奇抜なユーモアと躍動する一種の 常動曲と言えます。第3楽章のコーダの「夢見るような」情緒をそのままに再現しながら静かに終結がもたらされます。 一方、第1楽章の冒頭から独奏ヴァイオリンが無伴奏で奏する第1主題が非常に印象的なヴァイオリン協奏曲第2番は第1番にくらべ演奏頻度も多く プロコフィエフの代表作に数えられます。ひと際美しい旋律を呈する第2楽章、独奏ヴァイオリンがめまぐるしく奏する第3楽章と華麗なる作品です。ネー メ・ヤルヴィ率いるエストニア国立交響楽団の好サポートのもとグルズマンらしい歯切れの良さを披露しております。 (Ki)

OEHMS
OC-1844C(1CD)
レオポルト・モーツァルト:作品集
独奏トランペット,独奏トロンボーン,2台のヴァイオリン,ヴィオラ,オーボエ,2本のホルン,2本のトランペット,ティンパニ,通奏低音のためのセレナードニ長調LMVVIII:9
2本のホルン,2台のヴァイオリン,ヴィオラと通奏低音のための協奏曲変ホ長調LMVIX:9
2台のヴァイオリン,ヴィオラ,2本のオーボエ,2台のホルン,通奏低音のための「新ランバッハ」交響曲ト長調LMVVII:G16
アリョーシャ・ツィーロウ(Tp)
ファブリース・ミッリシャー(Tb)
カールステン・キャレイ・ダフィン(Hrn)
フィリップ・レメル(Hrn)
バイエルン室内フィルハーモニー
ラインハルト・ゲーベル(指)

録音:2015年5月26-29日ミュンヘンバイエルン放送第1スタジオ
レオポルト・モーツァルト(1719-1787)は、神童モーツァルトの父親で、ヴァイオリニストであり偉大なる教育者でした。もちろん作曲に手を染めはしましたが、ある時期に自身の作曲家としての才能に見切りを付け、以降は息子の育成に力を注いだのです。そんな父モーツァルトの作品は、ザルツブルクの大聖堂図書館に保管されており、現在研究が進められています。そんな珍しい曲を演奏しているのは、ムジカ・アンティクワ・ケルンの創始者ラインハルト・ゲーベル。モーツァルトのヴァイオリン協奏曲(OC862)やフォーゲルの交響曲(OC705)に並ぶ、前古典派時代の作品に光を当てる興味深い1枚です。

Altus
ALT-345(2CD)
ピエール・ブーレーズ&イヴォンヌ・ロリオ
モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番 ハ長調 K.467
ピアノ協奏曲第26番『戴冠式』
ピアノ協奏曲第25番ハ長調 K.503
ピエール・ブーレーズ(指)
イヴォンヌ・ロリオ(P)
ラムルーO

ライヴ録音:1964年1月1日/パリ音楽院(モノラル)
ブーレーズのモーツァルトの伴奏の雄弁さがすばらしく、木管が立体的に浮かび、曲想の変化にあわせ変幻の勢いで息もつかせぬすばらしさ。大メシア ンが称賛したロリオのモーツァルトですが、すばらしいテクニック、音色の豊かさなど、ここまで生き生きしたモーツァルトは稀。すばらしい復刻です。音 質もモノラルながら大変聴きやすく良好。モーツァルトファンならず長く聴かれることまちがいなしの逸品。 (Ki)

C Major
73-6708(DVD)
73-6804(Bluray)
ザルツブルク・モーツァルト週間2015
モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番イ長調K488、
ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調K219

(ボーナス)
シューベルト:交響曲第5番〜第4楽章
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第21番ホ短調K304〜第2楽章
グルノーブル・ルーヴル宮音楽隊
マルク・ミンコフスキ(指)
ティボー・ノアリ(Vn)
フランチェスコ・コルティ(フォルテピアノ)

収録:2015年1月 ザツルブルク、モーツァルト週間(ライヴ)
◆DVD
画面:16:9 NTSC
音声:DTS 5.1,PCM2.0
72分(本編56分+ボーナス16分)
◆Blu-ray
画面:16:9 Full HD
音声:DTS-HD MA 5.1,PCM2.0
72分(本編56分+ボーナス16分)
1956年から毎年1月のモーツァルトの誕生日周辺に開催されている音楽祭、モーツァルト週間の2015年ライヴ映像。2012年より同音楽祭の芸術 監督を務めているマルク・ミンコフスキは、伝統ある音楽祭にも意欲的なプログラムを盛り込み、バルタバス演出ヴェルサイユ馬術アカデミーのパフォー マンスとともに演奏したオラトリオ「悔悟するダヴィデ」(731704/KKC9127)は大変話題となりました。 本映像は、ルーヴル宮音楽隊のヴァイオリン奏者ティボー・ノアリと「バッハ国際コンクール」の優勝者で度々ミンコフスキとも共演している鍵盤奏者 フ2015年のモーツァルト週間は、1月22日〜2月1日に開催され、アーノンクールやシフ、内田光子らが参加しました。本映像はミンコフスキ指揮ルー ヴル宮音楽隊によるモーツァルトとシューベルトのプログラムの2公演からルーヴル宮音楽隊のヴァイオリン奏者ティボー・ノアリと「バッハ国際コンクール」の優勝者で度々ミンコフスキとも共演している鍵盤奏者フランチェスコ・コルティをソリストに迎え、モーツァルト自身が愛用したヴァイオリン、ピアノ を用いピアノ協奏曲第23番、ヴァイオリン協奏曲第5番を収録しています。ノアリとコルティの斬新な音楽作りと光沢のあるロマンティックな音色で当時 の響きを再現しています。またボーナスには、同日に演奏したシューベルトの交響曲第5番のフィナーレを収録。ミンコフスキは2012年に手兵ルーヴル 宮音楽隊とシューベルトの交響曲全集を録音していますが、スコアを緻密に読み込み、往年の巨匠たちによる解釈を取り入れた個性的なシューベルトを残していますが、ここでも完成度の高い演奏を披露しています。 (Ki)

EUROARTS
30-75528D(DVD)
アヌシー音楽祭2014
リスト:ピアノ協奏曲第2番
 死の舞踏S.126
スクリャービン:ピアノ・ソロのためのエレジー
ムソルグスキー:展覧会の絵*
エルガー:エニグマ変奏曲*、
 愛の挨拶Op.12*
サンクトペテルブルグPO
ゾルタン・コチシュ(指)
ユーリ・テミルカーノフ(指)*
デニス・マツーエフ(P)

収録:2014年8月アヌシー音楽祭(ライヴ)
監督:ジャン=ピエール・ロワズィール
画面:NTSC 16:9
音声:PCMステレオ
リージョン:ALL/103分
フランス南東部、ローヌアルプ地方に位置するアヌシーで毎夏開催されているアヌシー音楽祭。1970年代にエリアン・リシュパンによって設立されたア ヌシー国際音楽センターを母体とし、1997年に著名なアーティストを招聘しコンサートやマスタークラスを開講する音楽祭へ転換、2010年からは強力 な支援を受け規模を拡大した充実の内容の音楽を展開しています。またロシアのピアニスト、デニス・マツーエフが音楽監督に就任し、デュトワ、ゲルギエフ、 テミルカーノフ、カティア・ブニアティシヴィリ、カプソン兄弟、ルガンスキーといった現代を代表するアーティストが参加しステージを盛り上げています。 この映像は2014年に行われた音楽祭のライヴ。マツーエフがゾルタン・コチシュ指揮サンクトペテルブルグ・フィルハーモニー交響楽団とともに演奏 したリストのピアノ協奏曲第2番やテミルカーノフ指揮による「展覧会の絵」などを収録。 マツーエフの重量級の演奏にはまる華やかな技巧が前面に押し出されたリストのピアノ協奏曲第2番。マツーエフ技巧だけではない多彩な魅力を情熱的 に表現しています。また指揮を務めるコチシュもピアニストとして何度も演奏してきた楽曲であるので、指揮者、ピアニストの両方向からの熟達したアプロー チで、ひとつひとつのフレーズを丁寧に歌わせます。そしてテミルカーノフがサンクトペテルブルクの機能をフル活用したまさに真骨頂ともいえる「展覧会 の 絵 」。 リラックスした雰囲気に包まれたアヌシーで行われる盛大な音楽祭を存分に楽しむことができる映像です。k (Ki)

Etcetra
KTC-1547(2CD)
エロルド:ピアノ協奏曲集
ピアノ協奏曲第1番ホ長調
ピアノ協奏曲第2番変ホ長調
ピアノ協奏曲第3番イ長調
ピアノ協奏曲第4番ホ短調
アンジェリーヌ・ポンドペイエ(P)、
コンラート・ファン・アルフェン(指)
ケルン放送O

録音:2010年8月&9月、クラウス・フォン・ビスマルク・ザール(ドイツ)
1813年の「ローマ大賞」の受賞者であり、「ザンパ」などの傑作オペラを世に送り出したフランス・ロマン派の作曲家ルイ=フェルディナン・エロルド(1791−1833)。1811年からローマ大賞を受賞する1813年にかけて作曲され、パリの国立図書館に筆写譜が保管されていた4曲のピアノ協奏曲は、古典派、ロマン派の作風が同居する知られざる19世紀フランスの秀作です。ソリストは、フランス音楽を得意とする名女流ピアニスト、アンジェリーヌ・ポンドペイエ。フローラン・シュミットやレイナルド・アーンのピアノ作品が高評価を受けています。

Hyperion
CDA-68112(1CD)
C.P.E.バッハ:チェロ協奏曲集
チェロ協奏曲イ短調 H.432, Wq.170
チェロ協奏曲変ロ長調 H.436, Wq.171
チェロ協奏曲イ長調 H.439 Wq.172
ニコラス・アルステット(Vc)、
ジョナサン・コーエン(指)
アルカンジェロ

録音:2014年11月24日−26日、セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会(ロンドン)
1982年生まれの次代の担うチェリスト、ニコラス・アルステットが、コーエン&アルカンジェロと共にHyperionに本格登場! 2010年にクレディ・スイス・ヤング・アーティスト賞を受賞。2010年〜2012年のBBCヤング・ジェネレーション・アーティストにも選ばれ、日本を含む世界で演奏。チェリストとしてはモダン、ピリオドの双方に精通し、アダム・フィッシャーから、オーストリア・ハンガリー・ハイドン・フィルの芸術監督職を受け継ぐなど、指揮者としても輝かしい才覚を発揮しています。Channel Classicsからは「ショスタコーヴィチ、ルトスワフスキ、ワインベルク(CCS 38116)」という、近現代の濃密なレパートリーを魅せてくれたアルステットですが、Hyperionではジョナサン・コーエン率いるピリオド・オーケストラの「アルカンジェロ」とともに、C.P.E.バッハのチェロ協奏曲を披露。コーエン&アルカンジェロとは、既にハイドンの協奏交響曲(CDA-68090)でも共演していましたが、このC.P.E.バッハが本格的なデビューとなります。

Le Chant de Linos
CL-0818(1CD)
※初紹介旧譜
フルート協奏曲集
ニールセン:フルート協奏曲
アルパールツ:フルートと管弦楽のための交響詩
イベール:フルート協奏曲
ジャン=ミシェル・タンギー(Fl)、
セバスティアン・ビヤール(指)
ニュルンベルクSO
ロッテルダム・フィルやベルギー国立管の首席奏者を務めた名フルーティスト、ジャン・=ミシェル・タンギー。「ロマン派の遺産(Heritage Romantique)」と題したアルバムで、デンマークのカール・ニールセン、ベルギーのフロール・アルパールツ、フランスのジャック・イベールのフルート協奏曲を吹きます。

Cobra Records
COBRA-0043(1CD)
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調
シューマン:ヴァイオリンと管弦楽のための幻想曲ハ長調 Op.131、
 ヴァイオリン協奏曲イ短調
フィリップ・グラファン(Vn)、
トゥオマス・ロウシ(指)
パドヴァ・ヴェネトO

録音:2013年12月2日−4日、パドヴァ
16歳でパリ音楽院を卒業したフランスの天才ヴァイオリニスト、フィリップ・グラファン! これまでも、Hyperion、Avie、Onyxなどで様々なレア・レパートリーを開拓・披露してきたグラファン。Cobra Recordsでは、シチェドリンの「コンチェルト・パルランド」や、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲(イザイ版カデンツァ)を収録した前作(COBRA 0040)でも注目を浴びたが、今回はなんと自作のカデンツァを伴ったメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲ホ短調を収録!Hyperionのロマンティック・ヴァイオリン・コンチェルト・シリーズのスタートを飾った「サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲全集」や、Avieに録音し大きな話題となった「エルガー:ヴァイオリン協奏曲(初稿版)」など、グラファンの誇る偉大なコンチェルト・レパートリーにメンデルスゾーンの超名曲が新たに加わります!

iTinerant
iC-022(1CD)
バッハ:2台のピアノのための協奏曲第2番ハ長調 BWV.1061、
主よ人の望みの喜びよ
バッハ(ブゾーニ編):無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番〜 「シャコンヌ」
リパッティ:夜想曲、
 2台のピアノと管弦楽のための協奏交響曲 Op.5
アルベルト・ポルトゥゲイス(P)
ステファノ・グレコ(P)
ジョルジーナ・サンチェス(指)
カメラータ・ユース・オーケストラ・デ・レオン
イタリアのピアニスト、アルベルト・ポルトゥゲイスとステファノ・グレコが共演する、バッハとリパッティの作品集。ブゾーニ編曲の両手のためのピアノ版「無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番」のシャコンヌも収録しており聴きどころ満載の1枚。


Biddulph
BIDD-8.02512(2CD)
ピンカス・ズーカーマン&ズービン・メータ〜初出録音(1995年 SONY)!
ベートーヴェン:ロマンス第2番*
ベルク:ヴァイオリン協奏曲*
  [CD 2]
ローベルト・フックス(1847-1927):9つの幻想小曲+
  ヴァイオリンとピアノの為の10の幻想小曲 Op.74 から-2(ニ長調)
  ヴァイオリンとピアノの為の7つの間奏曲 Op.82 から-1(ハ短調)
  ヴァイオリンとピアノの為の10の幻想小曲 Op.74 から-9(ト短調)
  ヴァイオリンとピアノの為の10の幻想小曲 Op.74 から-6(ホ短調)
  ヴァイオリンとピアノの為の5つの二重奏曲 Op.40 から-3(ト短調)
  ヴァイオリンとピアノの為の5つの二重奏曲 Op.40 から-2(変ロ長調)
  ヴァイオリンとピアノの為の10の幻想小曲 Op.74 から-1(ロ短調)
  ヴァイオリンとピアノの為の10の幻想小曲 Op.74 から-7(ハ長調)
  ヴァイオリンとピアノの為の7つの間奏曲 Op.82 から-5(ニ短調)
 ヨーゼフ・ヨアヒム(1831-1917):ヘブライの旋律 Op.9#
ピンカス・ズーカーマン(Vn)
ズービン・メータ(指)LPO*
マーク・ナイクルグ(P)+

録音:1995年*/1992年+/1994年#
原盤、ライセンサー:Sony Classical
ピンカス・ズーカーマン(1948-)とズービン・メータ(1936-)、マーク・ナイクルグ(1946-)が1990年代 Sony Classicalに録音しながらお蔵入りとなっていたCD2枚分の音源を、ビダルフがライセンスを受け発売。

Goodies
33CDR-3619(1CDR)
ラロ:スペイン交響曲 アルフレート・カンポーリ(Vn)
エドゥアルト・ファン・ベイヌム(指)LPO

英 DECCA LXT2801(Mono)
(1953年3月3-4日ロンドン、キングスウェイ・ホール録音)
アルフレード・カンポーリ(1906-1991)はイタリア生まれのヴァイオリニスト。5歳の時両親とイギリスに移住し、1923年ロンドンのウィグモア・ホールでデビューした。ネリー・メルバ(1861-1931)やクララ・バット(1872-1936)などの大物歌手とツアーをする一方、自らの名を冠したサロン・オーケストラをつくりBBCラジオやレコード録音で活躍した。第2次世界大戦後はクラシックの演奏家に返り咲き、英デッカの看板アーティストになった。指揮者のエドゥアルト・ファン・ベイヌム(1901-1959)はオランダ生まれ。1929年にアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団にデビュー、1931年メンゲルベルグの招きで次席指揮者に、1938年からはメンゲルベルクと共に首席指揮者として活躍した。1945年メンゲルベルクの後をついでコンセルトヘボウ管弦楽団の音楽監督となった。また1949年から51年にかけてロンドン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者もつとめた。1959年コンセルトヘボウ管弦楽団とのリハーサル中に心臓発作で急逝した。享年57歳。

HUNGAROTON
HCD-32771(1CD)
ハイドン:ヴァイオリン協奏曲 ハ長調 Hob.VIIa:1
ヴァイオリン協奏曲 イ長調 Hob.VIIa:3
ヴァイオリン協奏曲 ト長調 Hob.VIIs:4
ジョルト・カッロー(独奏Vn)、
カペラ・サヴァリア(オリジナル楽器使用 a'=415 Hz)、
ニコラス・マギーガン(指)

録音:2015年4月18-19日/バルトーク・コンサート・ホール(ソンバトヘイ、ハンガリー)
ハンガリーを代表するオリジナル楽器のアンサンブル、カペラ・サヴァリア。J.S.バッハのブランデンブルク協奏曲(HCD 32786)、J.S.バッハのヴァ イオリン協奏曲集(HCD 32749)、ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲集(HCD 32729)など、精力的にリリースが続く中、期待の最新アルバムはハ イドンのヴァイオリン協奏曲集です。 当団はハンガリー最古の都市ソンバトヘイに1981年に設立され、ハンガリーにおいて常設のオリジナル楽器アンサンブルとして最も歴史のある団体で す。これまでにフンガロトン・レーベルを中心に数多くのレコーディングをリリースし、幾度もハンガリーの「レコード・オブ・ザ・イヤー」に選出されるなど、 高水準の演奏には定評があります。 独奏ヴァイオリンはジョルト・カッローです。カッローは極めて端正で硬派な演奏スタイルで奇抜で過剰な演出は控え、アンサンブルと溶けあうような美 しいソロを奏でます。このハイドンでも非常に見通しのよいクリアな演奏を披露しております。 (Ki)

Pentatone
Remastered PHILIPS quadraphonic recordings
PTC-5186236
(1SACD)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第12番 イ長調 K.474
ピアノ協奏曲第17番 ト長調 K.453
アルフレート・ブレンデル(P)
サー・ネヴィル・マリナー(指)
アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ

録音:1970年9月ウェンブリー・タウン・ホール(ロンドン)
名ピアニスト、ブレンデルとマリナーが1970年から1980年代にかけて録音した誉れ高き名盤のモーツァルト。その中から 1970年9月に録音されたピアノ協奏曲第12番と17番がPENTATONEのリマスタリング・シリーズよりSACDハイブリッド盤で登場します。ブレン デルによる楷書的な演奏をマリナーが好サポート。これぞ正統派のモーツァルトと言える極上の演奏を堪能することができます。 録音を手掛けたのは内田光子が「真に偉大なプロデューサー」と語るエリック・スミスです。スミスはハンス・シュミット=イッセルシュテットを父に持 ち、フィリップス及びデッカで35年間という長きに渡り活躍した名プロデューサーです。さらにモーツァルト研究でも名高い音楽学者としての顔も持ち合 わせます。この名録音をフィリップス・サウンドの継承してきたポリヒムニア・インターナショナルがDSDリマスタリングしております。 (Ki)


DOREMI
DHR-8048(1CD)
若きアルゲリッチの初出ライヴ
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466*
バッハ:トッカータ.ハ短調 BWV 911、
シューマン:幻想曲ハ長調 Op. 17、
ショパン:3つのマズルカ Op. 59
マルタ・アルゲリッチ(P)
ラインハルト・ペータース(指)
ハンブルクRSO

録音:1966年6月16日ハンブルク*、1966年3月14日ミラノ・ライヴ
ソリスト・アルゲリッチの貴重なライヴ録音を次々とリリースするDOREMI、シリーズ第5弾です。ショパン国際ピアノコンクール優勝の翌年、アルゲリッ チ25歳の時の演奏を収録しています。 モーツァルトの20番は彼女が9歳の時すでに弾きこなしていた、というエピソードがあり、近年でもアバドとの共演盤や2014年のルガーノ音楽祭で の録音が話題となった重要なレパートリーです。NHK交響楽団、新星日本交響楽団などの指揮でも知られるペータースがバックを固め、アルゲリッチの 若き情熱を支えています。ミラノでのリサイタルはこれまたアルゲリッチお得意の作品が並んでいます。特にシューマンとショパンは、同年1月のニューヨーク・デビュー・ライヴ でも取り上げたプログラム。自信にあふれた表現が聴きものです。 (Ki)

Linn
CKH-559(1LP)
限定生産
シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 Op.54 イングリット・フリッター(P)、
アントニオ・メンデス、
スコットランド室内O

録音:2015年12月3日−6日、RSNOセンター、ロイヤル・コンサート・ホール(グラスゴー、イギリス)
45rpm Supercut
180g重量盤
アルゼンチンの生まれの才女、イングリット・フリッターのリン・レコーズ第3弾、「シューマン&メンデルスゾーン」より、シューマンのピアノ協奏曲が、アナログ盤で登場!180g重量盤の45回転LP(スーパーカット)は、最適なダイナミクス、ノイズが少なくクリアーなハイファイ・レスポンスを実現した高音質LP。フィリップ・ホッブスによる超高音質録音を最高品質にてお届けいたします。
※こちらのタイトルは限定生産となりますため、お早めにご注文ください。また限定生産の性質上、ご注文枚数を確保できない可能性がございます。予めご了承ください。

MELODIYA
MELCD-1002355(1CD)
ヴィヴァルディ:ファゴット協奏曲イ短調 RV.498、
 ファゴット協奏曲イ短調 RV.497、
 ファゴット協奏曲ヘ長調 RV.489
モーツァルト:ファゴットとチェロのためのソナタ変ロ長調 K.292/196c
サン=サーンス:ファゴット・ソナタ ト長調 Op.168
セルゲイ・クラサヴィン(Fg)
ユーリ・テミルカーノフ(指)
ソヴィエト国立SOアンサンブル・ソロイスツ、
ユーリ・ロエフスキ(Vc)、
アレクセイ・ナセトキン(P)

録音:1981年&1985年
プラハやブダペスト、ミュンヘンのコンクールでの受賞歴を誇り、キーロフ劇場管、ソヴィエト国立響、フランス国立響のファゴット奏者を歴任。グネーシン音楽院教授として後進の育成にも携わるロシア管楽器界のレジェンドの1人、セルゲイ・クラサヴィンの名演が復活!テミルカーノフやナセトキン、ロエフスキとの共演による80年代の演奏で、旧ソ連時代のファゴットのサウンドと妙技を存分に。


DOREMI
DHR-8038(2CD)
レナード・ローズ〜初出音源集

(1)ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調Op.104
(2)サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番イ短調Op.33
(3)チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲Op.33
(4)ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第5番ニ長調Op.102-2
(5)ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第3番イ長調Op.69、
 ブラームス:チェロ・ソナタ第1番ホ短調Op.38、
 チェロ・ソナタ第3番イ長調Op.69より第3楽章(アンコール)
レナード・ローズ(Vc)
(1)シャルル・デュトワ(指)フランス国立放送O/録音:1967年12月6日(ライヴ)/シャンゼリゼ劇場
(2)ルイ・ド・フロマン(指)ルクセンブルク放送交響楽団/録音:1961年11月15日(ライヴ)/ルクセンブルク・ラジオスタジオ
(3)ルイ・ド・フロマン(指)ルクセンブルクRSO団/録音:1961年11月17日(ライヴ)/ルクセンブルク・ラジオスタジオ
(4)ユージン・イストミン(P)/録音:1969年(ライヴ)/カナダ、スタンフォード・サマー・フェスティバル
(5)ナディア・ライセンバーグ(P)/録音:1973年1月(ライヴ)/ニューヨーク、WQXRラジオスタジオ
若くしてNBC交響楽団、クリーヴランド管弦楽団、ニューヨーク・フィルで首席奏者を務め、のちにスターン、イストミンと結成した「スターン・トリ オ」や、ソリストとしても大いに活躍したアメリカ合衆国の名チェリスト、レナード・ローズ(1918-1984)による、放送用音源を含むライヴ録音集です。 協奏曲と室内楽曲を収めた2枚組。聴きごたえのある大曲ばかりで、どれも初出となります。 (Ki)

BONGIOVANNI
GB-5609(1CD)
再発
知られざるファゴット協奏曲
アレッサンドロ・ロッラ(1757-1841):ファゴット協奏曲
ジョヴァンニ・シモーネ・マイル(1763-1845):ファゴット協奏曲
フェルディナンド・リツィオ(?-1778):ファゴット協奏曲ハ長調
ヴィヴァルディ:ファゴット協奏曲ハ長調RV468
フェルディナンド・リツィオ(?-1778):ファゴット協奏曲変ロ長調
パオロ・カルリーニ(Fg)
アカデミア・イ・フィラルモニチ
アルベルト・マルティーニ(Vn)
マルコ・ズッカリーニ(指)

録音:2000年8月19-21日/ヴェローナ、モローネ・ホール
バロックから古典派にかけての珍しいファゴット協奏曲を収録。ソリストのパオロ・カルリーニは、バロックから現代音楽まで幅広いレパートリーを持ち、 いくつかのレーベルからCDもリリースしているイタリアの名ファゴット奏者です。香り高く美しい、モダン楽器ならではの響きが楽しめます。 ファゴット協奏曲の先駆者として知られるヴィヴァルディ、ここに収録されているRV.468は第1・2楽章のみの断片として残っている作品で、あまり聴 く機会のない貴重なものです。また同時代のリツィオの作品はヴィヴァルディと良く似た書法による佳曲。少し時代を下ったロッラとマイルは、モーツァル トを思わせる爽やかさと軽やかさが実に印象的です。 (Ki)

BIS
BISSA-1849(1SACD)
フルート協奏曲集
ハチャトゥリアン(J.P.ランパル編):フルート協奏曲*
ラウタヴァーラ:フルート協奏曲 Op.69《風と踊る》(オリジナル版)
 フルート協奏曲 Op.69《風と踊る》(改訂版)
シャロン・ベザリー(Fl)

エンリケ・ディーメケ(指)サンパウロSO
ディーマ・スロボデニュク(指)ラハティSO

録音:2010年2月サンパウロ*、2014年11月シベリウス・ホール
ハチャトゥリヤンの協奏曲は、フルーティストのジャン=ピエール・ランパルがヴァイオリン協奏曲をフルートのために編曲した作品です。1938年、ハ チャトゥリヤンはアルメニア芸術週間の行事のため、アルメニア共和国首都エレヴァンに赴き、同地の歌劇場のためにバレエ音楽「幸福」を作曲しながら、 周辺の民族音楽を研究しました。その成果とも言えるのが原曲のヴァイオリン協奏曲です。作曲は1940年モスクワ郊外ルーザの「作曲家同盟休息の家」 で一夏をついやし書きあげられました。オイストラフに献呈されたこの作品はハチャトゥリヤンの最高傑作のひとつです。この難曲をベザリーの卓越した技 術と表現力でお楽しみいただけます。
ラウタヴァーラのフルート協奏曲《風と踊る》は、1975年、スウェーデンのグニッラ・フォン・バールのために作曲された4楽章の作品。オリジナル版は、 4種のフルートのために書かれ、第1楽章と第4楽章が通常のフルート(グランド・フルート)とバスフルート、第2楽章がピッコロ、第3楽章がアルトフルー トで演奏されます。当録音では、バスフルートをアルトフルートに置き換えた改訂版も演奏されます。ラハティ交響楽団との共演で新たに首席指揮者に就 任したロシアのディーマ・スロボデニュクが指揮しています。 (Ki)

Christophorus
CHR-77400(2CD)
バッハ:ブランデンブルク協奏曲全曲
(第1番 BWV.1046〜第6番 BWV.1051)
ノイマイヤー・コンソート、
フェリックス・コッホ(指)

録音:2013年9月&10月、ドイツ
2007年に設立されたドイツのバロック・オーケストラ「ノイマイヤー・コンソート」による、「ブランデンブルク協奏曲全曲録音」が登場。デビューCD(CHR 77310)では、ジョヴァンニ・ベネデッティ・プラッティ(c.1697−1763)という知られざる作曲家の紹介を行い、その後もヘンデルの合唱作品集、ペルゴレージのスターバト・マーテルなどの録音で評価を得てきたノイマイヤー・コンソートが贈る、バロック音楽史上の名曲です。

Hyperion
The Romantic Violin Concerto
CDA-68102(1CD)
ロマンティック・ヴァイオリン・コンチェルト・シリーズ Vol.20〜ストヨフスキ&H.ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲集
シグムント・ストヨフスキ:ヴァイオリン協奏曲ト短調 Op.22、
 ロマンス変ホ長調 Op.20
ヴィエニャフスキ:グノーの「ファウスト」の主題による華麗なる幻想曲 Op.20
バルトウォミェイ・ニジョウ(Vn)、
ウカシュ・ボロヴィチ(指)
BBCスコティッシュSO

録音:2015年6月24日−25日、シティ・ホール(グラスゴー)
ロマン派の知られざる協奏曲の発掘、蘇演を行うハイペリオンの超人気シリーズ、「ロマンティック・コンチェルト・シリーズ」。ヴァイオリン協奏曲の第20集は、「ピアノ協奏曲(CDA67314)」でも人気を博してきたシグムント・ストヨフスキのヴァイオリン協奏曲、そしてヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニストとして活躍したヘンリク・ヴィエニャフスキの「華麗なる幻想曲」といったポーランド・アルバム。ソリストは、ヘンリク・ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクールやロン=ティボー国際コンクールなどで優勝歴を誇り、ヴィエニャフスキのヴァイオリン作品集やヴァイオリン協奏曲集のアルバムも録音経験のあるバルトウォミェイ・ニジョウ。
Hyperion
CDA-68126(1CD)
クラシカル・ピアノ・コンチェルト・シリーズVol.3〜F.X.モーツァルト&クレメンティ:ピアノ協奏曲集
F.X.モーツァルト:ピアノ協奏曲第1番ハ長調 Op.14、
 ピアノ協奏曲第2番変ホ長調 Op.25
クレメンティ:ピアノ協奏曲ハ長調
ハワード・シェリー(P&指)、
ザンクト・ガレンSO

録音:2015年2月9日−12日、ザンクト・ガレン・トーンハレ(スイス)
ハイペリオンの大人気シリーズ「ロマンティック・ピアノ・コンチェルト(RPC)」シリーズから派生した、古典派のピアノ協奏曲を発掘していく"クラシカル・ピアノ・コンチェルト(CPC)" シリーズ。第1弾ドゥシーク(CDA-68027)、第2弾シュタイベルト(CDA-68104)と好調にスタートした期待の新シリーズ第3弾は、大モーツァルトの末子、フランツ・クサヴァー・モーツァルトとムツィオ・クレメンティのピアノ協奏曲。Chandosには6巻にわたるモーツァルトのピアノ協奏曲集を録音し、Hyperionではクレメンティのピアノ・ソナタ全集(全6巻)も録音しているハワード・シェリーならではの深い解釈が期待できます。

ANALEKTA
AN2-8782(1CD)
ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調 Op.102
交響曲第4番ホ短調 Op.98
ピンカス・ズーカーマン(Vn&指)、
アマンダ・フォーサイス(Vc)、
カナダ・ナショナル・アーツ・センターO

録音:2014年11月26日−27日(交響曲第4番)&2015年2月4日−5日(二重協奏曲)、サウサム・ホール(カナダ・ナショナル・アーツ・センター)
カナダのナショナル・アーツ・センターOを振ったブラームスの交響曲第4番、そして同オーケストラの首席チェロ奏者を務めるアマンダ・フォーサイスとの二重協奏曲を収録。夫妻の息のあった濃密なる「ドッペル・コンチェルト」はさすがの完成度です!

Centaur
CRC-3403(1CD)
コンスタンティニデス:ソリストとオーケストラのための音楽V
ヴァイオリン協奏曲第3番 「カファンタリス」
クラリネットと室内オーケストラのための 「トランスフォーメーション」
ヴァイオリン協奏曲第1番
トロンボーンと弦楽オーケストラのための 「レヴェリー」
ヴァイオリン協奏曲第2番
ルイジアナ・シンフォニエッタ、
ディノス・コンスタンティニデス(指)他

録音:2011年−2014年
ルイジアナ州立大学(LSU)作曲学科長、ルイジアナ・シンフォニエッタの音楽監督の任にある現代ギリシャの巨匠ディノス・コンスタンティニデス(1929−)。実力派揃いのソリストたちの演奏からは、彼の作品の魅力が味わえます。

ACCENT
ACC-24313(1CD)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第22番変ホ長調(ウィーン、1785)K482
演奏会用アリア「どうしてあなたが忘れられよう…恐れることはない恋人よ」(ウィーン、1786)K505*
ピアノ協奏曲第24番ハ短調(ウィーン、1786)K491
ヴァネッサ・ガルシア・シモン(S)*
アルテュール・スホーンデルヴィルト(フォルテピアノ/1782年製アントン・ワルターのレプリカ、指)
クリストフォリ・アンサンブル
スー・イン・コアン(第1Vn) 
カルロ・レポーレ(第2Vn)
ミシェル・レナール(Va)
ジャン=リュック・トンリュー(Va)
フランソワ・ミシェル(Vc)
シラールト・ケレイ(Cb)
チャールズ・ツェブレイ(Fl)
ヴィヴィアン・ベルグ(Ob)
エリック・ドゥシー(Ob)
マルクス・シュプリンガー(Cl)
ベンヤミン・ライセンベルガー(Cl)
フローラ・パダル、ゾエ・マシュー(Fg)
ニコラス・シェドマイユ(Hrn)
ジル・ランバッハ(Hrn)
ジョエル・ラエンズ(Tp)
アメリ・ピアロー(Tp)
ヘンリー・モデラーク(Tp)
フィリップ・タール(ティンパニ)
オランダのフォルテピアノ奏者、アルテュール・スホーンデルヴィルトによるモーツァルトのピアノ協奏曲シリーズ。従来の演奏とは一線を画した斬新な アプローチで聴かせ、音楽ファンを驚かせています。 このアルバムには、貴族や裕福な市民たちに名簿を回覧して予約を募る「予約演奏会」のために作曲された2つの協奏曲が収録されています。当時は《フィ ガロの結婚》の創作に集中していましたが、モーツァルトにとって大事な収入源となるコンサートであったため、作曲をする必要がありました。ピアノ協奏 曲は「予約演奏会」の中心的なプログラムで、聴衆は作曲者自身の華麗なピアノ演奏に魅了されていました。 第22番は、はじめてクラリネットを用い、管楽器部隊が活躍する華やかな協奏曲。木管楽器の技巧的なパッセージが特徴的な第1楽章、初演のアンコー ルにもなった抒情的な第2楽章、軽快なロンドで開始され、クラリネットの甘美な旋律が印象的な中間部をもつ第3楽章とモーツァルトの新しい試みが 随所にちりばめられた作品。第24番は、充実した管弦楽の大規模な編成と緊張感みなぎる傑作。大英図書館の王立音楽院が所有する自筆譜のピアノ・パー トにはスケッチ風に加えられた箇所が残されていて、実際はモーツァルトが即興的に演奏されたと考えられています。スホーンデルヴィルトの緻密な研究と ひらめきが、モーツァルトの豊かな即興性を存分に表現しています。 そして協奏曲2つの同時期に作曲された演奏会用アリア「どうしてあなたが忘れられよう…恐れることはない恋人よ」。当時ウィーンで活躍していたイギ リスのソプラノ歌手ナンシー・ストーラスが帰国するにあたって開かれる演奏会のために書かれたと言われています。ストーラスは《フィガロの結婚》の初 演でスザンナ役を務め、卓越した演技力と美貌でモーツァルトも大いに認めていた歌手だったようです。スペイン出身のソプラノ、ヴァネッサ・ガルシア・ シモンがドラマティックな恋の物語をコケティッシュに歌います。 (Ki)

SWR music
SWR-19013CD(1CD)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番&第19番
ピアノ協奏曲第9番変ホ長調「ジュノーム」K271
ピアノ協奏曲第19番ヘ長調K459*
クララ・ハスキル(P)
シュトゥットガルト放送SO
カール・シューリヒト(指)

録音:1952年5月23日ヴァルトハイム,シュトゥットガルト=デゲルロッホ。1956年7月4日ルートヴィヒスブルク城バロック=テアーター*
※旧93.153の再発売盤
ルーマニア出身、「稀代のモーツァルト弾き」として知られるクララ・ハスキル。このアルバムは1952年と1956年に演奏された2曲の協奏曲がカップリングされたもので、シューリヒトの傑出した伴奏とともに、時を超えて高く評価されています。

Sono Luminus
SM-234(1CD)
トランペット協奏曲集
アレクサンドル・アルチュニアン(1920-2012):トランペット協奏曲
ロベール・プラネル(1908-1994):トランペット協奏曲
トレッリ(1658-1709):トランペット協奏曲ニ長調G.28
ヨハン・バプティスト・ゲオルク・ネルーダ(1711-1776):トランペット協奏曲変ホ長調
ハイドン:トランペット協奏曲変ホ長調Hob.VIIe:1
ピアソラ:リベル・タンゴ(G.マンクーシによるトランペットと管弦楽編)
エンニオ・モリコーネ(1928-):ミッション-ガブリエルのオーボエ(トランペットと管弦楽編)*
ヨーゼフ・ホーフバウアー(Tp)
クリスティーナ・ホイメッサー(Vc)*
シェーンブルン祝祭O
グイド・マンクーシ(指)

録音:2015年9月9日…1-3.13-17,2015年7月12日…4-12オーストリアウィーン,ヤマハ・コンサート・ホール
ウィーンで活躍するトランペット奏者ヨーゼフ・ホーフバウアー。彼はウィーンで生まれ、ウィーン音楽大学で学び、名手キャロル・ドーン・ラインハルトのディプロマを受け、その後はモーリス・アンドレにも師事しています。ソロ・デビューは1986年、ウィーンの楽友協会でのコンサートで、その後は1992年まではヴィンドボナ・バロックアンサンブルの首席奏者を務め、現在はウィーン・クラシカル・プレイヤーズのメンバーとしても活動しています。また彼は、これまでにも数多くのアルバムをリリース、バロックから現代作品、ジャズ、サウンド・トラックと多岐に渡り、そのどれもが高く評価されています。このsolomusicaレーベルへのデビュー盤は、アルチュニアンをはじめとした「彼のお気に入り」のトランペット協奏曲集で、どれも伸びやかで輝く音色が印象的です。指揮者のマンクーシとは2004年の顔合わせ以来、長年に渡って共演を続けているという気心の知れた仲です。


