湧々堂HOME 新譜速報: 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り:交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE!! レーベル・カタログ チャイ5



フォンテック
(日本)



日本人演奏家によるクラシック音楽や、日本人作曲家の現代音楽を中心としたレーベル。
1971年の創設以来、延べ1000タイトル以上の作品をリリースし、そのカタログ数の多さと
派手さを狙わない堅実なポリシーは、国内レーベルの中でも群を抜く存在となっています。

FOCD品番

EFCD品番



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※全て税込定価。品番結尾に特に表記のないものは全て1CDです。
品番 内容 演奏者
FOCD-****
FOCD-2505(2CD)
浦川宜也/バッハ:無伴奏
無伴奏バイオリン・ソナタ,パルティータ(全曲)
浦川宜也(Vn)
FOCD-2507
柴田南雄:作品集
交響曲「ゆく河の流れは絶えずして」
北園克衛による三つの詩
若杉弘(指)東京都SO
東京混声cho、伊藤叔(S)
FOCD-2508
湯浅譲二管弦楽作品集
芭蕉の情景
オーケストラのための「透視図法」
ヴィオラとオーケストラのための「啓かれた時」
始源への眼差2*
岩城宏之(指)東京都SO、
リヴカ・ゴラーニ(Va)、
外山雄三(指)NHK響
録音:1986年、1992年*
FOCD-2509
シシリエンヌ
ノブロ:メロディ
フォーレ:シシリエンヌOp..78
アンドリーセン:間奏曲
シュテックメスト:グルック:精霊の踊り
グリーンスリーヴス
バッハ:シシリアーナ
イベール:間奏曲
モーツァルト:アンダンテK.13
ビゼー:「アルルの女」〜メヌエット
山田耕作(野田暉行編):中国地方の子守唄
梁田貞(矢代秋雄編):城ヶ島の雨(
矢代秋雄編:南部牛追い唄
金昌国(fl)、篠崎史子(hp)
FOCD-2510
別宮貞雄作品集
第3交響曲「春」
第4交響曲「夏1945年」
若杉弘(指)東京都SO
録音:1993年
FOCD-2511
松平頼暁作品集
トランジェント'64〜電子音楽
アッセンブリッジス〜テープ作品
レヴォリューション〜ピアノとオーケストラのための
大友直人(指)東京SO、中村和枝(P)
録音:1992年
FOCD-2513
造神の眼/新実徳英管弦楽作品

創造神の眼〜ピアノ協奏曲U
ヘテロリズミクス〜オーケストラのために*
アンラサージュT〜混声合唱とオーケストラのために#
小松一彦(指)東京PO、
高橋アキP、
大友直人(指)東京SO*
森正(指)東京PO#、東京混声cho#
FOCD-2514
北爪道夫オーケストラ作品集
映照〜オーケストラのための
シャドウズU〜打楽器とオーケストラのための*
サイド・バイ・サイド〜打楽器とオーケストラのための**
昇華#
小松一彦(指)東京PO
新谷俊治(指)東京PO*、菅原淳(Perc)*
小松一彦(指)東京PO**、
高田みどり(Perc)**
沼尻竜典(指)東京PO#
FOCD-2515
近藤譲作品集/忍冬
忍冬(14楽器のための)
セレナータ・セッカ・コン・オブリガート(フルートと13楽器のための)
地峡(7楽器のための)
二折(5楽器のための)
左岸(13楽器のための)
スレッドベア・アンリミテッド(8弦楽器のための)
リチャード・バーナス(指)
佐藤紀雄(指)
FOCD-2516
佐藤秀廊/ハーモニカのうた
荒城の月/春をうたう/さくらのワルツ/宵待草/青葉の笛幻想曲/箱根の山によせて/浜辺の歌/やしの実/花嫁人形によせて/数え唄変奏曲/赤とんぼ/汽車の旅/五木の子守唄
佐藤秀廊(ハーモニカ)
若杉佳代(琴)
FOCD-2517
松永通温作品集
吉井の秋(1983)−入野義郎先生の思い出に捧げる*1
風の時、糸の間(1993)*2
古代宇宙II(1994)*3
漂える宇宙(1994)*4
風のまわる色(1994)*5
三絃 須藤幸子
箏 山田圭子
十七絃 真貝 徳*1
尺八 福田照久
二十絃 吉村七重*2
古代笛 上杉紅童
笙 石川高
箏 宮越圭子
打楽器 細谷一郎*3
笛 武井 誠
三絃・唄 佐藤順子
打楽器 高橋明邦*4
琵琶 半田淳子
十七絃 丸田美紀*5
FOCD-2518
飛天遊/松下功作品集
オーケストラの「時の糸III」(1993)*1
サクソフォーン四重奏とオーケストラのための「グラン・アトール」(1992)*2
ピアノとオーケストラのための「時の糸II」(1986/87)*3
和太鼓協奏曲「飛天遊」(1993/94)*4
山下一史(指)東京PO*1 2
キャトルロゾー・サクソフォーン・アンサンブル*2
マイェラ・シュトックハウゼン(P)
井上道義(指)新日本PO*3
林英哲(和太鼓)
オンドレイ・レナルト(指)新星日本SO*4
録音:1987-6〜1995-5
FOCD-2519
間宮芳生作品集
歌曲集「郵便切手」(1992)/弦楽四重奏第2番「いのちみな調和の海より」(1980)/尺八とチェロのための「KIO」(1988)/合唱のためのコンポジション第5番「鳥獣戯画」(1966)
東京混声cho
間宮芳生(指) ほか
録音:1993-5〜1995-10
FOCD-2523
石井眞木作品集
交響譚詩「龍玄の時へ」Op. 100(1994)*1/「聲明交響I」一切共生Op. 105(1995)*2
外山雄三(指)NHK響*1
石井眞木(指)、
導師 浄土門主 中村康隆 大僧正貌下
聲明・笙 浄土宗式師
龍笛 芝 祐靖
関西PO*2
録音1994-95
FOCD-2527
兎束俊之/ブラームス・ソナタ
ブラームス:ヴィオラ・ソナタ第1番Op. 120-1
ヴィオラ・ソナタ第2番Op. 120-2
兎束俊之(Va)
クラウス・ヘルヴィッヒ(P)
FOCD-2528
双響変成/本間雅夫作品集
双響変成(1984)/ピアノと管弦楽のための三章(1992)/サウンドシフトNO. 5(1995)/寂響VII(1994)
十七絃箏 黒沢和雄/
オルガン 伊沢長俊
秋山和慶(指)東京SO
赤城眞理(P)
外山雄三(指)仙台PO(P)
録音:1984-96
FOCD-2529(2CD)
潮田益子/バッハ無伴奏
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ(全曲)
潮田益子(Vn)
録音:1996年
FOCD-2531
ふるべゆらゆら/柴田南雄作品集
ふるべゆらゆら/パイドロス−はばたくエロス/4つのインヴェンションと4つのドヴゥーブル
島尾ミホ、吉松剛造(語り)
上杉紅童(石笛)
東京混声cho
田中信昭(指)
丹羽勝海(歌)
柴田雄康(リコーダー)
中嶋香(P)
FOCD-2532
御喜美江アコーディオン・シーン
イベール:「物語」より、
サティ:気むずしい気取りやの3つの上品なワルツ/最後から二番目の思想、
ストラヴィンスキー:タンゴ、
高橋悠治:谷間へおりていく、
細川俊夫:メロディア
御喜美江(アコーディオン)
FOCD-2533
ブラームス:クラリネットソナタ集
クラリネット・ソナタ第1番&2番
アルフレート・プリンツ(Cl)
マリア・プリンツ(P)
録音:1988年
FOCD-2535
錯乱へのテクスチュア/野平作品
1)7人の奏者のための「錯乱のテクスチュア 第一番」
2)弦楽四重奏曲
3)ミディピアノ,八人の弦楽器とリアルタイムによる合成,分析,音響処理システムのための「挑戦への十四の逸脱」
1)ケント・ナガノ(指)
3)ペーテル・エトヴェシュ、
1,3)アンサンブル・アンテルコンタンポラン
2)アルディッティSQ
3)技術 IRCAM
3)ピエール=ローラン・エマール(P)
録音:'87 '91 '96
FOCD-2539
グリーグ&ラフマニノフ:ピア協奏曲
グリーグ:ピアノ協奏曲
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番
ペーター・バルコ(P)
ローランド・ミカンスキー(指)
ミュージックフェスティヴァルオーケストラ・ダヌビアーナ
FOCD-2540
静寂と光/西村朗
1)水のオーラ 
2)水の詩曲−水の鏡
3)水の詩曲-水の記憶
4)悲の河 II 5)静寂と光 
6)雅楽「古鳥蘇」の旋律による瞑想曲
1, 4) 板倉康明(Cl)
6)B. ツェリンスキー 他
6)御喜美江(アコーディオン)
1 2 3)木村かをり(P)
2 5)高橋アキ(P)
4)C. エッゲン(指)、
アンサブル=エリシオン
FOCD-2541
レナルド・アーン/ワルツ集
ワルツ集「ひもときし手紙のリボン」:気まぐれな運命のたわむれ、アルビの黄昏、想い出・・・未来・・・、愛と哀しみの舞い、甘き疲れ、失われた指輪、不安と希望の舞い、開かれた鳥かご、嵐の夜、くちづけ、微笑、ただ一つの愛/歌曲「くちづけのゆえに」(ヴィクトル・ユーゴー詩)
アンリエット・ピュイグ=ロジェ、高野耀子(P)
河本喜介(Br)
録音:1983年
FOCD-2542
松平頼則作品集
1)「フィギュール・ソノール」管弦楽のための(1957) 
2)「舞楽」オーケストラのための(1961) 
3)ポルトレ(β)2台のピアノと2人の打楽器奏者の為の(1967-68)
4)「神聖な舞踊による3つの楽章のための変奏曲(振鉾三節による変奏曲)2フリュート、2クラリネット及び4人の打楽器奏者の為の 
5)「春鴬囀」オーケストラのための舞楽による(1992)
1)野平一郎(P)、高関健(指)東京PO
2)ブルーノ・マデルナ=(指)オランダ室内放送O 
3)山崎冬樹、中川和義(P)、瀬戸川正、今村三明(Perc) 
4)小泉浩、西沢幸彦(Fl)、鈴木良昭、武田忠善(Cl)、山口恭範、吉原すみれ(Perc)
5)小鍛冶邦隆(指)東京SO
録音:1)1997-03/2、2)'63-06/9、3)'69-02/17、 4)'85、1996-09/18
FOCD-2543
権代敦彦作品集
1) FATHER FORGIVE〜The Litany of Reconciliation〜 + IN PARADISUM (1998)
2) ROSARIO〜薔薇の形をした詩による祈りの花環 (1998)
3) AGNUS DEI / ANUS MUNDI I&II (1995/96)
1)オーレン・タナベ(朗読)、小松一彦(指)新日本PO
2)ヤニー・プランガー(Ms)、フランセス=マリー・ウィッティ(Vc)、向井山朋子(P)(Perc)、田中信昭(指)東京混声cho
録音:1996-98年
FOCD-2544
ショパン:練習曲集Op.10、Op.25 伊藤 恵(P)
録音:1990年
FOCD-2546
毛利蔵人作品集
1 「アナモルフォーズ」 (1977)/   Anamorphose for guitar solo/
2 「待ちながら」 (1979) / En Attendant... for 6 violins,2 violas,2 violoncellos and double bass/
3 「オン・ザ・クワイエット」 (1983) / On the Quiet/ for flute,clarinet,harp,violin and 2 percussion/
4 「私と風との道づれの歌」 (1984) /The Song of Two Travelers -me and the wind-/ for voice,flute,clarinet,harp,violin and 2 percussion/
5 「冬のために」(1984) / For Winter/ for flute and 2percussion/
6 「ディファレンス」 (1986) / Difference/ for 2 violins/
7 「プリズマティック・カラーズ」 (1990) /Prismatic Colours/ for harp solo
1)佐藤紀雄(G)

2)大友直人(指)、 景山誠治、吉井眞琴、高田あずみ、山縣さゆり、小林由実、藤本久実(Vn)、
百武由紀、豊嶋泰嗣(Va)
鈴木秀美、苅田雅治(Vc)
村上満志(Cb)

3)アンサンブル・ヴァン・ドリアン (中川昌己=フルート 森田利明=クラリネット 木村茉莉=ハープ 篠崎功子=ヴァイオリン 菅原淳 吉原すみれ=打楽器)

4)アンサンブル・ヴァン・ドリアン (村田健司=声 中川昌己=フルート 森田利明=クラリネット 木村茉莉=ハープ 篠崎功子=ヴァイオリン 菅原淳 吉原すみれ=打楽器)

5)小泉浩(Fl)、山口恭範、吉原すみれ(Perc)
6)アニー&アイダ・カヴァフィアン(Vn)
7)木村茉莉(Hp)
FOCD-2547
猿谷紀郎作品集
1 Fiber of the Breath/息の綾(1992)
2 ATARAYO/可惜夜舞(1997)
3 Flair of the Seeds/結晶からの誘掖(1998)
4 Swells of Athena/搖光の嵩まり(1999)
1 松原勝也(Vn)、小松一彦(指)新日本PO
2 織田なおみ(Fl)、豊嶋泰嗣、漆原啓子(Vn)、川本嘉子(Va)、菊地知也(Vc)、山口恭範(Perc)
3 イヴァン・フィッシャー(指)NHK響
4 大勝秀也(指)新星日本SO
FOCD-2548
川島素晴作品集
1 Manic Psychosis I (1991-92)/flute solo
2 Dual Personality I (1996)/percussion solo,orchestra (devided into 2 group)
3 フルート協奏曲 ─ cond.act/konTakt/cont.raste II (1999)/cond.actor,flute solo,clarinet,violin,violoncello,percussion,piano
4 Manic-Depressive III(1999)/piano,prepared piano,orchestra
1 木ノ脇道元(Fl)
2 神田佳子(Perc)、
 小松一彦(指)新日本PO
3 川島素晴(指)、木ノ脇道元(Fl)、
 菊地秀夫(Cl)、甲斐史子(Vn)、
 岩永知樹(Vc)、神田佳子(Perc)、
 新垣隆(P)
4 野平一郎(P)、
 川島素晴(プリペアドピアノ)、
 小松一彦(指)新日本PO
FOCD-2549
南弘明作品流/萬葉と宇宙の幻想
1 ソプラノと管弦楽のための挽歌
2 ソプラノと管弦楽のための七夕の歌
3 電子交響曲第3番
4 電子交響曲第4番
5 電子交響曲第5番
1 若杉弘(指)読売日本SO
 後藤由紀子(S)
2 若杉弘(指)NHK響、瀬山詠子(S)
2,4,5 南弘明
録音:1 1969年2月10日(日比谷公会堂 ライヴ録音)/
2 1973年3月27日(郵便貯金ホール ライヴ録音)/
3 1987年9月17日(サントリーホール ライヴ録音)/
4 1991年10月7日(サントリーホール ライヴ録音)/
5 1998年4月28日(奏楽堂 ライヴ録音)
FOCD-2550
増本伎共子の世界
1 フルート・ソロのための"乱声"
2 ピアノ・ソロのための"鎮魂歌"
3 ヴォカリーズ─ソプラノと尺八のための─
4 "河"─オーボエ、篳篥、笙、打楽器のための─
5 "宮廷のさざめき"─ヴィオラ・ダ・ガンバ コンソートのための─
菊池香苗(Fl)、中野洋子(P),
中川共(S)、古屋輝夫(尺八)
本田英輝(Ob)
神戸愉樹美ヴィオラ・ダ・ガンバ合奏団 他
FOCD-2551
浦川/モーツァルトVn協奏曲
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番
ヴァイオリン協奏曲第5番
ヴァイオリンと管弦楽のためのアダージョ ホ長調 K.261
ヴァイオリンと管弦楽のためのロンド ハ長調 K.373
ヴァイオリンと管弦楽のためのロンド 変ロ長調 K.269
浦川宜也(Vn)
林千尋(指)スロヴァキア国立RSOブラチスラヴァ
FOCD-2552
安良岡章夫作品集
1.クラリネット、チェロ、ピアノのためのカプリチォ/
2.ディスカントゥスーソプラノ、ヴァイオリン、チェロ、ピアノのための/
3.4本のフルートのためのメロディア/
4.ジェスト〜独奏ハープのための/
5.合奏協奏曲第1番「アニマトーリ」/
6.パッサッジォーマリンバと9楽器のための小協奏曲
1.松本健司(Cl)、長明康郎(Vc)、中川俊郎(P)
2.田中隆英、益田真理、織田なおみ、橋本岳人(Fl)
3.中川 共(S) 清水大貴(Vn)、長明康郎(Vc)、中川俊郎(P)、安良岡章夫(指)
4.早川りさこ(Hp)
5&6.アール・レスピラン
FOCD-2553
原田敬子/響きあう隔り
ムーン・リード オーボエとピアノのための(2001)/BONE アコーディオンのための(1999)/wa-ta-riT for chamber ensemble(1999)/wa-ta-riV for violin & piano(2000)/響きあう隔たりV for soloists and orchestra(2000-01)/abyssU for oboe, accordion, violin & cello(2001)
古部賢一(Ob)
シュテファン・フッソング(アコーディオン) 
戸田弥生(Vn)
古川展生(Vc)他
FOCD-2554
南聡作品集
ジグザグ バッハ op.45-4 (2000)/彩色計画X op.17-5 (1990)/ピアノソナタ2〈“昼”の注解/鳥籠の中の変貌2〉 op.25 (1992) /閃光器官a op.32-1 (1995) /ピアノソナタ3〈“甘き春”の残痕〉op.30 (1995) /美々帯域 op.34 (1996)/中国美人(2つの断章より)op.42-2 (2001)
藤谷奈穂美(P)
小鍛冶邦隆(指)東京SO
渋谷淑子(P)
馬渕昌子(Va)
中嶋香(P)
杉山洋一(指)弦楽合奏グループ”ミザン・ロージュ”
中村克己(Cl)
クァルテット・リベロ
FOCD-2555
山本裕之/カンティクム・トレム
1. 私に触れてはいけません(2000)
2. カンティクム・トレムルム I(1998)
3. Eve I(1997)/4. 北回帰線(1997)
5. カンティクム・トレムルム U(2001)
1. モントリオール現代音楽アンサンブル
2. ファブリーズ・ボロン(指)ルクセンブルクPO
3. クァルテット・エクセルシオ
4. アンサンブル・コンテンポラリー α
高関健(指)東京PO
FOCD-2556
下山一二三作品集
1. ヴァイオリン協奏曲(2003)
2. 尺八と打楽器のための「フィギュール」(2002)
3. チェロとピアノのための「メディテーション」(1984)
4. 邦楽器のための「カタリシス第3番」(1983)
5. ギターのための「N氏へのオマージュ、北緯41度」(1987)
6. ヴァイオリンとピアノのためのMSP(1972)
1.フィリップ・デカン(Vn)、
 小鍛治邦隆(指)東京SO
2.福田輝久(尺八)、多田恵子(Perc)
3.北本秀樹(Vc)、中嶋 香(P)
4.竹井 誠(篠笛、尺八、能管)
 谷 珠美(十三絃)
 佐藤順子(三絃)
 高橋明邦(Perc)
5.谷村武彦(G)
6.江藤俊哉(Vn)、米谷治郎(P)
FOCD-2557
金子仁美/スペクトラル・マター
1.緑の光線−ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ピアノのための
2.連歌 II−フルート、クラリネット、ヴァイオリン、チェロ、打楽器、ピアノのための
3.垂直の歌−尺八とコンピュータのための
4.時の層−ヴァイオリン独奏のための
5.グリゼイの墓−室内オーケストラのための
1.ガブリエル ピアノ四重奏団
2.アンサンブル・ムジカ・ヴィヴァ・ハノーヴァ
3.三橋貴風(尺八)、コンピュータ:金子仁美
4.ヴァイオリン:松原勝也(Vn)
5.高関健(指)アール・レスピラン
FOCD-2558
福士則夫作品集
1.弦楽、フルート、打楽器のための「ZONE」(1972)/2.打楽器とオーケストラのための「クロモスフィア」(1984)
3.2台のピアノとオーケストラのための「星々の降りそそぐ秋(とき)へ」(1992)
4.5人の打楽器奏者のための「トリプレクス」(1998)
5.手のための「ていろ」(2000)
1.田中千香士(Vn)、小泉浩(Fl)、東京コンサーツ、有賀誠門・百瀬和紀・今村三明(Perc)、岩城宏之(指)
2.吉原すみれ(Perc)、十束尚宏(指)東京SO
3.川上剋美・菅祥久(P)、小鍛冶邦隆(指)東京SO
4-5.パーカッション・ミュージアム
FOCD-2559
藤枝守/植物文様ソンクブック
1.響きの交唱:交唱I マリアはバラを愛する-I/交唱II おんなのダンス・ソング/交唱III マリアはバラを愛する-II/チャコーナ/交唱IV 今日は死ぬのにもってこいの日/交唱V わたしは女です/交唱VI 聖マリアよ、われらのために祈りたまえ
2.植物文様ソングブック:パフィオペデイラムの奴隷/こんな小さなランの肉はなんて喜ばしいものだろう/ユーフルジアは小さな女の子/枯れ葉/青い夜がおりてくる/今日は死ぬのにもってこいの日
1.大谷研二(指)、野々下由香里(Ms)、辻裕久(T)、岩淵恵美子(ポジティヴ・オルガン)、石川かおり(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、山田百子(Va)、近藤郁夫(ダルシマー)、西陽子(箏)、丸田美紀(二十絃箏)、中川佳代子(十七絃箏)、石川高(笙)、小田原少年少女合唱隊
2.野々下由香里(Ms)、鈴木理恵子(Vn)、石川かおり(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、柴野さつき・岩淵美恵子(ポジティヴ・オルガン)、西陽子(箏)、丸田美紀(二十絃箏)、中川佳代子(十七絃箏)、石川高(笙)、高樹沙耶(朗読)
FOCD-2560
松下真一作品集
コンツェントラチオーン
シンフォニア・サンガ
コンツェントラチオーン

オルガン=ジグモンド・サットマリー(Org)、
秋山和慶(指)東京混声cho、
読売日本SO、芳野靖夫(Br)、
高橋悠治(P)、横山勝也(尺八)
FOCD-2561
志田笙子作品集
(1)蜘蛛の糸
(2)合
(3)和・責メ
(4)“清見寺へ 暮れて帰れば”
(5)綾
(1)木場倶子(Vn)、菅原幸子(P)
(2)井原和子(ピッコロ)、ウイルヘルム・ブルック(G)
(3)カミラ・ホインテンガ(Fl、能管)
(4)滑川真希、デニス・ラッセル・デイヴィース ピアノ
(5)ウイルヘルム・ブルック、テオドール・ロス ギター(Perc)、カミラ・ホイテンガ(アルトFl)
FOCD-2562
山本純ノ介作品集
ピアノのための絶対音楽=ピアノ
クラリネット独奏のための旋律「語り」
借景
カリグラフィー II
カリグラフィー I
無伴奏ヴァイオリンのための音楽 
松山元(P)、ヴェンツェル・フック、
スタンリー・ドッズ(Vn)、松山元(P)、
ヤン・シュリヒテ(Perc)、
ダーヴィット・リニカー(Vc)、
小林美恵(Vn)
FOCD-2563
久留智之作品集/メリー・バクテリア
バロック・プリーツ−J.S.バッハと三宅一生へのオマージュ〜ピアノのための
メリー・バクテリア・ミュージック〜フルート/ピッコロとアルト・サクソフォンのための
オーガニック・モーションズ〜ピアノのための
クラップ・スラップ・トレンブル〜フルート,オーボエ,クラリネットと3バリンビンのための
エンサラーダ〜ソプラノ,フルート,ヴィオラとテープのための
秦はるひ(P)
斎藤和志(フルート・ピッコロ)
新井靖志(アルトSax )
中村和枝(P)
アンサンブル・アッカ
愛甲雅美(S)、西沢幸彦(Fl)、
百武由紀ヴァ
FOCD-2564
藤田正典作品集
マリンバ独奏のための「リネアール・シュピール」−1986−
ピアノ・ソロのための「オーロラIV」
尺八独奏のための「幽曲II」−1989−
打楽器とマリンバのための「一如」
オーケストラのための「いにしえの飛鳥へ」−2007−
オーケストラのための「輪廻」
藤井むつ子(マリンバ)
野澤佐季子(P)
山口賢治(尺八)
藤井はるか(Perc)、
藤井里佳(マリンバ)
本名徹次(指)オーケストラ・ニッポニカ
石井眞木(指)新交響楽団
FOCD-2565
伊左治 直作品集「熱風サウダージ劇場」
綱渡りの娘、紫の花
機械の島の旅
橋を架ける者−ブリッジ1−
フィネガン前夜祭
墜落舞踏綺想曲
ゆっくり蛇の足−ブリッジ2−
テューバ小僧
THE−エピローグ−
高関健(指)アール・レスピラン、
大井浩明(クラヴィコード)
大井浩明(Org)
田中信昭(指)東京混声cho
織田なおみ(Fl)、北口大輔(Vc)、
中川賢一(P)
藤田英大(Tub)、
高橋勇太(指)アンサンブル・ロカ、藤田英大(Tub)他
FOCD-2572
現代日本の作曲家シリーズ42〜水野修孝 作品集
交響曲第1番(1990)*
マリンバ協奏曲(1980)**
カリンバの音源をもつシンセサイザーのためのソナチネ「時の魔術」(1996)
除夜のためのエチュード(1975)
外山雄三(指)東京SO
高橋美智子(マリンバ)
小松一彦(指)日本フィル**
岡部裕美( キーボード、ピアノ)
水野修孝は千葉大学文学部に入学後、法経学部法律政治科に転科。4年の時、東京藝術大学楽理科に入学。柴田南雄、長谷川良夫、小泉文夫に師事しました。1960年代前半は音群的な作曲で即興演奏を組織化する独自な方法論によって注目を集め、「声のオートノミー」がニューヨークのリンカーンセンターで演奏されました。1975年NHK委嘱の混声合唱のための「幻」で芸術祭優秀賞、1973年と75年にTBMレコードで出したジャズオーケストラ73、ジャズオーケストラ75はジャズディスク大賞3位。1977年NHK委嘱のオペラ「天守物語」は、その後何度も再演されつづけ日本のオペラとしては最もよく上演されるものとなりました。作品は日本だけでなく、世界各地で度々演奏、又は放送されています。とくにオペラ作品やオーケストラ作品、合唱曲、打楽器や和太鼓の作品(国立劇場から3回委嘱を受けている)は、数多く再演されています。1997年、芸術祭優秀賞を自ら主催したコンサート「オーケストラプロジェクト97」と「交響曲第3番」等に対して受賞しました。(フォンテック)
FOCD-2573
2012年9月5日発売
現代日本の作曲家シリーズ43〜三輪眞弘・作品集/村松ギヤ(春の祭典)
(1)弦楽のための、369 B氏へのオマージュ(2006)
(2)逆シュミレーション音楽「村松ギヤ(春の祭典)」広島風(2003)

(3)オーケストラのための、村松ギヤ・エンジンによるボレロ(2003)
(1)秋山和慶(指)東京SO

(2)広島大学学生有志(代表:志賀有希子)

(3)野平一郎(指)東京都SO
作曲のみならず、メディア・アートの世界でも活躍する三輪眞弘。 高校時代から友人と共に結成したロックバンドを中心に音楽活動を始め、1978年渡独。国立ベルリン芸術大学、1985年より国立ロベルト・シューマン音楽大学で作曲を学びました。1980年代後半からコンピュータを用いた作曲の可能性を探求し、特にアルゴリズミック・コンポジションと呼ばれる手法で数多くの作品を発表。2004年「オーケストラのための、村松ギヤ・エンジンによるボレロ」で芥川作曲賞、2007年コンピュータを用いた新しい音楽概念「逆シミュレーション音楽」がプリ・アルスエレクトロニカでグランプリ(ゴールデン・ニカ)、近著「三輪眞弘音楽藝術 全思考一九九八ー二〇一〇」の評価により2010年芸術選奨文部科学大臣賞など数多くの賞を受賞しています。現在は、情報科学芸術大学院大学(IAMAS)教授。 <コンピュータ音楽の第一人者>というイメージの強い作風にあって、オーケストラ曲を中心とする本CDは異色のタイトルであることは間違いありません。また、作曲に使われたアルゴリズムを視覚化するデザインも刺激的です。 「基本はロック」と自認する作曲者の魂は健在です。(フォンテック)
FOCD-2575
2013年9月4日発売
現代日本の作曲家シリーズ45
鶴見幸代:作品集 eu canto・・

(1)Eu canto・・for piano Solo
(2)縞縞 T.バベル U.ドル V.円 W.ユーロ X.トレンド・ライン Y.Now we have made it Z.グラウンド・ゼロ
(3)デスプレス 3人のサクソフォニストのために
(4)遠くの星から
(1)井上郷子(P)
(2)田中信昭(指)東京混声Cho
  篠田昌伸(P)
(3)江川良子(S.Sax)
  東 良太(A.Sax)、
  鈴木広志(B.Sax)
(4)寺嶋陸也(P)
鶴見は東京芸術大学作曲科を経て、様々なジャンルで創作を続けています。2000年ガウデアムス国際現代音楽週間にて佳作受賞。2002年武生国際作曲ワークショップ、2005年オスロ・ウルティマ現代音楽祭の招待作曲家。2008年には出身地の茨城県坂東市での「若手音楽家支援コンサートシリーズ〜鶴見幸代の世界〜」にて個展および委嘱作品「ふるさと坂東市」を発表しました。自身がメンバーである作曲グループ「クロノイ・プロトイ」が2009年度佐治敬三賞を受賞しています。 今作に収録された作品は様々な方法・要素で作られていますが、その向こうに鶴見の感性が確かに一貫して感じられます。(フォンテック)
FOCD-2577
2014年9月3日発売
現代日本の作曲家シリーズ47〜くりもとようこ 自作自演集
Perspective(2005)/対話(1988)
展示(1994)/戦闘機(1995)
発声と様式のモード〜新しいオペラへの試み(2001)
エチュード(1991)
栗本洋子(P)
荻野砂和子、栗本洋子(S)
つつみ あつき(Cl)
青谷良明(Fg)
北住淳(P)
1992 年から継続し、邦人作曲家に焦点をあてる“現代日本の作曲家”シリーズ。
第47 集では、 NHK テレビ「中学生日記」や、ラジオ「お話でてこい」など、他ジャンルの創作活動に加え、ピアニスト・歌手としても活動する作曲家、くりもとようこの作品集です。 くりもとようこは愛知県立芸術大学院修了、作曲を石井歓氏に師事。作曲・演奏の他にパフォーマンスも行います。現代音楽の演奏グループ Ensemble Today を組織し、プロデュース公演を行い、1991年には、台湾で開かれたアジア助成作曲家フォーラムに日本代表として参加。1993 年春にはアメリカ政府より1 ヶ月間文化交流に招待されました。ACL アジア音楽祭では1994 年(台北)、1999 年(インドネシア)、2000 年(横浜)で作品が演奏されています。 1992 年名古屋市芸術奨励賞受賞。2009 年第4 回名古屋音楽ペンクラブ賞受賞。 現在、日本現代音楽協会、日本作曲家協議会、愛知芸術文化協会各会員。 (フォンテック)
FOCD-2579
2015年12月9日発売
現代日本の作曲家”シリーズ第48集
アントモフォニー〜斉木由美管弦楽作品集
(1)アントモフォニー(2001-2)
(2)アントモフォニーIII(2003-4)
(3)アントモフォニーVI(2007)
(4)ことばの雫(1997)
小松一彦(指)
(1)高関健(指)アール・レスピラン
(2)ゲルト・アルブレヒト(指)読売日本SO
(3)(4)小松一彦(指)新日本PO
同時代作品の足跡を系統的・持続的に記録すべく1992年より開始された“現代日本の作曲家”シリーズ。第49集となる本作では斉木由美の作品を採り上げます。
“音楽の時間の中に「永遠」を見たい”と語る斉木は、2001年頃より「虫の音楽」というシリーズを作曲。今回収録予定の作品群「アントモフォニー」とは、ギリシャ語で昆虫を表わす「エントモス」と、音を表わす「フォネー」をつないでフランス語読みした斉木の造語です。独自の新しい音楽的な時間構成を提示する、と称される斉木作品を通し、重層的な時の流れが形成される音楽の新しい道筋を示します。
■斉木由美
愛知県立芸術大学音楽学部卒業。1991年渡仏。翌年パリ・エコールノルマル音楽院卒業、同年パリ国立高等音楽院に入学、1995年同院作曲科を第一位指名で一等賞を得、首席卒業。1996年帰国後、同志社女子大学(専任)、桐朋学園大学、愛知県立芸術大学大学院講師を経て、現在、東京藝術大学、国立音大学及び大学院で後進の指導にあたっている。2009年芥川作曲賞選考委員、2011-2013年日本音楽コンクール作曲部門審査員。日本作曲家協議会、日本現代音楽協会の会員、アンサンブル・コンテンポラリーαメンバー。作曲をポール・メファノ、平義久、兼田敏、保科洋、松井昭彦各氏に師事。名古屋文化振興賞作曲賞入選、日本音楽コンクール第2位、芥川作曲賞を受賞。2005年IRCAM講習生として選抜され電子音楽と作曲について学ぶ。これまでに、Music Tomorrow、読売日本交響楽団、名古屋フィル、Music from Japan、サントリー音楽財団等の団体や優れた演奏家から委嘱を受け新作を発表し、主要作品は、NHK交響楽団等の日本の主要なオーケストラの他、Alter Ego, Ensemble 2e2m、Ensemble L’itineraire 等の海外の現代音楽アンサンブルや国内アンサンブル、および優れた演奏家たちによって演奏され、これまでに、カーン、ザールブリュッケン、ダルムシュタット、武生、ニューヨーク、ジョグジャカルタ、テグ、ガウデアムス等の音楽祭のほか、アジアや欧米で行われた演奏会で作品が紹介されている。2014年には岐阜現代美術館で室内楽作品による個展が行われた。2015年7月ALM-RECORDSより初の作品集CD「CONFESSION斉木由美作品集」(レコード芸術特選盤および優秀録音盤、朝日新聞推薦盤)をリリース。
FOCD-2580
2016年7月6日発売
現代日本の作曲家第50集〜甲斐説宗(1938-1978)の音楽
(1)ヴァイオリンとピアノのための音楽'67(1967/74)
(2)4人のフルート奏者と1人の打楽器奏者のための音楽(1972-73)
(3)フルート・ソロのための音楽(1975-76)
(4)3人のマリンバ奏者のための音楽(1975-77)
(5)アナラポスのためのインターアクティヴィティ(1977)
(6)5人の奏者のための音楽'77(1977-78)
(7)ヴァイオリンとピアノのための音楽II(1978)
(1)ROSCO:甲斐史子(Vn)
大須賀かおり(P)
(2)川島素晴(指)
木ノ脇道元、斎藤和志、多久潤一朗、古田土明歌(Fl)
神田佳子(打楽器)
(3)甲斐道雄(Fl)
(4)3マリンバ:菅原淳、岡田眞理子、種谷睦子(マリンバ)
(5)鈴木昭男(スタンド型アナラポス・スネアドラム)
(6)小泉浩(Fl)十亀正司(Cl)、山口恭範(打楽器)、篠ア史子(ハープ)、高橋アキ(P)
(7)ROSCO:甲斐史子(Vn)大須賀かおり(P)
1978年に39歳の短い生涯を閉じた甲斐説宗。作品集CDが、人生とほぼ同じ年月を経た没後38年 の今年、ようやく陽の目を見ることになりました。 ベルリン留学時代より本格的に作品を発表し、ほぼ10年間という短い活動の後に迎えた早過ぎる晩年。 寡作であった彼は、一切の無駄を削ぎ落した音を刻む作風を確立し、今日では既に伝説的な存在です。 本CDは、没後20年・30年に行われたコンサートのライヴ録音、実弟である甲斐道雄による入魂のフ ルート、そして愛娘甲斐史子による新録音という画期的な演奏を収録しています。 「日本の作曲家は武満だけではない」と称された甲斐説宗の音楽。新たな歴史は、ここから始まります。(フォンテック)
FOCD-2581
<現代日本の作曲家第51集>
貧富の差はどこから来るのか足立智美

(1)ほとんど編曲された第三番(2014)
(2)貧富の差はどこから来るのか(2015)
(3)おすてろこむさ(2006)
(4)あなた5(2001)
(5)詩篇(2012)
(6)ぬぇ(2016)
(7)古代中国の実験音楽〜楽経から〜第一番+第二番(2014)
(8)耳を閉じてください(2016)
(1)太田真紀(S)、山田岳(G)、ユケーイルン・オコナー(助演)
(2)足立智美(Org、おもちゃのキーボード、コンピュータ)
(3)足立智美(声)
(4)足立智美(声)
(5)足立智美(声)
(6)演奏者多数
(7)東京現音計画
第51集は、前作の甲斐説宗と打って変わった作品の集成。 早稲田大学文学部哲学科在学中の1993年より活動を始めた足立は、作曲、即興演奏、パフォーマンス、現 代音楽作品の演奏、自作楽器の制作など、幅広い領域で活動しています。作曲家としては、小杉武久や刀根康 尚らの「グループ音楽」など、いわゆるポスト・ケージ的実験音楽の系譜に連なる足立ですが、ヴィデオや写 真による活動もおこない、その映像作品がヨーロッパのいくつかの映画祭で上演されるなど、ダンス・美術・ 映像といった隣接領域の芸術家との横断的な共同作業でも知られています。その作品は、技法やスタイルの流 行を超え、多彩で個的で奇矯であることを恐れずに「特異であることが普遍につながる」道を探そうとする姿 勢に貫かれた「現代の音楽」として、ジャンルを超えた、静かな、熱い注目を集めています。(フォンテック)
以下、作曲者のことば
このCDには私が比較的近年作った、なんらかの形で記譜された、音を主要な要素とする、作品が収められている。 つまりここには私の活動の大きな部分を占める、即興演奏や、ヴィデオや身振りを本質的な要素とする音楽作品は 入っていない。また過度に「記譜」の概念を拡張した、自作楽器の録音も入れなかった。逆に、以上の要件を満た していれば、必ずしも音楽と区分される必要のないものも収録されている。自作楽器による音楽は《記譜法として の境界面》(nayarecords)、1990年代後半から2000年代のはじめにかけて大量に作曲した訓練されてない声 のための作品は《AdachiTomomiRoyalChorusYo》(Tzadik)に収録されているのでそちらも聴いて欲しい。 わたしがこのCDと、ここに収められてる作品でやろうとしたのは、ときにはその範疇を超えながらも、作曲とい う行為の意味をCDという(おそらくその役割を終えようとしている)媒体を通して考えるということ以外の何物 でもない。
FOCD-2582
2017年3月8日発売
沈黙の起源〜中川俊郎管弦楽作品集
(1)合奏協奏曲第2番
(2)もの思う葦たち
(3)ピアノ協奏曲*
(4)合奏協奏曲第3番
(5)影法師―シューベルトの同名の歌曲その他による
(1)(2)(4)(5)飯森範親(指)東京都SO
(3)中川俊郎(P)
小鍛冶邦隆(指)東京SO

録音:(1)(2)(4)(5)2009年10月14日サントリーホールライヴ
(3)2016年9月7日東京オペラシティコンサートホールライヴ
(2)-(5)=世界初演
2017年を迎え、更に歩みを進めるシリーズ「現代日本の作曲家」。第52集は時代と常に寄 り添いながら、その先頭を走り続ける音楽家・中川俊郎をとりあげます。 中川俊郎(なかがわ・としお)は1958年東京生まれ。「MusicToday‘82」の一環として 開催された10周年記念国際コンクールにおいて自作自演で第1位を受賞し、ジョン・ケージ に高い評価を受けました。以降作曲家として、演奏家として、作曲・演奏家グループ「アール・ レスピラン」の一員として、楽壇の枠を超えCM音楽の分野などにおいて、多方面に活躍を続 けています。 本作は中川の管弦楽作品を収録。現代作品としては稀有なスケール感で、中川俊郎という音楽家 の一端を体感できる1枚です。 (フォンテック)
FOCD-2583
2018年3月7日発売
糀場富美子:作品集
広島レクイエム(1979)#
フォオトリエの鳥(2001)
未風化の7つの横顔(2005)
わだつみの波(2013)*
秋山和慶(指)、大井剛史(指)*
広島響を中心とするオールジャパン・シンフォニーオーケストラ#
東京SO
十亀正司(Cl)、長尾洋史(P)
日本の創作活動の成果である作品の記録を系統的・持続的に行う“現代日本の作曲家”シリーズ第53 集。 今回は、その創作がオーケストラ、室内楽、合唱、そして教育目的の作品等、様々なジャンルに及ぶ作 曲家糀場富美子(1952-)です。 自らの捜索について、「コンピューター全盛の時代において、生きた音楽を作っていくことは重要だと 考え、新たなサウンドを求め、また音楽でメッセージを発することは意義がある」と発言する糀場。 戦後40周年の1985年、レナード・バーンスタインが提唱した「広島平和コンサート」で取り上げら れ、大植英次指揮ECユース・オーケストラで初演された「広島レクイエム」。那珂太郎の詩にインス パイアされ、オーケストラと敢えて対峙することなく、クラリネットがその流れのなかにとどまること なく自由に音を綴っていく「フォオトリエの鳥」。「広島レクイエム」から初演20年後、今一度『原 爆』に真摯な気持ちで目を向け、自分の中で再認識し、風化させない為にという思いで作曲した「未風 化の7つの横顔」。そして東日本大震災を機に、海の神霊、海を守る神「わだつみ」に思いを馳せなが ら、東北の大地とそこに住む人々へ捧げる「わだつみの波」。卓越した技術に裏打ちされた構成力溢れ る作品群は、現代の作曲界で他に得難い個性に溢れています。(フォンテックフォ)
FOCD-2584
2019年3月20日発売
現代日本の作曲家 第54集
星谷丈生: 四季〜ピアノのための〜 (2016)
72の断片によるシンフォニア (2017/2018改訂)
フルート,チェロ,ポルタティーフオルガン,キーボードのための音楽 (2014/2018改訂)
榑谷静香(P)
多久潤一朗(Fl)
多井智紀(Vc)
萩森英明 (ポルタティーフオルガン)
石川星太郎 (電子キーボード&指)
CD“現代日本の作曲家”シリーズは、創作活動の成果である、作品の記録を系統的・持続的に行う必要を満 たすべく、1992 年度上期より現在まで刊行を続けています。 その第 54 集は、学生時代より同世代の音楽家とともにアンサンブルを結成し、現在も自身の創作に加え、国 内外の様々な作品の紹介を行う<行動する>作曲家 星谷丈生の作品集成です。 星谷丈生は、多久潤一朗、多井智紀など、日本の現代音楽シーンを支える奏者を擁する演奏団体:アンサンブ ル・ボワの発起人であり、創作者としても、日本の中堅世代の充実を支える作曲家の一人として、木下正道、 渡辺俊哉、徳永崇らと手を携え、優れた活動を継続しています。星谷は「音楽は、言葉で説明できない何かを 表現し得る一つの手段である」という認識に立ちながらも、説明できない中にあっても「実際には(比較的) 説明しやすいことと、説明しづらいことが含まれている」と精査の必要を語ります。このことは、星谷がアン サンブルの演奏家たちと濃密な協働を繰り返す中で、音楽におけるコミュニケーションの在り方に拘ってきた 証左です。その協働は、チェリストである多井が星谷作品の演奏のために微分音ポジティフオルガンを自作す るほどに深く、コミュニケーションにおける探求は、星谷をして伝統的な五線譜でも図形楽譜でもない、新た な確定的な記譜の在り方を編み出させるほどのものです。収録作品は、そうした協働と探求の結果が余さず示 されるものとなりました。 (フォンテック)
FOCD-2585
2020年3月4 日発売
現代日本の作曲家 第55集〜光の海 藤井喬梓作品集
(1)Lichthof (1989)
(2)」蠕虫舞手―アンネリダタンツエーリン(1999)
(3)水の中の空 (2001)
(4)ディエシス II (2008)
(5)清水茂の詩による3つの歌曲 (2011/2013)
(6)光の海〜クラリネット、ハープと弦楽合奏のための二重協奏曲(2016)
(1板倉泰明、西澤春代(Cl)
(2)甲斐史子(Vn)、井上郷子(P)
(3) 石川高(笙)、 井上郷子(P)
(4)小松一彦(指)東京PO
(5)秋山理恵(S)、大須賀かおり(P)
(6)武田忠善(Cl)、三浦麻葉(Hp)
板倉康明(指)クニタチ・フィルハーモニカー
藤井は1959年に大阪に生まれ、国立音楽大学、フライブルク国立音楽大学を卒業。国内外で作品が演奏され、 またオイリュトミーの舞台公演にも積極的に関わるなど、様々なジャンルで国際的に活躍しました。国立音楽大 学教授として長く奉職しましたが、2018年1月8日に、現職教授のまま58歳で逝去。 本CDは、2019年3月11日に開催された、その業績を回顧するコンサート「作曲家 藤井喬梓追悼演奏会」の ライヴ録音を中心に、国立音楽大学が委嘱した2つの管弦楽作品を収録しています。 作曲年代順に配列したこれら6作品は、生涯を通じて微分音への取り組みを続けた藤井の創作を概観するに相応 しく、真に独創的で豊かな音楽を実現した最晩年の傑作に至る、様々な軌跡を聴く内容は、藤井喬梓という人望 の厚い音楽家の人生を凝縮した一枚です。 若き日にフライブルク音大で、ともに勉学に励んだ細川俊夫の追悼文を収録。夭逝の作曲家の高潔な人柄が偲ば れます。 (フォンテック)
FOCD-2586
2021年3月31日発売
現代日本の作曲家 シリーズ第56 集〜鈴木純明(1970 - ):作品集

(1)明るい方へ 〜6 人の奏者のための(2012)

(2)ヴォルフィエド 〜アルト・サクソフォン独奏と7 人の奏者のための(2015)

(3)うさぎファンタジア 〜サクソフォンと管弦楽のための(2019)

(4)ラ・ロマネスカII ―ペトルッチの遍歴 〜管弦楽のための(2013)
(1)安良岡章夫(指)、多久潤一朗(Fl)、鈴木生子(Cl)、寺岡有希子(Vn) 、甲斐史子(Va)、松本卓以(Vc)、及川夕美(P)
(2)阿部加奈子(指)、原博巳(サクソフォン独奏) 、トーキョー・アンサンナブル・ファクトリー 、加治佑子(Hrn) 、岩崎愛子(打楽器) 、松岡麻衣子・迫田圭(Vn) 、藤原歌花(Va) 、山澤慧(Vc) 、佐藤洋嗣(Cb)
(3)小鍛冶邦隆(指)、大石将紀(Sax)、東京SO
(4)杉山洋一(指)新日本フィルハーモニーSO
現代日本の作曲による創作活動の成果である作品の記録を、系統的・持続的に行う必要を満たすべく、リリース を開始したCD シリーズ"現代日本の作曲家。 昨年(2020 年)発売の「藤井喬梓 作品集」(FOCD2585)に 続く第56 集は、ルネッサンス以来の西洋音楽の伝統との距離(引用)、また"音楽における時間と記憶”に繊細な 感陛をもって独自の作品を創造する作曲家 鈴木純明の作品集です。 鈴木は1970 年東京生まれ。2000 年、東京藝術大学大学院修士課程修了後、1997 年一2002 年、パリ国立 高等音楽院で学びました。2003 年にはIRCAM(フランス国立音響音楽研究所)作曲研修課程(CURUS)修了。 第64 回日本音楽コンクール、第18 回日本交響楽振興財団作曲賞、ガウデアムス国際音楽週間、99 等に入選、 2014 年、オーケストラのための「ラ・ロマネスカII ― ペトルッチの遍歴」で、第24 回芥川作曲賞を受賞。作 品は、ザグレブ現代音楽ビエンナーレ、レゾナンス 2003(パリ)、モンテカルロ春の芸術祭(モナコ)、ミュー ジック・フ ロム・ジャパン(ニューヨーク)等の音楽祭で初演され、アンリ・ルモワンヌ社(パリ)、全音楽譜出 版社等から出版されています。 現在、東京藝術大学音楽学部作曲科准教授、桐朋学園大学非常勤講師、21 世紀音 楽の会、日本現代音楽協会、フランス著作権協会(SACEM)会員を務めています。 50 曲に及ぶ鈴木の作品ですが、今回のCD は彼の音楽のテーマでもある「既存の音楽の引用」が取り分け顕著 な管弦楽作品、及び最新作での構成です。 現代音楽ファンのみならず、聴く人を新しい音響世界へと誘う1 枚です。 (フォンテック)
FOCD-2587
2022年3月31日発売
現代日本の作曲家 第57集/たかの舞俐 作品集

(1)「Lilaea」(リラエア)2021

(2)「Schneekoenigin’s Arie」(雪の女王のアリア)2018

(3)「Remnants of Love」(愛の残骸)2017

(4)「Elegy」(エレジー) (2013-14 改訂2021)

(5)「Are you going with me?」(アー・ユー・ゴーイング・ウイズ・ミー?)1987

(6)「Corridors of Light」(光の通り道)2012

(7)「In a Different Way」(イン・ア・ディファレント・ウェイ) 2021

(8)「Adieu and Rebirth」(アデューと再生) (2014-15)
(1)松本寛子(Fl)
土橋庸人(G)
(2)坂本朱(Ms)
井出朋子(Fl)
藤村俊介(Vc)
(3)大坪純平、岡本和也(G)
(4)野口千代光、花田和加子(Vn)
(5)會田瑞樹(ヴィブラフォン )
中川俊郎(P)
(6)井手朋子(Fl)
(7)たかの舞俐 指揮 ヨシダダイキチ(シタール)
カネコテツヤ(パカーワジ)
鈴木舞(Vn)
笹沼樹(Vc)
丁仁愛(Fl)
松下洋(Sax)
會田瑞樹(打楽器)
(8)會田瑞樹(ヴィブラフォン)
中川俊郎(P)
日本の作曲家の創作活動の成果である作品の記録。これを系統的・持続的に行うことを目的に、1992 年から制作・販売を続 けるCDシリーズ「現代日本の作曲家」。第57集は、「クラッシック音楽でもない、アヴァンギャルドでもない、様々なジャン ルの音楽が境界を越えて一つの新しい世界になっている音楽」を掲げる作曲家 たかの舞俐の作品集成です。たかのは自らの音 楽創造について、こう述べています。 「まず、私の作曲理念の基本は、師リゲティとの学びの中にある。 それは、しっかりとした作曲技法(Handwerk)に基づいた自分自身のオリジナリティーのある作品を作曲することであり、 また、ジャンルを超えた様々な分野の音楽や芸術に対する探求心や興味を持って、自分自身の音の世界を常に豊かに広げていく ことです。 東京は、様々なジャンルの国際色豊かな音楽が多彩に混在している都市です。これらの音楽は、私の中に吸収され、濾過され ていき、互いに結び付いて、最終的には、独自の「音」の世界となって現れでていく。それは、クラッシック音楽でもない、ア ヴァンギャルドでもない、様々なジャンルの音楽が境界を越えて一つの新しい世界になっている音楽です。 また、私は近年、アコースティックの楽器だけでなく、Cubaseなどのエレクトロニクス・DTMやSuperColliderといった音響 プログラミング言語を使った音楽作品も多く手がけてきた。 現在、世界的なコロナ禍の中で、デジタル化はより幅広く、不可避なものになっており、デジタルやプログラミングの概念は、 次の世代の基盤になっていくものと考えています。しかし、いつの時代でも人々がその生涯の中で愛や憎しみ、悲しみ、癒し、寂 しさ、など様々な感情を体験することに変わりはない。未来の世代に向けた意識と共に、人間が持ち続ける普遍的な感情を表現 する音楽を創造していくことを目指しています。」 (フォンテック)
FOCD-2588
2023年3月31日発売
現代日本の作曲家 第58集〜末吉保雄作品集
(1)8人のフルート奏者のための“伶”(1970)
(2)マリンバのためのミラージュ(1971)
(3)おかる勘平 ― 北原白秋[東京景物詩及其他]より―
―ソプラノ、アルトフルート、コントラバスと打楽器のために(1975)
(4)コレスボンダンス II -2本のクラリネットのために(1976)
(5)コレスボンダンス IV - フルート、ヴァイオリンとピアノのために(1980)
(6)コレスボンダンス IX - 弦楽四重奏のために(1999)
(1)野口 龍、菊池香苗、遠藤剛史、織田なおみ、崎谷直、橋本岳人、西沢幸彦、永井由比(Fl)
末吉保雄(指)

(2)安倍圭子(マリンバ)

(3)瀬山詠子(S)、野口 龍(Fl)、
永島義男(Cb) 菅原淳(Perc)
末吉保雄(指)

(4)浜中浩一、二宮和子(Cl)

(5)野口 龍(Fl)、三瀬俊吾(Vn)、
大須賀かおり(P)

(6)中原恭子、横山和加子(Vn)
神谷未穂(Va)、エマニュエル・ジラール(Vc)
1992年より制作・販売を続けるCDシリーズ“現代日本の作曲家”。第58集は、創作とともに教育の 分野でも多大な足跡を残し、2018年に逝去した末吉保雄をとりあげます。 末吉保雄は1937年東京に生まれ、作曲を石桁真礼生、ピアノを豊増昇に師事。1960年東京藝術大 学卒業。1962年同大学専攻科終了。1964年に渡仏し、1965年エコールノルマル音楽院卒業、フラ ンス国立放送音楽研究所講習生となりました。約1年半の滞仏後帰国し、その後は作曲に加えて、東京藝 術大学非常勤講師、桐朋学園大学教授を歴任。またNHK音楽教育番組への出演、企画などによる教育活 動に携わりました。作曲家のみならず、その薫陶により多くの演奏家を輩出したことは特筆すべき功績 です。また、日本現代音楽協会名誉会員、日本フォーレ協会会員、日本セヴラック協会会員、OTOの会 顧問を務め、多くの演奏会の制作をおこないました。 言葉を日常性から自由な想像力へと解放した末吉の音楽。こよなく愛した編成による作品群から、本CD はその創作の軌跡を辿ります。 (フォンテック)

FOCD-2709
サントリーホールのオルガン 2
ペータース:演奏会用小品Op.52a、
スウェーリンク:「わが青春はすでに過ぎ去り」による変奏曲、
バッハ:トッカータとフーガニ短調BWV.565、
フランク:コラール第2番ロ短調、
M.エンリコ・ボッシ:交響的練習曲Op.78、
メンデルスゾーン:6つのオルガン・ソナタ作品65より第6番コラール「天にいます我等の父よ」による変奏曲ニ短調、
J.ラングレ:主題と変奏「フレスコバルディの主題による」、対話をミクスチュアで、
ヴィエルヌ:シンフォニー第1番Op.14よりフィナーレ、
J.ボネ:12の小品より妖精、
P.A.ヨン:ユモレスク、
T.デュボア:トッカータ
ジリアン・ウィーア(Org)
FOCD-2710(2CD)
バッハ:ヴァイオリンソナタ集
バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタBWV. 1014-19/ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタBWV. 1021 1023 1026/ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第6番遺稿9 フーガ BWV.1026
浦川宜也(Vn)、
ミヒャエル・ハルトマン(Cemb)
FOCD-2712(2CD)
メシアン作品シリーズ1
おさな児イエズスにそそぐ20の眼差し、
鳥のスケッチ
藤井一興(P)
FOCD-2714(2CD)
バルドヴィーノ/バッハ無伴奏
バッハ:無伴奏チェロ組曲第1〜6番
アメデオ・バルドヴィーノ (Vc)
FOCD-3110
響きの現在1/石井眞木作品集
弦楽器のための「エクスプレシオーネン」(1967)
オーケストラのための「半透明の幻影」(1982)/笛独奏とオーケストラのための交響詩「祇王」-陰影の譜(1984)
打楽器群とオーケストラのための「響層」(1969)
岩城宏之(指)東京都SO
赤尾三千子(横笛)
FOCD-3116
瀬山詠子/盲目の秋
中原中也:詩、石桁真礼生:曲:盲目の秋、
小島秀一:詩、石桁真礼生:曲:子供のうた〜牛の目のなか波ねむけ、
サトウハチロウ:詩、石桁真礼生:曲:雨です こっそり降っています
北原白秋:詩、山田耕筰:曲:AIYANの歌〜NOSKAIかきつばた、AIYANの歌曼珠沙華、気まぐれ、
深尾須磨子:詩、橋本国彦:曲:舞
瀬山詠子(S)、入江真知子(P)
FOCD-3120
金昌国・アンサンブルofトウキョウ
バッハ:管弦楽組曲第2番、
音楽の捧げ物より、
トリオ・ソナタ ハ短調、
ブランデンブルグ協奏曲第4番
金昌国(Fl)
アンサンブルOfトウキョウ
FOCD-3121
70年代日本のコントラバス作品
三善晃:リタニア(1975)
池辺晋一郎:モノヴァランス(1975)
広瀬量平:ラクサーナ(1975)
平義久:コンヴェルジャンヌII(1977)
田中雅彦(Cb)、
有賀誠門(Perc)
FOCD-3124
東敦子/プッチーニ・オペラハイライト
「妖精ヴィッリ」〜 第1幕前奏曲/私が小さな花だったら/メヌエット第1、
「ラ・ボエーム」〜 私の名はミミ / さようならあなたの愛の呼び声に、メヌエット第2、
「トスカ」〜 歌に生き愛に生き、
「蝶々夫人」〜 ある晴れた日に/舟唄(合唱) / かわいい坊や / メヌエット第3、
「トゥランドット」〜 お聞きください / 菊の花(オーケストラ)/「トゥランドット」〜 氷のような姫君の心も、
「ジャンニ・スキッキ」〜 私のお父さん
東 敦子(S)、
守山俊吾(指)
大阪CMCアカデミアO、
松本幸三(T)
FOCD-3128
菅野由弘作品集
弦楽四重奏曲(1976) 、
星の死−ヴァイオリンとピアノのための(1983)、
透明な鏡−ハープのための(1987)、
聲明による「綴れ織りI」−電子音楽(1988/90)
ニューアーツSQ、
小林健次(Vn)、蛭多令子(P)、
木村茉莉(Hp)
FOCD-3129
現代無伴奏ヴァイオリン作品集
バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタSz.117、
ジョリヴェ:ラプソディックな組曲、
三善晃:鏡、
マデルナ:アマンダより
ドゥヴィー・エルリー(Vn)
FOCD-3130
倉田澄子/フォーレ・チェロソナタ
フォーレ:チェロ・ソナタ第1番&第2番、
エレジーOp. 24
倉田澄子(Vc)、藤井一興(P)
FOCD-3131
三瓶十郎の遺贈
ヤン・ツァハ:シンフォニア 変ロ長調
フランツ・クサーヴァー・リヒター:シンフォニア ハ長調、
カール・シュターミッツ:管弦楽用四重奏曲 ヘ長調、
テレマン:2つのヴィオラのための協奏曲ト長調、
ヴィヴァルディ:ファゴット協奏曲 ト長調、
モン:シンフォニア ト長調
三瓶十郎(指)古典音楽協会
FOCD-3132
作曲家の個展/林光
交響曲ト長調(1953)、
WINDS(1974 - 1982補筆)、
八月の正午の太陽は…(1990)*
外山雄三(指)東京都SO、
藍川由美(S)*
FOCD-3133
光の蜜/西村朗の音楽1
ピパ(1989)、光の蜜(1990)、
弦楽四重奏のためのヘテロフォニー(1975/87)、
マナI(1989)、5巫楽(1990)
アムステルダム・ギター・トリオ、
アルディッティQ
FOCD-3135
ブラームス:ドッペル・コンチエルト
ブラームス:ヴィオリンとチェロのための二重協奏曲
朝比奈隆(指)新日本PO9、
豊嶋泰嗣(Vn)、上村 昇(Vc)
FOCD-3139
アンサンブル・ヴァルツェン
ヨゼフ・シュトラウス:ワルツ「わが人生は愛と喜び」Op.263 、
ヨゼフ・シュトラウス:アントワネット・ポルカ 、
J・シュトラウス:ワルツ「朝の新聞」Op. 279、
アドルフ・シャルル・アダン:聖らに星すむ今宵、
ヘンデル:オンブラ・マイ・フ、
ヨハン・シュランメル:ワルツ「朝の挨拶」、
ウィーンのフィアカー、
J・シュトラウス:ワルツ「ウィーン気質」、
平井康三郎:びいでびいで、歌曲集「日本の笛」、
高田三郎:市の花屋、
中田喜直:たあんきぽーんき、
ヨゼフ・シュトラウス:ポルカ「憂いもなく」Op. 271、
J・シュトラウス:ポルカ「クラップフェンの森で」
アンサンブル・ヴァルツェン、
赤星啓子(S)
FOCD-3141
種谷睦子/マリンバ・アパッショナ
バッハ:ヴァイオリン協奏曲第1番、
モンティ:チャルダシュ、
パガニーニ:ラ・カンパネラ、
クライスラー:中国の太鼓、
中田喜直:小さい秋みつけた、
近衛秀麿:ちんちん千鳥、
民謡:中国地方の子守歌、
山田耕筰:この道、
サラサーテ:カルメン幻想曲、
ショパン:ノクターン
種谷睦子(マリンバ)、
スヴェトラ・プロティッチ(P)
FOCD-3145
愛の歌/小鍛冶邦隆作品集
七重奏(1991)、
デプロラシオン・サイクル(1985)、
愛の歌 III(1985)、愛の歌 IV(1986)、
ソング・オブ・ラブ(1989)、
オーケストラのための「愛の歌」(1988)
中井正子(P)、
小鍛冶邦隆(指)、甲斐道雄(Fl)、
板倉康明(Cl)、木村茉莉(Hp)、
水野佐知香、手島志保(Vn)、
東 義直(Va)、
松岡陽平(Vc)、
コシ・ミハル(Vo)m
東京都SO、東京SO
FOCD-3146
兎束俊之ヴィオラ・リサイタル
ショスタコービィチ:ヴィオラ・ソナタ.ハ長調 Op.147、
シューマン:アダージョとアレグロ変イ長調 Op. 70、
フランク:ヴィオラ・ソナタ イ長調
兎束俊之(Va)、
ジャン・クロード・ペヌーティエ(P)
FOCD-3147
ビリティスの詩
ドゥヴィエンヌ:ソナタ.ニ長調Op.68-1、
フォーレ:シチリアーノ、ヴォカリーズ、
コンクール課題曲ヘ長調、幻想曲、
ドビュッシー:ビリティス、
デュカス:はるかに聞こえる牧神の嘆き、
カプレ:夢と小さなワルツ、即興曲、
ラヴェル:ハバネラ形式の小品
三上明子(Fl)、
アンリエット・ピュイグ=ロジェ(P)
FOCD-3148
プレリュード
ヴィラ=ロボス:前奏曲、
バッハ:シチリアーノ、
ヴィラ=ロボス:ブラジル民衆音楽組曲、ショーロ 第1番、
バッハ:主よあわれみ給え〈マタイ受難曲BWV.244〉より
弘井俊雄(G)
FOCD-3149
モーツアルト/ヴァイオリンソナタ集
ヴァイオリン・ソナタ.ハ長調 K.403、
〈羊飼いの娘セリメーヌ〉による12の変奏曲ト長調 K.359、
「泉のほとりで」による6つの変奏曲ト短調K.360、
ヴィオリン・ソナタ.イ長調K.402、ヴァイオリン・ソナタ変ロ長調K.570
浦川宜也(Vn)、岡本美智子(P)
FOCD-3150
一枝繚乱
杵屋正邦:一枝繚乱(1988)、
一柳 慧:臨界域(1983)、
北爪道夫:螺旋(1987)、
山田検校:那須野(1800 頃)、
福士則夫:円圏(1983)、
細川俊夫:「線」III(1988/91)
高田和子(三絃・唄)
福原百之助(能管・篠笛)
山登弘久(箏・唄)
FOCD-3154
クラリネットシーン3
ブロック:デネリアーナ、
ピェルネ:カンツォネッタ、
ボーカン:哀歌、
カウザック:カンティレーヌ、
ミヨー:カプリス、
アーン:サラバンドと主題・変奏、
デルマス:プロムナード、
ドビュッシー:小品、
サティ:グノシエンヌ第3番、
ルーセル:アリア、
ゴツフスキー:ノルウェーの風景、
シュミット:アンダンティーノ、
ラヴェル:ハバネラ形式の小品、
セムラー=コレリィ:カンティレーヌ、
ノエル=ガロン:カンタビーレ、
ショーソン:アンダンテとアレグロ
生島繁(Cl)、藤井一興(P)
FOCD-3155
マーラー:「巨人」
マーラー:交響曲第1番「巨人」、
ワーグナー:ジークフリート牧歌
林千尋(指)ポーランドRSO
録音:1989年
FOCD-3159
ブゾーニ:ヴァイオリンとピアノの作品
バガテルOp. 28 (1888) /ヴァイオリン・ソナタ第1番ホ短調 Op.29 (1890)/ヴァイオリン・ソナタ第2番ホ短調Op. 36a (1898)
西田博(Vn)、中村攝(P)
FOCD-3161
矢代秋雄作品集
交響的作品(1950)/交響曲(1958)
佐藤功太郎(指)東京都SO
FOCD-3164
アメージング・サクソフォーン
ディニク(ハイフェッツヘン):ホラ・スタッカート、
チャイコフスキー:感傷的なワルツ、
フォーレ:エレジー、
グラナドス:アンダールーサ、
イトゥラルデ:小さなチャルダーシュ、
グラナドス:オリエンタル、
コンベル:マールボロ変奏曲、
ショパン:ノクターン第20番(遺作)、
グラズノフ:吟遊詩人の歌、
フォーレ:子守歌、
グルック:精霊の踊り、
マルティーニ:愛のよろこび、
サティ:ジュ・トゥ・ヴー、
シモネッティ:マドリガル、
ジェルヴェーズ:三つの舞曲
武藤賢一郎(Sax)、菅生晴美(P)
FOCD-3167
深沢亮子=ウィーン室内アンサン
シューベルト:ピアノ五重奏曲「ます」、
フンメル:ピアノ五重奏曲 Op. 87、
シューベルト:楽興の時D.780〜Op.94
深澤亮子(P)、
ウィーン室内アンサンブル、
アントン・フィーツ(Vn)、
ヘルムート・ヴァイス、フリッツ・ドレシャル(Va)、
アロイス・ボッシュ(Cb)
FOCD-3168
深沢亮子=シューベルト
シューベルト:即興曲集Op.142、
ピアノ・ソナタ第18番ト長調「幻想」、
ベートーヴェン:6つのバガテル Op. 126
深澤亮子(P、
FOCD-3171
漆原啓子/雨の歌
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト長調 Op.78「雨の歌」 /ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 Op. 100/ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 Op. 108
漆原啓子(Vn)、ヤン・パネンカ(P)
FOCD-3172
フォーレ&ラヴェル/ピアノ三重奏
フォーレ:ピアノ三重奏曲ニ短調 Op. 120、
ラヴェル:ピアノ三重奏曲イ短調
藤井一興(P)、
数住岸子(Vn)、上村 昇(Vc)
FOCD-3174
光の鏡/西村朗2
西村朗:二重協奏曲「光の環 」(1991)*
「星曼荼羅」(1992)、
アストラル協奏曲「光の鏡」(1992)
徳永二男(Vn)、
木村かをり(P)、
外山雄三(指)NHK響*、
岩城宏之(指)東京都SO、
原田節(オンド・マルトノ)
FOCD-3175
間宮芳生:ピアノ協奏曲第3番
間宮芳生:ピアノ協奏曲第3番、
ピアノ・ソナタ第1番〜第3番スプリング
舘野泉(P)、
間宮芳生(指)日本PO
FOCD-3176
漆原啓子/華麗なるポロネーズ
ヴィエニャフスキ:華麗なるポロネーズ Op. 4、モスクワの想い出 OP. 6/伝説Op. 17/スケルツォ・タランテラ OP. 16/華麗なるポロネーズ Op. 21、
モシュコフスキ:2つのヴァイオリンとピアノのための組曲 Op.71*
漆原啓子(Vn)、
漆原朝子(Vn)*、
デヴィット・コレヴァー(P)
FOCD-3177
バロック/21
ルイエ:フルート,オーボエと通奏低音のためのトリオ・ソナタ第1番、
ユン:フルート.オーボエ.ヴァイオリン.チェロのためのイマージュ、
マルティヌー:フルート.オーボエ.チェンバロのためのプロムナード 1940、
C. P. E. バッハ:無伴奏オーボエ・ソナタ ト短調、
テレマン:ターフェルムジーク第1集〜 フルート,オーボエ,ヴァイオリン,チェロと通奏低音のための四重奏曲ト長調
漆原啓子(Vn)、阿部博光(Fl)、
広田智之(Ob)、菊地知也(Vc)、
小林道夫(Cemb)
FOCD-3178
オリヴェラ・ミリャコヴィッチ
ムソルグスキー:「子供部屋」より、
ヴォルフ:「スペイン歌曲集」より、「メーリケ詩集」より、「イタリア歌曲集」より、ユーゴスラヴィア民謡、
ファリャ:七つのスペイン民謡、
モンサルバージェ:黒人の歌、
グリーディ:あなたのはしばみの実は欲しくない、
バルベルデ:カーネーション、
グスタビーノ:バラと柳、
フェルナンド・J・オブラドルス:エル・ビート
オリヴェラ・ミリャコヴィッチ(Vn)、
パウル・ズィンガー(P)
FOCD-3179
アメリカ/エッコ・トリオ
ハイルマン:ピアノ三重奏曲 ハ長調Op.7/ガーシュイン:サマータイム
ガーシュウィン:ファッシネイティン・リズム、
ストレイホーン:ラッシュ・ライフ*、
ミンガス:グッバイ・ポーク・パイ・ハット*、
ジョプリン:ラグタイム・ダンス、
ジョプリン:エリート・シンコペイションズ、
ペイン:ラルゲットとスケルツォ
大津純子(Vn)、
エヴリン・エルスィング(Vc)、
コレット・ヴァレンタイン(P)
FOCD-3181
トゥールーズ木管五重奏団
プーランク:木管五重奏とピアノのための六重奏曲、
ルーセル:木管五重奏とピアノのためのディヴェルティメント、
ミヨー:組曲「ルネ王の炉辺」、
ダマーズ:17のヴァリエーション Op.22、
イベール:3つの断章
フルート:フランソワ・ローラン(Fl)、
クリスチャン・フージュル(Ob)、
生島繁(Cl)、
ダニエル・ドール(Hrn)、
クリストフ・ヴィヴィエス(Fg)、
藤井一興(P)
FOCD-3184
砂の都市/菅野由弘作品集
砂の都市(1991)、風鐸(1992)、
光の残像 I (1992)、
時の鏡−風の地平(1986/1993)
ダニエル・レンツ・グループ、
木村まり(Vn)、
山口恭範(Perc)、大竹紀子(P)、
岩亀裕子(竜笛)、宮田まゆみ(笙)
FOCD-3185
東敦子
プッチーニ:約束を偽った/太陽と愛/大地と海/愛の短い物語/死とは?/そして小鳥は/走るぞ ウラーニア!/わが家
サデーロ:愛らしい手/子守唄/マランゴーナの舟歌/麦打ちの人々/子守唄/昨夕 愛しいニーナは/愛は美味しい御馳走/ミケレンマ/馬追唄/海の真ん中で
東 敦子(S)、谷池重紬子(P)
FOCD-3188
発振/松平頼暁オケ作品集
OSCILATION(マリンバと3群のオーケストラのためのオシレーション)、
KURTOSIS I(オーケストラのための尖度T)、
RECOLLECTION(ピアノと室内オーケストラのためのレコレクション)、
HELICES(オーケストラのための螺旋)
フランシス・トラヴィス(指)東京SO、
高橋美智子(マリン版)、
中村和枝(P)
FOCD-3192
ダルムシュタットアンサンブル1
ブラームス:クラリネット五重奏曲、
プッチーニ:菊−弦楽四重奏曲、
モーツァルト: ピアノ四重奏曲ト短調 K. 478
チェック・クリムキェーヴィッチ(Vn)、
瀬尾 麗(Va)、
高橋知己(Cl)、
高橋恵子(Vn)、岩本忠生(Vc)、
谷本聡子(P)
FOCD-3193
プリズマティック・アイ
回転する時間、スクエア、
プリズマティック・アイ、
時が過ぎゆくように
NHK電子音楽スタジオ、
田中裕(Vn)、酒井俊彦(Vn)、
東義直(Va)、松波恵子(Vc)、
佐藤紀雄(指)
ムジカ・プラクティカ・アンサンブル
FOCD-3194
石井眞木作品集5/響応
響応 Op.13 (1968)、
弦楽四重奏曲Op. 96 (1992)、
サーティン・ドラムスOp. 66 (1985)、
秋のメタモルフォーゼOp.70 (1986)、
4つのヴァガテレンOp. 3(1961)、
響きの表象Op.44 (1981)、
ピアノ曲 Op.93 (1993)*7
日独現代音楽祭cho、
石井眞木(指、P)、
アルディッティSQ、
ムーク・ジスカート、
高橋アキ(P)、篠崎史子(Hp)、
山口恭範(Perc)、
小林健次(Vn)、蛭多令子(P)
FOCD-3195
田中利光:管弦楽作品集
鎮魂曲「墓」(1972)、
管弦楽のための「群像」(1980)、
管弦楽のための「迷路」(1993)
ヤン・パスカル・トルトゥリエ(指)
ベルリンRSO、
ベルリン放送cho、
小松一彦(指)東京SO
FOCD-3198
マリンバ・ワンダーランド
バッハ:パルティータ第3番BWV. 1006、
スカルラッティ:ソナタK. 380/322、
モーツァルト:ソナタ K. 301、
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ「春」、
一柳慧:源流、
林光:トッカータ
種谷睦子(マリンバ)
スヴェトラ・プロティッチ(P)
FOCD-3199
光の波/西村朗の音楽3
弦楽四重奏団第2番「光の波」、
星の鏡、3つの幻影、
エクスタシスヘの雅歌
アルディッティSQ、
高橋アキ(P)、
NHK電子音楽スタジオ
FOCD-3206
武藤賢一郎/ス−パ−・ヴィルトゥオ−ゾ
パッツィーニ:妖精の踊り Op. 25、
ラヴェル:ハバネラ形式の小品、
ジュナン:スペイン風主題による幻想曲 Op. 15、
グラナドス:間奏曲、
モンティ:チャルダーシュ、
マリ:おどけたセレナード、
エルガー:愛のあいさつ、
ボザ:アリア、
ドゥメルスマン:幻想曲、
シューベルト:セレナード、
フォーレ:夢のあとに、
ラフマニノフ:ヴォカリーズ、
ファルカッシュ:ルーマニア民俗舞曲
武藤賢一郎(Sax)、
藤井一興(P)
FOCD-3207
金昌国/モーツァルト
フルート四重奏曲第1番〜第4番
フルート:金昌国(Fl)、
漆原啓子(Vn)、百武由紀(Va)、
山崎伸子(Vc)
FOCD-3219
生島繁/クラリネットシーン2
オネゲル:ソナチネ、
グヴィ:ソナタ Op. 67、
サン=サーンス:ソナタOp.167、
ミヨー:ソナチネ、
ドビュッシー:ラプソディ第1番
生島繁(Cl)、藤井一興(P)
FOCD-3220
生島繁/クラリネットシーン1
プーランク:ソナタ、
マルティヌー:ソナチネ、
ストラヴィンスキー:3つの小品 (1919)、
ベリオ:リート (1983)、
ブーレーズ:ドメーヌ(1968〜)
生島繁(Cl)、藤井一興(P)
FOCD-3223
加納純子/芥子粒夫人
山田耕筰:芥子粒夫人(全4曲)、
青島広志:風に色をぬりたいな(全12曲)
加納純子(S)、青島広志(P)
FOCD-3224
浦川・ルップアンコールステージ
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番「春」、
メンデルスゾーン:ヴァイオリン・ソナタ ヘ短調Op.4、
クライスラー:ウィーン奇想曲、美しきロスマリン、中国の太鼓、ベートーヴェンの主題によるロンディーノ、愛の悲しみ、愛の喜び
浦川宜也(Vn)、
フランツ・ルップ(P)
FOCD-3229
R.シュトラウス:Vnソナタ
R. シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ、
プフィッツナー:ヴァイオリン・ソナタ
浦川宜也(Vn)、
岡本美智子(P)
FOCD-3234
花房晴美/華麗なるヴィルトーゾ
ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」、
ラヴェル:夜のガスパール、亡き王女のためのパヴァーヌ
花房晴美(P)
FOCD-3235
武藤賢一郎/サクソフォーン
モーリス:組曲「プロヴァンスの風景」、
デザンクロ:プレリュード、
デザンクロ:カデンツァとフィナーレ、
ミヨー:組曲「スカラムーシュ」、
サンカン:ラメントとロンド、
デニゾフ:ソナタ
武藤賢一郎(アルトSax)、
藤井一興(P)
FOCD-3236
弦楽のための協奏曲集
ヴィヴァルディ:協奏曲ハ長調「フランス風」、ホ短調、ト長調「田舎風」、ト短調、イ長調、ホ短調、ト短調、変ロ長調「ほら貝」
早川正昭(指)
新ヴィヴァルディ合奏団
FOCD-3238
漆原啓子/スプリングソナタ
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第1番、第5番「春」、第7番
漆原啓子(Vn)、迫昭嘉(P)
FOCD-3240
三上明子/フランスのフルート作品
ブラヴェ:ソナタ ト短調Op. 3-5、
ドヴィエンヌ:ソナタ.イ長調より、
トゥルー:グラン・ソロ第12番 Op. 94、
ゴーベール:ソナタ第2番ハ長調、
ルーセル:笛吹きたち、
ケックラン:独奏フルートのためのソナチネOp. 184-3、
デュティーユ:ソナチネ、
メシアン:黒つぐみ
フルート・インスタイル
三上明子(Fl)、
アンリエット・ピュイグ=ロジェ(Cemb、P)
FOCD-3248
東風/松下功作品集
「アラバスター」−3群のオーケストラ (1977/79)、
「あしの葉に」−ヴァイオリンと箏 (1983)、
「東風」−3本のクラリネット (1983)、
「悪徳の栄えの四重奏曲」−クラリネット,ヴァイオリン,チェロ,ピアノ (1988)
安田謙一郎(Vc)、土屋律子(P)、
四戸世紀(Cl)、
安田明子、篠崎功子(Vn)、
沢井忠夫(箏)、
R. デュファロ(指)オランダ放送PO
FOCD-3251
祈り原爆の死者のための鎮魂曲集
早川正昭:レクイエム・シャーンティ (1970)、
尺八独奏曲「八月の修羅」(1989)、
ソプラノと打楽器とコントラバスのための「祈り」(1979)、
尺八独奏曲「寂」(1984)
早川正昭(指)
新ヴィヴァルディ合奏団、
山本みよ子(S)、
今村 晃(Cl)、
山本邦山(尺八)、
岡田知之打楽器合奏団
FOCD-3253
ハープでかたる春愁歌
野田暉行:讃歌、
細川俊夫:河のほとりで(ハープ・ソロのための)、
石井眞木:A GLEAM OF TIME〈時の閃き〉、
一柳 慧:時の佇いIII(独奏ハープのための)、
黛敏郎:ROKUDAN、
三善晃:OMBRE SCINTILLANTE〈きらめく闇〉ハープとルートのための 、
佐藤聰明:春愁歌
篠崎史子(Hp)、三上明子(P)
FOCD-3256
奈良ゆみ/サティのうた
あんたがほしいの/別の3つの歌曲(シャンソン、中世風のシャンソン、花々)/いいとも、ショショット/1916年の3つの歌曲(ブロンズの彫像、伊達男〈ダフェネオ〉、帽子屋)/エンパイヤ劇場の歌姫〈ディヴァ〉/3つの恋愛詩(僕は砂つぶにすぎないが、僕は生まれながらの禿頭、お前の装いは人目につかない)/医者のところで/言葉のない3つの歌曲(ランブイエ、鳥たち、マリエンバード)/「軍旗敬礼」ヘの讃歌/潜水人形(ネズミの唄、憂うつ、アメリカ人の娼婦、詩人の唄、猫のシャンソン)/エリゼ宮の晩餐会/男やもめ/4つのささやかな歌曲(クロード・ドビュッシーのための哀歌、踊り子、乾杯の歌、別れ)/乗合バス/1886年の3つの歌曲(天使たち、エレジー、シルヴィ)/愛をこめて
奈良ゆみ(S)、
ジェフ・コーエン(P)
FOCD-3257
種谷睦子/マリンバエクスプレス
バッハ:シャコンヌ、
一柳 慧:パガニーニ・パーソナル−マリンバとピアノのための、
高橋悠治:子守歌、
クレストン:マリンバ小協奏曲、
三善晃:組曲会話、
黛敏郎:木琴小協奏曲
種谷睦子(マリンバ)、
一柳 慧、阪本朋子(P)
FOCD-3263
浦川宜也/エネスコ/バルトーク
エネスコ:ヴァイオリン・ソナタ第1番、
バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第2番
浦川宜也(Vn)、岡本美智子(P)
FOCD-3270
深沢亮子・ピアノリサイタル
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第10番K.330、
シューマン:子供の情景、
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番「ワルトシュタイン」
深澤亮子(P)
FOCD-3276
オーケストラル・シアター
譚盾:オン・タオイズム (1985)、
オーケストラル・シアター I:Xun −11のセラミックXunと声のための (1990)、
オーケルトラル・シアター II:Re −聴衆のリハーサル、
オーケルトラル・シアター II:Re −2人の指導者と分割されたオーケストラ,バス,聴衆のための (1993)*4
譚盾(声、第2指揮)、
秋山和慶(指)、岩城宏之(指)
王明君(Xun)、岸本力(Bs)、
東京SO
FOCD-3278
譚盾/九歌
譚盾:九歌−太陽と月/河/水巫/少大司命/遥かな/蝕/山鬼/死雄/禮
譚盾(声・指揮)、
ナイン・ソングス・アンサンブル&コーラス
FOCD-3280
シューマンドヴォルザークチェ
シューマン:チェロ協奏曲
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調
上村 昇vs
本名徹次(指)新日本PO
録音:1994年
FOCD-3282(2CD)
黛敏郎:オペラ「金閣寺」 岩城宏之(指)東京PO
勝部太、松本進、他
FOCD-3284
イザイ:無伴奏Vnソナタ
無伴奏ヴァイオリン・ソナタOp. 27〈全曲〉
潮田益子(Vn)
FOCD-3285
アイネ・クライネ・ナハトムジーク
モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク、
ディヴェルティメント.ニ長調、
ディヴェルティメント.変ロ長調、
ディヴェルティメント.ヘ長調
ウィーン弦楽ゾリステン
FOCD-3286
ラフマニノフ:交響曲第2番 大友直人(指)東京SO
録音:1992年
FOCD-3288
チャイコフスキー&リスト
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番、
リスト:ピアノ協奏曲第1番
花房晴美(P)、
高関健(指)新日本PO
録音:1995年
FOCD-3291
茂木大輔スーパー・ライヴ
バッハ:コラールグローリアと汝に歌わむ〈オルガン〉(カンタータ「目覚めよ、と呼ぶ声あり」BWV. 140 より)、
モーツァルト:オーボエ協奏曲、
山下洋輔:無伴奏オーボエのための「レディ・ラビットヘの手紙」、
モーツァルト:夜の女王のアリア恐るるな、若者よ (「魔笛」より)、
J・シュトラウス:アデーレのクプレ横顔が似ているのね(「こうもり」第2幕より)、
バッハ:コラールシオンは物見らの歌うを聞けり(「目覚めよ、と呼ぶ声あり」より)、
コラールグローリアと汝に歌わむ(カンタータ「目覚めよ、と呼ぶ声あり」BWV. 140より)、
茂木大輔:ア・ドゥエ マ・ノン・センプレ
茂木大輔(Ob、指)、
徳永二男(Vn)、
アンサンブル of トウキョウ・ オーケストラ
FOCD-3293
RITO祭礼/鈴木大介
ブローウェル:3つの協奏風舞曲*。
バッハ:組曲 ホ長調 BWV. 1006a。
ブローウェル:オリシャたちの祭礼。
武満 徹:ギターのための「12の歌」より〜シークレット・ラブ、オーバー・ザ・レインボー、早春賦、ロンドンデリーの歌
鈴木大介(G)、
ホアキン・クレルチ(G)*
FOCD-3294
原爆小景/林光合唱作品集
「原爆小景」混声合唱のための (1958 /71)〜水ヲ下サイ、日ノ暮レチカク、夜、
「炎の谺」混声合唱のための〜朝顔の白、炙られて炎、炎の谺、空墜ちろ、朝顔の白 ふたたび、
林光編曲による日本のうた−死んだ男の残したものは/うた/ねがい/星めぐりの歌
林光(指)、寺嶋陸也(P)、
東京混声cho
FOCD-3296
ベーゼンドンクの歌
ドヴォルザーク:聖書の歌Op.99/第1曲-密雲と濃霧が主の周りに立ちこめ/第2曲ーあなたはわたしの隠れが、わたしの盾/第3曲-神よ、わたしの祈りに耳を向けてください/第4曲-主は羊飼い/第5曲-神よ、あなたに向かって新しい歌をうたい/第6曲-神よ、わたしの叫びを聞いて下さい/第7曲-バビロンの流れのほとりに座り/第8曲-御顔を向けて、わたしを憐れんでください/第9曲-目を上げて、わたしは山々を仰ぐ/第10曲-新しい歌を主に向かって歌えワーグナー:ヴェーゼンドンクの五つの歌−第1曲 天使/第2曲 止まれ!/第3曲 温室にて/第4曲 苦しみ/第5曲 夢
毛利準(A)、青島広志(P)
FOCD-3298
ディヴェルティメント・ベルリン
ベートーヴェン:六重奏曲Op. 81b、
ロッシーニ:チェロとコントラバスのための二重奏曲、
モーツァルト:ディヴェルティメント第17番ニ長調 K.334
ディヴェルティメント・ベルリン
FOCD-3299
伊藤奏子
サン=サーンス:ヴァイオリン・ソナタ第1番&第2番、
交響詩「死の舞踏」、カプリースOp.52-6
伊藤奏子(Vn)、
フィリップ・モル(P)
FOCD-3305
倉田澄子/チェロ愛奏曲集
ブルッフ:コル・ニドライ(神の日)

