湧々堂HOME 新譜速報 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック 廉価盤 シリーズ
旧譜カタログ チャイ5 殿堂入り 交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック


器楽曲・新譜速報1


※発売済のアイテムも含めて、約3ヶ月間掲載しています。
※新しい情報ほど上の段に記載しています。
※表示価格は全て税込みです。



オクタヴィア
OVCL-00793(1SACD)
税込定価
2022年10月19日発売
coba編曲・世界のポップス名曲選
映画「ゴッドファーザー」より 愛のテーマ(N.ロータ)
「サウンド・オブ・ミュージック」より 私のお気に入り(R.ロジャース)
マイ・ウェイ(C.フランソワ/J.ルヴォー)
映画「太陽がいっぱい」 テーマ曲(N.ロータ)
過ぎ去りし永遠の日々(coba)
映画「他人の顔」より ワルツ(武満徹)
好きにならずにいられない(G.ウェイス/H.ペレッティ/L.クレオトーレ)
スカボロー・フェア(P.サイモン/A.ガーファンクル)
明日に架ける橋(P.サイモン)
リベルタンゴ(A.ピアソラ)

※全曲編曲:coba
荘村清志(G)

録音:2022年5月11-12日東京・Hakuju Hall
クラシックギター界のレジェンド・荘村清志の最新盤は、世界中で愛される映画音楽・ポップス選 集です。アコーディオニストであり作曲家・編曲家として広く活躍するcobaが全曲アレンジを手が けました。 誰もが聴いたことのある有名な楽曲でありながら、新しさも感じられるアレンジが、メロディの美し さを際立たせています。CDタイトルにもなっている「ゴッドファーザー」の「愛のテーマ」に漂う哀愁、 華やかな技巧が彩る感動的な映画音楽や、叙情あふれるバラードなど、荘村の豊かな歌心を 存分にご堪能ください。(オクタヴィア)
オクタヴィア
OVCT-00202(1SACD)
税込定価
2022年10月19日発売
Transformer
ラモー:ガヴォットと6つのドゥーブル
ラフマニノフ:コレルリの主題による変奏曲Op.42
シューマン:交響的練習曲
岡田奏 (P)

2022年5月16-18日静岡、浜松市天竜壬生ホール
岡田奏は、弱冠15歳で渡仏。パリ国立高等音楽院を最優秀で卒業、その後エリザベート王 妃国際コンクールのファイナリスト入賞、プーランク国際ピアノ・コンクールで第1位に輝くなど現在 最も注目すべきピアニストのひとりです。デビューから4年ぶりとなる第2作のテーマは、「変奏曲」。 ラモーの、魅惑的で生彩あふれる表情。一音一音に決然たる想いを秘めたラフマニノフ。雫のよ うに麗しく奏される〈補遺〉を間に挟んだシューマンの多彩で鮮やかな力感。自然な呼吸とゆたか な躍動が大きな弧となってアルバム全体を包む、岡田奏の大輪の結実を聴く、待望の新作で す。(オクタヴィア)
オクタヴィア
TACD-00159(1CD)
税込定価
2022年10月26日発売
松本和将ライヴシリーズ10
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番悲愴」
第21番「ワルトシュタイン」
第23番「熱情」
松本和将 (P)

録音:2021年11月29日 浜離宮朝日ホール・ライブ
ドイツ音楽とりわけベートーヴェンを得意とする松本和将にとって直球勝負とも言えるラインナップです。子 供の頃から愛聴し、また小学生で「悲愴」、中学生で「熱情」を弾き始めたことを考えるとその年季の深さ はおしてしるべしでしょう。重厚な王道かつエキサイティングなベートーヴェンがここにはある。(オクタヴィア)

Pentatone
PTC-5186976
(1SACD)
新しい道〜ブラームスとシューマン夫妻の出会い
ブラームス:ピアノ・ソナタ第1番ハ長調Op.1
 シューマンの主題による変奏曲Op.9
 主題と変奏(弦楽六重奏曲第1番第2楽章による)Op.18B
シューマン(クララ・シューマン編):献呈Op.25の1
児玉麻里(P)Yamaha CFX

録音:2022年7月/ノイマルクト・ライトシュターデル
実の児玉麻里初のブラームス・アルバム。彼女は長年ブラームス作品を温めてきており、まさに今、満を持しての発表となります。
今回のメインはブラームスの「作品1」であるピアノ・ソナタ第1番。1853年10月1日にブラームスはシューマン夫妻を初訪問し、この曲を自らの演奏 で披露したといわれます。最初ローベルト・シューマンがひとりで聴き始めたものの、「クララにも聴かせたい」と止めさせたことが知られています。シューマン は晩年の病に苦しんでいましたが、その月末に「新しい道」のタイトルで熱くブラームスを楽壇に紹介しました。
児玉麻里はその邂逅のひとときをこのアルバムに込めています。これがきっかけとなり、ブラームスは翌年、シューマンの「色とりどりの小品Op.99」の「5 つのアルバムの綴り」第1曲と「クララ・ヴィークの主題による即興曲Op.5」をもとに「変奏曲Op.9」を作曲、クララに捧げました。さらに6年後、ルイ・ マルの映画「恋人たち」で用いられたことでも有名な弦楽六重奏曲第1番第2楽章による変奏曲を作り、やはりクララに捧げています。後者はブラームスとし ては悩ましいまでの感情があふれており、クララへの思慕の情が感じられます。
初対面の際にクララはお礼として何か弾いたと思われますが、伝わっていません。ここではローベルトの歌曲集「ミルテの花」の第1曲「献呈」をアンコー ル風に演奏。ローベルトが結婚式の前日に新婦へ送ったとされる感動的な音楽を何とクララの編曲でというのも貴重。この曲はリストの編曲が有名ですが当のク ララはその版を嫌ったとされ、彼女の編曲はよりローベルトの思いが伝わってくるようなピアノ曲となっています。児玉麻里円熟の演奏で味わえるのは、このう えない贅沢と申せましょう。 (Ki)

KLARTHE
KLA-147(1CD)
32の変奏曲
バッハ(ジャン=フィリップ・オーダン編):アレルヤのグラフィティ(バッハの無伴奏チェロ組曲第1番前奏曲による32の変奏)
ジャン= フィリップ・オーダン(Vc)
クラシックのみならず映画や軽音楽の分野でも活躍するチェロ奏者ジャン=フィリップ・オーダン。彼がバッハの無伴奏チェロ組曲第1番の前奏曲に基づく 32の変奏を作る興味深いアルバム。
この曲はチェロ音楽史最大の名作とされるバッハの連作組曲を開始する重要な作品ですが、その魅力的な調べは映画やCMなどにも用いられています。それど ころかコンサートで何度も演奏したオーダン自身の印象では、続く数々の舞曲はこの曲ほど聴衆に喜ばれていないようで、ならばこれを主題に時空を超えた変奏曲 を作ろうと決めました。
各変奏はト長調に固定し、どのチェロのメソードにもないテクニックを駆使しています。曲想もアフリカ風、インド風、サルサ風、中国風からHCAB(BACHを逆 さにしたもの)まで抱腹絶倒。オーダンの才気煥発ぶりを味わえます (Ki)。
KLARTHE
KLA-066(1CD)
プレルーディオ
(1)ドメニコ・ガブリエリ:7つのリチェルカーレ
 グバイドゥーリナ:10の前奏曲
(2)ブノワ・メニュ:後奏曲(2017)
(3)バッハ:6つの無伴奏チェロ組曲〜前奏曲(全6曲)
パトリック・ランゴ(Vc)
【(1)のガブリエリ作品:5弦バロック・ヴィオロンチェロ・ピッコロ(2011年レイラ・バルベデッテ作)、
(3):バロック・チェロ「アルルカン」(1700年頃作者不詳)、
(1)のグバイドゥーリナと(2):1829年ベルナルデル父作】

録音:2017年11月23-25日/ノートルダム寺院
シントニア五重奏団の創始者であり、独奏者としても活躍するフランスのチェリスト、パトリック・ランゴ初のソロ・アルバム。3つの楽器を使い分け、バロックと 現代の無伴奏チェロ作品を美しく融合させています。
約300年の開きがあるドメニコ・ガブリエリ7曲とグバイドゥーリナ10曲の無伴奏作品を、絶妙に並べ、さらにブノワ・メニュ最新の後奏曲をチェロの最も有 名な作品であるバッハの6つの組曲から前奏曲だけ披露するというアイディア。バロックから現在への旅に導いてくれます。 (Ki)

SUPRAPHON
SU-4316(1CD)
クリスマス・アルバム
(1)ヴィヴァルディ:「冬」Op.8- RV297より第1楽章「アレグロ・ノン・モルト」
(2)バッハ=グノー:アヴェ・マリア
(3)ピアソラ:ブエノスアイレスの冬
(4)バーバー:アダージョ
(5)ウェイド:「神の御子は今宵しも」
(6)「鐘のキャロル」(ウクライナ民謡)
(7)ヴィヴァルディ:「冬」Op.8- RV297より第2楽章「ラルゴ」
(8)グルーバー:きよしこの夜
(9)ラター:天使のキャロル
(10)ピアソラ:アヴェ・マリア
(11)ミフナ:「眠ってほしい」
(12)バッハ:パストラーレ ヘ長調 BWV590より「アリア」
(13)ヘンデル:オンブラ・マイ・フ
(14)スコリク:メロディア
(15)ヴィヴァルディ:「冬」Op.8- RV297より第3楽章「アレグロ」
(16)ハイブラー:あのクリスマス・イブ
(17)ドヴォルザーク:アヴェ・マリア
ヴィレム・ヴェヴェルカ(Ob)
アルティメット・W・バンド【 ゲスト出演:パトリツィア・ヤネチュコヴァー(S)】

録音:2022年5月14-16日ドモヴィナ・スタジオ(プラハ)
チェコを代表する実力派オーボエ奏者ヴィレム・ヴェヴェルカが可変アンサンブル、アルティメット・W・バンド、ソプラノ歌手パトリツィア・ヤネチュコヴァーとの 共演で送る「クリスマス・アルバム」の登場!
プラハ音楽院で学び、ジャン=ルイ・カペツァリに師事したヴェヴェルカは2003年日本で開催された第7回国際オーボエ・コンクール・軽井沢で1位を獲得。 その後、BPOをはじめ世界有数のオーケストラと共演しキャリアを積んできました。また故クラウディオ・アバドにより設立された マーラー・ユーゲントOの一員として活躍し、アバドの厚い信頼を得ておりました。
録音も積極的で、スプラフォン・レーベルからのソロのデビュー盤「テレマン、ブリテン:無伴奏オーボエ作品集」(SU-4121)で注目され、その後「ヴィヴァル ディ、テレマン、バッハ:オーボエ協奏曲集」(SU-4188)、ハープ奏者カテジナ・エングリホヴァーとの「インプレッションズ」(SU-4212)、そしてアンサン ブル・ベルリン・プラハのメンバーとして「ゼレンカ:6つのトリオ・ソナタ」(SU-4239)、クロスオーバー・アルバム「ネクスト・ホライゾン」(SU-4286)など、 充実のレパートリーを録音しております。
当アルバムでは「きよしこの夜」、「神の御子は今宵しも」などのクリスマス定番曲はもちろんのこと、ヴィヴァルディ、ピアソラなど冬にまつわる作品を豊かな オーボエの音色で魅了します。

WAON RECORDS
WAONCD-520(2CD)
HQCD
ピアノフォルテ イン グリーン
平野一郎:歌を覚える鳥のソナチネ (2012)
ヤナーチェク:草陰の小径にて 第1集(1901-1908)
平野一郎:白象の夢〜黒鍵と白鍵のエチュード〜*オリジナル・ヴァージョン(2006)
バルトーク:ソナチネ(1915)
 セーケイ人たちとの夕べ(1908)
 豚飼いの踊り(1908-1909)
ヤナーチェク:ピアノ・ソナタ 1905年10月1日 街頭にて
平野一郎:二つの海景(2004-2011)
田中綾(P)

録音:2021年6月15-17日、高島市立ガリバーホール(滋賀県)
丹後の宮津出身のピアニスト、田中綾による、ヤナーチェク、バルトーク、平野一郎作品集。タイトルの「フォルテピアノ」はフォルテおよびピアノの表現であり、 グリーンとは、ハンガリーや現在彼女が移住している滋賀県蒲生群の農村の景色。田中はコダーイ音楽研究所に留学していた経歴を持ち、また、とくに歌(合唱) との共演も多く、彼女が奏でるピアノはオーケストラのような音響と音色で鳴り響きながら、人の声のように様々な情動を聴き手によびおこさせる、濃厚なもの。 演奏会のとき、ステージ袖から登場するのではなく、どこからともなく裸足で現れ、今その瞬間に生まれたように音楽を奏でていきます。精巧に調律されたピアノ で、1ミリの狂いもないタッチで、作曲者たちが音符に込めた色や風景、作曲家の心情までをも浮かび上がらせていきます。その音色をCDにするために、今回 384kHz 24bitによる編集が行われました。ホールの空気から、音符ひとつひとつから立ち上る様々な香りや風景、そして作曲家たちの声がなまめかしく聴きと れる、究極の2枚組となっています。
(ブックレットより抜粋)ヤナーチェク、バルトーク、平野一郎という作曲家たちは、それぞれ生まれた場所も年代も異なりますが、古くから伝わる文化が危機に さらされる難しい時代の中で、自分たちの真の音楽を探求しているというところで繋がっています。小さな村の歌や踊りを深く研究するうちに、それぞれに独自の 作曲語法を生み出し、命がけで守らなければ永遠に忘れ去られてしまうあらゆる声を、楽譜に刻んでいきました。彼らの楽譜を開くと、草原や海辺の原風景とそこ に暮らす人々、ひそんでいる小さな生きもの、そしてもっと前からそこにいたであろう、目に見えないものたちが飛び出してきます。暗闇に消えかけていたかすか な灯りが、蛍の光のようにぽつぽつと点り、皆さんの心にひろがっていきますように。―田中綾ー
田中綾=略歴:丹後の宮津にて6才よりピアノを始める。恩師、辻阪乙絲子に学ぶ。作陽音楽大学ピアノ科卒業後、故・西内玲の声楽クラス専属ピアニスト、四国 学院大学非常勤講師を経て、2001年にハンガリーのコダーイ音楽研究所へ留学。ピアノをサボー・オルショヤ、民俗音楽をコダーイの弟子イットゼーシュ・ミハー イ(2018年6月12日没)に師事。在学中、シャロルタ・コダーイ奨学金、コダーイ財団奨学金を受給。ボヤイヤーノシュ・ギムナジウム合唱団の専属ピアニストと してヨーロッパ各地へ演奏旅行。イットゼーシュ・ミハーイ、合唱指揮者でコダーイ研究所創設ディレクターのエルデイ・ペーテル両氏の推薦により、スロバキアでの 国際コダーイ会議に出席、「21世紀の日本でのコダーイ哲学の可能性について」スピーチを行う。コダーイ研究所修了リサイタルにて平野一郎「祈りの浜」を委嘱・ 初演。2016年やわた市民音楽祭の「八幡大縁起」初演にて合唱団のコレペティトゥアをつとめる。2018年ラ・ヴェリテ与謝公演に出演、「歌を覚える鳥のソナ チネ」を初演。2019年よりイリーナ・メジューエワに師事。ピアノリサイタル「草陰の小径にて」を2020年7月に音楽ホール奏美(大津市)、同11月に宮津会 館(宮津市/ 2021年3月で閉館)にて開催。宮津会館閉館直前の2021年3月、作曲家・平野一郎の世界2021「海の聲〜ほろびても滅びえぬもの〜」に合 唱団の練習ピアニストとして参加、合唱団員として、幻の校歌「天かける橋」を初演。 (Ki)

ARTHAUS
10-9452CD(2CD)
バッハ:平均律クラヴィーア曲集第2巻 アンドレア・バッケッティ (P)
使用楽器:ベーゼンドルファーコンサートグランド280VC

録音:2021年3月1,2日、ベルナレッジョ、イタリア
イタリア随一のバッハ弾きアンドレア・バッケッティによる平均律クラヴィーア曲集の録音。1742年に完成した第2巻は、比較的長い期間にわたって作曲され たもので、そのスタイルは室内楽やオルガン作品、前古典派を思わせるものなど、第 1巻より多彩な作風がみてとれます。バッケッティの鋭い洞察力と独特の感性 が、唯一無二の演奏スタイルを生み出し、バッハの深淵を覗かせるような演奏を聴かせてくれます。
アンドレア・バッケッティは、1977年、イタリア・ジェノバ生まれ。11歳という若さでクラウディオ・シモーネ指揮のイ・ソリスティ・ヴェネティと共演を果たし、 早くからピアニストとして頭角を現していました。録音はイタリア・ソニーを中心に数多く行っており、2014年ソニー・クラシカルよりバッハの「鍵盤作品全 曲録音チクルス」、「フランス組曲(全曲)」が、2016年5月にはその第3弾となるバッハの「ピアノ協奏曲全集」をリリース。また、バッハのインヴェンショ ンとシンフォニアのCD(DYNAMIC社)では、2011年4月のBBCミュージック・マガジンで“Discs of the Month(月間最優秀賞)”に選出。 (Ki)

MDG
MDG-64522722(5CD)
コンロン・ナンカロウ(1912〜1997):プレイヤー・ピアノのための練習曲全集
プレイヤー・ピアノのための練習曲第1〜12番
プレイヤー・ピアノのための練習曲第13〜32番
プレイヤー・ピアノのための練習曲第33〜41番
プレイヤー・ピアノのための練習曲第42〜48番
プレイヤー・ピアノのための練習曲第49a-c番
パラ・ヨーコ
リゲティのために
未発表の習作第1,4-5番
習作第45番「ディスカード」
前奏曲(アレグロ・モルト)
ピアノのためのソナチナ
タンゴ?
ウルスラのためのカノンA,B,C
ピアノとヴァイオリンのためのトッカータ
べーゼンドルファー・プレイヤー・ピアノ 
ナンカロウ没後25周年記念として、これまでMDGに録音されたプレイヤー・ピアノのための練習曲を全曲まとめてリリースします。 コンロン・ナンカロウはアメリカ、アーカンソー州に生まれ、ジャズ・トランペッターを経て、ピストン、セッションズ、ヘンリー・カウエルに学んで 作曲に転じた変り種で、特にカウエルの影響から自動演奏ピアノの可能性に開眼、生身のピアニストには再現不可能なまでに微分化されたリズムを特徴とする創作 にのめり込んだとされています。1936年のスペイン内戦に接してスペインへ渡り、同地で共産党に入党したことからアメリカへの帰国を拒否されたこともあって、 その作品は長く正当な評価を得ないままでしたが、1980年代にジェルジ・リゲティが「ウェーベルンやアイヴズに匹敵する大作曲家」と礼賛したことで、晩年に なって忽然と名声を得るという、きわめて数奇な運命を辿った作曲家でもありました。 ナンカロウはプレイヤー・ピアノ(自動演奏ピアノ)のために多くの作品を残しました。「プレイヤー・ピアノのための習作」は全5巻もある膨大な作品。リゲティは、 この作品を「21世紀の平均律クラヴィーア曲集」だと称賛。そのどれもが自動演奏ピアノ専用で、生身の人間では到底演奏不可能なものばかりです。1秒間に 200回も打鍵するなどあたりまえ、時にはラグタイムの手法が応用されたり、機械的なパッセージが延々と繰り返されるなど、これこそ究極の実験音楽とも言えま す。 ここに収録されているものは、ナンカロウの腹心の友ユルゲン・ホッカーが、ベーゼンドルファー・アンピコ・プレイヤー・ピアノをチューニングし録音された全50 作品です。

Challenge Classics
CC-72923(1CD)
ヘンデル:チェンバロのための組曲集
組曲第3番ニ短調 HWV428
組曲第2番ヘ長調 HWV427
組曲第8番へ短調 HWV433
組曲第5番ホ長調 HWV430
組曲第7番ト短調 HWV432
トン・コープマン(Cemb)
[使用楽器:ヴィレム・クルスベルヘン製作のリュッカースのレプリカ(コープマン所有)]

録音:2022年3月オランダ、バッセム、コープマンの家
オランダ古楽界を牽引する現役の巨匠コープマン(1944-)がヘンデルの組曲を録音しました。自宅でお気に入りの自前楽器を弾いてのレコーディングで、リ ラックスした気分でヘンデルの音楽と戯れるコープマンが目に浮かぶような演奏です。厳しい曲想の作品でも難解さを解きほぐし空間に開放していくような独特の 味わいがあり、コープマンにしか成し得ない演奏が楽しめる1枚。付点リズムの処理など楽譜の読みにもこだわりが感じられます。
若い頃から優れたオルガン、チェンバロ奏者として名を知られ、ドイツ、イタリア、イギリスと渡りながら作曲家としても大成していったヘンデル。1720年11月 にロンドンで出版された『チェンバロ組曲集』全8曲はバッハの鍵盤曲に対抗できる完成度を誇り、現在では通称「8大組曲」と呼ばれています。この名作から5 曲を抜粋。『調子の良い鍛冶屋』で知られる変奏曲を含む第5番も収録されています。
「私はバッハを多く演奏・録音してきたが、ヘンデルの音楽の素晴らしさを軽視することはない。彼の曲は壮大で、感情に満ちあふれ、演奏効果も高い。このチェ ンバロ組曲の中のいくつかはときどきコンサートで演奏しているが、今なら録音するのも良い機会だと思った。CD1枚分、私が曲を選んだ。自宅で録音できたの も特別な経験だった」(トン・コープマン)
第7番、CDラストのトラックは、きわめてシンプルな作りながら奏者の人生が投影されてしまうような無二の魅力(あるいは怖さ)を持つ「パッサカリア」。コー プマンの自然体の演奏を聴くと、彼の音楽人生そのものが音となり綴られていくのが感じられるでしょう。 (Ki)

C Major
80-7908(8DVD)

80-8004(4Bluray)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集(+インタビュー&マスタークラス)

ボーナス
●インタビュー:ダニエル・バレンボイム、ベートーヴェンのピアノ・ソナタについて語る
●ダニエル・バレンボイムによるマスタークラス
(1)アレクサンドル・カントロフ(P・ソナタ第2番イ長調Op.2-2)
(2)ナターリア・ミルスタイン(P・ソナタ第15番『田園』)
(3)ファビアン・ミュラー(P・ソナタ第23番『熱情』)
ダニエル・バレンボイム(P)

収録:2020年5月18〜31日、ピエール・ブーレーズ・ザール

◆DVD
画面:NTSC,16:9
音声:PCMステレオ、DTS5.1
DVD9
字幕:英独韓,日本語
942分(本編)):705分/ボーナス:237分)
◆Bluray
画面:16:9/1080i
音声:PCMステレオ、
DTS-HDMA5.1
BD50
字幕:英独韓,日本語
942分(本編)):705分/ボーナス:237分)
2022年に80歳を迎えるダニエル・バレンボイム(1942〜)。ベートーヴェン生誕250周年にあって、COVID-19の世界的パンデミック始まりの年となった 2020年にバレンボイムにとって5度目となるベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲録音に挑みました。バレンボイムは2020年4〜6月にかけてベートーヴェンを より深く探求、4月にはピエール・ブーレーズ・ザールから全世界にライヴ・ストリーミング・コンサートを行いディアベッリ変奏曲を録音、その後ソナタ全32曲を録 音しました。すでにCD全集は発売されていますが、この度ピエール・ブーレーズ・ザールで収録された全曲演奏の模様がブルーレイとDVDでリリースされます。 バレンボイムは、1回目(EMI/1966〜69年)、2回目(DG/1981〜84年)、3回目(映像メトロポリタン・ミュニック制作EuroArts/1983〜84年)、4回目 (DECCA/2005年)、5回目(DG/2020年)と本作を入れて5回ベートーヴェンのソナタ全曲を録音しています。古今東西、偉大なるピアニストは存在します が、5度の録音機会がある演奏家はバレンボイムにおいて、他にいないでしょう。
当ボックスには、バレンボイムがベートーヴェンのピアノ・ソナタについて語ったインタビュー映像と、若手ピアニストたちとのマスタークラスの映像も収録され ています(日本語字幕付)。インタビューでは、ベートーヴェンとの初めての出会いや、若い頃からピアニストとして活躍していたバレンボイムならではの逸話を披露 しています。 マスタークラスには、 22歳で挑んだ2019年チャイコフスキー国際コンクールにおいて優勝を果たしたアレクサンドル・カントロフ、ネルソン・ゲルネル門下のナ ターリア・ミルステイン、そしてボン出身のファビアン・ミュラーが登場。若い有望な演奏家を次世代につなぐため、細かなダイナミクス、アーティキュレーションま で具体的に指摘し熱心に指導する姿が印象的です。

MARCO CREATORS
MARCO-003(1CD)
税込定価
初回封入特典
カード型2023年カレンダー
ヴィラ=ロボス:ギター作品集
ブラジル民謡組曲
ヴァルス-ショーロ
12のエチュード
ショーロス第1番
メロディア・センティメンタル
大萩康司(G)

録音:2020年6月25?28日、軽井沢
大萩康司セルフレーベル第2弾、待望のソロ・アルバムの登場!ブラジルが誇る大作曲家エイトル・ヴィラ=ロボス(1887?1959)のギター作品集。「ブラジ ル民謡風組曲」「12のエチュード」の全曲録音に加え、2005年に発見された〈ヴァルス・ショーロ〉に〈ショーロス第1番〉、そしてヴィラ=ロボスの最晩年に 書かれた声楽と管弦楽のための「アマゾンの森」組曲から〈メロディア・センチメンタル〉(ギターソロ編曲版)が収録されています。自身と向き合い、現在の自 分しかできない表現を追求したという渾身の1枚です。 (Ki)

POLYMNIE
POL-136162(2CD)
ショパン:夜想曲全曲(全21曲) デジレ・ンカウア(P)

録音:2021年5,9月 フランス イル=ド=フランス地域圏 ムードン
フランスの長老ピアニスト、デジレ・ンカウアの新録音。録音時87、88 歳というだけ でも凄いのに、なんとショパンの夜想曲全 21曲を演奏している。じっくりじんわりと味 わいが広がる演奏からは、夜想曲にはこういう豊かな詩情がなくてはならないのだ よ、と説かれているかのよう。若き日にパリ音楽院でラザール・レヴィとマルグリット・ロ ンという伝説的ピアニストに学んだンカウアは、70 年経って自らが生きる伝説になっ て、ショパンの真髄を教えてくれる。
POLYMNIE
POL-137161(1CD)
ショパン:24の前奏曲 Op.28
 前奏曲 変イ長調 KK.IVb-7BI.86
サクル(b.1948):24の前奏曲
ボルトキエヴィチ:10の前奏曲 Op.33から 第7番 嬰ヘ長調/第8 番 変ニ長調/第5番 イ長調
シャンタル・アンドラニアン(P)
フランスのピアニスト、シャンタル・アンドラニアンによるフレデリック・フランソワ、ギ・サクル、セルゲイ・ボルトキエヴィチの前 奏曲集。ショパンは有名な24の前奏曲に遺作の変イ長調の前奏曲。アンドラニアンのショパンは、剛腕で豪快に鳴らす華や かなショパンとは一線を画した。ショパンがサロンで奏でていた時のような小世界を大切にしたもの。スケールが小さいからこ その詩的な味わいが素晴らしい。ギ・サクルは 1948年生まれのフランスの作曲家。24の前奏曲は1993 年の作。2曲を除く と2分に満たない短い曲ばかりで、現代的感覚を持ちつつも印象派の残照も濃い。セルゲイ・ボルトキエヴィチ(1877-1952) は、ロシア帝国のハルキウ(現ウクライナのハリコフ)生まれのルーマニア系の作曲家。23 歳でドイツに出て、二つの世界大 戦とロシア革命に翻弄されながら、50 代以降はウィーンを拠点に活動した。非常にロマンティックな作風でしかもナイーヴ。 近年急速に再評価されているのも当然だろう。ここでもアンドラニアンの感性豊かな演奏が映えている。
POLYMNIE
POL-213166(1CD)
フィリドール(1726-1795):「転調の技法」(2台ピアノ演奏)
シンフォニア第1番 ト短調/シンフォニア第2 番 ヘ長調/シンフォニア第3番 ト長調/ シンフォニア第4 番 変ロ長調/シンフォニア第5番 ハ長調/シンフォニア第6 番 ニ長調
シャンタル・アンドラニアン(P)、
ジゼル・アンドラニアン(P)

録音:2021年12月
シャンタルとジゼルのアンドラニアン姉妹が、18 世紀後半のフランス、パリの作曲家、フランソ ワ=アンドレ・ダニカン・フィリドール(1726―1795))の「転調の技法」を 2台ピアノ用に編曲して 演奏。「転調の技巧」の原曲はオーボエもしくはフルート、2 つのヴァイオリンと通奏低音による 四重奏曲で、各曲はシンフォニアと題された 3楽章。オリジナルの録音もまだ僅かしかないとこ ろにこの 2台ピアノ編曲。バロック音楽のピアノ編曲の常だが、各声部が均質に絡むので、原 曲とはまた異なった構成美が楽しめる。アンドラニアン姉妹の演奏も実に見事。

GENUIN
GEN-22775(1CD)
「窓」〜現代女性作曲家のピアノ作品集
アルテミス(b.1980):窓(7曲)
ライエヴァ(b.1971):3つのピアノ小品
グライム(b.1981):10の小曲
チェルノヴィン(b.1957):ファーダンス・クローズ
マルガレーテ・フーバー(b.1980):短い稲妻、太陽、風そして雨(12 曲)
ムンドリー:転換
ノイヴィルト:トルール=ティヒ=ティンクル
フィダン・アガイエヴァ=エルダー(P)

録音:2021年9月8-9日 ドイツ ハレ
現代の女性作曲家のピアノ作品集。ジャンヌ・アルテミス(1980-)、オリガ・ライエヴァ (1971-)、ヘレン・グライム(1981-)、ハヤ・チェルノヴィン(1957-)、マルガレーテ・フーバー (1980-)、イザベル・ムンドリー(1963-)、オルガ・ノイヴェルト(1968-)の作品を収録。 フィダン・アガイエヴァ=エルダーはドイツのピアニスト。ベルリンを拠点に現代音楽を中心に 活動している。
GENUIN
GEN-22799(1CD)
「魔法の音楽箱」〜オルガンによる管弦楽名曲集
ラヴェル:「マ・メール・ロア」〜美女と野獣の対話,妖精の園
デュカスシュヴァルツェ編):「魔法使いの弟子」
エルガーシュヴァルツェ編):「子供の魔法の杖」第2 組曲 Op.1b〜飼いならされた熊
 「子供の魔法の杖」第1組曲 Op.1a〜妖精たちと巨人たち
ストラヴィンスキーシュヴァルツェ編):組曲「火の鳥」〜導入部,カシチェイの魔法の庭園,火の鳥の出現,火の鳥の踊り,王女たちのロンド,子守歌,カシチェイの目覚め,カシチェイの死,深い闇,フィナーレ
ダンクザークミュラー(b.1969):カリオペ〜魔法の音楽箱
オルゲルデュオ・マリオン・クラル&ラルス・シュヴァルツェ(オルガン・デュオ)

録音:2021年9月21-24日 ドイツ ヒルデスハイム
近代管弦楽作品を4手オルガンで演奏したもの。パイプオルガンだとオーケストラの生々し さが後退する一方で、幻想味が著しく増して雰囲気が大きく変わる。有名なデュカスの「魔法 使いの弟子」もまるで教会のステンドグラスに描かれる寓話のよう。またパイプオルガンの最低 音の迫力はオーケストラの低弦が束になっても敵わない迫力で、これはストラヴィンスキーの 「火の鳥」で遺憾なく発揮されている。 マリオン・クラルはドイツの若いオルガン奏者。現在はマンハイムを拠点に活動している。編曲 も受け持っているラルス・シュヴァルツェは、ニーダーザクセン州アルフェルト出身。第 5回国 際ブクステフーデ・オルガン・コンクールや第 8回国際ヘルマン・シュレーダー・コンクールな どで入賞し注目を浴びる。二人は 2015年にデュオを結成している。ヒルデスハイム聖堂に 2014年に設置されたロマヌス・ザイフェルト・ウンド・ゾーン社制作のオルガンを使用。

Goodies
78CDR-3882(1CDR)
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第13番変ロ長調 K.333 リリー・クラウス(P)

英 PARLOPHONE R.20566/7
1948年5月7日録音
リリー・クラウス(1905-1986)はハンガリー生まれの女流ピアニスト。17歳でブ ダペスト音楽院に入り、ベラ・バルトーク1881-1945)、ゾルタン・コダーイ (1882-1967)に師事した。1922年ウィーンに赴き、ウィーン音楽アカデミーでア ルトゥール・シュナーベル(1882-1951)とエドゥアルト・シュトイアマン(1892- 1964)についてさらに研鑽を積んだ。1930年代からモーツァルトやベートーヴェ ンの演奏家として名声を上げ、ヴァイオリンのシモン・ゴールドベルク1909- 1993)と共演して各国で評判をとった。1942年インドネシア公演中にゴールドベ ルクと共に日本軍によって拘留され大戦集結まで軟禁された。戦後イギリス国 籍を取得して演奏活動を再開、1967年からアメリカに定住した。 復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用 MC型カートリッジの上級モデル「ゼロSP 78rpm」(3mil 針)とコルグのNu 1DSD録音機を使用した。(グッディーズ)

Passacaille
PAS-1121(1CD)
カプリッチョ・アパッショナート 〜シューベルト&ツェルニー:ピアノ・ソナタ集
シューベルト:ピアノ・ソナタ第19番 ハ短調 D.958(1828)
ツェルニー:ピアノ・ソナタ第6番『グランド・ソナタ』 ニ短調 Op.124(1827)
アウレリア・ヴィソヴァン(フォルテピアノ)
[使用楽器:Jakob Bertsche製(1815年頃、ウィーン)に基づく、Robert Brown製作のコピー(2015年)]

録音:2021年9月14-17日/ドイツ、ヴァレー、オルガンセンター
シューベルトとツェルニーは同じ街に住み、それぞれの方法論でベートーヴェンの作曲法を継承した同時代人。このアルバムではベートーヴェンから影響を受けつ つも独自の語法を展開した2人のピアノ・ソナタを、当時の楽器のコピーで聴き比べることができます。とくにツェルニーはベートーヴェンの直弟子で多作家であっ たにも関らず、ピアノ教育者的な価値ばかりの作曲家として認識されている節がありますが、大変充実した作品を残していることが分かります。
シューベルトのソナタ第19番はハ短調という調性やその曲想から明らかにベートーヴェンを意識したものと言え、『32の変奏曲 ハ短調』や『悲愴ソナタ』との 親和性もよく指摘されますが、のびやかに歌うメロディ、豊かな転調といったシューベルトならではの魅力も満載の名品です。
ツェルニーのソナタ第6番は全7楽章、50分近い長さを持ち、『グランド・ソナタ』と題された作品。他の番号のソナタと比べ破格に大規模であり、ベートーヴェ ンの『ハンマークラヴィーア』より後に書かれていることから、敬愛する師の大曲を受けてツェルニー流「ソナタの限界」「ピアノの限界」を極めんと書かれた意欲 作と考えられます。大胆な和声と卓越した技巧、中ほどに(ベートーヴェン得意の!)変奏曲を持った独特な構成など、異彩を放つ作品です。
アウレリア・ヴィソヴァンはルーマニアのピアニスト、チェンバリスト、フォルテピアニスト。2019 年ブルージュ国際古楽コンクールのフォルテピアノ部門で優勝、 国際的に活躍している名手です。ツェルニーの大ソナタでは鬼気迫る迫真の演奏を披露!


AD VITAM
AV-220815
(10CD+DVD)
PAL
左手のための作品集
●Vol.1 
(1)ラヴェル(ゼッキーニ編):左手のためのピアノ協奏曲(左手のみのピアノ独奏版)
(2)スクリャービン:左手のための2つの小品Op.9
(3)ショパンゴドフスキ編):練習曲第22番(「革命」)/練習曲第5番(「別れ
の曲 」)
(4)サン=サーンス:左手のための6つの練習曲Op.135〜フーガのように/ブーレ/ジグ
(5)バッハ(ブラームス編):シャコンヌ(左手のための)
●Vol.2
(1)ブルーメンフェルト:練習曲Op.36
(2)バルトーク:左手のための練習曲
(3)ピエール・サンカン:カプリース・ロマンティック
(4)アルカン:幻想曲Op.76
(5)シュールホフ:左手のため組曲第3番
(6)レーガー:前奏曲とフーガ 変ホ短調
(7)サン=サーンス:ピアノ協奏曲第4番〜第1楽章
(8)ゼッキーニ:ナウリ
●Vol.3 
(1)マイヤベーアリスト&フマガッリ編):「悪魔ロベール」幻想曲
(2)サン=サーンス:6つの練習曲集Op.135〜プレリュード/無窮動/エレジー
(3)リパッティ:左手のためのソナチネ
(4)ワーグナーリスト&ヴィトゲンシュタイン編):イゾルデの愛の死
(5)フォーレオーフレイ編):夢のあとに/月の光
(6)サマズイユ:左手のソロのためのセレナーデ
(7)ベッリーニ(フマガッリ編):「聖かな女神よ」
●Vol.4 
(1)ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲
(2)プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第4番変ロ長調Op.53
(3)ブリテン:主題と変奏
●Vol.5
パウル・ヴィトゲンシュタイン未出版編曲
(1)バッハ/グノー:アヴェ・マリア
(2)リスト:愛の夢第3番
(3)メンデルスゾーン:浮雲/春の歌/夢/悲歌
(4)シューマン:トロイメライ
(5)グリーグ:悲歌Op.47-7/メランコリーOp.47-5
(6)ショパン:ワルツ嬰ハ短調Op.64-2
(7)シューベルト:君はわが憩い
(8)バッハ:シチリアーナ
●Vol.6 
(1)ベートーヴェンチミッロ編):交響曲第7番〜第2楽章アレグレット
(2)ジチー:アデルのワルツ/ウィーンの道化
(3)グリーグ田中博幸編):アリエッタOp.12の1
(4)モシュコフスキ:左手のための練習曲Op.92の4
(5)ヴェルディファイファー編):「トロヴァトーレ」〜ミゼレーレ
(6)マスネ(田中博幸&智内威雄編):タイスの瞑想曲
(7)サン=サーンスチミッロ編):死の舞踏Op.40
(8)ラヴェル田中博幸編):前奏曲
(9)リスト:ハンガリーの神
(10)ポンセ:マルグレ・トゥー
●Vol.7
(1)モーリス・オアナ:練習曲第4番(ラヴェルの思い出に)
(2)リシャール・ドゥヴニョン:左手のためのフーガ op.46(2008)
(3)ブルーノ・マントヴァーニ:左手のための練習曲(2002)
(4)ニコラ・バクリ:左手のためのノクターンop.104 (2007)
(5)ブノワ・ムニュ:戦いの戦士(2017)
(6)アラン・ルヴィエ:8つのアタックのためのエチュード37 (1972)
(7)近藤浩平:海辺の雪〜震災と津波の犠牲者への追悼Op.122 (2011)
(8)ジャン・ドゥベ:ア・スマイル・ライク・ア・サンシャイン
●Vol.8 
(1)ヤナーチェク:カプリッチョ
(2)コルンゴルト:2つのヴァイオリン、チェロ、左手ピアノのための組曲Op.23
●Vol.9 
ゼッキーニ編映画音楽集
(1)ミシェル・ルグラン:「愛のイエントル」〜真実はどこに
(2)ジョン・ウィリアムズ:「E.T.」〜フライングテーマ
(3)同:「スターウォーズ・エピソード4」〜ルークとレイア
(4)同:「スターウォーズ・エピソード1」〜アナキンのテーマ
(5)同:「フック」〜ネヴァーランドへの飛行
(6)同:「セブン・イヤーズ・イン・チベット」〜メインテーマ
(7)同:「シンドラーのリスト」〜メインテーマ
(8)同:「ジュラシック・パーク」〜メインテーマ
(9)ジャスティン・ハーウィッツ:「ラ・ラ・ランド」〜シティ・オブ・スターズ
(10)同:「ラ・ラ・ランド」〜ミアとセバスチャンのテーマ
(11)同:「ラ・ラ・ランド」〜アナザー・デイ・オブ・サン
(12)ジョン・バリー:「愛と哀しみの果て」〜私はアフリカに農園を持っていた
(13)ガブリエル・ヤレド:「愛人/ラマン」〜恋人たち
●Vol.10 
フランツ・シュミット
(1)クラリネット、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロと左手ピアノのための五重奏曲(1932)
(2)ピアノ五重奏曲ト長調(左手)(1926)
■DVD (PAL) 
(1)ラヴェル(ゼッキーニ編):左手のためのピアノ協奏曲(左手のみのピアノ独奏版)
(2)スクリャービン:左手のための2つの小品Op.9
(3)シュールホフ:左手のため組曲第3番
(4)マスネ(田中博幸&智内威雄編):タイスの瞑想曲
(5)ピエール・サンカン:カプリース・ロマンティック
マキシム・ゼッキーニ(左手ピアノ)

●Vol.3 
録音:2013年5月イル・ド・フランス国立O(アルフォールヴィユ)
●Vol.4 

ヤン・モリッツ・オン ケン(指 )ケープ・フィル
録音:2013年10月ケープタウン(南アフリカ)
●Vol.5
録音:2014年イル・ド・フランス国立O(アルフォールヴィユ)
●Vol.6 
録音:2016年2月イル・ド・フランス国立O(アルフォールヴィユ)
●Vol.7
録音:2017年5月イル・ド・フランス国立O(アルフォールヴィユ)
●Vol.8 
リュシー・アンベール(Fl)
ヨアン・シュタイユ、ダニエル・イグナシオ・ディエス・ルイス(Tp)
ニコラス・バスケス、ポール・マンフラン(Tb)
シルヴァン・デルヴォー(バス・トロンボーン)
コランタン・モルヴァン(チューバ)以上(1)
ク・ヤンウン(Vn)、リョドウ・カネコ(Vn)
マルレーヌ・リヴィエール(Vc)以上(2)
録音:2019年1、5月イル・ド・フランス国立O(アルフォールヴィユ)
●Vol.9 
録音:2019年7月イル=ド=フランス国立Oスタジオ(アルフォールヴィル)
●Vol.10 
パトリック・メッシーナ(Cl)
エリプスSQ【リョウドウ・カネコ、クー・ユンウン(Vn)、アラン・スウィートン(Va)、マルレーヌ・リヴィエール(Vc)】
1979年生まれのマキシム・ゼッキーニはイタリア姓ながらフランスのピアニストで、通常のレパートリーのかたわら左手だけのために書かれた作品の普及に情 熱を注いでいます。リヨン音楽院で学んだ後にパリ音楽院でエッセールに師事、アルカション国際コンクールほかで優勝を果たした実力派でもあります。
彼はラヴェルの協奏曲を弾いた際に左手音楽の効果と可能性に目覚め、10枚のアルバムを作ると自らを課したとされます。それが完結したため、今回Box化 となりました。ソロはもとより協奏作品や室内楽まで多彩。最近作られた現代作品や、ゼッキーニ自編による映画音楽も楽しむことができるうえ、20世紀左手ピア ノ音楽に多大な貢献をしたパウル・ヴィトゲンシュタインの未出版編曲など貴重な世界初録音も多数。
どの曲にも言えるのは、とても左手だけで弾いているとは思えぬ複雑さとトリッキーなピアノ技法で、両手作品や4手作品とならび独自の芸術性を示しているこ とに気づかされます。左手のためのピアノ曲をこれだけ集めた企画はもちろん世界初。資料としての価値も非常に高いBoxです。
Vol1-9は既発ですが、新たにVol.10とDVDを付けての発売となります。 (Ki)

Naive
V-7542[NA]
スクリャービンとモーツァルト
モーツァルト:デュポールのメヌエットによる9の変奏曲 ニ長調 KV 573
スクリャービン:5つの前奏曲 op.15
 ピアノ・ソナタ第3番嬰ヘ短調 op.23
モーツァルト:「愚かな民が思うには」の主題による10の変奏曲 KV 455
スクリャービン:5つの前奏曲 op.16
  ピアノ・ソナタ第10番op.70
モーツァルト:ジーグ ト長調 KV 574
ズラータ・チョチエヴァ(P、ベヒシュタイン D282)

録音:2021年12月7-10日、B-SHARPスタジオ、ベルリン
スクリャービンの生誕150年にちなんだアルバム。ロシアのピアニスト、チョチエヴァが、幼いころから愛奏し、また愛聴してきたスクリャービン作品と、モーツァ ルトを巧みに組み合わせてプログラムした注目の1枚。
ズラータ・チョチエヴァは1985年モスクワ生まれのピアニスト。14歳でプレトニョフに認められ教えを受けたほか、2008年からはモスクワ音楽院でネルセシ ヤンに、2012年からはザルツブルクのモーツァルテウム大学でジャック・ルヴィエに師事しました。現在はモーツァルテウムで教鞭をとっています。
「フレージングや余分な音符のなさ」など共通点を挙げれば無数にある、と語るチョチエヴァ。彼女の演奏は驚くべき透明な音色と豊かな歌に満ちています。モー ツァルトとスクリャービンの間にある100年以上という時代や地域の隔たりを全く感じさせず、両者の音楽にある「歌」を純粋に聴かせてくれます。技巧的な難し さはまったく感じさせません。
スクリャービンのソナタの第3番は技巧的、第10番はミステリアス。また、モーツァルトの変奏曲も楽曲ごとに陰影がくっきりしています。タイトルにある「キア ロスクーロ」は絵画の陰影法のことですが、まさに様々な対比が際立たされた見事なプログラムと各曲の構成力、そしてなにより全体に豊かな「歌」がある、チョ チエヴァの音楽に好感がもてます。 (Ki)

PROSPERO CLASSICAL
PROSP-0050(1CD)
フィエスタとシエスタ〜スペイン、アルゼンチン、ブラジルのピアノ作品集
ヒナステラ:アルゼンチン舞曲 Op.2(老いた牛飼いの踊り / 優雅な乙女の踊り / さすらうガウチョの踊り)
カルロス・グアスタビーノ:ラ・シエスタ
 美しき故郷/小さな踊り
トゥリーナ:幻想的詩曲 Op.98
 マドリード放送
ヴィラ=ロボス:ブラジルの子供の謝肉祭
マリアン・ローゼンフェルド(P)

録音:2001年11月/スイス、アーラウ、ザールバウ
スイス人ピアニスト、マリアン・ローゼンフェルドによる、スペインとラテンアメリカの作品を集めたアルバム。トゥリーナ、ヴィラ=ロボスなど、知られざる魅力的 な作品が目白押しです。
ローゼンフェルドはルツェルンの音楽家の家庭に生まれ、13歳でチューリッヒ音楽大学に入学し、14歳でトーンハレにデビューと、若い頃から神童ぶりを発揮し た名手。情熱的で個性的な演奏に魅了されます。 (Ki)
PROSPERO CLASSICAL
ROSP-0051(1CD)
光点 〜トルコのピアノ作品とシューベルトの最後のソナタ
ブラク・チェビ(1985-):光点 〜ピアノのための4つの幻想曲
アフメト・アドナン・サイグン(1907-1991):アクサク・リズムによる12の前奏曲 Op.45より 第9番プレスト / 第10番ラルゴ / 第11番アレグロ / 第12番ヴィーヴォ
イルハン・バラン(1934-2016):3つのバガテル
ネジル・カズム・アクセス(1908-1999):5つのトルコのピアノ小品より 第3番エレジー/ 第4番夏の思い出 / 第5番 村
シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調 D960
ブラク・チェビ(P)

録音:2021年11月7-11日/ノイマルクト、ライトシュターデル
音楽家系に生まれニュルンベルク音楽院で学んだドイツ系トルコ人のピアニスト、ブラク・チェビによるアルバム。とくに祖国の作品にこだわったわけではなく、 好みの曲を選んでいったらこのプログラムになったのこと。トルコの作品を、自作とシューベルトのソナタで挟んだ構成が異彩を放っているように感じますが、意外 とひとつの流れに溶け込んでおり、チェビの音楽観が垣間見えるようです。 (Ki)

Alba
ABCD-514(1CD)
フィンランドの印象〜ピアノ・ソロ曲集
イルマリ・ハンニカイネン:妖精の踊り(1914)、
 2つのバラード(1907)、印象Op.11b
 忘れられたメロディOp. 12-1、
 泉のほとりで Op.12no.2
シベリウス:6つの即興曲 Op.5
 2つのロンディーノ Op.68
ヘルヴィ・レイヴィスカ(1902-1982):ソナティネ Op.14(1939)
テルヒ・ドスタル(1978-):ソナティナ
テルヒ・ドスタル(P)
[楽器 Piano:Steinway D]

録音:2021年11月22日?23日、2022年2月5日?6日 Studioborne45(ベルリン、ドイツ)
制作・録音エンジニア
フィンランドのピアニスト、テルヒ・ドスタル(1978?)は、コウヴォラで生まれ、シベリウス・アカデミーでエーリク・T・タヴァッシェルナ、マッティ・ラエカッリ オに学び、イタリアのイモラ国際ピアノアカデミーでボリス・ペトルシャンスキーに師事してディプロマを取得しました。2010年にシベリウス・アカデミーの博士課 程を修了。ブラームスを中心にした多様なレパートリーでソリストとして活動し各地の音楽祭に出演してきました。NIX ピアノ四重奏団のメンバーです。  『フィンランドの印象』は、彼女の初めてのソロ・アルバムです。  イルマリ・ハンニカイネンは、フィンランドでもっとも重要なピアニストのひとり。シベリウス・アカデミーの最初のピアノ科教授を務め、ロマンティシズムと印象主 義のスタイルのピアノ曲と歌曲の作曲家として音楽史上に名を残しました。「妖精の踊り」は、ハンニカイネンがフランツ・シュレーカーに作曲を学んだウィーン時代 に完成したとされる、ヴィルトゥオーゾ性の高い、未出版の作品。「2つのバラード」は、「2つのピアノの小品」として出版され、後に作曲者自身が最初のバラード を中心に大幅な改訂が加えられました。ユヴァスキュラのフィンランド音楽キャンパスの図書館が所蔵する改訂版による初録音です。「印象」は、〈夕べのやすらぎ〉 〈夕べのやすらぎ〉など6曲で構成された、彼のもっとも有名な作品のひとつ。ラヴェルの影響のみられる「泉のほとりで」は、フィンランドのピアニストたちに広 く愛されています。夢見る気分の「忘れられたメロディ」は、曲名のとおり、ほとんど演奏されることがなかったという作品です。  シベリウスの「6つの即興曲」は、「クッレルヴォ」と同じころ、1890年から1893年にかけて作曲された作品です。シベリウスがカレリア地方の民謡と踊りや カンテレの演奏に興味をもっていたことを反映した、特徴的なリズムをもった音楽です。この曲集の第5曲と第6曲を基に弦楽オーケストラのための「即興曲(抒 情アンダンテ)」が作られました。1911年に初演された「2つのロンディーノ」は、シベリウスがより現代的な響きの音楽語法を探っていたころの作品です。  
ヘルヴィ・レイヴィスカ(1902?1982)は、フィンランドの女性作曲家で初めて、3つの交響曲をはじめとする大きな編成の管弦楽作品を書き、近年、あらた めて注目されるようになっています。「ソナティネ」は、「コン・モート」「アンダンテ・カンタービレ」「アレグレット・スケルツァンド」の3楽章で構成した、ネオク ラシカルな響きとよどみないピアニスティックなテクスチュアが特徴的な作品です。  ドスタルの「ソナティナ」は、COVID-19のパンデミックのためコンサートがすべてキャンセルされた2020年、ドレスデンでマティアス・ドルーデ教授に作曲 を学んでいた時に作曲されました。印象主義とヴィルトォーゾ・スタイルの「アレグロ・スピリトーゾ(精神をこめて速く)」「アンダンテ・カンディード(ありのまま のアンダンテ)」「プレスト・フェッブリレ(熱狂的にきわめて速く)」の3楽章の作品です。 (Ki)

Cybele
CYBELE-162202S
(1SACD)
シモン・ラクス(1901-1983):ピアノ作品集
ソナチネ(1927)
18世紀ワルシャワの3つのポロネーズ
小ソナタ(1946)
バラード『ショパンを讃えて』(1949)
プレリュード、ブルースとポルカ
古風な組曲(1966)
鍛冶屋の娘(1964/2020)
ホルガー・グロショップ(P)
シモン・ラクス(1901-1983)はワルシャワ出身で、1926年からフランスに永住した作曲家。1941年にユダヤ人であることを理由に強制収容所に送られ ましたが、収容所のオーケストラで指揮をすることで生き延びることができました。ピアノ作品は生涯にわたって様々なスタイルで書かれており、ほとんどが生前未 発表の作品。パリ風、ワルシャワ風、新古典風など、作曲家の人生を反映した音楽になっています。
CYBELEレーベルならではのバイノーラル録音を含む高品質SACDハイブリッド盤。 (Ki)


Da Vinci Classics
C-0628(2CD)
スヴャトスラフ・リヒテル〜ローディ・コンサート 〜未発表録音集
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第2番ニ短調 Op.14
ストラヴィンスキー:ピアノ・ラグ・ミュージック
ショスタコーヴィチ:「24の前奏曲とフーガ」Op.87より 第19番変ホ長調、第20番ハ短調
ウェーベルン:ピアノのための変奏曲 Op.27
シマノフスキ:「メトープ」Op.29より セイレーンの島、カリプソ
バルトーク:3つのブルレスク Sz.47
ヒンデミット:組曲「1922年」Op.26
シマノフスキ:ピアノ・ソナタ第2番イ長調 Op.21*
スヴャトスラフ・リヒテル(P)

録音(ライヴ):1989年2月7日、テアトロ・アッレ・ヴィーニュ(ローディ、イタリア)&1984年5月28日、ベルガモ(イタリア)*
ダ・ヴィンチ・クラシックスの「ダ・ヴィンチ・ヒストリカル・シリーズ」の最新作は、20世紀最大のピアニストの1人、スヴャトスラフ・リヒテルが、1989年2月7日にイタリア、ロンバルディア州ローディの旧聖堂であるテアトロ・アッレ・ヴィーニュで演奏した際に収録された未発表音源集!
20世紀の巨匠であると同時に現代音楽のたゆまぬ擁護者でもあったリヒテルにとっても特別なプログラムとなったローディでのコンサート。
聴衆に必ずしも受け入れられず、聴き手との間にある種の距離を生み出してしまっていた20世紀初頭の音楽を率先して取り上げ、新たな時代、その魅力的な時代への窓を開くために尽力したリヒテルの足跡が刻まれています。
Da Vinci Classics
C-00624(1CD)
モスクワのアルメニア人〜ハチャトゥリアン:ピアノ作品集 Vol.1
2つの小品(1926)/詩曲(1927)
子供のアルバム第1集「少年時代の画集」(1926-1947)
トッカータ(1932)/ソナチナ(1958)
組曲「仮面舞踏会」(1941-44)
ヴィクトリア・テレキエフ(P/YAMAHA CFX)

録音:2022年3月、カザーレ「イル・コンチェルト」アクエシオ・ディ・ソプラ(リヴェルガーロ、イタリア)
ブルガリア人の父とイタリア系ブルガリア人の母の間にミラノで生まれ、「3/4+1/4拍子の血を引く」という表現を好む女流ピアニスト、ヴィクトリア・テレキエフが「モスクワのアルメニア人」、アラム・ハチャトゥリアンのピアノ作品全曲を網羅するプロジェクトをスタート!
パンチョ・ヴラディゲロフのピアノ作品集を発表するなど、東欧の音楽詩学の研究と発見に定評のあるテレキエフが、ハチャトゥリアンの第1巻でメインに選んだのは「仮面舞踏会」のピアノ・ヴァージョン。
トッカータ、ソナチネ、仮面舞踏会など、20世紀において成功した曲に数えられている傑作群に、単純な形式の中に魅力あふれる旋律、リズムが凝縮されている「子供のアルバム第1集」や純粋音楽とも言える「詩曲」を加えるなど、ハチャトゥリアンのピアノ全集のプレリュードとなる「第1巻」を非常に充実した内容に仕上げています。
作曲家アラム・ハチャトゥリアンの個性や芸術性の全体像を捉えることができる魅力的なプロジェクトの幕開けです!

Christophorus
CHR-77465(1CD)
ギターのための変奏曲集
1. ロンカッリ1654-1713):パッサカリア
2. クステフーデ:パッサカリア(2本のギターのための)
3. マティーカ(1773-1830)(T.ホップシュトック編): 「神よ、皇帝フランツを守り給え」 による変奏曲
4. フローベルガー:カプリッチョ第8番(2本のギターのための)
5-12. バッハT.ホップシュトック編):パルティータ第1番変ロ短調 BWV.1002
13. カール=ヴィーラント・クルツ(b.1961):I Giardini del Sogno
14. タンスマン:スクリャービンの主題による変奏曲(2本のギターのための)
15. T.ホップシュトック(アラン・ウィルコックス)(b.1961):ドビュッシーの主題による変奏曲
16. ベートーヴェン/カルッリ1770-1841):モーツァルト「魔笛」の「娘か女か」の主題による変奏曲ヘ長調 Op.169(ギターとピアノのための)
ティルマン・ホップシュトック(G)
使用楽器:Matthias Dammann (2006) [tr.4, 14, 16]
Christopher Dean (2000) [tr.13]
Francisco Simplicio (1924) [tr.3]
Walter Verreydt (2013) [tr.2] 、Antonius Muller (2012) [tr.1, 5-12, 15]

ピエラ・ダドーモ(ギター/tr.2)、ゾーラン・ドゥキッチ(ギター/tr.4)、オラフ・ファン・ゴニッセン(ギター/tr.14)、ヴェルナー・ホップシュトック(P/tr.16)

録音:2003年ー2021年
ギターとチェロをダルムシュタットとケルンで学び、現在ではドイツを代表するギタリストとして、世界中で活躍するティルマン・ホップシュトック。
本アルバムでは、フローベルガー、ブクステフーデ、バッハなどのバロック音楽から、ロマン派音楽の先駆者ベートーヴェン、アラン・ウィルコックスという架空の人物の名前で作曲した作品、現代作曲家のクルツまで、幅広い時代の作品を集約。ヴァリエーション(変奏)のタイトルにある通り、時代を超えて変化し続ける作品の可能性を追求しています。作品毎に使用楽器を拘り、デュオ作品では、セゴビア・コンクール、タレガ・コンクールをはじめとする、スペインの主要な国際コンクールを制覇したゾーラン・ドゥキッチら実力派ギター奏者をゲストに迎えるなど、万全の態勢でレコーディングに臨んでいます。

DUX
DUX-1876(1CD)
ポーランドのポロネーズ集
ショパン:ポロネーズ ニ短調 Op.71-1、
 ポロネーズ 変ロ長調 Op.71-2、
 ポロネーズ ヘ短調 Op.71-3
アルフォンス・シュチェルビンスキ(1858-1895):ポロネーズ 変ロ長調 Op.13「5月3日の憲法を記念して」
ヤン・キシュヴァルテル(1787-1844):ポロネーズ「Militaire a la Skrzynecki」
ミハウ・クレオファス・オギンスキ(1765-1833):ポロネーズ イ短調「Les adieux a la Patrie」
ユリウシュ・ザレンプスキ(1854-1885):憂鬱なポロネーズ Op.10
パデレフスキ:ポロネーズ ロ長調 Op.9-6
ヴィエニャフスキ1837-1912):凱旋ポロネーズ Op.21
ユリア・コチュバン(P)

録音:2021年12月18日-19日
ポーランドの舞曲であるポロネーズを様々なポーランドの作曲家の作品で集めるという興味深いアルバム。ポロネーズと言えばまずショパンが思いつきますが、このアルバムを聴くと実に多種多様であることが窺えます。
ポーランド出身のピアニスト、ユリア・コチュバンは、ワルシャワのショパン音楽大学とザルツブルクのモーツァルテウムで、ピオトル・パレチニとパヴェル・ギリロフに師事し、室内楽奏者やソリストとして活躍しています。2枚目のアルバムとなった「タンスマン&バツェヴィチ: ピアノ協奏曲集」(DUX1612)は、ポーランド音楽産業賞「フレデリック」にノミネートされました。

MELISM
MLSCD-020(1CD)
シューマン:幻想曲 ハ長調 Op.17
月夜(ナウモフ編、リーダークライス Op39-5)
謝肉祭 Op.9
エミール・ナウモフ(P)

録音:2019年7月、サン=マルセル福音教会(フランス、パリ)
7〜8歳の時にパリでナディア・ブーランジェに見出され彼女の最後の弟子になったという、ブルガリアの偉大なピアニスト、エミール・ナウモフ。パリのレーベルMelismより、オール・シューマンの新たなアルバムが登場!ラヴェル作品集(MLSCD010)で聴くことができた類まれなるピアニズムはここでも健在!「ホロヴィッツの炎とルービンシュタインの詩情を持ち合わせている」と評されたナウモフのピアノを、サン=マルセル福音教会の素晴らしい音響効果とともにお楽しみください。
MELISM
MLSCD-033034(2CD)
クララ・シューマン:ロマンス Op.21-1
ブラームス:幻想曲 Op.116
シューマン:アラベスク Op.18、
 献呈 Op.25-1(リスト:愛の歌 S.566)、
 ウィーンの謝肉祭の道化 Op.26、
 3つのロマンス Op.28
リスト:コンソラシヨン(慰め) S.172より第1番,第2番,第3番、
 ペトラルカのソネット 第123番(巡礼の年 第2年より)
ゴドフスキー:古きウィーン
アンナ・ザシモヴァ(P)

録音:2020年8月&2021年4月、サン=マルセル福音教会(フランス、パリ)
世界的に有名なグネーシン音楽学校でヴラディーミル・トロップに師事し、その後ドイツで研鑽を重ねたアンナ・ザシモヴァによる、珠玉のロマン派ピアノ作品集。独創性と紛れもないセンスを持ち、メトネルやカトワールなど忘れられたロシア音楽の巨匠たちの解釈でも有名なザシモヴァは、本作でロマン主義の中心を訪ね、闇から光への道をたどる旅を構想しました。ブラームスやシューマンの激情から、19世紀のウィーンの街のきらびやかな肖像まで、さまざまなイメージや感情を鮮やかな色彩でとらえています。

Chandos
CHAN-20253(1CD)
シューベルト:ピアノ独奏作品集 Vol.6
ピアノ・ソナタ第16番イ短調 D845
4つの即興曲 D935
アヴェ・マリア(リスト編)
バリー・ダグラスP)

録音:2021年11月(アイルランド)
1986年の第8回チャイコフスキー国際コンクールのピアノ部門で、クライバーン以来となるロシア人以外でのゴールド・メダリストに輝いたアイルランドの名手、バリー・ダグラス。全6巻に及ぶブラームスのピアノ独奏作品全集を完成させ、その円熟の表現によって全世界から賞賛を受けたダグラスが次に取り組んでいるのが、シューベルトのピアノ作品集。第6巻では、2つの大作を取り上げます。イ短調ソナタ(D845)は、シューベルトが交響曲「ザ・グレート」に取りかかる直前の1825年に完成された作品。シューベルトはここでもソナタ形式の限界に挑戦しており、特に曲中に導入される和声的変奏の面でその傾向が顕著となっています。シューベルトの死後に出版された「4つの即興曲」は1827年に作曲されたもので、ソナタ同様、後期シューベルトのトレードマークをすべて示しています。使用ピアノは前5巻に引き続き、バリー・ダグラスがアーティスト・イン・レジデンスを務めるCITコーク音楽学校(アイルランド)のスタインウェイ・モデルD(541 687)コンサート・グランド・ピアノです。

Diapason
DIAP-150(1CD)
パガニーニ:24のカプリス Op.1
第1番 ホ長調/第2番ロ短調/第3番ホ短調/第4番 ハ短調/第5番イ短調/第6番ト短調/第7番 イ短調/第8番変ホ長調/第9番ホ長調/第10番 ト短調/第11番ハ長調/第12番変イ長調/第13番 変ロ長調/第14番変ホ長調/第15番ホ短調/第16番 ト短調/第17番変ホ長調/第18番ハ長調/第19番 変ホ長調/第20番ニ長調/第21番イ長調/第22番 ヘ長調/第23番変ホ長調/第24番イ短調
マイケル・レビン(Vn)

録音:1958年
フランスの世界的クラシック音楽専門雑誌である「ディアパゾン(Diapason)」が音楽史に輝く名曲の歴史的名演を選出し、新たなマスタリングを施して復刻するシリーズ『レ・ザンディスパンサーブル・ド・ディアパゾン 〜ディアパゾンが選んだ決定盤』。
シリーズの第150巻として登場するのは、不慮の事故により33歳の若さで他界した夭折の天才ヴァイオリニスト、マイケル・レビン(マイケル・ラビン)のパガニーニの「24のカプリス」!
当盤とは別録音ですが、12歳で同曲を録音するという天才ぶりを発揮し、カーネギーホール・デビューの際には、パガニーニの「ヴァイオリン協奏曲第1番」を演奏するなど幼い頃からパガニーニに触れてきたマイケル・レビン。1960年代から次第に健康を害していく直前の1958年に録音されたこの「24のカプリス」はマイケル・レビン完璧なテクニックと今なお色褪せないその輝かしい音色をお楽しみことが出来ます。

CAvi music
85-53493(1CD)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 Vol.2
ピアノ・ソナタ第15番ニ長調 Op.28「田園」
ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 Op.27-2「月光」
ピアノ・ソナタ第12番変イ長調 Op.26(1800/01)
ダニエル・ハイデ(P)

録音:2021年2月、エッタースブルク城(ヴァイマール、ドイツ)
ヴァイマール出身のピアニスト、ダニエル・ハイデは、アンドレ・シュエンとのコラボレーションをはじめ、彼の世代でもっとも人気のある歌曲伴奏者及び室内楽奏者の1人。故郷のフランツ・リスト音楽院でルートヴィヒ・ベッツェルに師事し、クリスタ・ルートヴィヒとディートリヒ・フィッシャー=ディースカウからの先駆的な提案を受けて以来、彼はヨーロッパやアジアなどでコンサートを行ってきました。
2020年のコロナ・パンデミックにより予想外の時間が生まれ、新たにベートーヴェンの偉大なソナタに向き合うこととなったダニエル・ハイデの注目のシリーズ第2巻。時代は19世紀に移りベートーヴェンは聴覚に障害が生じ始めながらも創作活動は極めて順調に進められていた頃に書かれた3つの作品を収録。「田園」という愛称でも親しまれるソナタ第15番は、ハイデ自身がフランツ・リスト音楽院の入学試験でも演奏した思い入れのある一曲であるそうです。

Da Vinci Classics
C-00617(2CD)
モーツァルト:鍵盤楽器のためのソナタ全集 Vol.6
前奏曲断章ハ長調 K.624
幻想曲とフーガ ハ長調 K.394
ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調 K.282
ピアノ・ソナタ第6番ニ長調 K.284
ピアノのための組曲ハ長調 K.399
ピアノ・ソナタ ヘ長調 K.533+494
ピアノ・ソナタ変ロ長調 K.570
ジョヴァンニ・デ・チェッコ(クラヴィコード)

録音:2019年-2021年、アルティジアン・スタジオ(プレガンツィオール、イタリア)
イタリアのクラヴィコード奏者ジョヴァンニ・デ・チェッコが数年前に開始した、モーツァルトの記念碑的プロジェクトが、この2枚組のディスクで完全に成就します。
未完成でありながらも素晴らしい「組曲 K. 399」などを含むここに収録されたすべてのソナタが、モーツァルトがどのような創作スタイルであったかを完全に示しており、鍵盤におけるモーツァルトとその創作の進化を知ることが出来ます。
使用楽器はヨリス・ポトフリーヘが製作した1770年製サクソン・モデルのクラヴィコードのレプリカ。

Danacord
DACOCD-949(1CD)
2022年フーズム城音楽祭
(1)アルカン:歌曲ホ長調 Op.38-1
(2)アルカン:歌曲イ短調 Op.70-2
(3)アルカン:歌曲嬰ヘ短調 Op.67-5
(4)アルカン:我を愛せよ Op.15-1
(5)アーン:「思い惑う夜鶯」より「冬模様」
セヴラック:「セルダーニャ 〜5つの絵画的練習曲」 より第4曲「リヴィアのキリスト像の前のらば引きたち」
(6)メル・ボニ:オフィーリア
ジャンヌ・バルビリオン:夕暮れの海辺
(7)エルンスト・テオドール・アマデウスホフマン:ピアノ・ソナタ第2番ヘ短調 AV27
ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル:序奏とカプリッチョ ロ短調
(8)オルウィン:真昼の霞
ウィリアム・グラント・スティル:「鐘」より「妖精の丘」
(9)ウィリアム・ボルコム:優美な幽霊ラグ
(10)アウフレッド・ナポレアン:「3つのロマンス Op.45」より「夢」
フェデリコ・ロンガス:グラナダの夢
(1)マリー=カトリーヌ・ジロ(P)
(2)クレア・ハモンド(P)
(3)アルトゥール・ピサロ(P)
(4)マルク=アンドレ・アムラン(P)
(5)ビリー・エイディ(P)
(6)マリー=カトリーヌ・ジロ(P)
(7)福間洸太朗(P)
(8クレア・ハモンド(P)
(9)マルク=アンドレ・アムラン(P)
(10)アルトゥール・ピサロ(P)

録音(ライヴ):2022年6月3日-5日、フーズム城(ドイツ)
ドイツ北部のかつてのデンマーク領、シュレースヴィヒ=ホルシュタイン(スレースヴィ=ホルステン)の港町フーズムで1987年に創設され、毎年開催されている「フーズム城音楽祭」(稀少ピアノ音楽祭。2020年はCOVID-19の影響により中止)の、今年のライヴ録音が早くも登場!
35年もの歴史を誇り、これまでもスティーヴン・ハフ、シプリアン・カツァリス、スティーヴン・オズボーン、アレクセイ・リュビモフなどといった錚々たる顔ぶれが知られざるレア・レパートリーを繰り広げ、ピアノ・マニアから熱狂的な支持を得ているフーズム城音楽祭。今回もまだまだ知られていない隠れた名曲の宝庫、ピアノ愛好家にとっては聴き逃がせません。これまでにも度々参加しているピアノの超人マルク=アンドレ・アムランはアルカンの「我を愛せよ」に加えて、いま話題のHyperionの最新アルバム(CDA68391)にも収録されているボルコムの「優美な幽霊ラグ」を華麗に演奏。さらに今やもっとも高い人気を誇る日本人ピアニストの一人、福間洸太朗が3年ぶりに参加。E.T.A.ホフマンのソナタとメンデルスゾーンの姉、ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼルの知られざる作品を披露しており注目です。彼のプロデュースで定期的に開催され人気を博しているイベント「レア・ピアノミュージック」は、フーズム城音楽祭がきっかけで創設されたといいます。

Champs Hill Records
CHRCD-168(1CD)
ファンタジア〜無伴奏チェロ作品集
リゲティ:無伴奏チェロ・ソナタ
デュティユー:Trois strophes sur le nom de Sache
ベント・セーアンセン:別れの幻想曲
ハチャトゥリアン:無伴奏チェロのための幻想ソナタ Op.104
コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ Op.8
ジョナサン・スウェンセン(Vc)

録音:2021年9月7日-9日、チャンプス・ヒル・ミュージック・ルーム(イギリス)
デンマーク生まれの若きチェリスト、ジョナサン・スウェンセンのデビュー・アルバムとなる無伴奏チェロ作品集。ジョナサン・スウェンセンは6歳の頃、父が指揮するエルガーのチェロ協奏曲を聞いたことでチェロの虜となりました。2018年にヤング・コンサート・アーティスト国際オーディションに優勝すると、その後もハチャトゥリアン国際チェロコンクール、2019年のウィンザー国際弦楽コンクールと優勝しています。2022年にはエイヴリー・フィッシャー・キャリア・グラントも受賞し輝かしいキャリアを歩んでいます。
デビュー・アルバムである今作は、あまり演奏される機会の少ない作品や現代作曲家の作品を取り上げる意欲作で、ジョナサン・スウェンセンは「このアルバムの目標は、音楽が初めて再生されたような錯覚を生み出すことだった。(中略)何年前に書かれた作品であっても聴衆がそれを聴く瞬間に音楽は起こっている」と語っています。現代デンマークの作曲家ベント・セーアンセン(b.1958)の「別れの幻想曲(Farewell-Fantasia)」は、ジョナサン・スウェンセンのために作曲された新委嘱作です。

WERGO
WER-7405(1CD)
ニュー・メモリーズ
ア・ブ(1999-):幻想曲『夢の中の眠り』 Op.7(2022)
ニコライ・カプースチン(1937-2020):ピアノのための変奏曲(1984)
 8つの演奏会用エチュード Op.40(1984)
ア・ブ:ピアノ・ソナタ第1番『Pinus』(2022)〜カプースチンとアラ・カプースチナの追憶に
ア・ブ(P)

録音:2022年4月21-23日
ア・ブ(A Bu)は1999年北京生まれで、ジャズを中心にクラシックも作曲もこなす凄腕のピアニスト。ジャズの要素を取り入れた作風で高い人気を誇るカプー スチンのピアノ曲に自作曲を組み合わせたアルバムです。ア・ブは生前のカプースチンと交流があり、その音楽への強い思い入れが演奏からもうかがえます。カプー スチン夫妻への追悼の意が込められたピアノ・ソナタを締めくくりに収録。 (Ki)

FUGA LIBERA
FUG-806(1CD)
『さすらい人』 〜シューマン、シューベルト、リスト: ピアノ作品集
シューマン:幻想小曲集 Op. 111
シューベルトリスト編):さすらい人
シューマン:フモレスケ Op. 20
シューベルトリスト編):水車屋と小川 (ミュラー歌曲集より)
シューベルト:幻想曲 「さすらい人」
セルゲイ・レドキン(P)

録音:2022年4月5-7日 フラジェ、ブリュッセル
1991年ロシア生まれ。2015年チャイコフスキー・コンクール第3位、2021年エリザベート王妃国際音楽コンクール第2位など数多くのコン クールに入賞、2018年には初来日公演も成功させているセルゲイ・レドキン(レーディキン)が、満を持してアルバムをリリース。世界各地の大 ホールで弾いてきたレパートリーの中からシューマンの「フモレスケ」とシューベルトの「さすらい人幻想曲」を軸として、さすらい人をテーマにプログ ラムを編みました。世界各地を飛び回るコンサート・ピアニストとしての自分のポートレートという意味合いがあるとのことで、持ち前の高い表 現力で作品によりそい、奥深い世界観を表現しています。

アールアンフィニ
MECO-1075(1CD)
税込定価
齊藤一也/ ザ・パッション
ラフマニノフ:コレルリの主題による変奏曲 ニ短調 作品42
 10の前奏曲 作品23- 第4番ニ長調
 「音の絵」 作品33- 第5番ニ短調
 「音の絵」 作品33- 第7番変ホ長調
 「音の絵」 作品39- 第5番変ホ短調
リスト:ダンテを読んで -ソナタ風幻想曲-
 泉のほとりで
 ペトラルカのソネット 第104番
 ハンガリー狂詩曲 第12番嬰ハ短調
 愛の夢 第3番
ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲- 第18変奏(齊藤一也 編)
齊藤一也(P)

録音:2022年4月12日 & 13日
パリ国立高等音楽院、及びベルリン芸術大学を最優秀で卒業後、カンピージョス国際ピアノコンクール優勝、マッサローザ国際ピアノコンクー ルで優勝、アルトゥール・シュナーベル国際ピアノコンクール最高位他、数々の国際コンクールを制覇したピアノ界の貴公子Kazuya Saitoの 公式デビューアルバムは、絢爛たるヴィルトゥオジティが煌めくリスト&ラフマニノフ作品集。 タイトルの「ザ・パッション」はそのパッション溢れる超絶技巧と共に、楽曲に付託されたキリスト受難(passion)の意味を併せ持つ。
■齊藤一也(P) Kazuya Saito, Piano
4歳よりヤマハ音楽教室にてピアノと作曲をはじめる。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校、同大学卒業後、パリ国立高等音楽 院、ベルリン芸術大学を最優秀で卒業。 第8回カンピージョス、第7回マッサローザ国際ピアノコンクールで優勝。第4回東京音楽コンクール最高位(第2位)、第82回日本音楽コ ンクール第2位、三宅賞、岩谷賞(聴衆賞)をはじめ、第66回ロン・ティボー国際コンクールでフォーレの最優秀演奏賞、第61回マリア・カ ナルス国際音楽コンクール第4位、第18回サンタンデール国際ピアノコンクールファイナリスト賞、第22回アルトゥール・シュナーベル国際コン クール最高位、副賞のスタインウェイハウス(ベルリン)で行ったリサイタルが評価され2018年度スタインウェイ賞を受賞する等、数々の国際 コンクールで入賞。 ヨーロッパ各地の音楽祭でリサイタルを行うほか、これまでに沼尻竜典、梅田俊明、広上淳一、曽我大介、高関健、Ovidiu Balan、 Didier Benetti、Pablo Gonzalezの各氏の指揮のもと、東京フィルハーモニーSO、新日本フィルハーモニーSO、東京交響 楽団、藝大フィルハーモニー、フランス国立O、スペインRSO、ミュンヘン室内O等と共演し、いずれも好評を博 す。 これまでに石丸八重子、青木進、山下葉子、秦はるひ、Michel Dalberto、Bjorn Lehmann の各氏に師事。 現在(一財)地域創造による公共ホール音楽活性化事業(おんかつ)支援アーティストとして、全国でアウトリーチ活動やリサイタルを 行っています。

DIVINE ART
DDA-25157(1CD)
NX-B07
ロシアのピアノ作品集 第15集
チャイコフスキー:18の小品 Op. 72より
 第2番子守歌
 第5番瞑想曲
 第14番悲しい歌
ロマンス ヘ短調 Op. 5
四季 Op. 37aより
 VI. 6月 舟歌
 XII. 12月 クリスマス
グランド・ソナタ ト長調 Op. 37
ステファーニア・アルジェンティエーリ(P)

録音:2021年11月16、27日
Divine Artレーベルのロシアン・ピアノ・ミュージック・シリーズ。第15集ではチャイコフスキーのグランド・ソナタを中 心とした作品が紹介されています。 演奏は、第14集のプロコフィエフで卓越した音楽性を披露したイタリア出身のステファーニア・アルジェンティエー リ。優美さと確かな技術を持ち合わせるピアニストです。彼女は20歳になる前にレッチェの音楽院を最高点で卒 業した後、フィレンツェ音楽院で3年間のマスターコースを修了。現在はヨーロッパやアメリカでソリスト、室内楽演 奏家として活躍しながら、フォッジアのジョルダーノ音楽院で教えています。


King International
KKC-2532(1CD)
ニッポン放送「新日鉄コンサート」シリーズ 安川加壽子のシューマン
シューマン:謝肉祭Op.9
ピアノ五重奏曲変ホ長調Op.44*
安川加壽子(P)
ディヒタン・クィンテット【日高毅、市原利彦(Vn)、菅沼準二(Va)、服部義夫(Vc)】

録音:1962年12月1日放送、1970年5月3日放送* モノラル
ニッポン放送で1955年から2005年まで続き、音楽ファンから支持を受けていた「新日鉄コンサート」(1970年まではフジセイテツ・コンサート)。既成のレコー ドを放送するのでなく、内外の名演奏家の実演を公開収録する趣旨だったゆえ、貴重音源が多数作られました。
今回は今年(2022年)に生誕百年を迎えた安川加壽子の貴重な記録が日の目を見ます。それも彼女唯一の録音となるシューマンの「謝肉祭」とピアノ五重奏 曲というのが驚き。
安川加壽子は生後1歳で家族と渡仏、パリ音楽院でラザール・レヴィに師事。1939年に帰国後は演奏活動と教育活動で日本のピアノ音楽界に多大な貢献をし ました。偉大な業績のわりに現時点でその芸術を味わえる音源は多くありません。
シューマンの名作2篇は、40代の安川の若々しさみなぎる推進力に圧倒され感動させられます。 (Ki)
King International
KKC-2533(1CD)
ニッポン放送「新日鉄コンサート」シリーズ 安川加壽子のショパン、ドビュッシー
モーツァルト:ロンド イ短調K.511
 変奏曲イ長調K.anh137
ドビュッシー:前奏曲集第2巻〜枯葉
 前奏曲集第2巻〜ビーニョの門
 前奏曲集第2巻〜ヒースの草むら
 前奏曲集第2巻〜花火
ショパン:前奏曲Op.28〜第7、8、15、16、17、22、23、24番
 華麗なる大ワルツOp.18
 英雄ポロネーズOp.53
 ノクターン変ホ長調Op.9の2
ショパン演奏について(安川加壽子の肉声)
安川加壽子(P)

録音:1970年4月5日放送、8月9日放送(ショパン)
全てモノラル
ニッポン放送で1955年から2005年まで続き、音楽ファンから支持を受けていた「新日鉄コンサート」(1970年まではフジセイテツ・コンサート)。既成のレ コードを放送するのでなく、内外の名演奏家の実演を公開収録する趣旨だったゆえ、貴重音源が多数作られました。
安川加壽子は広いレパートリーを持っていましたが、とりわけショパンとドビュッシーは絶品とされ彼女のトレードマークの感がありました。それを貴重なライヴで 体験できます。
まず驚かされるのはショパン作品のテンポの速さ。フランス風なエレガンスのイメージから想像できない驚異的な指回りと情熱で激しい演奏を聴かせてくれます。 ショパン演奏についての語りも貴重です。
モーツァルトも美演。あまり聴く機会のない「変奏曲イ長調K.anh137」は名作クラリネット五重奏曲の終楽章のピアノ版。愉悦感に満ちた味わい深いひととき を堪能できます。 (Ki)


La Dolce Volta
KKC-6598(2CD)
国内盤仕様
税込定価
バッハ:無伴奏チェロ組曲(全6曲) 上野通明(Vc)

録音:2021年11月24-26日(2,3,6番)、2022年5月3-7日(1,4,5番)/ホンラート福音教会(ドイツ)
2021年にジュネーヴ国際コンクール・チェロ部門で日本人初の優勝を果たした上野通明が、バッハの「無伴奏チェロ組曲」の全曲録音に挑みました。本盤 において若き上野は、あらゆるチェリストが聖典と崇めるこの曲集を堂々と奏で、早くもその芸術的個性を存分に発揮しています。楽器との一体感、その弓と楽器 から湧き上がるインスピレーションに満ちた音楽性、自然なフレージング、そして伸びやかな音色。おどろくまでに自然で伸びやかなバッハの登場です!
上野通明のコメント(ライナーノートより) 〜実は、私はヨーヨー・マが「無伴奏チェロ組曲」を弾く映像を観てチェロを習いたいと思いました。4歳の時です。最初のうち、両親はただの気まぐれだと信じて 疑いませんでしたが……。以来私は、「無伴奏チェロ組曲」に20年間、親しんできました。家族で違う国に引っ越すたびに、チェロの先生が変わりましたが、どの 先生も私の「無伴奏チェロ組曲」の勉強にその都度、寄り添ってくださいました。バッハの音楽によって育まれた私には、今回のアルバムで「無伴奏チェロ組曲」以 外のレパートリーを取り上げることは考えられませんでした。 今回の演奏が、この曲集に対する現在の私の理解を示すものでしかないことは自覚しています。もしかすると私は数年後に、この演奏に不満を抱くかもしれません ……。とはいえ、これから先も一生“これでバッハの演奏は完結した”と 断言することなどできないと自分は思っています。〜 上野の今、そして輝かしく開かれた無限の可能性を感じさせる、驚異的なまでに自然で音楽的なバッハです!
※KKC品番のみでのお取り扱いとなります。 (Ki)

La Dolce Volta
LDV-113(2CD)
フランク:作品集
[CD1]
1. 前奏曲、フーガと変奏 op.18(大オルガンのための6つの小品)
2. 祈り op.20(大オルガンのための6つの小品)
3. 終曲 op.21(大オルガンのための6つの小品)
4. 幻想曲 ハ長調 op.16(大オルガンのための6つの小品)
5. 幻想曲 イ長調 (3つの小品より)
6. カンタービレ(3つの小品より)
7. 英雄的小品(3つの小品より)
[CD2]
1. コラール第1番ホ長調
2. コラール第2番ロ短調 
3. コラール第3番イ短調
4. パストラール ホ長調 op.19(大オルガンのための6つの小品)
5. 交響的大作品 op.17(大オルガンのための6つの小品)
ミシェル・ブヴァール(Org/トゥールーズ、聖セルナン・バジリカ大聖堂、カヴァイエ=コル製オルガン)

録音:2022年2月14-17日
※日本語解説は付きません。
ブヴァールは、ヴェルサイユ宮殿王室礼拝堂のオルガニストであり、世界有数のオルガン国際音楽祭「Toulouse-les-orgues」の音楽総監督も務めるなど、フ ランスのオルガン音楽の伝統を受け継ぐ巨匠として知られています。そんなブヴァールが、フランクの生誕200年という記念すべき年に、フランクが愛したカヴァ イエ=コル製の素晴らしい楽器で、フランクの傑作を演奏したという、きわめつけの1枚の登場です! フランクは、ノートル=ダム大聖堂のオルガンをはじめ優れたオルガンを生み出したカヴァイエ=コルの楽器をこよなく愛していました。このディスクに収録されてい る「3つの小品」(1878年)は、トロカデロ・ホールのカヴァイエ=コル製オルガンの落成式のために書かれたもので、その手稿譜には、フランク自身の手でオル ガンのレジストレーションも残されています。今回ブヴァールが演奏したオルガンは、同じカヴァイエ=コル製ではありますが、フランクが亡くなる前年の1889年 完成のもの。フランクがこの楽器を直接的に想定して収録作品を書いたわけではありませんが、オーケストラのような壮大な響きや、非常に繊細な表現まで実現す る幅広い能力をもった楽器をブヴァールは25年以上にわたり弾き続けてきており、ここでも楽器の性能を活かしきっています。ブヴァールの演奏は、フランクが 思い描いた世界を垣間見せてくれるよう。その世界は想像をはるかに超えた壮大さと壮麗さ、厳粛さに満ちています。 =ミシェル・ブヴァール= 1958年リヨン生まれ。ヴィエルヌに師事したオルガニストで作曲家のジャン・ブヴァールを祖父にもち、幼少の頃より音楽に才能を示す。パリのオルセー音楽院に てオルガンを、パリ国立高等音楽院にて作曲を学ぶ。1983年、トゥールーズ国際オルガンコンクールで優勝。フランス・オルガン界の巨匠の一人として、現在に至 るまでに25か国以上で演奏。1995年パリ国立高等音楽院のオルガン教授に就任、2021年のシーズンまで後進の指導にあたる。1996年トゥールーズの聖セ ルナン・バジリカ大聖堂の歴史的なカヴァイエ=コル・オルガンの正オルガニストに任命されます。2010年からはヴェルサイユ宮殿王室礼拝堂の4名の首席オルガ ニストの一人として名誉ある職務を任されています。 (Ki)

Evil Penguin Records
EPRC-0048(1CD)
2つの世界のはざまで 〜フランク:ピアノ作品集
前奏曲,コラールとフーガ FWV21
前奏曲,フーガと変奏曲 FWV30(フリードマン編)
前奏曲,アリアと終曲 FWV23
ヴァイオリン・ソナタ イ長調 FWV8(コルトー編ピアノ・ソロ版)
ヤニック・ヴァン・デ・ヴェルデ(P)

録音:2022年4月11-14日/ルクセンブルク国立音楽学校
ピアノ曲では『前奏曲、コラールとフーガ』と『前奏曲、アリアと終曲』の2曲が有名なフランク。どちらもベートーヴェンをはじめとしたドイツ書法を採り入れつ つ、ラモー時代から続くフランスの伝統の上に堂々と立つ、革新的で画期的な構成をもった傑作といえます。このCDではさらに、オルガンのための充実作『前奏 曲、フーガと変奏曲』をポーランドの名手イグナーツ・フリードマンがピアノ用に編曲した版と、音楽史上に輝く大名曲『ヴァイオリン・ソナタ』をコルトーがピアノ 独奏用に編曲した貴重な版を併録。ピアノ1台でフランクの音楽をとことん味わえます。 (Ki)

ALBANY
TROY-1893(1CD)
タニア・レオン(b.1945):ピアノ作品集
賛辞、墓、モーメンタム、
クリオラ風ロンド、儀式、
プロコフィエフへの讃歌、神秘、
前奏曲第1番「驚き」、
前奏曲第2番「金魚鉢」、
ゴーイング・ゴーン、変奏曲
アダム・ケント(P)

