湧々堂HOME 新譜速報 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック 廉価盤 シリーズ
旧譜カタログ チャイ5 殿堂入り 交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック


交響曲・新譜速報1


※発売済のアイテムも含めて、約3ヶ月間掲載しています。
※新しい情報ほど上の段に記載しています。
※表示価格は全て税込みです。





Altus
TALT-031(1CD)
マーラー:交響曲第1番ニ長調『巨人』 ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指)
北ドイツRSO

録音:1969年1月6日/ハンブルク、ムジークハレ(ライヴ、ステレオ)
殿堂入り名盤復活!!
イッセルシュテットが主兵・北ドイツ放送響を振ったターラ・レーベルの名盤をリマスタリング復刻。音質一新で世に問う稀代の名演です。ドイツ流儀 の硬派な音造りでじっくりと築きあげた『巨人』。楽譜をひたすらに音にしていくことに集中した演奏で、悠々たる足取りと高精度のアンサンブルが魅力。 第2楽章などかなり遅いテンポで驚きますが、緊張感が高く音に張りがあり凄い集中力です。第3楽章の節回しも感情の噴出とは程遠い純音楽的アプロー チで美しい佇まい。フィナーレは破綻なく均整の取れた演奏で大きなクライマックスを作っており、終わってみると動かしようのない巨大山脈のような音楽 が見えてきます。
イッセルシュテットは1945年から26年間、北ドイツ放送響の初代首席指揮者を務めこのオーケストラを鍛え上げました。オーケストラ創設時には自 ら大戦直後の捕虜収容所を回り演奏家を集めてもいます。両者の関係は切っても切れないもので、熱い信頼関係に裏打ちされた堅実な演奏が魅力です。 (Ki)

Altus
TALT-032(1CD)
マーラー:交響曲第4番ト長調 ルース・マーグレット・プッツ(S)
ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指)
北ドイツRSO

録音:1966年1月9・10日/ハンブルク、ムジークハレ(ライヴ、モノラル)
殿堂入り名盤復活!!
イッセルシュテットが主兵・北ドイツ放送響を振ったターラ・レーベルの名盤をリマスタリング復刻。音質一新で世に問う稀代の名演です。ドイツ流儀 の硬派な音造りが音楽本来の美質を浮き彫りにしたマーラー4番。イッセルシュテットならではの落ち着いたテンポ感が印象的。弦楽のしなやかな動きは 自然体で美しく、この曲の持つ牧歌的な雰囲気をたたえています。第3楽章でじっくりと変奏を重ね盛り上げていく展開も無駄な力みがなく絶妙の語り口。 フィナーレのプッツの歌は穏やかで天国的。音楽の流れにしっかりと動きがありつつも心地よい世界が広がります。イッセルシュテットは1945年から26年間、北ドイツ放送響の初代首席指揮者を務めこのオーケストラを鍛え上げました。オーケストラ創設時には自 ら大戦直後の捕虜収容所を回り演奏家を集めてもいます。両者の関係は切っても切れないもので、熱い信頼関係に裏打ちされた堅実な演奏が魅力です。 (Ki)

オクタヴィア
OVCL-00662(1SACD)
2018年3月21日発売
ハイドン交響曲集Vol.3
交響曲 第96番 ニ長調 Hob.I: 96 「奇蹟」
交響曲 第18番 ト長調 Hob.I: 18*
交響曲 第99番 変ホ長調 Hob.I: 99*
交響曲 第30番 ハ長調 Hob.I: 30 「アレルヤ」
飯森範親(指)
日本センチュリーSO

2015年11月20日、2016年2月26日*
いずみホール・ライヴ
フランツ・ヨーゼフ・ハイドンのすべての交響曲を演奏する一大プロジェクト「ハイドンマラソン」は、音楽業界に新たな旋風を巻き起こしています。当盤は公演第3回と第4回のライヴ・レコーディング盤となります。 日本センチュリー響と、2014年に首席指揮者に迎えられた飯森は、幾度の公演を重ねるなかで、信頼関係を築いてきました。精緻な構築、細部まで行き渡る感性で、こだわりぬいた演奏を聴かせています。気品にあふれたサウンドは、まさに彼らの真骨頂です。

C Major
74-4608(DVD)

74-4704(Bluray)
ブルックナー:交響曲第1番(リンツ稿) シュターツカペレ・ドレスデン
クリスティアン・ティーレマン(指)
映像監督:アンドレアス・モレル

収録:2017年9月6日、フィルハーモニー、ミュンヘン(ライヴ)
◆DVD
画面:NTSC 16:9
音声:PCM2.0, DTS5.0
リージョン:All、58分
◆Bluray
画面:HD 16:9
音声:PCM2.0,
DTS-HD-MA5.0
リージョン:All、58分
2012年のティーレマン首席指揮者就任以来進めているプロジェクト でこれまでに、第7番(2012年収録/Opus Arte)、第8番(2012年収録)、第5番(2013年収録)、第9番(2015年収録)、第4番(2015 年収録)、第6番(2015年収録)、第3番(2016年収録)がDVD&BDで発売されています。今回リリースされるのは交響曲第1番。 1868年5月にブルックナー自身の指揮により初演されました。ブルックナーは当時リンツの大聖堂のオルガニストを務めており、初演も同地で行われま した。その後ブルックナーは、1868年10月にウィーン移り新しい交響曲に次々ととりかかりますが、旧作品の改稿も同時に行っていました。この第1 番は1877年、1884年、さらに1890年頃にかけて改訂が行われ、これが<ウィーン稿>となります。他の交響曲と比べるとこの第1番は、ブルックナー 自身も「生意気な小娘」と評していたように、その野趣に富むブルックナー初期の作風が好まれ、改訂前の稿である<リンツ稿>の方が演奏される機会も 比較的多い作品です。 ティーレマンの緻密な描写力、シュターツカペレ・ドレスデンの重厚なサウンドはそのままに、初期作品の活気をたたえた演奏。シュターツカペレ・ドレス デンといえばワーグナーとR・シュトラウスが君臨していましたが、1895年にアドルフ・ハーゲン指揮で演奏して以来、ベーム、カイルベルト、ヨッ フム、シノーポリ、ハイティンク、らが取り上げており、このブルックナー・チクルスもティーレマンとオケが互いに築き上げてきた成果を感じることができ ます。 (Ki)

CPO
CPO-777577(1CD)
NX-B10
ヨハン・ネポムク・ダーフィト(1895-1977):交響曲集 第2集
交響曲 第2番 Op.20
交響曲 第4番 Op.39
ヨハネス・ヴィルトナー(指)
ウィーンRSO
既発売の第1集(777741)で、その独特な音楽語法を聴かせたオーストリアの作曲家ダーフィトの交響曲集第2集。ダー フィトの本職は音楽教師であり、作品はごく僅かしか残されていません。しかし、シェーンベルク譲りの和声法と、ブルックナー を思わせる厳格な対位法が混在する現代的な曲調を持つ作品は、とても魅力的であるとともに、交響曲第6番では第3 楽章に「ウィンナ・ワルツ」が置かれるなど、ウィーン音楽の伝統もしっかり継承しています。第2集には第2番と第4番の交響 曲を収録。どこかエレガントな風情を持つ曲を、ワルツの名演で知られるヴィルトナーが指揮しています。

Forgotten Records
fr-1356(1CDR)
クリュイタンス&マルツィ
バッハ:ヴァイオリン協奏曲 ホ長調 BWV.1042 #
ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」〜第1幕前奏曲
ブラームス:交響曲第4番
ヨハンナ・マルツィ(Vn)
アンドレ・クリュイタンス(指)NYO

録音:1957年11月10日カーネギー・ホール(ライヴ(
Forgotten Records
fr-1357(1CDR)
リスト:ファウスト交響曲 チャールズ・アドラー(指)
ウィーンSO、
ウィーン国立歌劇場cho

録音:1955年頃
音源: SPA-44
Forgotten Records
fr-1360(1CDR)
クリュイタンス&チッコリーニ他
モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」
ドビュッシー:カンタータ「選ばれし乙女」*
フランク:交響的変奏曲#
オネゲル:ピアノ協奏曲 H.55 #
ビドゥ・サヤン(S)*
モーリン・フォレスター(A)*
アルド・チッコリーニ(P)#
ウェストミンスターcho*
アンドレ・クリュイタンス(指)NYO

録音:1957年11月17日カーネギー・ホール(ライヴ)

Hyperion
CDA-68193(1CD)
ベルリオーズ:イタリアのハロルド Op.16、
 囚われの女 Op.12(作曲者自身による管弦楽版)
マルティーニ(ベルリオーズ編):愛の喜びは
ウェーバー:アンダンテとハンガリー風ロンド
ウェーバー(ベルリオーズ編):舞踏への勧誘
ローレンス・パワー(Va)、
アンドルー・マンゼ(指)ベルゲンPO

録音:2017年5月4日−7日、グリーグホール(ベルゲン、ノルウェー)
英国の名匠アンドルー・マンゼがノルウェーの名門オーケストラ、ベルゲン・フィルを振ったベルリオーズの管弦楽作品集。注目は、ローレンス・パワーがソロを務める "ヴィオラ独奏付き交響曲" 「イタリアのハロルド」!
ローレンス・パワーはナッシュ・アンサンブルやレオポルド弦楽三重奏団のメンバーとして活躍し、ソリストとしても30を超えるアルバムを送り出している現代最高峰のヴィオリスト。「イタリアのハロルド」だけでなく、自作の歌曲「囚われの女」やマルティーニの歌曲「愛の喜びは」からベルリオーズが編曲したオーケストラ伴奏版でもローレンス・パワーの妖艶なるヴィオラの音色が堪能できます(ちなみに、両歌曲のソロパートをヴィオラ版へと編曲したのは、名ヴァイオリニストとしても名を馳せたアンドルー・マンゼです)。
また、ベルリオーズが編曲したウェーバーの「舞踏への勧誘」などカップリングも秀逸。パワー、マンゼ、ベルゲン・フィルの情熱的なパフォーマンスによるベルリオーズの「イタリアのハロルド」にご期待あれ。

Forgotten Records
fr-1339A(1CDR)
エットーレ・グラチス〜メンデルスゾーン
交響第3番「スコットランド」*
交響曲第4番「イタリア」#
エットーレ・グラチス(指)
ヴェネツィア・フェニーチェ劇場O
Forgotten Records
fr-1342(1CDR)
カレル・シェイナのドヴォルザーク
交響曲第5番 ヘ長調 Op.76 *
スケルツォ・カプリツィオーソ Op.66 #
祝典行進曲
カレル・シェイナ(指)チェコPO

録音:1952年1月21日* 、1943年3月#
※音源: Supraphon DV 5298 *、Esta M 5058-59
Forgotten Records
fr-1345(1CDR)
ボロディン:交響曲第1番*
チャイコフスキー:交響曲第4番#
コンスタンチン・イワーノフ(指)
ソヴィエト国立SO

録音:1952年頃(モノラル)*、1960年代初頭(ステレオ)#
音源:Le Chant du Monde LD-A-8060 *
Forgotten Records
fr-1346(1CDR)
アルベール・ヴォルフ&ダルレ
ダンディ:フランスの山人の歌による交響曲 Op.25 *
ルーセル:交響曲第3番 ト短調 Op.42 #
フローラン・シュミット:3つの狂詩曲 Op.53 〜ウィーン狂詩曲+
ジャンヌ=マリー・ダルレ(P)*
アルベール・ヴォルフ(指)
ラムルーO

録音:1932年、1931年+
音源 : Polydor 566130-31 *、 566098 他
Forgotten Records
fr-1349(1CDR)
ハイドン:交響曲第88番「V字」*
 トランペット協奏曲 変ホ長調 Hob.VII: 1 #
シベリウス:交響曲第2番 +
アドルフ・シェルバウム(Tp)
ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指)
北ドイツRSO

録音:1962年11月12日*、1958年3月3日# 、1955年+
音源: Capitol P 18009他

Sterling
CDS-1113-2(1CDR)
マルティン・シェルバー:交響曲第1番&歌曲集
交響曲第1番 ニ短調(1938)
ゲーテの詩による7つの歌(1930)*
なんと美しかったことか, あの時間(1950)*
2つの歌曲(1946)**
歌曲集 「子供の歌」 正編(1930)**
歌曲集 「子供の歌」 続編(1937)**
3つの歌曲(Drei Lieder)(1937)**
アドリアーノ(指)ブラティスラヴァSO、
トーマス・ハイヤー(T)*/**、
ラルス・イェンソン(P)*、
ヘダイェット・ジェディカー(P)**、
ラウラ・クロム(Vn)(「子供の歌」正編 第1曲)


2014年8月16日−17日、スロヴァキア放送第1スタジオ(ブラティスラヴァ、スロヴァキア)(交響曲)、2009年4月6日−7日、*、2016年3月9日−10日、14日−15日**、フランクフルト音楽舞台芸術大学大ホール(フランクフルト・アム・マイン、ドイツ)
マルティン・シェルバーは、1907年、ニュルンベルク生まれ。誰もが一匹狼と認め、その経歴についてはほとんど知られていないと言われます。幼少期からヴァイオリンとピアノを弾き、1922年にピアニストとしてデビュー。その翌年、最初の作品を発表しました。第2次世界大戦に従軍、戦後は音楽教育と作曲に専念しています。
交響曲が3曲、1930年から1937年にかけて2つの「子供の歌」をはじめとする歌曲集と単独の歌曲を作曲しています。交響曲第1番は、後の2曲と同じく一楽章で書かれ、「主題」とみなされる楽想を基本にしたアレグロ、アダージョ、スケルツォ、フィナーレの4つの部分から構成される作品です。「第1交響曲の世界は私の心に近く、はっきり言うと、この世界のなによりも私が大切に思う作品」(シェルバー)。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

Forgotten Records
fr-1328(1CDR)
オッテルロー&モラルト〜レーガー&シュミット
レーガー:ロマンティック組曲 Op.125*
フランツ・シュミット:交響曲第4番#
ヴィレム・ファン・オッテルロー(指)ハーグPO*
ルドルフ・モラルト(指)ウィーンSO#

録音:1956年3月8日* 、1954年9月7日#
※音源: Philips A 00486 L
Forgotten Records
fr-1327(1CDR)
オーマンディ&イストミン
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番*
プロコフィエフ:交響曲第6番
ユージン・イストミン(P)*
ユージン・オーマンディ(指)
ボストンSO

録音:1962年8月19日、ボストン・シンフォニー・ホール(ライヴ)
Forgotten Records
fr-856(1CDR)
エウィット〜ベートーヴェン:交響曲集
交響曲第4番 変ロ長調 Op.60
交響曲第5番「運命」
モーリス・エウィット(指)
エウィットO

録音:1955年
※音源: Les Discophiles Francais DF 61
Forgotten Records
fr-1329(1CDR)
チャールズ・アドラー
ストラヴィンスキー:交響曲第1番
ミヨー:交響曲第4番#
チャールズ・アドラー(指)
ウィーンSO

録音:1955年1月30日 、1954年# 、
※音源: Unicorn UNLP 1006
Forgotten Records
fr-1332B(2CDR)
リステンパルトのモーツァルト
交響曲第26番 変ホ長調 K.184
交響曲第28番 イ長調 K.201
交響曲第29番 イ長調 K.201
交響曲第35番 ニ長調 K.385「ハフナー」#
交響曲第36番 ハ長調 K.425「リンツ」+
フルートとハープの為の協奏曲 ハ長調 K.299 *
オーボエ協奏曲 ハ長調 K.314 **
ファゴット協奏曲 変ホ長調 K.191 ##
ジャン=ピエール・ランパル(Fl)*
ドーラ・ワグネル(Hp)*
ピエール・ピエルロ(Ob)
ポール・オンニュ(Fg)
カール・リステンパルト(指)ザール室内O

録音:1954年9月* 、1954年頃 、1956年4月## 、1956年頃** 、1954年1月+ 、1954年6月#
※音源: Les Discophiles Francais DF 117

NORTHERN FLOWERS
NF/PM-A99123(1CD)
セルゲイ・スロニムスキー(1932-):交響曲第2番(1978)*
カンタータ「A Voice from the Chorus (Голос из хора)」(アレクサンドル・ブロークの詩による、独唱、合唱、オルガンと管弦楽の為の;1963)+
レニングラードPO*
エフゲニア・ゴロホフスカヤ(Ms)+
セルゲイ・レイフェルクス(Br)+
レニングラード国立カペラcho+
ユーリー・セミョーノフ(Org)+
レニングラード・フィルハーモニー室内O+
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指)

録音:1977年+、1979年*、レニングラード・フィルハーモニー大ホール、レニングラード、ロシア、ソヴィエト、ADD
原盤:Melodiya
セルゲイ・スロニムスキーはレニングラード(現サンクトペテルブルク)に生まれたロシアの作曲家。ボリス・アラポフ(1905-1992)、ヴィッサリオン・シェバリーン(1902-1963)に作曲を師事。レニングラード(サンクトペテルブルク)音楽院教授を務める他、ピアニストや音楽学者としても活躍。+は作品名の日本語の定訳が見つからないため英語訳を表記しましたがロシア語で歌われています。両音源とも初のCD化です。

ALTO
ALC-1335(1CD)
モーツァルト:交響曲第32番 ト長調 K.318
  交響曲第35番 ニ長調 K.385
  交響曲第36番 ハ長調「リンツ」K.425
  交響曲第38番 ニ長調「プラハ」K.504
カール・ベーム(指)BPO

録音:1961-1962年 
原盤:Deutsche Grammophon
ALTO
ALC-1358(1CD)
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」(1878年稿ノヴァーク版/フィナーレ:1880年稿) ベルナルト・ハイティンク(指)LSO

録音:2011年6月、ライヴ、バービカン・センター、ロンドン、イギリス
原盤:LSO Live
ALTO
ALC-1366(1CD)
ショスタコーヴィチ:交響曲第11番「1905年」 ロンドンSO
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(指)

録音:2002年3月、ライヴ、バービカン・センター、ロンドン、イギリス
原盤:LSO Live

Forgotten Records
fr-1322A(1CDR)
シューベルト:交響曲集
交響曲第4番「悲劇的」*
交響曲第9番「グレート」#
イオネル・ペルレア(指)
ベルリンRIAS響*、バンベルクSO#

録音:1954年頃、/1956年9月#
※音源: Bertelsmann 13161 *、Vox PL 10200 #
Forgotten Records
fr-1326(1CDR)
スウォボダのロシア音楽
チャイコフスキー:交響曲第3番「ポーランド」*
リムスキー=コルサコフ:ロシアの主題によるシンフォニエッタ# /
 ピアノ協奏曲 嬰ハ短調 Op.30 +
パウル・バドゥラ=スコダ(P)+
ヘンリー・スウォボダ(指)
ウィーン国立歌劇場O*、
ウィーンSO

録音:1949年12月23日#、1951年頃+、1952年頃*
※音源: Concert Hall CHS 1139 他

フォンテック
FOCD-9774(1CD)
UHQCD
税込定価
2018年3月7日発売
朝比奈/新日本フィル/ベートーヴェン交響曲全集2
交響曲第2番/交響曲第4番
朝比奈隆(指)新日本PO

収録:1997年11月12日、98年3月16日サントリーホール・ライヴ(初出音源)
巨匠自ら「相性が良い」と語っていた第2番。そして「普通に考えられているよりもずっとエレルギーがあ る」と称した第4番という初期?中期の導入部を持つ2作品を収録。 フルートが1本という、9曲の交響曲のなかで最も編成の小さい第4番ですが、朝比奈の演奏スタイルは不 変です。巨大な伽藍の出現を想起させる変ロ短調で奏される35小節の導入部---<英雄>、<運命>の間に 位置する同曲を、「北欧神話の巨人の間に挟まれたギリシャの乙女」と例えたのはシューマンでした。朝比奈 の演奏は、この評を覆す大交響曲の出現を告げています。 UHQCDで十全に響き渡る明晰な録音---新たな至宝の登場です。(フォンテック)
フォンテック
FOCD-9775(2CD)
税込定価
2018年3月7日発売
ショスタコーヴィチ:交響曲第7番「レニングラード」 川瀬賢太郎(指)
名古屋フPO&神奈川PO

収録:2016年6月25日横浜みなとみらいホール・ライヴ
名古屋フィル指揮者にして神奈川フィル常任指揮者である川瀬賢太郎が取り持った、両団体初の 合同演奏を収録。 「ソ連のプロバガンダ」「ナチスだけでなくソ連政府の暴力をも告発」「壮大なる愚作」等―― 思想的背景により評価が揺らいできたこの大作。作曲から75年を経て、川瀬は総勢130名の 巨大編成による豪華絢爛たる響きを、純音楽的な高みへと導きます。 川瀬賢太郎は、本年9月よりオーケストラ・アンサンブル金沢の常任客演指揮者も兼務します。(フォンテック)

Signum Classics
SIGCD-530(1CD)
ラフマニノフ:交響曲第2番ホ短調 Op.27 ウラディーミル・アシュケナージ(指)
フィルハーモニアO

録音(ライヴ):2015年11月5日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ロンドン、イギリス)
に入ってからはシドニーSOと、いずれも名盤の誉れが高い全集録音を残しているアシュケナージ。
2017年に発売された「交響曲第1番(SIGCD 484)」は、英BBCミュージック・マガジンでは「おそらく、アシュケナージの交響曲録音のなかでもっとも満足のいくもの」と激賞され、レコード芸術の海外盤REVIEWでも「今月の特選盤」&「特筆すべき音質優秀盤」に選定されるなど絶大な評価を得ています。

Linn
CKD-601(2CD)
ブラームス:交響曲全集
交響曲第1番ハ短調 Op.68/交響曲第2番ニ長調 Op.73/交響曲第3番ヘ長調 Op.90/交響曲第4番ホ短調 Op.98
ロビン・ティチアーティ(指)
スコットランド室内O
ロンドン生まれ、イタリア系イギリス人の若き天才指揮者ロビン・ティチアーティ。 2009/2010シーズンから26歳でスコットランド室内Oの首席指揮者に就任し、2014年にグラインドボーン音楽祭の音楽監督、そして2017/2018シーズンからは名門ベルリン・ドイツSO(DSO)の音楽監督という大役も兼ねるティチアーティの新たな交響曲録音は、ブラームスの交響曲全集が登場! 2017/2018が最後のシーズンとなるティチアーティとスコットランド室内管。これまで、幻想交響曲を含むベルリオーズの一連の録音やシューマンの交響曲全集、ハイドンの交響曲集といった名録音をいくつも生み出してきたコンビによる渾身のブラームス。2015/2016シーズンのメイン・プログラムとしても演奏され、緻密に制御されたフレーズやバランスから織りなす独特の透明感と色彩感は高い評価を得ています。 もちろん、Linn Recordsによる超優秀録音もポイント!

Forgotten Records
fr-1302(1CDR)
ロスバウト/シベリウス、ショスタコーヴィチ他
シベリウス:交響曲第2番 *
ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番#
ミヨー:バレエ音楽「世界の創造」
マリア・ベルクマン(P)#
ヴァルター・グライスル(Tp)#
ハンス・ロスバウト(指)
スイス・ロマンドO*
南西ドイツ放送O(#/+)

録音:1956年1月11日*、1956年7月23日#、1955年7月16日+(全てライヴ)
Forgotten Records
fr-1303(1CDR)
ロスバウト/シューベルト&ブラームス
シューベルト:「ロザムンデ」序曲
 交響曲第4番「悲劇的」
ブラームス:セレナーデ第2番*
ハンス・ロスバウト(指)
南西ドイツ放送O

録音:1956年9月6日-8日、1958年1月16日*
Forgotten Records
fr-1305(1CDR)
パウル・クレツキ&ニルソン
ブラームス:交響曲第3番
ベートーヴェン:「フィデリオ」〜レオノーレのアリア*
ワーグナー:「神々の黄昏」〜終幕*
 ジークフリート牧歌
ビルギット・ニルソン(S)*
パウル・クレツキ(指)フランス放送O

録音:1961年10月13日(ステレオ・ライヴ)
Forgotten Records
fr-1308(1CDR)
パウル・クレツキ/シャンゼリゼ劇場ライヴ
ベートーヴェン:序曲「レオノーレ」第3番
スクリャービン:交響曲第4番「法悦の詩」*
ストラヴィンスキー:「火の鳥」組曲**
バーバー:弦楽の為のアダージョ#
パウル・クレツキ(指)
フランス放送O、フランス国立放送O#

録音:1959年2月24日、1955年11月24日*、1960年3月5日**、1952年3月
すべて シャンゼリゼ劇場、(全てライヴ)
Forgotten Records
fr-1310A(1CDR)
デルヴォーのメンデルスゾーン
交響曲第4番「イタリア」
「真夏の夜の夢」〜序曲/スケルツォ /夜想曲/結婚行進曲
ピエール・デルヴォー(指)
ハンブルク国立PO

録音:1960年頃(ステレオ)
※音源: Opera, ST 1913

ATMA
ACD2-2451(10CD)
ブルックナー:交響曲全集

■CD1
交響曲第1番ハ短調WAB101
■CD2
交響曲第2番ハ短調 WAB102
■CD3
交響曲第3番ニ短調『ワーグナー』(1873年初稿)
(■CD4
交響曲第4番変ホ長調『ロマンティック』(ハース版)
■CD5
交響曲第5番変ロ長調WAB105
■CD6
交響曲第6番イ長調(ハース版1935)
■CD7
交響曲第7番ホ長調(ノヴァーク版)
■CD8.9
交響曲第8番ハ短調(ハース版)
(T:16’20 U:15’48 V:29’48)

■CD10
交響曲第9番ニ短調(ノヴァーク版)
ヤニック・ネゼ=セガン(指)
モントリオール・メトロポリタンO
■CD1
録音:2017年モントリオール、メゾン・サンフォニック
■CD2
録音:2015年9月モントリオール、メゾン・サンフォニック
■CD3
録音:2014年6月
録音:モントリオール、メゾン・サンフォニック
■CD4
録音:2011年4月ケベック、聖フェルディナンド教会
■CD5
録音:2017年モントリオール、メゾン・サンフォニック
■CD6
録音:2012年12月ケベック、メゾン・サンフォニーク・ド・ モントリオール
■CD7
録音:2006年モントリオール、聖イエス・キリスト教会
■CD8.9
録音:2009年6月モントリオール、聖イエス・キリスト教会
■CD10
録音:2007年9月モントリオール、聖イエス・キリスト教会
現在、飛ぶ鳥を落とす勢いのヤニック・ネゼ=セガン。世界の一流オーケストラから声がかかり、賞賛されている未来の巨匠指揮者。現在フィラデルフィ ア管弦楽団の音楽監督を務め、2020年にはメトロポリタン歌劇場音楽監督に正式に就任することが決まっています。世界各国で活躍する彼ですが地元 のオケ、モントリオール・メトロポリタン管弦楽団との関係も大事にしています。モントリオール・メトロポリタン管弦楽団は、1981年にケベック音楽院 を卒業した優秀な音楽家たちによって創設。2000年からヤニック・ネゼ=セガンが芸術監督に就任しメキメキと頭角を現すようになりました。 その、まさに手兵といえる彼らと10年に渡って取り組んできたブルックナーの交響曲のチクルスが遂に完成しました。まだ単独でリリースされていなかっ た交響曲第1番と第5番が2017年に録音され10枚組のセットとなって発売。1番と5番は単売の予定はないので(デジタル配信のみ)、ディスクとし てはこのセットだけのリリースとなります。知的な構成力を持つネゼ=セガン。緻密に響きを積み重ね、さらに躍動感をもって音楽を作り上げています。さ らに10年という歳月とともに、ネゼ=セガンの高度な要求にも瞬時に反応できるオケの力量も確実に上がっており、世界的に活躍するシェフと同様、スケー ルの大きい音楽、そしてスピード感と豊かな音楽性が湧きあがる力演が刻まれています。 (Ki)

PRAGA
PRDDSD-350142
(1SACD)
限定盤
ドヴォルザーク:交響曲第5番ヘ長調Op.76
交響曲第6番ニ長調Op.60*
カレル・シェイナ(指)チェコPO

録音:1967年4月ドヴォルザーク・ホール、1951年2月スメタナ・ホール*
限定盤。メジャーレーベルのPD(著作権消滅)名盤をリマスターし、目の覚めるような音の良さで注目されるシリーズ。今回 はスプラフォン原盤のシェイナのドヴォルザーク。 カレル・シェイナ(1896-1982)は、もともとチェコ・フィルのコントラバス奏者でしたが、ヴァーツラフ・ターリヒに認められて指揮者の道に進みました。 アンチェルやクーベリックの陰に隠れてしまっていますが、直截できびきびした演奏には根強いファンを持っています。ここではドヴォルザークの5番と6番。 作品の魅力を再確認させてくれます。 (Ki)
PRAGA
PRD-250394(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
ショスタコーヴィチ:交響曲第10番*
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)BPO

録音:1961年11月、1966年11月*/イエス・キリスト教会(ベルリン)
王道中の王道、カラヤンの「運命」と、カラヤンが録音したショスタコーヴィチの唯一の交響曲「10番」をカップリングした収録時間82分のディスク。 CDブックレットには「運命」を「1961年11月イエス・キリスト教会録音」としていますが、1962年3月のDG音源と思われます。またショスタコー ヴィチはバックカバーとブックレット表4に「in D minor Op.112」と表示されていますが、実際は「in E minor Op.93」です。あらかじめご了承ください。 (Ki)

Challenge Classics
CC-72779(1SACD)
プロコフィエフ:交響曲第2番ニ短調 Op.40
交響曲第4番ハ長調(改訂版) Op.112*
ジェイムズ・ガフィガン(指)
オランダ放送フPO

録音:2016年8月23-25日、2015年3月2-4日*/オランダ、ヒルフェルスム
第3・4番(CC-72584、第4番は初版)、第6・7番(CC-72714)、第1・5番(CC-72732)に続くガフィガンのプロコフィエフ交響曲全曲録音シリー ズ第4弾、これで全7曲が出揃いました。嬉しいことに4番の改訂版も収録しています。
第2番はソナタ形式と変奏曲形式の2楽章からなり、先鋭的な響きを持つ怪作。作曲家が「鉄と鋼でできた交響曲」と呼んでおり、メカニックに驀進 するアレグロが異彩を放ちます。
第4番の改訂版は時期としては第6番と第7番の間に位置します。初版と比べてかなり手が加えられており、演奏時間も長くなり作品番号も新たに付 され、いわば別作品となっています。ぜひ初版との聴き比べをおすすめします。
ジェイムズ・ガフィガンは1979年ニューヨーク生まれ。サンフランシスコ響の准指揮者、クリーヴランド管のアシスタントを務めるなどしてアメリカの 一流オケに関わり、2004年のショルティ国際指揮コンクールで優勝。現在ルツェルン交響楽団の首席指揮者を務めながら、世界中のオーケストラを指揮 している逸材です。若い世代ならではの巧みなリズムの扱いが特徴で、プロコフィエフのアヴァンギャルドな作風にも非常にマッチした演奏を聴かせてくれ ます。 (Ki)


King International
KKC-2127(7CD)
NHK交響楽団/ベートーヴェン生誕200年記念ツィクルス1970
■Dics 1 第1夜
交響曲第1番ハ長調Op.21
交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」
■Disc 2 第2夜
交響曲第8番ヘ長調Op.93
交響曲第5番ハ短調Op. 67「運命」
■Disc 3 第3夜
交響曲第2番ニ長調Op. 36
交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」
■Dics 4 第4夜
交響曲第4番変ロ長調Op.60
交響曲第7番イ長調Op.92
■Disc 5 第5夜
交響曲第9番ニ短調Op.125「合唱」
■Disc 6 第6夜
荘厳ミサ曲Op.123
■Disc 7 その他
エグモント序曲Op.84
レオノーレ第3番Op.72b
レオノーレ第1番Op.138
コリオラン序曲Op.62
合唱幻想曲ハ短調Op.80
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指)
NHK響

■Dics 1 
録音:1970年4月15日東京文化会館
■Disc 2 
録音:1970年4月20日東京文化会館
■Disc 3 
録音:1970年4月25日東京文化会館
■Dics 4 
録音:1970年4月30日東京文化会館
■Disc 5 
録音:1970年5月6日東京文化会館
中沢桂(S)、伊原直子(A)、丹羽勝海(T)、大橋国一(Bs)、東京放送cho、二期会、日本合唱協会、藤原歌劇団合唱部
■Disc 6 
録音:1970年5月13日東京文化会館
蒲生能扶子(S)、長野羊奈子(A)、丹羽勝海(T)、大橋国一(Bs)、東京放送cho、二期会、日本合唱協会、藤原歌劇団合唱部
■Disc 7
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(P)
東京放送cho、二期会、日本合唱協会、藤原歌劇団合唱部
(全てステレオ録音)
NHK交響楽団が初の世界一周ツアーを行ってからちょうど10年の1970年は、ベートーヴェンの生誕200年でした。それを記念して、当時の名誉 指揮者サヴァリッシュが全交響曲と荘厳ミサ曲の連続演奏会を催しました。日本でも人気のある楽聖の記念ということもあり、NHK交響楽団としても一 大事業となりました。同年4月15日から5月13日まで6回に分けられ、交響曲の前には序曲や合唱幻想曲まで演奏されていたものの音源がすべて残っ ており、47年を経て音で確認することが実現しました。 合唱付きのピアノ協奏曲の体をなす合唱幻想曲では、サヴァリッシュ自身がピアノ・パートを受け持ち、名人芸を発揮しているのも興味津々。 独唱陣も豪華。今は亡き中沢桂、大橋国一の美声を聴くことができるのも貴重です。 演奏史譚・山崎浩太郎氏入魂の解説は読み物としても面白く、臨場感伝わる力作。サヴァリッシュによるベートーヴェンの主要管弦楽集という魅力も含め、永久保存の宝物となること間違いなしのBoxです。 (Ki)



ARTHAUS
10-9329DVD(7DVD)
KKC 9303(7DVD)
日本語帯・解説付
税込定価

10-9330BD(4Bluray)
KKC 9299(4Bluray)
日本語帯・解説付
税込定価
プロコフィエフ全集


■DVD1/BLU-RAY1
(1)ピアノ協奏曲 第1番
(2)ピアノ協奏曲 第2番
(3)スキタイ組曲「アラとロリー」
(4)交響曲第1番「古典交響曲」
(5)ヴァイオリン協奏曲第1番

■DVD2/BLU-RAY1
(1)ピアノ協奏曲第3番
(2)カンタータ「彼らは七人」
(3)交響曲第2番
(4)交響曲第3番

■DVD3/BLU-RAY2
(1)交響曲第4番
(2)ピアノ協奏曲第4番
(3)ピアノ協奏曲第5番

■DVD4/BLU-RAY2
(1)ヴァイオリン協奏曲第2番
(2)十月革命20周年のためのカンタータOp.74
(3)カンタータ「アレクサンドル・ネフスキー」Op.78

■DVD5/BLU-RAY3
(1)オラトリオ「イワン雷帝」(アブラム・スタセヴィチ編)
(2)交響曲第5番
■DVD6/BLU-RAY3
(1)交響曲第6番
(2)交響的協奏曲
(3)交響曲第7番

■DVD7/BLU-RAY4
ドキュメンタリー「Prokofiev: on the way」(日本語字幕付)
全て、ワレリー・ゲルギエフ(指)マリインスキー歌劇場O&cho
■DVD1/BLU-RAY1
(1)デニス・コジュヒン(P)
 ライヴ収録:2016年4月23日モスクワ、チャイコフスキー・コンサートホール
(2デニス・マツーエフ(P)
 ライヴ収録:2016年4月23日サンクトペテルブルク、マリインスキー歌劇場コンサートホール
(3)ライヴ収録:2016年4月23日 モスクワ、チャイコフスキー・コンサートホール
(4)ライヴ収録:2016年4月23日 モスクワ、チャイコフスキー・コンサートホール
(5)レオニダス・カヴァコス(Vn)
 ライヴ収録:2016年4月23モスクワ、チャイコフスキー・コンサートホール
■DVD2/BLU-RAY1
(1)ダニール・トリフォノフ(P)
 ライヴ収録:2016年4月24日サンクトペテルブルク、マリインスキー歌劇場コンサートホール
(2)イーゴル・モロゾフ(T)
 ライヴ収録:2016年4月23日モスクワ、チャイコフスキー・コンサートホール
(3)ライヴ収録:2016年4月23日モスクワ、チャイコフスキー・コンサートホール
(4)ライヴ収録:2016年4月23日サンクトペテルブルク、マリインスキー歌劇場コンサートホール
■DVD3/BLU-RAY2
(1)ライヴ収録:2016年4月24日サンクトペテルブルク、マリインスキー歌劇場コンサートホール
(2)セルゲイ・レドキン(P)
 ライヴ収録:2016年4月24日サンクトペテルブルク、マリインスキー歌劇場コンサートホール
(3)ヴァディム・ホロデンコ(P)
 ライヴ収録:2016年4月26日サンクトペテルブルク、マリインスキー歌劇場コンサートホール
■DVD4/BLU-RAY2
(1)クリストフ・バラーティ(Vn)
 ライヴ収録:2016年4月23日サンクトペテルブルク、マリインスキー歌劇場コンサートホール
(2)ライヴ収録:2016年4月23日サンクトペテルブルク、マリインスキー歌劇場コンサートホール
(3)オルガ・ボロディナ(Ms)
 ライヴ収録:2016年4月24日サンクトペテルブルク、マリインスキー歌劇場コンサートホール
■DVD5/BLU-RAY3
(1)ユリア・マトーチュキナ(Ms)
 ミハイル・ペトレンコ(Bs)
 アレクセイ・ペトレンコ(ナレーター)
 ライヴ収録:2016年4月24日サンクトペテルブルク、マリインスキー歌劇場コンサートホール
(2)ライヴ収録:2016年4月24日サンクトペテルブルク、マリインスキー歌劇場コンサートホール
■DVD6/BLU-RAY3
(1)ライヴ収録:2016年4月24日サンクトペテルブルク、マリインスキー歌劇場コンサートホール
(2)アレクサンドル・ラム(Vc)
 ライヴ収録:2016年4月24日サンクトペテルブルク、マリインスキー歌劇場コンサートホール
(3)ライヴ収録:2016年4月24日サンクトペテルブルク、マリインスキー歌劇場コンサートホール
■DVD7/BLU-RAY4
監督:アンナ・マティソン
出演:ワレリー・ゲルギエフ、コンスタンチン・ハベンスキー

◆DVD
画面:16:9 NTSC
音声:PCMステレオ
字幕:英独仏,日本語
リージョン:All、時間:785分
◆Bluray
画面:16:9 1080i Full HD
音声:PCMステレオ、DTS-HD MA5.1
字幕:英独仏,日本語
リージョン:All、時間:785分
マリインスキー劇場では、2016年プロコフィエフ生誕125周年を祝して数日間に渡り多くのイベントやコンサートが行われました。4月23、24日の2日 間にはプロコフィエフのマラソン・コンサートがモスクワとサンクトペテルブルクの両都市で行われました。モスクワでは朝からゲルギエフ指揮マリインスキー 管弦楽団による交響曲のコンサートで始まり、デニス・マツーエフ、デニス・コジュヒン、ダニール・トリフォノフ、レオニダス・カヴァコスらソリスト陣を迎 え協奏曲が演奏されました。そしてなんと!ゲルギエフはその日中にモスクワからサンクトペテルブルクに戻り指揮をするという超人的なスケジュールをこなし ています。さらに注目すべきは交響曲、協奏曲が全曲演奏されただけでなく、表現主義的な「彼らは七人」、いわくつきの「十月革命20周年のためのカンタータ」、 そして後期の代表作「アレクサンドル・ネフスキー」「イワン雷帝」までこの2日間で上演され、プロコフィエフの作品がこれほど集中的に掘り下げて取り上 げられたことはこれまでにほとんどなかったでしょう。また当盤では、これらの作品にも日本語字幕が対応しています。 さらに、ドキュメンタリー「Prokofiev on the way」では、ロシアの俳優コンスタンチン・ハベンスキーがプロコフィエフ役となり彼の人生を辿りつつ、11 都市24日間26公演行われた第11回モスクワ復活祭音楽祭のコンサート映像、ゲルギエフのインタビューをまとめた見ごたえのあるドキュメンタリーです。

Altus
ALT-387(1CD)
モーツァルト:協奏交響曲 変ホ長調 K.364
交響曲第41番 ハ長調『ジュピター』
毛利文香(Vn)
田原綾子(Va)
坂入健司郎(指)
川崎室内O

録音:2016年12月30日/藤原洋記念ホール(ライヴ録音)
2016年に結成されたプロオーケストラ、川崎室内管弦楽団の第1回演奏会を収録したアルバムです。音楽監督・指揮者を務めるのは若き名匠・坂 入健司郎!坂入氏と言えば2008年結成の東京ユヴェントス・フィルでの演奏もアマオケとは思えぬ雄渾さでマニアの度肝を抜いていますが、こちらはプ ロオケで室内管弦楽団。編成の身軽さを活かしたモーツァルト・プログラムで大いなる喜びを瑞々しく表現しており、マエストロの新たな魅力がほとばしっ ています。オーケストラの技量も大変素晴らしく、舌を巻く巧さ!今後の活躍に目が離せません。
協奏交響曲では共に輝かしい受賞歴を持つ気鋭の奏者、毛利文香と田原綾子がソロを担当しています。指揮者も含めてみな神奈川県出身。交響的で幸 福な一体感あふれるトゥッティに痺れ、技巧的にして純度の高い透明なソロの掛け合いに魅せられます。
「ジュピター」はフィナーレが最高に楽しい名演です。光輝くポリフォニーの綾、はっとするような和声の変化。繰り返しをすべて実施しているのにまっ たく冗長さがなく常に溌剌としていて胸が高鳴ります。創造性に満ちた感動のコーダに至るまで、息つく暇もない充実感! (Ki)

Forgotten Records
fr-1265(1CDR)
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番*
ストラヴィンスキー:3楽章の交響曲
ニコライ・マルコ(指)
デンマーク放送SO

録音:1959年2月12日*、1959年1月29日、(共にライヴ)
Forgotten Records
fr-1268A(1CDR)
オッテルローのチャイコフスキー
交響曲第4番 *
「眠りの森の美女」組曲 Op.66 #
ヴィレム・ファン・オッテルロー(指)
ハーグPO*、
ウィーンSO#

録音:1950年6月7日-8日、1954年3月24日#
※音源: Philips, A 00110 L *、 A 00210 L #
Forgotten Records
fr-1272A(1CDR)
ボールト/リスト&フランク
フランク:交響曲 ニ短調*
リスト:交響詩「前奏曲」#
エイドリアン・ボールト(指)
ロンドン新SO

録音:1959年6月*、1960年7月#、共にロンドン
※音源Reader's Digest 951 SM.06



SWR music
SWR-19056CD(7CD)
NX-F03
ハンス・ロスバウト〜ハイドン作品集
【CD1】
(1)交響曲 第12番 ホ長調 Hob.I:12
(2)交響曲 第19番 ニ長調 Hob.I:19
(3)交響曲 第48番 ハ長調「マリア・テレジア」 Hob.I:48
(4)交響曲 第52番 ハ短調 Hob.I:52
【CD2】
(1)交響曲 第58番 ヘ長調 Hob.I:58
(2)交響曲 第65番 イ長調 Hob.I:65
(3)交響曲 第83番 ト短調「めんどり」 Hob.I:83
(4)交響曲 第87番 イ長調 Hob.I:87
【CD3】
(1)交響曲 第90番 ハ長調 Hob.I:90
(2)交響曲 第93番 ニ長調 Hob.I:93
(3)交響曲 第95番 ハ短調 Hob.I:95
【CD4】
(1)交響曲 第96番 ニ長調 Hob.I:96
(2)交響曲 第97番 ハ長調 Hob.I:97
(3)交響曲 第99番 変ホ長調 Hob.I:99
【CD5】
(1)交響曲 第100番 ト長調「軍隊」 Hob.I:100
(2)交響曲 第102番 変ロ長調 Hob.I:102
(3)交響曲 第104番 ニ長調 Hob.I:104
【CD6】
(1)チェロ協奏曲 ニ長調 Hob.VIIb:2
(2)トランペット協奏曲 変ホ長調 Hob.VIIe:1
(3)ヴァイオリン,ハープシコードと弦楽オーケストラのための協奏曲 ヘ長調
H o b .XVIII: 6
(4)ピアノ協奏曲 ニ長調 Hob.XVIII:11
【CD7】
(1)レオポルド・ホフマン(1738-1793)(伝ハイドン):フルートと弦楽オーケストラのた
めの協奏曲 Hob.VII:D4
(2)ハイドン:交響曲 第104番 ニ長調 Hob.I:104
(3)ハイドン:交響曲 第45番 嬰ヘ短調「告別」 Hob.I:45*
ハンス・ロスバウト(指)
表記のないものは、全て南西ドイツRSOバーデン=バーデン

【CD1】
録音(1)1961年6月22日…1-3
(2)1961年7月9日…4-6
(3)1961年7月8日…7-10
(4)1961年12月15.16日…11-14
【CD2】
録音(1)1959年2月17日…1-4
(2)1959年2月16日…5-8
(3)1953年11月7日…13-16
(4)1952年6月23日…13-16
【CD3】
録音(1)1957年10月26日…1-4
(2)1958年12月19日…5-8
(3)1959年5月19日…9-12
【CD4】
録音(1)1954年6月25日…1-4
(2)1953年12月28日…5-8
(3)1952年6月27日…9-12
【CD5】
録音(1)1953年3月25日…1-4
(2)1953年3月25日…5-8
(3)1952年6月27日…9-12
【CD6】
モーリス・ジャンドロン(Vc)
ヴァルター・グライスレ(Tp)
スザンネ・ラウテンバッハー(Vn)
エディト・ピヒト=アクセンフェルト(ハープシコード)
マリア・ベルクマン(P)
録音(1)1952年12月21日 ライヴ
(2)1959年4月9日
(3)1959年2月18日
(4)1959年4月3日
【CD7】
クラフト=トーヴァルト・ディロー(Fl)
ベルリンPO*
録音(1)1960年7月2日
(2)1962年3月30.31日
(3)1958年11月15-19日 ステレオ

表記ないものは全てモノラル
1952年6月27日…9-12 ハンス・ロスバウトのSWRアーカイヴ録音、BOXシリーズ第4弾はヨーゼフ・ハイドンの交響曲集。 現代音楽の権威として知られるロスバウトですが、モーツァルトなど古典派作品における優れた演奏でも再注目されており、 ロスバウトらしい「簡潔でムダのない」解釈はこのハイドンでも存分に発揮されています。一連の協奏曲では、ジャンドロンやア クセンフェルトなど、当時最高のソリストを迎え見事な演奏を繰り広げます。また、全曲中唯一のステレオ録音となる1958年 ベルリン・フィルハーモニーとの「交響曲第45番」も注目です。 SWR所蔵のオリジナル・テープからデジタル・リマスタリングを行っています。
SWR music
SWR-19406CD(1CD)
NX-B02
カルロス&エーリッヒ・クライバー
ボロディン:交響曲第2番
(1)カルロス・クライバー(指)
 シュトゥットガルト放送SO
 録音:1972年12月12日
(2)エーリッヒ・クライバー(指)
 NBC響
 録音:1947年12月20日

再発売盤。旧品番【CD93.116】は廃盤となっております。
2004年の初出時、大きな話題となった「父子クライバー対決」によるボロディンの交響曲 第2番の再発売盤。父エーリッヒ が得意としていたレパートリーを、息子カルロスはどのように演奏するのか。解釈の違いも含め、非常に興味深い聴き比べが できます。

Forgotten Records
fr-1257A(1CDR)
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」 エラ・リー(S) 
フローレンス・コプレフ(A)
ジョン・クレーン(T) 
ドナルド・ベル(Bs)
ポール・パレー(指)デトロイトSO
ラッカム交響cho

録音:1962年4月29日、ヘンリー・フォード・ホール講堂・ライヴ
Forgotten Records
fr-1258(1CDR)
ツィピーヌ他〜ルーセル作品集
交響曲第4番*
管弦楽組曲 ヘ長調 Op.33 *
クラリネットとピアノの為のアリア第2番
「ミューズたちの挨拶」
「フルート奏者たち」 Op.27
アンダンテとスケルツォ Op.51
ジョルジュ・ツィピーヌ(指)ラムルーO*
ジャック・ランスロ(Cl)
ジャン=ピエール・ランパル(Fl)
ロベール・ヴェイロン=ラクロワ(P)

録音:1950年* 、1957年
※音源: Capitol P 8103他
Forgotten Records
fr-1259(1CDR)
ブール&ネイルズ
カプレ(1878-1925):古代エチオピアによるフレスコ画「エピファニー」*
ジャン・リヴィエ(1887-1997):交響曲第5番 ニ短調#
ポール・ル・フレム(1881-1984):交響曲第2番+
ジャック・ネイルズ(Vc)*
エルネスト・ブール(指)
フランス国立放送O

録音:1947年12月25日*
1951年6月24日、ストラスブール(初演)#
1958年9月10日ブザンソン+(すべて放送用録音)
Forgotten Records
fr-1260A(1CDR)
デゾミエール初出ライヴ1947
メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」
サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第1番Op.20 #
ビゼー:「アルルの女」第1組曲〜前奏曲/メヌエット/アダージエット
 「アルルの女」第2組曲〜ファランドール
ルイ・ペルルミュテール(Vn)#
ロジェ・デゾルミエール(指)
フランス国立放送O

録音:1947年12月15日(放送用録音)

Goodies
33CDR-3717(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第8番ヘ長調Op.92
交響曲第4番変ロ長調Op.60
ルネ・レイボヴィツ(指)
ロイヤルPO

日READER'S DIGEST RBS 6A(第8番)&RBS 3A(第4番)(ステレオ)
1961年4月14日(第8番)&5月30-31日(第4番)
ロンドン、ウォルサムストウ・タウン・ホール録音
Goodies
33CDR-3718(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」 ルネ・レイボヴィツ(指)
ロイヤルPO&ビーチャムcho
インゲ・ボルク(S)、ルート・スチュアート(C.A)
リチャード・ルイス(T)、ルートヴィヒ・ヴェーバー(Bs)

日READER'S DIGEST RBS 6B&7(ステレオ)
1961年6月3、5&7日ロンドン、ウォルサムストウ・タウン・ホール録音
ルネ・レイボウィツ(1913-1972)はポーランドのワルソー生まれ。1926年に家族と共にパリに定住。1930-1933年にベルリンでアルノルト・シェーンベルク(1874-1951)に、ウィーンでアントン・ウェーベルン(1883-1945)について作曲法を師事した。さらにパリではオーケストレーション法をモーリス・ラヴェル(1875-1937)に、指揮法をピエール・モントゥー(1875-1964)に学んだ。1936年から指揮者としての活動を開始し、数年の内に名声を高めたが第2次大戦の勃発で指揮活動から退き、作曲や著作に専念するようになった。戦後になって再び指揮者として復帰した。これはステレオ期にリーダースダイジェスト社に録音されたもの。目が覚めるような指揮振りと録音はベートーヴェンが現代に蘇ったような印象を与える。今回発売のカップリングは録音順に並べてレイボウィッツがベートーヴェンの交響曲全曲を構築していく過程を再現することを試みた。(グッディーズ゙)

Forgotten Records
fr-1251(2CDR)
マーラー:交響曲第7番「夜の歌」 ハンス・ロスバウト(指)
ベルリンRIAS響

録音:1953年
※音源: Urania URLP 405


Altus
ALT-388(3CD)
ブラームス:交響曲全集
[CD1]交響曲第1番 ハ短調 Op.68、
 交響曲第3番(新マスタリング)
[CD2]交響曲第2番 ニ長調 Op.73
[CD3]交響曲第4番 ホ短調 Op.98
ラドミル・エリシュカ(指)札幌SO

録音:[第 1番 ]2017年 3月10・11日、[第 2 番 ]2014 年11月14・15日、
[第3番]2013年10月11・12日、[第4番]2015年6月19・20日/
すべて札幌コンサートホールKitaraでのライヴ録音
名指揮者エリシュカと札幌交響楽団によって2013年から2017年にかけて行われたブラームスの交響曲全曲演奏プロジェクトは、両者の関係の深さ を物語るかけがえのない記録となりました。それぞれカップリングを付けた番号別のCDもありますが、このたび全集完結記念として交響曲4曲のみをま とめた3枚組アルバムを発売いたします。エリシュカは健康上の理由によりやむなく2017年10月の札響の定期演奏会を最後の来日公演としました。今 や残された録音でしか味わうことのできない当コンビの演奏、その素晴らしさがたっぷり詰まった記念碑的セットです。力感に富みながらも緻密で美しい 弦楽の調べが見事で、古今東西のブラームス全集と比しても無類の価値を誇ります。なお第3番に関しては音を見直し、新リマスタリングを施しました。 ブラームスを聴き込んだマニアの方にもぜひお持ち頂きたい最高の全集の完成です! (Ki)



King International
KKC-4119(6CD)
ワルター〜不滅のライヴ
【CD 1】
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
◎ライヴならではの激しい心の動きを持った「新世界」・・・65歳の指揮者の表現とは思えない。円熟から最も遠い演奏がここにある。そのワルターの人間味の、なんと魅力的なことであろう!
【CD 2】
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」
◎ワルターの3種*の「第九」の中ではこれが最高であろう。ライヴということもあって全曲を一貫した主張に最も筋が通り、曖昧さが見られないからである。とくに初めの二つの楽章の緊迫感がすばらしく、トスカニーニ的な迫力と推進力が見事だ。*編注:ほかにニューヨーク・フィル49年盤、コロンビア響59年盤。1994年時点のディスコグラフィーに基づいています。
【CD 3】
マーラー:交響曲第1番「巨人」
◎ワルターの第1回目の「第一」としての価値は高い。第1楽章の若々しいテンポの張りとコーダのものすごい加速、第2楽章の嵐のように荒れ狂うスケルツォと、まるでウィンナ・ワルツのように力を抜き、速いテンポで洒落た表現を示すトリオ、いつも積極的に語りかけるフィナーレ。 
【CD 4】
1. ショパン:ピアノ協奏曲第1番
2. ゴルトマルク:ヴァイオリン協奏曲 イ短調
◎実にロマンティックな解釈である。おそらくこの曲の数多いレコードの中で、最も確信に満ちた、立派な指揮ぶりといえよう。・・ルービンシュタインは例の骨太のタッチで大柄に弾いてゆく。若々しく、少しもいじけず、高音のきらびやかなことは無類だ・・(ショパン)/ミルシテインのすんなりした耽美、抜け切ったロマンティシズム、デリケートななつかしさが十二分に発揮されており、とくに両端楽章がチャーミングなニュアンスにみちみちている。(ゴルドマルク)
【CD 5】
1. ブラームス:ピアノ協奏曲第2番
2. ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲
◎ワルターが高く評価していた名ピアニスト、マイラ・ヘスとのライヴである。女流ながら構えが大きく、決然たる威厳にみち、すべての音が鳴り切ったシンフォニックな響きは男性的とさえいえよう。・・・ワルターの指揮も立派だ。終始、厚みと充実感と豊かな歌があり、むせるようなロマン、いじらしさ、熱狂的な追い込みなど、音楽を堪能させてくれる。(1)/ヴィトゲンシュタインは第1次世界大戦で右手を失ったオーストリアの名ピアニストで、ラヴェルにこの曲を依頼したのは彼である。演奏は実に美しい。素朴を極め、外面的な効果はいっさい狙わず、大切な音しか鳴らさない透明度の高い弾き方の中から、そこはかとない夢やポエジーや哀切さが漂ってくる。(2)
【CD 6】
モーツァルト:レクイエム(ジュスマイヤー版)
◎彼の「レクイエム」の中では、この最後の録音を最も高く評価したい。・・・今回は遅めの一定したテンポで実に立派に全曲を造型している。威厳に満ち、内面の迫力は最高であり、スケールも大きい。そして「トゥーバ・ミルム」において、はるか彼方に手を差しのべるヴァイオリンの美しさ、「ラクリモーザ」における、心の中でしのび泣く前奏、「アニュス・デイ」の意味深い前奏など、名演奏が如実に迫ってくる。

◎=このCDへの宇野功芳氏の批評。宇野功芳著『名指揮者ワルターの名盤駄盤』(講談社+α文庫、1994年刊)より抜粋。ブックレットにはこの批評全文を転載します。
全て、ブルーノ・ワルター(指)

【CD 1】
ロスアンジェルスPO
録音:1942年7月16日 ロスアンジェルス(ライヴ)
(お断り)このマスターテープでは第4楽章の冒頭2小節が欠落しています。
●旧CD=セブンシーズK30Y-301 (1988.12.21) 世界初出音盤
※このマスターテープでは第4楽章の冒頭2小節が欠落しています。

【CD 2】
LPO&cho
イソベル・ベイリー(S)、
カスリーン・フェリアー(C.A)、
ヘドル・ナッシュ(T)、
ウィリアム・パーソンズ(Bs-Br)
録音:1947年11月13日 ロイヤル・アルバート・ホール、ロンドン(ライヴ)
●旧CD=セブンシーズK30Y-302 (1988.12.21) 初のCDとなった。「ロンドン交響楽団」と表記。

【CD 3】
NBC響
録音:1939年4月8日 8Hスタジオ、ニューヨーク(ライヴ)
●旧CD=セブンシーズK30Y-304 (1988.12.21) 世界初出音盤

【CD 4】
)NYO
アルトゥール・ルービンシュタイン(P)(1)
ナタン・ミルシテイン(Vn)(2)
録音:1947年2月9日(1)、1942年11月1日(2)、カーネギー・ホール、ニューヨーク(ライヴ)
●旧CD=セブンシーズK30Y-309 (1988.12.21) 世界初出音盤。レコ芸特選盤に選出されました!

【CD 5】
)NYO(1)、アムステルダム・コンセルトヘボウO(2)
マイラ・ヘス(P)(1)、
パウル・ヴィトゲンシュタイン(P)(2)
録音:1951年2月11日 カーネギー・ホール、ニューヨーク(ライヴ)(1)、1937年2月28日 コンセルトヘボウ、アムステルダム(ライヴ)(2)
●旧CD=セブンシーズK30Y-308(1)+ K30Y-306より(2) (1988.12.21)。(1)は初のCD、(2)は世界初出音盤。

【CD 6】
CSO&cho
マリア・シュターダー(S)、
モーリン・フォレスター(A)、
デイヴィッド・ロイド(T)、
オットー・エーデルマン(Bs)
録音:1958年3月13日 オーケストラ・ホール、シカゴ(ライヴ)
●旧CD=セブンシーズK30Y-310 (1988.12.21) 世界初出音盤

6枚収納のマルチケース
+12pブックレット(解説:宇野功芳/平林直哉)+オビ付
日本語帯・解説付
●=キングレコードから発売されたときのCDの番号(発売年月日)
唯一のライヴ音源「新世界」、戦後初のライヴ「第九」、この曲の1回目の録音「巨人」と最後の録音「モツレク」、さらにはルービンシュ タイン、ミルシテイン、ヘス、ヴィトゲンシュタインとの協奏曲まで、プレミア級の秘蔵名演ライヴがついに復活!レコ芸特選になった CD4をはじめとして、世界初出音盤や世界初CDとなった貴重・稀少な音源ばかり!! キングレコードの倉庫に眠っていた加キャヴィア(CAVIAR RECORDS)制作・提供のアナログ・マスターテープ(38cm/秒)から、 キング関口台スタジオで30年ぶりにリマスタリング!最新デジタル技術でよみがえるファン垂涎の貴重・稀少音源にご注目ください! (Ki)

ACCENTUS Music
ACC-10419BD(Bluray)
KKC-9297(Bluray)
日本語帯・解説付
税込定価

ACC 20419DVD(DVD)

KKC-9298(DVD)
日本語帯・解説付
税込定価
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
 序曲「オセロ」
 「ルサルカ」より“月に寄せる歌”、“ポロネーズ”、“ああ、無駄よ、無駄”
 わが母の教え給いし歌
スメタナ:「ダリボル」より“いいわ、彼に与えましょう”
アンドリス・ネルソンス(指)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO
クリスティーネ・オポライス(S)

収録:2017年5月ライプツィヒ、ゲヴァントハウス(ライヴ)
◆Bluray
画面:16:9 Full HD
音声:DTS HS MA 5.1、PCMステレオ
リージョン:All
字幕:独英仏韓,日本語
原語:チェコ語、100’ 37
◆DVD
画面:16:9 Full HD
音声: PCMステレオ、DD5.1、DTS5.1
リージョン:All
字幕:独英仏韓,日本語
原語:チェコ語、100’ 37
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の第21代カペルマイスターに就任するアンドリス・ネルソンス。世界中のオーケストラに客演し、現在はボスト ン交響楽の首席指揮者でもあるネルソンスは今最も忙しい指揮者の一人と言えるでしょう。2017年9月より就任が決まっていたライプツィヒ・ゲヴァントハ ウス管のポストは、正式就任が2018年2月に延長され、2月と3月には就任記念コンサートとオーケストラ創立275周年記念コンサートが続けて行われ 華やかなスタートとなりそうです。 この映像は、2017年5月に “客演” したときのコンサート。ネルソンスの妻クリスティーネ・オポライスをソリストに迎え、ドヴォルザークの≪ルサルカ≫か らのアリアと交響曲第9番「新世界より」というプログラム。ネルソンスの「新世界より」といえばバーミンガム市交響楽団、バイエルン放送響とも録音が あり、演奏会でも好んで取り上げている楽曲。ドヴォルザークの旋律美を繊細に丁寧に歌い上げ、しかし叙情性やスケール感を失わない、おおらかさのある 演奏。両者の今後に大いに期待できるコンサート映像となっています。 (Ki)

SUPRAPHON
SU-4242(1CD)
マーラー(シェーンベルク−リーン編曲):大地の歌 ダグマル・ペツコヴァー(Ms)
リチャード・ザメク(T)
ペトル・アルトリヒテル(指)
シェーンベルクCO

録音:2017年7月24-28日/CNSOスタジオ・プラハ、スタジオ・ギャラリー
2017年10月、チェコ・フィルとの来日公演でも注目された指揮者ペトル・アルトリヒテルが、シェーンベルク室内管弦楽団とシェーンベルク−ライナー・ リーン編曲によるマーラーの「大地の歌」の室内楽版を録音しました!独唱にはマーラーの歌曲の録音でも名高いメゾ・ソプラノのダグマル・ペツコヴァー、 そして近年目覚ましい活躍のテノールのリチャード・ザメクを迎えての録音です。 本来、交響曲第9番にあたる交響曲として作曲されたが〈第9〉が死につながることを避けて交響曲としなかった「大地の歌」はペシミスティックな耽 美主義の作品です。シェーンベルク−リーンによる室内楽版ではマーラーのオーケストレーションをほとんどそのまま踏襲しており、原曲の声部は欠けるこ となく13人の奏者に配分されております。室内楽版はオーケストラ稿ともまた違う新たな「大地の歌」の魅力に満ちております。 (Ki)

LSO Live
LSO-0808(1SACD)
ハイドン・想像上のオーケストラの旅
I. オラトリオ『天地創造』より第1部 第1日「ラルゴ:混沌の描写」
II. 『十字架上のキリストの最後の7つの言葉』より終曲「地震」
IIIa. 『無人島』Hob.Ia:13よりシンフォニア〈ラルゴ-ヴィヴァーチェ・アッサイ〉
IIIb. 『無人島』Hob.Ia:13よりシンフォニア〈アレグレット-ヴィヴァーチェ〉
IV. 交響曲第64番 イ長調 Hob.I:64「時の移ろい」より第2楽章〈ラルゴ〉
V. 交響曲第6番 ニ長調「朝」Hob.I:6より第3楽章〈メヌエット〉
VI. 交響曲第46番 ロ長調 Hob.I:46よりフィナーレ〈プレスト〉
VII. 交響曲第60番 ハ長調 Hob.I:60「うかつ者」よりフィナーレ〈プレスティッシモ〉
VIII. オラトリオ『四季』より第4部 冬「序奏」
IXa. 交響曲第45番 嬰ヘ短調 Hob.I:45「告別」よりフィナーレ〈プレスト〉
IXb. 交響曲第45番 嬰ヘ短調 Hob.I:45「告別」よりフィナーレ〈アダージョ〉
X. 笛時計のための三重曲集よりHob.XIX:1-32(抜粋)
XI. 交響曲第90番 ハ長調 Hob.I:90よりフィナーレ〈アレグロ・アッサイ〉
(最終トラックでは、偽終始の箇所と、楽曲の最後それぞれに拍手が収録されています)
サー・サイモン・ラトル(指)LSO

録音:2017年7月11&12日、バービカン・センター(ロンドン)、ライヴ
ラトルが愛してやまない作曲家、ハイドン。ロンドン交響楽団を指揮しての、ハイドンの交響曲とオラトリオなどからのよりすぐり楽章で構成した「想像 上のオーケストラの旅」の登場です。すでにラトルは同様のプログラムをベルリン・フィルと演奏しており、話題となったのも記憶にあたらしいところです。 ハイドンの作品の中でもとりわけ際だった存在で、先見の明に満ちた楽曲をあつめて「グレイテスト・ヒッツ」のようなプログラムを作りたかったと語るラトル。 ここでも、ハイドンの楽曲それぞれのキャラクターをラトルとLSOはもらさず活き活きと表現しています。また、興味深いのが笛時計のための音楽も収録 されているところ。「告別」の終楽章で、照明が徐々に落とされる中、楽団員が一人一人席を立って、最後にはラトルもステージを去り、ステージ上に誰 もいなくなると、ホール内のスピーカーから、笛時計の音色(録音)が流れます。この笛時計は、機械仕掛けのオルガン(メカニカル・オルガン)で、音 色は手まわしオルガンに似ています。エステルハージー家にもこの笛時計が置かれていたとされており、ハイドンはこの笛時計のために弦楽四重奏「ひば り」終楽章の編曲など、32曲の小品を残しています。エステルハージー家でもこのように時計が鳴り響いていたのだろうか、と聴衆はタイムスリップした ような、不思議な世界にいざなわれます。その後団員たちがステージに再び結集し、交響曲第90番のフィナーレが最後に演奏されます。偽の終止のとこ ろでの聴衆の拍手と笑い声も収録。本当に終止した時のあらためての盛大な拍手も収録されています。ユーモアの国、イギリスならではのセンスと聴衆の 反応、そしてなによりラトルとLSOの細かな機微までぴたりと息の合った、愉悦のハイドンに大満足の1枚です。 (Ki)

オクタヴィア
OVCL-00655(1CD)
税込定価
2018年2月21日発売
ベートーヴェン:交響曲第2番
交響曲第5番 「運命」
久石譲(指)
ナガノ・チェンバー・オーケストラ

録音:2016年7月17日(第2番)、2017年7月15日(第5番) 長野市芸術館 メインホール ・ライヴ
長野市芸術館を本拠地として結成したオーケストラ「ナガノ・チェンバー・オーケストラ」は、音楽監督久石譲の呼び掛けのもと、日本のトッププレーヤーが結集してスタートしました。当ベートーヴェン・ツィクルスは、“音楽史の頂点に位置する作品のひとつ”と久石がこよなく愛する「第九」に至るまで、2年で全集完成を目指します。第1弾アルバムでは、作曲家ならではの視点で分析し、”例えればロックのように“という、かつてない現代的なアプローチが好評を博しました。  今回も高い演奏技術とアンサンブルと、圧倒的な表現力で、さらに進化したベートーヴェンを聴かせます。(オクタヴィア)

Forgotten Records
fr-1235(1CDR)
ウラディーミル・ゴルシュマン/初出ライヴ集
ハイドン:交響曲第88番 「V字」*
シューベルト:交響曲第8番「未完成」
ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ
ショスタコーヴィチ:交響曲第1番
イラディーミル・ゴルシュマン(指)
フランス国立放送O*、
フランス放送PO

録音:1961年9月19日*、1956年5月31日(放送用録音)

Treasures
TRE-188(1CDR)
パウムガルトナー/モーツァルト:交響曲集
交響曲第35番[ハフナー」
交響曲第38番「プラハ」*
交響曲第41番「ジュピター」
ベルンハルト・パウムガルトナー(指)
ザルツブルク・モーツァルテウム音楽院O

録音:1958年7月*(ステレオ)
※音源:独PARNASS61-415、61-413*
◎収録時間:79:47
“モーツァルトに対する渾身の愛を温かな造形美に凝縮!”
■音源について
ステレオ初出盤(10インチ)のザラッとした質感も捨てがたいのですが、フラット盤特有のノイズも含めて一般的ではありませんので、ここでは後発のPARNASS盤を使用。これらの演奏の凄さは十分に感じ取れます。

★ステレオ録音によるモーツァルトの交響曲録音としては、ワルター盤以上に完成度が高い名演と呼ぶことに何の躊躇もありません。パウムガルトナーと言えば、モーツァルテウム音楽院の学長を務めた学者のイメージが強いですが、導き出される音楽には愛でむせ返り、アカデミックな冷たさとは無縁。学者でもないのに歴史的な考証を中途半端に持ち込み、効率的な音の羅列に終止する指揮者が多い昨今、このモーツァルトに対する敬意の表し方、否、指揮者のあり方を示す最良の実例として、この演奏の重みを今こそしっかり認識すべきではないでしょうか。
「プラハ」第1楽章は、序奏部だけで4分半を要する超低速!しかも各音符の音価が額面通りではなく、手元から音が離れるを惜しむかのような強烈な「引き」を伴い、その味の深さは尋常ではありません。主部も遅めではありますが、モーツァルトへの愛の揺るぎなさを象徴するように音楽の軸がブレず、キリッとしたリズムを伴いながら豊かな流れを築きます。第2楽章の耽溺の一歩手前で情感と造形を巧妙に制御。終楽章は音楽が大きく、懐の深いこと!このようなモーツァルトの人間味を丹念に表出する演奏は、プレヴィンあたりを最後に絶滅してしまったとしか思えません。
「ハフナー」をパウムガルトナーの指揮で聴くと、この曲の祝典的な雰囲気の出し方が表面的、あるいはリズムの切れ味でやり過ごす例が多いことに気付かされます。ここでの演奏は、テンポを中庸からやや遅めを採用していることからも感覚的な痛快さなど全く眼中になく、心の奥底からの愉悦を丁寧に再現することに専心。1:17からのヴィオラの音型が分析臭を伴わずにくっきりリ浮上する様は、共感の純粋さを移すかのよう。
「ジュピター」は、この曲に風格美を求める方には欠かせぬ大名演。声部バランスが練りに練られており、どこをとってもブレンドの妙に感じ入ります。第1楽章はまさに立派な造形を美しきつめながら、第2主題で顕著なように瑞々しい推進力も兼備。第2楽章も、音楽を敷き詰める器の容量が大きいことにハッとさせられることしきり。ひそやかな雰囲気ばかりに気を取られて音楽自体を萎縮させている例のいかに多いことか!。従来のスタイルではメヌエットを遅くする傾向が多く見られましたが、パウムガルトナーはその風潮には組せず、トリオも含めてスッキリとした感触のイン・テンポを貫徹。そういうパウムガルトナーの洗練されたセンスも、古さを感じさせずに聴く者の心に深く訴えかける要因の一つと言えましょう。終楽章は声部の緊密な連動力が命ですが、それを計算ずくでやられると白けるばかり。その点、終始ゆったりと構え、その連動の妙を味わい尽くしてから先へ進むくらいの余裕を見せる進行は、まさに横綱相撲。どこにも力みはないのに、聴く側は手に汗握りっぱなしという、これぞ究極の指揮芸術!【湧々堂】

Forgotten Records
fr-1225
ブルックナー:交響曲第9番ニ短調 ジークムント・フォン・ハウゼッガー(指)
ミュンヘンPO

録音:1938年4月
※音源:HMV DB 4515-21
Forgotten Records
fr-1227(1CDR)
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」 ジョルジュ・セバスティアン(指)
フランス放送PO

録音:1958年3月8日(放送用音源)
Forgotten Records
fr-1228
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」*
シューベルト:交響曲 ホ長調 D.729#
ウジェーヌ・ビゴ(指)
フランス放送PO

録音:1957年9月2日*、1959年5月22日#、(放送音源)
Forgotten Records
fr-1229(1CDR)
ブール&マレシャル
ブロッホ:ヘブライ狂詩曲「シェロモ」 *
ソーゲ:交響曲第1番「贖罪」 #
モーリス・マレシャル(Vc)* 
エルネスト・ブール(指)
フランス国立放送O

録音:1952年9月22日*、1948年2月23日#(放送用音源)
Forgotten Records
fr-1231(1CDR)
サン=サーンス:交響曲第2番
ケクラン:交響曲第1番 Op.57b#
マニュエル・ロザンタール(指)
パリ音楽院O
フランス放送PO#

録音:1959年3月21日 、1958年3月4日#(放送用音源)

GRAND SLAM
GS-2179(1CD)
ハイドン:交響曲第94番「驚愕」
チャイコフスキー:交響曲第4番*
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
VPO

録音:1951年1月11、12、17日ムジークフェラインザール
1951年1月4、8、9、10日ムジークフェラインザール*
使用音源:Private archive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より  
1951年1月、フルトヴェングラーはウィーンを訪れ、ベートーヴェンの第9公演や舞踏会の前後に、HMV(EMI)に録音を行いました。ちょうどこの頃、 SP(78回転)からLPに以降する時代でしたが、このディスクに収録されたハイドンとチャイコフスキーは磁気テープが使用されており、当時としては最 上の状態で収録されています。CD化に際し、テープに記録された情報量を最忠実に再現しました。(平林 直哉)

BIS
BISSA-2266(1SACD)
マーラー:交響曲第6番「悲劇的」 オスモ・ヴァンスカ(指)ミネソタO

録音:2016年11月/オーケストラ・ホール(ミネアポリス)
当演奏でも流石ヴァンスカ!と思わせ る緻密な構成と、細部にまで注意が払われた圧巻の仕上がりで、繊細かつ丁寧な音楽づくりをしております。BISレーベルで数多くの録音を残してきたヴァ ンスカが最上級の演奏に達した大注目の録音です。ベートーヴェン、シベリウスなど数々の名盤をリリースしてきただけに非常に期待の高まるリリースとい えましょう。大好評の交響曲第5番(BISSA-2226)と併せてお楽しみください。
2003年にミネソタ管の音楽監督に就任したヴァンスカは、ベートーヴェンの交響曲全集などで評価を高めました。しかし、当団では経営悪化に伴う 労使対立が激しさを増し、2012年10月に経営側はロックアウトを決行。その後の2012/13年のシーズンは全てキャンセルとなり、当団の存続そのも のも危ぶまれる状況となりました。ヴァンスカは、労使の合意が成立した2014年1月に首席指揮者に復帰し、以後、団結力の増したミネソタ管の演奏 は一層密度の濃いものとなっております。 (Ki)
BIS
BISSA-2240(1SACD)
アラン・ペッテション:交響曲第5番(1960-62)
交響曲第7番(1966-67)*
クリスチャン・リンドベルイ(指)
ノールショピングSO

録音:2017年6月、2017年1月*/ルイス・デ・ギア・コンサートホール(ノールショピング)
当ディスクには1960年代に作曲された交響曲第5、7番が収録されました。この時期ペッテションは関節の痛みから体調は一向にす ぐれない状態が続いていましたが、その中でも交響曲を中心に精力的に作曲し続けており、ペッテションの作品の特徴といえる異様なまでに激しく暗い作 品を残しました。交響曲第5番はそうしたペッテションの特徴を色濃く呈した作品で、第7番はアンタル・ドラティによって初演され国際的にもその名が 知られるようになったペッテションの傑作です。ともにペッテションの人生をあらわしたかのような暗黒で暴力的なパッセージが随所にあらわれますが、一 方で澄みきった弦の響きや天国を夢見ているかのような美しい旋律も印象的です。強烈なインパクトの中に祈りも感じられる唯一無二の世界が広がります。 (Ki)

CUGATE CLASSICS
CGC-036(2CD)
ジャンスク・カヒーゼの遺産Vol.8
ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68
 悲劇的序曲Op.81
グリーグ:ペール・ギュント第1組曲Op.46
 ペール・ギュント第2組曲Op.55
 ピアノ協奏曲イ短調Op.16
ジャンスク・カヒーゼ(指)
トビリシSO
ノダール・ガブニア(P)
のムラヴィンスキーが高く評価したというカヒーゼ。単なる爆演だけでなく、音楽の大きさと厳しさの点でムラヴィンスキーを彷彿させるものがあります。 このブラームスの交響曲第1番も緊張感と盛り上がりの凄さで、数ある同曲の録音のなかでも注目の演奏と申せましょう。グリーグも北欧色というよりチャ イコフスキーのような響きになっています。 興味津々なのがピアノ協奏曲。チャイコフスキーの協奏曲でも注目されたグルジアの伝説的名手ノダール・ガブニア(1933-2000)が独奏を務めていま す。作曲家としても知られますが、ゴリデンヴェイゼル門下の名手だったピアノの腕前を堪能できます。

CPO
CPO-555118(8CD)
NX-J08
パヌフニク:管弦楽作品全集

【CD1】
悲劇的序曲
夜想曲
英雄的序曲
カティンの墓碑銘
平和への行列
ハーモニー

【CD2】
交響曲 第1番「素朴な交響曲」
交響曲 第4番「協奏交響曲」
組曲「ポロニア」
子守歌
【CD3】

交響曲 第6番「シンフォニア・ミスティカ」
秋の音楽
ショパンへのオマージュ(フルートと弦楽オーケストラ編)
狂詩曲

【CD4】…777683
交響曲 第2番「悲歌の交響曲」
交響曲 第3番「神聖な交響曲」
交響曲 第10番

【CD5】…777684
オルガン、ティンパニ、弦楽のための「メタシンフォニア」(交響曲 第7番)
交響曲 第8番「平和の交響曲」
祝祭協奏曲

【CD6】…777685
ティンパニ、打楽器と弦楽のためのコンチェルティーノ
交響曲 第9番「希望の交響曲」

【CD7】…777686
交響曲 第5番「空間の交響曲」
ファゴット協奏曲
愛の歌(声楽、ハープと弦楽オーケストラ版)/16.情景

【CD8】…777687
ヴァイオリン協奏曲
チェロ協奏曲
幻想交響
【CD1】
ウカシュ・ボロヴィチ(指)
ポーランド放送SO
【CD2】
ルーカス・ドゥゴシュ(Fl)
アンナ・シコジャク=オレク(ハープ)
ウカシュ・ボロヴィチ(指)
ポーランド放送SO
録音:2009年5月,6月
【CD3】
ルーカス・ドゥゴシュ(Fl)
ウカシュ・ボロヴィチ(指)
ポーランド放送SO
録音:2009年5月-7月
【CD4】…777683
ウカシュ・ボロヴィチ(指)
ベルリン・コンツェルトハウスO
録音:2010年4月7-9日
2010年10月25-26日
【CD5】…777684
ミヒャエル・オベライグナー(ティンパニ)
イェルク・シュトロートホフ(Org)…1
ウカシュ・ボロヴィチ(指)
ベルリン・コンツェルトハウスO
録音:2010年10月26-28日/2010年12月21日
【CD6】…777685
ミヒャエル・オベライグナー(ティンパニ)
クリスティアン・レフラー(打楽器)…1-5
ウカシュ・ボロヴィチ(指)ベルリン・コンツェルトハウスO
録音:2011年11月15-18日
【CD7】…777686
ミヒャエル・フォン・シェーナーマルク(Fg)
サラ・ファン・デル・ケンプ(Ms
ウカシュ・ボロヴィチ(指)
ベルリン・コンツェルトハウスO
ポーランド放送SO
録音:2012年10月20日-11月1日
2013年1月30-31日
2013年1月28日
2009年6月26日
【CD8】…777687
アレクサンドル・シトコヴェツキー(Vn)
ラファエル・ウォルフィッシュ(Vc)
エヴァ・クピーク(P)
ウカシュ・ボロヴィチ(指)
ベルリン・コンツェルトハウスO
録音:2013年1月29-30日
2013年6月24-27日
1914年ワルシャワ生まれの作曲家、アンジェイ・パヌフニク。若い頃にパリ、ウィーンの音楽院で学び、前衛的な作風を身 に着け、第二次世界大戦中にはポーランドでルトスワフスキとともに盛んに演奏活動を行い、戦後はクラクフ・フィルハーモ ニー、ワルシャワ・フィルハーモニーの首席指揮者として活躍し、キャリアを積みました。しかし、その作風が「社会主義リアリ ズムに反している」とされたため、1954年、イギリスに亡命(そのためにポーランドでは彼の作品の演奏、出版が全て禁止さ れてしまいます)、バーミンガム市SOの音楽監督に就任し、1961年にはイギリス国籍を取得しました。しかし、 1977年にポーランドでの禁止令が解けたことで、演奏が再開され、ついに1990年「ワルシャワの秋」に凱旋。ようやく祖国 で認められた翌年、77年の生涯を閉じました。 彼の作風は前衛的でありながらも、決して理解の難しいものではありません。なかでも交響曲には各々副題が付けられて おり、人間の感情表現が豊かに描写されています。このBOXには交響曲全10曲と、管弦楽曲全てが収録されています。
CPO
CPO-555043(1CD)
NX-B10
アルヴェーン(1872-1960):交響的作品集 第1集
交響曲 第1番 Op.7 ヘ短調
ドラーパ「オスカル2世王の追憶に」Op.27
スウェーデン狂詩曲 第1番「夏至の徹夜祭」Op.1
ウカシュ・ボロヴィチ(指)
ベルリン・ドイツSO
cpoレーベル:アルヴェーン・エディション第1弾! スウェーデンを代表する作曲家の一人アルヴェーン。1960年まで存命だったにもかかわらず、生涯後期ロマン派の重厚な 作風を捨てることなく、美しい旋律と豊かな響きを駆使した作品を書き上げました。このアルバムには初期の作品を3曲収 録。伝統的な形式による明解な旋律を持つ「交響曲第1番」、1908年10月の“スウェーデン王立音楽アカデミーのガラ・ イヴェント”のために書かれたドラーパ。そして、3曲の中で最も有名なのは何といっても「夏至の徹夜祭」でしょう。どこかで聞 いたような軽快なメロディは日本人にとってもなじみやすく、しばしば演奏されることも多い名曲です。アントニ・ヴィトに師事 したポーランドの指揮者ボロヴィチの演奏です。
CPO
CPO-777085(1CD)
NX-A11
ゲアソン&クンツェン:交響曲集
ゲオルク・ゲアソン(1790-1825):序曲 ニ長調
交響曲 変ホ長調
エミリウス・クンツェン(1716-1817):交響曲 ト短調
ラーシュ・ウルリク・モーテンセン(指)
コンチェルト・コペンハーゲン

録音:2004年5月17-21日
デンマークの交響曲の歴史を探る1枚。 現在、デンマークにおける「最初の交響曲」がいつ書かれたのかは正確な日付を知ることができません。その理由は1794 年に発生した“クリスチャンボー城の火災”によって多くの資料が失われてしまい、当時の王宮で演奏されていた音楽の譜 面も消失してしまったからです。このアルバムに収録されている2人の作曲家、ゲアソンとクンツェンはそれぞれデンマーク出 身で、ゲアソンはハンブルクで学び、クンツェンもベルリン、フランクフルトで学ぶなどドイツの様式を身に着けた人たちであり、 彼らはウィーン古典派の様式をデンマークに伝えたことでも知られています。モーテンセンはこれらの忘れられた作品を丹念 に探索、演奏を続けています。



OUT OF THE FLAME

OUT-082(15CD)
マーラー:交響曲全集

(1)交響曲第1番「巨人」

(2)交響曲第2番 ハ短調「復活」

(3)交響曲第3番 ニ短調

(4)交響曲第4番ト長調

(5)交響曲第5番 嬰ハ短調

(6)交響曲第6番 イ短調「悲劇的」

(7)交響曲第7番 ホ短調*

(8)交響曲第10番 嬰ヘ短調(アダージョ)+
(9)交響曲第8番「千人の交響曲」

(10)交響曲第9番ニ長調
チェコ・ナショナルSO
リボル・ペシェク(指)
(1)録音:2008年1月、ルドルフィヌム、プラハ、チェコ
(2)エヴァ・ウルバノヴァー(S)
カテジナ・ヤロフツォヴァー(A)
ブルノ・チェコ・フィルハーモニーcho
録音:2010年1月、ルドルフィヌム、プラハ、チェコ
(3)ダグマル・ペツコヴァー(Ms)
ブルノ・チェコ・フィルハーモニーcho
キューン児童cho
録音:2012年1月、ライヴ、スメタナ・ホール、市民会館、プラハ、チェコ
(4)佐藤美枝子(S)
録音:2009年2月、ルドルフィヌム、プラハ、チェコ
(5)録音:2007年3月、ルドルフィヌム、プラハ、チェコ
[CD 8-9: OUT 068 (2CD)]
(6)録音:2014年1月、ライヴ、スメタナ・ホール、市民会館、プラハ、チェコ
(7)(8)録音:2015年1月+、2016年1月*、ライヴ、スメタナ・ホール、市民会館、プラハ、チェコ
(9)アンナ・キェリケッティ、ドリアーナ・ミラッツォ、カテジナ・クニェジーコヴァー(S)
イヴォナ・シュクヴァーロヴァー、カテジナ・ヤロフツォヴァー(A)
マルチェッロ・ナルディス(T)
ジャンフランコ・モトレゾル(Br)
オンドレイ・ムラース(Bs)
ブルノ・チェコ・フィルハーモニーcho
カンティレーナ児童cho
録音:2011年1月、ライヴ、スメタナ・ホール、市民会館、プラハ、チェコ
(10)
録音:2013年1月、ライヴ、スメタナ・ホール、市民会館、プラハ、チェコ
1993年にチェコのトランペット奏者ヤン・ハーズネルにより創設されたチェコ・ナショナルSOが8年をかけて録音してきたマーラーの交響曲全集が完結。

ONDINE
ODE-1303(1CD)
NX-B04
エリッキ=スヴェン・トゥール(1959-):交響曲第8番 他
ヴィオラとオーケストラのための「イルミナシオ」(2008)
リコーダーと弦楽オーケストラのための「ウルルからのホイッスルとささやき」(2007)
交響曲 第8番(2010)
ローレンス・パワー(Va)
ジェネヴィーヴ・レイシー(リコーダー)
オラリー・エルツ(指)
タピオラ・シンフォニエッタ

録音:2016年3月11-12日、2016年11月10日、2017年5月19日
エストニア生まれの作曲家スヴェン・トゥール。若いころにロック・グループ「In Spe」を率いた経験を生かし、9曲の交響曲、声 楽曲をはじめとした「クラシックとプログレ・ロックの融合」による刺激的な作品を多く生み出すことで知られています。このアルバ ムではロンドン生まれのヴィオラ奏者ローレンス・パワーをソリストに据えたヴィオラ協奏曲と、同じく高名なリコーダー奏者ジェネ ヴィーヴ・レイシーの独奏によるリコーダー協奏曲、2010年に作曲された交響曲第8番を聴くことができます。トゥールの生ま れ故郷ヒーウマー島の作曲小屋でインスピレーションを受けた「リコーダー協奏曲」、神秘的な雰囲気に彩られた「ヴィオラ協 奏曲」。この2曲でのトゥールの音楽は、常に変化、発展し、ソリストとの関係性も深まっています。小規模な編成のための 「交響曲」もトゥールらしいジャンルボーダーレスな音楽です。

Wiener Symphoniker
WS-019(2CD)
限定生産
NX-C07
ベートーヴェン:交響曲集
交響曲 第1番 ハ長調 Op.21
交響曲 第3番 変ホ長調「英雄」
交響曲 第4番 変ロ長調 Op.60*
交響曲 第5番 ハ短調「運命」*
フィリップ・ジョルダン(指)
ウィーンSO

録音:2017年2月25.26日、2017年3月8.9.10日* (全てライヴ)

DREYER-GAIDO
CD-21105(1SACD)
ラフマニノフ:交響曲第3番 ガブリエル・フェルツ(指)
ドルトムントPO

録音(ライヴ):2017年5月9日−10日、コンツェルトハウス・ドルトムント(ドイツ)
リューベック市劇場、ブレーメン劇場のカペルマイスター、アルテンブルク・ゲラ市のOおよび歌劇場の音楽総監督、シュトゥットガルト・フィルの首席指揮者、シュトゥットガルト市の音楽総監督、バーゼル歌劇場の首席客演指揮者という錚々たるポジションを歴任し、2013/14シーズンからは、ドルトムント市の音楽総監督、ドルトムント・フィルの首席指揮者として活躍するドイツ期待のマエストロ、ガブリエル・フェルツ。独創的な解釈で多くの新たな発見をもたらしてくれたシュトゥットガルト・フィルのマーラーに続くプロジェクトとしてスタートしたラフマニノフもいよいよ第3弾、「交響曲第3番」が登場!
シュトゥットガルト・フィル時代の2007年にラフマニノフ財団からラフマニノフ賞を贈られた実績を持ち、「交響曲第3番」を20世紀のシンフォニーの中で最も興味深い作品の1つと位置付けているフェルツ。圧倒的知名度の代表作「第2番」、初演失敗のエピソードを持つ「第1番」と比べると、今一つスポットライトが当たりにくい「第3番」の魅力をさらに広めるべく、フェルツが渾身のタクトを振るったドルトムントでのライヴ・レコーディングです!
世界有数のレコーディング・チーム、トリトナスによる優秀録音にも要注目です!

