湧々堂HOME 新譜速報 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック 廉価盤 シリーズ
旧譜カタログ チャイ5 殿堂入り 交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック


声楽曲・新譜速報1


※発売済のアイテムも含め、約3ヶ月間掲載しています。
※新しい情報ほど上の段に記載しています。
※表示価格は全て税込みです。



Dynamic
CDS-8017(1CD)
NX-B06
イタリア近現代の合唱作品集
ピツェッティ:1-5. レクイエム - 混声合唱のために
コッラード・マルグッティ(1974-):ミサ・ロルカより
 キリエ Op.60? 独唱と無伴奏混声合唱のために
  サンクトゥス Op.54? バリトン独唱と8声部の無伴奏混声合唱のために
ロレンツォ・ドナティ(1972-):谷川の水を求める鹿のように(パレストリーナをめぐって)
マルコ・サッカルディン(Br)
エラートcho
ダリオ・リベキ(指)
マッシモ・ロンバルディ(芸術監督)

録音:2023年7月4-7日
ピツェッティの「レクイエム」は1922年の作品。彼の初の大規模な合唱作品で、1920年に妻を失ったピツェッ ティの悲しみの心が作曲の契機となったとされています。複雑な対位法とグレゴリオ聖歌の「怒りの日」が効果 的に用いられており、12名の独唱者で演奏されることもありますが、このアルバムでは混声合唱で歌われまし た。マルグッティの「ミサ・ロルカ」はスペインの偉大な詩人、フェデリコ・ガルシア・ロルカの詩を用い2002年から 2006年に書かれた作品。ロルカの詩とモンテヴェルディのミサ曲「llo tempore そのときイエスは」の旋律を組 み合わせたことで素晴らしい効果を上げています。ドナーティの「Sicut Cervus 谷川の水を求める鹿のように」 も過去の音楽素材を用いた作品で、タイトルにあるようにパレストリーナのモテットからの控え目な引用があり、 16の声部が複雑なポリフォニーを歌い、豊かな音世界が広がる作品です。 演奏は2018年にダリオ・ベッキとマッシモ・ロンバルティによって設立された、トリノを拠点に活躍するエラート合 唱団。これまでにイタリアをはじめ、ヨーロッパ中のオーケストラ、指揮者と共演し高く評価されています。

Sono Luminus
DSL-92278(1CD)
NX-B08
プーランク:「人間の顔」とアメリカ南北戦争の音世界
ヘンリー・タッカー:When this Cruel War is Over  - Weeping, Sad and Lonely(M. ガードによる合唱編)
プーランク:人間の顔 - I. De tous les printemps du monde…
伝承曲:Johnny has gone for a soldier(R. ジェファーズによる合唱編)
プーランク:人間の顔 - II. En chantant les servantes s’elancent…
フレッド・バックリー:Break it Gently to my Mother(M. ガードによる合唱編)
プーランク:人間の顔 - III. Aussi bas que le silence…
伝承曲:Johnny, I hardly knew ye(A. パーカーによる合唱編)
プーランク:人間の顔 - IV. Toi ma patiente…
ウィリアム・オスカー・パーキンス:Soldier’s Memorial Day y(M. ガードによる合唱編)
プーランク:人間の顔 - V. Riant du ciel et des planetes…
伝承曲:Workin’ for the dawn of peace(R. ジェファースによる合唱編)
プーランク:人間の顔 - VI. Le jour m’etonne et la nuit me fait peur…
ヘンリー・ウィリアム・モンク:Abide with me(M. ガードによる合唱編)
プーランク:人間の顔 - VII. La menace sous le ciel rouge…
ウォード・ジュリア・ホーウェ:The Battle Hymn of the Republic (M. ガードによる合唱編)
プーランク:人間の顔 - VIII. LIBERTE
キャリー・シェロン(A)
ネイサン・ホジソン(T)
クレア・マクナマラ(A)
スカイラーク(声楽アンサンブル)
マシュー・ガード(指)

録音:2023年5月30日-6月2日
1943年、第二次世界大戦下の混乱した世界情勢の中で作曲されたプーランクのカンタータ「人間の顔」は、 演奏には高い技術を求められることで知られています。アメリカの精鋭たちが集う声楽アンサンブル「スカイラー ク」が歌うこのアルバムでは、指揮者マシュー・ガードの発案で、占領下フランスの人々の苦悩を映し出したポー ル・エリュアールの詩を用いたこの「人間の顔」に、南北戦争(1861-1865)時代の歌を組み合わせるという斬 新な試みが行われています。ガードは南北戦争にまつわる様々な合唱作品を探し出し、適切な編曲が見当 たらなかった場合は自身で編曲を行い収録。戦争の時代を耐え抜く人間の力強い精神へと捧げています。

Goodies
78CDR-3944(1CDR)
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス-スペイン古謡集
(1)うぐいす-カタロニア 古謡
DA1970A
(2)アメリアの遺言-カタロニア 古謡
DA1970B
(3)(a)さようなら、わたしのいい人
-(b)かあさんは私を嫁にやろうとして
ガリシア 古謡 (3:04)
DA1971A
(4)峠をめざして-アストゥリアス 古謡
DA1971B
(5)わたしの心はここにある
カスティーリャのファンダンゴ
DA1972A
(6)(a)泣いていたあの娘
-(b)羊飼いは行ってしまった
カスティーリャ 民謡
DA1972B
(7)(a)ベツレヘムの鐘 Campanas de Belen -
(b)私が歌うハエンの調べ
DA1973A
(8)すぐにおやすみ-ムルシア 古謡
DA1973B
(9)歌の文句が知りたいならば
グラナダの歌
DA1974A
(10)嘆きぶし-アンダルシア 古謡
DA1974B
(11)(a)麦打ち歌
-(b)パルデモーサのバラード
マジョルカ 古謡
DA1975A
(12)(a)わたしのもの-(b)いいなずけ
バスク地方の古謡
DA1975B
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(S)
レナータ・タラーゴ(G)
ガルシア・タラーゴ(編)

英 HIS MASTER'S VOICE DB1970/1975
1950年9月12-15日ロンドン、アビー・ロード EMI第3スタジオ録音
HIS MASTER'S VOICE D1970/1975
Recorded12-15September1950, EMI Studio No.3,Abbey Road, London
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(1923-2005)はスペインのバルセロナ生まれ。 幼少時からギターと声楽を習い、長じてリセウ高等音楽院に進みピアノと声楽 を学んだ。1944年にバルセロナでリサイタルを開いてプロ・デビューした。そ の後1947年ジュネーヴ国際音楽コンクールで優勝。1949年にはパリ・オペラ座、 1950年にはザルツブルク音楽祭、コヴェント・ガーデンのロイヤル・オペラハ ウス、ミラノ・スカラ座でデビュー。この録音は彼女の最初期のもの。その後 EMIにオペラの全曲録音を20作以上残した。ギターのレナータ・タラーゴ(1927 -2005)はバルセロナ生まれの女流奏者。父親からギターの手ほどきを受け、14 歳で最初の演奏会を開き、17歳でバルセロナ音楽院の助教授に就任した。 復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用 MC型カートリッジの[スピリッツSP78rpm](3mil 針)とコルグの[DS-DAC-10R] DSD録音機を使用した。 (グッディーズ)

DIVINE ART
DDX-21129(1CD)
NX-B10
Kefi - リディア・カカバーゼ(1955-):合唱曲と室内楽曲集
The Feast of Herod ヘロデの饗宴
Nomadic Dances 遊牧民の踊り
Kefi ケフィ
アントン・ディアベリ:創作主題
Variation on a Theme by Anton Diabelli ディアベリの主題による変奏曲
サーティ・ステップス
セシリー・ビア(Hp)
メアリー・ブル(Fl)
トム・ワグナー(パーカッション)
ロセッティ・アンサンブル
レオン・ボッシュ(Cb)
ディミトリス・ジオニス(ギリシャのブズーキ)
ロンドン大学ロイヤル・ホロウェイcho
ルパート・ゴフ(指)

録音:2023年11月28日、2023年11月11日
プロモーション動画 イギリス出身で、ギリシャ、オーストリア、ロシアとジョージアにルーツを持つ作曲家、リディア・カカバーゼ。その音楽に は西欧と地中海世界の文化的要素が色濃く反映されており、彼女がこれまでに発表した作品も高く評価されて きました。このアルバムは2020年リリースの「イタカ(イタケー)」(DDA-25188)の続編とも言える1枚です。収録 曲でアルバム・タイトルでもある「Kefi」はギリシャ語の喜び、活気、興奮を意味し、ギリシャのブズーキ、バイオリン、 ビオラ、チェロ、コントラバスのための賑やかな作品。ブズーキは「ヘロデの饗宴」でもエキゾチックな魅力を披露しま す。アルバムの中心となる「サーティ・ステップス」はロイヤル・ホロウェイ・カレッジのヘレニズム(=古代ギリシャ文化) 研究所の創立30周年記念の委嘱作。シナイの聖ヨハネ・クリマコス(579頃~649頃)が修道士たちに信仰の手 引を説いた『天国への階梯』のテキストが用いられた合唱曲です。

LAWO Classics
LWC-1268(1CD)
シェル・ハッベスタ〜愛の歌
シェル・ハッベスタ(b.1955):低声のための3つの雅歌 Op.12/東の庭の12枚の葉 Op.46/6つのイプセンの歌 Op.50/音詩 Op.62/墓碑銘 Op.75/あの夢だ Op.94
マリアンネ・ベアーテ・シェラン(Ms)、ハルヴォル・フェステルヴォル・メーリエン(Br)、ニルス・アンデシュ・モッテンセン(P)、イーダ・ハッベスタ(Fl)、イングヴィル・ハッベスタ(Vn)、ヤニナ・クロンベルゲル(Vn)、アイナル・キュヴィーク・バウゲ(Va)、エルレン・ハッベスタ(Vc)、ロブ・ウェアリング(ヴィブラフォーン、ドラム)

録音:2022年11月8日ー11日、ソフィエンベルグ教会(オスロ)
マリアンネ・ベアーテ・シェラン(マリアンネ・ベアーテ・キーラント)とニルス・アンデシュ・モッテンセンの共演によるノルウェーの歌曲シリーズ。シーグル・リの第1集(LWC 1256)と第2集(LWC1274)につづき、シェル・ハッベスタのアルバムがリリースされます。
シェル・ハッベスタ(ハッベスタード)は、ボムロのブレムネス生まれ。1975年から4年間、教会音楽を専攻、フィン・モッテンセン、オラヴ・アントン・トンメセン、ラッセ・トーレセンに作曲を学びました。1981年に学位を取得。教会オルガニスト、ベルゲンとオスロの大学の教職を務め、2012年にノルウェー国立音楽大学の教授に就任しました。現在、音楽理論と作曲の名誉教授です。作曲家としては多作で知られ、「モステルの野外劇」の音楽、『イザヤ書』に基づくオラトリオ「地の一夜」などが代表作に挙げられています。ラトビア放送合唱団が録音した宗教作品集『夜は昼となる』(LWC 1136)でスペルマン賞(ノルウェー・グラミー賞)の年間最優秀作曲家賞にノミネートされました。彼の歌曲は、愛、失恋、片思いの恋を歌った作品が多く、エドヴァルド・ムンクの絵画の中心テーマ「愛、苦悩と死」に通じる側面をもつ作品も作られています。『旧約聖書』による「3つの雅歌」、芭蕉と一茶の句によるポール=ヘルゲ・ハウゲンの『東の庭の葉』と『俳句:ノルウェー語版200句』をテクストにした「東の庭の12枚の葉」、グリーグも作曲した『睡蓮を手に』『白鳥』といったイプセンの詩による曲集、1928年ノーベル文学賞を受けたノルウェーの作家シーグリ・ウンセットの『Jenny(イェニー)』から採った文に作曲した同名の「音詩」。このプロジェクトには、ノルウェーのバリトン歌手ハルヴォル・フェステルヴォル・メーリエンと、「ハッベスタ一家」をはじめとするプレーヤーたちが参加しました。

CAvi music
48-66025(1CD)
目覚め〜テノールとピアノのための歌曲集
ブラームス:そよがぬ物憂い大気 Op.57-8/サン=サーンス:てんとう虫
ヴォルフ:子供と蜜蜂
シェーンベルク:警告、ガラテア
ステーンハンマル:帰ってきた娘 Op.4-1
レベッカ・クラーク:シールマン
ヴォルフ:倦まざる愛
プロコフィエフ:トラスト・ミーOp.23-3
ヒュー・ウッド(1932-2021):地平線 Op.49-9
ジェイク・ヘギ(b.1961):蛇(Eve-Song)
ヴァイル:セーヌ川の哀歌
シェーンベルク:あなたの金の櫛を私に Op.2-2
ブリテン:波立たない湖の魚、愛した者はわがもの
クラーク:虎よ, 虎よ
ヘギー:アニマル・パッション
ローレンス・キルスビー(T)、
エラ・オニール(P)

録音:2023年7月、SWRスタジオ(ドイツ)
ハイデルベルク・フリューリング音楽祭歌曲コンクール、ウィグモア・ホール/ボリンジャー国際歌曲コンクール、インスブルック音楽祭チェスティ・コンクールの3つの国際コンクールで優勝し、2023年国際オペラ賞の若手歌手部門にノミネート、タイムズ紙から注目の若手歌手として紹介されるイギリスの若き注目テノール歌手、ローレンス・キルスビー。
キルスビーの偉大な友人であり音楽パートナーであるエラ・オニールの伴奏で実現した歌曲アルバム「目覚め(AWAKENINGS)」は、何年も前から準備してきたという秀逸なプログラムが組まれています。子供時代から大人になるまでの旅を繋ぎ合わせ、ロマンティックでセクシャルでエモーショナルな「目覚め」を探るという興味深い観点で、ブラームス、サン=サーンス、ヴォルフ、シェーンベルク、ステーンハンマル、クラーク、プロコフィエフ、ウッド、ヘギー、ヴァイル、ブリテンの多様な歌曲が慎重にセレクトされ、描かれている様々なキャラクターと多彩な視点を豊かな表現力で歌っています。

DUX
DUX-1953(3CD)
スプラシルのカンティクル集
CD.1Blessed Virgin Mary
CD.2All Saints
CD.3Jesus Christ, Holy Spirit
ヴィオレッタ・ビエレツカ(指)、
ポドラシェ歌劇場フィルハーモニーcho

録音:2022年-2023年
ポーランドのスプラシルで1670年から1680年代にかけて書かれた49曲の音楽を集成した『スプラシル・カンティクルス』。もともと男声6声部のために書かれたカンティクルから、38曲を、女声も含むポドラシェ歌劇場フィルハーモニー合唱団の美しい歌唱で収録しています。
DUX
DUX-1859(1CD)
ガーシュウィン:歌曲集
わが恋はここに/エンブレイサブル・ユー/The Man I Love/He Loves and She Loves/But Not for Me/Someone to Watch Over Me/Soon/誰かがわたしに恋してる/Do It Again/’S Wonderful/Of Thee I Sing/Love Walked In/Bidin’ My Time/アイ・ガット・リズム/Nice Work if You Can Get It/A Foggy Day/Fascinating Rhythm/By Strauss/Clap Yo’ Hands/I’ll Build a Stairway to Paradise
ボグミワ・タラシェヴィチ(Ms)、
ヴォイチェフ・プルシンスキ(P)
様々なジャンルの音楽を誘導することの天才であったガーシュウィン。このアルバムではそのガーシュウィンの実力をたっぷりとご堪能いただけます。クラシックやジャズ、ブルースからラグタイムなど多種多様な音楽を取り入れた彼の作品には独自の魅力で溢れています。

Ars Produktion
ARS-38656(1CD)
私はそれは静かに過ぎてゆくのを眺めていた 〜歌曲集

R.シュトラウス:乙女の花 Op.22
ヨゼフィーネ・ラング(1815-1880):An sie
 Ob sie meiner wohl gedenkt
 Nichts u?ber Ruh/Die scheidende Braut
 Das ist die wehmuthvollste Zeit
 Stummsein der Liebe/Am Grabe/Auf dem Felsen
ナディア・ブーランジェ:冬の夜/海
エセル・スマイス(1858-1944):海の3つのムード
ヨゼフィーネ・ラング:唯一の慰め
イヴォンヌ・プレンツキ(S)、
ベネディクト・テル・ブラーク(P)
ヨゼフィーネ・ラング、エセル・スマイス、ナディア・ブーランジェといった女性作曲家の歌曲が、歌曲作家としても“ビッグネーム”の一人に数えられるR・シュトラウスに匹敵する地位を確立していることを示したいという考えから実現したプロジェクト。ドイツのソプラノ、イヴォンヌ・プレンツキはヨゼフィーネ・ラングの作品に特に情熱を注いでおり、2023年に行われた第1回ヨゼフィーネ・ラング・コンクールでテュービンゲン市から特別賞を受賞しました。

Nimbus
NI-6439(1CDR)
フィリップ・ソーヤーズ:オラトリオ 「時の海のメイフラワー号」 ケネス・ウッズ(指)、イギリスSO&cho、
エイプリル・フレドリク(S)、トマス・ハンフリーズ(Br)、ブリッタニー・キング(S)、アメリア・ジョーンズ(S)

録音:2023年6月17日、ウスター大聖堂(ライヴ)
イギリスSOの首席指揮者&芸術監督を務め、様々なレア作品・現代作品の録音に定評のあるケネス・ウッズによる、フィリップ・ソーヤーズ録音集第6弾。
ヴォーン=ウィリアムズとバルトークの孫弟子にあたり、1973年から97年まで王立歌劇場管のヴァイオリニストとしても活躍したイギリスの作曲家フィリップ・ソーヤーズ(1951-)。ソリスト、合唱とオーケストラのためのオラトリオ 「時の海のメイフラワー号(Mayflower on the Sea of Time)」は、宗教弾圧から逃れるためにイギリスから新大陸アメリカへと渡ったピューリタン達(ピルグリム・ファーザーズ)を乗せた船「メイフラワー号」をテーマに、人間の特質や弱さ、道徳的、宗教的、政治的問題にも触れた4部構成の大作で、2020年のメイフラワー号出航400周年を記念としてウスター市議会に委嘱された作品です。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

Da Vinci Classics
C-00868(1CD)
F.X.モーツァルト:歌曲全集
フランツ・クサーヴァー・モーツァルト(1791-1844):エマ Op.24/6つの歌(1809?)/この暗い墓の中で(1808)/8つのドイツ歌曲/回想(1829)/3つのドイツ歌曲 Op.27(1833)/ロマンス「In der Vater Hallen ruhte」 Op.12(1811)/「Je t’aime tant」による2手と3手の変奏曲(1810)*/6つの歌 Op.21(1820-21
ジン・ジャユー(S)、
マリウス・バルトッチーニ(フォルテピアノ)、
シモーネ・ピエリーニ(フォルテピアノ)*

録音:2023年9月、ローマ
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの末子(第4子)として生まれ、「モーツァルト2世」として生きるという宿命の大きすぎる重圧に抗い続けた悲運の天才、フランツ・クサーヴァー・モーツァルト(1791-1844)の歌曲の作曲家としての作品をまとめた意欲的なアルバム。彼の歌曲が正当に評価されたプロジェクトは未だに少なく、19世紀初頭の歴史的習慣や音楽言語に忠実に、同時代の楽器でF.X.モーツァルトの歌曲全曲をレコーディングするという先駆的な試みが行われました。初版の利用、反復部分の即興演奏、カデンツァの導入(殆どはレコーディング・セッション中に即興されました)、マティアス・ミュラーが1822年にウィーンで製作したオリジナルのフォルテピアノの使用等によって、フランツ・クサーヴァー・モーツァルトの時代とスタイルの忠実な再現を目指しています。

SCALA MUSIC
SMU-010(1CD)

ドビュッシー(ファーロ編):そぞろな悩める心
エルサン:エルサレムへの道.
ファビアン・トゥシャール:波(全4曲)
ナディア・ブーランジェ(ファーロ編):カンティーク
ロビン・ファーロ:ヴィオラ・ダ・ガンバのための練習曲第1番(全3曲)(ソロ)
ルー・コスター(ファーロ編):おお、愛する人よ
ドビュッシー(ファーロ編):亜麻色の髪の乙女
フォーレ(ファーロ編):秘めごとOp.23の3
ロビン・ファーロ:ゾエの波/海の歌
アナイス・ベルトラン(Ms)、
ロビン・ファーロ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)

録音:2023年1月3-6日/ラ・スカラ・プロヴァンス劇場(アヴィニヨン)
ヴィオラ・ダ・ガンバは興味深い楽器ながら、バロック期にもてはやされた楽器ゆえ、今日の新作や現代音楽の世界と直接結びつくことはありませんでした。こ の革命的アルバムは、「ドビュッシーがガンバのメランコリックな物悲しさのために曲を書いていたら」という発想のもと演奏者ロビン・ファーロが歌とガンバの二 重奏と独奏に編曲しました。これまで古楽に興味のある向きにしか知られなかったヴィオラ・ダ・ガンバの新しい魅力と表現力に驚かされます。
ロビン・ファーロはクリストフ・コワン門下。ヴィオラ・ダ・ガンバの新しい方向性を探り、各種楽器やダンス、電子音楽ともコラボする注目株。
アナイス・ベルトランはバロックから現代まで幅広い分野で活躍するメゾソプラノ。アンサンブル・エデスやピションのピグマリオンらとも共演しています。 (Ki)

ALPHA
ALPHA-1088(1CD)
神話 〜フランツ・シューベルト、カール・レーヴェ: 歌曲集
1. シューベルト:トゥーレの王 D367
2. レーヴェ:アーチボルド・ダグラス Op.128
3. シューベルト:冥府への旅 D526
4. レーヴェ:航行 Op.93
5. シューベルト:墓掘人の郷愁 D842
6. レーヴェ:死の舞踏 Op.44-3
7. シューベルト:魔王 D328
8. レーヴェ:霊の生活 Heft1, Op.9-4
9. シューベルト:春の小川 D361
10. レーヴェ:やさしいお弔い Op.62-4
11. シューベルト:さすらい人 D493
12. レーヴェ:さすらい人の夜の歌 Heft1, Op.9-3b
13. シューベルト:御者クロノスへ D369
14. レーヴェ:時計 Op.123-3
コンスタンティン・クリンメル(Br)
アミエル・ブシャケヴィッチ(P)

録音:2024年2月 バイエルン放送スタジオ2、ミュンヘン
情熱、孤独、郷愁、世界の苦しみ、飛翔、死――これらはロマン主義の典型的なテーマです。コンスタンティン・クリンメルは、彼の最初のリ サイタル・アルバム『Saga』(ALPHA549)でこの感傷の時代を特徴づける作品をすでに探求していましたが、今回はこの世界にさらに深く分 け入ります。「私は物語を語るのがとても好きです。子供の頃から、古い伝説や物語を聞くのが好きでした」と語るクリンメルはピアニストのアミ エル・ブシャケヴィッチと共に、これらの偉大なテーマを具現化するフランツ・シューベルトとカール・レーヴェの歌曲を対比させました。2人の作曲 家はどちらもリートの巨匠でありながら、シューベルトは31歳にして亡くなり、レーヴェは72歳まで生きるという対照的な人生を送っています。 2019年の「ヘルムート・ドイチュ賞」受賞など既に第一級の表現者として認められており、秀でたストーリーテラーでもあるクリンメルの魅力 が、大いに発揮されたアルバムです。

J.S.Bach-Stiftung
C-396CD(1CD)
NX-F02
J. S. バッハ:カンタータ第47集
カンタータ 第130番herr gott, dich loben alle wir- 主なる神よ、われらはみな汝をたたえん BWV130
カンタータ 第202番Weichet nur, betrubte Schatten- いまぞ去れ、悲しみの影よ(結婚カンタータ) BWV202*
カンタータ 第77番Du sollt Gott, deinen Herren, lieben- 汝の主なる神を愛すべし BWV77#
シュテファニー・プフェッファー(S)
リサ・ヴァイス(A)
パトリック・グラール(T)
ドミニク・ヴェルナー(Bs)
キャロリン・サンプソン(S)*
ミリアム・フォイアージンガー(S)#
ミヒャエラ・ゼーリンガー(A)#
ラファエル・ヘーン(T)#
ジョナサン・セルズ(Bs)#
バッハ財団O&cho
ルドルフ・ルッツ(指/Cemb)

録音(ライヴ):2023年10月27日、2017年6月30日*、2021年9月24日#
第130番「主なる神よ、われらはみな汝をたたえん」は1724年のミカエル祭のために書かれたカンタータ。ミカエル祭とは、大天使ミカエルと全ての天使を記 念する9月29日のことで、ヨハネ黙示録から採られたテキストは、神の軍勢が蛇や竜に例えられた悪魔の軍勢と戦う場面を描いています。前面に押し出さ れているのは、神への賛美。冒頭の合唱は祝祭的な雰囲気を湛え、第3曲のバスのアリアではトランペットとティンパニが活躍、 英雄的な歌声を彩ります。 独奏フルートを伴う第5曲のアリアは軽やかな舞曲のリズムに乗って祈りを歌う美しい曲。最後のコラールでもトランペットとティンパニが彩りを添えています。第 202番「いまぞ去れ、悲しみの影よ」は「結婚カンタータ」と呼ばれるもの。成立年は不明で、バッハの知人の結婚式を祝うために作曲されたと考えられていま す。ソプラノ独唱と、オーボエ、弦楽器と通奏低音という小ぶりな編成で、第1曲こそ不安な雰囲気が漂いますが、その後は神々の力による愛の成就から結 婚生活における教訓までが語られた喜ばしい雰囲気のカンタータです。 第77番「汝の主なる神を愛すべし」は、バッハがトーマス・カントルに就任した最初の 年である1723年の8月、三位一体節後第13日曜日に初演されたカンター タ。「神への愛、隣人への愛」をテーマとし、ルカ福音書の「善きサマリア人のた とえ」との関連があります。冒頭の合唱はイエスの愛の勧めが合唱のフーガで歌われ、簡潔なバスのレチタティーヴォが続き、2本のオーボエ伴奏によるソプラノ のアリアでイエスへの愛が強く歌われます。第4曲のレチタティーヴォのテーマは人類愛。そして自身の愛の不完全さを告白するアルトのアリアが続きます。バッ ハの自筆譜には最後のコラールに歌詞がありません。ここではバッハ研究者マルティン・ペツォルト(1946-2015)の見解と同じく、ダーヴィト・デニッケが1637 年に書いた讃美歌「主よ、あなたの戒めと掟」の第11節の歌詞を充てています。

Solo Musica
SM-459(1CD)
NX-B06
ヘンデル&ハイドン:アリアと独唱カンタータ集
ヘンデル:歌劇「セルセ」HWV40 ? オン・ブラ・マイ・フ
 カンタータ『棄てられたアルミーダ』 HWV 105
ハイドン:カンタータ『ナクソスのアリアンナ』 Hob.XXVlb.2
ヘンデル:歌劇「アルチーナ」 HWV34- 緑の牧場よ
メガン・カーツ(Ms)
カレスティーニ・アンサンブル・ウィーン(古楽器使用)

録音:2024年1月28日-2月3日
南アフリカ出身のメゾ・ソプラノ歌手メガン・カーツのソロ・アルバム。 もともとはピアニストとしての研鑽を積んだ彼女ですが、12歳の時にオーケストラとモーツァルトの「アレルヤ」を 歌い歌手としてコンサート・デビューを果たしました。その後はウィーン音楽舞台芸術大学で学び、数多くの 賞を受賞しています。現在はウィーンに拠点を置き、古楽と現代音楽の両面で活躍しています。このアルバ ムでは彼女の音楽仲間によって結成されたカレスティーニ・アンサンブル・ウィーンとともに、ヘンデルとハイドン の作品を演奏。かつてはカストラート歌手が歌ったレパートリーを、カーツは陰影のある美しい歌声で情感豊 かに歌い上げています。

CD ACCORD
ACD-335(1CD)
死の舞踏 - ディストラー、ブラームス、レーガーの合唱曲集
ブラームス:モテット「何ゆえ悩む者に光を与えたのか」 Op.74No.1(1877) - 無伴奏合唱のために
ディストラー(1908-1942):死の舞踏 Op.12No.2- 無伴奏合唱、朗読とフルートのために(1934)
バッハ:無伴奏フルートのためのパルティータ イ短調 BWV1013(1717-1723)
レーガー:おお死よ、なんと汝は苦きことか Op.110No.3(1912) - 無伴奏合唱のために
ウィラード・ホワイト(朗読)
ヤン・クシェショヴィエツ(Fl)
ナショナル・フォーラム・オヴ・ミュージックcho
ライオネル・ソウ(指)

録音:2023年7月3-7日、2024年2月4日
20世紀前半のドイツで教会音楽家として活躍したフーゴー・ディストラーの「死の舞踏」をフィーチャーした1枚。15世紀のリューベックで書かれた一連の絵画 から影響を受け、死にまつわる詩をテキストにして書かれた作品で、演奏時間38分の大作。ルネサンス期の手法を用いつつ、スコアには小節線は無く、複 雑な拍子を持っています。ナショナル・フォーラム・オブ・ミュージック合唱団の精緻な合唱でお聴きください。他にディストラーの先輩作曲家たちの作品を収 録。

Orchid Classics
ORC-100317(1CD)
NX-B06
フレンチ・アルバム - ラングレー、フォーレ、フランク 他の宗教合唱曲集
1-5. ジャン・ラングレー(1907-1991):荘厳ミサ曲
6. セヴラック(1872-1921):タントゥム・エルゴ
7. フランク:天使の糧(オウェイン・パーク編)…世界初録音
8. グノー:アヴェ・ヴェルム
9-10. ラングレー:2つの歌
 9. アヴェ・マリア…世界初録音
 10. ピエ・イエズ…世界初録音
11-14. デュプレ:4つのモテット
 11. I. O Salutaris おお、救いのいけにえよ
 12. II. Ave Maria アヴェ・マリア
 13. III. Tantum Ergo タントゥム・エルゴ
 14. IV. Laudate 褒め称えよ
15. フォーレ:タントゥム・エルゴ
16. フォーレ:パヴァーヌ(オウェイン・パーク編)…世界初録音
17-18. ラングレー:2つの歌
 17. A la Vierge Marie 聖母マリアへ*
 18. O Salutaris おお、救いのいけにえよ*
19. ラングレー:Fete 祝祭(オルガン独奏)
20. フォーレ:ラシーヌの雅歌 Op.11
21. フランク:詩篇150篇
ニック・プリッチャード(T)…7、15
ミリアム・アラン(S)…9-10、17-18
ジェイムズ・オーフォード(Org)
ロンドン・コーラル・シンフォニア
マイケル・ウォルドロン(指)

録音:2024年1月2-5日
ウォルドロンの指揮によって、フランスの合唱作品を披露します。 選曲の中心となるのは、あまり耳にすることのないジャン・ラングレーのさまざまな作品。オルガン曲で知られるラングレーですが、宗教音楽にも素晴らしいものが 多く、オルガンの半音階的和声を駆使しながらも、敬虔さを失うことのない「荘厳ミサ曲」をはじめ、世界初録音となるソプラノ独唱の美しい「2つの歌」を含む 興味深い作品が並びます。他にはセヴラックやデュプレの合唱曲や、フォーレの「ラシーヌの雅歌」、フランクの「天使の糧」などの有名曲も歌われています。

Paraty
PTY-1923146(1CD)
ロマンセロ
1.オブラドルス:私のただ一人のラウレオーラよ(ブレトン編)
2.トゥリーナ:ソレアレス(ギター独奏)
3.オブラドルス:愛するひとに(ブレトン編)
4.アルベニス:キスする、風はそっとささやき(ブレトン編)
5.ブローウェル:あなたは私に道を示さねばならない
6.モンサルバーチェ:ハバナの小唄
7.ブローウェル:雅歌
8.アルベニス:この胸に君が頭を傾けるとき(ブレトン編)
9.トローバ:ファンダンギーリョ(ギター独奏).
10.モンサルバーチェ:頬に傷ある男
11.サン=サーンス:不運な男(ブレトン編)
12.ロドリーゴ:アデーラ
13.オブラドルス:エル・ビート(ブレトン編)
14.アルベニス:彼女は私を傷つけて(ブレトン編)
15.トローバ:モンテマヨール(ギター独奏)
16.オブラドルス:わが母に愛を込めて(ブレトン編)
17.同:花嫁のチキチータ(ブレトン編)
18.モンサルバーチェ:黒人の子のための子守唄
19.同:ピアノによるキューバ(ブレトン編)
20.ファリャ:7つのスペイン民謡〜子守歌(ブレトン編)
21.モンサルバーチェ:黒人の歌
22.タレガ:前奏曲ニ短調「哀歌」(ギター独奏)
23.ファリャ:7つのスペイン民謡〜ポーロ(リョベート編)
24.ファリャ:7つのスペイン民謡〜アストゥリアス地方の歌(リョベート編)
25.アルベニス:私はどこから来たのだ(ブレトン編)
26.モンポウ:君の上には花ばかり(ブレトン編)
エレオノール・ガジェ(Ms)、
ギヨーム・ブレトン(G)、
アンヌ・ソフィ・プティ(S)11のみ

録音:2023年2月20-24日/プリューレ・ド・シクスト
エレオノール・ガジェはフランスのメゾソプラノ。パリで声楽を学んだ後、ローザンヌで川道博子に師事、主としてオペラで活躍しています。今回はスペイン及び 中南米の恋歌を集めた興味深いアルバムに挑戦。それを情熱・裏切り・慰め・喪失の4章にまとめています。
いずれもギヨーム・ブレトンのギター伴奏によりますが、原曲の多くはピアノで、ブレトンやリョベート編となっています。ピアノとはいっても、ギターのイディオム で書かれているので全く自然。ラテンの激しい恋の怖さを感じさせてくれます。
別冊ブックレットやオリジナル歌詞はついておりません。

DELOS
DE-3604(1CD)
NX-C04
ロバート・キア(1952-):『大地を見守る者』 〜全11場のオラトリオ アウェト・アンデミカエル(S)
スティーヴン・ランカスター(Br)
コンスピラーレ(声楽・器楽アンサンブル)
編成:ソプラノ5、アルト5、テノール4、バス5/フルート、オーボエ、クラリネット、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、マリンバ 他打楽器
クレイグ・ヘラ・ジョンソン(指)

録音:2022年5月6-7日、2023年2月15-16日 セント・マーティン・ルター派教会、オースティン(米国テキサス州)
米西海岸の合唱団カペラ・ロマーナやシャンティクリアなど声楽アンサンブルとのコラボレーションに豊かな経験を持ち、サンフランシスコ響やオレ ゴン響、クリーヴランド室内管などからも作品委嘱を受けてきたアメリカの作曲家ロバート・キアによる、環境破壊への警鐘と自然讃美を高ら かに謳いあげるオラトリオ。北米各地のプレイヤーが集い、指揮者クレイグ・ヘラ・ジョンソンと共に2015年グラミー賞最優秀合唱パフォーマー に輝いたコンスピラーレはharmonia mundi USAにも録音が多い俊英団体で、他にもキアの作品を数多く演奏してきた実績を持ちます。 バッハ・コレギウム・ジャパンやヘンデル&ハイドン・ソサエティなど古楽器楽団にも客演しつつ近現代作品にも抜群の適性をみせるアウェト・ア ンデミカエルのソウルフルな美声と、伸びやかで温もりと透明感を兼ね備えたスティーヴ・ランカスターの中低音を軸に、7人の楽器奏者と時に 室内楽的、時にシンフォニックな響きを織り上げる声楽家たちの柔軟な音楽性はきわめて魅力的で、オルフやグレツキなどにも通じる新古典 的書法の美をよく際立たせています。

962MUSIC
QRN-5001(1CD)
税込定価
山田耕筰の童謡と歌曲-三木露風の巻-
山田耕筰:『山田耕筰童謡百曲集』より「三木露風の詩」
1. 雲雀/2. 青蛙/3. チラチラ小雪
4. コスモスと蝶々/5. 土筆つみ
6. 一本松/7. 赤とんぼ
8. 秋まつり/9. とんぼがへり
10. 雀と鶯/11. 光のお宮U
12. 山桜/13. 冬/14. 山彦
15. 夕焼雲/16. 蝉/17. 古井戸
18. お友だちといつしよ/19. 蝶々
20. 春が来た

『山田耕筰歌曲集 露風の巻』より
21. 唄/22. 異国
23. 樹立/24. ふるさとの
白石愛子(Ms)、
ヘダイェット・ジェディカー(P)

録音:2023年9月24-25日/音乃蔵(兵庫県たつの市)
童謡「赤とんぼ」を生みだした山田耕筰と三木露風は、その他にも 多くの芸術的な童謡、歌曲を創作しています。暖かく深みのある響き が魅力のメゾソプラノ白石愛子とドイツで伴奏ピアニストとして活躍 するヘダイェット・ジェディカーが、息の合ったアンサンブルで作品の情 景を映し出す。露風が詩に紡いだ故郷、龍野の原風景がここに甦 る。

AD VITAM
AV-230915(1CD)
ジプシーとブラームス
1. ブラームス:かわいい恋人よ、素足で来ないで(49のドイツ民謡集より)
2. ブラームス:おーい、ジプシーよつかまえろ(ジプシーの歌 op.103より第1曲)
3. ブラームス:岩のを水の流れが(愛のワルツop.52より第2曲)
4. ジプシー民謡(Hola calacaval)
5. ブラームス:赤いばらのつぼみ(6つの四重唱曲op.112より第4曲)
6. ブラームス:ナイチンゲール(49のドイツ民謡集より)
7. ブラームス:波立つリマの流れ(ジプシーの歌 op.103より第2曲)
8. ジプシー民謡(Usti usti)
9.ブラームス:ドナウの岸辺に(愛のワルツop.52より第9曲)
10. ジプシー民謡(Zold az edeo)
11. ブラームス:おお美しい夜(4つの四重唱曲op.92より第4曲)
12. ジプシー民謡(Opa tsupa)
13. ブラームス:晩秋(4つの四重唱曲op.92より第4曲)
14. ジプシー民謡(Yuliska)
15. ジプシー民謡(Danse des brigands)
16. ブラームス:嫌だ、世間の奴らと(愛のワルツop.52より第11曲)
17. いら草が道ばたに生え(6つの四重唱曲op.112より第5曲)
18.日焼けした若者が踊りに行く(ジプシーの歌 op.103より第5曲)
19. 聞け、風が小枝の間で嘆くのを(ジプシーの歌 op.103より第8曲)
20. ジプシー民謡(Padam Kolo Ciobanasul)
21. ジプシー民謡(Gelem gelem)
22. ブラームス:夕べ(3つの四重唱曲op.64より第2曲)
23. ジプシー民謡(Liuba)
24. ブラームス:永遠の愛について(4つの歌 op.43より第1曲)
25. ジルダ・パンジェ:Von Zigeunerliebe
ジルダ・パンジェと
ジルダ・パンジェ(指)
メリスム室内cho
コレット・ディアール(P)
バンカル・トリオ
ブラームスが、ジプシーの音楽にインスパイアされて書いた作品を、オリジナルの民謡と並べてプログラムした1枚。といってもただ演奏しているのではなく、伴 奏にピアノと、バンカル・トリオ(クラリネット、コントラバス、アコーディオン)を迎えることにより、ジプシー色がきわめて濃厚になった、まったく新しいブラームス の響きが新鮮。室内合唱団とピアニストが、ジプシー音楽トリオと偶然出会って、盛り上がって一緒に演奏し始めているかのような、鮮度抜群の高揚感と即興感に 満ちています。
メルスム合唱団は、2003年、ジルダ・パンジェによって設立された合唱団。2016年よりレンヌ歌劇場の座付合唱団となり、オペラ、および室内合唱の両面で 独自の活動を展開しています。パンジェはクラリネットのほか、室内楽、および様々な作曲にまつわる学びを経て、1994年レンヌ歌劇場の音楽監督に就任しまし た。合唱指揮者(バルトリ出演のオペラやザルツブルク音楽祭)、編曲者(オペラを小編成にするなど)として活躍しています。
バンカル・トリオは2010年に結成された、クラリネット、コントラバスとクロマティック・アコーディオンによるトリオ。バルカン半島(ブルガリア、マケドニア・ルー マニア・・・)の薫りたっぷりの時空を超えたメロディーで、聴き手を様々な場所への旅にいざなってくれるアンサンブルです。 (Ki)

Signum
SIGCD-774(1CD)
ピーター・ピアーズのための歌曲集
レノックス・バークリー:5つのハウスマンの歌 Op.14-3
 薄明かりの歌 Op.65*
ブリテン:ミケランジェロの7つのソネット Op.22
アーサー・オールダム:5つの中国の詩
リチャード・ロドニー・ベネット:トム・オブドラムの歌**
ジェフリー・ブッシュ:十二星座の歌
ロビン・トリッチュラー(T)、
マルコム・マルティノー(P)、
ショーン・シベ(G)*、
フィリップ・ハイアム(Vc)**

録音:2021年9月-10月、イギリス
その優れた才能とブリテンとの深いつながりによって、20世紀の一時期におそらく世界でもっとも有名なクラシック歌手であったピーター・ピアーズ(1910-1986)。並外れた歌声に加えて、探求心、芸術や歴史、文学、詩の豊かな知識を備えた魅力的なアーティストであったピアーズは、ブリテンに限らず当時の多くの作曲家たちに大きなインスピレーションを与え、多数の偉大な芸術作品が生み出されてきました。アイルランドの名テノール、ロビン・トリッチュラーは、レノックス・バークリー(、ブリテン、アーサー・オールダム、リチャード・ロドニー・ベネット、ジェフリー・ブッシュらがピーター・ピアーズのために書いた歌曲集をセレクトし、珠玉のアルバムにまとめ上げました。
BBCニュー・ジェネレーション・アーティストとしてはトリッチュラーと同じ2012-2014に選ばれて活動している若き天才ギタリスト、ショーン・シベ、ブリテンの無伴奏チェロ組曲でレコーディング・デビューし、英グラモフォン誌のエディターズ・チョイスに選ばれた新世代チェリスト、フィリップ・ハイアムといった豪華ゲスト・アーティストの参加もポイントです。
ロビン・トリッチュラーはアイルランド出身、アイルランド王立音楽アカデミーとロンドン王立音楽アカデミーを卒業し、2012年〜2014年のBBCニュー・ジェネレーション・アーティストの一員として活躍したテノール歌手。ロイヤル・オペラ・ハウスなどオペラ分野での活動はもちろん、優れたリート歌手としてSignum、Hyperion、Vivat、Delphian、Onyx、Champs Hill Records、Wigmore Hall Liveなど多くのレーベルの歌曲録音プロジェクトに参加してきた実力者です。

CAvi music
85-53530(1CD)
ザ・ワーグナー・プロジェクト
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」への前奏曲(フンパーディンクによる室内楽編曲とフィナーレ追加版) WWV90
ヴェーゼンドンク歌曲集(シモーネ・フォンタネッリによる声楽とアンサンブル編曲版) WWV91
ジークフリート牧歌 WWV103
フランス語歌曲集〔ミニョン、眠れ, わが子、メアリー・ステュアートの別れ〕(シモーネ・フォンタネッリによる声楽とアンサンブル編曲版)
カトリン・ズコフスキ(S)、
カンマームジークケルン

録音:2023年3月(ボン、ドイツ)
ドイツの室内アンサンブル、カンマームジークケルンの「10+1」アニヴァーサリー・コンサートで披露された、ワーグナー作品を室内楽アレンジで演奏するプロジェクトを収めたライヴ録音盤。フンパーディンクの編曲によるあまり知られていない室内楽版の「「トリスタンとイゾルデ」への前奏曲」では、フンパーディンクの手によって新たなフィナーレが追加されています。「ヴェーゼンドンク歌曲集」とフランス語による3つの歌曲はイタリアの音楽家、シモーネ・フォンタネッリによるアレンジで、いずれも世界初録音。元々室内楽編成で書かれている「ジークフリート牧歌」も収録されています。
ドイツのパーダーボルンで生まれ育ったソプラノ歌手のカトリン・ズコフスキは、デトモルト音楽大学で声楽やオペラを学び、ケルン・オペラの若手アーディストによるアンサンブルの一員として活動。その後ケルン歌劇場のソリストに選ばれ、2021年には永久契約を結びました。最近ではウィーン・トーンキュンストラーOのニューイヤーコンサートにもソリストとして出演するなど目覚ましい活躍を見せており、今後ますますの飛躍が期待されています。
カンマームジークケルンはケルン・ギュルツェニヒOやWDRSOのメンバー、著名なソリスト、音楽大学教授、フリーの室内楽奏者で構成されたきわめてハイレベルなアンサンブル。2011年の設立ながら、すでにドイツ音楽の中心地であるケルンとボンにおける文化機関としての地位を確立しており、室内楽のために書かれた偉大な作品からこのアルバムに収録されているような編曲物にいたるまで、幅広いレパートリーに積極的に取り組んでいます。

DUX
DUX-2021(1CD)
ムジカ・ヴァルミエンシス Vol.3
イスフリート・カイザー
(1712-1771):御身が庇護の下に Op.6
作曲者不詳(18世紀):聖マリアの連願
ヤン・ネポムク・ヴァーツラフ・ヴォツェト(1777-1843):ミサ曲ニ長調 
イングリダ・ガーポヴァー(S)、 ピオトル・オレフ(C.T)、アレクサンデル・レヴィンスキ(T)、ピオトル・ピエロン(Bs)、カペラ・ヴァルミエンシス・レスティテュータ(編成:ヴァイオリン×2、チェロ、コントラバス、ポジティフ・オルガン、トランペット×2、ホルン×2)

録音:2023年8月20日-22日、フロムボルク大聖堂(ポーランド)
※全曲世界初録音
ポーランド北東部ヴァルミアに存在する教会バンドによって奏でられた、18世紀後半〜19世紀前半の神聖な音楽を発掘するプロジェクトの第3弾。このレコーディング・プロジェクトの基となった資料は、オルシュティンにあるヴァルミア・メトロポリス「ホシアナム」の高等神学校の図書館のコレクションで、トマシュ・ガルボリンスキ神父によって発見されました。800以上の豊富なコレクションの中で最も古いものは16世紀にまで遡ることができ、これらは主に、アリア、晩課、連祷、供物、昇階、大衆を含む神聖な声楽と器楽の作品ですが、交響曲や世俗的な作品も含まれています。

DUX
DUX-2004(1CD)
アンジェイ・ミクルスキ:ミサ曲変ホ短調 アンジェイ・ミクルスキ(Org)、ツェザリ・コンラット(パーカッション)、グニエヴォミル・トムチク(パーカッション)、グニエヴォミル・トムチク(パーカッション)、エヴァ・ミクルスカ(C.A)、
Art’n’ヴォイシズ

録音:2023年6月13日-15日&9月23日(ポーランド)
1988年生まれのポーランド人音楽家、アンジェイ・ミクルスキの「ミサ曲変ホ短調」は、古典的なミサ曲の形式に則りつつ、ジャズやドラムンベース、ダブステップ、ヒップホップなどを参照し、パフォーマンスに即興の余地を与えるなど自由度の高さを持たせた現代のミサ曲。オルガンとパーカッション、コントラルトと8人の声で形作られるその音楽は、リスナーに内なるスピリチュアルな体験を提供する革新的な宗教音楽です。

Ars Produktion
ARS-38655(1CD)
ワグネリアーナ〜ワーグナーのパラフレーズ&編曲集
ワーグナー:楽劇 「ニュルンベルクのマイスタージンガー」 WWV.96より ヴァルターの優勝の歌「朝は薔薇色に輝いて」(声楽、ピアノと金管四重奏のための)
法悦 WWW.54(声楽とピアノのための)
墓がバラにささやいた WWW.56(声楽とピアノのための)
レオポルト・ブラウナイス:鐘の響き(声楽とピアノのための)
リヒャルトからジュディットへ 言葉と音による5つのパラフレーズ(声楽、ピアノと金管四重奏のための)
ワーグナー:ポルカ ト長調 WWW.84(ブラウナイス編曲によるトロンボーンとテューバ版)
アルバムの綴りハ長調 WWV.94(ブラウナイス編曲によるヴァイオリン、トロンボーンとテューバ版)
ファジル・サイ:ニーチェとワーグナー Op.49より ワーグナー(Pのための)
ブラウナイス:7から12音による5つの小品(Vnとテューバのための)
ワーグナー:歌劇 「ローエングリン」 より 聖杯の物語(声楽、ピアノと金管四重奏のための)
ノルベルト・エルンスト(T)、
クリスティーネ・ダーヴィト(P)、
ゲルト・シューベルト(Vn)、
ヨハン・シュトレッカー(Tb)、
マルクス・ピヒラー(Tb)、
ユルゲン・シュクレナー(Tb)、
ラウル・ヘルゲット(Tub)

録音:2023年4月(ウィーナー・ノイシュタット、オーストリア)
本アルバムは、「ワグネリアーナ」というタイトルにある通り、リヒャルト・ワーグナーの作品を様々なアレンジで紹介した好企画。
この特別な作品の数々は、ヨーゼフ・マティアス・ハウアー音楽院創立150周年を記念したもので、原曲を単に別の音で聴かせるだけの編曲から、ワーグナー風の加筆、パラフレーズ、コラージュ、ワーグナーのモチーフを使った失われた歌曲の完全な新曲まで多岐にわたります。2013年ウィーン国立歌劇場でのワーグナー生誕200年記念公演の「ラインの黄金」に出演するなど、ワーグナー、R.シュトラウス歌手として高い評価を得ているテノール歌手、ノルベルト・エルンスト、1987年より名門VPOのバストロンボーン奏者として活躍するヨハン・シュトレッカーといった名立たる名手達が、ワーグナーの作品が持つ新たな魅力を一段と引き出しています。

Hanssler
HC-24022(1CD)
ストラヴィンスキー:声楽作品集
(1)詩篇交響曲
(2)ミサ曲
(3)バベル(英語歌唱)
(4)バベル(ドイツ語歌唱)
ハノーファー少年合唱団、
ハインツ・ヘニッヒ(指)
(1)(3)(4)ハノーファー北ドイツ放送PO
(2)ダブル・ウィンド・クインテット【クラウス・ベッカー(Ob)、フランツィスカ・グレーリング-ベッカー(Ob)、コンラート・ツェラー( イングリッシュホルン )、クラウス・トゥー ネマン(Fg)、カトリン・ホーフマン(Fg)、ジークフリート・ゲテル(Tp)、ヘルベルト・ランゲ(Tp)、エッカート・ヴィーヴンナー(アルト・トロンボーン)、ヘル ベルト・シュナイダー(テノール・トロンボ ーン )、ステファン・ポッペ(バス・トロンボ ーン )】

録音:(1)1992年5月30日、(2)1991年10月1〜8日、(3)(4)1993年1月5&6日/ハノーファー
かつてCALIG Verlagレーベルからリリースされていた名盤、ハインツ・ヘニッヒ(1927-2002)率いるハノーファー少年合唱団のストラヴィンスキーがヘン スラー・レーベルより再発売いたしました!
ストラヴィンスキーといえば『火の鳥』『ペトルーシュカ』『春の祭典』などバレエ音楽、管弦楽曲が有名ですが、合唱を伴う声楽曲もまたストラヴィンスキーを語 る上で欠かせないジャンルです。当アルバムにはその代表作「詩篇交響曲」、「ミサ曲」、「バベル(英語版、ドイツ語版)」を収録しています。
演奏はハインツ・ヘニッヒ(指)ハノーファー少年合唱団、ハノーファー北ドイツ放送POです。1950年、ヘニッヒによって創設されたハノー ファー少年合唱団はドイツ国内のオーケストラとの共演でも知られる名合唱団。ヘニッヒ晩年までレパートリーを拡げていき、現在はイェルク・ブライディングが芸 術監督を務めヘニッヒの遺志を継いで活躍しております。
3楽章から成る『詩篇交響曲』について、ストラヴィンスキーは「これは詩篇の歌唱を組み込んだ交響曲ではない。私が交響化(symphonize)した詩篇の歌 唱なのだ」と語っており、極めて新古典主義的かつカンタータ的な作品です。「キリエ」「グロリア」「クレド」「サンクトゥス」「アニュス・デイ」の5楽章から成る『ミ サ曲』は木管楽器を伴う特異な編成。透明感漂う美しいミサ曲です。『モーゼのカンタータ』からの「バベル」は英語版、ドイツ語版で収録しております。 (Ki)

BR KLASSIK
BR-900017(1CD)
NX-B08
ブルックナー:ミサ曲第3番ヘ短調 サリー・マシューズ(S)
カレン・カーギル(Ms)
イルケル・アルジャユレク(T)
スタニスラフ・トロフィモフ(Bs)
バイエルン放送cho
バイエルンRSO
マリス・ヤンソンス(指)

録音:2019年1月21-25日ミュンヘン、ヘルクレス・ザール(ライヴ)
※『マリス・ヤンソンス・エディション』BOX …900200からの分売
ヤンソンスが亡くなる10カ月前のライヴ録音。ブルックナーが創作の軸足を教会音楽から交響曲へと移し始めた時期の作品で、厚みのある管弦楽は随所で交響曲を先取りしているかのように響き、合唱と相俟って音響的にも音楽表現的にも極めてダイナミックな世界を築き上げています。大規模な編成の作品を隅々まで研究し、圧倒的な求心力と統率力を見せていたヤンソンスだけに、ここでの演奏は衰えなど感じさせない見事なもの。とりわけCredoでの畳みかけるようなフーガの処理や、悠然と歌われるBenedictusの美しさはヤンソンスらしい表現と言えるでしょう。

フォンテック
FOCD-9898(1CD)
税込定価
2024年5月15日発売
貴志康一:赤いかんざし(作詞:貴志康一)
 かもめ(作詞:貴志康
 天の原(阿倍仲麻呂の歌)
 かごかき 作詞:貴志康一
木下牧子:モノオペラ「暁の星」「世界初録音」*
 夏目漱石 原作(「夢十夜」より第一夜) 木下牧子 脚色
豊田喜代美(S)
渡辺健二(P)
仲村渠悠子(P)*

録音:2023年6月5-6日 富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ
長年楽壇の第一線で活躍し続ける稀代のソプラノ・豊田喜代美。本作では1930年代前半にベルリンを拠 点に活躍した夭折の天才音楽家・貴志康一(1909-37)の日本歌曲と、現代日本において最も重要な作曲家 の1人である木下牧子のモノオペラ「暁の星」を採りあげます。 1987年以来、貴志康一の作品に取り組み続けている豊田は「貴志康一作品を演奏した後には、しっとり とした情緒と爆発的に明るいエネルギーに満たされていることに気づく」(ブックレットより)と記します。 モノオペラ「暁の星」は2018年秋に豊田により委嘱初演、その後木下による楽譜の全面改訂(音楽之友社「木 下牧子歌曲集W」収録)、そしてコロナ渦を経て、今回のレコーディングに至りました。 圧倒的な存在感と繊細さを併せ持つその歌唱は、まさに豊田にしか成しえないものです。後世へと繋いで ゆくべき、音楽史に燦然と輝く歴史的名盤の誕生です。 (フォンテック)

Pentatone
PTC-5187077(1SACD)
チェコの歌曲集
マルティヌー:ニッポナリ「日本の和歌による7つの歌」H.68
 1ページの歌曲集 H.294*
ドヴォルザーク:夕べの歌 Op.3〜第7曲「私が空を見たら」**/第5曲「木の葉のざわめきも静まり」**/第2曲「君の死んだ夢をみた」/第3曲「私はおとぎ話の騎士だ」/第4曲「神が愛に満ちた心になれば」**
 歌曲集 Op.2〜第2曲「ああ、それは金色に輝く素敵な夢だった」**/第6曲「私の心はしばしば苦しみに沈む」**
ハンス・クラーサ(1899-1944):声楽と管弦楽のための4つの歌曲 Op.1
ギデオン・クライン(1919-1944):子守歌**

※編曲=*イジー・テムル、**イジー・ゲムロト
マグダレーナ・コジェナー(Ms)
チェコPO
サー・サイモン・ラトル(指)

録音:2022年11月(ドヴォルザーク、クラーサ、クライン)、2023年2月(マルティヌー)/ドヴォルザーク・ホール、ルドルフィヌム(プラハ)
世界最高の名歌手マグダレーナ・コジェナー、PENTATONEレーベル第5弾は、主君サー・サイモン・ラトル率いるチェコPOとの共演 でチェコの歌曲集!
チェコの作品といえば自然の情景や農民の日常など、のどかで温和なイメージがありますが、当アルバムでは和歌の独語訳からチェコ語訳されたマルティヌーの 「ニッポナリ」、ナチスの脅威から逃れたアメリカで書き上げたマルティヌーの「1ページの歌曲集」、マルティヌーと同時代を生きるも強制収容所で亡くなったハン ス・クラーサ(1899-1944)とギデオン・クライン(1919-1944)の作品を収録。母国チェコスロバキアを愛するコジェナーが今、この時代だからこそ世に訴 えかけたい、メッセージ性の強いアルバムです。
マルティヌーの「ニッポナリ」は、額田王や小野小町など日本の古代の詩からインスピレーションを得て創作した歌曲集。クラーサの「声楽と管弦楽のための4つ の歌曲」(ドイツ語)は1920年代初頭の典型的な前衛音楽で、ナンセンス詩人クリスティアン・モルゲンシュテルン(1871-1914)の詩を見事な歌曲に仕上げ た作品。そして、クラインの子守歌は、ユダヤの民謡を基にしたフランスの音楽様式を取り入れた美しい歌曲です。
チェコの歌曲といえばドヴォルザーク。歌曲の多くはピアノ伴奏でよく知られ、コジェナーも幾度となく歌ってきましたが、今回の管弦楽伴奏ではあらゆる色彩を 見事に表現しており、現在のコジェナーの充実ぶりを示したものとなっております。母国への愛の詰まった充実のアルバム、ご期待ください!
コジェナーがPENTATONEレーベルからリリースしているタイトルはどれも高い評価を得ており、バロック・レパートリーを歌った「ため息の庭」(KKC-6107 / PTC-5186725)、ラトルがピアノ伴奏で共演した「ソワレ」(PTC-5186671)、ブロンフマンと共演した「郷愁」(PTC-5186777)、そしてラトル指揮チェ コ・フィルとの「民謡集」〜バルトーク、ベリオ、ラヴェル、モンサルバーチェ(PTC-5187075)をリリースしております。 (Ki)

FIRST HAND RECORDS
FHR-153(1CD)
リスボン・ライヴ1993
アントン・ガルシア・アブリル(1933-2021):『聖ヤコブ歌曲集』より 第1・3・7・6・11・9番
ファリャ(エルネスト・アルフテル編):7つのスペイン民謡
ビゼー:『カルメン』第1幕より セギディーリャ
ロッシーニ:『アルジェのイタリア女』第1幕より ひどい運命よ!暴君の愛よ!
ウェーバー:『オベロン』序曲
テレサ・ベルガンサ(Ms)
アルヴァロ・カッスート(指)
ポルトガルSO

録音:1993年10月12日(序曲のみ)、10月26日(その他)/リスボン、ベレン文化センター(ライヴ)
スペインの名メゾソプラノ、テレサ・ベルガンサ(1933-2022)の93年ライヴ録音が初CD化。中世から20世紀までのガリシアにまつわるイメージを歌にし た『聖ヤコブ歌曲集』は1993年5月8日にベルガンサが初演し、以降もしばしば取り上げた作品。ほかにも得意レパートリーだったビゼーやロッシーニなどを収録。 特有のくすみがかった声と熱気ある歌いぶりが実に魅力的です。知的で技術に長け、それでいて真に音楽的な歌唱をとくとご堪能あれ。

Tactus
TC-940004(1CD)
イタリアのオルガン独奏と器楽のための作品集
ジョルダーノ・ノフェリーニ(1934-1977):トッカータ(オルガンのための)、瞑想 (オルガンのための)
セルジオ・ダウリツィオ(1929-2004):ペッツォ・センプリーチェ(オルガンのための)
ジョルジョ・プレッサート(b.1945):イン・エクセルシス・グロリア(トランペットとオルガンのための)、めでたし天の女王(オルガンのための)、主は私の羊飼い(オルガンのための)
ロベルト・ベケーリ(b.1958):カンタンティブス・コルディス(Vcとオルガンのための)、イン・メイ・メモリアム・ファチェティス(オルガンのための)
アンドレア・トスキ(b.1956):我らは主を讃え(4声の合唱のための)
ロベルト・ベケーリ(b.1958):後奏曲とコラール 「我らは主を讃え」(オルガンのための)
マルク・ジャコーネ(b.1954):舞曲組曲よりペンタポディ(オルガンのため)
ダニエレ・ヴェントゥーリ(b.1971):ヴィジョン21(フルートとオルガンのための)
アンドレア・パドーヴァ(b.1962):キリエ・エレイソン(オルガンのための)
クラウディオ・スカンナヴィーニ(b.1959):マスカレード(オルガンのための)
アンドレア・トスキ(Org)、
マルコ・タンピエーリ(Tp)、
ルーカ・パッカニェッラ(Vc)、
ダニエーレ・ルッジェーリ(Fl)、
合唱団「アッカデミア・ムジカ・ノーヴァ」、
エドアルド・ジョアキン(指)
オルガニストのアンドレア・トスキは、ソロや室内楽のアンサンブルで、オルガンとハルモニウムに捧げられた珍しい音楽をこれまでにTactusからいくつか取り上げてきました。 本アルバムでは、ラヴェンナのヴェルディ音楽院院長であり、ボローニャのオルガニストでもあったセルジオ・ダウリツィオや、ボローニャ音楽院院長だったジョルダーノ・ノフェリーニなど、20世紀前半に生まれ、19世紀末の伝統と固く結びついていた音楽家たちによる作品を中心に、 マルク・ジャコーネ、クラウディオ・スカンナヴィーニ、アンドレア・パドーヴァ、ダニエレ・ヴェントゥーリといった現代作曲家たちの作品をカップリングしています。

ALPHA
ALPHA-1033(1CD)
メシアン:地と天の歌 - ソプラノとピアノのための
ミのための詩 - ソプラノとピアノのための
多くの死 - ソプラノ、テノール、ヴァイオリンとピアノのための
バーバラ・ハンニガン(S)
ベルトラン・シャマユ(P)
チャールズ・シー(T)
ヴィルデ・フラング(Vn)

録音:2021年7月、2022年11月オムループ音楽センター、ヒルフェルスム、オランダ
近現代声楽作品における世界最高峰の表現者として北米やヨーロッパで活躍するバーバラ・ハンニガンと、こちらも現代音楽で高く評価さ れるピアニスト、ベルトラン・シャマユが組んだメシアン歌曲集。収録作品はいずれもメシアン自身が歌詞を手掛けており、妻のクレール・デル ボス(愛称ミ)の名を冠し官能と神聖の間を行き来する「ミのための詩」、2人の間の息子が生まれた直後に書かれ、家族との愛情と宗教的 な愛の暗喩を絡めた「天と地の歌」、宗教的な主題にさらに踏み込んだ「多くの死」までを収録しています。劇的な激しいフレーズから恍惚と した表情までを自在に行き来するハンニガンの歌唱力、表現力がフルに発揮された聴き応えのある内容。人気ヴァイオリニストのヴィルデ・フ ラングらが参加した「多くの死」の、余韻を引く美しさも素晴らしいものです。

Linn
CKD-740(1CD)
レイチェル・バプティスト、アイルランドの黒いセイレーン 〜バロックのさまざまなアリアを集めて〜
ヘンデル:S序曲(オラトリオ『サムソン』HWV 57より)
 陽気さよ、わたしを仲間と認めてくれ(オラトリオ『快活の人、沈思の人、温和の人』HWV 55より)
 和らに、甘く、リュディアの韻律で(オラトリオ『アレクサンダーの饗宴』HWV 75より)
 カンタータ「狩りへ出かけよう(狩人の女神ディアーナ)」HWV 79
ニコロ・パスクヮーリ(1718頃-1757):序曲(仮面音楽劇「大いなる饗宴」より)*
 大地を、大気を、大洋を(仮面音楽劇「ハイバーニアの勝利」より)*
 まずは自然が役割通りに(仮面音楽劇「春のニンフ」より)*
フランチェスコ・ジェミニアーニ(1687-1762):コレッリの「ラ・フォリア」Op. 5-12による合奏協奏曲 ニ短調
パーセル:この上なく美しい島(セミオペラ「アーサー王」Z 628より)
レイチェル・レドモンド(S)
アスリング・ケニー(ソプラノ〔こだま〕)
ダレン・コーニッシュ・ムーア(Tp)…
アイリッシュ・バロック・オーケストラ(古楽器使用)
ピーター・ウィーラン(指)

録音:2023年2月1-3日セント・ピーター教会、ドロヘダ、アイルランド
*…世界初録音
ヘンデルが圧倒的名声を轟かせていた18世紀中盤の英国諸島にあって、ダブリンを拠点に活躍した女声歌手レイチェル・バプティスト。アフ リカにルーツを持つ彼女は、英国の白人社会では人目を引いた外見のインパクトに全く負けない美声と傑出した歌唱力で高い評価を保ち、 人心惑わす歌声で知られた古代神話の水の精になぞらえた「黒いセイレーン」の綽名で人気を博しました(本盤ジャケットの肖像は同時代 に描かれたモデル不明の作品)。キルケニーやリメリックなどアイルランド各地はもちろん、ロンドンやバースなど英国屈指の音楽拠点でも絶賛 されています。グラスゴー出身のスコットランド人歌手レイチェル・レドモンドはこの歌手の活動を軸に、ヘンデルのアリアほかバプティストの当たり 役や当時のダブリンにゆかりのある作品を集め、LINN RECORDSに名盤の多いアイリッシュ・バロック・オーケストラと共に充実したプログラム を構成。明瞭にしてメリハリの利いた確かな歌声で往年の「黒いセイレーン」の活躍ぶりを思い起こさせてくれます。あふれんばかりの自発性を 高雅な一体感へ昇華させてこれに応える器楽勢も見事なもの(ソリストとしても幅広い活躍をみせるホルンのアンネケ・スコットも楽団の一員 としてクレジットされています)。現代欧州の古楽シーンの活況がそのまま18世紀音楽の生々しい再現に繋がる好企画盤です。

FUGA LIBERA
FUG-828(1CD)
ロシアの合唱聖歌コンチェルト集 〜序章
ステパン・デグチャリョフ(1766-1813):今日、ベツレヘムでキリストが生まれた
ボルトニャンスキー(1751-1825):合唱聖歌コンチェルト 第34番「神よ立ち上がって」
 アレクサンドル・アルハンゲリスキー(1846-1924):裁きの日を思う
ラフマニノフ:おお、神の母
パーヴェル・チェスノコフ(1877-1944):天使は叫びぬ
 悪人の謀に行かざる人は幸なり
 神はわれらと共に在り
ヴァレリー・ガヴリーリン:雪やこんこん、白い雪 〜「鐘の鳴る音」
スヴィリードフ(1915-1998):おしゃべりかささぎ 〜プーシキンの花輪
 起床ラッパが鳴り響く 〜プーシキンの花輪
エカテリンブルク・フィルハーモニー合唱団
アンドレイ・ペトレンコ(指)

録音:2022年5月 スヴェルドロフスク・フィルハーモニック大ホール、エカテリンブルク、ロシア
ロシア正教会などで歌われる聖歌の一つのジャンルで、無伴奏合唱のソリストとトゥッティの対比で曲が構成されている「合唱聖歌コンチェル ト」を集めたアルバム。混声合唱団で歌われており、エカテリンブルク・フィルハーモニー合唱団の高い技術と表現力で、時に静寂、時にダイナ ミックな作品の魅力を堪能することが出来ます。歌詞と英訳はブックレットのQRコードをスキャンし、WEBから取得する形となっています。

MELBOURNE SYMPHONY ORCHESTRA
MSO-0001(1SACD)
ドビュッシー&R.シュトラウス
ドビュッシー(ブレット・ディーン編):忘れられた小歌(忘れられたアリエッタ)
1. やるせない夢ごこち
2. 巷に雨の降るごとく
3. 木々の影は
4. 木馬
5. 緑
6. スプリーン(憂鬱)
R.シュトラウス:4つの最後の歌
ハ イメ・マル ティン(指)
シボーン・スタッグ(S)
メルボルンSO

録音:[ドビュッシー]2023年3月2-3日 [R.シュトラウス]2023年2月24-25日/メルボルン・アーツ・センター、ハマーホール
オーストラリアを代表するオーケストラ、メルボルンSOのレーベルがスタートします!メルボルン響(MSO)は、1906年に設立されました。MSOと専属 のMSO合唱団は、毎年500万人以上の観客を動員し、演奏会のほか、テレビなど放送、およびオンライン・コンサートMSO LIVEで180以上のイベントを開催し、56カ国の聴衆を動員しています。1965年、オーストラリアのオーケストラとして初めて海外公演を行い、1970年、初めてカーネギー・ホールでデビューを飾り ました。中国、インドネシア、シンガポールでの定期的な活動を通じて、国外でも確固たる地位を築いています。2022年に、LSO(LSO LIVE)とパートナーシップを結び、LSO LIVEのレコーディング・スキルの助けを得ての、自主レーベル第1弾の登場となりました!
記念すべきリリース第1弾として、MSOと指揮者ハイメ・マルティンは、MSOの2023年度アーティスト・イン・レジデンスであるオーストラリア出身のソプラノ、 シボーン・スタッグと共演したドビュッシーとR.シュトラウスの歌曲を選びました。 ドビュッシーの「忘れられたアリエッタ」はヴェルレーヌの詩で、1886年に大半が作曲されました。18歳で出会った歌手、マリーとの時間を思わせる内容で、最 後は別れをむかえ、過去の思い出となった愛が書かれています。このオーケストレーションは、オーストラリアの作曲家ブレット・ディーンが、2015年にコジェナー とラトルのために作ったもので、ドビュッシーのピアノ伴奏の原曲に、新たなサブテキストと色彩を加えているようです。 R.シュトラウス最晩年の「4つの最後の歌」は、死によってのみ終わった55年近い結婚生活に対する、84歳の最後の言葉のような作品。対極にあるふたつの作 品を、ハイメ率いるMSOの色彩豊かな管弦楽、そしてスタッグの天使のような歌声が繊細に描きます。

APARTE
AP-365(1CD)
セニョール / ロベルト・アラーニャ
1. Si loin de vous(遠く離れて)/アンドレ・ホセイン作曲、クロード・ルメル作詞
2. Ave Maria(アヴェ・マリア)/シューベルト、R.アラーニャ編曲
3. Raccontami(彼のことを教えて)/ジャン=フェリックス・ラランヌ、ダヴィデ・エスポジト)
4. La Valse de l'Esperance(希望のワルツ)/ショスタコーヴィチ作曲、R.アラーニャ編)
5. 子供の愛(J=F.ラランヌ)
6. Ave Maria(アヴェ・マリア)/バッハ=グノー
7. La maschera(仮面舞踏会)/ジャン=フェリックス・ラランヌ、ダヴィデ・エスポジト)
8. Fenesta che luciva(光さす窓)/ナポリ民謡
9. Avec le temps(時の流れに)/レオ・フェレ
10. Seigneur, ne me laisse pas(置いていかないでセニョール)/パスカル・レヴァ、ジャン=フェリックス・ラランヌ
11. Liberta(自由)/ダヴィド・アラーニャ
12. Bella Ciao(さらば恋人よ)/トラディショナル
13. Sans etre a aimer(愛する人がいなければ)ジャン=フェリックス・ラランヌ
14. Madone au coeur d'or(La Source)黄金の心をもつマドンナ(いずみ)/ジャン=フェリックス・ラランヌ
15. Sognare(夢)/ロベルト・アラーニャ
16.Notre Pere(われらが父)/ロベルト・アラーニャ
ロベルト・アラーニャ(T)
ジャン=フェリックス・ラランヌ(G)
マレク・ルスチンスキ(P)

録音:2024年2月12-15日、フランス
世界的テノール、ロベルト・アラーニャの新譜がAparteレーベルより登場!”ポスト3大テノール”と呼ばれ、突出した歌唱力と演技力で、現代を代表するテノー ル、アラーニャ。ロマンティックで情熱的そして抒情的な歌唱スタイルで世界のオペラ・ファンを魅了しつづけています。日本には1990年に「椿姫」で初来日、以 降、2006年のボローニャ歌劇場「イル・トロヴァトーレ」まで何度か来日機会があったものの、その後18年という年月を経ての久々の来日となります。6月9日 に開催される「待ち焦がれたテノール」のアラーニャのコンサートでは、周年作曲家であるプッチーニのアリアがプログラムされており、期待が高まっています。
そんな注目のアラーニャの今回の新譜は、「セニョール」と題し、クラシック名曲からポピュラー名曲まで、有名な歌がプログラムされています。歌詞はフランスと イタリア語で、アラーニャの美しいフランス語が堪能できるのも魅力。ギタリストにして作詞・作曲・編曲家のジャン=フェリックス・ラランヌと、ピアニストのマレク・ ルスチンスキ、共演者陣の音色も情熱に満ちています。 (Ki)

H.M.F
HMM-902382(1CD)
フォーレ:歌曲集
歌曲集「ある日の歌」 op.21
歌曲集「優しい歌」 op.61
歌曲集「閉じられた庭」 op.106
バラード 嬰ヘ長調 op.19(P・ソロ)
歌曲集「幻影」 op.113
歌曲集「架空の水平線」
ステファヌ・ドゥグー(Br)
アラン・プラネス(P/1892年製プレイエル”Grand Patron”)

録音:2023年5月、ロワイヨーモン修道院
フォーレにとって歌曲は、一種の個人的な日記のようにいつもそばに存在するジャンルでした。フランスを代表するバリトン、ドゥグーは、美しいフランス語を響 かせながら、詩の情景を豊かに描きます。そして、名手プラネスが、1892年製のプレイエルの虹のような音色を見事に操り、1921年に書かれたフォーレの遺言 のような「架空の水平線」を含む珠玉の歌曲をさらに輝かしいものに響かせます。ピアノ・ソロ曲のバラードも収録、色彩と表情の豊かさは驚きもの。美しい旋律 を甘すぎない絶妙のバランスで歌って聴かせます。 (Ki)

Forgotten Records
fr-1921(1CDR)
シューベルト:歌曲集「冬の旅」 ジェラール・スゼー(Br)
ダルトン・ボールドウィン(P)

録音:1958年12月
※音源:HMV ALP1734/5

Gramola
GRAM-99325(2CD)
NX-D06
クケルカ:声楽曲と室内楽曲集
【CD1】
1-4. パン・フルートと弦楽五重奏のための協奏曲(2021)
5-8. Trau noch dem Fruhling nicht - バス・バリトン、バス・クラリネットとピアノのための4つの歌曲(2015)
 5. I. Worte zu einer inneren Musik
 6. II. Die Wolken
 7. III. Trau noch dem Fruhling nicht
 8. IV. Ich gehe durch meine Tage
9-11. Vom Zauber der Dinge -10の瞑想曲(独奏クラリネット、チェロとピアノ版) (2022/23)より
12. Aufruf zur hochsten Schau 至高のヴィジョンへの呼びかけ- バリトン(もしくはメゾ・ソプラノ)、2つのヴァイオリン、チェロ、クラリネット、 アコーディオンとピアノのために(2018)


【CD2】
1. 弦楽五重奏曲(1992-2018)
2. セレナード - ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのために(2010)
3-6.4つのピアノ小品(1998/2020)
7. Von einem Marsch, der auszog, das Tanzen zu lernen- 木管四重奏のためのフモレスケ(2021)
8. トイ、トイ、トイ!- 木管三重奏のための小ロンド(2021)
9. If You Make a Noise, Make it Quietly! - 木管三重奏のためのバガテル(2020)
10-12. Requiem for a Dead End - フルート、チェロとピアノのためのファルス(2021/2022)
【CD1】
アンドレーア・キーラ(パン・フルート)…1-4
モニカ・ウーラー(Vn)…1-4
マルタ・ポトゥルスカ(Va)…1-4
マヌエル・シャーガー(Vc)…1-4
ミヒャエル・ピステロク(Cb)…1-4
ギュンター・ハウマー(Br)…5-8、12
ヴォルフガング・コルンベルガー(バス・クラリネット)…5-8、12
ニシイ・カオリ(P)…5-8、12
モーリッツ・ヴァイス(Cl)…9-11
ゾフィー・シュトッカー(Vc)…10
リン・ユシュアン(P)…9-11
ピオトル・モティカ(アコーディオン)…12
ジョアンナ・ルイス(Vn)…12
アン・ハーヴェイ=ナーグル(Vn)…12
メリッサ・コールマン(Vc)…12
アレクサンダー・クケルカ(指)…1-4、12
【CD2】
ジョアンナ・ルイス(Vn)…1
アン・ハーヴェイ=ナーグル(Vn)…1
マルタ・ポトゥルスカ(Va)…1-2
メリッサ・コールマン(Vc)…1
アシャ・バルチッチ(Vc)…1
ペーター・ウーラー(Vn)…2
マヌエル・シャーガー(Vc)…2
ニシイ・カオリ(P)…3-6
ヨーゼフ・ベドナリク(Ob)…7
ヴォルフガング・コルンベルガー(Cl)・・・7-9
トーマス・シュタインヴェンダー(Hrn)…7
マリオン・ヤンダ(Fg)…7-9
マルリース・ガウグル(Fl)…8-9
トリオ・フリッツァンテ…10-12

録音:2023年2月-12月
ウクライナの都市チェルニウツィーにルーツを持つ作曲家アレクサンダー・クケルカの作品集。ウィーン音楽院ではローランド・バティックにジャズ・ピアノを学び、 1982年からウィーン音楽大学で作曲を学んだクケルカは2014年から2020年まで、オーストリア作曲家協会(OKB)の会長を務めるなど、現代のウィーン の音楽界で活発な活動をしています。このアルバムには、彼が特別な思いを抱くチェルニウツィーへのオマージュ作品をはじめ、名手アンドレーア・チラをソリス トに迎えたパン・フルートのための曲や、ピアノ曲、歌曲のほか、さまざまな編成による室内楽曲、なかでも「Requiem for a Dead End=行き止まりのた めのレクイエム」などユニークなタイトルを持つ曲が収録されています。

MClassics
MYCL-00047(1CD)
税込定価
ラファエル・フォン・ケーベル&瀧廉太郎
ケーベル(1848-1923):9つの歌
瀧廉太郎:荒城の月
瀧廉太郎 (山田耕筰編):秋の月
瀧廉太郎:花
瀧廉太郎:荒城の月<無伴奏 ver.>
山下牧子(Ms)
佐野隆哉(P)

録音:2023年8月11-13日 山形、長井市民文化会館
「文化を紡ぐ夢のコラボレーション」として音楽学者瀧井敬子氏を 中心に、社会福祉法人「旭川荘」と山形県長井市の3者共同プ ロジェクト「長井シリーズ」が新たにスタートします。第1弾となる今 作では黎明期の日本洋楽史の恩人とも言えるラファエル・フォン・ ケーベルの作品「9つの歌」を取り上げます。明治時代において瀧 廉太郎をはじめ若い音楽家を育て上げ、西洋音楽を日本に根付 かせたケーベル。ドラマティックで精神性が迸るこの曲集を、日本を 代表するメゾ・ソプラノ歌手、山下牧子が真正面から向き合い、高 らかに歌い上げます。まさに魂の歌声を是非お聴きください。多彩 な音色と高い技術を披露する佐野隆哉のピアノにも要注目です。 また、アーティスト自ら書いたコメントや歌詞対訳、曲目解説等資 料的価値の高い充実したブックレット内容です。 ケーベルと瀧廉太郎の日本洋楽史の夜明けに煌めく芸術性をお 楽しみ下さい。

Orchid Classics
ORC-100306(1CD)
NX-B06
シェーンベルク:歌曲集
 Expectation 期待
1. Erwartung 期待 Op.2No.1
2. Alles 全てのもの Op.6No.2
3. Hochzeitslied 婚礼の歌 Op.3No.4
 Flesh 肉体
4. Madchenlied 乙女の歌 Op.6No.3
5. Schenk mir deinen goldenen Kamm ぼくにあなたの金色の櫛をください Op.2No.2
6. Lockung 誘惑 Op.6No.7
 Nocturne 夜想曲
7. Waldsonne 森の日差し Op.2No.4
8.6つのピアノ小品 - Sehr Langsam Op.19No.3
9. Traumleben 夢の生活 Op.6No.1
 Hatred 憎悪
10. Warnung 警告 Op.3No.3
11. Tot 死んだ Op.48No.2
12. Am Wegrand 道端で Op.6No.6
 Satire 風刺
13. Der genugsame Liebhaber 欲のない愛人(ブレットル・リーダーより)
14. Madchenlied 乙女の歌 Op.48No.3
15. Galathea ガラテア(ブレットル・リーダーより)
 Thinking 考えること
16. Gedenken 思い出 Op.post.
17. Der Wandere さすらい人 Op.6No.6
18. Geubtes Herz 熟達したこの心 Op.3No.5
 Winter Scene 冬の情景
19. Sommermud 夏の倦怠 Op.48No.1
20. German Folksongs ドイツ民謡より Mein Herz ist mir gemenget 私の心はかき乱されて
21. In diesen Wintertagen この冬の日々 Op.14 No.2
 Tears 涙
22. Jane Grey ジェイン・グレイ Op.12No.1
23. グレの歌 - Toves:Nun sag ich dir 「今、私はあなたに初めて申し上げましょう」(トーヴェ)
24.6つのピアノ小品 - Sehr Langsam Op.19 No.6
クレア・ブース(S)
クリストファー・グリン(P)

録音:2023年10月、2024年2月
「十二音技法」の創始者であり、優れた画家でもあったシェーンベルク。 このアルバムでは、表現者としてのシェーンベルクに焦点を当て、彼が書いた様々な 歌曲の中から、“期待”“肉体”“涙”など彼の絵画に関連する8つのテーマに沿った曲を選び、曲に内在する多彩な感情をソプラノのクレア・ブースとピアニスト のクリストファー・グリンが描き出していきます。 クレア・ブースは英国出身。バロック・オペラから現代の歌曲まで幅広いレパートリーを持ち、舞台からコンサート まで活発な活動をしています。クリストファー・グリンとは長年にわたり共演を行い息のあった演奏を披露しています。

BR KLASSIK
BR-900940(2CD)
NX-B10
ブルックナー:ミサ曲第2番&モテット集
アヴェ・マリア WAB6
この所は神により作られた WAB23
ミサ曲 ホ短調 WAB27(改訂版)
エサイの枝は芽を出し WAB52
エクアーレ第1番ハ短調 WAB114
正しき者の唇は知恵を語る WAB30
エクアーレ第2番 ハ短調 WAB149
キリストはおのれを低くしてWAB11
【CD2】
「音楽への道:ブルックナーの世界」 - ミサ曲ホ短調
マルクス・ファンヘーファーによる作品の紹介

使用曲
◎CD1からの抜粋
◎交響曲第4番より 第1、第4楽章
 マリス・ヤンソンス(指) バイエルンRSO
◎前奏曲とフーガ ハ短調 WAB131マルティン・ハーゼルベック(Org)
【CD1】
バイエルン放送合唱団
ミュンヘン放送O
ペーター・ダイクストラ(指)

録音:2023年10月24-26、30-31日
Munchen, BR, Studio1(ドイツ)

【CD2】
[朗読]
ヴィープケ・プルス/ヨハネス・ジルバーシュナイダー
ハンス・ユルゲン・シュトッケルル/ヘマ・ミヒャエル
フリードリヒ・シュロッフェル

原作&監督:マルクス・ファンヘーファー
録音:2024年1月29-30日
2024年のブルックナー生誕200年を祝して制作された2枚組のアルバム。 CD1にはペーター・ダイクストラの指揮によるバイエルン放送合唱団とミュンヘン放送Oによるブルックナーの宗教作品の演奏を収録。これは、2023 年10月28日のシーズン開幕コンサートと連動して行われたスタジオ録音で、合唱指揮者の第一人者として高く評価されるダイクストラならではの高い統率 力に支えられた合唱と、ミュンヘン放送Oの管楽器メンバーのアンサンブルによる荘厳なミサ曲第2番を中心に、無伴奏合唱のための5曲のモテッ ト、3本のトロンボーンのためのエクアーレ2曲を聴くことができます。 ブルックナーのミサ曲第2番はリンツの新大聖堂の奉献式のために依頼されて1866年に完成しましたが、大聖堂の工事が遅れたためブルックナーの指揮に よる初演も1869年9月に行われました。作品は8部からなる混声合唱と管楽アンサンブルのために書かれており、新しい礼拝堂で演奏するには合唱の規 模が大きすぎたため屋外で演奏され、大好評を得ました。その後ブルックナーはこの曲を1882年に改訂し、それを1885年10月4日にリンツの旧大聖堂で 初演、こちらも目覚ましい成功を収めました。「ブルックナーは演奏中にオルガンの前に立ち、大聖堂の天井をじっと見つめ、言葉にならない祈りを発した」と 当時の様子が伝えられています。当盤で演奏されているのは、こちらの改訂版です。併録のモテットもブルックナーの聖歌隊員、オルガニストとしての経験が 生かされた美しい作品です。 CD2に収録されたマルクス・ファンヘーファーによる「音楽への道:ブルックナーの世界」では、ミサ曲第2番を中心に、宗教音楽作曲家としてのブルックナーの 物語を朗読(ドイツ語のみ)と音楽で楽しめます。

SWR music
SWR-19149CD(1CD)
NX-B09
ドビュッシー:『聖セバスティアンの殉教』 処女エリゴーヌ/Vox Sola/天の声/セバスティアンの魂…ハイディ・グラント・マーフィー(S)
マルクス…ダグマル・ペツコヴァー(Ms)
マルケルス…ナタリー・シュトゥッツマン(A)
聖なる者/朗読…デルテ・リセウスキ
コレギウム・ヴォカーレ・ヘント
バーデン・バーデン&フライブルク南西ドイツRSO
シルヴァン・カンブルラン(指)

録音:2005年1月19-20日
1910年、イタリアの詩人ガブリエーレ・ダンヌンツィオが書いた『聖セバスティアンの殉教』。ドビュッシーはこの膨大な台本に、合唱曲と、オーケストラの間奏 曲、アリアで構成された1時間ほどの音楽劇を作曲。翌1911年の5月にパリ・シャトレ座で初演されました。この時はドビュッシーの親友アンドレ・カプレが指 揮を執りましたが、キリスト教と異教の伝統を織り交ぜた音楽に加え、ユダヤ系ロシア人のバレリーナ、イダ・ルビンシュタインがセバスティアンを演じたことで騒 動に発展。パリの大司教の怒りを買い、カトリック教徒の鑑賞を禁じたのち、ダンヌンツィオの著書も教皇庁から禁書にされてしまいました。 この作品を気に入っていたドビュッシーは歌劇への改作を構想していたものの、彼の死によって叶うことがなく、以降は原形での上演機会はほとんどありませ ん。現在ではカプレによる「交響的断章」、もしくはアンゲルブレシュトによるオーケストラと声楽のみのオラトリオ版が演奏されています。このカンプルランの演奏 はアンゲルブレシュト版(フランス語歌唱)によりつつ、1951年生まれの作家マルティン・モーゼバッハによる新たなドイツ語の朗読が添えられています。朗読の テキストはダンヌンツィオ作品の中心的な部分を要約したもので、原作を現代的な視点で解釈したもの。カンブルランはオーケストラを見事にコントロール、 東洋風な響きも交えた繊細な和声を引き出し、ナタリー・シュトゥッツマンをはじめとした独唱陣と、コレギウム・ヴォカーレ・ヘントの合唱、デルテ・リセウスキの 朗読がこの神秘的な物語を見事に描き出しています。
※当CDはGlor ClassicsレーベルからGC08181として発売されたものと同じ音源です。

CARPE DIEM
CD-16334(1CD)
NX-C04
ドビュッシー:忘れられたアリエッタ
リーム(1952-):オフィーリアの歌 第1番どうしたら本当の恋人を見分けられるだろう
ショーソン(1855-1899):4つの歌 Op.13
 エベ 〜7つの歌 Op.2-6
リーム:オフィーリアの歌 第2番明日は聖バレンタインの日
シャミナード(1857-1944):アレルヤ
 初めての手紙/けだるい月
 ヴィラネル
リーム:オフィーリアの歌 第3番彼は布もかけずに棺台にのせられ
レイナルド・アーン(1874-1947):クロリスに
 フォロエ/恋する乙女
 私の詩に翼があったなら
 恍惚のとき
ヴィヴィアン・ハスラー(S)
マレン・ガンパー(P)

録音:2023年9月11-14日 ルツェルンSOオーケストラハウス、クリエンス、スイス
スイスのソプラノ歌手ヴィヴィアン・ハスラーと、彼女の長年の友人であるピアニスト、マレン・ガンパーが初めてコラボレーションしたアルバム。19 世紀末のフランス歌曲の曲間に、リームによる3つの「オフィーリアの歌」を1曲ずつ挿入するという凝った企画です。アーンの有名な「クロリス に」などを含むフランス歌曲で聴かせる美しい声と隅々まで豊かに歌い上げる表現力、かたやリームで聴かせる超絶技巧、ハスラーの高い歌 唱力を存分に味わうことの出来るアルバムです。

OEHMS
OC-1728(1CD)
NX-B10
19世紀ドイツの宗教声楽曲集
1. ヨーゼフ・ラインベルガー:Abendlied Op.69No.3
2. ラインベルガー:Warum toben die Heiden Op.40No.2
3. アルベルト・ベッカー(1834-1899):Nach dir, Herr, verlanget mich Op.59No.1
4. ヘルツォーゲンベルク(1843-1900):Mache dich auf, werde Licht Op.81No.14
5. コルネリウス(1824-1874):
 Grablied 「Pilger auf Erden」 Op.9No. 4
6. ヴォルフ:Resignation 「Komm Trost der Welt, du stille Nacht」-7つの宗教的歌曲 第3番(C. マイスター編)
7. ヴィルヘルム・ベルガー(1861-1911):Die Kapelle am Strande
8. レーヴェ:Schaffe in mir, Gott, ein reines Herze
9. ブルックナー:Locus iste, WAB 23
10. ラインベルガー:Meditabor in mandatis tuis Op.133No.2
11. レーガー:Das Agnus Dei Op. 138No.6
12. ブルッフ:Palmsonntagmorgen 「Es fiel ein Tau」 Op.60No.9
13. レーガー:Die Sieben Worte Jesu-12のドイツ宗教的歌曲 WoO VI/13:VII.
14. リスト:Ave verum corpus S44
15. ミヒャエル・ハラー(1840-1915):Surrexit pastor bonus Op.2No.3
16. ルイーズ・アドルファ・ル・ボー(1850-1927):Vater unser, Op.61(C. マイスター編)
17. メンデルスゾーン:Beati mortui Op.115No.12つの宗教的男声合唱曲
18. メンデルスゾーン:Herr, nun lasstest du deinen Diener in Frieden fahren Op.69 No.1
19. ベッカー:Du gabst uns alles
ジンガー・プア(声楽アンサンブル)