録音:2018年6月17-19日アメリカン・アカデミー、ニューヨーク
タニア・レオンはキューバ出身の作曲家、指揮者。彼女のオーケストラ作品は2021 年度のピ ューリッツァー賞音楽部門を受賞しています。このアルバムは大小様々なピアノ曲が収められて おり、彼女の作風をおおよそ俯瞰できる内容となっています。キューバ出身の作曲家らしくラテン 的なリズムが無調など現代的な語法と融合されたユニークな作風。現代版ラヴェル、ガーシュウ ィンといった雰囲気。
ALBANY
TROY-1894(1CD)
「夢に見た風景」
ダニエル・テムキン(b.1986):「夢に見た風景」
ラヴェル:ソナチネ
トマス・アデス(b.1971):マズルカOp.27
ヤナーチェク:「霧のなかで」
ラヴェル:「水の戯れ」
アルベニス:「イベリア」第1集
キン・ジャン(Qing Jiang,Pf)

録音:2021年9月7-9日バックネル大学ペンシルヴェニア
20〜21世紀の国籍も様々な作曲家のピアノ曲を収録。テムキンはアメリカの若手で無調の 激しい音楽。トマス・アデス(b.1971)はいまやイギリスを代表する中堅作曲家。ショパンのそれと は似ても似つかぬ凝りに凝った無調と印象主義が折衷されたようなマズルカが大変面白い。ラ ヴェル、ヤナーチェク、アルベニスはそれぞれを代表するピアノ作品を収録。キン・ジャンは中 国系アメリカ人のピアニスト。ニューヨーク・タイムズ紙で「炎のような音楽家」を絶賛されたが、こ のアルバムでは炎というより、クリスタルのように硬質で澄み切ったピアノのタッチと音色に魅了 されます。
ALBANY
TROY-1901(1CD)
ナンシー・ヒル・エルトン・プレイズ・ショパン&ラフマニノフ
ショパン:バラード第1番ト短調Op.23
 バラード第3番変イ長調Op.47
 子守歌Op.57/舟歌Op.60
ラフマニノフ:前奏曲ニ長調Op.23-4
前奏曲ト短調Op.23-5
 前奏曲変ホ長調Op.23-6
 前奏曲ト長調Op.32-5/音の絵 Op.39-5
 ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.36
ナンシー・ヒル・エルトン(P)
ナンシー・ヒル・エルトンの ALBANY レーベルへの2枚目のアルバム(第1集はショパン:ソナ タ第3番&ドビュッシー:前奏曲集より 品番:TROY1762) ナンシー・ヒル・エルトンはアメリカ中西部、南部を中心に活動するピアニスト。シェーンベルク、 ウェーベルンなど20世紀音楽の研究と演奏で博士号を持つ一方、ロマン派の作品を最も得意 としている彼女が満を持してリリースしたアルバム。ショパンのバラードほかラフマニノフの前奏 曲やソナタをヴィルトゥオーゾ的で過剰な身振りを一切廃し、端正に弾きあげています。

Resonus
RES-10306(1CD)
NX-B05
エリザベス・ラッチェンス(1906-1983):ピアノ作品集 第2集
チェック・ブック…世界初録音
3つのインプロヴィゼーション
5つの間奏曲 Op. 9
5つのバガテル Op. 49
ピアノとフォルテ Op. 43…世界初録音
骨の環 Op. 106
28. Maybe - Encore Op. 159…世界初録音
ソナタの楽章 (Allegro molto)…世界初録音
マーティン・ジョーンズ(P)

録音:2022年4月28日
英国の近代作曲家、エリザベス・ラッチェンス。幼い頃から作曲家を志し、1922年、パリのエコールノルマル音楽院に留学した後、1926年から1930年に かけてロンドンの王立音楽大学で学びました。十二音技法から発展した独自の音列を採用するなど彼女自身のセリー形式を編み出した他、厚みのある 響きを好まず、少ない音のみで音楽を作り出すなど、豊かな探求心に支えられたモダンな音楽を作り出した作曲家として評価されています。 第2集となるこのアルバムには、子供のための12の小品「チェック・ブック」やドビュッシーの影響が感じられる「ピアノとフォルテ」、1982年に書かれた彼女の最 後のピアノ作品「Maybe ? Encore」、未発表の「ソナタの楽章」など、4つの世界初録音を含む、ラッチェンス初期から晩年の作品が収録されています。 演奏は第1集と同じくマーティン・ジョーンズ。ラッチェンスをはじめ、英国を中心とした知られざる作曲家の作品の紹介に力を尽くす英国のピアニストです。 ペア・ノアゴーとヨーン・ストルゴーズ
Resonus
RES-10307(1CD)
NX-B05
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 Op. 10
ピアノ・ソナタ ハ短調 Op. 10No. 1
ピアノ・ソナタ ヘ長調 Op. 10No. 2
ピアノ・ソナタ ニ長調 Op. 10No. 3
ダニエル・トング(フォルテピアノ)
ポール・マクナルティによる1805年製アントン・ヴァルターの再現楽器

録音:2021年12月7-9日
コーンウォール生まれのピアニスト、ダニエル・トング初のソロ・アルバム。 1798年9月に出版されたベートーヴェンの作品10の3つのソナタは、この時期優れたピアニストとして活躍してい た彼の技巧と音楽性を、更にアピールするために書かれた曲集。明快な和声と、めりはりの効いた速度設定を 用いた結果、極めて引き締まった作品としての仕上がりを持つ、若き日のベートーヴェンの野心作です。トングは アントン・ヴァルターの再現楽器を用い、作曲当時の響きを丹念に紡いでいます。

ALPHA
ALPHA-880(1CD)
『デュオ/ソロ』 〜無伴奏チェロ作品とアルメニア民謡の出会い
バッハ:無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV 1007
1. I. 前奏曲
2. アルメニア民謡:Alakyaz アラガツの山
3. II. アルマンド
4. アルメニア民謡:Noubar ヌーバル(愛するヌーバル)
5. III. クーラント
6. アルメニア民謡:Garuna ガルナ(雪に覆われた春に)
7. IV. サラバンド
8. アルメニア民謡:Chinar es あなたはプラタナスのよう
9. V. メヌエット I & II
10. アルメニア民謡:Shogher djan 愛しのショゲル
11. VI. ジグ
12-13. リゲティ:無伴奏チェロ・ソナタ
14. アルメニア民謡:Sareri Hovin Mernem 山の風に吹かれて死のう
15-17. コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ Op. 8
アストリグ・シラノシアン(Vc、歌)
使用楽器:1756年製ジェナーロ・ガリアーノ、1676年製フランチェスコ・ルッジェーリ

録音:2022年2月 テルデックス・スタジオ、ベルリン
リヨンの生まれでアルメニアの血を引くアストリグ・シラノシアンが、無伴奏チェロのための名曲と、自らのルーツであるアルメニアの伝承歌を並べ た興味深いアルバムをリリース。特に大バッハの無伴奏チェロ組曲第1番では、各楽章の間にアルメニアのごく短いメロディを挟み込み、西洋 クラシックを代表する名曲と東洋的な節回しが対話するような興味深い構成となっています。各民謡では、チェロのみによって奏でられる「ア ラガツの山」を除く5曲で、自らのチェロの伴奏に乗って歌うシラノシアンの美しい弾き語りも堪能。人の声と、それに最も近いと言われるチェロ との、いわばデュオを披露して楽しませてくれます。

Grand Piano
GP-862(1CD)
NX-B03
ニッコロ・カスティリョーニ(1932-1996):ピアノ作品全集 第1集
1-3. ピアノ・ソナチネ ト長調(1952)…世界初録音
 小組曲 ト長調(1952)…世界初録音
4. 第1曲 マルチェッタ
5. 第2曲 ネニア(アンダンテ)
6. 第3曲 カッチャ(アレグロ)
7. 第4曲 ラルゲット
8. 第5曲 アレグリーノ
9. 第6曲 ワルツ(モルト・モデラート)
10. 第7番メロディア(モデラート、ア・テンポ・センプレ)
 4つの歌(1954)…世界初録音
11. 第1曲 オスティナート
12. 第2曲 アリア(モルト・カルモ)
13. 第3曲 インテルメッツォ(ラルゲット)
14. 第4曲 コラーレ(ソステヌート、クアジ・グラーヴェ)
 楽興の時(1954)…世界初録音
15. 第1曲 プレスティッシモ
16. 第2曲 イル・ピウ・プレスト・ポッシビーレ
17. 第3曲 イル・ピウ・プレスト・ポッシビーレ
18. 第4曲 イル・ピウ・プレスト・ポッシビーレ
19. 第5曲 カンチタート、モルト・リベラメンテ
 COME IO PASSO L’ESTATE 夏の過ごし方(1983)
20. I. Arrivo a Tires
21. II. La Fossa del lupo
22. III. Andiamo al rifugio Bergamo
23. IV. La valle del Ciamin
24. V. Il buco dell'orso
25. VI. La fontanella di Ganna
26. VII. Ghiaccio sul Rosengarten
27. VIII. Antonio Ballista dorme in casa dei Carabinieri
28. IX. Il fantasma del castello di Presule(for upright piano)
29. X. Canzone per il mio compleanno
30-32. ピアノ・ソナチネ(1984)
33. ピアノ・ソナチネ第2番(1987)…世界初録音
34. 森の中の鹿(1988)
 In principio era la danza はじめにダンスあり(1989)
35. 第1曲 ワルツ A
36. 第2曲 イモムシの歌
37. 第3曲 ワルツ B
38. 第4曲 蝶の歌
39. 第5曲 ワルツ C
40-42. 前奏曲、コラールとフーガ
アルド・オルヴィエート(P)
Fazioli F278(1-27, 29-42), Yamaha U1(upright piano)(28)

録音:2022年1月31日-2月3日
20世紀後半のイタリア音楽界において、際立った個性の持ち主であったニッコロ・カスティリョーニ。ボリス・ブラッ ハーとフリードリヒ・グルダに師事、ストラヴィンスキーに影響を受けた新古典主義の作曲家としてデビューした後、 前衛作曲家として活動しました。1966年にアメリカに行き、大学で教えながら次々と作品を発表し、時には不 条理な作風で物議を醸しましたが、1970年にイタリアに戻ってからは原点に回帰、ミラノ音楽院で作曲を教え ながら1996年に亡くなるまで多くの作品を遺します。 世界初録音を含むこの全集の第1巻では、カスティリョーニの初期のピアノ作品から、習作とも言えるピアノ・ソナ チネを始め、新古典派風の「小組曲」、12音技法を探求した「4つの歌」などの作品と、彼の死後に遺品から発 見された「ソナチネ第2番」などの後期の作品を併せて収録。組曲の1曲のみがアップライトピアノで演奏するよう に指定された「夏の過ごし方」や晩年の簡素化された作風による「はじめにダンスあり」も興味深い作品です。 ピアニストのアルド・オルヴィエートは20世紀イタリア・ピアノ作品のスペシャリストとして、幅広いレコーディングや演 奏活動を行っています。 ペア・ノアゴーとヨーン・ストルゴーズ
Grand Piano
GP-912(2CD)
NX-C03
ルイーズ・ファランク(1804-1875):ピアノ作品全集 第1集
【CD1】
 30の練習曲 Op. 26(1833-1838)
1. 第1番ハ長調(アレグロ・モデラート・エド・エネルジコ)
2. 第2番ハ長調(モデラート)…世界初録音
3. 第3番イ短調(アレグロ・ノン・トロッポ)
4. 第4幕 ト長調(アレグロ・モデラート)
5. 第5番ホ短調(ヴィヴァーチェ)
6. 第6番ニ長調(アンダンテ・グラツィオーソ)
7. 第7番ニ長調(アンダンテ・エスプレッシーヴォ)
8. 第8番ロ短調(アンダンティーノ)
9. 第9番イ長調(アンダンテ・コンモート)
10. 第10番嬰ヘ短調(アダージョ)
11. 第11番ホ長調(プレスト)
12. 第12番ホ長調(モデラート、フーガ・ア・デュエ・ソッジェッティ)
13. 第13番嬰ハ短調(モデラート、カノーネ)…世界初録音
14. 第14番ロ長調(ヴィヴァーチェ)
15. 第15番嬰ト短調(アンダンテ・アフェットゥオーソ)
16. 第16番嬰ヘ長調(アンダンテ・グラツィオーソ)…世界初録音
17. 第17番変ホ短調(アレグロ・アジタート)
18. 第18番変ニ長調(モデラート、エ・カンタービレ)
19. 第19番変ロ短調(プレスト)
20. 第20番変イ長調(アレグレット、カノーネ)…世界初録音
21. 第21番変イ長調(アダージョ)
22. 第22番ヘ短調(アレグロ・モルト)
23. 第23番変ホ長調(フーガ)…世界初録音
24. 第24番変ホ長調(テンポ・ディ・マルチア)
25. 第25番ハ短調(アレグロ・エネルジコ)
26. 第26番変ロ長調(モデラート)
27. 第27番ト短調(アレグロ・アジタート)
28. 第28番ヘ長調(アレグロ・スピリトーソ)…世界初録音
29. 第29番ニ短調(フーガ、アンダンテ)
30. 第30番ニ短調(アレグロ)

【CD2】
 12の華麗な練習曲 Op. 41(1853)
1. 第1番ハ短調(アレグロ・コン・フォーコ)
2. 第2番ト長調(アレグロ・モデラート)
3. 第3番ニ短調(アレグロ)
4. 第4番変ロ長調(アレグレット)
5. 第5番変ニ長調(アンダンテ・コン・モート)
6. 第6番ヘ短調(アレグロ・マエストーソ)
7. 第7番変ホ長調(アンダンテ・エスプレッシーヴォ)
8. 第8番ハ短調(アレグロ)
9. 第9番ハ長調(ヴィヴァーチェ)
10. 第10番イ短調(ヴィヴァーチェ)
11. 第11番ヘ長調(アレグロ)
12. 第12番ロ短調(モデラート)
20の中級程度の練習曲 Op. 42(1854)…世界初録音
13. 第1番ホ短調(アレグロ・モデラート)
14. 第2番ト長調(ヴィヴァーチェ・エ・レッジェーロ)
15. 第3番ハ長調(アンダンテ)
16. 第4番イ短調(アレグロ・モデラート)
17. 第5番ヘ長調(アレグレット)
18. 第6番ニ短調(アンダンテ・コン・モート)
19. 第7番ニ長調(モデラート)
20. 第8番ト長調(アンダンテ)
21. 第9番ニ長調(アレグロ)
22. 第10番ト短調(アレグロ)
23. 第11番変ホ長調(アンダンテ)
24. 第12番変ロ長調(モデラート)
25. 第13番ヘ長調(ポーコ・レント)
26. 第14番ハ長調(アレグロ)
27. 第15番ヘ長調(アンダンテ)
28. 第16番イ長調(アレグレット・スケルツァンド)
29. 第17番イ短調(モデラート)
30. 第18番ホ長調(アンダンテ・グラツィオーソ)
31. 第19番嬰ヘ長調(アダージョ・レリジョーソ、モルト・レガート)
32. 第20番ロ短調(ポーコ・アレグロ)
 25のやさしい練習曲 Op. 50(1859-63頃出版)…世界初録音
33. 第1番ハ長調
34. 第2番イ短調
35. 第3番ト長調
36. 第4番ホ短調
37. 第5番ニ長調
38. 第6番ト短調
39. 第7番ヘ長調
40. 第8番変ロ長調
41. 第9番ニ長調
42. 第10番イ長調
43. 第11番ニ短調
44. 第12番ハ長調
45. 第13番変イ長調
46. 第14番ハ長調
47. 第15番イ長調
48. 第16番ハ長調
49. 第17番ハ短調
50. 第18番変ホ長調
51. 第19番変ロ長調
52. 第20番ヘ長調
53. 第21番ト短調
64. 第22番ト長調
65. 第23番イ短調
66. 第24番イ長調
67. 第25番ホ長調
マリア・ストラティグー(P)
Steinway モデルD

録音:2017年12月16日、2018年3月23日、2018年9月1日、2018年12月16日、2019年3月31日、2019年6月30日、2019年12月17日、2020年2月18日、2020年7月31日、2020年8月27日、2020年9月27日、2020年11月30日、2020年12月2日
19世紀のパリ音楽界で最も尊敬された女性作曲家ルイーズ・ファランク。パリ音楽院ピアノ科の教授を務めたほ どの優れたピアニストでもあり、このアルバムに収録された4つの練習曲集は、彼女の作品の中でも重要な地位 を占めるものです。ツェルニーの練習曲を思わせる左右の手の指のバランスよい鍛錬を目指す「30の練習曲」や 聴きごたえある「12の華麗な練習曲」、ピアノを習い始めて少し経った生徒にぴったりの「20の中級程度の練習 曲」と「25のやさしい練習曲」、そのどれもが美しい旋律を備えており、テクニックの上達を図るだけでなく高い音 楽性を養うためにも最適です。 ピアノを演奏するマリア・ストラティグーはアテネ生まれの若手。19世紀の女性たちの音楽活動を研究しており、 2018年にはニュージーランドのカンタベリー大学で開催された会議で「ルイーズ・ファランク作品の演奏」について のプレゼンを行うなど、広く活動しています。
Grand Piano
GP-914(1CD)
NX-B03
ステパン・エルマス(1862-1937):ピアノ作品全集 第1集
バラード第1番変ホ長調/第2番ロ長調
バラード ト長調
ピアノのためのロマンス 変ホ長調
舟歌第1番変ホ短調/第2番ハ短調
夜想曲第1番ロ長調/第2番ホ短調/第3番嬰ト短調/第4番ニ長調/5番変ト長調/第6番変イ長調/第7番嬰ヘ短調
ミカエル・アイラペティアン(P)
Steinway モデルD

録音:2022年4月29日
全て世界初録音
アルメニアのピアニスト・作曲家ステパン・エルマス。幼い頃から楽才を発揮、13歳の頃にはフランツ・リストの作品 でリサイタルを行うなど神童ぶりが評判になりました。やがてドイツのワイマールに行き、念願であったリストに出会 い、連絡を取り合いながらウィーンで修業を積みます。その後ピアニストとして成功を収めてからは、アントン・ルビ ンシテインやジュール・マスネと親交を結び、1912年にはスイスに移住。女性画家エイメ・ラパンと出会い、1937 年に亡くなるまで良き交友関係を結びました。 このアルバムにはショパンやリストを思わせる初期の作品から、エルマスの個性が現れはじめる「7つの夜想曲」 (1882-1890年作曲)までのロマンティックな作品を収録しています。 アルメニア音楽の発掘と発展貢献、その普及に努めるミカエル・アイラペティアンの演奏で。

CEMBAL D’AMOUR
CEMBCD-205(1CD)
モルデカイ・シェホリ・プレイズ・ショパン Vol.7
ショパン:24の前奏曲 Op.28
 前奏曲 嬰ハ短調 Op.45
 前奏曲 変イ長調 B.86
 フーガ イ短調 B.144
ケルビーニ(ショパン編):3つのコラール・フーガ
モルデカイ・シェホリ(P)

録音:2022年 4月 米国 ネバダ州 ラスベガス
モルデカイ・シェホリ・プレイズ・ショパンも Vol.7に到達、前奏曲集。メインはもちろ ん24 の前奏曲。いつもながらシェホリは、リストも楽々と弾きこなす技巧を持ちつつも、 それでショパンをバリバリ弾くようなことはなく、詩情豊かにじんわりとした味わいを紡い でいく。Op.45の嬰ハ短調と、1834年の変イ長調の2 曲ももちろん収録。 だがこのCD の目玉は、ルイージ・ケルビーニの曲をショパンが編曲した3 つのコラール・フーガ。ショパンはケルビーニが1832 年に発表した「対位法とフーガの教則本」を 愛読しており、その中からフーガ 3曲をピアノのために編曲した。自筆譜が個人蔵だ ったため 150年以上も公になることがなく、2017 年になってようやく出版された。これ が世界初録音と思われます。この3 曲のためだけでもショパンマニアなら買う価値がある でしょう。
CEMBAL D’AMOUR
CEMBCD-204(1CD)
モルデカイ・シェホリ/ドメニコ・スカルラッティ集 第4集
ソナタ ホ短調 K.81/ソナタ ヘ短調 K.69/ ソナタ ニ短調 K.434/ソナタ 変ホ長調 K.193/ソナタ ニ短調 K.138/ソナタ ハ短調 K.363/ ソナタ ハ短調 K.99/ソナタ ト短調 K.111/ ソナタ ヘ短調 K.364/ソナタ 変ロ長調 K.411/ソナタ ハ長調 K.513/ソナタ ト短調 K.450/ ソナタ ヘ短調 K.462/ソナタ ヘ長調 K.17/ ソナタ ト短調 K.373/ソナタ ホ長調 K.380/ソナタ ニ短調 K.9/ソナタ ヘ短調 K.185/ ソナタ ハ短調 K.11/ソナタ イ短調 K.3
モルデカイ・シェホリ(P)

録音:2022年1月 米国 ネバダ州 ラスベガス
モルデカイ・シェホリの弾くドメニコ・スカルラッティのソナタ集、第4 集。シェホリらしいピ アノから自然な美しさを引き出したスカルラッティで、素直で落ち着いた味わいが良い。 チェンバロで繊細に奏でられたスカルラッティもよいが、こうした大らかな味わいのスカル ラッティはとても聞きやすい。

Gramola
GRAM-99253(1CD)
NX-B08
ウィーン近現代のピアノ曲集
コルンゴルト:ピアノ・ソナタ第2番 ホ長調 Op. 2
クリストフ・エーレンフェルナー(1975-):新ウィーン舞曲 Op. 46…世界初録音
ベルク:ピアノ・ソナタ Op. 1
クライスラー(ラフマニノフ編)):):愛の悲しみ
 愛の喜び
マクシミリアン・クロマー(P)

録音:2021年12月14-16日、2022年2月21-23日
ヴァイオリン協奏曲が知られるコルンゴルトは3曲のピアノ・ソナタを遺していますが、この第2番は13歳の時に書か れたもので、神童と呼ばれた彼らしい複雑な構造と美しい旋律を持つ作品です。ベルクのピアノ・ソナタは作曲家 唯一の作品番号付きのピアノ曲。エーレンフェルナーはヴァイオリニストとして活躍していますが、作曲の腕もなか なかのもの。ここでは「ばらの騎士」のワルツが引用されたゆったりとしたウィーン風のエレガントな舞曲を聴くことが できます。クライスラーの2曲はラフマニノフが編曲したピアノ版で、華麗な技巧が用いられた聴きごたえのあるワル ツに仕上がっています。 マクシミリアン・クロマーは4歳でピアノを始め、ウィーン国立音楽大学で学んだピアニスト。2016年にデビューして からは、ソリスト、室内楽奏者として活躍しています。

TOCCATA
TOCC-0660(1CD)
NX-B03
モシュコフスキ:独奏ピアノのための作品全集 第2集
6つの小品 Op. 15(1877)
舞曲の形式による3つのピアノ小品 Op. 17(1878)
5つのピアノ小品 Op. 18
イアン・ホブソン(P)

録音:2020年8月8-10日、11月6-8日
ポーランド出身のピアニスト、作曲家モシュコフスキ。ベルリンでエドゥアルト・フランクにピアノを、フリードリヒ・キールに作曲を学んだ彼は、1873年にピアニスト として初の成功を収め、以降は優れたピアニストとして活躍するかたわら、教育者としてもホアキン・トゥリーナやホアキン・ニンら数々の弟子を育てあげるなど の功績を残しました。 モシュコフスキはその生涯を通じて膨大な数のピアノ曲を作曲しましたが、現在でも演奏されるのは名ピアニスト、ホロヴィッツが好んで演奏した「Etincelles 火花」などほんの僅かな曲にすぎません。そこで名手イアン・ホブソンはモシュコフスキのピアノ作品の全容と真価を紹介すべく、全曲録音をスタート。後にパ デレフスキが述べた「ショパンに続き、モシュコフスキは、ピアノ曲の書き方を最もよく理解しており、その作品はピアノ技法のあらゆる範囲を網羅している」とい う言葉を証明しようと努めています。この第2集も前作に続き初期の作品を紹介。3曲を除き世界初録音となる小品集で、作品15と17はメンデルスゾー ンやシューマンを思わせる魅力的なサロン風の曲ですが、作品17の「舞曲の形式による3つのピアノ小品」は、技巧的で巧みな構成力を持つ、フランツ・リス トばりの華麗な作品です。 ペア・ノアゴーとヨーン・ストルゴーズ

VIRTUS CLASSICS
VTS-19(1CD)
税込定価
ベートーヴェン:ディアベッリのワルツによる33の変奏曲 作品120 兼重稔宏(P)

録音:2022年4月19〜21日三重県総合文化センター
ピアノ:ベーゼンドルファー・コンサートグランド290インペリアル
三重県津市出身。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校・同大学を卒業後、ライプツィヒ音楽演劇大学修士課程及び演奏家課程を最高 点にて修了。ライプツィヒ音大在学中より、副学長であるゲラルド・ファウト氏の助手、演奏家課程修了後は同大学講師として、ピアノ科及びライプツィ ヒ・ゲヴァントハウスOオーケストラアカデミーにて指導を行う。2020年に帰国。 ドイツ在住時より、ソリスト、室内楽奏者、歌曲伴奏者として、ボローニャ音楽祭、ブダペストの春音楽祭、ヒューストンバッハ週間、エンガディン音楽 祭、クララ・シューマン生誕200周年記念音楽祭、アルテンブルク音楽祭、メクレンブルク=フォアポンメルン音楽祭などの音楽祭に出演した他、ライプ ツィヒ・ゲヴァントハウス大ホール、ヴィガドー(ブダペスト)、コロッセオ(ポルトガル)などヨーロッパの主要なコンサートホールにて演奏を行う。 帰国後も、文化庁・日本演奏連盟主催による東京文化会館でのソロリサイタルをはじめとし、トッパンホール主催のランチタイムコンサート、三重県文 化会館主催「ベートーヴェンピアノ・ソナタ全曲演奏会」など、数多くの演奏会に出演しています。また、尾池亜美、山田麻実、湯本亜美、森山涼介と共 にゼフィルス・ピアノ五重奏団を結成し、全国各地にて演奏を行う。 2016年第1回Coimbra World Piano Competitionにて優勝。国際ロータリー財団、岡田文化財団、Elfrun Gabriel財団、ザクセン州奨学金 財団より奨学金を授与。令和元年度津市文化奨励賞を受賞。 これまでに、中村文保、杉浦日出夫、故堀江孝子、渡辺健二、上野真、エヴァ・ポブウォツカ、ゲラルド・ファウトの各氏に、歌曲伴奏をアレクサンダー・ シュマルツ氏の師事。またマスタークラスなどにて、エリーザベト・レオンスカヤ、メナヘム・プレスラー、パウル・バドゥラ=スコダ、イェルク・デームスの各氏に指 導を受ける。 現在、東京藝術大学、京都市立芸術大学、名古屋音楽大学にて後進の指導に当たる。

フォンテック
FOCD-9872(1CD)
2022年10月5日発売
destined for…BACH
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第1番ト短調 BWV1001
テレマン:無伴奏ヴァイオリンのための幻想曲 第1番変ロ長調 TWV 40:14
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第2番ニ短調 BWV1004
 インヴェンション 第1番ハ長調 BWV772*
ア谷直人(Vn)
富岡廉太郎 (Vc) *

録音:2022年 4月 20-22日 富士見市民文化会館
<室内楽の現在>を日本から世界へ発信する、ウェールズSQの中心メンバーとし て、また日本各地で、コンサートマスターとしての活動を続けてきたア谷直人。初ソロ・レ コーディングの登場です。録音を終えたア谷は以下のように語っています。
「1人のヴァイオリニストとして原点に立ち返り、自分自身と向き合うと決めた時、取り上げ たかった作品がバッハ。これまでには無い視点や発想を具現化出来るのではないかと思い、 楽譜から読みとって、再構築した。日本にも、日本発で、このような意欲で向き合っている 音楽家がいる、という小さな証明になればと思う。」
この音楽家としての希求、そして最良の成果が本CDに結実いたしました。バッハの無伴奏作 品を中心に、“ウェールズの盟友” 富岡廉太郎との心温まる共演を含むプログラム。新たな 領域への門出を飾る名演です。(フォンテック)

Nimbus
NI8-110JP(1CD)
SONY DADCプレス盤
日本向け限定生産
ラフマニノフ:交響曲第2番ホ短調 Op.27(サイモン・キャラハン&竹ノ内博明による2台ピアノのための新編曲版) サイモン・キャラハン(P)、竹ノ内博明(P)

録音:2022年2月11日-13日、ワイヤストン・コンサート・ホール(モンマス、イギリス)
解説日本語訳&日本語曲目表記オビ付き/解説:サイモン・キャラハン&竹ノ内博明、ジョン・ピッカード(日本語訳:TEXTRAVAUX)
数々の知られざるピアノ作品を発掘してきたピアニスト、サイモン・キャラハンと竹ノ内博明の二人は、英国王立音楽カレッジで、晩年のヨンティー・ソロモンの生徒として出会い、パルナッシアス・ピアノ・デュオの名前でも活動。これまでパリー、メトネル、シャーウッド、スタンデイル・ベネットなどの希少なピアノ・デュオ・レパートリーに取り組んできました。2020年には、「サン=サーンスが編曲したショパンとリストのピアノ・ソナタ集」という注目アルバムをリリースして好評を博しましたが、2017年に公開されて大きな話題を呼んでいた「ラフマニノフの交響曲第2番」2台ピアノ版のレコーディングが遂に実現!
ラフマニノフは自身の交響曲第1番と第3番ではピアノ4手連弾版の編曲を施していましたが、交響曲第2番の作曲者自身による2台ピアノ編曲は残されていません。交響曲第2番は初演当初から非常に人気があり、サンクトペテルブルクでの初演からわずか2年後(1910年)には、ウラジーミル・ヴィルシャウ(1868-1957)によって4手編曲版が作成されています。
サイモン・キャラハンと竹ノ内博明は、二人で新たにアレンジした新版で「交響曲第2番」に挑戦。原曲に可能な限り忠実であることを目的としながら、2台ピアノの性能とその限界も受け入れることで、単なるオーケストラ版の模倣ではなく、真にピアニスティックな作品を目指しました。2017年にセント・ジョンズ・スミス・スクエアで披露したアレンジ版は、後から考えると多くのパッセージが濃密すぎるため、技術的にも現実的ではありませんでした。この5年間に更にディテールに磨きをかけ、ラフマニノフの意図をできるだけ取り入れながら、ラフマニノフ自身が編曲した交響的舞曲や2台ピアノのための組曲などからもインスピレーションを得て、心地よくピアニスティックな「交響曲第2番」のレコーディングへと結実しました。
「NI8110JP」はSONY DADCプレスによる、日本向けの限定生産盤となります。海外で発売される「NI8110」品番の商品はCD-R盤です。予めご了承ください。
Nimbus
NMP-1164(BOOK)

NMP-1165(BOOK)
ラフマニノフ:交響曲第2番ホ短調 Op.27(サイモン・キャラハン&竹ノ内博明による2台ピアノのための新編曲版)

(1)全曲版楽譜
(2)第3楽章のみの楽譜
(1)ページ:62ページ×2/編成:2台ピアノ/演奏時間:約60分

(2)ページ:24ページ×2/編成:2台ピアノ/演奏時間:約12分
サイモン・キャラハン&竹ノ内博明がアレンジした「ラフマニノフ:交響曲第2番」の2台ピアノ版楽譜!
パルナッシアス・ピアノ・デュオの名前でも活動するサイモン・キャラハンと竹ノ内博明は、二人でラフマニノフの交響曲第2番の新たにアレンジに挑戦。原曲に可能な限り忠実であることを目的としながら、2台ピアノの性能とその限界も受け入れることで、単なるオーケストラ版の模倣ではなく、真にピアニスティックな作品を目指しました。2017年にセント・ジョンズ・スミス・スクエアで披露したアレンジ版は、後から考えると多くのパッセージが濃密すぎるため、技術的にも現実的ではありませんでした。この5年間に更にディテールに磨きをかけ、ラフマニノフの意図をできるだけ取り入れながら、ラフマニノフ自身が編曲した交響的舞曲や2台ピアノのための組曲などからもインスピレーションを得て、心地よくピアニスティックな「交響曲第2番」の2台ピアノ版を完成させました。
※NMP1164は全曲版、NMP1165はアダージョ(第3楽章)のみの抜粋版となります。
※この楽譜を使用したレコーディング(NI8110JP)も同時発売予定。

RUBICON
RCD-1108(1CD)
夜と昼
ドビュッシー:映像 第2集より「そして月は廃寺に落ちる」「葉ずえを渡る鐘の音」、
 前奏曲集 第2集より第7番「月の光がふりそそぐテラス」、
 映像 第1集より「水の反映」、
 前奏曲集 第1集より第10番「沈める寺」
ラヴェル:夜のガスパール、
 ラ・ヴァルス(演奏者自編)
ジョルジュ・ザノン:夜と昼
マリア・マルティノヴァ(P)
ブルガリア出身のピアニスト、マリア・マルティノヴァが光と闇、夜と昼をテーマに繊細な感性で作り上げた幻想的なピアノ・アルバム。演劇とダンスに深く影響を受けたという彼女は、ドビュッシー、ラヴェルの印象主義的な作品に、アルバムのタイトルにもなっているスイスの現代作曲家ジョルジュ・ザノンの「夜と昼 Nuit et Jour」を組み合わせ、水や夢、幻影が作り出す不思議な世界を巧みに表現しています。

TRPTK
TTK-0087(1SACD)
セレスティアル・ブルー
ドビュッシー:月の光
サティ:グノシエンヌ第1番
グラズノフ:バレエ「ライモンダ」より第3幕より「第4バリエーション」
サン=サーンス:「動物の謝肉祭」より「水族館」
ドビュッシー:アラベスク第1番
チャイコフスキー:金平糖の精の踊り
サティ:グノシエンヌ第3番
ドビュッシー:「前奏曲集 第1集」より「雪の上の足跡」
グラナドス:「スペイン舞曲集」より「オリエンタル」
ヘスス・グリーディ:「3つの小品」より「ノスタルジア」
ドビュッシー:夢、亜麻色の髪の乙女/ブラームス:子守歌
セリア・ガルシア=ガルシア(チェレスタ)

録音:2021年10月21日-10月22日、ギャラクシー・スタジオ(モル、ベルギー)
まるで天上からの音楽のような美しい響きを持つ楽器、チェレスタ。そのチェレスタを用いてセリア・ガルシア=ガルシアがクラシックの名曲を奏でます。セリア・ガルシア=ガルシアはスペイン、ブルゴス出身のピアノ奏者兼チェレスタ奏者で、室内楽奏者として活躍しています。オーケストラ奏者としてはロイヤル・コンセルトヘボウO、ロッテルダムPO、オランダ室内O、アムステルダム・シンフォニエッタなどと共演し、またソリストとしても多数のオランダのオーケストラと共演しています。オーケストラ奏者としてチェレスタに出会った彼女はこの楽器にすっかり魅了され、惹きつけられました。その演奏は印象派の作品に非常に適しており、その美しさは圧巻です。またその美しい響きをより際立たせるTrptkレーベルの高音質にもご期待ください。

Da Vinci Classics
C-00602(1CD)
バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988 マッテオ・パスクアリーニ(ハープシコード)

録音:2021年9月、オラトリオ・デイ・サンティ・アントニオ・エ・ロッコ(ラ・スペツィア、イタリア)
大バッハの永遠の傑作「ゴルトベルク変奏曲」のアリアと30の変奏をハープシコードで奏でるのは、イタリアの古楽系鍵盤奏者マッテオ・パスクアリーニ。
ボブ・ファン・アスペレンやピエール・アンタイ、ケース・ブッケといった古楽界の重鎮たちの指導を受けた実績を持ち、今回の録音ではイタリアの楽器製作者ウルバーノ・ペトロセッリが製作した、1700年頃にベルリンで造られたミヒャエル・ミートケの楽器のレプリカを使用しています。
またソリストとしてだけでなく、ムジカ・ヴィヴァ、ハイブリス・バロック・アンサンブル、ムジカ・エレゲンティアなどの古楽アンサンブルのメンバーとしても活躍中です。
Da Vinci Classics
C-00606(2CD)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集 Vol.4
ピアノ・ソナタ第28番イ長調 Op.101
ピアノ・ソナタ第29番「ハンマークラヴィーア」
ピアノ・ソナタ第30番ホ長調 Op.109
ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 Op.110
ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 Op.111
マウリツィオ・パチャリエッロ(ピリオド・ピアノ/ポール・マクナルティ製作、1819年製グラーフのレプリカ)

録音:2020年1月、ステュディオ・ディ・ザノット・ストゥルメンティ(イタリア)
現在のイタリア有数のベートーヴェン弾きとして評価を受けており、1998年の第48回ARDミュンヘン国際音楽コンクール入賞、2003年にはニューヨークのカーネギー・ホールへのデビューという実績を持つ鍵盤楽器奏者マウリツィオ・パチャリエッロ。現在はピリオド・ピアノでの演奏に情熱を注ぎ、イタリアにおけるこの分野の権威的存在として知られるパチャリエッロが、2017年の秋にスタートさせたベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集の第4巻は「ハンマークラヴィーア」、「後期3大」を含む5作品を収録!
1840年頃のフランスのボワスロや1885年のベーゼンドルファー、18世紀後期のクラヴィコードなど、様々なピリオド・ピアノを弾いてきたパチャリエッロが今回の5曲の演奏のために選んだ楽器は、現代の名工ポール・マクナルティが製作した1819年製グラーフのレプリカ・モデル。イタリアの名手が奏でる楽聖の晩年の響きと作品との融合が聴きどころです。
Da Vinci Classics
C-00613(1CD)
モーツァルト・オン・ギター
モーツァルト(テオピーニ編):サリエリの「ヴェネツィアの定期市」のアリア「わがいとしのアドーネ」による6つの変奏曲ト長調 K.180/173c(原曲:ピアノ独奏)
ソナタ変ロ長調 K.292/196c(原曲:ファゴット&ピアノ)
5つのコントルダンス K.609(原曲:オーケストラ)
アダージョ ハ長調 K.356/617a(原曲:グラス・ハーモニカ)
アレグロ ト短調 K.312/590d(原曲:ピアノ独奏)
オランダの歌曲「ウィレム・ヴァン・ナッサウ」による7つの変奏曲ニ長調 K.25(原曲:ピアノ独奏)
ソナタ第5番ト長調 K.283/189h(原曲:ピアノ独奏)
フランチェスコ・テオピーニ(G)

録音:2021年8月3日-4日、香港浸会大学(香港)
数あるギタートランスクリプションのなかでも珍しい「モーツァルト・オン・ギター」は、天才モーツァルトの幼少期の作品から有名な壮年期の作品までの中から曲が選ばれており、新たな発想に基づくトランスクリプションが77分間のプログラムを構成しています。
フランチェスコ・テオピーニは、ボローニャのマルティーニ音楽院とロンドンの王立音楽アカデミーでディプロマを取得した後、2007年のジュリアン・ブリーム賞で第2位となり、2019年には香港浸会大学で音楽学の博士号を授与されたイタリアのギタリスト。
テオピーニが長年に渡り創り上げたトランスクリプションは、オリジナルの音色、アーティキュレーション、テクスチャーのほとんどを維持しており、界で最も有名な作曲家の一人に対する演奏家の深い愛情が感じられる内容に仕上がっています。
Da Vinci Classics
C-00614(1CD)
フランシスコ・ミニョーネ:ギターのための12の練習曲
シロ・デルヴィジロ(1986-):フランシスコ・ミニョーネの主題に基づくファンタジア
シロ・デルヴィジロ(G)

録音:2018年&2021年、リオ・デ・ジャネイロ(ブラジル)
ヴィラ=ロボス以降のブラジルにおける最も重要な作曲家として知られるフランシスコ・ミニョーネが作曲したギターのための大作「ギターのための12の練習曲」の全曲録音!
ミニョーネの作品の数多くには民族主義的な要素が強く表れており、この「ギターのための12の練習曲」にもセレステイロやショーロ、モディーニャ、フレーヴォなどブラジル音楽の形式がふんだんに用いられています。
Da Vinci Classics
C-00611(1CD)
サイレント・ランドスケープス〜ギリシャ、イタリア、スペインとポルトガルの32の近代ピアノ小品集
ザカロプールー:アウローラ
カラヴァッシリス:沈黙の狭間に
ツァフダリディス:影の
カマヤンニ:鏡第3番
ヴェントゥレッリ:スキア
ギフタキス:静かな風景 Op.110-1
エリアス・リガート:スティル
ポリゾス:イゾレイション
ギフタキス:静かな風景 Op.110-2
ザカロプールー:ティミシ
エリアス・リガート:コラプス
コソナ:夜明けの昼
フィリッパコプーロス:ピアノ小品
モンテイロ:パラフレーズ
ストギアディニス:淡い青
クリスティーナ・クリターラ:夏の風
ボルボウダキス:アッレゴリー
ギフタキス:静かな風景 Op.110-3
エリアス・リガート:シュレッズ
ギフタキス:カタツムリのワルツ
カルバーリョ:俳句
ロンゴ:フィアバ
エリアス・リガート:ワンダー・ドロウンズ
レボラ:トゥ・カム・ゴッチャ
ペイスティコス:太陽の下の人々
ントヴァス:海の風
カサブランカス:3つの俳句
エリアス・リガート:レフト・アローン
エラート・アラキオジドウ(P/YAMAHA CFIII)

録音:2022年4月、ブレッシャ(イタリア)
この「サイレント・ランドスケープス」は、ギリシャの女流ピアニスト、エラト・アラキオジドウが地中海ミニチュアスケッチプロジェクトのために作曲された作品と、彼女が選んだ小品によって構成されています
地中海沿岸のさまざまな国の作品が散りばめられ、これらは印象、感情、色彩を組み合わせた描写的なプログラムを合成し、東から西に至る地中海沿岸全域を横断する偉大なピアノの物語を形成しています。
Da Vinci Classics
C-00610(1CD)
ソッリーニ:ピアノ作品集 Vol.2
天使は家に帰り Op.34
アッシジの聖フランチェスコの瞑想 Op.44
メロローグ「ディボックとネッド」Op.41
森の中の修道院 Op.35
ベイビーズ・コーナーOp.36
マルコ・ソッリーニ(P)、
サルヴァトーレ・バルバターノ(P)
フランチェスコ・カスティリオーネ(ナレーター)

録音:2021年8月-9月、サンタ・マリア教会(ポンツァーノ・ディ・フェルモ、イタリア)
ロッシーニの音楽のスペシャリスト、マルコ・ソッリーニの前作「24のピアノ作品集」(C00520)に続く自作自演のピアノ作品集第2巻。
第1集の作品が2001年から2007年の間に書かれたものであるのに対し、この第2集で取り上げられた作品はより近年、特に2018年から2021年までの期間をカバーしています。

APR
APRCD-6039(2CD)
フレンチ・ピアノ・スクール マルグリット・ロン Vol.2〜ショパン、ドビュッシー、ミヨー&ラヴェル

■CD1ショパン
(1)幻想曲 ヘ短調 Op.49
(2)マズルカ 嬰ヘ短調 Op.59-3
(3)ワルツ 変イ長調 Op.64-3
(4)ワルツ 変ニ長調 Op.70
(5)舟歌 嬰ヘ長調 Op.60
(6)子守歌 変ニ長調 Op.57
(7)幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66
(8)スケルツォ第2番変ロ短調 Op.31
(9)ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 Op.21

■CD2
(1)ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調
(2)ドビュッシー:2つのアラベスク
(3)ドビュッシー:「版画」より第3曲「雨の庭」
(4)ドビュッシー:レントより遅く
(5)ミヨー:ピアノ協奏曲第1番Op.137
(6)ミヨー:「ブラジルの郷愁 Op.67」より第12曲「パイサンドゥー」
(7)ミヨー:「秋 Op.115」より第2曲「アルファマ」
(8)ラヴェル:ピアノ協奏曲
マルグリット・ロン(P)

■CD1ショパン
(1)録音:1929年3月11日
(2)録音:1929年11月6日
(3)録音:1929年6月3日
(4)録音:1929年11月12日
(5)録音:1933年3月6日
(6)録音:1937年1月12日
(7)録音:1937年1月12日
(8)録音:1936年7月23日&1937年5月10日
(9)フィリップ・ゴーベール(指)パリ音楽院O
録音:1929年6月28日-29日
■CD2
(1)ペドロ・デ・フレイタス・ブランコ(指)、オーケストラ(詳細不明)
録音:1932年4月14日
(2)録音:1930年7月10日
(3)録音:1929年11月12日
(4)録音:1929年11月6日
(5)ダリウス・ミヨー(指)、オーケストラ(詳細不明)
録音:1935年4月5日-6日
(6)録音:1935年5月10日
(7録音:1935年5月10日
(8)ジョルジュ・ツィピーヌ(指)パリ音楽院O
録音:1952年6月12日
20世紀を代表するフランスの女流ピアニスト、マグリット・ロンによるラヴェルとミヨーのピアノ協奏曲の世界初録時の音源が復刻!この2つの作品が献呈された彼女自身による貴重な演奏です。ドビュッシーやフォーレ、そしてラヴェルとミヨーといったフランスを代表する作曲家と交流があったマグリット・ロンのフレンチ・ピアノの真髄がたっぷりと楽しめるアルバムが登場です。また同時収録された1929年録音のショパンのピアノ協奏曲は、同曲の初録音となりこれまで復刻もされていない貴重な音源となります。 「ガブリエル・フォーレ協会」や「ロン=ティボー国際コンクール」の創設者としても知られ、フランソワ、アントルモン、フェヴリエなどの世界的名手たちを育て上げるなど教育者としても知られているマグリット・ロンの演奏が、第1巻に引き続き名エンジニア、マーク・オーバート=ソーンのリマスタリングで甦ります。
APR
APRCD-6037(2CD)
ウナ・ボーン〜オーストラリン・レコーディング・パイオニア
■CD1
(1)パーセル/ムファット:2つのブレ
(2)シールド/ムファット:ウェストモアランド公爵夫人の喜び
(3)モーツァルト:「ピアノ・ソナタ第11番イ長調(トルコ行進曲付き)K.331」より「ロンド・アッラ・トゥルカ」
(4)モーツァルト/パルムグレン:「ディヴェルティメント第17番 ニ長調 K.334」より「メヌエット」
(5)ウェーバー:華麗なロンド 変ホ長調 Op.67
(6)シドニー・スミス:噴水 Op.17
(7)ステファン・ヘラー:タランテラ 変イ長調 Op.85-2
(8)ヴェルディ/リスト:歌劇「リゴレット」による演奏会用パラフレーズ S343
(9)ヴェルディ/リスト:歌劇「さまよえるオランダ人」より「紡ぎ歌」 S440
(10)ヴェルディ/リスト:歌劇「トリスタンとイゾルデ」より「イゾルデの愛の死」 S447
(12)ヴェルディ/リスト:「タンホイザー」より「ヴァルトブルク城への客人の入場」 S445-1(抜粋)
(13)ズガンバーティ:「組曲 ロ短調 Op.21」より第5曲 旋律的なエチュード
(14)スメタナ:「チェコ舞曲 第1集」より第4曲 ポルカ 変ロ長調
(15)クサヴァー・シャルヴェンカ:ポーランド舞曲 変ヘ短調 Op.3-1
(16)パデレフスキ:伝説 Op.16-1
(17)パデレフスキ:幻想的クラコヴィアク Op.14-6
(18)チャイコフスキー:「四季 Op.37b」より第6曲「6月 舟歌」
(19)チャイコフスキー:「四季 Op.37b」より第11曲「11月 トロイカ」
(20)チャイコフスキー:ユモレスク Op.10-2
(21)チャイコフスキー:ワルツ 嬰ヘ短調 Op.40-9
(22)イグナシオ・セルヴァンテス:6つのキューバ舞曲
(23)アルベニス:「スペイン組曲第1番Op.47」より第1曲「グラナダ(セレナータ)」、第3曲「セビリア」
(24)グラナドス:モレスク

■CD2
(1)グリーグ:ピアノ・ソナタ ホ短調 Op.7
(2)グリーグ:「抒情小品集 第1集 Op.12」より第2曲「ワルツ」、第6曲「ノルウェーの旋律」、第5曲「民謡」、第4曲「妖精の踊り」
(3)グリーグ:「抒情小品集 第3集 Op.43」より第1曲「蝶々」、第4曲「小鳥」、第6曲「春に寄す」
(4)グリーグ:「抒情小品集 第8集 Op.65」より第6曲「トロールハウゲンの婚礼の日」
(5)オーレ・オルセン:ユモレスク
(6)オルセン:子守歌
(7)オルセン:マズルカ
(8)シンディング:春のざわめき Op.32-3
(9)パルムグレン:フィンランドのリズム Op.31より第1曲「カレリアの踊り」、第2曲「メヌエット」、第4曲「メヌエット-ワルツ」
(10)パルムグレン:「春 Op.47」より第4曲「夜のささやき」
(11)シャミナード:「演奏会用練習曲 Op.35」より第2曲「秋」
(12)シャミナード:「演奏会用練習曲 Op.35」より第3曲「糸を紡ぐ女」
(13)シャミナード:クレオールの踊り Op.94
(14)シャミナード:ピエレット-エール・ド・バレ Op.41
(15)シャミナード:森の精 Op.60
(16)ウナ・ボーン:プティ・ヴァルス・カプリス
(17)ボーン:カプリス
(18)ボーン:夜想曲
(19)ボーン:グロテスクな行進曲
(20)シリル・スコット:即興曲 Op.41
(21)スコット:「サマーランド Op.54」より第2曲「東方からの歌」、第4曲「妖精たち」
(22)スコット:「3つの小さなワルツ Op.58」よりワルツ第1番
(23)スコット:ハクセキレイ Op.71-3
ウナ・ボーン(P)


■CD1
(1)録音:1925年6月15日
(2)録音:1925年6月15日
(3)録音:1925年9月16日
(4)録音:1923年6月6日
(5)録音:1924年7月7日
(6)録音:1925年9月16日
(7)録音:1916年8月24日
(8)録音:1916年8月23日
(9)録音:1916年8月23日
(10)録音:1917年10月31日
(12)録音:1917年10月31日
(13)録音:1924年7月7日
(14)録音:1925年11月25日
(15)録音:1926年10月18日
(16)録音:1926年10月7日
(17)録音:1926年10月7日
(18)録音:1923年6月6日
(19)録音:1923年6月27日
(20)録音:1925年3月19日
(21)録音:1925年3月19日
(22)録音:1923年4月11日
(23)録音:1923年4月24日&6月6日
(24)録音:1923年4月24日

■CD2
(1)録音:1921年4月20日
(2)録音:1925年3月19日
(3)録音:1917年10月31日
(4)録音:1925年3月19日
(5)録音:1924年7月7日
(6)録音:1924年7月7日
(7)録音:1924年7月7日
(8)録音:1925年9月16日
(9)録音:1924年6月27日
(10)録音:1923年4月11日
(11)録音:1915年3月16日
(12)録音:1914年4月22日
(13)録音:1925年11月25日
(14)録音:1925年11月25日
(15)録音:1916年8月24日
(16)録音:1914年4月22日
(17)録音:1914年4月22日
(18)録音:1926年3月5日
(19)録音:1923年4月24日
(20)録音:1923年4月24日
(21)録音:1923年6月6日
(22)録音:1923年4月24日
(23)録音:1923年4月24日
ウナ・ボーンの残したほぼすべての録音が初CD化!
レコーディング初期、オーストラリアはかなりの数のピアニストを輩出しており、パーシー・グレインジャー、ウィリアム・マードック、アイリーン・ジョイスなどが知られています。その中で当時最も権威のあったレーベルHMVと契約していたのが、ウナ・ボーンです。今回彼女が残したほぼすべての録音が初めて復刻・初CD化されました。彼女は若くして天才として知られ、早くからヨーロッパに留学しました。そして20世紀初頭最も有名な歌手の一人であったネリー・メルバのツアーに同行するなど活躍し、ソリストとしても室内楽奏者としても多くの演奏を行い、録音も残しました。特にグリーグやシャミナードを得意とし、早いテンポを好んだ彼女の演奏は、作品に輝きを与え魅力あふれるものです。1939年に演奏活動から引退し、教育者となった彼女は現在でこそ忘れ去られた存在になってしまいましたが、ここに残された彼女の演奏は20世紀初頭の音楽の面影と魅力を伝えてくれる貴重な録音です。

Avie
AV-2500(1CD)
スクリャービン・ミステリー
スクリャービン:練習曲 嬰ハ短調 Op.2-1、
 練習曲 嬰ヘ短調 Op.8-2、
 練習曲 変ロ短調 Op.8-11、
 左手のための前奏曲と夜想曲 Op.9、
 ピアノ・ソナタ第2番Op.19「幻想ソナタ」、
 練習曲 嬰ハ短調 Op.42-5、
 ピアノ・ソナタ第7番Op.64「白ミサ」、
 ピアノ・ソナタ第9番Op.68「黒ミサ」、
 詩曲「焔に向かって」 Op.72、
マンフレート・ケルケル:「スクリャービンのトンボー」より「前奏曲」
ヴァンサン・ラルドゥレ(P)
「スタインウェイ・アーティスト」という輝かしい称号で知られるヴァンサン・ラルドゥレ(ヴァンサン・ラルデル)は、独『ノイエ・ムジークツァイトゥング』紙(Neue Musikzeitung)において「当代最高のピアニストの一人」と称賛されています。彼はドイツのリューベック音楽大学でブルーノ=レオナルド・ゲルバーに師事し、マリア・カナルス・バルセロナ国際音楽コンクールやAMAカラブリア国際音楽コンクールの他、数々のコンクールで受賞しました。スカルラッティからブーレーズまで幅広いレパートリーを持ち、特にラヴェルの研究に熱心で、作曲者自身の注釈の入ったペルルミュテールが所有していた楽譜の研究でも知られています。持ち前の色彩豊かな表現力は国際的に評価されており、来日公演でも好評を博しました。
またこれまでに、Ars Produktionレーベルを中心に多数の録音を残しており、『レコード芸術』の特選盤などを受賞しています。
スクリャービン生誕150周年を記念した今回のアルバムでは、ショパンやリストから影響を受けた初期の作品から20世紀のモダニズムに向かっていく後期の作品までを収めており、スクリャービンの生涯にわたる作品をヴァンサン・ラルドゥレが見事に弾き分けています。ラスト・トラックには、作曲家&音楽学者のマンフレート・ケルケルが再発見したスクリャービンの最後の未完作品「Acte prealable」のスケッチを素材にした作品をこのアルバムの感動的なアンコールとして収録しています。


MIRARE
MIR-634(1CD)
ベートーヴェン:後期3大ソナタ
ピアノ・ソナタ第30番ホ長調Op.109
ピアノ・ソナタ第31番変イ長調Op.110
ピアノ・ソナタ第32番ハ短調Op.111
アンヌ・ケフェレック(P)

録音:2022年2月5-8日ポワチエ劇場講堂
フランス・ピアノ界の女王」と呼んでもさしつかえないほどの人気と存在感を示すケフェレック。彼女の最新盤はベートーヴェンのソナタ・アルバム。これまで「月 光」などはありましたが、後期3大ソナタなのに注目です。何を弾いても素晴しいケフェレックですが、ベートーヴェンでも新境地を見せてくれます。
ブックレットにはケフェレック自身がこの3作について記しています。これがエッセイと思いきや哲学的修辞に満ちた大作で、さすが文学者の家系の出自と感心さ せられる才女ぶりを示しています(国内仕様盤は日本語訳が付く予定)。
演奏はケフェレックならではの端正ですっきりした造形感に、しなやかな歌心がオシャレの極み。淡々としながらも音楽性は深く感動的。芝居がかった熱い解釈が 多いなか、新しいベートーヴェン後期ソナタのスタイルを示していると申せましょう。 (Ki)

DOREMI
DHR-8185(2CD)
マルタ・アルゲリッチLIVE第9集
(1)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.37
(2)ショパン:マズルカ 嬰ハ短調 Op.41-4/ へ短調 Op.63-2/ ハ長調 Op.24-2
ショパン:バラード第3番変イ長調 Op.47
ショパン:スケルツォ第2番変ロ短調 Op.31
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第3番イ短調 Op.28
ラヴェル:水の戯れ
(3)ショパン:夜想曲 ハ短調 Op.48-1
(4)バッハ:パルティータ第2番ハ短調 BWV826
シューマン:ピアノ・ソナタ第2番ト短調 Op.22
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第3番イ短調 Op.28
ショパン:ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 Op.58
マルタ・アルゲリッチ(P)

(1)シャルル・デュトワ(指)、スイス・ロマンドO
ライヴ録音:1973年10月17日ローザンヌ
(2)放送ライヴ録音:1967年12月2・3日ベルリン
(3)ライヴ録音:1965年ワルシャワ
(4)放送ライヴ録音:1967年4月1日ルートヴィヒスブルク
DOREMIのアルゲリッチ貴重ライヴ集、第9弾。今回もアルゲリッチらしいプログラムが満載です。1965年のワルシャワでのノクターンは日付不明となっていますが、アルゲリッチがショパンコンクールで優勝した年のもの。 (Ki)

Hanssler
HC-22049(1CD)
ショパン:12の練習曲 Op.10
12の練習曲 Op.25
3つの新しい練習曲
シー・チャイ(P)

録音:2021年7月1-3日フェステブルク福音教会、フランクフルト(ドイツ)
豊かな感性と卓越した優れたテクニックで魅了するシー・チャイがショパンのエチュードに挑戦しました!1987年、中国山西省の音楽一家に生まれたチャイは6 歳でピアノを始め、上海音楽学院でジェ・タンに師事。その後フランクフルト音楽大学でヨアヒム・フォルクマンの元で学びました。フー・ツォンのショパンに憧れて いたというチャイ。抒情性豊かに描くショパンはこの若さにして驚きの演奏。幅広いレパートリーを演奏するチャイですが、このショパンを聴けばその豊かな才能を 知ることができるでしょう。 (Ki)「

la musica
LMU-027(1CD)
ラフマニノフ:前奏曲と音の絵Vo.2
13の前奏曲Op.32
練習曲「音の絵」第3番ハ短調Op.33の3
練習曲「音の絵」第4番(第5番)ニ短調Op.33の5
アレクサンドル・パレイ(P)

録音:2021年6月1日/ボン・スクール・プロテスタント教会
モルドヴァ出身の名手アレクサンドル・パレイは2021年初めにラフマニノフの前奏曲と練習曲「音の絵」を集めたアルバム(LMU024)をリリースしました。そ の第2弾でパレイならではのこだわりのコンセプトが感じられます。
ラフマニノフは24の前奏曲を残していて、パレイは前アルバムで11曲を収録。今回は残りの13曲をとりあげ完結となりました。「音の絵」Op.33からは2曲。 今日この曲集は全9曲となっていますが、3曲が初版に収録されず、現行4番とされるイ短調のものはOp.39の6曲目として出たものと同曲になっています。歿 後単独で出版された2篇が、ここに収められた第3番ハ短調と第4番(現第5番)ニ短調。これでOp.33も完結ですが、ラフマニノフを熟知した人ならではのは からいと申せましょう。演奏もベテランならではの余裕と説得力に満ちています。 (Ki)

ONDINE
ODE-1412(1CD)
NX-B07
ショパン:マズルカ全集 第1集
4つのマズルカ Op. 6(1830-32)
5つのマズルカ Op. 7(1825?-31)
4つのマズルカ Op. 17(1831-33)
4つのマズルカ Op. 24(1833-36)
4つのマズルカ Op. 30(1836-37)
4つのマズルカ Op. 33(1836-38)
4つのマズルカ Op. 41(1838-39)
ペーテル・ヤブロンスキー(P)

録音:2022年8月3-4日
スウェーデン出身のピアニスト、ペーテル・ヤブロンスキー。アバドとアシュケナージに見いだされ、17歳にしてDeccaと専属契約したのをきっかけに数多くの録 音を発表し続けています。近年では「自分が本当にいいと思えるもの」に絞って録音し、ONDINEレーベルから発表して来ました。同レーベル4作目の録音 は、ポーランド人の父を持つヤブロンスキーが「最も愛する作品」と語り、キャリアの初期から演奏を重ねて来たショパンのマズルカ。満を持しての全集録音第 1集です。 祖国ポーランドの舞曲を基にしたマズルカを、ショパンは20歳の頃から最晩年にいたるまでの折々に作曲しました。作品番号ごとにまとめられた数曲でまとま りのある構成を持たせ、楽譜には明確な指示を記しているものの、弟子たちが弾く時には「自分の直感を信じるように」と語ったとされ、演奏する際には的確 なテンポ・ルバートやダイナミクス、ペダリングなどが要求されます。ヤブロンスキーは卓越したテクニックによって積年の演奏経験を通じて育んだショパンへの共 感を表現。ブックレットには自ら解説を寄稿し(共著、英語)、その最後にシマノフスキの次の言葉を引用して締めくくっています。 「ショパンはポーランド音楽の可能性を示した不滅の姿だ。それはヨーロッパの中のポーランドであり、祖国の特質を何一つ失うことなく、ヨーロッパ文化の頂点 に立っている」

Goodies
78CDR-3882(1CDR)
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第13番変ロ長調 K.333 リリー・クラウス(P)

英 PARLOPHONE R.20566/7
1948年5月7日録音
リリー・クラウス(1905-1986)はハンガリー生まれの女流ピアニスト。17歳でブ ダペスト音楽院に入り、ベラ・バルトーク、ゾルタン・コダーイ に師事した。1922年ウィーンに赴き、ウィーン音楽アカデミーでア ルトゥール・シュナーベル(1882-1951)とエドゥアルト・シュトイアマン(1892- 1964)についてさらに研鑽を積んだ。1930年代からモーツァルトやベートーヴェ ンの演奏家として名声を上げ、ヴァイオリンのシモン・ゴールドベルク(1909- 1993)と共演して各国で評判をとった。1942年インドネシア公演中にゴールドベ ルクと共に日本軍によって拘留され大戦集結まで軟禁された。戦後イギリス国 籍を取得して演奏活動を再開、1967年からアメリカに定住した。(グッディーズ)


La Dolce Volta
LDV-092(1CD)
スクリャービン:ピアノ曲集
(1)スクリャービン:ピアノ協奏曲嬰ヘ短調Op.20
(2)同:練習曲変ロ短調Op.8の11
(3)同:練習曲嬰ニ短調Op.8の12
(4)同:左手のための前奏曲とノクターンOp.9
(5)同:ピアノ・ソナタ第4番嬰ヘ長調Op.30
(6)リムスキー=コルサコフ:ピアノ協奏曲嬰ハ短調Op.30
ジャン=フィリップ・コラール(P)
エミール・タバコフ(指)ビルケントSO

録音:2007年1月21-23日(1)、2011年1月19日(2)(3)、1月20日(4)(5)、2007年12月7-9日(6)/ビルケント・コンサート・ホール
今やフランス・ピアノ界を代表するピアニストとなったジャン=フィリップ・コラール。彼がなんとスクリャービンとリムスキー=コルサコフに挑戦しました。どちら も彼にとって初作曲家となります。
彼はフォーレやラヴェルといったフランスの作曲家のみならず、ラフマニノフを得意とし、協奏曲全集の録音は高く評価されていることからも、ロシア音楽に向い ていることが伺えます。
メインはスクリャービン若書きのピアノ協奏曲。ショパンを思わす繊細でみずみずしい情感に満ちた魅力作で、コラールの清潔な演奏にピッタリ。このスコアを見 て、「間違いだらけだ!」と怒ったとされるリムスキー=コルサコフの協奏曲もコラールの演奏で聴くことができるのはたいへんな贅沢。ピアノ独奏も華麗なうえ、 オーケストラも充実している親しみやすい作品ながら、スクリャービンの協奏曲以上に演奏される機会は少ないため貴重。どちらも2007年の録音で、60代初め のコラールの円熟芸を楽しめます。
フィルアップはスクリャービンの独奏曲。人気の高い嬰ニ短調の練習曲もしっかり収録。また中期を代表するピアノ・ソナタ第4番も期待できます。彼はホロヴィッ ツの演奏を聴いてスクリャービンに興味を持ったとのこと、ホロヴィッツほどの濃密さはないものの、初期作品ならではの鮮烈な抒情はコラールの爽やかさにピッ タリと申せましょう。
ブルガリア出身の指揮者タバコフとトルコのオーケストラ、ビルケントSOがフレッシュな共演をみせています。 (Ki)
La Dolce Volta
LDV-104(1CD)
バレエ
ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカ」からの3つの楽章〔1.ロシアの踊り 2.ペトルーシュカの部屋 3.謝肉祭〕
ラヴェル:ラ・ヴァルス
プロコフィエフ:『ロメオとジュリエット』からの10のピアノ小品 作品75(抜粋)〔少女ジュリエット、マキューシオ、モンタギュー家とキャピュレット家、別れの前のロメオとジュリエット〕
ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ
ジャン=バティスト・フォンリュプト(P)

録音:2022年3月13-16日、シテ・ド・ラ・ミュジーク
二つの観点からバレエ音楽を選曲しました。当初はオーケストラ曲として書かれたピアノ曲と、後にオーケストレーションがなされたピアノ曲が収められています。 ストラヴィンスキーの3つの楽章は、アルトゥール・ルービンシュタインの依頼で作られたピアノ組曲。「ラ・ヴァルス」はディアギレフの依頼で生まれた作品ですが、 最初はオーケストレーションに関する書き込みが入ったピアノ独奏版でした(ディアギレフに弾いて聴かせるための譜面)。その後オーケストラ版、そして2台ピアノ 版が生まれますが、フォンリュプトは後者2つを参照、ピアノ独奏版に補筆しながら演奏しています。高雅で感傷的なワルツはもともとはピアノ曲ですが、バレリー ナからの依頼で、8曲を管弦楽版のバレエ音楽に仕立てました(バレエ”アデライード、または花言葉”)。フォンリュプトの演奏はイマジネーション豊かで、そしてラ ヴェルのオーケストラ作品のような多彩な音色で聴き手を魅了します。エンジニア吉田研による、ピアノの豊かな響きと輝く音色、香りや力強さなどすべてあますと ろなくとらえた録音も秀逸です。 フォンリュプト(1976年生まれ)は、ブルーノ・リグット、ミヒャエル・エンドレス、エリソ・ヴィルサラーゼらのもとで研鑽を積み、古典を演奏する際の明晰さから オーケストラの響きまでの多彩な音色、強烈な抒情性、そして抑制感ある表現は、ピアノという楽器を超えた、無限の地平をもつ音楽を奏でる注目奏者です。 (Ki)

Alba
ABCD-517(1CD)
バッハ:無伴奏チェロ組曲(ホルン版)
無伴奏チェロ組曲第1番ト長調 BWV 1007
無伴奏チェロ組曲第2番ニ短調 BWV 1008
無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調 BWV 1009
ユッカ・ハルユ(Hrn)
[使用楽器:Horn:Alexander model 103]
録音:2020年6月16日?18日 ラウッタサーリ教会(ヘルシンキ)(第1番・第2番)、
2022年5月3日?4日 カルヤロホヤ教会(ウーシマー、フィンランド)
バッハの「無伴奏チェロ組曲」は、20世紀初期から注目され、今ではチェロ奏者の基本的レパートリーとして広く演奏されています。この6曲には、他の楽 器の奏者も関心を寄せ、最近ではファゴットのブラム・ファン・サムベークが『Bach on the Bassoon』のアルバム(BIS SA 2637)に第1番を録音しました。 2008年からフィンランドRSOのソロ・ホルン奏者を務めるユッカ・ハルユ Jukka Harju(1975?)も、「私たちの楽器の作品にはない特質と知的視 野をもつ」バッハの組曲に魅せられたというひとり。「管楽器のプレーヤーにとって頭の痛いダブルストップや分散和音(ブロークン・コード)」といった課題に挑戦、 「ソロ楽器」による究極の「音風景」の創造のための練習プロセスを楽しんだと言います。 (Ki)

BIS
BISSA-2615(1SACD)
ベートーヴェン(リスト編):交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」
モーツァルト(アルカン編):ピアノ協奏曲第20番ニ短調K.466
ポール・ウェー(P)

録音:2021年9月10-15日/ワイアストーン・コンサート・ホール
ロンドンの敏腕弁護士として高名なポール・ウェー。ピアノの腕も一級どころか、腕扱きのピアニストたちでさえ尻込みするような恐るべき難曲に挑み余裕の技 巧と明快な解釈で高く評価されています。
今回はベートーヴェンとモーツァルトの名作に挑戦。それも前者はリスト編曲による交響曲、後者はアルカン編曲によるピアノ協奏曲をどちらもピアノ独奏で披露 しています。
リスト編の「英雄」はその技巧的要求もさることながら、聴き手を50分惹きつける集中力と説得力も必要な難物。ウェーは余裕の技巧と歌心で感動的に再現し ていて聴きもの。
アルカン編のモーツァルトのピアノ協奏曲第20番は1861年に出版されました。とてつもなく難しいのはもちろんながら、第1楽章と3楽章のために書かれた カデンツァがアルカンの真骨頂。交響曲第41番「ジュピター」の引用など凝りに凝った技法を駆使しながら、時代を半世紀以上先んじたような調性概念による異 常なものとなっていて、まるで第1楽章主部がカデンツァの前奏であるかのようにさえ感じさせられます。 (Ki)
BIS
BISSA-2603(1SACD)
エレーヌ・ド・モンジュルー:「ピアノ教育のための完全教程」より
第37番ト長調/第36番ヘ長調/第35番ハ短調/第34番ヘ長調/第28番ホ長調/第26番ト長調/第38番イ短調/第41番変ホ長調/第51番ヘ短調/第53番ホ短調/第52番ハ長調/第55番ヘ短調/第66番ハ短調/第62番変ホ長調/第65番変ホ短調/第67番ロ長調/第74番ハ短調/第89番変イ短調/第82番ハ短調/第97番ト短調/第99番ハ短調/第100番変ロ短調/第101番嬰ハ長調/第103番嬰ヘ短調/第106番ロ長調/第104番嬰ト短調/第107番ニ短調/第110番イ長調/第111番ト短調
クレア・ハモンド(P)

録音:2021年12月17-20日/ワイアストーン・コンサート・ホール
エレーヌ・ド・モンジュルー(1764-1836)はフランス革命期の女性作曲家。ベートーヴェンより6歳年長ですが、すでにロマン派的な感覚を見せているのに注 目です。
モンジュルーはパリ音楽院女性教授第T号とされ、フランスのピアノ教育に多大な貢献を残しました。練習曲集「ピアノ教育のための完全教程」は全114曲から 成り、非常に実践的な効果があがるとされています。しかしロマン派にリストやショパンらの登場によりピアノ技法が革新され、より合理的な術が編まれたこともあ り、今日用いられることはほとんどありません。
しかしモーツァルトとショパンをつなぐピアノ音楽の宝石として再注目が起こりつつあります。イギリスのクレア・ハモンドは知られざる作品に熱心な名手ですが、 ここでは「ピアノ教育のための完全教程」から29曲を披露。的確な技巧と清潔なタッチでフレッシュなフルーツのようなみずみずしさを引き出しています。 (Ki)

APARTE
AP-294(2CD)
シューベルト:さすらい人
ヒュッテンブレンナーの主題による変奏曲D.576
4つの即興曲D.935
さすらい 人(リスト編 )
幻想曲ハ長調「さすらい人幻想曲」
シルヴィアーヌ・ドゥフェルヌ(P)

録音:2022年4月1-4日/ヌーシャテル・アール・ヴィヴァン・センター
シューベルト好きにはたまらない1枚。「ヒュッテンブレンナーの主題による変奏曲」は彼最晩年16分の大作ながらあまり聴く機会のない隠れた名作。名作「さ すらい人幻想曲」はシューベルトの弾きにくい書法をリストが合理的に書き直した版というのも興味津々。
スイス出身のシルヴィアーヌ・ドゥフェルヌは清潔なタッチと謳い回しが魅力のベテラン。シューベルトのピアノ曲の美しさが際立ちます。 (Ki)

BAM International
BAM-20611(1CD)
プレリュードとインターリュード
バッハ:9つの小前奏曲より 第1番ハ長調 BWV924
A.パドヴァ:間奏曲 I
バッハ:9つの小前奏曲より 第8番イ短調 BWV931
A.パドヴァ:間奏曲 II
バッハ:9つの小前奏曲より 第4番ヘ長調 BWV927
A.パドヴァ:間奏曲 III
バッハ:5つの小前奏曲より 第1番ハ長調 BWV939
A.パドヴァ:間奏曲 IV
バッハ:6つの小前奏曲より 第5番ホ長調 BWV937
A.パドヴァ:間奏曲 V
バッハ:5つの小前奏曲より 第3番ホ短調 BWV941
A.パドヴァ:間奏曲 VI
バッハ:前奏曲とフーガ イ長調 BWV896より 前奏曲
A.パドヴァ:間奏曲 VII
バッハ:5つの小前奏曲より 第4番イ短調 BWV942
A.パドヴァ:間奏曲 VIII
バッハ:前奏曲 BWVなし
A.パドヴァ:間奏曲 IX
バッハ:9つの小前奏曲より 第6番ト短調 BWV929
A.パドヴァ:間奏曲 X
バッハ:前奏曲とフゲッタ ト長調 BWV902より 前奏曲
A.パドヴァ:間奏曲 XI
バッハ:小前奏曲 ハ長調 BWV999
A.パドヴァ:間奏曲 XII
バッハ:トッカータ BWV Anh.85より 前奏曲
A.パドヴァ:間奏曲 XIII
バッハ:9つの小前奏曲より 第5番ヘ長調 BWV928
A.パドヴァ:間奏曲 XIV
バッハ:アリア「汝わがそばにあらば」 BWV508
A.パドヴァ:間奏曲 XV
A.パドヴァ:後奏曲
アンドレア・パドヴァ(P)
作曲を学び、前衛的な現代作品も書いて弾けるイタリアのピアニスト、アンドレア・パドヴァによるアルバム。バッハの『平均律』以外のプレリュードを集めて、 自作のインターリュード(間奏曲)をはさんで構成。明るく、余計な味付けのない演奏で、ピアノで奏でるバッハの美しさがにじみ出ています。一方、間奏曲はバッ ハ的な素材を用いて自然な流れを保持しつつも、拍節感のないリズムや繊細な不協和音が出てきたりと手が込んだ造り。シロティ編曲のプレリュードのような世界 観を、さらに大きく押し広げてひとつの物語にまとめあげた感じで、技ありの一枚。 (Ki)
BAM International
BAM-20619(1CD)
魂の道 〜アントニオ・トロヴァート:ピアノ作品集
ソナタ『パトリツィアへ』 Op.62
シチリアの郷愁 Op.49
秋の海 Op.23/前奏曲 Op.29-1
前奏曲 Op.29-2/内省 Op.13
啓示 Op.65/愛の胸騒ぎ Op.52
詩的な練習曲 Op.7-2/儚さ Op.54
詩曲 Op.15/詩曲 Op.16
シチリアーナ『夕暮れの香り』 Op.24
迷いの旅人 Op.56
ファウヌスの願いの詩 Op.9
ソナタ『モンレアーレ大聖堂のモザイク』 Op.69
アントニ オ・トロヴァート(P)

発売:2020年
イタリア人のコンポーザー・ピアニスト、アントニオ・トロヴァートによる自作自演アルバム。「魂の道」というタイトルは、作曲の霊感を受けた瞬間の心の状態が 作品に刻まれつつ、人生が連続している、というようなイメージによっています。愛、情熱、美しい自然、故郷の情景といったものが創作テーマの中心にあり、ショ パン、リスト、スクリャービンを思わせるような詩的でメランコリックな響きが魅力です。美しいピアノ曲を聴きたい方にお勧めです。 (Ki)


Hyperion
CDA-68411(2CD)
モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集 Vol.1〜K279‐K284&K309
【Disc1】
ピアノ・ソナタ第1番ハ長調 K.279/ピアノ・ソナタ第2番ヘ長調 K.280/ピアノ・ソナタ第3番変ロ長調 K.281/ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調 K.282
【Disc2】
ピアノ・ソナタ第5番ト長調 K.283/ピアノ・ソナタ第6番ニ長調K.284/ピアノ・ソナタ第7番ハ長調 K.309
アンジェラ・ヒューイット(P)

録音:2021年12月7日-12日、マリーエンミュンスター文化財団(ドイツ)
※使用楽器:ファツィオリ
ヒューイットが、モーツァルトのピアノ・ソナタ全集録音という新たな一歩を踏み出します。
第1弾は、1つのセットとしてまとめて作曲されたと考えられている最初期のソナタ、「デュルニッツ・ソナタ」(第1番〜第6番)に、マンハイムの音楽家クリスティアン・カンナビヒの娘、ローザのために作曲したとされるソナタ第7番をカップリング。これら初期のソナタは、演奏会で取り上げられる機会は少ないですが、モーツァルトが生涯を通じて頻?に用いた反復進行を取り入れるなど、その後の作品への片鱗を示した重要作と言えるでしょう。
「若書きの作品が大好きで、作曲家の優れた才能がどのように発展するかを研究することは魅力的です。」と語るヒューイットが、美しい旋律と気品が散りばめられた初期の作品の数々を、軽妙なタッチと、これまでに培ってきた豊かな音楽性で天才モーツァルトの世界を描きます。

NIFC
NIFCCD-137(2CD)
ショパンの時代
■CD1
アドルフ・グートマン(1819-1882):夜想曲 変イ長調 Op.8-1、つむじ風 〜華麗なるギャロップ Op.37、華麗なるポロネーズ Op.21
カール・フィルチュ(1830-1845):ヴェニスの別れ ハ短調 Op.posth.、舟歌 変ト長調 Op.3-2、マズルカ 変ホ短調 Op.3-3
カロル・ミクリ(1821-1897):マズルカ 変ニ長調 Op.3、マズルカ ト長調 Op.10、ルーマニア民謡集(セレクション)
■CD2
ユリアン・フォンタナ(1810-1869):ロリータ〜華麗なる大ワルツ Op.11、マズルカ ホ長調 Op.21
マティルド・ド・ロスチャイルド(1832-1924):アルバムの綴り Op.2
トマス・テレフセン(1823-1874):マズルカ ト長調 Op.3-2、マズルカ 変ロ長調 Op.3-3、マズルカ 嬰ヘ短調 Op.3-4、夜想曲 ホ長調 Op.11-2、夜想曲 ヘ長調 Op.2、夜想曲 変ト長調 Op.39、華麗なるワルツ 変イ長調 Op.5-1
シプリアン・カツァリス(P)

録音:2020年10月13日-16日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
※使用ピアノ:ベヒシュタイン D 282
世界的なショパン弾きでもあるカツァリスは、NIFC(ポーランド国立ショパン研究所)からは、ショパンと同世代のスタニスワフ・モニューシュコのピアノ作品集(PNIFCCD113)というレア・レパートリーをリリースしていましたが、今作はショパンと同世代(年齢的には同い年から10〜20年程下の世代)の6人の音楽家のピアノ作品をセレクトした2枚組。それぞれショパンの弟子や友人であり、また助手やショパンの作品の清書、校訂、出版、教育などで彼の遺産を後世に繋いだコンポーザー=ピアニストたちで、当時は多くの作品が著名な出版社から出版され、パリのサロンで親しまれていましたが、19世紀末にはそのほとんどが演奏会からも出版市場からも姿を消しました。ここで紹介されるのは、夜想曲、マズルカ、ワルツ、バルカロール(舟歌)、ポロネーズ、ギャロップ、ルーマニア民謡、そしてフィルチュの「ヴェニスの別れ」、グートマンの「つむじ風」、ロスチャイルドの「思い出」(Op.2-3)など詩的なタイトルの付けられた小品から構成され、抒情的でどこか懐かしく、独特の魅力を持つ音楽が並びます。過度にピアニスティックな技術を要求するものはありませんが、いくつかの作品はヴィルトゥオーゾ的な特徴を持ち、時には高貴で英雄的な要素やパロディ的でサーカスのような性格の作品もあり、舞踏曲(マズルカ、ワルツ)と雰囲気のある小品(夜想曲)がバランスよく配置されています。ショパンの音楽を完全に手中に収めてきたシプリアン・カツァリスなればこそ、シンプルで繊細なこれらの知られざる作品の魅力を引き出せるというもの。反田恭平や小林愛実、ガジェヴ、ガルシア・ガルシアなどショパン・コンクールで活躍した若きスター達が参加し日本でも注目を浴びた『ショパンと彼のヨーロッパ国際音楽祭2022』ではカツァリスはこのアルバムのプログラムを披露して喝采を浴びています。カツァリスがその魔法の両手で再現する19世紀の華麗なサロン音楽にご期待ください!