Treasures
TRE-129(1CDR)
リンパニー〜モーツァルト:ピアノ協奏曲集
モーツァルト:ピアノ協奏曲第12番(カデンツァ=第1楽章:モーツァルト第2作、第2,3楽章:モーツァルト第1作)
 ピアノ協奏曲第21番(カデンツァ=第1楽章:ウィンディング作、第3楽章:クレンゲル作)*
ブラームス:間奏曲Op.117-2**
 パガニーニの主題による変奏曲第2巻Op.35-2#
ショパン:幻想即興曲Op.66##
モーラ・リンパニー(P)
ハーバート・メンゲス(指)
フィルハーモニアO

録音:1954年4月28日、1953年2月17日*、1952年11月3日**、1947年12月19日#、1949年4月26日##
※音源:日Angel HC-1006(モーツァルト)、英Cambridge Records DIMP-2
◎収録時間:73:33
“英国風の端正さの中に光るリンパニー独自の華やぎ!”
■音源について
モーツァルトの協奏曲は、録音データでも明らかなように、ほとんど一発録りされたものと思われ、楽章間にも会場ノイズのようなものが微かに聞こえます。そのため楽章間のフェード処理はあえて行なっておりません。良質な日本プレス盤を採用。

★このモーツァルトも、リンパニーの全盛期の素晴らしさを知るのに不可欠な名演。闊達なタッチを活かしながら、入念に楽音の意味を紡ぎ出し、カーゾン、ヘス、ソロモン、マシューズ等と共通する英国流の端正美が息づいています。強烈な自己主張で迫らないのも共通。「第12番」終楽章冒頭のリズムも健康的でありながら開放的に振る舞うことなく、慈愛を持って内省的な美しさを表出。より規模の大きな「第21番」では、端正な構成感に加え、フレージングに一歩踏み込んだ主張が感じられ、第1楽章展開部で顕著なように、ニュアンスの陰影も一段と濃くなっています。リンパニー独自のヴィルトゥオジティの片鱗が見え隠れするのも印象的で、それは採用したカデンツァにも反映。第1楽章のカデンツァは、デンマークのピアニスト、アウグスト・ウィンディング(1835-1899)の作で、短い中にも可憐な華が散りばめられた逸品。終楽章では、ディナーミクの幅を抑制したまま珠を転がすようなタッチに魅力が心を捉えます。ここでのカデンツァは、ドイツで活躍したピアニストで、チェリストのユリウス・クレンゲルの兄でもあるパウル・クレンゲル(1854-1935)の作で、これがまた絶品!ここでは、リンパニーのピアニズムの華やぎが際立ちますが、わずか十数秒でコーダに移ってしまうのが何とも粋!、
カップリングしたショパン、ブラームスでは、リンパにーのその技巧の冴えと、そこに通底する詩的なニュアンスをとことんご堪能下さい。【湧々堂】

Guild
GMCD-7420(1CD)
ブルン:管弦楽作品集Vol.9
チェロ協奏曲ニ短調/予言
人間性の限界/5つの歌
クラウディウス・ヘルマン(Vc)、
ベルナデット・フォドル(A)、
ペーター・ロイドル(Org)、
アドリアーノ(指)ブ
ラティスラヴァSO&Cho
ブラティスラヴァ交響六重奏

録音:2015年8月18日−27日、スロヴァキア放送スタジオ1(ブラティスラヴァ)
19世紀末から20世紀前半、オトマール・シェックやフォルクマール・アンドレーエと同じ時代を生きたスイスのコンポーザー=コンダクター、フリッツ・ブルン(1878−1959)。ギルド(Guild)を代表するシリーズとなった管弦楽作品集の第9巻は、1947年の「チェロ協奏曲」と合唱作品、歌曲のカップリング。注目の「チェロ協奏曲」は、1948年2月10日に、フルニエ、アンドレーエ、チューリッヒ・トーンハレ管によって初演が行われた20世紀スイスのシンフォニスト、ブルンが生んだ大作です。

CZECH RADIOSERVIS
CR-0776-2(3CD)
マルティヌー:ピアノ協奏曲全集
ピアノ協奏曲第1番ニ長調 H.149(1925)(1)
ピアノ協奏曲第2番 H.237(1934)(2)
ピアノ小協奏曲 H.269(1938)(3)
2台のピアノと管弦楽の為の協奏曲 H.292(1943)(4)
ピアノ協奏曲第3番 H.316(1948)(5)
ピアノ協奏曲第4番「呪文」H.358(1956)(6)
ピアノ協奏曲第5番変ロ長調(協奏的幻想曲)H.366(1958)(7)
ヴァーツラフ・マーハ(P(1))
カレル・コシャーレク(P(2))
アダム・スコウマル(P(3))
ダニエル・ヴィエスネル、ミロスラフ・セケラ(P(4))
マルチン・カシーク(P(5))
イゴル・アルダシェフ(P(6))
イヴォ・カハーネフ(P(7))
プラハRSO
トマーシュ・ブラウネル(指)

CZECH RADIOSERVIS
CR-0791-2(2CD)
ヴィーチェスラヴァ・カプラーロヴァー(1915-1940):管弦楽作品集
田舎風組曲 [Suita Rustica] Op.19
ピアノと弦楽合奏の為のパルティータ Op.20*
ヴァイオリン,クラリネットと管弦楽の為の小協奏曲 Op.21+(作曲者のスケッチに基づきミロシュ・シュチェドロニュ(1942-)&レオシュ・ファルトゥス(1937-)編曲)
ピアノ協奏曲ニ短調 Op.7#
軍隊シンフォニエッタ Op.11
ルツィエ・チャイコフスカー(P)*
パヴェル・ヴァルンゲル(Vn)+
ルカーシュ・ダニュヘル(Cl)+
アリツェ・ライノホヴァー(P)#
ブルノPO
オルガ・マホノヴァー・パヴルー(指)

録音:2015年2月19日、ライヴ、ヤナーチェク・歌劇・ハウス、ブルノ、チェコ
ヴィーチェスラヴァ・カプラーロヴァーはチェコの作曲家ヴァーツラフ・カプラール(1889-1947)の娘。パリに留学し父と同世代の同国人作曲家マルチヌーに作曲を師事。マルチヌーのカプラーロヴァーへの思いは師弟愛を超えていたようですが、彼女は1939年にチェコの画家アルフォンス・ムハ(ミュシャ)の息子と結婚、その翌年に結核を患い夭逝してしまいました。近年再評価の機運が高まり、チェコのレーベルが作品の録音に力を入れています。オルガ・マホノヴァー・パヴルーはチェコのプラハに生まれ、プラハ音楽院、バーゼル音楽アカデミーで学んだオーケストラ指揮者・合唱指揮者・メゾソプラノ。

DUX
DUX-1270(2CD)
ショパン:ピアノ協奏曲&ピアノ・ソロ作品集
ピアノ協奏曲第1番(室内楽版)*
ピアノ協奏曲第2番(室内楽版)*
ポロネーズ変イ長調「英雄」Op.53
幻想即興曲嬰ハ短調 Op.66
夜想曲嬰ヘ長調 Op.15-2
スケルツォ第2番変ロ短調 Op.31
演奏会用ロンド「クラコヴィアク」Op.14
ピョトル・パレチニ(P)
プリマ・ヴィスタSQ
[クシシュトフ・ブズフカ、ユゼフ・コリネク(Vn)、ダリウシュ・キシェリンスキ(Va)、イェジ・ムランティ(Vc)]
ヤヌシュ・マリノフスキ(Cb)

前出:DUX-0150, 0175
当レーベルの初期の名盤を組み合わせた2枚組。


Spectrum Sound
LPSMBA-010(1LP)
限定プレス盤
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004〜サラバンド
レオニード・コーガン(Vn)
エマニュエル・クリヴィヌ(指)
フランス放送PO

録音:1977年2月18日パリ(ステレオ・ライヴ)
180g 重量盤
スペクトラム・サウンド・レーベルの好企画、国立視聴覚研究所提供による音源を使用したシリーズ"Belleame(ベルアーム)"からレオニード・コー ガンが1977年2月にパリで演奏したベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲がリリースされます。温かみのあるふくよかなコーガンの独奏と、元ヴァイオリ ニストであった指揮者クリヴィヌらしいソリストに十分配慮した好サポートを得た演奏です。また、アンコールで弾かれたバッハも涙をさそう名演です!日 本プレスのLP完全限定プレス盤。 (Ki)

King International
KKC-4065(2CD)

平田美知の芸術
ショパン:ピアノ協奏曲第1番
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
平田美知(P)
ジュリア・タイ(指)ノースウエストPO

録音:2015年9月20日/ワシントン大学ミーニー・ホール(シアトル)(ライヴ)
平田美知(本名・平田美智子)は1932年生まれのピアニスト。戦前の1940年に8歳で尾高尚忠指揮新交響楽団(現・NHK交響楽団)とモーツァ ルトのピアノ協奏曲第27番を、10歳で山田和男指揮東京交響楽団(現・東京フィル)とハイドンのピアノ協奏曲とモーツァルトのピアノ協奏曲第20番 を共演したという神童。
1951年、19歳の時に渡米してジュリアード音楽院でロジーナ・レヴィン(クライバーンや中村紘子の師)に師事、その後アメリカに定住したため日 本では忘れられました。しかしシアトルと本拠に演奏活動と教育活動を行い、昨2015年にデビュー75周年を祝い、地元のオーケストラとショパンおよ びチャイコフスキーの協奏曲を一晩で演奏しています。当時83歳の高齢ながらテクニックは衰えを知らず、すさまじいエネルギーを放っています。往年の レオニード・クロツァーやシューラ・チェルカスキーを思わす濃厚で独特な19世紀風ピアニズムが興味深く貴重。長い作品をあっという間に聴かせてし まいます。
楽章間と終演後の観客の熱狂ぶりは、あたかも地元チームがサッカーかアメフトがゴールを決めた時のような凄さで、平田がいかにシアトルの人々から 愛されているかが伝わってきます。
平田美知の音源は今日ひとつも聴くことができず、生きながらにして伝説と化しています。この音源は記録用で、発売を前提としたクォリティではありま せんが、平田の最新演奏に触れられる稀有な機会ゆえ発売を決定しました。日本が世界に誇る至芸をご堪能いただけます。 (Ki)


PRAGA
PRD-250332(1CD)
若き日のブーレーズ
(1)ストラヴィンスキー:交響詩「ナイチンゲールの歌」
(2)バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第1番
(3)ドビュッシー:バレエ音楽「遊戯」
(4)ストラヴィンスキー:管楽器のための交響曲
(5)ストラヴィンスキー:2楽器のためのコンチェルティーノ
(6)ブーレーズ:カンタータ「水の中の太陽」
ユーディ・メニューイン(Vn)(2)、
ピエール・ブーレーズ(指)ロイヤルコンセルトヘボウO(1)(2)(3)、
ドメーヌ・ミュジカル(4)(5)、
ジョゼフィーヌ・ネンディック(S)、ルイス・デヴォス(T)、バリー・マクダニエル(Br)、BBC響&同Cho(6)

録音:(1)1960年2月25日アムステルダム(ライヴ)
(2)1966年6月29日アムステルダム(ライヴ)
(3)1961年7月6日アムステルダム(ライヴ)
(4)1962年スタジオ録音(パリ)
(5)1962年スタジオ録音(パリ)
(6)1964年9月27日スタジオ録音(ロンドン、アビーロード・スタジオ)
全て純正Stereo
ブーレーズが30代に残した貴重な音源を集めました。いずれも今日入手困難なもので、ことに自作のカンター タ「水の中の太陽」は超貴重。若き日のブーレーズは、作曲家的な分析力はもちろんながら、若々しいエネルギーも満ちていて意外な力演を聴かせてくれ ます。メニューインを独奏者としたバルトークの第1番もお宝と申せましょう。 (Ki)

APARTE
AP-118(1CD)
C.P.E.バッハ:シンフォニア第3番ハ長調Wq.182/3(H.659)
チェロ協奏曲第2番変ロ長調Wq.171(H.436)
シンフォニア.ホ短調Wq.178(H.653)
ソナタ ニ長調Wq.137(H.559)
ピッコロ・チェロとチェンバロのためのソナタWq.137(H.559)
チェンバロ協奏曲 ニ短調Wq.17(H.420)
オフェリー・ガイヤール(Vc/フランチェスコ・ゴフリラー1737年製、ピッコロVc、指)
フランチェスコ・コルティ(フォルテピアノ/F.ブランシェ1733年製、フランツ・バウムバッハ1780年製)
プルチネッラ・オーケストラ

録音:2015年9月7-10日パリ
気品としなやかさを兼ね備えたフランスの女性チェロ奏者、オフェリー・ガイヤール。2014年に発売されたアルバムに続くC.P.E.バッハのアルバム第 2弾。第1弾は、2014年のディアパソン・ドール・オブ・ザ・イヤーを受賞し、次作に期待が集まっています。 オフェリー・ガイヤールは、1998年ライプツィヒ国際バッハ・コンクール第3位、また自ら創設したアンサンブル・アマリリスを率いて国際コンクール で優勝しており、モダンからバロックまで、幅広く活躍しています。フルニエ、トルトゥリエら、フランス・チェロ楽派の正当な継承者ともいえる存在。
バロックから古典への重要な橋渡し役であったC.P.Eバッハ。チェロ協奏曲第2番では、激しくも美しいガイヤールのチェロ、プルチネッラ・オーケス トラの柔軟なサポート、双方が一体となった多感様式にふさわしいまさに疾風怒濤の演奏を聴かせます。弦楽による6曲のシンフォニアは「ハンブルク交 響曲」と呼ばれ、どの曲も3つの部分に分かれた単一楽章でハイドン、モーツァルトやベートーヴェンの古典派の作曲家へ続く交響曲の前身のような作 品群です。ここに収録された3番のシンフォニアも生き生きとした躍動感あふれる作品で、新しい時代を切り開く勢いが感じられます。プルチネッラ・オー ケストラの溌剌とした演奏も魅力的。チェンバロ協奏曲を弾くのは、バッハ国際コンクール優勝、ブルージュ国際コンクール最高位などの実力をもつイタリ ア出身のフランチェスコ・コルティ。 (Ki)

PRAGA
PRDDSD-350123
(1SACD)
ラフマニノフ: ピアノ協奏曲第3番
合唱交響曲「鐘」Op.35*
ヴァン・クライバーン(P)
エリザヴェータ・シュムスカヤ(S)、
ミハイル・ドヴェンマン(T)、
アレクセイ・ボリシャコフ(Br)
キリル・コンドラシン(指)
シンフォニー・オブ・ジ・エア、
モスクワ・フィル、アカデミー・ロシア共和国Cho

録音:1958年5月19日カーネギーホール(ライヴ)
1962年12月モスクワ音楽院大ホール(ライヴ)*
擬似ステレオ
ピアノ協奏曲第3番は、クライバーンが第1回チャイコフスキー・コンクールで優勝し、アメリカへ帰国して2日後の凱旋公演のライヴ。BMGから SACDハイブリッド盤が発売されています。コンクール優勝の熱気に包まれながらも、クライバーンのナイーヴなひたむきさが伝わってくる名演です。合唱 交響曲「鐘」は独唱、合唱を含む大編成のオーケストラで、最後にはラフマニノフらしからぬオルガンの音が響き渡ります。SACDハイブリッド化により 合唱の微妙なニュアンスが蘇りました。 (Ki)

PRAGA
PRD-250326(1CD)
アニー・フィッシャーの協奏曲
(1) モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番
(2) モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番
(3) バルトーク:ピアノ協奏曲第3番
アニー・フィッシャー(P)
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指)
エードリアン・ボールト(指)*
フィルハーモニアO
フェレンツ・フリッチャイ(指)バイエルンRSO#

録音:1958年2月ロンドン
1959年4月ロンドン*
1960年11月24日ヘルクレスザール(ミュンヘン)(ライヴ)#
※純正Stereoと記されています。
モーツァルトの 2 作はブゾーニのカデンツァ使用。モーツァルトは EMI、バルトークはオルフェオから既出のライヴ音源によると思われます。モーツァル トは絶品で、フィッシャーの語り口の巧さに魅せられますが、バルトークの3番がまさにモーツァルト調。厳しさの中にも優美さが光ります。サヴァリッシュ やフリッチャイの伴奏も素晴らしいのひとことに尽きます。

Alba
ABCD-385(1SACD)
パルムグレン(1878-1951):ピアノ協奏曲第2番 Op.33 《川》(1912-13)
ピアノ協奏曲第1番 ト短調 Op.13(1904)
ピアノ協奏曲第3番 Op.41 《メタモルフォーゼ)》(1916)
ヴァイオリンとピアノのための小品 Op.78(1921-22)
ヘンリ・シーグフリードソン(P)
ポリ・シンフォニエッタ
ヤン・セーデルブロム(Vn、指)

録音:2014年9月11日-12日 プロムナードホール(ポリ、フィンランド)
セリム・パルムグレンは1878年生まれ。ヘルシンキ音楽学校でシベリウスの師でもあるマルティン・ヴェゲリウスに作曲を学びました。「『カレヴァラ』 に基づく音詩をシベリウス自身の指揮で聞き、見る……忘れがたい体験……『カレヴァラ』はシベリウスの手に委ね、私は何か他のことを考えよう……」。 パルムグレンは、ピアニストとしても知られ、5つのピアノ協奏曲と約350のピアノ曲、男声合唱を中心とする200曲以上の合唱曲、歌劇《ダニエル・ユート》 などを作曲、その多くがフィンランド・ロマンティシズムの大切なレパートリーとして記憶されています。フィンランドのピアニスト、シベリウスのピアノ曲 やラフマニノフのピアノ協奏曲第2番と第3番の録音で知られ、作曲家でもあるヘンリ・シーグフリードソン(1974?)のパルムグレン・アルバム。ピア ノ協奏曲第1番は1904年の作曲。南オストロボスニアの旋律による序奏とマーチ風の音楽、ゆっくり流れる中間部、スケルツォ風のフィナーレから構成 される一楽章の短い作品です。第2番の協奏曲は、パルムグレンが生まれ育ったポリ市を流れるコケマキ川をインスピレーションに作曲され、「人生の流 れ」を重ねる《川》の副題がつけられました。序奏、2つのカデンツァ、賛歌のフィナーレをもつ「急緩急」の単一楽章の音楽。主題のひとつにスウェー デンの民謡が使われています。第3番《メタモルフォーゼ》は、合唱指揮者クレメッティによるオストロボスニア敬虔主義者の旋律と9つの変奏曲による 作品です。シューマン、リスト、グリーグ、ブゾーニ、ロシア・ロマンティシズムとりわけラフマニノフの伝統に沿いながら印象主義の色彩をいち早く取り 入れたパルムグレンのピアノ音楽の魅力が3つの協奏曲に美しく示されます。シーグフリードソンとポリのオーケストラは、それぞれの曲の特徴を明確に 示しながら、瑞々しくのびやかな音楽を展開していきます。指揮者のセーデルブロムがヴァイオリンを担当した《ヴァイオリンとピアノのための小品》は、フィ ンランドの民謡に基づく〈カンツォネッタ〉や「祈り」の〈プレギエラ〉など、1921年から翌年にかけて作曲された小曲集です。 (Ki)

Hyperion
The Romantic Piano Concerto
CDA-68109(1CD)
ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズVol.68
モシュコフスキ:ピアノ協奏曲ロ短調 Op.3(世界初録音)
アドルフ・シュルツ=エヴラー:ロシアン・ラプソディ Op.14(世界初録音)
ルドミル・アンゲロフ(P)、
ウラジミール・キラジエフ(指)
BBCスコティッシュSO

録音:2015年6月11日−12日、シティ・ホール(グラスゴー)
ロマン派の知られざるピアノ協奏曲の発掘、蘇演を行うハイペリオンの超人気シリーズ、「ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ(RPCS)」。第68集では、シリーズの記念すべき第1集(CDA-66452)でも取り上げられた、モーリツ・モシュコフスキ(1854−1925)の新たなピアノ協奏曲が登場。モシュコフスキのピアノ協奏曲といえば、「ピアノ協奏曲ホ長調 Op.59」が知られていたが、ここでは2008年に発見され2014年にルドミル・アンゲロフによって蘇演された若き頃の作品、「ピアノ協奏曲ロ短調 Op.3」を収録。ヴィルトゥオーゾ・レパートリーとして知られるポーランドのアドルフ・シュルツ=エヴラーによる「ロシアン・ラプソディ」も世界初録音。

Chandos
"CHACONNE"

CHAN-0813C(1CD)
ハッセ、C.P.E.バッハ、ヘルテル:チェロ協奏曲集
ヨハン・アドルフ・ハッセ:チェロ協奏曲ニ長調
ヨハン・ヴィルヘルム・ヘルテル:チェロ協奏曲イ短調(世界初録音)
チェロ協奏曲イ長調(世界初録音)
C.P.E.バッハ:チェロ協奏曲イ短調 、Wq.170, H.430
アレクサンドル・ルディン(Vc,指)
ムジカ・ヴィヴァ(モスクワ室内O)

録音:2014年7月2日−4日&2015年5月24日−25日、モスフィルム・スタジオ(モスクワ)
チャイコフスキー国際コンクール、ライプツィヒ・バッハ国際コンクール、カサド国際チェロ・コンクールの入賞歴を持ち、現在はモスクワ音楽院教授としても活躍しているロシアのチェリスト、アレクサンドル・ルディンが、Chandosの古楽レーベル「CHACONNE(シャコンヌ)」に登場!ルディンが指揮者を務めるモスクワの室内オーケストラ、"ムジカ・ヴィヴァ"と掘り下げていくのは、ハッセ、C.P.E.バッハ、ヘルテルといった18世紀ドイツのチェロ協奏曲。ヨハン・クリスティアン・ヘルテルの息子、ヨハン・ヴィルヘルム・ヘルテル(1727−1789)の2つの協奏曲は、現在はブリュッセル王立音楽院に所蔵されている自筆譜(ヨハン・ヤコブ・ウェストファル・コレクション)から蘇演したもので、このアルバムが世界初録音。

SOMM
SOMMCD-258(1CD)
ドビュッシー、フォーレ、ラヴェル:ピアノと管弦楽のための作品集
ドビュッシー:ピアノと管弦楽のための幻想曲
 ピアノと管弦楽のためのバラード Op.19
ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調
ヴァレリー・トライオン(P)、
ヤク・ファン・ステーン(指)
ロイヤルPO

録音:2014年9月7日−8日、ヘンリー・ウッド・ホール
ジャック・フェヴリエにピアノを学び、ハンガリー政府からはフランツ・リスト勲章を贈られたイギリスのベテラン女流ピアニスト、ヴァレリー・トライオン。「ラフマニノフ/R・シュトラウス/ドホナーニ」の協奏曲集(SOMMCD-253)と同じ指揮&オーケストラで、フランスのピアノ協奏的作品を披露。

STEINWAY&SONS
STNS-30057(1CD)
ズィル・ベイリー〜プロコフィエフを弾く
交響的協奏曲ホ短調Op.125
チェロ・ソナタハ長調Op.119
ズィル・ベイリー(Vc)
ノース・キャロライナSO
グラント・ルウェリン(指)
ナターシャ・パレムスキ(P)
世界的に知られる名チェリスト、ズィル・ベイリーのSteinwayレーベルへの3枚目のアルバム。今作に選ばれたのはプロコフィエフ(1891-1953)の2つのチェロのための作品で、とりわけ難曲として知られる「交響的協奏曲」でのチェロとオーケストラの対話が聴きものです。この作品はもともと「チェロ協奏曲第1番」の改作ですが、原曲が書かれてから20年ほどの年月を経ての改編であり、ロストロポーヴィチの助言によって増強された伴奏部の充実など、原曲とは大きく異なる仕上がりを見せています。チェロ・ソナタも同じくロストローポヴィチの助言を得て書かれた作品で、冒頭の幅広く歌うチェロのメロディからすっかり引き込まれてしまう叙情性に満ちた音楽です。

TOCCATA
TOCC-0323(1CD)
エルンスト・クシェネク:ピアノ協奏曲全集第1集
ピアノ協奏曲第1番嬰へ短調Op.18(1923)
ピアノ協奏曲第2番Op.81(1937)
ピアノ協奏曲第3番Op.107(1946)
ミハイル・コルジェフ(P)
イギリスSO
ケネス・ウッズ(指)

録音:2015年9月12.13日ウェールズモンマス,ウィアストン・コンサートホール
ジャズから十二音を駆使した作品まで、多彩な作風を持つクシェネク(1900-1991)のピアノ協奏曲集がTOCCATAレーベルに登場。バルトーク、プロコフィエフ、シェーンベルク、ショスタコーヴィチ作品にも匹敵する作品でありながら、これまでにほとんど演奏されることがなく、このアルバムに収録された3曲も、内2曲が世界初録音というレアなレパートリーです。これらの作品はどれも十二音の技法で書かれていますが、どの作品も技巧的で、ウィットに富んでいます。1920年代から1940年代は多彩な作風が世の中を席巻していましたが、クシェネク作品からもそんな雰囲気が存分に感じられます。ピアノを演奏しているのはロシア=アメリカ系ピアニスト、ミハイル・コルジェフで、今回は名指揮者ケネス・ウッズとの初共演となります。

ORFEO
C897151-A(1CD)
クラリネット協奏曲集
モーツァルト:クラリネット協奏曲イ長調K622
イェルク・ヴィトマン(1973-):3つの影の踊り<エコーの踊り/水の踊り/アフリカの踊り>
ウェーバー:クラリネット協奏曲ヘ短調Op.73
イェルク・ヴィトマン(Cl)
ベルリン・ドイツSO
ペーター・ルジツカ(指)

録音:2013年5月4日ベルリンフィルハーモニー、2015年3月9日クライナー・ゼンデザール、2014年6月10-11日ナレパシュトラーセ,大ホール
著名なクラリネット奏者として、また作曲家として知られるミュンヘン生まれのイェルク・ヴィトマンによる、自作を含む3つの作品集です。ミュンヘン音楽・演劇大学で学び、その後ジュリアード音楽院でチャールズ・ナイディックに師事、以降、多くの指揮者、オーケストラと共演を重ねています。また11歳から作曲をはじめ、こちらはヘンツェやリームらに指導を仰ぎ、斬新な作品を次々と発表、高い評価を得ています。このアルバムに収録されたクラリネット・ソロの「3つの影の踊り」は、即興性を生かしつつも、彼の様式が完全に確立された作品です。そして、このアルバムに収録されたモーツァルトとウェーバーの2つの協奏曲を繋ぐカデンツァのような役割も与えられています。見事に考え抜かれたプログラミングといえるでしょう。

Onyx
ONYX-4160(1CD)
ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲
ロマンス.ヘ長調 Op.11
マズレック ホ短調 Op.49
4つのロマンティックな小品 Op.75
ヤン・ムラーチェク(Vn)、
ジェームズ・ジャッド(指)
チェコ・ナショナルSO、
ルーカス・クランスキー(P)
ヴァイオリニスト、ヤン・ムラーチェクのデビュー・レコーディングがオニックス(ONYX)から登場!2011年にプラハRSOのコンサートマスターに史上最年少で就任し、2014年にはフリッツ・クライスラー国際コンクールで第1位を受賞。プラハ響、チェコ・ナショナル響、ヤナーチェク・フィルやボフスラフ・マルティヌー・フィルなど、チェコ国内のオーケストラとの共演を重ね、同国を代表するヴァイオリニストの1人としての名声を確立した次代の巨匠候補です。ムラーチェクがチェコ・ナショナル響との共演で取り上げるのは、母国の傑作、ドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲。
Onyx
ONYX-4151(1CD)
ハイドン:チェロ協奏曲集
チェロ協奏曲ハ長調/チェロ協奏曲ニ長調
交響曲第13番ニ長調〜アダージョ
ヴァイオリン協奏曲ハ長調〜アダージョ(ゴムツィアコフ編)
パヴェル・ゴムツィアコフ(Vc/ストラディヴァリウス1725年製"Chevillard")、
グルベンキアンO、
エーリク・ヘイデ(コンサートマスター)
ポルトガル、リスボン音楽博物館からの持ち出しが厳しく禁じられていた1725年製のストラディヴァリウス。レコーディングでの使用は困難と思われたが、グルベンキアン財団とリスボン音楽博物館の尽力により、武装警官の警護により録音会場へと運ばれ、レコーディングが実現したというのだから、この銘器の音色に期待せずにはいられない!ゴムツィアコフが門外不出の銘器で奏でるハイドンのコンチェルト。話題必至!

Channel Classics
CCS-37716(1CD)
秋の歌〜ハルトマン、フォン・グルネリウス、ヒンデミット、I.フィッシャー
カール・アマデウス・ハルトマン:トランペットと7つの独奏楽器のためのコンチェルティーノ
ヴィルヘルム・フォン・グルネリウス:フリューゲル・ホルンとティンパニ,弦楽オーケストラのための 「秋の歌」(世界初録音)
ヒンデミット:トランペット・ソナタ
イヴァン・フィッシャー:ソプラノとトランペット,弦楽オーケストラのための 「ドイツ=イディッシュのカンタータ」(世界初録音)
ヴィム・ファン・ハッセルト(Tp)
ルーカス・マシアス・ナバーロ(指)
イヴァン・フィッシャー(指)
ノラ・フィッシャー(S)、
ブダペスト祝祭O(弦楽)、他
Channel Classicsから発売されるハッセルトのアルバム第3弾は、ヒンデミットのソナタやハルトマンのコンチェルティーノに加え、ベルリン芸術大学教授でピアニスト、作曲家のヴィルヘルム・フォン・グルネリウス作曲による「秋の歌」、そしてハンガリーの鬼才イヴァン・フィッシャー作曲による「カンタータ」、2つの世界初録音作品をフィーチャー。フィッシャーの作品では作曲者自身が指揮を振り、イヴァンの娘であるソプラノ歌手、ノラ・フィッシャーと共演。ヴィム・ファン・ハッセルトの艶やかな音色と高い技巧で様々な編成によるトランペットの魅力を堪能できる、管楽器関係者大注目のアルバムです。

MELODIYA
MELCD-1002413(1CD)
ヴィヴァルディ、ウェーバー、ジョリヴェ〜ファゴット協奏曲集
ヴィヴァルディ:ファゴット協奏曲イ短調 RV.497、
 ファゴット協奏曲ニ短調 RV.481、
 ファゴット協奏曲ホ短調 RV.484
ウェーバー:ファゴット協奏曲ヘ長調 Op.75
ジョリヴェ:ファゴット,弦楽オーケストラ,ハープとピアノのための協奏曲
ロディオン・トルマチェフ(Fg)
イワン・ストルボフ(指)
マリインスキー劇場O

録音:2013年−2014年/ディジパック仕様
2003年からマリインスキー劇場Oの首席奏者として活躍する、新世代のファゴットのヴィルトゥオーゾ、ロディオン・トルマチェフのコンチェルト・アルバム!2007年の第24回日本管打楽器コンクール第1位、2000年のロシア木管楽器コンクール第1位、2001年のミュンヘン国際音楽コンクール木管五重奏部門第3位など、輝かしい入賞歴を誇るトルマチェフが、同じくマリンスキー劇場管のクラリネット奏者兼指揮者、イワン・ストルボフのサポートを得て、ヴィヴァルディ、ウェーバー、ジョリヴェの協奏曲で、その才能を余すことなく発揮。マリインスキー劇場管の木管セクションを支える名手の妙技に要注目。

NEOS
NEOS-11423(1SACD)
ムジカ・ヴィヴァ・ミュンヘンVol.23
ヘルムート・ラッヘンマン(b.1935): ピアノと管弦楽のための音楽「アウスクラング(終止音) 」(1984/85)
ピエール=ロラン・エマール(P)
ジョナサン・ノット(指)バイエルンRSO

録音:2013年4月26日、ムジカ・ヴィヴァ(ライヴ)
ラッヘンマンの代表作で度々演奏される「アウスクラング」の最新ライヴ録音。アウスクラングは「フィナーレ」を意味し、これまで邦訳では「終結音」「終止音」といくつかあり、弊社の以前の案内で「終焉」と訳していたものと同一作品。管弦楽とピアノといっても協奏曲ではなく、関係は対等のようであり、オケとピアノの、ぽつぽつといった禁欲的な音のやりとりが続くと思いきや、突然クラスターの楔が打ち込まれるといった、おなじみのラッヘンマン節。東洋の書や山水画を思わせるモノクロームの響きが作曲家の澄み切った境地を表している。エマールとジョナサン・ノット率いるバイエルン放送響の精度の高い際立ったリアリゼーションが聴きもの。
NEOS
NEOS-11311(1CD)
ベンクト・ハンブレウス(1928-2000):ピアノ協奏曲(1991-92)
クロード・レンナース(b.1956):ピアノ協奏曲「ファエトン」(1999)*
オルトヴィン・シュテュルマー(P)
イスラエル・イーノン(指)SWRバーデン=バーデン・フライブルクSO
ジルベール・アミ(指)ザールブリュッケンRSO*

録音:1997年2月25日、2003年2月10
日* (ライヴ)
ハンブレウスはスウェーデン出身で後にカナダに移住し活動した作曲家。当初オルガン、音楽学を学んだ後、即興演奏を行うようになり、次第に作曲に活動の重心を移した。このピアノ協奏曲は終始ピアノとオーケストラが激しくぶつかりあうエネルギッシュな作品でユダヤ風の音階と民族的なリズムが聴き手に原初的な生命力を呼び覚ます。レンナースはルクセンブルク出身でコンピュータ、電子音楽に造詣が深く、この「ファエトン」でもオーケストラの様々な音響、音色にその影響が感じられる。内部奏法を含むピアノの動きにオーケストラが反応し、繊細な音のテクスチュアを作り出す。

Ars Produktion
ARS-38199(1SACD)
プレイエルの秘宝 Vol.2
イグナツ・ヨゼフ・プレイエル(1757-1831):ヴァイオリン協奏曲ハ長調 Ben 1106(1795)*
ヴィオラ協奏曲ニ長調 Ben 1062(1790)+
交響曲変ロ長調 Ben 1493(Ben.127)(1785-1786)
コルネリア・レッシャー(Vn)*
ローベルト・バウエルシュタッター(Va)+
カメラータ・プロ・ムジカ
クリスティアン・ビルンバウム(指)

録音:2015年1月2日、バルトーク・ホール、ソンバトヘイ、ハンガリー
SACDハイブリッド盤プレイエル・シリーズ第2弾。全収録曲が世界初録音。

オクタヴィア
OVCC-00128(1CD)
税込定価
2016年5月22日発売
須川展也&東京佼成ウインドオーケストラ ライブ2004
リード:アルメニアン・ダンス・パートT
ピアソラ:エスクヮロ、オブリヴィオン、リベルタンゴ
クレストン:サクソフォーン協奏曲 作品26b
小六禮次郎:「さくら」のテーマ
ラッセル:ア・ソング・フォー・ユー
ララ:グラナダ
チック・コリア:スペイン
ハムリッシュ:「追憶」のテーマ
グレンジャー:イエ・バンクスとボニー・ドゥーンの川のほとり
須川 展也(Sax)
山下 一史 (指)
東京佼成ウインドオーケストラ

録音:2004年1月31日東京・サントリーホール・ライヴ
KOSEIレーベル・管楽器名盤セレクション 再発売。
オクタヴィア
OVCC-00129(1CD)
税込定価
2016年5月22日発売
英雄の時代/須川展也
長生淳:英雄の時代
モーリス:プロヴァンスの風景
グラズノフ:サクソフォーン協奏曲
トマジ:サクソフォーン協奏曲
ララ:グラナダ
須川 展也(Sax)
山下 一史 (指)
東京佼成ウインドオーケストラ

録音:1999年1月25,26日埼玉・和光市民文化センター サンアゼリア
KOSEIレーベル・管楽器名盤セレクション 再発売。

Classical Records
CR-168(1CD)
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調 Op.18
パガニーニの主題による狂詩曲
アルカディー・センジペール(P)
サンクトペテルブルク国立カペラSO
アレクサンドル・チェルヌシェンコ(指)

録音:2011年、ライヴ
アルカディー・センジペールは1958年ロシアのサンクトペテルブルクに生まれ、サンクトペテルブルク音楽院でグリゴリー・ソコロフ他に師事したピアニスト。2015年現在ドレスデンのカール・マリア・フォン・ヴェーバー音楽大学教授。

Amadeus
AM-184-2(1CD)
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集
ヴァイオリン,弦楽と通奏低音の為の協奏曲ニ長調「グロッソ・モグール」RV208
4つのヴァイオリンとチェロのオブリガートの為の協奏曲 Op.3-10 RV580
ヴァイオリン,弦楽と通奏低音の為の協奏曲ハ長調 RV187
ヴァイオリン,弦楽と通奏低音の為の協奏曲ニ長調「不安」RV234
ヴァイオリン,弦楽と通奏低音の為の協奏曲ホ短調「お気に入り」Op.11-2 RV277
ヴィクトリア・ムローヴァ(Vn)
イル・ジャルディーノ・アルモニコ
ジョヴァンニ・アントニーニ(指)

録音:2005年6月6-9日、教区教会、パラッツォ・ピニャーノ、イタリア
後出:Onyx, ONYX 4001
Amadeus
AM-0194-2(1CD)
バッハ:チェンバロ協奏曲集
チェンバロと弦楽の為の協奏曲第1番ニ短調 BWV1052
チェンバロと弦楽の為の協奏曲第3番ニ長調 BWV1054
フラウト・トラヴェルソ,ヴァイオリンとチェンバロの為の協奏曲 BWV1044*
チェンバロと弦楽の為の協奏曲第5番ヘ短調 BWV1056
フランチェスコ・チェーラ(Cemb)
イ・バロッキスティ
ディエゴ・ファゾリス(指)

録音:2005年7月10-13日、ステリオ・モーロ・ホール、スイス・イタリア語放送、ルガーノ、スイス
後出:Arts, 477295 (SACD Hybrid) (*以外)
Amadeus
AM-209-2(1CD)
ナイマン(1944-):ヴァイオリン協奏曲
マイケル・ドアティ(1954-):炎と血(ヴァイオリンと管弦楽の為の)
フランチェスコ・ドラツィオ(Vn)
RAI国立SO
ティート・チェッケリーニ(指)

録音:2006年11月28-30日、12月1日、RAIホール、トリノ、イタリア
Amadeus
AM-216-2(1CD)
ヴィオッティ:祈りの瞑想
ヴァイオリン協奏曲第24番ロ短調
ヴァイオリン,ピアノと管弦楽の為の二重協奏曲第3番*
無伴奏ヴァイオリンの為の32の「ヴァイオリンの思い出」から 第4,13,20曲+
グイード・リモンダ(Vn、指(+以外))
クリスティーナ・カンツィアーニ(P)
カメラータ・ドゥカーレO(+以外)

録音:2007年1月4-5日、市民劇場、ヴェルチェッリ、イタリア
Amadeus
AM-221-2(1CD)
ヘンデル:王宮の花火の音楽 HWV351
二重合奏体の為の協奏曲第3番ヘ長調 HWV334
二重合奏体の為の協奏曲第1番変ロ長調 HWV332
二重合奏体の為の協奏曲第2番ヘ長調 HWV333
ゼフィロ・バロックO[アンサンブル・ゼフィロ]
アルフレード・ベルナルディーニ(指)