Guild
GM3CD-7808(3CD)
ディートヘルム:交響的作品集(全曲世界初録音)
交響的組曲「サートゥルナーリア祭」Op.200
交響曲第5番「曼荼羅」Op.180
交響的プロローグ Op.125
交響曲第1番 Op.35
交響曲第3番 Op.76
交響曲第4番「ヨーゼフ・ハイドンへのオマージュ」Op.100
ライナー・ヘルト(指)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナルO

録音:2016年9月5日−6日&8日−9日、グラスゴー・ロイヤル・コンサート・ホール
ヨハン・バプティスト・ヒブラ―、アルベール・ジェニーに作曲を師事し、ヒンデミットやオネゲル、シュトックハウゼン、ノーノからも作曲を学んだディートヘルムは、十二音技法や無調音楽、セリー音楽、偶発性の音楽に携わりながらも、前出のヒンデミットやオネゲルの影響を感じさせる独自の作風を確立し、マルタン後のスイス楽壇を牽引した音楽家の1人です。
その生涯で340を超える作品、8曲の交響曲を遺しながらも、録音と再評価の機会に恵まれてこなかったディートヘルムの音楽ですが、スイスの指揮者ライナー・ヘルトと、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナルOの好演によって、その色彩に富み、壮大なスケールを持つオーケストラ作品の魅力が明らかとなります!

Onyx
ONYX-4184(1CD)
ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲全集 Vol.3
交響曲第5番ニ長調
交響曲第6番ホ短調
アンドルー・マンゼ(指)
ロイヤル・リヴァプールPO
2016年に新たにスタートしたシンフォニー・サイクル、名匠アンドルー・マンゼとイギリスの名門オーケストラ、ロイヤル・リヴァプールPOによるヴォーン・ウィリアムズの交響曲全集。第3集は、自身のオペラ「天路歴程」のための素材を使用した交響曲第5番と、終戦前後の1944年〜47年に作曲され、ダイナミックな第3楽章や静寂の続く終楽章などから「戦争交響曲」と呼ばれた(しかしヴォーン・ウィリアムズ本人は標題を否定した)交響曲第6番を収録。2曲とも、2012年のBBCプロムスでアンドルー・マンゼ指揮、BBCスコティッシュSOによって演奏され、大きな話題を呼んだ作品です。第1集(ONYX 4155)、第2集(ONYX 4161)は、それぞれレコード芸術や英BBCミュージック・マガジン、仏ディアパゾン誌等で絶賛され、聴衆からも高い評価を得てきた、マンゼのヴォーン・ウィリアムズ。

H.M.F
HMM-902258(1CD)
マーラー:交響曲第9番 ニ長調 ダニエル・ハーディング(指)
スウェーデンRSO

録音:2016年9月8-10日、ベルワルトホール(ストックホルム、スウェーデン)
充実著しいハーディングによる、マーラー9番の登場!1975年生まれのダニエル・ハーディング。2007年からスウェーデン放送交響楽団の音楽監督 を務めてほぼ10年、ベルリオーズの幻想交響曲(HMC.902244/ KKC.5669)などでもその音楽で世界を圧倒しましてきました。2016-17シーズン からはパリ管弦楽団の音楽監督にも就任、ますますの充実ぶりで世界が注目しています。 マーラーが自らの手で完成させた最後の交響曲である第9番。これまでにも名演ひしめく大作ですが、ハーディングは持ち前の見通しのよい音楽をここ でも落ち着いて展開。作品に込められている、語り尽くされた壮大な物語におぼれることなく、マーラーが織り込んだ様々な細かな要素を効果的に響かせ ています。ひたすら長い道のりを歩むかのような終楽章も、最後まで一音も迷いなく自然に音楽が進んでいくようで、聴き手を引きつけて離しません。オー ケストラとハーディングがまさに一体となって展開するマーラー、大注目盤の登場です! (Ki)

PRAGA
PRD-250355(1CD)
シベリウス:交響曲集
交響曲第5番変ホ長調Op.82*
交響曲第6番ニ短調Op.104
交響曲第7番ハ長調Op.105
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
フィルハーモニアO

録音:1960年9月、1955年7月/キングズウェイ・ホール(ロンドン)
どちらもEMI音源。以前交響曲第2番と4番をカップリングした盤(PRD 250354)がありましたが、残りの第5、6、7番をまとめ82分半の長時 間収録CDとして登場です。カラヤン壮年期の貴重な録音で、後年のような彫琢こそないものの、若々しいエネルギーに満ちていて魅力的です。 (Ki)

Forgotten Records
fr-1209
ハインリヒ・ホルライザー
ブラームス:交響曲第2番*
リスト:交響詩第3番「前奏曲」#
ワーグナー:ジークフリート牧歌+
ハインリヒ・ホルライザー(指)
トリエステPO*、
バンベルクSO

録音:1956年
音源: Pathe Vox, VP 420 *、Pantheon, XPV 1006
Forgotten Records
fr-1219(1CDR)
メシアン:トゥランガリラ交響曲 イヴォンヌ・ロリオ(P)
ジャンヌ・ロリオ(オンド・マルトノ)
ハンス・ロスバウト(指)北ドイツRSO

録音:1958年4月28日、ムジークハレ、ハンブルク(放送音源)
※WERGO盤は1951年録音

PRAGA
PRDDSD-350114
(1SACD)
限定盤
ブルックナー:交響曲第5番(ハース版)
「テ・デウム」〜第1曲アレグロ*
オイゲン・ヨッフム(指)
ロイヤル・コンセルトヘボウO、BPO*
マリア・シュターダー(S)
ジークリンデ・ヴァーグナー(A)
エルンスト・ヘフリガー(T)
ペーター・ラッガー(Bs)
ヴォルフガング・マイヤー(Org)
ベルリン・ドイツ・オペラcho、

録音:1964年5月30/31日/オットーボイレン、ベネディクト修道院(ライヴ)、1965年6月/イエス・キリスト教会(ベルリン)*
ヨッフムが1964年5月30日にロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団と行ったブルックナーの交響曲第5番のライヴは、同曲最高の名演と称されるこ ともある歴史的な記録。それがSACD化され、ますます輝きを増しました。余白「テ・デウム」の第1曲を置くことで、このカトリック的な交響曲を完 結させています。 (Ki)

ACCENTUS Music
ACC-10335BD(Bluray)
KKC-9291(Bluray)
日本語帯・解説付
税込定価

ACC-20335DVD(DVD)
KKC-9292(DVD)
日本語帯・解説付
税込定価
マーラー:交響曲第1番「巨人」

◆特典映像
リッカルド・シャイーが語る、マーラー交響曲第1番について(日本語字幕付)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO
リッカルド・シャイー(指)

収録:2015年1月ライプツィヒ、ゲヴァントハウス(ライヴ)
◆Bluray
画面:16:9 Full HD
音声:DTS HD Master Audio,
PCM Stereo
字幕:独英仏韓,日本語
リージョン:All
本編:62’ 24 /ボーナス:24’ 07
◆DVD
画面:16:9 NTSC
音声:DTS5.1,DD5.1, PCM Stereo
字幕:独英仏韓,日本語
リージョン:All
本編:62’ 24 /ボーナス:24’ 07
シャイーとゲヴァントハウス管の映像によるマーラー・チクルス。2011年のマーラー没後100年を記念してスタートしたシリーズで、これまでに第2番、 第4番、第5番、第6番、第7番、第8番、第9番がリリースされており、いずれも充実した演奏で高い評価を受けており、この度、2015年1月にゲヴァ ントハウスでおこなわれたコンサートの模様を収録した交響曲第1番がリリースされます。 シャイーは、コンセルトヘボウ管とマーラーの交響曲全集を完成させていますが、このゲヴァントハウス管とのチクルスとは全く違います。テンポもゲヴァン トハウス管との方が速く解釈も異なります。シャイーはメトロノーム記号についても特典映像で詳しく語っていますが、往年の巨匠メンゲルベルクやワルター との録音についても言及し、シャイーの近年のテンポ設定はそうしたマーラーと直接対峙した巨匠たち、ひいてはマーラー自身の意図に立ち返るように考え られています。そしてシャイーはこの交響曲第1番に対しこのように述べています。「この作品はマーラーの紛れもない傑作であり、後年彼が創造した広大な 音世界を先取りしている」。シャイーが長年かけて熟考させた音楽を明快で切れ味鋭い指揮で聴くことができ、さらに演奏、特典映像ともに鑑賞することによ り作品を深く理解することができる1枚です。 また「ACCENTUS MUSIC」ならではの、音楽を理解した素晴らしいカメラワーク、見ごたえのある編集で、映像商品としても魅力的。ジャケット・デザイ ンはシリーズ通して使われているライプツィヒ出身の現代アーティスト、ネオ・ラウフによるものです。 (Ki)

Goodies
33CDR-3714(1CDR)
ベートーヴェン:交響曲第7番
交響曲第6番「田園」
ルネ・レイボヴィツ(指)
ロイヤルPO

日READER'S DIGEST RBS 5(第7番)& RBS 4(第6番)(ステレオ)
1961年4月5-7日(第7番)&4月7-8日(第6番)
Goodies
33CDR-3715(1CDR)
ベートーヴェン:交響曲第2番
交響曲第1番
ルネ・レイボヴィツ(指)
ロイヤルPO

日READER'S DIGEST RBS 1(ステレオ)
1961年4月10-11日(第2番)&4月10-12日
ロンドン、ウォルサムストウ・タウン・ホール録音
Goodies
33CDR-3716(1CDR)
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
交響曲第5番「運命」
ルネ・レイボヴィツ(指)
ロイヤルPO

日READER'S DIGEST RBS 2 & 3B(ステレオ)
1961年4月10-12日(第3番)&4月12-13日
ロンドン・ウォルサムストウ・タウン・ホール録音
ルネ・レイボウィツ(1913-1972)はポーランドのワルソー生まれ。1926年に家族 と共にパリに定住。1930-1933年にベルリンでアルノルト・シェーンベルク (1874-1951)に、ウィーンでアントン・ウェーベルン(1883-1945)について作曲 法を師事した。さらにパリではオーケストレーション法をモーリス・ラヴェル (1875-1937)に、指揮法をピエール・モントゥー(1875-1964)に学んだ。1936年 から指揮者としての活動を開始し、数年の内に名声を高めたが第2次大戦の勃発 で指揮活動から退き、作曲や著作に専念するようになった。戦後になって再び 指揮者として復帰した。これはステレオ期にリーダースダイジェスト社に録音 されたもの。目が覚めるような指揮振りと録音はベートーヴェンが現代に蘇っ たような印象を与える。 今回発売のカップリングは録音順に並べてレイボウィッツがベートーヴェンの 交響曲全曲を構築していく過程を再現することを試みた。

Edition HST
HST-995(1CD)
税込定価
2800★★
ヴァンハル(1734 -1813);交響曲集第20 巻Bryan d2 f1 a1
交響曲ヘ短調Bryan f1 (プラハ版) (1773-74?) *
交響曲イ短調Bryan a1 (1773-74?)
交響曲ニ短調Bryan d2 (1773-74?)
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ
リーダー;松井利世子(Vn)

録音: 2016 年1 月15 日、東京・オペラシティ近江楽堂てライヴ
*=世界初録音
18 世紀中のヴァンハル・コレクターの一つ、チェコ、ヴァルトシュタイン・ドクシー 宮のコレクションから短調交響曲3曲を収録。 ヴァルトシュタイン伯爵は、ちょうどハイドンのエステルハージ候のように当時の音 楽芸術の重要なパトロンであった。 独レーゲンスブルクにも同曲集の写筆譜が伝承されているが、地理的な優位性 か、プラハ版の方が自筆譜に近い精度の高い写譜となっている。

Pentatone
PTC-5186651(1SACD)
マーラー:交響曲第4番ト長調
ピアノ四重奏曲 イ短調 断章(コリン・マシューズ編)*
ミア・パーション(S)、
グスターボ・ヒメノ(指)
ルクセンブルクPO

録音:2017年2月、2017年6月*/フィルハーモニー・ルクセンブルク
今世界が最も注目する若手指揮者グスターボ・ヒメノ率いるルクセンブルク・フィルとのPENTATONEレーベル第4弾はマー ラーです!ヒメノは2001年にロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席打楽器奏者に就任。その後、音楽家としてさらなる研鑽として指揮を学び、そ の才能が開花した若手筆頭格の音楽家です。2012-13年、2013-14年のシーズンには、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団でマリス・ヤンソンスの 副指揮者を務め、2014年1月にヤンソンスの代役としてコンセルトヘボウのデビューし、一躍世界から注目される指揮者となりました。指揮者としての 日本デビュー公演は2013年9月の仙台フィルとの共演で、その後2015年には2度来日。そのうち同年11月のロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 との来日公演で大成功をおさめ、日本の音楽界にもその名が知られるところとなりました。 第4楽章にソプラノ独唱による『子供の魔法の角笛』の「天上の生活―私たちは天上の歓喜をうける」を用いたマーラーの交響曲第4番。明るく楽し く端正であるこの作品をヒメノは非常に見通しのよい解釈でスッキリとした演奏をしております。ミア・パーションの透き通るような歌声にも注目です。カッ プリングはマーラー10代の作品、ピアノ四重奏曲 イ短調 断章(コリン・マシューズによる管弦楽編曲版)です。当作品はマーラーの初期の習作ながら 陰鬱で頽廃的な印象を強く与え、まぎれもなくマーラーの世界であることを実感させてくれる作品です。ヒメノ&ルクセンブルク・フィルによるショスタコー ヴィチ・アルバム(PTC 5186622)、ブルックナー・アルバム(PTC 5186613)、ラヴェル・アルバム(PTC 5186652)とあわせてお楽しみください。 (Ki)

EUROARTS
20-64408E(4DVD)
リッカルド・シャイー・イン・ライプツィヒ

■DVD1 (121mm)
メンデルスゾーン:序曲「真夏の夜の夢」(1826年版)
 詩篇114番Op.51
 交響曲第2番「賛歌」Op.52(1840年版)
リーム:変化2〜管弦楽のための音楽

■DVD2 (94mm)
シューマン:ピアノ協奏曲イ短調
交響曲第4番
交響的練習曲〜アダージョとアレグロ・ブリランテ(チャイコフスキー編曲)
『子供の情景』〜見知らぬ国と人々から(ラヴェル編曲)
『謝肉祭』より(ラヴェル編曲)【前口上/ドイツ風ワルツ/間奏曲『パガニーニ』/フィリスティンと戦うダヴィッド同盟の行進】

■DVD3 (85mm)
ロッシーニ:小ミサ・ソレムニス

■DVD4 (137mm)
ヴェルディ:歌劇『仮面舞踏会』
全て、リッカルド・シャイー(指)ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO
■DVD1 (121mm)
収録:2005年9月2日、ゲヴァントハウス、ライプツィヒ(ライヴ)
ボーナス:ライプツィヒのシャイー(監督:ギュンター・アッテルン)
アンネ・シュヴァーネヴィルムス(S)
ペトラ=マリア・シュニッツァー(S)
ペーター・ザイフェルト(T)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスcho
ライプツィヒ歌劇場cho
合唱指揮:モーテン・シュルト=イェンセン
■DVD2 (94mm)
マルタ・アルゲリッチ(P)
収録:2006年6月1-2日、ゲヴァントハウス、ライプツィヒ(ライヴ)
■DVD3 (85mm)
アレクサンドリナ・ペンダチャンスカ(S)
マヌエラ・カスター(Ms)
ステファノ・セッコ(テノール)
ミルコ・パラッツィ(バス)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスcho
ライプツィヒ歌劇場cho
ミヒャエル・シェーンハイト(Org)
収録:2008年11月6-7日 ゲヴァントハウス,ライプツィヒ(ライヴ)
■DVD4 (137mm)
マッシミリアーノ・ピサピア(リッカルド)
フランコ・ヴァッサッロ(レナート)
キアーラ・タイギ(アメーリア)
アンナ・マリア・キューリ(ウルリカ)
ユン・イー・ユー(オスカル)、他
ライプツィヒ・バレエ ライプツィヒ歌劇場cho
演出:エルマンノ・オルミ
装置、衣装:アルナルド・ポモドーロ
収録:2005年11月23日・26日、ライプツィヒ歌劇場(ライヴ)

画面:16:9 NTSC
音声:PCMステレオ、DD5.1、DTS5.1
428分
リージョン:All
字幕:英仏独伊西
2005年より約11年間ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のカペルマイスター(楽長)を務めていたリッカルド・シャイー。両コンビの記念碑的 なコンサート映像を集めた4枚組のDVDボックスが発売となります。 2017年に275周年を迎えた由緒あるライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団は、メンデルスゾーン、フルトヴェングラー、マズア、ブロムシュテット、 そしてシャイーらがカペルマイスターを歴任、現在は新世代のマエストロ、アンドリス・ネルソンスが第21第カペルマイスターを務めています。ドイツだ けでなくヨーロッパ屈指の名門オーケストラとして名を馳せています。 DVD1には、シャイーの音楽監督就任コンサートを収録。楽団ゆかりの作曲家メンデルスゾーンの作品を取り上げています。さらに交響曲第2番、序曲「真 夏の夜の夢」ともにオリジナル・エディションを使用するなど、就任当初からのシャイーの並々ならぬ意気込みが伝わってくるプログラムです。DVD2には、 ソリストにアルゲリッチを迎えたシューマン・プログラム。DVD3では、ロッシーニの「小ミサ・ソレムニス」。ロッシーニ没後140年を記念して行われた コンサートの模様。作曲者自身によって作られた管弦楽伴奏版で演奏されています。最後には、シャイーが、ライプツィヒ・オペラの首席指揮者に就任して、 初めて指揮した作品「仮面舞踏会」が収録されています。 (Ki)


Treasures
TRE-189(1CDR)
ベームのベートーヴェン&ドヴォルザーク
ベートーヴェン:交響曲第4番
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界から」*
カール・ベーム(指)BPO

録音:1952年4月23日、1951年12月17日*
※音源:伊MOVIMENT MUSICA 08-001、01-024*
◎収録時間:79:40
“作品に対するヴィジョンの違いが際立つ2つの名演!”
■音源について
ベーム壮年期の放送用音源。「新世界」はベームにとって遠い存在と思われがちですが、DGのセッション録音以上に覇気に満ちたこのアプローチを聴くと、真に共感を寄せていた作品であることが窺えます。

ベートーヴェンは、かつての独墺系の指揮者の多くがそうであったように、遊びを厳しく戒め、一点一画を疎かにしない解釈が徹底。観客のいない一発録りなので、ここまで集中して作品の理想像を築けたのかもしれません。第1楽章冒頭から実に慎重で、早速禁欲的な空気が支配します。主部以降は精神の内燃に終止し、道を踏み外すまいとする意志の強さが音楽の造型を強固にし昇華させます。特に展開部の各声部の緊密な融合ぶりは聴きもの。第3楽章でのニュアンスの凝縮力の高さも必聴。楽想移行時にの僅かなリタルダンドも含め、ここでは表現への積極的な姿勢を露わにし、この楽章にこれほど高い求心力で響いた例は稀でしょう。終楽章は再び禁欲モードに戻りますが表現への熱い意志は保持。コーダのアゴーギクが極めて抑制的なのも、ベームのベートーヴェンへの敬意の表れ言えましょう。
ドヴォルザークは、もちろん民族的なテイストとは無縁で、あくまでもロマン派ソナタ形式作品として対峙していますが、ベートーヴェンとは好対照を成す表現の幅広さ、深さに心奪われます。
第1楽章序奏部から本物の共感がフレージングに浸透し尽くされており、第2主題をテンポを落として歌いながらも高潔さを維持するあたりは流石ベーム。逆に意外なのは、再現部の7:27と7:29で囁く感触を微妙に変えており、普段のベームにはあまり縁のない「甘美な余韻」を滲ませる点。提示部でも似たアプローチがあるので、まさにベームの例外的なこだわりと言えましょう。コーダではアッチェレランドがかかりますが、単に熱気に任せたものとは異なるのがベームならでは。第2楽章は自らは酔いしれず、作品と一定の距離を保ちながら情感を丁寧に表出しますが、最高潮を築いた後の10:20以降は、抑えがたい郷愁を心の奥から徹底的に縛りだして涙を誘います。特に10:52からの弦のアンサンブルは感動の極み!終楽章は、多くの点でニュアンスが1978年盤と酷似しているのに驚きますが、リズムの瑞々しさと、解釈の細やかさはこちらが上。例えば2:19から弦の内声トレモロに掛かるクレッシェンドは、78年盤には見られません。
ベームに対する「頑固」「無骨」といったイメージは、決してアプローチがワンパターンだという意味ではなく、思い描くヴィジョンに妥協を許さないという意味を含んで、初めて的を得た形容となるのではないでしょうか。【湧々堂】


SWR music
SWR-19055CD(1CD)
NX-B02
カレル・アンチェル/スーク:交響曲「アスラエル」他
ヨーゼフ・スーク:交響曲「アスラエル」Op.27
イシャ・クレイチー(1904-1968):管弦楽のためのセレナータ
カレル・アンチェル(指)
バーデン=バーデン南西ドイツRSO

録音:1967年5月 Baden-Baden, Hans-Rosbaud-Studio(ステレオ(
チェコの作曲家ヨーゼフ・スークが32歳の時に作曲した交響曲「アスラエル」。 タイトルの「アスラエル」とは、死者の霊を運ぶ天使の名前のこと。義父ドヴォルザークと妻(ドヴォルザークの娘)オティリエを 亡くし、二重の悲しみに見舞われたスークの心情が投影された作品です。 チェコの指揮者の多くはこの作品を重要なレパートリーにしており、アンチェルにとってもそれは同様でしたが、これまでにクリーヴ ランドOとの私的な録音があったのみで、この演奏が唯一の「アスラエル」公式録音となります。 クレイチーの「セレナータ」はユーモアを湛えた作品。アンチェルは上品さと荘厳さを併せ持つオーケストラの音色を存分に生か し、魅惑的な演奏を聴かせています。 SWR所蔵のオリジナル・テープからデジタル・リマスタリングを行っています。
SWR music
SWR-19410CD(1CD)
NX-B02
ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調 クルト・ザンデルリンク(指)
シュトゥットガルトRSO

録音:1999年12月15-17日 ライヴ(ステレオ)
CD93.027 再発盤
ドイツの名指揮者ザンデルリンクが1999年にリーダーハレで行ったブルックナーの録音。全曲を通じて高揚感に溢れており、 なかでも第2楽章ではザンデルリンクの持ち味とも言える美しい弦の響きが存分に発揮された、素晴らしい演奏が繰り広げら れています。録音状態も良好です。 SWR所蔵のオリジナル・テープを使用しています。
SWR music
SWR-19411CD(1CD)
NX-B02
ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調 カルロ・マリア・ジュリーニ(指)
シュトゥットガルトRSO

録音:1996年9月20日 ライヴ(ステレオ)
CD93.186 再発盤
たっぷりとしたテンポによる瞑想的な演奏が特徴であった晩年のジュリーニですが、このシュトゥットガルト放送SOとのブ ルックナーは早めのテンポ設定で知られています。しかし決して淡泊になるのではなく、奥深い感情表現と、長い経験に裏打 ちされた知的な解釈による素晴らしいブルックナーです。 SWR所蔵のオリジナル・テープを使用しています。たっぷりとしたテンポによる瞑想的な演奏が特徴であった晩年のジュリーニですが、このシュトゥットガルト放送SOとのブルックナーは早めのテンポ設定で知られています。しかし決して淡泊になるのではなく、奥深い感情表現と、長い経験に裏打ちされた知的な解釈による素晴らしいブルックナーです。SWR所蔵のオリジナル・テープを使用しています。
SWR music
SWR-19419CD(1CD)
NX-B05
ツェルニー:交響曲集
交響曲 第6番 ト短調(1854)
大交響曲 第2番 ニ長調 Op.781*
グルジェゴルス・ノヴァーク(指)
SWRカイザースラウテルン放送O

録音:2004年6月16-18日、2005年2月16-18日*
ベートーヴェンの弟子、友人として最近脚光を浴びているウィーン古典派のピアニスト、作曲家カール・ツェルニー。このアルバ ムは現在のようにツェルニーに注目が集まる以前、2004年から2005年にかけて録音された2曲の交響曲を収録したもので す。指揮者ノヴァークは2015年からロイヤルPOの準首席指揮者を務めている実力派。ツェルニー 作品の持つウィットを丁寧に描き出しています。



ORFEO DOR
J999713(13CD)
日本独自企画
完全限定生産
NX-J05
シャーンドル・ヴェーグ/ORFEO録音集1983-1996年
【CD1】
バッハ:管弦楽組曲第1番ハ長調BWV1066
管弦楽組曲第2番ロ短調BWV1067
【CD2】
バッハ:管弦楽組曲第3番ニ長調BWV1068
管弦楽組曲第4番ニ長調BWV1069
【CD3】
ハイドン:交響曲第39番ト短調Hob.I/39
協奏交響曲変ロ長調Hob.I/105
交響曲ハ長調「うっかり者」Hob.I/60
【CD4】
ハイドン:交響曲第85番変ロ長調「王妃」Hob.I/85
交響曲第88番ト長調Hob.I/88
交響曲第96番ニ長調「奇跡」Hob.I/96
【CD5】
ハイドン:交響曲第101番ニ長調「時計」Hob.I/101
交響曲第102番変ロ長調Hob.I/102
【CD6】
ハイドン:交響曲第103番変ホ長調「太鼓連打」Hob.I/103
交響曲第104番ニ長調「ロンドン」Hob.I/104
【CD7】
モーツァルト:カッサシオント長調K63
ピアノ協奏曲第11番ヘ長調K413*-
ィヴェルティメント第10番「「ロドロン伯爵家の夜の音楽」K247#
【CD8】
モーツァルト:カッサシオン変ロ長調K99
ピアノ協奏曲第8番ハ長調K246
ディヴェルティメントニ長調K136*
交響曲第25番ト短調K183#
【CD9】
モーツァルト:ディヴェルティメント変ホ長調K113*
ピアノ協奏曲第13番ハ長調K415#
レチタティーヴォとアリア「どうしてあなたを忘られよう-心配しないで、愛する人よ」
アイネ・クライネ・ナハトムジークト長調K525
【CD10】
モーツァルト:交響曲第4番ヘ長調K19
交響曲第44番ニ長調K81
交響曲第34番ハ長調K338
交響曲第39番変ホ長調K543
【CD11】
モーツァルト:交響曲第38番「プラハ」
交響曲第41番「ジュピター」
【CD12】
モーツァルト:セレナード第6番「セレナータ・ノットゥルナ」K239
メンデルスゾーン:弦楽のためのシンフォニア第9番ハ長調
ドヴォルザーク:弦楽セレナードホ長調Op.22
ヴォルフ:イタリア風セレナードト長調
【CD13】
モーツァルト:交響曲第29番イ長調K201*
バルトーク:打楽器とチェレスタのための音楽Sz106
シャーンドル・ヴェーグ(指)
カメラータ・アカデミカ・ザルツブルク

【CD1】
パミーナ・ブルーム(Fl)
録音:1983-/1985年Mozarteum/Felsenreitschule
【CD2】
ラインホルト・フリードリヒ、クラウス・シューヴェルク、ベルンハルト・レンビン(Tp)
録音:1983-/1985年Mozarteum/Felsenreitschule

【CD3】
アレクサンダー・ヤルビチェク(Vn)
ハイデ・リッシャウアー(Vc)
ラインホルト・メルツァー(Ob)
ユディト・ファルマー(Fg)
録音:1986/1995年Felsenreitschule/Mozarteum

【CD4】
録音:1992-1993年Mozarteum
【CD5】
録音:1994年Mozarteum/Felsenreitschule
【CD6】
録音:1994/1996年Mozarteum
【CD7】
アンドラーシュ・シフ(P)
録音:1989年8月5-7日Mozarteum
1990年8月11-13日Mozarteum*
1989年8月5-7日Mozarteum#

【CD8】
アンドラーシュ・シフ(P)
録音:1990年8月12日Mozarteum
1989年8月6日Mozarteum*
1990年8月12日Mozarteum#

【CD9】
ダフネ・エヴァンゲラトス(Ms)
アンドラーシュ・シフ(P)
1993年7月25日Mozarteum*
1988年7月31日Mozarteum#
1993年7月24-26日Mozarteum

【CD10】
録音:1987/1988年Mozarteum

【CD11】
録音:1994/1996年Mozarteum/GrossesFestspielhaus
【CD12】
録音:1986年8月22日/19日Mozarteum/Felsenreitschule
【CD13】
録音:1994年7月1日Klingenberg*
1995年5月31日Wien
ハンガリーに生まれ、1924年からリスト音楽院でヴァイオリンをフバイ、作曲をコダーイに学んだヴェーグ。 1927年にリヒャルト・シュトラウスの指揮でヴァイオリニストとしてデビューを飾り、1930年の音楽院卒業後には ソリストとして活動を始めるとともに、1935年にハンガリー四重奏団を結成、1940年まで在籍し、バルトークの 「弦楽四重奏曲第5番」の初演も務めました。 以降、ヴァオリニストとして、また指揮者として活躍し、1953年にはフランス国籍を取得。 教育者としても素晴らしい実績を残し、中でも、1971年から1997年にはザルツブルク・モーツァルテウム音楽 院で教鞭を執り、数多くの後進を育てたことでも知られました。 このBOXは、1979年から指揮者として就任したモーツァルテウム・カメラータ・アカデミカとの名演を収録したもの で、おなじみのモーツァルト作品をはじめ、ハイドン、バッハを中心に、お国物であるバルトークの「弦楽器、打楽 器とチェレスタのための音楽」まで、ヴェーグらしい雄弁な音楽を聴かせています。

Seattle Symphony Media
SSM-1017(1CD)
NX-B03
ニールセン:交響曲 第3番&第4番
交響曲 第3番 ニ短調「広がりの交響曲」Op.27 FS60
交響曲 第4番「滅ぼし得ざるもの(不滅)」Op.29 FS76
エステーリ・ゴメス(S)
ジョン・テイラー・ウォード(Br)
シアトルSO
トマス・ダウスゴー(指)

録音:2017年6月8-10日、2015年11月12.14日
2017年10月、シアトルSOの次期音楽監督に指名されたトーマス・ダウスゴーとシアトルSOの最新録音。昨 年リリースされた「マーラー:交響曲第10番」は、2017年のグラモフォン賞にノミネートされるなど、世界中で高い評価を受け ていますが、今作から開始されたデンマークの作曲家ニールセンの交響曲全集は、ダウスゴーにとってはお国物であり、完全 に手中に収めた作品ということで、すでに注目を浴びています。第1弾は最も人気の高い「交響曲第3番」と「交響曲第4 番」の2曲。雄大な曲想に声楽を伴う第3番、劇的な曲想と展開が素晴らしい第4番。どちらもダイナミックレンジの広い作 品ですが、シアトルSOの広がりのあるサウンドが作品の魅力を存分に伝えています。

Solo Musica
SM-273(1CD)
NX-B03
シューベルト:交響曲 第4番/第8番
交響曲 第4番 ハ短調 D417
交響曲 第8番 ロ短調「未完成」…M.ヴェンツァーゴによる補筆完成版
 第1楽章:Allegro moderato
 第2楽章:Allegro moderato
 第3楽章:Scherzo(M.ヴェンツァーゴによる完成版)
 第4楽章:キプロスの女王ロザムンデ D797−間奏曲 第1番(M.ヴェンツァーゴによる編曲)
ケヴィン・ジョン・エドゥセイ(指)
ミュンヘンSO

録音:2017年5月23-27日
ミュンヘンSOによるシューベルトの2つの交響曲のリリースは、これまでのエドゥセイとオーケストラの過去数年間における 共同作業の結果であり、また未来に向けての展望にも位置付けられるものです。現在、ミュンヘンには4つのオーケストラがあ り、どの楽団も音楽的伝統を守り、「街における響き」を大切にしていますが、1945年に創設されたミュンヘンSOは、 毎年100回を超えるコンサートを開催し、常に新しいレパートリーを模索、時には親しみやすい映画音楽なども録音するな ど、地域に密着したオーケストラにふさわし活動をしています。この録音では「未完成交響曲」を名指揮者ヴェンツァーゴが補 筆した「完成版」で演奏。シューベルトの一つの可能性を示す興味深い演奏が行われているとともに、エドゥセイの繊細な表 現も楽しめます。


Altus
ALT-381(2CD)
ブルックナー:交響曲集
交響曲第9番 ニ短調 WAB 109
交響曲第4番 変ホ長調 WAB 104《ロマンティック》(1878/80年稿)*
スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ(指)
NHK響

録音:2002年4月4日NHKホール、2002年4月10日サントリーホール*
(NHKによる実況録音)
偉大なブルックナー指揮者として知られるスクロヴァチェフスキが2002年にN響を振ったときのライヴ録音です。有名なザールブリュッケン放送響と のブルックナー全集録音が完成したのが2001年。その1年後のN響客演だけあって聴衆の期待も高かったと思われますが、実際の演奏は予想以上の 素晴らしさで、日本のブルックナー・ファンを虜にしました。その時の感動が蘇る大注目のディスクです。
珍しくヴァイオリンは両翼配置を採用しており、立体感ある響き。両曲とも意外なほど濃密なロマンが香る気合十分の大熱演で驚かされます。弛緩する ことなく緊張感にあふれ、強靭な生命力がみなぎり、弦楽器の熾烈さも聴き逃せません。
第4番のスコアは第2稿に基づいていますが独自に手が加えられており、色彩とバランスが絶妙。第9番はいわゆるブルックナー休止を過度に長くし すぎず、衝撃的な音楽の流れを大事にしており、掻き立てるような表現があります。そのためゆったりとした大胆なテンポを取っている第3楽章も力強い 構築性を失うことがなく、ブルックナーの大作を存分に楽しめます。 (Ki)

Altus
ALT-383(2CD)
スクロヴァチェフスキ/モーツァルト&ブルックナー
モーツァルト
:交響曲第35番《ハフナー》
ブルックナー:交響曲第8番 WAB 108(ノヴァーク版1890年稿)*
スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ(指)
NHK響

録音:2002年4月10日サントリーホール、2006年5月12日NHKホール*
(NHKによる実況録音)
ブルックナーを得意とするスクロヴァチェフスキですが、第8番は特に思い入れのある曲のようで、いくつかのオーケストラとの「最後のブルックナー演 奏」で第8番を選んでいます。この2006年の演奏はN響との最後のブルックナーで、両者の集大成と言うべき凄まじい演奏が繰り広げられています。
その凄まじさは単純な熱気や勢いではなく、厳しい音造りによってコントロールされた客観性あるもの。とはいえもちろん冷たいわけではなく、完璧にコ ントロールされたバランスゆえに聴こえてくる美しい歌があり、この世ならぬ幽玄な世界が広がります。すべての瞬間に隙がなく、あらゆる音が連関して最 後のクライマックスまで繋がっていく、晩年スクロヴァチェフスキの境地をうかがわせる圧巻の大名演です!
カップリングのモーツァルトももちろん素晴らしいです。颯爽として瑞々しく、モダン・ピリオドを超えた見事な彫琢。理路整然とした清らかな輝きが堪 能できます。 (Ki)

Altus
ALT-385(2CD)
ベートーヴェン:交響曲集
交響曲第3番《英雄》
《フィデリオ》序曲 Op. 72
《コリオラン》序曲 Op. 62*
《エグモント》序曲 Op. 84#
交響曲第4番 変ロ長調 Op. 60*
交響曲第7番 イ長調 Op. 92*
スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ(指)
NHK響

録音:2004年4月9日NHKホール、2004年4月15日NHKホール*、
2004年4月21日サントリーホール#
(NHKによる実況録音)
2004年にスクロヴァチェフスキがN響と演奏したベートーヴェンをまとめてCD化。どれも瑞々しく溌剌とした演奏で、かつライヴならではの熱気も 十分に感じられます。かなり細かなコントロールが随所に現れますが、その解釈はまったく無駄がなく、繊細極まりない弱奏から引き締まった強奏まで、 血の通った意志のある表現に貫かれています。
『英雄』の第1楽章コーダで金管楽器を押さえつつも怒涛のクライマックスを築くあたりはスクロヴァチェフスキにしか成し得ない考え抜かれた芸当と 言えます。終楽章の完璧にポリフォニックな造形がもたらす音楽的迫力も圧倒的です。
第7番は一層白熱しており、マエストロが激して足を踏み鳴らしたと思しき音まで収録されています。それでいて一切の破綻なく音楽は突き進み、N響 の反応も素晴らしく、指揮者にもオケにも喝采を送りたくなる名演です。 (Ki)

若林工房
AFIA-9002(2CD)
シューベルト:交響曲第9番《グレート》
シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54*
村中大祐(指)
Orcheter AfiA(オーケストラ・アフィア)
グローリア・カンパナー(P)

録音:2016年2月18日& 2016年5月12日* 紀尾井ホール、コンサート・ライヴ録音
村中大祐=オーケストラ・アフィアによる待望のシリーズ第3 弾。2016 年、紀尾井ホー ル(東京)での演奏会ライヴ録音の登場です。今回はロマン派を代表する交響曲とピア ノ協奏曲という組み合わせ。シューベルトの「グレート」では、小編成のオーケストラから 重厚で巨大なスケール感を引き出すことに成功しています。シューマンのピアノ協奏曲 でソリストを務めるのは、現代若手最高の一人と呼び声の高いイタリア出身のグローリ ア・カンパナー。ピアノ・ソロの熱いロマン的感情とそれを支えるオーケストラの古典的な 佇まいの絶妙なバランスが聴きものです。

Chandoss
CHSA-5200(1SACD)

RCHSA-5200(1SACD)
国内仕様盤
税込定価

フローラン・シュミット:交響曲第2番 Op.137
「アントニーとクレオパトラ」Op.69より 組曲第1番、第2番
サカリ・オラモ(指)BBC響

国内盤=日本語解説&日本語曲目表記オビ付き/解説書日本語翻訳:生塩昭彦
「詩篇第47番」や「サロメの悲劇」、「ディオニソスの祭り」に代表されるように、卓越した作曲技法とオーケストレーション、色彩豊かで絢爛な和声が特徴的な傑作を続々と生みだしたフローラン・シュミット。 「交響曲第2番」は、1957年12月に完成したシュミット87歳の時の重厚かつロマンティックな作品。他界する2ヶ月前の1958年6月にストラスブールで、シャルル・ミュンシュの指揮で初演が行われ、大喝采を浴びた最晩年の代表作として知られています。 オラモはBBCSOを指揮し、フローラン・シュミットの「アントニーとクレオパトラ」のイギリス初演を手がけた実績があるだけに、まさに満を持して取り組んだこの「交響曲第2番」への期待が高まります!

Linn
CKR-450(2CD)
シューマン:交響曲全集
交響曲第1番変ロ長調Op.38「春」
交響曲第2番ハ長調Op.61
交響曲第3番変ホ長調Op.97「ライン」
交響曲第4番ニ短調Op.120(1851年版)
ロビン・ティチアーティ(指)
スコットランド室内O

録音:2013年11月25日、26日、30日&12月1日−3日
※CKD-450からの新装移行再発売。CKD-450は在庫がなくなり次第廃盤となります。
ロンドン生まれ、イタリア系イギリス人の若き天才指揮者ロビン・ティチアーティ。2009年から首席指揮者を務めるスコットランド室内Oとのシューマン全集!
Linn
CKD-590(3CD)
サミュエル・アドラー〜90歳記念盤
交響曲第1番/ピアノ協奏曲第1番
人はただ一度生きる/交響曲第2番
ヴァイオリン協奏曲/木管五重奏と管弦楽のための協奏曲 「Shir HaMa’alot」
ギター協奏曲
イントゥ・ザ・レイディアント・バウンダリーズ・オヴ・ライト
ポーツ・オヴ・コール 「地中海組曲」
5つのコーラル・スケルツィ
エミリー・フリーマン・ブラウン(指)
フランクフルト・ブランデンブルク州立O、
イーストマン・フィルハーモニア室内O、
イーストマンcho、他
2018年の3月4日に90歳の誕生日を迎えるアメリカの作曲家、サミュエル・アドラーのセレブレーション・アルバムが登場。サミュエル・アドラーは、1928年にドイツのユダヤ系の音楽一家に生まれ1939年にアメリカへ亡命、ハーバード大学でヒンデミットやコープランドらに学び、現代アメリカを代表する作曲家の一人として活躍。ノーステキサス大学音楽カレッジやイーストマン音楽学校、ジュリアード音楽院などで作曲を教えてきました。
古典的感性と21世紀の情熱をバランスよく融合させた脅威のシンフォニック・ライターとして大きな影響力を持つアドラーの作品から、多くの世界初録音を含む、交響曲、協奏曲、室内楽作品を収録した3枚組セットです。CD1-2(交響曲とギター以外の協奏曲)は、アドラー夫人でもあるボーリンググリーン州立大学のエミリー・フリーマン・ブラウン博士とフランクフルト・ブランデンブルク州立Oによる演奏。CD3は、アドラーが名誉教授を務めるイーストマン音楽学校のニコラス・ゴルセス教授(G)とイーストマンの若きミュージシャン達による演奏です。

フォンテック
FOCD-9768(1CD)
税込定価
ベートーヴェン 交響曲全集1
ベートーヴェン:交響曲 第1番
交響曲 第6番 「田園」
朝比奈隆(指)新日本PO

録音:1997年9月25日、98 年3 月16 日 サントリーホール・ ライヴ
DSD マスタリング UHQCD
朝比奈 隆(1908-2001)の生誕 110 年を祝し、その偉業を称える---新日本フィルとの《ベ ートーヴェン 交響曲全集》。 60 年を越える朝比奈の演奏歴のなかで、レパートリーの中核をなしたベートーヴェンのシンフ ォニー。全曲演奏は10 回を越え、97 年から98 年にかけておこなわれた本CD 収録の<チク ルス>は8 作目の全曲録音となります。 数種類の新原典版の登場、またピリオド楽器でのアプローチなど、近年のベートーヴェン演奏は 新時代を迎えました。しかし、この『近代』を経過してきた<耳>にも、朝比奈の演奏は色褪せ るどころか、実に新鮮に聴こえます。 軽佻浮薄という言葉から最も遠い、歩を踏みしめるような音楽。一音一音に、ベートーヴェンの 音楽に内在する強烈なエネルギーを刻む演奏は、まさに久遠の響きを宿しています。 UHQCD で十全に響き渡る明晰な録音---新たな至宝の登場です。 (フォンテック)

CORO
COR-16158(1CD)
ハイドン:交響曲集Vol.4
ハイドン:交響曲第26番ニ短調「ラメンタツィオーネ」Hob.I-26、
 交響曲第86番ニ長調 Hob.I-86
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調 K.216
アイスリン・ノスキー(Vn)、
ハリー・クリストファーズ(指)
ヘンデル&ハイドン・ソサエティ

録音(ライヴ):2017年1月27日−29日、シンフォニー・ホール(ボストン、アメリカ)
2008年にアメリカ最古のピリオド・オーケストラ、ヘンデル&ハイドン・ソサエティ(HHS)と、第13代音楽監督ハリー・クリストファーズのコンビによるハイドンの交響曲ライヴのシリーズ第4弾!
シュトゥルム・ウント・ドラング期(疾風怒濤期)の初期に作曲され、グレゴリオ聖歌の引用が見られる「交響曲第26番「ラメンタツィオーネ」」、6つのパリ交響曲の掉尾を飾る「交響曲第86番」、ターフェルムジーク・バロックOなどで活躍し、現在はHHSのコンサートミストレスを務めるアイスリン・ノスキーをソリストに迎えてのモーツァルトの「ヴァイオリン協奏曲第3番」の3作品を通じて、ハリー・クリストファーズとHHSが、ハイドンの初期と後期の作品のコントラスト、そしてハイドンとモーツァルトとの親交を描きます。歳月を重ねますます盤石となったハリー・クリストファーズとHHS。名匠の卓抜した手腕と、アメリカ古楽界を代表する名門の伝統が織り成すサウンドにご注目下さい!

Forgotten Records
fr-1200(1CDR)
モーリス・エウィットのモーツァルト
交響曲第40番 ト短調 K.550
交響曲第41番「ジュピター」
アイネ・クライネ・ナハトムジーク#
モーリス・エウィット(指)
エウィットO

録音:1951年#、1952年
※音源: Les Discophiles Français DF 64, 317.001
Forgotten Records
fr-1199A(1CDR)
ショルティ&スウェーデンRSOライヴ
ベートーヴェン:序曲「コリオラン」
バルトーク:ディヴェルティメント Sz.113
ハイドン:交響曲第103番 「太鼓連打」
ゲオルク・ショルティ(指)
スウェーデンRSO

録音:1958年2月22日・ライヴ


GRAND SLAM
GS-2178(1CD)
ベルリオーズ:幻想交響曲 シャルル・ミュンシュ(指)
パリO

録音:1967年10月23-26日/サル・ワグラム(パリ)
使用音源: Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より
発足間もないパリOと、燃える巨匠シャルル・ミュンシュが録音したベルリオーズの幻想交響曲については、もはや何の説明も不要でしょう。復刻に使用したのは2トラック、38センチのオープンリール・テープですが、この不滅の名演が、かつて耳にしたことのない鮮度で体験出来ることと思います。 解説書には石川登志夫氏の「パリ通信」を、ご遺族の許諾を得て転載しています。パリOの発足直後のプログラムや当地での評判、旧パリ音楽院Oとの団員の違いなどが記されており、当時のパリの空気が伝わって来ます。(平林 直哉)

SWR music
SWR-19050CD(1CD)
NX-B02
クルト・ザンデルリンク〜ラフマニノフ/ムソルグスキー
ムソルグスキー:歌劇「ホヴァーンシチナ」-第1幕:前奏曲
ラフマニノフ:交響曲第3番 イ短調 Op.44
クルト・ザンデルリンク(指)
シュトゥットガルトRSO

録音:1995年3月29-31日
ドイツの名指揮者クルト・ザンデルリンク(1912-2011)。10歳からケーニヒスベルクのギムナジウムで音楽を学び、1931 年、19歳でベルリン市立歌劇場のコレペティートルになりますが、ナチスの迫害を受けソヴィエトに亡命。ここでモスクワ放送 SOでアシスタント指揮者として研鑽を積むこととなります。その後はモスクワで名声を高め、1941年にはレニングラー ド・フィルハーモニーSOの第一指揮者に就任し、1958年にはオーケストラに帯同して来日しました。1960年には東 ドイツに帰国、ベルリンSOの芸術監督、首席指揮者に就任してからは、このオーケストラの技術を飛躍的に高めたこ とで知られています。その後はシュターツカペレ・ドレスデン、フィルハーモニアOと共演を重ねながら、ベルリンSO や読売日本SOとも共演、2002年に指揮活動から引退を表明するまで素晴らしい演奏を繰り広げました。ブラームス、チャイコフスキーやラフマニノフ、マーラーなど後期ロマン派の重厚な作品を得意としたザンデルリンクですが、あまり録音に 積極的でなかったため、一部の録音でしか彼の演奏を聴くことはできませんが、そのどれもが豊かな感受性に彩られた情熱 的な表現で知られ、とりわけ弦楽器の響きの美しさには定評がありました。 このシュトゥットガルト放送SOとの演奏では、若い頃から得意としていたラフマニノフとムソルグスキーが取り上げられて おり、「ラフマニノフのオーソリティ」として称えられたザンデルリンクの揺るぎない解釈を存分に聴くことができます。 SWR所蔵のオリジナル・テープからデジタル・リマスタリングを行っています。

Forgotten Records
fr-1197(1CDR)
ラインスドルフ&ボストン響ライヴ
シューベルト:「ロザムンデ」序曲
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op.98
ワーグナー:「神々の黄昏」〜管弦楽組曲*
エーリヒ・ラインスドルフ(指)
ボストンSO

録音:1961年2月10日、ボストン・シンフォニー・ホール(ライヴ)
Forgotten Records
fr-1195A(1CDR)
シュヒターの「新世界」
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」*
スメタナ:交響詩「モルダウ」#
ウィルヘルム・シュヒター(指)
北西ドイツPO

録音:1956年5月23日*、1954年6月22日#
※音源: Electrola, JLX 503 *、 JLP 105 #

Pentatone
PTC-5186611(1SACD)
メンデルスゾーン:交響曲第4番 『イタリア』
.交響曲第5番『宗教改革』
アンドルー・マンゼ(指)
ハノーファー北ドイツ放送PO

録音:2016年1月(交響曲第4番)、2017年2月(交響曲第5番)/NDRハノーファー、放送局スタジオ大ホール
もともと高名な古楽ヴァイオリニストとして知られていたマンゼは近年指揮者としての活躍も目覚ましく、2014年からはハノー ファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を務めています。当コンビによる初ディスクとなったメンデルスゾーンの交響曲第1番&第3番 『スコットランド』(PTC 5186595 / KKC 5767)は爽快なテンポによる演奏で好評を得ました。期待の第2弾は交響曲第4番『イタリア』と第5番『宗 教改革』を収録しました。当録音でも突き抜けるような明るさと焼けるような熱量を併せ持つ、切れのあるマンゼ節が聴きものです。
交響曲第4番『イタリア』はその名の通り、イタリア旅行の印象により作曲された名曲。あまりにも有名な冒頭からマンゼは躍動感とフレッシュさを失 うことなくスリリングな快演を聴かせてくれます。オーケストラの力量も高く、澄み切った弦楽器と巧みに吹きこなす管楽器の演奏には舌を巻きます。
交響曲第5番『宗教改革』は1830年の宗教改革300年祭に演奏する予定で作曲された作品。第1楽章の序奏に「ドレスデン・アーメン」の主題、 第4楽章にM.ルターのコラール「神はわがやぐら」の主題を用いています。当演奏でも “マンゼ節” が炸裂するスリリングな快演を展開しております。 記念すべき宗教改革500年に録音されたマンゼ会心の演奏を聴くことができます! (Ki)

OTAKEN
TKC-369(1CD)
フルトヴェングラー〜「ニコライの第9」
ベートーヴェン:交響曲第9番 「合唱」
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)VPO
ウィーン・ジングアカデミーcho
ヒルデ・ギューデン(S)
ロゼッテ・アンダイ(A)
ユリウス・パツァーク(T)
アルフレート・ペル(Bs)

録音:1952 年2 月3 日 ウィーン・ムジークフェラインザール「 ニコライ記念演奏会」(ライヴ・モノラル)
「ニコライの第9」 は、従来 より「バイロイトの第9」 に匹敵する名演と言われて 来ましたが、昨今のリマスタ盤の音質改善により、そのことがやっと明らかになって 来ました。 今回、当社のリマスタリングにおきましては、ノイズリダクションに伴うデジタル的漂 白化を避け、極力アナログ的雰囲気を残しつつも、録音年代の古さを全く感じさせ ない、眼前で演奏しているかのようなリアリティーを引き出すことに注力いたしまし た。その結果、この演奏からウィーン・フィルの魅力を、より一層感じ取れるようにな ったのではないかと存じます。具体的には、第3楽章のどこまでも歌いぬいて行く ヴァイオリンが、より可憐でチャーミングになったことなどですが、さらに重要なの は、フルトヴェングラーのどのような解釈もクッションのように受け入れる、ウィーン・ フィルのふところの深さを確認出来るようになったことです。これは、ソリストや合唱 団にも言えることで、バイロイト盤にはない魅力です。もちろんムジークフェラインザ ールのすぐれた音響も、関係していることは間違いありません。これは、すべての 面でバランスのとれた、フルトヴェングラーの数ある第9の中でも、最もスタンダード なものになるのではないでしょうか? もし、同年にウィーン・フィルで第9のスタジ オ録音があれば、この様なスタイルの演奏になっていたと思われます。終結部、フ ェルマータの音響崩壊も、今回は許容範囲内で、これを機会にこの演奏が広く聞 かれることを期待致します。 (オタケンレコード 太田憲志)

Goodies
33CDR-3709(1CDR)
ベルリオーズ:幻想交響曲 ルネ・レイボヴィツ(指)
ウィーン国立歌劇場O

独 HELIODOR 429 003 (ステレオ)
1958年7月ウィーン・コンツェルトハウス、モーツァルトザール録音
ルネ・レイボウィツ(1913-1972) はポーランドのワルソー生まれ。1926年に家 族と共にパリに定住。1930-1933年にベルリンでアルノルト・シェーンベルク (1874-1951)に、ウィーンでアントン・ウェーベルン(1883-1945)について作曲 法を師事した。さらにパリではオーケストレーション法をモーリス・ラヴェル (1875-1937) に、指揮法をピエール・モントゥー(1875-1964) に学んだ。1936 年から指揮者としての活動を開始し、数年の内に名声を高めたが第2次大戦の 勃発で指揮活動から退き、作曲や著作に専念するようになった。戦後になって 再び指揮者として復帰した。この録音はステレオLP初期のもの。格調高いこ の演奏は新ウィーン楽派の大作曲家の薫陶の賜物と思う。(グッディーズ)

Sterling
CDS-1115-2(1CDR)
ユリウス・ベリツァイ:管弦楽作品集
交響曲第1番ニ短調 Op.45
セレナーデ ニ短調 Op.36
タマーシュ・ガル(指)
MAVブダペスト・コンサートO

録音:1995年、ブダペスト
ユリウス・ベリツァイ(ジュラ・ベリツァイ/1835−1893)は、19世紀後半の数少ないハンガリーの作曲家でありながら、各国の主要な音楽家と交流を持ち、国内外で高い知名度を誇った作曲家。音楽家と同時に数学者でもあり、鉄道会社の技師としても功績を残し、後年は教師としてもハンガリーの音楽文化に貢献しています。シューマンの影響を大きく受けたベリツァイの堂々たる交響曲第1番は、レア・シンフォニー・マニア必聴!
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

Lyrita
(Itter Broadcast Collection)
REAM.1137(1CDR)
バックス:作品集
交響曲第2番
ピアノと管弦楽のための 「冬の伝説」*
ユージン・グーセンス(指)BBC響、
ジョン・マッケイブ(P)*、
レイモンド・レッパード(指)BBCノーザンSO*

BBC放送日:1956年11月3日モノラル、:1978年10月6日ステレオ*
アーノルド・バックスの交響曲第2番は、この曲の英国初演を担ったユージン・グーセンスの指揮による録音。ピアノと管弦楽のための「冬の伝説」は、2015年2月13日に75歳でこの世を去った現代イギリス音楽界の大御所、ジョン・マッケイブ(1939−2015)とレイモンド・レッパードによるもの。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

オクタヴィア
OVCL-00647(1SACD)
2017年12月20日発売
ベルリオーズ:幻想交響曲
リスト:ハンガリー狂詩曲 第2番 S.244-2
上岡敏之(指)
新日本フィルハーモニーSO

録音:2017年7月21-22日東京・すみだトリフォニーホール・ライヴ
2017年7月の新日本フィル定期演奏会シリーズ《ルビー》より、お客様から寄せられたリクエストの中から音楽監督・上岡敏之が選曲するという新しい試みである「リクエスト・コンサート」のライヴ・レコーディング盤です。 幻想交響曲では、ヴァイオリンとフルートからはじまる主題が柔らかく繊細に奏でられ、聴衆を幻想世界に誘います。上岡のもち味ともいえる洗練されたリズムは、、色彩豊かに音楽をいろどり、夢のような情景をうつし出します。クライマックスでは高らかに鳴り響く管楽器と打楽器、そして豊かなサウンドの弦楽器がフィナーレを締めくくります。 アンコールは公演プログラムのテーマ「ヴィルトゥオーゾ」に沿って選ばれた、リスト:ハンガリー狂詩曲第2番。新日本フィルのパワー溢れる演奏に、会場の熱気まで伝わります。 高みへと駆け上がる上岡&新日本フィルの演奏を、どうぞお楽しみください。(オクタヴィア)

GEGA NEW
GD-385(1CD)
ショスタコーヴィチ:交響曲全集Vol.6
交響曲第5番ニ短調Op.47
交響曲第6番ロ短調Op.54 *
エミール・タバコフ(指)
ブルガリア国立RSO

録音:2012 年3 月、2009 年3 月*、ブルガリア国立放送スタジオ1(セッション)
第6 弾となる今回 はいよいよ人気曲第 5 番(日本では「革命」と呼ばれることが多い)と渋い傑作第 6 番の カップリングで登場です。これまでの録音と同様、聴き手に媚びる姿勢が皆無の無骨な 頑固職人のごとく、俺のやりたいようにやるんだ、という指揮者の強い意志が感じられま す。自らが優れた作曲家でショスタコーヴィチやシュニトケの影響を受けた作品を精力的 に発表するタバコフはここでも作品を緻密に分析した上で自らと作品を同一化させ、熱 い演奏を繰り広げます。第 5 番ではこの曲に対する聴き手の安易な期待に反して(抗し て?)と言いましょうか、金管をこれ見よがしにバリバリと鳴らすことは決してなく、極めて誠 実で節度を持ったアンサンブルを聴かせ、弦楽はこれまでの録音の中で最も抒情的で 美しいハーモニーで第3 楽章は特に絶品。そして終楽章はテンポをややゆったりめに取 り、一音一音をはっきり、くっきりと際立たせます。また中ほどで出てくるホルン・ソロはロシ アの大河を思わせる悠然とした風格を感じさせて鳥肌もの。そして終結部の大団円は横 綱力士の確固たる歩みのごとく、地に足をつけたような、がっしりとした重厚な音楽作りが 大変感動的です。第 6 番はブルガリア国立放送響の進境著しい成果が最も表れた演奏 で冒頭の荘厳さは格別。第2、3 楽章の軽快さも弦楽、木管セクションの冴えが際立つ出 色の出来栄えで終結部の狂喜乱舞へと聴き手を導きます。これまでと同様、スタジオに おける丁寧なセッション録音。全てのショスタコーヴィチ・ファン必聴です。

Forgotten Records
fr-1195A(1CDR)
シュヒターの「新世界」
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」*
スメタナ:交響詩「モルダウ」#
ウィルヘルム・シュヒター(指)
北西ドイツPO

録音:1956年5月23日*、1954年6月22日#
※音源:Electrola, JLX 503 *, JLP 105 #

パスティエル
DQC-1581(1CD)
税込定価
チャイコフスキー:交響曲第5番
ドヴォルザーク:スケルツォ・カプリチオーソ
スメタナ:交響詩「ワレンシュタインの陣営」
ラドミル・エリシュカ(指)
札幌SO

録音:2016年10月14〜15日 札幌コンサートホールKitara
2008年に実演で聴いたエリシュカと東京都響との「チャイ5」(CD化熱望中)は、私にこの作品の魅力を再認識させただけでなく、指揮者という存在の意味、筋金入りの職人気質がもたらす普遍的な芸術性を徹底的に思い知らされたという点で、決して忘れられない経験でした。いわゆる「爆演」ではなく、丁寧に造型を積み上げるタイプの演奏に対し、終演後にスタンディングオベーションが沸き起こったのも新鮮な驚きで、日本はに良いものを的確に感知できる聴衆がjこんなにいるのかと、誇らしく思ったのも昨日のことのように思い出します。【湧々堂】 →更なる詳細レヴュー

GRAND SLAM
GS-2177(1CD)
ベートーヴェン:「コリオラン」序曲
シューベルト:交響曲第5番 変ロ長調D.485*
交響曲第8番 ロ短調 D.759「未完成」#
ブルーノ・ワルター(指)、
コロンビアSO、NYO#

録音:1959年4月15日アメリカン・リージョン・ホール、カリフォルニア
1960年2月26、29日、3月3日アメリカン・リージョン・ホール、カリフォルニア*
1958年3月3日セント・ジョージ・ホテル、ニューヨーク#
使用音源:Private archive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より  
「未完成」はワルターがこよなく愛した作品であり、録音セッションもわざわざニューヨークにまで出向いてなされたものです。シューベルトの第5番も、 ワルターの晩年の傑作と言われているものです。この2曲のみではいささか寂しかろうと、「コリオラン」序曲を加えました。従来通り、いかにもアナログ らしい、柔らかい音で楽しんでいただけると思います。(平林直哉)

Pentatone
Remastered Quad Recordings
PTC-5186253
(1SACD)
ベートーヴェン:.交響曲第9番「合唱付き」 ラファエル・クーベリック(指)、
バイエルンRSO、
バイエルン放送cho
ヘレン・ドナート(S)、テレサ・ベルガンサ(Ms)、ヴィエスワフ・オフマン(T)、トマス・ステュワート(Bs)

録音:1975年1月/ヘルクレスザール(ミュンヘン)
リマスタリング:ポリヒムニア・インターナショナル
チェコが生んだ巨匠ラファエル・クーベリック(1914-1996)が1971年から75年にかけて録音したベートーヴェンの交響 曲全集。全9作品を、それぞれオーケストラを変えて録音したユニークな企画としても有名です。当ディスクには交響曲第9番「合唱付き」が収録されて おります。PENTATONEリマスタリング・シリーズからの注目のリリースです!
バイエルン放響を振った交響曲第9番は第2楽章の反復は前半のみ実施しております。クーベリックらしい密度が高い演奏で弦楽パートの美しさやティ ンパニのメリハリなどが印象的で合唱は堂々たる風格をみせます。クーベリックの確かな力量を発揮した名演の一つです。ヴァイオリン両翼型配置での録 音です。
今回のリマスタリングもオランダのポリヒムニア・インターナショナル(1998年にフィリップス・クラシックスの技術チームが独立して立ち上げた会社) が担当。オリジナル・マスターテープからの丁寧な復刻で見事なサウンドでよみがえりました。なお、当録音は両翼型配置での演奏ということもあり、立 体的な響きをご堪能いただきます。クーベリックによるベートーヴェンの交響曲第1&4番(PTC 5186248)、第2&5番「運命」(PTC 5186249)、 第6-8番(PTC 5186250)とあわせてお楽しみください。 (Ki)

Cybele
D-801702(1SACD)
ヴッパータール交響楽団LIVE Vol.1
ドホナーニ:交響的瞬間 Op.36、
 ピアノ協奏曲第2番 ロ短調 Op.42
ブラームス:交響曲第3番 ヘ長調 Op.90
ソフィア・グルバダモーヴァ(P)
ドミトリー・ユロフスキ(指)
ヴッパータールSO

録音:2017年6月25・26日
CYBELEレーベルが積極的に取り入れている、ヘッドホンで聴くことにより最高音質の効果を発揮するように作られた「バイノーラル録音」。その録音 に特化したシリーズの第2弾です。同時にヴッパータール交響楽団のライヴ・シリーズ第1弾となっています。オルガンや室内楽の録音が多かったレーベ ルですが、ついに大オーケストラの録音がスタート。これは興味津々です!
エルンスト・フォン・ドホナーニ(1877-1960)はピアニスト、指揮者、教師としても活躍した作曲家で、指揮者クリストフ・フォン・ドホナーニの祖父。 20世紀になおロマン派の作風を貫いた人物で、ブラームスの音楽ともまったく不自然なく響き合います。2、3分の短い楽章が5つ並んだ『交響的瞬間』 は美しく情景的な佳曲。ハープを伴奏にオーボエが歌う第4楽章が印象的です。続くピアノ協奏曲は作曲家が腕の立つピアニストなだけあってとにかく雄 弁なソロが格好良い。ピアノがロ短調の分散和音で力強く駆け抜ける中、ホルンが朗々とテーマを歌い上げる第1楽章はこれぞロマン派協奏曲という出で 立ち。オーケストラの編成も大きく、高音質で楽しめるのが有難い、面白すぎる秘曲です。 ブラームスの3番も聴き応えあり。指揮のドミトリー・ユロフスキはいたって正攻法のアプローチで、音楽をたっぷり滋味豊かに響かせています。見事 な録音によってその音楽の美しさは余すところなく捉えられており、ティンパニを含む全楽器の音色の絶妙な混じり具合が感動的です。第2楽章の木管、 第3楽章の弦楽の響きもとても魅力的で素晴らしい。CYBELEレーベルのフル・オーケストラ録音、注目必至のシリーズです!