Avie
AV-2458(1CD)
アポン・ファーザー・リフレクション
マイケル・ティルソン・トーマス(b.1944):アポン・ファーザー・リフレクション(世界初録音)
アール・ワイルド(1915-2010):ジョージ・ガーシュウィンの主題による7つのヴィルトゥオーゾ・エチュード
コープランド:ピアノ・ソナタ
ジョン・ウィルソン(P)

録音:2021年6月22-23日、コンラッド・プレビーズ・パフォーミング・アーツ・センター(カルフォルニア)
バロックから現代音楽まで幅広いレパートリーを持ち、北米を中心に活躍しているピアニスト、ジョン・ウィルソン(イギリスの指揮者とは別人)によるアメリカ音楽作品集。ウィルソンはサンフランシスコSOの後援により近年行われたソロ・デビュー・コンサートにおいて、「ドビュッシーに期待される美しさと繊細さの全てを持っている」と好評を博しました。また数多くの世界初演に参加しており、師であるマイケル・ティルソン・トーマスのソロ・ピアノ作品から、ティモ・アンドレスとジュディス・ラング・ザイモントによるデュオ作品などを初演しています。ソリストとしてはサンフランシスコSOやニューワールドSOと共演。また数々の国際コンクールで受賞し、2019年にはレスピーギ国際コンクールで第1位を獲得するなど期待のピアニストです。
ジョン・ウィルソンのデビュー・アルバムとなる今作では、師でもあるマイケル・ティルソン・トーマスの作品が含まれています。この作品は、ティルソン・トーマスがドビュッシーやシューマン、ボサノバ、ガムラン、ラーガ、モンテヴェルディ、ベルクといった様々な作曲家やジャンルの音楽から影響を受けて作られました。その他にもグラミー賞に輝いたこともあるアール・ワイルドや、アメリカを代表する作曲家コープランドの作品も収録しており、アメリカ音楽ファンにおすすめの一枚となっています。

Kaleidos
KAL-63432(1CD)
ダンスの喚起
ユーリ・マイエフスキー(b.1942):ジョージ・ガーシュウィンの歌による幻想曲(世界初録音)
タンスマン:ヨハン・シュトラウスのワルツによる幻想曲
ドビュッシー:リンダラハ
ストラヴィンスキー:春の祭典(2台ピアノ版)
ステファン・ヤング(b.1946):ポルカ?(世界初録音)
トゥーフォーピアノ

録音:2019年1月(デュルメン)
才気煥発な才能を世に問う若手アーティストの録音を中心とする「エディション・ポートレイト」からのリリース。
注目の若手ピアノ・デュオ、トゥーフォーピアノのデビュー・アルバム。ストラヴィンスキーの「春の祭典」(2台ピアノ版)をメインとしてダンスとリズムをテーマにした作品を集めました。ガーシュウィン自身がアレンジしたかのようなマイエフスキーの「ジョージ・ガーシュウィンの歌による幻想曲」の世界初録音の他、あまり演奏される機会のないタンスマンによる「ヨハン・シュトラウスのワルツによる幻想曲」は「皇帝円舞曲」をテーマにした興味深い作品です。二人の作り上げるカラフルな音楽をお楽しみください。


Treasures
TRE-274(1CDR)
フー・ツォン〜若き日のショパン録音Vol.2
マズルカ集
 Op.6-2/ Op.7-4/ Op.17-2
 Op.41-3/ Op.17-4/ Op.24-2
 Op.59-1/第58番変イ長調.遺作
 第49番ヘ短調Op.68-4.遺作
 第52番変ロ長調.遺作
幻想ポロネーズ*
マズルカOp.67-2*/ Op.67-4*
夜想曲Op.62-1*/ Op.62-2*
マズルカOp.50-3*
フー・ツォン(P)

録音:1959年2月London, Conway Hall、1956年3月2-6日チェコ* (全てモノラル)
※音源:MFP MFP-2026、PARLIAMENT PLP-159*
◎収録時間:67:04
“身を粉にして心の呟きを吐露するフー・ツォンの独壇場!”
■音源について
前半のマズルカ集は、英W.R.Cのオリジナル録音。後半は、フー・ツォンのショパン・コンクール第3位&マズルカ集受賞の翌年にチェコを訪問した際の貴重な録音(Supraphon音源)。

★フー・ツォンの音楽性の本質を掴むのには、何と言っても「マズルカ」が不可欠!現にここに収録されているマズルカの全てが異次元の名演であることは明らかです。最初のOp.6-2から感動の極みで、これほど身を粉にし尽くした演奏が他の誰に可能でしょうか?第1音が鳴った瞬間、独り言のように暗く呟く風情に惹きつけられ、主部以降は心の律動と呼吸が絶妙なルバートに転嫁して揺らぎ続けます。同時に、吸い付くような弱音の感触に感涙!それに比べ、ただそれっぽくテンポを揺らしているだけの演奏がなんと多いことでしょう。
 そのルバートのセンスは、高速で駆け抜けるOp.7-4でも同じ。まさに天性の感受性の為せる技。長調作品であっても開けっぴろげの明るさに傾かないのもフー・ツォンならでは。Op.17-4はどこまでの繊細でありながら、そこに宿る精神は軟弱さとは無縁。その芯の強さが音楽の構成をキリッと引き締めているので、単に耽溺的に酔いしれる演奏では感じられない気品が常に備わっているのです。
 Op.59-1は、独創的な転調と共に音彩も確実に変化する様に息を呑みますが、特に中間部において、左右の声部の完璧なバランスをとりながらきめ細かくニュアンスを刻印し、かつドラマティックに音楽を押し上げるセンスにも唖然とするばかり。
 ショパンの「白鳥の歌」である「第49番」も、その沈みきった心情をフー・ツォン以外に代弁できる人を想定できません。
 チェコ録音も、全て聴き逃がせません。Op.62-2の至福感が曲の進行と共に増幅され、終いには全人類を大きな愛で包み込むような空気感まで醸し出すのも印象的ですが、幻想ポロネーズの素晴らしさは更に空前絶後!各主題の連動力と全体の凝縮力の高さ、マズルカの時とは異なる確信漲るタッチの魅力は他の追随を許しません。第2部後半の長いトリルも呼吸の持久力が維持され、第3部冒頭での序奏の再現での低音の響きの意味深さも必聴。【2022年8月・湧々堂】

BIJIN CLASSICAL
BJN-1020(1CD)
「ノスタルジア」
ショパン:マズルカ 嬰ハ短調 作品50-3
ショパン:マズルカ 嬰へ短調 作品59-3
ドヴォルザーク:ユーモレスク 変ホ短調 作品101-1
ドヴォルザーク:ユーモレスク 変ト長調 作品101-7
バルトーク:ルーマニア民俗舞曲 Sz.56
スクリャービン:二つの小品 作品57(欲望/舞い踊る愛撫)
メトネル:おとぎ話 ホ短調 作品34-2
メトネル:おとぎ話 イ短調 作品51-2
ヤナーチェク:ふくろうは飛び去らなかった!(草陰の小径 第1集〜第10曲)
平野一郎:二つの海景(♀:祈りの浜/♂:怒れる海民の夜)
イリーナ・メジューエワ(P)
(P- 1922年製NYスタインウェイ)

録音:2021年11月9日〜10日、相模湖交流センター
イリーナ・メジューエワの日本デビュー25周年記念アルバム。19 世紀〜20世紀の東ヨーロッパから 20世紀のロシアを経て現代日本まで、民俗的色彩の 濃い音楽作品を集めた一枚です。郷愁、望郷、追憶といった「懐かしさ」と、「憧 れ」や「未来」を予感させる、儚くも美しい音世界。ロシア出身で日本を本拠地に 活躍するメジューエワが、時空を超えたノスタルジアを繊細かつ力強いタッチで 描きます。使用楽器は1922年製スタインウェイ(ニューヨーク製)。 古き佳き時代を偲ばせるまろやかな音色と、現代的でダイナミックな力感を併せ 持つ名器です。亀山郁夫氏(ロシア文学者)の前説のほかに、メジューエワ本人 による書き下ろしエッセイをブックレットに収録しているのも見逃せません。

GALLO
GALLO-1661(1CD)
エキゾチズム、ソノリテ、ピトレスク〜ピアノ独奏と連弾作品
セヴラック:「休暇の日々」〜第 6曲「古いオルゴールが聞こえ
る時」,第7曲「 ロマンティックなワルツ」
ラヴェル:高雅にして感傷的なワルツ〜第2曲 ト短調,第7曲
ハ長調
ドビュッシー:前奏曲集第1巻〜音と香りは夕暮れの大気に漂う
フォーレ:組曲「ドリー」 Op.56〜スペイン風の踊り ヘ長調
サン=サーンス:「動物の謝肉祭」〜第 3曲「アジアノロバ」 ハ短調,第7曲 「水族館」 イ短調
ドビュッシー:前奏曲集第1巻〜とだえたセレナード,ベルガマ
スク組曲〜月の光
ラヴェル:「鏡」〜悲しい鳥
ドビュッシー:小組曲〜小舟にて,バレエ
ラヴェル:組曲「マ・メール・ロワ」〜第3曲 「レドロネット、パゴダ
の女王」,第4曲 「美女と野獣の対話」
ファリャ:「はかない人生」〜スペイン舞曲
ドビュッシー:前奏曲集第2巻〜花火
ファリャ:「恋は魔術師」〜火祭りの踊り
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番K.331〜トルコ行進曲
デュオ・ギルモー=デュボワ(P連弾)【リュドミラ・ギルモー(P)、ジャン=ノエル・デュボワ
(P)】
ピアノ連弾とそれぞれの独奏の録音を集めています。リュドミラ・ギルモーはパリでかのマグダ・タ リアフェロに学んだピアニスト。フランス風の味わいを持ちつつ情熱的な演奏が魅力。ジャン=ノ エル・デュボワはサントル=ヴァル・ド・ロワール地域圏のラ・シャトル生まれのピアニスト。パリで ジョルジュ・シフラに学び、リスト弾きとして知られています。二人は2007 年からデュオ・ギルモー= デュボワとして幅広く活躍しています。
GALLO
GALLO-1668(1CD)
ハーモニウムとピアノによるバッハ作品集
バッハ(ラーメ編):「目覚めろ、と私たちを呼ぶ声」 BWV645
チェンバロ協奏曲第5番ヘ短調 BWV1056
カンタータ「私に気に入ることは、ただ快活な狩りだけ」 BWV208〜羊は安全に草
を食むことができる
2つのチェンバロのための協奏曲第3番ハ短調 BWV1062〜第2楽章
バッハ(ラインハルト編):無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3 番BWV1005〜フーガ
グノー(スコット編):アヴェ・マリア
ペニッツ(ラーメ編):前奏曲 ニ短調 BWV851 に基づく瞑想曲
ドレクセル:b-a-c-h Op.50
バッハ(ラーメ編):管弦楽組曲第2番 ロ短調 BWV1067〜バディヌリー
バッハ(カルク=エーレルト編):管弦楽組曲第3 番ニ長調 BWV1068〜エール
バッハ(ラーメ編):「主イエス・キリストよ、私たちを顧みてください」 BWV332
「主イエス・キリストよ、私たちを顧みてください」 BWV655
ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第4 番ハ短調 BWV1017〜シチリアーノ
バッハ(ラインハルト編):クリスマス・オラトリオ BWV248〜シンフォニア
バッハ(ラーメ編):カンタータ「心と口と行いと生活で」 BWV147〜イエスは変わら
ぬ私の喜び(主よ、人の望みの喜びよ)
クリストフ・ラーメ(ハルモニウム)、
オリヴァー・ドレクセル(P)
録音:2021年7月12-15日ドイツ ノルトライン=ヴェストファーレン州ヴェックホーフェン
ベートーヴェン作品集(GALLO 1621)に続くクリストフ・ラーメらによるハルモニウムとピアノで演奏したCD。ハルモニウムは 19世紀半ばに流行した足踏み式のオルガンで、多数のストップを備えて多彩な音色を繰り広げることができ、20 世紀末にお けるシンセサイザーのような役割を19 世紀半ばに担っていた。ここではドイツのハルモニウム奏者、クリストフ・ラーメが自ら編 曲したものを中心に、19世紀の編曲も含め、様々な音楽が楽しめる。 クリストフ・ラーメは、ドイツ、レックリングハウゼンの生まれ。オルガン奏者として活躍する一方、ハルモニウムの魅力に取りつ かれ、現代ドイツを代表する演奏家でもある。オリヴァー・ドレクセルはドイツのピアニスト。

FIRST HAND RECORDS
FHR-139(1CD)
からっぽの部屋から
アルベニス:スペイン組曲より 「アストゥリアス」 Op.47-5(1886)(Jane Gillie編)
ビャーネ・ブルースタ(1895-1978):悪魔の組曲より 「ヒルドリング」(1946)
テレマン:幻想曲第1番変ロ長調 TWV40:14
サリー・ビーミッシュ(1956-):賢きメイド(1998)*
ジェームズ・フランシス・ブラウン(1969-):ひとりごと(2020)*
エロリン・ウォーレン(1958-):バーサ(2021)*+
デイヴィッド・マシューズ(1943-):前奏曲集より 第12番「ルミノーゾ」 Op.132-2(2014)
ライル・クレスウェル(1944-2022):レント(1994)*
プロコフィエフ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 Op.115
アレクセイ・イグデスマン(1973-):アップルマニア(2009)
サラ・トリッキー(Vn )
ロジー・ベルゴンツィ(ハンドパン+)

録音:2022年2月24・25・28日/ロンドン、プラムステッド、アセンション教会
(エロリン・ウォーレンのみ)2020年3月13日/ロンドン、サウンドハウス・スタジオ
*=世界初録音
「私にとってロックダウンとは、インターネットを通じて新旧の素晴らしいヴァイオリン音楽を発見し、共有する機会を得るきっかけでもありました。テレマンやプ ロコフィエフといった古典的なレパートリーから現代作曲家の作品まで、ロックダウン中に演奏された作品で構成されたアルバムです。いくつかの曲は私のために 書かれたもので、初録音として収録されています。」(サラ・トリッキー)

カメラータ
CMCD-15161(2CD)
税込定価
2022年7月31日発売
シューマン:謝肉祭 Op.9
幻想小曲集 Op.12
3つの幻想小曲集 Op.111
クライスレリアーナ Op.16(第2稿)
幻想曲 ハ長調 Op.17
コスタンティーノ・カテーナ(P)

録音:2018年10月ほか/イタリア
 イタリアのピアノの名手コスタンティーノ・カテーナが、2012年より 録音をスタートした「シューマン・ピアノ作品集」シリーズの第2弾。  当アルバムでは、2016〜18年に、イタリア・ウンブリア州のウンベル ティーデに建つ幾多の名録音で知られる優れた音響の聖クローチェ美 術館で、シューマンの20歳台の作品を中心に収録いたしました。  若きシューマンの「言葉と音楽との融合」が図られた作品群を、カ テーナの情感豊かな演奏でお楽しみください。(カメラータ)

HITASURA PRODUCTIONS
HSP-009(1CD)
D.スカルラッティ:ソナタ集
1. ソナタ(写本内第3番)イ長調 K.208
2. ソナタ(写本内第4番)イ長調 K.209
3. ソナタ(写本内第6番)イ長調 K.211
4. ソナタ(写本内第7番)イ長調 K.212
5. ソナタ(写本内第8番)ニ短調 K.213
6. ソナタ(写本内第19番)ニ長調 K.224
7. ソナタ(写本内第10番)ホ長調 K.215
8. ソナタ(写本内第11番)ホ長調 K.216
9. ソナタ(写本内第14番)イ長調 K.219
10. ソナタ(写本内第15番)イ長調 K.220
11. ソナタ(写本内第20番)ハ長調 K.225
12. ソナタ(写本内第21番)ハ短調K.226
13. ソナタ(写本内第22番)ロ短調 K.227
フレデリク・ハース(Cemb)
使用楽器:パリのアンリ・エムシュ1751年製作のオリジナル楽器

録音:2021年5月5日 フランソワ・ラング図書館、ロワイヨーモン修道院、フランス
ベルギーを拠点に活躍、CalliopeとALPHAで数多くの名盤をリリースした後に自主制作レーベルHITASURAを立ち上げたフランスのチェン バロ奏者フレデリク・ハース。今から40年前にラジオから流れてきたスコット・ロスの演奏に衝撃を受けスカルラッティの世界に魅せられたという 彼は、自主レーベル初のソロ・アルバムとして同作曲家のソナタを3枚組で厳選録音していますが(HSP002)、録音後あらためてスカルラッ ティ愛は深まるばかり、その複雑な作風を様々な点からさらに検証せずにおれませんでした。今回のアルバムでは、スカルラッティがスペイン王 妃に賭博の借金の肩代わりをしてもらう代わり、彼女のために続々と書いたと言われる一連のソナタを記した13の写本からの一冊に注目。 後期のスカルラッティが辿り着いた熟達の作曲手腕を、ハースが長年愛奏している同時代のオリジナル楽器の美音で鮮やかに堪能させてく れます。作曲家への深い愛が感じられるそのタッチは自然にしてよどみなく、テンポの速い音楽も決して急ぎ過ぎず各音を慈しむように弾いて いながら、まるで遅さを感じさせない巧みさ。ゆったりした楽章ではエムシュの銘器の美音がことのほか冴えわたり、チェンバロを聴く嬉しさをしみ じみ実感させてくれます。ハース自身の書き下ろしによる解説(仏・英・独語)も読みごたえたっぷり。


CLAVES
50-3035(2CD)
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ BWV1001-1006 エスター・ホッペ(Vn/(1)-(4)ジョフレッド・カッパ製作(1690年)、(5)(6)アントニオ・ストラディヴァリ製作(1722年)「デ・アーナ」)

録音:(1)-(4)2021年2月&(5)(6)2021年4月/ノイミュンスター教会、チューリッヒ(スイス)
エスター・ホッペは1978年、スイス生まれ。バーゼル、フィラデルフィア、ロンドン、チューリッヒで学んだ後、2002年にザルツブルクのモーツァルト国際コンクー ルで第1位を獲得。その後ミュンヘンARD国際コンクールでも第1位を受賞するなど、数多くのコンクールで優秀な成績をおさめています。 これまでにバイエルン RSO、ロイヤル・リヴァプールPO、レ・シエクル、バーゼル室内O、ミュンヘン室内Oなどのソリストとして共演。室 内楽奏者としても積極的な活動を続けており、ロナルド・ブラウティハム、クリスチャン・ポルテラ、フランチェスコ・ピエモンテージ、クレメンス・ハーゲン、ハインツ・ ホリガー、エリーザベト・レオンスカヤなど、世界の名だたる演奏家との共演歴を誇ります。
長引くコロナ禍、自身と音楽に向き合う日々の中でついにバッハ無伴奏録音を決意。演奏のアプローチはHIP奏法を取り入れたもので、自身がバロック・ヴァイ オリンの演奏経験から学んだことを当録音で最大限発揮しており、「歴史的知識にもとづく奏法は、現代楽器の長所と融合させることができると確信しています。 バッハの音楽は時代を超えた偉大さに満ちており、このようなアプローチによってその素晴らしさが損なわれることはないはずです」とホッペはこの録音について 語っております。
当録音では二挺の銘器を弾き分けていることも注目。当初はホッペが所有するジョフレッド・カッパ製作(1690年)の楽器のみで録音する予定でしたが、録音 期間中にアントニオ・ストラディヴァリ製作(1722年)の「デ・アーナ」を貸与されることになり、長調の2篇をこの楽器で演奏しました。この楽器はヨアヒム・カ ルテットのヴァイオリニスト、ハインリッヒ・カール・ヘルマン・デ・アーナ(1835-1892)が所有していたことがその由来。しかし、その後の所有者などの詳細 がないことや過去40年間、公のコンサートであまり演奏されていなかったことから、当録音が「デ・アーナ」のCDデビューともいえます。二挺の銘器の長所を最 大限引き出した当演奏はホッペの描く「現代のバッハ」そのもの。自身の代表盤になること間違いなしの充実の録音です!
エンジニアはBISレーベルの録音でもおなじみのハンス・キプファー(Take5 Music Production)が担当。丁寧な音作りに定評がある名エンジニアによる録 音です。 (Ki)

SONARE
SONARE-1057(1CD)
税込定価
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第13番変ロ長調 K.333(K.315c)
シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D.960
大島妙子(P)

ライヴ録音:2022年3月23日/Hakuju Hall(東京)
スイスを拠点に日本とヨーロッパで活躍する大島妙子。スカルラッティのピアノ・ソナタ集(SONARE-1039)に次ぐSONAREレーベル第2弾は、モーツァルトのピアノ・ソナタ第13番とシューベルトのピアノ・ソナタ第21番です。気品に満ち溢れる大島の演奏は絶品の一言。シューベルト最晩年の清澄な音色を奏でます。
「モーツァルトのシンプルな様式にそって、強弱の幅を抑えているが、ひとつひとつのタッチに気品が漂い、作品の持つ古典的な美しさが強調されています。シューベルトについても、音色に温かみがあるが、さらにデュナーミクの幅が広がり、節回しにいっそうの歌心が加わる。端正な構築、響きのバランスの美しさ」(原明美〜ライナーノーツより) (Ki)

EVIDENCE
EVCD-087(1CD)
イタリアのピアノ音楽1900-1920
(1)マリピエロ:月に寄せる小詩集 (1909/10)(全7曲)
(2)同:アーゾロ詩集 (1916)(全3曲)
(3)レスピーギ:甘美なワルツ
(4)同:夜曲
(5)グレゴリオの旋律による3つの前奏曲
ノルベルト・コルディスコ・レスピーギ(P)

録音:2021年10月4-6日/サル・コロンヌ(パリ)
ノルベルト・コルディスコ・レスピーギは、2017年に先祖のレスピーギ自身の4手編曲による「ローマの噴水」と「ローマの松」「リュートのための古風な舞曲 とアリア」で鮮烈なデビューを果たしたピアニスト。今回はマリピエロと先祖の独奏曲に挑戦しました。
1984年生まれ。パリのエコール・ノルマルでヴェロニク・ボンヌカズに師事。チッコリーニとルイサダにも個人レッスンを受けています。ピアニストのかたわら BNPパリバ・グループで税務管理をするビジネスマンという顔も持つ異色の名手です。
どうしてもオペラ中心のイタリア音楽のなかで、マリピエロの「月に寄せる小詩集」はドビュッシー風の音遣いにイタリア的な空気感を感じさせる独特なの世界を 作っています。レスピーギの「甘美なワルツ」と「夜曲」は「6つのピアノ曲」の第1、第3曲で、ロマンティックな情感にあふれています。「グレゴリオの旋律による 3つの前奏曲」は懐古的な様相を深め、凝った技法によりながらもシンプルに響きます。後にオーケストレーションされ「教会のステンドグラス」という作品になり ました。ノルベルト・コルディスコ・レスピーギはオーケストラ的な迫力と色彩で聴き手を引きつけます。 (Ki)


CLAVES
50-3035(2CD)
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ BWV1001-1006 エスター・ホッペ(Vn/(1)-(4)ジョフレッド・カッパ製作(1690年)、(5)(6)アントニオ・ストラディヴァリ製作(1722年)「デ・アーナ」)

録音:(1)-(4)2021年2月&(5)(6)2021年4月/ノイミュンスター教会、チューリッヒ(スイス)
エスター・ホッペは1978年、スイス生まれ。バーゼル、フィラデルフィア、ロンドン、チューリッヒで学んだ後、2002年にザルツブルクのモーツァルト国際コンクー ルで第1位を獲得。その後ミュンヘンARD国際コンクールでも第1位を受賞するなど、数多くのコンクールで優秀な成績をおさめています。 これまでにバイエルン RSO、ロイヤル・リヴァプールPO、レ・シエクル、バーゼル室内O、ミュンヘン室内Oなどのソリストとして共演。室 内楽奏者としても積極的な活動を続けており、ロナルド・ブラウティハム、クリスチャン・ポルテラ、フランチェスコ・ピエモンテージ、クレメンス・ハーゲン、ハインツ・ ホリガー、エリーザベト・レオンスカヤなど、世界の名だたる演奏家との共演歴を誇ります。
長引くコロナ禍、自身と音楽に向き合う日々の中でついにバッハ無伴奏録音を決意。演奏のアプローチはHIP奏法を取り入れたもので、自身がバロック・ヴァイ オリンの演奏経験から学んだことを当録音で最大限発揮しており、「歴史的知識にもとづく奏法は、現代楽器の長所と融合させることができると確信しています。 バッハの音楽は時代を超えた偉大さに満ちており、このようなアプローチによってその素晴らしさが損なわれることはないはずです」とホッペはこの録音について 語っております。
当録音では二挺の銘器を弾き分けていることも注目。当初はホッペが所有するジョフレッド・カッパ製作(1690年)の楽器のみで録音する予定でしたが、録音 期間中にアントニオ・ストラディヴァリ製作(1722年)の「デ・アーナ」を貸与されることになり、長調の2篇をこの楽器で演奏しました。この楽器はヨアヒム・カ ルテットのヴァイオリニスト、ハインリッヒ・カール・ヘルマン・デ・アーナ(1835-1892)が所有していたことがその由来。しかし、その後の所有者などの詳細 がないことや過去40年間、公のコンサートであまり演奏されていなかったことから、当録音が「デ・アーナ」のCDデビューともいえます。二挺の銘器の長所を最 大限引き出した当演奏はホッペの描く「現代のバッハ」そのもの。自身の代表盤になること間違いなしの充実の録音です!
エンジニアはBISレーベルの録音でもおなじみのハンス・キプファー(Take5 Music Production)が担当。丁寧な音作りに定評がある名エンジニアによる録 音です。 (Ki)

SONARE
SONARE-1057(1CD)
税込定価
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第13番変ロ長調 K.333(K.315c)
シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D.960
大島妙子(P)

ライヴ録音:2022年3月23日/Hakuju Hall(東京)
スイスを拠点に日本とヨーロッパで活躍する大島妙子。スカルラッティのピアノ・ソナタ集(SONARE-1039)に次ぐSONAREレーベル第2弾は、モーツァルトのピアノ・ソナタ第13番とシューベルトのピアノ・ソナタ第21番です。気品に満ち溢れる大島の演奏は絶品の一言。シューベルト最晩年の清澄な音色を奏でます。
「モーツァルトのシンプルな様式にそって、強弱の幅を抑えているが、ひとつひとつのタッチに気品が漂い、作品の持つ古典的な美しさが強調されています。シューベルトについても、音色に温かみがあるが、さらにデュナーミクの幅が広がり、節回しにいっそうの歌心が加わる。端正な構築、響きのバランスの美しさ」(原明美〜ライナーノーツより) (Ki)

EVIDENCE
EVCD-087(1CD)
イタリアのピアノ音楽1900-1920
(1)マリピエロ:月に寄せる小詩集 (1909/10)(全7曲)
(2)同:アーゾロ詩集 (1916)(全3曲)
(3)レスピーギ:甘美なワルツ
(4)同:夜曲
(5)グレゴリオの旋律による3つの前奏曲
ノルベルト・コルディスコ・レスピーギ(P)

録音:2021年10月4-6日/サル・コロンヌ(パリ)
ノルベルト・コルディスコ・レスピーギは、2017年に先祖のレスピーギ自身の4手編曲による「ローマの噴水」と「ローマの松」「リュートのための古風な舞曲 とアリア」で鮮烈なデビューを果たしたピアニスト。今回はマリピエロと先祖の独奏曲に挑戦しました。
1984年生まれ。パリのエコール・ノルマルでヴェロニク・ボンヌカズに師事。チッコリーニとルイサダにも個人レッスンを受けています。ピアニストのかたわら BNPパリバ・グループで税務管理をするビジネスマンという顔も持つ異色の名手です。
どうしてもオペラ中心のイタリア音楽のなかで、マリピエロの「月に寄せる小詩集」はドビュッシー風の音遣いにイタリア的な空気感を感じさせる独特なの世界を 作っています。レスピーギの「甘美なワルツ」と「夜曲」は「6つのピアノ曲」の第1、第3曲で、ロマンティックな情感にあふれています。「グレゴリオの旋律による 3つの前奏曲」は懐古的な様相を深め、凝った技法によりながらもシンプルに響きます。後にオーケストレーションされ「教会のステンドグラス」という作品になり ました。ノルベルト・コルディスコ・レスピーギはオーケストラ的な迫力と色彩で聴き手を引きつけます。 (Ki)


Treasures
TRE-275(1CDR)
超厳選!赤盤名演集Vol.8
ギーゼキングのシューベル

3つの小品D.946〜第2番*
即興曲集Op.90&142(全8曲)
ワルター・ギーゼキング(P)

録音:1956年10月*、1955年9月(全てモノラル)
※音源:東芝 AB-9047-48
◎収録時間:70:04
“新即物主義者という縛りを解いて味わいたいギーゼキングの真心の歌!”
■音源について
東芝の「赤盤」をいろいろ比較試聴した結果、音が良いという噂は間違いではないという結論に至りました。音にしっかり芯が宿り、音場は豊かに広がり、音を発した瞬間に音の粒子まで感じさせる手応は格別で、英国EMIから技術者を招き、英仏メタルを用いてプレスしていた当時の川口工場(1955年発足)の優秀な技術が集約されています。残念ながら、1971年に御殿場に大工場を新設して以降の音質は下降の一途を辿り、赤盤もなくなりました。
 ただ、初期の赤盤はビニールの素材が関係しているのか微妙なチリチリノイズの混入率が高いので、CD-R復刻に際してはそれが回避された第二版以降の盤を選択せざるを得ません。採用したのは、英COLUMBIAと同一スタンパー XAXを使用した赤盤。LP2枚に「即興曲全8曲+3つの小品D.946」が収録されています。

★何度も申し上げて恐縮ですが、ギーゼキングは常に「新即物主義者」というイメージから、機械的で情に欠けるピアニストと捉えられがちで、特にモーツァルトの作品では、作曲当時には存在していなかったという理由でペダル不使用を原則としているため、感覚的にドライに感じやすいという点も、そのイメージに拍車を掛けたのかも知れません。しかし、そのピアニズムの本質は、聴けば聴くほど熱い共感を込めた「ひらめき型」であり、決して完璧を目指したものではないことはないことは明らかです。特にライヴ録音ではミスタッチも少なくなく、粗暴なまでに打鍵が飛び交うこともしばしばですし、本当に情に乏しいなら、切なさと慈しみに満ちた「トルコ行進曲」(1953年録音)は実現しなかったはずです。
 その独特の哀愁は決して偶然ではなく、真のロマンチストによる芸術だと確信させるのが、シューベルトの「即興曲集」です。中でもOp.142-3は驚くほどの低速で歌の限りを尽くし、これほど内面からじっくりと愛を紡ぐ演奏を他に知りません。しかも、音楽の楚々としたフォルムも同時に確保。それらの要素をバランスよく配置する感覚も音楽の感じ方と同様に理論先行ではなく、一瞬の閃きに拠るところが大。冒頭のテーマでは一音ごとに音価が異なって聴こえるほど絶妙なルバートを見せ、その過剰スレスレの入念なニュアンスは第4変奏までまで変わりません。第5変奏でようやく天衣無縫な流れが顔を出しますが、その上声部の可憐さが無類!終結のノスタルジーの湛え方も感動的です。
 Op.90-2は演奏時間が4分6秒と相当高速ながら、一息による軽やかなフレージングのために不可欠なテンポだと合点。録り直し可能なスタジオ録音にもかかわらずミスタッチをそのまま収録しているのは、無頓着というより、芸術の目標は「ノーミス」ではないという信念の表れではないでしょうか。
 Op.90-4の2小節目の最後の8分音符はペダルでふわっと流すのが通例ですが、ギーゼキングはそれを回避。孤独な呟きが一層リアルに迫ります。この箇所、ぜひ内田光子の演奏と聴き比べてみてください。中間部は太い芯を伴ってドラマティックに進行しますが、呼吸が実に深く心地よい緊張が持続し、シューベルトの音楽の繊細な佇まいを決して汚しません。
 シューベルトには「歌」は不可欠ですが、その音楽に相応しい歌い方があるはずで、それを直感的に感知してそのまま音化させたピアニストとして、ギーゼキングの存在を無視してよい理由など全く思い当たりません。ギーゼキングというピアニストに対して、ぼんやりとしたイメージしか持たれていない方にもオススメです!
なお、「即興曲集」のヘレン版の楽譜には、ギーゼキングによる運指が書かれており、その合理性に師のカール・ライマーとの共通点を垣間見ることができます。【2022年8月・湧々堂】


Spectrum Sound
CDSMBA-106(2CD)
完全限定盤
マウリツィオ・ポリーニ・リサイタル〜シテ・ド・ラ・ミュジック2003&サル・プレイエル2009
(1)ショパン:前奏曲第25番嬰ハ短調 Op.45
(2)-(5)ショパン:バラード(全4曲)
(6)ドビュッシー:前奏曲集第2巻
(7)(8)ドビュッシー:前奏曲集第1巻より「沈める寺」「西風の見たもの」
(9)ショパン:練習曲第1番Op.25-1「牧童」
(10)ショパン:スケルツォ第3番
(11)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第29番「ハンマークラヴィーア」
(12)(13)ベートーヴェン:バガテル 変ホ長調 Op.126-3&4
マウリツィオ・ポリーニ(P)

ライヴ録音:(1)-(10)2003年12月6日シテ・ド・ラ・ミュジック(パリ)、
(11)-(13)2009年12月7日サル・プレイエル(パリ)
全てステレオ
スペクトラム・サウンドがラジオ・フランスと正規ライセンス契約でCD化している注目シリーズ。音源はフランス・ミュジック(ラジオ・フランスが所有および運 営する公共ラジオ・チャンネル)が録音した正規初出音源です。
当アルバムには巨匠マウリツィオ・ポリーニが2003年と2009年にパリで行ったリサイタルからショパンの4つのバラード、ドビュッシーの前奏曲集第2巻、ベー トーヴェンのピアノ・ソナタ第29番「ハンマークラヴィーア」をメインとする充実のプログラムを収録!演奏当時60代のポリーニが、圧倒的なテクニックと非常に 深い音色で魅了します。
ショパンの4つのバラードは1999年にショパン歿後150年記念として、ドビュッシーの前奏曲集第2巻は2016年にドビュッシー歿後100年記念として、そ れぞれリリースされた名盤がありますが、当CDのライヴは2003年の収録。恐ろしいほどの集中力で奏でる演奏は哲学的。ポリーニでしか描けない世界と申せま しょう。
2009年のライヴではベートーヴェンのピアノ・ソナタ第29番「ハンマークラヴィーア」を演奏。当作品は1977年、ポリーニが30代半ばで収録した不朽の名 盤がありますが、当ライヴはポリーニ、67歳の演奏。この演奏も鬼気迫る、まさに唯一無二の演奏を聴かせます。平林直哉氏による日本語解説書付。
完全限定盤につき、お早目のお求めをおすすめいたします。

Stradivarius
STR-37229(1CD)
「夜想曲の印象」
ショパン:夜想曲 嬰ハ短調 Op.27-1
フォーレ:夜想曲 Op.84-8
ドビュッシー:前奏曲 「音と香りは夕暮れの大気に漂う」
ジョルジュ・ミゴ(1891-1976):4つの夜想曲
プーランク:8つの夜想曲〜第4番「幻の舞踏会」,第5番 「しゃくとり虫」
ウェルネール(1935-2017):歌=夢
オーリック:夜想曲 「困った奴ら」
フォーレ:夜想曲第9番ロ短調 Op.97
ドビュッシー:前奏曲集第2巻〜第12曲 「花火」
パトリシア・パニー(P)

録音:2022年2月11,12日 ドイツ ロットシュテッテン=ナック
ショパンを除くとフランス近代の前奏曲、夜想曲を収録しています。目玉はこのCD の半 分を占めるジョルジュ・ミゴの 4つの夜想曲、おそらくこれが世界初録音。鬱で渋くしか し詩的で、何とも言えない魅力のある音楽です。プーランクの軽やかで戯れ的な音楽 の楽しさ、ジャン・ジャック・ウェルネール(1935-2017)が娘ソフィーのために書いた「歌 =夢」の愛らしさも素晴らしい。六人組の一人、ジョルジュ・オーリックがバレエ「困った 奴ら」を基にした夜想曲もおそらく世界初録音。もちろんショパン、フォーレ、ドビュッシ ーの作品は言うまでもなく名曲。 パトリシア・パニーはフランスのピアニスト。ミラノのヴェルディ音楽院、チューリッヒ音楽 院を修了。優れた技術と柔らかく香り高い演奏はフランス近代にピタリだ。来日も度々。 ヤマハCFX を使用。
Stradivarius
STR-37222(3CD)
フランク:ピアノ作品集
素描第1番/素描第2番
大ソナタ第1番Op.10
田園詩 Op.3/第1大カプリス Op.5
バラード Op.9/3つの小品 Op.16
ハルモニウムのための16の選りすぐりの短い小品
前奏、フーガと変奏 Op.18/人形の嘆き
交響詩「ジン」〜ピアノと管弦楽のための
ゆっくりとした舞曲/交響的変奏曲
前奏曲,コラールとフーガ ロ短調
前奏曲,アリアと終曲
パトリック・ドゥール(P)
ロジェ・ロセル(指)
ワロン王立歌劇場O
管弦楽伴奏作品も含めたフランクのピアノ作品集。個々の作品にはそれぞれ録音は存在す るものの、これだけまとまったことはなかったかもしれない。 パトリック・ドゥールはベルギーのピアニスト。リエージュ王立音楽院で学んだ後、米国ボルチモ アでレオン・フライシャーに学んだ。
Stradivarius
STR-37224(1CD)
ショスタコーヴィチ:ピアノ作品全集 第2集
ピアノ・ソナタ第1番Op.12
ピアノ・ソナタ第2番ロ短調 Op.61
子供のための練習曲帳 Op.69(7曲)
ムルジルカ
グリンカの主題による変奏曲
エウジェニオ・カトーネ(P)

録音:2021年11,12月 イタリア カンパーニャ州 モンテッラ
第1集(STR 37201)に続くエウジェニオ・カトーネのショスタコーヴィチのピアノ作品全集の第 2集。ピアノ・ソナタ第1番のような演奏至難の超絶技巧曲から、文字通り子供向けの子供のた めの練習曲帳まで様々な曲が選ばれています。) エウジェニオ・カトーネは1986年、ナポリ生まれのピアニスト。10 歳からピアノを学び、サレルノ・ マルトゥッチ音楽院で学ぶ。高度な技術と明るく硬質なタッチによる演奏は、イタリアのモダンア ートのような洗練美を醸しています。
Stradivarius
STR-37232(1CD)
チェロとギターによるスペイン作品集
グラナドス:「ゴイエスカス」〜間奏曲
カサド:セレナーデ/ほめ言葉
ファリャ:7つのスペイン民謡
アルベニス:コルドバ/カディス
 グラナダ
ファリャ:火祭りの踊り/スペイン舞曲
グラナドス:東洋風/アンダルーサ
 永遠の悲歌
カサド:緑の悪魔の踊り
カタルーニャ民謡:鳥の歌
マルティナ・ビオンディ(Vc)
ピエトロ・ロカット(G)

録音:2021年6月14,15日 イタリア ナポリ
スペインの作曲家の作品をチェロとピアノで演奏しています。ヴァイオリンとギターの二重唱は 様々にあるが、チェロとギターの組み合わせはわりと珍しいでしょう。チェロだとスペインの強い光 が抑えられて、落ち着いた品の良さが際立つ。もちろんりギター伴奏はスペインの音楽にとても よく合う。 マルティナ・ビオンディはイタリアのチェロ奏者。コセンツァのスタニズラオ・ジャコマントーニオ 音楽院を修了後、ローマのサンタ・チェチーリア音楽院でさらに学び、ライプツィヒやベルリンで も研鑽を積む。ソリストとして活躍しています。ピエトロ・ロカットはイタリアのギター奏者。

Pavane
ADW-7598(1CD)
モーツァルト:2台ピアノのための協奏曲
モーツァルト:2台ピアノのための協奏曲 変ホ長調 K.365、
 3台のピアノのための協奏曲 ヘ長調 K.242「ロドロン」(2台ピアノ版)
モーツァルト(ミロスラフ・ポポヴィチ編):演奏会用幻想曲「魔笛」
プリスカ・ブノワ(P/スタインウェイ)、
ムラデン・チョリッチ(P/スタインウェイ)、
ザルツブルク・チェンバー・ソロイスツ、ラヴァール・スコウ=ラーセン(指)

録音:2020年7月、ザルツブルク(オーストリア)
3歳の時からピアノを始め、幼い時にその才能をピエール・フルニエに見出されたプリスカ・ブノワは、パリの国立高等音楽院に入学、その後アメリカのブルーミントン大学で研鑽を積みました。アテネとダブリンで国際的な賞を受賞した彼女は、世界の主要なコンサートホールで演奏会を開いており、日本では新日本POと共演しています。
ムラデン・チョリッチはセルビア出身のピアニストで、自国とロシアのピアノの教えを受けた後、フランス国立高等音楽院などで研鑽を積み、数々の国際的な賞を受賞しました。その後はバルセロナ・カタルーニャO、グラナダOなどヨーロッパを中心としてオーケストラと共演し、室内楽の分野では妻であるプリスカ・ブノワとピアノ・デュオを組み活躍しています。
若きモーツァルトの傑作K.365とK.242を軽やかなタッチで演奏する様は小気味よく、さらにミロスラフ・ポポヴィチ編曲の「魔笛」は2台ピアノが加わりより鮮やかになり連弾ファン、モーツァルト・ファン共におすすめのアルバムです。

Pavane
ADW-7595(2CD)
グノーとフランスの作曲家たち〜ピアノ作品集
グノー:6つの無言歌
アルカン:舟歌 Op.38-6、舟遊び Op.74-6、夜想曲 Op.22
フォーレ:カプリッチョ Op.84-1、舟歌第4番 Op.44、無言歌 Op.17-3
セヴラック:ロマンティックなワルツ、
 シューマンへの祈り、
 古いオルゴールが聞こえるとき、沐浴する娘たち
グノー:ラ・ヴェネツィアーナ、
 セレナーデ、天が地を訪れた
アルカン:セレナーデ Op.74-5、
 過ぎ去りし時 Op.31-12
グノー:前奏曲 ハ短調、即興曲、
 Dodelinette、夜想曲
バッハ/グノー:アヴェ・マリア
ビゼー:夜明け、自信、セレナーデ、
 無言歌、四月の歌、エクスタシー
ピーテル・ファンホーフェ(P)

録音:2020年、ブリュッセル(ベルギー)
以前にもビゼーのピアノ作品集(ADW7515)で好評を得たベルギーの俊英ピアニスト、ピーテル・ファンホーフェ(ピーテル・ファンホーフ)。今作でも知られざる作品を多数収録したフレンチ・アルバムをリリース。パリジャンたちによる色彩溢れるフレンチスタイルで描かれた作品の数々をファンホーフェのエレガントなピアノでお楽しみいただけます。どの作品も華麗なタッチで溌溂と演奏していくファンホーフェのピアノはとても魅力的です。

Ars Produktion
ARS-38349(1SACD)
女性の回想録〜メル・ボニ:ピアノ作品集
メル・ボニ(1858-1937):エティオール Op.2(1884)/前奏曲 Op.10(1889)/うららかな春 Op.11(1889)/小川の側で Op.9(1894)/秋の思い Op.19(1894)/子守歌 Op.23-1(1895)/牧歌 Op.12(1897)/無言歌(ロマンス) Op.29(1897)/瞑想曲 Op.33-1(1898)/神秘的な鐘 Op.31(1898)/バラード Op.27(1897)/無言歌(ロマンス) Op.56(1905)/舟歌 Op.71(1906)/傷つけられた大聖堂 Op.107(1915)/夕暮れに Op.111(1922)/嘆きの笛 Op.117(1928)/悲しい子守歌 Op118(1929)/遠くの鐘 Op.121(1929)
ミリアム・バルボー=コーエン(P/ベヒシュタインD282)

録音:2022年1月18日-20日、インマヌエル文化センター(ヴッパータール、ドイツ)
セザール・フランクの強い推薦で入学したパリ音楽院でドビュッシーやピエルネと同時期に学んだフランスの女流作曲家、メル・ボニ(本名メラニー・ボニ)。当時の男性中心社会における不当な扱いを避けるため女性であることを公表せずに中性的な偽名で活動して実力が認められ、後年女性であることを公表してからも当時としては異例の高い評価を受けました。ポスト・ロマン派風〜印象主義的な作風でピアノ曲を中心に約300もの作品を遺しており、近年再評価が進む作曲家の一人です。20代の頃に書かれこれが世界初録音となる「エティオール」から、病におかされながら書かれた晩年の作品までが時系列に並べられています。
2019年にもベヒシュタインのピアノでARS Produktionレーベルにグラナドスの作品集(ARS38288)を録音したフランス出身のピアニスト、ミリアム・バルボー=コーエン。現在はドイツ・フランクフルトを拠点にソリストとしての活動を行いながら、自閉症や学習障害の子どもたちにも音楽を教えています。

Biddulph
BIDD-85018(1CD)
アウアーのレガシー
1. キュイ:万華鏡 Op. 50- 第9番 オリエンタル
2. トゥール・アウリン(1866-1914):4つの水彩画 ? 第2番フモレスク
3. エフレム・ジンバリスト(1890-1985):ヘブライの歌と踊り
4. サン=サーンス:白鳥
5. ショパン:子犬のワルツ 変ニ長調 Op. 61No. 1
6. ジンバリスト:ポーランド舞曲
7. グリンカ:ひばり
8. サン=サーンス:『ノアの洪水』 Op. 45 ? 前奏曲
9. グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」 - ペルシャの歌
10. ショパン:ワルツ 変ト長調 Op. 70No. 1
11. 日本古謡:来るか来るか(山田耕筰編)
12. ジンバリスト:日本の旋律によるインプロヴィゼーション
13-16. ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 Op. 108
17-20. イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調- 「ヨーゼフ・シゲティに捧げる」
エフレム・ジンバリスト(Vn)
サミュエル・ショツィノフ(P)…1-5
ビクター・オーケストラ…6
フランシス・ムーア(P)…7、8
エマニュエル・ベイ(P)…9-12
ハリー・カウフマン(P)…13-16

録音/原盤
1911年11月22日 Victor 64261(B 11295)…1
1911年11月22日 Victor 64241(B 11297)…2
1912年2月24日 Victor 64455(B 11609)…3
1913年3月8日 Victor 64562(C 12974)…4
1913年3月8日 Victor 64562(C 12974)…5
1916年2月16日 Victor 64562(B 17172)…6
1918年9月11日 Victor 74582(C 22235)…7
1918年9月11日 Victor 64827(B 22256)…8
1928年2月2日 Victor 1154(BVE 34445)…9
1926年2月2日 Victor 1154(BVE 34446)・・・10
1929年12月12日 Columbia 2110-D (W 149717)…11
1929年12月12日 Columbia 2110-D (W 149718)…12
1930年5月19日 Columbia 67786/88-D [set 140] (W 98693/98)・・・13-16
1939年10月27日 RCA Victor 16194/95[set M-669] (CS 042851/54)…17-20
歴史的な弦楽器奏者の録音復刻に特化したBiddulphレーベルが、あらたなシリーズをスタート。名教師として知られるアウアーの教え子たちの録音 の復刻です。 レオポルト・アウアー(1845-1930)はハンガリーに生まれ、ヨーゼフ・ヨアヒムらに師事。時代を代表する名手の一人として名声を誇りました。後にサン クトペテルブルク音楽院とカーティス音楽院で教え、特にサンクトペテルブルク時代の門下生にハイフェッツ、ミルシテイン、エルマンらの名手を輩出して、 教師としても圧倒的な名声を築きました。アウアーは門下生らを一つの型にはめることをしなかったので、ひとくちにアウアー門下と言っても演奏スタイル は多彩。このシリーズによって、その広がりがあらためて実感されることでしょう。 シリーズの最初に選ばれたのはエフレム・ジンバリスト(1889-1985)。12歳でサンクトペテルブルク音楽院に入学してアウアーに学び、卒業の際は音 楽院長のグラズノフが「比較を絶した才能」と称えたそうです。アウアーはジンバリストの知性を特に評価していたそうですが、実際にその演奏は、情熱 や感興が高まる瞬間でも曲のフォルムと品格を保っています。ボウイングのテクニックも見事で、レガートの息の長さ、スムーズさはため息もの。小品12 曲とソナタ2曲を収めたこのアルバムは、彼の魅力を伝えてくれます。1922年以後、何度か来日し、カーティスでは江藤俊哉を熱心に指導したジンバ リストだけに、日本にゆかりのある曲が2曲収録されているのは嬉しいところです。

APR
APRCD-6040(2CD)
ヴァルター・ギーゼキング〜ザ・ファースト・コロムビア・レコーディングス(ドビュッシー作品集)
(1)前奏曲集第1巻
(2)前奏曲集第2巻
(3)2つのアラベスク
(4)夢/(5)ベルガマスク組曲
(6)バラード/(7)舞曲
(8)夜想曲/(9)版画/(10)喜びの島
(11)水の反映(映像第1巻より)
(12)動き(映像第1巻より)
(13)葉ずえを渡る鐘(映像第2巻より)
(14)金色の魚(映像第2巻より)
(15)子供の領分/(16)レントより遅く
ヴァルター・ギーゼキング(P)

(1)録音:1938年8月10日-11日&1936年2月9日
(2)録音:1939年2月21日
(3)録音:1939年4月5日
(4)録音:1939年4月4日
(5)録音:1931年3月13日
(6)録音:1949年5月28日
(7)録音:1948年10月16日
(8)録音:1949年5月28日
(9)録音:1938年8月11日&1936年2月9日
(10)録音:1938年8月11日
(11)録音:1936年2月9日
(12)(13)録音:1938年8月11日
(14)(15)録音:1937年1月31日
(16)録音:1948年10月16日
フランス、リヨン出身のドイツ人ピアニスト、ヴァルター・ギーゼキング(1895-1956)。バッハやベートーヴェンといった古典からシェーンベルクなどの20世紀の作曲家の作品まで幅広いレパートリーを誇ったピアニストですが、特にドビュッシーの最高の解釈者として今なお評価されています。
良質な復刻でピアノ・ファンから信頼を寄せられている「APR」から登場する今回の2枚組のセットは、1931年から1948年までに録音されたコロムビア録音です。
ギーゼキングのドビュッシーと言えば1950年代初頭に収録された彼の後期の録音が一般的ですが、実は1930年代から収録された初期のコロムビア録音の方が、多くの評論家が評価しています。
ドビュッシーと同じ時代を生き、学生時代に師であるカール・ライマーから当時現代音楽であったドビュッシー作品の教えを受けたギーゼキング。40代になった充実した時期に行われたコロムビア録音を新たなリマスタリングでお楽しみください。

Pentatone
PTC-5186957(1CD)
『幻影』
(1)メシアン:2台ピアノのための『アーメンの幻影』
(2)エネスコ:「鐘の夜想曲」〜組曲第3番Op.18『即興曲小品』より第7曲
(3)ナッセン:「プレイヤー・ベル・スケッチ」 Op.29
(4)バートウィッスル:「Clock IV」〜『ハリソンの時計』より
(1)(3)タマラ・ステファノヴィチ(P((1)第1ピアノ))
(1)(2)(4)ピエール=ロラン・エマール(P((1)第2ピアノ))

録音:2021年7月/シュテファニエンザール、グラーツ会議場(オーストリア)
現代最高峰のピアニスト、ピエール=ロラン・エマールとタマラ・ステファノヴィチの師弟共演が実現!メシアンの2台ピアノのための『アーメンの幻影』と「鐘」 にまつわる独奏曲を収録したアルバム『幻影』をリリースします!
メシアンの『アーメンの幻影』は1943年5月、イヴォンヌ・ロリオ(第1ピアノ)、メシアン(第2ピアノ)が初演。会場にはプーランク、オネゲルら著 名な作曲家も聴きに来ていました。
12歳の時にロリオのクラスに入ったことによりメシアンと直接的なつながりを持つことができたエマールは、メシアンとロリオの実演にも幾度となく触れ、こ の作品の奥深さに魅了されてきました。この度弟子のステファノヴィチとの共演で録音が実現。第1曲「創造のアーメン」で鐘の音を思わせる和音が鳴り響く 様など、彼らだからこそ表現のできるメシアンの世界が広がります。
カップリングの独奏曲も実に個性的。倍音を模した響きが特徴のエネスコの「鐘の夜想曲」、詩的なナッセンの「プレイヤー・ベル・スケッチ」、そして鋭く 過激なバートウィッスルの『ハリソンの時計』より「クロックIV」と、いずれも鐘の音に魅せられた作品を、ステファノヴィチとエマールが魅惑的な音響の旅へ と誘います。 (Ki)

Audite
AU-97807(1CD)
『即興曲』
ピエルネ:奇想即興曲 Op.9
クープラン(オブライエン編):ティク-トク-ショック
ジャン・クラ(1879-1932):2つの即興曲〜ハープのための
ラモー(オブライエン編):組曲 ホ短調よりX.「鳥のさえずり」
ラモー(オブライエン編):組曲 ト長調よりW.「雌鶏」
ヒンデミット:ハープ・ソナタ
ロドリーゴ:即興曲〜ハープのための
グリエール:即興曲
ロパルツ:即興曲〜ハープのための
スカルラッティ(オブライエン編):ソナタ ホ長調 K.380
ニーノ・ロータ:サラバンドとトッカータ〜ハープのための
ヴィルジリオ・モルターリ(1902-1993):ソナチネ・プロディジオ
ルーセル:即興曲 Op.21
フォーレ:即興曲 変ニ長調 Op.86
サラ・オブライエン(Hp)

録音:2020年6月29日-8月2日/アルテ教会、ハウテンバッハ(アーハーン)
ハープ奏者サラ・オブライエンが「ハープ・リサイタル」(AU-92561)に次ぐ久々のソロ・アルバムは「即興曲」をリリース!
ハープの「即興曲」といえばピエルネとフォーレがその代表格。オブライエンはその2曲を両端に据え、17世紀から20世紀の「即興曲」を集めました。収録作 品はクープラン、ラモー、スカルラッティ(以上、すべてオブライエン編曲によるハープ独奏版)から、クラ、ヒンデミット、ロドリーゴ、ロパルツなど、第二次世界大 戦前後に書かれた作品も収録。カンツォーネ、トッカータ、サラバンドと、バロック時代を想起させながら新しい息吹を吹き込んだ20世紀のハープ作品もまた魅力 的。オブライエンの紡ぐ美しきハープの音色をお楽しみください。

Hortus
HORTUS-210(1CD)
『航跡』
オーベール:「航跡」 Op.27
デュポン:「砂丘に建つ家」より第2曲「水上の帆」
ドビュッシー:「映像 第1集」より第1曲「水の反映」
デュポン:「砂丘に建つ家」より第7曲「松林の夕べ」
ラヴェル:「鏡」より第3曲「海原の小舟」
デュポン:「砂丘に建つ家」より第9曲「月の光」
サマズイユ:「海の歌」
フローリアン・カロウビ(P)

録音:2021年/フランス
前作『映像』(HORTUS-555)のアルバムでも美しい演奏を聴かせたフローリアン・カロウビの新譜登場です!1877年生まれのルイ・オーベール(1877-1968)とギュスターヴ・サマズイユ(1877-1967)は、それぞれ同じテーマと形式でピアノの傑作を書きました。フローリアン・カルビはアルバム『航跡』にお いて、これらの作品を両端に据え、「海」や「水」にまつわる最も輝かしい作品を集めました。光り輝くピアノの音色をお楽しみください。 (Ki)

PROSPERO CLASSICAL
PROSP-0046(2CD)
詩人の恋 〜チェロとギターのための編曲による歌曲集
[CD1](音楽のみ)
シューマン:詩人の恋 Op.48
ミカエラ・カトラニス(1985-):愛と死について
シューマン:リーダークライス Op.39より第7曲 古城にて

[CD2](音楽+詩の朗読)
シューマン:詩人の恋 Op.48
ミカエラ・カトラニス(1985-):愛と死について
シューマン:リーダークライス Op.39より第7曲 古城にて
スザンヌ・シャンベラン(Vc)
Jerzy Chwastyk(G)
ハンス・ツィッシュラー(朗読)
シューマンの『詩人の恋』をチェロとギターのための異色のアレンジで聴くアルバム。2枚組になっており、CD2にはCD1と同じ演奏が1曲ごとに詩の朗読トラッ クを挟みながら進んでいく構成になっています。 (Ki)

ODRADEK RECORDS
ODRCD-380(1CD)
リスト:超絶技巧練習曲S.139,LW.A172(1851) マヌエル・チーニ(P)

録音:2021年11月15-17日スタジオ・オドラデク・ザ・スフィアース
マヌエル・チーニは1998年、当年24歳の若きピアニスト(公式プロフィールに国籍 の記載がありませんが経歴からイタリア出身と思われます)。イタリアのフィエーゾレ音 楽院で学んだ後、ロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・ミュージックで研鑽を積み、審 査委員満場一致で演奏部門での音楽修士号を取得。現在はイギリス、サリー大学の 博士課程に在籍、第二次大戦中ナチス強制収容所に送られた作曲家の作品の発見 とその普及に尽力しています。レパートリーは バッハからルチアーノ・ベリオまで 幅広いものの、最も得意とするリストがこのほどオドラデクより彼のファースト・アルバム としてリリース。目の覚めるようなヴィルトゥオジティとラテン的な明晰さ、色彩の豊か さ、歌謡性が一体となった、まったく新しい世代の超絶技巧練習曲の登場です。

299 MUSIC
NIKU-9047(1CD)
税込定価
「ダイアローグ」 ヒンデミット:無伴奏ヴィオラ・ソナタ集
無伴奏ヴィオラ・ソナタ op.31-4(1923)
無伴奏ヴィオラ・ソナタ op.25-1(1922)
無伴奏ヴィオラ・ソナタ (1937)
無伴奏ヴィオラ・ソナタ op.11-5(1919)
小峰航一(Va)

録音:2022年 3月 29-31日いわき芸術文化交流館「いわきアリオス」
京都市SO首席ヴィオラ奏者を務めるほかソロや室内楽でも活躍する小峰航一が今回取り上げるのは、ヴィオラを愛 した作曲家ヒンデミットがこの楽器の能力を最大限に発揮させ独自の職人的な書法で作曲した無伴奏ヴィオラ・ソナタ。確固 たる解釈と揺るぎない演奏で趣が異なる4曲の魅力を存分に引き出し、ヒンデミット作品が持つ普遍的情景を浮き彫りにする。

MSR
MS-1764(1CD)
「ブラジルの魂」〜ヴィラ=ロボス:ピアノ作品集
ショーロ第5番「ブラジルの魂」(1925)
野蛮な詩(1921-26)〜アルトゥール・ルビンシュタインに捧ぐ
悲しみのワルツ(1932)
ブラジル風バッハ第4番(1930-41)
ブラジル風連作(1936-37)
マルタ・マルチェナ(P)

録音:2017年1月30-31日キーン大学、ニュージャージー州
多作家だったヴィラ=ロボスの作品の中でも特に作曲者が力を注ぎ作品数も多い ピアノ作品から選りすぐりの作品を集めた一枚。ヴィラ=ロボスというと本アルバムにも 収められた「ブラジル風バッハ」が特に有名でブラジルの民族的要素を取り入れたエ キゾチックで美しい作品を書く作曲家というイメージがつい先行するが、このピアノ作 品集を聴くと、ピアノというコストパフォーマンスのよい編成のせいか(なにしろ奏者は 一人で済むわけなので)、作曲者はここで様々な実験を試みており、実に興味深い。 ルビンシュタインに献呈された「野蛮な詩」は7 歳年上のバルトークを思わせる不協和 音(ヘンリー・カウエルやリゲティのトーン・クラスターにほとんど近い和音)とリズムに溢 れており、ヴィラ=ロボスの前衛的な側面を窺い知ることの出来る大変意義深いアル バム。ロボスがパリ滞在中、エドガー・ヴァレーズと親交が深かったというエピソードも 頷ける内容です。出色の一枚! マルチェナはキューバ出身のピアニストでこれまで MSR レーベルからラテン・アメリカ のピアノ作品アルバムが3枚発売になっています。
MSR
MS-1753(1CD)
「FIVE BY FOUR」〜ニャホ/ガルシア・ピアノ・デュオ
エレノア・アルベルガ(b.1949):2台ピアノのための組曲(1986)
ドナルド・グランサム(b.1947):ガーシュウィンの前奏曲第 2番による幻想変奏曲(1996)
トーマス・H.カーJr(1915-88):コンサート・スケルツォ「わが主はダニエルを解放しなかったのか?」(1996)
ステラ・サング(b.1959):「周転円」(1992)〜連弾のための
エレノア・アルベルガ:「3デイ・ミックス」(1986)〜連弾のための
ピアソラ(1921-92) (パブロ・ツィーラー編):「天使のミロンガ」〜2 台ピアノのための
 「天使の死」〜2台ピアノのための
ニャホ/ガルシア・ピアノ・デュオ【ウィリアム・チャップマン・ニャホ(P) 、スザンナ・ガルシア(P)】

録音:2021年6月1-4日、ワシントン州タコマ、パシフィック・ルーテル大学
2台ピアノあるいはピアノ連弾のための作品を収録。ピアソラ作品以外は全てオリジナル作 品。いずれもジャズやロックのリズムの影響を受けたリズミックで活気に満ちた、親しみ易い作 品が揃っています。ニャホ/ガルシア・ピアノ・デュオは共にテキサス大学で学んだピアニストで結 成された。既成のレパートリーだけでなく、2 台ピアノ、連弾のための新作を作曲家に委嘱しレ パートリーの拡充に務めています。

TOCCATA
TOCC-0656(1CD)
NX-B03
リュボミール・ピプコフ(1904-1974):ピアノ作品集 第1集
古風な舞曲 Op. 26(1946) …世界初録音
春のカプリース Op. 78
1から15まで Op. 81
ドブロミール・ツェーノフ(P)

録音:2022年4月11-13日
ブルガリアの作曲家リュボミール・ピプコフのピアノ作品集シリーズの第1集。 作曲家の父のもとに生まれ、ソフィアの音楽アカデミーで学んだ後パリに留学。エコールノルマル音楽院でポール・ デュカスとナディア・ブーランジェに作曲を師事し、帰国後はソフィア歌劇場のコレペティートル兼合唱指揮者を務 め、音楽監督に就任。ブルガリアのいわゆる「第2世代」の代表的な作曲家の一人として評価されました。後半 生はブルガリアの民族音楽の伝統に魅せられ「metro-rhythmical studies メトロ・リズムの研究」と呼ばれる 一連のピアノ小曲集を作曲。このアルバムには1970年代の2つの曲集と、世界初録音となる1946年の「古風 な舞曲」が収録されています。躍動感溢れるリズムで満たされた耳当たりの良い旋律を持つ、聴き応えのある曲 集をピアニストであり音楽写真家でもあるドブロミール・ツェーノフが演奏しています。

Goodies
78CDR-3880(1CDR)
辻吉之助&辻久子 父・娘SP録音集


(1)ジョスランの子守唄(ゴダール)
(2)スコットランドの釣鐘草
(3)ユモレスク(ドヴォルザーク)
(4)ホーム・スイート・ホーム(ビショップ)
(5)トロイメライ(シューマン)
(6)夏の名残りのバラ(庭の千草)変奏曲
(7)アヴェ・マリア(シューベルト)
(8)序奏とタランテラ作品43(ササーテ)

(9)マラゲーニャ(アルベニス)
(1)(2)辻吉之助(Vn) 、岩淵繁造(P)
日NITTO RECORD 1064A/B 大正13年(1924年)1月発売・機械式録音(ラッパ吹き込み) 
(3)(4)辻吉之助(K. YOSHIDAの表記)(Vn)※途中大きな雑音
日NITTO RECORD 945A/B 大正12年(1923年)9月発売・機械式録音(ラッパ吹き込み)※途中大きな雑音
(5)(6)辻吉之助(K. YOSHIDAの表記)(Vn)
日NITTO RECORD 925A/B 大正12年(1923年)8月発売 ・機械式録音(ラッパ吹き込み)
(7)(8)辻久子(Vn)、田中園子(P)
日NITCHIKU(ニッチク)JW 723A/B (1944年録音)
(9)辻久子(Vn)、 田中園子(P)
国際文化振興会 KBS-1003B(1944年録音)
辻吉之助(1898-1985)は京都出身。初め福井富之助に師事し、吉田吉之助を名 乗っていた。その後、大正末期に来日したヴァイオリニスト、ボリス・ラス (1894-不詳)に師事した。昭和期になり、宝塚Oのコンサート・マスタ ーをつとめた。弟子に娘の辻久子、久保田良作、和波孝禧がいた。辻久子 (1926-2021)は天才少女として1935年9歳でリサイタル・デビュー。1938年毎日 新聞社主催の音楽コンクール・ヴァイオリン部門で第1位。その後、第一線で 活躍した。織田作之助の小説「道なき道」主人公の少女・寿子(ひさこ)のモデ ルとなった。1984年、父・吉之助との生活を題材にしたドラマ「弦鳴りやまず」 が毎日放送によりTVシリーズ化され、自身も出演した。今回のSP復刻は初め てと思われます。 復刻には「音のエジソン」http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用 MC型カートリッジ、スピリッツ(4mil針)とコルグのNu 1DSD録音機を使用した。(グッディーズ)

Dynamic
CDS-7949(1CD)
NX-B03
フェルナンド・ソル(1778-1839):ギター作品集
メヌエットによる主題と変奏 Op. 3
モーツァルトの「魔笛」の主題による序奏と変奏曲 Op. 9
スペインのフォリア Op. 15a
主題と変奏 ハ長調 Op. 15c
序奏と6つの変奏曲集 Op. 20
序奏と「私が羊歯だったなら」の主題による変奏曲 Op. 26
「優しき軽騎兵」 による序奏と変奏曲 Op.27
序奏と「マルボローは戦場に行った」の主題による変奏曲 Op. 28
クリスティアン・エル・コウリ(G)
Liuteria Guarnieri SA-C (“Stauffer” model), 2016

録音:2021年8月20-22日
スペイン生まれのフェルナンド・ソル。父からギターを学んだソルは、当時脚光を浴び始めたこの楽器を更に広めるために数多くの作品を書き上げまし た。 彼の作品は、同時代に活躍したギターの名手たち…マウロ・ジュリアーニやフェルディナンド・カルッリのように超絶技巧を前面に出すのではなく、洗練 された和声の感覚を生かした旋律的なものが多く、彼の練習曲や変奏曲は作曲から2世紀を経た今もギタリストたちの模範となっています。 このアルバムに収録された一連の変奏曲はソルの代表作であり、中でも「モーツァルトの「魔笛」の主題による序奏と変奏曲 Op. 9」は最高傑作の ひとつです。 演奏するクリスティアン・エル・コウリは1988年ミラノ生まれのギタリスト。幼い頃からギターを学び、2003年ミラノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院に入 学し、パオロ・ケリーチに師事。その後、コモのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院で更に研鑽を積みました。現在はソリスト、アンサンブル、室内オーケストラ のメンバーとしてイタリア国内外にて幅広く活躍しています。

TOCCATA
TOCN-0020(1CD)
NX-B03
鐘とカリヨン〜様々な作曲家のピアノ曲集
サン=サーンス:夕べの鐘 変ホ長調 Op. 85(1889)
リスト:クリスマス・ツリー- 第7曲 夕べの鐘(1873-76/1881改訂)
 巡礼の年 第1年 スイス ? 第9曲 ジュネーヴの鐘(1837-38/1848改訂)
 アヴェ・マリア - 大聖堂の鐘(1862)
フローラン・シュミット(1870-1958):秘められた音楽集 Op. 29? 第6曲 Glas 弔鐘(1904)
ヴィエルヌ:弔いの鐘の詩 Op. 39 ? 第2曲 Le Glas 弔鐘(1916)
ブルーメンフェルト(1863-1931):鐘 - ピアノのための組曲 Op. 40(1909)
ラヴェル:鏡 ? 第5曲 鐘の谷(1904-05)
ドビュッシー:映像 第2巻 ? 第1曲 葉ずえを渡る鐘の音(1907)
メシアン:ピアノのための前奏曲 - 第6曲 苦悩の鐘と告別の涙(1828-29)
トリスタン・ミュライユ(1947-):別離の鐘, 微笑み(1992)
ギレアド・ミショリー(1960-):喜びの鐘と笑いの涙(2006)*
エネスコ:ピアノ組曲 第3番「即興的小品」 Op. 18より?
  VI. Choral コラール
 VII. Carillon nocturne カリヨン・ノクターン
イルメラ・レルケ(P)

録音:2021年11月15-17日
*=世界初録音
祈り、喜び、別れ、葬礼など、様々な情景に鳴り響く鐘の音。 これら鐘の音をピアノで表現することに挑んだ、ロシアとフランスを中心に活躍したおよそ3世紀にわたる作曲家た ちの作品集です。演奏者イルメラ・レルケは、近現代作品を得意とするドイツの女性ピアニスト。これまでcpo レーベルでシュナーベルの室内楽曲を、CAPRICCIOレーベルで「シェーンベルク:ピアノ編曲作品集」などをリリー ス。高く評価されています。

DACAPO
MAR-6.220662(1SACD)
NX-B07
ルーズ・ランゴー(1893-1952):ピアノ作品集 第4集
花の描写 BVN 56(1913)
ピアノ・ソナタ第2番「Ex Est」 BVN 222(1934-41/1945)
サラバンド BVN 6(1906)
アルバムの綴り BVN 38(1909)
スケルツォ BVN 186(1925)…世界初録音
燃焼室 BVN 221(1930-1937)
Expression, BVN 242(1930-1932/1939)…世界初録音
花の描写 BVN 424(1951)
ベーリト・ヨハンセン・タンゲ(P)

録音:2020年8月15-16日、29-30日
ンマークの作曲家・オルガニスト、ルーズ・ランゴーのピアノ作品集。 彼は生涯を通じてピアノ曲を作曲、早い時期からトーンクラスターを用いたり調性音楽の拡張を試みるなど実験的な要素を数多く取り入れ、50を超える 作品を遺しました。また「明滅する秋の灯火のもと」、「昆虫館」や、このアルバムに収録された「燃焼室」など曲のタイトルも謎めいたものが多くあります。 今作は2巻の「花の描写」とピアノ・ソナタ第2番を中心に収録。とりわけ「花の描写」は2巻とも同じタイトルでありながら、40年近くの間に生じたランゴーの 作風の違いも味わえます。 シリーズを通じて演奏しているのはデンマークのピアニスト、ベーリト・ヨハンセン・タンゲ。ランゴーの優れた解釈者です。

FUGA LIBERA
FUG-807(1CD)
『ウィスパー・ミー・ア・ツリー〜森のチェロ』 チェロ小品集
エルガー(ロバン・メルキオール編):朝の歌 Op. 15-2*
フォーレ:蝶々 Op. 77+
ジョン・ルーサー・アダムズ(1953-):マクラレン・サミットの風 チェロ独奏のための 〜『スリー・ハイ・プレイス』 より #
オッフェンバック(ハインツ・ゲーゼ編):海辺の夢想 *
ロス・エドワーズ(1943-):水の精霊の歌 チェロ独奏のための #
ドヴォルザーク:森の静けさ 〜『ボヘミアの森から』 Op. 68-5*
ポッパー(ニコラ・クラウゼ編):妖精の踊り Op. 39 *
マックス・リヒター(オリヴィア・ゲ編):オン・ザ・ネイチャー・オブ・デイライト *
カミーユ・ペパン(1990-):グリ・ブリュム チェロとピアノのための +
ヴァスクス(1946-):夕べの音楽 チェロとオルガンのための**
ヘンリエッテ・ボスマンス(1895-1952):静かな夜(Nuit calme) チェロとピアノのための +
エルガー(メルキオール編):夜の歌 Op. 15-1 *
オリヴィア・ゲ(Vc)
国立カンヌO
バンジャマン・レヴィ(指)*
セリア・オヌト・ベンサイド(P)+
ステファーヌ・カタラノッティ(オルガ**#

録音:2021年6月29日-7月2日アルラック・オーディトリアム、カンヌ*,#
ノートルダム・ド・ボンヴォヤージュ教会、カンヌ**
2021年12月18日 ムードン・スタジオ+
カーネギー・ホールやザルツブルク音楽祭への出演など、躍進著しいフランスのチェリスト、オリヴィア・ゲによる小品集。森林保護活動にも関 わる彼女らしく、ここでは木や森をイメージする作品が集められています。ゆったりとした味わいの美しいアルバムです。

Grand Piano
GP-898X(6CD)
NX-F07
思索的で現代的なピアノ小品集
【CD1】…GP808
バール・ハスラム(1885-1954):Melodies of the Upper Worlds 上層世界のメロディ
1. KRIVU LI (’DRAW CLOSE TO ME’)
2. KI CHILATTZTA NAFSHI (’YOU SAVED MY SOUL’)
3. HAMOL AL MASECHA (’HAVE PITY ON YOUR DEEDS’)
4. NIGUN (’MELODY’)
5-6. BNEI HEICHALA (’THE SONS OF KING’S PALACE’)
7. CHASAL SEDER PESACH (’PASSOVER MEAL’)
8. KEL MISTATER (’THE CREATOR HIDES IN SECRECY’)
9. MARCH
10. IA’ALE TACHANUNEINU (’ACCEPT OUR PRAYERS’)
11. HINEY KE HOMER (’LIKE MATTER IN HIS HANDS’)
12. MISOD CHACHAMIM (’THE ASSEMBLY OF SAGES’)
13. MIZMOR LE DAVID (’DAVID’S SONG’)
14. LEAGID BABOKER
(’TO PROCLAIM IN THE MORNING ABOUT YOUR MERCY’)
15. KADISH (’CONSECRATION’)
16. TZADIK (’SAINT’)
17. IADID NEFESH (’BELOVED OF THE SOUL’)
全てミカエル・アイラペティアンによるピアノ編
【CD2】…GP760
ハロ・ステパニアン(1897-1966):ピアノのための26の前奏曲
1-8. 8つの前奏曲 Op. 47(1947)
9-16. 8つの前奏曲 Op. 48(1948)
17-24. 8つの前奏曲 Op. 63(1956)
25. 前奏曲 イ長調(1964)
26. 前奏曲 ヘ短調(1965
【CD3】…GP639
ヴァレンティン・シルヴェストロフ(1937-): ピアノ作品集
1-7. 素朴な音楽(1954-55/1993改訂)…世界初録音
8. 使者(P版)(1996/97)
9-10. 2つのワルツ Op. 153…世界初録音
11-14. 4つの小品 Op. 2(2006)
15-16. 2つのバガテル Op. 173(2011)…世界初録音
17-21. キッチュ・ムジーク(1977)
【CD4】…GP692
フィリップ・グラス(1937-):グラスワールド 第4集
1-14. めぐりあう時間たち(2002)
15. モダン・ラヴ・ワルツ(1977)
16. あるスキャンダルの覚え書き - The Harts - I Knew Her(2006)
 (P版)…世界初録音
17. 5度の音楽(1969)
【CD5】…GP785
タニャ・エカナヤカ(1977-):12のピアノ・プリズム
1. ピアノ・プリズム 第1番E Flat - July 2016/17
2. ピアノ・プリズム 第2番B Flat - Armenia to a Pearl
3. ピアノ・プリズム 第3番C - Emerald Lapwing Karpet
4. ピアノ・プリズム 第4番D Flat - Intuition, Auld Lang Syne & An Asian Sacred
5. ピアノ・プリズム 第5番G - With Paaru Kavi
6. ピアノ・プリズム 第6番F - Renewal & Goyam Kapuma
7. ピアノ・プリズム 第7番E - Arrow-and
8. ピアノ・プリズム 第8番A - Zuni Sea
9. ピアノ・プリズム 第9番A Flat Scintilla: Komitas Unto Childhood
10. ピアノ・プリズム 第10番B - Of Vannam & Zhuang Tai Qiu Si
11. ピアノ・プリズム 第11番F Sharp - Kitty & Bambaru
12. ピアノ・プリズム 第12番D - Hana Hare
【CD6】…GP809
ミカエル・アイラペティアン(1984-):Whole in Twelve ピアノのための小品集(2018)
1. Autumnal 秋に
2. The lady plays レディ・プレイズ
3. Longing 切望
4. Dilemma ジレンマ
5. Arousal 目覚め
6. Prayer 祈り
7. Clouds 雲
8. The First Snow 初雪
9. Christmas Eve クリスマス・イヴ
10. Totality トータリティ
11. Rain and rendezvous 雨とランデヴー
12. Finality ファイナリティ
【CD1】…GP808
ミカエル・アイラペティアン(P)
録音:2018年7月2日
全て世界初録音

【CD2】…GP760
ミカエル・アイラペティアン(P)
録音:2016年6月10-11日
全て世界初録音

【CD3】…GP639
エリザヴェータ・ブルーミナ(P)
録音:2011年10月11-13日

【CD4】…GP692
ニコラス・ホルヴァート(P)
録音:2014年3月25日

【CD5】…GP785
タニャ・エカナヤカ(P)
録音:2017年10月14-16日
全て世界初録音

【CD6】…GP809
ミカエル・アイラペティアン(P)
録音:2018年7月4日
全て世界初録音
このボックスの特徴をわかりやすく言えば「極上のヒーリング系ピアノ作品集」でしょう。確かに美しく繊細な音楽が 並んでいます。しかし、このセレクションにはもう一つの側面があります。それは20世紀以降の現代音楽の潮流 に背を向け、調性のある音楽の“今”を追い求めた開拓者たちの記録なのです。ユダヤ教の祈りの歌をひたすらに 切なく綴ったハスラム、アルメニアの民俗性を時折覗かせるステパニアン、ナイーヴな美の求道者シルヴェストロフ、 ミニマルの要素は抑え気味に深い内面の感情を描いたグラスの映画音楽、様々な音楽の要素を結合させたエカ ナヤカ(日本からは滝廉太郎が引用されています)、恋愛ドラマのBGMのようなアイラペティアンと、まさに陶酔のラ インナップです。 ――吉池拓男(監修)
Grand Piano
GP-888(1CD)
NX-B03
メトネル:ピアノ・ソナタ全集 第3集
ソナタ・バラード 嬰ヘ長調 Op. 27
ピアノ・ソナタ イ短調 Op. 30
ピアノ・ソナタ ホ短調 「夜の風」 Op. 25No. 2
ポール・スチュワート(P)
Steinway & Sons, Model D, No. 578182、Steinway & Sons, Model D  (ハンブルク 1929年頃)

録音:2021年11月26-27日、1997年12月16日
ピアニスト、ポール・スチュワートが演奏するメトネルのピアノ・ソナタ全集。完結編となる第3集には3曲のソナタが 収録されています。 「ソナタ・バラード」は最初は単一楽章で構想、1913年に出版されましたが、作品の出来に不満を持ったメトネ ルは第2楽章の序奏と終楽章を追加し、翌年に新版として出版しています。"闇に対する光の勝利"、"猜疑に 対する信仰の勝利"がテーマであり、メトネルの弟子たちによるとこれはロシアの詩人アファナーシー・フェートの詩に 触発されたとされ、楽譜にも詩の引用がされています。ピアノ・ソナタイ短調は第1次世界大戦中に作曲された作 品。単一楽章で書かれており、この中には民謡的要素やロシアらしさを醸し出す鐘の音を模した旋律が含まれ ています。ピアノ・ソナタ「夜の風」はラフマニノフに献呈された曲。現代作曲家のカイホスルー・ソラブジが「近代に おける最も偉大なピアノ・ソナタ」と評したという優れた作品で、曲の冒頭にはロシアの詩人フョードル・チュッチェフ の詩の表題が記されており、「夜は人間の本分である」というチュッチェフの思想が反映されたストーリーを感じさせ る作品です。
Grand Piano
GP-890(1CD)
NX-B03
ジョゼ・アントニオ・レセンデ・ジ・アルメイダ・プラド(1943-2010): 夜想曲全集
夜想曲第1番(1985)*
夜想曲第2番(1985)
夜想曲第3番(1985)*
夜想曲第4番(1985)
夜想曲第5番(1985)*
夜想曲第6番(1986)*
夜想曲第7番(1987)
夜想曲第8番(1987)*
夜想曲第9番(1987)*
夜想曲第10番(1987)*
夜想曲第11番(1991)*
夜想曲第12番(1991)*
夜想曲第13番(1991)*
夜想曲第14番(1991)*
ILHAS 島々(1973)
アレイソン・スコペル(P)
Steinway & Sons, Model D

録音:2021年10月4-5日
*…世界初録音
ブラジルの作曲家、アルメイダ・プラド。14歳の時に女性作曲家ディノーラ・デ・カルバーリョの弟子になり、そ の後カマルゴ・グァルニエリから作曲を学んだプラドは、やがてシュトックハウゼンやブーレーズ、リゲティの作品に 興味を持ち、奨学金を得てパリに留学。ナディア・ブーランジェに教えを請うとともに、メシアンの神秘主義か らも影響を受け、自国のブラジル音楽にこれらのエッセンスを融合させ、ピアノ曲集『カルタス・セレステス=天 体の図表(GP709,710,746,747)』などに見られる独自の作風を確立しました。 この「夜想曲集」は1985年から1991年にかけて作曲されたもので『カルタス・セレステス』のような大胆さよ りも抒情的な雰囲気が重視されており、彼の師であるメシアンへのオマージュをはじめ、ショパンやスクリャービ ンを思わせる繊細さや、ボサノバ風のリズムも用いられるなどさまざまな影響が感じられます。「ILHAS 島々」は『カルタス・セレステス』の前身的な作品で、全体は神秘的な作風で統一されています。アレイソン・ スコペルは、受賞歴のあるブラジル人ピアニスト。アルメイダ・プラド作品の紹介に努めています。

Sono Luminus
DSL-92258(1CD)
NX-B05
ベートーヴェン/ショパン/レクオーナ/D. スカルラッティ:ピアノ作品集
レクオーナ(1896-1963):スペイン組曲より「アンダルシア」
ショパン:3つのエコセーズ
ガーシュウィン:ガール・クレイジー - 第1幕 アイ・ガット・リズム(P
ベートーヴェン:エリーゼのために WoO 59
 レクオーナ:19世紀のキューバ舞曲集(抜粋)
ショパン:即興曲第3番変ト長調 Op. 51
レクオーナ:ジプシーのサンブラ(T. ティリノによるピアノ編)
スカルラッティ:ソナタ ホ長調 K.380/L.23/P.483
スカルラッティ:ソナタ ホ長調 K.135/L.224/P.234
アンドレイ・トゥーダー(1983-):ロンド・アラ・クレイジー
バラキレフ:スペインの旋律
ショパン:幻想即興曲 嬰ハ短調 Op. 66
レクオーナ:アフロ=キューバ舞曲集 - 第5番 ルクミ族の踊り
ショパン:エチュード集 Op. 10- 第12番ハ短調 「革命」
ガーシュウィン:レディ・ビー・グッド! - ザ・マン・アイ・ラヴ(P版)
ショパン:即興曲第1番変イ長調 Op. 29
レクオーナ:私はいつもあなたを愛している(T. ティリノによるピアノ編)
レクオーナ:森のワルツ(M. ヴァン・ブリンクによるピアノ編)
マテイ・ヴァルガ(P)

録音:2021年5月1-3日
新型コロナウイルスのパンデミックで世界が閉ざされた2020年、多くの人々が社会からの孤立に苦しみました。その中でルーマニア出身のピアニスト、マティ・ ヴァルガは、強制的に与えられた「オフ」をスケジュールに追われることから解放されて自分を成長させる機会と捉えました。 ピアノと一緒にいると、自分の内面 がよく見え、新しい発見の喜びを味わったというヴァルガ。 根っからの楽天家と自称する彼は、このアルバムが音楽の驚異的な力で聴く人に喜びをもたらすこと を願っています。

Forlane
FOR-16900(1CD)
ベルリオーズへのオマージュ
カミーユ・モク:パリ風ロンド Op.1
フェルディナント・ヒラー:夢想第2番Op.17
テオドール・デーラー:演奏会用大練習曲第7番Op.30
ステファン・ヘラー:交響的奇想曲 Op.28
オーギュスト・モレル:奇想練習曲第1番Op.3
カール・ハスリンガー:幻想曲「幽霊」 Op.38
ベルトホルト・ダムッケ:4つの性格的小品〜第 2番「夏
の夜」
ジュリエット・ディヨン:失われた反映
エミール・プリュダン:妖精の踊り Op.41
テオドール・リッター:エクトル・ベルリオーズの思い出の
ための葬送行進曲 Op.83
フランツ・リスト:固定楽想 ベルリオーズの旋律による
ダニエル・プロッパー(P)

録音:2021年9月23,24,25日,11月11日、79'18
ベルリオーズの時代の作曲家のピアノ曲を集めています。リストとヒラー以外は珍しい作曲家が並んでいます。カミ ーユ・モク、あるいはマリー・モク(1788-1855)は、かつてベルリオーズと婚約までしたのだが、それを破約にし、作曲家イニャ ス・プレイエルの息子、カミーユ・プレイエルと結婚。激怒したベルリオーズは彼女と家族を銃殺する計画まで立てた、という有 名な話の張本人。テオドール・デーラー(1814-1856)はナポリ生まれのドイツ系で、カール・ツェルニーに学び、1830,40 年 代のピアノ・ヴィルトゥオーソの一人だった。ステファン・ヘラーはハンガリー生まれでパリに移住して活躍したピ アニスト。オーギュスト・モレル(1809-1881)はマルセイユ生まれの作曲家。パリでベルリオーズと親しくなった。カール・ハスリ ンガー(1816-1868)はウィーン生まれの作曲家、出版業者。ベルトホルト・ダムッケ(1812-1875)は、ドイツのハノーファーで生 まれ、パリで亡くなった作曲家。ジュリエット・ディヨン(1823-1854 本名はゴディヨン)は、ナポレオン 3世時代にパリで活躍し たピアニスト。エミール・プリュダン(1817-1863 日本ではプリューダンの表記が多いが実際には伸びない)はアングレームの 生まれの作曲家。パリでピアノ・ヴィルトゥオーソとして活躍した。テオドール・リッター(1840-1886)、本名トゥサン・プレヴォスト は、ベルリオーズに学び、またピアニストとしてはリストの弟子で、ピアニストとしてまたピアノ教師として活躍した。 ダニエル・プロッパーはスウェーデン、ストックホルム生まれのピアニスト。生地で学んだ後、米国のジュリアード音楽院に留 学。その後フランスを拠点にして国際的に活躍しています。グリーグの抒情小品集の全曲録音を果たした一人です。

ヴァカンス・ミュジカル
VM-0004(2CD)
税込定価
知られざる山田耕筰のピアノ音楽
■DISC1
【古典様式による初期作品】
(1)メヌエット 変ホ長調
(2)(3)2つのソナチネ(T/U)
(4)(5)ソナタ ホ長調
(6)アレグロ・モデラート
(7)ソナタ ト長調/(8)ガヴォット ト長調
(9)マーチ ト長調
(10)A melody on an autumn day (秋の日のメロディ)
(11)無言歌/(12)変奏曲 ト短調
(13)変奏曲 イ長調/(14)変奏曲 ハ長調
(15)シャコンヌ ハ短調/(16)シャコンヌ ハ長調
(17)オリムピック行進曲「輝く朝日」
■DISC2
【山田耕筰歌曲によるピアノ編曲】
(1)からたちの花/山田耕筰編曲
(2)赤とんぼ/平野真奈編曲
(3)あわて床屋/平野真奈編曲
(4)ペチカ/平野真奈編曲
(5)この道/永井みなみ編曲
(6)鐘が鳴ります/青木聡汰編曲
(7)城ヶ島の雨/青木聡汰編曲
(8)砂山/青木聡汰編曲
(9)六騎/青木聡汰編曲
【未完の作品の補筆完成】
(10)アンプロンプチュ/榎政則補筆完成
(11)ソナタ・エクスタジエ/榎政則補筆完成
(12)セレナード/榎政則補筆完成
(13)Erinnerungen an mine Kobe zeit(わが神戸時代の想い出)/榎政則補筆完成
杉浦菜々子(P)

録音:2021年4月24日、2022年2月20日 ピアノサロンムー(P/スタインベルク・ベルリン)
日本近代音楽の礎を築いた山田耕筰には、全く知られていないピアノ音楽の傑作が数多く存在した! 一次資料を精査し、未出版の作品群を復刻・蘇演。知られざる山田耕筰の魅力に迫る出版連動プロジェクト。 ※出版は、昨年「埋もれた作品に光」として東京新聞一面を飾った出版社、ミューズ?プレスより、「山田耕筰ピアノ曲拾遺」(全 三巻)、解説:久暁(音楽学者・音楽評論家)、校訂・校閲:杉浦菜々子(ピアニスト) 。 演奏は、2018年「山田耕筰ピアノ作品集「子供と叔父さん(おったん)」でレコード芸術特選盤に選出された杉浦菜々子。 ※〜山田自身も愛奏した「幻のピアノ」スタインベルク・ベルリンのこの世ならざる幽玄な響きとヤマハが生み出した画期的新 モデルC3Xespressivo の圧倒的な輝きと深みによって、「知られざる山田耕筰ピアノ音楽」の魅力に迫る〜

Da Vinci Classics
C-00595(2CD)
ブラームスのサークル〜2台ピアノのための19世紀の音楽
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 Op.56b
ブリュル:ソナタ Op.21、
 タランテラ Op.6(世界初録音)、
 デュオ Op.64(世界初録音)
シュターフェンハーゲン:3つの小品(世界初録音)
シューマン:アンダンテと変奏 Op.46、
 カノン形式の練習曲 Op.56(ドビュッシー編曲による2台ピアノ版)
ショルツ:ヘンデルの「ガヴォット」による対位法的変奏曲(世界初録音)
ライネッケ:アンダンテと変奏 Op.6
ココ・ピッズーリ・デュオ〔シモーナ・ココ&マリア・テレサ・ピッズーリ〕(P/Shigeru Kawai GS-70)

録音:2020年1月-9月、ポデレ・ポッジアレッロ(ポッジボンシ、イタリア)
3大Bの1人であるブラームス本人。そしてそのブラームスと縁のあった音楽家たちが作曲した「2台ピアノのための音楽」を通じて、19世紀における同編成のレパートリーの魅力を楽しめる充実のプログラム。
イタリアのココ・ピッズーリ・デュオはこの2枚組のディスクでブラームス自身の音楽はもちろんのこと、ブリュル、シュターフェンハーゲン、ショルツ、ライネッケ、そしてもちろんシューマンなど、ブラームスと何らかの形で関わりを持った音楽家たちの作品を広範囲に渡って探求し「ブラームスのサークル」を見事に表現しています。
世界初録音となる作品も多く、ピアノファン要注目の内容です。
Da Vinci Classics
C-00600(1CD)
ミハーイ・モショニー(1815-1870):ピアノ作品集
幻想曲「プスタの生活」/2つの真珠 Op.3/3つのピアノ小品 Op.2/ハンガリーの音楽詩/フェレンツ・カジンツィへのオマージュ/イシュトヴァーン・セーチェーニの死に捧げる葬送行進曲/ハンガリー音楽の演奏の発展のための練習曲
マートン・キシュ(P/ベーゼンドルファーModel214VC)

録音:2022年2月、バルトーク・ホール(ソンバトヘイ、ハンガリー)
ポーランドにおけるモニューシュコ、同胞のエルケルと同じようにハンガリーの国民的作曲家としてその名を知られる19世紀の音楽家ミハーイ・モショニー。
ハンガリーの知名度と相反するかのように、国際的にはまだまだ知名度が十分とは言えないモショニーのピアノ作品を1992年生まれのハンガリーの俊英マートン・キシュがベーゼンドルファーのピアノでレコ―ディング!
ハンガリーの音楽形式の確立、ハンガリーのピアノ教育を内側から刷新するという野心を持っていたモショニーの内面を表現しています。
知られざる19世紀ハンガリーのピアノ音楽。東欧音楽ファン、要チェックです!
Da Vinci Classics
C-00594(1CD)
イザイ&バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ集
イザイ:ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調 Op.27、
◇ヴァイオリン・ソナタ第3番Op.27「バラード」
バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Sz.117
ステファノ・ザンケッタ:無伴奏ヴァイオリンのための即興曲
ステファノ・ザンケッタ(Vn)

録音:2021年6月、プレガンツィオール(イタリア)
現代のイタリアにおける重鎮ヴァイオリニストの1人、ステファノ・ザンケッタのダ・ヴィンチ・クラシックス(Da Vinci Classics)第1弾はイザイとバルトークの「無伴奏作品集」!
19世紀末から20世紀初頭にかけてヴァイオリンのために書かれた技巧的で過酷なパッセージを扱い、稀有な音楽性と優れた解釈による超越した名技を披露してくれています。
マリオ・ブルネロとマッシモ・ソメンツィと共にトリオを結成して活躍し、1980年からはヴェネツィアのベネデット・マルチェッロ音楽院でヴァイオリン科の教授の任にあるステファノ・ザンケッタ。
クラウディオ・アバドから招きを受けルツェルン祝祭Oに参加するなど実績十分。「ヴァイオリンのための12の練習曲」を出版するなど作曲家としての一面を持つ名匠です。
Da Vinci Classics
C-00598(1CD)
ファブリツィオ・デ・ロッシ・レ(1960-):ディレフル・モンスター 〜フルートのための作品集
ディレフル・モンスター/サルサ
雲の練習曲/フルミニ/ハイザー
パラセルソ/老年について第1番
これも目の錯覚?
アンドレア・ビアジーニ(Fl)
ファブリツィオ・デ・ロッシ・レは現代イタリアの作曲家の一人であり、その作品は今日知られているほとんどすべてのジャンルをカバーしており音楽言語と音楽形式の進化を示しています。
常にその独自の詩学に忠実に作曲されたフルート作品は1986年から2018年にかけて作曲されたもの。カイロス(Kairos)・レーベルへ録音を行うなど、現代音楽を得意とする1985年生まれのフルーティスト、アンドレア・ビアジーニの表現、技巧が光ります。
Da Vinci Classics
C-00593(1CD)
バリー・コックロフト(1972-):ワン・マン・バンド・ショウ 〜 無伴奏サクソフォンのための音楽 マルコ・マンチーニ(Sax)

録音:2021年9月、モト・アルモニコ・レコ―ディング・スタジオ(バルレッタ、イタリア)
サックス奏者マルコ・マンチーニの鮮烈なデビューアルバム「ワンマン・バンド・ショウ」。1998年、イタリアのフォッジャ出身のマルコ・マンチーニは2012年にパリで開催されたトルネオ国際音楽コンクール(TIM)で第1位を受賞するなど、様々なコンクールでの入賞実績を持つ俊英です。

KAIROS
0015122KAI(1CD)
ステファン・ヴェングウォフスキ(1985-):Phase_1_4(2020-2021) アダム・コシミェヤ(P)

録音:2020年〜2021年(ポーランド)
ワルシャワ美術アカデミーのメディア・アート学部で教鞭をとるポーランドの若手作曲家、ステファン・ヴェングウォフスキ(1985-)の記念碑的な新作を、ポーランドの若い世代の中で最も表現力豊かなピアニストの一人、アダム・コシミェヤが理想的な解釈で演奏した1枚。ヴェングウォフスキは主に小編成のアンサンブルとソロ楽器のための作曲を行っており、ミニマリズムやスペクトルの手法を用いて現代音楽の広範な領域を融合させています。本作はPHASE_01からPHASE_03と、PHASE_04(エピローグ)が4つのトラックに収められており、演奏時間は44分ほど。色彩やムードの豊かさに驚かされるばかりの作品です。

Orlando Records
OR-0046(1CD)
現代のクラリネット作品集〜周辺領域 Adjacent Spaces
サルヴァトーレ・シャリーノ:Let Me Die Before I Wake(クラリネットのための)(1982)
ジョン・フンジュ:refLEction refRAction difFRAction(バスクラリネットとライヴ・エレクトロニクスのための)(2016/2019)
ミヒャエル・マイアーホフ:Splitting 47(バスクラリネットのネックとスプリッターのための)(2020)
マーリン・ボン:Split Rudder(バスクラリネットとエレクトロニクスのための)(2016/2019)
シュテファン・プリンス:Inhibition Space #2(バスクラリネットとライヴ・エレクトロニクスのための)(2021)
イ・ウイキョン:AS LONG AS you LOVE ME(クラリネットとテープのための)(2014/2015)
ドリース・タック(Cl)

録音:2021年3月&12月(ベルギー)
ベルギーのクラリネット奏者、ドリース・タックが魅せる現代クラリネットの世界!このアルバムでは聴き慣れたクラリネットのイメージからできる限り遠ざけられた多種多様な演奏技法が繰り広げられ、我々の楽器に対する認識をアップデートします。中にはミヒャエル・マイアーホフの作品のように、文字通りクラリネットを解体して演奏する作品も。「私の本棚には、クラリネット奏者のCDが山積みになっています。その多くは典型的なソロリサイタルで、ヴィルトゥオーゾ的な作品を取り上げ、できるだけ多くの音を速く、優雅に演奏して見せびらかすことが主な目的です。しかし、それこそ私が望んでいないことなのです」(ドリース・タック)

AUSTRIAN GRAMMOPHONE
AG-0027(1CD)
ベートーヴェン:ピアノ作品集
創作主題による32の変奏曲 ハ短調 WoO80
ピアノ・ソナタ第21番「ワルトシュタイン」
ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 Op.111
パウル・コリオラン・カルティアヌ(P)

録音:2020年12月(オーストリア、リンツ)
1988年ルーマニア生まれ、ブカレストのジョルジェ・エネスコ音楽院で学んだ若きピアニスト、パウル・コリオラン・カルティアヌのデビュー・アルバムが登場!新進気鋭のアーティストらしいチャレンジングなプログラムで、ベートーヴェン最後のソナタを含む偉大な3作品でのデビュー。一音一音にベートーヴェンへの愛情が感じられるような、真摯な演奏です。