ドビュッシー:チェロとピアノのためのソナタ、
ラヴェル:ハバネラ形式の小品、
カサド:親愛のことば、
尾高尚忠:夜曲、
倉田高:日本人形の踊り、
刈庄:浪漫曲、桑桐:幻想曲、
マスネ:タイスの瞑想曲、
フォーレ:夢のあとに、
サン=サーンス:白鳥
倉田澄子(Vc)、尾高惇忠(P)
FOCD-3306
間宮芳生:オーケストラ作品集
合唱のためのコンポジション第4番「子供の領分」(1963)
児童合唱とオーケストラのためのコンポジション、
ピアノ協奏曲第2番 (1970)、
オーケストラのためのタブロー'85
井上道義(指)東京都SO、
東京放送児童cho、
岡田博美(P)、東京混声cho
FOCD-3307
ギターと箏/田部井・雨宮
藤井凡太:和楽器とオーケストラのための1楽章、
成田為三(田部井辰雄:編曲):浜辺のうた、
雨宮洋子:段物くづし、
田部井辰雄編曲:日本古謡、
八橋検行:みだれ、
肥後一郎:琴とギターのための悲歌
田部井辰雄(G)、雨宮洋子(琴)
FOCD-3308
夢/松下功作品集
夢の時へ (1994)、
シンフォニック・ポエム「夢の航跡」(1989)、
語り,横笛,打楽器のための「羽衣の舞」(1995)
ディヴェルティメント・ベルリン、
松下 功(指)東京PO、
赤尾三千子(横笛)、
前金奈千子(Perc)、
寺 農(ナレーション(ナレージョン)
FOCD-3309
ダルムシュタット・アンサンブル
ブラームス:ピアノ四重奏曲第2番、
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番、
クライスラー:レチタティーヴォとスケルツォ・カプリースOp. 6、
E. ドホナーニ:弦楽三重奏曲「セレナード」Op. 10
インゴ・デ・ハース(Vn)、
瀬尾 麗(Va)、
岩本忠生(Vc)、
谷本聡子(P)
FOCD-3402
中沢桂/日本抒情歌曲集
山田耕筰:この道、かやの木山、母のこゑ/砂山/ばらの花に心をこめて
本居長世:白月、
斎藤佳三:ふるさとの、
平井康三郎:秘唱、しぐれに寄する抒情、
中田喜直:未知の扉、またある時は、むこうむこう、さくら横ちょう、髪、悲しくなったときは、サルビア、
小林秀雄:日記帳、すてきな春に、落葉松、
團伊玖磨:はる、舟唄、子守歌、ひぐらし、紫陽花
中澤桂(S)、腰塚賢二(P)
FOCD-3403
現代日本の合唱曲1995
藤家渓子:楽園の泉〜混声合唱とヴァイオリン.ギターのための、
高橋悠治:霊語り(ものがたり)藤井貞和の詩による〜混声合唱.三絃.l打物.指揮者のための、
権代敦彦:アニュス・デイ、アヌス・ムンディII、
北爪道夫:ことばの旅・I
田中信昭(指)東京混声cho
FOCD-3404
東敦子/高田&山田歌曲集
高田三郎:組曲「残照」「啄木短歌集」、
山田耕筰:からたちの花、この道、松島音頭、野薔薇、赤とんぼ、星、十六夜月
東 敦子(S)、、
高田江里、谷池重紬子(P)
FOCD-3406
音宇宙V/細川俊夫作品集
時の深みへ (1994)、
夜の響き (1994)、
鳥たちへの断章 II (1990)、
鳥たちへの断章 III (1990)、
中間地帯 (1994)
ユリウス・ベルガー(Vc)、
シュテファン・フッソング(アコーディオン)、
小松長生(指)、ロベルト・HP.プラッツ(Fl)、
ロベルト・ファブリチアーニ(Fl)、
菅原幸子(P)
FOCD-3408
浦川宣也/チェコ名曲集
スーク:4つの小品 OP. 17、
スメタナ:わが故郷、
ドヴォルザーク:ロマンティックな小品集、
ドヴォルザーク(クライスラー編):スラブ舞曲集
浦川宜也(Vn)、岡本美智子(P)
FOCD-3410
平義久:オーケストラ作品集
クロモフォニー
ポリエドール「多面体」、
モクシャ・ヴィモクシャ「解脱」
P. ストール(指)フランス国立O
D. コーエン(指)フランス国立放送PO、J. メルシエ(指)フランス国立O
FOCD-3412
生島繁/クラリネットシーン4
サン=サーン:白鳥、
フォーレ:夢のあとに、シシリエンヌ、
サティ:ジムノペティ第1番、第3番、
ドビュッシー:アラベスク第1番、
クライスラー:愛のよろこび、グラーヴェ 他
生島繁(Cl)、藤井一興(P)
FOCD-3413
ウィーン弦楽ゾリステン2
シューベルト:5つのドイツ舞曲、
ヨハン・シュトラウスT:エクゼター・ポルカ、
ケッテンブリュッケ・ワルツ、
ヨハン&ヨゼフ・シュトラウス:ピチカート・ポルカ、
ヨゼフ・シュトラウス:ポルカ・マズルカ「遠方から」、
ヨゼフ・シュトラウス:ポルカ「短いことづて」、
ランナー:ワルツ「求婚者」、
J・シュトラウス:新ピチカート・ポルカ、
クライスラー:ウィーン風小行進曲、ウィーンの民謡、中国の太鼓、
ヴォルフ:イタリアのセレナード
ウィーン弦楽ゾリステン、
ライナー・ホネック(Vn)
FOCD-3415
オペラ北守将軍と三人兄弟の医者
萩京子:オペラ「北守将軍と三人兄弟の医者」
オペラシアターこんにゃく座
宮沢賢治:原作
FOCD-3416
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集
ピアノ・ソナタ第26番「告別」、
ピアノ・ソナタ第30番、
ピアノ・ソナタ第31番
神谷郁代(P)
録音:1997年
FOCD-3417
実験工房の音楽
鈴木博義:フルートソロのための「2つの声」、
武満 徹:遮られない休息 I、
福島和夫:途絶えない詩、エカーグラ、
湯浅譲二:内触覚的宇宙、
鈴木博義:メタモルフォーズ、
佐藤慶次郎:5つの短詩、
武満 徹:ソン・カリグラフィ I & III、
湯浅譲二:7人の奏者のためのプロジェクション
小泉浩(Fl)、園田高弘(P)、
篠崎功子(Vn)、小泉浩(Fl)、
高橋アキ、園田高弘(P)、
加藤明久(Cl)、
篠崎功子、城戸喜代(Vn)、
井野邊大輔(Va)、
苅田雅治(Vc)、
高橋アキ(P)、
篠崎功子、斉藤真知亜、城戸喜代、白井篤(Vn)、
井野邊大輔、鈴木るか(Va)、
苅田雅治、山本裕康(Vc)、
佐藤紀雄(指)
小泉浩(Fl)、柴山洋(Ob)、
加藤明久(Cl)、
丸山勉(Hrn)、
長谷川潤(Tp)、苅田雅治(Vc)、
高橋アキ(P)
佐藤紀雄(指)
FOCD-3418
永野英樹
ブーレーズ:ピアノ・ソナタ第1番、
メシアン:「峡谷から星たちへ」より第9番マネシツグミ、
T. ミュライユ:河口、ラ・マンドラゴール、
デュティユー:ピアノ・ソナタ
永野英樹(P)
FOCD-3419
現代日本の合唱曲1996
鈴木輝昭:オーダエ カルミヌム、
猿谷紀郎:火喰鳥、
一柳 慧:混声合唱とフルートのための魔法としての言葉
大谷研二、田中信昭(指)
東京混声cho
FOCD-3420
音宇宙6/細川俊夫
バビロンの流れのほとりにて、
ランドスケープ、遠景II、テネブレ
高関健(指)東京都SO
ジュリー・モファ(S)、
永井和子(A)、
漆原朝子(Vn)、
長谷川冴子(指)
東京少年少女cho
FOCD-3421
吉原すみれ/パーカッション作品
クセナキス:ルボン a+b、
近藤譲:振子、
加古隆:嬉遊曲、
石井眞木:飛天生動 II、
高橋悠治:朝のまがりかどまがれ
吉原すみれ(Perc)
FOCD-3423
浦川宜也/ハイドン:Vn協奏曲集
ヴァイオリンと弦楽合奏のための協奏曲ト長調第4番、
ヴァイオリンとピアノと弦楽合奏のための二重協奏曲ヘ長調第6番、
ヴァイオリンと弦楽合奏のための協奏曲ハ長調第1番、
ヴァイオリンとオーケストラのための協奏曲イ長調第3番
浦川宜也(Vn)、
マルギット・ハイダー(ハンマーフリューゲル)
ヘルマン・デヒャント(指)
コレギウム・プラガ・アウレア
FOCD-3424
野原みどり/ラフマニノフ作品集
楽興の時Op. 16、
コレルリの主題による変奏曲Op. 42、
ピアノ・ソナタ Op. 36
野原みどり(P)
FOCD-3425
三輪眞弘/東の唄
2台のピアノと1人のピアニストのための「東の歌」、
ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのための「私の好きなコルトレーンのもの」、
ピアノ・アンサンブルとコンピュータのための「東のクリステ」、
カウントダウン「東の歌」
高橋アキ(P)
西谷尚己(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
アンサンブル・スールプラス
J. エヴリー(指)
般若美和子(Cemb)
FOCD-3426
鈴木大介/FRANCAISE
イベール:フランセーズ、アリエット、
ルーセル:ゼゴビア、
フランセ:セレナード、パッサカリア、
プーランク:サラバンド、
モンポウ:歌と踊り第13番、
オーリック:アロンソ・ムーダラ賛歌 他
鈴木大介(G)
FOCD-3428
茂木大輔/モ−ツァルト
オーボエ五重奏曲変ロ長調K. 361、
オーボエ四重奏曲ヘ長調K. 370、
オーボエと弦楽のためのアダージョ ト長調 K. ann. 94、
オーボエ五重奏曲ハ短調K. 406、
「イドメネオ」〜「もし私が父上を失っても」による六重奏曲(編曲・港 大尋)
茂木大輔(Ob)、
堀江悟、谷野響子(Vn)、
柳瀬省太、安藤裕子(Va)、
木越洋(Vc)
FOCD-3429
浦川宜也/フランク、ルク−
ルクー:ヴァイオリン・ソナタ ト長調、
フランク:ヴァイオリン・ソナタ
浦川宜也(Vn)、
岡本美智子(P)
録音:1997年
FOCD-3430
スカルラッティ:ピアノ・ソナタ
ト長調K. 146、ホ長調K. 380、
ト長調K.427、ハ長調K. 513、
ロ短調K. 27、ト長調K. 454、
短調K. 481、イ長調K. 212、
ヘ長調K. 107、ホ長調K. 531、
嬰ハ短調K. 247、ニ長調K. 491、
ニ長調K. 492
米川幸余(P)
FOCD-3431
ヴァイオリン、ピアノ音楽の20世紀
シェーンベルク:ファンタジー、
ウェーベルン:4つの小品、
伊伊桑:ガーサ、武満徹:悲歌、
細川俊夫:ヴァーティカル・タイム・スタディ III、
H. ホリガー:無言歌第2巻
漆原朝子(Vn)、韓伽耶(P)
録音:1997年
FOCD-3432
室町歌謡組曲
正義の味方、京の狂言師、起き上がり小法師、七つになる子、小原木、こちゃ知らぬ、独楽の独白、京童、俗塵卑小、細雪、次第謡〜海道下り、府中、戀という字を、都鳥、旅物語、唐音、大童、京へ帰った狂言師〜能囃子、夢の、男というものは、女というものは、猿歌
茂山千之丞とバサラサ連
歌い手 茂山千之丞 茂山千五郎 茂山七五三 茂山あきら 茂山千三郎/茂山正邦 丸石やすし 松本 薫/笛 藤田六郎兵衛/小鼓 大蔵源次郎 他
録音:1998年
FOCD-3433
海老原廣伸・聲明の世界
四智梵語讃、四智漢語讃、九條錫杖、
一・二・三・五・九條、諸天讃
聲明 海老原廣伸(聲明)
FOCD-3434
美ら島の歌
美ら島の歌〜沖縄民謡より〜(作編曲 中村透) 
田村徹:南の島の俳句歳時記 
玉城篤:「クシュナ」〜創作民謡オペラより〜、オペラ「キムジナー時を翔ける」より
玻名城律子(S)、
宮城竹茂(三味線)
与儀竹乃(太鼓)
録音:1998年
FOCD-3435
黙示〜石桁真礼生作品集
チェロ・ソナタ第2番、
箏独奏による黙示、
ヴァイオリンとピアノのによる黙示、
)ポエティク「喪服」第二部
山崎伸子(Vc)、浦壁信二(P)、
木野雅之(Vn)、三輪郁(P)
瀬山詠子(S)、平野忠彦(Br)
寺嶋陸也(指)、砂崎知子(筝)他
録音:1997年
FOCD-3436
水のいのち/高田三郎合唱作品集
混声合唱組曲「水のいのち」、
混声合唱のための「啄木短歌集」、
混声合唱のための「渡辺直己短歌集」、
混声合唱とピアノのための「青森の子守歌」、
混声合唱とピアノのための「山形の子守歌」
高田三郎(指)、
高田江里(P)、
鎌田龍児(朗読)、
豊中混声cho
録音:1998年
FOCD-3437
伊藤奏子/グリーグ作品集
ヴァイオリン・ソナタ第1番〜第3番
伊藤奏子(Vn)、
フィリップ・モル(P)
録音:1998年
FOCD-3439
アレッシオ・バックス
グラナドス:ゴイェスカス〜愛と死、
ラフマニノフ:コレルリの主題による変奏曲Op.42、
スクリャービン:練習曲嬰ハ短調Op.2-1、
R・コルサコフ(ラフマニノフ編):熊蜂の飛行、
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番
アレッシオ・バックス(P)
松岡究(指)浜松SO
録音:1998年7月
FOCD-3440
宍戸睦郎作品集
「交響曲」、鍵盤のための組曲、
合唱組曲「奥鬼怒伝承」、
フルートとチェンバロのための音楽
秋山和慶(指)東京SO
国越純子(P)
FOCD-3441
音宇宙7/細川俊夫作品集
「うつろひ・なぎ」笙、弦楽オーケストラ、ハープ、チェレスタ、打楽器のための(1995)
「歌う木」─武満 徹へのレクイエム─児童合唱のための(1996)
「遠景」IIオーケストラのための(1996)
「チェロ協奏曲」─武満 徹の追憶に─(1997)
宮田まゆみ(笙)、
十束尚宏(指)東京都SO
長谷川冴子(指)東京少年少女cho
高関健(指)新日本PO
ユリウス・ベルガー(Vc)、
十束尚宏(指)東京都SO
録音:1997-1998年
FOCD-3442
鈴木大介/チーク・トゥ・チーク
1.VERSE (ISN'T THIS A LOVELY DAY) 42/2.SHALL WE DANCE 2'14/3.'S WONDERFUL 3'40/4.THINGS ARE LOOKING UP 3'29/5.NO STRINGS (I'M FANCY FREE) 3'32/6.PUTTIN' ON THE RITZ 2'17/7.CHANGE PARTNERS 3'26/8.CHEEK TO CHEEK 5'15/9.I USED TO BE COLOR-BLIND 4'15/10.NICE WORK IF YOU CAN GET IT 2'58/11I'M PUTTING ALL MY EGGS IN ONE BASKET 3'40/12.LET'S CALL THE WHOLE THING OFF 3'41/13.A FOGGY DAY 4'12/14.LET'S FACE THE MUSIC AND DANCE 5'43/15.FASCINATING RHYTHM 4'32/16.OH,LADY BE GOOD! 4'20/17.THEY CAN'T TAKE THAT AWAY FROM ME 5'32/18.IT ONLY HAPPENS WHEN I DANCE WITH YOU 2'43/19.ISN'T THIS A LOVELY DAY (TO BE CAUGHT IN THE RAIN?) 2'07Composed by George Gershwin (2341012131516&17) and Irving Berlin(156789111418&19)
鈴木大介(G)
録音:1998年
FOCD-3443
外山雄三/オーケストラ作品集
弦楽のためのラプソディ(1960)、
沖縄民謡によるラプソディ(1964)、
交響詩「まつら」(1982)*、
フルートとオーケストラのための幻想曲(1989)、
花を捧げる詩/土井大助(1964/77)
外山雄三(指)、渡邉曉雄(指)*
村田四郎(Fl)、成田繪智子(Ms)、
日本PO、仙台PO、新星日本SO
録音:1977-98年
FOCD-3444
茂木大輔/イタリアン・リサイタル
ベルリーニ:オーボエ協奏曲 変ホ長調、
ヴィヴァルディ:オーボエと通奏低音のためのソナタ ハ短調、
マルチェッロ:オーボエ協奏曲 ニ短調、
ロッシーニ:「タンクレディ」の主題による序奏と変奏、
ショパン:「シンデレラ」の主題による変奏曲、
ポンキエッリ:オーボエと管弦楽のためのカプリチオ(オーケストレーション:港 大尋)、
ヴェルディ:女心の歌、乾杯の歌、
茂木大輔:ア・ドゥエ マ・ノン・センプレ
茂木大輔(Ob)
堀江悟、平野一彦,田辺玲子,井戸柄里,菅原牧子,谷野響子,船木陽子,高橋真理,前野亜矢子(以上Vn)
柳瀬省太,川中子紀子,鈴木るか,田中茜(以上Va)
藤森亮一,桑田歩(Vc)
吉田秀,市川雅典(Cb)
神田寛明(Fl)
蠣崎耕三,古部賢一(Ob)
菊池秀夫,重松希巳江(Cl)
吉田将,井上俊次(Fg)
篠崎史子(Hp)
茂木裕子(Cemb)
録音:1998年
FOCD-3445
伊藤恵/プーランク:ピアノ曲
3つのヴェレット,ナゼールの夜会,
メランコリー,15の即興曲,
夜想曲第4、7、8番
伊藤 恵(P)
録音:1998年
FOCD-3446
光の鳥/西村朗の音楽5
光の鳥(1994)/黄昏の幻影(1995)
交響曲第2番「三つのオード」(1979)
小泉和裕(指)東京都SO
録音:1997年
FOCD-3447
神谷/ベートーヴェン:中期ソナタ
ピアノ・ソナタ 第21番「ワルトシュタイン」
ピアノ・ソナタ第17番「テンペスト」
ピアノ・ソナタ第7番Op.10-3
神谷郁代(P)
録音:1998年
FOCD-3448
林光/うた
木のうた(1980)
混声合唱とピアノのための(木島始・詩 林光・曲)
鳥のうた(1982)、
混声合唱,ピアノ,1対の笛のための(木島始・詩,林光・曲)
林光(指)東京混声cho
寺嶋陸也(P)
平岩佐和子、長瀬正典(リコーダー)
録音:1998-1995年
FOCD-3449
菅野由弘作品集3
蜘蛛〜オーケストラと雅楽のための(1998)
KUMO(Spider)〜for Orchestra and Gagaku instruments
崩壊の神話〜オーケストラのための(1995)
A Mythical Implosion for Orchestra
菅野由弘(指)東京PO
伶楽舎(雅楽)
宮田まゆみ(笙)
大杉登紀子(能管)
尾高忠明(指)NHK響
FOCD-3450
柴田杏里/ElMestizo
ルネッサンスへの誘惑(ラック)
ファンタジア(ダウランド)
ブライアン・ボルーのマーチ(イエペス編)
祈り(コンヴァース/横尾幸弘編)
雪のパストラーレ(テルツィ)
星条旗よ永遠なれ(スーザ/デューザー編)
ウェス・モンゴメリー讃歌(デュアート)
ジュ・トゥ・ヴー(サティ/金内政幸編)
エスパーニャ・カーニ(マルキーナ/長岡増男編)
フニクリ・フニクラ(デンツァ/ディアス編)
クラップ(ハウ)
羽衣伝説〜山入端博の旋律に基づく〜(藤井敬吾)
柴田杏里(G)
録音:1999年
FOCD-3453

野村誠:つん、こいつめ
大友良英:極小の記憶No.2
高橋悠治:聖霊会(町田康「供花」による)
新垣隆:周辺域-Periphery
武智由香:調べ/遊び/訪ひ
高田和子(三絃)
西陽子(箏)
田中悠美子(太棹)
石川高(笙)
神田佳子(打物)
FOCD-3454
メシアン作品シリーズ2
PRELUDES (1929)/前奏曲集/I. La colombe鳩〜II. Chant d'extase dans un paysage triste悲しい風景の中の恍惚の歌〜III. Le nombre leger軽快な数〜IV. Instants defunts過ぎ去った時〜V. Les sons impalpables du reve...夢の中のかすかな音〜VI. Cloches d'angoisse et larmes d'adieu苦悩の鐘と告別の涙〜VII. Plainte calme静かな訴え〜VIII. Un reflet dans le vent...風に映る影LES OFFRANDES OUBLIEES (1930)忘れられた捧げもの FANTAISIE BURLESQUE (1932)ファンタジー・ブルレスクRONDEAU (1943)ロンドー
藤井一興(P)
録音:1998年-1999年
FOCD-3455
てぃんさぐぬ花
てぃんさぐぬ花#1/花の風車 ソロ/花の風車 連弾/くぃとう くぃとぅ/多良間の子守歌/てぃーち でぃーる/こーじゃー馬小/月の美しゃ/ぎづぎづもろがま/べーべーぬ草・じんじん 2台のピアノと打楽器/耳切り坊主/いっちく たっちく/てぃんさぐぬ花#2/ちんなんもー/雨どーい/雨まーや 降り給うな/小禄豊見城/なみなみ わんわちゃくり/ふーゆべまー(指の歌)/てぃんさぐぬ花#3(連弾)
百名香代子(P)
平良浩子(P)
新城二奈子、外間弓子(Perc)
西田初江=朗読
シュガーホール・ジュニアコーラス
録音:1999年2月8〜9日
FOCD-3456
浦川宜也/世界と日本の子守歌
ブラームス:子守歌、
小山清茂:子守歌、
トスティ:ニンナ・ナンナ(ジョルジョへ)、
クライスラー:ロマンティックな子守歌Op.9、
橋本国彦:マーシャの歌、
ファリャ:ナーナ(子守歌)、
五木の子守歌(熊本県民謡)、
フォーレ:子守歌 Op.16、
間宮芳生:子守唄(秋田県民謡)、
レーガー:子守歌 Op.71a、
シューベルト:子守歌、
ヤルネフェルト:子守歌、
伊福部 昭:ウムプリ・ヤーヤー、
グリンカ:子守歌、
馬思聡:揺籃曲(子守歌)、
中田喜直:おやすみ、
ガーシュイン:サマータイム、
R.シュトラウス:子守歌 Op.41-1、
ブリテン:セフェスティアの子守歌、
山田耕筰:中国地方の子守歌、
モーツァルト:子守歌、
矢代秋雄:ねんとん ねんとん、
ドヴォルザーク:子守歌、
シューマン:トロイメライ
浦川宜也(Vn)、小川満美子(P)
FOCD-3457
野原みどり/リスト作品集
巡礼の年 第2年「イタリア」
第2年補遺「ヴェネツィアとナポリ」
野原みどり(P)
録音:1999年3月2〜4日 笠懸野文化ホール
FOCD-3458
鈴木大介/バリオス作品集 鈴木大介(G)
FOCD-3459
浦川宜也/シューマン:ソナタ集
ヴァイオリン・ソナタ第1番&第2番、
F.A.E.ソナタ
浦川宜也(Vn)、
モーリーン・ジョーンズ(P)
録音:1999年4月91213日さいたま芸術劇場音楽ホール
FOCD-3460
シューベルト:ヴァイオリンソナタ集
ヴァイオリン・ソナタ イ長調
ピアノとヴァイオリンのためのロンド
ピアノとヴァイオリンのための幻想曲
浦川宜也(Vn)
モーリーン・ジョーンズ(P)
録音:1999年さいたま芸術劇場音楽ホール
FOCD-3462
茂木大輔/プーランク
プーランク:3つのノブレット、
オーボエとピアノのためのソナタ、
15の即興曲より、夜想曲第1番、
ミヨー:オーボエとピアノのためのソナチネ、
サン=サーンス:オーボエとピアノのためのソナタ、白鳥
茂木大輔(Ob)、
今村尚子(P)
録音:1999-11/24〜26笠懸野文化ホール
FOCD-3464
杉山佳代/チェンバロ
バッハ:フランス組曲第5番ト長調
イタリア協奏曲ヘ長調
クープラン:第4組曲
フレスコバルディ: トッカータ第2番
ピッキ:パッサメッツォ
スウェーリンク:我が青春の日々は過ぎ去りて
バード:パッサメッツォ・パヴァン
ギボンズ:パッサメッツォ・ギャリャド
杉山佳代(Cemb)
FOCD-3465
フォーレ:夜想曲集
夜想曲第1番〜第13番
藤井一興(P)
FOCD-3466
鈴木大介/バリオス2 鈴木大介(G)
FOCD-3467
フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ集
ヴァイオリン・ソナタ第1番/第2番
シシリエンヌ、子守唄、無言歌op17-13
藤井一興(Vn)、岡礼子(P)
FOCD-3468
ラフマニノフ:音の絵
ラフマニノフ:音の絵 Op.33
断章、フゲッタ、ニ短調の小品、
カノン、幻想的小品、
東洋のスケッチ、音の絵 Op.39
有森博(P)
録音:2000年6月6〜8日笠懸野文化ホール
FOCD-3469
弘井・垣花デュオ
ブリテン:中国からの歌 op.58、
ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第5番〜アリア
ソホ:ネズエラの5つの小品
ラヴェル:ハバネラ形式の小品
モンポウ:君の上には花ばかり
タレガ:夢
ファリャ:子守歌、アストリアス地方の歌、ムルシア地方のセギディーリャ 
ガーシュウィン:サマータイム
ピアソラ:ブエノスアイレスの夏
コッラ:病める薔薇
ブリテン:恋人にリンゴをあげよう、兵士と水夫、恋人を撃つ、若い水夫
弘井俊雄(G)、
垣花洋子(S)
録音:2000年牧丘町民文化ホール
FOCD-3471
漆原/モーツァルト:ソナタ集
ヴァイオリン・ソナタ イ長調 KV.301
ヴァイオリン・ソナタ ト長調 KV.305(373a)
ヴァイオリン・ソナタ ト長調KV.379(293a)
ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 KV. 481
漆原啓子(Vn)、
清水和音(P)
録音:2000年
FOCD-3473
日本の合唱百年
1.「雪」(組歌「四季」より)…中村秋歌:作歌 滝廉太郎:作曲
2.Die Herbstfeier(秋の宴)…Eduard Morike:詩 山田耕筰:作曲
3.女声合唱曲集「紀の国の歌」…信時潔:作曲
4.民謡風合唱曲集「春の雪」…野口雨情:詩 下總皖一:作曲
5.混声合唱組曲「水のいのち」…高野喜久雄:詩 高田三郎:作曲
6.混声合唱組曲「祈りの虹」…新実徳英:作曲
7.麦秋…下總皖一:作曲
畑中良輔=監修・指揮
生田美子(P)
日本合唱協会
日本合唱協会第118回定期「日本の合唱百年・四つの時代」2000年4月18日 津田ホールライヴ
FOCD-3474
瀬川祥子/イザイ
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタOp.2(全曲)
瀬川祥子(Vn)
FOCD-3475
かくれキリシタンのゴショウ
申し上げ/デウスパイテロ/万事に叶い給う/れれにめーれす/デウスパイテロ/こまおらっしゃ/パアテルノステル/アベマリヤ/ケレド/サルベ、レジナ/十のマダメント/サンタエケレジャのマダメント/根本七悪/七悪に向う七つの善なり/サンタエケレンジャのサカラメント/慈悲の所作/ベンツランサ/万事に叶い給う/みぜれめん/御からだまき/キリヤ/イメテ/中申し上げ/十五くだり/敬いて/十一ヶ条/オラッシャ、ラオダテ/申し上げ/オラッシャ、グルリヨーザ/申し上げ/尊き/申し上げ/ぱらいぞのひらき/デウスパイテロ/申し上げ
ゴショウ人 御爺役・土肥 栄 信徒・磯元善明 信徒・大石義孝
FOCD-3478
フルートメッセージ4
坂田冽隆:1.花鐘 2.月寂
3.孤影4.倶処一会 5.雪舞
6.夕暮れに
大和田葉子(Fl)
前橋由子(P)(1)
キャロル・マクラクリン(Hp)(5)
大倉正之助(ハンド・ドラム)(4)
西川圭子(Perc)(6)
長谷川友紀(Perc)(6)
FOCD-3479
柴田南雄作品集
1.枯野凩(no.90 1986)
2.狩の使(no.116 1993)
3.霜夜の砧(no.65 1980)
4.夢の手枕(no.71 1981)
能管・龍笛=芝 祐靖(1.4)
十七絃箏=沢井一恵(1)
三絃・唄・語り=高田和子(2)
長管尺八=三橋貴風(3)
箏・唄・語り=友渕のりえ(4)
FOCD-3480
外山雄三:オーケストラ作品集2
交響曲「帰国」(第1番)、
チェロ協奏曲、
新川和江の詩による歌曲集、
交響曲第2番
外山雄三(指)東京都SO
堀了介(Vc)、竹田弥加(S)
FOCD-3481
間宮芳生/日本民謡集
1. さそり節(岩手県民謡) /2. 子守唄(秋田県民謡) /3. 杓子売唄(秋田県民謡) /4. 弥三郎節(青森県民謡) /5. 朝草刈唄(青森県民謡) /6. なにゃとやら(岩手県民謡) /7. 南部牛追唄(岩手県民謡) /8. 翁舞の唄・囃子(青森県民謡) /9. とのさ(山形県民謡) /10. 銭吹唄(青森県民謡) /11. 御祝(岩手県民謡) /12. 松の舞(青森県民謡) /13. こきりこ(富山県民謡) /14. 大の阪(新潟県民謡) /15. まいまい(富山県民謡) /16. 田植唄(富山県民謡) /17. さんさい踊り(富山県民謡) /18. 草切節(鹿児島県民謡) /19. 米搗まだら(長崎県民謡) /20. ちらん節(鹿児島県民謡) /21. でいらほん(東京都民謡) /22. 題目踊(京都府民謡) /23. 雨乞唄(岐阜県民謡) /24. 早念仏と狂い(岩手県民謡)
波多野睦美=唄(1,2,9,11,15-21,23)
森一夫=唄(3-8,10,12-14,22,24)
野平一郎=ピアノ(1,2,9,11,15-21,23)
寺嶋陸也=ピアノ(3-8,10,12-14,22,24)
FOCD-3482
フル−ト・メッセ−ジ3
観世榮夫ー林光:相聞(芥川龍之介の詩による)
園田泰子:三輪の黎明
園田泰子:ファンタジア
武満 徹:エアー
團伊玖磨:羽衣(辻井喬の詩「羽衣の舞い」による)
大和田葉子(Fl)
観世榮夫=唄い
北村 治=鼓
園田泰子(P)
スザンナ・ミルドニアン(Hp)
FOCD-3484
鈴木大介/バリオス3 鈴木大介(G)
FOCD-3485
アルマ・マーラ&日本の名歌
アルマ・マーラー:5つの歌、4つの歌、 5つの領歌
◆日本の名歌〜
山田耕筰:さくらさくら/この道/砂山/赤とんぼ
中田喜直:雪の降るまちを/霧と話した/母子抄
畑中良輔:小さな家/花林ーまるめろー/秋の空
志村年子(Ms)、
志村安英(P)
FOCD-3486
ハンガリー・ヴァイオリン音楽
バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ、
ドホナーニ:ヴァイオリン・ソナタ Op.21、
クルターク:「サイン・ゲーム・メッセージ」より、
バルトーク:ラプソディ第1番Sz.86、
 ルーマニア民俗舞曲Sz.56
漆原朝子(Vn)、
バリー・スナイダー(P)
FOCD-3487
フォーレ:舟歌集
フォーレ:舟歌集(全13曲)、
バラードOp.13
藤井一興(P)
FOCD-3489
吉原すみれ/打楽器通信2
山口恭範:Conundrum
高橋悠治:狼、橋をわたって
北爪道夫:サイド・バイ・サイド
瞿小松:渾沌
吉原すみれ(Perc)
FOCD-3491
音宇宙8/細川俊夫作品集
音宇宙[(独唱者、朗読、合唱、テープ、オーケストラのための)
ヒロシマ・声なき声
ナタリー・シュトゥッツマン(A)
シルヴァン・カンブルラン(指)
バイエルンRSO&cho
FOCD-3492
服部譲二/ブラームス&ベートーヴェン
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲、
ベートーヴェン:ロマンス第1番&2番
服部譲二(Vn)、
ゲルハルト・ボッセ(指)新日本PO
FOCD-3493
古部・鈴木/DAYDREAM
マシャド:SAMBOSSA(サンボツサ)
マシャド:PIAZZA VITTORIO(ヴィットリオ広場)
ビーザー:HUSH YOU BYE
ビーザー:THE HOUSE CARPENTER
フランセ:ソナタ
イーストウッド:UIRAPUR
マシャド:ALGODAO DOCE(綿菓子)
藤井郷子:Daydream
マシャド:PE DE MOLEQUE(黒人の子供の足)
猿谷紀郎:音の風韻
ビーザー:CINDY、沢田穣治:NANA
鈴木大介(G)、古部賢一(Ob)
FOCD-3495
chromatic
ジムノペディ(E.サティ)/アヴェ・マリア(バッハ=グノー)/トレド(J.ムーディ)/夢(C.ドビュッシー)/エルクンバンチェロ(M.R.エルナンデス)/陽気なハーモニカ娘(宮田東峰)/浜辺の歌〜ふるさと(成田為三・岡野貞一)/肥後の手まり歌によるカプリッチョ(光永浩一郎)/セレナーデ・フォー・マイ・レディ(L.ハラウェイ)/ラプソディ・イン・ブルー(G.ガーシュウィン)/ジャスミン(C.ヘイゼル)
小林史真(クロマティック・ハーモニカ)
田村 緑(P)
片岡詩乃(Hp)
稲野珠緒(Perc)
アンドリュー・メルヴィン(Perc)
FOCD-3496
有森博/プロコフィエフ
グリンカ(バラキレフ編):ひばり
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ 第8番、
ピアノ・ソナタ 第3番、
ピアノ・ソナタ 第6番 イ長調 Op.82、
悪魔的暗示 Op.4-4、
グルック(ケンプ編):精霊の踊り
有森 博(P)
FOCD-3497
一柳慧作品集4
交響曲第6番「いまから百年のちに」−詩:タゴール−(2001)
室内オーケストラのための“Between Space and Time”(2002)
ピアノ五重奏曲「架橋」(2001)
オーケストラのための「架橋」(2001)
緑川まり(S)
尾高忠明(指)東京PO9
いずみシンフォニエッタ大阪、
板倉康明(指)
小坂圭太(P)
小栗まち絵・梅原ひまり(Vn)
竹内晴夫(Va)
林裕(Vc)
外山雄三(指)仙台PO
FOCD-3498
柴田杏里4
H.パスコアル:サン・ジョルジ、
C.パジェート:エル・サルバドルの二つの歌、
ソル:スペインのフォリアによる変奏とメヌエット、
バリオス:クリスマスの歌、
N.コシュキン:組曲「王子のおもちゃ」、
I. マイルス・D.エリントン・J.ティゾル:キャラバン・D.ハミルトン:ダイアモンドヘッド、
ジュリアー二:スペインのフォリアによる主題と変奏、
U.ノイマン:愛のワルツ、
ファリャ:火祭りの踊り、
バリオス:みつばち、
P.ベリナチ:ワルツに寄せたひとつの愛
柴田杏里(G)
FOCD-3499
ウィーン弦楽ゾリステン3
ドヴォルザーク:弦楽セレナード、
チャイコフスキー:弦楽セレナード
ウィーン弦楽ゾリステン
[ライナー・ホネック、ベルンハルト・ビベラウアー、マリアン・レスコ(Vn)
ミラン・セテナ、ミヒャエル・コストカ、アルカディ・ヴィノクロフ、
エーリッヒ・カウフマン、フリードリッヒ・バウアー(Va)
ミヒャエル・ヘル、ゲオルグ・フリッシェンシュラーガー(Vc)
ヴォルフガング・ギュルトラー(Cb)]
録音:2002年5月30日−6月2日、アンゲリカ・カウフマンザール(オーストリア)
FOCD-3501
小林秀雄:歌曲&ピアノ作品集
胡蝶花に寄せて/飛騨高原の早春/3.日記帳/麦藁帽子/花の春告鳥/ソプラノのための組曲「五つの華の歌」〜フリージア/.山茶花/りんどう、
演奏会用アリア「すてきな春に」/瞳/落葉松(以上 歌曲)
風と梢の歌/飛騨高原の早春/落葉松(以上 ピアノ作品)
中澤桂(S)
長町順史(P)、小林秀雄(P)
FOCD-3502
シューマン:ヴァイオリンソナタ
ヴァイオリン・ソナタ 第1番〜第3番、
3つのロマンス Op.94
漆原朝子(Vn)、
ベリー・スナイダー(P)
FOCD-3505
作曲家の個展/北爪道夫
北爪道夫:始まりの海から[1999]
クラリネット協奏曲[2002]
管弦楽のための協奏曲[2003]
.映照[1993]
外山雄三(指)東京都SO
板倉康明(Cl)
FOCD-3506
湯浅譲二:オーケストラルシーン
1.クロノプラスティクV(2001)−ヤニス・クセナキスの追憶に−
2-5.交響組曲「奥の細道」(1995)
6-8.芭蕉の情景T,V&X(1980)
9.レスポンソリウム(1995)≪和解のレクイエム≫より
1.飯森範親(指)東京SO
2-5.飯守泰次郎(指)新響
6-8.ルーカス・フィス(指)ブリュッセルBRTフィル
9.飯森範親(指)東京SO
直野容子(S)、
浅田康予(A)、高橋淳(T)
宮本益光(Br)、東京混声cho
FOCD-3507
菅垣/雨宮洋子独奏箏の世界
八橋検校:六段の調
雨宮洋子:箏独奏による「四季」
八橋検校:八段の調
肥後一郎:手事二段、菅垣
雨宮洋子(箏)
FOCD-3508
高田:三絃弾きうたい
下山一二三:三絃独奏のための「モノローグ」[1991]
間宮芳生:「小鼠太郎」[1997]
唯是震一:「遠野」[1977]
芝祐靖:笙と三絃のための「円江」<風俗歌より>[1994]*
石井眞木:三絃と声のための「エピソードII」−宿業(カルマ)の渕− Op.103[1994]
寺嶋陸也:「夕やけぐるみのうた」[2002]
高田和子(三絃)
石川 高(笙)
FOCD-3509
浜中 浩一/近代フランス楽派のクラリネット音楽選
サン=サーンス:クラリネット・ソナタ 変ホ長調 Op.167
ラドミロー:クラリネット・ソナタ
ドビュッシー:クラリネットとピアノのためのラプソディ 第1番
プーランク:クラリネット・ソナタ
尾高惇忠:2本のクラリネットとピアノのための「ディアローグ」
浜中 浩一(Cl)、
二宮 和子(Cl)、
藤井 一興(P)
FOCD-3510
<Blu-SpecCD>
西江辰郎&アンダローロデュオリサィタル3
カプースチン:ヴァイオリンソナタOp.70
クライスラー:美しきロスマリン、道化役者
 愛の悲しみ
チャイコフスキー:なつかしき土地の想い出Op.42
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ
西江辰郎(Vn)、ジュゼッペ・アンダローロ(P)

録音:2008年9月2・3日仙台市青年文化センターでのライヴ
クラシックのみならず、ジャズの演奏家、作曲家としても知られ、その特異な経歴と個性に世界 が注目しているロシアの作曲家、ニコライ・カプースチン。今回はそのヴァイオリン・ソナタを 中心とする選曲です。弱冠24歳で仙台フィルのコンサートマスター、現在は新日本フィルコンサートマスターに就任 し、人気急上昇のヴァイオリニスト西江辰郎。その活動はソロ、室内楽、協奏曲に及びます。 一方、イタリアの俊才ジュゼッペ・アンダローロは、第1回仙台国際コンクール、2002年ロン ドン国際コンクール優勝で一躍注目を集め、05年にはブゾーニ国際ピアノコンクール優勝,大注目の若き才能の共演です。 (フォンテック)

FOCD-6000
2010年11月21日発売
グリーグ:抒情組曲Op.54
 二つの悲しい旋律Op.34
シベリウス:二つの荘重な旋律Op.77*
 交響詩「ポヒョラの娘」Op.49
 交響詩「夜の騎行と日の出」Op.55
 アンダンテ・フェスティーヴォ
尾高忠明(指)札幌交SO
石川祐支(Vc)*

録音:2010年6月8・9日 札幌芸術の森アートホール
北の大地から新たに発信するシベリウス&グリーグ−前作「北欧音楽の新伝説」(FOCD9434)、その清新な響きは圧倒的な賛辞で迎えられました。シリーズ第二弾となる本CDは、尾高忠明/札響の本拠地でもある札幌<芸術の森>における2010年6月セッション収録です。首席チェロ奏者石川祐支が妙技を聴かせる秘曲を含む「新伝説2」。北欧音楽の知られざる奥行きと魅力に溢れる名盤の登場です。 (フォンテック)
FOCD-6001
シベリウス:交響曲第2番ニ長調Op.43
悲しきワルツOp.44
秋山和慶(指)広島SO

録音:2010年7月27・28日アステールプラザ
秋山和慶/広島交響楽団によるセッション録音第3弾。音楽監督・常任指揮者を歴任した渡邉曉雄から薫陶を受けた広響にとって、シベリウスはかけがえのないレパートリーです。現音楽監督・常任指揮者秋山の棒のもと、国際平和文化都市広島から音楽に「平和の願いと祈り」を託し、世界へ向けて発信します。 (フォンテック)
FOCD-6003
《Blu-spec CD》
2011年11月2日発売
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界から」
チェコ組曲ニ長調Op.39
エヴァルド・ダネル(指)広島SO

録音:2011年6月25-27日 アステールプラザ(セッション録音)
広島交響楽団によるセッション録音第4弾−−今回は長年に渡り共演を重ね、2008年より首席客演指揮者を務めるエヴァルド・ダネルとのドヴォルザークです。ダネルは、ヴァイオリンと指揮をオストラヴァとブラティスラヴァに学び、ボフダン・ヴァルハル教授の下で博士号を修めました。その後、ウィーン国立音楽大学でカール・エーステライヒャー教授に指揮法を師事。1985年から2000年までは、スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターを務め、1995年には同楽団に指揮者としてデビューしました。恩師ヴァルハルが亡くなると、師が創設していたスロヴァキア室内管弦楽団の芸術監督に就任、近年は一段と指揮者として活躍する機会が多くなっています。今回の「新世界」は、計34分という稀にみる速いテンポでの演奏ですが、楽譜の指示を忠実に再現した極めてオーセンティックな解釈と申せましょう。ダネル/広響は、通俗名曲の代名詞のようなこの作品から、新鮮な音楽的感動と雀躍たる喜びを引き出しています。ドヴォルザークの音楽に心酔し、素朴なまでに自然体の音楽を奏でるダネルのもと、国際平和文化都市 広島から音楽に「平和の願いと祈り」を託し、世界へ向けて発信します。(フォンテック)
FOCD-6005
2010年12月21日発売
こどものためのクラシック
グリーグ:「ペール・ギュント」〜朝
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」〜第1楽章
アイレンベルク:森の水車
J・シュトラウス:ワルツ「美しく青きドナウ」
ヨナーソン:かっこうワルツ
プライアー:口笛吹きと犬
チャイコフスキー:「くるみ割り人形」〜花のワルツ
J・シュトラウス:ポルカ「クラップフェンの森で」
J・シュトラウス:ポルカ「雷鳴と電光」
リムスキー=コルサコフ:くまんぱちは飛ぶ
アンダーソン:ワルツィング・キャット
チャイコフスキー:「白鳥の湖」〜情景
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」〜第2楽章
山下一史(指)仙台PO

録音:2010年8月4-5日仙台青年文化センターRec.)
山下一史の指揮による仙台フィルのFOCD9357、FOCD9370、FOCD9456に続く4作目です。今回は「こどものためのクラシック」と題してお馴染みの名曲や、楽しい趣向を凝らした曲を集めました。ペール・ギュントの「朝」から始まり、ドヴオルザークの「夕暮れ」で終わるプログラムで、犬や猫の鳴き声の効果音が入る曲などを挟み、どなたにでも楽しんでいただける内容になっています。山下、仙台フィルの演奏は精緻でありながらダイナミック勿、曲本来の魅力をより際だたせています。子供から大人まで、全ての人に訴えかける仙台フィル渾身の名演です。 (フォンテック)
FOCD-6006(2CD)
2011年2月20日発売
ヴェルディ:レクイエム クリスティアン・アルミンク(指)
新日本フィルハーモニーSO
ノルマ・ファンティーニs
マリナ・プルデンスカヤ(Ms)
スコット・マクアリスター(T)
ラルフ・ルーカス(Br)
栗友会cho

録音:2010年9月10-11日すみだトリフォニーポール・ライヴ
アルミンクの演奏は、作品が有する壮大かつ劇的な側面を強調するアプローチとは一線を画し、純音学的な表現で巨大な作品の細部まで明晰に示します。これは作曲者が望んだ「このミサ曲をオペラのように歌ってはならない」という強い意志を具現化するものです。ソリスト・合唱団の十全な歌唱とともに、因習から開放された「ヴェルディ/レクイエム」の登場です。(フォンテック)
FOCD-6008
マーラー:交響曲第1番調 「巨人」〈花の章付〉 秋山和慶(指)九州SO

録音:2010年11月23日アクロス福岡シンフォニーホール ライヴ
九響シリーズの第7弾は、今年没後100年のメモリアルイヤーとなるマーラーの交響曲第1番です。秋山和慶の指揮によるものは、FOCD9290「序曲集」、FOCD9317「ワルキューレの騎行 スーパーサウンズ」、FOCD9371「ペトルーシュカ/ダフニスとクロエ」、FOCD9463「チャイコフスキー/マンフレッド交響曲」に続く5作目となります。昨年の11月にマーラー生誕150年を記念して行われた九響305回定期公演ライヴを収録しました。マーラーが交響曲第1番を自らの指揮によって初演したのは29歳の時ですが、当初は2部5楽章で構成された交響詩として作曲され、各楽章には標題が付いていました。しかし4度目の演奏となった1896年のベルリン公演を機に、全ての標題を削除、第1部の2楽章だった「花の章」を割愛し、伝統的な交響曲のスタイルである、4楽章形式に改編しました。本CDでは、「ロマン派最後の巨匠・マーラーの青春時代の息吹!」と銘打ったコンサートのコンセプトのとおり、美しい「花の章」を含めた構成で収録しています。秋山和慶が九響のミュージック・アドヴァイザーと首席指揮者に就任したのは2004年でした。以来、常に熱気ある演奏で聞き手を魅了してきました。しなやかな響きから匂い立つ、若きマーラーの溢れんばかりのロマン。秋山/九響の新境地を示す名演です。(フォンテック)
FOCD-6009
2011年7月6日発売
リスト:ファウスト交響曲 福井 敬(T)
ザ・カレッジ・オペラハウスcho
びわ湖ホール声楽アンサンブル
小泉和裕(指)日本センチュリーSO

録音:2011年04月18-20日 びわ湖ホール、21日 ザ・シンフォニーホール
日本センチュリー交響楽団(旧大阪センチュリー交響楽団)は、初代常任指揮者にウリエル・セガル(現名誉指揮者)を迎え、大阪府民に親しまれ誇りとなるオーケストラをめざし、大阪府文化振興財団の運営により1989年に活動を開始しました。自治体運営のオーケストラとして、通常のコンサート以外に地域密着型の活動もおこない、小学生を練習場へ招き、演奏を聴かせるだけでなく楽器に直接触れさせる「タッチ・ジ・オーケストラ」の開催など、教育プログラムを他のオーケストラに先駆けて実施したことは特筆すべきでしょう。2008年からは小泉和裕を音楽監督、沼尻竜典を首席客演指揮者に迎え、創立20周年となる2009年度には両指揮者による記念公演をおこないました。多方面で報道された大阪府からの補助金打ち切りという局面に際し、2011年4月、公益財団法人移行とともに日本センチュリー交響楽団に改称し、より開かれた活動を目指します。本CDは新生センチュリー響の記念すべき<初定期>となった「リスト生誕200年」を祝す第160回定期公演と、それに先立っておこなったびわ湖ホールでのセッションによるものです。構想から完成形に至るまで、数十年に渡ったリスト畢生の大作「ファウスト交響曲」。複雑な構成と先駆的な響き、そして絢爛豪華なオーケストレーションは、ピアノ音楽にとどまらないリストの桁外れな才能を知らしめます。大規模作品の演奏に高い評価を得ている現音楽監督小泉和裕。楽章ごとの登場人物の心理描写を明快に紐解き、豪放にして緻密な構築感溢れる演奏を導いています。終結部は福井敬と関西を代表する合唱団による十全の歌唱が「神秘の合唱」を彩り、神々しいまでの空間を形成します。逆風に敢然と立ち向かう小泉/センチュリー響、順風満帆のスタートです。

FOCD-6010(3CD)
2011年11月2日発売
ブラームス:交響曲全集 大植英次(指)
大阪フィルハーモニーSO

録音:2010年7月-2011年2月 ザ・シンフォニーホール・ライヴ
2003年の音楽監督就任以来、その熱い演奏で多くの聴衆を虜にした大植&大阪フィル。コンサートには関西圏のみならず、全国からファンが来場しています。 さらに、大阪城西の丸庭園での「星空コンサート」、御堂筋周辺で開催する「大阪クラシック」等の新機軸で新たな聴衆を開拓してきました。 2007年のベートーヴェンにつづき、音楽監督としてのラストシーズンを前に大植が満を持して挑んだブラームス・ツィクルスは、協奏曲と交響曲を1曲ずつ組み合わせた全4回の連続演奏会。最終回のアンコールで大植自身が「種明かし」したところによると、実はブラームスが敬愛したシューマンの交響曲も4つであり、ブラームスの4曲の調性「C→D→F→E」(ハ短調・ニ長調・ヘ長調・ホ短調)は、シューマンの4曲「B♭→C→E♭→D」を一音ずつ高い位置でなぞったのではないかと深い洞察を披露。 作曲者の手書き楽譜を研究し、伝統的な様式に挑む新鮮な解釈は大きな反響を呼びました。(フォンテック)

FOCD-6013
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調(ハース版) クリスティアン・アルミンク(指)
新日本フィルハーモニーSO

録音:2011年9月9・10日すみだトリフォニーホール・ライヴ
2003年の音楽監督就任からリリースを開始したアルミンク=新日本フィルCD第9弾。自国の偉大な作曲家の交響曲に慎重な姿勢を示してきたアルミンクですが、新日本フィルとの関係が円熟期を迎えたいま、因習や虚飾とは無縁、真摯に純音楽的なブルックナーを体現しました。ハース版を遵守したこの演奏は、第2楽章のクライマックスから打楽器を排し、ワーグナーの訃報に接したブルックナーの慟哭が痛切に聴こえてきます。アルミンク/ NJPのブルックナー---その無垢なまでのアプローチは、両者のこれまでのCD同様、聴き手に清冽な共感を呼び起こさずにはいられません。(フォンテック)

FOCD-6014(5CD)
マルケヴィチ版/ベートーヴェン:交響曲全集 飯守泰次郎 (指)東京シティPO
佐々木典子(S)、小山由美(A)、
福井 敬(T)、小森輝彦(Br)
東京シティ・フィル・コーア

録音:2010年5月〜2011年7月 東京オペラシティ、東京芸術劇場 ライヴ
1997年の常任指揮者就任以来、意欲的な活動で常に注目を集める飯守/東京シティ・フィル。2000年におこなった新ベーレンライター版に基づく「ベートーヴェン・ツィクルス」は、作曲者の精神に迫る革新的な演奏により、第32回サントリー音楽賞贈賞理由の筆頭に挙げられました。雄飛10年、2010/11のシーズンに2回目のツィクルスに取り組む飯守が下した決断---それはマルケヴィチ版の使用でした。
20世紀を代表する大指揮者イゴール・マルケヴィチ(1912-83)は、1930年代にそのキャリアを開始しました。欧米各地のオーケストラに蔵書されている、巨匠たちの書き込みが残された楽譜に接した彼は、その解釈によってはベートーヴェンの本質から離れてしまう危機感を覚え校訂譜の作成を決意します。そして、この労作は1982年にペータース社から出版されました。しかし、翌年マルケヴィチは他界し、この楽譜はほとんど注目されないまま今日に至りました。
飯守は別冊の校訂報告を熟読し、演奏における実際と理論の両面を踏まえ、20世紀までの演奏芸術を次代に伝えるこの画期的な校訂譜の採用を決断、機能性よりも表現性に訴える全曲演奏を果たしました。
古楽的アプローチが隆盛を極める現代のベートーヴェン演奏に、巨大かつ普遍的な楽聖像を呈示する全集の登場です。
FOCD-6019(2CD)
仙台フィルのためのコンサート
(1)エルガー:弦楽セレナーデ
(2)モーツァルト:オーボエ四重奏曲 ヘ長調 KV370
(3)ドヴォルザーク:2つのヴァイオリンとヴィオラのための三重奏曲 ハ長調 Op.74
(4)クプコヴィッチ(1936-):「2011年3月11日の犠牲者のために」(2011、初演)
(5)番場俊之(1963-): 「2つのヴァイオリンのための時の香り」(1986/1990)
(6)アイヴズ:「答えのない質問」(1908)
(7)バッハ:2つのヴァイオリンとオーケストラのための協奏曲 ニ短調 BWV1043*
沼尻竜典 (指)
ベルリン在住日本人音楽家有志

(2)真坂亮一(Ob)、米沢美佳(Vn)、小林雅英(Va)、クライフ・カナリウス(Vc)
(3)樫本大進(Vn)、町田琴和(Vn)、清水直子(Va)

(5)古武美佳(Vn)、木戸恵子(Vn)
(7)
日下紗矢子(Vn)、町田琴和(Vn)

録音:2011年9月9日 ベルリン・ヴィルヘルム皇帝記念教会ライヴ
東日本大震災から半年になろうとする2011年9月9日、ベルリンの名門オーケストラで活躍する日本人演奏家が一堂に会しました。演奏活動に甚大な影響を受けた仙台フィルの仲間を支援するために、チャリティ・コンサートを開催したのです。出演メンバーは、ベルリン・フィル、ベルリン・ドイツ響、ベルリン・ドイツ・オペラ管、ベルリン・コンツェルトハウス管、コーミッシェオーパー管に所属する日本人プレイヤーとその友人ら21名、そして指揮の沼尻竜典。クプコヴィッチの新作を含む7曲をヴィルヘルム皇帝記念教会で奏でました。本CDは当日のプログラム全曲を収録。会場を埋め尽くした聴衆の熱い感動と興奮が伝わってきます。(フォンテック)
FOCD-6021(2CD)
2012年5月9日発売
マーラー:交響曲第9番 秋山和慶(指)九州SO

録音:2011年11月10日 アクロス福岡シンフォニーホール ライヴ
マーラーの没後100年(2011年)を記念した、九響第313回定期公演のライヴ録音。前作CD「交響曲 第1番」(FOCD6008)において、若きマーラーの溢れんばかりのロマンを見事表出した秋山/九響。今回の第9番では、長女の死や自らの心臓病と向き合った最晩年のマーラーによる白鳥の歌を、いたずらに感傷に溺れることなく丁寧に綴っていくことにより、その想いを浮き彫りにしています。
FOCD-6023(5SACD)
2012年5月9日発売
ベートーヴェン:交響曲全集 尾高忠明(指)札幌SO
澤畑恵美(S)、竹本節子(Ms)
福井敬(T)、福島明也(Br)
札響cho、札幌放送cho
札幌アカデミーcho

録音:2011年9-12月 札幌コンサートホールKitara
2011年に創立50周年を迎えた札幌交響楽団は音楽監督、尾高忠明の指揮による欧州演奏ツアーを5月に敢行。そして 9月から12 月にかけて、2002 年以来となるベートーヴェン・ツィクルスを開催し、その成果がこのライヴ録音全集に結実しました。 札響は尾高のキャリアのなかで、最も長く<常任>の立場に就いているオーケストラです。その密接な関係は揺るぎなく、尾高は「節目の年に札響の未来を見すえ、明確でゆるぎない個性を感じてもらえるような音楽を求めていきたい」と語っています。 端正な響きのなかから、音楽そのものが語る<永遠の楽聖像>が見える---生命力溢れる全曲演奏の誕生です。(フォンテック)
FOCD-6028
2012年7月4日発売
シー・イージェ/オペラ・アリア名曲集
プッチーニ:トスカ「星は光りぬ」、
 ラ・ボエーム「冷たい手を」、
 蝶々婦人「愛の家よ、さようなら」、
 トゥーランドット「だれも寝てはならぬ」/ヴェルディ:リゴレット「女心の歌」
チレア:アルルの女「フェデリーコの嘆き」
ビゼー:カルメン「花の歌」
グノー:ファウスト「この清らかな住まい」
ドニゼッティ:愛の妙薬「人知れぬ涙」
モーツァルト:魔笛「何と美しい絵姿」
カルマン:マリーツァ伯爵夫人「私のウィーンよ、挨拶して」
レハール:メリーウィドウ「薔薇の蕾が咲くように」、
 ほほえみの国「君はわが心のすべて」
林 千尋(わたなべもも・作詞):「希望の瞳よ」
シー・イージェ(T)
林 千尋 (指)
スロヴァキア国立RSOブラティスラヴァ
石 倚ジェ(シー・イージェ、ジェ:さんずいに吉)は2006年に東邦音楽大学を首席で卒業。その後特別研究生としてオーストリアに留学、第13回フェルッチョ・タリアヴィーニ国際声楽コンクール優勝、第37回トティ・ダル・モンテ国際声楽コンクール優勝など、輝かしい成績を収めています。
ウィーンを本拠に活躍する林千尋の指揮、名門 スロヴァキア国立放送交響楽団ブラティスラヴァとの共演による、美しいオペラ・アリアの世界をご堪能ください。
FOCD-6029
2012年11月20日発売
Blu-spec CD
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲(全16曲) エヴァルド・ダネル(指)広島SO

録音:2012年7月17-19日 呉市文化ホール
広島交響楽団によるセッション録音第5弾−「新世界から・チェコ組曲」(FOCD-6003)に続く、2008年より主席客演指揮者を務めるエヴァルド・ダネルとのドヴォルザーク。ドヴォルザークの音楽に心酔し、素朴なまでに自然体の音楽を奏でるダネルのもと、国際平和文化都市、広島から音楽に「平和の願いと祈り」を託し、世界へ向けて発信します。(フォンテック)












FOCD-6030(5CD)
2012年11月20日発売
チャイコフスキー:交響曲全集(全6曲) 飯守泰次郎(指)
東京シティPO

録音:2011年7月7日(第3&4番)、2012年1月18日(第1&6番)、2012年3月16日(第2番)以上東京オペラシティ・ライヴ、
2011年11月26日ティアラこうとう・ライヴ(第5番)
“世界中の指揮者が模範とすべき、飯守泰次郎の有言実行力!”
飯守が常任指揮者としての最後のシーズンにおこなった「チャイコフスキー交響曲全曲シリーズ」のライヴ録音。『どんなに抑制しても噴出してくる人間の生きざまそのもの、悲劇を吹き飛ばすかのような熱狂的な喜びの爆発、といった極端な両面を持つチャイコフスキーの音楽は、ロシア文学と同じ源から生まれたのです。(中略)チャイコフスキー個人の生涯の出来事以上に、最も大切にされるべきは、ロシア人としての彼の心だと私は思います。』と飯守は語っていますが、他の指揮者も似たような同様の意見を述べる人は多いと思います。しかし、完全にその言葉通りに音にその熱い思いを反映し、その結果、低俗的とも思われがちなチャイコフスキーを真に芸術的な高みにまで押し上げたと本当に実感できたことはかつてほとんどありません。ましてや飯守はワーグナーなどの独墺系の作品が得意のレパートリーというイメージが強いだけに、もう何十年も弾き込んでいるような完熟の表現を繰り広げるとは嬉しい誤算です。各曲に対するヴィジョンは常に明確。計算ではなく自然に熱い表現意欲を作品構築の中に凝縮させているので、モヤモヤとした曖昧なニュアンスなどどこにも見当たりません。各曲においてチャイコフスキーは込めた思いに寄り添い尽くしたという点において、あのコバケンさえも大きく引き離したとさえ言いたいまさに金字塔です!
■飯守泰次郎、チャイコフスキー・チクルスを語る…http://www.youtube.com/watch?v=Dei3XEs0Pas&feature=feedu

「第1番」…伝統的なソナタ形式を温存している作品の持ち味を生かしながら、ロシア的な内向きの歌心をスケールの大きな構築感の中に宿らせた画期的名演!リズムは常に活き活きと躍動しながらも決して前のめりにサクサク進行することはなく、足場を固めつつじっくりと情感を滲ませる手法が、この作品の魅力を倍加させています。弦楽器主体のバランスも安定感抜群。第2楽章の陶酔的な美しさに触れると、飯守の指揮がいかに本気なものであるか実感できるはず。終楽章では堰を切ったようにパッションを炸裂させますが、一定のも品格とスケール感は堅持しながら、輝かしい勝利を謳歌!それは、ロシアのオケが彼らの意地を誇示するかの威圧感のようなものとは別物なのです。
「第2番」…この「第2番」からロシア的な野趣が更に加味されることを踏まえ、飯守のアプローチも一層アグレッシブなものに変化。第1楽章冒頭の一撃はまさに烈火!その直後の管楽器のテーマのメランコリーの陰影の深さも鬼気迫るほど。アレグロ以降はリズムがソリッドに沸き立ち、それを低弦が腹の底から抉り上げる、フレージングはこれ以上不可能なほど濃厚。こんなに作品にのめり込んでは最後まで持ち応えられるのか心配になるほどですが、持久力が落ちるどころか、終楽章では過去に例のないほど真っ正直な情熱をぶつけ尽くします。土俗的な色彩にも目を見張るばかり。過去の名盤も含めてこのトーンをここまでリアルに出した演奏がいくつあるでしょう?2:47では大きくテンポを落とすのが珍しいですが、これを契機に再びコーダヘ向かってまっしぐら。第1番終楽章同様の骨太な迫力に打ちのめされる必至です。
「第3番」…全6曲の中である意味最も衝撃的な演奏。演奏頻度の点でも作品の雰囲気からも地味なイメージが拭い切れない作品ですが、飯守はこれまでの作曲家と心中する勢いの没入ぶりに加え、そのイメージを払拭するかのような意気込みも加味して、前代未聞と言っても過言ではない「第2交響曲を深化させた作品」としてのアプローチを果敢に実践。まさにロシアの大地を揺るがすような迫力満点の音楽に仕立て直しているのです。かつてムーティの録音が登場した際も同様の感想を持ちましたが、飯守盤は各フレージングに対するニュアンスの使い分けの多様さの点で遥かにそれを凌ぎます。第1楽章冒頭モデラート部分の、各声部が完全に役割を果たした結果による出口が見えない焦燥感!やや唐突に現れる第2主題がこんなにスッと心に入り込む演奏も稀。第4楽章も「スケルツォ」という軽いものではなくすべての音が決死。終楽章はポーランド舞曲ならではの土俗的空気が横溢。しかも構築力が極めて頑丈なので音楽の聳え方が尋常ではなく、5:46以降はオケの自発的アンサンブルと響きの充実度も極限に達します。第1副主題がイン・テンポのまま現れる威容に腰を抜かす暇もなく圧巻のコーダへ突入。この演奏が同曲の歴代トップの名演であることを確信して止みません。
「第4番」…競合盤の多い「第4番」以降は分が悪いのでは?という懸念は一切無用。前2作同様、ロシア的な土臭さ、作曲家がそう書かざるを得なかった心情に完全に密着した演奏に全くブレはありません。まずは第1主題の息の長い陰影維持。一小節たりとて惰性で奏でている箇所などありません。ティンパニが加わる2:20からは発作的に激情を加え、チャイコフスキーの苦悩を代弁するかのよう。綺麗事とは無縁の飯森のチャイコフスキー解釈を象徴するシーンです。17:10からの追い込みでは響きのニュアンスも緊張感も何故か低下してしまう演奏が多い中で、強固な造型を維持したまま重厚な響きに不安を拭い切れない心情を加味した進行の説得力には手に汗握るばかり。このシーンと第2楽章のきめ細やかなニュアンスの表出を聴くにつけ、つくづく、東京シティ・フィルの技量とセンスの高さも思い知らされます。終楽章がこれまた驚愕!冒頭の一撃は瞬発力を兼ね備えたスパークぶり!しかもシンバルのタイミングが絶妙!テンポもかなり高速ですが胸を焦がしきった歌を絶やさず、ロシア民謡主題をグールドばりに唸る飯守の声は、ヘッドホンで聞く際はご注意を。3:58からは弦のフレージングの切れ目ごとにクレッシェンドが施されますが、これだけでもいか音楽に没入し体全体で呼吸しているかがわかります。そして最後は興奮のるつぼ!
「第5番」こちらのページを御覧ください
「第6番」…「第1番」での内省的な佇まい立ち返ったような第1楽章提示部の美しさが印象的。同展開部や第3楽でも外面的な効果を他の作品ほどは全面に立ててず、飯守が明らかにこの「悲愴」を別次元の作品として捉えていることが窺えます。第1楽章展開部後半の気の遠くなるような大きな呼吸の説得力はもちろん絶大。第2楽章は冒頭から暫くの間、チェロのユニゾンを耳で追えば明らかなように、単にアンサンブルを統制しただけではない愛が詰まっていることを実感できるはず。終楽章は特に第2主題の温かみと静謐さを兼ね備えた響きにご注目を。ドラが入る直前では悶絶の限りを尽くしますが、感情を外に放射せず、その一途に内燃に向かう意志の力に強く打たれます。【湧々堂】
FOCD-6030(5CD)
2012年11月20日発売
チャイコフスキー:交響曲全集(全6曲) 飯守泰次郎(指)
東京シティPO

録音:2011年6月-2012年3月 東京オペラシティ・ティアラこうとう・ライヴ
1997年の常任指揮者就任以来、古典派からロマン派にかけてのレパートリーを根幹に、意欲的な活動で常に注目を集めた飯守/東京シティ・フィル。「指環」四部作を始めとするワーグナーの主要作品上演、そして2000および2010/11のシーズンには、2種の異なる版による<ベートーヴェン・ツィクルス>を敢行。演奏史に偉大なモニュメントを刻みました。
本CD収録の演奏は、飯守が常任指揮者としての最後のシーズンにおこなった<チャイコフスキー交響曲全曲シリーズ>のライヴ録音です。
『どんなに抑制しても噴出してくる人間の生きざまそのもの、悲劇を吹き飛ばすかのような熱狂的な喜びの爆発、といった極端な両面を持つチャイコフスキーの音楽は、ロシア文学と同じ源から生まれたのです。(中略)チャイコフスキー個人の生涯の出来事以上に、最も大切にされるべきは、ロシア人としての彼の心だと私は思います。』
このように語る飯守の演奏は、甘美な旋律、華麗なオーケストレーション、卓抜なリズムといった表面的な『チャイコフスキーの魅力』の深奥に在るロシア的な本質に深く迫ります。
飯守/シティ・フィル15年の集大成---飯守泰次郎は平成24年度文化功労者に選ばれました。(フォンテック)
FOCD-6035
2013年3月6日発売
マーラー:嘆きの歌〈3部による1880年初稿版〉 クリスティアン・アルミンク(指)
新日本PO
天羽明惠(S)
アネリー・ペーボ(Ms)
望月哲也(T)
イシュトヴァーン・コヴァーチ(Bs)
栗山文昭(合唱(指))
栗友会Cho、他

録音:2012年5月18・19日 すみだトリフォニーホール・ライヴ
独唱者、合唱、大管弦楽によるマーラー最初期の大作「嘆きの歌」。1880年にこの作品を完成した20歳のマーラーは、ウィーン楽友協会の作曲コンクール「ベートーヴェン賞」へ応募するものの、ブラームス、ハンスリックなどの保守的な審査員のまえでは、落選の憂き目を見るしかありませんでした。華麗なオーケストレーションを駆使するこの独創的な作品、いたるところに後の名作交響曲の萌芽が現れます。2度に渡り大規模な改訂がなされましたが、この演奏で使用されている最大規模編成の<初稿版>は若きマーラーが夢見たかたちです。交響曲全曲演奏を完遂したアルミンク&新日本フィル---いわば<見返り>によってマーラー作品の源泉に光を当てるのです。(フォンテック)

FOCD-6036(1SACD)
2013年7月3日発売
シベリウス:交響曲第1番ホ短調 op.39
交響曲第3番ハ長調 op.52
尾高忠明(指)札幌SO

録音:2013年2月28日-3月2日 札幌コンサートホール Kitara.
現代のオーケストラ界において、最も緊密・清新な活動を継続する尾高と札響。近年は、意欲的なレコーディングをおこない、名盤を頻出しています。
今回は、彼らの主要レパートリーである北欧音楽の精髄シベリウス。満を持しての交響曲全集第1弾です。民族色を前面に、劇的構成を魅せる<交響曲 第1番>。極めて素朴な冒頭から、感動的な結尾へと向かう比類なき<第3交響曲>。円熟、練達を誇る尾高の指揮は、北欧の空気感を札響から引き出します。偉大な全集への道程開始です。(フォンテック)
FOCD-6037(3CD)
2013年11月6日発売
ブルックナー:交響曲集
(1)交響曲第1番<リンツ稿 (1866) ノヴァーク版>
(2)交響曲第2番<第2稿(1877) ノヴァーク版>
(3)交響曲第3番<第3稿(1889) ノヴァーク版>
小泉和裕(指)
日本センチュリーSO

録音:(1)録音:2012年7月23-25日 NHK大阪ホール 7/26 ザ・シンフォニーホール
(2)録音:2012年3月19-21日 琵琶湖ホール 3月22日 ザ・シンフォニーホール
(3)録音:2013年3月10-12日 あましんアルカイックホール
中規模編成による緻密なアンサンブルで、ブルックナーの交響曲を精力的に演奏する小泉/センチュリー。2010年にリリースした「第4・5・6番」FOCD9467/9は、作品の新たな側面に光をあて、高く評価されました。宏大無辺な中・後期作品とは一味違う魅力をもつ初期交響曲。小泉/センチュリーは、虚飾なくその本質に迫ります。(フォンテック)
FOCD-6040(1SACD)
2014年7月9日発売
シベリウス:交響曲第2番ニ長調 op.43
組曲「恋人」op.14
尾高忠明(指)札幌SO

録音:2014年2月28、3月1日 札幌コンサートホール Kitara でのライヴ
北欧の空気感を伝える?敬意と共感をもって頌される尾高/札響のシベリウス。<交響曲全集 2>は、「第 2 番」&「恋人」という魅惑の選曲です。 シベリウスきっての有名曲へ、尾高は衒いなく純音楽的な解釈をもって臨みます。そして、真の芸術家が有する精神の高みは、音楽をして語らしめる演奏を実現するのです。 清澄にして輝きに充ちた管楽器の響き、要所に楔のごとく刻まれる打楽器、そして力感溢れる弦の厚みに彩られたシベリウス。 尾高/札響が到達した理想郷がここにあります。(フォンテック)
FOCD-6041
(3CD+3DVD)
2014年9月3日発売
柴田南雄とその時代 第三期
■CD-1 キリシタン憧憬
安土幻想 no.14a/伴天連歌 no.14b/オペラ「忘れられた少年−−天正遣欧少年使節」抄録 no.103
■CD-2 50歳-70歳代の器楽
絃合わせ/絃廻し/絃づくし no.44/オルガンのための律 no.55 DIFERENCIAS no.76
ガムランのためのエチュード no.92
■CD-3 「富士山四章」から「さくら」まで
富士山四章Op.9/三つの女声合唱曲集Op.12/三つの男声合唱曲no.24/み佛の春 no.30
謝名城の海神祭 no.73/さくら no.108

■DVD-1 日本の素材によるシアター・ピース
追分節考 no.41/萬歳流し no.45/修二會讃(抄録)no.57/布瑠部由良由良 no.61b
■DVD-2 佐藤信の台本によるシアター・ピース
コーモリ傘と合唱のための七章 静かな森―寒山と拾得 no.102/石ニ聞ク no.117
■DVD-3 ゆく河の流れは絶えずして
シンフォニアno.25/北園克衛による三つの詩no.21/交響曲「ゆく河の流れは絶えずして」no.48
2010年7月にリリースを開始した音と映像による「柴田南雄とその時代」。 時空を越えた巨視的世界観を示した柴田南雄 (1916-86)の膨大な作品群を集大成する内容です。 一柳慧、高橋悠治による「Generation」など、<時代>が生んだ稀有な演奏も収録、また<音>だけでは捉えきれない<シアター・ピース>作品はDVD に収録。また、ブックレットには詳細解説、作曲者と親交深かった方々による書きおろしエッセイを掲載。 この充実した内容により<第一期> (FOC--D9470/5)は、平成22年度(第65 回)文化庁芸術祭優秀賞を受賞いたしました。(〈第二期〉はFOC--D9500/5) 当該タイトル<第三期>は、3CD/3DVD に集成。若杉弘/都響による「ゆく河の流れは絶えずして」等、貴重な記録を収録。シリーズ最終作となります。(フォンテック)
FOCD-6048(1SACD)
2015年6月3日発売
シベリウス:交響曲 第4番 イ短調 op.63
交響曲 第5番 変ホ長調 op.82
尾高忠明(指)札幌SO

