湧々堂HOME 新譜速報 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック 廉価盤 シリーズ
旧譜カタログ チャイ5 殿堂入り 交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック


交響曲・新譜速報1


※発売済のアイテムも含めて、約3ヶ月間掲載しています。
※新しい情報ほど上の段に記載しています。
※表示価格は全て税込みです。




CRQ Editions
CQRCD-322(2CDR)
ホーレンシュタイン・イン・エーテボリVol.2
(1)モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」序曲
(2)サン・サーンス:ピアノ協奏曲第2番*
(3)シューベルト:交響曲第9番「グレート」
(4)モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」
(5)ヘンデル:歌劇「リナルド」〜3つのアリア*
(6)バッハ:ブランデンブルク協奏曲第1番(リハーサル)
(7)モーツァルト:コンサートアリア「どうしてあなたを忘れられよう K. 505」#
(8)ベートーヴェン:「エグモント」序曲(リハーサル)##
フィリップ・アントルモン(P)*
ジェニファー・ビービャン(S)**
エリザベス・ハーウッド(S)#
デイヴィッド・ワイルド(P)#
エーテボリSO、BBC響#、
アメリカSO##
ヤッシャ・ホーレンシュタイン(指)

録音:(1)-(3)1969年10月9日、(4)(5)1968年10月、(6)1968年12月、(7)1971年9月15日、(8)1969年11月9日(全てライヴ)

GRAND SLAM
GS-2176(1CD)
モーツァルト:交響曲第40番 ト短調 K.550
交響曲第41番 ハ長調 K.551「ジュピター」*
ブルーノ・ワルター(指)
コロンビアSO

録音:1959年1月13、16日アメリカン・リージョン・ホール(カリフォルニア)
1960年2月25、26、28、29日アメリカン・リージョン・ホール(カリフォルニア)*
使用音源:Private archive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より
ワルターが晩年にコロンビア響と録音したモーツァルトの交響曲第40番、第41番「ジュピター」は、一部では「老けた、衰えた演奏」と言われていま す。でも、本当にそうなのでしょうか?もちろん、録音当時ワルターは 80 歳を越えていますから、青年のような若々しさというわけにはいきません。しかし、 この復刻盤で聴くと、その柔らかさ、温かさ、瑞々しさは信じがたいほどで、“偉大なる響き” と形容したくなります。この2曲に肯定的だった人はもちろ ん、特に疑問を持っていたファンにはこの盤で聴き直していただくことを強くお勧めしたいです。また、最終形とするために、解説書にはエードリアン・ボー ルトがワルターについて語った文章(GS-2077より転載)を使用しています。(平林直哉)

Forgotten Records
fr-1167(1CDR)
ボストン響ライヴ〜ミュンシュ
ハイドン:交響曲第98番 Hob.I: 98
 交響曲第100番 「軍隊」#
ベートーヴェン:交響曲第4番+
シャルル・ミュンシュ(指)ボストンSO

録音:1960年10月15日、1959年10月9日#、 シンフォニー・ホール(ボストン)# 、1961年7月30日タングルウッド+(全てライヴ)
Forgotten Records
fr-1171(1CDR)
アッカーマン&ハンス・カン
シューベルト:交響曲第8番「未完成」 *
ショパン:ポーランド民謡による大幻想曲 Op.13 #
ドヴォルザーク:管楽セレナード.ニ短調 Op.44 +
ハンス・カン(P)#
オットー・アッカーマン(指)
チューリヒ・トーンハレo*、
オランダPO

録音:1951年、1952年*
音源: Musical Masterpiece Society MMS 51*、Concert Hall, H-16


Treasures
TRE-187(1CDR)
アンセルメ〜オーディオ・ファイル名演集1
ビゼー:「カルメン」組曲[第1幕前奏曲/アラゴネーズ/間奏曲/アルカラの竜騎兵/密輸入者の行進/ハバネラ/衛兵の交代/ジプシーの踊り]
オネゲル:機関車パシフィック231*
サン・サーンス:交響曲第3番「オルガン」*
エルネスト・アンセルメ(指)
スイス・ロマンドO

録音:1958年4月1-23日&5月12-14日、1963年4月2-8日*、1962年5月3-5日&12-28日#(全てステレオ)
※音源:日KING SLC-1707、SLC-1702*,#
◎収録時間:67:33
“アンセルメ芸術の粋を結集した厳選3曲!”
■音源について
アンセルメのステレオと言えばSXL盤を取るのが普通ですが、あえて優秀な日本プレス盤にこだわります。理由はただ一つ。SXLと同等の情報量が得られ、軽視する理由など思い当たらないからです。ただし、60年代中頃までは、盤の材質のせいか微妙なチリチリノイズが混入している場合がほとんどなので、それが解消される1965年以降に発売され、かつ英メタルを使用した良質盤を入手するのに苦労しました。オネゲル後半のバスドラムの衝撃でもビリつかず、サン・サーンス最後での芯がぶれない強固なティンパニ打撃など、既出CDや復刻LPにはない本当の重量級サウンドを体感して下さい。もちろん復刻の動機は、演奏内容の魅力が大前提であることは言うまでもありません。

★全てあまりにもメジャーな名演ですが、デッカが築いたステレオ・サウンドの最初のピークとも言うべきこれらの録音は、その演奏内容の高さも含めてどうしても無視するわけにはいきません。子供だった私がビゼーの「カルメン」冒頭の地割れしそうな衝撃音を浴びた時の驚きは、今でも忘れられませんが、いま最良の復刻サウンドを聴いた上でお伝えしたいのは、もちろんその音も凄さだけではありません。まず、アンセルメの芸術を最も端的に象徴する録音として、この3曲は絶対に外せないということ。これほどの録音環境を得ながら、それを武器にして面白く聞かせようという魂胆は微塵も無く、ひたすらクールに音の構築とテクスチュアの透徹に専心。アンセルメはデッカの録音の鮮烈さを十分認識していことはよく知られていますが、それを100%信頼していたからこそ、更に効果を狙った解釈など不要と判断したのかもしれません。
いずれにしても、人間くさいニュアンスを直接投影するのではなく、音の精緻な積み上げに対する揺るがぬ意思が音楽に緊張感を与え、リアルな実体を浮き彫りにするのが、アンセルメの真骨頂と言えましょう。
それを如実に示すのがオネゲル。アニメチックな描写とは違う機関車のリアルな実像と、冒頭部の蒸気の漂う様やひんやりした鉄の質感までも感じさせる演奏として、これ以上の録音に未だに出会えませんし、優秀録音が単に音がクリアに聞こえるという現象にとどまらず、音楽的なニュアンス作りに作用していることをこれほど実感させる録音も珍しいでしょう。
サン・サーンスも、もっと派手に振る舞うことは可能なことを知りながら、敢然とクール路線を貫徹。録音効果の上に単に乗っかって自己表現するのではなく、録音効果自体も解釈の一環のように組み込んでいる…とでも申しましょうか。第1楽章は、ひたすらイン・テンポ進行を続けるのみですが、響きの陰影が自然に浮揚することへの確信が強固だからこそ、無機質な音の羅列に傾きません。後半の静謐にも、あえて瞑想的な雰囲気を上塗りする必要など無いのです。第2楽章も、オーマンディのようにスペクタクルな面白さを分かりやすく再現する手法とは正反対。最後の大団円へと登りつめる際のアッチェレランドに至っても音楽を煽らず、最後の一音まで高貴な音像を貫徹。とかく皮相に響きがちなこの作品を真に芸術作品として再現し尽くした演奏として、永遠に指針となるべき名演だと思います。【湧々堂】


Chandos
CHAN-20041S(6CD)
日本向け1000セット
完全限定生産
マーラー:交響曲集

CD1: 交響曲第1番ニ長調《巨人》/花の章
CD2: 交響曲第3番ニ短調(第1楽章〜第3楽章)
CD3: 交響曲第3番ニ短調(第4楽章〜第6楽章)
 亡き子をしのぶ歌
CD4: 交響曲第4番ト長調
 さすらう若人の歌
CD5: 交響曲第5番嬰ハ短調
CD6: 交響曲第6番イ短調《悲劇的》
 交響的前奏曲
ネーメ・ヤルヴィ(指)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナルO、
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管cho(CD2-3)、
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管少年cho(CD2-3)リンダ・フィニー(Ms/CD2-4)

録音:CD1: 1993年11月15日−16日シティ・ホール(グラスゴー)、
CD2&3: 1991年10月20日、22日&24日ケアード・ホール(ダンディー)
CD4: 1990年11月27日&29日ケアード・ホール(ダンディー)
CD5: 1989年10月23日−24日ケアード・ホール(ダンディー)
CD6: 1992年11月8日−9日ケアード・ホール(ダンディー)
※木幡一誠氏による書き下ろしライナーノート付き!
※新規デザインによるスリムボックス仕様!
※ボックス内の各ディスクのスリーヴケースには、オリジナルのジャケット・デザインを使用(予定)!
「交響曲第6番」は、湧々堂・殿堂入り名盤!
2017年6月7日に80歳を迎えたヤルヴィ一族の長であり、エストニアの巨匠ネーメ・ヤルヴィ。1989年から1993年にかけて録音が行われ、ヤルヴィ節全開の爆演として親しまれながらも、廃盤の状態が続き入手が極めて困難となっていたロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団とのマーラーの交響曲集が、日本向け完全限定生産のボックスセット仕様で復活!
ヤルヴィ&RSNOのコンビによるマーラーの交響曲5作品はいずれも80〜90年代の同コンビを代表する圧巻の快演(怪演?)ですが、中でも特に、超高速テンポで一心不乱に突き進み、初出時には余白に「交響的前奏曲」を加えて1枚組のCDとして発売され、ファンの度肝を抜いた「交響曲第6番《悲劇的》」(演奏時間は約72分32秒)の復活は大いに歓迎されることでしょう!
生誕80周年記念リリースの大本命!ネーメ・ヤルヴィ&RSNOのマーラーBOXが堂々の登場です!
追加生産無しの限定生産商品のため、納品が配分となる可能性がございます。予めご了承下さい。



King International
KKC-4112(6CD)
国内製造品
日本語帯・解説付
戦中のフルトヴェングラー

【CD1】
(1)ベートーヴェン:交響曲第4番
(2)ベートーヴェン:交響曲第7番

【CD2】
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」

【CD3】
ブラームス:交響曲第2番

【CD4】
ブラームス:交響曲第4番
ハイドンの主題による変奏曲

【CD5】
(1)シューベルト:交響曲第9番「ザ・グレイト」
(2)ラヴェル:バレエ音楽「ダフニスとクロエ」第2組曲

【CD6】
ブルックナー:交響曲第8番(ハース版=原典版)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
【CD1】原盤:米オリンピック(P)1974
(1)BPO、録音:1943年6月27-30日 フィルハーモニー、ベルリン(第1・2楽章はライヴ、第3・4楽章は聴衆不在の放送用録音)
(2)BPO、録音:1943年10月31日-11月3日 フィルハーモニー、ベルリン(ライヴ)
【CD2】原盤:米エヴェレスト(P)1969
BPO、ブルーノ・キッテルcho、ティラ・ブリーム(S)、エリーザベト・ヘンゲン(A)、ペーター・アンデルス(T)、ルドルフ・ヴァッケ(Bs)、録音:1942年3月22-24日 フィルハーモニー、ベルリン(ライヴ)
【CD3】原盤:米オリンピック(P)1975
VPO、録音:1945年1月28-29日 ムジークフェラインザール、ウィーン(ライヴ)
【CD4】原盤:英ジャブリン(P)1997
BPO、録音:1943年12月12-15日 フィルハーモニー、ベルリン(ライヴ)
【CD5】原盤:英ジャブリン(P)1997
(1)BPO、録音:1942年12月6-8日 フィルハーモニー、ベルリン(ライヴ)
(2)BPO、録音:1944年3月21日 フィルハーモニー、ベルリン(ライヴ)
【CD6】原盤:英ジャブリン(P)1997
VPO、録音:1944年10月17日 ムジークフェラインザール、ウィーン(放送用録音)
「フルトヴェングラーの最高の演奏というと、戦時中の録音に着目するのが習いとなっている」(ジョン・アードイン『フルトヴェングラー・グレート・レコーディングズ』藤井留美訳、音楽之友社刊)
★戦火まじえる激動の時代にあっても、自らの芸術活動に命を懸けたフルトヴェングラー。1942年3月の「第九」から、戦時中最後のコンサートとなった45年1月の「ブラームス2番」まで、巨匠の “最高の演奏” 9曲をCD6枚組に集成。ファン必携!壮絶な爆演の数々が最新デジタルリマスター音源でよみがえります!
★1942年よりフルトヴェングラー指揮の演奏会が全欧に向け放送されるようになり、ドイツ帝国放送局がコンサートのライヴ録音や聴衆不在の通し録音を行いました。この9曲はその “戦中のマグネットフォン録音” として有名なものです。音質自体は、76cm/秒速のテープにメインマイク1本によるワンポイント録音と、アナログ・テープ録音方式としては理想的といってよいかもしれません。これらの録音テープは終戦後ソ連に持ち帰られ、露メロディアからLPが発売されました。この板おこしで英ハンター社がユニコーン・レーベルのLPを発売。また、一部の曲はコピーテープが西ドイツ内の放送局に遺されていて、このテープ系音源をもとに仏ターラ等がCDを制作しています。有名な録音だけに、これまで各社から盤おこし系、テープ系と数多くの復刻CDが発売されてきましたが、今回、“復刻CDの決定盤” とすべく、キングインターナショナルが独自で音源を調達して復刻するものです。戦時中の巨匠の内奥にまで迫った衝撃の音再現にご注目ください。

●ベートーヴェン「4番&7番」(1943)・・・ともに、5種類ある同曲の録音のなかで、最初の録音。米オリンピック原盤「ベートーヴェン交響曲全集」
(5CD,KKC4107/11)から編集。最初期LPのマスターテープからつくられた極上の復刻です!
●ベートーヴェン「9番」(1942)・・・緊迫感にみちたドラマチックな指揮、オーケストラとコーラスの傑出したできばえから、ファンの間では「バイロイトの第九」をも凌ぐ評価の「ベルリンの第九」。1969年に米エヴェレストが発売したLPのマスターテープを96kHz/ 24bitでデジタル化。LP1枚に詰め込むため、テンポを上げていますが、音質そのものは最初期のLPらしく芯のしっかりした音!キング関口台スタジオでピッチを修正したうえでリマスタリング、初 CD 化!
●ブラームス「2番」(1945)・・・3種あるうち最初の録音。「最も引力が強い演奏」(アードイン、前掲の書より)。1975年に米オリンピックが発売したLPのマスターテープを96kHz/ 24bitでデジタル化し、さらにキング関口台スタジオでピッチを修正したうえでリマスタリング、初CD化するもの。

以下5曲(CD3枚)の音源は、英ジャブリン社の原盤デジタルマスターを使用。1997年に海外でMAGIC TALENTレーベルで発売されたことがあります。
今回、キング関口台スタジオで最新リマスタリング。鮮度アップして国内盤化!
・ブラームス「4番&ハイドンの主題による変奏曲」(1943)・・・それぞれ4種、7種あるうち最初の録音。「(4番)最も望ましいのは戦時中のベルリンでのもの」(アードイン、前掲の書より)。
●シューベルト「9番」(1942)・・・5種あるうちの最初の録音。42年盤「グレイト」として、あまりにも有名な演奏。
・ラヴェル「ダフニスとクロエ」第2組曲(1944)・・唯一の録音。「グレイト」と同じ日の演奏。
●ブルックナー「8番」(1944)・・・4 種あるうちで最初の録音。壮大な構築の内にウィーン・フィルの美質を収めた名演。
6 枚収納のマルチケース+12pブックレット(解説:平林直哉)+オビ付。


Wiener Symphoniker
WS-013(1CD)
NX-B07
ベートーヴェン:交響曲第1番ハ長調 Op.21
交響曲第3番 変ホ長調《英雄》Op.55
フィリップ・ジョルダン(指)
ウィーンSO

録音:2017年2月25.26日 ライヴ
日本語解説あり
1900年に「ウィーン演奏協会管弦楽団」として設立され、100年以上の長い歴史を誇るウィーン交響楽団。 創立者のフェルディナント・レーヴェが25年間首席指揮者を務め、以降、フルトヴェングラー、カラヤン、サヴァリッシュ、ジュ リーニ、プレートルなどの名手が指揮台に立ち、オーケストラの響きを磨き上げてきました。 数多くの名演が記録されているウィーン交響楽団ですが、驚くことにこれまでベートーヴェンの交響曲全集については録音が ありませんでした。 その欠落を埋めるため、2017年秋より順次リリースされるのがフィリップ・ジョルダンによる演奏です。 第1弾となるこのアルバムには2017年に演奏された交響曲第1番と第3番を収録。ブックレットによると、 ジョルダンは、どちらの曲も革新的で画期的な作品であると考えており、とりわけ第3番は「英雄」のタイトルよりも、終楽章 に“プロメテウスの主題”が用いられていることに注目。「第3番の終楽章が最大のクライマックスとなるべく、第1番の冒頭か ら様々な動機を関連付けていく」という独自の視点で演奏したと語っています。熟考の解釈から生まれた斬新なベートー ヴェンをお楽しみいただけます。

Forgotten Records
fr-1156(1CDR)
メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」*
ロッシーニ:序曲集
 アルジェのイタリア女/セミラーミデ
 チェネレントラ/ランスへの旅
 イタリアのトルコ人
マリオ・ロッシ(指)
トリノSO 、ウィーン国立歌劇場O#

録音:1947年11月5日*、1954年
音源: Decca LX 3003 、 ACL 4
Forgotten Records
fr-1159(1CDR)
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」(ハース版) ヘルマン・アーベントロート(指)
ライプツィヒPO

録音:1949年11月16日
音源: Urania URLP 401
Forgotten Records
fr-1160(1CDR)
ブルックナー:交響曲第5番(ノヴァーク版) ゲルハルト・プフリューガー(指)
ライプツィヒPO