録音:2022年10月4-7日…2-5、8、10-12、14-17、19
2023年5月24-25日…1、6、7、9、13、18
19世紀は産業革命、技術革命と並行して音楽も発展、多くの作曲家がこれまでの音楽理論のルールから脱却し、自由な作風を模索していきます。 このアルバムにはこの時代に活躍した作曲家たちの宗教的な合唱作品を収録。素朴な美しさが魅力のブルックナーの作品をはじめ、オルガン作品が知られ るラインベルガー、バッハ時代のコラールを思わせるレーガーの作品、晩年のリストが書いた内省的な「Ave verum corpus」の他、あまり耳にすることのない 作曲家の作品まで幅広い選曲が魅力的な1枚です。 演奏は1992年3月にデビューして以来、ヨーロッパで絶大な人気を誇る声楽アンサンブル、ジンガー・プア。安定のハーモニーから生まれる澄んだ響きが静 謐な音響世界を描いています。

TOCCATA
TOCC-0719(1CD)
NX-B06
トイヴォ・クーラ(1883-1918):歌曲全集 第1集
3つの歌曲 Op.2
2つの歌曲 Op.6(1907)
2つの歌曲 Op.8
Kas silloin vaan その時だけ(1899)*
Merenkylpijaneidot 海で泳ぐ娘たち Op. 12(1909?10)*
2つの歌曲 Op.16a
Ut min vag i varlden gar(1899)
Ela itke impeni nuori(1901)*
Hei ja hei!(南オストロボスニア(ポフヤンマー)の民謡から)(作曲年不明)*
南オストロボスニア(ポフヤンマー)の12の民謡 Op.17b(1908?9)**
イェンニ・ラッティラ(S)
キリル・コズロフスキ(P)

録音:2018年1月10-12日 、2018年5月20-21日
*…世界初録音
**…Op.17b 全曲世界初録音
酒宴での諍いのあげくわずか34歳の若さで命を落としたフィンランドの若き作曲家トイヴォ・クーラ。彼はシベリウスに作曲を学ぶかたわらパリに留学、1907 年、24歳で発表したヴァイオリン・ソナタが注目を浴びた後は、数多くの歌曲とピアノ曲を発表。その将来を嘱望されていたために、彼の早すぎた死はフィンラ ンド音楽界にとって計り知れない損失となってしまいました。そんなクーラの独唱のための歌曲全集は全2集が予定されており、第1集には、陽気で素朴な味 わいを持つ「南オストロボニアの12の民謡」など民謡素材を用いた曲や、16歳の時の作品「Ut min vag i varlden gar」などの27曲が収録されていま す。彼の歌曲はフィンランド語の独特な抑揚、アクセントに合わせ書かれおり、シベリウス・アカデミーで学んだソプラノ歌手イェンニ・ラッティラは言葉の持つ美 しさを最大に生かし、全てを表現力豊かに歌い上げています。

H.M.F
HMM-902384(1CD)
原光〜死と復活の歌 / サミュエル・ハッセルホルン
マーラー:「死んだ少年鼓主」(Revelge)〜歌曲集「子供の不思議な角笛」より
フンパーディンク:アリア「むごいことだ!死んだ!(Verdorben! Gestorben!)」  歌劇「王の子供たち」より第3幕フィナーレ
コルンゴルト:アリア「我が憧れ、我が幻想(Mein Sehnen, mein Wahnen)」〜歌劇「死の都」より
マーラー:「真夜中に」〜リュッケルトの詩による歌曲
プフィッツナー:バラード「オルフ氏(Herr Oluf)」
マーラー:原光(Urlicht)〜歌曲集「子供の不思議な角笛」より
ツェムリンスキー:古い庭(Dear alte Garten)
ブラウエンフェルス(1882-1954):ある兵士の墓に(Auf ein Soldatengrab)
ベルク:池のほとりの小道「左へずうっと行けば町よ」(Dort links geht’s in die Stadt)〜歌劇
 「ヴォツェック」第3幕第2場(ヴォツェックとマリーの二重唱)
マーラー:私はこの世に忘れられ(Ich bin der Welt abhanden gekommen)〜リュッケルトの詩による歌曲
サミュエル・ハッセルホルン(Br)
ウカシュ・ボローヴィチ(指)
ポズナンPO
ユリア・グリューター(ソプラノ/9)
ポズナン・ナイチンゲール少年cho
ポズナン・フィルcho(男声および少年合唱)

録音:2023年8-9月、アダム・ミツキエヴィチ大学オーディトリウム、ポズナン
人気実力とも急上昇のバリトン、サミュエル・ハッセルホルンによるオーケストラを得てのアルバムが登場します!ハッセルホルンは1990年生まれ。2018年に エリザベート王妃国際コンクールで第1位に輝きました。2023年2月には日本で名歌手ワルトラウト・マイヤーのさよなら公演にも登場したことでも話題になり ました。2023/24のシーズンはヒンデミットの「画家マティス」、モーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」、そしてドビュッシーの「ペレアスとメリザンド」でタイトル ロールを3つ演じることが決まっており、さらにベルリン・ドイツ・オペラでもデビューが決まっているなど、飛ぶ鳥を落とす勢い。ハルモニアムンディとは、2028 年のシューベルト没後200年を見据えた「シューベルト200」の企画が進行しており、既に「美しき水車小屋の娘」(HMM.902720)が発売されておりますが、 ここでオーケストラとの共演盤が登場。
プログラムは19世紀から20世紀にかけて、ドイツ=オーストリア圏でとりわけ多く生み出されたオーケストラ歌曲、およびアリア。美しい発語、まったく力みの ない発声、そしてまったくストレスなく自在に広い音域を豊かに響かせる力量は驚異的。オーケストラをものみこんでしまうような、あたりの空気を一変させるよう な豊かな表情と雰囲気は、すでに巨匠の風格。若々しくも大器の風格、ハッセルホルン、注目です。ポズナン・フィルはポーランドを代表するOで、指揮のボ ローヴィチ2021/22のシーズンから音楽監督および首席指揮者を務めています。 (Ki)

Goodies
78CDR-3938(1CDR)
関屋敏子名唱集(2)
埴生の宿(ホーム・スイート・ホーム)
ソルヴェイグの歌(二見孝平訳詩 グリーグ作曲)
アイ・アイ・アイ(フレイレ作曲)
オー・ソレ・ミオ(私の太陽)(伊庭 孝訳詩 ディ・カプア作曲)
ブラームスの子守歌(堀内敬三訳詩 ブラームス作曲)
ドリゴのセレナード(堀内敬三訳詩 ドリゴ作曲)(3:40)
関屋敏子(S)
ピアノ伴奏:デイヴィス
日本ビクターO

(1930年頃録音)
日VICTOR130461930年1月発売(25cm盤)
日VICTOR130741930年7月発売(25cm盤)
日VICTOR130761930年9月発売(25cm盤)
日VICTOR130891930年11月発売(25cm盤)
関屋敏子(1903-1941)20世紀前半を代表する日本のソプラノ。東京・小石川生ま れ。東京音楽学校(現東京芸術大学音楽学部)中退。1926年にデビュー後イタリ アに留学し、ボローニャ大学で学んだ。その後スカラ座のオーディションに合 格しヨーロッパ各地で活躍した。第1集(78CDR-3929)ではイタリア、アメリカで の海外録音を紹介したが、ここでは日本ビクターに吹き込んだ作品を集めた。 (グッディーズ)

オクタヴィア
OVCL-00836(1SACD)
税込定価
2024年4月24日発売
オクサーナ・プレイズ・バンドゥーラ
S. バシュタン:船
M. クロピヴニツキー:ナイチンゲール
A. コス=アナトルスキー:チョルノホラ山からの二つの流れ
I. ポクラッド:どれだけあなたを愛しているか
N. アンドリエヴシカ:もし刺繍ができたら
T. シドレンコ:黒い眉の少女が恋に落ちた
I. シャモ:カッコウ
ウクライナ民謡:深い井戸
月よ、明かりを照らさないで
 私のところに来ないで
 空の月
R. マクスウェル:引き潮
ヴァヴィロフ:カッチーニのアヴェ・マリア
ヘンデル:私を泣かせてください(歌劇「リナルド」より)
サン=サーンス:ナイチンゲールと薔薇(付随音楽「パリュサティス」より)
岡野貞一:故郷
O. ズーエフ:鶴
ヴェルビツキー:ウクライナ国歌
オクサーナ・ステパニュック(ソプラノ、バンドゥーラ)

録音:2023年10月5-6日 静岡、浜松市天竜壬生ホール
ウクライナ出身のコロラトゥーラ・ソプラノ歌手であり、世界を代 表するバンドゥーラ奏者のオクサーナ・ステパニュックによって弾 き語りされたこの美しいアルバムは、「音楽の力で世界に平和を届 けたい」、「音楽を通じてウクライナの魅力を届けたい」そんな思 いから祖国ウクライナの美しい調べを中心に収録されました。カッ チーニのアヴェ・マリアやヘンデルの名曲のみならず、バンドゥー ラ奏者、作曲家、教師としても多大な功績を残したS.バシュタンを はじめ、I.シャモ、A.コス=アナトルスキーなどウクライナの音楽を 代表する作曲家たちによる作品が並び、ウクライナの伝統と音楽の 魅力を存分に味わうことができる1枚となりました。(オクタヴィア)

2L
2L-174SABD
(Blu-ray Disc Audio+SACD)
『PAX(平和)』
マッティン・オーデゴール(1985-):PAX(平和)(2017)(サクソフォーン四重奏、混声合唱と六重唱のための)
セシーリエ・オーレ(1954-):Speak LOUDER!(もっと大声で)(2019)(混声合唱、メゾソプラノ・ソロとバリトン・ソロのための)
アイオルフ・ダーレ(1985-):A Current Peace(現在の平和)(2021)(サクソフォーン四重奏のための)
スティーネ・ソルリエ:Pollination(受粉)(2010arr.2020)(混声合唱と4人の独唱のための)
マッティン・オーデゴール(1985-):LUX(光)(サクソフォーン四重奏、二重合唱と3人の女声のための)
アンサンブル96
ニーナ・T・カールセン(指)
サクソフォーン四重奏団「カレント」
[アンデシュ・アーベルセト(サクソフォーン)1,5
オースヒル・ヘンリクセン=ハルトリ(サクソフォーン)
グドルン・ファライデ・フリースタ(サクソフォーン)
シリエ・エクホフ・ヴァルハウグ(サクソフォーン)]
カトリーネ・シルケング・オーサイデ(サクソフォーン)3
録音:2020年9月、2021年9月 ウラニエンボルグ教会(オスロ、ノルウェー)


[DXD (24bit/352.8kHz) 録音]
[Disc1:SACD hybrid (5.1multichannel DSD/2.0 stereo DSD) RedBook PCM:MQA CD]
[Disc2:Blu-ray:5.1DTS HDMA (24bit/192kHz), 7.1.4. Auro-3D (96kHz),7.1.4. Dolby Atmos (48kHz),2.0LPCM (24bit/192kHz),
mShuttle:MQA + FLAC + MP3 Region:ABC worldwide]
オスロの室内合唱団「アンサンブル96」は、26人編成の室内合唱団として結成され、コンサートと録音を通じて「今日の音楽」を広く伝える活動が評価され てきました。『不滅のニューステット(Immortal NYSTEDT)』(2L029SACD)と『KIND』(2L076SABD)の2つのアルバムがグラミー賞の最優秀合 唱部門と最優秀サラウンドサウンド部門にノミネートされるなど、国際的にも認められています。「アンサンブル96」と指揮者ニーナ・T・カールセン Nina T. Karlsen は、2011年からずっと、秋になると「平和(Peace/Fred)」と銘打ったコンサートを行ってきました。彼らと同じように現代の音楽の定着をめざして 活動する、「今の、現在の、流行の」の名前をもつサクソフォーン四重奏団「カレント(Current)」は、2010年の結成以来、2度、この「平和」コンサートに参加 してきました。
ラテン語で「平和」のタイトルをつけたアルバム『PAX』は、このふたつのグループのコラボレーションで作られました。「ノルウェーの作曲家たちが、平和というテー マをそれぞれに思索して作った新しい作品が、音楽と歌詞とカテドラルの神聖な空間のアンサンブルによって命を吹きこまれる」がコンセプトの作品です。
マッティン・オーデゴール Martin Odegaard の「PAX(平和)」は、シェーンベルクの「地には平和を(Frieden auf Erden)」への注釈として、”pax” と “friede” の「平和」の2語を歌詞に作曲された作品です。「LUX(光)」は、レクイエム典礼文の「永遠の光のしあわせに はいることができますように」のテク ストが、サクソフォーン四重奏と二重合唱と3人の女声によって演奏されます。  
セシーリエ・オーレ Cecilie Ore の「Speak LOUDER!(もっと大声で)」は、『創世記』の「神は彼らを祝福して言われた。産めよ、増えよ、地に満ちて……」 (1章28節)を引用、「地球の生態系を左右する種の絶滅の脅威に声をあげる」ことを主題にした歌詞を合唱と独唱者が歌う作品です。「A Current Peace(現 在の平和)」は、ジャズ・ピアニストのアイオルフ・ダーレ Eyolf Dale が COVID-19のパンデミックの期間にカレント・サクソフォーン四重奏団のために作曲し ました。 スティーネ・ソルリエ Stine Sorlie は、ノルウェー作曲家協会の100周年のプロジェクト・マネージャーを務め、クラシカル、ジャズ、フォークと、幅広いジャンル の音楽家に作品を提供してきました。「Pollination(受粉)」は、自然界の音と騒音や電子音からインスピレーションを得て作曲されました。「花には声がある」。 「sedum kamuschaticum(エゾノキリンソウ)」「acanthus mollis(アカンサス)」といった花の学名を散りばめた、彼女自身が作った詩が歌われます。ソ ルリエが2020年に編曲した「混声合唱と4人の独唱」の版による演奏です。
オスロのウラニエンボルグ教会でセッションが行われ、「アンサンブル96」のグラミー賞ノミネート作のモッテン・リンドベルグが制作しました。声とサクソフォーン が、高い天井の教会の広い「空間」に実体をもちつつ透明に響き、繊細な余韻を残す録音です。 (Ki)
2L
2L-176SABD
(Blu-ray Disc Audio+SACD)
『MOR(母)』
ペトラ・ビョルクハウグ(1964-):傷跡(Sarmerkt)
D.スカルラッティ:スターバト・マーテル
ニーダロス大聖堂cho
カレン・ハウゴム・オールセン(指)
ディテ・マリーエ・ブレイン(S)
マッティン・ヴァンベリ(T)
アンナ・カールセン(Vc)
ペトラ・ビョルクハウグ(Org)

録音:2021年10月、2022年4月 ニーダロス大聖堂(トロンハイム、ノルウェー)
[DXD (24bit/352.8kHz) 録音]
[Disc1:SACD hybrid (5.0multichannel DSD/2.0 stereo DSD) RedBook PCM:MQA CD]
[Disc2:Blu-ray:5.0DTS HDMA (24bit/192kHz), 7.0.4. Auro-3D (96kHz),7.0.4. Dolby Atmos (48kHz),2.0LPCM (24bit/192kHz),
mShuttle:MQA + FLAC + MP3 Region:ABC worldwide]
「母。この言葉は、思い出と記憶、いろいろな感情につながる。あなたは、どの母のことを思うでしょう。生まれた幼子を抱く美しい母。親密さ。命が失われ、深い 悲しみにつつまれた、絶望する母。むなしさ……」。ニーダロス大聖堂合唱団は新しいアルバムで、200年の時を隔てた「母」をテーマとする作品を歌います。ペト ラ・ビョルクハウグの「傷跡」とドメニコ・スカルラッティの「スターバト・マーテル(悲しみの聖母)」。 大聖堂オルガニストのペトラ・ビョルクハウグ Petra Bjorkhaug が作曲した「傷跡」は、10の部分に分かれる作品です。「マリアはとても清純な乙女だった  キリエ・エレイソン マリアは荊棘と石を踏み ベツレヘムへの道を疲れ、歩いた イエスとマリア……」と歌う〈マリアの歌〉、『旧約聖書』と『新約聖書』から採っ た歌詞を敷衍して歌う〈膝に〉から〈足に〉、そして、4世紀に書かれたカトリックの祈りによる〈すべてが美しいかたマリアさま〉。「スカルラッティの音楽に応答し、 対照をなす音楽語法」を探って書かれました。このアルバムでは、この作品が、「悲しみの聖母は、涙にむせびながら」から「アーメン」まで、「スターバト・マーテル」 の10の部分と交互に歌われます。
ニーダロス大聖堂の音楽監督とニーダロス大聖堂合唱団の指揮者を務めるカレン・ハウゴム・オールセン Karen Haugom Olsen(1980?)の指揮。ノルウェー 国立音楽大学で学び、バロックから今日の音楽をレパートリーに活動するソプラノ歌手、ディテ・マリーエ・ブレイン Ditte Marie Brain(1985?)と、スウェーデンのテノール、マッティン・ヴァンベリ Martin Vanberg(1979?)のソロ。アンナ・カールセン Anna Carlsen(1981?)は、バロック・チェロのプレーヤー として「バロッカネルネ Barokkanerne」をはじめとするアンサンブルで演奏しています。 イマーシブ・オーディオのスペシャリスト、2L のモッテン・リンドベルグ のプロダクション。「バラ窓」が有名なトロンハイムのニーダロス大聖堂でセッション録音さ れました。 (Ki)

En Phases
ENP-017(1CD)
古典派〜初期ロマン派作曲家たちの作品によるパスティッチョ
モーツァルト(ルートヴィヒ・ヴェンツェル・ラヒニト編): 序曲(歌劇「イシスの神秘」〔「魔笛」KV626フランス初演版〕より)
チマローザ:夜空が明けてくる前に(歌劇「秘密の結婚」〔1792〕より)
ドヴィエンヌ(ピエール・ヴァヤン編):Allegretto poco moderato(フルート、ヴァイオリンと任意参加の低音部のための大独奏曲〔1814〕より)
モーツァルト(ラヒニト編):愛しいイスメノール、わたしの加護のもとへ(歌劇「イシスの神秘」より〔原曲: 歌劇「ドン・ジョヴァンニ」KV527より「さあおわかりでしょう、誰が名誉を」〕)
ドヴィエンヌ:市民フロリアンの小説『コルドバのゴンサルベ』による歌集(1795)
 Chant de Pedro ペドロの歌
 Chant de Cortez コルテスの歌
 . Hymne de la mort 死の讃歌
デュポール(1749〜1819):チェロとピアノのためのロマンス(1810頃)
パイジエッロ:愛しい人よ、いつ来るの(いとしい人が来る時) (歌劇「ニーナ、または恋狂い」より)
フェリーチェ・ブランジーニ(1781〜1841):二重唱によるノットゥルノ集 Op.8(1811頃)
 Ti sento, sospiri あなたのため息が聞こえる
 Placido zeffiretto 優しき恋の西風よ
 Dal mio bel sol lontano 遠くにいる恋人から、ただ
モーツァルト(ラヒニト編):ああ、わが心の代償はなんと高く(歌劇「イシスの神秘」より〔原曲: 歌劇「魔笛」より「この肖像、すばらしく美しく」)
フェルディナンド・エロルド(1791-1833):ヴァイオリン独奏付きアンダンテ(P協奏曲 第3番イ長調より)
ピエル・ガラ(1762〜1823):吟遊詩人の嘆き
ガラ:やあこんにちは、美しい草原よ
モーツァルト/フリードリヒ・カルクブレンナー(1785〜1849)編)): Allegretto(P協奏曲 第25番KV503より)
ブランジーニ:二重唱によるノットゥルノ集 Op.8(1811頃)
 Questo core se teme e spera わたしの心は怯えながら期待にあふれ
 Non so dire se sono amante 自分でもわからない、恋しているのかどうか
  Che fa il mio bene 何をするの、愛しい人
マリアンヌ・クルー(S)
シリル・デュボワ(T)
アンサンブル・ヘクサメロン(古楽器使用)
ルカ・モンテブニョリ(スクエアピアノ、指揮)
 使用楽器:パリのエラール1806年製オリジナル
ロルダン・ベルナベ(Vn)
ニコラ・ブイル(Fl)
アマリリス・ヤレチク(Vc)

録音:2023年3月13-15日、10月4-6日 プティト・マルメゾン城、ルイユ=マルメゾン(パリ郊外)
大革命の後、時代の寵児となったナポレオンの台頭で急速に変化しつつあったフランスにあって、歿後間もないモーツァルトの復権が進む中 で演奏されていた音楽を丹念に選び、ピアノのあるサロンでの音楽会のような一貫性あるプログラムにまとめたアルバム。古楽器のプロフェッ ショナルたちが弾く楽器の中でも特に重要なのはパリのエラール社が製作したオリジナルのスクエアピアノ(フォルテピアノの一種、クラヴィコード のように弦を横向きに張った横長方形の楽器)で、現存する同社の楽器でもかなり早い1806年製のオリジナルが使われています。ピアノ四 重奏のために編曲され19世紀の音楽環境そのままに蘇る「魔笛」序曲に始まり、古典派流のメロディアスな作品からロマン派の先駆ともい うべき深い憂愁の影を帯びたナンバーまで、起伏に富んだ展開は通して聴いても各曲別々に聴いても映える味わい深さ。現代楽器の古い 録音だけで知られていたガラのロマンスやドヴィエンヌの協奏曲、デュポールのチェロ作品など、21世紀の今なお古楽器で聴けること自体が貴 重な作品の数々から導き出される新鮮かつ優美な響きは、古楽器演奏の魅力を知る人ならずとも思わず惹かれてしまうに違いありません。 多くの古楽名盤を世に送り出してきたZig-Zag Territoiresレーベルの名エンジニア、フランク・ジャフレスの仕事が活きた充実の1枚です。

Solo Musica
SM-448(1CD)
NX-B06
アルベーナ・ペトロヴィチ=ヴラチャンスカ(1965-):歌曲集
1. Ave Maria
2. An Gott
3. Mein Volk
4. Die Krahen Schrein
5. Weltende
6. Abschied
7. A White Swan
8. Eros
9. Heimlich zur Nacht
10. Je Veux Vivre
11. This Sacred Place
12. Ermesinde‘s Biography
アンナ・ビネタ・ディオウフ(Ms)
エウジニア・ラドスラヴァ(P)

録音:2023年11月3-5日
ブルガリア系ルクセンブルクの作曲家アルベーナ・ペトロヴィチ=ヴラチャンスカの歌曲集。ルクセンブルク大公国から 数多くの賞を受賞した彼女は平和を願い続けており、この「聖域」と題されたアルバムもその心から生まれたもの。 20世紀初頭の表現主義の詩からインスピレーションを受けたという12の曲は、調性感はもたず、時には歌手とピ アニストがパーカッションを演奏するなどの独自な表現が試みられており、彼女の様々なメッセージが込められていま す。

Resonus
RES-10333(1CD)
NX-B08
フランシス・プーランク:青春時代の作品集〜歌曲と管弦楽曲
歌曲集「コカルド(リボンの結び目)」 FP16b
動物詩集FP15b
組曲「理解されない憲兵」 FP20
3つの無窮動 FP14b
マックス・ジャコブの4つの詩 FP22
クロード・ジェルヴェーズによるフランス組曲 FP80a(管弦楽版)
ソラヤ・マフィ(S)
ジュリアン・ヴァン・メレールツ(Br)
ローレンス・ザッゾ(C.T)
サム・アレクサンダー(朗読)
マンチェスター・カメラータ
ジョン・アンドルーズ(指)

録音:2023年2月1-2日
幼い頃から音楽的環境に恵まれていたプーランクは音楽の専門教育を受けることなく才能を発揮、10代の終わりにはすでにピアニスト、作曲家としてパリの 芸術家たちの中でも特別な存在になっていました。彼の初期作品を収録したこのアルバムでは、優雅さと機知を備えた、ユニークな編成によるプーランクらし い曲を室内アンサンブルと歌で楽しむことができます。収録曲は、サティの影響下にあった1918年に書かれ、後に9つの楽器のために編曲された「3つの無窮 動」やアポリネールの詩による歌曲集「動物詩集」、コクトーとラディゲの台本による管楽器と声のための劇音楽「理解されない憲兵」、1921年に初演され た管楽アンサンブルと歌のための「マックス・ジャコブの4つの歌」、16世紀の作曲家クロード・ジェルヴェーズの作品を基に大胆なオーケストレーションを施した 「フランス組曲」の6作品です。ナイロビで生まれ、ケンブリッジ大学で音楽と歴史を学び、ベラ・バルトーク国際オペラ指揮者コンクールでの受賞経験を持つ 指揮者ジョン・アンドルーズ率いるマンチェスター・カメラータの巧みなアンサンブルでお聴きください。

Orchid Classics
ORC-100294(1CD)
NX-B06
咲きほこるバラ - 鳥たちと花の歌曲集
サン=サーンス:トンボ
リムスキー=コルサコフ:ばらのとりこになったナイチンゲール
ベルク:ナイチンゲール
サン=サーンス:付随音楽『パリュサティス』 - ナイチンゲールとバラ
リッキー・イアン・ゴードン(1956-):8つの花の歌…世界初録音
ミヨー:ロンサールの4つの歌 - Tais-toi, Babillarde
ラフマニノフ:ひなぎく
ラフマニノフ:リラの花
ツェムリンスキー:Voglein Schwermut
ブラームス:ヒバリの歌
マイケル・ヘッド(1900-1976):鳥の歌
アーサー・サリヴァン:「ペルシャのばら」- Neath My Lattice Through the Night
アイヴァー・ノヴェロ(1893-1951):ミュージカル 『Perchance to Dream』- We’ll Gather Lilacs*
エリン・モーリー(ソプラノ/ピアノ*)
ジェラルド・マーティン・ムーア(P)
ランサム ・ウィルソン(Fl)

録音:2022年3月13-16日
アメリカ生まれで、メトロポリタン歌劇場、ウィーン国立歌劇場、バイエルン国立歌劇場、パリ・オペラ座など世界トップの歌劇場でひっぱりだこのソプラノ、エリ ン・モーリーが待望のソロ・デビュー・アルバムをリリース。花鳥風月からインスパイアされた魅力的な歌の数々を披露しています。世界の劇場で高く評価される だけあって、発声も表現も工夫を凝らして一辺倒にならないところは見事。アルバムの中心に据えたリッキー・イアン・ゴードンの連作歌曲「8つの花の歌」は、 死や復活、儚さを花の姿に例えた作品で多彩な表現が聴きどころです。最後に置かれた We’ll Gather Lilacs(春になったらライラックの花を集めましょう) は1945年のミュージカル「Perchance to Dream」の中のヒット曲で、ビング・クロスビー、フランク・シナトラ、ジュリー・アンドリュースから最近ではキャサリン・ ジェンキンスへと歌い継がれている名曲。モーリーにとっては幼いころから身近にあった曲なのでしょう。ここでは自らピアノを演奏しつつ情感たっぷりに歌い上げ ています。他の曲で伴奏を務めるジェラルド・マーティン・ムーアはイェール音楽大学で声楽研究のコーディネーターを務めるとともに、グラインドボーン音楽祭 やパリ・オペラ座で声楽コンサルタントとして活躍、特にルネ・フレミングとの共演で知られています。

Albion Records
ALBCD-059(1CD)
ヴォーン・ウィリアムズ:音楽へのセレナード 〜初演に選ばれた16人の歌手を探る
1. バッハ/グノー:アヴェ・マリア
2. サマヴェル:羊飼いの揺りかごの歌
3. プッチーニ:トスカより 歌に生き、愛に生き
4. マスカーニ:カヴァレリア・ルスティカーナより サントゥッツァのアリア
5. バントック:セレナーデ
6. マル・フィッシャーの愛の歌
7. エルガー:天使の別れ
8. パリー:イングランド
9. ウッドフォルデ=フィンデン:リクエスト
10. ウォーロック:可愛くて優しいひとりの女性がいる
11. プッチーニ:ラ・ボエームより ああミミ、君はもう戻ってこない
12. ヴォーン・ウィリアムズ:リンデン・リー
13. バターワース:この世で一番いとおしい花
14. グノー:歌劇 「ファウスト」 より ヘヴンリー・ヴィジョン
15. レオンカヴァッロ:道化師 より プロローグ
16. ヴォーン・ウィリアムズ:真昼の静けさ
17. ヴォーン・ウィリアムズ:音楽へのセレナード
18. バターワース:シュロップシャーの若者 より 馬どもは耕しているだろうか?
ヘンリー・ウッド(指)、BBC響、
16人のソリストたち

録音:2018-2021年(イギリス)
レイフ・ヴォーン・ウィリアムズの知られざる作品、埋もれていた作品、未発表作品などを取り上げてきた、ヴォーン・ウィリアムズ協会の自主レーベル「アルビオン・レコーズ(Albion Records)」。
本アルバムでは、ヴォーン・ウィリアムズが1938年にヘンリー・ウッドの指揮者生活50周年を記念して作曲した、「音楽へのセレナード」の初演から10日後に録音された貴重な初録音音源を復刻。加えて、「音楽へのセレナード」初演のソリストに選ばれた歌手陣による歌曲からオペラまでの幅広い作品をカップリング。ここに収められた18曲すべてが、名エンジニア、ピーター・レイノルズによってこのアルバムのために新たにリマスタリングされています。

Signum Classics
SIGCD-905(1CD)
ボノンチーニ:合唱作品集
ジョヴァンニ・ボノンチーニ(1670-1747):アヴェ・マリス・ステラ*
テ・デウム**/ラウダーテ・プエリ
サウルがわれわれの王であったとき
オックスフォード・クイーンズ・カレッジcho
エンシェント室内O、
オーウェン・リース(指)、
ローワン・ピアース(S)、エスター・レイ(Ms)、ヘレン・チャールストン(A)、ガイ・カッティング(T)、ジャイルズ・アンダーウッド(Bs)、エリザベス・ナース(Ms)*/**、コリン・ダンスキン(T)*、ダニエル・テイト(Bs)*

録音:2021年6月23日-25日、オックスフォード
OAEやブルック・ストリート・バンドと共演を重ねるなど、活躍の場を広げているオックスフォード大学の名門聖歌隊の1つクイーンズ・カレッジ合唱団が、ホグウッドが創設した名門古楽オーケストラ、エンシェント室内O(アカデミー・オヴ・エンシェント・ミュージック)と共演し、ボノンチーニがロンドン滞在時代に書いた宗教的合唱作品(多くは世界初録音)をレコーディング。作曲当時のロンドンは天然痘の流行で荒廃し、イギリスで初めて病気に対する予防接種が導入された時期で、奇しくもこの録音はイギリスで新型コロナ・ウィルスのワクチン接種プログラムが開始されてから半年後に行われました。2023年にグラモフォン賞とBBCミュージック・マガジン賞の二冠に輝いたヘレン・チャールストンを始め、ローワン・ピアース、ガイ・カッティング等、今をときめく有力歌手たちの参加にも注目です。

Rondeau
ROP-405455(2CD)

VROP-405455(2CD)
日本語解説付国内盤
税込定価

バッハ:ヨハネ受難曲 BWV245.1(1724年初稿版) 聖トーマス教会cho
ベルリン古楽アカデミー、
アンドレアス・ライツェ(指)、
レオポルト・ゲルシュ(S)、コンラート・フューラー(A)、マッテオ・デ・バスティアーニ(A)、ロベルト・ポーラーズ(T)、トビアス・ベルント(バス/ピラト)、ダーフィト・フィッシャー(福音史家)、ダニエル・オチョア(イエス)、ヨハネス・ラング(Org)、他

録音:2023年3月25日-30日、聖トーマス教会(ライプツィヒ、ドイツ)
バッハの傑作の一つ「ヨハネ受難曲」。その初演は1724年4月7日、約800年にもおよぶ歴史を持つライプツィヒの少年合唱団、聖トーマス教会合唱団(聖トーマス教会少年合唱団、ライプツィヒ聖トーマス教会聖歌隊などとも)によって、バッハがカントル(トーマスカントル/楽長)に就任して最初の聖金曜日に行われました。そして初演からちょうど300年にあたる2024年、“初演者”である聖トーマス教会合唱団と、2021年9月にバッハ以後第18代目のカントルに就任したアンドレアス・ライツェが「1724年初稿版」のレコーディングをリリース!演奏形態も歴史的な慣例に従い、トーマス教会のオルガンの周りに演奏者を配置して行われました。300年の時を経て甦る初演当時の響きをお楽しみください。
アンドレアス・ライツェ(アンドレアス・ライゼ)は1975年、スイスのゾロトゥルン出まれ。ベルン、チューリッヒ、ルツェルン、バーゼル、グラーツで教会音楽や鍵盤楽器、合唱とオーケストラの指揮を学びました。以来多くの劇場やコンサートホールに招かれて指揮台に立っているほか、自身が結成したピリオド楽器アンサンブル「カントゥス・フィルムス・コンソート」を率いてRondeauレーベルにモンテヴェルディの大作「ポッペーアの戴冠」のナポリ稿完全版を世界初録音(ROP6237384)するなど、活動の幅をますます拡げ注目を集めています。典礼や教会暦にも精通し、少年合唱の豊富な指導経験が認められ、宗教改革以後初となるカトリックのスイス人トーマスカントル(これまではプロテスタントのドイツ人であった)としても話題を呼んだ新時代のカントルです。2023年7月にはカントルとしての最初のレコーディング「バッハ:ロ短調ミサ」(VROP405253/ROP405253)をリリースし好評を博していました。
Rondeau
ROP-6252(1CD)
ゲオルク・アントン・クロイサー:教会カンタータ「イエスの死」(世界初録音) マインツ・ザンクト・マルティン大聖堂カントライ、マインツ大聖堂O、
カルステン・シュトルク(大聖堂カペルマイスター)、
ユリア・ゾフィー・ヴァーグナー(S)、ヨハネス・マイヤー(T)、クリストフ・プレガルディエン(Br)

録音(ライヴ):2023年3月26日、マインツ大聖堂
ドイツ三大聖堂の1つにも数えられ、1,000年以上の歴史を誇るマインツ大聖堂(ザンクト・マルティン大聖堂)の合唱団が、今ではほとんど忘れ去られてしまった作曲家、ゲオルク・アントン・クロイサー(1746-1810)の教会カンタータ「イエスの死」を世界初録音。この作品はプロテスタントの詩人カール・ヴィルヘルム・ラムラーのテキストに基づく1783年作曲の受難オラトリオ。この初めてのレコーディングは18世紀後半のマインツが豊かに繁栄したオラトリオ文化を持っていたことを伝える貴重な資料となるでしょう。

Chandos
CHSA-5341(1SACD)
ティペット:オラトリオ 「われらが時代の子」 アンドルー・デイヴィス(指)BBC響、
BBC交響cho、プメザ・マチキザ(S)、サラ・コノリー(Ms)、ジョシュア・スチュアート(T)、アシュリー・リッチズ(Bs-Br)

録音:2023年5月13日-14日、フェアフィールド・ホールズ(クロイドン、イギリス)
Chandosレーベルから数々のイギリス音楽を世に紹介してきたスペシャリスト、アンドルー・デイヴィスが今度はマイケル・ティペットの代表作であるオラトリオ「われらが時代の子」をBBC響&choとレコーディング!
ユダヤ人青年によるナチス外交官射殺事件とそれをきっかけに発生したユダヤ人迫害事件「水晶の夜」を題材として1939年から1942年にかけて作曲された「われらが時代の子」は、ティペット自身が「これは人類すべての受難曲なのです」と語ったメッセージ性溢れる作品で、ティペットの出世作であり代表作といえるでしょう。社会のあらゆる差別をテーマに悲劇と救済が描かれ、バッハの受難曲やヘンデルの「メサイア」にも通ずる構造を持っています。ここに収録されているのは2023年5月12日にロンドンのロイヤル・フェスティヴァル・ホールで行われたコンサートの翌日にクロイドンのフェアフィールド・ホールズにて同じメンバーでレコーディングされたもので、デイヴィス&BBC響、合唱団の盤石の演奏はもちろん、豪華なソリスト陣の歌唱も聴き逃せません。

Ars Produktion
ARS-38645(1CD)
ハンス・アイスラー:ハリウッド・ソングブック
ハンス・アイスラー:息子/小さなラジオに/柳の中で/春/食料貯蔵室1942/逃亡者/自殺について/逃避行/4,000人の銘板、戦いでノルウェーの海に沈んだ者たちの/イーペルの戦いで亡くなった人の墓碑銘/箴言/復活祭の日曜日/サクランボ泥棒/ホテルの部屋1942/鬼の面/パスカルの言葉による2つの歌/最後のエレジー/冬の箴言/5つのエレジー/ナイトメア/ハリウッド・エレジー第7番/宝掘り/戦車戦/カリフォルニアの秋/アナクレオン断章/アイヒェンドルフとシューマンの回想/ヘルダーリン断章/人間/庭の水撒き/帰郷/亡命地の風景/ランボーの詩/突撃の夜に
ヴァレリー・アイクホフ(Ms)、
エリック・シュナイダー(P)

録音:2023年2月13日-14日&8月7日-9日、ハンス・ロスバウト・スタジオ(バーデン=バーデン、ドイツ)
1996年ドイツ生まれの新星メゾ・ソプラノ、ヴァレリー・アイクホフによるハンス・アイスラーの歌曲集。アイスラーが協働したベルトルト・ブレヒトの詩による平和主義、逃亡、亡命といったテーマや、哲学や古代への言及した歌曲が多く収録されています。

ALBANY
TROY-1956(1CD)
「サロンでの再会」〜ソプラノ歌曲集
(1)スティーヴ・ダニュー:ニューイングランドの民謡
(2)ロジャー・C・ヴォーゲル:悪魔の歌曲集
(3)デイヴィッド・ライスナー:4つのイディッシュの歌曲集
(4)ネッド・ローレム:聖歌集
ナタリー・マン (S)
(1)タリ・タッドモア(P)
(2)アレックス・チェイ(Fg)
(2)ブルース・マンガム(P)
(3)デイヴィッド・ライスナー(G)
(4)キャシー・ミラー(P)

録音:2022年9月16、17日、2023年5月27日
アメリカの世代も様々な作曲家による歌曲集を収録。ソプラノのナタリー・マンはメトロポリタン歌 劇場を始め、アメリカ各地のオペラ・ハウスで活躍するオペラ歌手で現代アメリカの作曲家の作品 を特に得意としています。収録された歌曲集はいずれも調性で書かれた、親しみやすいもの。

Pentatone
PTC-5187205(2SACD)
ハイドン:オラトリオ『天地創造』 ガブリエルとエヴァ:クリスティアーネ・カルク(S)
ウリエル:ベンヤミン・ブルンス(T)
ラファエルとアダム:タレク・ナズミ(Bs)
MDRライプツィヒ放送cho

第3部終結合唱「全ての声よ、主に向かって歌え!」の独唱
カタリーナ・クンツ(S)、マニャ・ラシュカ(A)、ファルク・ホフマン(T)、フェリックス・プロック(Bs)
ドレスデンPO
(コンサートマスター:ラルフ=カルステン・ブレムゼル)
マレク・ヤノフスキ(指)

ライヴ録音:2022年7月/ドレスデン、クルトゥーアパラスト(文化宮殿)
精力的な演奏・録音活動を行っている巨匠マレク・ヤノフスキがドレスデンPOを振った最新作は、クリスティアー ネ・カルク、ベンヤミン・ブルンス、タレク・ナズミという豪華独唱者を迎えた『天地創造』のライヴ収録です!
1870年創立の名門ドレスデンPO。ヤノフスキは2001年から2003年まで当団の首席指揮者を務めたのち、2019年より2023 年まで再びその座に就き、円熟の音楽を披露しております。
晩年のハイドンがロンドン滞在中にヘンデルのオラトリオ上演の聴衆の熱狂ぶりに驚き、そこから着想を得て作曲したのが『天地創造』です。旧約聖書の『創世 記』と『詩篇』、ミルトンの『失楽園』をテクストの題材とし、神による創造の第1日から第4日、生き物が出現する第5日と第6日、そしてアダムとイヴの登場まで、 創世の7日間を時系列に沿って全3部構成で書かれており、18世紀のオラトリオを神格化しただけでなく、19世紀のロマン派の作曲家たちに大きな影響を与え ております。
ヤノフスキはこの作品が持つ古典的な響きとロマン的な響きの両方を引き出し、色彩豊かな演奏を披露。巨匠ヤノフスキならではの神々しいまでに崇高な響きは この演奏でも輝いております。PENTATONEレーベルの高音質の録音でお楽しみください! (Ki)

H.M.F
HMM-902723(1CD)
ヘンデル:主は言われた(Dixit Dominus) HWV232
主が家を建てられるのであれば(Nisi Dominus)HWV 238
主を讃美せよ(Laudate pueri) HWV237
ジャステイン・ドイル(指)
RIAS室内cho
ベルリン古楽アカデミー
キャロリン・サンプソン、ヨハンナ・ヴィンケル、ヴィクトリア・ウィルソン(S)
アレックス・ポッター(A)
ヒューゴー・ハイマス (T)
アンドレアス・ヴォルフ(Bs)

録音:2022年8月、2023年9月
1707年、若きヘンデルが作曲した宗教作品3つを収録。器楽の扱いの充実、対位法の素晴らしい熟練、そしてテキストの内容をやわらかに膨らませ音楽化する ことの天才性が遺憾なく発揮されています。ヘンデルが生まれ故郷のハレを発ってハンブルクに向かったのが1703年、18歳の時のことでした。ハンブルクの後、 イタリアに向かい、1706年末か1707年初頭から1710年まで、ローマを中心としたエリアで仕事をします。ここに収録の3作品は1707年7月16日のカル メル山の聖母の祝日のための一連の礼拝のために、ということでラテン語のテキストの宗教作品を依頼され生まれたものです。どの作品もあざやかなコントラスト に満ち、また、独唱の楽曲も器楽の組み合わせも様々。2017年よりRIAS室内合唱団の芸術監督および首席指揮者に就任したジャスティン・ドイルとRIASの息 もますますピッタリ、ベルリン古楽アカデミーの器楽も冴えに冴えた、ヘンデルの魅力満載の名演が誕生しました。 (Ki)

Forlane
FOR-16769(1CD)
シューベルト:「冬の旅」 D911 マーガレット・プライス(S)
トマス・デューイ(P)
英国ウェールズの名ソプラノ、マーガレット・プライス(1941-2011)の歌うシューベルトの「冬の 旅」。今でこそ「冬の旅」を女声が歌うことは珍しくないが、1990 年代はまだ珍しいことで、しかも 歌うにしてもメッゾソプラノのことが多かった。このプライスの「冬の旅」は、ソプラノが歌った録音 としては先駆的なものだった。シューベルトのリート歌手としても極めて高く評価されたプライス だけに、この「冬の旅」も彼女の美声が映えています。そして男声で歌われた時にはどうしても強く なる陰と重苦しさが取り除かれた時、いかに失恋に絶望していても「冬の旅」が若い青年の歌で あることを気付かせてくれます。 なお本CD は1997 年頃に発売されたもので、ジャケット表やバーコードは当時のままであるが、 おそらく近年新たに再生産されたものです。


BIS
BISSA-9061
(78SACD)
バッハ:声楽曲集
【教会カンタータ】
■Disc1
ミュールハウゼン時代の3つのカンタータ
第4番『キリストは死の縄目につながれた』BWV4
第150番『主よ、われ汝をあおぎ望みます』BWV150
第196番『主は私たちを御心に留め』BWV196
栗栖由美子(S)
太刀川昭(C.T)
米良美一(C.T)
片野耕善(T)
ペーター・コーイ(Bs)
録音:1995年6、7月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
■Disc2
三位一体後第3、4、5日曜日のためのカンタータ集
(1)第71番『神はいにしえより私の王』BWV71
(2)第131番『深き淵から、主よ、私はあなたに呼びかけます』BWV131
(3)第106番『神の時は最上の時』BWV106
(1)(2)鈴木美登里(S) (3)柳沢亜紀(S)
米良美一(C.T)
ゲルト・テュルク((1)(2)テノール、(3)バス)
ペーター・コーイ(Bs)
録音:1995年11月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
■Disc3
ワイマール時代のカンタータ1
第12番『泣き、嘆き、憂い、怯え』BWV12
第54番『罪に手向かうべし』BWV54
第162番『ああ、いまわれ婚筵に行かんとして』BWV162
第182番『天の王よ、汝を迎えまつらん』BWV182
栗栖由美子(S)
米良美一(C.T)
櫻田亮(T)
ペーター・コーイ(Bs)
録音:1996年4月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
■Disc4
ワイマール時代のカンタータ2
(1)第199番『私の心は血の中を泳ぐ』BWV199
(2)第165番『おお、聖なる霊と水の洗いよ』BWV165
(3)第185番『永遠の愛の慈悲深い心よ』BWV185
(4)第163番『どの人にも、それぞれのものを』BWV163
(1)(3)鈴木美登里(S)
(2)(4)柳沢亜紀(S)
(2)-(4)太刀川昭(A)
(2)-(4)櫻田亮(T)
(2)-(4)シュテファン・シュレッケンベルガー(Bs)
録音:1996年6月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
■Disc5
ワイマール時代のカンタータ3
(1)第18番『あたかも雨や雪が天から下り』BWV18
(2)第152番『出で立て、信仰の道に』BWV152
(3)第155番『わが神よ、いつまで、ああいつまでか』BWV155
(4)第161番『来たれ、汝甘き死の時よ』BWV161
(5)第143番『主を讃美せよ、私の魂よ』BWV143
(1)-(3)鈴木美登里(S) (5)イングリット・シュミットヒューゼン(S)
(3)(4)米良美一(C.T)
(1)(3)(4)(5)櫻田亮(T)
(1)(2)(3)(5)ペーター・コーイ(Bs)
録音:1997年2、6、7月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
■Disc6
ワイマール時代のカンタータ4
第31番『天は笑い、地は歓呼す』BWV31
第21番『わが心に憂い多かりき』BWV21
第21番『わが心に憂い多かりき』BWV21(異版)
モニカ・フリマー(S)
ゲルト・テュルク(T)
ペーター・コーイ(Bs)
録音:1997年6月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
■Disc7
ワイマール時代のカンタータ5
第63番『キリスト者よ、この日を刻み込め』BWV63
第61番『さあ来てください、異邦人の救い主よ』BWV61
第132番『道を備え、大路を備えなさい』BWV132
第172番『鳴り響け、汝らの歌声』BWV172
イングリット・シュミットヒューゼン(S)
米良美一(C.T)
櫻田亮(T)
ペーター・コーイ(Bs)
録音:1997年7月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
■Disc8
ライプツィヒ時代のカンタータ1
第22番『イエス十二弟子を呼び寄せて』BWV22
第23番『汝まことの神にしてダビデの子よ』BWV23
第75番『貧しい者たちは食べて』BWV75
鈴木美登里(S)
米良美一(C.T)
ゲルト・テュルク(T)
ペーター・コーイ(Bs)
録音:1998年5月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
■Disc9
ライプツィヒ時代のカンタータ2
第76番『天は神の栄光を語り』BWV76
第24番『純朴な心』BWV24
第167番『人々よ、神の愛を讃美しなさい』BWV167
鈴木美登里(S)
ロビン・ブレイズ(C.T)
ゲルト・テュルク(T)
浦野智行(Bs)
録音:1998年6月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
■Disc10
ライプツィヒ時代のカンタータ3
第105番『主よ、裁かないでください』BWV105
第179番『心せよ、神を畏れることが』BWV179
第186番『つまずくな、おお魂よ』BWV186
ミア・パーション(S)
ロビン・ブレイズ(C.T)
櫻田亮(T)
ペーター・コーイ(Bs)
録音:1999年2月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
■Disc11
ライプツィヒ時代のカンタータ4
第136番『神よ、私を究め』BWV136
第138番『なぜ憂うるのか、私の心よ』BWV138
第95番『キリストは私の命』BWV95
第46番『さあ目を留めよ、見るがいい』BWV46
鈴木美登里(S)
カイ・ヴェッセル(C.T)
櫻田亮(T)
ペーター・コーイ(Bs)
録音:1998年9月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
■Disc12
ライプツィヒ時代のカンタータ5
第147番『心と口と行いと生活をもって』BWV147
第21番『わがうちに憂い満ちし時』BWV21(ライプツィヒ版)
野々下由香里(S)
ロビン・ブレイズ(C.T)
ゲルト・テュルク(T)
ペーター・コーイ(Bs)
録音:1999年6月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
■Disc13
ライプツィヒ時代のカンタータ6
(1)第64番『見よ、どれほどの愛を』BWV64
(2)第25番『私の身体の健康は失われ』BWV25
(3)第69a番『主を讃えよ、私の魂よ』BWV69a
(4)第77番『お前の主である神を愛しなさい』BWV77
(5)第50番『今や私たちの神の救いと力と』BWV50(断片のみ)
(1)(2)野々下由香里(S)
(3)(4)緋田芳江(S)
(1)ロビン・ブレイズ(C.T)
(3)(4)キルシュテン・ゾレク=アヴェラ(A)
(2)ゲルト・テュルク(T) (3)(4)櫻田亮(T)
(1)ペーター・コーイ(Bs)
(1)(2)コンチェルト・パラティーノ
録音:1999年6、10月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
■Disc14
ライプツィヒ時代1723年のカンタータ1
第148番『主に帰せよ、御名にふさわしい栄光を』BWV148
第48番『私はみじめな人間』BWV48
第89番『ああお前をどうすべきだろうか、エフライムよ』BWV89
第109番『信じます、尊い主よ、この不信仰者を助けてください』BWV109
鈴木美登里(S)
ロビン・ブレイズ(C.T)
ゲルト・テュルク(T)
浦野智行(Bs)
録音:2000年2月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
■Disc15
ライプツィヒ時代1723年のカンタータ2
第40番『神の子が現れたのは』BWV40
第60番『おお、永遠、汝、雷の言葉よ』BWV60
第70番『目覚めよ、祈れ、祈れ、目覚めよ』BWV70
第90番『おぞましい最期がおまえ達をひきさらう』BWV90
野々下由香里(S)
ロビン・ブレイズ(C.T)
ゲルト・テュルク(T)
浦野智行(Bs)
録音:2000年9月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
■Disc16
ライプツィヒ時代1723年のカンタータ3
(1)第194番『こよなく待ち焦がれた喜びの祝いよ』BWV194
(2)第119番『主をほめよ、エルサレム』BWV119
(1)野々下由香里(S)
(2)緋田芳江(S)
キルシテン・ソレク=アヴェラ(A)
櫻田亮(T)
(1)ヨッヘン・クプファー(Bs)
(2)ペーター・コーイ(Bs)
録音:1999年10月、2000年11月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
■Disc17
ライプツィヒ時代1724年のカンタータ1
第153番『ご覧下さい、愛の神よ』BWV153
第154番『わが最愛のイエスは失われぬ』BWV154
第73番『主よ、御心のままに、私を定めて下さい』BWV73
第144番『取れ、己が取り分を。そして去れ』BWV144
第181番『軽佻浮薄の霊どもは』BWV181
野々下由香里(S)
ロビン・ブレイズ(C.T)
ゲルト・テュルク(T)
ペーター・コーイ(Bs)
録音:2001年3月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
■Disc18
ライプツィヒ時代1724年のカンタータ2
第66番『喜べ、心よ。退け、痛みよ』BWV66
第134番『おのがイエスの生きたもう、と知る心は』BWV134
第67番『イエス・キリストを脳裡にとどめよ』BWV67
ロビン・ブレイズ(C.T)
櫻田亮(T)
ペーター・コーイ(Bs)
録音:2001年5月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
■Disc19
ライプツィヒ時代1724年のカンタータ3
第86番『誠に、誠に、あなたがたに告げる』BWV86
第37番『信じて洗礼(バプテスマ)を受ける者』BWV37
第104番『イスラエルの牧者よ、お聞き下さい』BWV104
第166番『あなたはどこへ』BWV166
野々下由香里(S)
ロビン・ブレイズ(C.T)
櫻田亮(T)
ステファン・マクラウド(Bs)
録音:2001年6、7月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
■Disc20
ライプツィヒ時代1724年のカンタータ4
第184番『待ち望し喜びの光よ』BWV184
第173番『高く挙げられし肉と血よ』BWV173
第59番『私を愛する人は、私の言葉を守る』BWV59
第44番『彼らはおまえたちを追放し』BWV44
野々下由香里(S)
波多野睦美(A)
ゲルト・テュルク(T)
ペーター・コーイ(Bs)
録音:2001年9月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
■Disc21
ライプツィヒ時代1724年のカンタータ5
第65番『彼らはシェバからやって来る』BWV65
第81番『イエスは眠りたもう、私の望みはどこにあろうか』BWV81
第83番『新しき契約の喜びの時よ』BWV83
第190番『主に向かって、新しき歌を歌え』BWV190
ロビン・ブレイズ(C.T)
ジェイムズ・ギルクリスト(T)
ペーター・コーイ(Bs)
録音:2002年2月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
■Disc22
ライプツィヒ時代1724年のカンタータ6
第20番『おお、永遠、汝、雷の言葉よ』BWV20
第7番『キリスト我らが主ヨルダン川に来たりたもう』BWV7
第94番『私はこの世に何を求めよう』BWV94
野々下由香里(S)
ロビン・ブレイズ(C.T)
ヤン・コボウ(T)
ペーター・コーイ(Bs)
録音:2002年4月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
■Disc23
ライプツィヒ時代1724年のカンタータ7
第10番『我が魂は主を崇め』BWV10
第93番『愛するみ神にすべてを委ね』BWV93
第178番『主なる神、我らの側に留まりたまわず』BWV178
第107番『なぜうなだれるのか』BWV107
野々下由香里(S)
マシュー・ホワイト(C.T)
櫻田亮(T)
ペーター・コーイ(Bs)
録音:2002年5、6月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
■Disc24
ライプツィヒ時代1724年のカンタータ8
第8番『愛する御神よ、いつ我は死なん』BWV8
第33番『ただあなたにのみ、主イエス・キリストよ』BWV33
第113番『主イエス・キリストよ、この上なく貴き宝よ』BWV113
第8番『愛する御神よ、いつ我は死なん』BWV8(異稿)
野々下由香里(S)
ロビン・ブレイズ(C.T)
ゲルト・テュルク(T)
ペーター・コーイ(Bs)
録音:2002年9月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
■Disc25
ライプツィヒ時代1724年のカンタータ9
第78番『イエスよ、あなたはわが魂を』BWV78
第99番『神の業こそ、麗しい』BWV99
第114番『ああ、愛するキリスト者、慰めを受けよ』BWV114
野々下由香里(S)
ダニエル・テイラー(C.T)
櫻田亮(T)
ペーター・コーイ(Bs)
録音:2003年2月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
■Disc26
ライプツィヒ時代1724年のカンタータ10
第180番『装いせよ、おお、愛する魂を』BWV180
第122番『新たに生まれた嬰児の』BWV122
第96番『主キリスト、神ひとり子』BWV96
野々下由香里(S)
ティモシー・ケンワージー=ブラウン(C.T)
櫻田亮(T)
ペーター・コーイ(Bs)
録音:2003年6月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
■Disc27
ライプツィヒ時代1724年のカンタータ11
第80番『われらが神こそ、堅き砦』BWV80
第5番『私は、どこへ逃れることができよう?』BWV5
第115番『備えをなせ、わが心よ』BWV115
スザンヌ・リディーン(S)
パスカル・ベルタン(C.T)
ゲルト・テュルク(T)
ペーター・コーイ(Bs)
録音:2003年9月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
■Disc28
ライプツィヒ時代1724年のカンタータ12
第62番『いざ来ませ、異邦人の救い主』BWV62
第139番『幸いなるかな、神に身を委ねる者』BWV139
第26番『ああいかに儚き、いかに虚しきものよ』BWV26
第116番『汝、平和の君イエス・キリスト』BWV116
野々下由香里(S)
ロビン・ブレイズ(C.T)
櫻田亮(T)
ペーター・コーイ(Bs)
録音:2004年3月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
■Disc29
ライプツィヒ時代1724年のカンタータ13
第135番『ああ主よ、この憐れな罪びとを』BWV135
第2番『ああ神よ、天よりご覧ください』BWV2
第3番『ああ神よ、何と多くの心の痛みが』BWV3
第38番『深き悩みの淵から、私はあなたを呼びます』BWV38
ドロテア・ミールズ(S)
パスカル・ベルタン(C.T)
ゲルト・テュルク(T)
ペーター・コーイ(Bs)
コンチェルト・パラティーノ
録音:2004年6月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
■Disc30
ソロ・カンタータ1
第51番『すべての国よ、神を誉め讃えよ』BWV51
アリア『神と共にすべての事に当り』BWV1127
結婚カンタータBWV210よりアリア「歌たちよ、魂のこもった調べを奏でて」
キャロリン・サンプソン(S)
録音:2005年9月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
■Disc31
ライプツィヒ時代1724年のカンタータ14
第91番『褒め讃えられよ、イエス・キリスト』BWV91
第101番『私から取り去ってください、主よ、まことの神よ』BWV101
第121番『キリストを誉め讃うよう、喜ばしく』BWV121
第133番『私は、あなたのうちにあって喜び』BWV133
野々下由香里(S)
ロビン・ブレイズ(C.T)
ゲルト・テュルク(T)
ペーター・コーイ(Bs)
コンチェルト・パラティーノ
録音:2004年3月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
■Disc32
ライプツィヒ時代1725年のカンタータ1
第111番『わが神のみこころがに、常に成就しますように』BWV111
第123番『最愛のイマヌエル、敬虔なる者の君主よ』BWV123
第124番『私のイエスを離さない』BWV124
第125番『平安と喜びをもって、私は逝こう』BWV125
野々下由香里(S)
ロビン・ブレイズ(C.T)
アンドレアス・ヴェラー(T)
ペーター・コーイ(Bs)
録音:2005年2月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
■Disc33
ライプツィヒ時代1725年のカンタータ2
第41番『イエスよ、今讃美を受けたまえ』BWV41
第92番『私は、神の心とみ旨に』BWV92
第130番『主なる神よ、我ら皆あなたを讃えます』BWV130
野々下由香里(S)
ロビン・ブレイズ(C.T)
ヤン・コボウ(T)
ドミニク・ヴェルナー(Bs)
録音:2005年4月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
■Disc34
ライプツィヒ時代1725年のカンタータ3
第1番『何と美しいことでしょう、暁の星が照り輝くのは』BWV1
第126番『我らを保たせたまえ、主よ、あなたの御言葉のもとに』BWV126
第127番『主イエス・キリスト、真の人にして神』BWV127
キャロリン・サンプソン(S)
ロビン・ブレイズ(C.T)
ゲルト・テュルク(T)
ペーター・コーイ(Bs)
録音:2005年6月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
■Disc35
ライプツィヒ時代1725年のカンタータ4
第128番『ただキリストの昇天のみが』BWV128
第176番『傲慢な、そして臆病なものが』BWV176
第87番『今までは、あなたがたは私の名によっては何も願わなかった』BWV87
第74番『私を愛する人は、私の言葉を守る』BWV74
野々下由香里(S)
ロビン・ブレイズ(C.T)
櫻田亮(T)
ペーター・コーイ(Bs)
録音:2006年7月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
■Disc36
ライプツィヒ時代1725年のカンタータ5
第42番『その同じ安息日の夕方』BWV42
第103番『おまえたちは、泣き喚く』BWV103
第108番『私が去り行くのは、あなたがたの益となる』BWV108
第6番『留まってください、私たちと共に』BWV6
野々下由香里(S)
ロビン・ブレイズ(C.T)
ジェイムズ・ギルクリスト(T)
ドミニク・ヴェルナー(Bs)
録音:2006年2月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
■Disc37
ソロ・カンタータ2〜アルト独唱のためのカンタータ集
第169番『神にのみ、私の心を捧よう』BWV169
第170番『満ち足りた安らぎ、魂の愉しむ悦びよ』BWV170
第35番『霊と魂は、惑い乱れます』BWV35
第200番『告白します、あの方の御名を』BWV200
ロビン・ブレイズ(C.T)
録音:2005年8月、2006年9月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
■Disc38
ソロ・カンタータ3
(1)第52番『偽りの世よ、おまえなどに頼るまい』BWV52
(2)第82番『私は、満ち足りた』BWV82
(3)第55番『私は、哀れな人、罪のしもべ』BWV55
(4)第58番『ああ神よ、何と多くの心の痛みが』BWV58
(1)(4)キャロリン・サンプソン(S)
(3)ゲルト・テュルク(T)
(2)(4)ペーター・コーイ(Bs)
録音:2006年9月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
■Disc39
ライプツィヒ時代1725年のカンタータ6
第68番『これほどにも、神はこの世を愛された』BWV68
第175番『彼は自分の羊の名を呼んで』BWV175
第28番『神を讃えよ!今や、一年は終わり』BWV28
第183番『彼らはおまえたちを追放し』BWV183
第85番『わたしはよい羊飼いである』BWV85
キャロリン・サンプソン(S)
ロビン・ブレイズ(C.T)
ゲルト・テュルク(T)
ペーター・コーイ(Bs)
コンチェルト・パラティーノ
録音:2007年2月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
■Disc40
ライプツィヒ時代1725年のカンタータ7
第137番『主を讃えよ、大いなる力に満ち栄光に輝く王を』BWV137
第168番『申し開きをなせ!との雷鳴のごとき言葉』BWV168
第79番『主なる神は太陽にして盾なり』BWV79
第164番『汝ら、キリストのものと自称する者たちよ』BWV164
野々下由香里(S)
ロビン・ブレイズ(C.T)
櫻田亮(T)
ペーター・コーイ(Bs)
録音:2007年6月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
■Disc41
ソロ・カンタータ4
(1)第56番『われは喜んで十字架の杖を手に取らん』BWV56
(2)第82番『私は、満ち足りた』BWV82(ホ短調、ソプラノ稿)
(3)第158番『平安汝にあれ』BWV158
(4)第84番『われは己が定めに満ち足れり』BWV84
(2)(4)キャロリン・サンプソン(S)
(3)ハナ・ブラシコヴァ(S)
(1)(3)ペーター・コーイ(Bs)
録音:2007年9月、2008年7月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
■Disc42
ライプツィヒ時代1726年のカンタータ1
第72番『すべてはただ神の御心に依って』BWV72
第32番『いとも慕わしいイエス、わが焦がれ求める君よ』BWV32
第13番『わがため息、わが涙は』BWV13
第16番『主なる神よ、汝を我らは誉め讃え』BWV16
レイチェル・ニコルズ(S)
ロビン・ブレイズ(C.T)
ゲルト・テュルク(T)
ペーター・コーイ(Bs)
録音:2008年2月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
■Disc43
ライプツィヒ時代1725年のカンタータ8
第110番『われらの口には笑いが満ち』BWV110
第57番『幸いなるかな、試練を耐え忍ぶ者は』BWV57
第151番『甘き慰め、わがイエスが来給うBWV151
ハナ・ブラシコヴァ(S)
ロビン・ブレイズ(C.T)
ゲルト・テュルク(T)
ペーター・コーイ(Bs)
録音:2007年7月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
■Disc44
ライプツィヒ時代1726年のカンタータ2
第146番『我らは多くの苦難を経て神の国に入るべし』BWV146
第88番『見よ、われは多くの漁師を遣わし』BWV88
第43番『神は歓呼の声とともに天に昇らん』BWV43
レイチェル・ニコルズ(S)
ロビン・ブレイズ(C.T)
ゲルト・テュルク(T)
ペーター・コーイ(Bs)
録音:2008年9月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
■Disc45
ライプツィヒ時代1726年のカンタータ3
第39番『割いて与えよ、飢えた者に汝がパンを』BWV39
第187番『すべての創られしものはあなたを待ち望む』BWV187
第129番『主に誉れあれ』BWV129
ヴァイオリンと管弦楽のためのシンフォニアニ長調BWV1045
野々下由香里(S)
ロビン・ブレイズ(C.T)
ペーター・コーイ(Bs) 若松夏美(Vn)
録音:2009年2月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
■Disc46
ライプツィヒ時代1726年のカンタータ4
第102番『主よ、あなたの目は信仰を顧み給う!』BWV102
第45番『人よ、良きことの何たるかはすでに汝に告げられたり』BWV45
第17番『感謝の捧げ物をなす者、これぞわれを讃える者』BWV17
第19番『戦闘が起これり』BWV19
ハナ・ブラシコヴァ(S)
ロビン・ブレイズ(C.T)
ゲルト・テュルク(T)
ペーター・コーイ(Bs)
録音:2009年9、10月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
■Disc47
ライプツィヒ時代1726年のカンタータ5
第36番『嬉々として舞い上がれ、星々の高みにまで』BWV36(決定稿)
第47番『誰であれ高ぶる者は低くせられ』BWV47
第27番『誰ぞ知らん、わが最期の時がいかに迫り来るかを』BWV27
ハナ・ブラシコヴァ(S)
ロビン・ブレイズ(C.T)
水越啓(T)
ペーター・コーイ(Bs)
録音:2010年2月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
■Disc48
ライプツィヒ時代1727〜29年のカンタータ1
第34番『おお永遠の炎、おお愛の源よ』BWV34
第117番『賛美と栄光が至高なる善にあれ』BWV117
第98番『神のなし給うは恵みに満てる御業』BWV98
第120番『神よ、シオンにて安らかにあなたを賛美し』BWV120
ハナ・ブラシコヴァ(S)
ロビン・ブレイズ(C.T)
水越啓(T)
ペーター・コーイ(Bs)
録音:2010年6月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
■Disc49
ライプツィヒ時代1727〜29年のカンタータ2
第188番『我は堅き信頼を』BWV188
第156番『我は片足を墓穴に入れて立つ』BWV156
第159番『見よ、我らはエルサレムへと上り行く』BWV159
第171番『神よ、あなたの御名のごとく、あなたの誉れも』BWV171
レイチェル・ニコルズ(S)
ロビン・ブレイズ(C.T)
ゲルト・テュルク(T)
ペーター・コーイ(Bs)
録音:2010年9月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
■Disc50
ライプツィヒ時代1726〜29年のカンタータ
第149番『勝利と歓呼の歌が響く』BWV149
第145番『我の生くるは、わが心よ、汝が喜びのため』BWV145
第174番『我はいと高き神を心の限りに愛す』BWV174
第49番『我は、狂おしく焦がれる思いを胸に出で行き、探し求む』BWV49
ハナ・ブラシコヴァ(S)
ロビン・ブレイズ(C.T)
ゲルト・テュルク(T)
ペーター・コーイ(Bs)
録音:2011年2月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
■Disc51
ライプツィヒ時代1727〜32年のカンタータ
第195番『義しき者に光は幾度となく差し昇り』BWV195
第192番『いざ、すべての者よ、神に感謝せよ』BWV192
第157番『我はあなたを離さじ、我を祝福し給うまでは!』BWV157
第120a番『主なる神、すべてを司る者』BWV120a
ハナ・ブラシコヴァ(S)
ダミアン・ギヨン(C.T)
クリストフ・ゲンツ(T)
ペーター・コーイ(Bs)
■Disc52
ライプツィヒ時代1730〜40年代のカンタータ1
第140番『目覚めよと、我らに呼ばわる声』BWV140
第112番『主はわが頼もしき羊飼い』BWV112
第29番『我らは感謝せん、神よ、あなたに感謝せん』BWV29
ハナ・ブラシコヴァ(S)
ロビン・ブレイズ(C.T)
ゲルト・テュルク(T)
ペーター・コーイ(Bs)
録音:2011年9月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
■Disc53
ライプツィヒ時代1730〜40年代のカンタータ2
第97番『わがなすすべての営みにおいて』BWV97
第177番『我はあなたに叫び求めん、主イエス・キリストよ』BWV177
第9番『救いは我らに来たれり』BWV9
ハナ・ブラシコヴァ(S)
ロビン・ブレイズ(C.T)
ゲルト・テュルク(T)
ペーター・コーイ(Bs)
録音:2012年2月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
■Disc54
ライプツィヒ時代1730〜40年代のカンタータ3
第100番『神がなし給うは恵みに満ちた御業』BWV100
第14番『神がこの時我らと共におられなければ』BWV14
第197番『神は我らの避け所』BWV197
第197a番『いと高きところにいます神に栄光あれ』BWV197a(断片)
ハナ・ブラシコヴァ(S)
ダミアン・ギヨン(C.T)
ゲルト・テュルク(T)
ペーター・コーイ(Bs)
録音:2012年9月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
■Disc55
ライプツィヒ時代1730〜40年代のカンタータ4
第69番『主よ讃えよ、わが魂よ』BWV69
第30番『喜べ、贖われた者たちの群れよ』BWV30
第191番『いと高きところには神に栄光あれ』BWV191
ハナ・ブラシコヴァ(S)
ロビン・ブレイズ(C.T)
ゲルト・テュルク(T)
ペーター・コーイ(Bs)
録音:2013年2月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
【世俗カンタータ】
■Disc56
世俗カンタータ1
結婚カンタータ『おおほほえむ吉日、願ってもない佳節』BWV210
コーヒー・カンタータ『おしゃべりはやめて、お静かに』BWV211
キャロリン・サンプソン(S)
櫻田亮(T)
シュテファン・シュレッケンベルガー(Bs)
録音:2003年7月/彩の国さいたま芸術劇場音楽ホール
■Disc57
世俗カンタータ2
シンフォニアヘ長調BWV1046a/1
狩のカンタータ『心躍る狩こそわたしの悦び』BWV208
セレナータ『日と年をつくる時は』BWV134a
ディアナ:ソフィー・ユンカー(S)
パラス:ジョアン・リン(S)
エンデュミオン、時:櫻田亮(T)
パン:ロデリック・ウィリアムズ(Br)
時の摂理:ダミアン・ギヨン(C.T)
録音:2011年7月/しらかわホール(名古屋)
■Disc58
世俗カンタータ3
『高貴なるレーオポルト殿下』BWV173a
結婚カンタータ『消えるのです、悲しみの影よ』BWV202
『喜び舞い上がれ 星々の高みまで』BWV36c
クォドリベット(断片)BWV524
ジョアン・ラン(S)
青木洋也(C.T)
櫻田亮(T)
ロデリック・ウィリアムズ(Br)
録音:2012年7月/しらかわホール(名古屋)
■Disc59
世俗カンタータ4
『破れ、砕け、うち壊て、この洞窟を(鎮まりしアイオロス)』BWV205
『響き交わす弦による一致する不一致よ』BWV207
パラス、幸運:ジョアン・ラン(S)
ポモナ、感謝:ロビン・ブレイズ(C.T)
ゼビュロス、勤勉:ヴォルフラム・ラトゥケ(T)
アイオロス、名誉:ロデリック・ウィリアムズ(Bs)
録音:2013年7月/しらかわホール(名古屋)
■Disc60
世俗カンタータ5
『案じつつ、見守らん(岐路に立つヘラクレス)』BWV213
『とどろけ太鼓、高鳴れラッパ』BWV214
快楽、ベローナ:ジョアン・ラン(S)
ヘラクレス、パラス:ロビン・ブレイズ(C.T)
徳、イレーネ:櫻田亮(T)
メルクール、ファーマ:ドミニク・ヴェルナー(Bs)
録音:2014年9月、10月/彩の国さいたま芸術劇場音楽ホール
■Disc61
世俗カンタータ6
『候妃よ、いま一条の光を』BWV198
アリア『打ち告げよ、待ち焦がれし時を』BWV53(メルヒオル・ホフマン作)
『消してください、いと高き主よ、私の罪を』BWV1083(ペルゴレージ:スターバト・マーテルのバッハによる編)
ジョアン・ラン(S)
ロビン・ブレイズ(C.T)
櫻田亮(T)
ドミニク・ヴェルナー(Bs)
録音:2015年2月、2005年9月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
■Disc62
世俗カンタータ7
『おいらの今度の殿様は(農民カンタータ)』BWV212
『悲しみを知らぬ人』BWV209
『裏切り者なる愛よ』BWV203
モイツァ・エルトマン(S)
ドミニク・ヴェルナー(Bs)
録音:2015年9月/白寿ホール(東京)
■Disc63
世俗カンタータ8
『汝の果報を称えよ、祝福されしザクセンよ』BWV215
『静かに流れよ、たわむれる波よ』BWV206
ハナ・ブラシコヴァ(S)
青木洋也(C.T)
チャールズ・ダニエルズ(T)
ロデリック・ウィリアムズ(Bs)
録音:2016年2月/彩の国さいたま芸術劇場
■Disc64
世俗カンタータ9
(1)『急げ、渦巻く風よ(フェーボスとパンの争い)』BWV201
(2)『さあ、晴れやかなトランペットの高らかな音よ』BWV207a
ジョアン・ラン(S)
ロビン・ブレイズ(C.T)
ニコラス・パン(T) (1)中嶋克彦(T)
ドミニク・ヴェルナー(Bs) (1)クリスティアン・イムラー(Bs)
録音:2016年9月/松蔭女子学院大学チャペル
■Disc65
世俗カンタータ10
『たのしきヴィーダーアウよ』BWV30a
『私は自分に満ち足りている』BWV204
キャロリン・サンプソン(S)
ロビン・ブレイズ(C.T)
櫻田亮(T)
ドミニク・ヴェルナー(Bs)
録音:2017年7月/彩の国さいたま芸術劇場
【その他の宗教曲】
■Disc66&Disc67
ヨハネ受難曲BWV245(1749年第4稿)
追加分(1725年第2稿)
第11曲:アリア(S):「天よ裂け、地よ震えて」
第13曲U:アリア(T):「私を打ち砕け、岩よ丘よ」
第19曲II:アリア(T):「ああ、そのように身をよじるな」
エヴァンゲリスト:ゲルト・テュルク(T)
イエス:浦野智行(Bs)
下役:櫻田亮(T)
ペーター・コーイ(Bs)
イングリット・シュミットヒューゼン(S)
米良美一(C.T)
録音:1998年4月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
■Disc68&Disc69
マタイ受難曲BWV244
ベンヤミン・ブルンス(エヴァンゲリスト)
クリスティアン・イムラー(バスI/イエス)
キャロリン・サンプソン(ソプラノI)
松井亜希(ソプラノII)
ダミアン・ギヨン(アルトI)
クリント・ファン・デア・リンデ(アルトII)
櫻田亮(テノールI)
ザッカリー・ワイルダー(テノールII)
加耒徹(バスII/ユダ/ピラト/大祭司カヤパ/祭司長I)
鈴木優人(Org)
録音:2019年4月/彩の国さいたま芸術劇場音楽ホール
■Disc70&Disc71
クリスマス・オラトリオBWV248
モニカ・フリンマー(S)
米良美一(C.T)
ゲルト・テュルク(T)
ペーター・コーイ(Bs)
録音:1998年1月/彩の国さいたま芸術劇場音楽ホール
■Disc72&Disc73
ミサ曲ロ短調BWV232
キャロリン・サンプソン(ソプラノT)
レイチェル・ニコルズ(ソプラノU)
ロビン・ブレイズ(C.T)
ゲルト・テュルク(T)
ペーター・コーイ(Bs)
録音:2007年3月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
■Disc74
ルター派ミサ曲1
(1)ミサ曲ト短調BWV235
(2)ミサ曲ト長調BWV236
(3)サンクトゥスト長調BWV240
(4)サンクトゥスホ長調BWV241(ヨハン・カスパール・ケルル作曲、バッハ編)
(5)クリステ・エレイソント短調BWV242
(6)サンクトゥスニ長調BWV238
(7)サンクトゥスハ長調BWV237
(8)『私の魂は切望します』BWVdeest1006(フランチェスコ・バルトロメオ・コンティ
作曲、バッハ編)*
(2)(8)ハナ・ブラシコヴァ(S)
(5)ジョアン・ラン(S)
ロビン・ブレイズ(C.T)
ゲルト・テュルク(T)
ペーター・コーイ(Bs)
録音:(1)-(4)2013年9月、(8)2014年2月/神戸松蔭女子学院大学チャペル、
(5)-(7)2014年9月/彩の国さいたま芸術劇場
■Disc75
ルター派ミサ曲2
(1)ミサ曲イ長調BWV234
(2)ミサ曲ヘ長調BWV233
ハナ・ブラシコヴァ(S)
ロビン・ブレイズ(C.T)
(1)中嶋克彦(T)
ペーター・コーイ(Bs)
録音:2014年2月、2015年2月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
(3)マニフィカトニ長調BWV243
ミア・パーション(ソプラノT)
野々下由香里(ソプラノU)
太刀川昭(A)
ゲルト・テュルク(T)
浦野智行(Bs)
録音:1998年12月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
■Disc76
(1)復活祭オラトリオBWV249
(2)昇天祭オラトリオBWV11
野々下由香里(S)
パトリック・ファン・フーテム(C.T)
ヤン・コボウ(T)
浦野智行(Bs)
録音:2004年5月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
(3)カンタータ『主はとこしえに王』TWV8:6(テレマン作曲
バッハ編)より*
第6曲:アリア「驕れる民は」(T)
第5曲:合唱「シオンの娘は喜び」
(4)モテット『主に向かいて歓呼の声をあげよ』BWVAnh.160(テレマン作曲
バッハ編)より*
第1曲:合唱「主に向かいて歓呼の声をあげよ」
第2曲:コラール「賛美と誉れと栄光」
(3)吉田志門(T)
録音:2022年9月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
■Disc77
モテット集
(1)『歌え、主に向かい新しい歌を』BWV225
(2)『来たれ、イエスよ、来たれ』BWV229
(3)『イエス、わが喜びよ』BWV227
(4)『主を讃えよ、すべての異邦人よ』BWV230
(5)『恐れるな、私はあなたと共にいる』BWV228
(6)『あなたを離しません、私を祝福してくださらなければ』BWV1165(BWV
Anh.159)
(7)『御霊は我らの弱さを支え助け給う』BWV226
(8)『おおイエス・キリスト、わが命の光よ』BWV118(第2稿)
(1)(3)野々下由香里(S)
(3)松井亜希(S)
(1)(3)ダミアン・ギヨン(C.T)
(1)(3)水越啓(T)
(7)谷口洋介(T)
(1)(3)ドミニク・ヴェルナー(Bs)
録音:2009年6月、7月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
■Disc78
アンナ・マクダレーナ・バッハの音楽帳第2巻より*
(1)第12曲「おのが平安に帰り」BWV510(ソプラノと通奏低音(Org))
(2)第13a曲「おのが平安に帰り」BWV511(ソプラノと通奏低音(Vc、チェンバロ))
(3)第20a-b曲「パイプにおいしいタバコを詰めて」BWV515/515a(バス/ソプ
ラノと通奏低音(Vc、チェンバロ))
(4)第25曲「御身がともにあるならば」BWV508(ソプラノと通奏低音(Cemb))
(5)第33曲「汝なにゆえ憂うるや」BWV516(ソプラノと通奏低音(Vc、オル
ガン))
(6)レチタティーヴォ「私は、満ち足りた」BWV82/2(ソプラノと通奏低音(Cemb)
(7)アリア「眠るがよい、疲れた眼よ」BWV82/3(ソプラノと通奏低音(Cemb)
(8)第35曲「われをとり計らいたまえ、神よ」BWV514(ソプラノと通奏低音(Vc、オルガン))
(9)第37曲「君われに心を贈りなば」BWV518(ソプラノ、テノールと通奏低音(Vc、オルガン))
(10)第39b曲:合唱「汝に、エホバよ、われ汝に向かいて歌わん」(ソプラノ、アルト、テノール、バスと通奏低音(Vc、オルガン))
(11)第40曲「なんと幸せなわれ、おお心の友よ」BWV517(ソプラノと通奏低音(Vc、チェンバロ))
(12)第41曲「思いみよ、わが霊」BWV509(ソプラノと通奏低音(Vc、チェンバロ))
(13)第42曲「おお永遠、そは雷の言葉」(ソプラノと通奏低音(Vc、オルガン))
シェメッリ歌曲集より*
(14)第14曲:「われここ汝の飼葉おけの側に立ち」BWV469(バスと通奏低音
(Vc、オルガン))
(15)第16曲:「おお、甘く柔和なる幼子イエスよ」BWV493(ソプラノ、テノールと通奏低音(Vc、オルガン))
(16)第18曲:「われらをイエスとともに引き行け」BWV481(バスと通奏低音(Vc、チェンバロ))
(17)第19曲:「わがイエスと、天使ら汝に」BWV487(ソプラノ、テノールと通奏低音(Vc、チェンバロ))
(18)第29曲:「すべての善きものの泉」BWV445(バスと通奏低音(Vc、オルガン))
(19)第30曲:「神よ、汝の徳はいかに大いなるか」BWV462(テノール、ソプラノと通奏低音(Vc、チェンバロ))
(20)第32曲:「汝に、ヤハウェよ、わら向いて歌わん」BWV452(ソプラノ、テノールと通奏低音(Vc、チェンバロ))
(21)第37曲:「神はなおも生きたもう」BWV461(ソプラノ、テノールと通奏低音(Vc、チェンバロ))
(22)第41曲:「さほど悲しくはなし」BWV489(バスと通奏低音(Vc、オルガン))
(23)第42曲:「おお愛しき魂よ、精神を養え」BWV494(ソプラノ、テノールと通奏低音(Vc、チェンバロ))
(24)第44曲:「われを忘るるなかれ、いと尊き御神よ」BWV505(ソプラノ、テノールと通奏低音(Vc、チェンバロ))
(25)第53曲:「イエス、イエス、汝わがもの」BWV470(テノール、ソプラノと通奏低音(Vc、チェンバロ))
(26)第59曲:「来たれ、甘き死よ、来たれ、幸いなる安らぎよ」BWV478(ソプラノ、テノールと通奏低音(Vc、オルガン))
(27)第67曲:「魂よ、来たれ、この日」BWV479&「来たれ、造り主なる聖霊の
神よ」BWV370(ソプラノ、テノールと通奏低音(Vc、オルガン))
(28)『3つの婚礼用コラール』*
第1曲「神なしたもう御業こそいと善けれ」BWV250
第2曲「賛美と栄光、至高の善なる者にあれ」BWV251
第3曲「いざやもろびと、神に感謝せよ」BWV252
(29)オラトリオ『このエドムから来る者はだれか』BWV1167より*
第20曲「されば憧れて仰ぎ見ん」BWV1088
第19曲「主イエス・キリスト、真の人にして神」BWV127/1
第39曲「正しき人は滅びしも」BWV1149(ヨハン・クーナウ作曲(?)、バッハ編)
松井亜希(S)
青木洋也(A)
吉田志門(T)
ドミニク・ヴェルナー(Bs)
鈴木優人(チェンバロ、オルガン)
山本徹(Vc)
録音:2022年9月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
バッハ・コレギウム・ジャパン
鈴木雅明(指)

録音:1995年〜2022年
*=初出音源
バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)のバッハの声楽曲集がBISレーベルより78枚組の完全限定ボックスで登場します!1995年 に開始されたBCJによるバッハの教会カンタータ録音は18年を経て2013年に完結。さらに世俗カンタータも2018年に完結し、日本の団体としては初のカンター タ大全集という偉業を成し遂げました。
当ボックスにはバッハの作曲および編曲の声楽曲を収録。カンタータはもちろんのこと、マタイ受難曲(2019年録音)、ヨハネ受難曲(1998年録音)、マニ フィカト、クリスマス・オラトリオ、モテット、その他宗教曲もすべてSACDハイブリッド仕様です。
今回のボックスでは、日本独自企画として2019年末にリリースした「バッハ:合唱曲全集」(KKC-8750)【廃盤】には収録されていない秘蔵音源および 2022年に収録された最新初出音源を収録!BCJの歴史を辿る音源が当セットに収められております! (Ki)

【当セットの注目ポイント】
●マタイ受難曲は2019年に再録音した音源を収録!当録音では現代最高のオルガン・ビルダー、マルク・ガルニエが製作した通奏低音用のオルガンを使用。オルガンはBCJの首席指揮者鈴木優人が演奏しております。この録音は2020年英国グラモフォン賞(合唱部門)を受賞するなど、高い評価を獲得しております。(1999年3月の旧録音は当セットには収録しておりません)
●バッハが編曲した他作曲家作品の初出音源を収録!単売時は収録されなかった2014年2月の秘蔵音源および2022年9月の最新録音が収録されています。
 【2014年2月録音】
 ・『私の魂は切望します』BWV deest1006(コンティ作曲、バッハ編)
 【2022年9月録音】
 ・カンタータ『主はとこしえに王』TWV 8:6より(テレマン作曲、バッハ編)
 ・モテット『主に向かいて歓呼の声をあげよ』BWV Anh.160より(テレマン作曲、バッハ編)
 ・アンナ・マクダレーナ・バッハの音楽帳第2巻より
 ・シェメッリ歌曲集より
 ・3つの婚礼用コラール BWV250-252
 ・オラトリオ『このエドムから来る者はだれか』BWV1167より
●全4巻、1000ページ超のブックレット(英・独・仏)には各曲のトラックリスト、曲目解説、歌詞(独・英)、録音情報を掲載。また各ディスクは紙製スリーヴケースに収納されております。
※当セットはバッハ作・編曲作品のみを収録しており、「バッハ:合唱曲全集(KKC-8750)【廃盤】とは収録内容が異なります。

Alba
ABCD-478(1CD)
リサイタル- 私の歌をのぞき見しないでくれ
マーラー(フレデリック・ネイリンク編):歌曲集「リュッケルトによる5つの歌曲」
マティルデ・ヴァンテナール(1993-):わが心に憂い多かりき ーここにはまるで夜の闇があるばかり
ヴァインベルク(1919-1996):即興とロマンス(弦楽四重奏のための)
レスピーギ:日没(メゾソプラノと弦楽四重奏のための)
マーラー(フレデリック・ネイリンク編):夏に小鳥はかわり(「若き日の歌」か
ヴィルピ・ライサネン(Ms)
ダネルQ[マルク・ダネル(Vn)、ジル・ミレ(Vn)、ヴラド・ボグダナス(Va)、ヨーヴァン・マルコヴィチ(Vc)]

録音:2023年4月16日?19日 キエリッキ石器時代センター(ユリ=イ、オウルンカーリ、フィンランド)
弦楽四重奏のヴァイオリニストだったヴィルピ・ライサネンとダネル四重奏団 のつながりは、30年近く前、イングランドのブリテン=ピアーズ・スクールで行われ たボロディン四重奏団のマスタクラスでの出会いから始まりました。20年ほど経ち、その間、歌手としての国際的なキャリアを築いたヴィルピは、ベルギーの音楽 祭でダネル四重奏団と再会。歌い手が「5人目のメンバー」として弦楽四重奏に加わる「歌と四重奏が対等な関係にある」室内楽のジョイント・コンサートをヨーロッ パ各地で行いました。このアルバムは、「メゾソプラノと弦楽四重奏」の魅力的で深い世界を広く伝えることを目的に作られました。 マーラーの「リュッケルトによる5つの歌曲」と「若き日の歌」の〈夏に小鳥はかわり〉は、ベルギーの作曲家フレデリック・ネイリンク(1985?)が編曲を手がけ ました。管弦楽共演版ともピアノ共演版とも異なる「美」の世界が表出されます。オランダのマティルデ・ヴァンテナールの「ここにはまるで夜の闇があるばかり」 は、J・S・バッハのカンタータ第21番『わが心に憂い多かりき』の歌詞を借り、「恐怖と絶望」というテーマを扱った作品です。ナイメーヘンの室内楽協会の70 周年を記念して委嘱され、2021年5月にライサネンとブロドスキー四重奏団によって初演されました。ヴァインベルク の「即興とロマンス」は、スターリン体制の 下、逮捕投獄されるなど過酷な経験をした1946年から1957年の間に作曲された、第6番と第7番の弦楽四重奏曲の間を埋める唯一の弦楽四重奏のための作 品です。「アダージョ」と「アンダンテ」に分かれ、「ショスタコーヴィッチ的」とみなされることが多いといわれます。 ヴィルピのホームタウン、北部フィンランドのユリ=イ村にある「キエリッキ石器時代センター」のホールでのセッション録音です。 (Ki)

Passacaille
PAS-1152(2CD)
バッハ:受難オラトリオ BWV Anh.169(アレクサンダー・グリヒトリーク補筆再構成版/世界初録音) ミリアム・フォイアージン ガー(ソプラノ;シオン )
ヤナ・ピータース(ソプラノ;マリア )
ウィリアム・シェルトン(アルト;魂)
ダニエル・ヨハンセン(テノール;福音史家、ヨハネ)
ティエモ・ウォン(バス;イエス)
ジョナサン・セルズ(バス;ペトロ)
アレクサンダー・グリヒトリーク(指 、チェン バロ)
イル・ガルデリーノ(管弦楽、合唱)

録音:2023年8月6-10日/ドイツ、シュヴェービッシュ・グミュント、アウグスティヌス教会(ヨーロッパ教会音楽フェスティバル2023)
チェンバロ奏者で指揮者のアレクサンダー・グリヒトリークは音楽学者でもあり、バッハの失われた音楽の復元にも力をそそぐ人物。2023年にヨーロッパで初 演されたこの『受難オラトリオ』は、バッハのカンタータや受難曲の作詞でおなじみのピカンダーが台本を残しているもので、1725年頃にライプツィヒで作曲され た可能性を持つ作品です。日本でも2024年3月にグリヒトリーク指揮で初演され話題となりました。
グリヒトリークはバッハのパロディ手法を研究し、既存の曲から歌詞にあうものを選び、巧みに音楽を再構築しています。後年の作品に出てくる歌のオリジナルが この作品の中にあった、という考え方も興味深いもの。ベルギーのトップ・アンサンブル、イル・ガルデリーノによる音楽を深堀りしたみごとな演奏で、当時流行し ていた「受難オラトリオ」というジャンルとバッハのつながりを愉しむことのできる注目の録音です。 (Ki)