Hyperion
CDA-68390(1CD)
ドビュッシー:初期&後期ピアノ作品集
ボヘミア風舞曲 L4/マズルカ L75/2つのアラベスク L74/夢想 L76/ロマンティックなワルツ L79/スラヴ風バラード L78/ベルガマスク組曲 L82/スティリー風のタランテラ L77/夜想曲 L89/忘れられた映像 L94/コンクール用小品 L117/ハイドンを讃えて L123/小さな黒人 「ケークウォーク」 L122/戦傷者の衣服のための小品(アルバムのページ) L141/エレジー L146/燃える炭火に照らされた夕べ L150
スティーヴン・オズボーン(P)

録音:2021年8月2日-4日、殉教者聖サイラス教会(ケンティッシュ・タウン、ロンドン)
スコットランド出身、1991年のクララ・ハスキル国際ピアノ・コンクール優勝、1997年のニューヨーク・ナウンバーグ国際ピアノ・コンクール優勝を果たし、ピアノ王国ハイペリオン(Hyperion)を代表するピアニストの一人として活躍する、スティーヴン・オズボーン。レコード芸術『特選盤』に選ばれた前作ラフマニノフ(PCDA68365/CDA68365)に続く新録音はドビュッシーの初期&後期作品集!
オズボーンのドビュッシーと言えば、「映像」や「版画」、「子供の領分」などを収録した名作集(CDA68161)、前奏曲集(CDA67530)、ポール・ルイスとのフレンチ・デュエット集(PCDA68329/CDA68329)など、いずれも名盤ばかり(すべてグラモフォン誌の「Editor's Choice」や「Recording of the Month」に選ばれています)。このフランスの巨匠の音楽との強い親和性を証明してきたオズボーンの新たなドビュッシー・アルバムは、最初のピアノ作品(1880年の「ボヘミア風舞曲」)から最後の作品(2001年に発見された、1917年作曲の「燃える炭火に照らされた夕べ」)までをつなぐプログラム。初期と後期の異なる音楽的ムードに等しく対応し、ドビュッシーのもっとも愛されている名曲「月の光」を含む『ベルガマスク組曲』や「2つのアラベスク」、「ハイドンを讃えて」、「小さな黒人」などの名作を作曲年代順にならべて俯瞰します。

Chandos
CHAN-20228(1CD)
ドビュッシー:ピアノ・デュオ作品集
小組曲/アラベスク第1番(レオン・ロクによる2台ピアノ版)/6つの古代の墓碑銘/亜麻色の髪の乙女(レオン・ロクによるピアノ・デュオ版)/アンダンテ・カンタービレ/スラヴ風バラード(ギュスターヴ・サマズイユによるピアノ・デュオ版)/スコットランド風行進曲/交響詩「海」(アンドレ・カプレによる2台ピアノ版)
ルイ・ロルティ(P)、
エレーヌ・メルシエ(P)

録音:2021年10月、スネイプ・モルティングス コンサート・ホール(イギリス、サフォーク)
カナダが世界に誇るフランス系のカリスマ・ピアニスト、ルイ・ロルティと、同じくカナダ生まれの名手、エレーヌ・メルシエのコンビ再び! 2015年に録音したプーランクのアルバム(CHAN-10875)から約6年、今回はベーゼンドルファーのグランドピアノ2台(280VC)で奏でるオール・ドビュッシー・プログラム!
ドビュッシー自身が作曲した二重奏曲と、当時の音楽家がアレンジを施した有名作品(アラベスク第1番、亜麻色の髪の乙女など)が交互に演奏され、最後は交響詩「海」のアンドレ・カプレによる記念碑的な2台ピアノ編曲版で締めくくられます。オーケストラの色彩を排除したピアノ版では、ドビュッシーのもたらした革新、彼の画期的な和声が手に取るようにわかることでしょう。

Mats Bergstrom Musik
MBCD-06(1CD)
ウッレ・アドルフソン(1934-2004):ギターのための音楽
音楽のスケッチブックからギターのための11の小品
ギターのための4つの小品
4月のワルツ
マッツ・ベリストレム(G)

録音:2021年12月7日&2022年1月24日、ニレント・スタジオ(スウェーデン)
※使用楽器:Per Hallgren2015年製作(グローボ、スウェーデン)
北欧、スウェーデンの名ギタリスト、マッツ・ベリストレムが自身のレーベル「Mats Bergstrom Musik」から贈る新たなアルバムは、シンガーソングライター、詩人として活躍し、スウェーデンで親しまれているスタンダード曲も残しているウッレ・アドルフソンのギターのための作品集。
ストックホルム王立音楽大学やニューヨークのジュリアード音楽院で研鑽を積み、2011年のBBCプロムスではライヒの「エレクトリック・カウンターポイント」で大成功を収めたマッツ・ベリストレム。2006年にはスウェーデン王立音楽アカデミーの一員となり、2011年にはスウェーデン国王より栄誉ある文化功労賞(Litteris et Artibus)を授与されるなど、名実ともにスウェーデンを代表するギタリストの1人として活躍しています。本アルバムでは、若き日にアドルフソンのギターの演奏に惹かれ、自身にとってはアイドル的存在とも語るべリストレムが、一音一音に神経を集中させ、哀愁漂うメロディを奏でていきます。

LE PALAIS DES DEGUSTATEURS
PDD-028(1CD)
ギイ・サクル(1948-):ピアノ作品集
(1)最後の子供の歌(2012)
(2)冬のソナチネ(1994)
(3)春のソナチネ(1989)
(4)夏のソナチネ(1998)
(5)秋のソナチネ(1995)
(6)13の即興曲(2013)
ビリー・エイディ(P/Steinway D 608407)

録音:2021年7月/マルセル・ランドスキ・コンサートホール(パリ)
作曲家、ピアニスト、ミュージック・アドヴァイザー、音楽評論家とクラシック音楽にまつわる多岐に渡る活動を展開しているフランスのギイ・サクル(1948-)。 長年の友人でありピアニストのビリー・エイディがサクルのピアノ作品を録音しました!
「子供の歌」は小曲の連作。1978年に第1弾となる「子供の歌」を作曲し、その後2003年に「新しい子供の歌」を、2012年に「最後の子供の歌」を作曲し ました。当録音では「最後の子供の歌」を演奏。現代作曲家ながら印象派を思わせる響きや、ケックランなどを想起させる美しい旋律など、その音楽はフランスの エスプリ漂う香り高き作品です。
四季にまつわるソナチネは1989年から1998年の10年間にそれぞれ書き上げた作品。こちらもサイクルとして完成させており、まとめて聴くことでサクルの 描く「四季」を堪能できます。
2013年に作曲した「13の即興曲」は、1983年に作曲した「24の前奏曲」のいわば続編。まるで万華鏡のごとく変化する即興的な旋律が独特の魅力を放ち ます。
演奏のビリー・エイディは1955年生まれ。エコール・ノルマル音楽院でマグダ・タリアフェロ、ジャン・ミコーら、著名な演奏家に師事。光り輝くエイディの演奏は、 フランスの巨匠から受け継いだ魂そのものです。現在、スコラ・カントルムおよびパリ地方音楽院の教授として後進の育成にも力を注いでおり、日本でもおなじみ の演奏家です。

BIS
BISSA-2637(1SACD)
「バッハ・オン・ザ・バスーン」
バッハ:パルティータ第2番 ハ短調 BWV826(ブラム・ファン・サムベーク編曲によるファゴット8重奏版【多重録音】)
フランス組曲第5番ト長調 BWV816(ティーモ・ウィンド編曲によるファゴット版)
無伴奏フルートのためのパルティータ イ短調 BWV1013(ウィリアム・ウォーターハウス編曲によるファゴット版)
無伴奏チェロ組曲第1番ト長調 BWV1007(ブラム・ファン・サムベーク編曲によるファゴット版)
ブラム・ファン・サムベーク(Fg/Heckel 1970)

録音:2021年6月&9月/ドゥシュホルム・カペル、ダンデリード(スウェーデン)
BISレーベルから非常に積極的なリリースが続いているファゴット(バスーン)奏者ブラム・ファン・サムベーク。ファゴットの新た な可能性を引き出したユニークな企画で注目を集めています。今回はオール・バッハ・プログラムに挑戦。鍵盤、フルート、チェロに書かれた独奏作品をファゴッ トで演奏しました。
注目はパルティータ第2番ハ短調 BWV826。バッハの鍵盤作品中、最も有名かつ人気の作品ですが、サムベークは自身の編曲でなんと8重奏版で多重録 音しました!長引くコロナ禍、「美しい曲や、実際のハーモニーを奏でたい」という、アンサンブルをこよなく愛するサムベークの強い思いがありこの編曲に挑戦 したとのこと。多重録音の場合、通常はメトロノームやクリック・トラックで合わせて録音しますが、それで出来上がる音楽はいくら自分自身の演奏といえどもニュ アンス、フレージングの面での問題があり、ましてや8つのパートを豊かなアンサンブルにしあげるのは至難の業。そこでニュアンス、フレージングだけでなく音 程を保つ上でも重要となる、いわば骨組みとなる“第9パート”「fagotto hypothetico=仮設のファゴット」を作曲。それはベースラインを示すだけでなく、 複雑に絡み合う声部、バッハの精巧な対位法を表現するために重要なものです。これを最初に録音し、各パートの録音の際にこれを聴きながら演奏しました。そ れで仕上がった演奏は、まるで8人いるサムベークがアンサンブルを楽しみながら演奏しているような驚きの出来栄え。「当曲は自分にとって、今回の災禍を象 徴するものとなった」と語るサムベーク、渾身の演奏です。(完成した録音には「fagotto hypothetico」は収録されておりませんが、ブックレット裏にその 一部の楽譜が掲載されています)。
このほかフランス組曲第5番ト長調 BWV816(ウィンド編)、無伴奏フルートのためのパルティータ イ短調 BWV 1013(ウォーターハウス編)、無伴奏チェ ロ組曲第1番ト長調 BWV1007(サムベーク編)の3篇はファゴット独奏での編曲版。多重録音したパルティータ第2番での大きな成果もあり、演奏はより 自由に、原曲の魅力を持ち合わせながらファゴットが持つ音域とサムベークでしか表現することのできない驚きの演奏を披露しています。独奏楽器としてはなか なか主役にはならないファゴットですが、このアルバムを聴けばその魅力に気づかされます! (Ki)

GENUIN
GEN-22558(1CD)
ショパン:名曲集
ポロネーズ イ長調 Op.40-1「軍隊ポロネーズ」/ ワルツ イ短調 KK.IVb-11/夜想曲 変ロ短調 Op.9-1/ 夜想曲 変ホ長調 Op.9-2/ ワルツ 変ホ長調 Op.18「華麗なる大円舞曲」/ ワルツ 変イ長調 Op.34-1「華麗なる円舞曲」/ ワルツ イ短調 Op.34-2「華麗なる円舞曲」/ ワルツ 変イ長調 Op.69-1「別れのワルツ」/ ワルツ ロ短調 Op.69-2/夜想曲 ホ短調 Op.72-1/ 夜想曲 ヘ短調 Op.55-1/ワルツ ヘ短調 Op.70-2/ ワルツ 変ニ長調 Op.64-1「小犬のワルツ」/ ワルツ 嬰ハ短調 Op.64-2/ワルツ ホ短調 KK.IVa-15/夜想曲 嬰ハ短調 KK.IVa-16
ヴィアチェスラフ・アポステル=パンクラトフスキ(P)

録音:2020年4月14-16日,2021年4月8-9日 ドイツ ライプツィヒ
ヴィアチェスラフ・アポステル=パンクラトフスキはモスクワ生まれのピアニスト。モスクワの グネーシン音楽大学を修了後、2006年にライプツィヒのフェリックス・メンデルスゾーン・バル トルディ音楽演劇大学の大学院に入学。以来ドイツを中心に活躍しています。2020 年に GENUIN からシューベルトとリストのピアノ作品集でCD デビュー(GEN-20556)、これは2年 ぶりの CD。全ショパンのアルバムと気合が入っています。アポステル=パンクラトフスキはショ パンを技巧的に鳴らすことなく、あくまで詩情を大切にしており、しっとりとした美しさが映え ています。
GENUIN
GEN-22780(1CD)
シューベルト:3つのピアノ曲 D946
ブラームス:7つの幻想曲 Op.116
マチェク(1914-2002):即興曲(1937)
 間奏曲(1935)/ 前奏曲とトッカータ(1987)
イヴァン・ガリッチ(P)

録音:2021年12月2-4日 ドイツ
フランクフルト・アム・マイン
ピサレヴァは1987年モスクワ生まれの若手ピアニスト。モスクワ中央音楽院でタマーラ・コ ロス、チャイコフスキー音楽院でセルゲイ・ドレンスキに師事した後、ベルリンでマリア・ジョア ン・ピリス女史ほかに学んだ。既にヨーロッパの多くのコンペティションで上位入賞を果たし、 ヨーロッパ、日本など多くの国々でリサイタルを開催しています。端正なタッチと品格のある音 楽作りに定評があり、今後の益々の活躍が期待されるホープ。
GENUIN
GEN-22772(1CD)
「物思い」〜独奏ハープのための作品集
フォーレ:塔の中の王妃 Op.110
シュポア:「私はまだ春の中にいる」に基づく変奏曲 Op.36
フンパーディンク:「夜曲」
マーラー(プランク編):交響曲第5番〜アダージェット
プロコフィエフ:「束の間の幻影」〜第7曲「絵のような」
プロコフィエフ:10の小品 Op.12〜前奏曲 Op.12-7
プロコフィエフ:エレオノーラ
デュセック:6つのハープ・ソナタ集 C162〜ソナタ第3 番ト長調
ツァマラ:私の初めての思い ロマンス
アルヴァーズ:私の若い頃の情景〜ハープのための大幻想曲Op.75
エリーザベト・プランク(Hp)

録音:2021年6月8―10日 オーストリア ツィールスドルフ
ショパンとスクリャービンの作品を対に配置した面白い試みのCD。 セルバンはルーマニア出身のピアニスト。ブカレスト音楽院で学んだ後、ドイツに移り、ベルリ ンを拠点に活躍しています。また2007年からリューベック音楽大学、2018 年からベルリンのハン ス・アイスラー音楽学校で指導に当たってもいます。これは彼の2 枚目のCD。スクリャービンはロ シア臭のない透明感に優れた演奏。ショパンは崩しのあまりない端正な美しさが映えています。

MARSTON
MARS-54010-2(4CD)
ピエール・ルボシュッツとジェニア・ネメノフ/ピアノ・デュオ録音集
(1)モーツァルト:2台のピアノのためのソナタニ長調K.448
(2)モーツァルト:2台のピアノのための協奏曲変ホ長調K.365
(3)ショパン:2台のピアノのためのロンドハ長調Op.73
(4)シューマン:アンダンテと変奏曲変ロ長調Op.46
(5)メンデルスゾーン(ルボシュッツ編):華麗なアレグロイ長調Op.92
(6)メンデルスゾーン(フィリップ編):「夏の夜の夢」Op.61―スケルツォ
(7)R.シュトラウス(バビン編);「薔薇の騎士」からのワルツ
(8)ウェーバー(ルボシュッツ編):ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調Op.10-3―ロンド
(9)モーツァルト(コニュス編):「フィガロの結婚」序曲
(10)ロッシーニ(コバーチ編):「セビリアの理髪師」―何でも屋に道を開けろ
(11)ヘンデル(ルボシュッツ編):組曲第7番ト短調HWV432―パッサカリア
(12)ミヨー:スカラムーシュOp.165b
(13)レヴィツキ:ジプシー風ワルツOp.7
(14)ファリャ(レヴィツキ編):「恋は魔術師」―火祭りの踊り
(15)クライスラー(レヴィツキ編):中国の太鼓Op.3
(16)グリンカ(ルボシュッツ編):ひばり
(17)キュイ(ルボシュッツ編):「万華鏡」Op.50―オリエンタル
(18)ストラヴィンスキー(ルボシュッツ編):「ペトルーシュカ」―ロシアの踊り
(19)ムソルグスキー(ルボシュッツ編):「ボリス・ゴドゥノフ」―戴冠式の場面
(20)ショスタコーヴィチ(ルボシュッツ編):「黄金時代」Op.22―ポルカ
(21)ショスタコーヴィチ(ルボシュッツ編):「黄金の山脈」Op.30―ワルツ
(22)リーガー:新しい舞りOp.18―終曲
(23)ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲Op.56b
(24)ブラームス:ワルツ集「愛の歌」Op.52a(全18曲)
(25)ポートノフ:ブラームスの「甲斐なきセレナーデ」に基づく常動曲
(25)バッハ(ルボシュッツ編):フルート・のソナタ変ホ長調BWV1031―シシリエンヌ
(26)バッハ(フィリップ編):オルガン協奏曲イ短調BWV593(ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲イ短調RV522の編)
(27)バッハ(ルボシュッツ編):今こそ来て下さい、異邦人の救い主よBWV61
(28)バッハ:2台のピアノのための協奏曲第2番ハ長調BWV1061
(29)ドビュッシー:リンダラハ
(30)サン・サーンス:死の舞踊Op.40
(31)サン・サーンス:ベートーヴェンの主題による変奏曲Op.35
(32)ハチャトゥリアン:2つのピアノのための3つの小品(オスティナート,ロマンス,幻想的ワルツ)
(33)レーガー:導入、パッサカリアとフーガOp.96
(34)マクドナルド:2つのピアノと管弦楽のための協奏曲
(35)ルボシュッツ:こうもりJ.シュトラス「こうもり」からの幻想曲
ピエール・ルボシュッツ(P)、
ジェニア・ネメノフ(P)

(1)録音:1940年2月9日米国ニューヨーク州ニューヨークシティ
(2)セルゲイ・クーツェヴィツキ(指)ボストンSO
録音:1938年10月25日米国マサチューセッツ州ボストン(ライヴ録音)
(3)録音:1945年6月12日米国ニューヨーク州ニューヨークシティ
(4)録音:1945年6月11日米国ニューヨーク州ニューヨークシティ
(5)録音:1945年6月12日米国ニューヨーク州ニューヨークシティ
(6)録音:1941年2月21日米国ニューヨーク州ニューヨークシティ
(7)録音:1949年12月27日米国ニューヨーク州ニューヨークシティ
(8)録音:1952年頃
(9)録音:1941年2月21日米国ニューヨーク州ニューヨークシティ
(10)録音:1945年6月12日米国ニューヨーク州ニューヨークシティ
(11)録音:1941年3月3日米国ニューヨーク州ニューヨークシティ
(12)録音:1949年6月1日米国ニューヨーク州ニューヨークシティ
(13)録音:1941年2月8日米国ニューヨーク州ニューヨークシティ
(14)録音:1941年10月8日米国ニューヨーク州ニューヨークシティ
(15)録音:1945年6月12日米国ニューヨーク州ニューヨークシティ
(16)録音:1941年3月3日米国ニューヨーク州ニューヨークシティ
(17)録音:1940年2月8日米国ニューヨーク州ニューヨークシティ
(18)録音:1939年9月15日米国ニューヨーク州ニューヨークシティ
(19)録音:1940年2月8日米国ニューヨーク州ニューヨークシティ
(20)録音:1941年10月6日米国ニューヨーク州ニューヨークシティ
(21)録音:1949年12月27日米国ニューヨーク州ニューヨークシティ
(22)録音:1941年3月4日米国ニューヨーク州ニューヨークシティ
(23)録音:1941年3月4日米国ニューヨーク州ニューヨークシティ
(24ロバート・ショー(指)ヴィクター・コラール
録音:1941年5月24日米国ニューヨーク州ニューヨークシティ
(25)録音:1952年頃
(25)録音:1939年9月12日米国ニューヨーク州ニューヨークシティ
(26)録音:1949年5月31日米国ニューヨーク州ニューヨークシティ
(27)録音:1949年6月1日米国ニューヨーク州ニューヨークシティ
(28)セルゲイ・クーツェヴィツキ(指)ボストンSO
録音:1947年7月15日米国マサチューセッツ州ボストン(タングルウッド音楽祭でのライヴ)
(29)録音:1952年頃
(30)録音:1941年10月29日米国ニューヨーク州ニューヨークシティ
(31)録音:1939年9月15日米国ニューヨーク州ニューヨークシティ
(32)録音:1962年頃
(33)録音:1952年頃
(34)ハール・マクドナルド(指)フィラデルフィアO
録音:1944年4月15日米国ペンシルベニア州フィラデルフィア(放送中継録音)
(35)録音:1959年頃
米国で一世を風靡したピアノ・デュオ、ピエール・ルボシュッツとジェニア・ネメンコフの録音集。ピーエル・ルボシュッツ (1891-1971)はロシア帝国時代のオデッサの生まれ。モスクワで学んだ後、二人の姉と共にピアノ三重奏団を組んで楽旅 をする。ロシア革命後、米国に移住。パリ音楽院で出会ったロシア系パリ娘のピアニスト、ジェニア・ネメンコフ(1905-1989)と 結婚、ピアノ・デュオを組んで精力的に活動した。彼らはピアノ・デュオを広めることに努め、委嘱作や編曲も多数ある。なに より二人の 2台ピアノ演奏は、息の合ったなどというレベルではなく、明解で緻密な演奏で、現代のピアノ・デュオ演奏の祖 というべき存在です。1940年代には大きな人気を博し、RCA Victor にかなりの数の録音をしたのだが、しかし 1960年代 に演奏活動を縮小して以降は徐々に忘れられ、CD はおそらくこれまで1枚も出ていなかった。この4CD にはRCA 録音に 加え、Remington などのマイナーレーベルの録音やライヴ録も加え、彼らの真価を再評価させる内容になっています。


ARCANA
A-533(2CD)
NX-D09

NYCX-10334(2CD)
国内盤仕様
税込定価
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(マルコ・セリーノ編):無伴奏チェロ組曲 ヴァイオリン版 (全曲)
【DISC 1】
組曲 第1番ニ長調 (原調:ト長調) BWV 1007
組曲 第2番イ短調 (原調:ニ短調) BWV 1008
組曲 第3番ト長調 (原調:ハ長調) BWV 1009
【DISC 2】
組曲 第4番変ロ長調 (原調:変ホ長調) BWV 1010
組曲 第5番ト短調 (原調:ハ短調) BWV 1011
組曲 第6番ニ長調 BWV 1012
ジュリアーノ・カルミニョーラ (Vn/ヴェネツィアのピエトロ・グァルネリ1733年製作)
A=415Hz

録音:2021年8月16-19日
ペーター・メイヤー・ホール、ロンゴモソ、レノン、イタリア
※ 国内仕様盤日本語解説…藤原一弘
ドイツ・グラモフォンに録音した「無伴奏ヴァイオリン」の名演から4年(録音時点では3年)、ジュリアーノ・カルミニョーラがもう一つの"無伴奏"、 チェロ組曲をARCANAレーベルに全曲録音しました。編曲はイ・ムジチのメンバーとして活躍し、カルミニョーラとは20年にわたり共演を重ね てきた友人マルコ・セリーノによるもの。新型コロナ・ウイルスによる世界的パンデミックの直前にこの楽譜と出会ったカルミニョーラはその編曲に 感銘を覚え、チェリストの友人マリオ・ブルネロの協力も得て、ロックダウンの中この作品に取り組んだということです。チェロとヴァイオリンの調弦 は1オクターヴと5度違うため、この編曲でも基本的に5度上に移調されています。また第5番ではチェロと同様に第4弦を1音下げるスコルダ トゥーラを採用。そして5弦のチェロ・ピッコロ(2〜5弦の調弦はヴァイオリンの丁度1オクターヴ下)のために書かれたとされる第6番は原調にて 臨んでおり、本来は低いC弦を使う箇所のみ、音楽の流れを崩さぬよう1オクターヴ上げて演奏されています。このためヴァイオリンでも軽やか な表情が可能となり、チェロのものとは大きく違うものの、ヴァイオリンならではの自在な表現で美しく歌われる無伴奏チェロ組曲が誕生しまし た。作品に命を吹き込む、カルミニョーラならではの活き活きとした表情が大きな魅力となっています。 なお編曲者マルコ・セリーノは、「エンニオ・モリコーネ: シネマ組曲」(A495/NYCX-10268)にソリストとして参加しております。

Channel Classics
CCS-44822(1CD)
『オブセッション』 〜ヴァイオリンと弦楽による小品集
クライスラー:前奏曲とアレグロ *
ドヴォルザーク:ロマンス Op. 11 *
チャイコフスキー(ラスカエ編):なつかしい土地の思い出 Op. 42より II. スケルツォ/III. メロディ
タルティーニ(クライスラー:編):魔のトリル *
チャイコフスキー(ラスカエ編):なつかしい土地の思い出 Op. 42より I. 瞑想曲
ラヴェル:ツィガーヌ *

*=マイケル・ヴァーターマンによるヴァイオリンと弦楽合奏のための編曲
ニーク・バール(Vn)
コンセルトヘボウ室内O

録音:2022年1月 MCO ヒルフェルスム、オランダ
オランダのヴァイオリニスト、ニーク・バールのソロ・デビュー・アルバム。デン・ハーグの王立音楽院でフィリップ・グラファン、ペーター・ブラントらに学 んだ後、ベルリンにてシュテファン・ピカールやクリストフ・ポッペンの元でさらなる研鑽を積んだ彼は、オランダ国内はもとより各国のコンクールで 入賞を重ねており、2021/22年のシーズンにはロイヤル・コンセルトヘボウOとヨーロッパ各地で共演を行います。待望のデビュー・ア ルバムは、様々な国や時代の名曲をコンセルトヘボウ管の仲間たちとの共演で収めたもので、ファースト・ヴァイオリンのマイケル・ヴァーターマン がアレンジャーも務めました。バールのよく歌うヴァイオリンに弦楽が寄り添う、息の合った演奏がたいへん魅力的な美しい一枚です。

Audite
AU-97792(1CD)
「リストの友人、そして模範」
カール・ミュラー=ハルトゥング(1834-1908):オルガン・ソナタ第2番ヘ短調「ただ愛する神の摂理にまかす者」
ヨハン・ゴットロープ・テプファー(1791-1870):オルガン・ソナタ ニ短調 Op.15
ベルンハルト・スルツェ(1829-1889):コンチェルト・ファンタジア ヘ長調 Op.63
ザーロモン・ヤーダスゾーン(1831-1902):ファンタジア〜オルガンのための ト短調 Op.95
アウグスト・ゴットフリート・リッター(1811-1885):自由なコラール前奏曲「主なる神よ、いざ天の御門を開かせたまえ」
リッター:オルガン・ソナタ第2番ホ短調 Op.19
アンナ=ヴィクトリア・バルトルッシュ(Org)

録音:2021年6月18-20日/ノイミュンスター(チューリッヒ)
レコーディング、エグゼクティヴ・プロデューサー:ルトガー・ベッケンホーフ
楽器:アルテ・トーン ハレ・オル ガン
フランツ・リストはピアノのヴィルトゥオーゾとして活躍した後、1848年よりワイマールに定住。作曲と指揮に専念するようになり、ゲーテ (1749-1832)やシラー(1759-1805)の時代に全盛を迎えていた同地を、音楽の中心地として再興させました。
若手実力派オルガニスト、アンナ=ヴィクトリア・バルトルッシュが全2タイトルの構成でリリースするリストにまつわるアルバム。当CDはその第1弾「リストの友 人、そして模範」です。このアルバムにはワイマールで出会ったオルガニスト、作曲家のリッター、ミュラー=ハルトゥング、ヤーダスゾーン、スルツェ、テプファーの 作品を収録。リストに多大な影響を与え、革新的な作品を生み出す原動力となったこれらの作品を通し、当時のオルガン音楽の繁栄を垣間見ることができます。第 2弾「リスト-オルガン作品の作曲家」(AU-97793)も近日発売予定。このアルバムにはリストのオリジナル作品を中心に構成。当時ワイマールで活躍していたオ ルガンの名手たちとの出会いからリストの大規模なオルガン作品が誕生まで、“オルガン作品の作曲家”リストの半生をたどれる内容となっています。
ブックレット内のQRコードを読み取ると、audite.deのストリーミング・プラットフォームでヨハン・ハインリヒ・レフラー(1833-1903)の「英雄幻想曲」を 聴くことができます。 (Ki)

WAON RECORDS
WAONCD-390
(3HQCD)
バッハ:平均律クラヴィーア 第2巻(全24曲) 大塚直哉(オルガン/ポジティフオルガン)、彩の国さいたま芸術劇場所有、2000年ガルニエ製、C-d3, 4stops、
調律:Garnier 16, a=440Hz(楽器調律:マチュ・ガルニエ)

録音:2020年7月1-4日、2021年2月9-11日、さいたま芸術劇場 音楽ホール
日本語帯・解説付
高く評価されている平均律クラヴィーア第1巻(WAONCD 380)につづき、第2巻の登場。バッハによる厳密な対位法の世界、とりわけ第2巻の特徴でもあ るより複雑なフーガを、見事に解きほぐして展開しているだけでなく、ポジティフオルガン1台とは思えないほどに様々な音色と表情が次から次へとあらわれ、こ の楽器のもつ可能性も見事に引き出されています。大塚自身の執筆によるライナーノートには第2巻について、さらに彩の国さいたま劇場でおこなった自身のシ リーズでの様々な試みなどについて触れられており、大変興味深い内容となっています。 〜(ライナーノートより)〜「第2巻」をどの鍵盤楽器で弾くことを想定しているのか、ということについては、バッハによる自筆のタイトルページが残されていない ので、決定的なことはわからない。しかし、「第1巻」と同じ体裁の曲集であることを考えると、同様に、当時のクラヴィーア(チェンバロ、クラヴィコード、そして 文脈によってはオルガン、生まれたばかりのピアノフォルテなども)どれでも、と考えてよさそうです。チェンバロで弾いても、オルガンで弾いても、クラヴィコー ドで弾いても、それぞれなりの良さが出る「第1巻」に対して、「第2巻」はチェンバロでの演奏が抜きんでて美しい、とこれまでひそかに思っていた。最近では、 第2巻には新しい「ピアノフォルテ」の響きも聞こえてくる、と考える人も増えてきていて、それも一理あると思っていた。しかし、今回あえて、オルガンで弾いてみ ることによって、まだまだきこえていなかったものがたくさんこの中に埋め込まれていたことに気づかされた。聴いてくださる方もここから、なにかいつもとは違っ たものを聞き取ってくださるかもしれない、と楽しみにしています。(大塚直哉)

Profil
PH-19017(6CD)
若き日のグルダ
■Disc1 
モーツァルト
(1)ピアノ協奏曲第25番ハ長調K.503
(2)ピアノ協奏曲第26番ニ長調K.537「戴冠式」
(3)ピアノ・ソナタ第17番ニ長調K.576
■Disc2
ベートーヴェン
(1)ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調Op.7
(2)ピアノ・ソナタ第7番ニ長調Op.10の3
(3)ピアノ・ソナタ第8番ハ短調Op.13「悲愴」
(4)ピアノ・ソナタ第19番ト短調Op.49の1
■Disc3
(1)R・シュトラウス:単調さOp.69の3/囁け、愛らしいミルテよOp.68の3/星Op.69の1/悪天候Op.69の5/花束を編みたかったOp.68の2/あなたの歌が私の心に響く時Op.68の4/懐かしい面影Op.48の1/ときめく心Op.29の2/帰郷Op.15の5/解き放たれてOp.39の4/夜Op.10の3/ふたりの秘密をなぜ隠すのかOp.19の4/わが子にOp.37の3
(2)同:ブルレスケ
(3)ウェーバー:ピアノ小協奏曲Op.79
■Disc4
ショパン
(1)ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11(バラキレフ編)
(2)バラード第1番ト短調Op.23
(3)バラード第2番ヘ長調Op.38
(4)バラード第3番変イ長調Op.47
(5)バラード第4番ヘ短調Op.52
■Disc5
ドビュッシー
(1)前奏曲集第1巻(全曲)
(2)前奏曲集第2巻(全曲)
■Disc6 
(1)ドビュッシー:ベルガマスク組曲
(2)ピアノのために
(3)同:喜びの島
(4)ラヴェル:優雅で感傷的なワルツ
(5)同:夜のガスパール
(6)同:ソナチネ
フリードリヒ・グルダ(P)


■Disc1 
アンソニー・コリンズ(指)ロンドン新SO(1)(2)
録音:1955年9月21日(1)(2)、1948年12月(3)/ロンドン

■Disc2
録音:1955年9月(1)(2)、1957年9/10月(3)、1954年2月15-16日(4)ロンドン

■Disc3
ヒルデ・ギューデン(S)(1)、アンソニー・コリンズ(指)LSO(2)、
フォルクマール・アンドレーエ(指)ウィーン・フィル(3)
録音:1956年9月6-9日(1)、10-11日(3)ウィーン、1954年9月15-16日/ロンドン(2)

■Disc4
サー・エードリアン・ボールト(指)LPO(1)
録音:1954年2月18-19日(1)、1954年9月9-10日(2)-(4)ロンドン

■Disc5
録音:1955年6月1-3日ウィーン

■Disc6 
録音:1953年2月(1)(5)、1957年9月30日-10月5日(2)(3)(4)(6)ロンドン
歿して20年以上経ちながら人気の衰えることのないフリードリヒ・グルダ。彼の20代の録音が集められた好企画の登場です。モーツァルトの「ピアノ・ソナタ 第17番」のみ18歳の時のもので、はじけるような魅力に満ちています。
得意のモーツァルトやベートーヴェンのみならず、R・シュトラウスの「ブルレスケ」やウェーバーの小協奏曲も大歓迎。またショパンのピアノ協奏曲第1 番はロシア五人組のバラキレフがオーケストレーションを直したもので、ラフマニノフのような響きになっていて興味津々。グルダの即興的な感覚あふれるピアニズ ムは魅力。またラヴェルの「夜のガスパール」ではジャズのような感覚を聴かせてくれます。
これだけ収録されてお手頃価格。ピアノ好き必携のアルバムです。 (Ki)

RUBICON
RCD-1097(1CD)
ドビュッシー:映像第1集&第2集
バラード/仮面(マスク)
アラベスク第1番
月の光/夜想曲/喜びの島
エスター・ビリンガー(P)
第6回ヨハン・セバスティアン・バッハ国際コンクールで第1位に輝いたエスター・ビリンガーによるRubicon(ルビコン)からのソロ・アルバム第2弾は、ドビュッシー・アルバム。作曲家自身がその出来に非常に満足し、「シューマンの左かショパンの右に位置するだろう」と語ったとされる曲集「映像」をメイン・プログラムとして、ドビュッシーの名曲を収録しました。
ピアニストのエスター・ビリンガーは、3歳でピアノを弾き始め、彼女の並外れた才能は非常に早くから認められ、6歳の頃にはオーケストラのソリストとしてデビューしました。数多くの世界的ピアニストを育成したドイツの名教師、カール=ハインツ・ケマーリングに師事し、ヴァイオリニストのレア・ビリンガーとともに姉妹デュオ(デュオ・ビリンガー)としても華々しい活躍を見せる他、MDR音楽祭やライプツィヒ・バッハ音楽祭など各種音楽祭に招待され、オーケストラとの共演も数多く行うなど、その活躍ぶりと多才さが海外メディアに称賛されています。

CALLIOPE
CAL-2184(2CD)
ドビュッシー:前奏曲集第1巻
■CD1(P独奏) 〜 ドビュッシー:前奏曲集第1巻
フランソワーズ・ショヴォー(1953-):前奏曲第5番 Op.231、前奏曲第8番Op.234、前奏曲第10番 Op.236、前奏曲第11番Op.237
■CD2:ピアノと詩)〜ドビュッシー:前奏曲集第1巻と詩
シリル・ギヨタン(P)、
フランソワ・マルトゥーレ(朗読)

録音:2020年7月(フランス、パリ)
1980年フランス出身、パリ音楽院を一等賞で卒業する際にはイヴォンヌ・ロリオからも称賛を受けたという、名手シリル・ギヨタンが魅せるドビュッシー。彼の音のパレットの幅広さと、作品に対する深い考察が、聴き手を新たな世界へと誘います。2枚目のディスクでは、ギヨタンのピアノにフランスの俳優フランソワ・マルトゥーレ(1943-)によって語られる詩のセレクションが添えられており、これまでにない全く新たなアプローチをお楽しみいただけます。

CAvi music
85-53297(1CD)
マティアス・ショルン・プレイズ・コンテンポラリー 〜 クラリネット独奏作品集
ヤッコ・リーヒマキ(b.1974):Tango CluBb
フリードリヒ・チェルハ(b.1926):クラリネット独奏のためのラプソディ
イングマール・アルデレッテ・アコスタ(b.1969): 南風
ゲオルク・ブラインシュミット(b.1973):往路/復路
パウル・エンゲル(b.1949):ジークフリート永遠なれ
ラファエル・トラウトワイン(b.1984):準備はできたかい?
リヒャルト・デュンサー(b.1959):ソリチューズ
バルドゥイン・ズルツァー(b.1932):クラリネット独奏のためのカンツォネッタ
トーマス・ガンシュ(b.1975):クラリ・ナイス・ガイ
アタナシア・ツァノウ(b.1971):長い間
レオナード・エロード(b.1977):かっこうの卵 〜 クラリネット独奏のためのカデンツァ
マティアス・ショルン(Cl)

録音:2013年5月(ウィーン)
VPO首席クラリネット奏者マティアス・ショルンによるコンテンポラリー・アルバム。本アルバムは、オーストリアの巨匠現代作曲家フリードリヒ・チェルハから、名トランペット奏者トーマス・ガンシュ、ウィーン放送響のファゴット奏者レオナード・エロードまで、ショルンの才能に惚れ込み提供された11作品を収録。ウィーンを感じさせる柔らかな音色と輝かしいテクニックを存分に発揮した意欲作です。
Kaleidos
KAL-63442(1CD)
組曲と薔薇
ヴィオレッタ・ディネスク(b.1953):7本の薔薇(2014/2018)
バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調 BWV 1007
ディネスク:小組曲(2018)
バッハ:無伴奏チェロ組曲第2番 ニ短調 BWV 1008
ディネスク:夕べの祈り(1985/2018)
カタリーナ・デセルノ(Vc)

録音:2018年10月(アーハーン)
ルーマニアの作曲家ヴィオレッタ・ディネスクは、劇作家であり詩人のベルトルト・ブレヒト(三文オペラの作者)による詩『7本の薔薇』から触発されて同名の作品を作り上げ、7本の薔薇それぞれの特徴を見事に捉えています。その作品を補完するかのようにチェリストのカタリーナ・デセルノはバッハの「無伴奏チェロ組曲」を組み合わせました。
フランクフルトに生まれたカタリーナ・デセルノは、その幅広いレパートリーを活かし、珍しいコンサート・プログラムを組むことでも知られています。彼女はスペイン国立Oのソリストや室内楽奏者として国際的に活躍しています。また2015年からはフランクフルト音楽舞台芸術大学の教授となり教鞭を執っています。
Kaleidos
KAL-63592(1CD)
ファニー・ヘンゼル:一年 ダイアナ・サハキャン(P)

録音:2021年9月
アルメニアのエレバンに生まれたダイアナ・サハキャンは、6歳から音楽のレッスンを始め、エレバンの音楽学校で学び始めました。その後ドイツへ渡りフランクフルトの音楽舞台芸術大学で学び、ザルツブルクのモーツァルテウム夏季アカデミーでドミトリー・バシキーロフのマスタークラスにも参加しました。ドイツ音楽評議会、フランクフルト文化庁など様々な団体や財団から奨学金を受けた彼女は国際的なコンクールでも入賞を果たしています。
ここで取り上げられたファニー・ヘンゼル(ファニー・メンデルスゾーン、1805-1847)作曲の「一年」は作曲家がイタリア旅行をしたことに触発された音楽日記でロマンティックであったり、牧歌的であったり様々な情景が描かれています。それらの情景をダイアナ・サハキャンが卓越したピアノで見事に再現しています。

DREYER-GAIDO
CD-21137(1CD)
ピアノ作品集
シューマン:ダヴィッド同盟舞曲集 Op.6
マルコ・ズラーレク(b.1973):Auch ich ein Davidsbundler
ユリウス・ロイプケ(1834-1858):ピアノ・ソナタ 変ロ短調
エルンスト・ブライデンバッハ(P)

録音:2015年8月24日-27日、2018年11月24日
ピアノ奏者のエルンスト・ブライデンバッハは、ダルムシュタットとケルンでヴェルナー・ホップシュトック、ライナー・ホフマン、アロイス・コンタルスキー、そしてギュンター・ルートヴィヒに師事し、1980年には24歳という若さでダルムシュタットの音楽院でピアノ教師になりました。コンサート・ピアニストとしては、オーケストラのソリストから室内楽、歌曲の伴奏まで幅広いレパートリーを持っており、多数の放送音源やCDの収録を行っています。また、ベーレンライターなどの主要な出版社の編集者としても活躍しています。

Indesens
INDE-161(1CD)
フランスの女性作曲家のピアノ作品集
エレーヌ・ド・モンジュルー:エチュード第111番 ト短調
ルイーズ・ファランク:夜想曲 変ホ長調 Op.49
シャミナード
:3つの古風な舞曲 Op.95
ポーリーヌ・ガルシア=ヴィアルド:マズルカ ハ短調
ジェルメーヌ・タイユフェール:即興曲 ホ長調
リリー・ブーランジェ:3つの小品
ベッツィ・ジョラス:タンゴ・シ、しおり(モーリス・ラヴェルへのオマージュ)
エディット・ルジェ:3つのエッチング
グラシアーヌ・フィンジ:追憶の舟歌
エディト・カナート・ド・チジ:静寂への前奏曲
ソフィア・ヴァイヨン(P)

録音:2021年2月、モリエール・ホール(フランス、リヨン)
タイユフェールやブーランジェといった有名な女性作曲家、エレーヌ・ド・モンジュルーやルイーズ・ファランクなど近年では知名度が向上してきた女性作曲家、そして一般にはまだまだ知られていない女性作曲家の作品を、一堂に集めた意欲的なプログラム。ある曲は軽快に、ある曲はヴィルトゥオーゾ的に、ある曲は表情豊かに、ある曲は詩的に。それぞれの作曲家の個性が際立つように、意図的に構成されたプログラムが聴き手を惹きこみます。パリ音楽院初の女性教授であったエレーヌ・ド・モンジュルーや、19世紀のパリ音楽院で長らく教壇に立ち、男女間における不当な給与格差を訴え続けたルイーズ・ファランク、パリ音楽院名誉教授にしてエコール・ノルマル音楽院でも教鞭をとるエディット・ルジェ、女性作曲家として初めてアカデミー・デ・ボザールの会員に選出されたエディト・カナート・ド・チジなど、アカデミーとのかかわりが深い人物が多いのも興味深いポイントです。

CALLIOPE
CAL-2193(1CD)
ヴィエルヌ:ピアノ作品集
ブルゴーニュ組曲 Op.17
2つの小品 Op.7
12の前奏曲 Op.36
ローラン・ヴァグシャル(P)

録音:2021年6月(フランス)
フランス音楽の名盤を次々と生み出し、メディアからも絶賛されているピアニスト、ローラン・ヴァグシャルが奏でるルイ・ヴィエルヌの貴重なピアノ作品集!フランクやヴィドールの教えを受け、デュリュフレやマルセル・デュプレの師であったヴィエルヌは、偉大なオルガニスト、オルガン曲の重要な作曲家といったイメージが強いですが、ピアノのための重要かつ驚くべき作品も残しています。中でも「12の前奏曲」は不幸に見舞われることの多かった作曲家の失望や不安、苦悩が込められた傑作です。

フランス音楽の解釈に情熱を注ぎ、忘れられた作曲家の熱心な擁護者でもあるローラン・ヴァグシャルは、ミシェル・ベロフとイヴォンヌ・ロリオ=メシアンに師事したフランスのピアニスト。これまでにサン=サーンス、フォーレ、フランク、ショーソン、ドビュッシー、さらにはマニャール、デュカス、ピエルネ、カプレ、ゴーベール、フローラン・シュミット、モーリス・エマニュエル、ジャン・クラ、フランセなどの録音を残しており、彼のディスコグラフィはDiapason, Classica, Gramophone, The Guardianといったメディアから絶賛されています。「驚異的なカリスマ性を持つ異色のピアニスト」(ル・モンド)

TRPTK
TTK-0053(1SACD)
永遠の憧れ
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 Op.110
フランク:前奏曲,コラールとフーガ FWV 21
シューマン:クライスレリアーナ Op.16
長谷川由輝子(P)

録音:2019年12月
浜松出身で現在はオランダを中心に活躍しているピアニスト、長谷川由輝子のデビュー・アルバム。彼女はピアニストとしてだけでなく、フォルテピアノ奏者としても活動し、ソリストとして様々な音楽祭などに参加しており、ドイツやポーランド、そして日本でも演奏活動を行っています。2004年には浜松でクラクフ国立POとベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番で共演しており、オーケストラ・デビューを果たしました。トビアス・ボルスボームとピアノ・デュオも結成しています。持ち前の深い洞察力で多くの異なる様式を理解し、そこから生み出される洗練された音楽をお楽しみください。

TRPTK
TTK-0047(2SACD)
Miscellanea〜ホグウッド・コレクションからの鍵盤音楽
モーツァルト:2台のピアノのためのソナタ ニ長調 KV448(375a)
トマス・アーン(1710-1778):ソナタ第2番
ジークフリート・シュミート(c1756-1799):ファンタジア イ短調、ソナタ第4番ヘ長調
ヨハン・ヴィルヘルム・ヘスラー(1747-1822):4手のためのソナタ第4番 ニ短調
ゲオルク・ジーモン・レーライン(1725-1781):ソナタ ニ短調 Op.2-2
ヨハン・クリストフ・ケルナー(1736-1803):フーガ第2番 ニ短調
ゲオルク・ベルク(c1730-c1770):ヴォランタリー第20番 ト長調
ヨハン・フリードリヒ・ライヒャルト(1752-1814):翼のファンタジー ハ長調
ゲオルク・クリストフ・ヴァーゲンザイル(1715-1777):Das Glockengelaut zu Rom in dem Vatikan in C Minor1
ヨハン・ルートヴィヒ・スタンツェン(18世紀):4手チェンバロまたはピアノのためのソナタ ハ長調 Op.2
ライヒャルト:ソナタ第4番ロ短調
フーゴ・フランツ・ライヒスフライヘアー・フォン・ケルペン(1749-1802):4手チェンバロまたはピアノのためのソナタ ヘ長調 Op.4
クリスティアン・フリードリヒ・ゴットリープ・シュヴェンケ(1767-1822):ソナタ第1番 変ロ長調
ゴッフレード・ウェーバー(1779-1839):ソロ・チェンバロのためのソナタ ハ長調 Op.15
アルテム・ベログロフ&メノー・ファン・デルフト〔クラヴィコード(Kraemer,1803)、チェンバロ(Kirkman,1766)、オルガン(Batz,ca.1810)、ピアノ(Zahler,ca.1805)

録音:2019年9月、アメロンゲン城(アメロンゲン、オランダ)
イギリスの古楽研究の先駆者であったクリストファー・ホグウッドは、スコアのコピーなどの膨大なコレクションを残しました。それらに興味を持った鍵盤奏者であるメノー・ファン・デルフトとアルテム・ベログロフはホグウッドの遺産を整理し、ソロから6手で演奏できる作品を選別し、さらに楽器の組み合わせもあらゆる可能性を探り、新たな組み合わせを用いて録音を行いました。アメロンゲン城の素晴らしい音響の助けも得ながら、鮮烈なサウンドを披露しています。

GWK
GWK-154(1CD)
トランスフォーメーション(シューベルト、ホイケ、リスト)
シューベルト:幻想曲 ハ長調 「さすらい人」 Op.15D.760
シュテファン・ホイケ(1959-):ピアノ・ソナタ第2番「いざもろびとよ、神に感謝せよ」 Op.79
リスト
:ピアノ・ソナタ ロ短調 S178
トビアス・ハウンホルスト(P)

録音:2020年11月
単一楽章からなる3つのソナタを取り上げた「ピアノの哲学者」トビアス・ハウンホルストのデビュー・アルバム!
ヨーゼフ・アントン・シェラー、イアン・ファウンテン、アルヌルフ・フォン・アルニムら名教授に師事した若手ピアニスト、ハウンホルストは本作でシューベルトの有名な「さすらい人幻想曲」(ソナタ風幻想曲)と、リストの偉大なロ短調ソナタ、さらに両作曲家に触発されて書かれたシュテファン・ホイケのピアノ・ソナタ第2番を組み合わせ、聴き手にそれらの繋がりを体験させつつ、各作品を新たな文脈に位置づけます。伝統的な作曲法と現代的な作曲法の両方に精通したホイケのソナタは、バッハのコラール「Nun danket alle Gott」やB-A-C-H音型を素材にしており、構造的な面でも、感情的な面でもシューベルトとリストの作品から影響を受けています。

MUSICAPHON
M-56990(1CD)
スペインのギター作品集(トゥリーナ、タレガ、リョベート、ロドリーゴ)
トゥリーナ:セビリアーナ、ギター・ソナタOp.61
タレガ:アラビア奇想曲、マリエータ(マズルカ)、
 ムーア人の踊り、
 アルハンブラの思い出
リョベート:カタルーニャ民謡集(10曲抜粋)
ロドリーゴ:祈りと踊り
マクシミリアン・マンゴールド(G)

録音:2012年8月
GFA(アメリカギター財団)国際ギター・コンクールをはじめ数々の受賞歴を持ち、「いま芸術的に最も興味深いドイツ人ギター奏者のひとり」(フォノ・フォルム誌)と評される注目のギタリスト、マクシミリアン・マンゴールドによるスペインのギター・ソロ作品集!トゥリーナ、タレガ、ロドリーゴらの名作を収録し、持ち前のテクニックをいかんなく発揮しています。スムーズな音楽の流れに誰もが惹きこまれることでしょう。スペイン国民楽派の音楽は、ムーア人によるアンダルシア支配の影響を受けた独自のフォークロアと、ドビュッシーやラヴェルをはじめとするフランス印象主義音楽からの影響、その両方が混ざり合っている点が特徴。この録音で選ばれた作品にも、それらの特徴がはっきりと表れています。

MIRARE
MIR-526(1CD)
エル=バシャ・プレイズ・ショパン
(1)24の前奏曲Op.28
(2)幻想曲ヘ短調Op.49
(3)子守歌Op.57
(4)舟歌Op.60
アブデル・ラーマン・エル=バシャ(P、ベヒシュタイン282)

録音:2020年1月8-12日/ヴィルファヴァール農場
アブデル・ラーマン・エル=バシャはショパンを全作品暗譜しているとされ、協奏曲を含む全集録音があります。還暦を迎え円熟の至芸で再録音に挑み始めた極 上のシリーズ。
2021年のバラートとスケルツォに続き、第2弾は24の前奏曲をメインに3つの単独作品をフィルアップ。ベヒシュタイン・ピアノの陰影に満ちた深い音色と、落ち着 いたピアニズムで大人のショパンを聴かせてくれます。 (Ki)

Hanssler
HC-22048(1CD)
「ビート・バッハ」〜実現しなかったクラヴィーアの演奏対決
(1)バッハ:パルティータ第4番ニ長調 BWV828(1728)
(2)マルシャン:クラヴサン小曲集第1巻(1699)
(3)バッハ(ハイセン編):シャコンヌ〜無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 BWV1004より第5楽章
アレクサンダー・フォン・ハイセン(チェンバロ、クラヴィコード)
楽器:チェンバロ/ヨハネス・ルッカース(1624年製作)のレプリカ、クリスティアン・フックス(2018年製作))
クラヴィコード/クリスティアン・ゴットロープ・フーベルト(1787年製作)のレプリカ、クリスティアン・フックス(2020年製作))

録音:2020年12月27-29日/カトリック教会(シェーネック)
偉大な作曲家や有名な音楽家にまつわる伝説は数多く、1709年にローマで行われたヘンデルとスカルラッティ、1781年にウィーンで行われたモーツァルトと クレメンティなど、それぞれが即興演奏の技術を競う“対決”ともいえる競演は有名な話です。
「ビート・バッハ」と題した当アルバムは1717年、バッハとルイ・マルシャンによる、今でいうコンクールを再現した内容。バッハから演奏対決を持ちかけ られたマルシャンはおそれをなして逃げ出したという逸話でも知られており、結果このコンクール(演奏対決)は実現しませんでした。ルイ・マルシャンは、リュリの 没年にパリに住み、ラモーの「イポリートとアリシー」の初演の前年に亡くなったという、まさにフランス・バロックの重要期を生きた作曲家。アルバム・タイトルの Beat(ビート)は競争相手を打ち負かす、参らせるという意味を持ち、ドイツ、フランスのバロック時代を彩った両作曲家の豊かな才能を表した傑作を聴くことが できます。
演奏はフォー・タイムズ・バロックのメンバーとして活躍するアレクサンダー・フォン・ハイセンです。演奏機会の少ない作品も積極的に演奏する鍵盤奏者として 知られております。 (Ki)

MDG
MDG-60322622(1CD)
リフレクションズ
ボワモルティエ:組曲 ホ短調 Op.35
クヴァンツ:幻想曲と前奏曲
シュターミッツ:3つのカプリッチョ
ヴュータン:パガニーニへのオマージュ
レーガー:ソロ・ヴィオラのための組曲Op.131-2
福島和夫(1930-):レクイエム
カレヴィ・アホ(1949-):5つの神話的イメージ
ティエリー・エスケシュ(1965-):カントゥスII
アドリアン・タリー(Sax)
ソニック・アート・サクソフォン四重奏団のメンバー、アドリアン・タリーによるソロ・アルバム。19世紀に発明されたサクソフォンは、それ以前の音楽を演奏す る際は、他の楽器のために書かれた作品を演奏することになりますが、ここで録音されているボワモルティエ、クヴァンツ、シュターミッツらの作品は、アドリアン・ タリーの見事なフレージング技術や多才な音楽性によりオーボエ、フルート、ヴァイオリンといったオリジナルの楽器の存在を忘れさせるほど。そしてアルトサクソ フォンに持ち替えて演奏されるヴュータンとレーガーは、また作品に別の輝きを与えています。そして現代の三人の作曲家の作品、福島和夫、カレヴィ・アホ、ティ エリー・エスケシュも非常に機知の富んだプログロムとなっています。 (Ki)

IBS CLASSICAL
IBS-42022(1CD)

NYCX-10328(1CD)
国内盤仕様
税込定価
シューベルト:ピアノ・ソナタ第19番ハ短調 D. 958
ピアノ・ソナタ第7番変ホ長調 D. 568Op. 122
矢野 泰世(フォルテピアノ)
使用楽器:シューベルト所有のコンラート・グラーフのレプリカ、 クリストファー・クラーク制作
楽器調整・調律:ポール・マクナルティ

録音:2020年11月9-12日
ローマ・サンタチェチーリア国立音楽院を首席で卒業後、スイス・ルツェルン音楽院で研鑽を積んだ東京出身のピアニスト、矢野泰世。彼女はもともと モダンピアノの演奏家でしたが、2001年にジュリアーノ・カルミニョーラとアンドレア・マルコンが演奏したモーツァルトのヴァイオリン・ソナタの響きに感銘を 受け、以来、フォルテピアノの演奏も始め、現在ではモダンピアノ、フォルテピアノの双方を自在に弾きこなす演奏家として活躍しています。 矢野はかねてからシューベルトの音楽に深い思いを寄せていましたが、モダン・ピアノでは自らの思い描くシューベルトを表現しきれないと感じ、一念発 起してクリストファー・クラークに晩年のシューベルトが持っていたコンラート・グラーフのレプリカを発注しました。注文から10年を経てようやく完成した楽 器を使い、シューベルトが完成させたソナタ11曲の録音を開始しました。これは第18番と第16番を収めた前作に続く第2弾。 古楽器のサウンドはマイルドと思っている人は、第19番冒頭のサウンドから、その激しさに驚かされることでしょう。演奏時間約31分という引き締まった テンポによる劇的な起伏はまさに「ベートーヴェンへのオマージュ」という評価に相応しいものです。両端楽章が「アレグロ・モデラート」と指定された第7 番は一転して晴朗で穏やかなムードを基調とした演奏。若きシューベルトに期待する旋律美や伝統舞曲のリズムが随所に華やぎを添えています。 今回は楽器製作者のクリストファー・クラーク自身が録音に立ち会い、6本のペダルを持つグラーフのレプリカから時に嵐のような響きさえ引き出し、その 表現力の多彩さを聞かせます。そのサウンドの生々しさを伝える録音も聴きもので、シューベルト好きや歴史的ピアノ好きには聞き逃せない1枚です。
※国内仕様盤には矢野泰世自身による日本語解説が付属します。

オクタヴィア
OVCT-00201(1SACD)
税込定価
2022年7月27日発売
ドホナーニの世界Vol.1〜ハンガリー牧歌
ドホナーニ
:パストラーレ 〈ハンガリーのクリスマスの歌〉 (1920)
 ガヴォットとミュゼット (1898)
 アルブムブラット 〈アルバムの綴り〉 (1899)
 マズルカ.ハ長調 (1888)
 マズルカ.変ロ長調 (1889)
 ハンガリー牧歌 作品32a (1923-24)
J・シュトラウス(ドホナーニ編):喜歌劇《ジプシー男爵》より「宝のワルツ」 (1928)
 喜歌劇《こうもり》より「親しき仲」 (1928)
鈴木啓資(P)

録音:2022年3月28-30日、6月27−28日 静岡、浜松市天竜壬生ホール
バルトーク、コダーイと共に19世紀ハンガリーを生きた作曲家ドホナーニ。同年代シェーンベルクらによって 確立された前衛的な音楽表現とは裏腹に、生涯ロマン派音楽を貫いた彼の作品は、近年世界的に再 評価が進んでいます。 当盤は、ハンガリーの民謡を引用した《ハンガリー牧歌》を中心に、素朴で親しみやすい小品から、華麗 なピアニズムを用いて編曲されたJ.シュトラウス2世によるウィンナ・ワルツ《親しき仲》、《宝のワルツ》といっ た様々なスタイルにフォーカスした楽曲を収録。 ピアニスト・指揮者として活動する傍ら、ドホナーニの普及を目指した「ドホナーニ・プロジェクト」を立ち上 げ、日本におけるドホナーニ研究の第一人者である鈴木啓資による確かな演奏。 ブックレットには著名な研究者による貴重な照察文も掲載し、資料的価値も高い注目の1枚となりまし た。知られざるドホナーニの世界をぜひお楽しみください。(オクタヴィア)

若林工房
WKLC-7029(2CD)
京都リサイタル2019& 2021〜ベートーヴェン作品
■Disc1『日本ロマン・ロランの友の会』 70 周年記念コンサート
ピアノ・ソナタ第8番ハ短調 Op.13「悲愴」
ピアノ・ソナタ第17番ニ短調 Op.312「テンペスト」
ピアノ・ソナタ第9番ホ長調 Op.141
ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調 Op.81a「告別」
ピアノ・ソナタ第18番変ホ長調 Op.313より第3 楽章
■Disc2「京都リサイタル2021」
ピアノ・ソナタ第5番ハ短調 Op.101
ピアノ・ソナタ第12番変イ長調 Op.26
ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調 Op.57「熱情」
ピアノ・ソナタ第8番ハ短調 Op.13「悲愴」より第2 楽章
バガテル イ短調 Op.119-9
バガテル 変ロ長調 Op.119-11
イリーナ・メジューエワ(P);1925年製ニューヨーク・スタインウェイCD135)

録音:2019年10月8日(Disc1)、2021年6月27日(Disc2)

京都コンサートホール〈アンサンブルホールムラタ〉におけるライヴ
2019年の「日本ロマン・ロラン友の会 70周年記念コンサート」と、コロナ禍による休止を挟んだ 2021年のリサイタルから、 ベートーヴェンのピアノ・ソナタ 7曲をお届けします。いずれも過去に録音のあるレパートリーですが、ライヴならではの緊 迫感と高揚感は最大の魅力。苦悩を乗り越えて自らを高めていくというベートーヴェンの精神を体現 したような、素晴らし い演奏を繰り広げています。1925 年製のヴィンテージ・スタインウェイ(CD135)の輝かしいサウンドも「圧巻」の一言。初録 音となるバガテル 2曲が収録されているのも嬉しいところです。

Music&Arts
M&ACD-1304(1CD)
リスト:巡礼の年第1年 「スイス」 S.160
ヴァーグナーの「タンホイザー」から巡礼の合唱 S.443
ジェフリー・ラドゥー(P)

録音:2020年8月5-7,10日 米国 カリフォルニア州 サンフランシスコ
米国のピアニスト、ジェフリー・ラドゥーの弾くリストの巡礼の年第 1年 「スイス」。ラドゥー はドビュッシーを始めとするフランス近代音楽を得意としており、ここでのリストも豪快に鳴ら すのではなく、詩的な情感を大切にしつつ、米国のピアニストらしい技術の高さも見事であ る。ラドゥーはソリストのみならず、デルフィ・トリオのピアノとしても活動しており、どちらも MSR レーベルから発売されています。

Salamandre
SALAM-003(1CD)
ジャック・ド・ラ・プレスル(1888-1969):ピアノ独奏曲とピアノ伴奏歌曲集
子守歌/明るい時間(歌曲 2曲)/幻想的なパレード/歌(歌曲)/即興曲/忘れられたアリエット(歌曲)/ 恋愛の対話(歌曲)/主題と変奏/ 神秘的な予期(歌曲 3曲)/写真のアルバム(11 曲)/手紙(歌曲)/小さな子守歌/極東(歌曲)/
タバランのお嬢様
イベール:森(語りとピアノの為の 4曲)
ロレーヌ・ド・ラチュルド(P)
ヴァレリー・コンドリュシ(S)
ヴァンサン・フィギュリ(朗読)

録音:2019年 4月パリ
フランスの作曲家、ジャック・ド・ラ・プレスル(1888―1969)のピアノ独奏曲とピアノ伴奏歌 曲を集めています。ド・ラ・プレスルはヴェルサイユの生まれ。ヴェルサイユ音楽院で学んだ後、 パリ音楽院でさらに学び、1921年にはローマ大賞を受賞しています。1937 年から 1958年まで パリ音楽院で和声を教えた。作風は極めて平明穏健で、華やかな音楽も稀、刺激的な要素 は皆無、それゆれ 20世紀後半には注目されなかったのだろうが、今となってはその穏やか で静かな美しさがたいへん素晴らしい。余白に、ほぼ同世代のイベールの語りとピアノの為の「森」を収録、イベールらしい洗練された美感が映えている隠れ た名曲。これも含め半数以上が世界初録音。 ロレーヌ・ド・ラチュルドはフランスのピアニスト。20 世紀の作品を得意としています。ヴァレリー・ コンドリュシはフランスのソプラノ。

Audite
AU-20049(1CD)
ムソルグスキー:「展覧会の絵」
スクリャービン:前奏曲 変ロ長調 Op.2-2
 練習曲 嬰ヘ長調 Op.42-4
 練習曲 嬰ハ短調 Op.42-5
 前奏曲 ハ長調 Op.48-2
ラフマニノフ:前奏曲 変ロ長調 Op.23-2
 前奏曲 変ト長調Op.23-10
 前奏曲 ロ短調 Op.32-10
 前奏曲 変ニ長調 Op.32-13
ジミン・オウ=ハヴェニート(P;ベーゼンドルファー)

録音:2021年9月8-10日シャフストール、マリーエンミュンスター
韓国が誇るピアニスト、ジミン・オウ=ハヴェニート。これまで独auditeレーベルから「シューベルト:ピアノ・ソナタ第18番&リスト:ピアノ・ソナタ」(AU-20043)、「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番「熱情」、第30番、第32番」(AU-20047)、「K[NOW]N PIANO〜「ピアノ音楽250年の対話」」 (AU-23446)をリリースしています。期待の第4弾はロシアに焦点を当てた内容でムソルグスキーの「展覧会の絵」、スクリャービンとラフマニノフの練習曲と 前奏曲という充実の内容です。
オウ=ハヴェニートは国立ソウル大学校卒業後、ケルン音楽舞踊大学にて研鑽を積み現在ドイツを拠点に活躍しております。録音としてはのちの夫となるレイムン ド・ハヴェニートとともに1990年代に録音したウルリヒ・レインデッカー:のピアノ作品集などをリリースしております。円熟を増したオウ=ハヴェニートの演奏は 深みがあり、愛器ベーゼンドルファーで見事な演奏を展開します。 (Ki)

Pentatone
PTC-5186988(1CD)
「ロスト・アンド・ファウンド」
(1)ヒルデガルト・フォン・ビンゲン(1098-1179):「おお、青々とした小枝よ」
(2)チック・コリア(1941-2021):チルドレンズ・ソング第1番
(3)ダニエル・キダネ(1986-):Continuance【世界初録音】
(4)チック・コリア:チルドレンズ・ソング第4番
(5)ムーンドッグ(ルイス・トーマス・ハーディン)(1916-1999):Sea Horse
(6)ムーンドッグ:Pastoral II
(7)ムーンドッグ:High on a Rocky Ledge
(8)チック・コリア:チルドレンズ・ソング第2番
(9)オリヴァー・リース(1990-):Pushing my thumb through a plate
(10)メレディス・モンク(1942-):夕暮れ
(11)ビル・エヴァンス(1929-1980):Peace Piece
(12)メシアン:おお聖なる饗宴
(13)シヴァ・フェシャレキ(1987-):VENUS/ZOHREH
(14)ビンゲン:詩篇第10番「主に信頼を置いて」
(15)ジュリアス・イーストマン(1940-1990):Buddha

編曲:(1)(13)ショーン・シベ、(2)(4)(8)フォーブス・ヘンダーソン
ショーン・シベ(エレクトリック・ギター)

録音:2021年11月〜2022年2月ロスト・オスキュレーション・スタジオ、エディンバラ(スコットランド)
使用楽器:Fender Mexican Stratocaster
異色の天才ギタリスト、ショーン・シベのPENTATONE第2弾アルバム「ロスト・アンド・ファウンド」は、アウトサイダー、神秘主義者、空想家の作品を、シベを 介して複数のアイデンティティを表現したもので、中世ドイツから現代まで時空を超えた恍惚の旅路に誘います。
収録曲は中世ドイツのベネディクト会系女子修道院長で神秘家、作曲家のヒルデガルト・フォン・ビンゲンにはじまりメシアン、ムーンドッグ、ジュリアス・イース トマン、ビル・エヴァンス、チック・コリア、メレディス・モンク、シヴァ・フェシャレキ、オリヴァー・リース、ダニエル・キダネと、実に10世紀にもわたるジャンル を超えた内容。今回シベはエレクトリック・ギターを演奏しており、独特の世界観を表現しております!
イギリス人と日本人の両親のもと、1992年に生まれたシベはスコットランド王立音楽院で学び、その後イタリアでパオロ・ペゴラーロに師事。その後の活躍は 目覚ましく2017年のロイヤル・フィルハーモニック協会音楽賞で「ヤング・アーティスト賞」を受賞しています。PENTATONEレーベル第1弾「巡礼」(PTC-5186870)は各誌で絶賛されております!
初回出荷分にはレコーディング時に撮影したショーンのポラロイド写真が封入されております。 (Ki)

Da Vinci Classics
C-00588(1CD)
アメリカン・ピアノ・ランドスケープス〜19世紀&20世紀の新大陸の音楽
アンソニー・フィリップ・ハインリッヒ(1792-1872):ワルツ
エイミー・ビーチ(1867-1944):5つの即興曲 Op.148
ヘンリー・カウエル(1897-1965):ヴェスティージ
コープランド:夜想
ジョン・ケージ:俳句
レナード・バーンスタイン:タッチズ
モートン・フェルドマン:マリの宮殿
フィリップ・グラス(1937-):マッド・ラッシュ
ジャンカルロ・シモナッチ(P/スタインウェイ)

録音:2021年12月、ロッキ寺院(ローマ、イタリア)
モンポウの「ひそやかな音楽」の好演が記憶に新しいイタリアのベテラン、ジャンカルロ・シモナッチの飽くなき探求心の成果であるアメリカの作曲家たちへのオマージュ・アルバム!
南北戦争前、19世紀のアメリカにおける本格的なフルタイム作曲家であるハインリッヒを皮切りに、ビーチ、カウエル、コープランドと道を辿り、ケージ、バーンスタイン、フェルドマンという現代の巨人たちにたどり着き、グラスで締めくくられるという、スタイルとジャンルの万華鏡。19世紀から20世紀、そして21世紀直前までのアメリカにおけるピアノ音楽のタペストリーとも言うべき充実の内容です。
Da Vinci Classics
C-00587(1CD)
トンボー 〜 ピアノのためのタイム・マシーン
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ、
 クープランの墓
クープラン:クラヴサン組曲より、
 王宮のコンセール第3番より、
 王宮のコンセール第4番(ラヴェル編)より
アレッサンドロ・デル・ゴッボ(P/YAMAHA CFIII)

録音:2022年1月、パラッツォ・シゴラ・マルティノーニ(ブレッシャ、イタリア)
イタリア、ウディネのトマディーニ音楽院で研鑽を積んだイタリアの若手ピアニスト、アレッサンドロ・デル・ゴッボが時空を超えて結び付けるラヴェルとクープランの音楽。
モーリス・ラヴェルの「クープランの墓」のような重要な作品をクープラン自身の作品と直接比較し、バロック時代の作曲家と20世紀の作曲家の間に正確な糸を引き、遠く離れた2人の作曲家を並べるだけで留まらず、その密接な関係を巧みに描いています。

Hyperion
CDA-68336(1CD)
バッハ:イタリア協奏曲&フランス風序曲
イタリア協奏曲 BWV.971
フランス風序曲 BWV.831
カプリッチョ「最愛の兄の旅立ちに寄せて」 BWV.992
カプリッチョ「ヨハン・クリストフ・バッハを讃えて」 BWV.993
マハン・エスファハニ(ハープシコード)

録音:2021年3月15日-17日、セント・ジョン・ザ・バプティスト教会(ラフトン、エセックス)
マハン・エスファハニは、1984年テヘラン生まれのイラン系アメリカ人ハープシコード奏者。ハープシコード奏者として初めてBBCラジオ3の「ニュー・ジェネレーション・アーティスト」に選ばれた他、ボルレッティ=ブイトーニ財団賞受賞、2014年ロイヤル・フィルハーモニック協会賞の「インストゥルメンタリスト・オヴ・ジ・イヤー」と2014年グラモフォン賞の「アーティスト・オヴ・ジ・イヤー」にノミネートするという栄誉を、それぞれハープシコード奏者として初めて達成。2015年にはBBCミュージック・マガジンの「ニューカマー・オヴ・ジ・イヤー」に選ばれ、2015年と2017年にもグラモフォン賞の「アーティスト・オヴ・ジ・イヤー」にノミネートしています。
16世紀〜17世紀イギリスのヴァージナリストたちの音楽という非常に硬派なプログラムから、王道のバッハ、そしてミニマル・ミュージックや現代音楽までの驚異的な広さのレパートリーを誇り、世界中に衝撃を与えてきたエスファハニ。これまで、レコード芸術「特選盤」、BBCミュージック・マガジン「インストゥルメンタル・チョイス」、グラモフォン誌「エディターズ・チョイス」に選ばれ、ICMA(国際クラシック音楽賞)2019にもノミネートするなど、絶大な評価を得てきたエスファハニのバッハ第3弾は、「クラヴィーア練習曲第2巻」として出版された「イタリア協奏曲」と「フランス風序曲」。バッハ初期の名作「最愛の兄の旅立ちに寄せて」の説得力ある演奏も含め、解釈の豊かさと優れた学問的な洞察が融合したエスファハニのバッハにご注目ください! ブックレット(英、仏、独語/国内仕様盤は日本語訳付き)には、作品解説やハープシコード演奏における考察、楽譜の問題などに鋭く切り込んだエスファハニ自身によるエッセイが収録されています。

CAvi music
85-53509(2CD)
バッハ:平均律クラヴィーア第1巻 シャガエグ・ノスラティ(P/ベヒシュタイン)

録音:2021年4月、ピエール・ブーレーズ・ザール、ベルリン(ドイツ)
1989年ドイツのボーフム生まれのピアニスト、シャガエグ・ノスラティ(シャハイェフ・ノスラーティ)がそのキャリアの早い時期からコンサート・ピアニストとしての地位を確立してきたのは、彼女のバッハ演奏に対する高い評価によるものです。2014年にライプツィヒの国際バッハ・コンクールで第2位を受賞し、「驚くべき明晰さ、純粋さ、成熟度」とアンドラーシュ・シフに絶賛されると、その後C'Aviレーベルからは「6つのパルティータ」(8553491)をリリースし、そのバッハへの深い音楽的洞察力を披露しています。今回の「平均律クラヴィーア第1巻」ではベヒシュタインを用いて、純度の高いバッハを聞かせてくれています。

Danacord
DACOCD-876(1CD)
タイムレス
バッハ:「ゴルトベルク変奏曲」 BWV.988より アリア
グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調 Op.16より 第2楽章:アダージョ*
ブラームス:間奏曲イ長調 Op.118-2
ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調 M.83 より 第2楽章:アダージョ・アッサイ*
ショパン:マズルカ イ短調 Op.17-4、ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11 より 第2楽章:ロマンツェ*
ヘンデル(ケンプ編):メヌエット ト短調 HWV434/4
ラモー:「クラヴサン曲集 第2巻」 より やさしい訴え
グラス:『The Hours(めぐりあう時間たち)』の組曲*
ニルス・フラーム(b.1982):Ambre(アンブル)
ペルト:鏡の中の鏡(Pとチェロによる)**
ターニャ・サポルスキ(P)、
オーフスSO*、
マウヌス・フリュークロン(指)*
トーケ・ムルドロプ(Vc)**
デンマークのピアニスト、ターニャ・サポルスキは、1980年にウクライナで生まれ、8歳の時にオーケストラとの共演でソリスト・デビュー。12歳でデンマークへ移住し王立デンマーク音楽アカデミーで学ぶと、デュッセルドルフのアントン・ルビンシテイン・アカデミーではディーナ・ヨッフェにも師事しています。ソリストとしてサイモン・ラトルとも共演するなどその実力が各地で認められ精力的な活動を展開するほか、「トリオ・ズーム」「Opus X Music」、リケ・サンベアとの「デンマーク・ピアノ・デュオ」といったアンサンブルの活動も積極的に行っています。いつも彼女の心とともにあるという「時を超える」小品をテーマにしたこのアルバムには、バッハの「ゴルトベルク変奏曲」の「アリア」、ブラームスのもっとも内省的な曲のひとつに挙げられる「間奏曲 イ長調」、ラモーの「クラヴサン曲集」から「やさしい訴え」、フィリップ・グラスが映画のために書いた音楽の「組曲」や、作曲家、ピアニスト、プロデューサーなど多彩に活動する「ポスト・クラシカル」の音楽家のひとり、ドイツのニルス・フラームの「Ambre」などを選曲。そこにグリーグ、ラヴェル、ショパンの協奏曲の美しい緩徐楽章を組み合わせたユニークなプログラムに仕上げました。協奏曲とグラスの曲ではマウヌス・フリュークロン指揮のオーフスSO、ペルトの「鏡の中の鏡」は彼女とのデュオ活動の経験もあるトーケ・ムルドロプが共演しています。
Danacord
DACOCD-908(1CD)
グンナー・ヨハンセン(1906-1991):ピアノ作品集
デンマーク民謡(1928)
ロレーンの子守歌(1943)
ソナタ第3番(1943)
12のエチュード・プラス・ワン(1977) より エチュード第1番、エチュード第4番
カテナリア第1番(1968)
ソナタ第23番《情熱の三部作》(1949)〔ヴェルテルに寄す/エレジー/和解〕
わが母の歌った子守歌(1936)
ソーロン・ピアース(P)

録音:2020年8月17日-18日&9月27日-28日、ミネソタ・ダルース大学 ウェーバー・ホール(アメリカ)
グンナー・ヨハンセン(1906-1991)は、デンマーク生まれのアメリカのピアニスト、作曲家。コペンハーゲンでピアニストのヴィクト・シューラーに学び、ベルリンでフェルッチョ・ブゾーニの弟子のエゴン・ペトリに師事。エトヴィン・フィッシャーとリストの生徒だったフレデリック・ラモンドにも教わり、1929年に渡米しています。カリフォルニアでサンフランシスコのNBCラジオ・ネットワークの週刊ラジオ番組で演奏、1939年からはウィスコンシン大学マディソン校で長年教えました。1940年代の初頭にマディソンに近いブルー・マウンズに居を構え、ここを拠点に作曲とリストの曲を中心とする録音プロジェクトを行いました。残した作品数は多く、31曲のピアノ・ソナタ、3曲のピアノ協奏曲、3曲のヴァイオリン・ソナタをはじめ、管弦楽と室内楽のための作品など、750曲近い作品を作りました。
アメリカの若いピアニスト、ソーロン・ピアースは、ヨハンセンを個人的に知り、彼の音楽への造詣が深いといわれます。2曲のソナタ、1928年から1977年までの小品を演奏しています。
Danacord
DACOCD-939(1CD)
2021年フーズム城音楽祭
(1)レイナルド・アーン:ほどけたリボン〜12のワルツ集(2台ピアノのための) より 第1番、第3番
アレクサンドル・ツファスマン(1906ー1971):ジャズ組曲(2台ピアノのための)より 第3曲、第4曲
(2)シャミナード:6つの無言歌 Op.76 より 第6番「瞑想曲」、第2番「エレヴァシオン」
ジョセフ・ホルブルック:8つの夜想曲 Op.121 より 第5番「ブライダル・バラード」
(3)パーシー・シャーウッド(1866ー1939):舟歌第2番 Op.24
(4)ヨゼフ・スーク:人生と夢 Op.30より 第6曲、第9曲
(5)シューベルト:ハンガリー風のメロディ D817
(6)リスト:忘れられたワルツ第2番
ラフマニノフ:前奏曲ヘ長調、幻想的小品ト短調、東洋のスケッチ
(7)イサイ・ドブローウェン:青春ソナタ Op.5b
ルーズ・ランゴー(1893ー1952):ギタンジャリ讃歌 BVN149より [. Tavshedens Hav
(1)デュオ・ベルリンスカヤ&アンセル(2台ピアノ)
(2)サイモン・キャラハン(P)
(3)竹ノ内博明(P)
(4)フロリアン・ノアック(P)
(5)ニコラ・スタヴィ(P)
(6)ズラータ・チョチエヴァ(P)
(7)ペーター・フロウンジャン(P)

録音(ライヴ):2021年8月13日ー21日、フーズム城(ドイツ)
ドイツ北部のかつてのデンマーク領、シュレースヴィヒ=ホルシュタイン(スレースヴィ=ホルステン)の港町フーズムで1987年に創設され、毎年8月に開催されていた「フーズム城音楽祭」(稀少ピアノ音楽祭)は2020年、COVID-19の影響により創設以来初の中止を余儀なくされてしまいましたが、2021年、2年ぶりに帰ってきました。そのライヴ録音がDanacordから発売されます。
35年もの歴史を誇り、これまでもマルク=アンドレ・アムラン、スティーヴン・ハフ、シプリアン・カツァリス、スティーヴン・オズボーン、アレクセイ・リュビモフなどといった錚々たる顔ぶれが知られざるレア・レパートリーを繰り広げ、ピアノ・マニアから熱狂的な支持を得ているフーズム城音楽祭。今回もさまざまな国から注目のピアニストたちが集結、この音楽祭の創設者でありアーティスティック・ディレクターでもあるペーター・フロウンジャンをはじめ、ブリュッセルからやってきた天才ピアニスト、フロリアン・ノアック、リュドミラ・ベルリンスカヤとアルトゥール・アンセルによる夫婦デュオなど聴きどころ満載。また、フーズム城ではおなじみとなりつつある日本人ピアニスト、竹ノ内博明も参加。ドイツに生まれ、第一次世界大戦前のドレスデンで活躍した作曲家、パーシー・シャーウッドの舟歌を披露しています。今回もピアノ愛好家にとっては聴き逃がせない、新たな発見に満ちた充実の内容となりました。

Chandos
CHAN-20193(1CD)
ハイドン:ピアノ・ソナタ集 Vol.11
ピアノ・ソナタ第1番ト長調 Hob.XVI:8
ピアノ・ソナタ第61番ニ長調 Hob. XVI:51
幻想曲ハ長調 Hob.XVII:4
アダージョ ヘ長調 Hob.XVII:9
ピアノ・ソナタ第14番ハ長調 Hob.XVI:3
ピアノ・ソナタ第9番二長調 Hob.XVI:4
カプリッチョ 「8人のへぼ仕立て屋に違いない」 ト長調 Hob.XVII:1
主題と6つの変奏ハ長調 Hob.XVII:5
ピアノ・ソナタ第62番変ホ長調 Hob.XVI:52
アレグレット ト長調 Hob.XVII:10
ジャン=エフラム・バヴゼ(P/YAMAHA CFX)

録音:2021年6月18日-20日、ポットン・ホール(サフォーク)
世界屈指のフレンチ・ピアニズムの体現者として人気を博し、現在ではハイドン、ベートーヴェン、モーツァルトなど古典派作品の演奏&録音でも圧倒的な地位を確立してきたジャン=エフラム・バヴゼが取り組むハイドンのピアノ・ソナタ全曲録音プロジェクトが遂に完結。ハイドンの多種多様なスタイルや表現を探求し、YAMAHA CFXピアノのクリアで鮮やかな音色、ポットン・ホールの暖かくアコースティックな響きで好評を得たこの録音プロジェクトは、これまで英グラモフォン誌の「エディターズ・チョイス」や英BBCミュージック・マガジンの「インストゥルメンタル・チョイス」、英インターナショナル・ピアノ誌の「インターナショナル・ピアノ・チョイス」などに度々選ばれています。
11年という歳月をかけて取り組み続けられてきた一大プロジェクトの終着点は、ハイドンが音楽教師として生計を立てていた1750年代に作曲した最初期のソナタから、傑作が多く生まれた時期でもある1790年代の最後期の作品を組み合わせたプログラム。簡易な構成と和声から成るソナタ第1番、主題がはっきりと位置づけられ、華やかさ、盛り上がりに富んだソナタ第62番など、時代ごとの作風の変化をバヴゼが持ち前の知的な解釈で描き出します。

Lyrita
SRCD-411(1CDR)
ピアノ・デュオ作品集
エライアス・パリシュ・アルヴァーズ(1808-49)&カール・ツェルニー:グランド・デュオ・コンチェルタンテ Op.65(1843)
ロベール・ニコラ=シャルル・ボクサ(1789-1856):Le gout du jour Op.169(1820?)
アルヴァーズ:序曲(1843)
ヤン・ラディスラフ・ドゥシーク:デュオ・コンチェルタンテ Op.74(c.1812)
アルヴァーズ&ツェルニー:Grande Fantaisie Brillante Op.39(1838)
サイモン・キャラハン(P)、
クリオドナ・シャナハン(P)

録音:2020年2月1日、4日、27日、2021年4月14日-15日、ワイアストン・レイズ、モンマス(イギリス)
これまでにも知られざる音楽を多数録音し、日の目を当ててきたピアノ奏者サイモン・キャラハンと、ロイヤルオペラハウスやロイヤルフェスティバルホールで演奏経験を持つピアノ奏者兼オルガン奏者でもあるクリオドナ・シャナハンによるピアノ・デュオ作品集。
ベルリオーズに「ハープのフランツ・リスト」と称されるほど優れたハープ奏者であったエライアス・パリシュ・アルヴァーズは、カール・ツェルニーとたびたび作曲や演奏を行っていました。このアルバムに収められている二人の作品は、二曲ともハープとピアノ、もしくは二台ピアノのために書かれたもので煌びやかな高音パートと軽やかな伴奏パートが相まって美しいハーモニーを醸し出しています。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

CRD
CRD-3540(1CDR)
慰め
シューマン:夕べの歌 Op.85-12
マスネ:タイスの瞑想曲
ラフマニノフ:ヴォカリーズ Op.34-14
リスト:コンソレーション(慰め) S.172/R12
バッハ/グノー:アヴェ・マリア
クライスラー:愛の悲しみ
リムスキー=コルサコフ(クライスラー編):歌劇「サトコ」よりインドの歌
ドゥシュキン/パラディス:シシリエンヌ
ヘンデル:歌劇「セルセ」よりラルゴ
メンデルスゾーン:歌の翼に Op.34-2、無言歌 Op.19-1
シューマン:トロイメライ Op.15-7
ショパン:雨だれ前奏曲
マヤ・マグーブ(Vn)、
シンイ・ホワン
マヤ・マグーブはイギリスのヴァイオリニストで現在ロサンゼルスで活動しています。彼女はパーセル・スクールと王立音楽院の奨学生となり、ケンブリッジ大学のゴンヴィル・アンド・キーズ・カレッジで音楽学位を取得しました。ソリストまたは室内楽奏者として活動していた彼女は、エリザベス女王から招待を受けバッキンガム宮殿で演奏を行ったり、ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズのメンバーとしても活躍していました。
このアルバムはマヤ・マグーブが、ミルシテインによるリストのコンソレーション第3番を聞いたことからインスピレーションを受け、その曲調に合う選曲により統一感のあるものに仕上がっています。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

TRPTK
TTK-0041(1CD)
恐ろしいおとぎ話
ユリ・バグリ:「忘れられた故郷についてのおとぎ話」より初雪
ミヤスコフスキー:黄色い葉 Op.31
エレーナ・フィルソヴァ:恐ろしいおとぎ話 Op.171
プロコフィエフ:年老いた祖母の物語 Op.31
ヤナーチェク:おとぎ話 JW Z/5*
シュニトケ:「ピアノ・ソナタ第1番 Op.129」より第1楽章
メトネル:「3つの物語 Op.9」より第2曲、「4つの物語 Op.34」より第2曲、「4つの物語 Op.26」より第3曲、「2つの物語 Op.20」より第2曲
バグリ:「忘れられた故郷についてのおとぎ話」より冬の踊り
ヘレナ・バシロワ(P)、
マヤ・フリードマン(Vc)*

録音:2019年4月8日-10日、アイントホーフェン音楽堂(オランダ)
1983年にロシアのピアニストである両親の下に生まれたヘレナ・バシロワ。5歳の時からピアノのレッスンを始めてロシアで学んだ後、1990年にオランダに渡りアムステルダム音楽院で、その後はニューヨークでも研鑽を積みました。2008年にはオランダのデビュー・ツアー・アワードを受賞し、オランダ国内の主要なコンサートホールで演奏しています。ニューヨークではカーネギーホールでオーケストラと演奏しており、その際ニューヨークタイムズ紙で高く評価されました。このアルバムでは彼女のルーツでもあるロシアの作曲家による、おとぎ話をテーマにした作品を取り上げ、持ち前の表現力で多彩に描いています。

TRPTK
TTK-0030(1CD)
レングヴォーヘン
ロデリック・デ・マン:Dulcamara
ルイ・アンドリーセン:Triplum
マルティン・ファン・ヘース:Ikariotikoyunbabarrange
アート・シュトロートマン:ドビュッシーの主題による変奏曲
ヘース:Orewoet
ヤン=ペーター・デ・グラーフ:That all changes
クリスティアーン・リヒテル:レングヴォーヘン
マルティン・ファン・ヘース(G)

録音:2018年7月、ルーテル教会(ハールレム、オランダ)
1990年生まれのオランダのギター奏者マルティン・ファン・ヘースは、2008年から2014年にかけてハーグ王立音楽院で学びました。学生の頃からオランダの作曲家の作品を収録したアルバムを作ることを考えていたというヘース。このアルバムでオランダの現代作曲家たちとのコラボレーションが実現し、また自作の作品も収録。それらの作品を非の打ちどころのないテクニックと音楽的洞察力で表現しています。

MUSICAPHON
M-56949(1CD)
ピアソラ、カルボ、プホールほか:アルゼンチンのギター作品集
ピアソラ:タンギッシモ、ブエノスアイレス午前零時、天使の死
ロベルト・カルボ:チキータの歌、プロフンダ、ソンリサル、エンクエントロ
マキシモ・ディエゴ・プホール:冬の映像、ラプラタ川の3つの小品
ナルシソ・サウル:ハープとギターのための組曲より第2曲「コモ・アクア」、サンホルヘ大通り
ワルター・ハインツ:モレイラのミロンガ、デスプエス・デル・ティエンポ
マクシミリアン・マンゴールド(G)

録音:2012年5月
「いま芸術的に最も興味深いドイツ人ギタリストのひとり」(フォノ・フォルム誌)と評されるマクシミリアン・マンゴールドによるアルゼンチンのギター・ソロ作品集。マンゴールドはGFA(アメリカギター財団)国際ギター・コンクールをはじめ数々の受賞歴を持ち、古典から現代作品まで幅広いレパートリーを持つ注目のギタリストです。