録音:1952年4月3日-4日
音源: Urania URLP 239
Forgotten Records
fr-1162(1CDR)
トゥール・マン/シベリウス:交響曲集
交響曲第1番 ホ短調 Op.39*
交響曲第2番 ニ長調 Op.43
トゥール・マン(指)
ストックホルム放送SO*、
ストックホルムコンサート協会O

録音:1940年代* 、1942年10月17日#
音源: Capitol P 8020、 P 8107
Forgotten Records
fr-1163(1CDR)
ドラティ、ネイルズ他〜ブラームス
ブラームス
:交響曲第1番*
二重協奏曲 イ短調 Op.102 #
ジャック・ネイルズ(Vn)
アンリ・ブロンシュワク(Vc)
アンタル・ドラティ(指)*
モーリス・ル・ルー(指)#
フランス国立放送O

録音:1962年2月13日ライヴ* 、1961年3月ライヴ#

CZECH RADIOSERVIS
CR-0896-2(1CD)
チャイコフスキー:交響詩「運命」*
 マンフレッド交響曲+
プラハRSO
トマーシュ・ブラウネル(指)

録音:2012年4月*、2013年4月+、ライヴ、スタジオ・ホスティヴァシュ、プラハ、 チェコ
トマーシュ・ブラウネルは1978年チェコのプラハに生まれた指揮者。プラハ音楽院、プラハ音楽アカデミー、ウィーン音楽大学で学び、2010年ミトロプーロス国際指揮者コンクール入賞。2017年現在プルゼニュPO首席指揮者およびプラハRSO首席客演指揮者。
チェコ放送ラジオサービスの新譜CDの一部(主にオーケストラ作品)の価格が大幅に上げられております。かなりの高価格となりますが、なにとぞご了承ください。

Acte Prealable
AP-0389(1CD)
ヨアンナ・ブルズドヴィチ(1943-):交響曲第2番「管弦楽の為の協奏曲」
ピアノと管弦楽の為のコンチェルティーノ*
ピアノ協奏曲*
トマシュ・ヨチ(P)*
ポトカルパチェPO
ウーカシュ・ヴォデツキ(指)

録音:2017年2月27日-3月1日
ヨアンナ・ブルズドヴィチはポーランドのワルシャワに生まれ、フリデリク・ショパン音楽アカデミーで学んだ後パリに留学しナディア・ブーランジェ、オリヴィエ・メシアン、ピエール・シェフェールに師事した作曲家。

CAvi
4260085-533909(1CD)
マーラー・エディション Vol.3
マーラー:交響曲第1番「巨人」
デュッセルドルフSO
アダム・フィッシャー(指)

録音:2017年2月10-12日ドュッセルドルフ・トーンハレ(ライヴ)
015/2016シーズンよりデュッセルドルフ交響楽団の首席指揮者を務めているアダム・フィッシャー。2020年の契約満了までに全集を録音する計画 でスタートしたマーラー交響曲全曲録音プロジェクト第3弾。マーラーを得意とするアダム・フィッシャーのチクルスということで、第1弾のマーラー交 響曲第7番、第2弾の第4番ともに高い評価を得た注目のチクルスとなっています。 マーラー28歳の時の作品である交響曲第1番は、若々しい情熱と苦悩が表現された作品。はほぼ同時期に作曲された歌曲『さすらう若人の歌』と密接 に関係し、第1楽章には歌曲集第2曲「朝の野辺を歩けば」の旋律が引用されています。フィッシャーは、躍動感あふれる、瑞々しいエネルギーに満ち 溢れた音楽作りを行っています。さらには弱音の緊張感は特筆すべきものがあり、デュッセルドルフ響から新鮮な響きを引き出しています。 デュッセルドルフ交響楽団は、1818年創立の市音楽協会をルーツとするオーケストラで、メンデルスゾーンとシューマンがかつて音楽総監督を務めていた ドイツの名門。デュッセルドルフ交響楽団は、コンサート・オーケストラとしてはトーンハレを、劇場オーケストラとしてはライン・ドイツ・オペラを本拠と しています。 (Ki)


Treasures
TRE-181(1CDR)
ベイヌム/メンデルスゾーン&ブラームス
メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」
ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68*
エドゥアルト・ファン・ベイヌム(指)
アムステルダム・コンセルトヘボウO

録音:1955年6月2-4日、1951年9月17日*(共にモノラル)
※音源:PHILIPS 6542-131、英DECC ACL-71*
◎収録時間:68:18
“オケの技術力をそのまま音楽的ニュアンスに変換できるベイヌムの凄さ!”
■音源について
ブラームスは、LXTも国内初期盤も、どこか音が出きっていない感が否めず、CDでは高音がキンキン煩かったが、このACL盤でようやく納得の行く音に出会えました。 メンデルスゾーンも6枚組ボックスの再発盤ですが、片面収録にも関わらずヒズミ感のない素晴ら しい音なので、迷わず採用しました。

★ベイヌムにとってブラームスの「第1番」は、短い生涯に3回も録音していることからも、最大の十八番であったことは明らか。中でも強力にお薦めしたいのは、全体的に平板に響くステレオ再録音盤よりも、録音の点でも解釈の点でもニュアンスが凝縮しきっているこの'51年盤です。物々しい形相を見せず自然体の燃焼に終止する序奏部から、粘着質に沈み込む従来のこの作品のイメージを払拭。今聴いても新鮮な感覚は色褪せていないのですから、録音当時は更に衝撃的に感じられたことでしょう。主部に入ると、ティンパニのみならず他の声部もデフォルメせず、常にバランスの取れたハーモニーを堅持しながら響きと精神の凝縮に徹する姿勢や、3:28以降の弦を短く切る処理などは、音楽を決して停滞させないベイヌムのの美学の表れと言えましょう。展開部後半の灼熱の高揚感は、何度聴いても感動的。一切力まずに一瞬にして頂きに達する牽引力の凄さ!カンテッリ盤等とともに、この箇所の燃焼度は史上屈指の存在でしょう。第2楽章も当たり障りのない平穏な音楽ではなく、芯から興奮した音が束の間の笑みを浮かべているかのよう。この楽章の多彩な表情を引き出すため、ここまで深く作品を抉った例も少ないでしょう。終楽章も淀み皆無。竹を割ったような造形美を湛えながらそれは目的ではなく、あくまでも汚れなき精神の投影するために不可欠な響きであることがひしひしと伝わるので、感動の深さ、強さがが尋常ではありません。3:42からの金管ハーモニーのコシの強さは類例なし!テンポの伸縮は最少に抑えた推進力第一のアプローチが極限まで磨かれ、鉄壁なイン・テンポで締めくくるコーダまで、緊張の糸は途切れません。
「イタリア」は、その推進力が清々しい発言力で迫り、これまた絶品。第1楽章は、提示部リピートあり。展開部の声部の生地な絡みから生まれる緊張の渦が聴きもの。第2楽章は、アンサンブルの清潔さがそのまま音楽のニュアンスと化し、第3楽章は邪念なき表現意欲の結晶。この中間部はややテンポを落とす例が多いですが、ベイヌムはむしろ速めて洗練美を極め、しかもリズムの良さは空前絶後。圧巻は終楽章。トスカニーニやセルを上回るとさえ言える精緻なアンサンブルを貫徹しながら猛進に走らず、瑞々しい息吹をが際立つこの演奏は、同曲の理想と言えましょう。【湧々堂】

Pentatone
PTC-5186624
(1SACD)
プロコフィエフ:交響曲第2番 ニ短調 Op.40
交響曲第3番 ハ短調 Op.44
ウラディーミル・ユロフスキ(指)、
ロシア国立アカデミー管弦楽団“エフゲニー・スヴェトラーノフ”

録音:2016年9月、10月モスクワ音楽院大ホール
1972年モスクワ生まれのユロフスキは、1990年18歳のときに家族とともにドイツに移住。ドレスデンおよびベルリンで研鑽をつみ、95年ウェクス フォード音楽祭におけるリムスキー=コルサコフの「5月の夜」の演奏で世界的に注目されました。翌年にはレコーディングを開始し、2007年より首席 指揮者に就任したロンドン・フィルをはじめ、ロシア・ナショナル管弦楽団と自国ロシアの作品を数多く録音をのこし、2017/18シーズンからはベルリン 放送交響楽団の首席指揮者兼芸術監督にも就任しており、同団とはR.シュトラウスの交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」、マーラーの交響詩「葬礼」、 交響的前奏曲を収めたディスク(PTC 5186597)をリリースしております。
プロコフィエフの交響曲第2番は1924年の作で、「鉄とはがねで作られた」大交響曲として構想され、複調による激しい不協和音と機械的なリズムの 複雑さの中に、幅広い抒情的なロシアの旋律が印象的。ことに第2楽章の主題と6つの変奏では歌謡的旋律と長大な変奏曲が実に魅力的です。一方、 第3番は1928年の作で、歌劇「炎の天使」の素材が用いられており、プロコフィエフの魅力が最もあふれるアヴァンギャルド時代の代表作です。ユロ フスキは躍動感に満ちた抜群のリズム感で作品の魅力を大いに引き出しております。 (Ki)

Goodies
78CDR-3708(1CDR)
ベルリオーズ:幻想交響曲Op.14 フェリックス・ワインガトルナー(指)LSO

英 COLUMBIA L1708/13
1925年10月29日&11月1日ロンドン録音(原盤に起因する音割れがあります)
フェリックス・ワインガルトナー(1863-1942)はオーストリアの大指揮者。ライプツィヒ大学で哲学を専攻するが、音楽への魅力に惹かれグラーツ、ライプツィヒ、ヴァイマルの各音楽院で学んだ。最初作曲家を志したが生活の安定を求め指揮者に転じた。1885年からドイツ各地の歌劇場を転々としたが、1908年にはグスタフ・マーラーの後任としてウィーン宮廷歌劇場とウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督に就任した。1937年夫人のカルメン・テューダーと来日し夫婦で新交響楽団(現在のNHK交響楽団)を指揮した。ワインガルトナーのレコード録音は機械式録音の時代からあったが、この「幻想交響曲」はマイクロフォンを使用した電気録音の最初期のものである。ワインガルトナーは「幻想交響曲」を1925年の3月に機械式録音で行ったが、電気録音の開発情報で未発売にしたと伝えられる。(グッディーズ)

GRAND SLAM
GS-2175(1CD)
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」(改訂版) ハンス・クナッパーツブッシュ(指)VPO

録音:1955年3月29-31日/ムジークフェラインザール(モノラル)

使用音源:Private archive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より  
音源は1955年3月、ステレオ録音が実用化される直前の、有名なセッション録音です。演奏内容については、改めて申し上げるまでもないでしょう。 今回も2トラック、38センチ、オープンリールに記録された情報を最忠実に再現、繊細かつ大胆な指揮者の解釈と、ウィーン・フィルのこぼれ落ちそうな 美音をたっぷりと堪能出来ます。(平林直哉)

Naxos Japan
NYCC-27305(1CD)
税込定価
ブラームス:交響曲第1番
悲劇的序曲
ピエタリ・インキネン(指)日本PO
インキネンが初めて日本フィルの指揮台に登ったのは2008年の春のこと。シベリウスの国からやってきた初々しい青年は、オーケストラと良い関係を築き、2016年には首席指 揮者に就任しました。これまでにワーグナーやマーラー、ショスタコーヴィチなどで聴衆を魅了してきたインキネン。今作のブラームスでは、対向配置(第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリ ンを舞台の両サイドに配置、両翼配置ともいう)を採用、各声部をくっきり際立たせた重厚な音楽を奏でています。


Audite
AU-23441(2CD)
AU-91441(2SACD)
巨匠フルトヴェングラーが振った1953年ルツェルン音楽祭全曲
拍手&会場音(0’45”)*
シューマン:「マンフレッド」序曲
会場音(0’12”)*
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
シューマン:交響曲第4番
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
ルツェルン祝祭O

ライヴ録音:1953年8月26日/ルツェルン、クンストハウス(ルツェルン音楽祭公演)
*=SACDハイブリッド盤(AU 91441)のみ収録
定評あるaudite レーベルの1stマスター・リリースのルツェルン・フェスティヴァル・シリーズ。今回はヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮による 1953年8月26日の演奏会の全曲を収録。大注目はオリジナルマスターが消失したと思われていた『マンフレッド』序曲が世界初出音源として収録され ていることです。
今回もオリジナルテープからコピーを経ずにデジタル・マスタリングされておりauditeレーベルの社主ルトガー・ベッケンホーフ氏の丁寧な復刻により 驚きの音質でよみがえりました。さらに注目はSACDハイブリッド盤(AU 91441)のみ『マンフレッド序曲』および『英雄』の冒頭の音が出るまでの 会場音を別トラックで収録しております。(各作品の演奏終了後の拍手はCD盤、SACD版ともに曲のトラック内にすべて収録しております。)演奏会の臨 場感を味わえる今考えうる最高の復刻状態でリリースされます!


Treasures
TRE-183(1CDR)
オーマンディ/モーツァルト&ハイドン:交響曲集
モーツァルト:交響曲第40番ト短調
ハイドン:交響曲第99番*
 交響曲第100番「軍隊」#
ユージン・オーマンディ(指)
フィラデルフィアO

録音:1956年1月10日、1954年4月15日*、1953年12月23日#
※音源:米COLUMBIA ML-5098、ML-5316*,#
◎収録時間:71:20
“深刻な空気を持ち込まないオーマンディのピュアな作品掌握力!”
■音源について
3曲ともオーマンディの唯一のセッション録音。オーマンディの膨大な録音の中で最も軽視されているのがドイツ古典派の作品ですが、この復刻に触れて、どれも逸品揃いであることを実感していただきたいと思います。モノラル後期なので、音も鮮明です。

★「オーマンディのモーツァルトが素晴らしい!」などと言うと笑われるから、誰も言わないのでしょうか?私は笑われても構わないので申し上げます。この3曲にはオーマンディでなければならない独特の魅力が満ちており、無視する理由などどこにも見い出せません。
その魅力の中核を成すのが、「幸せを感じてこそ音楽」という信条を込めた音作り。独墺の交響曲に「精神的な重み」だけを追い求めている方にはそんなもの毒にも薬にもならないでしょうが、思えばそのこだわりは、他のレパートリーでも常に携えていたもので、まずそのブレない姿勢に改めて驚かされます。その顕著な例がモーツァルト。深刻な演奏、厳格な演奏は数々あれど、オーマンディの素直な悲しみの表現を聴くと、いくら短調とは言え、この曲にシリアスな要素を持ち込むのは場違いでは?とさえ思えるほど、立ち昇るニュアンスがいちいち心の襞に触れるのです。もちろん、作品へ眼差しは常に真摯。第1楽章主題の音量、音価に微調整を加えつつ、その対比によって独特の色香を発し、なおかつ心から歌っていることを誰が否定できましょう。第3楽章のテヌートとスタッカートの使い分けは、壮年期ならではのリズムの冴えとも相まって明確な主張を放ち、大編成の分厚い響きも引き締まっています。終楽章は魅力充満!弦の相の手トリルの和声(0:14〜)は、まさにオーマンディ・マジック!第2主題への滑り込みではあまりの間合いの素晴らしさに鳥肌が立ち、第2主題はアーティキュレーションのこだわりが命と化してっ感動倍加。しかも意外なことに、提示部も再現部もリピート!少なくともこの楽章は、史上最高ランクの演奏と言っても過言ではありません。
ハイドンは、全体の構成を見据えた上でのニュアンスの凝縮力が見事で、ハイドン特有のユーモラスをデフォルメすることなく血の通ったニュアンスに結実。「99番」第1楽章主部の颯爽とした疾走感は、後年には望み得ないもの。第2楽章の温かいノスタルジー、第3楽章のリズムの気品と弾力、終楽章では安定感のあるテンポで全体を総括するようにニュアンスを出し尽くします。
その特色は「軍隊」でも全く同じ。小細工など必要としない人間力一本で勝負した芸術家魂に打たれます。大編成にも関わらず煩く響かず、作品の名曲ぶりがストレートに伝わります。オーマンディは広いレパトリーを誇りますが、一気に録音した「全集」の類いが少ないことからも明らかなように、心から共感できない作品には手を出しませんでした(シベリウスの交響曲の3番、6番の録音が存在しないのもそのためです)が、この「軍隊」もあえて録音に踏み切っただけあって、細部までよくコンセプトが練られ、ルーティンな印象など与えません。爽快な第1楽章には、この曲を物々しい軍隊音楽ではなく、おもちゃ箱を無心で掻き回す子供のような愉しい作品として伝えたいいう意欲が横溢。そのヴィジョンがあるからこそ、第2楽章が感覚的な衝撃以上のほのぼのとした味わいをもたらしてくれるのです。フレーズの呼吸のコントラスの鮮やかさにも息を呑みます。第3楽章は中間部のリズムの跳ね上げ方にご注目。終楽章は、一部弦のアルコをピチカートに変更していますが、そこに衒いなどなく、音楽をよりチャーミングなものにしたいというピュアな衝動から出ているからこそ、心をくすぐるのではないでしょうか。【湧々堂】

RUBICON
RUBICON-1020(1CD)
メユール:交響曲第1番 ト短調
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
クリストフ・ケーニヒ(指)
ソロイスツ・ヨーロピアン・ルクセンブルク
クリストフ・ケーニヒは1968年ドレスデン出身の指揮者。ドレスデンの音楽大学に学び、シュターツカペレ・ドレスデンでサー・コリン・デイヴィスの アシスタントを務めていました。歌劇とシンフォニーの両方で活躍しており、2003年、チューリヒ歌劇場の「後宮からの誘拐」では健康上の理由で初日 4日前にキャンセルしたメストの代わりに新演出の舞台を指揮、一躍注目を浴びました。そんなケーニヒが首席指揮者・音楽監督を務めるソロイスツ・ヨー ロピアン・ルクセンブルクとの共演盤が登場。フランス革命期に活躍し、ベートーヴェンを思わせる作風のメユールの交響曲と、ベートーヴェンのエロイカ、 という興味深いプログラムです。 (Ki)

H.M.F
HMM-905285(1CD)
マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調 フランソワ=グザヴィエ・ロト(指)
ケルン・ギュルツェニヒO