録音:2006年8月15-16日、イエズス会神学校身廊、カターニア、イタリア
後出:DHM Deutsche Harmonia Mundi, 88697367912
Amadeus
AM-257-2(1CD)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第11番ヘ長調 K.413
ピアノ協奏曲第12番イ長調 K.414
ピアノ協奏曲第13番ハ長調 K.415
アンドレア・バッケッティ(P)
パドヴァ・ヴェネトO
カルロ・ゴルドステイン(指)

録音:2010年7月13-16日、C・ポッリーニ音楽院ホール、パドヴァ、イタリア
後出:Dymanic, CDS 713
Amadeus
AM-296-2(1CD)
フェデリゴ・フィオリッロ(1755-1823以後):ヴァイオリン協奏曲第1番ヘ長調*
2つのオーボエと管弦楽の為の協奏交響曲ヘ長調#
2つのヴァイオリンと管弦楽の為の協奏交響曲第2番ニ長調+
2つのヴァイオリンと管弦楽の為の協奏交響曲第3番ホ長調+
ラウラ・ボルトロット(ヴァイオリン(*/+))
レア・ビリンガー(Vn)+
ルーカ・ヴィニャーリ、セウテファノ・ラーヴァ(オーボエ#)
アッリゴーニ弦楽アカデミー
ドメニコ・マゾン(指)

録音:2014年4月14-15日、ファツィオリ・コンサートホール、サチーレ、イタリア
フェデリゴ・フィオリッロはイタリア系ドイツの作曲家・マンドリン奏者。
Amadeus
AM-298-2(1CD)
レスピーギ:ヴァイオリンと管弦楽の為の古風な協奏曲イ短調 P.075*
ヴァイオリンとピアノの為の6つの小品 P.031+
ヴァイオリンとピアノの為の5つの小品 P.062#
ダヴィデ・アローニャ(Vn)
イレーネ・ヴェネツィアーノ(ピアノ(+/#))
サンレーモSO*
ロベルト・ジャノーラ(指)*

録音:2014年3月13日、カジノ・歌劇劇場、サンレーモ、イタリア*
    2014年5月23日+、6月23日#、バルトークスタジオ、ベルナレッジョ、イタリア(+/#)
Amadeus
AM-305-2(1CD)
指揮台のチェロ
シューベルト:イタリア風序曲ニ長調 D.590
ドヴォルザーク:森の静けさ(チェロと管弦楽の為の)Op.68-5*
 チェロと管弦楽の為のロンド ト短調 Op.94*
パガニーニ:ロッシーニの「エジプトのモーゼ」の「星を散りばめた王座に」による序奏と変奏曲(モーゼ幻想曲、チェロと管弦楽の為の)*
モーツァルト:交響曲第36番ハ長調「リンツ」K.425
ロッコ・フィリッピーニ(Vc*、指)
マントヴァ室内O

録音:2000年5月?日、ライヴ、パラッツォ・デイ・コングレッシ、ルガーノ、スイス
原盤:スイス・イタリア語放送
ロッコ・フィリッピーニは1942年スイスのルガーノに生まれたチェリスト。ジュネーヴでピエール・フルニエ他に師事し、イタリアを代表するチェリストの一人として活躍。2003年以来2016年現在ローマのサンタ・チェチーリア国立アカデミーで教職に就いています。
Amadeus
AM-311-2(2CD)
ゲヴァントハウス・マラソン・コンサート
モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番イ長調 K.488
シューベルト(リスト編):「さすらい人」幻想曲(ピアノと管弦楽の為の版)
シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 Op.54
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
エミリオ・アヴェルサーノ(P)
ルーマニア国立バカウPO
オヴィディウ・バラン(指)

録音:2014年10月19日、ライヴ、ゲヴァントハウス、ライプツィヒ、ドイツ
イタリアのピアニスト、エミリオ・アヴェルサーノは一公演で4つまたは5つのピアノ協奏曲を演奏する「世紀のピアノ・マラソン」と称するコンサート・シリーズを2008年に開始しました。
Amadeus
AM-308-2(1CD)
若きヴィヴァルディ/録音希少な初期作品集
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン,弦楽と通奏低音の為の協奏曲ニ短調 RV813
ヴァイオリン,オーボエ,オルガンとシャリュモーの為のソナタ.ハ長調 RV779
2つのヴァイオリン,弦楽と通奏低音の為の協奏曲イ短調 RV552a*
ヴァイオリン、チェロと通奏低音の為のソナタ.ト長調 RV820*
リコーダーと通奏低音の為のソナタ.ヘ長調 RV52
2つのヴァイオリン,ヴィオラと通奏低音の為のソナタ.イ短調 RV Anh.107a*
2つのヴァイオリンと通奏低音の為のソナタ.ハ長調 RV60
モード・アンティクオ
[フェデリコ・マリア・サルデッリ(リコーダー)
パオロ・ポッラストリ(Ob)
ウーゴ・ガラッソ(シャリュモー)
エンリコ・カザッツァ、ラッファエーレ・ティゼオ、パオロ・カンタメッサ(Vn)
ダニエーレ・デル・ルンゴ(ヴァイオリン、ヴィオラ)
パスクアーレ・レポーレ(Va)
ベッティーナ・ホフマン(Vc)
ニコラ・ドメニコーニ(Cb)
シモーネ・ヴァッレロトンダ(テオルボ、ギター)
ジュリア・ヌーティ(オルガン、チェンバロ)]
フェデリコ・マリア・サルデッリ(指)

録音:2015年2月10-12日、ペルゴーラ劇場、フィレンツェ、イタリア
原盤:Sony Music Entertainment Italy

*世界初録音。

EROL
EROL-200029(1CD)
愛のオーボエ、またはオーボエの愛
バッハ:協奏曲ニ長調/協奏曲ヘ長調
チマローザ(1749-1801):オーボエ・ダモーレ協奏曲
マルチェッロ(1684-1750):オーボエ・ダモーレ協奏曲ニ短調
ドニゼッティ:オーボエ・ダモーレ小協奏曲
モーツァルト:イングリッシュホルンの為のアダージョ
テレマン:協奏曲ホ短調 から アダージョ
フィリップ・ペリシエ(オーボエ・ダモーレ、イングリッシュホルン)
レオポリス室内O
ジャン=ピエール・ロレ(指)
オーボエ・ダモーレは大きさ、音域ともにオーボエとイングリッシュホルンの中間に位置し、バロック後期において隆盛した管楽器。


Treasures
TRE-118(1CDR)
フー・ツォン〜モーツァルト:ピアノ協奏曲集
モーツァルト:ピアノ協奏曲第25番(カデンツァ=フンメル作)
ピアノ協奏曲第27番変ロ長調K.595
フー・ツォン(P)
ヴィクトル・デザルツェンス(指)
ウィーン国立歌劇場O

録音:1962年頃(ステレオ)
※音源:日KING SH-5098
◎収録時間:62:26
“無類の絶美タッチから溢れ出す無限のニュアンスに絶句!”
■音源について
米ウェストミンスター原盤。ここでは、プレスの優秀さを誇る国内初期盤を使用。なお、「25番」第1楽章で、第1ヴァイオリンが右チャンネルから聞こえる箇所がありますが、これはステレオ初期にありがちな現象で、他の楽器の位置にズレがないことから、左右チャンネルを逆転するわけにはいききません。ご了承下さい。

★フー・ツォンにとってモーツァルトは、ショパンと並んで特別な作曲家で、比類なき魅力で満ち溢れていることを痛感するばかり。カーゾンを思わせる強弱の振幅を抑えた繊細なタッチに真心を込め尽くしたそのニュアンスは、聴き手の心を捉えて離しません。
「25番」第1音のなんという可憐な呟き!何気ないアルペジョにも微笑みと憂いが入り混じったような表情が浮かびます。第2楽章では、タッチの寸前で一瞬ためらうような仕草が、独特の求心力を醸し、2:36からの下降音型はまさに珠を転がすようなタッチはや、2:53からのフレジーングの美しさは絶品。モーツァルトのピアノ協奏曲の中でも特に構造的なこの作品において、これほど夢想的な表情を湛えた演奏も稀でしょう。
「第27番」は、フー・ツォンの内省的なニュアンスが作品の持ち味と一体化し、更に感動的。次々と展開される浄化しきった天国的な空間に身を委ねる幸せを噛みしめるばかりです。繊細さを装っても音量の小ささしか印象に残らない演奏も少なくない中、第1楽章展開部に象徴されるように、繊細さの中にも無限とも思える発想力が散りばめられているからこそ、これほど広さ、豊かさを感じさせる空間が築けるのだと思います。終楽章に至っては、綺麗事ではない美しさの究極形!これを言葉で説明しきれる人など、この世にいるとは思えません。
デザルツェンスの指揮が、また見事。堅実なだけではない確固たる共感をもって、フー・ツォンの別次元の名演に華を添えています。【湧々堂】

Avanti Classic
5414706-10472
(1SACD)
カバレフスキー:「コラ・ブリュニョン」序曲 Op.24
グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲 イ短調 Op.82
ハチャトゥリアン:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調
フィリップ・クイント(Vn)
スティーブン・スローン(指)
ボーフムSO

録音:2014年5月6-8日/ボーフム
ロシアが生んだ鬼才ヴァイオリニスト、フィリップ・クイント。前作のチャイコフスキー&アレンスキー(5414706 10432) に続く期待の新譜は、グラズノフとハチャトゥリアンの協奏曲が収録されました。 グラズノフ唯一のヴァイオリン協奏曲 イ短調は1904年に作曲されました。音域の広さに加えて技巧的なフラジョレット、左手によるピツィカート、二 重トリルなど、様々な奏法が随所に散りばめられた難曲としても知られますが、民族音楽から取り入れた主要主題などいかにもグラズノフらしい美しさを 誇ります。一方、ハチャトゥリアンのヴァイオリン協奏曲 ニ短調は1940年モスクワ郊外のルーザの「作曲家同盟休息の家」にてひと夏をついやして書き あげられました。第1楽章は非常に印象的な冒頭にはじまり、躍動的な東方民族調の舞踏のリズムを想わせるメロディが続きます。続く第2楽章は哀愁 美に満ちた民謡的旋律があらわれ、最終楽章では非常に躍動的な軽快なリズムによって構成され、終結部12小節の「ニ音」の強烈な同音連続によって 豪快に終わります。クイントによる非常に優美な音色でお楽しみいただけます。
フィリップ・クイントは1974年生まれのロシア出身のヴァイオリニスト。モスクワ音楽院でアンドレイ・コルサコフに学び、9 歳にしてコルサコフのオー ケストラでソロ・ヴァイリニストとしてデビュー。その後ジュリアード音楽院へ進学。ディレイ、チョーリャン・リン、川崎雅夫に師事した他、パールマン やスタインハートにも師事。2001 年に発売したデビューCD がグラミー賞にノミネートされ、一躍注目を集めます。2010 年よりストラディヴァリウス協 会より貸与された “ルビー” を使用。現在はアメリカを中心に世界的活動の幅を広げています。近年はシカゴ響、ベルリン・フィルなど著名なオーケスト ラと共演しております。 (Ki)

HUNGAROTON
HCD-32757(3CD)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集
ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.19
ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37
ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15
ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58
ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」
デーネシュ・ヴァーリョン(P)
アンドラーシュ・ケラー(指)
コンチェルト・ブダペスト

録音:2014年9月10&11日、11月30日-12月1日、2015年6月19-24日/ハンガリー
1968年ハンガリーが生まれのデーネシュ・ヴァーリョンがベートーヴェンのピアノ協奏曲全集を録音しました。シューマン、モーツァルト、ベートーヴェ ンのピアノ独奏曲の録音で正統的な解釈により高評価を得ているヴァーリョン。近年リリースされたハインツ・ホリガー指揮ケルンWDR交響楽団とのシュー マンのピアノ協奏曲の録音(AU 97717)ではシューマンの作品への造詣の深さを感じられる演奏を披露しました。今回満を持して録音したベートーヴェ ンのピアノ協奏曲は長いキャリアの中で頻繁に演奏してきた重要な作品。これらの傑作をヴァーリョンは繊細なタッチで表現力に富んだベートーヴェンを 描いております。アンドラーシュ・ケラー率いるコンチェルト・ブダペストの好サポートも光ります。 (Ki)
HUNGAROTON
HCD-32786(2CD)
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲(全曲)
ブランデンブルク協奏曲第1番 ヘ長調BWV1046
ブランデンブルク協奏曲第2番 ヘ長調BWV1047
ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調BWV1048
ブランデンブルク協奏曲第4番 ト長調BWV1049
ブランデンブルク協奏曲第5番 ニ長調BWV1050
ブランデンブルク協奏曲第6番変ロ長調BWV1051
ジョルト・カッロー(指、Vn)
カペラ・サヴァリア(オリジナル楽器使用 a' =415Hz)

録音:2015年6月14-19日/バルトーク・コンサート・ホール、ソンバトヘイ(ハンガリー)
ハンガリーを代表するオリジナル楽器のアンサンブル、カペラ・サヴァリア。前作のバッハのヴァイオリン協奏曲集(HCD 32749)に続く最新アルバ ムはバッハのブランデンブルク協奏曲全曲です。当団はハンガリー最古の都市ソンバトヘイに1981年に設立され、ハンガリーにおいて常設のオリジナル 楽器アンサンブルとして最も歴史のある団体です。これまでにフンガロトン・レーベルを中心に数多くのレコーディングをリリースし、幾度もハンガリーの「レ コード・オブ・ザ・イヤー」に選出されるなど、高水準の演奏には定評があります。1999年より当団の指揮も務めるジョルト・カッローは極めて端正で 硬派な演奏スタイルで奇抜で過剰な演出は控えたアンサンブルを奏でます。全体的に速めのテンポ設定で非常に見通しのよいクリアな演奏を披露しており ます。 (Ki)

H.M.F
HMC-902191(1CD)
KKC-5622(1CD)
日本語帯・解説付
税込定価
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番Op.15
4つのバラードOp.10*
ポール・ルイス(P)
スウェーデンRSO
ダニエル・ハーディング(指)

録音:2014年5月ストックホルム・ベルワルドホール*、2016年1月テルデックス・スタジオ・ベルリン
アルフレッド・ブレンデルの薫陶を受けるイギリスの名手ポール・ルイスは、ヨーロッパでひっぱりだこの人気ピアニスト。ベートーヴェンのピアノ・ソ ナタ全集(HMX.2901902)、ピアノ協奏曲全集(HMC.902053)やシューベルトのピアノ・ソナタ集などハルモニアムンディからリリースされている数々 の録音はいずれも高い評価を受けています。日本にも度々来日し、2015年12月に行った「ベートーヴェンの後期3大ソナタ」公演は、音楽の本質を 射抜いたかのような演奏を聴かせてくれました。
このアルバムは、ダニエル・ハーディングとスウェーデン放送交響楽団との「ブラームスのピアノ協奏曲第1番」とルイスのソロで「4つのバラード」 が収録されています。ピアノ協奏曲第1番は、2014年新日本フィルとハーディングが行った「ブラームス・プロジェクト」の一貫でポール・ルイスがゲ ストとして参加した際に演奏された曲目。その際もハーディングがルイスとの共演を熱望したということで、完成度の高い演奏を披露しました。
ピアノ協奏曲第1番はブラームス初期の傑作で、恩人シューマンの不幸とクララへの憧れが入り混じった意欲的な作品。第1楽章はブラームスらしい 重厚なシンフォニックな響き、弦楽器とファゴットの穏やかな旋律で開始される第2楽章には、シューマンへの追悼そしてクララへの思いを示したラテン語 の祈祷文が書かれています。力強いピアノの主題からはじまる第3楽章は疾走感がありピアノが華やかに躍動します。ルイスのピアノは端正で味わい深く、 第2楽章では幻想的に静かに語りかけるように、第3楽章では生き生きと爽快にダイナミックに聴かせてくれます。ハーディングの絶妙な指揮も聴きどこ ろで、ピアノの音を引き立てつつ、重厚に音を響かせ、ときにはピアノと共に繊細な音を作り出し、特に木管陣の美しさ上手さに魅了されます。 そしてブラームスの初期のピアノ・ソロの中でも人気の高い「4つのバラード」。若々しいブラームスの抒情溢れる名作。ルイスは若きブラームスの音楽 からにじみ出る「孤独」を、透明感あるピアノの音色で描き出しています。 (Ki)

Le Chant de Linos
CL-1059(1CD)
※初紹介旧譜
フルートとクラリネットのための協奏曲
ダンツィ:フルートとクラリネットのための協奏曲
フランセ:フルートとクラリネット,オーケストラのための協奏曲
サーヴェル:フルート,クラリネット,パーカッションとオーケストラのための協奏曲
コダリ:オーケストラのための組曲
シベル・クムル=ペンセル(Fl)、
アイシェギュル・キルマギュル(Cl)
ナージ・エズギュチ(指)

録音:2010年2月
ニース国際音楽アカデミーの教授を務める2人の協奏曲。濃厚な音色のクラリネットと軽やかなフルートがベストマッチ。

Chandos
"2 for 1"

CHAN-241-56(2CD)
イギリスのチェロ協奏曲集
フィンジ:チェロ協奏曲 Op.40*
バックス:チェロ協奏曲**
ブリス:チェロ協奏曲 F.107+
スタンフォード:アイルランド狂詩曲第3番 Op.137#
モーラン:チェロ協奏曲##
ラファエル・ウォルフィッシュ(Vc)、
ヴァーノン・ハンドリー(指)*+#、
ブライデン・トムソン(指)**、
ノーマン・デル・マー(指)##、
ロイヤル・リヴァプールPO*、
LPO**、アルスターO+#、
ボーンマス・シンフォニエッタ##

録音:1985年−1987年、1989年
Chandosの黎明期から数多くの協奏曲録音を残してきたイギリスの名チェリスト、ラファエル・ウォルフィッシュ。フィンジ、バックス、モーラン、ブリスのチェロ協奏曲をセットにした2枚組の愛聴盤。

Goodies
33CDR-3609(1CDR)
サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番
パガニーニ(クライスラー編):ヴァイオリン協奏曲第1番(単一楽章のための)
アルフレート・カンポーリ(Vn)
ピエリーノ・ガンバ(指)LSO

米 LONDON LL1624(Mono)(英DECCA LXT5298 と同一録音)
(1956年10月22-23日ロンドン、キングズウェイ・ホール録音)
アルフレード・カンポーリ(1906-1991)はイタリア生まれのヴァイオリニスト。5歳の時、両親とイギリスに移住し、1923年にロンドンのウィグモア・ホールでデビューした。ネリー・メルバ(1861-1931)やクララ・バット(1872-1936)などの大物歌手とツアーをする一方、自らの名前を冠したサロン・オーケストラを作りBBCラジオやレコード録音で活躍した。第2次世界大戦後はクラシックの演奏家に返り咲き、英デッカの看板アーティストになった。指揮者のピエリーノ・ガンバ(1936-)はローマ生まれ。11歳で指揮者としてデビューした神童。LP初期に英デッカに録音をしていた。その後欧米各地のオーケストラを指揮して活躍し、現在ニューヨークで後進の指導にあたっている。カンポーリはこのシリーズで「クライスラー作品集」(33CDR-3563)、「カンポーリ・アンコール !」(33CDR-3577)、J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番(78CDR-3414)が出ている。復刻にはウェストレックス10Aカートリッジをモノ接続にて使用した。(Goodies)
Goodies
33CDR-3610(1CDR)
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調 K.218(カデンツァ:ヨアヒム)
ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調 K.219(カデンツァ:ヨアヒム)
ミッシャ・エルマン(Vn)
ヨーゼフ・クリップス(指)新ロンドンSO

米 LONDON LL1271(Mono)(英DECCA LXT5078 と同一録音)
(チリ、パチ・ノイズあり)
(1955年5月3-5日ロンドン、キングズウェイ・ホール録音)
ミッシャ・エルマン(1891-1967)はウクライナ出身のヴァイオリニスト。ペテルブルク音楽院でレオポルド・アウアー(1845-1930)に師事し、1904年にベルリンにデビューした。1908年、17歳でカーネギー・ホールでアメリカ・デビュー。機械式吹き込み、電気録音のSP時代のアメリカ・ヴィクターの看板ヴァイオリニストとなり、日本でも絶大な人気を博した。1950年代になって英DECCAに録音を再開した。これはその中の一枚。指揮者のヨーゼフ・クリップス(1902-1974)はウィーン生まれ。1921年名指揮者フェリックス・ワインガルトナー(1863-1942)の助手兼合唱指揮者としてウィーン・フォルクスオーパーに入り、1933にはウィーン国立歌劇場の指揮者に就任した。戦後はロンドン交響楽団、コヴェント・ガーデン王立歌劇場などの指揮者をつとめた。英DECCAに録音が多かった。復刻にはウェストレックス10Aカートリッジをモノ接続にて使用した。(Goodies)


EUROARTS
20-75398D(DVD)
ユーディ&ヘプシバ・メニューイン

(1)モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調K.216
(2)バルトーク:コントラスツSz.111
(3)バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第1番Sz.75〜第3楽章
(4)エネスコ:ヴァイオリン・ソナタ第3番イ短調Op.25「ルーマニアの民俗様式で」〜第1楽章
(5)メンデルスゾーン:厳格なる変奏曲ニ短調Op.54
(1)ユーディ・メニューイン(Vn,,指)フランス国立放送CO
収録:1967年フランス国立放送スタジオ、パリ
(2)ユーディ・メニューイン(Vn)、ジェレミー・メニューイン(P)、テア・キング(Cl)
(3)ユーディ・メニューイン(Vn)、ヘプシバ・メニューイン(P)
(4)ユーディ・メニューイン(Vn)、ヘプシバ・メニューイン(P)
収録:1972年フランス国立放送スタジオ、パリ
(5)ヘプシバ・メニューイン(P)
収録:1968年フランス国立放送スタジオ、パリ

画面:4:3 NTSC
音声:PCMデュアル・モノ
リージョン:ALL/71分
20世紀を代表するヴァイオリニスト、ユーディ・メニューインは2016年に生誕100年を迎えます。メニューインの妹でピアニストのヘプシバ・メニュー インと録音したバルトークやエネスコ、そしてヘプシバの独奏でメンデルスゾーン:厳格なる変奏曲などを中心に収録したDVDです。ヘプシバは、両親か らピアニストとしての活動を制限されており、兄との共演のみ許されていただけに録音の数は多くはありません。 (Ki)
EUROARTS
20-73898C(DVD)
ユーディ・メニューイン/ドキュメンタリー
「世紀のヴァイオリン/The Violin The Century」
ブルーノ・モンサンジョン監督

1994年制作
画面:4:3 NTSC
音声:PCMデュアル・モノ
言語:仏、英/字幕:仏、英、独
リージョン:ALL/115分
1916年ニューヨーク出身の20世紀を代表するヴァイオリニスト、ユーディ・メニューイン。2016年は彼の生誕100年を記念して様々な音源が再リリー スされています。このDVDは、以前ブルーノ・モンサンジョン・エディション、メニューイン編(20-75018)で発売されたBOXからの分売。メニューイ ンは神童として8歳でデビューし、その後は世界のトップ奏者として君臨。ソリストとしてだけではなく、指揮者として、さらにはイギリスとスイスに音楽 学校を設立した教育者として、そして人権活動家としても活躍した20世紀を代表する巨匠の一人です。モンサンジョンは自身もヴァイオリニストというこ ともあり、非常に優れた音楽家の映像を撮っており、その手腕はメニューインの映像でも発揮されています。 (Ki)


Treasures
TRE-126(1CDR)
デニス・マシューズ〜モーツァルト
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第8番K.310*
ピアノ協奏曲第24番(カデンツァ=マシューズ作)
ピアノ協奏曲第20番(カデンツァ=ベートーヴェン作)
デニス・マシューズ(P)
ハンス・スワロフスキー(指)
ウィーン国立歌劇場O

録音:1959年頃*、1958年(全てステレオ)
※音源:米VANGUARD SRV-196SD*、SRV-142SD
◎収録時間:74:42
“天国のモーツァルトに聴かせることだけを考えた唯一無二の感動作!”
■音源について
デニス・マシューズ (1919〜88)は、デニス・ブレインの共演者としても知られるイギリスのピアニストですが、ソロ録音は少なく、英コロンビアと米ヴァンガードに少し遺している程度。中でもステレオ録音はごくわずか。

★「モーツァルト弾き」ピアニストとして、リリー・クラウスやヘブラー、シフ等と共に位置づけたいのが、このデニス・マシューズ。その演奏は、クラウスのような人間味を全面に押し出すスタイルとは対照的で、淡々と進行するだけで、聴き手に積極的に語り掛けて来ません。しかし、冷たく突き放したものでもなく、模範解答的でもない、不思議な閃きが確実に宿っているのです。「モーツァルト自身が弾いているかのような」という例えもちょっと違う。ではその根底に何があるのか、どこに向かって音楽を発信しているのか…、長年分からなかった答えが、ソナタ第8番を聴いた瞬間に頭をよぎりました。聴衆のためでも自分の為でもない、ただただ天国のモーツァルトに向けて奏でていると考えれば全て納得できるのです。
第1楽章では、これ以上細工を排しては音楽にならないという寸前での、無垢な音楽との向き合い方!第2楽章は、更にその純度を極め、和声の陰影感が自然発生的に滲み出ます。終楽章も、マシューズの視線は、聴き手をよそに遠くを見つめているかのよう。
「モーツァルトのためだけに奏でるモーツァルト」という印象は、協奏曲ではさらに強固なものとなります。堅実なスワロフスキーの指揮と見事な調和を保っているのですが、互いに視線を送り合いながら協調して作り上げるというよりも、マシューズの意識は更に上を行っており、周りが存在していないかのよに孤高の光を放ち続け、現出する音楽には、例えようもない美しさが立ち昇っているのです。いわゆる「内省的な表現」とも違う、もちろん言葉だけの「作曲家への忠誠」とも次元の違う、もはや別格のモーツァルトと呼ぶしかありません。「第24番」第2楽章、2:24以降の現実離れした美しさは、カーゾンをも凌ぐかも…。【湧々堂】

CPO
CPO-777934F(1CD)
ヤン・ファン・ヒルセ:作品集
ピアノ協奏曲「3つの舞曲の描写」
「聖ニコラスの歌」による変奏曲
オリヴァー・トリエンドル(P)
オランダSO
デイヴィッド・ポルセライン(指)
cpoレーベルが力を入れている「知られざる作曲家の復興」シリーズ。オランダのヤン・ファン・ヒルセ(1881-1944)の作品群の録音もその一つです。神学者の家庭に生まれ、幼少期から音楽の才能を表し、ベルリンではフンパーディンクに師事した後、イタリアに留学。作曲家として名を挙げてからは常に革新的な作品を作り続けます。このピアノ協奏曲は1927年から1939年という長い期間を経て作曲されたもので、演奏困難なピアノ・パートと小編成のアンサンブルから生み出される斬新な音色が特色です。3つの楽章は舞曲の闊達なリズムに基づく興味深い旋律で構成されています。子供の歌である「聖ニコラスの歌」による変奏曲は、ヒルセの名声を高めた人気作で、連弾のための編曲も存在し、こちらも広く愛されています。ポルセラインとオランダSOによる自国作への愛着が感じられる演奏です。

Hanssler
HC-15045(1CD)
C.P.E.バッハ:チェロ協奏曲 イ短調 Wq.170
チェロ協奏曲 変ロ長調 Wq.171
チェロ協奏曲 イ長調 Wq.172
ユリアン・ステッケル(Vc)
シュトゥットガルトCO
スザンネ・フォン・グートツァイト(指、Vn)

録音:2015年5月19-21日/ゲッピンゲン市立劇場
010年のミュンヘン国際音楽コンクールの覇者であるドイツのチェロ奏者ユリアン・ステッケルがC.P.E.バッハのチェロ協奏曲を録音しました。ステッ ケルはCAviレーベルよりフランス・チェロ・ソナタ集 Vol.2(4260085533145)、同Vol.1(4260085532308)、メンデルスゾーンのチェロ作品全 集(4260085531394)、20世紀のチェロ協奏曲集(4260085532230)をリリースしており、いずれも高い評価を得ております。力強さとしなやかさ を併せ持ったチェリストとしてヨーロッパを中心に積極的な演奏活動を展開しております。 今回満を持して収録したC.P.E.バッハのチェロ協奏曲集は若々しく溌剌とした解釈が冴えわたる好演で、スザンネ・フォン・グートツァイト率いるシュ トゥットガルト室内管弦楽団と切れ味抜群の演奏を披露しております。 (Ki)


H.M.F
HMC-902197
(1CD+DVD)
KKC-5618
(1CD+DVD)
日本語帯・解説付
税込定価
シューマン:チェロ協奏曲 イ短調 op.129
ピアノ三重奏曲第1番ニ短調op.63
ジャン=ギアン・ケラス(Vc/ジョフレド・カッパ1696年)
イザベル・ファウスト(Vn/1704年ストラディヴァリウス[スリーピング・ビューティー])
アレクサンドル・メルニコフ(フォルテピアノ/ジャン=バティスト・シュトライヒャー 1847年、ウィーン
いずれもエドヴィン・ボインク・コレクション)
パブロ・エラス=カサド四フライブルク・バロックO

CD録音:2014年8,9月、テルデックス・スタジオ・ベルリン
ボーナスDVD収録:2014年5月8日、ベルリン・フィルハーモニー(ライヴ)
ジャン=ギアン・ケラス(チェロ)、イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)、アレクサンドル・メルニコフ(ピアノ)という、いまや世界が認める存在となっ た三人による、シューマン・プロジェクトの第3弾。第1弾はヴァイオリン協奏曲を中心としたプログラムでイザベル・ファウストが主役、そして第2弾 はピアノ協奏曲をメルニコフが、そして遂に完結となる第3弾は、ジャン=ギアン・ケラスがソロを務めるチェロ協奏曲と3人の見事なアンサンブルを堪 能できるピアノ三重奏曲第1番。
シューマンの協奏曲3 曲(ピアノ・ヴァイオリン・チェロ協奏曲)+ピアノ三重奏曲3曲のレコーディングをするというこのプロジェクトは、3人が、ヨー ロッパでシューマンのピアノ三重奏曲を演奏するツアーを行った際に持ち上がったといいます。楽器は、ガット弦を張った弦楽器、そしてフォルテピアノで、 ということになり、オーケストラもソロ楽器に合った編成のフライブルク・バロック・オーケストラに決定。指揮は俊英エラス=カサド。オケとソロ楽器の 素晴らしいバランス、自然なアーティキュレーションで作品に対する既成概念を払拭するような、まさにこの顔ぶれでしか為し得ない水準での、新しいシュー マン・シリーズとして世界が注目しています。
チェロ協奏曲は、シューマンがデュッセルドルフ市の音楽監督に就任直後の創作意欲旺盛の時期に書かれた作品。チェロ独特の深みのある響きと哀愁 に満ちた音色、ロマン的な抒情に溢れています。ヴァイオリン、ピアノの華やかな協奏曲に比べると、チェロ協奏曲は渋味がありソリストが主役ではなく、 管弦楽部分とチェロの技巧が一体となり響きあう曲。どんな作品でもエレガントに弾きこなすケラスは、チェロの技巧が駆使される第3楽章のオケの伴奏 付カデンツァでも、クールに洗練された演奏を披露しています。華美な技巧性はなく、オケとチェロの密度が高く内なる情熱を秘めた作品ですので、エラ ス=カサドとフライブルク・バロック・オーケストラ、そしてケラスの知性と情熱が静かに呼応するかのような味わい深い演奏です。
ピアノ三重奏曲第1番は1847年に完成。妻クララへの誕生日プレゼントのために作曲されました。メンデルスゾーンのピアノ三重奏曲第1番ニ短調に 影響を受けて作曲され、この2作品はロマン派を代表するピアノ三重奏として広く認知されています。クララも気に入ったという第1楽章は、ピアノ、チェロ、 ヴァイオリンが織り成す優美で伸びやかな旋律から開始されます。そしてこの作品はチェロが素晴らしく響く音域を効果的に使っており、チェロ協奏曲のカッ プリングとして最適な演目と言えるでしょう。ケラスのチェロの響き、ファウストの美音、メルニコフの温かみのある音色が見事なバランスで聴こえてきて、 終楽章のコーダへ向かう圧巻のアッチェレランドは聴きどころです。 ボーナスDVDには、チェロ協奏曲のライヴ映像が収録されています。

ESTONIAN RECORD PRODUCTIONS
ERP-8215(1CD)
テファニディス、フンメル、モーツァルト:ファゴット協奏曲集
クリストファー・テファニディス(1967-):ファゴット協奏曲(1997-2002)*
フンメル:ファゴット協奏曲ヘ長調 S.63 WoO.23(1805)+
モーツァルト:ファゴット協奏曲変ロ長調 K.191+
トヌ・コルヴィツ(1969-):タッチ(アンコール曲)#
マルティン・クークスマン(Fg)
ノースウェスト・シンフォニア*
バリー・ジェコウスキー(指)*
リスト・ヨースト(指)タリン室内O+

録音:2014年10月5日、ライヴ、エストニア・コンサートホール、タリン、エストニア(+/#)
マルティン・クークスマンはアメリカ合衆国のシアトルを本拠に活躍するエストニアのファゴット奏者。クリストファー・テファニディス(セオファニディス)はアメリカ合衆国の作曲家で、収録の協奏曲はクークスマンのために書かれた作品。

ALTO
ALC-1309(1CD)
バーバー:ヴァイオリン協奏曲 Op.14*
弦楽の為のアダージョ Op.11(1936)#
柵を開け、おお、死よ [Let down the bars, O death] Op.8-2
天の避難所 [Heaven-haven] (Op.13-1)
殉教の処女たち [The virgin martyrs] Op.8-1
神の威厳 [God's grandeur]
ピアノ協奏曲 Op.38(1962)+
イッタイ・シャピラ(Vn)*
テッド・ジョセルソン(P)+
アンドルー・シェンク(指)LSO(*/+)
トーマス・ザンデルリング(指)ロシアPO#
ジョイフル・カンパニー・オブ・シンガーズ
ピーター・ブロードベント(指)

録音:1995-2001年 
原盤:ASV/前出:PLT 8501
ALTO
ALC-1318(1CD)
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番*
ヴァイオリン協奏曲第2番ト短調 Op.63+
「シンデレラ」からの5つの小品#
ダヴィド・オイストラフ(Vn)
キリル・コンドラシン(指)モスクワPO*
アルチェオ・ガリエラ(指)フィルハーモニアO+
ヴラディーミル・ヤンポリスキー(P)#

録音:1963年9月7日モスクワ*、 1958年5月14-19日アビー・ロード第1スタジオ+、
1953-1954年、パリ、フランス、モノラル#
原盤:Melodiya*/Columbia+/Vanguard#
 イギリス初出:Saga, XID 5190(*/#)


Danacord
DACOCD-763(6CD)
エンドレ・ヴォルフ Vol.2〜スタジオ&プライベート・レコーディングス1944−78
(1)バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番 BWV.1002
(2)バッハ:ヴァイオリン協奏曲イ短調 BWV.1041
(3)バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 BWV.1006
(4)バッハ:ヴァイオリン協奏曲ホ長調 BWV.1042
(5)ウェーベルン:4つの小品 Op.7
(6)ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第2番
(7)ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第10番
(8)モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ.変ロ長調 K.378
(9)ブラームス:二重協奏曲イ短調 Op.102
(10)ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
(11)バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第2番
(12)バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
(13)コダーイ:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲 Op.7
(14)コック:ヴァイオリンと管弦楽のための 「トリプティック」 Op.43
(15)ベック:ヴァイオリン協奏曲
(16)ルーセンベリ:ヴァイオリン協奏曲第2番
(17)フランク:ヴァイオリン・ソナタ
(18)シベリウス:大洋の女神
 ヴァイオリン協奏曲ニ短調
エンドレ・ヴォルフ(Vn、指)、
ミヒャエル・ギーレン(指)ヨーテボリSO、
コペンハーゲン室内O、
ハンス・ライグラフ(P)、
エアリング・ブロンダル・ベンクトソン(Vc)、
スティーグ・ヴェステルベリ(指)ストックホルム・ロイヤルPO、
セルジュ・コミッショーナ(指)
ステーン・フリュクベリ(指)
スウェーデン放送O、
シクステン・エケルベリ(P、指)

録音:(1)1973年、(2)1961年
(3)1978年、(4)1949年
(5)1972年、(6)1971年
(7)1968年、(8)1969年
(9)1959年、(10)1973年
(11)1969年、(12)1973年
(13)1966年、(14)1951年
(15)1961年、(16)1961年
(17)1952年、(18)1944年
2011年3月にスウェーデンでこの世を去ったハンガリー、ブダペスト出身のヴァイオリニスト、エンドレ・ヴォルフ(1913−2011)の録音集第2弾。ヨーテボリSOのコンサート・マスターやスウェーデン王立アカデミーの会員として活躍した偉大なヴァイオリニストの歴史を、放送音源やプライベート録音を含む貴重な録音で振り返ります。

Onyx
ONYX-4174(1CD)
ハイドン&リゲティ:ピアノ協奏曲&カプリッチョ集
ハイドン:ピアノ協奏曲ト長調、
 ピアノ協奏曲ニ長調、
 カプリッチョ ト長調 「8人のへぼ仕立て屋に違いない」、
 カプリッチョ(幻想曲) ハ長調
リゲティ:ピアノ協奏曲、
 カプリッチョ第1番、カプリッチョ第2番
シャイ・ウォスネル(P)、
ニコラス・コロン(指)
デンマーク国立SO
1976年イスラエル出身のエリート・ピアニスト、シャイ・ウォスネルは、1999年のエリザベート王妃国際コンクールで第4位入賞を果たし、2005年に権威あるエイヴリー・フィッシャー・キャリアー・グラントを受賞。2008年にNHK-BSで放映されたバレンボイムのマスタークラス参加で一気に注目が高まった逸材。ONYXから発売となるシャイ・ウォスネルのレコーディング第4弾は、初の協奏曲アルバム。2人の偉大なハンガリーの作曲家、ハイドンとジェルジ・リゲティの協奏曲、そしてカプリッチョを組み合わせるという意欲的なプログラム。

MELODIYA
MELCD-1002384(1CD)
エルガー:ヴァイオリン協奏曲ロ短調 Op.61
ハイドン:ヴァイオリンとチェンバロのための協奏曲ヘ長調 Hob.XVIII-6*
イーゴリ・オイストラフ(Vn)、
ナターリャ・ゼルツァロワ(P)*、
ヴァランティン・ジューク(指)モスクワPO、
モスクワ・フィルハーモニーOソロイスツ・アンサンブル*