録音:2014 年2 月28 日、3 月1 日、2015 年2 月13・14 日 札幌コンサートホールKitara ライヴ
作曲者生誕150 年での完結を目指し、2013 年春から始まった札幌交響楽団<シベリウス交響曲シリーズ>。並行しての好評ライヴCD 第3 弾です。 喉の腫瘍手術後に作曲され、作品全体が暗い色調に覆われ、晦渋ではあるものの最高傑作の呼び声も高い<第4 番>。そして、交響曲に独自の形式を生み出すことに成功した輝かしい<第5 番>。 北欧音楽のスペシャリスト尾高/札響は、対照的な性格の2 作品の演奏を通し、シベリウスの精神の変遷と正統的な響きを伝えます。 (フォンテック)
FOCD-6049(1SACD)
2015年11月4日発売
シベリウス:交響曲第6番ニ短調op.104
交響曲第7番ハ長調op.105
アンダンテ・フェスティーヴォ*
尾高忠明(指)札幌SO

録音:2015年2月13・14日札幌コンサートホールKitara・ライヴ
2月17日サントリーホール・ライヴ*
1998年から2015年まで常任指揮者/音楽監督を務め、演奏はもとより新しい聴衆の開拓など、札響の飛躍に大きな功績を残した尾高忠明。在任最後の定期公演は、2013年に開始した<シベリウス交響曲シリーズ>最終回。「第7交響曲」掉尾のハ長調和音が輝かしく奏された後、17年の時が昇華されました。日本のオーケストラ演奏史に新たな伝説を刻んだ尾高=札響。「音楽をして語らしめる」と称された演奏の極致がここに実現しました。(フォンテック)
FOCD-6050
2017年1月11日発売
クアトロ・パロス/iLeva!
C.アサド:ブルージリアン
クレンジャンス:エースの4カード
レイク:ビター・スウィート・サンバ(加藤繁雄編)
アメリカ民謡組曲(スパークス編)
ディアンス:オースティン・タンゴ
佐藤弘和:雲の詩
ラック:アクロバット・ダンス〜曲業師の踊り(ラック)
クアトロ・パロス
日本屈指の実力派ギター・カルテット、QUATTROPALOS(クアトロ・パロス)のファーストアルバ ムのお取り扱いを開始します! 有名ラジオ番組のテーマソングとしても知られる「ビター・スウィート・サンバ」他、ギターカルテッ トならではの耳馴染みの良い楽曲を収録しています。(フォンテック)
■Quattro Palos(クアトロ・パロス)
齊藤泰士(1st)・多治川純一(2nd)・萩野谷英成(3rd)・前田司(4th)によるギター・カルテット。 第21回日本ギター重奏コンクールにて優勝、及びHARUMI賞を受賞。 第25回日本ギター合奏フェスティバル」で行われたギター合奏作曲コンクール本選会にて、選出されたすべての作品の実演を 行い好評を博す。松岡滋、冨山詩曜、笹久保伸、永島志基、小関佳宏各氏から献呈された新作の初演を果たし、メンバー独自 の作・編曲にも力を入れるなど、ギター重奏の新しいレパートリーを追求しつつ、更なる高みを目指す。 首都圏を中心に、全国各地で演奏活動を積極的に行っている。
FOCD-6051
2022年3月9日発売
The Waltz 夢幻∞ワルツ
グノー:「ファウスト」より “ワルツ”
ベルリオーズ:幻想交響曲〜第2楽章 “舞踏会”
ワルトトイフェル:スケーターズ・ワルツ
シベリウス:「クオレマ」より “悲しきワルツ”
ドヴォルザーク:プラハ・ワルツ
チャイコフスキー:「くるみ割り人形」より “花のワルツ”
J・シュトラウス:ワルツ「美しく青きドナウ」
R・シュトラウス:「ばらの騎士」より“ワルツ・シークエンス第2 番
ラヴェル:ラ・ヴァルス
マティアス・バーメルト(指)札幌SO

録音:2021 年11 月27 日 札幌コンサートホールKitara ライヴ
1961年の創立以来、北海道唯一のプロ・オーケストラとして「札響」の愛称で親しまれてきた札幌交 響楽団。今や日本を代表するその実力は、尾高忠明とのベートーヴェン・シベリウス交響曲全集、マッ クス・ポンマー指揮によるドイツ音楽CD等で満天下に知られています。 2018年から首席指揮者を務めるマティアス・バーメルトが札響との初録音に選んだのは「ワルツ」で した。フランスの3作品で賑々しく幕を開け、北・東欧の名作を経て「ウィンナ・ワルツとそのオマージ ュ」で大団円を迎える魅惑のひととき。 バーメルトの“知性あふれる熱狂”と札響の洗練されたモビリティは、夢幻の「回転する歌」を奏でま す。フォンテック)


FOCD-6200(1SACD)
2014年3月5日発売
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調 尾高忠明(指)札幌SO

録音:2013年5月17・18日  札幌コンサートホールKitara
意欲的なレコーディングに取り組み、名演奏を披瀝する尾高/札響。「シベリウス交響曲 第1 番、第3 番」(FOCD6036)に続いては、ファン渇望のブルックナーです。 早逝した父 尚忠からの影響により、10 代前半からブルックナーへ一意専心した尾高忠明。大学在学中のN響指揮研究員時代に、急病のマタチッチの代役でリハーサルを指揮して以来、演奏を重ねてきました。 冒頭から結尾に至る一貫した精神の昂揚?-大河は滾ります。 熟練のブルックナー登場です。(フォンテック)

FOCD-9008(4CD)
モーツァルト:ヴァイオリンソナタ
ヴァイオリン・ソナタ/K. 296/
K. 301/K. 302/K. 303/K. 304/
K. 305/K.306/K.376/K. 377/
K. 378/K. 379/K. 380/K. 454/
K. 481/K. 526/K. 547
浦川宜也(Vn)、岡本美智子(P)
FOCD-9015(4CD)
ベートーヴェン:Vnソナタ集
ヴァイオリン・ソナタ第1番〜第4番
浦川宜也(Vn)、フランツ・ルップ(P)
FOCD-9039
柳貞子/スペインの歌
グラナドス:スペイン舞曲第5番、
トゥーリナ:歌曲のかたちの詩よりカンターレス、
アルベニス:スペイン舞曲よりグラナダ、
ファリャ:スペインの七つの民謡よりポロ、
ロドリーゴ:船乗りの歌、
モンポウ:おまえは花のもとに、
モンサルバーチェ:黒人の子守歌、
アンダルシア民謡:プラジェーラ、エル・ビート、
ガルシア・ロルカ採譜・編曲によるスペイン民謡:セビリアの子守歌・ソロンゴ・18世紀のセビリャーナス・ハエンのモーロ乙女、
グラナドス:トナディーリャス(スペインの粋な小うた集)、〜ゴヤのマハ・内気なマホ・悲しみにくれるマハ・マハのまなざし・愛と憎しみ・町をさまよって・トゥラララギターのつまびき・ひかえめな下町娘達、
グラナドス:カンシオネス・アマトリアス(愛の歌曲集)、〜うぶな娘の私ゆえ・心よ、お泣き・かわいい瞳よ、泣かないで
柳貞子(S)、荘村清志(G)
永富和子(P)
FOCD-9040
平岡養一/木琴の子守唄
モーツァルト:小夜曲
バッハ:G線上のアリア
トスティ:ラ・セレナータ
ポッパー:ハンガリアン狂詩曲Op.68
レハール:メリーウィドーより
ロドリゲス:ラ・クンパルシータ
平岡養一:子守唄・おやすみなさい
ストービー:モッキングバード幻想曲
グルーノウ:セヴィリャの舞姫
ブルック:ジー・ホイズ!
ハッチ:人力車
貴志康一・平岡養一:日本狂詩曲
平岡養一(木琴)、田中園子(P)
FOCD-9041(4CD)
モーツァルト:Vn協奏曲集
ヴァイオリン協奏曲第1番〜第7番
2つのヴァイオリンのためのコンチェルトーネハ長調K.190*
協奏交響曲変ホ長調K. 364**
ヴァイオリンと管弦楽のためのアダージョホ長調K. 261
ヴァイオリンと管弦楽のためのロンド変ロ長調K. 269
ヴァイオリンと管弦楽のためのロンドハ長調K. 373
浦川宜也(Vn)、エヴァルド・ダネル(Vn)*
ミラン・テレツキー(Va)**
林千尋(指)スロヴァキア国立RSOブラチスラヴァ
FOCD-9048(2CD)
オペラ森は生きている
第一幕:序 + (1) 森
(2) 女王の宮殿
(3) むすめの家/第二幕:(4) 森
オペラシアターこんにゃく座
寺嶋陸也(P)
FOCD-9056
日本の作曲家/21
1-滝廉太郎(憾)
2-清瀬保二(日本祭礼舞曲第3楽章)
3-平尾貴四男(古代讃歌 [1937] から)
4-松平頼則(南部子守唄を主題とするピアノとオルケストルの為の変奏曲[1939]から)
5-早坂文雄(左方の舞と右方の舞 [1941] から)
6-伊福部 昭(ギターのためのトッカータ [1970] から)
7-小倉朗(交響組曲イ短調第1楽章 [1941] から)
8-柴田南雄(北園克衛による3つの詩:「黒い距離」[1954/58] )
9-芥川也寸志(絃楽のための三楽章−トリプティーク第1楽章)
10-矢代秋雄(交響曲第1楽章 [1958] から)
11-間宮芳生(ピアノ・ソナタ第2番第1楽章 [1973] から)12-湯浅譲二(クラリネット・ソリテュード [1980] から)
13-林光(フルートとピアノのためソナタ第1楽章 [1967] )
14-松平頼暁(ガゼローニのための韻-フルートのための [1965/66] から)
15-三善晃(彩夢 [1982] から)
16-一柳 慧(風の色合い [1980] から)17-石井眞木(遭遇 I [1970] から)
18-高橋悠治(7つのバラがやぶにさく [1979] から)
19-松下 功(「東風」[1983] から)
20-西村 朗(ピパ [1989] から)
21-細川俊夫(うつろひ [1986] から)
1-深澤亮子(P)
2-芥川也寸志(指)新交響楽団
3-指芥川也寸志(指)新交響楽団
4-芥川也寸志(指)新交響楽団、
 土屋律子(P)
5-芥川也寸志(指)新交響楽団
6-西村洋(G)
7-芥川也寸志(指)新交響楽団
8-伊藤叔(S)、若杉弘(指)東京都SO
9-芥川也寸志(指)新交響楽団
10-佐藤功太郎(指)東京都SO
11-舘野泉(P)
12-浜中浩一(Cl)
13-大和田葉子(Fl)、藤井一興(P)
14-ピエール−イヴ・アルトー(Fl)
15-浜中浩一(Cl)、二宮和子(Cl)
16-ピエール−イヴ・アルトー(Fl)
17-浜中浩一(Cl)、一柳 慧(P)
18-数住岸子(Vn)
19-四戸世紀(Cl)
20-アムステルダム・ギター・トリオ
21-笙宮田まゆみ(笙)、長澤真澄(Hp)
FOCD-9058
日本の名歌
椰子の実/叱られて/ゴンドラの唄/さくら貝の歌/おぼろ月夜/あさね/秋の野/出船/来るか来るか/砂山/秋の月/沖の鴎に/信田の藪/浜千鳥/かんぴょう/ペチカ/六騎/花/通りゃんせ/富士山見たら/ふるさとの/小諸なる古城のほとり/さくらさくら/旅人の唄/秋の夜/あわて床屋/ゆりかご/カチューシャの唄
常森寿子(S)、小松英典(Br)他
FOCD-9059
マンドリンオーケストラ作品集
鈴木静一:交響譚詩「火の山」(1969)
劇的序楽「細川ガラシャ」(1968)
抒情組曲「蝦夷」(1966)
大幻想曲「幻の国」邪馬台(1972)
飯塚幹夫(指)
中央大学マンドリン倶楽部
FOCD-9066(2CD)
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協
ヴァイオリン協奏曲集「和声と創意の試み」作品8
浦川宜也(Vn)
東京クラシックプレイヤーズ
FOCD-9068(2CD)
齊藤秀雄メモリアル・コンサート
モーツァルト:ディヴェルティメントニ長調K. 136
シューマン:交響曲第3番「ライン」
R. シュトラウス:交響詩「ドン・キホーテ」*
バッハ:シャコンヌ
パガニーニ:常動曲Op.p11
今井信子(Vn)*
チェロ堤剛(Vc)*
秋山和慶(指)、小澤征爾(指)
桐朋学園齋藤秀雄メモリアルオーケストラ
FOCD-9074
高橋悠治/フーガの技法
バッハ:フーガの技法
(自筆譜による初期稿)
高橋悠治(P)
FOCD-9109
花房晴美/アンコール
ベートーヴェン:リーゼのために
ショパン:夜想曲Op. 9-2/OP.15-2、子犬のワルツ
リスト:愛の夢第3番
サティ:ジムノぺディ、ジュ・トゥ・ヴ
スクリャービン:エチュードOp. 42-3
ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
ショパン:エチュード「黒鍵」
モーツァルト:トルコ行進曲
リスト:コンソレーション第3番
チャイコフスキー:秋の歌
ドビュッシー:月の光
ショパン:軍隊ポロネーズ、ワルツ遺作
シューマン:トロイメライ
花房晴美(P)
FOCD-9111
フェバリット/ヴァイオリン
クライスラー:ウィーン奇想曲、
美しきロスマリン、:中国の太鼓、ベートーヴェンの主題によるロンディーノ、愛の悲しみ、愛の喜び
エルガー:愛のあいさつ、
クロール:バンジョー・フィドル、
マスネ:タイスの瞑想曲、
バッツィーニ:妖精の踊り、
チャイコフスキー:メロディ、ワルツ・スケルツォ、
サラサーテ:チゴイネルワイゼン、他
浦川宜也(Vn)、
フランツ・ルップ、岡本美智子(P)
FOCD-9115
音宇宙1/細川俊夫作品集
うつろひ−笙とハープのための(1986)
恋歌−ソプラノとギターのための(1986)
線−フルート・ソロのための(1984)
笙宮田まゆみ(笙)
長沢真澄(Hp)
佐藤登和子(S)
ピエール−イヴ・アルトー(Fl)
田部井辰雄(G)
FOCD-9116
音宇宙2/細川俊夫作品集
線II−チェロ・ソロのための(1986)
時の谷間に−弦楽四重奏とピアノのための(1986)
遠景I−オーケストラのための(1987)
フルート協奏曲「ペル・ソナーレ」(1988)
ミヒャエル・バッハ、苅田雅治(Vc)
辰巳明子、梅原ひまり(Vn)
白尾偕子(Va)
木村かをり(P)
山田一雄(指)新星日本SO
大友直人(指)日本PO
FOCD-9117
音宇宙3/細川俊夫作品集
断章I−尺八、箏、三絃のための(1988)
観想の種子…マンダラ−声明と雅楽のための(1986)
尺八/遠藤一巳
箏福/永千恵子
三絃/西潟昭子
笙/宮田まゆみ
くご/長沢真澄
FOCD-9118
音宇宙4/細川俊夫作品集
弦楽四重奏曲第2番「原像」(1980)
ヒロシマ・レクイエム(1989)
アルディッティSQ
今村能(指)新交響楽団ほか
FOCD-9126(2CD)
浦川宜也/バッハ協奏曲集
ヴァイオリン協奏曲ヘ短調BWV 1056a
ヴァイオリン協奏曲ニ長調BWV 1053a、
ヴァイオリン協奏曲ホ長調BWV 1042、
オーボエとヴァイオリンのための協奏曲ハ短調BWV 1060a、
ヴァイオリン協奏曲ニ短調BWV 1052a、
ヴァイオリン協奏曲イ短調BWV 1041、
ヴァイオリン協奏曲イ長調BWV 1055a、
二つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043
浦川宜也(Vn)
アルブレヒト・マイヤー(Ob)
ヘルマン・デヒャント(指)
コレギウム・プラガ・アウレア
FOCD-9128(2CD)
バルトーク/ミクロコスモス
バルトーク:ミクロコスモス(全153曲)
山崎孝(P)
FOCD-9130
飯守泰次郎/ブルックナー4番
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」
飯守泰次郎(指)東京シティPO
FOCD-9131
飯守泰次郎/モーツァルト交響曲
1.交響曲第35番 “ハフナー”
2.交響曲第38番 “プラハ”
3.交響曲第41番 “ジュピター”
飯守泰次郎(指)東京シティPO
録音:1.1999-04/08サントリーホールライヴ
2.1998-03/30サントリーホールライヴ
3.1999-01/29東京芸術劇場ライヴ
FOCD-9133
飯守泰次郎/ブルックナー第7番
ブルックナー:交響曲第7番(ノヴァーク版)
飯守泰次郎(指)東京シティPO
録音:1999-02/15サントリーホールライヴ
FOCD-9134
世界のマーチ名曲選
1 国民の象徴(バーグレイ)
2 雷神(スーザ)
3 錨をあげて(ジンマーマン&マイルズ)
4 美中の美(スーザ)
5 星条旗よ永遠なれ(スーザ)
6 海を越える握手(スーザ)
7 木陰の散歩道(ゴールドマン)
8 銃声(アルフォード)
9 ボギー大佐(アルフォード)
10 ツェッペリン伯爵(タイケ)
11 旧友(タイケ)
12 双頭の鷲の旗の下に(ワーグナー)
13 ヴァルドレス(ハンセン)
14 剣士の入場(フチーク)
15 サンブル・エ・ミューズ連隊行進曲(プランケット)
16 勝利の父(ガンヌ)
17 祝典行進曲(團伊玖磨)
18 軍艦行進曲(瀬戸口藤吉)
野中図洋和(指)陸上自衛隊中央音楽隊
録音:1999年11月14,15,16日陸上自衛隊中央音楽隊合奏場にて録音
FOCD-9135
イギリス近代名曲選
ダンス・ムーヴメント(スパーク)
序曲「タム・オシャンター」(アーノルド)
英雄行進曲(フレッチャー)
フィエスタ!(スパーク)
行進曲「パドストー・ライフボート」(アーノルド)
コンサート・バンドのための行進曲(ウォルトン)
序曲「ポーツマス・ポイント」(ウォルトン)
王は受け継がれゆく(グレッグスン)
野中図洋和(指)陸上自衛隊中央音楽隊
録音:2000年武蔵野音楽大学バッハザール
FOCD-9138(2CD)
前田あんぬ/ラヴェル
グロテスクなセレナード 、
古風なメヌエット、
亡き王女のためのパヴァーヌ 、
水の戯れ、ソナチネ、
鏡 、クープランの墓、
ハイドンの名によるメヌエット、
プレリュード、ボロディン風に、
シャブリエ風に、
高雅で感傷的なワルツ 、
夜のガスパール
前田あんぬ(P)
FOCD-9142
朝比奈&N響/ブルックナー9番
ブルックナー:交響曲第9番(第1次全集版による)
朝比奈隆(指)NHK響
録音:2000年5月26日27日NHKホールライヴ
FOCD-9143
飯守/ドヴォルザーク8番
ドヴォルザーク:交響曲第8番、
序曲「謝肉祭」Op.92、
スラヴ舞曲ホ短調Op.72-2/Op.72-8
飯守泰次郎(指)東京シティPO
録音:2000年2月4日東京芸術劇場ライヴ
FOCD-9144
大阪市音楽団カサノヴァ
スパーク:ディヴァージョンズ
デメイ:カザノヴァ−チェロとウィンド・オーケストラのための
カタルーニャ民謡:鳥の歌
ラヴェル:「ダフニスとクロエ」第2組曲
ファリャ:バレエ音楽「恋は魔術師」から“火祭りの踊り”
オッフェンバック:喜歌劇「天国と地獄」から“ギャロップ”
堤 俊作(指)大阪市音楽団
林 峰男(Vc)
録音:2000年6月16日ライヴ
FOCD-9145
武満作品集
1.小さな空/2.三月のうた/ギターのための12の歌/3.ヒア・ゼア・アンド・エヴリウェア/4.ミッシェル/5.ヘイ・ジュード/6.イエスタデイ/7.失われた恋/8.星の世界/9.シークレット・ラヴ/10.早春賦/11.オーバー・ザ・レインボー/12.サマータイム/13.ロンドンデリーの歌/14.インターナショナル/15.訓練と休息の音楽/海へ/16.夜/17.白鯨/18.鱈岬/19.どですかでん/20.青春群像
鈴木大介(G)(1-20)
渡辺香津美(G)(1.2.15.19.20)
岩佐和弘(アルトFl)(16-18)
FOCD-9149
飯守泰次郎/ブルックナー第3番
ブルックナー:交響曲第3番(ノヴァーク版
飯守泰次郎(指)東京シティPO
録音:2001年1月18日 東京文化会館ライヴ
FOCD-9150
朝比奈隆/ブルックナー第4番
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」(ハース版)
録音:2000年11月3,4日 NHKホールライヴ
FOCD-9151
フルネ・都響・英雄
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
ジャン・フルネ(指)東京都SO
録音:2000年5月
FOCD-9156
大阪市音/大地・水・太陽・風
ロバート・ジェイガー:シンフォニア・ノビリッシマ
R・シュトラウス(ルシアン・カイエ編):歌劇「ばらの騎士」〜ワルツ
R・シュトラウス(マーク・ハインズレー:編):交響詩「ドン・ファン」
フィリップ・スパーク:吹奏楽のための交響曲「大地・水・太陽・風」、大地 Earth Allegro vivo、水 Water Vivace、太陽 Sun、風 Wind Vivo
渡邊一正(指)大阪市音楽団
FOCD-9157
フルネ/ビゼ−&ブラームス
ビゼー:交響曲第1番、
ブラームス:交響曲第3番*
ジャン・フルネ(指)東京都SO
録音:2000年5月13日サントリーホール、2001年6月20日東京芸術劇場*
FOCD-9159
シンフォニア・ハンガリカ
ヴェルディ(木村吉宏編):「シチリア島の夕べの祈り」序曲
ヴァンデルロースト:シンフォニア・ハンガリカ
フサ:プラハのための音楽1968
秋山和慶(指)大阪市音楽団
FOCD-9160(5CD)
ベートーヴェン/交響曲全集
(新ベーレンライター版)
飯守泰次郎(指)東京シティPO
松田昌恵(S)、西明美(A)、
成田勝美(T)、木村俊光(Br)
混声cho 明響
録音:2000-2001年ライヴ
FOCD-9165
鈴木大介/名曲の世界
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
ドビュッシー:月の光:亜麻色の髪の乙女、ミンストレル
エルガー:愛の挨拶
グリーグ:農民の歌、ワルツ、メロディ
メンデルスゾーン:信頼(無言歌Op.19-4)、ヴェネツィアの舟歌(無言歌Op.19-6)、慰め(無言歌Op.30-3)、
ベートーヴェン:アダージョ・カンタービレ(悲愴第2楽章)
シューマン:トロイメライ
グラナドス:献呈、スペイン舞曲第5番「アンダルーサ」
マラッツ:スペイン・セレナーデ
アルベニス:アストリアス、タンゴ
ポンセ:スケルツィーノ・メヒカーノ
鈴木大介(G)
FOCD-9166
伊藤恵・ピアノ通信
シューマン:アラベスク Op. 18
ショパン:マズルカイ短調 Op. 67-4、子犬のワルツ変ニ長調 Op. 64-1、幻想即興曲嬰ハ短調 Op. 66
ドビュッシー:月の光、夢
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
スクリャービン:前奏曲イ短調 Op. 11-2、エチュード嬰ハ短調 Op. 42-5
ブラームス:間奏曲ホ長調 Op. 116-4
リスト:愛の夢第3番
ワーグナー(リスト編):イゾルデの愛の死
伊藤 恵(P)
録音:1994年5月10−12日 リリアホール
FOCD-9167
大阪市音楽団/幻想交響曲
スティーヴン・メリロ:ゴッドスピード!
フィリップ・スパーク:エンジェルズ・ゲートの日の出
ベルリオーズ(ガブリエル・パレ編):幻想交響曲
ベルリオーズ(木村吉宏編):「ファウストの劫罰」〜ラコッツイ行進曲
渡邊一正(指)大阪市音楽団
FOCD-9168
フルネ・都響/幻想交響曲
ベルリオーズ:幻想交響曲、
ラヴェル:「ダフニスとクロエ」第2組曲
ジャン・フルネ(指)東京都SO
録音:2000-2001年
FOCD-9169
バーンズ/フェニックス
ジェームズ・バーンズ:交響曲第5番「フェニックス」
小林研一郎:吹奏楽のためのパッサカリア(編曲:三村清順)
野中図洋和(指)陸上自衛隊中央音楽隊
長井浩美(Org)
FOCD-9170(4CD)
金昌国/マイルストーン
バッハ:1.管弦楽組曲第2番〜序曲
2.ブランデンブルク協奏曲第4番〜第1楽章
3.ソナタホ長調 BWV1035
4.”音楽の捧げ物”〜トリオソナタハ短調BWV1079
グルック:5.精霊の踊り
C.シュターミッツ:6.フルート協奏曲ト長調
モーツァルト:7.フルート四重奏曲第1番
8.フルート協奏曲第2番
9.フルートとオーケストラのためのアンダンテハ長調KV.315
10.フルートとハープのための協奏曲
11.フルート四重奏曲第3番ハ長調KV.285b Anh.171
ベートーヴェン:12.交響曲第1番
フォーレ:13.フルートとピアノのためのファンタジーOp.79
ドビュッシー:14.シランクス
イベール:15.フルート協奏曲〜第3楽章
プロコフィエフ:16.ソナタ第2番(フルートソナタ)
山田耕筰(野田暉行編):17.中国地方の子守歌
梁田貞(矢代秋雄編):18.城ヶ島の雨
尾高尚忠:19.フルート小協奏曲Op.30
プーランク:20.フルートソナタ
福島和夫:21.冥
I.Yun:22.歌楽
姜碵熙:23.メタモルフォーゼ
金昌国(Fl)、アンサンブルofトウキョウ(1.2.10.)
大林修子(Vn)(2)
村上成美=第2フルート(2)
小林道夫(Cemb)(3)
河野文昭(Vc)(3)/小林美恵(Vn)(4)
菊池知也(Vc)(4)
梅村祐子(Cemb)(4)
篠崎史子(Hp)(5.17.18.)
Korean Cenanber ensemble(6)
漆原啓子(Vn)(7.11.)
百武由紀(Va)(7.11.)
山崎伸子(Vc)(7.11.)
KBS響楽8)
ヒーヨン・パク(Hp)(10)
金昌国(指)富士山麓国際音楽祭O(12)
安田寿子(13.20.)
森正(指)東京都SO(15)
田村宏(P)ノ(16)
森正(指)NHK響(19)
Rainer Baruuth(P)(22)
ボンSQ(23)
FOCD-9174(3CD)
オペラ/森は生きている
林光:オペラ森は生きているオーケストラ版
台本・指揮=林光
オーケストレーション=吉川和夫
オペラシアターこんにゃく座
FOCD-9177
さとうきび畑/中川美保
中田喜直(福沢達郎・曲):夏の思い出
J.Mダマーズ:ヴァカンス
P.モリース:「プロヴァンスの風景」より大きなあぶ
普久原恒勇(福沢達郎・編):芭蕉布
寺嶋尚彦(福沢達郎、田代幸弘・曲):さとうきび畑
中川美保(Sax)
須江太郎(P)(1,2,3)
田代幸弘(P)(4)
FOCD-9178
東敦子の日本歌曲
淡彩抄:大木惇夫・作詩別宮貞夫・作曲/
風に寄せてうたへる春の歌:三木露風・作詩山田耕筰・作曲/
ひとりの対話:高野喜久雄・作詩高田三郎・作曲/
平城山:北見志保子・作詩平井康三郎・作曲/
さくらさくら:日本古謡/
曼珠沙華:北原白秋・作詩山田耕筰・作曲/
中国地方の子守歌:山田耕筰・作曲
東 敦子(S)、横山修司(P)
FOCD-9179(2CD)
20世紀のフルート音楽
フランク:フルート・ソナタ
リヴィエ:フルートのためのソナチネ
プロコフィエフ:フルート・ソナタOp..94
ジョリヴェ:リノスの歌
イベール:フルート・ソロのための小品
マルタン:バラード
マルティヌー:フルート・ソナタ第1番
工藤重典(Fl)
藤井一興(P)
FOCD-9181
大阪市音楽団ヴァンデルロースト
序曲「ポンテ・ロマーノ」(2000)/
プスタ〜4つのロマの舞曲(1987)/
交響詩「モンタニャールの詩」(1996)/
アマゾニア(1992)/
カンタベリー・コラール(1993)/
交響詩「スパルタクス」(1988)/
アルセナール(1995)
ヤン・ヴァンデルロースト(指)
大阪市音楽団
FOCD-9182
ベルティーニ/マーラー6番
マーラー:交響曲第6番「悲劇的」
ガリー・ベルティーニ(指)東京都SO
録音:2002年6月
FOCD-9183
千年の響き
一柳 慧:「邂逅」−チェロ、復元楽器、雅楽、声明のための−
権代敦彦:「無量光/無量寿−無限のひかりといのち−」−声明、雅楽、復元楽器、ソプラノ、オルガンのための−
アンサンブル・オリジン
FOCD-9184(2CD)
朝比奈&N響/ブルックナー8番
ブルックナー:交響曲第8番
朝比奈隆(指)NHK響

録音:1997年3月6日NHKホール
FOCD-9186
原爆小景・完結版
原爆小景[完結版] 混声合唱のための(1958/2001)
火の夜 混声合唱のための(1972)
カザルスのために−カタルーニャ民謡「鳥の歌」による(2002)
星めぐりの歌(1985)
林光(指,P)、寺嶋陸也(P)
東京混声cho
FOCD-9187
フルネ&都響/ラヴェル
ラヴェル:道化師の朝の歌
ワーグナー:ジークフリート牧歌
ドビュッシー:遊戯
デュカス:魔法使いの弟子
ジャン・フルネ(指)東京都SO

録音:2000年5月23日、東京芸術劇場
FOCD-9188
アルプスの詩/大阪市音楽団
喜歌劇「メリー・ウィドウ」セレクション(フランツ・レハール/鈴木英史)
吹奏楽のためのパッサカリア(兼田 敏)
交響曲第4番 イエローストーン・ポートレイト 作品103♭(ジェイムズ・バーンズ)
アルプスの詩(フランコ・チェザリーニ)
カンタータ第156番「我が片足は墓にありて」より”アリオーソ”(ヨハン・セバスティアン・バッハ/アルフレッド・リード)
秋山和慶(指)大阪市音楽団

録音:2002年11月8日フェスティバルホール・ライヴ
FOCD-9189
ベルティーニ/マーラー4番
マーラー:交響曲第4番
ガリー・ベルティーニ(指)東京都SO
森 麻季(S)、

録音:2002年11月24日 横浜みなとみらいホール ライヴ
FOCD-9190
井上直幸愛奏曲集
ハイドン:ピアノ・ソナタ 変ホ長調 Hob.XVI/49
モーツァルト:ピアノ・ソナタ イ長調 K.331(300i)「トルコ行進曲つき」
シューベルト:即興曲集 Op.90
モーツァルト:幻想曲 ニ短調 K.397(385g)
ピアノ・ソナタ イ短調 K.310(300d)
グルックの「メッカの巡礼」の“愚かな民が思うには”による10の変奏曲 ト長調 K.455
アダージョ ロ短調 K.540
ピアノ・ソナタ ニ長調 K.576
井上直幸(P)
FOCD-9192
徳永二男/チゴイネルワイゼン
バッハ:プレリュード(“パルティータ第3番”より)
クライスラー:中国の太鼓
ラヴェル:ツィガーヌ
ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
クライスラー:美しきロスマリン
ヴィエニャフスキ:レゲンデ
バッツィーニ:妖精の踊り
ヴィエニャフスキ:スケルツォ・タランテラ
サラサーテ:チゴイネルワイゼン
バルトーク:ルーマニア民俗舞曲
サン=サンーンス:序奏とロンド・カプリツィオーソ
プロコフィエフ:行進曲
サラサーテ:カルメン幻想曲
マスネ:タイスの瞑想曲
徳永二男(Vn)、梅村祐子(P)
FOCD-9193
杉原千畝を顕彰して
De profundis/
Suvi=illan vieno tuuli/
Venematka/
MUISTSE MERE LAULUD/
INCANTATIO MARIS AESTUOSI/
PAIKE VAJUS PARNAPUULE/
JURNIEKU DZIESMA/AVE MARIA/
Natus in curas/CIUTO
松原千振(指)
早稲田大学グリークラブ
FOCD-9194
第6の幸福/大阪市音楽団
フンパーディンク:「ヘンゼルとグレーテル」序曲
アッペルモント:アイヴァンホー
フィリップ・スパーク:カレイドスコープ(万華鏡)〜ブルックの歌による5つの変奏曲〜「本邦初演」
M・アーノルド&ポール・F. ウェブスター/瀬尾宗利:「第六の幸福をもたらす宿」〜映画音楽による組曲〜
マスカーニ(木村吉宏編):「カヴァレリア・ルスティカーナ」前奏曲
グレンジャー(H. R. ケント編):羊飼いの呼び声
秋山和慶(指)大阪市音楽団

録音:2003年6月6日ザ・シンフォニーホール
FOCD-9195
ベルティーニ/マーラー7番
マーラー:交響曲第7番「夜の歌」
ガリー・ベルティーニ(指)東京都SO

録音:2003年6月29日横浜みなとみらいホール
FOCD-9196
ショスタコーヴィチ/広島WO
ショスタコーヴィチ(木村吉宏 編):バレエ組曲「ボルト」a(1934年版)より
映画音楽「馬あぶ」より
映画音楽「ベルリン陥落」Op.82
木村吉宏 (指)広島ウインドオーケストラ
FOCD-9197
漆原/マイ・フェヴァリット2
1.シャコンヌ(ヴィタリ)
2.きまぐれ婦人Op..17(エルガー)
3.4つのロマンティックな小品Op..75(ドヴォルザーク)
4.ユモレスクOp..101−7(ドヴォルザーク)
5.無窮動(ノヴァチェック)
6.スペイン民謡組曲(ファリャ)
7.スペイン舞曲(ファリャ)
8.序奏とタランテラOp..43(サラサーテ)
9.3つのオレンジの恋〜マーチ(プロコフィエフ)
10.コレルリの主題による変奏曲(クライスラー)
11.愛の悲しみ(クライスラー)
12.愛の喜び(クライスラー)
13.エストレリータ(ポンセ)
漆原啓子(Vn)、林 絵里(P)
FOCD-9198
ブラームス/ラヴェル:ピア協
ブラームス:ピアノ協奏曲 第2番、
ラヴェル:ピアノ協奏曲*
伊藤 恵(P)
ジャン・フルネ(指)東京都SO

録音:2001年6月、2002年4月*
FOCD-9199
漆原/マイ・フェヴァリット
バルトーク:ルーマニア民俗舞曲、
クライスラー:プニャーニのスタイルによる前奏曲とアレグロ、美しきロスマリン、
ロンドンデリーの歌、ベートーヴェンの主題によるロンディーノ、
パラディス:シリチアーノ、
サラサーテ:序奏とタランテラ、
ラフマニノフ:ヴォカリーズ、
シンディング:アダージョ 組曲Op.10-2より、
シベリウス:ロンディーノOp.81-2、ワルツ Op.81-3、
ラフ:カヴァティーナ Op.85-3、
エルガー:愛のあいさつ
漆原啓子(Vn)、岩崎淑(P)

FOCD-9200(3CD)
朝比奈&N響・ベートーヴェン選集
交響曲第1番、第3「英雄」、
第4番、第5番「運命」、
第7番、「エグモント」序曲
朝比奈隆(指)NHK響

録音:1967.10.17 東京文化会館(第1・3番、「エグモント」)、1995.12.13 NHKホール(第4・7番)、1994.6.4 NHKホール(第5番)
FOCD-9203
飯守&都響/ワーグナー
「タンホイザー」序曲、
ジークフリート牧歌、
「神々の黄昏」=“夜明けとジークフリートのラインへの旅”、
「ワルキューレ」〜“ワルキューレの騎行”
「トリスタンとイゾルデ」〜“前奏曲と愛の死”
飯守泰次郎(指)東京都SO
FOCD-9204
シンフォニエッタ/大阪市音
リスト(木村吉宏編):交響詩「前奏曲」、
ヴァンデルロースト:シンフォニエッタ〜水都のスケッチ〜、
ドン・ギリス(モーリス・フォード編):交響曲第5 1/2番「戯れの交響曲」、
ラヴェル(森田一浩編):スペイン狂詩曲
ハインツ・フリーセン(指)
大阪市音楽団
FOCD-9205
ベルティーニ/大地の歌
マーラー:交響曲「大地の歌」
ガリー・ベルティーニ(指)東京都SO
スーザン・プラッツ(Ms)、
ヨルマ・シルヴァスティ(T)
録音:2003年11月29日横浜みなとみらいホール
FOCD-9206(3CD)
ブラームス:交響曲全集 朝比奈隆(指)新日本PO
録音:2000年9月11日(第1番)、2000年10月4日(第2番)、2001年2月26日(第3番)、2001年3月19日(第4番) すべてサントリーホールにおけるライヴ
FOCD-9209
サイレントムービー/沢田穣治
1.NANA/2.Petal/3.Motif/
4.吹けよ風、呼べよ嵐(ピンクフロイド)
5.Overture/
6.点と○とポーズそしてJohn L.との関係は単純ではありません/
7.Bonevillage/8.Evoke/
9.リトルトーイズ/
10.時の上に寝そべる/
11.Memories of N.Rota/
12.サイレントムービー/
13.光速不変の紙ひこうき/
14.Epilogue
1.古部賢一(Ob)、鈴木大介(G)
2.梅津和時(Cl、バスCl)、城戸夕果(Fl、アルトFl)、岡部洋一(Perc)
4.Kokoo:中村明一(尺八)、八木美知依(琴)、丸田美紀(十七弦)
6.工藤美穂、望月遼子(Vn)、小原直子(Va)、望月直哉(Vc)
8.ダニエル・イアン・スミス(ソプラノSax )、藤本隆文(マリンバ)
9.工藤美穂(Vn)、小原直子(Va)
10.田辺頌山(尺八)、栗林秀明(十七弦)、
12.工藤美穂、城戸喜代(Vn)、小原直子(Va)、四家卯大(Vc)、
13.Kokoo:中村明一(尺八)、八木美知依(十七弦)、丸田美紀(琴)
FOCD-9210
ルルー/ソロ・オーボエ
C.P.E.バッハ:無伴奏オーボエ・ソナタ ト短調 Wq132
ブリテン:オヴィディウスによる6つの変容 Op.49
ベリオ:セクエンツァ 第7番
テレマン:12の幻想曲〜第1,3,4番
シルヴェストリーニ:独奏オーボエのための5つの絵
テレマン:12の幻想曲第6番〜第1,第2楽章
フランソワ・ルルー(Ob)
FOCD-9211
飯守/シューマン・ブルックナー
ブルックナー:交響曲第6番(ノーヴァク版)
シューマン:交響曲第4番
飯守泰次郎(指)東京シティPO
録音:2003年
FOCD-9213
朝比奈&N響/ベートーヴェン:第九
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱つき」
朝比奈隆(指)NHK響
片岡啓子(S)、伊原直子(A)
小林一男(T)、勝部 太バ(Br)
東京芸術大学cho
録音:1986年4月25日NHKホール
※音源提供:NHKサービスセンター)
FOCD-9214(2CD)
アルミンク/ブラームス/マーラ
ブラームス:交響曲第1番、
マーラー:交響曲第3番
クリスティアン・アルミンク(指)
新日本PO
アン=カトリン・ナイドゥ(Ms)
TOKYO FM少年cho
栗友会cho
録音:2003年9月
FOCD-9216
ベルティーニ/マーラー第8番
マーラー:交響曲第8番「千人の交響曲」
ガリー・ベルティーニ(指)東京都SO
中村智子(S)、澤畑恵美(S)
半田美和子(S)、手嶋眞佐子(Ms)
竹本節子(Ms)、福井 敬(T)
福島明也(Br)、長谷川 顯(Bs)
晋友会cho、
新宿文化センター開館25周年記念cho
東京荒川少年少女合唱隊
オーケストラとうたうこどもcho
録音:2004年5月20日 横浜みなとみらいホール
FOCD-9217
フルネ/フォーレ
フォーレ:組曲「ペレアスとメリザンド」、
組曲「シャイロック」、レクイエム
ジャン・フルネ(指)東京都SO
野田ヒロ子(S)、三原剛(Br)
晋友会cho、室住素子(Org)
録音:2004年4月28日 東京芸術劇場
FOCD-9218
リード/Vol.1
リード:演奏会用行進曲「テキサスを讃えて」
フランク(リード編)天使の糧、
レハール(リード編):「メリー・ウィドー」〜ヴィリアの歌」、
リード:吹奏楽のための第4交響曲、
アルメニアン・ダンスパート1・2
アルフレッド・リード(指)
大阪市音楽団
FOCD-9219
リード/Vol.2
リード:春の猟犬吹奏楽のための演奏会用序曲、
プロセルピナの庭吹奏楽のための交響的牧歌、
エヴォリューションズ吹奏楽のための演奏会用序曲、
第5交響曲「さくら」、
コリー(リード編):思い出のサンフランシスコ
イタリア民謡(リード編):タランテラ
コスマ(リード編):枯葉
デンツァ(リード編):フニクリ・フニクラ
リード:ミュージック・イン・ジ・エアー![毎日放送テーマ音楽]
アルフレッド・リード(指)
大阪市音楽団
FOCD-9220
リード/Vol.3
リード:エル・カミーノ・レアル
2つのバガテル、
第3交響曲、第6組曲、
エルサレム讃歌〜アルメニアの復活祭賛美歌に基づく変奏曲
アルフレッド・リード(指)
大阪市音楽団
FOCD-9221
伊藤恵/ブラームス:ピアノ協
ブラームス:ピアノ協奏曲 第1番
伊藤 恵(P)
朝比奈隆(指)新日本PO
録音:2000年9月11日 サントリーホール ライヴ
FOCD-9222
アルミンク/マーラー5番
マーラー:交響曲第5番
クリスティアン・アルミンク(指)
新日本PO
録音:2004年11月19-20日、すみだトリフォニーホール
FOCD-9223
フレデリック/シャンピオン
ヴィドール:オルガン交響曲第5番 ヘ短調 作品42-1〜アレグロ・ヴィヴァーチェ
藤家溪子:カプリッチョーフラ・アンジェリコの墓にて
デュリュフレ:スケルツォ 作品2
メシアン:《昇天》より「天を仰ぐ魂のすみきったアレルヤ」「キリストの栄光に預かる魂の歓喜への変移」
フローレンツ:《賛歌》作品5〜Vマリアの竪琴、Z光の主
アラン:アリア
デュプレ:《エヴォカシオン》作品37〜アレグロ・デチーソ
フレデリック・シャンピオン(Org)
FOCD-9224(2CD)
仙台フィル/200回定期
北方寛丈・菅原拓馬:コラーゲンII*
R.シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」、アルプス交響曲*
外山雄三(指)*、梅田俊明(指)、仙台PO
録音:2005年3月8日、すみだトリフォニーホール
FOCD-9226
武満徹:室内楽集成1
妖精の距離−ヴァイオリンとピアノのための(1951)
悲歌−ヴァイオリンとピアノのための(1966)
十一月の霧と菊の彼方から−ヴァイオリンとピアノのための(1983)
揺れる鏡の夜明け−ヴァイオリン・デュオのための(1983)
犂−チェロとピアノのための(1984)
ア・ウェイ・アローン−弦楽四重奏のための(1981)
清水高師(Vn)
アーヴィン・アルディッティ(Vn)
デーヴィット・アルバーマン(Vn)
上村 昇(Vc)、
小賀野久美、藤井一興(P)
アルディッティSQ9
FOCD-9227
武満徹:室内楽集成2
海へ−アルト・フルートとギターのための(1981)
マスク−2本のフルートのための(1959/60)、
ヴォイス−独奏フルート奏者のための(1971)、
巡り−イサム・ノグチの追憶に(1989)、
ディスタンス−オーボエと笙のための(1972)、
アルトゥル=タン−オーボエと弦楽四重奏のための(1986)
フルートピエール・イヴ・アルトー(Fl)
佐藤紀雄(G)、
オーボエジェフリー・クレリン(Ob)
笙宮田まゆみ(笙)
アルディッティSQ
FOCD-9228
武満徹:鍵盤作品集成
リタニ(1950/89)、
遮られない休息(1952〜59)、
ピアノ・ディスタンス(1961)、
フォー・アウェイ(1973)、
閉じた眼(1979)、
閉じた眼II(1988)、
雨の樹素描(1982)、
雨の樹素描II(1992)、
夢みる雨(1986)*
藤井一興(ピアノ・ハープシコード *)
FOCD-9229
武満徹:ギター作品集成
不良少年(1981/93)、
フォリオス(1974)、
ギターのための12の歌〈全曲〉(1977)、
すべては薄明の中で(1987)、
エキノクス(1993)/森のなかで(1995)
鈴木大介(G)
FOCD-9230
朝比奈&都響/ブルックナー0番
ブルックナー:交響曲第0番ニ短調
朝比奈隆(指)東京都SO
録音:1982年5月12日、東京文化会館
FOCD-9231(2CD)
上村/バッハ:無伴奏チェロ
バッハ:無伴奏チェロ組曲(全6曲)
上村 昇(Vc)
録音:1991-92年
FOCD-9233
NO TITLE/上村 昇
ポッパー:セレナード、
アルベニス:マラゲーニャ、
エルガー:愛のあいさつ、
フォーレ:蝶々、子守歌、夢のあとに、
リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行、
サン=サーンス:白鳥、
ラフマニノフ:ヴォカリーズ、
ゲーンズ:スケルツォ、
ドヴォルザーク:ロンド、
チャイコフスキー:感傷的なワルツ、
ファリャ:スペイン舞曲第1番、
バッハ:アダージョ、
ドヴォルザーク:わが母の教え給いし歌
上村 昇(Vc)、ヤン・パネンカ(P)
録音:1994年
FOCD-9234
上村/ブラームス:チェロ
ブラームス:チェロ・ソナタ第1番&2番、
シューマン:幻想小曲集Op.73
上村 昇(Vc)、迫昭嘉(P)
録音:1997年
FOCD-9235
漆原朝子/ブラームス:ソナタ
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第1番 〜第3番
スケルツォ WoO 2(「F.A.E.ソナタ」より)
漆原朝子(Vn)、
ベリー・スナイダー(P)
FOCD-9236
西江辰郎/アンダローロ/デュオ
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ヘ短調 Op.80、
アレッサンドロ・クオッツォ:ヴァイオリン(またはフルート)とピアノのためのソナタ(2003) ※世界初演
西江辰郎=ヴァイオリン(Vn)、
ジュゼッペ・アンダローロ(P)
FOCD-9237
都響/森正
チャイコフスキー:交響曲第5番、
ロッシーニ:歌劇「どろぼうかささぎ」序曲、
マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲*、
ヴォルフ・フェラーリ:歌劇「聖母の宝石」間奏曲 第1番*
森正(指)東京都SO
録音:1967年6月30日東京文化会館(ライブ)、1968年4月15日東京文化会館(ライブ)*
FOCD-9238
都響/若杉弘
R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」、
プフィツナー:歌劇「パレストリーナ」3つの前奏曲*、
ワーグナー:ジークフリート牧歌**、
ヒンデミット:ウェーバーの主題による交響的変容#
若杉弘(指)東京都SO
録音:1991年10月12日東京文化会館(ライブ)
1990年3月24日サントリーホール (ライブ)*
1989年5月18日東京文化会館(ライブ)**
)1992年11月9日東京文化会館(ライブ)#
FOCD-9239
都響/小泉和裕
R.シュトラウス:家庭交響曲、
ムソルグスキー:はげ山の一夜(原典版)*
小泉和裕(指)東京都SO
録音:2005年1月21日東京文化会館(ライブ)
1997年8月9日東京芸術劇場(ライブ)*
FOCD-9240
都響/デプリースト
ラフマニノフ:交響曲第2番、
バーンスタイン:シンフォニック・ダンス「ウェスト・サイド・ストーリー」*
ジェイムズ・デプリースト(指)東京都SO
録音:1994年11月17日東京文化会館(ライブ)
2004年2月7日サントリーホール(ライブ)*
FOCD-9241
有森博/展覧会の絵
ボロディン:「小組曲」〜修道院にて、
ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」
アリャビエフ(リスト編):うぐいす、
バラキレフ:マズルカ 第2番嬰ハ短調、
スクリャービン:演奏会用アレグロ op.18、
メトネル:2つのおとぎ話 op.20、
リャードフ:ポーランド民謡の主題による変奏曲 op.51、
ルビンシュテイン:2つのメロディ op.3〜ヘ調のメロディ
有森 博(P)
FOCD-9242
都響/渡邉暁雄
シベリウス:交響曲第7番、
ニールセン:交響曲第4番 「不滅」*、
モーツァルト:ディヴェルティメント ニ長調 K.136#
渡邉暁雄(指)東京都SO
録音:1979年3月16-17日、1976年3月17日*、1981年5月29日#
FOCD-9243
都響/ベルティーニ
ブラームス:ドイツ・レクイエム
ガリー・ベルティーニ(指)東京都SO
中村智子(S)、河野克典(Br)、
晋友会cho
録音:2003年6月13日
FOCD-9244
都響/インバル
マーラー:交響曲第5番
エリアフ・インバル(指)東京都SO
録音:録音:1995年4月15日
FOCD-9245
マリンビスト/小森邦彦
ロジャー・レイノルズ:オータム・アイランド、
向井耕平:前奏曲とアレグロ、
リチャード・ロドニー・ベネット:アフター・シリンクスII、
ユージーン・オブライアン:ライム・アンド・リーズン、
細川俊夫:想起
小森邦彦(マリンバ)
FOCD-9246
大阪市音楽団/フェネル
歌劇「レニャーノの戦い」序曲(ヴェルディ/カリシュニヒ)、
歌劇「ミニョン」序曲(トマ/マッケンジー=ローガン)、
二つの衆賛前奏曲(ブラームス/ラルフ・グェンター/フェネル)、
吹奏楽のための交響的歌曲(ロバート・ラッセル・ベネット)、
交響詩「海」(ドビュッシー/藤田玄播)、
ローリング・サンダー(フィルモア/フレフェネル)、
ロシア水兵の踊り(グリエール/ライツェン)、
ロシア領主たちの入場行進(ハルヴォルセン、バーンズ)、
ワシントン・ポスト(スーザ/フェネル)
フレデリック・フェネル(指)
大阪市音楽団
FOCD-9247
浦川/ブラームス:ソナタ
ヴァイオリン・ソナタ第1番〜第3番、
スケルツォ
浦川宜也(Vn)、フランツ・ルップ(P)
FOCD-9249
都響/フルネ
ドビュッシー:コンスタン:「ペレアスとメリザンド」による交響曲、
ラモー(ジュヴェール編):組曲「カストールとポリュックス」*
フロラン・シュミット:詩篇 第47番#
ジャン・フルネ(指)東京都SO
佐藤しのぶ(S)、松居直美(Org)
晋友会cho
録音:1992年12月8日サントリー・ホール、1995年12月20日サントリー・ホール*、1985年12月5日東京文化会館#
FOCD-9250
都響/アツモン
モーツァルト:交響曲第40番
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」*
モーシェ・アツモン(指)東京都SO
録音:1993年10月16日サントリー・ホール
FOCD-9251
都響/コシュラー
スメタナ:連作交響詩「わが祖国」
ズデニェク・コシュラー(指)東京都SO
録音:1981年7月21日東京文化会館
FOCD-9252
都響/マーク
モーツァルト:交響曲第38番「プラハ」、
メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」
交響曲第3番「スコットランド」
ペーター・マーク(指)東京都SO
録音:1981年7月21日東京文化会館
FOCD-9253(2CD)
大植/マーラー6番
マーラー:交響曲第6番「悲劇的」
大植英次(指)大阪PO
録音:2005年3月20日サントリーホール
FOCD-9255
大植/ショスタコーヴィチ7番
ショスタコーヴィチ:交響曲第7番 「レニングラード」
大植英次(指)大阪PO
録音:2004年2月ザ・シンフォニーホール
FOCD-9256
大植/ブルックナー8番
ブルックナー:交響曲第8番(ハース版)
大植英次(指)大阪PO
録音:2004年7月ザ・シンフォニーホール
FOCD-9257
フルネ/ショーソン&ラヴェル
ショーソン:交響曲変ロ長調、
ラヴェル:組曲「マ・メール・ロワ」*、
スペイン狂詩曲
ジャン・フルネ(指)東京都SO
録音:2004年4月17日サントリーホール(ライブ)、2003年4月15日 第569回サントリーホール(ライブ)*
FOCD-9258
カンタービレ
コスト:アンダンテとポロネーズ Op.44 [ジュラの想い出]、
パガニーニ:グランド・ソナタ Op.39、
ソル:グランド・ソナタ Op.22、
ジュリアーニ:ロッシーニのカヴァティーナ「おお、空よ静かに」による変奏曲 Op.101、
ディオニシオ・アグアド:カンタービレ
益田正洋 (G)
FOCD-9259(2CD)
ベルティーニ/マーラー9・10
マーラー:交響曲第10番〜「アダージョ」、
交響曲第9番 ニ長調*
ガリー・ベルティーニ(指)東京都SO
録音:2003年4月15日、2004年5月30日* 横浜みなとみらいホール
FOCD-9261
イタリア古典歌曲集1
私の死の栄光を/すみれ/熱い血潮
フロリンドが誠実なら(以上スカルラッティ)
ニーナ(作曲者不詳) 他
嶺 貞子(S)、
アンリエット・ピュイグ・ロジェ(P)
FOCD-9262
イタリア古典歌曲集2
私は心に感じる〜私は恋に陥るのでは(スカルラッティ)
もはや私の心には感じられない(パイシェッロ)
大きな苦しみのあとで?私を燃やすあの炎は(マルチェッロ)
ああ、私の優しい熱情が(グルック)
いとしい絆よ〜貴女への愛を捨てることは〜愛情はいつもいつも楽しみばかりだと(ガスパリーニ) 他
嶺 貞子(S)、
野平一郎(P)
FOCD-9263
イタリア近代歌曲集1
ウリーヴァの子守歌/牧人たち(以上ピッツェッティ)
冗談(レスピーギ)
道行く若い人よ(ヴォルフ=フェルラーリ)
毎日毎日(アルファーノ) 他
嶺 貞子(S)、
アンリエット・ピュイグ・ロジェ(P)
FOCD-9264(6CD)
朝比奈隆/ベートーヴェン交響曲全集 朝比奈隆(指)新日本PO
豊田喜代美(S)
秋葉京子(Ms)
林誠(T)、高橋啓三(Bs-Br)
晋友会cho
録音:1989年サントリーホール・ライヴ
FOCD-9270
(2SACD+DVD)
フルネ/ラストコンサート
ベルリオーズ:序曲「ローマの謝肉祭」
モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番
ブラームス:交響曲第2番

◆DVD
ベルリオーズ:序曲「ローマの謝肉祭」
モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番
ブラームス:交響曲第2番、
ジャン・フルネへのインタビュー(12月22日)

ジャン・フルネ(指)東京都SO
伊藤恵(P)
録音:2005年12月20日サントリーホールライヴ、2005年12月21日東京文化会館ライヴ(DVD)

FOCD-9273
アーク/武満徹
クロッシング(1970)
弧<アーク>
第1部(1963-66/76)
第2部(1964-66/76)
オリオンとプレアデス(1984)*
東京混声cho(女声)
木村かをり(P)
篠崎史子(Hp)、佐藤紀雄(G)、
菅原淳(ヴィヴラフォン)
廻 由美子(P)、
沼尻竜典(指)東京都SO
上村昇(Vc)*、
小泉和裕(指)東京都SO*
録音:2000年10月6日 サントリーホール、1997年11月28日 東京オペラシティコンサートホール*
FOCD-9274(1SACD)
飯森/都響/ワーグナー2
「ラインの黄金」〜前奏曲
「ワルキューレ」〜ワルキューレの騎行、
「ジークフリート」〜愛の二重唱
「神々の黄昏」〜夜明けとジークフリートのラインの旅、ジークフリートの死と葬送音楽、ブリュンヒルデの自己犠牲と終曲

飯守泰次郎(指)東京都SO
平井香織、田中美佐代、
大林智子、島村武男、
緑川まり、成田勝美
録音:2005年4月22日サントリーホールライヴ

FOCD-9275
クリスマスのミサ曲
クリスマスのミサ曲
夜半のミサ曲
日中のミサ曲 
夜明けのミサ曲
聖母マリアのミサ曲
水嶋良雄(指)
FOCD-9276
主の受難
主の受難
四旬節第3主日
四旬節第4主日
聖金曜日?主の受難
ゴデハルト・ヨッピヒ(指)
FOCD-9277
待降節/主の公現
待降節
待降節第1主日
待降節第2主日
待降節第3主日
待降節第4主日
主の公現
ローマン・バンヴァールト神父(指)
FOCD-9278
主の復活
復活徹夜祭と復活主日のミサ
ゴデハルト・ヨッピヒ(指)
FOCD-9279
レクイエム
レクイエム〜死者のための典礼
ゴデハルト・ヨッピヒ(指)
FOCD-9280
イタリア近代歌曲集2
レスピーギ:あなたたちが生まれた時/雌鳥たちが麦打ち場を引っ掻いて
戯れ/いつかあの人が帰って来たら/諦め/雨/踊りへの誘い
カゼッラ:美しい乙女私の心の光り/美しい鳥籠から/かわいい女よ私は貴女に恋している
アルファーノ:ナポリの古い子守歌/毎日毎日
ヴォルフ=フェルラーリ:道行く若い人よ/海辺に家を造りたい/夜、床に就くと貴方が通りかかるとなんと腹がたつことでしょう
ああ私の溜め息よ私の送る所に行きなさい
ピッツェッティ:ウリーヴァの子守歌/指輪の漁/牧人たち

ゲディーニ:一羽の小鳥が甘い声で/手に一杯の薔薇と百合を下さい
嶺 貞子(S)、山田武彦(P)
FOCD-9281(1SACD)
アルミンク/大地の歌
ウェーベルン:管弦楽のための6つの小品、
マーラー:交響曲「大地の歌」

藤村実穂子(Ms)、
バーソルド・シュミット(T)
クリスティアン・アルミンク(指)
新日本PO
録音:2005年6月30日サントリーホールライヴ

FOCD-9284(4CD)
徳永/ベートーヴェン・ソナタ
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ全曲
パガニーニ:カプリースOp.1*
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集#

徳永二男(Vn)、伊藤恵(P)
録音:1996年12月26-28日さいたま芸術劇場、
2000年3月14-15日牧丘町民文化ホール*、
2000年5月12-13日・6月16-18日・7月14-16日 さいたま芸術劇場#

FOCD-9288
湯浅譲二:オーケストラの時の時
オーケストラの時の時(1975/76)
コズミック・ソリテュード(1997)*
クロノプラスティクII(1999)**
内触覚的宇宙V#
始源への眼差III (2005)#
ミヒャエル・ギーレン(指)NHK響
飯森範親(指)東京SO*
宮本益光(Br)*、東京混声cho*、
準・メルクル(指)NHK響**、
飯守泰次郎(指)日本PO#
FOCD-9289
小泉&九響/ロシア名曲
グリンカ:「ルスランとリュドミラ」序曲
グラズノフ:「四季」〜バッカナール/アダージョ
ボロディン:中央アジアの草原にて
ラフマニノフ:ヴォカリーズ
リャードフ:ババ・ヤガーOp.56
ムソルグスキー(R-コルサコフ):交響詩「はげ山の一夜」
ハチャトゥリアン:「ガイーヌ」〜剣の舞/子守歌/ばらの乙女たちの踊り/レズギンカ
プロコフィエフ:「3つのオレンジへの恋」〜行進曲
チャイコフスキー:序曲「1812年」
小泉和裕(指)九州SO
扇谷泰朋(Vn)
FOCD-9290
九響/秋山/序曲・前奏曲
ロッシーニ:歌劇「セビリャの理髪師」序曲
ベートーヴェン:「エグモント」序曲
ウェーバー:「オベロン」序曲
モーツァルト:「魔笛」序曲
ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲
メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」
チャイコフスキー:幻想序曲「ロメオとジュリエット」

秋山和慶(指)九州SO
FOCD-9291
大町&九響/J・シュトラウス
「こうもり」序曲
J・シュトラウス:ワルツ「ウィーンの森の物語」
エドゥアルト・シュトラウス:ポルカ「テープは切られた」
ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ「我が人生は愛と喜び」
J・シュトラウス:新ピチカート・ポルカ
「千一夜物語」間奏曲
ワルツ「美しく青きドナウ」
ポルカ「浮気心」
ワルツ「芸術家の生涯」
J・シュトラウスT:ラデツキー行進曲<原典版>

大町陽一郎(指)九州SO
河野直人(ツィター)
FOCD-9292(1SACD)
大植/英雄の生涯
ラヴェル:ラ・ヴァルス
武満徹:ノスタルジア*
R.シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」#
大植英次(指)大阪PO、
長原幸太(Vn)
録音:2004年4月22・23日、
2006年2月16・17日*、
2006年4月20・21日#
FOCD-9293(1SACD)
フルネ/ボレロ
デュカス:「ペリ」〜ファンファーレ
イベール:交響組曲「寄港地」*
ビゼー:「アルルの女」第2組曲**
ラヴェル:ボレロ#、
「ダフニスとクロエ」第2組曲

ジャン・フルネ(指)東京都SO
録音:2005年1月21日、2000年5月9日*、以上東京文化会館、
2003年4月19日**、2004年4月17日# 以上サントリーホール
ライヴ

FOCD-9294(1SACD)
細川俊夫/音宇宙X
歌う庭(2003)〜6人の奏者のための
弧のうた(1999)〜クラリネットとハープのための
メモリー〜尹伊桑の追憶に(1996)〜ヴァイオリン,チェロ,ピアノのための
ピエール・ブーレーズのための俳句〜75歳の誕生日に(2000/03)ピアノのための
断章III(1989)木管五重奏のための
フルート,ヴァイオリン,ヴィオラとチェロのための音楽(1980)
ヴァーティカル・タイム・スタディI(1992)
クラリネット,チェロ,ピアノのための
ドローイング(2004)8人の奏者のための
ネクスト・マッシュルーム・プロモーション
細川俊夫(指)
録音:2006年8月21・22日神戸新聞松方ホール
FOCD-9295
益田正洋/レニャーニ
レニャーニ:36のカプリスOp.20
パガニーニ:カプリスOp.1-24
益田正洋(G)
録音:2006年11月14〜16日秩父ミューズパーク音楽堂
FOCD-9296
パスカル・ヴェロ&仙台フィル
デュカス:バレエ音楽「ペリ」
ドビュッシー:交響的スケッチ「海」
ラヴェル:ラ・ヴァルス
パスカル・ヴェロ(指)仙台PO
録音:2006年10月13・14日仙台市青年文化センター・コンサートホール・ライヴ
FOCD-9297
寺島尚彦詩:作詞作曲集
緑陰(こかげ)
ひとつだけの命
レクイエムのように子守歌
さとうきび畑
涙に海の味がする
寺島葉子(S)、
寺島夕紗子(S) 
平松剛一(指)平松混声cho
江川真理子(P)、橘光一(電子Org )
FOCD-9298
アルミンク/ベートーヴェン:「第九」
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」

クリスティアン・アルミンク(指)
新日本PO
日比野幸(S)、加納悦子(A)、
トーマス・モーザー(T)、
クレメンス・ザンダー(Br)、
栗友会cho
録音:2006年7月28日サントリーホール・ライヴ

FOCD-9299
小泉和裕/仙台フィル
ベートーヴェン:交響曲第8番、
ベルリオーズ:交響曲「イタリアのハロルド」

小泉和裕(指)仙台PO
清水直子(Va)
録音:2007年1月26・27日 仙台市青年文化センター・コンサートホール・ライヴ

FOCD-9300(3CD)
クラリネット奏者/浜中浩一の世界
モーツァルト:クラリネット五重奏曲
フランセ:クラリネット五重奏曲
三善晃:彩夢−2本のクラリネットのための
末吉保雄:コレスポンダンスT・U−2本のクラリネットのための
北爪道夫:シャドウズW
湯浅譲二:クラリネット・ソリテュード
藤田正典:セレナーデ
ブラームス:クラリネット・ソナタ第1番
クラリネット三重奏曲 イ短調 Op.114
浜中浩一・二宮和子(Cl)、
久保陽子・恵藤久美子(Vn)、
菅沼準二(Va)
安田謙一郎(Vc)
木村かをり・弘中 孝(P)
FOCD-9304
河原泰則/コントラバス
ボッテジーニ:パッショーネ・アモローザ
ヘンデル(河原泰則編):協奏曲イ短調(原曲:オーボエ協奏曲第3番ト短調)*
フォーレ(河原泰則編):エレジーOp.24(原曲:チェロ+ピアノ)*
ボッテジーニ:ヴァイオリンとコントラバスのための二重協奏曲
バッハ(河原泰則編):G線上のアリア
河原泰則(Cb)
ラファエル・オレグ(Vn)
ライナー・ホフマン(P)
野平一郎(P)*
録音:2004年7月21日、2001年12月6日* 浜離宮朝日ホールライヴ
FOCD-9305
中川鶴女/琵琶散華
佐藤聰明:霧鶴(1999)
鶴田錦史:壇の浦
佐藤聰明:薄墨(2004)
中川鶴女(琵琶)
中村明一(尺八)、
篠崎史子・篠崎和子(Hp)
FOCD-9306(2CD)
バッハ/リュートのための作品全集
プレリュード・フーガ・アレグロニ長調BWV.998、
リュート組曲第1番〜第4番他
田部井辰雄(G)
FOCD-9308
大聖堂
バリオス:大聖堂,
ヴィラ・ロボス:前奏曲第1番〜第4番,
作者不詳:禁じられた遊び、他
田部井辰雄(G)
FOCD-9309
シャコンヌ
トローバ:ソナチネイ長調,
田部井辰雄:さくら変奏曲,
バッハ:シャコンヌ、他
田部井辰雄(G)
FOCD-9310
エル・スウェーニョ
ソル:魔笛の主題による変奏曲,
タレガ:マズルカ,
アルベニス:朱色の塔、他
田部井辰雄(G)
FOCD-9311
ソルベーグの歌
グリーグ:ソルベーグの歌,
ソル:練習曲「月光」、他
田部井辰雄(G)
FOCD-9312
12の歌
バッハ:前奏曲ニ長調BWV846,
武満徹:ギターのための12の歌、他
田部井辰雄(G)
FOCD-9313
鳥の歌
ブローウェル:ギターのための悲歌,坂本龍一:energyflow,
武満徹:フォリオス、他
田部井辰雄(G)
FOCD-9314
エコー
バッハ:エコーBWV831<フランス風序曲>から,
ヘンデル:オンブラマイフ,サラバンド他
田部井辰雄(G)
FOCD-9315
カバレフスキー:ピアノ曲集
ソナタ第3番Op.46、
ソナタ第2番Op.45、
ソナチネ第2番Op.13-2、
ソナタ第1番Op.6、
ソナチネ第1番Op.13-1
有森博(P)
録音:2006年11月28〜30日 富士見市文化会館キラリ☆ふじみ
FOCD-9316
有森博/音楽の玉手箱
アルチュニアン:3つの音楽的絵画、ババジャニアン:ポエム、4つの小品
ハチャトゥリアン:トッカータ、
アレンスキー・グラズノフ・ラフマニノフ・タネーエフ:4つの即興曲
シチェドリン:フモレスケ、
リャプノフ:ロシアの主題による変奏曲
リスト:ハンガリー狂詩曲第2番(カデンツァ:ラフマニノフ)
ブクステフーデ(プロコフィエフ編:オルガンのための前奏曲とフーガ
バッハ(ヴィゴードスキー編):G線上のアリア、
リャードフ:音楽の玉手箱
有森博(P)
録音:2007年3月26〜28日 富士見市文化会館キラリ☆ふじみ
FOCD-9317
秋山&九響/スーパーサウンズ
ベルリオーズ:序曲「ローマの謝肉祭」
シベリウス:交響詩「フィンランディア」
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲Op.72-2
ワーグナー:「ローエングリン」第3幕前奏曲
ワーグナー:ワルキューレの騎行
ラヴェル:亡き王女の為のパヴァーヌ
ホルスト:「惑星」〜木星
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲
エルガー:「威風堂々」第1番
エネスコ:ルーマニア狂詩曲第1番*

秋山和慶(指)九州SO
豊嶋泰嗣(Vn)*

FOCD-9318
伊藤恵/シューマニアーナ12
シューマン:4つの行進曲Op.76
ベートーヴェンの主題による自由な変奏形式の練習曲
4つのフーガOp.72
スケルツォOp.Posth.(ピアノ・ソナタ第3番第2楽章初稿)
夜曲Op.23、トッカータOp.7
伊藤恵(P)
録音:2007年1月6−10日
FOCD-9319
伊藤恵/シューマニアーナ13
シューマン:音楽帖(アルブムブレッター)Op.124
フゲッタ形式の7つのピアノ小品Op.126
3つのロマンツェOp.28、花の曲Op.19
伊藤恵(P)
録音:20207年4月1日
FOCD-9320
オペラ/ベルリン・フィルの8人のホルン奏者たち

ウェーバー(ヴァレンドルフ編):「魔弾の射手」より
フンパーディンク(ストランスキー編):「ヘンゼルとグレーテル」ファンタジー
ヴェルディ(ストランスキー編):「椿姫」 前奏曲
ワーグナー(ユーリセン編):「トリスタンとイゾルデ」ファンタジー
ビゼー(ターナー編):「カルメン」組曲
バーンスタイン(コヴァレヴィツ編):「ウエスト・サイド物語」より
ベルリン・フィル 8人のホルン奏者たち
(サラ・ウィリス/ラデク・バボラーク/シュテファン・ドール/ノルベルト・ハウプトマン/シュテファン・ドゥ・ルヴァル・イェジエルスキ/ゲオルク・シュレッケンベルガー/ファーガス・マックウィリアム/クラウス・ヴァレンドルフ)
録音:2006年3月 ベルリン・フィルハーモニー 室内楽ホール
FOCD-9321
伊藤恵/シューマニアーナ1
シューマン:クライスレリアーナOp.16
幻想小曲集Op.12(全9曲)
幻想小曲集Op.111
伊藤恵(P)
FOCD-9322
伊藤恵/シューマニアーナ2
シューマン:アベッグ変奏曲Op.1
フモレスケOp.20
ピアノ・ソナタ第2番Op.22
プレスト・パッショナート遺作
伊藤恵(P)
FOCD-9323
伊藤恵/シューマニアーナ3
シューマン:パピヨンOp.2、
謝肉祭、ウィーンの謝肉祭の道化
伊藤恵(P)
FOCD-9324
伊藤恵/シューマニアーナ4
シューマン:ピアノ・ソナタ第1番
暁の歌Op.133
変奏曲遺作(天使の主題による変奏曲)
伊藤恵(P)
FOCD-9325
伊藤恵/シューマニアーナ5
シューマン:子供の情景、幻想曲、
森の情景Op.82
伊藤恵(P)
FOCD-9326
伊藤恵/シューマニアーナ6
シューマン:ノヴェレッテンOp.21、
4つの小品Op.32
伊藤恵(P)
FOCD-9327
伊藤恵/シューマニアーナ7
シューマン:アレグロOp.8、
ダヴィッド同盟舞曲集Op.6
伊藤恵(P)
FOCD-9328
伊藤恵/シューマニアーナ8
シューマン:ピアノ・ソナタ第3番、
クララ・ヴィークの主題による即興曲Op.5、
間奏曲集Op.4
伊藤恵(P)
FOCD-9329
伊藤恵/シューマニアーナ9
シューマン:交響的練習曲、
パガニーニのカプリースによる演奏会用練習曲、
パガニーニのカプリースによる練習曲Op.3
伊藤恵(P)
FOCD-9330
伊藤恵/シューマニアーナ10
シューマン:ユーゲント・アルバムOp.68−こどものためのアルバム−/付録
伊藤恵(P)
FOCD-9331
伊藤恵/シューマニアーナ11
シューマン:ショパンのノクターンによる変奏曲、
色とりどりの小品Op.99
こどものための3つのピアノ・ソナタOp.118、
アラベスケOp.18
伊藤恵(P)
FOCD-9332
ヴァイオリンの歌/大津純子
フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番
ラヴェル:夢、フォーレ:夢の後に、
マスネ:エレジー
ドビュッシー:巷に雨の降る如く、美しきしき夕べ
サティ:ジュ・トゥ・ヴー
マスネ:「タイース」の瞑想曲
ファリャ:ポロ
ストラヴィンスキー:イタリア組曲
大津純子(Vn)、
コレット・ヴァレンタイン(P)
FOCD-9333
数による音楽/古川聖
フラクタルミュージック(非線形構造) 1992
おとのかたち(想像力の延長) 1996-2000
六つ宗教的行進曲(架空民族音楽) 2002
変奏曲の変奏曲(論理フィルター) 2005
プログラミングによるベーゼンドルファーの自動ピアノ演奏、およびバーチャル・ピアノ
FOCD-9334
第3回仙台コンクール/ヴァイオリン第1位
バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第2番
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲*

アリョーナ・バーエワ(Vn)、
山下一史(指)、
パスカル・ヴェロ(指)*、仙台PO
録音:2007年5月27日、6月3日* 仙台市青年文化センター

FOCD-9335
第3回仙台コンクール/ピアノ第1位
ラヴェル:ピアノ協奏曲ト調
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番*

津田裕也(P)、
山下一史(指)、
パスカル・ヴェロ(指)、仙台PO
録音:2007年6月18日、24日* 仙台市青年文化センター

FOCD-9336
セゴビアへのオマージュ
ソル:アンダンテ・ラルゴニ長調、メヌエットイ長調
トロバ:性格的小品集
J.S.バッハ:フーガ、ガヴォット
スカルラッティ:ソナタイ長調K.322
メンデルスゾーン:2つの無言歌(ヴェニスの舟歌、なぐさめ)
トロバ:ソナチネ
アルベニス:マジョルカ、朱色の塔、セビーリャ
益田正洋(G)
録音:2007年9月25-27日 秩父ミューズパーク音楽堂
FOCD-9337
西江&アンダローロデュオリサイタル2
フランク:ヴァイオリン・ソナタイ長調
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第2番
クライスラー:美しきロスマリン
ファリャ(クライスラー編):スペイン舞曲

西江辰郎(Vn)、
ジュゼッペ・アンダローロ(P)
録音:2006年10月19日 三鷹市芸術文化センター風のホール ライヴ

FOCD-9339
朝比奈隆/ブルックナー4番
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」
朝比奈隆(指)新日本PO
録音:1992年5月13&15日東京文化会館・オーチャードホール・ライヴ
※DSDリマスタリング
FOCD-9340
朝比奈隆/ブルックナー5番
ブルックナー:交響曲第5番<ハース版>
朝比奈隆(指)新日本PO
録音:1992年9月2日サントリーホール・ライヴ
※DSDリマスタリング
FOCD-9341
朝比奈隆/ブルックナー:交響曲7番
ブルックナー:交響曲第7番<ハース版>
朝比奈隆(指)新日本PO
録音:1992年9月8日サントリーホール・ライヴ
※DSDリマスタリング
FOCD-9342
朝比奈隆/ブルックナー:交響曲8番
ブルックナー:交響曲第8番<ハース版>
朝比奈隆(指)新日本PO
録音:1993年2月16日サントリーホール・ライヴ
※DSDリマスタリング
FOCD-9344
朝比奈隆/チャイコフスキー:悲愴
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
朝比奈隆(指)新日本PO
録音:1994年2月3日サントリーホール・ライヴ
※DSDリマスタリング
FOCD-9345
朝比奈隆/モーツァルト他
モーツァルト:交響曲第39番
シューマン:交響曲第3番「ライン」
朝比奈隆(指)新日本PO
録音:1995年10月20日オーチャードホール・ライヴ
※DSDリマスタリング
FOCD-9346
高橋悠治/モンポウ
モンポウ:沈黙の音楽
高橋悠治(P)
録音:2007年10月5・6日 神奈川県立相模湖交流センター
FOCD-9347
高橋悠治/ブゾーニ作品集
子守歌(エレジー第7番)、
インディアン日記第1巻、
ソナティナ[1番]、ソナティナ2番、
子どものためのソナティナ[3番]、
一九一七年,キリスト生誕の日のソナティナ[4番]、
大ヨハン・ゼバスティアンの名による短いソナティナ[5番]、
J.S.バッハ(?):ファンタジアとフーガBWV905、
カルメンによるソナティナ[6番](ビゼーの[カルメン]による小幻想曲)、
トッカータ
高橋悠治(P)
録音:2007年11月11-13日神奈川県立相模湖交流センター
FOCD-9350
フルネ/モーツァルト
交響曲第35番「ハフナー」
交響曲第39番*、交響曲第40番#
ジャン・フルネ(指)東京都SO
録音:1991年11月22日、1994年12月21日* 以上サントリーホール、1982年4月9日# 東京文化会館・ライヴ
FOCD-9351
フルネ/ベートーヴェン:「田園」
交響曲第2番/第6番「田園」*
ジャン・フルネ(指)東京都SO
録音:1986年5月6日東京文化会館、1998年12月10日東京芸術劇場* ライヴ
FOCD-9352
フルネ/ドビュッシー
牧神の午後への前奏曲、
夜想曲、交響詩「海」*
ジャン・フルネ(指)東京都SO
録音:1999年4月16日東京芸術劇場、1997年11月17日 サントリーホール* ライヴ
FOCD-9353
フルネ/ベートーヴェン:「第9」
交響曲第9番「合唱つき」
ジャン・フルネ(指)東京都SO
澤畑恵美(S)、寺谷千枝子(Ms)、
小林一男(T)、木村俊光(Br)
二期会cho
録音:1995年12月24日東京芸術劇場ライヴ
FOCD-9354
フルネ/ブラームス
悲劇的序曲、
ハイドンの主題による変奏曲、
交響曲第1番ハ短調Op.68*
ジャン・フルネ(指)東京都SO
録音:1993年11月7日東京芸術劇場ライヴ、1991年2月5日東京文化会館ライヴ*
FOCD-9355
フルネ/メシアン
メシアン:キリストの昇天
スクロヴァチェフスキ:E・ホルン協奏曲*
ドビュッシー:イベリア**
ラヴェル:ラ・ヴァルス#
ジャン・フルネ(指)東京都SO

ミリアム・ジェイクス(イングリッシュホルン)
録音:1992年12月18日東京文化会館、1994年12月21日サントリーホール*、1996年4月15日 東京文化会館**、1997年11月17日サントリーホール# すべてライヴ

FOCD-9356(1SACD)
澤畑恵美/にほんのうた
お菓子と娘、赤とんぼ、浜辺の歌、
この道、市の花屋、浜千鳥、
叱られて、びいでびいで、
祭りもどり、宵待ち草、
十五夜お月さん、はな緒、初恋、
ゆりかご、くちなし、たんぽぽ、
さくら横ちょう、夕方のおかあさん、
むこうむこう、ゆく春
澤畑恵美(S)、谷池重紬子(P)
FOCD-9357
山下一史/仙台フィル
モーツァルト:交響曲第29番、
R.シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」