録音:2017年2月20-22日/シュトールベルク街スタジオ(ケルン)
ロトがついにマーラーの5番に挑戦しました。オーケストラは手兵レ・シエクルではなく、2015年以来音楽監督を務めるケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団。 創立190年を誇る同団体は、1904年にマーラー自身の指揮で交響曲第5番の世界初演を行ったという、これ以上考えられない特別なオーケストラです。
ロトの解釈は基本的にレ・シエクルを振る際と共通していますが、テンポも王道、ヴィブラート控え目、金管もまろやかに響かせるなど才気煥発ぶりが 光ります。アダージェットは押えた感情ながらワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」の「イゾルデの愛の死」ような陶酔感で静かに盛り上がり、夢のよう な時を味わせてくれます。フィナーレの統率力ときびきびした推進力もロトならではで、もっと聴いていたくなる魅力満点です。
2017年のセッション録音で、強奏部でも豊かに響く録音も特筆もの。時代楽器演奏でないことを残念に思う向きもあるかもしれませんが、今回はドイ ツのギュルツェニヒ管で大正解。さらにレ・シエクルで培った「初演当時の響き」をここでも追求、今や少なくなった113年前の古き良きドイツのオーケ ストラのサウンドを蘇えらせています。マーラー好きでも目から鱗の落ちる、超注目盤の登場です! (Ki)

Hanssler
HC-16098(6CD)
メンデルスゾーンの交響曲全集
(1)交響曲第1番 ハ短調Op.11
(2)弦楽のための交響曲第8番 ニ長調(管弦楽版)
(3)弦楽のための交響曲第13番 ハ短調(交響的断章)
(4)弦楽のための交響曲第7番 ニ短調
(5)弦楽のための交響曲第12番 ト短調
(6)交響曲第4番 イ長調 Op.90「イタリア」
(7)弦楽のための交響曲第1番 ハ長調
(8)弦楽のための交響曲第2番 ニ長調
(9)弦楽のための交響曲第3番 ホ短調
(10)弦楽のための交響曲第4番 ハ短調
(11)弦楽のための交響曲第9番 ハ長調
(12)交響曲第5番 ニ長調 Op.107「宗教改革」
(13)弦楽のための交響曲第5番 変ロ長調
(14)弦楽のための交響曲第6番 変ホ長調
(15)弦楽のための交響曲第10番 ロ短調
(16)交響曲第3番 イ短調 Op.56「スコットランド」
(17)弦楽のための交響曲第11番 ヘ長調
(18)交響曲第2番 変ロ長調 Op.52「讃歌」
トーマス・ファイ(指)
ハイデルベルクSO
(18)エレオノーレ・マルグエッレ(S)
ウルリカ・ストレムステッド(Ms)
マルクス・シェーファー(T)
ドイツ室内cho

録音:(1)2005年9月28&29日、(2)2006年7月4、5&7日、(3)2002年1月30日、(4)(5)(6)2007年3月16&17日、5月8&12日、(12)(15)2008年10月30日-11月1日/プファッフェングルント、ハイデルベルク・ゲゼルシャフトハウス
(7)2008年6月2日、(8)2008年1月22日、(9)2008年5月29日、(10)2008年6月3日、(13)2008年5月28日/バート・ドュルクハイム、ナトゥールホルン・アカデミー
(11)2008年6月20&21日/バルツフェルト、ルートヴィヒ=エングレルト=ハウス
(14)2008年12月16日/ジナゴーゲ・ロイタースハウゼン
(16)2009年3月30&31日、(17)2009年4月2&3日/エッペルハイム、ルドルフ・ヴィルト・ハレ
(18)2009年3月25&26日/ハイデルベルク、シュタットハレ・コング
颯爽としたピリオド・アプローチがたまらないトーマス・ファイ率いるハイデルベルク交響楽団によるメンデルスゾーンの交響曲全集がついにボックスで 登場します。全篇を通して快速テンポが特徴でノンヴィブラート奏法と激烈アプローチとのコントラストが実に鮮やかな演奏で、とにかく明るく弾むような ファイの音楽は聴き手を幸せにさせる魔法のようです。
圧巻はメンデルスゾーンの生誕200年となる2009年に録音された交響曲第2番「讃歌」です。ハイドン、メンデルスゾーンとこれまで交響曲を中心 に演奏・録音してきたファイにとって、声楽つきの作品の録音ということでも注目されました。作曲者自身による『讃歌−聖書の言葉による交響カンタータ』 のタイトルが示すように、ファイの解釈によるピリオド・アプローチの生み出すきびきびとした音楽づくりは、メンデルスゾーンが理想としていたJ.S.バッ ハの宗教曲へと連なるオマージュとしての姿をかつてなく明らかにするものといえるでしょう。ファイによる妙技を存分にお楽しみ下さい。 (Ki)


Altus
ALT-376(2CD)
マタチッチ&PCO/チャイコフスキー他
チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 Op.64
ベートーヴェン:12のメヌエットWoO7より9つのメヌエット(第1、2、4、5、7、8、10、12、11番)
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番 ハ長調 Op.26
アレクサンダー・ウニンスキー(P)
ロヴロ・フォン・マタチッチ(指)
パリ音楽院O

録音:1967年2月5日シャンゼリゼ劇場:ライヴ録音(ステレオ)
このコンビによるディスクはこれが史上初。ちなみにパリ音楽院管は同年6月3日のクリュイタンスの死を受け、発展的 解散を経てメンバーを代えパリ管弦楽団に改組されます。その直前、最後の伝統と言うべき音色をお聴き頂ける点でも大いに注目です。今や失われたパリ 音楽院管の馥郁とした薫り高い響きと、熱気あふれた強烈なマタチッチの指揮が組み合わさり、極上の音楽が奏でられます。
チャイコフスキーの5番はマタチッチの名演とされているチェコ・フィル盤、N響盤に勝るとも劣らない名演。オーケストラの鳴りっぷりが凄まじく、特 に金管の咆哮が圧巻!ベートーヴェンのメヌエットもマタチッチお得意のレパートリー。炎のようなテンションで驚くほどダイナミックな演奏を繰り広げ、忘 れられない印象を刻み付けます。シンプルな構造から細やかな表情を引き出しているあたりも流石です。プロコフィエフのピアノ協奏曲第3番はマタチッ チ録音史上初レパートリー。ソリストは第2回ショパン・コンクールの覇者ウニンスキー!現役盤が少ないピアニストなのでこちらも貴重。硬質なタッチに よる強烈な打鍵が圧倒的な、大興奮の演奏です。 (Ki)

Opus蔵
OPK-2121(1CD)
マーラー:アダージェット(交響曲第5番より)
交響曲第9番 ニ長調*
ブルーノ・ワルター(指)VPO

録音:1938年1月15日、1938年1月16日(ライヴ)*
原盤:SP JP-Columbia(アダージェット)、US-Victor(第9番)
ワルター/ウィーン・フィルによるマーラー交響曲第9番の究極の復刻(小林利之)
★この曲の復刻でいちばんの厄介なのは第1楽章だろう。マーラーは《第9》の作曲に対位法書法を駆使した多声音楽様式をとっている。第1楽章の各主題部は3声の対位法で構成されていて、復刻は、当然耳につきやすい主声部にポイントが当てられるが、第2、第3の声部をも明瞭に適切なバランスで聴きとれることが望ましい。この要諦を確実に守りぬくのがオーパス蔵の信条だ。
★SP盤の音溝に刻みこまれたすべての情報を、音楽的な密度も正しくとりこんだ復刻の安定感。それは今や芸術的と言いうる域に達しており、その証拠として、第1楽章最初の6小節からなる序奏部を聴いていただきたい。まず、ppのチェロの低音が出て、ホルンが入り、ハープとホルンにこの楽章の根幹となるリズム動機が示されるが、すべての音がしっかりとした音像で捉えられ、その音たちが個性をもって復刻されているのはオーパス蔵だけと言ってよい。
★第1主題の断片がとぎれがちに第2ヴァイオリンで奏されるときの他声部のうごきも明瞭、和声的な雰囲気のなかに第1ヴァイオリンが主題の後半をうたいあげるその優美さ。またいくどもの死の恐怖との対決を思わせる展開部の終わりちかく、第3主題の熱狂的な高潮からなだれ落ちる「最高のゲバルトで」の箇所の金管の咆哮につづくティンパニの運命の強打といった心理的クライマックスでの重低音の緊迫。そんな一方、まさしくウィンナ・ワルツの回想をおもわせる粋なソロ・ヴァイオリンのひとくさりが、たくみにうかび出されてくる終結部の美しい復刻ぶり。第2楽章、第3楽章はどの復刻盤も手ぎれいに仕上げているが、感動の終楽章アダージョで、弦の分厚いけれど、ビロードの輝きを彷彿させるひびきの美しさが、ワルター/ウィーン・フィルの永遠の名演を飾る、忘れがたい全曲の余韻として残ったのは、オーパス蔵による究極の名復刻盤である。(OPK 2060から抜粋)
★前回マーラーの第9番を出したときはこれ1曲のみでした。当時CDの容量は74分であり、第9番のみでいっぱいでした。それからCD容量も増えたので、今回は「アダージェット」を序奏的なイメージで組み込みました。これによりマーラーの純粋に器楽作品と声楽付きの曲に分けることができます。それより第9番がライヴ録音される前の日に、「アダージェット」がスタジオ録音されたことを考えると、この2曲は並べるべきだと考えたわけです。もちろん第9番の音もヒスも改善されています。(OPUS蔵)

オクタヴィア
OVCL-00651(1SACD)
2017年10月18日発売
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 小林研一郎(指)LPO

録音:2017年4月19-20日 ロンドン、アビー・ロード・スタジオ
小林研一郎とロンドン・フィルによるセッション録音は、2013〜2015年にリリースしたチャイコフスキー交響曲シリーズが好評を博し、大きな話題を呼びました。今回、同じタッグで、前作同様ロンドンの文化遺産ともいえる「アビー・ロード・スタジオ」にて、ロシア音楽の名品の数々をセッション録音しました。 第1弾はショスタコーヴィチの作品中で圧倒的人気をもつ交響曲第5番。小林がこの楽曲をCD収録するのは、1999年の名古屋フィルとのライヴ盤(OVCL-00001)以来で、「炎のコバケン」の熱いタクトに、ロンドン・フィルが精度の高いアンサンブルで応えています。 そして、さらに高い音質を目指したDSD 11.2MHzでのレコーディングにより、凄烈なショスタコーヴィチの音楽が、まるでライヴのような迫力でお楽しみいただけます。(オクタヴィア)
オクタヴィア
OVCL-00640(1CD)
2017年10月18日発売
シェーンベルク:室内交響曲 第1番 ホ長調 Op.9
久石譲:2 Pieces for Strange Ensemble (世界初演)
スティーヴ・ライヒ: シティ・ライフ
久石譲(指)
フューチャー・オーケストラ

録音:2016年10月13-14日東京、よみうり大手町ホール・ライヴ
久石譲が“明日のために届けたい”音楽をナビゲートするコンサート・シリーズ「ミュージック・フューチャー」より、アルバム第2弾が登場。 2016年のコンサートのライヴ・レコーディングから、選りすぐりの音源を収録した本作には、“現代の音楽”の古典とされるシェーンベルクの《室内交響曲第1番》に加え、アメリカン・ミニマル・ミュージックのパイオニアであるライヒの人気作《City Life》、そして久石譲の世界初演作《2 Pieces》が並びます。新旧のコントラストを体感できるラインナップと、斬新なサウンド。妖・快・楽??すべての要素が注ぎこまれた究極の音楽を味わえる一枚です。 日本を代表する名手たちが揃った「フューチャー・オーケストラ」が奏でる音楽も、高い技術とアンサンブルで見事に芸術の高みへと昇華していきます。レコーディングを担当したEXTONレーベルが誇る最新技術により、非常に高い音楽性と臨場感あふれるサウンドも必聴です。 「明日のための音楽」がここにあります。(オクタヴィア)

Nimbus Alliance
NI-6353(1CDR)
ソーヤーズ:交響曲第3番
遺失と後悔の歌*/ファンファーレ
エイプリル・フレドリック(S)*、
ケネス・ウッズ(指)イギリスSO

録音:2015年&2017年2月、イギリス
ヴォーン=ウィリアムズとバルトークの孫弟子にあたるイギリスの作曲家であり、1973年から97年まで王立歌劇場管のヴァイオリニストとしても活躍したフィリップ・ソーヤーズ(1951−)。2015年に完成した4楽章形式の「交響曲第3番」はケネス・ウッズに献呈された作品。2016年の新作である「ファンファーレ」はブリリアントなサウンドが印象的な4分弱のコンサートピースです。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

Halle
CDHLL-7547(1CDR)
ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲第6番ホ短調
交響曲第4番ヘ短調
マーク・エルダー(指)ハレO

録音:2016年11月10日(第6番)、4月7日(第4番)、ブリッジウォーター・ホール(マンチェスター、イギリス)
イギリスで最古の歴史を持つオーケストラの1つ、ハレOと音楽監督マーク・エルダーによるヴォーン・ウィリアムズのシンフォニー・サイクルの最新巻は、1948年の初演後の2年間で100回演奏されるなどセンセーションを巻き起こした「第6番」と、標題交響曲だった前3作から一転、大胆な不協和音を用いて聴衆を驚かせた「第4番」。 初演者がボールトとBBCSOという共通点を持つRVWの2つのシンフォニーの世界を、マーク・エルダーの下、バルビローリ時代以来となる黄金期を過ごすハレOが濃密に描いています。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

Lyrita
Itter Broadcast Collection REAM-2136(2CDR)
フリッカー:交響曲集
ロンド・スケルツォーゾ*
交響曲第1番 Op.9**
交響曲第2番 Op.14**
喜劇序曲 Op.32**
交響曲第3番 Op.36+
交響曲第4番 Op.43++
BBCノーザンSO、
ブライデン・トムソン(指)*、
アルベルト・ローゼン(指)**、
エドワード・ダウンズ(指)+、
モーリス・ハンドフォード(指)++

BBC初放送日:1980年9月12日−17日(BBCによるスタジオ録音)
王立音楽大学の作曲家教授、ティペットの後任としてモーリー・カレッジの音楽監督を務め、デニス・ブレインの親友としてもその名を知られるピーター・ラシーン・フリッカー(1920−1990)。イギリスの民謡を採り入れたホルストやヴォーン・ウィリアムズなどとは一線を画し、その作風は、シェーンベルク、バルトークやヒンデミットを彷彿とさせる半音階、対位法が特徴的。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。


Treasures
TRE-182(1CDR)
ベートーヴェン:12のドイツ舞曲 WoO.8*
ブルックナー:交響曲第3番[第3稿=1890年のシャルク改訂版]
ワルター・ゲール(指)
フランクフルトRSO*
オランダPO

録音:1950年代中期頃*、1953年11月、ヒルフェルスム
原盤:Concert Hall MMS-2159*、Concert Hall CHS-1195
◎収録時間:65:32
“クナだけではない!説得力絶大な改訂版による「ブル3」”
■音源について
ブルックナーの第3交響曲の世界初録音はフェケテ指揮によるレミントン盤(1950年)ですが、このゲール盤はそれに次ぐ最初期の録音。もちろん改訂版を使用していますが、「第5」や「第9」のような改竄ではないので、ほとんど違和感は感じられません。

★勇壮で自信に満ちたワーグナー像をストレートに投影したような演奏で、全ての音が明確な表現意思を持って打ち鳴らされます。第1楽章からアドレナリン全開で推進力満点。響きは終始引き締って緊張に満ちており、決して軽薄な祝典的なムードには陥っていません。第3楽章はニュアンスの濃密さに唖然。アンサンブルの凝集力も高く、声部感に一切隙間風を感じません。トリオでの鄙びたニュアンスも聴きもの。終楽章は、速めのテンポで武士的な勇ましさをストレートに表出。特に再現部以降は激情の渦!コーダ前の強弱対比は誰よりも強烈。コーダ開始を告げるトランペットの輝きも尋常ではありませんが、少しも煩くなく、否が応でも感動に拍車をかけます。
これら3つの楽章とは異なる幻想世界を現出し、心の深部に染みるのが第2楽章。後期の作品の諦観にも通じる精神的な深淵さとリリシズムが見事に同居しています。楽想転換時の全休止での間合いの素晴らしさは、ゲールのブルックナーへの真の共感を象徴しています。
このブルックナーは、決して予定調和的な進行に甘んじないゲールの面目躍如たる名盤として忘れることができません。 【湧々堂】

NKB
NKB-106(1SACD)
税込定価
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
J・シュトラウス:ワルツ「春の声」
北村憲昭(指)
スロヴァキアPO

録音:2017 年1月7-8 日スロヴァキア・フィルハーモニック・ホール、ブラティスラヴァ
北村憲昭指揮によるオーケストラ作品の録音事業を行っている NKB/HR レーベルで は、 スロヴァキア・フィルとのコンビによるベートーヴェンの交響曲録音を着々と進行し、 このたび第3番 変ホ長調「英雄」をリリースすることとなりました。 時に優しく、時に重厚 に鳴り響くスロヴァキア・フィルハーモニック・ホールの音響をカスタムメイドの DSD マル チトラックレコーダーで余すところなく収録。フル DSD ドメイン編集でこそ得られる緻密 で 深みあるサウンドにより描き出されるベートーヴェンの革命的傑作の音像がここに覚 醒します。


Treasures
TRE-185(1CDR)
ミトロプーロス/ベートーヴェン&ブラームス
ベートーヴェン:交響曲第1番ハ長調Op.21*
ブラームス:大学祝典序曲
 交響曲第3番ヘ長調Op.90
ディミトリ・ミトロプーロス(指)NYO

録音:1951年10月15日*、1958年2月9日(共にモノラル・ライヴ)
※音源: MELODRAM 233*、 FONITCETRA DOC-23
◎収録時間:63:04
“ミトロプーロスの危険な表現とソナタ形式との美しき融和!”
■音源について
ミトロプーロスのセッション録音は少ないのですが、遺されたライヴ録音を聴くと、その強烈な個性は、きちんとお膳立てした録音で入りきる代物ではないことがわかり、かつて発売されたAs DIisc等のライヴCDを聴くと、その個性を注入するには古典作品では収まりきらず、どこか窮屈に感じることもありました。しかしここに聞く3作品は例外!音楽のフォルムをギリギリまで拡張し、その尋常ならざる情感のうねりと大きさを美しく共存させています。なお、交響曲第3番第2楽章に音が潰れているように聞こえる箇所がありますが、音源に起因するものです。また、終楽章の最後は余韻が消え入る前に拍手が起こって興冷めですので、ここではカット&フェードアウト処理をしています。