MSR
MS-1794(1CD)
バーバラ・ハーバック作品集VOL.17〜ハーバック(b.1946):合唱音楽集Vol.1
ラッパであの方を讃えなさい/歌え、アレルヤを/ 丘は喜ばしいホザンナを叫ぶ/歌え、歓喜を/ ベツレヘムのこの夜/歌え! キリストが生まれた/ 聞こえる光/水浴しなさい、私の魂よ/キリストの暗い杯/ 向きを変えよ、ああ私の魂よ/メアリーの喜びに満ちた叫び/ 平和と喜びの中私は今旅立つ/ 私は時々母なし児のように感じる/私にイエスを与えなさい/ あの川を渡る時/幾千年が過ぎた/ここに私は立つ/ 愛の酒に酔い/セントルイスの日没/女性作曲家/ アメリカ、約束された/地
ジェネヴィーヴ・エリス(指)
アポロ・ヴォイシズ
ルイーズ・クレア・マーシャル(A)
サラ=ジェイン・ルイス(Ms)
ティモシー・エンド(P)

録音:2023年6月9、11―12日 ロンドン
MSR CLASSICS が作曲家としても演奏家としても重用しているバーバラ・ハーバックの作品集第 17集、合唱作品集第1集。宗教曲、キリスト降誕と誕生、四旬節と復活祭、霊歌、さらには世俗音 楽まで様々。多くは米国の教会合唱に則りながらも響きの新しさを目指したものです。 アポロ・ヴォイシズはロンドンの合唱団。四半世紀の活動歴があり、クラシック音楽のみならず映画 音楽など様々な場で活躍しています。

CPO
CPO-555562(2CD)
NX-E07
ラフ:オラトリオ『世界の終わり - 審判 - 新世界』 マリー・ヘンリエッテ・ラインホルト(A)
アンドレアス・ヴォルフ(Br)
ゲヴァントハウスcho
カメラータ・リプシエンシス
グレゴール・マイヤー(指)

録音:2022年6月6日
スイスに生まれ、ドイツ・ロマン派のスタイルで書かれた10曲余りの交響曲で知られるヨアヒム・ラフ。彼は晩年に なって自身の最高傑作を書き上げたいと願うようになり、このオラトリオ『世界の終わり - 審判 - 新世界』を作り上 げました。交響曲第10番と同じ頃の1879年から81年に書かれたこの作品、題材はヨハネ黙示録の「七つの封 印の書」から採られており、ラフは自身で台本を作成し、ヨハネの目を通して世界の深淵を語っています。壮大な 合唱シーンや、装飾的なアルトのソロに加え、随所に用いられたコラールなど、ヘンデルやメンデルスゾーンのオラトリ オを思わせる様式の中に、美しい旋律が散りばめられた見事な作品です。演奏はラフに所縁の深いゲヴァントハウ ス合唱団とクーナウの一連の作品の演奏で知られるカメラータ・リプシエンシス。
CPO
CPO-555567(1CD)
NX-C04
アントニオ・ロゼッティ(1750頃-1792):オラトリオ『死にゆくイエス』 マリア…アンナ=レーナ・エルベルト(S)
アリマタヤのヨセフ…アンネ・ビールヴィルト(A)
ヨハネス…ゲオルク・ポプルッツ(T)
イエス…ダニエル・オチョア(Bs)
ヴォーカルアンサンブル・ベッカープサルター
ラルパ・フェスタンテ(古楽器オーケストラ)
ヨハネス・メーズス(指)

録音:2022年6月17-19日
アントニオ・ロゼッティの『死にゆくイエス』は聖句を用いない受難オラトリオです。バロック期の作品とは異なり、一般 的な文学や美的傾向に合わせたこの台本は18世紀後半にハンブルクを中心に活躍する作曲家たちが多く手が け、まるで歌劇を思わせる演劇的なプロットを持ち、登場人物たちのエピソードや心情に光をあて、聴き手の心を 捉えました。ゲッセマネでのイエスの最期の場面を劇的に描いた作品を、バロック音楽の演奏で知られるラルパ・フェ スタンテとポプルッツ、オチョアらの独唱陣、若き歌手たちのアンサンブル「ベッカープサルター」をヨハネス・メーズスが 見事にまとめています。

ALPHA
ALPHA-1032(1CD)
HIMMELFAHRT 〜バッハ、テレマン:昇天祭のための教会カンタータ
バッハ:教会カンタータ「御国にまします神を讃えよ」 BWV11(昇天祭オラトリオ)
テレマン:教会カンタータ「我いざ旅立たん、我が父のもとへ」 TWV1:825*
バッハ:教会カンタータ「ただキリストの昇天によりてのみ」BWV 128
ヴォクス・ルミニス(独唱・合唱)
独唱:
フィオラ・ブラッヘ、ズュジ・トート(S)
アレクサンダー・チャンス、ウィリアム・シェルトン(C.T)
ラファエル・ヘーン(T)
ゼバスティアン・ミルス、トビアス・ヴィッキー(Bs)
フライブルク・バロックO(古楽器使用)
コンサートマスター:ライラ・シャイエーク(Vn)
リオネル・ムニエ(バス、指揮)

録音:2022年5月 聖ペトロ&パウロ福音教会、ゲニンゲン (ドイツ南西部バーデン=ヴュルテンベルク州)
*=世界初録音
各パート2〜3人の小編成で古楽シーンを牽引する名歌手が集い、欧州各地の古楽祭を中心に見事なアンサンブル歌唱を聴かせてきた ヴォクス・ルミニス。世界的古楽器オーケストラのフライブルク・バロックOとの共演による今回のアルバムでは、十字架で亡くなった後に 復活した救世主イエスが天に上げられたことを祝う昇天祭のため、バッハとテレマンが残した3傑作をとりあげます。トランペットとティンパニが祝 祭感を盛り上げるバッハの活動後期の充実作「昇天祭オラトリオ」は、大編成の迫力に甘んじない緩急自在の音作りのしなやかさが圧巻。 残る2作はそれぞれテレマンがハンブルクの、またバッハがライプツィヒの音楽監督職に就いて間もない時期の作で、いずれもふくよかなナチュラ ルホルンの響きが美しい1720年代の名品。高音域まで見事なナチュラル金管の美音もさることながら、コンサートマスターに迎えられた名手 ライラ・シャイエークを筆頭に、ヴィオラの朝吹園子、バスーンのシャビエル・サフラ、リュートのリー・サンタナら器楽勢も鮮やかなサポートを聴か せます。ヘレヴェッヘとの共演でも名唱が多いズュジ・トートやバッハ・コレギウム・ジャパンでも活躍する水越 啓、近年躍進めざましいアレクサ ンダー・チャンスら歌手勢も俊才揃いなのはヴォクス・ルミニスならでは。ドイツ語圏の春を寿ぐ充実の音楽を通じて欧州最前線の古楽シーン の活況に触れられる素晴しいアルバムの登場です。

J.S.Bach-Stiftung
C-368CD(1CD)
NX-F02
J. S. バッハ:カンタータ第46集
1-9. カンタータ 第31番Der Himmel lacht! Die Erde jubilieret- 天は笑い、地は歓呼す BWV31
10-15. カンタータ 第85番Ich bin ein guter Hirt - われは善き羊飼いなり BWV85
16-22. カンタータ 第178番Wo Gott der Herr nicht bei uns halt- 主なる神、われらがもとにあらずば BWV178
ユリア・ドイル(S)…1-9
フローリアン・ジーファース(T)…1-9
ステファン・マクラウド(Bs)…1-9
ゲルリンデ・ゼーマン(S)…10-15
テリー・ウェイ(A)…10-15
ゲオルク・ポプルッツ(T)…10-22
マルクス・フォルペルト(Bs)…10-15
マーゴット・オイツィンガー(A)…16-22
ペーター・コーイ(Bs)…16-22
バッハ財団O&cho
ルドルフ・ルッツ(指揮/チェンバロ…10-15)

録音(ライヴ):2022年4月28日、2016年4月8日、2023年8月18日
第31番「天は笑い、地は歓呼す」は復活祭用のカンタータ。ザロモン・フランクの台本が用いられたこの作品は3本のトランペット、ティンパニ、3本のオーボエ とオーボエ・ダ・カッチャを含む祝祭的な楽器編成が用いられており、キリスト復活の喜びが表現されています。初演は1715年4月21日。その翌年にも再演 されています。ソナタと題された協奏曲風の器楽合奏で幕をあけ、バス、テノール、ソプラノのアリアが続き、最後は輝かしいコラールで曲を閉じます。 第85番「われは善き羊飼いなり」は、1725年4月15日に初演された復活後第2日曜日のカンタータ。よき羊飼いとしてのイエスの姿が示されています。落 ち着いたバスのアリアで曲が始まり、装飾的な前奏に導かれたアルトのアリアが続きます。牧歌的なソプラノのコラールが続き、弦楽器による三連符のモテーフ が際立つテノールの美しいアリア、最後は簡素なコラールで聴き手を慈悲と神の加護の世界へと導きます。 1724年7月30日に初演された第178番「主なる神、われらがもとにあらずば」は、ユストゥス・ヨナスのコラールを基にした劇的な内容を持つカンタータ。コ ラールは詩篇第12篇によるもので、神の下、敵と戦うことをテーマにしています。付点音符が際立つ合奏が印象的な冒頭の合唱、手の込んだ手法で書か れたアルトのレチタティーヴォ、そして舟の心地よい揺れを表す低弦の響きに乗ったバスのアリアが続きます。信仰と理性が葛藤する人々を諫めるかのようなテ ノールのコラールとアリア、最後は天と地、全てを掌握する神を湛えるコラールが続きます。

Bastille Musique
BM-026(3CD)
フランコ・アルファーノ:歌曲集
フランコ・アルファーノ(1875-1954):5つのメロディー/2つのメロディー/幸福/3つのタゴールの詩/6つの歌/ヴォカリーズ=エチュード/ネアポリス/3つのタゴールの歌/メッセージ/3つのヴォカリーズ/新しいタゴールの歌/パルテノペアの古い子守唄/3つの新しい詩/ミランダ・ボナの3つの歌/われらの最後の秋/日々/2つのタゴールの歌/2つのナポリの歌/2つの歌/7つの歌/5つの新しいタゴールの歌/光/最後の考え
アレクサンドラ・フラッド(S)、
ニーナ・タランデク(Ms)、
ターニャ・アリアーネ・バウムガルトナー(Ms)、
クラウス・ジモン(P)、
フィリップ・シーメンツ(Vc)

録音:2019年-2021年、ハンス・ロスバウト・スタジオ(バーデン=バーデン、ドイツ)
ベルリンのラグジュアリー・レーベル「bastille musique」のリリース第26作目は、オペラ作家として、またプッチーニの「トゥーランドット」を補筆したことで知られるナポリ生まれの作曲家、フランコ・アルファーノ(1875-1954)の歌曲集。
ドイツ放送と共同で3年という時間をかけて制作された本アルバムにはアルファーノの活動時期のほぼすべてを網羅する1896年から1954年の間に作曲された多種多様なアートソングが初めて全曲収められており、豪華アーティストたちによる世界初録音が多く含まれています。ステファノ・ナルデッリ、リノ・マイオーネによる子細な解説に加え、レーベル・プロデューサーのセバスティアン・ゾルテによる演奏者たちへのインタビューや楽譜などが掲載された充実のブックレット(国内仕様盤は日本語訳付き!)と、作曲家やレコーディング・セッションの写真などが封入されたラグジュアリー・ボックス仕様です。

Etcetra
KTC-1818(1CD)
ミルテとバラを持って
シューマン:詩人の恋 Op.48
メンデルスゾーン:歌の翼に
シューマン:あなたの顔は、
 はすの花、きみは花のようだ、
 ぼくの馬車はゆっくりと転がってゆく
クララ・シューマン:初恋、
 私は暗い夢の中で立っていた
シューベルト:アトラス、彼女の絵姿、
 漁師の娘、町、海辺で、
 ドッペルゲンガー
シューマン:ミルテとバラを持って
ヴェルナー・ファン・メヘレン(Bs-Br)、
シルヴィ・ドクラメール(P)
ドイツの著名な詩人ハインリヒ・ハイネの代表作「歌の本」の詩を用いた様々な歌曲集。シューマンの「詩人の恋」、「ミルテとバラを持って」をはじめクララ・シューマンやメンデルスゾーン、シューベルトが作曲した奥深きハイネの詩の世界。エリザベート王妃国際音楽コンクールをはじめ数々の国際コンクールで受賞歴を持つヴェルナー・ファン・メヘレンはバイロイト音楽祭やウィーン国立歌劇場の舞台でも活躍するベルギーを代表するバス・バリトンの一人です。

Bastille Musique
BM-026(3CD)
フランコ・アルファーノ:歌曲集
フランコ・アルファーノ(1875-1954):5つのメロディー/2つのメロディー/幸福/3つのタゴールの詩/6つの歌/ヴォカリーズ=エチュード/ネアポリス/3つのタゴールの歌/メッセージ/3つのヴォカリーズ/新しいタゴールの歌/パルテノペアの古い子守唄/3つの新しい詩/ミランダ・ボナの3つの歌/われらの最後の秋/日々/2つのタゴールの歌/2つのナポリの歌/2つの歌/7つの歌/5つの新しいタゴールの歌/光/最後の考え
アレクサンドラ・フラッド(S)、
ニーナ・タランデク(Ms)、
ターニャ・アリアーネ・バウムガルトナー(Ms)、
クラウス・ジモン(P)、
フィリップ・シーメンツ(Vc)

録音:2019年-2021年、ハンス・ロスバウト・スタジオ(バーデン=バーデン、ドイツ)
ベルリンのラグジュアリー・レーベル「bastille musique」のリリース第26作目は、オペラ作家として、またプッチーニの「トゥーランドット」を補筆したことで知られるナポリ生まれの作曲家、フランコ・アルファーノ(1875-1954)の歌曲集。
ドイツ放送と共同で3年という時間をかけて制作された本アルバムにはアルファーノの活動時期のほぼすべてを網羅する1896年から1954年の間に作曲された多種多様なアートソングが初めて全曲収められており、豪華アーティストたちによる世界初録音が多く含まれています。ステファノ・ナルデッリ、リノ・マイオーネによる子細な解説に加え、レーベル・プロデューサーのセバスティアン・ゾルテによる演奏者たちへのインタビューや楽譜などが掲載された充実のブックレット(国内仕様盤は日本語訳付き!)と、作曲家やレコーディング・セッションの写真などが封入されたラグジュアリー・ボックス仕様です。

Etcetra
KTC-1818(1CD)
ミルテとバラを持って
シューマン:詩人の恋 Op.48
メンデルスゾーン:歌の翼に
シューマン:あなたの顔は、
 はすの花、きみは花のようだ、
 ぼくの馬車はゆっくりと転がってゆく
クララ・シューマン:初恋、
 私は暗い夢の中で立っていた
シューベルト:アトラス、彼女の絵姿、
 漁師の娘、町、海辺で、
 ドッペルゲンガー
シューマン:ミルテとバラを持って
ヴェルナー・ファン・メヘレン(Bs-Br)、
シルヴィ・ドクラメール(P)
ドイツの著名な詩人ハインリヒ・ハイネの代表作「歌の本」の詩を用いた様々な歌曲集。シューマンの「詩人の恋」、「ミルテとバラを持って」をはじめクララ・シューマンやメンデルスゾーン、シューベルトが作曲した奥深きハイネの詩の世界。エリザベート王妃国際音楽コンクールをはじめ数々の国際コンクールで受賞歴を持つヴェルナー・ファン・メヘレンはバイロイト音楽祭やウィーン国立歌劇場の舞台でも活躍するベルギーを代表するバス・バリトンの一人です。

LSO Live
LSO-0830(1SACD)
ブリテン:作品集
(1) シンフォニア・ダ・レクイエム op.20
(2) 春の交響曲
(3) 青少年のための管弦楽入門
サー・サイモン・ラトル(指) LSO
エリザ ベス・ワッツ(S)、アリス・クート(Ms)、アラン・クレイトン( テノール )、 ティフィン少年cho、ティフィン児童cho、ティフィン女学ch
ロンドン響cho

録音:(1)2019年5月7,8日、(2)2018年9月16,18日、(3) 2021年5月18日、すべてバービカン・ホールでの録音
ラトル率いるLSOによる、ブリテン名曲3篇のCDが登場。「青少年のための管弦楽入門」ではLSOの管楽器がなんとも輝かしい音色を惜しげもなく響き 渡らせています。弦楽器群の、細部まで活き活きとした表情も魅力です。
皇紀2600年の式典のために、日本政府はR.シュトラウスや様々な作曲家たちに、作品を依頼しました。その作曲家リストの中にブリテンも含まれており、 ブリテンは「シンフォニア・ダ・レクイエム」を作曲します。しかしながらタイトルにある「レクイエム」の文字などが原因で結局日本の式典ではこの作品は演奏 されず、1941年3月、バルビローリ指揮ニューヨーク・フィルによって初演されました。「春の交響曲」は、クーセヴィツキーによる委嘱の第2作(第1作 は歌劇「ピーター・グライムズ」)。イギリスの伝統的な民謡と詩を見事にミックスしたこの作品は、冬が去り、春が勝利を収め始めるとき、自然界が徐々に目 覚め始める様子を描いています。 (Ki)

ODRADEK RECORDS
ODRCD-354(1CD)
ベートーヴェン:「遥かな恋人に」 Op.98
シューマン:リーダークライス Op.39
ラヴェル:「ドゥルシネア姫に心を寄せるドン・キホーテ」
ヨエル・ウルヒ(Br)
ゾフィー・シュツェパネク(P)

録音:2021年6月11-13日 ドイツ ケルン
有名連作歌曲集3作を収録。ヨエル・ウルヒはドイツの比較的若いバリトン。少年の頃はエッセ ン大聖堂の児童合唱団で活動していたという。オペラ(特に新作オペラ)にも出演しているが、近 年は演奏会や歌曲のバリトンとして、バロックから現代ものまで幅広く活躍しています。力みのない素 直な軽めのバリトン。ゾフィー・シュツェパネクはドイツのピアニスト。ソリストとしてのみならず伴奏ピ アニストとしても高い評価を得ています。
ODRADEK RECORDS
ODRCD-441(1CD)
フランシスコ・アセンホ・バルビエリ(1823-94):スペイン語歌曲全集
密輸入者/もつれ/五感/サン・フェリペ城との別れ/揚げた魚/魂の苦しみ/プエルトリコに連れて行ってあげる/神のもの/ひよこへのアドバイス/黒人の子/君の眼差しで/峡谷/何ということだ!/可哀想なアルメリア!/ セギディーリャス「トカメ・ロケの家」/君の期待を守りなさい/ 見るたびに/あなたは結婚するでしょう、マリアよ/ 未来のセギディーリャ/神のたいまつ/激しい愛/ 秘めた情熱/匿名の歌/私はあなたを愛していた/他
ソフィア・エスパルサ(S)
リナルド・ゾック(P)

録音:2023年2月8-11日 イタリア、アブルッツォ州 モンテシルヴァーノ
エミーリオ・アリエータの芸術歌曲全集(ODRCD-421)に続くソフィア・エスパルサとリナルド・ゾッ クによるスペイン歌曲集、今回はフランシスコ・アセンホ・バルビエリ(1823―1894)のスペイン語の 歌曲集。フランシスコ・アセンホ・バルビエリはマドリッドに生まれここで活躍した作曲家。サルスエ ラで知られており、代表作「ラバピエスの理髪師」の中のパロマの歌は今でも親しまれています。とは いえスペインの外ではほとんど知られておらず、さらには非サルスエラ作品となると録音も皆無だ ったので、このCD は歓迎されるでしょう。スペイン情緒溢れる陽気な曲ばかりです。 ソフィア・エスパルサはスペイン、ナヴァラ州パンプローナ生まれのソプラノ。リナルド・ゾックはイタ リア、トリエステ生まれのピアニスト。 なお歌詞、解説ともスペイン語のみ。

ALPHA
ALPHA-1029(1CD)
子羊の旅〜ギボンズからバーバーまで、合唱が紡ぐ物語
1. ジョアンナ・マーシュ(1970-):屠られし子羊 *
2. ハウエルズ:世界の救世主 〜『レクイエム』
3. ズザンナ・コジェイ(1994-):神の子羊 *
4. プーランク:アニュス・デイ(神の子羊) 〜『ミサ曲 ト長調』
5. パヴェウ・ウカシェフスキ(1968-):おお、全ての人よ 〜『レスポンソリア・テネブレ』
6. ケネス・レイトン(1929-1988):涙はゆるやかに流れ
7. アントニオ・ロッティ(1667-1740):十字架にかけられて (8声)
8. ブルックナー:アニュス・デイ(神の子羊) 〜『ミサ曲 ホ短調』
9. 黒人霊歌(マイケル・ギャレピー編):あなたもそこにいたのか *
10. ザムエル・シャイト(1587-1654):今日キリストは蘇られた
11. オーランド・ギボンズ:手を打ち鳴らせ
12. フランシス・グリア(1955-):天使のパン
13. メシアン:おお、聖なる饗宴
14. エーリクス・エシェンヴァルズ(1977-):おお、救いのいけにえよ
15. バーバー:アニュス・デイ(神の子羊) - 弦楽のためのアダージョによる
アンサンブル・アルテラ
クリストファー・ローリー(C.T)

録音:2022年8月セント・ポール教会 ケンブリッジ、マサチューセッツ州
アメリカのカウンターテナー、クリストファー・ローリーがアメリカ合唱界の中心を担うべく組織したヴォーカル・アンサンブル、アルテラによるアルバ ム。「神の子羊」をテーマに様々な時代の合唱作品を集めており、その結成意図に見合った精緻なアンサンブルとダイナミックな表現でたいへ ん美しい響きを聴かせてくれます。

ANALEKTA
AN-953(2CD)
NX-E05
バッハ:マタイ受難曲(フェリックス・メンデルスゾーン版) 福音史家…ダン・コークウェル(T)
イエス…ウィリアム・シャープ(Br)
クララ・ロットソルク(S)
ルシアン・ブラケット(Ms)
アイゼア・ベル(T)
エンリーコ・ラガスカ(Bs)
ベスレヘム・バッハcho
バッハ祝祭O
シャーロット・マタックス・マーシュ(フォルテピアノ=通奏低音)
クリストファー・ジャクソン(指)

録音:2023年11月1-4日パッカー記念教会、ベスレヘム(米国ペンシルヴェニア州)
※歌詞と英訳はWEB上(QRコード)での提供となります。
バッハの歿後80年近くが経とうとしていた1829年、古い時代の音楽に関心を寄せる人が多く集まっていたベルリンで行われた『マタイ受難 曲』の蘇演は、当時ごく一部の音楽愛好家にしか知られていなかった昔日の巨匠の真価に人々が開眼する大きなきっかけとなりました。この 時に指揮を務めただけでなく、一部の曲を省いて当時の聴き手にも接しやすく構成を調え、すでに使われなくなっていた楽器のパートをクラリ ネットやフルート、ピアノ等に移し替えて楽譜を用意したのが若きフェリクス・メンデルスゾーン。彼は1841年に楽譜を再校訂した形で世に送 り出し、ロマン派の人々のバッハ受容に大きく貢献することになります。このメンデルスゾーン版『マタイ受難曲』はかなり前に先行録音もリリー スされていますが、アメリカ最古のバッハ合唱団を標榜するベスレヘム・バッハ合唱団によるこのアルバムはベーレンライター社から2023年に刊 行された最新校訂版に基づく新録音。オーケストラは現代楽器ながら歴史的奏法を踏まえ初期ロマン派風の趣きをよく再現、時に重厚な 響きの中でも決して透明感を失わない明晰な解釈を聴かせてくれます。救世主イエスを糾弾する群衆を演じながら同時に信徒の声も代弁 する合唱も意欲充分で聴きごたえあり。バッハを捉え直す上で見逃せない版の面白さを十全に伝えてくれます。

Solo Musica
SM-450(1CD)
NX-B06
アントン・ブルックナー:合唱曲、他
1. Locus iste この場所は神により作られた WAB23
2. Os justi 正しき者の唇は知恵を語る WAB 30
3. Ave Maria アヴェ・マリア WAB6
4. Pange lingua 舌もて語らしめよ WAB31
5. 詩篇第22篇 WAB32
6. Der Lehrerstand 教師の身分 WAB77(F. ファルンベルガー編)
7. Herbstlied 秋の歌 WAB73
8. Um Mitternacht 真夜中に WAB89
9. Erinnerung 回想 WAB117
10. Mein Herz und deine Stimme 私の心と君の声 WAB79
11. Im April4月に WAB75
12. 前奏曲とフーガ ハ短調WAB131
13. Ave Maria アヴェ・マリア WAB7
14. Trosterin Musik 慰めの音楽 WAB88
15. Tota pulchra es 愛する者よ、あなたはすべてに美しい WAB46
聖フローリアン少年cho(少年&成人)とそのソリストたち…1-8、
14-15
アロイス・ミュールバッハー(C.T)…8、10-11、13
フランツ・ファルンベルガー(P)…5、6、8-11
クラウス・ゾンライトナー(Org)…12-15
マルクス・シュトゥンプナー(テノール…15/指揮)

録音:2023年8月、9月ザンクトフローリアン、聖フローリアン修道院教会(オーストリア)
2024年のブルックナー生誕200年を祝して制作されたアルバム。 ブルックナー所縁の地、聖フローリアン(ザンクトフローリアン)修道院の少年合唱団は1071年に設立された長い歴 史を誇り、ほぼ全てのコンサートで必ずブルックナーの作品を披露することが知られています。なかでもモテット 「Locus iste」は長らく合唱団の秘密の讃歌となった特別な作品です。アルバムには1846年から1896年までブ ルックナーが大切に使用していた1846年製のベーゼンドルファーを用いて演奏したピアノ曲「回想」の他、合唱団 の歌う「詩篇第22番」やモテットをファルンベルガーが伴奏したトラックを収録。また聖フローリアン少年合唱団の出 身で、現在はカウンターテナー歌手として活躍するミュールバッハが歌う希少歌曲や、合唱団卒業生たちによるモ テット、更には有名なブルックナー・オルガンの演奏も収録された、全てがブルックナーにまつわる1枚です。

ONDINE
ODE-1441(1CD)
NX-B10
オルカル・メリカント(1868-1924):歌曲集
1. Pai, pai, paitaressu ねんねん坊や Op. 2No.1
2. Itkeva huilu すすり泣く笛 Op.52No.4
3. Illansuussa 宵の口 Op.69No.2
4. Soi vienosti murheeni soitto Op.36No. 3
5. Hyvasti! さようなら Op.87No.3
6. Metsakyyhkyset 野鳩 Op.47No.1
7. Kuin hiipuva hiillos tummentuu 火が消え入るように Op.47No.2
8. Vanha mummo 老婆 Op.2No.2
9. Onneton 不幸せ Op.2No.3
10. Kevatlinnuille etelassa 南の国の春の鳥 Op.11No.1
11. Merella 海にて Op.47No.4
12-14. Three Songs3つの歌曲 Op.110
15. Elamalle! 人生に Op.93No.4
16. Rukous 祈り - アヴェ・マリア Op.40No. 2
17. Laulaja taivaan portilla 天の門の歌うたい Op.74No.2
18. Kay kirkkomaata illoin vanhat mummot Op.74No.3
19. Hyvaa yota おやすみなさい Op.75No. 1
20. Suvi-illan vieno tuuli 夏の夕べのそよ風 Op.87No.2
21. Laatokka ラドカ湖 Op.83No.1
22. Reppurin laulu Op.14No.10
23. Balladi バラッド Op.69No.4
24. Nocturne 夜想曲 OM180(c.1906)
25. Marjatan kehtolaulu マルヤッタの子守歌 OM159(1921)
26. Aurinko laski日没Op.113No.1
27. Iltakellot 夕べの鐘 Op.106No.1
28. Oi, muistatko viela sen virren Op.52 No.3
29. Kullan murunen 金のかけら Op.20No. 1
ワルッテリ・トリッカ(Br)
マルコ・ヒルポ(P)

録音:2023年11月6-8日
2024年、没後100年を迎える作曲家オスカル・メリカントの歌曲集。 フィンランドの作曲家の中で最も広く親しまれている作曲家の一人メリカント。その理由はロマンティックで甘く、時に郷愁を誘うメロディの美しさにあります。こ のアルバムには200曲近くある彼の歌曲から世界初録音を含む29曲を収録しました。美しい歌声を聴かせるのはバリトン歌手のワルッテリ・トリッカ。彼は 2018年にフィンランドのポップスチャートで3週間トップを獲得、ヨーロッパの音楽祭やBBCプロムスにも出演経験を持ち、オペラとコンサート両面で活動して います。指揮者、アレンジャーとしても知られるマルコ・ヒルポも歌に寄り添う素晴らしいピアノを披露しています。

SOMM
SOMMCD-0683(1CD)
NX-B07
レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ - 誕生日の花束〜作曲家にまつわる歌曲集
1. ヴォーン・ウィリアムズ:The Splendour Falls 見事な滝
2. チャールズ・ウッド(1866-1926):Fortune and her Wheel
3. ヴォーン・ウィリアムズ:Linden Lea リンデン・リー
4. ラヴェル:Chanson ecossaise スコットランド風シャンソン
5. ブルッフ:O Saw Ye My Father?
6. レベッカ・クラーク:Down by the Salley Gardens サリー・ガーデン
7. グレース・ウィリアムズ(1906-1977):Jim Cro
8. ジョージ・バターワース(1885-1916):Roving in the Dew
9. ホルスト:Darest Thou Now O Soul
10. イーナ・ボイル(1889-1967):The Last Invocation
11. ガーニー(1890-1937):Reconciliation
12. ヴォーン・ウィリアムズ:A Clear Midnight 澄んだ真夜中
13. チャールズ・ヴィリアーズ・スタンフォード:Joy, Shipmate, Joy!
14. ルース・ギップス(1921-1999):The Pulley プーリー
15. ヴォーン・ウィリアムズ:The Call 宿命
16. ヴォーン・ウィリアムズ:The Twilight People
17. ハウエルズ:The Sorrow of Love*
18. エリザベス・マコンキー(1907-1994):The Wind and the Rain 風と雨
19. パリー:Under the Greenwood Tree 緑の木陰で
20. マデリーン・ドリング(1923-1977):Take, O Take Those Lips Away さあ 持って行け この唇をどこ
へでも
21. ヴォーン・ウィリアムズ:When Icicles Hang by the Wall
22. フィンジ:Who is Silvia?
23. ヴォーン・ウィリアムズ:I Have Trod the Upward and the Downward Slope
24. ヴォーン・ウィリアムズ:Menelaus メネラーオス
25-29. サラ・カットリー(1995-):A Square and Candle-lighted Boat*
30. ロデリック・ウィリアムズ(1965-):The Shepherd*
ロデリック・ウィリアムズ(Br)
スージー・アラン(P)

録音:2023年10月29-30日
*…世界初録音
2022年に生誕150年を迎えた作曲家レイフ・ヴォーン・ウィリアムズを記念したアルバム。 収録されているのは、ヴォーン・ウィリアムズの曲をはじめ、彼の師であるスタンフォードやパリー、友人のホルスト、ガーニー、フィンジ、そして彼の弟子たちのギッ プスやマコンキーらによって、およそ1世紀にわたって書かれた歌曲で、これらはどれもシェイクスピアやテニソン、W.B.イェイツ、ウォルト・ホイットマンらの英国詩 人の詩が用いられており、英国歌曲の粋を集めたような1枚となっています。世界初録音の作品も含まれ、なかでも1995年生まれの作曲家サラ・カットリー の歌曲集は、ヴォーン・ウィリアムズと親戚関係にあった詩人のフランシス・コーンフォード(博物学者チャールズ・ダーウィンの孫娘でもある)の詩が用いられてい

King International
KKC-4347(2CD)
日本語解説付国内盤
ベルリオーズ:劇的物語「ファウストの劫罰」 作品24
(アドルフ・ツィマーマン訳のドイツ語版)
フランス・フローンス(テノール:ファウスト)、ハンス・ホッター (バリトン:メフィストフェレス)、
エリーザベト・シュワルツコップ (ソプラノ:マルガレーテ)、アロイス・ペルネルシュトルファー (バス:ブランデル)
ルツェルン音楽祭O&cho
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)

録音:1950年8月26日 イエズス会教会堂、ルツェルン(ライヴ)
解説:岡俊雄 / 久納慶一)
巨匠の唯一の録音「ファウストの劫罰」が世界初出LPのマスターから初CD化なる!1950年夏のルツェルン音楽祭で行なわれたコンサート。放送局(ベロミュン スター・ラジオ)のテープは消去されたものの、1980年に収集家のコピーテープが発掘され、これをもとに伊チェトラ社が1983年に世界初出LP(FE-21/3) として発売。翌84年にキングレコードがこのマスターから国内LP(K20C-337/9)を発売。キャッチフレーズは「30年待った!!あの幻の名演、ついに陽の目を 見る!」とあります。今回、ここから40年ぶりに初CD化!
4部20景からなるこの「劇的物語」。ゲーテの原作に親しんできたフルトヴェングラーは原曲のフランス語台本ではなくて、ドイツ語訳版を選び、歌手にはドイ ツ語圏のフローンス(ファウスト)、ホッター(メフィストフェレス)、シュワルツコップ(マルガレーテ)を据えて、上演に臨んだ。「ハンガリー行進曲」「蚤の歌」「妖 精の踊り」「トゥーレの王のバラード」「鬼火のメヌエット」「メフィストフェレスのセレナード」など名曲が目白押しの大作を巨匠は指揮して、「ハンガリー行進曲」で はライヴならではの凄みを見せ、シュワルツコップの「トゥーレの王」では絶妙な伴奏で支えています。ドイツ歌劇とフランス歌劇、ふたつの対照的な音楽的キャラク ターの融合が図られた、巨匠の貴重な録音です。
フルトヴェングラーの「ファウストの劫罰」はドイツ語版のテキストがつかわれているのがひじょうに珍しい。これは、ルツェルンがチューリッヒとともにスイスのド イツ語圏であるという理由にもよるものであろうが、フランス語のテキストでききなれた耳にはかなり感触が異った趣きを与えます。しかし、ベルリオーズがリストの 援助のもとにドイツで上演して評判になったドイツ語版が、はからずもフルトヴェングラーの棒できけたということはすくなからぬ意義をもっているといえます。歌手 もドイツ系の一流を揃えているのでその感を深くするものがあるが、フルトヴェングラーの解釈でとくに感銘の深いのは、ドイツ語の語感からうける歌唱部が、グ ルックからワーグナーに至るドイツ歌劇的な性格(それはベルリオーズにとってはけっして異質なものではなかった)と、オーケストラ部のフランス的なテキスチュ アをフルトヴェングラーが要所要所の管楽器の扱いで注意ぶかく描出している、ふたつの対照的な音楽的キャラクターの融合がはかられていることです。録音は 1950年代のライヴ・レコーディングだから充分とはいえないけれど、主要パートに与えたフルトヴェングラーの絶妙な指示は充分にうかがい知ることができます。 彼が、第3部の鬼火のメニュエットで弱音の効果のなかに透明なテキスチュアを再現しているあたりは、ひときわ感銘が深い。この大曲を通してオーケストラの扱い はドイツ的というよりもラテン的な明晰さを、どの指揮者よりもフルトヴェングラーは描出しています。(岡 俊雄、LP発売時のライナーノーツより)
最も原盤に近いマスターテープ(38cm、2トラック)から、キング関口台スタジオの最新技術によるリマスターにより、CD化!巨匠によって感動的に、劇的に語 られた「劇的物語」、没後70年にふさわしい貴重盤の待望のCD化です。
貴重なドイツ語歌詞と対訳をトラックNoも入れてPDFファイルで弊社HP(WEBサイト)に掲載します。プリントアウトも可能です。(ブックレットに記載するパ スワードを入力してください) (Ki)

Challenge Classics
CC-7297(1CD)
自由 〜ヘンデル:オラトリオ・アリア集
All Danger disdaining(『デボラ』 HWV51)
Return, O God of Hosts(『サムソン』 HWV57)
Fury, with red-sparkling Eyes(『アレクサンダーの饗宴』 HWV65)
序曲(『スザンナ』 HWV66)
In the Battle(『デボラ』 HWV51)
O sacred Oracles of Truth(『ベルシャザール』 HWV61)
シンフォニー(『ヨセフとその兄弟』 HWV59)
Be firm, my Soul(『ヨセフとその兄弟』 HWV59)
O Lord, whose Mercies numberless(『サウル』 HWV53)
Up the dreadful Steep ascending(『イェフタ』 HWV70)
オスカール・フェルハール(C.T)
マイク・フェントロス(指)
ラ・スフェラ・アルモニオーサ

録音:2023年4月16・17日&5月3日 / オランダ、バールン、ウィッテ教会
若手カウンターテナー、オスカール・フェルハールのデビュー・アルバム。ヘンデルの英語のオラトリオから選曲したアリア集です。
「自由」はヘンデルのオラトリオにおける重要なテーマ。聖書に基づいた音楽では、抑圧された者が最後には自由を得る、という図式が多く見られます。奴隷の
歌のように「自由の欠如」を歌ったアリアもあり、多様なムードがアルバムを支配しています。 (Ki)

Signum Classics
SIGCD-785(2CD)

JSIGCD-785(2CD)
日本語解説付国内盤
税込定価
エルガー:オラトリオ 「ジェロンティアスの夢」 ポール・マクリーシュ(指)、ガブリエリ・コンソート&プレーヤーズ、ガブリエリ・ロアー、ポーランド国立ユースcho、アンナ・ステファニー(Ms)、ニッキー・スペンス(T)、アンドルー・フォスター=ウィリアムズ(Bs-Br)

録音:2023年7月29日-8月1日、フェアフィールド・ホールズ(クロイドン)&2023年10月10日、ヘレフォード大聖堂
名匠ポール・マクリーシュが1982年に創設したイギリスを代表する古楽アンサンブル&cho、ガブリエリ・コンソート&プレーヤーズ。
BBCミュージック・マガジン賞2020で栄誉ある「年間最優秀録音賞(Record of the Year)を受賞したパーセルの「アーサー王」(OSIGCD589)や、グラモフォン賞にノミネートした「妖精の女王」(SIGCD615)に続く、約4年ぶりのニュー・アルバムでは、エルガーの傑作オラトリオ、「ジェロンティアスの夢(ゲロンディアスの夢)」が登場!
これまでのレコーディングでも、緻密な研究と考察によって当時の楽器や編成、演奏習慣などを再現した取り組みが極めて高く評価されてきたマクリーシュ&ガブリエリですが、今回の「ジェロンティアスの夢」でも1900年のバーミンガム初演時のオーケストラを再現するという画期的なプロジェクトを実現しています。
3人の英国の一流ソリスト、若手歌手によって構成される「ガブリエリ・ロアー」とポーランド国立ユース合唱団による150名超の合唱団、そしてエルガーの時代の楽器のオーケストラで初めて録音される「ジェロンティアスの夢」にご注目ください!
豪華ハードカバー・タイプのブックレット(約40ページ)には歌詞やバイオグラフィーに加え、スティーヴン・ハフやマハン・エスファハニといった豪華アーティストからの寄稿、ポール・マクリーシュによる各楽器の解説(弦楽器は最低弦以外はガット弦が張られ、「過渡期」の楽器と「現代的」な楽器が混在しています。ニコラス・ダニエルはレオン・グーセンスが所有していた特別なオーボエを演奏。デニス・ブレインは、父親が実際にジェロンティアスの初期の演奏で使用していたものと同じ楽器を使用。等、興味深いを情報が満載)を掲載。国内仕様盤にはそれぞれの日本語訳が封入されます。

CORO
COR-16205(1CD)
Peace I leave with you〜夕刻のための音楽
1. エイミー・ビーチ:Peace I leave with you
2. パーセル:Hear my prayer
3. パヌフニク(b.1968):O Hearken
4. ギボンズ:Behold, thou hast made my days
5. ジョアンナ・マーシュ(b.1970):Evening Prayer
6. クリストファー・タイ:Lord, let thy servant now depart
7. グレイストン・アイヴズ(b.1948):In pace
8. ジョン・シェパード:Libera nos I & II
9. トマス・タリス:Te lucis ante terminum I & II
10. スタンフォード:Eternal Father
11. イモジェン・ホルスト:A Hymne to Christ
12. アンドルー・ガント(b.1963):An Evening Hymn of Sir Thomas Browne
13. チャールズ・ウッド:Hail, gladdening Light
14. ピアース・コナー・ケネディ(b.1991):O nata lux
15. ウィリアム・マンディ:O Lord, the maker of all thing
16. ジョン・タヴナー:The Lord’s Prayer
17. ホルスト:Nunc dimittis
18. パリー:Lord, let me know mine end
オックスフォード・モードリン・カレッジcho
マーク・ウィリアムズ(指)

録音:2022年6月26-28日、オックスフォード・モードリン・カレッジ・チャペル(イギリス)
英国の名門合唱団、オックスフォード・モードリン・カレッジ合唱団がCOROから初登場。第1弾は、「夕刻」をテーマに過去500年にわたり同カレッジの音楽生活の基盤となってきたレパートリーを探求しています。夕刻に関連する多くの音楽は、穏やかで心を落ち着かせるものであり、挑戦的でない「音浴」の形で超越的な美を求める人々を満足させるものですが、本アルバムでは、現代と16世紀の音楽を対比させています。
オックスフォード・モードリン・カレッジ合唱団は、1480年に中世後期のイングランドで最大規模の合唱団として創設され、この歴史的遺産は5世紀にわたって維持されてきました。現在、英国で最も優れたアンサンブルのひとつとして国際的な評価を得ている合唱団は、主にモードリン・カレッジ・チャペルでの毎日の教会礼拝、16世紀に遡る古くからの伝統である有名なメーデーの祝典をはじめ、年間を通して数多くの特別な行事でも歌っています。またコンサート活動においては、BBCプロムスやカドガン・ホールなどへの出演、ブリテン・シンフォニア、アカデミー・オヴ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズなど、数多くの一流オーケストラとも共演しています。ロンドンのセント・ポール大聖堂のアシスタント・オルガニストをはじめ、指揮者、チェンバリスト、オルガニストとして数多くの著名なオーケストラ、合唱団、アンサンブルと共演してきたマーク・ウィリアムズの手腕で、これら作品群が持つ晩祷の特徴である昼と夜の境界の空間を捉え、聴衆を「すべての理解を超えた平安」へと導きます。

Melodiya x Obsession
SMELCO-1001017(1CD)
初回生産限定
ニコライ・ゲッダ・イン・モスクワ
1. 伝承曲:ほら、郵便トロイカが駆けている
2. シドロヴィチ:鐘の音は単調に鳴りひびく
3. 伝承曲:おい、村が見えるぞ
4. アリャビエフ:夕べの鐘
5. ワルラモフ:通りに沿って雪嵐が吹き過ぎる
6. チャイコフスキー:この月夜 Op.73-3
7. チャイコフスキー:騒がしい舞踏会で Op.38-3
8. チャイコフスキー:ドン・ファンのセレナード Op.38-1
9. グリンカ:ヴェネツィアの夜
10. 伝承曲:おお、親愛なる小さな夜よ
11. ポポフ:急流に行くには
12. シェバリーン:冬の道
13. ナプラヴニク:ウラディーミルのロマンス
14. グレチャニノフ:アリョーシャの2番目の歌
15. ラフマニノフ:若きジプシーのロマンス
16. 伝承曲:おお、広き野よ
17. ビゼー:耳に残るは君の歌声
18. ポリャーチェク:祖国
19. アリャビエフ:夕べの鐘(アンコール)
20. グレチャニノフ:子守歌(アンコール)
ニコライ・ゲッダ(T)、
モスクワ放送交響cho、
リュドミラ・エルマコヴァ(指)

録音:1980年10月6日、モスクワ音楽院大ホール、モスクワ(ライヴ)
スウェーデンのストックホルムでロシア系の家庭に生まれ、その後は主にドイツ語圏で華々しい活躍を繰り広げたリリック・テノール、ニコライ・ゲッダ。正統派ベルカント唱法の継承者とも称され、圧巻の発声法と多言語に精通した語学力を兼ね備えた稀代の名歌手ニコライ・ゲッダが、1980年10月6日にモスクワ音楽院大ホールに登場した際のライヴが登場。
ビゼーの「耳に残るは君の歌声」を除く他の作品は全てロシア(旧ソ連)の作曲家、または同地の伝承曲という選曲からも、ニコライ・ゲッダの言語力、そしてその言葉を音楽へと昇華させる歌唱力の素晴らしさを改めて窺い知ることができます。
これまで錚々たる世界的音楽家たちの秘蔵録音を世に送り出してきた「ライヴ・イン・モスクワ」シリーズにまた素晴らしいディスクが加わりました。
※当タイトルは完全限定生産(初回生産限定)のため、ご注文数に対して十分な数量をご提供出来ない可能性がございます。予めご了承下さい。初回生産分完売後は再生産時期未定となります。

Da Vinci Classics
C-00832(1CD)
黄金の虚無〜マルコ・アンツォレッティ:ソプラノとピアノのための未発表アートソング全集
マルコ・アンツォレッティ(1867-1929):1. Il “nulla d’oro” (“Golden nothingness” - ジョヴァンニ・ベルタッキ)/2-4. Tre variazioni sopra il tema d’un madrigale per una sola voce/5. Lento (Slow - アッリーゴ・ボーイト)/6. Barcarola (Barcarole - ルイーザ・アンツォレッティ)/7. Preghiera di maggio (May prayer - ルイーザ・アンツォレッティ)/8. L’Ora (The Time - アダ・ネグリ)/9. Bacio Morto (Dead Kiss - アダ・ネグリ)/10. Tutti quei morsi (All those bites - ダンテ)/11. Quando Amor… (When Love… - ペトラルカ)/12. Vere Novo (In spring - カルドゥッチ)/13. La lavandaia di San Giovanni (The launress of Saint John - カルドゥッチ)/14. Romanza in Fa minore (Romance in F minor - カルドゥッチ / クロプシュトック)/15. O piccola Maria (O little Mary - カルドゥッチ)/16. Com’e arzillo stamattina… (How lively he is this morning…)/17. L’Allodola (The Lark - ルイジ・オルシーニ)/18. L’esule slava (Slavic Exile - フランチェスコ・ダッロンガーロ)/19-21. Canti d’Amore (3Lieder - ジョヴァンニ・プラティ)
ガブリエッラ・コスタ(S)、
アルベルト・ノネス(P)

録音:2023年10月(ミラノ、イタリア)
※全曲世界初録音
イタリア北部のトレントに生まれ、ミラノとウィーンで学んだヴァイオリニスト、作曲家のマルコ・アンツォレッティ。本アルバムには、ヴェルディなどのオペラ台本作家として知られている、アッリーゴ・ボーイトの歌詞による主題と変奏、ダンテやペトラルカといったイタリアを代表する詩人たちの歌詞を含む、未発表作品を収録しています。

APARTE
AP-345(1CD)
ルイ・ベイツ歌曲集
(1)影と太陽の(1948)(全8曲)
(2)6つのフランス・バラード(1926)
(3)むなしき心(1948)(全6曲
(4)4つの小叙事詩(1929)
(5)5つのユモレスク(1928)
(6)ミラボー橋(1940)
(7)水飲み場(1926)/(8)風の精(1934)
(9)鳥のためのシャンソン(1948)(全4曲)
シリル・デュボワ(T)、
トリスタン・ラエ(P)

録音:2022年11月14-17日/サン=ピエール教会(パリ)
個性的な高音で飛ぶ鳥落とす勢いのテノール歌手シリル・デュボワ。バロックから20世紀まで幅広いレパートリーを誇る彼が、20世紀前半にフランスで活躍し た作曲家ルイ・ベイツの歌曲に挑戦。大半が世界初録音なのも大歓迎です。
ルイ・ベイツ(1895-1953)はボルドー出身の作曲家。パリでメサジェとレイナルド・アーンに師事し、フランスのオペレッタ最後の大作曲家となりました。ジャ ズやシャンソンの影響も取り込みつつ、オシャレで華やかな世界を作りました。これまで録音されなかったのが不思議なほど魅力的なものばかり。フランス音楽ファ ンは見逃せないアルバムです。 (Ki)

Avie
AV-2668(2CD)
バッハ:ミサ曲ロ短調 BWV.232 ニコラス・マギーガン(指)、
カンタータ・コレクティヴ、
シェラザード・パンタキ(S)、
リアンナ・コックレル(A)、
トマス・クーリー(T)、
ポール・マックス・ティプトン(Bs-Br)

ライヴ録音:2023年3月20日、バークレー第一会衆派教会(カルフォルニア)
長年フィルハーモニア・バロック・オーケストラの音楽監督として活躍し(現在は桂冠音楽監督)、バロック音楽のエキスパートとして知られるニコラス・マギーガン。そして彼が指揮台に立っていたフィルハーモニア・バロック・オーケストラの首席奏者やソリストたちによって創設されたカンタータ・コレクティヴによるバッハの録音シリーズ。前作『ヨハネ受難曲(AV2605)』では「ラディカルな歴史的演奏、大胆で美しい構成」(BBCラジオ3 レコードレビュー)、「信心深さと演劇的要素の驚くべき統合性を発揮している」(アーリー・ミュージック・アメリカ)などと絶賛されたプロジェクトの第2弾は、現在北米を中心にもっとも高く評価されている4人の古楽系声楽ソリスト、非の打ち所のない室内合唱団とともに行われた『ミサ曲ロ短調』のライヴ録音。バッハ晩年の最高傑作の1つであり、宗教音楽のそびえ立つ至宝を、洗練されたアンサンブルと深い情熱で描いています。
指揮者のニコラス・マギーガンは、フィルハーモニア・バロック・オーケストラの音楽監督の他、クリーブランド、シカゴ、ロサンゼルス、ニューヨーク、フィラデルフィア、サンフランシスコなどのアメリカの主要なオーケストラ、香港、シドニー、ロイヤル・コンセルトヘボウといった世界の主要なオーケストラと共演。海外での音楽活動への貢献によって大英帝国勲章(OBE)を授与されています。またイエール大学の定期演奏会に頻繁に客演するなど後進の指導にもあたっています。

Goodies
78CDR-3934
シューマン:女の愛と生涯 作品42
(1)あの人に会ってから
(2)だれよりも素晴らしい彼
(3)わたしにはわからない
(4)指につけた指輪よ
(5)やさしい友よ、君の眼差しは
(6)いまあなたは最初の悲しみをわたしに与えた
※第5曲「友に手をかして」と第7曲「わたしの心に、わたしの胸に」は録音されていません
エミー・ベッテンドルフ(S)
フリーデル・ヴァイスマン(P)

日Parlophone E10696/89(独 Parlophone P9281/3と同一録音)
1926年12月13日&9月30日 ベルリン録音
エミー・ベッテンドルフはフランクフルト生まれのソプラノ。1909 年、14歳の時フランクフルト歌劇場でデビュー。1920年から1924年にベルリン 国立歌劇場、その後ベルリン・ドイツ・オペラに出演した。ドラマティック・ ソプラノでオペラだけではなく、あらゆるジャンルの声楽曲をこなし、生涯に 300枚に及ぶSPレコードをドイツのPARLOPHONEに録音した。舞台を引退後レコ ード録音を続けると同時にベルリン音楽院で教鞭をとり、その後病気がちで68 歳で死去した。伴奏者のフリーデル・ヴァイスマン(1893-1984)は指揮者でピア ニスト。1921年から1933年の間に、ドイツのPARLOPHONEとODEONレーベルに多数 の録音を残した。ラッパ吹き込み時代の1924年-25年にかけてベートーヴェンの 交響曲全曲の初録音をしています。(グッディーズ)

PARNASSUS
PACD-96088(1CD)
エリーザベト・シューマンの白鳥の歌
メンデルスゾーン:Das Erste Veilchen (Ebert)、Die Liebende Schreibt (Goethe)、Bei Den Weige (Klingemann)、Der Mond (Geibel)、Fruhlingslied (Schwabisch)
ローベルト・フランツ:Aus Meinem Grossen Schmerzen, Op.5-1、Voglein Wohin, Op.1-11、Stille Sicherheit, Op.10-2、Bitte, Op.9-3、Liebchen ist da, Op.5-2、Mutter,?o sing mich zur Ruh, Op.10-3、Gute Nacht, Op.5-7、Widmung, Op.14-1
ヴォルフ
:Bedeckt mich mit Blumen (Spanisches Liederbuch)、Gesegnet sei das Grun (Italienisches Liederbuch)、O war Dein Haus durchsichtig wie ein Glas(Italienisches Liederbuch)、Ihr jungen Leute (Italienisches Liederbuch)、Wie glanzt der helle Mond (Keller)、Du denkst, mit einem Fadchen mich zu fangen(Italienisches Liederbuch)、In der Fruhe (“kein Schlaf noch kuhlt das Auge mir”)(Morike Lieder)、Sie blasen zum Abmarsch (Spanisches Liederbuch)、Blumengrass (Goethe Lieder)、Nun wandre, Maria (Spanisches Liederbuch)、Als ich auf dem Euphrat Schiffte (Goethe)、Ein Standchen euch zu bringen (Italienisches Liederbuch)、Verborgenheit (Morike)、Phanomen (Goethe)、Anakreons’ Grab (Goethe)、Nimmersatte Liede (Morike)、Frage und Antwort(Morike)
R.シュトラウス:Morgen)、Morgen incl. master class
エリーザベト・シューマン(S)、
エルネスト・ラッシュ(P)

録音:1950年
歌曲、オペラから宮廷歌手まで、また音楽教育者としても活躍したドイツ系アメリカ人のエリーザベト・シューマン。20世紀最高のリート歌手として名高い、エリーザベト・シューマンが残した最後の録音が初CD化され登場。

Luna Music
LUNCD-540(1CD)
A few words about love ...
1. スタニスワフ・ニェヴィアドムスキ (1859-1936) :Oczekiwanie Op.47-9
2. ショパン:17のポーランドの歌 より いとしい人 Op.74-12
3. ニェヴィアドムスキ:クラコヴィアク Op.47-5
4. ニェヴィアドムスキ:O sroga czasow odmiano ! Op.45-9
5. ニェヴィアドムスキ:こだま Op.45-6
6. モシュコフスキ:6つの幻想小曲より 二重唱 Op.52-3
7. ニェヴィアドムスキ:Miesi?czku, co si? po ?cianie Op.45-2
8. ニェヴィアドムスキ:Ju? miesi?c zeszed? Op.45-8
9. リスト:ウォロナンスの落ち穂拾い より ポーランドのメロディ S.249-2
10. ニェヴィアドムスキ:小鳥 Op.47-4
11. ショパン:17のポーランドの歌 より 願い Op.74-1
12. ショパン:子守歌変ニ長調 Op.57
13. ヤン・ガル(1856-1912):2つの歌 より 第1番ストルネッラ
14. ヤン・ガル:O komm in mein Schiffchen Op.13-3
15. ヤン・ガル:2つの歌 より 第2番パジャの歌
16. ヤン・ガル:A wi?c kochaj ...Op.20-2
17. テオドール・レシェティツキ:ロマンス変ロ長調 Op.40-2
18. ヤン・ガル:Gdybym by? m?odszy...Op.20-1
19. イグナツィ・クシジャノフスキ(1826-1905):無言歌イ短調 Op.28-1
20. スタニスワフ・リプスキ(1880-1937):Biedne pie?ni mojej duszy Op.15-1
21. パウル・ミットマン(1868-1920):Untreue Op.72-3
22. パウル・ミットマン:Abschied Op.72-4
(トラック:6、9、12、17、19ピアノ独奏)
アルドナ・バルツニク(S)、
川口成彦(フォルテピアノ/フランツ・ヴェルツク1860年頃製)

録音:2021年8月24日-27日、ヴィトルト・ルトスワフスキ国立音楽フォーラム・レッド・ホール(ポーランド)
ポーランド出身のソプラノ、アルドナ・バルツニクと、第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクールで第2位に輝いた川口成彦による注目の共演盤がポーランドのLuna Music(ルナ・ミュージック)から登場。バルツニクは、カロル・リピエンスキー音楽アカデミー、ハーグ王立音楽院で研鑽を積み、これまでに、コレギウム・ヴォカーレ・ゲント、コレギウム1704、オランダ・バッハ協会などの著名な古楽アンサンブルの公演に多数出演。ソリストとしてヴロツワフ・バロック・アンサンブルと共演したCDは、フレデリク賞を3度受賞し、ICMAにもノミネートされています。
このレコーディング・プロジェクトは、バルツニクによるヴロツワフの図書館に所蔵されている貴重な手稿譜の研究から誕生。アルバムには、スタニスワフ・ニェヴィアドムスキ、ヤン・ガル、パウル・ミットマンといった知られざるロマン派の作曲家たちによる歌曲作品や、リスト、モシュコフスキ、レシェティツキ、ショパンのピアノ作品が組み合わされています。歴史的な情報に基づいた演奏を専門とするソプラノ歌手アルドナ・バルツニクと、フランツ・ヴェルツク製作の1860年頃に作られた歴史的な楽器で演奏する日本を代表するフォルテピアニスト、川口成彦がロマン派時代の特徴である軽やかな響きと演奏スタイルを見事に再現しています。
これら作品を通して、ポジティブな感情を呼び起こし、美しく感動的な愛の世界を探求。ここ日本では、2023年12月の「歌曲で辿るショパンへの旅路」での共演などでも好評を博した名手達による美しきポーランド歌曲の世界に酔いしれること間違いないでしょう!

H.M.F
BAP-04(2CD)
リタ・シュトロール(1865-1941):作品集 Vol.1
[CD1]
ビリティス(1900)〜ビリティスの歌(詩:ピエール・ルイス)
パンパイプが鳴ると(未出版)(詩:ゾフィー・ド・クールポン)
[CD2]
ボードレールの6つの詩による音楽(1894)
音楽のついた10の詩(1901)
カルメン(1899)(詩:テオフィル・ゴーティエ)
エルザ・ドライシヒ(S)、
アデー ル・シャルヴェ(Ms)、
ステファヌ・ドゥグー(Br)、
オリヴィア・ダルリク( 語り)、
セリア・オネト・ベンサイ(P)、
フロリアン・カルビ(P)、
ロマン・ルヴォー(P)

録音:2022,2023年
リタ・シュトロール作品集。リタは、軍人の父と、絵と音楽の才能に恵まれた母のもとに生まれます。母による音楽の手ほどきを受けた後、パリの音楽院に13歳 で入学、フェリクス・ル・クーペのクラスに入ります(シャミナードも彼の門下)。学校には真面目に通わなかったという記録もありますが、それでも学校からは才 能を認められてはいました。1888年に結婚、出産しながらも、音楽(作曲)をやめることはありませんでした。ワーグナーと象徴主義の両方に傾倒し、壮大な叙事 詩や交響曲といった大規模な作品も作りました。彼女の歌曲は、とくにめずらしく、貴重な録音の登場です。 (Ki)

MIRARE
MIR-724(1CD)
ORIGINES〜オリジン/レ・ズィティネラント
[Creation〜創造]
1. ビッグ・バン/複数の借用(引用)による作品
 編曲:マノン・クサン、エロディー・ポン、ミヒャエル・マグリン
[Earth〜土]
2. トゥンカ・ロワンピ(Tunka Lowampi)/ラコタ(スー族)の伝統音楽
 編曲:エロディー・ポン
3. ウォーキング・ソング(Waulking Song)/アイルランドの伝統音楽
 編曲:ポーリーヌ・ラングロワ・ド・スワルテ
4. オロヴェラ(OROVELA)/ギリシアの伝統音楽
5. 愛の神に讃美あれ(ACK LOVA GUD)/スウェーデンの伝統音楽
 編曲:マノン・クサン
[Fire〜火]
6. 女戦士たちのダール(DAHR SAELLI)/リリアン語(ド・スワルテが造った言語)による
 作詞・編曲:ポーリーヌ・ラングロワ・ド・スワルテ
7. アデス・キリイ(ADES KIRIJ)/ムンハリ語(マノン・クサンが造った言語)の作品
 作詞・編曲:マノン・クサン
8. ドラゴ(DRAGO)/リトアニアの伝統歌〜エルダリ語(エロディー・ポンが造った言語)の作品
9. カテル(KATELL)/迷子のカテリーヌ(ブルターニュ伝承の物語)〜フレン(Fulenn)
 作曲:アレクシス・モルヴァン=ロジウ、詞:マリーヌ・ラヴィーニュ、編曲:エロディー・ポン
[Water〜水]
10. 水の月(MIZU NO TUKI)〜日本の歌にインスパイアされた作品
 編曲、作曲:エロディー・ポン
11. プーランク:かわいい小さなお姫様(C’EST LA PETIT’ FILLE DU PRINCE)
 編曲:マノン・クサン
12. 古池や(FUUR IKE YA)〜日本の歌にインスパイアされた作品
 編曲・作曲:エロディー・ポン
13. ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
 詞と編曲:ポーリーヌ・ラングロワ・ド・スワルテ
[Air〜空気]
14. 空気は飛んでいく(AER ENIM)〜ヒルデガルト・フォン・ビンゲンの作品
15. ULETAY(イーゴリ公)〜だったん人のおどり
 編曲:マノン・クサン
16. AESTAS〜夏はきたりぬ(中世イングランド)〜Amor Potest Conqueri 〜Ad Amorem et Alle Psallite Cum Luya
 編曲:ポーリーヌ・ラングロワ・ド・スワルテ
17. LOOMINE〜エストニア
 編曲:エロディー・ポン
[Ether〜エーテル]
18. TERRA MATER〜ヒルデガルト・フォン・ビンゲンのテキストによる作曲およびポーリーヌ・ラングロワ・ド・スワルテの音楽
レ・ズィティネラント〔マノン・クサン(声 )、ポーリーヌ・ラングロワ・ド・スワルテ(声 )、エロディー・ポン(声 )〕
ティエリー・ゴマル(パーカッション)

録音:2023年9月1-5日、サン=ローラン教会
Les Itinerantes(レ・ズィティネラント)は旅人たち、あるいは巡回・移動する人たち、といった意味の名を冠する、3人の女性によるア・カペラ・ア ンサンブル。11の音楽スタイル、9世紀にわたる、40の異なる言語をレパートリーとしています。オリジナル曲とアレンジにより、3人のシンガーは、自分た ちにとって大切なテーマを発展させます。「"起源 "というテーマを掘り下げることにより、私たちの存在がいかに奇跡的な確率によって生まれたものであるか、 ということをあらためて実感した。こうして私たちは観察者、あるいは通行人の状態にもどることができた。私たちの歌は、何千年も前に消えてしまった他の人々 の歌声のように響く。音楽は、他の世紀や他の文化との対話が可能な目に見えぬ世界をもたらしてくれます。音楽はまた、その存在の神秘をも運んでくれます。音 楽は人類に寄り添ったものなのだ。有史以前より、人類は音楽を作り、歌ってきた。そしてすべてのアーティストと同じように、作曲家も、聴いたり体験したも のからインスピレーションを得て、創作し、共有してきた。このアルバムで、元素をめぐる旅の中で、人類が歌うようになったきっかけを伝えたい。きっかけとは、 何かとつながるため、あるいは儀式のため、あるいは踊り、力づけ、敬い、語り継ぐため・・・。音楽はまた文化や時代のかけはしであり、今存在している 音楽が、過去に口頭であれ筆記であれ時代を超えて伝承されてきた文化に根ざしていることをあらためて実感させてくれる」
古から伝わる伝統歌と、自らつくりあげた言語、あるいは様々な国・地域の言語による、古から伝わる物語や感情の歌を組み合わせた、独特の世界。どのトラッ クも奥深いものですが、たとえばリトアニアの伝統歌の旋律に基づくDRAGOの冒頭は、ストラヴィンスキー「春の祭典」の冒頭にもほぼそのまま聴かれるも ので驚かされます!これは結婚式の歌で、姉(または妹)が農奴との結婚を望んでおり、彼女を待つ生活には様々な足枷があるだろうこと、そして幸せな生活 を送ることが難しいかもしれないことを嘆く女性の歌ということです。その後は竜との戦いの物語で、中世の叙事詩の精神にのっとった内容を、エルダリ語(エ ロディー・ポンが造った言語)で描いた部分が続きます。竜と戦うことは、恐怖や困難を越えることのメタファーなのです。このように、伝統をひとつのきっか けとして、彼女たちの創造性は無限に広がっているのです。日本の伝統的な歌としてとりあげられているのは、さくらさくらや、荒城の月。打楽器奏者がガム ランのような音色を奏でる中、声でお琴の音色を再現して「さくらさくら」を歌う場面なども聴かれます。 (Ki)

Hanssler
HC-23058(1CD)
「メイド・イン・ヨーロッパ」
トスティ:君なんかもう
 理想の女/自由な空、甘い夢
シャミナード:秋の愛
 愛に満ちて/捨てられた花
ブリテン:この島で Op.11
トリグヴィ・M・バルドヴィンソン(1965-):悪いことと良いこと
コル・イー・ロウ
ドヴォルザーク:愛の歌 Op.83より
 第2曲「多くの人に心に死の思いがある」
 第5曲「野には眠りが立ちこめ」
 第7曲「君の甘い目を見つめながら」
アルマ・マーラー:なま暖かい夏の夜を待ちわびて
 夜に光を/恍惚
ヴラディゲロフ:6つの抒情的な歌曲 Op.12より
 第1曲「神秘的な夜」
 第4曲「花は泣いていた」
 第6曲「どれほど私たちが一緒に立ち上がり幸せだったか」
ステツェンコ:太陽が沈み、山は黒く染まる
ロビン・ネック(T)
ドリアナ・チャカロワ(P)

録音:2023年3月11〜13日/シュトゥットガルト音楽演劇大学内コンサートホール(シュトゥットガルト)
ヨーロッパ出身の作曲家による歌曲集。作品は「自然」、「愛」、「儚さ」、「終わり」、「復活」など、そのテーマは様々。それぞれの国の気質、言語、形式的要素の 違いを楽しみながら巡る歌の旅は実に魅力的。アルマ・マーラー(1879-1964)はマーラーの妻。作曲家としても活躍し、現在16の歌曲がのこされ ています。ドイツ出身のテノール、ロビン・ネックとブルガリア出身のピアノ、ドリアナ・チャカロワのデュオがヨーロッパの珍しい歌曲の選曲で、楽しく深い音楽体 験に誘います。 (Ki)
Hanssler
HC-23025(2CD)
VISION. BACH〜ライプツィヒ時代の教会カンタータ第1集
【三位一体節後第1日曜日から第4日曜日まで】

(1)カンタータ第75番『貧しい者たちは食べて』BWV75
(2)カンタータ第76番『天は神の栄光を語り』BWV76
(3)カンタータ第21番『わがうちに憂い満ちし時』BWV21(第3版/ライプツィヒ稿)
(4)カンタータ第185番『永遠の愛の慈悲深い心よ』BWV185(第2版/ライプツィヒ稿)
(5)カンタータ第24番『純朴な心』BWV24
(1)(2)ナターシャ・シュヌール(S)、(3)(4)ミリアム・フォイアージンガー(S)
(1)-(5)アレックス・ポッター(A)
(1)(2)パトリック・グラール(T)、(3)-(5)ベネディクト・クリスティアンソン(T)
(1)(2)トビアス・ベルント(Bs)、(3)-(5)マティアス・ヴィンクラー(Bs)

ゲヒンガー・カントライ、ハンス=クリストフ・ラーデマン(指)

録音:(1)(2)2023年5月14?16日、(3)-(5)2023年6月24-26日/リーダーハレ、モーツァルトザール(シュトゥットガルト)
バッハは1723年5月22日、ケーテンからにライプツィヒに移り住み、わずか8日後の5月30日に最初のカンタータを発表しました。その後、トマスカントー ルの仕事としてクリスマスとイースターに先立つ待降節と四旬節を除く毎週日曜日と祝日に、聖ニコライ教会と聖トーマス教会でカンタータを演奏してきました。
シュトゥットガルト国際バッハアカデミーはこれらのカンタータをバッハが演奏した300年後にあたる2023年より年代順に演奏する全23回のコンサート・シ リーズ(2023年5月13日?2024年5月13日の予定)を開始。演奏会はシュトゥットガルトとその近郊で開催し、そのコンサートと連動し、演奏会翌日から数 日かけて録音していくのが当シリーズです。
シュトゥットガルト国際バッハアカデミーは1981年にヘルムート・リリングによって設立。2013年6月1日より、ハンス=クリストフ・ラーデマンが芸術 監督を務めております。今回のコンサート・シリーズでは2022年に出版された「バッハ作品目録第3版(増補新版)Bach-Werke-Verzeichnis. Dritte, erweiterte Neuausgabe (BWV3)」を基に最新のバッハ研究を反映しております。
ラーデマンの指揮のもとバッハアカデミーのアンサンブル、ゲヒンガー・カントライは独唱者を含み1声につき最大4人の声楽陣、そして器楽奏者で演奏。豪華 な独唱陣とともにバッハが当時演奏した形を再現します。
第1集の当アルバムは三位一体節後第1日曜日から第4日曜日までに演奏された5篇。ラーデマンが300年の時を経て、バッハの歩みを演奏で再現する大注 目のシリーズが開始します! (Ki)
Hanssler
HC-23026(2CD)
VISION. BACH〜ライプツィヒ時代の教会カンタータ第2集
【洗礼者聖ヨハネの生誕祭から三位一体後第8日曜日まで】

(1)カンタータ第167番『人々よ、神の愛を讃美しなさい』BWV167
(2)カンタータ第147番『心と口と行いと生活をもって』BWV147
(3)カンタータ第186番『つまずくな、おお魂よ』BWV186
(4)カンタータ第136番『神よ、私を究め』BWV136
(1)(2)ミリアム・フォイアージンガー(S)、(3)エリザベート・ブロイヤー(S)
(1)-(4)アレックス・ポッター(A)
(1)(2)ベネディクト・クリスティアンソン(T)、(3)(4)ユリアン・ハーバーマン(T)
(1)(2)マティアス・ヴィンクラー(Bs)、(3)(4)ピーター・ハーヴェイ(T)

(1)(2)平崎真弓(コンサートマスター)、(3)(4)ヨナス・チェンダーライン(コンサートマスター)
ゲヒンガー・カントライ、ハンス = クリストフ・ラーデマン(指)

録音:(1)(2)2023年6月24〜26日リーダーハレ、モーツァルトザール(シュトゥットガルト)
(3)(4)2023年7月7&8日ガイスブルガー教会(シュトゥットガルト)
バッハ、ライプツィヒ時代(1723〜1724年)のカンタータ演奏から300年後にあたる2023年より年代順に演奏する、シュトゥットガルト国際バッハアカデミー 主催の大企画!全23回のコンサート・シリーズ(2023年5月13日〜2024年5月13日の予定)はシュトゥットガルトとその近郊で演奏会を開催し、そのコンサー トに連動し録音していくのが当シリーズです。
シュトゥットガルト国際バッハアカデミーは1981年にヘルムート・リリングによって設立。2013年6月1日より、ハンス=クリストフ・ラーデマンが芸術 監督を務めております。今回のコンサート・シリーズでは2022年に出版された「バッハ作品目録第3版(増補新版)Bach-Werke-Verzeichnis. Dritte, erweiterte Neuausgabe (BWV3)」を基に最新のバッハ研究を反映しております。
ラーデマンの指揮のもとバッハアカデミーのアンサンブル、ゲヒンガー・カントライは独唱者を含み1声につき最大4人の声楽陣、そして器楽奏者で演奏。バッハ が当時演奏した形を再現します。
第2集の当アルバムは洗礼者聖ヨハネの生誕祭から三位一体後第8日曜日までの4篇を収録。「主よ、人の望みの喜びよ」でも有名なカンタータ第147番『心 と口と行いと生活をもって』BWV147も演奏されております。この作品では日本が誇る平崎真弓がコンサートマスターを務めております。今後のリリースも期待 が高まる注目シリーズです! (Ki)

FUGA LIBERA
FUG-825(5CD)
NX-G11
天国と地獄の間で 〜ペーテル・ブノワ(1834-1901):オラトリオと管弦楽付き合唱曲集


【CD1&2】
オラトリオ『戦争』 〜ヤン・ファン・ベールスの詩による(1869-1873)

【CD3】
オラトリオ『ルシフェル』 〜エマニュエル・ヒールの詩による(1866)

【CD4】
1. クリスマス・ミサ(1868)
2-7. 荘厳ミサ曲(1860)

【CD5】
1. テ・デウム(1862)
2-6. レクイエム(1863)
【CD1&2】
母…セシル・ファン・デ・サント(A)、負傷者1…フランク・ファン・アーケン(T)、負傷者2…ラース・テライ(Br)、 人類/暴力の寓意…バスティアーン・エーフェリンク(Br)、 暗闇の亡霊…シャルル・デケイセル(Bs-Br)、 嘲笑する亡霊…イヴァン・ティリオン(Bs-Br)、 カトリーン・バールツ(S)、 アントワープSO、 オランダ放送cho、 ラウレンス・コレギウム(ロッテルダム交響cho)、 オクトプス室内cho、 ヴァールラント少女cho、 ヴァールラント少年cho、 ヤン・ファン・ステーン(指)、 録音:2022年11月26日、エリザベート王妃ホール、アントウェルペン&2022年11月、 25日、ティヴォリ=フレーデンブルフ、ユトレヒト
【CD3】
レナーテ・アーレンツ(S)、 マリア・フィセリール(A)、 マルセル・レイヤンス(T)、 アンドレ・モルス(Br)、 ヴェルネル・ファン・メヘレン(Bs)、 アントワープSO、 オクトプス交響cho、 ナミュール室内cho、 フランダース歌劇場少年cho、 バルト・ファン・レイン(指)、 録音:2017年2月25日、エリザベート王妃ホール、アントウェルペン
【CD4】
アントワープSO[1-7]、 オクトプス交響cho[1-7]、 ナミュール室内cho[2-7]、 イヴ・サーレンス(Org)[2-7]、 ヤン・ヴィレム・デ・フリーント(指)[1]、 マーティン・ブラビンズ(指)[2-7]、 録音: 2017年12月22日、聖カルロ・ボロメオ教会、アントウェルペ、 ン[1]/2016年6月16、18日、ノートルダム大聖堂、アントウェルペ、 ン[2-7]
【CD5】
アントワープSO、 オクトプス交響cho、 ナミュール室内cho、 マーティン・ブラビンズ(指)[1]、 エド・デ・ワールト(指)[2-6]、 録音:2016年6月16・18日[1]、2015年6月18・20日[2-6]、、 ノートルダム大聖堂、アントウェルペン
※全てライヴ録音、 ブックレットに歌詞は掲載されていません。
後にフランスに帰化したフランクと並び、19世紀ベルギーを代表する作曲家の一人ペーテル・ブノワの大作合唱曲を、同国放送局の企画で 実現した充実演奏陣によるライヴ音源で体系的に聴ける5枚組。フランス語話者とオランダ語話者が拮抗するベルギーは、1830年に独立 国家となる直前までオランダ領だった反動もあり、第二次大戦頃まで知識人社会ではフランス語が中心でしたが、国土の北半分を占めるフ ランダース圏では大半の住民の母語がオランダ語(現地呼称に寄せて「フラマン語」とも呼ばれますがオランダとの言語差は英米の英語程 度)で、フランス語中心の文化への反発と母語文化運動が活発でした。ブラームスやサン=サーンスと同世代のブノワはその時代の寵児 で、ブリュッセル音楽院でフランス語話者の大家フェティスに師事したのち諸外国で研鑽を重ね、帰国後『荘厳ミサ曲』の成功により注目を 集めます。その後、市民オーケストラや市民合唱が盛んだった世情のなか、オランダ語による大作合唱曲やオラトリオを続々発表してフラン ダースの人々の絶大な支持を集め、20世紀以降もベルギー国民音楽の旗手として敬愛され続けてきました。オランダで学んだ川口成彦も 昨今は歴史的楽器でそのピアノ曲を積極的に紹介していますが、このアルバムにはブラビンズ、デ・ワールト、デ・フリーントら新旧世代の 錚々たる指揮者たちのタクトのもと、多くが初録音となる重要作群を収録しています。アントワープSO(旧称ロイヤル・フランダース・ PO)やオランダ放送合唱団、ナミュール室内合唱団など頼もしい演奏団体が素晴らしい演奏で深い解釈を聴かせ、 ブノワの大作の真価を強くアピール。聴くべきロマン派時代の作曲家であることを実感させてくれます。

ALPHA
ALPHA-1054(2CD)
NX-C10
スカルラッティ、ドヴォルザーク: スターバト・マーテル(
D・スカルラッティ(シモン=ピエール・ベスティオン編): スターバト・マーテル〜独唱、合唱、弦楽合奏と通奏低音による
ドヴォルザーク(シモン=ピエール・ベスティオン編): スターバト・マーテル〜独唱、合唱、ピアノ独奏と弦楽合奏による
【CD1】
1. プロローグ 〜スカルラッティの『スターバト・マーテル』による
2. スカルラッティ:Stabat Mater dolorosa 立ち尽くす聖母、悲しみにくれて
3. ドヴォルザーク:Stabat Mater dolorosa 立ち尽くす聖母、悲しみにくれて
4. スカルラッティ:Cujus animam gementem 悲嘆にくれるその胸は
5. スカルラッティ:Quis non posset いったい誰が、心を痛めずにおれようか
6. スカルラッティ:Eja Mater, fons amoris おお、聖母よ、愛の泉よ
7. ドヴォルザーク:Qui est homo, qui non fleret いったい誰が、涙を流さずにいられよう
8. ドヴォルザーク:Eja Materm fons amoris おお、聖母よ、愛の泉よ
9. ドヴォルザーク:Fac, ut ardeat cor meum わたしの心に、ひとつの炎を
【CD2】
1. スカルラッティ:Sancta Mater, istud agas 聖なる母よ、おやりになってください
2. ドヴォルザーク:Tui nati vulnerati あなたの息子は傷めつけられました
3. スカルラッティ:Fac me vere tecum flere どうかわたしも、あなたのそばで泣かせてください
4. 作者不詳(シモン=ピエール・ベスティオン編): 続唱「立ち尽くす聖母、悲しみにくれて」(ソレム修道院のグレゴリオ聖歌による)
5. ドヴォルザーク:どうかわたしにも、救世主の死を担わせてください
6. ドヴォルザーク:Inflammatus et accensus 炎にさらされ、焼かれることもある
7. スカルラッティ:Juxta crucem 十字架のそば、あなたのそばにいさせてください
8. スカルラッティ:Inflammantus 炎にさらされ、焼かれることもある
9. スカルラッティ:Fac ut animae どうかこの魂が、浴せるようにしてください
10. スカルラッティ:Amen アーメン
11. ドヴォルザーク:Quando corpus moietur この肉体が滅びる時も
ラ・タンペート(声楽&器楽アンサンブル)
シモン=ピエール・ベスティオン(指)

独唱:
アメリー・レゾン(S)
アリーヌ・カンタン(A)
エドゥアール・モンジャネル(T)
フローラン・マルタン(Bs)

独奏:トマ・タケ(P、ポジティフ・オルガン)
依田幸司、カティア・ヴィエル(Vn)
クロエ・パリゾ(Va)
クロティルド・ラクロワ(Vc)
ピエール・リンデルクネヒト(テオルボ)

録音:2022年7月23-26日、イル・ド・フランス国立Oオーディトリアム、アルフォールヴィル(フランス中北部イル・ド・フランス地方)
中世、ルネサンス、バロックなど古楽のレパートリーを、20世紀以降の近・現代音楽と組み合わせたステージパフォーマンスで大きな成果をあ げてきたフランスの声楽&器楽アンサンブル、ラ・タンペート。ALPHAレーベルではその成果の一端を音響面で味わえる注目すべきアルバム 制作を続けていますが、本作では作曲された時代が大きく異なる二つの「スターバト・マーテル」の傑作を組み合わせたユニークなプログラムに 驚かされます。555曲を超える鍵盤ソナタで知られるドメニコ・スカルラッティの『スターバト・マーテル』は、指揮者ベスティオンが「古楽のレパー トリーで最も美しい作例」と讃える名作で、ルネサンスを意識した多声様式で書かれた異色作。ベスティオンはまた、大管弦楽を伴うドヴォル ザークの『スターバト・マーテル』を思春期に歌う機会を得て大きな衝撃を受けた経験があり、どちらも同じ中世の宗教詩に根ざしたこれら2曲 を組み合わせてみたかったと語っています。後者はドヴォルザーク自身のピアノ譜も参考にベスティオン自身が編曲、ピアノを通奏低音のように 使いながら、テオルボを軸にした解釈による前者(こちらもベスティオンが演奏譜を調えています)のバロック様式と驚くほど一貫性ある響きに。 十字架で苦しむ我が子=救世主を前にした聖母マリアの嘆きを歌った原詩の真意に迫る独特の音響体験は、指揮者インタビューを掲載し た解説(仏・英・独語)と共に味わうことでいっそう深いものとなるでしょう。

Cypres
CYP-4662(1CD)
NX-C04
ルチアーノ・ベリオ:フォーク・ソング/ジャン=マリー・レン: 11のフォーク・ソング
ジャン=マリー・レン(1955-):ここかしこの11のフォーク・ソングosten 東の空が明けてくる(フランデレンの歌)
ルチアーノ・ベリオ:Folk Songs フォーク・ソング
アルバーヌ・カレール(Ms)
アンサンブル21(フルート、クラリネット、ハープ、ヴィオラ、チェロ、打楽器3名)
マルク・コレ(指)

録音:2023年3月20、21日、8月28、29日スタジオ・ダダ、ブリュッセル
ウィーン生まれで現在はフランスを中心に活躍するメゾ・ソプラノ、アルバーヌ・カレールと、ベルギーを中心に活動するアンサンブル21による民 謡集。ベリオがキャシー・バーベリアンのために1964年に書き上げた『フォーク・ソング』は、古いレコードなどで聴いた各地の民謡を元に再作 曲(recomposes)したもので、声楽と7人の器楽奏者という編成となっています。一方ベルギーの作曲家ジャン=マリー・レンによる『ここかし この11のフォーク・ソング』は、20年以上前に作曲した『フランデレン、フランスとワロンの7つの伝承歌』をアンサンブル21の求めに応じてベリオ と同曲数、同様の編成に再構成したもの。2つの曲集のインスピレーションの違いも興味深いところで、民謡が本来持つ素朴な味わいを愛 着を持って生かすレンの作品に対し、ベリオは原曲の特色を生かしながらも、その内容に周辺事情を加味してデフォルメし、初演者バーベリ アンの幅広い表現力を駆使した作品に仕上げています。原曲を同じくする「森の小さなナイチンゲール」には、それぞれの方向性が端的に表 れているといえるでしょう。カレールは特徴的な1曲1曲を安定した歌唱力と深みのある表情で歌い上げており、積極性の高い演奏でアクセ ントを添えるアンサンブル共々、このアルバムを聴きごたえのあるものにしています。ブックレットには歌詞とそのフランス語訳付。

Avie
AV-2659(1CD)
クリストファー・タイラー・ニッケル:レクイエム キャサリン・レディング(S)、
クライド・ミッチェル(指)、
ノースウェスト・シンフォニア&cho

録音:2022年8月21日-24日、バスティア大学聖トーマス礼拝堂(アメリカ、ケンモア)
クリストファー・タイラー・ニッケル(1978-)はコンサートホール用の作品だけでなく、映画、テレビ、劇場のための音楽も得意とするカナダの作曲家。代表作には、各種オーボエ&オーボエ・ダモーレのための作品(無伴奏、ソナタ、室内楽、協奏曲)やクライド・ミッチェルが指揮した交響曲第2番、ノースイースタン・ペンシルヴェニア・フィルハーモニックが4万人の聴衆を集めた「自由のためのファンファーレ」、演劇ではジュール・ヴェルヌの「海底二万里」を題材にしたミュージカルやCatchingART Contemporary Balletのためのバレエ音楽、バンクーバーのシェイクスピア・フェスティヴァル「Bard on the Beach」の音楽などがあり、イギリスのAvieレーベルから、オーボエ協奏曲集(AV-2433)、交響曲第2番(AV-2456)、オーボエのためのソナタ&室内楽作品集(AV-2558)などがリリースされています。これまで、SOC-AN(カナダ作曲家・著者・音楽出版社協会)賞4回、パークシティ映画音楽祭2004年金賞、レオ賞(カナダ、ブリティッシュコロンビア州の映画・テレビ業界向けの賞)2回(ノミネート14回)、西カナダ音楽賞ノミネートなどの栄誉に輝いています。
本アルバムでは、単旋聖歌の穏やかさと複雑なリズムのエネルギーを融合させた、室内オーケストラ、合唱とソプラノ独唱のための 「レクイエム」 を世界初録音。これまでにクリストファー・タイラー・ニッケルの交響曲第2番などを初演してきたカナダ=アメリカの指揮者、クライド・ミッチェルの手腕でこのエネルギーに満ちた大作を見事に創り上げています。

NIFC
NIFCCD-092(1CD)
モニューシュコ:カンタータ「幽霊」 ファビオ・ビオンディ(指)、エウローパ・ガランテ、ナタリア・ルビシ(S)、パヴェウ・コニク(Br)、クシシュトフ・ボンチク(Bs)、ロマン・フマキン(Br)、パウリナ・ボレチュコ(Ms)、カリナ・ムウォドジェニェツ(小さな天使)、カツペル・プニェフスキ(小さな天使)、ポドラシェ・オペラ&PO合唱団、アンジェイ・セヴェリン(朗読)、ヤン・エングレルト(朗読)、ダヌータ・ステンカ(朗読)、ヨアンナ・パフ(朗読)、ヴウォジミエシュ・プレス(朗読)、クシシュトフ・シュチェパニャク(朗読)

録音:2022年8月12日-14日、ポーランド国立歌劇場「テアトロ・ヴィエルキ」(ワルシャワ、ポーランド)、〔朗読〕2023年10月2日&25日、ポーランド放送・スタジオ・シアター(ワルシャワ、ポーランド)
2019年に生誕200年を迎えNIFC(ポーランド国立ショパン研究所)がその作品の再発見、再評価に総力を挙げている作曲家、スタニスワフ・モニューシュコのカンタータ「幽霊」!モニューシュコは「ポーランド・オペラの父」と言われ、フレデリック・ショパンと並ぶポーランドを代表する作曲家の一人です。近年ではピリオド楽器による主要なオペラ作品や歌曲集の収録が行われました。
今作でカンタータ「幽霊」を取り上げています。19世紀に作られたカンタータは多種多様なものが作られましたが、このジャンルは世俗的および宗教的な様々な記念日に演奏するために作られることが多く、またアマチュアやセミ・プロの合唱団から委嘱を受けることも多く、一度演奏されるとその後滅多に演奏されないケースが多々見られました。そのため作曲家によってはあまり重視していない傾向にありました。しかし、モニューシュコはこのジャンルでも手を抜くことなく、ポーランドの国民的詩人アダム・ミツキエヴィチの詩を用いて見事な作品を作り上げています。
ファビオ・ビオンディはこの大作をピリオド楽器による演奏では世界で初めてスタジオ録音で収録しました。
NIFC
NIFCCD-151(1CD)
フォーレ:レクイエム ニ短調 Op.48(1893年版)
ブラームス:埋葬の歌 Op.13
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)、
コレギウム・ヴォカーレ・ヘント、
シャンゼリゼO、ドロテー・ミールズ(S)、
クレシミール・ストラジャナツ(Br)

録音(ライヴ):2021年8月31日、ポーランド国立歌劇場モニューシュコ・オーディトリウム(ワルシャワ、ポーランド)
ベルギーの巨匠フィリップ・ヘレヴェッヘの3度目となるフォーレ「レクイエム」の録音がNIFCレーベルからリリース!2021年録音、NIFC(ポーランド国立フリデリク・ショパン研究所)が主催するポーランドの主要音楽祭の一つ「ショパンと彼のヨーロッパ」でのライヴ・レコーディングです。しばしば“三大レクイエム”の一つに数えられるフォーレの傑作「レクイエム」は偉大な演奏家たちによって多くの名録音が生み出されてきましたが、なかでもヘレヴェッヘによる2度の録音はいずれも傑出した評価を獲得し、同曲の決定盤の一つとして知られています。
フォーレの「レクイエム」は主に3つの版が演奏されますが、今回は1度目の録音と同様、初稿にバリトン独唱と金管楽器が加わり、「奉献唱」と「リベラ・メ」が追加され7曲構成となった第2稿(1893年版)での演奏。ヘレヴェッヘ自身が創設した合唱団コレギウム・ヴォカーレ・ヘントにシャンゼリゼOというおなじみの顔ぶれに、定期的にヘレヴェッヘと共演している名歌手ドロテー・ミールズとクレシミール・ストラジャナツがソリストを務めます。前回の録音から20年ぶり(1893年版としては33年ぶり)と、長い時を経て一層円熟味を増した“ヘレヴェッヘのフォーレ”の新たな美の極致にご期待ください。

Chopin University Press
UMFCCD-205(1CD)
ウェイティング・フォー・ザ・ライト
ヤン・クルトゥル(b.1987):女声合唱、ピアノとパーカッションのための 「アドヴェント・アンティフォン集」、
 ア・カペラ混声合唱のための 「おお、大いなる神秘」
ブリテン:女声合唱、独唱とハープのための 「キャロルの祭典」 Op.28
ショパン・ユニヴァーシティ・シンガーズ、アンナ・モニューシュコ(指)、エルジュビエタ・ウス=ヨンスカ(P)、マリウシュ・モツァルスキ(パーカッション)、ウルシュラ・ノヴァコフスカ(Hp)

録音:2021年6月&2022年11月、ビャウィストク(ポーランド)
20世紀イギリスの傑出した作曲家、ブリテンのもっとも人気があり、もっとも頻繁に演奏される作品の1つである「キャロルの祭典」に、1987年生まれのポーランドの若手作曲家、ヤン・クルトゥルのクリスマス作品とアドヴェント(クリスマスを待ち望む期間)作品をカップリングし、ショパン音楽大学ビャウィストク分校の合唱団「ショパン・ユニヴァーシティ・シンガーズ(ショパン大学シンガーズ)」が歌います。
作曲家&指揮者のヤン・クルトゥルは、ショパン音楽大学で合唱(指)作曲、交響曲&オペラの指揮を修了し、大学院合唱団長として音楽アカデミーで学びました。Musica Sacra Nova(ケルンで行われる国際作曲コンクール)やOpus 966(ポズナンで行われる全国作曲コンクール)などを含む、作曲および合唱コンクールで受賞しており、作品はSchott Music、PWM、Chopin University Pressなどから出版されています。

Chandos
CHSA-5349(1SACD)
ラフマニノフ:晩祷 Op.37(ベネディクト・シーハン(b.1980)、ドミトリー・ラザレフ(b.1980)、アレクサンドル・グレチャニノフ編曲による男声合唱版) エカテリーナ・アントネンコ(指)
パトラム・インスティテュート男声cho
イーゴリ・モロゾフ(T)
エフゲニー・カチュロフスキー(Br)
アレクシス・V.ルキアノフ(オクタビスト)