ODRADEK RECORDS
ODRCD-361(10CD)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集
第1番ヘ短調 Op.2-1/第2番イ長調 Op.2-2/第3 番ハ長調 Op.2-3/ 第4番変ホ長調 Op.7/第5 番ハ短調 Op.10-1/第6番ヘ長調 Op.10-2/ 第7番ニ長調 Op.10-3/第8番ハ短調 Op.13 「悲愴」/ 第9番ホ長調 Op.14-1/第10番 ト長調 Op.14-2/第11番変ロ長調 Op.22/ 第12番変イ長調 Op.26「葬送」/第13番 変ホ長調 Op.27-1/ 第14番嬰ハ短調 Op.27-2 「月光」/第15番ニ長調 Op.28「田園」/ 第16番ト長調 Op.31-1/第17番ニ短調 Op.31-2 「テンペスト」/ 第18番変ホ長調 Op.31-3/第19 番ト短調 Op.49-1/ 第20番ト長調 Op.49-2/第21 番ハ長調 Op.53「ワルトシュタイン」/ 第22 番ヘ長調 Op.54/第23番ヘ短調 Op.57「熱情」/ 第24番嬰ヘ長調 Op.78/第25番ト長調 Op.79/ 第26番変ホ長調 Op.81a 「告別」/第27番 ホ短調 Op.90/ 第28番イ長調 Op.101/第29 番変ロ長調 Op.106「ハンマークラヴィーア」/ 第30番ホ長調 Op.109/第31番変イ長調 Op.110/第32 番ハ短調 Op.111
ミュリエル・シュマン(P)

録音:2017年7月4-6,25-28日,12月14-16日,2018年4月27-30日,10月22-24日,2019年1月21-22日,5月20-22日,7月3-4日,11月11-12日,2020年7月15-18日,2021年3月23-27日、イタリア アブルッツォ州 モンテシルヴァーノ
※日本語解説付き
フランス出身でイタリアで活動するピアニスト、ミュリエル・シュマンがベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集を録音。彼女は 2000年頃にも全曲録音をしている(SOLSTICE レーベル)ので、これが2度目の全集録音となります。 ミュリエル・シェルマンはフランス北西部、港湾都市として名高いル・アーヴルの生まれ。5 歳でピアノを学び始め、パリのエコ ール・ノルマルを修了。その後イタリアでマリア・ティーポに学んでいます。欧米で広く活躍しつつ、2014 年からヴェネツィア音 楽院で指導にも当たっています。シュマンはイタリアでは特にベートーヴェン弾きとして有名で、2016 年にODORADEK にディ アベリ変奏曲を録音、好評を得ていた。そしてこのピアノ・ソナタ全集は、ディアベリ変奏曲の翌年 2017年から4年近くをか けてじっくり手掛けたもの。長年ベートーヴェンに打ち込んできたピアニストが到達した深い味わいを湛えたベートーヴェン は、強い説得力を持っています。
ODRADEK RECORDS
ODRCD-429(1CD)
「イベリアの印象」
アルマンド・ジョゼ・フェルナンデス(1906-83):ソナティーナ
アルベニス:エスパーニャ Op.165
ペドロ・ブランコ(1883-1919):カスティーリャ Op.16〜レオンの子守歌
 ロマンティックな時間 Op.6〜子守歌
 ガラニアス Op10〜ヴェルベナ(祭り)
ジョゼ・ヴィアナ・ダ・モッタ(1868-1948):3つのポルトガルの情景 Op.9
ハビエル・モンサルバーチェ(1912-2002):イヴェットのためのソナティーヌ
パウロ・オリヴェイラ(P)

録音:2021年11月22-23日イタリア アブルッツォ州 モンテシルヴァーノ
※日本語解説付き
ポルトガルのピアニスト、パウロ・オリヴェイラの演奏するスペインとポルトガルの作曲家の ピアノ作品集。スペインというと情熱的という印象が強いが、ここでは知的な美しさが光る曲も 多い。アルベニスの「エスパーニャ」は言わずと知れた名曲。アルマンド・ジョゼ・フェルナン デス(1906-1983)はポルトガルの作曲家(ポルトガル人なので Jose はホセでなくジョゼと読 む)。20世紀の作曲家だが明快な作風で非常に魅力的。ペドロ・ブランコ(・ロペス)(1883-1919)はスペインの作曲家。北部のレオンの生まれで、マドリッドで学んだ後、ポルトガルに 移ってポルトで亡くなっています。ロマンティックな音楽とドビュッシーなどの近代的な響きが混 ざるブランコの音楽は優れたものだったが、1918 年から 1920年に流行したスペイン風邪の 犠牲になり35 歳で早世した。ここに収録された3曲を聞くだけでも、彼が長命したら、と思わ ざるを得ないでしょう。ジョゼ・ヴィアナ・ダ・モッタ(1868-1948)はポルトガルの作曲家。彼はリ ストの最後の弟子として有名です。リスボンでベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲演奏を成 しなどピアニストとして、またピアノ教師としても高名だった。3 つのポルトガルの情景は非常 に親しみやすい気の利いた曲。カタルーニャの作曲家、ハビエル・モンサルバーチェ (1912-2002)となると一気に近代的な響きが広がる。イヴェットのためのソナティーヌは、娘 のために書いたものだという。パウロ・オリヴェイラはリスボン高等音楽院で学んだ後、同郷の 出身で米国のカンザス大学でピアノ科教授を務めていたセケイラ・コスタ(1929-2019 ヴィア ナ・ダ・モッタの弟子)の高弟になった。癖のない優しい演奏が魅力です。

フォンテック
FOCD-9870(1CD)
税込定価
2022年7月6日発売
プレイ・バッハ
バッハ:半音階的幻想曲とフーガ 二短調 BWV903
コラール前奏曲「イエスよ、わたしは主の名を呼ぶ」 BWV639(ブゾーニ編)
イタリア協奏曲 へ長調 BWV971
ピアノ協奏曲 第4番イ長調 BWV1055*
ピアノ協奏曲 第1番ニ短調 BWV1052*
管弦楽組曲 第3番ニ長調 BWV1068より「アリア」 (藤井亜紀編)*
藤井亜紀(P)
東京室内O弦楽器セクション*

録音:2014年12月23日 浜離宮朝日ホール ライブ
東京藝術大学卒業後、ミュンヘン国立音大大学院マイスタークラスを修了。国内外で活動を続けるピアニスト藤井 亜紀。バロックから現代まで幅広いレパートリーを持ち、これまでソリストのみならずアンサンブルピアニストと しての音楽活動は国境を越えヨーロッパに及び、音楽祭やオーケストラの定期演奏会等への出演を重ねてきました。 レコーディングも活発におこない、作曲者存命中の1843 年製プレイエル・フォルテピアノによる<ショパン 練 習曲>CD は高く評価されました。 フォンテック初となる本CD は、2014年12月に浜離宮朝日ホールでおこなわれたオール・バッハ・プログラム のライブを収録。独奏3作品の前半、後半は東京室内Oと共演の協奏曲という意欲的な内容です。 「祈りの先に人々が見出す光」そして「人間の限りない生命力」への想いと成就―時空を超越するバッハの音楽に 導かれます。


La Dolce Volta
LDV-91(1CD)
フォーレ:舟歌&バラード
13の舟歌【第1番イ短調Op.26、第2番 ト長調Op.41、第3番変ト長調Op.42、第4番変イ長調Op.44、第5番 嬰ヘ短調Op.66、第6番変ホ長調Op.70、第7番 ニ短調Op.90、第8番変ニ長調Op.96、第9番イ短調Op.101、第10番 イ短調Op.104/2、第11番ト短調Op.105、第12番 変ホ長調Op.106bis、第13番ハ長調Op.116】
バラード 嬰へ長調Op.19
ジャン=フィリップ・コラール(P)

録音:2020年9月6-8日、アルセナル大ホール、メス音楽都市
※日本語解説付
フランスの大家、ジャン=フィリップ・コラール(1948年生まれ)。フォーレの全ピアノ独奏曲と室内楽作品の録音は1970年、ジョルジュ・シフラ国際コンクー ル優勝直後にすでに行っており、これをもってコラールは世界的にフォーレの名手として認められることになりました。このたび、50年という時を経て、ふたたび 13の舟歌を録音しました。再録音のきっかけは、最近、ふと車のラジオから流れてきた舟歌の演奏にあれこれ思いをめぐらせていたら、なんと自分の演奏で、これ はもう一度録音しなければ、と思ったから、ということ。様々なスタイルの舟歌を、鼻歌を歌うように軽々と、しかし完璧に均整のとれたハーモニーで美しく響かせ ています。バラードも、エレガンスとテクニックでファンタジー豊かに描いています。 (Ki)

MIRARE
MIR-630(1CD)
Un monde fantastique〜幻想的世界
リスト:グノーのファウストのワルツにもとづくパラフレーズ
シューマン(リスト編):「春の夜」(リーダークライス op.39-12)
シューマン:クライスレリアーナ op.16
シューマン(リスト編):献呈 op.25-1
リスト:ダンテを読んで―ソナタ風幻想曲
ジャン=バティスト・ドゥルセ:エンディミオン(2021, キーツの詩による)
ジャン=バティスト・ドゥルセ(P)

録音:2021年12月
ジャン=バティスト・ドゥルセは1992年生まれのピアニスト、即興演奏家、作曲家。パリ国立音楽院でクレール・デセールにピアノと室内楽を、ティエリー・エス ケシュに即興演奏を師事しました。2019年、ロン=ティボー・コンクールで第4位および聴衆賞、クララ・ハスキル・コンクールでモダンタイムズ(新曲)賞受賞 の注目の存在です。作曲家として20ほどの室内楽や器楽作品を作曲、出版もされています。そんなドゥルセが今回プログラムしたのは、「詩」に多大な影響を受け たロマン派作品。シューマンの歌曲をリストが編曲した「春の夜」の繊細なさざめきのようなピアノは驚異的な美しさです。注目なのが、リストの「ダンテ・ソナタ」 と、そのリストへの導入と自身位置付ける自作を続けて収録していること。リストの「ダンテ・ソナタ」は超絶技巧がものすごいのはもちろんのこと、情景が見事に 目の前に浮かぶような描写力豊かな演奏に圧倒されます。ダンテ・ソナタが下降で始まるのに対し、ドゥルセの作品は上行で始まり、美や神の世界について語る キーツの詩を、天上の世界の響きを思わせる美しいハーモニーで聴かせます。1枚が大きなストーリーとなっている内容で、ピアノの詩人ドゥルセの今後にも期待 が高まります。 (Ki)

AD VITAM
AV-220315(2CD)
フィリップ・グラス:エチュード
エチュード第1巻&第2巻(全20曲)
フランソワ・マルディロシアン(P)

録音:2021年12月14-17日/ステファン・ポレロ・スタジオ(ヴィルティエリー、フランス)
アンリ・バルダほかに師事したフランソワ・マルディロシアンは現代系マニアック作品を得意とする異色のピアニスト。とくにフィリップ・グラスは十八番で、その 魅力を伝えてくれます。ミニマル的技巧の習得を目的とした第1巻(10曲)と、音楽的表現の追求が感じられる第2巻(10曲)いずれもグラスならではのオシャ レでスピード感あふれるピアノ・ワールドを作り上げています。 (Ki)

BIS
BISSA-2578
(1SACD)
20指のトーナメント〜イギリスのピアノ・デュオ作品
レノックス・バークリー:パーム・コート・ワルツOp.81の2
同:4手のためのソナチネ変ホ長調Op.39
同:主題と変奏曲Op.73
リチャード・アーネル:4手のためのソナチネOp.61
スティーヴン・ドッジソン:20指のトーナメント
同:4手のためのソナタ
コンスタント・ランバート:白鍵のための3つの黒人小品
エマ・アバーテ&ジュリアン・パーキンス(P・デュオ)

録音:2020年11月16-17日/セント・ジョージ(ブリストル)
連弾または2台ピアノはフランス、ドイツ、ロシアに魅力作が豊富なイメージがありますが、意外にも発祥は16世紀のイギリス。20世紀のイギリス作品を集めた 意欲的なアルバムの登場です。
20世紀といっても前衛的なものではなく、いずれもメロディアスで聴きやすいものばかり。原曲はオーケストラのレノックス・バークリー:の「パーム・コート・ワ ルツ」ノスタルジックな情感は特にオススメ。またコンスタント・ランバートは全体で約9分の間、一度も黒鍵が現れない作品。南米風のリズムが心地よく、驚くほ ど豊かな音で盛り上がります。アーネルのソナチネ、ドッジソンの2篇は世界初録音。
ナポリ出身のエマ・アッバーテと、古楽指揮とクラヴィコード、チェンバロ奏者として著名なジュリアン・パーキンスによるピアノ・デュオがBIS登場。これまで他 レーベルからフォルテピアノ連弾によるモーツァルト集をリリースしてきましたが、今回はスタインウェイDを存分に鳴らして充実した世界を作り上げています。古楽 界の大物パーキンスは近代作品でも新鮮な解釈を聴かせてくれます。 (Ki)

Paraty
PARATY-422269(1CD)
共鳴するドビュッシー
ドビュッシー:夢想
ジョアンナ・グッデール:海洋起源
ドビュッシー:沈める寺
同:水の反映
グッデール:メタル・ムーン
ドビュッシー:月の光
同:雪が踊っている
グッデール:まだ雪
ドビュッシー:雨の庭
ドビュッシー:パゴダ
グッデール:目が眩むガムラン
ドビュッシー:そして月は荒れた寺にかかる
グッデール:共鳴するドビュッシー
ジョアンナ・グッデール(P)

録音:2021年5月11、12日/ショー・ド・フォン音楽ホール(ライヴ)
ジョアンナ・グッデールはイギリスとトルコの血を引くフランス/スイスのピアニスト。前作はバッハとイスラム系音楽(自作)を並べ、比較紹介することで「バッ ハがイスラム音楽を聴いていたならば」という妄想を展開させていました。今回はドビュッシーの自然を題材にしたピアノ曲とそれに呼応するグッデールの自作を 並べ、自然の摂理や生態系と人間の位置などを問うています。

Solo Musica
SM-399(1CD)
NX-B03
リスト:シューベルトとワーグナー作品のピアノ・トランスクリプション集
水の上で歌う D 774(シューベルト)
糸を紡ぐグレートヒェン Op. 218D 118(シューベルト)
休みなき愛 D 138(シューベルト)
アヴェ・マリア D 839(シューベルト)
魔王 Op. 1D 328(シューベルト)
愛の便り(白鳥の歌 D 957) (シューベルト)
セレナード(白鳥の歌 D 957) (シューベルト)
アトラス(白鳥の歌 D 957) (シューベルト)
ドッペルゲンガー(白鳥の歌 D 957)(シューベルト)
リスト:バラード第2番ロ短調
イゾルデの愛の死(ワーグナー:トリスタンとイゾルデ)
エルザの大聖堂への入城 (ワーグナー:ローエングリン)
巡礼の合唱(ワーグナー:タンホイザー)
聖杯への厳かな行進曲(ワーグナー:パルジファル)
ジャン=ニコラ・ディアトキン(P)

録音:2022年1月17-19日
6歳から音楽の勉強を始めたジャン=ニコラ・ディアトキン。1989年からクラウディオ・アラウの弟子ルート・ネイエに 師事、1994年にはナディア・ブーランジェの弟子、ナルシス・ボネから教えを受け研鑽を積みました。歌手の伴奏 者として長い経験を持つディアトキンは歌曲伴奏を心から楽しんでいますが、近年は昔から共演を重ねてきた歌 手たちが続々と引退して、その機会が減ってきました。そこで彼は自分一人で「歌」を奏でるべく、リストがピアノ独 奏用に編曲(トランスクリプション)したシューベルトとワーグナーの作品を演奏・録音しました。 この録音のもう一つの特徴は、1916年にシュトゥットガルトで作られたシードマイヤー社のグランド・ピアノを使って いること。フィラルモニー・ド・パリのピアノ調律師ローラン・ベシエールが発案し、フランス国立科学研究センターのア ントワーヌ・レテシエ=サルモン、ピアノ製作者のステファン・ポレロと共同で楽器を調整。現代の最新のピアノとは 一味違う音色をお楽しみ頂けます。 ディアトキンはリストの傑作バラード第2番でコンサート・ピアニストとしての腕前を存分に発揮しています。

DIVINE ART
DBU-20211(1CD)
NX-B07
2021年アルド・チッコリーニ賞受賞記念コンサート
リャードフ:Biryul’ki スピリキンス Op. 2
リャードフ:3つの小品 Op. 11? 第1番:前奏曲 ロ短調
メトネル:ピアノ・ソナタ「忘れられた調べ」 Op. 38-1「回想ソナタ」
プロコフィエフ:『ロメオとジュリエット』より10の小品 Op. 75
スクリャービン:ピアノ・ソナタ第4番 嬰ヘ長調 Op. 30
ヴィオレッタ・フィアルコ(P)

録音:2022年1月
2020年、新型コロナ感染症のパンデミックの中、開催が発表された『チッコリーニ賞』。イタリア、トラーニにある欧 州芸術アカデミー"アルド・チッコリーニ"が主催したこのコンクールは、実際に参加者を集めて競うのではなく録音 での審査を行いました。参加者登録の締め切りは2021年2月まで延長され、数多くの若きピアニストが自身の 録音を登録、厳正な審査の末第1位に選ばれたのがウクライナ出身のピアニスト、ヴィオレッタ・フィアルコです。 9歳でキーウのリセンコ音楽学校に入学し2016年に最優秀の成績で卒業。キーウ音楽院で更なる研鑽を積ん だ彼女は、数多くの賞を受賞し、ウクライナが侵攻されるまではピアノと音楽理論の教師として働いていました。優 勝記念として制作されたこのアルバムは、技巧的な作品を集め、彼女の高度な音楽性を感じさせる格好の内容 となっています。
DIVINE ART
DDC-25754(2SACD)
NX-C02
バッハ:ゴルトベルク変奏曲BWV 988 ブルカルト・シュリースマン(P)

録音:2007年7月17-19日
テルデック・スタジオ、ベルリン(ドイツ)
2022年リマスター
シューラ・チェルカスキーやブルーノ・レオナルド・ゲルバーに師事したドイツの中堅ピアニスト、ブルカルト・シュリース マン。これまでにショパンやブラームスのアルバムを発表、作品の奥深くまで分け入り、一つ一つの曲の質感や形、 そして詩情を浮かび上がらせた演奏が好評を博しています。2013年にはバッハのパルティータやイタリア協奏曲な どを含むアルバムを録音、発表しましたが、この「ゴルトベルク変奏曲」は2007年の録音。他のどの作曲家よりも バッハを敬愛しているというシュリースマンのこの演奏はさまざまなメディアで高い評価を得たものです。今回の発売 にあわせ、新たなリマスタリングを行い更に美しい音が楽しめます。マルチ・チャンネル5.0を含むSACDでの発売で す。

sonorite
SNRT-2203(1CD)
税込定価
ワーグナー・トリビュート
ワーグナー:黒鳥館への到着 WWV 95
 パルジファル - 聖杯への厳かな行進曲 S450/R283(F. リスト編)
 パルジファル - 「聖金曜日の音楽」による音楽的印象(J. ルービンシュタイン編)
リスト:リヒャルト・ワーグナーの墓に S202/R85
ワーグナー:マティルデ・ヴェーゼンドンク夫人のアルバムのためのソナタ WWV 85
 ベッティ・ショット夫人のためのアルバムブラット WWV 108
リスト:R.W. - ヴェネツィア S201/R82
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」 - 前奏曲(Z. コチシュ編)
 楽劇「トリスタンとイゾルデ」 - 愛の死 S447/R280(F. リスト編)
 エレジー「あこがれ」 WWV 93
新野見卓也(P)
使用楽器:Steinway & Sons,
Hamburg Model D-274

録音:2021年8月3-5日稲城市立iプラザホール,東京
新野見卓也(1988-)はブダペスト在住の新鋭。国際基督教大学、一橋大 学大学院を経て、リスト音楽院に学んだ。本アルバムは、バイロイト詣が生き がいの “ワグネリアン”新野見が、深い共感と洞察をもって奏する、リヒャルト・ ワーグナーへのオマージュです。リスト、コチシュらによるワーグナーのオペラ・トラ ンスクリプション、ワーグナー自身の希少なピアノ曲、リストによるワーグナー追悼 作品を収録しています。新野見の演奏は俯瞰的でスケールが大きく、名人・横 山ペテロの調律と相まって、オーケストラのような色彩感と奥行きを醸し出す。 2021年8月、稲城市立iプラザでのワンポイント録音(エンジニア:北見弦 一)。新野見自身による書き下ろしライナーノーツも必読。「?トリスタン?冒 頭に書き込まれ、日本語ではしばしば「憧れをもって」と訳される Schmachtendという語以上にワーグナーの音楽を表すのにふさわしい言葉 はない。その音楽は、繰り延べられる旋律は、和声の宙づりは、つねになにかに 憧れている」(新野見卓也)

TYXart
TXA-21156(1CD)
ダブルベースとピアノのための作品集
セロニアス・モンク:’Round Midnight
ジェネ・デ・ポ-ル:You don’t know what Love is
スティーブ・キューン:The Saga of Harrison Crabfeathers
ジョー・ヘンダーソン:Recorda Me
ハロルド・アーレン:Somewhere over the Rainbow
ヴィクター・ヤング:When I fall in Love
ドビュッシー:月の光
バッハ:カンタータ「神の時こそいと良き時」 BWV106
スティーヴィー・ワンダー:You are the Sunshine of My Life
チャーリー・チャップリン:Smile
マリア・グレベール:What a Diff’rence a Day made
ファン・ティゾール&デューク・エリントン:Caravan
ホーギー・カーマイケル:The Nearness of You
ガーシュウィン:サマータイム
ジャン・レック:Ich und Du
アルヴォ・ペルト:鏡の中の鏡
ジャン・レック(P)
ヤコブ・ジェイガー(ダブルベース)

録音:2021年
ジャズ畑で活動しているヤコブ・ジェイガーによるアルバム。ピッチカートではじきだされる微妙な音程を駆使した歌心。 (Ki)

TYXart
TXA-21161(1CD)
アンコール 〜ホルンとピアノのための作品集
バッハ/グノー:アヴェ・マリア
クライスラー:愛の悲しみ 第2番
フォーレ:夢のあとに Op.7-1
菅野よう子:Our Little Sister(映画「海街diary」)
サン=サーンス:白鳥
ニールセン:霧は晴れて(Niels Bastrup編)
モリコーネ:死のテーマ(映画「アンタッチャブル」)
サン=サーンス:交響曲第3番より アダージョ(Herve Joulain編)
ミシェル・コロンビエ:エマニュエル
グリエール:悲しきワルツ Op.35-7
ミシェル・ルグラン:これからの人生(映画「幸せの彼方に」)
シューマン:トロイメライ
ジョン・ウィリアムズ:ルークとレイア(映画「スター・ウォーズ」)
Luc Baiwir:アリオーソ Op.16
ビル・コンティ:ミッキーの死(映画「ロッキー・ザ・ファイナル」)
ラフマニノフ:ヴォカリーズ Op.34
J・シュトラウス:甘い涙
スティーヴン・ソンドハイム:Not a Day goes by
バッハ:G線上のアリア
Wolf Kerschek:It’s still Our Dream
ジョン・ウィリアムズ:レイア姫のテーマ(映画「スター・ウォーズ」)
エルヴェ・ジュラン(Hrn)
タチアーナ・チェルニチカ(P)

録音:2021年
映画音楽を含む美しい名曲の数々をホルンで吹いたアルバム。

H.M.F
HMM-932019(2CD)
ショスタコーヴィチ:24の前奏曲とフーガ Op.87(全曲) アレクサンドル・メルニコフ(P)

録音:2008年5,12月&2009年3月
ショスタコーヴィチ壮年期の『24の前奏曲とフーガ』はその巨大さ、深さ、技術的難度ゆえ、ピアニストにとって最高峰のひとつとなっています。全曲の録音 も多くはなく、いまだに初演者ニコラーエワのものが超えるものなき決定盤の地位を保っています。しかし、今回ロシアの俊英メルニコフがまさに命をかけてチャ レンジした録音は驚くべき完成度で、この世のものとは思えぬ域に達しています。この音楽的深み、さらに時折見せる暗黒の情念など30代とは思えぬ成熟度、 さらにニコラーエワにはない21世紀的な新しさなど、どこをとっても非の打ちどころなし、ついにニコラーエワの盤を超える演奏の出現と思えます。
HMC 902091およびKKC 5105(ともに廃盤)に付属していたDVDはつきません。また、HMC 972019は廃盤となります。 (Ki)

EUROARTS
20-69107(1CD)
ヴィーチェスラヴァ・カプラーロヴァー(1915-1940):ピアノ作品集
3つのピアノ小品Op.9
4月の前奏曲Op.13
小さい歌/5つのピアノ曲
ピアノのための舞曲Op.23
サンテティエンヌ・デュ・モン教会の鐘による変奏曲 Op.16
ソナタ・アパッショナータOp.6
2つの花束
レオニー・カラタシュ(P)

録音:2021年6月16-18日 Mount of Olives Church (ベルリン)
チェコの夭折の女性作曲家ヴィーチェスラヴァ・カプラーロヴァーのピアノ作品集。カプラーロヴァーは、作曲家の父ヴァーツラフ・カプラール(1889-1947) と声楽家の母ヴィーチェスラヴァ・ウフリローヴァ(1890-1973)のもとに生まれ、幼少期から高い音楽的才能を発揮しました。9歳で作曲をはじめ、15歳で ブルノ音楽院で作曲と指揮を学び、18歳で「アパッショナータ」を作曲。22歳でプラハ音楽院を優秀な成績で卒業。そして指揮者として初舞台を踏んだのち、マ ルチヌーの勧めでパリに留学。このパリ行きは、結果的にチェコスロヴァキアの占領とともに亡命となりました。パリでは指揮をシャルル・ミュンシュに、作曲をマル チヌーに学び才能を開花させ、1938年には「軍隊シンフォニエッタ」が第14回ISCM国際現代音楽協会音楽祭のオープニング作品に選ばれるなど将来を期待 されていました。1940年4月に画家アルフォンス・ミュシャ(ムハ)の息子イジー・ムハと結婚。5月にナチスによってパリが占領されると南仏に疎開したものの、 同年6月16日モンペリエにて死去。カプラーロヴァーはまだ25歳でした。
今回、若く才能にあふれていたカプラーロヴァーのピアノ作品に取り組んだのは、ベルリンの若手ピアニスト、レオニー・カタラシュ(旧姓レオニー・レッティング で20-61188に録音あり)。カプラーロヴァーの楽曲は、豊かな経験を積んだ女性が人生を総括するような深みと成熟が感じられ、また若さゆえの輝きや情熱も 兼ね備えた、複雑で色彩豊かな音楽性を持っているとレオニー・カタラシュは語っています。カタラシュはこのカプラーロヴァーを皮切りに、女性作曲家の作品に取 り組んでいくシリーズを計画しているとのことです。 (Ki)

DOREMI
DHR-8175(2CDR)
マルタ・アルゲリッチLIVE第7集
(1)プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番ハ長調 Op.26

(2)シューマン:トッカータ ハ長調 Op.7、
 幻想曲 ハ長調 Op.17
ショパン:舟歌 嬰ヘ長調 Op.60、
 スケルツォ第3番嬰ハ短調 Op.39

(3)バッハ:イギリス組曲第2番イ短調 BWV807
シューマン:ピアノ・ソナタ第2番ト短調 Op.22
ラヴェル:水の戯れ
リスト:『詩的で宗教的な調べ』より 葬送
ショパン:バラード第3番変イ長調 Op.47、
 マズルカ第29番変イ長調 Op.41-4、
 マズルカ第40番へ短調 Op.63-2、
 マズルカ第23番ニ長調 Op.33-2
 スケルツォ第2番変ロ短調 Op.3
 マズルカ第15番ハ長調 Op.24-2
マルタ・アルゲリッチ(P)

(1)シャルル・デュトワ(指)、SODRE響
ライヴ録音:1969年6月14日モンテビデオ
(2)ライヴ録音:1966年9月6日エディンバラ音楽祭
(3)ライヴ録音:1967年9月8日エディンバラ音楽祭
アルゲリッチの貴重ライヴ音源。あまり知られていない驚きの録音が満載。69年にウルグアイ放送のオケと披露したプロコフィエフ3番は、同年に結婚したデュ トワの指揮。デュトワとの共演盤は90年代が多く、この時期のものは稀少。66・67年のエディンバラ音楽祭でのリサイタルもアルゲリッチならでは聴き応え抜群 のプログラムとなっております。  (Ki)
※当DOREMIレーベルの商品はCD-Rで入荷する可能性がございます。ご了承の上お求め頂きますようお願いいたします。

La Dolce Volta
LDV-77(1CD)
イザイ:6つの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ op.27 ダヴィド・グリマル(Vn/ストラディヴァリウス’ex-Roederer’)

録音:2019年7月8-10日、ボン=セクール教会(パリ)
※日本語解説付
フランスの名手グリマルによる、イザイのヴァイオリン・ソナタ全曲録音の登場。イザイは、19世紀から20世紀にかけてのヴァイオリン界を先導 した人物でした。教師、奏者、作曲者としても名を成したイザイの指導を受けた人物にはアイザック・スターンがおり、そのスターンの教えを受けた一人にレジス・ パスキエがいます。パスキエはグリマルの師でもあり、イザイのソナタを録音した初めてのヴァイオリン奏者でもあります。イザイの精神が現代の名手たちにも脈々 と受け継がれていることを感じさせる演奏。ふくよかさを感じさせる瞬間もあるグリマルのイザイ、注目です。 【イザイのヴァイオリン・ソナタ】 6曲から成るイザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタop.27は言わずとしれた難曲ぞろい。自身優れたヴァイオリニストでもあったイザイが、バッハの無伴奏ソナタ & パルティータを強く意識して書いたもの (イザイの自筆譜にはバッハの各曲の調性のメモもあります)。 各曲が名ヴァイオリン奏者やイザイの高弟に捧げられているのも特徴。第1番はシゲティ、第2番はティボー、第3番はエネスコ、第4番はクライスラー、第5番はイ ザイの高弟でイザイSQの第2ヴァイオリン奏者を務めてもいたマシュー・クリックボーム、第6番はイザイの高弟、マヌエル・キロガに捧げられています。 バッハの引用があったり、グレゴリオ聖歌の引用があったり、また、バロック風、スペイン舞曲風、印象派絵画のような楽曲など、実に個性豊かで超絶技巧も随所に 盛り込まれた楽曲ぞろいとなっています。 (Ki)
La Dolce Volta
LDV-97(1CD)
ショーソン:詩曲 作品25
ラヴェル:ツィガーヌ
エネスコ:ヴァイオリンと管弦楽のためのルーマニア奇想曲
ダヴィド・グリマル(Vn&芸術監督)
レ・ディソナンス

録音:2015年10月9日(エネスコ/ライヴ、演奏終了後拍手あり )、2021年4月12日(ショーソン、ラヴェル)
※日本語解説付
フランスの名手グリマル率いるレ・ディソナンスが、ヴァイオリン・ソロと管弦楽のための作品を録音しました。指揮者なしでの演奏です。詩曲とツィガーヌがはいっ ている、というだけでも非常に聴きたくなるプログラムですが、メインは、ルーマニアに生まれたエネスコの作品「ルーマニア奇想曲」であるといえます。このルー マニア奇想曲は、エネスコが、1925年から1949まで長い年月をかけて書き進め、最終的には未完となった作品。1990年代に作曲家コルネル・タラヌによっ て補筆されました。村の土埃や、道端で物語を歌い聞かせる老人の声などを思わせる音楽で、そうした土のにおいや空気を伝えるために、四分音なども出てきま す。さらに自身ヴァイオリンの名手だったエネスコらしく、超絶技巧も要求される作品です。エネスコは、その音楽のルーツを母国のさまざまな伝統音楽にもつ一方、 20世紀初頭のフランス音楽の世界にも深く影響を受けています。グリマルは若いころに、エネスコのヴァイオリン・ソナタ第3番の作曲者自身とリパッティによる 演奏を聴いて以来、エネスコに魅せられてきました。エネスコは、15歳という若さでパリ音楽院に在籍、ラヴェルと対位法の授業で一緒になり、ラヴェルはエネス クのことをもっとも優秀な生徒と語っていたそうです。さらにエネスコはティボーと同じヴァイオリンのクラスにも在籍していました。マスネとフォーレに作曲を師事 し、当時の最先端の音楽言語を見事に自分のものにしていました。そんなエネスコの作品をメインに、エネスコがよく演奏していた「詩曲」と「ツィガーヌ」をプログ ラムすることにより、エネスコの魅力が非常にくっきりと浮かび上がってくるような1枚となっています。 (Ki)

DOREMI
DHR-8149
セゴビアとその同時代人たち 第15集
スペイン・ギター Part 3:1930-1939

(1)カステルヌオーヴォ=テデスコ:ギター協奏曲第1番ニ長調 Op.99
(2)モデスト&ビセンテ・ロメロ:En el generife
ROS:Rondena
(3)アンヘル・バリオス:Villancico
コンハード・デル・カンポ&アンヘル・バリオス:El Avapies
アンヘル・バリオス:Cantos de mi Tierra / Zacataqu0e / Zambra Gitana / Aben Humaya / Angelita
(4)ルペルト・チャピ:Serenata de la fantasia morisca
タレガ:Capricho Arabe
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番K.331より トルコ行進曲
シューベルト:楽興の時 第3番Op.94-3D.780
ファリャ:『三角帽子』より 粉屋の踊り
ファリャ:『恋は魔術師』より 漁夫の物語
(5)モラ&フランシスコ・コリャード:Potpourri Espanol
シューベルト:セレナーデ D.889/楽興の時 第3番Op.94-3D.780
(6)フランシスコ・コリャード:Andaluces
(1)アンドレス・セゴビア(G)、
ランベルト・ヴァルディ(指)SODRE管
放送用ライヴ録音:1939年10月28日/ウルグアイ、モンテビデオ、SODRE(ウルグアイ放送)

(2)トリオ・アルベニス
録音:1930-31年

(3)アンヘル・バリオス(G)、
イベリア・ギターQ
録音:1933年

(4)ヘルマン・ラゴ(指)、
マドリード・イベリア・ギターO
録音:1931年

(5)フランシスコ・コリャード(指)、
マドリード・ギター・オーケストラ
録音:1932年

(6)フランシスコ・コリャード(指)、
ナショナル・ギター・オーケストラ
録音:1932年頃
セゴビアの弾くカステルヌオーヴォ=テデスコの協奏曲第1番は、何と初演時のライヴ録音。大変貴重な記録です。そのほか同時代の息吹が香る演奏がたくさん。
※当DOREMIレーベルの商品はCD-Rで入荷する可能性がございます。ご了承の上お求め頂きますようお願いいたします。

299 MUSIC
NIKU-9046(1CD)
税込定価
「マインド」クラリネット小品集/伊藤 圭
田中カレン(1961- ):レター・トゥー・ユー
ミケーレ・マンガーニ(1966- ):クラリネットのためのテーマ
ミケーレ・マンガーニ:ロマンツァ]
テンプルトン(1910-63):ポケット・サイズ・ソナタ第1番
ジェラルド・フィンジ:フォルラーナop.23-4
プーランク:愛の小径
ドビュッシー(ハイフェッツ編):美しき
夕暮れ
フォーレ:夢のあとにop.7-1
 子守歌op.56-1
シューベルト:アヴェ・マリア op.52-6 D.839
メンデルスゾーン:歌の翼に op.34-2
シューマン:夕べの歌op.85-12
パラディス(1759-1824):シチリアーノ
ブラームス:子守歌op.49-4
ラフマニノフ:ヴォカリーズ
レーガー:ロマンツェ ト長調
 アルバムのページ 変ホ長調
R・シュトラウス:万霊節 op.10-8TrV 141
 明日の朝 op.27-4TrV 170
伊藤圭(Cl)、長尾洋史(P)

録音:2021年9月16日 小出郷文化会館「大ホール」
NHK SO首席クラリネット奏者を務める伊藤圭とピアニストとして多方 面での活躍をみせる長尾洋史が卓 越した和声感と堅実な音楽性で綴る情趣あふれる珠玉の小品集。クラリネット の柔らかく深い響きと洗練された ピアノのタッチが絶妙なアンサンブルと相見える時、作品の持つ「マインド」が 色彩豊かに浮かび上がる。

TOCCATA
TOCC-0649(1CD)
NX-B03
マルコム・デッドマン(1948-):ピアノ作品集 第1集
リフォーメーション(2009)
ピアノ・ソナタ第2番「イン・サーチ」(1984)
愛の4つの種類(2008)
神のための人類の愛-? 神霊
ピアノ・ソナタ第3番「ある天使の思い出に」(2021)
ナンシー・リー・ハーパー(P)

録音:2021年7月21日、2022年2月8, 9, 16日
世界初録音
1948年ロンドンに生まれ、現在南アフリカに在住する作曲家マルコム・デッドマンのピアノ作品集。12歳の時に 独学で作曲を始め、やがて正式にヴァイオリンと歌のレッスンを受けました。彼の作曲スタイルはバルトークやメシア ンをはじめ、規則性を重んじるセリエル音楽、南アフリカの音楽など様々な影響を受けています。 このアルバムには彼の円熟期から最近作までを収録。1984年の「イン・サーチ」は叩きつけるような激しい旋律を 持つ第1楽章にはじまり、瞑想的な第2楽章、何かを問いかけるかのようなメシアン風の旋律を持つ第3楽章で 構成されています。「愛の4つの種類」はデッドマンが信じるバハーイー教の教義に通じる作品。リズム的に演奏困 難な箇所もありますが、耳に残る旋律に満たされています。「ある天使の思い出に」の副題を持つ第3番のソナタ は2021年の作品で、彼の妻モリス=パクストンの死後わずか数カ月後に書かれており、最後の名残を惜しむか のように消えていく音が印象的です。

IBS CLASSICAL
IBS-52022(2CD)
NX-C01
ハイドン:ピアノ・ソナタ集
ピアノ・ソナタ第16番ニ長調 Hob. XVI/14
ピアノ・ソナタ第46番ホ長調 Hob. XVI/31
ピアノ・ソナタ第38番ヘ長調 Hob. XVI/23
ピアノ・ソナタ第60番ハ長調 Hob. XVI/50
ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 Hob. XVI/46
ピアノ・ソナタ第33番ハ短調 Hob. XVI/20
ホス・デ・ソラウン(P…Shigeru Kawai SK-EX)

録音:2021年3月9-11日
このアルバムの演奏者のホス・デ・ソラウンはすべての作曲家の中でハイドンを最も深く敬愛しており、このアルバム は「ハイドンへの音によるラブレター」だと語っています。「音楽学の最新の研究成果や、解釈の新機軸等を狙った ものではなく」、愛情を傾けて研究し弾き込んだ積年の経験から生まれたハイドンです。新型コロナ感染症のパッ デミック真っ只中に録音されたこのアルバムには、彼が幼い頃に学んだ第60番ハ長調や、第16番ニ長調など、こ れまでに彼が愛奏してきた6曲のソナタが収録されており、1曲毎に彼の熱い思いが込められています。 演奏しているのは第13回ジョルジュ・エネスコ国際ピアノ・コンクール(2014年 ブカレスト開催)で優勝したスペイン を代表するピアニスト、ホス・デ・ソラウン。得意とするエネスコ作品(GRAND PIANO GP705-707)や、シューマ ン、ストラヴィンスキー作品の録音が高く評価されています、

Forgotten Records
fr-1844(1CDR)
ゲルハルト・プヒェルト〜ハイドン&モーツァルト
ハイドン:ピアノ・ソナタ集*
ニ長調 Hob.XVI:42
ホ短調 Hob.XVI:34/ハ短調 Hob.XVI:20
モーツァルト:ピアノ・ソナタ集#
ハ長調 K.330/イ長調 K.331
ゲルハルト・プヒェルト(P)

録音:1957年1月*、1957年1月19日-20日#
※音源:Eterna 720021* 820018#
Forgotten Records
fr-1847(1CDR)
ベートーヴェン:エロイカ変奏曲*
ウェーバー:ピアノ・ソナタ第1番ハ長調 Op.24#
ヘルムート・ロロフ(P)

録音:1950年9月5日-9日*、1952年2月21日#
※音源:Deutsche Grammophon LPM 18456*,# 他

DUX
DUX-1838(1CD)
ヤン・エキエル〜ピアノ・アーカイヴ・レコーディングス

ショパンの作品
(1)夜想曲 嬰ハ短調
(2)夜想曲 変ニ長調 Op.27-2
(3)練習曲 ヘ短調 Op.25-2
(4)練習曲 ハ短調 Op.10-12(
(5)子守歌 変ニ長調 Op.57
(6)スケルツォ 変ロ短調 Op.31
('ワルツ ヘ短調 NE 55
(8)ワルツ 嬰ハ短調 Op.64-2
(9)ワルツ 変イ長調 Op.34-1
(10)スケルツォ 嬰ハ短調 Op.39

シマノフスキの作品
(11)4つのマズルカ Op.50
(12)仮面劇 Op.34よりシェエラザード
(13)2つのマズルカ Op.62
ヤン・エキエル(P)

録音:(1)Op.27-1(19549月24日、ポーランド放送、ワルシャワ
(2)1954年9月24日、ポーランド放送、ワルシャワ
(3)1956年8月28日、ポーランド放送、ドゥシュニキ=ズドルイ
(4)1956年9月13日、ポーランド放送、ワルシャワ
(5)1962年1月20日、ポーランド放送、ワルシャワ
(6)1954年9月24日、ポーランド放送、ワルシャワ
(7)1959年3月13日、ポーランド放送、ワルシャワ
(8)1959年3月13日、ポーランド放送、ワルシャワ
(9)1962年1月20日、ポーランド放送、ワルシャワ
(10)1972年12月20日、ポーランド放送、ワルシャワ
(11)1978年3月10日、ポーランド放送、シマノフスキ博物館
(12)1978年3月10日、ポーランド放送、シマノフスキ博物館
(13)1978年3月10日、ポーランド放送、シマノフスキ博物館
ショパン国際ピアノコンクールで公式に採用されている楽譜「ナショナル・エディション」の編集主幹であったヤン・エキエルによるショパンとシマノフスキのピアノ作品集。
ヤン・エキエルは、1937年にショパン国際コンクールにおいて第8位を獲得。その後、1959年より「ナショナル・エディション」の編集主幹として、ショパンの自筆譜や、弟子の楽譜への書き込みなどの資料を基に編纂しました。この楽譜は「エキエル版」とも呼ばれています。ショパン研究の第一人者ともいえるヤン・エキエル自身の演奏は、芸術的にも音楽史的にも貴重なものです。作曲者の意図に迫るエキエルの演奏は、ショパン好きには外せない必聴盤と言えるでしょう。
DUX
DUX-1775(1CD)
ボルトキエヴィチ:ピアノ作品集
幻想小曲集 Op.61(1942)/リリカ・ノーヴァ Op.59(1940)/7つの前奏曲 Op.40(1931)/ピアノ・ソナタ第2番嬰ハ短調 Op.60
スワヴォミル・ヴィルク(P)

録音:2021年7月(ポーランド、オトレンブシ)
近年人気の高まっているロシアのロマンティックな作曲家、セルゲイ・ボルトキエヴィチ(1877-1952)の名作ピアノ・ソナタ第2番を含む、ピアノ作品集!
ボルトキエヴィチは、現ウクライナのハリコフ出身、ポーランド貴族の血を引くロシア人といった出自の複雑さと、革新的な作曲技法に対する懐疑的な態度、また作品の多くが失われていることなどの理由から長らく忘れられた存在でしたが、最近ではそのロマンティックな作風と、親しみやすい旋律を生み出す天賦の才によって、着実にファンを増やしています。本アルバムの演奏者、スワヴォミル・ヴィルクもパンデミックのさなか偶然この作曲家のピアノ・ソナタに出会い、その美しさに魅了されたひとりでした。ヴィルクが自身の知る限り、ボルトキエヴィチのピアノ作品中最も興味深い作品と述べる「ピアノ・ソナタ第2番」は、ショパンやラフマニノフの影響もみられるロマンティックな力作で、ウィーン楽友協会・ブラームスザールで行われた初演は大成功を収めたといいます。このアルバムには、ソナタに加えボルトキエヴィチの作曲家としての才能が存分に発揮されたピアノ作品3曲が収録されており、自らをロマン派、メロディストと称した彼の成熟した作風を窺うことができます。
DUX
DUX-1842(1CD)
タンスマン:ピアノ・デュオ作品集
魔女の踊り/大都会/2台のピアノのためのソナタ/セレナード第3番/ヨハン・シュトラウスのワルツによる幻想曲
バーヨン・デュオ(P)
ラヴェルやストラヴィンスキーの影響を受け、フランスやアメリカで活躍したポーランド出身の作曲家アレクサンデル・タンスマン。ポーランドの伝統的な音楽に根ざしつつも、オネゲルやミヨーから「フランス六人組」への参加を打診されるなど、フランス近代の新古典主義を中心とした多彩な作風が特徴で、近年その独創性に注目が集まっています。タンスマンは交響曲からギター曲、舞台や映画のための音楽など、さまざまなジャンルに数多くの作品を残していますが、4手のためのピアノ曲の大部分は、妻のコレット・クラ(フランスの作曲家ジャン・クラの娘でラザール・レヴィに師事、ピアニストとして活躍)と一緒に演奏するために書かれています。新古典主義の軽妙さと戦時の深刻さ、20世紀に活躍した他の著名な作曲家や、娯楽音楽からの影響など、さまざまな要素がミックスされたタンスマンのカラフルな世界をお楽しみください。
DUX
DUX-1660(1CD)
ピアノ・ミニアチュール
ベートーヴェン:エリーゼのために
ショパン:夜想曲 嬰ハ短調 遺作、
 ワルツ イ短調 遺作、
 マズルカ ロ長調 Op.41-3
チャイコフスキー:四季より「6月 舟歌」、「10月? 秋の歌」
アルベニス:スペインの歌より「椰子の木陰で」、スペイン組曲第1集より「グラナダ」
イルマリ・ハンニカイネン:ワルツ 嬰へ短調 op.17-1
シベリウス:樹の組曲より「もみの木」
サティ:ジムノペディ第1番
ガーシュウィン:前奏曲第1番
フリードリヒ・グルダ:プレイ・ピアノ・プレイより「エクササイズ第5番」
ジョゼフ・コズマ:枯葉
モナ・レジーノ:ポートレート・イン・スタイルより「夜想曲」
エドヴァルト・シェリツキ:ティル・オイレンシュピーゲルの秘められた生涯
パヴェウ・ウコヴィエツ:パッシモフォン、フリオーソ
マレク・ミゼラ:グランマ・モニカのワルツ
マレク・ミゼラ(P)

録音:2021年(ポーランド、ウッチ)
ワルシャワのショパン音楽大学で学び、世界各国でリサイタルを重ねてきたポーランドのピアニスト、マレク・ミゼラ。自作を含んだ19曲からなるピアノ小品集には、有名曲だけでなく、聴いたことの無いような作品も収録されています。豊かな経験に裏打ちされたミゼラの音楽性と、時代も国もさまざまな、ひねりの効いたプログラムをご堪能ください。
DUX
DUX-1742(2CD)
ショパン&ミワドフスキ〜有名なロマン派&知られざるロマン派
フロリアン・ミワドフスキ(1819-1889):マズルカ第1番 ロ長調、
 マズルカ第2番ハ短調、マズルカ第3番 変イ長調、マズルカ第4番イ短調、即興曲 ホ長調、無言歌 ロ短調「ノウトカ」、ポロネーズ 変ロ長調 Op.15
ショパン:夜想曲 嬰ハ短調 Op.27-1、夜想曲 変イ長調 Op.27-2、マズルカ 嬰ハ短調 Op.63-3、マズルカ イ短調 Op.68-2、スケルツォ ロ短調 Op.20、スケルツォ 変ロ短調 Op.31、スケルツォ 嬰ハ短調 Op.39、スケルツォ ホ長調 Op.54、モーツァルトの歌劇「ドン・ジョヴァンニ」の「お手をどうぞ」の主題による変奏曲 変ロ長調 Op.2
ウカシュ・クヴィアトコフスキ(P)

録音:2020年9月&11月、2021年8月(ポーランド、ウッチ)
スタニスワフ・モニューシュコの同時代人で彼と共に学び、活動した知られざるポーランドのロマン派、フロリアン・ミワドフスキ(1819-1889)と、誰もが知るショパンの名作を並べ、ポーランド音楽の豊饒さを示したDuxレーベルならではの好企画盤。ミワドフスキはおそらくほとんど演奏されたことのない、とてもレアな作曲家ですが、ポーランドの香りに満ちた魅力的な作品ばかりで驚かされます。ミワドフスキと対比されることで際立つ、ショパン作品での濃密な表現も聴きどころです。
DUX
DUX-1771(1CD)
20世紀ポーランドのチェロ作品集
イェジ・フィテルベルク(1903-1951):チェロ・ソナタ
バツェヴィチ:ポーランド奇想曲
ルトスワフスキ:ザッハー変奏曲
ピオトル・モス(b.1949):物語/ヤン・クレンツ(1926-2020):即興曲
ペンデレツキ:ディヴェルティメント
クシシュトフ・メイエル(b.1943):モノローグ
トマシュ・ダロフ(Vc)

録音:2021年10月28日-30日(ポーランド)
20世紀に活躍した7人のポーランド人作曲家による独奏チェロのための作品集。ルトスワフスキ、ペンデレツキといった巨匠の作品から、ポーランド民謡を引用したバツェヴィチの「ポーランド奇想曲」、さらには世界初録音となるイェジ・フィテルベルク、ピオトル・モスの作品などを1989年生まれのチェリスト、トマシュ・ダロフの演奏で収録。20世紀のポーランドにおけるチェロ作品の充実を感じられます。

Indesens
INDE-015(2CD)
モーリス・アンドレ〜若き日の映画音楽・ヒットソング録音集
【CD1】
ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー、へ調の協奏曲 (ディヴェルティスマン)、パリのアメリカ人、サマータイム/レクオーナ:シボネー/ケネディ・カー・ポテラット:メキシカン・セレナーデ/トレネ・ラスリー:パリに帰るなら/エルマー・バーンスタイン:荒野の七人/ジャン・ルノワール:聞かせてよ愛の言葉を/フィリップス:北はアラスカへ/グロス・ローレンス:テンダーフライ/シューベルト:セレナーデ/マックベン・ロイセル:あなたがいるだけで素敵だった/ティゾール:ペルディード/コカトリックス:クロパン・クロポン/ジロー:ラ・パロマ

【CD2】
マーシャル:ビーナス/ララ:グラナダ/ボンファ:黒いオルフェ/ガーシュウィン:私の彼氏/スタンフォード:ルーレット/レイノー:クロウタドリとズアオアトリ/プティ:ミルト・ポルカ/ディニク:ホラ・スタッカート/アンダーソン:セレナータ/ユルメール:バン・バン・バン/コズマ:枯葉/モノ:ミロール/ラシェル:ローマのそよ風/パオラ:出会った頃みたいに/フラゴーソ:もう好きじゃないんだ/ジロー:あなたの手をとって/エリントン:キャラバン/フェイン:ある微笑/グム:あなたがとても必要/アーバン:ヴェニスの謝肉祭/リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行/ドノンサン:すてきなキスとはさようなら
モーリス・アンドレ(Tp)、
ジャン・フォスタン&オーケストラ、
ジャック・ダンジャン&オーケストラ

録音:1956年-1961年
界的音楽家としてその名とサウンドを轟かせたレジェンド、モーリス・アンドレ。本アルバムでは、伝説的巨匠が若かりし頃にレコーディングをしていた、軽音楽全般から流行歌、映画音楽、ジャズのヒットナンバーなどを集約。レコーディングが行われた56年〜61年頃は、アンドレがジュネーヴ、ミュンヘンなどの著名な国際コンクールで立て続けに優勝を重ね、世界中から注目の的となっていた時代でもあります。当時20代とは思えぬ、堂々たる豊かなサウンド、超絶技巧、そして人間味豊かな音楽性で奏でる極上の音楽を現代に伝えます。
Indesens
INDE-024(1CD)
地中海のパーカッション〜打楽器のための作品集
フェルナンド・ペネーリャ:闘牛の牛たち
ディディエ・ベネッティ:ラティテュード
ラヴェル(サフリ・デュオ編):道化師の朝の歌
フランク・トルティエ:クロードに捧ぐ 〜 麗しの人生
チック・コリア(ステファーヌ・ラベリ編):ミュージックマジック(テューバ&パーカッション版)
ブルーノ・マントヴァーニ:おそろしい夜々
ティエリー・エスケシュ:グラウンド U
ステファーヌ・ペレグリ:サーシャと赤い山並み
ウード・ユルゲンス(ジャン・ガラン編):ギリシャのワイン
エマニュエル・キュルト(パーカッション)
ディディエ・ベネッティ(指)、フランス国立O、ニコラ・バルデイルー(Cl)、ベルトラン・シャマユー(P)、ティエリー・エスケシュ(Org)、フランソワ・デフォルジュ(パーカッション)、ステファーヌ・ラベリ(テューバ)
フランス国立Oで活躍する南仏出身のマルチ・パーカッショ二スト、エマニュエル・キュルトが奏でる、地中海をテーマとした躍動感と人情味、ラテン的緊張感が漂うアルバム。ソリストに、ニコラ・バルデイルー(cl)、ステファーヌ・ラベリ(tub)といった、同国を代表する名手達を迎え、ソロ楽器としてではなく、共演者があってこそ成り立つパーカッションの魅力も伝えています。
Indesens
INDE-025(2CD)
アンリミテッド!〜トランペットとオルガンの芸術
【CD1】
クラーク:トランペット・ヴォランタリー
バッハ/グノー:アヴェ・マリア
バッハ:G線上のアリア、コラール「主よ、人の望みの喜びよ」、管弦楽組曲 第2番BWV1067より ロンドとバディヌリ
モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス KV618
ビゼー:アニュス・デイ
フランク:天使のパン
伝承(ティエリー・エスケシュ編):アメイジング・グレイス、
 誰も知らない私の悩み
ティエリー・エスケシュ:クリスマス・メドレー
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第2番BWV1004より アルマンド、
 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第1番BWV1001より プレスト

【CD2】
エスケシュ:舞踏幻想曲、即興曲第1番
イヴァン・イェフティチ:パッサカリアのように
エスケシュ:即興曲第2番
ジョリヴェ:バロック風アリオーソ
エスケシュ:即興曲第3番
ニコラ・バクリ:幻想曲 Op.48
トマジ:クスコの聖週間
エスケシュ:即興曲第4番
トマジ:サルヴェ・レジナによるグレゴリオ聖歌風変奏曲
エスケシュ:アンリ・トマジの思い出に
エリック・オービエ(Tp)
ティエリー・エスケシュ(Org)
管楽器王国フランスを代表する名トランペット奏者エリック・オービエと、同国を代表する作曲家、オルガニスト、そしてインプロヴァイザーとして多彩な活動を繰り広げている鬼才、ティエリー・エスケシュという巨匠たちによる最上級二重奏アルバム。1枚目は、トランペット・ヴォランタリーやクリスマス、バッハの編曲作品などのお馴染みの作品を、2枚目では、ジョリヴェやトマジといった近現代の作品と、エスケシュの即興曲を交互に組み合わせており、1つのアルバムで別々のコンセプトを楽しむことができます。

Eudora
EUDSACD-2203
(1SACD)
ノートブック
ショパン:24の前奏曲 Op.28
ヤナーチェク:草陰の小径第1集、
 ピアノ・ソナタ「1905年10月1日」
ドメニコ・コディスポーティ(P/スタインウェイ)

録音:2021年7月26日-28日、サラゴサ講堂(スペイン、サラゴサ)
スペインの高音質レーベル、Eudoraによる、SACDとMQA-CDのハイブリッド仕様によるリリース。
1975年南イタリアのカタンザーロに生まれたピアニスト、ドメニコ・コディスポーティは、母国でブルーノ・メッツェーナに師事し、その後アメリカに渡りダラスにある南メソジスト大学でホアキン・アチューカロに師事しました。サラゴサで行われたピラール・バヨナ国際ピアノコンクールでは最優秀賞を獲得し、その際審査員であったピアニスト、シャーンドル・ジェルジから「私が知っている最高の若いコンサートピアニストの一人」と高い評価を受けました。コディスポーティは現在スペインを拠点にしており、教育者としても活躍しています。
フォーマットはSACD Stereo/MultichannelとMQA-CDのハイブリッドを採用しており、CD層はMQA対応機器を使用することにより、ハイレゾ音源として再生することができます。

Da Vinci Classics
C-00562(1CD)
19世紀のピアノのためのファンタジー
シューマン:幻想曲ハ長調 Op.17
ショパン:幻想曲ヘ短調 Op.49
スクリャービン:幻想曲ロ短調 Op.28
ブルックナー:幻想曲ト長調 WAB.118
サラ・デ・アスカニース(P)

録音:ヴィラ・ボッシ(ボーディオ・ロンナーゴ、イタリア)
19世紀のショパン、シューマン、スクリャービンの3人が作曲したピアノのための「幻想曲」に、鍵盤音楽の作曲家としてはあまり知られていないブルックナーの「幻想曲」を加えた興味深い「ファンタジー/幻想曲」アルバム!
ショパン、シューマン、スクリャービン、そしてブルックナー。同じ「幻想曲」という形式が4人の作曲家たちの4つの異なる美的観念によってそれぞれの個性を発揮しているところ、そして4曲それぞれの作風のコントラストは非常に興味深いところです。
サラ・デ・アスカニースは1987年出身のイタリアの女流ピアニスト。ザルツブルクのモーツァルテウムで修士号を取得し、2021年からはトリエステのジュゼッペ・タルティーニ音楽院でピアノ科の教授として活躍しています。
Da Vinci Classics
C-00566(1CD)
ギターの魂 Vol.1
ミラン:ファンタジア第10番(マルコ・デル・グレコ編)
ロドリーゴ:古風なティエント、
 遥かなるサラバンド、祈りと踊り
トローバ:夜想曲、
 カステラーナ組曲、ブルガレサ
サインス・デ・ラ・マーサ:カステラーナの歌、
 ロンデーニャ、ペテネラ、エル・ビート
モントーヤ:ロンデーニャ(マルコ・デル・グレコ編)
マルコ・デル・グレコ(G)

録音:2019年10月、サン・ミケーレ・アルカンジェロ(セルモネータ、イタリア)
ギターの名手マルコ・デル・グレコが、20世紀初頭のスペインに目を向け、本物のクラシックギターの音色を追求した「オリジナル」を研究したプロジェクト。
この楽器の歴史とレパートリーを築いた作曲家とギタリストの音楽を通して、この楽器の「魂」に迫るシリーズの第1弾です。
マルコ・デル・グレコは全ての作品を19世紀後半〜20世紀前半のマドリッド派の名工サントス・エルナンデスが製作したオリジナルのギターにマヌエル・ラミレス製のガット弦を張って演奏。
ギター、そしてギター音楽の魂を呼び起こす好企画と言えるでしょう。
Da Vinci Classics
C-00556(1CD)
レバイ:1台または2台のギターのための作品集(全曲世界初録音)
創作主題による変奏曲
ソナタ第1番ホ長調
アイネ・クライネ・パッサカリア
「ああ、お母さん、あなたに申しましょう」による変奏曲
セレナーデ
エンリコ・マリア・バルバレスキ(G)、
レオポルド・サラチーノ(G)

録音:2019年5月-2021年5月、カペッラ・ディ・ヴィラ・ナザレス(ヴァレーゼ、イタリア)
20世紀前半のオーストリアで作曲家、音楽教師、合唱指揮者、ピアニストとして活躍したフェルディナンド・レバイ(1880-1953)。
当時の他のヨーロッパの国々と比べてギターの存在感が薄かったオーストリアにおいて、この楽器のための作品の作曲家に取組んだ貴重な作曲家という一面を持っています。
レバイの中欧の雰囲気を備えた1台、または2台のギターのための作品の録音が、この作曲家の音楽的、美学的理解を高めてくれることでしょう。
Da Vinci Classics
C-00552(1CD)
ピアノによるオラトリオ Vol.1
ハイドン(ツェルニー編):十字架上のキリストの最後の7つの言葉
ライネッケ:聖書の絵 Op.220
キアーラ・ベルトリオ(P/シュタイングレーバー)

録音:2022年1月23日-24日、イマジナ・サウンド・プロダクション・スタジオ(トリノ、イタリア)
「バッハとイタリア」シリーズで優れたコンセプトと演奏を披露してくれたイタリアの女流ピアニスト、キアーラ・ベルトリオが新たな冒険として、ピアノの世界ではあまり演奏されることのない「オラトリオ」や「神聖なレパートリー」(オリジナルとピアノ用に編曲されたもの)を取り上げるシリーズを開始します。
シリーズの第1弾でベルトリオが奏でるのは、1839年にカール・ツェルニーによってピアノ用へと編曲されたハイドンの「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」と、ピアノのためのオリジナルであるカール・ライネッケの珍しい作品であり大作「聖書の絵」の2作品。
ピアノによるオラトリオ、神聖なレパートリーの研究にも取り組んできたベルトリオが、シュタイングレーバーのピアノを通じて、かつてない神聖な体験をもたらしてくれることでしょう。

KLARTHE
KLA-027(2CD)
「アルゼンチンの大地」
■CD1
ヒナステラ:ピアノ曲集
(1)3つの小品 Op.6(1940)
(2)12のアメリカ風前奏曲 Op.12
(3)ピアノ・ソナタ第1番Op.22(1952)
(4)3つのアルゼンチン舞曲 Op.2
(5)クレオール風舞曲の組曲 Op.15
■CD2
「アルゼンチン伝統音楽」
(6)カルロス・グアスタビーノ(1912-2000):バイレシート
(7)カルロス・ロペス・ブチャルド(1881-1948):バイレシート
(8)レモ・ピニョーニ(1915-1988):クエッカ第2番
(9)ピニョーニ:クエッカ第3番
(10)クチ・レギサモーン(1917-2000):バルデラマ
(11)ルイス・リゴウ:二羽の小鳩
(12)ピニョーニ:七度で
(13)ルシア・アボニシオ:ギタレアンド
(14)ピニョーニ:6つの伝統的舞曲
(15)アタウルパ・ユパンキ:「幸運の星」による歌
(16)ピニョーニ:カルナバリート
(17)ピニョーニ:デ・アンゴーラ
(18)アンドレス・シャザレッタ(1876-1960):El 180
(19)ピニョーニ:ティエンポ・デ・アイエル
(20)フランシスコ・フアン・ロムート(1893-1950):エン・ラ・パルメーラ
(21)ピニョーニ:マランボ第1番
(22)ピニョーニ:新しいマランボ
(23)ピニョーニ:南へ
(24)ピニョーニ:トリウンフォ第1番
(25)ピニョーニ:トリウンフォ第2番
(26)アリエル・ラミレス(1921-2010):サン・フアン、我が故郷
(27)ピニョーニ:ヴィダーラ・チャジェーラ
ルシア・アボニシオ(P)
(8) (9) (10) (12) (14) (16) -(19) (21) (22) エクトル・タチ・ゴメス(ボンボ)

録音:(1) -(5) 2014年11月10-12日、(6) -(27) 2016年1月21-25日/フランス
ピアニスト、ルシア・アボニシオがヒナステラのピアノ独奏曲と「アルゼンチン伝統音楽」からインスピレーションを得 て作曲した現代作品を収録した 2枚組をリリース!20世紀アルゼンチンを代表的な作曲家ヒナステラ。協奏曲、室内楽な どさまざまなジャンルの作品を書きましたが、ピアノ独奏曲ではソナタを筆頭に素晴らしい作品を残しました。
どさまざまなジャンルの作品を書きましたが、ピアノ独奏曲ではソナタを筆頭に素晴らしい作品を残しました。
「アルゼンチン伝統音楽」ではアルゼンチンの伝統的なリズム、アンデス北西部の高地や中部のパンパ地方の広大な平原で親しまれている民族音楽からインスピ レーションを得て作曲された作品集。現代的な視点から新鮮な響きが生まれております。 (Ki)

la musica
LMU-030(1CD)
ショパン:バラード第1番ト短調Op.23
バラード第2番ヘ長調Op.38
バラード第3番変イ長調Op.47
バラード第4番ヘ短調Op.57
幻想即興曲Op.66
即興曲第1番変イ長調Op.29
即興曲第2番嬰ヘ長調Op.36
即興曲第3番変ト長調Op.51
フランソワ・デュモン(P)

録音:2020年12月12、13日/サル・モリエール(リヨン)
1985年リヨン生まれのピアニスト、フランソワ・デュモンのショパン。彼は2010年の第16回ショパン国際コンクール第5位(優勝はアヴデーエワ)でもあり、 その解釈は最高の称讃を受けています。バラードと即興曲ともに全曲を収めたこのアルバムでは、完璧な技巧と無限の想像力、止むことのない歌をたっぷり味わえ ます。

Goodies
78CDR-3872(1CDR)
ショパン:アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ作品22
華麗なる大ワルツ変ホ長調作品18
クラウディオ・アラウ(P)
トーマス・シャーマン(指)
リトル・オーケトラ・ソサイエティ

英COLUMBIA LX1267/8 (米COLUMBIA 72728/9D と同一録音)
1947年11月8日、11月14日ニューヨーク録音
クラウディオ・アラウ(1903-1991)は南米チリ生まれ。1911年7歳の時チリ政府の援 助でドイツに留学。ベルリンのシュテルン音楽院で大作曲家でピアニストのフラン ツ・リスト(1811-1886)の最後の弟子だったマルティン・クラウゼ(1853-1911)に師 事した。1914年ベルリン・デビュー。1925年母校シュテルン音楽院の教授に就任し た。1941年にカーネギー・ホールにデビュー、本拠をアメリカに移しレコード録音 も始めた。これは巨匠アラウの初期のもので、あまり知られていない演奏。指揮者 のトーマス・シャーマン(1917-1979)はニューヨーク生まれ。指揮法をオットー・ クレンペラーに師事した。1939年から41年アメリカ軍に入隊、軍楽隊の指揮者をつ とめた。1947年自らリトル・オーケストラ・ソサイエティを創設した。 (グッディーズ

Solo Musica
SM-395(1CD)
NX-B03
バッハ:コラール前奏曲集
トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV 564
いざ来ませ、異邦人の救い主よ BWV 659
いと高きところの神にのみ栄光あれBWV 664b
前奏曲とフーガ ロ短調 BWV 544
永遠の父なる神よ BWV 669
すべての世の慰めなるキリストよ BWV 670
聖霊なる神よ BWV 671
パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV 582
汝の御座の前に、われ進み出で BWV 668
橋野沙綾(Org)

録音:2020年12月26-30日Saint-Germain Church in Geneva(スイス)
コンサートピアニスト、オルガニスト、チェンバロ奏者として、多様なレパートリーを持つ橋野沙綾がバッハのオル ガン作品を演奏した1枚。「さまざまな手法による18のライプツィヒ・コラール集」からのコラール前奏曲をはじめとし た名作が選ばれています。この録音はドイツのオルガン製作者ルーカス・フィッシャーが製作した18ストップを持つオ ルガンを使用、柔らかい音色が特徴です。橋野沙綾は札幌出身、東京藝術大学で学びジュネーヴ音楽院で 更なる研鑽を積んだ鍵盤奏者。現在ジュネーヴのサン=ジェルマン教会のオルガニストを務める他、スイス・ロマン ドO、ジュネーヴ室内Oなど名だたるオーケストラと共演、またトランペット奏者の神代修とアルバ ム「gentle stream」を発表するなど、幅広い活動を行っています。

Willowhayne Records
WHR-073(2CD)
NX-C08
バッハ&シーボーン:トッカータとファ
ンタジア

【DISC 1】
バッハ:トッカータ 嬰ヘ短調 BWV 910
ピーター・シーボーン(1960-):トッカータ 第1番
 ファンタジア・ラクリマ(涙のファンタジア)
バッハ:トッカータ ハ短調 BWV 911
シーボーン:トッカータ 第2番
 ファンタジア・トラジカ(悲劇的なファンタジア)
バッハ:トッカータ ニ長調 BWV 912
シーボーン:トッカータ 第3番
 ファンタジア・テネブローサ(闇のファンタジア)
バッハ:トッカータ ニ短調 BWV 913
C.P.E.バッハ:ファンタジア 変ホ長調 H. 348
シーボーン:トッカータ 第4番
 ファンタジア・メディタティヴァ(瞑想的なファンタジア)
バッハ:トッカータ ホ短調 BWV 914
シーボーン:トッカータ 第5番
 ファンタジア・マリンコニア(憂鬱なファンタジア)
バッハ:トッカータ ト短調 BWV 915
シーボーン:トッカータ 第6番
 サラバンド風のアリアと変奏
バッハ:トッカータ ト長調 BWV 916
コンスタンチン・リフシッツ(P)

録音:2021年10月21日-24日スタインウェイ・レコーディング、フルベック、リンカンシャー (UK)
ウクライナ第2の都市ハリキウ(ハリコフ)に生まれたリフシッツ。バッハは当初から重要なレパートリーの一つで、1994年に録音したゴルトベルク 変奏曲は大きなセンセーションを巻き起こしました。これまでにフーガの技法や音楽の捧げもの、ピアノ協奏曲全集などをOrfeoに録音してき たリフシッツの最新作は、2022年5月の東京公演でもとりあげるバッハのトッカータに、イギリスの作曲家ピーター・シーボーンの作品を組み合 わせたもの。リフシッツはこのプログラムで、千変万化する音のテクスチャーとテンポによってピアノ演奏における技巧の魅力と心の深くに訴える 力の両方を伝えることを狙ったそうです。 1曲だけ収録されたC.P.E.バッハのファンタジアもリフシッツの本領が遺憾なく発揮され、大胆かつダイナミックな楽想の変化を聞かせます。

ATMA
ACD2-2843(1CD)
寓話
ラヴェル:弦楽四重奏曲 ヘ長調(ルシアン・ガルバン編ピアノ独奏版/フィリップ・チウ校訂)
バーバラ・アシギナーク(1966-):多彩なる虫たち(2021)[フィリップ・チウ委嘱作品]
ラヴェル:マ・メール・ロワ(ジャック・シャルロ編ピアノ独奏版/フィリップ・チウ校訂)
フィリップ・チウ(P)

録音:2021年22‐24日/ケベック、ドメーヌ・フォルジェ、コンサートホール
カナダのピアニスト、フィリップ・チウによるアルバム。ラヴェル作品のピアノ編曲が2曲と、カナダの先住民アニシナアベの作曲家バーバラ・アシギナークの作品 を収録。『マ・メール・ロワ』は1910年出版のジャック・シャルロ編曲版、弦楽四重奏曲は1921年出版のルシアン・ガルバン編曲版をもとに演奏しています。 またアシギナークの音楽は先住民の歴史の伝統を表現するもの。 (Ki)

OEHMS
OC-480(1CD)
NX-B03

NYCX-10323(1CD)
国内盤仕様
税込定価
ブルックナー:夕べの魔力 WAB57(ハンスイェルク・アルブレヒトによるオルガン編)
フィリップ・マインツ(1969-):コラール前奏曲第46番「Morgenglanz der Ewigkeit」
- 独奏オルガンのための(2022)- ブルックナー・フェンスター
ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」 WAB104(1878/80年 第2稿)
-トーマス・シュメークナーにとるオルガン編
ハンスイェルク・アルブレヒト(Org)

録音:2022年4月18日-22日
※国内仕様盤には国際ブルックナー協会会員、石原勇太郎氏の日本語解説が付属します。
2024年のブルックナー生誕200周年に向けて進められているオルガン版ブルックナー交響曲全集の第5弾です。このシリーズは指揮者のクリスティアン・ティーレ マンが後援しています。 第4番「ロマンティック」を編曲したのは、1964年生まれのトーマス・シュメークナー。彼はウィーン国立音楽大学でオルガンを学び、各地で教鞭をとりながら、聖 アン教会のオルガニストを務めており、ここではオーケストラでの演奏回数も多い1878/80年(第2稿)に基づいています。人気曲だけに仕上がりが期待されま す。 このシリーズでは「ブルックナー・フェンスター=ブルックナーの窓」と称して、ブルックナーの 音楽にインスピレーションを得た新作も並録しています。ここではVol.0にも登場したドイ ツの作曲家フィリップ・マインツによる「Morgenglanz der Ewigkeit 永遠の朝焼け」 を収録。冒頭のチェレスタを思わせる音色に導かれ、ブルックナーの断片がところどころに 現れる夢幻的な作品で、最後には美しく荘厳なコラールが奏され曲を閉じます。 冒頭におかれた「夕べの魔力」はブルックナーの合唱曲で、演奏者であるハンスイェルク・ アルブレヒトによる編曲。こちらも人の声を見事にオルガンに移し替えられています。 毎回異なるオルガンが使われているのもこのシリーズの魅力の一つ。今回使われた ウィーン・コンツェルトハウスのオルガンは、5段鍵盤と116のストップを備えるヨーロッパ最 大級のコンサート・オルガンです。教会とはまた違ったクリアな響きが特徴です。
OEHMS
OC-498(2CD)
NX-B07
バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番-第6番 BWV 1007-1012 ダーヴィト・シュトロンベルク(Vc&チェロ・ピッコロ)

録音:2019年9月2-3日、2020年1月20-21日、 2021年1月23日
ハンブルク音楽演劇大学で学んだ後、ストックホルム音楽院で更なる研鑽を積んだチェリスト、ダーヴィト・ シュトロンベルクが弾くバッハの無伴奏チェロ組曲。 この演奏で彼は、バロック・チェロとチェロ・ピッコロを用い、ガット弦特有の発音と音色を生かした表現に挑戦 しています。全体的にゆったりめのテンポをとりながら、前奏曲での足取りは軽やかで、緩やかな楽章では細 かいニュアンスを丁寧に表現。時に即興的なフレージングが聞かれるのは、古楽と現代音楽の双方に魅了さ れているというシュトロンベルクならではの持ち味でしょう。 (Ki)
OEHMS
OC-495(1CD)
NX-B03
ショパン名曲集
練習曲 ホ長調 「別れの曲」 Op. 10-3
練習曲 嬰ハ短調 Op. 10-4
練習曲 ハ短調 「革命」 Op. 10-12
練習曲 嬰ハ短調 Op.25-7
幻想即興曲 嬰ハ短調 Op. 66
スケルツォ第2番変ロ短調 Op. 31
夜想曲 嬰ハ短調 遺作
夜想曲第8番変ニ長調 Op. 27-2
夜想曲第13番ハ短調 Op. 48-1
ポロネーズ 第6番変イ長調「英雄」 Op. 53
ワルツ第7番嬰ハ短調 Op. 64-2
ワルツ第10番ロ短調 Op. 69-2
サチコ・フルハタ=ケルスティング(P)

録音:2022年1月27-28日
横浜に生まれドイツを拠点に国際的な活躍を繰り広げているピアニスト、サチコ・フルハタ(古畑祥子)=ケル スティング。ベルリン、ハンブルク、ニューヨーク、サンフランシスコ、ロンドンなどでの演奏会は大きな成功を収め ており、日本でも定期的に演奏しています。OEHMSへの3枚目のアルバムは、彼女が愛するショパンの作 品集。Soulful and Spiritual World of Musicと副題にあるように、心を深く揺さぶるような作品を集 め、その内面的な世界をダイナミックに表現しています。

Da Vinci Classics
C-00555(1CD)
バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988(エミリオ・ゲッツィ編曲/2台ギター版) タスカン・ギター・デュオ〔ガブリエレ・ラニーニ&キアーラ・フェスタ)

録音:2021年5月、IRR(リヴァラ、イタリア)
ミラノ音楽院でジャコモ・マンゾーニに作曲を学び、2004年から2010年までパルマ音楽院の院長も務めたイタリアの作曲家、エッセイスト、音楽学者、パブリシストであるエミリオ・ゲッツィ(1955−)が「2台のギター」のために生まれ変わらせた大バッハの不朽の名作「ゴルトベルク変奏曲」!
2本のギターで大バッハの深淵なる世界を奏でるタスカン・ギター・デュオは、ガブリエレ・ラニーニとキアーラ・フェスタがイタリア、ルッカのルイジ・ボッケリーニ音楽院在学中の2014年に結成。
ギター・デュオにとっての最も重要なコンクールの1つであるリヒテンシュタインの「LIGITA国際コンクール」など様々な国際コンクールで優勝、入賞を果たしているギター界のニュースターです。
タスカン・ギター・デュオは2019年にこの2台ギター版「ゴルトベルク変奏曲」に出会って以来、各地でのコンサートで弾き続けており完成度は抜群。

MSR
MS-1732(1CD)
ピアノ・デュオのためのフランス音楽
サン・サーンス:ベートーヴェンの主題に基づく変奏曲Op.35
 死の舞踊Op.40(作曲者編2台ピアノ版)
ドビュッシー:牧神午後への前奏曲(作曲者編2 台ピアノ版)
プーランク:2台ピアノのための協奏曲 ニ短調(作曲者編 2台ピアノ版)
ラヴェル:マ・メール・ロワ
バロン&ナヴァロ・ピアノ・デュオ【マイケル・バロン(P)、プリシラ・ナヴァロ(P)】

録音:2021年8月20-22日 米国 フロリダ州 フォートマイヤーズ
近代フランスの 2台ピアノのための作品を集めた CD。いずれもオリジナルか作曲者自身に よる編曲というのが重要。ドビュッシー自身による 2台ピアノの「牧神午後への前奏曲 」は有名 だが、これはドビュッシーの様々なピアノ曲と並ぶ傑作でしょう。 バロン&ナヴァロ・ピアノ・デュオは 2013年結成の米国のピアノ・デュオ。マイケル・バロンは米 国のベテラン・ピアニスト。プリシラ・ナヴァロはペルーのワヌコの生まれ。バロンの教え子だとい う。2台がよく調和しているのはもちろん、とりわけ生命力のある躍動感に優れており、これは特 にサン=サーンスの2曲で生きています。
MSR
MS-1744(1CD)
「魂の光景2」〜アフリカ(系)の女性作曲家のピアノ曲集
エレノア・アルベルガ(b.1949):ジャマイカの調べ
エマホイ・ツェゲ=マリアム・ゲブルー(b.1923):母の愛
ンケイル・オコイエ(b.1972):アフリカのスケッチ(2曲)
ベティ・ジャクソン・キング(1928-94):季節のスケッチ
ジュリア・ペリー(1924-79):前奏曲
ジョイス・ソロモン・ムーアマン(b.1946):南カロリーナの夏の午後
タニア・レオン(b.1945):儀式
クリスタル・グラント・フォークスタッド(b.1983):私の歩いた川(3曲)
エロリン・ウォレン(b.1958):私はいつもは言わないだろう
メアリー・ルー・ウィリアムズ(1910-81):ナイトライフ(nitelife)
ジュディス・ベイティ(b.1944):問いと答え
シャーリー・トムソン(b.1958):疑わしい(2曲)
マリア・トンプソン・コーリー(b.1966):いたずらな一見〜幼稚園のクラスの物語(4曲)
マリア・トンプソン・コーリー:明快な夢
 この上なく幸福な無知
マリア・トンプソン・コーリー:頑固な無知
フローレンス・プライス(1887-1953):黒人幻想曲
マリア・トンプソン・コーリー(P)

録音:2021年6月17日 米国 ペンシルベニア州 ランカスター
アフリカ人もしくはアフリカ系の女性作曲家のピアノ作品を集めた興味深いCD。地域や時代 も様々で作風もそれぞれではあるものの、いずれの曲も個性的なものばかりで、面白く聞ける。 マリア・トンプソン・コーリーはジャマイカ生まれ、カナダ育ちのピアニスト。彼女は十数年前に Albany から同様のCD を出しており(TROY-857 メーカー品切れ)、これはその第2集となります。

Challenge Classics
CC-72921(1CD)
フォーレ:ピアノ作品集
夜想曲第1番変ホ短調 Op.33-1
舟歌第3番変ト長調 Op.42
主題と変奏 嬰ハ短調 Op.73
夜想曲第7番嬰ハ短調 Op.74
即興曲第5番嬰へ短調 Op.102
9つの前奏曲 Op.103
舟歌第12番変ホ長調 Op.106bis
夜想曲第13盤 ロ短調 Op.119
3つの無言歌 Op.17〜第3番変イ長調
ハンネス・ミンナール(P)

録音:2016年1月26-28日/オランダ、スキーダム、ウェストヴェスト90

※既発売の【CC-72731】(SACD Hybrid+DVD)は廃盤となります。
瑞々しい夜想曲や舟歌、多様な書法が駆使された「9つの前奏曲」、傑作の誉れ高い「主題と変奏」などを収録。1984年オランダ生まれの俊英ピアニスト、ハ ンネス・ミンナールが奏でるフォーレ作品集です。繊細で流れるような和声進行が特徴的なフォーレの音楽の魅力を余すことなく伝えてくれます。 (Ki)

Passacaille
PAS-1114(2CD)
バッハ:イギリス組曲 BWV806-811 ロレンツォ・ギエルミ(Cemb)
使用楽器:2014年、ヒュッケスヴァーゲン、Detmar Hungelbert製作(1710年頃、ベルリン、Michael Mietke製に基づく)

録音:2021年6月21-23日イタリア、カヴォナ、サン・ミケーレ教会
2021年に発売された素晴らしい『6つのパルティータ』(PAS-1105 / KKC-6365)も記憶に新しいギエルミ、次なるバッハの注目盤『イギリス組曲』が登 場。オルガニスト、チェンバリスト、指揮者として古楽界を牽引する名匠でありバッハ作品の優れた解釈者でもあるロレンツォ・ギエルミによる、眼の醒めるような 名演です。
『イギリス組曲』というタイトルは必ずしもバッハの意図したものではなく、例えば末息子ヨハン・クリスティアン・バッハの所有していた筆写譜に「イギリスのあ る人のために作曲」と書かれている、というようなことが由来となっています。比較的平易な『フランス組曲』と比べると技術的な難易度が上がり、前奏曲と様々 な舞曲からなる伝統的な組曲から、優雅さと高貴さを保ったまま充実した作曲技法が展開されていきます。演奏者にとって腕の見せ所も多い、聴き応えある作品 です。 (Ki)

CLAVES
50-3051(1CD)
女性作曲家の「作品1」
アリシア・テルジアン(1934-):クレオール風舞曲 Op.1
ヒルデ・コッヘル-クライン(1894-1975):小鬼〜9つの小品 Op.1*
セシル・シャミナード(1857-1944):練習曲 変イ長調 Op.1*
マチルド・ベレンドセン・ナタン(1857-1926):ピアノのための練習曲 Op.1*
ルイーズ・アドルファ・ル・ボー(1850-1927):3つの小品 Op.1
クララ・シューマン:4つのポロネーズ Op.1
マリア・パルツェフスカ=マッキーヴィッツ:3つの小品 Op.1-3
ヴィーチェスラヴァ・カプラーロヴァー(1915-1940):5つのピアノ小品 Op.1
カトリン・シュミドリン(P)

録音:2021年11月トーンスタジオ・ヴァルデンブルク(スイス)
*=世界初録音
19世紀から現代にいたるまで6カ国8人の女性作曲家、しかもピアノのために書かれた「作品1」を集めた世界初録音を含むユニークな企画。クララ・シュー マンこそ代表格ですが、才能に恵まれるもジェンダーの差別により真っ当な評価を受けてこなかった女性作曲家。それぞれの作曲家が満を持して「作品1」として の産物は、他のどの作品よりも聴いてほしい、演奏されてほしい、評価してほしいという、作曲家としての意気込みを感じるものです。この演奏を聴けば、芸術的 価値を持った素晴らしいものであることがわかります。
チェロのアンナ・フォルトヴァとのデュオでリリースした「「女性の声」〜チェロとピアノのための作品集」(50-3029)も好評を博しているカトリン・シュミドリ ンが全身全霊で演奏しております。 (Ki)

Ars Produktion
ARS-38600(2CD)
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ(全曲)
ソナタ第1番ト短調 BWV.1001/パルティータ第1番ロ短調 BWV.1002/ソナタ第2番イ短調 BWV.1003/パルティータ第2番ニ短調 BWV.1004/ソナタ第3番ハ長調 BWV.1005/パルティータ第3番ホ長調 BWV.1006
ダニエル・アウナー(Vn)、
ダクマー・グリュクサム(音楽史家)

録音:2019年2月25日&7月12日&8月29日
オーストリアのヴァイオリニスト、ダニエル・アウナーによるバッハの"聖典"、「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」全曲。これまでにも多数の録音がある中、今なぜこの録音が生まれたのか。その答えは2020年にウィーンで出版された「Aus der Seele muss man spielen ...(あなたは魂で弾かなくてはならない...)」にあります。チェコ出身で、1987年以降はウィーンで活動する音楽学者ダクマー・グリュクサム(スコルダトゥーラの歴史についての論文で博士号を取得)の研究に基づいて出版されたこの本では、バロック時代の感情理論とその解釈に関して述べています。それらの研究成果を基に奏でられる最初の録音がこの演奏となります。最新の研究成果から生まれる新解釈のバッハをお楽しみください。
ダクマー・グリュクサムによる作品解説を中心とした80ページ超のブックレット(英語、独語)付き。

NIFC
NIFCCD-647648(2CD)
小林愛実〜第18回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ
ショパン:CD1〜1. 夜想曲第14番嬰ヘ短調 Op.48-2/2. 練習曲第23番イ短調 Op.25-11「木枯らし」/3. スケルツォ第4番ホ長調 Op.54/4-7. 4つのマズルカ Op.30/8-31. 24の前奏曲 Op.28/CD2〜1. 幻想ポロネーズ変イ長調 Op.61/2. バラード第2番ヘ長調 Op.38/3-4. アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調 Op.22/5-7. ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11*
小林愛実(P)、
アンドレイ・ボレイコ(指)*、
ワルシャワPO*

録音(ライヴ):CD11-3:2021年10月7日(第一次予選)/CD1 4-31:10月16日(第三次予選)/CD21-4:10月12日(第ニ次予選)/CD2 5-7:10月20日(決勝)/ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ワルシャワ、ポーランド)
※使用ピアノ:スタインウェイ D, 611479
2021年10月に開催された第18回ショパン国際ピアノ・コンクールは、新型コロナ・ウイルスの影響で1年延期されながらも、極めてレベルの高い才能が各国から集結し、日本人コンテスタントの活躍や全世界オンライン配信などによりかつてない盛り上がりを見せました。
今回、コンクールを主催するポーランド国立ショパン研究所(NIFC)の自主レーベルよりリリースされるコンクールのライヴ録音シリーズ(ブルー・シリーズ)より、ハイレベルな演奏が次々に披露された今大会の中でも特に聴衆に深い感銘を与え、第4位入賞という快挙を成し遂げた小林愛実の演奏が緊急リリース!
優勝者のブルース・リウ、第2位の反田恭平、アレクサンダー・ガジェヴ、第3位のマルティン・ガルシア・ガルシア、JJ・ジュン・リ・ブイ、エヴァ・ゲヴォルギアン、ハオ・ラオの「17歳トリオ」や、前回大会、前々回大会のファイナリストであるゲオルギス・オソーキンスやシモン・ネーリング、ニコライ・ホジャイノフなど、世界各国から優れたピアニストたちが見事なショパンを聴かせてくれた第18回大会の中で、一際存在感を放った小林愛実。
前回大会(第17回/2015年)のファイナリストでもあった小林愛実は、この数年間での飛躍的な成熟を第一次予選から本選の全てで披露し、ワルシャワの聴衆、動画配信を通じて世界中の視聴者を魅了してくれました。
ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホールで披露された小林愛実の第18回ショパン国際コンクールでの「ショパンの世界」が今、ここに蘇ります!
NIFC
NIFCCD-645646(2CD)
マルティン・ガルシア・ガルシア〜第18回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ
ショパン:CD1〜1. 練習曲第16番イ短調 Op.25-4/2. 練習曲第4番嬰ハ短調 Op.10-4/3. 夜想曲第16番変ホ長調 Op.55-2/4. バラード第1番ト短調 Op.23/5. ワルツ第2番変イ長調 Op.34-1/6. バラード第3番変イ長調 Op.47/7. 即興曲第3番変ト長調 Op.51/8. スケルツォ第2番変ロ短調 Op.31/9. ポロネーズ第6番変イ長調 Op.53「英雄」/10. 前奏曲第17番変イ長調 Op.28-17/11. 前奏曲第19番変ホ長調 Op.28-19/12. 前奏曲第23番ヘ長調 Op.28-23/CD2 〜 1-4. ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 Op.58/5-7. 3つのマズルカ Op.50/8. 前奏曲嬰ハ短調Op.45/9. ワルツ第4番ヘ長調 Op.34-3/10-12. ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 Op.21*
マルティン・ガルシア・ガルシア(P)、
アンドレイ・ボレイコ(指)*、
ワルシャワPO*

録音(ライヴ):CD11-4:2021年10月6日(第一次予選)/CD1 5-9:10月11日(第二次予選)/CD110-12&CD2 1-9:10月15日(第三次予選)/CD210-12:10月19日(決勝)/ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ワルシャワ、ポーランド)
※使用ピアノ:ファツィオリ
2021年10月に開催された第18回ショパン国際ピアノ・コンクールは、新型コロナ・ウイルスの影響で1年延期されながらも、極めてレベルの高い才能が各国から集結し、日本人コンテスタントの活躍や全世界オンライン配信などによりかつてない盛り上がりを見せました。コンクールを主催するポーランド国立ショパン研究所(NIFC)の自主レーベルよりリリースされるコンクールのライヴ録音シリーズ(ブルー・シリーズ)から、第3位入賞と「コンチェルト賞」に輝いたスペインのマルティン・ガルシア・ガルシアが登場!
個性的な様々なタレントが集結した第18回ショパン・コンクールの中でも、ひときわ強い異彩を放ち、審査員の中で賛否ありながらも圧倒的な魅力で決勝まで勝ち進み、見事上位入賞を果たしたガルシア・ガルシア。厳格なショパン像が求められるとされてきたショパン・コンクールにおいても、自由奔放な解釈、歌うような表現と文字通り歌いながら弾く楽しそうなショパンで全世界のオンライン視聴者の間でも話題を席巻し、審査が進むにつれ審査員の評価も上昇。ファイナルでは選択されることの少ないヘ短調の協奏曲(第2番)を選び、「最優秀コンチェルト演奏賞」の栄誉に輝きました。
1996年スペインのヒホンに生まれ、スペインとニューヨークの音楽院で研鑽を積んだマルティン・ガルシア・ガルシア。2021年8月クリーヴランド国際ピアノ・コンクールで優勝し、2か月後のショパン国際ピアノ・コンクールで第3位入賞して国際的にも一躍有名に。2022年5月末〜6月にかけて待望の初来日公演も予定しています。
NIFC
NIFCCD-643644(2CD)
反田恭平〜第18回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ
ショパン:CD1〜1. 夜想曲第17番ロ長調 Op.62-1/2. 練習曲第1番ハ長調 Op.10-1/3. 練習曲第22番ロ短調 Op.25-10/4. スケルツォ第2番変ロ短調 Op.31/5. ワルツ第4番ヘ長調 Op.34-3/6. ロンド・ア・ラ・マズル ヘ長調 Op.5/7. バラード第2番ヘ長調 Op.38/8-9. アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調 Op.22/3つのマズルカ Op.56/CD2〜1-4. ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.35「葬送」/5. ラルゴ 変ホ長調 Op.posth 「神よ、ポーランドをお守りください」/6. ポロネーズ第6番変イ長調 Op.53「英雄」/7-9. ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11*
反田恭平(P)、
アンドレイ・ボレイコ(指)*、ワルシャワPO*

録音(ライヴ):CD11-4:2021年10月4日(第一次予選)/CD1 5-9:10月9日(第二次予選)/CD110-12&CD2 1-6:10月14日(第三次予選)/CD27-9:10月18日(決勝)/ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ワルシャワ、ポーランド)
※使用ピアノ:スタインウェイ D, 611479
2021年10月に開催された第18回ショパン国際ピアノ・コンクールは、新型コロナ・ウイルスの影響で1年延期されながらも、極めてレベルの高い才能が各国から集結し、日本人コンテスタントの活躍や全世界オンライン配信などによりかつてない盛り上がりを見せました。コンクールを主催するポーランド国立ショパン研究所(NIFC)の自主レーベルよりリリースされるコンクールのライヴ録音シリーズ(ブルー・シリーズ)から、アレクサンダー・ガジェヴと同率の第2位を受賞し、1970年の内田光子の受賞に並ぶ歴代日本人最高位に登り詰めた反田恭平のライヴ録音もついにリリース決定!
今回のライヴ盤も、第一次予選からファイナルまでコンクール全体を俯瞰する充実の2枚組。繊細なヴィルトゥオーゾ性を実現した第一次予選のノクターンやエチュード。印象的な速いテンポで魅せた第二次予選のワルツや「華麗なる」様式を輝かせたロンド・ア・ラ・マズル(マズルカ風ロンド)。第三次予選は『葬送ソナタ』と『英雄ポロネーズ』はもちろん、めったに聴くことのない遺作の『ラルゴ(神よ、ポーランドをお守りください)』にも注目です。多彩なリサイタルやオーケストラとの共演の他、自身のオーケストラや会社の設立、若手音楽家のための音楽サロン運営など、極めて精力的な活動を繰り広げる反田恭平がワルシャワで築いた雄姿に刮目あれ!