RCO Live
RCO-17006
(2SACD)
マーラー:交響曲第7番「夜の歌」 ロイヤル・コンセルトヘボウO
マリス・ヤンソンス(指)

録音:2016年9月28-30日アムステルダム・コンセルトヘボウ、ライヴ
21世紀を代表するマーラー指揮者のひとり、マリス・ヤンソンス。ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の音楽監督在任中には、マーラーのチクルス を録音しませんでしたが、ここにきて 2016年9月にライヴ録音された交響曲第7番が発売。これで1から8番までリリースされたことになり、ヤンソン スとRCOのマーラー・プロジェクトは完成に近づいています。 とはいえ、ヤンソンスのマーラー交響曲第7番の録音がないわけではありません。オスロ・フィル(2000年3月)、RCO(2000年12月/放送用録音 集RCO15002に収録)、バイエルン放送響(2007年)との録音があります。そしてコンセルトヘボウ管とマーラーの伝統は、マーラー自身が指揮をす るなど深い関係にあり、この7番も1909年にオランダ初演するためにマーラー自身がコンセルトヘボウ管を振りにきています。 ヤンソンスの演奏は、前衛的な響きとされる7番を、明確に丹念に描きだし、コンセルトヘボウの滑らかな音色も功を奏し、そこから生まれる自然な音楽 の流れをみごとにまとめあげています。 (Ki)

APARTE
AP-157(1CD)
ハイドン:交響曲第83番「めんどり」
モーツァルト:ピアノ協奏曲第17番 ト長調 K453
マリー=アレクサンドル・ゲナン(1744-1835):交響曲ニ短調 op.4-3
ジュリアン・ショヴァン(指)
ル・コンセール・ド・ラ・ローグ
ジャスティン・テイラー(フォルテピアノ)

録音:2016年10月、ルーヴル・オーディトリウム(ハイドン)/2017年2月、ジャン=バティスト・リュリ音楽院(プトー)(ゲナン、モーツァルト)
フランスの気鋭ヴァイオリン奏者、ジュリアン・ショヴァンの指揮による、ハイドンのパリ交響曲(第82-87番)を録音するプロジェクトの第2弾。当 時の演奏会習慣に則り、交響曲をメインに据え、様々な編成の楽曲でプログラムが構成されています。
ハイドンの交響曲「めんどり」の品の良さは格別。モーツァルトでも、ひとつひとつのパッセージがきわめて細やかで活き活きと響いています。ソリスト を務めるジャスティン・テイラーは、23歳の若さでブルージュ古楽国際コンクール(2015年)で優勝した逸材。オリヴィエ・ボーモンやブランディーヌ・ ランヌに学び、さらにピアノをロジェ・ムラロにも学んだといいますから、古楽演奏も、モダンピアノのテクニックも併せ持った注目の存在です。ここでも 前奏から素晴らしい演奏で参加しております。
マリー=アレクサンドル・ゲナンは、古典派からロマン派へと移行する時期のパリを代表する存在でした。1783年に設立された、コンセール・ド・ラ・ ローグ・オランピック(ハイドンの「パリ交響曲」もこの団体のために書かれた)でも、第二ヴァイオリン奏者をつとめていました。1778年、モーツァル トのバレエが王立音楽アカデミーで、モーツァルトの名を伏せて上演された頃、ハイドンの交響曲の演奏機会が増えていましたが、ゲナンは名声をほしい ままにしていましたし、他にカンビーニ、ゴセックといったフランスの作曲家たちの交響曲も頻繁に演奏されていました。オーストリア=ドイツ圏の交響曲 と同じくらいに、フランスの交響曲も熱狂的に受け入れられており、とりわけゲナンはそのフランス陣の中でもトップクラスの作曲家だったといえるでしょう。
ル・コンセール・ド・ラ・ローグは2015年、ヴァイオリン奏者のジュリアン・ショヴァンによって設立されました。この名称は、1783年に設立さ れた当時最高のオーケストラ、コンセール・ド・ラ・ローグ・オランピックから名前をとっています。ハイドンの「パリ交響曲」もこの団体のために書か れ、マリー=アントワネット下のチュイルリー宮でレジデント・オーケストラを務めていました。メンバーはほぼ全員フリーメイソンによって構成され、名 称のLogeもフリーメイソンのLodgesに因んでいます。ショヴァンはOlympicという文言を団体名に使うことをオリンピック委員会から禁止されたため、 2016年から名称をル・コンセール・ド・ラ・ローグとして活動を続けています。 (Ki)

BIS
BISSA-2253
(1SACD)
ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 Op.73
ハイドンの主題による変奏曲 Op.56a
ハンガリー舞曲集第5-7番(編曲:トマス・ダウスゴー)
大学祝典序曲 Op.80
トマス・ダウスゴー(指)
スウェーデンCO

録音:2016年5&6月/エレブルー・コンサートホール(スウェーデン)
透き通るようなオーケストレーションかつ刺激的なダウスゴーとスウェーデン室内管による演奏。注目のブラームス第2弾には 交響曲第2番、ハイドンの主題による変奏曲、大学祝典序曲、そしてハンガリー舞曲集より第5-7番が収録されました。当演奏でもダウスゴーらしい単 なる見通しや運動性の良さに終わらず、大胆でダイナミックな音楽づくりを展開。音色はすっきりとした “純度の高い” ブラームスを聴くことができます。 ダウスゴーは1997年にスウェーデン室内管弦楽団の音楽監督し就任して以来BISやSIMAXレーベルに積極的に録音しています。シューマン、ベートー ヴェン、シューベルトの交響曲録音における極めて大胆な解釈は絶賛されております。ブラームスの交響曲全曲録音も期待の高まるところです。 (Ki)


Hanssler
HC-16001(4CD)
ハイドン:交響曲第93番-第104番「ロンドン・セット」
(1)交響曲第93番 ニ長調 Hob.I-93
(2)交響曲第94番 ト長調 「驚愕」 Hob.I-94
(3)交響曲第103番 変ホ長調 「太鼓連打」 Hob.I-103
(4)交響曲第95番 ハ短調 Hob.I-95
(5)交響曲第96番 ニ長調 「奇跡」 Hob.I-96
(6)交響曲第97番 ハ長調 Hob.I-97
(7)交響曲第98番 変ロ長調 Hob.I-98
(8)交響曲第99番 変ホ長調 Hob.I-99
(9)交響曲第100番 ト長調 「軍隊」 Hob.I-100
(10)交響曲第101番 ニ長調 「時計」 Hob.I-101*
(11)交響曲第102番 変ロ長調 Hob.I-102
(12)交響曲第104番 ニ長調 「ロンドン」 Hob.I-104
トーマス・ファイ(指)
ベンジャミン・シュピルナー(指)*
ハイデルベルクSO

録音:(1)2009年3月、(5)2009年6月、(7)2013年9月、(3)2013年10月、(10)2015年10月/ハイデルベルク=ドッセンハイム、マルティン・ルター・ハウス
(2)(12)1999年、(4)2001年5月、/メルレンバッハ、ビュルガーハウス
(6)2009年6月/ルドルフ・ヴィルト・ハレ、エッペルハイム
(8)(9)2013年3月/ヴィースロッホ・パラティン
(11)2012年5月/ゲゼルシャフトハウス、プファッフェングルント
総じて快速テンポでノンヴィブラート奏法と激烈アプローチとのコントラストが実に鮮やかな演奏が特徴のファイ。明るく弾むようなファイの音 楽は聴き手を虜にさせる力を備えています。また、前へ前へと音を導くファイの指揮にくらいつくハイデルベルク響の演奏も素晴らしく、期待を裏切らぬ洗 練されたアンサンブルで魅せてくれます。粒立ちの良さと強弱でインパクトを与えるファイの「ハイドン・セット」をお楽しみください! (Ki)

WERGO
WER-5117(1CD)
エンヨット・シュナイダー(1950-):交響曲第5番『シュヴァルツヴァルト・サガ』(2015) 〜合唱と管弦楽のための
August Schnezlerの「The Water-Lily Lake」のテキストによる
交響曲第6番『ライン』(2013) 〜ソプラノ、合唱と管弦楽のための
ジュリア・ソフィー・ワーグナー(S)
ハンスイェルク・アルブレヒト(指)
ブルノ国立ヤナーチェク歌劇場O&cho
録音:2017年6月7-10日

いずれも世界初録音
WERGOレーベルから10タイトル発売予定のシュナイダー・エディション、第8弾です。シュナイダーは1950年ドイツ生まれ、600本もの映画音 楽を手がける作曲家。当エディションではクラシカルな管弦楽作品をリリースしており、ロマン派調性音楽と映画音楽ならではの効果的な管弦楽法・モダ ンな手法が混ざり合った、耳に心地よい作風が特徴です。 声楽を伴う叙事詩的な交響曲2題を収録。第5番『シュヴァルツヴァルト・サガ』のフィナーレはまるで大河ドラマのテーマ。後半は合唱がヴォカリー ズでその美しいメロディを歌い上げ、さらなる盛り上がりを見せます。ちなみに「シュヴァルツヴァルト」はドイツの地名で「黒い森」という意味。第6番『ラ イン』は原始的な力を持って始まり、ヴァイオリンやソプラノのソロが印象的。次第に激しくなり合唱も畳み掛けるように登場、ライン川の雰囲気をロマン ティックに描いています。 (Ki)

PRAGA
PRDDSD-350133
(2SACD)
限定盤
ブルックナー:交響曲第8番(ハース版)
2種の演奏
(1)ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)VPO
(2)ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)BPO

録音:(1)1944年10月17日ウィーン・ムジークフェラインザール、(2)1949年3月14日ダーレム公会堂
メジャーレーベルのPD(著作権消滅)名盤をリマスターし、目の覚めるような音の良さで注目されるシリーズ。フル トヴェングラーの名盤SACD化第10弾はブルックナーの交響曲第8番をウィーン・フィルとベルリン・フィル2種収録で聴き比べ。ウィーン・フィルとのものは、1944年、現存するフルトヴェングラーのブル8最古録音。当時58歳の若々しさが際立つ演奏です。ベルリン・フィルと の演奏は、宇野功芳氏によれば「フルトヴェングラーの体臭が存分に出ており、曲が完全に指揮者のものとして消化され尽くしている」とされ、「わけて もアダージョは、フルトヴェングラーのブルックナーの集大成といえよう」と評された名盤。SACDで凄さが倍増しています。 (Ki)
PRAGA
PRD-250356(2CD)
ショスタコーヴィチ:作品集

(1) 交響曲第1番ヘ短調Op.10
(2) 交響曲第2番ロ長調Op.14「十月革命に捧げる」
(3) 交響曲第3番変ホ長調Op.20「5月1日」
(4) クルィロフによる2つの寓話Op.4
(5) 弦楽八重奏のための2つの小品Op.11
(6) 管弦楽組曲「鼻」Op.15a
(7) 付随音楽「南京虫」Op.19a〜アンダンテ
(8) バレエ組曲「黄金時代」Op.22(3曲)
(9) ドレッセルの「貧しいコロンブス」のための序曲Op.23
(10) バレエ組曲「ボルト」Op.27a(4曲)
(11) 付随音楽「ハムレット」Op.32(2曲)
(12) 5つの断章Op.42
(1)…イルジー・コウト(指)チェコPO(1)、
(2)(11)…イーゴリ・ブラジコフ(指)レニングラード・フィル
(2)…クルプスカヤ学院cho
(3)の第1〜3楽章…ヴァーツラフ・スメターチェク(指)プラハRSO
(3)の第4楽章…キリル・コンドラシン(指)モスクワPO、ユルロフ記念国立アカデミーcho
(4)(6)(7)(9)(10)…ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指)
(4)…ガリーナ・ボリソワ(S)、
 モスクワ音楽院室内cho、
 ソヴィエト国立SO
 モスクワPO
(6)(10)…チェコPO
(9…)レニングラードPO
(8)…ジャン・マルティノン(指)LSO
(12)…エドゥアルド・セロフ(指)レニングラード室内O
(5)…スークSQ、ドレジャルSQ

録音:1967年プラハ(ライヴ)(1)、
1965年11月1日レニングラード(ライヴ)(2)、
1974年9月プラハ(3)、
1972年2月モスクワ(3)、
1967年モスクワ(4)(11)、
1981年2月2日プラハ(5)、
1973年プラハ(6)(10)、
1967年9月モスクワ(7)、
1958年9月ロンドン(8)、
1967年レニングラード(9)、
1965年4月26日レニングラード(ライヴ)(12)
ショスタコーヴィチの作品のうち、代表作でない尖った作品を集めた好企画。交響曲第1番を除くと、なかなか聴く機会のないものが多いだけでなく、 演奏陣もコウト、スメターチェク、スークSQらチェコ勢をはじめ、コンドラシン、ロジェストヴェンスキーらロシアの巨匠、さらにマルティノン&LSOま で超豪華。これさえあれば、ショスタコーヴィチのマニア作品を存分に堪能できます。 (Ki)


ICA CLASSICS
ICAC-5145(4CD)
NX-F01
クレンペラー/1955-1956年秘蔵音源集
【CD1】*
モーツァルト:交響曲 第29番 イ長調 K201
交響曲 第40番 ト短調 K550
ヴァイオリン協奏曲 第5番 イ長調「トルコ風」K219
【CD2】
ベートーヴェン:交響曲 第2番 ニ長調 Op.36
シューマン:交響曲 第4番 ニ短調 Op.120
【CD3】*
ブラームス:悲劇的序曲 Op.81
 交響曲 第2番 ニ長調 Op.73
モーツァルト:セ「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」K525
【CD4】
ブルックナー:交響曲 第7番(1885年初版ハース校訂版)
ドビュッシー:夜想曲 第2楽章「祭」
オットー・クレンペラー(指)

【CD1】
ブロニスワフ・ギンペル(Vn)
フィルハーモニアO
【CD2】
BBC響
【CD3】*
フィルハーモニアO
【CD4】
BBC響

録音1955年 ロイヤル・フェスティヴァルホール*
1956年 BBCスタジオ
世界初CD化
英国の録音史において貴重な役割を果たしたRichard Itter-リチャード・イッター(1928-2014)。 彼はもともと録音に対して興味を抱いており、1951年に開設された英国の放送局“BBC Wrotham transmitter”の放送(1955年からはVHF/FM放送が開始された)を 私的使用するためだけに、当時最高級の機材を用いて録音していました。1952年から1996年まで、およそ1500点にのぼる放送録音は、貴重なコレクションとして現在も大切 に保存されています。 また、イッターは1959年にプライヴェート・レーベル「Lyrita Recorded Edition」を設立し、こちらは大手レーベル(HMV、Deccaなど)がリリースしなかったアイアランドやフィン ジなど「英国の知られざる作曲家」を積極的に紹介し、1960年代における彼らの作品普及に大きく貢献しています。1970年代になると、さらにバックス、モーラン、オルウィン、ブ リッジ、ローストーン、ラブラなどの交響的作品や協奏曲の初演録音を追加、こちらの音源の多くは現在“Nimbus Records”にライセンスされ、流通しています。 ICA CLASSICSは、BBCと12年間の交渉との末、ようやく契約がまとまり、イッターの膨大な録音の中から40タイトルをリリースします。これらは前述のとおり、これまでに市場に 出たことのない貴重なものです。
1939年、50歳代半ばで病に倒れ、一時は指揮者として再生不能とまでされたクレンペラーですが、第二次世界大戦後に は完全復帰、世界各地のオーケストラを指揮し名声を高めます。そしてロンドンでの客演が評判を呼び、これを聴いたウォル ター・レッグが(ちょうどカラヤンの後任を探していた)1952年に彼と契約を結んだことは良く知られています。以降、クレンペ ラーとフィルハーモニア管の関係は良好となり次々と名盤が生まれましたが、この録音はEMIからはリリースされなかったもの。 ブルックナーやブラームスなど、クレンペラーらしい厳格な演奏が並んでいます。また、モーツァルトの協奏曲でソロを務めている のはブロニスワフ・ギンペル。クレンペラーお気に入りのヴァイオリニストで、1937年から1942年には当時ロサンゼルス・フィル ハーモニックの指揮者を務めていたクレンペラーはギンペルをコンサートマスターに迎えたほど、彼の演奏を高く評価していました が、録音はあまり残されておらず、こちらも貴重な記録です。

ICA CLASSICS
ICAC-5143(1CD)
NX-B03
グィド・カンテッリ/1953年秘蔵音源集
ロッシーニ:歌劇《セミラーミデ》序曲
シューマン:交響曲 第4番 ニ短調 Op.120
ブラームス:交響曲 第1番 ハ短調 Op.68
グィド・カンテッリ(指)
フィルハーモニアO

録音:1953年5月11日 ロイヤル・アルバートホール ライヴ
世界初CD化
イタリアのミラノ近郊で生まれ、幼いころからピアノの天才少年として活躍したカンテッリ。 指揮者として活躍を始めてすぐ、イタ リア軍に召集されレジスタンス活動に身を投じますが、その間も音楽活動を続け、第二次世界大戦終戦後はミラノ・スカラ 座を皮切りに、次々とオーケストラを指揮し、「トスカニーニの後継者」と目されるまでになりました。1949年にはトスカニーニ の招きでアメリカにもデビュー、次いでイギリスでもフィルハーモニアOに客演、1956年11月にはついにデ・サバタの後 任としてスカラ座の音楽監督に指名された矢先、11月24日に不慮の航空機事故でカンテッリは36歳の若さでこの世を 去ってしまいました。 この録音は1953年、フィルハーモニア管に客演した時の演奏を収録したもの。抑制の効いた解釈と木管楽器などの美しい 響きが高く評価された演奏です。ここで演奏されている曲目はどれもカンテッリのお気に入りで、中でもブラームスの交響曲は 短い生涯の間に46回、ロッシーニの「セミラーミデ」序曲は38回演奏された記録が残っています。

MELODIYA
MEL1002470(13CD)
NX-M12
ショスタコーヴィチ:交響曲全集
【CD1】
交響曲 第1番 ヘ短調 Op.10
交響曲 第2番 ロ長調「10月革命に捧ぐ」Op.14
【CD2】
交響曲 第3番 変ホ長調「メーデー」Op.20
【CD3】
交響曲 第4番 ハ短調 Op.43
【CD4】
交響曲 第5番 ニ短調 Op.47
交響曲 第6番 ロ短調 Op.54
【CD5-6】
交響曲 第7番 ハ長調「レニングラード」Op.60
【CD7】
交響曲 第8番 ハ短調 Op.65
【CD8】
交響曲 第9番 変ホ長調 Op.70
交響曲 第12番 ニ短調「1917年」Op.112
【CD9】
交響曲 第10番 ホ短調 Op.93
【CD10】
交響曲 第11番 ト短調「1905年」Op.103
【CD11】
交響曲 第13番 変ロ短調「バビ・ヤール」Op.113
【CD12】
交響曲 第14番 ト短調 Op.135
【CD13】
交響曲 第15番 イ長調 Op.141
ナタリア・ムラディモーヴァ(S)
ピョートル・ミグノフ(Bs)
全ロシア国営テレビ・ラジオ放送グランド・コアー・マスターズ・オブ・コーラル・シンギング
アレクサンドル・スラドコフスキー(指)
タタールスタン国立SO

録音:2016年
注目の指揮者アレクサンドル・スラドコフスキー。 現在、タタールスタン国立SOの首席指揮者、および芸術監督を務めるスラドコフスキーは“ロシア人民芸術家”の称 号を持ち、ロシア国内を中心に世界中のオーケストラに客演、好評を得ています。 Melodiyaレーベルからは、ショスタコーヴィチの協奏曲集と、マーラーの交響曲集をリリース。どちらも魅力溢れる演奏が高く 評価されていますが、今回はいきなりショスタコーヴィチの交響曲全集が登場。2人の若手独唱者と力強い合唱を従えて、 スラドコフスキーの本領発揮とも言える、集中力に満ちた演奏が全曲に渡って繰り広げられています。

BELVEDERE
BELVED-08006(DVD)
NX-C07

BELVED-08010(Bluray)
NX-C07
フランツ・ヴェルザー=メスト(指)クリーヴランドO:ブラームス・ツィクルス 1
大学祝典序曲 op.80
ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.77
交響曲第4番ホ短調 Op.98
ユリア・フィッシャー(Vn)
フランツ・ヴェルザー=メスト(指)
クリーヴランドO
収録:2014年1月7-10日クリーヴランド、セヴェランス・ホール(ライヴ)

特典映像:Franz Welser-Most and Julia Fischer on Brahms's Violin Concerto
(原語:英語、字幕:独)
収録時間:本編96分、特典24分
ツィクルスの幕開けを飾る2014年1月のコンサート。名手ユリア・フィッシャーを独奏に迎えたヴァイオリン協奏曲と、古典的 な構成で書かれた交響曲第4番を収録。メストは美しく磨き上げられたオーケストラの響きを生かし、端正な演奏を聴かせ ます。
BELVEDERE
BELVED-08007(DVD)
NX-C07
BELVED-08011(Bluray)
NX-C07
フランツ・ヴェルザー=メスト(指)クリーヴランドO:ブラームス・ツィクルス 2
交響曲第1番ハ短調 Op.68
交響曲第2番ニ長調 Op.73*
交響曲第3番ヘ長調 Op.90*
フランツ・ヴェルザー=メスト(指)
クリーヴランドO

収録:2014年9月7日、2015年9月15日*
ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール
ウィーン、ムジークフェラインザール* (ライヴ)
収録時間:116分
ブラームスの3つの交響曲。2014年9月の演奏会では重厚な第1番、2015年9月の演奏会では牧歌的な第2番、明 快かつ抒情的な第3番が演奏されました。メストはそれぞれの作品の特徴を生かし、緻密で推進力ある演奏を披露してい ます。 収録は第1番はロイヤル・アルバート・ホール、第2番と第3番はウィーンのムジークフェラインザール。各々のホールの響きの 違いも存分にお楽しみください。


TOCCATA
TOCC-0400(1CD)
NX-B03
スティーヴ・エルコック(1957-):管弦楽作品集 第1集
交響曲 第3番 Op.16(2005-2010)
Choses renversees par le temps ou la destruction-時間や破壊によって逆転するもの Op.20(2013)
祝典序曲 Op.7(1997)
リチャード・ケイシー(Cemb)
ポール・マン(指)
ロイヤル・リヴァプールPO

録音:2017年5月5.6日
全て初録音
英国の作曲家エルコックの作品集第1集。10代から個人的に作曲を始めたエルコックですが、音楽界には足を踏み入れる ことなく、ただ一人で荘厳な交響曲のスタイルを作り上げたました。シベリウスやニールセン、ブライアンなど過去の伝統を踏 襲しながらも、第3交響曲での激しいエネルギーの放出など、予想もつかない展開を見せることもあり、片時も耳を離すこと ができません。暴力的な響きの中でチェンバロが古典的なメロディを奏でる「Choses renversees〜」、明るく開放的な 「祝典序曲」と様々なスタイルを味わうことができます。

Cantaloupe
CA-21128(1CD)
NX-B05
ジョン・アダムズ(1947-):室内交響曲
室内交響曲
On Son of Chamber Symphony
On Son of Chamber Symphony
ナディア・シロタ(ナレーター)
アラン・ピアソン(ナレーター)
ジョン・アダムズ(ナレーター)
アラン・ピアソン(指)
アラーム・ウィル・サウンド
「放送界のピューリッツァー賞」と呼ばれるピーポディ賞。これを2015年に受賞したのがナディア・シロタによるポッドキャスト 「Meet The Composer」です。名前は知られていても、あまり耳にすることのない現代作曲家の作品に注釈をつけて、 曲を探求する試み。ナディア自身が優れたヴァイオリニストであることもあり、ゲストの音楽家の個人的なバイオグラフィや信 念、そして他に与える影響までを鋭くえぐり出したことが評価されました。何人もの作曲家が登場しましたが、このジョン・アダ ムズの回はとりわけ独創的。インタビューと解説は音楽への裏話でもあり、曲への興味をかきたてます。実際の演奏も楽しめ る楽しい1枚です。


Profil
PH-17024(18CD)
アントン・ブルックナー・エディション(ゲルト・シャラー版)
■Disc 1
交響曲ヘ短調WAB. 99
■Disc 2
交響曲第1番ハ短調WAB. 101(1866年キャラガン校訂)
■Disc 3
交響曲第0番ニ短調WAB. 100
■Disc 4
交響曲第2番ハ短調WAB. 102(1872年キャラガン校訂)
■Disc 5
交響曲第3番ニ短調WAB. 103(1874年キャラガン校訂)
■Disc 6
交響曲第4番変ホ長調WAB. 104「ロマンティック」(1878/80年版)
■Disc 7 60’ 11”
交響曲第4番変ホ長調WAB. 104「ロマンティック」(1878年版「村の祭り」フィナーレキャラガン校訂)
■Disc 8
交響曲第5番変ロ長調WAB. 105
■Disc 9
交響曲第6番イ長調WAB. 106
■Disc 10
交響曲第7番ホ長調WAB. 107(1885年ノーヴァク版)
■Disc 11, 12
交響曲第8番ハ短調WAB. 108(1888年異版)
 キツラー父子:葬送音楽〜アントンブルックナーの思い出(シャラーによるオーケストレーション復元)
■Disc 13, 14
交響曲第9番ニ短調WAB. 109(ウィリアムキャラガンによるフィナーレ補筆完成版)
■Disc 15, 16
交響曲第9番ニ短調(ゲルトシャラー改訂による完全版)
■Disc 17, 18
ミサ曲第3番ヘ短調WAB. 28(1893年版)
詩篇146
「オルガン曲集」
即興演奏用の主題集(エルヴィンホーン編纂)
アンダンテ ニ短調 (WAB130)
後奏曲 ニ短調 (WAB126)
前奏曲とフーガ ハ短調 (WAB131)
フーガ ニ短調 (WAB125)
前奏曲ハ長調 (WAB129)
ゲルト・シャラー(指)
フィルハーモニー・フェスティヴァ

■Disc 1
収録:2015年9月レゲンテンバウバートキッシンゲン(ライヴ)
■Disc 2
収録:2011年7月エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
■Disc 3
収録:2015年3月レゲンテンバウバートキッシンゲン(ライヴ)
■Disc 4
収録:2011年7月エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
■Disc 5
収録:2011年7月エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
■Disc 6
収録:2007年7月29日エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
■Disc 7
収録:2013年1月レゲンテンバウバートキッシンゲン(ライヴ)
■Disc 8
収録:2013年7月エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
■Disc 9
収録:2013年8月エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
■Disc 10
収録:2008年7月29日エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
■Disc 11, 12
収録:2012年7月エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
■Disc 13, 14
収録:2010年8月1日エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
■Disc 15, 16
収録:2016年7月エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
■Disc 17, 18 60’ 21” 56’ 48”
アニアフェグリー(S)
フランツィスカゴットヴァルト(A)
クレメンスビーバー(T)
ティモリーホネン(Bs)
ミュンヘンフィルハーモニーcho
ゲルトシャラー(Org)
録音:2015年7月エーブラハ大修道院付属教会、バイエルン放送スタジオ
2017年8月に23枚組の「ブルックナー・エディション」を出したばかりのProfil社ですが、ゲルト・シャラーとフィルハーモニー・フェスティヴァ が全交響曲の録音を終えたため、彼らによる交響曲全集を早くもリリース。
シャラーは2007年から2015年まで8年をかけてブルックナーの全9曲の交響曲のみならず、第00番や第0番、第4番の「村の祭り」フィナーレ 版、第9番のシャラーによる補筆完成版、さらにはミサ曲第3番、詩篇146まで手掛けるという徹底ぶり。 またオルガニストとして現存するオルガン曲をすべて録音しているのも貴重。 シャラーは基本ウィリアム・キャラガンの校訂版を使用。またオーケストラはフィルハーモニー・フェスティヴァ、フランコニアにあるエーブラハ大修道院 附属教会でのコンサートのライヴ録音となっています。教会の響きはブルックナーの音楽にぴったりで、あたかも巨大なオルガンのような壮麗さに圧倒され ます。 通常これだけの作品を揃えるのは困難なうえ、驚きの価格なため、ぜひとも1セット揃えておきたい魅力のBoxとなっています。 ブックレットはトラック・リストのみで楽曲解説はありません。あらかじめご了承ください。 (Ki)

BR KLASSIK
BR-900157(5CD)
NX-F01
マリス・ヤンソンス:ポートレート/75歳記念BOX

【CD1】
ハイドン:ミサ曲 第14番 変ロ長調「ハルモニー・ミサ」 Hob.XXII:14
交響曲 第88番 ト長調 Hob.I:88-第3楽章 メヌエット

【CD2】
ベートーヴェン:交響曲 第4番
ブラームス:交響曲 第4番*

【CD3】
R・シュトラウス:アルプス交響曲
4つの最後の歌*
【CD4】
マーラー:交響曲 第9番 ニ長調

【CD5】
ヴァレーズ:アメリカ(1922年版)…初出音源
ストラヴィンスキー:詩篇交響曲*…初出音源
ショスタコーヴィチ:交響曲第6番 ロ短調 Op.54#
マリス・ヤンソンス(指)
バイエルンRSO
【CD1】
マリン・ハルテリウス(S)
ミカエラ・クナプ(S)
ユディト・シュミット(A)
クリスティアン・エルスナー(T)
ベルンハルト・シュナイダー(T)
フランツ=ヨゼフ・ゼーリヒ(Bs)
バイエルン放送cho
録音 2008年10月7日ライヴ録音
【CD2】
録音:2012年11月26日 東京 サントリーホール・ライヴ
2012年2月6-10日 Munchen, Herkulessaalライヴ*
【CD3】
アニヤ・ハルテロス(S)
録音:2016年10月13-15日、2009年3月25-27日*
【CD4】
録音 2016年10月17-21日 ライヴ録音
【CD5】
バイエルン放送cho
2015年10月13-16日ライヴ録音
2009年3月5-6日ライヴ録音*
2013年3月18-21日 ライヴ録音#
2018年1月14日に75歳の誕生日を迎えるラトビア生まれの世界的指揮者マリス・ヤンソンス。この日を祝して、ヤンソンス とバイエルン放送交響楽団の名演の中からセレクトした5枚組のBOXが発売されます。 2003年からバイエルン放送交響楽団、その翌年、2004年にはロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、この2つの名オーケス トラの首席指揮者として活躍してきたヤンソンス。バイエルン放送交響楽団とは2009年に最初の9枚のアルバムをリリース し、以降、継続して様々な作品を録音。どれもがベストセラーを記録しています。 今回のセットには、選りすぐりの名演を収録。彼が愛するハイドンや、マーラーなどの演奏に加え、これまでリリースされていな かったヴァレーズとストラヴィンスキーの2作品も収録。そして2012年の東京公演で演奏されたベートーヴェンも含まれている など、日本のファンにとっても嬉しいBOXです。


Altus
ALT-379(1CD)
ブルックナー:交響曲第3番 ニ短調 ロヴロ・フォン・マタチッチ(指)
フランス国立O

録音:1965年1月26日シャンゼリゼ劇場におけるライヴ録音(ステレオ)
INA(フランス国立視聴覚研究所)のアーカイヴから発掘された超貴重初出音源!1965年にマタチッチがフランス国立管弦楽団を振ったライヴ。しか もステレオ録音!マタチッチが得意としたブルックナー、その名演を見事な音質でお楽しみ頂けます。 第2稿を基本とした楽譜を使用。力強く野心的な筆致で書かれた3番を、マタチッチらしく豪快に熱く演奏しています。特にバリバリとまぶしく鳴り響 くブラスの強烈さが圧倒的。細部の作り込みも素晴らしく、透明で美しい弦にも注目です。 1965年と言えばマタチッチが初来日を果たした年。9月にスラヴ歌劇団とともに来日、『ボリス・ゴドゥノフ』を演奏(ALT-353で発売中)した、日 本人にとって記念すべき年であります。あわせてお聴き頂くのも一興かと思います。 (Ki)

Altus
ALT-380(1CD)
ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調 ロヴロ・フォン・マタチッチ(指)
フランス国立O

録音:1963年1月29日シャンゼリゼ劇場におけるライヴ録音(ステレオ)
INA(フランス国立視聴覚研究所)のアーカイヴから発掘された超貴重初出音源!1963年にマタチッチがフランス国立管弦楽団を振ったライヴ。しか もステレオ録音!マタチッチが得意としたブルックナー、その名演を見事な音質でお楽しみ頂けます。 9番はいくつかのオーケストラとの録音が残っていますが、この演奏は最も優れていると言っても過言ではありません。充実した響きにあふれ、厳しく凛々 しく、そして祈りに満ちた演奏。フランス国立管の明るく柔らかい音色とのマッチングも非常に良いです。マタチッチのブル9のファースト・チョイスとし てお勧めできるディスクの登場です。 (Ki)

Forgotten Records
fr-1174(1CDR)
ラフマニノフ:交響曲第2番*
エリー・ジーグマイスター(1909-1991):オザーク・セット#
ディミトリ・ミトロプーロス(指)
ミネアポリスSO

録音:1947年1月19日*、1945年3月2日
音源: RCA LM 1068、 Columbia ML 2123


fine NF(N&F)
NF-928801(2CD)
税込定価
2017年11月20日発売
チャイコフスキー:三大交響曲
交響曲第4番ヘ短調Op.36
交響曲第5番ホ短調Op.64
交響曲第6番 ロ短調「悲愴」Op.74
ヴァレリー・ポリャンスキー(指)
ロシア国立SO《シンフォニック・カペレ》

録音:2015年7月18日 東京芸術劇場第ホール・ライヴ
稀有の響き!オーケストラにとって何よりも大切なのは、独自の響き、色合い、香りといったかけがいのない特色が備わっているかどうかにあります。際立った特色を持ったオーケストラというとまずウィーン・フィル、ゲルギエフ率いるマリンスキー劇場管弦楽団、さらにバイロイト祝祭劇場のオーケストラがまず思い浮かびます。いずれもオペラがベースであり、歌を聴く耳がオーケストラに自然に備わっているのが特色です。 そんな中、にわかに注目をされ出しているのが、ヴァレリー・ポリャンスキー率いるロシア国立交響楽団<シンフォニック・カペレ>です。同じ歌でもロシア正教のア・カペラの合唱に根ざしています。 本CDは、世界初と言えるチャイコフスキーの3大交響曲連続公演の東京でのライヴを収録しています。(N&F)
「奏者たちは、音色を調和させようと張り詰め、ハーモニー作りに耳をしっかりそばだてている。そのうえ弦楽器も管楽器もいつも息をたっぷり吸って吐いている。音を保ってよく鳴らす。そうでなければハーモニーの陶酔もポリフォニーの妙味も味わえるはずはないのだから。器楽的ではなく、とても声楽的なのである。しかも重心の低いロシアの合唱の響きなのである。よく保ってよく鳴らすコーラスのありようがモデルなので、器楽的に力任せに走るということがない。テンポがどんなに速いときも一声ずつ確実に響かせるように踏み締めることを忘れない。ポリャンスキー流の交響楽のひびきというものだ。」(ライナーノーツ:片山杜秀 より)

CRQ Editions
CQRCD-322(2CDR)
ホーレンシュタイン・イン・エーテボリVol.2
(1)モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」序曲
(2)サン・サーンス:ピアノ協奏曲第2番*
(3)シューベルト:交響曲第9番「グレート」
(4)モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」
(5)ヘンデル:歌劇「リナルド」〜3つのアリア*
(6)バッハ:ブランデンブルク協奏曲第1番(リハーサル)
(7)モーツァルト:コンサートアリア「どうしてあなたを忘れられよう K. 505」#
(8)ベートーヴェン:「エグモント」序曲(リハーサル)##
フィリップ・アントルモン(P)*
ジェニファー・ビービャン(S)**
エリザベス・ハーウッド(S)#
デイヴィッド・ワイルド(P)#
エーテボリSO、BBC響#、
アメリカSO##
ヤッシャ・ホーレンシュタイン(指)

録音:(1)-(3)1969年10月9日、(4)(5)1968年10月、(6)1968年12月、(7)1971年9月15日、(8)1969年11月9日(全てライヴ)

GRAND SLAM
GS-2176(1CD)
モーツァルト:交響曲第40番 ト短調 K.550
交響曲第41番 ハ長調 K.551「ジュピター」*
ブルーノ・ワルター(指)
コロンビアSO

録音:1959年1月13、16日アメリカン・リージョン・ホール(カリフォルニア)
1960年2月25、26、28、29日アメリカン・リージョン・ホール(カリフォルニア)*
使用音源:Private archive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より
ワルターが晩年にコロンビア響と録音したモーツァルトの交響曲第40番、第41番「ジュピター」は、一部では「老けた、衰えた演奏」と言われていま す。でも、本当にそうなのでしょうか?もちろん、録音当時ワルターは 80 歳を越えていますから、青年のような若々しさというわけにはいきません。しかし、 この復刻盤で聴くと、その柔らかさ、温かさ、瑞々しさは信じがたいほどで、“偉大なる響き” と形容したくなります。この2曲に肯定的だった人はもちろ ん、特に疑問を持っていたファンにはこの盤で聴き直していただくことを強くお勧めしたいです。また、最終形とするために、解説書にはエードリアン・ボー ルトがワルターについて語った文章(GS-2077より転載)を使用しています。(平林直哉)

Forgotten Records
fr-1167(1CDR)
ボストン響ライヴ〜ミュンシュ
ハイドン:交響曲第98番 Hob.I: 98
 交響曲第100番 「軍隊」#
ベートーヴェン:交響曲第4番+
シャルル・ミュンシュ(指)ボストンSO

録音:1960年10月15日、1959年10月9日#、 シンフォニー・ホール(ボストン)# 、1961年7月30日タングルウッド+(全てライヴ)
Forgotten Records
fr-1171(1CDR)
アッカーマン&ハンス・カン
シューベルト:交響曲第8番「未完成」 *
ショパン:ポーランド民謡による大幻想曲 Op.13 #
ドヴォルザーク:管楽セレナード.ニ短調 Op.44 +
ハンス・カン(P)#
オットー・アッカーマン(指)
チューリヒ・トーンハレo*、
オランダPO

録音:1951年、1952年*
音源: Musical Masterpiece Society MMS 51*、Concert Hall, H-16


Treasures
TRE-187(1CDR)
アンセルメ〜オーディオ・ファイル名演集1
ビゼー:「カルメン」組曲[第1幕前奏曲/アラゴネーズ/間奏曲/アルカラの竜騎兵/密輸入者の行進/ハバネラ/衛兵の交代/ジプシーの踊り]
オネゲル:機関車パシフィック231*
サン・サーンス:交響曲第3番「オルガン」#
エルネスト・アンセルメ(指)スイス・ロマンドO
ピエール・スゴン(Org)#

録音:1958年4月1-23日&5月12-14日、1963年4月2-8日*、1962年5月3-5日&12-28日#(全てステレオ)
※音源:日KING SLC-1707、SLC-1702*,#
◎収録時間:67:33
“アンセルメ芸術の粋を結集した厳選3曲!”
■音源について
アンセルメのステレオと言えばSXL盤を取るのが普通ですが、あえて優秀な日本プレス盤にこだわります。理由はただ一つ。SXLと同等の情報量が得られ、軽視する理由など思い当たらないからです。ただし、60年代中頃までは、盤の材質のせいか微妙なチリチリノイズが混入している場合がほとんどなので、それが解消される1965年以降に発売され、かつ英メタルを使用した良質盤を入手するのに苦労しました。オネゲル後半のバスドラムの衝撃でもビリつかず、サン・サーンス最後での芯がぶれない強固なティンパニ打撃など、既出CDや復刻LPにはない本当の重量級サウンドを体感して下さい。もちろん復刻の動機は、演奏内容の魅力が大前提であることは言うまでもありません。

★あまりにもメジャーな名演ばかりですが、デッカが築いたステレオ・サウンドの最初のピークとも言うべきこれらの録音は、その演奏内容の高さも含めてどうしても無視するわけにはいきません。子供だった私がビゼーの「カルメン」冒頭の地割れしそうな衝撃音を浴びた時の驚きは、今でも忘れられませんが、いま最良の復刻サウンドを聴いた上でお伝えしたいのは、もちろんその音も凄さだけではありません。まず、アンセルメの芸術を最も端的に象徴する録音として、この3曲は絶対に外せないということ。これほどの録音環境を得ながら、それを武器にして面白く聞かせようという魂胆は微塵も無く、ひたすらクールに音の構築とテクスチュアの透徹に専心。アンセルメはデッカの録音の鮮烈さを十分認識していことはよく知られていますが、それを100%信頼していたからこそ、更に効果を狙った解釈など不要と判断したのかもしれません。
いずれにしても、人間くさいニュアンスを直接投影するのではなく、音の精緻な積み上げに対する揺るがぬ意思が音楽に緊張感を与え、リアルな実体を浮き彫りにするのが、アンセルメの真骨頂と言えましょう。
それを如実に示すのがオネゲル。アニメチックな描写とは違う機関車のリアルな実像と、冒頭部の蒸気の漂う様やひんやりした鉄の質感までも感じさせる演奏として、これ以上の録音に未だに出会えませんし、優秀録音が単に音がクリアに聞こえるという現象にとどまらず、音楽的なニュアンス作りに作用していることをこれほど実感させる録音も珍しいでしょう。
サン・サーンスも、もっと派手に振る舞うことは可能なことを知りながら、敢然とクール路線を貫徹。録音効果の上に単に乗っかって自己表現するのではなく、録音効果自体も解釈の一環のように組み込んでいる…とでも申しましょうか。第1楽章は、ひたすらイン・テンポ進行を続けるのみですが、響きの陰影が自然に浮揚することへの確信が強固だからこそ、無機質な音の羅列に傾きません。後半の静謐にも、あえて瞑想的な雰囲気を上塗りする必要など無いのです。第2楽章も、オーマンディのようにスペクタクルな面白さを分かりやすく再現する手法とは正反対。最後の大団円へと登りつめる際のアッチェレランドに至っても興奮を煽るのではなく、最後の一音まで高貴な音像を貫徹。とかく皮相に響きがちなこの作品を真に芸術作品として再現し尽くした演奏として、永遠に指針となるべき名演だと思います。【湧々堂】


Chandos
CHAN-20041S(6CD)
日本向け1000セット
完全限定生産
マーラー:交響曲集

CD1: 交響曲第1番ニ長調《巨人》/花の章
CD2: 交響曲第3番ニ短調(第1楽章〜第3楽章)
CD3: 交響曲第3番ニ短調(第4楽章〜第6楽章)
 亡き子をしのぶ歌
CD4: 交響曲第4番ト長調
 さすらう若人の歌
CD5: 交響曲第5番嬰ハ短調
CD6: 交響曲第6番イ短調《悲劇的》
 交響的前奏曲
ネーメ・ヤルヴィ(指)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナルO、
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管cho(CD2-3)、
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管少年cho(CD2-3)リンダ・フィニー(Ms/CD2-4)

録音:CD1: 1993年11月15日−16日シティ・ホール(グラスゴー)、
CD2&3: 1991年10月20日、22日&24日ケアード・ホール(ダンディー)
CD4: 1990年11月27日&29日ケアード・ホール(ダンディー)
CD5: 1989年10月23日−24日ケアード・ホール(ダンディー)
CD6: 1992年11月8日−9日ケアード・ホール(ダンディー)
※木幡一誠氏による書き下ろしライナーノート付き!
※新規デザインによるスリムボックス仕様!
※ボックス内の各ディスクのスリーヴケースには、オリジナルのジャケット・デザインを使用(予定)!
「交響曲第6番」は、湧々堂・殿堂入り名盤!
2017年6月7日に80歳を迎えたヤルヴィ一族の長であり、エストニアの巨匠ネーメ・ヤルヴィ。1989年から1993年にかけて録音が行われ、ヤルヴィ節全開の爆演として親しまれながらも、廃盤の状態が続き入手が極めて困難となっていたロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団とのマーラーの交響曲集が、日本向け完全限定生産のボックスセット仕様で復活!
ヤルヴィ&RSNOのコンビによるマーラーの交響曲5作品はいずれも80〜90年代の同コンビを代表する圧巻の快演(怪演?)ですが、中でも特に、超高速テンポで一心不乱に突き進み、初出時には余白に「交響的前奏曲」を加えて1枚組のCDとして発売され、ファンの度肝を抜いた「交響曲第6番《悲劇的》」(演奏時間は約72分32秒)の復活は大いに歓迎されることでしょう!
生誕80周年記念リリースの大本命!ネーメ・ヤルヴィ&RSNOのマーラーBOXが堂々の登場です!
追加生産無しの限定生産商品のため、納品が配分となる可能性がございます。予めご了承下さい。



King International
KKC-4112(6CD)
国内製造品
日本語帯・解説付
戦中のフルトヴェングラー

【CD1】
(1)ベートーヴェン:交響曲第4番
(2)ベートーヴェン:交響曲第7番

【CD2】
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」

【CD3】
ブラームス:交響曲第2番

【CD4】
ブラームス:交響曲第4番
ハイドンの主題による変奏曲

【CD5】
(1)シューベルト:交響曲第9番「ザ・グレイト」
(2)ラヴェル:バレエ音楽「ダフニスとクロエ」第2組曲

【CD6】
ブルックナー:交響曲第8番(ハース版=原典版)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
【CD1】原盤:米オリンピック(P)1974
(1)BPO、録音:1943年6月27-30日 フィルハーモニー、ベルリン(第1・2楽章はライヴ、第3・4楽章は聴衆不在の放送用録音)
(2)BPO、録音:1943年10月31日-11月3日 フィルハーモニー、ベルリン(ライヴ)
【CD2】原盤:米エヴェレスト(P)1969
BPO、ブルーノ・キッテルcho、ティラ・ブリーム(S)、エリーザベト・ヘンゲン(A)、ペーター・アンデルス(T)、ルドルフ・ヴァッケ(Bs)、録音:1942年3月22-24日 フィルハーモニー、ベルリン(ライヴ)
【CD3】原盤:米オリンピック(P)1975
VPO、録音:1945年1月28-29日 ムジークフェラインザール、ウィーン(ライヴ)
【CD4】原盤:英ジャブリン(P)1997
BPO、録音:1943年12月12-15日 フィルハーモニー、ベルリン(ライヴ)
【CD5】原盤:英ジャブリン(P)1997
(1)BPO、録音:1942年12月6-8日 フィルハーモニー、ベルリン(ライヴ)
(2)BPO、録音:1944年3月21日 フィルハーモニー、ベルリン(ライヴ)
【CD6】原盤:英ジャブリン(P)1997
VPO、録音:1944年10月17日 ムジークフェラインザール、ウィーン(放送用録音)
「フルトヴェングラーの最高の演奏というと、戦時中の録音に着目するのが習いとなっている」(ジョン・アードイン『フルトヴェングラー・グレート・レコーディングズ』藤井留美訳、音楽之友社刊)
★戦火まじえる激動の時代にあっても、自らの芸術活動に命を懸けたフルトヴェングラー。1942年3月の「第九」から、戦時中最後のコンサートとなった45年1月の「ブラームス2番」まで、巨匠の “最高の演奏” 9曲をCD6枚組に集成。ファン必携!壮絶な爆演の数々が最新デジタルリマスター音源でよみがえります!
★1942年よりフルトヴェングラー指揮の演奏会が全欧に向け放送されるようになり、ドイツ帝国放送局がコンサートのライヴ録音や聴衆不在の通し録音を行いました。この9曲はその “戦中のマグネットフォン録音” として有名なものです。音質自体は、76cm/秒速のテープにメインマイク1本によるワンポイント録音と、アナログ・テープ録音方式としては理想的といってよいかもしれません。これらの録音テープは終戦後ソ連に持ち帰られ、露メロディアからLPが発売されました。この板おこしで英ハンター社がユニコーン・レーベルのLPを発売。また、一部の曲はコピーテープが西ドイツ内の放送局に遺されていて、このテープ系音源をもとに仏ターラ等がCDを制作しています。有名な録音だけに、これまで各社から盤おこし系、テープ系と数多くの復刻CDが発売されてきましたが、今回、“復刻CDの決定盤” とすべく、キングインターナショナルが独自で音源を調達して復刻するものです。戦時中の巨匠の内奥にまで迫った衝撃の音再現にご注目ください。

●ベートーヴェン「4番&7番」(1943)・・・ともに、5種類ある同曲の録音のなかで、最初の録音。米オリンピック原盤「ベートーヴェン交響曲全集」
(5CD,KKC4107/11)から編集。最初期LPのマスターテープからつくられた極上の復刻です!
●ベートーヴェン「9番」(1942)・・・緊迫感にみちたドラマチックな指揮、オーケストラとコーラスの傑出したできばえから、ファンの間では「バイロイトの第九」をも凌ぐ評価の「ベルリンの第九」。1969年に米エヴェレストが発売したLPのマスターテープを96kHz/ 24bitでデジタル化。LP1枚に詰め込むため、テンポを上げていますが、音質そのものは最初期のLPらしく芯のしっかりした音!キング関口台スタジオでピッチを修正したうえでリマスタリング、初 CD 化!
●ブラームス「2番」(1945)・・・3種あるうち最初の録音。「最も引力が強い演奏」(アードイン、前掲の書より)。1975年に米オリンピックが発売したLPのマスターテープを96kHz/ 24bitでデジタル化し、さらにキング関口台スタジオでピッチを修正したうえでリマスタリング、初CD化するもの。

以下5曲(CD3枚)の音源は、英ジャブリン社の原盤デジタルマスターを使用。1997年に海外でMAGIC TALENTレーベルで発売されたことがあります。
今回、キング関口台スタジオで最新リマスタリング。鮮度アップして国内盤化!
・ブラームス「4番&ハイドンの主題による変奏曲」(1943)・・・それぞれ4種、7種あるうち最初の録音。「(4番)最も望ましいのは戦時中のベルリンでのもの」(アードイン、前掲の書より)。
●シューベルト「9番」(1942)・・・5種あるうちの最初の録音。42年盤「グレイト」として、あまりにも有名な演奏。
・ラヴェル「ダフニスとクロエ」第2組曲(1944)・・唯一の録音。「グレイト」と同じ日の演奏。
●ブルックナー「8番」(1944)・・・4 種あるうちで最初の録音。壮大な構築の内にウィーン・フィルの美質を収めた名演。
6 枚収納のマルチケース+12pブックレット(解説:平林直哉)+オビ付。


Wiener Symphoniker
WS-013(1CD)
NX-B07
ベートーヴェン:交響曲第1番ハ長調 Op.21
交響曲第3番 変ホ長調《英雄》Op.55
フィリップ・ジョルダン(指)
ウィーンSO

録音:2017年2月25.26日 ライヴ
日本語解説あり
1900年に「ウィーン演奏協会管弦楽団」として設立され、100年以上の長い歴史を誇るウィーン交響楽団。 創立者のフェルディナント・レーヴェが25年間首席指揮者を務め、以降、フルトヴェングラー、カラヤン、サヴァリッシュ、ジュ リーニ、プレートルなどの名手が指揮台に立ち、オーケストラの響きを磨き上げてきました。 数多くの名演が記録されているウィーン交響楽団ですが、驚くことにこれまでベートーヴェンの交響曲全集については録音が ありませんでした。 その欠落を埋めるため、2017年秋より順次リリースされるのがフィリップ・ジョルダンによる演奏です。 第1弾となるこのアルバムには2017年に演奏された交響曲第1番と第3番を収録。ブックレットによると、 ジョルダンは、どちらの曲も革新的で画期的な作品であると考えており、とりわけ第3番は「英雄」のタイトルよりも、終楽章 に“プロメテウスの主題”が用いられていることに注目。「第3番の終楽章が最大のクライマックスとなるべく、第1番の冒頭か ら様々な動機を関連付けていく」という独自の視点で演奏したと語っています。熟考の解釈から生まれた斬新なベートー ヴェンをお楽しみいただけます。

Forgotten Records
fr-1156(1CDR)
メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」*
ロッシーニ:序曲集
 アルジェのイタリア女/セミラーミデ
 チェネレントラ/ランスへの旅
 イタリアのトルコ人
マリオ・ロッシ(指)
トリノSO 、ウィーン国立歌劇場O#

録音:1947年11月5日*、1954年
音源: Decca LX 3003 、 ACL 4
Forgotten Records
fr-1159(1CDR)
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」(ハース版) ヘルマン・アーベントロート(指)
ライプツィヒPO

録音:1949年11月16日
音源: Urania URLP 401
Forgotten Records
fr-1160(1CDR)
ブルックナー:交響曲第5番(ノヴァーク版) ゲルハルト・プフリューガー(指)
ライプツィヒPO

録音:1952年4月3日-4日
音源: Urania URLP 239
Forgotten Records
fr-1162(1CDR)
トゥール・マン/シベリウス:交響曲集
交響曲第1番 ホ短調 Op.39*
交響曲第2番 ニ長調 Op.43
トゥール・マン(指)
ストックホルム放送SO*、
ストックホルムコンサート協会O

録音:1940年代* 、1942年10月17日#
音源: Capitol P 8020、 P 8107
Forgotten Records
fr-1163(1CDR)
ドラティ、ネイルズ他〜ブラームス
ブラームス
:交響曲第1番*
二重協奏曲 イ短調 Op.102 #
ジャック・ネイルズ(Vn)
アンリ・ブロンシュワク(Vc)
アンタル・ドラティ(指)*
モーリス・ル・ルー(指)#
フランス国立放送O

録音:1962年2月13日ライヴ* 、1961年3月ライヴ#

CZECH RADIOSERVIS
CR-0896-2(1CD)
チャイコフスキー:交響詩「運命」*
 マンフレッド交響曲+
プラハRSO
トマーシュ・ブラウネル(指)

録音:2012年4月*、2013年4月+、ライヴ、スタジオ・ホスティヴァシュ、プラハ、 チェコ
トマーシュ・ブラウネルは1978年チェコのプラハに生まれた指揮者。プラハ音楽院、プラハ音楽アカデミー、ウィーン音楽大学で学び、2010年ミトロプーロス国際指揮者コンクール入賞。2017年現在プルゼニュPO首席指揮者およびプラハRSO首席客演指揮者。
チェコ放送ラジオサービスの新譜CDの一部(主にオーケストラ作品)の価格が大幅に上げられております。かなりの高価格となりますが、なにとぞご了承ください。

Acte Prealable
AP-0389(1CD)
ヨアンナ・ブルズドヴィチ(1943-):交響曲第2番「管弦楽の為の協奏曲」
ピアノと管弦楽の為のコンチェルティーノ*
ピアノ協奏曲*
トマシュ・ヨチ(P)*
ポトカルパチェPO
ウーカシュ・ヴォデツキ(指)

録音:2017年2月27日-3月1日
ヨアンナ・ブルズドヴィチはポーランドのワルシャワに生まれ、フリデリク・ショパン音楽アカデミーで学んだ後パリに留学しナディア・ブーランジェ、オリヴィエ・メシアン、ピエール・シェフェールに師事した作曲家。

CAvi
4260085-533909(1CD)
マーラー・エディション Vol.3
マーラー:交響曲第1番「巨人」
デュッセルドルフSO
アダム・フィッシャー(指)

録音:2017年2月10-12日ドュッセルドルフ・トーンハレ(ライヴ)
015/2016シーズンよりデュッセルドルフ交響楽団の首席指揮者を務めているアダム・フィッシャー。2020年の契約満了までに全集を録音する計画 でスタートしたマーラー交響曲全曲録音プロジェクト第3弾。マーラーを得意とするアダム・フィッシャーのチクルスということで、第1弾のマーラー交 響曲第7番、第2弾の第4番ともに高い評価を得た注目のチクルスとなっています。 マーラー28歳の時の作品である交響曲第1番は、若々しい情熱と苦悩が表現された作品。はほぼ同時期に作曲された歌曲『さすらう若人の歌』と密接 に関係し、第1楽章には歌曲集第2曲「朝の野辺を歩けば」の旋律が引用されています。フィッシャーは、躍動感あふれる、瑞々しいエネルギーに満ち 溢れた音楽作りを行っています。さらには弱音の緊張感は特筆すべきものがあり、デュッセルドルフ響から新鮮な響きを引き出しています。 デュッセルドルフ交響楽団は、1818年創立の市音楽協会をルーツとするオーケストラで、メンデルスゾーンとシューマンがかつて音楽総監督を務めていた ドイツの名門。デュッセルドルフ交響楽団は、コンサート・オーケストラとしてはトーンハレを、劇場オーケストラとしてはライン・ドイツ・オペラを本拠と しています。 (Ki)


Treasures
TRE-181(1CDR)
ベイヌム/メンデルスゾーン&ブラームス
メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」
ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68*
エドゥアルト・ファン・ベイヌム(指)
アムステルダム・コンセルトヘボウO

録音:1955年6月2-4日、1951年9月17日*(共にモノラル)
※音源:PHILIPS 6542-131、英DECC ACL-71*
◎収録時間:68:18
“オケの技術力をそのまま音楽的ニュアンスに変換できるベイヌムの凄さ!”
■音源について
ブラームスは、LXTも国内初期盤も、どこか音が出きっていない感が否めず、CDでは高音がキンキン煩かったが、このACL盤でようやく納得の行く音に出会えました。 メンデルスゾーンも6枚組ボックスの再発盤ですが、片面収録にも関わらずヒズミ感のない素晴ら しい音なので、迷わず採用しました。

★ベイヌムにとってブラームスの「第1番」は、短い生涯に3回も録音していることからも、最大の十八番であったことは明らか。中でも強力にお薦めしたいのは、全体的に平板に響くステレオ再録音盤よりも、録音の点でも解釈の点でもニュアンスが凝縮しきっているこの'51年盤です。物々しい形相を見せず自然体の燃焼に終止する序奏部から、粘着質に沈み込む従来のこの作品のイメージを払拭。今聴いても新鮮な感覚は色褪せていないのですから、録音当時は更に衝撃的に感じられたことでしょう。主部に入ると、ティンパニのみならず他の声部もデフォルメせず、常にバランスの取れたハーモニーを堅持しながら響きと精神の凝縮に徹する姿勢や、3:28以降の弦を短く切る処理などは、音楽を決して停滞させないベイヌムのの美学の表れと言えましょう。展開部後半の灼熱の高揚感は、何度聴いても感動的。一切力まずに一瞬にして頂きに達する牽引力の凄さ!カンテッリ盤等とともに、この箇所の燃焼度は史上屈指の存在でしょう。第2楽章も当たり障りのない平穏な音楽ではなく、芯から興奮した音が束の間の笑みを浮かべているかのよう。この楽章の多彩な表情を引き出すため、ここまで深く作品を抉った例も少ないでしょう。終楽章も淀み皆無。竹を割ったような造形美を湛えながらそれは目的ではなく、あくまでも汚れなき精神の投影するために不可欠な響きであることがひしひしと伝わるので、感動の深さ、強さがが尋常ではありません。3:42からの金管ハーモニーのコシの強さは類例なし!テンポの伸縮は最少に抑えた推進力第一のアプローチが極限まで磨かれ、鉄壁なイン・テンポで締めくくるコーダまで、緊張の糸は途切れません。
「イタリア」は、その推進力が清々しい発言力で迫り、これまた絶品。第1楽章は、提示部リピートあり。展開部の声部の生地な絡みから生まれる緊張の渦が聴きもの。第2楽章は、アンサンブルの清潔さがそのまま音楽のニュアンスと化し、第3楽章は邪念なき表現意欲の結晶。この中間部はややテンポを落とす例が多いですが、ベイヌムはむしろ速めて洗練美を極め、しかもリズムの良さは空前絶後。圧巻は終楽章。トスカニーニやセルを上回るとさえ言える精緻なアンサンブルを貫徹しながら猛進に走らず、瑞々しい息吹をが際立つこの演奏は、同曲の理想と言えましょう。【湧々堂】

Pentatone
PTC-5186624
(1SACD)
プロコフィエフ:交響曲第2番 ニ短調 Op.40
交響曲第3番 ハ短調 Op.44
ウラディーミル・ユロフスキ(指)、
ロシア国立アカデミー管弦楽団“エフゲニー・スヴェトラーノフ”

録音:2016年9月、10月モスクワ音楽院大ホール
1972年モスクワ生まれのユロフスキは、1990年18歳のときに家族とともにドイツに移住。ドレスデンおよびベルリンで研鑽をつみ、95年ウェクス フォード音楽祭におけるリムスキー=コルサコフの「5月の夜」の演奏で世界的に注目されました。翌年にはレコーディングを開始し、2007年より首席 指揮者に就任したロンドン・フィルをはじめ、ロシア・ナショナル管弦楽団と自国ロシアの作品を数多く録音をのこし、2017/18シーズンからはベルリン 放送交響楽団の首席指揮者兼芸術監督にも就任しており、同団とはR.シュトラウスの交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」、マーラーの交響詩「葬礼」、 交響的前奏曲を収めたディスク(PTC 5186597)をリリースしております。
プロコフィエフの交響曲第2番は1924年の作で、「鉄とはがねで作られた」大交響曲として構想され、複調による激しい不協和音と機械的なリズムの 複雑さの中に、幅広い抒情的なロシアの旋律が印象的。ことに第2楽章の主題と6つの変奏では歌謡的旋律と長大な変奏曲が実に魅力的です。一方、 第3番は1928年の作で、歌劇「炎の天使」の素材が用いられており、プロコフィエフの魅力が最もあふれるアヴァンギャルド時代の代表作です。ユロ フスキは躍動感に満ちた抜群のリズム感で作品の魅力を大いに引き出しております。 (Ki)

Goodies
78CDR-3708(1CDR)
ベルリオーズ:幻想交響曲Op.14 フェリックス・ワインガトルナー(指)LSO

英 COLUMBIA L1708/13
1925年10月29日&11月1日ロンドン録音(原盤に起因する音割れがあります)
フェリックス・ワインガルトナー(1863-1942)はオーストリアの大指揮者。ライプツィヒ大学で哲学を専攻するが、音楽への魅力に惹かれグラーツ、ライプツィヒ、ヴァイマルの各音楽院で学んだ。最初作曲家を志したが生活の安定を求め指揮者に転じた。1885年からドイツ各地の歌劇場を転々としたが、1908年にはグスタフ・マーラーの後任としてウィーン宮廷歌劇場とウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督に就任した。1937年夫人のカルメン・テューダーと来日し夫婦で新交響楽団(現在のNHK交響楽団)を指揮した。ワインガルトナーのレコード録音は機械式録音の時代からあったが、この「幻想交響曲」はマイクロフォンを使用した電気録音の最初期のものである。ワインガルトナーは「幻想交響曲」を1925年の3月に機械式録音で行ったが、電気録音の開発情報で未発売にしたと伝えられる。(グッディーズ)

GRAND SLAM
GS-2175(1CD)
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」(改訂版) ハンス・クナッパーツブッシュ(指)VPO

録音:1955年3月29-31日/ムジークフェラインザール(モノラル)

使用音源:Private archive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より  
音源は1955年3月、ステレオ録音が実用化される直前の、有名なセッション録音です。演奏内容については、改めて申し上げるまでもないでしょう。 今回も2トラック、38センチ、オープンリールに記録された情報を最忠実に再現、繊細かつ大胆な指揮者の解釈と、ウィーン・フィルのこぼれ落ちそうな 美音をたっぷりと堪能出来ます。(平林直哉)

Naxos Japan
NYCC-27305(1CD)
税込定価
ブラームス:交響曲第1番
悲劇的序曲
ピエタリ・インキネン(指)日本PO
インキネンが初めて日本フィルの指揮台に登ったのは2008年の春のこと。シベリウスの国からやってきた初々しい青年は、オーケストラと良い関係を築き、2016年には首席指 揮者に就任しました。これまでにワーグナーやマーラー、ショスタコーヴィチなどで聴衆を魅了してきたインキネン。今作のブラームスでは、対向配置(第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリ ンを舞台の両サイドに配置、両翼配置ともいう)を採用、各声部をくっきり際立たせた重厚な音楽を奏でています。


Audite
AU-23441(2CD)
AU-91441(2SACD)
巨匠フルトヴェングラーが振った1953年ルツェルン音楽祭全曲
拍手&会場音(0’45”)*
シューマン:「マンフレッド」序曲
会場音(0’12”)*
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
シューマン:交響曲第4番
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
ルツェルン祝祭O

ライヴ録音:1953年8月26日/ルツェルン、クンストハウス(ルツェルン音楽祭公演)
*=SACDハイブリッド盤(AU 91441)のみ収録
定評あるaudite レーベルの1stマスター・リリースのルツェルン・フェスティヴァル・シリーズ。今回はヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮による 1953年8月26日の演奏会の全曲を収録。大注目はオリジナルマスターが消失したと思われていた『マンフレッド』序曲が世界初出音源として収録され ていることです。
今回もオリジナルテープからコピーを経ずにデジタル・マスタリングされておりauditeレーベルの社主ルトガー・ベッケンホーフ氏の丁寧な復刻により 驚きの音質でよみがえりました。さらに注目はSACDハイブリッド盤(AU 91441)のみ『マンフレッド序曲』および『英雄』の冒頭の音が出るまでの 会場音を別トラックで収録しております。(各作品の演奏終了後の拍手はCD盤、SACD版ともに曲のトラック内にすべて収録しております。)演奏会の臨 場感を味わえる今考えうる最高の復刻状態でリリースされます!


Treasures
TRE-183(1CDR)
オーマンディ/モーツァルト&ハイドン:交響曲集
モーツァルト:交響曲第40番ト短調
ハイドン:交響曲第99番*
 交響曲第100番「軍隊」#
ユージン・オーマンディ(指)
フィラデルフィアO

録音:1956年1月10日、1954年4月15日*、1953年12月23日#
※音源:米COLUMBIA ML-5098、ML-5316*,#
◎収録時間:71:20
“深刻な空気を持ち込まないオーマンディのピュアな作品掌握力!”
■音源について
3曲ともオーマンディの唯一のセッション録音。オーマンディの膨大な録音の中で最も軽視されているのがドイツ古典派の作品ですが、この復刻に触れて、どれも逸品揃いであることを実感していただきたいと思います。モノラル後期なので、音も鮮明です。

★「オーマンディのモーツァルトが素晴らしい!」などと言うと笑われるから、誰も言わないのでしょうか?私は笑われても構わないので申し上げます。この3曲にはオーマンディでなければならない独特の魅力が満ちており、無視する理由などどこにも見い出せません。
その魅力の中核を成すのが、「幸せを感じてこそ音楽」という信条を込めた音作り。独墺の交響曲に「精神的な重み」だけを追い求めている方にはそんなもの毒にも薬にもならないでしょうが、思えばそのこだわりは、他のレパートリーでも常に携えていたもので、まずそのブレない姿勢に改めて驚かされます。その顕著な例がモーツァルト。深刻な演奏、厳格な演奏は数々あれど、オーマンディの素直な悲しみの表現を聴くと、いくら短調とは言え、この曲にシリアスな要素を持ち込むのは場違いでは?とさえ思えるほど、立ち昇るニュアンスがいちいち心の襞に触れるのです。もちろん、作品へ眼差しは常に真摯。第1楽章主題の音量、音価に微調整を加えつつ、その対比によって独特の色香を発し、なおかつ心から歌っていることを誰が否定できましょう。第3楽章のテヌートとスタッカートの使い分けは、壮年期ならではのリズムの冴えとも相まって明確な主張を放ち、大編成の分厚い響きも引き締まっています。終楽章は魅力充満!弦の相の手トリルの和声(0:14〜)は、まさにオーマンディ・マジック!第2主題への滑り込みではあまりの間合いの素晴らしさに鳥肌が立ち、第2主題はアーティキュレーションのこだわりが命と化してっ感動倍加。しかも意外なことに、提示部も再現部もリピート!少なくともこの楽章は、史上最高ランクの演奏と言っても過言ではありません。
ハイドンは、全体の構成を見据えた上でのニュアンスの凝縮力が見事で、ハイドン特有のユーモラスをデフォルメすることなく血の通ったニュアンスに結実。「99番」第1楽章主部の颯爽とした疾走感は、後年には望み得ないもの。第2楽章の温かいノスタルジー、第3楽章のリズムの気品と弾力、終楽章では安定感のあるテンポで全体を総括するようにニュアンスを出し尽くします。
その特色は「軍隊」でも全く同じ。小細工など必要としない人間力一本で勝負した芸術家魂に打たれます。大編成にも関わらず煩く響かず、作品の名曲ぶりがストレートに伝わります。オーマンディは広いレパトリーを誇りますが、一気に録音した「全集」の類いが少ないことからも明らかなように、心から共感できない作品には手を出しませんでした(シベリウスの交響曲の3番、6番の録音が存在しないのもそのためです)が、この「軍隊」もあえて録音に踏み切っただけあって、細部までよくコンセプトが練られ、ルーティンな印象など与えません。爽快な第1楽章には、この曲を物々しい軍隊音楽ではなく、おもちゃ箱を無心で掻き回す子供のような愉しい作品として伝えたいいう意欲が横溢。そのヴィジョンがあるからこそ、第2楽章が感覚的な衝撃以上のほのぼのとした味わいをもたらしてくれるのです。フレーズの呼吸のコントラスの鮮やかさにも息を呑みます。第3楽章は中間部のリズムの跳ね上げ方にご注目。終楽章は、一部弦のアルコをピチカートに変更していますが、そこに衒いなどなく、音楽をよりチャーミングなものにしたいというピュアな衝動から出ているからこそ、心をくすぐるのではないでしょうか。【湧々堂】

RUBICON
RUBICON-1020(1CD)
メユール:交響曲第1番 ト短調
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
クリストフ・ケーニヒ(指)
ソロイスツ・ヨーロピアン・ルクセンブルク
クリストフ・ケーニヒは1968年ドレスデン出身の指揮者。ドレスデンの音楽大学に学び、シュターツカペレ・ドレスデンでサー・コリン・デイヴィスの アシスタントを務めていました。歌劇とシンフォニーの両方で活躍しており、2003年、チューリヒ歌劇場の「後宮からの誘拐」では健康上の理由で初日 4日前にキャンセルしたメストの代わりに新演出の舞台を指揮、一躍注目を浴びました。そんなケーニヒが首席指揮者・音楽監督を務めるソロイスツ・ヨー ロピアン・ルクセンブルクとの共演盤が登場。フランス革命期に活躍し、ベートーヴェンを思わせる作風のメユールの交響曲と、ベートーヴェンのエロイカ、 という興味深いプログラムです。 (Ki)

H.M.F
HMM-905285(1CD)
マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調 フランソワ=グザヴィエ・ロト(指)
ケルン・ギュルツェニヒO

録音:2017年2月20-22日/シュトールベルク街スタジオ(ケルン)
ロトがついにマーラーの5番に挑戦しました。オーケストラは手兵レ・シエクルではなく、2015年以来音楽監督を務めるケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団。 創立190年を誇る同団体は、1904年にマーラー自身の指揮で交響曲第5番の世界初演を行ったという、これ以上考えられない特別なオーケストラです。
ロトの解釈は基本的にレ・シエクルを振る際と共通していますが、テンポも王道、ヴィブラート控え目、金管もまろやかに響かせるなど才気煥発ぶりが 光ります。アダージェットは押えた感情ながらワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」の「イゾルデの愛の死」ような陶酔感で静かに盛り上がり、夢のよう な時を味わせてくれます。フィナーレの統率力ときびきびした推進力もロトならではで、もっと聴いていたくなる魅力満点です。
2017年のセッション録音で、強奏部でも豊かに響く録音も特筆もの。時代楽器演奏でないことを残念に思う向きもあるかもしれませんが、今回はドイ ツのギュルツェニヒ管で大正解。さらにレ・シエクルで培った「初演当時の響き」をここでも追求、今や少なくなった113年前の古き良きドイツのオーケ ストラのサウンドを蘇えらせています。マーラー好きでも目から鱗の落ちる、超注目盤の登場です! (Ki)

Hanssler
HC-16098(6CD)
メンデルスゾーンの交響曲全集
(1)交響曲第1番 ハ短調Op.11
(2)弦楽のための交響曲第8番 ニ長調(管弦楽版)
(3)弦楽のための交響曲第13番 ハ短調(交響的断章)
(4)弦楽のための交響曲第7番 ニ短調
(5)弦楽のための交響曲第12番 ト短調
(6)交響曲第4番 イ長調 Op.90「イタリア」
(7)弦楽のための交響曲第1番 ハ長調
(8)弦楽のための交響曲第2番 ニ長調
(9)弦楽のための交響曲第3番 ホ短調
(10)弦楽のための交響曲第4番 ハ短調
(11)弦楽のための交響曲第9番 ハ長調
(12)交響曲第5番 ニ長調 Op.107「宗教改革」
(13)弦楽のための交響曲第5番 変ロ長調
(14)弦楽のための交響曲第6番 変ホ長調
(15)弦楽のための交響曲第10番 ロ短調
(16)交響曲第3番 イ短調 Op.56「スコットランド」
(17)弦楽のための交響曲第11番 ヘ長調
(18)交響曲第2番 変ロ長調 Op.52「讃歌」
トーマス・ファイ(指)
ハイデルベルクSO
(18)エレオノーレ・マルグエッレ(S)
ウルリカ・ストレムステッド(Ms)
マルクス・シェーファー(T)
ドイツ室内cho

録音:(1)2005年9月28&29日、(2)2006年7月4、5&7日、(3)2002年1月30日、(4)(5)(6)2007年3月16&17日、5月8&12日、(12)(15)2008年10月30日-11月1日/プファッフェングルント、ハイデルベルク・ゲゼルシャフトハウス
(7)2008年6月2日、(8)2008年1月22日、(9)2008年5月29日、(10)2008年6月3日、(13)2008年5月28日/バート・ドュルクハイム、ナトゥールホルン・アカデミー
(11)2008年6月20&21日/バルツフェルト、ルートヴィヒ=エングレルト=ハウス
(14)2008年12月16日/ジナゴーゲ・ロイタースハウゼン
(16)2009年3月30&31日、(17)2009年4月2&3日/エッペルハイム、ルドルフ・ヴィルト・ハレ
(18)2009年3月25&26日/ハイデルベルク、シュタットハレ・コング
颯爽としたピリオド・アプローチがたまらないトーマス・ファイ率いるハイデルベルク交響楽団によるメンデルスゾーンの交響曲全集がついにボックスで 登場します。全篇を通して快速テンポが特徴でノンヴィブラート奏法と激烈アプローチとのコントラストが実に鮮やかな演奏で、とにかく明るく弾むような ファイの音楽は聴き手を幸せにさせる魔法のようです。
圧巻はメンデルスゾーンの生誕200年となる2009年に録音された交響曲第2番「讃歌」です。ハイドン、メンデルスゾーンとこれまで交響曲を中心 に演奏・録音してきたファイにとって、声楽つきの作品の録音ということでも注目されました。作曲者自身による『讃歌−聖書の言葉による交響カンタータ』 のタイトルが示すように、ファイの解釈によるピリオド・アプローチの生み出すきびきびとした音楽づくりは、メンデルスゾーンが理想としていたJ.S.バッ ハの宗教曲へと連なるオマージュとしての姿をかつてなく明らかにするものといえるでしょう。ファイによる妙技を存分にお楽しみ下さい。 (Ki)


Altus
ALT-376(2CD)
マタチッチ&PCO/チャイコフスキー他
チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 Op.64
ベートーヴェン:12のメヌエットWoO7より9つのメヌエット(第1、2、4、5、7、8、10、12、11番)
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番 ハ長調 Op.26
アレクサンダー・ウニンスキー(P)
ロヴロ・フォン・マタチッチ(指)
パリ音楽院O

録音:1967年2月5日シャンゼリゼ劇場:ライヴ録音(ステレオ)
このコンビによるディスクはこれが史上初。ちなみにパリ音楽院管は同年6月3日のクリュイタンスの死を受け、発展的 解散を経てメンバーを代えパリ管弦楽団に改組されます。その直前、最後の伝統と言うべき音色をお聴き頂ける点でも大いに注目です。今や失われたパリ 音楽院管の馥郁とした薫り高い響きと、熱気あふれた強烈なマタチッチの指揮が組み合わさり、極上の音楽が奏でられます。
チャイコフスキーの5番はマタチッチの名演とされているチェコ・フィル盤、N響盤に勝るとも劣らない名演。オーケストラの鳴りっぷりが凄まじく、特 に金管の咆哮が圧巻!ベートーヴェンのメヌエットもマタチッチお得意のレパートリー。炎のようなテンションで驚くほどダイナミックな演奏を繰り広げ、忘 れられない印象を刻み付けます。シンプルな構造から細やかな表情を引き出しているあたりも流石です。プロコフィエフのピアノ協奏曲第3番はマタチッ チ録音史上初レパートリー。ソリストは第2回ショパン・コンクールの覇者ウニンスキー!現役盤が少ないピアニストなのでこちらも貴重。硬質なタッチに よる強烈な打鍵が圧倒的な、大興奮の演奏です。 (Ki)

Opus蔵
OPK-2121(1CD)
マーラー:アダージェット(交響曲第5番より)
交響曲第9番 ニ長調*
ブルーノ・ワルター(指)VPO

録音:1938年1月15日、1938年1月16日(ライヴ)*
原盤:SP JP-Columbia(アダージェット)、US-Victor(第9番)
ワルター/ウィーン・フィルによるマーラー交響曲第9番の究極の復刻(小林利之)
★この曲の復刻でいちばんの厄介なのは第1楽章だろう。マーラーは《第9》の作曲に対位法書法を駆使した多声音楽様式をとっている。第1楽章の各主題部は3声の対位法で構成されていて、復刻は、当然耳につきやすい主声部にポイントが当てられるが、第2、第3の声部をも明瞭に適切なバランスで聴きとれることが望ましい。この要諦を確実に守りぬくのがオーパス蔵の信条だ。
★SP盤の音溝に刻みこまれたすべての情報を、音楽的な密度も正しくとりこんだ復刻の安定感。それは今や芸術的と言いうる域に達しており、その証拠として、第1楽章最初の6小節からなる序奏部を聴いていただきたい。まず、ppのチェロの低音が出て、ホルンが入り、ハープとホルンにこの楽章の根幹となるリズム動機が示されるが、すべての音がしっかりとした音像で捉えられ、その音たちが個性をもって復刻されているのはオーパス蔵だけと言ってよい。
★第1主題の断片がとぎれがちに第2ヴァイオリンで奏されるときの他声部のうごきも明瞭、和声的な雰囲気のなかに第1ヴァイオリンが主題の後半をうたいあげるその優美さ。またいくどもの死の恐怖との対決を思わせる展開部の終わりちかく、第3主題の熱狂的な高潮からなだれ落ちる「最高のゲバルトで」の箇所の金管の咆哮につづくティンパニの運命の強打といった心理的クライマックスでの重低音の緊迫。そんな一方、まさしくウィンナ・ワルツの回想をおもわせる粋なソロ・ヴァイオリンのひとくさりが、たくみにうかび出されてくる終結部の美しい復刻ぶり。第2楽章、第3楽章はどの復刻盤も手ぎれいに仕上げているが、感動の終楽章アダージョで、弦の分厚いけれど、ビロードの輝きを彷彿させるひびきの美しさが、ワルター/ウィーン・フィルの永遠の名演を飾る、忘れがたい全曲の余韻として残ったのは、オーパス蔵による究極の名復刻盤である。(OPK 2060から抜粋)
★前回マーラーの第9番を出したときはこれ1曲のみでした。当時CDの容量は74分であり、第9番のみでいっぱいでした。それからCD容量も増えたので、今回は「アダージェット」を序奏的なイメージで組み込みました。これによりマーラーの純粋に器楽作品と声楽付きの曲に分けることができます。それより第9番がライヴ録音される前の日に、「アダージェット」がスタジオ録音されたことを考えると、この2曲は並べるべきだと考えたわけです。もちろん第9番の音もヒスも改善されています。(OPUS蔵)

オクタヴィア
OVCL-00651(1SACD)
2017年10月18日発売
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 小林研一郎(指)LPO

録音:2017年4月19-20日 ロンドン、アビー・ロード・スタジオ
小林研一郎とロンドン・フィルによるセッション録音は、2013〜2015年にリリースしたチャイコフスキー交響曲シリーズが好評を博し、大きな話題を呼びました。今回、同じタッグで、前作同様ロンドンの文化遺産ともいえる「アビー・ロード・スタジオ」にて、ロシア音楽の名品の数々をセッション録音しました。 第1弾はショスタコーヴィチの作品中で圧倒的人気をもつ交響曲第5番。小林がこの楽曲をCD収録するのは、1999年の名古屋フィルとのライヴ盤(OVCL-00001)以来で、「炎のコバケン」の熱いタクトに、ロンドン・フィルが精度の高いアンサンブルで応えています。 そして、さらに高い音質を目指したDSD 11.2MHzでのレコーディングにより、凄烈なショスタコーヴィチの音楽が、まるでライヴのような迫力でお楽しみいただけます。(オクタヴィア)
オクタヴィア
OVCL-00640(1CD)
2017年10月18日発売
シェーンベルク:室内交響曲 第1番 ホ長調 Op.9
久石譲:2 Pieces for Strange Ensemble (世界初演)
スティーヴ・ライヒ: シティ・ライフ
久石譲(指)
フューチャー・オーケストラ

録音:2016年10月13-14日東京、よみうり大手町ホール・ライヴ
久石譲が“明日のために届けたい”音楽をナビゲートするコンサート・シリーズ「ミュージック・フューチャー」より、アルバム第2弾が登場。 2016年のコンサートのライヴ・レコーディングから、選りすぐりの音源を収録した本作には、“現代の音楽”の古典とされるシェーンベルクの《室内交響曲第1番》に加え、アメリカン・ミニマル・ミュージックのパイオニアであるライヒの人気作《City Life》、そして久石譲の世界初演作《2 Pieces》が並びます。新旧のコントラストを体感できるラインナップと、斬新なサウンド。妖・快・楽??すべての要素が注ぎこまれた究極の音楽を味わえる一枚です。 日本を代表する名手たちが揃った「フューチャー・オーケストラ」が奏でる音楽も、高い技術とアンサンブルで見事に芸術の高みへと昇華していきます。レコーディングを担当したEXTONレーベルが誇る最新技術により、非常に高い音楽性と臨場感あふれるサウンドも必聴です。 「明日のための音楽」がここにあります。(オクタヴィア)

Nimbus Alliance
NI-6353(1CDR)
ソーヤーズ:交響曲第3番
遺失と後悔の歌*/ファンファーレ
エイプリル・フレドリック(S)*、
ケネス・ウッズ(指)イギリスSO

録音:2015年&2017年2月、イギリス
ヴォーン=ウィリアムズとバルトークの孫弟子にあたるイギリスの作曲家であり、1973年から97年まで王立歌劇場管のヴァイオリニストとしても活躍したフィリップ・ソーヤーズ(1951−)。2015年に完成した4楽章形式の「交響曲第3番」はケネス・ウッズに献呈された作品。2016年の新作である「ファンファーレ」はブリリアントなサウンドが印象的な4分弱のコンサートピースです。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

Halle
CDHLL-7547(1CDR)
ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲第6番ホ短調
交響曲第4番ヘ短調
マーク・エルダー(指)ハレO

録音:2016年11月10日(第6番)、4月7日(第4番)、ブリッジウォーター・ホール(マンチェスター、イギリス)
イギリスで最古の歴史を持つオーケストラの1つ、ハレOと音楽監督マーク・エルダーによるヴォーン・ウィリアムズのシンフォニー・サイクルの最新巻は、1948年の初演後の2年間で100回演奏されるなどセンセーションを巻き起こした「第6番」と、標題交響曲だった前3作から一転、大胆な不協和音を用いて聴衆を驚かせた「第4番」。 初演者がボールトとBBCSOという共通点を持つRVWの2つのシンフォニーの世界を、マーク・エルダーの下、バルビローリ時代以来となる黄金期を過ごすハレOが濃密に描いています。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

Lyrita
Itter Broadcast Collection REAM-2136(2CDR)
フリッカー:交響曲集
ロンド・スケルツォーゾ*
交響曲第1番 Op.9**
交響曲第2番 Op.14**
喜劇序曲 Op.32**
交響曲第3番 Op.36+
交響曲第4番 Op.43++
BBCノーザンSO、
ブライデン・トムソン(指)*、
アルベルト・ローゼン(指)**、
エドワード・ダウンズ(指)+、
モーリス・ハンドフォード(指)++

BBC初放送日:1980年9月12日−17日(BBCによるスタジオ録音)
王立音楽大学の作曲家教授、ティペットの後任としてモーリー・カレッジの音楽監督を務め、デニス・ブレインの親友としてもその名を知られるピーター・ラシーン・フリッカー(1920−1990)。イギリスの民謡を採り入れたホルストやヴォーン・ウィリアムズなどとは一線を画し、その作風は、シェーンベルク、バルトークやヒンデミットを彷彿とさせる半音階、対位法が特徴的。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。


Treasures
TRE-182(1CDR)
ベートーヴェン:12のドイツ舞曲 WoO.8*
ブルックナー:交響曲第3番[第3稿=1890年のシャルク改訂版]
ワルター・ゲール(指)
フランクフルトRSO*
オランダPO

録音:1950年代中期頃*、1953年11月、ヒルフェルスム
原盤:Concert Hall MMS-2159*、Concert Hall CHS-1195
◎収録時間:65:32
“クナだけではない!説得力絶大な改訂版による「ブル3」”
■音源について
ブルックナーの第3交響曲の世界初録音はフェケテ指揮によるレミントン盤(1950年)ですが、このゲール盤はそれに次ぐ最初期の録音。もちろん改訂版を使用していますが、「第5」や「第9」のような改竄ではないので、ほとんど違和感は感じられません。

★勇壮で自信に満ちたワーグナー像をストレートに投影したような演奏で、全ての音が明確な表現意思を持って打ち鳴らされます。第1楽章からアドレナリン全開で推進力満点。響きは終始引き締って緊張に満ちており、決して軽薄な祝典的なムードには陥っていません。第3楽章はニュアンスの濃密さに唖然。アンサンブルの凝集力も高く、声部感に一切隙間風を感じません。トリオでの鄙びたニュアンスも聴きもの。終楽章は、速めのテンポで武士的な勇ましさをストレートに表出。特に再現部以降は激情の渦!コーダ前の強弱対比は誰よりも強烈。コーダ開始を告げるトランペットの輝きも尋常ではありませんが、少しも煩くなく、否が応でも感動に拍車をかけます。
これら3つの楽章とは異なる幻想世界を現出し、心の深部に染みるのが第2楽章。後期の作品の諦観にも通じる精神的な深淵さとリリシズムが見事に同居しています。楽想転換時の全休止での間合いの素晴らしさは、ゲールのブルックナーへの真の共感を象徴しています。
このブルックナーは、決して予定調和的な進行に甘んじないゲールの面目躍如たる名盤として忘れることができません。 【湧々堂】

NKB
NKB-106(1SACD)
税込定価
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
J・シュトラウス:ワルツ「春の声」
北村憲昭(指)
スロヴァキアPO

録音:2017 年1月7-8 日スロヴァキア・フィルハーモニック・ホール、ブラティスラヴァ
北村憲昭指揮によるオーケストラ作品の録音事業を行っている NKB/HR レーベルで は、 スロヴァキア・フィルとのコンビによるベートーヴェンの交響曲録音を着々と進行し、 このたび第3番 変ホ長調「英雄」をリリースすることとなりました。 時に優しく、時に重厚 に鳴り響くスロヴァキア・フィルハーモニック・ホールの音響をカスタムメイドの DSD マル チトラックレコーダーで余すところなく収録。フル DSD ドメイン編集でこそ得られる緻密 で 深みあるサウンドにより描き出されるベートーヴェンの革命的傑作の音像がここに覚 醒します。


Treasures
TRE-185(1CDR)
ミトロプーロス/ベートーヴェン&ブラームス
ベートーヴェン:交響曲第1番ハ長調Op.21*
ブラームス:大学祝典序曲
 交響曲第3番ヘ長調Op.90
ディミトリ・ミトロプーロス(指)NYO

録音:1951年10月15日*、1958年2月9日(共にモノラル・ライヴ)
※音源: MELODRAM 233*、 FONITCETRA DOC-23
◎収録時間:63:04
“ミトロプーロスの危険な表現とソナタ形式との美しき融和!”
■音源について
ミトロプーロスのセッション録音は少ないのですが、遺されたライヴ録音を聴くと、その強烈な個性は、きちんとお膳立てした録音で入りきる代物ではないことがわかり、かつて発売されたAs DIisc等のライヴCDを聴くと、その個性を注入するには古典作品では収まりきらず、どこか窮屈に感じることもありました。しかしここに聞く3作品は例外!音楽のフォルムをギリギリまで拡張し、その尋常ならざる情感のうねりと大きさを美しく共存させています。なお、交響曲第3番第2楽章に音が潰れているように聞こえる箇所がありますが、音源に起因するものです。また、終楽章の最後は余韻が消え入る前に拍手が起こって興冷めですので、ここではカット&フェードアウト処理をしています。

★ミトロプーロスが発する音楽は危険な香りと刺激を孕んでおり、のめり込み過ぎると聴き手の感覚が麻痺するのでは?と思うこともしばしば。その表現スタイルが古いか新しいかなど、論ずる意味がどこにありましょうか。
ベートーヴェンは、テンポは速め、表現の切り替えのレスポンスも俊敏なので一見「現代的」と言えましょうが、全ての音の根底に張り巡らされている意志の強さが尋常ではなく、ボタン一つで飛び出たような安易な音など皆無。その真実の音の発言力を前に、スタイル云々など関係あるでしょうか?第2楽章はフレージングのみならず、リズムの刻みが心に訴えるのは、そこに真の共感と高潔な精神が脈打っている証し。終楽章の主部への滑り込み方は、全ての指揮者が羨むであろう離れ業!以降は相当の高速で推進しますが、無機的な響きとは無縁。血肉が確実に詰まった音だけ連動するので、表情の求心力は超弩級!第2主題で微妙にテンポを落としますが、これぞミトロプーロスの魅力の中核をなすマジックと言えましょう。
この情感の揺れをテンポの微妙な変化に転化する天才的なセンスは、「大学祝典序曲」で大開花!カラヤンさえ録音を避けた作品ですが、この演奏を聴いたら考えが変わったかもしれません。とにかく大スケール!一気呵成に猛進するようでいて、繊細な感性を息づかせたニュアンスが随所に散りばめられ、この作品をこれほど多面的に捉えた演奏は極めて稀。しかもそこには神々しささえ漂い、これぞ凡人とは一線を画すオーラのなせる技でしょう。
ブラームスの3番に至っては、ブラームス自身の想定をも超えたであろう別次元の名演と呼ぶしかありません。ミトロプーロスにとってはブラームスもマーラーも、自身の閃きを信じて「表現し尽くす」という点ではスタンスは同じ。第1楽章1:44以降や、展開部直前では、例によってテンポ・ルバートの妙味全開。第2主題直前の音(1:15〜)をかなり長く引き伸ばして情感の余韻をギリギリまで保つアプローチには、ミトロプーロスの音楽性の根源がそうせずには居られ「純粋な感情」であることを思い知らされます。息の長いフレーズを決して平板に流さないのもミトロプーロスの魅力。4:15以降をこれほど幽玄にうねらせた演奏があったでしょうか?第3楽章は、神秘的な美しさで並ぶものなし!特にホルン・ソロ登場前の静謐のニュアンスは、心してお聴きください。終楽章は、もちろん発言力絶大。曖昧な表現などどこにもなく、オケが完全に指揮者の意のままに、しかも自発的に精魂込めた音楽の素晴らしさ!ライヴ特有の熱気によるものではなく、もっと根源的な魂の熱さを感じていただけるはずです。バーンスタイン以前のニューヨーク・フィルのアンサンブルの凝縮性もご注目を。 【湧々堂】



King International
KKC-4107(5CD)
ベートーヴェン:交響曲全集/フルトヴェングラー(& E・クライバー)