★ミトロプーロスが発する音楽は危険な香りと刺激を孕んでおり、のめり込み過ぎると聴き手の感覚が麻痺するのでは?と思うこともしばしば。その表現スタイルが古いか新しいかなど、論ずる意味がどこにありましょうか。
ベートーヴェンは、テンポは速め、表現の切り替えのレスポンスも俊敏なので一見「現代的」と言えましょうが、全ての音の根底に張り巡らされている意志の強さが尋常ではなく、ボタン一つで飛び出たような安易な音など皆無。その真実の音の発言力を前に、スタイル云々など関係あるでしょうか?第2楽章はフレージングのみならず、リズムの刻みが心に訴えるのは、そこに真の共感と高潔な精神が脈打っている証し。終楽章の主部への滑り込み方は、全ての指揮者が羨むであろう離れ業!以降は相当の高速で推進しますが、無機的な響きとは無縁。血肉が確実に詰まった音だけ連動するので、表情の求心力は超弩級!第2主題で微妙にテンポを落としますが、これぞミトロプーロスの魅力の中核をなすマジックと言えましょう。
この情感の揺れをテンポの微妙な変化に転化する天才的なセンスは、「大学祝典序曲」で大開花!カラヤンさえ録音を避けた作品ですが、この演奏を聴いたら考えが変わったかもしれません。とにかく大スケール!一気呵成に猛進するようでいて、繊細な感性を息づかせたニュアンスが随所に散りばめられ、この作品をこれほど多面的に捉えた演奏は極めて稀。しかもそこには神々しささえ漂い、これぞ凡人とは一線を画すオーラのなせる技でしょう。
ブラームスの3番に至っては、ブラームス自身の想定をも超えたであろう別次元の名演と呼ぶしかありません。ミトロプーロスにとってはブラームスもマーラーも、自身の閃きを信じて「表現し尽くす」という点ではスタンスは同じ。第1楽章1:44以降や、展開部直前では、例によってテンポ・ルバートの妙味全開。第2主題直前の音(1:15〜)をかなり長く引き伸ばして情感の余韻をギリギリまで保つアプローチには、ミトロプーロスの音楽性の根源がそうせずには居られ「純粋な感情」であることを思い知らされます。息の長いフレーズを決して平板に流さないのもミトロプーロスの魅力。4:15以降をこれほど幽玄にうねらせた演奏があったでしょうか?第3楽章は、神秘的な美しさで並ぶものなし!特にホルン・ソロ登場前の静謐のニュアンスは、心してお聴きください。終楽章は、もちろん発言力絶大。曖昧な表現などどこにもなく、オケが完全に指揮者の意のままに、しかも自発的に精魂込めた音楽の素晴らしさ!ライヴ特有の熱気によるものではなく、もっと根源的な魂の熱さを感じていただけるはずです。バーンスタイン以前のニューヨーク・フィルのアンサンブルの凝縮性もご注目を。 【湧々堂】



King International
KKC-4107(5CD)
ベートーヴェン:交響曲全集/フルトヴェングラー(& E・クライバー)


【CD1】
交響曲第1番ハ長調作品21
(2)交響曲第3番「英雄」

【CD2】TT:68:09
(1)交響曲第4番変ロ長調作品60
(2)<ボーナストラック>
交響曲第2番ニ長調作品36

【CD3】
(1)交響曲第5番「運命」
(2)交響曲 第7番イ長調作品92

【CD4】
(1)交響曲第6番「田園」
(2)交響曲第8番ヘ長調作品93

【CD5】
交響曲第9番「合唱付き」
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)[2番を除く]
【CD1】TT:76’28
(1)アムステルダム・コンセルトヘボウO/録音:1950年7月13日アムステルダム(ライヴ)
(2ローマ・イタリアRSO/録音:1952年1月19日ローマ(ライヴ)
【CD2】TT:68:09
(1)BPO/録音:1943年6月27-30日フィルハーモニー、ベルリン(第1・2楽章はライヴ、第3・4楽章は聴衆不在の放送用録音)
(2)<ボーナストラック>
エーリヒ・クライバー(指)ベルリン国立歌劇場O/録音:1929年ベルリン、スタジオ(SP収録)
【CD3】TT:73:48
(1)ローマ・イタリアRSO/録音:1952年1月10日ローマ(ライヴ)
(2)BPO/録音:1943年10月31日〜11月3日フィルハーモニー、ベルリン(ライヴ)
【CD4】TT:71:19
(1)ローマ・イタリアRSO/録音:1952年1月10日ローマ(ライヴ)
(2)ストックホルムPO/録音:1948年11月13日ストックホルム・コンサートホール(ライヴ)
【CD5】TT:約74分
ストックホルムPO&cho、ヒョルディス・シンベリ(S)、リサ・テュネル(A)、ヨースタ・ベケリン(T)、シーグルド・ビョルリンク(Bs)/録音:1943年12月8日ストックホルム・コンサート―ホール(ライヴ)
96kHz 24bit、デジタル変換音源
国内製造品、日本語帯・解説付
1974年9月に米オリンピック・レコードから発売されたフルトヴェングラー史上初の「べートーヴェン交響曲全集」。同年12月に日本のフォノグラムからも国内発売され、世界中のファンを驚愕させました。当時発見されていなかった「第2番」が収録されていたためでもありますが、「サンフランシスコの研究家が秘蔵していた戦前のベルリン・フィルの放送用録音」と解説に書かれていたこの音源、じつはエーリッヒ・クライバーの演奏であることが後年米「ハイ・フィデリティ」誌の調査で判明、この「全集」は再製造されることなく、“幻”の「全集」となりました。・・・往年のファンならだれでも知っているフルトヴェングラーレコード史上最大の事件となったこの「全集」、「2番」以外の曲は音源・音質ともに”まとも”で、『捨て置けぬLP』と、平林直哉氏は著『フルトヴェングラーを追って』(青弓社2014年刊)のなかで、3ページを割いて大きく紹介しています。
1974年に制作されたこの「全集」のマスターテープの所在をつきとめ、96kHz24bitでデジタル変換された音を入手しました。世界初出LPとなった「1番」「3番」「5番」「6番」、2番目のLP登場となった「8番」「9番」、戦前の壮絶名演ライヴとして有名な「4番」「7番」の全8曲。最初期LPのマスターテープ音質はステレオ・リバーブ感をもたせた、非常に雰囲気豊かなしっかりした音!ほとんど「整音」していないだけに、音の真実味が増しています。この音源をキング関口台スタジオでリマスタリング、一部の曲には修復を行い(「3番」「9番」のピッチ見直し、「7番」第4楽章冒頭欠落和音の補てん)、エーリッヒ・クライバー指揮の「2番」はボーナストラックとして組み込み、オリジナルのカプリングによる「全集」で発売! 国内製造で、フルトヴェングラーファン垂涎の貴重な「名盤」を蘇らせます。EMIの「全集」とは、8番しか音源がかぶらないので、稀少価値ある「全集」と申せましょう。5枚収納のマルチケース+12pブックレット(解説:平林直哉)+オビ付。 (Ki)

REFERENCE
FR-725SACD
(2SACD)
マーラー:交響曲第8番「千人の交響曲」 オーラ・ボイラン(S)
セレナ・シェーファー(S)
エイミー・オーウェンス(S)
シャルロッテ・ヘッレカン(Ms)
タマラ・マムフォード(Ms)
バリー・バンクス(T)
マルクス・ヴェルバ(Br)
ジョルダン・ビッシュ(Bs)
ティエリー・フィッシャー(指)ユタSO
モルモンタバナクルcho

録音:2016年2月19,20日モーリス・アブラヴァネル・ホール、ソルトレイク・シティ(ライヴ)
1940年に設立されたユタ交響楽団は、2015/16シーズンに75周年を迎えるにあたり、コンサートと録音で2年かけてマーラー・チクルスに取り掛 かることになりました。第1弾として発売されたのは、交響曲第1番「巨人」(FR-715SACD)、今回それに続く第2弾として、2016年2月に録音さ れた交響曲第8番「千人の交響曲」が発売されます。 ユタ交響楽団と言えば、モーリス・アブラヴァネル(1903-1993)と完成させた記念碑的なマーラー交響曲全集の録音があります。アブラヴァネルは、ギ リシャ出身のユダヤ系スイス人で、ナチスの手を逃れ最終的にアメリカに亡命した指揮者。ユタ交響楽団の首席指揮者を30年以上務め、若手から育て上げ、 交響曲から古典、ロマン派、オペラなど幅広いレパートリーを持ち、チャイコフスキー、ブラームス、シベリウス、そしてマーラーの交響曲全集を録音、 アメリカの地方オーケストラにすぎなかった同楽団をアメリカのトップ・オーケストラに成長させた功績を持ちます。
彼の偉大なる功績に敬意を表し行われる今回のマーラー・チクルスの指揮をとるのは、ティエリー・フィッシャー。2009年からユタ交響楽団の音楽監 督に就任。日本では2008年から名フィルの常任指揮者として活躍しており評判を呼んでいます。ティエリー・フィッシャーは、ハンブルク州立歌劇場、チュー リッヒ歌劇場の首席フルート奏者としてキャリアをスタートさせ、30代から指揮者として活動しています。絶妙のバランス感覚を持ち、マーラー独特の和 声をしっかりと響かせ、細部まで磨かれた明瞭な流れを作り出しています。録音を担当するのはアメリカの高音質レーベルREFERNCE RECORDINGS のレコーディング・チーム。ユタ交響楽団の演奏技術、録音技術ともにレベル・アップした新時代のマーラー・チクルスの登場となります。 (Ki)

GRAND SLAM
GS-2174(1CD)
シューベルト:交響曲第8番「未完成」
ベートーヴェン:交響曲第7番*
ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕前奏曲#
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)VPO

録音:1950年1月19-21日、1950年1月18&19日*、1949年4月1-4日#/ウィーン・ムジークフェライン・ザール
使用音源:EMI(Japan) AXA-3060、AXA-3062*#(4トラック、19センチ、オープンリール・テープ)
録音方式:疑似ステレオ(録音セッション)
■制作者より  
フルトヴェングラー&VPOのオープンリール・テープ(4トラック、19センチ)復刻による疑似ステレオ版は、これまでベートーヴェンの交響曲第 1、3、4、5、6、9番を発売しました。残る第7番と、組み合わせに必要な曲目のテープがなかなか見つからず、中断したままになっていましたが、ようやく 準備が整いました。今回の音源は基本的にSP(78回転)であるため、他の疑似ステレオ版よりも原盤に起因するノイズが若干多めですが、その独特の 音は十分楽しんでいただけると思います。(平林直哉)


東武レコーディングズ
TBRCD-0056(4CD)
税込定価
<東京芸術劇場アーカイヴ・シリーズ> 「ベートーヴェン:交響曲選集」
(1)交響曲第1番、第2番
(2)交響曲第3番「英雄」
(3)交響曲第4番、第5番「運命」
(4)交響曲第7番
(5)交響曲第8番
有田正広(指)
クラシカル・プレイヤーズ東京

録音:2017年2月5日、(2)2009年6月12日、(3)2015年2月14日、(4)2009年3月28日、(5)2013年6月28日
何れも東京芸術劇場ライヴ・デジタル録音
このCDに収録されているベートーヴェンの交響曲の録音は、有田正広とクラシカル・プレイヤーズ東京が2009年3月の第7番から2017年3月の第1番・第2番までの7曲の交響曲の演奏の記録である。クラシカル・プレイヤーズ東京の前身となる東京バッハ・モーツァルト・オーケストラは1992年に結成された。このオーケストラはその名の通りバッハやモーツァルトの音楽を中心にバロックから古典派までの音楽を、指揮者を含むメンバー全員が、作曲されたその時代の楽器とその奏法、音楽に対する考え方までを吸収し消化した上で演奏することを念頭に組織された、画期的な、おそらく日本では初めてのオーケストラだった。指揮者の念頭には創立当時から音楽のレパートリーをさらに古典派の後期からロマン派、近代の音楽にまで広げていきたいという夢があったことだろう。しかし、これを実現するには、それぞれの時代と音楽に合った楽器とその奏法や音楽語法の習熟が必要である。バロック時代(バロック時代でさえ、場所と時期などによって様々な楽器とそのピッチ、奏法、音楽語法があるのだが)から古典派、ロマン派、近代と時代が進むにつれて、楽器(特に管楽器など)そのものがさらに多様化してきている。その中で常に問題となることの一つが音楽に合った楽器の手配とその奏法、そして様々な音楽語法の違いに対する柔軟性であり、このことは個々の奏者に負担をかけることになり、想像以上に時間がかかることは容易に想像がつくことである。過去、レコードが無かった時代やSP時代にはあまり考えられなかったことだが、演奏の記録がLPレコードからCDそしてその先まで進もうとしている現在、あまたの名指揮者がベートーヴェンの交響曲の全曲演奏と録音を行っている。その中でこの画期的ともいえる交響曲集が第6番「田園」と第9番「合唱付き」を含まないのははなはだ残念なことではあるし、指揮者の中では第6番の研究はすでに始められていたという。しかし、演奏上の様々な問題を解決するには未だ時間を要すること、また第9番については、オラトリオ形式となる第4楽章の演奏上の問題が残されていることから、オーケストラが終止符をうつこの時点で一度記録としてまとめておくことは大きな意義を持っているといえよう。<小川恒行氏のライナーノートより>
東武レコーディングズ
TBRCD-0047(1CD)
税込定価
<東京芸術劇場アーカイヴ・シリーズ>
メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」(1834 年版)*
序曲「ヘブリディーズ諸島(フィンガルの洞窟)」(ローマ版第2稿)
交響曲第3番「スコットランド」(1842 年稿)
有田正広(指)
クラシカル・プレイヤーズ東京

録音:2015 年7 月12 日*、2016 年2 月6 日、何れも東京芸術劇場ライヴ・デジタル録音
日本の古楽界をリードするフルート奏者有田正広は、国内外の数々のコンクールで輝かしい受賞歴を持ち、クイケン兄弟やトレヴァー・ピノックなど世界的なアーティストともしばしば共演。2009年4月には、ロマン派までをレパートリーとする日本初のオリジナル楽器によるオーケストラ「クラシカル・プレイヤーズ東京(CPT)」を結成。このCDは彼らの最新ライヴ録音である。メンデルスゾーンの作品は、2009年にテーマ・カタログが刊行され、ようやくその作品の全体像が明らかにされた。また、作品の研究も進み、いくつかの出版社からは信頼の置ける楽譜の出版も行われるようになり、その成果として「ヴァイオリン協奏曲ホ短調作品64」の初期稿なども出版され、演奏もされるようになってきている。このCDに収録された交響曲第4番イ長調「イタリア」、序曲「ヘブリディーズ諸島(フィンガルの洞窟)」、交響曲第3番イ短調「スコットランド」の3曲についても同様に、新しい研究成果に基づいた楽譜を使用している。また、本格的なピリオド楽器でメンデルスゾーンの管弦楽曲を演奏する試みは、CDの録音で見る限り1988年ごろから始まったようである。日本でも2000年以降にごくわずかに録音されたものがあるとはいえ、まだ本格的な状況には至っていない現在、有田=CPTによるメンデルスゾーンの演奏は画期的と言えるだろう。※版についてはライナー・ノートに小川恒行氏の詳細な解説がございます。


BERLINER PHILHARMONIKER
KKC-5823(5SACD)
日本語帯・解説付
税込定価
シベリウス:交響曲全集(全7曲) サー・サイモン・ラトル(指)BPO

録音:2014年12月18-20日(5番) 2015年1月28日〜2月6日(1〜4番) 2015年2月7〜9日(5〜7番)
録音場所:フィルハーモニー、ベルリン
[24bit/192kHz録音]
DSDマスタリング:オプティマル・メディア
「ベルリン・フィル・レコーディングス」からサー・サイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団によるシベリウス交響曲全集のSACD Hybrid盤が発売されます。 ラトルは1981〜1987年にかけてバーミンガム市交響楽団とシベリウスの全集をレコーディングしており、今回が2度目の全集録音となります。ラト ルは子供の頃からイギリス人としてシベリウスに愛着があり、リバプール・フィルで指揮者としてデビューした際も、シベリウスの交響曲第5番を振ってお り、ラトルにとってシベリウスは特に思い入れのある作曲家のひとりであることがわかります。このベルリン・フィルとのシベリウス・チクルスは、2002 年 の首席指揮者就任からの希望であり、2015年シベリウス・イヤーにあわせて録音されました。

BR KLASSIK
BR-900147(1CD)
NX-B05
ブルックナー:交響曲第6番(ノヴァーク版) ベルナルド・ハイティンク(指)
バイエルン放送SO

録音:2017年5月4-5日 ライヴ
ブルックナーの中期の傑作とされていながらも、第5番や第7番に比べ、演奏機会があまり多くない第6番。 初演の記録でも「長すぎるため聴衆の理解が難しい」という理由で、1883年、1899年(マーラー指揮)の2回はどちら も短縮版が採用され、結局、完全版が演奏されたのはブルックナーの死後であり1901年になってからという不遇の作 品です。しかし、全曲を通じて魅力的な楽想に溢れており、特に第2楽章アダージョの深淵さは後期のブルックナー作品 を予見させるほどの美しさを有しています。 この曲を知り尽くしているハイティンクの演奏は、第1楽章はゆったりとしたテンポで“崇高さ”を際立たせ、第2楽章、第3 楽章は比較的早めのテンポでまとまりをもたせ、勇壮なファンファーレが聴きどころとなる終楽章で全曲を見事にまとめ上 げています。

Hyperion
CDA-68203(1CD)
ティペット:交響曲第1番
交響曲第2番
マーティン・ブラビンズ(指)
BBCスコティッシュSO

録音:2017年2月11日−12日、シティ・ホール(グラスゴー)
ブラビンズのティペットといえば、スティーヴン・オズボーンが独奏を務めた「ピアノ協奏曲(CDA-67461/2)」が、グラモフォン賞とBBCミュージック・マガジン賞にノミネートし、ディアパゾン・ドール受賞など各誌で絶賛され、2017年5月の来日公演でも同曲が披露されました。2016/17シーズンのプログラムとしても演奏され既にイギリスで話題を呼んでいる、ブラビンズ&BBCスコティッシュSOによるティペットの交響曲集。熟練コンビによるティペットの新たな名盤として期待が高まります。イギリス音楽ファン、レア交響曲ファンも要注目!