き逃せない。
録音:1984年&1985年、
ディジパック仕様。
旧ソ連時代の音楽家と近代イギリス音楽、オーストリアの古典派音楽というユニークで興味深い組み合わせ。旧ソ連での初演者、イーゴリ・オイストラフが弾くエルガーのヴァイオリン協奏曲は、当時の東側での解釈を知ることができる貴重な録音。フリーエル門下の名手ナターリャ・ゼルツァロワとの共演によるハイドンも聴き逃せません。

Channel Classics
CCS-38116(1CD)
ショスタコーヴィチ&ワインベルク:チェロ協奏曲集
ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番変ホ長調 Op.107
ルトスワフスキ:小組曲
ワインベルク:チェロ協奏曲ハ短調 Op.43
ニコラス・アルステット(Vc)、
ミハウ・ネステロヴィチ(指)
ベルリン・ドイツSO
オランダの高音質レーベル"Channel Classics"に、新たな若き才能が加入!1982年生まれのニコラス・アルステットは、2010年にクレディ・スイス・ヤング・アーティスト賞を受賞。2010年〜2012年のBBCヤング・ジェネレーション・アーティストにも選ばれ、日本を含む世界で演奏。チェリストとしてはモダン、ピリオドの双方に精通し、アダム・フィッシャーから、オーストリア・ハンガリー・ハイドン・フィルの芸術監督職を受け継ぐなど、指揮者としても輝かしい才覚を発揮しています。記念すべきChannel Classics第1弾は、ショスタコーヴィチ、ルトスワフスキ、ワインベルクという、これまでもトーマス・アデスやファジル・サイ、マティアス・ピンチャーなどの新作を初演してきたニコラス・アルステットの力量が遺憾なく発揮されるプログラム。

OEHMS
OC-1838C(1CD)
サン=サーンス/マルタン/ラロ:チェロと管弦楽のための作品集
サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番
マルタン:チェロと管弦楽のためのバラード
ラロ:チェロ協奏曲ニ短調
ウェン=シン・ヤン(Vc)
ギーセンPO
ミヒャエル・ホフシュテッター(指)

録音:2014年5月6日、2015年6月16日ギーセン国立劇場
1965年スイス生まれのチェリスト、ウェン=シン・ヤンによるフランスの協奏的作品集3曲です。24歳のときにバイエルン放送SOの首席チェリストに就任、注目を浴びた彼ですが、最近はますます円熟味が増した演奏と表現で多くの人々を魅了しています。サン=サーンスのチェロ協奏曲第1番は、切れ目なく演奏される3つの楽章が特徴で、第1部の主題が第3部でも使われるなど工夫が凝らされています。溢れる旋律美もあり人気の高い作品です。マルタンの「バラード」は、この形式をこよなく愛した彼が1949年に書いた作品。沈み込むような雰囲気で始まる印象的な曲です。ラロの「チェロ協奏曲」は、有名な「スペイン交響曲」にも似たスペイン風の雰囲気が漲る力作です。今回バックを務めているのはドイツ、ヘッセンの都市で活動するギーセン・フィルハーモニーと指揮者のミヒャエル・ホフシュテッター。バロック系の作品を得意とするホフシュテッターの意外な面を聞くことができます。

Orchid Classics
RPOSP-049(1CD)
メンデルスゾーン&ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
ロバート・ダヴィドヴィチ(Vn)
ロイヤルPO
グルジェゴルス・ノヴァーク(指)

録音:2013年10月カドガン・ホール
ルーマニア系アメリカ人ヴァイオリニスト、ロバート・ダヴィドヴィチによるヴァイオリン協奏曲集です。彼はオイストラフに学んだ後、ニューヨークのジュリアード音楽院に入学。1972年にヘッセンで開催されたナウムブルク国際コンクールで1位を獲得し、1983年にはアメリカ音楽国際コンクールでも最優秀賞を獲得しています。これまで国内でも、ヴァイオリン編曲による「ショパンの夜想曲」や小品集などがリリースされており、その卓越した音楽性と美しい音色で多くのファンを獲得しているダヴィドヴィチですが、ロイヤル・フィルとの録音は、グレツキ、シマノフスキ、ルトワフスキの協奏曲集(RPOSP045)に続く2枚目となります。抒情的なメンデルスゾーン、快活なベートーヴェン、それぞれの作品にふさわしい演奏です。


Treasures
TRE-122(1CDR)
レギーナ・スメジャンカ/ピアノ協奏曲集
バッハ:ピアノ協奏曲イ長調BWV.1055
モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番
ショパン:ピアノ協奏曲第2番*
レギーナ・スメジャンカ(P)
スタニスラフ・ヴィスロッキ(指)
ヴィトルド・ロヴィツキ(指)*
ワルシャワ国立PO

録音:1960年頃、1959年*(全てステレオ)
※音源:独CNR FA-402、独TELEFUNKEN NT-459*
◎収録時間:77:28
“タッチの変化の背後にドラマを添える独自のセンス!”
■音源について
全て、ポーランドMUZA音源。ショパンの第2協奏曲は、ショパン生誕150年(1960年)を記念して制作されたショパン全集の中の音源。ちなみに、第1協奏曲は、チェルニー=ステファニスカが受け持っていました。全3曲とも、ここではプレス良好な独盤を使用。

★レギーナ・スメジャンカ(1924-2011)は、ショパン音楽アカデミーの教授を務め、多くの門下生を世に送り出したポーランドを代表するピアニストで、まさにショパン演奏の権威者。これらの録音は、まだ教育活動に本格的に乗り出す前のものですが、師のズビグニェフ・ジェヴィエツキをはじめ、ポーランド独自のアカデミズムによって彼女の音楽性が育まれたのは明らか。にもかかわらず、変に凝り固また演奏に陥らず、アカデミズムによって培われたであろう作品の構成を見通す能力を土台としつつ、生来の楽想を感じるセンスが同時に生きているのは、音楽ファンとして嬉しい限りです。
まずは、国の威信を掛けたショパン全集の中の重要な1曲、ピアノ協奏曲第2番。最初に飛び込むのが、苦悩に喘ぐようなロヴィツキの指揮。それに対し、スメジャンカは、情緒過多を避けた、音楽の骨格の大切にした音楽作りを貫徹。そのニュアンスは後付ではなく、あくまでもタッチのコントロールによって生み出しており、それが実に心に染み入るのです。第2楽章のトリルは、まさに心の震えの投影。息の長いレガートの美しさの中に毅然とコントラストを盛り込むセンスにも思わず唸らされます。
そういったスメジャンカのセンスは、ショパンに限ったことではありません。バッハは、この曲のピアノによる演奏として決して無視できない名演。作品の構造美を感じ取りながら、一定の緊張感を持って引き締まった音像を築く手腕!もちろん、スタイルの古さなど微塵も感じさせません。
更に感動的なのが、モーツァルト!これを聴いて、スメジャンカの才能を遂に確信する方も多いことでしょう。イン・テンポと明確なタッチを基調に進行しますが、各タッチの背後に確固としたドラマが注入されており、ニュアンスの多様さも、むしろショパン以上。特に第1楽章展開部の内面からの高揚、第2楽章の自然発生的なニュアンスの微妙な変化は、モーツァルトの真の理解者だけに可能な技と言えましょう。【湧々堂】

K&K
KUK-121(1CD)
モーツァルト:室内楽版ピアノ協奏曲集
モーツァルト:ピアノ協奏曲第13 番 ハ長調 K.415
ヘルムート・シュミディンガー(b.1969):ピアノと弦楽五重奏のための小協奏曲 「ア・ピアチェーレ」
モーツァルト:ピアノ協奏曲第14番 変ホ長調 K.449
クリストフ・ゾルダン(P,指)
シレジア室内ソロイスツ

録音:2015 年2 月3 日,ノイシュタット
クリストフ・ゾルダンは 1964 年、フランクフルト生まれのドイツのピアニスト。モーツァルト弾きとして知られるゾルダンは、既にK&K からモーツァルトのピアノ協奏曲を2 枚、第17 番と第23 番(KUK-77)、第21 番と第26 番 「戴冠式」(KUK-86)出しているが、この録音はまったく方向性が異なる。ヴァイオリン×2、ヴィオラ、チェロ、コントラバスの弦楽五重奏団を弾き振りした演奏は、クッキリとした明快なものでありながら、しかし決して室内楽的な演奏ではなく、ピアノの存在をグッと前に出した、モーツァルトのピアノへの愛とこだわりが強く感じられるものになっていて、たいへん面白い。シュミディンガーは 1969 年生まれのオーストリアの作曲家。ア・ピアチェーレとは音楽用語(イタリア語)で随意に、自由にといった意味。モーツァルトのピアノ協奏曲第13 番から着想を得た作品。

Capriccio
C-5137D(1CD)
レーガー:ヴァイオリン協奏曲イ長調Op.101(ルドルフ・コーリッシュによる室内オーケストラ伴奏版) ヴィンフリート・ラーデマッハー(Vn)
リノス・アンサンブル

録音:ケルン室内楽ホール
若い頃から音楽的な才能を発揮していたレーガー(1873-1916)ですが、荒れた生活のおかげで一時は創作活動すらも危ぶまれる状態、しかし、ミュンヘンに行き、1902年に伴侶を得たおかげで(この時も一悶着あった)積極的に活動できるようになったのは彼にとっても幸いなことでした。そして1907年にはライプツィヒ音楽院の教授に選任されたレーガー。このヴァイオリン協奏曲はそんな時期の作品です。いかにもドイツ音楽らしい堅固な形式と、ブラームスの向こうを張る重厚な管弦楽パートを持つ難解な作品ですが、演奏されることはあまりありません。しかしシェーンベルクはこの作品を高く評価し、「もっとこの作品は演奏されるべきだ」と彼が主宰していた「私的演奏協会」のレパートリーに組み込むため、弟子のコーリッシュに編曲を依頼。伴奏部を室内オーケストラ版にしたものが、ここで演奏されている作品です。リノス・アンサンブルの確固たる演奏にのって、ラーデマッハーのヴァイオリンが歌います。

ICA CLASSICS
ICAC-5137B(1CD)
モーツァルト:ピアノ協奏曲集
ピアノ協奏曲第17番ト長調K453
ピアノ協奏曲第20番ニ短調K466
ピアノ協奏曲第1番ヘ長調K37
イングリット・ヤコビ(P)
アカデミー・オブ・セントマーティン・イン・ザ・フィールズ
ネヴィル・マリナー(指)

録音:2014年11月26-28日ロンドンアビーロードスタジオ
ベートーヴェンのピアノ協奏曲全集で、好評を博したイングリット・ヤコビが手掛けるモーツァルト(1756-1791)のピアノ協奏曲シリーズ。今回の第3集は素朴な明るさで知られる第17番と、全曲の中でもとりわけ人気の高い第20番、そして幼いモーツァルトが学習用のために書いたとされる(実際は他の作曲家の作品の編曲)第1番の3曲です。彼女のタッチは比較的重めであり、モーツァルトの精神を鑑みながら曲を丁寧に進めていくところが特徴です。そのため、第1楽章やフィナーレはもちろんのこと、ゆったりとした第2楽章に彼女の美質が強く表れているようです。マリナーの悠然たる指揮の素晴らしさも特筆すべき点でしょう。

OEHMS
OC-071(1CD)
サンプラーCD付き
フランツ・アントン・ホフマイスター:ヴィオラ作品全集
ヴィオラ協奏曲変ロ長調
ヴィオラ協奏曲ニ長調
12の練習曲<第1番ハ長調/第2番イ長調/第3番ヘ長調/第4番ニ長調/第5番ト長調/第6番イ短調/第7番:変ホ長調/弟8番:ロ長調/第9番:ヘ短調/第10番:変ロ短調/第11番:嬰ヘ長調/第12番:ホ長調>

《サンプラーCD》【OEHMSクラシック】2015年秋までの名演より
1.チャイコフスキー:歌劇「イオランタ」より−オレシャ・ゴロヴネヴァ(S)
2.リヒャルト・シュトラウス:明日に‐ミヒャエラ・シュースター(S)
3.リヒャルト・シュトラウス:歌劇「影のない女」より‐第1幕の終景
4.シューマン:月夜‐アドリアン・ボワソー(Va)
5.ドヴォルザーク:ドゥムキー‐セバスチャン・クリンガー(Vc)
6.メンデルスゾーン:無言歌より‐ミヒャエル・エンドレス(P)
7.ドップラー:デュエッティーノ‐ルーデンス・トゥルク&フレンズ
8.ケクラン:遠い憧れ‐シュテファン・シッリ(Ob)
9.ラフマニノフ:交響曲第3番2楽章‐ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団/ドミトリー・キタエンコ(指)
10.マッテゾン:フーガIト長調‐アンドレア・ベネッケ(P)
11.モーツァルト:トルコ行進曲‐ウィリアム・ユン(P)
12.ヴィヴァルディ:四季より春
13.J.S.バッハ:カンタータBWV58から:トーマス・E・バウアー(Bs-Br)バス・バリトン)
14.主を待ち望むアドヴェント:ジンガー・プア
アシャン・ピライ(Va)
グルベンキアンO
クリストファー・ホグウッド(指)

録音:2003年9月3-5日リスボンファンダシオ・カロウステ・グルベンキアン,グルベンキアン・ホール

※OC334と同内容
ドイツの作曲家、フルーティストとして活躍したホフマイスター(1754-1812)。しかし、現在彼の名が知られているのは音楽出版者としての業績の方が大きいかもしれません。当時の作曲家たち…ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、ヴァンハル、クレメンティなど…の作品を積極的に出版し、広めたのは彼に他ならないからです(彼の出版社はその後様々な経緯を経て、ペータース社に買収され現在に至ってます)。そんなホフマイスターの作品は、実はモーツァルトと比較されるほどの素晴らしいもので、とりわけヴィオラ作品に関しては、当時の最先端の技巧を駆使した演奏困難なものとして評価されていたようです。ここでヴィオラを演奏しているアシャン・ピライはコロンボ生まれ。ジュリアード音楽院でズーカーマンに師事し、様々なコンクールでも優勝しています。古楽に強いホグウッドの指揮も万全です。今回はこのアルバムに、2015年までのOEHMSの名演を集めたコンピレーションCDが付いています。

Goodies
78CDR-3606(1CDR)
シューマン:ピアノ協奏曲 アルフレッド・コルトー(P)
サー・ランドン・ロナル(指)LPO

米 VICTOR 8317/20(英 HMV DB2181/4 と同一録音)
(1934年3月12日ロンドン、アビー・ロード EMI第1スタジオ録音)
アルフレッド・コルトー(1877-1962)は20世紀最高のフランスのピアニスト。スイスのニヨンでフランス人の両親のもとに生まれた。1892年パリ音楽院のルイ・ディエール(1843-1919)のクラスに入り1893年に一等賞を得た。1902年にヴァイオリンのジャック・ティボー(1880-1953)、チェロのパブロ・カザルス(1876-1973)とピアノ・トリオを結成した。コルトーは1917年にパリ音楽院教授に任命され、1919年にパリのエコール・ノルマル(音楽師範学校)を設立した。指揮者のサー・ランドン・ロナルド(1873-1938)はロンドン生まれ。レコード黎明期からロンドンのコヴェントガーデン・オペラに出演した大歌手たちにレコード録音をすすめた功労者。ピアニスト出身で1909年ロイヤル・アルバート・ホール管弦楽団の指揮者にになり多くの録音を残した。電気録音になってからはコルトーやクライスラー(1875-1962)の協奏曲の指揮者をつとめた。コルトーとロナルドの顔合わせでフランク: 交響的変奏曲(78CDR-3130)このシリーズで出ている。(Goodies)
Goodies
78CDR-3607(1CDR)
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
(カデンツァ: Auer/Heifetz)
ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)
セルゲイ・クーセヴィツキー(指)
ボストンSO

米 VICTOR 15531/5S
(1939年4月11日ボストン録音)
ヤッシャ・ハイフェッツ(1901-1987)はロシア生まれのアメリカのヴァイオリニスト。ペテルブルグ音楽院でレオポルド・アウアー(1845-1930)に師事し10歳でデビューした。1917年16歳の時に革命を逃れ一家はアメリカに移住し、少年ハイフェッツは一流演奏家として待遇された。その後青年期、壮年期から引退するまで世界最高のヴァイオリン奏者として崇められた。セルゲイ・クーセヴィツキ(1874-1951)はロシア生まれの指揮者。ロシア革命後パリに移住、1924年から1949年の24年にわたってボストン交響楽団常任指揮者をつとめ、このオーケストラを世界的水準に育てあげた。アメリカVICTORに数多くの録音を残したが、復刻盤の数は少ない。今後このシリーズで順次紹介する予定。(Goodies)
Goodies
78CDR-3608(1CDR)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番 アルトゥール・シュナーベル(P)
イッサイ・ドブローウェン(指)
フィルハーモニアO

英 HMV DB9032/5
(1946年6月5 & 7日ロンドン、アビー・ロードEMI 第1スタジオ録音)
アルトゥール・シュナーベル(1882-1951)はシレジアのリプニク生まれ、1899年7歳でウィーン音楽院に入り、1891年から97年に名教授テオドール・レシェティツキ(1830-1913)に師事した。1901ベルリンでデビューし、1933年までこの地を本拠にした。その後イギリス、イタリアに、1939年にはアメリカに移住した。この録音は大戦後のもので、シュナーベルのベートーヴェン協奏曲の第2回目の中のもの。1930年代の第1回のものと較べて、音質が圧倒的に優っている。指揮者のイッサイ・ドブローウェン(1891-1953)はロシア帝国に生まれ、1921年ソビエトを離れノルウェーに定住しオスロ・フィルハーモニーの指揮者になった。フィルハーモニア管弦楽団を指揮してシュナーベルと共演したベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番(78CDR-3601)がこのシリーズで出ている。またウィーン・フィルハーモニーを指揮してブロニスワフ・フーベルマンと共演したJ.S.バッハの協奏曲第1番(78CDR-3228)と第2番(78CDR-3595)も出ている。(Goodies)

DISQUIET
DQM-05(1CD)
ミシェル・ファン・デル・アー(1970-):ヴァイオリン協奏曲(2014) 世界初演
「ヒステリシス」〜クラリネット、アンサンブルとサウンドトラックのための(2013)*
ジャニーヌ・ヤンセン(Vn)
ウラディーミル・ユロフスキ(指)
カリ・クリーク(Cl)
アムステルダム・シンフォニエッタ*、カンディダ・トンプソン(指、芸術監督)*

ライヴ録音:2014年11月6 & 7日コンセルトへボウ(アムステルダム)
セッション録音:2015年9月20日スタッヘホールザール(ライデン)*
ヨーロッパで今最も活躍する作曲家の一人ミシェル・ファン・デル・アーが2010 年より開始したDISQUIET レーベル。その第5弾となる当ディスク には今をときめく麗しのヴァイオリニスト、ジャニーヌ・ヤンセンをソリストにむかえたヴァイオリン協奏曲の世界初演のライヴ録音と、クラリネット、アン サンブルとサウンドトラックのための「ヒステリシス」が収録されました。
「ジャニーヌ・ヤンセンとコンセルトヘボウ管との組み合わせは、わたしにとってドリーム・チームのようなもの」と語るファン・デル・アーのヴァイオリ ン協奏曲は、その彼女のための、そしてまた、コンセルトヘボウ管委嘱シリーズの一環でもある2014年の作品です。抽象的な第1楽章、より単刀直入 で旋律的な第2楽章、そして急速のフィナーレからなる伝統的な3楽章の形式を踏襲しつつ、ヤンセンに特徴的なアップ・フロント奏法を表現しようと趣 向を凝らした力作で、自由自在なテクニックと豊かな音色の持ち主であるヤンセンだからこそ表現のできる世界が広がります。(当録音はRCO Liveレー ベル(RCO 15001)からのライセンス盤です。)
カップリングはクラリネット奏者、カリ・クリークをソリストにむかえた「ヒステリシス」は2015 年 9月の最新録音です。クラリネットとアンサンブル、 そしてサウンドトラック(電子音)が立体的に絡み合みあう興味深い内容です。作曲家としてだけでなく、録音技師、映像や舞台監督としても高い評価を 受けているファン・デル・アーのマルチな才能をうかがい知ることのできる充実の作品です。 (Ki)

CANARY CLASSICS
CC-16(1CD)
1930年代のヴァイオリン協奏曲集第2集
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番
バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第2番
ギル・シャハム(Vn)
シュトゥットガルトRSO
ステファン・ドヌーヴ(指)

録音:2014年9月22-23日ニューヨーク、2015年6月15-17日ドイツ
2014年にリリースされた第1集(CC-12)ではバーバー、ハルトマン、ベルク、ストラヴィンスキー、ブリテンと、同じ1930年代の作品でもなかなか渋いレパートリーを演奏していたシャハム。今作第2集では、プロコフィエフ、バルトークの第2番という名作で勝負します。どちらも抒情的で奇妙な明るさを湛えた作品で、プロコフィエフの曲は伝統的なロシア民謡に関連性を持つ美しいメロディで始まる第1楽章、優美な第2楽章、スペイン風味を持つ第3楽章という古典的な形式を持ち、またバルト−クの曲も、やはりハンガリーの民俗舞曲の様式が用いられた古典的な3楽章形式という、どことなく共通点が観られるものです。シャハムは、いつものように究極の美音とエレガンスを追求した素晴らしい演奏で、この不安定な時代に咲いた大輪の花のような作品を完璧に描きだしています。

ONDINE
ODE-1279(1SACD)
スーク&ドヴォルザーク:ヴァイオリン作品集
ヨゼフ・スーク:幻想曲ト短調Op.24
ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲
 ロマンス.ヘ短調Op.11
クリスティアン・テツラフ(Vn)
ヘルシンキPO
ジョン・ストゥールゴールズ(指)

録音:2015年9月29日-10月2日フィンランドヘルシンキ・ミュージック・センター
名手クリスティアン・テツラフのONDINEレーベルへの7枚目となるこのアルバムは、東欧の2人の作曲家の作品集です。メインとなるのはドヴォルザークの協奏曲。冒頭の印象的な旋律が特徴的なこの作品ですが、ヴァイオリンパートの熱い旋律は聴きもの。第2楽章の訴えかけるような切なさ、舞曲である第3楽章の優美さなど、上手い演奏家の手で奏されると、例えようもない魅力を放つ作品なのです。スークの幻想曲は、まさに「スラブ舞曲」そのもののフレーズが様々な形で展開されていく緊迫感に満ちた作品で、変幻自在な楽想に驚かされるのではないでしょうか。最後に置かれたドヴォルザークの「ロマンス」はもともと弦楽四重奏曲第5番の第2楽章で、憂鬱でやるせない雰囲気がなんとも美しい作品です。テツラフとストロゥールゴーズはこれらの作品の東欧的情緒を余すことなく汲み上げ、見事な絵画のように目の前にみせてくれるのです。
ONDINE
ODE-1281C(1SACD)
マグヌス・リンドベルイ:作品集
アル・ラルゴ(2009-2010)
チェロ協奏曲第2番(2013)
時代(2012)
アンッシ・カルットゥネン(Vc)
フィンランド放送SO
ハンヌ・リントゥ(指)

録音:2015年8月…2-4.5,2015年10月…1フィンランドヘルシンキ・ミュージック・センター
フィンランドを代表する現代作曲家マグヌス・リンドベルイ(1958-)の最新の管弦楽作品集。今回も先鋭的な響きが充満する興味深い1枚となっています。最初の曲「アル・ラルゴ」はニューヨークPOと指揮者アラン・ギルバートのために書かれた、オーケストラの音色をフルに使った作品。表面上は忙しく動いているものの、深いところでは大規模な構造がゆっくりと形を成しているということを示唆したという作品です。チェロ協奏曲第2番は、ロサンゼルス・フィルハーモニーOからの委嘱作品。2006年に書かれた「コンツェルトシュトゥック」を拡大したものです。第3曲目の「時代」は、2013年、アムステルダム、ロイヤル・コンセルトヘボウ管の創立125周年を記念して委嘱された作品。第1次世界大戦前のヨーロッパの黄金期を偲ばせる豪華な音響がふんだんに用いられています。オーケストラの美しい響きを余すことなく捉えた、SACDハイブリッドの高音質録音が魅力的です。

Dynamic
CDS-7741B(1CD)
カール・ライネッケ:バラード/フルート協奏曲他
フルートと管弦楽のためのバラードOp.288
フルート協奏曲Op.283
弦楽のためのセレナードト短調Op.242
マリオ・カルボッタ(Fl)
ジェシュフPO
ウラデイーミル・キラジェフ(指)

録音:2015年2月ポーランドポトカルパチェ,ジェシュフPO・コンサートホール
ドイツロマン派の作曲家、指揮者カール・ライネッケ(1824-1910)は、生涯多くの作品を書き、出版された作品だけでも300を超えています。しかし作風が保守的であったためか、一部のフルート曲を除き、これらの作品は現在ではほとんど演奏されることもありません。そんなライネッケの作品、21世紀になって復興の兆しが見え始めました。このアルバムでも、彼が書いたフルート作品2曲と「弦楽のためのセレナード」を収録。ロマンティックな旋律と、重厚なオーケストレーションを楽しむことができるものです。初期ロマン派の作品を得意とするフルーティスト、カルボッタの華麗な演奏で。

Avie
AV-2358(1CD)
ハンス・ガル:ピアノ協奏曲 Op.57(世界初録音)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第22番変ホ長調 K.482
サラ・ベス・ブリッグス(P)、
ケネス・ウッズ(指)
ロイヤル・ノーザン・シンフォニア

録音:2016年1月、イギリス
ピアノ独奏作品から室内楽、協奏曲、交響曲全集まで、Avie Recordsによる精力的なリリースにより、急速に再評価が進むオーストリア&スコットランドの作曲家ハンス・ガル(1890−1987)。ハンス・ガルの4つの交響曲すべてを録音し(全集は世界初)、その実力を世界に広めたケネス・ウッズの新たなプロジェクトは、ついにピアノ協奏曲に到達。後期ロマン派の伝統的な作曲技法をベースとして自らの作風を確立してきたハンス・ガル。1948年に作曲されたガルのロマンティックなピアノ協奏曲を、イギリスのピアニスト、サラ・ベス・ブリッグスが弾きます。


Chandos
CHSA-5167(1SACD)
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第2番ト長調 Op.44(原典版)
ハチャトゥリアン:ピアノ協奏曲変ニ長調 Op.38
シャイン・ワン(P)、
ピーター・ウンジャン(指)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナルO

録音:2015年11月8日−9日、ロイヤル・コンサート・ホール(グラスゴー)
「アール・ワイルドへのトリビュート」(CHAN-10626)で華麗なシャンドス・デビューを飾り、ピーター・ウンジャン指揮、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナルO(RSNO)と共演した「アメリカのピアノ協奏曲集(CHSA-5128)」が大ヒットした女流ピアニスト、シャイン・ワン。元東京クヮルテットの第1ヴァイオリニストであり、現音楽監督であるピーター・ウンジャンとRSNOとの協奏曲集第2弾は、RSNO創立125周年記念盤となる、チャイコフスキー&ハチャトゥリアンのコンチェルト。チャイコフスキーの「ピアノ協奏曲第2番」は、あまりにも有名な「第1番」の影に埋もれながらも、技巧的なピアノ書法、ロマンティックで魅力的な旋律を備えた隠れた名作。中国に生まれ世界で活躍する若き才媛シャイン・ワンの華麗なるヴィルトゥオージティ、スコットランドの名門オーケストラの優美な音色で紡がれる、見事なチャイコフスキー&ハチャトゥリアンです!

CAvi
4260085-533435(1LP)
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
●A面
第1楽章:アレグロ・マ・ノン・トロッポ (22’ 58)
●B面
第2楽章:アダージョ (8’ 04)
第3楽章:アレグロ・ジョコーソ、マ・ノン・トロッポ・ヴィヴァーチェ (5’ 25)
「F.A.E.ソナタ」よりスケルツォWoO.2*
アンティエ・ヴァイトハース(Vn)
カメラータ・ベルン
ジルケ・アヴェンハウス(P)*

録音:2014年12月カジノ、ベルン、2006年12月、ケルン
ヴァイトハース率いるカメラータ・ベルンによるブラームスの協奏曲の登場。アルカント・カルテットのファースト・ヴァイオリンを務めるヴァイトハース。 現在、1962年に設立された伝統ある弦楽アンサンブルグループ、カメラータ・ベルンの芸術監督も務めています。 ブラームスのヴァイオリン協奏曲はヴァイオリニストにとって最も重要な協奏曲のひとつ。ヴァイオリニストにとって技巧面はもちろん、音楽的な深い造詣、 さらに充実したスタミナが必要となる作品です。またソロ・ヴァイオリンと同等以上に存在感をみせるオーケストラも聴きどころのひとつですが、ここでは 小規模編成のカメラータ・ベルンが担当し、重厚な大編成とは一味違う演奏を聴かせてくれます。華やかさはありませんが、細部までじっくりと音楽と向 き合い、ブラームスのスコアが透けて見えるような、見通しの良いサウンド、生き生きとした明快なブラームス像を描いています。 カップリングには、CDとは異なり、2006年にジルケ・アヴェンハウスと共演したブラームスのソナタ集から、ブラームス、シューマン、ディートリヒの 3人共作の「F.A.E.ソナタ」よりスケルツォを収録しています。 (Ki)

DUX
DUX-1257(1CD)
オルチャク、他:管弦楽を伴う作品集
クシシュトフ・オルチャク(1956-):アコーディオン協奏曲*
アンジェイ・ジャデク(1957-)/グジェゴシュ・ゲルヴァジ・ゴルチツキ(1665/1667頃-1734):スターバト・マーテル+
ラドスワフ・ウーチコフスキ(1976-):ピアノと弦楽の為の協奏曲#
タデウシュ・ディクス(1983-):ホルン協奏曲**
マレク・チェルニェヴィチ(1974-):ヴァイオリンに寄り添う(4つのヴァイオリンと弦楽合奏の為の)++
パヴェウ・ザガンチク(アコーディオン)*
マウゴジャタ・ロツワフスカ(S)+
トマシュ・ヨチ(P)#
パヴェウ・ククリンスキ、カロリナ・ピョントコフスカ=ノヴィツカ、
ヴォイチェフ・シュラフチコフスイ、アンナ・ヴァントケ=ヴィピフ(Vn)**
ミハウ・シュチェルバ(Hrn)++
グダンスク・スタニスワフ・モニュシュコ音楽アカデミー室内O
アンジェイ・カツプシャク(Vn、コンサートマイスター)
タデウシュ・ディクサ(指)
DUX
DUX-1274(1CD)
ペンデレツキ:管楽器の為の協奏曲集
フルートと室内管弦楽の為のフォノグラミ(1961)*
オーボエと11の弦楽器の為の奇想曲(1965)+
ホルン協奏曲「冬の旅」(2008)#
クラリネットと弦楽の為のシンフォニエッタ第2番(1994)
アガタ・キェラル=ドウゴシュ(Fl)*
アルカデュシュ・クルパ(Ob)+
カテジナ・ヤヴールコヴァー(Hrn)#
アルカデュシュ・アダムスキ(Cl)**
ポーランド・シンフォニア・ユヴェントゥスO
クシシュトフ・ペンデレツキ(指)
DUX
DUX-1275(1CD)
ペンデレツキ:弦楽器と管弦楽の為の協奏曲集
ヴァイオリンと管弦楽の為の奇想曲(1967)*
チェロ協奏曲第1番(1972)
ヴィオラ協奏曲(チェロ版;1989)
チェロと管弦楽の為のラルゴ(2003)
パトリチヤ・ピェクトフスカ(Vn)*
イヴァン・モニゲッティ、クラウディオ・ボルケス、ヤコプ・スパーン(Vc))
ポーランド・シンフォニア・ユヴェントゥスO
クシシュトフ・ペンデレツキ、マチェイ・トヴォレク(指)

H.M.F
HMU-807631
(1SACD)
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番
ピアノ協奏曲第5番*
ヴァディム・ホロデンコ(P)
ミゲル・ハース=ベドーヤ(指)
フォートワース感

録音:2014年10月、2015年3月* ベース・パフォーマンス・ホール(フォートワース、テキサス)(ライヴ)
1986年ウクライナ出身のヴァディム・ホロデンコ、待望のプロコフィエフの登場です。モスクワ音楽院でゴルノスタエヴァ(ルー カス・ゲニューシャスの祖母)に師事し、2010年第4回仙台国際コンクール第1位、2013年ヴァン・クライバーン・コンクール優勝したことで注目を 集めています。 プロコフィエフのピアノ協奏曲はいずれも難曲ですが、ことに第2番と第5番は曲芸ばり。ホロデンコはホロヴィッツを思わすタッチで、奔放なヴィルトゥ オーゾ風演奏を繰り広げます。しかしプロコフィエフならではの叙情的な歌に満ちた個所では、情感たっぷりで内省的なピアニズムを堪能させてくれます。 プロコフィエフのピアノ協奏曲はこれくらい指のまわる演奏だと、聴いていて爽快な興奮を沸かせてくれます。指揮は1968年ペルー出身のミゲル・ハース=ベドーヤ。プロコフィエフの5番は1932年に作曲者自身の独奏とフルトヴェングラー指揮ベルリン・フィ ルで初演されましたが、ハース=ベドーヤは往年の大巨匠を彷彿させる大きな演奏でソロを支えています。 (Ki)

PRAGA
PRD-250325(1CD)
オイストラフ/チャイコフスキー&シベリウス
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲*
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲
 2つのユモレスクOp.87
ダヴィド・オイストラフ(Vn)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指)
モスクワRSO*、モスクワPO

録音:1968年9月27日*、1965年7月23日/モスクワ・ステレオ
2004年にメロディアからリリースされたCDと同内容。チャイコフスキーはオイストラフの生誕60年を記念して行われたコンサートのライヴで、余裕 の巨匠芸を満喫できます。若きロジェストヴェンスキーの伴奏もほれぼれするような巧さ。シベリウスの冷たいヴァイオリンの響きも独特です。 (Ki)

RFP
RFP-010(1CD)
ルク・ヴァン・ホーヴ:協奏曲集
ピアノ協奏曲第1番 Op.32
ピアノ協奏曲第2番 Op.48[世界初録音]
オーボエとオーケストラのためのトリプティク Op.29
マーティン・ブラビンス(指)
ロイヤル・フランダースPO
レヴェンテ・ケンデ(P)
ピート・ヴァン・ボックスタル(Ob)

録音:2014年7月15-18日デ・シンゲル(アントワープ)
1957年ベルギー生まれの作曲家ルク・ヴァン?ホーヴの協奏曲アルバム。アントワープ王立音楽院を首席で卒業したヴァン・ホーヴは、ロイヤル・フ ランダース・フィルハーモニー管弦楽団に献呈した作品も多く、厚い信頼関係で結ばれております。ピアノをはじめ様々な楽器を演奏してきたファン・ホー ヴにとって「演奏するように作曲を楽しむ」ことを主眼に作曲します。ここにおさめられた作品でもそうした彼の作曲への意欲を感じる力作が集められま した。 (Ki)

WERGO
WER-5113(1CD)
エンヨット・シュナイダー:協奏曲集
(1)ヴァイオリン協奏曲「大地の眼」
(2)2台のチェロと弦楽オーケストラのための協奏曲「ジキル博士とハイド氏」
(3)打楽器とオーケストラのための交響曲第2番「シーシュポス」
(1)インゴルフ・トゥルバン(Vn)
(2)ウォルフガング・エマヌエル・シュミット(Vc)
(2)イェンス=ペーター・マインツ(Vc)
(3)ヨハネス・フィッシャー(パーカッション)
ヴォルフガング・リシュケ(指)
ベルリン・ドイツSO

録音:2015年5月26-29日/テルデックス・スタジオ(ベルリン)
主に映画音楽でその名を馳せているドイツの作曲家、エンヨット・シュナイダーの協奏曲集。 全3楽章からなるヴァイオリン協奏曲「大地の眼」はアメリカの思想家ヘンリー・デイヴィッド・ソローの言葉、「湖は大地の眼である」という言葉に 発想を得た曲。1楽章はドイツのケーニヒス湖、2楽章はオーストリアのモンド湖、3楽章はイタリアのガルダ湖を描いています。その自然の険しさや湖の 底から発見された住居の支柱などから沢山の伝説が伝わるケーニヒス湖とモンド湖の不気味で神秘的な様子が描かれた第1、2楽章と、水の神ベナクス と青い髪のニンフとの恋物語が伝わるガルダ湖の明るいエネルギーに満ちた第3楽章から成るこの曲は、聴いているとヨーロッパの大自然が目に浮かぶよ うです。2 台のチェロと弦楽オーケストラのための協奏曲は、ロバート・ルイス・スティーブンソンの有名な小説「ジキルとハイド」がベースとなっていて、 ジキル博士の二面性が2人のソリストによって表現されています。曲の大半では完全に描き分けられている「善」と「悪」が時たまその境目をなくし、我 を失っていく様子は聴きどころの1つです。交響曲第2番「シーシュポス」は、交響曲という名の打楽器協奏曲。ギリシャ神話の登場人物シーシュポス がテーマとなっているこの曲では、シーシュポスが神から与えられた罰である巨大な岩を山頂まで上げ続ける苦行からシーシュポスの解放までが、カミュ の随筆「シーシュポスの神話」のアイデアを交えて展開されます。カミュがシーシュポスの神話を通して投げかけた「生きることが困難を伴っても人生に 意味があるのか」という問いに肯定的に答えたシュナイダーの、生命力あふれる作品です。
映画のための音楽ではないのに、まるで大迫力の映像が脳裏に浮かぶような雄弁さの曲ばかり。シュナイダーの手腕が光る協奏曲集です。 (Ki)


EUROARTS
20-72818F(2DVD)
アルゲリッチ&バレンボイム
モーツァルト:「フィガロの結婚」序曲
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番
シューマン
:幻想小曲集Op.12〜第7曲”夢のもつれ”
ラヴェル:スペイン狂詩曲、
 亡き王女のためのパヴァーヌ、
 ボレロ
ビゼー:カルメン組曲第1番〜アラゴネーズ、間奏曲、アルカラの竜騎兵、闘牛士の歌
マリアーノ・モーレス(ホセ・カルリ編): エル・フィルレーテ、タンゴ
モーツァルト:2台ピアノのためのソナタ.ニ長調K.448
シューベルト:創作主題による8つの変奏曲変イ長調D813
ストラヴィンスキー:春の祭典(2台ピアノ版)
シューマン:2台ピアノのためのアンダンテと変奏Op.46
ラフマニノフ:組曲第2番Op.17〜ワルツ
カルロス・グアスタビーノ:バイレシート
ミヨー:スカラムーシュ〜ブラジレイラ
ウエスト=イースタン・ディヴァン・オーケストラ
マルタ・アルゲリッチ(P)
ダニエル・バレンボイム(指,P)
リノール・カッツ(Vc)
キアン・ソルタニ(Vc)
ホルヘ・モンテ・デ・フェス(Hrn)

収録:2014年8月コロン劇場、ブエノスアイレス(ライヴ)
画面:16:9 NTSC
音声:PCMステレオ、
DD5.1、DTS5.1/リージョン:All
2014年4月ベルリン、現代クラシック界を代表するマルタ・アルゲリッチとダニエル・バレンボイムが15年ぶりに共演し実現したピアノ・デュオ・リ サイタル。それから5ヶ月後、お互いの故郷であるブエノスアイレスのテアトロ・コロンで初めて2人揃ってのコンサートが行われました。ダニエル・バレ ンボイムによって創設されたウエスト=イースタン・ディヴァン・オーケストラを率いて行われたコンサートは、ブエノスアイレスの人々の熱烈な拍手と歓声 で迎えられました。 DVD1は、モーツァルトのフィガロの結婚〜序曲で軽快で華やかに開始後、続いて若きベートーヴェンが残した傑作ピアノ協奏曲第1番。アルゲリッ チもバレンボイムもそれぞれ何度となく演奏、録音してきた作品。作品と奏者の音楽性が一体化した二人の演奏は、ベートーヴェンのもつ力強さ、躍動感 に溢れています。そして最後にはオケがタンゴの巨匠マリアーノ・モーレスの「エル・フィルレーテ」で会場を大いに盛り上げています。DVD2は、アルゲリッチ、バレンボイムによるピアノ・デュオ・ライヴ。ベルリンでのライヴと同様のモーツァルト、シューベルト、ストラヴィンスキー「春 の祭典」に加えシューマン、ラフマニノフ、そしてアルゼンチンの作曲家カルロス・グアスタビーノやサンバのリズムが楽しいミヨーの「スカラムーシュ〜 ブラジレイラ」の作品などテアトロ・コロンの聴衆を満足させる充実のプログラムが組まれました。 (Ki)

UNIVERSAL MUSIC ITALY
481-2376(1CD)
ハイドン:チェロ協奏曲集
ハイドン:チェロ協奏曲第1番ハ短調 Hob.VIIb:1*
 チェロ協奏曲第2番ニ長調 Op.101 Hob.VIIb:2*
エドムント・アンゲラー(1740-1794):おもちゃの交響曲(伝ハイドン:Hob.II:47)
エンリーコ・ディンド(Vc*、指)
イ・ソリスティ・ディ・パドヴァ

Velut Luna
CVLD-241(1SACD)
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
 瞑想曲 Op.42-1(懐かしい土地の思い出 より、ジョヴァンニ・アンジェレーリ編曲)
ジョヴァンニ・アンジェレーリ(Vn、指)
ヴェネツィアO
ジョヴァンニ・アンジェレーリはイタリアのパドゥア生まれのヴァイオリニスト・指揮者。1997年パガニーニ国際ヴァイオリン・コンクール第1位。1998年以来2016年現在ヴェネツィアO常任指揮者。
Velut Luna
CVLD-246(1CD)
ジョルジョ・ガスリーニ(1929-):シンフォニコ 4
クラリネット協奏曲変ロ長調(2010)*
管弦楽の為のラルゴ(2010)+
永遠なるベロセットのオートバイ [Moto Velocetto perpetuo](管弦楽の為の;2006)#
ビッグバン・ポエム [Big Bang Poema] (管弦楽の為の;1999)**
アンジェロ・テオーラ(Cl)*
ユピテルSO(*/+)
キエーティ・マッルチーノ劇場O#
フェデーレ・フェナローリ国際青年SO**
ジョルジョ・ガスリーニ(指)

録音:2011年2月17日、ライヴ、エクセルシオール劇場、チェザーノ・マデルノ、イタリア(*/+)
    2007年2月6日、ライヴ、マッルチーノ劇場、キエーティ、イタリア#
    1999年8月22日、ライヴ、ランチアーノ、イタリア**
ジャズと映画音楽の分野で高名なイタリアの作曲家・指揮者・ピアニスト、ジョルジョ・ガスリーニのクラシカル作品集。

Linn
CKD-555(1SACD)
シューマン&メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲集
シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 Op.54
メンデルスゾーン:序曲 「美しいメルジーネの物語」 Op.32(1835年版)、
 ピアノ協奏曲第1番ト短調 Op.25
イングリット・フリッター(P)、
アントニオ・メンデス、
スコットランド室内O
1973年、南米アルゼンチンのブエノスアイレス生まれの才女、イングリット・フリッター。英国の高音質レーベル「リン・レコーズ(Linn Records)」からの録音第3弾は、英グラモフォン賞にもノミネートしたショパン(CKD-455)でも共演した、スコットランド室内Oとのシューマン&メンデルスゾーン!指揮は、2015年に新日本フィルと共演、2016年にはスペイン国立管を率いて来日予定のスペイン若手指揮者有望株、アントニオ・メンデス。2000年の第14回ショパン国際ピアノ・コンクールで第2位に輝き、マルタ・アルゲリッチが認める天才イングリット・フリッターのシューマン&メンデルスゾーン。Linn Recordsが贈る、2016年上半期最大級のアルバムです!