【CD1】
交響曲第1番ハ長調作品21
(2)交響曲第3番「英雄」

【CD2】TT:68:09
(1)交響曲第4番変ロ長調作品60
(2)<ボーナストラック>
交響曲第2番ニ長調作品36

【CD3】
(1)交響曲第5番「運命」
(2)交響曲 第7番イ長調作品92

【CD4】
(1)交響曲第6番「田園」
(2)交響曲第8番ヘ長調作品93

【CD5】
交響曲第9番「合唱付き」
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)[2番を除く]
【CD1】TT:76’28
(1)アムステルダム・コンセルトヘボウO/録音:1950年7月13日アムステルダム(ライヴ)
(2ローマ・イタリアRSO/録音:1952年1月19日ローマ(ライヴ)
【CD2】TT:68:09
(1)BPO/録音:1943年6月27-30日フィルハーモニー、ベルリン(第1・2楽章はライヴ、第3・4楽章は聴衆不在の放送用録音)
(2)<ボーナストラック>
エーリヒ・クライバー(指)ベルリン国立歌劇場O/録音:1929年ベルリン、スタジオ(SP収録)
【CD3】TT:73:48
(1)ローマ・イタリアRSO/録音:1952年1月10日ローマ(ライヴ)
(2)BPO/録音:1943年10月31日〜11月3日フィルハーモニー、ベルリン(ライヴ)
【CD4】TT:71:19
(1)ローマ・イタリアRSO/録音:1952年1月10日ローマ(ライヴ)
(2)ストックホルムPO/録音:1948年11月13日ストックホルム・コンサートホール(ライヴ)
【CD5】TT:約74分
ストックホルムPO&cho、ヒョルディス・シンベリ(S)、リサ・テュネル(A)、ヨースタ・ベケリン(T)、シーグルド・ビョルリンク(Bs)/録音:1943年12月8日ストックホルム・コンサート―ホール(ライヴ)
96kHz 24bit、デジタル変換音源
国内製造品、日本語帯・解説付
1974年9月に米オリンピック・レコードから発売されたフルトヴェングラー史上初の「べートーヴェン交響曲全集」。同年12月に日本のフォノグラムからも国内発売され、世界中のファンを驚愕させました。当時発見されていなかった「第2番」が収録されていたためでもありますが、「サンフランシスコの研究家が秘蔵していた戦前のベルリン・フィルの放送用録音」と解説に書かれていたこの音源、じつはエーリッヒ・クライバーの演奏であることが後年米「ハイ・フィデリティ」誌の調査で判明、この「全集」は再製造されることなく、“幻”の「全集」となりました。・・・往年のファンならだれでも知っているフルトヴェングラーレコード史上最大の事件となったこの「全集」、「2番」以外の曲は音源・音質ともに”まとも”で、『捨て置けぬLP』と、平林直哉氏は著『フルトヴェングラーを追って』(青弓社2014年刊)のなかで、3ページを割いて大きく紹介しています。
1974年に制作されたこの「全集」のマスターテープの所在をつきとめ、96kHz24bitでデジタル変換された音を入手しました。世界初出LPとなった「1番」「3番」「5番」「6番」、2番目のLP登場となった「8番」「9番」、戦前の壮絶名演ライヴとして有名な「4番」「7番」の全8曲。最初期LPのマスターテープ音質はステレオ・リバーブ感をもたせた、非常に雰囲気豊かなしっかりした音!ほとんど「整音」していないだけに、音の真実味が増しています。この音源をキング関口台スタジオでリマスタリング、一部の曲には修復を行い(「3番」「9番」のピッチ見直し、「7番」第4楽章冒頭欠落和音の補てん)、エーリッヒ・クライバー指揮の「2番」はボーナストラックとして組み込み、オリジナルのカプリングによる「全集」で発売! 国内製造で、フルトヴェングラーファン垂涎の貴重な「名盤」を蘇らせます。EMIの「全集」とは、8番しか音源がかぶらないので、稀少価値ある「全集」と申せましょう。5枚収納のマルチケース+12pブックレット(解説:平林直哉)+オビ付。 (Ki)

REFERENCE
FR-725SACD
(2SACD)
マーラー:交響曲第8番「千人の交響曲」 オーラ・ボイラン(S)
セレナ・シェーファー(S)
エイミー・オーウェンス(S)
シャルロッテ・ヘッレカン(Ms)
タマラ・マムフォード(Ms)
バリー・バンクス(T)
マルクス・ヴェルバ(Br)
ジョルダン・ビッシュ(Bs)
ティエリー・フィッシャー(指)ユタSO
モルモンタバナクルcho

録音:2016年2月19,20日モーリス・アブラヴァネル・ホール、ソルトレイク・シティ(ライヴ)
1940年に設立されたユタ交響楽団は、2015/16シーズンに75周年を迎えるにあたり、コンサートと録音で2年かけてマーラー・チクルスに取り掛 かることになりました。第1弾として発売されたのは、交響曲第1番「巨人」(FR-715SACD)、今回それに続く第2弾として、2016年2月に録音さ れた交響曲第8番「千人の交響曲」が発売されます。 ユタ交響楽団と言えば、モーリス・アブラヴァネル(1903-1993)と完成させた記念碑的なマーラー交響曲全集の録音があります。アブラヴァネルは、ギ リシャ出身のユダヤ系スイス人で、ナチスの手を逃れ最終的にアメリカに亡命した指揮者。ユタ交響楽団の首席指揮者を30年以上務め、若手から育て上げ、 交響曲から古典、ロマン派、オペラなど幅広いレパートリーを持ち、チャイコフスキー、ブラームス、シベリウス、そしてマーラーの交響曲全集を録音、 アメリカの地方オーケストラにすぎなかった同楽団をアメリカのトップ・オーケストラに成長させた功績を持ちます。
彼の偉大なる功績に敬意を表し行われる今回のマーラー・チクルスの指揮をとるのは、ティエリー・フィッシャー。2009年からユタ交響楽団の音楽監 督に就任。日本では2008年から名フィルの常任指揮者として活躍しており評判を呼んでいます。ティエリー・フィッシャーは、ハンブルク州立歌劇場、チュー リッヒ歌劇場の首席フルート奏者としてキャリアをスタートさせ、30代から指揮者として活動しています。絶妙のバランス感覚を持ち、マーラー独特の和 声をしっかりと響かせ、細部まで磨かれた明瞭な流れを作り出しています。録音を担当するのはアメリカの高音質レーベルREFERNCE RECORDINGS のレコーディング・チーム。ユタ交響楽団の演奏技術、録音技術ともにレベル・アップした新時代のマーラー・チクルスの登場となります。 (Ki)

GRAND SLAM
GS-2174(1CD)
シューベルト:交響曲第8番「未完成」
ベートーヴェン:交響曲第7番*
ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕前奏曲#
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)VPO

録音:1950年1月19-21日、1950年1月18&19日*、1949年4月1-4日#/ウィーン・ムジークフェライン・ザール
使用音源:EMI(Japan) AXA-3060、AXA-3062*#(4トラック、19センチ、オープンリール・テープ)
録音方式:疑似ステレオ(録音セッション)
■制作者より  
フルトヴェングラー&VPOのオープンリール・テープ(4トラック、19センチ)復刻による疑似ステレオ版は、これまでベートーヴェンの交響曲第 1、3、4、5、6、9番を発売しました。残る第7番と、組み合わせに必要な曲目のテープがなかなか見つからず、中断したままになっていましたが、ようやく 準備が整いました。今回の音源は基本的にSP(78回転)であるため、他の疑似ステレオ版よりも原盤に起因するノイズが若干多めですが、その独特の 音は十分楽しんでいただけると思います。(平林直哉)


東武レコーディングズ
TBRCD-0056(4CD)
税込定価
<東京芸術劇場アーカイヴ・シリーズ> 「ベートーヴェン:交響曲選集」
(1)交響曲第1番、第2番
(2)交響曲第3番「英雄」
(3)交響曲第4番、第5番「運命」
(4)交響曲第7番
(5)交響曲第8番
有田正広(指)
クラシカル・プレイヤーズ東京

録音:2017年2月5日、(2)2009年6月12日、(3)2015年2月14日、(4)2009年3月28日、(5)2013年6月28日
何れも東京芸術劇場ライヴ・デジタル録音
このCDに収録されているベートーヴェンの交響曲の録音は、有田正広とクラシカル・プレイヤーズ東京が2009年3月の第7番から2017年3月の第1番・第2番までの7曲の交響曲の演奏の記録である。クラシカル・プレイヤーズ東京の前身となる東京バッハ・モーツァルト・オーケストラは1992年に結成された。このオーケストラはその名の通りバッハやモーツァルトの音楽を中心にバロックから古典派までの音楽を、指揮者を含むメンバー全員が、作曲されたその時代の楽器とその奏法、音楽に対する考え方までを吸収し消化した上で演奏することを念頭に組織された、画期的な、おそらく日本では初めてのオーケストラだった。指揮者の念頭には創立当時から音楽のレパートリーをさらに古典派の後期からロマン派、近代の音楽にまで広げていきたいという夢があったことだろう。しかし、これを実現するには、それぞれの時代と音楽に合った楽器とその奏法や音楽語法の習熟が必要である。バロック時代(バロック時代でさえ、場所と時期などによって様々な楽器とそのピッチ、奏法、音楽語法があるのだが)から古典派、ロマン派、近代と時代が進むにつれて、楽器(特に管楽器など)そのものがさらに多様化してきている。その中で常に問題となることの一つが音楽に合った楽器の手配とその奏法、そして様々な音楽語法の違いに対する柔軟性であり、このことは個々の奏者に負担をかけることになり、想像以上に時間がかかることは容易に想像がつくことである。過去、レコードが無かった時代やSP時代にはあまり考えられなかったことだが、演奏の記録がLPレコードからCDそしてその先まで進もうとしている現在、あまたの名指揮者がベートーヴェンの交響曲の全曲演奏と録音を行っている。その中でこの画期的ともいえる交響曲集が第6番「田園」と第9番「合唱付き」を含まないのははなはだ残念なことではあるし、指揮者の中では第6番の研究はすでに始められていたという。しかし、演奏上の様々な問題を解決するには未だ時間を要すること、また第9番については、オラトリオ形式となる第4楽章の演奏上の問題が残されていることから、オーケストラが終止符をうつこの時点で一度記録としてまとめておくことは大きな意義を持っているといえよう。<小川恒行氏のライナーノートより>
東武レコーディングズ
TBRCD-0047(1CD)
税込定価
<東京芸術劇場アーカイヴ・シリーズ>
メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」(1834 年版)*
序曲「ヘブリディーズ諸島(フィンガルの洞窟)」(ローマ版第2稿)
交響曲第3番「スコットランド」(1842 年稿)
有田正広(指)
クラシカル・プレイヤーズ東京

録音:2015 年7 月12 日*、2016 年2 月6 日、何れも東京芸術劇場ライヴ・デジタル録音
日本の古楽界をリードするフルート奏者有田正広は、国内外の数々のコンクールで輝かしい受賞歴を持ち、クイケン兄弟やトレヴァー・ピノックなど世界的なアーティストともしばしば共演。2009年4月には、ロマン派までをレパートリーとする日本初のオリジナル楽器によるオーケストラ「クラシカル・プレイヤーズ東京(CPT)」を結成。このCDは彼らの最新ライヴ録音である。メンデルスゾーンの作品は、2009年にテーマ・カタログが刊行され、ようやくその作品の全体像が明らかにされた。また、作品の研究も進み、いくつかの出版社からは信頼の置ける楽譜の出版も行われるようになり、その成果として「ヴァイオリン協奏曲ホ短調作品64」の初期稿なども出版され、演奏もされるようになってきている。このCDに収録された交響曲第4番イ長調「イタリア」、序曲「ヘブリディーズ諸島(フィンガルの洞窟)」、交響曲第3番イ短調「スコットランド」の3曲についても同様に、新しい研究成果に基づいた楽譜を使用している。また、本格的なピリオド楽器でメンデルスゾーンの管弦楽曲を演奏する試みは、CDの録音で見る限り1988年ごろから始まったようである。日本でも2000年以降にごくわずかに録音されたものがあるとはいえ、まだ本格的な状況には至っていない現在、有田=CPTによるメンデルスゾーンの演奏は画期的と言えるだろう。※版についてはライナー・ノートに小川恒行氏の詳細な解説がございます。


BERLINER PHILHARMONIKER
KKC-5823(5SACD)
日本語帯・解説付
税込定価
シベリウス:交響曲全集(全7曲) サー・サイモン・ラトル(指)BPO

録音:2014年12月18-20日(5番) 2015年1月28日〜2月6日(1〜4番) 2015年2月7〜9日(5〜7番)
録音場所:フィルハーモニー、ベルリン
[24bit/192kHz録音]
DSDマスタリング:オプティマル・メディア
「ベルリン・フィル・レコーディングス」からサー・サイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団によるシベリウス交響曲全集のSACD Hybrid盤が発売されます。 ラトルは1981〜1987年にかけてバーミンガム市交響楽団とシベリウスの全集をレコーディングしており、今回が2度目の全集録音となります。ラト ルは子供の頃からイギリス人としてシベリウスに愛着があり、リバプール・フィルで指揮者としてデビューした際も、シベリウスの交響曲第5番を振ってお り、ラトルにとってシベリウスは特に思い入れのある作曲家のひとりであることがわかります。このベルリン・フィルとのシベリウス・チクルスは、2002 年 の首席指揮者就任からの希望であり、2015年シベリウス・イヤーにあわせて録音されました。

BR KLASSIK
BR-900147(1CD)
NX-B05
ブルックナー:交響曲第6番(ノヴァーク版) ベルナルド・ハイティンク(指)
バイエルン放送SO

録音:2017年5月4-5日 ライヴ
ブルックナーの中期の傑作とされていながらも、第5番や第7番に比べ、演奏機会があまり多くない第6番。 初演の記録でも「長すぎるため聴衆の理解が難しい」という理由で、1883年、1899年(マーラー指揮)の2回はどちら も短縮版が採用され、結局、完全版が演奏されたのはブルックナーの死後であり1901年になってからという不遇の作 品です。しかし、全曲を通じて魅力的な楽想に溢れており、特に第2楽章アダージョの深淵さは後期のブルックナー作品 を予見させるほどの美しさを有しています。 この曲を知り尽くしているハイティンクの演奏は、第1楽章はゆったりとしたテンポで“崇高さ”を際立たせ、第2楽章、第3 楽章は比較的早めのテンポでまとまりをもたせ、勇壮なファンファーレが聴きどころとなる終楽章で全曲を見事にまとめ上 げています。

Hyperion
CDA-68203(1CD)
ティペット:交響曲第1番
交響曲第2番
マーティン・ブラビンズ(指)
BBCスコティッシュSO

録音:2017年2月11日−12日、シティ・ホール(グラスゴー)
ブラビンズのティペットといえば、スティーヴン・オズボーンが独奏を務めた「ピアノ協奏曲(CDA-67461/2)」が、グラモフォン賞とBBCミュージック・マガジン賞にノミネートし、ディアパゾン・ドール受賞など各誌で絶賛され、2017年5月の来日公演でも同曲が披露されました。2016/17シーズンのプログラムとしても演奏され既にイギリスで話題を呼んでいる、ブラビンズ&BBCスコティッシュSOによるティペットの交響曲集。熟練コンビによるティペットの新たな名盤として期待が高まります。イギリス音楽ファン、レア交響曲ファンも要注目!


Altus
ALT-374(2CD)
メンデルスゾーン:序曲『フィンガルの洞窟』
シューベルト:交響曲第5番 変ロ長調 D.485
ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 Op.68
ラドミル・エリシュカ(指)札幌SO

録音:2017年3月10・11日/札幌コンサートホールKitara(ライヴ)
※日本語帯・解説付
数々の名演を聴かせてきた札幌交響楽団と名誉指揮者ラドミル・エリシュカ。2017年3月にはブラームスの交響曲全曲演奏プロジェクトを完結させま した。最後に取り上げられたのは第1番。その特別な演奏会を収録したアルバムが発売されます。残念ではありますが、エリシュカは健康上の理由によ り2017年10月の札響の定期演奏会を最後の来日公演とする、という発表がなされています。しかしここに収められているのは若々しいエネルギーに満 ち溢れた圧倒的な名演。新鮮で透明、清冽なメンデルスゾーンとシューベルトを聴かせたのち、メインのブラームスではほとばしるような情熱と格調の高 さを兼ね備えた、スケールの大きな巨匠然とした音楽を構築してくれます。偉大なマエストロに感謝の意を込めつつ、じっくりと味わいたい感動的なディス クです。 エリシュカ/札響のブラームス・プロジェクト、他の番号はそれぞれALT-304(第3番)、ALT-319(第2番)、ALT-330(第4番)で発売されており、 いずれも大変高い評価を得ています。 (Ki)

Avie
SFS-0071(2SACD)
シューマン:交響曲全集
交響曲第1番変ロ長調 Op.38《春》
交響曲第2番ハ長調 Op.61
交響曲第3番変ホ長調 Op.97《ライン》
交響曲第4番ニ短調 Op.120
マイケル・ティルソン・トーマス(指)
サンフランシスコSO

※録音(ライヴ):2015年11月19日−22日(第1番)、2016年3月30日−4月2日(第2番)、2015年11月13日−15日(第3番)、2016年5月19日−22日(第4番)、デイヴィス・シンフォニー・ホール(サンフランシスコ、アメリカ)
※ハードカバー仕様/84ページブックレット
1995年から20年以上の長きに渡り音楽監督を務めるマイケル・ティルソン・トーマス(MTT)と、アメリカ西海岸の名門オーケストラ、サンフランシスコ交響楽団(SFS)のゴールデンコンビ。
幾度となくグラミー賞に輝くなど、演奏、録音の両面が世界各国で絶大な評価を受け続けている自主レーベル「SFS-Media」からのMTT&SFSの最新作は、本拠地デイヴィス・シンフォニー・ホールで2015年から16年にかけて演奏された『ロベルト・シューマンの交響曲全集』のライヴ・レコーディング!
このMTT&SFSのシューマン・チクルスは、現地メディアのサンフランシスコ・クロニクル紙で「すばらしい以外のなにものでもない」と大絶賛されたコンサートであり、高音質で定評のある「SFS-Media」からリリースされる全集録音への期待は高まるばかり。
大成功を収めた「マーラー・プロジェクト」に続くMTT&SFSの新たな代表作の誕生です!

PRAGA
PRD-250383(1CD)
ビゼー:管弦楽曲集
(1)交響曲ハ長調
(2)組曲「ローマ」(全4曲)
(3)子供の遊び(全5曲)
ズデニェク・コシュラー(指)チェコPO(1)(3)
ファート・マンスーロフ(指)モスクワRSO(2)

録音:1986年11月プラハ(1)(3)、1961年10月5日(2)、1967年1月日(3)/モスクワ(ライヴ)(2)
ビゼーのオーケストラ曲は、ロッシーニやモーツァルトのように活き活きしてメロディも魅力的ですが、演奏が非常に難しいことで知られています。ここでは チェコ・フィルの妙技に浸ることができます。

Goodies
78CDR-3703(1CDR)
シューベルト:交響曲第8番「未完成」 エドゥアルト・メーリケ(指)
ベルリン・オペラハウスO

英 PARLOPHONE E10052/54
1921年10月22日ベルリン録音(機械式録音)
この名曲の世界初の全曲録音。指揮者のエドゥアルト・メーリケ(1877-1929)は シュトゥットガルト生まれ。ピアニスト、作曲家としても活躍した。1912年-24 年までベルリン・ドイツ・オペラの指揮者ををつとめた。この録音はその頃の もの。1919年からレコード会社PARLOPHONE/ODEONに録音を始め数多くのレコー ドを残した。1922年と1923年にはワグナーの楽劇&オペラの北米引っ越し公演 をしている。1924-29年にはドレスデン・フィルの音楽監督をつとめた。1929年 に52歳で没した。「未完成交響曲」の最初の録音は1911年4月吹き込み、アメリ カCOLUMBIAのPrince's Symphony Orchestra によるSP盤2面に収めた抜粋版 だった。それから10年後の1921年にやっとこのSP盤6面の全曲版が登場した。 その間に5種の抜粋盤が出た。ちなみに未完成交響曲の初演は1865年ウィーンで 行われた。(グッディーズ)

PRAGA
PRDDSD-350127
(1SACD)
限定盤
ベートーヴェン:序曲「レオノーレ」第3番
交響曲第7番イ長調Op.92*
交響曲第8番イ長調Op.93#
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)VPO

録音:1944年6月2日ウィーン・ムジークフェラインザール(ライヴ)、1950年6月18-19日ウィーンEMIスタジオ(セッション録音)*、1954年8月30日ザルツブルク(ライヴ)#
メジャーレーベルのPD(著作権消滅)名盤をリマスターし、目の覚めるような音の良さで注目されるシリーズ。フルトヴェン グラーの名盤SACD化第6弾はウィーン・フィルとのベートーヴェン。 交響曲第7番は、EMIの名盤中の名盤。宇野功芳氏によれば「スタジオ録音だが、フルトヴェングラー節が強く現れている」、「第1楽章冒頭の凄まじい音、こ れこそ電気に触れるようなショックである」とされます。その後も大絶賛で、フィナーレも「嵐のような感動的な表現である」と続きます。また第8番は、ブック レットに「1954年8月8日ザルツブルク・ライヴ」とありますが、1954年8月30日の間違いと思われます。「最晩年の透明度を獲得」「フルトヴェングラーの第8 の代表盤といえよう」と激賞。それがSACDリマスタリングにより生々しく蘇りました。ファン必携の一枚と申せましょう。 (Ki)
PRAGA
PRDDSD-350130
(1SACD)
限定盤
ブルックナー:交響曲第4番(改訂版)
ワーグナー:楽劇「パルジファル」〜聖金曜日の音楽*
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
VPO、BPO*

録音:1951年10月22日シュトゥットガルト(ライヴ)、1951年4月25日カイロ(ライヴ)*
ジャーレーベルのPD(著作権消滅)名盤をリマスターし、目の覚めるような音の良さで注目されるシリーズ。フルトヴェン グラーの名盤SACD化第6弾はウィーン・フィルとのブルックナーの4番。 ウィーン・フィルとのブルックナーの4番は、いわずと知れたDGの名盤。宇野功芳氏によれば、DG盤は不安定な冒頭のホルンを他の音源に差替えているそ うですが、この盤はオリジナルのまま。非常に貴重な音源と申せましょう。 「パルジファル」の「聖金曜日の音楽」はエジプト公演。宇野氏は「温かい人間的な雰囲気が聴く者の心をとらえてやまない」と評しています。

Arte dellarco Japan
ADJ-056(1CD)
日本語帯・解説付
OLC第34回定期演奏会
モーツァルト:交響曲第28番 ハ長調 K.200
 ピアノ協奏曲第19番 ヘ長 K.459
ハイドン:交響曲第74番 変ホ長調 Hob.I-74
鈴木秀美(指)
オーケストラ・リベラ・クラシカ
上尾直毅(フォルテピアノ独奏)

ライヴ録音:2014年10月18日/上野学園石橋メモリアルホール
鈴木秀美率いるオーケストラ・リベラ・クラシカ(OLC)、期待の最新アルバムは第34回定期演奏会のライヴ録音で、モーツァルトの交響曲第28番、 ハイドンの交響曲第74番、そして上尾直毅を独奏にむかえたモーツァルトのピアノ協奏曲第19番が収録されております。 「上尾直毅とOLCが再び繰り広げる絶妙な世界!あまり演奏されないモーツァルト、ハイドンの中期作品と共に、オリジナル楽器の響きが作品の明確 な音像とこの上ない味わいを与える」(鈴木秀美)
■上尾直毅(フォルテピアノ)
東京藝術大学音楽学部器楽科ピアノ専攻を卒後後、オランダに渡りチェンバロ、フォルテピアノを学び、それぞれソリストディプロマを得て卒業。チェンバ ロを鈴木雅明、渡邊順生、G.レオンハルト、A.アウテンボッシュの各氏、フォルテピアノをS.ホーホランド氏に師事。鍵盤楽器奏者としてのみならず古 楽バグパイプや18世紀フランス宮廷バグパイプ「ミュゼット」の研究演奏家としても知られている。桐朋学園大学音楽学部講師。

GRAND SLAM
GS-2173(1CD)
ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調(原典版) ブルーノ・ワルター(指)コロンビアSO

録音:1961年3月11、13、19、22、27日/アメリカン・リージョン・ホール(カリフォルニア)
使用音源:Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より  
この第7番は、宇野功芳著『名指揮者ワルターの名盤駄盤』(講談社+α文庫/絶版)によると、「ワルターのブルックナーの中では、出来が一番悪い」「根 本的な音楽性がブルックナーとは異質」とあります。むろん、これは従来の復刻盤によるコメントです。しかしながら、当復刻盤を一度聴けば、大半のワルター・ ファンはこれらと全く反対のことを思うはずです。とにかく、音楽が始まって10秒もしないうちに、誰もが別世界のような風景が眼前に現れのを認識する でしょう。空間的な広がりや瑞々しさは、とても1961年録音とは思えず、その温かく偉大な響きは神々しいとさえ言えます。あまりにも素晴らしくて、制 作者はこの「第7」を「世界最高のブルックナー」、「最も音の良いワルターのステレオ録音」と言い切ってしまいたいです。  解説書もまた、ワルター・ファンには驚きでしょう。ワルターが亡くなる約3ヶ月半前、ある日本人がワルター宅を訪れ、その時の印象を雑誌に寄稿し ています。分量はそれほど多くはありませんが、たいへんに貴重な文献です。また、この日本人が撮影したワルターの写真(カラー)も掲載していますが、 これは知り得る限りにおいて、ワルターの最後の写真のひとつだと思われます。(平林直哉)

オクタヴィア
OVCL-00637(1SACD)
2017年10月18日発売
ブルックナー:交響曲第5番 (ノーヴァク版) ジョナサン・ノット(指)
東京SO

録音:2017年5月20-21日神奈川・ミューザ川崎シンフォニーホール・てライヴ
ジョナサン・ノットと東京SOの第3弾はブルックナー交響曲第5番です。昨年リリースの交響曲第8番は高く評価され、マスコミ各誌で絶賛を浴びました。 ノットは、カトリック風とも教会的とも呼ばれる曲の特質をことさら強調することなく、むしろ真摯な姿勢によって、立体的で輝かしい音楽美を構築しています。弦は清澄な美しさを、管は壮麗な響きで指揮者に呼応し、全編がクライマックスを築く終楽章では、その圧倒的なサウンドが聴き手の耳を呪縛して離しません。現在、わが国で最も注目を集める熱きコンビの名演奏を、どうぞお楽しみください。(オクタヴィア)

MAGGIO LIVE
MAGGIO-019(1CD)
ベートーヴェン:合唱幻想曲ハ短調 Op.80
ブラームス:交響曲第4番ホ短調 Op.98*
アンドレア・ルケシーニ(P)
フランチェスカ・ロンガリ(S)
キアラ・モジーニ(S)
ジャダ・フラスコーニ(C.A)
マヌエル・アマーティ(T)
パトリック・カボンゴ・ムベンガ(T)、
リー・チャン・ヤング(Bs)
ファビオ・ルイージ(指)フィレンツェ五月音楽祭O&cho

録音:2017年2月25日オペラ・ディ・フィレンツェ、2011年12月28日*/オペラ・ディ・フィレンツェ
現在チューリッヒ歌劇場音楽総監督、メトロポリタン歌劇場首席指揮者、デンマーク国立SO首席指揮者を務めるファビオ・ルイージ、2018年からは フィレンツェ五月音楽祭歌劇場音楽監督に就任する発表がなされています。ルイージとフィレンツェ五月音楽祭歌劇場の初共演は1994年の『シモン・ボッカ ネグラ』、その後1997年には『アロルド』をレコーディング、2003年には『リゴレット』を上演しました。管弦楽の公演も行っており、2011年、2017年の録音 を収めたのが今回のアルバムです。 ブラームスの交響曲第4番はファビオ・ルイージの美質にマッチした作品と言え、情熱を秘めつつも端正なコントロールで美しく盛り上がります。ルイージ はこの曲を2017年4月のNHKSO定期公演でも取り上げていました。 『合唱幻想曲』でピアノを弾くアンドレア・ルケシーニはマリア・ティーポの弟子で、10代でディノ・チアーニ国際ピアノコンクールに優勝、幅広いレパート リーを持ち、作曲家のルチアーノ・ベリオとも交流が深かったピアニストです。 (Ki)

Capriccio
C-5320(3CD)
NX-C05
マルティヌー:交響曲全集
交響曲 第1番 H.289(1942)
交響曲 第2番 H.295(1943)
交響曲 第3番 H.299(1944)
交響曲 第4番 H.305(1945)
交響曲 第5番 H.310(1946)
交響曲 第6番「交響的幻想曲」H.343(1954)
コルネリウス・マイスター(指)
ウィーン放送SO

録音:2011-2017年ライ
スメタナ、ドヴォルザーク、ヤナーチェクが築いた「チェコ音楽の伝統」を継承しながら、フランス六人組やストラヴィンスキーの影響を 取り入れた広範囲なジャンルの作品を多数残した作曲家マルティヌー。交響曲は6曲残されており、第1番から第5番までは 1942年から1946年まで、毎年コンスタントに1曲ずつ作曲されていますが、第6番だけは作曲年代に7年のギャップがあり、内容 もかなり異なっています。端正な筆致で描かれた正統派の交響曲である「第1番」、室内楽的な響きを持つ「第2番」、悪化する 戦況を反映した悲痛な「第3番」、戦争終結の喜びが感じられる「第4番」、チャイコフスキーの引用もある「第5番」、自身が「交 響的幻想曲」と名付けた「第6番」と、多彩な表現で描かれており、マルティヌーが生きた時代を反映させた名作揃いです。

TRITO
TD-0113(1CD)
シューマン:交響曲第1番変ロ長調「春」Op.38
交響曲第4番ニ短調 Op.120
カダケスO
ジャナンドレア・ノセダ(指)

録音:2016年3月31日、ライヴ、アウディトリオ、サラゴサ、スペイン
ジャナンドレア・ノセダ&カダケス管弦楽団によるシューマン交響曲全集完結。1988年、バルセロナ近郊の町カダケスで開かれる音楽祭のために創設されたカダケス管弦楽団は、スペイン国内の主要オーケストラのコンサートマスターや首席奏者、またヨーロッパ各国の著名なオーケストラで活躍する奏者たちによって構成されるオーケストラ。ジャナンドレア・ノセダ(1964年ミラノ生まれ)は同楽団が開催するカダケス国際指揮者コンクールの第1回(1994年)優勝者で、直後に首席指揮者に就任し現在に至っています。その後のノセダの快進撃は周知のとおり。


Altus
TALT-030(1CD)
フルトヴェングラー、「第九」を語る
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」
エリーザベト・シュヴァルツコップ(S)
エルザ・カヴェルティ(A)
エルンスト・ヘフリガー(T)
オットー・エーデルマン(Bs)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
フィルハーモニアO
ルツェルン音楽祭cho

録音:1954年8月22日/ルツェルン音楽祭におけるライヴ(モノラル)
ALTUSレーベルのTAHRA復刻シリーズに真打登場!フルトヴェングラーにとって生涯最後の『第九』公演であり、演奏・音質の上でも最高のものの ひとつとされている「ルツェルンの第九」ライヴ録音が新リマスタリングで復刻されます。フルトヴェングラーの未亡人から許諾を得て正規盤として発売さ れたTAHARA盤はこの壮大無比な演奏を世に知らしめた最初の1枚。のちにAUDITEからも復刻盤が出て話題になりましたが、ふたつのレーベルの個 性はまるで違うものでした。美しく整った透明感ある音が魅力のAUDITE盤に対し、TAHRA盤はなまなましく野太い音を特徴としており、どろどろとし た凄味すらあります。リマスタリングによりその特徴はさらに鮮烈なものとなりました。ある意味フルトヴェングラー・ファンにとってはこれこそが真のフル トヴェングラー、というイメージを呼び覚ますものかと思います。またTAHRA盤にはフルトヴェングラー本人が『第九』を語る肉声が入っており、これ は他のレーベルでは聴けない大変貴重なもの。国内プレスならではの特典として、解説書にはこの語りの日本語訳も掲載しています。 語り尽くされた感がありますが、畏怖すら感じるこの巨大なスケール、やはりとてつもない演奏です。第1楽章冒頭の霞がかった響き、やわらかい木管 と鋭い弦のアタックの強烈な対比、厳しくも広がりのあるティンパニ、伸縮自在のテンポ、すべてがフルトヴェングラーのコントロール下にあり、その得体 の知れぬカリスマ性でもって、一瞬にして我々を音楽に引きずり込みます。観念的に迫ってくる第2楽章のスケルツォも音楽に押し潰されそうで壮絶。ぐっ とテンポを落とした第3楽章では、永遠を称えるような息の長い滔々とした歌が一瞬たりとも弛緩することなく続いていきます。そしてこの世の果てまで 光を照らさんばかりのフィナーレの合唱。もはや神懸かっているとしか言いようがありません。人類の奏でる『第九』演奏の究極です。 (Ki)


RCO Live
RCO-17003(2SACD)
RCO-17108(Bluray)
RCO-17109(DVD)
マーラー:交響曲第2番「復活」 [SACD]ロイヤル・コンセルトヘボウO
ダニエレ・ガッティ(指)
チェン・レイス(S)
カレン・カーギル(Ms)
オランダ放送cho
録音:2016 年9月14-16日、コンセルトヘボウ・アムステルダム(ライヴ)

[Blu-ray・DVD] ロイヤル・コンセルトヘボウO
ダニエレ・ガッティ(指)
アンネッテ・ダッシュ(S)
カレン・カーギル(Ms)
オランダ放送cho

収録:2016 年9月18日、コンセルトヘボウ・アムステルダム(ライヴ)
◆Bluray
画面:16:9 1080p24
音声:DTS-HD MA 2.0(192kHz/24bit)
DTS-HD MA 5.0(96kHz/24bit)
Auro-3D 9.0 (96kHz/24bit)
DD2.0 (48kHz/16bit)、88’25
◆DVD
画面:16:9 NTSC
音声:LPCM 2.0,DD5.0、88’25
2016年、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の第7代目首席指揮者に就任したダニエレ・ガッティ。2017年11月には就任後初の来日公演が予定され、 今最も注目されるコンビといえるでしょう。 今回の新譜は、2016/17シーズンの幕開けとなった2016年9月に行われたライヴをSACD Hybrid盤とブルーレイ、DVDの映像でリリース。プログ ラムは、新・首席指揮者ダニエレ・ガッティの本格始動となったマーラーの交響曲第2番です。マーラー自身が指揮をし、深い関係にあったコンセルトヘ ボウ管弦楽団にはマーラー演奏の特別な伝統があり、それを最初のシーズンのプログラムに持ってきたガッティの自信がうかがえます。マーラーの2番の 交響曲はRCO liveレーベルから、ヤンソンス(2009年録音/RCO.10102)のディスクが発売されています。このヤンソンス盤は、マーラー作品の演 奏史に燦然と輝く名門RCOから極上の美観を引き出し高く評価されました。コンサートでは各国で精力的にマーラー作品を指揮するガッティですが、録 音ではロイヤル・フィルと第4番と第5番をCDリリースしています。濃密に細部を描きあげドラマティックな展開を志向するガッティのスタイルは、コン セルトヘボウ管弦楽団の豊かなサウンドに見事にマッチしています。 第4楽章は歌曲集「子供の不思議な角笛」の第7曲「原光」のアルトソロ、第5楽章のフィナーレにはフリードリヒ・クロプシュトック歌詞の賛歌「復活」 (マーラー加筆)が高らかに歌われます。SACD Hybrid盤では、イスラエル出身のソプラノ、チェン・レイスが、ブルーレイ、DVDの映像では、世界中 のマエストロから指名が絶えないドイツのソプラノ、アンネッテ・ダッシュと異なるキャスティングで楽しむことができます。 さらにブルーレイには、いま話題の次世代オーディオ・フォーマットのAuro-3Dが収録されています。Auro-3Dは、2010年にベルギーで設立された AURO TECHNOLOGIESによって開発された技術。ノルウェーの高音質レーベル2Lのディスクには数年前から収録されています。Auro-3Dは、従 来のサラウンドフォーマットと同じく各チャンネルで “立体音響” を実現します。フロントスピーカー2chとリアスピーカー2chそれぞれの上部に、合計 4ch分のハイトスピーカーを足した9.0chを可能としています。この最新技術によって、世界最高峰の響きを誇るアムステルダムのコンセルトヘボウの極 上の音質をご自宅で再現することができます。(* Auro-3D対応の再生機器をご利用ください)


Global Culture Agency
GCAC-1014(2XRCD)
モントゥー・コンダクツ・チャイコフスキー
幻想序曲『ロミオとジュリエット』
ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 Op.23
交響曲第5番ホ短調 Op.64
ピエール・モントゥー(指)LSO
ジョン・オグドン(P)

録音:1963年5月31日/ウィーン、コンツェルトハウス(ライヴ、ステレオ)

国内プレス、日本語帯・解説・対訳付
モントゥー最晩年、死の年の前年に行われたライヴを収録したアルバムです。Vanguard Classic提供の公式音源に名エンジニア杉本一家氏がリマスター を施し、通常CDプレーヤーで再生可能な高音質フォーマットであるXRCDとして丁寧に仕上げました。初出時、その大変良好な音質で話題となった有名な ステレオ録音の名演が、さらに素晴らしい音質に生まれ変わりました。 ピエール・モントゥー(1875-1964)は若いころブラームスの弦楽四重奏曲を作曲家本人の前で演奏したことでも有名な音楽家です。その後指揮者とし て、ディアギレフでおなじみのロシア・バレエ団での活躍を皮切りに、アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団、ボストン交響楽団、パリ交響楽団など各国の オケを指揮。古典的レパートリーに加え、『ダフニスとクロエ』『春の祭典』やプロコフィエフの交響曲第3番といった20世紀の大曲の初演も手掛けています。 晩年(1961年以降)はロンドン交響楽団の首席指揮者のポストにつき、1963年には同オケと共に来日しました。 チャイコフスキーが亡くなったとき、モントゥーは18歳でした。自らが年齢を重ねたのち、同じ時代を生きた音楽家として奏でるチャイコフスキーはやはり 格別のものが感じられます。高い集中力と自然な息遣いが特徴で、誇張の無いバランス感覚が素晴らしい、説得力抜群の名演奏。モントゥー唯一の録音であ るピアノ協奏曲第1番では、この演奏会の前年(1962年)に第2回チャイコフスキー・コンクールでアシュケナージと1位を分け合い英国屈指の名手として名 を挙げたオグドンと共演しています。 (Ki)

LAWO Classics
LWC-1139(1CD)
スクリャービン:交響曲第2番ハ短調 Op.29
ピアノ協奏曲嬰ヘ短調 Op.20*
ワシリー・ペトレンコ(指)オスロPO、
キリル・ゲルシュタイン(P)*
「交響曲第2番」から遡ること数年、1896年から97年にかけて作曲された「ピアノ協奏曲」でソリストを務めるのはキリル・ゲルシュタイン。
アメリカでジャズを学び、その後、クラシックの世界へ舞い戻ったという経歴を持ち、その圧巻の実力で欧米の楽壇を沸かせ続けているロシアの鬼才と、ペトレンコ&オスロ・フィルとの共演に期待が高まります。

ALTO
ALC-1353(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」+
交響曲第8番ヘ長調 Op.93*
ウィン・モリス(指)LSO

録音:1988年8月*、10月+、ライヴ、ワトフォード・タウン・ホール、ワトフォード、イギリス
原盤:IMP
ライセンサー:LSO Live Ltd

CPO
CPO-555137(2CD)
NX-D01
カール・フリードリヒ・アーベル:交響曲集
交響曲 変ロ長調 Op.1-1 WK 1
交響曲 ハ長調 Op.1-2 WK 2
交響曲 ニ長調 Op.1-3 WK 3
交響曲 変ホ長調 Op.1-4 WK 4
交響曲 ヘ長調 Op.1-5 WK 5
交響曲 ト長調 Op.1-6 WK 6
交響曲 ニ長調 Op.4-1 WK 7
交響曲 変ロ長調 Op.4-2 WK 8
交響曲 変ホ長調 Op.4-3 WK 9
交響曲 ハ長調 Op.4-4 WK 10
交響曲 ト長調 Op.4-5 WK 11
交響曲 ニ長調 Op.4-6 WK 12
ミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンズ(指)
ケルン・アカデミー
18世紀に一度は衰退した楽器、ヴィオラ・ダ・ガンバにおける音楽史上最高の演奏家とされるカール・フリードリヒ・アーベル。当時 開発されたばかりの楽器の演奏も難なくこなし、イングランドではバッハの息子、ヨハン・クリスティアンと当地初の「予約制定期演 奏会」を開催し、自身の作品の他、この時代に作曲された他の作曲家の作品の人気普及にも一役買いました。アーベルの作品 はコンパクトな形式と洗練された様式を持っていたため、8歳のモーツァルトがロンドンで彼の作品(作品番号7 第6曲)を筆写した スコアは、長らくモーツァルト作品として信じられていたほどです。この2枚組にはアーベルの作品番号1と4の交響曲を収録。どれも 3楽章形式で書かれ、1セットは6曲となる規則正しい曲集ですが、作品の表情は様々で、第2楽章の美しさは格別です。
CPO
CPO-555110(1CD)
NX-B10
ゲオルグ・シューマン(1866-1952):作品集
交響曲 ヘ短調 Op.42
ドラマのための序曲 Op.45
序曲「人生の喜び」Op.54
ジェームズ・フェデック(指)
ベルリン=ドイツSO
ライプツィヒ音楽院でピアノと作曲を学び、1900年からベルリンのジングアカデミーの監督を務めるとともに、プロイセン芸術アカデ ミーの教員として後進を指導、ベルリン音楽界の発展に寄与したゲオルグ・シューマン。彼の弟子の中には信時潔や諸井三郎が いるなど、日本の近代音楽にも大きな影響を与えた人として知られています。作曲家としてのシューマンの作風は後期ロマン派に 属したもので、雄大な旋律を歌い上げる重厚なハーモニーが魅力的です。序曲「人生の喜び」の晴れやかな明るさも印象的。
CPO
CPO-555047(1CD)
NX-B10
メンデルスゾーン:弦楽のためのシンフォニア集 第2集
シンフォニア 第7番 ニ短調
シンフォニア 第7番(第4楽章の断片:第1稿)
シンフォニア 第10番 ロ短調
シンフォニア 第13番からの楽章
シンフォニア 第12番 ト短調
ミヒ・ガイッグ(指)
オルフェオ・バロックO
12歳から14歳、少年時代のメンデルスゾーンが作曲した一連のシンフォニア集。バッハの息子たち、W.F.バッハやC.P.E.バッハを はじめ、ハイドン、モーツァルトの影響を受けつつ、自身の作風を確立するための「習作」と見做されていますが、瑞々しい感性によ る美しい旋律に満ちた音楽は、後のメンデルスゾーンの華麗で流麗な作品を思わせる独創的な味わいも持っています。第1集 (777949)が好評を博したミヒ・ガイッグとオルフェオ・バロックOによるこの第2集には、第7番:第4楽章の第1稿断片も 収録されており、資料的価値の高いものです。

Helicon
HEL-029680(2CD)
マーラー:交響曲第3番ニ短調 ズービン・メータ(指)
イスラエルPO
藤村美穂子(Ms)
ガリー・ベルティーニ・イスラエルcho
エルサレム音楽舞踊アカデミー・ジョシュア・トゥットナウアー・アンコールcho

録音:2016年7月14日、チャールズ・ブロンフマン・オーディトリウム(テル=アヴィヴ)
メータ&イスラエル・フィルによるマーラーの第3番の登場。独唱は藤村美穂子という強力布陣です。全篇を通してイスラエル・フィルの美しい弦楽器 がまず絶品。そして管楽器も要所要所で主題をきわめて印象的に、時に神々しく、時に不吉に響かせます。藤村の迫真の歌唱は圧巻。独唱と器楽のかけ あいも強烈なインパクトです。終楽章で次々とたたみかける弦も、美しいハーモニーにおぼれることなく、歌います。幕切れまで、メータの見事な統率に 圧倒される第3番となっております。 これまでにメータはマーラーの第3番を、ロスアンジェルス・フィル(1978年/98’ 30”)、イスラエル・フィル(1992年/94’ 18”)、バイエルン 国立管弦楽団(2004年/94’ 24”)と録音しておりますが、このたび4回目、そして手兵イスラエル・フィルとは2回目の録音となります。今回は89’ 37” という演奏時間となっており、メータの本作品についての、また新しい解釈を聴くことができます。 (Ki)

Pentatone
PTC-5186250(2SACD)
ベートーヴェン:交響曲集
交響曲第6番 ヘ長調 Op.68「田園」
交響曲第7番 イ長調 Op.92*
交響曲第8番 ヘ長調 Op.93#
ラファエル・クーベリック(指)
パリO、VPO*、
クリーヴランドO#

録音:1973年1月サル・ワグラム(パリ)、
1974年9月ムジークフェラインザール(ウィーン)*
1975年3月セヴェランス・ホール(クリーヴランド)#
リマスタリング:ポリヒムニア・インター ナショナル
チェコが生んだ巨匠ラファエル・クーベリック(1914-1996)が1971年から75年にかけて録音したベートーヴェンの交響 曲全集。全9作品を、それぞれオーケストラを変えて録音したユニークな企画としても有名です。当ディスクには交響曲第6番(パリ管/1973年録音)、 第7番(ウィーン・フィル/1974年録音)、そして第8番(クリーヴランド管/1975年録音)を収録。PENTATONEのリマスタリング・シリーズか らの注目のリリースです!
パリ管を振った「田園」は、フランスのオーケストラらしくおしゃれな雰囲気に加えて色彩感の豊かさを感じられる音色が最大の魅力と言え、旋律の美 しさを際立たせた演奏です。第1楽章の呈示部反復は行わず、第3楽章の通常反復のみ実施しております。第7番はウィーン・フィルとの共演。ムジークフェ ラインザールに響き渡る美しい響きを味わえる雄大な演奏です。両端楽章の呈示部反復は行わず第3楽章の通常反復のみ実施しております。そしてクリー ヴランド管と共演した第8番は、軽快なリズムが立体的に聴こえる秀演。弦楽セクション、木管、金管、そしてティンパニがひとつのハーモニーにとけ込 むような演奏を聴かせてくれます。第1楽章の呈示部反復と第3楽章の主部反復を実施し、第4楽章の呈示部反復は省略しております。
今回のリマスタリングもオランダのポリヒムニア・インターナショナル(1998年にフィリップス・クラシックスの技術チームが独立して立ち上げた会 社)が担当。オリジナル・マスターテープからの丁寧な復刻で見事なサウンドでよみがえりました。なお、当録音はすべて両翼型配置での演奏ということ もあり、立体的な響きをご堪能いただきます。クーベリックによるベートーヴェンの交響曲第1&4番(PTC 5186248)、第2&5番「運命」(PTC 5186249)とあわせてお楽しみください。 (Ki)

Profil
PH-17057(1CD)
ブラームス:交響曲第2番ニ長調Op.73
ハイドンの主題による変奏曲Op.56a
ユッカ=ペッカ・サラステ(指)
ケルンWDR響

録音:2017年7月11-15日/ケルン・フィルハーモニー(ライヴ)
交響曲第1&3番(PH 13028)に続く、サラステ&ケルンWDR響による待望のブラームス第2弾。今回は第2番と「ハイドンの主題による変奏曲」。サラステ はブラームスに熱意を示し、協奏曲を含むオーケストラ曲を連続でとりあげて注目されていますが、今回の2曲は今年2017年夏のコンサート・ライヴで、練り 上げられた解釈と説得力に驚かされます。
基本的には奇を衒わぬ正攻法の演奏で、やや速めのテンポと切れ味の良さが、ブラームスならではの厚い音から涼しげな風を通すような快演をなっていま す。「ハイドンの主題による変奏曲」も推進力に満ちていてあっという間に聴かせてしまいます。サラステの円熟ぶりが存分に示されたアルバムです。 (Ki)

RUBICON
RUBICON-1009(1CD)
ショスタコーヴィチ(バルシャイ編):室内交響曲ハ短調Op.110a
R・シュトラウス:メタモルフォーゼン
エマニュエル・ルドゥック=バローム(指)
バルティックCO

録音:2016年3月/聖カテリーナ教会(ペテルブルグ)
サンクトペテルブルグ・フィルの弦楽セクションで結成されたバルティック室内管弦楽団。あの超絶オケの弦による室内管弦楽を楽しめる超豪華アンサン ブルです。指揮のエマニュエル・ルドゥック=バロームはフランス人。リヨンとジュネーヴで学んだ後、ペテルブルグ音楽院へ留学し、マリス・ヤンソンスとイリ ヤ・ムーシンに師事した俊英。ロシアの主要オーケストラへの客演をはじめ、2014年8月からはサラトフ・アカデミー交響楽団の首席指揮者を務めています。 バルシャイが弦楽オーケストラ用に編曲したショスタコーヴィチの「室内交響曲」の原曲・弦楽四重奏曲第8番は表向き「ドレスデンの戦禍に心を痛め」、リ ヒャルト・シュトラウスの「メタモルフォーゼン」は第2次世界大戦末期に「失われたミュンヘン」のために作曲されたといわれます。弦の機能を究極まで追求し ながら、歴史の暗部を描いた2篇をじっくり味わえます。 (Ki)


Relief
CR-991078(1CD)
ショスタコーヴィチ:交響曲第4番ハ短調Op.43 ウラジーミル・フェドセーエフ(指)
チャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラ(旧モスクワ放送響)

録音:2004年12月6日/モスクワ音楽院大ホール(ライヴ)
音の非常に多いフェドセーエフですが、意外にもショスタコーヴィチは交響曲第5番を除くとほとんどない状態でした。Reliefレーベルはライヴ音源に よるフェドセーエフのショスタコーヴィチ交響曲を整備し、第1、3、7、8、10、13番をすでにリリースしています。今回待望の第4番が登場となります。歌劇「ム ツェンスクのマクベス夫人」やバレエ「明るい小川」が激しく批判されていた1935-6年の作で、ショスタコーヴィチの交響曲のなかでもとりわけ尖った内容で 知られる問題作。
60分を超える演奏時間、器楽だけで130人以上の奏者を要するマーラーばりの大作で、しばしば驚くべき音圧で襲いかかります。音楽も悲壮的なシリアス さから軽妙でふざけているかのような部分まで、ショスタコーヴィチの素顔がすべて含まれており、彼の最高傑作とみなす向きも少なくありません。 フェドセーエフはチャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラ(旧モスクワ放送響)の能力を完全に活かし、ソ連の伝統の解釈を聞かせてくれます。巨大な 楽器編成と特異な内容うえあまり演奏されない不遇の傑作、新たな名盤が登場です。 (Ki)
Relief
CR-991082(1CD)
ショスタコーヴィチ:交響曲第15番イ長調Op.141
映画音楽「五日五夜」組曲Op.111
ウラジーミル・フェド セーエフ(指)
チャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラ(旧モスクワ放送響)

録音:2006年8月21-23日/モスクワ音楽院大ホール(ライヴ)
フェドセーエフは1996年に、ポニーキャニオンからショスタコーヴィチの交響曲第15番のCDをリリースしましたが、その10年後の2006年にモスクワで 行ったコンサートがCD化されました。ショスタコーヴィチ最後の交響曲で、最晩年の作品特有の一筋縄ではいかない謎めいた内容ですが、同じ時代を生き たフェドセーエフならではの解釈が興味津々です。さらに嬉しいのが1960年の映画「五日五夜」の音楽から「序奏」「廃墟のドレスデン」「ドレスデン解放」の 3曲が演奏されていること。彼はこの作曲のためにドレスデンを訪れ、名作弦楽四重奏曲第8番と並行して仕事したといわれます。「ドレスデン解放」にはベー トーヴェンの「喜びの歌」が現れますが、グロテスクに変形されていてショスタコーヴィチの屈折が感じられます。あまり聴く機会のないこ の 作 品 を 、フ ェ ド セーエフの演奏で味わえるのはファン狂喜と申せましょう。 (Ki)

IDIS
IDIS-6730(1CD)
ブラームス:交響曲第3番ヘ長調 Op.90
ハイドン:交響曲第94番ト長調『驚愕』*
ハンス・クナッパーツブッシュ(指)BPO

録音:1950年(放送録音)、1950年2月1日(ライヴ録音)*
「IDIS-6362」の品番でリリースされていた音源が、ジャケットと品番を新たに再発売されます。ここに収録されているブラームスの3番は知る人ぞ知 る超巨大演奏。出だしの3音がとんでもない重さで地の底から沸き起こる!クナッパーツブッシュの圧倒的なスケール感に度肝を抜かれます。もちろんハイ ドンもクナ節炸裂の重厚演奏です。 ※再発売に伴いまして同内容の「IDIS-6362」は廃盤となります。ご了承くださいませ。

CLAVES
50-1709(1CD)
マーラー:交響曲第4番(編曲:クラウス・ジーモンによる室内アンサンブル版)
アルトゥル・シュナーベル(1882-1951):歌曲Op.11&Op.14より「それから」Op.11-2、「マリアの歌」Op.11-4、「わが子よ、私はいくよ」Op.11-7、「夜景」Op.14-14、 「Heisst es viel dich bitten?」Op.14-16(編曲:グラツィエッラ・コントラットによる室内アンサンブル版)
ラヘル・ハルニッシュ(S)
グラツィエッラ・コントラット(指)、
ミューテン・アンサンブル・オーケストラ

録音:2016年7月/ブルネンホフ・ラジオスタジオ(チューリッヒ/スイス)
美声の持ち主であるソプラノ歌手、ラヘル・ハルニッシュが注目の新譜をリリース。収録作品はマーラーの交響曲第4番とシュナーベルの歌曲を室内ア ンサンブルによる伴奏で録音しました。作曲家、ピアニスト、指揮者として活躍のドイツのクラウス・ジーモンが編曲したマーラーの交響曲第4番は実演、録音でも高い評価を得ております。マー ラーの豊かな響きを室内アンサンブルで表現しているこの編曲では、マーラーの特質した美しい旋律を際立たせております。さらにピアノ、アコーディオン が加わることによりしっかりとした構築を示し、原曲の雄大な響きも堪能できます。透明度の高いこの名曲の新たな魅力を再発見できる編曲です! そして注目はアルトゥル・シュナーベル(1882-1951)の歌曲です。シュナーベルといえばピアノの名手と知られ、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全 集をはじめ数々の名録音を残してきました。ピアニストとしてだけでなく作曲家としてもその才を認められたシュナーベルは “創造するヴィルトゥーオソ” と して3つの交響曲、5つの弦楽四重奏曲、ピアノ協奏曲、ピアノのための7つの小品、そして歌曲などを残しました。ここに収録された歌曲からの抜粋で は当演奏の女流指揮者グラツィエッラ・コントラットによる編曲で、室内アンサンブルの伴奏でお楽しみいただけます。この歌曲集はシュナーベルの後の 伴侶となったテレーゼ・ベーアのために書かれており、そのどれもが美しい旋律を呈します。 (Ki)

Pentatone
PTC-5186249(1SACD)
ベートーヴェン:交響曲第2番 ニ長調 Op.36
交響曲第5番 ハ短調 Op.67「運命」*
ラファエル・クーベリック(指)
ロイヤル・コンセルトヘボウO、
ボストンSO*

録音:1974年2月コンセルトヘボウ(アムステルダム)
1973年11月ボストン・シンフォニー・ホール(ボストン)*
リマ スタリング:ポリヒムニア・インター ナショナ ル
チェコが生んだ巨匠ラファエル・クーベリック(1914-1996)が1971年から75年にかけて録音したベートーヴェンの交響 曲全集。全9作品を、それぞれオーケストラを変えて録音したユニークな企画としても有名な録音です。当ディスクには交響曲第2番(コンセルトヘボウ 管/1974年録音)と第5番(ボストン響/1973年録音)を収録。PENTATONEのリマスタリング・シリーズからの注目のリリースです!交響曲第2番ではクーベリックらしい快演を披露。情感豊かにして折り目正しい演奏は圧巻です。第1楽章の呈示部反復は実施した通常配置での録音 です。一方、第5番「運命」は全体的に遅めのテンポ設定の名演で、ボストン響らしい重厚感のある管楽器と豊かなアンサンブルが魅力です。なお、第 1楽章再現部のファゴットはホルンに改変しております。また、両端楽章の呈示部反復は実施をした通常配置での録音です。両オーケストラの特色を導き 出して演奏するクーベリックの確かな力量を再認識させられる名演を聴くことができます。
今回のリマスタリングもオランダのポリヒムニア・インターナショナル(1998年にフィリップス・クラシックスの技術チームが独立して立ち上げた会社) が担当。オリジナル・マスターテープからの丁寧な復刻で見事なサウンドでよみがえりました。クーベリックによるベートーヴェンの交響曲第1&4番(PTC 5186248)とあわせてお楽しみください。 (Ki)

GRAND SLAM
GS-2169(1CD)
フルトヴェングラー/フランクとシューマン
フランク:交響曲 ニ短調
シューマン:交響曲第1番「春」*
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)VPO

録音:1953年12月14日&15日ムジークフェラインザール(ウィーン)
1951年10月29日ドイツ博物館、コングレスザール(ミュンヘン)*
使用音源:Private archive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より
フランクは1953年、デッカによる録音セッションであり、シューマンは1951年のライヴです。ともに2トラック、38センチのオープンリール・テープよ り復刻、テープに記録された情報をくまなく再現しています。シューマンは実にしっかりした腰の強い音ですが、フランクの方は、モノラルとしては、これ 以上はあり得ないというレベルにまで達しています。また、解説書には「マルケヴィッチのフルトヴェングラー論」を掲載しています。ごく短い文章ですが、 フルトヴェングラーの生演奏を体験した人でなければ書けない内容です。(平林直哉)


SWR music
SWR-19043CD(8CD)
NX-F03
ブルックナ:交響曲選集
(1)交響曲 第2番 ハ短調(1877年版)
(2)交響曲 第3番 ニ短調(1888-1889年版)
(3)交響曲 第4番 変ホ長調(1878-1881年版)
(4)交響曲 第5番 変ロ長調(1878年版)
(5)交響曲 第6番 イ長調(1879-1881年版)
(6)交響曲 第7番 ホ長調(1881-1883年版)
(7)交響曲 第8番 ハ短調(1887-1890年版)
(8)交響曲 第9番 ニ短調(1894-1896年版)
ハンス・ロスバウト(指)
バーデン・バーデン南西ドイツRSO

録音:(1)1956年12月10-13日
(2)1960年12月17-22日
(3)1961年4月20日
(4)1962年5月24日
(5)1961年7月3日
(6)1957年12月30日
(7)1955年11月17日
(8)1959年2月25日
全てモノラル
このBOXは、ハンス・ロスバウトがバーデン・バーデン南西ドイツ放送交響楽団を率いて、南西ドイツ放送(SWR)に録音したブ ルックナーが全て収録されています。ハース版とノヴァーク版の違いも含め、作品の解釈について長年に渡り考察を重ねたというロス バウト、これらの演奏も納得の行く総譜を用いて行われたものです。 もともと現代音楽のスペシャリストとして、シュトックハウゼンやブーレーズ作品、シェーンベルクの《モーゼとアロン》などの演奏で高い 評価を得ていたロスバウトですが、同時にモーツァルトのオペラやワーグナー、マーラーなど古典派からロマン派の作品にも親和性が 高く、このブルックナーも、曲の細部に至るまで詳細な分析を行った上で、ブルックナーの和音やメロディ、曲の構造の特性を活かし たコントラストの強い演奏です。 SWR所蔵のオリジナル・テープからデジタル・リマスタリングを行っています。

Chandos
CHSA-5186(1SACD)
ヴォーン・ウィリアムズ: 「南極交響曲」(交響曲第7番)*
4つの最後の歌(オーケストレーション:アンソニー・ペイン
男声版世界初録音)**
ピアノ協奏曲(2台のピアノと管弦楽のための編曲:ヴォーン・ウィリアムズ&ジョセフ・クーパー)#
アンドルー・デイヴィス(指)
ベルゲンPO、
マリ・エリクスモーン(S)*、
ロデリック・ウィリアムズ(Br)**、
エレーヌ・メルシエ(P)#、
ルイ・ロルティ(P)#、
ベルゲン・フィルハーモニーcho*、
エドヴァルド・グリーグcho*

録音:2017年1月30日−2月2日、グリーグホール(ベルゲン、ノルウェー)
故リチャード・ヒコックスより"英国音楽の伝道師"としてのタクトを受け継ぎ、エルガー、ディーリアス、ホルスト、バックスなど英国音楽の新たな名録音を生み出してきた名匠、サー・アンドルー・デイヴィス。リチャード・ヒコックスが活動後期にスタートし、志半ばで未完となっていた交響曲チクルスを引き継いだアンドルー・デイヴィスは、2017年初頭に「交響曲第9番」をリリース。そして、この南極交響曲(交響曲第7番)の発売によって、ヒコックスから続くヴォーン・ウィリアムズの交響曲全9曲が完成となります!
映画「南極のスコット」のために作曲された音楽(プラハ映画祭で音楽賞受賞)から、演奏会用組曲ではなく「交響曲」へと生まれ変わった南極交響曲は、ソプラノ独唱と女声合唱を伴い、様々な打楽器やウィンドマシーンなども使われる雄大な交響曲。また、声楽とピアノのための作品から、エルガーの「交響曲第3番」の補完版などで知られるアンソニー・ペイン(b.1936)によってオーケストレーションが施された「4つの最後の歌」、作曲者自身とジョセフ・クーパーによって「2台ピアノ」のための協奏曲へとアレンジされたピアノ協奏曲(ソリストは、ロルティ&メルシエという豪華デュオ!)などの併録される作品にも注目!

Lyrita
Itter Broadcast Collection
REAM.1135(1CDR)
ジョージ・ロイド:交響曲第6番
交響曲第7番 「プロゼルピーヌ」*
エドワード・ダウンズ(指)
BBCノーザンSO

BBC放送日:1980年12月31日、1974年9月5日*
「Itter Broadcast Collection」は、リリタ(Lyrita)の創設者リチャード・イッターが所有していたBBCの放送録音を収録したテープ、アセテート盤からの復刻によるシリーズ。
療養のため故郷のイギリスからスイス、そしてアメリカへと渡ったジョージ・ロイド(1913−1998)は、苦難の人生を送りながらも作品を書き続け、その生涯で12曲の交響曲を生み出しています。ここでは、BBCノーザンSO(現BBCフィルハーモニック)の首席指揮者を務めていた名匠エドワード・ダウンズが振った交響曲第6番、ギリシャ神話の女神「プロゼルピーヌ(プロサーパイン)」の名が冠された交響曲第7番を収録。どちらも放送初演となったBBCの録音を優れた音質で復刻しています。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

Signum Classics
SIGCD-484(1CD)
ラフマニノフ:交響曲第1番ニ短調 Op.13 ウラディーミル・アシュケナージ(指)
フィルハーモニアO

※録音(ライヴ):2016年11月17日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ロンドン、イギリス)
桂冠指揮者として良好な関係を継続しているフィルハーモニアOとのプロジェクトとして、自身の指揮者としての代名詞でもあるラフマニノフの交響曲全集がスタート!アシュケナージは80年代にコンセルトヘボウOと、また21世紀に入ってからはシドニーSOと、いずれも名盤の誉れが高い全集録音を残しているだけでに、イギリスの名門オーケストラとのコンビによる"ラフマニノフ・チクルス"に懸かる期待は非常に大きい。ロイヤル・フェスティヴァル・ホールの聴衆を沸かせた「第1番」で、アシュケナージの新たなラフマニノフが堂々のスタートです!

Hyperion
CDA-68190(1CD)

ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲第2番 「ロンドン交響曲」(1920年版)
女声と小管弦楽のための 「サウンド・スリープ」**
声楽と小管弦楽のための 「オルフェウスと竪琴」#
ブラス・バンドのための変奏曲##
マーティン・ブラビンズ(指)BBC響
エリザベス・ワッツ(S)**,#、
メアリー・ベヴァン(S)**、
キティ・ホエートリー(Ms)**
ロイヤル・カレッジ・オヴ・ミュージック・ブラス・バンド##

録音:2016年11月16日−17日、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)
「ロンドン交響曲」の名前を持つヴォーン・ウィリアムズの交響曲第2番は、1913年に原典版が完成し1914年に初演、その後何度か改訂が重ねられています。ブラビンズが演奏するのは、1918年に改訂され1920年に最初に出版されたバージョンという珍しい版での録音です。
また、エリザベス・ワッツやメアリー・ベヴァンらが歌う声楽と小編成オーケストラのための小品、そしてブラス・バンド(軍楽隊)のために書かれた「変奏曲」など、ヴォーン・ウィリアムズの知られざる作品の収録もポイント。

ACCENTUS Music
ACC-80322CD(5CD)

KKC-5802(5CD)
日本語帯・解説付
税込定価
ベートーヴェン:交響曲全集
交響曲第1番ハ長調 Op.21
交響曲第2番ニ長調 Op.36
交響曲第3番変ホ長調 Op.55『英雄』
交響曲第4番変ロ長調 Op.60
交響曲第5番ハ短調 Op.67『運命』
交響曲第6番ヘ長調 Op.68『田園』
交響曲第7番イ長調 Op.92
交響曲第8番ヘ長調 Op.93
交響曲第9番ニ短調 Op.125『合唱』
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO
ヘルベルト・ブロムシュテット(指)
シモナ・シャトゥロヴァー(S)
藤村実穂子(A)
クリスチャン・エルスナー(T)
クリスチャン・ゲルハーヘル(Br)
MDR放送cho
ゲヴァントハウスcho
ゲヴァントハウス児童cho

録音:2014年5月(第8番)、2014年12月(第3番)、2015年5月(第7番)、2015年12月(第2&9番)、2016年5月(第6番)、2017年1月(第5番)、2017年3月(第1&4番)
録音場所:ゲヴァントハウス・コンサートホール(ライヴ)
ブロムシュテットによるベートーヴェンの交響曲全集が登場。オーケストラは、ブロムシュテットが1998年から2005年の7年間に渡ってシェフを務めた、 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団。現在も名誉指揮者として定期的に指揮台に立ち、絶大な信頼を獲得しています。ブロムシュテットは、2017年 7月に90歳の誕生日を迎え,ACCENTMUS MUSICは、これを記念して2014年から2017年の間に録音された同コンビによるベートーヴェン交響曲 全曲のCDセットをリリース,大巨匠の栄光を讃えます。 世界で最も古い伝統を誇る名門オーケストラ、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団は、これまでにコンヴィチュニー、マズア、シャイーなどとベートー ヴェン交響曲全集を残しており、それらも歴史に残る素晴らしいものでした。しかしブロムシュテットは同楽団の任期中にはベートーヴェンの録音しておらず、 今回待望の録音となりました。ブロムシュテット自身は、シュターツカペレ・ドレスデンと全集を録音しているので今回で2度目の全曲録音となります。ブ ロムシュテットの解釈は、ベートーヴェン自身のオリジナルのメトロノーム記号に従い、速めのテンポで運ぶ演奏は、年齢を感じさせない躍動感あふれるも の。そして同時に堅実な解釈、しなやかで瑞々しい音楽は、まさに円熟の極みと言えるでしょう。 (Ki)


ICA CLASSICS
ICAC-5142(2CD)
NX-C02
カラヤン〜1955-1956年秘蔵音源集
チャイコフスキー:交響曲 第4番
ラヴェル:スペイン狂詩曲#
モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」
 ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K488
 交響曲 第41番「ジュピター」
クララ・ハスキル(P)
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
フィルハーモニアO

録音:1955年5月1日*、1955年10月18日#、1956年2月6日  (全てモノラル)
全て初出音源!英国の録音史において貴重な役割を果たしたRichard Itter-リチャード・イッター(1928-2014)は、もともと録音に対して興味を抱いており、1951年に開設された英国の放送局“BBC Wrotham transmitter” の放送(1955年からはVHF/FM放送が開始された)を私的使用するためだけに、当時最高級の機材を用いて録音 していました。1952年から1996年まで、およそ1500点にのぼる放送録音は、貴重なコレクションとして現在も大切に 保存されています。 また、イッターは1959年にプライヴェート・レーベル「Lyrita Recorded Edition」を設立し、こちらは大手レーベル (HMV、Deccaなど)がリリースしなかったアイアランドやフィンジなど「英国の知られざる作曲家」を積極的に紹介し、 1960年代における彼らの作品普及に大きく貢献しています。1970年代になると、さらにバックス、モーラン、オルウィ ン、ブリッジ、ローストーン、ラブラなどの交響的作品や協奏曲の初演録音を追加、こちらの音源の多くは現在 “Nimbus Records”にライセンスされ、流通しています。 ICA CLASSICSは、BBCと12年間の交渉との末、ようやく契約がまとまり、イッターの膨大な録音の中から40タイトル をリリースします。これらは前述のとおり、これまでに市場に出たことのない貴重なものです。
第1弾はカラヤン/フィルハーモニア管との1955年から1956年までの録音アーカイヴ。 1948年にフィルハーモニア管弦楽団の首席指揮者に就任したカラヤンは、オーケストラの創設者であるウォルター・レッ グの下で多くの録音を残しています。しかし1955年にベルリン・フィル終身首席指揮者兼芸術総監督に就任したこと で、イギリスでの演奏が激減してしまいました。この2枚組にはチャイコフスキー、ラヴェル、モーツァルトの3人の作品が収 録されており、そのどれもが貴重な録音です。アメリカ・ツアー直前に録音されたチャイコフスキーは当時のカラヤンの溌剌 とした演奏であり、現在聴くことのできる1953年盤にも匹敵する美しさを有しています。レパートリーとしては録音の少な い「スペイン狂詩曲」も素晴らしい出来映えです。また、クララ・ハスキルとのモーツァルトでは協奏曲第20番の高潔な演 奏が知られていますが、珍しい第23番の演奏が残されていたのは驚きです。天真爛漫な第1楽章、第3楽章はもちろ んのこと、憂いに満ちた第2楽章が聴きどころであり、録音当時、違うレーベルに所属していながらも良好な関係を築い ていた2人による素晴らしい演奏です。 いずれも、これまで市場に出ることのなかった幻の録音です。


ORFEO DOR
C935171DR(1CD)
NX-B04
バイロイト音楽祭1963年/カール・ベーム
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S)
グレース・バンブリー(Ms)
ジェス・トーマス(T)
ジョージ・ロンドン(Bs)
カール・ベーム(指)
バイロイト祝祭O&cho

録音:1963年7月23日バイロイト祝祭劇場(モノラル)
ワーグナーの作品のみを上演する目的で建設された「バイロイト祝祭劇場」。しかし、ベートーヴェンの第九だけは、開幕記念コン サートでワーグナー自身が指揮したこともあり「特別な作品」とみなされ、音楽祭の節目の年に時折演奏されます。戦争による中 断を経て、1951年の開催コンサートではフルトヴェングラーが指揮、これは伝説的なコンサートとして現在も語り継がれています。 フルトヴェングラーは1954年にも第九を演奏、これらは既にOrfeoレーベルからリリースされています。そしてワーグナーの生誕150 年、没後80年記念の年である1963年には、その前年からバイロイト音楽祭に登場した68歳のカール・ベームが「第九」を指揮。 名実ともに「新しいバイロイト時代」の幕開けを告げる名演を残しました。終楽章での4人の素晴らしい独唱者と217人の合唱団 が生み出す響きは、先のフルトヴェングラー盤を凌駕するほどの迫力を伴っています。


LPO
LPO-1010(7CD)
NX-H10
ユロフスキ/LPO首席指揮者就任10周年記念BOX

【CD1】
(1)デュカス:舞踏詩「ラ・ペリ」
(2)ラヴェル:ダフニスとクロエ
【CD2】
(1)グリンカ:スペイン序曲第1番「ホタ・アラゴネーサ」
(2)グリンカ:スペイン序曲第2番「マドリードの夏の夜の思い出」
(3)グリンカ:幻想的ワルツ
(4)ダルゴムイシスキー(1813-1869):幻想的スケルツォ「バーバ・ヤーガ」
(5)ムソルグスキー):禿山の一夜(原典版)
(6)プロコフィエフ:バレエ組曲「道化師」Op.21Bis(抜粋)
(7)ムソルグスキー:禿山の一夜(リムスキー・コルサコフ改訂版)
【CD3】
(1)シマノフスキ:交響曲第3番「夜の歌」
(2)ツェムリンスキー:詩篇第23番Op.14
(3)タネーエフ:ダマスコの聖イオアンOp.1
(4)ラフマニノフ:3つのロシアの歌Op.41
【CD4】
(1)ヤナーチェク:カンタータ「永遠の福音」
(2)エネスコ:交響曲第3番ハ長調Op.21
【CD5】
リスト:ファウスト交響曲
【CD6】
(1)ブラームス:ドイツ・レクイエム
(2)ブラームス:アルト・ラプソディOp.53
【CD7】
(1)シルヴェストロフ:交響曲第5番
(2)カンチェリ(1935-):アナザー・ステップ…世界初録音
(3)リゲティ:アトモスフェール
ウラディミール・ユロフスキ(指)LPO
ロンドン・フィルハーモニーcho

【CD1】
録音:(1)2016年4月20日
(2)2015年3月14日
【CD2】
録音:(1)(2)(4)2016年12月7日
(3)2016年12月14日
(5)2011年9月21日
(6)2015年3月21日
(7)2010年8月15日
【CD3】
ジェレミー・オヴェンデン(T)
録音:(1)2012年2月22日
(2)(3)2015年9月26日
(4)2015年2月7日
【CD4】
ソフィア・フォルミナ(S)
エイドリアン・トンプソン(T)
録音:
【CD5】
マルコ・イェンチュ(T)
録音:2011年7月26日RoyalAlbertHall
【CD6】
ミア・パーション(S)
ディートリッヒ・ヘンシェル(Br)
アンナ・ラーション(Ms)
録音:(1)2012年12月1日
(2)2010年5月1日
【CD7】
録音:(1)2009年4月22日
(2)2008年9月24日…世界初録音
(3)2017年2月22日…世界初録音
クルト・マズアの後任として、2007年にロンドン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者に就任したウラディーミル・ユロフスキ。2017年、彼の就任10年 を記念して、これまでにリリースされなかった数々の貴重な作品(世界初録音を含む)が収録された、過去10年間におけるユロフスキとオーケストラの良 好な関係を示すBOXが発売されます。 7枚のアルバムに収録されている作曲家の顔ぶれは多彩であり、ユロフスキが得意とする19世紀の作品を中心としたプログラムはもちろんのこと、ロシアもの では、珍しいダルゴムイシスキーの「バーバ・ヤーガ」をはじめ、ムソルグスキーの原典版とリムスキー・コルサコフ版の2種類の「禿山の一夜」他、シルヴェストロ フを含む一連の現代作品までを収録。オーケストラも、これまで取り上げられなかったレパートリーに果敢に取り組み、素晴らしい成果を上げています。 ブックレット(英文)では、ユロフスキとBBCラジオ3のアンドリュー・マクレガーとの対話を収録。ユロフスキのこれまでの活動と今後の方針が詳細に語られて います。

GRAND SLAM
GS-2171(2CD)
マーラー:交響曲第2番「復活」
 さすらう若人の歌*
ワーグナー:ジークフリート牧歌#
ブルーノ・ワルター(指)、
エミリア・クンダリ(S)
モーリン・フォレスター(Ms)
NYO、ウェストミンスターcho
ミルドレッド・ミラー(Ms)*
コロンビアSO#

録音:1957年2月18日&1958年2月17、21日カーネギー・ホール(ニューヨーク)
1960年6月30日、7月1日アメリカン・リージョン・ホール(カリフォルニア)*
1959年2月27日/アメリカン・リージョン・ホール(カリフォルニア)#
使用音源:Private archive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より  
ワルターの初めてのステレオ録音である、マーラーの交響曲第2番「復活」ほか、2トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻の登場です。マーラー の「復活」のLPが初めて発売された時、ワルターはアメリカ・コロンビア社の依頼により、ジャケットに曲目解説を書いています。しかし、その後はな ぜかこの解説は顧みられることはなく、国内でも過去、一度も使用されていません。この解説を絶対に生かしたいと願い、その機会をうかがっていましたが、 遂にそれが実現しました。木幡一誠氏の緻密で明瞭な訳文からは、ワルター自身の、マーラーとその作品に対する深い愛情と尊敬がまざまざと読み取られ、 実に感動的です。この演奏に、これ以上の解説はないと断言出来ます。また、音質は従来通り、いかにもアナログらしい、柔らかく落ち着いたものとなっ ています。なお、当2枚組には歌詞対訳は付きません。また、ワルター自身の解説は「復活」のみで、他の2曲は含まれておりません。(平林 直哉)

CPO
CPO-777494(1CD)
NX-B10
ルイ・グラス:交響曲全集 第2集
交響曲第5番 ハ長調「スヴァスティカ」
ピアノと管弦楽のための幻想曲 Op.47
マリアンナ・シリニャン(P)
ダニエル・ライスキン(指)
ライン州立フィルハーモニーO
ニールセンと同じ時代に活躍したデンマークの作曲家、ルイ・グラス。しかし彼の音楽の源は北欧ではなく、留学先のブリュッセルで 影響を受けたフランクとブルックナーでした。それゆえか、その作品も極めて重厚な響きを駆使したドイツ的な雰囲気を持つことで 知られています。 スヴァスティカとは日本語で「吉祥=めでたい兆し」といった意味を持つサンスクリット語。「卍」の意味もあり、第二次世界大戦中 は、この形を裏焼きしたものがナチス・ドイツの旗印として使われていました。良い意味でも悪い意味でも「象徴」であり、太陽や宇 宙を顕すものでもあります。この言葉をタイトルにしているルイ・グラスの交響曲第5番は、やはり彼が影響を受けたとされる神智学 の思想に基づいており、宇宙から世界を俯瞰するかのような粛々とした雰囲気に満ちています。「幻想曲」も同じく神智学の教え に基づいており、流麗でありながら、自身の内面を深く見つめるかのような神秘性を持った美しい曲です。

CAvi
4260085-533787
(1CD)
マーラー・エディション Vol.2
マーラー:交響曲第4番ト長調
ハンナ=エリーザベト・ミュラ ー(S)
デュッセルドルフSO
アダム・フィッシャー(指)

録音:2016年11月17-21日 ドュッセルドルフ・トーンハレ(ライヴ)
2015/2016シーズンよりデュッセルドルフ交響楽団の首席指揮者を務めているアダム・フィッシャー。その新しい手兵とマーラー交響曲全曲録音プロ ジェクト第2弾。 マーラーを得意とするアダム・フィッシャーのチクルスということで、第1弾のマーラー交響曲第7番も注目を集めましたが、この第4番も期待できる内 容となっています。
マーラーにしては比較的小編成のオーケストラを用いた、珍しく明るい雰囲気を湛えた広く親しまれている交響曲第4番。終楽章ではソプラノのソロが 天国での生活の楽しさを謳い上げますが、ここでは期待のドイツ人ソプラノ、ハンナ=エリーザベト・ミュラーが務めています。デュッセルドルフ交響楽団 との相性の良さは抜群であり、爽快さと美しさに溢れた極上のマーラーを聴かせてくれます。
デュッセルドルフ交響楽団は、1818年創立の市音楽協会をルーツとするオーケストラで、メンデルスゾーンとシューマンがかつて音楽総監督を務めてい たドイツの名門。デュッセルドルフ交響楽団は、コンサート・オーケストラとしてはトーンハレを、劇場オーケストラとしてはライン・ドイツ・オペラを本拠 としています。 (Ki)


REFERENCE
FR-724SACD
(1SACD)
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番「革命」
バーバー:弦楽のためのアダージョ
マンフレート・ホーネック(指)
ピッツバーグSO

録音:2013年6月7-9日(ショスタコーヴィチ)、2013年10月11-13日(バーバー)
ピッツ バ ー グ 、ハ イン ツ・ホ ー ル( ラ イヴ )
長年高音質レーベルとして高い評価を得ているREFERENCE RECORDINGS。そしてREFERENCE RECORDINGSはもちろん、PENTATONE,BIS, など録音に定評のある数々のレーベルの録音を40年以上に渡って担当しているsound mirror社がタッグを組んだ大好評「ピッツバーグ・ライヴ!」シリー ズ。第7弾リリースは、ショスタコーヴィチの交響曲第5番とバーバーの「弦楽のためのアダージョ」です。 ショスタコーヴィチの交響曲第5番は、1937年11月ロシア革命20周年を祝う演奏会で初演されました。当局からの強い圧力の中作曲され、当時の スターリン政権を讃美した曲として、政府からも高く評価されることになります。しかしショスタコーヴィチは、新しい手法で複雑な二重構造をもつ楽曲を 書き上げたのです。スターリンを納得させ、かつ政権への皮肉を込めたメッセージを曲に忍び込ませました。ホーネックは、「この怒りと絶望という2つ の要素は、この音楽に内在するドラマ性と深い感情を示している」と語っています。 そしてバーバーの「弦楽のためのアダージョ」。その圧倒的な美しさから20世紀の管弦楽曲を代表する名曲として知られています。この曲が有名になっ たのは、ケネディ大統領の葬儀で演奏されたのがきかっけでした。その後、葬儀などに良く使われるようになりましたが、バーバー自身はそのことについ てあまり良く思っていなかったようです。しかし1967年に「アニュス・デイ」のテキストを使った合唱曲に編曲していることから、バーバーにとっても思 い入れのある曲であったようです。ホーネックは、この「アニュス・デイ」の編曲版は、楽曲を深く理解するのに不可欠であると語っています。静謐な中 にも激しい感情が渦巻く演奏を聴かせてくれます。 ホーネックはこの2作品に対し、歴史的背景を踏まえた自身の解釈を盛り込んだ詳細な解説を寄稿しています。 (Ki)

LSO Live
LSO-0803
(1SACD+1 Blu-ray Disc Audio)
メンデルスゾーン:交響曲第2番「賛歌」op.52(1840) ルーシー・クロウ(S)
ユルギタ・アダ モ ニテ(Ms)
マイケル・スパイアーズ(T)
サー・ジョン・エリオット・ガーディナー(指)LSO
モンテヴェルディcho