山下一史(指)仙台PO
伝田正秀(Vn)
録音:2007年10月12・13日 仙台市青年文化センター・コンサートホール・ライヴ

FOCD-9359
シューベルト:交響曲第9番「グレート」 朝比奈隆(指)東京都SO
録音:1995年1月22日東京芸術劇場でのライヴ
※DSDリマスタリング
FOCD-9360
シューベルト:交響曲第8番「未完成」、
ワーグナー:「パルジファル」〜前奏曲と聖金曜日の音楽
朝比奈隆(指)東京都SO
録音:1995年1月22日東京芸術劇場、1993年9月10日東京文化会館
※DSDリマスタリング
FOCD-9361
ブルックナー:交響曲第9番 朝比奈隆(指)東京都SO
録音:1993年9月10日東京文化会館でのライヴ
※DSDリマスタリング
FOCD-9362(2CD)
ブルックナー:交響曲第8番(ハース版) 朝比奈隆(指)東京都SO
録音:1998年9月28日、10月1日東京芸術劇場でのライヴ
※DSDリマスタリング
FOCD-9364
ブルックナー:交響曲第7番(ハース版) 朝比奈隆(指)東京都SO
録音:1997年10月24日サントリーホールでのライヴ
※DSDリマスタリング
FOCD-9365(2CD)
ブルックナー:交響曲第5番(ハース版) 朝比奈隆(指)東京都SO
録音:2000年3月29日サントリーホールでのライヴ
※DSDリマスタリング
FOCD-9367
ブルックナー:交響曲第7番(ハース版) 朝比奈隆(指)東京都SO
録音:2001年5月25日サントリーホールでのライヴ
※DSDリマスタリング
FOCD-9368
伊藤恵/シューベルト
シューベルト:ピアノ・ソナタ第19番
ピアノ・ソナタ第13番
幻想曲ハ長調D760「さすらい人」

伊藤恵(P)
録音:2007年4月2-4日 神戸新聞松方ホール

FOCD-9369(1SACD)
インバル/マーラー6番
マーラー:交響曲第6番「悲劇的」

エリアフ・インバル(指)東京都SO
録音:2007年12月19日 サントリーホール ライヴ

FOCD-9370

山下/「シェエラザード」
R=コルサコフ
:交響組曲「シェエラザード」
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲

山下一史(指)仙台PO
伝田正秀(Vn)
録音:2008年3月30・31日仙台市青年文化センター・コンサートホール

FOCD-9371(2CD)
バレエ・リュスの二大傑作
ストラヴィンスキー
:バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1911年版)
ラヴェル:バレエ音楽「ダフニスとクロエ」
秋山和慶(指)九州SO、
渡浚康雄(P)、九響cho

録音:2008年2月2-3日末永文化センター 
『ワルキューレの騎行』(FOCD9317)に続く九響シリーズ第5弾。バレエ・リュスのために20世紀初頭に書かれた二大傑作の集成です。ディアギレフによって創設されたバレエ・リュス(ロシア・バレエ団)は、20年の活動期間のなかで60あまりの新作を生み出し、芸術の諸分野に大きな影響を与えました。その初期を代表するのが「ペトルーシュカ」、そして「ダフニスとクロエ」です。哀れな道化人形の情景を描写するストラヴィンスキー、作曲者自身が「ギリシャの巨大なフレスコ画」と評した圧倒的な力感溢れるラヴェル。秋山和慶の精緻にしてダイナミックな棒の下、九響は前作同様〈スーパー・サウンド〉を響き渡らせます。音の洪水=4管編成オーケストラの醍醐味がここにあります。(フォンテク)
FOCD-9373

ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番「クロイツェル」
フランク:ヴァイオリン・ソナタイ長調

岡崎慶輔(Vn)、伊藤恵(P)

録音:2008年3月19-21日神戸新聞松方ホール    

FOCD-9374

藤原浜雄ヴァイオリン・リサイタル
ベートーヴェン
:ヴァイオリン・ソナタ第8番ト長調Op.30-3
エネスコ:ヴァイオリン・ソナタ第3番Op.25「ルーマニアの民俗様式で」
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調BWV1001
チャイコフスキー:憂鬱なセレナーデ変ロ短調Op.26
サラサーテ:カルメン・ファンタジーOp.25

藤原浜雄(Vn)、三上桂子(P)

録音:2007年11月19日紀尾井ホールライヴ
FOCD-9375(12CD)
ワーグナー:「ニーベルングの指環」

豊田喜代美/渡辺美佐子/清水まり/釜洞裕子/柳澤涼子/菊地貴子/桑田葉子/福成紀美子(以上S)、
西明美/辻宥子/西松甫味子/秋葉京子/牧川典子/上泉りく子/永井和子/大藤裕子/妻鳥純子/加納里美(以上Ms)、
奥本とも(A)、
大野徹也/篠崎義昭/種井靜夫(以上T)、
多田羅迪夫/勝部太/牧野正人(Br)、
池田直樹(Bs-Br)、
橋啓三/岸本力(以上Bs)、
関屋晋(指)晋友会cho、
朝比奈隆(指)新日本PO

録音:1984-1987年
東京文化会館 ライヴ録音

FOCD-9395

三上亮/ツィガーヌ
エルガー:気まぐれ女、
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン、
ファリャ:スペイン民謡組曲
アクロン:ヘブライのメロディー、
パガニーニ:メロディー、
バルトーク:ルーマニア民族舞曲
ショーソン:詩曲、
ラヴェル:ツィガーヌ、
マスネ:タイスの瞑想曲

三上亮(Vn)、鷺宮美幸(P)

録音:2008年6月9、10日フィリアホールRec

FOCD-9396
大阪市音楽団/寓話の交響曲
樽屋雅徳:ヘスペリデスの黄金の林檎
ジュリー・ジロー:寓話の交一曲(日本初演)
ピーター・グレイアム:ユーフォニアム協奏曲〜称うべき紳士たちの列伝に〜(世界初演)
ピーター・グレイアム:交響的情景「地底旅行」 
ヤン・ヴァンデルロースト:ジュピター 
小松一彦(指)スティーヴン・ミードユーフォニアム、大阪市音楽団

録音:2008年6月6日ザ・シンフォニーホール・ライヴ/発売日:2008年11月21日
第96回定期演奏会のライヴ録音。 首席客演指揮者、小松―彦のもと、ギリシャ神話やヨーロッパ各国の寓話、19世紀の冒険小説や探偵小説に題材を求めたストーリー性の商い作品を採り上げています。中でも特に注目を集めたのは、世界的ヴィルトウオーゾスティーヴン・ミード(ユーフォニアム)を迎えて世界初演された、ピーター・グレイアムのユーフオニアム協奏曲「称うぺき紳士たちの列伝に」。同じくグレイアムの人気曲「地底旅行」の演奏とともに、永く記憶されるべき熱演です。 (フォンテック)
FOCD-9397
フランス名曲選
シャプリエ(三村清順編):楽しい行進曲、
サン=サーンス
:大行進曲「東洋と西洋」
デュカス(ウインターボトム編):交響詩「魔法便いの弟子、
サン=サーンス
(ウインターボトム編):英雄行進曲、
シャプリエ(淀彰編):狂詩曲「スペイン」、
マスネ(ミレ編):組曲男4番「絵のような風景」、
サン=サーンス(ゴドフリー編):アルジェリア組曲
野中図洋和(指)陸上自衛隊中央音楽隊

録音:1988年4月19-21日/発売日:2008年11月21日
フランスの代表的な作品を集めた名曲集です。きらめく名曲の数々を艶やかなサウンドでお届けします。吹奏楽ファンの枠を超えて誰もが耳にして楽しめる一枚です。再発売。 (フォンテック)
FOCD-9398
バーンズ:交響曲第3番、リード:オセロ、
バーンスタイン
(デュソィト編):ウェストサィド・ストーリー・セレクション
野中図洋和(指)陸上自衛隊中央音楽隊

録音:1999年2月20-22日/発売日:2008年11月21日
アメリカの作品を集めたアルバムです。誰もが知っているパーンスタインの代表作。また、バーンズの曲ぱ吹奏楽にもこんなに楽しい名曲があったのがと実感させられる名曲です。再発売。 (フォンテック)

FOCD-9399
プラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68 朝比奈隆(指)東京都SO

録音:1996年4月6日サントリーホール・ライヴ
ベートーヴェン、ブルックナーと並び、朝比奈がその演奏に最も力を込めたプラームス。朝比奈が東京でおこなった「プラームス・ツィクルス」は3回でした。第1回目の1990年、そして第3回目の2000年に新日本フィルを指揮しての公演は、既にCD化しております(FOCD9206)。今回収録の交響曲第1番は「第2ツィクルス」にあたる1996年の演奏で、4月から6月にかけて都響・東響・新日本フィルの3団体を指揮しておこなわれました。本盤は、その第1回公演のライヴ録音です。 (フォンテック)
朝比奈が遺した「ブラ1」の中でも特に感動的な録音!88歳を迎えた1996年は、シカゴ響デビューを果たすなど、さらなる飛躍を遂げた年ですが。、これはシカゴへ旅立つ直前のライヴ。
テンポは一貫してスローで余裕綽々。しかし風格で圧倒したり、音圧でねじ伏せようとする意図は皆無で、ただただスコアを丹念に紡ぐことに専念。それでいながらこのスケール感!
第1楽章冒頭のティンパニの雄渾さは、朝比奈の円熟を象徴する素晴らしさ。展開部後半でテンポを落としてジリジリ浮上する緊張の空気も、芝居がかることなく素朴な感触を保持しているのはいかにも朝比奈流儀。第2楽章の大河を思わせるうねりと憧れの風情も印象的です。終楽章はアルペンホルンの動機もそれに続くフルートも、武士の精神を解くような無骨さで迫り、弦の第1主題はアーティキュレーションや強弱に趣向を凝らした演奏とは一線を画し、一切飾らない歌心が心を打ちます。後半15:37からの弦のトレモロの恐ろしいほどの克明な表出も聴きもの。コーダでは金管の低音が腹に響き、まさに「日本人の風格」を具現化した素晴らしいフィナーレ!演奏時間は53分を要しますがリズムもフレージングも老朽化していないので、全体に瑞々しい息吹が流れている点も、感動に拍車を掛けます。【湧々堂】
FOCD-9400
R=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」
ハチャトゥリアン:「スパルタカス」〜スパルタカスとフリーギアのアダージョ
ラフマニノフ:ヴォカリーズ
秋山和慶(指)広島SO

録音:2008月7月29-31日アステールブラザ・オーケストラ等練習所/発売日:2008年11月28日
広響初のセッション録音によるアルバム。広響は1963年に「広島市民交響楽団」として発足。その後「広島交響楽団」と改称し、1972年のプロ改組以来、中・四国唯一のプロオーケストラとして活躍の場を拡げています。指揮者の秋山和慶は、1998年に広島交響楽団首席指揮者・ミュージックアドバイザーとなり、2004年には音楽監督・常任指揮者に就任。今回のアルバムでもオーケストラと息のあった演奏を聴かせてくれます。 (フォンテック)
FOCD-9401(4CD)

モーツァルト:ヴァイオリンとオーケストラのための作品集
ヴァイオリン協奏曲第1番〜第7番
ヴァイオリンと管弦楽のためのロンド変ロ長調K.269
ヴァイオリンと管弦楽のためのロンドハ長調K.373
ヴァイオリンと管弦楽のためのアダージョK.261
2つのヴァイオリンのためのコンチェルトーネ ハ長調K.190
ヴァイオリン,ヴィオラのための協奏交響曲 変ホ長調K.364

浦川宜也(Vn)、
林千尋(指)、
エヴァルド・ダネル(Vn)、
ミラン・テレツキー(Va)、
スロヴァキア国立RSO
録音:1992年12月8日〜19日 スロヴァキア国立放送局ホール

FOCD-9405(2CD)
崔文洙/ヴァイオリン芸術の深邃
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第2番
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第1番
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
グラズノフ:瞑想曲Op.32
崔文洙(Vn,指)、崔仁洙(P)、
新日本PO
録音:2008年6月25日紀尾井ホールライヴ
FOCD-9407

あなたと私〜バリオス作品集1
マドリガル(ガヴォット)/ワルツOp.8-4/追憶のショーロ/春(ワルツ)/マズルカイ長調/扇の国/古風なガヴォット/マベリータ(ガヴォット)/告白(ロマンサ)/あなたと私(ガヴォット)<チブルカ原曲>/フリア・フロリーダ(舟歌)/ワルツOp.8-3/クリスマスの歌/君の面影(ワルツ)/マズルカ・アパシオナータ(情熱のマズルカ)/月光の曲<ベートーヴェン原曲>/人形の夢/わが母に

鈴木大介(G)
録音:1999年5月25〜27日牧丘町民文化ホール
FOCD-9408

iAy,Ay,Ay!...バリオス作品集2
ペピータ/パラグアイ舞曲/マシーシ(ブラジル舞曲)/ドン・ペレス・フレイレ(タンゴ)/!Ay,Ay,Ay!.../カアサパー(パラグアイ民謡)/クエカ(チリ舞曲)/タンゴ第2番/君の心のほとりに(ワルツ)/糸紡ぎ娘の歌/ロンドン・カラペー(パラグアイ舞曲第3番)/グァラニー舞曲/ウルグアイのエスティーロ/アイレ・デ・サンバ/15.アコンキーハ/ハ・シェ・バージェ(パラグアイ舞曲第2番)/コルドバ/ペリコン(ウルグアイ舞曲)/蜜蜂/森に夢みる/子守歌

鈴木大介(G)
録音:2000年3月19〜21日 牧丘町民文化ホール
FOCD-9409

大聖堂〜バリオス作品集3
前奏曲ハ短調/メヌエットハ長調/「神の愛に免じて施しを」(最後のトレモロ)/メヌエットホ長調第1番/メヌエットホ長調第2番/昔のメダル/メヌエットイ長調(I)/メヌエットイ長調(II)/メヌエットロ長調/チェロを模したロマンス/前奏曲イ短調/大聖堂/前奏曲作品5-1/アラベスク-練習曲第4番/練習曲第6番/練習曲ロ短調[二重奏]/練習曲ト短調/演奏会用練習曲/祈り/ユモレスク/沈思/練習曲作品38-22(コスト)[二重奏]/パラグアイ舞曲第1番[二重奏]

鈴木大介(G)、西村正秀(G)
録音:1999年5月2000年5月2001年9月 牧丘町民文化ホール

FOCD-9419
フルネ/フランス&ドイツ序曲集
ベートーヴェン:序曲「コリオラン」、
ピエルネ:劇音楽「ラムンチョ」序曲*
ラロ:歌劇「イスの王」序曲#、
メンデルスゾー
ン:序曲「ルイ・プラス」+
マスネ:序曲「フェードル」**、
メンデルスゾーン
:序曲「フィンガルの洞窟」##
ボワエルデュー:歌劇「白衣の貴婦人」序曲++、
ベートーヴェン
:「エグモント」序曲***
ジャン・フルネ(指)東京都SO
録音:1998/12/24東京芸術劇場・特別演奏会、
1996/4/15東京文化会館第428回・定期演奏会*、
1999/4/25サントリーホール第278回・プロムナードコンサート#、
1986/5/6東京文化会館第235回・定期演奏会+
1991/2/15サントリーホール・第325回定期演奏会**
1995/12/24東京芸術劇場・都響スペシャル##
1999/4/21サントリーホール・第489回定期演奏会++
1992/12/25東京文化会館・都響スペシャル*** 全てライヴ録音
フルネのトレードマークとも言えるお得意の序曲作品をまとめた1枚。フランスものは軽妙洒脱、ドイツものは重厚に…といった一般的なイメージに簡単に当てはめられないことは、フルネが振る他の交響作品とも共通しており、あくまでも音符の一つ一つを丹念に紡ぎ出し、音楽の輪郭を明確に打ち出すことに徹したことによって極めて拡張高い音楽として再生されているのが特徴的です。したがって禁欲的ともいえる感触に仕上がっているので、瞬間的にゾクゾクするような面白さとは無縁で、何度も噛み締めたい衝動に駆られるのです。フランスものではなんと言ってもフルネの代名詞ともいえる「イスの王様」が聴きもの。冒頭のクラリネット・ソロのなんと言うシルキーさ!緊張感を次第に高めながらもハーモニーの美しさと質感を一定に保持する手腕、コーダの一点一画を蔑ろにしない強固な音像縮力に脱帽するばかりです。ドイツものでは「フィンガルの洞窟」が最高の出来栄え。冒頭の高潔な幻想性から、さっそくフルネ独自のロマンティシズムを強く感じさせ、そのニュアンスを最後まで貫徹。中盤の木管の音色とリズムの小気味よさにはフルネのこだわりが感じられ、終盤8:25からの確信に満ちたティンパニを核とし、内面を熱く高揚した音楽作りも感動的。締めくくりを完全にイン・テンポのまま終結させるのもいかにもフルネ的。 【湧々堂】
FOCD-9429
湯浅譲二:室内楽作品集
相即相入、
弦楽四重奏のためのプロジェクション、
マイ・ブルー・スカイ第3番、
弦楽三重奏のためのプロジェクション、
2台のピアノのためのプロジェタション、
マリンバのための音楽、ぶらぶらテューバ
マリオ・カローリ(Fl)
鈴木 俊哉(リコーダー)
辺見 康孝(Vn)、亀井 庸州(Vn)
甲斐 史子(Va)、多井 智紀(Vc)
漆原 朝子(Vn)、竹澤 恭子(Vn)
豊嶋 泰嗣((Va)、堤 剛(Vc)
木村 かをり、野平 一郎(P)
吉原 すみれ(マリンバ)、橋本 晋哉(Tub)
1993年発売の「管弦楽作品集」(FOCD2508)、2004年発売の「オーケストラル・シーン」(FOCD3506)と2007年発売の「オーケストラの時の時」(FOCD9288)に続「湯浅譲二作品集」の第4弾です。日本が世界に誇る作曲家、湯浅譲ニ(1929-)の創作は活動歴が半世紀を超える現在も全く衰えを知りません。その評価は内外で大変高く、長年に渡る活動が評価され、先頃、旭日小綬章を受章しました。前3作は湯浅のオーケストラ作品を中心に焦点を当てましたが、今回はまた異なった魅力を感じさせる室内楽曲の数々を集めました。これらは湯浅が1963年から2006年にかけて継続的に取り組んできたもので、長い創作活動の全貌を俯瞰する上で欠かすことのできない作品達であり、折々の湯浅の感性と思考の閃きをダイレクトに反映しています。  (フォンテック)
FOCD-9430
九響シリーズ第6弾〜J・シュトラウス・ファミリー名曲集2
J・シュトラウス:「ジプシー男爵」序曲、
 ポルカ「ハンガリー万歳」、
 ワルツ「南国のバラ」、アンネン・ポルカ、
ヨゼフ・シュトラウス:ワルツ「天体の音楽」
J・シュトラウス:「こうもり」〜「侯爵様あなたのようなお方は」、
 ワルツ「春の声」、ポルカ「雷鳴と稲妻」、
 ポルカ「クラップフェンの森にて」、
ヨゼフ・シュトラウス:鍛冶屋のポルカ、
J・シュトラウス:皇帝円舞曲
大町陽一郎(指)九州SO、半田美和子(S)

録音:2008年1月13-14日 末永文化センター
2006年、一挙3タイトルのCD発売という日本のオーケストラでは異例の快挙を成し遂げ、その実力を 満天下に示した九州交響楽団。昨年発売の第5弾、秋山和慶指揮によるペトルーシュカ、ダフニスとクロエは、レコード芸術誌で「特選」に推挙され、進化するその演奏は最高の評価を得ました。大町は1954年にウィーンヘ留学、ハンス・スワロフスキーに師事し、ウィーン国立音楽大学指揮科卒。 ベーム、カラヤン、フェラーラにも教えを受けています。1980年に日本人として初めてウィーン国立歌劇場にて指揮し、82年から84年までウィーン国立歌劇場専属指揮者を務めました。大町とシュトラウスー家の音楽との出会い、これは留学中の1954年に遡ります。クレメンス・クラウ スの後を継ぎ、ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートで一世を風騨したヴィリー・ボスコ フスキ一の指揮者デビュ一・コンサートでのことです。この演奏会でウィンナ・ワルツの虞となった彼 は、帰国後日本ヨハン・シュトラウス協会を設立するなど、日本でのウィーン音楽普及に大きな功績を 残しています。そして、95年からは九州交響楽団と福岡でニューイヤーコンサートを開催。今や福岡のみならず、九州一円で10回に及ぶ公演を毎年おこなっています。長年に渡り培った名匠大町=九響のシュウトラウス。ウィーン音楽の様式・伝統を知り尽くした両者の集大成というべき演奏です。  (フォンテック)
FOCD-9427(1SACD)
高橋悠治/バルトーク:初期ピアノ作品集
バルトーク:10の易しいピアノ小品BB51(Sz 39)
7つのスケッチOp.9b, BB 54 (Sz 44)
4つの挽歌Op.9a, BB 58 (Sz 45)
14のバガテルOp.6, BB 50 (Sz 38)
2つの悲歌Op.8b, BB 49 (Sz 41)
高橋悠治(P)

録音:2009年1月17-18日相模湖交流センター
本CDに収録した5作品は、いずれも1908年から1913年の「基礎的実験期」に書かれたものです。高橋はこれらのピアノ曲を以下のようにとらえています。 「バルトークがバルトークとなる以前の、傷ついた心と、さまよう音楽に、その後の世紀から失われた可能性、マイノリティーの芸術を聴く」  高橋悠治・・・衝撃的なデビューから半世紀。70歳を迎えた現在も「円熟」を拒否するその先進的な活動に、時代の狂気に抗する姿がみえてきます。(フォンテック)
FOCD-9432
ガルシア・ロルカの思い出に
サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ(ビゼー編)
プーランク:ヴァイオリン・ソナタFP.119「ガルシア・ロルカの思い出に」
ショーソン:詩曲
ルクレール:ヴァイオリン・ソナタOp.9-3 「タンブラン」
クライスラー:クープランの様式によるルイ13世の歌とパヴァーヌ
景山誠治(Vn)、三木香代(P)
1984年ロン=ティボー国際コンクール最高位受賞をはじめ輝かしい経歴を誇り、ヨーロッパ、中南米など世界を舞台に活躍するヴァイオリニスト、景山誠治によるニュー・アルバムの登場です。 ルクレール、サン=サーンス、ショーソン、プーランクという、フランス音楽の重要な系譜に連なる作曲家たちによる作品群。それを通して、景山は歌う楽器としてのヴァイオリンの魅力を最大限に引き出しています。アンコールのような形で、クライスラー作品のなかでもフランス・バロック期のルイ・クープランのスタイルで書かれた「ルイ13世の歌とパヴァーヌ」も収録。遊び心も覗かせています。(フォンテック)
FOCD-9433
イギリス近代名曲選
スパーク:ダンス・ムーヴメント、フィエスタ!
アーノルド:序曲「タム・オシャンター」、
 行進曲「パドストー・ライフボート」
フレッチャー:英雄行進曲
ウォルトン:コンサート・バンドのための行進曲、
 序曲「ポーツマス・ポイント」
グレッグスン:王は受け継がれゆく
野中図洋和(指)陸上自衛隊中央音楽隊

録音:2000年2月18〜20日武蔵野音楽大学バッハザール
しかも単なる「英国名曲選」とは違って、ちょっとひとひねりした「こだわりの名曲選」・・・ “中音”の持つ表現力豊かな演奏で、吹奏楽の面白さを存分に楽しめる1枚です。 平成12年度文化庁芸術祭優秀賞受賞作品。(FOCD9135の再発売) (フォンテック)
FOCD-9434(1SACD)
北欧音楽の新伝説
シベリウス:交響詩「フィンランディア」
グリーグ:「ペール・ギュント」第1組曲&第2組曲
シベリウス:悲しきワルツ、トゥオネラの白鳥、
 組曲「カレリア」
尾高忠明(指)札幌SO

録音:2009年3月15日札幌コンサートホールKitara
シベリウス、グリーグという北欧音楽史に名を残す二大作曲家の主要作品を収録。そしてこの録音は同一プログラムを含むコンサートの翌日、満を持して本拠地である札幌でおこなわれました。(フォンテック)
FOCD-9435
ベルリオーズ:序曲「海賊」、
フランク:交響曲ニ短調
パスカル・ヴェロ(指)仙台PO

録音:2009年3月20-21日 仙台市青年文化センター・コンサートホールでのライヴ
ヴェロが2006年に常任指揮者に就任して以来3年、仙台フィルによるフランス音楽は留まることなく深化を続けています。今回はヴエロが最も得意とするベルリオーズとフランクを収録。時代と環境を共にする期間もありながら、華やかさと奔放さでー世を風扉したベルリオーズ,対してドイツ・ロマン派に傾倒し、才能あるピアニストでありながら晩年を教会オルガニストとして質素に過ごしたフランク,俗と聖とでも称すべき対照的な作品を残したこのふたり,両者の軽妙一重厚といった対称的な作品を仙台フィルの機能と音楽への共感をもってヴェロは鮮やかに描ききります。繊細で心地良いといったフランス音楽への一面的イメージを軽々と超越したヴェロ&仙台フィルの明晰な演奏は、まさにフランス音楽の神髄に触れるものです。(フォンテック)
FOCD-9636
2014年5月14日発売
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」 小泉和裕(指)九州SO
釜洞祐子(S)、八木寿子(A)
宮里直樹(T)、 成田博之(Br)
九響Cho、
福岡県合唱連盟福岡支部合同Cho

録音:2013年12月23日 福岡サンパレス ライヴ
2013 年4 月より音楽監督に就任し、九響の新たな黄金期を率いる小泉和裕。 全身全霊をもって音楽と対峙する---快速テンポで疾走するこの「第九」の演奏は、ベートーヴェンが夢見た何人の抑圧を受けない“精神の自由”を謳いあげています。 (フォンテック)
FOCD-9438(5CD)
<Blu-SpecCD>
ベートーヴェン:交響曲全集
(新ベーレンライター版に基づく日本初の全集)
飯守泰次郎(指)東京シティPO

録音:2000年5月12-2001月1月12日 東京文化会館におけるライヴ
2002年リリースの飯守/シティ・フィルによる、国内初の斬ベーレンライタ一版に基づいた日本初のペ ートーヴェン全集(FOCD9160/4)がBlu-Spec・CDで再発売。現代楽器での演奏ですが、オーケストラをベートヴェンの時代に合わせて小規模に抑え、対向配置を採用するなど、古楽の方法論も視野に入れた、軽やかで透明感のあるベートーヴェンです。研究の成果を 単に反映させただけではなく、じっくりと吟味され、あくまでも自然で躍動感のある演奏は、奇抜さと は無縁で、しなやかさを湛えています。<巨匠たちの時代>の演奏を離れ、“ペートーヴェンの意志" に肉迫します。 2001年第32回サントリー音楽賞受賞に激賞され、贈賞理由の筆頭に挙げられた名演です。 (フォンテック)
FOCD-9449(2CD)
マーラー:交響曲第9番 飯守泰次郎(指)東京シティPO

録音:2008年11月14日東京オペラ・シティ・ライヴ
1997年の常任指揮者就任以来、意欲的な活動で常に注目を集めている、飯守秦次郎/東 京シティフィル。12年間におよぶ両者の不断の研鑽は、比類ない個性と情熱的な音楽 に結実しています。 飯守泰次郎は1970年からバイロイト音楽祭の音楽助手として多くの名演に関わると共に、 ヨーロッパ各地の歌劇場の指揮者として活躍しました。現在では独墺音楽、特にワーグナー演奏においては、世界に並ぶ者なしと称されています,近年はさらにマーラーヘ歩 をすすめ多くの聴衆を魅了しています。 マーラーの第9交響曲は「完成された最後の作品であるとともに、ヨーロッパ文明にお ける最後の偉大な作品」と飯守は語ります。マーラーの技術と霊感の集大成ともいえる、非常に演奏困難な複雑かつ繊細なこの大曲を、音楽に対する飽くなき追求と、作曲家への深い共感をもって描ききります。 冒頭チェロのA音から「死に絶えるように」と記された終結までの82分…、飯守は余 すことなくマーラーの深淵を流伝します。 (フォンテック)
FOCD-9451
ラフマニノフ:交響曲第2番 秋山和慶(指)広島SO

録音:2009年7月29-30日 アステールプラザ
国際平和文化都市、広島から音楽に「平和の願いと祈り」を託し、世界へ向けて発信する広島交響楽団。「シェエラザード」(FOCD9400)に続くセッション録音第2弾---ラフマニノフ第2番は定期公演でも度々取り上げられ、秋山、広響が継続的に取り組んできた曲です。2003年には由緒あるロシア・サンクトペテルブルク・フィルハーモー大ホール(建都300周年記念事業公演)で演奏し、厳しい聴き手である地元の観客から大きな喝采を浴びました。秋山は1998年に広響の首席指揮者・ミュージックアドバイザーとなり、2004年には音楽監督・常任指揮者に就任。10年以上にわたる両者の深い関係は緻密な音楽に如実に表れています。今回の録音は同曲演奏の定期公演後に満を持しておこないました。秋山の棒の下、匂い立つ抒情と機能美が光る名演です。 (フォンテック)
FOCD-9452
風の風伝(ことづて)
古調あいや節/古調よされ節
黒石上河原節/ワイハ節/津軽小原節
津軽三下り/津軽音頭/即興曲
親子二重奏/風の風伝(ことづて)
小林史佳(津軽三味線)
初代須藤雲栄(唄)
高橋竹育(津軽三味線・太鼓)

録音:2008〜2009年新潟市民芸術会館、他(ライヴ)
「果てしなく誰も歩いたことのない道に自分の足跡を残していこうと思う。私は今回のアルバム「風の風伝(ことづて)」を、その想いを込めて制作した。」<小林史佳 ライナーノートより
新潟をホームグラウンドに活躍する、三味線プレイヤー小林史佳、初のコラボレーションアルバムです。彼の華麗な撥さばき、深みのある旋律は胸に迫るものがあります。その演奏の場は多岐にわたり、新潟県関川村の国指定重要文化財「渡邉邸」(NHKドラマ「蔵」の撮影場所として有名)での演奏会や、新潟の特色を活かした様々な空間での演奏。また国内でのソロコンサートの他、最近ではフランスナント市での公演など、津軽三味線を日本国内のみならず、世界へと発信し続けています。協演の初代須藤雲栄は15歳で津軽民謡の大家、成田雲竹に弟子入り、津軽民謡の真髄を教え込まれました。1968年から75年まで、高橋竹山と組んで、全国公演。渋谷ジャンジャンで竹山と定期公演に出演。その後、国内はもとより海外でも公演。津軽民謡の正統派歌手として活躍しています。(フォンテック)
FOCD-9454
DUO 2
ストラヴィンスキー(ドゥシュキン編):イタリア組曲
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第5番「春」
シューマン:ヴァイオリン・ソナタ 第2番
岡崎慶輔(Vn)、伊藤 恵(P)

録音:2009年7月13-15日 軽井沢大賀ホール
「クロイツェル&フランク」(FOCD9373)で、その突き抜けた実力を明らかにした岡崎・伊藤デュオ。雄弁なフレージングと暖かい音色が比類ない魅力となっている岡崎慶輔、知性とロマン派的な情緒性を兼ね備えた伊藤恵。類い希な音楽家である両者の対話は、自然と聞き手を惹きつけ、深く共感させます。デュオ第2弾となる本CDは前作に続きベートーヴェンから選曲、色彩感と躍動感に圧倒されるストラヴィンスキー、そしてロマン派ソナタの傑作、シューマン晩年の作品であるヴァイオリン・ソナタ2番を収録。それぞれの曲の個性を、時代様式をふまえながら、ヴァイオリンとピアノの魅力を余すことなく伝えています。共通の音楽語法を持ち、ともにミュンヘン国際コンクール優勝者である両者の演奏。その幸福な邂逅は、成熟の域へと歩を進めます。(フォンテック)
FOCD-9456
シューマン:交響曲2番、4番 山下一史(指)仙台PO

録音:2010年2月15日、2月19-21日 仙台青年文化ホールでのセッション・ライヴ
「英雄の生涯」(FOCD9357)、「シェエラザード」(FOCD9370)に続く、山下一史の指揮による仙台フィルの第3弾。山下/仙台フィルは古典派からロマン派にわたる名曲を次々と取り上げ、元来の闊達さときめ細やかな音色で多くのファンを魅了してきました。近年では積極的にシューマンの交響曲に取り組んでおり、その従来の魅力にさらなる厚みが加わった演奏に、2006年に指揮者に就任して以来の4年に渡る両者の良好な関係が伺えます。 (フォンテック)
FOCD-9460
2010年10月21日発売
團伊玖磨:合唱作品集
ソプラノ・バリトンソロと合唱とオーケストラのための組曲「筑紫讃歌」
混声合唱組曲「筑後川」
現田茂夫(指)九州SO
佐藤しのぶ(S)、青戸知(Br)
「筑紫讃歌」特別cho、「筑後川」特別cho

録音:2009年10月12日 福岡シンフォニーホール・ライブ
團伊玖磨(1924〜2001)が2001年5月17日中国・蘇州で急逝し、来年は歿後10年を迎えます。残され た数多くの作品は多岐にわたり、今でも多くの人たちに愛されています。 その中で、團は父祖の地である九州の自然と風土そして隣人を愛し、九州をテーマにした作品は50曲にのぽりま す。一つの地方にこれだけ多くの作品を残した作曲家は他に類を見ないでしょう。 團は語っています・・・『音楽には湧き上がるものが必要で、九州には熱気溢れる風土がある。僕と九州はお互い に引きつけ合っていた』 ソリストと、各ノマ200名の合唱団とオーケストラで演奏された團の合唱作品。その雄大なメロディーは聴く者の心 の奥まで響いて来ます。 (フォンテック)
FOCD-9463
秋山和慶〜マンフレッド交響曲
チャイコフスキー:「エウゲニー・オネーギン」〜ポロネーズ/ワルツ
マンフレッド交響曲
秋山和慶(指)九州SO

録音:2009年11月20日 アクロス福岡シンフォニーホール・ライヴ
九響シリーズ第6弾。秋山の指揮による九州交響楽団の演奏は、時に厳しく、時に流麗に両曲の個性を表現しており、音楽を聞く歓びを再確認させてくれるような名演です。 (フォンテック)
FOCD-9467(3CD)
ブルックナー:交響曲第4、5、6番 小泉和裕(指)大阪センチュリーSO

録音:2009年4・10月、2010年2月ザ・シンフォニーホール、センチュリー・オーケストラハウスでのセッション・ライヴ
創立20周年記念録音:。センチュリー響は設立当初から今まで変わらず、比較的小編成の規模を保ちつつ、その特性を活かした緻密で機敏な音楽を標榜してきました。2008年からは小泉和裕が音楽監督、沼尻竜典が首席客演指揮者という体制がスタート。近現代曲や新曲の初演を多く振る沼尻に対し、小泉はロマン派の代表的な大曲を次々取り上げ、両指揮者の個性をきわだたせています。小泉は同楽団の編成故に演奏される機会が比較的少なかったブルックナーを積極的に取り上げることによって、センチュリー響の魅力の新たな面に気付かせてくれます。スケールの大きさを感じさせながらも、緻密さを大切にする演奏は、ブルックナーのもつ壮大で重厚なイメージに一石を投じると共に、今の小泉/大阪センチュリー交響楽団でしか聞くことができないものです。 (フォンテック)
FOCD-9470
(4CD+2DVD)
柴田南雄とその時代〜第一期
■CD-1 二つの“優しき歌”
弦楽四重奏曲 第2番 op.5/エレオノーレSQ(1999/12/8 JTホール)
優しき歌 op.13/長野羊奈子(Ms)、小林道夫(P)(1972/6/15 NHK FM)
優しき歌・第二 no.23/田中信昭(指)東京混声cho(1960/1/28 NHKホール)
三つの男声合唱曲 no.24/田中信昭(指)法政大学アリオンコール(1978/12/8 芝 郵便貯金ホール)

■CD-2 70年万博へ
ピアノのためのインプロヴィゼーション 第二 no.31  高橋悠治(P)(2010/4/2 トッパンホール)
電子音のためのインプロヴィゼーション no.32    作曲者所有オリジナル音源
ディスプレイ’70 no.35/作曲者所有オリジナル音源
花伝書 no.38/田中伸昭(指)日本プロcho連合(1971/12/5 東京文化会館)

■CD-3 《GENERATION》と《わが出雲・はかた》
GENERATION no.68/一柳慧、高橋悠治(P)(1981/5/22 東京文化会館)
わが出雲・はかた no.70/田中信昭(指)法政大学アリオンコール(1981/6/18 森ノ宮ピロティホール)

■CD-4  大学生のための合唱演習No.2とNo.4
歌垣 no.77/当間修一(指)名古屋ビクトリアcho(2009/5/16 しらかわホール)
自然について no.91/当間修一(指)大阪ハインリッヒ・シュッツcho(1997/9/28 京都府民ホール)
 
■DVD-1 ふたつのシアターピース
北越戯譜 no.49       拓植洋子/多治見少年少女cho(1996/11/3 多治見市文化会館)
遠野遠音──柳田国男『遠野物語』および東北民謡による no.106
栗山文昭/千葉大学cho(1994/1/9 人見記念講堂)

■DVD-2 大学生のための合唱演習.1と.3
宇宙について no.60/東京混声cho、成城大学cho、東京大学柏葉会cho(1982/9/24 新宿文化センター)
人間と死 no.86/田中信昭(指)東京六大学混声合唱連盟(1985/6/2 青山学院講堂)
左記参照
作曲家、音楽評論家、音楽学者と幅広い活動を通して、日本の「現代音楽」の潮流に大きな影響を与え続けた柴田南雄。しかしその偉業の全貌を把握することは簡単ではありません。本集はサンガクシャ(柴田家)の資料提供によって、CD4枚+DVD2枚という大規模な構成が可能となりました。時代と共に移り変わる柴田の芸術を追うことができ、また舞台作品や合唱作品の希少な映像を通して、緻密に意図された視覚的効果を追体験することができます。ブックレットには詳細な解説と、作曲者と親交の深い7人によるエッセイが掲載されています。高橋悠治や一柳慧など、現代音楽の名手達による演奏を収録。柴田南雄が残した軌跡をたどる貴重な資料です。続編にもご期待ください。(フォンテック)
FOCD-9475(3CD)
ブラームス:交響曲全集 飯守泰次郎(指)関西PO

録音(2009年4月20-21日、2010年3月29-30日 いずみホール
 飯守泰次郎指揮、関西フィルによるブラームスの交響曲全集が発売された。特に何も考えずに、まず第1番の頭を鳴らしてみた。すると、響きもたっぷりしていて透明感もある。「かなり良い音だ」と思った。ならば、と他の3曲も同じく頭の部分をかけてみると、同傾向の音がする。録音機材でも入れ替えたのかと思って帯やら中の解説を見たら、これは最近には珍しくライヴではなく、完全にセッションで録ったものだという。収録は2009年4月(第1番、第2番)、2010年3月(第3番、第4番)で、場所は大阪のいずみホール。
 私はこのホールには一度しか行ってはいないが、響きの良い中ホール(座席は約800)だったと記憶する。その響きを十分に生かしたのが今回の全集なのだが、私は猛暑にもかかわらず、ある日の午後に第4番→第2番→第3番→第1番という順序で、一気に聴き通した。
 出来の良さにあえて順位を付けるならば第1番、第2番、第4番、第3番となるだろうか。たとえば第1番の冒頭部分、ここは数あるCDの中でも凄く立派な部類に入る。悠然と堂々と鳴り響き、ティンパニもなかなか雄弁。ブラインド・テストをすれば、「ベーム? ザンデルリンク? クレンペラー? コンヴィチュニー?」なんて声が出てくる可能性がある。主部も実に余裕があり、展開部ではシューリヒトのようにテンポを遅くするが、ここも豊かな響きとあいまって、非常に効果的である。続いては第4楽章に感銘を受けた。たとえば、例の有名な主題が出てくるところ、ここもたいへんい質のよい音で鳴っている。
 第2番は第1楽章が良かった。全くの正攻法ながら、弦楽器の響きもきれいだし、管楽器のソロもホールの中にきれいにこだましている。また、第2楽章のすっきりと、やや冷たい感触の雰囲気も良かった。この飯守の第2番は演奏、録音ともに最近発売された小澤/サイトウ・キネン盤をずっと上回っていると思う。
 第4番では第1楽章が個性的だった。ブラームス晩年の孤独を切々と訴えかけるように繊細に歌っているが、決して過度になっていないところがいい。第3楽章では積極的にティンパニを活躍させているが特徴的だった。
 今後のためにも、いちおう問題点も指摘しておこう。たとえば第3番の第3楽章のように、オーケストラ自体にもう少し練り込んだ音が出ればいっそう良かったと思う個所がいくつかある。また、指揮の方では第1番の第2楽章や第3番の第1楽章のように、いささか無難すぎると感じるところもあった。
 とはいえ、全体的には素晴らしい瞬間がたくさんあり、今後の展開に期待が持てる。いずれにせよ、あえてセッションで臨んだ結果がきちんと出ている点は大いに評価したい。(平林 直哉「盤鬼のつぶやき」より)
FOCD-9479
大谷淳子〜私のお気に入り
サン=サーンス:ソナタ 作品167
カユザック:道化師
プーランク:ソナタ
ドビュッシー:ラプソディ 第1番
フランセ:主題と変奏
ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
大谷淳子:クラリネット
パトリック・ジグマノフスキー(P)

録音:2009年7月8-9日 Hakujuホール 、2009年11月11-12日 秩父ミューズパーク音楽堂
クラリネットの新星、待望のソロ・デビューアルバム。大谷は国立音楽大学在学中に渡欧し、ポールデュカ音楽院、ジュネーブ音楽院で研鑽を積み、各国のコンクールで素晴らしい成績を残しました。2007年から2008年にかけてスイスのビエンヌシンフォニー交響楽団、2008年から2009年にはノルウェーのベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団で首席奏者を務めています。ソリストとしても継続的に活動をしており2008年、東京文化会館でのソロデビュー・リサイタルや2009年のHAKUJUホールの公演では日本の聴衆を魅了しました。本CDはその多彩な演奏経験のなかで、常に大谷の身近にあった曲を自らが選曲。大谷淳子の比類ない個性としなやかな魅力が集約されています。(フォンテック)
FOCD-9483(2CD)
漆原朝子/シューベルト:ヴァイオリン作品全集
ソナチネ第1番ニ長調Op.137-I D384
ソナチネ第2番イ短調Op.137-2 D385
ソナチネ第3番ト短調Op.137-3D408
ヴァイオリンと弦楽の為のロンド.イ長調D438*
ソナタイ長調Op.post.162.D574
華麗なロンドロ短調Op.70.D895
幻想曲ハ長調Op.post.159.D934
漆原朝子(Vn)
ベリー・スナイダー(P)、ロータスQ

録音:2008年10月2日埼玉芸術劇場*、2009年10月14−16日みつなかホール
漆原朝子は東京薪術大学附属高校在学中に第2回日本国際音楽⊃ンクールで最年少優勝し、その後ジュ リアード音楽院に留学しました。以来、国際的に活躍しています。 漆原は現代音楽を含め、幅広いレパートリーがありますが、近年では2003年にシューマンのヴァイオ リン・ソナタ全曲(FOCD3502)、2005年にはブラームスのヴァイオリン・ソナタ全曲(FO(ゴD9235) をリリース。いずれもロマン派の大家の魅力を余すところなく伝える録音として好評を得ました。 2009年には長く共演しているベリー・スナイダーと共にオール・シュー,ベルト・プログラムによるツ アーを行っており、本作はベストのタイミングで収録された、シューベルトのヴァイオリン作品全集で す。繊細さと大胆さを合わせ持ち、知性に裏打ちされた漆原の演奏は、シューベルトの神髄へと迫るも のです。 また「ヴァイオリンと弦楽のためのロンド」で協演したロータス・カルテットは日本で設立され、国際 的に活躍する常設弦楽四重奏団としては、東京カルテット以降、唯一の団体です。(フォンテック)
FOCD-9485
ヨハン・デ・メイ:交響曲第1番「指輪物語」
ジェイムス・バーンズ:交響曲第3番Op.89
秋山和慶(指)大阪市音楽団

録音:2010年6月12日 ザ・シンフォ二ーホール・ライヴ(大阪市音楽団第100回記念定期演奏会)
今回収録された2曲は市音によって1992年第64回定期で日本初演されたデ・メイの「指環物語」と1996年第72回定期で世界初演されたバーンズの「交響曲第3番」です。両曲とも市音と深い関わりがあり、第IOO回記念定期演奏会にふさわしい名曲です。 市音が1990年代の定期演奏会でとりあげ、世界に向けて羽はたくきっかけとなった2曲を芸術顧問・特別指揮者の秋山和慶が再演しました。今、新しい作曲家たちによって多くの吹奏楽による交響曲が誕生しています。吹奏楽の素晴らしさを改めて体験して頂ける2大交響曲作品です。(フォンテック)
FOCD-9486
2010年12月21日発売
渾畑恵美/にほんのうた2
さより(北原白秋・詩/團伊玖磨・曲)
雪女(北原白秋・詩/團伊玖磨・曲)
秋の野(北原白秋・詩/團伊玖磨・曲)
ぞうさん(まどみちお・詩/團伊玖磨・曲)
花の街(江間章子・詩/團伊玖磨・曲)
やぎさんゆうぴん(まどみちお・詩/團伊玖磨・曲)
おつかいありさん(関根榮一・詩/團伊玖磨・曲)
子守うた(野上彰・詩/團伊玖磨・曲)
ねむの木の子守唄(美智子皇后・詩/山本正美・曲)
ちいさい秋みつけた(サトウハチロー・詩/中田喜直・曲)
春よ来い(相馬御風・詩/弘田竜太郎・曲)
おぼろ月夜(高野辰之・詩/岡野貞一・曲)
雪のふるまちを(内村直也・詩/中田喜直・曲)
風の子供(竹久夢二・詩/中田喜直・曲)
おやすみ(三木露風・詩/中田喜直・曲)
里の秋(斎藤信夫・詩/海沼実・曲)
ペチカ(北原白秋・詩/山田耕筰・曲)  −
小さな空(武満徹・詩、曲)
おかあさん(田中ナナ・詩/中田喜直・曲)
揺藍の歌(北原白秋・詩/草川信・曲)
ぴわ(まどみちお・詩/磯部倣・曲)
渾畑恵美(S)
谷池重紬子(P)

録音:2010年6月7-9日富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ
気品のある歌声で、聴いていてホッとする‥そんな潭畑恵美の2枚目のアルバムも、得意とする“にほんのうだです。渾畑恵美は、ソロ活動の他、オペラヘの出演、国内主要オーケストラとの数多くの共演を重ね、その華のある舞台姿で現在最も人気・実力を兼ね備えたソプラノです。今回のアルバムでは2008年に発売した第1作(FOCD9356)以上に、収録曲もひとひねりし、かつておかあさん、おとうさんに歌ってもらった歌、一緒に歌った歌などを数多く収録しました。渾畑恵美と谷池重拍子の表現力と情感豊かな演奏で、ひとつひとつの作品の持つ魅力、“にほんのうだの美しさを味わってもらえたら・・と願っています。 (フォンテック)
FOCD-9487
2010年11月21日発売
シューベルト:泉に寄せてD530/
春にD882/ギリシャの神々D677b
泉のほとりの若者D300/春の想いD686b
ワーグナー:ヴェーゼンドンク歌曲集…天使/止まれ!/
温室で/痛み/夢
R.シュトラウス:私の想いのすべてOp.21-1/
君は心の冠Op.21-2/ダリアOp.10-4
私の心は黙り、冷たいOp.19-6/
二人の秘密をなぜ隠すのOp.19-4
マーラー:リュッケルトの詩による歌曲集…
あなたが美しさゆえに愛するなら/
私の歌を見ないで
私は優しい香りを吸い込んだ/真夜中に
私はこの世から姿を消した
シューベルト:夕映えの中でD799
R.シュトラウス:明日Op.27-4
藤村実穂子(Ms)
ロジャー・ヴィニョーレス(P)

録音:2009年2月25日いずみホール/2月27日しらかわホール
3月1日所沢市民文化センター・ミューズ・マーキーホール
3月3日紀尾井ホール・ライヴ
ヨーロッパをはじめ世界各国を席巻し「現在最高のメゾ」と賞される藤村美穂子。<原点>であるドイツ歌曲によるリサイタル−シューベルト、ワーグナー、マーラー、そしてR.シュトラウス−2009年日本公演ライヴです。 (フォンテック)
FOCD-9489
2011年2月23日発
アート・オプ・マリー・アントワネット
マルティーニ:愛の喜び
アントワネット:それは私の恋人
アントワネット:すてきな肖像画
トラヴァネ:哀れなジャック
モーツァルト:毎年恋する鳥だちよK307
モーツァルト:寂しい森でK308
グレッセ:愛のない人生
アルバネーゼ:私がシダの葉なら
ランバル公妃マリー・ルイーズ:バラの董
サッキーニ:哀れな気持ち
ピッチンニ:腹を立てた女の怒り(オペラ・ブッファ「お歳頃のチェッキーナ」より)
グレトリ:夜になるとあの人に話すのが恐い(オペラ・コミック「獅子王リチャー」より)
グレトリ:愛しい薔薇よ(オペラ・コミック「ゼミールとアゾール」より)
グレトリ:稲妻のように(オペラ・コミック「偽りの魔法」より)
ダレーラク:愛しい人が帰る時には(コメディ「恋狂いの二ーナ」より)
グルック:さようなら、あなたの心に愛を(オペラ「アウリスのイフィジェニー」より)
グルック:運命のままに(オペラ「アウリスのイフィジェニー」より)
グルック:沈黙の服従(オペラ「ォルフェォとエウリディーチェ」より)
ルソー:さあ、踊りましょう(牧歌劇「村の占い師」より)
唐津まゆ子(S)
平井千絵(フォルテピアノ)
渡濃さとみ(バロックVn)

録音:2010年10年19-21日 富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ
バロックから現代まで幅広いレパートリーを持ち、その表情豊かかつ清澄な歌声に定評のあるソプラノ、唐渾まゆ子。フォンテックからのリリース第一弾は、2003年、マリー・アントワネット作詞・作曲の楽曲を日本で初めて発表するなど、彼女のライフワークとも言うべき、王妃マリー・アントワネットにまつわる18世紀後期の楽曲を中心に収録。パリ国立高等音楽院声楽科を経てパリ国立音楽院で古楽を学び、1998年にはウィリアム・クリスティ指揮によるリュリのオペラ、「テゼ(テゼウス)」のヨーロッパツアーに参加、かのレザール・フロリサンに参加した初めての日本人歌手です。レパートリーは非常に広く、バロック音楽からオペラ、歌曲、宗教曲、現代曲にわたります。パリに学び、「同じ異邦人としてアントワネットにシンパシーを感じる」と言う唐潭が、その豪奢傲慢なイメージとはかけ離れだ音楽家マリー・アントワネッドの姿を浮き彫りにします。(フォンテック)
FOCD-9497
2011年2月20日発売
中村滋延:弦楽四重奏曲集
Sovan Matcha 《ソヴァン・マチャ》弦楽四重奏のための音詩
The Sorrowfullsland 《悲しみの島》弦楽四重奏のための音詩
Reap’s End 《リアップの最期》弦楽四重奏のための音詩
Relief 《レリーフ》弦楽四重奏のための
String Quratet “1973” 《弦楽四重奏曲「1973」》
クァルテット・エクセルシオ

録音:2010年8月8-9日 入善町民会館
交響曲4曲を含む膨大な創作を続け、幅広い作曲活動を展開する中村滋延。なかでも視覚的要素を構成に取り入れた音楽作品は際だち、視覚的要素と聴覚的要素の結びつきにコンピュータを積極的に応用することによって「音楽系メディアアート」というジャンルを創成し、注目を集めています。本CDは代表作である弦楽四重奏曲5作品を収録。クァルテット・エクセルシオの演奏は、作品への共感溢れています。(フォンテック)
FOCD-9500
(3CD+3DVD)
2011年10月5日発売
柴田南雄とその時代〜第二期

■CD-1日本の響き
遊楽No.54(1977)
卯月の翠No.69(1981)*
故郷の土No.74(1982)#
SUMPOSION(饗宴)No.82(1984)##

■CD-2梁塵秘抄のうた
熊野十二所十二度No.97(1988)
秋来ぬとNo.96(1988)*
美女打見ればNo.107(1992-93)
春立つとNo.101(1989) #

■CD-3晩年の合唱曲
歌物語No.75(1982)
冬の歌No.112(1993)*
三重五章No.118(1994)#

■DVD-1能楽堂の歌劇
往生絵巻No.84(1984)
オルフェオの勝利*

■DVD-2〈みなまた〉と〈深山祖谷山〉
(1)合唱曲「みなまた」no.110(1992)
(2)山祖谷山No.115(1993)*

■DVD-3柴田南雄50年の軌跡
ピアノの為の変奏曲op.1(1941-43)
七段遠音No.109(1992)*
歌仙一巻「狂句こがらしの」no.59(1978-79) **
パイドロス―はばたくエロスNo.58(1978) #
■CD-1
渡邊暁雄(指)東京都SO
録音:1977/9/13 東京文化会館
沢井忠夫(箏)*
録音:1981/6/12 コロムビア第1スタジオ *
谷篤(Br)#、田中之雄(琵琶)#
録音:2003/12/2 東京文化会館小ホール#
沢井一恵(十七絃箏)##、吉原すみれ(打楽器)##
録音:1984/6 スイス ラジオDRS##

■CD-2
畦地慶司((胡弓・唄)
録音:1996/7/18-19 さいたま芸術劇場
田中信昭(指)新しいcho*、中島裕康(箏)*
録音:2011/2/19 相模湖交流センター*
田中信昭(指)新しいcho**、小川実加子(小鼓)**
録音:2011/2/19 相模湖交流センター**
田中信昭(指)新しいcho#、新保有生(篠笛)#

■CD-3
田中信昭(指)東京混声cho
録音:2011/2/20 相模湖交流センター
西岡茂樹(指)新しいcho*、豊中ユースcho*
録音:2011/7/10 ザ・シンフォニーホール*
当間修一(指)京都モンテヴェルディcho、大阪シュッツcho、名古屋ビクトリアcho#
録音:2011/1/23 知立リリオコンサートホール#

■DVD-1能楽堂の歌劇
収録:1986/2/5 梅若能楽学院会館
収録:1986/2/6梅若能楽学院会館*

■DVD-2
(1)田中信昭(指)第五回県民文化祭「音楽の集い」cho、水俣市袋棒踊り保存会
収録:1992/11/8 水俣市文化会館
(2)西岡茂樹(指)コールヴィリア・深山祖谷山を歌う会・徳山少年少女cho、祖谷衆太鼓
谷智子(朗読)
収録:1995/6/4 徳山市文化会館

■DVD-3
高橋悠治(P)
収録:1995/10/12 響ホール
吉村七重(二十絃箏)*
収録:1995/10/12 響ホール*
数住岸子(Vn)**、高橋悠治(P)**
収録:1995/10/12 響ホール**
谷篤(C.T)#、柴田雄康(リコーダー)#
収録:1995/10/12 響ホール#
作曲家としてだけではなく、音楽学者・評論家までの領域を網羅する活動を通して、新たな音楽への道を聴衆へ拓いた巨人、柴田南雄。その巨視的な世界観を示す偉業の全貌を明らかにするのが、CDとDVDによる「柴田南雄とその時代」です。文化庁芸術祭優秀賞に輝いた前作(FOCD9470/5)に続き、当該<第二期>は、サンガクシャ監修・資料提供による貴重な演奏、記録を3CD/3DVDに集成しました。特にDVD-3に収録の「柴田南雄50年の軌跡」は、1995年、作曲家が79年の生涯の最後に聴衆の前で語ったコンサートの映像です。柴田ゆかりの執筆者によるエッセイと詳細な解説を掲載したブックレットが付属します。
FOCD-9507
2011年4月27日発売
ウィーン弦楽ゾリステン1
モーツァルト:セレナード第13番「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
ディヴェルティメント.ニ長調 K.136(125a)
ディヴェルティメント.変ロ長調K.137(125b)
ディヴェルティメント.ヘ長調 K.138(125c)
ウィーン弦楽ゾリステン

録音:1994年
※ 旧FOCD3285と同内容
「ウィーン弦楽ゾリステン」は、1974年の結成以来、まさにウィーンで、世界最高峰のオーケストラ「ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団」の首席奏者たちを中心とした世界最高峰の弦楽アンサンブルとして世界中の聴衆を魅了しています。数多くのコンサートでは日本をはじめ、ドイツ、スイス、イタリア、フランス等のツアーが含まれ、その中でギドン・クレーメル、ヨゼフ・スーク、ヘルマン・バウマン、ジェームス・レヴァイン、ミッシャ・マイスキーといった世界の名だたる名手と協演しています。レパートリーはウィンナ・ワルツはもちろんのこと、バロックから現代作品に至るあらゆる主要弦楽作品におよんでおり、その優雅でやわらかく明るい響きは定評があります。このアンサンブルのリーダーには、ライナー・ホネック(ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団コンサート・マスター)が2006年まで在籍し演奏活動を行いました。(フォンテック)
FOCD-9508
2011年4月27日発売
ウィーン弦楽ゾリステン2
シューベルト:5つのドイツ舞曲
J・シュトラウスT:エグゼクター・ポルカ
 ケッテンブリュッケ・ワルツ
ヨハン&ヨゼフ・シュトラウス:ピチカート・ポルカ
ヨゼフ・シュトラウス:ポルカ・マズルカ「遠方から」 
 ポルカ「短いことづて」
ランナー:ワルツ「求婚者」
ヨハン・シュトラウス:新ピチカート・ポルカ
クライスラー:ウィーン風小行進曲
 ウィーンの民謡、中国の太鼓
ヴォルフ:イタリアのセレナード
ウィーン弦楽ゾリステン

録音:1996年
※ 旧FOCD3413と同内容
FOCD-9509
2011年4月27日発売
ウィーン弦楽ゾリステン3
ドヴォルザーク:弦楽セレナード Op.22
チャイコフスキー:弦楽セレナードOp.48
ウィーン弦楽ゾリステン

録音:2002年
※ 旧FOCD3499と同内容
FOCD-9517(7CD)
マーラー:交響曲選集 ガリー・ベルティーニ(指)東京都SO

交響曲第4番、亡き子をしのぶ歌…森麻季(S)、クラウス・メルテンス(Bs-Br)
 矢部達哉(Vnソロ)
交響曲第8番…中村智子(S)、
潭畑恵美(S)、半田美和子(S)
 手織佩佐子(A)、
竹本節子(A)
 福井敬(T)、福島明也(Br)、
 長谷川頴(Bs)、関屋晋(指)晋友会cho
 郡司博(指)
 新宿文化センター開館25周年記念cho、
 東京荒川少年少女cho、
 オーケストラとうたうこどもcho

大地の歌…スーザン・プラッツ(Ms)
 ヨルマ・シルヴァスティ(T)

※従来品番:FOCD9182、FOCD9189、FOCD-9195、FOCD9205、FOCD9216、FOCD9259/60
1998年から2005年まで東京都交響楽団で音楽監督を務めた名匠ガリー・ベルティーニ。音楽監督退任後、桂冠指揮者に就任し、都響との新たな展望を感じさせた矢先の急逝(2005年3月17日)は、 全世界の音楽ファンに大きな驚きと悲しみを与えました。 今回、彼が2000年から2004年にかけて都響と共に行った「マーラー・シリーズ」の録音を抜粋し、 BOXセットとして再発売。(フォンテック)
FOCD-9513
2011年6月15日発売
オセロ〜OTHELLO
フィリップ・スパーク:シンフォニエッタ第4番
ルロイ・アンダソン(イェルク・ムルシュインスキ編):ピアノ協奏曲ハ長調*
キャスリン・サルフェルダー:カテドラル
ジュリー・ジロー:ポセイドン[世界初演]
アルフレッド・リード:オセロ(コンサートバンドのためのシンフォニック・ポートレイト)
デイヴ・ブルーベック(ステファン・シュワルギン編):トルコ風ブルーロンド
渡邊一正(指,P*)大飯市音楽団

録音:2010年11月2日 ザ・シンフォニーホール・ライヴ
日本唯一の公立プロ吹奏楽団・大阪市音楽団、最新CDの登場です。1923年誕生、1946年に市民のための吹奏楽団として「大阪市音楽団(市音)」と改称。 1960年4月の第1回定期演奏会からはちょうど50年を数え、日本の専門吹奏楽団の定期公演としては最も長い歴史を築いてきました。そうした意味あいから、2010年11月2日ザ・シンフォニーホールで行われた第101回の定期演奏会は、次の50年に向けての第1歩として、大阪市音楽団にとって、重要な、また記憶されるべき第1歩でした。今回のCDでは、その第101回定期演奏会をライブ収録いたしました。
 「吹奏楽の可能性」というタイトルを掲げた当夜のプログラムは、まさにその第1歩にふさわしいものでした。吹奏楽のオリジナル曲を中心に、世界初演が2曲も含まれ、日本でも演奏されることの珍しいリロイ・アンダソンのピアノ協奏曲から、アルフレッド・リードの名作の一つ、20世紀の吹奏楽曲のスタンダード・ナンバーである「オセロ」まで、変化に富んだ内容となっています。またピアノ協奏曲では、ピアニストとしても才能豊かな指揮者自身がピアノ独奏を受け持ち、市音との息の合った演奏を披露しました。(フォンテック)

FOCD-9525(2CD)
2011年8月3日発売
マーラー:交響曲第9番 山田一雄(指)
新日本フィルハーモニーSO

録音:1986年6月7日東京文化会館ライヴ
※DSD Mastering
山田一雄(1912-91)は2011で没後20年。 古典から現代におよぶ山田のレパートリーのなかで、マーラーは特別な存在です。作曲者が憑依したかのような劇的な演奏は“世界的権威”と呼ぶに相応しく、自他ともに認めるスペシャリストでした。 本CDに収録されているコンサートは、同年に山田一雄が第42回日本芸術院賞を受賞したことを記念して企画されたもので、多くのファンによって長らく発売が待たれていた録音。 マーラーの最高傑作「第九交響曲」―90分を越えるこの演奏は、全身全霊を音楽に捧げた巨匠の魂の鳴動です。(フォンテック)
これはファン垂涎の録音であるということが大いに納得させられる感動的なライヴ!それどころか、日本の地でこれ以上に入魂のマーラーがあり得ることなど想像できないほどの、一線を超えた名演と呼ぶしかありません。山田一雄といえば、死の直前にN響を振ったモーツァルトも心に直接迫る素晴らしい演奏でしたが、やはり本領を存分に発揮し尽くせるのは、古典的な形式を超え、ロマンを豊穣に湛えた作品であることを改めて実感させられます。
第1楽章から音の太い筆致がいかにもヤマカズ。どこまでもゆったりとしたテンポで連綿とフレーズが流れ、全ての音に心のときめきと震えが反映されています。響き全体の洗練よりも内面的な叫びを優先するスタイルが貫かれますが、18:29からのVnソロ、クラリネット、フルートと連動するフレーズでは、早くも現実離れした美を表出。
第2楽章は一変して小気味よいテンポで活力を漲らせ、リズムが根源的に沸き立ちます。第2レントラーでは更に野趣に溢れ、第3レントラーは、近年滅多に耳に出来ぬ濃厚なアゴーギクを披露し、この楽章が舞曲的な愉しさに留まらない意味深さを持つことを知らしめます。特に後半の充実度は格別!第3楽章も確信に満ちた颯爽たる進行。声部同士がぶつかり合う衝撃から生まれる火花のどれを取っても求心力を孕んいます。中間部の宇宙的な広がりもヤマカズの音楽作りの真骨頂と言えましょう。そして終楽章はただただ言葉を失うばかり。もはや、誰の指揮のどこのオーケストラによる演奏かという事実は忘却の彼方へ飛び去り、出てくる音は現世を離れた霊妙を極めた光に彩られています。ホルンが主題を吹いた後の弦の呼吸の深さたるや尋常ではなく、ヤマカズ特有の没入スタイルが完全に芸術的に昇華されている瞬間を体現することになります。しかも胸が張り裂けんばかりの渾身のニュアンスの渦!最後の10分間は、あまりの緊張に聴いていても呼吸が苦しくなるほど至純な音の塊!クライマックスでのシンバルがスパークする力感、最弱音の信じ難いクオリティの高さなど、まさにそれ以外の演奏など想定できない極限の感興を持って迫り、演奏にたっぷり30分を要したことの必然性も大いに痛感。
ムーディな残響とは無縁の東京文化会館での録音という点も、この生々しい感動に大きく貢献しています。【湧々堂】
FOCD-9524
2011年7月6日発売
つながれ心つながれ力〜がんばれ仙台フィル
(1)ベートーヴェン:交響曲第8番
(2)シューマン:交響曲第4番ニ短調
(3)ラヴェル:ラ・ヴァルス
(1)小泉和裕(指)
(2) 山下一史(指)
(3)パスカル・ヴェロ(指)

(1)FOCD9299に収録
(2)FOCD9456に収録
(3)FOCD9296に収録
東日本大震災で未曾有の被害を受けた東北地方を活動拠点にしている仙台フィル。多くのホールが損傷したことにより、被災から3ヶ月の間に予定していた公演のほとんどは開催できなくなりました。しかし、「音楽の力による復興センター」を立ち上げ、震災の2週間後には復興コンサート「鎮魂、そして希望」を開催。「つながれ心、つながれ力」を音に込め、その後、避難所・学校・街角などで150回以上の演奏をおこない、被災された人々に寄り添い、癒し・潤いそして希望を届け、復興に向けた絆を紡いでいます。
本CDは、現指揮者陣であるパスカル・ヴェロ、山下一史、小泉和裕による仙台フィル選りすぐりの名演を収録しています。(本CDの売上は、仙台フィル「音楽の力による復興センター」事業へ寄付いたします)(フォンテック)
FOCD-9527(2CD)
2011年8月3日発売
芥川也寸志:作品集
交響三章―トリニタ・シンフォニカ#
交響管弦楽のための音楽
絃楽のための三楽章―トリプティーク
“自作と新響を語る”
“リハーサル風景”「交響三章―トリニタ・シンフォニカ」より、
「交響管弦楽のための音楽」より
交響曲第1番/エローラ交響曲
チェロとオーケストラのためのコンチェルト・オスティナート*
アレグロ・オスティナート
武蔵坊弁慶(1986)
“リハーサル風景”「エローラ交響曲」より
芥川也寸志 (指)
山岡重信(指)*
安田謙一郎(Vc)*
新交響楽団

録音:1986年11月30日/1979年8月4日#
1981年7月29日* 東京文化会館
フォンテックの持つ膨大かつ貴重な、日本の現代音楽の音源を再構成し、4タイトル一挙発売します。 本作は、芥川也寸志・早坂文雄・伊福部昭・清瀬保二・小倉朗と、日本の音楽史に燦然とその足跡を残す5人の作曲家にスポットを当てています。 芥川也寸志作品集には、芥川がその創立に大きく関わり、音楽監督を務めた新交響楽団とのリハーサル風景と、芥川本人が自作と新響について語った生の声を収録。伊福部昭作品集には、現在でもファンの間で語り継がれている1980年4月8日 芥川=新響による「シンフォニア・タプカーラ」(初CD化)を収録しています。
FOCD-9529(2CD)
2011年8月3日発売
早坂文雄:作品集
古代の舞曲
左方の舞と右方の舞*
映画音楽「羅生門」から**
管弦楽のための変容**
交響的組曲「ユーカラ」#
芥川也寸志(指)新交響楽団
山田一雄 (指)日本フィルハーモニーSO#

録音:1979年4月6日**、1987年2月1日*、1986年4月11日#
東京文化会館、サントリーホール*
FOCD-9531(2CD)
2011年8月3日発売
伊福部昭:作品集
Disc1
日本狂詩曲
土俗的三連歌*/交響譚詩**
タプカーラ交響曲**
Disc2
ピアノと管弦楽のためのリトミカ・オスティナータ
ヴァイオリン協奏曲第2番**
オーケストラとマリンバのためのラウダ・コンチェルタータ*
山田一雄(指)新星日本SO*
芥川也寸志 (指)新交響楽団**
井上道義 (指)東京SO*
小林武史(Vn)
安倍圭子(マリンバ)

録音:1980年5月13日、1986年5月27日、1977年8月8日、1980年4月6日、1983年2月10日、979年9月12日
東京文化会館、フェスティバルホール、簡易保険ホール
FOCD-9533(2CD)
2011年8月3日発売
清瀬保二、小倉朗:作品集
清瀬保二:原始的舞踊
 エレジー 挽歌―亡き母に捧ぐ―
 ピアノ協奏曲
 日本祭礼舞曲
小倉朗:交響組曲イ短調*
 管弦楽のための舞踊組曲**
 オーケストラのためのブルレスク#
 交響曲 ト調#
 オーケストラのためのコンポジション 嬰へ調##
芥川也寸志 (指)新交響楽団
林光(P)

録音:1982年4月2日、1983年4月3日*
1987年2月1日**
1978年4月1日#
1978年4月26日##
東京文化会館、サントリーホール**、日比谷公会堂##
FOCD-9538
2011年12月7日発売
有森 博 /カバレフスキー3
カバレフスキー:24の前奏曲 Op.38
24の小品集 Op.39
やさしい変奏曲集 Op.40
有森博(P)

録音:2011年2月17-19日 富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ セッション録音
「カバレフスキー2」(FOCD9446)「ロシア・バレエの誘惑」(FOCD9447)に続く、有森 博の新録音2タイトル同時リリース。教材としての需要も高いながら入手できるCDの少ない「カバレフスキー」シリーズは、今作で第3弾。カタログとしての価値は言うまでもなく、有森の演奏が作品の音楽的充実ぶりを浮き彫りにしています。(フォンテック)
FOCD-9539
2011年12月7日発売
チャイコフスキーにつつまれて
チャイコフスキー:四季 Op.37b
 即興曲「抒情的な時」
 子守歌 Op.16-1
パプスト:チャイコフスキーのバレエ「眠れる森の美女」による演奏会用パラフレーズ
 チャイコフスキーの「エフゲニー・オネーギン」による演奏会用パラフレーズ Op.81
有森博(P)

録音:2011年3月22-24日 富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ セッション録音
単なる“チャイコフスキー作品集”にとどまらぬあたり、モスクワと日本を往復しながらロシア音楽に継続的に取り組む有森ならではの、こだわりの選曲が光ります。(フォンテック)
FOCD-9541
2011年11月2日発売
ショスタコーヴィチ(ハンスバーガー編):祝典序曲 作品96
ヒル:セント・アンソニー・ヴァリエーション
ワーグナー(カイエ編):歌劇「ローエングリン」から エルザの大聖堂への行列
大栗裕:吹奏楽のための「大阪俗謡による幻想曲」
ミッチェル:海の歌
チャンス:朝鮮民謡の主題による変奏曲
ネリベル:交響的断章
リード:アルメニアン・ダンス パート1
東海林 :ディスコ・キッド
スパーク:陽はまた昇る
現田茂夫(指)大阪市音楽団

録音:2011年6月10  ザ・シンフォニーホール ライヴ
大阪市音楽団第102回定期演奏会のライヴ録音。 この演奏会は“青春の吹奏楽 〜懐かしい青春の日々が今再び〜”と題して行われました。 前半ではかつて、吹奏楽コンクール全国大会の名演によって一躍吹奏楽レパートリーとなった曲が取り上げられ、後半では1960年代から日本の多くのバンドが盛んに演奏し、吹奏楽作品としてひとつの歴史を築いた曲が取り上げられています。 若かりし頃演奏した思い出の曲、また年を経ても今なお演奏する機会を持ち、現在青春まっただ中の人、すべての吹奏楽人が経験する作品ばかりです。 現田茂夫を指揮に迎えた大阪市音が、数多くの吹奏楽人が一度は通過するレパートリーを通して白熱の名演を展開しています。(フォンテック)
FOCD-9542
ベルリン・フィルハーモニー・ホルン・カルテット
ベスト・オブ・ザ・ウェスト(名作西部劇より)
オールマン・リバー
ベサメ・ムーチョ
コンドルは飛んでいく
アリア・カンティレーナ(ブラジル風バッハ 第5番 第1楽章)
粉屋の踊り(「三角帽子」より)
パリの空の下
フォー・コーナーズ(イギリス各地の民謡より)
アニトラの踊り
ソルヴェイグの歌
山の魔王の宮殿にて
ピツィカート・ポルカ
フニクリ・フニクラ
誰も寝てはならぬ
カリンカ
ライオンは寝ている
ワンタン・ホルンズ(チャイニーズ・キッチン・ドリームズ)
ずいずいずっころばし
東京地下鉄ポルカ(または「西高島平」)
ワルチング・マチルダ
ブラームスの子守唄
ベルリン・フィルハーモニー・ホルン・カルテット
【シュテファン・ドール
ファーガス・マックウィリアム
クラウス・ヴァレンドルフ
サラ・ウィリス】
(ベルリン・フィル・ホルン・セクションより)

録音:2011年ベルリン・フィルハーモニー 室内楽ホール
オーケストラ界の世界最高峰、ベルリン・フィル。そのホルン・セクションの選抜メンバー4人から、世界旅行への招待状が届きました。アメリカ西部を皮切りに、南米、ヨーロッパ、ロシア、アフリカ、アジア、そしてオーストラリアを経てドイツに戻る、世界一周の音絵巻。その世界最強のテクニック・アンサンブル能力を駆使し、時にはおふざけまでこなしてしまう贅の尽くしよう。日本びいきの彼ららしく、日本にまつわる曲が2曲入っているあたりも、嬉しいポイントです。(フォンテック)
FOCD-9543
2011年11月2日発売
マリンバ・クラシックス〜木琴のぬくもり
ベートーヴェン:エリーゼのために
パッヘルベル:カノン
バッハ:G線上のアリア
リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行
ジョップリン:エンターティナー
ショパン:幻想即興曲
ブラームス:子守歌
モンティ:チャルダッシュ
ベートーヴェン:ピアノソナタ悲愴より第2楽章
日本民謡:さくら
日本民謡:津軽じょんがら節
唱歌:ふるさと
野尻小矢佳:フラワー

■ボーナス・トラック
いずみたく:語り見上げてごらん夜の星を
野代祐樹:マリンバのための夜想曲(チャリティー公演委嘱作品)
野尻小矢佳(マリンバ、シロフォン)

録音:2011年7月12、13日富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ(セッション録音)
野尻小矢佳(のじり・さやか)は2007年、武蔵野音楽大学打楽器科卒、同特修科終了。マリンバ・打楽器を工藤昭二・美恵、吉原すみれ、高橋美智子、中谷孝哉、ラテンパーカッションを石川武、吹奏楽をRay E. Cramer各氏に師事。卒業後、第23回打楽器新人演奏会グランプリ他、多数の受賞歴があります。ジャンルの垣根を越え、様々な楽器を多様な奏法で縦横無尽に演奏するスタイルは、各方面から注目を集めています。 第2弾となる本CDは、マリンバ・シロフォンのみでお届けする名曲アルバムです。 編曲も、全て本人が手がけており、バラエティに富んだアレンジも聴き所です。 今の時代の空気をいっぱいに吸い込んだ野尻が、古き良き時代の薫りを大事にしながら、さまざまな木琴のぬくもりをみなさんにお届けします。(フォンテック)
「『マリンバ・クラシックス』に収められている厳選された作品は、世界中の音楽家を楽しませてくれることでしょう。
野尻小矢佳さんは、彼女のもつ素晴らしいテ クニック、創造性、音楽的感性を活かし、その卓越した力量を発揮しています。このCDは音楽家の耳を存分に喜ばせてくれる一枚です。」
レイ・E・クレーマー(指揮者。インディアナ大学名誉教授、武蔵野音楽大学名誉教授)
FOCD-9545
2012年1月11日発売
朴葵姫/SONATA NOIR
M.リョベート:ソルの主題による変奏曲
 レオネーサ/スケルツォ・ワルツ
L.ブローウェル:ソナタ
M.ロージャ:ソナタ
L.バークリー:ソナチネ
朴 葵姫(G)

録音:2011年1月26-28日、8月23日 秩父ミューズパーク音楽堂
クラシック音楽界の次代を担う『ギターの天使』朴 葵姫(パク・キュヒ)、待望のセカンドアルバムが早くも登場です!韓国仁川で生まれ、横浜にてギターを始めた朴 葵姫は、幼少の頃からその才能を萌芽。06年にウィーン国立音楽大学に留学後、さらにその才能を開花させ、ドイツ・ハインツベルグ国際ギターコンクール第1位及び聴衆賞、ベルギー“ギターの春 2008”コンクール第1位など、数々の主要な国際ギターコンクールで受賞を続けています。04年に小沢征爾指揮によるオペラ公演に参加、また09年ハクジュホールのギター・フェスティバルに参加するなど、演奏家としてのキャリアも確実に重ねており、11年2月武蔵野市民文化会館でのリサイタルは、NHK「クラシック倶楽部」(BSプレミアム)及びNHK-FMにて放送されました。10年7月、フォンテックより「Sueno スエーニョ〜夢」(FOCD9480)でCDデビュー。レコード芸術〈特選盤〉をはじめ、各音楽誌・新聞などからも好評を得ています。セカンドアルバムとなる本作は、柔らかなイメージの前作からは一転、天使のようなその姿からは想像もつかないような峻厳な内容を含んでいます。清冽な曲調で人気の高いブローウェルのソナタ、古典と現代が融合をみせるバークリーのソナチネをはじめ、「ベン・ハー」などの映画音楽で知られるロージャのソナタなど、ヨーロッパで若くして数多くの研鑽を積んだ、朴ならではの選曲が光ります。(フォンテック)
FOCD-9547
2011年11月2日発売
トロバ:アレグレット(“ソナチネ”より)、ブルガレーサ (“性格的小品集”より)
ヴィラ=ロボス:エチュード 第10番、5番、7番(“12のエチュード”(1928年版)より)
ブローウェル:.パスクィーニのトッカータ(“ソナタ”より 第3楽章)
バッハ:プレリュード(“プレリュード―フーガ―アレグロ BWV998”より)、プレリュード(“組曲 ホ長調 BWV1006a”より)
スペイン民謡:禁じられた遊び(初収録)
アルベニス:入江のざわめき
グラナドス:スペイン舞曲 第5番 オリエンタル(藤井眞吾 編)
タレガ:エンデチャ・オレムス
レニャーニ:カプリス 第15番、7番、22番、36番(“36のカプリス Op.20”より)
ソル:ソナタ Op.15-2
アグアド:カンタービレ
カルリ:アンダンティーノ(初収録)
N.コスト:アンダンテとポロネーズ Op.44(ジュラの想い出)
益田正洋(G)
卓越したテクニックと類いまれな“歌ごころ”を併せ持ち、常に進化を続けてきたギタリスト・益田正洋。史上最年少でクラシカルギターコンクール第1位を獲得、その翌年の91年には既にそのキャリアをスタートさせた益田は、本年、なんとデビュー20周年を迎えます。 ジュリアード音楽院を首席で卒業、帰国ののち、フォンテックから発売した珠玉の7枚のアルバムからさらに名曲を厳選し、デビュー20周年を記念したベストアルバムを発売します。 バロックから現代曲まで、幅広いレパートリーを持つ益田ならではの選曲は、ギターファンのみならず、全ての音楽ファンにとって「宝石」と呼ぶにふさわしい名演揃いです。 世界で最も有名なギター曲と言っても過言ではない「禁じられた遊び」と、益田が子供のころから愛奏してきた小品「アンダンティーノ」(カルリ)を初収録。 日本を代表するギタリストの一人となった音楽家・益田正洋の「今まで」と「これから」がつまった至高の一枚をお届けします。(フォンテック)
FOCD-9548(2CD)
2012年1月18日発売
続・風の風伝(ことづて)
津軽の今昔(三味線じょんから〜津軽よされ節メドレー)
津軽じょんから旧節(唄)
弥三郎節(唄)/十三の砂山
津軽三味線掛け合い
津軽じょんから新節(竹山流)
田名部お島こ節(唄)
綜合曲/鰺ヶ沢甚句(唄)
風の盆(越中おわら節)/秋田荷方節
津軽じょんから節(たたき三味線)
古調あいや節(唄)/津軽じょんから中節
古調よされ節(唄)/即興曲
小林史佳(津軽三味線)
初代須藤雲栄(唄)
高橋竹育(津軽三味線・太鼓)
新潟高橋竹山会