Hyperion
CDA-68099(1CD)
ドヴォルザーク&シューマン:ピアノ協奏曲集
ドヴォルザーク:ピアノ協奏曲ト短調 Op.33
シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 Op.54
スティーヴン・ハフ(P)、
アンドリス・ネルソンス(指)
バーミンガム市SO

録音:2014年11月26−29日(シューマン)&2015年3月17日−19日(ドヴォルザーク)、シンフォニー・ホール(バーミンガム)
ピアノ王国ハイぺリオンを代表する、イギリス・ピアノ界の名匠スティーヴン・ハフ。これまで、サン=サーンスやラフマニノフ、シャルヴェンカ、チャイコフスキー、グリーグ、リスト、ブラームスなど、数々のコンチェルト名録音(英グラモフォン賞は3回受賞、うち2回は「Recording of the Year」も受賞)を生み出してきたハフの新たなる協奏曲録音は、2014年の来日公演で披露したドヴォルザーク、そして名曲シューマン! 更に、次代の巨匠候補の一人、アンドリス・ネルソンスがHyperion初登場! 2015年まで音楽監督を務めたバーミンガム市SOを振り、ハフの新たな名盤を創造する!

Harp&Company
CD-5050-03(1CD)
モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲ハ長調 K.299(カデンツァ:ジョンゲン)
ファゴット協奏曲変ロ長調 K.191(カデンツァ:ルブリ)
協奏交響曲変ホ長調 K.364
ラシェル・タリトマン(ハープ)、
エティエンヌ・プラスマン(Fl)、
リュック・ルブリ(指&Fg)、
デヤン・ボグダノヴィチ(Vn)、
ピエール・アンリ・ゼレブ(Va)、
イル・ソノ室内O
テル・アヴィヴ出身でベルギーで活躍するハーピスト、ラシェル・タリトマンが奏でるモーツァルトの協奏曲集。ルクセンブルク・フィルの首席フルート奏者エティエンヌ・プラスマンや、ベルギー国立管の首席ファゴット奏者リュック・ルブリなど、共演者ちも実力者揃い。

Channel Classics
CCS-37916(1CD)
アパッシオナード
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
ラロ:スペイン交響曲ニ短調
サラサーテ:アンダルシアのロマンス Op.22
ラヴェル:ツィガーヌ
ビゼー(ワックスマン編):カルメン幻想曲
ニン・フェン(Vn)、
ロッセン・ミラノフ(指)アストゥリアスSO

使用楽器:ストラディヴァリウス1721 "MacMillan"
中国出身で現在はベルリンを拠点に国際的に活動する天才ヴァイオリニスト、ニン・フェン。パガニーニ国際コンクールを制し、Channel Classicsから「ハロー・ミスター・パガニーニ(CCSSA 80807)」でデビューし、ピアノ伴奏付きのソロから、ヴァイオリン・デュオ、無伴奏作品、コンチェルトと名盤を送りだしたニン・フェンのChannel Classics第6弾は、ロッセン・ミラノフ&アストゥリアスSOと贈る名作集!サラサーテの「ツィゴイネルワイゼン」、ラロの「スペイン交響曲」、ラヴェルの「ツィガーヌ」、そしてワックスマンの「カルメン幻想曲」といったスペインとフランスのロマンと民族的情熱が香り立つ濃厚なプログラム。スペインの熱きオーケストラをバックに、ニン・フェンの超絶技巧がほとばしる!

GENUIN
GEN-16401(1CD)
アーシャ・ファチェーエヴァ
フェルナンド・デクリュック(1896-1954):ソナタ嬰ハ長調*
ウィリアム・オルブライト(1944-1998):アルト・サクソフォンとピアノのためのソナタ*
ジャン=ドニ・ミシャ(1971〜):シャムス#
イベール(1890-1962):室内小協奏曲 #
アーシャ・ファチェーエヴァ(Sax)
ヴァレリヤ・ミロシュ(P)*
ミヒャエル・ヘルムラート(指)ブランデンブルクSO#

録音:2014 年、2015 年イエス・キリスト教会、ベルリン・ダーレム
美貌のサクソフォン奏者、デビュー!2012 年ドイツ音楽コンクールで優勝後、2014 年アドルフ・サックス国際コンクール第 3 位、女性として初の入賞者という歴史的快挙を成し遂げた若手注目の演奏家です。1990 年クリミア半島のケルチに生まれ、2005 年からドイツ在住。ケルン音楽大学でダニエル・ゴーティエに師事、パリ国立高等音楽院にてクロード・ドラングルに師事しました。現在ソロ活動のほかに、アリアーガ・クインテットのテナー・サクソフォン奏者として活躍中。このアルバムではフランスに関係の深い 4 人の作曲家による作品を収録。美しく澄み切った音色で、女性らしい柔らかさも併せ持った魅力的な演奏です。


Spectrum Sound
CDSMLE-SIK017(1CD)
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
ヴァイオリン・ソナタ第3番 Op.108*
ポール・マカノウィツキー(Vn)
ルドルフ・アルベルト(指)ミュンヘンPO
ノエル・リー(P)*

録音:1962年ミュンヘン(モノラル)、1958年パリ(モノラル)*
使用音源:仏CFD 306 ED 1 LP、仏Lumen LD-3-429 ED 1 LP*
DSD&24bit/192kHz Digital Remastering
マカノウィツキーは、1920 年6 月20日ストックホルムでロシア人の両親の間に生まれ、メイン州フリーポートで1998 年2 月24日に亡くなっ たヴァイオリニスト。1929 年にはパリのサル・ガヴォーでリサイタル・デビューしたという実力の持ち主です。当ディスクにまとめられたブラームスはマカ ノウィツキーの絶頂期である40歳前後の演奏です。スペクトラム・サウンドらしい丁寧な復刻でマカノウィツキーの温かい音色が蘇りました。 (Ki)

ATMAACD2-2602(1CD)
ヴィヴァルディ:協奏曲集
ヴァイオリン,2つのオーボエ,ファゴット,2つのホルンのための協奏曲ヘ長調 RV 569
協奏曲集Op3-10《調和の霊感》〜4つのヴァイオリンとチェロと弦楽のための協奏曲 口短調 RV580
ヴァイオリン,2つのフルート,2つのオーボエ,ファゴットのための協奏曲《ドレスデンのオーケストラのために》RV577
協奏曲集Op3-4《調和の霊感》〜4つのヴァイオリンのための協奏曲ホ短調RV550
ヴァイオリン,2つのオーボエ,ファゴット,2つのホルンのための協奏曲ヘ長調RV574
歌劇《試練の中の真実》RV.739〜シンフォニアRV739
2つのトランペットのための協奏曲ハ長調RV537
レ・ヴィオロン・ドゥ・ロワ
マテュー・ルシエ(指)
1984年に設立されたレ・ヴィオロン・ドゥ・ロワと同団体のアソシエイト・コンダクターを務めるマテュー・ルシエによるヴィヴァルディの協奏曲集。 500曲以上残された協奏曲の中から、自身もファゴット奏者であるマテュー・ルシエが、様々なソロ楽器の組み合わせから多様なヴィヴァルディの顔を引 き出すことのできる作品を選びました。種類の異なる様々な楽器の音色が交錯する魅力的な曲が次々とあらわれ、明るいヴィヴァルディの曲調と多様な楽 器編成により、楽しく聴き進めていけるアルバムとなっています。 (Ki)

MSR
MS-1464(2CD)
ロシアのピアノ協奏曲集
(1)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
(2) チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第3番
(3) リムスキー=コルサコフ:ピアノ協奏曲
(4)ハチャトゥリアン:ピアノ協奏曲
(5)ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第2番
(6)プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第1番
ジョシュア・ピアース(P)
(1)(2)(4)-(6)ポール・フリーマン(指)
(3)カーク・トレヴァー(指)
(1)(2)(5)(6)スロヴェニアRSO
(3)スロヴァキア・ナショナルSO
(4)ベルリンRSO

録音:(1)1990 年6 月、(2)1991 年1月、(3)2010年8月、(4)1988年10月、(5)1990年8月、(6)1990年1月
MSR Classics レーベルに、多数の録音を残している、ジョン・ケージをはじめとする現代音楽に造詣が深い実力派ピアニスト、ジョシュア・ピアースによるロシアのピアノ協奏曲集。チャイコフスキー最後の作品であり未完に終わった(第1 楽章のみ)“ピアノ協奏曲第3 番”、濃厚な民俗色が強く、派手に躍動する個性的なハチャトゥリアン、リストのピアノ協奏曲第1番の影響を強く受けたというリムスキー=コルサコフのピアノ協奏曲は超絶技巧が冴えわたります。

BIS
BISSA-2152(1SACD)
ヘルステニウスとマトレ
ヘンリク・ヘルステニウス(1963-):暗い部屋にある物体のように(2007 rev.2014)〜管弦楽のための
追悼(ヴァイオリン協奏曲第2番)(2012 rev.2013)〜ヴァイオリンと弦楽オーケストラのための
オルヤン・マトレ(1979-):ヴァイオリン協奏曲(2014)〜ヴァイオリンと管弦楽のための版*
preSage(2013 rev.2015)〜管弦楽のための*
ペーテル・ヘッレスタール(Vn)
ロルフ・グプタ(指)スタヴァンゲルSO

録音:2014年8月、2015年4月*/スタヴァンゲル・コンサートホール(ノルウェー)
このディスクはノルウェーのヴァイオリニスト、ペーテル・ヘッレスタールと作曲家でもあるロルフ・グプタ指揮のスタヴァンゲ ル交響楽団による新しいアルバムで、ノルウェー作曲家協会の Aurora レーベルが「ポートレート」アルバムを制作したヘンリク・ヘルステニウス(ACD 5047)とオルヤン・マトレ(ACD 5065)の作品が2曲ずつ収録されております。 ヘルステニウスの《暗い部屋にある物体のように》は、異なる物体が異なる速度で回っているメリーゴーランドをイメージした作品です。一方、父「エー リク・ヘルステニウス(1930-2011)の思い出に捧げる」《追悼》は、ヘルステニウスがヘッレスタールのために作曲したヴァイオリン協奏曲第2番です。 鮮やかでありながらも目立たない美しさと、もろいものの、力、音域、表現の幅が極めて広い音世界が特徴の音楽です。 マトレのヴァイオリン協奏曲は、ヘッレスタールがノルウェー作曲家基金から支援を受け、委嘱した作品。紗のように繊細な倍音、長音で自由に動きま わる旋律線といった、ヘッレスタールの技巧と音域を念頭に置いて作曲されました。「ヴァイオリンとアンサンブル」と「ヴァイオリンと管弦楽」の2つの 版のうち、ヘッレスタールが演奏する機会の多い管弦楽版で録音されました。最後の管弦楽のための《preSage》は、コンサートの始まりの「小品」と してオスロ・フィルハーモニックが委嘱した作品。メインプログラムに予定されたストラヴィンスキーの《春の祭典》の第1部のエピソード「長老(The Sage/Le Sage)」から素材を採り、それを曲名に反映した作品です(“preSage” =「“Sage” の前」、“presage” =前兆)。 (Ki)
■ペーテル・ヘッレスタール(ヴァイオリン)
ペーテル・ヘッレスタール(1970-)は、ノルウェーのヴァイオリニスト。デュティユー、トマス・アデス、ノルウェーのアルネ・ヌールハイム、オラヴ・アントン・トンメセン、デンマークのペア・ヌアゴーたち、「今日」の作曲家の音楽をレパートリーに活動し、「客観的思考力と音の美しさ」や「きわだった精妙さと洗練」の音楽が高く評価されています。ウィーン放送交響楽団、オスロ、ベルゲン、ストックホルムのフィルハーモニック、タピオラ・シンフォニエッタ、アンサンブル・エルンスト、Bit 20 といったオーケストラや現代音楽アンサンブルと共演。メルボルン、ベルゲン、リーソール、MAGMA2002 ベルリンなどのフェスティヴェルに参加。スタヴァンゲル交響楽団と共演したヌールハイムのヴァイオリン音楽全作品(BIS 1212)とヌアゴーの2つのヴァイオリン協奏曲(BIS 1872)、オスロ・フィルハーモニック共演のトンメセンの作品(BISSA-1512)を BIS レーベルに録音しています。楽器はG・B・グァダニーニ(1753年 、 ミ ラノ )。
■ヘンリク・ヘルステニウス(作曲家)
ヘンリク・ヘルステニウスはオスロ大学で音楽学を専攻、ノルウェー音楽アカデミーでラッセ・トゥーレセンに作曲を学び、パリ音楽院でジェラール・グリゼーに師事しました。室内楽、管弦楽、エレクトロ=アクースティック音楽、オペラ、劇場とバレエのための音楽と、広いジャンルの作品を手がけ、最初のオペラ《セラ》(Aurora ACD 5024)が、エドヴァルド・グリーグの名に因むエドヴァルド賞を2000年に受賞しました。
■オルヤン・マトレ(作曲家)
オルヤン・マトレはベルゲン生まれ。ノルウェー音楽アカデミーでビョルン・クルーセ、トゥーレセン、トンメセン、ヘルステニウスに作曲を学びました。クリスチャンサン交響楽団のコンポーザー・イン・レジデンスやオスロ・フィルハーモニックの「プロフィール作曲家」を務め、2012年、クラリネット協奏曲《Inside Out》(Aurora ACD 5065)でエドヴァルド賞のコンテンポラリー音楽部門作品賞を獲得しました。


Pentatone
PTC-5186566(1SACD)
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
グリーグ:ピアノ協奏曲
デニス・コジュヒン(P)
ワシーリー・シナイスキー(指)
ベルリンRSO

録音:2015年10月/フンクハウス・ベルリン・ナレーパシュトラッセ(ベルリン)
強靭なテクニックと豊かな表現力を兼ね備えたロシア期待の星、デニス・コジュヒンがPENTATONEレーベルに初登場。収 録作品はチャイコフスキーとグリーグの協奏曲という最強の組み合わせで、コンクールの実況録音をおさめたディスク(QEC 2010)をのぞけば自身初の 協奏曲録音となります。 2010年に開かれたエリザベート王妃国際音楽コンクールで優勝し、一躍世界から注目されたコジュヒンは翌2011年2月に初来日を果たし、その演 奏会はNHK「クラシック倶楽部」で放映され日本のクラシック・ファンにも広く知られることとなりました。圧倒的なテクニックを武器に幅広いレパートリー をこなすコジュヒンですが、30歳を目前とした2015年10月の当録音では、音楽に深みが増しカラフルな音色で名曲を演奏しております。今後より一 層の活躍が期待できる充実の内容です!演奏の素晴らしさはもちろんのこと、PENTATONE レーベルが誇る技術チームによる録音で、DSDレコーディン グ技術で収録されたマルチチャンネル対応の極上の高音質録音を楽しむことができます。 (Ki)

DORON
DRC-3069(1CD)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4 番Op.58a(ピアノと弦楽五重奏版)
創作主題による32 の変奏曲WoO80*
ピアノ・ソナタ第23番「熱情」#
ムーザ・ルバツキーテ(P)
上海Q、
ギルドゥティス・ヤカイティス(Va)

録音:2009 年5 月15 日リトアニア・フィルハーモニック・ホール、
2005 年 5 月15 日ウィグモア・ホール*
2006 年9 月24 日カザルス・ホール#
何れもライヴ録音
ムーザ・ルバツキーテは1959 年リトアニア生まれのピアニスト。モスクワ音楽院で学び、フリエール、ダヴィドヴィチ、ヴォスクレセンスキーとロシアの名だたるピアニストに師事。今までに、LYRINX やブリリアント、NAXOS レーベルなどから数多くの録音を残している人気ピアニストです。今作は、注目のベートーヴェンの“ピアノ協奏曲第4 番”を実力派、上海クァルテットとの共演で弦楽合奏版での演奏。ルバツキーテの力強いタッチに引き込まれ、4 番の持つ美しい旋律がのびやかに広がっていきます。サロンで聴いているような親しみやすさがとても心地よい演奏です。「熱情」は2006 年、東京で行われたリサイタルのライヴ録音です。

DORON
DRC-5050(1CD
「四季」
ジェミニアーニ:合奏協奏曲「ラ・フォリア」
タルティーニ:ソナタ「悪魔のトリル」
ヴィヴァルディ:「四季」
マリオ・ホッセン(ソロVnン&芸術監督)
カメラータ・オルフィカ

録音:2014 年12 月
ブルガリア出身、ミヒャエル・フリッシェンシュラガー、ジェラール・プーレなどに師事したマリオ・ホッセン。世界各地でオーケストラとの共演や、リサイタル活動を行っており、現在ウィーン・オルフェウス室内合奏団の芸術監督、新ブルガリア大学の教授を務めています。コレッリの有名なヴァイオリン・ソナタ「ラ・フォリア」を合奏協奏曲に編曲したジェミニアーニの“合奏協奏曲「ラ・フォリア」”に、超絶技巧曲として有名なタルティーニのヴァイオリン・ソナタ「悪魔のトリル」を弦楽合奏で演奏しています。

Goodies
78CDR-3601(1CDR)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番
(カデンツァ:A.シュナーベル)
アルトゥール・シュナーベル(P)
イッサイ・ドブローウェン(指)
フィルハーモニアO

英 HMV DB9099/102
(1946年6月6日ロンドン、EMI第1スタジオ録音)
アルトゥール・シュナーベル(1882-1951)はシレジアのリプニク生まれ、1899年7歳でウィーン音楽院に入り、1891年から97年に名教授テオドール・レシェティツキ(1830-1913)に師事した。1901ベルリンでデビューし、1933年までこの地を本拠にした。その後イギリス、イタリアに、1939年にはアメリカに移住した。この録音は大戦後のもので、シュナーベルのベートーヴェン協奏曲の第2回目の中のもの。1930年代の第1回のものと較べて、音質が圧倒的に優っている。指揮者のイッサイ・ドブローウェン(1891-1953)はロシア帝国に生まれ、1921年ソビエトを離れノルウェーに定住しオスロ・フィルハーモニーの指揮者になった。EMIから録音用の指揮者として起用され、このフィルハーモニア管弦楽団のほか、戦前にはウィーン・フィルハーモニーを指揮して、ブロニスワフ・フーベルマンと共演したJ.S.バッハの協奏曲第1番(78CDR-3228)と第2番(78CDR-3595)がこのシリーズで出ている。(Goodies)
Goodies
78CDR-3602(1CDR)
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
(カデンツァ:Auer/Heifetz、Joachim/Heifetz、Joachim/Auer/Heifetz)
ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)
アルトゥーロ・トスカニーニ(指)
NBC響

米 VICTOR 17451/5
(1940年3月11日ニューヨーク録音)
(オーケストラの強音で音割れするところがあります)
ヤッシャ・ハイフェッツ(1901-1987)はロシア生まれのアメリカのヴァイオリニスト。ペテルブルグ音楽院でレオポルド・アウアー(1845-1930)に師事し10歳でデビューした。1917年16歳の時に革命を逃れ一家はアメリカに移住し、少年ハイフェッツは一流演奏家として待遇された。その後青年期、壮年期から引退するまで世界最高のヴァイオリン奏者として崇められた。アルトゥーロ・トスカニーニ(1867-1957)はイタリアのパルマ生まれの指揮者。1937年NBC交響楽団の創立時に首席指揮者に迎えられた。この録音は二人の巨匠が顔を合わせた放送録音の貴重な音源。SPレコードの盤面の切り替わり時が唐突にカットされているが、NBC放送局の8Hスタジオの残響の少ない音が特徴。これまでの復刻盤では人工的な残響を加えているので演奏の本質が伝わって来なかった。(Goodies)

SKARBO
DSK-3148(1CD)
日本で制作された純ヨーロッパ的響き
ベルンハルト・ロンベルク:フルート協奏曲ロ短調Op.30
メルカダンテ:フルート協奏曲ホ短調Op.57
ドヴィエンヌ:フルート協奏曲ホ短調
イ・ソヨン(Fl)
金昌国(指)アンサンブルofトウキョウ

録音2014年7月24-25日彩の国さいたま芸術劇場
ソウル出身、ミシェル・デボストとランソム・ウィルソン門下の女性フルート奏者イ・ソヨンの古典派協奏曲集。日本を代表するフルート奏者金昌国が 指揮者としてオーケストラ伴奏をつとめているのも豪華。フランスのSkarboレーベルですが、彩の国さいたま芸術劇場で小島幸雄氏の録音。ムラマツ 18kフルートの柔らかな音色が魅力です。 (Ki)

APR
APRCD-6019(2CD)
ヴィルヘルム・ケンプ〜ベートーヴェン:ピアノ協奏曲集〜78回転盤録音集
(1)ピアノ協奏曲第1番ハ長調 Op.15
(2)バガテル.ハ長調Op.33-5
(3)6つのエコセーズ変ホ長調 WoO.83
(4)ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.37
(5)ピアノ協奏曲第4番ト長調 Op.58
(6)ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
(7)ロンド・ア・カプリッチョ ト長調 Op.129「失くした小銭への怒り」
ヴィルヘルム・ケンプ(P)

(1)1925年9月録音/原盤:Polydor 69815/8)
(2)1920年頃録音/原盤:Polydor 62400
(3)1920年頃録音/原盤:Polydor 62400
(4)パウル・ファン・ケンペン(指)ドレスデンPO(1942年6月11日/原盤:Polydor 6246/50)
(5)パウル・ファン・ケンペン(指)ドイツ・オペラO(1940年3月19日/原盤:Polydor 62674/8)
(6)ペーター・ラーベ(指)BPO(1936年1月6日/原盤:Polydor 67082/6)
(7)1937年9月24日録音/原盤:Polydor 62802

録音:1920年頃−1942年
※リマスタリング:マーク・オーバート=ソーン
1925年代から1942年にかけて収録された4つの協奏曲、そしてケンプの初録音(1920年頃)である「バガテル Op.33-5」と「6つのエコセーズ WoO.83」など、第二次世界大戦前、戦時中の録音が、名エンジニア、マーク・オーバート=ソーンのリマスタリングで蘇えます。戦前、戦時中のケンプのピアニズムをAPRの定評ある復刻で。前作「後期ピアノ・ソナタ集」に続き、ケンプ・ファン、ヒストリカル・コレクター要注目のタイトルが登場です!

Chandos
CHAN-10891(1CD)
イギリスのクラリネット協奏曲集Vol.2
ブリテン:クラリネット協奏曲のための楽章(改定&オーケストレーション:コリン・マシューズ)
フィンジ:5つのバガテル Op.23A(クラリネットと弦楽オーケストラのための編曲:ローレンス・アシュモア)
アーノルド・クック:クラリネット協奏曲第1番
ウィリアム・マサイアス:クラリネット協奏曲 Op.68
マイケル・コリンズ(Cl&指)、
BBC響

録音:2012年1月5日−6日、ブラックヒース・ホール&2015年7月9日−10日、メディア・ヴェール・スタジオ No.1(ロンドン)
シャンドスの専属アーティストに加わり、ソリストとして続々と新録音を世に送り出している現代最高のクラリネット奏者、マイケル・コリンズ。BBCSOを吹き振りする「イギリスのクラリネット協奏曲集」第2集では、アーノルド・クック、ウィリアム・マサイアスのクラリネット協奏曲に加え、マシューズのオーケストレーションによるブリテンの「クラリネット協奏曲のための楽章」や、アシュモア編曲によるフィンジの「5つのバガテル」など、クラリネット関係者、愛好家には目が離せないプログラムを収録! 目を見張るようなテクニック、思わず息を呑むような美音に酔いしれるでしょう。

Signum Classics
SIGCD-444(1CD)
アンダルシアの夜想曲
パロモ:アンダルシアの夜想曲
ロドリーゴ:アランフェス協奏曲
マラッツ:スペイン風セレナータ(デノート編曲によるオーケストラ伴奏版)
クリストフ・デノート(G)、
ヘスス・ロペス=コボス(指)LSO

録音:2015年6月26日−27日&7月11日−12日、アビー・ロード・スタジオ(ロンドン)
スイス、バーゼル出身のの名ギタリスト、クリストフ・デノートのシグナム・クラシックス(Signum Classics)第3弾は、スペインの名匠ヘスス・ロペス=コボスとLSOとの共演、アビー・ロード・スタジオでのセッション録音による、情熱のスパニッシュ・アルバム!名曲中の名曲であるロドリーゴの「アランフェス協奏曲」、アンダルシア州コルドバ出身のロレンソ・パロモの大作「アンダルシアの夜想曲」、そしてデノート自らのオーケストレーションによるホアキン・マラッツの「スペイン風セレナータ」という、ギター・ファン、スペイン音楽ファン必聴のプログラム。まさに渾身のスパニッシュ・アルバム。デノートのハイ・パフォーマンスに期待が高まります!

SOMM
(Celeste)
SOMMCD-0153(1CD)
グラズノフ、シベリウス、ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲集
グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲イ短調 Op.82
シベリウス:ヴァイオリンと管弦楽のための 「6つのユモレスク」
ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲イ短調 Op.53
エフィ・クリストドゥル(Vn)、
ジョン・カリュー(指)ボーンマスSO

録音:2014年8月5日−6日、ザ・ライトハウス(イギリス)
ギリシャ国立歌劇場のエデュケーション・プログラムやアテネ市SOのリーダーとして活躍するギリシャの女流ヴァイオリニスト、エフィ・クリストドゥルが弾く、ヴァイオリンと管弦楽のための作品集。高い技巧で、グラズノフ、ドヴォルザークの名曲を弾きこなしています。また、クリストドゥルはGuildレーベルから発売されていたアルバム(GMCD 7358)では、シベリウスの「6つのユモレスク」の「ピアノ伴奏版」を世界初録音しており、今回のアルバムでオリジナルの管弦楽伴奏版との聴き比べも楽しめます。

Guild Histolical
GHCD-2424(1CD)
ストコフスキー〜20世紀アメリカ作品集
(1)ナサニエル・シルクレット:トロンボーン協奏曲*
(2)モートン・グールド:ラテン・アメリカン・シンフォネット(交響曲第4番)##
(3)ポール・クレストン:サクソフォン協奏曲 OP.26#
レオポルド・ストコフスキー(指)
トミー・ドーシー(Tb)*、
ニューヨーク市SO*、
トリノ・イタリアRSO##、
ジェームズ・アバト(Sax)#、
ハリウッド・ボウルSO#

録音:(1)1945年2月15日、(2)1955年5月6日
(3)1945年8月26日
※リマスタリング:ピーター・レイノルズ&レイノルズ・リマスタリング
※エドワード・ジョンソン・コレクションより
魔術師ストコフスキーが振った1940年代、1950年代のアメリカ作品集! ジャズ・トロンボーン奏者、バンドリーダーとして黄金時代を築いたトミー・ドーシーが吹くシルクレットのトロンボーン協奏曲や、初演者ジェームズ・アバト(ヴィンセント・アバト)が吹くクレストンのサクソフォン協奏曲など、魅力的なプログラムをピーター・レイノルズのリマスタリングで!

Linn
CKD-519(1SACD)
バッハ:ヴァイオリン協奏曲集
ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲ハ短調 BWV.1060R
ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調 BWV.1042
カンタータ第21番 「わが心には憂い多かりき」 BWV.21より シンフォニア
ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 BWV.1041
2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調 BWV.1043
チェチーリア・ベルナルディーニ(Vn)
ダンディン・コンソート、ジョン・バット(指&Cem)、
ヒュー・ダニエル(Vn)、
アルフレード・ベルナルディーニ(Ob)

録音:2014年11月17日−20日、グレイフライアーズ教会(エジンバラ)
現在はバッハ学者としても高名なジョン・バットとのコンビで数々の異稿版や復元版の演奏を世に送り出しているダンディン・コンソート(ダニーデン・コンソート)。LINNから発売されるバッハ・アルバムの最新作は、チェチーリア・ベルナルディーニをソリストに迎えたヴァイオリン協奏曲集!チェチーリア・ベルナルディーニは、古楽界有数のバロック・オーボイスト、アルフレード・ベルナルディーニの娘としてオランダに生まれた若きヴァイオリニスト。モダン楽器とピリオド楽器の双方を使いこなし、キングズ・コンソートやオランダ・バッハ協会、オランダ・バロック、アルカンジェロ、アンサンブル・ゼフィロ、カメラータ・ザルツブルク、スコットランド室内O、スウェーデンRSOなど、様々なオーケストラ、ピリオド・アンサンブルと共演。2012年からはダンディン・コンソートのリーダーとなり、バッハの「ヨハネ受難曲」、「ブランデンブルク協奏曲」、モーツァルトの「レクイエム」などの名盤を生み出しています。BWV.1041&1042のヴァイオリン協奏曲はもちろん、親子でソロを務めるBWV.1060Rも絶品です。

ALTO
ALC-1319(1CD)
メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲第1番ト短調 Op.22(1831)*
ピアノ協奏曲第2番ニ短調 Op.25(1837)*
華麗なカプリチョ ロ短調 Op.22(1832)+
華麗なロンド変ト長調 Op.29(1835)+
セレナードとアレグロ・ジョコーソ ロ短調 Op.43(1838)+
ルドルフ・ゼルキン(P)*
フィラデルフィアO*
ユージン・オーマンディ(指)*
レナ・キリアコウ(P)+
ウィーン・プロ・ムジカSO+
ハンス・スワロフスキー(指)+

録音:1960年(1959年?)*/1964年(1962年以前?)+
原盤:Columbia*/Vox+

BIS
BISSA-2084(1SACD)
ブラウティハム/モーツァルト:ピアノ協奏曲全曲シリーズ第10集
(1)ピアノ協奏曲第5番 ニ長調 KV.175(カデンツァ 第1楽章:モーツァルト、第3楽章:ブラウティハム)
(2)ピアノ協奏曲第6番 変ロ長調 KV.238(カデンツァ モーツァルト)
(3)3つのピアノ協奏曲KV.107(J.C.バッハの「ピアノ・ソナタ」Op.5-2〜4に弦楽3部を加えた編曲による)(カデンツァ 第1番:モーツァルト、第2&3番:ブラウティハム)
ロナルド・ブラウティハム(フォルテピアノ)、
ミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンズ(指)
ケルン・アカデミー

録音:2014年12月/ドイッチュラントフンク・カンマームジークザール(ケルン)
鬼才フォルテピアノ奏者、ロナルド・ブラウティハムによるモーツァルトのピアノ協奏曲全曲録音シリーズ。第10 弾はピアノ協 奏曲第5番、第6番、そして3 つのピアノ協奏曲KV.107が収録されました。ブラウティハムらしい快活で明瞭なタッチで明るいモーツァルトを披露して おります。 楽器はアントン・ワルターおよびアンドレアス・スタイン製作のレプリカで、ポール・マクナルティ製作によるフォルテピアノを使用しております。マクナルティ 製作の楽器を使用して演奏・録音していることについてブラウティハムは「マクナルティは古い楽器を研究して、それを新しく作り出してくれるという点だ けでなく、彼の製作したレプリカを演奏していると、演奏解釈の面でもなんか新しいインスピレーションを得ることができる」と語っており、ブラウティハ ムがイメージする最善の状態の楽器を使用することで、自然な雰囲気を作り出しています。 (Ki)
BIS
BISSA-2157(1SACD)
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調Op.104
マルティヌー:チェロ協奏曲第1番(第3稿)
クリスチャン・ポルテラ(Vc)
トーマス・ダウスゴー(指)
ベルリン・ドイツSO

録音:2014年8月/イエス・キリスト教会(ドイツ、ベルリン)
トリオ・ツィンマーマンのチェリストとして近年目覚ましい活躍のクリスチャン・ポルテラ。ソロとしてはウォルトン&ヒンデミッ トのチェロ協奏曲(BISSA-2077)、バーバーのチェロ協奏曲(BISSA-1827)では圧倒的な技術と豊かな表現力で作品の魅力を再発見させてくれました。 期待の新録音ではついにドヴォルザークに挑みました。ダウスゴーの好サポートを得て、雄弁に歌い上げます。カップリングは多作曲家として知られる マルティヌーの代表作のひとつ、チェロ協奏曲第1番です。1930年に室内オーケストラ版として作曲されるも完成後たびたび改訂されました。才気あふ れるポルテラの演奏をご堪能ください。 (Ki)

H.M.F
“musique d'abord”
HMA-1957155(1CD)
J.S. バッハ:独奏と 2 つのヴァイオリンのための協奏曲集
協奏曲ニ短調BWV1043(2つのヴァイオリンのための)、
協奏曲第1番イ短調BWV1041、
協奏曲第2番変ホ長調BWV1042、
協奏曲ニ短調BWV1060(2つのヴァイオリンのための)
レイチェル・ポッジャー(Vn)
アンドルー・マンゼ(指、Vn)
アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック

録音:1996年10月ロンドン
バロック・ヴァイオリン界の大物マンゼとポッジャーが共演し、バッハのヴァイオリン協奏曲を弾いたアルバム。両者の自在でスリリングな演奏は、バッハ・ ファン、時代楽器愛好家から絶大な支持を得た名盤。BWV1060a は本来オーボエとヴァイオリンのための協奏曲であるものを、2 台のヴァイオリンで演 奏しています。 (Ki)


SWR music
SWR-19005CD-D(2CD)
イヴリー・ギトリス〜協奏曲とリサイタル
〈CD1.協奏曲集〉
1.パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲 第2 番 ロ短調 Op.2(1972 年録音)
2.ヒンデミット:ヴァイオリン協奏曲(1939)(1962年録音)
3.ハウベンシュトック=ラマティ(1949-1994):ゼクエンツェス(1962 年録音)
4.バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第2番(1985 年録音)
〈CD2.リサイタル(1986 年録音)〉
1.ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第3 番 ニ短調 Op.108
2.ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調
3.サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチョーソ
4.ブロッホ:ニーグン,インプロヴィゼーション
5.ヴィエニャフスキ:ポロネーズ ニ長調 Op.4
イヴリー・ギトリス(Vn)