録音:2016年10月16&20日、バービカン・センター(ライヴ)DSD 128fs
第1曲「シンフォニア」では、ロンドン交響楽団が誇る管楽器セクションが高らかに開始を告げ、続くアンサンブルも愉悦のきわみ。ソプラノは華のあ る歌声のイギリスの歌手、ルーシー・クロウ。メゾ・ソプラノはリトアニア出身で幅広いレパートリーで活躍するアダモニテ、テノールはアメリカ出身で、ロッ シーニからベルリオーズ「ファウストの劫罰」のファウスト役までを得意とするベル・カント、マイケル・スパイアーズという独唱陣もそれぞれ見事な歌唱 です。全篇をとおしてクリアさを保ちながらもやわらかみを帯びた録音で、LSOの各セクションのアンサンブルの妙、そしてガーディナーの手兵モンテヴェ ルディ合唱団の巧さが際立った名演奏となっています。
★従来のSACD ハイブリッド盤に加えて、同一の演奏内容を収めたピュア・オーディオ・ブルーレイ・ディスクが同梱されます。お手持ちのブルーレイ・ディ スク・プレーヤーで手軽に楽しめるハイスペックのフォーマットへの対応はオーディオ・ファイルから大好評です。また、ブルーレイ・ディスクからは、ネッ トワークに接続すると、DSD/24bit 96kHz FLAC/16bit 44.1kHz WAV/320kbps MP3のファイルをダウンロードしていただけます。 (Ki)


Opus蔵
OPK-2120(1CD)
宇野功芳追悼企画/2017年最新リマスタリング
ブルーノ・ワルター〜ウィーン、ロンド ン、そしてニューヨ ー クへ
ワーグナー:ジークフリート牧歌
ハイドン:交響曲第86番 ニ長調*
シューマン:交響曲第3番「ライン」#
ブルーノ・ワルター(指)
VPO、LSO*、NYPO#

録音:1935年、1938年*、1941年#
演奏解説:宇野功芳
宇野功芳先生追悼シリーズの締めとして、ワルターがアメリカに移ってからの録音で、最初の高い評価をされたシューマンの交響曲「ライン」をSPレコードから復刻しました。組合せはナチスのオーストリア併合でヨーロッパを離れる過程で録音したロンドン響とのハイドン、ウィーン時代の「ジークフリート牧歌」を組みました。(2017年-新リマスター)
「ライン」は当時アメリカで多用されてきた長時間録音可能なアセテート盤に録音したものをもとにSPレコードを作ったもののようです。SP録音時の細切れ録音と違い音楽全体に流れがあります。米コロンビアはLPの開発に力を入れており、その開発段階の録音だったのでしょうか。(オーパス蔵 相原了)
■宇野功芳氏解説からの抜粋
<ハイドン:交響曲第86番>
ハイドンの「第86番」はウィーンを追われたあと、同年9月13日にロンドン交響楽団を振って録音されたもので、「第99番」同様ほとんど演奏されないが、ぼくの愛惜する逸品だ。
第1楽章のワルターは序奏部から微笑みの音と歌が満ち、第2楽章は落ち着いたテンポで歌にあふれているが、この時代のワルターのしゃれた味わいを保ち、音楽を完全に自分のものとして物語を進めてゆくうまさは、前述のシューリヒトとともに最高峰の名に値する。
メヌエットは遅めだ。トリオで気分を変えるのも見事だが、この楽章だけはワルターならばもっと出来そうである。しかし、わずかな不満はフィナーレで完全に解消される。第一楽章に対応した格別に速いテンポと、それに伴う敏感なリズム、しかも一本調子に陥らない気分の変化は、やはり若きワルター
の心の爆発であり(62歳)、ロンドン交響楽団が彼らとしてはベストの雄弁さでこれに応えてゆく。
<シューマン:交響曲第3番「ライン」>
「エロイカ」(注:1941年1月録音)と同時期の録音にもかかわらず、このほうは非常な名演奏だ。
・・・とくに遅いテンポでゆったりと揺れるようなカンタービレをみせる第2楽章もロマンの極みだ。第1楽章と共にワルターの最も上出来な部分といえよう。そして終楽章では見得を切るようなルバートさえ現われ、やがて荒れ狂うコーダへ進んでゆくのである。オーケストラの固さもここではプラスに作用し、当時のワルターとしては造形がすこぶる雄大で立派だ。・・・アメリカのオーケストラの威力を楽しんで、のびのびと棒を振った結果が「エロイカ」では失敗し、「ライン」では成功したのであろう。

TOCCATA
TOCC-0410(1CD)
NX-B03
エミール・タバコフ(1947-):交響曲全集 第2集
交響曲 第1番(1981-1982)
ヴィオラ協奏曲(2007)
アレクサンドル・ゼムツォフ(Va)
エミール・タバコフ(指)
ブルガリア国立放送SO

録音:2009年9月22.24.26.28日、2014年3月12-14日
指揮者としても活躍するブルガリア出身のエミール・タバコフ。彼が愛する後期ロマン派の作曲家、マーラーやリヒャルト・シュトラウスの足跡 を辿るかのように、タバコフも大規模な作品を次々と発表、現在では9曲の交響曲を発表するまでになりました。彼の作品は、マーラーの ように強力で叙事詩的であり、人間の暗い側面にもつぶさに光を当てています。それは1980年代に書かれた第1番の交響曲から顕著 で、冒頭から迫力に満ちた音楽が展開され、息つく暇もありません。2007年のヴィオラ協奏曲も迫力ある音で構成されており、暴力的 なエネルギーが炸裂するかと思えば、荒涼とした世界が広がる、まるでショスタコーヴィチの作品のような様相を見せています。どちらもタバ コフ自身の指揮による演奏です。
TOCCATA
TOCC-0412(1CD)
NX-B03
ナイジェル・クラーク(1960-):シンフォニック・ウィンズのための音楽集
コルネット協奏曲「水平線の謎」(2012)
交響曲 第1番「A Richer Dust」(2014)
ハーメン・ヴァンホーン(コルネット)
H スティーヴン・スミス(ナレーター)
リード・トーマス(指)
ミドルテネシー州立大学ウィンド・アンサンブル

録音:2015年4月13日、2017年2月7日
英国の作曲家ナイジェル・クラークは、もともとコルネット奏者として活躍をはじめ、22歳の時にロンドンの王立音楽アカデミーでポール・パ タースンに作曲を学びます。26歳までの在学中に数多くの賞を獲得し名声を高めましたが、彼の名を一躍高めたのは、1994年にブラッ ク・ダイク・ミルズ・バンドのコンポーザー・イン・レジデンスを務めたことでしょう。以降、吹奏楽作曲家の頂点に立つ人の一人として世界中 のファンから嘱望されています。このアルバムには、クラークが得意とするコルネットのための協奏曲「水平線の謎」と、2014年に作曲された 交響曲第1番「A Richer Dust」が収録されています。明るく華麗なコルネット協奏曲に比べ、交響曲は暗く重苦しい雰囲気を持ち、 人類史において絶え間なく繰り返される暴力と過激主義についての音楽的考察がなされています。

NAVONA
NV-5842(1CD)
NX-B02
ウォーシャワー:交響曲 第1番 他
交響曲 第1番「Living, Breathing Earth」
Tekeeyah(A Call)
ハイム・アヴィツァ(トロンボーン&ショファー)
ペトル・ヴロンスキー(指)
モラヴィアPO
「Living, Breathing Earth=息づく大地」と題されウォーシャワーの交響曲第1番。地球上で共存する様々な生き物、植物た ちの生命の輝きを描写したこの作品からは、生命の営みの喜びが感じられます。トロンボーン協奏曲の形式を持つ「Tekeeyah (呼びかけ)も、深い森の中を想起させる描写的な音楽です。トロンボーン奏者アヴィツァはユダヤ教で用いられる楽器ショファー (動物の角でできている)を操り、幽玄な音を聴かせます。
NAVONA
NV-5862(1CD)
NX-B02
アレン・ボンド:作品集
ファンタジア
3つのエリザベス朝の歌
交響曲 第1番
ローズ・ウィンドウ
.Sonus I
4つのシェイクスピアの歌
You Were the One
アンコール・ブルース
島田俊行(指)
モラヴィアPO
マラ・ボンド(S)
アレン・ボンド(P)
ローレンス大学音楽院を卒業後、ロックフェラー財団の助成金など多くの奨学金を獲得した作曲家アレン・ボンド。ピアニストとしても 才能を示し、カーネギーホールを始め数多くのコンサート会場で演奏しています。このアルバムでは彼のピアノ、ソプラノ、オーケストラ の作品を聴くことができます。「3つのエリザベス朝の作品」では伝統的で調和の取れたシンプルな作風、「交響曲第1番」を始めとし たオーケストラ作品では、音の万華鏡のような華やかさ、など多彩な作風によって書かれた音楽集です。


Treasures
TRT-013(1CDR)
クーベリック&VPO〜ステレオ名演集Vol.1
シューベルト
:交響曲第4番「悲劇的」
チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調*
ラファエル・クーベリック(指)VPO

録音:1960年1月14-20日、11月21-24日* ウィーン・ムジークフェライン大ホール(共にステレオ)
※音源:独ELECTROLA C053-00651、STE-91135*
■音源について
クーベリックはステレオ初期(独エレクトローラ)に、ウィーン・フィル、ロイヤル・フィルを使い分けて多くの録音を行なっています。このプロジェクトは、オケと良好な関係を保ちながら進めたからこそ、レコード1〜2枚で終わることなく進行し、「全てが名演」と言う輝かしい成果をもたらしたのだと思います。しかしその後は、不当に冷遇され続けているのはご承知の通り。CD化されても、いつも廉価盤扱い。しかも、養分を削ぎ落とした平板な音では、その真価を知ることなど到底出来ません。ジャケ・デザインは、英国盤。

★レコ芸2017年6月号・交響曲・再発盤ページにクーベリック盤のレヴューが載っていましたが、「あまりにも事務的な進行」とか「統率能力不足が甚だしい」など、あまりにも的外れなコメントに愕然としました。
昔から、単にきちんと演奏されているだけで推薦盤されることは珍しくなく、心ある読者ならそれを額面通りに受けることもないでしょう。しかし、その逆となると断じて看過できません!名演たる要素をふんだんに含む演奏に対し、それを感知できず、ネガティヴにしか捉えられない人のコメントなど、百害あって一利なし!
第一に、クーベリックはデッカにウィーン・フィルと1950年代に集中的に録音を行い、その全てがオケの特性を活かしつつ、独自の感性を確実に刻印した名演揃いであること。第二に、劣化したマスターの使用など、復刻の仕方によっては音の精彩が減じてしまう場合があること。このどちらかさえ認識していれば、たとえその再発盤の音が物足りなくても、本当はもっと説得力の有る音だったかも?と想像力が働くはずですから、こんな事実誤認はあり得ないのです。単に好き嫌いだけでで書いているとしたら、もはや評論ではありません。もしかして、それを自覚しているから「評論家」とは名乗っていなのでしょうか?他にも突っ込みどころ満載の文言が2ページにも渡って載っていますが、いちいち添削しても虚しくなるだけですので、以下にこれらの録音の本当の魅力をお伝えします。
シューベルトは、いわば「ウィーン・フィル側」の音楽ですが、クーベリックはオケに全てを委ねているようでいて、根底で優しく統制を効かせ、清潔なアンサンブルと造形美を獲得。その40歳代後半とは思えぬ懐の深い指揮芸術に感服するばかりです。第1楽章は、過度に深刻さを避けた清らかな歌が横溢。序奏から深いコクを湛えた響きと心を震わせたフレージングが常に訴えかけ、0:55の縦の線の揃い方は、オケがクーベリックの力量に心底心酔し、どこまでも付き従うことの決意表明のよう。主部以降の流れの清らかさは、クーベリックの音楽に対する姿勢がそのまま投影されており、僅かな弦のポルタメントも絶妙な隠し味として作用。第2楽章は、弦のみならず、木管の些細なフレーズまで哀愁が滲ませながら、感傷に溺れない冷静な制御も生き、芸術的に昇華したハイレベルなフレージングの連続。第3楽章はゆったりとしたテンポ感で一貫しながら音楽は弛緩せず、野暮ったさとも無縁なのは、初めからテンポを決めて掛かったのではなく、コーダの最後の一音まで、音の意味を噛み締めて進行し続けた結果ではないでしょうか。終楽章は、かつてもウィーン・フィルの魅力が大全開。物々しく厚い響きで塗り固めた演奏では、こういう木綿の風合いは生まれません。弦の細かいリズムの刻みの全てが、抑えがたい心のときめとして響く演奏など、他にありましょうか?もし全集録音が実現していたら、ケルテス盤以上の不朽の名盤と認識されたことでしょう。
チャイコフスキーの「5番」のウィーン・フィルによる録音はクリップス以降の全てが名演ですが、中でもクーベリック盤が最も地味な存在。そうなってしまった理由は、クーベリクの責任ではないことは賢明なファンならお判りのことでしょう。演奏内容は極めて濃密で、全てがウィーン流儀だったクリップス盤と比べ、ウィーン風の癖を少し抑え、スラブ的な情感を程よく付け加え、一層普遍的な魅力を増した名演となりました。決して音圧による威嚇に走らず、決して前のめりにならない落ち着きの中から、伸びやかなスケール感と風合いを湛えた音像が終始心を捉えて離しません。
第1楽章の展開部開始を告げるホルンは、ただの強奏ではなく強固な意思を湛え、再現部前の内燃エネルギーの高まり具合も、クーベリックとウィーン・フィルと結束の強さを如実に示すもの。第2楽章142小節以降の頂点へ登りつめるまでの熱い一体感も、両者が真に共鳴しあっていなければ到底不可能です。終楽章では、スラブ的な馬力よりも作品の造形への配慮を更に優先させますが、作品への共感度合いはもちろん不変。オケを強引に操作するのではなく、指揮者とオケが完全に納得の行く自然なアプローチに徹したたからこそ、全く惰性的に流れない感動的な演奏に結実したのでしょう。微に入り細に入り、注意深く聴かなければ気づかない、音楽を一層魅力的にする配慮も随所に散りばめ、聴きべ聴くほど唸らされるクーベリックの奥技を是非じっくりと御堪能下さい。【湧々堂】 ★「チャイ5」詳細レヴュー

BERLINER PHILHARMONIKER
KKC-5791(5SACD)
SACDマスタリング
オプティマル・メディア
輸入盤・日本語帯・解説付

税込定価
シューベルト:交響曲全集
交響曲第1番ニ長調 D82
交響曲第2番変ロ長調 D125
交響曲第3番ニ長調 D200
交響曲第4番ハ短調 D417『悲劇的』
交響曲第5番変ロ長調 D485
交響曲第6番ハ長調 D589
交響曲第7番ロ短調 D759『未完成』
交響曲第8番ハ長調 D944『グレート』
ニコラウス・アーノンクール(指)BPO

録音:2003年10月23-25日[交響曲第3&4番]
2004年4月22-24日[交響曲第1番]
2004年12月2-5日[交響曲第6&7番]
2005年4月14-16日[交響曲第2番]
2006年3月22-24日[交響曲第5&8番]
ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
2015年度「第53回」レコード・アカデミー賞 大賞を受賞したアーノンクールの「シューベルト・エディション」(KKC-5445)から、交響曲全曲 がSACD化されました。アナログレコード(KKC-1054)も発売しているので、このSACDハイブリッド盤の発売で、CD、Blu-ray Audio、ハイレゾ・ ダウンロード、LPと現在主に市場流通している、ほとんどのメディアでの試聴が可能となりました。演奏に関しても、音に関しても、一切の妥協を許さな いベルリン・フィルの万事徹底した自身に溢れるリリースとなりました。
「モーツァルトやベートーヴェンと比較することには意味はなく、シューベルト独自の音楽世界を表現するべきだ」と言うアーノンクール。特に初期の交 響曲に関しては、作品を歴史上の一過程と捉えるものではなく、完成された個々の作品として細部まで磨き上げられた音楽を聴かせています。アーノンクー ルにとってシューベルトの交響曲全曲録音はコンセルトヘボウ以来2度目。その他にも、ウィーン交響楽団やベルリン・フィルとも単曲で収録しているアー ノンクールは、シューベルトの作品に対して「シューベルトは常に心の友であり、音楽の化身でした」と語っており、自身にとっても特別な演奏であること がうかがえます。 アーノンクールは2015年12月5日に体力的な理由から引退を表明し、わずかその3ヶ月後に死去。このシューベルトの交響曲全集は、一時代を築 いた古楽界、音楽界の名匠の貴重な音源となるでしょう。 (Ki)


King International
KKC-5779(5CD)
日本語帯・解説付
完全限定生産

税込定価
ヘンツェ:交響曲全集
[CD1] 交響曲第7番(1983/84)、交響曲第8番(1992/93)
[CD2] 交響曲第9番(1996/97)
[CD3] 交響曲第3番(1949/50)、交響曲第4番(1955)、交響曲第5番(1962)
[CD4] 交響曲第1番(1947/1963、1991改訂)、交響曲第6番(1969、1994改訂)
[CD5] 交響曲第2番(1949)、交響曲第10番(1997-2000)
マレク・ヤノフスキ(指)
ベルリンRSO
ベルリン放送cho

録音:[CD1] 2006年11月15-17日(第7番)、2007年2月7-9日(第8番)
[CD2] 2008年11月21-23日
[CD3] 2010年1月5-7日(第3番、第4番)、2010年9月10日(第5番)
[CD4] 2012年8月28-29日(第1番)、2012年1月8-9、11日(第6番)
[CD5] 2012年8月28-29日(第2番)、2013年6月12-14日(第10番)
※輸入盤=WER-6959
20世紀ドイツを代表する作曲家ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ(1926-2012)が残した作品の中で、特に重要な10曲の交響曲。現代音楽でありながら連綿 と続くドイツ・シンフォニーの系譜を受け継ぐ音楽であり、ヘンツェ自身の生涯を辿る上でも重要な意味を持つ作品です。全集録音は現時点でこのヤノフスキ盤のみ しか存在しません。現代音楽の名門WERGOレーベルが打ち立てた金字塔的名盤であり、演奏水準を考えてもこれ以上の全集はまず現れないであろう、素晴らし い内容のセットです。 ヘンツェ没後5年となる今年2017年、今一度ヘンツェの交響曲を顧みるために、国内仕様盤を限定数生産で発売いたします。輸入盤のライナーノートに載って いる詳細な曲目解説はすべて日本語に訳しました。この解説書を読めば各曲についてはもちろん、ヘンツェの作風の変遷やその生涯まで、幅広く理解の助けになる でしょう。また声楽付きの第9番は歌詞訳も完備。日本語資料としてとても貴重です。 (Ki)
【楽曲について】
[第1番] 20歳の時に書かれた記念すべき作品。しかしヘンツェは内容に満足がいかず後に改定を施し、より統一感ある音楽に生まれ変わった。
[第2番] 初めて12音技法を大幅に取り入れた作品。パッサカリアやBACH音列、コラール旋律などが登場する。
[第3番] イタリアに移住する数年前に書かれた作品。12音技法を用いながらも地中海風の明るさがあり、熱狂的な舞曲が印象的。
[第4番] オペラ『鹿の王』の音楽に基づく牧歌的交響曲。約20分の単一楽章制ながら密度の高い書法で、伝統的な4楽章制を内包している。
[第5番] バーンスタイン&ニューヨーク・フィルハーモニック委嘱作品。現代のローマを表現したという劇的な音楽。コーダの激しさが圧倒的。
[第6番] キューバ訪問から生まれ、ハバナで自身の指揮で初演。エレキギターやバンジョーなども用い、新境地を開拓した作品。
[第7番] ベルリン・フィル委嘱作品。ベートーヴェン的とも言える伝統的な交響曲の様相を持つ。作曲にあたりヘルダーリンの詩からインスピレーションを受けた。
[第8番] ボストン響委嘱作品。初演指揮は小澤征爾。シェイクスピアの『夏の夜の夢』から3つのシーンを切り取り3楽章の交響曲として描いた。
[第9番] ベルリン音楽祭委嘱作品。初演はメッツマッハー&ベルリン・フィル。アンナ・ゼーガースの小説『第七の十字架』を題材とした声楽付き交響曲。ベートー
ヴェンのそれとは違い哀しみと恐怖に満ちた厳しい内容だが、「ドイツ作曲家の第九」として不朽の価値を誇る名作。
[第10番] ヘンツェのパトロンの一人、パウル・ザッヒャーへの追悼作品。初演指揮はラトル(第1楽章のみ)。恐怖や苦痛から解放され、穏やかに終結する。


Treasures
TRE-180(1CDR)
スワロフスキー/チャイコフスキー&サン・サーンス
チャイコフスキー:交響曲第3番「ポーランド」
サン・サーンス:交響曲第3番「オルガン付き」*
ハンス・スワロフスキー(指)
ウィーン国立歌劇場O
フランツ・エイブナー(Org)*
※ウィーン楽友協会ホールのオルガンを使用

録音:1956年6月26-29日(ステレオ)
※音源:URANIA USD-1026、SAGA XID-5283*
◎収録時間:76:14
“色彩の厚塗りを避け、スコアの筆致を信じた実直路線が結実!”
■音源について
2曲ともURANIA音源で、世界初のステレオ録音と思われます。チャイコフスキーの「1番」「2番」も含めてこの4日間に録音されているので、ほぼ一発録りなのでしょうが、1956年とは思えぬ良好なバランスのステレオサウンドには驚くばかり。ちなみに、サン・サーンスの「オルガン」が初演されたのは、この録音のちょうど70年前でした。

★ロマン派以降の交響曲の演奏に際しては、指揮者も録音スタッフも、とにかくまず「立派」に聞こえることを優先し過ぎてはいないか、聴き手も、それが当たり前に思ってはいないだろうか…。「聴き映え」のことなど全く眼中にないスワロフスキーの実直な指揮に触れると、そんな思いが頭をよぎります。
チャイコフスキーは、民族的な色彩を上塗りせず、ただスコアを丁寧に炙り出しているだけですが、まろやかな情感が滲み、決して無機質に陥ることがないのは、オケの音色自体がすでに音楽的であることを熟知し、それを有効活用しきった成果と言えましょう。意外なのはテンポ運びが極めて洗練されていること。第1楽章第2主題でもテンポを落とさず素直な歌に徹し、そこから純朴な活力を引き出しています。コーダの俊敏なレスポンスも見事。実にメルヘンチックな第2楽章、ピチカートの瑞々しさに惚れ惚れする第3,4楽章も、ウィーンのオケの特質なくしてはありえない味。終楽章では、ワーグナー的な響きで圧倒しようとする演奏では引き出せない、素朴な生命の躍動に心奪われます。手綱を程よく緩めたこの絶妙な開放感は、まさに指揮技術の極意でしょう。
サン・サーンスも演出皆無。もちろんオーディオ効果など念頭に置いていないので、金ピカ壮麗な響きとは違う、人肌の温もりと包容力で魅力する比類なき名演奏として結実しています。サン・サーンスのオーケストレーションの魅力を素のまま伝えるこに専心しているので、第1部の後半でも瞑想感の上塗りなど一切せず、これ以上ない素朴な空気が支配しますが、6:25以降のピチカートに乗せて主題が回帰するシーンでは、信じがたいほど香り高きフレージングを実現するのです!第2部は、アンサンブルを締め付けすぎないゆとりが、懐の深いニュアンス作りに直結。シルキーな弦の魅力を思う存分堪能した後に訪れる後半部は、ゆったりとしたテンポを貫徹。表面的な興奮にも背を向けたその足取りには強い確信が漲り、当然のようにイン・テンポで締めくくるコーダも、巨匠級の風格美を醸成。この曲に一切のハッタリ持ち込まず、味わい志向に徹した演奏をお望みなら、これを聴かない手はありません!【湧々堂】

LPO
LPO-101(7CD)
NX-H01
チャイコフスキー:交響曲全集、他
交響曲第1番調「冬の日の幻想」Op.13
交響曲第2番ハ短調「小ロシア」Op.17
交響曲第3番ニ長調Op.29
交響曲第4番ヘ短調Op.36
交響曲第5番ホ短調Op.64
交響曲第6番ロ短調「悲愴」Op.74
マンフレッド交響曲Op.58
序曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」
弦楽セレナードハ長調Op.48
ウラディーミル・ユロフスキ(指)LPO

録音:交響曲第1番…2008年10月22日
交響曲第2番…2016年12月7日
交響曲第3番…2016年3月5日
交響曲第4番…2011年3月19日
交響曲第5番…2011年5月4日
交響曲第6番…2008年11月26日
マンフレッド交響曲・・・2004年12月8日
フランチェスカ・ダ・リミニ・・・2015年9月26日
弦楽セレナード・・・2007年4月1日
ユロフスキ&ロンドン・フィルによるチャイコフスキーの演奏は、どれもがイギリス国内の新聞やドイツの音楽誌で高く評価されており、なかでも首席客演指揮者時代の「マンフレッド」はBBCミュージックマガジンの「今月のディスク」に選ばれた記念碑的1枚です。2007年に首席指揮者に就任してからの活躍ぶりは衆目の一致するところ。このチャイコフスキーも、年月を経るに従い、その関係性の強化が見て取れる充実した演奏となっています。最新録音の第2番&第3番に加え、このBOXのみの収録となる「フランチェスカ・ダ・リミニ」と「弦楽のためのセレナード」がボーナス・アルバムとして含まれているのがポイント。この2曲は単独リリースの予定はありません。

Pentatone
PTC-5186248
(1SACD)
ベートーヴェン:交響曲第1番 ハ長調 Op.21
交響曲第4番 変ロ長調 Op.60*
ラファエル・クーベリック(指)
LSO、イスラエルPO*

録音:1974年6月ブレント・タウン・ホール(ロンドン)
1975年9月ヘルクレスザール(ミュンヘン)*
チェコが生んだ巨匠ラファエル・クーベリック(1914-1996)が1971年から75年にかけて録音したベートーヴェンの交響 曲全集。全9作品を、それぞれオーケストラを変えて録音したユニークな企画としても有名な録音です。当ディスクにはクーベリック60代を迎えたときに 録音したベートーヴェンの交響曲第1番(ロンドン響/1974年録音)と第4番(イスラエル・フィル/1975年録音)を収録。PENTATONEのリマ スタリング・シリーズからの注目のリリースです。 第1番では瑞々しい響きを情感豊かに表現し、ロンドン響の力量を最大限引き出したエネルギッシュな演奏です(両端楽章の呈示部は反復実施してお ります)。一方、イスラエル・フィルとの第4番はとりわけ弦楽パートの美しさがあらわれた演奏。雄大に広がる豊かな響きが魅力です。両オーケストラ の特色を導き出して演奏するクーベリックの確かな力量を再認識させられる名演です!今回のリマスタリングもオランダのポリヒムニア・インターナショナル (1998年にフィリップス・クラシックスの技術チームが独立して立ち上げた会社)が担当。オリジナル・マスターテープからの丁寧な復刻で見事なサウン ドでよみがえりました。ヴァイオリン両翼型配置にも注目の立体的な演奏をお楽しみください。

GRAND SLAM
GS-2167(1CD)
フルトヴェングラー/「田園」+「モルダウ」
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
スメタナ:交響詩「モルダウ」*
ヴィルヘルム・フルトヴェングラーしVPO

録音:1952年11月24、25日ムジークフェラインザール(ウィーン)
1951年1月24、25日ムジークフェラインザール(ウィーン)*
使用音源:Private archive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より
オリジナル・モノラルによる、2トラック、38センチのオープンリール・テープ復刻第です。同じくモノラルではLP復刻(「田園」=HMV ALP-1041使用、 GS-2026〈品切れ〉、2008年/「モルダウ」=HMV BLP-1009使用、GS-2030〈品切れ〉、2008年)以来、2度目の登場となります。LP復刻 の音も独特の味わいがありますが、プチパチ・ノイズのない、より明瞭なテープ・サウンドは魅力的です。 解説書用の新規のネタは、だんだんと発見するのが難しくなりましたが、ルツェルン音楽祭での逸話を見つけました。音と併せてお楽しみ下さい。(平林直哉)

Profil
PH-17004(8CD)
テンシュテット・ボックス

■CD1
プロコフィエフ:交響曲集
(1)交響曲第5番変ロ長調Op.100
(2)交響曲第7番嬰ハ短調Op.131

■CD2
マーラー作品集
(1)交響曲第4番ト長調
(2)子供の不思議な角笛〜浮き世の暮らし/ラインの伝説/この歌を作ったのはだれ?

■CD3
マーラー:交響曲第5番

■CD4
マーラー:亡き子をしのぶ歌(全5曲)

■CD5
ブルックナー:交響曲第3番ニ短調

■CD6
(1)モーツァルト:交響曲第32番ト長調K.318
(2)同:交響曲第1番変ホ長調K.16
(3)シベリウス:ヴァイオリン協奏曲

■CD7
(1)モーツァルト:協奏交響曲イ長調K.Anh.104(320e)
(2)同:レチタティーヴォとアリア「うつくしい恋人よ、さようなら…とどまれ、いとしき人よ」K.528
(3)同:アリア「心配しないで愛する人よ」K.505
(4)ハイドン:交響曲第64番イ長調

■CD8
ベートーヴェン作品集
(1)交響曲第3番変ホ長調「英雄」
(2)序曲「コリオラン」
全て、クラウス・テンシュテット(指)

■CD1
バイエルンRSO
[録音:1977年12月1-2日(1)、7月12日(2)/ミュンヘン(ライヴ)]
■CD2
エヴァ・チャポ(S)、西ドイツRSO
[録音:1976年9月18日(1)、1980年8月23日(ライヴ)(2)]
■CD3
北ドイツRSO
[録音:1980年5月19日/ハンブルク、ムジークハレ(ライヴ)]
■CD4
ブリギッテ・ファスベンダー(Ms)、
北ドイツRSO
[録音:1980年11月11日/キール、キーラー・シュロス(ライヴ)]
■CD5
バイエルンRSO
[録音:1976年11月4-5日/ミュンヘン(ライヴ)]
■CD6
ユーヴァル・ヤロン(Vn)(3)
バイエルンRSO
[録音:1977年7月14日(1)、12月2日(2)(3)(ライヴ)]
■CD7
プロ・アルテ弦楽三重奏団【豊田耕児(Vn)、ステーファノ・パッサージョ(Va)、ゲオルク・ドンデラー(Vc)】(1)、
ゲルティ・ツォイマー=ペール(S)(2)(3)、ディーター・クレッカー(Cl)(3)、
ベルリンRSO(1)-(3)、
南西ドイツRSO(現バーデン・バーデン&フライブルクSWR響)(4)
[録音:1974年9月11日(1)-(3)、1976年8月20日/ハンス・ロスバウト・スタジオ(4)(ライヴ)]
■CD8
北ドイツRSO
[録音:1979年7月3-6日/北ドイツ放送スタジオ10(ライヴ)]
全てステレオ録音
Profileレーベルからリリースされたテンシュテットのライヴ録音は、いずれも彼最良の壮絶な演奏ばかりでファンを狂喜させてきました。今回それを8 枚組、驚きの特別価格にてご提供いたします!
定評のあるマーラーが圧巻。天上の世界であるはずの第4番に地獄が見え隠れする恐ろしい演奏。この作品の真意を見る気がします。「亡き子をしのぶ歌」 全曲を大歌手ファスベンダーが歌っているのも魅力。あらためてテンシュテットのマーラー演奏の凄さを堪能できます。
生前リリースが実現しなかったプロコフィエフの交響曲は、テンシュテットとミスマッチかと思いきや、戦勝を祝ったはずの第5番の暴力性と喜ばしさの なさに東ドイツで育った彼の経験が感じられ、目から鱗が落ちます。
数少ないテンシュテットのブルックナー演奏を味わえる第3番のすさまじさ、モーツァルト作品で見せる端正なたたずまいも興味津々。テンシュテットと しては珍しいシベリウスのヴァイオリン協奏曲は、往年のクーレンカンプ盤のフルトヴェングラーの伴奏を彷彿させる怖さです。  (Ki)

EUROARTS
20-56264F(Bluray)

20-56268D(DVD)
2017年ヨーロッパコンサート・イン・キプロス
ウェーバー:歌劇「オベ ロン」序曲
 クラリネット協奏曲第1番ヘ短調Op.73
シュテファン・コンツ:ウェーバーの主題によるハンガリー幻想曲(アンコール)
ドヴォルザーク:交響曲第8番
ブラームス:ハンガリー舞曲第5番
アンドレアス・オッテンザマー(Cl)
マリス・ヤンソンス(指)BPO

収録:2017年5月1日 パフォス城・野外特設会場(キプロス)
映像監督:ヘニング・カステン
◆DVD
画面:Full HD 16:9
音声:PCMステレオ,
DTS-HD MA5.0
(Hi-res Audio:96kHz/24bit)
90分
◆Bluray
画面:NTSC 16:9
音声:PCMステレオ,
DTS5.0, DD5.0、90分
ベルリン・フィルの創立記念日である5月1日に毎年行われている、ベルリン・フィルのヨーロッパコンサート。ヨーロッパ各地のホールや歴史的建造 物で行われており、夏の野外コンサート、ヴァルトビューネよりも本格的なプログラムを演奏します。美しい建物や街で行われるコンサートは、多くの音楽ファ ンに支持されているベルリン・フィル恒例のイベントです。 2017年は、指揮者にマリス・ヤンソンス、ソリストにベルリン・フィルの首席クラリネット奏者アンドレアス・オッテンザマーを迎え地中海東に位置する キプロス共和国で行われました。野外特設会場が組まれたのはパフォス城。パフォスはキプロスにある世界遺産で、古代ギリシャ・古代ローマ時代から東ロー マ(ビザンチン)帝国時代にかけての都市遺跡です。またギリシャ神話の愛と美の女神アフロディーテ誕生の地としても知られています。2017年はパフォ ス市が欧州文化首都に制定され、世界的なアーティストらが様々なプログラムを展開。そして今回ベルリン・フィル恒例のコンサートも行われることにな りました。キプロスは1970年代に起きた南のギリシャ系、北のトルコ系住民の闘争以来南北が分断されています。ヨーロッパと中東の中継地として長い 歴史を持つキプロスですが、色々な文化が混在しており、そうしたキプロスの風土を反映させたプログラミングになっています。 まずウェーバーの「オベロン」序曲から開始され、コンサートが始まる期待感を膨らませます。そしてオッテンザマーのソロによるウェーバーのクラリネッ ト協奏曲。ミュンヘンの宮廷楽団のクラリネット奏者ハインリヒ・ヨーゼフ・ベールマンのために書かれた作品。クラリネットの特色を存分に生かした楽曲で、 クラリネットの哀愁を帯びた音色に、愉悦感に満ち溢れた魅力的な作品。ベルリン・フィルの好サポートにオッテンザマーの精緻な演奏は必聴です。アンコー ルにはベルリン・フィルのチェロ奏者であるシュテファン・コンツが作曲した「ウェーバーの主題によるハンガリー幻想曲」を演奏し、会場を大いに盛り上 げています。 メイン・プログラムはドヴォルザークの交響曲第8番。照りつける地中海の日差しの中で演奏することは必ずしも好条件とは言えませんが、そこはさすが ベルリン・フィル。ドヴォルザークの憂いをたたえた旋律、各楽器の甘美な響きとヤンソンスの巧みな指揮ぶりにより、高密度な演奏を聴かせてくれます。 特に終楽章の輝かしいトランペット、その後に続く多彩な響きは圧巻です、ヤンソンスの見事な手腕と超名人集団のベルリン・フィルの実力を改めて感じ るコンサート映像となっています。 またブルーレイの音声は96kHz/24bitのハイレゾ仕様となっており、より高密度な音と映像を楽しむことができます。 (Ki)


Treasures
TRE-178(1CDR)
フェレンチクのベートーヴェンVol.2
序曲「献堂式」Op.124
交響曲第1番ハ長調Op.21
交響曲第8番ヘ長調Op.93
ヤーノシュ・フェレンチク(指)
チェコPO*、ハンガリー国立O

録音:1961年1月5日*、1964年7月14-23日(全てステレオ)
※音源:SUPRAPHON SUAST-50025*、HUNGAROTON HLX-90002
◎収録時間:65:28
“音楽を決して淀ませない、フェレンチク流の指揮の極意!!”
■製作メモ
フェレンチクはベートーヴェンの交響曲を複数回録音していますが、この2曲は後の全集とは別の最初の録音。ここで採用した重量盤は、演奏の温かみと奥深さを余すことなく伝えています。

★既にTRE-165でご紹介した「交響曲第2番&第4番」と並んで、50歳代のフェレンチクを象徴する名演。フェレンチクが終生持ち続けた衒いのない丹念な造形力はこの頃すでに確立しており、同時にオケを禁欲的な窮屈さに閉じ込めることなく、伸びやかに息づかせる手腕にも長けていたことを実感できます。
「第1番」は、これぞ真の中庸美。単に当たり障りのない解釈という意味での「中庸」とは違うのです。全楽章を通じて無利のないテンポを採用しながら、手作りの風合いを持つ響きが魅力的で、本当の意味でのアクセントとして響くティンパニの何気ない一打にも、見識の深さ感じさせます。第3楽章中間部の木目調のハーモニーは、この指揮者とオケのコンビネーションで味わう醍醐味。終楽章は力こぶを振り上げず、オケの自発的な推進力に任せながら、音楽の古典的な骨格を自然に表出させるという、指揮の極意を見る思いです。
「第8番」第1楽章は、意外にも爽快なテンポ。しかもそのテンポ選択に説明的な嫌らしさが纏わりつくことなく、何も気負わずに進行するので、その爽やかな空気は心にすんなりと浸透するのです。その自然な進行のうちに、気づくと展開部では見事な高揚感に到達していますが、そこにも邪念による煽りなど一切なし。第2楽章もテンポこそスタイリッシュですが、このオケの純朴な響きがそのままニュアンス化され、心に染みます。チェコ・フィルとはまた違うローカル色を持つこのオケの手作り感は、この楽章を弾くために存在するかのよう。これは3分台で演奏された同楽章の録音の中で、間違いなく屈指の名演です!
一切の効果を狙わない音楽作りはイメージ的には地味ですが、結果的に聴き手の琴線に確実に触れる効果を持つ演奏を実現しているのですから、そこにはとてつもない極意が注入されていると言わざるをえません。
なお、2曲とも提示部リピートを行なっています。
実は、私はこのコンビの演奏を聴くたびに、かつてその来日公演のFM生放送にゲスト解説者として招かれていた日本のクラシック音楽評論の重鎮の一言が脳裏をよぎります。なんと「随分と埃っぽい音ですね〜」とポロッと発言したのです!まだ高校生だった私は、こんな貧困な感性しか持ち合わせずにその道の権威として君臨していることに愕然としたのでした。さすがに今の時代、ベルリン・フィルやウィーン・フィル以外の非主流派オケは全て二流、と見下す人などいないと思いますが…。とにかくこのディスク、ブランドの重みより音楽の本質に触れたいと願う全ての方々にお届けしたいのです!【湧々堂】

NEOS
NEOS-21602(17CD)
ハインリヒ・シフを讃えて

■CD1
(1)バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番BWV1007*
(2)バッハ:無伴奏チェロ組曲第4番BWV1010
(3)バッハ:無伴奏チェロ組曲第5番BWV1011
(4)フランチェスコ・ジェミニアーニ(1680-1762):チェロと通奏低音のためのソナタOp.5-Nr.6
(5)ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲RV424

■CD2
ベートーヴェン:作品集
(1)魔笛の主題による12の変奏曲Op.66
(2)ウェールズとアイルランドの歌WoO155〜
Nr25、26、WoO152-Nr1、3、4、
(3)チェロ・ソナタ第3番Op.69*
(4)チェロ・ソナタ第5番Op.102-2
ハインリヒ・シフ

■CD3
ベートーヴェン:作品集
(1)交響曲第5番「運命」Op.67*
(2)ヴァイオリン協奏曲Op.61*

■CD4
モーツァルト:作品集
(1)交響曲第36番《リンツ》KV425*
(2)交響曲第40番KV550
(3)ヴァイオリンと管弦楽のためのロンドハ長調KV373

■CD5
シューマン:作品集
(1)チェロ協奏曲Op129
(2)チェロとピアノのためのアダージョとアレグロ
(3)チェロとピアノのための幻想小曲集Op.73
(4)交響曲第2番*

■CD6
ブラームス:室内楽曲集
(1)チェロ・ソナタ第1番Op.38*
(2)チェロ・ソナタ第2番Op.99
(3)クラリネット三重奏曲イ短調Op.114

■CD7
ブラームス:作品集
(1)ピアノ三重奏曲Op.8
(2)ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲

■CD8
ドヴォルザーク:作品集
(1)チェロ協奏曲Op.104
(2)森の静けさ
(3)ロンド
(4)ポロネーズ
(5)序曲《謝肉祭》Op.92*
■CD9)
(1)ブルックナー:交響曲第4番《ロマンティック》*
(2)ブルッフ:コル・ニドライOp.47*

■CD10
マーラー:作品集
(1)交響曲第1番《巨人》*
(2)交響詩《葬礼》*

■CD11)
(1)アンリ・ヴュータン(1820-1881):チェロ協奏曲第2番
(2)ニコロ・パガニーニ(シフ編):カンタービレOp.17
(3)ニコロ・パガニーニ(ジャンドロン編):ロッシーニの《モーゼ》の主題による変奏曲
(4)チャイコフスキー:感傷的なワルツOp.51-6
(5)チャイコフスキー:交響曲第6番《悲愴》*

■CD12)
(1)プロコフィエフ:バレエ組曲《ロミオとジュリエット》(7曲抜粋)*
(2)プロコフィエフ(ピアティゴルスキー編):子供のための音楽より「行進曲」Op.65
(3)グリエール(1875-1956):12の小品より「ワルツ」Op.48-2
(4)ヘルムート・シフ(1918-1982):ヴァイオリンとチェロのための2つのデュオOp.63*
(5)ショスタコーヴィチ(1906-1975):チェロ・ソナタOp.40*

■CD13
ショスタコーヴィチ:作品集
(1)チェロ協奏曲第1番Op.107*
(2)チェロ協奏曲第2番Op.126

■CD14
シュニトケ:作品集
(1)合奏協奏曲第1番
(2)チェロ・ソナタ第1番*
(3)弦楽三重奏曲

■CD15
ルトスワフスキ:作品集
(1)チェロ協奏曲
(2)チェロ協奏曲*
(3)葬送の音楽〜バルトークの追憶に*
(4)チェロとピアノのための変容〜荘重に

■CD16
(1)ルディ・シュテファン(1887-1915):管弦楽のための音楽1912*
(2)B.A.ツィンマーマン(1918-1970):チェロ協奏曲《3つの形》
(3)フリードリヒ・グルダ(1930-2000):チェロと吹奏楽のための協奏曲

■CD17
(1)ウェーバー:《オベロン》序曲*
(2)シューベルト:交響曲第7番《未完成》*
(3)R.シュトラウス:チェロと管弦楽のためのロマンス
(4)ヴィンツェンツ・ラハナー(1811-1893):6つのドイツ舞曲よ
りカンタービレ*
(5)ドビュッシー:チェロ・ソナタ*
(6)ラフマニノフ:ヴォカリーズ
(7)サン=サーンス:白鳥
(8)ヴィエニャスフキ(シフ編):スケルツォ・タランテラ
■CD1
ハインリヒ・シフ(Vc)
(4)トン・コープマン(Cemb)/
ヤープ・テル・.リンデン(Vcコンティヌオ)
(5)アイオナ・ブラウン(指)アカデミー室内O
録音:(1)1983年(プライヴェート録音)*
(2)(3)1984年セオン(EMI)
(4)1991年アムステルダム(Philips)
(5)1983年ロンドン(Philips)
■CD2
ハインリヒ・シフ(Vc)
(1)フリードリヒ・グルダ(P)
(2)D.フィッシャー=ディースカウ(Br)
ユーディ・メニューイン(Vn)
ヘルムート・ヘル(P)
(3)クリスティアン・ツァハリアス(P)
(4)ティル・フェルナー(P)
録音:(1)1981年ウィーン(Amadeo)
(2)1984年ベルリン(EMI)
(3)1982年ザルツブルグ音楽祭ライヴ
(ORF)*、(4)2000年(Philips)
■CD3
ハインリヒ・シフ(指)
(1)ケルンWDR響
(2)トマス・ツェートマイアー(Vn)、
ウィーン室内O
録音:(1)1998年WDR(ケルン・ライヴ)*
(2)2000年ライヴ(SchubertiadeFeldkirch)*
■CD4
ハインリヒ・シフ(指)
(1)カメラータ・ザルツブルク
(2)(3)ノーザン・シンフォニア
録音:(1)2002年ウィーン・コンツェルトハウス、ライヴ(ORF)*
(2)1990年キーサイド、ニューキャッスル(Virgin)
(3)1991年キーサイド、ニューキャッスル(Virgin)
■CD5
ハインリヒ・シフ((1)(2)(3)Vc、(4)指)
(1)ベルナルド・ハイティンク(指)BPO
(2)(3)ゲルハルト・オピッツ(P)
(4)オスロ・フィルハーモニーO
録音:(1)1988年ベルリン(Philips)、
(2)(3)1991年ノイマルクト(Philips)、
(4)1996年オスロ・ライヴ*(OsloPhilharmonicOrchestra)
■CD6
ハインリヒ・シフ(Vc)
(1)クリスティアン・ツァハリアス(P)
(2)ゲルハルト・オピッツ(P)
(3)ザビーネ・マイヤー(Cl)、ルドルフ・ブッフビンダー(P)
録音:(1)1982年フライブルク・ライヴ(プライヴェート録音)*
(2)1996年ノイマルクト(Philips)、(3)1983年フランクフルト(EMI)
■CD7
ハインリヒ・シフ(Vc)
(1)ウルフ・ヘルシャー(Vn)、クリスティアン・ツァハリアス(P)
(2)フランク・ペーター・ツィンマーマン(Vn)、ヴォルフガング・サヴァ
リッシュ(指)ロンドン・フィル
録音:(1)1982年セオン(EMI)、(2)1996年ロンドン(EMI)
■CD8
ハインリヒ・シフ((1)-(4)Vc、(5)指)
(1)アンドレ・プレヴィン(指)VPO
(2)(3)アンドレ・プレヴィン(P)
(4)エリザベス・レオンスカヤ(P)
(5)シュターツカペレ・ドレスデン
録音:(1)(2)(3)1992年ウィーン(Philips)(4)1984年ラ・ショー・ド・フォン(Philips)、(5)1995年ドレスデン・ライヴ(MDR)*
■CD9
ハインリヒ・シフ(指)
(1)ケルンWDR響
(2)ブルーノ・ヴァインマイスター(Vc)、ドイツ・ラインラント=プファルツ州立PO
録音:(1)2004年ケルン・ライヴ(WDR)*
(2)2002年ルードヴィヒシャフェン・ライヴ(SWR)*
■CD10
ハインリヒ・シフ(指)
(1)バーデン=バーデン・フライブルクSWR響
(2)NDRハンブルクSO
録音:(1)2007年フライブルク・ライヴ(SWR)*
(2)2008年ハンブルク・ライヴ(NDR)*
■CD11
ハイリンリヒ・シフ((1)-(4)Vc、(5)指)
(1)ネヴィル・マリナー(指)SWRシュトットガルトRSO
(2)(3)(4)サミュエル・サンダース(P)
(5)バーデン=バーデン・フライブルクSWR響
録音:(1)1986年シュトゥットガルト(SDR&EMI)
(2)(3)(4)1987年ウィーン(Philips)
(5)2004年フライブルク・ライヴ(SWR)*
■CD12
ハインリヒ・シフ((1)指、(2)-(5)Vc)
(1)バーデン=バーデン・フライブルクSWR響
(2)(3)サミュエル・サンダース(P)
(4)アンドレアス・ライナー(Vn)
(5)ツィモン・バルト(P)
録音:(1)2003年ジュネーヴ・ライヴ(SWR)*
(2)(3)1987年ウィーン(Philips)
(4)1981年リンツ(プライヴェート録音)*
(5)1991年ザルツブルク音楽祭ライヴ(ORF)*
■CD13
ハインリヒ・シフ(Vc)
(1)クリストフ・フォン・ドホナーニ(指)VPO
(2)マキシム・ショスタコーヴィチ(指)バイエルンRSO
録音:(1)1988年ウィーン・ライヴ(VPO)*
(2)1984年ミュンヘン(Philips)
■CD14
ハインリヒ・シフ((1)指、(2)(3)Vc)
(1)ギドン・クレーメル(Vn)、タチアナ・グリンデンコ(Vn)、ユーリ・スミルノフ(Cemb、プリペアードPf)、ヨーロッパ室内O
(2)オレグ・マイセンベルク(P)
(3)ギドン・クレーメル(Vn)、タベア・ツィンマーマン(Va)
録音:(1)1988年ベルリン(DeutscheGrammophon)
(2)1984年ウィーン・ライヴ(ORF)*
(3)1987年ライヴ(ロッケンハウス音楽祭)
■CD15
ハインリヒ・シフ((1)Vc、(2)指)
(1)ヴィトルト・ルトスワフスキ(指)バイエルンRSO
(2)クリスティアン・ポルテッラ(Vc)、バーデン=バーデン・フライブルクSWR響
(3)マーラー室内O
(4)アチ・ベルトンチェリ(Pf)
録音:(1)1986年ミュンヘン・ライヴ(Philips&BR)
(2)2004年フライブルク・ライヴ(SWR)*
(3)2004年フェラーラ・ライヴ(FeraraMusica)*
(4)1983年エッケンハーゲン(EMI)
■CD16
ハインリヒ・シフ((1)指、(2)(3)Vc)
(1)(2)バーデン=バーデン・フライブルクSWR響楽(2)ミヒャエル・ギーレン(指)
(3)フリードリヒ・グルダ(指)ウィーン管楽アンサンブル
録音:(1)2009年フライブルク・ライヴ(SWR)*
(2)1989年バーデン=バーデン(Philips)
(3)1981年ウィーン(Amadeo)
■CD17
ハインリヒ・シフ((1)(2)指、(3)‐(8)Vc)
(1)SWRシュトットガルトRSO
(2)NDRハノーファー放送PO
(3)クルト・マズア(指)ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO
(4)(5)クリスティアン・ツァハリアス(P)
(6)エリザベス・レオンスカヤ(P)
(7)(8)サミュエル・サンダース(P)
録音:(1)1999年ケルン・ライヴ(Deutschlandradio)*
(2)2011年ハノーファー・ライヴ(NDR)*
(3)1989年ライプツィヒ(Philips)
(4)1982年フライブルク・ライヴ(プライヴェート録音)*
(5)1982年ザルツブルク音楽祭ライヴ(ORF)*
(6)1984年ラ・ショー・ド・フォン(Philips)
(7)(8)1987年ウィーン(Philips)

*印:初CD化
2016年12月26日に没したチェリスト、指揮者のハインリヒ・シフ(1951-2016)の主要なレパートリーをPhilips、EMI、DG等メジャー・レーベルや放送局の協力を得て集成。今回が初CD化となる多数の未発表音源を加えて大音楽家シフの偉業を辿ります。ハインリヒ・シフは1951年オーストリア出身。アンドレ・ナヴァラらの指導を受け、1972年にグラーツで開催されたISCM国際現代音楽祭でロストロポーヴィチが急病のため代役として演奏したルトスワフスキのチェロ協奏曲で一躍世界的な注目を集めるようになりました。その後はチェロの第一人者として華やかな活動を続けましたが、病のため2012年より指揮に専念、指揮者としても一時代を築きました。メジャー・レーベルからの音源の復刻ももちろんですが、今回のセットでうれしいのは初CD化される音源が多いこと。特におすすめはショスタコーヴィチのチェロ協奏曲第1番。1988年のウィーン・フィルとのライヴでソリストはもちろんシフ、指揮はドホナーニで権利はウィーン・フィルが所有していましたが、今回が初CD化。また広く世界に知られるきっかけとなったシフの十八番、ルトスワフスキのチェロ協奏曲は作曲者指揮のPhilips音源に加え、シフが指揮者に回って演奏した2004年のライヴ(初CD化)も収録、両者の聴き比べも楽しみなところ。そして指揮者としては2007年バーデン=バーデン・フライブルクSWR響とのマーラー:交響曲第1番ライヴに2004年ケルンWDR響とのブルックナー:交響曲第4番など、いずれも白熱のライヴで今回初CD化なのが不思議なくらいです。また既出のAmadeo音源ではありますが、ソルストとしては鬼才フリードリヒ・グルダの怪作「チェロと吹奏楽のための協奏曲」が収められているのも見逃せません。巨匠ハインリヒ・シフの足跡を辿る最高のセットです。

EditionHST
HST-104(1CD)
K.オルドニュス(オルドネス)(1734-1786);交響曲集第3巻
BrownI: C8 D10 F6 Bm1(HST-104)
交響曲ハ長調BrownI:C8
交響曲ニ長調BrownI:D10
交響曲へ長調BrownI:F6
交響曲ロ短調BrownI:Bm1*
ハイドン・シンフォ二エッタトウキョウ
リーダー;松井利世子(Vn)

録音:2015年5月、東京・オペラシティ近江楽堂にてライヴ収録
*以外=世界初録音
ヴァンハル、ホフマンとともに、1770年代ヴィーンで活躍した交響曲作家、オルドニュス。(教科書で習った、「ウイーン古典派」ハイドン、モーツァルトは実はヴィーンでは、ほとんど交響曲は作らなかったし、そもそも、ヴィーンにほとんど住んでいなかった。)。しかしながら、私生児であり、母親姓を名乗っていたため、また自筆譜は伝承されてないため、オルドニュス作品の復興は遅れている(80曲近い交響曲を作曲したが、現在視聴できるものは10曲たらず)。本CDでは、チェコ・プラハ国立博物館の協力を得、4曲を収録。

オクタヴィア
OVCL-00626(1CD)
ポポーフ:交響曲第1番 Op.7 飯森範親(指)東京SO

録音:2016年8月4日、東京・サントリーホール ・ライヴ
20世紀ソビエトの作曲家、ガヴリイル・ポポーフ。音楽院時代はショスタコーヴィチとともに 将来有望な才能の持ち主として注目されました。数々の作品で実力が認められていくな かで、当時のソビエトの芸術政策によって活躍の場が絶たれてしまい、不遇の時代を生き た作曲家でした。近年、彼の音楽が再評価され、全世界でその名が知られつつあります。 日本でも2016年8月に初演を果たした交響曲第1番が、ついにCD化となりました。 エネルギーに満ちた楽曲を、ライヴの熱気、迫力のあふれる演奏で、どうぞお楽しみくだ さい。(オクタヴィア)

PRAGA
PRDDSD-350140
(1SACD)
限定盤
ブルックナー:交響曲第3番ニ短調
ワーグナー:「パルジファル」〜幼な子があなたの母親の胸に抱かれているのを見た
 「トリスタンとイゾルデ」〜前奏曲/愛の死#
キルステン・フラグスタート(S)#、
ビルギット・ニルソン(S)、
ハンス・クナッパーツブッシュ(指)VPO

録音:1954年11月、1955年2月*、1958年#
ジャーレーベルのPD(著作権消滅)名盤をリマスターし、目の覚めるような音の良さで注目されるシリーズ。今回 はクナッパーツブッシュ。 それも1954年にウィーン・フィルを指揮したデッカの伝説的なセッション録音をSACDハイブリッド化。当時デッカ最先端の録音技術が名人ソウケニー クの新マスタリングで凄みを増しました。フラグスタートとニルソンを独唱者に迎えたワーグナーも壮絶のひとことに尽きます。 (Ki)
PRAGA
PRD-250341(1CD)
リムスキー=コルサコフ:交響曲第1番ホ短調
ストラヴィンスキー:交響曲第1番変ホ長調Op.1*
 幻想的スケルツォOp.3#
ボリス・ハイキン(指)モスクワRSO
イーゴリ・ストラヴィンスキー(指)コロムビアSO*
CBC響#

録音:1966年3月26日モスクワ、1965年5月2日ハリウッド*、1962年12月1日トロント#
リムスキー=コルサコフとストラヴィンスキーという近代管弦楽の大家の最初のオーケストラ曲を集めた一枚。とは言っても、リムスキー=コルサコフの 交響曲第1番は、後に作曲者が大改訂した版で、円熟期のオーケストレーションを堪能できます。ハイキンの明るい響きが魅力。興味深いのはストラヴィ ンスキーの「作品1」の交響曲。23-5歳の作で40分の大曲。グラズノフを思わすみずみずしいロシア色に満ち、作曲者の名を伏せたならば、誰もスト ラヴィンスキーの作とは思えません。ロシア音楽好きなら気にいること間違いなしです。 (Ki)

Onyx
ONYX-4168(1CD)
ウォルトン:交響曲集
交響曲第1番変ロ長調/交響曲第2番
キリル・カラビッツ(指)
ボーンマスSO
2008年からボーンマスSOの首席指揮者を務め、2016年にはヴァイマル・ドイツ国民劇場(Deutsches Nationaltheater and Staatskapelle Weimar)の音楽監督&首席指揮者にも就任し注目を浴びているウクライナの若きマエストロ、キリル・カラビッツ。プロコフィエフの交響曲と珍しい作品を組み合わせたプログラムで大成功を収めた「プロコフィエフの交響曲全集」に続く新録音は、なんとウィリアム・ウォルトンの交響曲集が登場!
2016年には読売日響を振った来日公演を成功させたカラビッツ。ディスコグラフィーの殆どをロシア音楽が占めるカラビッツが新たに挑む、20世紀イギリス音楽史における傑作交響曲にご期待あれ!

Nimbus
NI-7099(2CDR)
シューマン:交響曲全集
交響曲第1番変ロ長調 Op.38「春」/交響曲第4番ニ短調 Op.120/マンフレッド序曲 Op.115/交響曲第2番ハ長調 Op.61/交響曲第3番変ホ長調 Op.97「ライン」
ヨンダニ・バット(指)LSO

録音:2011年&2012年、アビーロード・スタジオ(ロンドン、イギリス)
かつてASVレーベルで知られざるレパートリーを続々と取り上げたマカオ出身の指揮者(兼科学者)ヨンダニ・バットが、一転、Nimbusレーベルで取り組んだ王道レパートリーの1つであるシューマンの交響曲が全集となって新装登場。LSOとのシューマン全集は、惜しくも2014年8月28日に他界してしまったヨンダニ・バットが遺した功績の1つです。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

Lyrita
SRCD.364(1CDR)
ダニエル・ジョーンズ:交響曲集
交響曲第2番
交響曲第11番 「ジョージ・フルーム・タイラーの思い出に」*
BBCウェールズSO、
ブライデン・トムソン(指)

BBC放送日:1990年1月19日、1990年3月30日*
20世紀中期のウェールズにおける最大の作曲家とされており、複合拍子(Complex Metres)の考案者としても知られるダニエル・ジョーンズ(1912−1993)。交響曲集第4弾は、複雑なリズムを重視し叙情的な要素と舞曲的要素を兼ね備える交響曲第2番(1951年に自身の指揮で初演)と、スウォンジー音楽祭の委嘱により作曲された交響曲第11番(1984年チャールズ・グローヴズ指揮で初演)の2つの交響曲を収録。第11番は副題の通り、ダニエル・ジョーンズの友人であり、スウォンジー音楽祭の会長を務めたジョージ・フルーム・タイラー(1983年没)へと捧げられています。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。


EUROARTS
20-64024F(Bluray)
KKC-9247(Bluray)
日本語帯・解説付
税込定価
20-64028D(DVD)
KKC-9248(DVD)
日本語帯・解説付
税込定価
小澤征爾&サイトウ・キネン・オーケストラ/2015&2016
ベートーヴェン:交響曲第2番
交響曲第7番

■特典映像
ベートーヴェン:合唱幻想曲

・マエストロ・オザワ 80歳バースデー・セレブレーション
小澤征爾(指 )
サイトウ・キネン・オーケストラ

収録:2015年9月6日(第2番)、2016年8月18日(第7番)、キッセイ 文化ホール、ライヴ

■特典映像
小澤征爾(指)
サイトウ・キネン・オーケストラ
マルタ・アルゲリッチ(P)
リディア・トイシャー(S)
三宅 理恵(S)
ナタリー・シュトゥッツ マン(C.A)
福井 敬(T)
ジャン=ポール・フシェクール(T)
マ ティアス・ゲ ルネ(Br)
OMF合唱団
収録:2015年9月1日、キッセイ文化ホール、ライヴ
◆Bluray
画面:1080/60i Full HD 16:9
音声:PCMステレオ、
DTS-HD Audio5.1
リージョン:All
本編83分 特典25分
◆DVD
画面:NTSC 16:9
音声:PCMステレオ、
DTS-HD Audio5.1
リージョン:All
本編83分 特典25分
1992年より長野県松本市で 毎年夏に開催してきた『サイトウ・キネン・フェスティバル松本』(SKF)は 、2015年より『セイジ・オザワ 松本フェスティバル』 (OMF)として新たなスタートを切りまし た。名称変更後もSKFからの母体であるサイトウ・キネン・オーケストラ (SKO)の優れた演奏はもちろんのこと、 小澤征爾総監督のもとに世界的指揮者、演奏家、出演者たちが 松本に集まります。 この映像は、新たなステージに踏み出した2015年とSKFから通 算し開催25回目となった2016年の小澤征爾指揮によるライヴ収録。傘寿を迎 えた小澤 征爾の円熟の演奏が収められています。 まず名称が変更され 、記念すべき第1回となった2015年のセイジ・オザワ 松本フェスティバル。15年ぶりに松本でベートーヴェンの交響 曲第2番を小 澤征爾が指揮したコンサートの映像です。交響曲第2番は、難 聴が悪化し、あの「ハイリゲンシュタットの遺書」が書かれたのとほぼ同時 期に作曲されました。 第3番「英雄」の影に隠れていますが、熱き筆致と豊かな表情 を持った楽曲。古典派の枠をはみ出してゆくベートーヴェンの音楽性を示し た作品で、小澤 征爾渾身の演奏を披露しています。 そして2016年のベートー ヴェン交響曲第7番。この曲も松本で演奏するのは23年ぶり。ベートーヴェ ンの交響曲の中でも最も勢いのある生気に満ちた楽 曲。第6番「田園」を完成させ、3年のブランクの後に書きあげ たのが7番。その間にベートーヴェンは体調の悪化や生活の苦しさ、失恋な ど苦境に立た されていましたが、徐々に生きる力を取り戻し、私生活及び創 作活動に新たな道を歩み始めたベートーヴェンの心情があらわれています。 特徴的なリズムが 繰り返され、小澤征爾の力強い指揮とSKOの活力溢れる演奏で 生き生きとした音楽を展開しています。 これら2つのコンサートはともに小澤征爾の体調を考慮してブ ラームス交響曲第4番からの演目変更によって演奏されました。ブラームス の演奏を聴きたい ファンも多いですが、こうしてオール・ベートーヴェン・プロ グラムとして一つの映像で観ることができるのは嬉しいところです。 この記念すべき2つのコンサートに加えて、この映像には「マ エストロ・オザワ 80歳バースデー・コンサート」の模様が収録されています。 2015年9月 1日に80歳の誕生日を迎えた小澤征爾。世界のマエストロを祝 うために、世界中から一流の音楽家ら総勢300名が集まりました。ここでは 、このコンサー トのメインであったベートーヴェンの「合唱幻想曲」が収録さ れています。この日友情出演したマルタ・アルゲリッチ、そしてナタリー・ シュトゥッツマンやマ ティアス・ゲルネといったソリスト陣により演奏され、会場は 大いに盛り上がりました。アルゲリッチはこれまで「合唱幻想曲」はレパー トリーに入れてなかっ ただけに、今回映像としてのリリースは初。また最後には出演 者全員で「Happy Birthday」を合唱し用意されたケーキのローソクを吹き消すと 観客席から は大歓声が巻き起こりました。気

BR KLASSIK
BR-900150(1CD)
NX-B05
マーラー:交響曲第5番 マリス・ヤン ソンス(指)
バイエルン放送SO

録音:2016年3月10-11日 ライヴ収録(拍手入り)
※900155(SACDハイブリッド盤と同内容)
マーラーの全交響曲の中で も「創造の新たな段階に踏み出した作品」とされる交響曲第5番。 これまでの「子供の不思議な角笛」からの影響から脱却した“ 器楽のみ”のこの作品には彼も自信を抱いていました。 だからこそ、1904年10月の初演の際、この曲がオーケストラや 聴衆に快く受け入れられなかったことが不本意であった マーラーは、後に妻アルマの助言も入れながら何度か改訂を施 しています。 2016年のヤンソンスが指揮したこの「交響曲第5番」。一聴す ればヤンソンスがどれほどこの曲に対して真摯に向き 合っているかがおわかりいただけます。名曲中の名曲だけに多 くの指揮者、オーケストラがこの曲を演奏、録音し、聴き 手もこれらの演奏に触れる機会がありますが、ここでのヤンソ ンスの演奏は、どんなに耳が肥えた聴き手にも、新たな発 見をもたらすことでしょう。各々の楽器によるフレーズの歌わ せ方、テンポ、デュナーミクに至るまで、もう一度スコアを見 たくなるような驚きに満ちています。スコアを深く丁寧に読み 込み、一つ一つの音を大切に奏でることで生まれた完成 度の高い演奏です。

OEHMS
OC-031(9CD)
NX-C05
ブルックナー:交響曲全集
交響曲 第1番 ハ短調 WAB101 LINZER FASSUNG1865/66
交響曲 第2番 ハ短調 WAB102 FASSUNG VON 1872
交響曲 第3番 ニ短調 WAB103 FASSUNG VON 1889
BEARBEITUNG VON DR. LEOPOLD NOWAK
交響曲 第4番 変ホ長調 WAB104 BEARBEITUNG VON DR. LEOPOLD NOWAK
交響曲 第5番 変ロ長調 WAB105
交響曲 第6番 イ長調 WAB106
BEARBEITUNG VON DR. LEOPOLD NOWAK
交響曲 第7番 ホ長調 WAB107
交響曲 第8番 ハ短調 WAB108 FASSUNG VON 1890.BEARBEITUNG VON DR.LEOPOLD NOWAK
交響曲 第9番 ニ短調 WAB109
1894年初稿(ノヴァーク版)ベンヤミン=グンナー・コールス補筆による4楽章完成版
アイヴォー・ ボルトン(指)
ザルツブルク・モーツァルテウムO
スクロヴァチェフスキ、ヤ ングに次ぐ「OEHMSレーベル:ブルックナー・ツィクルス」の第3集はイギリ スの指揮者アイヴォー・ボルトンが指 揮したザルツブルク・モーツァルテウムOの演奏。 1982年からグラインドボーン音楽祭の指揮者を務めるとともに 、1984年からはピリオド楽器を使用したセント・ジェイムズ・バロック・ プレイヤーズを結成したボルトン。現代から古楽まで幅広いレ パートリーを有しており、このブルックナーの演奏も、ピリオド奏法を取り 入れた軽やかで透明感ある響きが特徴的。従来のような重厚な 響きを重んじる聴き手の耳にも新鮮な風を送り込んだことで知ら れる演奏です。


Altus
TALT-028(1CD)
シューベルト:交響曲第8番『未完成』
ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68*
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
トリノ・イタリアRSO(RAI国立管)

録音:1952年3月11日、1952年3月7日*
ターラ・レーベルより発売されていた「イタリアのフルトヴェングラー」(FURT-1080)をライセンス復刻いたしました。晩年のフルトヴェングラーがRAI交響楽団と残した非常に貴重な録音です。同音源中、最良の音質と言われていたターラ盤をリマスタリングし、より聴きやすい音に仕上げました。当演奏の決定盤としておすすめいたします。フルトヴェングラーとイタリアの関わりは深く、記録では1922年から54年までの期間にイタリアで演奏会を行っています。内容はオーケストラ演奏会が69回、オペラが112回。31人の作曲家、76の作品を取り上げています。当時の批評家や聴衆がどのように賞賛し、また批判したかなど、イタリアにおけるフルトヴェングラー受容について書かれた解説書の日本語訳も貴重です。フルトヴェングラーの重要レパートリーである『未完成』とブラームス1番を収録。激しさももちろんありますが、それ以上に大きな抑揚、深みのある表現に打たれる演奏です。『未完成』第1楽章、第2主題提示前の転調する「気配」の繊細さがやはりフルヴェン。ブラームスのフィナーレも圧巻で、イタリアの聴衆が大喝采! (Ki)


SWR music
SWR-19042CD
(17CD+DVD)
NX-H06
ミヒャエル・ギーレン・エディション 第6集 1988-2014
マーラー:交響曲全集、歌曲集

■DVD(初出)
交響曲 第9番 ニ長調

■CD1-15
交響曲第1番〜第9番
第10番アダージョ(エルヴィン・ラッツ校訂:マーラー協会版)
第10番(デリック・クックによる補筆完成版)
歌曲集「さすらう若人の歌」…初出録音
歌曲集「亡き子をしのぶ歌」
「リュッケルトの詩による5つの歌」(初出)
歌曲集「子供の不思議な角笛」
大地の歌
コルネリア・カリッシュ(A)(第2,3番)
ユリアーネ・バンゼ(S)
ヨーロッパ合唱アカデミー
フライブルグ大聖堂少年cho(第3番)
クリスティーネ・ウィトルジー(S)(第4番)
アレッサンドラ・マーク(S)(第8番)
マーガレット・ジェーン・レイ(S)(第8番)
クリスティアーネ・ベージガー(S)(第8番)
ダグマル・ペツコヴァー(A)(第8番)
ユージェニー・グルーンウォルト(C.A)(第8番)
グレン・ウインズレイド(T)(第8番)
アンソニー・マイケルズ=ムーア(Br)(第8番)
ペーター・リカ(Bs)(第8番)
アウレリウス少年cho(第8番)
ピーター・マッテイ(Br)(さすらう若人)
コルネリア・カリッシュ(A)(亡き子)
エリザベス・クルマン(Ms)(リュッケルト)
クリスティアーネ・イーフェン(S)(角笛)
ハンノ・ミュラー=ブラハマン(Br)(角笛)
コルネリア・カリッシュ(Ms)(大地)
ジークフリート・イェルザレム(T)(大地)

■DVD
収録: 2003年6月30日
■CD
録音:2002年6月11-13日(第1番)、1996年6月3-7日(第2番)、1997年2月1日(第3番)、1988年2月23-26日(第4番)、2003年12月9-10日(第5番)、1999年9月7-10日(第6番)、1993年4月19-23日(第7番)、1998年12月8-18日(第8番)、2003年6月27日-7月4日(第9番)、1989年11月16-17日(第10番アダージョ)、2005年3月17-19日(第10番クック版)、2014年1月24日(さすらう若人)、1998年6月25.26日(亡き子)、2012年5月21-24日(リュッケルト)、2009年1月25-29日&2011年3月22-28日(角笛)、1992年9月&2001年11月(大地)
冷徹、完璧と称されるギーレンの特徴が最も味わえるのは、なんといってもマーラーの交響曲でしょう。複雑なスコアを隅々まで見通し、鮮烈な響き の音楽として聴かせる手腕は他の指揮者の追随を許しません。とりわけ「交響曲第7番」はギーレンの十八番。 この1993年の録音は、第3楽章のスケルツォをはさむ「2つの夜の音楽」でのコントラストが聴きもの。興奮に満ちた音楽が展開されていきます。 ギーレンによるマーラーの交響曲は、最初に1曲ずつ分配で発売され、その後、1988年から2003年までの録音がBOX化されていますが、今回 の新装BOXには、2004年以降の録音も含まれた完全盤。また歌曲集には「さすらう若人の歌」と「リュッケルトの詩による5つの歌」の初出音源も 含みます。 そしてこのBOXで初めてお目見えするのは、2003年収録の「交響曲第9番」の映像です。 この演奏はギーレンにとっても快心の出来であり、彼が尊敬していたクレンペラーに捧げたもの。この演奏会にはクレンペラーの娘ロッテも招待されて いましたが、病床にあった彼女は出席することができず、奇しくもコンサートの翌日にこの世を去ってしまいました。 ブックレットにはこれらのエピソードも収録されるなど(英語、ドイツ語)、ギーレン・ファンにとって必携のBOXとなっています。

Forgotten Records
fr-1349(1CDR)
ハイドン:交響曲第88番
 トランペット協奏曲Hob.VII/1
シベリウス:交響曲第2番
ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指)
北ドイツRSO
アドルフ・シェルバウム(Tp)

録音:1962年11月12日ライヴ、1958年3月3日ライヴ*、1955年#
音源:Capitol P 18009#


EUROARTS
20-53748D(DVD)
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61
バルトーク:バレエ音楽「かかし王子」Op.13 Sz.60
ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68
トゥールーズ・キャピトル国立O
トゥガン・ソヒエフ(指)
ワディム・グルズマン(Vn)

収録:2016年3月、アル・オ・グラン、トゥールーズ
画面:16:9 NTSC
音声:PCMステレオ、126分
気鋭の若手、トゥガン・ソヒエフ率いるトゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団のライヴ映像。ベートーヴェン「ヴァイオリン協奏曲」では、スウェーデン のBISレコードの専属ヴァイオリニストとして意欲的なアルバムを発売しているワディム・グルズマンがソロを務めています。使用楽器は、シカゴのストラディ ヴァリ協会の厚意により長期貸与された、レオポルド・アウアーが使用していた1690年製のストラディヴァリウス。「ヴァイオリンは弾くものではなく歌うも のだ」と言ったアウアーの言葉通り、崇高さと優美さを兼ね備えたベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を、卓越した技量だけでなく、雄大にたっぷりとした 音で朗々と聴かせてくれます。 そして、民族的なメロディーやリズムを用いた楽曲を多く作曲しているハンガリーのバルトーク。中でもとりわけ色彩感豊かなバレエ音楽「かかし王子」。美 しい王女と王子の真実の愛を描いたメルヘン作品ですが、ソヒエフの颯爽としてメリハリのある演奏で、音楽的にも密度の高い華やかさを感じることができ ます。メインは、ブラームス交響曲第1番。ブラームスの長年の苦心と歳月が曲の重みとなって表現されたもので完成までに20年以上を要しています。ソ ヒエフは、こうしたブラームスの野心を解釈に深く入れ込み、厚みのある響きをオケから引き出すことに成功しています。 (Ki)

GRAND SLAM
GS-2170(1CD)
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」 ジャン・マルティノン(指)VPO

録音:1958年3月31-4月3日ゾフィエンザール(ウィーン)
使用音源:Private archive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より
あまりにも有名な名盤であり、当シリーズではGS-2038[廃盤](LP復刻、英デッカSXL-2004を使用、2009年)に続いて、2度目の復刻となります。フランス人の指揮者を起用してロシア物を録音する、特にカタログの少なかったステレオ初期であることを考慮すると、これは大胆な選択、一種の賭けと言えます。結果に関しては言うまでもないでしょう。このマルティノン盤はケルテスの「新世界」(GS-2159)とともに、ウィーン・フィルの録音史上でも突然変異的名演として、今日でも絶大な人気を誇っています。今回も復刻には2トラック、38センチのオープンリール・テープを使用しましたが、その鮮度は腰を抜かすほどで、いかに突出した演奏であったかが強烈に伝わって来ます。(平林直哉)

PRAGA
PRDDSD-350138
(1SACD)
限定盤
ルーセル:作品集
(1)組曲ヘ長調Op.33
(2)交響曲第3番ト短調Op.42
(3)バレエ音楽「バッコスとアリアドネ」第2組曲Op.43b
(4)交響曲第4番イ長調Op.53
(1)ポール・パレー(指)デトロイトSO
(3)レナード・バーンスタイン(指)NYO、
(3)アンドレ・クリュイタンス(指)パリ音楽院O
(4)ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)フィルハーモニアO

録音:1957年3月19日(1)、1961年9月25日、1963年11月5-16日(3)、1949年11月(4)
Bi-Channel Stereo
アルベール・ルーセル(1869-1937)は海軍軍人として東洋まで旅したことが、その後の音楽の作風に影響したといわれます。たしかに印象主義的な 所はありながらも、ベルエポック風なオシャレさのカケラもない男性的な原始性が独特な味わいを見せています。ここでは彼のオーケストラ作品4篇がと り上げられていますが、パレー、バーンスタイン、クリュイタンス、カラヤンと凄い面々が並びます。演奏も説得力満点で、ルーセルの魅力を再認識させて くれます。

Forgotten Records
fr-1149A(1CDR)
バーギン&ラインスドルフ
ハイドン:交響曲第88番「V字」*
モーツァルト:セレナード第9番「ポストホルン」
リチャード・バーギン(指)*
エーリヒ・ラインスドルフ(指)
ボストンSO

録音:1961年4月15日*、1962年12月28日(共にモノラル・ライヴ)
Forgotten Records
fr-1130A(1CDR)
シベリウス:交響曲第6番
R=コルサコフ:「金鶏」組曲
ディーリアス:川の上の夏の夜
 奇想行進曲
トマス・ビーチャム(指)
ボストンSO

録音:1952年1月27日ライヴ
Forgotten Records
fr-1345(1CDR)
ボロディン:交響曲第1番*
チャイコフスキー:交響曲第4番#
コンスタンチン・イワーノフ(指)
ソヴィエト国立SO

録音:1952年頃(モノラル)*、1960年頃(ステレオ)#
音源: Le Chant du Monde LD-A-8060 *、 Melodiya, 05914-5 #
Forgotten Records
fr-1117A(1CDR)
オッテルローのベートーヴェン
(1)交響曲第4番 変ロ長調 Op.60
(2)序曲「コリオラン」
(3)「フィデリオ」序曲
(4)「レオノーレ」序曲第3番
(5)「エグモント」序曲
ヴィレム・ファン・オッテルロー(指)
ハーグPO

録音:(1)1957年4月23日-24日
(2)1951年10月13日
(3)1957年4月24日
(4)1957年4月
(5)1951年6月6日
音源: Philips 663008 BR、S 06119 R
Forgotten Records
fr-1119(1CDR)
ルーセル:交響曲第4番 イ長調 Op.53
オネゲル:交響曲第5番「3つのレ」
ペドロ・デ・フレイタス・ブランコ(指)
フランス国立放送O

録音:1960年2月11日(モノラル・ライヴ)
Forgotten Records
fr-1125(1CDR)
ドラティ&LSO/ハイドン:交響曲集
第45番 嬰へ短調「告別」*
第100番 ト長調「軍隊」#
第101番 ニ長調 「時計」+
アンタル・ドラティ(指)LSO

録音:1957年7月7日(#/+)、8日+、9日#、10日+、1961年6月22日*(全てステレオ)
音源: Mercury SR 90280、SR 90155

Christophorus
CHE-0212-2(1CD)
ウェーバー:交響曲第1番ハ長調 Op.19(J.50)
交響曲第2番ハ長調(J.51)
ピアノと管弦楽のためのコンチェルトシュトゥック Op.79
フロリアン・クルンペック(P)、
クラウス・ペーター・フロール(指)
ウィーン・コンツェルト=フェライン

録音:2002年9月27日−28日(Op.19)、2003年3月7日−8日(J.51、Op.79)、ウィーン・コンツェルトハウス
ウィーンSOのメンバーによって設立されたウィーン・コンツェルト=フェラインによるウェーバーの交響曲集。
古典派からロマン派への移行期を目の当たりにする若きウェーバーが作曲した2つの交響曲を、クラウス・ペーター・フロールが振る。

Edition HST
HST-106(1CD)
税込定価
J.B.ヴァンハル(1739 -1813);交響曲集第18 巻Bryan C6 D15
交響曲ハ長調Bryan C24
交響曲ハ長調Bryan C25
交響曲ハ長調Bryan C27
※C24はホフマン作、C25はシュタルケル作と推定される。
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ
リーダー;松井利世子(Vn)ほか

録音: 2016 年 8 月22 日、東京オペラシティ近江楽堂・ライヴ
※全曲世界初録音!