録音:2011年5月28日 あゆす会館(新潟県佐渡市小木町) ライブ
佐渡島(新潟県)最南端の小木港は、江戸中期には新潟・酒田・秋田・鰺ヶ沢などと並び北前船の寄港地でした。物資とともに文化も海を渡り、「佐渡おけさ」や「越後おけさ」が伝わった津軽の地で「津軽あいや節」となり歌い継がれています。その小木の地で新潟を拠点に活躍する津軽三味線プレイヤー・小林史佳が「あいや節」のルーツをたどり行った演奏会のライブを収録したのが今回発売するアルバムです。2010年1月に発売した「風の風伝」(FOCD9452)でも素晴らしい唄を披露してくれた、初代須藤雲栄師との共演による6曲の津軽民謡も含め、津軽三味線の魅力、伝統音楽の持つ面白さを存分に伝えてくれます。(フォンテック)
FOCD-9551
2012年5月9日発売
平井千絵/モーツァルト:ピアノ作品集
ソナタ第10番ハ長調KV330
ソナタ第11番イ長調 KV331「トルコ行進曲付き」
幻想曲とソナタ.ハ短調 KV475/457
平井千絵(フォルテピアノ)
※使用楽器:ヘラート・タウンマン製作(2004年)、1790年製作アントン・ワルターのコピー

録音:2011/10/19-21 杜のホールはしもと
オランダで研鑽を積んだフォルテピアノ奏者、平井千絵によるモーツァルト作品集第一弾。平井千絵は桐朋学園大学ピアノ科在学中に、故小島芳子の演奏を通じてフォルテピアノと出会い、卒業後同氏に師事。その後、オランダのデン・ハーグ王立音楽院古楽科へ留学し、修士課程を首席で卒業、その後はオランダを拠点に国内外で演奏活動を続けています。かつては珍しかったフォルテピアノも近年では研究が進み、多くの成果が演奏に反映されるようになりました。今回の録音で使用した楽器は、モーツァルトが愛用していたとされる、アントン・ワルターが初期に制作したピアノを忠実に再現したものを使用しています。平井の演奏は広範な専門知識と確かなテクニックで裏付けられており、当時の響きを蘇らせるだけではなく、聴くものを惹きつける瑞々しい感性に溢れています。(フォンテック)
FOCD-9552(1SACD)
2012年6月6日発売
SOLO/渡辺玲子
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第6番ホ長調Op.27-6
ヒンデミット:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番Op.31-1
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番ホ長調 BWV1006
佐藤眞:無伴奏ヴァイオリンのための幻想曲
エルンスト:シューベルトの「魔王」による大奇想曲 Op.26
 多声的練習曲 第6番「夏の名残り
渡辺玲子(Vn)
使用楽器:日本音楽財団所有 グァルネリ・デル・ジェス1736年製「ムンツ」

録音:2010年9月13-15日、2011年2月3・4日 軽井沢大賀ホール
世界の楽壇をリードするヴァイオリニスト渡辺玲子、無伴奏作品集でフォンテック初登場。 シノーポリ/ドレスデン・シュターツカペレと共演したベルクの協奏曲でデビュー以来、数々の名盤を世に問うてきた渡辺。バッハから佐藤眞までの技術、そして精神の超絶技巧を要求する無伴奏作品群で、満を持しての新譜をリリースします。 本CDについて、渡辺は以下のメッセージを寄せています。
無伴奏ヴァイオリンのための作品を集めたCDの録音は、私の心の中で数年前からの懸案でした。ようやくここに完成できたことを嬉しく思います。 ヴァイオリンは多様な魅力を持った楽器です。多種多様な奏法とその組み合わせで、驚くほど多彩な音色を生み出すのです。 今回のプログラムでは、バッハのパルティータ第3番に加え、エルンストの超絶技巧の作品、そしアイロニーとウィットに富んだヒンデミットのソナタなどで、私の「今」を聴いて頂きたく思います。 (渡辺玲子)
FOCD-9553(1SACD)
2012年5月23日発売
岡崎慶輔&伊藤恵/DUO 3
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第7番 ハ短調 Op.31-2
シューベルト:幻想曲 D934, Op.post.159
岡崎慶輔(Vn)、伊藤 恵(P)

録音:2011年8月29-31日 神戸新聞松方ホール
ともにミュンヘン国際コンクールで優勝し、共通の音楽語法をもって交感する岡崎・伊藤デュオ。ヨーロッパ音楽の正統的スタイルを基底におく両者の格調高い演奏は、無限の可能性を秘めています。“クロイツェル&フランク”(FOCD9373)“DUO 2”(FOCD9454)で、その突き抜けた実力を明らかにした両者ですが、CD第3弾は、シリーズの核となるベートーヴェンとロマン派ヴァイオリン音楽の扉を開いたシューベルトの傑作「幻想曲」を収録。時代様式をふまえながら、ヴァイオリン+ピアノ音楽の魅力を余すことなく伝える岡崎と伊藤。その幸福な邂逅は漸進を続けます。(フォンテック)
FOCD-9554
2012年5月9日発売
伊藤 恵/ピアノ通信
シューマン:アラベスクOp.18
ショパン:マズルカ イ短調 Op.67-4
 子犬のワルツ 変ニ長調 Op.64-1
 幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66
ドビュッシー:月の光/夢
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
スクリャービン:前奏曲 イ短調 Op.11-2
 エチュード 嬰ハ短調 Op.42-5
ブラームス:間奏曲ホ長調 Op.116-4
リスト:愛の夢 第3番
ワーグナー(リスト編):イゾルデの愛の死
伊藤恵(P)
伊藤 恵による可憐な小品集、「ピアノ通信」がDSDリマスタリングによって、装いも新たに再発売になります。ロマン派の名作を中心とする、「物語」を感じさせる選曲になっており、ピアノの響き、そして伊藤の魅力を堪能できるアルバムです。(フォンテック)
FOCD-9555
2012年5月9日発売
武満 徹:ピアノ作品集/藤井一興
雨の樹素描(1982)/閉じた眼(1979)
フォー・アウェイ(1973)
ピアノ・ディスタンス(1961)
遮られない休息(1952/59)
2つのレント(1950)
藤井一興(P)
武満の処女作であり、本作に於いて初音源化された「2つのレント」を含むピアノ作品集の再発売(旧品番:FOCD3202)です。当初「2つのレント」を音源化することに乗り気ではなかった武満が、藤井による本作の録音を聴いて「このレコードに限って収録を許可します」と認めた、というエピソードが残っています。(フォンテック)
FOCD-9556
2012年5月9日発売
どですかでん〜武満徹/鈴木大介
小さな空*
三月のうた(映画「最後の審判」から)*
ギターのための12の歌
訓練と休息の音楽(映画「ホゼー・トレス」から)*
海へ#
どですかでん(映画「どですかでん」から)*
青春群像(映画「写楽」から)*
鈴木大介(G)、渡辺香津美(G)*
岩佐和弘(アルトFl)#
武満本人から「今まで聴いたことがないようなギタリスト」と評された鈴木大介による、武満没後5年追悼盤の再発売(旧品番:FOCD9145)です。1999年2月20日に東京オペラシティで行われた、武満の追悼コンサートで共演した世界的ギタリスト・渡辺香津美とのデュオによる5曲が収録されています。(フォンテック)
FOCD-9557(2CD)
2012年6月6日発売
欲望という名の電車
Disc-1
[1] バレエ音楽「白鳥の湖」から 序奏〜情景〈第1幕〉:チャイコフスキー 作曲/淀 彰 編曲
[2]-[10] 〜宮川彬良の音楽塾〜“リロイ・アンダソン勉強会”(トーク:宮川彬良)
トランペット吹きの休日、タイプライター、トランペット吹きの子守歌、シンコペーテッド・クロック、ホーム・ストレッチ
[11]-[14] 組曲「宇宙戦艦ヤマト」:宮川 泰 作曲 / 宮川彬良 編曲 T. 序曲 U. 宇宙戦艦ヤマト V. 出撃 W. 大いなる愛

Disc-2
[1]-[8] バレエ音楽「欲望という名の電車」から: 宮川彬良 作曲 / 宮川彬良 編曲 T.鏡〜病院 U.街 V.孤独 W. 博奕 X.少年 Y.愛欲 Z.迷宮 [.幻
[9] シャル・ウィ・ダンス?:R.ロジャース 作曲 / 宮川彬良 編曲
[10] ファイブ・サックス・コンチェルト〈見上げてごらん夜の星を〉:いずみたく、リロイ・アンダソン 作曲 / 宮川彬良 編曲
宮川彬良(指)大阪市音楽団

録音:2011年11月4日 ザ・シンフォニーホール・ライヴ
大阪市音楽団アーティスティック・ディレクターでもある宮川彬良はバレエやダンスといった“踊り”に対して大変深い思い入れがあり、前回共演の「ウェストサイド物語〜シンフォニック・ダンス」(FOCD9461)でも素晴らしい名演を生みました。
 前半では“宮川彬良の音楽塾〜リロイ・アンダソン勉強会”と題してリロイ・アンダソンの音楽を大阪市音楽団のサウンドとアキラさんの楽しいトークを含め収録。このコーナーを聴くととても幸福で少しだけ賢くなった自分に気づくことでしょう。
 そしてご存知組曲「宇宙戦艦ヤマト」、東日本大震災義援金プロジェクトとしてこの曲の楽譜の売り上げと作曲者の印税全額が全日本吹奏楽連盟を通じて被災地に寄付されたことから改めて吹奏楽ファンに大人気の曲となりました。
タイトル曲「欲望という名の電車」の原作は、テネシー・ウィリアムズ作の戯曲で、アメリカ・ニューオリンズが舞台ですが、これを日本の大正時代に置き換え、脚本化し、創作舞踊劇場にて上演した際に宮川彬良氏が音楽を担当しました。この舞台は日本舞踊だったのです。そして2011年の1月にはこの創作舞踊のパリ公演を大成功させています。その音楽をこの演奏会のために編曲した最新作で、吹奏楽版は世界初演。日本舞踊と吹奏楽、ここでも宮川彬良の新たな試みが如何なく発揮されています。
 さらにこの日のアンコールとして演奏された、踊りをテーマにした「シャル・ウィ・ダンス?」と日本人の心にしっかり浸透した旋律を基にした「ファイブ・サックス・コンチェルト」、楽しい2つの作品を収録しています。(フォンテック)
FOCD-9559(1SACD)
2012年6月6日発売
ベルギー落下傘兵行進曲/ベスト オブ マーチ2
■日本
ルルー:陸軍分列行進曲
田辺恒弥:我が山河
須摩洋朔:行進曲「大空」
黛敏郎:行進曲「黎明」
■ドイツ・オーストリア
J.F.ワーグナー:双頭の鷲の旗の下に
A. P. シェルツァー:バイエルン分列行進曲
G. マイスナー:故郷をあとに
■アメリカ
スーザ:星条旗よ永遠なれ、海を越える握手
クラウディオ・S・グラフーラ(グラフラ):ワシントン・グレイス
ジョン・C・ヒード:嵐と陽光の中に
フィルモア:サーカス・ビー
■イギリス
アルフォード:消えた軍隊
ホルスト:ムーアサイド行進曲

■フランス
サン=サーンス:アルジェリア組曲より「フランス軍隊行進曲」
ガンヌ:勝利の父
■ベルギー
リーマンス:ベルギー落下傘兵行進曲
■イタリア
チレネイ:行進曲「忠誠」(大いなる忠誠)
武田 晃 隊長・一等陸佐(指)
陸上自衛隊中央音楽隊

録音:2011年9月29-30日 所沢ミューズ アークホール
武田 晃 隊長のもと、日本を代表する吹奏楽団としてめざましい活躍を続ける陸上自衛隊中央音楽隊。「On the Mall 木陰の散歩道 ―ベスト オブ マーチ―」(FOCD9453)に続く、待望の“ベスト オブ マーチ”第2弾。前作に引き続き、日本をはじめドイツ、オーストリア、アメリカ、イギリス、フランス、ベルギー、イタリアと、世界各国のマーチを収録。他のどのバンドにも負けない絶対的なレパートリーとしての“マーチ”を持つ、日本屈指のプロフェッショナルバンドとして、その実力と高い音楽性をいかんなく発揮しています。(フォンテック)
FOCD-9560
2012年6月20日発売
湯浅譲二:室内楽作品集2
7人の奏者のためのプロジェクションズ(1955/56)
室内オーケストラためのプロジェクション(2008/10)
世阿彌・九位 4チャンネルテープと室内アンサンブルのための(2008/10)
板倉康明(指)東京シンフォニエッタ

録音:2010年12月10日 東京文化会館小ホール ライヴ
2004年「オーケストラル・シーン」(FOCD3506)、2007年「オーケストラの時の時」(FOCD9288)、2009年「室内楽作品集」(FOCD9429)に続く、湯浅譲二作品集第4弾。2010年12月におこなわれた東京シンフォニエッタ公演「湯浅譲二特集」から、創作期間が半世紀におよぶ3作品を厳選。80歳を過ぎた現在もヴァイタルな活動を続ける作曲家の一貫した作風と円熟を俯瞰する内容です。なかでも「世阿彌・九位」は、IRCAMの委嘱による大作で、エレクトロニクスを伴う作品の頂点を極めています。
FOCD-9561(2CD)
2012年8月8日発売
日本抒情歌曲集
荒城の月(土井晩翠:詩・滝廉太郎:曲)
箱根八里(鳥居 忱:詩・滝廉太郎:曲)
からたちの花(北原白秋:詩・山田耕筰:曲)
中国地方の子守歌(日本民謡・山田耕筰:曲)
城ヶ島の雨(北原白秋:詩・梁田 貞:曲)
椰子の実(島崎藤村:詩・大中寅二:曲)
浜辺の歌(林 古渓:詩・成田為三:曲)
お菓子と娘(西条八十:詩・橋本国彦:曲)
ちんちん千鳥(北原白秋:詩・近衛秀麿:曲)
叱られて(清水かつら:詩・弘田龍太郎:曲)
カチューシャの唄(島村抱月・相馬御風:詩・中山晋平:曲)
野の羊(大木惇夫:詩・服部 正:曲)
早春賦(吉丸一昌:詩・中田 章:曲)
鉾をおさめて(時雨音羽:詩・中山晋平:曲)
ペチカ(北原白秋:詩・山田耕筰:曲)
曼珠沙華(北原白秋:詩・山田耕筰:曲)
待ちぼうけ(北原白秋:詩・山田耕筰:曲)
かやの木山の(北原白秋:詩・山田耕筰:曲)
ゴンドラの唄(吉井 勇:詩・中山晋平:曲)
この道(北原白秋:詩・山田耕筰:曲)
死んだ男の残したものは(谷川俊太郎:詩・武満徹:曲)
林光(指、P、編曲、話)
東京混声Cho

録音:2011年6月19日(東京混声合唱団創立55周年記念特別演奏会のライブ

楽譜:全音楽譜出版社刊 林光編曲 日本抒情歌曲集 混声合唱による
音楽家という枠に収まらないその独自な活動によって、現代日本の芸術文化の一翼を牽引した林 光(1931-2012)。本年1月5日の急逝は多方面にわたって大きな悲しみと衝撃を与え、その計り知れない業績と影響力をあらたに再認識することとなりました。本作はいまだ記憶に新しい、東京混声合唱団(東混)創立55周年記念特別演奏会(2011年6月19日)のライブ録音です。演奏プログラムは、東混の求めに応じて1964〜80年に林によって編曲された「日本抒情歌曲集」全曲。たんねんに選曲され、原曲の魅力を損なわず、新しい光を当てられた日本の名曲たちを、林 光本人の弾き振りと、数々の作品を林に委嘱し、演奏してきた東混の歌により、それぞれが一粒の宝石のような輝きを放ちます。演奏会当日の林 光の肉声(お話)も収録。

「日本抒情歌曲集」は、共に30代だった岩城宏之との、忘れられないしごとの一つ。そのもとには、ふたりがこのクニの作曲の先達たちの不朽のメロディーに寄せる畏敬の念がある。もともと、岩城が振り、林が弾くというコンセプトではじまった曲集にもかかわらず、林が本番でどうしても間違えずに弾けない曲があり、岩城はそれを面白がって林とのコンサートには忘れずにその曲を入れるのだった。 編曲の手法はさまざまで、というより曲ごとに原曲にない楽しみを見つけようとした。 「浜辺の歌」の伴奏部にはあの「歌の翼に乗って」が一瞬顔を出す。「早春賦」では、作曲者の背中をひょいと押したにちがいない「春へのあこがれ」が一瞬どころか大きな顔してしゃしゃり出て、ピアノ・コンチェルトを奏でてしまう。かと思うと、原作のあまりの見事さに脱帽してそっくりそのまま書き写してしまった「曼珠沙華」など。 「ゴンドラの唄」をお聴きになりながら、完成したばかりの小さな遊園地でブランコに揺られながら、志村喬が♪いーのちーみじーかしー♪とつぶやく「生きる」の一場面を思い出してくださる年輩のお客さまも、いらっしゃるだろうか。――― 林 光(演奏会プログラムより転載)
FOCD-9563
2012年8月8日発売
益田正洋〜カタルーニャ
グラナドス:スペイン舞曲第8番(益田正洋 編)
モンポウ:歌と踊り第6番、第10番(藤井眞吾 編)
モレノ=トローバ:メノルカ島のボレロ

リョベート 編:カタルーニャ民謡集
(哀歌、商人の娘、アメリアの遺言、盗賊の唄、うぐいす、王子、あと取りのリエラ、先生、クリスマスの夜、糸を紡ぐ娘 、羊飼いの娘、レリダの囚人、聖母の御子)
イエペス編:カニグーの山 「2つのカタルーニャ民謡」より
カサド:サルダーナ・キジアーナ、
 カタルーニャの伝説、レオナルドの歌
アルベニス:カタルーニャ(コランダ)〜「スペイン組曲第1集Op.47」〜(バルエコ 編)
カタルーニャ奇想曲〜組曲「スペインOp.165」より(尾尻雅弘 編曲)
益田正洋(G)

録音:2012年3月12-14日 秩父ミューズパーク音楽堂
2011年、若干33歳にしてデビュー20周年を迎えた日本を代表するギタリストの一人、益田正洋。確かなテクニックと類まれな表現力によって奏でられるその“音楽”は、聴く人を感動の渦へと誘います。 前作「iスペイン!」(FOCD9506)に引き続き、益田が取り組むのはスペイン音楽。今作ではその中でもカタルーニャ地方にちなんだ珠玉の名曲の数々を収録しています。 カタルーニャの哀しみを帯びた空気を想起させるその音色は、ギタリスト・益田正洋の新たな一面を示します。益田本人の編曲によるアルベニス「スペイン舞曲第8番」、本年(2012年)没後25年を迎えたモンポウ「歌と踊り6&10番」、タレガの高弟にして名ギタリスト、リョベート編曲による「カタルーニャ民謡集」など、全篇に渡って聴きどころ満載のアルバムです。 リサイタルにせよ、CD録音にせよ、益田正洋が編むプログラムは、つねに興味深い。たまたま手がけた曲目を漫然と並べて弾くようなことは彼はけっしてせず、つねにひとつのテーマを設けて、周到にプログラムを練り上げる。筋の通ったプログラミングなので、聴き手たちも一定のテーマに関する明確なイメージを描くことができ、まとまった知識を得ることで心を豊かにできる。更に、どのような曲を手がけてもつねに的確にその性格と真価とを表現し、鮮明に彩ってみせる彼のギター演奏から、人びとは、プログラムのねらいを観念的にではなく情緒的に受け取る。すなわち、知識は、感動によって潤され、真に忘れ難いものとなるのである。―― 濱田滋郎(ライナーより)
FOCD-9564(4CD)
2013年5月29日発売
フルート・メッセージ・フロム・ヨーコ
林 光:フルートとピアノのためのソナタ
武満徹:独奏フルート奏者のための“ヴォイス”
広瀬量平:フルート独奏のための“讃歌(ルビ:ヒム)”
広瀬量平:フルートとチェンバロのためのソナタ
藤井一興:ソプラノとフルートのための“おままごと”
團伊玖磨:フルートとピアノのためのソナタ
一柳慧:“風の色合い”
福島和夫:“春讃”
藤井一興:“AYA”
林 光:“ファンタジア ヨハン・セバスティアン・・・2”
観世榮夫=林 光:相聞(芥川龍之介の詩による)
園田泰子:三輪の黎明
 ファンタジア
武満徹:エアー
團伊玖磨:羽衣(辻井 喬の詩「羽衣の舞い」による)
坂田冽隆:花鐘/挽歌/月寂/孤影/倶処一会/雪舞/夕暮れに
大和田葉子(Fl)
林リリ子に薫陶を得たのち、ランバルやニコレの教えも受けた国際的フルーティスト・大和田葉子。彼女のライフワークともいえる日本人作曲家の作品を集めた「メッセージ・フロム・ヨーコ」旧作4タイトルを1セットにしての再発売。 「フルート・メッセージ・フロム・ヨーコ4」に収録されていた2作品(挽歌・夕暮れに)は、本CD発売のために新たに録音。日本のフルート演奏史に燦然と輝く、貴重な作品の登場です。
FOCD-9568(2CD)
2012年11月7日発売
信時潔(木下保 編):混声合唱曲集「沙羅」
Disc.1
1.序説 2〜5.リハーサル
Disc.2
1〜4.リハーサル〈合唱組曲「沙羅」〉
5.丹澤 6.あづまやの 7.北秋の
8.沙羅 9.鴉 10.行々子
7.占うと 8.ゆめ
編曲・指揮:木下保(指)
木下歌子(P)
東京放送Cho
戦前から歌手として名声を集めていた木下保は、同時に合唱教育にも尽力、日本の古典芸能に習熟していたことから「やまとことば」を合唱の世界に採り入れ、以後大きな影響を現在に残しました。混声合唱曲集「沙羅」は、信時潔によって独唱曲として作曲されましたが、木下の手によって合唱用に編曲、以来長く歌い継がれてきました。本作はNHKのラジオ番組「おはようコーラス」(1978年)と「FMクラシックアワー」(1979年)で放送されたもので、合唱では珍しいリハーサル風景も収録されています。日本古来の語感を活かした「やまとことば」の素晴らしさを、木下保の指揮でお聞きください。
FOCD-9570(2CD)
2012年9月5日発売
復刻〜三輪眞弘
Disc 1 <赤ずきんちゃん伴奏器>
■赤ずきんちゃん伴奏器〜メゾ・ソプラノとコンピューター制御による自動ピアノのための
■ディテュランブ〜テープのための
■夢のガラクタ市 -前奏曲とリート-〜ハープとコンピューターのための
■歌えよ、そしてパチャママに祈れ -ボリビアの歌に寄せる二つの物語-〜クラリネット,ホルン,ファゴット,弦楽五重奏とエンドレステープのための

Disc 2 <東の唄>
■2台のピアノと1人のピアニストのための「東の唄」
■ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのための「私の好きなコルトレーンのもの」
■ピアノ・アンサンブルとコンピュータのための「東のクリステ」
■カウントダウン
■「東の唄」徹底解説
三輪眞弘
1995、98年に発売し、<レコード芸術>誌等で物議を醸した2タイトルがセットになって堂々の復刻登場。ラディカルな方法論とユーモアが絶妙に同居した三輪の作品は、時代を越えて新鮮に響きます。(フォンテック)
FOCD-9572
2012年11月20日発売
國松竜次・プレイズ・ピアソラ
チキリン・デ・バチン/エスクアロ
カフェ1930/ナイトクラブ1960
チャウ・パリ
ブエノスアイレスの夏(セルジオ・アサド編)
ブエノスアイレスの秋(セルジオ・アサド編)
ブエノスアイレスの冬(セルジオ・アサド編)
ブエノスアイレスの春(セルジオ・アサド編)
ワルツ風の詩
アルフレッド・ゴビの肖像
オブリビオン
國松竜次(G,編曲)

録音:2012年9月5-7日 相模湖交流センター
「タレガが待ち望んでいたギタリスト」と評された『フランシスコ・タレガ作品集』(FOCD-9443)、ギタリストとしての卓越した技術だけでなく、編曲者としての優れた一面を魅せ付けた『アレンジメント』(FOCD-9511)に続く、気鋭のギタリスト・國松竜次の最新作は、本年2012年に没後20年を迎えたアルゼンチン・タンゴの革命者、アストル・ピアソラ(1921-92)の作品集です。ピアソラといえば、自身の演奏するバンドネオンを中心とした楽団による作品が有名ですが、本作品は國松本人の編曲による8曲と、世界的ギタリストのセルジオ・アサド編曲による4曲が、全てソロ・ギターという、ピアソラ作品のCDとしては極めて珍しい演奏形態となっています。たった1本のギターでピアソラの音楽が持つ独特の“艶”を余すところなく表現していく國松の演奏がたっぷりと詰まった本作は、まさに巨匠の没後20年を飾るにふさわしい1枚です。巨匠へのオマージュと遊びごころを含んだアートワークにも注目。(フォンテック)

FOCD-9573

2012年11月20日発売

ねぇ ここにいて(作詞:今井政広、佐々木祥、作,編曲:川嶋可能) (1)宮城県塩釜高等学校合唱部 〜 福島県立橘高等学校合唱部 〜一関修紅高等学校音楽部(岩手) 〜 青森県立八戸東高等学校音楽部
(2)小寺可南子(ヴォーカル)
(3) Instrumental
2011年秋よりNHKにて放送中の、東日本大震災復興支援“東北へ行こうキャンペーン”CM「ねぇ ここにいて」。 季節ごとに「きらり!東北の秋」「ほっこり!東北の冬」「ひらり東北の春」「まっさかり東北の夏」と題し、四季折々の東北の情景やそこに暮らす人達の表情を、静かに伝えてきました。 そこで流れているのが、東北地方の太平洋側四県の高校生たちが歌う「ねぇ ここにいて」です。今回、暖かくも澄み切ったそのやさしい歌声を、四校によるリレー形式でCD化しました。 小寺可南子によるvocalバージョンに加え、インストバージョン(カラピアノ)もあわせて収録。 すぎる季節 少しだけ ねぇ ここにいて−−−東北の「いま」を感じてください。
※この商品の著作権料、また売上げの一部は、作詞・作曲者・“東北へ行こうキャンペーン ねぇ ここにいて”参加の皆様のご厚意により、義援金としてNHK厚生文化事業団を通じて東日本大震災の被災地に届けられます。(フォンテック)
FOCD-9574
2012年11月20日発売
モンポウ:前奏曲(全12曲)
プーランク:夜想曲(全8曲)
下山静香(P)

録音:2012年9月27-28日 相模湖交流センター.
スペインで故A.デ・ラローチャ、故C・ブラーボ(モンポウ夫人)の薫陶を受け、「スペインの心を持つピアニスト」と賞された下山静香。フォンテックからの第1弾である本作では、「ピアノの詩人」F.モンポウ(1893-1987)の前奏曲と、モンポウとも深く親交があった「フランス6人組」のひとり、F.プーランク(1899-1963)の夜想曲を採り上げています。
バロックから現代まで幅広いレパートリーを持ち、近年ではR.シメオ(tr.)の日本公演の伴奏を務めるなど多彩な面を持つ下山ですが、作品を深く掘り下げることについては特に定評があります。本作では、音楽史の中でも特に際立った静謐な空気をまとうモンポウの作品と、モンポウと影響を色濃く受けあいつつも、当時「メロディーを持つ20世紀最後の作曲家」とも呼ばれた美しい旋律を持つプーランクの作品を、それぞれ見事に描き分けつつ、そこに調和を与えています。
(フォンテック)
FOCD-9575(1SACD)
2012年11月20日発売
ドイツ歌曲集U/藤村実穂子
シューマン:リーダークライスOp.39
マーラー:春の朝/夏の交代
 美しい喇叭の鳴るところ
 つらなる想い
ブラームス:ジプシーの歌 Op.103-1-7,11
 甲斐なきセレナーデ Op.84-4
 セレナーデ Op.106-1
 日曜日 Op.47-3
藤村実穂子(Ms)
ヴォルフラム・リーガー(P)

録音:2010年11月7日 所沢市民文化センター ミューズ マーキーホール
2010年11月11日 紀尾井ホール
FOCD9487に続く、藤村実穂子のドイツ歌曲集第2弾が遂にリリース。 2002年にバイロイト音楽祭にデビュー、その後9年間もの間連続出演し世界に名をはせた藤村実穂子。ヨーロッパをはじめ、世界各国で活躍し「現在最高のメゾ」と賞されています。 本作は、2010年の日本公演の際に収録したもので、オペラ歌手として世界の名だたる歌劇場で活躍する藤村の実力が如何なく発揮され、ドイツ歌曲の神髄を垣間見ることができます。 実力と名声に比べCDのリリースが少ない藤村ですが、満を持して取り組んだ本作は「歌曲こそが私の原点」と本人が語るように、オペラとはまた異なった、等身大の魅力に溢れています。 (フォンテック)
FOCD-9576
2012年11月7日発売
第4回仙台国際音楽コンクール優勝記念〜ヴァイオリン部門/クララ・ジュミ・カン
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第7番 ハ短調 op.30-2
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ.ト長調
ヴィエニャフスキ:伝説曲 op.17
 華麗なポロネーズ 第2番 イ長調 op.21
 華麗なポロネーズ 第1番 ニ長調op.4
クララ・ジュミ・カン(Vn)、津田裕也(P)

録音:2012年7月5-6日 仙台市青年文化センター
ヴァイオリン部門の優勝者はマンハイム生まれの韓国系ドイツ人、クララ・ジュミ・カンです。若干4歳にしてマンハイム高等音楽院へ史上最年少で入学、5歳でハンブルグ交響楽団との協演でデビューと、華々しい経歴の持ち主ですが、指の故障により一度は演奏者の道を諦めることになりました。しかしヴァイオリンへの思いは断ち難く、再び研鑽を積み、多くのコンクールで優秀な成績を残しています。クララ・ジュミ・カンの精緻なテクニックと力強い音色は聞き手を惹きつけずにおきません。
FOCD-9577
2012年11月7日発売
第4回仙台国際音楽コンクール優勝記念〜ピアノ部門/ヴァディム・ホロデンコ
バッハ:4つのデュエットBWV802-805
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番 「熱情」
メシアン:みどり児イエスに注ぐ20のまなざし(第1・10曲)
ヴァディム・ホロデンコ(P)

録音:2012年7月7-8日 仙台市青年文化センタ
ヴァディム・ホロデンコは1986年、キエフ生まれ。M・ルイセンコ記念キエフ音楽中等学校からモスクワ音楽院に進み、ヴェーラ・ゴルノスタエワに師事。多くのコンクールで入賞を果たし、オーケストラとも数多く協演、室内楽にも力を入れています。特にユーリ・バシュメトとは繰り返し協演を重ね、大変好評を博しました。 いたずらに劇的な効果を狙うことなく、緻密に丹念に音楽を作り上げる演奏は、曲本来の魅力を十分に感じさせるもので、ホロデンコの大きな魅力です。
FOCD-9578
2013年1月16日発売
江崎浩司/ヘンデル オーボエソナタ
トリオソナタ.ヘ長調 HWV383
ソナタ.変ロ長調 HWV357
ソナタ.ハ短調 HWV366
ソナタ.ヘ長調 HWV363a
ソナタ.ト短調 HWV364a
トリオソナタ.ロ短調 HWV386b
見よ、勇者は帰る
オラトリオ「ユダス・マカベウス」HWV63から(編曲:江崎浩司)
江崎 浩司(バロックOb&ヴォイスFl)
宮崎 容子(Vn)
多井 智紀(Vc,ヴィオラ・ダ・ガンバ
伊藤 一人(Cemb)

録音:2012年6月19〜21日 相模湖交流センター
ヘンデル リコーダーソナタ(FOCD9550)に続く、江崎浩司のヘンデル作品集第2弾。今回はオーボエ作品集です。リコーダーのみならず、バロックオーボエ奏者としても活躍中の江崎浩司。本作ではバロックオーボエとヴォイスフルートを吹分け、ヘンデルの世界観を鮮やかに描き切っています。また、表彰式に使われることで有名な「見よ、勇者は帰る」を自ら編曲し収録。多彩な才能を示すと共に、まさに江崎にしかできないヘンデル作品集となりました。
ヘンデルらしい美しい旋律を十分に感じさせると共に、創造力あふれるフレージング、共演者との丁々発止のやりとりなど、聴きどころ満載のヘンデル作品集です。
FOCD-9579
(1SACD)
2013年3月6日発売
エルガー:交響曲第1番変イ長調Op.55
弦楽セレナード ホ短調Op.20
尾高忠明(指)札幌SO

録音:2012年11月8-10日 札幌コンサートホールKitara セッション&ライヴ
リリース毎に大きな話題を集める尾高/札響のCD。「グリーグ&シベリウス1・2」(FOCD9434、FOCD6000)「ベートーヴェン全集」(FOCD6023)に続くは、英国音楽の粋エルガーの登場です。Op.の普及貢献により、英国エルガー協会から日本人初のエルガー・メダルを授与された尾高忠明。「第1交響曲」はBBCウェールズ響との1995年盤以来の満を持しての再録音となります。 落日の残照から新たな生へ---高雅な趣を湛えるエルガーの音楽。尾高の作品への傾倒、それを支える札響の精緻なアンサンブルは、無限の可能性を提示します。(フォンテック)
FOCD-9580
2013年5月29日発売
平井千絵〜Mozart Speaks vol.2
モーツァルト:ソナタ 第1番 ハ長調 KV279
ソナタ 第5番 ト長調 KV283
ソナタ 第18番 ニ長調 KV576
ヨーゼフ・ゲリネク:モーツァルトの「魔笛」〜恋人か女房か の主題による6つの変奏曲
平井千絵(フォルテ・ピアノ)

録音:2012年10月1-3日 杜のホールはしもと
レコード芸術で特選盤に選ばれるなど大変好評を呼んだvol.1(FOCD9551)に続く、平井千絵のフォルテピアノによるモーツァルト作品集第2弾。
今回はモダン・ピアノと比べて音の減衰が早く、歯切れのよいフォルテ・ピアノならではの特色が活きるプログラムです。モーツァルトが実際に愛用した楽器であるワルターのコピーモデルを使用し、その多彩な音色も聞きどころです。闊達で伸びやかな第1番、洗練された印象の第5番、バロック音楽とショパンを繋ぐかのような多彩な面をもつモーツァルト最後のピアノ・ソナタ、第18番。さらに当時高名なピアニストだったヨーゼフ・ゲリネクによる魔笛のアリア「恋人か女房か」の主題による6つの変奏曲を加えました。
楽器の特色を活かし繊細なニュアンスを大事にすることによって、「語る」ような自然さで表現する平井の演奏は、モーツァルトの等身大の魅力を提示してくれます。(フォンテック)
FOCD-9581
(1SACD)
2013年3月27日発売
ブルックナー:交響曲第7番 大植英次(指)大阪PO

録音:2006年2月16・17日 ザ・シンフォニーホール ライヴ
FOCD-9582(2CD)
2013年5月29日発売
林 光・追悼コンサート「夢へ・・・・・・」
明日ともなれば/わたしがたねを/月の船の歌/夢/雨の音楽/銀河の底でうたわれた愛の歌/流れる水と岩の歌/旗はうたう/壁のうた/やさしかったひとに/告別/ディンディリディン/花のうた/石ころの歌/子供と線路/「3つのバガデル」より3/オコジョのダンス/暗い晩/てぃーちでぃーる・じんじん/ピアノソナタ「木々について」第3楽章/オペラ『夏の夜の夢』序曲/岩手軽便鉄道の一月/グランド電柱/すきとおるものが一列/すきとおってゆれているのは/お日さんに/こんなあかるい穹窿と草を/うた/ねがい/夢へ/歩くうた/出発/三十五億年のサーカス/十二月の歌/ポラーノ広場のうた
オペラシアターこんにゃく座

録音:2012年12月28日 渋谷区文化総合センター大和田・伝承ホール ライヴ
日本の音楽界に巨大な足跡を残した音楽家 林 光(1931-2012)。その多岐にわたる活動の中でも、1975年から音楽監督・座付作曲家を、1997年から芸術監督を務めたオペラシアターこんにゃく座とのつながりは非常に深いものでした。1989年『セロ弾きのゴーシュ』で文化庁芸術祭賞を受賞するなど、その活動は非常に高く評価されています。
本作は2012年12月28日に行われた林 光の追悼コンサートの模様を収録したライヴ盤です。こんにゃく座代表・音楽監督を務める萩 京子のもと、「光さん」に届けとばかりに演奏された珠玉のソングたちは、満場の聴衆の感動と涙を誘いました。
ブックレットには、詩人・谷川俊太郎のメッセージを収録。林 光とこんにゃく座の歩んだ道をたどる、長い旅の始まりです。
FOCD-9585
2013年5月15日発売
ローレライ
ローレライ、菩提樹、のばら
さあ、よき歌をうたいはじめよ
誰かそなたに楽を選ばん、がちょう
ねこ、いぬ、ふくろう、かっこう
歌えや歌え、踊り、とびはね
勝利の愛、こだま、流浪の民
ミリアムの勝利の歌、ちいさい秋みつけた、子守歌
テルツ少年Cho

録音:1986年9月21日 昭和女子大学人見記念講堂 、9月27日新宿文化センター
世界中のオーケストラや著名な指揮者達と共演し、その卓越した技術と、広いレパートリーで多くの聴衆を魅了してきたテルツ少年合唱団。1986年の初来日公演を収録した2タイトルを再発売します。
テルツ少年合唱団は1956年創立。以来ゲルハルト・シュミット=ガーデンが指揮と指導を行い、それは現在も変わりません。多くの少年合唱団が教会付属の合唱団であるのに対し、独立した団体であるため、レパートリーや指導法が限定されることがありません。また、シュミット=ガーデンはザルツブルグのモーツァルテウム音楽院の教授としても活躍し、同僚であったニコラウス・アーノンクールと共に古楽合唱の再評価に多大な功績を残しています。
FOCD-9586
2013年5月15日発売
シュッツ:ドイツ・レクイエム[音楽による埋葬]SWV279-281
バッハ:モテト第3番「わが喜びなるイエス」SWV227
ブルックナー:アヴェ・マリア
テルツ少年Cho

録音:1986年9月12日 東京カテドラル聖マリア大聖堂
FOCD-9587
2013年4月14日発売
ベートーヴェン:交響曲 第3番「英雄」 ジャン・フルネ(指)東京都SO

録音:2000年5月東京芸術劇場
FOCD-9588
2013年4月14日発売
ビゼー:交響曲第1番
ブラームス:交響曲 第3番*
ジャン・フルネ(指)東京都SO

録音:2000年5月13日サントリーホール、2001年7月20日東京芸術劇場*
FOCD-9589
2013年4月14日発売
ベルリオーズ:幻想交響曲
ラヴェル:「ダフニスとクロエ」第2組曲*
ジャン・フルネ(指)東京都SO

録音:2001年6月11日、2000年5月9日* 東京文化会館
OCD-9590
2013年4月14日発売
ラヴェル:道化師の朝の歌
ワーグナー:ジークフリート牧歌
ドビュッシー:遊戯
デュカス:魔法使いの弟子
ジャン・フルネ(指)東京都SO

録音:2002年4月13&25日 サントリーホール
FOCD-9591
2013年4月14日発売
ブラームス:ピアノ協奏曲 第2番
ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調*
ジャン・フルネ(指)東京都SO
伊藤恵(P)

録音::2001年6月20日東京芸術劇場、2002年4月13日サントリーホール*
FOCD-9592(1SACD)
2013年4月24日発売
シューベルト:ピアノ・ソナタ第16番イ短調 D845, Op.42
12のドイツ舞曲(レントラー) D790, Op.post.171
4つの即興曲 D899,Op.90
伊藤 恵(P)

録音:2012年12月28-30日 神戸新聞松方ホール
作曲家の内なる声を追い求め、深化つづける伊藤 恵のシューベルト ピアノ作品集第5弾。 生前、作品が出版されることの少なかったシューベルトにとって、「第16番イ短調」は初めて出版されたピアノ・ソナタでした。このジャンルでの分水嶺となる初の4楽章作品で、シューベルトは以降一貫してこの構成を採用します。 数あるシューベルトの舞曲のなかでも、シューマンをはじめとする後生の作曲家にも影響を与えた佳品「12のドイツ舞曲」。そして、数多く演奏されながらも決して色褪せることのない、崇高な美の極致、 「4つの即興曲 D899」 あまりにも早い晩年を迎えようとするシューベルトの作品に憧憬し、伊藤の演奏は静謐に語りかけます。(フォンテック)
FOCD-9593(1SACD)
2013年6月20日発売
憧れを知る者のみが…ロシア歌曲集
ダルゴムイシスキー:誰にも言わない/私はまだ彼を愛する
グリンカ:バルカローラ/疑惑
チャイコフスキー:憧れを知る者のみが/さわがしい舞踏会で/何故?/私は野の草ではなかったか/語るな我が友よ
窓を開けば
ショスタコーヴィチ:子守歌
ボロディン:遠い ふるさとの岸辺に
プロコフィエフ:カンタータ「アレクサンドル・ネフスキー」〜死の野原
ラフマニノフ:彼女は真昼のように美しい/ああ、悲しまないで!/歌うな、美しい女よ/ここはすばらしい/春の流れ
小山由美(MS-)、佐藤正浩(P)

録音:2013年1月5-7日 富士宮市民文化会館 キラリ☆ふじみ
小山由美は東京芸大声楽科、同大学院を卒業後、ドイツを拠点に数多くのオペラ、オラトリオ、リートのコンサートで活躍、まさに日本を代表するメゾ・ソプラノの一人です。ロシア歌曲ではサンクト・ペテルブルクでチャイコフスキーやムソルグスキー等を中心にしたリサイタルで大変好評を博しました。2008年には第4回ロシヤ歌曲賞を受賞、また長年の功績が認められ、第40回サントリー音楽賞も同年受賞しています。本作では19世紀前半から20世紀半ばまでのロシア歌曲の中から特に有名な曲を集めました。小山のしなやかで叙情的でありながらも聴衆を圧倒する力強さは、まさにこの選曲に最適です。(フォンテック)
FOCD-9594
2013年5月29日発売
益田正洋(ギター)、Debut
ソル:もしも私がシダだったら」による変奏曲Op.26
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番BWV1001
D.アグアド:序奏とロンドOp.2-2
A.タンスマン:組曲「カヴァティーナ」
L.ブローウェル:舞踏礼賛
ロドリーゴ:ファンダンゴ
ソル:第7幻想曲Op.30
益田正洋(G)

録音:1995年7月19-20日 入間市民会館
日本を代表するギタリストの一人、益田正洋。1995年、益田17歳の時に録音され、長らく廃盤となっていた「幻のファーストアルバム」再リリース。1989年、第20回クラシカルギターコンクールで史上最年少入賞、翌年には同じく最年少での優勝を果たした益田正洋は、幼少期から「天才ギタリスト」として注目を集める存在でした。当時まだ高校生、気鋭のギタリストとしては非常に珍しい、個性的かつ意欲的なプログラムで、末恐ろしさを感じさせるその正確無比かつ芳醇な演奏は、まさに現在の益田の充実ぶりに繋がるものといえるでしょう。
FOCD-9595
2013年6月26日発売
舞踏への誘い
ヴィヴァルディ:私は泣き呻き
モンテヴェルディ:何かわからないものを
A.スカルラッティ:すみれ
ヴェルディ:ストルネルロ
ロッシーニ:踊り
カントルーブ:「オーベルニュの歌」〜野原の羊飼いのおとめ/バイレロ/あちらのリムーザンに
カゼッラ:「14世紀の3つの歌」 美しいお嬢さん 私の心の光、美しい籠の外に、恋人よ わたしはあなたに夢中
レスピーギ:もしいつか彼が帰って来たら、舞踏への誘い
ファリャ:キューバ舞曲※、
 アンダルシア舞曲※
 「3つのメロディ」鳩たち、
 シノワズリ(中国風)、
 セギディーリャ
シベッラ:ジロメッタ
トスティ:かわいい口許
ドニゼッティ:褐色の髪を飾るだろう
嶺 貞子(S)
アンリエット・ピュイグ=ロジェ(P)
※ピアノ独奏

録音:1983年11月17日 イイノホール 第138回毎日ゾリステン・ライ
イタリア歌曲の第一人者として長年にわたり活躍を続ける嶺 貞子。今までに行われた彼女の数百回に及ぶ公演の中でも、フランスの伝説的才媛と謳われたアンリエット・ピュイグ=ロジェ(1910-92)との共演は“珠玉の名コンビ”として最高の評価を受けました。本作は1983年11月17日にイイノホールで行われました、毎日ゾリステン第138回演奏会のライヴ録音を初めてCD化したものです。両者の名演は数あれど、この日の演奏は特に“歌曲の心を知り尽くした歌手の至芸”として、惜しみない拍手と絶賛を受けました。本公演が日本初演となったファリャ「3つのメロディ」、名手ピュイグ=ロジェによるピアノ独奏など、聴きどころ満載の本作は、まさに歴史的名演として伝えられるべきものでしょう。(フォンテック)
FOCD-9596
2013年7月3日発売
ショパン:練習曲集
Op.10&Op.25
伊藤恵(P)

録音:1991年
FOCD-9597
2013年7月3日発売
プーランク:ピアノ作品集
3つのノヴレット/ナゼールの夜会
メランコリー/15の即興曲/夜想曲
伊藤恵(P)

録音:1998年12月25-27日
1983年にミュンヘン国際コンクールで日本人初の優勝に輝き、以来ドイツ音楽を中心に作品の内実に迫る演奏で聴衆を魅了してきた伊藤 恵。1990年録音の「ショパン エチュード」と1998年録音の「プーランク ピアノ作品集」を同時再発売。
練習曲という枠を超えて演奏家の力量が問われるショパンのOp.10とOp.20の練習曲。かたや「サロン的」といわれ、軽妙に演奏されることが多かったプーランクの諸作品。両作とも確かな技術に裏付けされながらも、安易なイメージや解釈とは無縁な、作品への透徹した眼差しが感じられ、伊藤ならではの演奏になっています。
FOCD-9598(2CD)
2013年6月20日発売
ブルックナー:交響曲第8番(ノーヴァク版) ゲルハルト・ボッセ(指)
新日本フィルハーモニーSO

録音:2003年6月27-28日 すみだトリフォニーホール・ライヴ
「音楽家として、可能な限りのあらゆる経験を積む機会を与えられたことに感謝している。」と自らの人生を述懐したゲルハルト・ボッセ(1922-2012)。30年以上に渡り、ゲヴァントハウス管弦楽団の第一コンサートマスターを務めたことはあまりに有名ですが、第二次世界大戦中には、リンツ帝国ブルックナー管弦楽団に所属し、フルトヴェングラー、シューリヒト、カラヤン等のもと演奏活動をおこないました。
1961年の初来日以来、J.S.バッハ、そして古典派音楽の素晴らしさを日本の聴衆に伝えたマエストロ。若き日のリンツでの経験は、彼にとってブルックナーが特別な存在になってゆく決定的な道標となりました。
惜しまれつつも2012年2月に亡くなったボッセを偲び、90年の生涯において、2日間の公演のみ指揮した<ブルックナー 交響曲 第8 番>を初CD化---偉大な記録がここに甦ります。(フォンテック)
FOCD-9600
2013年11月6日発売
トロイメライ
ブラームス:ソナタ Op.120-2(alto sax)
シューマン:幻想小曲集 Op.73(tenor sax)
ヒンデミット:サクソフォーンとピアノのためのソナタ(tenor sax)
フランク:ソナタ(alto sax)
シューマン:トロイメライ(tenor sax)
有村純親(アルト・テナーSax)
松浦真沙(P)

録音:2013年5月8-10日 コピスみよし
気鋭のサクソフォニスト、有村純親と作曲でも活躍中のピアニスト、松浦真沙のデュオ作品集の第二弾です。前作「ロマンス」FOCD9540も各所で大変好評でした。今作ではドイツのロマン派・近代の室内楽を採りあげ、充実した構築感と緻密な響きが大変魅力的な作品集となりました。有村と松浦の演奏は、広く親しまれている名曲にサクソフォーンならではの多彩な表現と音色を加え、新鮮な驚きを感じさせてくれます。(フォンテック)
FOCD-9601
 
2014年2月5日発売
荒木玉緒〜Encore
ウィルビー:コンサート・ギャロップ
スパーク:英国の賛美歌による変奏曲
ギリングハム:ディヴァーシヴ・エレメンツ#
ジョージ:バリトンホルンとピアノのためのソナタ
山里佐和子:心のままに
田村修平:雨の日のソナチネ(委嘱作品)*
千秋次郎:ユーフォニアムとピアノのためのわらべうた春秋
ローゼンブラット:カルメン・ファンタジー
マンシーニ(編曲:西村友):ひまわり*
ララ(編曲:森田一浩):グラナダ*
ピアソラ:アヴェ・マリア
荒木玉緒(ユーフォニアム)
三界晶子(P)
高田亮(マリンバ)*
※1 佐藤和彦(テューバ)#

録音:2013年9月18-20日 コピスみよし
荒木玉緒は玉川大学文学部芸術学科を卒業、第6回ハーヴィ・G・フィリップス記念コンクール1位、日本管弦打楽器コンクール3位受賞の他、様々なコンクールで優秀な成績をおさめました。「進化するユーフォニアム」を冠に多くのリサイタルを行ない、作曲家フィリップ・スパークからは「ユーフォニアムの大使」と称されました。今作では多彩なレパートリーのなかからアンコール・ピースを集めました。荒木の高度なテクニックと歌心は、個性豊かな曲たちを見事に吹分け、ユーフォニアムという楽器の可能性を再発見するような新鮮な魅力に溢れています。(フォンテック)
FOCD-9602
2013年8月7日発売
林 光追悼〜東京混声合唱団/八月のまつり
林光:原爆小景*
コメディア・インサラータ#
うた/ねがい
死んだ男の残したものは
星めぐりの歌
寺嶋陸也(指*,P)
山田和樹(指)#
東京混声Cho

録音:2012年8月9日第一生命ホール「東混・八月のまつり」ライヴ
1980年の第1回から毎年休まず続けられた、林光(1931-2012)と東京混声合唱団(東混)による特別定期演奏会「八月のまつり」。2012年8月9日に行われた「まつり」は、この年の1月5日に急逝した林光の追悼演奏会となりました。 作曲・演奏など多方面にわたり活躍し、「まつり」には第9回から参加している寺嶋陸也の指揮・ピアノと、ブザンソン国際指揮者コンクール優勝・東混のレジデンシャル・コンダクターを務める(2014年4月からは音楽監督に就任)山田和樹の(指)そして30年以上の長きにわたり林光と「まつり」をつくりあげてきた東混によるこの日の演奏会は、歴史に残る名演として大きな反響を呼びました。日本音楽界の巨人・林光の意志を強固に引き継ぎながら、「八月のまつり」の“これから”を明確に感じさせる、記念碑となるライヴ盤の登場です。(フォンテック)
FOCD-9604
2013年10月9日発売
益田正洋/SONATA 2
トゥリーナ:ソナタ.ニ短調 Op.61
ジュリアーニ:ソナタ.ハ長調 Op.15
ポンセ:ソナタ・クラシカ
バークリー:ソナチネ Op.51
益田正洋(G)

録音:2010年11月26日、2013年4月15-16日 秩父ミューズパーク音楽堂
本年5月にデビューアルバム「Debut」(FOCD9594)を再リリース、美術史家の川瀬佑介とのコラボレーション企画「ギターと絵画のまじわるところ」やソプラノ清水麻衣との共演など、オリジナリティあふれる活動を続けるギタリスト、益田正洋。日本を代表するギタリストの一人である益田の現在の充実ぶりをはっきりと示すニューアルバムが早くも登場です。
2010年に発売され、大きな話題を呼んだ「SONATA」(FOCD9455)の続編となる本作は、3〜4楽章の構成をとる「古典派以降のソナタ」に焦点を合わせています。ファリャとともに20世紀前半の近代スペイン楽派を主導したトゥリーナ、20世紀イギリスを代表する作曲家のひとりであるバークリー、“メキシコ近代音楽の父”と称揚されたポンセ、ギター・ヴィルトゥオーゾとして19世紀に名声を博したジュリアーニという、才能にあふれた作曲家たちの“ソナタ”に対し、益田は豊かな音楽性と歌ごころ、それを支える確かな技術で応えています。ギター音楽における新たな名盤がここに誕生しました。

FOCD-9605(2CD)

2013年12月4日発売

ジャン・フルネ生誕100年/東京都交響楽団
サン=サーンス:交響曲第3番 「オルガン付き」
 「サムソンとデリダ」〜バッカナール
モーツァルト:「フィガロの結婚」序曲
フランク:交響曲 ニ短調
エネスコ:ルーマニア狂詩曲第1番
ジャン・フルネ(指)東京都SO
室住素子(Org)

録音:2002年4月20日 東京芸術劇場、2003年4月15・19日 サントリーホールでのライヴ
「フランス音楽の偉大な守護者」と呼ばれた世紀を代表する巨匠ジャン・フルネ(1913-2008)。東京都交響楽団とは1978年の初共演以来、2005年の引退コンサートまで数々の名演を世におくりました。都響は2009年に永久名誉指揮者の称号を授与し、途切れることなくその業績を讃えています。引退直前の「晩年の全盛期」における演奏−悠々たる歩みから、オルガンが閃光を放つ圧倒的なサン=サーンス、峻厳とした響きに、作品の本質が明らかになるフランク。フランス圏を代表する交響曲と佳品の演奏、ここにフルネ芸術のすべてがあると言えるでしょう。(フォンテック)
FOCD-9607
2013年10月9日発売
嶺 貞子(ソプラノ)E.カンポガッリアーニ(ピアノ)/幻の城
ヴィヴァルディ:私はジャスミンの花
パイジエッロ:我がいとしい人いつ帰る
ロッシーニ:約束、踊り
ドニゼッティ:遥かに、神は慈悲深くおわします(歌劇 ロアン家のマリーアより)※
ヴェルディ:孤独な部屋で、煙突掃除人
ピッツェッティ:あのサヨナキドリはなんて甘く鳴くことか
ザンドナーイ:セレナータ※
カンポガッリアーニ:幻の城※
ヴォルフ=フェルラーリ:通りを行く若者よ、
 ああ私の溜め息よ行け(“歌集より”)、
 夜の森の中で(歌劇 抜け目の無い未亡人〜“ロザウラのマドリガーレ”)※
ゲディーニ:優しく小鳥は囀る※、
 薔薇と百合を一杯与えなさい※
G.シベッラ:ジロメッタ
嶺 貞子((S)
E.カンポガッリアーニ(P)


録音:1972年6月2日 虎ノ門ホール 帰国記念
※当時日本初演
イタリア歌曲の第一人者として活躍を続ける嶺 貞子。本年5月にリリースし好評を博した「舞踏への誘い」(FOCD9595、1983年11月13日の演奏会を収録)に続く名演の初CD化です。本作は1972年6月2日に行われた嶺の帰国記念リサイタルのライブ盤です。共演は嶺の師匠であり、テバルディ、フレーニ、パヴァロッティを育てたイタリア音楽界の巨匠・E.カンポガッリアーニ(1903-92)。当時日本初演の5曲を含む師弟の共演は、まさに後世に残すべき歴史的名演です。(フォンテック)
FOCD-9608
2013年10月9日発売
ベルリオーズ:幻想交響曲 小泉和裕(指)九州SO

録音:2013年4月25日アクロス福岡シンフォニーホール・ライヴ
1989-1996年に九州交響楽団の首席指揮者を務め、オーケストラの発展に大きな功績を果たした日本を代表する名匠 小泉和裕。2013年4月より音楽監督に就任し、飛躍する九響を改めて牽引することになりました。 就任にあたり、小泉はこのように語っています。「全身全霊をもってのぞみたい。情熱がオーケストラにも伝わって、そしてそれがお客様にも伝われば---。」 (フォンテック)
FOCD-9609
2013年11月6日発売
ブレヒト・ソングス
クルト・ワイル:メッキィ・メッサーのモリタート/海賊ジェニー/セックスの魅力についてのバラード/人間の努力のむなしさの歌/スラバヤ・ジョニー/兵士の妻は何をもらった?/ナナの歌/水死したむすめのバラード/墓碑銘1919(赤いローザ)
ハンス・アイスラー:花園にて/バイムレン母さん/さくらんぼ泥棒/庭の水まきについて/スモモの木/ユダヤ人娼婦 マリー・ザンダースのバラード/ドイツの歌1937 マリー泣かないで/《ひょっとしたら》の歌/小さなラジオによせて/ウィーンの歌/春/ナチ兵士の妻のバラード/風はどのように吹いているか/愛の市場/自殺について/悪鬼の面
高橋悠治:四つの愛の歌
肥後幹子(S)、高橋悠治(P)

録音:2013年4月8-10日 キラリふじみ
ベルトルト・ブレヒト(1898?1956)の詩に作曲した3人の作品集。高橋悠治作品によるCD「ソルシコス的夜」FOCD9537で、独自の活動を披瀝した肥後幹子による第二弾。19世紀ドイツ芸術家曲<リート>に対し、ワイルが独自の音楽ジャンルに仕上げ、その後数多くの作曲家を導いた、社会風刺や民謡をモデルにしたブレヒトの<ソング>。高橋の作品は1970年代にメロディーだけを作曲、今回のCDのためにピアノ・パートをつけた(新)作です。(フォンテック)
FOCD-9611
2014年4月9日発売
フルートとオルガンのためのフランス音楽
ジョルジュ・ユー:ファンタジー
ジャン・アラン(マリー=クレール・アラン 編):フルートとオルガンのための「3 つの楽章」
フランク・マルタン:フルートとオルガンのための「教会ソナタ」
武満徹:フルートのための「エア」(フルート独奏)
モーリス・デュリュフレ:アランの名による前奏曲とフーガ Op.7(オルガン独奏)
アンリエット・ピュイグ=ロジェ(坂戸真美 編):ルシヨンの3 つのシャンソン
ダニエル・ロート:「アイン・カリム」 フルートとオルガンのためのファンタジー
三上明子(Fl)、坂戸真美(Org)

録音:2013年8月12-14日 福島市音楽堂
オルガニスト、坂戸真美によるフランス作品集第 2 弾(前作 FOCD9488)。今作ではフルートの三上明子を 迎え、19 世紀から20 世紀の「フランス音楽の黄金期」ともいわれる時期の名作を採りあげました。 和名で「風琴」と呼ばれるオルガンとフルートは共に「風」を利用した楽器ですので、非常に音色的な相性が 良いのですが、思いの外聴く機会はありません。三上と坂戸の演奏はこの編成のためのオリジナル曲に加え、 フルートの重要なレパートリーのオルガン伴奏版を加えることにより、この編成の魅力を如何なく発揮してい ます。(フォンテック)
三上さんの笛は、相変わらず天衣無縫。自由な息吹に満ちている。 ピュイグ=ロジェ先生が、その美しいフレーズ作りを絶賛されて いたことが思い起こされる。そして坂戸さんのオルガンも デュリュフレの光輝の表現から、マルタンの優しい音色作りまで、 なんと幅広いのだろう。お二人の息もぴったり。素敵なCD が できたものだ。 野平一郎 −ライナーノートよりー
FOCD-9614
2013年1月15日発売
テレマン:12のメトーディッシェ・ゾナーテンから
ソナタ 第4番 ニ長調TWV41 D3(ヴォイス・フルート)
ソナタ 第11番 ト短調(原曲:ニ短調) TWV41 d2(アルト・リコーダー)
ソナタ 第12番 ハ長調 TWV41 C3(ソプラノ・リコーダー)
ソナタ 第1番 ト短調 TWV41 g3 (バロック・オーボエ)
ソナタ 第9番 ト長調(原曲:ホ長調) TWV41 E5 (アルト・リコーダー)
ソナタ 第7番 ロ短調 TWV h3 (ヴォイス・フルート)
江崎浩司(リコーダー&バロックOb)
福沢宏(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
伊藤一人(Cemb)

録音:2013年7月9-12、30-31日 相模湖交流センター
多様な楽器を駆使し、独自の音楽世界を繰り広げる江崎浩司によるテレマン作品集です。膨大な数のテレマン作品から江崎が選んだのは、音楽愛好家にむけて装飾法を正しく学べるよう作曲されたメトーディッシェ・ゾナーテンです。今作では全12曲のうち6曲を各種リコーダーとバロック・オーボエで吹き分け、テレマン指定の装飾音で演奏、次作vol.2で全曲が揃う予定です。当時様々な分野で活躍し、市民階級にも愛されたテレマンはまさに江崎のスタイルと重なります。実力派共演陣との闊達なやりとり、江崎の伸びやかなフレージングはテレマンの洒脱な曲調と相まって、音楽を聴く喜びを再認識させるような演奏になりました。(フォンテック)
FOCD-9615
2014年4月9日発売
平井千絵〜Mozart :Speaks vol.3
モーツァルト:ソナタ.第4 番 変ホ長調 KV282
ソナタ.第9番 ニ長調 KV311
ソナタ.第12番 ヘ長調 KV332
きらきら星変奏曲 ハ長調 KV265
平井千絵(フォルテP)

録音:2013年6月3-5日 杜のホールはしもと
平井千絵によるモーツァルト作品集、Mozart Speaks シリーズの第3 弾です。 第1 弾(FOCD9551)、第2 弾(FOCD9580)同様、モーツァルトが実際に使用していた楽器、ワルターのコピーモデルで収録し、作曲当時の響きに迫ります。 モーツァルトのどこか移気で表情豊かな曲想を、平井は楽器の特徴を活かすことによって蘇らせます。楽譜や時代背景への深い洞察に加え、フォルテピアノという楽器を熟知した平井の演奏は、ともすると画一的に捉えられがちなモーツァルトのイメージを、新鮮な驚きと共に覆す、そんな自由な雰囲気で溢れています。 大変親しみ深い「きらきら星変奏曲」が収録されていることも注目です。(フォンテック)
FOCD-9616
2013年1月15日発売
ドビュッシー:映像 第1集
デュティユー:3つの前奏曲
ドビュッシー:前奏曲集 第2巻
藤井一興(P)

録音:2013年10月12-14日 相模湖交流センター.REC)
絢爛たるピアノの色彩---鋭敏な知性をもって追求する藤井一興。その驚異的な音色を駆使し作品の本質に迫る演奏は、フランス近現代作品において他の追随を許しません。久々となるソロ・レコーディングで、藤井はドビュッシーとデュティユーを選びました。ベーゼンドルファーを使用した今回の録音は、楽器が持つ豊かな倍音を背景に、藤井が培ってきた音色のイメージが熟成され、最高の成果となりました。(フォンテック)
FOCD-9617
2014年4月9日発売
19 世紀パリのオーボエ作品集
ボクサ:ノクターン 第1番Op.50「ガルニエ氏に捧ぐ」
ヴォーグト:変奏曲.イギリス民謡「楽しき我が家」
ブロッドゥ:ファンタジー 「ヴィンターのテーマによる変奏曲」
ヴェルーストゥ:ソロ・ドゥ・コンセール 第1番 作品73
ヴェルーストゥ:ソロ・ドゥ・コンセール 第4番 作品77
パッジ:ファンタジー 「ヴェルーストゥに捧ぐ」
三宮正満(ロマンティークOb)
平井千絵(フォルテピアノ)

録音:2013年10月15-17日 所沢市民文化センター ミューズ キューブホール
三宮正満は古楽アンサンブル、「ラ・フォンテーヌ」のメンバーとして97年に山梨古楽コンクール最高位、ブリュージュ国際古楽コンクール第2位受賞、現在は「バッハ・コレギウム・ジャパン」や「クラシカル・プレイヤーズ・東京」で首席奏者を務め、他にも多くのアンサンブルで活躍しているバロック&クラシカルオーボエ奏者です。平井千絵は桐朋学園大学ピアノ科を卒業後、フォルテピアノを小島芳子氏に師事、その後ハーグ王立音楽院古楽科でスタンリー・ホッホランド氏に学びました。オランダを中心にヨーロッパ各地で活躍、近年は日本での演奏会も多く、フォルテピアノの専門家として、知性的かつしなやかな演奏で注目を集めています。
本作は19世紀、特にフランスのオーボエ作品を中心に選曲。主に古典派期の楽器であるクラシカル・オーボエと現在のモダン・オーボエの間の時期に使われていたロマンティーク・オーボエを使用。このデュオならではの、当時使われていた楽器でのCD制作は資料的な意味でも非常に貴重です。何よりオリジナル楽器とその奏法を熟知した両名の演奏は伸びやかで闊達、19世紀パリの雰囲気が感じられる名演です。また、三宮の手によるライナーはオーボエという楽器の過渡期であった当時の様子を詳細に示しています。(フォンテック)
FOCD-9618
2014年4月9日発売
ラフマニノフ:前奏曲 嬰ハ短調 Op.3-2
10 の前奏曲 Op.23
13 の前奏曲 Op.32
有森 博(P)
有森博は第12 回ショパン国際ピアノコンクールで最優秀演奏賞を受賞。以来精力的に演奏活動をつづけ、現在ではロシア音楽のエキスパートとして活躍しています。 今作ではラフマニノフの24 の前奏曲を全曲収録。この曲集は協奏曲と並びラフマニノフの重要な作品群と言われています。ヨーロッパ音楽の伝統を継承した形式を採りながらも、ピアニストとして当時高名だったラフマニノフならではの独自のエッセンスが凝縮した後期ロマン派を代表するピアノ作品です。 有森のひとつひとつの音を吟味するかのような演奏スタイルは、過度な表現とは無縁で、曲本来の姿と魅力を存分に提示してくれます。 (フォンテック)
FOCD-9619
2014年3月5日発売
地球へのバラード−美しい日本の合唱曲
田三郎:混声合唱組曲「水のいのち」(作詞:高野喜久雄)
萩原英彦 :混声合唱組曲「深き淵より」( 作詞:ゆきやなぎれい)*
三善晃:混声合唱のための「地球へのバラード」 (作詞:谷川俊太郎)#
大谷研二(指)東京混声Cho
斎木ユリ(P)
佐藤祐子(S)*、川出康平(T)*
小林潤一(語り)#

録音:2013年3月1・3日 所沢市民文化センターミューズ アークホール
1956年の創立以来、さまざまな“うた”をうたい続ける東京混声合唱団(東混)。その幅広い活動により、東混は日本を代表するプロ合唱団として、全国各地に数多くの根強いファンを抱えています。 深い信頼関係で結ばれた指揮者・大谷研二、ピアニスト・斎木ユリと東混が紡いだ本作は懐かしく、そして美しい、親から子へ歌い継がれる日本の名曲集です。2013 年に生誕100 年を迎えた田三郎の代表作「水のいのち」、同年に生誕80 年を迎えた、大谷の恩師でもある萩原英彦による「深き淵より」、そして同年10月に惜しくもその80 年の生涯を閉じた三善晃による表題作「地球へのバラード」。生命への慈しみに溢れた名作が、真心をこめて歌われます。(フォンテック)
FOCD-9621(1SACD)
2014年3月26日発売
ドイツ歌曲集V/藤村実穂子
シューベルト:湖でD746
 水面で歌うD774
 ゴンドラの船頭D808
 湖上にてD543b/流れD693
マーラー:亡き子をしのぶ歌
ヴォルフ:ミニヨンの歌
R.シュトラウス:献呈Op.10-1/
 もOp.10-2/夜Op.10-3
 もの言わぬものたちOp.10-6
 イヌサフランOp.10-7
 万霊節Op.10-8
 幸せに満ちOp.37-1
 黒髪を広げておくれOp.19-2
 ツェツィーリエOp.27-2
藤村実穂子(Ms)
ヴォルフラム・リーガー(P)

録音:2012年11月17・22・24日 フィリアホール、紀尾井ホール、所沢市民文化センターミューズマーキーホール・ライヴ
2002年にバイロイト音楽祭に出演、その後9年連続で出演するという快挙を成し遂げ、名声をとどろかせ た藤村実穂子。まさに世界を代表するメゾ・ソプラノの1人といえます。その後も各地でオペラ、コンサート と活躍をつづけ、日本では定期的にドイツ・リートのリサイタルを行ない、大変な好評を得ています。2013 年にはその演奏活動が讃えられ第44回サントリー音楽賞を受賞しました。 今作はFOCD9575に続く、待望のドイツ歌曲集の第3弾です。本作ではシューベルト、マーラー、ヴォル フ、R.シュトラウスとまさにドイツ・リートの王道とも呼べる名曲を集めました。その圧倒的な歌唱は聴くも のを魅了してやみません。(フォンテック)
FOCD-9622(1SACD)
2014年3月5日発売
DUO 4
レスピーギ:ヴァイオリン・ソナタ.ロ短調
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第4番 イ短調 Op.23
バルトーク(セーケイ編):ルーマニア民俗舞曲
岡崎慶輔(Vn)、伊藤恵(P)

録音:2013年8月17-19日 神戸新聞松方ホール
ともにミュンヘン国際コンクールで優勝し、共通の音楽語法をもって交感する岡崎・伊藤デュオ。西洋音楽の正統的スタイルを基底とする格調高い演奏は、多様なスタイルが混在する音楽界において何物にも代えがたいものです。 2008 年にリリースした《クロイツェル&フランク》(FOCD9373)でその突き抜けた実力を明らかにした両者ですが、2010、2012 年に発表したDUO2(FOCD9454)、DUO3(FOCD9553)では「ヴァイオリン+ピアノ音楽」の深奥へと歩を進めました。 仄暗い情熱を湛える循環主題が圧倒的なパッサカリアへと昇華するレスピーギ、シリーズの核となるベートーヴェン、そしてバルトークの名曲を収録するCD 第4 弾。その多彩な響きから、現代の演奏の粋と彼らの無限の可能性が聴こえてきます。 (フォンテック)
FOCD-9623
2014年4月9日発売
伊福部 昭 ギター・リュート作品集 再発売
古代日本旋法による踏歌
ギターのためのトッカータ
箜篌歌
バロック・リュートのためのファンタジア
西村 洋 (G)
デボラ・ミンキン(バロックLute)

録音:1985 年3 月26 日・4 月9 日 聖グレゴリオの家、Betty 2nd Studio
フォンテックより発売、長らく廃盤となっていた「伊福部 昭 ギター・リュート作品集」お客様の熱狂的な声にお応えして、待望の再発売です! 日本作曲史にあまりに巨大な足跡を遺した、伊福部昭。その独特の作風は、多くの音楽ファンの心を捉えて離しません。映画音楽、管弦楽曲、協奏曲等は有名ですが、器楽曲は数も少なく、本作は非常に貴重な内容となっています。 収録曲「箜篌歌(くごか)」は、本年2014 年度、第57 回東京国際ギターコンクールの本選課題曲に選出されました!(フォンテック)
FOCD-9624
2014年6月4日発売
クローバーリーフ・スイート
酒井格:クローバーリーフ・スイート (B)(S)(T)(A)
バッハ:最愛のイエスよ,我らここに集いて BWV731 (S)
A.マルチェッロ(H.ヴォックスマン編):オーボエと弦楽合奏のための協奏曲 ニ短調 (S)
ラフマニノフ:ヴォカリーズOp.34-14 (A)
フランク(M.ヴォルトマン編):前奏曲、フーガと変奏曲 ロ短調 Op.18 (S)
E.ボザ:アルトサクソフォンとピアノのためのアリア (A)
バッハ(コダーイ編):3つのコラール前奏曲 BWV743, 762, 747 (T)
酒井格:11月のアダージョ Op.139 (A)
長瀬敏和 (ソプラノ(S) ,アルト(A),テナー(T),バリトン(B)・Sax)
仲谷沙弥香(Org)
サクソフォンラボラトリー岡山

録音:2013年11月27〜29日 くらしき作陽大学聖徳殿
長瀬敏和は作陽音楽大学(現くらしき作陽大学)でサクソフォンを学び、数々のコンクールで入賞、1983年に大阪市音楽団に入団、2002年からはコンサートマスターに就任し、現在はくらしき作陽大学音楽学部で准教授を務めています。まさに日本の吹奏楽を牽引してきた一人と言えます。今作では「響き」をテーマに、長らく長瀬が望んでいたオルガンとの共演を実現。サクソフォンアンサンブルも参加し、豊かな響きを求めています。サクソフォンの為のオリジナル曲に、クラシックの名曲も交え、新たな魅力を引き出すことに挑戦した、大変意慾的な作品になりました。(フォンテック)
FOCD-9625(2CD)
2014年9月3日発売
神野明・ピアノリサイタル
ショパン :24 の前奏曲〜ハ長調/イ短調/ト長調 /ホ短調/ロ短調/イ長調/ホ長調/嬰ハ短調/ロ長調/嬰ヘ長調/変ホ短調 /変ニ長調『雨だれ』/ハ短調 /変ロ長調 /ヘ長調
 エチュード Op.25-7 嬰ハ短調
 エチュード Op.10-3『別れの曲』ホ長調
 幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66
 子守歌 変ニ長調 Op. 57
 ピアノ・ソナタ第2番『葬送』〜第3 楽章
 ピアノ・ソナタ第3番〜第2 楽章
 マズルカ.ホ短調 Op.41-2
 ノクターン 変ホ長調 作品9-2
 小犬のワルツ
D.スカルラッティ:ソナタ ホ長調 K.380 L.23
J.S バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1 巻 22.プレリュード 変ロ短調 BWV 867
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14 番『月光』〜第1楽章
ピアノ・ソナタ第31番〜第1 楽章
シューマン:予言の鳥
 幻想曲 ハ長調〜第3 楽章
ドビュッシー:前奏曲集 第2 集〜酒の門 /前奏曲集 第1 集より デルフィの舞姫/音と香りは夕暮れの大気に漂う/亜麻色の髪の乙女/沈める寺/パックの踊り
リスト:リゴレット パラフレーズ
 タンホイザー」〜夕星の歌
シューマン:トロイメライ
神野明(P)

録音:1986年〜2006年
その伸びやかで大らかな演奏スタイルと、真摯な音楽へのまなざしで多くの聴衆を虜にしてきたピアニスト、神野明(1948-2009)の1986 年から2006 年にかけての未発表音源を2 枚に集約しました。 神野明は 1971 年に東京芸大を首席で卒業後、ワルシャワ音楽院や国立リスト音楽院で研鑽をつづけ、帰国後本格的な演奏活動に移ります。コンサートピアニストとして多忙な中、後進の教育とクラシックの普及にも尽力し、1994 年からは日本大学芸術学部の教授職を務めながら、題名のない音楽会にも度々出演するなど活動の幅を拡げました。 もちまえの暖かな音色に加え、過度な解釈を避け音楽本来の姿を探求し続けた神野の名演を是非お聞きください。 (フォンテック)
FOCD-9627
2014年5月14日発売
テレマン:12 のメトーディッシェ・ゾナーテンvol.2
12 のメトーディッシェ・ゾナーテンから
ソナタ 第6 番 ハ長調(原曲:ト長調) TWV41 G4 (アルト・リコーダー)
ソナタ 第3 番 ホ短調 TWV41 e3 (ソプラノ・リコーダー)
ソナタ 第2 番 イ長調 TWV41 A3 (ヴォイス・フルート)
ソナタ 第5 番 イ短調 TWV41 a2 (バロック・オーボエ)
ソナタ 第10 番 変ロ長調 TWV41 B5 (ソプラノ・リコーダー)
ソナタ 第8 番 ホ短調(原曲:ハ短調) TWV41 c3 (バロック・ファゴット)
江崎浩司(リコーダー&バロックOb)
福沢宏(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
伊藤一人(Cemb)

(2013年7月9-12日、30-31日 相模湖交流センター
確かな技術と自由な発想で聴くものを魅了してきた、江崎浩司のテレマン作品集第2 弾です。
前作FOCD-9614「12 のメトーディッシェ・ゾナーテンvol.1」と合わせることによって、この曲集の全曲が揃います。 様々な地域、あらゆるジャンルで人気を誇ったテレマンは、当時のヨーロッパを席捲する人気作曲家でした。この曲集は装飾音の学習の為という名目で編纂されたものですが、テレマンは自らの芸術的、技術的エッセンスを当曲集に集約し、その結果聴き手や演奏者を飽きさせないバラエティーに富んだ曲想になっています。 江崎は本作でリコーダー各種とバロック・オーボエに加え、バロック・ファゴットまでも駆使!共演者の好演と合わせ、江崎ならではの多彩な表現で、本曲集の魅力を余すところなく聴き手に届けてくれます。 (フォンテック)
FOCD-9628
2014年5月21日発売
Influence/生田直基(ギター)
トゥリーナ:タレガ讃歌
ポンセ:ソナタ第3 番
エミリオ・プジョール:熊ん蜂
ビセンテ・アセンシオ:ヴァレンシア組曲
フェデリコ・モレノ=トローバ:哀歌
佐藤弘和:SHIHO(ボーナストラック)
生田直基(G)

録音:2013年6月25-27日 浜松市天竜壬生ホール
名古屋を拠点に活躍する気鋭のギタリスト、生田直基のファーストアルバムの登場です。 生田直基は愛知県生まれ。13 歳よりギターを始め、早稲田大学在学中にクラシックギターに出会い、高田元太郎氏に師事。在学中にGLC 学生ギターコンクール、名古屋ギターコンクールなど国内コンクールにおいて入賞を重ね、2008年に渡英。ロンドントリニティ音楽院にてグラハム・デヴァインに師事し、国際演奏家課程を修了しました。その後は日本国内のみならずイギリス、アイルランド、ギリシャ、ハンガリーなど世界各地でリサイタルを開催。2012 年にはシンガポールにて多くの日本企業の協賛のもと、現地メディア主催によるソロリサイタルツアーを成功させました。 本アルバムのテーマは“20 世紀前半のパリ”。憧れを胸に異国の地へ辿り着き、限られた時間を惜しみなく費やし自身の作曲語法を磨いた若く才能豊かな音楽家たち。生田はその音楽性溢れる演奏で彼らのルーツを辿りながら、それぞれが受けた影響(Influence)に光をあてます。ギタリストとしても活躍している佐藤弘和によるボーナストラック「SHIHO」にも注目です。(フォンテック)
FOCD-9629
2014年5月31日発売
アリアンナの嘆き
モンテヴェルディ:かつて貴女は
ローザ:側にいることは
A. スカルラッティ:熱い血潮、菫
ロッシーニ:約束
ドニゼッティ:糸巻き
ベッリーニ:私のフィッリデの悲しげな姿よ
ヴェルディ:煙突掃除夫、
 歌劇《ロベルト・デヴェリュー》〜〈生きなさい、彼女の側で〉
レスピーギ:諦め、戯れ
カセッラ:美しい鳥籠から
ペトラッシ:アリアンナの嘆き
ヴォルフ=フェルラーリ:道
 行く若い人よ、海辺に家を造りたい、 ああ、私の溜め息よ、
 私の送る所に行きなさい、
 貴方が通りかかると、
 なんと腹が立つことでしょう
シベッラ:ジロメッタ
ヴェルディ:ストルネルロ
嶺貞子(S)
ジョルジョ・ファヴァレット(P)

録音:1973年12年2日 ヤマハホール
イタリア歌曲の第一人者として活躍を続ける嶺 貞子。2013 年にリリースした「舞踏への誘い」(FOCD-9595 ピアノ:H・ピュイグ=ロジェ)「幻の城」(FOCD-9607 ピアノ:E・カンポガッリアーニ)に続く名演の初CD 化です本作の共演はイタリアの巨匠、ジョルジョ・ファヴァレットです。イタリア・スィエーナのキジアーナ音楽院にてファヴァレットに教えを受けた嶺との共演。嶺の歌唱は豊かな音楽性に溢れた、まさにベルカントと呼ぶにふさわしいものです。 (フォンテック)
私はシエナのアカデミア・キジアーナにおいて私の特別講座にサダコ・ミネを受け入れ、この卓越した歌手の美しく気品ある芸術的な個性をより深く知ることの喜びを得ました。特に輝かしい高音の「ベルカント」において、最も感動的な表現と美しさを見い出します。又イタリアの偉大な作曲家達の選択や彼女の曲の把握と演奏は、彼女の教養、上品な趣向と感受性を示しています。彼女の演奏を特色づけるものは、人生の難しい問題の中で光り輝く行路を見つけたところの彼女の魂の高貴さと卓越性であり、そして音楽の偉大な天才達と生を受けた創造者との最も気品ある同一化であります。 (ジョルジョ・ファヴァレット )