Danacord
DACOCD-936937
(2CD)
エミール・ハートマン:スカンディナヴィアの民謡
エミール・ハートマン(1836-1898):スカンディナヴィアの民謡 Op.30(Pのための)
[Disc 1]〜山々の間に、アマーの踊り、「こんばんは,私のマーリ!」(アンティフォン)、スプリングダンス、アウネーテ、ポルスカ、ナイチンゲール、ハリング、エドモンとベネディクト、判事の踊り、ノルウェー農民の踊り、初恋、踊りながら、賛歌、ポルスカ、朝早く、夏の日、城の庭の踊り、今晩、「すべて天空のもとに」、炉端で、「こよなく楽しい夏」、ノルウェー民俗舞曲、リール

[Disc 2]〜セーテルに寄せて、シェランの農民の踊り、フィヨルドで、踊りと歌、ポルスカ、使い走りの少年、妖精の丘、ポルスカ、スヴェン・ヴォンヴェズ、ハリングと歌、ダーラナ娘と踊ろう、ハリングとヨルスレルの踊り、小さなカーリン、そして娘は踊りに加わる、夢の中で、踊り、結婚の祝いで、ポルスカ、ローセリル、水舎小屋で、デンマーク農民の踊り、行進曲と民謡、田舎の祝い、水の精のポルスカとメヌエット
カトリーネ・ペネロプ(P、Steinway & Sons Model D)

録音:2021年9月〜11月、コペンハーゲン
デンマーク後期ロマンティシズムの作曲家エミール・ハートマン(1836-1898)は、『仲のいい家族 -父と子の作曲家 第1集』(DACOCD 508)に収録された「ヘルゲランの戦士たち」序曲、交響詩「ヘーコン・ヤール」「チェロ協奏曲」といった管弦楽の作品や「ピアノ協奏曲」(DACOCD 581)で主に知られています。現代デンマークを代表するピアニストのひとり、カトリーネ・ペネロプ Catherine Penderup は、エミール・ハートマンがソロ・ピアノのために書いた未出版の曲も含む全作品を2組のアルバムで紹介するプロジェクトをスタートさせました。2013年にリリースした最初のアルバム(DACOCD 744745)では「オリジナル」の作品を演奏、「Diapason」をはじめとする各国のメディアから好意的な評価を受けました。

この第2集では、ハートマンが「ピアノのために自由に編曲」した「スカンディナヴィアの民謡」(Op.30)の全50曲が演奏されています。シェランのアマー島の「アマーの踊り」などのデンマーク民謡。L.M.リンデマンが編纂した『古いまた新しいノルウェーの山のメロディ』に収録され、グリーグたちが作曲素材に使った民俗舞曲の「ハリング」「スプリングダンス(スプリンガル)(跳躍舞曲)」。スウェーデンの舞曲「ポルスカ」。スヴェンセンが「2つのスウェーデン民謡」の素材にした「すべて天空のもとに」や、アルヴェーンの編曲で親しまれている「ダーラナ娘と踊ろう」(ダーラナ娘の踊り)とオット・オールソンが男声合唱のために編曲した「判事の踊り」。ハートマンは、こうした曲の素朴なメロディとハーモニーを活かしながら「ピアノ音楽」としての構成感のある美しい作品に作り上げました。

KAIROS
0015088KAI(1CD)
ドニ・デュフール(1953-):雪崩 Op.82(1995) フランソワ・ミシェル・リニョル(P)

録音:2021年3月、4月、7月(オーストリア、ウィーン)
ピエール・シェフェール直系の後継者、ドニ・デュフール(1953-)の記念碑的なピアノ作品「雪崩」の録音が登場!この作品は、それぞれ曲の長さと雰囲気の異なる19の楽章からなり、聴き手を雪の形態の無限のバリエーションと、イヌイットの雪に関する豊富な語彙を横断する旅にいざないます。デュフールはアナログ・シンセサイザーの演奏家として、特に80年代にTM+アンサンブルで活動したおかげで、聴覚を通して見る能力を身につけたといいます。それは音の現象における既成概念への依存から距離を置くことにもつながりました。演奏はセヴラックやデュプレをはじめ、フランスの近現代ものを得意とするピアニスト、フランソワ・ミシェル・リニョルです。

AUSTRIAN GRAMMOPHONE
AG-0024(1CD)
バッハ:イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV971
シューベルト:ピアノ・ソナタ 第14番イ短調 D.784
リスト:オーベルマンの谷 (「巡礼の年」第1年 S.160より)、
 波の上を渡るパオラの聖フランチェスコ(「伝説」 S.175より)
ダニエル・ヴィラニ(P)

録音:2018年11月、フェニックス・スタジオ(ハンガリー、ブダペスト)
母方の祖父に有名なテノール、アルパド・キシェジを持つハンガリーのピアニスト、ダニエル・ヴィラニ。独学で勉強した後、故郷のブダペスト、ワイマール、そしてテルアビブの音楽大学で学び、現在はソリスト、室内楽奏者として幅広く活躍しています。この録音は、2018年に行ったツアーのプログラムを記録したもので、他のアーティストによる演奏に影響を受けた曲目で構成されています

Indesens
INDE-156(2CD)
イシ&アイユー〜20世紀ソロ・ハープのためのオリジナル作品集
■CD1『ICI』
フォーレ:即興曲 Op.86
トゥルニエ:演奏会用練習曲 「朝に」
ルニエ:交響的小品
イベール:スケルツェット
フォーレ:塔の中の王妃 Op.110
ルーセル:即興曲 Op.21
トゥルニエ:森の中の泉へ
ジャン・クラ:2つの即興曲
タイユフェール:ハープ・ソナタ
ピエリック・ウーディ:ハープ・ソナタ
プティジラール:メリックの夢
■CD2『AILLEURS』
エネスコ:演奏会用アレグロ
ポッセ:ハープのためのワルツ
プロコフィエフ:前奏曲 Op.12-7
ヒナステラ:優雅な乙女の踊り、ハープのためのソナティネ
グリエール:即興曲
ヒンデミット:ハープ・ソナタ
マレスコッティ:ハープのためのムーヴマン
ロータ:ハープのためのサラバンド、ハープのためのトッカータ
ロドリーゴ:ハープのための即興曲
ハチャトゥリアン:オリエンタル・ダンス、ハープのためのトッカータ
ブリテン:ハープのための組曲 Op.83
ネイサン・カリアー:Dirge
マリー=ピエール・ラングラメ(Hp)

録音:2017年&2020年、ベルリン・フィルハーモニー室内楽ホール
ベルリン・フィル首席ハープ、マリー=ピエール・ラングラメ新録音!
☆長年トランスクリプション作品に専念してきたラングラメが、「20世紀ソロ・ハープのためのオリジナル作品」を集成した2枚組!
1993年からベルリン・フィルの首席ハープ奏者として活躍するフランスの名ハーピスト、マリー=ピエール・ラングラメの新録音。これまでIndesens(アンデサンス)では吉野直子やエマニュエル・パユ、マルティン・レーアなどベルリン・フィルの仲間たちとの共演、そしてトランスクリプション作品を中心にレコーディングしてきたラングラメですが、ニュー・アルバム「イシ&アイユー(Ici & Ailleurs/こことよそ)」では、20世紀のハープのためのオリジナル作品で2枚組のソロ・アルバムを完成させました。
『ICI(Here/ここ)』と題した1枚目は祖国フランスの作曲家たち、『AILLEURS(Elsewhere/よそ)』と題した2枚目では、ドイツ、イタリア、スペイン、イギリス、ロシアなど他国の様々な作曲家の作品を年代順に並べ、有名なレパートリーの柱となる作品と、あまり知られていない作品(中にはほとんど演奏されていないものも)が交互に配置されています。エネスコの「演奏会用アレグロ」やロドリーゴの「即興曲」など、このアルバム制作の過程でラングラメが再発見した宝石のような小品も含め、ソロ・ハープのためのオリジナル作品を改めて俯瞰する素敵なアルバムとなることでしょう。

Chandos
CHAN-20241(1CD)
ルイ・ロルティ・プレイズ・ショパン Vol.7
4つのマズルカ Op.17/マズルカ風ロンド ヘ長調 Op.5/ボレロ ハ長調 Op.19/4つのマズルカより Op.68-1、Op.68-2、Op.68-3/ロンド ハ短調 Op.16/4つのマズルカ Op.30/タランテラ 変イ長調 Op.43/3つのマズルカ Op.63/英雄ポロネーズ 変イ長調 Op.53/マズルカ ヘ短調 Op.68-4
ルイ・ロルティ(P、ファツィオリ)

録音:2021年10月13日-15日、ポットン・ホール(イギリス、サフォーク)
カナダが世界に誇るカリスマ・ピアニスト、ルイ・ロルティ。2010年にスタートした第1巻(CHAN10588)から10年以上かけて丁寧に紡いできた「ロルティ・プレイズ・ショパン」の第7巻。今作では、ポーランド文化の影響が強いマズルカや人気曲である「英雄ポロネーズ」の他、スペインの影響を受けたボレロや、当時パリで流行していたイタリア・ナポリの舞曲から影響を受けたタランテラを収録。若きショパンの作品から亡くなる数年前の作品まで幅広く収録されており、ショパンの様々な側面を感じることが出来ます。
フランス系カナダ人のピアニスト、ルイ・ロルティは幅広いレパートリーを持っていますが、特にショパン弾きとして定評があり、1986年に録音されたデビュー盤「ショパン:練習曲全集」(CHAN8482)は、ロルティの原点でありながら最高傑作として現在でも高い評価を得ています。英BBCミュージック・マガジン誌では「比類なき名ピアニストたちによる50の名演の1つ」と激賞されました。また、1984年第36回ブゾーニ国際ピアノ・コンクールで1位に輝き、同年のリーズ国際ピアノ・コンクールでは4位入賞を果たしています。

Da Vinci Classics
C-00578(1CD)
チレア:ピアノ作品集 Vol.1
マズルカ(1880)/前奏曲(1886)/ワルツ Op.36/夜想曲 Op.22/マズルカ Op.14/露のしずく/村にて Op.34/スケルツァンド(1883)/夕べ(1887)/お世辞 Op.11/私が愛しているのはあなた Op.10/3つの小品(1888)/即興曲(1885)/3つの小品 Op.29/3つの小品 Op.28/組曲 Op.42/冗談 Op.15/紡ぎ車の歌 Op.4/アルバムの一葉(1930)/舞曲第2番 Op.26
サンドラ・コンテ(P/スタインウェイ&サンズ1950)

録音:2015年-2021年、プリヴァーテ・スタジオ(サン・ジョルジョ・ス・レニャーノ、イタリア)
19世紀後半から20世紀前半のイタリアを代表するオペラ作曲家であり、フランスオペラの影響を受けつつもヴェリズモオペラを代表する人物としてその名を知られたフランチェスコ・チレア。チレアのオペラ作曲家としての偉大な名声とは別の姿である「器楽曲の作曲家」としての魅力、神髄を明らかにするピアノ作品集がスタート!
知られざる秀作が散りばめられているチレアのピアノ作品において、カーネギーホールへのデビューも果たしているイタリアの女流ピアニスト、サンドラ・コンテは、20世紀前半のイタリア音楽界の大きな原動力となった活力と強さが確実に息づいているその世界を蘇らせるために、丁寧に楽譜を読み込んだ演奏を奏でています。
オペラ作曲家チレアの器楽曲の作曲家としての全貌を明らかにする意義深いプロジェクトと言えるでしょう。
Da Vinci Classics
C-00579(1CD)
ショパン:ピリオド楽器によるマズルカ全集 Vol.2
4つのマズルカ Op.41/マズルカ第50番イ短調/マズルカ第51番イ短調/3つのマズルカ Op.50/3つのマズルカ Op.56/3つのマズルカ Op.59/3つのマズルカ Op.63/マズルカ変ロ長調 WN.7/マズルカ ト長調 WN.8/マズルカ イ長調 WN.14/マズルカ ハ長調 WN.24/マズルカ ヘ長調 WN.25/マズルカ ト長調 WN.26/マズルカ変ロ長調 WN.41/マズルカ変イ長調 WN.45/マズルカ ハ長調 WN.48/マズルカ イ短調 WN.60/マズルカ ト短調 WN.64/マズルカ ヘ短調 WN.65
タチアナ・ラリオノヴァ(ピリオド・ピアノ/プレイエル1853年製)

録音:2021年12月、ヴァレーゼ・リーグレ(イタリア)
ヴィクトル・メルジャーノフの門下生で現在はイタリアで活躍する女流ピアニスト、タチアナ・ラリオノヴァによるフレデリック・ショパンのマズルカに捧げられた全集の第2巻であり完結巻。
第1巻に引き続き今回の第2巻でも、マズルカ演奏の歴史的伝統に敬意を払い、1853年のプレイエル、そしてPWM Editionから出版されているヤン・エキエル校訂のナショナル・エディションを用いてショパンが意図した作品の響き、姿の再現を試みています。
Da Vinci Classics
C-00576(1CD)
モデルニスモ・イタリアーノ〜20世紀のギター作品集
マリピエロ:前奏曲
ゲディーニ:演奏会用練習曲
ロゼッタ:ソナチナ
バルビエリ:7つの前奏曲「ラ・セッラ」
ヴィオッツィ(1912−1984):幻想曲、ソナタ
アルフォンソ・バスキエラ(G)

録音:2021年7月、プレガンツィオール(イタリア)
イタリアのギタリスト、アルフォンソ・バスキエラの新しいプロジェクトは、あまり知られていないイタリアのギター・レパートリーである、いわゆる「モダニズム」の流れに焦点をあてたものです。マリピエロ、ヴィオッツィ、ゲディーニなど、20世紀のイタリア音楽に新しい風を吹き込もうとした作曲家たちの音楽が当盤を彩ってくれています。

Anaklasis
ANA-019(2CD)
アンジェイ・クシャノフスキ(1951-1990):レリーフI(アコーディオンのための)
レリーフII(アコーディオンのための)
レリーフIII(オルガンのための)
レリーフIV(ソプラノと鐘のための)
レリーフV(Vcのための)
レリーフVI(アンプリファイド・バス・アコーディオンのための)
レリーフVII(アコーディオンとパーカッションのための)
レリーフVIII(テープとアコーディオンのための)
レリーフIX「スコティッシュ」(弦楽四重奏とテープのための)
マチェイ・フランツキエヴィチ(アコーディオン)、
アルカディウシュ・ビアリツ(Org)
ルトスワフスキQ、他

録音:2020年12月(ワルシャワ)
同じくポーランド南東部のスタロヴァ・ヴォラでデビューしたエウゲニウシュ・クナピク、アレクサンドル・ラソンとともに「51年世代」あるいは「スタロヴァ・ヴォラ世代」と呼ばれ、ポーランドの現代音楽界において特別な存在の一人である作曲家、アンジェイ・クシャノフスキ。アコーディオンに魅せられたクシャノフスキは、カトヴィツェで作曲と並行してアコーディオンも学び、その奏者としても活躍しました。作曲においても、不当に冷遇されることもあるアコーディオンを主役に据え、その真の価値を引き出す作品を多く生み出しているほか、ペンデレツキの委嘱により作曲された「交響曲第2番」やクラクフのアルトゥール・マラフスキ作曲コンクールで第1位を受賞した「弦楽四重奏曲第1番」など、管弦楽や室内楽、声楽など多岐にわたる分野で重要な作品を残しています。この2枚組のアルバムに収録される「レリーフ」は、様々な楽器や声、アンサンブルのために書かれたそれぞれが独立した作品群で、ここでもクシャノフスキの音楽人生の中心であったアコーディオンが多く登場しています。また、オルガンのために書かれた「レリーフIII」は、1985年にポーランドのカミエン・ポモルスキで開催された作曲コンクールで第1位を獲得しました。

Skani
SKANI-124(1CD)
ラトビア・ピアノ音楽の風景
ヤーニス・メディンシュ(1890-1966):ライニスの詩『ようこそ太陽よ』への3つの序章(1960)早い旅、花の祝い、遅い日没
イマンツ・ゼムザリス(b.1951):ブラウマニスの年(1988)
ダッツェ・アペラーネ(b.1953):水の模様(2018)
エーリクス・エシェンヴァルズ(b.1977):凍った地平線(2013)
ヤーニス・ザンドベルグス(b.1973):気まぐれな水彩(2017)
パウルス・ダムビス(b.1936):風の鐘(2016)
マーリーテ・ドムブロフスカ(b.1977):ピアノとエレクトロニクスのための印象(2018)
グンデガ・シュミテ(b.1977):ハンガリーのピアノ景色(2013)
セルガ・メンツェ(b.1953):サルバドール・ダリの印象(2011)
アンドリス・ジェニーティス(b.1978):黄金(2010)
アニトラ・トゥムシェヴィカ(b.1971):ディアナの歌. スペインのレース(2011)
アンドリス・ヴェツムニエクス(b.1964):カルメンのような(2011)
ペーテリス・ヴァスクス(b.1946):夏の夕べのための音楽(2009)、ラトビア舞曲(2012)
ディアーナ・ザンドベルガ(P)

録音:2011年、RSU(リガ・ストラディンシュ大学)大ホール(リガ)、2018年-2021年、ヤーゼプス・ヴィートリス・ラトビア音楽アカデミー大ホール(リガ、ラトビア)
スペインの「La Vanguardia」紙から「指に炎をもつピアニスト」と評されたラトビアのディアーナ・ザンドベルガ(b.1977)のソロ・アルバム。彼女は、イタリア、エルバのヨーロッパ音楽アカデミーでラザール・ベルマン、バルセロナのマーシャル音楽院でアリシア・デ・ラローチャに学び、ヤーセプス・ヴィートリス・ラトビア音楽アカデミーで修士号と博士号を取得しました。
このアルバムでは、13人のラトビアの作曲家による14のピアノ作品が演奏されます。ヤーニス・メディンシュがラトビアの詩人ライニス(ヤーニス・ピレクシャーンス)の『ようこそ太陽よ』からインスピレーションを得たロマンティックな 「3つの序章」 に始まり、ペーテリス・ヴァスクスの2つの小品で終わるプログラム。マーリーテ・ドムブロフスカが「手の届かないものへの苦く悲しい憧れ」をロマンティックで美しい語り口で描いた 「ピアノとエレクトロニクスのための印象」 のような新しい手法による作品も含まれています。

Guild
GM2CD-7828(2CD)
フローレンス・プライス:ピアノ作品集
ティックリン・トゥーズ/ケインブレイクでの踊り/5つの前奏曲/とある新婚夫婦へ/洗濯女のある一日/スイカズラ(南の空)/虹のワルツ/ヒルサイド/夢のボート/ランド・オーコットンにて/舟歌/わが家にて/ゴブリンと蚊/彼女の髪に咲く桜(デビュタント・ワルツ)/ピアノ・ソナタ ホ短調/プラシッド湖/ジグ・ジョグ/夕暮れ時のスイカズラ/無言歌(懇願)/ワーラウェイ・ワルツ/静かな湖で/無言歌 イ長調/ダーク・プール/コケット/夢/バイユー・ダンス/アンダンテ/メモリー・ミスト/キャビン・ケイパーズ/夏の夕べに
カーステン・ジョンソン(P)

録音:2021年12月、ポットン・ホール(イギリス、サフォーク)
世界初録音34曲を含む、近年注目の女性作曲家フローレンス・プライス(1887-1953)のピアノ作品集2枚組!1887年、アメリカ・アーカンソー州生まれのプライスは、チャドウィックとコンヴァースに師事した、アメリカ初とされる黒人女性の作曲家。近年は交響曲や協奏曲の録音も進んでおり、復権著しい作曲家のひとりです。ピアニストとしても活躍したプライスは、作曲面でもピアノ・レパートリーのメインストリームに多大な貢献をしました。演奏者のカーステン・ジョンソンは、カバレフスキーのピアノ作品集(Nimbus)が高く評価されているほか、これまでにエイミー・ビーチ、アーサー・フット、ベンジャミン・カー、ジェームス・ヒューイットらのピアノ作品全集を含む22枚のアルバムをリリースしたアメリカ・ピアノ音楽のエキスパートです。

Etcetra
KTC-1754(1CD)
エルフェリヒ:2台ピアノのための作品集
イェルン・エルフェリヒ(b.1965):クララ、バイク、ダンス、スノーフレーク、DELFIA MUSICA、スィート・フレーズ、オリジン・アンノウン、FRAGMENTED HAPPINESS、81EMOTIONAL COMBINATIONS、帰郷
イェルン・エルフェリヒ(P)、
イヴァン・パヴロフ(P)
イェルン・エルフェリヒは、オランダのデルフトの作曲家兼音楽家です。最初は打楽器奏者としてロッテルダム音楽院で学び、卒業後ジャズ=ロックバンド、「ザ・エルフェリヒ・フォー」を結成し、全ての曲を作曲していました。2010年頃に彼は2台ピアノだとポリリズムが効果的に聞こえることに気づき、ブルガリアのピアニスト、イヴァン・パヴロフとデュオを結成し、このアルバムを収録しました。彼は極力無駄を省き織り交ぜられたリズムの中でシンプルな音型を繰り返すことで本質に迫ろうとします。このアルバムには彼の40年以上のキャリアで培われた経験が詰め込まれています。

DIVINE ART
DDA-21238(2CD)
NX-C04
バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番-第6番BWV 1007-1012 マリーナ・タラソヴァ(Vc)

録音:2021年7月6、7日、8月17、26日、9月13、16日
全てのチェロ奏者にとって聖典的な存在とされるヨハン・ゼバスティアン・バッハの『無伴奏チェロ組曲』。今回、この至高の作品を手掛けたのは名チェリ スト、マリーナ・タラソヴァです。プラハ、フィレンツェ、パリの国際コンクールで優勝、ヴェテラン奏者として高く評価されるタワソヴァは17世紀から20世紀 まで幅広いレパートリーを持っていますが、バッハの無伴奏チェロ組曲の録音は初めてのこと。ここでの彼女の演奏は、バッハの音楽に活力と深い精神 性を吹き込んでいます。

sonorite
SNRT-2202(1CD)
税込定価
Paysage ペイザージュ
プーランク:間奏曲 FP118
プーランク(内藤晃編):愛の小径
フォーレ:言葉のないロマンス Op.17-3
ショパン:ワルツ Op.64-2
セヴラック:「セルダーニャ」より
第2曲「祭?ピュイセルダの思い出?」
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
モンポウ:「風景」より 第2曲「湖」
フォーレ:舟歌 第6番op.70
 ノクターン 第6番Op.63
モンポウ:橋
セヴラック:「休暇の日々から」第1集より 第7曲「ロマンティックなワルツ」
内藤晃(P)

録音:2021年9月7-9日 小樽マリンホール
ソノリテ・レーベルを主宰するピアニスト内藤晃のセルフ・プロデュースによるアル バム第一弾。小樽マリンホールのスタインウェイで奏でる、フォーレ、セヴラック、 モンポウらの詩的な余韻を湛えた佳曲たち。内藤がディレクターをつとめた神谷 悠生の録音セッションの残り時間で“棚ぼた”的に生まれたこのアルバムは、気 負いのない楽器との戯れが心地よい空気を醸し出しています。 アルバムアートワークは、本間ちひろ(詩画家)が内藤の演奏にインスパイア されて描き下ろしたもので、日の出前の地球影を描いたもの。

Gramola
GRAM-99272(1CD)
炎のチェロ
伝承曲:A Celtic Cello Set ケルトのチェロ(ショーン・グリッソン編)
伝承曲:Prince Charles’ Last View of Scotland
ジミ・ヘンドリックス:Little Wing(マーク・サマー編)
スルハン・ツィンツァーゼ:Tschonguri チョングリ
ヴァスクス:Gr?mata ?ellam:II Pianissimo
ジョヴァンニ・ソッリマ:ファンダンゴ
ジュゼッペ・ダッラーバコ:Capriccio quarto
スヴァンテ・ヘンリソン:Xanthous
エルンスト・レイセグル:Dancing for D
ドビュッシー:シランクス(マッツ・リドストレム編)
レイセグル:Tell Me Everything
シュテファン・ブラウン/ヨハン・ゼバスティアン・バッハ: 子守歌/サラバンド
ジョン・ゾーン/エリック・フリードランダー: キーウ 3
ソッリマ:Alone
●ボーナス・トラック
ルードヴィヒ・グルーバー:Mei Muatterl war a Weanerin(ペーター・ハドラー編)
ペーター・ハドラー(Vc)

録音:2020年10月12-14日
ザルツブルク・モーツァルテウム大学を卒業、ウィーンを拠点に活動するチェリスト、ペーター・ハドラー。この「Cello on Fire 炎のチェロ」と題されたアル バムでは、チェロならではの豊かな音色と表現で情熱や自由を歌い上げています。選ばれた曲は民謡、クラシック、ジャズ、クロスオーヴァーとあらゆる ジャンルにわたっており、時には名人芸を伴うこれらの作品は、どれも作曲家がチェロという楽器に寄せる熱い思いが表現されています。

La Dolce Volta
LDV-105(1CD)
Once upon a Time
リスト:オーベルマンの谷(巡礼の年 第1年:スイス S.160)
風景 S.139/3(超絶技巧練習曲より)
マゼッパ S.139/4(超絶技巧練習曲より)
回想 S.139/9(超絶技巧練習曲より)
雪あらし S.139/12(超絶技巧練習曲より)
ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178
ミシェル・ダルベルト(P/ベヒシュタイン)

録音:2021年12月6-9日、パリ、ルイ・ヴィトン財団オーディトリウム
※日本語帯・解説付
フランスの巨匠ミシェル・ダルベルトが、リストを録音しました。抜群の語り口でつむがれる「オーベルマンの谷」に始まり、超絶技巧練習曲から特にダルベルト が愛奏している4作そして”神への憧れと悪魔的な緊迫のあいだを揺れ動く”とダルベルトが語る、ロ短調ソナタという充実のプログラム。ソナタでの壮大なスケー ルは、今のダルベルトにしかなしえない表現といえるでしょう。録音に際して使用した楽器は、かねてより愛奏しているベヒシュタイン。音の緩やかな減衰、低音域 の透明感、そしてよく響くサウンドをその美点として挙げていますが、楽器の性能がこのうえなく発揮された録音にも注目です。 (Ki)

Profil
PH-22027(10CD)
ランドフスカ名演集
■Disc1
(1)スカルラッティ:ソナタ ニ長調K.443(L.418)
(2)同:ソナタ ニ短調K.32(L.423)
(3)ラモー:王太子妃
(4)シャンボニエール:サラバンド ニ短調
(5)クープラン:神秘的なバリケード
(6)同:女道化師
(7)パーセル:グラウンド ハ短調
(8)作者不詳:ナイチンゲール
(9)ヘンデル:調子のよい鍛冶屋
(10)モーツァルト:トルコ行進曲
(11)同:メヌエット ニ長調K.355
(12)同:ロンド ニ長調K.485
(13)バッハ:ヴィヴァルディによる協奏曲ニ長調BWV972
(14)同:ヴァイオリン・ソナタ ホ長調BWV1016
(15)同:前奏曲、フーガとアレグロ変ホ長調BWV998
■Disc2
バッハ
(1)ゴルトベルク変奏曲BWV988
(2)パルティータ第2番ハ短調BWV826
(3)カプリッチョ 変ロ長調「最愛の兄の旅立ちにあたって」BWV992
■Disc3
バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻
(1)第1番ハ長調BWV846
(2)第2番ハ短調BWV847
(3)第3番嬰ハ長調BWV848
(4)第4番嬰ハ短調BWV849
(5)第5番ニ長調BWV850
(6)第6番ニ短調BWV851
(7)第7番変ホ長調BWV852
(8)第8番嬰ニ短調BWV853
(9)第9番ホ長調BWV854
(10)第10番ホ短調BWV855
(11)第11番ヘ長調BWV856
(12)第12番ヘ短調BWV857
■Disc4
バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻(つづき)
(1)第13番嬰ヘ長調BWV858
(2)第14番嬰ヘ短調BWV859
(3)第15番ト長調BWV860
(4)第16番ト短調BWV861
(5)第17番変イ長調BWV862
(6)第18番嬰ト短調BWV863
(7)第19番イ長調BWV864
(8)第20番イ短調BWV865
(9)第21番変ロ長調BWV866
(10)第22番変ロ短調BWV867
(11)第23番ロ長調BWV868
(12)第24番ロ短調BWV869
■Disc5
バッハ:平均律クラヴィーア曲集第2巻
(1)第1番ハ長調BWV870
(2)第2番ハ短調BWV871
(3)第3番嬰ハ長調BWV872
(4)第4番嬰ハ短調BWV873
(5)第5番ニ長調BWV874
(6)第6番ニ短調BWV875
(7)第7番変ホ長調BWV876
(8)第8番嬰ニ短調BWV877
(9)第9番ホ長調BWV878
■Disc6 
バッハ:平均律クラヴィーア曲集第2巻(つづき)
(1)第10番ホ短調BWV879
(2)第11番ヘ長調BWV880
(3)第12番ヘ短調BWV881
(4)第13番嬰ヘ長調BWV882
(5)第14番嬰ヘ短調BWV883
(6)第15番ト長調BWV884
(7)第16番ト短調BWV885
(8)第17番変イ長調BWV886
■Disc7 
バッハ:平均律クラヴィーア曲集第2巻(つづき)
(1)第18番嬰ト短調BWV887
(2)第19番イ長調BWV888
(3)第20番イ短調BWV889
(4)第21番変ロ長調BWV890
(5)第22番変ロ短調BWV891
(6)第23番ロ長調BWV892
(7)第24番ロ短調BWV893
■Disc8 
(1)チェンバロ協奏曲ニ長調Hob.][:11
(2)ヘンデル:オルガン協奏曲第6番変ロ長調HWV294(チェンバロ版)
(3)バッハ:チェンバロ協奏曲第1番ニ短調BWV1052
(4)同:トッカータ ニ長調BWV912
(5)同:フランス組曲第6番ホ長調BWV817
■Disc9
スカルラッティ:ソナタ集
(1)ト長調K.124(L.232)/(2)ト短調K.8(L.488)/(3)ニ長調K.430(L.463)/
(4)ヘ短調K.519(L.475)/(5)ハ長調K.159(L.104)/(6)ヘ長調K.107(L.474)/
(7)ホ長調K.380(L.23)/(8)嬰ハ短調K.247(L.256)/(9)嬰ヘ短調K.447(L.294)/
(10)ホ長調K.20(L.375)/(11)ト長調K.328(L.27)/(12)ニ長調K.397(L.208)/
(13)ニ短調K.32(L.423)/(14)ニ短調K.141(L.422)/(15)ヘ短調K.481(L.187)/
(16)ニ長調K.492(L.14)/(17)ト短調K.234(L.49)/(18)ヘ長調K.6(L.479)/
(19)変ホ長調K.193(L.142)/(20)ト短調K.450(L.338)
■Disc10
モーツァルト
(1)ピアノ協奏曲第22番変ホ長調K.482
(2)ピアノ・ソナタ第5番ト長調K.283
(3)ロンド イ短調K.511
(4)田園舞曲K.606(ランドフスカ編)
(5)幻想曲ニ短調K.397
ヴァンダ・ランドフスカ(Cemb;Disc1-9、ピアノ;Disc10)


■Disc1
ユーディ・メニューイン(Vn)(14)
録音:946年5、7月(1)-(13)(15)、
1944年12月28日(14)/ニューヨーク

■Disc2
録音:1933年11月パリ

■Disc3
録音:(1)1949年3月31日ニューヨーク
(2)1949年5月7日ニューヨーク
(3)1949年6月12日ニューヨーク
(4)1949年5月21日/6月6日ニューヨーク
(5)1949年5月7日ニューヨーク
(6)1949年6月11日ニューヨーク
(7)1949年5月15日/6月6日ニューヨーク
(8)1949年3月26日ニューヨーク
(9)1950年5月28日レークヴィル
(10)1950年6月10日レークヴィル
(11)1950年6月27日レークヴィル
(12)1950年6月10/24日レークヴィル

■Disc4
録音:(1)1950年5月28日レークヴィル
(2)1950年6月4日レークヴィル
(3)1950年6月27日レークヴィル
(4)1950年5月27日レークヴィル
(5)1950年12月10日レークヴィル
(6)1950年12月11日レークヴィル
(7)1950年5月25日レークヴィル
(8)1950年2月2日/12月11日レークヴィル
(9)1950年11月20日レークヴィル
(10)1950年11月18/20日レークヴィル
(11)1950年12月11日レークヴィル
(12)1951年2月6,7,14日レークヴィル

■Disc5
録音:(1)第1951年8月7日レークヴィル
(2)1951年7月21日レークヴィル
(3)1951年7月21日レークヴィル
(4)1951年8月6日レークヴィル
(5)1951年9月23日レークヴィル
(6)1951年10月7日レークヴィル
(7)1951年10月8日レークヴィル
(8)1951年9月8/21日レークヴィル
(9)1952年3月レークヴィル

■Disc6 
録音:(1)第1952年1月レークヴィル
(2)1952年2月レークヴィル
(3)第1952年1月レークヴィル
(4)1952年3月レークヴィル
(5)1952年3月レークヴィル
(6)1952年1月レークヴィル
(7)1952年2月レークヴィル
(8)1952年12月17日/1953年9月29日レークヴィル

■Disc7 
録音:(1)1953年5月29日/10月19日レークヴィル
(2)1953年2月6/7日レークヴィル
(3)1953年9月16日レークヴィル
(4)1953年8月25日/1954年1月19日レークヴィル
(5)1954年1月28日レークヴィル
(6)1953年1月29日/1954年3月31日レークヴィル
(7)1953年1月30/1954年3月23日レークヴィル

■Disc8 
ウジェーヌ・ビゴー(指)O(1)(2)(3)
録音:1937年(1)(2)、
1938年12月(3)、
1936年9月(4)、12月(5)/パリ

■Disc9
録音:1934年9月10-12日(1)-(12)(17)-(20)、1939年(13)-(16)/パリ

■Disc10
録音:1945年12月2日ニューヨーク(1)、
1956年5月レークヴィル(2)(3)(4)、
1937年3月25日パリ(5)
も霊感あふれる壮絶な演奏を見せています。そのなかから彼女の魅力を最良に表したものを10枚にまとめました。
ランドフスカの芸風はロマンティックで、今日の古楽解釈からは批判される向きもありますが、そうした衒学的な価値観を超えた説得力と生命力に満ちていて心 を掴まれます。ファリャやプーランクが彼女のために協奏曲を作ったのも頷けます。
このBoxには1933年録音のゴルトベルク変奏曲、渡米後の平均律クラヴイーア曲集全48曲が抜かりなく収録されているのが見逃せません。そのほかスカル ラッティのソナタ20篇やハイドン、ヘンデル、バッハのニ短調の協奏曲も大歓迎、いずれも粒ぞろいの名演です。
さらに嬉しいのは、最終巻でピアノを披露していること。ピアニストとしてもショパンの曾孫弟子にあたる名手で、得意のモーツァルトを表情豊かに聴かせてくれ ます。 (Ki)

GENUIN
GEN-22777(1CD)
バッハ:リュートのための組曲第2番ハ短調BWV997
ポンセ::24 の前奏曲(1928/29)
アンネ・ハーシュ(G)

録音:2021年7月13-16日、ライプツィヒ・ベタニエン教会
バッハとメキシコの作曲家ポンスという意外な組み合わせ。アンネ・ハーシュはワイマールを拠 点に活動するギタリスト。近年、ソリスト、室内楽奏者として活動しています。ここではバッハのリュー トのための組曲の精密な多声書法を艶やかな音色で弾きこなしています。対するポンスの 24の前 奏曲はバッハを意識していると思える多声書法とタルレガらスペインの作曲家と通底するラテン 的な明晰さ、楽天性が一体となった音楽。ここでもハーシュは美しい音色で見事な演奏を披露し ています。なおブックレットには武満徹への惜しみない彼女の讃辞が掲載されおり、今後、武満の ギター作品の録音が大いに期待されます。
GENUIN
GEN-22789(1CD)
シューベルト:楽興の時 D.780Op.94
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第29番「ハンマークラヴィーア」
ナデジダ・ピサレヴァ(P)

録音:2021年2月4-6日ベルリン、オルベルク教会
ピサレヴァは1987年モスクワ生まれの若手ピアニスト。モスクワ中央音楽院でタマーラ・コロス、 チャイコフスキー音楽院でセルゲイ・ドレンスキに師事した後、ベルリンでマリア・ジョアン・ピリス 女史ほかに学んだ。既にヨーロッパの多くのコンペティションで上位入賞を果たし、ヨーロッパ、 日本など多くの国々でリサイタルを開催しています。端正なタッチと品格のある音楽作りに定評があ り、今後の益々の活躍が期待されるホープ。

H.M.F
HMX-290403(2CD)
ベートーヴェン:有名ソナタ集
ピアノ・ソナタ第8番ハ短調 「悲愴」
ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 「月光」
ピアノ・ソナタ第24番嬰ヘ長調 「テレーゼ」
バガテル「エリーゼのために」
ピアノ・ソナタ第17番ニ短調「テンペスト」
ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調「熱情」
ピアノ・ソナタ第29番「ハンマークラヴィーア」
ポール・ルイス(P)

録音:2005-2018年
ール・ルイスのベートーヴェン。ソナタ、ピアノ協奏曲の全曲録音はいつ聴いても、その清冽きわまりないタッチと、一切の過剰さのない抜群の語り口と切り口 で真のベートーヴェンの息遣いを感じさせる名演です。このたびソナタの全曲録音から、有名ソナタおよび、バガテル集から「エリーゼのために」を抜粋して2枚組 で発売いたします。あらためてポール・ルイスが魅せるくもりのないベートーヴェン像をご堪能ください! (Ki)

Spectrum Sound
CDSMBA-101(1CD)
完全限定盤
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番ホ長調 Op.109
ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 Op.110
ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 Op.111
内田光子(P)

ライヴ録音:2009年9月30日シャンゼリゼ劇場(パリ)
※日本語帯・解説付
スペクトラム・サウンドがラジオ・フランスと正規ライセンス契約でCD化している注目シリーズ。音源はFrance Musique(Radio Franceが所有および運 営する公共ラジオ・チャンネル)が録音した正規初出音源です。
当アルバムには世界的ピアニスト内田光子が2009年9月パリで行ったライヴからベートーヴェンの後期三大ソナタを収録。内田は2005年5月にセッション収 録しており当盤は誉れ高き名盤として知られます。気品に満ちた内田の演奏は2009年のパリ・ライヴでも際立ち、異次元の美しさを放った名演。3曲通して聴き 手を別世界へと連れていくような独特の世界に誘います。内田光子の驚異的な集中力で描くベートーヴェンの世界をご堪能ください。 (Ki)
Spectrum Sound
CDSMBA-103(1CD)
完全限定盤
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番ホ長調 Op.109
ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 Op.110
ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 Op.111
クン =ウー・パイク(P)

ライヴ録音:2006年12月19日シャンゼリゼ劇場(パリ)
※日本語帯・解説付
スペクトラム・サウンドがラジオ・フランスと正規ライセンス契約でCD化している注目シリーズ。音源はFrance Musique(Radio Franceが所有および運 営する公共ラジオ・チャンネル)が録音した正規初出音源です。
当アルバムには世界的ピアニスト、クン=ウー・パイクが2006年12月パリで行ったライヴからベートーヴェンの後期三大ソナタを収録。日本でもファンの多い パイクはパリに拠点をおき、ヨーロッパを中心に活躍しています。パイクはベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集を同時期に録音(2005年から2007年。ピアノ・ ソナタ第30-32番は2007年5月&6月収録)し、DECCAからリリースしております。パイクらしい温かさとともに個性的な演奏が当ライヴでも際立っており、 独特の世界に引き込まれます。完全限定盤。

PROSPERO CLASSICAL
PROSP-0022(1CD)
バラード 〜ピアノ独奏曲集
D.スカルラッティ:ソナタ ホ長調 K.380
 ニ短調 K.9/ニ短調 K.141
モーツァルト:ピアノ・ソナタ ハ長調 K.545
ドビュッシー:ベルガマスク組曲〜月の光
 前奏曲集第1集 〜アナカプリの丘
J.S.バッハ(シロティ編):前奏曲 ロ短調
ショパン:練習曲 Op.25〜第5番ホ短調/12番 ハ短調
 バラード第1番ト短調 Op.23
ブリュノ・ドルプレール:Eclats 第2番
ブラームス:間奏曲 イ長調 Op.118-2
キム・バルビエ(P)

録音:2021年
パリのコンセルヴァトワールで学びベルリンに住むフランスのピアニストで、ベルリン・フィルのメンバーとコラボした室内楽活動にも力を入れているキム・バル ビエによる、解放された国際性を感じさせる独奏曲集。幅広い時代から選ばれたプログラムは彼女の音楽家としての経験が組ませたもので、しっかりとした構築感 というよりは、移ろいながら進んでゆくような楽曲が多く、全体が一つの物語のように響いてきます。このアルバムのタイトル「バラード」には、その本来の意味で あるフランスで生まれ中世ドイツで流行した吟遊詩人トルバドゥールのイメージが組み込まれています。 (Ki)
PROSPERO CLASSICAL
PROSP-0041(1CD)
バルトーク:2つのエレジー Op.8b (SZ.41)
 ハンガリー農民の歌による8つの即興曲
ヴォーン=ウィリアムズ:6つの小品による「チャーターハウス組曲」
ベンジャミン・ユスポフ(1962-):潜在意識化の迷宮
 メタファー/憂鬱/クロスロード第2番
マリヤ・ボコル(P)

録音:2021年
スイス人ピアニストのマリヤ・ボコルによるアルバムです。1962年タジキスタン生まれの作曲家ベンジャミン・ユスポフの音楽を、バルトークとヴォーン=ウィリ アムズの演奏機会の少ない作品とともに紹介。ユスポフの音楽は西洋と東洋、そしてユダヤ系民族の音楽的伝統に基づく独特なものです。 (Ki)

Paraty
PTY-1521280(2CD)
リリアン・ゴルディ・プレイズ・バッハ
パルティータ第1番変ロ長調BWV825
前奏曲とフーガ変ロ長調BWV890(平均律第2巻より)
前奏曲とフーガ変ロ短調BWV891(平均律第2巻より)
イギリス組曲第3番ト短調BWV808
イギリス組曲第5番ホ短調BWV810
前奏曲とフーガ嬰ハ短調BWV873(平均律第2巻より)
前奏曲とフーガ ニ長調BWV874(平均律第2巻より)
パルティータ第4番ニ長調BWV828
リリアン・ゴルディ(Cemb)ジャーマン・モデルによるフィリップ・ユモー製作(1999)

録音:2020年11月/ハーレム・メノナイト教会(オランダ)
1992年アメリカ生まれのリリアン・ゴルディは「チェンバロのアルゲリッチ」と称される情熱的な若手奏者。ピエール・アンタイに見いだされ、パリに渡ってスキッ プ・センペに師事しました。現在最も注目されるチェンバロ奏者のひとりとなっています。
彼女は13歳の誕生日に両親からバッハの「平均律クラヴィーア曲集」の楽譜を贈られ、その録音としてピエール・アンタイがハーレム・メノナイト教会で録音し たディスクをたまたま見つけ、それらが彼女の人生を決めたとしています。そして2020年のコロナ禍自粛期間に彼女にとっての巨匠中の巨匠バッハに没頭して向 き合うことで、未曾有の危機のなか自身の最も深く基礎となっている部分を感じたと述べています。
いわば幼時の夢の本質で、今日まで続く彼女の芸術的理想に従いこのアルバムを制作したとしています。曲は自身の好きなものだけを選び、家族(両親や現在 の家族)に捧げられました。
彼女の運命を決めたアンタイのアルバムと同じハーレム・メノナイト教会で、コロナ禍のもと録音されたこのアルバム、聴き手に彼女の愛とエネルギーの魔力を与 えます。 (Ki)

Da Vinci Classics
C-00568(4CD)
バッハ:平均律クラヴィーア曲集 BWV.846-893(全曲) ピエトロ・ソラチ(P/スタインウェイ)

録音:2020年、グリファ&フィリ・スタジオ(ミラノ、イタリア)
11歳の時にベッリーニ歌劇場Oとの共演でデビューを果たし、1985年の第11回ショパン国際ピアノ・コンクールでは参加したイタリア人の最高位となるなど、イタリア内外で目覚ましい活躍を展開してるピアニスト、ピエトロ・ソラチ。
鮮烈なストラヴィンスキー(Da Vinci/C00372)が印象的だったソラチが進めているバッハのピアノ作品全曲録音の第6巻として登場するのは大作「平均律クラヴィーア曲集」の全曲!
べーレンライター社の後援を受けて録音が行われたこの「平均律クラヴィーア曲集」は前作同様クリティカル・エディションの楽譜が用いられており、その解釈や研究結果もポイントと言えるでしょう。
日本の風景がジャケット写真に採用れている当シリーズ。今作は「富士山」です。
Da Vinci Classics
C-00571(1CD)
アバウトケージ Vol.7〜ソクラテス&チープ・イミテーション
サティ:ソクラテス〔ソクラート〕(ジョン・ケージ編曲による2台ピアノ版)
ケージ:チープ・イミテーション
フランチェスカ・ジェモ(P)、
マリア・イザベラ・デ・カルリ(P)*

録音:2021年6月-9月、グリファ&フィリ・スタジオ(ミラノ、イタリア)
20世紀アメリカの巨星ジョン・ケージが遺した偉大なる足跡をたどる「アバウトケージ」プロジェクトの第7弾は、サティとケージとの結びつきを表現したプログラム。
1918年に劇音楽として作曲された後、ケージの手によって2台ピアノ版へと編曲されたサティの「ソクラテス」。サティの音楽語法とケージの作曲技法が密接に結びついたヴァージョンと言えるでしょう。
対してケージの「チープ・イミテーション」はサティの「ソクラテス」と「易経」を題材としたサティへのオマージュ的作品。ケージのピアノ作品の代表作の1つです。

Glossa
GCD-923533(1CD)
バッハ:ギリス組曲第3番
パルティータ第3番イ短調 BWV.827
イギリス組曲第3番ト短調 BWV.808
パルティータ第5番ト長調 BWV.829
イグナシオ・プレーゴ(ハープシコード)

録音:2021年12月6日-8日、アルバレス・ホール(スペイン)
ホセチュ・オブレゴンやリナ・トゥール・ボネと並んで、Glossaに録音する新世代のスペイン古楽専門家の一人、イグナシオ・プレーゴの新たなソロ録音が登場! 2012年ウェストフィールド国際ハープシコード・コンクールで優勝し、エル・モンド紙によって「クラシック・シーンでもっとも多彩で突出したスペインのミュージシャン」と評されるスペインの若きハープシコード奏者、イグナシオ・プレーゴ。ハリー・ビケット、モニカ・ハジェット、鈴木雅明、ジョルディ・サバールら古楽界の巨匠たちと共演し、ヨーロッパはもちろん、日本や中国、南北アメリカを含む世界中で演奏しています。Glossaでは、ホセチュ・オブレゴン&ラ・リティラータの「ファルコニエーリ」(GCD923101)で共演した後、「バッハ:ゴルトベルク変奏曲」(GCD923510)でGlossaソロ・デビュー。レコード芸術特選盤に選ばれた「エイヴィソン:合奏協奏曲集」(GCD923526)に続くGlossaレコーディングは、再びバッハに回帰。CantusやVersoレーベルでもバッハを録音してきたプレーゴは、「6つのパルティータ」から第3番と第5番、「イギリス組曲」から第3番をセレクトしブルース・ケネディ2021年製(ブランシェ・モデルのレプリカ)のハープシコードで演奏。「ゴルトベルク変奏曲」でも魅せてくれた優れた構成力と緻密な演奏で、刺激的なバッハをお贈りします。

Goodies
78CDR-3871(1CDR)
バッハ(ターティス編):シャコンヌ(ヴィオラ版) ライオネル・ターティス(Va)

米 COLUMBIA 67071D/72D(英 COLUMBIA L-1644/5と同一録音)
1925年11月25日録音
(電機録音以前)の復刻音源
ライオネル・ターティス(1876-1975)はイギリス北部のウェストハートルプール生 まれ。ライプツィヒ音楽院とロンドン王立音楽院でヴァイオリンを学ぶ。王立音楽 院在学中に弦楽四重奏でヴィオラを弾いたことがきっかけでヴィオラに転向、その 後ソリストや室内楽で活躍した。20世紀初頭までヴィオラは独奏楽器ではなかった が、ターティスらの登場で、ヴィオラの独奏曲が多く作られるようになった。ター ティスは1975年にロンドンで死去。ターティスを記念して1980年にライオネル・タ ーティス国際ヴィオラ・コンクールが設立された。この「シャコンヌ」はヴァイオ リンの原曲を5度低く移調しています。機械式録音の最末期の録音。(グッディーズ)

Ars Produktion
ARS-38608(1CD)
間奏
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調 Op.81a 「告別」
シューベルト:ピアノ・ソナタ イ短調 D 784
ブラームス:3つの間奏曲 Op.117
イヨルゴス・カラギアニス(P)

録音:2021年12月2日-3日(ハノーヴァー)
イヨルゴス・カラギアニスは、ギリシャのグレベナに生まれ、11歳の時に最初のレッスンを受けました。その後、イオニア音楽大学コルフ校、トロッシンゲン州立音楽大学、ハノーファー音楽演劇大学でピアノや室内楽を学びました。彼は様々なコンクールで受賞しており、ソリストまたは室内楽奏者として、ギリシャだけでなく、ドイツ、イタリア、ポルトガル、タイなど様々な都市で演奏しています。
Ars Produktion
ARS-38611(1CD)
カバレフスキー:前奏曲集
カバレフスキー:3つの前奏曲(1924)EX-OPUS 19
3つの前奏曲 Op.1/24の前奏曲 Op.38 
ラファエル・エプステイン(P)

録音:2021年4月
ラファエル・エプステインによるカバレフスキ―の前奏曲集。彼はパリ国立高等音楽院に学び、その後1998年にピアニストのジェイ・ゴットリーブに出会い師事しました。そして2000年にパリで開催されたバッハ国際ピアノコンクールで1位、2009年にパリで開催されたミウォシュ・マギン国際コンクールで3位になりました。彼は、ソリストのほか室内楽奏者、教育者としても活躍しています。
Ars Produktion
ARS-38336(1SACD)
インセパラブル
ギエドリウス・クプレヴィチウス(b.1944):Ramu tusciuose griuvesiuose
ガーシュウィン:サマータイム
レハール:私は自分自身が分からない-私の唇は熱いキスをする(喜歌劇「ジュリエッタ」より)
イエヴァ・デュダイテ(b.1990):マリー
ドヴォルザーク:月に寄せる歌(歌劇「ルサルカ」より)
アンダルシア民謡:エル・ビート
ユルギス・クビリュス(b.1998):ピアノ・ソナタ
プッチーニ:あなたの愛の呼ぶ声に(歌劇「ラ・ボエーム」より)
リチャード・ロジャース(デュダイテ・デュエット編):マイ・ファニー・ヴァレンタイン(ミュージカル「青春一座」より)
ピアソラ:リベルタンゴ*
アーヴィング・バーリン(1888-1989)(デュダイテ・デュエット編):アイ・ラヴ・ア・ピアノ
アンドリュー・ロイド・ウェバー:ピエ・イエズ(「レクイエム」より)# 
デュダイテ・デュエット〔マリヤ・デュダイテ(ソプラノ、P*)、イエヴァ・デュダイテ(P、ソプラノ#)〕

録音:2021年9月
リトアニアのソプラノとピアノによるデュダイテ・デュエットのアルバムです。10年以上に渡って演奏してきた作品で構成されたプログラムとなっており、民謡、喜歌劇、歌劇、ミュージカルやスタンダード・ナンバーそして現代作品まで幅広いレパートリーが収録されています。特に、イエヴァ・デュダイテに献呈されたリトアニアの作曲家ユルギス・クビリュスのピアノ・ソナタや、イエヴァ・デュダイテ自身の作品は注目です。

Stradivarius
STR-37200(1CD)
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタOp.27
(第1番ト短調、第2番イ短調、第3番ニ短調、第4 番ホ短調、第5番ト長調、ホ長調)
アンカ・ヴァシーレ・カラマン(Vn)

録音:2021年6月30日サン・トゥアリオ・マドンナ・デラ・ヌーヴェ・イセオ
好評だったパガニーニの24のカプリス(STR37193)そしてバッハの無伴奏ヴァイオリン のためのソナタとパルティータ(STR37196)に続くカラマンの無伴奏ヴァイオリンのための アルバム第3弾。カラマンはルーマニア出身でブカレスト国立音楽大学を卒業後、ロー マ・サンタ・チェチーリア国立アカデミアでドメニコ・ノルディオに師事した後、イヴリー・ギ トリスに師事を仰いでいます。2010年に 3つの国際コンクールに入賞しヨーロッパ、アメリ カそして日本でもコンサートを行っています。パガニーニ以後の無伴奏ヴァイオリン作品 の金字塔イザイのソナタはバッハの伝統を踏まえつつロマン派ヴァイオリンの最終到達 点を示す超絶技巧の難曲。カラマンはこの曲の複雑に絡み合う多声書法や半音階を 情熱的に弾き切っています。STRADIVARIUS の鮮烈で美しい音質も聴きどころ。
Stradivarius
STR-37209(1CD)
「ジャーニー」 〜ギター・デュオで聴く東欧のピアノ曲
バルトーク:「ルーマニアのクリスマスの歌」第1 集、第2集
リオール・ナヴォク(b.1971):「サリジーム」
ヤナーチェク:草陰の小径」第1 集(全10曲)
ノーヴァ・ギター・デュオ【ネリー・フォン・アルヴェン(6弦Gtr) 、ルイツ・マントヴァーニ(8弦Gtr)】
バルトークの隠れた名ピアノ曲「ルーマニアのクリスマスの歌」、ヤナーチェクのピアノの代表 作「草陰の小径」を2つのギターのための編曲で聴く。どちらも本来のピアノで聴くよりも民族音 楽色と野性感がより濃厚になり、こちらが原曲なのではと思えるほど。リオール・ナヴォクの「サリ ジーム」はまるで武満のギター曲かと見紛うほど武満を意識した曲(因みにナヴォクは東欧風の 名前だがテル・アヴィヴ出身)。武満に心酔しているとしか思えない和声、沈黙の間の感覚など が美しい。なおノーヴァ・ギター・デュオは相方に珍しい 8弦ギターを使ったユニット。その為ア ンサンブルに重厚な深味が出ています。録音も美しく、ギター・ファンは必聴!

Dynamic
CDS-7946(1CD)
NX-B03
アラン・ホヴァネス:ピアノ作品集 第2集
オセチアの旋律による幻想曲 Op. 85No. 6
ヘルメスの星 Op. 247…世界初録音
小町 Op. 240
ソナタ「Journey to Arcturus アークトゥルスへの旅」 Op. 354
ギリシャ・ラプソディ 第1番Op. 63…世界初録音
アレッサンドラ・ポンピーリ(P)

録音:2020年2月24-25日
アルメニア系アメリカの作曲家アラン・ホヴァネス。20世紀アメリカを代表する作曲家の一人であり、ヨーロッパの前衛芸術を避け、アルメニアやイン ド、東洋の音楽要素を採り入れた作品を数多く残しました。 このピアノ作品集第2集には、詩人・神秘家であるフランシスコ・ベーコンに捧げられた「ヘルメスの星」を始め、ギリシャ系アメリカ人ピアニストに捧げら れた、コーカサス地方オセチン(オセチア)の民謡をモティーフにした舞曲「オセチアの旋律による幻想曲」、複雑な音型でありながら魅惑的な旋律に 満たされたピアノ・ソナタ「アークトゥルス(夜空に輝く星「うしかい座α」)への旅」、彼が好んだ日本の題材を用いた「小町」、アルバムの最後に置かれ た「ギリシャ・ラプソディ」など、民謡などのさまざまな素材を練り上げ、新しいものへと昇華させたホヴァネスならではの作品が収録されています。第1 集(CDS-7701)に引き続き、ホヴァネス作品の良き理解者として知られるピアニスト、アレッサンドラ・ポンピーリは、世界初録音を含む彼の神秘的 な音楽をじっくりと聴かせます。

Goodies
78CDR-3871(1CDR)
バッハ(ターティス編):シャコンヌ(ヴィオラ版) ライオネル・ターティス(Va)

米 COLUMBIA 67071D/72D(英 COLUMBIA L-1644/5と同一録音)
1925年11月25日録音
ライオネル・ターティス(1876-1975)はイギリス北部のウェストハートルプール生 まれ。ライプツィヒ音楽院とロンドン王立音楽院でヴァイオリンを学ぶ。王立音楽 院在学中に弦楽四重奏でヴィオラを弾いたことがきっかけでヴィオラに転向、その 後ソリストや室内楽で活躍した。20世紀初頭までヴィオラは独奏楽器ではなかった が、ターティスらの登場で、ヴィオラの独奏曲が多く作られるようになった。ター ティスは1975年にロンドンで死去。ターティスを記念して1980年にライオネル・タ ーティス国際ヴィオラ・コンクールが設立された。この「シャコンヌ」はヴァイオ リンの原曲を5度低く移調しています。機械式録音の最末期の録音。 復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用MC型 カートリッジ(3mil針)とコルグのNu 1DSD録音機を使用した。(グッディーズ)

Pentatone
PTC-5186985(1CD)
『撥弦楽器のバッハ』
バッハ:チェロ組曲第5番BWV1011よりT.「前奏曲」
 チェロ組曲第1番BWV1007
 チェロ組曲第6番BWV1012よりX.「ガヴォットT&U」
 チェロ組曲第2番BWV1008
アロン・サリエル(1986-):マンドリン・パルティータ*
アロン・サリエル(クレモネーゼ・マンドリン、アーチリュート、バロックギター、リュート・アティオルバート、ナポリ・マンドリン*)

録音:2020年8月/ステファンスティフト教会(ハノーファー)
イスラエル生まれの名手アロン・サリエルがバッハのチェロ組曲をクレモネーゼ・マンドリン、アーチリュート、バロックギター、リュート・アティオルバートで演奏 し、最 後にサリエルの 自 作でバッハから着 想を得た「マンドリン・パルティータ」【 T .「 前 奏曲 」、U .「アルマンド」、V .「クーラント」、W .「サラバンド」、X .「メヌエッ トT&U」、Y.「ジーグ」】で締めくくるアルバム『撥弦楽器のバッハ』をリリースしました! サリエルはバッハのチェロ組曲第1番と第2番を主軸に、撥弦楽器で多様な音色を披露。それぞれの楽器が持つ色彩感、音色の違いを各作品にふさわしい楽器 を選択し演奏しております。 (Ki)

WAON RECORDS
WAONCD-380(2CD)
HQCD
バッハ:平均律クラヴィーア 第1巻(全24曲) 大塚直哉(Org/ポジティフオルガン)
彩の国さいたま芸術劇場所有、2000年ガルニエ製、C-d3, 4stops

録音:2019年7月3-6日、さいたま芸術劇場 音楽ホール
音楽の「旧約聖書」ともいわれるバッハの平均律クラヴィーア曲集。2022年は、平均律クラヴィーア曲集第1巻完成からちょうど300年にあたります。こ れを記念して、大塚直哉がポジティフオルガンで演奏した、第1巻全曲が登場します。大塚直哉は、演奏はもちろん、トークや企画性豊かなコンサート、さらには指揮 活動と、堅実かつ多彩な活動できわめて高い評価を得ております。ここでも、ポジティフオルガンという楽器の魅力を存分に活かしつつ、その知性と人柄までもが にじみでた、あたたかみのある演奏を聴くことができます。バッハによる厳密な対位法の世界をやわらかに解きほぐして展開、聴き手に極上の愉悦の時間をあたえ てくれます。ブックレットには、藤原一弘氏による、調律と調性の歴史をふまえながら、曲集の歴史的意義などについて述べた詳細かつ読みやすい解説もついてお り、耳でよし、読 んで もさらに よし、の 内 容 とな って い ま す。な お 、欧 文タイトル 表 記 は 、バッハ の 出 版 譜 の 表 記 ど お り、「 D a s W o h l t e m p e r i r t e C l a v i e r I 」として おります。 (Ki)
■ライナーノートより
平均律クラヴィーア Das Wohltemperirte Clavier-この不思議な曲集名に出会ったのは、子供の頃のピアノのレッスンや発表会と関係したどこかのタイミ ングだったと思う。どこか惹きつけられる、しかしこのあまり意味のよくわからないタイトルを持ったこの曲集は、付き合っていけばいくほど、勉強していけばいく ほど、バッハの「謎かけ」があちこちに仕掛けられた不思議な曲集であることを思い知らされます。 「うまく調整・調律された」とか、「ちょうどよい温度・気分の」などの意味を併せ持つwohltemperirteという語がClavierにかかると、「うまく調整・調律 された鍵盤楽器」という意味にもなれば、文脈によっては「適温の鍵盤」という意味にもなろう。練習前にはまず調律から、というチェンバロやクラヴィコード奏 者の日常を思うと、またドイツの寒い冬、教会のオルガンの凍るような鍵盤の冷たさを思うと、なんだかいつでも調律がうまい具合になされていて、手のかじかま ない、ちょうどいい温度の鍵盤楽器なんて・・バッハやバッハの周りの人たちの(そして、もちろん現代のわれわれも)夢見る「理想の状況」がうかがえて楽しい。 この心地よい楽器で、24の調、すなわち「あらゆる調」(・・音楽理論上の話ではなく、オクターヴが12に分かれる通常の鍵盤の場合、長調と短調が12ずつの 24の調は実質的に「すべて」の調を意味する)の音楽を楽しむ、というなんと大胆な仕掛けの作品であろうか。 今回は、この作品の想定する「クラヴィーア」としてまず第1に考えられるチェンバロではなくて、(やはり候補の楽器のひとつではある)小型のポジティフ・オ ルガンで演奏することにした。大オルガンとはまた違った、チェンバロやクラヴィコードなどといった有弦鍵盤楽器と共通する機動力・柔軟性を持ちながら、かつ、 空気を送って「息をする」楽器、つまり声楽との共通点もあるという特性を持つポジティフ・オルガンで弾いてみると、対位法のテクスチャーの浮かび上がり方が 独特で、ほかの鍵盤楽器とは違ったものが聞こえてくる。 この曲集には、鍵盤の修行のために苦労する、という側面もあるが、もうひとつの、心地よい、うまく按配された鍵盤楽器によって、思いもかけない遠いところに まで連れていってもらう、という耳の楽しみもある。それを味わっていただけたらこの上ない喜びです。 【大塚直哉】

ATMA
ACD2-2812(1CD)
ファンタジアズ〜C.P.E.バッハ、モーツァルト
バッハ:半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903
メリザンド・マクナブネイ:C.P.E.バッハに基づくインプロヴィゼーション第1番 〜音階と転調のエチュード(ニ長調からハ短調へ)
C.P.E.バッハ:幻想曲とフーガ ハ短調 Wq.119/7
メリザンド・マクナブネイ:C.P.E.バッハに基づくインプロヴィゼーション第2番 〜自由なファンタジーと転調(ハ短調から嬰ヘ短調へ)
C.P.E.バッハ:幻想曲 嬰へ短調 Wq.67
モーツァルト:ヘ長調からホ短調へ転調する前奏曲 K番号なし(マクナブネイ編、嬰ハ長調からハ短調へ)
モーツァルト:幻想曲 ハ短調 K.475
モーツァルト:4つの前奏曲 K.284aより 第1番、第2番(ハ長調から変ホ長調へ)
レオポルト・コジェルフ(1747-1818):3つの前奏曲あるいはカプリース Op.45より 第1番変ホ長調
モーツァルト:4つの前奏曲 K.284aより 第3番、第4番(変ホ長調からハ長調へ)
モーツァルト:幻想曲 ハ短調 K.396(マクシミリアン・シュタードラー補完版)
メリザンド・マクナブネイ(フォルテピアノ)
使用楽器:18世紀末アントン・ワルター作に基づいて、2019年にロドニー・レジェが製作
ピッチ:A=430Hz、不等分平均律

録音:2021年10月25-27日/ケベック、聖アウグスティン教会
C.P.E.バッハやモーツァルトのように、18世紀の作曲家は演奏家でもあり、聴衆のために鍵盤楽器で即興演奏を行う能力を持っていました。たとえば遠い調関 係にある2曲を続けて演奏するときは、次なる調へ転調していくブリッジとしての即興演奏を曲間に挿入し、聴衆の耳を慣らします。これは自由な即興というより もむしろ和声的・対位法的な創意工夫の場であり、目的の調へ大胆にして破綻なく進んでいくという高度な作曲技術の発露です(20世紀に入ってもリパッティな どがリサイタルでこの手の伝統的な即興をしていました)。これは「ファンタジア」「幻想曲」というジャンルそのものに共通する感覚で、鍵盤作品がこのジャンルの 発展の中心になっていることもそれを裏付けます。
このディスクは「幻想曲」を「即興」でつないで、様々な調を巡っていくという凝ったプログラム。どっちへ進むか分からない、危うい転調の響きをはらんだピリ ピリするような緊張感にしびれます。ほとんど聴く機会の無いモーツァルトのK番号なしの「転調する前奏曲」やK284aの「4つの前奏曲」は、ロバート・レヴィ ンの研究によると即興演奏ができない妹のナンネルにも即興の〈ふり〉ができるように書かれたもの。作品本来の使い方がなされたとても面白いアルバムと言え るでしょう。ぜひ最初から最後まで、うつりゆく響きを一続きにお楽しみください。 (Ki)

NIFC
NIFCCD-641642(2CD)
エヴァ・ゲヴォルギアン〜第18回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ
CD1
1. 夜想曲第7番嬰ハ短調 Op.27-1
2. 練習曲第23番イ短調 Op.25-11「木枯らし」
3. 練習曲第16番イ短調 Op.25-4
4. スケルツォ第4番ホ長調 Op.54
5. バラード第3番変イ長調 Op.47
6. ワルツ第2番変イ長調 Op.34-1
7. ワルツ第3番イ短調 Op.34-2
8. ワルツ第4番ヘ長調 Op.34-3
9. ポロネーズ第5番嬰ヘ短調 Op.44
10. 幻想曲ヘ短調 Op.49
CD2
4. 4つのマズルカ Op.17
5-8. ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.35「葬送」
9-11. ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11*
エヴァ・ゲヴォルギアン(P)、
アンドレイ・ボレイコ(指)ワルシャワPO*

録音(ライヴ):CD11-4:2021年10月6日(第一次予選)
CD1 5-9:10月11日(第二次予選)
CD110&CD2 1-8:10月15日(第三次予選)
CD29-11:10月19日(決勝)
ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ワルシャワ、ポーランド)
※使用ピアノ:スタインウェイ D, 611479
2021年10月に開催された第18回ショパン国際ピアノ・コンクールは、新型コロナ・ウイルスの影響で1年延期されながらも、極めてレベルの高い才能が各国から集結し、日本人コンテスタントの活躍や全世界オンライン配信などによりかつてない盛り上がりを見せました。コンクールを主催するポーランド国立ショパン研究所(NIFC)の自主レーベルよりリリースされるコンクールのライヴ録音シリーズ(ブルー・シリーズ)の第3弾は、ロシア/アルメニアの天才少女と噂され、堂々たるパフォーマンスでファイナルまで勝ち進んだエヴァ・ゲヴォルギアン(ゲヴォルギヤン)が登場!
各地から多彩なタレントが集まった2021年のショパン・コンクールですが、決勝に残ったJJ・ジュン・リ・ブイ、エヴァ・ゲヴォルギアン、ハオ・ラオの「17歳トリオ」も、コンクールの盛況に大きく貢献した要素の1つとなっています。中でもエヴァ・ゲヴォルギアンは円熟さえ感じさせる重厚な表現と鋭い感性、ファースト・ステージからファイナルまで安定したテクニックで多くの聴衆を虜にし、会場と世界中のリスナーを湧かせました。2004年生まれ、これまでに、クライバーン・ジュニア・コンクール第2位、クリーブランド・ジュニア・コンクール第1位、デュッセルドルフのシューマン・コンクール第1位、スイスのヤング・ショパン・コンクール(Jeune Chopin)第1位など、40以上の国際コンクールで受賞し、2019年ICMA(国際クラシック音楽賞)のディスカヴァリー賞受賞、エフゲニー・キーシンによってルール・ピアノ・フェスティヴァル2020のスカラーシップに選ばれたエヴァ・ゲヴォルギアンの前途洋々たる才覚にご注目ください!

Champs Hill Records
CHRCD-158(1CD)
オスティナータ〜無伴奏ヴァイオリン作品集
ビーバー:パッサカリア ト短調 「守護天使」
バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ BB124Sz.117
プロコフィエフ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 Op.115
バツェヴィチ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第4番 ホ短調 Op.27-4
シャルロット・サリュースト=ブリドゥー(Vn)

録音:2020年8月25日-27日、チャンプス・ヒル・ミュージック・ルーム(イギリス)
ヴァイオリン奏者シャルロット・サリュースト=ブリドゥーのデビュー・アルバムは、無伴奏ヴァイオリン作品集です。フランスで生まれた彼女は、モンペリエで学び、その後ロンドンの王立音楽大学でアリーナ・イブラギモヴァに師事し修士号を獲得しました。また、アナ・チュマチェンコ、ザハール・ブロンといった名教師たちのマスタークラスにも参加しています。2021年にはパリを拠点にしている「コンフルエンス四重奏団(Quatuor Confluence)」のリーダーを務め、トロンハイム国際室内楽コンクールで1位を獲得しています。

Chandos
CHAN-20254(1CD)
グリーグ:抒情小曲集 Vol.1
鐘の音 Op.54-6/秘密 Op.57-4
アルバムの綴り Op.12-7
ワルツ Op.12-2/農民の歌 Op.65-2
ゲーゼ Op.57-2/森の静けさ Op.71-4
春に寄す Op.43-6/故郷にて Op.43-3
小川 Op.62-4/妖精の踊り Op.12-4
メランコリー Op.65-3
小妖精 Op.71-3/カノン Op.38-8
夏の夕べ Op.71-2
アルバムのページ Op.47-2
メランコリー Op.47-5
過ぎ去った日々 Op.57-1
メロディー Op.38-3/スケルツォ Op.54-5
ノルウェーの旋律 Op.12-6
羊飼いの少年 Op.54-1
トロールハウゲンの婚礼の日 Op.65-6
愛の歌 Op.43-5/ノクターン Op.54-4
憂鬱なワルツ Op.68-6
ハリング Op.71-5
ピーター・ドノホー(P/スタインウェイ)

録音:2021年10月、ポットン・ホール(イギリス、サフォーク)
音楽性、スタイルの多様性、圧倒的なテクニックが高く評価されるイギリスの名ピアニスト、ピーター・ドノホー!ピアノ・ソロの作品集としては『メンデルスゾーン: 無言歌集 Vol.1』(CHAN20252)に続く、グリーグの「抒情小曲集」の録音がスタート!10代の頃からグリーグの音楽に親しみ、グリーグの印象的な旋律を作る天賦の才能や、和声のユニークさ、感情のナイーブなどに魅了されていたというドノホー。前作のメンデルスゾーン同様、グリーグのピアノ作品を演奏、録音することは自身の音楽性の原点に立ち返ることであり、大きな喜びであったと語っています。第1集には全10巻66曲からなる「抒情小曲集」の中から、自由にセレクトされた27曲が収録されています。
若かりし頃はパーカッショニストとして活躍した異色の経歴の持ち主であるピーター・ドノホーは、パリでイヴォンヌ・ロリオとオリヴィエ・メシアンにピアノを師事し、1981年のリーズ国際コンクール入賞、1982年のチャイコフスキー国際コンクールで最高位を獲得しています。ブックレット(英語・ドイツ語・フランス語)には作品解説とは別に、グリーグについてのドノホー自身の考えや思い出が掲載されています。
「すべての偉大な作曲家の作品に当てはまるように、グリーグの作品には分析を拒む独特の、識別できない核心がある」(ピーター・ドノホー)

CAvi music
85-53494(1CD)
プロコフィエフ、A&N・チェレプニン:ピアノ作品集
プロコフィエフ:風刺(サルカズム) Op.17
アレクサンドル・チェレプニン:ピアノのための8つの小品 Op.88、12の前奏曲 Op.85より〔第1曲 アダージョ、第9曲 アレグロ〕、4つのノスタルジックな前奏曲 Op. 23
プロコフィエフ:束の間の幻影 Op.22
ニコライ・チェレプニン:プーシキンの「漁師と魚の物語」への6つの音楽的イラストレーション Op. 4
アレクサンダー・ガジェヴ(P)

録音:2021年2月、ヴァイマール(ドイツ)
イタリア/スロベニアの新星、アレクサンダー・ガジェヴは、2015年に浜松国際ピアノ・コンクールで優勝&聴衆賞受賞を果たしており日本での根強いファンも多い他、2018年モンテカルロのワールド・ピアノ・マスターズと2021年シドニー国際ピアノ・コンクールでも優勝。そして、かつてないほどの大きな盛り上がりを見せた2021年第18回ショパン国際ピアノ・コンクールでは、堂々の第2位+「最優秀ソナタ賞(クリスチャン・ツィメルマン賞)」を獲得し大ブレイク中のピアニスト。
BBCラジオ3の新世代アーティスト2019-2022にも選ばれているガジェヴが、英BBCラジオ3とドイチュラントラジオ・クルトゥーア(ドイツ公共放送の文化プログラム)の共同プロデュースによってレコーディングした最新アルバムが、ドイツのC'Avi-musicより登場!
プロコフィエフのピアノ小品集「風刺」と「束の間の幻影」に、プロコフィエフの師でもあるニコライ・チェレプニン(1873-1945)とその息子アレクサンドル・チェレプニンのピアノ小品集をカップリングするという極めて意欲的なプログラムに挑戦。A.チェレプニンはロシアで生まれ学び、ジョージア経由でパリへ亡命し(ラヴェルやフランス6人組とも交流)、日本や中国を含むアジアを旅し(日本での教育者としての功績もあり、夫人は中国人)、戦後はアメリカへ渡り国際的に活動しました。彼の作品からは初期から後期までの3つのサイクル(1つは抜粋)が選ばれており、プロコフィエフの影響から、東洋文化、フランスの色彩、グレゴリオ聖歌、ジョージアの民族音楽など、様々な要素が取り入れられ、自身の音楽的表現に変換されています。プロコフィエフの日記に「オーケストラについてはリムスキー=コルサコフよりもチェレプニンから学んだ」と書かれ、サンクトペテルブルク音楽院で指揮の教師やロシア・バレエ団(バレエ・リュス)の指揮者としても活躍したN.チェレプニンの作品からは、プーシキンの童話「漁師と魚の物語」(「金のさかな」のタイトルや、グリム童話版「漁師とおかみさん」としても知られるおとぎ話)に基づく音楽物語を選び、欲張りな漁師の妻がエスカレートして最後は元の木阿弥になってしまうという象徴的な作品でアルバムの最後を締めています。残酷で皮肉に満ちた「風刺」と、幻想的で神秘的な「束の間の幻影」とあわせ、アレクサンダー・ガジェヴの才気煥発なピアニズム、ショパンとは違った奥深い内面を感じさせてくれるアルバムとなることでしょう

Eudora
EUDSACD-2202
(1SACD)
うねり
バッハ:リュート組曲 ハ短調 BWV 997(ギター版)
クルターグ(b.1926):「ギター学校のための小品」 (1976)よりHullamzas - Ondulation、Parlando
バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調 BWV 1007(ギター版)
クルターグ(b.1926):「ギター学校のための小品」よりカンタービレ、無題
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 ニ短調 BWV 1004(ギター版)
ペドロ・マテオ・ゴンザレス(G)

録音:2020年11月11日-13日、聖フランシスコ講堂(スペイン、アビラ)
スペインの高音質レーベル、Eudoraによる、SACDとMQA-CDのハイブリッド仕様によるリリース。
バッハ作曲の無伴奏作品をギターの演奏によって、13世紀に建てられたスペイン、アビラにある修道院の素晴らしい音響を利用して収録されました。バッハ作品の合間には、世界初録音となるクルターグの小品が奏でられ、プログラムのアクセントになっています。ペドロ・マテオ・ゴンザレスのギターの響きは温かく、切々と歌われるバッハの音色に心奪われることでしょう。
1983年にスペインのアビラに生まれたギター奏者のペドロ・マテオ・ゴンザレスは、トマス・ルイス・デ・ビクトリア音楽院で学び始め、マドリッド王立音楽院、ケルン音楽舞踊学校、シューマン大学、モーツァルテウム大学などで研鑽を積みました。2009年ボストン・ギター・フェスティヴァル、ジュネス・ミュージカル・コンクール、マイアミ国際コンクールなど数々の受賞歴があります。彼はオーケストラのソリストとして、または室内楽奏者としても活躍しており、これまでにカスティーリャ・イ・レオンSO、バレアレス諸島SOなどと共演しています。また、ベルリンのフィルハーモニーやボストンのジョーダン・ホールといったヨーロッパやアメリカの主要なホールで演奏会を行っています。
※フォーマットはSACD Stereo/MultichannelとMQA-CDのハイブリッドを採用しており、CD層はMQA対応機器を使用することにより、ハイレゾ音源として再生することができます。

Etcetra
KTC-1766(2CD)
バッハ:無伴奏チェロ組曲(全6曲) カレル・ステイラーツ(Vc)
カレル・ステイラーツは、ブリュッセル王立音楽院でカルロ・シュミッツに師事し、その後ケルン音楽大学でマリア・クリーゲルに師事しました。また、ヨーロッパ・ユースOのメンバーとなり、クラウディオ・アバド、レナード・バーンスタイン、アンタル・ドラティといった錚々たる指揮者たちと共演する機会を得ました。1990年にはテヌート・コンクール(ベルギー)で優勝しています。長年アントワープSOやベートーヴェン・アカデミーの首席チェロ奏者を務めており、2008年からはブリュッセルPOの首席チェロ奏者を務めています。2006年にはトリオ・フェニックスを設立し、国内外のフェスティヴァルに参加しています。オーケストラや室内楽での豊富な経験を活かしてチェロ奏者のバイブルであるバッハの「無伴奏チェロ組曲」に挑みます。
Etcetra
KTC-1773(1CD)
ベルギーの超絶技巧による無伴奏チェロ作品集
ディルク・ブロッセ:チェロとテープのためのアフリカン・ループ
ローラント・コリン:無伴奏チェロ曲
アンドレ・ラポルト:C-isme
ルシアン・ポスマン:カラー・アンド・サイレンス
ルディ・タス:Solendo
ピート・スウェルツ:ラ・フォリア
リュック・ファン・ホーフェ:In modo perpetuo
イザイ:無伴奏チェロ・ソナタ Op.28
ヘルヴィヒ・コリン(Vc)
ベルギーの現代作曲家たちとイザイの無伴奏チェロ作品を集めた意欲的なこのアルバムは、ベルギー王立フランドル科学芸術アカデミーの創立250年を記念して企画されました。イザイの無伴奏曲と言えばヴァイオリン・ソナタが有名ですが、チェロ・ソナタも作曲しています。演奏するには難解な作品なためあまり耳にする機会はありませんが、このアルバムを制作するにあたりヘルヴィヒ・コリン自身がぜひにと収録されました。チェロという楽器を題材にイザイから続くベルギー音楽の今を感じられる一枚となっています。

オクタヴィア
OVCT-00199(1SACD)
税込定価
2022年5月25日発売
母に捧げる子守唄〜左手のためのピアノ小品集
モーツァルト(宮下秀樹編):アヴェ・ヴェルム・コルプスK.6 18
樹原涼子:ふたり/想い出の小箱
塚本一実:母に捧げる子守唄
内藤正彦:哀歌
梶谷修:祈り
山田耕筰(梶谷修編):赤とんぼ
有馬礼子:素描組曲 〜左手のための子どもに聴かせたいピアノ曲〜T.序曲 U.版画のスケッチ V.白の空間 W.黒の空間 X.流れ Y.終曲
光永浩一郎:ちきゅうといっしょに
近藤浩平:海辺の雪 〜震災と津波の犠牲者への追悼〜
光永浩一郎:かもめの水兵さんによるオマージュ
館野泉(P)

録音:2016年&2017年8月 エストニア、エイヴェレマナー
 「母に捧げる子守唄」と聞くと、多くの方々が一瞬、不思議そうな表情を浮かべられるが、母 親に唄って聴かせる子守唄があってもいいのだと、すぐに納得の表情に納まっていく。 お母さん方は、何処かに嬉しい気持もあるのでしょう。――舘野 泉(ライナーノーツより)

MELO CLASSIC
MC-1059(2CD)
フリーダ・クヴァスト=ホダップ/ドイツでの放送録音1948年
(1)スクリャービン:前奏曲集Op.1118曲
レーガー:私の日記Op.82〜アンダンティーノ・エスプレッシーヴォ
(2)フォルトナー::ソナティーナ
(3)バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻より[前奏曲とフーガ第1番ハ長調BWV846/前奏曲とフーガ第2番ハ短調BWV847/前奏曲とフーガ第3番嬰ハ長調BWV848/前奏曲とフーガ第4番嬰ハ短調BWV849/前奏曲とフーガ第5番ニ長調BWV850/前奏曲とフーガ第6番ニ短調BWV851/前奏曲とフーガ第7番変ホ長調BWV852/前奏曲とフーガ第8番変ホ短調BWV853]
バッハ:平均律クラヴィーア曲集第2巻[前奏曲とフーガ第6番ニ短調BWV875/前奏曲とフーガ第17番変イ長調BWV.886]
(4)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第29番「ハンマークラヴィーア」
(5)レーガー:ピアノ協奏曲ヘ短調Op.114
フリーダ・クヴァスト=ホダップ(P)

(1)録音:1948年3月19日西ベルリン放送スタジオ(モノラル)
(2)録音:1948年5月4日西ドイツフランクフルト放送スタジオ(モノラル)
(3)録音:1948年4月26日西ドイツシュトゥットガルト放送スタジオ(モノラル)
(4)録音:1948年10月10日西ベルリン放送スタジオ(モノラル)
(5エヴァルト・リンデマン(指)RIASSO
録音:1948年3月7日西ベルリンライヴ(モノラル)
20世紀前半に活躍したドイツのピアニスト、フリーダ・クヴァスト=ホダップ(1880-1949)の晩年の貴重な録音が世に出た。クヴァスト=ホダップ(クヴァストは夫の姓)は南西ドイツのバルゲン(当時はドイツ帝国内のバーデン大公国の領地)の生まれ。天才少女だったホダップは十代のうちにピアニストとして成功を収め、1910、20年代には絶大な人気を誇った。しかし1930年代には活動を大幅に縮小し、商業録音もおそらくまったく残していない(Pロールが少しあった)。また彼女は1941年にナチ党員になっており、これは当然彼女の戦後復帰の障害となった。なんとか1948年に活動を再開したものの、ほどなくして病に倒れ、翌年亡くなってしまった。こうした事情からクヴァスト=ホダップはこれまでほぼ文献上の存在だった。今回MELOCLASSICが世に出した短い戦後復帰活動での録音は、クヴァスト=ホダップがいかに偉大なピアニストであったを伝えてくれます。ことにバッハの平均律クラヴィーア曲集は少しも時代がかっていない知的で清明な演奏で、とても19世紀生まれのピアニストの演奏とは信じられない。
MELO CLASSIC
MC-1061(2CD)
ジュリアス・カッチェン/ピアノ・リサイタル1946-1965年
(1)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第12番変イ長調Op.26
(2)シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調D960
(3)ガーシュウィン:3つの前奏曲
(4)バッハ(ヘス編):主よ、人の望みの喜びよト長調
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第15番ハ長調K.545〜アレグロ
ショパン:ポロネーズ変イ長調Op.53「英雄」
(5)バッハ:パルティータ第2番ハ短調BWV826
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番ホ長調Op.109
シューマン:交響的練習曲集Op.13
ショパン:バラード変イ長調Op.47
(6)メンデルスゾーン:ロンド・カプリチョーソホ長調Op.14
前奏曲とフーガ第1番ホ短調Op.35-1
ジュリアス・カッチェン(P)