録音:2022年6月23日-25日、ロシア正教会修道院(エルサレム、イスラエル)
ロシア正教の合唱音楽を可能な限り最高の形で提供することを目指すパトラム・インスティテュート(総主教ティーホン・ロシア・アメリカ音楽院 Patriarch Tikhon Russian American Music Institute)の男声合唱団。前作のテオトコス(神の母、生神女、正教会における聖母マリアの称号)を称えたアルバム(CHSA-5287/BBCミュージック・マガジンのコラール&ソング・チョイス獲得、ICMA2022ノミネート)に続くChandos第2弾は、2023年のラフマニノフ生誕150周年を祝して録音に臨んだ 「晩祷(徹夜祷)」 の男声合唱版。晩祷は、正教会の公祈祷の形式の一つである徹夜祷に基づく奉神礼音楽で、チャイコフスキーをはじめとした様々な作曲家がこの作品を残していますが、ラフマニノフによるものが最も有名な作品です。
本アルバムでは、アレクサンダー・グレチャニノフの編曲による男声合唱版(第7曲)に触発され、ベネディクト・シーハン、ドミトリー・ラザレフが残りの賛歌を男声合唱版に編曲。調性を男声の音域に合うように下げることで8人のオクタビスト(バスより更に低い声部)を含むメンバーのサウンドに更なる深みが加わりました。エセル・スマイスの「ザ・プリズン」(CHSA-5279)で第63回グラミー賞(Best Classical Solo Vocal Album)に輝いた優秀レコーディング・チーム(プロデューサー:ブラントン・アルスポー、エンジニア:ジョン・ニュートン、ミキシング&マスタリング:マーク・ドナヒュー)による高音質録音で重厚に響かせる新たな 「晩祷 」にご期待ください。

Delphian
DCD-34275(1CD)
ジョン・ステイナー(1840-1901):主を十字架に エジンバラ・セント・メアリー大聖堂聖歌隊、
ダンカン・ファーガソン(指)、
リアム・ボンスローン(T)、
アーサー・ブルース(Br)、
イモジェン・モーガン(Org)

録音:2023年5月22日-26日、セント・メアリー大聖堂(エジンバラ、イギリス)
19世紀イングランドの作曲家ジョン・ステイナーはセント・ポール大聖堂の聖歌隊員を務め、1854年にはバッハの「マタイ受難曲」のイギリス初演にも参加しました。その後オルガン奏者としても活躍し、聖歌隊の訓練などをはじめ、学校、学区教会、大聖堂における音楽の水準を改革・刷新し、今日にもその影響を残しています。ステイナーは膨大な数の宗教曲を作曲しましたが、特にこの「主を十字架に」は、その親しみやすさから発表後すぐにイギリスとアメリカで取り上げられ、多くの聖歌隊がレパートリーとし、受難カンタータとして今も変わらぬ人気を誇っています。
エジンバラ・セント・メアリー大聖堂聖歌隊は1879年に設立され、大聖堂で平日と日曜の定期礼拝を行う伝統がスコットランドで唯一、今日まで続いています。礼拝に加え、CDレコーディングやコンサートなども頻繁に行い、スコットランド室内OやBBCスコティッシュSOなど、多くのオーケストラと共演しています。またイギリスのみならず、アメリカ、カナダ、オーストリア、チェコ、スロバキア、日本、台湾など世界各国でツアーを行っています。

Etcetra
KTC-1812(1CD)
ギリシャ人でない作曲家たちによるギリシャの歌
レノックス・バークリー((1903-1989):Epitaph of Timas、春の歌、To Aster
ショスタコーヴィチ
:Vpered、Pentozalis、Zolongo、Hymn of E.L.A.S.
ドヴォルザーク:Koljas、Nereidy、Zalozpev Pargy
ラヴェル:Le Reveil de la Mariee、La - bas, vers l’ Eglise、Quel Galant m’ est Comparable、Chanson des Cueilleuses de Lentisques、Tout Gai!
ヘルマン・ロイター(1900-1985):Wie hernieder vom Berge Sturmwind sturzt、Hinunter ist schon der Mond、Singet ihr Madchen, das Lied、Seelenlos liegt der einst da、Aphrodite!
エレナ・マランゴウ(Ms)、
ヨルゴス・ジアヴラス(P)
ギリシャ人のメゾ・ソプラノ歌手エレナ・マランゴウは、バロックから現代音楽まで幅広いレパートリーを持ち、数々のオーケストラと共演しています。
マランゴウは、2021年のギリシャ革命200周年の際にギリシャの作曲家の音楽が数多く演奏され再発見された後、2022年のはじめにドヴォルザークの「3つの新しいギリシャの歌」と出会いました。ギリシャ人が慣れ親しんだギリシャの歌とは異なるアプローチに関心を持ったマランゴウは、ギリシャ人以外の作曲家たちによるギリシャの歌をこの1枚のアルバムに収めました。収録された楽曲は、古代、民謡、20世紀のギリシャの詩が使われており、各時代の状況や政治的背景の違いによって、異なるさまざまな世界が広がっています。

Indigo Road
IR-42001(1CD)
うつろい〜ソングズ・オヴ・マイ・ランド
永田の子守唄(鹿児島)/秋田おばこ(秋田)/おてもやん(熊本)/向こう横丁(東京)/祇園精舎(平家物語より)/我が門に(c.1180 催馬楽)/安来節(出雲)/ハイヤ節(長崎)/家の隣の三毛猫(大分県山香)/三階節(新潟)
山田千代美(うた)、バオバブ〔maika(うた、フィドル、ビオラ、レベック)、松本未來(ギター、コクレ、シトール、うた)、和田尚也(ベース、笛、ギターン)、前田剛史(和太鼓、篠笛、鈴)、渡辺庸介(ドラム、パーカッション)〕

録音:2022年12月〜2023年3月、カテリーナの森(カテリーナ古楽器研究所、大分)
古楽大国オランダで古楽唱法を究めたソプラノ、山田千代美の新境地! カテリーナ古楽器研究所のメンバーらが古今東西の楽器を操り、日本の民謡をベースに、西洋の古楽・クラシックから、ポップス、フォーク、現代音楽など様々なサウンドを取り入れた、ジャンルレス、ボーダーレスなアルバムが登場!
山田千代美は国立音楽大学を卒業後、オランダのハーグ王立音楽院に留学。在学中よりレベッカ・ステュワート博士の率いるルネサンス・カペラの第1ソプラノとして演奏を始め、ポリフォニー音楽、グレゴリア聖歌の豊富な経験を積み、佐藤豊彦の率いる古楽アンサンブル「アルバ・ムジカ・きょう」のヴォーカリスト、日本の古楽アンサンブル「諧謔音楽」のメンバーとして活動。古楽のスペシャリストとして、浸透性のある声と繊細な表現テクニックが高く評価されています。佐藤豊彦の自主レーベル「Nostalgia(のすたるぢあ)」からは、「東雲のうた(Nostalgia0201)」、「黒船の歌(Nostalgia1101)」、「幽玄 佐藤豊彦作品集(Nostalgia1501)」、「伊福部昭の古歌(Nostalgia1701)」などのアルバムをリリース。ニュー・アルバム「うつろい」のために新レーベル「Indigo Road」が設立され、Nostalgiaの多くのアルバムでも録音を行ってきたヨナス・ニーダースタットが、今作でもプロデューサーとレコーディング&マスタリングを担当しています。

Coviello
COV-92313(1CD)
ゲーテ歌曲集
ベートーヴェン:5月の歌 Op.52-4
 ゲーテの詩による3つの歌 Op.83
カール・フリードリヒ・ツェルター(1758-1832):あの子はどこに(五月の歌)
 / 秘密 / 悲しみの喜び / 憩いなき恋
ヨハン・フリードリヒ・ライヒャルト(1752-1814):ラプソディ / 勇気 / 魔王
ベートーヴェン:君知るや南の国 Op.75-1
 憧れ WoO134-4
 新しい愛、新しい生 Op.75-2
マリア・シマノフスカ(1789-1831):アレクサンドル・ガリーツィン公のロマンス(Pフォルテ編曲版)
モーツァルト:すみれ K.476
ヨハン・フリードリヒ・ライヒャルト:『アレクシスとドーラ』〜憩いなき恋
カール・フリードリヒ・ツェルター:ズライカ
 さすらい人の夜の歌
 新しい愛、新しい生 / 気の合う者同士
ファニー・アントネルー(S)
ソフィヤ・ガン ディリャン(フォルテピアノ)

録音:2022年5月6-9日/バート・クロツィンゲン、歴史的鍵盤楽器博物館
ゲーテ(1749-1832)の詩を用いた歌曲集です。同時代の何人かの作曲家が、自分のアプローチでゲーテの世界に取り組み、さまざまな音楽を生んでいたこ とが実感できます。ゲーテと親交があったカール・フリードリヒ・ツェルターの作品は、言葉のリズムに重きを置いた音楽で、ゲーテ自身も評価したとされています。
ファニー・アントネロウはギリシャのソプラノ歌手。アテネで開催される「マリア・カラス国際コンクール」のオラトリオ/リート部門で優勝。さまざまな古楽演奏 家と共演しており、クルレンツィス指揮『フィガロの結婚』の録音ではスザンナ役を務めていました。 (Ki)
Coviello
COV-92319(1CD)
地中海の歌
フェルナンド・オブラドルス(1897-1945):スペイン古典歌曲集[La mi sola, Laureola / Al Amor / Corazon, porque pasais / El majo celoso / Con amores, la mi madre / Del cabello mas sutil / Chiquitita la Novia]
アドルフ・イェンゼン(1837-1897):エマヌエル・ガイベルとパウル・ハイゼの翻訳によるスペイン詩集からの歌[Klinge, klinge, mein Pandero Op.21-1/ Mutter, ich hab zwei Augelein Op.4-2/ In dem Schatten meiner Locken Op.1-4/ Murmelndes Luftchen Op.21-4/ Dereinst, Gedanke mein Op.4-7]
ロッシーニ:ヴェネツィアの競艇[Anzoleta avanti la regatta / Anzoleta co passa la regatta / Anzoleta dopo la regatta]
フォーレ:5つのヴェネツィアの歌[Mandoline / En sourdine / Green / A Clymene / C’est l’extase]
シャブリエ:スペイン
カルメン・アルターサ(Ms)
ヒルコ・ドゥムノ(P)

録音:2022年11月8-11日/フランクフルト、フェステブルク教会
19世紀、ゲーテ以降のドイツ人はイタリアに自らの精神を求め、フランス人作曲家はスペインの色彩に魅せられていました。このCDにはイタリアとスペインをイ ンスピレーションの源泉とした歌曲が収められています。
エマヌエル・ガイベルとパウル・ハイゼによってドイツ語に訳されたスペインの詩は多くの音楽家に影響を与え、ヴォルフ、ブラームス、シューマンも曲を残しまし た。 (Ki)

ALPHA
ALPHA-1025(3CD)
NX-E10
ヘンデル:オラトリオ『テオドーラ』 テオドーラ…ルイーズ・オルダー(S)
ディディムス…ティム・ミード(C.T)
イレーヌ…アンナ・ステファニー(Ms)
セプティミウス…ステュアート・ジャクソン(T)
ヴァレンス…アダム・プラヘトカ(Bs-Br)
アルカンジェロ(合唱&古楽器オーケストラ)
ジョナサン・コーエン(チェンバロ、指揮)

録音:2023年3月31日-4月6日 聖オーガスティン教会、キルバーン、ロンドン
英国で揺るぎない名声を確立したヘンデルが晩年、その豊かな技量を注ぎ込んだ傑作オラトリオ『テオドーラ』。作曲家が視力を失う直前の 時期に仕上げられ1750年3月に初演されたものの、少し前にロンドンを襲った地震の影響で重要な顧客たちが客席にいない状態での上 演は失敗に終わりました。当時の英国におけるオラトリオの通例を離れた殉教物語も理解されませんでしたが、その音楽的充実は後にヘン デル声楽作品が見直されてゆく中で評価が高まり、今や多くの全曲録音にも恵まれている一作となっています。その上でなお、古楽器演奏 の名盤群で知られるALPHAが世に問う新録音は、英国を中心に世界的な注目を集めるジョナサン・コーエン率いるアルカンジェロと気鋭歌 手陣によるもので、瑞々しく音楽愛に貫かれた名演に仕上がっています。ローマ帝国末期、ヴィーナス信仰を受け入れずキリスト教徒として 命を全うする悲運の女性テオドーラを演じるのは、サイモン・ラトルやキリル・ペトレンコとの共演でも知られロマン派や近代作品の録音でも高 い評価を博しているルイーズ・アドラー。ヒロインに寄り添うディディムス役ではドーヴァー海峡の両岸で活躍をみせるティム・ミードが細やかな 作品解釈を雄弁な歌唱へと昇華させ、他のソリストたちと共に起伏豊かなドラマを盛り上げます。古楽器演奏の場のニュアンスを的確に捉 えるユーグ・デショー&アリーヌ・ブロンディオらALPHA古参のエンジニアたちの仕事も見事なもので、ホルンやトランペットも加わる色彩豊かな オーケストラの活躍も際立ち、劇音楽に通じたコーエンならではの聴きごたえある音楽展開を何度でも聴き確かめたくなるに違いありません。

NoMadMusic
NMM-117(1CD)
シューベルト:歌曲集「冬の旅」 シリル・デュボワ(T)、
アンヌ・ル・ボゼク(P)

録音:2021年1月
フランスの新世代を代表するテノール、シリル・デュボワが冬の旅を録音しました。アンサンブル(声、弦楽器、打楽器、ダンスなど)にその活動の重点をおいて いるフランスのピアニスト、アンヌ・ル・ボゼクとの共演。デュボワの清潔感ある声が、却って寒々しい雰囲気を出しているよう。1904年製のベヒシュタインの少 し鄙びたようなピアノの音色が作品の世界を一層盛り上げています。 (Ki)

Acte Prealable
AP-0550(1CD)
カール・アドルフ・ローレンツ:歌曲集
3つの歌 Op.9/O weint um sie Op.5/春 Op.29-2/春の歌/4つの厳粛な歌 Op.58/Ingeborgs Klage Op.17/Strandlieder Op.97-1/答え Op.45/Max und Moritz Op.7-1/Das Marchen von den Fischerkindern Op.28-1/クリスマスソング Op.70/Ich armes Maidlein Op.13/2つの二重奏曲 Op.13/2つの歌曲 Op.23/子守歌 Op.28-2
カタジナ・ドンダルスカ(S)、イヴォナ・ホッサ(S)、エヴァ・ヴォラク(C.A)、ピオトル・クシェヴィチ(T)、アダム・ズドゥニコフスキ(T)、ヨアンナ・ワヴリノヴィチ(P)

録音:2022年9月3日-5日
ポーランドのシュチェチンでその人生の大半を過ごした作曲家カール・アドルフ・ローレンツ。現在では忘れ去られてしまった作曲家の一人ですが、19世紀から20世紀にかけてシュチェチンにおける音楽家の重要人物の一人でした。ソプラノのカタジナ・ドンダルスカは彼女の仲間を集めて、カール・アドルフ・ローレンツの作品を世界初録音しています。
Acte Prealable
AP-0540(1CD)
ヴォイチェフ・ソヴィンスキ:宗教音楽集 Vol.1
なんと愛おしいことでしょう Op.92
おお救世主よ/6つの宗教的な作品
小ミサ Op.114
アレクサンドラ・クハルスカ=シェフレル(S)、アリツィア・ルミャノフスカ(Ms)、ドナタ・ズリャニ(Ms)、マルチン・ポミカワ(T)、リャン・ユー (Br)、ロベルト・カチョロフスキ(Br)

録音:2022年2月、3月
ポーランドのピアニスト兼作曲家であったヴォイチェフ・ソヴィンスキの宗教音楽集。ソヴィンスキはツェルニーに師事し音楽教師としても活躍し、ショパンと交流した記録も残っています。

LAWO Classics
LWC-1274(1CD)
シーグル・リ:歌曲集 第2集
シーグル・リ(1871-1904):歌曲集 「ヴァルトブルク」(テオドル・カスパリの詩)〔狩の歌、歌合戦、それから谷は暗くなり、マルティン・ルター、学生行進曲、讃歌〕/バラの歌(イーダル・ハンダガールの詩による6つの歌曲)〔私はそこへひかれ、暗い森の危うさ、あなたの胸に頭をあずけ、あなたが私のことを思っていなかったら、そこは夜、海、草原を越え/日の光(イーダル・ハンダガールの詩)/最後の歌(イーダル・ハンダガールの詩による3つの歌曲)〔休息、太陽がはじめて輝く時、やすらぎの夕べよ〕/『ハウグトゥッサ』の4つの歌(アルネ・ガルボルグの詩)〔ソーレガに向かって、仔山羊のダンス、牛寄せの声、祈り〕/アラジンの子守歌(エーダム・ゴトロプ・ウーレンスレーヤの詩)/すべて君のもの(ニルス・コレット・ヴォークトの詩)/モーリル(テオドル・カスパリの詩)/若くざわめく春は(ニルス・コレット・ヴォークトの詩)/白鷲のように(イーダル・ハンダガールの詩)/夏(ヘリェ・ローゼの詩)/ホシムクドリ(アンデシュ・ホーヴデンの詩)/それは古い詩(ヘリェ・ローゼの詩)
マリアンネ・ベアーテ・シェラン(Ms)
ニルス・アンデシュ・モッテンセン(P)

録音:2022年6月7日-10日、11月8日、ソフィエンベルグ教会(オスロ)
シーグル・リの全歌曲をマリアンネ・ベアーテ・シェランとニルス・アンデシュ・モッテンセンの共演で録音するシリーズの第2集。本アルバムでは、第1集(LWC-1256)に収録された作品の後に作曲された歌を歌っています。テオドル・カスパリ(1853-1948)の詩に基づき作曲した 「ヴァルトブルク」。グリーグやカタリヌス・エリングも使ったアルネ・ガルボルグ(1851-1924)の『ハウグトゥッサ』による曲集。イーダル・ハンダガール(1874-1959)の詩による「バラの歌」 「最後の歌」。「良きノルウェー」を伝えるアルバムです。
LAWO Classics
LWC-1264(1CD)
聴こえる可能性
エドヴィン・オステルゴール(b.1959):『ドゥイノの第一の悲歌』から(3声のための)〔… ei meir inderleg flukt …/… slike store gater …/… om eg skreik ut …/Hore, mein Herz …/… ist es seltsam …/O und die Nacht … / Ja og sa natta …/Hoyr, mitt hjarta …〕/Into A(コントラバスのための倍音音楽)/ステフェンスの断片(ソプラノとコントラバスのための)/聴こえる可能性. 儀式V(ソプラノ、メゾ・ソプラノ、テノールとコントラバスのための)〔Teil 1. … som dannes ut av stillhet/Teil 2. … das horende Ohr …/Teil3. Den som har orer, han hore!
トーネ・エリサベト・ブローテン(S)、
エッバ・リュード(Ms)、
ペール・クリスチャン・アムンロード(T)、
ホーコン・テリーン(Cb)

録音:2022年1月18日-21日、ソフィエンベルグ教会(オスロ)
エドヴィン・オステルゴールは、ノルウェー生命科学大学(NMBU)で教授として教えながら、室内アンサンブルと合唱のための曲を中心とする作曲活動を行なっています。「耳を澄まして聞く機会を創り出すことが作曲と、わたしは理解している」(エドヴィン・オステルゴール)。このアルバムでは、「ore(耳)」と「lyd(音)」を組み合わせたノルウェー語の「Orenslyd(聴こえる可能性)」をタイトルにし、「人間の声とコントラバスの豊かな響き」を探った彼の4つの作品が演奏されます。
リルケの詩集『ドゥイノの第一の悲歌』がドイツ語とオステルゴールの同僚のオスムン・ビョルンスタ(b.1951)によるノルウェー語訳で歌われる 「『ドゥイノの第一の悲歌』から」。コントラバスの「A」音を基準にした「倍音音楽」「Into A」。ノルウェー系ドイツの自然派哲学者ヘンリク・ステフェンス(1773?1845)の『人類学』からインスピレーションを得たという「ステフェンスの断片」。「聴こえる可能性. 儀式V」 は、「儀式. ヴィオラのための音楽)」(LWC-1041)から始まった「儀式シリーズ」の第5作です。リルケの『ドゥイノの悲歌』、ドイツの物理学者ヘルマン・フォン・ヘルムホルツ(1831?1894)の著作、『マタイによる福音書』(11章15節)がテクストに使われています。4作品はすべて、フンボルト大学ベルリンとの連携で作曲され、2019年10月26日にこのアルバムと同じ演奏者によって初演されました。
LAWO Classics
LWC-1266(1CD)
マニフィカト
エレン=アンドレーア・ワン(b.1986):マニフィカト〔わたしの魂は、あなたにすがりつき*、あらゆる世代、主は目を留めてくださった、守護天使/聖なるマリア、明るい日々、あなたの愛が必要です**、わたしの魂は II、わたしの魂の休める場所が*、わたしは神のしもべ〕
合唱編曲 *:シェティル・ビェルケストラン **:シェティル・ビェルケストラン、エレン=アンドレーア・ワン
オスロ大学女声合唱クラブ
マーリト・トンデル・ボスベルグ・ヴァイデ(指)
エレン=アンドレーア・ワン(ベース、ヴォーカル)
ハンナ・パウルスベルグ(Sax)

録音:2022年8月27日-28日、9月24-25日、ソフィエンベルグ教会(オスロ)
世界最古の学生の女声合唱グループ、1895年に創設された「オスロ大学女声合唱クラブ(KSS)」(アカデミー女声合唱団、オスロ大学女声合唱協会)は、指揮者マーリト・トンデル・ボスベルグ・ヴァイデの下、ノルウェーを代表する女声合唱団のひとつとしての地位を確立してきました。新しいアルバムでは、ノルウェージャズのトレンドを作っているジャズ・ミュージシャンふたりとコラボレーションを行い、新たな方向をめざしています。
マリアの賛歌 「マニフィカト」 を作曲したエレン=アンドレーア・ワンは、合唱作品の作曲家としてデビュー。ベーシストとヴォーカリストとしても活動しています。この作品は、『ルカによる福音書』(1章46-56節)と「カトリック教会の典礼文」をテクストに使い、女声合唱、ベース、サクソフォン、ヴォーカルのために書かれました。2021年「モルデ・ジャズ・フェスティヴァル」のために作られ、このアルバムのメンバによって初演されました。
サクソフォンのハンナ・パウルスベルグは、エレン=アンドレーア・ワンと一緒に2013年に結成したトリオ「GURLS」で作曲も担当。グループは、2018年と2022年の「スペルマン賞」(ノルウェー・グラミー賞)を受賞しています。

GENUIN
GEN-24857(1CD)
エレメンツ
ヤコブ・クレメンス・ノン・パパ:Ego flos campi
アグネ・アグネテ・マジュリエネ:Kleine Wunsche
ミヒャエル・オストシガ:Tall Trees Grove, March1st2016
トマス・モーリー:Hard by a Crystal Fountain、Fyre, Fyre!
バード:This Sweet and Merry Month of May
ラウラ・マルコーニ:Vorrei
ジェズアルド:Tristis est anima mea
オルランド・ディ・ラッソ:Lagrime di San Pietro
ブラームス:3つの歌 Op.42/F.H.ボーテ(マックス・レーガー):Es waren zwei Konigskinder
メンデルスゾーン:Psalm 2,Warum toben die Heiden
シュテファン・ホイケ:Andenken, Op.100
ケルン・ヴォーカルゾリステン

録音:2022年9月20日-23日
ケルン・ヴォーカルゾリステンは6声からなるヴォーカル・アンサンブルです。彼らはこのアルバムで16世紀から19世紀に至る幅広い作品を披露しています。中でもミヒャエル・オストシガ、ラウラ・マルコーニ、そしてシュテファン・ホイケの作品は世界初録音となっています。彼らの美しいハーモニーでお楽しみください。
GENUIN
GEN-24869(1CD)
輸入盤

XGEN-24869(1CD)
日本語解説付国内盤
税込定価

モーツァルト:レクイエム K.626(フランツ・クサヴァー・ジュスマイヤー補筆完成版に基づく、カール・ツェルニー編曲4手ピアノ連弾版) ケアスティン・シュトラスブルク(P)
ユルゲン・アッペル(P)

録音:2023年7月11日-13日、フェステブルク教会(フランクフルト、ドイツ)
今日も絶大な人気を誇るモーツァルト最後の傑作「レクイエム」はあらゆる音楽家によって様々な編曲が施されてきました。ベートーヴェンに弟子入りし、またリストの唯一の師でもあるカール・ツェルニーもこの作品に魅了され編曲に取り組んだ一人で、ピアノ独奏版やピアノ連弾版を遺しています。ツェルニー編曲の4手ピアノ連弾版は合唱やソリスト、ティンパニ等様々な追加のアレンジがなされたものも出版され、過去に録音されてきたのも合唱などを伴ったものがほとんどでした。ここに収録されているそういった追加のアレンジをすべて排除した純粋な4手ピアノ連弾によるヴァージョンは、これまでに自動演奏や配信音源ではリリースされていましたが、ドイツのピアニストであるケアスティン・シュトラスブルクとユルゲン・アッペルがピアニスト2人による初のCDレコーディングに挑戦。合唱団や他の楽器がなくともピアノ1台で声楽、オーケストラのパートを完全に表現しており、その明瞭さ、力強さ、芸術性すべてにおいて秀逸なアレンジはツェルニーの持つ技量、そしてツェルニーのモーツァルトに対する敬愛がはっきりと表れています。また近年の補筆に加えられることが多い短いフーガ(アーメン・フーガ)も、ロバート・レヴィンの編曲から奏者が4手ピアノ連弾用にアレンジしたものが加えられており、こちらは世界初録音となります。

SUPRAPHON
SU-4333(1CD)
「村の物語」

(1)ストラヴィンスキー:バレエ音楽「結婚」(1917 / rev.1923)〜独唱、混声合唱、打楽器、4台のピアノのための

(2)ヤナーチェク:わらべ歌 JW V/17(1927)〜独唱、混声合唱、器楽アンサンブルのための

(3)バルトーク:3つの村の情景 BB87b(1926)〜女声と室内オーケストラのための
(1)カテジナ・クニェジーコヴァー(S)、ヤナ・フロホヴァー(Ms)、ボリス・ステパノフ(T)、
イジー・ブルックレル(Br)、ルカーシュ・フィネク=クレメル(Bs)*
キリル・ゲルシュタイン(第1ピアノ)、ゾルターン・フェイェールヴァーリ(第2ピアノ)、カティア・スカナヴィ(第3ピアノ)、アレクサンドラ・スティフキナ(第4ピアノ)
アマディンダ・パーカッション・グループ【ゾルターン・ラーズ、ゾルターン・ヴァージ、アウレール・ホッロー、カーロリー・ボイトス】
ダコダ・トリオ【ダヴィド・ブルツィク、コルネール・ヘンツ、ダーニエル・ラーポスィ】
(2)ブロニスラフ・パロウスキ(T)*、ルティン・スラヴィーク(T)*
バルボラ・ハアソヴァー(第1フルート)、ペトゥラ・ホデァンコヴァー(第2フルート)、ダヴィド・シメチェク(第1クラリネット)、
イジー・ヤヴーレク(第2クラリネット)、オンドゥジェイ・シンデラージュ(第1ファゴット)、オンドゥジェイ・スヴィタヴスキー(第2ファゴット)、ペトゥラ・リエス(Cb)、ラデク・ドレジャル(太鼓)、マトウシュ・ズカル(P)
(3)ヤナ・フロホヴァー(Ms)、マリアナ・アムブロジョヴァー(S)*
ツェムリンスキー四重奏団【フランティシェク・ソウチェク(Vn1)、ペトゥル・ストゥジージェク(Vn2)、
ペトゥル・ホルマン(Va)、ヤン・ゼメン(Vc)】
イジー・フデツ(Cb)
ベルフィアト五重奏団【イジー・ヤヴーレク(Cl)、オト・レイプリハ(Fl)、ヤン・ソウチェク(Ob)、ヤン・フデチェク(Fg)、カテジナ・ヤヴールコヴァー(Hrn)】
ヤン・パジーク(クラリネット、サクソフォン)、イヴァナ・ドフナロヴァー・シュヴェストゥコヴァー(Hp)、ワルター・ホフバウエル(Tp)、ルカーシュ・モテュカ(Tb)、マトウシュ・ズカル(P)、
ラディスラフ・ビラン(打楽器)
以上、プラハ・フィルハーモニー合唱団、ルカーシュ・ヴァシレク(指)
*=プラハ・フィルハーモニー合唱団のメンバー

録音:(1)2021年12月23、26&27日、(2)2022年9月4〜6日、(3)2022年10月28&29日/VZLET文化センター(プラハ)
民俗音楽の影響を受け、自らの創作に取り入れた20世紀を代表する作曲家ヤナーチェク、バルトーク、ストラヴィンスキー。ヤナーチェクとバルトークは民俗学に 傾倒し、村々で民謡を収集。また、ストラヴィンスキーは民俗儀式に魅了されました。
ロシアの婚礼風俗を扱ったストラヴィンスキーの「結婚」。1914〜17年に作曲後、楽器編成を大幅に修正し、1923年にディアギレフ率いるバレエ・リュスが ニジンスカの振付でパリで世界初演したのが当録音の最終稿です。管弦楽の代わりに4台のピアノを用い、打楽器的な効果を発揮。当演奏ではキリル・ゲルシュタ インが第1ピアノを担当しております!
ヤナーチェクは71歳のときに歌劇「マクロプロス事件」を完成させた直後、童謡の作曲も構想しました。民謡を基にした「わらべ歌」(序奏と18曲とエピローグ) は1924年に作曲、最晩年の1927年に改訂。この改訂版では独唱と10の木管楽器、コントラバス、太鼓、ピアノという特殊な編成となっております。
バルトークの女声と室内オーケストラのための「3つの村の情景」は、現在のスロヴァキア中央部のズヴォレンで収集した民謡を基にした編曲した作品で、独奏曲 「村の情景」の第3・4・5曲より改編しております。ルカーシュ・ヴァシレク率いるプラハ・フィルハーモニー合唱団の精鋭メンバーとともにお届けする注目の1 枚の登場です! (Ki)

ALBANY
TROY-1949(1CD)
「詩人のこだま」〜ブリテン、アーネスト、マシューズ歌曲集
ブリテン(1913-76):ミケランジェロの7つのソネット (1940)
コリン・マシューズ(b.1946):6つの中国の歌(2019-20)
ジョン・デイヴィッド・アーネスト(b.1940):ハドリアン歌曲集(2014)
ブリテン:詩人のこだまOp.76(1965)
 エピローグ(1945)*
ジャスティン・ヴィッカーズ(T)
ジョン・オーフェ(P)

録音:2020-2022年
*=世界初録音
ブリテンを中心とした英語の歌曲集。最後に収録されている「エピローグ」は世界初 録音となります。コリン・マシューズはマーラーの交響曲第10 番の補作全曲版でデリック・クックに協力、 またホルストの「惑星」の海王星に続く曲として「冥王星」を作曲して話題を呼んだ作曲家。ジョン・ デイヴィッド・アーネストはテキサス出身のアメリカの作曲家。いずれも 20世紀の抒情とでも呼ぶべ き、瑞々しいリリシズムに溢れた歌曲そろいです。

Goodies
78CDR-3929(1CDR)
超人歌姫! 関屋敏子名唱集(1)
見よ優しいひばりを(ビショプ)(英語歌唱)
セレナーデ(シューベルト-堀内敬三訳詩)
子守歌(シューベルト-内藤 濯訳詩)
旅愁(オードウェイ作曲-犬童球渓訳詩)
故郷の廃家(ヘイズ作曲-犬童球渓訳詩)
庭の千草(アイルランド民謡)
関屋敏子(S)
ナサニエル・シルクレット(指)ヴィクター・サロン・オーケストラ
Nカルロ・サバイーノ(指)ミラノ・スカラ座O
管弦楽伴奏

日VICTOR J10011932年2月4日ニューヨーク録音
日VICTOR132331932年2月4日ニューヨーク録音
日VICTOR41351929年10月ミラノ録音
日VICTOR113841934年日本録音
関屋敏子(1903-1941)は20世紀前半を代表するソプラノ歌手。東京・小石川生ま れ。東京音楽学校(現東京芸術大学音楽学部)中退。1928年にデビュー後イタリア に留学し、ボローニャ大学で学んだ後スカラ座のオーディションに合格しヨー ロッパ各地で活躍した。その経歴は近刊の「関屋敏子-日本唯一の超人歌姫の謎」 (江本弘志著)(文芸社)に詳しい。ここではポピュラーな曲を選んだが、関屋は 50枚以上のSPレコード録音があり、未復刻のものを含めて将来このシリーズ で発売する予定。(グッディーズ)

ODRADEK RECORDS
ODRCD-426(1CD)
ポリーヌ・ヴィアルド(1821-1910):スペイン語歌曲集
ハンガリー風二重唱/悲しい心/カーニャ/悪魔のファンダンゴ/おがくず/ロンデーニャ/ 王女の歌/スペインの歌/学生たちのホタ/私の女中の愛/何の役に立つのか?/ 悲しみのキジバト/あなたを忘れろとあなたは言う/マドリッド/カディスの娘/闘牛士/ 私は闘牛士を愛さない/ロジーヌへのセレナーデ/スペイン風ロマンス/ああ孤独よ!/ ハバネラ/雌鶏/ほか全25トラック
ナタリア・ラブルデット(S)、
エレナ・レスレイソン(Ms)
フランシスコ・ソリアーノ(P)
19世紀半ばにフランスを中心に絶大な人気を誇ったメッゾソプラノ、ポリーヌ・ヴィアルド(1821-1910)のスペイン語歌曲(多くは二重唱)を集めた CD。ポリーヌ・ヴィアルドは、ロッシーニの「セビリ アの理髪師」初演でアルマヴィーヴァ伯爵を歌った高名なテノール、マヌエル・ガルシアの娘。姉は 伝説的プリマドンナ、マリア・マリブラン。歌手として活躍する一方で、ポリーヌ・ヴィアルドは作曲も し、特に多くの歌曲を残した。このCD にはそのうちスペイン語のものを収録。世界初録音も多数。 ナタリア・ラブルデットはマドリッド生まれのスペインのソプラノ。ベルリン芸術大学で声楽を学び、 2016年にオペラ・デビュー。素晴らしい美声の持ち主です。エレナ・レスレイソンはポルトガル、バ ルセロス生まれのメッゾソプラノ。フランシスコ・ソリアーノは、マドリッドで学んだ後、ポーランドのショ パン音楽大学に留学したピアニスト。彼らはヴィアルド生誕200 年の2021年に彼女の歌曲を手掛 け、このCD はその成果でもある。

Champs Hill Records
CHRCD-171(1CD)
夜の歌
シューベルト:森にて D708、
 夜曲 D672、
 さすらい人の夜の歌 II D768
シューマン:Die feindlichen Bruder Op.49-2、
 Der Hidalgo Op.30-3、
 Es sturmet am Abendhimmel Op.89-1、
 夜の歌 Op.108、
 Abends am Strand Op.45-3
クララ・シューマン:Er ist gekommen Op.12-2、
 Am Strande
ヴォルフ:Der Tambour、
 Ganymed、夜ごとのさすらい
chtwanderer Op.7-2
R・シュトラウス:Des Dichters Abendgang Op.47-2、
 赤い薔薇 AV-76、
 Lied an meinen Sohn Op.39-5、
 Wetter Op.69-5
メンデルスゾーン:Ich wollt’, meine Lieb’ ergosse sich、
 Maiglockchen und die Blumelein
ローワン・ピアース(S)、
ユリアン・ファン・メラールツ(Br)、
ルーシー・コルクホーン(P)

録音:2022年8月30日-9月1日、チャンプス・ヒル・ミュージック・ルーム(イギリス)
2017年にBBCプロムスデビューを果たし、ヨーロッパやアメリカで活躍するソプラノ歌手ローワン・ピアース、2018年モントリオール国際音楽コンクールなど数々の受賞歴を持つバリトン歌手のユリアン・ファン・メラールツ、歌曲ピアニストとして引っ張りだこのルーシー・コルクホーンによる歌曲集。激しい嵐や平和な夕暮れ、神秘的な森や夜の旅人など、あらゆる夜の姿を探求する作品集となっています。
Champs Hill Records
CHRCD-169(1CD)
航海
ラヴェル:シェエラザード
ビゼー:Adieux de l’hotesse Arabe
ケクラン:シェエラザード Op.84
ラヴェル:5つのギリシャ民謡
ドビュッシー:ビリティスの歌
ビゼー:君の心を開いてくれ
ラヴェル:民謡集〜スペインの歌、
 ヴォカリーズ〜ハバネラ形式のエチュード
ポーリーヌ・ヴィアルド:カディスの娘、マドリード
アレグザンドラ・ロウ(S)
パトリック・ミルン(P)

録音:2021年11月8日11日、チャンプス・ヒル・ミュージック・ルーム(イギリス)
スペイン、マヨルカ島生まれのソプラノ歌手アレグザンドラ・ロウは、ロンドンのナショナル・オペラ・スタジオで学び、コヴェント・ガーデンをはじめ、数多くのオペラに出演し活躍しています。ソロ・デビュー・アルバムとなる今作には、生まれ故郷であるスペインや、ギリシャ、中東などさまざまな国にインスパイアされた楽曲が収録されています。

Hyperion
CDA-68436(1CD)
デュリュフレ:レクイエム Op.9
プーランク:悔悟節のための4つのモテット
スティーヴン・レイトン(指)、
ケンブリッジ・トリニティ・カレッジcho
ハリソン・コール(Org)

録音:2021年7月31日、トリニティ・カレッジ・チャペル(ケンブリッジ)(プーランク)&2022年7月15日-20日、サン・トゥスタシュ教会(パリ)
イギリス合唱界の名指揮者、スティーヴン・レイトンが音楽監督を務めるケンブリッジ・トリニティ・カレッジ合唱団。バッハ、ヘンデルなどの古楽からスタンフォード、フィンジ、ハウエルズ、マクダウアル、オワイン・パーク、イーヴォ・アントニーニなどの近現代音楽まで広いレパートリーを誇る名門カレッジ聖歌隊が、20世紀でもっとも愛されている合唱作品の1つでもあるモーリス・デュリュフレの「レクイエム」を録音! 古いもの(グレゴリオ聖歌)と新しいもの(その時代と場所に相応しい調和のとれた言語)が魔法のように統合された傑作で、パリのサン・トゥスタシュ教会の雄大な音響と素晴らしいオルガンの恩恵を受けたこの録音は、新たな「決定盤」の有力候補となることでしょう。約10年前にリリースされた「ハウエルズのレクイエム」(CDA-67914)ではグラモフォン賞の合唱部門に輝き、「プーランクのグローリア&モテット集」(CDA-67623)でもグラモフォン賞にノミネートしてきたケンブリッジ・トリニティ・カレッジ合唱団の名唱にご期待ください。

Signum Classics
SIGCD-779(1CD)
カール・ジェンキンス:武装した男(平和のためのミサ) デイヴィッド・テンプル(指)、
ハートフォードシャーcho、
ロンドン・オーケストラ・ダ・カメラ、
オサーマ・キワン(ムアッジン/祈祷時刻告知係)、
キャスリン・ラッジ(Ms)、
ジャマル・アリエフ(Vc)

録音:2022年11月19日&20日、セント・オーガスティン教会(キルバ―ン、ロンドン)
英国で最も優れたシンフォニック・コーラスのひとつであり、質の高い情熱的な歌唱で定評があるハートフォードシャー合唱団と、ロンドン・フィルハーモニー合唱団のメンバーとしてボールト、ストコフスキ、ショルティ、ハイティンクらの元で歌い、ハートフォードシャー合唱団の音楽監督を務める合唱指揮者、デイヴィッド・テンプルによるSignum第3弾は、イギリスの作曲家カール・ジェンキンスの 「武装した男(平和のためのミサ)」 のアンサンブル版。
「武装した男」 は、英国の帝国兵器博物館からの委嘱で作曲され、コソボ紛争の犠牲者に捧げられた平和への強い願いが込められた作品です。本アルバムに収めれられたアンサンブル版は、交響曲全曲版の演奏が不可能な場合の代替案としてジェンキンス自身によって考案されたもので、推進力のあるリズム、雷鳴のようなクライマックス、恐怖に満ちた瞬間、そして優しく印象的なメロディーなど、原曲が持つ魅力はそのまま残されています。また、イギリスの名メゾ・ソプラノの一人、キャスリン・ラッジ、アゼルバイジャン出身で、2017年のBBCプロムス「ジョン・ウィリアムズ85歳記念プログラム」でのソリスト起用や数多くの国際コンクールでの優勝を誇る若き名チェリスト、ジャマル・アリエフの参加にも注目です。
Signum Classics
SIGCD-782(1CD)
シューマン・イン・イングリッシュ Vol.1(英語歌唱によるシューマン)
シューマン:リーダークライス Op.39
詩人の恋 Op.48
女の愛と生涯 Op.42
アイリッシュ・タイナン(S)、
ロデリック・ウィリアムズ(Br)、
キャスリン・ラッジ(Ms)、
クリストファー・グリン(P)

録音:2022年6月19日-21日、オール・セインツ教会(ロンドン、イギリス)
第4弾まで続いた、「シューベルト・イン・イングリッシュ」シリーズ(SIGCD-531、SIGCD-550、SIGCD-771、SIGCD-770)に続く新たな英語歌唱シリーズとして、「シューマン・イン・イングリッシュ」シリーズがスタートしました。ピアニストのクリストファー・グリンの依頼によりジェレミー・サムズが書き起こした新訳英語版で、1840年に作曲されたシューマンの3つの作品が収録されています。
このアルバムの全楽曲の伴奏はクリストファー・グリンが務め、第一線で活躍する3人の歌手とともに演奏しています。アイルランドのソプラノ歌手アイリッシュ・タイナンは、BBCニュー・ジェネレーション・アーティストに選ばれ、ヨーロッパやアメリカなどの数々のオペラ・ハウスに出演するほか、リサイタルも数多くこなしています。バロックから現代音楽まで幅広いレパートリーを持つバリトン歌手のロデリック・ウィリアムズは、BBCフィルハーモニックをはじめ、パリOやバッハ・コレギウム・ジャパンなど多くのオーケストラと共演し、現代オペラの世界初演も複数行っています。メゾ・ソプラノ歌手のキャスリン・ラッジはリヴァプールで生まれ、数々の賞を受賞し、BBCニュー・ジェネレーション・アーティストにも選ばれました。2016年にはBBCプロムス・デビューを果たし、2019年にも再出演しています。

LAWO Classics
LWC-1265(2CD)

XLWC-1265(2CD)
日本語解説付国内盤
税込定価

ディーリアス:人生のミサ マーク・エルダー(指)、ベルゲンPO、ロデリック・ウィリアムズ(Br)、ジェマ・サマーフィールド(S)、クラウディア・ハックル(C.A)、ブロール・マグヌス・トーデネス(T)、ホーコン・マッティ・スクレーデ(クワイアマスター)、ベルゲン・フィルハーモニー合唱団、エドヴァルド・グリーグ合唱団、コレギウム・ムジクム合唱団

録音:2022年9月26日-29日、グリーグホール(ベルゲン、ノルウェー)
2022年9月、グリーグが芸術監督を務めていたことでも知られるノルウェーの歴史ある名門オーケストラ、ベルゲンPOの首席客演指揮者にイギリス出身のサー・マーク・エルダーが就任。就任後すぐに行われた最初のレコーディングにエルダーが選んだのは、ニーチェの「ツァラトゥストラ」のテキストを用いて作曲され、演奏機会は多くないもののディーリアスの傑作の一つとされる「人生のミサ」。ディーリアスはノルウェーと非常に深い関係を持っており、グリーグと親交を持っていたほか、詩人としてのニーチェの精神に強く同調していたディーリアスにとって人生のもっとも重要な出会いの一つとなった「ツァラトゥストラ」のテキストを初めて読んだのもノルウェーにおいてでした。エルダーが「彼はすばらしく独創的でしたが、その際立った特質となっているのは、彼の和声の動きが持つ性質です」と分析し高く評価するディーリアスの90分にも及ぶ大作でエルダー×ベルゲン・フィルの関係が素晴らしいスタートを切ったことを証明します。ロデリック・ウィリアムズをはじめ豪華な歌手陣の参加も注目すべきポイントです。

Chandos
CHSA-5318(1SACD)
フェリックス&ファニー・メンデルスゾーン:合唱作品集
メンデルスゾーン:高き天より我は来たれり MWV A22*
ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル:カンタータ「ヨブ」 H-U258#、庭園の歌 Op.3
メンデルスゾーン:最初のワルプルギスの夜 Op.60MWV D3+
デイヴィッド・テンプル(指)、クラウチ・エンド祝祭cho、ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズ*#+、ジュリア・ドイル(S)*、ジェス・ダンディ(C.A)+、マーク・ル・ブロック(T)+、アシュリー・リッチズ(Br)*+

録音:2022年11月4日-5日、セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会(ロンドン、イギリス)
合唱指揮者デイヴィッド・テンプルが、クラウチ・エンド祝祭合唱団とロンドン・モーツァルトプレイヤーズを率いて、フェリックス・メンデルスゾーンとファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル姉弟の作品を讃えるアルバムを収録しました。この録音には、今年2度もBBCプロムスに出演し話題となったコントラルトのジェス・ダンディをはじめとする、強力なソリスト陣も参加しています。
ファニー・メンデルスゾーンが1831年に作曲した3つのカンタータのうちのひとつである「ヨブ」は、タイトルからもわかる通り、「ヨブ記」にもとづいて書かれた作品です。このカンタータは長らく世に出ることがなく、作曲から1世紀半以上たった1992年まで未発表のままでした。
アルバムを締めくくるフェリックス・メンデルスゾーンの「最初のワルプルギスの夜」は、ゲーテの詩をもとにした世俗カンタータで、1831年に初演されましたが、その後1843年に大幅な改訂が行われており、今回収録されたのはその改訂版となっています。

Anaklasis
ANA-029(1CD)
アレクサンデル・ノヴァク:音楽の中のおとぎ話 「心の物語」 マレク・モシ(指)、
ティヒ市室内O 「AUKSO」、
アダム・ストルク(ヴォイス)、
フベルト・ゼムレル(パーカッション)、
アンナ・ショスタク(合唱指揮)、
カトヴィツェ市シンガーズ・アンサンブル 「カメラータ・シレジア」

録音:2022年10月、ティヒ(ポーランド
1945年にクラクフで設立されたポーランド最大級の音楽出版社「ポーランド音楽出版社(PWM Edition)」が設立したレーベル「Anaklasis(アナクラシス)」のオペラ・シリーズ。
シュチェパン・トヴァルドフの作品を基にした「シレジア三部作」(ANA-012、ANA-017、ANA-023)に続くアレクサンデル・ノヴァク(アレクサンダー・ノヴァーク)(b.1979)のオペラ録音は、ポーランドのファンタジー文学作家ラデク・ラク(b.1987)の小説『サーペントの心の物語、またはヤクブ・シェラについての第二の言葉』(2019)を題材にした2022年の新作オペラ「心の物語」(原題:Ba?? o sercu)です。

Rondeau
VROP-622324(2CD)
日本語解説付国内盤
税込定価
ヘンデル:オラトリオ「メサイア」 HWV56(マルコム・ブルーノ編集による1741年初期版) ノイマイヤー・コンソート、
グーテンベルク室内cho、
フェーリクス・コッホ(指)、
ヴィオラ・ブラッヘ(S)、
シュテファニー・シェーファー(A)、
ファビアン・ケリー(T)、
ユリアン・ドミニク・クレメント(Bs)

録音:2021年4月24日-26日&2022年5月20日-24日、ゼンガーハレ・ザウルハイム(ドイツ)
補筆完成させた“マインツ版”のモーツァルト:「レクイエム」(PROP6211/ROP6211)や、Christophorusレーベルに録音した、新たに再構築されたバッハの「マルコ受難曲」1744年版(CHR-77423)など思わず目を引く興味深いレコーディングを行ってきたフェーリクス・コッホ&ノイマイヤー・コンソートがまたしても見逃すことのできない1枚をリリース!
ヘンデルが演奏の度に細かい校訂を繰り返したことでダブリン初演版、ロンドン初演版、捨て子養育院版など多くの版がある傑作「メサイア」の楽譜を、イギリスの音楽学者であるマルコム・ブルーノが8年という時間を費やし細部まで研究。アリアの細かな違いや議論の絶えない木管楽器のパートなどを慎重に考察し、2つの自筆譜を基とする1741年の初期稿を再構築した新たな初期版を完成させ、2018年にブライトコプフ・ウント・ヘルテル社から出版しました。ブルーノが「まるでヘンデルの手稿のインクがまだ濡れているかのように、メサイアを初めて聴くような体験をしてほしい」と願う新たな1741年版メサイアの世界初録音、要注目です。
新規リリースとなる国内仕様盤では、これまで「1741年初稿版の「メサイア」(当盤とは異同あり)」を演奏や録音で取り上げており、ヘンデル・フェスティバル・ジャパンを主宰するヘンデル研究の権威、三澤寿喜氏による書き下ろし解説&歌詞訳、原文解説(ヤン=ゲールト・ヴォルフによる解説と、マルコム・ブルーノ&ヴォルフの対話)の日本語訳が封入されます。

Delphian
DCD-34251(1CD)
シューベルト:歌曲集〜愛の耐久力
愛(喜びでいっぱい そして悲しみでいっぱい) D210/笑いと涙 D777/男はろくでなし D866-3(4つのリフレイン歌曲より)/あの人はここにいたのだ D775/ズライカT D720/再会 D855/ひそかな愛 D922/耽溺 D715/初めての失恋 D226/アマリア D195/ランベルティーネ D301/愛は裏切った D751/わが心に D860/泉のほとりの若者 D300/小人 D771/ヒッポリートの歌 D890/あなたは私を愛していない D756/すみれ D786/秘密 D491/至福 D433
ハリエット・バーンズ(S)、
イアン・ティンデイル(P)

録音:2023年2月、スコットランド
英国最大級の歌曲音楽祭「オックスフォード・リーダー・フェスティヴァル」を主催するオックスフォード・リーダー(Oxford Lieder)より「ヤング・アーティスト・プラットフォーム」2018を受賞したイギリスの若き注目ソプラノ、ハリエット・バーンズが歌うシューベルト。多くの音楽祭にも出演し、2018年にグレアム・ジョンソン伴奏によるシューベルトのリサイタルでウィグモア・ホール・デビューも果たし、2022年モントリオール国際音楽コンクールでアート・ソング部門第2位とドイツ歌曲賞を受賞、2019年ウィグモア・ホールのインディペンデント・オペラ国際歌曲コンクール第2位など多くの栄誉にあずかってきたハリエット・バーンズが、長期にわたる演奏パートナーであるイアン・ティンデイルと共演。ティンデイルはシューベルトの膨大な歌曲から極めて個人的にセレクトし、愛のテーマだけでなく、詩人と作曲家との友情や関係も探求し、驚くべき共感の歌を生み出しています。
ハリエット・バーンズとイアン・ティンデイルの2人は、2019年に行われたスヘルトーヘンボス国際声楽コンクール(オランダ)でも、現代歌曲賞を受賞しています。

Musikmuseum
MMCD-13043(1CD)
ロマンティックなラヴ・レター〜1844-45年の愛の手紙と音楽
手紙1:ヨハンからカロリーナへ
メンデルスゾーン:民謡 Op.63/5
手紙2:カロリーナからヨハンへ
メンデルスゾーン:挨拶 Op63/3
手紙3:ヨハンからカロリーナへ
メンデルスゾーン:わが願いはこの愛のすべてを Op.63/1
手紙4:カロリーナからヨハンへ
手紙5:ヨハンからカロリーナへ
シューマン:もしも私が小鳥だったら Op.43/1
手紙6:カロリーナからヨハンへ
ツィデラー:幾千ものキス
手紙7:ヨハンからカロリーナへ
クララ・シューマン:僕は暗い夢の中にいた
手紙8:カロリーナからヨハンへ
シューマン
:なぜに?(幻想小曲集 Op.12より 第3曲)
手紙9:ヨハンからカロリーナへ
モーツァルト:ルイーゼが不実な恋人の手紙を焼いたとき
手紙10:カロリーナからヨハンへ
シューマン:美しい花 Op.43-3
手紙11:ヨハンからカロリーナへ
メンデルスゾーン:夕べの歌 WoO11
手紙12:カロリーナからヨハンへ
シューマン
:気まぐれ(幻想小曲集 Op.12より 第4曲)
手紙13:ヨハンからカロリーナへ
ツィデラー:Du fragst mich, du mein blondes Kind(デュエット)
手紙14:カロリーナからヨハンへ
手紙15:ヨハンからカロリーナへ
メンデルスゾーン:すずらんと小さな花 Op.63/6
手紙16:カロリーナからヨハンへ
ツィデラー:愛(デュエット)
手紙17:母からヨハンへ
アンサンブル・アマレーナ〔マリア・エルラッヒャー(S)、マルクス・フォルスター(C.T)、アレクサンダー・リンクラー(フォルテピアノ)〕

録音:2019年1月
チロル州立博物館に所蔵されている貴重な書簡集(恋文集)の朗読と、メンデルスゾーン、シューマン夫妻、モーツァルト、そして19世紀チロル出身の作曲家エルンスト・ツィデラーの歌曲を組み合わせた興味深い企画。1844年から1845年に交わされたインスブルックのカップル、カロリーナ・ベルガーとヨハン・ヨゼフ・スタークのラヴ・レターを通じて、ヨハン大公の時代にタイムスリップし、仮面舞踏会に参加したり、ウィーンの急行列車を追体験してください。
アンサンブル・アマレーナは、ソプラノのマリア・エルラッヒャーとカウンターテナーのマルクス・フォルスターを中心にした若くダイナミックなアンサンブルで、古楽器を中心とした様々な編成で活動。古楽分野の素晴らしい功績に与えられるチロル州のヤコブ・シュナイダー賞を受賞しています。

ALPHA
ALPHA-1046(1CD)

NYCX-10451(1CD)
日本語解説付国内盤
税込定価

R・シュトラウス:4つの最後の歌(管弦楽伴奏版)
4つの最後の歌(P伴奏版編曲:マックス・ヴォルフ、ジョン・グリッベン)*
アスミク・グリゴリアン(S)
マルクス・ヒンターホイザー(P)
フランス放送PO
ミッコ・フランク(指)

録音:2022年6月 オーディトリアム、ラジオ・フランス、パリ
2023年3月 ヘルクレスザール、ミュンヘン*

※国内仕様盤CD日本語解説、歌詞対訳…広瀬大介
今世界で最も注目されているソプラノの一人、2022年にはヤナーチェク「イェヌーファ」でレコード・アカデミー賞ビデオ・ディスク部門を受賞し、 ノット指揮東京SOによる「サロメ」で成功を収めたのも記憶に新しい、アスミク・グリゴリアンによる「4つの最後の歌」が登場。しかも管 弦楽とピアノの伴奏版2つを組み合わせるという興味深い内容となっています。伴奏を務めるのはそれぞれミッコ・フランク指揮フランス放送フィ ルと、ロマン派から現代までを得意とするマルクス・ヒンターホイザーという万全の布陣。グリゴリアンも管弦楽版ではよりダイナミックに、ピアノ版 ではより繊細にと大きく違いをつけ、歌曲からオペラまで幅広い表現力に定評のある彼女の実力をありありと見せつけるとともに、リヒャルト・ シュトラウス最晩年の傑作が持つ様々な表情を聴かせてくれます。

SOMM
SOMMCD-0681(1CD)
NX-B07
チャールズ・ヴィリアーズ・スタンフォード:アイルランド歌曲集
クーシェンドール Op.118…世界初録音
A Fire of Turf Op.139
A Sheaf of Songs from Leinster Op.140
Blarney Ballads…世界初録音
Two Songs from Shamus O’Brien Op.61…世界初録音
シャロン・カーティ(Ms)
ベンジャミン・ラッセル(Br)
フィンギン・コリンズ(P)

録音:2023年1月27-28日
英国音楽を得意とするSOMMレーベルが力を注ぐスタンフォードのアルバム。今回は歌曲集の登場です。 北アイルランドの景勝地「クーシェンドール」をタイトルに持つ組曲をはじめ、世界初録音となる12曲が含まれたこのアルバムには、スタンフォードの母国である アイルランドの民謡の旋律や詩を用いた曲が収録されており、その郷愁に満ちた楽想からは、作曲家の様々な思いを感じ取ることができるでしょう。ブックレッ トにはスタンフォードの伝記作家ジェレミー・ディブルによる曲目解説(英語のみ)を収録。メゾ・ソプラノのシャロン・カーティとバリトンのベンジャミン・ラッセルの味 わい豊かな歌唱でお楽しみください。

Orchid Classics
ORC-100289(1CD)
NX-B06
ヴォーン・ウィリアムズ・レトロスペクト
ヴォーン・ウィリアムズ:ウィンザーの森にて(1928)
Land of our Birth(1944)
おお愛する魂よ、汝を飾れ(原曲:J.S. バッハ)
Hymn tune Prelude on ‘Song13’ (原曲:オーランド・ギボンズ)
The ‘Giant’ Fugue 大フーガ(原曲:J.S. バッハ)
ヴァイオリン協奏曲 ニ短調「コンチェルト・アカデミコ」(1924-25)
Nothing is here for tears(1936)
静かな午後(1902)(オーウェン・パーク編)
レイチェル・アンブローズ・エヴァンス (S)
トーマス・キャロル(Vc)
ジャック・リーベック(Vn)
アンドルー・ステイプルズ (T)
ロンドン・コーラル・シンフォニア(合唱、オーケストラ)
マイケル・ウォルドロン(指)

録音:2022年10月31日、2023年10月23-25日
指揮者マイケル・ウォルドロンが敬愛するヴォーン=ウィリアムズのさまざまな作品を集めた1枚。歌劇「恋するサー・ ジョン」の中の5曲を合唱組曲に編曲した『ウィンザーの森にて』、バッハに倣った古典的な様式で書かれた「ヴァイ オリン協奏曲」、他にはバッハ作品の編曲など、世界初録音を含む多彩な作品を聴くことができます。最後は 有名な歌曲のオーケストラ伴奏版で。

BR KLASSIK
BR-900117(1CD)
NX-B08
モーツァルト:レクイエム ニ短調 K.626(F.X. ジュスマイヤーによる補筆完成版) ゲーニア・キューマイアー(S)
エリザベート・クールマン(Ms)
マーク・パドモア(T)
アダム・プラチェトカ(Bs-Br)
バイエルンRSO&cho
マリス・ヤンソンス(指)

録音:2017年5月11-12日(ライヴ)
2017年5月、マリス・ヤンソンスが指揮するバイエルンRSOによるモーツァルトの「レクイエム」ライヴ録音。4人の優れた歌手たちを揃えたこの演奏 は聴衆たちに称賛され、また音楽誌からも高く評価されました。使用楽譜は一般的な「ジュスマイヤー版」。ヤンソンスはオーケストラの機動力を生かしつつ、 重量感のある音色を紡ぎ出しながら、力強い推進力で全曲をきっちりまとめています。 ※『マリス・ヤンソンス・エディション』BOX… 900200からの分売となります。

VOX
VOXNX-3033CD(1CD)
NX-B03
プロコフィエフ:カンタータ『アレクサンドル・ネフスキー』 Op.78
組曲『キージェ中尉』 Op.60(1934)(バリトンと管弦楽版)*
クロディーヌ・カールソン(Ms)
アーノルド・ヴォケタイティス(Bs)
セントルイス交響合唱団
セントルイスSO
レナード・スラットキン(指)

録音:ミズーリ州セントルイス、パウエル・ホール
1977年3月12-13日、1979年3月*
映画のための音楽から生まれたプロコフィエフ作品を集めたアルバム。スラットキンはプロコフィエフの演奏でも高い評価を得ていますが、なぜか録音は少なく、 これは貴重な1枚であると共に、合唱を含むシンフォニックなサウンドを見事に収めた優秀録音としても聴きごたえがあります。 エイゼンシュテイン監督の映画『アレクサンドル・ネフスキー』の音楽から編まれた同名のカンタータはドラマティックな迫力と繊細な抒情が見事な音楽を織りな しています。「プスコフ入城」末尾での壮大な高揚は圧巻です。『キージェ中尉』は楽しくユーモラスな音楽。ここでは声楽付きバージョンで演奏しているのも 注目されます。 エリート・レコーディングズの制作、24bit/192kHzリマスターによるVOX AUDIOPHILE EDITIONの1枚。マーク・オーボートによる録音は広がりと奥行き を感じさせ、ソロ楽器はクローズアップされることなく自然に浮かび上がります。旧CDでもその特徴は伝わりましたが、24bit/192kHzリマスターにより本来の サウンドに更に近付きました。ブックレットには初出LPの解説書から該当作品の解説とジャケット写真が転載されています。

FUGA LIBERA
FUG-817(2CD)
NX-D09
フランク:オラトリオ『至福』 アンヌ=カトリーヌ・ジレ(S)
エロイーズ・マス(Ms)
エヴ=モー・ユボー(C.A)
ジョン・アーヴィン(T)
アルタヴァスト・サルキシャン(T)
ダヴィド・ヴィジッチ(Br)
パトリック・ボレール(Bs)
ヨルク・フェリックス・シュペール(Bs)
ハンガリー国立cho
ベルギー王立リエージュPO
ゲルゲイ・マダラシュ(指)

録音:2022年12月10、12日 サル・フィラルモニーク、リエージュ(ライヴ)
壮年期のフランクが10年もの歳月をかけて取り組んだオラトリオ『至福』は、ジョゼフィーヌ・コロムによるマタイの福音書などを元にしたフランス 語の歌詞によるもの。プロローグから表情豊かな歌唱を聴かせてくれるサルキシャン始めフランス歌劇の第一線で活躍する歌手を揃えた、 力 の入った素晴らしい演奏を楽しむことが出来ます。指揮は日本のオーケストラにも相次いで客演して注目度急上昇のマラダシュ。2019年か ら音楽監督を務めるリエージュ・フィルと母国から招聘した合唱団を率いて、渾身の演奏を繰り広げています。幻のオペラ「フルダ(ユルダ)」に 続く、フンラキスト大注目の録音です。

B RECORDS
LBM-057(1CD)
シューベルト:冬の旅 〜メゾソプラノとバリトンによる
1. おやすみ#/2. 風見の旗#
3. 凍った涙#/4. 氷結#
5. 菩提樹#/6. 郵便馬車*
7. 溢れる涙#/8. 川の上で#
9. 回想#/10. 霜おく頭*
11. 烏*/12. 最後の希望*
13. 村にて*/14. 嵐の朝*
15. まぼろし*/16. 道しるべ*
17. 宿屋*/18. 鬼火#
19. 休息#/20. 幻の太陽*
21. 春の夢#/22. 孤独#
23. 勇気*/24. 辻音楽師*
ヴィクトワール・ビュネル(Ms)
ジャン=クリストフ・ラニエス(Br)*
ロマン・ルヴォー(P、音楽監督)

録音:2023年7月30日 ヴィルファヴァール農園 (ライヴ/拍手入り)
メゾ・ソプラノとバリトンによって歌い分けられる『冬の旅』。曲順も独自の解釈で入れ替えが行われてい ます。

CPO
CPO-555549(1CD)
NX-B02
シューベルト:歌曲集『美しき水車小屋の娘』 Op.25D795(アンドレアス・N・タルクマンによる歌と器楽アンサンブル編)…世界初録音 クラウス・フローリアン・フォークト(T)
アンサンブル・アハト(Vn2/ヴィオラ/チェロ/コントラバス/クラリネット/ファゴット/ホルン)

録音:2020年6月8-12日
ワーグナー作品で圧倒的な人気と評判を得ているフォークトですが、その華々しいキャリアの割に録音が少ないこと に驚かされます。そのフォークト初のシューベルト歌曲集の録音が登場。しかも3大歌曲集の一つ『美しき水車小 屋の娘 』と来ては、大注目です。持ち前の輝かしい高音を生かした歌唱は、恋に翻弄される若者の世界にぴった り。伴奏のアンサンブル・アハトはその名(Acht=8)の通り8人のアンサンブル。シューベルトの八重奏曲を演奏する ために結成され、30年以上の活動歴があり、この編成のための新作も数多く委嘱・演奏。ここでは1956年生ま れの作曲家タルクマンによる室内アンサンブル版を採用し、揺れ動く若者の心理を色彩豊かに描写してフォークト の歌唱と相乗効果を挙げています。

CD ACCORD
ACD-310(1CD)
NX-C09
ジェイムズ・ジョイスの詩による歌曲集
バーバー:3つの歌 Op.10(1936)
バーバー:恨みと沈黙 Op.41- 第4曲 人里離れたホテル(1968-69)
ユゼフ・シュヴィデル(1930-2014):室内音楽(1980)
ベン・ムーア(1960-):暗い松林の中で(2002)
 I Would in that Sweet Bosom Be(2004)
 This Heart that Flutters(2002)
ヴォイチェフ・ステンピエン(1977-):Wind Whines(2021)…世界初録音
マルタ・クレシュチ(1992-):2つの歌(2021)…世界初録音
ジェイムズ・ジョイス(1882-1941)/エドムンド・ペンドルトン編(1889-1987):室内音楽 - Bid adieu(作曲年不詳)
マチェイ・バルチャク(Br)
スタニスワフ・ボロムボシュチ(P)

録音:2022年4月4-6日
20世紀の最も重要な作家の1人と評価されるアイルランド出身の小説家、詩人ジェイムズ・ジョイス。彼は音楽にも強い関心を持っており、幼いころにはピ アニストを目指していたものの、結局音楽の道に進むことはありませんでした。とはいえ、彼自身は「私は素晴らしいテノールの声を持っていた」と主張、また即 興演奏にも興じたようです。このCDには、ジョイス自身の作品「Bid Adieu」を含め、彼の詩を用いた様々な作曲家たちの歌曲を収録。シマノフスキ 音楽アカデミーで学び、ドイツに留学後、数多くのコンクールの入賞歴を持つバリトン、マチェイ・バルチャクが細やかな心理描写を反映した歌唱を聴かせま す。

MSR
MS-1835(1CD)
ポーランドの心からの芸術歌曲
シマノフスキ:12のクルピエ地方の歌 Op.58
アダム・ヴィエニャフスキ:8つのポーランド民謡
シャウォフスキ:3つの民謡
カルウォヴィチ:ヤヴォルの木陰で
エヴァ・コウフチュ=フェア(S)
マウゴザタ・スロヴィアク=ゼン(P)

録音:2022年8月 ポーランド ビェルスコ=ビャワ
「ポーランドの心からの芸術歌曲」と題された、ポーランド民謡に基づいた歌曲集。カロル・シマノ フスキをはじめに、アダム・ヴィエニャフスキ(1879―1950 ヘンリク・ヴィエニャフスキの甥)、アント ニ・シャウォフスキ(1907―1973)、雪害で早世したミェチスワフ・カルウォヴィチ(1876―1909)の作 品が集められています。いずれも素朴な味わいの素敵な曲です。 エヴァ・コウフチュ=フェアはクラクフ音楽院卒のソプラノ。現在はポーランドと米国両国で活動して います。

Hanssler
HC-23016(1CD)
ロマン派時代の歌曲集
(1)シューベルト:夜と夢 Op.43/2D827
(2)ブラームス:旋律のように Op.105-1イ長調
(3)レーガー:夜 Op.14/1
(4)シューマン:もしも私が小鳥だったら
(5)ブラームス:海辺にて Op.66/3
(6)シューマン:夜に Op.74/4
(7)リスト:おお!私が眠りにつくときには S.828
(8)R.シュトラウス:夕映えの中で WOO.150/4
(9)レーガー:夕暮れの歌 Op.14/2
(10)R.シュトラウス:眠りにつくとき WOO.150/3
(11)シューマン:月の夜
(12)シューベルト:流れの上で Op.119D943
(13)シューベルト:即興曲 Op.90/3
※全てソプラノ、チェロ、コントラバス、ピアノによる演奏
エリカ・ビュンシュ(S)、
ラモン・ヤッフェ(Vc)、
ステファン・アデルマン(Cb)、
ベルンハルト・ビュンシュ(P、編)

録音:2022年&2023年/スタジオ・グライヒェン、ゲッティンゲン(ドイツ)
ソプラノのエリカ・ビュンシュ、ピアノのベルンハルト・ビュンシュの最新アルバムはロマン派時代の歌曲集。彼らは2011年からリート作品に力を注ぎ2019年 にはドイツ中部のゲッティンゲン近郊グライヒェンにスタジオを設立。当スタジオにて名曲はもちろんのこと、知られざる作品も積極的に取り上げるサロン形式の演 奏会を定期的に開いており、CDでは「ヘンデル:9つのドイツ語のアリア」(HC-22009)をリリースしております。
ロマン派時代の歌曲を集めた当アルバム。今回はエリカ・ビュンシュの独唱にチェロ、コントラバス、ピアノ編曲版でお届け。シューベルトの「流れの上で」以外は すべてベルンハルト・ビュンシュが編曲を手掛けております。
「独奏楽器とピアノで演奏する室内楽曲は、一般的にピアノにも多くの旋律を演奏しなければなりません。このアルバムで私たちはシューベルトやブラームスの リート作品など、声楽とピアノにもうひとつの旋律楽器が加え、これらのレパートリーにまったく新しいアプローチで表現しました。声楽、ピアノ、独奏楽器の組み合 わせは特に効果的で、歌曲がより豊かに、そして心地よく聴くことができると考えています」(エリカ・ビュンシュ&ベルンハルト・ビュンシュ)
Hanssler
HC-22071(1CD)
クレド〜ヘンデル:二重唱曲集
(1)「Bell'idolo amato」〜歌劇『クレタのアリアンナ』HWV32より
(2)「Caro/Dolce amico amplesso」〜歌劇『インド王のポーロ』HWV28より
(3)「When thou art nigh」〜オラトリオ『スザンナ』HWV66より
(4)「Io t'abbraccio」〜歌劇『王妃ロデリンダ』HWV19より
(5)「Troppo oltraggi la mia fede」〜歌劇『セルセ』HWV40より
(6)「Streams of Pleasure… thither let our hearts aspire」〜オラトリオ『テオドラ』HWV68より
(7)序曲〜オラトリオ『ベルシャザル』HWV61より
(8)「Great victor」〜オラトリオ『ベルシャザル』HWV61より
(9)「Welcome as the dawn of day」〜オラトリオ『ソロモン』HWV67より
(10)「Ritorna nel core」〜歌劇『アルミニオ』 HWV36より
(11)「Fermati! No,crudel!歌劇『リナルド』HWV7a/7bより
(12)「From this Dread Scene」〜オラトリオ『ユダス・マカベウス』HWV63より
アンナ・コロンディ(S)、
ツヴィ・エマヌエル=マリアル(C.T)
ラファエル・アルパーマン(チェンバロ/音楽監督)、
キム・スーヤン(コンサートマスター)
アリシア・マリアル、アスラフ・レヴィ、コルネリア・ディル、キネレット・シエラズキ、リル・ヴァギンスキー(Vn)
ガイ・ベン=ツォーニ、アレクシナ・ホーキンス(Va)
アレクサンドル・カール(Vc)、
アイリス・アーレンス(Cb)、
シルヴィア・パパイ(Ob)

録音:2022年10月4-7日/イエス・キリスト教会、オーバーシェーネヴァイデ(ベルリン)
名歌手アンナ・コロンディとカウンターテナーのツヴィ・エマヌエル=マリアルがヘンデルの歌劇、オラトリオから珠玉の二重唱曲を歌いました。
イスラエル生まれのツヴィ・エマヌエル=マリアルはザルツブルグ音楽祭をはじめ、ベルリン国立歌劇場、ニュルンベルク歌劇場、ボン歌劇場、マンハイム歌劇場、 ダルムシュタット州立劇場などドイツを拠点に活躍する歌手で、「バッハ:アルト・アリア集」(HC-21028)をリリースしております。
「このアルバム「クレド(信条)」は、ヘンデルの歌劇とオラトリオのデュエットを通じて困難な時代でも音楽、芸術の力を信じる私たちの信念、自信、信頼を表現 しました」(アンナ・コロンディ&ツヴィ・エマヌエル=マリアル)
Hanssler
HC-22050(1CD)
関係において
マイアベーア
(1)おいで/(2)静かな海/(3)ズライカ
レーヴェ
(4)私の安らぎは去り Op9/2
(5)恋する羊飼いの女 Op.9/3
メンデルスゾーン
(6)魔女の歌 Op.8/8
(7)ズライカ Op.57/3
(8)ズライカ Op.34/4
(9)修道女 Op.9/12
R.シューマン
(10)愛の歌 Op.51/5
(11)ことづて Op.77/5
(12)良い旅をね ツバメさんたち! Op.104/2
(13)最後の花々がしおれてしまった Op.104/6
E.マイヤー
(14)きみは花のようだ Op.7/1
(15)心の鍵穴
レーヴェ
(16)雪片 Op.63/1
(17)散歩道 Op.9/4
アリットセン
(18)Katherine
(19)Mag da drausen Schnee sich
thurmen
(20)Die Botschaft
R.シューマン
(21)私は挨拶を送る Op.25/25
(22)悲しい音色で歌わないで Op.98a
エヴァ・ツァレンガ(S)、
ドリアナ・チャカロヴァ(P)

録音:2023年4月/シュロス=フィルセック(ドイツ))(18)(19)(20)=世界初録音
このアルバムでは男女の作詞・作曲家たちが切ない憧れを描く歌曲を集めました。マイアベーア、レーヴェ、R.シューマン、メンデルスゾーンからエミーリエ・マイ ヤー(1812-1883)やフランセス・アリットセン(1848-1912)など、19世紀に活躍した作曲家の様々な歌曲をお楽しみいただけます。このうちアリトッセン は世界初録音となります。 (Ki)

Stradivarius
STR-37284(1CD)
グイド・アルベルト・ファーノ(1875-1961):歌曲集
ガブリエーレ・ダヌンツィオの詩による6つの歌/ アニーに/乙女の夢(5曲)/ユリ/3つの歌/ 歌劇「ユトゥナ」からの2つの場面
ルヴィア・フリガート(S)
アルド・オルヴィエート(P)

録音:2023年3月15-17日 イタリア・フリウリ=ヴェネツィア・ジューリア州 サチーレ
大変意義のあるCD が出た。イタリアの作曲家、グイド・アルベルト・ファーノ(1875-1961)の歌曲 集。ファーノは日本ではほとんど知名度がないだろうが、ジュゼッペ・マルトゥッチの高弟で、1890 年代から1930年代まで様々な作品を発表した。またナポリのサン・ピエトロ・ア・マイエッラ音楽院 やパレルモのヴィンチェンツォ・ベッリーニ音楽院の院長を歴任するなど、20 世紀前半のイタリア の作曲家でも重要な人物だった。ところが第二次世界大戦中はムッソリーニ政権に弾圧され身を 潜めざるを得ず、戦後に復帰するもすぐ1947 年に引退した。そのため1961年まで長命したもの の、今日ほとんど知られずにいます。しかしこの歌曲集を聞けば、誰でもファーノの素晴らしい音楽 性に魅了されるでしょう。歌曲に限らずファーノの音楽を初めて聞くと彼がイタリア人作曲家とは信じ られないでしょう。フランス音楽からの影響の強い繊細で柔らかく色彩に溢れた音楽は、印象派直 前のフランス音楽を近代的に発展させたようなもの。イタリア近代歌曲好きならばファーノの歌曲 に夢中になることでしょう。 シルヴィア・フリガートはバロック音楽で活躍するイタリアのソプラノ。透明で伸びやかな美声の持 ち主で、ファーノの歌を素敵に歌い上げています。

LPO
LPO-128(2CD)
ベルリオーズ:ファウストの劫罰 エドワード・ガードナー(指)LPO
カレン・カーギ ル(ソプラノ/マルグリート)、ジョン・アーヴィン( テノール /ファウスト)、
クリストファー・パーヴス(バス/メフィストフェレス)、ジョナサン・レマル( バス/ブランデル )
ロンドン・フィルハーモニーcho、
LSOcho
ロンドン・ユースcho

録音:2023年2月4日、ロイヤル・フェスティバル・ホール
2023年グラモフォン・アワードのオペラ部門受賞指揮者、ガードナー(ティペットの「真夏の結婚」(LPO-124)で受賞)。待望の新譜はベルリオーズ!ロイヤ ル・フェスティバル・ホールで3つの合唱団を招いて演奏した「ファウストの劫罰」です。録音は2023年2月4日、ロイヤル・フェスティバル・ホールの演奏会 形式演奏会のライヴ録音です。グランド・オペラならではの迫力と大規模感が見事にとらえられた録音、そして歌手一人ひとりの豊かな歌声、管弦楽の咆哮、すべ てが見事に結実した、ぜいたくな新録音の登場です。
ファウスト役のカレン・カーギルはスコットランド出身、2002年キャスリーン・フェリアー賞受賞、名だたる歌劇場に登場する傍ら第九などの演奏会でもひっぱ りだこの存在。アメリカのテノール、ジョン・アーヴィンは、メユールなどの初期ロマン派からロッシーニまで、様々なキャラクターを自在に歌いこなし「黄金の声」「エ レガントなウィット」と絶賛されています。イギリスを代表するバリトン、クリストヴァー・パーヴスもワーグナーからサーリアホ作品まで、様々な時代のものを巧に 演じ歌いその存在感は圧倒的。ニュージーランドのテノール、ジョナサン・レマルも、ラヴィ・シャンカルのオペラにも登場したこともある存在。1974年生まれのガー ドナーは2021年よりロンドン・フィルの首席指揮者を務めております。 (Ki)

H.M.F
HMX-2904087(4CD)
アルヴォ・ペルト(b/1935-):主要合唱作品集
■CD
(1)プロファンディス(深き淵より)
(2)モサ・シラビカ
(3)ソルフェジオ
(4)パリサィびとのひとりが
(5)カンタンテ・ドミノ
(6)スンマ
(7)7つのマニフィカト用アンティフォナ (8)幸いなるかな
(9)マニフィカト
■CD2
(1)ダ・パーチェム・ノミネ(2004)
(2)ヌンク・ディミティス「今こそ主よ、僕を去らせたまわん」(2001)
(3)Littlemore Tractus(もう少し長くのばした)(2000)
(4)Dopo la vittoria(勝利のあとに)(1996/1998)
(5)マニフィカト(1989)
(6)2つのスラヴ詩篇(1984/1997) (7)An den Wassern zu Babel(バビロン川のほとりに)(1976/1984/1996)
■CD3
(1)来たれ創造主なる聖霊よ
(2)鹿の叫び
(3)詩篇
(4)最も聖なる神の母
(5)ソルフェッジョ
(6)我が心はハイランドにあり
(7)エルサレムに平安あれ
(8)巡礼の歌
(9)明けの明星
(10)スターバト・マーテル
■CD4
(1)「神の母」(1990)
(2)「わたしはまことのぶどうの木(ヨハネによる福音書15:1-14)」(1996) (3)「カノン・ポカヤネンよりオード第9番」(1989,改訂1997)
(4)「ベタニアで香油を注がれる(マタイによる福音書26:6-13)」(1997)
(5)「皇帝への税金(マタイによる福音書12:15-22)」(1997)
(6)「ベルリン・ミサ」(1990,改訂1997)
ポール・ヒリヤー(指)、
シアター・オブ・ヴォイセズ、
エストニア・フィルハーモニー室内cho
ザ・プロ・アルテ・シンガーズ
クリストファー・バウアーズ・ブロードベント(Org.)、
ダン・ケネディ(パーカッション)、
アルス・ノヴァ・コペンハーゲン、
NYYDカルテット他

CD1/録音:1996年
CD2/録音:2006年
CD3/録音:2010年
CD4/録音:1998年
ポール・ヒリヤーは、エストニアの作曲家アルヴォ・ペルトと特別な信頼関係を築き、長年にわたってペルトの音楽を探求してきました。このボックス・セットは、 ヒリヤーが行った主要な録音遺産(1996年〜2012年)をまとめたものです。グレゴリオ聖歌の偉大な伝統から受け継いだ純粋さと、静謐な内面性を特徴とす るペルト独自の音楽世界が展開されています。 (Ki)

PROSPERO CLASSICAL
PROSP-0072(1CD)
RICHARD 〜R.シュトラウス&ワーグナー:声楽作品集
R.シュトラウス:ツェツィーリエ Op.27-2
R.シュトラウス:憩え、わが魂! Op.27-1
ワーグナー:遥かなる国(ローエングリン)
R.シュトラウス:セレナード Op.17-2
ワーグナー:ニュルンベルクのマイスタージンガー WWV96前奏曲
ワーグナー:優勝の歌(ニュルンベルクのマイスタージンガー)
R.シュトラウス:ひそやかな誘い Op.27-3
R.シュトラウス:暖炉のそばの夢(インテルメッツォからの交響的間奏曲第2番)
R.シュトラウス:解放 Op.39-4
ワーグナー:ローマ語り(タンホイザー第3幕)
R.シュトラウス:明日 Op.27-4
ダニエル・ベーレ(T)
トーマス・レスナー(指)
ボルサン・イスタンブールPO

録音:2022年11月20-23日/イスタンブール
ドイツのテノール歌手ダニエル・ベーレにとってR.シュトラウスとワーグナーは音楽界の2大スターであり、このふたりの「RICHARD」の作品をオーケストラと 共に歌い録音することが長いあいだ夢だったそう。めくるめく管弦楽と歌のおりなす名シーンの数々をお楽しみください。 (Ki)

APARTE
AP-327(1CD)
モーツァルト:作品集
救われたベトゥーリア K.118/74cよりアリア「大嵐の中にあって」(Quel nocchier che in gran procella)
交響曲第17番ト長調 K.129
悔悟するダヴィデ K.469より「不毛な悩みは遠ざかり」
教会ソナタ ニ長調 K.69、ト長調 K.274、ニ長調 K.144、変ホ長調 K.67
戴冠式ミサ ハ長調 K.317より「アニュス・デイ」
エクスルターテ・ユビラーテ K.165
証聖者の荘厳な晩課 K.339より「ラウダーテ・ドミヌム」
カリーヌ・デエ(S)
ジェローム・コレア(指)
レ・パラダン(管弦楽)

録音:2022年10月4-7日、ポワシー劇場(フランス)
フランスはもちろんのこと、ザルツブルク音楽祭、リセウ大劇場、モネ劇場、サンフランシスコオペラ、メトロポリタン歌劇場と世界の名だたるオペラの殿堂に登場 し、ヴィクトワール・ド・ラ・ミュジークの「シンガー・オブ・ザ・イヤー」を三度も受賞している大人気のソプラノ、カリーヌ・デエのモーツァルトが登場。あたたか みのある、しかしまっすぐな輝かしさと深みも兼ね備えた稀有な歌声の真骨頂が発揮されております!合間には交響曲や教会ソナタなども収録されており、こちら も必聴の名演が展開されております。

Pentatone
PTC-5187184(1CD)
『夢』〜トスティ:歌曲集
アマランタの4つの歌
魅惑/四月/夢
最後の歌/メロディース
君ゆえに/私は死にたいものだ
かわいい口もと/夏の月
マレキアーレ*/開けてよ!
悔い/ぼくは思う
初めてのワルツ*
アブルッツォのギター曲
*=アンヘル・ロドリゲスによるピアノ伴奏編曲
ハビエル・カマレーナ(T)、
アンヘル・ロドリゲス(P)

録音:2023年7月24〜28日/サンフランシスコ音楽院内ソル・ジョセフ・リサイタルホール(アメリカ)
テノール界のスター、ハビエル・カマレーナ、PENTATONEレーベル第2弾は、ピアニストのアンヘル・ロドリゲスとの共演でトスティの歌曲を録音しました。 「ポピュラー音楽」と「芸術音楽」を区別せず、歌曲からカンツォーネまで多くの声楽作品を残したイタリアの作曲家フランチェスコ・パオロ・トスティ(1846〜 1916)。このアルバムではトスティの名曲の数々はもちろんのこと、フランス語や英語の曲などあまり知られていない作品にも焦点を当て、トスティの歌曲集を編 纂し、有名曲「私は死にたいものだ(Vorrei morire!)」など感傷的な曲もあれば、「マレキアーレ(Marechiare)」のように民族音楽からインスピレーションを 得た曲など、作品ごとに全く違う表情を見せてくれるトスティの音楽を楽しむことができます。カマレーナの光輝く明瞭な歌声で聴く当盤は、トスティ・アルバムの 新名盤登場といえましょう! (Ki)

ALPHA
ALPHA-1019(1CD)

NYCX-10444(1CD)
日本語解説付国内盤
税込定価

反映 〜管弦楽伴奏によるフランス歌曲集
ベルリオーズ:夏の夜 H81〜薔薇の幽霊
デュパルク:悲しき歌
旅への誘(いざな)い
ケクラン):エドモン・アロクールの4つの詩 Op.7〜一面の水/妖精の時代
3つのメロディ Op.17〜エピファニー
ドビュッシー(アンドレ・カプレ編):ベルガマスク組曲〜月の光 (管弦楽のみ)
ラヴェル(1875-1935):ステファヌ・マラルメの3つの詩
ドビュッシー(アンセルメ編):6つの古代の墓碑銘 L.131〜第6曲 朝の雨に感謝するために (管弦楽のみ)
ブリテン:4つのフランスの歌
サンドリーヌ・ピオー(S)
ヴィクトル・ユーゴー・フランシュ=コンテO
ジャン=フランソワ・ヴェルディエ(指)

録音:2022年11月 ブザンソン国立地方音楽院 オーディトリアム
※国内仕様盤日本語解説…相場ひろ
歌詞日本語訳…山下賢司
2019年にリリースされ世界的ヒットとなった『恋の相手は…』以来となる、サンドリーヌ・ピオーの管弦楽伴奏フランス歌曲集。前作では、特 にバロック歌手として成功してきた彼女に馴染み深いピリオド・オケとの共演でしたが、今回はモダン・オケとの共演となっており、さらに磨きをか けた彼女の幅広い表現を堪能することが出来ます。ドイツ歌曲を集めた『光と影』でも共演したヴェルディエ指揮ヴィクトル・ユーゴー管弦楽 団は、ピオーの奥行きのある歌声に終始柔らかく寄り添い、それぞれの作品が持つ浮遊感、儚さ、神秘性などを纏った世界感を美しく描き 出します。管弦楽のみによる2曲のドビュッシー作品は、場面転換のようにアルバム全体を引き締める効果を発揮。歌曲ファンのみならずフラ ンス音楽を愛する広い層にお薦めしたい、たいへん優美な一枚です。

アールアンフィニ
MECO-1080(1SACD)
税込定価
砂川涼子/悲しくなったときは〜日本歌曲のしらべ
1. さくら横ちょう (作曲:別宮貞雄/作詞:加藤周一)
2. 秘唱 (作曲:平井康三郎/作詞:西條八十)
3. 落葉松 (作曲:小林秀雄/作詞:野上 彰)
4. くちなし (作曲:高田三郎/作詞:高野喜久雄)
5. 中国地方の子守歌 (作曲:山田耕筰/岡山県民謡)
6. 花の街 (作曲:團伊玖磨/作詞:江間章子)
7. ゆりかご (作曲・作詞:平井康三郎)
8. 初恋 (作曲:越谷達之助/作詞:石川啄木)
9. さくら横ちょう (作曲:中田喜直/作詞:加藤周一)
10. サルビア (作曲:中田喜直/作詞:堀内幸枝)
11. 髪 (作曲:中田喜直/作詞:原篠あき子)
12. 霧と話した (作曲:中田喜直/作詞:鎌田忠良)
13. 悲しくなったときは (作曲:中田喜直/作詞:寺山修司)
14. ゆく春 (作曲:中田喜直/作詞:小野芳照)
15. むこうむこう (作曲:中田喜直/作詞:三井ふたばこ)
16. たんぽぽ (作曲:中田喜直/作詞:三好達治)
17. わらい (作曲:中田喜直/作詞:金子みすゞ)

歌曲集「花のかず」より (作曲:木下牧子/作詞:岸田衿子)
18. 花のかず
19. 夢のなかの空
20. クルミ
21. 足おと
22. 曇り日なら
23. カゼクサ
24. 竹とんぼに
25. あさっておいで
26. ある日のたび

27. なにかが、ほら (作曲:木下牧子/作詞:能祖将夫)
28. おんがく (作曲:木下牧子/作詞:まど みちお)
砂川涼子(S)、園田隆一郎(P)

録音:2023年3月14日&15日
日本を代表する歌姫、砂川涼子が満を持して披露する待望の日本の歌曲集です。誰しも耳馴染みのある日本歌曲の名曲17曲と、木 下牧子の歌曲集「花のかず」他11曲、全28曲を収録しました。 砂川の透明感あふれる美声と、砂川が心から信頼を寄せるピアニスト園田隆一郎との精緻かつ濃厚なアンサンブルは必聴です。 DSD11.2MHzの超ハイレゾ・レコーディングが捉えた名演を、SACDハイブリッド盤で心ゆくまでご堪能下さい。
砂川涼子といえば、プッチーニの歌劇「ラ・ボエーム」の可憐なお針子ミミや、「トゥーランドット」の女奴隷リューといった「耐える娘」が当たり役 の名ソプラノ。しかし、近年の彼女はリサイタルにも傾注。日本歌曲の世界にも大きく足を踏み入れています。  ローマやミラノに5年ほど留学した砂川は、キャリアのごく早いうちからオペラに出演し続けたこともあり、日本語の調べに寄せる熱意は、近 年になってより強く湧き上がってきた思いなのだそう。発音は涼やかに届け、メロディは熱く麗しく迸らせるのが砂川涼子の歌の道。先日も團 伊玖磨の名作歌劇「夕鶴」のつう役を演じて大好評を博したばかりだが、このアルバムをお聴きになった方も、彼女の日本語歌唱が旋律に もたらす品格と、表現の精度の高さに驚かれるに違いない。  そういえば、最近インタヴューの機会を得た時、砂川は自分の歌声について、淡々とした面持ちでこのように語っていた。  「私の声はドラマティックなものではないですが、溢れてくる感情を歌に込めたいと思って曲を選びました。園田君にも伴奏して貰えるのが嬉 しくて・・・」  え?園田君って、名指揮者、園田隆一郎さんのことですか?筆者はいささか面食らい、おうむ返しに口を開いた。  「はい。五島記念文化財団のオペラ新人賞を同じ年に受賞した間柄で、普段は『園ちゃん』と呼ばせて頂いたりします。たまに『園田先生』 と丁寧にお呼びすると、『涼子先生!』と冗談ぽく返されます(笑)」。  そのようにフランクに交流できる間柄だからこそ、本盤では歌とピアノの抒情性がぴたりと重なったのでしょう。  「この数年、日本語の曲を歌う機会が増えました。お客様の反応もダイレクトに頂けますから勉強になります。山田耕筰さんの名曲は、舞 台経験を重ねた今だからこそトライしたいと思いますし、中田喜直さんの〈霧と話した〉も本当に大好きなんです。聴いて下さる皆さまとの『心 の距離が近い』ひとときが持てますように」。  彼女のその願いが、本盤を手に取られた皆さまの御心にも届きますように。( 岸純信/オペラ研究家)