Altus
ALT-374(2CD)
メンデルスゾーン:序曲『フィンガルの洞窟』
シューベルト:交響曲第5番 変ロ長調 D.485
ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 Op.68
ラドミル・エリシュカ(指)札幌SO

録音:2017年3月10・11日/札幌コンサートホールKitara(ライヴ)
※日本語帯・解説付
数々の名演を聴かせてきた札幌交響楽団と名誉指揮者ラドミル・エリシュカ。2017年3月にはブラームスの交響曲全曲演奏プロジェクトを完結させま した。最後に取り上げられたのは第1番。その特別な演奏会を収録したアルバムが発売されます。残念ではありますが、エリシュカは健康上の理由によ り2017年10月の札響の定期演奏会を最後の来日公演とする、という発表がなされています。しかしここに収められているのは若々しいエネルギーに満 ち溢れた圧倒的な名演。新鮮で透明、清冽なメンデルスゾーンとシューベルトを聴かせたのち、メインのブラームスではほとばしるような情熱と格調の高 さを兼ね備えた、スケールの大きな巨匠然とした音楽を構築してくれます。偉大なマエストロに感謝の意を込めつつ、じっくりと味わいたい感動的なディス クです。 エリシュカ/札響のブラームス・プロジェクト、他の番号はそれぞれALT-304(第3番)、ALT-319(第2番)、ALT-330(第4番)で発売されており、 いずれも大変高い評価を得ています。 (Ki)

Avie
SFS-0071(2SACD)
シューマン:交響曲全集
交響曲第1番変ロ長調 Op.38《春》
交響曲第2番ハ長調 Op.61
交響曲第3番変ホ長調 Op.97《ライン》
交響曲第4番ニ短調 Op.120
マイケル・ティルソン・トーマス(指)
サンフランシスコSO

※録音(ライヴ):2015年11月19日−22日(第1番)、2016年3月30日−4月2日(第2番)、2015年11月13日−15日(第3番)、2016年5月19日−22日(第4番)、デイヴィス・シンフォニー・ホール(サンフランシスコ、アメリカ)
※ハードカバー仕様/84ページブックレット
1995年から20年以上の長きに渡り音楽監督を務めるマイケル・ティルソン・トーマス(MTT)と、アメリカ西海岸の名門オーケストラ、サンフランシスコ交響楽団(SFS)のゴールデンコンビ。
幾度となくグラミー賞に輝くなど、演奏、録音の両面が世界各国で絶大な評価を受け続けている自主レーベル「SFS-Media」からのMTT&SFSの最新作は、本拠地デイヴィス・シンフォニー・ホールで2015年から16年にかけて演奏された『ロベルト・シューマンの交響曲全集』のライヴ・レコーディング!
このMTT&SFSのシューマン・チクルスは、現地メディアのサンフランシスコ・クロニクル紙で「すばらしい以外のなにものでもない」と大絶賛されたコンサートであり、高音質で定評のある「SFS-Media」からリリースされる全集録音への期待は高まるばかり。
大成功を収めた「マーラー・プロジェクト」に続くMTT&SFSの新たな代表作の誕生です!

PRAGA
PRD-250383(1CD)
ビゼー:管弦楽曲集
(1)交響曲ハ長調
(2)組曲「ローマ」(全4曲)
(3)子供の遊び(全5曲)
ズデニェク・コシュラー(指)チェコPO(1)(3)
ファート・マンスーロフ(指)モスクワRSO(2)

録音:1986年11月プラハ(1)(3)、1961年10月5日(2)、1967年1月日(3)/モスクワ(ライヴ)(2)
ビゼーのオーケストラ曲は、ロッシーニやモーツァルトのように活き活きしてメロディも魅力的ですが、演奏が非常に難しいことで知られています。ここでは チェコ・フィルの妙技に浸ることができます。

Goodies
78CDR-3703(1CDR)
シューベルト:交響曲第8番「未完成」 エドゥアルト・メーリケ(指)
ベルリン・オペラハウスO

英 PARLOPHONE E10052/54
1921年10月22日ベルリン録音(機械式録音)
この名曲の世界初の全曲録音。指揮者のエドゥアルト・メーリケ(1877-1929)は シュトゥットガルト生まれ。ピアニスト、作曲家としても活躍した。1912年-24 年までベルリン・ドイツ・オペラの指揮者ををつとめた。この録音はその頃の もの。1919年からレコード会社PARLOPHONE/ODEONに録音を始め数多くのレコー ドを残した。1922年と1923年にはワグナーの楽劇&オペラの北米引っ越し公演 をしている。1924-29年にはドレスデン・フィルの音楽監督をつとめた。1929年 に52歳で没した。「未完成交響曲」の最初の録音は1911年4月吹き込み、アメリ カCOLUMBIAのPrince's Symphony Orchestra によるSP盤2面に収めた抜粋版 だった。それから10年後の1921年にやっとこのSP盤6面の全曲版が登場した。 その間に5種の抜粋盤が出た。ちなみに未完成交響曲の初演は1865年ウィーンで 行われた。(グッディーズ)

PRAGA
PRDDSD-350127
(1SACD)
限定盤
ベートーヴェン:序曲「レオノーレ」第3番
交響曲第7番イ長調Op.92*
交響曲第8番イ長調Op.93#
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)VPO

録音:1944年6月2日ウィーン・ムジークフェラインザール(ライヴ)、1950年6月18-19日ウィーンEMIスタジオ(セッション録音)*、1954年8月30日ザルツブルク(ライヴ)#
メジャーレーベルのPD(著作権消滅)名盤をリマスターし、目の覚めるような音の良さで注目されるシリーズ。フルトヴェン グラーの名盤SACD化第6弾はウィーン・フィルとのベートーヴェン。 交響曲第7番は、EMIの名盤中の名盤。宇野功芳氏によれば「スタジオ録音だが、フルトヴェングラー節が強く現れている」、「第1楽章冒頭の凄まじい音、こ れこそ電気に触れるようなショックである」とされます。その後も大絶賛で、フィナーレも「嵐のような感動的な表現である」と続きます。また第8番は、ブック レットに「1954年8月8日ザルツブルク・ライヴ」とありますが、1954年8月30日の間違いと思われます。「最晩年の透明度を獲得」「フルトヴェングラーの第8 の代表盤といえよう」と激賞。それがSACDリマスタリングにより生々しく蘇りました。ファン必携の一枚と申せましょう。 (Ki)
PRAGA
PRDDSD-350130
(1SACD)
限定盤
ブルックナー:交響曲第4番(改訂版)
ワーグナー:楽劇「パルジファル」〜聖金曜日の音楽*
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
VPO、BPO*

録音:1951年10月22日シュトゥットガルト(ライヴ)、1951年4月25日カイロ(ライヴ)*
ジャーレーベルのPD(著作権消滅)名盤をリマスターし、目の覚めるような音の良さで注目されるシリーズ。フルトヴェン グラーの名盤SACD化第6弾はウィーン・フィルとのブルックナーの4番。 ウィーン・フィルとのブルックナーの4番は、いわずと知れたDGの名盤。宇野功芳氏によれば、DG盤は不安定な冒頭のホルンを他の音源に差替えているそ うですが、この盤はオリジナルのまま。非常に貴重な音源と申せましょう。 「パルジファル」の「聖金曜日の音楽」はエジプト公演。宇野氏は「温かい人間的な雰囲気が聴く者の心をとらえてやまない」と評しています。

Arte dellarco Japan
ADJ-056(1CD)
日本語帯・解説付
OLC第34回定期演奏会
モーツァルト:交響曲第28番 ハ長調 K.200
 ピアノ協奏曲第19番 ヘ長 K.459
ハイドン:交響曲第74番 変ホ長調 Hob.I-74
鈴木秀美(指)
オーケストラ・リベラ・クラシカ
上尾直毅(フォルテピアノ独奏)

ライヴ録音:2014年10月18日/上野学園石橋メモリアルホール
鈴木秀美率いるオーケストラ・リベラ・クラシカ(OLC)、期待の最新アルバムは第34回定期演奏会のライヴ録音で、モーツァルトの交響曲第28番、 ハイドンの交響曲第74番、そして上尾直毅を独奏にむかえたモーツァルトのピアノ協奏曲第19番が収録されております。 「上尾直毅とOLCが再び繰り広げる絶妙な世界!あまり演奏されないモーツァルト、ハイドンの中期作品と共に、オリジナル楽器の響きが作品の明確 な音像とこの上ない味わいを与える」(鈴木秀美)
■上尾直毅(フォルテピアノ)
東京藝術大学音楽学部器楽科ピアノ専攻を卒後後、オランダに渡りチェンバロ、フォルテピアノを学び、それぞれソリストディプロマを得て卒業。チェンバ ロを鈴木雅明、渡邊順生、G.レオンハルト、A.アウテンボッシュの各氏、フォルテピアノをS.ホーホランド氏に師事。鍵盤楽器奏者としてのみならず古 楽バグパイプや18世紀フランス宮廷バグパイプ「ミュゼット」の研究演奏家としても知られている。桐朋学園大学音楽学部講師。

GRAND SLAM
GS-2173(1CD)
ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調(原典版) ブルーノ・ワルター(指)コロンビアSO

録音:1961年3月11、13、19、22、27日/アメリカン・リージョン・ホール(カリフォルニア)
使用音源:Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より  
この第7番は、宇野功芳著『名指揮者ワルターの名盤駄盤』(講談社+α文庫/絶版)によると、「ワルターのブルックナーの中では、出来が一番悪い」「根 本的な音楽性がブルックナーとは異質」とあります。むろん、これは従来の復刻盤によるコメントです。しかしながら、当復刻盤を一度聴けば、大半のワルター・ ファンはこれらと全く反対のことを思うはずです。とにかく、音楽が始まって10秒もしないうちに、誰もが別世界のような風景が眼前に現れのを認識する でしょう。空間的な広がりや瑞々しさは、とても1961年録音とは思えず、その温かく偉大な響きは神々しいとさえ言えます。あまりにも素晴らしくて、制 作者はこの「第7」を「世界最高のブルックナー」、「最も音の良いワルターのステレオ録音」と言い切ってしまいたいです。  解説書もまた、ワルター・ファンには驚きでしょう。ワルターが亡くなる約3ヶ月半前、ある日本人がワルター宅を訪れ、その時の印象を雑誌に寄稿し ています。分量はそれほど多くはありませんが、たいへんに貴重な文献です。また、この日本人が撮影したワルターの写真(カラー)も掲載していますが、 これは知り得る限りにおいて、ワルターの最後の写真のひとつだと思われます。(平林直哉)

オクタヴィア
OVCL-00637(1SACD)
2017年10月18日発売
ブルックナー:交響曲第5番 (ノーヴァク版) ジョナサン・ノット(指)
東京SO

録音:2017年5月20-21日神奈川・ミューザ川崎シンフォニーホール・てライヴ
ジョナサン・ノットと東京SOの第3弾はブルックナー交響曲第5番です。昨年リリースの交響曲第8番は高く評価され、マスコミ各誌で絶賛を浴びました。 ノットは、カトリック風とも教会的とも呼ばれる曲の特質をことさら強調することなく、むしろ真摯な姿勢によって、立体的で輝かしい音楽美を構築しています。弦は清澄な美しさを、管は壮麗な響きで指揮者に呼応し、全編がクライマックスを築く終楽章では、その圧倒的なサウンドが聴き手の耳を呪縛して離しません。現在、わが国で最も注目を集める熱きコンビの名演奏を、どうぞお楽しみください。(オクタヴィア)

MAGGIO LIVE
MAGGIO-019(1CD)
ベートーヴェン:合唱幻想曲ハ短調 Op.80
ブラームス:交響曲第4番ホ短調 Op.98*
アンドレア・ルケシーニ(P)
フランチェスカ・ロンガリ(S)
キアラ・モジーニ(S)
ジャダ・フラスコーニ(C.A)
マヌエル・アマーティ(T)
パトリック・カボンゴ・ムベンガ(T)、
リー・チャン・ヤング(Bs)
ファビオ・ルイージ(指)フィレンツェ五月音楽祭O&cho

録音:2017年2月25日オペラ・ディ・フィレンツェ、2011年12月28日*/オペラ・ディ・フィレンツェ
現在チューリッヒ歌劇場音楽総監督、メトロポリタン歌劇場首席指揮者、デンマーク国立SO首席指揮者を務めるファビオ・ルイージ、2018年からは フィレンツェ五月音楽祭歌劇場音楽監督に就任する発表がなされています。ルイージとフィレンツェ五月音楽祭歌劇場の初共演は1994年の『シモン・ボッカ ネグラ』、その後1997年には『アロルド』をレコーディング、2003年には『リゴレット』を上演しました。管弦楽の公演も行っており、2011年、2017年の録音 を収めたのが今回のアルバムです。 ブラームスの交響曲第4番はファビオ・ルイージの美質にマッチした作品と言え、情熱を秘めつつも端正なコントロールで美しく盛り上がります。ルイージ はこの曲を2017年4月のNHKSO定期公演でも取り上げていました。 『合唱幻想曲』でピアノを弾くアンドレア・ルケシーニはマリア・ティーポの弟子で、10代でディノ・チアーニ国際ピアノコンクールに優勝、幅広いレパート リーを持ち、作曲家のルチアーノ・ベリオとも交流が深かったピアニストです。 (Ki)

Capriccio
C-5320(3CD)
NX-C05
マルティヌー:交響曲全集
交響曲 第1番 H.289(1942)
交響曲 第2番 H.295(1943)
交響曲 第3番 H.299(1944)
交響曲 第4番 H.305(1945)
交響曲 第5番 H.310(1946)
交響曲 第6番「交響的幻想曲」H.343(1954)
コルネリウス・マイスター(指)
ウィーン放送SO

録音:2011-2017年ライ
スメタナ、ドヴォルザーク、ヤナーチェクが築いた「チェコ音楽の伝統」を継承しながら、フランス六人組やストラヴィンスキーの影響を 取り入れた広範囲なジャンルの作品を多数残した作曲家マルティヌー。交響曲は6曲残されており、第1番から第5番までは 1942年から1946年まで、毎年コンスタントに1曲ずつ作曲されていますが、第6番だけは作曲年代に7年のギャップがあり、内容 もかなり異なっています。端正な筆致で描かれた正統派の交響曲である「第1番」、室内楽的な響きを持つ「第2番」、悪化する 戦況を反映した悲痛な「第3番」、戦争終結の喜びが感じられる「第4番」、チャイコフスキーの引用もある「第5番」、自身が「交 響的幻想曲」と名付けた「第6番」と、多彩な表現で描かれており、マルティヌーが生きた時代を反映させた名作揃いです。

TRITO
TD-0113(1CD)
シューマン:交響曲第1番変ロ長調「春」Op.38
交響曲第4番ニ短調 Op.120
カダケスO
ジャナンドレア・ノセダ(指)

録音:2016年3月31日、ライヴ、アウディトリオ、サラゴサ、スペイン
ジャナンドレア・ノセダ&カダケス管弦楽団によるシューマン交響曲全集完結。1988年、バルセロナ近郊の町カダケスで開かれる音楽祭のために創設されたカダケス管弦楽団は、スペイン国内の主要オーケストラのコンサートマスターや首席奏者、またヨーロッパ各国の著名なオーケストラで活躍する奏者たちによって構成されるオーケストラ。ジャナンドレア・ノセダ(1964年ミラノ生まれ)は同楽団が開催するカダケス国際指揮者コンクールの第1回(1994年)優勝者で、直後に首席指揮者に就任し現在に至っています。その後のノセダの快進撃は周知のとおり。


Altus
TALT-030(1CD)
フルトヴェングラー、「第九」を語る
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」
エリーザベト・シュヴァルツコップ(S)
エルザ・カヴェルティ(A)
エルンスト・ヘフリガー(T)
オットー・エーデルマン(Bs)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
フィルハーモニアO
ルツェルン音楽祭cho

録音:1954年8月22日/ルツェルン音楽祭におけるライヴ(モノラル)
ALTUSレーベルのTAHRA復刻シリーズに真打登場!フルトヴェングラーにとって生涯最後の『第九』公演であり、演奏・音質の上でも最高のものの ひとつとされている「ルツェルンの第九」ライヴ録音が新リマスタリングで復刻されます。フルトヴェングラーの未亡人から許諾を得て正規盤として発売さ れたTAHARA盤はこの壮大無比な演奏を世に知らしめた最初の1枚。のちにAUDITEからも復刻盤が出て話題になりましたが、ふたつのレーベルの個 性はまるで違うものでした。美しく整った透明感ある音が魅力のAUDITE盤に対し、TAHRA盤はなまなましく野太い音を特徴としており、どろどろとし た凄味すらあります。リマスタリングによりその特徴はさらに鮮烈なものとなりました。ある意味フルトヴェングラー・ファンにとってはこれこそが真のフル トヴェングラー、というイメージを呼び覚ますものかと思います。またTAHRA盤にはフルトヴェングラー本人が『第九』を語る肉声が入っており、これ は他のレーベルでは聴けない大変貴重なもの。国内プレスならではの特典として、解説書にはこの語りの日本語訳も掲載しています。 語り尽くされた感がありますが、畏怖すら感じるこの巨大なスケール、やはりとてつもない演奏です。第1楽章冒頭の霞がかった響き、やわらかい木管 と鋭い弦のアタックの強烈な対比、厳しくも広がりのあるティンパニ、伸縮自在のテンポ、すべてがフルトヴェングラーのコントロール下にあり、その得体 の知れぬカリスマ性でもって、一瞬にして我々を音楽に引きずり込みます。観念的に迫ってくる第2楽章のスケルツォも音楽に押し潰されそうで壮絶。ぐっ とテンポを落とした第3楽章では、永遠を称えるような息の長い滔々とした歌が一瞬たりとも弛緩することなく続いていきます。そしてこの世の果てまで 光を照らさんばかりのフィナーレの合唱。もはや神懸かっているとしか言いようがありません。人類の奏でる『第九』演奏の究極です。 (Ki)