ダリア・ホローヴァ(P)…CD2
シュトゥットガルト放送SO…CD1:1
スタニスワフ・スクロヴァチェフスキ(指)…CD1:1
バーデン・バーデン南西ドイツ放送SO…CD1:2.3
ハンス・ロスバウト(指)…CD1:2.3
マンハイム国立劇場O…CD1:4
ヴォルフガンク・レンネルト(指)…CD1:4
ロシア系ユダヤ人の両親のもと、イスラエルのハイファに生まれたヴァイオリニスト、イヴリー・ギトリス。彼の独特な解釈と、超絶技巧を讃えて「魔弓を操る人」と呼ばれています。彼の演奏は、現代の若手たちとは全く違ういわば「19 世紀的」なもの。豊かな感情表現(時として過剰なほど)と独自のボーイングとヴィヴラートから生まれる音色は、まさに「泣かせる」演奏であり、聴き手の涙腺を直接刺激するもの。故に彼のファンはとても多いのです。この2 枚組は、CD1 に協奏曲、CD2 にリサイタルの演奏が収録されています。名指揮者スクロヴァチェフスキとがっぷり組んだパガニーニの緊張感溢れる演奏や、現代作曲家ハウベンシュトック=ラマティの「ゼクエンツェス」での予想の上を行く演奏、素晴らしいバルトークとヒンデミットには、思わず手に汗を握るはず。そして、CD2のリサイタル盤こそまさに真骨頂。ギトリスの魔弓が火を噴きます。
SWR music
SWR-19006CD(1CD)
アリシア・デ・ラローチャ〜モーツァルト&ベートーヴェン
モーツァルト:ピアノ協奏曲第22 番 変ホ長調 K482
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番*
アリシア・デ・ラローチャ(P)
ガルシア・ナヴァッロ(指)シュトゥットガルト放送SO
エルネスト・ブール(指)バーデン・バーデン南西ドイツRSOO*

録音: 1986 年1 月、1977 年1 月*
バルセロナで生まれ、グラナドスの弟子であるフランク・マーシャルに師事、幼い頃からその才能を発揮し、特にスペイン作品の演奏で確固たる地位を築いた女性ピアニスト、アリシア・デ・ラローチャ(1923-2009)。彼女はモーツァルトの作品も非常に得意としていたのですが、彼女が若い頃には、その演奏はドイツでは受け入れられなかったと言われています。しかし、以降は彼女の弾くモーツァルトに賞賛が集まり、70 年代にはDECCAにもモーツァルトのソナタ集を録音するなど「モーツァルト弾き」としての評価が定まったことはいうまでもありません。ここで聴けるモーツァルトとベートーヴェンもニュアンスに富む素晴らしいものです。

Hanssler
HC-15042(1CD)
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲全集第2集
ヴァイオリン協奏曲第2番 ニ長調K.211(カデンツァ 第1楽章;ピンカス・ズッカーマン/第2楽章;ロバート・D・レヴィン/第3楽章;ダヴィッド・オイストラフ)
ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調K.219「トルコ風」(カデンツァ;第1楽章;フランツ・バイヤー/第2楽章;ロバート・D・レヴィン/第3楽章;ヨーゼフ・ヨアヒム)
協奏交響曲 変ホ長調 K.364(カデンツァ;モーツァルト)*
フランク・ペーター・ツィンマーマン(Vn;ストラディヴァリウス1711年‘Lady Inchiquin’)、
アントワーヌ・タムスティ(Va;ストラディヴァリウス1672年‘Mahler’)*、
ラドスラフ・スルク(指)
バイエルン放送CO

録音:2015年6月28日/ヘルクレスザール、ミュンヘン王宮内
ツィンマーマン1度目の全曲録音はイェルク・フェルバー指揮、ヴュルテンベルク室内管弦楽団と1986年に行いましたので、このたび四半世紀の時を 経て2度目の全曲録音を開始したことになります。今回共演したのはバイエルン放送室内管弦楽団、指揮はラドスラフ・スルクです。ツィンマーマンは当 団の2005-06年シーズンでモーツァルトの5つのヴァイオリン協奏曲を披露しておりまして、その演奏会がきっかけでこの2度目の録音が実現されるこ ととなりました。 ツィンマーマンといえば優美で香り高き音色を奏でますが、とりわけモーツァルトの演奏は絶品です。今回の録音ではポーランド生まれのヴァイオリニス トで、バイエルン放送交響楽団のコンサート・マスターのラドスラフ・スルクが指揮を担当しており、完璧なアンサンブルはもとより、特に弦楽の美しさを 追求した演奏です。「弦楽トリオは自分にとってベストなアンサンブル」と考え、2007年に若き天才ヴィオラ奏者のアントワーヌ・タムスティと俊英チェリスト、クリスチャン・ ポルテラと “トリオ・ツィンマーマン” を結成したツィンマーマン。室内楽に積極的に取り組み、音楽的表現がより豊かになった今、アンサンブルをより意 識しながら演奏しております。協奏交響曲のヴィオラ奏者はもちろんアントワーヌ・タムスティです。長年ベストなアンサンブルができる演奏者を探していたツィンマーマンが、タムスティ の演奏会に足を運んだ際に感銘を受け、その音色に魅了されたツィンマーマンが終演後、直々にトリオ結成を懇願したほどの惚れこみようです。心の知れ た盟友との当演奏でも抜群のアンサンブルで極上のモーツァルトを聴かせてくれます。 ツィンマーマン、タムスティの使用楽器はストラディヴァリウスで、ツィンマーマンの楽器はかつてクライスラーが所有していた1711年製の名器 ‘Lady Inchiquin’ でまるでビロードのような美しい音色です。 (Ki)

Audite
AU-97718(1CD)
シューマン:協奏的管弦楽曲集
(1)ピアノと管絃楽のための序奏と協奏的アレグロ ニ短調 Op.134(
(2)ヴァイオリンのための幻想曲 ハ長調 Op.131
(3)序奏とアレグロ・アパッショナート.ト長調 Op.92
(4)4本のホルンと管弦楽のための小協奏曲 Op.86
(1)(3)アレクサンダー・ロンクィッヒ(P)、
(2)パトリツィア・コパチンスカヤ(Vn)
(4)パウル・ヴァン・ゼルム、ルートヴィヒ・ラスト、ライナー・ユルキェビッチ、ヨアヒム・ぺルトル(Hrn)
ハインツ・ホリガー(指、ケルンWDR響

録音:(2)2015年2月9-11日、(1)(3)2015年2月19-21日、(4)2015年3月4‐7日/ケルン・フィルハーモニー(ドイツ)
ドイツ、アウディーテ・レーベルより進行中のホリガー指揮、ケルンWDR響によるシューマンの交響曲および、協奏曲、序曲も含めた管弦楽曲を全曲 録音するシリーズ。第5弾は独奏楽器が伴う協奏的管弦楽曲集で、ピアノと管絃楽のための序奏と協奏的アレグロ、ヴァイオリンのための幻想曲、序奏 とアレグロ・アパッショナート、そして4本のホルンと管弦楽のための小協奏曲が収録されました。演奏機会が少ない作品も含まれますがコパチンスカヤ など魅力的な演奏者がソロをつとめており、注目せずにはいられない内容となっております。 世界が最も注目するヴァイオリニスト、コパチンスカヤはツィンバロンの名手の父とヴァイオリニストの母との間にモルドヴァで生まれました。ヴァイオ リンおよび作曲をウィーンとベルンで学んだのち、2000年にシェリング国際コンクール優勝、2002年には「クレディ・スイス・グループ・ヤング・アー ティスト賞」を受賞し注目され、ヨーロッパを中心に活躍の場を拡げてきました。ヤンソンス、ノリントン、P.ヤルヴィ、ネルソンスなど、世界的指揮者の もと世界の名門オーケストラとの共演歴を誇ります。また室内楽への造詣も深く、とりわけファジル・サイとのデュオでは二人の強烈な個性からうまれる 音楽は聴衆を魅了させます。唯一無二の個性的なアプローチはクラシック界にとどまらず音楽ファンを虜にさせる稀有な存在として人気を集めております。
シューマンの創作期の最晩年にあたる1853年に書かれたヴァイオリンのための幻想曲。初演はシューマン指揮ヨアヒム独奏で行ったといわれ、献呈さ れたヨアヒムもこの作品を激賞していたとされます。ホリガー率いるケルンWDR響とともに一期一会が生み出すコパチンスカヤのスリリングな演奏で、新 たな魅力を見つけることができるでしょう。このほか、ドイツ作品を得意とするピアニスト、ロンクィッヒが独奏をつとめた序奏と協奏的アレグロと、序奏 とアレグロ・アパッショナート、そして世界的に活躍するホルン奏者ゼルムなどWDRのメンバーが独奏をつとめた4本のホルンと管弦楽のための小協奏 曲と、充実した演奏陣でこれらの作品を聴くことができます。 (Ki)

CZECH RADIOSERVIS
CR-0722-2(1CD)
オンドジェイ・クカル(1964-):作品集
クラリネッティーノ(クラリネットと弦楽の為の協奏曲)Op.11(1994)*
ファゴッティッシモ(ファゴットと弦楽合奏の為の協奏曲)Op.14(1998)+
フラウティアーナ(フルートと弦楽の為の協奏曲)Op.23(2007)#
オーボインナ(オーボエと管弦楽の為の協奏的幻想曲)Op.20(2005)**
ルドミラ・ペテルコヴァー(Cl)*
新ヴラフSQ*
[ヤナ・ヴラホヴァー、オンドジェイ・クカル(Vn)
ペトル・ヴェルネル(Va) 
ミカエル・エリクソン(Vc)
ゲスト:ヤクプ・ヴァルトマン(Cb)]
ミラン・ムジカーシュ(Fg)+
ロベルト・ヘゲル(Fl)#
ヤナ・ブロジコヴァー(Ob)**
チェコ室内O(+/**)
プラハRSO#
オンドジェイ・クカル(指(+/#/**))

録音:1994年*、1998年+、2013年#、プラハ放送スタジオ、プラハ、チェコ(*/+/#)
2007年、ライヴ、ルドルフィヌム、プラハ、チェコ**
オンドジェイ・クカルはプラハ生まれの作曲家・指揮者・ヴァイオリン奏者。

C Major
73-3908(DVD)
73-4004(Bluray)
ルドルフ・ブッフビンダー・プレイズ・モーツァルト
ピアノ協奏曲第20番ニ短調K466、
第21番ハ長調K467、
第27番変ロ長調K595
ルドルフ・ブッフビンダー(P、指揮
シュターツカペレ・ドレスデン
ボーナス:メイキング(4K制作について)

収録:2015年6月ドレスデン、ガラス工場(フォルクスワーゲン)
◆DVD
画面:16:9 NTSC
音声:DTS 5.0、PCM2.0
93分
◆Bluray
画面:16:9 Full HD
音声:DTS-HD MA 5.0、PCM2.0
93分
ウィーンのピアニスト、ルドルフ・ブッフビンダーが、2015年フォルクスワーゲンのガラス工場で行ったコンサート映像。フォルクスワーゲンの「ガラス の工房」(グレーゼルネ・マヌファクテュア)は、シュターツカペレ・ドレスデンのパートナーとなっており、オープニング・イベントなどで演奏を披露してい ます。さらに今回はガラス張りの近代的な建物内を4K UHD(3,840×2,160)の高画質技術によって撮影されています。 幼少よりウィーンに学び、正統的ウィーンの伝統を受け継ぐピアニストとして、世界的に高い評価を受けるルドルフ・ブッフビンダー。モーツァルトのピア ノ協奏曲集は、ウィーン・フィルやウィーン響と弾き振りした録音と映像があり、ブッフビンダーの機知に富んだピアニズム、ウィーンの流儀を心得たオケの 演奏は大変魅力的なものでした。シュターツカペレ・ドレスデンとの本公演でも、気品溢れるブッフビンダーのピアノを堪能でき、これまで真摯にこの作品 に向き合ってきた彼だからこそ生み出せる実に優雅な演奏。シュターツカペレ・ドレスデンの表現力も素晴らしく、弦の音色の美しさを十分に楽しむことの できる充実した内容を聴かせてくれます。 (Ki)

GB Records
BCGBCD-12(1CD)
ギャヴィン・ブライヤーズ:I have heard it said that a spirit enters
3つのカナダの歌
I have heard it said that a spirit enters
Planet Earth/The Apple
ヴァイオリン協奏曲
The Porazzi Fragment/By the Vaar
ホリー・コール(ヴォイス)、
ギャヴィン・ブライヤーズ(Cb)、
グウェン・ホービグ(Vn)、
オーウェン・アンダーヒル(指)
CBC放送O

録音:2002年7月、CBCスタジオ1(バンクーバー)
ギャヴィン・ブライヤーズがカナダのシンガー、ホリー・コールと共演し、CBC Recordsから発売されていたアルバムのリマスター盤。
GB Records
BCGBCD-11(1CD)
シルヴァ・カレドニア
ギャヴィン・ブライヤーズ:コントラバス協奏曲 「サンクトペテルブルグへの別れ」、
 メメント、シルヴァ・カレドニア
トイヴォ・トゥレヴ: O Oriens
ブライヤーズ:ザ・サモンズ、
 Ian in the Broch
ダニエル・ニックス(Cb)、
バイバ・ベルケ(Ms)、
マレクス・ローベ(Br)、
カスパルス・プトニンシュ(指)
エストニア国立男声Cho
パルヌ・タウン・オーケストラ

録音:2007年11月、2008年2月、タリン
エストニア国立男声合唱団が歌うギャヴィン・ブライヤーズの合唱作品集。コントラバス協奏曲は、独奏コントラバス、バス合唱団、室内Oの編成による協奏曲。メゾ・ソプラノ、合唱と管楽器のための「O Oriens」は、エストニアの作曲家、トイヴォ・トゥレヴによる作品。

ACCENTUS Music
ACC-10345BD
(Bluray)
ACC-20345DVD
(DVD)
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61
(アンコール)
バッハ:パルティータ第1番〜サラバンド、
 パルティータ第2番〜サラバンド
ニコライ・ズナイダー(Vn)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO
リッカルド・シャイー(指)

収録:2012年9月、2014年10月、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス(ライヴ)
◆Bluray
画面:16:9 Full HD
音声:DTS-HD Master Audio,
PCMステレオ
リージョン:All
84’ 49分
◆DVD
画面:16:9 NTSC
音声:DD5.1,DTS5.1,
PCMステレオ
リージョン:All
84’ 49分
ヴァイオリニストにニコライ・ズナイダーを迎えて、シャイー&ゲヴァントハウス管が行ったメンデルスゾーンとベートーヴェンの2つの協奏曲のライヴ映像。メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲は2012年の収録。ゲヴァントハウスは、毎年シーズンの始まりに「メンデルスゾーン週間」を設けて、様々な楽 曲を演奏しています。このヴァイオリン協奏曲は、当時ゲヴァントハウスのコンサートマスターであったフェルディナンド・ダヴィッドのために作曲され、初 演も1845年ゲヴァントハウス管の演奏会で彼のヴァイオリンで行われています。メンデルスゾーンと深い関わりのあるゲヴァントハウス管の伝統ある音、シャ イーが作り出す緻密で美しい音色、そしてニコライ・ズナイダーの抜群のテクニックとロマンティックな音楽は、格別の魅力があります。2014年に収録されたベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲。シャイーはこの2014/15シーズン開幕前に骨折してしまい、9月の公演はキャンセルして いました。この演奏は、復帰後の10月に行われたもので、後半にはショスタコーヴィチの交響曲第12番を振っています。ベートーヴェンのヴァイオリン 協奏曲は、メンデルスゾーンとは異なり初演時には不評でありました。しかし、前述のメンデルスゾーンの友人でもあったフェルディナンド・ダヴィッドがベー トーヴェンの死後復活演奏し、現在ではヴァイオリニストの最も重要なレパートリーの一つとして名だたる奏者が演奏・録音しています。ズナイダーにとっ てもメンデルスゾーンの協奏曲とともに今回が2度目の録音となります。ズナイダーは、1997年エリーザベト・コンクール優勝以来、ヴァイオリン界の第 一線で活躍、現在では指揮者としての顔もみせるなど順調なキャリアを積んでおり、約10年前の録音からより深い音楽をきかせてくれます。特にズナイダー の品があり、伸びの良い透明感のある音色は印象的で、シャイー&ゲヴァントハウス管の力強いアンサンブルからは求心力が伝わってきます。 (Ki)

Coviello
COV-91518(1SACD)
ゲオルク・クリストフ・ヴァーゲンザイル(1715〜1777):チェロ協奏曲とシンフォニア
チェロ協奏曲ハ長調WV 341
シンフォニアハ長調
チェロ協奏曲イ長調WV 348
クリストフ・コワン(Vc)
オルケストル・ル・フェニックス

録音:2014年11月21-23日
ゲオルク・クリストフ・ヴァーゲンザイルは、バロック時代と古典派に挟まれた音楽様式過渡期の作曲家。バッハの息子たちと時代を共にし、ウィーン 古典派の音楽の基盤を築き上げました。5歳のモーツァルトが宮廷での御前演奏の際、当時高名な宮廷音楽家であったヴァーゲンザイルを「音楽がわか る人」と名指しで呼び出し、譜めくりを頼んだというエピソードも伝えられています。 バロック音楽の影響も引き継ぎつつ、対位法優勢の音楽からメロディが支配する音楽へ、フーガからソナタへと、新しい音楽を模索し、その後に続くハイドン、 モーツァルト、ベートーヴェンらの道を切り開いたヴァーゲンザイルは、チェロ協奏曲のパイオニアでもありました。楽器の使用法も従来よりも広がりを見 せたこの時代、チェロはヴァーゲンザイルら当時の作曲家によって協奏曲のソロ楽器として発展し、その位置は後のハイドンのチェロ協奏曲へと引き継が れました。 ヨーロッパ中に広く名前を馳せ、オペラ、交響曲、協奏曲、ピアノ曲から室内楽まで多岐に渡る作品を書いたにも関わらず、残念ながらヴァーゲンザイル の作品は現在ほとんど知られていません。このCDでは、音楽史の中で見落とされてしまいがちな彼の音楽にスポットが当てられています。古楽への造詣 も深いチェリスト、クリストフ・コワンと、全メンバーがモダン奏法とバロック奏法の両方を学んだ経歴を持つオルケストル・ル・フェニックスによる演奏で、 知られざる大家の音楽が蘇ります。 (Ki)

Coviello
COV-91517(1CD)
編曲作品とオリジナル作品によるファゴット協奏曲集
シューベルト:アルペジョーネ・ソナタD.821による弦楽合奏とファゴットのための協奏曲ト短調( 編曲:アンドレアス・N・タルクマン )
ウェーバー:ファゴットとオーケストラのためのアンダンテとハンガリー風ロンドop.35 (J.158)
ヒンデミット:ファゴットと室内オーケストラのためのソナタ( 編曲:アンドレアス・N・タルクマン)
 イギリス童謡「求婚に出かけた蛙」による変奏曲〜ファゴットと室内オーケストラのための( 編曲:アンドレアス・N・タルクマン )
シュルホフ:ホット・ソナタ ファゴットとオーケストラのための ( 編曲:アンドレアス・N・タルクマン)
ハンノ・ドネヴェーグ(Fg)
グレゴール・ブール(指)
シュトゥットガルトRSO

録音:2014年7月、2015年3月(トラックGのみ)
細長い形状が特徴的な低音木管楽器、ファゴット。ファゴットは、あまりに他の楽器の音色に溶け込みやすいことから、オーケストラでは必要不可欠な 楽器として使用される一方、オーケストラにソリストとして対峙する協奏曲はあまり書かれてきませんでした。そんなファゴット協奏曲の少なさから、ファゴッ ト奏者ハンノ・ドネヴェーグ氏によりレパートリー拡大への試みが始まり、このCDが生まれました。 このCD収録曲の中で、元から作曲者によるスコアがあったものはウェーバーの「アンダンテとハンガリー風ロンド」のみ。それ以外は全てこのCDのた めに作曲家アンドレアス・N・タルクマンによって、別の楽器のための原曲からファゴット協奏曲に書き直され、ファゴットとピアノのための作品から協奏曲 へとオーケストレーションされたものです。 チェロやヴィオラによる演奏で有名なシューベルトの「アルペジョーネ・ソナタ」に続いて、元々はヴィオラのために書かれたものを作曲者本人がファゴッ ト用に書き直したウェーバーの「アンダンテとハンガリー風ロンド」がファゴットの軽妙さを繰り広げます。ヒンデミットの「ソナタ」の原曲はピアノとファゴッ ト、「求婚に出かけた蛙」の原曲はチェロとピアノによるもの。ピアノパートから多彩な音色を聴き取り室内オーケストラで描いた編曲者タルクマンの腕が 光ります。シュルホフの「ホット・ソナタ」はピアノとアルト・サキソフォーンのために書かれた曲で、当時のワイマール共和国に入ってきたばかりのジャズ の影響をふんだんに受けた作品。3楽章で多用される音のスライドは、ファゴットにとっては特殊な奏法ですが、ファゴットの新しい可能性、魅力を聴くこ とができます。 ファゴットならではの諧謔さから、歌いこむ美しさ、さらには今まで聴いたこともないようなファゴットまで、この楽器の多種多様な表情が詰まった一枚です。 (Ki)

カメラータ
CMCD-28330(1CD)
税込定価
2016年1月30日発売
バッハ:オーボエ協奏曲集/トーマス・インデアミューレ
バッハ:オーボエ協奏曲 ト短調 BWV1056(復元版)
オーボエとヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1060(復元版)
オーボエ・ダモーレ協奏曲 イ長調 BWV1055(復元版)
無伴奏オーボエのためのパルティータ イ短調 BWV1013
トーマス・インデアミューレ(Ob/オーボエ・ダモーレ)
パオロ・フランチェスキーニ(Vn)
クラウディオ・ブリツィ 他(Cemb)
イ・ソリスティ・ディ・ペルージャ

録音:2015年5月 ほか/イタリア
名手インデアミューレによるバッハの協奏曲集が遂に登場しました。 バッハが活用したオーボエ、とりわけ好んだオーボエ・ダモーレのた めの協奏曲を、インデアミューレは完全に手中に収め、闊達かつ精緻 な演奏を繰り広げています。名高い「オーボエとヴァイオリンのため の協奏曲」でソロを務めたフランチェスキーニ、イタリアのイ・ソリス ティ・ペルージャとインデアミューレは長年の信頼関係で結ばれており、 今回も伸びやかな演奏が生み出されています。(カメラータ)

Goodies
78CDR-3595(1CDR)
バッハ:ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調 BWV1042 ブロニスワフ・フーベルマン(Vn)
イッサイ・ドブローウェン(指)VPO

米COLUMBIA 68376/8-D(英COLUMBIA LX407/9と同一録音)
(1934年6月13日ウィーン録音)
※オーケストラ・パートに音割れあり
ブロニスワフ・フーベルマン(1882-1947)はポーランド生まれ。ヴァイオリンを自在に操り、聴き手を自らの世界に引き込んでいく魔術的な演奏は1895年にブラームスのヴァイオリン協奏曲を作曲家の前で弾いて作曲者を唸らせた。フーベルマンは1892年10歳の時に大ヴァイリニスト、ヨーゼフ・ヨアヒム(1831-1907)の指揮でベルリンにデビューした。活動拠点をウィーンに置いていたが、ナチスの台頭後パレスチナに移り、ドイツを追われたユダヤ系の音楽家のためにオーケストラを組織した。それが現在のイスラエル・フィル。フーベルマンはこのシリーズでJ.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲第1番(78CDR-3228)、ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲(78CDR-3128)と「クロイツェル・ソナタ」(78CDR-3006)、ラロ:スペイン交響曲(78CDR-3040)、チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲(78CDR-3077)、モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番(78CDR-3021)、他が出ている。(Goodies)

OPUS
OPCD-910181-2(2CD)
ユライ・アレクサンデル&スロヴァキア室内O
[CD 1]
ハイドン:協奏交響曲変ロ長調 Hob.I:105*
プレイエル(1757-1831):フルート,オーボエ,ファゴット,ホルンと室内管弦楽の為の協奏交響曲第5番ヘ長調+
[CD 2]#
ヴィヴァルディ:チェロ,弦楽と通奏低音の為の協奏曲ト長調 RV415
チェロ,弦楽と通奏低音の為の協奏曲イ短調 RV420
チェロ,弦楽と通奏低音の為の協奏曲ハ長調 RV391
チェロ,弦楽と通奏低音の為の協奏曲イ短調 RV40
ユライ・アレクサンデル(Vc(*/#))
ヨゼフ・コペルマン(Vn)*
ミロシュ・ユルコヴィチ(Fl+)
ローター・コッホ(Ob(*/+))
クラウス・トゥーネマン(Fg(*/+))
ズデニェク・ティルシャル(Hrn)+
スロヴァキア室内O
ボフダン・ヴァルハル(指)

録音:1980年10月、チェコスロヴァキア放送コンサートホール、ブラチスラヴァ、チェコスロヴァキア(*/+)
1982年1-9月、スタジオ・コリバ、ブラチスラヴァ、チェコスロヴァキア#
前出:91111096(LP (C)1981年)(*/+)/91111330(LP (C)1984年)
名盤LP2枚をそのままCD2枚組として再発売するオール・ジャンル企画「OPUS100」シリーズの第81巻。


Danacord
DACOCD-770(2CDR)
エアリング・ブレンダール・ベンクトソン〜デンマーク初演集

(1)ディーリアス:チェロ協奏曲
(2)ブリテン:チェロ交響曲 Op.68
(3)ルトスワフスキ:チェロ協奏曲
(4)ブリテン:無伴奏チェロ組曲第2番 Op.80
(5)ブリテン:無伴奏チェロ組曲第3番 Op.87
全て、エアリング・ブレンダール(Vc)

(1)メレディス・デーヴィズ(指)
 デンマークRSO
 録音:1976年3月8日ライヴ
(2)オッコ・カム(指)コペンハーゲンPO
 録音:1991年2月2日ライヴ
(3)ヘルベルト・ブロムシュテット(指)
 デンマークRSO
 録音:1979年6月10日ライヴ
(4)1987年3月29日
(5)録音:1977年4月19日
2013年6月6日に81歳でこの世を去ったデンマークの名チェリスト、エアリング・ブレンダール・ベンクトソン(1932−2013)へのトリビュート・アルバム。ディーリアス、ルトスワフスキ、そしてブリテンは、数多くのデンマーク初演を手がけたベンクトソンの遺産です。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

Tactus
TC-672259(1CD)
ヴィヴァルディ:弦楽と通奏低音のための協奏曲とシンフォニア集
シンフォニア.ハ長調 RV.112
シンフォニア.ハ長調 RV.116
協奏曲ハ短調 RV.119
協奏曲ハ短調 RV.120
協奏曲ニ長調 RV.123
協奏曲ニ短調 RV.127
協奏曲ヘ長調 RV.141
シンフォニア.ト長調 RV.149
協奏曲ト短調 RV.152
協奏曲ト短調 RV.154
協奏曲ト短調 RV.156
協奏曲ト短調 RV.157
シンフォニア.ロ短調 RV.168
アルキチェンバロ〔マルチェロ・ビアンキ(Vn)、ジュリア・サルディ(Vn)、パオラ・ネルヴィ(Vn)、マウロ・リギーニ(Va)、クラウディオ・メールロ(Vc)、マッテオ・チケッティ(ヴィオローネ)、ダニエラ・デミチェリ(Cemb)〕

録音:2015年5月、アレッサンドリア
アルキチェンバロは、イタリアの室内楽団、アンサンブル・ロレンツォ・ペロージのバロック・アカデミーとして結成されたピリオド楽器使用のアンサンブル。母国の巨匠、赤毛の司祭ヴィヴァルディの"協奏曲"と"シンフォニア"では、バロック時代初期から古典派、イタリアの名作から秘曲までという幅広いレパートリーを誇るピリオド・アンサンブルならではの躍動感あふれる溌剌とした好演を繰り広げてくれています。

MAESTRIA
EMVI-6(1CD)
ステファニー=マリー・ドゥガンのチャイコフスキー
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.35*
懐かしい土地の思い出 Op.42+
ステファニー=マリー・ドゥガン(Vn)
カーンO*
ヴァハン・マルディロシアン(指*、P+)

録音:2012年6月21日、ライヴ、カーン、フランス*
2012年8月、オーディトリオム・ジャン=ピエール・ドーテル、カーン、フランス+
ステファニー=マリー・ドゥガンはパリ音楽院でジャック・ゲステムに師事したフランスのヴァイオリニスト。パトリック・ビスミュット、ウィリアム・クリスティ等に師事しピリオド奏法も会得しています。Ligia Digital, Agogique等のレーベルに録音があります。
MAESTRIA
EMVI-7(1CD)
オルタンス・カルティエ=ブレッソンのショパン
ショパン:ピアノ協奏曲第1番(ピアノ&弦楽五重奏版)
ピアノ協奏曲第2番(ピアノ&弦楽五重奏版)
オルタンス・カルティエ=ブレッソン(P)
ピエール・フシュヌレ、ジュリアン・ジェルネイ(Vn)
パブロ・シャッツマン(Va)
マヤ・ボグダノヴィチ(Vc)
エッケハルト・ルドルフ(Cb)

録音:2011年12月16-18日、シンガー=ポリニャック財団サロン・コルタンベール、パリ、フランス
オルタンス・カルティエ=ブレッソンはパリ音楽院を卒業後ジェルジ・シェベークに招かれインディアナ大学(アメリカ合衆国ブルーミントン)で学んだフランスのピアニスト。ピアノ教師としても高名で、2011年以来2015年現在パリ音楽院教授。録音が非常に少ない人なので、当盤は貴重です。

Lempreinte digitale
ED-13238(1CD)
ザド・ムルタカ(1967-):OU EN EST LA NUIT
Ou en est la nuit(2013)
Fanariki(ツィンバロムとアンサンブルの為の協奏曲;2004)*
Hanbleceya(ギターとアンサンブルの為の協奏曲;2012)+
アレクサンドル・スーラ(ツィンバロム*)
パブロ・マルケス(G)+
ヌーヴェル・アンサンブル・モデルヌ・ド・モンレアル
ロレーヌ・ヴァヤンクール(指)

録音:2012年9月29-30日、クロード・シャンパーニュ・ホール、モントリオール大学、モントリオール、 カナダ
2013年8月18日、ドメーヌ・フォルジェ、ケベック、カナダ
ザド・ムルダカはレバノンに生まれパリ音楽院で学んだ作曲家・ピアニスト。

Hyperion
CDA-68077(1CD)
エルガー&ウォルトン:チェロ協奏曲集
エルガー:チェロ協奏曲ホ短調 Op.85
ホルスト:祈り H75 Op.19-2
ウォルトン:チェロ協奏曲
イモージェン・ホルスト:無伴奏チェロのための 「落ち葉」
スティーヴン・イッサーリス(Vc)、
パーヴォ・ヤルヴィ(指)
フィルハーモニアO

録音:2014年11月14日&2015年4月10日、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)
エルガーとウォルトン、イギリスのチェロ協奏曲を代表する名曲2作に加え、グスターヴ・ホルストによるチェロと管弦楽のための「祈り」、そしてG・ホルストの娘イモージェン・ホルスト(1907−1984)による無伴奏チェロのための「落ち葉」という、イッサーリスにとって思い入れの深い2曲も収録された充実のプログラム(ブックレットには、イモージェン本人と共に「落ち葉」演奏のリハーサルに臨む若きイッサーリスの写真も!)。

OEHMS
OC-1831C(1CD)
ショパン:ピアノ協奏曲集(ピアノ六重奏版)
.ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11
ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21
ヨーゼフ=モーリス・ヴェーダー(P)
ベルリン・カメラータ<オルガ・パーク(第1Vn)/アレクセイ・ナウメンコ(第2Vn)/ジーン・ドメイエル(Va)/ヤン・メルケル(Vc)/パウル・クレバー(Cb)>

録音: 2015 年8 月3-6 日ベルリンダーレム,イエス・キリスト教会
1988 年生まれの若手ピアニスト、モーリス=ヴェーダーによる2 つのショパンの協奏曲です。彼は12 歳の時にバーゼルの高等音楽院に入学、エイドリアン・エーティカー教授の下で11 年間研鑽を積み、その後は更にフィリッポ・ガンバに師事しながら幾多のマスタークラスを受講。2013 年にはウィグモア・ホールでデビュー・リサイタルを行っています。そんな彼がOEHMS へのデビューとして選んだショパンの協奏曲は、通常のオーケストラ伴奏ではなく、より親密な響きが紡ぎだされるピアノ六重奏版によるもので、指摘されがちな「オーケストラ・パートの貧弱さ」を感じることのない緊密な音楽を聴くことができます。この理由は本来ならピアノの出番がない前奏から積極的にアンサンブルに関わるなど、一つの室内楽作品として成立していることにもあるのかもしれません。ナイーブさと力強さを兼ね備えたヴェーダーのピアノ、そして寄り添いながらも必要に応じて強く主張する弦の響き。素晴らしいハーモニーが展開されます。

BIS
BISSA-2035(1SACD)
ダン・ラウリン〜ヴィヴァルディ作品集
ピッコロ協奏曲 ト長調RV.443(原曲;ハ長調)
リコーダー,2つのヴァイオリンと通奏低音の協奏曲 イ短調RV.108
リコーダー協奏曲 ヘ長調RV.442
ピッコロ協奏曲ハ長調RV.444
ピッコロ協奏曲ホ短調RV.445(曲;イ短調)
フルート,ヴァイオリン,ファゴット,チェロと通奏低音の協奏曲 ニ長調RV.92
リコーダー協奏曲 ハ短調RV.441(ダン・ラウリン編曲)
ダン・ラウリン(リコーダー、指)
1B1室内O
ヤン・ビョーランゲル(リーダー)、
アンナ・パラディソ(Cemb)

録音:2014年6&7月/スタヴァンゲルコンサートホール(ノルウェー)
BISレーベルより積極的なリリースを続けるリコーダー界の鬼才ダン・ラウリンがヴィヴァルディの作品を収録しました。神業 とも言える超絶技巧を交え、ラウリンしか表現できない快活かつ爽快なヴィヴァルディの心地よさは一聴の価値があります。目(耳)にもとまらぬ変幻自 在なテンポと表情豊かな装飾音はヴィヴァルディの新たな魅力を発見できるでしょう! ヤン・ビョーランゲル率いる1B1室内管弦楽団の好演も光ります。当団はビェルグステ1番地を本拠とするモダン楽器アンサンブルで、スタヴァンゲ ルが2008年の「ヨーロッパ文化の首都」に選ばれた際にスタヴァンゲル大学で教える音楽家とスタンヴァンゲル交響楽団のメンバーを加え創設された注 目のアンサンブルです。 (Ki)

Audite
AU-97717(1CD)
シューマン:協奏曲集
ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 WoO1
ピアノ協奏曲 イ短調 Op.54*
パトリツィア・コパチンスカヤ(Vn)
デーネシュ・ヴァーリョン(P)
ハインツ・ホリガー(指)ケルンWDR響

録音:2015年2月9-11日、2015年3月4-7日*/ケルン・フィルハーモニー(ドイツ)
世界が最も注目するヴァイオリニスト、コパチンスカヤはツィンバロンの名手の父とヴァイオリニストの母との間にモルドヴァで生まれました。ヴァイオリン および作曲をウィーンとベルンで学んだのち、2000年にシェリング国際コンクール優勝、2002年には「クレディ・スイス・グループ・ヤング・アーティス ト賞」を受賞し注目され、ヨーロッパを中心に活躍の場を拡げてきました。マリス・ヤンソンス、ロジャー・ノリントン、パーヴォ・ヤルヴィ、アンドリス・ ネルソンスなど世界的指揮者のもと世界の名門オーケストラとの共演歴を誇ります。また室内楽への造詣も深く、とりわけファジル・サイとのデュオでは二人 の強烈な個性からうまれる音楽は聴衆を魅了させます。唯一無二の個性的なアプローチはクラシック界にとどまらず音楽ファンを虜にさせる稀有な存在です。
シューマンのヴァイオリン協奏曲ニ短調は晩年にあたる1853年の作品で、ヨアヒムからの要請によりわずか二週間で書き上げました。しかし完成の翌 年にシューマンが療養所に入り、さらにヨアヒムが演奏会で取り上げることなく自筆譜は封印されてしまったために日の目を見ずにおりましたが、1907 年にヨアヒムが所蔵していた楽譜がベルリン図書館に売却されたことにより1937年にはクーレンカンプによる初演されました。ただしクーレンカンプ自身 が演奏不可能とした箇所を修正し演奏したため、翌1938年12月にセントルイスでアメリカ初演を行ったユーディ・メニューインが「自分こそが真の初 演者」と宣言したというエピソードもあります。その後メニューインやシェリングなどの巨匠が愛奏したことにより演奏される機会も着実に増えてきました。 ホリガー率いるケルンWDR響とともに一期一会が生み出すコパチンスカヤのスリリングな演奏で、新たな魅力を見つけることができるでしょう。
カップリングはシューマンの代表作ピアノ協奏曲でホリガーがソリストに指名したのは1968年ハンガリーが生まれのデーネシュ・ヴァーリョンです。こ れまでにホリガーとの共演も多く厚い信頼のもと協奏曲録音が実現しました。母国ハンガリーの作曲家はもちろんのこと、シューマンの作品にも造詣が深 いヴァーリョンはピアノ独奏曲をはじめ、室内楽作品の演奏・録音も積極的に行ってきました。まさに適役のヴァーリョンが当シリーズに登場したのは非 常に喜ばしいことと言えましょう。


PRAGA
PRD-250324(1CD)
プリムローズの芸術
(1)モーツァルト:協奏交響曲変ホ長調K.364
(2)ベルリオーズ:イタリアのハロルド〜第3楽章「セレナード」
(3)バルトーク:ヴィオラ協奏曲
(4)ウォルトン:ヴィオラ協奏曲(オリジナル版)
全て、ウィリアム・プリムローズ(Va)
(1)ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)、
 イズラー・ソロモン(指)RCAビクターSO
 録音:1956年10月2日ニューヨーク
(2)シャルル・ミュンシュ(指)ボストンSO
 録音:1958年3月31日ボストン
(3)ティボル・シェルイ(指)新SO
 録音:1951年
(4)ウィリアム・ウォルトン(指)
 フィルハーモニアO
 録音:1946年7月22-23日ロンドン
※GENUINE STEREO(正真正銘ステレオ)」との表記あり。
CDジャケット、解説書、盤面には「GENUINE STEREO(正真正銘ステレオ)」と明示されていますが、年代から見てもオリジナルはモノラル。ヴィ オラを主役楽器として認識させた名手プリムローズの貴重な録音を集めたアルバム。モーツァルトとベルリオーズはRCA原盤、ウォルトンはEMI原盤で すが、入手容易となって大歓迎と申せましょう。ウォルトンは作曲者自身、バルトークは補筆完成者が指揮を受けもっているのも貴重です。 (Ki)

Nimbus Alliance
NI-6316(1CDR)
グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲イ短調 Op.82
チャイコフスキー:なつかしい土地の思い出 Op.42
ショーソン:ヴァイオリンと管弦楽のための詩曲 Op.25
サラサーテ:スペイン舞曲集〜アンダルシアのロマンス Op.22-1
サン=サーンス(イザイ編):ワルツ形式の練習曲によるカプリス
宇田川杰子(Vn)、
ケネス・クライン(指)LPO


録音:1989年10月7日−8日、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)
恩師ナタン・ミルシテインの芸術を受け継ぎ、現在はロンドンを拠点として活躍を続ける日本人ヴァイオリニスト、宇田川杰子。グラズノフのヴァイオリン協奏曲をメインとし、チャイコフスキー、ショーソン、サラサーテらによるヴァイオリンと管弦楽のための名曲を収録したアルバムが、Nimbus Allianceより復刻。
※Nimbus Alliance、Nimbusは高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

NIFC
NIFCCD-044(1CD)
パデレフスキ&マルトゥッチ:ピアノ協奏曲集
パデレフスキ:ピアノ協奏曲イ短調 Op.17*
マルトゥッチ:ピアノ協奏曲第2番変ロ短調 Op.66**
ネルソン・ゲルナー(P/スタインウェイ)、
ヤツェク・カスプシク(指)
ポーランド国立RSO*、
シンフォニア・ヴァルソヴィア**

録音:2009年8月23日(マルトゥッチ)&2010年8月14日(パデレフスキ)、ワルシャワ
2009年&2010年の「ショパンと彼のヨーロッパ」国際音楽祭で披露された、イグナツィ・ヤン・パデレフスキ(1860−1941)のピアノ協奏曲とジュゼッペ・マルトゥッチ(1856−1909)のピアノ協奏曲第2番。南米を代表するショパン弾き、ネルソン・ゲルナーが弾くパデレフスキ&マルトゥッチ。19世紀ピアノ・ファン要注目のアルバムです!