NoMadMusic
NMM-113(1CD)
修道士とならず者
(1)プーランク:世俗カンタータ「雪の夕暮れ」
(2)同:悔悛のための4つのモテット
(3)同:モテット「神をほめたたえよ」
(4)ベルナール・カヴァナ:通常日のミサ曲
レオ・ヴァリンスキ(指)
レ・メタボール、
ムルティラテラール

録音:2022年5月メッツ・アルセナル
「修道士とならず者」とはプーランクが自身の性格の二面性を指した言葉。フランソワ・グザヴィエ・ロトの愛弟子レオ・ヴァリンスキとレ・メタボール5枚目のディ スクは、プーランクとベルナール・カヴァナ(1951-)の合唱作品。
プーランクはエリュアールの詩による世俗カンタータ「雪の夕暮れ」と宗教的な悔悛のための4つのモテット、「神をほめたたえよ」に挑戦。たっぷりとした声量 で表情豊かな響きを堪能させてくれます。
一方カヴァナの「通常日のミサ曲」は器楽アンサンブル「ムルティラテラール」を加え、強烈な音世界を作り上げています。「通常日のミサ曲」は1993-4年の 作で、今回録音に際して改訂が施されました。典礼文を基に作られた歌詞はかなりフザケているうえ、3台のアコーディオン、ポジティフ・オルガン、各種打楽器、 クラリネット、サクソフォン、トランペット、ホルン、チューバがアドリブをはじめカオス状態となります。まさに「ならず者」的な宗教曲で信仰心がなくともオーディ オ的に楽しめます。 (Ki)

J.S.Bach-Stiftung
C-279CD(1CD)
NX-E03
バッハ:カンタータ第45集
カンタータ 第74番Wer mich liebet, der wird mein Wort halten - われを愛する者は、わが言葉を守らん BWV74
カンタータ 第86番Wahrlich, wahrlich, ich sage euch - まことに、まことに、われ汝らに告ぐ BWV86
カンタータ 第41番Jesu, nun sei gepreiset- イエスよ、今ぞたたえられん BWV41
ウルリケ・ホフバウアー(S)
ベンジャミン・ウィリアムソン(A)
ヤコブ・ピルグラム(T)
マティアス・ヘルム(Bs)
テリー・ウェイ(A)
ヨハネス・カレシュケ(T)
マルクス・フォルペルト(Bs)
ユリア・ドイル(S)
アントニア・フレイ(A)
フローリアン・ジーフェルス(T)
ステファン・マクロード(Bs)
バッハ財団cho
バッハ財団O(古楽器使用)
ルドルフ・ルッツ(指/Cemb)

録音(ライヴ):Evangelischen Kirche Trogen ARSt. Gallen(スイス)
2023年5月26日、2014年5月23日、2022年4月29日
第74番「われを愛する者は、わが言葉を守らん」は1725年5月20日の聖霊降臨祭の日曜日のためのカンタータ。ヨハネの福音書第14章の23〜31節が 用いられた内容は、人々のイエスへの愛と、イエスを愛する人々への神の愛、イエスの再臨を待ち望む思いが綴られた真摯なものです。冒頭の合唱は 1723年のカンタータ第59番からの転用ですが、第74番ではトランペットとオーボエ、合唱が増強された華やかなものに変更されています。ソプラノ、バス、テ ノール、アルト、それぞれの技巧的なアリアが続き、最後は救いへの思いが短いコラールで歌われます。 1724年5月14日に初演された、ロガーテの主日(復活節第5主日)のための第86番「まことに、まことに、われ汝らに告ぐ」は、ヨハネの福音書第16章の 23〜30章のイエスの別れの言葉から採られた歌詞によるもの。キリストを信じる者が痛みと苦しみを受けたときに、神はすぐに助けてくれるわけではなくとも、 あきらめることなく信頼するように。と説きます。バスの簡素なアリアで曲が始まり、美しいヴァイオリン・ソロを従えたアルトのアリアが続きます。この曲で独唱を 担うテリー・ウェイの清冽な歌唱が聴きどころです。喜びに満ちたテノールのアリアが続き、最後は希望に満ちたコラールで曲を閉じます。 第41番「イエスよ、今ぞたたえられん」は1725年の元日に初演されたカンタータ。3本のオーボエ、3本のトランペットとティンパニを用いたイエスの名を呼ぶ華 麗な合唱ではじまり、ソプラノとテノールの2曲のアリアが続きます。第2曲のソプラノのアリアでは3本のオーボエが活躍、また第4曲のテノールのアリアではチェ ロ・ピッコロも用いられています。

Gramola
GRAM-99292(1CD)
ヴィクトル・ウルマン(1898-1944):歌曲集
小さなケークウォーク
フリードリヒ・ヘルダーリンの詩による歌曲
アルベルト・シュテッフェンの詩による6つの歌曲 Op.17
3つのユダヤの歌((B?ezulinka) op.53
宗教的歌曲集 Op.20より
 Um Mitternacht im Schlafe schon
 Die arme Seele(古いスイス民謡より)
 First Meeting
 Christmas Morning in Dornach
 Wendla im Garten
2つの中国の歌(Klabund)
ルイーズ・ラベによる6つのソネット Op.34)
シラ・カルモン(S)
マリア・ガルソン(P)

録音:2022年10月24-25日、2023年1月12-13日
チェコ生まれの指揮者・作曲家ヴィクトル・ウルマン。ツェムリンスキーやシェーンベルクの影響を受け、指揮者及び作曲家として活躍しました。パヴェル・ハース やハンス・クラーサと同世代で、共に第1次大戦後のチュコ楽壇の隆盛を築きましたが、ユダヤ人の家系であったためにナチスに囚われ、ハースたちと同様、ホ ロコーストの犠牲となりました。歌劇「アトランティスの皇帝」をはじめ、近年作品が演奏される機会が増えています。このアルバムに収録されている作品のほと んどは、ナチスが政権を握ったのち、 もしくは1942年に彼がテレージエンシュタットの収容所に拘留されてから書かれたものと推測されています。比較的平易 なスタイルで書かれているのは、抑圧に苦しんでいた人々の気晴らしを意図したためと思われますが、ジャズの影響による軽やかさ、複雑な対位法を用いたフ レーズ、予期せぬメロディーの展開などが混在する作品には聴く人を当惑させる瞬間もあります。イスラエル出身のシラ・カルモンが時に演劇的な身振りを想 像させるように表情豊かに歌い、作品の魅力を伝えます。

Gramola
GRAM-99302(1CD)
ウクライナのインテルメッツォ
イホール・クシュプラー(1949-2012):山に花咲くカモミール
ボリス・リャトシンスキー(1894/5-1968):嘆き、また嘆き
アナトリー・コス=アナトルスキー(1909-1983):私の4頭の牛たち
コンスタンティン・ダンケヴィチ(1905-1984):歌劇「ナザール・ストドリア」 より Stekhaのアリア
ユーリー・メイトゥス(1903-1997): バラード「Ksenia」
ミコラ・リセンコ:歌劇「タラス・ブーリバ」 よりNastiaのアリア
ウクライナ民謡(オレス・チシュコ編):私は眠りたくない
ヴィクトル・マチュク(1852-1912):愛しい故郷
ダンケヴィチ:歌劇「ボフダン・フメリニツキー」よりVarvaraのアリア
オレク・キヴァ(1947-2007):室内カンタータ

歌唱:ウクライナ語。上記曲名は英訳からの重訳。
ゾリアナ・クシュプラー(Ms)
ルハンシクSO
イヴァン・オスタポーヴィチ(指)

録音:2022年8月8-11日
リヴィウ・オルガン・ホール(ウクライナ)
ウクライナを代表する歌手の一人ゾリアナ・クシュプラーが「愛、憧れ、望郷」をテーマに歌うアルバム。収録曲 はウクライナの作曲家によるオペラ・アリア、声楽作品そして民謡編曲です。同国西部の都市リヴィウに生まれ たクシュプラーは2000年のミュンヘンARDコンクールで第1位になって注目を集め、2007年から2020年まで ウィーン国立歌劇場のアンサンブル・メンバーとしてティーレマン指揮の「ニーベルングの指環」など数々の上演・ 録音に参加しました。現在もウィーンを拠点にオペラ、リサイタル、教育活動にも取り組んでいます。共演のル ハンシクSOはウクライナ南東部ルハンシク州の州都のオーケストラですが、2022年2月のロシア軍の 侵攻を受けてリヴィウに避難して来ました。同地に生まれたクシュプラーが共演、意気投合してこのアルバムが 生まれました。日本ではほぼ知られてないと思われる曲ばかりですが、音楽と歌唱・演奏の力強さに心揺さぶ られます。

IBS CLASSICAL
IBS-132023(1CD)
NX-B07
ブラームス:管弦楽伴奏による合唱曲集
運命の歌 Op.54
4つの歌 Op.17
愛の歌- ワルツ Op.52
アルト・ラプソディ Op.53
哀悼の歌 Op.82
命の女神たちの歌 Op.89
アグニエシュカ・レーリス(Ms)
マドリード州立O&cho
ジョセップ・ビーラ・イ・カサニャス
マルゼーナ・ディアクン(指)

録音:2023年6月19-20日
ブラームスの管弦楽伴奏による合唱作品を集めた1枚。ややもすれば「アルト・ラプソディ」や「運命の歌」などの重厚で陰影の濃い作品が注目されが ちですが、軽妙な「愛の歌 - ワルツ」や、女声合唱と2つのホルンとハープによる繊細な透明感のある「4つの歌」も収録し、このジャンルにおけるブラー ムス作品の多彩さ、懐の深さを聴かせます。ポーランド出身の指揮者マルゼーナ・ディアクンはクルト・マズア、ピエール・ブーレーズ、マリン・オルソップら の薫陶を受け、スペイン、ドイツ、フランスを中心に進境著しい指揮者。2021年秋からマドリード州立O(ORCAM)の芸術監督を務めていま す。
IBS CLASSICAL
IBS-102023(1CD)
NX-B07
ブロツキー・アルバム
高木日向子(1989-):A Song
パブロ・オルティス(1956-):ブロツキー、ヴィヴァルディとストラヴィンスキー
アンドレアス・ブリューガー(1941-):クリスマス・バラード
ジョアン・マグラーネ・フィゲーラ(1988-):忘れられた舟歌
オルティス:Nativity
ポール・スーツ(1955-):The Saints and the Aint’s
ロランス・ギヨー(S)
ナタリー・グルング(コールアングレ)
ピエール=イヴ・プリュヴォ(Br)
ジョエル・バルドレ(Vn)
ゾイア・スドニス(朗読)
オルケストレ・ムジケ・デ・ルミエレス
ファクンド・アグディン(指)

録音:2022年1月
ファクンド・アグディンとオルケストレ・ムジケ・デ・ルミエレスによる「MUSIC & WORDS」シリーズ。第3作目と なる当盤の主人公は、1987年にノーベル文学賞を受賞したロシア系アメリカ人の詩人、ヨシフ・ブロツキーで す。レニングラードのユダヤ人家庭に生まれ、18歳の頃から詩作を始めるも、やがてソヴィエト当局から弾圧を 受け1964年に逮捕され服役。その後、1972年にソ連から国外追放され、1980年にアメリカの市民権を 得るという激動の人生を送りました。 このアルバムでは高木日向子をはじめとしたそれぞれ背景の異なる5人の作曲家に作品を委嘱、世界文学 における重要人物であるブロツキーの詩からインスパイアされた6つの作品を収録しています。


Ars Produktion
ARS-38643(1CD)
ダ・ツヴィシェン〜歌曲集
ブラームス:5つの歌曲 Op.49-5
ヴォルフ:「ゲーテの詩による歌曲集」より「ミニョン第1番」
ハンス・ゾマー(1837-1922):Mignon singt, als Engel angetan
エーリヒ・ジャック・ヴォルフ(1874-1913):ゲーテの3つの歌 Op.15-1
ブラームス:6つの歌曲 Op.86-6「死へのあこがれ」
レスピーギ:「5つの歌」より「死別」
ピツェッティ
:「2つの愛の歌」より「Oscuro e il ciel」
レスピーギ:「4つの歌」より「夢」
ザンドナーイ:Notte di neve、Attimo
レスピーギ:ある日お帰りになるならば
コルンゴルト:4つの別れの歌 Op.14-1「死の歌」
マックス・コヴァルスキ(1882-1956):「ハーフィズの詩による8つの歌」より「So lange wir im Licht sind」
ヴォルフ:Horch, horst Du nicht vom Himmel her
ジョージ・ヘンシェル(1850-1934):3つの歌 Op.43-3「Wie Melodie aus reiner Sphare hor’ ich」
シューマン:ミルテの花 Op.25-25「東方のバラより」
ルビンシテイン:ミルザ・シャフィーによる12の歌 Op.34-8「Neig’, schone Knospe, dich zu mir」、Op.34-4「Es hat die Rose sich beklagt」、Op.34-9 「Gelb rollt mir zu Fusen」
ベルンハルト・セクレス(1872-1934):4つの歌 Op.11-1「Es eilt die Ros’」
テオドール・シュトライヒャー(1874-1940):「ハーフィズの詩」より「Ist Dir ein getreues liebevolles Kind beschert」
コルンゴルト:不滅なるもの Op.27-1
ソフィア・パヴォーネ(Ms)、
ヘダイエ・ヨナス・ジェディカール(P)

録音:2022年4月-5月
イタリア系ドイツ人のメゾ・ソプラノ歌手ソフィア・パヴォーネは、イタリア語、ドイツ語、フランス語、英語を巧みに操り、バッハから現代音楽まで幅広い楽曲をレパートリーとしています。長年にわたって共演してきたピアニストのヘダイエ・ヨナス・ジェディカールと録音したこのアルバムは、3部作で構成され、19世紀から20世紀のさまざまな作曲家の作品が22曲収録されています。

RUBICON
RCD-1087(1CD)
庭の世界〜花の歌曲集
シューベルト:花の言葉 D519
メンデルスゾーン:初すみれ Op.19a-2
シューマン:「ミルテの花」より「蓮の花」 Op.25-7
クララ・シューマン:すみれ
シューマン:「レーナウの6つの詩とレクイエム」より「私の薔薇」 Op90-2
シベリウス:6つの歌 Op.88
フォーレ
:「2つの歌」より「蝶と花」 Op.1-1
ショーソン:蝶々 Op.2-3
プーランク
:「偽りの婚約」より「花」 FP101-6
ソレール
(1895-1962):Al’ombra del lledoner、Menta I Farogola、Floeix l’ametller
カルロス・グアスタビーノ(1912-2000):薔薇と柳、「アルゼンチンの花」より「Cortadera, plumerito」
ミュリエル・ハーバート(1897-1984):すみれ、水仙に
エルガー:花言葉
ハイドン・ウッド(1882-1959):愛する庭の薔薇の花
【アンコール】
フランダース&スワン:「At the Drop of a Hat」より「Misalliance」
アレッサンドロ・フィッシャー(T)、
アンナ・ティルブルック(P)
テノール歌手のアレッサンドロ・フィッシャーは、歌劇『ポッペアの戴冠』のルカーノ役でザルツブルク音楽祭デビューを果たし、数々のオペラや音楽祭に出演するほか、定期的にコンサートやリサイタルも開催するなど精力的に活動しています。2022年にはグラモフォン誌の注目アーティストが紹介される「One to Watch」に選出され、BBTフェローシップを受賞するなど、今、大注目のテノールのひとりです。
2020年のロックダウンの最中、フィッシャーは妻とともに自宅の庭で多くの時間を過ごしました。庭の花々や自然の美しさに触れ、冬から春、そして夏へと移り変わる庭の景色からインスピレーションを受け、リサイタル・プログラムの土台が形成されました。ロンドンのウィグモア・ホールでライヴ録音されたこのアルバムは、全曲、花を題材とした楽曲で構成され、花や花言葉はもとより、愛の証についてやロマンティックな恋の儚さなど、花を通じて描かれる人間の深い感情にも言及しています。

CPO
CPO-555349(1CD)
NX-B10
C.P.E.バッハ:マニフィカト/クリスマス・カンタータ 他
マニフィカト Wq215
合唱「Et misericordia 主の憐みは」 (Wq215 第4曲の初稿)
クリスマス・カンタータ「Auf, schicke dich 天は御神の栄光を語り」 Wq249
合唱「Spiega, Ammonia fortunata」 Wq216
ハンナ・ヘアフルトナー(S)
エルヴィラ・ビル(A)
ゲオルク・ポプルッツ(T)
マティアス・フィーヴェク(Br)
マルクス・フォルペルト(Br)
ケルン・アカデミー(古楽器アンサンブル)
ミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンズ(指)

録音:2022年11月30日-12月3日、2023年9月18日
1768年から1788年に亡くなるまで、ハンブルクの5つの主要教会の音楽監督を務めたカール・フィリップ・エマヌエ ル・バッハの宗教合唱作品集。このアルバムにはマニフィカトとクリスマス・カンタータを中心とした4作品を収録。マ ニフィカトは1749年にベルリンで作曲された後1779年にハンブルクで改訂されたもので、改訂の際に3本のトラン ペット、2本のホルン、ティンパニが加えられ、祝祭的な輝きが増しています。トラック10にはその第4曲の合唱「Et misericordia」をオリジナルのベルリン版で収録、比較を楽しむことが出来ます。華麗なクリスマス・カンタータは 1775年の作曲。彼はこの作品をとても気に入り、何度も演奏しています。最後に置かれた合唱「Spiega, Ammonia fortunata」はヨーゼフ・マルティン・クラウスが仕えたことで知られるスウェーデンのグスタフ3世がハンブ ルクを訪問した際の祝祭的な作品。C. P. E. バッハはこれを作曲するために12時間しか時間がなかったと自伝 に記していますが、にわかには信じがたいほどの完成度の高い作品です。
CPO
CPO-555343(1CD)
NX-B10
M・ハイドン:ジングシュピール「落穂拾い」 他
ジングシュピール「落穂拾い」 MH493
カンタータ『Ninfe in belli』 MH73
モニカ・マウフ(S)
ヤコブ・ミッタールッツナー(Br)
サシャ・ザラビ(T)
マリアンナ・ヘルツィヒ(S)
クリスティアン・ハーフェル(T)
マリア・ラドゥルナー(S)
ザルツブルク・ホーフムジーク(古楽器オーケストラ&声楽アンサンブル)
ヴォルフガング・ブルンナー(指&Cemb)

録音:2019年9月28-30日
17世紀から19世紀初頭の作品を得意とする指揮者ヴォルフガング・ブルンナーと、1991年に彼が設立した ザルツブルク・ホーフムジーク。彼らは、以前にも管楽のための協奏曲集や、歌劇「夢」「自然の真実」など、ミ ヒャエル・ハイドンの知られざる作品を録音しており、このアルバムでもジングシュピール「落穂拾い」と1765年 のカンタータ『Ninfe in belli』の2作を紹介しています。 「落穂拾い」は1778年にオーストリアのクレムスミュンスター修道院劇場のために書かれたジングシュピール。 落ちていたトウモロコシの種を拾い、盗人と非難された貧しいエミーリエが救われるまでの物語です。モニカ・マ ウフをはじめとした歌手たちの、美しいアンサンブルをお楽しみください。かたや『Ninfe in belli』は、1765年1月19日に、バイエルン公妃ヨーゼファがランバッハ修道院に滞在した際の機会カンタータ。後にミヒャエル・ハ イドンの妻となるソプラノ歌手マリア・マグダレーナ・リップがソロを歌ったと推測される華やかな作品です。ザルツ ブルク・モーツァルテウムとウィーン国立音楽大学で学んだ若手ソプラノ、マリア・ラドゥルナーが見事な歌唱を 聴かせます。

299 MUSIC
NIKU-9056(1CD)
税込定価
さくら〜中田喜直ソングス/坂下忠弘
@ さくら [2:39]/Aほしとたんぽぽ [1:59]/ B つゆにぬれてる 桑のみたべた/編曲:伊藤幹翁 [2:17]
Cああプランタン無理もない [3:37]/Dねむの花 [3:08]/Eバラ色の街で [2:05]/ F 即興的ワルツ〜中田喜直に寄せて*/作曲:松下倫士 [3:19]/G夏です [1:57]/ Hおやすみなさい 美しい夢を見て/編曲:倉本裕基 [3:27]/I夏の思い出 [2:37]/ Jちいさい秋みつけた [2:46]/Kさわると秋がさびしがる [2:21]/Lむらさき叙情 [2:59]/ Mぎんなん/編曲:吉田孝古麿 [2:17]/N匂いのある歌 [1:14]/Oわらべうた* [1:32]/ P雪の降るまちを [2:41]/Q心の窓にともし灯を [2:31]
Rみんなのなかへ(平和の詩) [3:01]/S歌をください [5:03]

*=ピアノ・ソロ作品
坂下忠弘(Br) 、松下倫士(P)

録音:2023 年8 月30 日?9 月1 日三鷹市芸術文化センター「風のホール」
中田喜直生誕100 年に寄せて
私が坂下くんに出会ったのは彼がまだ音大在学中で、4 人の仲間たちと演奏を熱心にして いたときのことです。レッスンを乞われて初めて彼らの歌唱を聴きながらひときわ坂下くんの 歌声に心惹かれました。彼は日本人には珍しい柔らかさと響きのある声を持っています。作 曲家であった夫・中田喜直が生前坂下くんと出会っていたら、さぞやこの声に喜んだことでし ょう。中田幸子(中田喜直 夫人)

ALIA VOX
AVSA-9956(1SACD)
ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス op.123 ジョルディ・サヴァール(指)、
ル・コンセール・デ・ナシオン
ラ・カペラ・ナショナル・デ・カタルーニャ(合唱)、
YOCPAアカデミーメンバー
リナ・ジョンソン(S)、オリヴィア・フェアミューレン(Ms)、
マルティン・プラッツ(T)、マヌエル・ヴァルサー(Br)

録音:2023年5月11-16日、カルドナ城修道院
サヴァールの勢いがとまりません。ベートーヴェンの交響曲(第1-5番:AVSA-9937/第6-9番:AVSA-9946)に続く、ベートーヴェン・シリーズ の第3弾にして完結編の登場。1823年(1819-1823年にかけての制作)に完成した、ミサ・ソレムニスです。サヴァールは、2023年10月末に来日 公演が実現しました。ヴィオール奏者としての来日でしたが、その音楽が素晴らしいのはいうまでもなく、演奏技術のすばらしさも80代にしてなお世界最高峰 であることを聴衆に印象づけたツアーとなりました。指揮者としての活動ももちろんますますの高みにあります。
サヴァールは、「ベートーヴェンについて私がいつも魅了されるのは、その言葉の力強さもさることながら、彼の音楽が、出自や階級や信条に関係なく、すべ ての人間に語りかけ、単に貴族や聖職者のエリートを満足させるためだけに作曲されていないことだ。」と述べています。ここでも過去の伝統のすべての重みか ら解き放たれた別次元の世界で、まさに作品が生まれたばかりのような生々しさで、ベートーヴェンの音楽がすべての人間に語りかける力に満ちていることを実 感させてくれる演奏です。
録音も素晴らしく、冒頭からやわらかく包み込まれるような極上の世界。コンサートミストレスは、ラヴェル作品のCD「ムーヌへのオマージュ」(KKC-6580/ CC-72916)で2022年のレコード・アカデミー賞を受賞して一挙に注目度が高まっているリナ・トゥール・ボネ。「ベネディクトゥス」でのソロもボネが演 奏しており、文字通り天上的な、聴き手を高みに連れて行ってくるような美しさです。 (Ki)

SKARBO
DSK-3237(1CD)
祝祭の空気
ジェイ・オルトハウス:アフリカのハレルヤ
メアリー・リン・ライトフット:神をたたえよ
ユッカ・リンコラ:ヨイク
ラヨシュ・バールドシュ:ラヨシュ・バールドシュ
コダーイ:ジプシーがチーズを食べるとき
ダヴィッド・アスルサ:謝肉祭のハバネラ
ルーチョ・ベルムデス:黒人の踊り
アルベルト・エルナンデス:「ゴザ、ミ・カリプソ」
マヌエル・コレイ:母なる大地へ
伝承曲:種から苗へ
伝承曲:村のそばを歩く
ポール・ブラフォール:カメのポルカ
ミシェル・ベルナード:チェリーのブランデー漬け
サリー・K・アルブレヒト:タマ・トゥ
伝承曲:ミュージック・ダウン・イン・マイ・ソウル
伝承曲:ディス・リトル・ライト・オブ・マイン
ブルターニュ聖歌隊
キムソン=ウ(P)
マウド・アモン=ロワザンス(指)

録音:2022年フランス
男女が集う行事は祝祭との結びつきが強く、昔から祝祭にまつわる多くの作品が作曲されてきました。それらに共通するのは「踊り」。リズムとメロディは民族ご とに異なり、舞曲と音楽とが密接に絡み合っていることがわかります。このアルバムでは20世紀から21世紀に焦点を当て、今日世界中で歌われている祝祭に関 係する合唱作品を集めました。溌剌としたリズムが非常に印象的なユッカ・リンコラの「ヨイク」など、パワフルでエネルギッシュな合唱作品をご堪能ください。 (Ki)

fra bernardo
FB-2311653(1CD)
アーリー・ミュージック・ログ〜バッハの作k品

(1)ミサ曲 ヘ長調 BWV233

(2)パストラーレ ヘ長調 BWV590

(3)カンタータ第214番「太鼓よとどろき、ラッパよ響け」 BWV214

(4)ブランデンブルク協奏曲第6番変ロ長調 BWV1051
(1)コレギウム・ヴォカーレ・ヘント、シビラ・ルーベンス(S)、ステファニー・ハウツィール(A)、トーマス・バウアー(Bs)、フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)
(2)トン・コープマン(Org)
(3)アムステルダム・バロックO&cho、デボラ・ヨーク(ベローナ/ソプラノ)、アンネッテ・マルケルト(パラス/アルト)、ヨルグ・ドゥルミュラー(イレーネ/テノール)、クラウス・メルテンス(ファーマ/バス)、トン・コープマン(指&Org)
(4)ニコラウス・アーノンクール(ヴィオール)、グスタフ・レオンハルト(ヴィオール)、エディト・シュタインバウアー(Va)、エドゥアルト・メルクス(Va)、アルフレッド・アルテンブルガー(Va)、フリーダ・クラウゼ=リチャウアー(Vc)、アルフレッド・プラニアフスキー(Cb)、ブルーノ・ザイドルホーファー(ハープシコード)、ヨゼフ・メルティン(指)

録音:2003年、1950年(ブランデンブルク協奏曲第6番/ピリオド楽器による世界初録音)
現代を代表する2人のバッハ解釈者、フィリップ・ヘレヴェッヘとトン・コープマンによる貴重な記録、2003年のライヴ録音!伝説的なグスタフ・レオンハルトの流派から生まれた両アーティストと彼らのアンサンブルは、バッハ音楽の演奏の伝統に永続的な影響を与えています。さらにエクストラ・トラックとして、ニコラウス・アーノンクール、グスタフ・レオンハルト、エドゥアルト・メルクスといった重要な先駆者たちが参加した1950年のバッハ・イヤーにおけるブランデンブルク協奏曲第6番のピリオド楽器世界初録音の音源も収録されています。

Da Vinci Classics
C-00800(1CD)
スペインの宝石
ファリャ:7つのスペイン民謡
アルベニス:6つのバラ―ド
モンサルバーチェ:5つの黒人の歌
モンポウ:パストラル、
 あなたの上にはただ花ばかり
サン=サーンス:不幸な人*
シルヴィア・アリーチェ・ジアノーラ(Ms)、
フィリッポ・ファリネッリ(P)、
トスカ・ルソー(S)*

録音:2021年8月(イタリア、ペルージャ)
イベリア伝統の声楽とピアノのためのレパートリーの傑作の数々、カスティーリャとカタルーニャの作曲家の作品、そしてフランスの音楽家サン=サーンスによるスペインへのオマージュを通して、聴き手を想像上のスペイン旅行へと導いてくれる1枚。イタリア音楽に魅了されていたアルベニスは、イタリア出身の貴族の詩人のテキストをもとに、イタリアのベルカントやトスティの室内声楽曲を彷彿とさせる作品を書きました。モンポウの歌曲は感動的で想像力に富み、声とピアノの濃密な相互作用が特徴。サン=サーンスの「不幸な人」は、ポーリーヌ・ヴィアルドの娘たちのために書かれたもので、『恋の骨折り損』ついてのウィットに富んだ風刺的な考察です。

Signum Classics
SIGCD-790(1CD)
ヘヴン・トゥ・アース
ジョアンナ・フォーブズ・レストレインジ
:Let My Prayer Rise Up、God The Holy Trinity、Magnificat (King’s College Service)、Nunc Dimittis (King’s College Service)、The Chorister’s Prayer (mixed voices version)、Preces and Responses、Words From The Cross、Give Us Grace、Faith, Hope and Love
ジョアンナ・フォーブズ・レストレインジ&アレグザンダー・レストレインジ:For The Beauty Of The Earth
ジョアンナ・フォーブズ・レストレインジ:The Chorister’s Prayer (upper voices version)、Drop, Drop, Slow Tears、High As The Heavens、Lord, Have Mercy (The St Helen’s Service)、Glory To God (The St Helen’s Service)、Holy, Holy, Holy (The St Helen’s Service)、Lamb Of God (The St Helen’s Service)、The Lord’s Prayer、Saint Richard’s Prayer、The Mountains Shall Bring Peace、Go Forth In Peace
ベン・パリー(指)、
ロンドン・ヴォイシズ、
アンドレアナ・チャン(Org)

録音:2023年6月19日-20日(イギリス)
グラミー賞を5回受賞した人気ヴォーカル・グループ「ザ・スウィングルズ」(スウィングル・シンガーズ)のソプラノ歌手及び音楽監督として7年間活動し、テネブレやロンドン・ヴォイシズなどのアンサンブルで歌う他、現代のクロスオーヴァー音楽や多くの映画サウンドトラックなどでも歌い、幅広いジャンルの音楽の演奏、作曲、録音、監督、プロデュースを行う多面的なミュージシャン、ジョアンナ・フォーブズ・レストレインジ(ジョアンナ・フォーブス・レストレンジ)の合唱作品集。このアルバムに収められている作品は、旋律があり歌いやすく作曲されています。教区教会の聖歌隊が念頭に置かれており、曲は歌手の声域内に快適に収まり、オルガンの伴奏は合唱団をサポートするように設計され、ハーモニーは魅力的で親しみやすいものになっています。歌う人にとっても、聞く人にとっても、言葉の意味をより高めるその作風によって聴きやすいアルバムとなっています。

DUX
DUX-1979(1CD)
男声合唱のための宗教作品集
オラ・イェイロ:Ubi caritas
ピョートル・ヤンチャク:De profundis clamavi
ローウェル・メイスン:Nearer My God to Thee
ラフマニノフ:Bogoroditse Devo
マリアーノ・ガラウ:Parce Domine
ヤンチャク:キリエ
グレゴリオ・アレグリ:Miserere mei, Deus
クラウディア・ラビエガ:O sacrum convivium、
 アヴェ・マリア
イェイロ:Northern Lights、Ave Generosa
フランツ・ビーブル:アヴェ・マリア
ヤンチャク:Pater noste
アントニオ・ロッティ:Crucifixus
ユスティナ・ハヌシャク(指)、
カントレス・サンクティ・ニコライ男声cho

録音:2022年、2023年
カントレス・サンクティ・ニコライ男声合唱団による男声合唱のための宗教作品集。17世紀から現代作曲家の作品まで幅広く網羅しており、受難曲、典礼作品、教会音楽を含んだアルバムとなっています。その多くはヨーロッパだけでなくアメリカでも頻繁に演奏されています。テキストが主な役割を果たす瞑想的で落ち着いたメロディーから、複雑なポリフォニック構造まで、男声合唱の機能をフルに使ったこのアルバムで、聴衆はその可能性を感じることが出来るでしょう。

スロヴェニア放送
ZKP-118210(1CD)
ギター伴奏によるスロヴェニアとイタリアの歌曲
プロハースカ:私はあなたに何を尋ねようか
イパヴェツ:テントウムシ/露が野原に落ちたら/思い出の本に/ヒナギクが育つ
ジョルダーニ:愛しい人よ(カーロ・ミオ・ベン)
チャンピ(伝ペルゴレージ):ニーナ
モンテヴェルディ:苦しみが甘美なものならば
カルダーラ:親愛な森よ
ルティーニ:愛の喜びは
ヘンデル:これほどの陰はなかった(オンブラ・マイ・フ)
カッチーニ:アマリッリ
ランディ:ああ歓迎される死よ
シュケルヤンツ:山の麓の休息
パヴチッチ:子守歌2
マシェク:窓の下で
ラヨヴィッチ:セレナード/部屋の中の月
ヤカ・ミヘラツ(Br)
ユレ・チェルコフニック(G)

録音:2023年6月 スロヴェニア リュブリャーナ
19世紀から20世紀のスロヴェニアの歌曲と、バロック時代のイタリアの歌(いわゆるイタリア古典歌 曲を含む)をギター伴奏でバリトンが歌ったもの。イタリアバロックの歌がギター伴奏に合うのは容易 に想像できるだろうが、日本人にはほとんど未知のスロヴェニア歌曲がまた素敵だ。 ヤカ・ミヘラツはリュブリャーナで学んだ後、ベルリンで活躍しているバリトン。柔らかい美声のバリト ン。ユレ・チェルコフニックは、リュブリャーナで学んだ後、ウィーンやチューリヒで研鑽を積んだギタ ー奏者。2018,19年と来日しており、実は熱心なギター好きには既に知られている人です。
スロヴェニア放送
ZKP-117978(1CD)
ハープ伴奏による歌曲集
ドビュッシー:美しい夕暮れ
 星の輝く夜/マンドリン
フォーレ:夢の後で Op.7-1
 トスカーナのセレナーデOp.3-2
 揺り籠 Op.23-1/私たちの愛 Op.23-2
イパヴェツ(1829-1908):思い出の本に/ロマンス
ラカル(b.1979):寒さ
シューマン:春の訪れ Op.79-19
 お母さん、お母さんOp.25-11
 私を彼の胸に寄り掛からせて Op.25-12
R.シュトラウス:親しい幻 Op.48-1
 明日 Op.27-4
アンドレヤ・ザコニシェク・クルト(S)
ウルシュカ・クリジュニク・ズパン(Hp)

録音:2022年9月 スロヴェニア リュブリャーナ
フランス、スロヴェニア、ドイツの歌曲をハープ伴奏でソプラノが歌っています。ドビュッシーやフォー レの歌曲をハープ伴奏で歌うのは珍しくないだろうが、シューマンやシュトラウスとなると稀でしょう。ス ロヴェニアのロマン派の作曲家、ベンヤミン・イパヴェツ(1829-1908)や、現代スロヴェニアを代表す る作曲家、カタリーナ・プスティネク・ラカル(1979-)の作品も素晴らしい。 アンドレヤ・ザコニシェク・クルトはスロヴェニア東部のツェリエ生まれ、在住のソプラノ。彼女はマリボ ール歌劇場で四半世紀に渡って様々なソプラノ役を手掛けて来た劇場の花形歌手で、同劇場の 2014年来日公演のビゼー「カルメン」でヴェッセリーナ・カサロヴァ相手にミカエラを歌っていた。ウル シュカ・クリジュニク・ズパンはスロヴェニアの代表的ハープ奏者の一人で、2003 年からスロヴェニア・ POのハープ奏者を務めています。 簡易紙ケース収納。

DIVINE ART
DDX-21114(1CD)
NX-B07
20世紀の英語による歌曲集
1. ジョージ・バターワース(1885-1916):Is my team ploughing? 馬どもは耕しているだろうか?
2. ブリッジ:Come to me in my dreams おいで 私のもとへ わが夢の中
3. チャールズ・マーシャル(1857-1927):I hear you calling me 僕を呼ぶあなたの声が聞こえた
4 クィルター(1877-1953):Now sleeps the crimson petal 深紅の花弁は眠りに就く
5. クライヴ・ポラード(1959-):Go song of mine 行け、私の歌よ…世界初録音
6. リチャード・ヘイグマン(1882-1966):Do not go my love 愛しい人よ、行かないで
7. ヴォーン・ウィリアムズ:Silent Noon 沈黙の正午
8. フレデリック・キール(1871-1954):Remembrance 記憶
9. ヴィクター・ヘリー=ハッチンソン(1901-1947):Dream Song 夢の歌
10. ブリッジ:What shall I your true love tell? 何を私、あなたの真の恋人は伝えましょうか
11. ヘイドン・ウッド(1882-1959):Love’s garden of roses 愛する庭のばらの花
12. ペーター・ゲルホーン(1912-2004):Autumn 秋
13. アイアランド(1879-1962):If there were dreams to sell もしも売ることのできる夢があ
れば
14. セシル・アームストロング・ギブズ(1889-1960): Silver シルヴァー
15. ポラード:The cloths of heaven…世界初録音
16. ヴォーン・ウィリアムズ:The sky above the roof 屋根の上のあの空R
17. シリル・スコット(1879-1970):Lullaby 子守歌
18. エイミー・ウッドフォード=フィンデン(1860-1919):Kashmiri Song カシミールの歌
19. クィルター:I arise from dreams of thee あなたの夢から目覚めた
20. ブリッジ:Journey’s End 旅の終わり
●アンコール
21. ルーシー・サイモン(1940-):How could I ever know(秘密の花園より)
トレヴァー・アレクサンダー(Br)
ピーター・クロックフォード(P)

録音:2021年6月20日、8月15日、10月17日
3曲の世界初録音を含む、20世紀の英国で親しまれた歌曲を集めた1枚。現在でも歌われるブリッジ やヴォーン・ウィリアムズらの「英国歌曲」と、当時英国で人気のあった「Parlour Ballad(パーラー・バ ラード=アマチュアの音楽家が家で演奏するような音楽)」と呼ばれる作品を織り交ぜて紹介。しみじみ とした歌から、軽くしゃれた歌まで多彩かつ味わい深い作品を楽しめます。英国ロイヤル・オペラを中心に バリトン歌手として活躍するトレヴァー・アレクサンダーの美しい声を、指揮者、伴奏者として活動する ピーター・ロックフォードのピアノが引き立てています。

VOX
VOXNX-3031CD(1CD)
NX-B03
ラフマニノフ:合唱交響曲「鐘」他
ラフマニノフ:合唱交響曲「鐘」…英語歌唱
カンタータ「春」 Op.20
3つのロシアの歌 Op.41
マリアンナ・クリストス(S)
ウォルター・プランテ(T)
アーノルド・ヴォケタイティス(Bs-Br)
セントルイスSO&cho
レナード・スラットキン(指)

録音:1980年10月 ミズーリ州セントルイス、パウエル・ホール
スラットキンとセントルイス響がVOXに録音したラフマニノフの管弦楽作品全集(LP4枚組)から、合唱の加わる作品を集めた1枚。オリジナル・マスターから 24bit/192kHzでリマスターしたAudiophile Editionの1枚です。「鐘」はグラミー賞の「Best Choral Performance=最優秀合唱」部門にノミネート された名演奏で、合唱にも管弦楽にも厚みがありながら濁らず清澄なサウンドを聴かせる点が特徴。広々として澄んだ音場にオーケストラ、合唱、ソロが距 離感をもって展開、ソロは不自然にクローズアップされることも合唱に埋もれることもなく、Elite Recordingsならではの巧みな録音に唸らされます。旧盤 CDでも録音の優秀さは伝わりますが、新リマスターにより音の硬さが取れて、特に高域に抜けの良さと柔らかさが加わり、名録音の真価を楽しめます。 ブックレットには歌詞と英訳が掲載されています(1-4は英語歌詞のみ)。

DACAPO
MAR-8.224754(1CD)
NX-B08
ルーズ・ランゴー(1893-1952):歌曲集
Hvad larken sang! BVN35(1908)
4つの歌曲 BVN67(1914)
ロシアの歌曲集 BVN126(1916)
4つの歌より BVN100(1915) Vi tankte slet ikke pa nogenting
Min moder BVN5(1906)
Jeg beder ej om guldets glod BVN31(1908)
夏 - 歌曲集、4つの音の絵 BVN139(1917)
イェニ・ビルガ=クラウスンの詩による歌曲集 BVN66(1914)
ルイーセ・マクレランド・ヤコブセン(S)
クリスティアン・リスエア(P)

録音:2023年1月14-16日、22日
※一部をを除き世界初録音
デンマークの近代作曲家ルーズ・ランゴー。 若い頃には、後期ロマン派のイディオムを用いた作品を書いていましたが、やがて神秘的な題材や、特異なタイトルを好んで用いるなど、少しずつ作風を変 遷させていきました。このアルバムには彼が10代から20代前半に書いた歌曲を中心に収録。ほとんどの作品は未だ調性を保っており、1913年に彼が恋に おちたドーラ・フロムへの思いが込められた「4つの歌曲 BVN67」などはとても耳なじみのよい曲調で書かれています。トラック6-13の「ロシアの歌」に含まれ ているのは、ウクライナの詩を翻案したもの。一部を除き世界初録音となります。若きソプラノ、ルイーセ・マクレランド・ヤコブセン、オーフスとベルリンで学んだピ アニスト、クリスティアン・リスエアが、親密な演奏を聴かせます。

Goodies
78CDR-3925(1CDR)
ドイツのナイチンゲール/エルナ・ザックの芸術

(1)メドレー:1.思い出(ドルドラ)-2.セレナード(トゼリ)- 3.デュバリ伯爵夫人-私は一人の人にのみ心を捧げます(ミレッカー)- 4.こうもり-侯爵様、あなたのようなお方には(J. シュトラウス2世)
(2)メドレー:1.ワルツ春の声(J.シュトラウス 2世)-
2.セレナード第1番(ドルドラ)-3.ジプシーの歌(ボルディ)-
4.ウィーンの森の物語(J.シュトラウス2世)
(3)フニクリ・フニクラ(L.ダンツァ)
(4)語りたまえ(パルラ・ワルツ)(アルディーティ)
(5)ユビラーテ(ジルヒャー)
(6)オーストリアの村つばめ(ヨーゼフ・シュトラウス)
エルナ・ザック(S)
ヴィリー・チェルニック(指)
ベルリン・ドイツ・オペラO&cho((1),(2),(6))
ロルフ・シュレーダー(指)
ベルリン・ドイツ・オペラO&cho(3)
ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指)
ベルリン・ドイツ・オペラO(4)
ヴォルフガング・ヴァリシャウザー(指)
ジルヒャー・ダブル四重唱団(5)

(1)U.S.CAPITOL81700A (8033-1D-1)1935年11月26日録音
(2)U.S.CAPITOL81701A (8034-1D-1)1935年11月26日ベルリン録音
Recorded26November1935
(3)U.S.CAPITOL81702A (8035-1D-1)1938年録音
(4)U.S.CAPITOL81702B (8033-1D-1)1935年1月29日録音
(5)U.S.CAPITOLA81701B (8036-1D-7)1939年録音
(6)U.S. CAPITOL81700B (8048-1D-3)1939年ベルリン録音
原録音は独テレフンケン。復刻は米CAPITOL の戦後盤SPレコードによった。 エルナ・ザック(1898-1972)はベルリン生まれのソプラノ。ドイツの "ナイチン ゲール" と言われ人気を得た。戦前のレコード批評家あらえびすはその著書 「名曲決定盤」で彼女の魅力をこう書いていた。「近頃ドイツで騒がれている 人気歌手だ。若さと美しさをまき散らすようなところがこの人の受け容れられ る原因でしょう。声も技巧も良いが、それよりも張り切った若さと、魅力が特色 だ。」今回の復刻CDはこれまでのものと一線を画すると思う。(グッディーズ)

Hortus
HORTUS-225(1CD)
プーランク:歌曲集
闘牛士 FP11
ギヨーム・アポリネールの2つの詩
ギターに寄す FP79
歌の調べ FP46
歌曲集「ある日ある夜」 FP86
4つの子供の歌 FP75〜第2曲:ルネ少年の悲しい話 / 第3曲:元気のよすぎる男の子
矢車菊 FP102
歌曲集「偽りの婚約」 FP101
4つの子供の歌 FP75〜第1曲:あたしたち妹が欲しい
カール・ガザロシアン(T)、
エマニュエル・オリヴィエ(P)

録音:2022年/フランス
「まばゆいばかりの高音が出せる、非常に心地よく軽やかなテノール」と絶賛されるカール・ガザロシアン。幼少期に憧れた女性歌手へのトリビュート・アルバム 「私は歌手になりたかった」(HORTUS-200)でも魅惑的な歌声を聴かせてくれました。
期待の新譜は彼が愛してやまないプーランクの歌曲集。数多くの歌曲を残したプーランク。ジャン・コクトー、ギヨーム・アポリネール、ジャン・モレアス、ジャン・ ノアンらがのこした詩に、独特な旋律をのせた、プーランクの凄みがこれらの歌曲に凝縮されております。各曲数分ながらそれぞれ強烈な個性を示すプーランクの 作品。ガザロシアンの表現豊かな歌でご堪能ください! (Ki)

APARTE
AP-333(1CD)
リスト:「聖人の伝説」集 vol.2
1. 火刑台上のジャンヌ・ダルク S373/1*
2. 火刑台上のジャンヌ・ダルク S.293*
3. 聖チェチーリア S5
4. 聖チェチーリア S343
5. 聖クリストフ S47
6-7. 栄えよポーランド(オラトリオ「聖スタニスラウス」より間奏曲)
8. アヴェ・マリア IV S341
9. エレジー第1番S130a
10. 詩篇137S17/2
11. アンジェルス!守護天使への祈り S378/1(ハルモニウム版)
*リスト・アカデミー版による世界初録音
イム・スンヘ(S)、
ソフィア・ヴィニク(Ms)、
ステファニー・ハウツィール(Ms)
トーマス・ハンプソン(Br)、
シネ・ノミネcho
マルティン・ハーゼルベック(指)、
ウィーン・アカデミーO

録音:2021,2022年
ハーゼルベックによる、リストが作曲した「聖人の伝説」集第2弾の登場。vol.1(AP.297)に続いて、歌唱陣にも豪華な顔ぶれをそろえています。
1865年に僧籍に入ったリストは、キリスト教を題材とした作品を多く書くようになります。そして、ほかの作曲家にはあまり例をみませんが、絵画や書物から題 材をとった、聖人にまつわる音楽を多く書いています。ここでは、「聖人の伝説」として、キリスト教上の様々な聖人にまつわる物語を音楽にした作品をシリーズと してお届けします。
当盤に収録されているのはいずれもリストの晩年の作品。リストの3つめのオラトリオ「聖スタニスラウス」は未完の作品ですが、もともとリストが独立した器楽 曲としても構想した「間奏曲」は充実したオーケストラ曲となっています。聖チェチーリアに関する楽曲が2つ収録されていますが、S5のほうは大編成なオーケス トラ、グレゴリオ聖歌からの引用などが見られる一方、S343のほうは比較的小編成で瞑想的な空気の作品となり、まったく性格が異なっており興味深いです。聖 クリストフについてはあまり知られていませんがこれは旅人の聖人で、旅人に力を与えると言われています。また、タイトルには直接聖人の名が見られない作品も 収録されており、リストの芸術を様々な角度から鑑賞することができます。

Hyperion
CDA-68440(1CD)
デイヴィッド・ブリッグズ:宗教音楽集
デイヴィッド・ブリッグズ(1962-):
1.聖デイヴィッド・サーヴィス〜神を喜びたたえよ
2.前奏曲(オルガン即興)
3.わたしを刻みつけて
4.神は私の頭の中に
5.間奏曲(オルガン即興)
6.主はよみがえられた
7.「主はよみがえられた」によるトッカータ(オルガン即興)
8.たたえん、よろこびの光を
9.王の御旗は進み
10.慈しみと愛のあるところ
11-12.トリニティ・フォーブルドン・サーヴィス
13.カンタービレ(オルガン即興)
14.聖デイヴィッド・サーヴィス〜テ・デウム
スティーヴン・レイトン(指)、
ケンブリッジ・トリニティ・カレッジ合唱団、
デイヴィッド・ブリッグズ(Org)ほか

録音:2022年7月、サントゥスタシュ教会(フランス・パリ)
務める名門ケンブリッジ・トリニティ・カレッジ合唱団。バッハ、ヘンデルなどの古楽からスタンフォード、フィンジ、ハウエルズ、マクダウアル、オワイン・パーク、イーヴォ・アントニーニなどの近現代音楽まで広いレパートリーを誇る彼らの最新盤は、2010年に発売された『ノートル・ダム・ミサ』(CDA-67808)に続くイギリスのオルガニスト・作曲家、デイヴィッド・ブリッグズ(1962-)の作品集!
ブリッグズはフランスの名オルガニスト、ジャン・ラングレの門下生であり、セント・アルバンズ国際オルガン音楽祭のコンクールでは英国人として初のトゥルヌミール賞(最優秀即興演奏賞)に輝きました。ジャン・ラングレとピエール・コシュローから多大な影響を受けたブリッグズは、作曲家としても注目を集めており、かつ世界最高の即興演奏家のひとりとみなされています。レイトン&ケンブリッジ・トリニティ・カレッジ合唱団による美しい合唱の合間で繰り広げられる、ブリッグズの見事なオルガン即興にもご注目ください。

DUX
DUX-1816(1CD)
映画音楽&オペラ歌曲集
ヤヌシュ・ストクウォサ
:Fra di noi
アンドリュー・ロイド・ウェバー:All I Ask of You
クロード・フランソワ&ジャック・ルヴォー:マイ・ウェイ
ルーチョ・ダッラ:カルーソー
アグスティン・ララ:グラナダ
レナード・コーエン:ハレルヤ
ヘンデル:私を泣かせてください
ロイド・ウェバー:ピエ・イエス
アヴェ・マリア
バーンスタイン:トゥナイト
フランチェスコ・サルトーリ:タイム・トゥ・セイ・グッバイ
アデル・アドキンス&ポール・エプワース:スカイフォール
ソコルニツキ・デュエット〔アグニェシュカ・ソコルニツカ(S)、ヴォイテク・ソコ・ソコルニツキ(T)〕、
ヴェロニカ・ヤニク=クレク(Vn1)、アンナ・マホフスカ(Vn2)、カロリナ・ヴァシチニスカ=ウカノフスカ(Va)、アレクサンドラ・アヴツシェフスカ(Vc)、ミハウ・フランツス(P)

録音:2022年(ポーランド)
ソプラノ歌手のアグニェシュカ・ソコルニツカとテノール歌手のヴォイテク・ソコ・ソコルニツキの夫婦は、互いにコンクールでの優秀な成績を収めており、高く評価されています。デュオとしても何年も共に活動しており、美しい歌声とカリスマ性で多くのファンを集めています。
このアルバムには映画、オペラ、ミュージカルから12曲の美しいメロディーがセレクトされ、「マイ・ウェイ」、「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」、「トゥナイト」など、世界中で愛されている楽曲が2人の美しいハーモニーで奏でられています。

Rondeau
ROP-622324(2CD)
ヘンデル:オラトリオ「メサイア」 HWV56(マルコム・ブルーノ編集による1741年初期版) ノイマイヤー・コンソート、
グーテンベルク室内合唱団、
フェーリクス・コッホ(指)、ヴィオラ・ブラッヘ(S)、シュテファニー・シェーファー(A)、ファビアン・ケリー(T)、ユリアン・ドミニク・クレメント(Bs)

録音:2021年4月24日-26日&2022年5月20日-24日、ゼンガーハレ・ザウルハイム(ドイツ)
ビルガー・ペーターセン、フランツ・クサファー・ジュスマイアーが編曲・補筆完成させた“マインツ版”のモーツァルト:「レクイエム」(PROP6211/ROP6211)や、Christophorusレーベルに録音した、新たに再構築されたバッハの「マルコ受難曲」1744年版(CHR-77423)など思わず目を引く興味深いレコーディングを行ってきたフェーリクス・コッホ&ノイマイヤー・コンソートがまたしても見逃すことのできない1枚をリリース!
ヘンデルが演奏の度に細かい校訂を繰り返したことでダブリン初演版、ロンドン初演版、捨て子養育院版など多くの版がある傑作「メサイア」の楽譜を、イギリスの音楽学者であるマルコム・ブルーノが8年という時間を費やし細部まで研究。アリアの細かな違いや議論の絶えない木管楽器のパートなどを慎重に考察し、2つの自筆譜を基とする1741年の初期稿を再構築した新たな初期版を完成させ、2018年にブライトコプフ・ウント・ヘルテル社から出版しました。ブルーノが「まるでヘンデルの手稿のインクがまだ濡れているかのように、メサイアを初めて聴くような体験をしてほしい」と願う新たな1741年版メサイアの世界初録音、要注目です。
Rondeau
ROP-4056(1CD)

ROP-4057(1LP)
聖トーマス教会のクリスマス・キャロルの夕べ
【ROP4056(CD)収録曲目】
フリードリヒ・ヴァイセンゼー(1560-1622):ダビデの子にホサナ/ブラームス:白い小鳩/フーゴー・ディストラー(1908-1942):私は3本の枯れ枝を折り取り/シュッツ:慰めよ, わが民を慰めよ/ギュンター・ラファエル(1903-1960):マリアはいばらの森を通り/ブラームス:おお救い主よ, 天を破り開けたまえ/レーガー:船がやってくる/メンデルスゾーン:いかなれば諸々の民の立ち騒ぎ/グスタフ・ブラント(1883-1963):諸王の王/ヤン・サンドストレム(b.1954):グロリア/カール・リーデル(1827-1888):来たれ, 羊飼いたちよ/ゼトゥス・カルヴィジウス(1556-1615):愛しいヨセフ, わたしのヨセフ/リハルズ・デュブラ(b.1964):ベツレヘムに幼な子生まれぬ/ヨハン・ヘルマン・シャイン(1586-1630)&ヨハン・シェレ(1648-1701):高き天よりわれは来れり/ミヒャエル・プレトリウス:エサイの根より/フリードリク・シクステン(b.1962):かくも徳高き薔薇はない/ジョン・マッカーシー(b.1961)編)):リトル・ドラマー・ボーイ/エアハルト・マウエルスベルガー(1903-1982):クリスマス/グスタフ・シュレック(1849-1918)&ゲオルク・クリストフ・ビラー(1955-2022):きよしこの夜

【ROP4057(LP)収録曲目】
フリードリヒ・ヴァイセンゼー(1560-1622):ダビデの子にホサナ/ブラームス:白い小鳩、おお救い主よ, 天を破り開けたまえ/フーゴー・ディストラー(1908-1942):私は3本の枯れ枝を折り取り/シュッツ:慰めよ, わが民を慰めよ/ギュンター・ラファエル(1903-1960):マリアはいばらの森を通り/レーガー:船がやってくる/グスタフ・ブラント(1883-1963):諸王の王/カール・リーデル(1827-1888):来たれ, 羊飼いたちよ/ゼトゥス・カルヴィジウス(1556-1615):愛しいヨセフ, わたしのヨセフ/ヨハン・ヘルマン・シャイン(1586-1630)&ヨハン・シェレ(1648-1701):高き天よりわれは来れり/ミヒャエル・プレトリウス:エサイの根より/エアハルト・マウエルスベルガー(1903-1982):クリスマス/グスタフ・シュレック(1849-1918)&ゲオルク・クリストフ・ビラー(1955-2022):きよしこの夜
聖トーマス教会cho、
アンドレアス・ライツェ(指)

録音:2023年1月9日-13日、パウル・ゲルハルト教会(ライプツィヒ、ドイツ)
約800年にもおよぶ歴史を持ち、バッハが27年間カントル(トーマスカントル/楽長)を務めたことでも知られるライプツィヒの少年合唱団、聖トーマス教会合唱団(聖トーマス教会少年合唱団、ライプツィヒ聖トーマス教会聖歌隊などとも)。2021年9月に大バッハ以後第18代目のカントルとして宗教改革以後初のカトリックのスイス人カントルとなるアンドレアス・ライツェ(アンドレアス・ライゼ)を迎えて新たな時代に突入し、2023年夏には新カントルとの初レコーディングとなる「バッハ:ミサ曲 ロ短調 BWV232」(VROP405253/ROP405253)をリリース。継承され続ける伝統の歌声、ライツェの就任わずか1年後とは思えぬ統率力と完成度の高さで大きな反響を呼びました。
ますます期待が高まる彼らの次なるリリースは珠玉のクリスマス・キャロル集。これらの歌は彼らにとっては単なる音楽的パフォーマンスに留まらず、長い歴史の中で築き上げてきた文化的遺産でありクリスマスという伝統の連続性を象徴する特別な存在。カルヴィジウス、シャイン、シェレ、マウエルスベルガー、ビラーといった歴代のカントルたちが手掛けたキャロルもふんだんに盛り込んだ聖トーマス教会合唱団ならではといえるクリスマス・アルバムに仕上がりました。
アナログ盤は収録時間の都合上5つのトラックが省略されていますが、それらを24ビット、48kHzのハイレゾ音質でダウンロードできる専用コードが付属しています。
Rondeau
ROP-6259(1CD)
マインツ大聖堂のクリスマス
カルステン・シュトルク(b.1973):いかに私はあなたを迎え/マティアス・ブライトシャフト(b.1950):主を待ち望むアドヴェント/フーゴー・ディストラー(1908-1942):おお救い主よ, 天の扉を開け/ヨハネス・エッカールト(1553-1611):来たれ, 全世界の救い主よ、真心もて, おお人の子らよ/ディーター・デ・ラ・モッテ(1928-2010):マリアはいばらの森を歩み/アンドレアス・ハンマーシュミット(1612-1675):門を広く開けよ/トーマス・ガブリエル(b.1957):船がやってくる/ハンス・ミースナー(1877-1957):きよしこの夜/ヨハン・フリードリヒ・ライヒャルト(1752-1814):聖なる夜!/ジョン・ラッター(b.1945)(カルステン・シュトルク編):降誕のキャロル/シャルル・アダン:おお聖なる夜(クリスマスの聖歌):トーマス・ガブリエル:クリスマス・イヴ/ミヒャエル・プレトリウス:エサイの根より/カール・ティール(1862-1939):神の御子は今宵しも/ローラント・ビューヒナー(b.1954):行きて山の上で告げよ/メンデルスゾーン:天には栄え/エンゲルベルト・フンパーディンク:夕方にはもう寝たい(歌劇 「ヘンゼルとグレーテル」より)
マインツ大聖堂cho、
マインツ・ザンクト・マルティン大聖堂カントライ、
カルステン・シュトルク(大聖堂カペルマイスター)、
大聖堂&聖クインティン少女cho、
ミヒャエル・カルテンバッハ(大聖堂カントル)、
マインツ大聖堂O

録音:2023年7月&9月、マインツ大聖堂
ドイツ三大聖堂の1つにも挙げられ、1000年以上の歴史を誇るマインツ大聖堂(ザンクト・マルティン大聖堂)の合唱団が、トーマス・ガブリエルによって合唱とオーケストラのために特別にアレンジされたクリスマス・キャロルの魅惑的なアルバムを発表します。ガブリエルは伝統的なクリスマス・サウンドと現代的なニュアンスを織り交ぜた繊細なスタイルで知られており、彼のアレンジは原曲の古典的な美しさを失うことなく、曲にモダンなタッチを与えています。「きよしこの夜」を始めとした古今の有名なクリスマス・キャロルの数々に新たな芸術的深みが加えられ、特別なクリスマス・シーズンを体験できることでしょう。

Acte Prealable
AP-0567(1CD)
グルベルスキ:合唱作品集 Vol.2
エウゲニウシュ・グルベルスキ
(1870-1923):カンタータ Op.8「ku czci ?w. Cecylii」
ミサ・セクンダ Op.2
Responsoria na Bo?e Cia?o
ポーランドのミサ曲 変ホ長調
Hymn na Zwiastowanie NMP
死者のためのミサ曲/Hymn m?odzie?y
ロベルト・カチョロフスキ(バリトン、オルガン)、
マチェイ・ナチク(Br)、
クシシュトフ・ロレク(T)、
インシエメcho、モニカ・バホフスカ(指)

録音:2023年4月&5月&8月
エウゲニウシュ・グルベルスキは、ポーランドのプウォツクで「大聖堂のオルガニストの息子」として生まれました。グルベルスキはドイツのレーゲンスブルクで音楽を学び、その後1898年からプウォツクの大聖堂聖歌隊の指揮者となり、定期刊行物「教会の歌声」の編集者であったことが分かっています。

Huddersfield Contemporary Records
HCR-31(1CDR)
エヴァン・ジョンソン:クラリネットと声楽のための無伴奏作品集
Ground (2010) 〜コントラバスクラリネットのための
2Ruckenfiguren:i. Watris flowiden ouer myn heed(2021)〜声楽のための
Supplement(2003/2007)〜バスクラリネットのための
2Ruckenfiguren:ii. Thou seidist, drede thou not(2021)〜声楽のための
Edison Kinetoscopic Record of a Sneeze, January 7,1894(2007)〜Bb管クラリネットのための
in modo esalando(2021)〜バスクラリネットのための
A general interrupter to ongoing activity(2011)〜声楽のための
‘indolentiae ars’, a medium to be kept(2015)〜A管バセット・クラリネットのための
カール・ロスマン(クラリネット、声楽)

録音:2023年、ムジークファブリーク・スタジオ(ドイツ、ケルン)
数多くの賞を受賞し非常に活発なパフォーマンスを見せているアメリカ出身の作曲家、エヴァン・ジョンソン(1980-)のクラリネットと声楽のための無伴奏作品を集めた1枚。演奏はアンサンブル・ムジークファブリークのメンバーであるオーストラリアのクラリネット奏者・声楽家、カール・ロスマンです。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

Altus Records
ALU-0019(1CDR)
リチャード・ハーヴェイ:イースター・ソング
アイ・シー・ヒズ・ブラッド/アム・アイ・ア・ストーン?/イースター
ジェローム・クーン(指)、
エストニア・フィルハーモニック室内cho、他

録音:2019年8月7日-9日
イギリスのトラッド、プログレ・グループ「グリフォン」の創立メンバーとして活躍したマルチ・インストゥルメンタリストであり、英国アカデミー賞(BAFTA)の受賞歴を持つ映画音楽作曲家としても高名なリチャード・ハーヴェイ(1953-)の「復活祭」をテーマにした3曲の作品を収録しました。中世の大聖堂という素晴らしい音響の中で2本のヴァイオリン、チェロ、ハープの伴奏の中、26人のメンバーで美しく歌い上げます。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

BIS
BISSA-2673(1SACD)
「でも歌うのは好き…」
(1)ヴォルフ:エオリアン・ハープに寄す
(2)ブラームス:スミレに寄せて
(3)シューベルト:音楽に寄せて D.547*
(4)パリー:私の心は歌う小鳥のように
(5)バーンスタイン:あたし嫌いよ 音楽なんて
(6)フランシス=ホード:死すべき以上の何か
(7)メンデルスゾーン:歌の翼に Op.34-2
(8)マルクス:夜想曲
(9)フランク:夜想曲 FWV85
(10)シュトロール:ビリティスの12の歌より第9曲「ビリティス」、第11曲「夜」、第12曲「子守唄」
(11)パラディール:プシュケ
(12)グノー(バッハ):アヴェ・マリア
(13)プーランク:ルイ・アラゴンの2つの詩 FP122
(14)サーリアホ:瞬間の香水
(15)プリチャード:みんなが歌った【世界初録音】
(16)バーバー:聖母さまの子守唄
(17)ガーニー:眠り
(18)R.シュトラウス:明日! Op.27-4
(19)ウォーレン:世界の平和
キャロリン・サンプソン(S)、
ジョゼフ・ミドルトン(P)
(18)ジャック・リーベック(Vn)

録音:(1)(2)(4)-(19)2022年9月19〜21日ワイアストーン・コンサートホール(サフォーク)、
2020年9月21日ポットンホール(サフォーク) *
完璧なコロラトゥーラ技術と豊かにのびる輝かしい声」と評され、バロック・古典派の歌曲からオペラまで幅広いレパートリーで積極的 な演奏活動を展開しているキャロリン・サンプソン。
当アルバム「でも歌うのは好き…」ではシューベルト、メンデルスゾーン、ブラームス、R.シュトラウス、ヴォルフといったドイツ・リート、グノー、プーランク、フラ ンクといったフランス歌曲、女性作曲家リタ・シュトロール、シェリル・フランシス=ホード、カイヤ・サーリアホ、そしてデボラ・プリチャードの新作委嘱など、有名 曲からあまり知られていないものを巧みに組み合わせた内容。多彩なレパートリーを歌いこなすサンプソンならではの「歌愛」に満ちたアルバムが完成しました。
共演は名ピアニスト、ジョゼフ・ミドルトンで、サンプソンとは『シェイクスピア歌曲集』(BIS SA-2653)、『ヴォルフ:イタリア歌曲集』(BIS SA-2553)、 『女性のためのアルバム〜ロベルト&クララ・シューマンのリート集』(BIS SA-2473)、『イギリス名詩による歌曲集』(BIS SA-2413)、『狂気のなかの正気』 (BIS SA-2353)、『「私の安らぎは消え失せた」〜デュエットと独唱曲集』(BIS SA-2279)、『花にまつわる歌曲集』(BIS SA-2102)、『ヴェルレーヌの 詩による歌曲集』(BIS SA-2233)など、数多くの録音でも共演しております。 (Ki)

ATMA
ACD2-2424(1CD)
合唱の芸術 第5集「ロマン派」
ラインベルガー:夕べの祈り Op.69-3(6声)
メンデルスゾーン:モテット「主はあなたのために天使に命じ」 MWV B53(8声)
ブルックナー:モテット「正しき者の唇は知恵を語る」 WAB30(8声)/モテット「この場所は神が造り給う」 WAB23
ヴェルディ:われらの父よ(5声)Priere O Padre nostro a5voix
チャイコフスキー:ヘルヴィムの歌 Op.41-6(4声)
ブラームス:死神 WoO34-13(4声) Abendstandchen Op.42-1(6声) Darthulas Grabgesang Op.42-3(6声)
マイヤベーア:Offertoire Pater noster(4声)
グノー:モテット「Sicut cervus」 CG148(4声)
フォーレ:モテット「アヴェ・ヴェルム・コルプス」 Op.65-1(5声)
マティアス・マウテ(指)
アンサンブル・アートコラール

録音:2022年3月7-8日ケベック、ミラベル、聖オーギュスタン教会
ルネサンスから現代まで6世紀にわたる合唱の歴史をたどるユニークなプロジェクト「合唱の芸術」シリーズの第4弾。全11集を刊行予定で、順不同で発売。 今作はロマン派特集となっており、美しい和声が織り成す色彩の変化が楽しめます。 (Ki)

Challenge Classics
CC-72966(2CD)
バッハ:クリスマス・オラトリオ BWV248 イム・スンヘ(S)
ペトラ・ノスカイオヴァ(A)
ステファン・シェルペ(T)
ヤン・ファン・デア・クラッベン(Bs)
シギスヴァルト・クイケン(Vn,指)
ラ・プティット・バンド

録音:2013年12月11・13-17日ベルギー、ルーヴェン、プレディクヘーレン教会
「1パート1人」を徹底しバッハの音楽から瑞々しく鮮烈な響きを引き出したラ・プティット・バンドの名盤が再発売。低音にヴィオロンチェロ・ダ・スパッラを 用いることで機動力あるアンサンブルが生まれ、一人ずつの歌唱が軽やかにくっきりと浮かび上がります。はなやかな曲想を持つオラトリオですが、勢いに任せる のではなく、曲の細部まで磨きこむことによって無二の魅力を獲得しています。 ※同内容のCC-72394およびCC-72806は廃盤になっております。 (Ki)

Hanssler
HC-23061(1CD)
ロンベルク:『鐘の歌』 Op.25(詩:フリードリヒ・シラー) マリア・フリーゼンハウゼン(S)、レナーテ・ナベル(A)、ハイナー・ホッファー(T)、カール・リッダーブッシュ(Bs)
デュースブルク市立cho、
エッセン・フォルクヴァング室内O、
デュースブルクSOの管楽器陣、
ギド・クニューゼル(指)
1982年に録音されたギド・クニューゼル(指)エッセン・フォルクヴァング室内O演奏のアンドレーアス・ロンベルクの『鐘の歌』 がヘンスラー・レーベルから発売!ミュンスター生まれのロンベルクは父親からヴァイオリンを習い、わずか6歳で演奏会にてヴァイオリンの腕前を披露した神童。 1790年にはボンの選帝侯宮廷オーケストラに参加し、同地でベートーヴェンにも会っています。ヴァイオリニストだけではなく作曲家としても活躍し、ヴァイオリン 協奏曲やオペラ、声楽曲などを作曲しました。
フリードリヒ・シラーの最高傑作のひとつ『鐘の歌』。1788年にテューリンゲン州ルドルシュタットの鐘鋳造所を訪れてこの詩を書くインスピレーションを得たと されています。この詩に魅せられたロンベルクが美しい旋律をのせ、424節からなる全編を独唱とオーケストラのための音楽として作曲しました。低音パートの鐘 付き名人の音の描写など、非常に興味深い作品です。 (Ki)
Hanssler
HC-23064(1CD)
ヨーゼフ・ズーダー:ミサ曲「われらに平和を与えたまえ」
交響的音楽第2番*
ナタリー・コルネワ(S)、マリア・ネイラウ(A)、ヴラディーミル・モストモイ(T)、ユーリ・ドブロフスキ(Bs)
サンクトペテルブルク室内cho
ペスタロッチ・ギムナジウム・ミュンヘン児童cho、
バイエルン州立青少年O、
ヴェルナー・アンドレアス・アルベルト(指)
ズール・チューリンゲン・フィルハーモニー*
オラフ・コッホ(指)*

録音:1993年6月9&10日ヘクレスザール(ミュンヘン)、1993年12月6&7日フィルハーモニー(ズール)*
20世紀ドイツで活躍した作曲家ヨーゼフ・ズーダー(1892-1980)のミサ曲「われらに平和を与えたまえ」と交響的音楽第2番を収録したアルバム。
1911年よりミュンヘン音楽・演劇大学で学んだズーダー。交響的音楽、室内交響曲、歌劇「馬子にも衣装」、ミサ曲「われらに平和を与えたまえ」などがズーダー の代表作です。
ミサ曲「われらに平和を与えたまえ」はバッハからブルックナーまでの作曲家の作品を補完するものといえ、厳格な対位法とロマン派を彷彿させる色彩感を 持ち合わせた美しい祝祭ミサ曲です。
大規模な交響曲は作曲しなかったズーダー。1925年に室内交響曲 イ長調を作曲しこの作品で国際的な成功を収めました。その後、1941年に交響的音楽第1 番を、1963年に当アルバムに収録の交響的音楽第2番を作曲しております。この作品は20世紀に誕生した新たな形の交響曲といえ、この第2番は「モデラート -アレグロ・モルト」〜「アダージョ」〜「フィナーレ。アレグロ」の構成で当録音の演奏時間は約26分です。 (Ki)

ANIMAL MUSIC
ANI-124(1CD)
ブリテン:合唱作品3篇
(1)テ・デウム ハ長調
(2)キャロルの祭典 Op.28(ジュリアス・ハリソン編曲による混声合唱とハープ版)
(3)聖チェチーリア讃歌 Op.27
(1)ダニエラ・ヴァルトヴァー・コシノヴァー(Org)
(2)カテジナ・エングリホヴァー(Hp)
マルティヌー・ヴォイセズ、
ルカーシュ・ヴァシレク(指)

録音:(2)2023年4月29&30日、(1)2023年6月17日、(3)2023年6月18日/舞台芸術アカデミー、マルティヌーホール(プラハ)
20世紀を代表する作曲家ブリテンの3つの合唱作品「テ・デウム ハ長調」、「キャロルの祭典」、「聖チェチーリア讃歌」をルカー シュ・ヴァシレク率いるマルティヌー・ヴォイセズが、ハープのカテジナ・エングリホヴァーとオルガンのダニエラ・ヴァルトヴァー・コシノヴァーをソリストに迎えて 録音しました。
1980年生まれのルカーシュ・ヴァシレクはチェコ屈指の合唱指揮者。ヴァシレクが創設したマルティヌー・ヴォイセズは、マルティヌーの作品演奏およびその芸 術的遺産に敬意を表することを主たる目的に2010年に結成された室内合唱団。マルティヌーのマドリガーレ集(SU-4237)などをリリースしています。
テ・デウム ハ長調は1934年、ブリテンの私生活と仕事上の生活が行き詰ったときの産物。「キャロルの祭典」、「聖チェチーリア讃歌」は、1942年、ブリテン とパートナーのピーター・ピアーズ(1910-1986)が3年間をアメリカで過ごした後、アメリカからイギリスに帰国する際、大西洋横断中に書き上げました。ブリ テンの熱き合唱作品をご堪能ください。
ジャケット写真は、有名な写真家セシル・ビートン(1904-1980)によるブリテンのポートレートを使用。これは1942年に撮影されたもので、 まさに「キャロルの祭典」、「聖チェチーリア讃歌」の作曲に取り組んでいた頃です。またライナーノーツはイギリスの音楽学者ルーシー・ウォーカー博士によるベン ジャミン・ブリテンと彼の合唱作品について(英語・チェコ語)を掲載しております。 (Ki)


Treasures
TRE-290(2CDR)
ヴェルディ:レクイエム レオニー・リザネク(S)
レジーナ・レズニック(Ms)
デイヴィッド・ロイ(T)
ジョルジオ・トッツィ(Bs)
フリッツ・ライナー(指)
シカゴ・リリック・オペラO&cho

録音:1958年4月3日シカゴ、リリック・オペラ・ライヴ(モノラル)
※音源:Melodram MEL-238
◎収録時間:95:53
“ライナーのエモーショナルなアプローチが作品の核心に肉薄!”
■音源について
放送用音源。アナログ盤でのリリースは、2枚組のLPのみと思われます。ほぼ未通針のディスクからの復刻です。なお、演奏後の拍手は、余韻が台無しですので削除しています。

★ライナーの「ヴェル・レク」は、VPOとのセッション録音(1960年)がもちろん大名演には違いないですが、モノラルというハンデを考慮しても、音の凝縮度も感銘の深さもこのライヴの方が優ります。
 共に90分を超える恐ろしく入念なアプローチは共通していますが、第1曲目の冒頭から2:48までを聴き比べると、VPO盤の合唱は終始最弱音に徹しているのに対し、こちらは露骨に感情を吐露して語り掛けるので強弱の振幅も大きいですが、これこそがこの演奏全体の特徴を象徴。合唱の巧さ、造型美の強固さも早々に確信します。
 “キリエ”以降の4重唱がかなりの低速なのも共通していますが、シカゴ盤ではそのテンポ感を4人全てが体に染み込ませているので説得力が高く、その技術と安定感もVPO盤を上回ります。続く“怒りの日”はVPOよりテンポが速いだけでなく、精神も体力も完全に燃焼させるだけの土台が備わっていることがこの曲の再現には不可欠であることを再認識。“Quid sum miser”におけるソプラノは、VPO盤のL.プライスの声の魅力も捨てがたいですが、ここでのリザネクの歌唱は、感覚美を超えてより切実に胸に迫ります。“Rex tremendae”2:27以降は、VPO盤では格調が際立つのに対し、シカゴ盤は全員が芯から燃え立ち、心からの救済の叫びそのもの。“Recordare”はソプラノとメゾソプラノとの親和性が極めて高く、感銘もひとしお。“Ingemisco”は、ビョルリンクの輝かしさよりもこのロイドの精悍な歌唱に打たれる方も多いことでしょう。バスのトッツィは両盤に参加しており共に名唱ですが、ここではライナーの果敢な表現に驚かされます。“Lacrymosa”は、全曲中の白眉!気の遠くなる程の低速を貫きながら絞り出す悲しみは、冷徹なライナーのイメージからは程遠いだけに余計に胸に迫り、またこのテンポ感を完全に意味あるものに昇華しているレズニックの歌唱も、いくら称賛しても足りません。そして、5:03に訪れる奇跡的な高潔美!ここもVPO盤とテンポ感こそ瓜二つですが、内実は大違い。“Sanctus”で決して浮かれず、最後に厳格なリテヌートを見せるのはいかにもライナー流。“Agnus Dei”は、冒頭ユニゾンが一切の色彩を消し、完璧なフォルムでフレージング。ヴェルディがここをあえてユニゾンにした理由がこれほどひしひしと意味深く迫る例も稀でしょう。最後の“Libera me, Domine”は、VPO盤においては、リズムの切れが後退しているのを「風格」と呼ぶこともできますが、作品の真髄に迫り、高い説得力で迫るのは、このシカゴ盤だと強く確信する次第です。【2023年10月・湧々堂】


ICA CLASSICS
ICAC-5175(1CD)
NX-B03

NYCX-10440(1CD)
日本語解説付国内盤税込定価
モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス K.618
エクスルターテ・ユビラーテ K.165
レクイエム K.626(ミヒャエル・オストシガ補筆完成版)
マリー・リス(S)、ベス・テイラー(A)、シリル・デュボワ(T)、ハンノ・ミュラー=ブラッハマン(Bs)
ローザンヌ声楽アンサンブル
ローザンヌ室内O
ジョン・ネルソン(指)

録音:2023年2月9日 ボーリュ劇場、ローザンヌ(ライヴ)
※国内仕様盤日本語解説…大津聡
歌詞対訳…白沢達生 ほか
バロックからロマン派まで幅広いレパートリーを持ち、ベルリオーズの大作で高い評価を得ているジョン・ネルソンと、コルボとの数々の名演で知 られるローザンヌ声楽アンサンブルとのモーツァルト・ライヴ。レクイエムはドイツの作曲家ミヒャエル・オストシガによる補筆完成版を使用していま す。オストシガ版は2019年に一旦完成しラインガウ音楽祭で試演され、その後フローリアン・ヘルガートの指揮で録音もされておりますが (COVIELLO CLASSICS)、今回の録音には2022年にベーレンライターから出版された楽譜が初めて用いられました。オストシガ版はジュ スマイヤー版を底本としながら、バイヤー版などと同様ジュスマイヤーによる甘美な音の上塗りや過度に劇的な表現を排除し、モーツァルトが 残したほかの宗教作品を参考にしながら、その晩年に於いて顕著となったヘンデルとバッハの影響も考慮してオーケストレーションにも多くの修 正を加えています。また「ラクリモサ」「サンクトゥス」「ベネディクトゥス」では演奏者に稿の選択肢を与えていることも特徴的。今回ネルソンはヘ ルガート盤と違い「ラクリモサ」はアーメン・フーガ無し、「サンクトゥス」はニ長調の稿という、ジュスマイヤー版に近い選択をしています。しかしな がら特に「サンクトゥス」以降では、大仰な表現やフレーズが容赦なく削られ曲のサイズなども変わり、聴きなれた「レクイエム」とは大きく違う部 分も随所に。ネルソンはそのようなスコアを整理して曲の流れを重視した解釈を聴かせており、声楽陣を中心に演奏のクオリティも高く、さらに 見透し良い録音も相まって、たいへん美しい演奏を楽しめることも嬉しいところです。

Chateau de Versailles Spectacles
CVS-100(1CD)
不滅の栄光よ! 〜フランス革命と共和国軍の歌
メユール(1763-1817):序曲 〜歌劇「青年アンリの狩」 (1797)
門出の歌 (1794)
ベルリオーズ:王の狩と嵐 〜歌劇「トロイアの人々」 (1890)
グノー:兵士たちの合唱「不滅の栄光よ」 〜歌劇「ファウスト」 (1859)
ベルリオーズ:兵士たちと学生たちの合唱 〜劇的物語「ファウストの劫罰」 (1846)
ビゼー:序曲 〜歌劇「カルメン」 (1875)
町の子供たちの合唱「兵隊さんたちといっしょに」 〜歌劇「カルメン」
行進曲と合唱「やって来た!クアドリーリャだ!」 〜歌劇「カルメン」
グノー:スペイン風舞曲 〜歌劇「ザモラの貢ぎ物」 (1881)
ビゼー:フィナーレ(ファランドール) 〜歌劇「アルルの女」 (1872)
ロベール・プランケット(1848-1903):サンブル・エ・ミューズ連隊行進曲 (1870)
リール(ベルリオーズ編):ラ・マルセイエーズ (1830)
セバスチャン・ゲーズ(T)
マリー=ロール・ガルニエ(S)
ギャルド・レピュブリケーヌSO
フランス軍cho
ヴェルサイユ王室歌劇場cho
ラモー少年少女cho
エルヴェ・ニケ(指)

録音:2022年7月6-8日 サル・リーバーマン、オペラ・バスティーユ
メユールの「門出の歌」、ベルリオーズが編曲した「ラ・マルセイエーズ」、ブランケットの「サンブル・エ・ミューズ連隊行進曲」といった愛国歌か ら、フランス・オペラに登場する共和国軍を讃える音楽などを集めたアルバム。演奏は、日本では吹奏楽団として有名なギャルド・レピュブリ ケーヌ(共和国親衛隊)軍楽隊で、古くから弦のメンバーを加えたOとしての活動も行っておりましたが、今回はSO (Orchestre symphonique)というクレジットでの登場となっています。さらに合唱にはフランス軍合唱団も参加。指揮台にはルネサンス〜 バロック音楽のスペシャリストであり、近年はフランス近代音楽、特にオペラなどの声楽作品の解釈者としての活動で高い評価を得ているエル ヴェ・ニケが立ち、今回初共演となるギャルドから引き締まった熱いサウンドを引き出しています。現フランス軍に連なる言わば本場の団体を 中心とした演奏陣によるパフォーマンスは圧倒的な力強さ。2024年のパリ・オリンピックに向けて大いに盛り上げてくれる一枚といえそうです。

Chateau de Versailles Spectacles
CVS-107(2CD)
NX-D09
ヘンデル:オラトリオ『メサイア』HWV56 マリー・リス(S)
マルゲリータ・マリア・サーラ(C.A)
パブロ・ベムシュ(T)
アレックス・ローゼン(Bs)
カタルーニャ音楽堂室内cho
ヴェルサイユ王室歌劇場O(古楽器使用)
コンサートマスター&独奏:レオノール・デ・レーラ(Vn)
フランコ・ファジョーリ(指)

録音:2022年12月10、11、17、18日ヴェルサイユ宮殿王室礼拝堂
現代を代表するカウンターテナーの一人で、2018年の来日時にも多くの人を虜にしたフランコ・ファジョーリが、自ら当たり役を多く演じてきた 作曲家であるヘンデルの代表作に指揮者として臨んだ注目の新録音。ヴェルサイユ宮殿に集う気鋭奏者たちからなる室内オーケストラ(弦 楽編成は5/5/3/3/1、管楽器は各パート1人ずつの配置)、バルセロナの歴史ある劇場を拠点とし古楽復興に大きな功績を果たしてきた 合唱協会を母体とする室内合唱団と一体感あるアンサンブルを織り上げ、頼れる独唱陣と共に起伏に富んだドラマを鮮やかに織り上げてゆ きます。テンポ変化を活かしながらも古楽器演奏に多い鋭角的な表現をいたずらに誇示せず、ニュアンスと濃やかな色彩感を追求した解釈 が作品全体を通じてきわめて効果的で、歌詞の味わいが際立つ歌いまわしと共に、ヘンデルの音作りの粋がおのずから浮かび上がる仕上が り。Zig-Zag Territoiresで長く活躍した俊才エンジニアのフランク・ジャフレスの仕事ぶりも頼もしく、ヴェルサイユ宮殿の礼拝堂空間に響き わたる、新時代の瑞々しさに満ちた傑作の味わいを見事に収めています。

ONDINE
ODE-1435(1CD)
NX-B07
ペンデレツキ:宗教合唱作品集
1. O gloriosa virginum おお、栄光に満てる処女(2009)
2. De profundis 深き淵より(1996)
3. In pulverem mortis 死の塵の中へ(1966)
4. Song of Cherubim ケルビムの歌(1986)
5. Veni Creator 来たれ創り主なる聖霊よ(1987)
6. Miserere 憐れみ給え(1965)
7. Agnus Dei 神の子羊(1981)
8-13.Missa brevis ミサ・ブレヴィス(2012)
ラトヴィア放送cho
シグヴァルズ・クラーヴァ(指)

録音:2023年2月10日、4月17-18日、5月26日聖ジョン教会、リガ(ラトヴィア)
2023年に生誕90年を迎えたクシシュトフ・ペンデレツキ。作曲年代によって作風を変化させてきたペンデレツキですが、このアルバムに収録された宗教的作 品でも、トラック3やトラック6のような前衛的な響きをまとったものから、トラック1や8-13の「ミサ・プレヴィス」のような親しみやすく美しいものまで様々な雰囲 気を持つ曲を聴くことができます。シグヴァルズ・クラーヴァが指揮するラトヴィア放送合唱団の高度なアンサンブルは、どの作風の曲にも柔軟に対応し、曇り なき響きを紡ぎだします。とりわけ大地を揺るがすかのような、深く美しい低声は聴き手の耳をとらえることでしょう。

Passacaille
PAS-1130(1CD)
ヘンデル:主は言われた HWV232
フェッランディーニ(c.1710-1791):聖母マリアの嘆き
デボラ・カシェ(S)
レイチェル・レドモンド(S)
ソフィー・レナート(Ms)
バルト・ファン・レイン(指)
フラマン放送cho
イル・ガルデリーノ

録音:2022年5月23-25日アントワープ、Amuz
ヘンデルの『主は言われた Dixit Dominus』は作曲家22歳の時の作品。ローマ滞在中に書かれたもので、イタリア音楽からの影響がみられます。音楽はとに かく劇的で、のっけからテンション激しく合唱と独唱が乱れ飛び、器楽も大胆なまでに協奏的に盛り上がります。終曲の息もつかせぬ展開がまた強烈。フラマン放 送合唱団とイル・ガルデリーノの意欲十分、熱気にあふれた演奏が、曲の持ち味をより明快に引き出しています。
イタリアの作曲家フェッランディーニの『聖母マリアの嘆き』は一時期ヘンデルの作品として伝わっていたもの。音響的には静かめですが、きしむような音のぶつ けかたが劇性をはらみ、心をえぐります。2作を聴き比べることによって、ヘンデルがイタリア書法の旨味を巧みに消化していることがわかるでしょう。 (Ki)

C Major
76-5608(DVD)

76-5704(Bluray)
バッハ300〜ライプツィヒ・バッハ音楽祭2023
バッハ
バッハ/トーマス・W・ライニンガー:「神聖な交響曲 主に向かいて新しき歌を歌え」
ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲 ハ短調 BWV1060R
カンタータ 第10番「わが魂は主をあがめ」 BWV 10
カンタータ第115番「備えよ心 目覚め 祈れ」BWV115
無伴奏チェロ組曲第1番ト長調
ミサ曲 ロ短調 BWV232より「いと高きところには神に栄光あれ〜地に平和あれ」
バッハ/ G. H.シュテルツェル:「あなたがそばにいたら」
カンタータ第132番「道を備え、大路を備えよ」BWV132
カンタータ第78番「イエスよ、わが魂を」BWV78
ゴルトベルク変奏曲〜第1,7,10,13,16,18,21,22,26変奏
管弦楽組曲第3番〜「アリア」
管弦楽組曲第2番〜「バディネリ」
チェンバロ協奏曲第5番ヘ短調 BWV1056より第2楽章:ラルゴ
カンタータ第147番「心と口と行いと命もて」BWV 147よりコラール「主よ、人の望みの喜びよ」
ラン・ラン(P)
ダニエル・ホープ(Vn)
アルブレヒト・マイヤー(Ob)
ゾフィー・カウアー(Vc)
フランチェスカ・アスプロモンテ(S)
キャメロン・シャバジ(C.T)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO
ライプツィヒ聖トーマス教会cho
アンドレアス・ライゼ(指)

収録:2023年6月9日、旧市庁舎前マルクト広場、ライプツィヒ(ライヴ)
◆DVD
画面:NTSC16:9
音声:PCMステレオ、DTS5.1
リージョン:All
DVD9
134分
◆Bluray
画面:1080i16:9FullHD
音声:PCMステレオ、DTS-HD MA5.1
リージョン:All
BD50
134分
毎年6月に開催されているライプツィヒ・バッハ音楽祭。2023年のテーマは「BACH for Future」。1723年にバッハがトーマスカントルに就任して ちょうど300年という記念の年でありました。また、ヨーロッパ以外の団体として初めて日本からバッハ・コレギウム・ジャパンがフィナーレを飾る聖トーマス教 会での「ロ短調ミサ曲」の公演を行うなど、注目の話題とともに盛大に開催されました。中でも6月9日に旧市庁舎前マルクト広場の野外会場で行われたコンサー トは音楽祭のハイライトとも言えるでしょう。その映像がブルーレイとDVDでリリースされます。 現カントルのアンドレアス・ライゼ指揮 トーマス教会合唱団&ライプツィヒ・ゲヴァントハウスOらの演奏に加え、ラン・ラン(P)、ダニエル・ホープ(ヴァ イオリン)アルブレヒト・マイヤー(Ob)、ゾフィー・カウアー(Vc)、フランチェスカ・アスプロモンテ(S)、キャメロン・シャバジ(C.T) という豪華出演陣により、バッハの有名作品が次々と演奏されるという何とも贅沢な一夜となりました。 (Ki)m

EVIDENCE
EVCD-100(1CD)
ある朝に
カプレ:同声三部によるミサ
オリヴィエ・カスパル:恋愛唄(全5曲)
ショーソン:シェイクスピアの歌Op.28〜弔いの歌(「から騒ぎ」より)
カロリーヌ・マルソ:子羊
プーランク:ロコマドゥールの黒衣の聖母へのリタニア
ギュメット・ダボヴァル(指)
アンサンブル・エスキース
ファニー・クソー(Org)、
マリー・ド・ゲルン(Hp)
マノン・スシャール(Hrn)