(1)録音:1964年5月27日西ドイツシュトゥットガルト放送スタジオ(モノラル)
(2)録音:1960年8月6日フランスプラドライヴ(モノラル)
(3)録音:1951年10月28日西ドイツハンブルク放送スタジオ(モノラル)
(4)録音:1946年11月20日フランスパリ放送スタジオ(モノラル)
(5)録音:1965年9月25日西ドイツルートヴィヒブルクライヴ(モノラル)
(6)録音:1951年10月28日西ドイツハンブルク放送スタジオ(モノラル)
米国のピアニスト、ジュリアス・カッチェン(1926-1969)のドイツとフランス、パリでの録音集。ジュリアス・カッチェンは第二次世界大戦後間もなく欧州に渡って大活躍した米国人音楽家の代表的存在。DECCAに多くの録音を残してはいるものの、42歳で亡くなってしまったため録音に残されなかった曲も多い。このCDには、ベートーヴェンの第12番と第30番のピアノ・ソナタ2曲、シューベルトのピアノ・ソナタ第21番、バッハのパルティータ第2番といった商業録音で聞けなかったカッチェンが含まれています。もちろん演奏はカッチェンならではの引き締まった集中力の高いもの。商業録音のあるものでも例えばシューマンの交響的練習曲集のようにより強い気迫が感じられるものもあり、この早世したピアニストの偉大な芸術に心を震わせることができます。
MELO CLASSIC
MC-1062(1CD)
ユリアン・フォン・カーロイ/ドイツでのピアノ・リサイタル1954-1956年
(1)リスト:メフィスト・ワルツ第1番
サン=サーンス:ワルツ形式による練習曲
(2)ショパン:幻想曲ヘ短調Op.49
リスト:超絶技巧練習曲第5番変ロ長調「鬼火」
リスト:3つの演奏会用練習曲第2番ヘ短調「軽やかさ」
(3)ドビュッシー:葉ずえを渡る鐘の音/喜びの島
(4)リスト:ハンガリー狂詩曲第13番イ短調
フランク:前奏曲、コラールとフーガ
ドホナーニ:狂詩曲ハ長調Op.11-3
ユリアン・フォン・カーロイ(P)

(1)録音:1954年2月2日西ドイツシュトゥットガルト放送スタジオ(モノラル)
(2)録音:1954年4月27日西ドイツフランクフルト放送スタジオ(モノラル)
(3)録音:1955年4月26日西ドイツフランクフルト放送スタジオ(モノラル)
(4)録音:1956年4月13日西ドイツブレーメン放送スタジオ(モノラル)
ユリアン・フォン・カーロイ(ハンガリー名ギュラ・カーロイ1914-1993)は、ハンガリー生まれでドイツで活躍したピアニスト。ハンガリー王国北部のロションツ(現在のスロヴァキアのルチェネツ)の生まれ。若くして国内で大きな注目を浴びた後、ミュンヘンで名教師ヨーゼフ・ペンバウアーに学ぶ。既に演奏活動を活発にしてからパリのエコール・ノルマルでアルフレード・コルトーにも学んでいます。1932年、第2回ショパン国際コンクールで第9位入賞。この時第5位だった同郷のラヨシュ(ルイス)・ケントナーの勧めでブダペスト音楽院でエルンスト・フォン・ドホナーニに直々に学ぶ。こうして1933年にパリでリサイタル・デビューして以降は引っ張りだこの人気ピアニストになった。1950年代からはドイツと米国で活動。1972年にヴュルツブルク音楽大学の教師になり、1980年代以降はこの職に専念するようになります。師匠ヨーゼフ・ペンバウアーが(直系ではないが)リスト弾きだったことから、カーロイもリストを得意としていた。つまり、非常に高度な技巧で曖昧さなく明解で生命力に溢れた演奏が持ち味で、それはドビュッシーでも変わりない。カーロイはDGに録音も残しているもののCDになったものは少なく、それらも今は廃盤。ここで聞ける録音は貴重です。
MELO CLASSIC
MC-1064(2CD)
レフ・オボーリン/ドイツとフランスでの演奏会1951-1966年
(1)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第20番変ホ長調Op.81a
ムソルグスキー:展覧会の絵
ドビュッシー:前奏曲集から[月の光がふりそそぐテラス/西風の見たもの/とだえたセレナード/沈める寺/ヴィーニョの門/花火]
ショスタコーヴィチ:24の前奏曲とフーガOp.87から[第4番ホ短調/第7番イ長調/第15番変ニ長調]
ショパン:夜想曲変ニ長調Op.27-2
ボロディン:スケルツォ変イ長調
ショパン:マズルカロ短調Op.33-4
ハチャトゥリアン:トッカータ変ホ短調
(2)バッハ:パルティータ第2番ハ短調BWV826
ショパン:バラードOp.60
ラフマニノフ:前奏曲集Op.32から[ト長調Op.32-5/嬰ト短調Op.32-12]
ショスタコーヴィチ:24の前奏曲Op.34から[第1番ハ長調/第10番嬰ハ短調/第22番ト短調/第24番ニ短調]
(3)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
レフ・オボーリン(P)

(1)録音:1966年12月21日東ドイツベルリンライヴ(モノラル)
(2)録音:1962年6月4日フランスパリ放送スタジオ(モノラル)
(3)フランツ・コンヴィチュニー(指)ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO
録音:1951年11月27日東ドイツライプツィヒライヴ(モノラル)
20世紀のソ連の偉大なピアニスト、レフ・オボーリン(1907-1974)のライプツィヒ、パリ、ベルリンでの演奏を収録。今日では伴奏ピアニスト、教育者としての功績の方が広く知られるオボーリンだが、彼は1927年第1回ショパン国際ピアノ・コンクールの優勝ピアニスト、ソリストとしての実力は極めて高い。この2CDではなんといっても巨匠フランツ・コンヴィチュニーの伴奏で演奏したチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番が強烈。冒頭から最後まで一貫してヴォルテージが高く、多少のミスなどものともせず熱い音楽で突き進む。東ベルリンでのリサイタルのライヴ録音は残念ながら音質が今一つだが、ベートーヴェン、ムソルグスキー(しかも「展覧会の絵」)、ドビュッシー、ショスタコーヴィチなどと得意曲が並び壮観。さらにバッハのパルティータ第2番も充実。レフ・オボーリンという一時代を築いたピアニストを知るにはうってつけの1枚。
MELO CLASSIC
MC-1065(2CD)
ステファン・アスケナーゼ/東ドイツでの演奏会1967-1968年
(1)モーツァルト:ピアノ・ソナタ第9番ニ長調K.311/ロンドイ短調K.511/メヌエットニ長調K.355/
小さなジーグト長調K.574/ピアノ・ソナタ第13番変ロ長調K.333
ショパン:夜想曲ロ長調Op.9-3/スケルツォ変ロ短調Op.31/マズルカ変ロ短調Op.24-4/
マズルカヘ短調Op.63-2/マズルカ嬰ハ短調Op.63-3/ワルツイ短調Op.34-2/
ワルツヘ長調Op.34-3/タランテラ変イ長調Op.43
メンデルスゾーン:スケルツォOp.16-2
モーツァルト:6つのレントラー変ロ長調K.606〜第1番と第5番(P小品に編)
(2)モーツァルト:ピアノ協奏曲第17番ト長調K.453
メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲第1番ト短調Op.25
ステファン・アスケナーゼ(P)

録音:(1)1967年2月2日東ドイツベルリン放送スタジオ(モノラル)
(2)ヘルベルト・ケーゲル(指)ライプツィヒRSO
録音:1968年2月6日東ドイツライプツィヒ放送スタジオ(ステレオ)
テファン・アスケナーゼ(1896-1985)は当時オーストリア=ハンガリー帝国領だったレンベルク(当時はポーランドの文化圏に属した。現在のウクライナ西部のリヴィウ)生まれのピアニスト。ウィーン国立音楽大学でリストの愛弟子、エミール・フォン・ザウアーに学ぶ。ユダヤ系だったため第二次世界大戦では身を潜めざるをえなかったが、1950年代にはショパン弾きとして一世を風靡した。meloclassicからは既に2種CDが発売され(MC-1004,MC-1051[2CD])、すっかり忘れ去られていたこの名ピアニストの素晴らしさを再発見させてくれた。今回の2CDの目玉は1968年のライプツィヒでの演奏会のライヴ録音、巨匠ヘルベルト・ケーゲルの指揮で協奏曲2曲、しかも良好なステレオ録音(客席からの雑音は多いが)。モーツァルトのK.453も、馴染みの薄いメンデルスゾーンのピアノ協奏曲第1番も、どちらも品格の高い絶品。これを聞けばアスケナーゼが20世紀の偉大なピアニストの一人だったと誰もが認めることでしょう。
MELO CLASSIC
MC-1066(1CD)
エディト・ファルナディ/ピアノ・リサイタル1966-1968年

(1)リスト:メフィスト・ワルツ第1番
(2)リスト:グノー「ファウスト」からのワルツ
(3)ショパン:ポロネーズ嬰ト短調/幻想即興曲嬰ハ短調Op.66/夜想曲嬰ヘ長調Op.15-2/ワルツ変イ長調Op.69-1/ワルツ嬰ハ短調Op.64-2/ワルツ変イ長調Op.34-1/スケルツォ変ロ短調Op.31
(4)ブラームス:ピアノ・ソナタ第2番嬰ヘ短調Op.2
エディト・ファルナディ(P)

録音:(1)1968年5月5日西ドイツフランクフルト放送スタジオ(モノラル)
(2)1968年5月7日西ドイツシュトゥットガルト放送スタジオ(モノラル)
(3)1968年3月6日オランダヒルフェルスム放送スタジオ(モノラル)
(4)1966年12月21日オランダヒルフェルスム放送スタジオ(モノラル)
2016年にmeloclassicが発売したリスト集(MC-1039)が大きな話題になったエディト・ファルナディ(1921-1973)が再び。エディト・ファルナディはハンガリーのブダペストの生まれ。僅か7歳でリスト音楽院に入学してベラ・バルトークに師事。1945年にウィーンに移住してから国際的な名声を獲得。1950年代の米国のWestminster社への一連の録音は極めて高い評価を得た。しかしどうしたわけかその後は録音から遠ざかってしまった。冒頭のリストのメフィスト・ワルツを聞いただけでもファルナディの高い技術を惜しみなく情熱に注ぐ音楽に痺れてしまうでしょう。リストがグノーの「ファウスト」のワルツを編曲した1曲も、単なるオペラの名曲の編曲を超えた情熱の渦巻く世界に飲み込まれてしまう。さらに嬉しいことにショパンが7曲。ファルナディの弾くショパンは初めてではないだろうか。普通のショパンとはかなり異なった熱い激しいショパン。ショパン・マニアならこの7曲のためにこの1枚を買っても損はないでしょう。ブラームスもエネルギーが途轍もない。
MELO CLASSIC
MC-1067(1CD)
ヤン・スメテルリン/ピアノ・リサイタル1951-1958年

(1)リスト:ピアノ・ソナタロ短調
(2)シューマン:謝肉祭Op.9
(3)ドビュッシー:金色の魚/喜びの島
グラナドス:窓辺の語らい
ヤン・スメテルリン(P)

録音:(1)1958年3月5日スイスローザンヌ放送スタジオ(モノラル)
(2)録音:1951年10月24日オランダヒルフェルスム放送スタジオ(モノラル)
(3)録音:1951年4月20日オランダヒルフェルスム放送スタジオ(モノラル)
ヤン・スメテルリン(1892-1967)の1950年代の放送録音集。ヤン・スメテルリンはオーストリア=ハンガリー帝国のビーリッツ(現ポーランドのビェルスコ)の生まれ。本名はハンス・シュメッターリング。一家はテルノピル(現在のウクライナのテルノーピリ)から移住してきたユダヤ人。生地でピアノを学んだ後、ウィーンに出てかのレオポルト・ゴドフスキに学ぶ。第一次世界戦が終わってから1920年代に急速に名声を高めていった。1925年に結婚する際に名前をヤン・スメテルリンと改める。1934年に英国の市民権を得る。第二次世界大戦の勃発後は米国での活動が多くなる一方、第二次世界大戦後はオーストラリアやニュージーランドまで楽旅に出ています。ロンドンにて亡くなります。スメテルリンは経歴からも演奏そのものからも、ゴドフスキの流儀の継承者であり、楽譜から詩情を羽ばたかせる名手だった。スメテルリンの録音は数年前にショパンがまとまってCDで発売されたが、スメテルリンの真価はむしろこのCDでの自在で豪快なリストのピアノ・ソナタに良く表れているでしょう。
MELO CLASSIC
MC-1068(1CD)
ジーナ・バッカウアー/サル・プレイエルでのリサイタル1963年
ハイドン:ピアノ・ソナタ第34番ホ短調Hob.XVI-34(ランドン版第53番)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番ハ長調Op.53
ラヴェル:夜のガスパール
バルトーク:組曲Op.14Sz62
ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲Op.35第1巻
ラモー:メヌエット
ムソルグスキー:「展覧会の絵」〜キエフの大門
モンポー:庭園の若い娘たち

ジーナ・バッカウアー(P)

録音:1963年11月6日フランスパリライヴ(モノラル)
ジーナ・バッカウアーが1963年11月6日、パリのサル・プレイエルで行ったリサイタルのライヴ録音。ジーナ・バッカウアーはアテネの生まれのユダヤ系ギリシャ人。ジーナは本名のルイーザの愛称。彼女の祖父は、バイエルン王家からギリシャ王国初代国王としてアテネに移ったオソン1世(=オットー)の随行者の一人で、さらに遡るとオーストリアの出だという。アテネ音楽院でメキメキと実力を付けた彼女を、かのアルフレード・コルトーが認めてパリのエコール・ノルマルに招いた。バッカウアーは1929年にパリでデビュー、大成功を収めた。なお彼女がラフマニノフにも学んだという話があるが、これは定かではないという。1930年代以降、バッカウアーは人気ピアニストとして国際的に活躍。Meloclassicの他の多くのCDのピアニストとは異なり、バッカウアーはかなり多くの録音を残しており、とりわけ1950年代の米国のMercury録音は良く知られています。このCDではちょうど50歳のバッカウアーの極めて充実した演奏が楽しめる。バッカウアーのピアノには独特の華があり、ピアノの貴婦人とか女王といった趣がある。ムソルグスキーの「展覧会の絵」のキエフの大門を豪快に弾いた(観客の熱狂的な喝采も収録されている)と思えば、ラヴェルの「夜のガスパール」での緻密な音楽、モンポーの「庭園の若い娘たち」での繊細で柔らかい愉悦まで、芸の幅の広いピアニストだった。

ODRADEK RECORDS
ODRCD-428(1CD)
「比類なきリスト」
ベートーヴェン(リスト編):ゲラルトの詩による6つの歌Op.48 より(S467)
第1曲「神の力と摂理」/第3曲「バスの歌」
リスト:悲しみのゴンドラS200,No.1(第2版)
スケルツォとマーチS177/暗い雲S199
ピアノ・ソナタ ロ短調S178/不運!S208
ドニゼッティのルチアとパリジーナの2 つのモティーフによる演奏会用ワルツS214-3
マイケル・ケイコフ(P)

録音:2021年9月3日/10月22日ニューヨーク、スキルマン・ミュージック
※日本語オビ・解説付き
マイケル・ケイコフはロシア、サンクト・ペテルブルク出身で現在はアメリカで活動している 若手ピアニスト。6歳で既に公開の場でコンサートを行い、後にジュリアード音楽院でジェロ ーム・ローウェンタールに学びました。全米、ヨーロッパ、アジアで精力的な演奏活動を行っ ており、レパートリーはバッハから現代曲までと幅広いものの、とりわけリストに強い思い入れ があり、このディスクではリストの代表作ロ短調ソナタを中核に小品とベートーヴェンの歌曲 の編曲作品を収録しています。ロマン派のヴィルトゥオーゾ系コンポーザー・ピアニストをこよ なく愛するというケイコフは久々に登場する19 世紀型・主情主観表出タイプのピアニストとい えるでしょう。
ODRADEK RECORDS
ODRCD-431(1CD)
「エニグマ」〜アルマンド・アルフォンソ(b.1931):ピアノ作品全集
トリプル・ゲーム研究(2016)
アローロの主題による変奏曲(1989)
アルバムの綴り1&2(2021)
ピアノ組曲(1956)
ピアニストの友人への前奏曲集(1996-1997)
ハビエル・ネグリン(P)

録音:2021年11月29日-12月1日 スタジオ・オドラデク、ザ・スフィアース
※日本語オビ・解説付き
作曲者アルマンド・アルフォンソは現在パリ在住のスペインの作曲家。母国とフランス、イ タリアで学んだ後、バレエのオーケストラ指揮者としてキャリアを開始、後にコンサート指揮者 としてアンドラーシュ・シフ、ウラディーミル・スピヴァコフ、クリスティアン・カツァリスらと共演し た。その傍ら、作曲家としても管弦楽曲や協奏曲、歌曲など多くの作品を生み出した。この アルバムは彼のこれまでのピアノ作品を集成したもの。いわゆる現代音楽ではなく、ロマン派 から近代までの様式を踏まえた親しみ易い作風。アルフォンソにとっては同じスペインの先 輩作曲家フェデリコ・モンポウにも通じるリリシズムと素朴さを湛えた愛すべき作品集。

HCR
HCR-26(1CD)(1CD)
「不可能の時間」〜21世紀の無伴奏ヴァイオリン作品集
クララ・イアノッタ:ジャム瓶の中のスズメバチの死体
ダリオ・ブッチーノ:「歳月人を待たず」第16番
レベッカ・ソーンダース:痛み
リザ・リム:スー・ソン・スター・マップ
エヴァン・ジョンソン:木の上の雲
キャシー・ミリケン:クリー
アーロン・キャシディ:記憶の杖
デヤナ・セクリッチ(Vn)

録音:2021年7月1-2日ブリュッセル
NMC が配給するイギリス、ウェスト・ヨークシャー州にあるハダーズ・フィールド大学音楽学部 の自主制作レーベル。この大学の作曲科学生または関りの深い作曲家の作品を世に出す目的 で設立された。若い才能の発掘の場であり、まことに羨ましい限り。大学の援助を受けて制作さ れているせいか、収益を考えず(?)思う存分、やりたい放題やっている、という作品が多い。 このアルバムでは全てヴァイオリン独奏のための作品が収められているが、ひとつとしてまとも な作品がない。イアノッタの「スズメバチの死体」は電子音のスクラッチ・ノイズにヴァイオリンの 特殊奏法が絡む。このアルバムで最も著名な作曲家ソーンダースの「痛み」も徹頭徹尾ノイズ、 ノイズまたノイズの嵐。全作品そんな調子です。イギリスはビートルズやパンク・ロックを生み出 した精神的土壌があるせいか、ドイツ、フランスの現代音楽界とは全く違った潮流があるようだ。 大友良英、ジョン・ゾーンも顔負けの反骨精神丸出しのノイズ系現代音楽。ストリート・グラフィテ ィのようなノイズ系ミュージックが聴きたい、という人にお薦め。

Kaleidos
KAL-63222(1CD)
シューマン:ピアノ作品集
アベッグ変奏曲 Op.1(1829/30)
交響的練習曲 Op.13(1837)
アラベスク(1839)
サンドラ・ウルバ(P)

録音:2013年7月(ウルリッヒシュハルベン)
1987年にリトアニアのヴィリニュスに生まれたピアノ奏者サンドラ・ウルバのデビュー・アルバムは、シューマンの作品集です。サンドラ・ウルバは、デトモルト音楽大学で、アナトール・ウゴルスキとアルフレッド・パールに師事しました。その後ケルン音楽舞踏大学でパーヴェル・ギリロフに師事しています。彼女は若い頃からコンクールで受賞しており、12歳でツヴィッカウのシューマン・コンクールで優勝しています。ソリストや室内楽奏者として人気があり、ケルン・フィルやボーフム響と共演したり、ライプツィヒのシューマンハウス、ハンブルクのモーツァルトホールなど各地で演奏しています。軽妙で透明感のあるシューマンの美しさは、今後の活躍に期待せずにはいられません。
Kaleidos
KAL-63162(1CD)
デュオ・ラ・リュワー〜ピアノ4手連弾のための作品集
ピアソラ(山本京子編):ミケランジェロ'70、リベルタンゴ
ブラームス:ハンガリー舞曲第5番嬰ヘ短調、ハンガリー舞曲第6番 変ニ長調
フォーレ:組曲「ドリー」より子守歌、ドリーの庭
ラヴェル(ジェゼフ・ジュマン編):亡き王女のためのパヴァーヌ
 ハイドンの名によるメヌエット
ガーシュウィン:3つの前奏曲(グレゴリー・ストーン編)、
ラプソディー・イン・ブルー(ヘンリー・レヴァイン編)
デュオ・ラ・リュワー〔正木千尋(プリモ・ピアノ)、長井玲子(セカンド・ピアノ)〕

録音:2010年3月-10月(ギュータースロー)
才気煥発な才能を世に問う若手アーティストの録音を中心とする「エディション・ポートレイト」からのリリース。
日本人ピアニスト、正木千尋と長井玲子の二人によって結成された「デュオ・ラ・リュワー」のデビュー・アルバムです。ピアソラ、ブラームス、ラヴェル、ガーシュウィンの連弾作品及び連弾編曲版を集めたこのアルバムは、非常に遊び心のある演奏で、かつ細部に至るまで二人の演奏プロセスが一致していることでより説得力の増したものになっています。

KAIROS
0015103KAI(1CD)
ガブリエル・エルコレカ(1969-):ピアノ作品集
Nubes(1994)/Nubes II(1995)/4つのバラード(2017-21)/Jaia(2000)/Dos Zortzikos(2000)/Kaila Kantuz(2004)/Mundaka(2009)
ランナー:Pester-Walzer Op.93
ヨハン・シュランメル:Musikalisches Farbenspiel
カール・ミヒャエル・ツィーラー(ヨーゼフ・シュランメル編):Rendez-Vous
アルフォンソ・ゴメス(P)

録音:2021年9月、ヴォルフガング・ホフマン・ザール(ドイツ、フライブルク)
アノ作品集。イギリス・ロンドンではマイケル・フィニッシーに作曲を学んでいるエルコレカの音楽は、現代音楽演奏のエキスパートであるアルフォンソ・ゴメスによって次のように評されています。「ガブリエル・エルコレカのピアノ作品が現代のレパートリーの中で重要な位置を占めている理由はいくつかある。その響きの持つ詩情、暴力性、技術的な複雑さ、色彩への大胆な取り組み。さらには確立した職人技や、フォークロア、中欧の音楽の伝統、アヴァンギャルドとの深く、曖昧な関係性。私の考えでは、異なる美的次元の間を素早く移動するこの能力は、まさに彼の創作の最も顕著な側面の一つです。」
KAIROS
0013292KAI(2CD)
リストの考察
リスト:5つのハンガリー民謡より第5曲
チェルハ:スロヴァキアの思い出第20番
リスト:5つのピアノ小品より第2曲「レント・アッサイ」
クルターグ:...waiting for Susan...
リスト:調のないバガテル
リゲティ:妨げられた打鍵
ペソン:Speech of Clouds
リスト:ハンガリーの歴史的肖像より第7曲「ミハーイ・モショニ」
リーム:ピアノのための小品第6番
リスト:詩的で宗教的な調べより第7曲「葬送」
リーム:ピアノのための小品第7番
リスト:巡礼の年 第2年:イタリアより第2曲「物思いに沈む人」
ウストヴォーリスカヤ:ピアノ・ソナタ第6番
リスト:巡礼の年 第1年:スイスより第2曲「ワレンシュタット湖畔で」
ベリオ:水のクラヴィア
リスト:子守歌
ベリオ:芽
フェルドマン:ネイチャー・ピース第4番
リスト:夜想曲「夢の中に」
リゲティ:En suspens
ミュライユ:別離の鐘, 微笑み
リスト:クリスマス・ツリーより第9曲「晩鐘」
アダムズ:中国の門
リスト:われらの主イエス・キリストの変容の祝日に
シュトックハウゼン:自然の持続時間より第5曲
リスト:諦め
シャリーノ:ポルヴェーリ・ラテラーリ
リスト:クリスマス・ツリーより第2曲 「おお, 聖なる夜!」
フェルドマン:ピアノ小品 1964
マリノ・フォルメンティ(P)

録音:2012年2月20日-26日(ベルリン)
クラングフォルム・ウィーンの元メンバーとしても知られるミラノ生まれのピアニスト・指揮者、マリノ・フォルメンティ。ウィーンを拠点に活動しており、ウィーン音楽週間やザルツブルク音楽祭、ルツェルン音楽祭への出演や、フランツ・ウェルザー=メストやリッカルド・ムーティといった著名な指揮者との共演など特筆すべき経歴を持ち、現在欧米で最も多忙な音楽家の一人とされています。今回の2枚組のアルバムでは、あらゆる現代音楽の源がリストのピアノ曲にあるという考察を基に、リストのピアノ作品と現代作曲家の作品を交互に並べ、その共通する要素に光を当てています。

Forgotten Records
fr-1807(1CDR)
オラツィオ・フルゴーニ〜シューベルト
さすらい人l幻想曲 ハ長調
4つの即興曲集 Op.90D.899#
オラツィオ・フルゴーニ(P)

録音:1949年10月17日、19日#、
※音源:Vox VL 6690PL 6690

ALBANY
TROY-1883(1CD)
ジョージ・ロックバーグ(1918-2005):カプリース変奏曲〜無伴奏ヴァイオリンのための レオ・マリリエ(Vn)

録音:2021年8月1日フランス、フランボアン教会
アメリカの新ロマン主義の作曲家ジョージ・ロックバーグの無伴奏ヴァイオリンのため の作品。ロックバーグは1960年代にそれまでのセリエリズムによる作曲から一転して調 性に基づくロマン的な作風に転向したことで知られます。この作品は明らかにパガニーニ の 24のカプリースを意識して書かれた超絶技巧を要する作品で全 51曲からなる大 作。調性の曲あり、無調の曲あり、特殊奏法の曲ありと様式は様々。ベートーヴェンの 第 7交響曲の終楽章やマーラーの第 5交響曲のスケルツォの素材で書かれた曲もあ りヴァラエティに富んだ内容。 フランスのヴァイオリン奏者レオ・マリリエ(b.1995)はベートーヴェンのヴァイオリン協奏 曲の手稿譜に基づいた録音(CASCAVELLE レーベル、VEL1529)で話題になった。
ALBANY
TROY-1890(1CD)
「ペルーのお宿」〜アンデス先住民の旋律、リズム、伝統にインスパイアされた音楽集
(1)クロティルデ・アリアス(1901-1959):ウイラコチャ
(2)パブロ・チャベス・アギラ(1898-1950):インカの前奏曲
(3)テオドロ・バルカセル(1900-1942):ラメロス族の踊り
(4)ロドルフォ・ホルツマン:田園前奏曲
(5)ロドルフォ・ホルツマン:ジリッシュ・ジャンカ
(6)アンドレス・サス(1900-1967):ソナチネ・ファンタジア
(7)エンリケ・イトゥリアーガ(1918-2019):プレゴンと踊り
(8)セルソ・ガリード=レッカ(b.1926):ソリロキオ
(9)ホルヘ・ビリャビセンシオ・グロスマン(b.1973):アンタラ
(10)ガブリエラ・レナ・フランク(b.1972):チャンビの夢
オルランド・セラ(Pf,(8)以外)
(1)(8)(9)(10)カルメン・ロドリゲス=ペラルタ(Fl)

録音:2021年8月
ペルーのクラシック、現代音楽の歴史を辿る珍しいアルバム。ペルーの作曲家たちも西洋音 楽と自分たちが本来持っている伝統をどう融合するか、どう折り合いを付けるかということに悩 み、試行錯誤したと思われ、そういった思考と創作の歴史をこの一枚で辿れます。初期の音楽は 五音階中心で中国かアイルランド民謡を思わせる平易な旋律に新しい和声をつける試みがな され、次第にペルー人作曲家としてのアイデンティティが確立、やがて1970 年代生まれの作曲 家たち(グロスマン、フランク)はヨーロッパの前衛的な様式と自分たちの伝統を融合する方向に 向かう。ペルー音楽の現在を知る上で興味深いディスク。
ALBANY
TROY-1892(1CD)
「ピアノによる祈り」〜賛美歌・聖歌集
イギリス賛美歌メドレー/アメリカの賛美歌より/ ウェールズ地方の聖歌/黒人霊歌メドレー/バッハ:オルガン・ソナタ第4 番BWV528より/ アイルランド民謡より/スウェーデン民謡より/ 他全17曲
ホセ・ルイス・ヘルナンデス(P)

録音:2021年8月ボストン・WGBHフレーザー・ホール
アメリカ、ヨーロッパの賛美歌、聖歌、民間伝承歌をピアノ・ソロ用に編曲して聴く一枚。バッ ハから黒人霊歌までヴァラエティに富んだ内容。キリスト教音楽に慣れ親しんでいる人にお薦 め。なかにラフマニノフのパガニーニの主題による狂詩曲の中の有名な旋律(第 18変奏)が現 れることから、この旋律に宗教的な歌詞が付けられて広く歌われていることがわかる。

ヴァリエテ
VA-09005(1CD)
税込定価
ショパン:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.35
ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 Op.58
浅田 真弥子(P)

録音:2021年12月16日金沢市アートホール
■浅田 真弥子(P) Mayako ASADA, piano
母の手ほどきにより3才からピアノを始め、7 才より武蔵野音楽大学客員教授、クラウス・ カウフマン氏に師事。10才より桐朋学園大学教授、竹内啓子氏に師事。桐朋女子高等 学校音楽科に在学中、中部ショパン学生ピアノコンクール優勝。中日新聞社賞受賞。竹 内啓子氏の薦めにより桐朋学園大学音楽学部演奏学科在学中、フランスに留学。パリ のエコール・ノルマル音楽院にて、ピアノ及び室内楽の高等演奏課程卒業。更に同音 楽院最高課程修了、高等演奏家資格を取得。パリにて、コンクール“FLAME”入賞。同 コンクール審査員長、セルジオ・ペルティカローリ氏に招かれ、奨学生としてモーツァル テウム音楽院夏期講習(ザルツブルク)受講。盛岡青少年国際ピアノコンクール第1 位。 スペインのマリア・カナルス国際ピアノコンクール第3位。イタリアのマルサラ国際ピアノ コンクール第3位、及びセニガリア国際ピアノコンクール入賞。パリのユーハム国際コン クール室内楽部門第1位等、国内外のコンクールに多数入賞。さらにアルトゥール・ルー ビンシュタインの弟子であるユージン・インジック氏のもとで研鑽を重ね、インジック氏か ら驚嘆すべき演奏家であると高く評価されます。 これまでに、故・井上直幸、ヤンシン・アン、ピエール・レアック、ジュヌヴィエーヴ・マル ティニ(室内楽)、故・レオニード・ブルンベルグ、故・ヴェラ・ゴルノスタエヴァの各氏に師 事。2018年に最初のアルバム「リスト/ソナタロ短調」(品番:SHZ-IO2)、翌2019 年に「ド ビュッシー/前奏曲集第1巻・第2巻(品番:SHZ-IO3)」をリリース。

Grand Piano
GP-900X(6CD)
NX-F01
ロマン派から近代まで、フランス・ピアノ曲のポプリ
【CD1】
ルイ・テオドール・グヴィ(1819-1898): 4手のためのピアノ・ソナタ集
1-4. 4手ピアノのためのソナタ ニ短調 Op. 36(1861)
5-8. 4手ピアノのためのソナタ ハ短調 Op. 49(1869)
9-11. 4手ピアノのためのソナタ ヘ長調 Op. 51(1870)
【CD2】
サン=サーンス:ピアノ作品全集 第5集
2つのバガテル(1858)*
答え(1866)*
マイアベーアの「北極星」の五重唱による幻想曲(1858)*
マイアベーアの「預言者」のワルツ(1857)*
ワーグナーの「ローエングリン」による幻想曲(1859)*
ベートーヴェンの「アテネの廃墟」の回教僧の合唱(1869)
グノーの「ガリア」によるパラフレーズ(1871)*
ビゼーの「真珠採り」によるスケルツォ(1886)*
マスネのオペラからの演奏会用パラフレーズ「タイスの死」(1895)
リストの「ベートーヴェン・カンタータ」による即興(1870)*
. アフリカ幻想曲 Op. 89(P独奏版)(1891)
【CD3】
知られざるドビュッシー 稀少ピアノ作品
忘れられた前奏曲*
1. 放蕩息子(1884/1907-1908改訂)(P版)
2. ロドリーグとシメーヌ(1890-1893)(P版)
3. 前奏曲 第1巻-第8番「亜麻色の髪の乙女」(第1稿、変ロ長調,190
4. トリスタンの物語の序曲(1907/2011年完成版)(P版)
5. 前奏曲 第2巻-第5番ヒース(第1稿,1912)
6. 象たちのトーマイ(1913/2006年完成版)(新版)
7. 小さなワルツ(1915頃/2006年完成版)*
8. 華やかな宴 第1場 - 仮面(commencement 開始部)
(1915/2006年完成版)*
9. 聖セバスチャンの殉教 - 第3幕:偽りの神々の評議会: 受難*
10. 沈黙の宮殿 - 1幕物の中国のバレエ(8つの場面)(ナレーション付き版
(1914,2005/2014年完成版)*
劇音楽「リア王」(1904-1908,2004/2018年完成版)
11. 前奏曲*
12. (他の)ファンファーレ*
13. 眠るリア王*
14. コーデリアの死*
15. 歌劇「鐘楼の悪魔」(ナレーション付き版)(1902-1903/2018編)*
16. アッシャー家の夜(1915-1917/2010編)
ニコラス・ホルヴァートによるカデンツァ*
【CD4】
サティ:ピアノ作品全集 第4集
題名のない小品 別名「愛撫」(1897)
ジュ・トゥ・ヴー(あなたが欲しい)(1897頃)
ジャック・イン・ザ・ボックス(びっくり箱)(1899)…サラベール版による世界初録音
スケッチとクロッキーの手帖 - 前奏曲(1900)…サラベール版による世界初録音
世俗的で豪華な唱句(1900)
夢見る魚(1901)
アンゴラの雄牛(P版)(1901)
金の粉(1901-1902)
優しく(1901-1902)*/幻影(1902)*
ピカデリー - 行進曲(1904)
エンパイア劇場のプリマドンナ*
エンパイア劇場のプリマドンナ (1904)…サラベール版による世界初録音
バッハ:コラール「今すべての森、静かなり」 BWV 392(E. サティによるピアノ編)*
愛を呼び覚まして - アンダルシアの歌
別名「ガンバレス」(1905-1906)…サラベール版による世界初録音
(練習曲)(弦楽四重奏のために)(1905-1906頃)*
フーガ - ワルツ(1906)*/パッサカリア(1906)
【CD5】
ダンディ:ピアノ・ソナタ/「旅の画集」より
ピアノ・ソナタ ホ長調 Op. 63(1907)
旅の画集 Op. 33(1889) より
 I. ?(序章)/III. 牧場/IV. 緑の湖
 V. 弔いの鐘/XI. ボイロン修道院
 XII. 雨/XIII. 夢
【CD6】
バンジャマン・ゴダール(1849-1895): ピアノ作品集 第2集
夢のすまい Op. 140/夜想曲 第1番Op. 68
夜想曲 第2番Op. 90/夜想曲 第3番Op. 139
夜想曲 第4番Op. 150/3つの小品 Op. 16
幻想曲 Op. 143/再生 Op. 82
詩的な断章 Op. 13
【CD1】…GP676
エミール・ナウモフ(P)
チェン・ヤウ(P)
録音:2013年12月16-20日

【CD2】…GP626
*…世界初録音
ジェフリー・バールソン(P…Steinway, Model D)
録音:2017年1月19・23・25日、2月15日

【CD3】…GP822
*…世界初録音
ニコラス・ホルヴァート(P…Steinway, Model C)
録音:2019年7月7-9日

【CD4】…GP823
*…世界初録音
ニコラス・ホルヴァート(P…エラール:モデル90703、1905年製)
録音:2019年3月1-2日

【CD5】…GP756
ジャン=ピエール・アルマンゴー(P)…Steinway, Model D)
録音:2018年9月-2019年1月

【CD6】…GP684
世界初録音
エリアンヌ・レイエ(P…Steinway, Model D)
録音:2014年4月27日、5月22日
まずはサン=サーンス、サティ、ドビュッシーの曲目に注目。世界初録音曲がずらっと並んでいます。録音にあたっ て演奏者や研究者が徹底的な楽譜の捜索や校訂を行い、「過去のCD企画を超えるものを!」とこだわり抜い た成果です。ちなみにサティでは最新の研究によって多くの過ちが修正された2016年出版のサラベール版を使 用しています。さらに知名度の低い作曲家のセレクションもユニーク。ベルリオーズがその無名を嘆いたグヴィの初 期ロマン派風の連弾ソナタ、ジョスランの子守歌のイメージしかないゴダールを見る目が変わる堂々の3楽章幻想 曲、ひたすらに深遠で巨大なダンディのソナタなど、フランスピアノ音楽史の路傍の銘花をじっくりと堪能できる BOXセットです。 ――吉池拓男(監修)

Grand Piano
GP-908(1CD)
NX-B03
パルムグレン(1878-1951):ピアノ作品全集 第5集
エキゾチックな行進曲 Op. 46(1915もしくはそれ以前)*
後奏曲(1921もしくはそれ以前)*
光と影 OP. 51(1717-19頃)*
3つのピアノ小品 Op. 57(1916)
即興曲とスケルツォ Op. 10(1901)*
6つのピアノ小品 Op. 67a(1919-20頃)*
ソナチネ ヘ長調 Op. 93(1934-35)
組曲「春」 Op. 47(1915頃)
ヨウニ・ソメロ(P … Steinway & Sons、Model D)

録音:2021年6月8-9日
ブゾーニに師事し、圧倒的なテクニックを身につけ、その後、北欧を代表するピアニストになったセリム・パルムグレン。作曲家としても、20世紀ピアノ音楽界 に大きな足跡を残しました。この第5集に収録された作品は、ほとんどが世界初録音です。 冒頭の「エキゾチックな行進曲」は、東洋風の雰囲気を持つ小さな曲。「後奏曲」は1951年のパルムグレンの葬儀で演奏されました。「光と影」はパルムグ レンの愛国心が示された曲集であり、第2曲「フィンランドのバラード」ではカレリア民謡を主題とした変奏曲に仕上がっています。「3つのピアノ小品」は第2曲 「粉雪」の繊細な美しさが愛されていますが、他の曲はこれまでに録音されたことがありません。「即興曲とスケルツォ」はアカデミックな作風を持つスケルツォと ロマンテイックな即興曲。初期のパルムグレンの集大成ともいえる作品です。「6つのピアノ小品」は彼がアメリカにわたる直前にデンマークで出版された曲 集。素朴なワルツや舟歌など、様々な小品で構成されています。1935年の「ソナチネ」は5年前に妻を亡くし、作曲から遠ざかっていたパルムグレンが久し ぶりに書き上げた作品。ノスタルジックな風情を持つ第2楽章が印象的です。 アルバムの最後に置かれた組曲「春」は耳にする機会の多いOp. 27ではなく1915年頃に作曲されたOp. 47で、第1曲「夕べの歌」や第6曲「フィンランド 風カプリツィエット」を舘野泉が演奏しているものの、なかなか全曲を聴く機会はありません。 ヨウニ・ソメロは現代フィンランドで最も活躍するピアニストの一人。ジョルジュ・シフラとマイケル・ポンティに師事、技巧的な作品を中心とする幅広いレパート リーを持ち、様々なレーベルで100枚を超えるレコーディングを行っています。
Grand Piano
GP-866(1CD)
NX-B03
セミョーン・バルモーチン(1877-1939):ピアノ作品集 第3集
.バラード 変ロ短調 Op. 10(1986出版)
6つの小品 Op. 5(1907出版)
10の小品 Op. 6(1907出版)
クリストファー・ウィリアムズ(P…Steinway, Model D)

録音:2021年10月23-24日
世界初録音
1877年、サンクトペテルブルクに生まれたセミョーン・バルモーチン(バルモーティン)。長い間その存在は忘れられていましたが、2019年にGRAND PIANOレーベルからまとまった作品がリリースされたことで注目を集めました。バルモーチンはバラキレフとリムスキー=コルサコフに師事、1923年から 1925年までペトログラード音楽院 (サンクトペテルブルク音楽院の旧称) で音楽理論を教えましたが、ソビエト連邦の1930年代の大粛清に巻き 込まれてしまい、どのように生涯を閉じたのかはわかっていません。彼の作品のほとんどはピアノのためのものであり、リストのような超絶技巧を駆使する とともに洗練された作風による聴きごたえのあるものばかりです。このアルバムに収録された3つの作品はすべて世界初録音。ショパンよりもリストの同 名曲を思わせる「バラード」、同じ年に出版された2つの小品集、これらは民俗的な要素を備えたものです。このアルバムも、これまでと同じくバルモー チン作品の復興に尽力するクリストファー・ウィリアムズによる演奏です。

CD ACCORD
ACD-290(1CD)
NX-C03
アンナ・グレツカ plays ヘンリク・ミコワイ・グレツキ
4つの前奏曲 Op. 1(1955)
子守歌 Op. 9(1956)
鳥の巣から Op. 9a(1956)
行進曲/種々の小品 Op. 52
間奏曲(1990)/楽興の時(1994)
アンナに(2008)/マズルカ Op. 41(1980)
ピアノ・ソナタ第1番Op. 6(1956、1984、1990)
アンナ・グレツカ(P)

録音:2019年10月26-29日、2020年9月15-17日
「悲歌のシンフォニー」で知られるポーランドの作曲家ヘンリク・グレツキのピアノ作品集を、娘のアンナ・グレツカが弾いたアルバム。グレツキはリプニクの 音楽学校に入学するとピアノ漬けの日々を過ごし、1955年にボレスワフ・シャベルスキに作曲を学び始めて最初に書いたのがこのアルバムの冒頭に 置かれた「4つの前奏曲」でした。1956年に書かれたソナタはバルトークを思わせる緻密な構造を持ち、後に妻となるヤドヴィカ・ルラニスカに捧げられ ています。他には、近い時期に書かれた「鳥の巣から」や「種々の小品集」と、後の1980年代、90年代に作曲・改訂された小品などを収録。「アンナ に」は、ポーランドの国民的女優アンナ・ディムナの慈善団体のチャリティオークション用に晩年のグレツキが書いたものです。前衛的な作品から民謡風 の耳なじみの良い作品まで、これらを演奏しているのはグレツキの娘アンナ・グレツカ。4歳からピアノを始め、シマノフスキ音楽院卒業後、国際 的な活躍をするピアニストです。

Orchid Classics
ORC-100191(1CD)
NX-B03
ラフマニノフ:2台のピアノのための組曲集
2台のピアノのための組曲第1番「幻想的絵画」 Op. 5
2台のピアノのための組曲第2番Op. 17
マリアナ・シリニアン(P)
ドミニク・ヴィジャン(P)

録音:2021年2月19、20、22日
アルメニア生まれのピアニスト、マリアンナ・シリニアンとポーランド出身のピアニスト、ドミニク・ヴィジャンのデュオ・アル バム。二人はシリニアンが教授を務めるコペンハーゲンの王立デンマーク音楽大学で2018年から共演を開始、す でに高い評価を受けています。このアルバムではラフマニノフの「2台のピアノのための組曲」を演奏。「幻想的絵画」 と題された1893年の組曲第1番は、ラフマニノフには珍しく4つの楽章それぞれに詩が添えられた描写的な曲。組 曲第2番は、ピアノ協奏曲第2番と並行して作曲された技巧的で華やかな作品。聴き手を魅了する美しい旋律 を持っています。

Orchid Classics
ORC-100196(1CD)
NX-B03
エレクトリック・ヴィオラのための作品集
スティーヴ・ライヒ:エレクトリック・カウンターポイント*
トマス・タリス:汝のほかにわれ望みなし(スペム・イン・アリウム)*
ジョン・アシュトン・トーマス(1961-2021):第4の旋律による変奏曲
エル・ケンドール(1993-):Bloom 開花
テリー・ライリー(1935-):Dorian Reeds ドリアン・リーズ*

*=ニック・ペンドルバリーによるエレクトリック・ヴィオラ編
ニック・ペンドルバリー(エレクトリック・ヴィオラ)

録音:2017-2021年
イギリスで活躍するスミス・カルテットの創設メンバーとして、30年以上にわたって現代音楽の最前線に立ち、マイ ケル・ナイマン:やガブリエル・プロコフィエフをはじめとした世界の著名な作曲家たちに作品を委嘱、コラボレーションを 行ってきたニック・ペンドルバリーによるエレクトリック・ヴィオラのための作品集。アルバム・タイトルの「Multiple=複 合、多数の意」のとおり、彼が多数のパートを持つ様々な作品を選び、ループやマルチトラックを使って音の層を作 るなどの全く新しい方法で表現しています。 アルバムには、スティーヴ・ライヒの魅惑的な「エレクトリック・カウンターポイント」やテリー・ライリーの催眠的な「ドリア ン・リーズ」、合唱からジャズまで多才なジョン・アシュトン・トマスの「第4の旋律による変奏曲」、若手作曲家エル・ ケンドールの「Bloom」などの現代作品が収録されています。また圧巻はルネサンス期の名作、タリスの40声のモ テット「汝のほかにわれ望みなし(スペム・イン・アリウム)」を歌詞の無いエレクトリック・ヴィオラで奏でていること。対 位法の壮麗な織物が一層鮮やかに迫ってきます。

Gramola
GRAM-99264(1CD)
Made in Vienna
ハイドン:ピアノ・ソナタ 変イ長調 Hob. XVI:46
シェーンベルク:6つの小さなピアノ曲 Op. 19
ハイドン:ピアノ・ソナタ イ短調 Hob. XVI:34
リスト:ウィーンの夜会 S.427- 第6番
ボグダン・ラケティチ(アコーディオン)

録音:2021年7月19-21日
古くから民謡やストリートミュージシャンの楽器として知られるアコーディオン。その起源は諸説ありますが、1829年にウィーンのマリアヒルファー通り43番地のア パートでシリル・デミアン(Cyrillus Damian)が発明、特許を取得した「アコーディオン」を最初と見なす説があります。「アコーディオン」はデミアンによる命名 で、「和音」を意味する語 accord に由来します。 アコーディオン奏者ボグダン・ラケティチはこのアルバムでウィーンに縁のある作曲家の作品を演奏。ウィーンを起源に持つとされる楽器と音楽との出会いが楽し める1枚となっています。ハイドンのピアノ・ソナタとシェーンベルクのピアノ小品が独自の解釈でアコーディオン曲に生まれ変わっています。またリストの「音楽の 夜会」はシューベルトのワルツ・カプリスを原曲とする曲集。中でも第6番は華やかな曲想を持つ演奏機会の多い作品です。ウィーンを拠点に活動するベル ギーの現代作曲家ディルク・ダーゼの「Figuren/Induktionen」は、アコーディオンから思いもよらぬ多彩な音を引き出しています。

APK RECORD
APK-001(1CD)
税込定価
アラベスク
ドビュッシー:アラベスク 第1番
  前奏曲集 第1巻
 ベルガマスク組曲 - III.月の光
グラズノフ:牧歌 Op.103
ブルグミュラー:18の練習曲 Op. 109- No. 14 ゴンドラの船頭歌
山内敦子(P)

録音:2021年3月5日,3月11日碧南市芸術文化ホール エメラルドホール 愛知
フランスで学び名古屋を中心に活動するピアニスト山内敦子による ファースト・ソロアルバム。近年リサイタルにて取り組み好評を博している ドビュッシーを中心に、音で描かれた風景とも言える作品16曲を収 録。クラシックから現代音楽まで幅広いレパートリーを持ち、エレクトロニ クス、映像、演劇、映画など多方面とのコラボレーションを積極的に 行っている山内の表現力と世界観、ベーゼンドルファーの多彩な音色 を見事に捉えたアルバムです。また、ブックレットは映像作家の前田 真二郎氏がこのアルバムのために撮り下ろした作品で構成されています。
■山内敦子 Atsuko Yamauchi(piano)
愛知県立明和高等学校音楽科卒業後渡仏し、パリ・エコールノルマル音楽院修了。帰国後、愛知県立芸術大学音楽学部卒業。名古屋音楽大学大学院修士課程修了。第4回ノーヴィ国際音楽コンクール第1位。第5回チェコ音楽コンクール第1位。毎年のソロリサイタルの他、室内楽コンサート、エレクトロニクスや映像作家、ダンサー、俳優との共演など幅広い演奏活動を行っています。

Sono Luminus
DSL-92252(1CD)
NX-B05
ブリテン/コロンビ/サーリアホ/ショウ:無伴奏チェロのための作品集
ジュゼッペ・コロンビ(1635-1694):チャコーナ
カイヤ・サーリアホ(1952-):ドリーミング・シャコンヌ(G. コロンビのチャコーナによる)(2010)
キャロライン・ショウ(1982-):主よ、御身が手に(2009)
サーリアホ:7羽の蝶々(2000)
ブリテン:無伴奏チェロ組曲第1番Op. 72(1964)
トーマス・コチェフ(1988-):カデンツァ(With or without Haydn)(2020)
ハンナ・コリンズ(Vc)

録音:2020年10月1-4日
このアルバムのタイトル「Resonance linces 共鳴線」は物理学用語から採られたものですが、ここでは時代を超 えた作品同士の、また演奏家と作曲家との「共鳴」で生まれた作品群を指しています。サーリアホのドリーミング・ シャコンヌはコロンビのチャコーナによるもの、ショウの曲はタリスのモテットに基づく作品。サーリアホの7羽の蝶々は同 郷のチェリスト、アンッシ・カルットゥネンとのコラボレーションから生まれ、ブリテンの無伴奏組曲はロストロポーヴィチに 触発されて書かれました。コチェフの曲はハイドンのト長調のチェロ協奏曲用のカデンツァとして書かれましたが、この ように独立した作品として演奏することも意図されています。

SONARE
SONARE-1056(1CD)
税込定価
梯剛之/シューベルティアーデ2021
シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D.960
即興曲集 Op.142D.935
梯剛之(P)

ライヴ録音:2021年9月25日東京文化会館小ホール
しております。当アルバムはコロナ禍2021年9月に行われたリサイタル「シューベルティアーデ2021」です。 晩年のシューベルトが生きたウィーンで学んだ梯。最晩年の傑作ピアノ・ソナタ第21番ではその土地で感じてきた梯ならではの深みと、この作曲家への敬愛 を感じさせる名演を披露。
即興曲集 Op.142D.935も同じく晩年の傑作。一音一音紡がれるピアノの音色には魂が込められており、味わい深い梯の演奏に驚かされます。コロナ禍の 今届けたい、梯の思いが込められたシューベルトの演奏です。
「梯の奏でるシューベルトを聴いていると、すべての物事にスピードを求められる昨今の傾向とは一線を画し、作曲家の生きた時代の時の流れを連想させる。ゆっ たりと思索の時間を巡らせ、納得のいくまで作曲家との対話を重ねているかのようです。梯の音楽の言葉には、シューベルトに通じるような音の呼吸やリズム 感が息づいているように感じる。(道下京子)」〜ライナーノーツより

Hanssler
HC-22002(1CD)
ハンス・ヘラーのピアノ独奏曲&声楽曲
(1)ピアノ・ソナタOp.3(1926/27ベルリン)
(2)「小さな日常」Op.8より4曲(1930ベルリン)
(3)2つのスケルツォ Op.4(1926ベルリン)
(4)「眠れ、眠れ」(1938パリ)
(5)小さな組曲(1951ニューヨーク)
(6)盲目の人(1938パリ)
(7)ディヴェルティメント(1959ベルリン)
ヤーシャ・ネムツォフ(P)
(2)(4)(6)テヒラ・ニニ・ゴルトスタイン(S)

録音:(1)(3)(5)(7)2020年7月27日、(2)(4)(6)2021年3月22日/カンマームジークストゥーディオSWR(シュトゥットガルト)
ドイツの作曲家ハンス・ヘラー(1898-1969)ピアノ独奏曲と声楽曲を収めたアルバム。ヘラーの活躍当時には妻イングリット・ヘラーが演奏してきたものの、 現在では演奏機会もほとんどなく、ドイツでもその名を知る人も少ない状態です。
ヘラーの独創的な作品は非常に魅力的なもの。知られざる作曲家に焦点を当て世界初録音を進めているヤーシャ・ネムツォフの情熱でヘラーの作品が蘇りました。 (Ki)

Passacaille
PAS-1118(2CD)
前奏曲・間奏曲・後奏曲〜ショパン、ドビュッシー、リゲティ、クルターク:ピアノ作品集
[CD1]
リゲティ:練習曲集 第2巻 第8曲「金属」
ドビュッシー:前奏曲集 第2巻 第1曲「霧」
ショパン:24の前奏曲 Op.28第1番ハ長調「最愛の人を待ち焦がれる」
ドビュッシー:前奏曲集 第2巻 第11曲「交代する三度」
ショパン:24の前奏曲 Op.28第2番イ短調「苦しい瞑想、遠くには荒れ果てた海」
ドビュッシー:前奏曲集 第2巻 第10曲「カノープ」
ショパン:24の前奏曲 Op.28第3番ト長調「小川の歌」
ドビュッシー:前奏曲集 第1巻 第10曲「沈める寺」
ショパン:24の前奏曲 Op.28第4番ホ短調「墓の上で」
クルターク:ヤーテーコック(遊び) 第5集「前奏曲」
ドビュッシー:前奏曲集 第1巻 第5曲「アナカプリの丘」
ショパン:24の前奏曲 Op.28第5番ニ長調「歌の響く木」
ドビュッシー:前奏曲集 第2巻 第8曲「オンディーヌ」
ショパン:24の前奏曲 Op.28第6番ロ短調「郷愁」
ドビュッシー:前奏曲集 第1巻 第2曲「帆」
リゲティ:練習曲集 第2巻 第11曲「不安定なままに」〜クルタークのために
ショパン:24の前奏曲 Op.28第7番イ長調「楽しい思い出は香水のように記憶の中を漂う」
ドビュッシー:前奏曲集 第1巻 第4曲「夕べの大気に漂う音と香り」
ショパン:24の前奏曲 Op.28第8番嬰へ短調「雪、風、吹き荒れる嵐。しかし私の悲しい心はもっとひどい嵐」
ドビュッシー:前奏曲集 第1巻 第7曲「西風の見たもの」
ショパン:24の前奏曲 Op.28第9番ホ長調「預言者の声」
ドビュッシー:前奏曲集 第2巻 第4曲「妖精たちはあでやかな踊り子」
ショパン:24の前奏曲 Op.28第10番嬰ハ短調「落下傘」
ドビュッシー:前奏曲集 第1巻 第8曲「亜麻色の髪の乙女」
ショパン:24の前奏曲 Op.28第11番ロ短調「乙女の願い」
クルターク:ヤーテーコック(遊び) 第5集「亜麻色の髪の激怒した乙女」
ドビュッシー:前奏曲集 第2巻 第12曲「花火」
ショパン:24の前奏曲 Op.28第12番嬰ト短調「夜の騎行」
[CD2]
ショパン:24の前奏曲 Op.28第13番嬰ヘ長調「見知らぬ土地の星降る夜、遠く愛しい人を思いながら」
ドビュッシー:前奏曲集 第2巻 第7曲「月の光が降り注ぐテラス」
リゲティ:練習曲集 第2巻 第9曲「眩暈」
ショパン:24の前奏曲 Op.28第14番変ホ短調「海の嵐」
クルターク:ヤーテーコック(遊び) 第9集「枯葉」
ドビュッシー:前奏曲集 第2巻 第2曲「枯葉」
ショパン:24の前奏曲 Op.28第15番変ニ長調「しかし死はその陰に」
ドビュッシー:前奏曲集 第2巻 第3曲「ヴィーノの門」
ショパン:24の前奏曲 Op.28第16番変ロ短調「奈落へ向かって」
ドビュッシー:前奏曲集 第1巻 第9曲「遮られたセレナード」
ショパン:24の前奏曲 Op.28第17番変イ長調「彼女は私に、愛してると言った」
ドビュッシー:前奏曲集 第2巻 第5曲「ヒース」
ショパン:24の前奏曲 Op.28第18番へ短調「暗示」
ドビュッシー:前奏曲集 第1巻 第11曲「パックの踊り」
ショパン:24の前奏曲 Op.28第19番変ホ長調「翼よ、あなたのもとへ。私の最愛の人」
ドビュッシー:前奏曲集 第1巻 第3曲「野を渡る数」
リゲティ:練習曲集 第1巻 第5曲「虹」
クルターク:ヤーテーコック(遊び) 第5集「コラール」
ショパン:24の前奏曲 Op.28第20番ハ短調「葬送」
ドビュッシー:前奏曲集 第2巻 第6曲「奇人ラヴィーヌ将軍」
ショパン:24の前奏曲 Op.28第21番変ロ長調「ひとり懺悔の場へ」
ドビュッシー:前奏曲集 第1巻 第1曲「デルフィの舞姫」
ショパン:24の前奏曲 Op.28第22番ト短調「反乱」
ドビュッシー:前奏曲集 第1巻 第12曲「ミンストレル」
リゲティ:練習曲集 第2巻 第10曲「魔法使いの弟子」
ショパン:24の前奏曲 Op.28第23番ヘ長調「ナーイアス(妖精)の戯れ」
ドビュッシー:前奏曲集 第2巻 第9曲「ピックウィック卿を讃えて」
ショパン:24の前奏曲 Op.28第24番ニ短調「血、欲望、死」
ドビュッシー:前奏曲集 第1巻 第6曲「雪の上の足跡」
リゲティ:練習曲集 第1巻 第2曲「開放弦」
※ショパンの楽曲につけられた標題はアルフレッド・コルトーによるもの
ヤン・ミヒールス(P)
[使用楽器]ショパン、ドビュッシー:Erard 1894 / クルターク、リゲティ:Steinway 1876

録音:2022年2月ベルギー、メルデルト・スタジオ
ョパンの24の前奏曲には、そのスペシャリストというべき巨匠ピアニストのアルフレッド・コルトーによる、各曲の印象をもとにした標題めいたものが残され ています。1991年ブリュッセル・エリザベート王妃国際音楽コンクール優勝の経歴を持つベルギーの敏腕ピアニスト、ヤン・ミヒールスはそこからさらにイマジネー ションを膨らませ、音楽的にも密接な関係を持つドビュッシーの前奏曲を組み合わせ、さらにリゲティとクルタークを織り交ぜた、凝りに凝ったプログラムを作り上 げました。誌的なイメージの連関が紡ぐ無二の世界をお楽しみください。ショパンとドビュッシーを1894年のエラール・ピアノ、クルタークとリゲティを1876年 のスタインウェイ・ピアノで奏でており、楽器の音色の違いにも注目。19世紀パリのサロンで行われた、未来の音楽を内包した音楽会といった趣です。

La Dolce Volta
LDV-110(1CD)
Revolutions〜革命
ドビュッシー:水の反映(「映像」第1集から)
ミュライユ(b.1947):水の中の小石(2018)
 恋するうぐいす(2019)/メモリアル(2020)
 再湧出、あるいはフォンテーヌ・ド・ヴォクリューズのソルグ川(2021)
 人間嫌い〜リストとモリエールによる(2021)
 印象、日の出(2021)
ドビュッシー:前奏曲集 第2巻
フランソワ=フレデリック・ギィ(P)

2021年10月21-25日、シテ・ド・ラ・ミュジーク・エ・ド・ラ・ダンス・ド・ソワソン

日本語帯・解説付
フランスの名手ギィによる新譜は、ドビュッシーとミュライユ。ベートーヴェン演奏での活躍が多いギィですが、ミュライユの最初のピアノ協奏曲2作の初演をい くつか手がけており、さらにここに収録されている「メモリアル」と「再湧出」を初演しているなど、ミュライユのスペシャリストでもあります。そしてミュライユはド ビュッシーに多大な影響を受けており、さらに、ベートーヴェン、ミュライユ、ドビュッシーらはすべて音楽書法に革命をもたらしたという点で共通しています。
ドビュッシー作品では、刻一刻とうつろう色彩がもらさずとらえられており、見事。夢のような美しさでありながら、どこかに冷静なまなざしも感じる不思議な演 奏です。
ミュライユの「メモリアル」はミュライユがホロコースト博物館を訪れた後に書いたもので、冷徹な和音群が強烈な作品。「再湧出」はリストのエステ荘の噴水を モデルとした、「流動性」に焦点をあてた作品、ということですが、リストのエステ荘の世界とはだいぶ異なります。全体をとおして、ギィの超絶技巧が織りなす「流 動性」が実に美しい演奏となっています。
ギィは2022年7月1日(金)Music Tomorrow 2022公演(N響/オペラシティ)で、ミュライユの”ピアノとオーケストラのための幻想即興曲「嵐の目」” を日本初演する予定となっております。注目です!

BRAVO RECORDS
BRAVO-10006(1CD)
税込定価
ザ・ライブ U / 田尻洋一
ベートーヴェン(田尻洋一編):交響曲第3番「英雄」
序曲「コリオラン」*
「エグモント」序曲*
田尻洋一(P)

ライブ録音:(1)2011年9月11日伊丹アイフォニックホール
2012年5月19日いたみホール *
桐朋学園大学卒業後、イディル・ビレット女史の唯一の弟子として研鑽を積んだ田尻洋一。1996年から、作曲家ごとの全曲演奏というユニークなスタイルで活動を開始、2000年以降は、管弦楽曲を自身で編曲したソロを次々とプログラムに取り入れ、通常のピアノ演奏会の枠を大きく超えた新たなジャンルを確立しています。
今回リリースするベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」と「コリオラン」「エグモント」序曲は、2011年から12年にかけて開かれた田尻洋一ベートーヴェン交響曲連続演奏会におけるライブ録音で、第3番は初出、序曲は2020年にOTTAVARECORDSからリリースされたもの(OTTAVA-10004/廃盤)と同一音源です。今回のリイシューに向けて、レコーディング・エンジニアとして名高い藤田厚生氏が入念にリマスタリング、初リリースのときに入っていた不要な会場ノイズなどを出来る限り取り除きました。
田尻洋一は、ライナーノートの中で、第3番の演奏について次のように語っています。『(前略)この作品は、フィナーレに向かって高揚するエネルギーが途絶えることなく上昇していきますが、このトランス状態のような感覚も、狂信的なものではなく、ある種、健康的で道徳的な世界の中にあります。言い換えると、凄まじく高揚する音楽の中に、健全な心が内在しています。これこそが、ベートーヴェン芸術の底力だと実感しています』。
BRAVO RECORDS
BRAVO-10007(1CD)
税込定価
初回特典あり
リリコ・カンタービレ
1. エストレリータ(マヌエル・ポンセ/ヤッシャ・ハイフェッツ)
2. シャコンヌ ト短調(トマソ・ヴィターリ/レオポルド・シャルリエ)
3. 母が教えてくれた歌(アントニン・ドヴォルザーク/フリッツ・クライスラー)
4. G線上のアリア (ヨハン・セバスチャン・バッハ/アウグスト・ヴィルヘルミ)
5. タンゴ ニ長調 (イサーク・アルベニス/フリッツ・クライスラー)
6. 金髪のジェニー (スティーヴン・フォスター/ヤッシャ・ハイフェッツ)
7. 詩曲 (エルネスト・ショーソン)
8. ユーモレスク (アントニン・ドヴォルザーク/ヤッシャ・ハイフェッツ)
9. 思い出 (フランティシェク・ドルドラ)
10. 春の歌 (フェリックス・メンデルスゾーン/フリードリヒ・ヘルマン)
11. ロマンス(映画「馬あぶ」より)(ドミートリイ・ショスタコーヴィッチ/コンスタンティン・フォルトゥナトフ)
12. ツィガーヌ (モーリス・ラヴェル)
13. ロンドンデリーの歌 (アイルランド民謡/フリッツ・クライスラー)
木凜々子(Vn)
木凜々子(Vn)、三又瑛子(P)

録音:2022年1月17, 18, 19日/J:COM浦安音楽ホール
若手ナンバーワンの実力を誇る木凜々子が、最良の伴奏者を得て新アルバムをレコーディングしました。
「シャコンヌ」(ヴィターリ)、「詩曲」(ショーソン)、「ツィガーヌ」(ラヴェル)といった演奏時間10分をこえる大曲から、親しみやすい小品にいたるまで、バラエティ豊かな選曲で、木凜々子の魅力を堪能できます。
演奏楽器はストラディヴァリウス“LordBorwick”(1702)。豊かに響く中・低音と、輝く高音の伸び……、木凜々子が抜群のテクニックと豊かな歌心で、この歴史的名器の魅力を最大限に引き出しています。

レコーディング・エンジニアは、音の名匠・深田晃。あくまでもナチュラルな音響空間の表現と、演奏家の魂に肉迫するような音作りは、録音芸術の粋を堪能させてくれます。
フルカラー・24ページの豪華解説書は、この企画のために新たに撮り下ろした写真を満載、また、木凜々子自身による楽曲解説なども掲載されています。
●初回出荷分のみの特典として木凜々子のサイン色紙【CDサイズ】付!サインは木凜々子のみで色紙はOPP袋で加工し外付けで封入いたします。 (Ki)

フォンテック
FOCD-9867(1CD)
税込定価
2022年5月11日発売
個性的作品群 /ヴィルトゥオーゾの系譜
ラフマニノフ:エレジー 作品3-1
 楽興の時 作品16
バッハ(ブゾーニ編):シャコンヌ
リスト:巡礼の年第2年 補遺「ヴェネツィアとナポリ」
土屋栄子(P)

録音:2021年11月27日 王子ホール ライヴ
世界中がコロナ禍に沈み、日本国内でもコンサートを中止せざるをえない状況となった2021 年。そのよう な中で一時的に流行が鎮まり、奇跡の開催となった土屋栄子渾身のピアノ・リサイタル ライヴ。

ヴァカンス・ミュジカル
VM-0003(1CD)
税込定価
バッハ&ヴァイス:リュート作品の鍵盤用トランスクリプション集
バッハ:プレリュード、フーガとアレグロ 変ホ長調BWV998
バッハ(山中哲人編):とくと見つめよ、わが魂よ〜「ヨハネ受難曲」よりBWV245
バッハ(Jacques Erdos 編):ソナティナ〜カンタータ「神の時こそいと良き時」よりBWV106
バッハ:組曲イ短調(原調ホ短調)BWV996
ヴァイス(山中哲人編):ファンタジーハ短調
バッハ:プレリュードハ短調 BWV999
バッハ:パルティータハ短調BWV997
ヴァイス(山中哲人編):ロジー伯爵のトンボー(墓)
ヴァイス(山中哲人編):カプリッチョイ長調(原調ニ長調)
ヴァイス(山中哲人編)パッサカリアニ長調
杉浦菜々子(P)

録音:2021年12月26日、27日 静岡バッハハウス(P/ベーゼンドルファー)
ピアノで奏でるリュート音楽の調べ。音楽の父バッハとリュート音楽の大家ヴァイス の芸術的真価に新たな光を当てる画期的な一枚。 「バッハやヴァイスのリュート作品を鍵盤において表現することは、バッハがそうした ように鍵盤によって、リュートとリュート音楽を讃えることにほかならない。」(ライナー ノーツより)
◆杉浦菜々子(P)
5歳からピアノを始める。共立女子大学文芸学部日本文学コース卒業。武蔵野音楽大学大学院博士前期過程修了。修 了後、同大学にて伴奏研修員を務める。これまでに、山田彰一氏、崎川晶子氏、土屋美寧子氏、和波 孝禧氏らに師事。 ソロリサイタルの他、室内楽も多く演奏しています。2018 年5月、チェコフィルハーモニーゾリステン来日10 周年コンサート に出演し、共演。 現在は、日本人作品への取り組みをライフワークにしており、日本人作曲家の作品の録音、新作初演、出版等に携わっ ています。 2016年よりピティナ公開録音コンサートで「日本人作品の夕べ」シリーズとし、数多くの音源のない作品を演奏、その音源 がピティナピアノ曲事典に登録されています。 2018年11月にCD「山田耕筰ピアノ作品集」をリリース。「レコード芸術」誌にて【特選盤】に選出された。 日本クラシック音楽コンクール審査員、ピティナピアノステップアドヴァイザー、ピティナピアノコンペティション審査員。日 仏現代音楽協会正会員。日本音楽表現学会会員。ピティナ正会員。
ヴァカンス・ミュジカル
VM-0001(1CDR)
税込定価
休暇の日々 〜フランスバロックからセヴラック・タイユフェールまで
L.クープラン:プレリュードハ長調
F.クープラン:神秘のバリケード
セヴラック:ロマンティックなワルツ〜「休暇の日々から」第1 集より 第7曲
バッハ:ガヴォット変ホ長調 BWV 815a〜フランス組曲第4番異稿集より
セヴラック:公園でのロンド 〜「休暇の日々から」第1 集より第5曲
ラモー:ロンド形式のミュゼット
ラモー:ファンファリネット
F.クープラン:ねんね、あるいはゆりかごの愛し子
バルバトル:ラ・マルシェルブ
バルバトル:ラ・モリッソウ
セヴラック:シューマンへの祈り〜「休暇の日々から」第1 集より
セヴラック:お祖母様が撫でてくれる〜「休暇の日々から」第1 集より第1曲
タイユフェール:アンプロンプチュ
タイユフェール:ロマンス
タイユフェール:あまり速くなく
タイユフェール:ワルツ・レント
セヴラック:小さなお隣さんたちが訪ねてくる 〜「休暇の日々から」第1集より第2曲
セヴラック:教会のスイス人に扮装したトト〜「休暇の日々から」第1 集より第3曲
セヴラック:ミミは侯爵夫人の扮装をする〜「休暇の日々から」第1 集より第4曲
セヴラック:古いオルゴールが聞こえるとき〜「休暇の日々から」第1 集より第5曲
クープラン:ブロンクロシュ氏の墓(トンボー)
杉浦菜々子(P)

録音:2021年8月28-29日ピアノサロンムー(P:スタインベルクベルリン)
「プロデューサー後記」より (山中哲人)
本アルバムは、鍵盤楽器のために作曲された2 つの時代の「フランスもの」を纏めたものです。バロックとロマン派、それぞれ の様式感、和声感は異なりますが、――あたかも同じ時代の音楽であるかのように、あるいは、いつの時代の音楽ともわから ぬように、ピアノのために響かせること――がコンセプトです。クラヴサンのために書かれたフランスバロックの作品群を敢えて ピアノで演奏し、それをドビュッシーやラヴェルといった王道レパートリーではなく、セヴラックやタイユフェールといった庶民的 で味わい深い作品と組み合わせたことにも特別な意図があります。(中略)本アルバムのコンセプト、選曲、解釈はすべて杉浦 菜々子との綿密な打ち合わせのもとに練り上げられていますが、音色の透明感、表現の優雅さ、時に激しく起伏する喜怒哀 楽、といった彼女のピアノ演奏の魅力が詰まったアルバムに仕上がったと自負しています。本アルバムが、皆様の休暇のひと ときの友となりますように。

IBS CLASSICAL
IBS-12022(1CD)
NX-C01
ロメオとジュリエット〜¥58プロコフィエフ: ピアノ作品集
4つの小品 Op. 4
バレエ音楽『ロメオとジュリエット』より
 民衆の踊り/噴水の前のロメオ*
 情景/喧噪*/復讐 -決闘*
 少女ジュリエット/仮面
 メヌエット/騎士たちの踊り
 僧ローレンス/マドリガル*
 タイボルトはロメオを見つける*
 マーキュシオ
 百合の花を手にした娘たちの踊り
 5組の踊り*/ロメオとジュリエットの別れ

*…ユリウス・アザルによるピアノ編曲
思考 Op. 62
ユリウス・アザル(P)

録音:2021年5月24-26日
ドイツ出身の若手ピアニスト、ユリアス・アザルが弾くプロコフィエフ。 アルバムの中心を成すのは、バレエ「ロミオとジュリエット」からの音楽で、通常のピアノ組曲だけではなく、彼自身が管弦楽版からピアノ用に編曲した曲も含む 全16曲が演奏されており、管弦楽版の各楽器のモティーフが効果的に用いられたアレンジからは、アザルの編曲の才能が存分に感じられます。他にはプロコ フィエフ初期の「4つの小品」と中期の「思考」が選ばれており、アザルが心酔するプロコフィエフの多面的な魅力が味わえる1枚になっています。

METIER
MSV-28625(1CD)
NX-B07
エドワード・カウイー(1943-):24の前奏曲 - ピアノのために フィリップ・ミード(P)

録音:2007年11月26、28日
1943年、イギリスのバーミンガムで生まれたエドワード・カウイー。ポーランドでルトスワフスキに学び、ティペットに指導を受け、大学で物理や絵画も学んだと いう自然を愛する"ポスト印象派"の作曲家です。プロムスから委嘱された「リヴァイアサン」や「鳥たちのポートレート」をはじめとする作品は批評家や聴衆から 絶賛されています。この「24の前奏曲」は、バッハやショパンの伝統を継承する12音すべてが形成する長調と短調を用いて書かれたものであると同時に、さ まざまな地域から受けた印象を元に書かれた小さな曲が、古代の「四大元素」を表す4つのグループに分類されるという興味深い内容を持っています。もとも とはハートフォードシャー大学のレーベルUH Recordingsに録音されたものですが、今回Metierレーベルの「カウイー・コレクション」の一環に加えられました。 ロンドン音楽院とロイヤル・アカデミーで名誉博士号を授与され、ハートフォードシャー大学の客員教授を務めたフィリップ・ミードの演奏です。

TOCCATA
TOCC-0621(1CD)
NX-B03
ユーリ・シャポーリン(1887-1966):ピアノ作品全集
無言歌(1900)
ピアノ・ソナタ第1番変ロ短調 Op. 5(1924)
ピアノ組曲から2つの小品(1925頃-27)
2つの小品(1919頃)
バラード Op. 28(1934頃-59)
マテロット(1922)
フーガ 嬰ヘ短調(1914)
オリエンタル・ダンス(1905頃?)
ピアノ・ソナタ第2番嬰ヘ短調 Op. 7(1926)*
キリル・コズロフスキ(P)

録音:2021年6月21-25日
*以外=世界初録音
ウクライナ、フルーヒウ生まれの作曲家ユーリ・シャポーリンのピアノ作品集。作風は保守的で、ボロディンやムソ ルグスキーの伝統をルーツとし、スクリャービンなどの後期ロマン派とショスタコーヴィチやプロコフィエフからの影響 を感じさせるとともに、民俗音楽の旋律も作品に組み込んでいます。このアルバムでは2曲のソナタを中心に、 様々な表情を持つ小品を収録。一連のストーリーを感じさせる大規模なソナタと、ほとんど気まぐれともいえそ うな雰囲気を持つ小品が見事なコントラストを描いています。演奏はフィンランド/ベラルーシのピアニスト、キリ ル・ゴズロフスキ。ショスタコーヴィチ作品の研究でシベリウス・アカデミーの博士号を取得した俊才です。

Quartz
QTZ-2139(1CD)
エニグマ〜カプースチン、スパンズウィック、ミッチェル、ショパン
カプースチン(1937-2020):ピアノ・ソナタ第1番作品39「ソナタ・ファンタジー」
メラニー・スパンズウィック(1969-):「エニグマ(謎)」〜根岸由起のために〜(2019)(世界初録音)
ロバート・ミッチェル(1971-):「われらの心は無限を踊る(プヤの開花とともに)」(2020)(世界初録音)
ショパン:子守歌 変ニ長調 作品57、ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 作品35「葬送」
ビル・エヴァンズ(1929-1980):ピース・ピース
根岸由起(P)

録音:2019年12月14日-15日&2021年6月13日、聖ポール男子校・ワッセンホール(ロンドン)

日本語解説&日本語曲目表記オビ付き
東京生まれ、桐朋学園大学、アムステルダム音楽院、英国王立音楽大学を卒業し、現在はイギリス在住、ヨーロッパでリサイタル、音楽祭、コンクール審査員やマスタークラスなど幅広く活躍するピアニスト、根岸由起のニュー・アルバムが、イギリスのQuartzレーベルからリリース!
クラシック・ピアノの王道であるショパン(子守歌と葬送ソナタ)に、クラシックとジャズの融合を果たしたニコライ・カプースチンのピアノ・ソナタ第1番をカップリングするという意欲的な組み合わせに、現代イギリスのジャズ・ピアニスト、ロバート・ミッチェルが書いた新作「われらの心は無限を踊る(プヤの開花とともに)」、そしてイギリスの女流ピアニストおよび文筆家、教師、作曲家として活動するメラニー・スパンズウィックが根岸由起のために書いた「エニグマ」を挟み込んだハイセンスなプログラム! 最後はアンコールのように、ジャズ・ピアノの詩人ビル・エヴァンズ(ビル・エヴァンス)のクラシカルなピアノ作品で締めくくる素敵な構成にも惹かれます。
2020年6月から1ヶ月間、知らざれる女流作曲家の演奏クリップを毎日ソーシャル・メディアで取り上げた「女性作曲家小品シリーズ」が、英「ピアニスト」誌で内田光子、アンジェラ・ヒューイットのリサイタルに並んでTOP5に選ばれるなど、コロナ禍においても独自の目覚ましい活動を続ける根岸由起によるこだわりのニュー・アルバムにご注目ください!

Danacord
DACOCD-900(1CD)
ブラームス:ピアノ・ソナタ第2番&第3番
ピアノ・ソナタ第2番嬰ヘ短調 Op.2
スケルツォ 変ホ短調 Op.4
ピアノ・ソナタ第3番ヘ短調 Op.5
オレグ・マルシェフ(P)

録音:2021年7月、ミラノ文化研究所(イタリア)
旧ソ連、アゼルバイジャンのバクー出身の天才ピアニスト、オレグ・マルシェフは、メジャー・レーベルからの幾度にわたるオファーを断り続け、深い信頼関係で結ばれたデンマークのダナコード(Danacord)・レーベルへ、35以上の素晴らしいアルバム録音し続けてきたピアノの巨人。2014年に同時リリースされたメンデルスゾーン(DACOCD734-736)とショパン(DACOCD701-702)以来、約8年ぶりとなったレコーディング復帰作、ラヴェル(DACOCD903)に続いてブラームスもラッシュ・リリース!
リスト晩年の高弟エミール・フォン・ザウアーのピアノ作品集(全6巻)やデンマークの知られざる作曲家たちのピアノ協奏曲集(全4巻)などの稀少作品から、ブラームス、シューベルト、リスト、ショパン、メンデルスゾーンなどロマン派の名作たちまで膨大なレパートリーを誇り、ロシアの偉大な作曲家たち(チャイコフスキー、ラフマニノフ、プロコフィエフ、ショスタコーヴィチ)のピアノと管弦楽のための作品すべてを録音した(おそらく唯一の)アーティストでもあるマルシェフ。
ブラームス・アルバムは、2005年にリリースされた初期作品集(DACOCD643/ピアノ・ソナタ第1番、シューマンの主題による変奏曲、4つのバラード)以来となり、今作でも作品2、4、5の初期ピアノ作品をセレクション。18歳から20歳の若きブラームスが作曲し、シューマンの生涯の友情と支援を獲得したこれらの作品を、マルシェフの精良なるピアニズムで贈ります。

APR
APRCD-7314(3CD)
エドウィン・フィッシャー〜ブラームス、シューベルト&シューマン・スタジオ録音全集1934〜1950
■CD1
(1)ブラームス:ピアノ四重奏曲第1番ト短調 Op.25
(2)ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番ヘ短調 Op.5
(1)ブラームス:間奏曲変ロ短調 Op.117-2
(2)ブラームス:バラード ト短調 Op.118-3
(3)ブラームス:間奏曲変ホ長調 Op.117-1
(4)ブラームス:ラプソディ第2番ト短調 Op.79-2
(5)シューマン:幻想曲ハ長調 Op.17
(6)シューベルト:6つの楽興の時 D.780
■CD3
(1)シューベルト:4つの即興曲 D.899
(2)シューベルト:4つの即興曲 D.935
(3)シューベルト:幻想曲「さすらい人」
エドウィン・フィッシャー(P)

■CD1
(1)ヴィットリオ・ブレロ(Vn)、ルドルフ・ネル(Va)、テオ・シュルガーズ(Vc)
録音:1939年9月9日
(2)録音:1949年5月30日

■CD2
(1)録音:1947年2月21日
(2)録音:1947年2月21日
(3)録音:1947年2月21日
(4)録音:1947年2月21日
(5)録音:1949年5月30日-31日
(6)録音:1950年5月18日

■CD3
(1)録音:1938年3月8日-9日
(2)録音:1938年3月8日
(3)録音:1934年5月22日&24日
スイス出身で主にドイツを活躍の場とし、ピアニストとしてはもちろんのこと、パウル・バドゥラ=スコダやダニエル・バレンボイム、アルフレート・ブレンデルなどを指導した名教師としても高名な20世紀の巨匠エドウィン・フィッシャー(1886-1960)。
良質な復刻でピアノ・ファンから信頼を寄せられている「APRCD-」から登場する今回の3枚組のセットには、エドウィン・フィッシャーの「最もよく知られた録音」と、「最も希少な録音」の両方を収めています。
創業者ブライアン・クランプの復刻で発売されていた「戦前のシューベルト録音集(CD3)」は、エドウィン・フィッシャーの最も有名な録音であり、今回のセットに加えるにあたりアンドルー・ハリファックスがリマスタリングを施し、音質を向上させてくれました。
対して第二次世界大戦開戦直後の1939年9月9日にエドウィン・フィッシャー室内Oのメンバーたちとの共演によってドイツで録音されたブラームスの「四重奏曲第1番」は極めて珍しい録音であり、1947年のブラームス録音、フィッシャー自身が「ピアノの魂の象徴」と評した唯一のシューマン録音である「幻想曲」も非常に貴重な録音です。

Etcetra
KTC-1772(1CD)
ハンドシキン:無伴奏ヴァイオリンのための3つのソナタ Op.3
イヴァン・ハンドシキン(1747-1804):無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番 ト短調 Op.3-1/無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2番 変ホ長調 Op.3-2/無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番 ニ長調 Op.3-3
アレクサンドラ・クフィアトコフスカ(ヒストリカル・ヴァイオリン)
イヴァン・ハンドシキン(1747-1804)は、ウクライナのコサック出身のヴァイオリン奏者兼作曲家でした。幼い頃は伝統楽器であるクドークやバラライカとともにヴァイオリンを弾いていました。その後彼の才能を評価したイタリアの音楽家たちの薫陶を受け、みるみるその才能を開花させていきました。そして宮廷楽団の楽長を務めたほか芸術アカデミーの教師も務めました。その作風はロシアの伝統音楽に基づいています。
アレクサンドラ・クフィアトコフスカは、オランダを拠点にしているポーランドのヴァイオリニストです。彼女はハーグ王立音楽院にてバロック・ヴァイオリンを学びました。ハーグ王立音楽院の学生と18世紀オーケストラの合同演奏会の時には、ソリストに選ばれました。またモダン・ヴァイオリンの奏者としてはブラームス国際コンクールのソロ・ヴァイオリン部門においてセミ・ファイナリストに選ばれました。

Etcetra
KTC-1761(1CD)
ブルグミュラー:練習曲集
やさしく段階的な25の練習曲 Op.100
性格的な18の練習曲 Op.109
ヴェールレ・ペーテルス(P)
ツェルニーやクラーマー、そしてポッツォリなどピアノ初心者が用いる練習曲はたくさんありますが、ブルグミュラーの作品ほど優れた練習曲はなかなかありません。作品100及び作品109を練習することでピアノの技術をほぼすべてカバー出来るものであり、さらに音楽的にも優れたものです。
ヴェールレ・ペーテルスはルーヴェンのルカ芸術学校でヤン・フェルミューレンに師事しました。この師弟の二人はEt'ceteraレーベルからシューベルトの4手連弾のための作品集を7作リリースするなど、ピアノ・デュオとしても活動しています。

Etcetra
KTC-1760(1CD)
ウィスパーズ・オヴ・テイルズ
ファリャ(M.グランジャニー編):歌劇「はかなき人生」よりスペイン舞曲第1番
マルセル・トゥルニエ:映像,組曲第4番
グリンカ、バラキレフ(モレッティ編):ザ・ラーク
バンジャマン・アタイール:暗闇よりU
アルベルト・ツァーベル:グノーの「ファウスト」をモチーフとしたファンタジー
フリッツ・セリス:メルヒテムのアウグスト・デ・ブックへの賛歌
アンリエット・ルニエ:幻想的バラード
アルフォンス・アッセルマン:鬼火
フェリックス・ゴドフロワ:シルフの踊り
マルティネ・ヴァウテルス(Hp)
ハープ奏者のマルティネ・ヴァウテルスは、ベルギーに生まれ5歳の時からハープを勉強し始めました。彼女はアントワープ王立音楽院などで学び、ミュンヘンPOのオーケストラ・アカデミーにも参加しました。彼女は国際コンクールで多数受賞しており、マルティーヌ・ジェリオ国際ハープコンクールでは第1位を獲得しています。

Hyperion
CDA-68383(1CD)
レイナルド・アーン(1874-1947):詩曲&ワルツ集
「当惑したナイチンゲール」(Pのための53の詩曲集)&ワルツ集第1巻からのセレクション 〜 「当惑したナイチンゲール」より 第1曲、第2曲、第20曲、第8曲、第7曲、第21曲、第29曲、第16曲、第50曲/「ワルツ集第1巻」より 第1曲、第3曲、第4曲、第6曲、第9曲、第10曲/「当惑したナイチンゲール」より 第9曲、第41曲、第32曲、第53曲、第19曲、第5曲、第52曲、第38曲、第48曲、第22曲
パヴェル・コレスニコフ(P/ヤマハCFX)

録音:2021年1月7日-9日、殉教者聖サイラス教会(ケンティッシュ・タウン、ロンドン)
パヴェル・コレスニコフは、1989年ロシアのシベリアに生まれ、2012年には世界最高峰の賞金と音楽活動への手厚いサポートで知られるカナダの「ホーネンス国際ピアノ・コンクール」で優勝。現在はイギリスを拠点に活動し、2014年〜2016年のBBCの「新世代アーティスト・スキーム」にも選出され、ピアノ王国ハイペリオンが絶大の信頼と期待を寄せる次世代のトップ・ピアニスト候補の一人です。
日本では2013年のデュメイ&関西フィルの公演においてエレーヌ・メルシエの代役を務め、2018年1月には日本初リサイタルも成功。2019年6月にもヤマハホールとサントリーホール チェンバーミュージック・ガーデンに出演し、日本でのファンを増やしてきました。
バッハやショパン、ベートーヴェンなどの名曲録音でも、英タイムズ紙「Records of the Year 2020」、レコード芸術誌「特選盤」、ICMAノミネートなど着実な評価を積み重ねてきたコレスニコフが、最新録音ではレイナルド・アーンという新たな境地に到達。ピアノ独奏のために書かれた53の詩曲集「当惑したナイチンゲール(Le rossignol eperdu)」と、全10曲からなる「ワルツ集第1巻」からの素敵なセレクション。非常に繊細で魅力的な、世紀末のパリのサロンを精巧に再現した音楽です。アーンの洗練された音世界を、英国のオンライン音楽誌"Bachtrack"から「ピアノの詩人」と称されたパヴェル・コレスニコフがニュアンス豊かにお届けします。

Hyperion
CDA-68391(2CD)
ボルコム:ラグ全集
ユービーズ・ラッキー・デイ/祝婚歌/タビー・キャット・ウォーク/ノックアウト 「ア・ラグ」/ラグ=タンゴ/ザ・ガーデン・オヴ・エデン/カリフォルニア・ポーキュパイン・ラグ/ザ・ガーデニア/ザ・ブルックリン・ドッジ/コンテントメント/3つのゴースト・ラグ/ラギン・ルディ/ルイス・ショービンのための碑銘/シービスケット・ラグ/エステラ 「ラグ・ラティーノ」/フィールズ・オヴ・フラワーズ/インシネレイトラグ/ナイト・ヒューバート/ロスト・レディ・ラグ/グラッド・ラグ/ラスト・ラグ/ブラス・ナックルズ(ウィリアム・オルブライトとの共作)
マルク=アンドレ・アムラン(P)

録音:2021年1月24日-25日&3月27日ー28日、メカニクス・ホール(ウースター、マサチューセッツ)
現代最高のスーパー・ヴィルトゥオーゾ・ピアニスト、マルク=アンドレ・アムラン。Hyperionの2022年6月新譜レコード・オヴ・ザ・マンスとなる新録音は、なんとウィリアム・ボルコムが書いたラグタイム(P・ラグ、クラシック・ラグ)を網羅したファン垂涎の濃厚アルバム!
1938年シアトル出身のウィリアム・ボルコムは、ラグタイムを中心に、ジャズの語法に基づく多くの作品を生み出し、ピューリッツァー賞、グラミー賞、アメリカ国民芸術勲章、デトロイト音楽賞、ミュージカル・アメリカの2007コンポーザー・オヴ・ザ・イヤーなど華々しい受賞歴を誇る作曲家。「タビー・キャット・ウォーク」の気楽な優雅さから、「ユービーズ・ラッキー・デイ」の陽気さ、「ブラス・ナックルズ」のワイルドな悪ふざけまで、ボルコムが生涯をかけて積み上げた魅惑のラグタイムをアムランの超絶技巧が華麗に彩ります。アムランのジャズ・インスパイア作品と言えば、カプースチン(CDA-67433)や、「イン・ア・ステイト・オヴ・ジャズ」(CDA-67656)などの超大ヒット盤があるだけに、この「ボルコムのピアノ・ラグ」にも大きな期待がかかります!