Coviello
COV-91514(1CD)
ヴィヴァルディ:四季
ピアソラ:ブエノスアイレスの四季
ザルツブルク・チェンバー・ソロイスツ
ラバート・スコウ・ラルセン(指・Vn)

録音:2002年2月(ライブ録音)
17世紀ヴェネツィアに生まれたヴィヴァルディと、20世紀にアルゼンチンに生まれたピアソラ。時代も海も大きく隔てた二人に共通するのは、ラテン 系であること、ロマン派の強い影響力に接しない時代を生きたこと、そして…どちらも「四季」を書いていること!そんな、結びつかないようで結びつく、 2人の作曲家の「四季」をおさめたユニークなCDが登場しました。 ヴィヴァルディの「四季」は、コンチェルトという演奏形態がヴィヴァルディによって絶頂に達していた時期に書かれました。作曲者によって書かれたので はないかと言われる詩が各楽章の始まりに記されているこの曲は、音楽そのものを聴かせる部分と情景を音で描写する部分とがあいまって展開されます。 美しく生き生きとした春、うだるような夏、収穫を祝う秋、凍てつく冬…。その後のベートーヴェンの「田園交響曲」にも引き継がれる、標題音楽の醍醐 味がここにあります。 それから時を経た1969年に書かれたピアソラの「四季」は、タイトルも組曲という形式もヴィヴァルディに倣っていますが、「タンゴの革命児」としてタ ンゴを自らの語法としたピアソラならではの官能的で陰影のあるグルーブ感に満ちた作品となっています。 もともとの楽器編成はピアソラ五重奏団のバンドネオン、ヴァイオリン、ギター、ピアノ、コントラバスですが、このCDではピアソラの友達であったチェ リストのホセ・ブラガートの編曲により、弦楽合奏とピアノで演奏されます。 北半球と南半球、バロック時代と20世紀。時代も場所も隔てた2人の作曲家が描いたそれぞれの「四季」を、ザルツブルク・チェンバー・ソロイスツ の鮮やかな演奏でお楽しみ下さい。 (Ki)

ATMA
ACD2-2715(1CD)
アンドレ・ギャニオン〜バロック
四季〜春(ジャン=ピエール・フェルラン)
四季〜夏(フェリックス・ルクレール)
四季〜秋(クロード・レヴェイエ)
四季〜冬(ジル・ヴィニョー)
テュルリュテリー組曲第1番&第2番(ラ・ボルデュック)
ジャン・ウィリー・クンツ(クラヴサン)
ヴァレ・デュ・オート・サン・ローランSO
ダニエル・コンスタンティノー(指)
詩情豊かなサウンドで人気だったカナダのピアニスト、アンドレ・ギャニオン。日本では80年代後半から90年代にかけてドラマの主題歌を手がけるな ど、当時のイージーリスニング・ブームも手伝って爆発的な人気を誇りました。アンドレ・ギャニオンの音楽は、カナダ、モントリオールの情景を描くよう な美しい旋律が魅力。今回、モントリオールを本拠地とするATMA CLASSIQUEから、カナダが生んだピアノの詩人のアンドレ・ギャニオンの音楽をバ ロック様式でアレンジしたアルバムが発売。「四季」はピアノとオーケストラのための小協奏曲として作曲され1969年に初演。その3年後1972年にテュ ルリュテリー組曲はLPで発売されています。これらの作品は、1960年代後半にヒットしたフェルラン、ルクレール、レヴェイエ、ヴィニョー、ラ・ボルデュッ クらからインスピレーションを得て作曲されたもの。メロディーメーカー、アンドレ・ギャニオンの秀逸な旋律も楽しめる内容です。 (Ki)

Hush Collection
HUSH-011(1CD)
ルミナス〜インスパイアード・バイ・モーツァルト
モーツァルト:クラリネット協奏曲イ長調 K.622より 第2楽章〔p〕
交響曲第40番ト短調 K.550より 第1楽章〔p, vn, vc, b, ds〕
アイネ・クライネ・ナハトムジークより 第1楽章〔p〕、第2楽章〔vc, p〕、第3楽章〔p, vn, vc〕、第4楽章〔p, vn, string quartet〕
ピアノ協奏曲変ロ長調 K.595より 第2楽章〔p, string quartet〕、第3楽章〔p〕
歌劇「魔笛」 より序曲〔p, b, ds, strings〕
ピアノ協奏曲第21番ハ長調 K.467より 第2楽章〔p, b, ds〕
ヴァイオリン・ソナタ変ロ長調 K.454より 第2楽章〔vn, p〕
ピアノ・ソナタイ長調 K.331より 第1楽章〔accordion, vn〕、第1楽章〔p〕
ジョー・チンダモ
(ピアノ、アコーディオン)、ゾーイ・ブラック(Vn)、サラ・キュロー(Vn)、キャロライン・ヘンベスト(Va)、ジョセフィン・ヴェインズ(Vc)、ダニエル・ファルジア(パーカッション)、フィリップ・レックス(Cb)
メルボルンのジャズ・ピアニスト、作曲家のジョー・チンダモを迎えたモーツァルト・アルバム。すべてチンダモのジャジーなアレンジで、ピアノ・ソロから室内楽まで様々な編成によるモーツァルトの名曲が楽しめます。

Lyrita
SRCD.351(1CDR)
バックス:チェロ協奏曲
ベイト:チェロ協奏曲(世界初録音)
ライオネル・ハンディ(Vc)、
マーティン・イェーツ(指)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナルO
アーノルド・バックス(1883−1953)とスタンリー・ベイト(1911−1959)。近現代の英国音楽の伝承者であるリリタ(Lyrita)ならではの選曲によるチェロ・コンチェルト集。ソロは、マリナーのアカデミー・オヴ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズで10年間に渡り首席奏者を務めた名手ライオネル・ハンディ。20世紀英国音楽のスペシャリストによる入魂の好演です。
※高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

Etcetra
KTC-1525(1CD)
ロビン・デ・ラーフ:作品集
ラージ・アンサンブルのための 「秋に寂しい人」
フルート協奏曲
サクソフォン,ホルン,パーカッション,ピアノと弦楽のための 「メグミ組曲」
マリエケ・フランセン(Fl)、
アリエ・ファン・ベーク(指)
ドーレン・アンサンブル、他

録音:2013年、2014年、2015年
Et'ceteraのダッチ・コンポーザー・シリーズ。ロッテルダム音楽院の作曲科の教授を務めたロビン・デ・ラーフ(b.1968)による作品集。「メグミ組曲」は、ミリアム・ファン フェイレン監督による、北朝鮮拉致被害者横田めぐみさんを描いたドキュメンタリー映画「Megumi」からの音楽。

Goodies
78CDR-3589(1CDR)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」 アルトゥール・シュナーベル(P)
サー・マルコム・サージェント(指)LSO

英 HMV DB1685/9
(1932年3月24日、ロンドン、アビー・ロードEMI第1スタジオ録音)
アルトゥール・シュナーベル(1882-1951)はシレジアのリプニクに生まれた。1889年7歳でウィーン音楽院に入り、1891年から1897年に名教授テオドール・レシェティツキ(1830-1913)に師事した。1901年ベルリンでデビュー、1933年までこの地を本拠にした。その後ロンドンに居を構え、1939年にアメリカに移住した。この録音はシュナーベルの初協奏曲録音で、開発間もないEMIのMC型レコード録音機によるもの。オーケストラの音にきつさがあるのはこのセイ。原盤番号の後の卍記号はその録音機を使用した印で、その後卍は□に変更された。シュナーベルはこのシリーズでモーツァルト:ピアノ協奏曲第21番 K.467(78CDR-3387)、シューベルト:ピアノ・ソナタ第20番D.959(78CDR-3550)、フルニエと共演したベートーヴェン:チェロ・ソナタ第5番 (78CDR-3292)が出ている。(Goodies)


EUROARTS
20-61294F(Bluray)
20-61298D(DVD)
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」
ベルナルド・ハイティンク(指)BPO
イザベル・ファウスト(Vn:スリーピング・ビューティ/1704 年製)

収録:2015年バーデン=バーデン・イースター音楽祭(ライヴ)
◆Bluray
画面:1080i Full HD 16:9
音声:PCMステレオ、DTS-HD MA5.1
リージョン:All/90分
◆DVD
画面:NTSC 16:9
音声:PCMステレオ、DD5.1,DTS5.1
リージョン:All/90分
現代有数の実力派ヴァイオリニスト、イザベル・ファウストが名匠ベルナルド・ハイティンクとバーデン=バーデン・イースター音楽祭に登場。2013年 にザルツブルクから移転したこのベルリン・フィルの同音楽祭。2015年は3月27日から4月6日にかけて行われました。ファウストとハイティンクは、 音楽祭の数週間前に同じプログラムをベルリンのフィルハーモニーで演奏しています。イザベル・ファウストは、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲をアバ ド&モーツァルト管(2010年)、ビエロフラーヴェク&プラハ・フィルハーモニア(2006年)と2度録音、実演も何度も重ねており完全に手中に収めた作品。 カデンツァは、2回の録音と同様にティンパニが入る、ピアノ協奏曲への編曲版のピアノ・パートをヴァイオリン用に書き換えたもの。ファウストが使用して いる楽器スリーピング・ビューティの衝撃的ともいうべき美しい音色を最高の状態で奏でています。もう1曲は交響曲第6番「田園」。ハイティンクの「田 園」といえば、コンセルトヘボウとの録音(1986年)が代表されますが、86歳となった巨匠が世界最高のオケから引き出す音楽は、荘厳かつ華やか。要 所要所で締めることで推進力が増し、音楽の勢いを感じることができ、音楽を十二分に堪能できます。 (Ki)


Profil
PH-15019(3CD)
ヘンデル:オルガン協奏曲集op. 4 & 7(全曲)
第1番ト短調op. 4-1, HWV. 289
第7番変ロ長調op. 7-1, HWV. 306
第2番変ロ長調op. 4-2, HWV. 290
第8番イ長調op. 7-2, HWV. 307
第3番ト短調op. 4-3, HWV. 291
第9番変ロ長調op. 7-3, HWV. 308
第4番ヘ長調op. 4-4, HWV. 292
第10番ニ短調op. 7-4, HWV. 309
第5番ヘ長調op. 4-5, HWV. 293
第6番変ロ長調op. 4-6, HWV. 294
第11番ト短調op. 7-5, HWV. 310
第12番変ロ長調op. 7-6, HWV. 311
カール・リヒター(Org&指)
カール・リヒターCO

録音:1959年(ステレオ/セッション)
原盤:テレフンケン(※マスター・テープのコピーよりトランスファー)
リマスタリング&サウンド・デザイン:2015年、ホルガー・ジードラー (THS-Studio)
カール・リヒターが遺した名録音の数々に、Profilのライヴ復刻でおなじみの名人ホルガー・ジードラーが入念なリマスタリングを施して大好評のシリー ズの最新巻。 テレフンケン原盤によるヘンデルのオルガン協奏曲集は、あたかもリヒターの代名詞ともいえるバッハ演奏に通じる格調の高さとシリアスな表現が独特の魅 力。1996年にTELDECよりCD復刻されていますが、すでに廃盤となっており、このたびのカタログ復活は朗報といえます。 (Ki)


Treasures
TRE-104(1CDR)
ホロヴィッツ〜2大激烈ライヴ集
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番*
ウラディミール・ホロヴィッツ(P)
ブルーノ・ワルター(指)アムステルダム・コンセルトヘボウO
ジョージ・セル(指)NYO*

録音:1936年2月20日アムステルダム・コンセルトヘボウ、1953年1月12日カーネギー・ホール(共にモノラル・ライヴ)
※音源:米BRUNO WALTER SOCIETY BWS-728 、Private EV-5007*
◎収録時間:68:53
“似ているようで意味が異なる2つの激烈ライヴ!”
■音源について
ブラームスの第1楽章の201-310小節にマスター欠落による空白があります。M&AのCDでは、トスカニーニ盤で穴埋めしていました。チャイコフスキーは、ホロヴィッツのカーネギー・ホール・デビュー25周年記念公演。OTAKENのCDと同じ音源を使用。

ブラームスは、宇野功芳氏も激賞。31歳のホロヴィッツと59歳のワルターが壮絶な火花を散らした凄演です。感情を剥き出しにすると造形が破綻することが多いワルターも、ここでは、ホロヴィッツのパワーに負けじと確固たる凝縮力を堅持。両者のパッションは常に同じ方向に向かって放射されるので、まさに一丸となったエネルギー量は尋常ではなく、音の古さを超えて、猛烈な説得力で迫り続けます。第2楽章では、ホロヴィッツがスクリャービンを思わせる官能美を見せる点も聴き逃せません。
しかし、それ以上に「奇跡的な燃焼」を成し遂げているのがチャイコフスキー!本番前にホロヴィッツとセルは大喧嘩したとの噂の真偽はともかく、どう考えても両者の個性は正反対。実際の音も、両者が別々の理想に向かって意地になって猛進しているようで、ワルターとの競演時とはハイテンションの意味が違って聴こえます。セルが最後まで芸術的フォルムの貫徹を目指すのに対し、ホロヴィッツがそれをガンガンぶち壊し続けるスリルは最後まで途絶えることなく、終楽章コーダでは、遂に崩壊寸前に!とにかく、この曲でピアニズムの限界、燃焼の極限を体感するには、これ以上の演奏は考えられません。理屈抜きでご堪能ください。2曲とも、生々しい音質。【湧々堂】

Sterling
CDS-1106-2(1CDR)
リカルド・カストロ:ピアノ協奏曲 Op.22
チェロ協奏曲
交響詩 「オイトナ」
ロドルフォ・リッター(P)、
ウラディミール・サガイド(Vc)、
ホセ・ミラモンテス・サパタ(指)
サン・ルイス・ポトシSO

録音:2014年1月23日−26日、メキシコ
ポンセに引き続き、メキシコのピアニスト、ロドルフォ・リッターが、祖国の偉大な音楽家の作品を復権する。レア・コンチェルト・ファンには要注目のアルバム。
※こちらのタイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

CEMBAL D’AMOUR
CEMBCD-180(1CD)
ミンドゥル・カッツ/ベートーヴェン&ブラームスを弾く第2集
ベートーヴェン:ピアノソナタ第14番「月光」
ブラームス:ピアノ協奏曲第2 番*
ミンドル・カッツ(P)
(2)マンディ・ロダン(指)エルサレムSO

録音:1971 年6 月16 日テルアヴィヴ、1967 年10 月3 日エルサレム*
カッツは1925 年、ルーマニアのブカレストの生まれ。ユダヤ系だったために第二次世界大戦中は強制労働所に送られて苦労した。1947 年に遅めのデビューを果たし、その後西側での活動を経て、イスラエルを拠点として国際的な活躍をした。カッツはベートーヴェン弾きとしての評価が高く、録音ではジョン・バルビローリが伴奏指揮をした皇帝協奏曲が知られている。ちなみにカッツは1978 年、52 歳の時にトルコのイスタンブルでのリサイタルでテンペスト・ソナタを弾いている最中に急死した。このCD に収録されているのはカッツが40 代の頃のライヴ録音。どちらもボケ気味の録音だが、カッツの硬派な魅力は十分伝わってくる。

Resonus
RES-10157(1CD)
忘れられたウィーン
ディッタースドルフ:2つのヴァイオリンのための協奏曲ハ長調
ヴァンハル:交響曲イ短調
オルドネツ:シンフォニア ハ長調
ヴァンハル:ヴァイオリン協奏曲変ロ長調、
 レクイエム・ミサ.変ホ長調
アマデ・プレイヤーズ、
ニコラス・ニューランド(指)
ジョージ・クリフォード(Vn)、
ドミニカ・フェヘール(Vn)、
ケンブリッジ・シドニー・サセックス・カレッジCho

録音:2015年1月26日、9月7日−10日、セント・ジョンズ・スミス・スクエア(ロンドン)
ロンドンをベースとするピリオド・アンサンブル、アマデ・プレイヤーズ(音楽監督:ニコラス・ニューランド)のデビュー・アルバムは、モーツァルトやハイドンなど偉大な音楽家の影に隠れ忘れ去られてしまった、カール・ディッタース・フォン・ディッタースドルフ、ヨハン・バプティスト・ヴァンハル、カール・オルドネツら18世紀ウィーンの音楽。


FARAO
B-108089(1CD)
ダルベール:チェロ協奏曲 ハ長調Op.20
ブルッフ:コル・ニドライ(ヘブライの旋律)Op.47、カンツォーネOp.55(1891)
ドホナーニ:チェロと管弦楽のためのコンツェルトシュテュック ニ長調Op.12(1903/1904)
デイヴィッド・ピア(Vc)
ミュンヘン放送O
ウルフ・シルマー(指)

録音:2014年3月バイエルン放送スタジオ1
1982年スイス出身のチェロ奏者デイヴィッド・ピア。5歳よりチェロを始め、11歳の時にはブラジルの名チェリスト、アントニオ・メネセスに個人レッ スンを受ける。その後バーゼルの音楽院で学び、ザルツブルツク・モーツァルテウム音楽院でハーゲン・クァルテットの創立メンバーであるクレメンス・ ハーゲンのもとで研鑽を積む。卒業後は世界有数のオーケストラや指揮者と共演、2006-2008年までミュンヘン放送管弦楽団の首席チェロ奏者を務め、 2007年チャイコフスキー国際コンクールで入賞、2010年にはルツェルン音楽祭でデビュー・リサイタルを行うなど順調にキャリアを積んでいる。 このアルバムは、リストの弟子でバックハウスの師匠であるダルベールの「チェロ協奏曲」、ロマンティックな抒情をたたえたブルッフの「コル・ニドライ」、 ドホナーニの知られざる名曲「チェロと管弦楽のためのコンツェルトシュテュック」とチェロの魅力をたっぷり味わうことのできる内容です。 (Ki)

CPO
CPO-777681F(2CD)
バッハ:ハープシコード協奏曲集第3集
2台のハープシコードのための協奏曲第1番ハ短調BWV1060
2台のハープシコードのための協奏曲第2番ハ長調BWV1061
2台のハープシコードのための協奏曲第3番ハ短調BWV1062
フルート、ヴァイオリンとチェンバロのための三重協奏曲イ短調BWV1044
3台のハープシコードのための協奏曲第1番ニ短調BWV1063
3台のハープシコードのための協奏曲第2番ハ長調BWV1064
4台のハープシコードのための協奏曲イ短調BWV1065
トレヴァー・ピノック(ハープシコード)
ラルス・ウルリク・モルテンセン(ハープシコード)
マリエーケ・スパーンズ(ハープシコード)
マルクス・モーリン(ハープシコード)
ケティ・ビルヒャー(Fl)
マンフレード・クレーメル(Vn)
コンチェルト・コペンハーゲン
ラルス・ウルリク・モルテンセン(指)
コンチェルト・コペンハーゲンと名手ラルス・ウルリック・モルテンセンによる「バッハ作品集」シリーズは、「複数のチェンバロ協奏曲集」です。独奏チェンバロの協奏曲(999989,777248)のそれぞれも世界的に高く評価されており、今回の1枚も期待を裏切らない素晴らしいものとなっています。これらの複数ハープシコードのための作品は、恐らくバッハの息子や生徒たちのために書かれたとされ、どれも技巧の習得と音楽性の鍛錬に役立つものであり、その華やかな曲想は、あのブランデンブルク協奏曲第5番を彷彿させるものでもあります。今回はハープシコード奏者としてあのトレヴァー・ピノックも参加、息のあった最高の演奏が繰り広げられています。
CPO
CPO-777969F(1CD)
ベルンハルト・ロンベルク:チェロとオーケストラのための協奏曲集
チェロ協奏曲第1番変ロ長調Op.2
チェロ協奏曲第5番嬰へ短調Op.30
デイヴィット・メルコンヤン(Vc)
ケルン・アカデミー
ミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンズ(指)
ドイツのチェリスト、作曲家ベルンハルト・ロンベルク(1767-1841)の世界初録音となる2曲の「チェロ協奏曲集」です。ロンベルクは優れたチェリストであり、ボンの選帝侯ケルン大司教宮廷オーケストラに在籍していた時には、若きベートーヴェンにも出会っています。ベートーヴェンはロンベルクの才能に敬服していたのですが、ロンベルク自身はベートーヴェンの革新的な音楽書法についていけなかったのか、ベートーヴェンが「あなたのためにチェロ協奏曲を作曲しましょう」と申し出たにもかかわらず、それを拒絶してしまったというイタイ経験を持っていたりします(なんともったいない)そんな彼の作品は、やはり時代の流れに乗ることはできず、いつしか消えてしまったのですが、今回、彼の作品をもう一度見直し世に出そうと、チェリストのメルコンヤンとヴィレンズが立ち上がりました。
CPO
CPO-777986F(1CD)
ヴィオラ・クラシック-3つのヴィオラ協奏曲集
フランツ・アントン・ホフマイスター(1754-1812):ヴィオラ協奏曲ニ長調
カール・シュターミッツ(1745-1801):ヴィオラ協奏曲ニ長調
ミヒャエル・ハイドン(1737-1806):オルガン、ヴィオラと弦楽のための協奏曲
アンドラ・ダルツィナ(Va)
ユルゲン・エッスル(Org)
ウルバン・カメラータ
ラトビア生まれのヴィオラ奏者ダルツィナが演奏する古典派の3つのヴィオラ協奏曲です。フルート作品で知られるホフマイスター、やはり管楽器のための作品が有名なシュターミッツ、そしてオルガンとヴィオラという一風変わった組み合わせによるミヒャエル・ハイドン。この3人の作品は、同じ古典派というくくりには収まりきらないほどの多彩な可能性を感じさせるもの。巧みな楽器の歌わせ方には驚くばかりです。ハイドンでオルガンを演奏しているエッスルは優れた作曲家でもあり、この協奏曲のカデンツァも彼が書いたものです。ヴィオラの音色の美しさに魅了される1枚です。

ACCENTUS Music
ACC-20254DVD(DVD)
【ドキュメンタリー】
「音楽」〜人生行路/リッカルド・シャイー
グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調Op.16
ラルス・フォークト(P)
リッカルド・シャイー(指)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO
監督:パウル・スマチヌイ
制作:2013 年 4&5月
収録:2013 年 2 月、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス(ライヴ)
◆ACC-20254DVD
画面:NTSC 16:9
音声:PCMステレオ、
DD5.1、DTS5.1
字幕:英独仏伊韓,日本語
リージョン:All
53’ 34(ドキュメンタリー)
39 ’ 33(コンサート)
2005年よりカペルマイスター(楽長)を務めていたライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団との契約を2015/16年のシーズンで終了することになっ たリッカルド・シャイー。当初は2020年までの契約を任期途中で退任することになりましたが、シャイーは2015年よりミラノ・スカラ座の音楽監督に就 任、また2016年から5年間ルツェルン祝祭管弦楽団の音楽監督を務めることが決まっており、引き続き重要なポストを担うことになります。ゲヴァントハ ウス管の後継には、アンドリス・ネルソンスが決まっており、こちらも新たなシェフに注目が集まっています。本DVDは、シャイー自身が幼少期を振り返り父親や家族のことを語る場面や、自宅の書斎でスコアに向き合う様子、家族との時間、リハーサル風景、アバド、 カラヤンの思い出、スカラ座に対する思い、そしてゲヴァントハウス管との関係についてと、これまでのシャイーの指揮活動、そしてプライベートな時間も 垣間見ることができます。シャイーは映像のなかで「指揮者に必要なものは、集中力と肉体的・精神的エネルギーです。精神的エネルギーを持たない人は、 指揮者と楽団との間に常に流れる電流に対処できません。オーケストラとの関係は非常に繊細なものなのです」と語っており、これまで指揮台に上がった オケとの関係を振り返る場面も映し出され、シャイーの音楽的思考を理解し、より彼の作り出す音楽を楽しむことができる内容となっています。 さらに2013年2月に行われたラルス・フォークトとのグリーグのピアノ協奏曲のライヴ映像が収録されています。 (Ki)

PRAGA
PRDDSD-350068
(1SACD)
限定盤
クラウディオ・アラウ/ブラームス
ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15
ヘンデルの主題による変奏曲とフーガOp.24
クラウディオ・アラウ(P)
ラファエル・クーベリック(指)
バイエルンRSO

録音:1964年4月24日バイエルン放送(ライヴ)
1963年5月20日/ルガーノ(ライヴ)
Dバックカバーにはバイエルン放送のライヴ音源を、名人カレル・ソウケニークがリマスタリングとあります。アラウとクー ベリックによるブラームスのピアノ協奏曲は、Orfeoからリリースされ話題になったものと同音源。さらに鮮明な音で登場しました。ライヴで燃えるクーベリッ クならではの迫力と推進力が物凄く、ブラームス音楽の魅力を満喫させてくれます。独特なアラウのトーンも見事に蘇っています。「ヘンデルの主題による 変奏曲とフーガ」は一週間後のライヴがヘンスラーからリリースされていますが、こちらも冴えた演奏で30分近くをあっと言う間に聴かせてしまいます。 (Ki)

Hyperion
The Romantic Piano Concerto
CDA-68066(1CD)
ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ Vol.67〜ルジツキ:ピアノ協奏曲集
バラード.ト長調 Op.18
ピアノ協奏曲第1番ト短調 Op.43
ピアノ協奏曲第2番
ジョナサン・プロウライト(P)、
ウカシュ・ボロヴィチ(指)
BBCスコティッシュSO

録音:2014年8月22日−23日、シティ・ホール(グラスゴー)
ロマン派の知られざるピアノ協奏曲の発掘、蘇演を行うハイペリオンの超人気シリーズ、「ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ(RPCS)」。第67集では、シマノフスキやフィテルベルクらと共に「若きポーランド」の一員となったポーランドの作曲家、ルドミル・ルジツキ(1883−1953)のピアノ協奏曲集。1918年に作曲されたピアノ協奏曲第1番は後期ロマン派の香り漂う作品。第二次世界大戦中に作曲されたピアノ協奏曲第2番は、重厚な第1楽章と軽快な第2楽章で構成されます。ソリストは、これまでもパデレフスキ、ストヨフスキ、ジェレンスキ、ザジツキなど、数々のポーランド音楽を世に広めてきたスペシャリスト、ジョナサン・プロウライト。指揮は、ポーランド指揮界の次代を担う存在であり、同じく、知られざるポーランド音楽を紹介し続けてきたウカシュ・ボロヴィチ。

Audite
AU-97716(1CD)
ハイドン、C.P.E.バッハのチェロ協奏曲
ハイドン:チェロ協奏曲第1番 ハ長調 Hob.VIIb:1
 チェロ協奏曲第2番 ニ長調 Hob.VIIb:2
C.P.Eバッハ:チェロ協奏曲 イ長調Wq.172(H.439)
マルク・コッペイ(Vc,指)
ザグレブ・ソロイスツ合奏団(ザグレブ室内合奏団)

録音:2015年2月28日-3月3日/リジンスキー小ホール(ザグレブ)
名手マルク・コッペイがザグレブ・ソロイスツ合奏団を率いてハイドン、C.P.E.バッハのチェロ協奏曲を録音しました。コッペイはストラスブール生まれ。 パリ国立高等音楽院で学んだ後、18歳でJ.S.バッハ国際コンクールにおいて優勝し一躍世界から注目を集めることになりました。その後のキャリアは華々 しく、ソリストとしてはインバル、クリヴィヌ、ギルバート、佐渡裕などの指揮者と共演。室内楽奏者としてのキャリアも充実しており、ピリス、ベロフ、デュ メイ、ムローヴァ、パユなどから厚い信頼を得ております。またイザイ弦楽四重奏団(1995年から2000年)のメンバーとして数多くの録音を残してお ります。現在はパリの国立高等音楽院で教鞭を執るほか、ザグレブ・ソロイスツ合奏団の芸術監督として活躍の幅をさらに広げております。満を持しての 新録音では丁寧に音楽を作り上げてきた手兵とともに愛器ゴフリラーを使用してハイドンとC.P.Eバッハの名作を雄弁に歌い上げます。 (Ki)

Audite
AU-95639(1CD)
ヤニグロ〜歴史的名演集
(1)コレッリ:合奏協奏曲 ニ長調Op.6-4
(2)ロッシーニ:弦楽のためのソナタ第6番 ニ長調「嵐」
(3)ヒンデミット:ヴィオラと弦楽のための葬送音楽
(4)ショスタコーヴィチ:弦楽八重奏曲Op.11よりスケルツォ
(5)バーバー:弦楽のためのアダージョ
(6)ケレメン:弦楽のための協奏的即興曲
(7)レーガー:抒情的アンダンテ「愛の夢」
(8)モーツァルト:ディヴェルティメント 変ロ長調K.137
(9)ホフシュテッター(伝ハイドン):弦楽四重奏曲 ハ長調「セレナード」
(10)ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調RV.230(チェロ版)(
アントニオ・ヤニグロ(Vc,指)
ザグレブ・ソロイスツ合奏団(ザグレブ室内合奏団)、
(1)グンヒルト・スタッペンベック(Cemb)
(3)ステファノ・パサージオ(Va)

録音:(1)1957年1月14日、
(2)(5)1964年4月19日、
(3)1958年3月12日、
(4)1964年4月17日、
(6)1958年3月12日、
(7)(10)1966年3月16日、
(8)1961年3月19日、
(9)1958年11月11日
ジーメンスヴィラ(ベルリン、ランクヴィッツ)
抜群の高音質復刻で評判を呼ぶaudite の「ドイチュラントラジオ・クルトゥーア・エディション」シリーズからアントニオ・ヤニグロ率いるザグレブ・ ソロイスツ合奏団との歴史的名演がリリースされます。 1918年ミラノ生まれのヤニグロはヴェルディ音楽院でジルベルト・クレパックスにチェロを学んだ後、1929年から数年間にわたりパブロ・カザルス の格別の薫陶を受け、10代にして世界的チェリストとして演奏旅行するほどの天才ぶりを発揮していました。その後、第二次世界大戦の影響からクロア チアのザグレブに留まり、その間21歳の若さでザグレブ音楽院の教授に任命され依頼1953年まで務めました。
第二の故郷となったザグレブにて積極的な音楽活動を続け1953年に自ら結成したザグレブ・ソロイスツ合奏団では1967年まで指揮者、チェロ奏者 して活躍。当ディスクに収められた録音はいずれもベルリンのジーメンスヴィラでのセッションです。彼らの軌跡をたどるような名演ばかりが集められ、バ ロックから20世紀の作品までレパートリーの広さを示したものとなります。録音はいずれもモノラルながらauditeレーベルの社主ルトガー・ベッケンホー フ氏による非常に丁寧なリマスタリングにより、演奏の空気感・迫力が伝わる最上の復刻と言えましょう。 (Ki)

Pentatone
PTC-5186539
(1SACD)
ヴィヴァルディ:ファゴット協奏曲集
ファゴット協奏曲 ハ長調 RV474
ファゴット協奏曲 ヘ長調 RV488
ファゴット協奏曲 変ロ長調「夜」RV501
ファゴット協奏曲 ハ長調 RV477
ファゴット協奏曲 イ短調 RV497
ファゴット協奏曲 ハ長調 RV467
グスターボ・ヌニェス(Fg)
アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ、トモ・ケラー(コンサートマスター)

録音:2015年4月セント・ジョンズ教会(ロンドン)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席ファゴット奏者、グスターボ・ヌニェスがヴィヴァルディのファゴット協奏曲を録音 しました。ファゴット奏者の重要レパートリーであるヴィヴァルディの協奏曲。ヴィヴァルディは同楽器協奏曲の先駆者的存在といえ、生前に39曲(うち 2曲は未完成)のファゴット協奏曲を作曲しました。当ディスクに収録された6篇はその中でも傑作とうたわれる名作ぞろい。当時、旋律楽器としての存 在でなかったファゴットが、独奏楽器としての魅力を携えそのどれもが芸術的にも優れた作品です。名手ヌニェスとアカデミー・オブ・セント・マーティン・ イン・ザ・フィールズの絶妙なアンサンブルでこれらの作品の魅力が最大限に表現されております。
グスターボ・ヌニェスは1965年ウルグアイの首都モンテビデオ生まれ。5歳のときにヴァイオリンをはじめるもベネズエラでファゴット奏者であった父 の影響から11歳のときにファゴットに転向。その後プロを志し、16歳のときには英国王立音楽大学にてケリー・カムデンに師事。1987年のジュネー ヴ国際コンクールで “スイス賞”、ミュンヘンではカール・マリア・フォン・ウェーバー賞を受賞。その後、1989年からバンベルク交響楽団の首席ファゴッ ト奏者をつとめ、1995年よりアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席をつとめる傍らデュッセルドルフのロベルト・シューマン音楽院で教鞭をとっ ている現代最高のファゴット奏者の一人です。 (Ki)

ES-DUR
ES-2062(1CD)
ハッセ殿フルートのための作品集
ヨハン・アドルフ・ハッセ(1699-1783):フルートと弦楽、通奏低音のための協奏曲ロ短調Op.3-10
ロベルト・ヴァレンティーニ(1671頃-1747):8つの二重奏曲第7番ト長調Op.5-7
ハッセ:フルートと通奏低音のためのソナタホ短調Op.1-10
ヴァレンティーニ:8つの二重奏曲第8番ニ長調Op.5-8
ハッセ:フルートと通奏低音のためのソナタニ短調Op.1-11
ハッセ:フルートと弦楽、通奏低音のための協奏曲ト長調Op.3-7
インム=ジャンヌ・クレット(Fl)
ネーレ・ラメルドルフ(Fl)
ハンブルク・エルビポリス・バロックO

録音:2015年3月.4月ゲーストハッハト聖ペトリ教会
ハッセは18世紀半ばのヨーロッパで最も高い評価を得た作曲家の一人です。9歳のモーツァルトも「ヘンデルやハッセのような不滅の存在になりたい」と目標を掲げていたというほどの存在で、ハイドンもまた然り。全ての音楽家たちから賞賛される存在であったことは間違いありません。彼の音楽には後期バロックから初期古典派にかけての様式の進展があり、とりわけオペラ作曲家としても傑出した作品を書く事で知られていました。このアルバムには「彼の」フルート作品が収録されていますが、実は当時出版されたハッセの作品のいくつかは、他の作曲家の作品が混じっています(この時代はあまり有名でない作曲家の作品は、有名な作曲家の名前で出版する方が有利だったのです)。ここにも、現在ではほとんど知られていないヴァレンティーニ(ヴァレンタイン)の作品が2つ収録されています。この違い、果たしておわかりになるでしょうか。インム=ジャンヌ・クレットの演奏で。

DACAPO
MAR-6.220628(1SACD)
ラース・グラウゴー:作品集
1.ヴィーナス(2013)
2.BookofThrows(2013)
3.レイヤーズ・オブ・アース(2011-2013)
4.3つの場所(2011)
パッティ・キルロイ(Vn)…1
パトリック・スウォポダ(Cb)…1
ジャン=ミシェル・ピルク(P)…2
イアン・シェーファー(Ob)…3
ラーシュ・グラウゴー(コンピューター)…3
ニューヨーク大学SO…1
ニューヨーク大学現代音楽アンサンブル…2.4
ニューヨーク大学パーカッション・アンサンブル…3
イェンス・ゲオルク・バッハマン(指)…1.3
ジョナサン・ハース(指)…2.4

録音:2013年1月…1,2013年11-12月…2,2012年5月…3,2011年10月…4ニューヨーク
デンマークを代表する現代作曲家、ラース・グラウゴー(1957-)の4つの新作を収録したアルバムです。これらはニューヨーク大学のスタインハート(教育、文化、芸術に特化hした学部)のアンサンブルのために作曲されたもので、知覚と感情の複雑な関係を示唆した面白い作品が並んでいます。弦の音から電子音まで多彩な音を駆使し、出来上がった緻密で繊細なテクスチュアを完璧に捉えた見事な録音にも驚愕です。不可解で不定形な音の海に揉まれる快感をどうぞ。
DACAPO
MAR-8.226117(2CD)
ラーシュ・メラー:春のリライト
<CD1.春のリライト(スタジオ・ヴァージョン)>1.第1部:エヴォケーション/2.間奏曲/3.第2部:春の広場/4.第3部:プロセッション/<CD2.春のリライト(ライヴ・ヴァージョン)>1.第1部:エヴォケーション/2.間奏曲/3.第2部:春の広場/4.第3部:プロセッション
デイヴィッド・リーブマン(Sax)
マリリン・マズール(パーカッション)
オーフス・ジャズ・オーケストラ
ラーシュ・メラー(指)

録音:2013年9月26-27日デンマークオーフス,フィンランドスタジオ、2013年9月25日デンマークコペンハーゲン、ジャズハウスライヴ
このタイトルはいわば「言葉遊び」であり、もともとの題材は誰もが知っているストラヴィンスキーの「春の祭典-The rite of spring 」です。メラー(1966-)はこの作品へのオマージュとして、リープマンのサックスを中心としたビッグジャズバンドを起用し、いかにも北欧のジャズらしい作品を作り上げました。ヨーロッパのクラシック音楽の伝統に根ざしながら、新しいものを模索するという試みです。スタジオ・ヴァージョンとライヴ・ヴァージョンのノリの違いを聴くのも興味深いものです。

Hyperion
CDA-681045(1CD)
クラシカル・ピアノ・コンチェルト・シリーズVol.2〜シュタイベルト:ピアノ協奏曲第3番/第5番/第7番
ピアノ協奏曲第3番ホ長調 「嵐」 Op.33
ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 「狩り」 Op.64
ピアノ協奏曲第7番ホ短調 「軍隊風大協奏曲」
ハワード・シェリー(P&指)、
アルスターO

録音:2014年11月18日−20日、アルスター・ホール(ベルファスト/アイルランド)
シュタイベルトは8つのピアノ協奏曲を含む多くのピアノ作品を残しており、ここでは、「嵐」を模したロンドで人気を博したピアノ協奏曲第3番 「嵐」や、2つのオーケストラによるピアノ協奏曲第7番 「軍隊風大協奏曲」など、シュタイベルトを代表する作品を収録。ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズでもお馴染みの名匠ハワード・シェリーが、歴史に埋もれたシュタイベルトの魅力を掘り起こしてゆきます。
Hyperion
CDA-68060(1CD)
ロマンティック・ヴァイオリン・コンチェルト・シリーズVol.19〜ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
セレナード イ短調 Op.75
ロマンス イ短調 Op.42
ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調 Op.26
ジャック・リーベック(Vn)、
マーティン・ブラビンズ(指)
BBCスコティッシュSO

録音:2014年9月16日−17日、シティ・ホール(グラスゴー)
Quartzレーベルより劇的なデビュー(QTZ 2002)を果たし、メジャー・レーベルでの録音や、変幻自在のアンサンブル「フィボナッチ・シークエンス」のリーダーとして、また日本では福間洸太朗とのデュオ・パートナーとして活躍するジャック・リーベック。「ヴァイオリン協奏曲第3番」と、「スコットランド幻想曲」を収録したロマンティック・ヴァイオリン・コンチェルト・シリーズVol.17(CDA-68050)に引き続き、マックス・ブルッフ(1838−1920)のヴァイオリン協奏曲集が登場! ブルッフ第2弾で収録されるのは、ロマン派のヴァイオリン協奏曲を代表する名曲「ヴァイオリン協奏曲第1番」と、ヴァイオリン協奏曲第4番として構想され「セレナード」のタイトルが付けられた4楽章の大作「セレナード イ短調」。イギリスの若きヴィルトゥオーゾが描く、悠々たるマックス・ブルッフをご覧あれ!