FOCD-9630
2014年4月25日発売
ブルックナー:交響曲第3番ニ短調(第3稿改訂版) 朝比奈隆(指)新日本PO

録音:1996年12月12日 東京文化会館、 12月16日 オーチャードホール ライヴ(初出)
逝去から十余年、今なお色褪せない記憶として語り継がれる朝比奈の演奏。 得意とした独墺音楽のなかでも、日本における黎明期から、数多く演奏をおこなったブルックナーの交響曲は “神技”と呼ぶに相応しいレパートリーです。 200 回に及ぶその演奏歴ですが、第3 番をとりあげる機会は少なく、殊に「第3 稿」での公演は、本CD 収 録の1996 年12 月 新日本フィル指揮した2 日間のみ、そしてこれが同曲最後の演奏でした。 巨匠の最終解釈---まさにモニュメンタルな演奏の記録です。(フォンテック)

FOCD-9631(5CD)
2014年4月25日発売
生島繁〜クラリネットシーン
■Disc.1 クラリネットシーンT
プーランク:ソナタ
マルティヌー:ソナチネ
ストラヴィンスキー:3 つの小品
ベリオ:リート
ブーレーズ:ドメーヌ〈クラリネット・ソロ版)
■Disc.2 クラリネットシーンU
オネゲル:ソナチネ
グヴィ:ソナタOp.67
サン=サーンス:ソナタOp.167
ミヨー:ソナチネOp.100
ドビュッシー:ラプソディ
■Disc.3 クラリネットシーンV
ブロック:デネリアーナ
ピエルネ:カンツォネッタ
ボーカン:哀歌
カウザック:カンティレーヌ
ミヨー:カプリス
アーン:サラバンドと主題・変奏
デルマス:プロムナード
ドビュッシー:小品
サティ:グノシエンヌ 第3 番
ルーセル:アリア
ゴトゥコフスキー:ノルウェーの風景
シュミット:アンダンティーノ
ラヴェル:ハバネラ形式の小品
セムラー=コレリー:カンティレーヌ
ノエル=ガロン:カンタービレ
ショーソン:アンダンテとアレグロ
■Disc.4 クラリネットシーンW
サン=サーンス:白鳥
フォーレ:夢のあとに/シシリアンヌ
サティ:ジムノペディ 第3 番
ドビュッシー:アラベスク 第1 番
サティ:ジムノペディ 第1 番
パラディス:シシリアンヌ
フォーレ:パヴァーヌ
クライスラー:愛のよろこび
バッハ:G 線上のアリア
フランク:プレリュード
シューベルト:アヴェ・マリア
サティ:ピカデリー
ラフマニノフ:ヴォカリーズ
バッハ:シシリアンヌ
クライスラー:グラーヴェ
テンプルトン:モーダル・ブルース
テンプルトン:イン・リズム
■Disc.5
ルーセル:ディヴェルティッスマンOp.6
ミヨー:ルネ王の暖炉Op.205
プーランク:六重奏曲
ダマーズ:17 のヴァリエーションOp.22
イベール:3 つの断章
生島 繁(Cl)、
藤井一興(P)
トゥールーズ木管五重奏団(Disc.5)

録音:Disc.1 1984年、
Disc.2 1987年、
Disc.3 1991年
Disc.4 1996年、
Disc.5 1992年
生島繁はフランス政府給費留学で渡仏、ルーアン音楽院でジャック・ランスロに師事し、1974 年にはトゥ ールーズ・キャピトル管弦楽団の首席クラリネット奏者を務め、フランスのオーケストラへ木管楽器奏者とし て入団した初の日本人として話題になりました。またトゥールーズ木管八重奏団、五重奏団のメンバーとして も活躍しました。 多くの録音がある生島ですが、今作ではフォンテックに残した5 枚のアルバムをBOX 化、クラリネットのレ パートリーを広く網羅するとともに、邦人クラリネット奏者として世界を舞台に活躍している生島の面目躍如 たる演奏が聞きどころです。 (フォンテック)
FOCD-9638(2CD)
2014年5月31日発売
生誕100年/伊福部昭の管絃楽 Orchestral works by Akira Ifukube
(1)日本狂詩曲(1935)
オーケストラとマリンバのためのラウダ・コンチェルタータ(1979)
舞踊曲「サロメ」(1948)
伊福部昭とアナ対談
ヴァイオリンと管弦楽のための協奏曲風狂詩曲(1948/51)
日本狂詩曲、ラウダ・コンチェルタータ、サロメ

(2)ヴァイオリンと管弦楽のための協奏曲風狂詩曲
(1)録音:1990年1月13日 東京文化会館/東京都交響楽団第302 回定期演奏会〈都響日本の作曲家シリーズ7 伊福部 昭作品集〉ライヴ
岩城宏之(指)東京都SO
安倍圭子(マリンバ)

(2)1959 年11 月5 日 NHKラジオ第2 放送音楽祭特集
音源提供:NHK/NHKサービスセンター
森正(指)ABC響
小林武史(Vn)
日本作曲界の巨人、伊福部昭(1914-2006)。生誕100 年を迎えた本年、誕生日である5 月31 日に初出音源のリリース。
1990 年1 月13 日、東京文化会館での東京都交響楽団第302 回定期演奏会は、日本人作曲家の作品の演奏に定評のある岩城宏之の指揮と、屈指の演奏技術によって長年にわたって第一人者として活躍するマリンバの安倍圭子を迎えた端正な演奏。 1959 年のNHK ラジオ音源では、同年に改訂された「ヴァイオリンと管絃楽のための協奏風狂詩曲」を、小林武史の独奏、伊福部指揮・ABC 交響楽団の演奏で収録。同ラジオ音源での伊福部昭とアナウンサーの対談も収録しました。 ファンの間で語り継がれる歴史的名演です。(フォンテック)

FOCD-9640
2014年7月9日発売
第104 回定期演奏会・三つのジャポニスム
西村 朗:秘儀T−管楽合奏のための
和田 薫:吹奏楽のための俗祭
真島俊夫:三つのジャポニスム
三善 晃:吹奏楽のための「クロス・バイ マーチ」
山下康介:ブルー・ファンタジア
三枝成彰(長生 淳 編曲):交響組曲「機動戦士 Z ガンダム」
和田 薫:吹奏楽のための土俗的舞曲(2012年版)
飯森範親(指)大阪市音楽団

録音:2012年11月7日 ザ・シンフォニーホールでのライヴ
日本を代表する吹奏楽団のひとつ、大阪市音楽団は本年 4 月から一般財団法人へと移行し、新たなスタートを切っています。その動向に注目が集まっている今、2012 年 11 月と 2013 年 3 月の定期演奏会のライヴCDを 2 タイトル同時リリースいたします。 (フォンテック)
FOCD-9641
2014年7月9日発売
第105回定期演奏会・エル・カミーノ・レアル
バーンズ:アルヴァマー序曲
チャンス:呪文と踊り
スウェアリンジェン:狂詩曲ノヴェナ
ホルスト(リード改訂):組曲「惑星」〜木星
ヴェルディ(木村吉宏 編):歌劇「運命の力」序曲
マクベス:マスク
保科洋:風紋(1987 年版)
リード:エル・カミーノ・レアル 〜ラテン・ファンタジー〜
藤田玄播:幻想曲「幼い日の想い出」
川北栄樹:エンターテインメント・マーチ
現田茂夫(指)大阪市音楽団

録音:2013年3月16日 ザ・シンフォニーホールでのライヴ
FOCD-9642
2014年9月3日発売
野尻小矢佳
ドビュッシー:月の光(編曲:野尻小矢佳)
コンバース:賛美歌312 番「星の世界」
アイルランド民謡:ロンドンデリーの歌
ピアソラ:ブエノスアイレス午前零時(編曲:野尻小矢佳)
ハワード:フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン(編曲:野尻小矢佳)
フォスター:夢見る人(編曲:野尻小矢佳)
ベートーヴェン:月光によるパラフレーズ(編曲:野尻小矢佳)
ディーン:ナゲキ鳩のソネット
野尻小矢佳:ルナ

■ボーナス・トラック
マクブルーム:ローズ(Voice 野尻小矢佳)
野尻小矢佳(ヴィブラフォン)

録音:2014年4月16-17日 富士見市民文化会館 キラリ☆ふじみ.REC)
多彩な音空間を創り出す打楽器奏者・野尻小矢佳。待望の新作は非常にレア度の高いヴィブラフォンのソロ・アルバムです。 マリンバから民族楽器まで様々な打楽器を自在に操る野尻ですが、今回はあえてヴィブラフォンという楽器を選ぶことで、特定のジャンルや形式に収まらない、その豊かな音楽性や表現力を際立てています。 本作のテーマは“Luna(月)”表題作をはじめ月にちなんだ曲を多数収録。クラシックやポピュラーの名曲から自作曲、本作のクライマックスといえる前衛的な「ナゲキ鳩のソネット」(ディーン作曲)など、まさに彼女のクロスオーヴァ―な魅力満載のアルバムが完成しました。 (フォンテック)

FOCD-9644(1SACD)
2014年8月6日発売
夜の肖像〜北村朋幹
クルターグ:花、人間は・・・
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第13番変ホ長調 Op.27-1《幻想曲風ソナタ》
シューマン:夜曲 Op.23
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第14番「月光」
バルトーク:戸外にて Sz.81 BB 89
北村朋幹(P)

録音:2013年12月23-26日 相模湖交流センター
“音の行間に潜むニュアンスを捉える北村朋幹の類稀なるセンス!”
かねてから、北村朋幹の音の余韻を感じ取るセンスは尋常ではないと思っていましたが、このアルバムではまさにその資質が徹底注入されています。
演奏時間1分にも満たない最初のクルターグからそれは明らか。たった7つの単音だけで終わってしまいますが、その音の隙間のニュンアンスをビシビシ感じている空気感が胸に迫ります。そして、おもむろに始まるベートーヴェンの「13番」。これがまた素晴らしい!第1楽章の音階の連続のようなフレーズの端々まで慈しみ抜き、中間の速い走句でもまろやかタッチを保持して瑞々しいニュアンスを放ちます。リズム感が際立つ第2楽章は、音の清潔さに心を奪われると主に、そのリズムの背後には詩的なニュアンスが充満!音楽を単に感覚だけで捉えていない証しです。
シューマンでは、内省的なニュアンスが明確な主張と共に聴き手に迫ります。シューマンならではの繊細さに拘泥しすぎて、音楽を萎縮させるような心配も無用。音楽はあくまでの伸びやかに息づくのです。特に終曲は、ペダリングの絶妙さ、真の歌が宿るレガートの美しさなど、多くのピアニストにとっても羨望の的でしょう。
そして、白眉のベートーヴェンの「14番」!まず、あまりにも有名な第1楽章が、初めて聴く作品のような妙なる表情を湛えて流れます。明らかに「月光」という表題のイメージとは違う、独自の感性で捉えた「幻想世界」が現出されており、聴き手の想像力優しく引き出すような、そんな演奏が今まであったでしょうか?終楽章に入ると、今までの最弱を打ち消すように爆発する演奏が多い中で、ここではこれまでの幻想的なニュアンスを常に奥底に携えている点に、驚愕を禁じえません。打鍵の凄みとは異なるこの独特の緊張感。やはり他に類を見ません。
「戸外にて」は、ピアノ・ソナタと共に、バルトークの「後期」の幕開けを示す重要作品。第1曲「笛と太鼓」で、単調な行進曲のリズムに自然の生命力を素直に反映させ、しかも極端に粗野に傾きすぎないこの演奏に触れると、今まで聴いてきた演奏は、あまりにも冷徹というか、プロコフィエフのように響くものが多かったことに気付かされます。そして、北村朋幹の鋭敏な感性が最も燐くのが、第4曲「夜の音楽」。
今後、北村朋幹の音楽は更に熟成を続けるとは思いますが、“今”ならではの瑞々しさ溢れる演奏に触れられることの幸せを感じずにはいられません。【湧々堂】
FOCD-9645
2014年10月8日発売
ソナタIII 〜フェルナンド・ソル作品集
グラン・ソロ Op. 14
ソナタ Op. 15-2
グランド・ソナタ Op. 22
第2 グランド・ソナタ Op. 25
益田正洋(G)

録音:2014年6月3-5日 秩父ミューズパーク音楽堂
2013年10 月に「古典派以降のソナタ」に焦点を合わせた「ソナタII」(FOCD9604)をリリースし、大きな話題を集めた日本を代表する実力派ギタリスト・益田正洋。シリーズ3 作目となる新作では、「ギターのベートーヴェン」とも呼ばれ、ギター音楽史に大きな足跡を残したフェルナンド・ソル(1778-1839)のソナタ作品を集めました。 ギターは19 世紀に製作されたPetitjean 作の銘器を使用。その卓越した演奏技術と豊かな音楽性をもって、この銘器の魅力を最大限に引き出した益田は、ソルをはじめとした「ギター第1 次黄金期」に活躍したヴィルトゥオーソたちの姿とはっきりと重なります。 ギタリストにとって必須のレパートリーのひとつであるソルの珠玉のソナタ。ギターファンのみならず、全ての音楽ファン必聴の名盤の誕生です。 (フォンテック)

FOCD-9646(2CD)
2014年8月6日発売
歌い継ぎたい日本の歌
さくら(日本古謡・武満徹編曲)
上を向いて歩こう(永六輔作詞・中村八大作曲・若林千春編曲)
ずいずいずっころばし(わらべ唄・間宮芳生編曲)
赤とんぼ(三木露風作詞・山田耕筰作曲・篠原眞編曲)
シャボン玉(野口雨情作詞・中山晋平作曲・林光編曲)
花の街(江間章子作詞・團伊玖磨作曲・青島広志編曲)
夏の思い出(江間章子作詞・中田喜直作曲)
埴生の宿(里見義訳詞・ヘンリー・ビショップ作曲・若林千春編曲)
月の沙漠(加藤まさを作詞・佐々木すぐる作曲・若林千春編曲)
涙そうそう(森山良子作詞・BEGIN 作曲)
夕焼小焼(中村雨紅作詞・草川信作曲・三善晃編曲)
思い出のアルバム(増子とし作詞・本多鉄麿作曲・鷹羽弘晃編曲)
みかんの花咲く丘(加藤省吾作詞・海沼実作曲・鷹羽弘晃編曲)
おもちゃのチャチャチャ(野坂昭如作詞(吉岡治補作)・越部信義作曲・鷹羽弘晃編曲)
幸せなら手をたたこう(木村利人作詞・スペイン民謡・鷹羽弘晃編曲)
里の秋(斎藤信夫作詞・海沼実作曲・三宅悠太編曲)
雨降りお月さん(野口雨情作詞・中山晋平作曲・篠田昌伸編曲)
かもめの水兵さん(武内俊子作詞・河村光陽作曲・篠田昌伸編曲)
夏は来ぬ(佐々木信綱作詞・小山作之助作曲・篠田昌伸編曲)
今日の日はさようなら(金子詔一作詞 作曲・篠田昌伸編曲)
リンゴの唄(サトウハチロー作詞・万城目正作曲・篠田昌伸編曲)
故郷(高野辰之作詞・岡野貞一作曲・上田真樹編曲)
春の小川(高野辰之作詞・岡野貞一作曲・上田真樹編曲)
雨ふり(北原白秋作詞・中山晋平作曲・上田真樹編曲)
うみ(林柳波作詞・井上武士作曲・上田真樹編曲)
見上げてごらん夜の星を(永六輔作詞・いずみたく作曲・上田真樹編曲)
蛍の光(稲垣千頴作詞・スコットランド民謡・上田真樹編曲)
東京混声Cho
大谷研二(指)、松井慶太(指)
篠田昌伸(P)、鷹羽弘晃(P)
三宅悠太(P)、上田真樹(P)

録音:2013年4月27日 かつしかシンフォニーヒルズ・モーツァルトホール・ライブ
日本を代表するプロ合唱団として根強い人気を誇る東京混声合唱団(東混)。待望の新作は、2013年4月に行われた特別演奏会のライブCDです。本コンサートは2006年に選考された「親子で歌い継ごう日本の歌百選」からの選曲。第一部では東混のレパートリーから選りすぐりの楽曲をお届けし、第二部では、篠田昌伸、鷹羽弘晃、三宅悠太、上田真樹という、次代を担う若手作曲家4人が選曲・編曲・コンサート本番でのピアノ伴奏を担当しました。日本を代表する合唱指揮者の一人である大谷研二と、気鋭の若手指揮者・松井慶太によるタクトも秀逸。まさに「温故知新」という言葉が相応しい名演です。(フォンテック)
FOCD-9648
2014年11月5日発売
大阪市音楽団/メキシコの祭り
スパーク:記念日のための序曲
バーンズ:シンフォニック・エッセイ
グレイアム:巨人の肩にのって
ホルスト:吹奏楽のための第2組曲ヘ長調作品28-2
リード:交響曲「メキシコの祭り」
グレインジャー:デリー地方のアイルランド民謡
スーザ:星条旗よ永遠なれ
渡邊一正(指)大阪市音楽団

録音:2013年6月7日 ザ・シンフォニーホール・ライヴ
大阪市音楽団による定期演奏会ライヴシリーズの最新作です。今作は2013年6月7日に行われた第106回定期の模様を収録いたしました。指揮は第101回定期でピアノ独奏も披露した渡邊一正が2年半ぶりに登場。プログラムには“吹奏楽の伝統と栄光”という副題がつけられており、20世紀に入って吹奏楽の本格的な楽曲を生んできたアメリカとイギリスのふたつの国の作品で構成されています。(フォンテック)

FOCD-9651(2CD)
2014年9月3日発売
高橋/高橋/シェーンベルク/シューベルト
高橋悠治:無伴奏ヴァイオリンのための「狂句逆転」 (2014)
 「あけがたにくる人よ」(2012) 詩:永瀬清子
シェーンベルク:弦楽四重奏曲 第2 番 Op.10
シューベルト:弦楽四重奏曲 第14 番 ニ短調 「死と乙女」
モルゴーア・クァルテット
波多野睦美(Ms)
荒井英治(Vn)

録音:2012年5月20日 浜離宮朝日ホール ライヴ
作曲家 柴田南雄の書斎・スタジオ・資料室として開設したサンガクシャ。作品の台本作成など創作活動を支えた令夫人 柴田純子により、サンガクシャは現存します。
柴田純子は、(旧)日本フィル創立時のコンサートマスターであるブローダス・アールが、1957 年に結成した<アール弦楽四重奏団>(ヴィオラ:河野俊達、チェロ:黒沼俊夫)に参加。シェーベルクの第2 番、シューベルトの名演奏は、語り継がれています。 「シェーベルクの第2 弦楽四重奏曲をもう一度聴きたい」という長年の夢を、彼女は<サンガクシャコンサート>の開催で実現します。そして、高橋悠治との半世紀をこえる友情は「あけがたにくる人よ」として結実。さらにヴァイオリンのための新曲を加え、本CD が実現しました。 (フォンテック)
FOCD-9653
2014年12月3日発売
第5回仙台国際音楽コンクール優勝記念/ヴァイオリン部門
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第1 番 ト長調 op.78「雨の歌」
ヴァイオリン・ソナタ 第2 番 イ長調 op.100
ヴァイオリン・ソナタ 第3 番 ニ短調 op.108
リチャード・リン(Vn)
ロバート・リン(P)

録音:2014年6月23-24日 日立システムズホール仙台
ヴァイオリン部門の優勝者、リチャード・リンは1991 年アメリカ生まれ。台湾で育ち、16 歳で渡米し、カーティス音楽院でアーロン・ローザントに師事しました。現在はジュリアード音楽院修士課程に在籍し、ルイス・カプランに師事しています。本コンクールでは優勝と合わせて聴衆賞も受賞。 「旧き良き流派の黄金の音色を継承していきたい」と本人が語るように、豊かで甘美な音色が大変魅力的で、今作ではブラームスを比較的ゆったりとしたテンポで丁寧に弾き込んでいます。(フォンテック)
FOCD-9654
2014年12月3日発売
第5回仙台国際音楽コンクール優勝記念/ピアノ部門
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調 op.36(1931年版)
リスト:シューベルトの歌曲によるトランスクリプション(連祷、糸を紡ぐグレートヒェン、水によせて歌う、セレナーデ、魔王)
シューベルト:さすらい人幻想曲
ラヴェル:ラ・ヴァルス
ソヌ・イェゴン(P)

録音:2014年6月25-26日 日立システムズホール仙台
ソヌ・イェゴンは1989 年韓国生まれ。カーティス音楽院やジュリアード音楽院で学び、現在はマネス音楽院にてリチャード・グードに師事しています。2009 年インタークラーケン・クラシック国際ピアノコンクール第1 位、2012 年ウィリアム・カペル国際ピアノコンクールで優勝など多くのコンクールで活躍し、多数のオーケストラとも協演しています。輝かしい音色と卓越した技術に加え、各曲の特色を見事に描き分ける緻密な演奏がイェゴンの魅力になっています。(フォンテック)
FOCD-9655
2014年11月5日発売
有森博/ラフマニノフ:変奏曲集
ラフマニノフ:ひな菊Op.38-3
ショパンの主題による変奏曲Op.22
エレジーOp.3-1
セレナードOp.3-5(改訂版)
メロディーOp.3-3(改訂版)
道化師Op.3-4
コレルリの主題による変奏曲Op.42
リラの花Op.21-5
有森博(P)

録音:2014年5月28-30日 富士見市民文化会館キラリふじみ
ロシア作品を得意として、多くの聴き手を魅了してきた有森博によるラフマニノフ作品集の第3弾です。今作では変奏曲に焦点をあてた選曲で、初期の大曲である「ショパンの主題による変奏曲」と、ラフマニノフ最後のピアノ独奏曲である「コレルリの主題による変奏曲」を中心に収録。いずれも、きわめて高度な技術が要求されながら、同時に変奏曲ならでは構成感も求められる難曲です。有森の演奏は決して声高にテクニックや情感性を際立出せる事はありませんが、あくまで自然体で変奏曲ならではの細やかな表情を見事に表現しています。(フォンテック)
「ラフマニノフの変奏曲を現代人のいきいきとした感覚で甦らせた名演と言える。小品集も、有
森のもつ歌心と音に対する感性が存分に発揮された美しい演奏だ。」(ライナーノーツより小田切尚登)
FOCD-9656
2014年11月5日発売
ヴァイオリンとピアノのためのショパン編曲集〜ヴァイオリニストたちが愛したショパン
バラード第1番ト短調Op.23(イザイ編曲)
ワルツ第14番ホ短調Op.posth(イザイ編曲)
ワルツ第3番イ短調Op.34No.2(サラサーテ編曲)
ノクターン第2番変ホ長調変ホ長調Op.9No.2(サラサーテ編曲)
ノクターン第8番ニ長調Op.27No.2[原調:変ニ長調](ウィルヘルミ編曲)
ポロネーズ第1番ニ短調Op.26No.1[原調:嬰ハ短調](ウィルヘルミ編曲)
ノクターン第11番ホ短調Op.37No.1[原調:ト短調](ウィルヘルミ編曲)
ノクターン第19番ホ短調Op.72No.1(アウアー編曲)
華麗なる大円舞曲ト短調Op.18[原調:変ホ長調](ザイツ編曲)
徳永二男(Vn)
永田郁代(P)、小森谷裕子(P)

録音:2013年4月22-23日、6月14-15日 富士見市民文化会館キラリふじみ
本作はショパンのピアノ独奏用の作品を、19世紀後半から20世紀初頭にかけて活躍した偉大なヴァイオリニストたち――イザイ、サラサーテ、ウィルへルミ、アウアー、ザイツがヴァイオリンとピアノの二重奏に編曲した作品を収録しています。編曲された作品はいずれもショパンの作品の中でも人気が高く、名曲中の名曲といえるものばかりです。編曲者はヴァイオリンの名手達ですので、原曲本来の魅力を損なうことなく、ヴァイオリンの魅力も最大限に引き出しています。徳永の長い経験に裏付けられた流麗かつ華麗な演奏スタイルはこのプラグラムに最適。まさにヴィルトゥオーソの世界です。また、本曲集の1〜5トラック部は全音楽譜出版社から楽譜が出版されておりますので、ヴァイオリン学習者にも要注目の作品集となっています。(フォンテック)

FOCD-9657
2014年12月3日発売
佐藤和彦(テューバ)/エターナル
ヘンデル:ソナタ.ト短調 op.1-2 HWV360
シューマン:アダージョとアレグロ 変イ長調 op.70
ヒンデミット:バス・テューバとピアノためのソナタ
小山和彦:独奏テューバのための3 章
スパーク:テューバ協奏曲
ベートーヴェン:歌曲「アデライーデ」op.46
佐藤和彦(Tub)
中村真理(P)

録音:2014年6月24-26日 相模湖交流センター
新日本フィルの首席テューバ奏者、佐藤和彦による初のソロ・アルバムです。 卓越した技術が要求されるテューバのソロ演奏ですが、佐藤はそういった困難を微塵も感じさせません。 あたたかな音色と、圧倒的なエネルギーはこの楽器の可能性を再確認させてくれるものですが、何より 特筆すべきは佐藤の歌心を感じさせる、あくまで自然体な演奏です。 本作ではヘンデル、シューマン、ベートーヴェンといった巨匠たちの名曲に加え、この楽器のために書 かれたヒンデミット、小山、スパークの楽曲も収録。テューバの魅力を様々な角度から網羅しました。(フォンテック)
「テューバの音に耳を傾ける行為がもたらすストレートな喜びと、深遠にして幅広い音楽の表現世界に 触れる驚きが、1 枚の中に共存を遂げている。なかなかにして得難いことだと思う」 (木幡一誠 ライナーノートより)
FOCD-9658
2014年11月5日発売
藤村実穂子/ドイツ歌曲集IV
R.シュトラウス:薔薇のリボンOp.36-1/白いジャスミンOp.31-3/高鳴る胸Op.29-2/愛を抱いてOp.32-1/愛する人よ、別れねばならないOp.21-3/憧れOp.32-2/静かな歌Op.41-5/解放Op.39-4/岸でOp.41-3/帰郷Op.15-5/小さな子守歌Op.49-3/子守唄Op.41-1
マーラー:ラインの小伝説/この世の生活/原初の光/魚に説教するパドゥアの聖アントニウス/この歌を思い付いたのは誰?/不幸の中の慰め/無駄な努力/高い知性への賞賛/ハンスとグーテ/たくましい想像力/別れて会えない
藤村実穂子(Ms)
ヴォルフラム・リーガー(P)

録音:2014年3月15日 所沢市民文化センターミューズマーキーホール、3月19日 紀尾井ホール、3月25日静岡音楽館
2010年にリリースを開始した藤村実穂子「ドイツ歌曲集」第4作。世界の歌劇場を席巻し、ウィーン・フィル、ベルリン・フィル等の主要オーケストラのコンサートに出演する藤村ですが、<歌曲が原点>という信念のもと、ドイツ・リートの真髄に迫るべく求道してきました。本CDには、3月におこなわれた日本ツアーから、選りすぐりの名演を収録。藤村は「歌曲のみのリサイタルは一時停止する」と述べており、<現代最高のメゾ>による現時点での集大成となります。生誕150年を迎えたシュトラウスとマーラーの名曲による魅惑のリサイタル・プログラム。「詩人が見たもの、作曲家が詩を通して聞いたものを表現するのが歌手」という藤村の真摯な歌唱による至高の1枚です。(フォンテック)
FOCD-9660
2015年1月14日発売
リード:アルメニアン・ダンス パート1
リード:アルメニアン・ダンス パート2
ホルジンガー:バレエ・サクラ
ストラヴィンスキー(G.M.デューカー編):バレエ組曲「火の鳥」1919年版
ビリク:ブロックM
シズオ・Z・クワハラ(指)
大阪市音楽団

録音:2014年6月25日 フェスティバルホール・ライヴ
大阪市音楽団は1923年創立の歴史ある吹奏楽団ですが、2012年7月から大阪市の市政改革プランに準じて、民営化の調整を進めてきました。そして2014年4月に「一般社団法人 大阪市音楽団」として新たなスタートを切りました。今作に収録されている第108回定期は新生市音による初めての定期演奏会で、不死鳥のように未来へ羽ばたくようにと願いを込め、ストラヴィンスキーの火の鳥を採りあげました。他にもリードのアルメニアン・ダンスの全曲連続演奏や吹奏楽でもお馴染みのホルジンガーのバレエ・サクラなど注目曲が並びます。
指揮のシズオ・Z・クワハラは1976年生まれ、10歳で渡米し吹奏楽で高名なイーストマン音楽院で指揮を学びました。現在はオーガスタ交響楽団の音楽監督を務めながら、日米を中心に活躍しています。
楽団員も多く入れ替わりフレッシュな陣容となった大阪市音と、気鋭の指揮者、シズオ・Z・クワハラによる鮮烈な響きをお聞きください。(フォンテック)

FOCD-9661
2015年3月4日発売
「宇宙戦艦ヤマト2199」からの音楽
映画「ロシュフォールの恋人たち」から“キャラバンの到着とマクサンスの歌”(ミシェル・ルグラン作曲/宮川彬良;編曲)
映画「波止場」からの交響組曲(バーンスタイン作曲/ボコック編曲)
「宇宙戦艦ヤマト2199」からの音楽(宮川泰;作曲/宮川彬良作・編曲)*
開眼序曲(宮川彬良;作曲)
「生業」から第3楽章“易〜生業”(宮川彬良;作曲)
宇宙戦艦ヤマト(宮川泰;作曲/宮川彬良;編曲)
宮川彬良(指)大阪市音楽団
井場謙一(T)*、岡本雄一(T)*
岸俊昭(Br)*、杉江斉(Br)*、
滝川千春(Br)*、田上知穂(S)*

録音:2014年10月28日フェスティバルホールライヴ
2014年10月に行われた第109回定期の模様を収めた、大阪市音の新作が登場です。市音は2014年4月に心機一転、新体制でスタートをきりました。本作は音楽監督である宮川彬良の作・編曲を中心としたプログラムです。「ロシュフォールの恋人たち」や「波止場」といった名画の編曲に加え、何と言っても注目なのは、現在公開中の映画「宇宙戦艦ヤマト2199」の劇中曲を集めた「「宇宙戦艦ヤマト2199」からの音楽」です。大阪市音はこの映画とタイアップし、ヤマトファンの注目を集めています。1974年に放送された「宇宙戦艦ヤマト」のオリジナル楽曲に加え、最新作のために新たに書き下ろされた新曲も加え、まさに集大成といえる演奏です。大阪市音ファンに加え、宇宙戦艦ヤマトのファンも必聴のCDになりました。(フォンテック)
FOCD-9663
2015年2月4日発売
竹間久枝(マンドリン)&益田正洋(ギター)
ジョヴァンニ・ホフマン:ソナタ.ニ短調
パガニーニ:協奏風ソナタOp.61
ガブリエレ・レオーネ:ソナタ.第3 番 Op.2
マウロ・ジュリアーニ:協奏的大二重奏曲 Op.85
竹間久枝(マンドリン)、益田正洋(G)

録音:2014年9月9-11日 五反田文化センター
日本においてマンドリン音楽をリードする気鋭のマンドリニスト・竹間久枝。日本を代表する実力派ギ タリスト・益田正洋を最良のパートナーとして迎え、初めてのアルバムをリリースします! 竹間久枝は2004年にドイツのケルン音大・ヴッパータール校にて研鑽を積み、同年第19回日本マ ンドリン独奏コンクール第1位入賞。翌年9月に開催された入賞記念リサイタルを成功させました。そ の後東京に拠点を移し、現在は関西と関東を中心にソロやアンサンブルでの様々なコンサート出演や、 各地のプロオーケストラでのエキストラ出演など、幅広い演奏活動を重ねています。 益田正洋は1990 年にクラシカルギターコンクールにて若干12 歳にして史上最年少優勝して以来、現 在に至るまで常に第一線で活躍し続けているトップギタリストの1 人です。 日本で演奏されるマンドリン作品のレパートリーはかなり少なく、ほとんどが20 世紀前半に極めて少 数の作曲家によって書かれた一部の楽曲に限られています。本作で2 人は、まだまだとり上げられるこ との少ない古典の佳曲達に目を向け、光を当てることで、マンドリンとギターの二重奏の新たな可能性 を示しています。 豊かな音楽性と、それを支える確かな技術を併せ持つ奇跡のデュオによるファーストアルバム。どうぞ 最後までお楽しみください。 (フォンテック)
FOCD-9666
2015年4月8日発売
ショパニアーナ
ヴィラ=ロボス:ショパンへのオマージュ
オスカル・エスプラ(1886-1976):ソナタ・エスパニョラop.53
セヴラック:ショパンの泉
モンポウ:ショパンの主題による変奏曲
下山静香(P)

録音:2014年11月20・21日 相模湖交流センタ
20世紀を生きた作曲家たちによる“ピアノの詩人”への手紙−その独自かつ真摯なアプローチにより、深淵な世界へと歩を進めるピアニスト・下山静香。新作で彼女が顕したのは、20世紀を生きた作曲家たちによる“ピアノの詩人”への手紙です。ショパンというピアノ音楽の世界においてあまりにも巨きな存在に敬意を込め綴られた作品たち、下山は豊かで清冽な感性と確かな表現力をもって、それらに生命を吹き込みます。(フォンテック)
「ピアノ」について語るとき、ロマン派の時代に生きた音楽家フレデリック・ショパンの名を抜きにすることはできないでしょう。この楽器の魅力を最大限に引き出したショパンは、ピアノ音楽を書く作曲家にとって特別な存在、思い入れの対象となっているように思います。それゆえでしょうか、「ショパンへのオマージュ」をテーマとしたこのCDには、ピアノのために書いた生涯最後の作品(ヴィラ=ロボス)、ピアノ曲として最後に出版された作品(エスプラ)、数多いピアノ曲の中で最大規模の作品(モンポウ)、という風に、それぞれの作曲人生におけるひとつの区切りであるかのような作品が集まりました。ここ数年コンスタントに演奏しているラテンアメリカの作曲家から代表格のヴィラ=ロボス、以前から紹介したかった作曲家エスプラ、そして、ピアノ音楽ファンを魅了し続けているセヴラックとモンポウ―彼らが“ピアノの詩人”に捧げた音楽を、奇しくもリサイタルデビュー20周年の節目に皆さまにお届けできることを嬉しく思います。4人の作曲家の多様なイディオムと、個性あふれる音楽世界をお楽しみいただくとともに、ショパンに対する愛情をご一緒に感じていただけたら幸せです。…2015年2月感謝をこめて 下山静香(ライナーノーツより)
FOCD-9667
2015年3月4日発売
有森博/カバレフスキー4
バッハ(カバレフスキー編):前奏曲とフーガ.ハ短調BWV549
カバレフスキー:6つの前奏曲とフーガOp.61*
バッハ(カバレフスキー編):8つの小前奏曲とフーガBWV553-560より※1
カバレフスキー:35の子供のためのやさしい小品Op.89#/4つのロンドOp.60
5つのやさしい変奏曲Op.51

*=1演奏者の意図により、2曲を組み合わせて、交互に収録。
#=演奏者の意図により、逆順で収録。
有森博(P)

録音:2014年1月23-25日 富士見市民文化会館キラリふじみ
1990年第12回ショパン国際ピアノコンクール最優秀演奏賞受賞、1992年に東京芸大大学院修了、その後モスクワで研鑽を続け、ロシア作品のエキスパートとして知られています。近年は名前こそ知られているものの、あまり紹介される機会の少なかったカバレフスキーに焦点を当て、知られざる作品を採りあげています。今作ではカバレフスキーが敬愛するバッハの作品を編曲した作品と、本人作の作品を交互に演奏し、ひとつの組曲として構想するなど、有森ならではの独創性が光る内容となっています。(フォンテック)
FOCD-9669(1SACD)
2015年2月4日発売
藤村実穂子〜オーケストラと共に
マルシュナー:「ハンス・ハイリング」よりゲルトルートの語りと歌*
ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」〜前奏曲と愛の死*
ワーグナー(マイヤー編):「パルジファル」組曲[第1 幕への前奏曲/場面転換の音楽/クンドリーの語り「違うわ、パルジファル…その子を見たわ!」*/「ひどい人!」*/第3 幕への前奏曲/聖金曜日の音楽/舞台転換の音楽/終結]
藤村実穂子(Ms) *
クリストフ・ウルリヒ・マイヤー(指)
新日本フィルハーモニーSO

録音:2013年11月29日 サントリーホール ライヴ
バイロイト音楽祭に9 年連続出演という卓越した経歴をもち、まさ に世界最高のメゾ・ソプラノと評される藤村実穂子。 その圧倒的な歌唱力と深い知性が隅々まで行きわたった演奏は、多 くの聴衆を魅了してきました。 本作は2013 年11 月に新日本フィルと共演した演奏会を収めたも のです。指揮のマイヤーは1992 年以来バイロイト音楽祭の第1 アシスタントとして活躍し、2007 年にはファビオ・ルイジの代役 として「タンホイザー」を指揮。藤村とはヨーロッパで共演し意気 投合、今回の演奏会へと繋がりました。実演の機会が少ないマルシ ュナーに加え、藤村が得意とするワーグナーの名曲が並ぶプログラ ムは多くのファンが待ち望んだものです。パルジファル組曲はマイ ヤー自ら編曲。マイヤーと新日フィルの演奏は過剰な表現を避け、 繊細かつしなやか。藤村の知的な歌唱とは最良の相性を示しています。(フォンテック)

FOCD-9670
(2SACD)
2015年5月13日発売
伊藤恵/シューベルトピアノ作品集6
ピアノ・ソナタ第18番ト長調D894,Op.78
ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調D960
伊藤恵(P)

録音:2014年12月24-26日神戸新聞松方ホール
《シューマニアーナ》に続き、2008年にリリースを開始した伊藤恵《シューベルトピアノ作品集》。 第6集は、シューマンが激賞した傑作第18番、そしてシューベルト全作品の頂点を極める第21番。 伊藤は、大作ソナタ2曲のリピートを指定通りおこない、SACD2枚に収録いたしました。 ミュンヘン国際コンクール優勝以来のシューベルト演奏封印を解いたこのシリーズ。最終章となる本 CD---「構築」と「歌」をもってロマン派音楽の系譜を紐解く伊藤の演奏は、円熟の域へ到達しました。(フォンテック)
FOCD-9672
2015年5月27日発売
猪居亜美/ブラック・スター
サグレラス:はちすずめ
ドメニコーニ:コユンババ
シューベルト:涙の讃美D711(メルツ編)
レニャーニ:36のカプリスOp.20より第7番
トゥリーナ:セヴィリアーナOp.29(セゴヴィア改訂)
ロドリーゴ:ヘネラリーフェのほとり
(ベーレント校訂・編)
ヴィラ=ロボス:12のエチュードより第7番
パガニーニ:24のカプリースOp.1より第24番(福田進一編)
ヒナステラ:ソナタOp.47
猪居亜美(G)

録音:2014年12月17-19日相模湖交流センター
ダイオプサイト(diopside,透輝石)のひとつであるBlackStarは、黒色の表面に光を当てる ことで十字の星が浮かび上がるその神々しい姿から、古来より邪気を払い、進むべき道を指し示 すパワー・ストーンとして珍重されています。 2015年、まさにその化身ともいうべき新たな才能がデビューします! 猪居が本作のコンセプトとして挙げるのは“黒”。ひときわ異彩を放つドメニコーニ作「コユン ババ」をはじめ、その驚異的なテクニックと、特定の枠に収まらないその音楽性により、本作で 様々なシチュエーションにおける“黒”を提示します。 「普段クラシックギターを知らない、聴いたことがない人にも本作を届けたい」と彼女は話しま す。音楽シーンの未来を照らす、漆黒の闇に燦然と輝く新たな星の誕生です。(フォンテック)
■猪居亜美(いのいあみ)
4歳より父、猪居信之の指導の下ギターを始める。6歳 より勝間恵子氏にピアノ、ソルフェージュを師事。 新井伴典、福田進一、T.ミュラー=ペリング、M.ディラ、 岩崎慎一、大萩康司、各氏(受講順)のマスタークラス を受講する。2011年、NHK-FM名曲リサイタル出演。 2012年より大阪音楽大学にて藤井敬吾、福田進一両氏 に師事。これまでに2004年第29回ギター音楽大賞重奏 &アンサンブルの部優勝。2010年第35回ギター音楽大 賞グランプリ(第1位)並びに大阪府知事杯受賞。 2014年第2回台湾国際ギターコンクール第3位などの 賞歴を重ねている。

FOCD-9673(2CD)
2015年4月8日発売
マーラー:交響曲第2番「復活」 川瀬賢太郎(指)神奈川PO
秦茂子(S)、藤井美雪(Ms)
神奈川フィルCho

録音:2014年6月27日 横浜みなとみらいホールライヴ(第300回記念定期演奏会)
数多の才能が煌めく日本の指揮者群において、新鮮にして独創的な解釈でひときわ光彩を放つ川瀬賢太郎。2014年4月より神奈川フィルの常任指揮者を務め、同団の躍進に大きく寄与しています。川瀬の演奏の特徴---彼はどのような音楽を前にしても、既定の慣習には流されず楽譜の隅々まで読み込みます。そして、作品がもつ新たな側面に光をあて、同時代の創作であるかのように演奏するのです。この「既聴感がない」演奏は不変で、今回のマーラーも大胆なテンポ設定、新鮮なアゴーギクに満ち溢れています。神奈川フィル第300回記念定期公演のライヴ録音であるこの演奏。若きシェフへよせる期待と熱い共感が、ホール全体に渦巻いています。(フォンテック)
■川瀬賢太郎
1984年東京生まれ。東京音大作曲指揮専攻(指揮)を卒業。2006年10月に行われた東京国際音楽コンクール<指揮>において1位なしの2位(最高位)に入賞し、入賞者デビューコンサートで神奈川フィルハーモニー管弦楽団および大阪センチュリー交響楽団を指揮。その後、様々なオーケストラから次々に招きを受ける。2009年6月群馬交響楽団定期公演に2010年東京フィルハーモニー交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団の定期公演にそれぞれデビューを果たす。2012年には、細川俊夫のオペラ「班女」広島公演にてオペラデビューを果たし好評を博す。海外では2008年に引き続き2011年2月にもイル・ド・フランス国立オーケストラと共演、また、2012年10月にはユナイテッド・インストゥルメンツ・オヴ・ルシリンと細川俊夫作曲モノドラマ「大鴉」オランダ初演の大役を果たす。2007年〜2009年パシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF)アシスタント・コンダクター。現在、名古屋フィルハーモニー交響楽団指揮者。八王子ユース弦楽アンサンブル音楽監督。2014年4月より神奈川フィルハーモニー管弦楽団常任指揮者に就任。三重県いなべ市親善大使。
FOCD-9675
2015年5月27日発売
大森潤子/Zephy〜そよ風
クライスラー:コレルリの主題による変奏曲
ゴセック:ガヴォット
クライスラー:美しきロスマリン
メンデルスゾーン:歌の翼に
パガニーニ:ラ・カンパネラ
サラサーテ:アンダルシアのロマンス
サラサーテ:サパテアード
ヴィエニアフスキ:モスクワの思い出
シューベルト:アヴェ・マリア
フバイ:そよ風
サラサーテ:序奏とタランテラ
ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
ラヴェル:ツィガーヌ
ドヴォルザーク:ユモレスク
ヴュータン:アメリカの思い出
アイルランド民謡:ロンドンデリーの歌
大森潤子(Vn)、中島由紀(P)

録音:2014年10月12-14日富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ
ヴァイオリニスト大森潤子ソロ・デビューは、16herfavorites。 東京藝術大学・大学院、パリ国立高等音楽院で学んだ大森。欧州での活躍に続き、現在は日本各 地で演奏。また、音楽アウトリーチを通し次世代への沃野を広げ、さらに2006年からは札幌 交響楽団の首席奏者の重責を担い、その活動は類い稀な奥行きをみせています。 十数年に渡り各地で演奏し続けてきた今回の収録曲---そよ風のように爽涼な愛すべき小品から 超絶技巧作品まで、多彩な魅力あふれる大森潤子の演奏は、音楽を聴く愉悦と至福へ聴く者を導 くのです。(フォンテック)
■大森潤子
東京藝術大学を首席で卒業。同大学院修士課程修了。明治安田生 命クオリティオブライフ文化財団の助成を受けて渡仏し、パリ国 立高等音楽院第三課程ソロ科、室内楽科を修了。この間に、ヴァ イオリンを田中千香士、清水高師、R・パスキエ、Y・ニーマン、 室内楽を菅沼準二、H・カルティエ=ブレッソンの各氏に師事。 藝大にて安宅賞受賞。第63回日本音楽コンクール第2位、第12 回ドゥエ国際コンクール第2位大賞。第10回日本室内楽コンク ール第1位、併せて東京都知事賞受賞。第3回パリ・ADAMI財団 コンクール優勝に伴い、同財団の名器を貸与され、財団アーティ ストとしての活動を行う。 日本、フランス国内はもとより欧州各地でリサイタルを行うほ か、倉敷、ゆふいん、大垣、パリ「Musicora」、カンヌ「Midem」、 エヴィアンなど国内外の音楽祭に招かれる。NHK-FM、フランス国 営ラジオなどへの放送出演も多い。
FOCD-9676
2015年6月3日発売
オオサカ・シオン・ウインド・オーケストラ
ベルリオーズ(高昌帥編):序曲「ローマの謝肉祭」作品9
ドビュッシー(W.シェイファー編): 夜想曲〜“祭”
三善晃:吹奏楽のための「深層の祭」
J.C.ウィリアムズ:交響的舞曲第3 番「フィエスタ」
小山清茂:吹奏楽のための木挽歌
大栗 裕:大阪俗謡による幻想曲
レスピーギ(森田一浩編): 交響詩「ローマの祭り」
ファリャ(B.ウィギンズ編): 「恋は魔術師」〜“火祭りの踊り”
秋山和慶(指)
オオサカ・シオン・ウインド・オーケストラ

録音:2015 年2 月4 日 フェスティバルホール 第110 回定期演奏会 ライヴ
2014 年4 月から民営化し、新たなスタートを切った大阪市音楽団。2015 年3 月16 日より「Osaka Shion Wind Orchestra(オオサカ・シオン・ウインド・オーケストラ)」と名称を変更し、日本屈指の吹奏楽団として培った90 年の伝統を基盤に、さらなる飛躍へ向けて生まれ変わることを宣言しました。
本CD では2015 年2 月4 日に大阪のフェスティバルホールで行われた、大阪市音楽団第110 回定期演奏会をライヴ収録。当日の指揮は芸術顧問の秋山和慶、一般社団法人として歩み始めた1 年間の集大成として「祭」をテーマに、日本をはじめ世界中の「祭」の音楽を取り上げました。 「市音」から「Shion」へ・・・渾身のライヴがいまここに蘇ります。 (フォンテック)
FOCD-9677(2CD)
<Blu-spec CD>
2015年6月24日発売
西江辰郎&ジュゼッペ・アンダローロ
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5 番「春」
エネスコ:幼き日の印象 作品28
レスピーギ:ヴァイオリン・ソナタ.ロ短調
クオッツォ:瞑想曲 作品34
小杉紗代:スパイラリング・スパークス
菅野よう子:花は咲く
西江辰郎(Vn)
ジュゼッペ・アンダローロ(P)

収録:2013 年3 月14・15 日 三鷹市芸術文化センター 風のホール・ライヴ
2001 年に24 歳の若さで仙台フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターに就任、2005 年からは新日本フィルハーモニー交響楽団のコンサートマスターを務め、室内楽やソロなど、ますますその活躍の場を広げるヴァイオリニスト・西江辰郎。長年の盟友ジュゼッペ・アンダローロとの第4 弾CDの登場です。
本作では2013 年3 月に三鷹市芸術文化センターで行われたライヴを収録。その選曲には西江ならではのセンスが光ります。注目は2003 年に2 人によって初演された「ヴァイオリンとピアノのためのソナタ」の作曲者、クォッツォから西江に献呈された「瞑想曲」と、世界を舞台に活躍する気鋭の作曲家、小杉紗代の手による「スパイラリング・スパークス」の世界初演です。 仙台フィルに在籍した西江と仙台国際音楽コンクールの優勝者であるアンダローロによる、特別な想いのこもった「花は咲く」は、ひときわ胸を打ちます。 (フォンテック)

FOCD-9682
2015年7月8発売
モーツァルト:弦楽四重奏曲 ハ長調 K.465 「不協和音」
クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581
クラリネット:金子 平(Cl)
ウェールズSQ
[ア谷直人 (Vn)、三原久遠(Vn)、横溝耕一(Va)、富岡廉太郎(Vc)]

録音:2015年1月6日、2月23・24日
桐朋学園の学生により2006 年に結成。軽井沢八月祭、宮崎国 際音楽祭、プロジェクトQ、JT が育てるアンサンブルシリーズ 他、国内の多数の演奏会、音楽祭に参加。2008 年ミュンヘン ARD 国際音楽コンクールにて第3位、日本人の団体として東京 クヮルテット以来38 年ぶりの入賞を果たす。2009 年日本音楽 財団の協力で王子ホールにて正式なデビュー公演を行う。原田幸 一郎、東京クヮルテットのメンバー等から指導を受ける。 2010 年春より拠点をスイス・バーゼルに移し、バーゼル音楽 院にてライナー・シュミット(ハーゲン四重奏団)のもとで研鑽 を積む。南仏ボニユー音楽祭、ドイツ・ヴェストヴェーク現代音 楽シリーズ、ドイツ・ボイゲン城でのコンサートへの出演など、 ヨーロッパでも活動の場を広げる。京都青山音楽賞受賞。2011 年バーゼル・オーケストラ協会(BOG)コンクールにて"エクゼ コー"賞受賞、第7回大阪国際室内楽コンクール弦楽四重奏部門第 3位。2008、2010、2011 年度松尾学術振興財団より助成を 受ける。2012 年ドイツ・シュヴェツィンゲン音楽祭に出演し、 その模様は南西ドイツ放送(SWR)ラジオにて放送される。(フォンテック)
FOCD-9683
2015年9月9日発売
有森 博(ピアノ)/カバレフスキー 5
カバレフスキー:叙情的旋律Op.91
 春の遊びと踊りOp.81
 レチタティーヴォとロンドOp.84
 ピオネールのキャンプにてOp.3/86
 アメリカ民謡の主題による変奏曲Op.87-1
 子供の夢Op.88
 ピオネールの生活からOp.14
バッハ(カバレフスキー編): 小前奏曲とフーガ 第2番ニ短調 BWV554
 トリオ・ソナタ 第2番 ハ短調 BWV526
有森博(P)

録音:2015 年2 月18-20 日 富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ
“ロシアピアニズムの求道者”有森 博が2007 年から進める「カバレフスキー」全曲収録シリーズ、待望の第5 弾の登場です! カバレフスキー(1904-87)といえば「24 の小品集 Op.39」(「カバレフスキー 3/FOCD9538」収録)などに代表される、ピアノ教育の分野でも大きく貢献した作品が有名ですが、本作ではそのイメージとは大きく異なる、1960〜70 年代に作曲された最後期の作品を中心に収録しました。 アルバム冒頭に収録されたカバレフスキー最後のピアノ独奏曲『叙情的旋律 Op.91』、高度な演奏力と音楽性を必要とするこの曲では、問いかけるような有森の演奏に引き込まれます。ソヴィエト版ボーイ/ガールスカウトであるピオネールを題材とした2 曲、先人に深い敬意を抱いていた作曲者ならではの
バッハ作品の編曲2 曲など、カバレフスキーが内包する高度で多様な音楽性を見事に表現した有森。 従来の作曲家の評価を一変させる名盤の登場です。(フォンテック)
FOCD-9686
2015年10月7日発売
藤井一興/ドビュッシー&ラヴェル
ドビュッシー:映像第2集
 前奏曲集第1巻
ラヴェル:水の戯れ
藤井一興(P)

録音:2015年3月31日?4月2日相模湖交流センター
年輪を重ねるとともに、類まれな感性と音色をさらに研ぎ澄ます藤井一興。柔らかく繊細な打鍵を駆使してのピアノから立昇る馥郁たる香りは、比肩するものがありません。<ドビュッシー&ディティユー>(FOCD9616)に続く今回の録音では、ヤマハCFXを使用。弱音のグラデーションを求められる作品群から「現代の響き」を実現しました。
FOCD-9687(2CD)
2015年8月5日発売
日本の合唱名曲セレクション20/東京混声合唱団
花 作歌:武島羽衣 作曲:瀧 廉太郎
水上 作詩:北原白秋 作曲:柴田南雄
合唱のためのコンポジション第1 番より「IV」 作曲:間宮芳生
水ヲ下サイ 作詩:原 民喜 作曲:林 光
大地讃頌 作詩:大木惇夫 作曲:佐藤 眞
河口 作詩:丸山 豊 作曲:團 伊玖磨
どんぐりのコマ 作詩:高田敏子 作曲:三善 晃
ふるさと 作詩:矢澤 宰 作曲:萩原英彦
海はなかった 作詩:岩間芳樹 作曲:廣瀬量平
風の子守歌 作詩:別役 実 作曲:池辺晋一郎
ひとつの朝 作詩:片岡 輝 作曲:平吉毅州
方舟 作詩:大岡 信 作曲:木下牧子
小さな空 作詩・作曲:武満 徹
かみさまへのてがみ 訳詩:谷川俊太郎 作曲:嶋みどり
名づけられた葉 作詩:新川和江 作曲:飯沼信義
IN TERRA PAX -地に平和を- 作詩:鶴見正夫 作曲:荻久保和明
聞こえる 作詩:岩間芳樹 作曲:新実徳英
きみ 作詩:谷川俊太郎 作曲:鈴木輝昭
信じる 作詩:谷川俊太郎 作曲:松下 耕
くちびるに歌を 作詩:ツェーザー・フライシュレン 訳詩・作曲:信長貴富
大谷研二(指)
斎木ユリ(P)
東京混声合唱団

録音:2015 年2 月6・7 日 大田区民ホール・アプリコ大ホール ライヴ録音
本作では2015 年2 月に“日本の合唱名曲選”と題して大田アプリコでおこなわれた特別演奏会の模様を収録しています。「大地讃頌」「ひとつの朝」「小さな空」「IN TERRA PAX ―地に平和を―」「信じる」etc・・・学校の合唱コンクールなどで、必ず一度は歌い、聴いたことがあるような名曲揃いの魅力的なプログラム。この演奏会のために厳選された珠玉の20 曲を、心を込めて歌い上げた東混の名演を収録した本作は、合唱ファンだけでなく、合唱というものに触れて育った全ての日本人の心の奥底に響きわたります。 (フォンテック)
FOCD-9689
2015年8月5日発売
津田裕也/メンデルスゾーン: ピアノ作品集
ピアノ・ソナタ 第1 番 ホ長調Op.6
幻想曲 嬰ヘ短調 Op.28
無言歌集〜ホ長調 Op.19-1「甘い思い出」/イ長調 Op.19-3 「狩人の歌」/嬰ヘ短調 Op.30-6 「ヴェネツィアの舟歌 第2」/イ長調 Op.62-6 「春の歌」 /嬰ヘ短調 Op.67-2 「失われた幻影」 /ハ長調 Op.67-4 「紡ぎ歌」/ロ短調 Op.67-5 「羊飼の嘆き」/イ長調 Op.102-5 「こどものための小品」
ニ長調 Op.85-4 「悲歌」
厳格なる変奏曲 Op.54
津田裕也(P)

録音:2014年11月17 日-19日 五反田文化センター
■津田裕也(ピアノ)
仙台市生まれ。2001 年東京藝術大学入学。同年、第70 回日本音楽コンクール第3 位。02 年第7 回宮崎国際 音楽祭にてウラディーミル・アシュケナージ氏によるレッスンを受講。05 年東京藝術大学を首席卒業、安宅賞、 アカンサス音楽賞、同声会賞等、数々の受賞を果たし、同大学大学院修士課程に進む。07 年第3 回仙台国際音楽 コンクールにて第1 位、および聴衆賞、駐日フランス大使賞を受賞。仙台市より「賛辞の楯」を、宮城県より芸術 選奨新人賞を授与される。同年10 月よりベルリン芸術大学においてパスカル・ドヴァイヨン氏に師事し研鑽を積 む。10 年東京藝術大学大学院修士課程を首席修了、併せてクロイツァー賞を受賞。11 年ベルリン芸術大学を最優 秀の成績で卒業、その後ドイツ国家演奏家資格を取得。同年ミュンヘン国際コンクール特別賞受賞。ローム・ミュ ージック・ファンデーション奨学生。 ソリストとしてベルリン交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、名古屋フ ィルハーモニー交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、広島交響楽団、ドイ ツ室内管弦楽団等と共演。 東京、仙台、新潟でソロリサイタルを開催するほか、NHK−FM「名曲リサイタル」、仙台クラシックフェステ ィバルへの出演、10 年からはドイツ各地でもソロリサイタルを開催、地元紙にて好評を博す。 また、ジェラール・プーレ、堀米ゆず子、前橋汀子、加藤知子、山崎伸子、イェンス=ペーター・マインツ、パ ヴェル・ゴムツィアコフなど多くの著名な弦楽器奏者と共演している。 これまでにパスカル・ドヴァイヨン、ガブリエル・タッキーノ、ゴールドベルク山根美代子、角野裕、渋谷るり 子の各氏に、室内楽をゴールドベルク山根美代子、田中千香士、河野文昭、山崎伸子の各氏に師事。

FOCD-9691
2015年10月7日発売
平井千絵〜Mozart SpeaksVol.4
モーツァルト:幻想曲ヘ短調(断片)
ドゥセク(1760-1812):フランス王妃の受難Op.23
モーツァルト:ソナタ第7番ハ長調KV309
 ソナタ第2番ヘ長調KV280
 ソナタ第13番変ロ長調KV333
平井千絵(フォルテピアノ)

録音:2015年4月21-23日所沢市民文化センターミューズキューブホール
今作ではソナタ第2番、第7番、第13番に加え未完の幻想曲ヘ短調を収録。さらにモーツァルトと同時代に活躍したドゥセクによるマリー・アントワネットの処刑を題材とした「フランス王妃の受難」も収めました。モーツァルトも愛用したといわれるワルターモデルによる演奏で、作曲当時の音色や、ニュアンスが現代に鮮やかに蘇ります。平井の演奏は従来の繊細で鮮烈なイメージに、まさに円熟味ともいえる安定感が加わり、モーツァルトの多彩な曲想を余すところなく表現しています。
FOCD-9692
2015年12月9日発売
西本幸弘/VIOLINableディスカバリーVol.1
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調Op.12-1
クライスラー:愛の喜び
アルベニス(クライスラー編):組曲「スペイン」Op.165よりタンゴ
クライスラー:ウィーン奇想曲Op.2
ヴィターリ(シャルリエ編):シャコンヌト短調
R.シュトラウス(橋翔吾編):明日Op.27-4
西本幸弘(Vn)、山中惇史(P)

録音:2014年12月9日仙台市宮城野区文化センターPaToNaホール・ライヴ
ヴァイオリニスト西本幸弘は東京藝術大学卒業後、英国王立北音楽院で首席栄誉付ディプロマを 取得し、英国を拠点に世界各地で活躍。2010年の帰国後は国内でも精力的な活動を行い、 2012年からは仙台フィルハーモニーOのコンサートマスターの重責を務めています。 本作のタイトルにもなっている「VIOLINable(ヴァイオリンエイブル)〜ディスカバリー〜」 は2014年冬より西本がスタートさせた、ベートーヴェンソナタ全曲演奏と東日本大震災復興 支援音楽プログラムをあわせるという、仙台に根ざしながらその視線は世界に向けている、まさ に彼にしか成し得ないプロジェクトです。 本作では2014年12月9日に行われた記念すべき第1回ライヴを収録。生命のもつ美しさを そのまま表現したような、いきいきとした躍動感と繊細さを併せ持つその演奏は、聴く者に爽や かな感動を与えます。作曲家としても活躍中の若き俊英、山中惇史の清冽なピアノにも注目です。 私達オーケストラはこんなメッセージを伝えたいと思います―「私たちは幸弘を誇りに思う。彼の演奏や彼自身か ら仙台フィルの卓越した部分を感じることができるでしょう」―。 パスカル・ヴェロ(仙台フィル常任指揮者ライナーノートより抜粋) 仙台フィルハーモニーコンサートマスターの西本幸弘氏とは度々共演し、 将来の大変楽しみな演奏家として期待しています。 音楽に対する彼の真摯な想いをCDの演奏から感じて頂ける事と思います。 小泉和裕(仙台フィル首席客演指揮者ライナーノートより) 堅実実直な西本幸弘さんが、ベートーヴェンのソナタ全曲演奏を始められたと聞き、まさに質実剛健な成果を収め られていくことと思います。 10年という歳月をかけるところが何とも西本さんらしいのですが、その記録がCDとして残されることは、いち ファンとして率直に嬉しいことです。 常に進化を遂げている西本さんの軌跡を追える幸せが生まれたといって良いでしょう。 心から応援しています! 山田和樹(仙台フィルミュージック・パートナーライナーノートより)

FOCD-9694
2015年11月25日発売
シオン×スパーク!
フィリップ・スパーク(1951-):オリエント急行
 風のスケッチ/ドラゴンの年
 ディザーツ/故郷からの手紙
 宇宙の音楽
バリー・グレイ(スパーク編):サンダーバード
フィリップ・スパーク(指)
オオサカ・シオン・ウインド・オーケストラ

録音:2015年6月2日ザ・シンフォニーホール第111回定期演奏会ライブ
オオサカ・シオン・ウインド・オーケストラ、2015年6月に開催された第111回定期演奏会のライブ録音の登場です!アルフレッド・リード、ヤン・ヴァンデルロースト、ヨハン・デメイといった、吹奏楽の世界において非常に重要な作曲家を招いての数々の定期演奏会を行ってきたシオンですが、ついにフィリップ・スパークの指揮による自作・編曲の定期演奏会が実現しました。超満員の観衆の中、繰り広げられた両者の熱演が蘇ります。スパーク自作自演の決定盤の登場です。
FOCD-9693
2015年11月4日発売
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第1番&第2番他
ラフマニノフ
:無言歌ニ短調
 ピアノ・ソナタ第1番ニ短調Op.28
 リラの花Op.21-5(1914年初版)
ビゼー(ラフマニノフ編):「アルルの女」第1組曲〜メヌエット(1900年初版)
シューベルト(ラフマニノフ編):「美しき水車小屋の娘」〜どこへ?
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番(1931年改訂版)
バッハ(ジロティ編):前奏曲ロ短調BWV855a
有森博(P)

録音:2015年6月8-10日富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ
「ラフマニノフの2曲のソナタの演奏というと、肩に力が入ったような重々しい表現をしてしまうピアニストが多いが、本CDではしなやかな表現と美しいピアノの響きが重厚な音楽に新鮮な命を吹き込むことに成功している。これは新たなラフマニノフ像を提示したものとして注目される。もちろん高度なテクニックとパワフルな表現は特筆すべきレベルの高さにあるわけで、そこに余裕があるからこそ、表現に軽みとニュアンスが加わるのである。」(小田切尚登氏のライナーノーツより抜粋)

FOCD-9695(1SACD)
2015年11月4日発売
フランツ・シュミット&バルトーク
フランツ・シュミット:交響曲第4番ハ長調
バルトーク:弦楽器,打楽器とチェレスタのための音楽
大野和士(指)東京都SO

録音:2014年12月9日サントリーホール・ライヴ録音
2015年4月より東京都交響楽団の第5代音楽監督に就任した大野和士。就任に先駆け2014年12月に行われた演奏会を収録した、大野=都響待望の初CDの登場です。共に20世紀前半に活躍したものの、その作風は趣を異にするシュミットとバルトーク。しかし、同時期に創作された代表的な2曲から、大野は対比するモダニズムを読み取ります。慧眼をもって20世紀の大伽藍≠響き渡らせる大野=都響。新たな伝統の開始です。(フォンテック)
FOCD-9696
2015年12月9日発売
潮田益子/プロコフィエフ他
(1)プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番
(2)ストラヴィンスキー:ミューズを率いるアポロ(1947年改訂)
(3)デュオ・コンチェルタンテ
全て、潮田益子(Vn)
(1)齋藤秀雄(指)桐朋学園オーケストラ
(2)ヨアナ・クルコヴィッチ(Vn)、ディミトリ・ムラト(Va)、サラ・ダーリング(Va)、ナターシャ・ブロフスキー(Vc)、ローレンス・レッサー(Vc)ドナルド・パルマ(Cb)
(3)スティーヴン・ドゥルリー(P)

録音:(1)1959年4月29日目黒公会堂
(2)2011年6月ニューイングランド音楽院ジョーダンホール
(3)2012年8月ニューイングランド音楽院ジョーダンホール
不世出のヴァイオリニスト潮田益子(1942-2013)。 幼少時より“天才少女”として知られ、15歳で音楽コンクール第1位および特賞を受賞。1966 年には第3回チャイコフスキー国際コンクールで第2位に輝きました。 世界各地の主要オーケストラと共演、国内ではサイトウ・キネン・オーケストラ、水戸室内管弦楽 団に参加し、コンサートミストレスを務めました。 恩師齋藤秀雄と共演した1959年演奏のプロコフィエフ、そして晩年に録音したストラヴィン スキーから、趣き深い彼女の演奏の奥行きを聴き、偉大な足跡を辿ります。 (フォンテック)
FOCD-9697
2015年12月9日発売
潮田益子/グラズノフ他
(1)グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲
(2)バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
(3)ストラヴィンスキー:ディヴェルティメント(編曲:ストラヴィンスキー、ドゥシュキン)
潮田益子(Vn)
(1)森正(指)ABC響

録音:(1)1959年7月25日杉並公会堂
(2)1985年1月29日ニューイングランド音楽院ジョーダンホール
(3)2012年8月ニューイングランド音楽院ジョーダンホール
日本ヴァイオリン界のパイオニアと称すべく潮田益子(1942-2013)が遺した貴重な記録。 師事したシゲティから「生涯わずかしか遭遇できない逸材」と激賞され、第3回チャイコフスキ ー国際コンクールでは第2位に入賞。オイストラフより「最も才能豊かな新進であり、類稀な叙 情性持ったアーティスト」と称されました。 その後、世界各地の主要オーケストラと共演、国内ではサイトウ・キネン・オーケストラ、水戸室 内Oに参加し、コンサートミストレスを務めました。 17歳にして完成の域にあるグラズノフ、85年演奏の鬼気迫るバルトーク。そして晩年の境地 を示すストラヴィンスキー。演奏史に残る偉大な刻印がここにあります。(フォンテック)
FOCD-9698
2015年12月9日発売
レスピーギ:ローマ三部作
交響詩「ローマの噴水」
「ローマの松」
「ローマの祭」
川瀬賢太郎(指)神奈川PO

録音:2015年4月25日横浜みなとみらいホール・ライヴ
2014年4月常任指揮者就任以来、共に確かな歩みを進める川瀬賢太郎=神奈川フィル。 第300回記念定期公演を収録した「マーラー交響曲第2番『復活』」(FOCD9673/4)に 続く、待望の第2弾CDが早くも登場です! 今作は神奈川フィル2015シーズンの開幕を飾った、いずれも甲乙つけ難いレスピーギの傑作 “ローマ三部作”。若き天才シェフがその傑作を料理します。 「彼の持っている音楽の泉は、国境を越えている。これから彼は、ますます多忙になるだろうが、 彼が天から授けられた才能を枯渇させることなく、さらに深くて豊かな泉の鉱脈を掘り起こし、 私たちに音楽の奥深い豊かさと美しさを教えてほしい。」(細川俊夫ライナーノートより抜粋) (フォンテック)
FOCD-9699
2015年12月21日発売
メンデルスゾーン:交響曲第2番「讃歌」 マックス・ポンマー(指)札幌SO

録音:2015年7月10・11日札幌コンサートホールKitara
ドイツの名匠マックス・ポンマーの首席指揮者就任を記念する札幌交響楽団(札響)の第579回定期演奏会のライヴ録音が早くも登場です。ポンマーは1936年ライプツィヒ生まれ。少年時代はアーベントロートに、その後カラヤンに師事しました。レパートリーは広範囲に及び、またドビュッシー作品の校訂でも知られ、音楽家としての奥行きは敬意を持って称讃されています。就任披露に選ばれた作品は、生地ライプツィヒ市が175年前にメンデルスゾーンへ委嘱した「讃歌」。この演奏当日、初演の地ではシャイー/ゲヴァントハウス管が同曲を演奏しており、洋の東西で〈ライプツィヒ1000年祭〉が祝われました。いまや日本のオーケストラ界をリードする札幌交響楽団。新時代の開幕です。(フォンテック)

FOCD-9700
2016年1月13日発売
わらべうたづくし−児童合唱のための日本の唄2−
にわとり一羽(間宮芳生)
わらべうたづくし(間宮芳生)**
こきりこ(小林秀雄)
ずいずいずっころばし(間宮芳生)*
さんさい踊り(間宮芳生)
からす(福島)(小倉朗)
からす(佐賀)(小倉朗)**
猿こが三万(小倉朗)
うしもぉ(小倉朗)**
べごこ三匹(小倉朗)**
春日大社御田植歌(千原英喜)
英彦山神宮田植歌(千原英喜)
田の草取り唄(間宮芳生)*
郵便配達(小倉朗)
ちゃっきりぶし詞:北原白秋(町田嘉章、小林秀雄編)#
ねむの木の子もり歌詞:皇后陛下(山本正美)*
桜(平田裕一)
名古屋少年少女Cho
水谷俊二(指)*
谷鈴代(指)**
神田豊壽(指)#
松原千振(指)

録音:2015 年8 月13 日・14 日 豊田市コンサートホール
子どもたちが遊びなどの中で口伝えに歌い継いできた童歌(わらべうた)。インターネットもス マートフォンもないはるか昔から、地域や時代によってその形を変えながら各地に伝わった童歌 は、今後も引き継いでいくべき貴重な日本の財産です。 唄うは1966年創立、名古屋を拠点にスイス・ハンガリー・オーストラリア・フィンランド・ ロシアetc.世界的な活動を続ける日本屈指の少年少女合唱団、名古屋少年少女合唱団。日本を 代表する合唱指揮者である松原千振の解釈にも注目。日本を代表する作曲家たちによる、原曲の 魅力を最大限に生かしたアレンジも魅力です。(フォンテック)
FOCD-9701
2016年10月5日発売
ワーグナーの夕べ
ワーグナー:歌劇「さまよえるオランダ人」序曲(M.ハインズレー編)
歌劇「ローエングリン」より「エルザの大聖堂への行列」(L.カイエ編)
楽劇「トリスタンとイゾルデ」より「前奏曲と愛の死」(大橋晃一編)
歌劇「タンホイザー」より「入場の行進曲(祝祭行進曲)」(J.ハルトマン編)
楽劇「ジークフリート」より「森のささやき」(大橋晃一編)
楽劇「神々のたそがれ」より「葬送行進曲」(D.ゴッドフライ編)
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲(木村吉宏編)
飯守泰次郎(指)
東京佼成ウインドオーケストラ

録音:2013年10月18日東京芸術劇場コンサートホール
東京佼成ウインドオーケストラ第116回定期演奏会ライヴ録音
バイロイト音楽祭元総監督・ヴォルフガング・ワーグナー氏をして「飯守泰次郎こそドイツ語でKapellmeister(名指揮者)と呼ぶにふさわしく、そこにはマエストロと言う言葉以上に大きな尊敬の念が込められている」と言わしめた飯守泰次郎。2016年10月にも新国立劇場オペラ芸術監督として『ワルキューレ』に取り組むなど、常にワーグナーと対峙し続ける飯守による、日本有数の吹奏楽団である東京佼成ウインドオーケストラ(TKWO)との2013年10月の定期演奏会のライヴ録音、待望のCD化です。ワーグナーをすみずみまで知り尽くした飯守と、その実力を遺憾なく発揮するTKWO。両者の心が通い合ってのきわめて感動的な演奏をお聴きください。(フォンテック)
FOCD-9703
2016年2月3日発売
國松竜次(作曲・ギター)/プレイズ・クニマツvol.1〜京都の風景
京都の風景
悲しみの街T,U
レクエルド・ブレべT,U,V
オリエンタル・ワルツT,U,V
コラール
メロディア・ノクトゥルナno.1
メロディア・ノクトゥルナno.2
由良の月
闇の花
レイニング・イン・グレイT,U,V,W
國松竜次(G)

録音:2015年9月29日・30日相模湖交流センター
古典期のF.ソル、19世紀後半のF.タレガ、20世紀初頭のA.バリオス、現代のL.ブローウェル・・・ギター音楽 の歴史を創った偉大なコンポーザー=ギタリストたちの系譜を継ぐ音楽家・國松竜次。自らのコンサートでも度々 演奏され、CD化の要望が高かった自作自演第1集がついに登場です。 國松が生まれ育ち、現在も拠点とする古都・京都を題材にした表題作をはじめ、心地よい愁いを帯びた曲たちに、 また、細かな息づかいまで収めたその音に、まるでたった今、國松が目の前で渾身の想いを込めて弾いているかの ような感覚を呼び起こします。ギターの歴史に新たな一歩を刻み付ける名盤の誕生です。(フォンテック)
■國松竜次
京都府生まれ。スペインに留学し、ルティエール芸術音楽学校で学ぶ。ギターをフェルナンド・ロドリゲス、カル レス・トレパットに、作曲をダビッド・パドロスに師事。バルセロナ国際ギターコンクール優勝。サラウツ国際ギ ターコンクール特別賞。2007年帰国。同年6月には大阪、東京、京都で全編即興演奏によるデビューリサイタ ルを行い、各地で好評を博した。 これまでにバルセロナギターフェスティバル、ルスト国際ギターフェスティバル、ローザンヌ国際ギターフェステ ィバル、サラエボ国際ギターフェスティバルなど内外の音楽フェスティバルに招かれ演奏する。ギターソロの他、 各種アンサンブルやオーケストラとも共演。作曲も行い、これまでに数々の作品を自作自演により初演する。 CD「プレイズピアソラ」、「アレンジメント」、「フランシスコ・タレガ作品集」、「ミゲル・リョベート作品 集」、DVD「ギターリサイタル2008in大阪」が発売されている。 全作曲作品の楽譜をウェブで無料公開している。
FOCD-9702
2016年1月13日発売
益田展行〜バッハ作品集
無伴奏チェロ組曲第6番ニ長調BWV1012
無伴奏ヴァイオリンソナタ第1番ト短調BWV1001
無伴奏ヴァイオリンソナタ第3番ハ長調BWV1005
益田展行(G)

録音:2015年6月1日−3日
五反田文化センター
2003年に東京国際コンクールで首席となり、その後ドイツを拠点に国際的な活躍を重ねたギ タリスト、益田展行(ますだ・のりゆき)。2012年より活動の拠点を日本に移した“真摯な るギタリスト=芸術家”がファーストアルバムで選んだのは、ギタリストにとって特別なレパー トリーであるJ.S.バッハの楽曲です。 バッハ自身はギター曲を書いていないものの、彼の手によるリュート曲やヴァイオリン、チェロ のための無伴奏曲集は特に20世紀以降さかんにギターのために編曲され、演奏されています。 本作で収録された3曲はいずれも益田本人による、原曲の魅力を損なうことなく、ギターとい う楽器の特性を最大限に生かした編曲。その卓越したドイツ仕込みの技術と音楽性は、他の追随 を許しません。「ギターによるバッハ」新たな名盤の誕生です。 疑いなく益田展行は、バッハの音楽を手掛けてその本質をつかみ、それによって、ギターがいか に優れた表現力をそなえた楽器であるかを、はっきりと世に示し得る芸術家なのだ。 濱田滋郎(ライナーノーツより抜粋)
■益田展行
長崎市出身。幼少よりギターを始め、これまでに益田洋一、佐々木忠、H.ケッペル、T.ツァビエ ルハ、各氏に師事。 2003年に東京国際ギターコンクールにて首席となり、翌年ドイツ学術交流会(DAAD)より奨 学金を得て渡独。ケルン音楽大学アーヘン校・演奏家課程、ケルン音楽大学・修士課程を卒業。 その後、フランツ・リスト音楽大学(ワイマール)にて研鑽を積む。在学中に3期にわたり(財)野 村国際文化財団(現、(財)野村財団)より奨学金を授与される。 内外の15の国際コンクールにおいて上位入賞を果たすなど輝かしい賞歴を重ねており、ソロ、 室内楽、オーケストラとの協演などヨーロッパ各国にて公演を行っている。 2012年より活動の拠点を日本に移す。
FOCD-9704
2016年2月24日発売
グレインジャー(F.フェネル校訂):リンカーンシャーの花束
伊藤康英:吹奏楽のための交響詩「ぐるりよざ」
ムソルグスキー(ラヴェル編、ハインズレイ吹奏楽編曲);組曲「展覧会の絵」
プロコフィエフ(R.F.ゴールドマン編):ミリタリー・バンドのための4つの行進曲Op.69〜第1番「体育祭行進曲」
秋山和慶(指)
オオサカ・シオン・ウインド・オーケストラ

録音:2015年11月11日ザ・シンフォニーホール(第112回定期演奏会ライブ)
2015年11月、大阪のザ・シンフォニーホールで行われた第112回オオサカ・シオン・ウイ ンド・オーケストラの定期演奏会ライブCDの登場です! 指揮は芸術顧問の秋山和慶。一般社団法人として活動を開始し、2年目を迎えたシオンが贈るテ ーマは「民衆の音楽」です。作曲家自身がイギリスのリンカーンシャー州を巡り、採集した民謡 のなかから6つを選び組曲とした「リンカーンシャーの花束」、長崎で密かに伝承されたグレ ゴリオ聖歌のひとつ「ぐるりよざ」(Gloriosaから訛り)と日本の民謡を絡み合わせ、西洋音 楽の技法により昇華した「吹奏楽のための交響詩『ぐるりよざ』」、ムソルグスキーの代表作を 原曲の魅力を最大限に生かす形で編曲された「展覧会の絵」という魅力的なプログラム。アンコ ールではプロコフィエフがベルリンオリンピックのために作曲した「体育祭行進曲」が演奏され ました。音で描く民衆の力に秋山=シオンが渾身の演奏で迫ります。(フォンテック)
FOCD-9705
Blu-spec CD
2016年5月11日発売
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番「クロイツェル」
メシアン:主題と変奏
タランティーノ:聖杯への路にて <世界初演>
シモネッティ:マドリガル
サン=サーンス(西江辰郎 編):歌劇「サムソンとデリラ」〜“春は目覚めて”
西江辰郎(Vn)
ジュゼッペ・アンダローロ(P)

録音:2010 年9 月28・29 日 杜のホールはしもと・ライヴ
「これがデュオ。洗練されたメカニック、テクニックは申すに及ばず、友情も信頼も響く。 西江辰郎とジュゼッペ・アンダローロが杜の都仙台の国際音楽コンクール(ピアノ部門)で出逢ったのは、確か 2001 年のこと。当時仙台フィルのコンサートマスターだった西江。優勝したアンダローロ。客席の拍手、喜びよ うも尋常ではなかったことを思い出す。 以来二人は、ここぞという場面で顔を逢わせ、ライヴ、ディスクを通じ、聴き手を喜ばせている。コンクールやフ ェスティヴァルで意気投合し、ある場面で熱き演奏を奏でたとしても、音楽的な蜜月が長く続くことは、実は少な い。コンビはいつのまにか解消してしまう。 いつだって音楽に寄り添う、この二人は違った。もちろん今どきのアーティストたちである。ステージでは自在に 交歓、ドラマを紡ぐ西江とアンダローロだが、彼らは表層的に叫ばない。喝采を博しやすい大見えを切らない。勿 論小細工も呈さない。叙情も激情も、すべては音楽の求めに応じて。これが二人の美学である。 褒め言葉が音楽評論家的過ぎるだろうか。 ベートーヴェンの二重奏ソナタに頼もしい演奏を披露し、メシアンでは文字通り「主題と変奏」の展開に旨味を 発揮する。ヴィオリストでもあったアンドレア・タランティーノ(シチリア生まれ、アンダローロの親友)の「聖 杯への道にて」は、作品も演奏も喜ばしいサプライズ。そして古き良き時代を映し出す小品には、その調べにはこ れしかないでしょうという、甘美な歌心を添える。優しく、妖しく。 これぞ大人のデュオ。満喫したいものである。」(奥田佳道 ライナーノーツより)
FOCD-9706
2016年4月6日発売
フォーマリンバズ II FOUR MARIMBAS II
笠井 亮:マリンバ・アパッショナータ
リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行(編曲:小菅しほり)
マセドニオ・アルカラ:ディオス・ヌンカ・ムエレイ (編曲:クラウス=ディーター・ツィンマー)
バッハ:G 線上のアリア
サラサーテ:チゴイネルワイゼン(編曲:片岡寛晶)
ルーディガ・パヴァッサー:スカルプチュア・イン・ウッド
メイシオ・ピンカード&ベン・バーニー:スウィート・ジョージア・ブラウン(編曲:クラウス=ディーター・ツィンマー)
ボロディン:だったん人の踊り(編曲:小菅しほり)
岡野貞一:朧月夜(編曲:原 魅友貴)
マリンバカルテット“TONES”