録音:2022年11月/ランタン教会(リヨン)
アンサンブル・エスキースは女声のみのアンサンブル。指揮のギュメット・ダボヴァルにより丹念に磨かれたピュアな響きで知られます。
彼女たちのデビュー・アルバム「ある朝に」はカプレの「同声三部によるミサ」やプーランクの「ロコマドゥールの黒衣の聖母へのリタニア」のような神聖なもの からオリヴィエ・カスパルの「恋愛唄」のような官能的なもの、ショーソンの「弔いの歌」のような悲劇的なものまで多岐にわたります。いずれも正確な歌唱と劇的 インスピレーションの見事な統一を見せ引き込まれます。

King International
KKC-109(1CD)
税込定価
Hallelujah
(1)Caruso 作詞&作曲:Lucio Dalla
(2)Tears in Heaven 作詞&作曲:Eric Clapton, Will Jennings
(3)First Love 作詞&作曲:宇多田ヒカル
(4)赤いスイートピー 作詞:松本隆 / 作曲: 呉田軽穂
(5)夜空ノムコウ 作詞:スガシカオ / 作曲: 川村結花
(6)レイニーブルー 作詞:大木誠 / 作曲:徳永英明
(7)Honesty 作詞&作曲:Billy Joel
(8)Your Song 作詞:Bernie Taupin / 作曲: Elton John
(9)糸 作詞&作曲:中島みゆき
(10)Bridge over Troubled Water 作詞&作曲: Paul Frederic Simon
(11)Let It Be 作詞&作曲:Paul McCartney
(12)Hallelujah 作詞&作曲:Leonard Cohen
隠岐速人(T)、木村裕平(P)
阿部拓也(パーカッション)(1)(9)(10)を除く

録音:2023年8月16日キング関口台スタジオ(第2スタジオ)
当代最も注目すべき実力派テノール隠岐速人が時代を彩ったポップスの名曲の数々を熱唱!名テノール歌手エンリコ・カルーソーが描かれた“Caruso”から始 まるこのアルバムは、大切な人への愛を歌う歌を集め、「夜空ノムコウ」「レイニーブルー」「糸」など日本の歌謡曲5作に、「Your Song」「Let It Be」「Hallelujah」 など洋楽7作を交えた全12曲を収録。表現豊かな歌声が魅力の隠岐が言語の違いを超え、愛に満ちた歌唱を聴かせてくれます。オペラユニット“カントキュー ブ”のメンバーとしても幅広いレパートリーを歌う隠岐の歌声に感動せずにはいられません。 (Ki)

CLAVES
50-3088(1CD)
クララ・バリー、バルトークを歌う
(1)バルトーク:私の可愛い女の子
(2)バルトーク:私が外に出かけると
(3)バルトーク:女たちよ、女たちよ
(4)バルトーク:独房にて
(5)コダーイ:鷹のような青春
(6)バルトーク:速い踊り*
(7)バルトーク:仕事をしなければ
(8)バルトーク:あなたの知恵で
(9)バルトーク:独身最後のダンス
(10)ユータンミューラの歌(スウェーデン民謡)
(11)ああ、美しいヴェルムランドよ(スウェーデン民謡)
※すべてクララ・バリーによる編曲
クララ・バリー(ヴォーカル)、
エミル・シュパーニ(P)、
マーチャーシュ・スザンダイ(Cb)
エクトル・レナ = スクロール(Tp)*

録音:2022年6月ムードン・スタジオ(パリ)
スウェーデン系アメリカ=フランス人のクララ・バリーがハンガリーの大作曲家バルトークの歌曲を録音!バリーはヴァイオリンと作曲をパリの地方音楽院で学び、 ローザンヌ高等音楽院で声楽の修士号を取得しているマルチな才能の持ち主。
当録音ではジャズ・ミュージシャンと共演。ハンガリーを代表する名ピアニスト、エミル・シュパーニ、コントラバス奏者マーチャーシュ・スザンダイとともにジャズ の雰囲気たっぷりにアレンジ。全作品バリーによる編曲です。最後2曲では母が子供の頃に歌ってくれたスウェーデン民謡をアレンジ。自身のルーツを大切にする バリー、渾身のアルバムが完成しました! (Ki)
CLAVES
50-3085(1CD)
フリッツ・シュトゥージ(1874-1923):声楽曲集
(1)オラトリオ「死と復活」
(2)詩篇第28番〜アルト、テノール、バス、オルガンと合唱のための
(3)「どこへ 行く」
(4)2つのモテット
(5)「平和と喜びのうちに我は逝かん」
(6)「夕刻」〜ソプラノ、オルガンと合唱のための
(7)「新年を迎えて」〜アルト、オルガンと合唱のための

※アカペラ=(4)(5)(6)
ハンナ・モリソン(S)、
インゲボルク・ダンツ(A)、
ファビオ・トリュンピー(T)、
クレシミル・ストラジャナッツ(Bs)、
ヨハンナ・ゾラー(Org)
チューリッヒ・ジング・アカデミー、
チューリッヒ・カンマーフィルハーモニー、
フローリアン・ヘルガート(指)

録音:(1)2019年5月ヴィンタートゥール市教会&フランス教会、ベルン(ライヴ)、(2)-(7)昇天教会、ミュンヘン(セッション)
知られざる作品の録音を積極的に進めているスイスclavesレーベルからフリッツ・シュトゥージ(1874-1923)の声楽曲をリリース!全曲世界初録音です。
シュトゥージはチューリッヒ音楽学校で学んだピアニスト、オルガニスト、作曲家。その後、ベルリンの王立音楽院で研鑽を積み、対位法をラインホルト・ズッコに、 作曲をブルッフにそれぞれ師事。スイスに戻ったシュトゥージはヴェーデンスヴィルの様々な合唱団の指揮者として活躍。1898年には同地に居を構え、 オルガニスト、合唱(指)作曲家としてチューリッヒ全域で活躍しました。しかし多忙を極め健康を害し、1923年3月14日、50歳を目前にこの世を去りました。
生涯、6曲の管弦楽曲、2曲のオラトリオ、様々なカンタータ、モテット、歌曲を含む約130曲を作曲。手稿譜は作曲家の息子フリッツ・シュトゥージ教授(父と 同名)によって1979年まで個人所蔵していましたが、シュトゥージの孫であるハンス・カスパー・シュルテス博士がチューリッヒ中央図書館に寄贈しています。
当アルバムにはオラトリオ、モテットなど声楽を伴う作品を収録。バロック時代と師ブルッフを思わせる美しい旋律が融合した実に魅力的な作品です。
演奏はフライブルク・バロック・オーケストラとの「第九」(パブロ・エラス=カサド指揮)(KKC-6234 / HMM-902431)、「魔弾の射手」(ルネ・ヤーコ プス指揮)(KKC-6532/ HMM-902700)、「フィデリオ」(ルネ・ヤーコプス指揮)(KKC-6133 / HMM-932414)など数多くの録音でも知られるチュー リッヒ・ジング・アカデミー。同団は2011年創設。スイスを中心に活動しながらドイツ、イタリア、イスラエル、オランダ、レバノン、台湾、中国など各国でも演奏。 多くの音楽祭にも出演し、BBCプロムス出演で世界的に知られる合唱団です。 (Ki)
CLAVES
50-3089(1CD)
フリードリヒ・テオドール・フレーリヒ(1803-1836):歌曲集
(1)メイエリに捧げる歌
(2)孤独の至福
(3)ヒュペーリオンの運命の歌
(4)故郷に帰る
(5)彼女の故郷の回廊
ラファエル・ヘーン(T)
シン・ファン(フォルテピアノ/ドーナット・シェフストス・ヴァルタース・スティーフゾーン(1804-11年製作))

録音:2022年2月/ヴァルデンブルク・トーンスタジオ(スイス)
フリードリヒ・テオドール・フレーリヒ(1803-1836)の歌曲集。10代の頃から作曲家としての才能を発揮していたフレーリヒ。1822年にバーゼルで法律を 学ぶも、その後は音楽の道に進み、ベルリンでカール・フリードリヒ・ツェルター(1758-1832)、ベルンハルト・クライン(1793-1832)、ルートヴィヒ・ベル ガー(1777-1839)に作曲を師事しました。その間、若きフェリックス・メンデルスゾーンとも知り合っています。
20代で数多くの歌曲、合唱曲、弦楽四重奏曲、交響曲などを作曲。同時期、多くの歌曲集がドイツで出版されています。それでもベルリンで生計を立てることは できず、1830年にスイスに戻りました。その後は音楽学校で教師として働く傍ら、合唱団とアマチュア・オーケストラを指揮者として活躍。しかし経済的な不安に 加え、結婚生活の破綻や自国での評価の低さに自暴自棄になり、1836年10月、アーレ川で入水自殺しております。
当アルバムではテノールのラファエル・ヘーンが鍵盤奏者シン・ファンとの共演でフレーリヒの歌曲を収録。全曲世界初録音です。ヘーンはチューリヒ音楽大学で 声楽の修士号を取得後、ハーグ王立音楽院で古楽の修士号を取得。ソリストとしてヨーロッパとアメリカで活躍し、トン・コープマン、フランス・ブリュッヘン、ハワー ド・グリフィスなどの著名な指揮者、NDR合唱団、オランダ・バッハ協会、RIAS室内合唱団などと共演している若手期待の星。CDではバッハ財団Oのカ ンタータ集のソロをつとめるなど多くの録音に参加しております。 (Ki)

NEOS
NEOS-1200910(2CD)
モーリッツ・エッゲルト(b.1965):宇宙空間の深淵 フットボール・オラトリオ ドイツ国立学術財団音楽アカデミーO&cho、
モーリッツ・エッゲルト(指)

録音(ライヴ):2019年8月25日、フィルハーモニー・イン・ガスタイク(ミュンヘン)
※世界初録音
世界有数のサッカー大国であるドイツから生まれた、サッカーの試合を壮大なオラトリオで表現するという前代未聞の作品。「前半」と「後半+アディショナル・タイム」の2部構成になっており、審判のホイッスルや熱狂するサポーターの歓声、応援チャント、アナウンサーによる実況などが取り入れられたり、サッカーの応援でよく用いられる旋律が引用されるなど意欲的で創意工夫に満ちた壮大な作品になっています。2019年にミュンヘンのガスタイクで行われた世界初演のライヴ録音。

RUBICON
RCD-1086(1CD)
シューベルト:美しき水車小屋の娘(アンサンブル伴奏版) トーマス・ガスリー(アレンジ&ヴォイス)、バロックソリステーネ〔ビャッテ・アイケ(ディレクター&ヴァイオリン)、ミロシュ・ヴァレント(Vn)、ペール・ブーレ(Va)、ユディト=マリア・ブロムスターベリ(Vc)、ユハンネス・ルンドベリ(Cb)、ルーナル・シェルスベリ(G)、フレードリク・ボック(G)〕
2005年にノルウェーで結成されたピリオド・アンサンブル、バロックソリステーネと芸術監督ビャッテ・アイケは、17世紀ロンドンの酒場の音楽を再現した「ジ・エールハウス・セッションズ」(PRCD1017/RCD1017)というプログラムで大きな話題となり、続編となる「ザ・プレイハウス・セッションズ」(PRCD1096/RCD1096)でも大成功を収めました。彼らが「ジ・エールハウス・セッションズ」と共に各地で演奏してきたもう1つの特別プロクラム、「美しき水車小屋の娘」も遂にCDリリース!
シューベルトの「美しき水車小屋の娘」は、ミュラーの詩に曲を付けた連作歌曲集で、「冬の旅」、「白鳥の歌」と合わせて「シューベルト3大歌曲集」とも称される傑作ですが、ディレクター、アレンジャー、シンガーであるトーマス・ガスリーが、この人気作をこれまでに聴いたことのないようなヴァージョンに編曲して披露。
ヨーク大学の博士課程でシューベルトのリートの装飾について研究していたガスリーは、シューベルトは歌手たちが自ら装飾を施し、アレンジしてもらうことを期待していたという考え等に興味を持ち、この特別な「美しき水車小屋の娘」のプロジェクトに結びついています。大勢の観客が入った洗練された文化的な会場で、白いネクタイと燕尾服で大きなグランドピアノの前に立って歌うのではなく、親密な社交の場で、参加者が各々楽器を持参し、リラックスして、(しばしば)アルコールも入った状態で、気取らずに友情や物語を歌うようなシューベルト歌曲を、コントラバス入りの弦楽五重奏と2本のギターという編成で実現しています。

Audax Records
ADX-11209(1CD)
ア・ドゥ・ヴォワ(2声で)
ヴィドール:2つの二重唱 Op.52、2つの二重唱 Op.40、2つの二重唱 Op.30
エミール・パラディール(1844-1926):水のほとりで
ドリーブ:3羽の鳥
シャルロット・ドヴェリア(1856-1885):蝶々*
ポーリーヌ・ヴィアルド(1821-1910):夢想
シャミナード
(1857-1944):星のデュオ*
ポール・ピュジェ(1848-1917):海辺で*、
 アンダルシアの歌*
ショーソン
(1855-1899):2つの二重唱 Op.11
フォーレ
:2つの二重唱 Op.10
フランク:ロルモンの踊り
マスネ:2つの二重唱 Op.2
グノー:そよ風の歌/ラロ:踊りましょう!*
アドリアーナ・ゴンサレス(S)、
マリーナ・ヴィオッティ(Ms)、
イニャキ・エンシーナ・オヨン(P)

録音:2022年11月19日-22日、マーラー・オーディトリアム(トブラッハ、イタリア)
*=世界初録音
新時代を牽引するバロック・ヴァイオリニスト、ヨハネス・プラムゾーラーの自主レーベルAudax Recordsの新録音。国際的なオペラ・シーンで今日もっともエキサイティングな注目を浴びるアーティスト2人が、非常に個人的なプログラムのために集まりました。
Audax Recordsがキャリアの当初からフォローしているアドリアーナ・ゴンサレスは、2019年にプラシド・ドミンゴが主宰する若手歌手のための権威あるオペラ・コンクール「オペラリア(Operalia)」で第1位を受賞したグアテマラ出身の注目ソプラノ。ゴンサレスとバスク出身のピアニスト、イニャキ・エンシーナ・オヨンは、ファースト・アルバム(ADX13722)で「ロベール・デュソーとエレーヌ・コヴァッティ」という知られざるレパートリーを発掘し、セカンド・アルバム(ADX13784)では、アルベニスのすべての歌曲を録音するという快挙を達成。続くサード・アルバムでは、イニャキ・エンシーナ・オヨンが考案したプログラムに、スイスのメゾ・ソプラノ歌手マリーナ・ヴィオッティを招聘。6曲の世界初録音作品を含む、様々な作曲家によるフランス歌曲の色とりどりな二重唱が集められています。

Etcetra
KTC-1704(1CD)
バッハ:カンタータ集
されど同じ安息日の夕べに BWV.42より「シンフォニア」
われは喜びて十字架を負わん BWV.56
われ、満ち足れり BWV.82
マタイ受難曲 BWV.244より レチタティーヴォ「涼しきこの夕べ」、
 アリア「私の心よ、おのれを潔めよ」、
 アリア「私のイエスを返してくれ」
クリストフ・プレガルディエン(Br)、
ル・コンセール・ロラン、
シュテファン・シュルツ(指)

ライヴ録音
歌手のクリストフ・プレガルディエンは1956年にドイツで生まれ、1978年ベルリンで開かれたドイツ放送音楽コンクールで優勝しました。特にリート歌手として屈指の人気を誇り世界中の歌劇場で活躍しています。来日公演も度々行い、日本での人気も絶大です。
2000年に結成されたフランスの古楽アンサンブル、ル・コンセール・ロランは、チェンバロ奏者のアンヌ・カトリーヌ・ブッチャーとチェロ奏者のシュテファン・シュルツの2人の芸術監督に率いられ、国際的なバロック・シーンで活躍しており、コンサートマスターはGlossa等のソロ・レコーディングでも人気を博しているスイスのバロック・ヴァイオリニスト、ライラ・シャイエークが務めています。


Danacord
DACOCD-952(1CD)
こだま〜シュルス:アカペラ合唱のための作品全集 第2集
スヴェン・シモン・シュルス(1913-1998):小さな春の歌
4つのイギリスの歌
アカペラ合唱のための8つの歌
4つのアイスランドの歌/なんじ良き大地よ
オーフス大学cho、
ヨーナス・ラスムセン(指)
作曲家のスヴェン・シモン・シュルスは、20世紀デンマークの音楽に足跡を残したひとりです。オーフス大学合唱団とヨーナス・ラスムセンはシュルスのアカペラ合唱作品を5枚のディスクに録音するプロジェクトを立ち上げました。その第2集となる今回のアルバムには、デンマークへの春の到来を歌う「小さな春の歌」、ハンス・ハートヴィ・セードーフ=ペーザセンがデンマーク語の詩にした「4つのイギリスの歌」、デンマークの人々が広く親しみをこめて歌う〈デンマークは香しく〉の収められた「アカペラ合唱のための8つの歌」、マティーアス・ヨハンネセンのデンマーク語の詩による「4つのアイスランドの歌」、大地と家畜と作物に感謝する農夫の朝の歌「なんじ良き大地よ」が収録されています。
1985年に創設されたオーフス大学合唱団は、20人から35人のメンバーで構成され、オーフス大学とオーフス王立音楽アカデミー(ユラン音楽院)の音楽的環境の下、アマチュア合唱団としてプロ活動を続けています。
1992年生まれの指揮者ヨーナス・ラスムセンは、王立ストックホルム音楽大学でフレードリク・マルムベリとマッツ・ニルソンの下で学び、学士号を得て卒業しました。スティーヴン・レイトンとティム・ブラウンに学んだケンブリッジ大学の優等修士号を取得、オーフス王立音楽アカデミーでカーステン・サイアー=ハンセンとセーアン・K・ハンセンに学び、ソリスト・クラスを修了し、現在はオーフス大学合唱団の指揮者を務めています。

Signum Classics
SIGCD-762(1CD)
ザ・クリスマス・アルバム
伝承曲:久しく待ちにし主よとく来たりて、愛しい男の子、ある晴れた4月、ア・ナイト・オヴ・ウォッチング
オルランド・ディ・ラッソ:喜びもて響かせよ
セシリア・マクダウアル:トリニティ・トリプティク
ゲレーロ:幸いなる神の母
伝承曲:喜ぼう
トム・ピーターソン:静かな部屋
伝承曲:ウェクスフォード・キャロル
ホルスト:木枯らし寒く吹きすさび
スタンフォード・スクリヴェン:イエス・キリスト, リンゴの木
アリエル・ラミレス:巡礼
フェリックス・バーナード:ウィンター・ワンダーランド
ルロイ・アンダーソン:そりすべり
メル・トーメ:ザ・クリスマス・ソング
ジェームス・ロード・ピアポント:ジングル・ベル
グルーバー
:きよしこの夜
クリストファー・ガビタス(指)、
フェニックス・コラール

録音:2023年1月14日-16日(アリゾナ、アメリカ)
キングズ・シンガーズのメンバーであったクリストファー・ガビタス率いるフェニックス・コラールによるSignumレーベル第1弾は、クリスマス・ソング集です。イギリスの音楽家、そして弁護士でもあるクリストファー・ガビタスは、ロチェスター大聖堂の少年聖歌隊員、ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジのコーラル・スコラー、オックスフォード・クライスト・チャーチ大聖堂のレイ・クラークなどの聖歌隊、そしてイギリスの多くの主要な合唱団(ポリフォニー、ケンブリッジ・シンガーズ、キングズ・コンソート、イングリッシュ・コンサート等)のメンバーとして歌い、2004年から2018年にかけてキングズ・シンガーズのメンバーとして世界中のツアーと40以上のアルバムのレコーディングに参加してきました。2019年からはアリゾナを拠点とするプロ合唱団フェニックス・コラールの芸術監督とレッドランズ大学(カリフォルニア)のアーティスト・プロフェッサーに就任。バリトン歌手として長年歌ってきたガビタスが指揮者としてレコーディングする初めてのアルバムとなります。
8年間の休止期間を経てレコーディングに復帰したフェニックス・コラールのクリスマス・アルバムは、合唱団がメキシコとの国境の州にあることからアメリカとヒスパニックのクリスマス作品を集めたユニークなプログラムとなりました。スペインのビリャンシーコやカタルーニャ民謡からの編曲やラッソ(ラッスス)のモテット、そして「そりすべり」、「ジングル・ベル」、「ザ・クリスマス・ソング」、「ウィンター・ワンダーランド」などといった誰もが知る人気クリスマス・ナンバーまでを新しいアレンジで収録。「きよしこの夜」は原詩のドイツ語(Stille Nacht)でもよく知られた英語歌詞(Silent night)でもなく、スペイン語版(Noche de paz)で歌われています。
唯一アメリカ&ヒスパニック以外のプログラムであるセシリア・マクダウアルの「トリニティ・トリプティク」は、フェニックス・コラールの本拠地であるトリニティ大聖堂の100周年を記念して委嘱された作品です。

Forgotten Records
fr-1908(1CDR)
バッハ:カンタータ集
第211番「おしゃべりはやめて」(コーヒー・カンタータ)」 BWV.211*
第203番「裏切り者なる愛よ」 BWV.203#
フリーデリケ・ザイラー(S)*
ヨハネス・ファイヤアーベント(T)*
ブルーノ・ミュラー(Br)
ヘルムート・ライマン(Vc)*
カール・フリードリヒ・メス(Fl)*
ロルフ・ラインハルト(指)
シュトゥットガルト・プロ・ムジカO(*/#)

録音:1954年* 、1954年5月#
※音源:Vox PL8980

ALPHA
ALPHA-740(1CD)
ENIGMA 〜エニグマ
アンドレアス・ツィアルタス(1986-):Lamento Turco トルコの嘆き
ラフマニノフ:ヴォカリーズ Op. 34No.14
ラフマニノフ:おーい! Op.38No.6
シューベルト:岩の上の羊飼い Op. 129D965
メシアン:惑星の周期運動 〜ハラウィ(No. 6)
即興 エニグマ 〜ダニエル・アルカディ・ゲルツェンベルクの詩による
ヴォルフ:エオリアン・ハープに寄せて 〜メーリケ歌曲集(No.11)
ラヴェル:乳香を集める女たちの歌 〜5つのギリシャ民謡(No.4)
シューベルト:夜曲 Op.36No.2D672
メシアン:階段は太陽の姿を繰り返し語る 〜ハラウィ(No. 9)
イェルク・ヴィトマン(1973-):スフィンクスの言葉と謎のカノン
サラ・アリスティドゥ(S)
ダニエル・アルカディ・ゲルツェンベルク(P/作詩)
イェルク・ヴィトマン(クラリネット/作曲)

録音:2022年6月22-25日 テルデックス・スタジオ、ベルリン
キプロス島に生まれ、現在はフランスを中心に活躍するサラ・アリスティドゥ。持ち前の驚異的なテクニックで様々な現代作品を全身で表現す るほか、バロックからロマン派までの作品を豊かな表現で歌い上げる柔軟性を併せ持つ彼女は、同時代のアーティストたちから既に多くの信 頼を得ており、今やヨーロッパ中のホールや歌劇場から声が掛かる存在です。ファースト・アルバムにはその才能を高く評価するダニエル・バレ ンボイムやエマニュエル・パユの参加がありましたが、今回は前回も新曲を提供したイェルク・ヴィトマンがクラリネットでも参加するという豪華 さ。冒頭を飾るギリシャ出身のツィアルタスの作品を始めとした現代作品で炸裂する超絶技巧がまず聴きどころですが、ラフマニノフやシューベ ルトで聴かせる声色や歌いまわしにも異能ぶりが発揮されて聴きごたえ十分。新しい時代を感じさせる素晴らしい表現力をぜひご体験くださ い。

VOX
VOXNX-3027CD(1CD)
NX-B03
クリスマス・コンサート・ウィズ・ロバート・ショウ
伝承曲:久しく待ちにし
伝承曲:So Blest a Sight
伝承曲:Dormi, Jesu! Mater ridet
伝承曲:一輪のばらが咲いて
伝承曲:コヴェントリー・キャロル
バッハ:クリスマス・オラトリオ BWV248- 「射し出でよ、おお美しき朝の光よ」
バッハ:クリスマス・オラトリオ BWV248- 第4部 コラール「イエスわが始まりを正し」
バッハ:ミサ曲 ロ短調 BWV232- われらに平和を与えたまえ
ベルリオーズ:オラトリオ『キリストの幼時」 Op.25- 第2部 エジプトへの逃避「羊飼いたちへの別れ」
ジョン・フランシス・ウェイド(1711-1786):神の御子は今宵しも
ヴィヴァルディ:グローリア ニ長調 RV589より
 いと高きところには神に栄光
 地には平和あれ
バッハ:クリスマス・オラトリオ BWV248 - 第2部 このあたりに羊飼いおりて
ビゼー:アルルの女 組曲第2番- 第4曲 ファランドール
ブラームス:一輪のばらが咲いて
メノッティ:歌劇「アマールと夜の訪問者」- 行進曲と羊飼いのダンス
レスピーギ:ボッティチェッリの三連画 P.151- 第2曲 東方三博士の礼拝
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 ヘ短調「冬」 RV297
ヘンデル:オラトリオ『メサイア』 - ハレルヤ
ルイーズ・ザイデル(S)
アトランタ交響cho
アトランタSO
ロバート・ショウ(指)

録音:1975年12月ジョージア州、アトランタ(USA)
1976年 LP初リリース
アメリカにおける「合唱の神様」と言えばロバート・ショウで衆目の一致するところ。その長いキャリアの中でクリスマス・アルバムを何枚もリリースしていますが、こ ちらは初出時にクワドラフォニックのLP2枚組QTV-S 34647/48としてリリースされた音源を1枚のCDに収めたもの。ブックレットには初出時のジャケット写 真がカラーで掲載されています。 オーケストラと合唱全体で醸し出すハーモニー感、ソロの自然な定位など、エリート・レコーディングズの音作りが活きるレパートリーです。尚、今回のCD化に 際して曲順の変更が行われています

Arte Verum
ARV-016(1CD)
ベルリオーズ:抒情的情景「エルミニー」 H29
「夏の夜」 Op.7H81
抒情的情景「クレオパトラ」 H36
バーバラ・ヘンドリックス(S)
ポリ・シンフォニエッタ
ヤン・セーデルブルム(指)

録音:2016年4月5、6、8、9日プロムナード・ホール、ポリ、フィンランド
その50年に渡るキャリアの中でフランス歌曲はたいへん大きな位置を占めていたと語るバーバラ・ヘンド リックス。中でも「夏の夜」は重要なレパートリーの一つでしたが、今回初登場となる「エルミニー」「クレオ パトラ(の死)」を含むベルリオーズ・アルバムが登場しました。25歳のベルリオーズがローマ賞へ応募し惜 しくも2位となった「エルミニー」には、後に「幻想交響曲」の固定楽想へと転用される主題が聴かれま す。師のジェニー・トゥーレルへのオマージュであるというこのアルバムで、ヘンドリックスはメゾを思わせる豊 かな中低音域と張りのある高音で奥行きのある歌声を聴かせています。


Linn
CKD-724(1CD)
A Winged Woman 〜現代英国の合唱作品
エレクトラ・ペリヴォラーリス(1996-):翼をもつ女性*
オリヴァー・ターニー(1984-):神の御母への祈り*
アンナ・センプル(1997-):夜明けのように輝く者は*
レベッカ・クラーク:アヴェ・マリア
ベン・ロワース(1992-):めでたし、海の星*
クロエ・ニブス(1992-):彼女たちがまさに女性であることを知るだろう*
ジェイムズ・マクミラン(1959-):聖母マリアへの讃歌
ハワード・スケンプトン(1947-):めでたし、いと聖なる処女よ
フィリップ・クック(1980-):聖母マリアのカンティクム*
ダニ・ハワード(1993-):解き放たれて*
マリアン・コンソート
ローリー・マクリーリー(指)

録音:2022年11月15-17日 オール・ハローズ教会、ゴスペル・オーク、ロンドン
*…世界初録音
ルネサンス期ポルトガルのアフリカ系作曲家ヴィセンテ・ルシターノ作品集が好評を博したマリアン・コンソート、続くアルバムは現代英国の作 品集。多くは彼らのために書かれた作品で、女性の創造性や精神性を象徴するA Winged Womanをアルバム・タイトルとし、収録曲の 半数は女性作曲家によるものとなっています。精緻なアンサンブルで神秘的な合唱世界を堪能する一枚。

Phi
LPH-042(11CD)
NX-G04
フィリップ・ヘレヴェッヘ Phi宗教音楽録音集



【CD1&2】
バッハ:ミサ曲 ロ短調 BWV232

【CD3&4】
ハイドン:オラトリオ 『天地創造』 Hob.XXI:2

【CD5&6】
ハイドン:オラトリオ 『四季』 Hob.XXI:3

【CD7】
ベートーヴェン:荘厳ミサ曲 (ミサ・ソレムニス) Op.123

【CD8】
ドヴォルザーク(1841〜1904): スターバト・マーテル Op.58

【CD9&10】
ドヴォルザーク:レクイエム Op.89

【CD11】
ブルックナー:ミサ曲 第2番ホ短調 WAB27(第2版)
ブルックナー:テ・デウム WAB45*
【CD1&2】
ドロテー・ミールズ、ハナ・ブラジコヴァー(S)、ダミアン・ギヨン(アルト=カウンターテナー)、トーマス・ホッブス(T)、ペーター・コーイ(Bs)、コレギウム・ヴォカーレ・ヘント(声楽&古楽器アンサンブル)
録音:2011年5月14-17日イエス・キリスト教会、ベルリン
【CD3&4】
大天使ガブリエル、エヴァ…クリスティナ・ランツハマー(S)、大天使ウリエル…マクシミリアン・シュミット(T)、大天使ラファエル、アダム…ルドルフ・ローゼン(Bs)、コレギウム・ヴォカーレ・ヘント(合唱)、シャンゼリゼO(古楽器使用)
録音:2014年3月24-26日 フラジェ第4スタジオ、ブリュッセル、ベルギー
【CD5&6】
ハンネ…クリスティナ・ランツハマー(S)、ルーカス…マクシミリアン・シュミット(T)、ジーモン…フローリアン・ベッシュ(Bs)、コレギウム・ヴォカーレ・ヘント(合唱)、シャンゼリゼO(古楽器使用)
録音:2013年4月10-13日 ザール・インスブルック、インスブルック、オーストリア
【CD7】
マルリス・ペーターゼン(S)、ゲルヒルト・ロンベルガー(Ms)、ベンジャミン・ヒューレット(T)、デイヴィッド・ウィルソン=ジョンソン(Br)、コレギウム・ヴォカーレ・ヘント(合唱)、シャンゼリゼO(古楽器使用)、コンサートマスター: アレッサンドロ・モッチア(Vn)
録音:2011年11月16-19日 コンセルトヘボウ、ブリュッヘ、ベルギー
【CD8】
イルセ・エーレンス(S)、ミヒャエラ・ゼリンガー(Ms)、マクシミリアン・シュミット(T)、フローリアン・ベッシュ(Bs)、コレギウム・ヴォカーレ・ヘント(合唱)、ベルギー王立フランダースPO(現アントワープSO)
録音:2012年4月21-24日デ・シンヘル、アントウェルペン、ベルギー
【CD9&10】
イルセ・エーレンス(S)、ベルナルダ・フィンク(A)、マクシミリアン・シュミット(T)、ネイサン・バーグ(Bs)、コレギウム・ヴォカーレ・ヘント(合唱)、ベルギー王立フランダースPO(現アントワープSO)
録音:2014年4月28-30日 デ・シンヘル、アントウェルペン、ベルギー
【CD11】
ハンナ=エリーザベト・ミュラー、アン・ハレンベルイ(S)、マクシミリアン・シュミット(T)、タレク・ナズミ(Bs)、コレギウム・ヴォカーレ・ヘント(合唱)
シャンゼリゼO(古楽器使用)
録音:2019年9月20-22日 フィルハーモニー、エッセン、ドイツ、2012年8月22-24日 KKLルツェルン、スイス*
それぞれの作曲家が生きた当時の楽器と演奏習慣を再現し、作品の本質を問う古楽器演奏の世界で早くから活躍してきたベルギーの指 揮者、フィリップ・ヘレヴェッヘ。合唱指揮への圧倒的な適性はその天才的かつ厳密な和声感覚によるもので、彼の審美眼に適った古楽器 奏者・歌手たちと作り上げる作品解釈は全て、オーケストラが加わる場合でも驚くほどの一体感と圧倒的な求心力に貫かれています。それ は19世紀以降の作品を演奏する場合でも、またモダン楽器を使う一般的なオーケストラとの共演でも変わることのない、ヘレヴェッヘならで はの境地と言えます。 その音楽性が最も端的に効果をあらわすのは、ルネサンスから現代に至る教会音楽の数々を演奏する時と言ってよいでしょう。不朽の名盤 を数多く世に送り出してきたバッハの最後の大作声楽曲『ミサ曲 ロ短調』から、ハイドン晩年の大作オラトリオ2曲、ベートーヴェンやドヴォル ザークを経てブルックナーに至るまで、他に類をみない充実した解釈の数々がまとめて、お求めやすいBOX仕様で再登場。11枚に及ぶCD を通じ、古楽の枠にとらわれない一貫した解釈姿勢がもたらす至芸をじっくりお楽しみください。

SOMM
ARIADNE-5023(1CD)
NX-B04
シューベルト:歌曲集『冬の旅』 ジョン・キャロル・ケース(Br)
レイモンド・カルクラフト(P)

録音:1973年5月9日
※初CD化
イギリスのバリトン歌手ジョン・キャロル・ケース(1923-2012)の生誕100年を記念したアルバム。 ソールズベリーで生まれ、ケンブリッジのキングス・カレッジの奨学金を獲得したケースは、優れたバリトン 歌手として1950年代半ばからさまざまな音楽祭に出演、合唱を伴う作品やフィンジをはじめとした英 国歌曲、サリヴァンのオペラなどを歌いました。とりわけクレンペラーが指揮したバッハの「マタイ受難 曲」での歌唱は現在でも高く評価されています。この『冬の旅』は1973年に録音されましたが、これまで 公開されることはありませんでした。今回、オスカー・トーレス、ポール・ベイリー、アンドルー・キーナーのマ スタリングによって、ケースの美声があますことなく再現されています。

Capriccio
C-5512(1CD)
NX-B07
レーガー:希望に Op.124(1912)- メゾ・ソプラノと管弦楽のための
 2つの歌曲 - 世捨て人 Op.144a(1912)- バリトン、合唱と管弦楽のための
 2つの歌曲- レクイエム Op.144b(1915)- メゾ・ソプラノ、合唱と管弦楽のための
マーラー:さすらう若人の歌(1884/85)
 リュッケルト歌曲集- メゾ・ソプラノと管弦楽のための
アンケ・フォンドゥング(Ms)
トビアス・ベルント(Br)
コルス・ムジクス・ケルン(合唱)
ダス・ノイエ・オルケスター(ピリオド楽器オーケストラ)
クリストフ・シュペリング(指)

録音:2022年5月30日-6月4日
2023年に生誕150年を迎えたマックス・レーガーの管弦楽伴奏歌曲と、ほぼ同時代を生きたグスタフ・マー ラーの歌曲を並べた1枚。ロマン派音楽にピリオド奏法で取り組む第一人者シュペリングの指揮に注目です。 レーガーが死の前年に作曲した「レクイエム」は戦争の犠牲になったドイツ兵に捧げたもので、メゾ・ソプラノ独 唱と合唱を交えた大編成で書かれており、民謡風の親しみやすい旋律を用いたマーラー作品に比べると、そ の複雑な書法が際立っています。レクイエムでソロを歌うのは、ドイツ生まれのアンケ・フォンドゥング。ミュンヘン 国際音楽コンクールなどで入賞し、 ヨーロッパを中心に活躍、ドラマティックで真摯な歌唱で魅了します。バリ トンはフィッシャー=ディースカウにも 師事したドイツの歌手トビアス・ベルント。やはり数々のコンクールで入賞 を飾り、高く評価されています。 クリストフ・シュペリングが1988年に創設したダス・ノイエ・オルケスターは、19世紀のロマン派音楽をレパート リーの中心に据えたピリオド楽器オーケストラとしてはドイツで最初のものでした。最近はバッハのカンタータにま でレパートリーを広げていますが、当盤のレパートリーは彼らにとって本領発揮。曲により10型または12型と なるオーケストラと57名の合唱団が醸しだすサウンドは、濁ることなく厚みを生み出し、繊細微妙なハーモ ニーの移り変わりを見事に伝えてくれます。

FS Records
FSR-191(1CD)
NX-B06
詩篇の祭典
ポール・ドレイトン(1944-):オールド・コーンウォールの3つの場所 トランペットとオルガンのための
 詩篇の祭典-合唱、ブラス・アンサンブル、打楽器とオルガンのための
ジェラルド・フィンジ:3つの讃歌 Op.27- 第2番神は上れり 合唱とオルガンのための
オワイン・パーク(1993-):おお、恵み深い光よ-アルト独唱と合唱のための
ジョン・ラター(1945-):グローリア-合唱、ブラス・アンサンブル、打楽器とオルガンのための
セント・メアリー・シンガーズ
アビー・ブラス
ポール・ドレイトン(指)
ジョゼフ・ウィックス(Org,指)
キャロリン・クレイグ(Org)
ポール・トーマス(Tp)

録音:2019年6月8日 聖ミカエル教会、ニューキー、UK
合唱とオルガン、そしてブラスの華やかな共演が楽しめるアルバム。アイヴズの「ニューイングランドの3つの 場所」からヒントを得た「オールド・コーンウォールの3つの場所」、ストラヴィンスキー「詩篇交響曲」とブリテ ン「キャロルの祭典」からタイトルをいただいた「詩篇の祭典」、ジョン・ラターの代表曲の1つ「グローリア」な どを収録。

Ars Produktion
ARS-38627(1CD)
ヴァイス・ウント・ブラウ〜バイエルン地方の男声合唱作品集
トニ・ズルツベック(1922-1994):Es muss ein Sonntag g’wesen sein/民謡(ハンス・プリチェット編):Als wir jungst in Regensburg waren*/グルック:Leih‘ aus deines Himmels Hohen*/クリスティアン・ラフゼン(1886-1975):Wemdinger Wallfahrtslied/ラインベルガー:Walthers von der Vogelweide Begrabnis op.141-1*/プリチェット:Wessobrunner Gebet*/パトリック・エーリヒ(b.1976):Ich sah einen hohen, schwarzen Wald*/ヨゼフ・ハルトマン・シュトゥンツ(1793-1859):Teutscher Bardengesang*/民謡(プリチェット編):Wahre Freundschaft*/民謡(レーガー編):Das Lieben bringt gros‘ Freud‘/オルフ:Si puer cum puellula/民謡(ヨゼフ・レンナー編): Mei Bua*/民謡(クリスティアン・ヘイス編):Horch, was kommt von drausen rein*/R・シュトラウス:Soldatenlied*/オルランド・ディ・ラッソ:Nasenmadrigal - Hort zu ein news gedicht/民謡(レンナー編):Der Wendelstoa*/マックス・ヴェルカー(1878-1954):Der Leberkas op.130-12b/ロレンツ・シュラーフ(1896-1974):Frankenlied/ワーグナー:Matrosenchor*/フランツ・クサヴァー・エンゲルハルト(1861-1924):Dampfnudl-Lied op.36-1/ヴェルカー:Ein Lob dem Gerstensaft op.112b*/マックス・クンツ(1812-1875):Bayernlied/ブロンテ(b.2020):Bonus
レンナー・アンサンブル・レーゲンスブルク、
ハンス・プリチェット(指)

録音:2021年7月23日-25日&10月16日-17日
*世界初録音
1987年設立の男声合唱団、レンナー・アンサンブル・レーゲンスブルクは、レーゲンスブルク大聖堂のオルガニストであり作曲家のヨゼフ・レンナーにちなんで名付けられました。グレゴリオ聖歌から前衛音楽まで幅広い楽曲をレパートリーとし、世界中でコンサートを開催して高い評価を得ています。

Delphian
DCD-34271(1CD)
サミュエル・コールリッジ=テイラー:パートソング集
Sea Drift */ By the lone seashore/Isle of Beauty */The Lee Shore/Dead in the Sierras */Song of Proserpine */The Fair of Almachara */The Sea Shell/All my stars forsake me/The Evening Star/Whispers of Summer */Summer is gone/Requiescat *
ロンドン・キングズ・カレッジcho
ジョゼフ・フォート(指)

録音:2022年2月24日-26日、オール・ハロウズ教会(ゴスペル・オーク、イギリス)
*世界初録音
2014年10月に急逝したデイヴィッド・トレンデルの後任として、2015年9月に18世紀の音楽と舞踏の研究者としても名高いジョゼフ・フォートを音楽監督に迎えた名門ロンドン・キングズ・カレッジ合唱団。
本アルバムでは、豊かなハーモニーと詩的感性に溢れ、自然の精妙な美しさからヴィクトリア朝時代の死への憧れまで、多くの題材に触発されたイギリスとアメリカのロマン派詩の鮮烈な作品の数々を探求。長きにわたり過小評価されてきた、コールリッジ=テイラーの作品の魅力を再発掘します。
Delphian
DCD-34279(1CDR)
夢、危険、歌う-女性の声を高める〜歌曲集
リビー・ラーセン(b.1950):ビッグ・シスター・セズ1967
カーソン・ク―マン(b.1982):バラード
リッキー・イアン・ゴードン(b.1956):マイ・マザー・イズ・ア・シンガー
ジュディス・ウィアー(b.1954):ウーマン. ライフ. ソング
シャーロット・ブレイ(b.1982):クロッシング・フォルトラインズ
リビー・ラーセン:バース・プロジェクト
レベッカ・クラーク:子供の喜び
ヘレン・グライム(b.1981):ブライト・トラベラーズ
フローレンス・プライス(1887-1953):ハート・オヴ・ア・ウーマン
ドヴォルザーク:我が母の教えたまいし歌
ミケーレ・ブアウアマン(b.1947):私の娘たち
サマンサ・クロフォード(S)、
ラナ・ボード(P)
イギリスのソプラノ歌手、サマンサ・クロフォードのデビュー盤は、女性の人生における思春期、愛と欲望、母性、キャリア、遺産という5つの具体的な側面にスポットを当てています。伝統的な歌曲リサイタルとは違ったこのテーマを前面に押し出すために、本アルバムには、新曲の委嘱やジュディス・ウィアーの作品集 「woman.life.song」 から2曲の新編曲、レベッカ・クラーク、フローレンス・プライスなど20世紀初期の女性作曲家の作品などを取り上げています。
※当タイトルは、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
Delphian
DCD-34321(1CD)
チルコット:クリスマス・オラトリオ
ボブ・チルコット(b.1955):イエス・キリスト、りんごの木
クリスマス・オラトリオ
梨の木のキャロル*
ようこそ、全ての奇跡よ
ベンジャミン・ニコラス(指)、
オックスフォード・マートン・カレッジcho
オックスフォード・コンテンポラリー・シンフォニア、
サラ・コノリー(メゾ・ソプラノ, マリア)、
ニック・プリッチャード(福音史家)、
ニール・デイヴィス(バス, ヘロデ, シメオン)、他

録音:2023年6月25日-27日、マートン・カレッジ礼拝堂(オックスフォード)
*を除く全曲世界初録音
スコットランド有数のクラシック・レーベルDelphian(デルフィアン)の最重要アーティストであるオックスフォード・マートン・カレッジ合唱団は、英国合唱界の2人の名匠ベンジャミン・ニコラスとピーター・フィリップスの指導の下、瞬く間にオックスフォード大学の混声合唱団の代表的存在の1つとなり、Delphianからリリースした様々なアルバムは夥しい数の5つ星の批評を得るとともに、数多くのグラモフォン「エディターズ・チョイス」を獲得。ガブリエル・ジャクソンの「われらが主イエス・キリストの受難」(DCD-34222)で、BBCミュージック・マガジン賞の「合唱賞」を受賞し、イアン・ヴェナブルズの「レクイエム」とハウエルズの管弦楽伴奏付きモテットを収録したアンセム集(DCD-34252)は、MusicWeb Internationalの年間最優秀レコーディングのひとつにノミネートされています。
バートウィスル、チルコット、ダヴ、エシェンヴァルズ、マクミラン、マクダウアル、ラッター、タバコフ、ウィアーの作品を初演するなど、現代音楽への献身でも並外れた実績を残すマートン・カレッジ合唱団の注目すべき新録音では、「英国の合唱音楽の現代的英雄」と称される人気合唱作曲家、ボブ・チルコットの大作「クリスマス・オラトリオ」を世界初録音! 2019年のスリー・クワイア・フェスティヴァルで音楽祭を開催する3都市(グロスター、ウスター、ヘレフォード)の大聖堂合唱団によって初演され、「明白な成功…そしてまったく新しい」と称賛された作品で、このレコーディング・セッションではデイム・サラ・コノリーを始めとする初演時の輝かしいソリストたちが再集結し、エレガントで歓びに満ちたチルコットの「クリスマス・オラトリオ」のアルバムを完成させました。

Rondeau
ROP-7024(1CD)
ハノーファー少年合唱団〜ポートレート・アルバム第2巻
バッハ:歓呼の声を放て, 喜び踊れ(クリスマス・オラトリオ BWV248より)
バード:喜びもて歌え/シュトローバッハ編)):マリアは茨の森を通り
チルコット:羊飼いのキャロル
ラッター:星のキャロル
ハンマーシュミット:門を広く開けよ
ローゼンミュラー:グロリア・パトリ(主は言われた より)
ビガーリャ:ミゼレーレ・メイ
ロッティ:クレド
モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス/タルクマン編)):動物の歌のポプリ
ドイツ民謡:考えは自由
ブロドヴィ:ビスケットのある街
ディータレ編)):雪のかけら, 小さな白いスカート
ガストルディ&ハスラー/イェーガー編)):恋人、明るい日には、踊れ, 飛べ、汝にこそ喜びあり
ハノーファー少年cho、イェルク・ブライディング(指)、ラルコ・バロックO、ロンドン・ブラス、ハノーファー北ドイツ放送PO、ラ・フェスタ・ムジカーレ、ローゼンミュラー・アンサンブル、ブレーメンPO、カナディアン・ブラス、ニルス・ランドグレーン&バンド、他
2002年に創設者のハインツ・ヘニッヒがこの世を去りイェルク・ブライディングが芸術監督に就任して以来、ハノーファー少年合唱団はレパートリーの拡充に力を入れ、時代を問わずあまり知られていない作曲家の作品も取り上げてきました。本作には過去にリリースされた音源からの抜粋とこれまで未発表だった音源が収録されており、この合唱団が積み上げてきた功績の幅広さを窺い知ることができます。
1950年に創設されたハノーファー少年合唱団はヨーロッパにおいては比較的新しい合唱団ですが、ドイツ国内でもトップレベルの少年合唱団の一つとして重要な役割を担っており、また世界各地でその気高く柔らかな歌声を響かせています。

Diapason
DIAP-160(1CD)
シューベルト:歌曲集

(1)鱒 D550
水の上で歌う D774
(2)猟師の歌 D881
(3)春の小川 D361
僕の挨拶を送ろう D741
(4)春に D882
(5)死と乙女 D531
(6)音楽に寄せて D547
(7)憩いなき恋 D138
こびと D771
(8)シルヴィアに D891
若い尼僧 D828
恋人のそばに D162(9)笑いと涙 D777
至福 D433
(10)ガニュメート D544
(11)それらがここにいたことは D775
(12)糸を紡ぐグレートヒェン D118
音楽に寄せて D547
(13)君はわが憩い D776
ミューズの子 D764
(14)魔王 D328
(1)エリーザベト・グリュンマー(S)、ジェラルド・ムーア(P)
録音:1958年
(2)クリスタ・ルートヴィヒ(Ms)、ジェラルド・ムーア(P)
録音:1957年
(3)ハンス・ホッター(Br)、ジェラルド・ムーア(P)
録音:1949年
(4)ペーター・アンダース(T)、ミヒャエル・ラウハイゼン(P)
録音:1943年
(5)キャスリーン・フェリアー(C.A)、ブルーノ・ワルター(P)
録音:1949年
(6)キャスリーン・フェリアー(C.A)、フィリス・スパー(P)
録音:1949年
(7)ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)、クラウス・ビリンク(P)
録音:1948年
(8)エリーザベト・シュヴァルツコップ(S)、エドウィン・フィッシャー(P)
録音:1952年
(9)イルムガルト・ゼーフリート(S)、エリック・ヴェルバ(P)
録音:1955年
(10)イルムガルト・ゼーフリート(S)、エリック・ヴェルバ(P)
録音:1957年
(11)ゲルハルト・ヒュッシュ(T)、ハンス・ウード・ミュラー(P)
録音:1938年
(12)ロッテ・レーマン(S)、エルネー・バログ(P、D118)、ポール・ウラノフスキ(P、D547)
録音:1937年、1947年
(13)エリーザベト・シューマン(S)、カール・アルヴィン(P、D776)、ジェラルド・ムーア(P、D764)
(14)ハインリヒ・シュルスヌス(バリントン)、フランツ・ルップ(P)
録音:1933年
フランスの世界的クラシック音楽専門雑誌である「ディアパゾン(Diapason)」が音楽史に輝く名曲の歴史的名演を選出し、新たなマスタリングを施して復刻するシリーズ『レ・ザンディスパンサーブル・ド・ディアパゾン 〜ディアパゾンが選んだ決定盤』。
シリーズの第160巻として登場するのは、22曲ものシューベルトの歌曲集!
往年のシューベルト・ファンにはたまらない1枚の登場です。20世紀の名歌手と名ピアニストたちが勢揃いしたと言っても過言ではない贅沢な歌曲集の登場です。ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ、エリーザベト・シュヴァルツコップなどの若き日の名歌手たちの素晴らしい歌声を満喫できる1枚となっています。

Pentatone
PTC-5187071(1SACD)
コダーイ&バルトーク:教会音楽、合唱曲
コダーイ
(1)ブダヴァリ・テ・デウム〜独唱、混声合唱とオーケストラの為の(1936)
(2)ハンガリー詩編 Op.13〜テノール、混声合唱、児童合唱とオーケストラの為の(1923)
バルトーク
(3)トランシルヴァニア舞曲 Sz.96〜オーケストラの為の(1931)
(4)カンタータ・プロファーナ「魔法にかけられた鹿」〜テノール、バリトン、混声合唱とオーケストラの為の(1930)
(1)ルイザ・ファトヨル(S)
(1)ロクサーナ・コンスタンティネスク(Ms)
(1)(2)マリウス・ヴラド(T)
(4)イオアン・ホテア(T)
(1)(4)ボグダン・バチウ(Br)
(2)ジュニアVIP(児童合唱)
トランシルヴァニアPO&同cho「クルジュ=ナポカ」
ローレンス・フォスター(指)

録音:2022年5月/クルジュ・ラジオ・スタジオ(ルーマニア)
名指揮者ローレンス・フォスター率いるトランシルヴァニアPO&choが、バルトークとコダーイの教会音楽、合 唱曲、管弦楽作品を録音!ルイザ・ファトヨル(S)、ロクサーナ・コンスタンティネスク(Ms)、マリウス・ヴラド(T)、イオアン・ホテア(テ ノール)、ボグダン・バチウ(Br)ら豪華ソリスト陣が共演しております。
コダーイの「ブダヴァリ・テ・デウム」はトルコからのブダ城の解放(1686年)の250周年記念として、ブダペスト大聖堂で演奏された独唱、混声合唱とオー ケストラの為の作品。
バルトークの「カンタータ・プロファーナ」は古代の神話に基づく作品。魔法によって鹿に変えられてしまった9人兄弟の物語で、ハンガリーのホルティ独裁政権 に対する抗議と解されています。通常ハンガリー語で歌われますが、この録音では合唱指揮者コーネル・グローザによるルーマニア語原典版で復活。バルトークが 作曲当初構想した形で蘇ります。 (Ki)

MDG
MDG-61322792(1CD)
タイユフェール&ミヨー:歌曲集 Vol.2
ミヨー:花のカタログ(1920)
 ヘブライ民謡による6つの歌(1925)
タイユフェール:シャグラン通り(1955)
 6つのフランスのシャンソン(1929)
バイロン卿の2つの詩(1934)
 玄関のサイン(ドント・ディスターブ)(1959)
 騎士の別れ〜プーランクへのオマージュ(1963)
 ヴォカリーズ=エチュード(1929)
 ジャン・タルデューの3つの歌(1977)
ミヨー:トルバドゥールの3つの歌(1936)
 付随音楽「天の狂女」による2つの歌(1936)
 付随音楽「あなたは私から逃げることができない」による2つの歌(1936
ホルガー・ファルク(Br)
シュテッフェン・シュライエルマッヒャー(P)

録音:2022年12月7-9日、マリエンミュンスター修道院コンツェルトハウス
ハンス・アイスラーの歌曲集やオネゲル:歌曲集(MDG-61322032)など知られざる作品を録音してきたバリトン歌手のホルガー・ファルク、ピアニストのシュ テッフェン・シュライエルマッヒャーによる、フランス6人組のメンバーの一人ダリウス・ミヨーの歌曲の録音シリーズ第2弾。今回はミヨーに加え、同じく6人組の 紅一点ジュルメーヌ・タイユフェールの作品も収録されています。 タイユフェールは91歳という長命で、亡くなる数週間前まで作曲を続け、室内楽曲、映画音楽に佳作を残しています。また6人組の旗手ジャン・コクトーに「耳の マリー・ローランサン」と呼ばれ、シャブリエ、サティの影響を受けた快活で爽やかな作風。ここに収録されている『シャグラン通り』は、ナイトクラブで歌われるシャ ンソンのような、けだるく小粋な旋律が印象的。『バイロン卿の2つの詩』は、タイユフェールが英語のテキストに作曲した唯一の作品で、1925〜27年に滞在し たアメリカの影響が感じられるブルースの調の音楽です。 そしてミヨーの初期の佳作『花のカタログ』。非常にエレガントで、まさに花の香りが広がる美しい作品。一方『トルバドゥールの3つの歌』は、素晴らしい古代劇 場があるプロヴァンス地方のオランジュを舞台とした「花咲ける中世」というバレエ音楽からとられた3つの歌曲や劇音楽を下敷きにした2つの歌曲など多彩な楽 曲が収録されています。 (Ki)

Challenge Classics
CC-72967(1CD)
バッハ:宗教歌曲集
コラール前奏曲『主なる神よ、いざ天のとびらを開きたまえ』 BWV1092*
イエスよ、イエスよ、汝はわがもの BWV470
来たれ、魂らよ、この日は聖なる歌もて讃えられるべし BWV479
ああ、わが生涯を限る最期の時刻の BWV439
われは汝を拝しまつる、いと高きわが御神よ BWV449
コラール前奏曲『おお、神の小羊、罪なくして』 BWV1095*
汝らこの世の知者は BWV443
イエスよ、汝の受けし愛の御傷の数々 BWV471
暗き墓穴より出て来たれ BWV480
おお愛しき魂よ、五感をば BWV494
神よ、われをみ旨のままに取り計らい給え BWV514
パストラーレ BWV590〜ジーグ *
われはいかなる時にもイエスを愛しまつる BWV468
なくてはならぬものはただ一つ。ああ主よ、この一つ BWV453
われは信じて耐え忍び BWV466
ああ暗き夜よ、汝はいつ過ぎ去るや BWV492
満ちたりて心やすらかなれ BWV511
コラール前奏曲『天にましますわれらの父よ』 BWV683*
神よ、汝の慈しみはいかに大いなるかな BWV462
いと尊き主イエスよ、かくも久しくいずこに留まりたもうや
BWV484
わがイエスよ!いかばかりの魂の苦しみ BWV487
汝に、エホバよ、汝に向かいてわれは歌わん BWV452
いざ、いざ!いまや時は到りて BWV440
コラール前奏曲『愛する御神にすべてを委ねる者は』 BWV691*
さらばわれ今は限りと願わん BWV502
われを忘るるなかれ BWV505
幸いなるかな!イエスを思いて BWV498
来たれ、甘しき死よ、来たれ、浄き安息よ BWV478
われはここ馬槽のかたえに立ち BWV469
カンツォーナ ニ短調 BWV588*
(*=オルガン独奏)
クラウス・メルテンス(Bs)
トン・コープマン(Org;1762年製)

録音:2023年3月/オランダ、オスターランド、ミヒャエル教会
古楽界の重鎮トン・コープマンと、親しい友であり共演者であるクラウス・メルテンスによるバッハの宗教歌曲集。『シェメッリ歌曲集』を中心に、『アンナ・マグ ダレーナ・バッハの音楽帖』からも数曲選び、またオルガン独奏曲も絡めて、各曲の調性や性格のつながりを考慮して全体を構成したアルバムです。
『シェメッリ歌曲集』はゲオルク・クリスティアン・シェメッリ(1680頃-1762)がバッハの協力を得て発表した宗教歌曲集。旋律と通奏低音がきちんと楽 譜として書かれているのは69曲(BWV439-507)ありますが、バッハが自分で書き下ろした曲はBWV452、478、505の3曲のみで、他は既存の旋律に バッハが通奏低音を書き足したものとされています。どれも気の置けない者同士で演奏して楽しむような、家庭的で親密な楽曲。コープマンにとってはこれまでも PHILIPS(ペーター・シュライアー/1991年)、TELDEC(クリストフ・プレガルディエン、クラウス・メルテンス/1999年)、CHALLENGE CLASSICS(コ ンスタンティン・エマヌエル/2014年[CC-72263])と折に触れて録音してきた作品であり、自家薬籠中のものと言わんばかりの自然体な伴奏です。1762 年製のオルガンが放つあたたかで味わいある音色もすてき。メルテンスの歌唱も肩肘張らずリラックスしたもので、飽きの来ない物語を少しずつ語るように歌い進 んでいきます。滋味豊かな音楽にゆるりと浸れるアルバム。

KLARTHE
KLA-168(1CD)
夜明けの恍惚〜ジャポニスムと日本歌曲
別宮貞雄:さくら横ちょう
アンリエット・ピュイグ=ロジェ:3つの和歌〜T.芸者の歌
グラシアーヌ・フィンジ:赤とんぼ(宝井其角詩)
ピュイグ=ロジェ:3つの和歌〜U.雪
グラシアーヌ・フィンジ:窓の月(正岡子規詩)
ピュイグ=ロジェ:3つの和歌〜V.夏の夜
ファビアン・ヴァクスマン:更科の影(ロワヴィエ詩)
デルヴァンクール:露の世
ポリーヌ・ヴィアルド:日本女性
大野香織:小野小町による五つの歌曲
小林秀雄:落葉松
ブレンダ・プパール(Ms)、
ジャン=ミッシェル・キム(P)

録音:2021年10月12-14日/ラ・マラドルリ・ド・ボーヴェ
日本とその伝統にインスピレーションを得た「ジャポニスム」は「フジヤマ・ゲイシャ」とは別次元で美術やファッションの世界に花開きましたが、音楽にも影響し ています。このアルバムは、フランス女性ながら艶やかな浴衣と古き良き日本女性の凛としたたたずまいを見せるメゾソプラノ歌手ブレンダ・プパールが、仏訳さ れた和歌によるフランス作曲家の歌曲と、フランス的感性を示す邦人作曲家の歌曲をあつめた好企画。
古くはショパンやサン=サーンスと親しかった大歌手ポリーヌ・ヴィアルドや、デルヴァンクールの14曲から成る「露の世」(1927)、12年にわたり日本に滞在 し、教育面で多大な貢献をしたアンリエット・ピュイグ=ロジェの「3つの和歌」など興味津々。
さらに1947年生まれの女性作曲家グラシアーヌ・フィンジが正岡子規の句に作曲した「窓の月」や、このアルバムのために書き下ろされた1980年生まれの ファビアン・ヴァクスマンと充実のラインナップ。当然ながらフランス語の発音の美しさに魅せられます。
邦人作品は別宮貞雄「さくら横ちょう」、小林秀雄「落葉松」など名曲のほか、このアルバムのディレクターでもある作曲家大野香織の「小野小町による五つの 歌曲」も聴きもの。いずれもプパールは日本語歌唱に挑戦しています。
さらに魅力なのがジャン=ミッシェル・キムのフレッシュなピアノ。1989年東京生まれ、東京音楽大学で学んだ後パリ音楽院とザルツブルク・モーツァルテウム 音楽院で研鑽を積んだ期待の若手。ヨーロッパから見た日本を理想的に実現しています。

Alba
NCD-62(1CD)
創立40周年記念アルバム
影から〜フィンランド現代合唱曲集/女声合唱団 KYN

キルモ・リンティネン(1967-):クロッカスの歌(Krookus-laulut)(2019)(ハッリ・サルメンニエミの詩)
リーカ・タルヴィティエ(1970-): 影(Varjot)(2020/23)(ハッリ・サルメンニエミの詩)
ミッコ・ハッシネン(1971-):夕べに*(Illala)(2019)(ハッリ・サルメンニエミの詩)
女声合唱団 KYN
カイヤ・ヴィータサロ(指)
ミッコ・ハッシネン(エレクトロニクス)*
ヴオッコ・ホヴァッタ(朗読パート・エレクトロニクス)*

録音:2021年10月?11月、2022年4月、2023年2月 リーヒマキ守備隊教会(リーヒマキ、フィンランド)
フィンランドを代表する女声合唱団のひとつ「KYN」(キュン)は、1981年にヘルシンキの商科大学(現、アールト大学商学部)に創設されました。『新しい始 まり』(ABCD223)『あなたにお話しするなら』(ABACD 15)『妖しげなカンテレ』(NCD57)につづく Alba Records の第5作『影から』は、KYN の 40周年を記念するアルバムです。ジャズ・ピアニストのキルモ・リンティネン の「クロッカスの歌」、モダニスト作曲家のリーカ・タルヴィティエ の「影」、ジャズ・ ドラマーでバンドリーダーのミッコ・ハッシネン の「夕べに」。3つの曲集は、KYN の委嘱で作曲され、現代フィンランドでもっとも創造的な作家のひとり、ハッリ・ サルメンニエミ (1983?)の詩集『Yo ja lasi(夜とガラス)』の詩がテクストに使われました。1989年から芸術監督を務めるカイヤ・ヴィータサロ の指揮によ る録音です。 (Ki)

BR KLASSIK
BR-900346(1CD)
NX-B07
シューベルト:オーケストラ伴奏による歌曲集
1. 夕星 D806(1824)
2. ロマンス - 劇音楽「キプロスの女王ロザムンデ」 D797(1823)
3. ドイツ舞曲 第1集〜導入 - 舞曲1- 舞曲2
●オーケストラ編):ヨハンフォン・ヘルベック
4. 秘めごと D719(1821)
5. 君はわが憩い D776(1823)
6. 涙の雨 - 歌曲集『美しき水車屋の娘』 D795(1823)より
7. ドイツ舞曲 第1集〜舞曲3- 舞曲4- 舞曲5
オーケストラ編):ヨハンフォン・ヘルベック
8. ガニュメード D544(1817)
9. 死と乙女 D531(1817)
10. タルタロスの群れ D583(1817)
11. 君の肖像 - 歌曲集『白鳥の歌』 D957(1828)より
12. ます D550(1817)
13. ドイツ舞曲 第1集〜舞曲6- 舞曲7- 舞曲8
●オーケストラ編):ヨハンフォン・ヘルベック
14. 夕映えの中で D799(1825)
15. 楽に寄せて D547(1817)
16. シルヴィアに D891(1826)
17. 道しるべ - 歌曲集『冬の旅』 D911(1827) より
18. 夜と夢 D827(1825)
19. セレナード - 歌曲集『白鳥の歌』 D957(1828)より
20. ドイツ舞曲 第1集〜舞曲9- 舞曲10
オーケストラ編):ヨハンフォン・ヘルベック
21. プロメテウス D674(1819)
22. 万霊節の為の連祷 D343(1816)
23. 魔王 D328(1815)

※オーケストラ伴奏編):
1、16…アレクサンダー・シュマルツ
2、5-6、11、17…ウェーベルン
4…ブラームス
8…クルト・ギルマン
9…フェリックス・モットル
10、14-15、18、21-23…レーガー
12…ブリテン
19…オッフェンバック
ベンヤミン・アップル(Br)
ミュンヘン放送O
オスカー・ヨッケル(指)

録音:2022年9月28-30日、11月30日、12月1-2日
バイエルン放送 スタジオ1(ドイツ)
フィッシャー=ディースカウ最後の弟子と言われるドイツの注目バリトン、ベンヤミン・アップル。 これまでにALPHAレーベルから「禁断の果実」(ALPHA912)やシューベルトの『冬の旅』(ALPHA854)をリリース、大好評を博しています。 このアルバムではアップルは、シューベルトの名歌曲のピアノ伴奏パートを、後世の作曲家たちがオーケストラ版に編曲した作品を歌いました。 もともと親密な雰囲気を持つシューベルトの歌曲ですが、これらの編曲によって現代の巨大なホールでも遜色なく響くことになるとともに、更なる歌手の 表現力も求められます。アップルは以前にもヴォルフの管弦楽伴奏版歌曲を歌い、(cpo 555380)管弦楽伴奏版の歌曲はお手の物と言えます が、今作でもこの要求に見事に応え、朗々たる歌声を響かせています。レーガーをはじめとしたさまざまな作曲家たちの個性あふれる編曲も聴きどころ の一つと言えるでしょう。 また歌曲の間にはオーストリアの指揮者・作曲家ヨハン・ヘルベック(1831-1877)の手による「ドイツ舞曲」のオーケストラ編曲版を収録し、シューベル トと民俗音楽のつながりを探っています。ミュンヘン放送Oを作曲家としても高く評価されるオスカー・ヨッケルが指揮するオーケストラにも注目。






BR KLASSIK
BR-900211(3CD)
NX-E03
ワーグナー:楽劇「ジークフリート」 ジークフリート…サイモン・オニール(T)
ミーメ…ピーター・ホーレ(T)
さすらい人…ミヒャエル・フォッレ(Br)
アルベリヒ…ゲオルク・ニルグ(Br)
ファフナー…フランツ=ヨゼフ・ゼーリヒ(Bs)
森の小鳥…ダナエ・コントラ(S)
エルダ…ゲルヒルト・ロンベルガー(A)
ブリュンンヒルデ…アニャ・カンペ(S)
バイエルンRSO
サイモン・ラトル(指)

録音:2023年2月3-5日(ライヴ)
イザールフィルハーモニー・イン・ガスタイクHP8、ミュンヘン(ドイツ)
任期中に急逝したマリス・ヤンソンスの後を受けて、2023/24シーズンからバイエルン放送響の第6代首席指揮者に着任するサイモン・ラトル。その新 シーズン幕開けに合わせてリリースされるのがこの「ジークフリート」です。このコンビが2015年から進めてきた「ニーベルングの指環」演奏会形式上演の ライヴ録音の第3作で、今回も実力のある歌手陣と世界最高峰の機能性を誇るオーケストラの妙技で聴きどころがいっぱいです。「指環」の中では少 数の歌手で演じられる「ジークフリート」。それだけに歌手たちの表現力とアンサンブルの妙が成功のカギとなります。ここでは題名役ジークフリートを現 代最高峰のワーグナー歌手の一人サイモン・オニールが歌い、ミーメには現代歌劇を中心に演技力のある歌唱で人気を博すピーター・ホーレ、さすら い人には「ラインの黄金」でヴォータンを歌ったベテランのミヒャエル・フォッレ、ブリュンヒルデには人気と実力を兼ね備えたアニャ・カンペと、それぞれの役 柄に合った歌手たちが登場します。森の小鳥役のダナエ・コントラの清冽な歌唱も注目です。 前2作ではヘルクレスザールが会場でしたが、今回の会場「イザールフィルハーモニー・イン・ガスタイクHP8」は より大きく、豊田泰久と彼の事務所「永田音響」が手掛けた音響設計の妙と相まって、更なる空間の広がり を感じられる録音となりました。 「「ジークフリート」には、ワーグナーが書いた音楽の中でも最もドラマティックで 色彩豊かで魅惑的な音楽があります」というラトルの言葉通り、バイエルン放送響の精妙な音色、精緻なソ ロ、スケールの大きなトゥッティと響きを紡ぎ出しています。

CPO
CPO-555585(1CD)
NX-B10
オッフェンバック:喜歌劇「ヴァイオリン弾き」
喜歌劇「66」
サンドリーヌ・ブエンディア(S)
ピエール=アントワーヌ・ショミアン(T)
アルマンド・ノゲラ(Br)
ケルン・アカデミー(古楽アンサンブル)
ミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンズ(指)

録音:2022年8月27-29日
1855年、オッフェンバックがパリに設立した歌劇・ブフとオペレッタの公演の為の劇場ブフ・パリジャン座。 劇場は収容300人ほどの小さいものでしたが、パリ万国博覧会の正面入り口の真向かいにあり、多くの人々が 訪れたため、オッフェンバックにも多大な成功をもたらしました。この年の夏に初演されたのが「ヴァイオリン弾き」(副 題「ブルターニュの伝説」)でした。この作品で主役を歌ったホルテンス・シュナイダーは素晴らしい演技で観客を魅 了し大人気となりました。その翌年の1856年7月31日には同じく1幕物の「66」が初演され大成功。こちらも 「ヴァイオリン弾き」と同じく登場人物は3人のみ。小さい規模ながらもチロルの民俗音楽が効果的に用いられた、 ちょっぴり皮肉の効いた楽しい作品です。ちなみにタイトルの「66」とは主人公のフランツが購入した宝くじの番号 のこと。
ケルン・アカデミーによるこの演奏は、19世紀の楽器を用いピリオド奏法によって行われたもので、初演時の雰囲 気が良く伝わります。3人の歌手の巧みな歌唱も魅力的です。

GENUIN
GEN-23844(1CD)
ブラームス:美しきマゲローネのロマンス Op.33 トマス・キルディシウス(Br)、
アニ・テル=マルティロシアン(P)、
ヤニケ・リープヴェルト(ナレーター)

録音:2021年7月
リトアニアとアルメニアのデュオ、トマス・キルディシウスとアニ・テル=マルティロシアンによるブラームスの「美しきマゲローネのロマンス Op.33」全曲録音です。このアルバムで「Genuinレーベル」デビューとなります。ルートヴィヒ・ティークの詩に若きブラームスが音楽をつけた美しい歌曲に、ヤニケ・リープヴェルトによるナレーションを加えています。
GENUIN
GEN-23847(1CD)
冬の旅
シューベルト:冬の旅 Op.89D 911(グレゴール・マイヤーによるバリトン、合唱と2つのアコーディオン版)
トビアス・ベルント(Br)、
ハイディ・シュティーガー(アコーディオン)、
ウーヴェ・シュティーガー(アコーディオン)、
ゲヴァントハウスcho、
グレゴール・マイヤー(指)

録音:2022年1月&2023年1月
ゲヴァントハウス合唱団の監督であるグレゴール・マイヤー編曲によるシューベルトの「冬の旅」は非常に珍しい編成となりました。バリトンのソロに、合唱団そして2つのアコーディオンという編成です。マイヤーはピアノのパートを巧みに2つのパートに分け、2つアコーディオンへと振り分けました。アコーディオンの音色は、驚くほど人間の声、呼吸、叫び、そしてささやきを表現しています。またソリストとして参加しているバリトン歌手のトビアス・ベルントは熟練の歌唱を聴かせてくれています。

Da Vinci Classics
C-00772(1CD)
ヴィルヘルム・ケンプ:歌曲集
愛する人よ、眠っているのですか?/くちづけ/ゆかいな夏/エウリピデスの祈り/さすらい人の夜の歌(A)/喜び/蝉/五月の歌/失った/見つけた/夜の思い/さすらい人の夜の歌(B)/ローマの泉/新年の鐘/星の下/海の歌/大運河の上で/さあ、あなたが話しましょう!
ジュゼッペ・アウレッタ(歌)、
ジョヴァンニ・アウレッタ(P)

録音:2023年2月
ピアニストとして著名なヴィルヘルム・ケンプ作曲による歌曲集。ケンプは、若い頃からピアニストや作曲家としてだけでなく、オルガニストとしてもその豊かな才能を発揮しました。そして作曲家としては交響曲、室内楽、舞台音楽、歌曲など少なくとも200を超える作品を作曲したと言われていますが、残念ながら多くの作品が焼失してしまいました。このアルバムでは焼失を免れた作品の中から、ゲーテや、C.F.マイヤーの詩を基にした作品を中心に収録しています。

Christophorus
CHR-77473(1CD)
バッハ:ダイアローグ・カンタータ
バッハ:カンタータ 「憧れもて求め行かん」 BWV49
クリストフ・グラウプナー:オーボエ・ダモーレ協奏曲 ハ長調 GWV302
バッハ:カンタータ「いと尊きイエス、わが憧れよ」 BWV32
ミリアム・フォイアージンガー(S)、
クラウス・メルテンス(Bs)、
エリーザベト・グリュンマー(Ob)、
アンサンブル「フォアアールベルクのバッハ・カンタータ」、他

録音:2023年1月13日-14日
バッハのカンタータの中でも特別な位置を占める対話型のカンタータ(ダイアローグ・カンタータ)を中心としたアルバム。「魂」をソプラノが、「キリスト」をバスが演じ、バッハが音楽を付けたこのカンタータは、バッハがこの時代に作った作品の中でも特に優れたものとされています。まるで花嫁と花婿を結びつけるようなこれらの作品は「信仰」の「愛のデュエット」とも言えるでしょう。現在活躍している歌手たちの中でも特にバッハに精通しているミリアム・フォイアージンガーにクラウス・メルテンスの歌唱でお楽しみいただけます。

Avie
AV-2629(1CD)
ヘンデル:オラトリオ「エジプトのイスラエル人」 (ジャネット・ソレル翻案) アポロズ・ファイア、
アポロズ・シンガーズ、
ジャネット・ソレル(指)

録音:2022年2月、ファースト・バプテスト教会(アメリカ、シェーカー・ハイツ)
グスタフ・レオンハルトやロジャー・ノリントン、レナード・バーンスタインに師事した指揮者、ジャネット・ソレルが創設したピリオド・オーケストラ、アポロズ・ファイアのヘンデル新作が登場!「メサイア」(AV-2208)や「ディクシット・ドミヌス」(AV-2270)を含む彼女たちのディスコグラフィに「エジプトのイスラエル人」が加わります。「見事な音楽の語り部」と評されるソレル自身の翻案で、ヘンデルの色彩豊かなオーケストラがヨセフの死を嘆くイスラエル人からエジプト人を苦しめるカエルやイナゴ、病気、暗闇、そしてモーゼの奇跡的な紅海割りまでを描き出し、聴き手を聖書の旅へと誘います。

Signum Classics
SIGCD-770(1CD)
シューベルト・イン・イングリッシュ Vol.4(英語歌唱によるシューベルト)
さすらい人が月に寄せて/星たち/夜曲/光と愛/ミューズの子/春の信仰/春に/ズライカ II/愛は裏切られ/泉のほとりの若者/さすらい人/ミニョンと竪琴弾き/ブルックの丘にて(橋の上で)/娘の恋の立ち聞き/鱒/野ばら/水の上で歌う/孤独な男/至福/冬の夕べ/音楽に寄せて
ローワン・ピアース(S)、
ロデリック・ウィリアムズ(Br)、
クリストファー・グリン(P)

録音:2022年11月、セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会(イギリス、ロンドン)
英国の名バリトン、ロデリック・ウィリアムズと、エイジ・オブ・インライトゥメントOの元ライジング・スターであるソプラノ歌手のローワン・ピアースが贈る、英語歌唱によるシューベルト・アルバム第4弾。ローワン・ピアースは英国を代表する古楽アンサンブル&cho、ガブリエリ・コンソート&プレーヤーズのメンバーとしても活躍する古楽系ソプラノ。シリーズ第1弾の「冬の歌」(SIGCD-531)を担当したロデリック・ウィリアムズは、2016年ロイヤル・フィルハーモニック協会賞を受賞、リーズ・リーダー音楽祭2016の芸術監督も務め、日本ではバッハ・コレギウム・ジャパンとの定期的な共演でも知られています。ピアノはこれまでの3作と同じくクリストファー・グリンが担当。彼の演奏は「息をのむような感性」(英グラモフォン誌)、「声とピアノの完璧な融合」(BBCミュージック・マガジン誌)などと称賛されています。

Challenge Classics
CC-72965(1CD)
光あれ! 〜ドイツ800年の歌
(1)オスヴァルト・フォン・ヴォルケンシュタイン(ca.1376/78-1445):誰ぞ光り輝くのは
(2)ヴァルター・フォン・デア・フォーゲルヴァイデ(ca.1170-ca.1230):菩提樹の下
(3)バッハ:愛する太陽の光と輝きは BWV446/ おお暗き夜、いつ去るや BWV492
(4)ハイドン::田舎のたのしみ(Hob. XXVlaより)
(5)モーツァルト:ラウラによせる夕べの想い K523
(6)シューベルト::水上に歌う Op.72D774/ 小人 Op.22-1D771/ 夕映えのなかで D799
(7)ファニー・ヘンゼル(1805-1847):春 Op.7-3
(8)メンデルスゾーン:新しい恋 Op.19-4
(9)シューマン:窓硝子107-2/ 夕べの歌 Op.107-6
(10)ブラームス:夏の夕べ Op.85-1
(11)ヴォルフ:炎の騎士
(12)ベルク:4つの歌曲 Op.2[眠ること、眠ること、ただ眠ること / 眠りこんだ私は / 私は一番強い巨人
にうち勝ち / 風は暖かく、日当たりのよい牧場に下草が萌える]
(13)アリベルト・ライマン(b.1936):光が棄てられたのち(「暗闇に包まれて」より)
(14)ヴォルフガング・リーム(b.1952):枯れた花
(15)ハンス・アイスラー:そして仕舞いに憧れは消え / 自殺について(「ハリウッド・ソングブック」より)
(16)ヴァイル:光のなかのベルリン
(17)作者不詳:3つの贈り物(グレゴリオ聖歌、11世紀初頭)
アンナ・ル チア・リヒター(Ms)
アミエル・ブシャケヴィチ((1)(2)(17)ハーディ・ガーディ、(3)チェンバロ、(4)クラヴィコード、(5) - (8)フォルテピアノ、(9) - (16)ピアノ)

録音:2023年7月23・24・26・27日/シュトッットガルト、SWR放送スタジオ
来日公演も高く評価され近年人気上昇中のドイツのメゾ、アンナ・ルチア・リヒター。「光」をテーマにドイツ・リート800年の歴史をたどるスケールの大きなア ルバムを発表しました。「明るく透明で、集中力があり正確、またドラマに対して鋭い感覚をもつ」とグラモフォン誌が評した彼女の歌唱を存分に味わえる内容です。
ヴォルケンシュタインとフォーゲルヴァイデの作品は現代記譜法で書かれた最初期の歌曲。これを「夜明け前の光」とし、そこから時代順に、日が昇り光を増して いくようにアルバムが進みますが、ライマンやリームといった20世紀の作品に入っていくと(音楽の完成度は高いままですが)日が傾き、沈んでいくイメージが現 れてきます。人が生まれ成長し、老いて死にゆくような感覚にも近い構成で、最後のグレゴリオ聖歌も意味深く感じられます。様々な様式の歌を迫真の表情で力強 く歌いきったルチア・リヒターの素晴らしさはもちろん、楽器を変えひとりで共演をこなした歌曲伴奏の名手ブシャケヴィチにも拍手! (Ki)

PARNASSUS
PACD-960856(2CD)
アイネズ・マシューズ・シングズ・シューベルト
シューベルト:美しき水車小屋の娘 D.795
冬の旅 D.911
アイネズ・マシューズ(Ms)、
ロウエル・ファー(P)

録音:1953年&1954年
ミュージカル俳優や黒人霊歌歌手としても活躍したアフリカ系アメリカ人のメゾ・ソプラノ歌手、アイネズ・マシューズ(1917-2004)が歌ったシューベルトの三大歌曲集から「冬の旅」と「美しき水車小屋の娘」のセットが初CD化。(他に「白鳥の歌」の録音もあり)
現代では女性歌手による同曲の録音・演奏も珍しくありませんが、アイネズ・マシューズはソプラノのロッテ・レーマンに次ぐ2人目の録音となりました。(メゾ・ソプラノとして、また恐らくアフリカ系歌手としても初録音)

Pentatone
PTC-5187039(1CD)
ラインベルガー&メンデルスゾーン:合唱作品集
ラインベルガー:ミサ曲 変ホ長調 Op.109IJR75「カントゥス・ミサ」
メンデルスゾーン:3つの詩篇 Op.781
 詩篇100番「全地よ、主に向かいて歓呼の声をあげよ」MWV B45
 6つの箴言 Op.79IFM111
ラインベルガー:夕べの歌(3つの宗教歌 Op.69 IJR33より)
オランダ放送cho
ベンジャミン・グッドソン(指)

録音:2022年8月(ラインベルガー)、2023年6月(メンデルスゾーン)、
ファン・デ・オムループ・ミュージックセンター、スタジオ1、ヒルフェルスム(オランダ)
ヨーロッパの名門放送合唱団、オランダ放送合唱団と首席指揮者に就任したベンジャミン・グッドソン指揮によるラインベルガーとメンデルスゾーンという19世 紀ドイツ・ロマン派の合唱曲集。
リヒテンシュタイン出身の19世紀ドイツの作曲家ヨーゼフ・ラインベルガーは、7歳で生地の教会のオルガニストに就任し、すでに作曲もしていたという神童とし て知られ、ミサやレクイエム、モテットなどの教会音楽とオルガン作品を中心に、歌劇や歌曲、オルガン協奏曲、室内楽など数多くの作品を残しました。1878年 に作曲された、ミサ曲変ホ長調作品109「カントゥス・ミサ」は、その当時、新しくローマ教皇に就任したレオ13世に献呈されたミサ曲。その二重合唱形式は、ジョ ヴァンニ・ガブリエーリの複合唱様式を彷彿とさせ、歌詞の聴き取りやすいストイックなポリフォニー様式はパレストリーナに倣っているといいます。ルネサンス後 期におけるヴェネツィアとローマの様式を融合した古い様式によるカトリック・ミサですが、随所にロマンティックな美しい旋律が現れる点はラインベルガーならで は。特に最もロマン派風な作風になるアニュス・デイでの悲哀を感じる美しさには息を呑みます。対照的に「夕べの歌」は、ルター派の伝統に基づくドイツ語の教会 音楽で、10代半ばの作曲。「エマオの道程」をテーマとした楽曲で、ラインベルガーの作品の中でも最も人気のある作品となっています。異なる様式の2作品はラ インベルガーの幅広い作風を物語っています。
合唱音楽は、他の有名な作品の影になりがちですが、作曲家メンデルスゾーンを理解する上で、決して聴き逃すことのできない重要な音楽ジャンルです。ドイツ 語による詩篇を基にした4曲は、メンデルスゾーンの合唱音楽の代表的作品で、ドイツやヨーロッパだけでなく日本のアマチュア合唱団も取り上げることの多い人 気曲です。バッハやそれ以前のドイツの伝統的な合唱音楽の研究の成果が活かされた作品で、伝統に則りながらもメンデルスゾーンの独自の旋律美と斉唱を効果 的に用いる構成力が活かされた名作群です。「6つの箴言」は、8声部の合唱の為のドイツ語による典礼音楽で、待降節、受難節などルター派の典礼における6 つの節に関する楽曲がまとめられています。詩篇曲に比べれば小規模でシンプルな作りで親しみやすい佳品です。メンデルスゾーンの作品もラインベルガー同様、 異なる個性を持つ作品が対比的に収められ、選曲における工夫が感じられます。
この録音でのオランダ放送合唱団の人数は、ソプラノ22、アルト17、テノール17、バス17、計73名で、メンデルスゾーンの一部の曲の独唱者も合唱団員よ り選出されています。ベンジャミン・グッドソンはBBCシンガーズ、ベルリン放送合唱団、SWRヴォーカル・アンサンブル、コレギウム・ヴォカーレ・ゲントなどヨー ロッパの優れた合唱団の客演指揮を務めた次代を担う若き合唱指揮者で、2020年にオランダ放送合唱団の首席指揮者に就任しました。よほど相性が良かったよ うで、グッドソンとオランダ放送合唱団は2027年までこの契約を延長しています。
これがグッドソンがオランダ放送合唱団の首席指揮者に就任してからのデビュー盤であり、グッドソンにとって思い入れのある曲が選ばれているということも あって、この録音に対する並々ならない意欲を感じられる歌唱となっています。メンデルスゾーンでは、ドイツ語の響きが音楽と一体となる音楽の特性を存分に生 かした歌唱となっていて、その表現力は圧巻です。ラインベルガーでの美しさにも魅せられます。パワフルで大規模な合唱でも精緻さを失わないのは、グッドソン の統率力のおかげでしょう。今後の活躍への期待も大いに膨らむ指揮者と合唱団の名歌唱をPENTATONEの秀逸な録音でお楽しみください。
Pentatone
PTC-5187083(1CD)
恋する魂は〜ヘンデル:カンタータ、アリアとソナタ
(1)私の心は騒ぐ HWV132b
(2)ヴァイオリン・ソナタ ト短調 HWV364a
(3)恋する魂は HWV173
(4)3声のソナタ ト短調 作品2ー6HWV391
(5)あなたが誠実?あなたが一途なの? HWV171
(6)我が苦しみはいつか私を満たすだろうHWV223(世界初録音)
フランチェスカ・アスプロモンテ(S)
ボリス・ベゲルマン(Vn&指)
アルセナーレ・ソノーロ
ヴァイオリン:ボリス・ベゲルマン、アンドレア・ヴァッサーレ、マウロ・マッサ、アンジェロ・カルヴォ、マリア・クリスティーナ・ヴァシ
チェロ:ルドヴィコ・ミナージ
ダブルベース:リッカルド・コエラーティ
アーチリュート:ジャンジャコモ・ピナルディ
チェンバロ:フェデリカ・ビアンキ

録音:2022年12月/オーディトリウムコレッリ、フジニャーノ(イタリア)
バロックの宗教曲や歌劇の分野で大活躍中のソプラノ、フランチェスカ・アスプロモンテと、コンチェルト・イタリアーノなど気鋭のピリオド楽器グループで、コ ンサートマスターやソリストを務めるバロック・ヴァイオリン奏者、ボリス・ベゲルマンが率いるピリオド楽器アンサンブル、アルセナーレ・ソノーロの共演によるヘ ンデル・アルバム。
ヘンデルのイタリア語によるカンタータは、1700年代の早い時期に、おもにローマで、数多く作曲されました。20歳で故郷ハレからイタリアに出てきたヘンデ ルは、A・スカルラッティら当時のイタリアの最先端の音楽様式を瞬く間に吸収し、独自の創意を加えて自身の作風を確立していきました。これらのカ ンタータは、主にイタリア貴族たちの依頼により、宮廷や別荘などでのコンサートのために書かれた楽曲で、ギリシャ・ローマ神話やイタリア文学を題材としたテキ ストを用い、愛や恋を歌うものでした。このアルバムには、愛の神クピドの矢に射抜かれ、愛に燃え、苦悩する登場人物の心情を歌うカンタータ3曲を、器楽ソナタ 2曲とともに収録されています。器楽ソナタはどちらもト短調の作品が選ばれ、カンタータの序曲の役割を果たすよう配置されていて、強い感情を歌う劇的なカン タータの雰囲気を盛り上げています。
それぞれに趣向が凝らされた劇的な表現力を持ったカンタータを、アスプロモンテは抜群の情感表現と持ち前の清新な美声で聴かせてくれます。ベゲルマンがソ ロを取るアルセナーレ・ソノーロの器楽演奏も、時に強烈な表現を見せながら、歌手の感情に寄り添う演奏を展開しています。特にHWV132bでは通常、オブリ ガート楽器はオーボエですが、ここではベゲルマンがヴァイオリンで奏でており、まるでアスプロモンテとの二重唱を歌うかのような表情豊かな演奏を聴かせてくれ ます。また最終トラックには、世界初録音となるというアリア「我が苦しみはいつか私を満たすだろう」HWV223が収録されている点も見逃せません。カンタータ とは異なり1738年から1741年の間に作曲されたという比較的晩年の作品となる、晴れやかな雰囲気を持つ技巧的なアリアは、この「愛」をテーマにしたヘン デル・アルバムを締めくくるにはふさわしいものでしょう。
フランチェスカ・アスプロモンテは、20代にして世界のカーネギーホールをはじめとする世界の主要なホールで歌い、エンリコ・オノフリやディエゴ・ファゾリス、 ラファエル・ピションといった気鋭の指揮者たちの信頼も厚い若き実力派ソプラノ歌手です。PENTATONEレーベルでは、すでにプロローグと聖母マリアという 趣向を凝らした2枚のアルバムをリリース。この二枚ではアルバム・コンセプトにも携わり、世界的にも高い評価を得ています。今回のアルバムでも、ブックレットに 示唆に富んだ巻頭言を寄せていて、その知的なアプローチは歌唱にも活かされています。
ロシア出身でイタリアでバロック・ヴァイオリンを学んだボリス・ベゲルマンは、イル・ジャルディーノ・アルモニコやイ・バロッキスティといった最先端を行く古 楽グループに参加し、2017年からは、コンチェルト・イタリアーノのコンサートマスターに就任しています。また、2014年には、自らのアンサンブル、アルセナーレ・ ソノーロを結成し、DHMやObsidianといったレーベルからCDをリリースし、世界的にも高い評価を得ています。声楽ソリストとの共演ではヴァイオリンを弾き ながら、指揮を務め、ヴィヴィカ・ジュノーやマックス・エマヌエル・ツェンチッチら最高峰の歌手たちとヨーロッパを中心にコンサートを行っています。また、今後、 フランチェスカ・アスプロモンテとの共演でイタリア各地の音楽祭に参加することが決まっています。今をときめく若き才能が共演したヘンデル・アルバムをお聴き 逃しなく!