Chandos
CHSA-5162(1SACD)
サン=サーンス:チェロ協奏曲集
チェロ協奏曲第1番イ短調 Op.33*
チェロ協奏曲第2番ニ短調 Op.119*
動物の謝肉祭#**
「ウェディング・ケーキ」 Op.76#
幻想曲ト短調 「アフリカ」 Op.89#
トルルス・モルク(Vc)*、
ルイ・ロルティ(P)#、
エレーヌ・メルシエ(P)**、
ネーメ・ヤルヴィ(指)ベルゲンPO
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管と録音した交響詩集(CHSA-5104)以来となるネーメ・ヤルヴィのサン=サーンス・アルバムは、「スヴェンセン(CHAN-10711)」や「マスネ(CHSA-5137)」でも共演してきたノルウェーの名チェリスト、トルルス・モルクがソロを務める2つのチェロ協奏曲! また「動物の謝肉祭」や「ウェディング・ケーキ」、「アフリカ」では、カナダのカリスマ・ピアニスト、ルイ・ロルティも参加! スイス・ロマンド管との「シャブリエ」、「マスネ」、「オッフェンバック」といったフランス作品集でも多大な評価を得ているネーメ・ヤルヴィのサン=サンーンス!
Chandos
CHSA-5161(1SACD)
メンデルスゾーン・イン・バーミンガム Vol.4
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調 Op.64*
劇付随音楽 「真夏の夜の夢」 Op.61#
ジェニファー・パイク(Vn)*、
リアン・ルイス(S)#、
ケリ・フュージ(S)#、
エドワード・ガードナー(指)
バーミンガム市SO、
CBSOユースガ#
イングリッシュ・ナショナル・オペラの音楽監督、ベルゲンPOの首席指揮者など、世界各地のオペラハウスやコンサートホールで大活躍中のエドワード・ガードナー。ガードナーが首席客演指揮者を務めているバーミンガム市SOとのプロジェクト「メンデルスゾーン・イン・バーミンガム」。Chandosを代表する人気シリーズの1つへと成長した「メンデルスゾーン・イン・バーミンガム」の第4巻は、英国の若きミューズ、ジェニファー・パイクをソリストに迎えた「ヴァイオリン協奏曲」と、「真夏の夜の夢」を収録した豪華プログラム!

Smekkleysa
SMC-10(1CD)
レオポルト・モーツァルト:協奏曲集
4つのホルン,弦楽,太鼓と通奏低音のためのシンフォニア・ディ・カッチャ ト長調
ホルン,ヴァイオリン,弦楽と通奏低音のためのシンフォニア・ダ・カメラ.ニ長調
2つのホルン,弦楽と通奏低音のための協奏曲変ホ長調
トランペット,2つのホルン,弦楽と通奏低音のための協奏曲ニ長調
レイキャヴィーク室内O

録音:2006年1月
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの父であり、アマデウスの教育者として知られるレオポルト・モーツァルトの協奏曲集。偉大な息子の影に隠れながらも、自身も作曲家であったレオポルトの優美で勇壮な作品を堪能できます。

Pavane
ADW-7571(1CD)
ショパン:ピアノ協奏曲集
ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11
ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 Op.21
ステファン・デ・メイ(P)、
ジャン=ベルナール・ポミエ(指)
スロヴァキア・シンフォニエッタ

録音:2014年12月
リエージュ王立音楽院の音楽学部のダイレクターを務め、ロッテルダム音楽院やローザンヌ音楽院でも教鞭を執るベルギーのピアニスト、ステファン・デ・メイ。
スロヴァキア・シンフォニエッタとの共演によるショパンは、スロヴァキア、ジリナでのレコーディング。


Profil
PH-15037(1CD)
ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調op. 11
ピアノ協奏曲第2番ヘ短調op. 21
エカテリーナ・リトヴィンツェヴァ((P)
ヘリベルト・バイセル(指)
ボン・クラシックPO

録音:2015年7月3 & 4日ハノーファー近郊ゼールツェ、ザンクト・マルティン教会(ライヴ)
モーツァルトの協奏曲集、ラフマニノフの独奏曲のアルバムをProfilよりリリースして注目を集める美人ピアニスト、エカテリーナ・リトヴィンツェヴァ。 3枚目のアルバムは、ショパンのピアノ協奏曲2篇。リトヴィンツェヴァは、ショパン・コンクールの審査員を歴任し、2010年第16回では審査委員 長を務めたポーランドのピアニストで名教師のアンジェイ・ヤシンスキに学んだ経歴の持ち主。師より直伝のショパンは、モーツァルトでの共演以来、再 びベイセル率いるボン・クラシック・フィルハーモニーの好サポートのもと、切々と思いのたけを綴って胸に迫ります。 エカテリーナ・リトヴィンツェヴァは、1986年オホーツク海沿岸の町マガダンに生まれ、15歳の時に家族とともにモスクワへ移り、イリーナ・ガブリ ロヴァ、アレクサンドル・ムンドヤンツ、エカテリーナ・デルジャヴィナに師事。さらにロベルト・クーレク、ルドルフ・ケレル、アンジェイ・ヤシンスキのレッ スンも受けています。2014年チッタ・ディ・カントゥ国際ピアノコンクール最高位。 (Ki)

LIMEN Classic
CDVD031-C031
(1CD+1DVD)
ホフマイスター、ロッラ、シュターミッツ:ヴィオラ協奏曲作品集
■CD
フランツ・アントン・ホフマイスター(1754-1812):ヴィオラ協奏曲 ニ長調
アレッサンドロ・ロッラ(1757-1841):ディヴェルティメントBI330〜ヴィオラと弦楽オーケストラのための
カール・シュターミッツ(1745-1801):ヴィオラ協奏曲 ニ長調 Op.1
■DVD
CDと同内容の映像
ダニロ・ロッシ(Va&指)
コンセルヴァトーリオ・デッラ・スヴィッツェラ・イタリアーナCO

録音:2014年/リメン音楽スタジオ(ミラノ)
ヴァイオリンより低い音域を持ち、温もりと渋みのある音色が魅力のヴィオラ。そんなヴィオラための3曲の協奏曲が収められたCD&DVDです。18 世紀後半にウィーンで活躍したホフマイスターは、主に楽譜出版活動で今日に知られていますが、作曲家としても熟達した書法や音色の探求で同世代の作 曲家たちに高く評価されていました。そんな彼のヴィオラ協奏曲は洗練された明るさに満ちています。 同時代のチェコ系ドイツ人の作曲家、カール・シュターミッツはヨーロッパを転々としながら各地の音楽様式を自らに取り込んだ作曲家。当時のヨーロッ パの最高水準と言われ、その後のオーケストラの発展に大きく影響したマンハイム宮廷楽団のヴァイオリン奏者でもありました。彼の作品の多くは失われ てしまっていますが、このヴィオラ協奏曲は今に伝わる彼の作品の中でも有名です。そんな2人のドイツ系の作曲家の作品に挟まれているのは、イタリアの作曲家で自らもヴァイオリン、ヴィオラ奏者であるロッラのヴィオラ協奏曲。ヴァ イオリンの名手として名高いパガニーニの教師とも伝えられるロッラは、オペラ優勢だった当時のイタリアにおいて、当時多数を占めていたドイツの器楽作 品に対抗し得るイタリア的な器楽作品を数多く生み出しました。イタリア的な情感溢れる歌心は、当ディスクに収録されたヴィオラ協奏曲でもたっぷりと聴 くことができます。 ソリストを務めるのはLIMENレーベルでおなじみの名手ダニロ・ロッシ。DVDでは彼がヴィオラを片手に指揮を振るパワフルな姿も見ることができます。 (Ki)


CLAVES
50-1603(1CD)
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
ピアノ協奏曲第2番
メロディ・チャオ [趙梅笛](P;Steinway&Sons)
ミハイル・ユロフスキ(指)
スイス・ロマンドO

録音:2013年6月24-26日ヴィクトリア・ホール
1994年生まれの中国系スイス人女性ピアニスト、メロディ・チャオ(趙梅笛)。Clavesレーベル第3弾となる最新アルバムは、自身はじめてとなる協 奏曲録音でチャイコフスキーの第1番と第2番に挑みました。チャオは幼いころから逸材として注目され、10歳でバッハ、モーツァルト、シューベルトを 収録したアルバムでCDデビュー。その後、13歳のときにはショパンの練習曲全27 曲を収めたセカンド・アルバムをリリースし、一躍スイス内外で話題 となりました。Claves レーベルのデビュー盤となったリストの12の超絶技巧練習曲集(50 1110)では、圧倒的なテクニックと情感豊かな表現で聴き 手を虜にし、Claves第2弾のベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集(50 1304)では技術的にはもちろんのこと、音楽的には10代とは思えないほど濃 密な演奏で聴衆を驚かせました。 チャイコフスキーの作品でもっとも有名なピアノ協奏曲第1番と知名度が低い第2番。近年、ボリス・ベレゾフスキーやデニス・マツーエフなどロシア 系ピアニストたちが頻繁にコンサートでとり上げ、録音も増えつつあります。ピアノ協奏曲第2番は第1番の5年後、1879から80年に作曲されました。ヴァ イオリン協奏曲、交響曲第4番の直後という充実期の産物で当演奏では演奏時間45分弱の大作です。非常に難技巧の要求される作品ですが、チャオは 技術的に余裕すら感じることのできる演奏を披露しております。指揮は1945年モスクワ生まれのミハイル・ユロフスキ(近年めざましい活躍のウラディー ミル・ユロフスキの父)。彼はロシアが生んだオイストラフ、ロストロポーヴィチ、コーガン、ギレリスといった巨匠の音楽に触れてきました。瑞々しく溌剌 としたチャオの演奏を見事に好サポートしております。2015年に21歳を迎えたチャオ。今後の活躍が一層楽しみな若手ピアニストの一人と言えましょう! (Ki)


フォンテック
FOCD-9696(1CD)
税込定価
2015年12月9日発売
潮田益子/プロコフィエフ他
(1)プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番
(2)ストラヴィンスキー:ミューズを率いるアポロ(1947年改訂)
(3)デュオ・コンチェルタンテ
全て、潮田益子(Vn)
(1)齋藤秀雄(指)桐朋学園オーケストラ
(2)ヨアナ・クルコヴィッチ(Vn)、ディミトリ・ムラト(Va)、サラ・ダーリング(Va)、ナターシャ・ブロフスキー(Vc)、ローレンス・レッサー(Vc)、ドナルド・パルマ(Cb)
(3)スティーヴン・ドゥルリー(P)

録音:(1)1959年4月29日目黒公会堂
(2)2011年6月ニューイングランド音楽院ジョーダンホール
(3)2012年8月ニューイングランド音楽院ジョーダンホール
不世出のヴァイオリニスト潮田益子(1942-2013)。 幼少時より“天才少女”として知られ、15歳で音楽コンクール第1位および特賞を受賞。1966 年には第3回チャイコフスキー国際コンクールで第2位に輝きました。 世界各地の主要オーケストラと共演、国内ではサイトウ・キネン・オーケストラ、水戸室内管弦楽 団に参加し、コンサートミストレスを務めました。 恩師齋藤秀雄と共演した1959年演奏のプロコフィエフ、そして晩年に録音したストラヴィン スキーから、趣き深い彼女の演奏の奥行きを聴き、偉大な足跡を辿ります。 (フォンテック)
フォンテック
FOCD-9697(1CD)
税込定価
2015年12月9日発売
潮田益子/グラズノフ他
(1)グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲
(2)バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
(3)ストラヴィンスキー:ディヴェルティメント(編曲:ストラヴィンスキー、ドゥシュキン)
潮田益子(Vn)
(1)森正(指)ABC響

録音:(1)1959年7月25日杉並公会堂
(2)1985年1月29日ニューイングランド音楽院ジョーダンホール
(3)2012年8月ニューイングランド音楽院ジョーダンホール
日本ヴァイオリン界のパイオニアと称すべく潮田益子(1942-2013)が遺した貴重な記録。 師事したシゲティから「生涯わずかしか遭遇できない逸材」と激賞され、第3回チャイコフスキ ー国際コンクールでは第2位に入賞。オイストラフより「最も才能豊かな新進であり、類稀な叙 情性持ったアーティスト」と称されました。 その後、世界各地の主要オーケストラと共演、国内ではサイトウ・キネン・オーケストラ、水戸室 内管弦楽団に参加し、コンサートミストレスを務めました。 17歳にして完成の域にあるグラズノフ、85年演奏の鬼気迫るバルトーク。そして晩年の境地 を示すストラヴィンスキー。演奏史に残る偉大な刻印がここにあります。(フォンテック)


PRAGA
PRD-250304(1CD)
ヤーノシュ・シュタルケル追悼
マルティヌー:チェロ協奏曲第1番(1955年第3版)
プロコフィエフ:チェロ協奏曲ホ短調Op.58*
ドホナーニ:コンツェルトシュテュックOp.12#
ヤーノシュ・シュタルケル(Vc)、
ジョン・ネルソン(指)チェコRSO
ワルター・ジュスキント(指)フィルハーモニO*.#

録音:1990年3月19日プラハ(ライヴ)
1956年7月14-16日ロンドン*
1956年7月14-16日ロンドン#
2013年に89歳の生涯を終えたハンガリー出身の名チェロ奏者ヤーノシュ・シュタルケル。彼の録音のなかから、20世紀のチェロ協奏曲を集めた好企画。 有名な作曲家の作品ながら、意外に聴く機会のない3篇なのも大歓迎。マルティヌーのチェロ協奏曲第1番は1930年の初版が小管弦楽で、1939年 に大管弦楽に直し、さらに晩年大改訂を加えました。ここではその最終稿を聴くことができます。 プロコフィエフはピアノやヴァイオリンの協奏曲が人気なのに比べ、チェロ協奏曲はあまり馴染みがありません。第1番はソ連帰国後1938年の作で、 「ピーターと狼」やバレエ音楽「ロミオとジュリエット」と同時期のもの。しかし独奏部の異常な難しさと西欧的感覚が不評で、いわば封印された作品となり、 晩年に「交響的協奏曲」へ改作しました。シュタルケルは貴重なオリジナル稿で演奏。切れ味満点で、プロコフィエフならではのスリリングな音楽に興奮 させられます。 シュタルケルの同胞ドホナーニ初期のコンツェルトシュテュックも聴きもの。ドホナーニのメロディ・メイカーとしての才の光る作品で、どことなくリヒャ ルト・シュトラウスのオペラを思わせます。これもシュタルケルがとびきりの美しさで奏でています。 (Ki)

CEDILLE
CDR90000-159(1CD)
ヴィヴァルディ:ヴィオラ・ダモーレ協奏曲全集
ヴィオラ・ダモーレ協奏曲ニ長調RV392
ヴィオラ・ダモーレ協奏曲ニ短調RV393
ヴィオラ・ダモーレ協奏曲ヘ長調RV97
ヴィオラ・ダモーレ協奏曲ニ短調RV394
ヴィオラ・ダモーレ協奏曲ニ短調RV395
ヴィオラ・ダモーレ協奏曲イ長調RV396
ヴィオラ・ダモーレ協奏曲イ短調RV397
ヴィオラ・ダモーレとュートのための協奏曲ニ短調RV540
レイチェル・バートン・パイン(Va)
ホプキンソン・スミス(Lute)
アルス・アンティグア(アンサンブル)

録音:2014年7月1.8日,8月27日
刺激的な演奏で聴衆を魅了するヴァイオリニスト、レイチェル・バートン・パイン。今作での彼女は、ヴァイオリンではなく1774年製のヴィオラ・ダモーレ「ニコラ・ガリアーノ」を操り、センセーショナルで魅惑的な音色を聴かせます。RV540のリュートを伴う協奏曲では、名手ホプキンソン・スミスが参加、バックをかためるアルス・アンティグアと共に、上品さとスタイリッシュさを併せ持つ親密な音楽を奏でています。最近流行の過激なバロックではなく、典雅な音がとても美しい1枚です。

Solo Musica
SM-221D(2CD)
ポール・テイラー・オーケストラ〜アルプホルンと北欧の風
<CD1>
1.ティモ・アラコティラ(1959-):合奏協奏曲第1楽章「序曲」:ヴィヴァーチェ
2-4.カール・リュッティ(1949-):アルプホルンと弦楽のための協奏曲
5.インプロヴィゼーションI
6-7.カロリーナ・カンテリネン:カレリアのこだま(P.W.テイラー編)
8.アラコティラ:合奏協奏曲第3楽章「ポーランド風」:アレグロ
9.アラコティラ:合奏協奏曲第4楽章「ヴィアッジョ」
<CD2>
1.アラコティラ:合奏協奏曲第5楽章「フゲッタ」:プレスト
2-5.エリアーナ・ブルキ:組曲「世界旅行」(D.シュナイダー編)
6.サンナ・クルキ=スオニオ:ミン・スログ(P.W.テイラー編)
7.クルキ=スオニオ:タス・オン・ナイネン(P.W.テイラー編)
8.クルキ=スオニオ:ティナ・ヴィエリ(P.W.テイラー編)
9.インプロヴィゼーションII
10.アラコティア:スマッシュ(P.W.テイラー編)
11.伝承曲:ガギスベルクの歌
エリアーナ・ブルキ(アルプホルン)…CD1:2-5,CD2:2-5.9
カロリーナ・カンテリネン(S)…CD1:6-7,CD2:6-9
ポール・テイラーO
ポール・ウェグマン・テイラー(指)

録音:2014年11月11-13日スイスサール・ミュージック・アイランド・ライナウ
山岳地帯で用いられる長い管を持つアルプホルンの奏者エリアーナ・ブルキ。そしてラップランドのソプラノ、カロリーナ・カンテリネン。この2人の出会いによって生まれた魅惑的な音楽です。フィンランドを代表する作曲家、プロデューサー、ティモ・アラコティラの魅惑的な「合奏協奏曲」を中心に、ソリストたちの即興や、伝承曲など様々なジャンルの音楽が次々と奏され、聴き手を魅了します。なんだか楽しくなる2枚組です。

ALTO
ALC-1311(1CD)
シュニトケ:ヴィオラ協奏曲(1985)*
チェロ協奏曲第1番(1986)+
ユーリ・バシュメット(Va)*
ナタリア・グートマン(Vc)+
ソヴィエト国立文化省SO
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指)

録音:1986-1987年*、1986年+、モスクワ
原盤:Melodiya (C)Gramzapis, CDK
前出:Regis, RRC 1141

Quantum
QM-7070(1CD)
ヴィヴァルディ:「四季」 フレデリック・ペラシー(Vn)
マレ室内O
パスカル・ヴィニュロン(指、Cemb)

録音:2013年5月、トゥールおよびパリ、フランス

Quantum
QM-7037(1CD)
トランペット協奏曲集
ヘンデル:トランペット協奏曲ト短調
テレマン:トランペット協奏曲ニ長調
L・モーツァルト:トランペット協奏曲ニ長調(カデンツア:パスカル・ヴィニュロン)
ハイドン:トランペット協奏曲変ホ長調(カデンツァ:ロジェ・デルモット)
フンメル:トランペット協奏曲ホ長調
パスカル・ヴィニュロン(Tp)
プラハ室内O

(P)2006
パスカル・ヴィニュロンはロジェ・デルモット、マルセル・ラゴルスにトランペットを師事。ブックレット表記はフランス語・英語・ドイツ語・スペイン語。

Goodies
78CDR-3584(1CDR)
サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番 ミケル・カンデラ(Vn)
フィリップ・ゴーベール(指)
パリ音楽院O

仏 COLUMBIA D15209/12
(1928年2月13、20-21日録音)
ミケル・カンデラ(1877-1957)はパリ音楽院管弦楽団やオペラ座のヴァイオリニストを長くつとめた人物で、よく息子のミゲル・カンデラ(1914-?)と混同される。息子は1926年11月にパリ音楽院のジュール・ブーシュリ教授(1877-1962)のクラスに入り、翌1927年に一等賞を得た。ということは、この録音が行われた時わずか14歳だったから、この録音は父親のミケルが弾いたとするのが妥当と思う。これはこの名曲の世界初録音だった。指揮者のフィリップ・ゴーベール(1879-1941)はポール・タファネル(1844-1908)の父親にフルートの手ほどきを受け、引き続きタファネル自身から指導を受けた。1894年パリ音楽院のフルート科で一等賞を得て、パリ音楽院管弦楽団、パリ・オペラ座の首席フルート奏者を務めた後、パリ・オペラ座の指揮者・音楽監督としても活躍した。弟子にフルート奏者のマルセル・モイーズ(1899-1984)等がいる。(Goodies)
Goodies
33CDR-3587(1CDR)
モーツァルト:2台のピアノのための協奏曲変ホ長調 K.365(316a)
2台のピアノのための協奏曲ヘ長調 K.242
レーヌ・ジャノーリ(P)
パウル・バドゥラ=スコダ(P)
ヘルマン・シェルヘン(指)
ウィーン国立歌劇場O

米 WESTMINSTER WL5095(Mono)
(1951年6月ウィーン、コンツェルトハウス録音)
レーヌ・ジャノーリ(1915-1979)はパリ生まれ。エコール・ノルマルでアルフレッド・コルトー(1887-1962)に、パリ音楽院でイヴ・ナット(1890-1956)に師事した。さらにルツェルンでエトヴィン・フィッシャー(1886-1960)に学び、フィッシャーと共に2台、3台のピアノ演奏を数多く行った。パウル・バドゥラ=スコダ(1927-)はウィーン生まれ。ウィーン音楽院に学び1947年オーストリア音楽コンクールに優勝し、エトヴィン・フィッシャーの薫陶を得た。ヘルマン・シェルヘン(1891-1966)はベルリン生まれ、現代音楽の推進者と知られた指揮者。LP時代に登場したレコード会社WESTMINSTER と契約し、ウィーンで数多くの録音を残した。レーヌ・ジャノーリはこのシリーズでベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第18番(78CDR-3258)が出ている。(Goodies)


H.M.F
HMC-902209(1CD)
初回限定特典付き
デュティユー:ザッハーの名による3つのストローフェ
ドビュッシー:チェロとピアノのソナタ*
デュティユー:チェロ協奏曲「はるかな遠い国へ」**
エマニュエル・ベルトラン(Vc)
パスカル・アモイヤル(P)*
ジェームズ・ガフィガン(指)ツツェルンSO**

録音:2014年11月(協奏曲)、12月
フランス音楽の二人の巨匠、ドビュッシーとデュティユーのチェロ作品の世界。 ドビュッシーのチェロ・ソナタは、彼が最晩年に構想した一連の器楽曲のシリーズ「様々な楽器のための6つのソナタ」の中の1曲として書かれ ました。(実際ドビュッシーが死の前に完成できたのは「ヴァイオリン・ソナタ」「フルート、ハープ、ヴィオラのためのソナタ」そしてこの「チェロ・ ソナタ」の3作のみ。) フランスの古楽、とりわけクープランの音楽へ回帰するような端正な作品群の中で、この「チェロ・ソナタ」もまた、チェ ロの音色の渋みや切なさと相まって、高貴さに溢れています。 デュティユーの「ザッハーの名による3つのストローフェ」は、スイスの指揮者パウル・ザッハーの70歳の誕生日を記念してデュティユーの他 12人の作曲家たちが彼の名前の綴り(SACHER)を音名に読み替えたものを素材に作曲した際の作品。独奏チェロから紡ぎだされる多様な表情や質 感に、チェロという楽器の雄弁さを感じる1曲です。 デュティユーのチェロ協奏曲「はるかな遠い国へ」は、チェリスト、ロストロポーヴィチの委嘱で作曲された全5楽章からなる作品です。タイトルは、 ボードレールの詩集「悪の華」におさめられている「髪」の一節からとられています。チェロのモノローグで幕を開けるこの曲は、繊細な響きの中 で移り変わる多様な景色の中を通り抜け、再び静寂の中へと収束していきます。 近代フランスのチェロ作品を堪能できる1枚です。 (Ki)
【ダウンロードクーポンについて】
ブックレット内に、CDと同内容のハイレゾ音声トラック(44.1kHz/24bit)音源の無料ダウンロードクーポンが封入されています。初回限定特典。

Naive
OP-30551[NA](1CD)
ヴィヴァルディ:ファゴット協奏曲集vol.4
協奏曲 ハ長調 RV 469、
ヘ長調 RV 491、イ短調 RV 498、
ト長調 RV 492、イ短調 RV 500、
ハ長調 RV 473
セルジオ・アッゾリーニ(Fg)
ロンダ・アルモニカ

録音:2014年4月
バロック・ファゴットの名手、セルジオ・アッゾリーニによるヴィヴァルディ協奏曲集第4弾の登場。アッゾリーニによる校訂版を使用。超絶技巧のカデ ンツァなど、思わず息をのんで聴き入ってしまいます。 ヴィヴァルディは39のファゴット協奏曲を遺しています。自身ヴァイオリン奏者であったヴィヴァルディは、低音域の楽器に深く魅了されており、チェロ やファゴットのための作品を多く書きました。もちろん音域だけでなく、楽器の機構も熟知していたからこそこれらの優れた作品が生み出されたのです。人 の声を思わせるあたたかな旋律、そして創造性に満ちた作品を、アッゾリーニが豊かな響きと超絶技巧で聴かせます。 (Ki)

MIRARE
MIR-162(1CD)
ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ(1710 〜1784):クラヴサンと弦楽合奏のための協奏曲集
弦楽合奏とクラヴサンのための協奏曲 イ短調 Falck 45
シンフォニア.ヘ長調 Falck 67
弦楽合奏とクラヴサンのための協奏曲 ニ長調 Falck 41
アレグロ・エ・フォルテ.ニ短調 Falck 65
弦楽合奏とクラヴサンのための協奏曲 ホ短調 Falck 43
イル・コンヴィート
モード・グラットン(クラヴサン・指)
ステファニー・ポーレ(Vn)
ソフィー・ジェント(Vn)
ガブリエル・グロスバール(Va)
エマニュエル・ジャック(Vc)
ジョセフ・カーヴァー(Cb)

録音:2012年5月
J.S.バッハの長男、ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ・バッハの協奏曲集。偉大な父の威光や弟たちの名声にひきかえ、賭け事と飲酒に溺れる荒 んだ生活ぶりなど、なかなか不名誉なエピソードばかりが伝えられがちなヴィルヘルム・フリーデマン・バッハですが、彼もまた才能溢れる音楽家でした。 本CDに収録されている彼のクラヴサンと弦楽合奏のための協奏曲は、父の影響の中にも彼のオリジナリティである遊び心が現れた秀作ばかりです。父 J.S.バッハの時代の王道である対位法の技法に、ヴィルヘルム・フリーデマンの時代の傾向であった優雅さや情熱を取り入れた彼の作品は、対位法優勢 の音楽から18世紀後半に起こったロマン派の萌芽である芸術運動「疾風怒濤」への橋渡しとなっています。 ヴィルヘルム・フリーデマンの名誉挽回に、ぜひとも聴きたい一枚です。 (Ki)

SMC(モスクワ音楽院)
SMCCD-0174(2CD)
チホン・フレンニコフと生徒たち
[CD 1]
(1)タチアナ・チュドヴァ(1944-)(1913-2007):ウィリアム・シェイスピアによるバリトンとピアノの為の3つのソネット Op.32
(2)ピアノ協奏曲第2番ハ長調 Op.21
(3)ヴァイオリン協奏曲第1番ハ長調 Op.14
(4)ピアノ協奏曲第3番ハ長調 Op.28
(5)無伴奏合唱の為の3つの詩(ネクラーソフの詩による)Op.20
無伴奏合唱の為の3つの詩(ネクラーソフの詩による)Op.36 から 賛歌(No.3)
[CD 2]
(1)チホン・フレンニコフ:弦楽四重奏曲 Op.33
(2)ヴァレリー・キクタ(1941-):祝福された夜の歌(フルートとオルガンの為の)
(3)タチアナ・チュードヴァ(1944-):ソプラノとピアノの為の二部作
(4)アレクサンドル・チャイコフスキー(1946-):ァイオリンと室内管弦楽の為の協奏曲第2番
(5)セルゲイ・ゴルプコフ(1969-):忘れられた序曲…番(弦楽合奏の為の)Op.4
 チホン・フレンニコフ・Jr(1987-):チェロ協奏曲
[CD 1]
(1)アンドレイ・モロゾフ(Br)、
 アレクセイ・ルコヴニコフ(P)
(2)ニキータ・ムンドヤンツ(P)
(3)ユリア・イゴーニナ(Vn)
(4)チホン・フレンニコフ・Jr(P)
(5)モスクワ音楽院室内Cho、
 アレクサンドル・ソロヴィヨフ(指)
[CD 2]
(1)アリャビエフSQ
(2)セルゲイ・ジュラヴェル(Fl)
 コンスタンチン・ヴォロストノフ(Org)
(3)ナタリア・ゴンチャローヴァ(S)
 アレクセイ・ヴォロンコク(P)
(4)アレクサンドル・トロスチャンスキー(Vn)
(5)エフゲニー・ルミャンツェフ(Vc)

モスクワ室内O「四季」
ヴラディスラフ・ブラーホフ(指)
ロシア国防省SO
ローマン・ベルイシェフ(指)

録音:2013年6月14日、モスクワ音楽院小ホール、モスクワ、ロシア
2013年6月10日、10月15日、モスクワ音楽院大ホール、モスクワ、ロシア
いずれもライヴ、「チホン・フレンニコフと生徒たち」音楽祭

Ars Produktion
ARS-38178(1SACD)
ラヴェル、シュミット:ピアノ協奏作品集
ラヴェル:左手の為の協奏曲
フローラン・シュミット(1870-1958):遠くに聞こえる…(ピアノと管弦楽の為の版;1929)*
ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調
ヴァンサン・ラルデル(P)
ダニエル・カフカ(指)オーズSO

録音:2015年2月23-27日、メシアン・ホール、グルノーブル、フランス
*世界初録音。
Ars Produktion
ARS-38190(1SACD)
ヴィヴァルディ:「四季」*
テレマン:組曲「ドン・キホーテ」
ズザネ・ブラニー(Vn)*
ドレスデン・カペルゾリステン
ヘルムート・ブラニー(指)

録音:2015年1月21-23日、5月4-5日
Ars Produktion
ARS-38174(1SACD)
フランセ、トマジ、ジョリヴェ、ヴィラ=ロボス:ファゴット協奏作品集
ジャン・フランセ:ファゴットと11の弦楽器の為の協奏曲(1979)
トマジ(1901-1971):ファゴットと弦楽とハープの為の協奏曲(1961)
ジョリヴェ(1905-1974):ファゴット,弦楽,ハープとピアノの為の協奏曲(1954)
ヴィラ=ロボス:7つの音の輪(ファゴットと弦楽の為の;1933)
フランセ:ファゴットと弦楽合奏の為のディヴェルティメント(1942)
マティアス・ラーチ(Fg)
シュトゥットガルト室内O
ヨハネス・クルンプ(指)

録音:2013年5月21-24日、2014年3月19-20日

VISTA VERA
VVCD-00257(1CD)
ピョートル・メシチャニノフ
ヒンデミット:ピアノ,金管楽器と2つのハープの為の協奏音楽Op.49
メシアン:異国の鳥(ピアノと小管弦楽の為の)
サン・サーンス:カプリス=ワルツ「ウェディング・ケーキ」Op.76
スクリャービン:プロメテウス(交響曲第5番「火の詩」)Op.60*
ピョートル・メシチャニノフ(P)
ソヴィエト国立SOソリスト・アンサンブル(*以外)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指)
ソヴィエト国立SO*
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指)*

録音:1975-1977年、場所の記載なし(*以外)
    1978年12月26日、ライヴ、モスクワ音楽院大ホール、モスクワ、ロシア、ソヴィエト
ピョートル・メシチャニノフ(1944-2006)はロシアのピアニスト・指揮者・音楽理論家。作曲家ソフィア・グバイドゥーリナの三番目の夫で、現代音楽にも積極的に取り組みました。

Amadeus
AM-211-2(1CD)
パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調 Op.6
感傷的な堂々たるソナタ.Op.27
パルピティ(ロッシーニの歌劇「タンクレディ」のアリア「こんなに胸騒ぎが」による序奏と主題と変奏曲)Op.13
魔女たちの踊り(ジュスマイアーのバレエ「ベネディクトのくるみの木」の主題による変奏曲)Op.8
ジョヴァンニ・アンジェレーリ(Vn、指)
ヴェネツィアO
ジョヴァンニ・アンジェレーリはイタリアのパドヴァに生まれたヴァイオリニスト・指揮者。ピリオド楽器奏者としても高名です。1998年以来2015年現在ヴェネツィアO(Orchestra delle Venezie)の指揮者を務めています。
Amadeus
AM-295-2(1CD)
シューマン:チェロ協奏曲イ短調 Op.129*
ブラームス:セレナード第1番ニ長調 Op.11
ナターリア・グートマン(Vc)*
マーラー室内O
クライディオ・アバド(指)

録音:2006年3、4月、ライヴ、イタリア
原盤:Deutsche Grammophon

CPO
CPO-777866F(1CD)
エルンスト・フォン・ゲンミンゲン:ヴァイオリン協奏曲第3番&第4番
フランソワ=ジョセフ・ゴセック:交響曲Op.6-2
コーリャ・レッシング(Vn)
ミュンヘン放送O
ウルフ・シルマー(指)
ドイツ生まれの作曲家ゲンミンゲン(1759-1813)。ビュルテンブルクの騎士の末裔であり、ベルリンで裁判官として働いたという経歴の片鱗がわかっていますが、その他の詳しいことはほとんどわかっていません。しかし、以前cpoから発売されたヴァイオリン協奏曲第1番&第2番(777454)の雄弁な音楽は、この作曲家が並々ならぬ才能の持ち主であったことをはっきりと示すものでした。この第3番と第4番の協奏曲も世界初録音であり、古典派の一つの失われたピースを埋める貴重な物証となることは間違いありません。同時収録はフランスの交響曲の礎を築いた作曲家ゴセック(1734-1829)の交響曲で、古典派からロマン派へと移り変わる激動の時代を反映させた堂々たる作品です。
CPO
CPO-777990F(1CD)
R・シュトラウス:クラリネットとファゴットのための二重協奏曲
組曲「町人貴族」
クラリネットとファゴットのための二重協奏曲(1947)*
組曲「町人貴族」Op.60(1917)
《ボーナス・トラック》
シュトラウス・コンダクツ・シュトラウス(1947年録音)
ベルンハルト・パウムガルトナーによる語り
明日の朝Op.27-4/万霊節Op.10-8
愛を抱いてOp.32-1/ばらのリボンOp.36-1
:コッラド・ジュフレディ(Cl)
アルベルト・ビアーノ(Fg)
ローベルト・コヴァルスキ(Vnソロ)
ヨハン・セヴァスティアン・ペーチュ(Vcソロ)*
スイス・イタリア語放送O
マルクス・ポシュナー(指)
アネッテ・ブルン(S…ボーナス)
指揮者マルクス・ポシュナーは1971年ミュンヘン生まれ。コリン・デイヴィス、ロジャー・ノリントンなどの名指揮者のアシスタントを務めた後、インゴルシュタットの室内Oの首席指揮者に就任。2004年にはドイツ音楽協会、ドイツ・オーケストラ連盟から「ドイツ指揮者賞」を授与され、一躍脚光を浴びました。以降、着々とキャリアを重ね、2015/16シーズンより、スイス・イタリア語放送Oの首席指揮者に就任しました。彼はジャズ・ピアニストの顔も持ち、この分野でも創造性に満ちた演奏を繰り広げ、ジャンルを超えたファンを獲得していることでも知られる才人です。この演奏は、スイス・イタリア語放送Oへの就任記念ですが、リヒャルト・シュトラウス(1864-1949)作品の中でも比較的地味な曲を選択したところが、いかにも彼らしいと言えるのではないでしょうか。伸びやかに歌う独奏楽器を自由に操る彼の手腕にご注目ください。余白に収録されているのは、晩年のシュトラウス自身の指揮による4曲の管弦楽伴奏つきの歌曲です。

Atoll
ACD-117(1CDR)
オークランド・タウン・ホール・オルガン披露コンサート
パリー:アイ・ワズ・グラッド
ブラームス:宗教的歌曲 Op.30
ウェルズ:オルガン交響曲ハ長調(世界初録音)**
ベアストウ:都市の息吹き
ギルマン:オルガン交響曲第1番ニ短調 Op.42*
インドラ・ヒューズ(Org)、
ジョン・ロッサー(指)
テレンス・マスケル(指)
ムジカ・サクラ、グラジュエイトCho
ヴィヴァ・ヴォーチェ、
ジョン・ウェルズ(Org)**、
ポール・ターリング(Org)*、
アントン・ポリャニッチ(指)*、
オークランド・ユースSO*

録音:2010年3月21日に行われた改修後のお披露目コンサートのライヴ
ニュージーランド、オークランド・タウン・ホールに設置さ