録音:2015 年 10 月 8・9 日 もみじホール城山
幅広い音楽ジャンルをレパートリーとし、大人から子どもまでだれもが楽しめる演奏で好評を博している TONES。結成 10 周年の節目におくる 2 作目となる本作でも、彼らのために作曲された新曲や、オリジナリティ溢れるアレンジで聴かせるお馴染みの名曲まで、息のあったアンサンブルを披露。 これまでの歩みがつまった、さらなる飛躍を期待させる 4 人の熱演をご堪能下さい。 (フォンテック)
FOCD-9707(1SACD)
2016年4月6日発売
ブラームス、リスト、ベルク作品集
リスト:灰色の雲 S.199
 悲しみのゴンドラ 第 2 S.200/2
 R.W.―ヴェネツィア S.201
 リヒャルト・ワーグナーの墓に S.202
 悲しみのゴンドラ 第 1 S.200/1
ベルク:ピアノ・ソナタ Op.1
北村朋幹(P)

収録:2015 年 12 月 14−16 日 五反田文化センター
マン派音楽の黄昏に―― 若き作曲家が形式に託した夢・大家の晩年が予言する欧州の興亡 導かれたコンセプトを超克する北村朋幹第 3 弾 古典的美学とロマン主義的精神が見事なまでに融合し、ブラームスにとってこのジャンルの終着点とな った「ピアノ・ソナタ第 3 番」、“調性への挑戦”により新しい音楽を予言したリスト晩年の作品、そ してリストが予言した時代に生きたベルクによる、作品番号がついた唯一のピアノ・ソナタ。気鋭のピ アニストがロマン派音楽の黄昏を紐解きます。 (フォンテック)
FOCD-9708
2016年5月11日発売
イタリアン・アリア/ジョン・健・ヌッツォ
清く美しい天使よ 歌劇『アルバ公爵』より(ドニゼッティ―サルヴィ)
空と海 歌劇『ラ・ジョコンダ』より(ポンキエッリ)
私の歓びを分け与えたい 歌劇『十字軍のロンバルディア人』より(ヴェルディ)
あの女にせよこの女にせよ 歌劇『リゴレット』より(ヴェルディ)
愛の化身がすっかり姿をあらわして 歌劇『マルタ』より(フロトー)
女心の歌 歌劇『リゴレット』より(ヴェルディ)
ひそやかな調和 歌劇『トスカ』より(プッチーニ)
星は光りぬ 歌劇『トスカ』より(プッチーニ)
彼女がさらわれた〜目に浮かぶようだ、涙が 歌劇『リゴレット』より(ヴェルディ)
フェデリーコの嘆き 歌劇『アルルの女』より(チレア)
わが先祖の墓よ〜まもなく私に隠れ処が 歌劇『ルチア』より(ドニゼッティ)
ジョン・健・ヌッツォ(T)
園田隆一郎(P)

録音:2015 年9 月29・30 日 所沢市民文化センターミューズ マーキーホール
「天から授けられた」とも称される、その輝かしく情熱的な声で聴く者すべてを魅了するジョン・健・ヌッツォ。包み込むような大きな愛にあふれたイタリアン・アリアをお届けします。 定番の曲から隠れた名曲まで、ヌッツォ本人が精魂込めて選曲した珠玉のアリア―イタリアの空気をその身にまとい、時には甘く、時には力強く、心の奥底まで響く魂の歌をお聴きください。 (フォンテック)
FOCD-9709
2016年4月6日発売
リコーダー・アンサンブル
H.U.シュテープス:7 つの笛の踊り(4 重奏)
J.ベーニッシュ:モザイク(4 重奏)
M.ショート:イントラーダ、ソング、ダンス(4 重奏)
R.V=ウィリアムズ:リコーダーのための組曲(4 重奏)
P.ワーロック:カプリオール組曲(5 重奏)
A.チャリンジャー:バラード、ブルース、リフ(5 重奏)
C.ブレスゲン:スペイン組曲(5 重奏)
江崎浩司(ソプラノ・リコーダー、ソプラニーノ・リコーダー )
横田朱乎(アルト・リコーダー、ソプラニーノ・リコーダー)
福岡 恵(ソプラニーノ・リコーダー、アルト・リコーダー、テノール・リコーダー )
高橋明日香(ソプラニーノ・リコーダー、アルト・リコーダー、テノール・リコーダー )
宮里あや(テノール・リコーダー、バス・リコーダー )

録音:2015 年 12 月 3・4 日 かながわアートホール
全日本リコーダー教育研究会監修! リコーダーコンテストでも頻繁に演奏され、リコーダー アンサンブルの代表曲である 7 曲を厳選。江崎浩司を中心にとした腕ききの奏者の演奏による CD です。 リコーダー アンサンブルの奥深い世界に足を踏み入れるための入門編として最適!演奏の参考としてはもちろん、鑑賞用としても楽しめる 1 枚です。 (フォンテック)
FOCD-9710
2016年4月6日発売
蘇るソナタ〜J.S.バッハ
バッハ:2 本のフルートと通奏低音のためのトリオソナタ ト長調 BWV1039
(ヴィオラ・ダ・ガンバのためのソナタ 第 1 番 ト長調 BWV1027 に改作)
フルート・ヴァイオリンと通奏低音のためのトリオソナタ ニ長調(江崎浩司 編)
(原曲:ヴィオラ・ダ・ガンバのためのソナタ 第 2 番 ニ長調 BWV1028)
リコーダー・ヴァイオリンと通奏低音のためのトリオソナタ ト短調(江崎浩司 編)(原曲:ヴィオラ・ダ・ガンバのためのソナタ 第 3 番 ト短調 BWV1029)
リコーダー・ソナタ ハ長調(江崎浩司 編)(原曲:フルート・ソナタ イ長調 BWV1032)
江崎浩司(ヴォイス・フルート(BWV1039,1028)、アルト・リコーダー(BWV1029,1032) )
小谷智子(ヴォイス・フルート(BWV1039) )
宮崎蓉子(ヴァイオリン(BWV1028,1029)
福沢 宏:ヴィオラ・ダ・ガンバ(BWV1039,1028,1029) )
伊藤一人(Cemb)

録音:2015 年 9 月 2-4 日 所沢市民文化センター ミューズ キューブホール
2014 年度レコード・アカデミー賞《音楽史部門》を受賞した「テレマン:12 のメトーディッシェ・ゾナーテン vol.1&2」(FOCD9614、9617)に続く、江崎浩司待望のニュー・アルバムの登場です! J.S.バッハ(1685-1750)の室内楽曲で現在に残されているものは少なく、特に管楽器はフルート曲が現存するのみです。江崎はその数少ない室内楽曲の中から、のちにバッハ本人の手によってヴィオラ・ダ・ガンバのためのソナタ第 1 番(BWV1027)に改作された、2 本のフルートと通奏低音のためのトリオソナタ(BWV1039)を収録。さらに江崎によってヴィオラ・ダ・ガンバのためのソナタ第 2 番・第 3 番(BWV1028,1029)をトリオソナタ形式に、またフルート・ソナタ(BWV1032)を、散逸部分を補完しリコーダー・ソナタに編曲しました。 類まれなる才能により現代に蘇るバッハのソナタ。名盤の誕生です。 (フォンテック)
FOCD-9711
2016年6月8日発売
石田泰尚/LIVE
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第6番イ長調 Op.30-1
 ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調 Op.30-2
 ヴァイオリン・ソナタ第10番ト長調 Op.96
クライスラー:ベートーヴェンの主題によるロンディーノ
石田泰尚(Vn)、中島剛(P)

録音:2015 年12 月12 日 横浜市栄区民文化センターリリス・ライヴ
“神奈川フィルハーモニーOの顔”信頼厚いソロ・コンサートマスターとして、また“YAMATO弦楽四重奏団”、ピアノトリオ“Bee”、硬派弦楽アンサンブル“石田組”などのメンバーとして、また、数多くのレパートリーを持つソリストとして、絶大なる人気を誇るヴァイオリニスト・石田泰尚。その音楽性は「繊細で優美な音楽をさらにきめ細やかに表して、浄化された深い詩情が香り立つ魅惑的な演奏」(音楽の友)など、各方面からも高い評価を受けています。 フォンテックからの第一弾となる本作では、石田が最もその真価を発揮する一期一会のライヴを一枚のアルバムとして、その魅力を凝縮した形でお届けします。 当日のプログラムは王道のベートーヴェン、そしてアンコールは名匠クライスラーによるベートーヴェンへのオマージュ。パートナー・中島剛との息の合ったやりとりなど、ライヴならではの聴きどころ充分のアルバムに仕上がりました。 (フォンテック)
FOCD-9712
2016年5月11日発売
ギター版による12 のスペイン舞曲(全曲)
グラナドス:12 のスペイン舞曲Op.37(全12 曲)(第1 番、第3 番〜第12 番 益田正洋 編、第2 番 藤井眞吾 編)
詩的ワルツ集(福田進一 編)
益田正洋(G)

録音:2010 年2 月、2012 年3 月、2013 年4 月、2015 年3 月 秩父ミューズパーク音楽堂
卓越した音楽で聴衆を常に魅了し続けるギタリスト・益田正洋。2016 年に没後100 年を迎えるスペインの国民的作曲家、エンリケ・グラナドス(1867-1916)の作品集をリリースします! 表題の〈12 のスペイン舞曲〉は藤井眞吾の編曲による第2 番をのぞいて、全て益田本人による編曲。ギターによる12 曲全曲録音は他に類を見ず、まさに益田正洋にしか成し得ない快挙です。 グラナドスの出世作となった〈12 のスペイン舞曲〉は生涯の伴侶となったアンパロ・ガル嬢に捧げられました。乗り合わせた汽船がドイツ潜航艇に撃沈されその短い生涯を閉じたグラナドスですが、一説には波間に浮かぶ妻を助けるために海に飛び込み、帰らぬ人となったとも伝えられています。最愛の妻への愛にあふれた12 曲を、益田はひとつひとつ、慈しむように奏でます。
同録の〈詩的ワルツ集〉は長年にわたって国際的な活躍を続けるギタリスト、福田進一の編曲によるもの。当代きってのギタリストによる行き届いた名編曲に、随所に光る益田の歌ごころが応えます。 偉大なる音楽家に捧げられた、新たなる名盤の誕生です。(フォンテック)

FOCD-9713
2016年5月22日発売
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」〈近衞秀麿 版〉  近衞秀麿(指)近衞SO

録音:1961〜1962頃(モノラル)
近年新たな情報も次々と公開され、注目の機運が高まっている近衞秀麿(1898-1973)。また新たな注目音源が発見されました。
本音源は筑摩書房から1962 年に発刊された『世界音楽全集』に添付されたフォノシートのために録音されたもので、LP のような形では一切販売されませんでした。オリジナルのマスターテープは既に喪失したため、録音時期、場所を含む詳細データも見つかっていない、まさに幻の音源です。そのため今作では現存する数少ない未使用のフォノシートから慎重に採取し、あえてノイズリダクションはあまり施さず、原盤のエネルギーを損なわないよう細心の注意を払いました。 フォノシート5 枚分、30 分以内という制約のなか、一発撮りでの録音は大変な集中力が要求されますが、決して窮屈になる事なく軽快さすら感じられる演奏で、近衞の統率力がひしひしと感じられます。 近年の研究成果を踏まえた海外での活動年表付で、資料的価値も高い必聴の一枚です。(フォンテック)
演奏の近衞SOは実質ABCSOだと思われます。
朝日放送の専属楽団だったため、他社の仕事で名前が使えなかったためと考えられます。
FOCD-9714
2016年8月3日発売
東京メトロポリタン・トロンボーン・クァルテット
/ノスタルジア

フラッケンポール:トロンボーン四重奏曲
シャルル=アンリ(小田桐寛之編):夢の形で
バッハ(小田桐寛之編):パッサカリア(原曲:パッサカリアとフーガハ短調BWV582)
バルトーク(小田桐寛之編):トロンボーン四重奏のための組曲
(原曲:ピアノのための組曲Op.14Sz.62)
いずみたく(小田桐恵子編):見上げてごらん夜の星を
中村八大(兼松衆編):明日があるさ
中村八大(小田桐恵子編):上を向いて歩こう
東京メトロポリタン・トロンボーン・クァルテット
[小田桐寛之(テナーTb・東京都響首席トロンボーン奏者)
井口有里(テナーTb・東京都響トロンボーン奏者)
青木昂(テナーTb・東京都響トロンボーン奏者)
野々下興一(バスTb・東京都響バスTb奏者)]

録音:2016年1月19-21日三芳町文化会館コピスみよし
アルバム冒頭は金管楽器のための優れた作品を数多く残してきたフラッケンポールによるトロンボーン四重奏曲からスタート。アレンジャーとしても評価の高い小田桐の編曲による、シャルル・アンリ、J.S.バッハ、バルトークによる珠玉の作品が続きます。日本屈指のオーケストラの金管セクションとしてアンサンブルを重ねた4人にしか成し得ない息のあったその演奏は、高い技術ときらめくセンス、インテリジェンスが光ります。締めくくりは国民的歌手として人気を博し、若くして亡くなった坂本九へのオマージュともいえる3曲。トロンボーンという楽器の特性である深く温かみのある音色を、心ゆくまでご堪能いただけます。管楽器ファンのみならず、全音楽ファン必聴の一枚です!(フォンテック)
FOCD-9715
2016年6月8日発売
有森博/ラフマニノフ:サロン小品集
ラフマニノフ:楽興の時 Op.16'
 サロン小品集 Op.10
バッハ(ラフマニノフ編):無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第3 番ホ長調 BWV1006〜プレリュード・ガヴォット・ジーグ
バッハ(ジロティ編):プレリュード嬰ハ長調のパラフレーズ(原曲:平均律クラヴィーア曲集第2巻第3 番 前奏曲とフーガ 嬰ハ長調 BWV872)
ラフマニノフ:イタリア・ポルカ(改訂版)*
有森 博(P)
服部孝也(Tp)*、秋元孝介(P)*

録音:2016 年2 月22-24 日 富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ
シューベルトの同名曲集から名づけられた、20 代前半の若きラフマニノフによる最重要作のひとつ“楽興の時”に続くは、ラフマニノフ20 歳の感性がはじける“サロン小品集”。キャリアの後半を迎えたラフマニノフと、ラフマニノフの従兄ジロティによってそれぞれ編曲されたふたつのバッハの後に、演奏される機会がきわめて少ないトランペットを加えた版のイタリア・ポルカをアンコール・ピース的に配置するなど、ロシアピアノ音楽の精緻を知り尽くした有森ならではの、センス溢れる選曲が光ります。 音楽の繊細な息づかいまで感じさせる有森の演奏にはさらに磨きがかかり、他に比類するものはありません。その重厚かつ表現豊かな演奏で新日本フィルハーモニー交響楽団の屋台骨を首席トランペット奏者として支える服部孝也と、国内外で賞歴を重ね、気鋭の若手ピアニストとしてその将来を嘱望されている秋元孝介との共演によるイタリア・ポルカも必聴です。(フォンテック)
FOCD-9716
2016年5月11日発売
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」(ハース版) マックス・ポンマー(指)札幌SO

録音:2015 年12 月11・12 日 札幌コンサートホールKitara ライヴ
2015 年の首席指揮者就任以来、札響の清新な音色へさらなる厚みと演奏の幅をもたらすマックス・ポ ンマー。就任公演でのシューマン、メンデルスゾーンの演奏、そしてライヴCD メンデルスゾーン「讃 歌」は、朝日新聞 for your Collection 推薦盤、レコード芸術 特選盤、日経新聞「ディスクレビュー」 推薦盤他 多数紙誌で絶賛され、熱烈な支持をもって迎えられました。 CD 第2 弾は、同年12 月定期でのブルックナー「ロマンティック」です。 ブルックナー演奏の神秘性を纏いながら、記された楽譜から極めて忠実に導かれたテンポ設定、慣習に 流されない表現で、ポンマー/札響は、作曲家が意図したであろうRomantische の世界へ聴く者を誘 います。(フォンテック)
FOCD-9717
2016年7月6日発売
映画「コットンクラブ」からの音楽
J.ウィリアムズ(J.カーナウ 編):ザ・カウボーイズ(映画「11 人のカウボーイ」から)
J.ボック(川彬良 編):ミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」〜I.伝統歌 /II.サンライズ、サンセット /III.ボトル・ダンス
スーザ:海を越える握手 (F.フェネル校訂)
 ワシントン・ポスト (F.フェネル校訂)
 美中の美 (F.フェネル校訂)
 雷神 (F.フェネル校訂)
 星条旗よ永遠なれ
ガーシュウィン(J.バーンズ編):ジョージ・ガーシュウィンの「ガール・クレイジー」からの音楽[(アイ・ガット・リズム/取り残されて/チャンスを待って/抱きしめたいあなた]
D.エリントン(J.バリー 音楽監修/宮川彬良 編):映画「コットンクラブ」からの音楽
ミニー・ザ・ムーチャー*/ムード・インディゴ*/ソリチュード*/ザ・ムーチ
コットンクラブ・ストンプ・ナンバー2
若いってすばらしい(安井かずみ 作詞/宮川 泰 作曲/宮川彬良 編曲)*
宮川彬良(指)
オオサカ・シオン・ウインド・オーケストラ
ダイナマイトしゃかりきサ?カス(ボーカル)*

録音:2016 年2 月12 日 ザ・シンフォニーホール 第113 回定期演奏会 ライヴ録音
2016 年2 月12 日に大阪のザ・シンフォニーホールで行われた第113 回オオサカ・シオン・ウインド・オーケストラ定期演奏会ライブCD の登場です! “Shion が奏でるアメリカン・ドリーム”と銘打たれたこの演奏会では、音楽監督 宮川彬良が新たにアレンジした作品を含め、20 世紀において、音楽を通してアメリカというひとつの国が歩み、求めた夢やあこがれが綴られた曲が披露されました。 屋内外でのショー的なコンサートを一般化したJ.P.スーザ。ミュージカルや映画の世界で夢を成功させた人々、ナイトクラブをひとつの舞台として発展したバンド、それぞれのアメリカン・ドリームが、篤い信頼によって結ばれた宮川=シオンによって描かれています。 (フォンテック)
FOCD-9718
2016年7月6日発売
ブラジル・ワルツ集
ヴィラ=ロボス:苦悩のワルツ
R.ニャタリ:ヴァイドーザ第1番
E.ナザレ:ファセイラ
 コンフィデンシャス
F.ミニョーネ:街角のワルツ(全12曲)
下山静香(P)

録音:2016年2月25-26日相模湖交流センター
天性のリズム感と多彩な美音を操り、情感あふれる音楽を紡ぎだすピアニスト・下山静香。その個性が 存分に発揮されたニュー・アルバムの登場です! 多彩なレパートリーを誇る下山が今作で選んだのは“ブラジル”。その独特の風土のなかで、ヨーロッ パ、アフリカ、インディオの混合によって育まれ、多様な魅力に溢れたその音楽を、その鋭敏な感性で 解き明かします。 「郷愁、憧れ、憂い、思慕・・・ひと言では表せない複雑なニュアンスをもつ「サウダージ」は、ヨー ロッパ系白人、アフリカ系黒人、先住民インディオの混血で成り立ってきたこの国の歴史と文化、そし てそこに生きる人々が育んだ特別な感情です。そのエッセンスをピアノで表現できたらという思いから、 今回のアルバム《サウダージ・エン・ピアノ》が生まれました。 ジャンルの枠に収まることなく魅惑的な作品を残した、ブラジルを代表する作曲家によるヴァルサ・コ レクションで、多彩なラテンアメリカ音楽の一面を味わっていただけましたら幸せです。」 (下山静香・ライナーノーツより抜粋)
FOCD-9719
(1SACD)
2016年7月6日発売
DUO5
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第3番変ホ長調Op.12-3
サン=サーンス:ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ短調Op.75
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ
岡崎慶輔(Vn)、伊藤恵(P)

録音:2015年8月19-21日五反田文化センター
2008年にリリースを開始した本シリーズ第5弾。 ともにミュンヘン国際コンクールで優勝し、共通の音楽言語で交感する岡崎・伊藤デュオ。高貴な 音色による構成感溢れる演奏は、室内楽の理想郷を示しています。 今回は、岡崎が得意とするフランスの名ソナタ2曲とシリーズの核となるベートーヴェンの初期の 傑作を収録。 岡崎・伊藤デュオの格調高く高邁な演奏は、豊穣の刻を迎えています。(フォンテック)
FOCD-9720
2016年8月3日発売
ショパン:幻想即興曲Op.66(編曲:ティモシー・カーター)
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァ―ヌ(編曲:ティモシー・カーター)
ブラームス:ハンガリー舞曲第1番(編曲:ヨゼフ・ヨアヒム)
ショパン:スケルツォ第2番(編曲:ティモシー・カーター)
ガーシュウィン:ラプソディー・イン・ブルー(編曲:ティモフェイ・ドクシツア)
モーツァルト:歌劇『ツァイーデ』よりアリア「安らかにお休み、いとしい命よ」(編曲:ティモシー・カーター)
 モテット『エクスルターテ・ユビラーテ』より「アレルヤ」
モンティ:チャルダッシュ(編曲:ティモシー・カーター&土居里江)
フォーレ:ロマンスOp.28
バルトーク:ルーマニア民俗舞曲(編曲:小倉清澄)
ラフマニノフ:交響曲第2番〜第3楽章より(編曲:ティモシー・カーター&土居里江)
プッチーニ:歌劇『ジャンニ・スキッキ』〜アリア「私のお父さん」(編:ティモシー・カーター)
ティモシー・カーター(Cl)
土居里江(P)

録音:2016年3月28-30日くらしき作陽大学聖徳殿
オーケストラの首席奏者として、室内楽奏者として、またソリストとして、その実力を国内外で遺憾なく発揮してきたティモシーが本作のテーマとして掲げたのが「クラリネット再発見」。幾多のクラシックの名曲からじっくりと選曲された作品を、本人、あるいは他の音楽家の編曲によって、クラリネットとピアノのための作品として、新たな魅力を見出します。共演を重ねるピアニスト・土居里江とのぴったりと息の合ったアンサンブルも聴きどころです。(フォンテック)
FOCD-9721
2016年8月27日発売
Quattro Palos(クアトロ・パロス)
永島志基:Quattro Palos
松岡滋:Sambade Viento
佐藤弘和:Canary
冨山詩曜:Moon
小関佳宏:ANIMALIA
藤井眞吾:4つのリトルネッロ
菅野よう子:花は咲く(編曲:クアトロ・パロス)
QuattroPalos(クアトロ・パロス)
[齊藤泰士(1st)・多治川純一(2nd)・萩野谷英成(3rd)・前田司(4th)]

録音:2016年4月13日-15日五反田文化センター
日本屈指の実力派ギター・カルテット、QUATTROPALOS(クアトロ・パロス)がニュー・アルバム をお届けします! 国内のいくつものコンクールで優勝し、全国各地で演奏会を行うクアトロ・パロス。幅広いレパートリ ーを誇る彼らですが、本アルバムでは「同時代の日本人作曲家による、ギター四重奏のオリジナル曲」 にスポットを当てています。 日本という風土で生まれ、ギター・カルテットという演奏形態を最大限に生かした楽曲―そこから生ま れる多彩な音―クアトロ・パロスは、作曲家の想いにしっかりと応えた上で、はっきりと自分たちの音 楽を提示します。 最終トラックは、クアトロ・パロス自身の編曲による「花は咲く」。アルバムの掉尾を飾るにふさわし い、心に染み入る名演です。 ギター四重奏のAmanecer(スペイン語で夜明けの意)を指し示す、ファン待望の一枚の登場です。(フォンテック)
FOCD-9722
2016年11月9日発売
ブラームス:チェロ・ソナタ第1番 ホ短調 Op.38
シューマン:幻想小曲集 Op.73
ブラームス:チェロ・ソナタ第2番 ヘ長調 Op.99
ドヴォルザーク:森の静けさ(「ボヘミアの森から」より)
石川祐支(Vc)、大平由美子(P)

録音:2016年1月7-9 日 長野県伊那文化会館 小ホール
作品をして語らしめるチェロの求道者 石川祐支。札響の首席奏者として、また独奏・室内楽での活動は多彩 な輝きに満ちています。 ベルリンを中心に活躍し、室内楽・リート伴奏の達人として名高い大平由美子との初デュオCD。ブラームス のソナタを中心とする<王道プログラム>は、共演を重ねる者のみが成し得る地平に立脚しています。 (フォンテック)
FOCD-9723
2016年10月5日発売
西本幸弘(ヴァイオリン)/VIOLINableディスカバリーvol.2
ハルヴォルセン:6つの情緒ある風景よりプレリュード
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調Op.12-2
クライスラー:愛の悲しみ
ポルディーニ(クライスラー編):踊る人形
ドヴォルザーク(クライスラー編):スラヴ幻想曲
ヴィエニャフスキ:伝説曲Op.17
シベリウス:スカラムーシュOp.71より愛の情景
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第3番ハ短調Op.45
ドヴォルザーク(クライスラー編):我が母の教え給いし歌Op.55-4
西本幸弘(Vn)、大伏啓太(P)

録音:2015年12月11日仙台市宮城野区文化センターパトナホールライヴ録音
2014年冬よりベートーヴェンソナタ全曲演奏と、東日本大震災復興支援音楽プログラムをあわせた “VIOLINable〜ディスカヴァリー〜”を開始したヴァイオリニスト・西本幸弘。その記念すべき第1回 コンサートを収録した前作(FOCD9692)に引き続く、第2回コンサートのライヴCDの登場です。 ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第2番を中心とした意欲溢れるプログラムは聴きごたえ満点。共 演を重ねるピアニスト・大伏啓太との相性も抜群です。 「彼の《音楽家や人間としての成長とシリーズの発展》を、共有できる楽しみがこのCDには満載です!!」 大谷康子(ヴァイオリニスト・ブックレットより抜粋)
FOCD-9724
2016年10月26日発売
いにしえの時から
クリフトン・ウィリアムズ:ファンファーレとアレグロ
ヤン・ヴァンデルロースト:いにしえの時から
クロード・トーマス・スミス:ルイ・ブルジョアの讃美歌による変奏曲
ジョン・ウィリアムズ(ドナルド・ハンスバーガー編):スター・ウォーズ三部作(帝国のマーチ/レイア姫のテーマ/森林での闘い/ヨーダのテーマ/スター・ウォーズ)
エドウィン・バグリー(フレデリック・フェネル編):国民の象徴
秋山和慶(指)
オオサカ・シオン・ウインド・オーケストラ

収録2016年6月24日ザ・シンフォニーホール第114回定期演奏会ライヴ録音
「映画『コットン・クラブ』からの音楽」(FOCD9717、7月6日発売)に引き続く、オオサカ・シオン・ ウインド・オーケストラのライヴCDシリーズ、早くも最新盤の登場です! 2016年6月に行われた第114回定期演奏会では、芸術顧問をつとめる秋山和慶が登場。人気作曲家ヤン・ ヴァンデルローストによる「いにしえの時から」や、巨匠ジョン・ウイリアムズによる、おなじみスター・ウ ォーズ三部作からの音楽をはじめとした人気曲の数々を熱演。 勇壮で凛としたその演奏には、心を大きく揺さぶられることうけあいです。(フォンテック)

FOCD-9725
2016年9月7日発売
シューマン:交響曲第4番*
J・シュトラウス:皇帝円舞曲
R.シュトラウス:「ツァラトゥストラはかく語りき」
マックス・ポンマー(指)札幌SO

録音:2015年7月10・11日*、2016年2月19・20日札幌コンサートホールKitaraライヴ
衒いなき表現と堅固な構成による演奏で、音楽の根源を想起させるポンマー/札響。CD第3弾は、2015年の首席指揮者就任定期でのシューマン、そして16年2月に演奏された2人のシュトラウス作品という、趣き深い選曲です。ポンマーの生地、ライプツィヒで第1稿が初演されたシューマン作品、ウィンナ・ワルツから爛熟した欧州の「舞踏の歌」へと推移する両シュトラウスの音楽。後者ではKitaraの大オルガンの重低 音と札響の精緻なアンサンブルが際立ちます。(フォンテック)
FOCD-9726
2016年9月7日発売
藤井一興/ドビュッシー&ショパン
ドビュッシー:ベルガマスク組曲
 版画/子供の領分
ショパン:バラード第4番/舟歌
藤井一興(P)
録音:0016年4月5・6日ヤマハホール
微細な打鍵と鋭敏な知性による比類なき藤井一興の演奏。彼が持つ音色のパレットは、ピアノという存 在を超え、そして堅牢な構成力をもって作品の本質を明らかにします。 本CDは、初期?中期のドビュッシー2作品と、創作の絶頂期にあったショパンの2曲を収録。円熟の演 奏で魅了します。(フォンテック)
FOCD-9727
2016年11月9日発売
三宮正満&平井千絵
ヴィダーケア:デュオ・ソナタ集
 第1番 ホ短調 /第2番 ハ長調
 第3番 ヘ長調
三宮正満(ロマンティークOb)
平井千絵(フォルテピアノ)

録音:2016 年3 月15-17日 所沢市民文化センター ミューズ キューブホール
日本を代表するバロック・オーボエ&クラシカル・オーボエ奏者の一人、三宮正満の最新アルバムです。 今作ではヴィダーケアのオーボエ・ソナタを取り上げました。ジャック・クリスティアン・ミシェル・ヴィダー ケア(1759〜1823)はフランス革命期、激動のパリで活躍した作曲家です。革命直後、これまで音楽家の有力 な擁護者だった貴族たちは没落し、環境は激変しましたが、ナポレオンの王政復古と共に再び華やかなサロン文化 が復興し、ヴィダーケアは大変な人気を博していました。この時代は楽器の開発が進んだ時期でもあり、オーボエ もキーシステムを含め多くの変更が加えられ、現代の楽器の原型ができました。 今作で三宮が吹分ける2 種の楽器は、この時代に作成されたオリジナル楽器で、楽器の機能、音色共にヴィダー ケアを演奏するに相応しいものです。作曲当時の楽器で演奏するという事は、相応な技術的な困難を伴うものです が、三宮の演奏はあくまで伸びやかで、聴く者がそれを意識する事はありません。平井の闊達な演奏もあり、パリ の華やかな雰囲気が蘇ります。 名手の演奏で隠れた名曲を再発見する喜びにあふれたアルバムです。(フォンテック)
FOCD-9729
2016年10月5日発売
合唱の美
間宮芳生:合唱のためのコンポジション第1番混声合唱のためのコンポジション
三善晃:混声合唱組曲「五つの童画」
平川加恵:青きスパーク〜石原三郎の短歌による〜*
T.青きスパーク/U.雪の幻覚/V.秋日/W.枯野/X.展望車
田中信昭(指)
中島香(P)
東京混声cho
秋島光一(T)、コ永祐一(Br)


録音:2015年3月7日所沢市民文化センターミューズアークホール2015年10月9日東京文化会館小ホール* ともにライヴ録音
1956年に創立された日本を代表するプロフェッショナル合唱団、東京混声合唱団(東混)。本年2016年をも って創立60周年を迎えます。その創立に携わり、現在も同団の桂冠指揮者として活発な活動を続ける田中信昭の 指揮による2015年のライヴ録音の登場です。 日本人作曲家の合唱作品を多数採り上げ、高い評価を得つづけている田中=東混による、お家芸とも言えるその選 曲は、あたかも両者の60年の歩みを辿るがごとく、大きな感動を呼び起こします。気鋭の作曲家・平川加恵によ り2014年に創られ、現在人気曲として広く歌われている「青きスパーク」も必聴です。(フォンテック)
FOCD-9730
2016年10月5日発売
嶺貞子イタリア・スペインを歌う
モンテヴェルディ:何かわからないものを
スカルラッティ:私の死の栄光を、私は悩みに満ちて、菫
モンポウ:“夢のたたかい”より君の上には花ばかり、君の気配は海のよう
グラナドス:それは朝のひととき、分別あるマホ
 オペラ“ゴィエスカス”よりマハと夜鶯
ピッツェッティ:ペトラルカの3つのソネット(人生は逃げゆく、あの夜鶯は、私の想いは)
モンサルバーチェ:5つの黒人の歌(ピアノの中のキューバ、
ハバナの小唄、ドスが自慢の伊達者、黒人の子守唄、黒人の歌)
ペルシコ:オルゴール
パイジェッロ:うつろの心
オブラドルス:エル・ビート
トスティ:かわいい口元
ロッシーニ:踊り
嶺貞子(S)
藤井一興(P)

録音:1992年10月26日石橋メモリアルホールライヴ録音
日本が誇るイタリア歌曲の第一人者にして伝説的ソプラノ・嶺貞子のコンサート・アーカイヴシリーズ、待 望の第5弾の登場です。1992年10月に石橋メモリアルホールで行われたコンサートでは、世界的ピアニ スト・藤井一興と共演。稀有な音楽家2人によるその演奏は、余人には成し得ない宝石のような輝きに満ち あふれています。 「またまた嶺貞子女史が稀代の名ピアニストと共に、イタリアの古典から近代までの声楽作品を煌めく宝石のごとく世に送り出 した。特に古典の演奏では、嶺女史のオリジナル・ヴァリエーションが聴けることと、作曲家でもある藤井一興氏が、古いオリ ジナル譜から直接リアリゼーション(旋律と数字付低音のみで記譜されている当時の楽譜に和声的な肉付けをすること)をして いるところは、この録音の価値を一層高めている。」(鴨川太郎・ブックレットより)
FOCD-9731
2016年11月9日発売
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」 川瀬賢太郎(指)神奈川PO

録音:2015年7月10日 横浜みなとみらいホール・ライヴ
2016 年に入り、第14 回齋藤秀雄メモリアル基金賞(3 月)・第26 回出光音楽賞(3 月)・ 第65 回横浜文化賞(9 月)と立て続けに受賞歴を更新している川瀬賢太郎。今まさに飛ぶ鳥を落とす 勢いの川瀬が満を持して送り出すのが、ドヴォルザークの「新世界より」です。 「マーラー:交響曲第2 番『復活』」(FOCD9673/4)、「レスピーギ:ローマ三部作」(FOCD9698) に続く神奈川フィルとのCD 第3 弾は、昨年7 月の定期演奏会のライヴ録音。誰の耳にも馴染んだこの 名曲において川瀬は、どんな一瞬からも清新な解釈を見せ、神奈川フィルから持ち前のしなやかな響き を引き出しつつ、完全燃焼へと導きます。 まさしく“フロム・ザ・ニュー・ワールド”と呼ぶにふさわしい、快演誕生の瞬間です。(フォンテック)
FOCD-9732
2016年12月7日発売
第6回仙台国際音楽コンクールヴァイオリン部門優勝〜チャン・ユジン
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調op.64
ストラヴィンスキー:ヴァイオリン協奏曲
チャン・ユジン(Vn)
広上淳一(指)仙台PO
仙台市が2001年に創設した仙台国際音楽コンクールは、コンチェルトを課題曲の中心に据え るという特色を持っています。予選は室内アンサンブルと共演し、セミファイナルとファイナル では仙台フィルと共演します。 2016年5〜6月におこなわれた第6回仙台国際音楽コンクールヴァイオリン部門では、チャ ン・ユジン(韓国)が優勝しました。 日本が世界に発信する若き才能の登場です。(フォンテック)
■チャン・ユジン
1990年韓国生まれ。 9歳からKBSSOやソウル・フィルなどと共演を重ね、11歳で初リサイタル。 2007年にイヴァン・フィッシャー指揮ブタペスト祝祭Oとチャイコフスキーを共演したことで注目を浴び る。 2004年メニューイン・コンクール3位、2009年ソウル国際音楽コンクール4位に入賞したほか、ハノーファ ーやインディアナポリスのコンクールでも高い評価を得ている注目の新星。 2009年にはソウルの春音楽祭で紀尾井シンフォニエッタと共演したほか、スペインのエクスレマドゥーラ管弦楽 団と共演して絶賛を博し、再招聘を受けた。 2010年に韓国国立芸術大学を首席で卒業し、ボストン・ニューイングランド音楽院でミリアム・フリード氏に師 事。 2013年宗次エンジェル・ヴァイオリンコンクール1位、2016年仙台国際音楽コンクールで優勝した。
FOCD-9733
2016年12月7日発売
第6回仙台国際音楽コンクールピアノ部門優勝〜キム・ヒョンジュン
モーツァルト:ピアノ協奏曲第19番へ長調K459
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番
キム・ヒョンジュン(P)
パスカル・ヴェロ(指)仙台PO
仙台市が2001年に創設した仙台国際音楽コンクールは、コンチェルトを課題曲の中心に据え るという特色を持っており、セミファイナルとファイナルでは仙台フィルと共演します。 2016年6月におこなわれた第6回仙台国際音楽コンクールピアノ部門では、キム・ヒョン ジュン(韓国)が優勝しました。 日本が世界に発信する若き才能の登場です。 (フォンテック)
■キム・ヒョンジュン
第6回仙台国際音楽コンクール優勝。2010年パデレフスキ国際ピアノコンクール2位及び審査員特別賞、最年 少出場者となった2010年KBS音楽コンクールでグランプリ受賞、2008年ショパン国際ピアノコンクールin ASIA優勝、2008年台北ショパン国際ピアノコンクール2位など数々のコンクールで高い評価を受けている。 2011年ソウル国際音楽コンクール、2010年ロードス国際ピアノコンクール、浜松国際ピアノコンクールにおい ても入賞している。 10歳でソウルシンフォニーと共演し、ソリストデビュー。その後も、東京SO、仙台フィルハーモニー管弦 楽団、パデレフスキー・ポメラニアンフィルハーモニーO、ヤシ・モルドバPO、 クラクフPO、高雄市SO、KBSSO、城南市立SO、プライム・フィル ハーモニーO、水原市立SO等、多数のオーケストラと共演。 また、ヤマハアーティストサービスソウルによるライジングアーティストシリーズや、クムホ・アシアナ文化財団 によるヤングアーティストコンサートリサイタルに出演。その他、台北ナショナルコンサートホール、アクトシテ ィ浜松大ホール、日立システムズホール仙台、パデレフスキーフィルハーモニーホール、ソウルアートセンター、 石川県立音楽堂コンサートホールでも演奏している。 現在、ジョンズ・ホプキンス大学ピーボディ音楽院に在籍し、ムン・ヨンヒに師事している。
FOCD-9734
2016年11月9日発売
吉田浩之〜プロープリオ
最後の陶酔(レスピーギ/A.ネグリ)
魅惑(トスティ/R.E.パリアーラ)
かわいい唇(トスティ/G.ダンヌンツィオ)
とても美しい女(ひと)(レスピーギ/作詞者不明)
海のストルネッロ(チマーラ/G.ペーシ)
城ヶ島の雨(山田耕筰/北原白秋)
海辺の光景(チマーラ/G.ペーシ)
松島音頭(山田耕筰/北原白秋)
荒城の月(瀧廉太郎/土井晩翠/山田耕筰編曲)
「雨情民謡集」(山田耕筰/野口雨情)
翼(武満徹/武満徹丸山滋編曲)
うたうだけ(武満徹/谷川俊太郎)
死んだ男の残したものは(武満徹/谷川俊太郎/丸山滋編曲)
小さな空(武満徹/武満徹/丸山滋編曲)
郷愁(チマーラ/H.ハイネ)
さくら横ちょう(別宮貞雄/加藤周一).
最後の歌(トスティ/F.チンミーノ)
鐘が鳴ります(山田耕筰/北原白秋)
ああ私の愛する人の(ドナウディ)
この道(山田耕筰/北原白秋)
吉田浩之(T)、丸山滋(P)

録音:2016年8月16-18日 所沢市民文化センター ミューズ キューブホール
日・伊 魅惑の名歌曲集 なんと甘美な余韻の残るアルバムだろう。惜しみなくたたなわってくる美しい声の波に、ただただ?れていたいと 思う。タイトルのイタリア語proprio( =自分自身の・固有の)は、「プライベート」の語源であるラテン語pro privo に由来する。まさに自分だけのために用意された特別メニューのようにイタリアと日本の歌曲が分け隔てなく並び、 この珠玉の歌たちを味わう楽しみを、誰にも邪魔されず独り占めしたくなるほどだ。 (ライナー・ノーツより抜)

FOCD-9735
2017年3月8日発売
シューマン:詩人の恋Op.48 ジョン・健・ヌッツォ(T)
中島剛(P)

録音:2015年9月10日ハクジュホール
“John Ken Nuzzo in Recital”ライヴ
世界を舞台に活躍を続けるジョン・健・ヌッツォ。2015年9月に東京・ハクジュホールで行 われた“John Ken NUZZO in Recital"からの「詩人の恋作品48」ライヴ録音、待望のCD 化です。 多くの苦難を乗り越え、1840年に最愛の人クララと結婚式をあげたシューマン。愛の苦悩と その結実の歓喜を反映するかのように、シューマンは「ミルテの花」「リーダークライス」「女 の愛と生涯」など、愛に溢れた多くの歌曲を同年に生み出します。ハイネの詩による「詩人の恋」 は全16曲からなり、1-6曲は愛の歓びを、7-14曲は破れた恋の哀しみを、終りの2曲は過 ぎ去った日々への想いを描いています。シューマン「歌の年」ともいわれるこの年に作られた歌 曲の中でも、最も優れたもののひとつといえる歌曲集です。 ライヴならではの空気の中、表情豊かな中島剛のピアノとともに、溶け込むように紡ぎだされる ジョン・健・ヌッツォの歌声は、極上の宝石のような輝きに溢れています。その類いまれな奇跡 の声と、限りない愛に包まれる幸福な1枚の登場です。(フォンテック)
FOCD-9736
2017年10月4日発売
アンサンブル・ウィーン=ベルリン/ライヴ!
ツェムリンスキー:フモレスケ
バーバー:夏の音楽Op.31
メンデルスゾーン:「夏の夜の夢」Op.61より(シェーファー編)
リゲティ:6つのバガテル
フランセ:木管五重奏曲第1番
ベリオ:オーパス・ナンバー・ズー
アンサンブル・ウィーン=ベルリン
[カール=ハインツ・シュッツ(Fl)
ジョナサン・ケリー(Ob)
アンドレアス・オッテンザマー(Cl)
リヒャルト・ガラー(Fg)
シュテファン・ドール(Hrn)]

収録:2015年4月13日ウィーン・コンツェルトハウスライヴ
ウィーンとベルリンの主要オーケストラのトップ奏者によって構成される世界最高峰の木管五 重奏団、アンサンブル・ウィーン=ベルリン(EWB)。結成30年にあたる2013年、1999 年から在籍するシュテファン・ドール(ベルリン・フィル首席ホルン奏者)以外のメンバーがカール・ ハインツ・シュッツ(ウィーン・フィルソロ・フルート奏者)、ジョナサン・ケリー(ベルリン・フ ィル首席オーボエ奏者)、アンドレアス・オッテンザマー(ベルリン・フィル首席クラリネット奏者)、 リヒャルト・ガラー(ウィーン響首席ファゴット奏者)に交代し、新たな一歩を踏み出したEWBに よる待望のニューアルバムの登場です。 「そんな新生EWBが果たした初のレコーディング。このプログラムをライヴで録音するなんて大変な度 量!と思わせる曲が並び、そして彼らならそれが可能なのか、と溜め息の1つもつきたくなる。レパートリー はご覧のとおりバラエティに富み、ウィーン生まれのツェムリンスキーに、若き日にはベルリンを住まいとし たメンデルスゾーンと、2つの都市に縁を持つ作曲家も抜かりなく配す。 アンサンブルの“ボス”格に映るのは、EWBで今や最古参となったシュテファン・ドール。木管五重奏の 中でホルンがこれだけ存在感を示しながら、なおかつ全体のバランスを崩さないのは舌を巻くばかり。その彼 を取り囲む木管群も盤石の布陣。創設メンバーにあたる恩師ミラン・トゥルコヴィッチからポストを受け継い だリヒャルト・ガラーが柔軟にして的確なファゴットで低音域を支え、今や斯界のニュー・スターと化したカ ール=ハインツ・シュッツのどこまでも隙と無駄のないフルートが高音域に華を添え、そしてケリーとオッテ ンザマーが機能性と歌心に富んだプレイングで合奏の外堀を埋める……。ドイツ語圏の生んだスーパー・ユニ ットが、木管五重奏に示すワールド・スタンダード。その水準の高さを改めて確認できるアルバムだ。」 (木幡一誠ライナーノーツより)
FOCD-9737
2017年1月11日発売
猪居亜美(ギター)/Moonlight
レガ:椿姫の主題による幻想曲(レッキー版)
シューベルト(メルツ編):ギター独奏のための6 つのシューベルト歌曲 より セレナーデ
ポンセ(セゴビア編):ソナタ・ロマンティカ「シューベルトを讃えて」
シューベルト(メルツ編):ギター独奏のための6 つのシューベルト歌曲 より 郵便馬車
D.スカルラッティ(バルエコ編):ソナタ イ長調 K.208 L.238
レニャーニ:36 のカプリスOp.20〜第25番 Andante grazioso/第27番 Allegro espressivo
ジュリアーニ:ロッシニアーナ 第5 番 Op.123
メルツ:「吟遊詩人の調べ」Op.13〜マルヴィーナへ
猪居亜美(G)
1stCD「Black star」(FOCD9672)で鮮烈なデビューを飾った新時代のギター・ヒロイン猪居亜美、 待望の2ndCD の登場です。 前作とはがらりと変わり、本作のテーマは“白”。古典ギターの黄金時代の掉尾を飾ったギタリスト・ 作曲家 メルツによるシューベルト歌曲の編曲、メキシコを代表する作曲家ポンセによるシューベルトへ のオマージュ「ソナタ・ロマンティカ」、初録音となるレッキー版による「椿姫の主題による幻想曲」 など、猪居の卓越したテクニックと音楽性を堪能できるプログラムとなっています。 一点の曇りもない、白く、透明な月の光があなたを照らします。 (フォンテック)
FOCD-9738(2CD)
2016年12月28日発売
藤元高輝/武満徹:ギター作品集
武満徹:ギターのための12の歌
すべては薄明のなかで
不良少年*
ヒロシマという名の少年*
ワルツ―“他人の顔”より―*
ギターのための小品
―シルヴァーノ・ブソッティの60歳の誕生日に―
森のなかで
ラスト・ワルツ
エキノクス
フォリオス
藤元高輝(G)
*こーき&ひろし(小暮浩史とのギター2重奏)
没後20年を経てもなお輝きを失わず、その作品を聴く者の心を揺さぶり続けている作曲家・武満徹(1930- 96)。武満はとりわけギターという楽器を愛し、作曲部屋のかたわらにはいつもギターがあったと言われて います。 ギタリストの枠に収まることなく、底知れぬ才能を顕わし始めた藤元高輝。あまりにも巨大な足跡を残した先 人への敬意を込め、その作品を奏でます。 武満のソロギター作品全曲と、盟友の名手・小暮浩史との2重奏を収録。藤元自身の編曲による「ワルツ」 の二重奏ヴァージョンも必聴です。
■藤元高輝(ギター)
1992年東京都北区生まれ。3歳より父からギターを習い、7歳より村治昇氏に師事。11歳より新井伴典氏に師 事、同時に国内外のギタリストのマスタークラスを多数受講。2004年第35回クラシカルギターコンクール1位 (11歳で最年少優勝)、第29回学生ギターコンクールGLC賞、名古屋ギターコンクール第1位。2005年モ イスィコス国際ギターコンクール3位(首席)、2006年日本ギターコンクールオヌール部門ソロの部第1位読売 賞。2008年ヴァイカースハイム国際ギターフェスティバル(ドイツ)コンクール部門第1位、第26回スペイ ンギター音楽コンクール第1位。2009年ハインスベルグ国際ギターコンクール(ドイツ)第2位、コブレンツ 国際ギターコンクール(ドイツ)第3位。2010年アジア国際ギターフェスティバル(タイ)コンクール部門第1 位、2011年東京国際ギターコンクール第1位。2012年には小暮浩史とのデュオ「こーき&ひろし」として日 本ギター重奏コンクール優勝。 東京音楽大学付属高等学校、東京音楽大学にて荘村清志、江間常夫の各氏に師事。作曲を塩崎美幸、植田彰、伊左 治直の各氏に師事。指揮を本多優之氏に師事。2015年10月よりケルン音楽大学にてゲルハルト・ライヒェンバ ッハ氏に師事。 2007年フォンテックよりCD「バルトーク/ルーマニア民族舞曲」を発表。2008年ドイツ3都市(ボン、ケル ン、デュッセルドルフ)にてソロコンサートを行う。2014年作曲家今村俊博とのパフォーマンスデュオ「s.b.r.」 結成。
FOCD-9740
2017年6月7日発売
ヤコブ・ファン・エイク〜笛の楽園Vol.1
No.1プレリュード
No.2天の父
No.3美しき娘ダフネ
No.4詩篇118番恵み深い主に感謝せよ
No.5狂ったシモン
No.6詩篇140番、またはモーゼの十戒
No.7かわいいマルティーナ
No.8涙のパヴァーヌ
No.9ラヴィニョーネ
No.10サラバンド
No.11ローゼモン
No.12クーラントまたは、ああこの悲しみに涙する
No.13マリア聖歌
No.14フランスのバレ
No.15ちょっと静かに、静かに
No.16ファンタジア&エコー
No.17愛の急使者
No.18オナンまたはタンネケン
No.19詩篇68番神は立ち上がり敵を散らされる
江崎浩司(リコーダー独奏)
リコーダー…ガナッシ・ソプラノ/バロック・ソプラノ/ルネサンス・ソプラノ/初期バロック・アルト/ルネサンス・アルト/バロック・テナー/ヴォイスフルート/バス

その他楽器…ソプラノ・ショーム/アルト・ショーム/ドゥルツィアン

録音:2016年9月14-16日神奈川県立相模湖交流センター
江崎浩司が挑む、孤高の世界・・・笛の楽園全集プロジェクト始動! ヤコブ・ファン・エイク(1589/90-1657)の「笛の楽園」は全151曲(XYZ社版)にも なる膨大な独奏楽器のための曲集で、その知名度と演奏される機会を考えると全曲の録音は極め て少なく、特に国内では皆無でした。江崎浩司がその前人未到の領域を切り開きます。もちろん マルチ・プレイヤーとして活躍している江崎の事ですから、今シリーズでも多様な楽器を使い分 け(リコーダー8種、その他の楽器3種!)個々の曲想を最大限に活かします。江崎の目指す 演奏は資料的価値にはとどまらず、常に鮮烈で自由闊達、まるでV.エイクが生きた時代が蘇る かのようです。 作品番号順に演奏される事によって始めて生まれる各曲の響き合いは、この壮大なプロジェクト ならではのもの。(フォンテック)
FOCD-9742(1SACD)
2017年3月22日発売
アーネム〜ベスト・オブ・マーチ3
アルバート・エドワード・ケリー:アーネム
アルフォード:荒鷲飛行隊、
 ボギー大佐
ウンラート:カール王
タイケ:ツェッペリン伯
フチーク:提督の旗の下に
ヨハン・シュランメル:ウィーンはいつもウィーン
ダビデ・デレ・チェーゼ:イングレジーナ
スーザ:カンザス・ワイルドキャッツ
 サーベルと拍車、
 ル・カピタン
ゴールドマン:ラッパと太鼓
ツィマーマン:錨を上げて
バグリー:国民の象徴
吉本光蔵:君が代行進曲
藤田玄播:優雅な行進曲
古関裕而:スポーツショー行進曲
武田晃隊長1等陸佐(指)
陸上自衛隊中央音楽隊

録音:2016年7月17・18日陸上自衛隊中央音楽隊大演奏室
日本を代表する吹奏楽団として、1951年の創立以来65年以上にわたり歴史を重ねる陸上自 衛隊中央音楽隊(中音)。武田晃隊長のもと、躍進を続けた中音の<ベストオブマーチ>、 待望のシリーズ第3弾の登場です。 第二次大戦における「マーケット・ガーデン作戦」戦死者の追悼曲として作られた表題曲「アー ネム」をはじめ、マーチのスペシャリストとしての魅力を凝縮したその演奏は、吹奏楽ファンな らずとも必聴です。音質的にも好評をいただいた前2作同様、SACDハイブリッド盤でのお届 けとなります。 マーチの真髄を示す、武田=中音の名演をお楽しみ下さい。(フォンテック)
FOCD-9744(1SACD)
2017年4月5日発売
ショパン:24の前奏曲Op.28
シューマン:クライスレリアーナOp.16
伊藤恵(P)

録音:2014年1月6-8日北上市文化交流センターさくらホール
小曲の堆積によって宇宙を形成する、ショパン・シューマンの代表作2曲を収録。ファ ツィオリの<歌う音色>を駆使して、ロマン派ピアノ音楽の精髄を極めます。 “シューマニアーナ1”以来、四半世紀ぶりとなる「クライスレリアーナ」再録音は、30年に 及ぶ共同作業を続けた名調律師川真田豊文氏(1942-2015)との最後のレコーディングとな りました。(フォンテック)
FOCD-9745(1SACD)
2017年4月5日発売
AIR & DANCE on Violin
チャイコフスキー:メロディOp.42-3
クライスラー:ウィーン奇想曲Op.2
 美しきロスマリン/ジプシーの女
ショスタコーヴィチ(フォルトゥナトフ編):ロマンス
ショスタコーヴィチ(グリックマン編):3つの幻想的舞曲Op.5
パガニーニ:モーゼ幻想曲
プロコフィエフ:無伴奏ヴァイオリンソナタOp.115から第二楽章
エルガー:愛のあいさつOp.12
R.シュトラウス(プリホダ編):「ばらの騎士」から
ワルツ
R.シュトラウス(ジンガー編):子守歌Op.41-1
バルトーク(セーケイ編):ルーマニア民俗舞曲BB68(Sz.56)
ラヴェル:フォーレの名による子守歌
 ツィガーヌ
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第6番ホ長調Op.27-6
ヒンデミット:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番Op.31-1
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番ホ長調BWV1006
佐藤眞:無伴奏ヴァイオリンのための幻想曲
エルンスト:シューベルトの「魔王」による大奇想曲Op.26
 多声的練習曲第6番「夏の名残りのバラ」
渡辺玲子(Vn)、江口玲(P)

録音:2016年10月10.12・13日コピスみよし
バッハを中心に、ヴァイオリンの多角的な魅力にあふれた無伴奏作品集“SOLO”(FOCD9552) から5年。渡辺玲子の壮大な構想が実現しました。 19世紀末のウィーンを出発し、華麗な音色と卓抜した運弓をもって銘器デル・ジェスを駆使し た<歌と踊り>は、近代欧州を俯瞰する一大絵巻です。 江口玲が演奏した楽器は、ホロヴィッツが使用したスタインウェイ。この独特な音色は、重厚に して繊細な演奏により。特に民族的な作品で大きな魅力となっています。 二人のヴィルトゥオーゾによる、ユニークな名曲集の登場です。

FOCD-9746
2017年4月5日発売
黒岩航紀〜デビュー
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第「熱情」
ショパン:バラード第1番ト短調Op.23
ドビュッシー:前奏曲集第1巻(抜粋)
 アナカプリの丘/西風の見たもの/亜麻色の髪の乙女/パックの踊り
リスト:パガニーニによる大練習曲第3番嬰ト短調「ラ・カンパネッラ」
 コンソレーション第3番変ニ長調
 ハンガリー狂詩曲第6番変ニ長調
 メフィスト・ワルツ第1番
黒岩航紀(P)

録音:2016年12月8・9日ヤマハアーティストサービス東京
使用楽器:ヤマハコンサートグランドピアノCFX
黒岩航紀(くろいわ・こうき)は1992年生まれ。東京藝術大学音楽学部ピアノ科を首席で卒 業後、同大学院修士課程を修了しました。第11回東京音楽コンクールピアノ部門第1位、及 び聴衆賞受賞、第19回松方ホール音楽賞受賞(第1位)、第84回日本音楽コンクールピアノ 部門第1位などの賞歴を重ねています。 ソロ・室内楽・アンサンブルピアニストとしても積極的に活動する俊英、待望のデビュー盤です。 「熱情ソナタ」そして小品で聴かせる技と音楽は、次世代の大器としての風格を既に有していま す。 類まれな若き才能の登場です。
FOCD-9747
2017年6月7日発売
音楽の玉手箱2〜露西亜秘曲集
チャイコフスキー:ドゥムカ.ハ短調Op.59
リャブノフ:12の超絶技巧練習曲Op.11より8.叙事詩
タクタキシヴィリ:ポエム
モソロフ:2つの舞曲Op.23b
ラコフ:ロシアの歌(ギンズブルグ編曲)
バラキレフ:東洋風幻想曲「イスラメイ」
ストラヴィンスキー:春の祭典(作曲者による1台4手編曲版)*
レビコフ:音楽の玉手箱
有森博(P)
秋元孝介(P)*

録音:2017年2月21-23日 富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ
ロシア音楽に深く共感し、真摯にその身を捧げる“ロシア・ピアニズムの求道者”有森博。 当代随一のロシア・ピアノ音楽のスペシャリストによる「音楽の玉手箱〜露西亜秘曲集〜」2 作目の登場です。 ジョージア(グルジア)を代表する作曲家であるタクタキシヴィリ、とびぬけた才能を持ちなが らも、その作品が反革命的とされ収容所送りになるなど不運に見舞われたモソロフ、優れたヴァ イオリニストでもあったラコフなどの珠玉の作品が、有森の演奏により蘇ります。 注目は若き俊英、秋元孝介とのストラヴィンスキー本人の編曲による「春の祭典」1台4手版 です。師弟でもある有森と秋元の息の合ったアンサンブルが光ります。 20世紀初頭に新しい音楽を探求したレビコフによる表題曲により、本作は締めくくられます。 有森博というピアニストにしか成し得ない1枚がここに誕生しました。(FONTEC)

FOCD-9749
2017年4月5日発売
ベートーヴェン:「フィデリオ」の音楽
「レオノーレ」序曲第2番
「フィデリオ」序曲
行進曲(「フィデリオ」第1幕第6番)
レチタティーヴォとアリア
<おぞましい悪党よ!急いでどこへ行こうというのです?/来て下さい、希望よ>※(「フィデリオ」第1幕第9番)
「レオノーレ」序曲第3番
朝比奈隆(指)新日本PO
河野和美(S)

録音:1994年11月29日、12月1日昭和女子大人見記念講堂ライヴ
巨匠・朝比奈隆(1908-2001)の初出音源が登場! 1984年から87年にかけて、オール日本人キャストでおこなわれた、ワーグナー「リング」 に続く、朝比奈/新日本フィルによるコンサート・オペラ「フィデリオ」からの抜粋。 オーケストラ後方に、監獄をイメージした巨大なイントレ(足場)が組まれた斬新なステージは、 鬼才実相寺昭雄による演出でした。 この<抑圧された空間>での演奏、その彼方には、ベートーヴェンが夢見た『自由・平等・博愛』 の精神が屹立しています。(フォンテック)

FOCD-9751
2017年6月7日発売
バッハ:管弦楽組曲集
第3番ニ長調BWV1068
第1番ハ長調BWV1066
第2番ロ短調BWV1067*
第4番ニ長調BWV1069
マックス・ポンマー(指)
札幌SO
橋聖純(Fl)*
辰巳美納子(Cemb)

録音:2017年1月27・28日札幌コンサートホールKitara・ライヴ
ライプツィヒに生を受け、バッハ演奏の伝統を担い、ゲヴァントハウス管の有志で結成したライプツィヒ新バッハ合奏団と数多くの演奏・録音をおこなった名匠マックス・ポンマー。彼はこう語ります。「歴史的な楽器と<本来の響き>だけで、正しい解釈が見えたと考えるのは危険である。」古楽のイディオム、そして経過したバッハ以降の音楽―、多面的な方法・解釈を通して、ポンマー/札響は〈今日のバッハ〉を実現します。(FONTEC)
FOCD-9752
2017年7月27日発売
ウェールズSQ/ベートーヴェン弦楽四重奏曲全集1
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第2番ト長調Op.18-2
弦楽四重奏曲第12番変ホ長調Op.127
ウェールズSQ
[ア谷直人(Vn)、三原久遠(Vn)
横溝耕一(Va)、富岡廉太郎(Vn)]

録音:2017年1月20・21日3月31日相模湖交流センター
2015年リリースのデビューCD(モーツァルト:弦楽四重奏曲ハ長調K.465「不協和音」、FOCD9682) が「重層的なハーモニーと清廉な響きの幸福な邂逅」と高く評価されたウェールズ弦楽四重奏団。 2006年に結成され、先進的な活動を続ける彼らは、日本が世界に誇る存在です。 「弦楽四重奏曲の聖書」と言われるベートーヴェンの16作品。ウェールズのメンバーは“楽聖” が最初の作品群Op.18を制作した時期と同じ年代にあります。 結成10周年を迎えた彼らの新プロジェクトは〈ベートーヴェン弦楽四重奏曲全曲録音〉です。 すべての弦楽四重奏団が目指す「最高峰」へ、等身大の彼らは正面から対峙します。(フォンテク)
FOCD-9753
2017年7月27日発売
下山静香/グラナドス:ゴィエスカス
グラナドス:《ゴィエスカス-恋をするマホたち》
ロス・レキエブロス
窓越しの語らい
ともしびのファンダンゴ
嘆き、またはマハと夜鳴きうぐいす
愛と死バラーダ
エピロゴ幽霊のセレナータ
エル・ペレレ(わら人形)
下山静香(P)

録音:2017年4月6・7日相模湖交流センター
ブラジルの情趣を官能的に表現し話題を呼んだ前作「サウダージ・エン・ピアノ」(FOCD9718)か ら1年。ピアニスト下山静香の新作は、2017年に生誕150年を迎えたグラナドスによる大作《ゴィ エスカス恋するマホたち》全曲録音です。 天才画家ゴヤの描く世界にインスパイアされ、その集大成として創作された《ゴィエスカス》、その全 編を満たす様々な感情をひとつひとつの音でよみがえらる下山の演奏は、聴く者にグラナドスが理想と し、その作品に盛り込んだ「スペイン的」な人生の物語をあますところなく想起させます。 グラナドス150歳の誕生日に、幸福な贈り物をお届けします。(フォンテク)
FOCD-9754
2017年8月9日発売
石田泰尚/ALL BRAHMS-LIVE
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調Op.100
ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調Op.78「雨の歌」
スケルツォ(F.A.E.ソナタ第3楽章)
ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調Op.108
石田泰尚(Vn)、中島剛(P)

録音:2016年11月30日小金井宮地楽器ホール大ホール・ライヴ
驚天動地のカリスマティック・ヴァイオリニスト、石田泰尚のライヴ・シリーズCD。 待望の第2 弾が早くも登場です! 本作は2016 年11 月30 日にオール・ブラームス・プログラムで行われたリサイタルの、ア ンコールを除いた全ての演奏を収録。圧倒的な存在感の中に繊細さと懐の深さを併せ持つその音 楽は、ライヴの演奏でこそ一層際立ち、会場をあますところなく“ギャップ萌え”に包んだ当日 の熱気までもが収められた珠玉の一枚となりました。 自身が率いる硬派弦楽アンサンブル「石田組」でも共演するピアニスト・中島剛との息の合った やり取りも必聴です。 神奈川フィルハーモニーOの“顔”コンサートマスターとしてはもちろん、石田組、トリ オ・リベルタ、YAMATO 弦楽四重奏団など、活躍の場を拡げ続けている石田泰尚の現在の姿 に注目です! (フォンテック)
FOCD-9755
2017年8月9日発売
豊田実加/Le Lien ル・リアン
ギヨーム・バレイ:シャンソン・ドゥ・フォレスティエ
ジョルジュ・バルボトゥ:セゾン
シャルル・ケクラン:ホルン・ソナタOp.70
ロベール・プラネル:カプリース
イベール(大橋晃一編):「物語」〜第2曲;小さな白いろば/4曲おてんば娘/第6曲;廃墟の宮殿/第7曲;机の下で/第8曲;水晶の籠/第10曲;バルキス女王の行列
豊田実加(Hrn)
大野真由子(P)

録音:2016年8月29-31日かながわアートホール
神奈川フィルの若き首席ホルン奏者、豊田実加(とよだみか)のファースト・ソロ・アルバム! 豊田は吹奏楽の名門・習志野市立習志野高等学校を経て、東京藝術大学を卒業。2013年より神奈川フ ィルハーモニーOの首席ホルン奏者を務めています。オーケストラでの活動と並行して、女性ホ ルンアンサンブルVENUSや木管五重奏池田昭子クインテットなど、室内楽やソロ奏者としても活躍し ています。 豊田本人のこだわりにより、近代フランス音楽の“隠れた佳品”を集めた本作での演奏は、若さに似合 わぬ沈着さや強かさを忍ばせながらも、天真爛漫で一点の曇りのない彼女を鏡で映すような、キラキラ とした宝石のような輝きに溢れています。 ソリストとしても活躍するピアニスト・大野真由子とのアンサンブルも出色です。(フォンテック)
FOCD-9756
2017年9月6日発売
橋本杏奈/A Touch of Britain
ハールストーン:4 つの個性的作品
ホロヴィッツ:ソナチネ
 2つのマジョルカの作品
ハウェルズ:ソナタ
スタンフォード:3 つの間奏曲
オルウィン:ソナタ
橋本杏奈(Cl)、寺嶋陸也(P)

録音:2016 年7 月11〜13 日 五反田文化センター
コルトレイク国際コンクール1 位、カルリーノ国際コンクール最高位、アテア五重奏団のメ ンバーとしてニールセン国際室内楽コンクールでの最優秀現代音楽賞などの賞歴を重ね、イギリ ス楽壇の重鎮ジョーゼフ・ホロヴィッツをして「クラリネット界の若く輝かしいスターの一人」 と言わしめた橋本杏奈。若干15 歳でのロンドンデビュー後、ソリストとして世界各地へ活躍の 場を拡げつつ、オーケストラ奏者としてバースフィルとOSJ 響の首席奏者、BBC 響、フィル ハーモニア管、ロンドン響、ロイヤルリヴァプール管、ロイヤルオペラなどで客員首席として活 動しています。既に2 枚のソロアルバムをリリースするなど、着実に高みへと歩み続ける不世 出のクラリネット奏者のフォンテック第1 弾となる今作は、日本人の血を受け継ぎながらも“生 粋のロンドンっ子”として育った自らのルーツを見つめた英国の作品集です。 前述のホロヴィッツの作品をはじめ、彼女にしか成し得ない伸びやかでダイナミックな演奏は まさに圧巻。橋本が共演を熱望したもうひとつのルーツ「日本」を代表する名手のひとり、寺嶋 陸也の妙技も聴きどころのひとつです。橋本のアプローチによるところも大きいですが、近現代 作品集にありがちな難解さはなく、多くの音楽ファンに楽しんでいただけるアルバムになりまし た。 本人による曲目解説付き。
FOCD-9757
2017年11月8日発売
ジェイムズ・バーンズ:アルヴァマー序曲
 交響曲第8番【日本初演】
 祈りとトッカータ
 パガニーニの主題による幻想変奏曲
 マラゲニア〜エルネスト・レクオーナのマラゲーニャによる〜【世界初演】
ヘンリー・フィルモア(フレデリック・フェネル校訂):ヒズ・オナー
ジェイムズ・バーンズ(指)
オオサカ・シオン・ウインド・オーケストラ

収録:2017年5月1日ロームシアター京都メインホール第117回定期演奏会ライヴ
マラゲニア【世界初演・初録音】、交響曲第8番【日本初演・初録音】を含む、バーンズ渾身の自作自 演集!!今年5月、ロームシアター京都メインホールにて行なわれた、オオサカ・シオン・ウインド・オ ーケストラ第117回定期演奏会。かのジェイムズ・バーンズを指揮に迎えてのライヴCD、満を持して 登場です。 その長い歴史の中で、海外の著名な作曲家との共演を数多く実現させてきたシオンにとって、意外にも 初の招聘となるバーンズとの共演は、長年にわたる悲願でした。このCDには、シオンのその熱い想い が圧巻のパフォーマンスとなって刻まれています。(フォンテック)
FOCD-9758
2017年9月27日発売
アンドレス・セゴビア/ジャパン・コンサート1959
バッハ:ガボットT、U
ラモー:2 つのメヌエット
ソル:アレグロ─グランソロ Op.14 より
ヴィラ=ロボス:前奏曲3 番
グラナドス:スペイン舞曲10 番
ジャン=デルフィン・アラール:華麗なエチュード(F.ターレガ編)
アルベニス:朱色の塔
クレスポ:ノルテーニャ『アギーレ讃歌』
ヴィラ=ロボス:エチュード1 番
アンドレス・セゴビア(G)

録音:1959年5月19日 九段会館 ライヴ録音(モノラル)
音楽史に燦然と輝く“ギターの巨人”アンドレス・セゴビア(1893-1987)。没後30 年を経てなお、 その存在は全てのギターを愛する者の指標として、大いなる光を放ち続けています。 本作は1959 年、演奏家生活50 周年にして円熟の境地に達したセゴビアの2 度目の来日時に行われた コンサートの模様を収録。58 年前とは思えない明瞭な録音で、巨匠の妙技を心ゆくまで堪能できます。 ライヴならではのセゴビア本人の肉声も収録。人類の貴重な記録です。
FOCD-9759
2017年11月8日発売
瀬尾久仁&加藤真一郎ピアノデュオ/2 pianos
ストラヴィンスキー:ペトルーシュカからの3楽章
ショパン:2台のピアノのためのロンド.ハ長調Op.73
ベリオ:水のピアノ
モーツァルト:2台のピアノのためのソナタ.ニ長調K.448
三善晃:2台のピアノのための響象I&II
瀬尾久仁&加藤真一郎ピアノデュオ

録音:2017年3月21日、22日五反田文化センター
ピアノデュオでは世界難関ともいわれるドラノフ国際2台ピアノコンクールで2005年日本人デュオと して史上初めての第1位を受賞、そのほか国内外のコンクール受賞歴も輝かしい「瀬尾久仁&加藤真一 郎ピアノデュオ」、待望のCD化!!2台ピアノ作品に絞った彼らの愛用レパートリーを収録。 驚異のピアノデュオ衝撃のCDデビュー これほどCD化が待ち望まれていたピアノデュオが、これまでいただろうか。いくつもの国際コンクールで優勝、 国内外の放送出演、数々の日本人「初」の称号。まさに驚異のピアノデュオである。彼らがデュオを結成してはじ めて演奏した作品から、愛してやまない三善作品まで、このピアノデュオの魅力が凝縮された衝撃のCDである。 (野本由紀夫)
FOCD-9760
2017年11月8日発売
金子亜未/Voyage
プーランク:オーボエとピアノのためのソナタFP185
シューマン:アダージョとアレグロ変イ長調Op.70
 3つのロマンスOp.94
ブリテン:オヴィディウスによる6つの変容
 2つの昆虫の商品
サン=サーンス:オーボエ・ソナタニ長調Op.166
金子亜未(Ob)、
田島ゆみ(P)

録音:2017年1月11-13日神奈川県相模湖交流センター
金子亜未は東京芸術大学音楽学部器楽科管楽器専攻を首席で卒業。安宅賞、アカンサス音楽賞、三菱地 所賞を受賞。2011年、第28回日本管打楽器コンクール・オーボエ部門で第1位、第10回国際オー ボエコンクール軽井沢第2位を受賞。若くして札幌交響楽団の首席奏者として活躍し、2017年1月か らは新日本フィルハーモニー交響楽団の首席奏者に就任、現在も多くの聴衆を魅了しています。 記念すべきソロ・デビューアルバムとなる本作は、オーボエの王道をゆく珠玉の名曲が並んでいます。 金子の伸びやかで屈託のない演奏は、ストレートにこれら名曲の魅力を私たちに届けてくれます。田島 のピアノも、金子のたおやかな音色を見事に支え、本作をより聴き応えのあるものにしています。 この先、多くの素晴らしい演奏を私たちに届けてくれるだろう金子亜未の、演奏家としての永い旅路の スタートとして、是非本作をお楽しみください。
FOCD-9761
2017年10月4日発売
西本幸弘/VIOLINable ディスカバリーvol.3
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第3番変ホ長調Op.12-3
クライスラー:ベートーヴェンの主題によるロンディーノ
美しきロスマリン
パガニーニ:カンタービレニ長調
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第4番ホ短調Op.27-4
フランク:ヴァイオリン・ソナタ.イ長調
西本幸弘(Vn)、山中惇史(P)
2014年冬よりベートーヴェンソナタ全曲演奏と、東日本大震災復興支援音楽プログラムをあわせた "VIOLINable〜ディスカバリー〜"を開始したヴァイオリニスト・西本幸弘。その記念すべき第1回 コンサートを収録した前々作(FOCD9692)、第2回コンサートを収録した前作(FOCD9723)に 続く待望の3作目の登場です。 ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第3番を中心としたプログラムは聴きどころ満載。ピアニスト 山中惇史との息の合ったやりとりも注目です。 《VIOLINable−ヴァイオリンの可能性と適合性−》をテーマにヴァイオリニストとして活動している毎日には、 【discovery−発見−】が必ずあります。それは音楽的なものだけではなく、世の中の理や、人生にとって欠かせ ない喜怒哀楽の感情を覚えて表現すること、たくさんの方々に支えられ愛情を受けていることに気付くこと…果て しないです。 その【発見】を通して、尊敬する大切な仲間や、いつも支えてくださるたくさんの方々と、更なる新しい【発見】 を目指し、共有出来れば幸いです。 また、復興支援プロジェクトを通して、皆様と共に、未来を一緒に創っていく子供達にも【発見】の喜びを伝え、 音楽のプレゼントができれば、こんなに希望と愛に充ち溢れたものはありません。( 西本幸弘)
FOCD-9762
2017年10月25日発売
エヴァーグリーン
武満徹:森のなかで-ギターのための3つの小品-
吉松隆:風色ベクトル
渡辺香津美:アストラル・フレイクス
長岡克己:白雨Hakuu、雲Nuvole
岡野貞一(莉燦馮編):故郷、
山田耕筰(莉燦馮編):赤とんぼ、
本居長世(莉燦馮編):七つの子
山田耕筰(小関佳宏編):からたちの花
佐藤弘和:エヴァーグリーン
松田弦(G)

録音:2016年12月13-15日もみじホール城山
日本から世界を見つめるギタリスト、松田弦。自らのルーツに根ざした待望のニューアルバムをフォン テックからリリースします! その名に約束されたように16歳でクラシックギターを弾き始めた松田弦は、すぐにその才能を開花。 2009年東京国際ギターコンクール、2013年アントニー国際ギターコンクールをはじめ、2000年〜 13年のあいだに国内外の8つのコンクールで第1位を受賞。2016年に東京オペラシティ文化財団の リサイタルシリーズ「B→C」に出演し、公演を成功させるなど、国内を拠点に活動しながら、オースト リア、フランス、ドイツ、タイ、フィリピン等、世界各地で幅広く活躍しています。 本作のテーマは“日本”。たんに邦人作曲家による作品を集めたというだけでなく、四季折々、様々な 日本の情景が頭に浮かぶような名品を、松田本人が選曲しました。 松田の“世界が認めた”高い技術はもちろん、高知という自然溢れた地に生まれ育った松田にしか持ち えない、感受性豊かなその演奏をじっくりと味わうことのできる名盤の誕生です。(フォンテック)
FOCD-9763
2017年11月15日発売
伊藤弘之(b.1963)合唱作品集コンダクティッド・バイ・西川竜太

(1).声楽アンサンブルのための「揺らぐ風を織る」(2010)

(2)混声合唱とピアノのための「静かに、深く、そして強く」(2008)

(3)女声合唱のための「子守うた」(2012)

(4)声楽アンサンブルのための「夜の虹」(2014)
(1).西川竜太(指)、ヴォクスマーナ
録音:2013年3月23日、日本大学芸術学部音楽小ホール
(2)西川竜太(指)、篠田昌伸(P)、混声合唱団・空
録音:2016年6月19日、日本大学芸術学部音楽小ホール
(3)西川竜太(指)、女声合唱団・暁
録音:2015年6月14日、日本大学芸術学部音楽小ホール
(4)西川竜太(指)、ヴォクスマーナ
録音:2014年8月25日、日本大学芸術学部音楽小ホール
伊藤弘之は1963年生まれ。芥川作曲賞、ヌオヴェ・シンクロニー国際作曲コンクール第1位、シュテ ィペンディエン賞(ダルムシュタット)などを受賞。これまでに多数の団体や個人の演奏家から作曲委嘱を 受け、国内外のさまざまな音楽祭やコンサートでその作品が演奏されています。 本作は合唱作品にスポットを当て収録。作曲家の信頼厚い西川竜太による指揮が光ります。(フォンテック)
私は1995年ごろから「揺れるイメージ」と「フラジャイルな美しさ」というアイディアで作曲してき た。このCDに収録されている4曲の合唱作品は特に「揺れるイメージ」に焦点をあてて書かれている のだが、そこには、「揺れ」を通して、私の音楽が、ゆっくりと聴き手の奥深いところにしみ込み、降 りて行ってほしい、そんな強い思いがある。4作品を作曲年順に眺めてみると、自分のやり方で合唱作 品を書きながら「テキストを如何に扱うか」という問いへの私なりの答えを探し出してきた道程であっ たことがわかる。(伊藤弘之)
FOCD-9764
2017年11月23日発売
益田正洋/モレーノ=トローバギター作品集
トローバ(1891-1982):カスティーリャ組曲
ソナチネ/夜想曲
前奏曲/ブルガレーサ
性格的小品集/マドローニョス
小組曲(ラッパの響きトレモロワルツディヴェルティメント)
ラ・マンチャの歌
益田正洋(G)

録音:2016年10月5・6日2017年3月3日東大和ハミングホール
グラナドス没後100年を記念してリリースした前作「ギター版による12のスペイン舞曲」(FOCD-9712) が「何か特別な秘密でもあるのではないかと思わせるほど見事に、ギターという楽器の魅力を引き出す」(読 売新聞2016年6月16日・沼野雄司氏)など各メディアで高い評価を受けた天才ギタリスト・益田正洋。 ヴィルトゥオーゾ・ギタリストとしての階段を着実に歩む益田の待望の新作は、スペインを代表する偉大な作 曲家の一人、モレーノ=トローバの手によるギター作品集です。 2017年に没後30年を迎えた「ギターの巨人」アンドレス・セゴビアとの邂逅により多くの佳品を生み出 したモレーノ=トローバ。スペインで固有の発展を遂げたオペレッタ「サルスエラ」の作曲家としても知られ るトローバの作風はまさに“スペイン”という国を象徴するものと言っても過言ではありません。 「さて、ここまで、CD1作ごとに特定のテーマを掲げて価値高いレコーディング・キャリアを重ねてきた名手、 益田正洋にとっては、会心のアルバムがまたひとつ増えたことになる。スペイン音楽・ギター音楽のファンはもと より、一般の好楽家でも“良い香りのする音楽”がもしお好きなら、ぜひ手にとり耳を傾けて欲しい1枚である。」 (濱田滋郎・ブックレットより)
FOCD-9765
木下保の藝術〜田三郎、信時潔合唱作品集