Kaleidos
KAL-63502(1CD)
新しい道
ブラームス:ピアノ・ソナタ第2番嬰ヘ短調 Op.2
ショパン:バラード第4番ヘ短調 Op.52
ラフマニノフ:楽興の時第3番ロ短調 Op.16-3、
 楽興の時第4番 ホ短調 Op.16-4、
 楽興の時第5番変ニ長調 Op.16-5
ガーシュウィン(ファジル・ファイ編):サマータイム変奏曲
デニス・チョク(b.1994):ロスコの印象 Op.23
バッハ(ジロティ編):前奏曲 ロ短調 BWV855A
アレクセイ・プディノフ(P)

録音:2020年7月(フランクフルト)
才気煥発な才能を世に問う若手アーティストの録音を中心とする「エディション・ポートレイト」からのリリース。ピアニストのアレクセイ・プディノフは、ドイツ、イギリスそしてロシアの音楽学校で教育を受け、6つの音楽学位を取得するという多国籍な音楽家です。「室内楽なしでは生きていけない」と発言するほど室内楽にも力を入れており、イギリスのマンチェスターで室内楽フェスティヴァルを設立しました。そんな多様性あふれる彼のソロ・デビュー・アルバムとなった今作では、時代も国も異なる作曲家の作品が選曲されており、様々なルーツを持つアレクセイ・プディノフでしか出来ない演奏がたっぷりと詰まっています。
Kaleidos
KAL-63412(1CD)
ウルマン&アレンスキー
ヴィクトル・ウルマン(1898-1944):旗手クリストフ・リルケの愛と死の歌(1944)
アントン・アレンスキー:3つのメロデクラメーション Op.68(1903)
デュオ・ピアノヴォルテ〔ベルント=クリスティアン・シュルツェ(P)、ヘルムート・ティーレ(朗読)〕

録音:2017年9月(オスナブリュック)
デュオ・ピアノヴォルテによってユニークなアルバムが登場します。このデュオはドイツのキール生まれのピアニスト、ベルント=クリスティアン・シュルツェとウィーンの俳優ヘルムート・ティーレからなり、今日では滅多にお目にかかれないメロドラマの演奏に専念してきました。このアルバムではアウシュビッツで殺害された悲劇の作曲家ヴィクトル・ウルマンと、リムスキー=コルサコフに師事しスクリャービンを教え子に持つロシアの作曲家兼音楽指導者でもあったアントン・アレンスキーの作品を取り上げています。どちらの作品もヘルムート・ティーレの迫真の朗読、ピアノは現代音楽のアプローチに通ずる部分が見られ、興味深い作品となっています。アレンスキーの作品は、世界初録音となります。
Kaleidos
KAL-63552(1CD)
シュプーレンズーヘ(痕跡の探索)
ドーラ・ペヤチェヴィチ(1885-1923):ピアノ・ソナタ 変ロ短調 Op.36
ソフィー・ヴェステンホルツ(1759-1838):ソナタ ハ短調
エセル・スマイス(1858-1944):ソナタ 嬰ハ短調
キーラ・シュテッケヴェー(P)

録音:2020年4月、ライプツィヒ
後期ロマン派の影響を受けていたクロアチアの作曲家ドーラ・ペヤチェヴィチ、歌手や音楽教師としても活躍しベルリンやライプツィヒなどで評価を得たドイツの作曲家ソフィー・ヴェステンホルツ、そしてフェミニストとしても活躍し19世紀後半の女性作曲家のパイオニアのひとりであるイギリスのエセル・スマイス。3人の全く異なる女性作曲家が書き、長い間忘れ去られていた魅力的なピアノ・ソナタを再発見。
18世紀から20世紀の女性作曲家の作品に注力してきたドイツのピアニスト、キーラ・シュテッケヴェーは、世界初録音となるヴェステンホルツのソナタ、そしてペヤチェヴィチとスマイスのソナタのために、クロアチア、イギリス、ドイツの様々なアーカイヴからオリジナルの資料を集め、原曲の再現に努めています。

NoMadMusic
NMM-096((1CD)
アコーディオン版チャイコフスキーノ「四季」
チャイコフスキー(エロディ・スラール&ユーリー・シシキン編):組曲「四季」Op.37a
エロディ・スラール(アコーディオン)

録音:2021年4月/ナンテール音楽館講堂
チャイコフスキーの組曲「四季」は、彼のピアノ曲のなかでもっとも親しまれていますが、何とアコーディオンで挑戦したディスクが登場します。
チャイコフスキーは生来オーケストラ的な感覚を持ち、息の長いメロディ・ラインや様々な楽器の音色を内包しているとされます。またチャイコフスキーはペテル ブルグ音楽院在学中に副科でオルガンを選択するほどオルガン・マニアで、何故この楽器のために作品を残さなかったのか不思議でした。
それゆえオルガン的効果を発揮するアコーディオンはまさにうってつけ。6月「舟歌」や10月「秋の歌」のメロディや和音を、ピアノのように減衰せず指定の長 さまで伸ばすのに目から鱗の衝撃度。さらに11月「トロイカ」や12月「クリスマス」のメルヘン性も高まります。3月「ひばりの歌」の囀りや9月「狩り」のファン ファーレもリアルになり、オリジナルよりも楽しめるとさえ感じます。ロシアのアコーディオン奏者ユーリー・シシキン編曲のものを、当アルバムの奏者スラールが手 を加えています。
エロディ・スラールは1986年生まれ。5歳からアコーディオンを学び、現在フランスでの第一人者となっています。ロトのレ・シエクルのメンバーでもあります。 ロシア製のグーセフ・モデル「ジュピター」のボタン式アコーディオンを用いて表現豊かな世界を作り上げています。 (Ki)

CLAVES
50-3048(1CD)
「伝説」
(1)フォーレ:塔の中の王妃 Op.110
(2)グランジャニー:コロラド・トレイル Op.28
(3)ルニエ:妖精たちの踊り
(4)ポッセ:「ヴェニスの謝肉祭」による変奏曲
(5)ルニエ:伝説
(6)アルヴァーズ:マンドリン Op.84
(7)ムチェデロフ:パガニーニの主題による変奏曲
(8)リスト(ルニエ編):夜鳴きうぐいす〜アリャビエフ作曲のロシアの旋律による S.250/1
(9)ロッシーニ(ボクサ編):「そっと静かに」によるロンド〜『セビリアの理髪師』より
ヨエル・フォン・レルバー(Hp)

録音:2021年5月&9月オーバーシェーネヴァイデ福音教会、ベルリン(ドイツ)
グザヴィエ・ドゥ・メストレ、エマニュエル・セイソン、アナイス・ゴドゥマールなど、ハープのスターを世に送り出してきたスイスclavesレーベル。当アルバムで紹 介するヨエル・フォン・レルバーは現在ベルリンを拠点に活躍する新星!ハープの魅力が詰まった珠玉の9曲を収録しました。
6歳のときベルン音楽院でハープの手ほどきを受けたレルバーは、バーゼル音楽大学およびチューリッヒ音楽大学でサラ・オブライエンに師事し、2014年9月 にチューリッヒ音楽大学を首席で卒業しています。これまでスイス青少年音楽コンクール第1位および特別賞(2008年)、フランツ・ヨーゼフ・ラインル基金国際 ハープコンクール第1位(2011年)、メキシコ国際ハープコンクール第2位(2017年)など華やかなコンクール歴を誇り、現在ベルリン・コンツェルトハウス管 弦楽団、チューリンゲンSOなど、ドイツやスイスのオーケストラのソリストを務めるほか、ソロ、室内楽奏者として積極的な演奏活動を展開しております。
近代ハープの発展にはエラール社の創始者セバスチャン・エラール(1752-1831)が大きく貢献しています。エラールは1811年にペダル・ハープの原形と なるダブルアクション・ハープを発表しました。この楽器は7つのペダルと高度なメカニズムにより弦の長さを変えそれぞれの音を半音上げることが可能となり、 あらゆる調で演奏できるようになりました。のちにワーグナー、マーラー、ドビュッシーなどがハープをオーケストラの楽器として定着させています。アルバム・タイ トル「伝説」を作曲したフランスのハーピスト、作曲家アンリエット・ルニエもハープの可能性を広げた音楽家で、その卓越した演奏と自作・編曲 により、20世紀初頭のハープ音楽に大きな影響を与えました。
レルバーはハープの美観を最大限に引き出した好演を聴かせますがムチェデロフ作曲の「パガニーニの主題による変奏曲」やロッシーニ(ボクサ編)の「そっと 静かに」によるロンドなどの技巧曲も情感豊かに演奏しております。今後の活躍も大期待のハープの新星にご注目ください! (Ki)

MIRARE
MIR-532(1CD)
ボヴァリー夫人の音楽
ファニー・メンデルスゾーン:1年〜5月「春の歌」
ポリーヌ・ヴィアルド:セレナード
ショパン:3つのノクターンOp.9
ファニー・メンデルスゾーン:1年〜9月「川辺で」
ドリーブ(ドホナーニ編):コッペリアのワルツ
ルイーズ・ファランク:ロシアの歌変奏曲
ファニー・メンデルスゾーン:1年〜6月「セレナード」
リスト:「ルチア」の回想
クララ・シューマン:ローベルト・シューマンの主題による変奏曲
ファニー・メンデルスゾーン:1年〜3月「アジタート」
 夜曲ト短調/メロディ
ダヴィッド・カドゥシュ(P)

録音:2021年7月12-16日/ポワチエ公会堂)
フローベールの名作「ボヴァリー夫人」は1856年に発表、翌年出版され大ベストセラーとなりました。妄想癖のある田舎娘エマが、医師シャルルに見初められ 結婚したものの退屈な夫と生活から不倫を繰り返し、加えて夫に無断で借金も重ね、最後は自ら命を絶つまでがリアリスティックなタッチで描かれます。
文学と音楽の関係に関心の深いダヴィッド・カドゥシュは、エマ・ボヴァリーと音楽についてこのアルバムを編みました。とはいえ、ボヴァリー夫人を描いたミヨー のピアノ曲はあえて避け、また作品中に具体的な音楽があまり登場しないため、彼女が短い生涯で聴いたかもしれないであろう曲を妄想しています。
中心はファニー・メンデルスゾーンの「1年」と題された組曲の抜萃。物語の季節と合わせ、エマ・ボヴァリーの心情を綴ります。また作者フローベールと親しかっ たポリーヌ・ヴィアルドの珍しいピアノ曲を選んでいるのも興味津々です。
また作品中エマが夫とルーアンのオペラハウスで観るドニゼッティの「ランメルモールのルチア」はリストのパラフレーズで披露。最後は狂乱するルチアとエマの 運命を重ねます。またクララ・シューマンが夫ローベルトの主題で書いた変奏曲もエマと浮気相手レオンとの交情を暗示させます。フランス文学に興味のある方々 にオススメです。
MIRARE
MIR-598(1CD)
ヴィリアンクール・プレイズ・フランク
交響詩「ジン」
前奏曲,コラールとフーガ
交響的変奏曲
前奏曲、アリアとフィナーレ
タンギ・ド・ヴィリアンクール(P)
クリスティーナ・ポスカ(指)フランダースSO

録音:2021年4月26-29日/ブルージュ・コンセルトヘボウ
1990年生まれのフランス期待の名手ヴィリアンクールが、2022年アニヴァーサリー・イヤーのフランクに挑戦しました。ピアノ独奏曲の代表作「前奏曲、コラー ルとフーガ」「前奏曲、アリアとフィナーレ」に加え、ふたつの協奏作品も収めたフランクのピアノ音楽を満喫できるアルバム。
大器晩成と言われるフランク円熟期の作ばかり。いずれも外面的効果は薄いものの、フランクならではの難技巧にあふれ、またオルガン的な壮麗さにも満ちてい ます。さらに和声や循環主題などワーグナーの影響も感じさせます。
ヴィリアンクールは5年前にリストのワーグナー編曲を全曲録音したことが糧になっていることが技術、解釈に反映されているのか説得力満点なのに驚かされま す。もちろんフランス的な洒脱さもあり、理想的なフランク像を作り上げています。
交響詩「ジン」と交響的変奏曲は、エストニア出身の女性指揮者クロイスティーナ・ポスカ指揮フランダースSOと共演。ポスカは1978年生まれ、オペラ指 揮で注目されました。「ジン」はヴィクトル・ユーゴーの作品に基づき、また交響的変奏曲も物語性を感じさせるため、彼女のドラマ作りの巧さが光ります。

ALPHA
ALPHA-829(1CD)
アルベニス:イベリア ネルソン・ゲルナー(P)

録音:2021年7月 フラジェ、ブリュッセル、ベルギー
1969年アルゼンチン生まれ、何度かの来日で日本でも人気のネルソン・ゲルナー。彼がスペイン語話者として強い共感を受けるという「イベ リア」が登場。ドビュッシーやメシアンも絶賛した20世紀ピアノ史に残る名曲を、高い技術はもちろん、その奏でる音の美しさで世界中から支 持を集めている彼ならではの、繊細なタッチとダイナミックな表現で聴くことができます。「ラバピエス」での高度でピアニスックティックなフレージン グとポリフォニックで複雑なリズムの箇所での目の覚めるようなテクニック、夜の神秘を思わせる「ヘレス」での祈りなどが大きな聴きどころです。
※こちらのCDの収録時間は82分41秒と長時間になっているため、一部のプレイヤーでは正常に再生できない可能性がございます。予めご了承ください。

RICERCAR
RIC-441(5CD)
NX-E07
フランク:オルガンおよびハルモニウムのための作品全集
【DISC 1】
中期以前のオルガン作品(1846-1866年)
1. 変ホ調の小品 CFF 49
2. 奉献唱 ヘ短調 CFF 55
3. 奉献唱 変ホ長調 CFF 36b
4. 聖体奉挙 CFF 93
5. グラン・クール ニ長調 CFF 59
6. アンダンティーノ ニ長調 CFF 60
7. 行進曲風に ニ短調 CFF 61
8. アレグレット ニ長調 CFF 62
9. グラン・クール ニ長調 CFF 63
10. 奉献唱 イ長調 CFF 33
11. レントのように ヘ短調 CFF 66
12. アレグレット ハ短調 CFF 67
13. アンダンティーノ ハ長調 CFF 68
14. アレグレット ニ短調 CFF 69
15. アレグレット ニ長調 CFF 70
16. グラン・クール 変ホ長調 CFF 73
17. モデラート 変ホ長調 CFF 74
18. アンダンティーノ 変ホ長調 CFF 75
19. アレグレット 変ホ長調 CFF 76
20. アーメン 変ホ長調 CFF 79
21. 小栄唱(グローリア・パトリ) 変ホ長調 CFF 77
22. 「めでたし、海の星」による前奏曲 ニ短調 (I) CFF 81
23. 「めでたし、海の星」による前奏曲 ニ短調 (II) CFF 82
24. 「めでたし、海の星」による前奏曲 ニ短調 (III) CFF 83
25. アーメン ニ長調 CFF 64
26. レント ニ短調 CFF 85
27. 奉献唱 ロ短調 CFF 95
28. 奉献唱 嬰ヘ短調 CFF 96a
【DISC 2】
中期以前のオルガン作品(続き)
1. グラン・クール(クリスマス・ミサのキリエ) ハ短調 CFF 87
2. モデラート ハ短調 CFF 88
3. モデラート ハ短調 CFF 89
4. グラン・クール ハ短調 CFF 90
5. グラン・クール ハ短調 CFF 56
6. 「真夜中のミサ」のための奉献唱 ニ短調 CF 57
7. 奉献唱 ト短調 CFF 92
8. 退場曲 ニ長調 CFF 94
9. アンダンティーノ 変イ長調 CFF 86
10. アレグロ・モデラート 変ニ短調 CFF 97
11. 小奉献唱 CFF 38
12. 未出版の小奉献唱 CFF 39
13. アンダンティーノ CFF 54b
14. 大オルガンのための小品 CFF 51
ハルモニウムのための作品(1858-1865年)
15-19. 5つの小品 CFF 32
15. 奉献唱
16. 小奉献唱
17. 第1ヴェルセ ヘ短調
18. 第2ヴェルセ ヘ長調
19. 聖体拝領
20. 奉献唱 イ長調 CFF 33
21. 行進曲風に CFF 35
22. 奉献唱 CFF 38a
23. ブルターニュのノエルによる奉献唱 CFF 34
【DISC 3】
大オルガンのための6作品 (1860-1864)
1. 幻想曲 Op.16CFF 53〜シャルル=アレクシ・ショーヴェに捧ぐ
2. 交響的大曲 Op. 17CFF 98〜シャルル=ヴァランタン・アルカンに捧ぐ
3. 前奏曲、フーガと変奏曲 Op.18CFF30b
〜カミーユ・サン=サーンスに捧ぐ
4. パストラール Op.19CFF 99〜アリスティード・カヴァイエ=コルに捧ぐ
5. 祈りOp. 20CFF 100〜フランソワ・ブノワに捧ぐ
6. 終曲 Op. 21CFF 101〜ルイ・ジェームズ・アルフレッド・ルフェビュール=ウェリに捧ぐ
7. 前奏曲、フーガと変奏曲 CFF 30a 〜ハルモニウムとピアノのための
【DISC 4】
大オルガンのための3作品 (1878)
1. 幻想曲 CFF 102
2. カンタービレ CFF 103
3. 英雄的小品 CFF 104
1875-80年に書かれたハルモニウムのための作品
4. 小奉献唱 CFF 38
5. 入場曲 CFF 37
6. 無題のハルモニウム作品 CFF 39
3つのコラール(1890)
7. コラール第1番CFF 105〜ウジェーヌ・ジグーに捧ぐ
8. コラール第2番CFF 106〜オーギュスト・デュランに捧ぐ
9. コラール第3番CFF 107〜オーギュスタ・オルメスに捧ぐ
『オルガニスト 第1巻』 〜歿後刊行されたハルモニウム小品集
10-17. ハ長調とハ短調による7つの小品 CFF 40
【DISC 5】
『オルガニスト 第1巻』 〜歿後刊行されたハルモニウム作品集(続き)
1-8. 変ニ長調と嬰ハ短調による7つの小品 CFF 41
9-16. 二長調と二短調による7つの小品 CFF 42「クリスマスのために」
17-24. 変ホ長調と変ホ短調による7つの小品 CFF 43
25-32. ホ短調とホ長調による7つの小品 CFF 44
33-40. ヘ長調とヘ短調による7つの小品 CFF 45
41-49. 嬰ヘ短調と変ト長調による7つの小品 CFF 46
50-57. ト長調とト短調による7つの小品 CFF 47
58-64. 変イ長調と嬰ト短調による7つの小品 CFF 48
ヨーリス・ヴェルダン(Org)

【DISC 1】
【使用楽器】
アリスティド・カヴァイエ=コル1855年建造
録音:2011年5月、サントメール大聖堂(フランス北部ノール=パ=ド=カレ地方)
【DISC 2】
【使用楽器】
オルガン:
アリスティド・カヴァイエ=コル1855年建造 [1-14]
ハルモニウム:
ドーバン社1862年製作[15-19]
ドーバン社1860年頃製作[20]
アレクサンドル社1865年頃製作[21-22]
ヴィクトール・ミュステール社1891年製作 [23]
録音:2011年5月、サントメール大聖堂(フランス北部ノール=パ=ド=カレ
地方) [1-14]/1999年9月、イェズス会哲学研究所、ヘーフェルレー(ベル
ギー中部)[15-23]
【DISC 3】
【使用楽器】
オルガン:
アリスティド・カヴァイエ=コル1863年建造 [1-5]
アリスティド・カヴァイエ=コル1898年建造 [6]
ハルモニウム:
アレクサンドル社1865年頃製作[7]
ピアノ:
エラール社1850年製作[7]
録音:1998年9月、サンタ・マリア・デル・コロ教会、サン・セバスティアン(スペ
イン北東部バスク地方)[1-5]、サンタ・マリア教会、アスコイティア(スペイン北
東部バスク地方)[6]/1990年2月、フレースハイス博物館、アントウェルペン
[7]
【DISC 4】
【使用楽器】
オルガン:
アリスティド・カヴァイエ=コル1888-90年建造 [1-3,7]
アリスティド・カヴァイエ=コル1898年建造 [8-9]
ハルモニウム:
ドーバン社1860年頃製作 [4]
ドーバン社1862年製作 [5]
カスリエル社1890年頃製作 [6]
アレクサンドル社1865年頃製作 [10-17]
録音:1998年9月、サントゥアン 大修道院、ルーアン(フランス北部ノルマンディ地方)、サンタ・マリ
ア教会、アスコイティア(スペイン北東部バスク地方)[8-9]/1999年9月、イェズス会哲学研究
所、ヘーフェルレー(ベルギー中部)[10-17]
【DISC 5】
【使用楽器】
大型ハルモニウム:
ドーバン社1875年頃製 [1-16,25-32,50-64]
ハルモニウム:
ミュステール社1891年製 [17-24,33-49]
録音:1999年9月、イェズス会哲学研究所、ヘーフェルレー(ベルギー中部)
ヨーリス・ヴェルダン(カヴァイエ=コル・オルガン、ハルモニウム)
ジョス・ファン・インマゼール(エラール・ピアノ)…DISC 3、Track 7
2022年に生誕200周年を迎えたベルギー出身の大作曲家、セザール・フランク。1871年に発足したフランス国民音楽協会の中心人物 の一人として、サン=サーンスやフォーレらと共に「アルス・ガリカ(フランスならではの芸術)」を指針として掲げて活躍、数多くの後進を育てたこ とで知られていますが、その芸術性は彼自身が名手として知られたオルガンのための音楽でも十全に活かされています。ドイツとの国境にも近 いベルギー東部のリエージュで生まれ育ち、フランス音楽の流行とドイツ音楽の伝統の双方に接したオルガニストとして彼が綴った数々の作 品には、作曲家自身とも交流のあった名建造家カヴァイエ=コルによる、19世紀ならではのフランス交響型オルガンの銘器が最適。演奏中 の音量変化操作も可能で多彩な音色変化の妙を描き分けられ、オーケストラにも比し得る豊饒な響きを実現した歴史的銘器の数々と向 き合いながら、フランス近代作品の演奏を得意とするベルギーの名手ヴェルダンは未出版の小品を含めたフランクのオルガン作品全てを録 音。さらに19世紀にはピアノ同様に広く用いられていたハルモニウム(室内向けの足踏みオルガンの一種)のための作品も、曲集としては未完 で終わった晩年の『オルガニスト』まで録音、古楽指揮者として名高いジョス・ファン・インマゼールが弾くフォルテピアノとの共演音源も含め、フ ランクがオルガンとハルモニウムを主役に据えて書いた全ての音楽を精妙な解釈で録音し尽くしています。2枚組アルバム3巻に分かれて発 売されたこれらの音源が、作曲家記念年に5枚組BOXで再登場。安定感とダイナミズムを兼ね備えたオルガン作品群もさることながら、19 世紀製のオリジナル楽器だけを用いて綴られた繊細なハルモニウム作品群の解釈もまた、知らずにいるには惜しい名演の連続となっていま す。ライナーノートには初出時の解説文全てを再掲、オルガンは全て写真も掲載されており、フランクの母国ベルギーのレーベルらしい仕上が りも嬉しいところです。

RAMEE
RAM-2101(1CD)
ダルシマーとオルガンで弾くバッハ
バッハ:ヴァイオリンとオブリガート・チェンバロのためのソナタ ト長調 BWV 1019
ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ホ短調 BWV 1023
サラバンド ハ長調 〜無伴奏チェロ組曲第3番 BWV 1009より
プレリュード ハ長調〜無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 BWV 1006より(原曲:ホ長調)
ヴァイオリンとオブリガート・チェンバロのためのソナタ イ長調 BWV 1015
プレリュード ニ長調〜無伴奏チェロ組曲 第1番 BWV 1007より(原曲:ト長調)
ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ト長調 BWV 1021
※全てダルシマーと教会オルガンによる演奏
ラ・ジョイア・アルモニカ
マルギット・ユーベルラッカー(テナー・ダルシマー/アルフレート・ピヒルマイアー1997年製)

ユルゲン・バンホルツァー(オルガン/ゲラルト・ヴェール1990年建造、バート・ベルカ聖母教会のH.N.トレープス1742年頃建造楽器による)

録音:2021年2月8-11日バート・ホンブルク救世主教会(ドイツ中部ヘッセン州)
響箱の上に張り巡らされた弦を撥で叩いて音を出す楽器ダルシマー。ハンガリーやペルシャの伝統音楽での使用例が有名ですが、この種の 楽器はバロック期の宮廷音楽でも使われ、ドイツ語圏でのフォルテピアノ誕生にも影響を与えたことが知られています。現代の名手マルギッ ト・ユーベルラッカーは異能の古楽器集団ラルペッジャータの常駐メンバーとして活躍する傍ら、古楽器鍵盤奏者ユルゲン・バンホルツァーと組 んでラ・ジョイア・アルモニカ名義でもRameeから多数の録音をリリース。今回は満を持してのバッハ・アルバムです。表題に掲げられた名は、 常人離れした腕前でドレスデン宮廷から厚遇されていたダルシマー奏者パンタレオン・ヘーベンシュトライト(1668-1750)。自らの名にちなん でパンタレオンと名付けた独特のダルシマーを開発、演奏の巧みさでは彼の雇用主だった芸術愛好家ザクセン選帝侯=ポーランド王のみな らず、クーナウやテレマンやマッテゾンら大物作曲家たち、オルガン建造家G.ジルバーマンなど音楽関係者からも大いに注目されていました。 ヘーベンシュトライト自身ヴァイオリン奏者としても一流だったことから、本盤ではバッハ自家薬籠中の楽器である教会のオルガンとダルシマー の二重奏で弦楽向け作品を演奏。緩徐楽章の旋律を歌うかそけき弱音からアレグロの煌びやかなパッセージまで、フォルテピアノや、どこか ハープにも通じるダルシマーの美音は、バッハが知っていたモデルの教会オルガンと意外な相性で響き合い、分散和音などを通じて作品その ものの思わぬ側面を浮かび上がらせます。Rameeレーベルならではの、古楽器それぞれの響きを的確に捉えた自然なエンジニアリングも好 感度大。

Omnia Artists Productions
RMSL-08(1CD)
ハイドンとドビュッシー
ハイドン:ピアノ・ソナタ第50番ハ長調 Hob XVI:50
 ピアノ・ソナタ第32番ロ短調 Hob XVI:32
ドビュッシー:ラモーを讃えて〜映像第1集より
 ベルガマスク組曲
オルハン・メメッド(P/YAMAHA CFX)

録音:2021年8月2&3日/ロード・スタジオ(ローマ)
アメリカ生まれで現在はローマを拠点に活躍するチェンバリスト、ピアニストのオルハン・メメッド。これまでにバッハ、スカルラッティなどをリリースしてき ましたが、今回はハイドンとドビュッシーを取り上げました。
メメッドの魅力といえば楽曲ごとに味わい深いアーティキュレーションで弾きわけること。ハイドンのソナタでは第50番 ハ長調と第32番ロ短調の2篇を香り 高い美演を聴かせます。一方ドビュッシーでは「ラモーを讃えて」とベルガマスク組曲を録音。ハイドン歿後100年を記念して書いたドビュッシーの「ハイドンを讃 えて」ではなくあえて「ラモーを讃えて」を選曲。メメッドは「このゆったりとした舞曲を通じ夢のような内省の世界へと誘ってくれる」と語っています。そして最後 にはベルガマスク組曲を演奏。名曲「月の光」ではコロナ禍に自問自答するメメッドの心の叫びと聴き手に美しい音楽を届けたいという思いが強く込められており ます。 (Ki)

King International
KKC-089(1CD)
税込定価
HARUNA HIRAO PIANO COSMOS in 2021
(1)平尾貴四男:ピアノのためのソナチネ(1951)
(2)ラザール・レヴィ:子守唄
(3)モーツァルト:幻想曲ニ短調 K.397
(4)同:ロンド ニ長調 K.485
(5)同:ロンド イ短調 K.511
(6)ハイドン:ピアノ・ソナタ ヘ短調(小ディヴェルティメント、変奏曲)Hob. XVIIの6
(7)サティ:ジムノペディ第1番
(8)同:3つのグノッシエンヌ
(9)プーランク:アルバムの綴り
(10)プーランク:即興曲第13番/第14番/第15番「エディット・ピアフを讃えて」
平尾はるな(P)ベーゼンドルファー・インペリアル使用

録音:2021年6月24日/東京文化会館小ホール(セッション)(3)(4)(5)
2021年5月30日/東京文化会館小ホール(ライブ)(1)(2)(6)-(10)
2022年に80歳を迎え、円熟の至芸を聴かせてくれる平尾はるな。日本の最新ピアノ曲を熱心にとりあげ紹介につとめていました。7歳より安川加壽子女史のもとでレヴィ流のピアノ奏法を伝授され、パリ音楽院でジョゼフ・ベンヴェヌッティに薫陶を受けただけに、今日貴重となった薫り高い純フランスの奏法を聴かせてくれます。
ここでは父・平尾貴四男晩年の秘曲「ソナチネ」と恩師レヴィの作曲という、ともに縁の深い楽曲から始まり、自在なモーツァルト、平和への祈りを込めたハイドン、そしてサティ、プーランクまで、いずれも明快で透明な作品ばかりでパワーを与えてくれるかのよう。
2021年ベーゼンドルファー公認アーティストになった平尾はるなが愛する銘器、「ベーゼンドルファー・インペリアル」で奏でるフランス・ピアニズムの伝統をご堪能ください。 (Ki)

Hortus
HORTUS-208(1CD)
「遍歴」
バッハ:カプリッチョ「最愛の兄の旅立ちに寄せて」変ロ長調 BWV992
15のシンフォニア BWV787-801
アダージョ ト長調 BWV968
幻想曲とフーガ ニ短調 BWV906
前奏曲、フーガとアレグロ BWV998
ディミトリ・マリニャン(P/クリス・マーネ製作の平行弦ピアノ)

録音:2021年/フランス
俊英ディミトリ・マリニャンがオール・バッハ・プログラムに挑戦しました!1998年ルーマニア出身の両親のもとパリで生まれたマリニャンはパリ・エコール・ノ ルマル音楽院でリュドミラ・ベルリンスカヤに師事。テルエル・ピアノ・コンクール第1位(2011年)、クロード・ボネトン国際ピアノ・コンクール第1位(2014年) などの受賞歴を誇り、2021年に開かれたモントリオール国際音楽コンクールでは第3位受賞及び聴衆賞、バッハ賞を受賞している若手実力派です。
当アルバムでは「最愛の兄の旅立ちに寄せて」から、未完のフーガまで、ワイマール時代の宮廷室内楽奏者としての若きバッハの作品からライプツィヒ時代のカン トールの職に就いた時期の作品まで聴き手をバッハ鍵盤作品の“巡礼の旅”に誘います。
ピアノはベルギーのピアノ製作者クリス・マーネの平行弦ピアノを使用。このピアノは2013年ダニエル・バレンボイムの依頼により製作された楽器で、その特徴 は一般的なグランドピアノのように弦が交差して張られておらず、チェンバロやフォルテピアノのようにすべての弦が平行に張られています。これにより音量はもち ろんのこと、細かなニュアンスの表現、そして弾き心地の良さを兼ね備えております。このグランドピアノは2015年にバレンボイムによる演奏でお披露目され、以 後ピエール=ローラン・エマールやエマニュエル・アックスなど世界的なピアニストにも認められた楽器として注目され、マルティン・ヘルムヒェンがフランク・ペー ター・ツィンマーマンと録音したベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全曲録音でも使用されております。

MIRARE
MIR-596(1CD)
リスト:超絶技巧練習曲 S.139 ガブリエル・スターン(P)

録音:2021年5月14-17日、スイス
ヴィルサラーゼも「その比類なき芸術的献身が、彼にしか表現しえない世界を実現させている」と手放しで絶賛する逸材ピアニスト、ガブリエル・スターン。 1992年生まれ、スイスの音楽院でセドリック・ペシャのもとで学んだのち、ヴィルサラーゼのもとでさらなる研鑽を積みました。さらに、カサール、ルイサダ、リフ シッツ、ジャック・ルヴィエらにも薫陶を受けています。「リストの再来」を思わせるそのテクニックと、知的で見通しのよい音楽づくりは世界から高い評価を受けて います。
リストはその超絶技巧練習曲によって、ピアノのヴィルトゥオジティを、過去のものとは比べられないくらい、そして現代でも超えられないものへと一気に高めま した。これらの曲に取り組むのは、まず技術がないと歯が立ちませんが、さらにリストが盛り込んだ詩情や風景、文学的背景への理解が奏者には求められます。つ まりは超難曲。
とにかく第1曲の前奏曲のひとつめの音から、スターンがとてつもないピアニストであることがはっきりとわかります。壮大な宇宙が広がります。リストの再来を 思わせるよう。テクニックには充分余裕があり、さらに音楽も素晴らしい!ガブリエル・スターン、おそるべき注目ピアニストです! (Ki)

PAN CLASSICS
PC-10434(1CD)
バッハ再考 〜無伴奏ヴァイオリンによるゴルトベルク
バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988
(ホルヘ・ヒメネス編、ヴァイオリン独奏版)
ホルヘ・ヒメネス(Vn;1680年フランチェスコ・ルッジェーリ製)

録音:2019年11月24‐26日/バルセロナ、ビラノバ・イ・ラ・ヘルトル、エドゥアルド・トルドラ公会堂
1996年にグレン・グールドの弾く「ゴルトベルク」を聴いて以来、その音楽が心をとらえて離さないというホルヘ・ヒメネス。ヴァイオリニストとして6曲の無 伴奏作品などに対峙するうちに、このバロック時代の最も複雑な鍵盤作品のひとつを無伴奏ヴァイオリンのために編曲することを決意。「ヴェルサイユ宮殿の家具 をすべて小さな部屋に収めようとするようなもの。ベストなものを選び、小さな部屋に大きな部屋の雰囲気を残すようにしなければならない」と語るヒメネス。曲 を熟知し、楽器の可能性をすべて出し切って実現された、大きな夢。実に挑戦的な1枚に仕上がりました。 (Ki)

BIS
BISSA-2416(1SACD)
ヴァイオリンまたはヴィオラのための無伴奏作品
(1)バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Sz.117
(2)リゲティ:無伴奏ヴィオラ・ソナタ(1991-94)
(3)ヴェレシュ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ(1935)
(4)エトヴェシュ:「属七の和音への冒険」〜無伴奏ヴァイオリンのための(2019)【世界初録音】
ヌリット・スターク((1)(3)(4)ヴァイオリン:ピエトロ・グァルネリ(1710年)&弓:アルバート・ニュルンベルガー、
(2)ヴィオラ:アルフレッド・ライヒト& 弓:プロスパ ー・コーラ )

録音:2019年1月23-25日、2021年10月12&13日アンドレーアス教会、ヴァンゼー(ベルリン)
ハンガリーの4人の作曲家バルトーク、リゲティ、ヴェレシュ、エトヴェシュによるヴァイオリンまたはヴィオラのための独奏作品をヌリット・ スタークが録音しました。バルトークはヴェレシュの師であり、ヴェレスはリゲティの師でした。またリゲティはエトヴェシュの直接の師ではありませんが、リゲティの 助言によりエトヴェシュがブダペストのリスト音楽院に入学することができました。西洋音楽の伝統と東欧を中心とした民族音楽が融合した彼らの音楽は有機的な つながりを持ちながらも独自のスタイルを築いていております。
イスラエル生まれのスタークはジュリアード音楽院でロバート・マンに師事。さらにケルン音楽大学でアルバン・ベルク四重奏団にも師事したのち、いくつものコ ンクールで優秀な成績を収めています。Clavesレーベルよりブロッホ(50-1705)、ブゾーニ&エネスコ(50-2811【廃盤】)、シューマン(50-1502)など をリリース。またBISレーベルからはクルターグの「カフカ断章」(BIS SA-2175)をリリースしています。 (Ki)

RAVO RECORDS
BRAVO-10004(1CD)
税込定価
ザ・ライブ I / 田尻洋一
ベートーヴェン(田尻洋一編):交響曲第2番ニ長調 Op.36
 交響曲第7番イ長調 Op.92*
田尻洋一(P)

ライブ録音:2012年5月19日いたみホール
2012年2月26日伊丹アイフォニックホール *
桐朋学園大学卒業後、イディル・ビレット女史の唯一の弟子として研鑽を積んだ田尻洋一。1996年から、作曲家ごとの全曲演奏というユニークなスタイルで 活動を開始、2000年以降は、管弦楽曲を自身で編曲したソロを次々とプログラムに取り入れ、通常のピアノ演奏会の枠を大きく超えた新たなジャンルを確立し ています。
今回リリースするベートーヴェンの交響曲第2番と第7番は、2012年に開かれた田尻洋一ベートーヴェン交響曲連続演奏会におけるライブ録音で、第2番 は初出、第7番は2020年にOTTAVA RECORDSからリリースされたもの(OTTAVA-10004/廃盤)と同一音源です。今回のリイシューに向けて、レコー ディング・エンジニアとして名高い藤田厚生氏が入念にリマスタリング、初リリースのときに入っていた不要な会場ノイズなどを出来る限り取り除きました。
田尻洋一は、ライナーノートの中で、第7番の演奏について次のように語っています。『(前略)そのような魂の鼓動をベートーヴェンが表現すると、まるで地 球が地響きをたてて踊り狂うような、強力なエネルギーを感じさせる音楽になります。とてつもない熱量を放出する作品で、演奏していても、どんどんエネルギー が 湧 き 出 し て く る 感 覚 が あ り ま す( 後 略 )』。
2000年からプログラムに取り入れた管弦楽曲のオリジナル・ソロ編曲のジャンルでは、2012年にベートーヴェンの全交響曲、19年にはブラームスの全交 響曲、ほかに、「未完成」「新世界」「悲愴」「プラハ」などの交響曲をはじめ、ベートーヴェンの「皇帝」をはじめ、モーツァルト、シューマン、ブラームス、ショ パン、グリーグ、サン=サーンスなどのピアノ協奏曲のソロ編曲版を演奏しています。
ソロをはじめ、室内楽アンサンブル、オーケストラなどへの客演も数多く、日本各地での演奏会は2000回を超える数となり、2010年はアメリカ、2011 年からは毎年2回のペースで欧州リサイタル公演を継続しており、2014年には日本スイス国交樹立150年記念リサイタルに招聘されています。
国際的な活動が認められ、スタインウェイ・ハンブルク本社からスタインウェイ・アーティストの称号を与えられました。 (Ki)

オクタヴィア
OVCT-00198(1SACD)
税込定価
2022年4月20日発売
小野寺拓真〜始動!
メトネル:4つのおとぎ話 作品26より No.3 ヘ短調
 2つのおとぎ話 作品20より No.1変ロ短調/No.2 ロ短調「鐘」
 6つのおとぎ話 作品51より No.6ト長調
ストラヴィンスキー:4つの練習曲 作品7
組曲「火の鳥」 (G.アゴスティによるピアノ独奏版)
 1.カスチェイ王の魔の踊り 2.子守歌 3.終曲
グリンカ:ひばり (バラキレフによるピアノ編曲版)
バラキレフ:イスラメイ(東洋風幻想曲)
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ 第2番変ロ短調 作品36
小野寺拓真(P)

録音:2021年11月24-26日高崎芸術劇場
若き才能から溢れるピアニズム、とても10代とは信じがたい唯一無二の音楽を持つ逸材、これは天性と いうものなのかもしれない…。弱冠16歳の新鋭ピアニスト小野寺拓真の飽くなき挑戦がついに始動! デビューCDとなる当盤では、ともにロシアの地で同時代を生きた4人の作曲家に焦点を当てたプログラム を収録。純粋に音楽と向き合い、身体全体で魅せる彼の音楽は、聴く者を惹きつけ、既に国内外から 多くの称賛を得ています。新たなるステージへ、次への期待を抱かせる新星に大注目です。(オクタヴィア)
オクタヴィア
OVCT-00195(1SACD)
税込定価
2022年4月20日発売
レ・ダンス・フランセーズ 〜フランスピアノ作品集
ドビュッシー:ベルガマスク組曲
 牧神の午後への前奏曲[編曲:レオナール・ボルヴィック]
デュカス:牧神のはかなき嘆き
ラヴェル:クープランの墓
 亡き王女のためのパヴァーヌ
サティ:ジムノペディ 第1番
 グノシエンヌ 第1番/ワルツ=バレエ 作品62
プーランク:フランス組曲 第5曲 シャンパーニュのブランル
望月優芽子(P)

録音:2021年9月27-29日 静岡・浜松市天竜壬生ホール
フランス在住のピアニスト望月優芽子によるトリトン・レーベル第1弾は、自身が好きなバレエ= 舞踏をテーマに、フランスを代表する作曲家のピアノ曲を集めました。 恩師ブルーノ・リグットが「聴いてる人に様々な景色、色彩、そして古き良き日の想い出の香りへ いざなうかのよう」と語る望月の演奏には、長年のフランス生活で培われた軽妙なエスプリと美し い気品があふれています。水彩画のような色彩豊かな音楽をお楽しみください。(オクタヴィア)
オクタヴィア
TACD-00158(1CD)
税込定価
2022年4月20日発売
松本和将/ライヴシリーズ9
ラヴェル:水の戯れ
 夜のガスパール
 亡き王女のためのパヴァーヌ
フランク:プレリュード,コラールとフーガ
ラモー:ガヴォットと6つのドゥーブル
松本 和将(P)

録音:2019年11月24日東京文化会館小ホール・ライブ
第9弾はフランス物。ドイツ物の印象の強い松本であるがラヴェル:夜のガスパール、フランクなど に並々ならぬこだわりがあるようで、卓越した構造把握とイメージ作りで独自の世界観を築いて います。

Goodies
78CDR-3867(1CDR)
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第5番ト長調 K.283
ピアノ・ソナタ第18番ニ長調 K.576
クラウディオ・アラウ(P)

加 VICTOR 18279/81
1941年2月20-27日ニューヨーク、VICTOR Studios - Studio No.2録音
クラウディオ・アラウ(1903-1991)は南米チリ出身のピアニスト。1911年チリ政府 の援助でドイツに留学。ベルリンのシュテルン音楽院で大作曲家でピアニストのフ ランツ・リストの最後の弟子だったマルティン・クラウゼ(1853-1911) に師事した。1914年ベルリン・デビュー。1925年母校シュテルン音楽院の教授に就 任した。1935年からベルリンでバッハとモーツァルトのクラヴィーア曲全曲演奏会 を開いた。1941年にカーネギー・ホールにデビュー。本拠をアメリカに移し、 VICTORに録音を始めた。これはその最初期のもの。その後アメリカCOLUMBIA(1940- 1950)、英EMI(1950年代)、オランダPHILIPS CLASSICS(1960年代-1980年代)に多く の録音を残した。Track(5)で終結部が音の途中で切れているのは原盤通り。演奏時 間が規定より長かったため録音エンジニアが最終音の途中でリードアウトを作成し たため。(グッディーズ)

Grand Piano
GP-772(1CD)
NX-B03
ポンセ:ピアノ作品全集 第3集
1. モシェレスの練習曲(1906)
12の演奏会用練習曲より
2. 第1番悲劇的な前奏曲
3. 第3番頂上に向かって
4. 第6番春の心(1899)
5. 第7番青春
6. 第8番勇敢な前奏曲
7. 第10番ハラベ
8. 第12番微笑み
20のやさしい小品(1939)
9. No. 1. Cancion de los tamales タマーレスの歌
10. No. 2. Danza yaqui ヤキの踊り
11. No. 3. Los xtoles チトーレス(マヤの歌)
12. No. 4. Danza de la Lluvia 雨の踊り
13. No. 5. Cancion de la Lluvia 雨の歌
14. No. 6. Danza de los tecuanes ジャガー・ダンス
15. No. 7. Cancion campesina 農民の歌
16. No. 8. Cielito lindo シエリト・リンド
17. No. 9. Las mananitas ラス・ マニャニータス
18. No. 10. Yo no se que decir 言葉にならない
19. No. 11. La pasadita ラ・パサディタ
20. No. 12. La sandunga ラ・サンドゥンガ
21. No. 13. Ven, !Oh, Luna! 月よ、出でよ!
22. No. 14. Homenaje a Villanueva ビジャヌエバを讃えて
23. No. 15. Arrullo popular 子守歌
24. No. 16. La posada ポサーダ
25. No. 17. La revolucion 革命
26. No. 18. La cucaracha ラ・クカラーチャ
27. No. 19. Primavera 春
28. No. 20. La patria 祖国
29. 夕べの歌(1909) - ピアノのために…世界初録音
30. 5月(1903)
31. マズルカ第19番嬰ハ短調(1917頃)
32. マズルカ第23(20)番イ短調(1917頃)
33. ベルサグリエリ(1903)
アルバロ・センドージャ
(P…ベーゼンドルファー、コンサート・グランド 280VC)
録音:2021年10月1-3日
Musikene Auditorium, San Sebastian(スペイン)
メキシコ近代を代表する作曲家マヌエル・ポンセ。彼の作風は後期ロマン派風の作曲様式と新古典主義の中間に位置しています。日本では、ハイフェッツ が編曲した歌曲「エストレリータ(小さな星)」や、いくつかのギター曲が良く知られていて、どちらかといえば「ギターの作曲家」として位置づけられていますが、 実は彼自身が優れたピアニストであり、その作品にもピアノ曲がかなりの割合を占めています。全8巻が予定されるポンセのピアノ作品全集、この第3集に は、ピアニストとして自身の技巧を誇示するための「演奏会用練習曲」など超絶技巧を駆使した若い頃の作品、メキシコの民謡や踊りなど伝統的な旋律を 独創的なピアニズムで翻案した壮年期の作品、そして「夕べの歌」や「5月」「マズルカ」などロマンティシズム溢れる個性的な作品が収録されており、これらに はポンセの3つの側面が表れていると言えるでしょう。まばゆいばかりの「ペルサグリエリ」も聴きものです。
Grand Piano
GP-907(1CD)
NX-B3
セリム・パルムグレン(1878-1951):ピアノ作品全集 第4集
春の小川のざわめき SP343(1921もしくはそれ以前)
愛のワルツ SP325(1920もしくはそれ以前)
3つの夜想的情景 Op. 72(1921)*
3つの幻想曲 Op. 82(1924)
三部作 Op. 81(1923)
新しいピアノ・スケッチ Op. 87(1927-28)
小さなロマンス SP219(1936もしくはそれ以前)
祝祭 SP118(1936もしくはそれ以前)
深刻な出来事(1936もしくはそれ以前)
憧れのワルツとその他のピアノ小品 Op. 49(1915もしくはそれ以前)
春の歌 Op. 76No. 1(1921-22)
練習曲 変イ長調 Op. 76No. 2(1921-22)
子守歌 Op. 76No. 3(1921-22)
練習曲 イ短調 Op. 76No. 4(1921-22)
矛盾 Op. 76No. 5(1921-22)
風車 Op. 76No. 6(1921-22)
ヨウニ・ソメロ(P…Steinway & Sons, Model D)

録音:2021年6月7-8日
*以外=世界初録音
ブゾーニに師事し、圧倒的なテクニックを身につけたセリム・パルムグレンは、その後、北欧を代表する作曲家・ピアニストになりました。20世紀ピアノ音楽界 に大きな足跡を残したパルムグレンですが、その作品の演奏機会は比較的少なく、このピアノ作品全集第4集に収録されている多くの作品も「3つの夜想 的情景」以外はすべて世界初録音です。印象派とロマン派の要素を併せ持つ「3部作」や、1921年から26年まで滞在したアメリカでの充実した生活から 生まれた、ジャズの影響を受けた「3つの幻想曲」、そして彼の作品の特徴ともいえるスカンジナビア民謡を取り入れた美しい旋律も随所で聴かれます。 ヨウニ・ソメロは現代フィンランドで最も活躍するピアニストの一人。ジョルジュ・シフラとマイケル・ポンティに師事、技巧的な作品を中心とする幅広いレパート リーを持ち、様々なレーベルで100枚を超えるレコーディングを行っています。
Grand Piano
GP-899X(6CD)
NX-F01
ピアニスト=コンポーザーの黄金時代
【CD1】
アドルフ・フォン・ヘンゼルト(1814-1889): ピアノ作品集
子守歌 Op.45
小さなロマンス…世界初録音
10の小品 Op.13-2練習曲「ラ・ゴンドラ」
2つの夜想曲 Op.6-1「幸福の痛み」
12の性格的練習曲 Op.2-6嬰へ短調「もしも私が鳥だったら」
12の性格的練習曲 Op.2-3ロ短調「私の願いを聞いてください」
12の性格的練習曲 Op.2-4変ロ長調「愛の残り」
メランコリックなワルツ Op.36
2つの小さなワルツ Op.28
J・シュトラウス1世:ワルツ(A.ヘンゼルトによるピアノ編)
ダルゴムイシスキー:6つのロシアのロマンス - 第6番ニ短調(A.ヘンゼルト編)…世界初録音
12のサロン風練習曲 Op.5-3イ短調「魔女の踊り」
12のサロン風練習曲 Op.5-9イ長調
12の性格的練習曲 Op.2-2変ニ長調
「私のことを少しでも想ってください、私はいつも貴方のことを想っています!」
12のサロン風練習曲 Op.5-6変イ長調「嵐の後の感謝の歌」
回想と友情 Op.4-1「狂詩曲」
ウェーバー:舞踏への勧誘(A.ヘンゼルトによるピアノ編)…世界初録音
【CD2】
イグナーツ・フリードマン:オリジナル・ピアノ作品集
エドゥアルド・ゲルトナーのモティーフによる
6つのウィーン風舞曲(1916)
4つの小品 Op. 27(1908)
Strophes 詩 Op. 71(1917)
Stimmungen 気分 Op. 79(1918)
4つの前奏曲 Op. 61(1915)
【CD3】
ヨーゼフ・ホフマン(1876-1957):ピアノ作品集
性格的描写集 Op. 40(1908)
左手のための練習曲 ハ長調 Op. 32
2つのマズルカ Op. 16- 第1番イ短調
ピアノ・ソナタ ヘ長調 Op. 21
マズルカ ロ短調(1886)
マズルカ ニ短調(1886)
主題と変奏、フーガ Op. 14(1892)
【CD4】
アルフレッド・コルトー(1877-1962):ピアノのための編曲集
フォーレ:組曲「ドリー」Op. 56
バッハ:トッカータとフーガ ニ短調 BWV565
ブラームス:5つのリート Op49-4「子守歌」
.バッハ:ピアノ協奏曲 ヘ短調 BWV 1056第2楽章 ラルゴ
ショパン:チェロ・ソナタ ト短調 Op.65第3楽章 ラルゴ
シューベルト:野ばら D257
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
全てアルフレッド・コルトーによるピアノ独奏編曲版
【CD5】
セリム・パルムグレン(1878-1951):ピアノ作品全集より第2集
演奏会用練習曲 ハ長調 SP142(1906)…世界初録音
ピアノのための2つのコントラスト(1899)
西フィンランド風ワルツ SP326…世界初録音
春霞 SP136(1940年もしくはそれ以前) …世界初録音
3つのピアノ小品 Op. 32(1912年もしくはそれ以前) …世界初録音
3つの前奏曲 Op. 84(1927-28)
24の前奏曲 Op.17(1907)
【CD6】
ニコライ・メトネル:ピアノ・ソナタ全集より第1集
ソナチネ ト短調
ピアノ・ソナタ ヘ短調 Op. 5
忘れられた調べ 第1集 Op. 38- 第1曲 回想ソナタ
【CD1】
GP661セルジオ・ガッロ(P)
録音:2014年8月5-8日

【CD2】…GP711
ヨーゼフ・バノヴェツ(P)
録音:2012年1月16-20日

【CD3】…GP675
アルテム・ヤスシンスキイー(P)
録音:2014年3月1-3日

【CD4】…GP641
ユエ・ヘ (P)
録音:2012年10月27-28日

【CD5】…GP868
ヨウニ・ソメロ(P)
録音:2020年2月4-5日

【CD6】…GP617
ポール・スチュワート(P)
録音:2011年12月20-23日
19世紀から20世紀前半にかけて“ピアニスト=作曲家の黄金時代”と言われます。ピアニストは個性を際 立たせ、磨き上げた「名人芸」を競い合ったのです。「名人芸」といっても技巧的な華麗さだけではなく、語り 口の妙、祖国へのこだわりなど、様々な“芸”で聴衆の心を掴みに行きました。そのための大切なツールが得 意なピアノ奏法を活かした自作&自編曲でした。異様に広がる特異な手で弾くための可憐な難曲を書い たヘンゼルト、蕩けるように甘い和声で飾られた優雅な小品を量産したフリードマン(op.27-1は好例)、ピ アノの美を知り尽くした繊細な書法が光るホフマン(特にop.40)、フランクのヴァイオリン・ソナタのピアノ・ソロ 用編曲に代表されるコルトーの編曲魔術、冷涼なフィンランドの情緒を暖かな視線で300曲以上のピアノ 作品で描いたパルムグレンなど、このBOXはそんな音楽のショーケースです。 ――吉池拓男(監修)

MClassics
MYCL-00021(2SACD)
税込定価
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ(全曲) 戸田弥生(Vn)

録音:2021年5月7-8、26-27日、6月15-16日神奈川県、相模湖交流センター ラックスマンホール「DXD352.8kHz録音」
1993年エリーザベト王妃国際コンクール優勝以来、日本を代表するヴァイオ リニストとして活躍する戸田弥生が、20年ぶりに「バッハ:無伴奏ヴァイオ リン・ソナタ&パルティータ」を再録音しました。圧倒的な高い集中力と情熱溢 れる演奏で聴く者を魅了する戸田弥生の真骨頂が、このバッハ演奏です。戸 田が奏でる名器「グァルネリ・デル・ジェス」(1728年製)は、バッハがこの曲 を作曲した頃のもの。その楽器を使い、戸田は甘く美しい繊細な音色から血 が出るかのようなほとばしるエナジーまで表現していきます。ヴァイオリンと戸田が 一体化し、再現させるバッハの完全なる創造美。偉大なる作品に正面から向 かい、敬虔に全身全霊で奏でる戸田弥生のバッハをお聴き下さい。

FUGA LIBERA
FUG-777(5CD)
NX-E07
ストラヴィンスキー:ピアノ独奏のための作品と編曲
【DISC 1】
1. バレエ『狐』 より I. 行進曲 (1916) *
2-9. 5本の指で (1921)
10-13. 4つの練習曲 Op. 7(1908)
14-16. 『ペトルーシュカ』からの3楽章 (1921)
17. タンゴ (1940)
18. 『猫の子守唄』 より IV. 「猫ちゃん、猫ちゃん」 (1915-16/1940) *
19-27. 組曲『兵士の物語』 (1918)
 19. I. 兵士の行進曲 *
 20. II. 兵士のヴァイオリン
 21. III. パストラール (ヴォーカル・スコア より) *
 22. IV. 王の行進曲
 23. V. 小さなコンサート *
 24. VI. 3つの舞曲(タンゴ/ワルツ/ラグタイム) *
 25. VII. 悪魔の踊り *
 26. VIII. コラール *
 27. IX. 悪魔の勝利の行進曲 *
【DISC 2】
1-3. 交響詩『ナイチンゲールの歌』 (1916-17/1927)
4-22. バレエ『火の鳥』 (1910)
【DISC 3】
1-12. バレエ『プルチネッラ』 (1919-20) より、12の楽章 (1920)
 1. I. 序曲 *
 2. II. スケルツィーノ
 3. III. Allegro *
 4. IV. Andantino *
 5. V. Allegro *
 6. VI. Allegro assai *
 7. VII. Allegro alla breve *
 8. VIII. タランテッラ Allegro moderato, mezzo-forte e staccato *
 9. IX. トッカータ Allegro *
 10. X. ガヴォットと2つの変奏曲
 11. XI. デュエット Vivo
 12. XII. フィナーレ Allegro assai *
13. ジャズ・アンサンブルのための前奏曲 (1937) *
14. タランテッラ (1898) *
15. スケルツォ (1902)
16-17. 3つのやさしい小品 (1914-15) より
 16. II. ワルツ
 17. III. ポルカ
18. ドイツ人の行進曲の思い出 (1915)
19. 歌劇「マヴラ」 より 序曲 (1922) *
20. サーカス・ポルカ (1942)
21. 子供のためのワルツ (1917)
22. 11楽器のためのラグタイム (1917-18)
23. ムソルグスキー「ボリス・ゴドゥノフ」プロローグの合唱 (1918)
24. 管楽器のためのシンフォニーからの断章 (1920)
25. ピアノ・ラグ・ミュージック (1918-19)
26-29. イ調のセレナーデ (1925)
【DISC 4】
1-3. ピアノ・ソナタ (1924)
4-5. ソナタのための2つのスケッチ (1966)
6-9. ピアノ・ソナタ 嬰ヘ短調 (1903-04)
10-19. バレエ『ミューズを率いるアポロ』 (1927-28)
【DISC 5】
1-3. バレエ『カルタ遊び』 (1936) *
4-13. バレエ『妖精の口づけ』 (1928) *
編曲は全て作曲者による
ヴィクトル・ポポフ・アカデミー・オブ・コーラル・アート・モスクワ
アレクセイ・ズーエフ (P)

録音:2020年9月-2021年8月
*…世界初録音
1982年サンクトペテルブルク生まれ、アレクセイ・リュビモフ門下の俊英アレクセイ・ズーエフによる、ストラヴィンスキーのピアノ独奏作品全集。16歳のストラヴィ ンスキーが未完で残した「タランテッラ」をズーエフが補完して収録しているほか、『兵士の物語』組曲ではピアノ編曲時に省かれた「パストラール」を全曲版の ヴォーカル(語り手)スコアから収録するなど、多くの世界初録音を実現しています。4手のために書かれた『3つのやさしい小品』には特に言及がありませんが、 一人で演奏可能な(第1曲行進曲を除く)2曲をソロで収録した模様です。1999年プロコフィエフ国際コンクール第2位(1位なし)などの入賞歴を誇るズーエ フの目の覚めるようなテクニックと、祖国の大作曲家への思いを見事に昇華したダイナミックな演奏も大きな聴きどころです。

BRIDGE
BCD-9567(1CD)
ウェンツェル・トマス・マティーカ(1773-1830):6つのギター・ソナタOp.31
第1 番ハ長調、第2 番イ短調、第3 番ト長調 、第4 番ホ短調、第5 番ニ長調、第6 番ロ短調
デイヴィッド・スタロビン(G)

録音:2019年10月ニューヨーク
トマス・マティーカはチェコの作曲家、ギタリスト。プラハで学んだ後、20 代前半にウィーンに 移住、ベートーヴェンの元スポンサーであったキンスキー伯爵の協力を得てギタリスト、作曲家 として活動した。ギター曲のみならず多くの室内楽、宗教楽曲を作曲したが今日、演奏される 作品は多くない。この作品集は彼の代表作でギタリストの間ではよく知られている名作。古典 派から前期ロマン派の様式で書かれた端正な音楽。

QUERSTAND
VKJK-2102(1CD)
「精神の時」
ヘンツェ:ルーシー・エスコット変奏曲
エネスコ:ピアノ・ソナタ第1 番嬰ヘ短調 Op.24-1
ブゾーニ:前奏曲第1 番ハ長調 Op.37/BV181-1
リスト(ブゾーニ編):マイヤベーア「預言者」のコラール「私たちに、解放の波に」に基づく幻想曲とフーガ
ハンネス・ポーリット(P)

録音:2021 年1 月4-6 日 ドイツ ライプツィヒ
ドイツの中堅ピアニスト、作曲家、ハンネス・ポーリットによる意欲的な CD。ハンネス・ ポーリットは1976 年、ハイデルベルクの生まれのポーランド系ドイツ人。6 歳からピアノを 習い、また 14 歳の時に書いた最初の作品が賞を獲るほど作曲にも打ち込んでいます。演 奏活動の他、近年は教師、指導者としても活躍しています。 ヘンツェのルーシー・エスコット変奏曲は、19世紀のプリマドンナで米国人として初めて 欧州で高い名声を築いた歌手、ルーシー・エスコット(1829―1895 )をイメージして書か れた曲。彼女の得意としたベッリーニの「夢遊病の女」の音楽が引用されています。リストの 幻想曲とフーガは、マイヤベーアの「預言者」(1849年初演)の中で再洗礼派が歌う不気 味なコラール「私たちに、解放の波に Ad nos, ad salutarem undam」(つまり純粋な宗教 的コラールではない)を基に書いたオルガン曲をブゾーニが独奏ピアノ用に編曲したも の。30分かかる大作ながら元がオルガン曲のためにあまり知られていないのだが、しか しブゾーニの編曲も素晴らしく、リスト・マニアが大喜びする難曲です。

CEMBAL D’AMOUR
CEMBCD-201(1CD)
モルデカイ・シェホリ/埋もれた名曲を弾く 第1集
エドゥアール・ウォルフ(1816-1880): ショパンを讃えて 夢想=夜想曲 嬰ヘ長調 Op.169
一粒の涙 シギスモント・タールベルクの墓の上で Op.300
ドルドラ:愛の夢想 ハ長調/思い出 ニ長調
A.ルビンシテイン:練習曲 変ニ長調 Op.1 「オンディーヌ」/「カーメンヌイ島」 Op.10―第22 番嬰ヘ長調
グリンカ:舟歌 ト長調
グラズノフ:練習曲(ハ長調 Op.31-1/ホ短調 Op.31-2/ホ長調 Op.31-3 「夜」)
モルデカイ・シェホリ(P)

録音:2021年5月 米国 ネバダ州 ラスベガス
モルデカイ・シェホリの新しいシリーズ 埋もれた名曲、その第1 集。エドゥアール・ウォルフ (1816-1880)はポーランド生まれでパリで活躍したユダヤ人ピアニスト、作曲家。ウィーンで 学び、20 歳を前にパリに移住、半世紀近くパリで活躍して名声を得た。非常にロマンティシ ズム豊かな作風で、なぜ埋もれてしまったのか不思議なほど。フランティシェク・ドルドラ (1868-1944)はチェコ、モラヴィア地方の出身。ウィーンで学び、小品で人気を博した。「思 い出」は彼の最大のヒット曲で、今でも時々演奏される名曲。さらにルビンシテイン、グリン カ、グラズノフの珍しい小品も加わった充実した内容。こうした曲を弾かせるとシェホリは圧倒 的で、芸術的水準の高さとはもちろん、埋もれた作品への深い愛情が強く感じられます。
CEMBAL D’AMOUR
CEMBCD-203(1CD)
モルデカイ・シェホリ/埋もれた名曲を弾く 第2集
リムスキー=コルサコフ:即興前奏曲 変イ長調 Op.38-1 /マズルカ 嬰ヘ短調Op.38-2/ワルツ 嬰ハ長調 Op.15-1
ヴィエニャフスキ:クヤヴィアク〜第2 マズルカ イ短調/オベルタス〜マズルカ ト長調
ミーシャ・レヴィツキ:ワルツ イ長調 Op.2/魅惑の妖精 ホ長調/ジプシー風ワルツ ホ短調 Op.7
ヨーゼフ・ホフマン:アメリカ風ポロネーズ ハ長調/夜想曲=哀歌 嬰ヘ短調/万華鏡 ニ長調 Op.40-4
シューラ・チェルカスキー:悲愴前奏曲 嬰ヘ短調
A.ルビンシテイン:アクロスティヒョン(折句) Op.114〜第 4 番ハ短調,第 3 番変イ長調/練習曲 ハ長調 Op.23-2
モルデカイ・シェホリ(P)

録音:2021年10月 米国 ネバダ州 ラスベガス
モルデカイ・シェホリの新しいシリーズ 埋もれた名曲、その第 2 集。リムスキー=コルサコ フやヴィエニャフスキ(のピアノ用編)、ルビンシテインの珍しい小品に加え、ヨーゼフ・ホフ マン、シューラ・チェルカスキー、ミーシャ・レヴィツキといずれも東欧から米国に移住した名ピ アニストの作品も収録されています。特にレヴィツキのピアノ小品はどれも素晴らしく美しい。も ちろんシェホリはここでも万全、いずれの曲でも溜め息を吐かせるような魅力を放っています。
CEMBAL D’AMOUR
CEMBCD-200(1CD)
ドメニコ・スカルラッティ集 第2集
ソナタ ニ長調K.96/ソナタ イ短調K.109/ソナタ イ長調K.101/ソナタ ニ短調K.34/ ソナタ ホ短調K.147/ソナタ ト長調K.146/ソナタ ヘ短調K.19/ソナタ ハ短調K.139/ ソナタ ト短調K.347/ソナタ イ短調K.148/ソナタ ハ短調K.115/ソナタ ホ長調K.135/ ソナタ ハ短調K.126/ソナタ ト長調K.455/ソナタ ト短調K.30/ソナタ ニ長調K.430
モルデカイ・シェホリ(P)

録音:2021年1月 米国 ネバダ州 ラスベガス
2015 年発売の CEMBCD-103 以来久々となるモルデカイ・シェホリのドメニコ・スカルラッティ 集、これが第 2 集になります。シェホリらしいピアノの美しさを素直に引き出したスカルラッティで、過 度な演出をすることなしに音楽の持ち味を生かしているのでとても聞きやすい。
CEMBAL D’AMOUR
CEMBCD-202(1CD)
ドメニコ・スカルラッティ集 第3集
ソナタ ニ短調K.77/ソナタ ト長調K.14/ソナタ ヘ短調K.466/ソナタ ト長調K.104/ソナタ ニ短調K.510/ソナタ ハ長調K.485/ソナタ ハ短調K.362/ソナタ ト長調K.55/ソナタ イ短調K.61/ソナタ ニ短調K.1/ソナタ ハ長調K.132/ソナタ ニ短調K.141/ソナタ ヘ長調K.367/ソナタ イ短調K.110/ソナタ ヘ短調K.519/ソナタ ホ長調K.20/ソナタ ハ長調 K.423
モルデカイ・シェホリ(P)

録音:2021年7月 米国 ネバダ州 ラスベガス
第2 集の半年後に録音されたモルデカイ・シェホリのドメニコ・スカルラッティ集第3 集。ここで は17 曲中9 曲に短調曲を選んでいます。シェホリのスカルラッティはあまり神経質に気を張り詰め ることなく、親密な空間に温かみを広げるような演奏なのが好ましい。スカルラッティのソナタだけ 十数曲を聞くとなるとこうした落ち着きのある演奏の方が楽しめるでしょう。

ONDINE
ODE-1361(1CD)
NX-B04
ペトリス・ヴァスクス(1946-):ピアノ作品集
カッコウの声、春のエレジー(2021)…世界初録音
サイクル(1976) …世界初録音
四季
レイニス・ザリンシュ(P)

録音:2021年3月7-9日、9月28-29日
ラトヴィアの作曲家、ペトリス・ヴァスクスのピアノ作品集。アルバムに収録されている『四季』は彼の作品の中でも比較的演奏機会が多いもので、静 かな雪の情景から、早春の息吹、情熱的な夏、静かな秋まで、移り変わるラトヴィアの風景への愛が感じられる美しい作品です。ピアニスト、レイニ ス・ザリンシュは他に世界初録音となる2作品を併せ、このアルバムを作り上げました。 なかでも「カッコウの声、初春」は新型コロナ感染症のパンデミック中にヴァスクスがザリンシュのために書き下ろした作品であり、ちょうど作曲中に COVID-19に感染したヴァスクスの病いの苦しみと治癒への祈りが込められています。ザリンシュは曲が完成した後、ヴァスクスの自宅を訪れ、作曲 家自身のピアノを聴いたという思い出を心から大切にしているということです。もう一つの「サイクル」は1976年の作品。ヴァスクスの幼馴染のピアニス ト、ターリヴァルディス・デクニスによって初演されたこの曲は、民謡を採り入れた穏やかな曲調ではなく、緊張感のある音のぶつかり合いが特徴的な、 がっしりとした筋肉質な曲調です。演奏者のレイニス・ザリンシュは10歳で協奏曲を弾いてデビューを飾ったのち、ヨーロッパと北米を中心に活躍するラ トヴィア出身のピアニスト。故郷の作品を積極的に紹介し、これまでにもラトヴィア音楽のアルバムを発表しています。

ORFEO
C-210051(1CD)
NX-B08
近現代の無伴奏ヴァイオリン・ソナタ集
エルヴィン・シュルホフ(1894-1942):無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ
ヒンデミット:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ Op. 31 No. 2
フィリップ・ヤルナッハ(1892-1982):無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ Op. 13
エドゥアルト・エルトマン(1896-1958):無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ Op. 12
バイバ・スクリデ(Vn)

録音:2020年11月4-7日ベルリン、ダーレム、イエス・キリスト教会(ドイツ)
ラトヴィア出身のヴァイオリニスト、バイバ・スクリデの最新アルバムは、バッハの「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとバルティータ」の伝統を継承す る4人の作曲家の作品集。退廃音楽の作曲家として一時はその存在が忘れられてしまったシュルホフが1927年に作曲した、チェコ民謡とジャズの 要素を取り入れたソナタを冒頭に置き、1924年に書かれたレーガーの影響が強いメロディアスなヒンデミットのソナタが続きます。3曲目はやはりレー ガーに触発されたヤルナッハのソナタが置かれていますが、こちらは精緻な筆致を特徴とする技巧的な作品です。最後は知られざる作曲家エルトマン のソナタ。ラトヴィアのバルト・ドイツ系の家に生まれ、1914年にベルリンに移住。ハインツ・ティーセンの元で作曲を学んだ彼は、1920-21年にこの 古典的なソナタの形式を用いた作品を作曲しています。収録曲の4作品の中では最も古い作品ではありますが、謎めいた6つの音符で幕を開ける 初期モダニズムのスタイルは独自の作風を表すものです。 スクリデは各作品の特徴を生かしながら、緊張感にあふれた素晴らしい演奏を聴かせます。

MELISM
MLSCD-035(1CD)
ギリシアのピアノ作品集
ヤニス・パパイオアヌ(1910-1989):ピアノのための24の前奏曲集 AKI 51(1938-1939)
ヤニス・コンスタンティニディス(1903-1984):ギリシアの島々の8つの舞曲(1954)
ディミトリ・レヴィディス(1886-1951):ギリシア風ロマンティック・ソナタ 第1番Op.16(単一楽章)
シプリアン・カツァリス(P)

録音:2020年7月&8月、サン=マルセル福音教会(フランス、パリ)
※使用楽器:ベヒシュタイン D-282 コンサート・グランド No.212034
超絶技巧の化身、鍵盤の魔術師シプリアン・カツァリスの最新アルバムが、近年のカツァリスの自主レーベル「Piano 21」でのアルバムでもレコーディング・プロデューサーを務めていたギリシアのピアニスト、ニコラオス・サマルタノスが設立したフランスのレーベル「Melism」から登場! 2022年4月の来日公演に合わせた来日記念盤として緊急リリースが決定しました!
今回もニコラオス・サマルタノスがプロデュースする注目の新アルバムは、キプロス系であるカツァリスのルーツにも深い関係のあるギリシア(ギリシャ)の音楽です。1821年の独立以降に登場したギリシア音楽に特化したという興味深いシリーズで、これまであまり演奏されていなかった作品やギリシア国外では知られていない優れた作品を発見・再発見し世界へ紹介してゆきます。
シリーズ第1弾では、3人のギリシアの作曲家の作品を収録。20世紀を生き抜き、かなり珍しい編成のために書かれた作品も多く発表し、非常に多様なスタイルで作曲してきたヤニス・パパイオアヌ(1910-1989)。印象派音楽の要素とギリシアの民族的遺産(特に古代のリズムやモード)を組み合わせることに取り組んできたヤニス・コンスタンティニディス(1903-1984)。このアルバムにも収録された「ギリシア風ロマンティック・ソナタ 第1番」でミュンヘンのフランツ・リスト作曲賞を受賞したディミトリ・レヴィディス(1886-1951)。
過去には20世紀ギリシア最大の音楽家ミキス・テオドラキスの作品も度々取り上げてきたカツァリスが、更に奥深いギリシア・ピアノ作品の真髄に迫ります。乞うご期待!

Chandos
CHAN-20233(1CD)
モーツァルト:ピアノ独奏作品集 Vol.1
モーツァルト:幻想曲 KV475(1785)/アダージョ KV356(1791)/幻想曲 KV396(1782)/メヌエット KV355(?late 1780s)/幻想曲 KV397(1782/1786-87)/ロンド KV485(1786)/ピアノ・ソナタ KV333(1783)
フェデリコ・コッリ(P)

録音:2021年8月6日-8日、ポットン・ホール(サフォーク)
同世代の中でもその独創性が注目されているイタリアの若きピアニスト、フェデリコ・コッリによるモーツァルトのピアノ独奏作品集の企画がスタートしました。コッリは、彼の説得力のある、型にはまらない解釈と音の明瞭さで世界的に急速に認められています。2011年ザルツブルクのモーツァルト国際コンクールで第1位、2012年にはリーズ国際ピアノコンクールでゴールド・メダルを獲得し、一躍注目されるピアニストとなりました。

このアルバムでは、6歳の頃から学んできたモーツァルトを徹底的に研究し臨んでいます。モーツァルトの詳細な伝記はもちろんのこと、彼の手紙、政治的背景、またモーツァルトは何を考えどう生きていたのか、フェデリコ・コッリの考察によって生み出された演奏です。第1集となるこのアルバムは、小品を多く取り上げていますが、コッリの演奏の説得力は並々ならぬものがあり、今後の録音も期待せずにはいられません。

NIFC
NIFCCD-639640(2CD)
アレクサンダー・ガジェヴ〜第18回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ
ショパン:練習曲第19番嬰ハ短調 Op.25-7#/練習曲第8番ヘ長調 Op.10-8#/練習曲第22番ロ短調 Op.25-10#/バラード第4番ヘ短調 Op.52#/前奏曲嬰ハ短調 Op.45+/舟歌嬰ヘ長調 Op.60+/ポロネーズ第5番嬰ヘ短調 Op.44+/ワルツ第5番変イ長調 Op.42+/バラード第2番ヘ長調 Op.38+/幻想ポロネーズ 変イ長調 Op.61+/3つのマズルカ Op.56+/ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.35 「葬送」+/ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 Op.21*
アレクサンダー・ガジェヴ(P)、
アンドレイ・ボレイコ(指)
ワルシャワPO*

録音(ライヴ):2021年10月6日(第一次予選)#、10月11日(第二次予選)+、10月15日(第三次予選)+、10月19日(決勝)*、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ワルシャワ、ポーランド)/※使用ピアノ:シゲル・カワイ
2021年10月に開催された第18回ショパン国際ピアノ・コンクール。新型コロナの影響で1年延期されながらも、極めてレベルの高い才能が各国から集結し、日本人コンテスタントの活躍や全世界オンライン配信などによりかつてない盛り上がりを見せたコンクールのライヴ録音シリーズ最新巻が、コンクールを主催するポーランド国立ショパン研究所(NIFC)の自主レーベルより登場!
第1位のブルース・リウ(PNIFCCD638/NIFCCD638)に続いてリリースされるのは、反田恭平と並んで第2位に輝き、「最優秀ソナタ賞(クリスチャン・ツィメルマン賞)」も受賞したイタリア/スロベニアのアレクサンダー・ガジェヴ!
ガジェヴは2015年に浜松国際ピアノ・コンクールで優勝&聴衆賞受賞を果たしており日本での根強いファンも多い他、2018年モンテカルロのワールド・ピアノ・マスターズで優勝、更にショパン・コンクールの数ヵ月前にオンラインで行われたシドニー国際ピアノ・コンクールでも見事優勝しています。ショパン・コンクールでは確かなテクニックやショパンの解釈と同時に、多彩な音色と瑞々しい個性を放ち、「葬送ソナタ」や「ポロネーズ第5番」などエモーショナルな表現で聴衆を魅了。反面、ファイナルでは選択されることの少ない「第2番」の協奏曲を選び、内省的で深いショパンの演奏を魅せてくれました。

Ars Produktion
ARS-38606(1CD)
ファンタジア・チレーナ〜
サンティアゴ・ハイツ(1819-1879):ラス・アルパス・チレナス 〜 二人の悪魔の変奏曲によるファンタジア
フェデリコ・グズマン(1827-1885):スーベニア 〜 ノクターン Op.44
ヴィルヘルム・ダイヒェルト(1828-1871):チリの音楽アルバムより〔第1番:エル・チローテ, バルカローレ Op.8、第4番:ラ・グラシオサ, ヴァルス・ブリランテ Op.11、第6番:ラ・チレーナ, カンシオン・ポプラル Op.13、第3番:チリの民族的主題による協奏的幻想曲 Op.10〕
ウーゴ・ジャノス・カンポス(P)

録音:2020年8月(ウィーン)
チリのピアニストによるチリの作品集。チリの民族音楽の保護と継承に力を注いだ作曲家、サンティアゴ・ハイツ、パリでも活動し「チリのショパン」とも呼ばれるフェデリコ・グズマン、そしてドイツの作曲家ながら少年時代の1830年代に訪れたチリに魅了され、チリの民族音楽などを取り入れた作品を残したヴィルヘルム・ダイヒェルト。それぞれの作曲家によってヨーロッパの音楽スタイルとチリの伝統的な要素が融合した独自の魅力的な音楽が完成されています。
ウーゴ・ジャノス・カンポスは1994年にチリ・ランカグアで生まれ、7歳でピアノを始めました。首都サンティアゴのマヨール大学音楽院でヴィクトリア・フォウストに師事した後、ベートーヴェンの音楽に対する情熱と、ヨーロッパの音楽文化に浸りたいという強い思いからウィーンへ渡って学んでいます。母国のクラウディオ・アラウ国際ピアノコンクールをはじめデリア・スタインバーグ国際ピアノコンクール(マドリード、スペイン)、ベヒシュタイン・ブルックナー・ピアノコンクール(リンツ、オーストリア)など既に数々の国際コンクールで入賞しているほか、ベルギーの「ムジカ・ムンディ」国際室内楽フェスティバルに出演して広く注目を集めており、クラウディオ・アラウ以来となるチリの巨匠への階段を着実に登っています。

CALLIOPE
CAL-2299(1CD)
エクスタシー・バロック
D.スカルラッティ:ソナタ ト短調 K.35、
 ソナタ イ短調 K.109、ソナタ ヘ長調 K.6
ジョゼフ=ニコラ=パンクラス・ロワイエ:ザイード
スカルラッティ:ソナタ ニ短調 K.213、ソナタ イ短調 K.175
ロワイエ:Le Vertigo、愛想のいい人
スカルラッティ:ソナタ ト長調 K.144
ロワイエ:Les Tendres sentiments、La Marche aux sacrifices、
 スキタイ人の行進
アレクサンドラ・レスキュール(P)

録音:2021年8月16日&18日
アレクサンドラ・レスキュールは、フランスを拠点にしてヨーロッパで活躍するピアニストです。これまでにプロヴァンスO、トゥールーズOなどと共演しています。また、フランスのサント・ヴィクトワールで開かれる音楽祭の共同創設者であり、芸術監督としても活動しています。このアルバムでは18世紀の巨匠たちの作品を、溌溂と演奏しています。
CALLIOPE
CAL-2198(1CD)
バッハ:ゴルトベルク変奏曲 ジョナタン・ベニシュ(P)

録音:2020年1月18日(フランス)
ジョナタン・ベニシュは14歳の時にパリ国立音楽院に入学しました。その後ロストロポーヴィチに見出されモスクワのチャイコフスキー音楽院に招待されました。さらにドイツのハンブルク音楽院でも研鑽を積みました。多数の演奏者たちによって録音される「ゴルトベルク変奏曲」ですが、フランスとロシア、さらにはドイツといった違った文化のピアノをルーツに持つベニシュの演奏は、他の演奏家には真似できない魅力のあるものになっています。

RUBICON
RCD-1059(1CD)
NEO〜スクリャービン、プロコフィエフ、ショスタコーヴィチ、グバイドゥーリナ
スクリャービン:幻想曲 ロ短調 Op.28
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第2番 ニ短調 Op.14
ショスタコーヴィチ:ピアノ・ソナタ第2番 ロ短調 Op.61
グバイドゥーリナ:シャコンヌ
オーダ・ヴォルテシュヴィーク(P)
ノルウェー出身のピアニスト、オーダ・ヴォルテシュヴィークによるロシアの「ネオ・クラシック」をテーマにしたピアノ作品集!ちょうど1900年に作曲されたスクリャービンの「幻想曲」をはじめ、収録作品はすべて20世紀に作曲されたものですが、そこにはチャイコフスキー、ボロディン、リムスキー=コルサコフといった19世紀のロマン派音楽の遺産が受け継がれています。不確実で激動する世界においては、そうした少し前の時代の音楽の持つ安心感が、とりわけ大切にされるのでしょう。プロコフィエフの第2ソナタは、ロシア革命や第1次世界大戦が迫る中書かれ、ショスタコーヴィチの第2ソナタは、第2次世界大戦のさなかに書かれた傑作です。

オーダ・ヴォルテシュヴィークの演奏や音楽性は、著名な指揮者マリオス・パパドプーロスによって「素晴らしい感受性と美しい音色を持つピアニスト(中略)オーケストラの質感を鮮やかに表現するタッチ、激しく難しいピアノ曲に容易に取り組むテクニックを持っている」、ピアニストのガブリエレ・バルドッチによって「素晴らしい楽器コントロールと天性の音楽感覚を持つ音楽家」と称賛されています。
RUBICON
RCD-1076(1CD)
孤独〜無伴奏ヴァイオリン作品集
ビーバー:パッサカリア ト短調
パガニーニ
:カプリス第10番、第24番
クライスラー
:レチタチーヴォとスケルツォ=カプリス
ジョユン・シル:マイ・ディア・ベッシー
ロクサンナ・パヌフニク:ホラ・ベッサラビア
ローラ・スノーデン:霧の向こう
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第6番
ジョユン・シル(Vn)
韓国出身のイギリスのヴァイオリニスト、ジョユン・シルが2020年以降のパンデミックを受け作り上げた、鮮烈な無伴奏アルバム!パンデミックによるロックダウンで「孤独」を認識し、自身とそのレパートリーを見つめ直したというジョユン・シル。ヴァイオリンを手に誰もいない道を歩いてレコーディングに向かうのは、生々しい感情と孤独、そして自分の楽器を持って仕事に向かうという親しみの両方が混ざり合ったものであったといいます。演奏もはるかに鮮烈なものとなりました。『孤独 Solitude』と題された本作は、ひとりのアーティストが聴衆や音楽仲間を奪われたショックを克服し、ソロ・ヴァイオリンのための音楽に慰めを見出すまでを収めた音楽のタイムカプセルなのです。

Quartz
QTZ-2141(1CD)
ショパン:ピアノ作品集
24の前奏曲Op.28-1
前奏曲第25番 嬰ハ短調 Op.45
前奏曲第26番変イ長調 B.86 Op.Posth.
マズルカ第10番変ロ長調 Op.17-1
マズルカ第11番 ホ短調 Op.17-2
マズルカ第12番変イ長調 Op.17-3
マズルカ第13番 イ短調 Op.17-4
幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.Posth.,No.66
子守歌 変ニ長調 Op.57
マルセロ・ブラトケ(P)

録音:2020年2月、ポットンホール
ブラジル生まれのピアニスト、マルセロ・ブラトケは、14歳の時にピアノの勉強を始めました。彼は重度の視覚障害を持っていたため、スコアを読むことが出来ず、聴覚記憶力に基づいた独自の音楽学習方法を開発しました。最初のピアノのレッスンから十か月後にはサンパウロSOにデビューし、サンパウロ批評家協会から表彰されました。またニューヨークのジュリアード音楽院で学び、イタリアのトラダーテ国際音楽コンクールでの最優秀賞、カルロス・ゴメス賞などを受賞しています。コンサート活動では、カーネギーホール、ザルツブルク音楽祭、クイーンエリザベスホール、サントリーホールなどの世界の主要なホールで演奏しています。
ブラトケは音楽による社会貢献活動にも注力しており、2008年にブラジル社会の貧困地域の若いミュージシャンによって形成されたオーケストラであるカメラータ・ブラジルを設立し、ブラジル、アルゼンチン、日本、イギリス、セルビアなどで数百回にもおよぶコンサートを行っています。

Prima Facie
PFCD-167168(2CD)
ケネス・ハミルトン・プレイズ・リスト Vol.1
リスト:「詩的で宗教的な調べ」より「葬送曲」、「詩的で宗教的な調べ」より「孤独な中の神の祝福」、死のチャルダーシュ、「詩的で宗教的な調べ」より「死者の追憶」、暗い雲、ピアノ・ソナタ ロ短調、バラード第2番ロ短調、夢に、別れ(ロシア民謡)、尼僧院の僧房、ペテーフィの追悼に、「詩的で宗教的な調べ」より「アヴェ・マリア」/シューベルト(リスト編):即興曲 変ト長調
リスト:前奏曲「泣き、悲しみ、悩み、おののき」、悲しみのゴンドラ、ロマンス、忘れられたロマンス、ローレライ、主イエス・キリストの変容の祝祭/ワーグナー(リスト編):イゾルデの愛の死
ケネス・ハミルトン(P)

録音:2020年1月25日-26日、8月22-23日、2021年1月30日-31日、5月15日-16日、カーディフ大学音楽学校
世界的ピアノ奏者ケネス・ハミルトンによるリスト作品集第1弾は、愛、死と変容、記憶と郷愁をテーマにした作品を集めています。ハミルトンがこれらの作品を録音するにあたり、スコアを集中的に研究したことは言うまでもありませんが、これまでの多くの録音でも無視されてきたような細かな指示も重く受け止め、あたかもリストの生徒のように、楽譜に印刷された指示を忠実に守り表現しています。

Etcetra
KTC-1762(1CD)
バッハ:ピアノ作品集
小前奏曲集より〔ハ長調 BWV.933、ハ短調 BWV.934、ニ長調 BWV.935、ニ長調 BWV.936、ホ長調 BWV.937、ホ短調BWV.938、ハ長調 BWV.924、ニ短調 BWV.926、ヘ長調 BWV.927、ト短調 BWV.930、ヘ長調BWV.928、ニ長調 BWV.925、ハ長調 BWV.939、ニ短調BWV.940、、ホ短調 BWV.941、イ短調 BWV.942、ハ長調 BWV.943、ハ短調BWV.999、ト短調 BWV.929〕/アンナ・マグダレーナ・バッハのための音楽帳より〔メヌエット ヘ長調 BWV Anh.113、メヌエット ト長調 BWV Anh.114、メヌエット ト短調 BWV Anh.115、メヌエット ト長調 BWV Anh.116、メヌエット 変ロ長調 BWV Anh.118、ポロネーズ ト短調 BWV Anh.119、ホ短調 BWV.512、メヌエット イ短調 BWV Anh.120、メヌエット ハ短調 BWV Anh.121、マーチ ニ長調 BWV Anh.122、ポロネーズ ト短調 BWV Anh.123、マーチ ト長調 BWV Anh.124、ポロネーズ ト短調 BWV Anh.125、アリア「私はしばしばパイプによいタバコを詰めて」BWV.515、ベーム氏のメヌエット ト長調、ミュゼット ニ長調 BWV Anh.126、変ホ長調 127、ニ長調 BWV. Anh.128、ポロネーズ ト長調 BWV Anh.130、平均律クラヴィーア曲集第1巻より 前奏曲ハ長調 BWV.846-1、ヘ長調 BWV Anh.131、メヌエット ニ短調 BWV Anh.132〕/2声のインヴェンションより〔第1番ハ長調 BWV.772、第2番ハ短調 BWV.773、第3番ニ長調 BWV.774、第4番ニ短調 BWV.775、第6番ホ長調 BWV.777、第8番ヘ長調 BWV.779、第9番ヘ短調 BWV.780、第13番イ短調 BWV.784、第14番変ロ長調 BWV.785〕/ミュゼット ニ長調 BWV Anh.126
ヤン・フェルミューレン(P)
ヴィーラント・クイケンやパウル・ドンブレヒトなど世界的古楽奏者らと共演してきたベルギーの古楽系鍵盤奏者ヤン・フェルミューレン。12枚組におよぶ「シューベルトのピアノ独奏作品集」(KTC1336)や、ヴェールレ・ペーテルスとともに7枚組の「シューベルトの4手連弾作品全集」(KTC1511)などを完成させたフェルミューレンが、良いピアニストになるための道を歩む上で欠かせない存在というバッハの作品を録音。「小前奏曲集」と「アンナ・マグダレーナ・バッハのための音楽帳」から数曲を取り上げ、メロディー、ハーモニー、リズムを論理的で首尾一貫した物語に融合させるバッハの創意工夫に満ちた世界を描いています。
Etcetra
KTC-1756(1CD)
シューマン:8つのノヴェレッテ Op.21
子供の情景 Op.15
マルコ・マントヴァーニ(P)
シューマンが1838年の同じ月に作曲した2つのピアノ作品を収録。ノヴェレッテ第5番には元々子供の情景に使うことを想定して書かれたフレーズが一部含まれているなど、両作品は密接な関わりを持っています。1992年イタリア・マントヴァ生まれのピアニスト、マルコ・マントヴァーニは、地元マントヴァとフィレンツェで学び、ソリストやエグモント室内楽団の創設メンバーとして活躍。最も愛する作曲家と語るシューマンのアルバムでデビューします。

TRPTK
TTK-0073(1SACD)
ヨーゼフ・ヴェルフル(1773-1812):ピアノ作品集 (エクリプス Vol. 1)
ピアノ・ソナタ ハ短調 Op.25、アンダンテと変奏曲 ト長調 WoO47、ピアノ・ソナタ