BIS
BISSA-2651(1SACD)
『困苦の時のミサ曲』
ジョン・ピカード(1963-):3つのラテン語のモテット(Three Latin Motets)(1983-87)〜アカペラ合唱の為の
 光より生まれし光よ(O nata lux)(SATB)(1985)
 光の消ゆる前に(Te lucis ante terminum)(SSAA)(1987)
 慈しみと愛のあるところ(Ubi Caritas et amor)(SATB)(1983)
おお大いなる神秘(O magnum mysterim)(2015)〜アカペラ混声合唱の為の
オリオン座(Orion)(2004)〜トランペットとオルガンの為の
めでたし海の星(Ave maris stella)(1992)〜アカペラ混声合唱の為の
オジマンディアス(Ozymandias)(1983)〜アカペラ二重混声合唱の為の
テッセラ(Tesserae)(2009)〜オルガンの為の
困苦の時のミサ曲(Mass in Troubled Times)(2018)〜18声の為の
BBCシンガーズ、
マーティン・ブラビンズ(指)
クロエ・アボット(トランペット、フリューゲルホルン)、
デイヴィッド・グード(Org)、
スーザン・ビクリー(Ms)
[楽器 Trumpet:Van Laar Custom C/Flugelhorn: Van Laar Custom ]

録音:2022年10月13&14日/セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教区教会(ハムステッド、ロンドン、イングランド)
イギリスの作曲家ジョン・ピカードは、ウィリアム・マタイアスとルイ・アンドリーセンに学び、現在、ブリストル大学で作曲科の教授を務 めています。一連のエネルギッシュな力のある管弦楽と器楽の作品で主に知られ、現在までに交響曲と弦楽四重奏曲を6曲ずつ書いています。ナッシュ・アンサン ブルが彼の室内楽作品を演奏した『アレッポの園芸商』(BIS SA-2461)は、2021年グラモフォン賞の現代音楽部門賞に選ばれました。
BBCシンガーズとマーティン・ブラビンズによる新しいアルバムではピカードが、ライフワークとする交響曲と室内楽曲の合間、1983年から2018年にかけ て作曲した合唱作品が演奏されます。ブリストル大学在学中に課題として書いた〈光より生まれし光よ〉、シンプルな構造と明快なハーモニーの〈光の消ゆる前に〉、 聖木曜日の聖歌の歌詞による〈慈しみと愛のあるところ〉の「3つのラテン語のモテット」。ブリストル大学のクリスマスキャロル・コンサートのために書いた「おお 大いなる神秘」。直截的なハーモニーの語法に精巧なテクスチュアを加えた「めでたし海の星」。
パーシー・ビッシュ・シェリーのエジプトのファラオ、ラムセス二世を題材にとったソネット「オジマンディアス」は、ピカードが19歳の時に作曲されました。 2018年の「ミサ曲」の足がかりとなる不協和音がすでに織りこまれた作品です。
「困苦の時のミサ曲」は、ハイドンがナポレオン戦争中に書いた「ネルソン・ミサ(Missa in Angustiis)」からタイトルがとられました。カトリック神学教授ギャ ヴィン・デコスタが書いた、ミサ通常文と5つの言語による複雑なテクストに作曲された作品です。BBCシンガーズのために作曲され、2019年2月1日、ロンド ンのセント・ピーターズ教会でアンドルー・グリフィスの指揮で初演されました。BBCシンガーズは、1924年にラジオ放送のために組織された合唱団です。イギ リスの合唱音楽シーンの中心で活動をつづけ、ブリテンの「聖チェチーリア賛歌」やプーランクの「人間の声」などを初演しています。 (Ki)

APARTE
AP-323(1CD)
スターバト・マーテル
(1)プーランク:ロコマドゥールの黒衣の聖母へのリタニア
(2)クレマン・ジャヌカン:ああ、甘い眼差しよ
(3)プーランク:スターバト・マーテル
マチュー・ロマーノ(指)
アンサンブル・エデス
マリアンヌ・クルー(S)、
ルウイ=ノエル・ベスティオン・ド・カンブーラ(Org)(1)、
レ・シエクル(3)

録音:2022年10月19,20日コンピエーニュ帝室劇場(ライヴ)(2)(3)、2023年2月21日ロワイモヨン修道院食堂(1)
衝撃的なストラヴィンスキーの「結婚」とラヴェルの「ボレロ」のディスク(AP.300/KKC.6647)で注目を集めたロマーノとアンサンブル・エデス、待望の新 譜はプーランクの「スターバト・マーテル」。オーケストラ・パートはレ・シエクルが担うという豪華盤。1950年の作品ですが、なんと初のピリオド楽器による演奏 となります。
ロトの弟子にして助手も務めたロマーノは師の影響を強く受けていて、ノン・ヴィブラートのピュアな音色はもちろんながら、リズムの切れの良さと推進力が魅 力。いずれもプーランクの音楽のポイントでもあるため理想的な世界を実現しています。「スターバト・マーテル」のオーケストラ編成は大きいものの、ロマーノはロ トが同曲を指揮したらと思わせる透明でエネルギーあふれる美演を繰り広げます。
カップリングの「ロコマドゥールの黒衣の聖母へのリタニア」は女声合唱とオルガンという編成。プーランクの宗教作品のなかでもとりわけ感動的なものですが、 初演時に立ち戻るという姿勢からフランス国立図書館所蔵の自筆譜を用いた演奏で、鮮烈な印象を残します。さらに注目なのが、プーランクの間奏曲的にクレマン・ジャヌカンのシャンソン「ああ、甘い眼差しよ」を彼らの歌唱で聴くことができること。宮廷の近寄りがた い女性への愛の歌とされますが、ロマーノは聖母マリアに宛てたものではと指摘していて、リタニアやスターバト・マーテルの間にあっても違和感なく、音楽にたっ ぷり浸れます。 (Ki)

Chopin University Press
UMFCCD-118(1CD)
ヤング・ワルシャワ・コンポーザーズ
1. アレクサンドラ・フミェレフスカ(b.1993):管弦楽のための幻想的な場面
2. ドミニク・ラソタ(b.1994):16人の奏者のための小品
3. マルチン・ヤヒム(b.1993):打楽器と弦楽のための幻想曲
4. ヤツェク・シェンキエヴィチ(b.1994):クラリネットと弦楽のための協奏曲
5. マチェイ・スウェツキ(b.1995):混声合唱と管弦楽のためのMy River runs to Thee
アガタ・パルティカ(パーカッション/tr.3)、
ヤン・グラッラ(パーカッション/tr.3)、
マテウシュ・ライコフスキ(クラリネット/tr.4)、
合唱団(tr.5)、
器楽アンサンブル(tr.2)、UMFCSO(tr.1, 5)、
ヤン・ミウォシュ・ザジツキ(指揮/tr.1)、
マレク・ヴロニシェフスキ(指揮/tr.2)、
マテウシュ・グヴィズダウワ(指揮/tr.3-5)

録音:2017年4月&2018年4月、フレデリック・ショパン音楽大学コンサート・ホール(ポーランド、ワルシャワ)
※全曲世界初録音
本アルバムでは、ワルシャワの若手作曲家たちによる管弦楽作品を紹介しています。彼らはショパン音楽大学の学生や卒業生であり、数々の作曲コンクールでの受賞によって、その芸術的な成熟度が証明されています。これらの作品は、同大学のコンサートホールで初披露されたコンサートの一部として録音されました。色彩、構造、音色に対する豊かな想像力と、多面的な音楽風景の構築によって結びついています。

Pentatone
PTC-5187075(1CD)
民謡集
(1)バルトーク:5つのハンガリー民謡 BB108 Sz.101(1929)
(2)ベリオ:フォーク・ソングズ(1964)
(3)ラヴェル:5つのギリシャ民謡(1904-1906)
(4)モンサルバーチェ:5つの黒人歌曲(1945)
マグダレーナ・コジェナー(Ms)
チェコPO、
サイモン・ラトル(指)

録音:(2)2020年6月、(1)(3)2022年11月、(4)2023年2月/ドヴォルザーク・ホール、ルドルフィヌム(プラハ)
世界最高の名歌手マグダレーナ・コジェナー、PENTATONEレーベル第4弾は「民謡集」。バルトーク、ベリオ、ラヴェル、モンサルバーチェが民謡にインスパイ アされ作曲した歌曲集です。共演はサイモン・ラトル(指)チェコPOとの豪華共演!ラトルとコジェナーは2022/23年シーズンの同団の アーティスト・イン・レジデンスを務めています。
当録音でもコジェナーの歌唱力は圧倒的。スタイルの全く違う4人の作曲家がそれぞれ選択した民謡をコジェナーは独自のスタイルで表現しており、ラトル率い るチェコ・フィルの好サポートを得て民謡の世界へと誘います。
スペイン出身の作曲家ハビエル・モンサルバーチェ(1912-2002)はカタルーニャ民謡を基調した作品で知られ、器楽曲、映画音楽、バレエ音楽など幅広いジャ ンルで作品を残しました。5つの黒人歌曲は1945年に作曲したモンサルバーチェの代表作。スペイン語の詩にのせた民族色の強い作品です。
「私の子供時代は民謡とともに育ちました。夏休みの夜にはテレビを観る代わりに姉や祖父母と一緒に台所で民謡を歌い、その民謡から新しいメロディを学び、 即興で2重唱、3重唱を歌って楽みました。私が育ったモラヴィア地方は、どの村にも独自の曲と民謡があり、今もなお祝宴、冠婚葬祭などで歌われます。バルトー ク、ベリオ、ラヴェル、モンサルバーチェ各作曲家が民謡を用いた作品に対するアプローチがユニークであるにも関わらず、私はそれぞれの曲に特別なつながりを感 じています。民謡は日常生活について語り、先人から学ぶ道徳のようです。民謡はどんな感情もリアルに感じられる、私たちの文化遺産なのです」(マグダレーナ・ コジェナー)
コジェナーがPENTATONEレーベルからリリースしているタイトルはどれも高い評価を得ており、バロック・レパートリーを歌った「ため息の庭」(KKC-6107 / PTC-5186725)、ラトルがピアノ伴奏で共演した「ソワレ」(PTC-5186671)、ブロンフマンと共演した「郷愁」(PTC-5186777)をリリースしております。 (Ki)

Linn
CKD-721(1CD)

NYCX-10428(1CD)
日本語解説付国内盤
税込定価
モーツァルト:ミサ曲 ハ短調 K. 427(クレメンス・ケンメ補筆版)
C.P.E.バッハ:聖なるかな、万軍の主なる神 H.778
ルーシー・クロウ、アンナ・デニス(S)
ジェス・ダンディ(A)
ニコラス・マルロイ(T)
ロバート・デイヴィス(Bs)
ダニーデン・コンソート(声楽&古楽器アンサンブル)
スティーヴン・ファー(Org)
ジョン・バット(指)

録音:2022年9月20-23日 パース・コンサート・ホール、UK
18世紀当時のモデルの楽器と演奏様式を徹底追求、バッハやヘンデルの大作声楽曲などでユニークな演奏解釈を送り出してきたダニーデ ン・コンソートが、古典派の未完大作を録音、同じく二重合唱を活かしたC.P.E.バッハ晩年の充実作と共に一つのアルバムにまとめました。 モーツァルトが結婚式を挙げるためザルツブルクに一時帰郷した1783年に作曲したものの未完に終わったハ短調ミサ曲K. 427は、20世紀 以降ランドン(1956)、バイヤー(1989)、モンダー(1990)、レヴィン(2005)など数々の音楽学者により校訂・補筆がなされましたが、ここ ではブライトコップフ&ヘルテル社から2018年に刊行されたオランダの音楽学者クレメンス・ケンメによる補筆が採用されています。ケンメの補 筆校訂は2012年に録音されたペーター・ダイクストラ指揮の録音でも話題になりましたが、先行録音はあるものの、コンパクトな編成で楽 譜の特徴をよく伝えるダニーデン・コンソートの解釈は、2023年8月6日のBBCプロムスでも演奏、放送もされ大きな反響を呼びました。同 日のプログラム前半でも演奏されたC.P.E.バッハ晩年の合唱曲「聖なるかな」は、ミサのサンクトゥスの章をラテン語ではなくドイツ語で、出典 である新約聖書の羊飼いへのお告げの場面を生々しく描写するよう仕上げた音楽。こちらも短いながら金管・打楽器が二重合唱を効果的 に盛り上げ、声楽・器楽パートの精妙な解釈と相俟ってC.P.E.バッハ特有の書法が大いに迫力を発揮します。両作曲家の異同にも気づか される刺激的な新録音です。

Hortus
HORTUS-577(1CD)
ナグムジーク
(1)ヘンドリク・ピエナール・ホフメイル(1957-):2つの記念日の歌 Op.139
(2)アー
ノルド・ヴァン・ウィック
:ナグムジーク
(3)ウィック:愛と放棄
(4)ホフメイル:風の中の言葉 Op.216
(5)ホフメイル:ファンタジア・ソプラ・センツェーニ・ナ Op.180
(1)(3)(4)ミネット・デュ・トワ=ピアース(Ms)
マリカ・ホフメイル(P)

録音:2022年12月&2023年1月/グラース(フランス)
当アルバムはアーノルド・ヴァン・ウィックとヘンドリク・ピエナール・ホフメイル、2人の南アフリカ出身の作曲家の歌曲とピアノ曲を収録。歌曲に共通するのは 南アフリカの著名な詩人の詩に曲をつけており、その詩は南アフリカ共和国の数百万人の国民が今も話すアフリカーンス語で書かれています。

Coviello
COV-923(1CD)
バッハ:ユダのアリアとレチタティーヴォ
カンタータ第131番『深き淵より われ汝に呼ばわる、主よ』 BWV131より アリア Meine Seele wartet auf den Herrn
カンタータ第78番『イエスよ、汝わが魂を』 BWV78より レチタティーヴォ Ach! ich bin ein Kind der Sunden
カンタータ第179番『心せよ、汝の敬神の偽りならざるかを』 BWV179より アリア Falscher Heuchler Ebenbild
カンタータ第55番『われ哀れなる人、われ罪の下僕』 BWV55より レチタティーヴォ Ich habe wider Gott gehandelt
カンタータ第76番『天は神の栄光を語り』 BWV76より アリア Hasse nur, hasse mich recht
カンタータ第55番『われ哀れなる人、われ罪の下僕』 BWV55より アリア Erbarme Dich! Lass die Tranen dich
カンタータ第3番『ああ神よ、いかに多き胸の悩み』 BWV3より レチタティーヴォEs mag mir Leib und Geist verschmachten
カンタータ第12番『泣き、歎き、憂い、怯え』 BWV12より アリア Sei getreu, alle Pein
マタイ受難曲 BWV244より レチタティーヴォ Trinket alle daraus
カンタータ第154番『いと尊きわがイエスは見失われぬ』 BWV154より レチタティーヴォ Dies ist die Stimme meines Freundes
カンタータ第157番『汝われを祝せずば』 BWV157より アリア Ich halte meinen Jesum feste
カンタータ第183番『彼らはあなた方を追放し』 BWV183より アリア Ich furchte nicht des Todes Schrecken
カンタータ第97番『わがなすすべての業に』 BWV97より アリア Ich traue seiner Gnaden
ベネディクト・クリスティアンソン(T)
セルゲイ・マーロフ(Vn)
アンサンブル・コンティヌム

録音:2022年6月19-22日/ベルリン、アンドレアス教会
テノール歌手のベネディクト・クリスティアンソンはユダについて、絶対悪の裏切り者という認識ではなく、キリスト教の核心であるイエスの犠牲に根本的に関わ る重要人物と考えています。この考えに基づき、バッハのカンタータと受難曲からユダにちなんだ内容のレチタティーヴォとアリアを集め、普段と異なる角度からユ ダを描こうと試みたアルバムです。バッハの音楽に籠められた強い表現が新たな象徴性をもって響き、ヴァイオリンのオブリガートも意味深く感じられてきます。
ベネディクト・クリスティアンソンはアイスランド生まれ。レイキャヴィーク音楽院、ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学で学び、クリスタ・ルートヴィヒ、ペー ター・シュライヤー、エリー・アメリング、ロベルト・ホルらのマスタークラスに参加しています。 (Ki)

DUX
DUX-1972(1CD)
ザレンプスキ:コンプリート・ワークス Vol.5 〜作品番号のない作品集
ユリウシュ・ザレンプスキ(1854-1885):大幻想曲 JZBO11/無題の小品 嬰ヘ短調 JZBO14/花開いたばかりの木々 JZBO2/アンダンテ・マ・ノン・トロッポ JZBO 1/無言歌 JZBO5/マルチェフスキによるオペラ「マリア」より「序曲」(4手のピアノのための) JZBO7/アデューJZBO4
ピオトル・サワイチク(P)、
ヨアンナ・フレシェル(S)、
グジェゴシュ・ビエガス(P)

録音:2022年12月10日-12日
19世紀のポーランドのピアニストであり作曲家であったユリウシュ・ザレンプスキは、ショパンやリストの楽曲の影響を受けつつ、ポーランドの民族音楽にインスピレーションを得ながら作曲していました。生前には出版されず、作品番号のない作品も多く、本アルバムにはその中から、ピアノ曲とソプラノとピアノのための歌曲が収められています。
DUX
DUX-1974(1CD)
ワールド・ヒッツ
Lubi? wraca? tam, gdzie by?em/好きにならずにいられない/オンリー・ユー/マイ・ウェイ/行け、わが想いよ、黄金の翼に乗って(ヴェルディ:歌劇「ナブッコ」より)/Pami?tam ciche, jasne, z?ote dnie/誰も寝てはならぬ(プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」より)/シー(忘れじのおもかげ)/オー・ソレ・ミオ/ハレルヤ/スタンド・バイ・ミー/Pozwol mi/ザ・プレイヤー(祈り)/ユー・レイズ・ミー・アップ
ポーランド男声cho、
ピオトル・ヤンチャク(指,P)、
ミコワイ・ヴィエンケ(Sax)、
ピオトル・ストロミウォ(ギター、プログラミング)、他

録音:2022年
エルヴィス・プレスリー、フランク・シナトラなど、世界中でヒットしたポップスや、誰もが知るクラシックの名曲などを織り交ぜ、ポーランド合唱団とソリストたちが美しく歌い上げます。
DUX
DUX-1988(1CD)
フリーマン:歌曲選集 vol.1
ヴィトルト・フリーマン
(1889-1977):Zgarnij w me serce op.198-9/Krolowo ro? Op.206-5/Nasz wieczor Op.305-2/ ??ko wieczy?cie zielona Op.344-7/Kocham Op.283-7/Ballada Op.209-3/Nad wod? wielk? i czyst? Op.196-1/W lesie Op.327-1/Ko?ysanka z Nadarzyna Op.135-6/Gdyby? Ty by?a szklanym jeziorem Op.235-2/M?dro?? drzew Op.344-4/O u?miechu, przewodniku dobrym Op.210-5/Wzruszony smok Op.260-4/Wiatr zaniesie Ci Op.172-2/Noc majowa/Przy wigilijnym stole Op.261-3/Moja piosnka Op.123-3/Twoje s?owa Op.327-3
レナタ・ジョンソン=ヴォイトヴィチ(S)、
マチェイ・バルチャク(Br)、
マルチン・カスプシク(P)

録音:2022年
※全曲世界初録音
20世紀の作曲家ヴィトルト・フリーマンは、その長い生涯で約1300もの曲を作曲しましたが、その内の400以上が歌曲となっています。本アルバムには、ソプラノとピアノのための小曲や、バリトンとピアノのための小曲が収録されており、これらは現在ほとんど演奏されることのない貴重なもので、全曲世界初録音となっています。
DUX
DUX-1980(1CD)
私の泣き声
シュニトケ(1934-1998):Gospodi Iisusie
ジエナディ・ニキフォロヴィチ・ワパイェフ(b.1954):Pokajanija otwierzi mi dwiery
アレクサンドル・ニコルスキー(1878-1943):Na riekach Wawi?onskich op.7-2
マルチン・モルスキ(b.1999):Pomyszlaju die? strasznyj/アルテム・ヴェデル(1767-1808):Nie otwrati lica Twojeho, solo:Andrii Matsenko
イリナ・デニソヴァ(b.1957):Dusze moja
シュテファン・ストヤノヴィッチ・モクラーニャッツ(1914): Da isprawitsa molitwa moja
G.F.ルヴォフスキ(1830-1894):Nynie Si?y Niebiesnyja
ニコライ・ダニリン(1878-1945):O Tiebie radujetsa
ヴラディミル・ミロサウリェヴィチ(1951-2023):Pokajni?ka molitva, solo:Mi?osz Bogi?
アレクセイ・ルヴォフ(1798-1870):Wieczeri Twojeja, opr. W. Kowald?y
タネーエフ(1850-1918):Razbojnika b?agorazumnago
metr. I アルフィエフ(b.1966):Wo carstwii Twojem
ミウォシュ・ボジチ(b.1994):Nie rydaj mienie, Mati
パヴェウ・グリゴリエヴィチ・チェスノコフ(1877-1944):Priidite ub?a?ym Iosifa
グレチャニノフ:Jelicy wo Christa, Woskresni Bo?e op.52-12
伝承曲:Da mo?czyt wsiakaja p?ot’
チェスノコフ:Spasienije sodie?a? op.25-5
ヴァルスラヴィア

録音:2021年-2022年
2016年に結成された正教会音楽アンサンブル、ヴァルスラヴィアは、活動歴はまだ数年と浅いものの、国内外の正教会音楽のフェスティバルにて成功を収めています。
本アルバムには、19世紀から20世紀にかけて活躍したポーランド、ロシア、セルビア、ウクライナの作曲家たちの歌曲と、現代の歌曲が収録され、ア・カペラで厳かに奏でられています。

Rondeau
ROP-6246(1CD)
マルクス・フリッカー:ア・カペラ作品集
マルクス・フリッカー(b.1943):占星術師/もし私が生まれていなかったら/人生の豊かさ/Schlaft ein Lied in allen Dingen/音楽を選ぶ人は誰でも/Zwei Gesange:「Nachts uberm Wasser」/夜の静けさの中で/スターン博士/S’ Labe/「失恋」/Du liessest deine Gute regnen/Eine grosse Stadt/Unser Vater/開花した菩提樹/Quand je vais au jardin/私の村/夏の名残のばら/夕べの歌/3つのドイツ民謡
ライナー・ヘルド(指)、
ドイツ室内cho

録音:2023年1月6日-8日
ライナー・ヘルド率いるドイツ室内合唱団は、世界で初めてマルクス・フリッカーのみの作品を集めたアルバムを収録しました。マルクス・フリッカーは、スイス国内で非常に有名で知名度のある作曲家で、すでに多くの作品で多くの賞を受賞しています。このアルバムには宗教曲や世俗曲、混声合唱団や男声合唱団のオリジナル曲の他、「夏の名残のばら」や「許しておくれ、すてきな娘さん」、「深い谷間で」などの民謡のアレンジ作品も収録されています。

Signum Classics
SIGCD-773(1CD)
バッハ、マクミラン:モテット&宗教音楽集
バッハ:来たれ、イエスよ、来たれ BWV229
ジェームズ・マクミラン
(b.1959):テネブレ・レスポンソリウム〜第1番:あまねく暗くなりて
バッハ:イエス, わが喜び
マクミラン:ミゼレーレ、
 テネブレ・レスポンソリウム〜第2番:われは不敬なる者らの手に渡され、
 テネブレ・レスポンソリウム〜第3番:不敬の者はイエズスを、この間の夜私は永遠を見た*
バッハ:新しい歌を主に向かって歌え BWV225
*世界初録音
テネブレ、
ナイジェル・ショート(指)

録音(ライヴ):2023年5月27日、スネイプ・モルティングス(サフォーク、イギリス)
キングズ・シンガーズの元メンバーであるナイジェル・ショートによって2001年に設立され、世界最高峰のヴォーカル・アンサンブルの一つとして広く活動する“テネブレ”。2016年に「ブラームス&ブルックナー(SIGCD-430)」が2度目のBBCミュージック・マガジン賞を受賞し、2018年には「天体の音楽(SIGCD-904)」がグラミー賞にノミネートされるなど度々大きな注目を浴びてきた彼らが、バッハのモテットと現代のスコットランドを代表する作曲家、ジェームズ・マクミランの宗教音楽を歌ったライヴ・レコーディングをリリース!
ナイジェル・ショートが「400年後のジェームズ(・マクミラン)は、今日のバッハと同じように尊敬されていることでしょう。」と語るように、マクミランの作品は宗教的な信仰に対する徹底的な献身と信念が表れた精緻さが際立ち、合唱レパートリーの柱であるバッハのモテットとの組み合わせが絶妙な陰影を生み出しています。マクミランがロンドン・バッハ協会の創立75周年を記念して2021年にテネブレのために作曲した新作「この間の夜私は永遠を見た」はこれが初の録音となります。
Signum Classics
SIGCD-754(1CD)
ノエル
トビー・ヤング
(1990-):O Adonai、The Astronomer’s Carol
伝承曲:On Christmas Night
ボブ・チルコット(1955-):羊飼いのキャロル
ジョナサン・ダヴ(1959-):The Star-Song
伝承曲
:Away in a Manger
ハロルド・ダーク(1888-1976):In the Bleak Midwinter
エリザベス・ポストン(1905-1987):Jesus Christ the Apple Tree
伝承曲:ああベツレヘムよ
ジャン・ムートン:Nesciens Mater
ジョン・ラター(1945-):天使のキャロル、What Sweeter Music
ビクトリア:おお大いなる神秘
ジョナサン・ロバーツ(1983ー):Hope Finds a Way
グルーバー(1787-1863):きよしこの夜
アルモニコ・コンソート、
クリストファー・モンクス(指)

録音:2022年7月(イギリス、ロンドン)
ストリッジョのミサ曲(SIGCD-560S)で話題となったアルモニコ・コンソートとクリストファー・モンクスによるクリスマス・アルバム!アルモニコ・コンソートは小編成から大編成、合唱のみ、オーケストラ付きなど、多種多様な編成とプログラムにハイレベルなパフォーマンスで対応する2001年創設の合唱団です。本作は、現代作品からはトビー・ヤングの世界初録音曲やジョナサン・ダヴによる「Star Song」をフィーチャーし、伝統的なキャロルからは「Silent Night」から「Away in a Manger」まで、絶妙に崇高なバージョンを収録しています。クリスマスの雰囲気を愛する人々にとって完璧な1枚といえるでしょう。
Signum Classics
SIGCD-743(1CD)
ブルー
オリヴァー・デイヴィス:Sea Dances(4手ピアノと弦楽のための)/Coral Suite(2台ピアノとオーケストラのための)/The Water Garden(4手ピアノ、ハープ、チェレスタと弦楽のための)/Water Variations(4手ピアノ、弦楽と声楽のための)/Tango(4手ピアノのための)/Dream Songs(2人のソプラノ、トレブル、4手ピアノ、弦楽と合唱のための)/Shoals(4手ピアノとチェレスタ、弦楽のための)/Blue(4手ピアノのための)
ベス&フロー(P・デュオ)、
グレイス・デイヴィッドソン(S)、
ジュリア・ドイル(S)、
オリヴァー・デイヴィス(テノール、チェレスタ、ハープ)、
ジョシュア・デイヴィッドソン(トレブル)、
ロイヤルPO、ポール・ベイトマン(指)

録音:2021年&2022年(イギリス)
オリヴァー・デイヴィス(1972-)は英国王立音楽アカデミーで研鑽を積み、コンサート音楽からバレエ、サウンドトラック、テレビ・スコアなど様々な音楽でロンドンの主要オーケストラと共演してきたイギリスの若手作曲家。Signumからリリースされている過去作〔「フライト」(SIGCD-411)、「シーズンズ」(SIGCD-437)、「ダンス」(SIGCD-469)、「リバティ」(SIGCD-522)、「アルカディア」(SIGCD-590)、「ソレス」(SIGCD-668)、「エア」(SIGCD-709)〕は全英クラシカル・チャートとiTunesクラシック・チャートの両方で何度もTOP10入りを果たし(「リバティ」はiTunesクラシック・チャート第1位)、アップル・ミュージックでは多数の5つ星レビューと100万回以上のストリーミング実績を誇ります。今作は初のピアノに特化したアルバムで、テーマは「水」。オランダのピアノ・デュオ、ベス&フローがピアノ連弾と2台ピアノでチェレスタやハープ、フルオーケストラと共演します。

Acte Prealable
AP-0563(1CD)
エウゲニウシュ・グルベルスキ:合唱作品集 Vol.1
エウゲニウシュ・グルベルスキ
(1870-1923):1-2. コシチュシュコの葬送カンタータ
3. マズルカ Op.10
4. サロンのマズルカ
5-8. 聖体祭のレスポンソリウム
9. 夜想曲/10. 私の息子たちのカンタータ
ロベルト・カチョロフスキ(バリトン、1,10)、
マチェイ・ナチク(バリトン、1,2)、
ダリウシュ・ミコレク(P、1-4,9-10)、
モニカ・バホフスカ((指)1-2,5-8,10)、
インシエメcho(1-2,5-8,10)

録音:2023年4月
エウゲニウシュ・グルベルスキ(1870-1923)はポーランドのプウォツクに生まれました。「大聖堂のオルガニストの息子」として生まれたグルベルスキは、ドイツのレーゲンスブルク音楽を学び、その後1898年からプウォツクの大聖堂聖歌隊の指揮者となり、定期刊行物「教会の歌声」の編集者であったことが分かっています。
Acte Prealable
AP-0564(1CD)
ベッリーニ:歌曲集
蝶々/その時はいつやって来るのだろう/幼い日の夢/捨てられたわが身/苦悩にふるえ/帰れ, 愛しいフィッリデよ/追憶/フィッリデの悲しげな姿よ/優雅な月よ/マリンコニーア/お行き, 幸運なバラよ/美しいニーチェよ/もし私ができないなら/私の偶像よ/喜ばせてあげて
ヨアンナ・ティルコフスカ=ドロジュジ(S)、
オルハ・ビラ(P)

録音:2022年1月(ポーランド)
ロッシーニやドニゼッティとともに「ベルカント・オペラ」と称される19世紀前半のイタリア・オペラを代表する作曲家、ヴィンチェンツォ・ベッリーニの歌曲集がポーランドの「Acte Prealable」から登場。
ソリストは、シュチェチン芸術アカデミーで教鞭を執るヨアンナ・ティルコフスカ=ドロジュジ。2005年からはシュチェチン城でのオペラのソリストとして多くの舞台に登場し、モーツァルト、プッチーニ、シマノフスキ、チャイコフスキー、R.シュトラウス、ビゼーなどのオペラ作品や、J.シュトラウス、レハール、オッフェンバックなどのオペレッタ作品を演じてきました。2015年には、国内外での優れた芸術的功績に対して贈られる「シュチェチニアン・オブ・ザ・イヤー」にノミネートされ、特別賞を受賞しています。
Acte Prealable
AP-0562(1CD)
ヴェルトハイム:ピアノ&歌曲作品集
ユリウシュ・ヴェルトハイム
(1880-1928):バラード Op.11/バッソ・オスティナートの変奏による前奏曲とフーガ Op.12/2つのピアノ小品 Op.14/3つの歌
エルジュビェタ・ティシェツカ(P)、
ベアタ・ザヴァツカ=クウォス(S)

録音:2019年5月&2023年5月(ポーランド)
19世紀後半〜20世紀前半のポーランドにおけるコンポーザー=ピアニスト、指揮者、教育者、音楽評論家として活躍したユリウシュ・ヴェルトハイム。
ヴェルトハイムは新ロマン主義を掲げた作曲者としての一面はもちろんのこと、若き日のアルトゥール・ルービンシュタインに多大な影響を与えた人物としても知られ、その短い生涯の中で、交響曲、ピアノ独奏曲、ヴァイオリン・ソナタ、の歌曲など、数多くの作品を残しましたが手稿譜の大部分は第二次世界大戦中にワルシャワで焼却されています。本アルバムでは、多彩な音楽活動を行ったヴェルトハイムによるピアノ作品と歌曲作品を取り上げています。

Tactus
TC-890390(2CD)
カステルヌオーヴォ=テデスコ:歌曲&ピアノ作品集
【CD-1/歌曲集】 L'infinito op.22/Il libro di Dolcina/La serafiesolana/Piccino piccio (ninna nanna) op.26/2preghiere per i bimbi d'Italia op.29/La barba bianca op.28/La canzone della vita/Briciole op.8/Ore sole op.52/Stelle cadenti.12 liriche brevi op.6/Quattro sonetti da La vita nova op.41/Ninna nanna per l'album di una bimba op.4/I naviganti op.13[pianoforte solo]
【CD-2/ピアノ作品集】 La sirenetta e il pesce turchino op.18/2. Vitalba e Biancospino op.21/Cipressi op.17/Questo fu il carro della morte op.2/Il raggio verde op.9/Alghe op.12/Epigrafe op.25/Le stagioni op.33/Tre poemi campestri op.44
ヴァレンティーナ・ヴァニーニ(Ms)、
ジュゼッピーナ・コーニ(P)

録音:2021年7月-8月
1895年にフィレンツェで生まれたマリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコは、イタリアの作曲家、ピツェッティに師事し、生涯で200曲以上を作曲しました。ギターのための楽曲が有名ですが、ピアノ曲や管弦楽曲など、幅広い楽曲を遺しています。
イタリア系ユダヤ人だったカステルヌオーヴォ=テデスコは、ファシズムから逃れるため、1939年にアメリカへ渡り、ハリウッドにて映画音楽の世界で活躍しますが、本アルバムにはイタリアで盛んに活動できた1920年代までの作品が収録されています。

RUBICON
RCD-1117(1CD)
ホームランズ
1. マーラー:私はこの世に忘れられ
2. デュパルク:旅へのいざない
3. シューマン:ジプシーの歌T
4. シューマン:ジプシーの歌U
5. ヴォルフ:つばめの帰郷
6. シューベルト:さすらい人の夜の歌
7. シューマン:異郷にて
8. シューマン:間奏曲
9. ラフマニノフ:歌わないでおくれ、美しい人よ
10. デュパルク:前世
11. シューマン:森の対話
12. シューマン:月夜
13. シューベルト:竪琴弾きの歌T
14. シューベルト:竪琴弾きの歌U
15. シューベルト:竪琴弾きの歌V
16. ドンス・シン:おお、山よ!
17. シューマン:牛飼いの別れ
18. デュパルク:ミニョンのロマンス
19. シューベルト:さすらい人
20. シューマン:美しき異郷
21. シューマン:悲哀
22. シューマン:春の夜
23. チャイコフスキー:ただあこがれを知る者だけが
24. フォーレ:揺りかご
イアン・ボストリッジ(テノール/tr.1,3,4, 13,14,15,17)、
ジェニファー・フランス(ソプラノ/tr.2, 5,10,18,24)、
ジェイムズ・アトキンソン(バリトン/tr.7, 8,11,12,20,21,22)、
ウォンシク・オー(バス/tr.6, 9,16,19,23)、
アーロン・ゴールディン(P)
英国王立音楽アカデミー(RAM)でマルコム・マルティノー、ジェームズ・ベイリュー、マイケル・ドゥセクらの指導の下、ピアノ伴奏の上級ディプロマ取得に向けて研鑽しているイギリスのピアニスト、アーロン・ゴールディン。この歌曲レパートリーを専門とする若き天才がキュレーションした素晴しいプログラム「HOMELANDS」のアルバムが、次代を担う才能あふれる若きアーティストたちのための"クリエイティヴ・ホーム" 「Rubicon」から登場。アーロン・ゴールディンが監修した「HOMELANDS」は、2022年6月の「世界難民の日」にRAMで行われた公演後、20万ポンド以上の寄付が集まり、500人のアフガニスタンの女子生徒をタリバンから逃してカナダへ留学させている慈善団体「The 30Birds Foundation」の活動に使われました。このニュースは米ニューヨーク・タイムズ紙、英タイムズ紙、CNNなどでも報道され、このアルバムの実現に繋がっています。
「HOMELANDS」は亡命と故郷への憧れをテーマにした珠玉のアート・ソング集で、シューマンの「リーダークライス」からのセレクションを柱に、マーラー、デュパルク、チャイコフスキー、フォーレ、シューベルト、ヴォルフ、ラフマニノフらの郷愁と哀愁に満ちた歌曲を厳選。「世界難民の日」での公演でも歌った世界的テノール、イアン・ボストリッジを筆頭に、2018年「Critics’ Circle」の新進タレント賞を受賞したジェニファー・フランス、2022年ロイヤル・オーバーシーズ・リーグのシンガー賞を受賞し、2023-2025年BBCラジオ3新世代アーティストに選ばれているジェイムズ・アトキンソン、アーロン・ゴールディンのデュオ・パートナーであり、ともに2022-2024年オックスフォード・リーダー(オックスフォード国際歌曲音楽祭)のヤング・アーティストに選出されたウォンシク・オーといった、才能豊かな若手アーティストたちが歌います。

Nimbus
NI-8112(1CDR)
マックス・コヴァルスキ:歌曲集
マックス・コヴァルスキ(1882-1956):6つの歌 Op.1/6つの賛美歌 Op.3より 第1曲〜第3曲/マルティン・グライフの詩による3つの歌 Op.8/ロココ時代の6つの恋の歌 Op.11/ヘルマン・ヘッセの詩による5つの歌 Op.14/クラブントの詩による6つの歌 Op.15/イングリッシュ・ソングス 第1番、第2番、第3番/芸者の歌
サイモン・ウォルフィッシュ(Br)、
カミーユ・ブッチャー(S)、
エドワード・ラシュトン(P)

録音:2019年8月7日-9日
マックス・コヴァルスキ(1882-1956)は1939年まではドイツで、その後はイギリスで活躍した声楽家兼作曲家です。250以上もの歌曲を遺した彼の作風は、19世紀後半の美学が活かされ、その様式が反映されています。ほぼドイツ語の詩に曲を付けた作品を遺した知られざる作曲家コヴァルスキの楽曲をお楽しみください。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

B RECORDS
LBM-053(1CD)
NX-B10
パリへの旅 〜アカデミー・オルセー=ロワイヨモンの歌手たち
1-5. プーランク:平凡な話 FP107
6. リスト:安らぎをください S317
7. リスト:すべての頂には憩いがある S306
8. リスト:祈り S265
9. フォーレ:L’absent 不在 Op.5-3
10. デュパルク:L波と鐘の音(1871)
11. プーランク:セレナーデ(『陽気な歌』FP 42より)
12. レーヴェ:Erlkonig 魔王 Op.1-3
13. シューベルト:竪琴引きの歌 I D478
14. シューベルト:こびと D771
15. シューベルト:墓掘人の郷愁 D842
16-18. ドビュッシー: ビリティスの三つの歌
19-20. ドビュッシー:抒情的散文
21-22. コルンゴルト:『四つの別れの歌』Op.14より
 21.月よ、おまえはそうやってまた昇り
 22. 穏やかな別れ
ブレンダ・プパール(Ms)
アンヌ=ルイーズ・ブリオン(P)…1-8
アドリアン・フルネゾン(Bs-Br)
ナターリャ・イェリセイェヴァ(P)…9-13
シリエル・ンジキニャ(S)
カオリ・オノ(P)…14-18
テッド・ブラック(T)
ディラン・ぺレス(P)…19-22

録音:2023年5月8日 ロワイヨモン修道院
フランス革命で中世以来の修道院としての役目を終え、19世紀に復活するも20世紀初頭以降は廃院、近年は古楽や現代音楽のワーク ショップや演奏会、録音などでも使われているロワイヨモン修道院。この歴史的建築を拠点とするロワイヨモン財団がオルセー美術館と共同 で進めている新世代歌曲演奏家育成プロジェクトのアカデミー・オルセー=ロワイヨモンで学んだ歌手・ピアニストたちが集い、歌曲芸術の ルーツともいうべきドイツ語歌曲の世界とフランス近代歌曲の傑作を聴かせます。「パリへの旅」の題にふさわしく、演奏家たちはそれぞれに多 様なバックグラウンドを持ち、歌われる内容と相俟って今もなおパリが重要な文化交流の拠点であることを改めて実感できる内容。既にフラン ス各地の歌劇界での活躍が注目されているブレンダ・プパールやMIRAREでソロ録音をリリースしているシリエル・ンジキニャ&カオリ・オノな ど、今後が期待される演奏家たちが既に現時点で比類ない歌曲解釈者であることを強く実感させてやみません。両言語とも詩句の濃やか な表現をじっくり聴き確かめられる録音エンジニアリングにも好感が持てます。

FUGA LIBERA
FUG-800(1CD)
19-20世紀ロシアの合唱作品
1. グリンカ/ミリー・バラキエフ 編曲:ヴェネツィアの夜
2. ダルゴムイシスキー(1813-1869): 嵐が空を覆う 〜『ペテルブルク・セレナーデ』
3. リムスキー=コルサコフ: タタールの捕囚
4. アレクサンドル・ヴァルラモフ(1801-1848)/アンドレイ・ペトレンコ 編曲:私はなぜ生き、悲しむのか
5. ルビンシテイン/ゲオルギ・ドミトレフスキー 編曲/A.ペトレンコ改訂:山の頂
6. ボロディン/A. ペトレンコ 無伴奏合奏の為の自由な編曲: V Monastyre 修道院にて
7. バラキエフ/パーヴェル・ツィガノフ 編曲:明るい月は空に輝く
8. キュイ:夜想曲
9. ヴィッサリオン・シェバリーン(1902-1963): 冬の道
10. アナトーリ・ノヴィコフ(1896-1984)/A.ペトレンコ 編曲:愉快な宴
11. エラスト・アバーザ(1819-1855)/A.ペトレンコ 編曲:霧の朝
12. チャイコフスキー:黄金の雲は眠りにつき
13. カリンニコフ(1870-1927): エレジー
14. ムソルグスキー/A. ペトレンコ 無伴奏合奏の為の自由な編曲: 祈り
15. アレンスキー:セレナーデ
16. ロシア民謡/A.ペトレンコ 編曲:ヴァニュシカは道を切り開いた
17. ロシア民謡/オレグ・コロフスキー編曲: トロイカが颯爽とやってくる
18. チャイコフスキー/A.ペトレンコ 編曲: 祈り
19. ロシア民謡:小さなベル
エカテリンブルク・フィルハーモニーcho
アンドレイ・ペトレンコ(指)

録音:2021年9月 スヴェルドロフスク・フィルハーモニック大ホール、エカテリンブルク、ロシア
チャイコフスキー、リムスキー=コルサコフ、カリンニコフなどを中心とした18-19世紀ロシアのア・カペラの為の作品と編曲を、2018年のラ・ フォル・ジュルネで来日し、高い評価を得たアンドレイ・ペトレンコ率いるエカテリンブルク・フィルハーモニー合唱団の歌唱で堪能する一枚。

BSOrec
BSOREC-0003(2CD)
NX-E01
メンデルスゾーン:エリヤ エリヤ…ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
マーガレット・プライス(S)
マリアンネ・ジーベル(S)
ブリギッテ・ファスベンダー(C.A)
コルネリア・ヴルコプフ(C.A)
ペーター・シュライヤー(T)
ハイナー・ホプフナー(T)
クルト・モル(Bs)
ヴァルデマール・ヴィルト(Bs)
テルツ少年合唱団のソリストたち
デュッセルドルフ市楽友協会cho
バイエルン国立O
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指)

録音:1984年7月4日 ミュンヘン、ナツィオナルテアター(ライヴ)
バイエルン国立Oの創設500周年を記念して、バイエルン国立歌劇場の豊富なアーカイヴからのCD化プロジェクトが始動。第1弾に選ばれ たのは1984年7月4日に行われた『エリヤ』の歴史的ライヴ。ミュンヘン・歌劇フェスティバルの開幕公演で、指揮を執ったのはミュンヘン生まれで当時 の劇場総監督サヴァリッシュ。タイトルロールのフィッシャー=ディースカウ以下、ドリーム・キャストを見事に統率した壮麗な演奏が展開しています。 サヴァリッシュは1986年のN響の第1000回定期公演、2001年のN響75周年記念公演といった特別な機会にも『エリヤ』を取り上げており、この作 品を「勝負曲」の一つとしていたことがわかります。録音でも1968年のゲヴァントハウス管とのものが長らく名盤とされてきましたが、彼の生誕100年& 没後10年の節目に登場する本拠地ミュンヘンでのライヴ盤は大いに注目されるでしょう。

J.S.Bach-Stiftung
C-203CD(1CD)
NX-E03
バッハ:カンタータ第44集
カンタータ 第14番「神もしわれらと共になかりせば BWV14
カンタータ 第144番「汝のものをとりて去りゆけ 」BWV144*
カンタータ 第72番「すべてただ神の御心のままに 」BWV72#
ジョアン・ラン(S)
ゼーレン・リヒター(T)
ドミニク・ヴェルナー(Bs)
ヌリア・リアル(S)*
マルクス・フォルスター(A)*
ラファエル・ヘーン(T)*
エリザベート・ブロイアー(S)#
クラウデ・アイヒェンベルガー(A)#
トビアス・ヴィッキー(Bs)#
バッハ財団O&cho
ルドルフ・ルッツ(指)

録音(ライヴ):2022年2月18日、2013年1月25日*、2020年2月14日#
ルドルフ・ルッツとバッハ財団Oによるカンタータ集。第144番にはヌリア・リアルが参加しています。 第14番「神もしわれらと共になかりせば」は1735年の顕現後第4日曜日用のカンタータ。未完となった1724/25年のコラール・カンタータ年巻を補うものと して作曲されました。基になったのは詩篇第124篇に基づくルターのコラールで、苦境に立った時や脅威にさらされた時に助けてくれる神を称える内容です。 第144番「汝のものをとりて去りゆけ」は1724年2月6日、七旬節主日に初演された作品。作詞者は不明ですが「現状に不満を抱くことなく、全ては神が 与える自身の取り分のみに感謝するように」という内容が歌われます。曲は4声のモテットで始まり、最後は簡素なコラールで締めくくられます。 第72番「すべてただ神の御心のままに」は1726年1月27日の顕現後第3日曜日用の作品。ザロモン・フランクによる詩は、マタイ伝からの「重い皮膚病を 患った人を癒したイエスの奇跡」のエピソードが元になっており、冒頭は力強い合唱で人間の迷いのない確固たる信念が歌われます。レチタティーヴォに続 き、弦楽器が活躍するアルトのソロでは「Herr, so du willt 主により」の言葉が何度も繰り返すことで厚い信仰心が表明されています。そしてバスのレチタ ティーヴォに続き、軽やかなソプラノのアリアが続きます。最後は神への感謝が歌われた輝かしいコラールで曲を閉じます。

Capriccio
C-5482(1CD)
NX-B07
ヘンツェ(1926-2012):オラトリオ『メデューサの筏』(1967) ラ・モルト(死)…ザラ・ヴェゲナー(S)
ジャン=シャルル…ディートリヒ・ヘンシェル(Br)
シャロン…スヴェン=エリク・べヒトルフ(語り)
シェーンベルクcho
ウィーン少年cho
ウィーンRSO
コルネリウス・マイスター(指)

録音:2017年11月1-2日(ライヴ)
19世紀前半に活躍した画家テオドール・ジェリコーの代表作の一つ「メドゥーサ(メデューズ号)の筏」。 1816年に実際に起きた凄惨な海難事故をテーマにした巨大なこの絵画は、フランス絵画におけるロマン主 義の台頭を示すものとして数多くの芸術家たちの想像力を刺激しました。ヘンツェもこの絵に触発された一 人で、1967年にエルンスト・シュナーベルの台本を用い、2人のソリストと語り手、大合唱団とオーケストラの ための大規模なオラトリオを書き上げました。しかし翌年、ハンブルクで初演を試みた際は、過激な演出に反 対した人々が乱闘騒ぎを起こしたために上演が中止されてしまい、結局1971年まで初演が行われることの なかった問題作です。このアルバムには作曲から50年目に行われた演奏会形式上演のライヴを収録。2人 のソリストにヴェゲナーとヘンシェルという実力派を迎え、語り手にはウィーン国立歌劇場の「指環」やザルツブ ルク音楽祭のダ・ポンテ3部作を演出したベヒトルフ、更にシェーンベルク合唱団とウィーン少年合 唱団という万全の布陣で臨み、マイスターの指揮の下、ドラマティックな演奏を繰り広げています。

Da Vinci Classics
C-00763(1CD)
シューベルト:歌曲集「冬の旅」 リヒャルト・レッシュ(T)、
ディエゴ・カエターノ(P)

録音:2021年11月、アウグスブルク(ドイツ)
バーゼル・スコラ・カントルムで古楽とアンサンブルを学んだドイツ・レーゲンスブルク生まれのテノール、リヒャルト・レッシュが歌う「冬の歌」(全24曲)。晩年のシューベルトがたどり着いた境地、人間の心の奥深さ、人間関係の傷、愛とは何か、死とは何かについて、深く感動的に探求する1枚です。

Tactus
TC-931903(1CD)
シモーニ:ミサ・ソレムニス
ルチアーノ・シモーニ
(1932-2010):ミサ・ソレムニス(独唱、合唱と管弦楽のための)
エディス・ボルソス(S)、
ミハイ・ラザール(T)
トゥルグ・ムレシュPO&cho
ロメオ・ルンブ(指)

録音:2007年6月
1987年に作曲されたシモーニの大作である「ミサ・ソレムニス」は、当時ローマ教皇だったヨハネ・パウロ2世に捧げられました。ボローニャで初演されたあと、ポーランド西部のヴロツワフでも演奏され、大成功を収めた作品で、シモーニの代表作の1つとなっています。

CORO
COR-16202(1CD)
日本向け完全限定生産
回想〜ア・シックスティーン・コレクション
1. ラフマニノフ(ボブ・チルコット編):アダージョ・ソステヌート(P協奏曲第2番より)*
2. パレストリーナ:マリアは天に昇らされた
3. ペルト:ヌンク・ディミッティス
4. アレグリ:ミゼレーレ(進化版)
5-6. ラッブラ:3つの賛美歌*〔イエスへの祈り、あの聖母の子、慈悲の女王〕
8. スタンフォード:青い鳥
9. ウィテカー:サント・シャペル(聖なる礼拝堂)
10. バード:目をさましていなさい
11. バード/タリス:われらをあわれみたまえ
12. タリス:おお, 光から生まれた光
13. マクミラン:ミゼレーレ
ザ・シックスティーン、
ハリー・クリストファーズ(指)

*=初CD化音源
1979年にハリー・クリストファーズが設立し、それ以来世界最高クラスの合唱団として活動し続けている英国合唱界の至宝、ザ・シックスティーン。東京エムプラスの創立30周年を記念して特別に製作されたスペシャル・コレクション・アルバムが登場!
近年(およそ2011年〜2022年頃)にザ・シックスティーンが録音してきた16世紀から現代に至るまでの素晴らしい音楽を厳選。発売当時から大きな話題を呼んだアレグリの「ミゼレーレ」の独自の版やハリー・クリストファーズに献呈されたマクミランの「ミゼレーレ」、人気パレストリーナ・シリーズ第1巻からの「マリアは天に昇らされた」、レコード芸術特選盤やBBCミュージック・マガジン賞を受賞したバード・アルバム『目を凝らしてじっと見つめ』からの「目をさましていなさい」、ペルトやウィテカーの現代レパートリーなど注目の録音に加え、配信限定でリリースされていたラフマニノフのピアノ協奏曲第2番からのアレンジ(ボブ・チルコット編)やラッブラ・アルバム(COR16144)には収録されていなかった「3つの讃美歌」など初CD化となる貴重な音源も収録。日本語曲目解説と歌詞対訳を掲載した、日本向け完全限定生産盤です。

DUX
DUX-1890(1CD)
グアスタビーノ:歌曲&ピアノ作品集
カルロス・グアスタビーノ(1912-2000):薔薇と柳/「白いカーネーション」(歌曲集「アルゼンチンの花々」より)/「パンパマパ」(歌曲集「12の民謡」より)/「エル・サンペドリーノ」(歌曲集「12の民謡」より)/兄弟のミロンガ/「私は去ろう…」(歌曲集「植民地時代の4つの歌」より)/「チャパナイのブドウ畑」(歌曲集「12の民謡」より)/「私の村」(歌曲集「9つのこどもの歌」より)/「3つのアルゼンチンのロマンス」(2台のピアノのための)/ピアノ・ソナタ嬰ハ短調
ヤツェク・シチボル(T)、
パヴェウ・ヴェングジン(P)、
ガユシュ・ケンスカ(P)

録音:2022年6月11日-12日、11月26日-27日
アルゼンチンを代表する20世紀の作曲家、グアスタビーノは、「パンパ(ブエノスアイレスを囲む草原地帯)のシューベルト」とも呼ばれ、声楽曲とピアノ曲を多く遺しました。本アルバムには、前半に歌曲、後半にピアノ作品が収録されています。

MDG
MDG-90822886(1SACD)
セシル・シャミナード:歌曲集〜恋の季節
1.愛の嘆き/2.四月は目覚める
3.はかなさ/4.セレナータ
5.不在/6.セヴィリアのセレナーデ
7.かわいい娘/8.願い
9.マドリガル/10.私の心が歌っている
11.夏/12.マドレーヌ
13.繊細な歌/14.兵士のフィアンセ
15.うねりの流れ/16.美しい歌手
17.子守唄/18.未来/19.昔は!
20.至高の願い/21.無限/22.肖像
カタリーナ・カンマーローアー(Ms)
ヨハン・ブランシャール(P)
イ・ジユン(Vn)

録音:2022年9月24-26日、10月22,24,25日、、マリエンミュンスター修道院コンツェルトハウス
ドビュッシーと同時代に生き、数多くの作品を残し、波乱の人生を歩んだ女流作曲家セシル・シャミナード。アメリカでは「シャミナードクラブ」というファンクラ ブも存在したほど、生前の人気は高かったのですが、第一次世界大戦後、パリのサロンの香りと世紀末の軽快さを漂わせる彼女の音楽は次第に忘れ去られていき ます。ここでは実力派メゾソプラノ歌手のカタリーナ・カンマーローアーとシャミナードの作品に精通しているピアニストのヨハン・ブランシャールが、シャミナード の幅広い歌曲作品の中から選曲し収録。当時の聴衆を虜にしたシャミナードの音楽の魅力を再発見することができます。 (Ki)

C Major
76-5508(DVD)
オルフ:カルミナ・ブラーナ レグラ・ミューレマン(S) 、ミヒャエル・シャーデ(T)、マルクス・ウェルバ(Br)
ファビオ・ルイージ(指)、フェニーチェ歌劇場O&cho、ベネチア児童cho

収録:2022年7月9日、サン・マルコ広場、ヴェネツァ、イタリア(ライヴ)
画面:NTSC,16:9
音声:PCMステレオ、DTS5.1
リージョン:All DVD9
字幕:英独韓,日本語、68'00
1803年、現在のドイツ・バイエルン州にあるボイエルン修道院図書室から古い歌を集めた写本が発見されました。その中の歌は約300篇にものぼり、カール・ オルフはこの詩を用いて、「春」「酒」「愛」をテーマに3部から成る全25曲の大規模な声楽作品を作曲。それが今回リリースされる「カルミナ・ブラーナ」。 修道院を訪れた学生や修道僧たちによる自由で奔放なエネルギーに溢れた歌詞と、壮大なオーケストラ、合唱団による壮大にして強烈な一大スペクタクル作品 です。
ここに収録されているのは、2022年7月、ヴェネツィアのサン・マルコ広場で行われた野外公演の模様。2022年9月NHKSOの首席指揮者を務 めているイタリア、ジェノヴァ出身のファビオ・ルイージによる演奏。コロナ禍で特に上演が制限されていた合唱とオーケストラによる演奏が、イタリア人にとっ て重要なピアッツァ(=広場)で行われるということだけあって、市民は大盛り上がりとなっており、イタリアでは生中継も行われたそうです。
今ヨーロッパでモーツァルト歌手として引っ張りだこのソプラノ、レグラ・ミューレマン、リリック・テナーの名手ミヒャエル・シャーデ、オーストリア出身の世 界的バリトン、マルクス・ヴェルバといった実力派のソリストたち、そしてフェニーチェ歌劇場O&choに加え最後にはベネチア児童合唱団が登場し、こ の歴史的大舞台を成功に導いています。 (Ki)

H.M.F
HMX-2904070(17CD)
バッハ:カンタータ録音集成〜ハルモニア・ムンディ・イヤーズ〜/ヘレヴェッヘ
■CD1
「候妃よ、さらに一条の光を」(追悼式用カンタータ)BWV 198
「イエスよ、汝はわが魂を」BWV78
■CD2
「わが心に憂い多かりき」BWV21
「されど同じ安息日の夕べに」BWV42
■CD3
「われらが神は堅き砦」BWV80
「キリスト者よ、この日を銘記せよ」BWV63
■CD4
バスのためのカンタータ集
「われは満ちたれり」 BWV82
「われは喜びて十字架を負わん」 BWV56
「平安 汝にあれ」 BWV158
■CD5
「歓呼のうちに神は昇天したもう」BWV43
「かれらは汝らを追放せん」BWV44
昇天節オラトリオ BWV11
■CD6
復活節オラトリオ BWV249
「喜べ、汝ら、もろ人の心よ」BWV66
■CD7
「新たにうまれしみどり児」BWV122
「笑いは、われらの口に満ち」BWV110
「試練に耐えうる人は幸いなり」BWV57
■CD8
「喜びて舞い上がれ」BWV63
「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」BWV61
「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」BWV62
■CD9
「喜ばしい安息、好ましい魂の歓喜」BWV170
「いざ、罪に抗すべし」BWV54
「心も魂も乱れはて」BWV35
■CD10
「いと尊き御神よ、いつわれは死なん」BWV8
「平安と歓喜もて われはいく」BWV125
「汝なにゆえにうなだるるや、わが心よ」BWV 138
■CD11
「神よ、われら汝に感謝す」BWV29
「イェルサレムよ、主をたたえよ」BWV119
「神よ、人は汝をひそかにたたう」BWV120
■CD12
「賛美を受けたまえ、汝イエス・キリストよ」BWV 91
「キリストをわれらさやけく頌め讃うべし」BWV 121
「われ汝にありて喜び」BWV133
■CD13
「ああ神よ、天よりみそなわし」BWV2
「おお永遠、そは雷の言葉」BWV20
「傲りかつ臆するは(人の心はみな偽るものにして)」BWV 176
■CD14
「泣き、嘆き、憂い、怯え」BWV12
「深き苦しみから、我汝に叫ばん」BWV38
「貧しき者は食らいて」BWV75
■CD15
「鳴り交わす絃の相和せる競いよ」BWV207
「鳴れ、太鼓よ!響け、トランペットよ!」BWV 214
■CD16
「たれぞ知らん、わが終わりの近づけるを」BWV 27
「われはわが幸に満ち足れり」BWV84
「キリストこそ わが生命」 BWV95
「ああ、いまわれ婚宴に行かんとして」BWV161
■CD17
「イエス十二弟子を召寄せて」BWV22
「汝まことの神にしてダビデの子よ」BWV23
「主イエス・キリスト、真の人にして神よ」BWV 127
「見よ、われらエルサレムにのぼる」BWV 159
フィリップ・ヘレヴ ェッヘ(指)
■CD1
イングリット・シュミットヒューゼン(S)、チャールズ・ブレット(A)、ハワード・クルック(T)、ペーター・コーイ(Bs)、シャペル・ロワイヤル
録音:1987年11月
■CD2
バーバラ・シュリック(S)、ジェラール・レーヌ(A)、ハワード・クルック(T)、ペーター・ハーヴェイ(Bs/ BWV21)、ペーター・コーイ(Bs/ BWV42)、シャペル・ロワイヤル、コレギウム・ヴォカーレ・ゲント
録音:1990年1月
■CD3
キャロリン・サンプソン(S)、インゲボルク・ダンツ(A)、マーク・パドモア(T)、セバスティアン・ノアック (Bs/ BWV 63)、ペーター・コーイ(Bs/ BWV 80)、シャペル・ロワイヤル、コレギウム・ヴォカーレ・ゲント(BWV 63)
録音:1990年(BWV80)、2002年(BWV63)
■CD4
ペーター・コーイ(Bs)、シャペル・ロワイヤル
録音:1991年
■CD5
バーバラ・シュリック(S)、カトリーヌ・パトリアス(A)、クリストフ・プレガルディエン(T)、ペーター・コーイ(Bs)、コレギウム・ヴォカーレ・ゲント
録音:1993年5月
■CD6
バーバラ・シュリック(S)、カイ・ヴェッセル(A)、ジェイムス・テイラー(T)、ペーター・コーイ(Bs)、コレギウム・ヴォカーレ・ゲント
録音:1994年
■CD7
ヴァシリカ・イェゾフシェク(S)、サラ・コノリー(A)、マルク・パドモア(T)、ペーター・コーイ(Bs)、コレギウム・ヴォカーレ・ゲント
録音:1995年
■CD8
シビッラ・ルーベンス(S)、サラ・コノリー(A)、クリストフ・プレガルディエン(T)、ペーター・コーイ(Bs)、コレギウム・ヴォカーレ・ゲント
録音:1996-97年
■CD9
アンドレアス・ショル(C-T)、マルセル・ポンセール(Ob)、マルクス・メルクル(Org)、コレギウム・ヴォカーレ・ゲント
録音:1997年
■CD10
デボラ・ヨーク(S)、インゲボルク・ダンツ(A)、マーク・パドモア(T)、ペーター・コーイ(Bs)、コレギウム・ヴォカーレ・ゲント
録音:1998年
■CD11
デボラ・ヨーク(S)、インゲボルク・ダンツ(A)、マーク・パドモア(T)、ペーター・コーイ(Bs)、コレギウム・ヴォカーレ・ゲント
録音:1999年1月
■CD12
ドロテー・ミールズ(S)、インゲボルク・ダンツ(A)、マーク・パドモア(T)、ペーター・コーイ(Bs)
録音:2001年
■CD13
ヨハネッテ・ゾマー(S)、インゲボルク・ダンツ(A)、ヤン・コボウ(T)、ペーター・コーイ(Bs)、コレギウム・ヴォカーレ・ゲント
録音:2002年5月
■CD14
キャロリン・サンプソン(S)、ダニエル・テイラー(A)、マーク・パドモア(T)、ペーター・コーイ(Bs)、コレギウム・ヴォカーレ・ゲント
録音:2003年
■CD15
キャロリン・サンプソン(S)、インゲボルク・ダンツ(A)、マーク・パドモア(T)、
ペーター・コーイ(Bs)
コレギウム・ヴォカーレ
録音:2004年
■CD16
ドロテー・ミールズ(S)、マシュー・ホワイト(A)、ハンス・イェルク・マメル(T)、トーマス・バウアー(Bs)、コレギウム・ヴォカーレ・ゲント
録音:2006-07年
■CD17
ドロテー・ミールズ(S)、マシュー・ホワイト(A)、ヤン・コボウ(T)、ペーター・コーイ(Bs)、コレギウム・ヴォカーレ・ゲント
録音:2007年11月
ヘレヴェッヘがハルモアムンディ・レーベルで行ったバッハのカンタータ録音がボックスで登場します。48作、17枚組。豪華歌手陣による歌唱、そしてなに よりいつ聴いても典雅にしてやわらか、至極の美音の管弦楽となめらかな合唱。不朽のカンタータ名演録音の数々をじっくりと味わいたいボックスセットです。 (Ki)

KLARTHE
KLA-165(1CD)
「サラダ・リヨネーズ」
(1)クロード・テラス:「ユビュ王」より序曲
(2)テラス:咳をしている子供
(3)テラス:「ユビュ王」より解体への歌
(4)エヌモン・トリラ:7つの歌による救済
(5)テラス:不定形の詩
(6)トリラ:侯爵夫人とサンキュロット
(7)テラス:肉屋に捧げる3つの歌
(8)トリラ:4つのレシピ
(9)テラス:スコットランドの歌
(10)トリラ:別れ
(11)トリラ:言葉と物
(12)ジョルジュ=マルタン・ヴィトコフスキ:ロンサールによる3つの詩
(13)ヴィトコフスキ:カリヨン

※編曲:(1)(2)(3)(6)(9)-(13)ジュリアン・ウェバー、(4)(5)(7)(8)オーレリアン・コステ
アンサンブル・カイーノス
ソフィ・マルシャン(S)、ジャン=クリストフ・ダントラ=アンリ(T)、フランソワ・オレマエル(T)、セバスチャン・ドルギャド(Br)、カトリーヌ・ガロンヌ(ヴォーカル・リーダー)
ジュリアン・ウェバー(Ob、指)、オーレリアン・コステ(Fg)、アンナ・スタヴェロヴァ(Fl)、エリーズ・ヴェイレス(Hp)、ルイ・キレス(パーカッション)

録音:2022年9月30日〜10月2日ビエンヌ音楽・舞踊学校
19世紀後半から20世紀にかけてリヨンで活躍した3人の作曲家に焦点をあてたアルバム「サラダ・リヨネーズ(リヨン風サラダ)」。ジョルジュ=マルタン・ヴィ トコフスキ(1867-1943)、クロード・テラス(1868-1923)、エヌモン・トリラ(1890-1980)は音楽家や作曲家として、直接的または間接的にリヨンに 貢献しました。このアルバムでは、それぞれ驚くべき美学と独自の音楽言語を持った彼らの歌曲を室内アンサンブルの伴奏でお楽しみいただけます。 (Ki)

ALBANY
TROY-1923(1CD)
「リメンバー」〜喪失と慰めの音楽
ジョージ・チャドウィック:聖なる死への挨拶
ジョージ・ホワイティング:ミサ へ短調〜ベネディクトゥス
チャールズ・マーティン・ローフラー:戦死者のために
マリアン・バウアー:死はその優しい翼を枯らす
エディス・ラング:「汝の声を聞く」「神よ、汝の助けあらんことを」
ダドリー・バック:「ドン・ムニオの伝説/レクイエム・エテルナム」
J.C.D.パーカー:「聖ヨハネ、そして彼らは君臨するであろう」「バビロンの水辺のほとりで」
デイヴィッド・P.デヴェニー(指)
ウェスト・チェスター大学コンサートcho
アーロン・ハンガーフォード(P)
ジョナサン・クリーマー(P)
シャンドール・カダール(Org、Pf)
リチャード・アモローソ(Vc)、他

録音:2019-2022年ウェスト・チェスター大学ウィング・アドラー劇場
副題に「喪失と慰め」あるように神に救済と慰めを求める混声合唱のための宗教曲が収めら れています。作曲家たちの生年は記載されていないが、いずれも 20〜21世紀のアメリカの作曲 家と思われます。無伴奏、ピアノ伴奏、曲によってはチェロが入るなど、ヴァラエティのある構成と なっています。いずれの曲も調性で書かれた穏やかで親しみ易い作風。

ATMA
ACD2-2423(1CD)
合唱の芸術 第4集「古典派」
クイリーノ・ガスパリーニ(1721-1778):4声のモテット ハ短調「アドラムス・テ」
ハイドン::神への夕べの歌 Hob. XXVC.9
M・ハイドン:四旬節のミサ曲 MH552より「アニュス・デイ」
モーツァルト:讃えられよ、父なる神 K.117より「ユビラーテ・デオ」
 アヴェ・ヴェルム・コルプス K.618
 キリエ K.90
 天主の御母なる聖マリア K.273
ゴットロープ・ベネディクト・ビーレイ(1772-1840):ベートーヴェンのピアノ・ソナタ「月光」 第1楽章によるキリエ
モーツァルト:ディクシットとマニフィカト K.193〜「ハレルヤ - アーメン」
ハイドン:従兄弟に Hob.XXVB.1
 どんなよそよそしい美人も Hob.Xxvia.18
 死についての熟考 Hob.XXVB.3
 ご老人 Hob.XXVC.5
 雄弁さ Hob.XXVC.4
 結婚における調和 Hob.XXVC.2
モーツァルト:農民は猫を失った K.Anh.C9.01
イリヤ・ポレターエフ(フォルテピアノ)
マティアス・マウテ(指)
アンサンブル・アートコラール

録音:2021年4月12-13日ケベック、ミラベル、サン・ブノワ教会
モーツァルト、ハイドンら古典派の作曲家の合唱曲を取り上げたアルバム。伴奏には1826年ブロードウッド製のフォルテピアノが使われています。ビーレイの「キ リエ」はベートーヴェンの月光ソナタを伴奏にした合唱作品で、声を乗せただけなのに曲の暗さがぐっと強調され、さながらレクイエムのいでたち。
「合唱の芸術」シリーズは、ルネサンスから現代までの6世紀にわたる合唱の歴史をたどる、大がかりなプロジェクト。3年間で全11集を刊行予定です。発売順 は1からではなく、これまでには第7集「クリスマス」(ACD2-2426)と第3集「バロックVol.2」(ACD2-2422)が発売されています。
アンサンブル・アートコラール(旧アンサンブル・ヴォーカル・アーツ・ケベック)は伝統的な合唱曲をレパートリーの柱とし、40年以上の歴史を持つ合唱団。 2018年より指揮者・作曲家・リコーダー&フルート奏者として活躍しているマティアス・マウテを芸術監督に迎えています。 (Ki)

MDG
MDG-90222786
(1SACD)
モニューシコ:宗教管弦楽曲集
オストラ・ブラマの連祷T
あなたの守護のもとに(ノスコフスキのオーケストレーション)
オストラ・ブラマの連祷U
見よ、十字架を(ノスコフスキのオーケストレーション)
アントニ・オルウォフスキの葬送行進曲
宗教カンタータ「永遠の安息」
オストラ・ブラマの連祷V
イングリーダ・ガーポヴァー(S)、
マリオン・エックシテイン(A)、
セバスティアン・マッハ(T)、
マクシミリアン・アークマン(Bs)、
アンジェイ・シャデイコ(指)
ゴルトベルク・バロック・アンサンブル、
ゲラート・アンサンブル

録音:2022年5月30日-6月1日聖ヤン教会(グダンスク)
ショパンと並び称されるポーランド音楽の宝モニューシコ。主に歌劇で知られますが、教会オルガニストを長く務めていたこともあり宗教曲にも感動的なものが 多数あります。 彼は1840年に現リトアニアのヴィリニュス(当時はポーランド)に定住して街の音楽文化発展に多大な寄与をしました。街中心にあるオストラ・ ブラマ(現アウシュロスの門)のカトリック教会のために4篇の連祷を作り、ロッシーニに激賞されました。宗教曲ながら歌劇で培ったメロディーと劇作法で聴き 手の心をつかみます。
興味深いのは独唱とオルガン用に書かれたモテット2篇を、彼の愛弟子ノスコフスキ(シマノフスキやカルウォヴィチの恩師)がフルオーケストラ用に編曲したも のも収録されていること。歌劇・アリアにように魅力的です。
1974年生まれのアンジェイ・シャデイコは作曲家、オルガニストとしても活躍するモニューシコの権威。彼が独自の研究の末、当アルバムを披露。歌劇作曲家 ならではの宗教音楽を満喫できます。

Phi
LPH-041(1CD)

NYCX-10418(1CD)
日本語解説付国内盤
税込定価

バッハ:教会カンタータ「神のみわざは善きかな」 BWV99
教会カンタータ「われらのもとにとどまれ、はや夕べとなれば」 BWV6
教会カンタータ「心と口と行いと命もて」 BWV 147
コレギウム・ヴォカーレ・ヘント(声楽、古楽器アンサンブル)
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)

録音:2023年1月 アルスナル、メス、フランス
収録時間:62分
※ 国内仕様盤日本語解説、歌詞日本語訳…野中裕
ヘレヴェッヘが自主レーベルPhiで続けている、200曲近いバッハの教会カンタータからの厳選録音に、人気曲第147番が登場。今回収録 された3曲は1723年から25年までの間にライプツィヒ聖トーマス教会のために作曲されたもので、いずれも各声部にアリアやレチタティーヴォ があり合唱との鮮やかな対照を聴かせるほか、管楽器も随所でオブリガート的に活躍するなど、聴きどころの多い作品です。1723年、聖母 マリアのエリザベト訪問の祝日のために書かれた第147番は2部構成の大掛かりなもので、トランペットも用いられて冒頭から華やか。終曲の 合唱が「主よ、人の望みの喜びよ」の名で(第1部の終曲も同じ音楽に違う歌詞を載せたもの)広く有名です。併せて1724年の三位一体 後第15主日のために書かれた第99番、1725年の復活節第2日のために書かれた第6番といった傑作を収録しています。声楽陣は各 パート3名の精鋭で固められ、アルト(C.T)にアレックス・ポッター、バスにペーター・コーイといったお馴染みの名歌手を配置。ソプラ ノにはドロテー・ミールズのほか、ミュンヘン在住の岡村知由紀も参加しています。ヘレヴェッヘはいずれの作品でも自然な躍動感と伸びやかさ を大切にし、それぞれの歌詞が表出する世界観を瑞々しく歌い上げます。

Chandos
CHSA-5317(1SACD)
パリー:独唱、合唱と管弦楽のための劇的カンタータ「シェリーの「鎖を解かれたプロメテウス」からの情景」*(世界初録音)
合唱と管弦楽のための 「恵みを受けし二人のセイレーン」 変ホ長調
ウィリアム・ヴァン(指)、クラウチ・エンド祝祭cho
ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズ、サラ・フォックス(ソプラノ/時の精霊)*、サラ・コノリー(メゾ・ソプラノ/アース)*、デイヴィッド・バット・フィリップ(テノール/ジュピター、マーキュリー)*、ニール・デイヴィス(バス・バリトン/プロメテウス)*

録音:2022年9月9日-10日、セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会(ロンドン、イギリス)
近代イギリス音楽の父ともいえるチャールズ・ヒューバート・パリーの知られざる作品、「シェリーの「鎖を解かれたプロメテウス」からの情景」を世界初録音!パリーは王立音楽大学の学長を務めるなどイギリス音楽に大きく貢献した人物で、1902年のエドワード7世の戴冠式のために書かれた代表作「私は歓喜した(I was glad)」は、ジョージ5世、エリザベス2世、そして先日行われたチャールズ3世(彼はパリーのファンを公言しています)の戴冠式でも歌われました。彼の教え子にはレイフ・ヴォーン・ウィリアムズ、グスターヴ・ホルスト、フランク・ブリッジ、ジョン・アイアランドといったイギリスを代表する作曲家たちがいます。そのことからもパリーの音楽がイギリスにおいて重要な部分を占めていることが窺えます。
1880年にグロスターで開催されたスリー・クワイア・フェスティバルのために委嘱された「シェリーの「鎖を解かれたプロメテウス」からの情景」は、パリーの初期の作品で、彼がドイツ・ロマン派のメンデルスゾーンやシューマンに触発され、ブラームスやワーグナーから影響を受ける前の、個性的なサウンドがはっきりと現れています。初演後この作品はケンブリッジやオックスフォード、そしてロンドンで繰り返し演奏されましたが、その後忘れ去られてしまいました。そのような隠れた名曲をこのアルバムでは素晴らしい音質でお楽しみいただけます。

DUX
DUX-1877(1CD)
ジェイコブ・ヴァイス:詩篇&讃美歌集
ジェイコブ・ヴァイス
(1825-1889):詩篇66番、詩篇93番、詩篇114番、詩篇137番、讃美歌「NIECH SIE OZWA DZWIECZNE TONY」、讃美歌「EN KOMOC-HO」、讃美歌「WIE GROSS IST DES- LEBEND’GEN- GOTTES- RUHM」、讃美歌「NIKT NIE JES-T JAK NASZ BOG」、讃美歌「ADON OLOM」/ヨーゼフ・ズルツァー(1850-1925):前奏曲 Op.10(第1番〜第4番)
ヤクブ・ステフェク(Org)、
イシドロ・アブラモビッチ(カントル)、
シュチェチン芸術アカデミー室内cho
バルバラ・ハレツ(指)

録音:2022年6月
ハンガリー出身、ポーランドのワルシャワで活動した19世紀の作曲家・カントル、ジェイコブ・ヴァイス(1825-1889)の詩篇と讃美歌を集めた1枚。残っている作品が少ない作曲家のため貴重な録音です。当時の慣習に従い、曲間ではオルガン独奏曲(ヴァイスの師の息子、ヨーゼフ・ズルツァーの作品)が演奏されます。

Albion Records
ALBCD0−57(1CD)
ポートレート・オヴ・ア・マインド〜ヴォーン・ウィリアムズ:歌曲集
ヴォーン・ウィリアムズ:ウェンロック・エッジで(テノール、弦楽四重奏とピアノのための連作歌曲)
イアン・ヴェナブルズ:ポートレート・オヴ・ア・マインド Op.54(テノール、弦楽四重奏とピアノのための連作歌曲)
ヴォーン・ウィリアムズ(ヴェナブルズ編):4つの賛歌(テノール、弦楽四重奏とピアノのための版)
アレッサンドロ・フィッシャー(T)、
ウィリアム・ヴァン(P)、ナヴァラSQ

録音:2022月11月14日ー15日、セント・ジョージ教会(イギリス)
レイフ・ヴォーン・ウィリアムズの知られざる作品、埋もれていた作品、未発表作品などを取り上げてきた、ヴォーン・ウィリアムズ協会の自主レーベル「アルビオン・レコーズ(Albion Records)」。
本アルバムでは、2022年のヴォーン・ウィリアムズ生誕150周年を記念し、ヴォーン・ウィリアムズ協会が英国で最も著名な作曲家のひとりであり、歌曲作曲の巨匠でもあるイアン・ヴェナブルズに委嘱した連作歌曲 「ポートレート・オヴ・ア・マインド」 を中心とした歌曲作品を取り上げています。この作品は、2022年のオックスフォード・リーダー・フェスティバルで初演され、高い評価を得ています。ソロを務めるアレッサンドロ・フィッシャーは、2016年キャスリーン・フェリアー賞でファースト・プライズを受賞し、2018年から2021年にかけてBBCニュー・ジェネレーション・アーティスト・スキームのメンバーとしても活動した若手テノール歌手の注目株のひとりです。

PROSPERO CLASSICAL
PROSP-0073(2CD)
バッハ&J.C.バッハ:モテット集
[CD1]
バッハ:来たれ、イエスよ、来たれ BWV229
J.C.バッハ(1642?1703):主よ、われらを目覚めさせ給え
バッハ:御霊は我らの弱さを支え助け給う BWV226
J.C.バッハ:正しきものは、仮にひとたび死のうとも
バッハ:イエス、わが喜びよ BWV227
[CD2]
バッハ:主を讃えよ、すべての異邦人よ BWV230
J.C.バッハ:恐れるなかれ
バッハ:恐れるな、私はあなたと共にいる BWV228
J.C.バッハ:主よ、誓いのごとく、やすらかにこの世を去らせ給え
バッハ:歌え、主に向かい新しい歌を BWV225
われを祝福し給わずは、われ汝を離さじ BWV1164
ソロモンズ・ノット

録音:2022年6月25-28日/アルンシュタット、バッハ教会
〈ソロモンの結び目〉をシンボルマークにしている「ソロモンズ・ノット」は、声楽と器楽からなる指揮者なしの小編成古楽グループ。音楽を舞台作品のように軽 やかに柔軟にとらえ、演奏はすべて暗譜で綿密な準備・練習期間を経て、かつ本番では直感的な自由さや激しさを伴ったパフォーマンスを行っています。実際の舞 台演出家や振付家たちとのコラボレーションも多く、常に新たな古楽演奏の在り方を追求。一見不釣り合いに見える当アルバムのジャケットデザインも彼らのイメー ジ上では正しく成り立っているのでしょう。2023年には本拠地イギリスのウィグモア・ホールからバロック・アンサンブル・イン・レジデンスに任命されています。
ヨハン・セバスティアン・バッハのモテット全曲を、父の従兄弟にあたるヨハン・クリストフ・バッハのモテットと組み合わせたアルバム。バッハはJ.C.バッ ハの音楽を高く評価し、これらのモテットも研究していました。聴き比べることによってふたりの個性と近似性が見えてくるでしょう。
録音場所はアルンシュタットのバッハ教会。J.C.バッハはアルンシュタットで生まれ、バッハがオルガニストとして初めて仕事をしたのもこの教会でした。美し い音響効果のみならず、ふたりをつなぐ場所として選ばれたうってつけの「舞台」です。 (Ki)

SUPRAPHON
SU-4329(1CD)
「そこに故郷がある」
パヴェル・ハース:「Zaslech jsem divoke husy」〜『中国の詩人の言葉による4つの歌曲』より
「Mein Heimweh」(詩:ヘウンツ・アルバート・ヒンドリクス)*
ムソルグスキー:「ばあや、お話して」〜『子供部屋』より
ブリテン:「ある朝早く」〜『民謡編曲』より
マーラー:「私は仄かな香りを吸い込んだ」〜『リュッケルト歌曲集』より
ハース:「V bambusovem haji」〜『中国の詩人の言葉による4つの歌曲』より
「dis moll」(詩:クラーラ・ゴールドスタイン)*
マーラー:「私の歌を覗き見しないで」〜『リュッケルト歌曲集』より
ブリテン:「高くのびる木」〜『民謡編曲』より
「What the angels left」(詩:マリー・ハウ)*
ブリテン:「めぐり歩きながら思いめぐらす〜『民謡編曲』より
ハース:「Probd?na noc」〜『中国の詩人の言葉による4つの歌曲』より
ムソルグスキー:「部屋の片隅に」〜『子供部屋』より
「The Queen」(詩:パブロ・ネルダ)*
マーラー:「美しさゆえに愛するのなら」〜『リュッケルト歌曲集』より
ハース:「Daleko m?sic je domova」〜『中国の詩人の言葉による4つの歌曲』より
「About distance」(詩:ベラ・アダモワ)*
マーラー:「私はこの世に捨てられて」〜『リュッケルト歌曲集』より
「K Muzyke」(詩:アンナ・アフマートヴァ)*
マーラー:「真夜中に」〜『リュッケルト歌曲集』より
ムソルグスキー:「お人形を持って」〜『子供部屋』より

*=即興演奏
ベラ・アダモワ(C.A)
ミヒャエル・ゲース(P)

録音:2023年1月28〜30日/舞台芸術アカデミー、マルティヌーホール(プラハ)
注目のコントラルト歌手でインプロヴァイザー(即興演奏家、即興詩人)のベラ・アダモワがSupraphonレーベルから新録音をリリースします。
ロシア生まれのアダモワは幼少のころに家族とプラハへ移住。その後イギリス、スイス、ドイツで研鑽を積み、オッター、ハンプソン、プレガルディエンなどの世界 的歌手から薫陶を受けています。近年のコンクール受賞歴が華々しく、コロナ禍に開催された2021年シューマン国際ビデオ・コンクール優勝(2020 年に開催予定だった第18回シューマン国際コンクールの代替コンクール)、2022年フランツ・シューベルトと現代音楽国際コンクール優勝、同年ヘル トゲンボッシュ国際声楽コンクールでオラトリオ賞受賞など、今最も注目されている歌手の一人。並外れた完成を持つアダモワは幅広いレパートリーを歌い、深く美 しい色の声を持つコントラルト歌手と賞賛されています。
パヴェル・ハース、ブリテン、ムソルグスキー、マーラーの歌曲と、アダモワお気に入りの詩をもとに即興的に歌ったこのアルバムのテーマは、「ホーム(故郷、家) を探すこと」「自分の居場所を知ること」。楽曲を通じ自分自身の物語として語り、同時に作曲家たちの人生の物語や故郷への思いなどを表現しました。コロナ禍そ して母国ロシアのウクライナ侵攻など様々な感情がうまれる中、アダモアが表現したい「今」の気持ちが詰まったアルバムが完成しました。名手ミヒャエル・ゲース と非常に美しいハーモニーを奏で、歌います。 (Ki)

Linn
CKD-693(1CD)
ブラームス:マゲローネのロマンス
ブラームス:ティークの「マゲローネ」によるロマンス Op.33
クラウス・グロートの詩に基づく4つの歌、「雨の歌」サイクル(8つのリートと歌 Op.59より)
トーマス・オリーマンス(Br)
マルコム・マルティノー(P)

録音:2021年10月25-27日 ポットン・ホール、サフォーク、UK
歌曲におけるピアノ演奏と解釈では世界の第一人者マルコム・マルティノーによるプロジェクト「ブラームス・ソングブック」が始動!第1弾には、 オランダのバリトン歌手オリーマンスと組んだ「マゲローネによるロマンス」を収録。ブラームスが二十代の終わりに書き始めた連作歌曲を、若々 しくドラマティックに歌い上げています。余白には作品59の歌曲集より、ブラームスとは親しく付き合いがあったと伝わるグロートの詩による4曲 を収録。「雨の歌」はその旋律を引用したヴァイオリン・ソナタ第1番が有名ですが、歌曲の方は録音が多いと言えず、同じ旋律が用いられる 「余韻」と共に嬉しいおまけと言えるでしょう。

SOMM
SOMMCD-0673(1CD)
NX-B04
スティーヴン・ドッジソン(1924-2013):歌曲集 第2集
The Distances Between *
Bagatelle-2バガテル 第2番- Serene but sad(原曲:Selevan’s threnody)
Bagatelle-3バガテル 第3番- Restless and searching
The Lamb 子羊*
Song for Eve イヴの歌*
Lachrymae ラクリメ*
Bagatelle-4バガテル 第4番 - Languid but visionary
Bagatelle-5バガテル 第5番 - Alert and mischievous
Bush Ballads ブッシュバラード*
The Sunflower ひまわり*
A Gypsy Prayer ジプシーの祈り*
Riley & CO ライリーと仲間たち*
エイリッシュ・タイナン(S)
ケイティー・ブレイ(Ms)
マーカス・ファーンズワース(Br)
クリストファー・グリン(P)
マーク・イーデン(G)
イアン・ウィルソン(リコーダー)

録音:2021年2月4-7日、9月6-8日
*…世界初録音
SOMM RECORDINGSは、2013年に89歳で亡くなった作曲家スティーヴン・ドッジソンの10周忌を記念して、その豊かで多彩な歌を収録した全 3巻の「歌のアルバム」に取り組んでいます。このアルバムは第2集。ドッジソンの音楽は古きよき英国歌曲を思わせるスタイルで、どれも非常に親しみ やすいものばかり。ユーモアあり、ウィットあり、哀愁あり、と楽しめます。今作ではピアノ独奏のバガテルも収録しています。

CEDILLE
CDR-90000222(1CD)
NX-B04
わが世界へようこそ
1. ベルリオーズ:ファウストの劫罰 Op.24- Une puce gentille
2. ベートーヴェン:6つの歌 Op.75- 第3番ゲーテのファウストより(蚤の歌)
3. ムソルグスキー:蚤の歌
4. ボーイト:歌劇「メフィストフェレ」 - Ecco il mondo
5. グノー:歌劇「ファウスト」 - 金の子牛
6. ビゼー:歌劇「カルメン」 - 闘牛士の歌
7. ヘンデル:歌劇「リナルド」- Sibillar gli angui d’Aletto
8. モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」- もう飛ぶまいぞこの蝶々
9. ロッシーニ:歌劇「チェネレントラ」- La del ciel”
10. ジョルダーノ(1867-1948):歌劇「アンドレア・シェニエ」 - 祖国の敵
11. ディ・カプア(1865-1917):オー・ソレ・ミオ
12. デ・クルティス:帰れソレントへ
13. クルティス:勿忘草
14. ヴァイル:歌劇「ロスト・イン・ザ・スターズ」- ロスト・イン・ザ・スターズ
15. ヴァイル:歌劇「ロスト・イン・ザ・スターズ」 - O Tixo, Tixo Help Me!
16. ヴァイル:歌劇「ロスト・イン・ザ・スターズ」 - Thousands of Miles
17. ルイス・グルーエンバーグ(1884-1964):皇帝ジョーンズ- Oh, Lawd Jesus, heah my Prayer
18. トーマス・A・ドーシー(1899-1993):Peace in the Valley
19. トーマス・A・ドーシー:Take my Hand, Precious Lord
20. ニコラス・ブロドスキー(1905-1958):I’ll Walk with God
21. ブレンダン・グラハム(1945-)&ロルフ・ラヴランド(1955-):ユー・レイズ・ミー・アップ
マーク・スティーヴン・ドス(Bs-Br)
ケン・スミス(P)
スタス・ヴェングレフスキー(アコーディオン)

録音:2022年11月28-30日
アメリカを代表するバス・バリトン歌手の一人、マーク・スティーヴン・ドスの人生を凝縮したようなアルバム。 1957年にクリーヴランドで生まれたドスは1985年に開催された「Bel Canto Foundation ベルカント財団」主宰のコンクールで優勝、 翌年にはメトロポリタン歌劇場のメンバーとなり、それ以降、ミラノ・スカラ座、ウィーン国立歌劇場、英国ロイヤル・歌劇など世界60か国以上の歌劇 場に出演。歌い演じた役は102に上ります。1990年代前半には当時大スターだったキャスリーン・バトルとコンサートや録音で共演しました。 このアルバムの前半では、歌劇・アリアの名曲の数々や定番のナポリ民謡などで国際派としての実力を聴かせます。後半は自身のアイデンティティを 表現。アフリカ系アメリカ人のバリトンとして偉大な先達トッド・ダンカン(「ポーギーとベス」のポーギー役を創唱)に敬意を表し、トッドの当たり役『ロスト・ イン・ザ・スターズ』からの3曲を歌い、ゴスペルの生みの親とも呼ばれるトーマス・A・ドーシーの代表作2曲を収録。最後はゴスペルやスピリチュアルに 通じる歌詞を持つ大ヒット曲「ユー・レイズ・ミー・アップ」で感動的に締めくくっています。

H.M.F
HAF-8905359(2CD)
ヘンデル:オラトリオ「快活の人、沈思の人、温和の人」HWV 55 レザール・フロリサン、
ウィリアム・クリスティ(指)
レイチェル・レドモント(S)
レオ・ジェミソン(トリニティ・ボーイズcho/ボーイ・ソプラノ)
スレテン・マノイロヴィチ(バス=バリトン)

録音:2022年3月2,3日&6月5日、フィルハーモニー・ド・パリ
クリスティが、レザール・フロリサンを率いて、最愛の作品のひとつであるヘンデルのオラトリオ「快活の人、沈思の人、温和の人 」を録音しました。この作品は、 オラトリオとセレナータ(小規模なオペラ的作品)あるいは頌歌の中間のような、哲学的・道徳的な目的を持った作品で、やや謎めいた作品とも言われますが、歌 詞に即したヘンデルの楽曲づけやオーケストラの書法の見事さ、さらに歌唱パートの旋律の美しさなど、ヘンデルの魅力が満載となっています。クリスティはこの作 品に並々ならぬ愛着を持っており、2007年にはパリのオペラ座で上演もしています。この作品は、ロンドンの聴衆がヘンデルのイタリア語のオペラに飽きてきた 頃であった1740年の冬に、わずか2週間で書き上げられました。第1部と第2部のテキストはジョン・ミルトンの原作に基づいて、チャールズ・ジェネンズ(メサ イアの台本もジェネンズによる)が台本を作りました。第3部はジェネンズのオリジナルです。第1部「アレグロ」はヘンデルの自画像のようなオルガンのアドリブ 部分が含まれ、続く第2部の「ペンセローゾ」ではミルトンの哲学的な言葉が音によって描かれます。そして第3部の「モデラート」では”何事も中庸に(ほどよく =moderato)”ということが大事なのだと歌われています。この作品の準備にあたり、‘Don’t just play the notes, paint every word(音符を演奏する のではなく、ひとつひとつの言葉を描くように)’と奏者たちに何度も繰り返したというクリスティ。器楽奏者たちは、歌手および歌手の言葉に寄り添って演奏、言 葉の抑揚にあわせて表情を変えており、歌手とアンサンブルの驚異的な一体感が生まれています。歌手たちのうまさ、そしてレザール・フロリサン独特の、やわら かでどこまでも自然な抑揚の管弦楽の美しさに圧倒される内容です。 (Ki)