(1)田三郎:心の四季(吉野 弘 作詩)
(2)信時潔 (木保 編曲);沙羅(清水重道 作詩)

(3)信時潔:いろはうた(越天楽の旋律に拠りて)
痩人を嗤ふ歌二首(大伴宿禰家持)
子等を思ふ歌(山上憶良)
やまとには(国見の歌) (舒明天皇御製)
(1)川口耕平(P)
日本女子大学cho
録音:1975年10月25日 厚生年金会館大ホール 第20回定期演奏会より

(2)安藤寿康(P)
慶應義塾ワグネル・ソサィエティー男声cho
録音:1979年12月9日 厚生年金会館大ホール 第104回定期演奏会より

(3)木下歌子(P)
慶應義塾ワグネル・ソサィエティー男声cho
日本女子大学cho
聖心女子大学グリークラブ
以上3大学合同演奏
録音:1979年9月8日 東京文化会館大ホール 木下保先生喜寿記念祝賀演奏会
木下保の足跡は、声楽家として、教育者として、合唱指揮者として、そして日本語演奏の実践者 として、広く捉えなければいけない。それは今日に至る合唱文化のいとなみとも密接に連動して いる。このCD には、木下が向き合い続けた、言葉と音楽が重なり合う合唱へのまなざしが煌 いている。 ・・・このCD には、その木下の思いや願いが凝縮されている。田三郎「心の四季」では、 少し早めのテンポながら、詩の要諦を丁寧に紡ぎ、祈りを表現する。信時作品では、「やまとこ とば」に基づいた木下ならでは主張を展開する。私たちは、残された録音から、木下の合唱演奏 に昇華した「言葉」への、「音楽」への思いや願いを、しっかりと受け止めなければいけない。 戸ノ下達也(ブックレット解説より) (フォンテック)

FOCD-9766
長哲也〜ソリロキー SOLILOQUY
ウィルソン・オズボーン:ラプソディ
アーノルド:ファンタジー Op.86
モーリス・アラール:パガニーニの主題による変奏曲
イサン・ユン:モノローグ
フィリップ・エルサン:ニグン
池辺晋一郎:ファゴットはたゆたい、そして微笑む
長哲也(Fg)

録音:2017/4/11-13 神奈川県立相模湖交流センター
東京都交響楽団首席ファゴット奏者 長哲也のデビューアルバムは、なんと完全無伴奏作品で固 められた意欲作! ファゴットという楽器の特性をさまざまな角度から引き出した作品群を前に長は、終始極めて音 楽的なアプローチで独白を続けます。滲み出る豊かな音楽性と、それを裏付ける確かなテクニッ ク。ファゴット奏者ならずとも、必聴です。 長 哲也(ファゴット) 福岡県北九州市出身。11 歳よりファゴットを始める。東京藝術大学音楽学部器楽科卒業。卒業と同時に東京 都交響楽団首席ファゴット奏者に就任。第30 回日本管打楽器コンクールファゴット部門第2 位。同声会賞 受賞。ソリストとして芸大フィルハーモニアと共演。2015 年6 月、東京オペラシティリサイタルシリーズ 「B→C」に出演。 ファゴットを永江恵子、石川 晃、水谷上総の各氏に師事。またダーク・イェンセン、ジルベール・オダン、 マルク・トゥレネル等のマスタークラスにて研鑽を積む。 (フォンテック)
FOCD-9767
ヤコブ・ファン・エイク:笛の楽園 Vol.2
No.20 私の恋人シレ
No.21 から威張り
No.22 詩篇103 番 私の魂よ、主をたたえよ
No.23 ホーシェについて:あなたに我慢できない
No.24 私を取り戻したくないのなら
No.25 クーラント
No.26 美しいローマの騎士
No.27 グレーヴゼンドのバレエ
No.28 イギリスのナイチンゲール
No.29 ああ、女殺人者
No.30 レンテルー(風刺唄)
No.31 美しい羊飼いの娘フィリス
No.32 質屋から:私が帰って来た時
No.33 カムアゲイン
No.34 クーラント
No.35 2 番目のダフネ
No.36 アマリリうるわし
江崎浩司(独奏)
リコーダー(ガナッシ・ソプラノ/バロック・ソプラノ/ルネサンス・ソプラノ/初期バロック・アルト/ルネサンス・アルト/バロック・テナー/ヴォイスフルート/バス/バンブーリコーダー )
その他楽器
ソプラノ・ショーム/アルト・ショーム

録音:2016/9/14-16&2017/3/2-4 神奈川県立相模湖交流センター
江崎浩司が挑む、孤高の世界・・笛の楽園全集プロジェクト第2 弾! ヤコブ・ファン・エイク(1589/90-1657)の「笛の楽園」は全151 曲(XYZ 社版)にもなる膨大な独 奏楽器のための曲集で、リコーダー奏者にとっては重要なレパートリーですが、その知名度と演奏され る機会を考えると全曲の録音は極めて少なく、特に国内では皆無でした。2017 年6 月のVol.1 発売に 続き、江崎が挑む壮大なプロジェクトの第2 弾が早くも登場です。 Vol.2 では「イギリスのナイチンゲール」や「アマリリうるわし」など笛の楽園全曲の中でも屈指の人 気曲も収録され、親しみやすい内容になっておりますし、マルチプレーヤー、江崎浩司の面目躍如、今 作でも11 種もの楽器を使い分けて大変鮮やかなアルバムになっています。 江崎本人によるライナーノーツもこの楽曲への理解が大変深まるもので、読み応え充分です。 (フォンテック)
FOCD-9768
ベートーヴェン 交響曲全集1
ベートーヴェン:交響曲 第1番
交響曲 第6番 「田園」
朝比奈隆(指)新日本PO

録音:1997年9月25日、98 年3 月16 日 サントリーホール・ ライヴ
DSD マスタリング UHQCD
朝比奈 隆(1908-2001)の生誕 110 年を祝し、その偉業を称える---新日本フィルとの《ベ ートーヴェン 交響曲全集》。 60 年を越える朝比奈の演奏歴のなかで、レパートリーの中核をなしたベートーヴェンのシンフ ォニー。全曲演奏は10 回を越え、97 年から98 年にかけておこなわれた本CD 収録の<チク ルス>は8 作目の全曲録音となります。 数種類の新原典版の登場、またピリオド楽器でのアプローチなど、近年のベートーヴェン演奏は 新時代を迎えました。しかし、この『近代』を経過してきた<耳>にも、朝比奈の演奏は色褪せ るどころか、実に新鮮に聴こえます。 軽佻浮薄という言葉から最も遠い、歩を踏みしめるような音楽。一音一音に、ベートーヴェンの 音楽に内在する強烈なエネルギーを刻む演奏は、まさに久遠の響きを宿しています。 UHQCD で十全に響き渡る明晰な録音---新たな至宝の登場です。 (フォンテック)
FOCD-9769
2018年2月14日発売
Apiacereア・ピアチェーレ
カルロ・ムニエル:ワルツ・コンチェルト
スペイン風奇想曲
エドワルド・メッツァカーポ:アンダンテとポロネーズ(益田正洋編)
 夢うつつ(吉田剛士編)
ヴィヴァルディ:マンドリン協奏曲ハ長調(益田正洋編)
シルヴィオ・ラニエリ:ブルレスカ
 ワルシャワの思い出(壺井一歩編)
 子守唄(壺井一歩編)
アメデオ・アマデイ:降誕祭の印象マンドリンとギターのための小組曲
モンティ:チャールダーシュ(益田正洋編)
竹間久枝(マンドリン)
益田正洋((G)

録音:2017年9月12-14日五反田文化センター
ファーストCD「Spiritoso」(FOCD9663)でマンドリンとギターの二重奏の新たな地平を提示した 竹間久枝・益田正洋デュオ。3年を経て多くの研鑚を積んだ二人の待望のセカンドCDは、マンドリン 音楽の“王道”イタリアのの名品集です。 イタリア・ロマン派のマンドリン音楽の代名詞ともいえるトレモロ奏法がふんだんに盛り込まれた佳曲 たち・・・竹間の奏でるマンドリンの美しい調べに、聴く者は心を奪われます。日本を代表するギタリ ストとして大車輪の活躍を見せる益田による、竹間のマンドリンを懐深く支え、時にリードする表情豊 かなギターも聴きどころのひとつです。 マンドリン・ギター愛好者だけでなく、全ての音楽ファンにぜひお聴きいただきたい一枚の登場です。 (フォンテック)
FOCD-9770
2018年2月7日発売
伊藤曜子/favoriを弾く
ベートーヴェン:エリーゼのためにWoO59
 ピアノソナタ第14番「月光」
クープラン:恋の夜うぐいす(『クラヴサン曲集』第3巻第14組曲第1曲)
シューベルト:楽興の時第3番ヘ短調D780,Op.94-3
ショパン:夜想曲第2番変ホ長調Op.9-2
 夜想曲第8番変ニ長調op.27-2
 ワルツ第6番変ニ長調op.64-1「小犬 のワルツ」
シューマン:トロイメライ(『子供の情景』Op.15第7曲)
 インテルメッツォ(『ウィーンの謝肉祭騒ぎ』Op.26第4曲)
リスト:愛の夢第3番
ドビュッシー:月の光(『ベルガマスク組曲』第3曲)
 亜麻色の髪の乙(『前奏曲集第1巻』第8曲)
 花火(『前奏曲集第2巻』第12曲)
伊藤曜子(P)

録音:2017年12月8-10日相模湖交流センター
第21回日本ピアノコンクール特級の部第1位、第40回日仏音楽協会=関西主催フランス音楽 コンクール第1位、及びフランス大使賞、毎日放送賞受賞、08年度及び09年度メシアン「鳥 のカタログ」特別賞などの受賞歴を誇る伊藤曜子のデビュー盤。 古今の名曲を、師藤井一興譲りの色彩感溢れる音色をもって描き尽くします。 伊藤さんの音色はビロードの様にやわらかくそして表情豊かである。 フランスの上流階級に好まれる声楽的なタッチで、今回の名曲を様式ごとに弾きわけているのは、 本当に天才的だと思う。 藤井一興ピアニスト(ライナーノーツより)(フォンテック)
FOCD-9771(1SACD)
2018年2月7日発売
藤村実穂子/リサイタル
バッハ:カンタータBWV170『満ちたれる安らい、うれしき魂の悦びよ』から
「第1曲アリア」
シューベルト(ベルリオーズ編):魔王D328
ワーグナー(モットル編):ヴェーゼンドンク歌曲集
ワーグナー:『ニュルンベルクのマイスタージンガー』第1幕前奏曲
 『ワルキューレ』第2幕第1場から(フリッカ)
チャイコフスキー:歌劇『オルレアンの少女(ジャンヌ・ダルク)』から「神が望んでいる!…さようなら、森よ」
サン=サーンス:歌劇『サムソンとダリラ』から「あなたの声に私の心は開く」
ビゼー:歌劇『カルメン』から「ジプシーの歌」
藤村実穂子(Ms)
クリストフ・ウルリヒ・マイヤー(指)
新日本PO

録音:2015年2月16日サントリーホール(第44回サントリー音楽賞受賞記念コンサート「藤村実穂子」ライヴ)
バイロイトでの名声を決定づけた得意のワーグナーを中心に、カンタータ、リード、アリアまで、 《現代最高のメゾ》が盟友マイヤー+新日本フィルとともに贈る至極の歌。 サントリー音楽賞受賞記念コンサートのライヴ、アンコールで演奏された「カルメン」では、サ ントリーホールが興奮の坩堝と化しています。 絶頂期にある藤村の歌唱---堪能するに聴き応え十分な内容です。フォンテック)
FOCD-9772
2018年2月21日発売
吹奏情話、八尾
宮川彬良:吹奏情話、八尾
バーンスタイン(P.ラヴェンダー編):「ウエスト・サイド物語」から“シンフォニック・ダンス”
R.R.ベネット:アメリカ古典舞踊組曲
ガーシュウィン(保科洋編):パリのアメリカ人
宮川彬良:アニメ「星のカービィ」より強いぞ星の戦士(チェックナイト)
宮川彬良(指)
オオサカ・シオン・ウインド・オーケストラ

録音:2017年2月5日ザ・シンフォニーホール第116回定期演奏会ライヴ
2017年2月5日、ザ・シンフォニーホールで行われた、オオサカ・シオン・ウインド・オーケストラ 第116回定期演奏会のライヴ録音。指揮は音楽監督の宮川彬良です。 「宮川彬良が語る、音楽の“情”と“真”」をテーマに催された演奏会。大阪府八尾市が「八尾市吹奏 楽フェスティバル」のために宮川に委嘱した新作『吹奏情話、八尾』に始まり、レナード・バーンスタ イン、ジョージ・ガーシュウィン、ロバート・ラッセル・ベネットらによる20世紀アメリカで生まれ た作品が収められています。 宮川音楽の魂が詰まった『吹奏情話、八尾』。そして宮川が得意とするアメリカ音楽。情趣と迫力に富 んだパフォーマンスをお楽しみください。(FONTEC)
FOCD-9773
2018年2月7日発売
景山梨乃/幻想的バラード
アンリエット・ルニエ:幻想的バラード〜エドガー・アラン・ポーの《告げ口心臓》による
 いたずら子鬼(小妖精)の踊り
マルセル・トゥルニエ:イマージュ第4巻
モーツァルト:ソナタ変ロ長調K.333
ドビュッシー:月の光〜「ベルガマスク組曲」より
景山梨乃(ハープ)

録音:2017年10月23-25日横浜市緑区民文化センターみどりアートパーク
2016年、難関で知られるミュンヘンARD国際コンクールで第3位受賞、現在、若くして 東京交響楽団首席ハープ奏者を務める景山梨乃のデビュー・アルバムです。 景山は東京芸術大学在学中、福島賞、平山郁夫文化芸術賞を受賞、パリエコールノルマル音楽院 にて2011年、最高ディプロム取得、その後、ベルリン芸術大学で学び、同時にベルリンフィ ル・カラヤンアカデミー終了。コンクールでは2000年に日本ハープコンクールジュニア部門 第1位、2006年同コンクールアドヴァンス部門第1位、2002年リリーラスキーヌ国際ハー プコンクールジュニア部門第3位、2008年同コンクールシニア部門最高位(1位なしの2位) など数々の国際コンクールで活躍、2016年には難関で知られるミュンヘンARD国際コンク ールで第3位受賞の快挙を成し遂げました。 デビュー盤である今作では、その圧倒的なテクニックと、伸びやかな音楽性を遺憾なく発揮して、 全て無伴奏曲という難易度の高いプログラムを披露してくれました。おそらく今後、世界的に活 躍していくだろう景山の現在をお聴きください。(フォンテック)
FOCD-9774
UHQCD
2018年3月7日発売
朝比奈/新日本フィル/ベートーヴェン交響曲全集2
交響曲第2番/交響曲第4番
朝比奈隆(指)新日本PO

収録:1997年11月12日、98年3月16日サントリーホール・ライヴ(初出音源)
巨匠自ら「相性が良い」と語っていた第2番。そして「普通に考えられているよりもずっとエレルギーがあ る」と称した第4番という初期?中期の導入部を持つ2作品を収録。 フルートが1本という、9曲の交響曲のなかで最も編成の小さい第4番ですが、朝比奈の演奏スタイルは不 変です。巨大な伽藍の出現を想起させる変ロ短調で奏される35小節の導入部---<英雄>、<運命>の間に 位置する同曲を、「北欧神話の巨人の間に挟まれたギリシャの乙女」と例えたのはシューマンでした。朝比奈 の演奏は、この評を覆す大交響曲の出現を告げています。 UHQCDで十全に響き渡る明晰な録音---新たな至宝の登場です。(フォンテック)
FOCD-9775(2CD)
2018年3月7日発売
ショスタコーヴィチ:交響曲第7番「レニングラード」 川瀬賢太郎(指)
名古屋フPO&神奈川PO

収録:2016年6月25日横浜みなとみらいホール・ライヴ
名古屋フィル指揮者にして神奈川フィル常任指揮者である川瀬賢太郎が取り持った、両団体初の 合同演奏を収録。 「ソ連のプロバガンダ」「ナチスだけでなくソ連政府の暴力をも告発」「壮大なる愚作」等―― 思想的背景により評価が揺らいできたこの大作。作曲から75年を経て、川瀬は総勢130名の 巨大編成による豪華絢爛たる響きを、純音楽的な高みへと導きます。 川瀬賢太郎は、本年9月よりオーケストラ・アンサンブル金沢の常任客演指揮者も兼務します。(フォンテック)
FOCD-9777
2017年3月21日発売
ジョン・健・ヌッツォ/セレナータイタリア歌曲ライヴ
ベッリーニ:フィッリデの悲しげな姿よ
 美しい月よ
 優しい妖精、マリンコニーアよ
 喜ばせてあげて
 お願いだ、私の美しき理想の人よ
トスティ:君なんかもう
かわいい口もと
暁は光と闇とを分かつ
プッチーニ:大地と海
マスカーニ:セレナータ
デンツァ:妖精の瞳
ジョン・健・ヌッツォ(T)
河原忠之(P)

録音:2016年7月26日紀尾井ホールライヴ
魂の声が聴く者の心を震わせる・・・ジョン・健・ヌッツォ、待望の新譜をリリース! 2016年に行われた、イタリア歌曲の名品を集めたリサイタルツアー“ジョン・健・ヌッツォin リサイタル”の中でも特に評価の高かった紀尾井ホールのライヴ・レコーディングの登場です。 共演は音楽に対する誠実さと経験豊富さを併せ持ち、歌手のポテンシャルを最大限まで引き出す ピアニスト、河原忠之。 稀代のテノール、ジョン・健・ヌッツォの魅力がぎっしり詰まった宝物―どうぞお受け取り下さ い。(フォンテック)
FOCD-9778
2018年4月4日発売
青木尚佳/Ein Konzert
モーツァルト(クライスラー編):ロンド(「ハフナー・セレナーデ」より)
クライスラー:プレリュードとアレグロ、
 美しきロスマリン、愛の悲しみ、
 愛の喜び、ウィーン風小行進曲
R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ変ホ長調op.18
R.シュトラウス(プシホダ編):歌劇「ばらの騎士」より“ワルツ”
青木尚佳(Vn)、中島由紀(P)

録音:2017年10月4日Hakuju Hallライヴ
百花繚乱の様相を呈する現代のヴァイオリン界において、傑出した才能と群を抜く実力が耳目を 集める青木尚佳。待望のCDデビューです。 青木は2014年ロン=ティボー=クレスパン国際コンクールで第2位受賞。同年の第4回中国 国際ヴァイオリンコンクールにて第2位、さらに、2016年6月仙台国際コンクールにおいて 第3位に輝きました。現在、アナ・チュマチェンコ氏に師事。ロンドンでの多数のリサイタル の他、室内楽も積極的に行っています。 R.シュトラウスとクライスラー・・・次世代の大器による<爛熟の維納>です。(フォンテック)
FOCD-9781
2018年5月9日発売
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」 朝比奈隆(指)
新日本PO

録音:1997年9月25日サントリーホールライヴ
初出音源
朝比奈隆(1908-2001)の生誕110年を祝し、その偉業を称える《ベートーヴェン交響曲全集》、第3弾は大作「英雄」です。 朝比奈の「英雄」といえば、1989年2月に演奏された新日本フィルとの全集盤が名を馳せ、 巨匠自ら『生涯最高の演奏』と称した誉れ高いものでした。 それから8年、89歳の朝比奈による壮絶な気魂を湛えた巨大な造形---真の「シンフォニア・ エロイカ」がここに甦ります。 UHQCDで十全に響き渡る明晰な録音---新たな至宝の登場です。 (フォンテック)
FOCD-9783
サクソフォンカルテットJG/genic 2 漆
滝澤俊輔:サクソフォーンアンサンブルの為の小組曲 -SKY walker- 〜I. Departure II. Venetian
菅野由弘:猫はしばしば箱にもぐる IV
水上浩介:The Celestial Hierarchy
佐藤信人:永久の花
サクソフォンカルテットJG

使用楽器:YANAGISAWA 特製 漆のサクソフォン
「秋の気配」(S) 「寒椿」(テナー) 「夏暁」(アルト) 「花の春」(バリトン)

録音:2018年1月23-25日 東大和ハミングホール
卓越した4 人のサクソフォニストによって2011 年に結成されたサクソフォンカルテット “JG”。その音楽は豊潤さと繊細さを併せ持ち、クラシックに根ざしつつもサクソフォンとい う楽器の可能性を広げる、ジャンルを超えた意欲的な活動は高い評価を受けています。 待望の2nd アルバムは、サクソフォンの世界的メーカーYANAGISAWA によって制作され た、漆によってコーティングされた世界に1 本ずつしかない楽器を使用。人気作曲家・菅野由 弘への委嘱作品を含む収録曲は、全て同時代の作曲家による新しい作品です。 その暖かな音色は時に弦楽四重奏を、大胆かつ細やかなアンサンブルは時にオーケストラを想 起させます。フルカラーのブックレットでは日本の文化や伝統に基づいた、美しい漆の装飾や遊 び心を堪能できます。 サクソフォンカルテットの歴史を変える1 枚の登場です。
FOCD-9784
江崎浩司/ヤコブ・ファン・エイク 笛の楽園 Vol.3
NO37 私の魂の光
NO38 イギリスの歌
NO39 フィリスがフィランダーと出会った
NO40 王子達は望みを持っているが
NO41 ローゼモン第2
NO42 心地よい夏
NO43 ナッサウ家のウィルヘルムス
NO44 ウィルヘルムスのもう一つの変奏
NO45 いとしい人よ、僕と一緒に眠りませんか?
NO46 軍神マルスのクーラント
付録NO4 詩篇118 番 恵み深い主に感謝せよ
NO47 戦い
NO48 かわいい羊飼いの娘
NO49 隠されたローゼモン
NO50 ブロンクホーストのバレエ
NO51 夜は何をしましょうか?
NO52 夜は何をしましょうか?による異なる変奏
NO53 サラバンド:羊飼いの娘は恩知らず
NO54 鐘は鳴り響き
NO55 ヤンネマンとアーレムーア:塩漬けニシン
NO56 祝福された聖地ベツレヘム
NO57 軍神マルスのクーラント第2
NO58 ラヴィニョーネ第2
江崎浩司(独奏)
リコーダー:ガナッシ・ソプラノ/バロック・ソプラノ/初期バロック・アルト/バロック・テナー/ルネサンス・ソプラニーノ
ルネサンス・ソプラノ/ルネサンス・アルト/ヴォイスフルート/バス/バンブーリコーダーD 管
その他楽器:ソプラノ・ショーム/アルト・ショーム

録音:2017/3/2-4 神奈川県立相模湖交流センター
江崎浩司が挑む、孤高の世界・・笛の楽園全集プロジェクト第3 弾! ヤコブ・ファン・エイク(1589/90-1657)の「笛の楽園」は全151 曲(XYZ 社版)にもなる膨大な独 奏楽器のための曲集で、リコーダー奏者にとっては重要なレパートリーですが、その知名度と演奏され る機会を考えると全曲の録音は極めて少なく、特に国内では皆無でした。2017 年6 月に第1 弾をリリ ース後、早くも第3 弾の登場です。ともすれば単調になってしまう無伴奏曲ですが、今作でも10 種の 楽器を使いこなし、鮮やかで躍動感あふれる1 枚となりました。 江崎本人によるライナーノーツも読みごたえ十分で、情報が決して多いとは言えない同曲の貴重な資料 となっております。
FOCD-9785
ベートーヴェン:交響曲 第5番「運命」
交響曲 第8番 へ長調Op.93
朝比奈隆(指)
新日本PO

録音:1997年11月12日、1998年2月26日 サントリーホール(ライヴ)
※初出音源
初出音源のCD 化により、朝比奈 隆(1908-2001)の生誕 110 年を祝し、その偉業を称え る---1997−8 年に新日本フィルと共演した「ベートーヴェン 交響曲全集」。 その第4 弾は、「第5&8 番」です。<闘争を経ての勝利>、<晴朗な愉悦>−−−作風は対 象的な2 曲ですが、精神の自由を求める底流は軌を一にします。 すべての音にヒューマンな響きを充溢する朝比奈の演奏は、不変のベートーヴェン像を示します。 UHQCD で十全に響き渡る明晰な録音---新たな至宝の登場です。 (フォンテック)
FOCD-9786
ショパン:後期ピアノ作品集
舟歌 嬰へ長調 Op.60
ノクターン 第17番 ロ長調 Op.62-1
ピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調 Op.58
子守歌 変ニ長調 Op.57
マズルカ 第40番 ヘ短調 Op.63-2
マズルカ 第41番 嬰ハ短調 Op.63-3
ポロネーズ 第7番「幻想ポロネーズ」
津田裕也(P)

録音:2018年1月29?31日 富士見市民文化会館 キラリ☆ふじみ
香り高きロマン溢れる作品群による<メンデルスゾーン ピアノ作品集>(FOCD9689)。繊 細な感受性と表現力で描いた津田裕也の演奏は、各方面で高く評価されました。 3 年ぶりになる満を持しての新CD は、ショパンの後期作品集成です。 「ショパン」という言葉から「気高い精神」を想起するという津田。自身もショパンの後期作品 の創作年齢に差し掛かり、その所業である作品番号57 以降の7 曲に挑みます。 情感あふれる詩的な演奏には、深淵な世界が待っています。 (フォンテック)
FOCD-9787
2018年8月8日発売
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第16番 ヘ長調 Op.135
弦楽四重奏曲第8番 ホ短調 Op.59-2 「ラズモフスキー第2番」
ウェールズSQ
[ア谷直人(Vn)、三原久遠(Vn)、横溝耕一(Va)、富岡廉太郎(Vc)]

録音:2018年2月1、5・6日、5月1日
富士見市民文化会館 キラリ☆ふじみ
ウェールズ弦楽四重奏団による<ベートーヴェン全集2>。 第2 番&第12 番を収録し、「純度の高い響きによる思索的な演奏」という高い評価を得た第 1 集(FOCD9752)。 本作は、最後の作品番号を有し<精神の開放>へと向かう第16 番、そして色濃い情熱に満ちた 中期様式による第8 番を収録。 音楽の高みに畏敬の念を持ちながら、しかし臆することなく、作品の内面に迫ろうとするウェー ルズのアプローチ。精細な演奏からは、音楽そのものが立ち昇ります。 (フォンテック)
FOCD-9790
2018年10月3日発売
ホルンとオルガンのためのフランス音楽
サン=サーンス:アダージョとアンダンテ
ボザ:遙かなる歌
シューマン:6つのカノン風小品 Op.56 より
フランク:前奏曲、フーガと変奏曲 Op.18
ボエリー:コラール「たとえ主から離れても再び戻る」
フォーレ:エレジー Op.24
デュリュフレ:ソワソン大聖堂のカリヨンの主題によるフーガ Op.12
ラヴェル(坂戸真美 編):亡き王女のためのパヴァーヌ
ピュイグ=ロジェ:哀歌
プーランク:エレジー FP168
フォーレ:アヴェ・マリア
丸山勉(Hrn)
坂戸真美(Org)


録音:2018 年5 月20〜22 日 青山学院大学 ウェスレー・チャペル
オルガニスト、坂戸真美によるフランス作品集第3 弾。今作では日本フィルハーモニー交響楽 団客演首席奏ホルン奏者の丸山 勉との共演です。 エレジー(哀歌)をひとつのテーマとして選曲し、この編成のためのオリジナル曲、編曲作品な どを織り交ぜながら、なかなか聴く機会のないこの編成の妙味を充分に感じさせてくれます。 (フォンテック)
FOCD-9791
2018年10月3日発売
VIOLINable〜ディスカバリー vol.4
ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ 第4 番ニ長調 Op.1-13 HWV371
クライスラー:クープランの様式による才たけた貴婦人
サラサーテ:ミニョンのガヴォット Op.16
サン=サーンス:サラバンドとリゴードン ホ長調 Op.93
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第4 番イ短調 Op.23
フォーレ:初見視奏曲
 ヴァイオリン・ソナタ 第1 番イ長調 Op.13
バッハグノー:アヴェ・マリア
西本幸弘(Vn) 、大伏啓太(P)

録音:2017 年12 月8 日 仙台市宮城野区文化センターPaToNa ホール・ライヴ
仙台フィル・九響コンサートマスターを兼任する西本幸弘が「VIOLINable−ヴァイオリンの可能性と適合性 −」をテーマに臨むリサイタルシリーズ 第4 弾。 2014 年より、ベートーヴェンのソナタ全曲演奏と東日本大震災復興支援音楽プログラムをあわせた “VIOLINable ディスカバリー”シリーズを開始したヴァイオリニスト西本幸弘。待望のCD 第4 弾の登場 です。第2 弾でも共演のピアニスト、大伏啓太の十全なサポートを得て、非常に聴きごたえのあるプログラ ムを展開します。仙台フィル・コンサートマスターという重責に加え、本年からは九響・コンサートマスター も兼任している西本。その活動の充実ぶりがうかがえる1 枚です。 (フォンテック)
FOCD-9792
2018年10月24日発売
M.グールド(P.J.ラング編) :アメリカン・サリュート
バーバー(J.レヴィ編):ファースト・エッセイ.
W.H.シューマン: ニュー・イングランド3部作
ヤナーチェク(上埜孝 編):シンフォニエッタ
フチーク(M.L.レイク編):フローレンティナー行進曲
秋山和慶(指)
オオサカ・シオン・ウインド・オーケストラ

録音:2018 年2 月4 日 ザ・シンフォニーホール ライヴ
2018 年2 月4 日、ザ・シンフォニーホールで行われた、オオサカ・シオン・ウインド・オー ケストラ第119 回定期演奏会のライヴ録音です。 芸術顧問 秋山和慶の指揮のもと、「管楽器が煌く20 世紀の音楽 〜管弦楽から吹奏楽へ〜」と いうテーマで催されたコンサート。前半は、秋山と親交の深かった3 人のアメリカの作曲家の 作品から、吹奏楽に編曲され演奏される機会も多い楽曲群を。後半はヨーロッパの音楽から、 13 名のブラスバンドを加え、その他の管楽器にも重要なパートを与えているヤナーチェク「シ ンフォニエッタ」を採り上げています。 (フォンテック)
FOCD-9793
2018年9月5日発売
ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調Op.92 朝比奈隆(指)新日本PO

録音:1998年3月16日 サントリーホール ライヴ
※初出音源
初出音源のCD化により朝比奈 隆(1908-2001)の生誕 110年を祝しその偉業を称える--- 1997〜8年に新日本フィルと共演した《ベートーヴェン 交響曲全集》、第5弾は第7番を収録。 ワーグナーが<舞踏の聖化>と賞した第7交響曲ですが、朝比奈は“非常に重い音楽”ととらえ「軽く出来 上がらないように心がけなくてはならない」と述べています。 1998年3月16日におこなわれた一分の隙もないこの演奏、すべての反復を遵守した48分を超える大シン フォニーが、サントリーホールに鳴り渡りました。 UHQCDで十全に響き渡る明晰な録音---新たな至宝の登場です。 (フォンテック)
FOCD-9794
2018年10月3日発売
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲集
ピアノ三重奏曲 第2 番ハ短調 作品66
ピアノ三重奏曲 第1 番ニ短調 作品49
ハンブルクトリオ
[塩貝みつる(Vn)
ヴィタウタス・ゾンデキス(Vc)
エバーハルト・ハーゼンフラッツ(P)]

録音:2018 年6 月2 日 サンクトペテルブルク・フィルハーモニアホール・ライヴ
ドイツハンブルクを拠点として2013 年から活動しているピアノトリオ。結成当初からメディ アで高い評価を受け、ZDF(ドイツ国営第二放送)、NDR(北ドイツ放送)に出演。日本では 2015 年の初来日時のブラームスの演奏がNHK FM「ベスト オブ クラシック」で放送されま した。毎年作曲家ごとのピアノ三重奏曲全曲を録音し、公演を行うことをコンセプトに活動し ています。メンデルスゾーンは同じハンブルク出身だけに彼らの演奏への期待は大変大きいも のでしたが、欧州各地で演奏し絶賛を博しました。当盤は2018 年6 月、サンクトペテルブ ルクのフィルハーモニアホール公演のライヴ録音を収録したものです。 (フォンテック)
FOCD-9795(2CD)
2018年11月7日発売
ブルックナー:交響曲第8番ハ短調〈ハース版〉 尾高忠明(指)大阪PO

録音:2018年4月7・8日フェスティバルホール・ライヴ
尾高忠明が大阪フィルハーモニーSOの第三代音楽監督就任し、4月に行われた披露公演での記念すべき ライヴ録音です。 就任披露にあたり、公演で選ばれた作品はブルックナーの交響曲第8番。 言うまでもなく、ブルックナーは大阪フィルと朝比奈隆の重要なレパートリーで、彼は「第8番」を生涯に 35回指揮し、そのうち22回が大阪フィルでの演奏でした。 朝比奈亡きあと、大阪フィルで同曲を指揮したのは大植英次、井上道義のみ。いずれも<音楽監督>、<首席 指揮者>在任中で、大阪フィルにとって「シェフ」のみが演奏できる特別な作品なのです。 尾高にとってもブルックナーは特別な存在です。早逝した父・尚忠の影響により10代前半からこの作曲家に 傾倒し、大学在学中のN響指揮研究員時代に、マタチッチの代役でリハーサルを指揮して以来演奏を重ね、 大阪フィルとは「7・9番」を共演しました。 就任初定期でこの【勝負曲】を選ぶところに、第三代音楽監督としての尾高の決意と覚悟、そして意気込みの 大きさがうかがえるとともに、これは必然の結果であったと申せましょう。 多くの聴衆を湛え、4月7・8日におこなわれた大阪フィル第547回定期演奏会。重厚かつ透明感を失わな い格調高い響き、冒頭から終曲までの揺るぎない流れ、そしてコーダにおける、各楽章の主要主題同時奏楽の 屹立した共鳴は、万雷の拍手をもって迎えられました。CDからも聞き取れる演奏後の聴衆の熱狂に、尾高/ 大阪フィルの洋々たる新時代を感じずにはいられません。 「ライヴ・レコーディング」のひとつの理想が、ここにあります。(フォンテック)
FOCD-9797
2018年11月28日発売
益田正洋(G)/バッハ・オン・ギター2
組曲イ短調(原調:ト短調)BWV995
組曲ホ短調BWV996
前奏曲ニ短調(原調:ハ短調)BWV999
組曲イ短調(原調:ハ短調)BWV997
益田正洋(G)

録音:2018年6月26-28日相模湖交流センター
当盤は彼による〈バッハアルバム〉の第2弾で、リュート用の作品に焦点をしぼり、彼持前の高い技術と豊 かな音楽性を堅持しながら、バッハの音楽とギター固有の味わいとの、高度な一致点を如実に指し示しています。 (濱田滋郎) 前作「モレーノ=トローバギター作品集」(FOCD9764)が朝日新聞・日本経済新聞で推薦、レコード芸術 誌にて特選盤、また月刊サライで紹介されるなど多くのメディアで高く評価され、その好評を受けて8月に行われ たリリース記念リサイタルも盛況に終わるなど、ますます活躍著しいギタリスト・益田正洋。2009年以来9年ぶ りとなるバッハ作品集「BachonGuitar」第2弾の登場です。 本作ではバッハが残したおびただしい曲のなかで「リュート曲」と呼ばれる数篇の中か ら、3つの組曲(BWV995-997)と前奏曲(BWV999)を収録。ギタリストにとって重要、かつその本質を 問われるレパートリーであるバッハの楽曲ですが、卓越した技術と音楽性に加え、月日を重ね深みを増した益 田の演奏は、まさに「ギターによるバッハ」の最高峰といえるものです。 来年2月にはバッハのリュート組曲全曲演奏会を開催。現代最高のギター演奏家が呈示する新たなる一歩を お聴きください。
FOCD-9798
2018年12月21日発売
佐藤弘和(1966-2016):ギター四重奏作品集
東京湾岸高速/田園組曲
光の街(小関佳宏編)
やまと幻想
想い出のラベンダーヒル
20歳の頃/水幻譜(小関佳宏編)
道化師のギャロップ(カバレフスキー/佐藤弘和編)
佐藤弘和((G)

録音:2018年7月4-6日三芳町文化会館コピスみよし
2016年に惜しまれつつこの世を去ったギタリスト・作曲家、佐藤弘和。その音を慈しむような美しい作品た ちに、多くの音楽ファンが魅了され続けています。 今や日本を代表する常設のギターカルテットとして活躍著しいクアトロ・パロス。生前の佐藤とも強い絆を持ち、 その重奏作品の正統な継承者といっても過言でない彼らによる、珠玉の四重奏作品集を、佐藤の命日である12月 22日にリリースします。 佐藤により1991年から2015年までに書かれたヴァラエティ豊かな収録曲は、ギター重奏曲の美しさをあま すところなく映し出し、クアトロ・パロスはその卓越した技術と表現力によって見事に応えています。 オーディエンスと一体になれる人気曲「光の街」は佐藤の愛弟子、小関佳宏により、三重奏版を四重奏に編曲。 佐藤弘和とクアトロ・パロスによる、新たなギター四重奏の可能性を押し広げる1枚の登場です。(フォンテック)
FOCD-9799
2018年11月7日発売
益田展行(G)フェルナンド・ソル作品集
グラン・ソロOp.14
ソナタOp.15-2
グランド・ソナタOp.22
第2グランド・ソナタOp.25
益田展行(G)

録音:2018年3月7-9日相模湖交流センター
2012年にヨーロッパより帰国後、精力的な活動を続けるギタリスト、益田展行。若手演奏家の登竜門、(公財) 東京オペラシティ文化財団主催「B→Cバッハからコンテンポラリーへ」での東京・長崎での公演を控え、さら に飛躍の場を広げる2018年、待望のセカンドアルバムをリリースします。 「真に正統派たるギタリスト」益田が本作で取り上げたのは“ギターのベートーヴェン”とも評される、古典 期における最も偉大なギタリスト・作曲家のひとり、フェルナンド・ソル(1778-1839)の遺した4曲のソナ タ。一切の迷いを感じさせず、献身的に音楽に寄り添うその演奏は、ギターファンのみならず全音楽ファン必聴。 新たなギター・ヴィルトゥオーゾの登場を確信させる一枚です。

FOCD-9800
2018年12月21日発売
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」 朝比奈隆(指)新日本PO
豊田喜代美(S)、秋葉京子(Ms)、若本明志(T)、多田羅迪夫(Br)、栗友会cho

録音:1998年6月4日 サントリーホール ライヴ
初出音源
初出音源のCD化により朝比奈 隆(1908-2001)の生誕 110年を祝しその偉業を称える---1997−8年に新日 本フィルと共演した「ベートーヴェン 交響曲全集」最終第6集は『第九』です。 朝比奈はこの作品について記しています。 「この音楽を書いた人はこの創作の時期、すでに全く物音を聞くことが出来なかったと伝えられています。(中略) 彼は何を聞き、何を視てこの不滅の音を書き留めたのだろうか。 私はこの人こそ、このときに「神の閃光」を視、「神の声」を聴いたのだとしか思えない。」(「『第九』----この 不可思議なるもの」より) 生きる希望と勇気に満たされる、朝比奈の理想をまさに具現化した演奏---明晰な録音によるUHQCDでご堪能くだ さい。 (フォンテック)
FOCD-9801
2018年12月21日発売
Toward the Sea
イベール::間奏曲
バッハ=グノー:アヴェ・マリア
カステルヌオーヴォ=テデスコ:ソナチナ
ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
 夢/シリンクス
武満徹:海へ
ドビュッシー:美しき夕暮れ
ファリャ:ドビュッシーの墓碑銘のための讃歌
 7つのスペイン民謡
泉真由(Fl)、松田弦(G)

録音:2018年5月22日、7月2-3日富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ
2010年結成、高知県出身のフルート&ギターデュオ、泉真由×松田弦のファーストCDの登場です。 スペイン風の荒々しさの中に洗練された洒脱な表現が光るイベール:の「間奏曲」、巨匠アンドレス・セゴビアとの 邂逅により数々のギター名曲を生み出したことでも知られるテデスコの手による、それぞれの楽器の良さを余す ところなく引き出した「ソナチネ」、スペインの情景溢れるファリャ「7つのスペイン民謡」など、フルート×ギ ターのデュオならではの聴きごたえのある楽曲が並びます。 表題曲「海へ」は作曲者武満徹自身が「この曲は、万物を生み出す海への頌歌であり、調性の海―seaoftonality ―の素描です。」と語っているように、様々に想起される「海」を描いた楽曲。海と共に育った両名にしか成し 得ない、表現豊かな演奏は圧巻です。 (フォンテック)
FOCD-9802
2019年2月6日発売
江崎浩司:ヤコブ・ファン・エイク 笛の楽園 Vol.4
No.59 涙のパヴァーヌ
No.60 スコットランドの歌
No.61 美しい娘ダフネ
No.62 アマリリスは私の望みを叶える
No.63a 最初のカリヨン 1644 年 (S)
No.63b 最初のカリヨン 1649 年
No.64 2番目のカリヨン
No.65 新曲T:春が来た
No.66 新曲U
No.67 3番目のカリヨン
No.68 アマリリうるわし
No.69 モンターニュ夫人のクーラント
江崎浩司(リコーダー)

使用楽器:リコーダー:ハカ・ソプラノ(Hs)、ガナッシ・ソプラノ(Gns)、
バロック・ソプラノ (S) 、
初期バロック・アルト(A)、
ルネサンス・アルト(R-Alt)、
バロック・テナー(T)、
バンブーリコーダーA 管(Bamb-A)
その他:アルト・ショーム(SH-Alt)

録音:2018年4月26-28日 神奈川県立相模湖交流センター
江崎浩司による前代未聞の大企画、全8 タイトル予定の「笛の楽園」全集プロジェクト、折り返しとな る第4 弾のリリースです! ヤコブ・ファン・エイク(1589/90-1657)の「笛の楽園」は全151 曲(XYZ 社版)にもなる膨大な独 奏楽器のための曲集で、アマチュア演奏家も含め、リコーダー奏者にとっては大変重要なレパートリー ですが、全曲の録音は極めて少なく、特に国内では皆無でしたので、資料的価値も十分です。 江崎が得意とする闊達な演奏スタイルは、ともすると単調になりがちな独奏曲に鮮烈な印象を生み出し ています。シルク・ド・ソレイユの演奏メンバーでもある江崎は、様々な楽器を操るマルチプレイヤー としても活躍中、今作でも数多くの楽器を吹分けていますので、そこも聴きどころです。 2014 年にはテレマンの「12 のメトーディッシェ・ゾナーテンvol.1&2」(FOCD9614、9627) でレコード芸術誌のレコード・アカデミー賞を受賞。(フォンテック)
FOCD-9803
2019年2月6日発売
藤井一興 / クープランからクープランの墓へ -愛奏曲集
クープラン:恋の夜うぐいす
 ティク トク ショク、またはオリーブしぼり機
モーツァルト:「ああ、お母さん、あなたに申しましょう」による12の変奏曲(きらきら星変奏曲)K.265 (300e)
ドビュッシー:ピアノのために
藤井一興:ヴォージュ広場のたそがれ*
ラヴェル:クープランの墓
藤井一興(P)、高橋淳(Ob)*

録音:2018年7月10-12日、9月3・4日 和光市民文化センター サンアゼリア
東京芸術大学在学中に渡仏、作曲をオリヴィエ・メシアンに、ピアノをイヴォンヌ・ロリオに学 び、コンセルヴァトワールでピアノ伴奏科、作曲科ともに首席で卒業、またエコール・ノルマル でピアノ科を高等演奏家資格第一位で卒業。以来フランス音楽の旗手の1人として多方面で活躍 を続けている藤井一興の最新アルバムです。クープラン、ドビュッシー、そしてラヴェルという、 フランス鍵盤作品の王道、さらにモーツァルトといった愛奏曲に、自作曲を加え、聴きごたえ十 分なアルバムになっています。 ベーゼンドルファー・モデル290インペリアルを駆使しての本CD。深淵から立ち昇るような弱音 から極彩色の最強音まで、さらなる拡がりを見せる藤井の音色パレット。 ここには、ピアノが持つ最大限の可能性と、愉悦に満ちた見事な演奏が待っています。 (フォンテック)
FOCD-9804
2019年2月20日発売
フィリップ・スパーク:ナポリの休日
スラヴォニカ!
ドラゴンの年(2017 年版)
交響曲第2 番「サヴァンナ・シンフォニー」
陽はまた昇る
オリエント急行
フィリップ・スパーク(指)
オオサカ・シオン・ウインド・オーケストラ

録音::2018 年6 月3 日 ザ・シンフォニーホール・ライヴ
2018 年6 月3 日、大阪のザ・シンフォニーホールで行われた、オオサカ・シオン・ウイン ド・オーケストラ第120 回定期演奏会のライヴ録音です。 2015 年6 月の初共演(FOCD9694「シオン×スパーク!」としてCD 化)から3 年。「ス パーク、再び。」と題し、フィリップ・スパークの指揮によるオール・スパーク・プログラムが 再度実現しました。 本邦初演の「スラヴォニカ!」をはじめ、アメリカ初の都市計画で建設されたサヴァンナ市の 歴史や風物、建造物などからインスピレーションを得て作曲され、第3 楽章にバンダが使用さ れる等これまでの作品とは一線を画す大作である交響曲第2 番「サヴァンナ・シンフォニー」、 打楽器、木管低音群、コントラバスを加え現代の吹奏楽スタイルにスケールアップした「ドラゴ ンの年」(2017 年版)等、人気曲を多数収録しています。
FOCD-9805
2019年3月6日発売
マーラー:交響曲第8番「千人の交響曲」 小泉和裕 指揮 九州SO
並河寿美 ソプラノ I(罪深き女)
大隅智佳子 ソプラノ II(悔悟する女)
吉原圭子 ソプラノ III(栄光の聖母)
加納悦子 アルトI(サマリアの女)
池田香織 アルトII(エジプトのマリア)
望月哲也 テノール(マリアを崇める博士)
小森輝彦 バリトン(恍惚の神父)
久保和範 バス(深淵の神父)
九響cho、RKB女声cho、
多目的混声cho“Chor Solfa!”、
九州大学男声choコールアカデミー、
福岡工業高等学校グリークラブ、
久留米大学附設高等学校合唱部、
久留米児童合唱団、NHK福岡児童合唱団MIRAI,
筑紫女学園中学校音楽部 ほか

録音:k2018 年 9 月 22 日 アクロス福岡シンフォニーホール ライヴ
1953年に活動を開始し、九州一円の常設オーケストラとして、アジアの交流拠点都市"福岡"に本拠地 を置く九州SO。 2018年9月22日、本拠地アクロス福岡で行なわれた、創立65周年記念の第370回定期公演で選ばれ た曲は、九州では今まで演奏される機会のなかった、マーラー 交響曲第8番「千人の交響曲」。2016 年より音楽監督を務める小泉和裕の(指)九響合唱団を中心とする選りすぐりの大合唱団、そして日本 を代表するソリスト8人により、九州の地に「千人」の響きが鳴り渡ったのです。 モニュメンタルな作品の、日本のオーケストラ演奏史に燦然と輝く、まさに記念碑的演奏です。 (フォンテック)
FOCD-9806
2019年3月6日発売
西川豪/Fascinate ファシネイト
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第1番ト短調 BWV1001
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第7番ハ短調 作品30-2
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
ブラームス(ヨアヒム編):ハンガリー舞曲 第2番 ニ短調
ファリャ(クライスラー編):スペイン舞曲
西川 豪(Vn)、佐野隆哉(P)

録音:2018年9月21日 東京文化会館 小ホール ライヴ
東京藝術大学音楽学部、および修士課程で学んだ若きヴァイオリニスト西川 豪。2018年9月21日に行わ れた東京文化会館でのリサイタルを収録、注目のライヴ・レコーディング・アルバムです。 本CDには、バッハ、ベートーヴェン、そしてルーツを系譜ドイツに持つフランクの大作ソナタ3曲とアン コールからの小品2曲を収録。ストラディバリウスの魅力ある音色にも注目ください。 正統派ソナタでの重厚感溢れる演奏、またヴァイオリニストならでは編曲に、西川の名妓が光ります。 (フォンテック)
FOCD-9807
2019年4月3日発売
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」 飯守泰次郎(指)仙台PO

録音:2018年11月23・24日日立システムズホール仙台ライヴ
1973年の創設以来、仙台・東北という地域に密着した活動を通し、「真のローカリティ」を常に世界へ 発信する仙台フィル。 2011年3月の東日本大震災の影響で、フル編成での活動は数ヶ月にわたり休止したものの、地震発生より2週間後には楽団員の半数で復興コンサートをスタート。音楽を届けながら絆をつなぐ活動は、多くの 被災者の心を慰めました。 復興が進みつつある現在、「ひとりでも多くの人々の心を音楽の力でつなげたい」という思いを実現すべく、 2019年夏、三陸からプロジェクト「ゴーイング・ホーム(家路)」がスタートします。 常任指揮者飯守泰次郎の真摯なタクトのもと、自筆楽譜を採用した共感溢れる「新世界」。仙台フィル は、プロジェクトとともに未来へ進みます。 (フォンテック)
■新たな「新世界」の発見
このCDに収録された「新世界」の演奏に際し、私は改めて自筆譜に立ち戻って細部まで慎重に検討しました。その結果、今まで一般的に演奏され、聴かれてきた演奏譜に、多くのミスや見落とし等の問題があ ることがわかりました。
「新世界」の初版がヨーロッパで出版された当時、ドヴォルジャーク本人はアメリカ在住だったことに加 え、作曲家自身によると思われる誤りも少なくなかったため、初版の段階から他者によって多数の「修正」 が施されました。その後も多くの校訂者が出現し、さまざまな箇所の音程やリズムについて、極端にいえ ばありがた迷惑とも言える「修正」が施されたまま演奏されてきたのです。 今回、自筆譜に照らして妥当と判断した箇所を訂正して演奏した結果、私自身もいわば“新たな「新世界」” を発見でき、非常に新鮮な気持ちになりました。皆様も是非、従来との違いを聴き比べていただき、私と 仙台フィルの新たな発見を共にお楽しみいただければ嬉しく思います。 【飯守泰次郎】
FOCD-9808
2019年5月15日発売
丸山 奏/ベンジャミン ヴィオラ・ソナタ
ヨーク・ボーエン(1884-1961):ヴィオラとピアノのための狂詩曲
フランク・ブリッジ:ペンシェロ
アレグロ・アパッショナート
ブリテン:ラクリメ
アーサー・ベンジャミン(1893-1960):ヴィオラ・ソナタ
丸山奏(Va)、砂原悟(P)

録音:2018 年8 月16 日 豊中市立文化芸術センター小ホール ライヴ
2017 年にアントン・ルービンシュタイン国際コンクールで第2 位受賞。世界に向けて着実な 第一歩を踏み出したヴィオリスト 丸山 奏、日本人初録音の表題曲を含むオール・イギリス・プ ログラムで臨んだ渾身のライヴ・レコーディングの登場です。 ほとばしる情熱と繊細な心模様を映し出すボーエン 「ヴィオラとピアノのための狂詩曲」、 人 間の心の奥底を描写したような ブリッジ「ペンシェロ」、万華鏡のように音の表情を変える「ア レグロ・ アパッショナート」。静と動の中、神秘の世界へ誘う ブリテン「ラクリメ」、そして 内なる声に導かれ光へと向かっていくベンジャミン「ヴィオラ・ソナタ」(日本人初録音)。 始まりから終わりまで全く飽きさせない卓越した技術と表現力。全体を通じて一貫したその音 楽には、丸山の確固たる意志を感じさせます。 ヴィオラ・ソロの新たな道筋を示す一枚、お聴 きください。 (フォンテック)
FOCD-9809(2CD)
2019年4月3日発売
R.シュトラウス:「英雄の生涯」
リムスキー=コルサコフ:「シェエラザード」*
川瀬賢太郎(指)神奈川PO
ア谷直人(Vnソロ)
石田泰尚(Vnソロ)*

録音:2017年10月14日、12月2日横浜みなとみらいホールライヴ
川瀬賢太郎=神奈川フィル、<音楽の高み>へと歩むその漸進的な活動は、既に楽壇を牽引していると言 って過言ではないでしょう。 近年の川瀬の活躍はめざましく、2019年2月には文化庁芸術祭賞新人賞を受賞。4月からは名古屋フ ィルの正指揮者に就任します。 本CDは2017年の定期公演から、神奈川フィルが誇る二人のコンサートマスター、石田泰尚、ア谷直人がソロを奏する二大名曲を収録。繊細さと強力な意志を併せ持つ「英雄の伴侶」、この上ない美音で 語る「アラビアンナイト」。そしてシェフ川瀬は、両曲から限りなく壮大な物語を喚び起こします。(フォンテック)
FOCD-9811
2019年11月6日発売
メンデルスゾーン:吹奏楽のための序曲 ハ長調 作品24
ヒンデミット:吹奏楽のための交響曲 変ロ調
デメイ:交響曲第4番「歌のシンフォニー」〜独唱、児童合唱とウインド・オーケストラのための
飯森範親(指)
オオサカ・シオン・ウインド・オーケストラ
佐藤 瞳(S)*
大阪すみよし少年少女cho*

録音:2018 年11 月25 日 ザ・シンフォニーホール ライヴ
2018 年11 月25 日、大阪のザ・シンフォニーホールで行われた、オオサカ・シオン・ウインド・オ ーケストラ第122 回定期演奏会のライヴ録音です。 ドイツに関係する3 作品が採り上げられた本プログラム。ドイツ・ロマン派と近現代の作品に加え、 ドイツの3 詩人が書いた詩を題材にしたヨハン・デメイの新作シンフォニー日本初演が行われました。 ドイツ古典音楽を得意とする飯森範親の指揮により、当時の楽器編成にこだわり忠実な響きを再現し たメンデルスゾーン、1992 年に飯森×大阪市音楽団で名演を生んで以来の再演となったヒンデミット はより力強く深く、そしてソプラノ佐藤瞳の透明感あふれる歌声、全曲を暗譜で臨んだ大阪すみよし少 年少女合唱団の渾身の児童合唱を加えたデメイのシンフォニーは、会場の聴衆を釘付けにしました。 (フォンテック)
FOCD-9812
2019年5月15日発売
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集3
弦楽四重奏曲 第3番二長調Op.18-3
弦楽四重奏曲 第9番ハ長調Op.59-3「ラズモフスキー 第3番」
ウエールズSQ[ア谷直人(Vn)、三原久遠(Vn)、横溝耕一(Va)、富岡廉太郎(Vc)]

録音:k2018年5月28・29日 富士見市民文化会館 キラリ☆ふじみ 、2019年1月18・19日 三芳町文化会館 コピスみよし
第16 番&第8 番を収録した第2 集(FOCD9787)は、「透徹した響きと円熟味さえ感じ させる精緻な演奏で、2 曲の異なる様式の対比を鮮やかに描く」と称されました。 第3集には、ベートーヴェンが完成した最初の弦楽四重奏曲である第3番、ラズモフスキー・セッ トのなかで最も明るく力強い第9番を収録。七度音程での開始という共通点を持つ、興味深い2作 品のカップリングです。 2008年ミュンヘンARD国際音楽コンクールにて第3位、日本人の団体として東京クヮルテッ ト以来38年ぶりの入賞を果たした実力派、ウェールズSQの作品に寄り添いながら、内奥へと歩 を進める真摯な姿勢は不変です。 (フォンテック)
FOCD-9813
2019年7月3日発売
レスピーギ:交響詩「ローマの松」
レスピーギ:(木村吉宏 編):バレエ組曲「シバの女王ベルキス」
(小野寺真 編):バレエ組曲「風変わりな店」より
(木村吉宏 編):交響詩「ローマの松」
(森田一浩 編):リュートのための古い舞曲とアリア第3 組曲〜イタリアーナ
山下一史(指)
オオサカ・シオン・ウインド・オーケストラ

録音:2018年10月7日 ザ・シンフォニーホール ライヴ
“歴史は語る…イタリアの響き”をテーマに開催された本演奏会。古代ローマの石橋をテーマにしたヴ ァン=デル=ロースト「ポンテ・ロマーノ」で幕を開けると、イタリアを代表する作曲家レスピーギの作 品群による意欲的なプログラムが展開されました。 名匠 山下一史の指揮のもと、色彩感あふれる名演が繰り広げられています。(フォンテック)
FOCD-9814
2019年5月15日発売
ジョン・健・ヌッツォ/ベートーヴェン×シューベルト
ベートーヴェン:アデライーデ op.46
 君を想う WoO.136
 遠い国からの歌 WoO.137
 君を愛す WoO.123
 遥かなる恋人に寄す op.98
シューベルト:白鳥の歌 D957 より 第4 曲 セレナーデ、第10 曲 漁師の娘
 春への想い op.20-2, D686
 ます D550
 ミューズの子 op.92-1, D764
 音楽に寄せて op.88-4, D547
 リュートに寄せて op.81-2, D905
水の上で歌う op.72, D774
 詩人の夜の歌 II op.96-3, D768
 君はわが憩い op.59-3, D776
 『美しき水車小屋の娘』op.25, D795 より 第6 曲 知りたがる者
ジョン・健・ヌッツォ(T)
河原忠之(P)

録音:2017 年6 月7 日 電気文化会館ザ・コンサートホール(名古屋) ライヴ
「楽聖」ベートーヴェンと「歌曲王」シューベルトの珠玉のプログラム・・・ジョン・健・ ヌッツォの「天から与えられた」と称されるその声とたゆまぬ研鑽がもたらす奇跡。経験豊かな河原忠 之のピアノも秀逸です。ヌッツォ本人によるアンコールも含め考え抜かれた選曲には、彼の今後の活動 も示唆させます。稀代の名歌手による新たな名盤の誕生です。 (フォンテック)
FOCD-9815
2019年7月3日発売
イタリアの思い出に寄せる2つの小品
カステルヌオーヴォ=テデスコ:悪魔の奇想曲
スタンリー・マイヤーズ:カヴァティーナ
セルジオ・アサド:エリの肖像、カリオカ幻想曲
西森久恭:イタリアの思い出に寄せる2 つの小品
シモーネ・イアンナレッリ:「イタリアン・コーヒー(12 の小品)」より V 一緒に最後のコーヒーを
ウィリアム・ウォルトン:5つのバガテル
猪居謙(G)

録音:2018 年5 月22-24 日 相模湖交流センター
10代より単身ドイツへ留学、世界的ギタリストへの登竜門であるコブレンツ国際ギターコンク ールでのJ.ロドリーゴ作品最優秀演奏賞をはじめ、多くの国内外でのコンクールでの上位入賞・ 優勝を果たし、帰国後は関西を拠点に精力的な活動を続けるギタリスト・猪居謙。彼の「いまま で」と「これから」が詰まったニューアルバムの登場です。 冒頭のカステルヌオーヴォ=テデスコ「悪魔の奇想曲」から掉尾を飾るウォルトン「5つのバガ テル」までいずれ劣らぬ難曲揃い、しかし猪居謙の手にかかればそれを全く意識させない珠玉の 名曲と変わります。天賦の才能、そしてヨーロッパ・日本でのたゆまぬ研鑚により、猪居は他の ギタリストの誰とも重ならない素晴らしい音楽を手に入れました。 同世代の若き才能・西森久恭による表題曲、そしてイタリア出身のギタリスト=コンポーザー・ イアンナレッリによる1曲など、猪居が本作のテーマのひとつに挙げた「イタリア」へのこだわり を感じさせる楽曲も大きな魅力の1枚で(フォンテック)
FOCD-9818
2019年11月6日発売
平井千絵〜Dream/愛奏曲集
モーツァルト:きらきら星変奏曲 ハ長調 KV265 1
 小さなジーグ ト長調 KV574
D.スカルラッティ:ソナタ ヘ短調 K.481 L.187
バード:ウィリアム・ピーター卿のパヴァーヌとガイヤルド より ガイヤルド
C.P.E.バッハ:幻想曲 ヘ長調 Wq.59-5 H.279
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第14番「月光」
ジョン・ケージ:夢
F.クープラン:クラヴサン曲集 第2 巻 第6 組曲 より 神秘的なバリケード 変ロ長調
セヴラック:休暇の日々から 第1 集 より 「ミミは侯爵夫人の扮装をする」
モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第11 番イ長調 KV331 「トルコ行進曲付き」よりIII.Alla Turca
平井千絵(フォルテ・ピアノ)

録音:2013年6月3〜5日 杜のホールはしもと、2011年10月19〜21日 杜のホールはしもと、2019年4月26・27日 神奈川県立相模湖交流センター

※「きらきら星変奏曲」と「トルコ行進曲付き」はそれぞれFOCD9615、FOCD9551 の再収録になります。
フォルテ・ピアノ奏者、平井千絵のソロアルバム第5 弾は、様々な時代、様式を網羅した愛奏曲集です。 フォルテ・ピアノという楽器は、時代考証を踏まえると、否応なくレパートリーは限定されてきます。 もちろん平井もオーセンティックな活動を主軸にしながらも、そこに留まらず、楽器の新たな魅力の発 見にも積極的です。今作では時代的にぴったりとあったモーツァルトから、セヴラック、ジョン・ケー ジなど現代ピアノの領域まで収録し、まさに平井にしか生み出せない世界を紡ぎ出しています。独特な 音色と、自由な感性が生み出す新鮮なアルバムになりました。是非お楽しみください。 (フォンテック)
FOCD-9822
2019年9月4日発売
フェルナンド・ソル:ギター作品集
魔笛の主題による変奏曲 op.9
練習曲 op.35 /ソナタ op.15(b)
村人の幻想曲 op.52 /実直さ
藤元高輝(19世紀ギター)
使用楽器:ルイス・パノルモ(1833 年製)

録音:2019 年2 月27-28 日 みどりアートパーク
ギターという楽器に根ざしつつも、ギタリストという枠に収まることなく、ヨーロッパと日本を拠点に 独自の活動を重ねる若き天才・藤元高輝。2016年に作曲家没後20年を記念してその全ギター作品を収 録した「武満 徹 ギター作品集」(FOCD9738/9)は「新たな武満ギター作品演奏のスタンダード」 として、多くの話題をさらいました。本作で藤元は、ギターの歴史に大きな光をもたらした作曲家、フェ ルナンド・ソル(1778-1839)の作品を取りあげます。 「ギターのベートーヴェン」とも称される、クラシックギタリストにとって避けて通れないソルの作品 ですが、楽曲を丹念に研究し、ソルが生きた同時代に制作されたギターを使用し、爪を使用せずに弾いて いたというソルの奏法に倣うなど、当時に近づきながらも、そこには確実に「藤元高輝」という稀有な才 能がはっきりと顕われます。コンサートのプログラムのひとつとして欠かせない「魔笛の主題による変奏 曲」から、極めてシンプルながらも名曲揃いの全24曲の練習曲まで、その演奏に片時も耳を離すことは できません。 秀逸なアートワーク、藤元本人による解説も大きな魅力。驚愕の1枚の誕生です! (フォンテック)
FOCD-9823
2019年11月6日発売
北村朋幹〜Bagatellen
バルトーク:14のバガテル Op.6 Sz 38 BB 50
ベートーヴェン:6つのバガテル Op.126
ブラームス:8つのピアノ小品 Op.76
北村朋幹(P)

録音:2019 年5 月29−31 日 相模湖交流センター
詩的想念に満ちた演奏、斬新なプログラムで光芒を提起し「哲学的叡智を具えた芸術家」と称されるピア
ニスト北村朋幹。 ブラームス、リスト、ベルクから欧州の興亡を読み解き絶賛を集めた「黄昏に」から、3年振りとなるCD第4弾の登場です。 北村は現在ベルリンに在住。ヨーロッパ・日本を中心に活動を続けていますが、さらにフランクフルト音楽・舞台芸術大学に於いてJesper Christensen氏のもと、歴史的奏法の研究に取り組んでいます。 新CDのタイトルはBagatellen。同名のバルトーク初期作品、ベートーヴェンの晩年作品、そして後期小品の先駆けであるブラームスを収録。
北村は以下のように記しています。 「五線上の音符は、ふと現れた音楽の感触を表す最上の、しかし1つの結果でしかないのかもしれない。 まだ音符にすらなっていない、音楽の最初の姿を聴いたのは、作曲家だけだ。 形式という厳しい整理にとらわれず自由に書かれた小品のもつ隙間、その連なりから、作曲家が聴いた音楽のはじまりを、想像する事はできないだろうか。 」
音楽への不変の情熱と根源的な問い ― 北村は演奏という瞬間を創造します。 (フォンテック)
FOCD-9824
2019年12月4日発売
第7回仙台国際音楽コンクール ヴァイオリン部門最高位〜シャノン・リー
バルトーク:ヴァイオリン協奏曲 第2番Sz112
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 K218
シャノン・リー(Vn)
高関健(指)仙台PO

録音: 2019年6月22・29日 日立システムズホール仙台 ライヴ
仙台市が2001年に創設した仙台国際音楽コンクールは、コンチェルトを課題曲の中心に 据えるという特色を持っており、セミファイナルとファイナルでは仙台フィルと共演しま す。ヴァイオリン部門では、アンドレイ・バラーノフ(第3・4回)、成田達輝(第5回)、 ピアノ部門では津田裕也(第3回)、ヴァディム・ホロデンコ(第4回)等、世界で活躍す る逸材を輩出しています。 2019年5-6月におこなわれた第7回仙台国際音楽コンクール。ヴァイオリン部門ではシャ ノン・リー(アメリカ/カナダ)が第2位(最高位)を受賞いたしました。 日本が世界に発信する若き才能の登場です。(フォンテック)
■シャノン・リー Shannon LEE
第7回仙台国際音楽コンクール第2位(最高位)及び聴衆賞。エリーザベト王妃国際音楽コンクール、ナウムブル ク国際ヴァイオリンコンクール、インディアナポリス国際ヴァイオリンコンクールなど数々の国際コンクールで 入賞。ハイフェッツ国際音楽祭、クシジョバ音楽祭など世界各地の音楽祭にソリストや室内楽奏者として出演し ています。 カナダ生まれ。4歳でヴァイオリンを始める。12歳の時ダラス響との共演でソリストデビュー。その2年後には ニュルンベルク・フィルとの共演でヨーロッパデビュー。他にも、ナッシュビル響、ラスベガス・フィルなどア メリカ各地のオーケストラと共演。デビュー録音は19世紀と20世紀のヴァイオリンとピアノのための作品を収 録したもので、グラモフォン誌は“自在なテクニックと大胆不敵な妙技”を称賛した。 特別奨学生としてクリーヴランド音楽院でハイメ・ラレード、ジャン・スローマンに師事。コロンビア大学でコ ンピュータ科学の学士号も取得。
FOCD-9825
2019年12月4日発売
第7回仙台国際音楽コンクール ピアノ部門優勝〜チェ・ヒョンロク
モーツァルト:ピアノ協奏曲第17番ト長調 K453
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番変ロ短調 op.23
チェ・ヒョンロク(P)
広上淳一(指)仙台PO

録音: 2019年6月7・9日 日立システムズホール仙台
仙台市が2001年に創設した仙台国際音楽コンクールは、コンチェルトを課題曲の中心に 据えるという特色を持っており、セミファイナルとファイナルでは仙台フィルと共演しま す。ヴァイオリン部門では、アンドレイ・バラーノフ(第3・4回)、成田達輝(第5回)、 ピアノ部門では津田裕也(第3回)、ヴァディム・ホロデンコ(第4回)等、世界で活躍す る逸材を輩出しています。 2019年5-6月におこなわれた第7回仙台国際音楽コンクール。 ピアノ部門はチェ・ヒョンロク(韓国)が優勝しました。 日本が世界に発信する若き才能の登場です。(フォンテック)
■チェ・ヒョンロク CHOI Hyounglok
1993年、韓国・クミ市生まれ。7歳からピアノをはじめ、2012年にソウル芸術高等学校を卒業後、ソウル国 立大学でピアノをジュ・ヒソンに師事し、優秀賞を受賞して卒業。 2013年、第39回チュンアン音楽コンクールで優勝。そのほか韓国国内の多数のコンクールで入賞し、注目を集 めた。2015年第3回アジア太平洋国際ショパンピアノコンクール第3位、2017年ブゾーニ国際ピアノコンクー ル・ファイナリスト、蘇州金鶏湖国際ピアノコンクール入賞。2019年、第7回仙台国際音楽コンクールピアノ 部門にて優勝。 オーケストラとは、ソウルアートセンターでの江南SOとの共演でデビュー。2014年、イタリア・ナポリ で開催された「アマルフィ海岸音楽&芸術祭」ヤングアーティストシリーズに出演。また、韓国・ケミョンアー トセンターにてアントニ・ヴィト(指)慶尚北道立SOと共演したほか、広上淳一(指)仙台フィルハーモ ニーOとも共演しています。 現在、オーストリアのザルツブルク・モーツァルテウム大学に在籍し、パヴェル・ギリロフに師事しています。
FOCD-9827
2019年12月21日発売
マッテオ・カルカッシ:25のエチュードOp.60 益田正洋(G)
使用楽器:ホセ・ラミレス三世 1959

録音:2019年7月1・2日 富士見市民文化会館 キラリ☆ふじみ
映画「マチネの終わりに」が大きな話題となり、俄然注目を集めるクラシックギター。デビュ ーから一貫してギター界のトップを走り続ける“現代最高の古典ギター演奏家”益田正洋の新作 の登場です。 前作「Bach on Guitar 2」(FOCD9797)はレコード芸術誌で特選盤となったほか、読売 新聞「サウンズ BOX」をはじめ各メディアに紹介され、高い評価を受けました。本作で益田が とりあげるのは、ギターの歴史に大きな一歩を残したマッテオ・カルカッシ(1792-1853)の エチュード集です。 クラシックギター学習者にとってカルカッシはピアノでいうところのバイエル、ツェルニーの ような教本の作者として非常になじみ深い名前です。本作で演奏される「25 のエチュード」も ギターの技術の習得のために演奏される機会が非常に多い曲集ですが、益田の手にかかると、シ ンプルながらも高い音楽性と情趣を持った極上のコンサート・ピースへと変わります。 益田本人による各曲のワンポイント・アドバイス付。ギター学習者のみならず、クラシックギ ターの深淵な世界に足を踏み入れるための入門編として必聴の 1 枚です。(フォンテック)
FOCD-9828(2CD)
2020年1月15日発売
マーラー:交響曲第9番 尾高忠明(指)
大阪フィルハーモニーSO

録音:2019年4月12・13日 フェスティバルホール・ライヴ
2018年4月より大阪フィル第三代音楽監督となった尾高忠明。就任披露公演で演奏された 「ブルックナー 交響曲第8番」ライヴCDは「尾高の緻密なアプローチと大阪フィル伝統の力 の結晶」と絶賛されました。 さらに、同年の<ベートーヴェン交響曲全曲演奏会>は、「作品の真の価値は、演奏スタイル をも超えて明らかにされる」と称され、大阪文化賞、関西音楽クリティック・クラブ賞を受賞。 大きな飛躍を遂げた両者による2019年の新シーズン開幕曲、それはマーラー畢生の大作「交 響曲 第9番」でした。 最後の小節に“ersterbend”(死に絶えるように)と記され、作曲家自身は聴くことが叶わ なかったこの作品。尾高/大阪フィルは「告別」にとどまらず、個の苦難を超越した新たな世界 を啓きます。 (フォンテック)
FOCD-9830
2020年10月7日発売
NUZZO meets PUCCINI
プッチーニ:あなたへ/ある亡き女性に
報告は偽りだった/愛の短い物語
太陽と愛/進めウラーニア!
ディアーナ讃歌/そして小鳥は
太陽と海洋/魂の歌
我が家、我が家よ/死ぬこととは?
ローマ讃歌
ジョン・健・ヌッツォ(T)
河原忠之(P)

録音:2018 年6 月21 日 兵庫県立芸術文化センター・ライヴ
ウィーン国立歌劇場での鮮烈なデビュー以来、「天から授けられた」とも称される稀代の声で世界を舞 台に活躍を続ける鬼才、ジョン・健・ヌッツォ。近年では世界的歌手プラシド・ドミンゴや、ホルン奏 者ラデク・バボラークと共演。その圧倒的な歌唱と揺るぎない音楽性に、各方面からも極めて高い評価 を受けています。 今作では「NUZZO meets PUCCINI」と題し、プッチーニ生誕160 年にあたる2018 年に行われた リサイタルツアーの中から、6 月に兵庫県立芸術文化センターで行われたライヴ音源を収録しました。 『トスカ』『蝶々夫人』『ラ・ボエーム』など、イタリアを代表するオペラの作者として知られるプッ チーニ。歌曲に関しては作品も少なく、演奏されることは今日では希少ですが、後年自身のオペラに引 用されるなど、情感豊かで美しい旋律を持つ傑作ぞろいです。 ジョン・健・ヌッツォの唯一無二の魂の歌による幻のプッチーニ歌曲を、名手・河原忠之のピアノとと もにお届けします。音楽の歴史に残る新たな名盤の登場です。 (フォンテック)
FOCD-9831(2CD)
マーラー:交響曲第3番ニ短調 小泉和裕(指)九州SO
清水華澄 (A)
女声合唱:九響cho、
RKB女声cho
多目的混声cho"Chor Solfa!" ほか
児童合唱:活水高等学校コーラス部
TwinkleStars、久留米児童cho

録音:2019年7月27日 アクロス福岡シンフォニーホール・ライヴ
九州SO 創立65周年を記念し演奏されたマーラー/交響曲 第8番。 モニュメンタルな作品の記念碑的演奏はCD化され、 「小泉和裕に導かれたオーケストラ、大合唱団、8人の独唱者の演奏は壮大なうねりを起こし、 心が震える終結部の高揚感は比類がない」と激賞されました。 <千人>に続く待望のマーラー第ニ弾、交響曲 第3番の登場です。 作曲者が「無機物から植物、動物、人間、天使、そして神の愛に到達する悠久の過程」と称した この作品。 小泉/九響は全精力を傾注し、世界の生成へと誘います。(フォンテック)
FOCD-9833
2020年3月4 日発売
江崎浩司/ヤコブ・ファン・エイク 笛の楽園 Vol.5
No.70 甘い眠り/No.71 天使ガブリエルが私に語った
No.72 スペインの曲/No.73 クーラント/No.74 幸福
No.75 4番目のカリヨン/No.76 フランスのエア
No.77 キットのアルマンド/No.78 友よ、目を覚ませ
No.79 ルパート王子の行進曲/No.80 目覚めよイスラエル
No.81 美しい羊飼いの娘フィリス [2 声]
No.82 イギリスの歌 [2 声]/No.83 プファルツ風に[2 声]
No.84 アマリリうるわし [2 声]
No.85 ルパート王子の行進曲 [2 声]
No.86 王女様、私は夜ここに来ます
No.87 ヤン、ここまでいったい何をしたの?
No.88 詩篇150 番ハレルヤ、聖所で神を賛美せよ
付録 新曲(III)
江崎浩司(リコーダー、その他)
富永和音(リコーダー)[2 声]

録音:2018 年4 月26-28 日、2019 年5 月9-11 日 神奈川県立相模湖交流センター
ヤコブ・ファン・エイク(1589/90-1657)の「笛の楽園」は全151 曲(XYZ 社版)にもなる膨大な独奏 楽器のための曲集で、アマチュア演奏家も含め、リコーダー奏者にとっては大変重要なレパートリーで すが、全曲の録音は極めて少なく、もちろん国内では初の試みです。 特に今作は全曲中5 曲しかない2 声の作品を収録。2020 年現在東京藝術大学在学中、気鋭のリコーダ ー奏者、富永和音との師弟共演にも注目です! 2014 年に「テレマン:12 のメトーディッシェ・ゾナーテンvol.1&2」(FOCD9614、9627)で レコード芸術誌のレコード・アカデミー賞を受賞し、シルク・ド・ソレイユの演奏メンバーでもある江 崎は、様々な楽器を操るマルチプレイヤーとしても活躍中です。今作でも15 種類もの楽器を変幻自在 に吹き分けていますので、そこも聴きどころです。 江崎本人による楽曲解説付き。 (フォンテック)
FOCD-9834(1SACD)
2020年5月13日発売
ベートーヴェン:ピアノ作品集2
ピアノ・ソナタ 第30番ホ長調 Op.109
ピアノ・ソナタ 第13番変ホ長調 Op.27-1
ピアノ・ソナタ 第14番「月光」
伊藤恵(P)

録音:2019 年8 月27-29 日 北上市文化交流センター さくらホール
偉大な楽聖の影響下にありながら、ロマン派ピアノ音楽への道を拓いたシューベルト、そしてシュー マン。彼らの主要作品録音を経て臨む、伊藤 恵<ベートーヴェン ピアノ作品集 2>。 今回の第2集には、後期三大ソナタへ踏み入れる「第30 番」、「幻想曲風ソナタ」として現在の耳 にも新鮮な書法を駆使した作品27 の連作、佳作ヴァリエーションの4曲を収録。 3 曲のソナタは、共通する構造と密接な調性で結ばれています。そして、ベートーヴェン自ら「全く新 しい手法」による作品とした「6 つの変奏曲」は、「第30 番」終楽章変奏の先駆けと称すべき作品で す。 前作に続き、本盤でも伊藤が選んだ楽器はファツィオリです。豊潤な低音を基に、大理石のような質 感の響きが空間に拡がります。 すべての瞬間に細やかなニュアンスを聴かせる伊藤の演奏は、ベートーヴェンの音楽に新たな光を見出 します。 2020 年はベートーヴェン生誕250 周年のメモリアルイヤーです。人類史上に燦然とその名を刻む偉 大な作曲家へ思いを馳せるにふさわしい1 枚となりました。ぜひお聴きください。 (フォンテック)
FOCD-9835
2020年6月3日発売
シューマン:ヴァイオリンとピアノの為の作品集
ロマンス第1番イ短調Op.94-1
ヴァイオリン・ソナタ第1番イ短調Op.105
ロマンス第2番イ長調Op.94-2
ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ短調Op.121
ロマンス第3番イ短調Op.94-3
予言の鳥Op.82-7(「森の情景」よりアウアー編)
白井圭(Vn)、伊藤恵(P)

録音:2019 年12 月25-27 日 三芳町文化会館 コピスみよし
「すでにその頃から『自分がどう弾くか』ということよりも、『音楽がどうあるべきか』をつねに考える姿勢 が伺えました。その後も武生国際音楽祭などで共演を重ね、素晴らしいアンサンブルを作り出す姿を目にして きましたが、いつか彼の独奏するヴァイオリン作品の世界を耳にしてみたいと願っていました」 (伊藤 恵)
FOCD-9837
2020年10月7日発売
ブルックナー:交響曲第3番ニ短調 尾高忠明(指)
大阪フィルハーモニーSO

録音:2020 年1 月16 日・21 日 フェスティバルホール・サントリーホール・ライヴ
2018 年の音楽監督就任以来、数々の名演を世に放つ尾高=大阪フィル。披露公演における「ブルックナー 交 響曲 第8 番」、シーズン2 年目の開幕を飾った「マーラー 交響曲第9 番」のライヴCD は、精緻な表現 と豪放な響きを併せ持つ稀代の演奏と高く評価されました。 若き日よりブルックナーに傾倒してきた尾高ですが、「第3 番」は版の選択を決めかね、演奏する機会に恵 まれませんでした。しかし「朝比奈隆先生ゆかりの大阪フィルに来たからには、ここで3 番を始めるべき」 と2020 年1 月の3 公演に臨むことを決意します。オーケストラにとっても、2002 年の朝比奈追悼公演 以来となる「第3 番」です。 思索を深めることとなった前年の病気療養から、未踏の領域へと近づく尾高の指揮。その自然体の導きに、当 意即妙な演奏で応える大阪フィルの演奏は、まさに理想的なブルックナー像の出現と申せましょう。 尾高/大阪フィルの今シーズンは、さらに11 月「マーラー 交響曲第5 番」21 年2 月「ブルックナー 交 響曲 第9 番」という大曲が予定されています。 (フォンテック)
FOCD-9838
2020年10月7日発売
ベートーヴェン<