ORFEO
C-852121SACD(1SACD)
SACDハイブリッド盤
日本限定発売

NX-B07
ショスタコーヴィチ:交響曲第7番「レニングラード」 アンドリス・ネルソンス(指)
バーミンガム市SO


録音:2011年11月10.12日(ライブ)
アンドリス・ネルソンスは2014年以来ボストン交響楽団の音楽監督を務め、2017年からはライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の首席指揮者にも就 任することが決まっている現在最も注目を集める指揮者。 この『レニングラード』はバーミンガム市響と良い関係を築いていた2011年の演奏で、冒頭から疾走するようなスピードで一気に突き進む、若きネルソンス のエネルギッシュな表現が魅力です。一方、第3楽章〈アダージョ〉では悲しみに満ちたメロディを弦の美しくも痛切な響きで見事に歌い繋ぐなど、豊かな音 楽性も存分に発揮しており、この録音から数年後には世界的な人気指揮者となった実力の片鱗を見せつけます。 曲の最後、大音響の中に到達する雄大なスケールで作り上げたクライマックスが聴きもので、聴衆の熱狂的な歓声にも納得させられます。

Coviello
COV-91718(1SACD)
ドヴォルザーク:交響曲第1番ハ短調Op.3「ズロニツェの鐘」 ニュルンベルク州立PO
マルクス・ボッシュ(指)

録音:2016年、マイスタージンガーハレ(ライヴ)
マルクス・ボッシュが、2011年から音楽監督を務めているニュルンベルク州立フィルハーモニーと共に取り組んでいるドヴォルザークのシリーズ。第6 弾は第1番「ズロニツェの鐘」です。この曲は1865年に完成後、スコアを輸送中に紛失、1923年にドイツの古本屋で見つかり、1946年に71年越 しにやっと初演されたという不思議な経歴をもつ交響曲で、ドヴォルザークが唯一実際に聴いていない交響曲なのです。この交響曲には「ズロニツェの鐘」 という副題がついており、これはドヴォルザークが若い頃に住んでいた街のこと。実際に曲中に鐘は使われませんが、木管楽器が順番に鐘の音を表現し、 実際に鐘の響きのようにこだまして聴こえます。さらに当時ドヴォルザークが好意を抱いていた女優ヨゼフィーナ・チェルマーコヴァへの恋心といった感情 も反映されていると言われています。形式としては、尊敬するベートーヴェンの影響がみられます。まず第1楽章にリズム動機を用いて、それを全楽章に 使い循環形式のようにしています。次にハ短調、変イ長調、ハ短調、ハ長調という調性プランはベートーヴェンの交響曲第5番と一致しています。 マルクス・ボッシュは当シリーズでこれまでにも緻密な解釈でその手腕を発揮してきましたが、この第1番は長い間演奏されることなく埋もれていた曲で はありますが、若きドヴォルザークのエネルギーと情熱がはっきりと感じられる解釈で聴かせてくれます。 (Ki)

Goodies
78CDR-3686(1CDR)
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」 エーリヒ・クライバー(指)LSO

英 DECCA AK1824/8(ffrr 録音)
録音:1948年2月24-25日&5月17日(AR 12039)ロンドン、キングズウェイ・ホール
エーリヒ・クライバー(1890-1956)はウィーン出身の20世紀前半を代表する指 揮者のひとり。指揮者のカルロス・クライバー(1930-2004)の父親。プラハ大 学で歴史と哲学を学んだが、一方で指揮者への道を目指すようになった。プラ ハ音楽院で指揮法を学び、1911年に指揮者デビュー。1923年にベルリン国立歌 劇場の音楽監督に就任した。ナチスの台頭でベルリンの職を辞し、1935年に妻 と当時5歳のカルロスとアルゼンチンに移住した。1939年に市民権を取得し、 ブエノスアイレスのテアトロ・コロンの首席指揮者に就任した。大戦後はヨー ロッパに戻り、英国デッカの専属となり各地に客演指揮者として活躍した。こ のシリーズでパリ音楽院管弦楽団を1949年に指揮したチャイコフスキー:交響 曲第4番(78CDR-3518)が出ている。(グッディーズ)

BR KLASSIK
BR-900155(1SACD)
NX-C01
マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調 マリス・ヤンソンス(指)
バイエルンRSO

録音 2016年3月10-11日 ライヴ収録(拍手入り)
SACD Hybrid盤は日本先行発売(日本だけの販売)通常盤は2017年8月発売予定。
2016年のヤンソンスが指揮したこの「交響曲第5番」。一聴すればヤンソンスがどれほどこの曲に対して真摯に向き合っているかが おわかりいただけます。名曲中の名曲だけに多くの指揮者、オーケストラがこの曲を演奏、録音し、聴き手もこれらの演奏に触れる 機会がありますが、ここでのヤンソンスの演奏は、どんなに耳が肥えた聴き手にも、新たな発見をもたらすことでしょう。各々の楽器に よるフレーズの歌わせ方、テンポ、デュナーミクに至るまで、もう一度スコアを見たくなるような驚きに満ちています。スコアを深く丁寧 に読み込み、一つ一つの音を大切に奏でることで生まれた完成度の高い演奏です。
BR KLASSIK
BR-900156(1CD)
NX-B05
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付」 クラッシミラ・ストヤノワ(S)
リューバ・ブラウン(Ms)
ミヒャエル・シャーデ(T)
ミヒャエル・フォッレ(Bs)
マリス・ヤンソンス(指)
バイエルンRSO
バイエルン放送cho

録音:2007年10月27日 ヴァチカン、教皇パウロ6世オーディエンス・ホール
旧品番 900108
一分の隙もない美しいハーモニーを 紡ぎ出す合唱団、国際的な知名度を誇るソリスト、そして、ヤンソンスの熱狂的な指揮こそ、この「高き理想と喜び」を歌いあげた 交響曲にふさわしいものでしょう。

Biddulph
WHL-006(2CDR)
【未案内旧譜】
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー/HMV戦前録音全集
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
ワーグナー:「トリスタとイゾルデ」〜前奏曲と愛の死
 「パルジファル」〜第1幕前奏曲と聖金曜日の音楽
フルトヴェングラー:ピアノと管弦楽の為の交響的協奏曲ロ短調*
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
エドウィン・フィッシャー(P)*
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
BPO

復刻:マーク・オーバート=ソーン、
ADD
(C)(P)1993


オクタヴィア
OVCL-00633(1CD)
税込定価
2017年7月19日発売
ベートーヴェン:交響曲 第1番
交響曲 第3番 「英雄」
久石譲(指)
ナガノ・チェンバー・オーケストラ

録音:2016年7月16日(第1番)、2017年2月12日(第3番)長野市芸術館 メインホール ・ライヴ
2016年5月にオープンした長野市芸術館。そのホールを本拠地として新たなオーケストラ、ナガノ・チェンバー・オーケストラが誕生しました。音楽監督久石譲の呼び掛けの元、日本のトッププレーヤーが結集してのベートーヴェン・チクルスが開始。 “音楽史の頂点に位置する作品のひとつ”と久石がこよなく愛する「第九」に至るまで、2年で全集完成を目指します。  久石の純粋なクラシックアルバムはこれまでにも数点発表されていますが、まとまった全集ものに挑むのは初めてです。作曲家ならではの視点で分析する”例えればロックのように“、かつてない現代的なアプローチによる久石譲&NCOのベートーヴェン・チクルス、第1弾です。(オクタヴィア)

オクタヴィア
OVCL-00635(1SACD)
税込定価
2017年7月19日発売
ショスタコーヴィチ:交響曲 第8番 ハ短調 Op.65 エリアフ・インバル(指)
東京都SO

録音:2016年9月20日 東京・サントリーホール にてライヴ収
好評、インバル&都響のショスタコーヴィチ・シリーズ第5弾アルバムです。圧倒的なパワーと推進力を兼ね備えた、現代のショスタコーヴィチ像と言っても過言ではない当シリーズ。今作でも、同様のアプローチで、聴衆を興奮の坩堝へと導きます。 インバルの一点の妥協も許さない引き締まったサウンドによって、ショスタコーヴィチの真髄を抉り取ります。東京都交響楽団のライヴとは思えない機能性の高い演奏も聴きものです。強固なアンサンブルとパワー漲る重厚なサウンドをベースに、インバルが存分にショスタコーヴィチを表現していきます。 両者の驚くべきクオリティの演奏をお聴き下さい。(オクタヴィア)


Altus
TALT-026(1CD)
シューベルト:交響曲第3番ニ長調D.200
チャイコフスキー:交響曲第4番Op.36
イーゴリ・マルケヴィチ(指)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO

録音:1978年5月12日(ライヴ、ステレオ録音)
甘さのない厳しい音作りで、最高に引き締まった響きを聴かせるシューベルト。音楽本来の美しさをとことん磨き上げており、緊迫感と幸福感を兼ね備 えた演奏。第2楽章の素朴で美しいテーマにも決然とした意志が宿り、確固たるものを感じさせます。 チャイコフスキーでは同様に厳しく鍛え上げられたオーケストラを武器に、冷徹な眼差しを持ちつつ音楽の奥深くへ没入していきます。そしてどこをどう したら最良の効果を得られるか吟味した上でオーケストラの限界を引き出し、目の醒めるような熱狂的な音楽を炸裂させます。安易に歌に偏らず、不要な ものは容赦無く斬り捨て、ここぞという時を見極め壮絶に鳴り響かせる、ドロドロした演奏とは違った青白い炎のような演奏。超辛口のチャイコです。 天性の才能ほとばしる音楽家、イーゴリ・マルケヴィチ(1912-1983)は現代音楽作曲家としてキャリアをスタートしますが、のちに指揮に専念する ことを決意し、作曲をやめ、自作を指揮することも拒んで他者の作品の演奏に身を捧げ膨大なレパートリーを手にします。活動の場も幅広く、実に50か 国以上で指揮。眼光鋭くスコアを細部まで掘り下げ、同時に全体の構成を見極め、常に厳しい音楽を作り上げた大指揮者です。 (Ki)
Altus
TALT-027(1CD)
マーラー:交響曲第1番『巨人』 イーゴリ・マルケヴィチ(指)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO

録音:1982年3月5日(ライヴ、ステレオ録音)
マルケヴィチ死の一年前。これが晩年の演奏なのか?冷徹にして熾烈!まがまがしいポリフォニーが気味悪いほどに個別に厳しくコントロールされた演奏 で、異質なものが多層的に組み合わさって音楽が成り立っているマーラーの独自性が異常に際立っています。一見即興的な熱っぽいテンポ変化は同時に深 く考え抜かれたもので、大きなタメを作れば畳み掛けるようにテンポを巻いて遅れを取り戻したりと隙のないバランス感覚を備えており、興奮をあおりつ つも指揮者は冷静、聴きこむほどに充実感を味わえる演奏です。そして誰もが驚愕するであろう、フィナーレにおける打楽器の大爆音。破壊の暴徒と化したティンパニ、バスドラム!マルケヴィチの妥協なき真剣な爆裂 ぶりが凄まじく、一回性のライヴとしての劇的さが見事に炸裂。理性を保ちうるギリギリのバランスで突き進み、崩壊寸前の壮絶な狂騒へと駆り立てる危 険極まりないラストは圧巻。こんな恐ろしい綱渡りを完遂させられるのはマルケヴィチのみ。観客の熱狂的拍手もしっかりと収録しております。 天性の才能ほとばしる音楽家、イーゴリ・マルケヴィチ(1912-1983)は現代音楽作曲家としてキャリアをスタートしますが、のちに指揮に専念する ことを決意し、作曲をやめ、自作を指揮することも拒んで他者の作品の演奏に身を捧げ膨大なレパートリーを手にします。活動の場も幅広く、実に50か 国以上で指揮。眼光鋭くスコアを細部まで掘り下げ、同時に全体の構成を見極め、常に厳しい音楽を作り上げた大指揮者です。 (Ki)


WEITBLICK
SSS-0206(2CD)
クレンペラーのベートーヴェン
「レオノーレ」序曲第3番
交響曲第4番変ロ長調Op.60
交響曲第5番「運命」
オットー・クレンペラー(指)ケルンRSO

録音:1966年3月17日ライヴ(ステレオ)
これは驚きのリリースです。戦後ドイツにおける活動を再開したクレンペラーが最も密接に関わったのがケルン放送響です。その演奏の一端は既に様々なレーベルからCD化されており、ベートーヴェンもその例に漏れません。何故か今まで陽の目を見なかった1966年のベートーヴェンが完全初出で登場!嬉しいことに極上ステレオ録音です。クレンペラー特有のヴァイオリン両翼配置の妙味が味わえます。「レオノーレ」序曲第3番は、最も後年の演奏と言え、同年5月のベルリンフィルとのライヴがモノラルだっただけに大歓迎のリリースです。脳天に鉄槌を下すかのような強烈な強音で開始され、荘厳な響きと緊張感がそのまま持続。クレンペラーの格調高い芸風に圧倒されます。第4番もお得意のレパートリーです。クレンペラーのライヴの第4番と言うとバイエルン放送響との1969年の演奏が高名ですが、こちらはそれよりも快活なテンポが採用されております。ヘビーな中にも愉悦を感じさせる快演。第5番「運命」も巨匠が愛奏した名曲中の名曲。良く聴くと弦楽アンサンブルにはかなりの厳格さを強いておきながら、木管を意識的に強調し、浮遊させるクレンペラーの明確な意図が伝わります。第3楽章の如何にもドイツのオケらしいホルンの深刻な音色が心に響きます。必携の名演の登場です。
WEITBLICK
SSS-0207(2CD)
クレンペラー/モーツァルト&ベルリオーズ
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」序曲
 交響曲第40番ト短調K.550
ベルリオーズ:幻想交響曲
オットー・クレンペラー(指)
ストックホルムPO

録音:1965年5月12日ライヴ(モノラル)
「ドン・ジョヴァンニ」は、クレンペラーの重要なレパートリーです。演奏会中心の指揮者となった戦後も各地で全曲上演、録音も行っております。まるでベートーヴェンを聴くかのようなデモーニッシュで厳粛な凄演。極めて遅いテンポが採用されながらも、弛緩した瞬間は一度もありません。交響曲第40番も小ト短調(第25番)同様にクレンペラーが愛した作品です。一見ぶっきらぼうな感じのクールな眼差しが感じられるユニークな演奏で感傷的な部分は皆無の辛口なモーツァルト。さらに「幻想」がライヴで聴けることが、当盤最大の特徴です。クレンペラーの「幻想」というとドイツ風に割切ったなどと言う単純な評価がかつては見られましたが、テンポが遅くて重厚だから言ってそんなに単純な演奏ではありません。さすが鬼才クレンペラー。コルネットを用いたヴァージョンです。存分にメロディを遊ばせて魑魅魍魎が跋扈する不気味な夜の世界を表現しております。金管の重量感ある強奏も駆使し、かなりの抽象美を伴った名演と申せましょう。

Signum Classics
SIGCD-515(1CD)
シベリウス:フィンランディア
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
ケヴィン・ジョン・エドゥセイ(指)
チネケ!・オーケストラ

録音:2016年9月4日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(サウスバンク・センター、ロンドン)
ヨーロッパ初の黒人と少数民族によるオーケストラである「チネケ!・オーケストラ(Chineke! Orchestra)」は、エイジ・オヴ・インライトゥメントO(OAE)の創設メンバーであり、首席コントラバス奏者を30年以上に渡って務めた名手、チチ・ワノク(Chi-chi Nwanoku)が設立した「チネケ!財団」のオーケストラ。「チネケ!財団」は、「クラシック音楽の変革と多様性」をモットーとし、イギリスとヨーロッパのBME(Black and Minority Ethnic〔黒人と少数民族〕)のクラシック・ミュージシャンへキャリアとチャンスを提供する団体で、「チネケ!・オーケストラ」と「チネケ!・ジュニア・オーケストラ」の2つを持ち活動。
チネケ!・オーケストラは2017年にはBBCプロムス・デビューも予定しています。
デビュー・アルバムでは、西洋のクラシック音楽のなかでBMEの影響の様々な側面を含んだ作品、シベリウスの「フィンランディア」とドヴォルザークの「新世界より」を選択。チチ・ワノクが芸術監督と首席コントラバス奏者も務めるオーケストラの実力にご注目ください。

Sterling
CDS-1107-2(1CDR)
フリアン・カリージョ:管弦楽作品集
交響曲第1番 ニ長調(1901)
管弦楽のための主題と変奏 Op.2(1899)(世界初録音)
管弦楽のための組曲第1番 Op.1(1896−99)(世界初録音)
ホセ・ミラモンテス・サパタ(指)
サン・ルイス・ポトシSO

録音:2015年1月29日&31日、テアトロ・デ・ラ・パス(サン・ルイス・ポトシ、メキシコ)
これまで、「マヌエル・ポンセ(CDS 1102-2)」や「ヴォルデマール・バルギール(CDS 1105-2)」、「リカルド・カストロ(CDS 1106-2)」など、メキシコの知られざる管弦楽作品を紹介してきたSterlingから新たに発売されるのは、フリアン・カリージョの管弦楽作品集!
メキシコの作曲家、指揮者、ヴァイオリニストのフリアン・カリージョ(1875−1965)は、微分音や数学的アプローチなどの音楽理論家としても知られていますが、ここに収録されている交響曲と管弦楽のための作品(いずれも20代の頃に書かれたもの)はそういった現代音楽的要素はほとんどなく、またメキシコの民族的要素も少なく、シューマン、ブラームス、ブルックナーといったドイツ後期ロマン派の影響が大きい、濃密で情熱的な管弦楽作品です。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。


Profil
PH-16059(23CD)
アントン・ブルックナー・エディション(2017年改訂版)


■Disc 1、43’ 23”
交響曲ヘ短調WAB. 99

■Disc 2、43’29”

交響曲第0番ニ短調WAB. 100

■Disc 3、51’ 34”
交響曲第1番ハ短調WAB. 101(1866年 キャラガン校訂)

■Disc 4、70’ 21”
交響曲第2番ハ短調WAB. 102(1872年 キャラガン校訂)

■Disc 5、52’ 10”
交響曲第3番ニ短調WAB. 103(1888−89年 ノーヴァク第3稿)

■Disc 6、71’ 02”
交響曲第4番変ホ長調WAB. 104「ロマンティック」(ハース版)
■Disc 7、76’ 51”
交響曲第5番変ロ長調WAB. 105(原典版)
■Disc 8、57’ 01”

・交響曲第6番イ長調WAB. 106(ハース版)
■Disc 9、64’ 52”
交響曲第7番ホ長調WAB. 107(1885年 ノーヴァク版)

■Disc 10, 11、58’ 48” 24’ 55”
交響曲第8番ハ短調WAB. 108(ハース版)

■Disc 12、58’ 04”
交響曲第9番ニ短調WAB. 109(原典版)

■Disc 13, 14、36’54” 47’43”
交響曲第9番ニ短調(ゲルト・シャラー改訂による完全版)

■Disc 15、56’ 48”
(1)詩篇146
(2)「オルガン曲集」
即興演奏用の主題集(エルヴィン・ホーン編纂)
アンダンテ ニ短調 (WAB130)
後奏曲 ニ短調 (WAB126)
前奏曲とフーガ ハ短調 (WAB131)
フーガ ニ短調 (WAB125)
前奏曲ハ長調 (WAB129)

■Disc 16、45’ 56”
「ラテン語によるモテット集」
パンジェ・リングァWAB. 32
王の御前に導かれWAB. 1
王の御旗は翻るWAB. 51
われらがためキリストは死のもとにWAB. 10
この場所は神が造り給うWAB. 23
正しき者の唇は知恵を語るWAB. 30
奉納唱「ダビデを見出し」WAB. 19
主よ、我を解き放ちたまえWAB. 21
アヴェ・マリアWAB. 6
愛する者よ、あなたはすべてに美しいWAB. 46
エサイの枝は芽を出しWAB. 52、・見よ、大いなる司祭をWAB. 13

■Disc 17、79’ 33”
弦楽五重奏曲ヘ長調WAB. 112
間奏曲ニ短調WAB. 113
弦楽四重奏曲ハ短調WAB. 111
ロンド ハ短調

■Disc 18、66’ 55”
(1)テ・デウムWAB. 45
(2)ミサ曲第2番ホ短調WAB. 27

■Disc 19、71’ 41”
(1)ミサ曲第3番ヘ短調WAB. 28
(2)詩篇150篇WAB. 38

■Disc 20、37’ 00
(1)前奏曲とフーガ ハ短調WAB. 131
前奏曲ハ長調WAB. 129
(2)タントゥム・エルゴ(1846)、
アヴェ・マリア(1856)
(3)ヘルゴラントWAB. 71
(4)ミサ曲ハ長調WAB. 25「ヴィントハーク・ミサ」(1842)

■Disc 21、47’ 21”
「ピアノ曲集」
ランシエー・カドリーユ
シュタイアーメルカー
連弾のためのカドリーユ*
連弾のための3つの小品*
ピアノ曲 変ホ長調
ソナタ楽章 ト短調
秋の夕べの静かな思い
幻想曲 ト長調
思い出 変イ長調

■Disc 22、54’ 00”
(1)ミサ・ソレムニス 変ロ短調WAB. 29
詩篇112篇変ロ長調WAB. 35
(2)行進曲ニ短調WAB. 96
3つの管弦楽曲WAB. 97

■Disc 23、31’ 01”
レクィエム、ニ短調WAB. 39
■Disc 1
フィルハーモニー・フェスティヴァ、ゲルト・シャラー(指)/録音:2015年9月 エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
■Disc 2
フィルハーモニー・フェスティヴァ、ゲルト・シャラー(指)/録音:2015年3月 エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
■Disc 3
フィルハーモニー・フェスティヴァ、ゲルト・シャラー(指)/録音:2011年7月 エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
■Disc 4
フィルハーモニー・フェスティヴァ、ゲルト・シャラー(指)/録音:2011年7月 エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
■Disc 5
バイエルン放送SO、クラウス・テンシュテット(指)/録音:1976年11月4日 ミュンヘン(ライヴ)
■Disc 6
バイエルン放送SO、クルト・ザンデルリング(指)/録音:1994年11月4日 ミュンヘン、ヘルクレス・ザール(ライヴ)
■Disc 7
ベルリン・ドイツSO、ギュンター・ヴァント(指
/録音:1991年10月6日 ベルリン、コンツェルトハウス(ライヴ)
■Disc 8
シュターツカペレ・ドレスデン、ベルナルト・ハイティンク(指)/録音:2003年11月3日 ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
■Disc 9
フィルハーモニー・フェスティヴァ、ゲルト・シャラー(指)/録音:2008年 エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
■Disc 10, 11
シュターツカペレ・ドレスデン、クリスティアン・ティーレマン(指)/録音:2009年9月14日 ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
■Disc 12
SWRシュトゥットガルト放送SO、ギュンター・ヴァント(指)/録音:1979年6月24日 オットーボイレン、バシリカ聖堂(ライヴ)
■Disc 13, 14
フィルハーモニー・フェスティヴァ、ゲルト・シャラー(指)/録音:2016年7月 エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
■Disc 15
(1)ニア・フェグリー(S)、フランツィスカ・ゴットヴァルト(A)、クレメンス・ビーバー(T)、ティモ・リーホネン(Bs)、ミュンヘン・フィルハーモニーcho、フィルハーモニー・フェスティヴァ、ゲルト・シャラー(指)
(2)ゲルト・シャラー(Org)
/録音:2015年7月 エーブラハ大修道院付属教会、バイエルン放送スタジオ
■Disc 16
シュトゥットガルト・フィルハーモニア声楽アンサンブル、ハンス・ザノッテリ(指)/録音:1979年 トンシュトゥーディオ・マウアーマン[CALIG原盤]
■Disc 17
ファイン・アーツQ、ギル・シャロン(Va)/録音:2007年9月22−24日 フランス、ブザンソン、サル・ドゥ・パルラマン[NAXOS原盤]
■Disc 18
(1)レオンタイン・プライス(S)、ヒルデ・レッセル=マイダン(Ms)、フリッツ・ヴンダーリヒ(T)、ヴァルター・ベリー(Bs)、フランツ・ザウアー(Org)、ウィーン楽友協会cho、VPO、ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)/録音:1960年8月24日 ザルツブルク音楽祭(ライヴ)
(2)ヘンリエッテ・ボンデ=ハンゼン(S)、イリス・フェルミリオン(A)、ミヒャエル・シャーデ(T)、アンドレアス・シュミット(Bs)、ゲヒンガー・カントライ、シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム、ヘルムート・リリング(指)/録音:1992年6月 シュトゥットガルト、リーダーハレ
■Disc 19、71’ 41”
(1)ヴェレナ・シュヴァイツァー(S)、エリーザべト・グレイザー(A)、ウーヴェ・ハイルマン(T)、マティアス・ゲルネ(Bs)、ゲヒンガー・カントライ、SWRシュトゥットガルト放送SO、ヘルムート・リリング(指)/録音:1992年12月 シュトゥットガルト、リーダーハレ
(2)パメラ・コバーン(S)、ゲヒンガー・カントライ、シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム、ヘルムート・リリング(指)/録音:1996年6月 シュトゥットガルト、リーダーハレ
■Disc 20
(1)マルティン・ハーゼルベック(Org)/録音:2005年6月 ウィーン、ホーフブルクカペレ[Capriccio原盤]
(2)ドレスデン聖十字架cho、マルティン・フレーミヒ(指)/録音:1985年ドレスデン、聖ルカ教会[Capriccio原盤]
(3)ミカエル・ステンバック(T)、ダニエル・ヘルシュトレム(Br)、ルンド・シンガーズ、マルメ歌劇場O、アルベルト・ホルド=ガリード(指)/録音:2011年6月 スウェーデン
(4)コルネリア・ヴルコプフ(A)、マンフレート・ノイキルヒナー(Hrn)、ウルリヒ・ケルブ(Hrn)/録音:1988年[ARS Produktion原盤]
■Disc 21
ヴォルフガング・ブルンナー(P)、ミヒャエル・ショッパー(*ピアノ連弾)/録音:1994年3月21−23日[CPO原盤]
■Disc 22
(1)クリスティアーネ・エルツェ(S)、クラウディア・シューベルト(A)、イェルク・デュルミュラー(T)、ラインハルト・ハーゲン(Bs)、バンベルクSOcho、バンベルクSO、カール・アントン・リッケンバッハー(指)/録音:1990年 バンベルク、クルトゥーアラウム[Virgin EMI原盤]
(2)ボン・ベートーヴェンO、シュテファン・ブルーニエ(指)/録音:2010年5月25−27日ボン、ベートーヴェンハレ[MDG原盤]
■Disc 23
、エルケ・ヤンセンス(S)、ペネロープ・ターナー(Ms)、ルール・ヴィレムス(T)、アルノー・マルフリート(Bs)、ブノワ・メルニエ(Org)、ラウダンテス・コンソート、ギィ・ヤンセンス(指)/録音:2006年11月11日ベルギー[Cypres原盤]
2013年7月に20枚組で発売されたProfilレーベルの「ブルックナー・エディション」(PH13007)。4年を経て、23枚にパワーアップしたうえプラ イスダウンしての登場となります。 前回には収録されていないオルガン曲全集や、詩篇146、さらに交響曲第9番のシャラーによる補筆完成版を早くも収録。さらに交響曲第00番や第0番、 第7番もシャラーの録音と差し替えられました。
その他の交響曲は前回のままテンシュテット(第3番)、ザンデルリンク(第4番)、ヴァント(第5番、第9番)、ハイティンク(第6番)、ティーレマン(第 8番)という超豪華演奏陣のライヴ録音を収録。通常これだけの作品を揃えるのは困難なうえ、驚きの価格なため、ぜひとも1セット揃えておきたい魅力のBoxとなっています。 クラムシェルBOX仕様。ブックレットはトラック・リストのみで楽曲解説はありません。あらかじめご了承ください。 (Ki)

GRAND SLAM
GS-2166(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第4番 変ロ長調 Op.60
交響曲第7番 イ長調 Op.92*
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)VPO

録音:1952年12月1&2日ウィーン、ムジークフェラインザール、1950年1月18&19日ウィーン、ムジークフェラインザール*
使用音源:Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より  
オリジナル・モノラル、2トラック、38センチ、オープンリール・テープによるフルトヴェングラー&VPOのベートーヴェン第4+第7(HMV)、歴史 的名演の登場です。いつも通り、元テープに刻まれた情報量を限りなく忠実に再現したもので、不必要なノイズ・カット等は全く施しておりません。
交響曲第4番の第4楽章5分36秒付近から7回程度「チッ」というノイズが入ります。これらは原盤に混入しているもので、従来のLP、CDにも 存在しており、当CDの制作過程で生じたものではありません。(以上、平林直哉)

BIS
BISSA-2226(1SACD)
マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調 オスモ・ヴァンスカ(指)ミネソタO

録音:2016年6月/オーケストラ・ホール(ミネアポリス)
シベリウスの交響曲全曲録音でも高い評価を受けたオスモ・ヴァンスカ率いるミネソタ管弦楽団がついにマーラーを録音、第 1弾は第5番です!2003年にミネソタ管の音楽監督に就任したヴァンスカは、ベートーヴェンの交響曲全集などで評価を高めました。しかし、当団では 経営悪化に伴う労使対立が激しさを増し、2012年10月に経営側はロックアウトを決行。その後の2012/13年のシーズンは全てキャンセルとなり、当 団の存続そのものも危ぶまれる状況となりました。ヴァンスカは、労使の合意が成立した2014年1月に首席指揮者に復帰し、以後、団結力の増したミ ネソタ管の演奏は一層密度の濃いものとなっております。 期待のマーラーの録音。流石ヴァンスカ!と思わせる緻密な構成と細部にまで注意が払われた圧巻の仕上がりです。BISレーベルで数多くの録音を残し てきたヴァンスカが最上級の演奏に達した大注目の録音です。ことにドラマティックに歌い上げるアダージェットは涙なしには聴けません。ベートーヴェン、 シベリウスなど数々の名盤をリリースしてきただけに非常に期待の高まる録音といえましょう。 (Ki)

Ars Produktion
ARS-38232(1SACD)
アルフレード・カゼッラ(1883-1947):交響曲第2番 Op.12(1908-1909)
組曲「蛇女」第1番 Op.50bis(歌劇「蛇女」(1928)からの交響的断章)
ミュンスターSO
ファブリツィオ・ヴェントゥーラ(指)

録音:2016年10月25-26日

UNIVERSAL MUSIC ITALY
481-5423(1CD)
ジーノ・マリヌッツィ(1882-1945):交響曲イ長調(管弦楽の為の;1943)
シチリア組曲(管弦楽の為の;1909)
ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディSO
ジュゼッペ・グラツィオーリ(指)
ジーノ・マリヌッツィはイタリアのシチリア島パレルモ生まれの指揮者・作曲家。1900年にイタリア王国2代国王ウンベルト1世の為のレクイエムで名を上げ、翌1901年パレルで指揮者としてデビュー。ワーグナーやR・シュトラウスの歌劇で名声を高め、シカゴ・歌劇協会音楽監督(1919-1921)、ローマ・歌劇音楽監督等を歴任。1944年にはミラノのスカラ座総監督に就任しましたが翌年63歳で死去しました。作曲家としては3つの歌劇の他、管弦楽・室内楽作品を残しています。


C Major
74-0208(DVD)
KKC-9233(DVD)
日本語帯・解説付
税込定価

74 0304(Bluray)
KKC-9232(Bluray)
日本語帯・解説付
税込定価
グラフェネッグ音楽祭10周年記念コンサート
クリスティアン・ヨスト(1963-):9人のブラス・プレイヤーのためのファンファーレ
(グラフェネッグ音楽祭委嘱作品・世界初演)
ベートーヴェン:「コリオラン」序曲op.62
クリスティアン・ヨスト:「希望に寄せて」〜声楽とオーケストラのための[ベートーヴェンの同名の歌曲「希望に寄せて」op.94を基に](グラフェネッグ音楽祭及びフィルハーモニー・ルクセンブルク、ルクセンブルク・フィル、ベルリン放送響共同委嘱作品)
ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調op.125
佐渡裕(指)
トーンキュンストラーO
EUユースO
ウィーン楽友協会cho
カミッラ・ニ ー ル ント(S)
エレナ・ツィトコーワ(Ms)
クラウス・フロリアン・フォークト(T)
ルネ・パーペ(Bs)

収録:2016年8月19日、グラフェネッグ音楽祭(ライヴ)
映像監督:カリーナ・フィビヒ
◆(DVD
画面:16:9 NTSC
音声:PCMステレオ、DTS5.0
字 幕:英 仏 西中 韓,日本語( 原 語:独 )、105分
◆Bluray
画面:16:9 HD
音声:PCMステレオ、DTS-HD MA5.0
字幕:英仏西中韓,日本語 (原語:独)、105分
ウィーン郊外で毎夏に行われる野外音楽祭「グラフェネック音楽祭」は2016年10周年を迎えました。トーンキュンストラー管弦楽団の本拠地のザンク ト・ペルテンで行われるグラフェネック国際音楽祭は、ピアニストのルドルフ・ブッフビンダーが音楽監督を務め、トーンキュンストラー管弦楽団がレジデン ト・オーケストラで参加、2015年からは同楽団の音楽監督に就任した佐渡裕も登場しています。 この映像は2016年8月に行われた音楽祭10周年を記念するコンサートのライヴ映像。その記念すべきコンサートを佐渡裕率いるトーンキュンストラー 管弦楽団が華々しく飾りました。コンサートのテーマは、「自由と友愛の精神」。まさにベートーヴェンの交響曲第9番を象徴するもの。EUユース管弦楽団 の卒業生24名、新国立劇場での「サロメ」の好演が記憶に新しいカミッラ・ニールント、同じく日本で高い人気を誇るメゾ、エレナ・ツィトコーワ、世界 的ヘルデン・テノールのクラウス・フロリアン・フォークト、類まれなる表現力が魅力のバス、ルネ・パーペら現在最高峰の豪華ソリスト陣、そして世界屈 指の実力を誇るコーラス、ウィーン楽友協会合唱団が登場。佐渡裕といえば「第9」と連想するほど定着していますが、今回もこれまで彼が培った手腕が 発揮され、圧倒的な熱量と迫力で全演奏者をまとめあげ、夏の野外音楽祭にふさわしい興奮と感動を与えてくれます。 また音楽祭のレジデンス作曲家であるクリスティアン・ヨストの新作も披露されました。まず音楽祭委嘱作品のファンファーレで開幕し、メイン・プログラム 「第9」の前には、ベートーヴェンの歌曲「希望に寄せて」をベースに作曲されたオーケストラと声楽のためn作品が世界初演されました。 (Ki)

PRAGA
PRDDSD-350125
(1SACD)
ブルックナー:交響曲第9番(ハース版)
交響曲第7番〜第2楽章アダージョ*
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
BPO

録音:1944年10月7日、1942年4月7日/ベルリン(ライヴ)
Bi-Channel Stereo
交響曲第9番は、宇野功芳氏によれば「常軌を逸したアッチェレランド、官能的な弦のヴィブラート、不透明なひびき、どれをとってもドイツ・ロマン 派的であり、決してロマン派的でないブルックナーの音楽との間にずれを生じている」とされます。それがSACDリマスタリングにより生々しく蘇りました。 第7番のアダージョは1942年のもので、フルトヴェングラーの同曲としては最も古い記録。3種ある後年の録音とくらべテンポが遅く、「たおやかさや 深みの点で優れている」と宇野氏は述べられています。これも音質向上。フルトヴェングラー・ファン必携の一枚と申せましょう。 (Ki)

Arte dellarco Japan
ADJ-052(1CD)
ハイドン:交響曲第90番 ハ長調 Hob.I:90
ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 Op.92
鈴木秀美(指)
オーケストラ・リベラ・クラシカ

ライヴ録音:2015年10月17日/上野学園石橋メモリアルホール
鈴木秀美率いるオーケストラ・リベラ・クラシカ(OLC)、期待の最新アルバムは第36回定期演奏会のライヴ録音で、ハイドンの交響曲第90番とベー トーヴェンの交響曲第7番がリリースされます!臨場感満載のハイドンの第90番と贅肉をそぎ落としこの上なく躍動するベートーヴェンの第7番。折り 目正しくも溌溂とした解釈で清潔感あふれるこの上なく美しい響きが展開されます。さらに磨きがかかったOLCの色彩感豊かな白熱のライヴをお楽しみく ださい。 「現代のものと材質も構造も大きく異なるオリジナルの管楽器、そしてガット弦とクラシック時代の弓、それらの総合が醸し出すハーモニーはよく溶け 合い、色彩感に溢れている。」(鈴木秀美〜ライナーノーツより)


オクタヴィア
OVCL-00634(1SACD)
税込定価
ブラームス:交響曲 第4番 ホ短調 Op.98
シューマン:交響曲 第4番 ニ短調 Op.120
小林研一郎(指)読売日本SO

録音:2016年11月23日 昭和音楽大学テアトロ・ジーリオ・ショウワ(ブラームス)、2017年1月11-12日 東京芸術劇場(シューマン)
好評を続けてきた小林研一郎と読売日本交響楽団のブラームス・シリーズも、これでついに完結! ブラームス交響曲第4番では、確信に満ちた重厚な音楽が、小林の深みへの到達を伝えてくれます。ソノリティ豊かで美しい弦楽器のハーモニーと、管楽器の艶やかな響きは、現在の読響の演奏クオリティの高さを示すものといえましょう。 カップリングのシューマン交響曲第4番は、小林にとって初の録音となりますが、この作品に内在する陰影を、堂々たる正攻法で表出しています。(オクタヴィア)
オクタヴィア
OVCL-00627(1CD)
税込定価
ショスタコーヴィチ:交響曲第11番「1905年」 井上道義(指)大阪PO

録音:2017年2月17、18日 大阪・フェスティバルホール・ライヴ
大阪フィルの首席指揮者としての最後となった定期演奏会のライヴレコーディングになります。ショスタコーヴィチ交響曲全集をリリースし、各方面で大絶賛を受けた井上道義。細部にまで拘り抜いた緻密なバランス感覚と重量級の大迫力のサウンドを作り上げました。オーケストラも井上の渾身のタクトに呼応し、集中力の高い演奏を披露します。まさにショスタコーヴィチの真髄とも言える凄演。(オクタヴィア)
オクタヴィア
OVCL-00631(1SACD)
税込定価
<ハイドン交響曲集Vol.2>
交響曲第14番、第77番、
第101番「時計」
飯森範親(指)日本センチュリーSO

録音:2015年9月25日 大阪、いずみホール・ライヴ
待望の飯森&日本センチュリーによる「ハイドンマラソン」公演のライヴ録音盤第2弾です。飯森のタクトに見事に応える日本センチュリーの豊かなサウンドは磨き上げられたように輝き、高貴なハイドンの世界が広がります。ライヴ録音とは思えないほどの高精度かつ高音質な仕上がり。(オクタヴィア)


Alba
ABCD-403(1SACD)
ブラームス:交響曲第2番
レイフ・セーゲルスタム:交響曲第289番「When a Cat Visited」
レイフ・セーゲルスタム(指&P)
トゥルクPO

録音:2015年11月2-5日(ブラームス)、2016年1月4-7日(セーゲルスタム)
トゥルク・コンサートホール
北欧が生んだ巨人レイフ・セーゲルスタムによる新プロジェクトがフィンランドの ALBA レーベルでスタート。ブラームスの 4 つの交響曲とセーゲルス タムの新作交響曲 4 つ収録していきます。 ★第2弾はブラームスの第2とセーゲルスタムの第289番。セーゲルスタムとブラームスの組み合わせは音楽的には意外に感じますが(容貌はそっくり?!)、 1990 年代前半にラインラント=プファルツ州立フィルハーモニー管弦楽団との全集を残しています。ブラームスはセーゲルスタムと対照的に交響曲は僅か 4 曲。第 1 番は 20 年以上の歳月をかけて作曲されましたが、この第 2 番はヴェルター湖畔のペルチャハで着想され、クララ・シューマンの家があったド イツはバーデンバーデンのリヒテンタールで完成されました。わずか 4 カ月という期間で書き上げました。セーゲルスタムは終始落ち着いたテンポで進み、 フレーズやリズムの取り方が独特で、素っ気なさがかえって印象に残る響きを作り出しています。300 番目前のセーゲルスタムの 289 番の交響曲「When a Cat Visited」。猫の鳴き声を表すような、弦の唸り、フルートのトレモロが特徴的な作品。トゥルク・フィルハーモニー管に所属する日本人ヴァイオリ ン奏者がソロを務めています。また、セーゲルスタムは 2012 年からトゥルク・フィルの芸術監督を務めており、息のあった手兵との演奏が展開されてい ます。 (Ki)


CSO RESOUND
CSOR-9011701(1CD)
ブルックナー:交響曲第9番(1894年版) リッカルド・ムーティ(指)CSO

録音:2016年6月(ライヴ)
世界の巨匠ムーティとシカゴ響によるブルックナー9番の登場。ムーティにとって初録音となります。1891年に創立されたシカゴ響の125周年目のシー ズンを締めくくった演目です(演奏会ではテ・デウムもプログラム後半に演奏されました)。2016年1月には待望の日本公演で日本の聴衆を圧倒した両 コンビ。ムーティは2016年7月28日に75歳を迎えましたが、その直前の6月の収録となる当ライヴでは、ムーティのブルックナー演奏の魅力である 抒情性とドラマティックな推進力が遺憾なく発揮されており、他ではなしえない至高のブルックナーが展開されています。
シカゴ響は、ブルックナーの交響曲を、ジュリーニ、ショルティ、バレンボイム、エッシェンバッハ、ハイティンクといった巨匠たちと演奏を重ねてきたと いう歴史があります。とりわけ管楽器セクションは「ブルックナー・バンド」とも称されるほどに、ブルックナー作品の演奏にかけては特別な存在。ムーティ は、この管楽器セクションから、贅肉のない、痛烈なまでに直截的な音色を引き出しています。コラールのように厳かに響く部分、そして爆発的なエネルギー が輝かしく解き放たれる部分、すべてが完璧にコントロールされています。第2楽章のトリオ部分での、オーボエ首席客演奏者リチャード・ウッドハムの 貢献は特筆に値するでしょう。ムーティが知と感情の完璧なバランスで構築してゆく終楽章は圧巻、終結部の神々しさに深い感動をおぼえます。 (Ki)

Altus
TALT-024(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第9番『合唱』 ヘレン・ドナート(S)
ツヴェトカ・ア ーリン(A)
ヴェルナー・ホルヴェーク(T)
ハンス・ゾ ー ティン(Br)
ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指)
北ドイツRSO、同cho

録音:1970年5月5日/ハンブルク(ライヴ、ステレオ)
ターラ・レーベルの名盤を最新リマスタリングで復刻。1900年5月5日生まれのイッセルシュテットが、自らの70歳の誕生日に指揮した『第九』の ライヴ録音です。
オーケストラはイッセルシュテット自ら大戦直後にあちこちの捕虜収容所を回り演奏家を集めて創設した北ドイツ放送交響楽団。彼は1945年から26 年間にわたり初代首席指揮者を務めこのオーケストラを鍛え、世界有数のオーケストラに育て上げました。その信頼関係が生む悠然とした演奏に注目です。
記念すべき日の公演だけあって、オーケストラのメンバーの献身的な演奏が目に浮かぶような熱気が嬉しい演奏です。そしてイッセルシュテット御大の伝 統を重んずる真摯な解釈も実に堂々たるもの。ウィーン・フィルとの録音とはまた違った、ドイツ本流のベートーヴェン。どっしりとしたテンポ設定による 大きなスケールと威厳を備えた『第九』です。終楽章、「歓喜の主題」の提示で弦がたっぷりと音を保ち豊かに変奏される部分の心地よさは特筆に値しま す。合唱もイッセルシュテットのコントロール下で全体のバランスを乱すことなく大いに盛り上がり、至高のベートーヴェン演奏を祝福します (Ki)。

DUX
DUX-1368
(1CD + DVD PAL)
ヘンリク ・ミコワイ・グレツキ(1933-2010):交響曲第2番「コペルニクス党」
ミコワイ・グレツキ(1971-):小神秘劇「放射する輝き」[Radiating Brightness] (ソプラノと弦楽合奏の為の;2012) *
ヨアンナ・ヴォシ(S)
マリュシュ・ゴドレフスキ(Br)
シロンスク・フィルハーモニーcho
シロンスクPO
ミロスワフ・ヤツェク・ブワシュチク(指)
アガタ・ズベル(S)*
シロンスク室内O*
ロベルト・カバラ(指) *
グレツキ父子の作品の演奏をライヴ録音。「放射する輝き」は英語題からの直訳であり定訳ではございません。DVDの再生にはPAL方式対応プレーヤーが必要です。

DSO Live
DSOLIV-E005
NX-B03
マーラー:交響曲第6番「悲劇的」 ダラスSO
ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン(指)

録音:2013年3月1日
ダラスSOが2016年のローヨッパ・ツアーの演奏曲目に選択したマーラーの交響曲第6番。 この録音はツアー開始直前に本拠地のマイヤーソン・シンフォニー・センターで開催された演奏。 スケルツォは第2楽章に置かれています。


Treasures
TRT-012(1CDR)
岩城宏之&N響〜ミュンヘンでの「チャイ5」
リスト:ハンガリー狂詩曲第5番
 ハンガリー狂詩曲第4番
チャイコフスキー:交響曲第5番*
岩城宏之(指)
ウィーン国立歌劇場O、NHK響*

録音:1963年4月-5月バイヤリッシャー・ホール、1960年9月26日ミュンヘン・コングレス・ザールでのライヴ*(全てモノラル)
※音源:日Concert Hall M-2381、日Victor JV-2001*
◎収録時間:70:15
“大和魂炸裂!全てを攻めの姿勢でやり尽くしたN響!”
■製作メモ
岩城&N響によるチャイコフスキー:交響曲第5番は、モスクワ公演がキングインターナショナルからCD化されましたが、残念ながらマスターの劣化による音の潰れ等が気になりました。こちらはミュンヘン公演のライヴ。当時、公演の模様はバイエルン放送が中継放送をしたそうなので、そのテープをビクターが 買い取ったのかもしれません。もちろん音の安定感は抜群で、しかも使用盤は新品同様!これ程の極 上盤は、もう入手不可能と思われます。 ハンガリー狂詩曲は、ステレオ・バージョンもありますが、ここはあえて音質を統一するためモノラル・バージョンを採用しました。この力感みなぎる音の方を好まれる方も多いと思 います。

★1960年のN響の世界一周演奏旅行は、シュヒターの猛特訓を受けたN響が、その成果のみならず、戦後の復興を成し遂げた日本の文化水準を世界に知らしめたという点でも極めて重要な意味を持っています。まさに国を背負った演奏者側の意気込みも並大抵のものでなかったことは、外山雄三がアンコール用にあの「ラプソディ」を作曲し、岩城は演目に各国に因んだ作品を盛り込むことを提案したことなどからも窺えます。
最初の訪問国のインドから次のソ連に移動したときには、団員の多くが急激な気温差で体調を壊しそうですが、モスクワでの「チャイ5」は、そんな不調を吹き飛ばす勢いで、ロシア情緒とは違う独自のロマンと激情を敢然と表現していました。ただ、やや気負い過ぎの面も無きにしも非ず…。
一方、ツアー中盤の西ドイツにおけるこの演奏は、「有り余るやる気」が良い意味でこなれ、足場を固めながら進行するゆとりが感じられ、全体の統一感も格段に向上しています。とは言え、お行儀の良さはどこにもなく、昨今では誰もやらなくなったテンポの激変、ポルタメント、バランスを破るティンパニ強打など、テンションの高さはやはり尋常ではなく、それらが決して借り物ではない自分たちの流儀として確信的に発せられるので、説得力が半端ではないのです。
第1楽章冒頭クラリネットは、モスクワ公演では異様な遅さが際立ってましたが、ここでは確実に美観が備わり、表情の結晶度が上がっています。第2主題は、綺麗事を許さぬ骨太な推進。副次旋律への移行直前のテンポの落とし方は、この作品を完全に手中に収めている証し。コーダでの骨身を削った猛進も感動的。第2楽章は、何と言っても千葉馨のホルン・ソロが超絶品!これだけ即興性をもってフレージングを行い、同時に音を感じきっている演奏など、古今を通じて殆どありません!これを世界に突きつけただけでも、このツアーの意義は計り知れません。微に入り細に入り、工夫と共感を凝らした岩城のテンポ・ルバートにも脱帽。後年の演奏でこんな絶妙さを感じたことはありません。9:14以降の激情の煽り方は体裁など二の次で、フォルテ4つの頂点までの呼吸の持久力と大きさも、N響による最高の成功例と言えましょう。第3楽章も西洋風のエレガンスに向かわず、どこか農耕民族らしい逞しさを感じます。終楽章も音楽の感じ方が実に直感的で、その表出もストレート。持って回った小賢しさが一切ないので、その迫力たるや壮絶を極めます。終盤10:12からのトランペットの主題斉奏時に、ティンパニが一貫して強打を刻み続けますが、これほどバシッと決まった例は他に思い当たりません。間違いなくN響の、いや日本人によるチャイコフスキー演奏の最高峰に位置する名演です。
「ハンガリー狂詩曲」でも、若き日の岩城の意欲的な表現の魅力を徹底的に思い知ります。コンサートホール・レーベルが、レコード売上実績など全くない日本の無名な若手指揮者を抜擢したのです!その実力だけを確信して。スタッフの誰かが、1960年のN響の演奏を聴いていたのかもしれません。採算しか考えない今のレコード会社にはできない芸当です。【湧々堂】


Altus
ALTL-008(2CD)
マーラー:交響曲第3番ニ短調*
ブラームス:アヴェ・マリア Op.12**
ヴォルフ:妖精の歌 〜女声合唱と管弦楽のための#
谷地畝晶子(A)*
首藤玲奈(S)#
オルフ祝祭cho(合唱指揮:谷本善基)*,**
中央区・プリエールジュニアコーラス(合唱指揮:古橋富士雄)*
坂入健司郎(指)
東京ユヴェントス・フィルハーモニー

録音:2017年1月8日/ミューザ川崎シンフォニーホール(ライヴ)
知る人ぞ知る気鋭コンビ、坂入健司郎&東京ユヴェントス・フィル!既にリリースされているブルックナーの交響曲第5番(ALTL-005)や第8番(ALTL-006)では、若々しい新鮮な好演、と思いきや巨匠然とした悠然たる大きな演奏を聴かせ、人々を大いに驚かせました。そして彼らが今回挑んだのは、管弦楽と声楽による長大な交響曲、マーラーの3番!この大作を相手に、真に美しいところを取りこぼすことなく、圧倒的な演奏を披露。錯綜するコンテクストもくっきりと描き分けており、オーケストラの技量にもほれぼれします。終楽章の弦楽の歌はすばらしく感動的!声楽曲でまとめたプログラムも技あり。『ドイツ・レクイエム』を思わせる美しいブラームスの『アヴェ・マリア』と、ヴォルフの色彩的な音使いがまばゆい『妖精の歌』をカップリング。2017年、新年早々に行われ鮮烈ライヴがめでたく音盤化。これは要注目です!歌詞対訳を完備。 (Ki)

Challenge Classics
CC-72266(1CD)
レオポルト・モーツァルト:農民の婚礼
モーツァルト:ガリマティアス・ムジクムK.32〜フーガ
 きらきら星変奏曲 K.265
 交響曲第1番変ホ長調 K.16
レオポルト・モーツァルト:カッサシオン ト長調(おもちゃの交響曲)
トン・コープマン(指)
アムステルダム・バロックO
ティニ・マトー(フォルテピアノ)

録音:2006年12月
コープマンの名盤がジャケットを変えて再発売されます。モーツァルト父子のかわいらしい作品を並べたアルバムで、コープマンの面目躍如たる洒落た粋 な演奏が耳に心地よく、何とも素敵な幸福感が広がります。
ハーディ・ガーディやバグパイプも登場する楽しい『農民の婚礼』と管弦楽混合の室内楽編成で書かれた『ガリマティアス・ムジクム』は聴く機会が少 なく貴重な録音。『おもちゃの交響曲』として知られる楽章を含む父モーツァルトのカッサシオンは、おもちゃ楽器の鳴り物がたくさんで思わず笑顔になっ てしまうユーモアあふれた演奏です。爽やかで瑞々しい息子モーツァルト9歳のときの作品『交響曲第1番』やコープマン夫人のティニ・マトーがフォル テピアノで美しく奏でる『きらきら星変奏曲』も収録しています。 ※再発売に伴い、同内容の旧盤(CC-72189)は廃盤とさせて頂きます。


ORFEO DOR
C-916172DR(2CD)
NX-B08
ハンス・クナッパーツブッシュ名演集1962-1963年
ウェーバー:歌劇「オイリアンテ」序曲
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番
ブラームス:ハイドンの主題に寄る変奏曲*
 交響曲第3番へ長調 Op.90
ゲザ・アンダ(P)
ケルンRSO
ハンス・クナッパーツブッシュ(指)

録音:Westdeutschen Rundhuks Koln Funkhaus
1962年5月14日、1963年5月10日*
ケルン放送協会所蔵の音源より復刻
クナッパーツブッシュとゲザ・アンダが共演した1962年の「ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番」は、これまでにも何種類かのアルバムがリリースされています。当時41歳のゲザ・ アンダのニュアンスに富んだピアノ、それに対峙しながらも、確固たる意志を貫く74歳のクナッパーツブッシュの二人により、まさに火花が飛び散るかのような白熱の演奏が繰り 広げられます。続く「ブラームス:交響曲第3番」はクナッパーツブッシュの愛奏曲として知られる作品で、悠々としたテンポと、泰然とした表現の中からにじみ出る情感が高く評 価されています。コンサートの冒頭に演奏されたウェーバーの「オイリアンテ」序曲も落ち着いた佇まいを見せています。 その翌年(1963年)の「ハイドン変奏曲」は、極端に遅いテンポでゆったりと演奏されており、主題だけでなく、各々の変奏の持つ美しさも存分に味わえる名演です。

Edition HST
HST-100(1CD)
税込定価
ヴァンハル(1739 -1813);交響曲集第19巻
交響曲変ホ長調 Bryan Es4 - Prager Fassung(プラハ稿)
交響曲ホ短調 Bryan e2
交響曲ヘ長調 Bryan F6 〜第一楽章・アレグロ
交響曲ト長調 Bryan G4 〜第一楽章・アレグロ
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ
リーダー;松井利世子(Vn)ほか

録音: 2014 年 5 月、2011 年10 月(e2, G4)東京オペラシティ近江楽堂・ライヴ


Treasures
TRE-171(1CDR)
バルビローリ〜「ブラ4」・旧録音
ベートーヴェン:「レオノーレ」序曲第3番
ウェーバー:「オベロン」序曲
ブラームス:交響曲第4番ホ短調*
ジョン・バルビローリ(指)ハレO

録音:1959年4月、1960年9月*
※音源:英PYE GSGC-2038、GSGC-1*(全てステレオ)
◎収録時間:64:25
“渋味に逃げず果敢に愛をぶつけたバルビローリの代表盤!”
■音源について
通常は、既存CDの音に満足出来なくて復刻を決意することが多いですが、これは全く逆!Pye音源のブラームスは、PRTレーベルによる初CD化盤の音が実に鮮烈で、復刻のディスク選定にあたっては、その音に近づくことを念頭に置きました。そして出した結論は、“黒金ラベル”盤。バルビローリの魂が聞こえます!

★バルビローリのブラームスといえば、ウィーン・フィルとの全集があまりにも有名ですが、あえてこのハレ盤ををご紹介する理由は、もうお判りかと思います。ウィーン盤を全否定する気はありませんが、素晴らしすぎるハレ盤を差し置いてまでウィーン盤を持ち上げる評論家の方々には同調できません。メジャー・レーベルでもない、メジャー・オーケストラでもない、全集でもない、だからハレ盤なんて聴こうともしない、というのが原因だと思いますが、それでプロと言えましょうか?そのアーチストに同曲異盤が存在する中で一つを取り出して評価するなら、全種類を聴き比べた上で最良盤と位置づけるのが当然なのですが…。
最も顕著な違いは、オケの響きの差。言うまでもなく、ウィーンフィルの方がどう聴いても上質です。しかしそれ以外の要素は全てハレ管が優っていると言わざるを得ません。演奏に掛ける意気込みは、強固なピチカートにも、雷鳴のようなティンパニにも確実に反映されており、どこか遠慮がちな(良く言えば滋味溢れる)ウィーン・フィルとは大違いです。第1楽章コーダでは、全体が早くも決死の覚悟を表明。最後のティンパニのロールは、バンッ!と一撃して締めくくりますが、これはセルと同じ手法。しかし、意味合いがまるで違って聞こえます。第2楽章は特に感動的!3:30からの弦のテヌート処理はウィーン盤でも行なっていますが、流れの豊かさは比べものになりません。8:08からのテーマはアーベントロートとは対象的に実に素朴な人間味に溢れており思わず感涙!第3楽章はテンポの良さが印象的で、決して浮かれず、地に足の着いた進行が次の終楽章への覚悟のよう。その終楽章は興奮の渦!オケは作品への共感と、バルビローリの意思を120%実現しようとする意思が融合して、とてつもないパワーを発揮。しかも内燃に徹しているので、本物の音楽を聴いているという実感を、手に汗握りながら最後まで味わうことが出来ます。特に5:51以降の大噴射以降は、異常なまでの凝縮力!古式ゆかしい様式との調和を保ったまま、どこまで音楽に生命感を注入できるか、それに挑んだ最大級の名演として心の底からおすすめする次第です。【湧々堂】

カメラータ
CMCD-28348(1CD)
税込定価
2017年6月10日発売
池辺晋一郎:作品集
(1)小交響曲(1969/第2版1973)[NHK委嘱作品]
(2)多年生のプレリュード〜オーケストラのために(2010)[読売日本交響楽団委嘱作品]
(3)次の時代のための前奏曲(2011)[せたがや文化財団委嘱作品]
(4)次の時代のためのファンファーレ〜金管八重奏のために(2015)[文京シビックホール委嘱作品・世界初演]
(5)交響曲第10番「次の時代のために」(2015)[仙台フィルハーモニー管弦楽団委嘱作品・世界初演]
(1)(3)山形SO
(2)読売日本SO
(4)川口市・アンサンブルリベルテ吹奏楽団
(5)仙台PO
(1)田中祐子(指)
(3)池辺晋一郎(指)
(2)下野竜也(指)
(4)福本信太郎(指)
(5)尾高忠明 (指)

録音:2016年7月/山形(ライヴ録音)ほか
 地球が、自然と人為双方の視座で抜き差しならない状況にある今、 「『次の時代』というキイワードが脳裏に住まない日は、一日もない」 (池辺晋一郎/2016年1月、交響曲第10番初演時プログラムより)。  交響曲第9番の作曲から2年、東日本大震災への想いに深く関わる一連 の交響曲シリーズに新たな1作、第10番「次の時代のために」(第65回尾 高賞受賞作品)が加わりました。  当アルバムには、「次の時代…」を標題に刻んだ2011年以降作曲の三 部作を中心に、全5曲が収録されています。 (Ki)


ACCENTUS Music
ACC-10411BD(Bluray)
KKC-9230(Bluray)
日本語帯・解説付
税込定価


ACC-20411DVD(DVD)
KKC-9231(DVD)
日本語帯・解説付
税込定価

ベートーヴェン:三重協奏曲ハ長調Op.56
交響曲第5番ハ短調Op.67「運命」
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO
ヘルベルト・ブロムシュテット(指)
イザベル・ファウスト(Vn)
ジャン=ギアン・ケラス(Vc)
マルティン・ヘルムヒェン(P)

収録:2016年6月12,13日、ゲヴァントハウス・コンサートホール(ライヴ)
◆Bluray
画面:16:9 Full HD
音声:PCMステレオ,DTS HD MA
リージョン:All、78’ 51
◆DVD
画面:16:9 NTSC
音声:PCMステレオ,DD5.1,DTS5.1
リージョン:All、78’ 51
世界で最も古い伝統を誇る名門オーケストラ、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団と名誉指揮者ブロムシュテットによるベートーヴェン・チクルス。 これまでに、交響曲第9番(ACC.10381BD/ACC.20381DVD)と交響曲第6&7番(ACC.10413BD/ACC.20413DVD)を映像でリリースしてお り、今回発売される交響曲第5番と三重協奏曲で映像三部作のリリースは完結となります。ブロムシュテットは、2017年7月に90歳の誕生日を迎えます。 ACCENTMUS MUSICは、これを記念して2014年から2017年の間に録音された同コンビによるベートーヴェン交響曲全曲のCDセットもリリースす る予定。ブロムシュテットは同楽団の任期中にはベートーヴェンの録音しておらず、シュターツカペレ・ドレスデンと全曲を録音しているので今回で2度目 の録音となります。 本映像での注目は、豪華ソリストによる三重協奏曲。3人のソリストを要することから実演は意外と多くはありませんが、ヴァイオリンにイザベル・ファウス ト、チェロにジャン=ギアン・ケラス、そしてピアノにはマルティン・ヘルムヒェンと屈指のソリストが集結し、曲の真価を世に問う素晴らしい演奏は、現代 の決定盤と言ってもいいでしょう。終楽章に向けてソロ楽器とオーケストラが繰り広げる華々しい演奏です。そして交響曲第5番は、ブロムシュテットの小 気味良いテンポと冴えわたる表現、重厚かつ細部を積み重ねるゲヴァントハウス管の確かなサウンドが素晴らしい演奏。 (Ki)

GRAND SLAM
GS-2165(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第1番
交響曲第5番「運命」*
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)VPO

録音:1952年11月24日、27日ムジークフェラインザール(ウィーン)
1954年2月28日、3月1日ムジークフェラインザール(ウィーン)*
使用音源:Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より
大好評、第3番「英雄」(GS-2158)に続く、フルトヴェングラー&VPOのベートーヴェン、オリジナル・モノラルの2トラック、38センチ、オープンリール・テー プ復刻です。今回の第1番、第5番「運命」はフルトヴェングラーの録音の中でも最も音質が優れたものとして知られていますが、復刻の音質は第3番「英 雄」(GS-2158)と同等と記すだけで十分でしょう。 また、解説書には、日本の指揮界の発展に大きく貢献した斎藤秀雄が書いたフルトヴェングラー追悼文を、関係各方面の許諾を得て掲載しています。斎 藤は1923年にドイツに留学し、4年間の滞在中にフルトヴェングラーの演奏を多数体験しています。追悼文自体はそれほど長いものではありませんが、 偉大な音楽家による記述は、それ相応の重みが感じられます。(平林直哉)


Treasures
TRE-168(1CDR)
ボンガルツのドヴォルザーク
バッハ:ブランデンブルク協奏曲第5番*
ドヴォルザーク:交響曲第7番
ハインツ・ボンガルツ(指)
ゲルハルト・ボッセ(Vn)*、
フリーデマン・エルベン(Vc)*
ハインツ・ヘルチュ(Fl)*、
ハンス・ピシュナー(Cem)*
ライプチヒ・ゲヴァントハウスO*
ドレスデンPO

録音:1960年代初頭*、1962年12月17-20日(共にステレオ)、
※音源:羅ELECTRECORD STM-ECE-0672*、独ELECTROLA STE-91328
◎収録時間:62:42
“豪華絢爛な響きでは気づかないドヴォルザークの真価!”
■音源について
ドヴォルザークはエテルナ音源ですが、ここでは良質なエレクトローラ盤を採用。ただし、ピッチに異常が見られたので、修正を施しました。

★ドヴォルザークの「第7番」は、ドイツ様式への傾倒を示した作品とされますが、演奏スタイルも、ドイツの職人気質で押し通すとどう響くか、その最高の具体例がこのボンガルツ盤です。
ドレスデン・フィルは、ケーゲルとの共演で知られるまではシュターツカペレの影に隠れて目立ちませんでしたが、1870年の創立以来、東ドイツの音楽文化に大きく寄与。ブラームスやドヴォルザーク等も指揮しています。戦時中は一時解散の憂き目に会いますが、戦後再結成。それ以来1960年代までオケを支え続けたのがボンガルツです。
第一音が鳴った途端にハッとするのが、いかにも旧東独的な燻しきった響き。しかも演奏には、効果を狙う素振りもなく、各ブロックを丁寧に積み上げるという実直な姿勢に終始。しかし、その遊びの一切ない渋さが、ドヴォルザークの純朴さを映すかのようで、確かな味わいとしてじわじわ迫るのです。
第1楽章の第2主題には、単に丁寧に譜面を追っているだけではない、句読点をはっきり意識したフレージングに共感に満ちた呼吸が息づき、展開部は革張りのティンパニの響きが中核をなす堅牢な構築が見事。コーダが静かにたそがれる様にもご注目を。第2楽章は白眉!。以外にもさらりとした進行で開始しますが、主部旋律(1:24〜)の緻密な美しさに触れれば、この演奏の質な高さを実感できるはず。第3楽章のコーダ直前に現れるワーグナー風のフレーズは、このオケで聴くことで魅力倍増。終楽章は小節ごとに噛んで含めるようなニュアンスの醸し出し方!音楽を先に進めて欲しくないと思わせるほどの余韻を生むという、素晴らしい至芸です。4:14からの自然なテンポの落とし方とニュアンスの育み方も流石。 
とにかく「渋味尽し」ですが、渋いことが良いのではなく、全ての渋さに音楽的な意味が備わっているのが凄いことなのです。音像を肥大化させた金ピカの演奏とは対極的なこの演奏で、ドヴォルザークの音楽の奥深さを再認識していただけることでしょう。【湧々堂】

PRAGA
PRDDSD-350128
(1SACD)
限定盤
トスカニーニ/メンデルスゾーン&ワーグナー
(1)メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」
(2)交響曲第5番「宗教改革」
(3)ワーグナー:「パルジファル」〜聖金曜日の音楽
(4)「パルジファル」〜第1幕への前奏曲
アルトゥーロ・トスカニーニ(指)
NBC響(1)(2)、LSO(3)(4)

録音:1954年2月28日(1)、1953年12月13日(2)/カーネギーホール(ライヴ)、1935年6月5日/クィーンズ・ホール(ライヴ)(3)(4)
メンデルスゾーンの「イタリア」は名盤の誉れ高いRCAのカーネギーホール・セッションではなく、2月28日のコンサート・ライヴとされます。トスカニー ニらしいまばゆい輝きと推進力がSACDでさらに凄みを増しています。 1935年ロンドンでの「パルジファル」も貴重。SACD化でトスカニーニならではの強い緊張感がまざまざと伝わってきます。 (Ki)

CPO
CPO-777845(1CD)
NX-B10
アンドリーセン(1892-1981):交響的作品集 第4集
交響曲第4番
狂詩曲「Libertas Venit」
奇想曲/カンツォーネ
オランダSO
ダヴィッド・ポルセライン(指)
ヘンドリク・アンドリーセンは、オランダの作曲家・オルガン奏者。アムステルダム音楽院で学び、ユトレヒト大聖堂のオルガニストに就 任、眩いばかりの即興演奏で人気を博しました。作曲家としても、教育者としても知られ、8曲のミサ曲、4曲の交響曲を始め、 室内楽曲から歌曲まで幅広いジャンルの作品を残しています。この第4集には代表作「交響曲第4番」を中心に3曲の小品を収 録。十二音技法を使うことなく、常に旋律を大切にしていたアンドリーセンの作曲技法の集大成とも言える壮大な作品群を聴くこ とができます。1941年に書かれた狂詩曲「Libertas Venit=自由へ」は第二次世界大戦中の1941年の作品であるにもかか わらず、戦争の暗い気分を払拭するかのように陽気で華麗な作品です。
CPO
CPO-777852(1CD)
NX-B10
アントニオ・ロセッティ(1750-1792):作品集
交響曲ハ長調(Murray A1)
ピアノ協奏曲 ロ長調(Murray C4)
交響曲 変ホ長調(Murray A29)
ナターシャ・ヴェリコヴィッチ(P)
南西ドイツ・プフォルツハイムCO
ヨハネス・メーズス(指)
ボヘミアで生まれ、地元の神学校で音楽教育を受けた後、ロシア、ドイツ、パリと各地を巡り卓越した作曲家として名を成したアン トニオ・ロセッティ。40曲以上の交響曲を始め、ホルン協奏曲を筆頭に多数の協奏曲、声楽曲を残し、後の作曲家にも大きな 影響を与えたことで知られています。 cpoではすでに10枚以上のCDがリリースされており、ここで聞けるバロック期から古典派への変換期に生まれた輝かしい作品は 高く評価されています。今回は2曲の交響曲とピアノ協奏曲を収録、インパクトのあるオーケストラに支えられたピアノ協奏曲と、上 品さとダイナミックな躍動感を併せ持つ交響曲は、とても魅力的。これまで多くのロセッティ作品を録音してきた経験豊富なメーズ スの演奏です。

CD ACCORD
ACD-236(1CD)
NX-B07
パヴェウ・ミキェティン(1971-):作品集
交響曲第2番
フルート協奏曲*
ルーカス・ドゥゴシュ(Fl)
NFM・ブロツワフPO
ベンヤミン・シュヴァルツ(指)

録音:2016年3月16-17日、2016年6月5-6日*
ミキェティンは現代ポーランドで最も忙しい作曲家の一人と見做されています。彼は伝統的な室内楽、管弦楽、声楽曲から、電 子音楽まで幅広いジャンルの作品を手掛け、カルト劇場のディレクターであるクシシュトフ・ヴォリコフスキーと20年以上に渡ってコラ ボレーションを行い、また他の舞台芸術家たちとのプロジェクトにも取り組んでいます。2000年からは映画のサウンド・トラックも手 掛け、いくつかの作品はポーランド国内の賞を獲得し、映画界でもなくてはならない人になっています。この「交響曲第2番」は 2007年の春、創立60周年を迎えたポーランド作曲家協会の委嘱によって作曲されました。彼が毎年数週間滞在する風光明 媚な都市クジニツァで作曲されたこの作品は、バルト海の神秘的な風景の印象と教会からの音などが随所に取り入れられた表現 的な大作です。フルート協奏曲はルーカス・ドゥゴシュのために作曲された、テンポが目まぐるしく変化する作品です。

Channel Classics
OCCSSA-38817
(2SACD)
国内仕様盤
税込定価
マーラー:交響曲第3番ニ短調 イヴァン・フィッシャー(指)
ブダペスト祝祭O、
ゲルヒルト・ロンベルガー(A)、
カンテムス少年少女cho、
バイエルン放送cho

録音:2016年9月、ブダペスト芸術宮殿
アルト独唱は、ドゥダメル&ベルリン・フィルやハイティンク&バイエルン放送響など、近年のマーラー交響曲第3番録音でも活躍を続けるドイツの歌手、ゲルヒルト・ロンベルガー(2014年の来日公演では、ノット&東響とマーラーの交響曲第8番で共演)。合唱は、ハンガリーの名合唱指揮者、デーネシュ・サボー率いるカンテムス少年少女合唱団、そしてピーター・ダイクストラ率いる名門バイエルン放送合唱団といった強力な布陣。圧倒的なオーケストラとイヴァン・フィッシャーの独特の解釈、そして超高音質録音で世界から絶賛されるマーラーの交響曲集、待望の第7弾にご注目あれ!

Guild Histolical
GHCD-2430(1CD)
クリュイタンスのシューマン
(1)交響曲第4番*
(2)チェロ協奏曲イ短調 Op.129**
(3)交響曲第3番 「ライン」#
アンドレ・クリュイタンス(指)
フランス国立放送O*、
アンドレ・ナヴァラ(Vc)**、
コンセール・コロンヌ芸術協会O**、
BPO#

録音:(1)録音:1950年2月27日−28日、シャンゼリゼ劇場、パリ(Pathe FC 1001)
(2)1951年6月22日−23日&7月2日、シャンゼリゼ劇場、パリ(Pathe FC 1006)
(3)1957年2月2日&4日−5日、グルーネヴァルト教会、ベルリン(Electrola FBLP 1086)〕
フランス系ベルギー人の名指揮者、アンドレ・クリュイタンス(1905−1967)の没後50周年記念リリース!Guild Historicalでは、リタ・ゴールのフレンチ・オペラ集(GHCD 2411)以来2度目の登場、全曲クリュイタンスが振るアルバムとしては初登場です。
フランス国立放送O(現:フランス国立O)やコンセール・コロンヌといったフランスの名門オケ、フランスの偉大なチェリスト、アンドレ・ナヴァラ(1911−1988)、そしてベルリン・フィルと共演した交響曲&チェロ協奏曲集。父親からドイツ語やゲルマン系文化を学んだことによって、フランス音楽とともにドイツ音楽も得意としたクリュイタンスのシューマンを、ピーター・レイノルズによるリマスタリングで!

Sterling
CDS-1105-2(1CDR)
バルギール:交響曲ハ長調 Op.30
間奏曲 Op.46
『メデア』への序曲 Op.22
ある悲劇への序曲 Op.18
ホセ・ミラモンテス・サパタ(指)
サン・ルイス・ポトシSO

録音:2014年6月27日、29日、テアトロ・デ・ラ・パス(サン・ルイス・ポトシ、メキシコ)(ライヴ録音)
クララ・シューマンの異父弟で、シューマン夫妻やメンデルスゾーン、ブラームスとも親交が深かった19世紀ドイツの作曲家ヴォルデマール・バルギール(1828−1897)。ロマン派寄りではなく、ベートーヴェンを彷彿とさせるドイツ古典派的な作風が特徴であり、保守的なスタイルを貫いた作曲家です。メキシコ中部のサン・ルイス・ポトシ州を本拠とするオーケストラと、19世紀ドイツ、バルギールの管弦楽作品との組み合わせは非常に興味深いところ。秘曲、辺境オーケストラのファンは要注目です。 
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

Chandos
"Classics"

CHAN-10984X(3CD)
エネスコ:交響曲全集
交響曲第1番変ホ長調 Op.13
組曲第3番ニ長調 Op.27 「村人たち」
ルーマニア狂詩曲第2番
交響曲第2番イ長調 Op.17
交響曲第3番ハ長調 Op.21*
ルーマニア狂詩曲第1番
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指)
BBCフィル
リーズ・フェスティヴァルcho*

録音:1995年9月30日−10月1日(交響曲第2番)、1995年10月1日(組曲第3番)、1996年6月12日−13日(交響曲第1番、ルーマニア狂詩曲)、1997年10月1日−2日、新放送局・スタジオ7(マンチェスター)
※CHAN-9507、CHAN-9537、CHAN-9633からの新装移行再発売
990年代にはChandosへ多くの録音を行っていたロシアの大巨匠、ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー。中でも高い人気を誇っていた、ジョルジュ・エネスコ(ジョルジェ・エネスク)の交響曲全集全3巻が、Chandos Classicsシリーズよりセットになって新装再発売。あふれる色彩、ふきこぼれる民族性。ロジェストヴェンスキー快心のシリーズ、嬉しい復刻です!