RCO Live
RCO-17003(2SACD)
RCO-17108(Bluray)
RCO-17109(DVD)
マーラー:交響曲第2番「復活」 [SACD]ロイヤル・コンセルトヘボウO
ダニエレ・ガッティ(指)
チェン・レイス(S)
カレン・カーギル(Ms)
オランダ放送cho
録音:2016 年9月14-16日、コンセルトヘボウ・アムステルダム(ライヴ)

[Blu-ray・DVD] ロイヤル・コンセルトヘボウO
ダニエレ・ガッティ(指)
アンネッテ・ダッシュ(S)
カレン・カーギル(Ms)
オランダ放送cho

収録:2016 年9月18日、コンセルトヘボウ・アムステルダム(ライヴ)
◆Bluray
画面:16:9 1080p24
音声:DTS-HD MA 2.0(192kHz/24bit)
DTS-HD MA 5.0(96kHz/24bit)
Auro-3D 9.0 (96kHz/24bit)
DD2.0 (48kHz/16bit)、88’25
◆DVD
画面:16:9 NTSC
音声:LPCM 2.0,DD5.0、88’25
2016年、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の第7代目首席指揮者に就任したダニエレ・ガッティ。2017年11月には就任後初の来日公演が予定され、 今最も注目されるコンビといえるでしょう。 今回の新譜は、2016/17シーズンの幕開けとなった2016年9月に行われたライヴをSACD Hybrid盤とブルーレイ、DVDの映像でリリース。プログ ラムは、新・首席指揮者ダニエレ・ガッティの本格始動となったマーラーの交響曲第2番です。マーラー自身が指揮をし、深い関係にあったコンセルトヘ ボウ管弦楽団にはマーラー演奏の特別な伝統があり、それを最初のシーズンのプログラムに持ってきたガッティの自信がうかがえます。マーラーの2番の 交響曲はRCO liveレーベルから、ヤンソンス(2009年録音/RCO.10102)のディスクが発売されています。このヤンソンス盤は、マーラー作品の演 奏史に燦然と輝く名門RCOから極上の美観を引き出し高く評価されました。コンサートでは各国で精力的にマーラー作品を指揮するガッティですが、録 音ではロイヤル・フィルと第4番と第5番をCDリリースしています。濃密に細部を描きあげドラマティックな展開を志向するガッティのスタイルは、コン セルトヘボウ管弦楽団の豊かなサウンドに見事にマッチしています。 第4楽章は歌曲集「子供の不思議な角笛」の第7曲「原光」のアルトソロ、第5楽章のフィナーレにはフリードリヒ・クロプシュトック歌詞の賛歌「復活」 (マーラー加筆)が高らかに歌われます。SACD Hybrid盤では、イスラエル出身のソプラノ、チェン・レイスが、ブルーレイ、DVDの映像では、世界中 のマエストロから指名が絶えないドイツのソプラノ、アンネッテ・ダッシュと異なるキャスティングで楽しむことができます。 さらにブルーレイには、いま話題の次世代オーディオ・フォーマットのAuro-3Dが収録されています。Auro-3Dは、2010年にベルギーで設立された AURO TECHNOLOGIESによって開発された技術。ノルウェーの高音質レーベル2Lのディスクには数年前から収録されています。Auro-3Dは、従 来のサラウンドフォーマットと同じく各チャンネルで “立体音響” を実現します。フロントスピーカー2chとリアスピーカー2chそれぞれの上部に、合計 4ch分のハイトスピーカーを足した9.0chを可能としています。この最新技術によって、世界最高峰の響きを誇るアムステルダムのコンセルトヘボウの極 上の音質をご自宅で再現することができます。(* Auro-3D対応の再生機器をご利用ください)


Global Culture Agency
GCAC-1014(2XRCD)
モントゥー・コンダクツ・チャイコフスキー
幻想序曲『ロミオとジュリエット』
ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 Op.23
交響曲第5番ホ短調 Op.64
ピエール・モントゥー(指)LSO
ジョン・オグドン(P)

録音:1963年5月31日/ウィーン、コンツェルトハウス(ライヴ、ステレオ)

国内プレス、日本語帯・解説・対訳付
モントゥー最晩年、死の年の前年に行われたライヴを収録したアルバムです。Vanguard Classic提供の公式音源に名エンジニア杉本一家氏がリマスター を施し、通常CDプレーヤーで再生可能な高音質フォーマットであるXRCDとして丁寧に仕上げました。初出時、その大変良好な音質で話題となった有名な ステレオ録音の名演が、さらに素晴らしい音質に生まれ変わりました。 ピエール・モントゥー(1875-1964)は若いころブラームスの弦楽四重奏曲を作曲家本人の前で演奏したことでも有名な音楽家です。その後指揮者とし て、ディアギレフでおなじみのロシア・バレエ団での活躍を皮切りに、アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団、ボストン交響楽団、パリ交響楽団など各国の オケを指揮。古典的レパートリーに加え、『ダフニスとクロエ』『春の祭典』やプロコフィエフの交響曲第3番といった20世紀の大曲の初演も手掛けています。 晩年(1961年以降)はロンドン交響楽団の首席指揮者のポストにつき、1963年には同オケと共に来日しました。 チャイコフスキーが亡くなったとき、モントゥーは18歳でした。自らが年齢を重ねたのち、同じ時代を生きた音楽家として奏でるチャイコフスキーはやはり 格別のものが感じられます。高い集中力と自然な息遣いが特徴で、誇張の無いバランス感覚が素晴らしい、説得力抜群の名演奏。モントゥー唯一の録音であ るピアノ協奏曲第1番では、この演奏会の前年(1962年)に第2回チャイコフスキー・コンクールでアシュケナージと1位を分け合い英国屈指の名手として名 を挙げたオグドンと共演しています。 (Ki)

LAWO Classics
LWC-1139(1CD)
スクリャービン:交響曲第2番ハ短調 Op.29
ピアノ協奏曲嬰ヘ短調 Op.20*
ワシリー・ペトレンコ(指)オスロPO、
キリル・ゲルシュタイン(P)*
「交響曲第2番」から遡ること数年、1896年から97年にかけて作曲された「ピアノ協奏曲」でソリストを務めるのはキリル・ゲルシュタイン。
アメリカでジャズを学び、その後、クラシックの世界へ舞い戻ったという経歴を持ち、その圧巻の実力で欧米の楽壇を沸かせ続けているロシアの鬼才と、ペトレンコ&オスロ・フィルとの共演に期待が高まります。

ALTO
ALC-1353(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」+
交響曲第8番ヘ長調 Op.93*
ウィン・モリス(指)LSO

録音:1988年8月*、10月+、ライヴ、ワトフォード・タウン・ホール、ワトフォード、イギリス
原盤:IMP
ライセンサー:LSO Live Ltd

CPO
CPO-555137(2CD)
NX-D01
カール・フリードリヒ・アーベル:交響曲集
交響曲 変ロ長調 Op.1-1 WK 1
交響曲 ハ長調 Op.1-2 WK 2
交響曲 ニ長調 Op.1-3 WK 3
交響曲 変ホ長調 Op.1-4 WK 4
交響曲 ヘ長調 Op.1-5 WK 5
交響曲 ト長調 Op.1-6 WK 6
交響曲 ニ長調 Op.4-1 WK 7
交響曲 変ロ長調 Op.4-2 WK 8
交響曲 変ホ長調 Op.4-3 WK 9
交響曲 ハ長調 Op.4-4 WK 10
交響曲 ト長調 Op.4-5 WK 11
交響曲 ニ長調 Op.4-6 WK 12
ミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンズ(指)
ケルン・アカデミー
18世紀に一度は衰退した楽器、ヴィオラ・ダ・ガンバにおける音楽史上最高の演奏家とされるカール・フリードリヒ・アーベル。当時 開発されたばかりの楽器の演奏も難なくこなし、イングランドではバッハの息子、ヨハン・クリスティアンと当地初の「予約制定期演 奏会」を開催し、自身の作品の他、この時代に作曲された他の作曲家の作品の人気普及にも一役買いました。アーベルの作品 はコンパクトな形式と洗練された様式を持っていたため、8歳のモーツァルトがロンドンで彼の作品(作品番号7 第6曲)を筆写した スコアは、長らくモーツァルト作品として信じられていたほどです。この2枚組にはアーベルの作品番号1と4の交響曲を収録。どれも 3楽章形式で書かれ、1セットは6曲となる規則正しい曲集ですが、作品の表情は様々で、第2楽章の美しさは格別です。
CPO
CPO-555110(1CD)
NX-B10
ゲオルグ・シューマン(1866-1952):作品集
交響曲 ヘ短調 Op.42
ドラマのための序曲 Op.45
序曲「人生の喜び」Op.54
ジェームズ・フェデック(指)
ベルリン=ドイツSO
ライプツィヒ音楽院でピアノと作曲を学び、1900年からベルリンのジングアカデミーの監督を務めるとともに、プロイセン芸術アカデ ミーの教員として後進を指導、ベルリン音楽界の発展に寄与したゲオルグ・シューマン。彼の弟子の中には信時潔や諸井三郎が いるなど、日本の近代音楽にも大きな影響を与えた人として知られています。作曲家としてのシューマンの作風は後期ロマン派に 属したもので、雄大な旋律を歌い上げる重厚なハーモニーが魅力的です。序曲「人生の喜び」の晴れやかな明るさも印象的。
CPO
CPO-555047(1CD)
NX-B10
メンデルスゾーン:弦楽のためのシンフォニア集 第2集
シンフォニア 第7番 ニ短調
シンフォニア 第7番(第4楽章の断片:第1稿)
シンフォニア 第10番 ロ短調
シンフォニア 第13番からの楽章
シンフォニア 第12番 ト短調
ミヒ・ガイッグ(指)
オルフェオ・バロックO
12歳から14歳、少年時代のメンデルスゾーンが作曲した一連のシンフォニア集。バッハの息子たち、W.F.バッハやC.P.E.バッハを はじめ、ハイドン、モーツァルトの影響を受けつつ、自身の作風を確立するための「習作」と見做されていますが、瑞々しい感性によ る美しい旋律に満ちた音楽は、後のメンデルスゾーンの華麗で流麗な作品を思わせる独創的な味わいも持っています。第1集 (777949)が好評を博したミヒ・ガイッグとオルフェオ・バロックOによるこの第2集には、第7番:第4楽章の第1稿断片も 収録されており、資料的価値の高いものです。

Helicon
HEL-029680(2CD)
マーラー:交響曲第3番ニ短調 ズービン・メータ(指)
イスラエルPO
藤村美穂子(Ms)
ガリー・ベルティーニ・イスラエルcho
エルサレム音楽舞踊アカデミー・ジョシュア・トゥットナウアー・アンコールcho

録音:2016年7月14日、チャールズ・ブロンフマン・オーディトリウム(テル=アヴィヴ)
メータ&イスラエル・フィルによるマーラーの第3番の登場。独唱は藤村美穂子という強力布陣です。全篇を通してイスラエル・フィルの美しい弦楽器 がまず絶品。そして管楽器も要所要所で主題をきわめて印象的に、時に神々しく、時に不吉に響かせます。藤村の迫真の歌唱は圧巻。独唱と器楽のかけ あいも強烈なインパクトです。終楽章で次々とたたみかける弦も、美しいハーモニーにおぼれることなく、歌います。幕切れまで、メータの見事な統率に 圧倒される第3番となっております。 これまでにメータはマーラーの第3番を、ロスアンジェルス・フィル(1978年/98’ 30”)、イスラエル・フィル(1992年/94’ 18”)、バイエルン 国立管弦楽団(2004年/94’ 24”)と録音しておりますが、このたび4回目、そして手兵イスラエル・フィルとは2回目の録音となります。今回は89’ 37” という演奏時間となっており、メータの本作品についての、また新しい解釈を聴くことができます。 (Ki)

Pentatone
PTC-5186250(2SACD)
ベートーヴェン:交響曲集
交響曲第6番 ヘ長調 Op.68「田園」
交響曲第7番 イ長調 Op.92*
交響曲第8番 ヘ長調 Op.93#
ラファエル・クーベリック(指)
パリO、VPO*、
クリーヴランドO#

録音:1973年1月サル・ワグラム(パリ)、
1974年9月ムジークフェラインザール(ウィーン)*
1975年3月セヴェランス・ホール(クリーヴランド)#
リマスタリング:ポリヒムニア・インター ナショナル
チェコが生んだ巨匠ラファエル・クーベリック(1914-1996)が1971年から75年にかけて録音したベートーヴェンの交響 曲全集。全9作品を、それぞれオーケストラを変えて録音したユニークな企画としても有名です。当ディスクには交響曲第6番(パリ管/1973年録音)、 第7番(ウィーン・フィル/1974年録音)、そして第8番(クリーヴランド管/1975年録音)を収録。PENTATONEのリマスタリング・シリーズか らの注目のリリースです!
パリ管を振った「田園」は、フランスのオーケストラらしくおしゃれな雰囲気に加えて色彩感の豊かさを感じられる音色が最大の魅力と言え、旋律の美 しさを際立たせた演奏です。第1楽章の呈示部反復は行わず、第3楽章の通常反復のみ実施しております。第7番はウィーン・フィルとの共演。ムジークフェ ラインザールに響き渡る美しい響きを味わえる雄大な演奏です。両端楽章の呈示部反復は行わず第3楽章の通常反復のみ実施しております。そしてクリー ヴランド管と共演した第8番は、軽快なリズムが立体的に聴こえる秀演。弦楽セクション、木管、金管、そしてティンパニがひとつのハーモニーにとけ込 むような演奏を聴かせてくれます。第1楽章の呈示部反復と第3楽章の主部反復を実施し、第4楽章の呈示部反復は省略しております。
今回のリマスタリングもオランダのポリヒムニア・インターナショナル(1998年にフィリップス・クラシックスの技術チームが独立して立ち上げた会 社)が担当。オリジナル・マスターテープからの丁寧な復刻で見事なサウンドでよみがえりました。なお、当録音はすべて両翼型配置での演奏ということ もあり、立体的な響きをご堪能いただきます。クーベリックによるベートーヴェンの交響曲第1&4番(PTC 5186248)、第2&5番「運命」(PTC 5186249)とあわせてお楽しみください。 (Ki)

Profil
PH-17057(1CD)
ブラームス:交響曲第2番ニ長調Op.73
ハイドンの主題による変奏曲Op.56a
ユッカ=ペッカ・サラステ(指)
ケルンWDR響

録音:2017年7月11-15日/ケルン・フィルハーモニー(ライヴ)
交響曲第1&3番(PH 13028)に続く、サラステ&ケルンWDR響による待望のブラームス第2弾。今回は第2番と「ハイドンの主題による変奏曲」。サラステ はブラームスに熱意を示し、協奏曲を含むオーケストラ曲を連続でとりあげて注目されていますが、今回の2曲は今年2017年夏のコンサート・ライヴで、練り 上げられた解釈と説得力に驚かされます。
基本的には奇を衒わぬ正攻法の演奏で、やや速めのテンポと切れ味の良さが、ブラームスならではの厚い音から涼しげな風を通すような快演をなっていま す。「ハイドンの主題による変奏曲」も推進力に満ちていてあっという間に聴かせてしまいます。サラステの円熟ぶりが存分に示されたアルバムです。 (Ki)

RUBICON
RUBICON-1009(1CD)
ショスタコーヴィチ(バルシャイ編):室内交響曲ハ短調Op.110a
R・シュトラウス:メタモルフォーゼン
エマニュエル・ルドゥック=バローム(指)
バルティックCO

録音:2016年3月/聖カテリーナ教会(ペテルブルグ)
サンクトペテルブルグ・フィルの弦楽セクションで結成されたバルティック室内管弦楽団。あの超絶オケの弦による室内管弦楽を楽しめる超豪華アンサン ブルです。指揮のエマニュエル・ルドゥック=バロームはフランス人。リヨンとジュネーヴで学んだ後、ペテルブルグ音楽院へ留学し、マリス・ヤンソンスとイリ ヤ・ムーシンに師事した俊英。ロシアの主要オーケストラへの客演をはじめ、2014年8月からはサラトフ・アカデミー交響楽団の首席指揮者を務めています。 バルシャイが弦楽オーケストラ用に編曲したショスタコーヴィチの「室内交響曲」の原曲・弦楽四重奏曲第8番は表向き「ドレスデンの戦禍に心を痛め」、リ ヒャルト・シュトラウスの「メタモルフォーゼン」は第2次世界大戦末期に「失われたミュンヘン」のために作曲されたといわれます。弦の機能を究極まで追求し ながら、歴史の暗部を描いた2篇をじっくり味わえます。 (Ki)


Relief
CR-991078(1CD)
ショスタコーヴィチ:交響曲第4番ハ短調Op.43 ウラジーミル・フェドセーエフ(指)
チャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラ(旧モスクワ放送響)