Naive
V-7086[NA](1CD)
ライフ・ストーリー
トーマス・アデス(b.1971):ライフ・ストーリー op.8
ドビュッシー:ボードレールの詩による5つの歌曲
バンジャマン・アタイール(b.1989):廃墟の子供(2019)
シューマン:女の愛と生涯 op.42
レオナール・コーエン(1934-2016):ダンス・ミー・トゥー・ザ・エンド・オブ・ラヴ
ラケル・カマリーナ(S)
ヨアン・エロー(P)

録音:2020年2月18-20日、ポットン・ホール
ポルトガルのソプラノ歌手ラケル・カマリーナとフランスのピアニスト、ヨアン・エローによる、『ライフ・ストーリー』と題した1枚。タイトルは、ディスク冒頭のトー マス・アデスの作品『Life Story』op.8(テネシー・ウィリアムズのテキスト)からとられています。哀しみ、嘆き、そして喪失から平穏への回帰、そしてもちろん 愛についてなど、人生における様々な感情が歌われたテキストが選ばれています。2019年のメシアン音楽祭委嘱作品の、今話題の作曲家アタイールにとって初め ての声楽作品である「廃墟の子供」は、カマリーナの母国語でもあるポルトガル語のテキストによっています。 (Ki)

BIS
BISSA-2653(1SACD)
サウンズ・アンド・スウィート・エアズ〜シェイクスピア歌曲集
(1)アイアランド:五尋の深みに(テンペスト)
(2)ヴォーン=ウィリアムズ:フィディーリのための挽歌(シンベリン)
(3)モーラン:恋に落ちた若者とその彼女(お気に召すまま)
(4)カステルヌオーヴォ=テデスコ:昇れ(シンベリン)
(5)スミス(グレイヴス編):舌の割れたまだらの蛇(真夏の世の夢)
(6)ティペット:エアリエルの3つの歌【来て、この黄色い砂のところに/五尋の深みに/ミツバチが蜜を吸う所で】(テンペスト)
(7)トマス・アーン:緑の森の木陰で(お気に召すまま)
(8)ガーニー:緑の森の木陰で(お気に召すまま)
(9)パリー:ソネット87
(10)アイアランド:水仙が咲きだしゃあ(冬物語)
(11)ハイドン:彼女は決して恋心を語らなかった(十二夜)
(12)シューベルト:シルヴィアにD891(ヴェローナの二紳士)
(13)同:セレナードD889(シンベリン)
(14)同:酒の歌D888(アントニーとクレオパトラ)
(15)シューマン:狂人の最後の歌Op.127の5(十二夜)
(16)ヴォルフ:鳥づくしの歌(真夏の世の夢)
(17)コルネリウス:死よ、来たれ(十二夜)
(18)フランシス=ホード:彼は死化粧もされず棺に入れられた(ハムレット)
(19)ハンナ・ケンドール:ロザリンド(全5曲)
(20)プーランク:恋する心は(ヴェニスの商人)
(21)ブリテン:恋する心は(ヴェニスの商人)
(22)オネゲル:エアリエルの2つの歌【来て、この黄色い砂のところに/ミツバチが蜜を吸う所で】(テンペスト)
(24)ブリッジ:吹け、吹け、冬の風よ(お気に召すまま)
(25)マデリーン・ドリング:さあ持って行け、この唇を(尺には尺を)
(26)ジョン・ダンクワース:ソネット18
(27)マーヴィン・ホーダー:緑の森の木陰で(お気に召すまま)
(28)クールリッジ=テイラー:柳の歌(オテロ)
(29)エイミー・ビーチ:妖精の子守唄(真夏の世の夢)
(30)ロデリック・ウィリアムズ:溜息なさるな、御婦人方(空騒ぎ)
(31)アーサー・サリヴァン:リュートを持ったオルフェウス(ヘンリー8世)
キャロリン・サンプソン (S) (1)- (5) (7) (11) (12) (17)- (22) (27)- (31)、
ロデリック・ウィリアムズ (Br) (1)- (3) (5) (6) (8)- (10) (14)- (17) (19) (24)- (26) (30) (31)
ジョゼフ・ミドルトン (P)

録音:2022年6月27-28日ワイアストーン・コンサートホール
バッハ・コレギウム・ジャパンのソリストとしても人気のキャロリン・サンプソンの最新盤はお国もののシェイクスピア。古典派から現代まであらゆる性別と国に またがる27人の作曲家による作品を集めています。
これらをプロローグとエピローグ付き5幕の劇に仕立てました。シューベルトの名作をはじめ同じテクストに他の作曲家が付曲しているのも興味津々。シェイクス ピアということでイギリスの作曲家が中心ではありますが、ハイドンやプーランク、オネゲル、カステルヌオーヴォ=テデスコ、エイミー・ビーチなど諸外国の作曲家 によるものも味わえます。
またマデリーン・ドリングやジョン・ダンクワースのジャズ・テイスト、マーヴィン・ホーダーのタンゴ調も個性的。さらに1984年生まれのハンナ・ケンドールの 現代的な「ロザリンド」までさまざまなスタイルの音楽が並びます。
サンプソンと魅力的な二重唱のほか独唱も聴かせるバリトンのロデリック・ウィリアムズもBCJのソリストとしておなじみ。何と彼が12歳の時に作曲した「溜息 なさるな、御婦人方」があるのも驚き。多才なところを見せてくれます。
演奏者すべてがイギリス人なため説得力は誰も太刀打ちできぬ神業。演劇的要素も芸達者な彼らならではの巧さにうならされます。 (Ki)

H.M.F
HMX-2904046(11CD)
シューベルト:歌曲集〜マティアス・ゲルネ
■CD1
冥府への旅D526,沈むよろこびD700,涙するD926,漁夫の愛の幸せD933,冬の夕べD938,メムノンD541,双子座に寄せる舟人の歌D360,舟人D536,あこがれD636,小川のほとりの若者D638,エンマにD113,巡礼者D794,タルタルスの群れD583,希望D295,人間の限界D716
■CD2
若者と死D545,緑の中の歌D917,秋の夜D404,静かな国へD403,秋の夕べD405,遠くへの渇望D770,私の心へD860,さすらい人D649,ヴィルデマンの丘を越えてD884,嘆きD371,春の小川のほとりでD361,リュートに寄せてD905,娘の恋の立ち聞きD698,まなざしの歌D297,君はわが憩いD776,音楽に寄せてD547,泉に寄せてD530,岩のそばの歌手D482,竪琴との別れD406,歌の終わりD473 
■CD3
郷愁D456,ドナウ河の上でD553,ウルフルが釣りをする時D525,星の夜D670,帰り道D476,秘密D491,ゴンドラの舟人D808,夕べの星D806,勝利D805,夜の曲D672,解消D807,語らずともよい、黙っているがよい(ミニョンの歌)D877-2,ただ憧れを知るひとだけが(ミニョンの歌)D877-4,ミニョンにD161,竪琴弾きの歌D480(孤独に身を委ねる者は,涙を流しながら,パンを食べたことのない者は,家々の門辺に歩み寄り),流れのほとりでD160,恋人の近くにD162,漁師D225,湖上にてD543,悲しみの喜びD260,出会いと別れD767
■CD4
歌曲集「美しい水車小屋の娘」
■CD5
ギリシャの神々D677,フィロクテートD540,アイスキュロスからの断章D450b,赦されたオレステスD699,ヘリオポリス1D753,ヘリオポリス2D754,竪琴に寄すD737,アティスD585,海の静けさD216,トゥーレの王D367,ブロンデルからマリアへD626(,茂みD646,羊飼いD490,巡礼の歌D789,さすらい人の夜の歌D224,春の想いD686,郷愁D851,十字軍D932,別れD475
■CD6
夜と夢D827,盲目の少年D833,あこがれD637,墓堀人の歌D869,私はすべての安らぎを奪われてD876,老年の歌D778,墓掘り人の郷愁D842,月に寄すD193,5月の夜D194,シルヴィアにD891,セレナードD889,羊飼と騎馬の人D517,夏の夜D289,収穫の歌D434,秋の歌D502,愛らしい星D861,恋人にD303
■CD7
「白鳥の歌」全15曲D.957(「秋」D.945追補版)
■CD8
夕映えの中でD799,さすらい人D493,夜咲きすみれD752,森にてD834,ノルマンの歌D846,精霊の踊りD116,宝堀り人の願
いD761,月に寄せてD259,魔王D328,湖のほとりでD746,アリンデD904,反映D949,鱒D550,流れD693,夕焼けD690,嘆きD415,川D565,漁夫の歌D881,ブルックの丘にてD853
■CD9
沈みゆく太陽に寄せてD457,死と乙女D531,ばらD745,思い出「死者への捧げもの」D101,万霊節の日のための連?D343,水の上で歌うD774,夕べの光景D650,雷雨ののちにD561,小人D771,春にD882,花言葉D519,すみれD786,遠く去った人にD765,ただあなたのそばにD866-2,ガニュメートD544 
■CD10
さすらい人の夜の歌「山々に憩いあり」D768,羊飼いの嘆きの歌D121,野ばらD257,たゆみなき愛D138,月に寄すD259,涙の慰めD120,最初の喪失D226,ミューズの息子D764,秘めごとD719,遊びにおぼれてD715,御者クローノスにD369,心の近さD100,それは私だったD174,ばらの花冠D280,恋する者の気がかりD285,あなたに寄すD288,愛は裏切られD751,笑いと涙
D777,それらがここにいたことはD775,孤独な人D800,星D684
■CD11
「冬の旅」(全曲)
マティアス・ゲルネ(Br)

■CD1
エリザーベト・レオンスカヤ(P) 
録音:2007年2-3月,ベルリン
■CD2
ヘルムート・ドイッチュ(P)
録音:2008年1月
■CD3
エリック・シュナイダー(P) 
録音:2007年10月
■CD4
クリストフ・エッシェンバッハ(P) 
録音:2008年9月6-8日,ベルリン
■CD5
インゴ・メッツマッハー(P) 
録音:2008年10,11月,2009年2月,ベルリン
■CD6
アレクサンダー・シュマルツ(P) 
録音:2008年9月
■CD7
クリストフ・エッシェンバッハ(P) 
録音:2010年2月、2011年1月、ベルリン
■CD8
アンドレアス・ヘフリガー(P)
録音:2012年1月、ベルリン
■CD9
ヘルムート・ドイッチュ(P) 
録音:2011年2,4月
■CD10
エリック・シュナイダー(P) 
録音:2012年2月
■CD11
「冬の旅」(全曲)
クリストフ・エッシェンバッハ(P) 
録音:2011年1,5月
マティアス・ゲルネがハルモニアムンディに録音した珠玉のシューベルト歌曲集シリーズ「マティアス・ゲルネ・シューベルト・エディション」。ゲルネの最新のシュー ベルトとして、さらに、パートナーを務めるピアニストが実に豪華で注目のシリーズが、このたび11枚組のボックスとして登場です。シューベルトの音楽を最高の布 陣で味わうことができます。 
※[CD5](原盤:HMC 902035)に付属していたDVDおよび、[CD7](原盤:HMC 902139)に付属していたシューベルト:ピアノ・ソナタのCDはこのボックスセットには含まれません。 (Ki)
H.M.F
HMM-931292(1CD)
フォーレ:レクイエム(1893年室内楽稿) 
小ミサ曲(ヴィエルヴィユの漁師のミサ/1882年オリジナル・オーケストラ版)
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)
シャペル・ロワイヤル、
サン=ルイ少年合唱隊、
アンサンブル・ミュジック・オブリク,
アニェス・メロン(S)
ペーター・コーイ(Br)

録音:1988年9月
発売当初から、その編成と、なにより演奏の美しさで大きな話題となった名盤。当時グラモフォン誌が「将来、レクイエムを演奏するすべての人が参照する必 要がある、重要な録音である」と予言した1枚です。 フォーレのレクイエムは、1888年から1900年の間に3つの稿で演奏されました。まず、オリジナルの「マドレーヌ稿」は、1888年実際の儀式で演奏され たもので、〔入祭唱とキリエ、サンクトゥス、ピエ・イエス、アニュス・デイ、イン・パラディスムの5曲構成/ソプラノ独唱、合唱、ヴィオラ、チェロ、コントラ バス、ハープ、オルガン〕という構成。2つ目となる「1893年稿」は、1888年版の楽曲に、リベラ・メと奉献唱が追加、バリトン・ソロと管楽器が加わります。 そして3つ目が、1900年に演奏されたのが現在一般的に演奏されるのと同じオーケストラ編成の稿。このヘレヴェッヘの録音は、1893年稿で、1988年の 録音。清澄無垢さが際立っており、純化された世界が広がります。 (Ki)

CORO
COR-16198(1CD)
セイレーンの歌
スタンフォード:8つのパートソング Op.119
エリザベス・マコンキー:セイレーンの歌
イモジェン・ホルスト:ようこそ喜び、ようこそ悲しみ
ヴォーン・ウィリアムズ:静寂と音楽
フィンジ:ロバート・ブリッジズの7つの詩
アーサー・サリヴァン:長い一日が終わる
ザ・シックスティーン、
ハリー・クリストファーズ(指)

録音:2023年1月11日-13日、オール・ハロウズ教会(ゴスペル・オーク、イギリス)
1979年にハリー・クリストファーズが設立し、それ以来世界最高クラスの合唱団として活動し続けている英国合唱界の至宝、ザ・シックスティーン。
これまでにルネサンス時代のモテット集、パーセルのオードやアンセム、ヘンデルの数え切れないほどのオラトリオ、そしてプーランク、ブリテン、マクミランといった現代音楽を取り上げてきたザ・シックスティーン。本アルバムでは、これまであまり取り上げる機会が少なかったパートソングを収録しています。
スタンフォードから、フィンジ、イモジェン・ホルスト、そして、ヴォーン・ウィリアムズに師事したアイルランド系のイギリス人作曲家、エリザベス・マコンキーまで、素晴らしい詩と絶妙な音楽が組み合わさり、この100年あまりに誕生したイギリスのパートソングの変遷を辿ります。

NovAntiqua Records
NA-85(1CD)
カイレ・マリア
フランク:アヴェ・マリア FWV62(オルガンとソプラノのための)
サン=サーンス:アヴェ・マリア ICS19(オルガンとソプラノのための)
ラインベルガー:アヴェ・マリア Op.171-1(オルガンとソプラノのための)
フォーレ:アヴェ・マリア Op.93(オルガンと2人のソプラノのための)
グノー:トータ・プルクラ・エス CG108(オルガンと2人のソプラノのための)
レーガー:マリアの子守歌 Op.76-52(オルガンとソプラノのための)
グノー:レジーナ・チェリ CG106(オルガンと2人のソプラノのための)、アヴェ・レジーナ CG103(オルガンと2人のソプラノのための)
フォーレ:サルヴェ・レジーナ Op.67-1(オルガンとソプラノのための)
サン=サーンス:インヴィオラータ ICS286(オルガンとソプラノのための)
ジャン=バティスト・フォール(1830-1914):サンクタ・マリア(オルガンとソプラノのための)
マリア・エルコラーノ(S)、
ヴァレンティーナ・ヴァッリャーレ(S)、
オルガ・ラウドーニャ(Org)

録音:2022年6月15日&20日(イタリア)
19世紀から20世紀初頭にかけて聖母マリアに捧げられた、オルガンと1人または2人のソプラノのための楽曲集。表題のカイレ・マリアはギリシャ語で、ラテン語でのアヴェ・マリアを意味します。サン=サーンスやレーガー、フォーレ、フランクなど、著名な作曲家の知られざる名曲の数々を収録しています。

ES-DUR
ES-2087(1CD)
世界のどこか
エーリヒ・ツァイスル:「Vor meinem Fenster」(7つの歌より 第1曲)
ジョゼフ・アクロン:「Das Taubchen flog voruber」(2つの歌より 第2曲)
シェーンベルク:「Im Fliederbusch ein Voglein sas」
ゲオルク・クライスラー:「Waltz - graceful - but not too Fast」(P・ソナタより 第2楽章)
ルート・シェーンタール:「Poor Bit of a Wench」(愛と悲しみの7つの歌より 第3曲)
ツァイスル:「Die funf Huhnerchen」(7つの歌より 第7曲)
G.クライスラー:「Fruhlingslied」
ツァイスル:「So regnet es sich langsam ein」、「Ein Regentag」(8つのピアノ小品集 「11月」より)
イルゼ・ウェーバー:「Und der Regen rinnt」
ツァイスル:「Regen」
G.クライスラー:「Zufall auf den Wiesen」
ミシャ・スポリアンスキー:「Ich bin ein Vamp!」(「100メートルの幸福」より)
シェーンベルク:「Der genugsame Liebhaber」(キャバレー・ソング集より 第1曲)
シェック:「Warum leckst du dein Maulchen?」(5つのヴェネツィアのエピグラム Op.19b-7より)
ルディ・シュテファン:「Pantherlied」
ツァイスル:「Der Schafer」(7つの歌より 第5曲)、「The Lonely Shepherd」(バルバラのための小品集より)
I.ウェーバー:「Wiegala」
パウル・ベン=ハイム:「Arabic Song」
ウルズラ・マムロク:「On Top of a Hill」
シェーンタール:「A Woman's Last Word」(愛と悲しみの7つの歌より 第5曲)
ロージー・ヴェルトヘイム:「スケルツォ」(オランダの詩による4つの歌より 第1曲)
ベルト・ライスフェルト&アルブレヒト・マルクーゼ:「Mein kleiner gruner Kaktus」
オスカー・フリート:「So sprach ein Weib voll Schuchternheit」(7つの歌 Op.7より 第2曲)
ツァイスル:「Kater」
シュテファン・ヴォルペ:「Ansprache einer Bardame」(エーリッヒ・ケストナーの詩による3つの歌より 第3曲)
ヴェルナー・リヒャルト・ハイマン:「Irgendwo auf der Welt」
ピア・ダヴィラ(S)、
リンダ・ライネ(P)

録音:2021年
エーリヒ・ツァイスル、イルゼ・ウェーバー、ロージー・ヴェルトハイム、ゲオルク・クライスラー、これらはみな20世紀初頭の偉大な作曲家でありながら、現代では主にナチスによって迫害された「追放された音楽」というタイトルでひとくくりにされてしまっています。ドイツのシュヴェリーンで行われている「追放された音楽のための国際コンクール」2016で優勝したソプラノ歌手のピア・ダヴィラとピアニストのリンダ・ライネは、これらのとても美しく素晴らしいハーモニーと繊細さを備えた音楽が、レパートリーの一部として自然に演奏されることを望み、これらの作曲家を違った角度から見たり聴いたりする機会としてもこのアルバムが録音されました。
これらほとんどすべての作曲家が悲劇的な人生を送っていますが、彼らの作品にはユーモアがあり、生きる喜びと陽気さが漂っています。100年前のこれらの音楽と歌詞のユーモアが今日でも通用するという事実を、このアルバムを通して発信しています。

Quartz
QTZ-2155(1CD)
ロマンス
ラフマニノフ:朝 Op.4-2
タネーエフ:小さな島 Op.17-1
ラフマニノフ:リラの花 Op.21-5
プロコフィエフ:夢 Op.104-9
ラフマニノフ:小さな島 Op.14-2、春の洪水 Op.14-11、私の胸のうちに Op.14-10
プロコフィエフ:カテリーナ Op.104-4
リムスキー=コルサコフ:私のいたずらな娘 Op.42-4
チャイコフスキー:涙は震える Op.6-4
ラフマニノフ:私を信じるな, わが友よ Op.14-7
チャイコフスキー:昼の輝きが満ち, 夜の静けさが広がっても Op.47-6
リムスキー=コルサコフ:流れたなびく雲が切れ切れになって Op.42-3
プロコフィエフ:茂みのかげに Op.104-8
チャイコフスキー:ただ憧れを知る者だけが Op.6-6
プロコフィエフ:私はどこにいっても恋人に会えない Op.104-7
チャイコフスキー:なぜ? Op.6-5
ラフマニノフ:あなたは皆に愛される Op.14-6
メトネル:ばら Op.29-6、祈り Op.29-7、ヴィルヘルム・マイスターより Op.15-2、似たもの同士 Op.15-11
グレチャニノフ:死 Op.15-2
ラフマニノフ:時は来た! Op.14-12
イェスティン・モリス(C.T)、
ナイジェル・フォスター(P)
バレエや交響曲、オペラで大きな名声を得たおかげで見過ごされがちな、チャイコフスキーからプロコフィエフの時代に活躍したロシアの作曲家たちによる歌曲集。ロンドン出身のカウンターテナー、イェスティン・モリスが25の作品を「人生と夢」、「愛」、「憧れ」、「喪失」という4つのテーマに分けて歌います。巨大な個性、先駆者、革命家、名ピアニスト、あまり知られていない英雄、そして100年以上前と同じように今日にも通用する豪華で明快な詩の物語が綴られており、当時のロシアが歌曲の世界でも並外れた貢献をしていたことを証明しています。

Halle
CDHLD-7561(6CDR)
エルガー:オラトリオ集
エルガー:オラトリオ「ゲロンティアスの夢」 Op.38*
オラトリオ「使徒たち」 Op.49#
オラトリオ「神の国」 Op.51+
マーク・エルダー(指)、
ハレO&cho、
ハレ・ユースが*#、
アリス・クート(Ms)*#、
ポール・グローヴス(T)*#、
ブリン・ターフェル(Br)*、
レベッカ・エヴァンズ(S)#、
ジャック・インブライロ(Br)#、
クレア・ラター(S)+、
スーザン・ビックリー(Ms)+、
ジョン・ハドソン(T)+、
イアン・パターソン(Br)+

録音:2008年7月15-19日*、2012年5月5日(ライヴ)#、2009年10月17日(ライヴ)、ブリッジウォーター・ホール(マンチェスター)
「ゲロンティアスの夢」と「神の国」はグラモフォン賞を、「使徒たち」はグラモフォン賞とBBCミュージック・マガジン賞を受賞という非常に高評価を得た、マーク・エルダー指揮ハレOによるエルガーのオラトリオ集がBOXとなって登場です!またこのBOXはハレ・レーベルの20周年を記念したリリースとなります。
長き歴史を誇るイギリス、マンチェスターの雄、ハレOと、音楽監督を2000年から2023年まで務めるマーク・エルダーによるエルガーの解釈は、長年の間称賛されてきました。またこのアルバムには、優秀なハレ合唱団とハレ・ユース合唱団、そしてアリス・クートを始めとした国際的に活躍している豪華ソリストも多数参加しています。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

Hyperion
CDA-68426(1CD)
クレド
R・シュトラウス:ドイツ語のモテット Op.62
サンドストレム(1942-2019):4つの愛の歌
メシアン:イエスの永遠性への賛歌(クリトゥス・ゴットヴァルト編)
アンブロジュ・チョピ(1973-):He wishes for the Cloths of Heaven
R・シュトラウス:夕べ Op.34-1
マテイ・カステリッチ(1994-):クレド/私は信じる
ラトビア国立cho
マーリス・シルマイス(指)

録音:2021年6月&9月、聖ヨハネ教会(ラトビア、リガ)
ヨーロッパで最も高く評価されている合唱団のひとつ、ラトビア国立合唱団による「愛」をテーマにした合唱作品集!1997年より芸術監督・首席指揮者を務めるマーリス・シルマイスのもと、2022年に80周年を迎えたラトビア国立合唱団。技術と音楽性を併せ持つ歌手たちが揃っており、1パ―ト1名のアカペラから、大規模な合唱団であることを活かしたフル・オーケストラとの共演まで、幅広いレパートリーをこなしています。本作では、求められる歌手の人数が多いためあまり演奏されないR・シュトラウスの2作品を柱に、原曲以上に魅力的なメシアンの「イエスの永遠性への賛歌」(『世の終わりのための四重奏曲』の第5楽章)の編曲版や、スロベニアの作曲家であるアンブロジュ・チョピ(1973-)とマテイ・カステリッチ(1994-)の作品を収録しています。特に若きカステリッチがチョピに捧げた「クレド/私は信じる」は、アントニオ・ロッティ(1667-1740)の「十字架につけられ給いて」を引用した非常に感動的な作品。シルマイスはこの作品を「クラシックの偉大な合唱作品に比肩する」と絶賛しています。

PASCHENrecords
PR-220078(1CD)
バリトンとピアノのための作品集
ウォルフガング・フォルトナー:(:ヘルダリーンの詩による4つの歌
モーリス・ドラージュ:間奏曲、ラホール
ブリテン:6つのヘルダーリン断章 Op.61
ディーリアス:フリードリヒ・ニーチェの詩による4つの歌
ヤン・ルロフ・ヴォルトハウス:ゲーテとトラークルの詩による3つの歌、ゲオルク・トラークルの詩による2つの歌、老賢者、日没
ペトル・エベン:ライナー・マリア・リルケの詩による6つの歌
クリストファー・ユンク(Br)、
ヤン・ルロフ・ヴォルトハウス(P)
ニーチェやゲーテなどの詩に20世紀の作曲家が曲を付けた歌曲集。バリトンのクリストファー・ユンクは、幼少期にヴィオラから習い始めいくつかの賞を受賞しました。その後10歳からボーイ・ソプラノを務め、マンハイム国立劇場などでソリストを務めました。変声期後はバリトンに転向し、ベルリンとライプツィヒの音楽院で研鑽を積み、フィッシャー=ディースカウのマスター・クラスなどにも参加しています。ドイツ・シューベルト協会などのいくつかの賞を受賞し、現在はプロテスタント教会音楽大学ハレ校の副学長を務めています。

ANTARCTICA
ANTAR-051(1CD)
退廃音楽をうたう
マーラー:『子どもの不思議な角笛』より 原光
ミッシャ・スポリアンスキー:リラの歌
エルヴィン・シュルホフ:『ジャズの舞踏組曲』WV98より フォックストロット
クルト・ヴァイル:『マリー・ギャラント』より ユーカリ
ミッシャ・スポリアンスキー:青の時間
アルマ・マーラー:『5つの歌曲』より 静かな街
イルゼ・ウェバー:テレジエンシュタットをさまよう
ハンス・アイスラー&クルト・トゥホルスキー:塹壕
ヴィクトル・ウルマン:『3つのユダヤの歌』Op.53より 白樺
ギデオン・クライン:『チェコとロシアの民謡集』より Uz Mne Kone Vyvadeji
イルゼ・ウェバー:子守唄
カルロ・シグムンド・タウベ:あるユダヤの子
ギデオン・クライン:子守唄
マーラー:交響曲第5番〜アダージェット「夕映えに」
フラマン放送cho
ブリュッセル・フィルハーモニックのソリストたち
バルト・ファン・レイン(指)
エステール・ルフォール(S)


録音:2022年8月29日-9月2日/ブリュッセル、マリブランザール
ジャズ、黒人音楽、新ウィーン楽派の無調音楽、そしてユダヤ人作曲家の音楽は、1930年代にナチス政権から「退廃音楽」とみなされ迫害を受けました。 1938年にデュッセルドルフで退廃音楽展が開かれこれらの「堕落した音楽」が強く弾圧されるなどして、多くの音楽家は亡命を迫られ、あるいは強制収容所に送 られて命を落とす不幸をたどります。
「退廃音楽」の汚名をつけられた音楽をあつめ、合唱主体のアレンジで力強く美しく歌いあげたアルバム。マーラーの「原光」にはじまり、さまざまな作曲家の作 品を経て「アダージェット」(これも無伴奏合唱版)に至るプログラムは、不当な評価を受けた音楽が浄化され天に昇っていくようで、聴いていて胸が締め付けられ ます。フラマン放送合唱団の精緻な合唱が絶品。

H.M.F
HMM-905362(1CD)
ROLLING RIVER
バーンスタイン:チチェスター詩篇、Hashkiveinu(ハシュキヴェイヌ)
伝承曲(ジェームズ・エルプ編):シェナンドー
バーバー:二つの合唱曲 op.42(十二夜、水の上で歌う)
ハーバート・ハウエルズ:Take him, earth, for cherishing(大地よ、彼を大切にせよ)
ジェニファー・ヒグドン(b.1962):おお大いなる神秘よ
キャロライン・ショウ(b.1982):and the swallow(そしてつばめは)
デイヴィッド・ラング(b.1957):感染症から身を守りましょう
ニコ・ムーリー(b.1981):A Great Stone[世界初録音], A Good Understanding
エリック・ホワイテークル(b.1970):レナードは空飛ぶマシーンを夢見る
ケンブリッジ・クレア・カレッジcho
グレアム・ロス(指)
イェスティン・デイヴィス(C.T)
タニヤ・ヒュートン(Hp)、
オーウェン・グンネル(打楽器)、
レベッカ・ラーセン&ジェーン・ミッチェル(Fl)、
ジョージ・ジロー&サミュエル・ジョーンズ(Org)

録音:2022年
グレアム・ロス率いる名門ケンブリッジ・クレア・カレッジ合唱団の新譜は、アメリカの合唱音楽。バーンスタインのチチェスター詩篇から、アメリカの民謡「シェ ナンドー」、さらに世界初録音の楽曲まで、様々な作品が集められています。「シェナンドー」には様々なヴァージョンがありますが、ここで歌われているジェームズ・ エルプ編曲のヴァージョンは、合唱の世界で極めてよく演奏されています。タイトルのROLLIN RIVERは、シェナンドーの歌詞にも現れる言葉。きわめて高い水 準での演奏の登場です。 (Ki)

Pentatone
PTC-5186866(1CD)
「ロマンス」
ラフマニノフ
●12のロマンス Op.12より
第4曲:彼女たちは答えた
第5曲:リラの花
第7曲:ここはすばらしい場所
●6つの歌 Op.4
第1曲:いや、お願いだ、行かないで
第2曲:朝
第3曲:夜の静けさに
第4曲:美しい人よ、私のために歌わないで
第5曲:ああ、私の畑よ
第6曲:そんなに昔だろうか
●12の歌 Op.14より
第1曲:私はあなたを待っている
第7曲:私を信じるな、わが友よ
第11曲:春の洪水
チャイコフスキー
●7つの歌 Op.47より
第6曲:昼の輝きが満ち、夜の静けさが広がっても
●12の歌 Op.60より
第12曲:星は穏やかに私たちを照らし
●コンスタンティン・ロマノフの歌詞による6つの歌 Op.63より
第5曲:もう部屋の灯は消えた
第6曲:セレナード
●6つの歌 Op.6より
第5曲:なぜ
第6曲:ただあこがれを知る者だけが
Helmut Deu
●6つの歌 Op.16より
第5曲:なぜそんなに
●6つの歌 Op.27より
第1曲:眠る前に夢見て
●6つの歌 Op.28より
第3曲:なぜ
●6つの歌 Op.38より
第2曲:それは早春のことだった
第3曲:騒がしい舞踏会のなかで
●ラトガウスの歌詞による6つの歌 Op.73
第1曲:私はおまえと一緒に座っていた
第2曲:夜
第3曲:この月夜に
第4曲:太陽は沈んだ
第5曲:暗い日に
第6曲:再び、前のように、ただひとり
ピョートル・ベチャワ(T)
ヘルムート・ドイチュ(P)

録音:2021年3月9-12日/マルクス・シティックス・ホール(ザルツブルク)
「ロマンス」は19世紀から20世紀初頭のロシアで最も人気のあったジャンルであり、プロだけでなくアマチュアにも親しまれました。チャイコフスキーとラフマ ニノフはこの上ない美しい旋律を書き上げ、「ロマンス」の名曲を多く残しております。
ドイチュの見事な演奏とともにベチャワは色彩豊かなリリシズムとイタリア的な雰囲気を併せ持つこれらの作品を歌い上げます。
ベチャワは1966年ポーランド最南部のチェホヴィツェ=ジエジツェ生まれ。リンツ州立劇場での活躍後、1997年からはチューリッヒ歌劇場に所属。その後の 活躍は目覚ましくロイヤル・オペラ・ハウス、メトロポリタン歌劇場、マリインスキー劇場、パリ国立オペラ座などで活躍し、圧倒的な歌唱で注目され続けています。 PENTATONEレーベルからリリースした「私は勝つ!〜イタリア・オペラ・アリア集」(PTC-5186993)は2021年、ドイツの最も権威のある賞のひとつオーパ ス・クラシック賞の「シンガーズ・オブ・ザ・イヤー」の栄冠に輝いています。

APARTE
AP-324(1CD)
リスト:管弦楽伴奏声楽作品集
1. ローレライ S.369
2.3人のジプシーS.374
3. 若い尼僧(シューベルト作)
4. 糸を紡ぐグレートヒェン(シューベルト作)
5. ミニョンの歌(このままの姿でいさせてください)(シューベルト作)
6. 魔王(シューベルト作)
7. 影法師(シューベルト:「白鳥の歌」より)*
8. 祖先の墓 S.371*
9. ヴァイマルの死者たち*
10. さすらいのユダヤ人*
11. 巨人 S.79/2
イム・スンヘ(ソプラノ[3-5])、
ステファニー・ハウツィール(メゾ・ソプラノ[1])、
トーマス・ハンプソン(バリトン2,6-10)
トマシュ・コニエチュニ(バリトン[11])、
ウィーンcho[11]、
マルティン・ハーゼルベック(指)
ウィーン・アカデミーO

録音:2021、2022年
*=リスト・アカデミー・エディションによる世界初録音
リストの管弦楽伴奏による歌曲集。リストにとって歌曲は、芸術的・美的発展の手段でした。また、リストの後、管弦楽伴奏による歌曲も多く生み出されるように なるなど、同世代・後世にも影響を与えています。ここでは、リスト作のほか、シューベルトの歌曲をリストが管弦楽伴奏に編曲したものも収録。管弦楽版が未出版 だった、「影法師」「祖先の墓」「ヴァイマルの死者たち」「さすらいのユダヤ人」を、リスト・アカデミー・エディションに基づいて世界初録音収録。歌唱陣は、ウィー ン国立歌劇場で活躍し、ヘンデルやモーツァルト、そして「ばらの騎士」オクタヴィアンで絶大な評価を得ているハウツィール、ヘレヴェッヘの指揮で鮮烈デビューし、 宗教作品からオペラ、歌曲まで縦横無尽に活躍するイム・スンヘ、そして言わずとしれたトーマス・ハンプソン、バイロイト音楽祭や東京・春・音楽祭などでもおな じみのコニエチュニ、という夢のような顔ぶれです。ハーゼルベック率いるウィーン・アカデミー管の細やかな表現も味わいがあります。 ハーゼルベックはオルガン奏者、指揮者として数多くのリリースと受賞を重ねた重鎮。1985年にピリオド楽器のウィーン・アカデミーOを設立し、バロック からロマン派作品まで、ウィーン楽友協会および世界中で演奏会シリーズを重ねました。

WERGO
WER-5129(1CD)
エンヨット・シュナイダー(1950-):Orbe Rotundo 円い球体(2010) 〜生と魔法と死の歌 / 独唱・合唱と管弦楽のためのラテン語と中世のテキストによる一年の風景画 サンドラ・ムーン(S)
ロベルト・セリアー(T)
トッド・ボイス(Br)
ミュンヘン・モテットcho
モラヴィスカ・フィルハーモニー・オロモウツ
ハイコ・ジーメンス(指)

録音:2010年12月5日(世界初演ライヴ)
WERGOからの数々のリリースのほか、映画音楽の世界でも活躍する多作家シュナイダー。2010年の『Orbe Rotundo』初演ライヴが収録されています。こ れはオルフの『カルミナ・ブラーナ』と同じ編成で、対となる作品として書かれたもの。『カルミナ・ブラーナ』同様に土臭く、過激なテキストで人間のあらゆる業 を歌っていて、その世界はさながら『カルミナ・ブラーナ』をさらに拡張し、推し進めたよう。美しい響きを用いながら、ダイナミックな爆発、しなやかなリズム、豊 かな優しさといったさまざまな表情を見せる合唱が実に雄弁。初演時に「現代作品としては異例の熱狂的拍手」(ノイエ・ムジークツァイトゥング誌)で受け入れら れたという音楽をじっくりお楽しみください。 (Ki)

オクタヴィア
OVCL-00819(1SACD)
税込定価
2023年7月19日発売
A Time for Us −歌道U
N.ロータ:私たちの時 (映画「ロメオとジュリエット」より)
H.マンシーニ:失われた愛 (映画「ひまわり」より)
 ムーンリバー(映画「ティファニーで朝食を」より)
M.ルグラン:あなたを待つ (映画「シェルブールの雨傘」より)
S.フェイン:映画「慕情」のテーマ
アイルランド民謡:ダニーボーイ
トラディショナル・フォークソング [ブリテン編]:グリーンスリーヴズ/ 犂引きの子/ 庭の千草
クイルター:私の生きることの喜びよ (7つのエリザベス朝の歌)
 ダマスクのバラ (7つのエリザベス朝の歌)
フィンジ:歌曲集「私は愛の神に言った」(全6曲)
トスティ:私を愛して!
夜の静けさの中で
ミッチ・リー:見果てぬ夢 (ミュージカル「ラ・マンチャの男」より)
フランク・ワイルドホーン:ジキルの研究室の外 (ミュージカル「ジキルとハイド」より)
 時が来た (ミュージカル「ジキルとハイド」より)
加耒徹 (Br)、松岡あさひ (P)

録音:2023年2月7-9日 東京・稲城iプラザ
今や二期会を代表するスター、 加耒徹の「moment」に続く待望の第2弾。プログ ラムの中心には、最愛のレパートリーであるイギリス芸術歌曲を据え、それらを 映画音楽、民謡、イタリア名作曲家による英語歌曲、ミュージカルなどで大きく 包みこんだブーケのような魅惑的アルバム。 「バリトン歌手が紡ぐ英語の“歌道”。じっくりと音楽に浸ることによって、ジャ ンルは様々でも、そこに一本の道を感じることができるでしょう。」(自筆ライ ナーノーツより)というように、のびやかな声が輝き、しみわたるような清爽感 をもたらせてくれます。自身が最も傾倒する、作曲家フィンジは特に必聴!(オクタヴィア)

H.M.F
HMM-902720(1CD)
シューベルト:美しき水車小屋の娘 サミュエル・ハッセルホルン(Br)
アミエル・ブシャケヴィチ(P)

録音:2022年11月、スタジオ・bシャープ、ベルリン
2018年エリザベート・コンクールに優勝、またたく間に世界の注目を集め、名だたる歌劇場で活躍(バレンボイム指揮のベルリン国立歌劇場での「フィガロの 結婚」伯爵ほか)、歌曲でも高く評価されている注目のバリトン、ハッセルホルン。先日も日本で最終公演をむかえたワルトラウト・マイヤーのさよなら演奏会にも 出演し、その歌声と舞台姿が話題となりました。そのハッセルホルンが、シューベルトのシリーズをスタートします。シューベルト最晩年の1823-1828年に書かれ た作品を中心に録音していくという注目のプロジェクトです。シリーズ第1弾は、今年2023年から200年前にあたる1823年に完成した「美しき水車小屋の娘」。 ハッセルホルンの美しい発語と余裕あるフレーズ、そして作品に対する深い洞察は、説得力十分。歌曲伴奏で活躍するピアニストと組んでの理想的な演奏が誕生し ました。
「美しき水車小屋の娘」は1823年に完成しました。ハッセルホルンはブックレットに以下のようにコメントを寄せています。 〜『これらの曲が作られた時代と私たちを隔てる時間の隔たりに直面し、私たち演奏家は常に、これらの曲が、「今」の私たちに何を語りかけているのかを自問し なければならない。実は私は、「美しき水車小屋の娘」の物語(粉職人の男が水車小屋の娘に恋をするが、その恋は実らない云々)をそのまま素直に受け入れるの は難しいといつも思ってきた。あまりにも具体的な情報が少なすぎるのだ。たとえば、その若い女性については、金髪で青い目をしているということ以外には描写 がない。彼女自身の発言も少ない。その若い女性がほかの男に恋をしたという三角関係、という解釈も難しい。ミュラー=シューベルトでは、ハイネ=シューマンが コンビを組んだ『詩人の恋』(1840年)と同様、男性主人公は孤独で、遠いところに身を置いています。失恋という単純な物語を超えて、詩と音楽は "よそ者 "の 拒絶を暗示しているのではないか。”彼”は世間一般の常識には当てはまらぬ人だったのかもしれず、その個性(ここでは「他とは違う」ということ)が理由で排斥 されます。そして社会的孤立によって絶望に追い込まてしまっているのだ。おそらくこれが、200年前に書かれたこの作品が、リートという枠を超えて、21世紀の男 女に、今なお語りかけることができる理由なのだろう」。
ピアノのブシャケヴィチは、エルサレムに生まれ、南アフリカで育ちました。ライプツィヒの音楽院、そしてパリ国立高等音楽院を卒業。フィリプ・モルや、ブレンデ ルに師事しています。シューベルト作品の演奏に定評があり、2011年、国際シューベルト協会賞受賞。ソロでも活躍していますが、歌曲伴奏でも極めて高い評価を 得ています。ディースカウ晩年の生徒の一人として、ディースカウのマスタークラスの伴奏者にも抜擢されました。 (Ki)

ONDINE
ODE-1424(1CD)
NX-B07
ベルンハルド・ヘンリク・クルーセル(1775-1838):歌劇「小さな奴隷の少女」序曲(1824)
ファゴット協奏曲 変ロ長調(1829)
『最後の戦士』(1834)- 朗読、合唱、オーケストラのためのデクラメトリウム…世界初録音
ヤニ・スンナルボリ(Fg)
フランク・スコーグ(朗読)
アウディ青少年合唱アカデミー
ヘルシンキ・バロック・オーケストラ(古楽器使用)
アーポ・ハッキネン(指)

録音:2022年10月16-17日(ライヴ)
フィンランドの製本業者の息子として生まれ、幼い頃から才能を発揮。軍楽隊を経て宮廷楽団の首席クラリネット奏者から指揮者へと登り詰めたクルーセ ル。G.J.フォーグラーに作曲を師事し、クラリネットのための作品を多数書き上げ、なかでも協奏曲はモーツァルトに並ぶ、この楽器のための重要なレパート リーになっています。 このアルバムには世界初録音となる朗読、合唱、オーケストラのための『最後の戦士』を中心に、クルーセル晩年の3作品が収録されています。『最後の戦 士』はスウェーデンの詩人、評論家エリック・グスタフ・イェイイエル(1783-1847)の詩に触発された曲。古代の英雄オーディンを称え、ヴァイキングを偶像化 したこの詩を用いて書かれた大規模な作品で、作曲家が亡くなる前年の1837年12月9日にストックホルム歌劇場で初演されましたが、評価はまちまちで あり、その後演奏されることはありませんでした。「小さな奴隷の少女」はクルーセル唯一の歌劇。娘を失った彼自身の悲痛な思いが込められたという作品 で、この序曲も冒頭は重苦しい雰囲気を漂わせていますが、すぐに明るく清澄な旋律が表れます。 ファゴット協奏曲はクルーセル最後の器楽作品で、3オクターブ半の音域を誇ったという彼の娘婿でファゴット奏者フランス・プロイメイエルのために書かれたも の。曲中には、当時ストックホルムで40年ぶりに演奏されたボワエルデューの歌劇「村の新しい領主」の旋律が引用されています。プロイメイエルは宮廷楽団 の奏者で同僚たちとしばしばアンサンブルを行い、クルーセルは彼らのために多くの作品を書いています。 アーポ・ハッキネンが指揮するヘルシンキ・バロック・オーケストラがピリオド楽器を用いて未知の作品に光をあてています。

OEHMS
OC-1720(2CD)
NX-D02
カール・レーヴェ:オラトリオ『ヤン・フス』 Op. 82 ゾフィア/バーバラ…モニカ・マウフ(S)
ジプシーの老女…ウルリケ・マロッタ(A)
フス…ゲオルク・ポプルッツ(T)
ヴェンツェル/クラム 他…ドミニク・ヴェルナー(Bs)
ヒルテ…トーマス・グロッパー(Bs)
アルチス=ヴォーカリステン・ミュンヘン
ラルパ・フェスタンテ・バロックオーケストラ(古楽器使用)
トーマス・グロッパー(指)

録音:2022年10月12-16日
世界初録音
ドイツ歌曲において「バラード」という新しいスタイルを確立したカール・レーヴェ。実は本職は宗教音楽家で、1820年から66年までシュテティン(現ポーランド のシュチェチン)の教会でカントルを務めました。任期中に書かれたオラトリオは17作以上に上ると見られますが、「バラード」の成功の影に隠れてしまい、研 究・演奏は遅れをとっています。その復興に情熱を傾けているのが当アルバムの指揮者トーマス・グロッパー。2018年録音の受難オラトリオ『新約のいけに え』(OC1706)に続く第2作は、宗教改革の先駆的存在でボヘミア民族の精神的支柱とされてきたフスの後半生をドラマティックに描いています。 この作品は1841年12月にベルリンで初演されましたが、その後は埋もれてしまい、2013年になってようやくピアノ伴奏版で蘇演され、これがオーケストラ版 の初録音となります。オーケストラの楽器と規模は当時のものを想定し、歌手陣にはモニカ・マウフやドミニク・ヴェルナーら古楽演奏の第一級歌手を揃えグ ロッパー自身もバス歌手として参加、5日間をかけてセッション録音した力作です。ブックレットではグロッパーが9ページにわたり充実した解説を執筆していま す(英語・ドイツ語)。 ドヴォルザークの「フス教徒」やスメタナの「わが祖国」第5曲「ターボル」など、チェコからはヤン・フスの生きざまに影響された作品も生まれています。このオラトリ オをそれらのドイツにおける先駆的な存在として聞いてみるのも興味深いでしょう。

Orchid Classics
ORC-100249(1CD)
NX-B03
ジョナサン・ラザフォード(1953-):合唱作品集
Psalm13詩篇13篇(1978)
The Artist 芸術家(2015)
The Master 主(2016)
Final Parting 最後の別れ(1995)
Four Toasts (1966/2011)
エイミー・リッドン(C.A)
キャロライン・デール(Vc)
ロンドン・ヴォイシズ(合唱)
イギリス室内O
ベン・パリー(指)

録音:2021年10月28-29日
全て世界初録音
イギリスの作曲家ジョナサン・ラザフォードの合唱作品集。10歳の時に新しく開校したユーディ・メニューイン音楽学 校に入学。ナディア・ブーランジェから教えを受けながら、レノックス・バークリー(らにも師事。ピアニストとして活動する とともに、合唱音楽の作曲家として宗教音楽、世俗音楽双方にわたる多数の作品を書き上げています。 このアルバムには詩篇13篇による合唱曲をはじめ、聖書からオスカー・ワイルドのテキストを用いたさまざまなテイス トの作品を収録。なかでも「Four Toasts4つの乾杯」は10代の頃に書かれた曲で、2011年までに何度も改 訂されたラザフォード渾身の作品です。

Acte Prealable
AP-0556(1CD)
エルネスト・ショーソン:オルガン、合唱作品集
聖体拝領の晩祷 Op.31
Autres antiennes breves pour le Magnificat
付随音楽「聖セシリアの伝説」Op.22より5曲
おお、救いのいけにえよ
2つのモテット Op.6
3つのモテット Op.12
4つのモテット Op.16
スタニスワフ・マリイェフスキ(Org)、
ルブリン工科大学アカデミックcho、他
エルネスト・ショーソンの知られざるオルガンと、合唱作品集。このアルバムに収められているオルガン作品は、約20年前にシブリー図書館で発見されました。しかし、なかなか演奏機会に恵まれずにいたところ、フランス音楽に詳しいスタニスワフ・マリイェフスキの目に留まり収録されることになりました。ですが1枚のアルバムにするには収録時間が足りなかったため、パリの国立図書館に所蔵されていた合唱曲を加えることになりこのアルバムが完成しました。エルネスト・ショーソンの知られざる名曲をお楽しみください。

Signum Classics
SIGCD-739(1CD)
ワンダーランド〜リゲティ生誕100周年と久石譲、木下牧子、イェイロ、ビンガム、パターソン他の委嘱作品集
1.木下牧子:あしたのうた
2.リゲティ:ナンセンス・マドリガル集より 2つの夢と小さな蝙蝠
3.オラ・イェイロ:夢の中の夢
4.リゲティ:ナンセンス・マドリガル集より 梨の木の上のカッコウ
5. フランチェスカ・アミューダー=リヴァーズ:アライヴ
6.リゲティ:ナンセンス・マドリガル集より アルファベット
7.久石譲:I was there
8.リゲティ:ナンセンス・マドリガル集より 空飛ぶロバート
9.ジュディス・ビンガム:トリックスター
10.リゲティ:ナンセンス・マドリガル集より ロブスターのカドリーユ
11.マルコム・ウィリアムソン:ブレーメンの音楽隊
12.リゲティ:ナンセンス・マドリガル集より 長く、悲しい物語
13.ポール・パターソン: タイム・ピース
キングズ・シンガーズ〔パトリック・ダナキー(C.T)、エドワード・バトン(C.T)、ジュリアン・グレゴリー(T)、クリストファー・ブリュートン(Br)、ニック・アシュビー(Br)、ジョナサン・ハワード(Bs)〕

録音:2022年10月19日&21日、2023年1月16日-18日、ブリテン・スタジオ(サフォーク、イギリス)
ルネサンス・ポリフォニーからジャズ・ポップスまで、2000曲以上ものレパートリーを誇り、2018年に結成50周年を迎えた男声ア・カペラ・グループのレジェンド、キングズ・シンガーズ。本アルバムでは、2023年に生誕100周年を迎えるリゲティの作品を中心に、キングズ・シンガーズの55年の歴史の中で、彼らのトレードマークである音楽的なストーリーテリングと喜びにあふれた委嘱作品を収録。アルバムのタイトルでもある「ワンダーランド」の通り、魔法、神話、おとぎ話の世界に立ち返っています。 遊び心のある子供の詩やルイス・キャロルの代表作、「不思議の国のアリス」からの抜粋を題材にしたリゲティのナンセンス・マドリガル集を中心に、オーストラリアの最も著名な音楽家の一人、マルコム・ウィリアムソンによって1972年に作曲されたグリム童話「ブレーメンの音楽隊」に基づいた音楽、2022年12月の来日公演で世界初演された久石譲の 「I was there」(9.11や東日本大震災など、悲劇的な出来事の文化的記憶に焦点を当てた作品)、同じく2022年の来日公演で披露された(初演は2020年)木下牧子の 「あしたのうた」(自然界を中心とした希望とポジティブなテーマを思い浮かばせる作品)まで、各時代を代表する現代作曲家から200を超える作品を捧げられてきたキングズ・シンガーズの珠玉のレパートリーをお楽しみいただけます。
Signum Classics
SIGCD-741(1CD)
マーラー:歌曲集
リュッケルト歌曲集
さすらう若人の歌/亡き子をしのぶ歌
サラ・コノリー(Ms)、
ジョセフ・ミドルトン(P)

録音:2021年4月27日-28日&30日(イギリス)
ニューヨークタイムズ紙にて「最上級」と絶賛されているサラ・コノリーとジョセフ・ミドルトンの二人の共演による、マーラー歌曲集の第1弾!今後もピアノ伴奏付きの歌曲の全曲録音が予定されている非常に楽しみな企画がスタートしました。サラ・コノリーはイギリスを代表するメゾ・ソプラノで、BBCシンガーズやザ・シックスティーンのメンバーとしても演奏し、活躍してきました。その活動が認められ。2010年にはCBE(大英帝国三等勲爵士)2017年には「デイム」の称号を授与されるDBE(大英帝国二等勲爵士)を受勲しています。今回の企画を立ち上げたピアニストのジョセフ・ミドルトンとは10年間共に演奏を繰り返しており、ミドルトンはコノリーとこのアルバムで共演できたことを喜んでいます。二人の類まれな洞察力と完璧な芸術性で歌われる世界最高峰のマーラーをご堪能いただけます。

Chopin University Press
UMFCCD-140(1CD)
イグナツィ・ヤン・パデレフスキ:歌曲全集
4つの歌曲 Op.7/すずらん Op.7(a)
6つの歌曲 Op.18/森の中で/カチュール・マンデスの詩による12の歌 Op.22
アンナ・ミコワイチク=ニェヴィエジャウ(S)、
マルチン・タデウシュ・ウカシェフスキ(P)

録音:2020年2月、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・ホール(ポーランド、ワルシャワ)
19世紀後半から20世紀前半におけるポーランドの文化・政治界で最も偉大な人物の一人、イグナツィ・ヤン・パデレフスキの歌曲全集。傑出したピアニストであったパデレフスキの作品はピアノ曲が中心ですが、繊細で多彩、豊かな表現と質感を持った歌曲も人気があります。Op.18はポーランドを代表する国民的ロマン派詩人・政治活動家、アダム・ミツキェヴィチ(1798-1855)の詩に曲を付けたものです。
Chopin University Press
UMFCCD-132(1CD)
J.ヴィエニャフスキ&ルトスワフスキ:歌曲集
ルトスワフスキ:シロンスクの3章(ソプラノとピアノ版)
ユゼフ・ヴィエニャフス:歌曲集 Op.50(ソプラノとピアノのための)
ルトスワフスキ:お花の歌とお話の歌(ソプラノとピアノ版)
アンナ・ミコワイチク=ニェヴィエジャウ(S)、ロベルト・モラフスキ(P)

録音:2019年11月、2020年(ポーランド、ワルシャワ)
管弦楽付き声楽曲で知られるルトスワフスキの楽曲、「シロンスクの3章」をイェジ・コルノヴィチとロベルト・モラフスキが、「お花の歌とお話の歌」をエウゲニシュ・クナピクとロベルト・モラフスキが、それぞれソプラノとピアノ用に編曲。
ユゼフ・ヴィエニャフスキは、ヴァイオリンの名手としてあまりにも有名なヘンリク・ヴィエニャフスキの弟でありますが、彼もまた優れたピアニストとして活躍し、作曲家としても多様な作品を遺しています。本アルバムには6曲からなる「歌曲集 Op.50」が収められ、豊かで多彩なメロディに触れることができます。ポーランド(シレジア地方)の民俗的な詩が使われた「シロンスクの3章」(シレジア三部作)はポーランド語で、ハイネ、ゲーテ、ミュラーの詩を用いたヴィエニャフスキの「歌曲集 Op.50」はドイツ語で、ロベール・デスノスの児童向け詩集から9編を選んだ「お花の歌とお話の歌」はフランス語で歌われています。

RUBICON
RCD-1100(1CD)
アーウェル・ヒューズ(1908-1988):3人の独唱、合唱と管弦楽のためのオラトリオ 「デヴィ・サント(聖デイヴィッド)」(オリジナルのウェールズ語歌唱版世界初録音) オウェイン・アーウェル・ヒューズ(指)、
BBCウェールズ・ナショナルO&cho、
スーザン・ブロック(S)、
ポール・キャリー・ジョーンズ(Bs-Br)、
ロドリ・プリース・ジョーンズ(T)
ロイヤル・フィルを振ったシベリウスの交響曲全集録音で国際的な存在感を増しているウェールズの指揮者オウェイン・アーウェル・ヒューズ(b.1942)。Rubiconレーベルでの新たな録音は、オウェインの父親にあたる作曲家・指揮者アーウェル・ヒューズ(1908-1988)のオラトリオを取り上げました!
アーウェル・ヒューズはウェールズの炭鉱労働者の10番目の息子として生まれ、英国王立音楽カレッジで学び、ゴードン・ジェイコブ、ホルスト、ヴォーン・ウィリアムズを師と仰ぎました。第二次世界大戦中はBBCに勤務し、BBCウェールズの音楽部長を務めています。1951年のイギリス祭(Festival of Britain)のために作曲された『デヴィ・サント(聖デイヴィッド)』は、彼の友人でBBCの同僚でもあったAneurin Talfan Daviesが、ウェールズの守護聖人であるデイヴィッド(c.520-588)の生涯に基づいて書いたテキストを用いたオラトリオで、メロディアスでありながらドラマティックでもあり、素晴らしい技巧が凝らされた作品となっています。
同曲は1990年にも同じオウェイン・アーウェル・ヒューズ&BBCウェールズ・ナショナルOによってChandosに録音されていますが(ソリストは別)、当時は英語歌唱版だったため、オリジナルのウェールズ語のテキストを歌ったウェールズ語版は世界初録音となります。ソリストも、スーザン・ブロックを始めとするウェールズに縁のある一流歌手たちが集い、理想的なウェールズ・オラトリオのレコーディングが実現しました。
1942年にウェールズのカーディフに生まれたオウェイン・アーウェル・ヒューズ(オワイン・アルウェル・ヒューズ)は、作曲家・指揮者として成功したアーウェル・ヒューズの息子として育ち、ボールト、ハイティンク、ケンペらに指揮を学び、40年以上にわたって情熱的な音楽制作を続けてきました。日本での知名度はまだ途上ながらも、欧米では堅実に評価を積み重ね、2009年にはCBE(大英帝国勲章第3位)を受勲している実力者です。

Rondeau
ROP-6250(1CD)
サミュエル・ランペル:安息日のための夕べの祈り フィリップ・ゴールドマン(指)、
ライプツィヒ・シナゴーグcho、
アサフ・レヴィティン(Bs-Br)、
イヴォ・ムラヴェリ(Org)
1884年生まれのサミュエル・ランペルによる「安息日のための夕べの祈り」。ドイツ系ユダヤ人として生まれた彼は、ユダヤ教やその文化を広めるために貢献しました。1928年に出版された『カントールと混声合唱のためのシナゴーグ聖歌集』では、ユダヤ教で頻繁に行われるカバラット・シャバットの儀式を音楽にしました。この曲集は今でもユダヤ教徒の間で親しまれており、ライプツィヒ・シナゴーグ合唱団は、この作品が作曲されたまさにその地で録音を行っています。
Rondeau
ROP-405253(2CD)
バッハ:ミサ曲 ロ短調 BWV232 聖トーマス教会cho、ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO、アンドレアス・ライツェ(指)、ミリアム・フォイアージンガー、マリー・ヘンリエッテ・ラインホルト、クロード・アイヒェンベルガー、ゲオルク・ポプルツ、ヘンリク・ベーム

録音:2022年11月3日-6日、聖トーマス教会(ライプツィヒ、ドイツ)
約800年にもおよぶ歴史を持つライプツィヒの少年合唱団、聖トーマス教会合唱団(聖トーマス教会少年合唱団、ライプツィヒ聖トーマス教会聖歌隊などとも)。大バッハが27年間カントル(トーマスカントル/楽長)を務めたこの由緒ある合唱団に2021年9月、大バッハ以後第18代目のカントルにアンドレアス・ライツェが就任しました。そして2022年、豪華ソリスト陣を迎えて臨んだクラシック音楽史上最高傑作ともいわれる大バッハの集大成「ロ短調ミサ」をレコーディング、カントルとしてのファースト・アルバムが待望のリリースとなります!
アンドレアス・ライツェ(アンドレアス・ライゼ)は1975年、スイスのゾロトゥルン出まれ。ベルン、チューリッヒ、ルツェルン、バーゼル、グラーツで教会音楽や鍵盤楽器、合唱とオーケストラの指揮を学びました。以来多くの劇場やコンサートホールに招かれて指揮台に立っているほか、自身が結成したピリオド楽器アンサンブル「カントゥス・フィルムス・コンソート」を率いてRondeauレーベルにモンテヴェルディの大作「ポッペーアの戴冠」のナポリ稿完全版を世界初録音(ROP-6237384)するなど、活動の幅をますます拡げ注目を集めています。典礼や教会暦にも精通し、少年合唱の豊富な指導経験が認められ、宗教改革以後初となるカトリックのスイス人トーマスカントル(これまではプロテスタントのドイツ人であった)としても話題を呼んだ新時代のカントル、ライツェによる渾身の「ロ短調ミサ」。聖トーマス教会合唱団の明るい未来を確信させる素晴らしいアルバムの登場です。

Challenge Classics
CC-72934(1CD)
ラスト・エピファニー
ブラームス:ドイツ民謡集 WoO33
All mein Gedanken, No.30/ Mein Madel hat einen Rosenmund, No.25/ Feinsliebchen, No.12 / Jungfraulein, soll ich mit Euch gehen, No.11/ Die Sonne scheint nicht mehr, No.5 / Erlaube mir, feins Madchen, No.2/ Sagt mir, o schonste Schaf’rin mein, No.1/ Es steht ein Lind’, No.41/ Gar lieblich hat sich gesellet, No.3/ Sonntag, Op.47-3/ Wach auf, Mein’ Herzensschone, No.16/ Es wohnet ein Fiedler zu Frankfurt am Main, No.36/ In stiller Nacht, No.42/ Ach Gott, wie weh tut scheiden, No.17/ Soll sich der Mond nicht heller scheinen, No.35/ Da unten im Tale, No.6
ノルベルト・グランズベルグ(1910-2001):追憶 〜ホロコースト歌曲集
Im Gefangnis / Abschied / Fur Ule / Alter Baum / Nachtgedanken / Der Ofen von Lublin / Versprich mir eins / Die letzte Epiphanie / Lied zur guten Nacht / Greta / An die Volker der Erde
シューベルト:夕星 D.806
ティロ・ダールマン(Bs-Br)
ヒダイエット・ヨナス・ジェディカー(P)

録音:2022年5月2-5日
蒔いた種を、見守ることもなく…」シューベルトの『夕星』で終わるこの歌曲アルバムには、19世紀を生きたブラームスと、20世紀を生きたグランツベルクに よる、これ以上ないほど対照的な楽曲が並んでいます。グランツベルクはナチの台頭を受けてドイツからフランスに渡り、エディト・ピアフの歌を多く書くなどして 活躍した作曲家です。
音楽の無邪気さ、喜びを体現したブラームスの『ドイツ民謡集』に、ホロコーストを知る作曲家グランツベルクによる『追憶 〜ホロコースト歌曲集』をカップリン グ。後者はたいへん美しい響きを持っているのにただただ痛ましいだけで、1世紀を隔てての文化の断絶が強烈に迫ってきます。音楽の傑作とは何なのか、考えさ せられる1枚。 (Ki)

FIRST HAND RECORDS
FHR-148(1CD)
ファニー・ヘンゼル(ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル)(1805-1847):歌曲集
[1820年]
Wenn ich ihn nur habe * / Die Schonheit Nicht, Madchen * / Wohl deinem Liebling *
[1823年]
Der Abendstern # / Die sanften Tage * / Der Sanger * / An die Entfernte
[1824-26年]
Auf der Wanderung * / Abschied * / Mond* / Sehnsucht [H-U190]
[1827年]
Sehnsucht [H-U192] * / Maigesang / Seufzer * / An den Mond* / An die Ruhe * /
Sehnsucht [H-U203] * / Sehnsucht [H-U205] / Umsonst * / Suleika
[1828-33年]
Sehnsucht [H-U217] / Nacht / In der Ferne *
[1835-38年]
Uber allen Gipfeln ist Ruh’ / Ach, die Augen sind es wieder / Das Meer Erglanzte / Ich wandelte unter den Baumen
[1840-44年]
Der Furst vom Berge / Traurige Wege / Dammrung senkte sich von oben / Traum / Mutter, o sing mich zur Ruh’ *
[1846年]
Erwache Knab’, erwache * / Vorwurf
ジェニファー・パーカー(Ms)
ステファニー・ウェイク=エドワーズ(Ms)
ティム・パーカー=ラングストン(T)
ジェームス・コールマン(P)
ジュヌヴィエーヴ・エリス(P)
エヴァン・ギルフォード(P)

録音:2023年1月3-8日/ライプツィヒ、メンデルスゾーンハウス
* 初録音
# 商業用初録音
フェリックス・メンデルスゾーンの姉で、ピアノ曲や歌曲を残しているファニー・ヘンゼル。その生涯については多くのことが研究者によって明らかにされ、たく さんの手書き譜も見られるようになりましたが、肝心の音楽についてはまだあまり知られていません。この現状を打破すべく、ヘンゼルの歌曲を研究し「HENSEL SONGS ONLINE」(henselsongsonline.org)に239曲の歌曲の楽譜を公開しているテノール歌手、ティム・パーカー=ラングストンを中心としたメンバー による、貴重な初録音を含む歌曲集が登場しました。ヘンゼル自身もかつて暮らしていた、メンデルスゾーンハウスでの録音。
アルバムはヘンゼルが10代の頃の初期作品にはじまり、晩年にかけて年代順に展開。先へ進むにつれ書法が発展し、音楽的にもどんどんと表現豊かになってい くのが聴き取れます。最後に収録された「Vorwurf」はヘンゼルの作品10として、作曲家の死後に弟フェリックスによって出版された作品。

ATMA
ACD2-2856(1CD)
おじいさんのうた
ホセ・アルフレード・ヒメネス
(1926-1973):Paloma Querida / Deja que salga la Luna
モイセズ・シモンズ(1889-1945):Martha
アグスティン・ララ(1897-1970):Espanolerias
フランシスコ・ロペス(1916-1995):Mexico
アルフォンソ・エスパルサ・オテオ:Dime Que Si
クアテス・カスティージャ:El Pastor
ラファエル・エルナンデス:Diez Anos
ホセ・アルフレード・ヒメネス(1926-1973):La Noche de Mi Mal
マリア・グレベール(1885-1951):Jurame
マヌエル・アルバエス・マシステ(1892-1960):Virgencita de Talpa
ペドロ・ガリンド・ガラルサ& エルピディオ・ラミレス(1906-1989/1882-1960):La Malaguena
ホセ・アンヘル・エスピノーザ(1919-2015):Echame a mi la culpa
ホセ・F.エリソンド& F. メネンデス(1880-1943/ ?):Ojos tapatios
アントニオ・フィゲロア(T)
ラ・ファミリア・フィゲロア

録音:2021年7月5-9日/ケベック
モントリオール出身のテノール歌手で、オペラ界でも活躍しているアントニオ・フィゲロアがメキシコの伝統的な歌を取り上げました。これらは彼の子供時代の個 人的な記憶に深く結びついた音楽だそうで、メキシコからの移民一家が故郷の文化を温かく伝えながら新しい社会に溶け込んでいく物語を描いたアルバムである とも語っています。マリアッチバンド「ラ・ファミリア・フィゲロア」の伴奏にのって、敬意と情熱をもって歌い上げるメキシコの歌をお聴きください。 (Ki)
ATMA
ACD2-2836(1CD)
バッハ:6つのモテット BWV225-230
歌え、主に向かい新しい歌を BWV225
イエス、わが喜びよ BWV227
御霊は我らの弱さを支え助け給う BWV226
来たれ、イエスよ、来たれ BWV229
恐れるな、私はあなたと共にいる BWV228
主を讃えよ、すべての異邦人よ BWV230
リゼット・カントン(指)
オタワ・バッハcho

録音:2021年10月16-17、23-24日/オタワ
2002年にリゼット・カントンによって創設されたオタワ・バッハ合唱団は、バッハの声楽作品をレパートリーの中心としながらあらゆる時代の音楽を演奏する グループで、カナダ屈指の合唱団として国内外から高く評価されています。バッハの合唱曲中、とりわけ瑞々しく美しいこれら6曲のモテットは、この合唱団の歌唱 を堪能するにふさわしい作品と言えるでしょう。

Paraty
PTY-3231134(1CD)
わが夢のご婦人
作者不詳:カセレスの子守唄
アンリ・コレ:マリアーナ/セギディーリャ/レリヒオーサ
エミリアーナ・デ・スベルディア:子守歌/グアヒラ/ジプシーのコプラ
イベール:テーブルの下/ドン・キホーテの別れの歌
ラパーラ:闘牛のように/不幸のソレア/あるスペイン人への手紙
イベール:星の子守歌
ロルカ:18世紀のセビリャーナス/チニータスの酒場/ハエンのムーア娘たち/セビーリャの子守唄/ドン・ボイソのロマンセ
イベール:死の歌
作者不詳:ムルシアの子守唄
アンサンブル・イル・カラヴァッジオ【 ギ エム・ウォルムス(Bs-Br)、カミーユ・ドラフォルジュ(Cemb)、ロナルド・マーティン・アロンソ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)】

録音:2020年ラ・シテ・ド・ラ・ヴォワ
アンダルシアやスペインをテーマにした歌曲を集めていますが、大半はフランスの作曲家によるもので、想像上のスペイン旅行となっています。本物のスペインと して作家ロルカのスペイン民謡集から5曲が選ばれています。
フランスの若手古楽奏者たちを集めたアンサンブル・イル・カラヴァッジオ。ギエム・ウォルムスがスペイン語を駆使しているのも注目。フランスの作曲家たちが 夢見たスペインにご期待ください。 (Ki)
Paraty
PTY-2522057(1CD)
アンチ・メランコリクス
バッハ:教会カンタータ集
(1)第131番「主よ、深き淵よりわれ汝を呼ぶ」BWV131
(2)第13番「わが溜息、わが涙は」BWV13
(3)神の時は最上の時なりBWV106
エロディ・フォンナール(S)、ウィリアム・シェルトン(A)、トーマス・ホッブス(T)、ロマン・ボックレル(Bs)
オリヴィエ・スピルモン(指)アンサンブル・アリア・メン

録音:2021年9月12-15日サン=ジョス教会(モントレイユ=シュル=メール)
タイトルはアウグスト・ファイファーの本のタイトル。ルターにとり憂鬱は悪魔の食べ物で、ここに収められた3つのカンタータには、その思想が反映されています。
オリヴィエ・スピルモンは1979年生まれのフランスのチェンバロ奏者で指揮者。2012年にバロック音楽専門の団体アンサンブル・アリア・メンを創設。バッハ作品とりわけワイマール時代のカンタータに力を注いでいます。

Coviello
COV-92305(1CD)
ヒンデミット:歌曲集『マリアの生涯』 イヴ ォン ヌ・フリードリ(S)
コンスタンティン・アレックス(P)

録音:2021年10月15-18日ベルリン、エールベルク教会スタジオ
グレン・グールドが「史上最高の歌曲集」と評したことでも知られるヒンデミットの『マリアの生涯』。リルケによる詩を美しく歌いながらも、ヒンデミット流のネ オ・バロック的ピアニズムがあふれだして独特の味わいをもたらす作品です。スイスのソプラノ歌手、イヴォンヌ・フリードリによる歌唱。 (Ki)

Dynamic
DYNDVD-37981(DVD)
NX-D05

DYNBRD-57981(Bluray)
NX-D05
ピツェッティ:ソフォクレスの『オイディプス王』への3つの交響的前奏曲
ストラヴィンスキー:オペラ=オラトリオ「エディプス王」
エディプス王・・・AJ. グリュッカート(T)
ヨカスタ・・エカテリーナ・セメンチュク(Ms)
クレオン・・アレックス・エスポジト(Br)
ティレシアス・・・アドルフォ・コッラード(Bs)
羊飼い・・ルカ・ベルナール(T)
使者セバスティアン・ガイヤー(Bs-Br)
ナレーターマッシモ・ポポリツィオ
フィレンツェ五月音楽祭O&cho
ダニエレ・ガッティ(指)
映像監督:ティツィアーノ・マンチーニ

収録:2022年6月30日
サーラ・ズービン・メータ(フィレンツェ五月音楽祭歌劇場)
収録時間:79分
音声:イタリア語・ラテン語
PCMステレオ2.0/DTS5.1(DVD)
PCMステレオ2.0/DTS-HD Master Audio5.1(Blu-ray)
字幕:日本語、ラテン語、イタリア語、英語、フランス語、ドイツ
語、韓国語
画角:16/9 NTSC All Region
DVD…片面単層ディスク
Blu-ray…片面単層ディスク 1080i High Definition
古代ギリシャ悲劇の最高傑作の一つに挙げられる『オイディプス王(エディプス王)』を素材にして、ピツェッティとストラヴィンスキー(1882- 1972)という同時代を生きた二人の作曲家が書いた対照的な作品を並べた意欲的なコンサートのライヴ映像。 「ソフォクレスの『オイディプス王』への3つの交響的前奏曲」はピツェッティ24歳の作品。ミラノの劇場でのソフォクレス:『オイディプス王』上演のために書かれ ました。バロック音楽やルネサンス音楽に対して強い関心を持っていたピツェッティが古代ギリシャに思いを馳せて書いた清澄な響きが興味を惹きます。 一 方、オペラ=オラトリオ「エディプス王」は、ジャン・コクトーがソフォクレスの『オイディプス王』に依って書いた台本のラテン語訳詞にストラヴィンスキーが作曲し、 1927年、バレエ・リュスのパリ公演の一環として作曲家自身の指揮で初演。翌1928年、ベルリンでこの作品を上演したクレンペラーは「「エディプス王」は (…中略)クロール・オーパーで採り上げた現代作品の中で、私に最も大きな喜びを与えた作品でした」(白水社刊「クレンペラーとの対話」)と語っています。 この演奏会では同じギリシャ悲劇をテーマとしながらも、かたや清澄な抒情とドラマを併せ持つ管弦楽曲、こなた叙事性に重きを置いたナレーション付きの声 楽による音楽劇、という対照的な性格の2つの作品をカップリング。近・現代作品の解釈に定評のあるダニエレ・ガッティのタクトのもと、フィレンツェ音楽祭管 弦楽団(&cho、独唱陣)による端正なたたずまいと高い緊張感に貫かれた演奏が聴きものです。
DynamicCDS-7981(1CD)
NX-B03
ピツェッティ:ソフォクレスの『オイディプス王』への3つの交響的前奏曲
ストラヴィンスキー:オペラ=オラトリオ「エディプス王」
エディプス王・・・AJ. グリュッカート(T)
ヨカスタ・・エカテリーナ・セメンチュク(Ms)
クレオン・・アレックス・エスポジト(Br)
ティレシアス・・・アドルフォ・コッラード(Bs)
羊飼い・・ルカ・ベルナール(T)
使者セバスティアン・ガイヤー(Bs-Br)
ナレーターマッシモ・ポポリツィオ
フィレンツェ五月音楽祭O&cho
ダニエレ・ガッティ(指)

録音:2022年6月30日
サーラ・ズービン・メータ(フィレンツェ五月音楽祭歌劇場)
古代ギリシャ悲劇の最高傑作の一つに挙げられる『オイディプス王(エディプス王)』を素材にして、ピツェッティ(1880- 1968)とストラヴィンスキー(1882-1972)という同時代を生きた二人の作曲家が書いた対照的な作品 を並べた意欲的 なコンサートのライヴ録音。 「ソフォクレスの『オイディプス王』への3つの交響的前奏曲」はピツェッティ24歳の作品。ミラノの劇場でのソフォクレス:『オイ ディプス王』上演のために書かれました。バロック音楽やルネサンス音楽に対して強い関心を持っていたピツェッティが古代ギ リシャに思いを馳せて書いた清澄な響きが興味を惹きます。ストラヴィンスキーのオペラ=オラトリオ「エディプス王」は、ジャン・ コクトーが『オイディプス王』に依って書いた台本のラテン語訳を用いたナレーション付きの音楽劇。 1927年、バレエ・リュス のパリ公演の一環として作曲家自身の指揮で初演されました。 ここではダニエレ・ガッティの指揮の下、端正なたたずまいと 高い緊張感に貫かれた演奏が聴きものです。

TUDOR
TUD-7212(1CD)
AVE GENEROSA
1. Attende Domine - グレゴリオ聖歌
2. Victimae paschali laudes - グレゴリオ聖歌
3. オラ・イェイロ:Ubi caritas
4. カザルス:O vos omnes
5. ビクトリア:Tenebrae
6. フランソワ・パンティヨン:Une Croix (詩: Maurice Budry)
7. アレグリ:Miserere mei, Deus
8. ルドルフ・マウエルスベルガー:Herr, lehre doch mich:
9. フランツ・ビーブル:Ave Maria / Angelus Domini
10. Joseph Reveyron:Psaume du Serviteur
11. オラ・イェイロ:Ave Generosa (詩:ヒルデガルド・フォン・ビンゲン)
12. Vytautas Mi?kinis:Cantate Domino
13. カルロ・ボラー:Christus Vincit
14. アンドレ・ドゥクレ:Notre Pere
15. ジョゼフ・ボヴェ:Veille sur nous
アマリリス・ド・ラ・グリュイエールcho
ニコラ・フラニェール(指)

録音:2022年6月2、9、12、23日
アマリリス・ド・ラ・グリュイエールは、チーズで名高いスイスの山里グリュイエールにある男声合唱団。グリュイエール博 物館の館長アンリ・グルモーとビュルの音楽教師アンドレ・コルボによって1955年に設立されました。アンドレ・コルボ は名指揮者ミシェル・コルボのおじで、ミシェルが音楽の道に進む上で大きな影響を受けた人物です。設立当時は 16人のメンバーで主にスイス民謡を歌っていました。その後、一時活動を中断したものの、1976年に再開。今で はメンバーも36人に増えました。このアルバムではグレゴリオ聖歌からルネサンスのポリフォニー、近現代の宗教曲を 歌っています。ピンポイントで高精度に磨き上げられた歌唱とは少し雰囲気の異なる、あたたかみのあるハーモニー が魅力です。

TOCCATA
TOCC-0667(1CD)
NX-B03
ミャスコフスキー:声楽作品集 第2集〜バリトンとピアノのための歌曲全集
アレクサンドル・ブロークの詩による6つの歌Op. 20(1920)
日の暮れに:フョードル・チュッチェフの詩による3つのスケッチ Op.21(1922)
3つのスケッチ Op.45(1938)
ステパン・シチパチョフの抒情詩集より Op. 52(1940)
長年の歌 Op.87より (1901?36/改訂1950)
 No.1. Thus yearns the soul
 No.6. Song of the Collectors
 No.7. In the struggle with a heavy fate
 No.10. Sonnet of Michelangelo
極地探検隊の2つの歌 (1939)s
イリヤ・クズミン(Br)
ジャムラト・ドゥラーエフ(Br)
オルガ・ソロヴィエヴァ(P)

録音:2018年1月15-22日、2022年1月20日、2019年2月4、18日、2019年3月23日、2022年1月14日
全て世界初録音
27曲の交響曲で知られるロシアの作曲家ニコライ・ミャスコフスキー。このTOCCATAレーベルでのシリーズでは、あまり耳にすることのない彼の声楽作品に焦 点を当てています。第2集にはバリトンとピアノのための歌曲を全曲収録。どれもミャスコフスキーの初期から中期に書かれたもので、テキストにはロシアの抒情 詩が用いられています。また、アルバムの最後に置かれた「極地探検隊の2つの歌」は彼にとっては珍しい大衆のための歌曲であり、1930年代のソ連でブー ムになっていた北極開発の探検家たちの偉業をテーマにしています。とりわけ第1番で用いられたミハイル・スヴェトロフの詩は、プロコフィエフも曲を付けるなど 当時大きな人気を博していたものです。

KLARTHE
KLA-162(1CD)
パリジャンのファリャ
ファャ:3つの歌【T.鳩/U.中国風/V.セギディーリャ】
アンダルシアのセレナータ
前奏曲/あなたの黒い瞳
アンダルシア
7つのスペイン民謡【T.ムーア人の衣装/U.ムルシア地方のセギディーリャ/V.アストゥリアス地方の歌/ W.ホタ/X.子守歌/Y.歌/Z.ポーロ】
クロード・ドビュッシーの墓碑銘のための賛歌
本当の味がするロンダのパン
幼子を腕に抱きしめる母たちの祈り
ポール・デュカスの墓碑銘のための賛歌
マヤ・ビリャヌエヴァ(S)、
ダヴィド・ソーデュブライ(P)

録音:2021年5月23&24日、2021年6月6日パリ地方音楽院内講堂(フランス)
スペインの作曲家ファリャは1907年から1914年までパリに滞在し、同地でデュカス、アルベニス、ラヴェル、ドビュッシーと知り合い人脈が広がりました。当 アルバムではパリ時代の作品からドビュッシーやデュカスの死を悼んで作曲した歌曲までを集めました。名ソプラノ、マヤ・ビリャヌエヴァがファリャの魅惑的な作 品を歌います。 (Ki)
KLARTHE
KLA-164(1CD)
「水辺にて」
ミシェル・ルグラン:わが心の風車
ユベール・ジロー:優しさ
セルジュ・ラマ:孤独の島
ヴァレリー・ラルボー:メルス・エル・ケビール
クルト・ヴァイル:ユーカリ
ドビュッシー:美しき夕暮れ
フォーレ:ゆりかご
ギー・ベアール:河は呼んでる
エディ・マーネイ:アイルランドのバラード
ヘンリー・マンシーニ:ムーン・リヴァー
ヴァレリー・ラルボー:スヘフェニンゲン
ドヴォルザーク:月に寄せる歌
フォーレ:水のほとりで
フランソワ・プーランク:愛の小径
フルール・ミノ(歌)、
ジェローム・ブラジュマン(G)

録音:2022年10月4〜7日ヴィラ・マルゲリータ、ヴィシー(フランス)
『キャンディード』『ウエスト・サイド・ストーリー』『オペラ座の怪人』『マイ・フェア・レディ』などの名作ミュージカルの中から最も美しい作品を集めた「フレ ンチ・キス」(KLA-030)で多彩な表現をみせたソプラノ歌手フルール・ミノ。期待の新譜は、ドビュッシーからミシェル・ルグランまで、フランスのメロディと歌 をテーマにしたアルバム「水辺にて」です。ロマンティックで自由なフランスのメロディとフランスの大衆文化の歌を並べることによって、フランスの多様な音楽を 表現しております。
「当演奏はA’=432Hzにチューニングしております。これは自然や水の周波数に近いと考え、私たちの表現がより自然に伝わると思い選択しました」(フルー ル・ミノ&ジェローム・ブラジュマン) (Ki)

LAWO Classics
LWC-1256(1CD)
シーグル・リ:歌曲集 第1集
シーグル・リ(1871-1904):雪(1899)/ヴィルヘルム・クラーグの詩による6つの歌 Op.1(1892)〔ただお泣き,青ざめ悲しい子よ、ヴァルプルギスの夜、鳥が甲高く鳴いた、世界がみんな歌う、私は鞍をつけ、フィドルよ私を癒してくれ〕/クラーグとカスパリの詩による4つの歌 Op.2(1893)〔私の五月の日の花嫁、賄賂、私は愛するひとを埋葬した、夏の夕べ〕/6つの歌(1895)〔新しい生、彼は傷つき、十二月、母の子守歌、わたしは甘い夢を隠し、金色ちどり〕/ペール・シヴレの詩による5つの歌(1898)〔日蝕、光、春-願い、秋、故郷〕/中声のための歌(1901)〔心はやさしさと若さにあふれ、日の光の歌〕/ヘリェ・ローゼの詩による低声のための8つの歌〔平原、夜、歌、わたしの希望はどこに、黄色と白のボートは、木、メヌエット、秋〕/ヘリェ・ローゼの『王の息子たち』による3つの歌〔子守歌、夏至の日の歌、明るく輝く日だった〕/イーダル・ハンダガールの詩による7つの歌(1902)〔春だ、地球を照らす黄金色の太陽よ、あなたの肌は薄く、海と山、ふりそそぐ日の光、それは鼻歌に似て、夏の朝〕
マリアンネ・ベアーテ・シェラン(Ms)、
ニルス・アンデシュ・モッテンセン(P)

録音:2022年6月7日-10日、11月8日、ソフィエンベルグ教会(オスロ、ノルウェー)
シーグル・リは1871年にノルウェーのドランメンで生まれ、クリスチャニア(現オスロ)で育ちました。ピアノとヴァイオリンと音楽理論を学び、リンデマン音楽オルガニスト学校の学生だった時、自身の楽器としてヴァイオリンを選びました。作曲をイーヴェル・ホルテルに学び、音楽の道を志す当時のノルウェー青年たちと同じようにライプツィヒに留学。1891年から1893年にかけてカール・ライネッケに教わり、1894年から1895年までベルリンでハインリヒ・ウルバンに師事しました。帰国後、1895年から1898年までベルゲンの「ハルモニエン」オーケストラ(ベルゲン・フィルハーモニックO)のコンサートマスターを務め、1898年にクリスチャニアに戻り中央劇場のカペルマイスターに就任しました。1902年に男声合唱団「ハンデルスタンデン合唱クラブ」の指揮者に任命され、ノルウェー音楽シーンでの活躍を期待されたものの、1904年、結核のためわずか33歳で没しました。後期ロマンティシズムのスタイルによる「交響曲 イ短調」と合唱曲「雪」が特に知られていますが、70を超す数の歌曲も手がけました。多くは生前に出版され、未出版だった15曲はテリエ・マティセンとハンス・マグネ・グレースヴォルが改訂を加え、1999年に『Sanger(歌)』として出版されました。
メゾ・ソプラノのマリアンネ・ベアーテ・シェラン(マリアンネ・ベアーテ・キーラント)がニルス・アンデシュ・モッテンセンと共演してシーグル・レの全歌曲を2枚のアルバムに録音するうちの最初のアルバムとなる今作は「スーパーヒット」の「雪」を含む、生前に出版された作品が歌われます。デンマークの詩人ヘリェ・ローゼ、クリスチャニアで同じ学校に通っていたヴィルヘルム・クラーグ(1871-1933)、テオドル・カスパリ(1853-1948)、ニルス・コレット・ヴォークト(1864-1937)、シーグビョルン・オプストフェルデル(1866-1900)、ペール・シヴレ(1857-1904)、マグヌス・ブローストルプ・ランドスタ(1802-1880)、ニーノシュクの推進にも務めた医師のイーダル・ハンダガール(1874-1959)の詩がテキストの作品です。

GENUIN
GEN-23819(1CD)
シューベルト:冬の旅
冬の旅 Op.89D911第一部(バリトン、イングリッシュ・ホルンと弦楽三重奏曲版)
ピアノ・ソナタ第20番 イ長調 D959第二楽章(イングリッシュ・ホルンと弦楽三重奏曲版)
冬の旅 Op.89D911第二部(バリトン、イングリッシュ・ホルンと弦楽三重奏曲版)
※全てエドゥアルト・ヴェスリー編
フローリアン・ゲッツ(Br)、
グルントマンQ【エドゥアルト・ヴェスリー(イングリッシュ・ホルン)、ウルリケ・ティッツェ(Vn)、ベッティーナ・イーリヒ(Va)、ウルリケ・ベッカー(Vc)】

録音:2022年1月13日-17日&2月7日-11日
シューベルトの名曲「冬の旅」をバリトン、イングリッシュ・ホルンと弦楽三重奏版という非常に珍しい編成でのリリース!カップリングにはイングリッシュ・ホルンと弦楽三重奏によるシューベルトの「ピアノ・ソナタ第20番」の第二楽章を収録。全てグルントマン四重奏団のイングリッシュ・ホルン奏者、エドゥアルト・ヴェスリーによる編曲で、木管楽器の柔らかな響きとフローリアン・ゲッツの豊かな歌声が絡み合いピアノ伴奏とはまた違った「冬の旅」を作り上げています。
バリトンのフローリアン・ゲッツは、ロンドンのギルドホール音楽演劇学校と、ワイマール音楽大学で声楽を学びました。その後パリ・オペラ座、ミュンヘンのガスタイク、ライプツィヒ歌劇場、ダルムシュタット州立劇場などで活躍しています。またアムステルダムのコンセルトヘボウなどにも出演しています。

Glossa
GCD-C81133(1CD)
モーツァルト:アロイージア・ウェーバーのためのアリア集
いえ、いえ、あなたにはできません K.419/アルカンドロよ、わたしは告白する ― どこから来るのかわたしにはわからない K.294/わたしはあなたに明かしたい、ああ! K.418/ああ、もし天に、恵み深い星たちよ K.538/わが憧れの希望よ ― あなたにはどれほどの苦しみかわかるまい K.416/テッサーリアの民よ ― わたしは求めはしません、永遠の神々よ K.316(K.300b)/私の感謝をお受け取り下さい、親切な後援者の皆様 K.383
シンディア・ジーデン(S)、
フランス・ブリュッヘン(指)、
18世紀オーケストラ

録音:1998年5月&9月、ユトレヒト・フレーデンブルフ音楽センター(オランダ)
1777年にモーツァルトが出会った1人の女性、アロイージア・ウェーバー。このアロイージア・ウェーバーは後にモーツァルトの妻となるコンスタンツェの姉であり、「後宮からの逃走」や「悔悟するダヴィデ」、「劇場支配人」などの作品で重要な役を演じるなど輝かしいキャリアを築いたソプラノ歌手であり、そして若かりし頃のモーツァルトが恋心を抱いた初恋の相手です。
モーツァルトがアロイージアのために1778年から1788年の間に作曲を行った7つのコンサート・アリアは、モーツァルトが作品に込めた想いや表現の意図などが現在でも様々な推測を呼んでおり、楽曲の高い完成度はもちろんのこと、不思議な魅力を持ち合わせた傑作として評価されています。
有数のモーツァルト解釈者としての地位を確立しているシンディア・ジーデンが、ブリュッヘン&18世紀オーケストラのサポートを受けて録音された「アロイージア・ウェーバーのためのアリア集」が復刻。シンディア・ジーデンは、上演機会に恵まれないモーツァルトの初期作品や、このアリア集を自身のコンサート・レパートリーとするなどモーツァルトの演奏には特に定評があります。

Da Vinci Classics
C-00745(1CD)
クララ&シューマン:言葉の痕跡〜歌曲とピアノ・トランスクリプション集
献呈/美しき異郷/きみの顔/山と城が見下ろしている/月の夜/今は...(春だ)/ミルテとばらで/告白/くるみの木/きみは花のよう/間奏曲/はすの花/あこがれ/異郷にて(Op.39-1)/春の夜/セレナーデ

※シューマンによる歌曲と、クララ・シューマンによるピアノ編曲版を両方収録(全32トラック
ジュリア・ベアティーニ(歌)、
ヴァレンティーナ・メッサ(P/J.B.シュトライヒャー 1860年製)

録音:2022年10月、キアーヴァリ(イタリア)
シューマンによる珠玉の歌曲16作品を、クララ・シューマンによるピアノ編曲版と並べて収録したDa Vinci Classicsらしい好企画盤。このような歌曲のトランスクリプションはリストが手掛けたものが有名ですが、ここでは夫の作品を妻が編曲したという点で、より特別なものといえるでしょう。1860年に作られたJ.B.シュトライヒャー製のピアノを用いている点もポイントです。