Treasures
TRE-165(1CDR)
フェレンチクのベートーヴェン
「シュテファン王」序曲
交響曲第2番ニ長調Op.36*
交響曲第4番変ロ長調Op.60
ヤーノシュ・フェレンチク(指)チェコPO

録音:1961年1月2-5日*、1961年10月14-17日(全てステレオ)
※音源:SUPRAPHON SUAST-50025*、瑞西Zipperling CSLP-6014
◎収録時間:75:20
“いにしえのチェコ・フィルだけが放つ芳しさと温もり!”
■音源について
ウィーン・フィルやドレスデン・シュターツカペレ等と同様、チェコ・フィルも、グローバル化の波に押されてその独自の音色美は失われてしまいました。ノイマン時代まではその独自色を感じられますが、それ以前のステレオ初期には、さらに素朴な手作り工芸品のような風合いがあり、響きそれ自体が音楽的ニュアンスを濃密に湛えていました。その当時のオケの素の魅力は、「チェコの指揮者によるチェコ作品」以外で聴くことにより、一層浮き彫りにされるように思われます。その音源として、フルネやボドが指揮者したフランス音楽と共に欠かせないのが、フェレンチクによるベートーヴェン!フェレンチクとチェコ・フィルのスプラフォン録音は、この他に「献堂式」序曲があるのみ。2つの交響曲は廉価CDで発売されたこともありますが、なかなかカタログに定着しません。

★フェレンチクといえば「穏健、地味」という印象を持たれる方多いと思いますが、まずは、「シュテファン王」序曲でそのイメージを払拭していただきましょう。作品のフォルム内でニュアンスを内面から育み、安定した造形美を確立する手腕は、誰も侮れないはずです。
交響曲第2番は、第1楽章序奏部からアーティキュレーションに並々ならぬこだわりを見せ、その姿勢が全体に凛とした気品を付与し続けます。主部以降の脂肪分を抑えたすっきりした音像は、まさに当時のチェコ・フィルならではのものですが、それに頼るだけでなく、確固たる意志による制御が効いているので、音楽の軸がぶれないのです。第2楽章は音色美の宝庫!木管がさりげないスパイスとして作用した温かい風合いは必聴。特に1:25からの木管と弦の対話は、お聴き逃しなく。第3楽章は、何一つ変わったことはしていませんが、他のアプローチを想定させないほどの求心力が横溢。終楽章は、オケを自然に乗せ、高揚させ、聴き手を引き込む手腕が流石。背後に隠れながら手綱は絶対に緩めない、まさに職人芸の極み!
「第4番」も楷書風の進行を崩しませんが、小さく凝り固まることなく、音のニュアンスが余すことなく表出されます。ここでも、木管の豊かな風情に特に心奪われ、特に後半2楽章でフルートが加わった一瞬のフレーズに、ほのぼのとした光が差し込む様は実に魅力的。そして、終楽章0:58からの木管の相の手で、音をスパッと切る効果の絶妙さ!普段めったに冗談を言わない人が、急にダジャレを口にしたような、不思議な面白さがふわっと沸き起こるのです!
なお、交響曲第2番第1楽章は、提示部リピートなし。第4番は、第1,第4楽章のリピートを慣行しています。 【湧々堂】


Altus
TALT-022(1CD)
ブラームス:交響曲第1番
シューマン:交響曲第1番「春」*
ヘルマン・アーベントロート(指)
バイエルン国立O
ベルリンRSO*

録音」1956年1月16日(ライヴ)、1955年9月18日(ライヴ)*
白熱の爆演を繰り出す指揮者として知られるアーベントロート。その強烈ぶりとは裏腹に(?)、彼は楽団員からの尊敬を一身に集め、地元市民からも 非常に愛されたユニークな人物でした。その独自の音楽世界をとくとお楽しみください。音質に定評あるTAHRA盤を基に新リマスタリングを施し、日本 語解説も付いた1枚です。
ブラームスの1番は知る人ぞ知る奇演中の奇演。まるで慣性の法則完全無視、吹き飛ばされそうなテンポ設定!特に終楽章、誰が予想するよりも速く、 誰が予測するよりも遅く、前へ後ろへと引っ張りまわされる驚愕の指揮ぶり。そのほとばしる音楽表現にオケが負けじと喰らい付き、手に汗握る圧巻の演 奏を披露!めちゃくちゃ面白いです。
シューマンも燃え上がる演奏。第2楽章のヴァイオリンの蠱惑的ヴィブラート、素朴に始まったかと思ったら急激に巨大化するフィナーレなど、個性爆発。 全編リズミックな力強さに溢れています。 (Ki)
Altus
TALT-023(1CD)
ベートーヴェン:『エグモント』序曲
交響曲第3番『英雄』
ヘルマン・アーベントロート(指)
ベルリンRSO

録音:1954年2月13日ベルリン国立歌劇場(ライヴ)
白熱の爆演を繰り出す指揮者として知られるアーベントロート。その強烈ぶりとは裏腹に(?)、彼は楽団員からの尊敬を一身に集め、地元市民からも 非常に愛されたユニークな人物でした。その独自の音楽世界をとくとお楽しみください。音質に定評あるTAHRA盤を基に新リマスタリングを施し、日本 語解説も付いた1枚です。
『英雄』第1楽章で頻出するスフォルツァンドやクレッシェンドが書かれた部分での「踏み込みの良さ」、急激にガッと圧力をかける勢いがアーベントロー トならでは。作曲時のベートーヴェンが前人未到の規模の音楽世界に決然と乗り込んでいった感覚が現代によみがえったような、白熱の演奏です。高速 のスケルツォでは、トリオのホルンが爆鳴き!想像を絶する猛々しさで、ばりばりと空気をつんざきます。フィナーレはテンポの変化が楽しく、フーガが始 まる少し前のフェルマータの長さもユニーク。そしてコーダは興奮のるつぼ。オーケストラが嬉々として演奏する姿が目に浮かぶような、目まぐるしくも充 実した圧倒的演奏です。 (Ki)

C Major
74-0808(DVD)

74-0904(Bluray)
ブルックナー:交響曲第3番(1877年稿) シュターツカペレ・ドレスデン
クリスティアン・ティーレマン(指)

収録:2016年9月2,3日、フィルハーモニー、ミュンヘン(ライヴ)
映像監督:エリーザベト・メルツァー
◆DVD
画面:16:9 NTSC
音声:PCM2.0,DTS5.0、68分
◆Bluray
画面:16:9 HD
音声:PCM2.0,
DTS-HD MA5.0、68分
ティーレマンとシュターツカペレ・ドレスデンによるブルックナー交響曲チクルス。2012年のティーレマン首席指揮者就任以来進めているプロジェクト でこれまでに、第8番(2012年収録)、第5番(2013年収録)、第9番(2015年収録)、第4番(2015年収録)、第6番(2015年収録)が DVD&BDで発売されています。今回リリースされるのは交響曲第3番。 ブルックナーの交響曲にはたいてい版の問題がつきものですが、今回ティーレマンは第3番に関して1877年第2稿を用いています。第3番は1873に 初稿が完成。その際に第2番と第3番の総譜をワーグナーに見せ、後に第3番を献呈しています。この第1稿にはワーグナーから引用が多く含まれてい ました。しかし初演の際に演奏不可能とされ ブルックナーは大幅な改訂を行います。ここでワーグナーから引用されたフレーズは削除されています。これ が第2稿となります。1950年に出版された第2稿に基づく校訂をエーザー版と言いますが、これには第3楽章スケルツォのコーダがありません。ティー レマンが用いたにはコーダの含まれる1981年出版の新全集ノヴァーク版。このコーダについては、1878年レティヒ社から出版される際に、ブルックナー 自身がコーダを削除することを望んだとされています。 シュターツカペレ・ドレスデンのブルックナーといえば、シノーポリとの録音集がありますが、同コンビで1990年に録音された第3番も、今回ティーレ マンと同じ版を用いています。ドレスデンの美しい弦の響きは言うまでもなく、金管の柔らかくも深みのあるサウンドは素晴らしく冒頭の雄大さは圧巻。ス ケルツォ部分もスリリングでヴァイオリンが奏でる動機が印象強く演奏されています。ティーレマンは細部にまで渡り緻密に表現し、音楽に深く傾倒し、特 にコーダへ通じる演奏は、究極の弱音でもって高度な緊張感を持続し、その後の音楽の開放は力みのない深い響きを作り上げています。 (Ki)

ORFEO
C-921171(1CD)
NX-B08
モーツァルト:アダージョとフーガ ハ短調 K546
イェルク・ヴィトマン(1973-):Versuch Uber Die Fuge-フーガの試み
メンデルスゾーン:交響曲 第5番「宗教改革」Op.107
メンデルスゾーン(ヴィトマン編):クラリネット・ソナタより「Andante」(2016)
モイカ・エルトマン(S)
アイルランド室内O
イェルク・ヴィトマン(指)

録音:2015年4月10日、2015年7月27日 、2016年12月10.11日
アイルランド室内Oとヴィトマンによる「メンデルスゾーン交響曲全集第2集」は、メインを交響曲第5番「宗教改革」に置き、 モーツァルトとヴィトマン自身の作品を組み合わせた1枚。「改訂された若い頃の作品」がテーマです。 交響曲第5番は、メンデルスゾーン21歳の作品で、実際は第1番の次に作曲された“2作目”の交響曲。作曲の動機は、ルター派 教会で用いられる「アウグスブルクの信仰告白」の成立300周年記念式典のためであり、曲中にルターのコラール「神はわがやぐら」と ドイツの賛美歌「ドレスデン・アーメン」が用いられるなど、荘厳な作品に仕上がっています。しかし、様々な理由により式典で演奏され ることはなく、メンデルスゾーン自身も作品の出来に不満があり、何度も改訂されるといった複雑な経緯を辿りました。出版も遅れたた め、現在では「第5番」(最後の交響曲)としてナンバリングされています。カップリングのモーツァルト「アダージョとフーガ」は、もともと17 歳の時に作曲したフーガ K426を、1788年になって弦楽合奏用に編曲し、前奏曲としてアダージョを付加した作品。ヴィトマンの 「フーガの試み」も、彼自身の弦楽四重奏曲第5番(ソプラノを伴う)を改訂、拡大した曲で、古典派のフーガの伝統を受け継いでい ます。最後に置かれたメンデルスゾーンのクラリネット・ソナタからの楽章は、ピアノ・パートをオーケストレーションすることで、メンデルス ゾーンに対するヴィトマンの尊敬の念を表しています。

SWR music
SWR-19037CD(1CD)
NX-B05
ショスタコーヴィチ:交響曲第8番 ハ短調 Op.65 シュトゥットガルトRSO
アンドレイ・ボレイコ(指)

録音:2016年2月25.26日
ロシアの指揮者、アンドレイ・ボレイコのショスタコーヴィチ:交響曲シリーズ、第5弾。 ボレイコは1998年から2003年、イェーナ・フィルハーモニーの音楽監督を務め、ドイツ音楽批評家が選ぶ「最も革新的 なコンサート・プログラム賞」を3年連続受賞。2004年から2010年まではベルンSOを振り、一時期はデュッセルド ルフSOの首席を務めるなど広く活躍しています。幅広いレパートリーを有していますが、何よりロシア音楽は得意 中の得意。シュトゥットガルトRSOとの一連のショスタコーヴィチは、メリハリの利いた表現と痺れるほどの緊張感 の持続が持ち味。この第8番では、作品の持つ悲惨な面を掘り下げ、じっくりと聴かせます。

OEHMS
OC-1865(1CD)
NX-B03
ヨゼフ・スーク:交響曲「アスラエル」ハ短調(1905/1906) エッセンPO
トーマス・ネトピル(指

)録音:2016年11月17-18日
スーク・トリオの名ヴァイオリニスト、ヨゼフ・スーク。同じ名前を持つ彼の祖父はドヴォルザークの娘婿であり、優れたヴァイオリニス ト、作曲家でした。 1904年、スークが敬愛していた義父ドヴォルザークがこの世を去り、その翌年には最愛の妻オティリエも亡くすという悲劇に見舞 われました。しかしスークは悲しみを乗り越え、1906年に完成させたこの交響曲「アスラエル」(死を司る天使の名)は、ドヴォル ザークやブラームスの影響を感じさせながらも、さらに独創的な作風を持つ重厚な作品となりました。第1楽章から第3楽章までは 慟哭が続きますが、第4楽章の美しいアダージョは愛妻オティリエへの追悼であり、終楽章ではかすかな希望も感じられます。チェ コの近代作品を得意とするネトピルの共感溢れる演奏です。

オクタヴィア
OVCL-00624(1CD)
税込価格
2017年5月24日発売
マーラー:交響曲第4番 ト長調 山田和樹(指)
日本フィルハーモニーSO
小林沙羅(S)

録音:2016年1月30日東京・Bunkamuraオーチャードホール・ライヴ
好評、山田和樹&日本フィルのマーラー・シリーズ第3弾、交響曲第4番の登場です。 オーチャード・ホールにて3ヵ年に渡って行なわれたマーラー・シリーズも今年2017年に終わりを迎えます。当盤はシーズン2期目において極上の美しいマーラーの世界を作り上げた第4番です。 山田和樹のもつ輝かしいサウンド感とリズム感が音楽に彩りと深みを与え、新たなマーラーの姿を浮かび上がらせていきます。山田と長年演奏を共にしている日本フィルも、山田の棒に呼応し、充実のサウンドを作り上げています。また、小林沙羅の可憐で美しい歌声も彩りを加えます。(オクタヴィア)

オクタヴィア
OVCL-00628(1SACD)
2017年5月24日発売
ショスタコーヴィチ:交響曲第10番 ジョナサン・ノット(指)
東京SO

録音:2016年10月15日 東京・サントリーホール・ライヴ
各方面から賞賛を受け、新時代の到来を期待させる、ジョナサン・ノットと東京交響楽団の最新録音盤が登場です。 ショスタコーヴィチ:交響曲第10番は、2016年に行なわれた同コンビのヨーロッパ・ツアーで喝采を受けた楽曲で、当盤はそのツアー前のサントリーホールでのライヴ収録です。東京交響楽団の高い技術力が存分に発揮され、ジョナサン・ノットと繰り広げられる丁々発止の音楽的密度の濃い演奏が聴きものです。美しく紡がれる弦楽奏、木管楽器の華麗なソロ、重厚なパワーを轟かせる金管楽器。ショスタコーヴィチの魂に触れるかのような音楽のエネルギーに満ち、ライヴ盤ならではの興奮を伝えます。ノットがオーケストラを見事に統率し、存分にドライヴさせた渾身の演奏です。(オクタヴィア)

BIS
BISSA-2261(1SACD)
ジョン・ピッカード(1963-):作品集
交響曲第5番(2014)
16の日の出(2013)
協奏的変奏曲〜木管五重奏、ティンパニと弦楽のための(2011)
トッカータ(モンテヴェルディ)(1998)
マーティン・ブラビンス(指)
BBCウェールズ・ナショナルO

録音:2016年6月/カーディフ、ホディノット・ホール(ウェールズ)
21世紀を代表する作曲家になるだろうと熱い期待を寄せられるジョン・ピッカード。当ディスクには交響曲第5番を主軸に4 篇が収録されました。注目は2013年作曲の「16の日の出」です。当作は名古屋フィルハーモニー交響楽団の委嘱で、名フィルの常任指揮者に任命さ れたマーティン・ブラビンス(ブラビンズ)が2014年5月30日名古屋で世界初演した作品です。ゆるぎない構成力と高いテンションが特徴のピッカー ドならではの世界が広がります。 (Ki)

Opus蔵
OPK-2118(2CD)
宇野功芳先生追悼の第3弾
ワルターとウィーン・フィルのモーツァルト
「アイネ・クライネ・ナハトムジーク
交響曲第38番「プラハ」
交響曲第41番「ジュピター」*
「偽の女庭師(恋の花つくり)」序曲*
「皇帝ティトゥスの慈悲」序曲*
ピアノ協奏曲第20番#
3つのドイツ舞曲K.605#
ブルーノ・ワルター(指、P)VPO

録音:1936年、1938年*、1937年#
演奏解説:宇野功芳
原盤:SP
(2017年新リマスタリング)
■宇野功芳氏の演奏解説からの抜粋
<アイネ・クライネ・ナハトムジーク>
「アイネ・クライネ」は1936年12月の録音だが、同時期の「田園」や「プラハ」に比べると音質が実に潤沢、透明である。弦楽だけ、しかも編成もいくぶん小さめなのであろう、当時のマイクロフォンにも無理なく収まっている。オーパス蔵のCD化は絶美。こういう音で聴くと、最新のデジタル録音も含め、ワルターの「アイネ・クライネ」は他を大きく引き離して断然トップだ。もう涙が出るほど美しい。
<交響曲第41番「ジュピター」>
完成度の高い、壮麗、立派なニューヨーク盤に対し、ウィーンの「ジュピター」はまるでぶっつけ本番のように即興的だ。意志の力が感じられず、どことなく、なりゆき任せのところがある。テンポは絶えずゆれ動いており、当然、雑なところ、リズムの崩れるところ、腰の軽すぎるところが頻出する。第1楽章も第2楽章も充実感に乏しいが、それを救っているのがウィーン・フィルのエレガントな音色であり、ヴァイオリンのポルタメントであり、フレーズの最後の音の切り方である。
<ドイツ舞曲K.605>
すばらしい名演だ。オーケストラに自由に演奏させながら、全体として小味でしゃれたワルター・ムードが一貫している。第1番の懐かしくも親しみやすい情緒、第2番のきっちりとしないアンサンブルがかもし出す味わい、特にトリオのホルンはリズムといい音色といい、まことに粋である。(以上、宇野功芳)

ACCENTUS Music
ACC-20390DVD(DVD)

KKC-9227(DVD)
日本語帯・解説付

ACC 10390BD(Bluray)

KKC-9226(Bluray)
日本語帯・解説付
マーラー:交響曲第8番「千人の交響曲」 リッカルド・シャイー(指)ルツェルン祝祭O
リカルダ・メルベート(ソプラノ1/罪深き女)
ユリアーネ・バンセ(ソプラノ2/贖罪の女)
アンナ・ルチア・リヒター(ソプラノ3/栄光の聖母)
サラ・ミンガルド(メゾ・ソプラノ/サマリアの女)
藤村実穂子(アルト/エジプトのマリア)
アンドレアス・シャーガー(テノール/マリア崇拝の博士)
ペーター・マッティ(バリトン/法悦の神父)
サミュエル・ユン(バス/瞑想の神父)
バイエルン放送cho
ラトヴィア放送cho
オルフェオン・ドノスティアラ、テルツ少年cho

収録:2016年8月12日&13日KKLコンサートホール、ルツェルン音楽祭2016(ライヴ)
映像監督:ウテ・フォイデル
◆DVD
画面:16:9 NTSC
音声:DTS 5.1,DD5.1,
PCMステレオ
字幕:独英仏韓中,日本語
リージョン:All
92’ 56
◆Bluray
画面:16:9 Full HD
音声:DTS Master Audio,
PCMステレオ
字幕:独英仏韓中,日本語
リージョン:All
92’ 56
2016年8月に行われたリッカルド・シャイーのルツェルン祝祭管弦楽団の音楽監督就任コンサートのライヴ映像。ルツェルン祝祭管は1938年に大指 揮者トスカニーニのもとへ、名だたる演奏家たちが集まり結成されました。そして2003年からは故クラウディオ・アバドが指揮をとり、現代最高の名手た ちが現在のオーケストラを作り上げました。そして2014年のアバド逝去後は、アンドリス・ネルソンスやベルナルト・ハイティンクが登場していましたが、 2016年からシャイーが正式にルツェルン祝祭管の音楽監督に就任しました。 今回選ばれた演目はマーラー交響曲第8番。これはアバドが進めていたマーラー・チクルスのなかで、唯一演奏できなかった楽曲。この度、シャイーの就 任コンサートをもってチクルスが完成したことになります。 シャイーのマーラー第8番は、ロイヤル・コンセルトヘボウの首席指揮者時代に行ったマーラー・チクルス(第8番は2000年録音)とカペルマイスター を務めていたゲヴァントハウス管とのライヴ(2011年5月収録)がありますが、この公演でもシャイーらしい明快で高純度のアンサンブルを聴かせてくれます。 この第8番は、大規模な管弦楽に加えて8人の独唱者および複数の合唱団を要する楽曲。今回ソリスト陣も大変豪華な面々が揃っています。ウィーン国立 歌劇場などヨーロッパ中心に活躍している豊かな声量が魅力のソプラノ、リカルダ・メルベート。清楚な歌声と、容姿端麗でコンサートにオペラにひっぱり だこの人気ソプラノ、ユリアーネ・バンゼ。また現在伸び盛り美しきドイツの若手ソプラノ、アンナ・ルチア・リヒター。そして深く柔らかな声を持つメゾの サラ・ミンガルド。もはや世界を代表するメゾ・ソプラノ、藤村実穂子。ヘルデンテノールとして世界の一流歌劇場に登場しているアンドレアス・シャーガー。 長身を生かした伸びのある美声をもつスウェーデン出身のペーター・マッティ。韓国出身のバリトン、サミュエル・ユンと現代を代表する歌手8名が圧巻の 歌唱を聴かせてくれます。 シャイーは、この壮大な音楽を師匠アバドへの敬意を表して、描ききっています。また今回はカメラワークに定評のあるACCENTUS MUSICの映像。シャ イーの表情、大編成の迫力、会場の高揚感など、映像だからこそ味わうことのできる臨場感が魅力です。 (Ki)

ALTO
ALC-1344(1CD)
ショスタコーヴィチ:交響曲第1番ヘ短調 Op.10
交響曲第3番変ホ長調「メーデー」Op.20*
ユルロフ・ロシアcho*
ソヴィエト国立文化省SO
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指)

録音:1983年 原盤:Melodiya ライセンサー:CDK-Music
ALTO
ALC-1346(1CD)
R・シュトラウス:アルプス交響曲*
マーラー:交響曲第10番 から アダージョ+
ユーロピアン・ユニオン・ユースO(ユーロピアン・コミュニティ・ユースO)
ジェイムズ・ジャッド(指)

録音:1979年、1980年 
原盤:Nuova Era 
ライセンサー:Membran
前出:Regis, RRC 1055*, RRC 2033+

C Major
74-1008(2DVD)

KKC-9224(2DVD)
日本語帯・解説付
税込定価

74-1104(Bluray)

KKC-9223
(Blu-ray)
日本語帯・解説付
税込定価
ブラームス:交響曲全集
交響曲第1番ハ短調 Op.68
交響曲第2番ニ長調 Op.73
交響曲第3番ヘ長調 Op.90
交響曲第4番ホ短調 Op.98

ボーナス
トーマス・ヘンゲルブロック〜ディスカヴァリング・ブラームス
NDRエルプPO(旧:北ドイツRSO)
トーマス・ヘンゲルブロック(指)

収録:2016年5月22日ライスハレ、ハンブルク(ライヴ)
■DVD
画面:16:9、NTSC
音声:PCM2.0、DTS5.1
日本語字幕付
■Bluray
画面:16:9、HD
音声:PCMステレオ、DTS-HD MA5.
日本語字幕付
2011年からNDRエルプPO(旧:北ドイツ放送交響楽団)の首席指揮者に就任したトーマス・ヘンゲルブロックによるブラーム ス交響曲全集の映像が発売されます。2016年5月にハンブルク国際音楽祭閉幕演奏会として行われた「ブラームス・マラソン」の模様。一夜でブラーム スの交響曲4曲全部を演奏するという大企画でした。演奏が行われたのは、この時点でのオケの本拠地ライスハレ。ライスハレは1908年に?落しが行わ れた伝統あるホールで音響にも定評があり、北ドイツ放響とハンブルク交響楽団の本拠地として使われていました。北ドイツ放響は2017年1月にオープ ンしたエルプフィルハーモニー・ハンブルクが新たな本拠地となり、それに伴いオーケストラ名を改名し、新しいスタートを切っています。 ブラームスの故郷ハンブルクのオケである北ドイツ放響による全曲録音のライヴということで注目されますが、北ドイツ放響のブラームス交響曲全集は、ハ ンス・シュミット=イッセルシュテット、ギュンター・ヴァントと行っています。言うまでもなくオケの主要レパートリーであり、オーケストラの歴史上重要な 役割を果たしている楽曲。新たなステージを迎えた同オケにとって記念碑的な演奏となっています。ボーナス映像には、ヘンゲルブロック自身がブラームス の交響曲について詳細に語っており、4つの交響曲に対して、深い知識と興味を与えてくれます。特に今回第4番では、ブラームスが自筆譜に記しながらも、 出版の際には採用しなかった冒頭4小節の導入を演奏しており、それについてもヘンゲルブロックが解説しています。 (Ki)

Linn
CKD-502(1CD)
シベリウス:交響曲第1番ホ短調 Op.39
交響曲第6番 Op.104
トマス・セナゴー(指)
BBCウェールズ・ナショナルO
BBCウェールズ・ナショナルO(BBC NOW)の首席指揮者、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナルOの首席客演指揮者を務めるトマス・セナゴーのシベリウス第2弾! イギリスの2つのメジャー・オーケストラで名誉あるポストに就き、近年もヨーテボリ、アトランタ、ブリュッセル、オスロ、ルクセンブルク、シアトル、ヒューストンなど各地の主要オケに次々とデビューを果たしているデンマーク出身の実力派指揮者が振るシベリウス。もちろん、Linn Recordsによる高品質録音もポイントです。

Chandos
CHAN-10941(1CD)
アンタイル:管弦楽作品集Vol.1
オーヴァー・ザ・プレインズ(世界初録音)
交響曲第4番 「1942」
交響曲第5番 「歓喜」
ヨン・ストゥールゴールズ(指)
BBCフィルハーモニック

録音:2015年11月21日&2016年4月30日、メディア・シティUK(サルフォード)
BBCフィルハーモニックの首席客演指揮者を務めるフィンランドのマエストロ、ヨン・ストゥールゴールズ。2014年〜2015年に発売された「シベリウス:交響曲全集(CHAN-10809)」と「ニールセン:交響曲全集(CHAN-10859)」、2つの「生誕150周年記念盤」の世界的ヒットによって一躍脚光を浴びた俊英、ストゥールゴールズのChandos第3弾は、なんとジョージ・アンタイル(1900−1959)! 自叙伝「音楽の悪童(Bad Boy of Music)」で知られるアンタイルは、ストラヴィンスキーの初期のバレエのダイナミズムや不協和音にインスパイアされたアヴァンギャルドな作風を持つアメリカの作曲家。新たにスタートしたこの管弦楽作品集は、アンタイルの音楽スタイルの進化を記録していく期待のシリーズで、これまで録音の少なかったアンタイルの管弦楽作品に新しい決定盤が加わることになるでしょう。テキサスの平原からインスピレーションを受けて1945年に作曲された「オーヴァー・ザ・プレインズ(平原を越えて)」は世界初録音。

Goodies
78CD-3003(1CD)
ベルリオーズ:幻想交響曲
ラヴェル:ボレロ*
シャルル・ミュンシュ(指)
フランス国立放送O
パリ音楽院O*

仏 COLUMBIA LFX 880/85(1949年9月9日パリ、シャンゼリゼ劇場録音)
英 DECCA K1637/8(1946年10月10日ロンドン、ウォルサムストウ・アセンブリー・ホール録音)*
ベルリオーズは1950年フランス・ディスク大賞受賞レコード。数種類あるミュ ンシュの「幻想」の最初の録音。シャルル・ミュンシュ(1891-1968)はストラス ブール生まれ。生家は音楽一家でアルバート・シュヴァイツァー(1875-1965)の 甥にあたる。生地の音楽院でオルガンを学んだ後、パリ音楽院でリュシアン・ カペー(1873-1828)にヴァイオリンを学んだ。その後ベルリンでカール・フレッ シュ(1873-1944)にも師事した。1926年ライプツィヒ音楽院の教授に就任。1928 年-32年にはライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団ソロ第一ヴァイオリン奏 者をつとめ、ブルーノ・ワルター(1876-1962)やヴィルヘルム・フルトヴェング ラー(1886-1954)のもとで演奏し、指揮法も身につけた。パリに戻って1935年に パリ・フィルハーモニー管弦楽団の指揮者としてデビュー。1938年にはエコル ・ノルマルのヴァイオリン科教授に任命された。1938年にはパリ音楽院管弦楽 団の指揮者に迎えられ、1939年には同音楽院の指揮科の教授に任命された。 1949年にニューヨーク・フィルとさらにボストン交響楽団と全米ツアーをし、 クーセヴィツキー(1874-1951)を継いでボストン交響楽団の正指揮者となり1962 年までつとめた。これはボストンに出向く直前にパリで録音された貴重なSPレ コード。 ラヴェルは1946年パリ音楽院管弦楽団とのイギリス公演中の録音でミュンシュ の英デッカへの初録音。英デッカのffrr録音が本格的に胎動しはじめた頃の素 晴らしい録音で、パリ音楽院の名手たちのこぼれるばかりの妙技が聴ける。 (グッディーズ)


MAGGIO LIVE
MAGGIO-014(1CD)
ジュリーニのベートーヴェン
ベートーヴェン:『エグモント』序曲
交響曲第7番イ長調 Op.92
カルロ・マリア・ジュリーニ(指)
フィレンツェ五月音楽祭O

録音:1984年6月29、30日/フィレンツェ、コムナーレ劇場(ライヴ、ステレオ)
1984年、70歳の巨匠が祖国イタリアでベートーヴェンを振った貴重な音源が発 売されます。遅めのテンポが目を引く『エグモント』はじっくりと練り上げるような演奏。コーダの雄渾な調子が感動的です。交響曲第7番もまことに雄 大な演奏で、理にかなったフレージングと表現豊かなリズム感がさすが。第3楽章・第4楽章をひとまとめに捉え、大きなクライマックスを築き上げる巨 匠ならではの手腕にも注目です。オーケストラの持つ明るい響きに重厚さが加わった聴き応えあるサウンドをお楽しみください。 (Ki)

Orchid Classics
ORC-100064(1CD)
NX-B03
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」 クララ・エック(S)
エリザベト・ヤンソン(A)
トーマス・クーリー(T)
リァオ・チャンヤン(Br)
アルス・ノヴァ・コペンハーゲン
ラトヴィア放送cho
コペンハーゲンPO
ラン・シュイ(指)

録音:2013年9月25-30日
大好評、ラン・シュイとコペンハーゲン・フィルによるベートーヴェン 交響曲全集の掉尾を飾る第9番の登場!オーケストラのチェリスト、ヴェス ターゴーはこの演奏について、次のように語っています。「この演奏でラン・シュイは弦楽器のセクションを移動させ、チェロをファースト・ヴァイオリ ンの横に置き、ホルンはそのすぐ後ろに配置されました。そしてホルンとトランペット、ティンパニはピリオド楽器を用いることで、とても柔らかい響 きがもたらされ、この小ぶりなオーケストラの音色に良くマッチしました。ベートーヴェンが要求したそのままのテンポはとても早く、弦楽器は着い ていくのが大変でしたが、これも素晴らしい効果を挙げました。確かにベートーヴェンが使用していたメトロノームは不正確だったと言われてい ますが、ラン・シュイはこの速さに信頼を置いています。」ベートーヴェンの全作品の中でも強いメッセージを持つこの曲は、あらゆるオーケスト ラのプログラムを飾り、世界中のコンサート・ホールで繰り返し演奏されていますが、このラン・シュイの演奏は決して埋没することのない、極め て個性的で説得力に満ちた仕上がりを見せています。

Capriccio
C-8019(1CD)
NX-A13
フランソワ=ジョセフ・ゴセック(1734-1829):交響曲集
大管弦楽のための交響曲 ニ長調 「狩り」 Op.13-3
交響曲 ハ短調 Op.6-3
協奏交響曲 ニ長調「ミルザ」
17声の交響曲
アンドレア・ケラー(Vn)
マルティン・サンドホフ(Fl)
コンツェルト・ケルン
ヴェルナー・エールハルト(指)

録音:2003年1月13-16日
Germany 愛らしい「ガヴォット」で知られる前古典派の作曲家ジョセフ=ゴセックの交響曲集。若い頃、ラモーに見い出され音楽の 道に進んだゴセックは、指揮者として活躍する傍ら、30曲を超える交響曲と、宗教曲、歌劇など幅広いジャンルの作品 を書き、フランス音楽界を牽引する立場にありました。しかし不思議なことに、フランス国外では人気を獲得できず、彼の 交響曲も次第にハイドンに駆逐され、ついには忘れられてしまったのです。2003年にコンツェルト・ケルンによって録音さ れたこの一連の交響曲は、ゴセック作品の再評価に繋がった貴重な1枚。一時は廃盤になってしまい復刻が待たれてい ました。

LPO
LPO-0096(1CD)
NX-A13
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
「フィデリオ」序曲*
ウラディーミル・ユロフスキ(指)LPO

録音:2014年1月22日ライヴ、2015年9月3.4日ライヴ*
2007年からロンドンPOの首席指揮者を務めているユロフスキ。すでにオーケストラとも数多くの 録音があり、イギリスのGramophone誌をはじめ、世界中のメディアで絶賛されています。 2014年に収録された「ベートーヴェン:交響曲第3番」は、LPO自主レーベルでの初レパートリーとなる録音であり、以前 リリースされたマズア指揮の「第1番、第4番」と共にレーベルにおける「ベートーヴェン・シリーズ」の1枚となります。 演奏は、極めて若々しくスマートな表現が特徴的。最近多い「ピリオド系」奏法を意識しながらも、特定の楽器の響きを 強調することや、極端なテンポ設定を行うことはなく、曲全体が流麗で美しい響きに満たされています。もちろん、平板な 表現ではなく、第1楽章の第2主題への経過部では少しだけテンポを落とすなど、独自の解釈も展開。重厚、沈痛な第 2楽章、軽やかな第3楽章、劇的な終楽章、全曲を一気呵成に聞かせます。

CPO
CPO-777677(1CD)
NX-B10
パウル・ベン=ハイム(1897-1984):管弦楽作品集 第2集
交響曲 第2番
合奏協奏曲
ハノーファー北ドイツ放送PO
イスラエル・イノン(指)
ドイツで生まれたユダヤ人、パウル・フランケンブルガー。ブルーノ・ワルターとクナッパーツブッシュの助手を務め、指揮者とし て活動しますが、1933年、ナチスの台頭を逃れパレスチナに移住。この地で生きていく決心を固めた彼は名前もパウル・ ベン=ハイムとヘブライ風に改め、1948年にイスラエルの独立を機に正式にイスラエル国民となり、生涯この地の音楽発 展に力を尽くしながらドイツの伝統とイスラエル文化を融合した独自の作品を数多く書き上げました。古典的な4楽章の 形式で書かれた交響曲第2番はベン=ハイムの全作品の中でも最長であり、その総譜にはイスラエルの詩人、シン・シャ ロームの「朝と共に目覚める私の魂、海を越えたカルメル山の頂上で」という言葉が添えられています。カルメル山は人類 の進化を示す遺跡のある場所でキリスト教の聖地の一つ。ベン=ハイムの自信作であるとともに、希望や光が感じられる 壮大な音楽が胸を打ちます。2015年に惜しまれつつこの世を去った指揮者イノンの渾身の演奏です。


ARTHAUS
ARTH-109313(5DVD)
NX-J01
ブルックナー:交響曲選集
【DVD1】
交響曲 第4番(1888年版(ベンジャミン・コースヴェット校訂))
【DVD2】(原盤・・・Euroarts)
交響曲 第5番
ボーナス映像:フランツ・ヴェルザー=メストとの対話
【DVD3】
交響曲 第7番
ボーナス映像:フランツ・ヴェルザー=メストによる楽曲紹介
【DVD4】
交響曲 第8番(第1稿のノヴァーク校訂版)
ボーナス映像:ディー・ペリー&フランツ・ウェルザー=メストによるプレ・コンサート・トーク
【DVD5】(原盤・・・・Euroarts)
交響曲第9番
ボーナス映像:フランツ・ヴェルザー=メストによる楽曲紹介
フランツ・ヴェルザー=メスト(指)
クリーヴランドO

【DVD1】
収録 2012年9月 リンツ 聖フローリアン修道院(ライヴ)
【DVD2】(原盤・・・Euroarts)
収録 2006年9月 リンツ 聖フローリアン修道院(ライヴ)
【DVD3】
収録 2008年9月 クリーヴランド、セヴェランス・ホール(ライヴ)
【DVD4】
収録 2010年8月 クリーヴランド セヴェランス・ホール(ライヴ)
【DVD5】(原盤・・・・Euroarts)
収録:2007年10月 ムジークフェラインザール 大ホール(ライヴ)

収録時間:本編374分:ボーナス44分
音声:ステレオ2.0/DD5.0(DVD1)
DD5.1、DTS5.1(DVD2.3.4.5)
字幕(ボーナスのみ):英語(DVD2),英語&ドイツ語(DVD3),英語,ドイツ語,フランス語,スペイン語(DVD2)
画面:16:9
REGION All(Code:0)
DVD…片面2層ディスク×5
フランツ・ヴェルザー=メストとクリーヴランドOが演奏するブルックナーの5曲の交響曲を収録したBOX。 1918年に設立されたクリーヴランドOは今やアメリカのみならず、世界でもTOPランクのオーケストラとして知られ ます。ジョージ・セルが鍛え上げ、マゼールによって人気を高め、ドホナーニによって響きを練り上げられたこのオーケストラ。 現在はウェルザー=メストが新たな魅力を開花させています。この演奏では、ブルックナーのスペシャリストであるヴェルザー =メストの解釈だけでなく、ブルックナーの聖地“聖フローリアン修道院”、オーケストラの本拠地“セヴェランス・ホール”、 ウィーンの“ムジークフェラインザール”、3カ所の響きの違いもお楽しみいただけます。

NAVONA
NV-5819(1CD)
NX-B02
マイケル・G・カニンガム(1937-):作品集
フリー・デザインズ
アイルランド交響曲
Aedon
シンフォニック・アリア-夜
ヴィト・ミッカ(指)モラヴィアPO
カーク・トレヴァー(指)
スロヴァキア・ナショナルSO
デトロイトのウェイン州立大学で学び、ミシガン音楽大学で博士号を取得した作曲家カニンガムの作品集。 大学で教えながら、吹奏楽を含む160曲以上を作曲、アメリカ国内だけでなく、世界中でその作品が演奏されていま す。このアルバムに収録された3つの作品「フリー・デザインズ」「アイルランド交響曲」「Aedon」はそれぞれ彼の交響曲の 第1番から第3番であり、どれも1970年代に作曲された新古典派風の作品です。1999年には交響曲第4番が作曲さ れ、こちらも好評を得ています。

Challenge Classics
CC-72732(1SACD)
プロコフィエフ:交響曲第1番ニ長調 Op.25
交響曲第5番変ロ長調 Op.100*
ジェイムズ・ガフィガン(指)
オランダ放送PO

録音:2015年6月8-11日、2014年6月10-14日*/ヒルフェルスム、MCOスタジオ5
ジェイムズ・ガフィガンは1979年ニューヨーク生まれ。サンフランシスコ響の准指揮者、クリーヴランド管のアシスタントを務めるなどしてアメリカの 一流オケに関わり、2004年のショルティ国際指揮コンクールで優勝。現在ルツェルン交響楽団の首席指揮者を務めながら、世界中のオーケストラを指揮 している逸材です。若い世代ならではの巧みなリズムの扱いが特徴で、プロコフィエフのアヴァンギャルドな作風にも非常にマッチした演奏を聴かせてくれ ます。

PRAGA
PRD-250363(1CD)
バラキレフ:交響曲集
交響曲第1番ハ長調
交響曲第2番ニ短調*
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)フィルハーモニアO
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指) モスクワRSO*
録音:1949年11月キングズウェイ・ホール(ロンドン)、1966年5月モスクワ放送*
バラキレフの交響曲第1番は完成に33年もかかった力作で、あざやかなロシア色に満ちた44分の充実した作品。これを41歳のカラヤンが録音して いたのは、まさにロシア音楽の至宝と申せましょう。有名な録音ではありますが、語り口の巧さはもちろんながら想像以上の凄さで、ロシアの指揮者顔負 けの爆演を聴かせてくれます。残念ながらカラヤンは第1番しか録音を残していないため第2番はやはり若き日のロジェストヴェンスキーによるものが収 録されています。この当時のロジェストヴェンスキーの統率力は神業で、加えて盛りあがる箇所はロシアの伝統をたっぷり聴かせてくれて最高です。 (Ki)

オクタヴィア
OVCL-00622(1SACD)
税込価格
2017年4月19日発売
ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 作品73
ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」序曲
 歌劇「オベロン」序曲
小林研一郎(指)読売日本SO

録音:2016年7月8日かつしかシンフォニーヒルズ、2017年2月8日めぐろパーシモンホール
小林研一郎と読売日本交響楽団によるブラームスシリーズ第3弾となる、交響曲第2番。 叙情に満ちた懐かしいメロディは、読響の見事なアンサンブルによって、のびやかに響 き、落ち着いたなかにもエネルギーを持つ小林のタクトで、さらに熟成された音楽へと深 化しています。また、カップリングのウェーバー「魔弾の射手」序曲と「オベロン」序曲では、 鮮やかな音色が輝きを放ち、さらなる飛躍を続けるコバケン&読響の情熱あふれる演奏 をお聴きいただけるでしょう。(オクタヴィア)
オクタヴィア
OVCL-00630
(13SACD)
税込価格
2017年4月19日発売
モーツァルト交響曲全集
交響曲第1番変ホ長調K.16
交響曲ヘ長調K.Anh.223(19a)
交響曲第4番ニ長調K.19
交響曲第5番変ロ長調K.22
交響曲ト長調K.Anh.221(45a)「旧ランバッハ」
交響曲第6番ヘ長調K.43
交響曲ヘ長調K.76(42a)[第43番]
交響曲変ロ長調K.Anh.214(45b)[第55番]
交響曲第7番ニ長調K.45
交響曲第8番ニ長調K.48
交響曲第9番ハ長調K.73
交響曲ニ長調K.81(73l)[第44番]
交響曲ニ長調K.95(73n)[第45番]
交響曲ニ長調K.97(73m)[第47番]
交響曲変ロ長調K.Anh.216
(74g/Anh.C11.03)[第54番]
交響曲第10番ト長調K.74
交響曲第11番ニ長調K.84(73q)
交響曲ニ長調K.111&120(111a)[第48番]
交響曲ヘ長調K.75[第42番]
交響曲ハ長調K.96(111b)[第46番]
交響曲第12番ト長調K.110(75b)
交響曲第13番ヘ長調K.112
交響曲第14番イ長調K.114
交響曲ニ長調K.135
交響曲第15番ト長調K.124
交響曲第16番ハ長調K.128
交響曲第17番ト長調K.129
交響曲第18番ヘ長調K.130
交響曲第19番変ホ長調K.132
交響曲第20番ニ長調K.133
交響曲第21番イ長調K.134
交響曲ニ長調K.161&163(141a)[第50番]
交響曲第22番ハ長調K.162
交響曲第23番ニ長調K.181(162b)
交響曲第24番変ロ長調K.182(173dA)
交響曲第25番ト短調K.183(173dB)
交響曲第26番変ホ長調K.184(161a)
交響曲第27番ト長調K.199(161b)
交響曲第28番ハ長調K.200(189k)
交響曲第29番イ長調K.201(186a)
交響曲第30番ニ長調K.202(186b)
交響曲ニ長調K.196&121(207a)[第51番]
交響曲ハ長調K.208&102(213c)[第52番]
交響曲第31番ニ長調K.297(300a)「パリ」
交響曲第32番ト長調K.318
交響曲第33番変ロ長調K.319
交響曲第34番ハ長調K.338
交響曲第35番ニ長調K.385「ハフナー」
交響曲第36番ハ長調K.425「リンツ」
交響曲第38番ニ長調K.504「プラハ」
交響曲第39番変ホ長調K.543
交響曲第40番ト短調K.550
交響曲第41番ハ長調K.551「ジュピター」
飯森範親(指)山形SO

録音:2007年8月11日(K.Anh.223、第39番)、10月6日(第4番、第31番)、2008年2月9日 (第5番、第26番、第29番)、8月2日(K.Anh.221、第33番)、10月10日(K.76、第36 番)、2009年2月28日(第6番、第27番)、7月31日(K.Anh.214、K.75)、10月3日(第 7番、第40番)、2010年2月13日(K.95)、6月5日(第10番、第34番)、10月2日(第9 番、第20番)、2011年2月19日(第21番)、6月11日(第11番、第25番)、10月1日 (第8番、第19番)、2012年2月4日(第14番、第18番)、7月8日(第12番、第35番)、 10月6日(第13番、第15番)、2013年2月16日(K.81)、6月1日(第16番、第23番、第 28番)、10月5日(第32番)、2014年2月15日(第22番、第24番、第30番)、4月12日 (K.96、第38番)、10月5日(第17番、第41番)、2015年2月14日(第1番、K.97)、12 月6日(K.111&120)、2016年2月14日(K.161&163、K.196&121)山形テルサホー ル、2016年11月11日(K.Anh.216、K.135、K.208&102)山形・南陽市文化会館
2007年から始まった飯森範親と山形交響楽団によるモーツァルト全曲演奏会「アマデウスの旅」 と、その後のリクエスト公演等の録音を収めた、10年間の集大成ともいえる交響曲全集。 バロックトランペットやナチュラルホルンを使用するなど、演奏法にもこだわり、ライヴ録音でありな がら、クリアで清々しい演奏を実現しています。 また、飯森と山響の深い結びつきが感じられる一体感のある音楽も魅力のひとつです。(オクタヴィア)


Audite
AU-95645(1CD)
ルツェルン・フェスティヴァル・シリーズVol.11
モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番
ブラームス:交響曲第2番*
ロベール・カサドシュ(P)
カール・シューリヒト(指)
ルツェルン祝祭O(スイス祝祭管)
VPO*

録音:1961年8月19日、1962年9月8日 以上、ルツェルン・フェスティヴァル(モノラル・ライヴ)
定評あるAuditeレーベルの1stマスター・リリースのルツェルン・フェスティヴァル・シリーズ第11弾。1967年1月7日スイスで死去したシューリヒトは2017年に歿後50年を迎えました。ドイツが生み出した最も優れた指揮者の1人シューリヒトは、1943年にスイス・ロマンド管弦楽団に登場し、第2次世界大戦の中の44年には、戦局の悪化に伴いスイスに移住しました。戦前より名門オーケストラに客演してきたシューリヒトは、特にウィーン・フィルとの関係は深く1960年に「ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団名誉会員」の称号が贈られました。
当録音は1961年と1962年、ルツェルン・フェスティヴァルでのライヴ収録です。1曲目はフランスが生んだ名ピアニスト、ロベール・カサドシュを独奏に迎えたモーツァルトのピアノ協奏曲第27番です。カサドシュといえばモーツァルトの名手として知られ、同曲はジョージ・セル指揮、コロンビア交響楽団(1962年録音)との録音が名盤として知られています。カサドシュは同時期にモーツァルトの録音、実演に多く取り組み、このルツェルンでのライヴの直後の1961年8月23日にザルツブルクにてシューリヒト指揮、ウィーン・フィルでも同曲を演奏しています。カサドシュらしい洗練された美しいタッチと語り口のモーツァルトは当演奏でも光ります。2曲目のブラームスの交響曲第2番も大注目です。ウィーン・フィルとの絶大な信頼関係のもと、丁寧に作り上げられたこの演奏はシューリヒトのライヴで聴ける実に迫力あるものになっております。演奏の素晴らしさに加えてauditeレーベルの見事な復刻にも注目で、モノラルながら非常に鮮明な音質で蘇りました。 (Ki)


Altus
TALT-020(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第3番『英雄』 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
BPO

録音:1952年12月8日/ベルリン、ティタニア・パラスト(ライヴ)
ベルリンRIAS放送によるモノラル録音
※日本語帯・解説付
アルトゥスのターラ・レーベル復刻シリーズ。新リマスタリングが施されており、歴史的録音を過去にない音質で愉しめます。
1952年、フルトヴェングラー&ベルリン・フィルが地元ベルリンで奏でた『英雄』。12月7日と8日に演奏され、それぞれ録音が残されていますが、 この2日目の演奏は良好な音質で知られるRIAS放送の録音であることが人気の所以です。またターラ盤はRIASのオリジナル音源を用いた先駆け的名 盤であり、ノイズ・リダクションを極力抑えた音が特徴。他レーベルのディスクとの聴き比べも大変興味深いものがあり、ぜひとも手許に置いておきたい 1 枚です。 演奏内容の充実ぶりももちろん言うことなし。ウィーン・フィルとの「ウラニアのエロイカ」と双璧を成す、そしてまったく異なった威容を誇る圧倒的な 演奏です。楽曲を完全に手中に収めた巨匠が、激しくも大きな歩みで音楽を捉え、ベートーヴェンの革新的な精神を堂々と描いています。第1楽章冒頭 のあまりにも凄絶な和音打撃とそこから導かれる壮麗なまでに偉大な構築性、第2楽章葬送行進曲での張り裂けんばかりの緊張感、全生命力を絞り出す ようなフガートなど、感動を禁じえません。最終楽章の変奏曲では次々と変化を重ねて突き進んでいくものの、音楽の芯はまったくぶれることなく、その 説得力に唖然とさせられます。リマスターにより弦楽のたくましい力感にも更に磨きがかかっています。 (Ki)

Altus
TALT-021(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
交響曲第5番「運命」
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
BPO

録音:1954年5月23日/ベルリン、ティタニア・パラスト(ライヴ)
ベルリンRIAS放送によるモノラル録音
※日本語帯・解説付
アルトゥスのターラ・レーベル復刻シリーズ。新リマスタリングが施されており、歴史的録音を過去にない音質で愉しめます。 『田園』と『運命』は対の作品であり、初演も同日になされています。フルトヴェングラーもこの2曲を好んで並べて演奏しており、作品を対比させつつ、 それぞれから深い表現を引き出しています。1954年、フルトヴェングラーが死の半年前に残した当演奏は、2曲ともにベルリン・フィルとの最後の演奏 であり最後の録音でした。良好な音質で知られるRIAS放送の録音ということもあって、巨匠最晩年の芸術を堪能できる名盤として愛されています。特にター ラ盤はRIASのオリジナル音源を用いた先駆け的名盤であり、ノイズ・リダクションを極力抑えた音が特徴。他レーベルのディスクとの聴き比べも大変興 味深いものがあり、ぜひとも手許に置いておきたい1枚です。 『田園』の繊細さ、嵐の後の絶対的な喜ばしさ!フィナーレでは大胆なアッチェレランドが音楽を大きく盛り上げつつ、最後には祈るようにゆっくりと 結ばれます。続く『運命』は決定盤と言える名演。オーケストラ全体を支配する引き締まったリズムと推進力、渦巻く巨大なエネルギー。第4楽章直前、 ぎりぎりまで引き伸ばされる極度の緊張感はフルトヴェングラーの真骨頂。そしてフィナーレ突入と共に一挙に解放される壮大なハ長調!金管の華やかで 荘厳なサウンドもリマスターにより更に磨きがかかっています。 (Ki)


Helicon
HEL-029679(13CD)

イスラエル・フィル創立80周年記念ボックス

■CD1
(1)ノアム・シェリフ:「祝典前奏曲」
(2)モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 KV 299
(3)モーツァルト:クラリネット協奏曲
■CD2
(1)ベートーヴェン:「献堂式」序曲
(2)モーツァルト:交響曲第38番「プラハ」
(3)チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
■CD3
(1)シューマン:交響曲第2番
(2)シューマン:交響曲第3番「ライン」
■CD4
(1)ブラームス:ピアノ協奏曲第1番
(2)ストラヴィンスキー:「火の鳥」

■CD5
(1)ベートーヴェン:交響曲第4番
(2)エルガー:エニグマ変奏曲
(3)ラヴェル:組曲「ダフニスとクロエ」
■CD6
(1)パウル・ベン=ハイム:ヴァイオリン協奏曲
(2)パウル・ベン=ハイム:永遠のテーマ(The Eternal Theme)
(3)マーラー:交響曲第2番「復活」(CD7に続く)
■CD7
(1)マーラー:交響曲第2番「復活」(CD6からの続き)
(2)ラヴェル:マ・メール・ロワ
■CD8
(1)ショスタコーヴィチ:交響曲第6番
(2)チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
■CD9
(1)シューベルト:交響曲第5番
(2)ドヴォルザーク:交響曲第8番
(3)コープランド:リンカーンの肖像
■CD10
(1)チャイコフスキー:交響曲第5番
(2)シェーンベルク:ピアノ協奏曲
(3)シェーンベルク:ワルシャワの生き残り
■CD11
(1)メナヘム・アヴィドム:瞑想シンフォニエッタ/ラファエル・クーベリック(指)
(2)ブルックナー:交響曲第7番
■CD12
(1)A.U.ボスコヴィッチ:オーボエ協奏曲
(2)モルデカイ・セテル:midnight vigil(徹夜の祈祷)

■ボーナスCD
(1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番
(2)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番
全て、イスラエルPO
■CD1
(1)レナード・バーンスタイン(指)/1957年録音(MONO)
(2)ポール・パレー(指)、ウリ・ショアム(Fl)、ユディト・リベール(Hrp)/1977年録音(STEREO)
(3)セルジュ・チェリビダッケ(指)、ヨナ・エトリンガー(Cl)/1958年録音(MONO)
■CD2
(1)レナード・バーンスタイン(指)/1957年録音(MONO)
(2)ズービン・メータ(指)/1972年録音(MONO)
(3)クラウディオ・アバド(指)、アイザック・スターン(Vn)/1972年録音(MONO)
■CD3
(1)ポール・パレー(指)/1976年録音(STEREO)
(2)ポール・パレー(指)/1971年録音(MONO)
■CD4
(1)ヨーゼフ・クリップス(指)、ミンドゥル・カッツ(P)/1964年録音(MONO)
(2)イーゴリ・ストラヴィンスキー(指)/1963年録音(MONO)
■CD5
ピエール・モントゥー(指)/1964年録音(MONO)
■CD6
(1)レナード・バーンスタイン(指)、イツァーク・パールマン(Vn)/1968年録音(MONO)
(2)パウル・クレツキ(指)/1966年録音(MONO)
(3)パウル・クレツキ(指)/1966年録音(MONO)
■CD7
(1)パウル・クレツキ(指)/1966年録音(MONO)
(2ロリン・マゼール(指)/1972年録音(MONO)
■CD8
(1)キリル・コンドラシン(指)/1980年録音(STEREO)
(2)ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(指)/1975年録音(STEREO)
■CD9
(1)ズービン・メータ(指)/1989年録音(STEREO)
(2)ズービン・メータ(指)/1979年録音(STEREO)
(3)アンドレ・コステラネツ(指)/1976年録音(STEREO)
■CD10
(1)ズービン・メータ(指)/1989年録音(STEREO)
(2)アンタル・ドラティ(指)、フランク・ペレグ(P)/1962年録音(MONO)
(3)クルト・マズア(指)/2006年録音(STEREO)
■CD11
(1)ラファエル・クーベリック(指)/1958年録音(MONO)
(2)クルト・マズア(指)/1955年録音(MONO)
■CD12
(1)ジョン・バルビローリ(指)、レディー・エヴェルギン・ロスウェル=バルビローリ(Ob)/1962年録音(MONO)
(2)ガリー・ベルティーニ(指)/2000年録音(STEREO)
■ボーナスCD
(1)ダニエル・バレンボイム(指&P)/1972年録音4月
(2)ダニエル・バレンボイム(指&P)/1995年録音11月
1936年、イスラエル・フィルの前身であるパレスチナ管弦楽団が誕生しました。ヴァイオリン奏者フーベルマンの呼びかけで集まった75名のユダヤ の音楽家たちがメンバーでした。お披露目コンサートは1936年12月26日、指揮はトスカニーニ。その後1940-43年、フーベルマンをソリストにした ツアーを皮切りに、多くの演奏旅行を重ね、名称をイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団に改めます。豪華指揮者たちとの共演を重ね、多彩なソリスト たちとの録音の機会にも恵まれてきました。現在では、ズービン・メータが終身音楽監督(1981年〜)に就任しています。
魅力の音源満載の当ボックス。指揮者には、バーンスタイン、チェリビダッケ、クリップス、R.クーベリックら超豪華な顔ぶれ。コンドラシンの緊迫のショ スタコーヴィチは1980年ステレオ。アバドとスターンのヴァイオリン協奏曲も、1972年録音でモノラルながら、スターンの華やかなテクニックと、楽団 とのアンサンブルを満喫できます。ストラヴィンスキーの自作自演やシェーンベルクのピアノ協奏曲などは録音のクオリティは時代を反映させたものではあ りますが、それでもなお貴重な録音の登場といえるでしょう。また歴史的にも貴重な音源が多数。
[CD1]の冒頭トラックを飾るのは、イスラエル・フィルの本拠地、マン・オーディトリウムが建設された1957年の?落し公演に際して作曲されたノアム・シェリフの「祝典前奏曲」。バーンスタインの指揮という豪華布陣です。[CD10]に収録されている、シェーンベルクが1947年アメリカで書いたホロ コーストの残忍さを訴える「ワルシャワの生き残り」は、ドイツ国防軍の兵士だったマズアの指揮によるという、なんとも皮肉な顔合わせ。歴史的和解の 演奏といえるでしょう。[CD12] に収録されているモルデカイ・セテルの「midnight vigil(徹夜の祈祷)」は資料に欠落があり、指揮者ベルティーニ以外 の演奏者の名前が残されていませんが、アルトのミラ・ザカイの声が収録されていることは間違いないと考えられます。 ※モノラル収録の音源は、すべてスタジオで丁寧にマスタリングが施され、自然な音でおたのしみいただけるようになっています。 (Ki)

【ソリスト情報】
■ウリ・ショハム/楽団フルート奏者(1951〜/1970-97年までの27年間首席奏者)
■ユディト・リベール/楽団首席ハープ奏者(1963-2003年)
■ミンドゥル・カッツ(1925-1978、ピアノ)/ルーマニア出身。エネスコに見出されたことで知られる。リパッティ(1917-1950)と同じ師に師事。チェリビダッケ、クリップス、マゼール、ドラティといった指揮者と共演を重ね、世界でツアーを行う。1959年イスラエルに移住。教師としても優れ、イスラエルでのピアノ教育に大きな功績を残している。1974年、第1回ルービンシテイン国際ピアノコンクールで審査員を務めた。シェリングの唯一のフランクのヴァイオリン・ソナタ録音でピアニストを務めている。52歳の時、イスタンブールでの演奏会でベートーヴェンの「テンペスト」を演奏中に倒れて亡くなった。
■ヨナ・エトリンガー(1924-1981)/クラリネット奏者。1947-1964、楽団の首席奏者。室内楽の分野でも活躍した。
■フランク・ペレグ/1958年当時の楽団のクラリネット奏者
Helicon
HEL-029678(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
序曲「エグモント」*
ズービン・メータ(指)
イスラエルPO

録音:2013年、1981年*
イスラエル・フィルの終身音楽監督を務めるメータによるエロイカの登場。切れ味鋭く、かつ豪快なならしっぷりで、名曲をあらためて新鮮に聴かせます。 (Ki)

CPO
CPO-777993(1CD)
NX-B10
アーベル:交響曲集 Op.7
交響曲 第3番 ニ長調
交響曲 第2番 変ロ長調
交響曲 第1番 ト長調
交響曲 第6番 変ロ長調
交響曲 第4番 ヘ長調
交響曲 第5番 ハ長調
ラ・スタジオーネ・フランクフルト
ミヒャエル・シュナイダー(指)
ドイツ古典派の作曲家、ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者として知られるアーベル。彼は他にも様々な楽器の名手であり、1759 年にはイギリスに渡り、シャーロット王妃の宮廷室内楽奏者としても活躍しました。 1762年にはヨハン・クリスティアン・バッハと共に、ロンドンで予約制の定期演奏会を開催し、ここで演奏するために多くの 交響曲を作曲しています。このOp.7の交響曲集は1767年に作曲されましたが、この第6番は、幼いモーツァルトが筆 写した楽譜が残っていたために、一時期はモーツァルトの交響曲第3番 K18として目録に掲載されていたほどの素晴ら しい出来栄えです。シュナイダー率いるラ・スタジオーネ・フランクフルトは、重みのある迫力に満ちた音で、これらの名作を じっくり聴かせます。
CPO
CPO-777120(1CD)
NX-B10
ユリウス・レントヘン(1855-1932):交響曲第9番「複調で」(1930)
セレナード ホ長調(1902)
交響曲 第21番 イ短調(1931)
フランクフルト・ブランデンブルク州立O
デイヴィッド・ポルセライン(指)
ライプツィヒに生まれ、オランダに帰化した作曲家レントヘン(レントゲン)。ヘルツォーゲンベルクを通じてブラームスと交流 を持ち、1887年にはブラームスの指揮で「ピアノ協奏曲第2番」を演奏したほどのピアノの腕を持っていたことで知られて います。そのためか、作品にはブラームスの影響も見られますが、晩年にはかなり独創的な作品を書いていました。この 交響曲第9番は1930年の作品。レントヘンの生前には出版されなかった作品で単一楽章で書かれています。

TOCCATA
TOCC-0393(1CD)
NX-B03
D.H.ジョンソン:管弦楽作品集第1集
交響曲第9番嬰ハ短調 Op.295(2012)
コミュニオン・アンティフォン 第14番 Op.359(2016)
モテット 第2番 Op.257-2(2009)
ロイヤル・リヴァプールPO
ポール・マン(指)

録音:2016年12月6.7日
初録音
イギリスの「知られざる作曲家」といえば、まずはハヴァーガル・ブライアンの名が挙げられるかもしれません。長大な第1番 を始め、30曲以上の交響曲を作曲したにもかかわらず、生前は全く無視されていた人ですが、このハックブリッジ・ジョン ソンはブライアンを上回るほどの「知られざる作曲家」と言えるのではないでしょうか。11歳で作曲をはじめ、交響曲、管 弦楽曲、室内楽曲、夥しい数の声楽曲、合唱曲を書いていますが、残念ながらほとんど演奏されることはありませんでし た。しかし2001年にイギリスの「新音楽推進協会」の作曲家に就任したことで、ようやくその作品の演奏機会が増えて きました。彼の何曲かのピアノ曲は、日本のピアニスト楠千里によって演奏されましたが、75分にわたる長大なピアノ曲 (数多くの作曲家の旋律が散りばめられたオマージュ)はまだ演奏されていないようです。また、彼はスコットランドのピア ニスト、作曲家スティーヴンソンの友人でもあり、コラボレーションも積極的に行っています。 このアルバムには21世紀になって作曲された3つの作品を収録。ジャンルを超えた音楽が聞き手を魅了します。

PHILHARMONIA BAROQUE
PBP-02(1CD)
NX-B07
ハイドン:交響曲集
交響曲第104番ニ長調「ロンドン」Hob.I:104
交響曲第88番 ト長調 「V字」 Hob.I:88
交響曲第101番 ニ長調 「時計」 Hob.I
フィルハーモニア・バロック・オーケストラ
ニコラス・マギーガン(指)

録音:2009年9月12-13日
2011年に創立30周年を迎えた「フィルハーモニア・バロック・オーケストラ」の方向性がはっきりと示されたハイドンの一連の交響曲集。 エキサイティングな響きと、マギーガンの熟考の解釈を聞くことができます。 このアルバムは、巧みな構成で知られる第88番「V字」、幻想的で精緻な第104番「ロンドン」、そしてユーモラスな第101番「時計」 の3曲が収録されています。ハイドンの見事な作曲技法も目の当たりにできます。
PHILHARMONIA BAROQUE
PBP-06(1CD)
NX-B07
ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調 Op.60
交響曲第7番イ長調 Op.92*
フィルハーモニア・バロック・オーケストラ
ニコラス・マギーガン(指)

録音:2012年11月10-11日、2009年9月12-13日* 以上ライヴ
この第4番が演奏された時、サンフランシスコの新聞紙上におけるクラシック批評で「ウィットに富み、バランス感覚に優れた完璧な演 奏」と絶賛されたというほど、アメリカ国内で話題を呼んだライヴを収録。 第7番も、輝かしく生き生きとした演奏です。
PHILHARMONIA BAROQUE
PBP-08(1CD)
NX-B07
ハイドン:交響曲第57番ニ長調 Hob.I:57
交響曲第68番変ロ長調 Hob.I:68*
フィルハーモニア・バロック・オーケストラ
ニコラス・マギーガン(指)

録音:2014年10月4-5日、2014年2月8-9日*
交響曲集第1集(PBP01)が2011年のグラミー賞にノミネートされるなど、高い評価を受けたマギーガンのハイドン。こちらの第2集は 1770年代に作曲された3曲の交響曲を収録。整然としたオーケストレーションの中に、時々意表を突くメロディが出現するところは、 いかにも中期のハイドンらしい作風ですが、マギーガンはこれらを丁寧に拾いあげ、きわめて楽しい作品として演奏しています。

Profil
PH-16064(1CD)
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」(1878/1880年ハース稿) クリスティアン・ティーレマン(指)
シュターツカペレ・ドレスデン

録音:2015年5月17日/ドレスデン・ゼンパーオーパー(ライヴ)
シュターツカペレ・ドレスデンといえばワーグナーとリヒャルト・シュトラウスが君臨していましたが、1895年にアドルフ・ハーゲン指揮で演奏して以来、 独自のブルックナーの交響曲第4番演奏伝統を持っています。エルンスト・フォン・シューフ、フリッツ・ブッシュ、ベーム、カイルベルト、ヨッフム、シノー ポリ、ハイティンク、ネゼ=セガンと連なっていますが、ティーレマンの演奏も21世紀初頭の伝説として刻まれました。
ティーレマンのブルックナーの4番は、これまでミュンヘン・フィル、ベルリン・フィルを指揮した演奏に触れることができますが、シュターツカペレ・ ドレスデンとのものは、近年なだけに円熟著しい点が注目。全体73分という遅めのテンポによる悠然たる歩みながら、起伏に富んでいるため全く飽きさ せません。さらにゼンパーオーパーのまろやかな音響とあいまって、オルガンのような、ブルックナーが心に描いていたような壮麗かつ天国的な音楽が構 築されています。 (Ki)

Seattle Symphony Media
SSM-1009(1CD)
NX-B03
アイヴズ:交響曲第4番
答えのない質問
夕暮れのセントラル・パーク
交響曲 第3番「キャンプの集い」
クリスティーナ・ヴァルデス(P)
ジョゼフ・アダン(Org)
【副指揮者】
スティリアン・キーロフ
デイヴィッド・アレクサンダー・ラービー
ジュリア・タイ
デヴィッド・ゴードン(Tp)
シアトルSO&cho
ルドヴィク・モルロー(指)

録音:2015年1月29.31日、2015年4月3日、2014年9月26日、2014年5月14日.9月9.10.26日、2015年4月3日
19世紀後半アメリカで活躍した作曲家アイヴズは伝統を重んじながらも、実験的な要素を多分に取り入れた作品を多 く残しています。本業では保険代理店を営み、その合間を縫って4曲の交響曲をはじめ、管弦楽曲、室内楽曲、歌曲 など夥しい数の作品を書きましたが、その作風は多岐に渡り、単純な民謡をそのままベースにした曲あり、多調や微分音 を取り入れた前衛的な作品ありと、実にヴァラエティに富んでいます。 このアルバムに収録された2曲の交響曲は、どちらもアイヴズの代表作。第3番は開拓期のアメリカにおける宗教的な集 会をモティーフにした作品で、発表当時、ニューヨークにいたマーラーも注目、ヨーロッパで演奏すべくスコアを持ち帰ったと いうエピソードがあるほどの(マーラーは直後に亡くなってしまったため、実現しなかった)作品です。第4番は演奏時間は 短いものの、第2楽章は2人の指揮者を必要とするほどに複雑に入り組んでおり、賛美歌や行進曲などが入り乱れなが ら一度に奏されるという演奏困難な作品として知られています。このアルバムではアシスタント指揮者が3人用意され、周 到な演奏が繰り広げられています。

LPO
LPO-0095(1CD)
NX-B04
ドヴォルザーク:序曲「オセロ」
交響曲 第6番ニ長調 Op.60
交響曲 第7番ニ短調 Op.70*
ヤニック・ネゼ=セガン(指)LPO

録音:2016年2月3日、2009年5月27日*
カナダ生まれの若手指揮者ヤニック・ネゼ=セガン。2007年にドヴォルザークの第6番を演奏してロンドン・フィルにデビュー、その翌 年には早くもこの楽団の首席客演指揮者に就任。以来、良好な関係を続けています。現在は名門フィラデルフィア管で采配を振 ると共に、2020年のシーズンからはメトロポリタン歌劇場の次期音楽監督に指名され、一層の活躍が期待されています。このド ヴォルザークは2009年と2016年の演奏で、中でも第6番は彼にとっても「デビュー曲」となった大切なレパートリーであり、この最新 録音でも、切れのよいリズムと、弦の豊かな響きをたっぷりと用いた流麗な演奏を繰り広げています。終楽章でのラスト、金管の咆 哮も見事です。イギリスの音楽Webサイト「Bachtrack」 https://bachtrack.com/ でもこの演奏は高く評価されました。 第7番は、ドヴォルザーク自身も「これまでとは作風を変え、本格的な作品に仕上げた」と語るほどに充実した交響曲。緊迫した第 1楽章、美しい第2楽章はもちろんのこと、セガンはスラブ的とされる第3楽章をゆったりと歌わせることで、劇的な終楽章への期待 を高めています。精緻に組み立てられた流れに思わず引き込まれる演奏です。


Profil
PH-17007(1CD)
正規初出!
マーラー:交響曲第9番ニ長調
クルト・ザンデルリンク(指)
北ドイツRSO

録音:1987年12月7日/ハンブルク、ライスハレ(ステレオ・ライヴ)
驚きの音源の出現です。ザンデルリンクはマーラーの交響曲第9番録音をベルリン交響楽団(1979.2)、BBCフィル(1982)、フィルハーモニア管(1992)のセッション3種が残されていますが、4つ目の、それも北ドイツ放送響との組み合わせによる夢のライヴのマスターテープが、スタジオ・ハンブルク・エンタープライジスに保存されていました。1987年12月の演奏で、BBCフィルとフィルハーモニア管の録音のちょうど間に時期にあたります。
ザンデルリンクはマーラーの交響曲録音に慎重で、1979年のベルリン響との9番が初セッションだったといわれ、ディスコグラフィも第4番のライヴ以外は第9番と10番しかありません。この録音も海賊盤で一部流通しましたが、オリジナル・マイスターからの正規発売となります。
第1楽章は速く、フィナーレは遅いのが特徴。第3楽章にカットがあるため時間は少し短いものの、テンポ自体は特に変わりはありません。各フレーズのコントラストが強く、早い部分でのグロテスクなエネルギーは、ショスタコーヴィチを思わせます。ライヴならではの高揚感に加え、北ドイツ放送響ならではの熱いものとなっていて、フィナーレは涙なしに聴けない感動的なものとなっています。ようやくザンデルリンクのマーラー像を示す演奏が登場したと申せましょう。超オススメです。 (Ki)



Pentatone
PTC-5186613(1SACD)
ブルックナー:交響曲第1番(1890/1891年ウィーン稿)
行進曲ニ短調 WAB.96
3つの小品 WAB.97
グスターボ・ヒメノ(指)
ルクセンブルクPO

録音:2016年6月/フィルハーモニー・ルクセンブルク
今世界が最も注目する若手指揮者の一人、スペイン、バレンシア生まれのグスターボ・ヒメノがPENTATONEレーベルより本 格的なデビュー・ディスクをリリース。ヒメノは2001年にロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席打楽器奏者に就任。その後、音楽家として さらなる研鑽として指揮を学び、その才が見事に花開いた若手筆頭格の音楽家です。2012-13年、2013-14年のシーズンには、ロイヤル・コンセルト ヘボウ管弦楽団でマリス・ヤンソンスの副指揮者を務め、2014年1月にヤンソンスの代役としてコンセルトヘボウのデビューし、一躍世界から注目され る指揮者となりました。指揮者としての日本デビュー公演は2013年9月の仙台フィルとの共演で、その後2015年には2度来日。そのうち同年11月 のロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団との来日公演で大成功をおさめ、日本の音楽界にもその名が知られるところとなりました。
ブルックナーの交響曲 第1番のウィーン稿は作曲から25年後(第8番第2稿より後)に作曲者自身によって改訂されており、ウィーン稿の響 きは初期の作品というより、後期ロマン派をより感じさせるものとなっております。ブルックナーの交響曲では演奏機会の少ない当作品。クラウディオ・ア バドに招かれて多くの公演で副指揮者も務めてきたヒメノは、アバドが好んで取り上げたこの作品を真摯かつ思慮深い演奏をしております。カップリング に収録した管弦楽作品も実に見事。手兵ルクセンブルク・フィルと丁寧に作り上げた世界が広がります。 (Ki)
Pentatone
PTC-5186622(1SACD)
ショスタコーヴィチ:交響曲第1番
スケルツォ 嬰ヘ短調 Op.1
主題と変奏 Op.3
スケルツォ 変ホ長調Op.7
5つの断章Op.42
グスターボ・ヒメノ(指)
ルクセンブルクPO

録音:2016年6月/フィルハーモニー・ルクセンブルク
RCOの打楽器奏者として長きに渡りヤンソンスと共演してきたヒメノは、ショスタコーヴィチの実演も数多く、指揮者として活躍の場をひろげてからも、 得意とする作品としてショスタコーヴィチをとりあげてきました。レニングラード音楽院作曲家の卒業制作である交響曲第1番(1924-25)。ショスタコー ヴィチはこの曲の初演で一躍作曲家として名声を博し、《ソビエト国家が育てた天才》と讃えられました。打楽器奏者出身であるヒメノは、抜群のリズム 感とテンポ感で、実に歯切れのよい演奏を展開しております。ベネルクス3国の一画、ルクセンブルクの名門ルクセンブルク・フィルの音楽監督として同 団と新たな時代を切り開きます! (Ki)

PRAGA
PRD-250369(2CD)
ドヴォルザーク:管弦楽曲集
Disc1
(1)交響曲第7番ニ短調Op.70
(2)カンタータ「白山の後継者たち」
(3)交響詩「野鳩」
(4)交響詩「水の魔物
(5)交響詩「真昼の魔女」
(6)交響詩「金の紡ぎ車」
(7)交響詩「英雄の歌」
ズデニェク・コシュラー(指)(1)(2)、
ズデニェク・ハラバラ(指)(3)-(6)
チェコPO(1),(3)-(6)、プラハSO(2)
アロイス・クリマ(指)プラハRSO(7)

録音:1964年10月12-14日(1)(3)、1972年1月(2)、1961年9月19-20日(4)-(6)、1961年10月(7) 全てステレオ
ドヴォルザークの作品のなかから、とりわけボヘミア的なテーマのものを集めたアルバム。「白山の後継者たち」は1872年、ドヴォルザーク29歳の出世作。1620年11月にプラハ近郊の山で起きたハプスブルク軍とボヘミア貴族のカトリック対プロテスタントの宗教戦闘となっています。交響詩はいずれもエルベンの民話み基づきますが、内容は暗く残酷なものが多いのが意表をつきます。往年のオペラ指揮者ズデニェク・ハラバラ(1899-1962)最晩年の録音が貴重。ボルテージの高い演奏を楽しめます。 (Ki)


Chandos
CHSA-5181(1SACD)
エルガー:序奏とアレグロ Op.47*
交響曲第1番変イ長調 Op.55
エドワード・ガードナー(指)
BBC響、ドーリックSQ*

録音:2016年9月5日−6日、ワトフォード・コロッセウム(ハートフォードシャー、イギリス)
イングリッシュ・ナショナル・オペラの若き音楽監督として活動し、2015年からはベルゲン・フィルの首席指揮者としてますます活躍を広げるイギリスの若きマエストロ、エドワード・ガードナー。ブリテンやウォルトン、前作ではホルストなど、近代英国音楽の録音でも世界的な高評価を得ているガードナーのエルガー第1弾。BBC響、ベルゲン・フィル、バーミンガム市響との録音で名声を馳せ、イギリス・ナショナル・ユース・オーケストラとの録音など新たなプロジェクトでも話題のエドワード・ガードナーが取り組む、大注目のエルガーにご期待ください!


WEITBLICK
SSS-0203(1CD)
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」 ジョルジュ・プレートル(指)
シュトゥットガルトRSO

録音:1995年9月22、23日リンツ・ブルックナーハウス、デジタル・ライヴ録音
リンツ国際ブルックナーフェスティヴァル1995,
音源提供:ORF LINZ
巨匠プレートルが生前に許諾を出していた「ロマ ンティック」がついに発売。しかもブルックナーの眠るリンツにシュトウットガルト 放送響を率いて客演したライヴです。言わずと知れたシュトウットガルト放送響 はチェリビダッケに薫陶を受けたブルックナー・オーケストラ。録音はブルックナ ーサウンドを知り尽くした ORF リンツが行いました。万全の音質も非常に良好 です。 颯爽としたテンポが採用され、瑞々しい歌心、打楽器の追加も目立つアグレッ シヴな演奏です。存命ならばこの3 月にミラノ・スカラ・フィルとコンサートが予定 されておりましたプレートルを追悼します。WEITBLICK は他社に先駆けてプレ ートルの最新の凄演を世に問うてきましたが、ブルックナーも第 8 番 (SSS0096)、第7 番(SSS0102)に続きこれで3 曲目。第5 番はシャルク改訂版 で演奏していることが確認されております。

ALTO
ALC-1329(1CD)
スクリャービン:交響曲第1番ホ長調 Op.26*
交響曲第4番ハ長調「法悦の詩」Op.54
ラリーサ・アヴデーエヴァ(Ms)*
アントン・グリゴリエフ(T)*
ロシアcho*
アレクサンドル・ユルロフ(合唱指揮*)
ソヴィエト国立SO
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指)

録音:1963年*/1966年+ ADD
原盤:Melodiya 
(C)1991 Gramzapis / 2002 CDK Music


Treasures
TRE-161(2CDR)
クナッパーツブッシュ〜ブラームス・プログラム
悲劇的序曲
ハイドンの主題による変奏曲
交響曲第3番
ハンス・クナッパーツブッシュ(指)
シュトゥットガルトRSO

録音:1963年11月15日(モノラル・ライヴ)
※音源:Private HKV-TY4/5
◎収録時間:81:48
“いびつな造型の先にある昇華を極めた芸術性!”
■音源について
1963年11月15日の全演奏曲目を収録した2枚組LPの全てを復刻。交響曲と変奏曲はHanssler(SWR)からCD化されていますが、ステレオ的な広がりを加え、ノイズを過剰に消した人工的な音に違和感を感じた方も多いはず。このLP盤の音は、もちろん無修正で自然体。クナ最晩年の芸術を心ゆくまで堪能していただけると思います。

交響曲第3番はクナの十八番だけに、数種存在する録音の全てが魅力的ですが、中でも異彩を放つのがこのシュトゥットガルト盤!この優秀な放送オケ特有の機能美と指揮者の意図の咀嚼力により、「巨大でいびつ」なクナの巨大造型が、極端な誇張としてではなく、芸術的に昇華した形で聴き手に迫ります。
第1楽章の第2主題直前の長いスパンでのリタルダンド、再現部直前の雑念を配した清明なニュアンス、第2楽章4:15からの幽玄美、第3楽章のチェロの対旋律の官能的な呼応、超低速をもて余すことなく音楽を感じきったホルン・ソロ、唐突さ以上に儚さが心に染みるルフト・パウゼ(6:30)などは、全体を貫く超低速テンポとともに、「枯淡」の一言では済まない最晩年ならではの精神的な高みを象徴するニュアンス。終楽章の再現部(7:31〜)のティンパニ追加は他にも類例はありますが、強烈な意思の注入力はクナがダントツ。これも、ウィーン・フィル盤(1955年)の方が感覚的なインパクトは上かもしれませんが、奏者の側、あるいはクナ自身の魂胆が露骨に出過ぎている感もなきにしも非ず。その点、シュトゥットガルト盤はやっていることは同じなのに、完全に雑念を超越し、強固に結実しきったニュアンスとして響くのです。
崇高な精神を湛えたこのニュアンスは、他の2曲でも全く同様で、これら抜きの名演選びなどあり得ません!
「ハイドン変奏曲」は、第4変奏ではテンポこそ標準的なものですが、音符の隅々まで物憂げなニュアンスが充溢し、一方、第6変奏は通常の倍のテンポですが、少しも異様に響かず、このオケには珍しく鄙びた音を発する冒頭ホルンの味も含め、これを聴いてしまうと、他の演奏を想定できなくなるほどの説得力。故宇野功芳氏も「クナッパーツブッシュのベスト演奏の1つに数えられるだろう」と述べています。
そして「悲劇的序曲」の感動的なこと!第1主題は拍節感を失う寸前の低速の極みですが、その分、各音の情報量が尋常ではありません。第2主題(3:50〜)に差し掛かると、このテンポ設定がツボを得たものであることも痛感。「クナ=超低速」とイメージされがちですが、そんな単純ではないことは展開部で明らかに。7:23からの進行は、標準的テンポよりむしろ速め。この対位法的楽句が次第に高揚する過程での決然とした意志力、それが沈静化して第2主題が再現されるまでの彼岸のニュアンスは特に聴きものです。【湧々堂】

Channel Classics
CCSSA-38817(2SACD)
マーラー:交響曲第3番ニ短調 イヴァン・フィッシャー(指)
ブダペスト祝祭O、
ゲルヒルト・ロンベルガー(A)
カンテムス児童cho
バイエルン放送cho
アルト独唱は、ドゥダメル&ベルリン・フィルやハイティンク&バイエルン放送響など、近年のマーラー交響曲第3番録音でも活躍を続けるドイツの歌手、ゲルヒルト・ロンベルガー(2014年の来日公演では、ノット&東響とマーラーの交響曲第8番も歌っています)。児童合唱はハンガリーの名合唱団、カンテムス児童合唱団(カンテムス・ファミリーの「少女合唱団」は2016年7月にも来日公演を行っています)。 圧倒的なオーケストラとイヴァン・フィッシャーの独特の解釈、そして超高音質録音で世界から絶賛されるマーラーの交響曲集、待望の第7弾にご注目あれ!

VMS
VMS-251(1CD)
ドヴォルザーク:交響曲第9番 「新世界より」
交響的変奏曲 Op.78
ジェラール・コルステン(指)
フォアアールベルクSO

録音:2015年12月4日−5日
ジェラール・コルステンは南アフリカに生まれ、カメラータ・ザルツブルクやヨーロッパ室内Oのコンサート・マスターを務めた後指揮者に転身。プレトリア州立歌劇場やウプサラ室内Oの首席指揮者などのポストを経て、現在はロンドン・モーツァルト・プレーヤーズの音楽監督、フォアアールベルクSOの首席指揮者を務めており、日本では読売日本SOへの客演などもで知られています。

Profil
PH-15004(1CD)
ブルックナー:交響曲第00番ヘ短調 ゲルト・シャラー(指)
フィルハーモニー・フェスティヴァ

録音:2015年9月/エーブラハ大修道院付属教会(ライヴ)
ブルックナーの習作中の習作交響曲「00番」。これまでインバルやスクロヴァチェフスキらの録音もありますが、当代きってのマーラー指揮者シャラー による超期待の新録音の登場となります。習作とはいえブルックナー39歳の作で、すでに未熟な感はありません。むしろオーストリアの田舎を彷彿させる牧歌的な叙情美にあふれていて魅力的。 弱いとされるフィナーレにも多くの美しい音楽を聴くことができます。 さすがブルックナーの全作品を手掛けつつあるシャラー、この曲にちりばめられたブルックナーならではの語法と特徴を巧く引き出し、感動的な音楽に 仕上げています。滅多に演奏されない作品が、このクオリティのライヴ演奏で現れたことは大歓迎と申せましょう。 ゲルト・シャラーは1965年バンベルク生まれ。1993年にハノーファー州立歌劇場で指揮者としてのキャリアをスタートさせ、1998年にブラウンシュ ヴァイク州立歌劇場、2003年から2006年までマグデブルク劇場の総音楽監督を務めました。ブルックナーのエキスパートで、ついにはオルガン独奏曲 まで奏してしまうほどのこだわり。 (Ki)

Profil
PH-16061(1CD)
ブルックナー:交響曲第8番ハ短調(1887年および1890年ハース版) ユッカ=ペッカ・サラステ(指)
ケルンWDR響

録音:2010年11月2、5日/ケルン・フィルハーモニー(ライヴ)
サラステは2007年にオスロで同曲を披露した際はノヴァーク版を使用しましたが、3年を 経てハース版を採用するに至りました。サラステはハース版の追加によりブルックナーの個性は残しつつ、より豊かでイマジネーティヴになったと確信して いるとのこと。版の問題という以上に、独墺系指揮者からは聴くことのできない個性的なブルックナー像を作り上げています。 最たる違いはテンポ。何と全曲を74分38秒!最速の演奏のひとつといえます。ことにフィナーレの冒頭など驚くべき速さで進みます。ケルンWDR響 がしっかりつき、木管が神業的な技巧を発揮しているのも聴きもの。ブルックナーの伝統に鉄拳を加えるような衝撃で賛否両論を呼ぶことまちがいなしの 刺激的内容です。 (Ki)

Pentatone
PTC-5186612(1SACD)
ハイドン:交響曲第53番ニ長調「帝国」
交響曲第64番イ長調Hob.I:64*
交響曲第96番 ニ長調「奇跡」
カルロス・カルマー(指)
オレゴンSO

録音:2013年*、2016年/アーリン・シュニツァー・コンサート・ホール(オレゴン州ポートランド)
カルロス・カルマー指揮、オレゴン交響楽団によるPENTATONE第4弾はハイドンを取り上げました。1958年ウルグアイ生 まれのカルマーは故ジェームズ・デプリースト(1936-2013)の後任として、2013年よりオレゴン交響楽団の音楽監督を務めており意欲的なレパートリー で当団を成長させてきました。当録音では明朗快活な解釈で推進力のあるハイドンを聴かせてくれます。
カルロス・カルマー率いるオレゴン交響楽団は、PENTATONEレーベルより「戦争の時代の音楽(ヴォーン・ウィリアムズ、ブリテン、アイヴス、アダムズ)」 (PTC 5186393)、「イギリス作品集(エルガー、ヴォーン・ウィリアムズ、ブリテン)」(PTC 5186471)、「アメリカの魂(ピストン、アンタイル、コー プランド)」(PTC 5186481)をリリースしており、ディスクごとに異なった表情を見せてくれます。 (Ki)

ESTONIAN RECORD PRODUCTIONS
ERP-9416(1CD)
グレート・マエストロV
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番*
ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68
カレ・ランダル(P)
エストニア国立SO
ネーメ・ヤルヴィ(指)

録音:2012年、2016年*
エストニア・コンサート・ホール、タリン(ライヴ)

ESTONIAN RECORD PRODUCTIONS
ERP-9516(1CD)
グレート・マエストロW
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番*
ブラームス:交響曲第2番ト長調Op.73
カレ・ランダル(P)
エストニア国立SO
ネーメ・ヤルヴィ(指)

録音:2012年2月3日、2016年3月25日*
エストニア・コンサート・ホール、タリン(ライヴ)
エストニアの巨匠ネーメ・ヤルヴィ指は、2010年から再び故郷エストニア国立交響楽団の首席指揮者兼音楽監督に就任し、同楽団と良好な関係を築 いています。エストニア出身のピアニスト、カレ・ランダルを迎え行われたベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲演奏会とブラームの交響曲全曲をカップリン グしてリリースしている「グレート・マエストロ」シリーズ 2 枚が同時リリース。
エストニア国立交響楽団は1926年に放送オーケストラとして創設。ネーメ・ヤルヴィはタリン音楽院在学中に同楽団(旧・エストニア放送交響楽団) の打楽器奏者として活躍、その後指揮者として1963年から1980年の長きにわたり首席指揮者を務め、エストニアを代表するオーケストラに成長させ ました。2007年よりオラリ・エルツが首席指揮者としてエストニア作曲家の作品を初演するなど精力的に活動しています。
ネーメ・ヤルヴィは、ブラームスの交響曲をロンドン交響楽団と全曲録音(1987年)、モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団と2番と3番を録音(1966 年)しており、ここでもパワフルで硬質なアプローチを聴かせてくれます。ブラームス最初の交響曲第1番は,構想から完成までに21年もの歳月をかけ 作られた作品。ネーメは、木管と金管のバランスが絶妙で、ブラームスの重厚さを表しつつ、全体的には推進力に満ちた演奏を展開しています。そして交 響曲第2番は制作時間や曲調も1番とは対照的で、伸びやかで歌心溢れる作品。ネーメとエストニア響は楽曲の快活な雰囲気を存分に表現し、流麗で 明るい演奏を聴かせています。
カレ・ランダルは1981年国際シューマン・コンクール入賞、1982年チャイコフスキー国際コンクール第4位、1985年ミュンヘン国際音楽コンクー ル優勝など輝かしいコンクール受賞歴があり、50以上のピアノ協奏曲のレパートリーをもち、世界中のオーケストラや指揮者と共演しています。ここでは 雄弁でスケールの大きいピアノを聴かせ、ネーメの絶妙なサポートを得て聴き手を魅了します。 (Ki)


ACCENTUS Music
ACC-20413DVD(DVD)
KKC-9215(DVD)
日本語帯・解説付
税込定価

ACC-10413BD(Bluray)
KKC-9214(Bluray)
日本語帯・解説付
税込定価

ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
交響曲第7番イ長調Op.92
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO
ヘルベルト・ブロムシュテット(指)

収録:2016年5月19日(第6番)、2015年5月7日(第7番)、ゲヴァントハウス・コンサートホール(ライヴ)
◆DVD
画面:16:9 NTSC
音声:DTS5.1,DD5.1,PCM STEREO
リージョン:All、93’ 21
◆Bluray
画面:16:9 Full HD
音声:DTS HD MA,PCM STEREO
リージョン:All、93’ 21
世界で最も古い伝統を誇る、屈指の名門オーケストラ、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団。ブロムシュテットは1998年から2005年の7年 間に渡って、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のシェフとして、絶大な信頼を獲得してきました。現在も名誉指揮者として定期的に指揮台に立って います。この映像は、2016年と2015年に本拠地ゲヴァントハウス・コンサートホールで行われたベートーヴェンの交響曲第6,7番のライヴ映像です。 抒情性に満ち、生命力あふれる「田園」、そして緊張感と推進力で聴く者の心を掴む第7番、ブロムシュテットの長い腕を大きく広げる指揮姿は溌剌とし たエネルギーを感じます。 ブロムシュテットは2017年7月に90歳の誕生日を迎えます。ACCENTUS MUSICとライプツィヒ・ゲヴァントハウス管はこれを記念して、2015年 大晦日の「第9」を皮切りにブロムシュテットのベートーヴェンを発売。本盤は第2弾となります。この後、交響曲第5番と三重協奏曲(ファウスト、ケ ラス、ヘルムヒェン)の映像、そして誕生日直前にCDでベートーヴェンの交響曲全集を発売し、大巨匠の栄光を讃えます。ブロムシュテットは同楽団の 任期中にはベートーヴェンの録音しておらず、シュターツカペレ・ドレスデンと全曲を録音しているので今回で2度目の録音となります。 (Ki)


Treasures
TRE-160(1CDR)
レオポルド・ルートヴィヒ/ハイドン:「ホルン信号」他
モーツァルト:「コシ・ファン・トゥッテ」序曲*
 「ドン・ジョヴァンニ」序曲*
ハイドン:交響曲第31番「ホルン信号」#
 交響曲第73番「狩猟」
レオポルド・ルートヴィヒ(指)
ハンブルク国立歌劇場O*、
バイエルンRSO
クルト・リヒター(Hrnソロ)#

録音:1960年代中期*、1966年4月6&8日ビュルガー・ブロイ・ホール(ミュンヘン)全てステレオ
※音源:独EUROPA E-177*、独ELECTRORA SME-91601
◎収録時間:63:05
“指揮者の存在感を極限まで消して作品の様式美を徹底表出!”
■音源について
ハイドンは、ルートヴィヒが1960年代中頃にエレクトローラに遺した重要な録音の一つ。使用したのはドイツ盤・金レーベルの第2版です。

★ローター、ホルライザー、ワルベルクような職人気質の指揮者には、特に古典作品においては何よりも作品の様式感の表出を最優先し、自身の解釈を前面に立てないという共通点があります。このルートヴィヒも例外ではなく、ベートーヴェンの第7交響曲(TRE-023)でさえケレン味皆無のスタンスを貫徹していましたが、ここでの2曲のハイドンは、自分の存在自体までも消し去り、背後で勘所だけを締めるまさに職人芸の究極形!楽譜の余白を埋めるようにスリリングなスパイスを注入するアーノンクールのようなスタイルとは好対照なので、どこをどう味わえばよいか戸惑う方も多いかもしれませんが、聴き進むうちに、作品の内なる声を引き出すことに意識を傾注することの大切さと、古典の様式そのものに典雅な味わいが宿っていることをしみじみと思い知らされ、ハイドンが思い描き、当時の聴衆が期待したものに合致する音楽再現を目指すなら、当時の楽器や奏法を模倣するより、まずこの「自分を消す」スタンスこそ不可欠と思えてきます。
自己主張よりも作品自体の主張に耳を傾ける姿勢は、「ホルン信号」第2,4楽章のホルン、ヴァイオリン、チェロなどが協奏曲風に活躍するシーンでも同じ。各奏者は決してソロとして前に出ず、音楽の一部分としての立場を弁えながら、いつも通りに奏でるだけ。バイエルンのオケの技量の高さは言うまでもありませんが、そのことに気づかないほど空気のように流れる音楽…、これ以上に音楽から邪念を排除し、純化させることは不可能ではないでしょうか?
決して指揮者の個性的なアプローチを楽しむための演奏ではありません。古典音楽に対する指揮者の矜持と抑制の美学が、作品を活かすことだけに使われている最高の実例として、是非とも一聴をお勧めします。わずかな共感だけで作品に臨み、何の余韻も残さない演奏とはどこがどう違うか、感じていただければ幸いです。【湧々堂】

ターラ・レーベル新リマスタリング復刻シリーズ、「北ドイツ放送交響楽団」3タイトル!