録音:2004年12月6日/モスクワ音楽院大ホール(ライヴ)
音の非常に多いフェドセーエフですが、意外にもショスタコーヴィチは交響曲第5番を除くとほとんどない状態でした。Reliefレーベルはライヴ音源に よるフェドセーエフのショスタコーヴィチ交響曲を整備し、第1、3、7、8、10、13番をすでにリリースしています。今回待望の第4番が登場となります。歌劇「ム ツェンスクのマクベス夫人」やバレエ「明るい小川」が激しく批判されていた1935-6年の作で、ショスタコーヴィチの交響曲のなかでもとりわけ尖った内容で 知られる問題作。
60分を超える演奏時間、器楽だけで130人以上の奏者を要するマーラーばりの大作で、しばしば驚くべき音圧で襲いかかります。音楽も悲壮的なシリアス さから軽妙でふざけているかのような部分まで、ショスタコーヴィチの素顔がすべて含まれており、彼の最高傑作とみなす向きも少なくありません。 フェドセーエフはチャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラ(旧モスクワ放送響)の能力を完全に活かし、ソ連の伝統の解釈を聞かせてくれます。巨大な 楽器編成と特異な内容うえあまり演奏されない不遇の傑作、新たな名盤が登場です。 (Ki)
Relief
CR-991082(1CD)
ショスタコーヴィチ:交響曲第15番イ長調Op.141
映画音楽「五日五夜」組曲Op.111
ウラジーミル・フェド セーエフ(指)
チャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラ(旧モスクワ放送響)

録音:2006年8月21-23日/モスクワ音楽院大ホール(ライヴ)
フェドセーエフは1996年に、ポニーキャニオンからショスタコーヴィチの交響曲第15番のCDをリリースしましたが、その10年後の2006年にモスクワで 行ったコンサートがCD化されました。ショスタコーヴィチ最後の交響曲で、最晩年の作品特有の一筋縄ではいかない謎めいた内容ですが、同じ時代を生き たフェドセーエフならではの解釈が興味津々です。さらに嬉しいのが1960年の映画「五日五夜」の音楽から「序奏」「廃墟のドレスデン」「ドレスデン解放」の 3曲が演奏されていること。彼はこの作曲のためにドレスデンを訪れ、名作弦楽四重奏曲第8番と並行して仕事したといわれます。「ドレスデン解放」にはベー トーヴェンの「喜びの歌」が現れますが、グロテスクに変形されていてショスタコーヴィチの屈折が感じられます。あまり聴く機会のないこ の 作 品 を 、フ ェ ド セーエフの演奏で味わえるのはファン狂喜と申せましょう。 (Ki)

IDIS
IDIS-6730(1CD)
ブラームス:交響曲第3番ヘ長調 Op.90
ハイドン:交響曲第94番ト長調『驚愕』*
ハンス・クナッパーツブッシュ(指)BPO

録音:1950年(放送録音)、1950年2月1日(ライヴ録音)*
「IDIS-6362」の品番でリリースされていた音源が、ジャケットと品番を新たに再発売されます。ここに収録されているブラームスの3番は知る人ぞ知 る超巨大演奏。出だしの3音がとんでもない重さで地の底から沸き起こる!クナッパーツブッシュの圧倒的なスケール感に度肝を抜かれます。もちろんハイ ドンもクナ節炸裂の重厚演奏です。 ※再発売に伴いまして同内容の「IDIS-6362」は廃盤となります。ご了承くださいませ。

CLAVES
50-1709(1CD)
マーラー:交響曲第4番(編曲:クラウス・ジーモンによる室内アンサンブル版)
アルトゥル・シュナーベル(1882-1951):歌曲Op.11&Op.14より「それから」Op.11-2、「マリアの歌」Op.11-4、「わが子よ、私はいくよ」Op.11-7、「夜景」Op.14-14、 「Heisst es viel dich bitten?」Op.14-16(編曲:グラツィエッラ・コントラットによる室内アンサンブル版)
ラヘル・ハルニッシュ(S)
グラツィエッラ・コントラット(指)、
ミューテン・アンサンブル・オーケストラ

録音:2016年7月/ブルネンホフ・ラジオスタジオ(チューリッヒ/スイス)
美声の持ち主であるソプラノ歌手、ラヘル・ハルニッシュが注目の新譜をリリース。収録作品はマーラーの交響曲第4番とシュナーベルの歌曲を室内ア ンサンブルによる伴奏で録音しました。作曲家、ピアニスト、指揮者として活躍のドイツのクラウス・ジーモンが編曲したマーラーの交響曲第4番は実演、録音でも高い評価を得ております。マー ラーの豊かな響きを室内アンサンブルで表現しているこの編曲では、マーラーの特質した美しい旋律を際立たせております。さらにピアノ、アコーディオン が加わることによりしっかりとした構築を示し、原曲の雄大な響きも堪能できます。透明度の高いこの名曲の新たな魅力を再発見できる編曲です! そして注目はアルトゥル・シュナーベル(1882-1951)の歌曲です。シュナーベルといえばピアノの名手と知られ、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全 集をはじめ数々の名録音を残してきました。ピアニストとしてだけでなく作曲家としてもその才を認められたシュナーベルは “創造するヴィルトゥーオソ” と して3つの交響曲、5つの弦楽四重奏曲、ピアノ協奏曲、ピアノのための7つの小品、そして歌曲などを残しました。ここに収録された歌曲からの抜粋で は当演奏の女流指揮者グラツィエッラ・コントラットによる編曲で、室内アンサンブルの伴奏でお楽しみいただけます。この歌曲集はシュナーベルの後の 伴侶となったテレーゼ・ベーアのために書かれており、そのどれもが美しい旋律を呈します。 (Ki)

Pentatone
PTC-5186249(1SACD)
ベートーヴェン:交響曲第2番 ニ長調 Op.36
交響曲第5番 ハ短調 Op.67「運命」*
ラファエル・クーベリック(指)
ロイヤル・コンセルトヘボウO、
ボストンSO*

録音:1974年2月コンセルトヘボウ(アムステルダム)
1973年11月ボストン・シンフォニー・ホール(ボストン)*
リマ スタリング:ポリヒムニア・インター ナショナ ル
チェコが生んだ巨匠ラファエル・クーベリック(1914-1996)が1971年から75年にかけて録音したベートーヴェンの交響 曲全集。全9作品を、それぞれオーケストラを変えて録音したユニークな企画としても有名な録音です。当ディスクには交響曲第2番(コンセルトヘボウ 管/1974年録音)と第5番(ボストン響/1973年録音)を収録。PENTATONEのリマスタリング・シリーズからの注目のリリースです!交響曲第2番ではクーベリックらしい快演を披露。情感豊かにして折り目正しい演奏は圧巻です。第1楽章の呈示部反復は実施した通常配置での録音 です。一方、第5番「運命」は全体的に遅めのテンポ設定の名演で、ボストン響らしい重厚感のある管楽器と豊かなアンサンブルが魅力です。なお、第 1楽章再現部のファゴットはホルンに改変しております。また、両端楽章の呈示部反復は実施をした通常配置での録音です。両オーケストラの特色を導き 出して演奏するクーベリックの確かな力量を再認識させられる名演を聴くことができます。
今回のリマスタリングもオランダのポリヒムニア・インターナショナル(1998年にフィリップス・クラシックスの技術チームが独立して立ち上げた会社) が担当。オリジナル・マスターテープからの丁寧な復刻で見事なサウンドでよみがえりました。クーベリックによるベートーヴェンの交響曲第1&4番(PTC 5186248)とあわせてお楽しみください。 (Ki)

GRAND SLAM
GS-2169(1CD)
フルトヴェングラー/フランクとシューマン
フランク:交響曲 ニ短調
シューマン:交響曲第1番「春」*
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)VPO

録音:1953年12月14日&15日ムジークフェラインザール(ウィーン)
1951年10月29日ドイツ博物館、コングレスザール(ミュンヘン)*
使用音源:Private archive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より
フランクは1953年、デッカによる録音セッションであり、シューマンは1951年のライヴです。ともに2トラック、38センチのオープンリール・テープよ り復刻、テープに記録された情報をくまなく再現しています。シューマンは実にしっかりした腰の強い音ですが、フランクの方は、モノラルとしては、これ 以上はあり得ないというレベルにまで達しています。また、解説書には「マルケヴィッチのフルトヴェングラー論」を掲載しています。ごく短い文章ですが、 フルトヴェングラーの生演奏を体験した人でなければ書けない内容です。(平林直哉)


SWR music
SWR-19043CD(8CD)
NX-F03
ブルックナ:交響曲選集
(1)交響曲 第2番 ハ短調(1877年版)
(2)交響曲 第3番 ニ短調(1888-1889年版)
(3)交響曲 第4番 変ホ長調(1878-1881年版)
(4)交響曲 第5番 変ロ長調(1878年版)
(5)交響曲 第6番 イ長調(1879-1881年版)
(6)交響曲 第7番 ホ長調(1881-1883年版)
(7)交響曲 第8番 ハ短調(1887-1890年版)
(8)交響曲 第9番 ニ短調(1894-1896年版)
ハンス・ロスバウト(指)
バーデン・バーデン南西ドイツRSO

録音:(1)1956年12月10-13日
(2)1960年12月17-22日
(3)1961年4月20日
(4)1962年5月24日
(5)1961年7月3日
(6)1957年12月30日
(7)1955年11月17日
(8)1959年2月25日
全てモノラル
このBOXは、ハンス・ロスバウトがバーデン・バーデン南西ドイツ放送交響楽団を率いて、南西ドイツ放送(SWR)に録音したブ ルックナーが全て収録されています。ハース版とノヴァーク版の違いも含め、作品の解釈について長年に渡り考察を重ねたというロス バウト、これらの演奏も納得の行く総譜を用いて行われたものです。 もともと現代音楽のスペシャリストとして、シュトックハウゼンやブーレーズ作品、シェーンベルクの《モーゼとアロン》などの演奏で高い 評価を得ていたロスバウトですが、同時にモーツァルトのオペラやワーグナー、マーラーなど古典派からロマン派の作品にも親和性が 高く、このブルックナーも、曲の細部に至るまで詳細な分析を行った上で、ブルックナーの和音やメロディ、曲の構造の特性を活かし たコントラストの強い演奏です。 SWR所蔵のオリジナル・テープからデジタル・リマスタリングを行っています。

Chandos
CHSA-5186(1SACD)
ヴォーン・ウィリアムズ: 「南極交響曲」(交響曲第7番)*
4つの最後の歌(オーケストレーション:アンソニー・ペイン
男声版世界初録音)**
ピアノ協奏曲(2台のピアノと管弦楽のための編曲:ヴォーン・ウィリアムズ&ジョセフ・クーパー)#
アンドルー・デイヴィス(指)
ベルゲンPO、
マリ・エリクスモーン(S)*、
ロデリック・ウィリアムズ(Br)**、
エレーヌ・メルシエ(P)#、
ルイ・ロルティ(P)#、
ベルゲン・フィルハーモニーcho*、
エドヴァルド・グリーグcho*

録音:2017年1月30日−2月2日、グリーグホール(ベルゲン、ノルウェー)
故リチャード・ヒコックスより"英国音楽の伝道師"としてのタクトを受け継ぎ、エルガー、ディーリアス、ホルスト、バックスなど英国音楽の新たな名録音を生み出してきた名匠、サー・アンドルー・デイヴィス。リチャード・ヒコックスが活動後期にスタートし、志半ばで未完となっていた交響曲チクルスを引き継いだアンドルー・デイヴィスは、2017年初頭に「交響曲第9番」をリリース。そして、この南極交響曲(交響曲第7番)の発売によって、ヒコックスから続くヴォーン・ウィリアムズの交響曲全9曲が完成となります!
映画「南極のスコット」のために作曲された音楽(プラハ映画祭で音楽賞受賞)から、演奏会用組曲ではなく「交響曲」へと生まれ変わった南極交響曲は、ソプラノ独唱と女声合唱を伴い、様々な打楽器やウィンドマシーンなども使われる雄大な交響曲。また、声楽とピアノのための作品から、エルガーの「交響曲第3番」の補完版などで知られるアンソニー・ペイン(b.1936)によってオーケストレーションが施された「4つの最後の歌」、作曲者自身とジョセフ・クーパーによって「2台ピアノ」のための協奏曲へとアレンジされたピアノ協奏曲(ソリストは、ロルティ&メルシエという豪華デュオ!)などの併録される作品にも注目!

Lyrita
Itter Broadcast Collection
REAM.1135(1CDR)
ジョージ・ロイド:交響曲第6番
交響曲第7番 「プロゼルピーヌ」*
エドワード・ダウンズ(指)
BBCノーザンSO

BBC放送日:1980年12月31日、1974年9月5日*
「Itter Broadcast Collection」は、リリタ(Lyrita)の創設者リチャード・イッターが所有していたBBCの放送録音を収録したテープ、アセテート盤からの復刻によるシリーズ。
療養のため故郷のイギリスからスイス、そしてアメリカへと渡ったジョージ・ロイド(1913−1998)は、苦難の人生を送りながらも作品を書き続け、その生涯で12曲の交響曲を生み出しています。ここでは、BBCノーザンSO(現BBCフィルハーモニック)の首席指揮者を務めていた名匠エドワード・ダウンズが振った交響曲第6番、ギリシャ神話の女神「プロゼルピーヌ(プロサーパイン)」の名が冠された交響曲第7番を収録。どちらも放送初演となったBBCの録音を優れた音質で復刻しています。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

Signum Classics
SIGCD-484(1CD)
ラフマニノフ:交響曲第1番ニ短調 Op.13 ウラディーミル・アシュケナージ(指)
フィルハーモニアO

※録音(ライヴ):2016年11月17日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ロンドン、イギリス)
桂冠指揮者として良好な関係を継続しているフィルハーモニアOとのプロジェクトとして、自身の指揮者としての代名詞でもあるラフマニノフの交響曲全集がスタート!アシュケナージは80年代にコンセルトヘボウOと、また21世紀に入ってからはシドニーSOと、いずれも名盤の誉れが高い全集録音を残しているだけでに、イギリスの名門オーケストラとのコンビによる"ラフマニノフ・チクルス"に懸かる期待は非常に大きい。ロイヤル・フェスティヴァル・ホールの聴衆を沸かせた「第1番」で、アシュケナージの新たなラフマニノフが堂々のスタートです!

Hyperion
CDA-68190(1CD)

ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲第2番 「ロンドン交響曲」(1920年版)
女声と小管弦楽のための 「サウンド・スリープ」**
声楽と小管弦楽のための 「オルフェウスと竪琴」#
ブラス・バンドのための変奏曲##
マーティン・ブラビンズ(指)BBC響
エリザベス・ワッツ(S)**,#、
メアリー・ベヴァン(S)**、
キティ・ホエートリー(Ms)**
ロイヤル・カレッジ・オヴ・ミュージック・ブラス・バンド##

録音:2016年11月16日−17日、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)
「ロンドン交響曲」の名前を持つヴォーン・ウィリアムズの交響曲第2番は、1913年に原典版が完成し1914年に初演、その後何度か改訂が重ねられています。ブラビンズが演奏するのは、1918年に改訂され1920年に最初に出版されたバージョンという珍しい版での録音です。
また、エリザベス・ワッツやメアリー・ベヴァンらが歌う声楽と小編成オーケストラのための小品、そしてブラス・バンド(軍楽隊)のために書かれた「変奏曲」など、ヴォーン・ウィリアムズの知られざる作品の収録もポイント。

ACCENTUS Music
ACC-80322CD(5CD)

KKC-5802(5CD)
日本語帯・解説付
税込定価
ベートーヴェン:交響曲全集
交響曲第1番ハ長調 Op.21
交響曲第2番ニ長調 Op.36
交響曲第3番変ホ長調 Op.55『英雄』
交響曲第4番変ロ長調 Op.60
交響曲第5番ハ短調 Op.67『運命』
交響曲第6番ヘ長調 Op.68『田園』
交響曲第7番イ長調 Op.92
交響曲第8番ヘ長調 Op.93
交響曲第9番ニ短調 Op.125『合唱』
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO
ヘルベルト・ブロムシュテット(指)
シモナ・シャトゥロヴァー(S)
藤村実穂子(A)
クリスチャン・エルスナー(T)
クリスチャン・ゲルハーヘル(Br)
MDR放送cho
ゲヴァントハウスcho
ゲヴァントハウス児童cho

録音:2014年5月(第8番)、2014年12月(第3番)、2015年5月(第7番)、2015年12月(第2&9番)、2016年5月(第6番)、2017年1月(第5番)、2017年3月(第1&4番)
録音場所:ゲヴァントハウス・コンサートホール(ライヴ)
ブロムシュテットによるベートーヴェンの交響曲全集が登場。オーケストラは、ブロムシュテットが1998年から2005年の7年間に渡ってシェフを務めた、 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団。現在も名誉指揮者として定期的に指揮台に立ち、絶大な信頼を獲得しています。ブロムシュテットは、2017年 7月に90歳の誕生日を迎え,ACCENTMUS MUSICは、これを記念して2014年から2017年の間に録音された同コンビによるベートーヴェン交響曲 全曲のCDセットをリリース,大巨匠の栄光を讃えます。 世界で最も古い伝統を誇る名門オーケストラ、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団は、これまでにコンヴィチュニー、マズア、シャイーなどとベートー ヴェン交響曲全集を残しており、それらも歴史に残る素晴らしいものでした。しかしブロムシュテットは同楽団の任期中にはベートーヴェンの録音しておらず、 今回待望の録音となりました。ブロムシュテット自身は、シュターツカペレ・ドレスデンと全集を録音しているので今回で2度目の全曲録音となります。ブ ロムシュテットの解釈は、ベートーヴェン自身のオリジナルのメトロノーム記号に従い、速めのテンポで運ぶ演奏は、年齢を感じさせない躍動感あふれるも の。そして同時に堅実な解釈、しなやかで瑞々しい音楽は、まさに円熟の極みと言えるでしょう。 (Ki)


ICA CLASSICS
ICAC-5142(2CD)
NX-C02
カラヤン〜1955-1956年秘蔵音源集
チャイコフスキー:交響曲 第4番
ラヴェル:スペイン狂詩曲#
モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」
 ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K488
 交響曲 第41番「ジュピター」
クララ・ハスキル(P)
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
フィルハーモニアO