Altus
TALT-017(1CD)
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲
交響曲第1番ハ短調 Op.68
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
北ドイツRSO

録音:1951年10月27日/ハンブルク・ライヴ
※日本語帯・解説付
ターラ・レーベルの名盤を復刻。リマスタリングを施し音質向上、細かい表情に至るまで非常に聴きやすくなっております。 作曲家ゆかりの地であるハンブルクで繰り広げられた圧倒的なブラームス演奏。1951年、イッセルシュテット率いる北ドイツRSOにフルトヴェ ングラーが客演した際に残された、唯一の共演録音盤です。フルトヴェングラーのブラームス演奏の最高峰とされ、「世紀のディアパソン・ドール」を受 賞したことでも有名な名盤。
『ハイドン変奏曲』は巧みな音色の変化と柔らかな風合いが格別。第7変奏Graziosoなど繊細にして夢のような浮遊感、本当に美しいです。終曲パッ サカリアではあらゆる感情を総動員し壮大なクライマックスを構築してくれます。
交響曲第1番も、何種類かある録音の中でこの演奏をベストに挙げるファンが多い超名演。強烈に打ち込まれるティンパニ、1楽章展開部のラストや 終楽章コーダのコラールで天を突き破るトランペットなど、これぞフルトヴェングラーといった演奏が炸裂。そしてオーケストラは独特のしなやかさ・柔ら かさを持ち、生き物のようにテンポを伸縮させる指揮に俊敏に反応、熾烈さの中にも繊細さがあり見事です。終楽章の劇的さは比類がなく、次々と畳み掛 けられる力強い音楽の展開にどっぷりと魅了されます。 オーケストラには元ベルリン・フィルのメンバーであるエーリヒ・レーン(ヴァイオリン)やアルトゥール・トレスター(チェロ)も在籍していました。交 響曲の第2楽章でのヴァイオリン・ソロの澄み切った素晴らしさも、フルトヴェングラーとの信頼関係があってこそだと言えましょう。ちなみに、録音が残っ ていないのがまことに残念ですが、同日は上記ふたりのソロによるブラームスの二重協奏曲も演奏されました。 (Ki)

Altus
TALT-018(1CD)
ブルックナー:交響曲第4番『ロマンティック』 (ハース版) ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指)
北ドイツRSO

録音:1966年12月14、16日/ハンブルク(ステレオ・ライヴ)
※日本語帯・解説付

Altus
TALT-019(1CD)
ブルックナー:交響曲第7番(ハース版) ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指)
北ドイツRSO

録音:1968年10月28日/ハンブルク(ステレオ・ライヴ)
※日本語帯・解説付
★ターラ・レーベルの名盤を復刻。リマスタリングを施し音質向上、一層輝きのある美しい音色に生まれ変わりました。 イッセルシュテットは1945年から26年間にわたり初代首席指揮者を務めこのオーケストラを鍛え、世界有数のオーケストラに育て上げました。北ド イツ放送響のブルックナーと言えば80年代に首席指揮者を務めたヴァントによる録音が有名ですが、イッセルシュテット時代からすでに偉大なブルック ナー演奏を実現していたことがはっきりと分かります。イッセルシュテットが「独特」と語る弦楽器の豊かな音量と暖かみのある音色が十二分に発揮され、 輝かしくも幽玄な世界が広がっています。楽譜は概ねハース版に準拠していますが、指揮者独自の解釈により、一部ノヴァーク版に近い変更があります。
解説書にはイッセルシュテット自らその半生を語る「セルフ・ポートレート」を掲載。これが大変面白い!ベルリン人であることを誇りにしていたイッセルシュ テットがハンブルクを「第二の故郷」と呼ぶようになるまでの変遷、大戦直後にあちこちの捕虜収容所を回り演奏家を集めて創設した北ドイツ放送交響楽 団の話など、興味が尽きません。また、このコンビのディスコグラフィも収録しています。
第4番、第1楽章冒頭で弦楽の霧の中から緩やかな立ち上がりを見せるホルン。3音目の16分音符も尖りすぎず儚げな優しさがあります。そして頂 上をしっかりと見据えながら、長い坂道をゆっくりと上っていくイッセルシュテットの絶妙なコントロール!一気に音楽に引き込まれます。
第7番、第2楽章で多層的に旋律を重ねる弦の美しさ。声部の分離が良く、それぞれから輝かしい歌が聴こえてきます。しかも全体としての肌触りの 良さを損なうことがありません。クライマックスではシンバルとティンパニを導入させますが、ノヴァーク版とも微妙に異なる譜面。フィナーレは重すぎず、 ときにスピード感すらある快演になっています。大きな幅のダイナミクスで頂点に向かっていく確かな歩みが力強い! (Ki)

オクタヴィア
OVCL-00629(1SACD)
2017年3月22日発売
モーツァルト:バレエ音楽「レ・プティ・リアン」(全曲版)K.Anh.10(299b)
交響曲 第48番 ニ長調 K.111(アルバのアスカニオ) & K.120
交響曲 第50番 ニ長調 K.161(シピオーネの夢) & K.163
交響曲 第51番 ニ長調 K.196(にせの女庭師) & K.121
交響曲ヘ長調 K.19a.Anh.223
飯森範親(指)山形SO

録音:2007年8月11日、2015年12月6日、2016年2月14日 山形テルサホール
2017年4月に発売される飯森範親と山形交響楽団による「モーツァルト交響曲全集」(OVCL-00630)に先駆けて、その中から偽作を含む4つの交響曲と、バレエ音楽「レ・プティ・リアン」を収録したニュー・アルバムです。音楽監督・飯森範親の意向により、「レ・プティ・リアン」は初録音となる全曲版(偽作を含む)の演奏。 2007年からスタートしたモーツァルト定期シリーズは、質の高い音楽性で、話題になりました。これまで多くのモーツァルトを演奏してきた同コンビだからこその華麗な音色と、流れるように美しい音楽は、いまや日本モーツァルト演奏の最高峰といえましょう。(オクタヴィア)

若林工房
AFIA-9001(1CD)
メンデルスゾーン:交響曲第5番「宗教改革」(1832 年初稿版)
交響曲第4番「イタリア」(1833 年版)
村中大祐(指)
オーケストラ・アフィア

録音:2016 年5 月12 日紀尾井ホール、コンサート・ライヴ
デビュー作「メンデルスゾーン:交響曲第 3 番「スコットランド」」が高評価を得た村中 大祐=オーケストラ・アフィアの第 2 弾。同じくメンデルスゾーンの名作「イタリア」と「宗教 改革」というカップリングで、「宗教改革」は珍しい1832 年初稿版による演奏です。 村中大祐は東京外国語大学を卒業後、ウィーンとイタリアで研鑽を積んだという異色の 指揮者。現在イギリス室内管弦楽団の国際招聘指揮者として英国やイタリアで大活躍 を続けていますが、その最大の魅力は、師匠ペーター・マークゆずりの熱い歌心と深い 精神性。このメンデルスゾーンでも、しなやかでありながら重厚でスケール感に満ちた 見事な演奏を聞かせています。小編成のオーケストラならではの透明感に満ちたテクス チュアを、ワンポイント録音によるピュアで自然なサウンドで存分にお楽しみください。


WEITBLICK
SSS-0200(1CD)
クレンペラー〜スイス放送からの蔵出初出音源
クレンペラー(自作自演):フガート
シェーンベルク:室内交響曲第1番
ベートーヴェン:交響曲第8番
モーツァルト:セレナータ・ノットゥルナ*
オットー・クレンペラー(指)
ベロミュンスター放送O(チューリヒ)

録音:1960年4月24日放送用セッション録音(モノラル)
1951年1月28日放送用セッション録音(モノラル)*
スイス放送からお宝発掘!クレンペラーのスイス録音。クレンペラー自作自演による、フガートは19世紀後半の退廃的ロマンを湛えた佳曲。そして重量級のシェーンベルク:室内交響曲第1番が聞きもの。音色の不健康さや厳しいリズム感は巨匠ならではです。この曲の最高峰の演奏と言っても過言ではない程です。さらにお得意のベートーヴェン:交響曲第8番、モーツァルトのセレナータ・ノットゥルナも楔を打ち込む様な強烈な演奏です。音質も時代としては良好中の良好。なお、オーケストラ名の表記について、オーケストラの歴史を見ますと、1947年にチューリヒにおいてベロミュンスター放送管弦楽団として創設、1970年にバーゼルに移転してバーゼル放送響と改組、1997年にはバーゼル交響楽団と合併し現在に至っております。クレンペラーの録音当時はベロミュンスター放送管弦楽団のみならず、チューリヒ・スタジオ管の表記も見受けられますが、今回のリリース表記は、バーゼル響とも相談の上に全てベロミュンスター放送管弦楽団に統一しております。


Profil
PH-16022(1CD)
初出!! テンシュテットの「英雄」
ベートーヴェン
:交響曲第3番「英雄」
序曲「コリオラン」Op.62
クラウス・テンシュテット(指)
北ドイツRSO

録音:1979年7月3-6日/北ドイツ放送スタジオ10(ステレオ・ライヴ)
テンシュテットのベートーヴェン録音は意外に少ないものの、「英雄」は1982年のウィーン・フィル、1991年のロンドン交響楽団との共演が正規発 売されていて、いずれも演奏の凄さに注目が集まっていました。しかし当ディスクはさらに若い1979年、オーケストラも北ドイツ放響という理想の条 件に加え、放送用に行われたライヴ録音というのも非常に価値があります。同時に序曲「コリオラン」が収録されているのも貴重。
演奏は期待以上の凄まじさ。強い緊張感とスケールの大きさで、あっと言う間に全曲を聴き通させてしまいます。また第2楽章の深い情念の渦巻き、 フィナーレの圧倒的な盛り上がりなど、テンシュテットの真骨頂たる鬼気迫る世界をつくりあげています。北ドイツ放送提供のマスターも良好で、最盛期のテンシュテット芸術を堪能できます。 (Ki)


Signum Classics
SIGCD-363(15CD)
マーラー:交響曲全集

交響曲第1番「巨人」
交響曲第2番「復活」*
交響曲第3番**
交響曲第4番#
交響曲第5番
交響曲第6番「悲劇的」
交響曲第7番「夜の歌」
交響曲第8番「千人の交響曲」
交響曲第9番
ロリン・マゼール(指)
フィルハーモニアO、BBC交響cho*/+、フィルハーモニア・ヴォイセズ**/+、ティフィン少年cho**、フィルハーモニアcho+、イートン・カレッジ・チャペル少年cho+、サリー・マシューズ(S)*/+、ミシェル・デ・ヤング(Ms)*、サラ・コノリー(Ms)**/+、サラ・フォックス(S)#、アイリッシュ・タイナン(S)+、サラ・タイナン(S)+、アン=マリーオーウェンス(Ms)+、シュテファン・フィンケ(T)+、マーク・ストーン(Br)+、スティーヴン・ガッド(Br)+

録音(ライヴ):2011年4月12日(第1番)、2011年4月17日(第2番)、2011年5月8日(第3番)、2011年4月28日(第4番)、2011年5月5日(第5番)、2011年4月19日(第6番)、2011年5月26日(第7番)、2011年10月9日(第8番)、2011年10月1日(第9番)、サウスバンク・センター、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ロンドン、イギリス)
惜しくも2014年7月にこの世を去った巨匠ロリン・マゼールが遺したフィルハーモニアOとの"マーラー・サイクル"の全集BOXが登場!ウィーン・フィルとの全集録音から約20年という歳月を経て、ロンドンのロイヤル・フェスティヴァル・ホールを舞台として繰り広げられたマーラーは、いずれも絶賛を受けたマゼールの晩年を代表する名演奏。
マゼール自身による前書き(英語)を含む96ページの英文ブックレットが封入されます。

GRANDSLAM
GS-2161(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」 ブルーノ・ワルター(指)コロンビアSO
ウェストミンスターcho
」エミリア・クンダリ(S)
ネル・ランキン(Ms)
アルバート・ダ・コスタ(T)
ウィリアム・ウィルダーマン(Br)

録音:1959年1月19、21、26、29、31日カリフォルニア、アメリカン・リージョン・ホール、1959年4月6、15日ニューヨーク
使用音源:Privatearchive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より
ワルター/コロンビア交響楽団のベートーヴェン・シリーズ、2トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻で最後の1曲となっていました第9番「合唱」が、遂に完成しました。当初は今年の秋頃の発売を予定していましたが、「早く出して欲しい」というリクエストが多かったため、予定を繰り上げました。“春の第9”も、これはこれで良いのではと思います。音質については、従来通りと申し上げれば十分でしょう。(平林直哉)


TUDOR
TUD-7202(1SACD)
マーラー:交響曲「大地の歌」 ロベルト・サッカ(T)
スティーヴン・ガッド(Br)
ジョナサン・ノット(指)バンベルクSO

録音:2016年2月8-13日バンベルク・コンツェルトハレ・ヨゼフ・カイルベルト・ザール
ジョナサン・ノットはウィーン・フィルとも「大地の歌」を録音しましたが、そちらはテノールのカウフマンが一人で全部歌ってしまった代わりダネでした。このバンベルクでの声楽陣はバーンスタイン&ウィーン・フィルの録音でも採用され、その後も時々行われているテノール、バリトン歌手によるバージョンです。
一聴して感じるのはバンベルク響の柔らかく耽美的な音色です。蜜のように滴る甘いホルンの響き、官能の極みのような木管、弦楽セクション。ノットは繊細きわまるこの作品の室内楽的書法を注意深く再現しつつ、どこまでも優美に陶酔感をもって進みます。またTUDOR特有の優れた録音技術も特筆に値し、各声部の細やかな旋律の綾も鮮やかにとらえられています。人生の無常を謳ったこの作品をこれほどまで枯淡の境地から程遠く、悩ましく官能的、耽美的に演奏したディスクは近年珍しいでしょう。因みにテノールのロベルト・サッカはマゼール、小澤征爾、ハーディングらと共演、2015、16年にはミラノ・スカラ座に「ヴォツェック」(!)でデビュー、バリトンのスティーヴン・ガッドはキャリアの最初にキャスリーン・フェリアー奨学金を得たのも今回の録音との何かの縁か、その後プラシド・ドミンゴ・オペラ・コンペティション上位入賞、世界各地の歌劇場で目覚ましい活躍を続けている、いずれも今、もっとも脂の乗り切った歌手たちです。

Opus蔵
OPK 2117(1CD)
ワルター&VPOのブラームス
交響曲第1番 ハ短調 Op.68
交響曲第3番 へ長調 Op.90*
ブルーノ・ワルター(指)VPO

録音:1937年、1936年*/原盤:SP
演奏解説:宇野功芳
宇野功芳先生追悼の第2弾はブラームスの交響曲第1番と第3番の2曲をまとめました。第3番は状態の良い盤の入手が難しく、前回は先生が見つ けられた盤で復刻しました(OPK 2054)。その後ノイズ処理技術も進化し、材質の関係でスクラッチノイズの大きなイギリス盤も聴ける状況になりました ので、英HMV盤をCD化しました。第1番はノイズの少ない国内盤を復刻しております。(OPUS蔵 相原了)
「ブラームスの四曲のシンフォニーの中で、ワルターが最も自在、融通無碍な指揮ぶりを示しているのは三番である。他の指揮者の表現が楷書だとすれば、 ワルターは行書を通り越し、草書で認めているのだ。その行き届いた先がニューヨーク盤で、もはや名人芸の極みであるが、フィナーレのクライマックス 部など、あまりに崩しすぎ、オケが十分に鳴らず、上滑りを起こしていた。その点、このウィーン盤はまさに完璧な草書体で、ワルターの絶品の一つとい えよう。(宇野功芳)」

Chandos
CHSA-5174(1SACD)
アイヴズ:管弦楽作品集 Vol.3
オーケストラル・セット第2番*
交響曲第3番 「キャンプ・ミーティング」
交響曲第4番#
アンドルー・デイヴィス(指)
メルボルンSO
メルボルン交響cho*#、
ジャン=エフラム・バヴゼ(P)#

録音:2014年6月26日、28日、30日(オーケストラル・セット第2番)&2016年6月16日−18日(交響曲第4番)、ハマー・ホール(メルボルン・アーツ・センター)
2016年3月22日−23日(交響曲第3番)、ロバート・ブラックウッド・ホール(モナシュ大学、メルボルン)
メルボルンSO(MSO)と、2013年から首席指揮者を務めるアンドルー・デイヴィス。「交響曲第1番&第2番」でスタートしたA.デイヴィス&MSOのチャールズ・アイヴズ・プロジェクト第3弾は、1947年にピューリッツァー賞を受賞しアイヴズの出世作となった「交響曲第3番「キャンプ・ミーティング」」と、いくつかの賛美歌の旋律が使われた大作「交響曲第4番」を収録。 「交響曲第4番」で独奏ピアノを弾くのは、ジャン=エフラム・バヴゼ。英国音楽のスペシャリストとしての名声を獲得したアンドルー・デイヴィスが歩む、期待のアメリカ近現代プロジェクトです!

Onyx
ONYX-4161(1CD)
ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲全集 Vol.2
交響曲第3番(田園交響曲)
交響曲第4番ヘ短調
アンドルー・マンゼ(指)
ロイヤル・リヴァプールPO
「ロンドン交響曲(第2番)」と「交響曲第8番」を収録した第1弾(ONYX 4155)は、レコード芸術海外盤REVIEWで「今月の注目盤」&「今月の特選盤」に選ばれた他、英BBCミュージック・マガジンでは「オーケストラル・チョイス」、英ミュージックウェブ・インターナショナルでは「レコーディング・オヴ・ザ・マンス」にそれぞれ選ばれるなど、非常に高い評価を得てきたこの交響曲サイクル。イギリス音楽ファン要注目、21世紀の新たなRVW全集決定盤となるであろう一大プロジェクトです!


Treasures
TRE-159(1CDR)
フレッチャ〜リーダーズ・ダイジェスト名演集1
ロッシーニ:「セミラーミデ」序曲*
チャイコフスキー:「エフゲニ・オネーギン」〜ワルツ#
 弦楽セレナード〜ワルツ#
 「眠りの森の美女」〜ワルツ**
 スラブ行進曲Op.31##
 交響曲第4番ヘ短調Op.36
マッシモ・フレッチャ(指)
ローマPO、ウィーン国立歌劇場O#

録音:1960年8月4日*、1961年6月23-25日#、1960年8月2日**、1960年8月5日##
1961年12月11,15,21-22日(全てステレオ)
※音源:日Victor SFM-3*.**.##、
米Radars Digest RD4-178-2/4(エフゲニ・オネーギン )、RD4-178-2/5(セレナード)、RD4-178-2/10(交響曲)
◎収録時間:76:19
“イタリアの血と汗と歌で染め尽くした驚異のダイナミズム!”
■音源について
マッシモ・フレッチャは、1960年代にリーダーズ・ダイジェストへポピュラー名曲を精力的に録音していますが、CD化されたのは「幻想交響曲」などごく一部。ここで使用したのは、日本のステレオ初出ボックスと米盤のチャイコフスキー名曲ボックス。マニアからは見向きもされないレコードですが、共にウィルキンソンによる鮮烈録音の威力をしっかりと伝えています。

★マッシモ・フレッチャ(1906-2004)は、イタリアの指揮者。1960年代にポピュラー名曲を精力的に録音していますが、彼の名前を目にするのは、ミケランジェリの伴奏指揮者としてくらいでしょう。ここには、フレッチャのことをいっぺんで好きになること請け合いの知られざる名演、「セミラーミデ」「スラブ行進曲」「チャイ4」を収録。
「セミラーミデ」序曲は、ロッシーニの序曲の中でも最も大規模な作品ですが、その特性を徹底的に押し広げ、かつ「ロッシーニ・クレッシェンド」の醍醐味を猛烈な意気込みで聴き手に突きつける大名演!気心の知れたオケとの連帯感も尋常ではなく、多少テンポが前のめりになっても性急さを感じさせず、確実に興奮の坩堝ヘ導く手腕を知ったら最後、フレッチャの名前は脳裏から離れないことでしょう。
「スラブ行進曲」は、チェスキーのCDではパールマンが弾くチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲の余白に収録されており、オケ名はロンドン・フィルと書かれていました。ところが、このレコードではローマ・フィルと記載されており、これはどちらかが誤植で、音もCDよりレコードの方が何倍も豪快だと思っていましたが、どちらも早合点!なんと、フレッチャは同曲を同レーベルにオケを変えて2回録音していたのです!つまり誤植ではなく、オケが違うのですから、音の印象が違うのも当然。ただそれほどこの2種の演奏は、注意深く聴かなければ気づかないほど瓜二つなのです。そして更に入念に聴き比べた結果、オケが変わっても同じニュアンスを付している箇所と、そうではない箇所を発見するにつけ、その差異からフレッチャの信念、オケの個性の生かし方、ドライブ能力、音作りの特徴等をまざまざと実感するに至ったのでした。2種の演奏の明らかな共通点としては、この曲の野趣に焦点を当てながら入念に歌を注入していること、後半の2小節間のティンパニ・ソロに極度にドライな強打を要求し、推進力を露骨に表出している点などが挙げられます。特に、ティンパニ・ソロの箇所は、大抵は落ち着き払って「ボン,ボン,ボン,ボン」と叩くのが常ですが、スコアには“ピュモッソ(躍動して)”の指示があるのです。それをそのままストレートに解釈するあたり、嬉しいじゃありませんか!相違点は、3:12からの金管の吹かせ方。短い音価をより短く詰めるのは、ワルター・ゲールの「チャイ5」(これもローマ・フィル!実体が同じかは不明)でも見られた現象。ロンドン・フィル盤では楽譜通りなので、イタリア・オケならではのセンスと言えましょう。
交響曲第4番は、その確信的なダイナミズムをそのまま持ち込み、情感のうねりを丸出しにしているので、その凄さはご想像いただけるでしょう。これこそが正真正銘の「爆演」です!
第1楽章第1主題の、先のドラマを予見させるヴェルディ風の歌い込み方から、コーダ(7:07〜)の奈落のどん底に落ちて茫然自失のルフト・パウゼまで、聴き手をの心を掴んで離しません。第2楽章は、本気の嗚咽の連続。それは単に思いつきの感情ではなく、微妙な強弱と色彩の陰影を敏感に察知しながら形成されたニュアンスばかりなので、最後のファゴットが消え入る瞬間までまで、表面的に響くことなど皆無。そして、凄すぎる終楽章!冒頭バス・ドラムの最後の一撃がここまで腹に響くことなど滅多になく、優秀録音の成果だけではなく、フレッチャの妥協のない意思を込めた砲弾のよう。1:35からの民謡主題は結尾をテヌート気味に奏でますが、この人間くさい歌がまた泣かせます。コーダは、これまで積み上げた艱難辛苦を根こそぎひっくり返す大洪水!まさか、この演奏に物足りなさを感じる方はいないと思いますが、逆に、やり過ぎだと一笑に付されないことを願うばかりです。【湧々堂】


Treasures
TRT-011(1CDR)
セルのチャイコフスキー&R=コルサコフ
リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲
チャイコフスキー:イタリア奇想曲*
 交響曲第5番ホ短調Op.64#
ジョージ・セル(指)
クリーヴランドO

録音:1958年2月28日&3月14日、1958年2月28日*、1959年10月23-24日#(全てステレオ)
※音源:米EPIC BC-1002、BC-1064#
◎収録時間:76:07
“セルの美学貫徹により初めて思い知る作品の偉大さ!”
■製作メモ
エピックの金盤のどこかザラッとした感触も捨てがたいですが、ここではセルが志向したと思われるヨーロピアン・サウンドと、既出CDや後期LPで消え去った生き生きとしたニュアンスを最も感じられる青盤を採用。エピック録音のチャイコフスキーの「5番」やドヴォルザークの「8番」は、室内楽な響きに傾きすぎるという印象をお持ちの方も多いと思いますが、私見ではこれは元々の録音の特性であり、その後のコピー・マスターによる再発盤の平板なサウンドが、さらにそのイメージを助長してしまったと思っております。

★土俗趣味には目もくれず、あくまでも音楽のあるべき姿だけを希求するセルの信条をここでも徹底的に貫徹しています。まず特筆したいのが、2つの「奇想曲」の空前絶後の素晴らしさ!セルの厳格さを持ち込むと、これらの作品の伸びやかさが失われて窮屈にしてしまうのでは?という懸念は一切無用。むしろ、そのこだわりが、アンサンブルの引き締めだけでなく、細部のニュアンス形成に注入されてるので、最大公約数的なニュアンス作りでやり過ごした演奏とは雲泥の差の説得力で聴き手に迫るのです。
「スペイン奇想曲」の"ヴァイエーション"(1:12〜)のマイロン・ブルームのホルン・ソロは、清潔で温かみのある歌が心に染み、"ジプシーの歌"(6:58〜)は、フルートからクラリネットとソロが受け継がれるシーンのエキゾチシズム、シンバル一打までの絶妙な間合い、誰もが徹底しきれないホルンのスフォルツァンド効果の貫徹ぶりなど、無敵のニュアンスの連続。
「イタリア奇想曲」も単に陽気な音楽ではないことは言うまでもなく、全体の構成に対する眼力と響きの求心力が尋常ではないので、交響曲を一曲聴くような手応えに恐れ入るばかり。弦のテーマは、その結尾でディミニュエンドとリタルダンドを優しく注ぐ配慮に真の共感が滲み、第3部のティンパニ強打にも惚れ惚れ。最後の追い込みでも、厳格なアーティキュレーションを崩さず、トロンボーンの頭の音を明確に鳴らすのも、他では類を見ません。この2曲がこれほどの名曲であることに、初めて気づく方も多いのではないでしょうか。
「チャイ5」は、セルがクリーヴランド管と録音た唯一のチャイコフスキーの交響曲であり、「純音楽的表現」の魅力という点で、忘れる訳にはいきません。全体に漲る高潔さ、一貫した集中力、精緻を極めたアンサンブル、各ソロパートの巧さは、ムラヴィンスキーと堂々と比肩。特にテンポ、アーティキュレーションの緻密な設定に関しては厳格にこだわりを徹底させ、それが頑固な意地の誇示としてではなく、洗練されたしなやかさを携えて純化しきった音楽として迫るところが、まさにセルの真骨頂!その洗練の奥に熱い共感を込め抜いているからこそ、アンサンブルの美しさが音楽的な感銘に直結するということを思い知らされます。終楽章502小節でのシンバル追加処理は、この演奏だけの特徴。【湧々堂】 →「チャイ5」詳細コメント


ORFEO DOR
C925161DR(1CD)
NX-B04
J・シュトラウス:宝のワルツ(ウェーベルン編)
 皇帝円舞曲(シェーンベルク編)
マーラー:交響曲 第4番(エルヴィン・シュタイン編)
クリスティアーネ・カルク(S)
ルノー・カピュソン(Vn)
カーティア・レンメルマン(Vn)
アントワン・タメスティ(Va)
クレメンス・ハーゲン(Vc)
アロイス・ポッシュ(Cb)
マガリ・モニエ(Fl)
セバスティアン・マンツ(Cl)
アルブレヒト・マイヤー(Ob)
ヘルベルト・シュフ(P)
ゲレオン・クライナー(P)
レオンハルト・シュミデインガー(パーカッション)
マルティン・グルビンガー(パーカッション)

録音:2011年7月27日
ザルツブルク祝祭劇場 モーツァルテウム
20世紀初頭、シェーンベルクによって旗揚げされた「私的演奏協会」は、当時最先端の音楽を人々に紹介するために、シェーンベ ルクと弟子たちによって運営されていた団体です。1918年11月に設立、週1回のコンサートでは同時代の作曲家たちの作品を 幅広く演奏。3年間に計117回開催されたこれらのコンサートは「文化的」な収益をあげることも目的の一つでした。とは言え、この 時代の管弦楽作品の多くは編成が肥大化し、原曲を演奏することは困難であったため、シェーンベルクたちはマーラーやブルック ナー、ツェムリンスキーの作品を「室内楽版」に編曲、10人程度の奏者でも、充分に効果があがるような版に作り変えたのです。 アルバムの中心となるマーラー「交響曲第4番」は、ずっと演奏される機会がありませんでしたが、1993年にシェーンベルクの弟子で あったエルヴィン・シュタインのメモから復元され、いくつかのアンサンブルがこの作品を演奏したことでレパートリーに定着。現在では数 多くの演奏が録音される人気曲になっています。 この演奏は、マーラーの没後100年を記念して開催されたコンサートで、冒頭にはウェーベルンとシェーンベルクが編曲した“世紀末 風の”シュトラウスのワルツが2曲置かれ、メインにマーラーの第4番が演奏されています。 このコンサートのために集結した奏者たちの顔ぶれの豪華なこと!誰もが突出した才能を持つ、まさに「オールスター・アンサンブル」 です。


Treasures
TRE-158(1CD)
ウォーレンステイン〜ベートーヴェン&メンデルスゾーン他
ベートーヴェン:交響曲第8番
メンデルスゾーン:交響曲第5番「宗教改革」
シャブリエ:ハバネラ*
 狂詩曲「スペイン」*/楽しい行進曲*
アルフレッド・ウォーレンステイン(指)
ロスアンジェルスPO

録音:1953年3月、1953年2月*(全てモノラル)
※音源:米DECCA DL-9726、英Brunswick AXTL-1063*
◎収録時間:64:24
“剛毅な進行にも作曲家の息吹を絶やさない「宗教改革」の理想像!”
■音源について
全て、米デッカ音源。ブラームス他(TRE-020)、シューベルト他(TRE-036)でも触れたように、これらもロス・フィルの一時代を築いたウォーレンステインの高次元の音楽作りを知るために欠かせない名演揃いです。なお、小さい作品は通常は冒頭に収録しますが、シャブリエは2つの交響曲とは毛色が違うので、アンコール風に最後に収録しています。

★ブラームスの「第2番」等で、既にウォーレンステインの実力を実感された方は、このディスクでも大いにご納得いただけるはず。ここでもウォーレンステインのドライブ能力によってロス・フィルの機能美とセンスを引き出して集中力の高い名演を展開しています。
ベートーヴェンは、この作品の愛くるしさスケール感の両面を表出し、高い推進力を誇りながら決して勢いに任せず、常に音楽の内容に肉薄する意思と一体化したニュアンスで貫かれています。第3楽章0:48からの何気ない弦の刻みが、これほど愛おしく響くのも珍しく、終楽章は、これぞアレグロ・ヴィヴァーチェ!かなりの高速テンポながら、強靭な造型は貫徹。腰のあるリズムの躍動とともに、まさにシンフォニックな響きの醍醐味を堪能させてくれます。
メンデルスゾーンでは、その凝縮性の高い音楽作りが更に開花し、モノラル時代の同曲屈指の名演!淀みない推進力を基調としたアプローチはミュンシュに近いと言えますが、それを熱すぎると感じる方には特にオススメです。第1楽章の序奏から実に晴れやか。しかも単に健康的なのではなく、その中から丁寧にハーモニーの色合いを抽出し、それを感じていることが実感できます。主部以降は、芯の熱い音楽が進行。特に展開部は、メータ以前のこのオケの意欲的な発言力を徹底的に思い知ると共に、ウォーレンステインの地に足の着いたダイナミズムの凄さに圧倒されます。
第2楽章もただの楽園的な音楽ではなく、自然な凝縮力を効かせつつ、各声部を緊密にブレンド。可憐なピチカートも、決してデフォルメとして響くことがないのは、いかにもメンデルスゾーンらしい楽想への配慮が行き届いている証しではないでしょうか。終楽章は高潔なスケール感が見事!コーダでは型通りの締めくくりに飽き足らず、ワーグナー風の大伽藍に塗り変えてしまう演奏も少なくないですが、ウォーレンステインは一切見栄など切らず、単刀直入。聴後は、良質のメンデルスゾーンを味わったと実感していただけることでしょう。【湧々堂】

Pentatone
PTC-5186595
(1SACD)
メンデルスゾーン:交響曲第1番ハ短調
交響曲第3番イ短調『スコットランド』
アンドルー・マンゼ(指)
ハノーファー北ドイツ放送PO

録音:2016年1月/ハノーファー
もともと高名な古楽ヴァイオリニストとして知られていたマンゼですが、近年指揮者としての活躍も目覚ましく、2014年からはハノーファー北ドイツ放 送フィルハーモニー管弦楽団で首席指揮者を務めています。このたびPENTATONEレーベルより、当コンビ初の録音が登場しました。シューマンをして「19 世紀のモーツァルト」と言わしめた天才メンデルスゾーンのシンフォニーを2曲収録。突き抜けるような明るさと焼けるような熱量を併せ持つ、切れのある マンゼ節が聴きものです。 第1番はメンデルスゾーン15歳の時の作品で、既に12曲の『弦楽のための交響曲』を書いているとはいえ2管編成フル・オーケストラを用いた初の 交響曲。にもかかわらず早熟の天才ぶりが眩しい音楽です。バロック的書法を思わせる楽想もあり、こういった箇所でのマンゼの生き生きとした音運びは やはりさすがと言えます。美しく抒情的な旋律で人気の『スコットランド』も、マンゼの手にかかると切れのある白熱の演奏に。オーケストラの力量も高く、 素早いメロディを完璧に吹きこなす管楽器の機動力には舌を巻きます。そして第4楽章冒頭の弦楽器の刻みの鋭さ!付点リズムを強調した主題がまた鮮烈、 針のように尖った実にスリリングな演奏です。 (Ki)


Treasures
TRE-154(1CDR)
ラインスドルフ&ボストン響〜厳選名演集Vol.1
マーラー:交響曲第5番
エーリヒ・ラインスドルフ(指)
ボストンSO
ロジャー・ヴォワザン(Tpソロ)
ジェームズ・スタグリアーノ(Hrnソロ)

録音:1963年11月17,23,26日(ステレオ)
※音源:英RCA SER-5518
◎収録時間:64:31
“外面的効果を排し、芸術的な昇華力で勝負した記念碑的名演!!”
■音源について
この「5番」はLP3面分(4面にはベルクの「ヴォツェック・抜粋」を収録)を使っているので、余裕の鳴りっぷり!しかも、この英盤ならではの欧風サウンドで味わう感動は、既発のCDでは到底太刀打ちできません。ちなみに、バーンスタインがニューヨーク・フィルと同曲を録音したのは、同じ1963年の1月のことでした。

★まだマーラーの録音自体が少なく、その解釈もワルターに代表されるようなマーラーの人間性と感情の起伏を押し出した演奏が主流だった頃、それを一旦リセットし、作品を等身大の芸術作品として確信を持って表現した演奏として、決して忘れてはならない名演であり、ラインスドルフが遺したマーラーの最高峰と確信しています。
第1楽章最初の弦の主題は、高潔さと温かさを兼ね備え、さりげないアゴーギクを携えたフレージングに早速惹きつけられます。「突然、より速く、情熱的に荒々しく」でも高潔さを失わず、上滑りせずにしなやかな歌を展開。ヨーロッパ調の美しい響きを保ったまま音楽を内燃させます。7:05からは、憔悴しきった響きに偏らず、決然とした意思を持って響きをブレンドさせる妙味にご注目を。8:51のティンパニソロの巧さにも唖然。その直後の弦の柔和な滑り込みは、ラインスドルフがこの頃完全にミュンシュとは違う指向の音をオケに植え付けていたことを裏付る、象徴的なシーンと言えましょう。
更に、オケの機能美も高次元に引き上げていたことを実感させるのが第2楽章。木管の内声パートは常に明確な主張を持って発言しつつ、全体は温かで自然なブレンドで一貫。7:31以降のアンサンブルの熾烈な緊張増幅と、破綻皆無のレスポンス、それらをベースにして情感が余すことなく高揚する様は、オケの技術が向上した現在でも滅多に出会えるものではありません。
第4楽章
は、かつてボストン響の響きが最もヨーロッパ的と形容されていたことの意味をとことん実感。その甘美な楽想ゆえに、「第5番」そのものを高く評価しない向きもありますが、それはひとえに演奏次第。音楽の構成への配慮と、過不足のないロマンの香気を同居させたこの演奏で聴く味わいは、他に類を見ません。
時に冗長で外面的と評される終楽章も同様。私自身、この楽章を味わい尽くしたと言い切れる演奏は、このラインスドルフ盤以外には殆ど出会ったことがありません。
ラインスドルフという指揮者自体に、「禁欲的」「無機質」という印象をお持ちの方も多いことでしょう。これまた、以前の私がそうでした。それがこの英プレス盤に触れて一気に払拭されたのです!
ぜひ、ボストン響全盛期のサウンドの醍醐味と共に、ラインスドルフの真価を実感していただければ幸いです。【湧々堂】


Nimbus
NI-1713(6CDR)
ベートーヴェン:交響曲全集&序曲集
交響曲第1番ハ長調 Op.21
交響曲第2番ニ長調 Op.36
交響曲第3番変ホ長調 Op.55 《英雄》
《プロメテウスの創造物》 序曲 Op.43
《フィデリオ》 序曲 Op.72
《シュテファン王》 序曲 Op.117
《献堂式》 序曲 Op.124
交響曲第4番変ロ長調 Op.60
交響曲第5番ハ短調 Op.67 《運命》
交響曲第6番ヘ長調 Op.68 《田園》
交響曲第7番イ長調 Op.92
交響曲第8番ヘ長調 Op.93
《エグモント》 序曲 Op.84
《コリオラン》 序曲 Op.62
《アテネの廃墟》 序曲 Op.113
《レオノーレ》 序曲第3番 Op.72
交響曲第9番ニ短調《合唱付き》
ヨンダニ・バット(指)LSO
ロンドン交響cho*
レベッカ・エヴァンス(S)、
ウィルケ・テ・ブルンメルストローテ(Ms)
スティーヴ・デイヴィスリム(T)
ニール・デイヴィス(Bs)

録音:2010年ー2014年
イギリスの名門オーケストラ、ロンドン交響楽団と旧ASVレーベルでおなじみのマカオ人指揮者、ヨンダニ・バットのタッグによるベートーヴェンの交響曲シリーズが遂に全集で登場!
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

Lyrita
SRCD.358(1CDR)
ダニエル・ジョーンズ:交響曲集
交響曲第1番/交響曲第10番*
BBCウェールズSO
ブライデン・トムソン(指)

BBC放送日:1990年1月12日、1990年3月16日*
複合拍子の考案者、ダニエル・ジョーンズの交響曲集第3弾。一連の交響曲はジョーンズの作品の中でも高く評価されている。第3弾の指揮者は、前2作に続き、Chandosにおいてヴォーン・ウィリアムズやアーノルド・バックスの交響曲全集など数多くの名盤を遺しているイギリスの指揮者、ブライデン・トムソン。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。


オクタヴィア
OVCL-00619(1CD)
2017年2月22日発売
ショスタコーヴィチ:交響曲 第6番
交響曲 第9番 変ホ長調
アレクサンドル・ラザレフ(指)
日本フィルハーモニーSO

録音:2016年5月20-21日(第6番)、2015年10月23-24日(第9番) 東京・サントリーホール・ライヴ
回を重ねるごとに、コンサート、CD、共に高い評価を受ける、ラザレフ&日本フィルによるショスタコーヴィチ・シリーズ。 ロシア人指揮者としてラザレフの魂が奏でる音楽は切れ味がよく、華麗な技巧で奏でる木管楽器の華やかな音色、金管勢の迫力あるファンファーレが響き渡り、ダイナミックになる打楽器、そして弦楽器の重量感のある響きは厚みを増していき、現在の日本で最高のロシア音楽を奏でるコンビとしての実力を聴かせます。 エネルギーに満ちたショスタコーヴィチの世界が広がります。(オクタヴィア)

GRAND SLAM
GS-2160(1CD)
シューベルト:交響曲第8番「未完成」
交響曲第9番「ザ・グレート」
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指))BPO

ライヴ録音:1953年9月15日/ティタニア・パラスト(ベルリン)
使用音源: Private archive(2トラック、19センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より 
1953年9月15日、ベルリンのティタニア・パラストで行われたライヴです。音源としては従来から知られているものですが、今回使用したテープ(2トラック、19センチ、オープンリール・テープ)は、ベルリン・フィルの渋く重厚な音を見事に捉えたものです。これぞ、フルトヴェングラー&BPOの真髄でしょう。 フルトヴェングラーは1952年夏以降、何度か体調を崩したため、多くの演奏会がキャンセルされました。さいきん、1953/54のシーズンにおいて予定されていた“幻のプログラム”をいくつか手に入れましたので、それを解説書に掲載しまいた。最も注目されるのは、「え?」と思われる、ある大物作曲家のベルリン初演です。この作品が、どのような経緯で予定に上がったのか、その謎については解明出来ませんでしたが、まことに興味深いものです。また、もしも演奏されていたならば戦後唯一となっただろうと思われる“超有名曲”が2曲あります。音と解説と、両方で楽しんでいただけるディスクです。(平林 直哉)


MELODIYA
MEL-1002475(7CD)
NX-F01
2人の指揮者によるマーラー/スラドコフスキー/コンドラシン


【CD1】
交響曲第1番ニ長調(1888)

【CD2】
交響曲第1番ニ長調(1888)

【CD3】
交響曲第5番嬰ハ短調(1902)

【CD4】
交響曲第5番嬰ハ短調(1902)

【CD5】
交響曲第9番ニ長調(1909)

【CD6,7】
交響曲第9番ニ長調(1909)
【CD1】
モスクワPO
キリル・コンドラシン(指)
1969年録音
【CD2】
タタールスタン国立SO
アレクサンドル・スラドコフスキー(指)
録音:2016年
【CD3】
モスクワPO・・・*
キリル・コンドラシン(指)
録音1974年
【CD4】
タタールスタン国立SO
アレクサンドル・スラドコフスキー(指)
録音:2016年
【CD5】
モスクワPO
キリル・コンドラシン(指)
録音1964年
【CD6,7】
タタールスタン国立SO
アレクサンドル・スラドコフスキー(指)
録音:2016年
キリル・コンドラシン(1914-1981)とアレクサンドル・スラドコフスキー(1965-)。ほぼ50年の年齢差を持つ2人の指揮者によるマーラーの交響曲を聴き比べるという興味深い7枚組です。コンドラシンはモスクワで生まれ、ボリショイ劇場の常任指揮者を経て、モスクワPOの音楽監督に就任。1960年から1976年までこの地位にあり、このオーケストラとショスタコーヴィチの交響曲全集と、第8番を除くマーラーの交響曲全集の録音を成し遂げています。ロシアにおけるマーラー演奏の第1人者であり、とりわけ一連のMELODIYAへの録音は、正統的で丁寧な表現と、あふれる緊張感で高く評価されています。スラドコフスキーはタガンログで生まれ、サンクトペテルブルク音楽院とモスクワ音楽院で学び、音楽院のオペラ・バレエ劇場で「コジ・ファン・トゥッテ」を振ってデビュー、2001年から2003年まで首席指揮者として活躍しました。2003年には「サンクトペテルブルク300周年」の記念式典でも演奏、2005年に「ロシア連邦の名誉ある芸術家」として大統領から表彰されるという栄誉を得ています。この2人の指揮者によるマーラーの第1番、第5番、第9番の演奏を比較することは、ロシアにおける「マーラー演奏」の変遷を知るとともに、脈々と受け継がれる伝統の絆を再確認する足がかりとなるでしょう。
*・・・コンドラシンが指揮する交響曲第5番のオーケストラの名称は、レーベルの情報に準じています。

Edition Taschen phil.
ETP-003(1CD)
NX-B03
ベートーヴェン:交響曲第7番
交響曲第7番(コメント付き演奏)
タッシェン・フィルハーモニー
ペーター・シュタンゲル(指)

録音:2014年10月20.22日
「自主制作盤」としてリリースされた際、最も注目されたのがこのベートーヴェンの第7番でした。1曲全曲の演奏と、解説付きの演奏がカップリングされています。
Edition Taschen phil.
ETP-004(1CD)
NX-B03
マーラー:交響曲第7番ホ短調 タッシェン・フィルハーモニー
ペーター・シュタンゲル(指)

録音:2013年1月19-20日
聴き手の誰もが驚く「史上最小のマーラー第7番」。彼らの特徴が端的に現れたアルバムです。極限まで肥大化した音がここまですっきりするとは!第4楽章の涼しげな音に注目。
Edition Taschen phil.
ETP-005(1CD)
NX-B03
モーツァルト:交響曲第40番ト短調
交響曲第41番ハ長調「ジュピター」*
タッシェン・フィルハーモニー
ペーター・シュタンゲル(指)
録音
2015年7月24日、2014年7月3日*
良く知られる“フンメルによるピアノとフルート、ヴァイオリン、チェロという編成”によるモーツァルトの一連の交響曲編曲版は、原曲とはかなり異なる風合いを持っていますが、このタッシェン・フィルハーモニーの演奏はあくまでも原曲重視。フットワークの軽い柔軟な演奏が魅力的です。
Edition Taschen phil.
ETP-006(1CD)
NX-B03
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
交響曲第3番「英雄」(ナレーション付き演奏)
タッシェン・フィルハーモニー
ペーター・シュタンゲル(指)
タッシェン・フィルハーモニーの最新録音はベートーヴェンの交響曲第3番。更に進化した密度の濃いアンサンブルが繰り広げられています。


Altus
ALT-364(2CD)
シューリヒト/ステレオ・ライヴ集I(新マスタリング)
ベートーヴェン:交響曲第1番
交響曲第3番『英雄』*
交響曲第9番『合唱付き』
『コリオラン』序曲#
アグネス・ギーベル(S)
マルガ・ヘフゲン(A)
ラグナー・ウルフング(T)
エドゥアルト・ヴォリッツ(Bs)
フランス国立放送cho
ルネ・アリックス(合唱指揮)
カール・シューリヒト(指)
フランス国立放送O

録音:1965年6月15日、1963年5月14日*、1959年3月24日#/パリ、シャンゼリゼ劇場(全てステレオ)
INAに残されているシューリヒトのステレオ・ライヴから、ベートーヴェンの交響曲をまとめた新リマスタリング盤です。もともと鮮明なステレオ録音が 話題となっていた音源ですが、今回さらに音質が高まり、より深くシューリヒトの名演を堪能できるようになりました。
特に『第九』における今回のリマスター効果はぜひお聴き頂きたいものです。明るく澄みきった音色にはさらに磨きがかかり、かつ大変な迫力をも獲得 しています。第1楽章の展開部や第4楽章の器楽フガートから有名な合唱までなど、音楽が高いテンションで白熱する部分の音には凄まじいものがあり ます。強烈な緊張感で楔のごとく打ち込まれる第2楽章のティンパニ、第3楽章でのさらさらと流れるヴァイオリンの美しく細やかな変奏、フィナーレ後 半でその存在感を大いに炸裂させるトロンボーンも特筆に値します。すっきりしたテンポ感で進みながらも時に異様なほどメリハリの効いた演奏を繰り出す 大名演、その驚くべき真価がここにあります。 (Ki)

Altus
ALT-366(2CD)
シューリヒト/ステレオ・ライヴ集II(新マスタリング)
ブラームス:交響曲第4番
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調*
シューマン:『マンフレッド』序曲*
クラウディオ・アラウ(P)
アルテュール・グリュミオー(Vn)
カール・シューリヒト(指)
フランス国立放送O

録音:1959年3月24日、1963年5月14日*/パリ、シャンゼリゼ劇場(全てステレオ)
INAに残されているシューリヒトのステレオ・ライヴから、アラウ、グリュミオーとの共演などをまとめた新リマスタリング盤です。もともと鮮明なステ レオ録音が話題となっていた音源ですが、リマスターによりオーケストラの音色はさらに明るく美しく、かつ張りのある充実した響きを獲得。独奏者がそ れぞれの個性を発揮する協奏曲の聴き比べもこの盤ならではです。ふたりのソリストの妙技を、新たな音質でとくとお楽しみください。 ベートーヴェンの第3協奏曲における、アラウの重く沈み行くピアノ。第2楽章ではどこまでも深く内省的な世界が広がり、明るく素朴に歌う木管と好 対照をなすことによって彫りの深い感動的な音楽が立ち現れます。一方、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲ではグリュミオーの艶のある美音がこれで もかと最前面に出てきて、オーケストラも一体となって幸福な気分を盛り上げます。 (Ki)

Cobra Records
COBRA-0055(1CD)
マーラー:交響曲第5番(ナタリア・アンサンブルによる17人の奏者のための編曲版) ナタリア・アンサンブル
ナタリア・アンサンブルは、アバドが創設したGMJO(グスタフ・マーラー・ユーゲント・オーケストラ)で出会った若きミュージシャン達によって結成されたプロジェクト。ヨーロッパの主要オーケストラのメンバーらによって構成され、大編成のオーケストラ作品を17名からなる指揮者のいないソロイスツ・アンサンブルのために新たにアレンジし演奏しています。既にマーラー、ドビュッシー、ラヴェル、ストラヴィンスキー、ショスタコーヴィチなどの作品をオリジナル・アレンジで演奏してきたナタリア・アンサンブルのデビュー・レコーディング。マーレリアンもリダクション・ファンも要注目の新譜です!※編成はヴァイオリン×2、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン、トランペット、ティンパニ、パーカッション×2、ハープ、ピアノ、ハーモニウム
☆YouTubeにてご試聴いただけます!
https://www.youtube.com/watch?v=v3nlHNRy_Gs

Onyx
ONYX-4165(1CD)
エルガー:交響曲第2番変ホ長調 Op.63
ミーナ/カリッシマ/朝の歌
ワシリー・ペトレンコ(指)
ロイヤル・リヴァプールPO
ラフマニノフやチャイコフスキー、ショスタコーヴィチなどロシア音楽の演奏がクローズアップされることの多いペトレンコ&RLPOですが、イギリスを中心とするヨーロッパでは現代最高峰の"エルガリアン"とも称されており、前作「交響曲第1番(ONYX 4145)」も高い評価を得ています。今、最も勢いのある若き巨匠の筆頭格ワシリー・ペトレンコと、英国最古のオーケストラの1つであるRLPOのエルガー・プロジェクトにご期待ください!

HUNGAROTON
HCD-32794(1CD)
シューベルト:交響曲第5番 変ロ長調 D.485
ヴァイオリンと管弦楽のための小協奏曲 ニ長調 D.345
ヴァイオリンと弦楽合奏のためのロンド.イ長調 D.438
ポロネーズ 変ロ長調 D.580
ジョルト・カッロー(独奏Vn)、
カペラ・サヴァリア(オリジナル楽器使用 a'=415Hz)
ニコラス・マギーガン(指)

録音:2016年1月22-24日/バルトーク・コンサート・ホール(ソンバトヘイ、ハンガリー)
ハンガリーを代表するオリジナル楽器のアンサンブル、カペラ・サヴァリア。ハイドンのヴァイオリン協奏曲(HCD-32771)、J.S.バッハのブランデン ブルク協奏曲(HCD-32786)、J.S.バッハのヴァイオリン協奏曲集(HCD-32749)、ヴィヴァルディなど、積極的なリリースが続く中、期待の最新アル バムはシューベルト・アルバムがリリースされます。 当団はハンガリー最古の都市ソンバトヘイに1981年に設立され、ハンガリーにおいて常設のオリジナル楽器アンサンブルとして最も歴史のある団体で す。これまでにフンガロトン・レーベルを中心に数多くのレコーディングをリリースし、幾度もハンガリーの「レコード・オブ・ザ・イヤー」に選出されるなど、 高水準の演奏には定評があります。独奏ヴァイオリンはジョルト・カッローです。カッローは極めて端正で硬派な演奏スタイルで奇抜で過剰な演出は控え、 アンサンブルと溶けあうような美しいソロを奏でます。 (Ki)

Pentatone
PTC-5186574(1SACD)
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」*
スラヴ舞曲Op.46-3
スラヴ舞曲Op.46-5
アンドレス・オロスコ=エストラーダ(指)
ヒューストンSO

録音:2015年9月、2016年5月*/ジョーンズ・ホール(ヒューストン)
977 年、コロンビアのメデジン生まれの俊英指揮者アンドレス・オロスコ=エストラーダ。PENTATONE レーベルより積極的 なリリースが続いておりますが、現在音楽監督をつとめるヒューストン交響楽団と本拠地ジョーンズ・ホールで収録したドヴォルザークの第3弾が早くも登場。 曲目は、交響曲第9番「新世界より」とスラヴ舞曲から2篇です。 オロスコ=エストラーダは1997年からウィーン国立音楽大学で指揮を学び、2004年ウィーン楽友協会にて急遽ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽 団を指揮し一躍注目を集めました。その後の活躍は華々しく2009年から2015年まで同管弦楽団の首席指揮者を、また2014年からhr交響楽団の首 席指揮者の一方、現在はヒューストン交響楽団の音楽監督をつとめております。さらに2015/16 年シーズンからロンドン・フィルハーモニー管弦楽団の 首席客演指揮者に就任する世界の音楽界から注目を集めている俊英指揮者です。溌剌とした演奏で聴衆を沸かせるオロスコ=エストラーダですが、ヒュー ストン響とのドヴォルザークも情熱的かつ見通しのよい演奏を披露しております。ドヴォルザーク第1弾(交響曲第7&8番 / PTC 5186578)、第2弾(交 響曲第6番 / PTC 5186575)とあわせてお楽しみください。 (Ki)

Les Dissonances
LD-009(1CD)
ブック仕様(96p)
ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番
交響曲第5番ニ短調 op.47
レ・ディソナンス
ダヴィド・グリマル(Vn)
グザヴィエ・フィリップス(Vc/マッテオ・ゴフリラー1710年製)

録音:2014年12月2日(協奏曲)、2016年1月23日(交響曲)/ライヴ録音(ディジョン歌劇場)
ダヴィド・グリマルにより結成された「レ・ディソナンス」によるショスタコーヴィチ。指揮者なし(コンサートマスターであるグリマルがアンサンブルを 率いる)による緊迫感に漲った演奏、注目です。チェロ協奏曲には、1971年フランス生まれのグザヴィエ・フィリップスをソリストに迎えています。ブックレッ トにはグザヴィエ・フィリップスがロストロポーヴィチと共演した思い出などを書いた文章も収められています(日本語訳なし)。 ダヴィド・グリマルはフランスの第一線で活躍するヴァイオリン奏者。パリ国立高等音楽院にて、レジス・パスキエに師事、さらにシュロモ・ミンツやア イザック・スターン、さらにフィリップ・ヒルシュホーンらからも薫陶をうけました。ソロ・ヴァイオリン奏者として様々なオーケストラと共演するほか、様々 な作曲家から作品を献呈されています(ダルバヴィー、エスケシュ、ジジェル、イヴァン・フェデーレ他)。長年にわたり名ピアニスト、プルーデルマッハー とコンビを組み室内楽の活動も展開。指揮者なしで演奏するオーケストラ「レ・ディソナンス」を結成。ソロ、室内楽、さらにオーケストラ活動を展開し ています。 (Ki)

ENSENBLE MODERN
EMCD-029(2CD)
グバイドゥーリナ:ヴィオラ協奏曲(1996/rev.2015)
ブルックナー:交響曲第9番
ジョナサン・ノット(指)
ユンゲ・ドイチェPO
アントワン・タメスティ(Va)

録音:2015年10月5日ベルリン・フィルハーモニー(ライヴ)
2014 年より東京交響楽団の音楽監督に就任し、先ごろ 2026 年まで任期が延長される ことになったジョササン・ノット。ノットはこれまでブルックナーを度々取り上げてきており、も はや彼の得意中の得意レパートリーと言ってよいでしょう。ロマン派の音楽というよりは現 代音楽のような理知的で切れ味の鋭い棒さばきがスコアの隅々までをレントゲン写真のよ うに映し出すクールなブルックナー。ヨーロッパの 18 歳から 28 歳までの優秀な演奏家た ちで構成されたユンゲ・ドイチェ・フィルは精妙なアンサンブルで応えます。TUDOR レー ベルで完成させたノットのマーラー:交響曲全集は高い評価を頂いておりますが、この勢 いに乗ってぜひブルックナーの交響曲全集も完成させてほしいものです。 さてノットにとって現代音楽の初演、再演も彼の重要なライフワークのひとつですが、ロシ アの作曲家グバイドゥーリナのヴィオラ協奏曲は彼女の西側での出世作オフェルトゥリウム に次ぐ傑作。ヴィオラの哀しげなモノローグにオーケストラが様々に干渉し、時に寄り添 い、時に火花を散らした末、圧倒的なクライマックスを迎える 36 分に及ぶ大作です。作曲 者立ち会いのもと行われた迫真の演奏が聴きもの。2015 年10 月ベルリン・フィルハーモニ ー・ザールで行われた指揮者・演奏者・聴衆ともに完全燃焼のライヴをお楽しみ下さい。

Chandos
CHSA-5180(1SACD)
ヴォーン・ウィリアムズ:仮面劇 「ヨブ」*
交響曲第9番#
アンドルー・デイヴィス(指)
ベルゲンPO、
アレクサンドル・カガン(Vn)*、
シーグル・メルヴェル・オーゴール(Org)*、
マーティン・ウィンター(フリューゲルホルン)#

録音:2016年5月2日−4日&6日、グリーグホール(ベルゲン、ノルウェー)
今回の録音でコンサートマスターと「ヨブ」のソリストを務めるアレクサンドル・カガンは、ロシアの偉大な音楽一家、オレグ・カガンとナターリャ・グートマンの間に生まれた若きエリート・ヴァイオリニスト。現在ベルゲン・フィルのアソシエイト・コンサートマスターとともに、2016/17年シーズンからノルランド・オペラのコンサートマスターも務めています。また、イギリスの伝説的なコルネット奏者として活躍し、現在はベルゲン・フィルなどノルウェーを拠点に活動するマーティン・ウィンターが交響曲第9番でフリューゲルホルンのソロを吹いています。

BRIDGE
BCD-9475(1CD)
ポウル・ルーザースの音楽第10集
ポウル・ルーザース(b.1949):交響曲第5番(2012-13)
オラリー・エルツ(指)
デンマーク国立SO

録音:2015年1月デンマーク放送新コンサート・ホール
Bridge レーベルが進めるルーザース・シリーズの最新盤。交響曲は第4番(第 7 集、 CD9375)、第3番(第8 集、BCD9382)に続くリリース(因みに第1番はCHANDOS から、第2 はDACAPO から発売になっている)。ルーザースはデンマークの作曲家で作曲をカール・ ーエ・ラムスセンに学んだ。多作家として知られ、オペラを筆頭にあらゆる種類の作品を書 ている。作風は20 世紀のあらゆる潮流を吸収し折衷しているが、故国デンマークの大作曲 ニールセンのダイナミックな音楽作りが大きく影響していると思われる。またアメリカ東海岸 の新保守主義的な傾向も多分に含んでいる。この交響曲第5 番は急緩急の伝統的な3 つ 楽章から構成されているが、音響的に新しい試みが随所に仕掛けられている。

BR KLASSIK
BR-900151(1CD)
NX-B05
BR-900152(1SACD)
日本限定発売
NX-C01
マーラー:交響曲 第9番 ニ長調 バイエルンRSO
マリス・ヤンソンス(指)

録音:2016年10月20-21日 ライヴ
ヤンソンスとバイエルン放送交響楽団による“2016年の来日公演のメイン・プログラム”として選ばれたのは、 既にリリースされたリヒャルト・シュトラウスの「アルプス交響曲」と、マーラー畢生の名作「交響曲第9番」でした。 演奏の素晴らしさは日本の聴衆からも大絶賛されましたが、この録音は来日に先立ってミュンヘンで行われた演奏会のライブを収録したもので す。 誰もが共感するテンポ設定の元に、マーラーの求める音を徹底的に追求したヤンソンスの演奏、 終楽章の最後は永遠の光の中に解けていき、最後の音が消えた時、全てが厳粛な沈黙に包まれます。

CORO
COR-16148(1CD)
ハイドン:交響曲集Vol.3
交響曲第8番ト長調「晩」Hob.I-8
交響曲第84番変ホ長調 Hob.I-84
ヴァイオリン協奏曲第3番イ長調 Hob.VIIa-3
アイスリン・ノスキー(Vn)、
ハリー・クリストファーズ(指)
ヘンデル&ハイドン・ソサエティ

録音(ライヴ):2016年1月29日−31日、シンフォニー・ホール(ボストン、アメリカ)
008年にアメリカ最古のピリオド・オーケストラ、ヘンデル&ハイドン・ソサエティ(HHS)の第13代音楽監督に就任したハリー・クリストファーズ。 クリストファーズとコーロ(CORO)、HHSのトライアングルによる、ハイドンの交響曲ライヴのシリーズ第3弾! 初期と円熟期の交響曲、HHSのコンサートミストレス、アイスリン・ノスキーをソリストに迎えたヴァイオリン協奏曲で構成されるプログラムは今回も健在。 名匠ハリー・クリストファーズの卓越した手腕と、HHSの長き歴史と伝統が育んだサウンドが光ります!


Opus Arte
OA-109318(8DVD)
NX-G11
チャイコフスキー・サイクル
【DVD1】・・・102121
交響曲第1番「冬の日の幻想」
幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」
ロココの主題による変奏曲
【DVD2】・・・102123
交響曲第2番「小ロシア」
歌劇《エウゲニ・オネーギン》より
 序曲/オネーギンのアリア『あなたは私に手紙をくれた、否定しないで』
 ワルツ
 オネーギンのアリア『これがあのタチアーナなのか?』
 ポロネーズ/終幕の情景
【DVD3】・・・102139
交響曲第3番「ポーランド」
バレエ「白鳥の湖」(抜粋)
演奏会用幻想曲Op.56
【DVD4】・・・102127
交響曲第4番/序曲「1812年」
ヴァイオリン協奏曲
【DVD5】・・・102129
交響曲第5番/序曲ヘ長調
ピアノ協奏曲第2番
【DVD6】・・・102145
交響曲第6番「悲愴」
弦楽セレナード/ピアノ協奏曲第1番
ウラディーミル・フェドセーエフ(指)
モスクワRSO
【DVD1】・・・102121
アントニオ・メネセス(Vc)
【DVD2】・・・102123
タチアーナ・・・リディア・シェルニク(S)
オネーギン・・・アレクサンドル・ネナドフスキー(Br)
【DVD3】・・・102139
ミハイル・プレトニョフ(P)
【DVD4】・・・102127
ヴィクトル・トレチャコフ(Vn)
【DVD5】・・・102129
ミハイル・プレトニョフ(P)
【DVD6】・・・102145
ミハイル・プレトニョフ(P)

収録:1991年フランクフルト、アルテ・オーパー・ライヴ
イェフダ・フィックラー(プロデュース)
ロドニー・グリーンバーグ(映像ディレクター)

収録時間:626分
音声:ステレオ2.0/DD5.1/DTS5.1
字幕:なし
画面:4:3
REGION All(Code:0)
DVD・・・片面2層ディスク×6
今やロシアの頂点に立つ名指揮者ウラディーミル・フェドセーエフ(1932-)と、彼の手兵モスクワ放送交響楽団による1991年のライヴ収録によるチャイコフス キーの作品集。交響曲全曲をはじめ、ピアノ協奏曲、ヴァイオリン協奏曲など、チャイコフスキーの主要な作品が演奏されています。 フェドセーエフの巧みな指揮によって生み出される瑞々しく美しい交響曲はもちろんのこと、プレトニョフらソリストたちの見事な演奏が融合した協奏曲など、チャイ コフスキーの音楽の持つ叙情性だけでなく、ロシア音楽の雄大さを知る素晴らしいBOXです。


GRAND SLAM
GS-2159(1CD)
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」 イシュトヴァン・ケルテス(指)VPO

録音:1961年3月22〜24日/ゾフィエンザール(ウィーン)
使用音源:Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より
2016年秋、ようやく念願かなってケルテス指揮、ウィーン・フィルのドヴォルザーク「新世界より」の、2トラック、38センチ、オープンリール・テープ を入手しました。幸いにしてテープの状態は非常に安定しており、その再生音は見事としか言いようがありません。前後、左右、上下の拡がりはたっぷり としており、溢れるような空気感もあり、録音された直後のテープを聴いているような新鮮さと瑞々しさがあります。ついに、最終形が完成したと安堵して います。(平林直哉)

ACTES SUD
ASM-27(1CD)
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
グラズノフ:ライモンダ〜グランド・アダージョ/ヴァリアシオン3
チャイコフスキー:眠りの森の美女〜第2幕の間奏曲
 白鳥の湖〜黒鳥のパドドゥ/ロシアの踊り
ポール・ダニエル(指)
フランス国立ボルドー・アキテーヌO
マチュー・アラマ(Vn)

録音:2016年2月4-5日/ボルドー
A5デジブック仕様
ACTES SUDレーベルが力を入れるフランス国立ボルドー・アキテーヌ管弦楽団。南フランスの地方オーケストラらしい明るい響きが特徴で、豊かな 響きを産み出す実力派です。イギリス出身のオペラ指揮者ポール・ダニエルと今回チャイコフスキーに挑戦しました。 メインは「悲愴」交響曲。暗く悲劇的な解釈が伝統ですが、チャイコフスキーの音楽に内在するフランス的な要素がボルドー・アキテーヌ管と良く合い、 原題の持つもうひとつの意味「感動的な」感覚が前面に出た個性的なものとなっています。 カップリングはグラズノフとチャイコフスキーのバレエ音楽からのナンバーですが、いずれもヴァイオリン独奏を持つ協奏曲風のもの。ボルドー・アキテー ヌ管のコンサートマスター、マチュー・アラマが独奏を務め、とろけるように美しい世界を作り上げています。 いつものように芸術的な写真が多数掲載されたデジブック。冬のロシアらしい荒涼とした風景が広がります。 (Ki)

ANALEKTA
AN-29834(1CD)
モーツァルト:交響曲第40番ト短調 K.550
交響曲第41番 「ジュピター」
ブルーノ・ヴァイル(指)
ターフェルムジーク・バロックO

録音:2006年
北米カナダが誇る老舗ピリオド・オーケストラによるモーツァルトの交響曲第40番と第41番を収録したアルバム。 名匠ブルーノ・ヴァイルとターフェルムジーク・バロックOは、ドイツの権威あるクラシック・レコード賞として知られるエコー賞を受賞するなど輝かしい実績を誇る名コンビ。


H.M.F
HMC-902220(1CD)
チャイコフスキー:交響曲第1番 「冬の日の幻想」
幻想序曲「テンペスト」op.18
パブロ・エラス=カサド(指)
セントルークスO

録音:2014年11月7日、2015年10月30-31日、DiMennaセンター、ニューヨーク
HMFレーベルでの、FBOとのメンデルスゾーン・プロジェクト、およびシューマン・プロジェクトでも高く評価されている指揮者エラス=カサド。オペ ラでの活躍もあり、世界が注目する若手の一人です。そんなエラス=カサドが現在首席指揮者を務めるセントルークス管弦楽団とのチャイコフスキーの登 場です。 セントルークス管弦楽団は1974年からの歴史をもつ室内管弦楽団。近年では、音楽監督としてノリントン(1990-94)、マッケラス(1998-2001)、 ドナルド・ラニクルズ(2001-2007)らが歴任、エラス=カサドは4代目の首席指揮者です。2011年に楽団の首席指揮者に4年の契約で就任、契約 は更新され、2017年の9月まで、その関係はつづきます。 交響曲第1番はチャイコフスキー最初期の作品。全曲を通してあらわれる民謡風旋律をエラス=カサドは熱っぽく響かせています。カップリングは、海 を舞台とした劇的な「テンペスト」。メック夫人もこの作品を聴いてチャイコフスキーを支援するようになったというこのドラマティックな作品にちりばめら れた抒情的旋律の一つ一つを、エラス=カサドはたっぷりと歌わせています。 (Ki)


EVIDENCE
EVCD-027(2CD)
マーラー:交響曲第2番「復活」 ジャン=クロード・カサドシュ(指)
リール国立O
オレナ・トカール(S)
ヘルミーネ・ハーゼルベック(Ms)

録音:2015年11月
ジャン=クロード・カサドシュ(b.1935)と彼のオーケストラ、リール国立管弦楽団によるマーラーの復活の登場。カサドシュはピアニストのロベール・ カサドシュの甥にあたり、ピエール・デルヴォー、ブーレーズらに指揮を師事した巨匠。この録音は、2015 年11月13日のパリで起こったテロ事件の 直後に行われたとあって、非常に重々しい空気が漂う第1楽章に始まり、終楽章での救済はまさに「復活」を思わせます。痛切な祈りのこもった力演です。 (Ki)


Altus
TALT-011(6CD)
ヨッフム&コンセルトヘボウ〜ブルックナー
交響曲第4番変ホ長調 『ロマンティック』
交響曲第5番変ロ長調 WAB 105
交響曲第6番イ長調 WAB 106
交響曲第7番ホ長調 WAB 107
交響曲第8番ハ短調 WAB 108
オイゲン・ヨッフム(指)
アムステルダム・コンセルトヘボウO

録音:1975年1月16日(第4番)、1986年12月4日(第5番)、1980年11月2日(第6番)、
1970年3月15日(第7番)、1984年9月26日(第8番)/アムステルダム、コンセルトヘボウ
全てステレオ、日本語帯・解説付
コンセルトヘボウの美しい響きに満たされ展開される理想的なブルックナー。味わいと迫力が見事に融合した、今や失われた美しいブルックナー演奏が よみがえります。5番は有名なフィリップス盤と比べ、ヨッフム翁最晩年の記録だけあってよりスケール感があり、ターラ・レーベルの中でも特に愛された 名盤でした。6番はコンセルトヘボウ管も自薦の名演で、第2楽章など無類の味があります。7番は70年の録音で晩年の東京ライヴとは別もので、力強 さと雄渾さが素晴らしいです。4番は語り口のうまさにぐいぐいと引き込まれます。8番も圧倒的なコーダが忘れがたい見事な大演奏。どの曲も放送録音 ということを考えても優秀な音質です。今回新たにリマスタリングを施し、CD6枚組集成として復刻いたしました。愛蔵盤として永くお聴き頂けるセット となりましょう。
解説書も充実、ヨッフム翁の有名な論文「ブルックナーの交響曲の解釈のために」を新訳(河原融氏訳)で収録しています。この論文はヨッフムがブルッ クナーについてわかりやすく語ったもので、曲の頂点はどこか?といった議論から5番の金管増強の件に関する考察など、ブルックナーを聴く上で興味深 く参考になる話題が満載です。これまで不十分な訳でしか読めなかった文章でもあり、細かな注釈まで完備したこの新訳は大変貴重なものと言えます。 (Ki)

CPO
CPO-555099(1CD)
NX-B10
フランツ・クロンマー(1759-1831):交響曲集
交響曲 第1番 ヘ長調 Op.12
交響曲 第2番 ニ長調 Op.40
交響曲 第3番 ニ短調 Op.62
スイス・イタリア語放送O
ハワード・グリフィス(指)
1759年ボヘミアで生まれ、ハンガリーで活躍、一時はウィーンで宮廷に仕えるも、ハンガリーに戻り20年間ペーチ大聖堂の教会楽長に就 任した作曲家フランティシェック・クラマーシュ。しかし晩年はウィーンの劇場の楽長を務め、1818年には皇室専属作曲家の称号を得るな ど、すっかりウィーンの作曲家として定着。そんな名声を得ていたにもかかわらず、その作品はハイドンやモーツァルト、ベートーヴェンの影に隠 れてしまって存在自体すらも忘れられてしまいました。1997年になってようやくチェコの音楽学者カレル・パドルタによって彼の伝記と作品目 録が編纂され、名前もドイツ読みのフランツ・クロンマーが定着。クラリネット協奏曲をはじめとした作品が少しずつ見直されてきています。この 3曲の交響曲もハイドン風ではありますが、二長調とニ短調が入り混じる第2番の第1楽章など、ユニークな部分の多い魅力的な作品で す。

OEHMS
OC-030(3CD)
NX-B09
ブラームス:交響曲全集
交響曲第1番ハ短調Op.68(1876)
交響曲第2番ニ長調Op.73(1877)
悲劇的序曲ニ短調Op.81(1880)
交響曲第3番ヘ長調Op.90(1883)
交響曲第4番ホ短調Op.98(1884/1885)
シモーネ・ヤング(指)
ハンブルクPO

録音:2007年3月11-12日、2008年3月、2010年1月、2009年10月8-10日
2007年から2010年にかけて録音されたシモーネ・ヤングのブラームス交響曲全集。 シドニーに生まれ、1985年に地元のオペラハウスでデビュー、その翌年ドイツに渡ってからは各地の歌劇場で経験を重ね、2005年にハ ンブルク国立歌劇場の総支配人とハンブルク・フィルの音楽総監督に就任、その手腕を存分に発揮し始めた頃から取り組んだこのブ ラームス、重厚な響きの中にも躍動感を抱かせた第1番、瑞々しい響きが美しい第2番、流麗さが目立つ第3番、古典的な形式を重 視しながらも新しい道を探る4番と、考え抜かれたアプローチによる演奏です。
OEHMS
OC-447(1CD)
NX-B01
ブルックナー:交響曲第2番ハ短調 WAB102(1872年版) アイヴォー・ボルトン(指)
ザルツブルク・モーツァルテウムO

録音 2015年10月2-4日
ブルックナーの交響曲第2番には、少なくとも4つのヴァージョンがあることが知られています。最後の改訂は1982年になされていますが、 現在演奏される機会が多いのは1872年の第1稿(2005年、ウィリアム・キャラガンによる校訂版)であり、これは第2楽章にスケルツォが 置かれ、第3楽章にアダージョが置かれるという順番となっています。アダージョ楽章はもともとベートーヴェンの第9の第3楽章の形式に由 来するものであり、この順序で演奏することで更にベートーヴェンを想起させることになります。またこの楽章のコーダに登場する跳躍の多 いホルン・ソロは当時の奏者たちの能力ではしばしば演奏が困難であったとも言われます。ボルトンは他の曲と同じく、素朴さを前面に出 したアプローチで、この曲の魅力を引き出しています。

BIS
BISSA-2230(1SACD)
アラン・ペッテション(1911-80):交響曲第14番(1978)

■特典DVD 「The Song of Life」(1987年制作:スウェーデン・テレビ)【ペッテションについてのドキュメンタリー】
クリスチャン・リンドベルイ(指)
ノールショピングSO

ン録音:2016年1月/ルイス・デ・ギア・コンサートホール(ノールショピング)
代スウェーデンの作曲家アラン・ペッテション(1911-1980)の交響曲シリーズ最新盤は第14番です。晩年、病魔に襲 われながらも交響曲を中心に精力的に作曲したペッテション。1978年には第14番、15番のふたつの交響曲を完成させております。ペッテションの生い立ち、生活環境から彼から生み出される音楽は暴力的で、まるで暗黒に突き落とされたような、聴いているだけで寒気がするよ うな旋律が多くふくまれます。この第14番もペッテションの心の中の叫びや苦しみを感じさせるパッセージが随所に現れます。 特典 DVDにはスウェーデン・テレビが 1987年に制作したペッテションの貴重なドキュメンタリー映像が収録されております(字幕:英語)。リンド ベルイの熱意と強い希望により、この貴重なドキュメンタリーが特典として付けられることが実現しました。 (Ki)

Hanssler
HC-16088(2CD)
ハイドン:交響曲全集 Vol.23

[CD1]
交響曲第6番ニ長調『朝』 Hob.I:6
交響曲第7番ハ長調『昼』 Hob.I:7
交響曲第8番ト長調『夕』 Hob.I:8
[CD2]
交響曲第35番変ロ長調 Hob.I:35
交響曲第46番ロ長調 Hob.I:46
交響曲第51番変ロ長調 Hob.I:51
トーマス・ファイ(指)ハイデルベルクSO

録音:[CD1]2014年3月、[CD2]2016年6月
颯爽とした古楽器演奏がたまらないファイのハイドン交響曲全集シリーズ、第23弾となる今作は2枚組での発売です。CD1は若きハイドンが合奏協 奏曲風に描いた三部作『朝』『昼』『夕』を収録。各楽器が次々にソロを聴かせる作品で、愉悦に富んだ演奏が繰り広げられています。CD2には疾風怒 濤期の3曲を収録。第46番はシャープ4つのロ長調を主調とする古典派としては非常に異質な交響曲であり、弾きやすさを犠牲にすることによって得ら れる激しさが前面に出た快作です。 (Ki)

Musiques Suisses
MGBCD-6289(1CD)
クレツキ:交響曲第2番ト短調Op.18
マレク:シンフォニアOp.28
マリウシュ・ゴドレフスキ(Br)、
トーマス・レスナー(指)
ポーランド国立RSO

録音:2016年6月&9月
20世紀のポーランドを代表する音楽家たち、パウル・クレツキ(1900−1973)とチェスワフ・マレク(1891−1985)の交響曲集! マレクの「シンフォニア」は、1928年のシューベルト没後100周年作曲コンクールで、アッテルベリの「交響曲第6番」や、ブライアンの「交響曲第1番「ゴシック」」と優勝を競った作品です。 ウィーン出身のマエストロ、トーマス・レスナーが指揮するポーランド国立放送響の演奏も出色の仕上り。

ANALEKTA
AN-29831(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
交響曲第5番「運命」
ターフェルムジーク・バロックO
ブルーノ・ワイル(指)

録音:2004年
1979年にカナダのトロントで設立された世界最高峰のピリオド・オーケストラ、ターフェルムジーク・バロックOの名演。北米のピリオド・オーケストラの底力を感じさせる。
ANALEKTA
AN-29916(1CD)
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」(1889年版) ジャン=フィリップ・トランブレ(指)
フランコフォニーO

録音:2007年
カナダの俊英指揮者トランブレが率いるフランコフォニー管の「ロマンティック」。トランブレは研究の結果、トスカニーニやワルターが用いたという1889年にグートマン社から出版された楽譜を使用しています。

GRAND SLAM
GS-2158(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)VPO

録音:1952年11月26&27日/ムジークフェラインザール(ウィーン)
使用音源: Private archive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より  
1952年11月にHMV(EMI)によりセッションで収録されたこの「英雄」は発売以来、フルトヴェングラー最高の名演として今日まで受け継がれています。 この語り尽くされた名盤ですが、このたびの復刻CDは、新たな伝説を生んだと言えるでしょう。復刻に使用したのは2トラック、38センチのオープンリー ル・テープですが、その音質は信じがたいほど鮮明で、オーケストラの各パートの動きがくっきりと捉えられています。したがいまして、威厳と風格、人間味に溢れた温かい響きと、蜜のようにしたたるウィーン・フィルの甘美な音色が、全く別次元のように再現されます。制作者自身、この演奏は知り尽くして いるつもりでしたが、そのあまりの素晴らしさゆえに、仮編