録音:1955年5月1日*、1955年10月18日#、1956年2月6日  (全てモノラル)
全て初出音源!英国の録音史において貴重な役割を果たしたRichard Itter-リチャード・イッター(1928-2014)は、もともと録音に対して興味を抱いており、1951年に開設された英国の放送局“BBC Wrotham transmitter” の放送(1955年からはVHF/FM放送が開始された)を私的使用するためだけに、当時最高級の機材を用いて録音 していました。1952年から1996年まで、およそ1500点にのぼる放送録音は、貴重なコレクションとして現在も大切に 保存されています。 また、イッターは1959年にプライヴェート・レーベル「Lyrita Recorded Edition」を設立し、こちらは大手レーベル (HMV、Deccaなど)がリリースしなかったアイアランドやフィンジなど「英国の知られざる作曲家」を積極的に紹介し、 1960年代における彼らの作品普及に大きく貢献しています。1970年代になると、さらにバックス、モーラン、オルウィ ン、ブリッジ、ローストーン、ラブラなどの交響的作品や協奏曲の初演録音を追加、こちらの音源の多くは現在 “Nimbus Records”にライセンスされ、流通しています。 ICA CLASSICSは、BBCと12年間の交渉との末、ようやく契約がまとまり、イッターの膨大な録音の中から40タイトル をリリースします。これらは前述のとおり、これまでに市場に出たことのない貴重なものです。
第1弾はカラヤン/フィルハーモニア管との1955年から1956年までの録音アーカイヴ。 1948年にフィルハーモニア管弦楽団の首席指揮者に就任したカラヤンは、オーケストラの創設者であるウォルター・レッ グの下で多くの録音を残しています。しかし1955年にベルリン・フィル終身首席指揮者兼芸術総監督に就任したこと で、イギリスでの演奏が激減してしまいました。この2枚組にはチャイコフスキー、ラヴェル、モーツァルトの3人の作品が収 録されており、そのどれもが貴重な録音です。アメリカ・ツアー直前に録音されたチャイコフスキーは当時のカラヤンの溌剌 とした演奏であり、現在聴くことのできる1953年盤にも匹敵する美しさを有しています。レパートリーとしては録音の少な い「スペイン狂詩曲」も素晴らしい出来映えです。また、クララ・ハスキルとのモーツァルトでは協奏曲第20番の高潔な演 奏が知られていますが、珍しい第23番の演奏が残されていたのは驚きです。天真爛漫な第1楽章、第3楽章はもちろ んのこと、憂いに満ちた第2楽章が聴きどころであり、録音当時、違うレーベルに所属していながらも良好な関係を築い ていた2人による素晴らしい演奏です。 いずれも、これまで市場に出ることのなかった幻の録音です。


ORFEO DOR
C935171DR(1CD)
NX-B04
バイロイト音楽祭1963年/カール・ベーム
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S)
グレース・バンブリー(Ms)
ジェス・トーマス(T)
ジョージ・ロンドン(Bs)
カール・ベーム(指)
バイロイト祝祭O&cho

録音:1963年7月23日バイロイト祝祭劇場(モノラル)
ワーグナーの作品のみを上演する目的で建設された「バイロイト祝祭劇場」。しかし、ベートーヴェンの第九だけは、開幕記念コン サートでワーグナー自身が指揮したこともあり「特別な作品」とみなされ、音楽祭の節目の年に時折演奏されます。戦争による中 断を経て、1951年の開催コンサートではフルトヴェングラーが指揮、これは伝説的なコンサートとして現在も語り継がれています。 フルトヴェングラーは1954年にも第九を演奏、これらは既にOrfeoレーベルからリリースされています。そしてワーグナーの生誕150 年、没後80年記念の年である1963年には、その前年からバイロイト音楽祭に登場した68歳のカール・ベームが「第九」を指揮。 名実ともに「新しいバイロイト時代」の幕開けを告げる名演を残しました。終楽章での4人の素晴らしい独唱者と217人の合唱団 が生み出す響きは、先のフルトヴェングラー盤を凌駕するほどの迫力を伴っています。


LPO
LPO-1010(7CD)
NX-H10
ユロフスキ/LPO首席指揮者就任10周年記念BOX

【CD1】
(1)デュカス:舞踏詩「ラ・ペリ」
(2)ラヴェル:ダフニスとクロエ
【CD2】
(1)グリンカ:スペイン序曲第1番「ホタ・アラゴネーサ」
(2)グリンカ:スペイン序曲第2番「マドリードの夏の夜の思い出」
(3)グリンカ:幻想的ワルツ
(4)ダルゴムイシスキー(1813-1869):幻想的スケルツォ「バーバ・ヤーガ」
(5)ムソルグスキー):禿山の一夜(原典版)
(6)プロコフィエフ:バレエ組曲「道化師」Op.21Bis(抜粋)
(7)ムソルグスキー:禿山の一夜(リムスキー・コルサコフ改訂版)
【CD3】
(1)シマノフスキ:交響曲第3番「夜の歌」
(2)ツェムリンスキー:詩篇第23番Op.14
(3)タネーエフ:ダマスコの聖イオアンOp.1
(4)ラフマニノフ:3つのロシアの歌Op.41
【CD4】
(1)ヤナーチェク:カンタータ「永遠の福音」
(2)エネスコ:交響曲第3番ハ長調Op.21
【CD5】
リスト:ファウスト交響曲
【CD6】
(1)ブラームス:ドイツ・レクイエム
(2)ブラームス:アルト・ラプソディOp.53
【CD7】
(1)シルヴェストロフ:交響曲第5番
(2)カンチェリ(1935-):アナザー・ステップ…世界初録音
(3)リゲティ:アトモスフェール
ウラディミール・ユロフスキ(指)LPO
ロンドン・フィルハーモニーcho

【CD1】
録音:(1)2016年4月20日
(2)2015年3月14日
【CD2】
録音:(1)(2)(4)2016年12月7日
(3)2016年12月14日
(5)2011年9月21日
(6)2015年3月21日
(7)2010年8月15日
【CD3】
ジェレミー・オヴェンデン(T)
録音:(1)2012年2月22日
(2)(3)2015年9月26日
(4)2015年2月7日
【CD4】
ソフィア・フォルミナ(S)
エイドリアン・トンプソン(T)
録音:
【CD5】
マルコ・イェンチュ(T)
録音:2011年7月26日RoyalAlbertHall
【CD6】
ミア・パーション(S)
ディートリッヒ・ヘンシェル(Br)
アンナ・ラーション(Ms)
録音:(1)2012年12月1日
(2)2010年5月1日
【CD7】
録音:(1)2009年4月22日
(2)2008年9月24日…世界初録音
(3)2017年2月22日…世界初録音
クルト・マズアの後任として、2007年にロンドン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者に就任したウラディーミル・ユロフスキ。2017年、彼の就任10年 を記念して、これまでにリリースされなかった数々の貴重な作品(世界初録音を含む)が収録された、過去10年間におけるユロフスキとオーケストラの良 好な関係を示すBOXが発売されます。 7枚のアルバムに収録されている作曲家の顔ぶれは多彩であり、ユロフスキが得意とする19世紀の作品を中心としたプログラムはもちろんのこと、ロシアもの では、珍しいダルゴムイシスキーの「バーバ・ヤーガ」をはじめ、ムソルグスキーの原典版とリムスキー・コルサコフ版の2種類の「禿山の一夜」他、シルヴェストロ フを含む一連の現代作品までを収録。オーケストラも、これまで取り上げられなかったレパートリーに果敢に取り組み、素晴らしい成果を上げています。 ブックレット(英文)では、ユロフスキとBBCラジオ3のアンドリュー・マクレガーとの対話を収録。ユロフスキのこれまでの活動と今後の方針が詳細に語られて います。

GRAND SLAM
GS-2171(2CD)
マーラー:交響曲第2番「復活」
 さすらう若人の歌*
ワーグナー:ジークフリート牧歌#
ブルーノ・ワルター(指)、
エミリア・クンダリ(S)
モーリン・フォレスター(Ms)
NYO、ウェストミンスターcho
ミルドレッド・ミラー(Ms)*
コロンビアSO#

録音:1957年2月18日&1958年2月17、21日カーネギー・ホール(ニューヨーク)
1960年6月30日、7月1日アメリカン・リージョン・ホール(カリフォルニア)*
1959年2月27日/アメリカン・リージョン・ホール(カリフォルニア)#
使用音源:Private archive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より  
ワルターの初めてのステレオ録音である、マーラーの交響曲第2番「復活」ほか、2トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻の登場です。マーラー の「復活」のLPが初めて発売された時、ワルターはアメリカ・コロンビア社の依頼により、ジャケットに曲目解説を書いています。しかし、その後はな ぜかこの解説は顧みられることはなく、国内でも過去、一度も使用されていません。この解説を絶対に生かしたいと願い、その機会をうかがっていましたが、 遂にそれが実現しました。木幡一誠氏の緻密で明瞭な訳文からは、ワルター自身の、マーラーとその作品に対する深い愛情と尊敬がまざまざと読み取られ、 実に感動的です。この演奏に、これ以上の解説はないと断言出来ます。また、音質は従来通り、いかにもアナログらしい、柔らかく落ち着いたものとなっ ています。なお、当2枚組には歌詞対訳は付きません。また、ワルター自身の解説は「復活」のみで、他の2曲は含まれておりません。(平林 直哉)

CPO
CPO-777494(1CD)
NX-B10
ルイ・グラス:交響曲全集 第2集
交響曲第5番 ハ長調「スヴァスティカ」
ピアノと管弦楽のための幻想曲 Op.47
マリアンナ・シリニャン(P)
ダニエル・ライスキン(指)
ライン州立フィルハーモニーO
ニールセンと同じ時代に活躍したデンマークの作曲家、ルイ・グラス。しかし彼の音楽の源は北欧ではなく、留学先のブリュッセルで 影響を受けたフランクとブルックナーでした。それゆえか、その作品も極めて重厚な響きを駆使したドイツ的な雰囲気を持つことで 知られています。 スヴァスティカとは日本語で「吉祥=めでたい兆し」といった意味を持つサンスクリット語。「卍」の意味もあり、第二次世界大戦中 は、この形を裏焼きしたものがナチス・ドイツの旗印として使われていました。良い意味でも悪い意味でも「象徴」であり、太陽や宇 宙を顕すものでもあります。この言葉をタイトルにしているルイ・グラスの交響曲第5番は、やはり彼が影響を受けたとされる神智学 の思想に基づいており、宇宙から世界を俯瞰するかのような粛々とした雰囲気に満ちています。「幻想曲」も同じく神智学の教え に基づいており、流麗でありながら、自身の内面を深く見つめるかのような神秘性を持った美しい曲です。


Audite
KKC-1083(14LP)
日本語帯付
日本語解説なし

期間限定特価

2018年以降は
¥42120

フルトヴェングラーRIAS録音選集

■LP:1
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
■LP:2
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
■LP:3
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
■LP:4
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
■LP:5&6
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」 
■LP:6&7
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
■LP:8&9
ブルックナー:交響曲第8番
■LP:10
シューベルト:交響曲第8番「未完成」
■LP:10&11
シューベルト:交響曲第9番「グレート」
■LP:12
ブラームス:交響曲第4番
■LP:13
ブラームス:交響曲第3番
■LP:13
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲
■LP:14
ブラームス:交響曲第3番
ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死*
全て、ウィルヘルム・フルトヴェングラー(指)BPO

■LP:1
録音:1947年5月25日
■LP:2
録音:1947年5月25日
■LP:3
録音:1954年5月23日
■LP:4
録音:1954年5月23日
■LP:5&6
録音:1950年6月20日
■LP:6&7
録音:1952年12月8日
■LP:8&9
録音:1949年3月15日
■LP:10
録音:1953年9月15日
■LP:10&11
録音:1953年9月15日
■LP:12
録音:1948年10月24日
■LP:13
録音:1949年12月18日
■LP:13
録音:1950年6月20日
■LP:14
録音:1954年4月27日、1954年4月27日*
2011年11月にリリースされたフルトヴェングラーのRIAS録音選集LP-BOX(KKC-1011 廃盤)。これはauditeがRIASに眠っていたオリジナルテー プ(76cm/sec)から最新のマスタリングでアナログLP化したこのBOXセットはいまだかつてない、フレッシュで古臭くない音で巨匠の至芸を堪能させ てくれました。今回同内容のBOXをお求めやすい価格で再登場。アナログならではの分厚く野太い音、それでいてフレッシュでクリアーな音質にフルトヴェ ングラーの演奏の素晴らしさに改めて目を開かされた思いがいたします。※以前リリースされた国内盤(KKC-1011)に付属した日本語解説及び特典の プログラム(レプリカ)はつきません。 (Ki)

CAvi
4260085-533787
(1CD)
マーラー・エディション Vol.2
マーラー:交響曲第4番ト長調
ハンナ=エリーザベト・ミュラ ー(S)
デュッセルドルフSO
アダム・フィッシャー(指)

録音:2016年11月17-21日 ドュッセルドルフ・トーンハレ(ライヴ)
2015/2016シーズンよりデュッセルドルフ交響楽団の首席指揮者を務めているアダム・フィッシャー。その新しい手兵とマーラー交響曲全曲録音プロ ジェクト第2弾。 マーラーを得意とするアダム・フィッシャーのチクルスということで、第1弾のマーラー交響曲第7番も注目を集めましたが、この第4番も期待できる内 容となっています。
マーラーにしては比較的小編成のオーケストラを用いた、珍しく明るい雰囲気を湛えた広く親しまれている交響曲第4番。終楽章ではソプラノのソロが 天国での生活の楽しさを謳い上げますが、ここでは期待のドイツ人ソプラノ、ハンナ=エリーザベト・ミュラーが務めています。デュッセルドルフ交響楽団 との相性の良さは抜群であり、爽快さと美しさに溢れた極上のマーラーを聴かせてくれます。
デュッセルドルフ交響楽団は、1818年創立の市音楽協会をルーツとするオーケストラで、メンデルスゾーンとシューマンがかつて音楽総監督を務めてい たドイツの名門。デュッセルドルフ交響楽団は、コンサート・オーケストラとしてはトーンハレを、劇場オーケストラとしてはライン・ドイツ・オペラを本拠 としています。 (Ki)


REFERENCE
FR-724SACD
(1SACD)
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番「革命」
バーバー:弦楽のためのアダージョ
マンフレート・ホーネック(指)
ピッツバーグSO

録音:2013年6月7-9日(ショスタコーヴィチ)、2013年10月11-13日(バーバー)
ピッツ バ ー グ 、ハ イン ツ・ホ ー ル( ラ イヴ )
長年高音質レーベルとして高い評価を得ているREFERENCE RECORDINGS。そしてREFERENCE RECORDINGSはもちろん、PENTATONE,BIS, など録音に定評のある数々のレーベルの録音を40年以上に渡って担当しているsound mirror社がタッグを組んだ大好評「ピッツバーグ・ライヴ!」シリー ズ。第7弾リリースは、ショスタコーヴィチの交響曲第5番とバーバーの「弦楽のためのアダージョ」です。 ショスタコーヴィチの交響曲第5番は、1937年11月ロシア革命20周年を祝う演奏会で初演されました。当局からの強い圧力の中作曲され、当時の スターリン政権を讃美した曲として、政府からも高く評価されることになります。しかしショスタコーヴィチは、新しい手法で複雑な二重構造をもつ楽曲を 書き上げたのです。スターリンを納得させ、かつ政権への皮肉を込めたメッセージを曲に忍び込ませました。ホーネックは、「この怒りと絶望という2つ の要素は、この音楽に内在するドラマ性と深い感情を示している」と語っています。 そしてバーバーの「弦楽のためのアダージョ」。その圧倒的な美しさから20世紀の管弦楽曲を代表する名曲として知られています。この曲が有名になっ たのは、ケネディ大統領の葬儀で演奏されたのがきかっけでした。その後、葬儀などに良く使われるようになりましたが、バーバー自身はそのことについ てあまり良く思っていなかったようです。しかし1967年に「アニュス・デイ」のテキストを使った合唱曲に編曲していることから、バーバーにとっても思 い入れのある曲であったようです。ホーネックは、この「アニュス・デイ」の編曲版は、楽曲を深く理解するのに不可欠であると語っています。静謐な中 にも激しい感情が渦巻く演奏を聴かせてくれます。 ホーネックはこの2作品に対し、歴史的背景を踏まえた自身の解釈を盛り込んだ詳細な解説を寄稿しています。 (Ki)

LSO Live
LSO-0803
(1SACD+1 Blu-ray Disc Audio)
メンデルスゾーン:交響曲第2番「賛歌」op.52(1840) ルーシー・クロウ(S)
ユルギタ・アダ モ ニテ(Ms)
マイケル・スパイアーズ(T)
サー・ジョン・エリオット・ガーディナー(指)LSO
モンテヴェルディcho

録音:2016年10月16&20日、バービカン・センター(ライヴ)DSD 128fs
第1曲「シンフォニア」では、ロンドン交響楽団が誇る管楽器セクションが高らかに開始を告げ、続くアンサンブルも愉悦のきわみ。ソプラノは華のあ る歌声のイギリスの歌手、ルーシー・クロウ。メゾ・ソプラノはリトアニア出身で幅広いレパートリーで活躍するアダモニテ、テノールはアメリカ出身で、ロッ シーニからベルリオーズ「ファウストの劫罰」のファウスト役までを得意とするベル・カント、マイケル・スパイアーズという独唱陣もそれぞれ見事な歌唱 です。全篇をとおしてクリアさを保ちながらもやわらかみを帯びた録音で、LSOの各セクションのアンサンブルの妙、そしてガーディナーの手兵モンテヴェ ルディ合唱団の巧さが際立った名演奏となっています。
★従来のSACD ハイブリッド盤に加えて、同一の演奏内容を収めたピュア・オーディオ・ブルーレイ・ディスクが同梱されます。お手持ちのブルーレイ・ディ スク・プレーヤーで手軽に楽しめるハイスペックのフォーマットへの対応はオーディオ・ファイルから大好評です。また、ブルーレイ・ディスクからは、ネッ トワークに接続すると、DSD/24bit 96kHz FLAC/16bit 44.1kHz WAV/320kbps MP3のファイルをダウンロードしていただけます。 (Ki)


Opus蔵
OPK-2120(1CD)
宇野功芳追悼企画/2017年最新リマスタリング
ブルーノ・ワルター〜ウィーン、ロンド ン、そしてニューヨ ー クへ
ワーグナー:ジークフリート牧歌
ハイドン:交響曲第86番 ニ長調*
シューマン:交響曲第3番「ライン」#
ブルーノ・ワルター(指)
VPO、LSO*、NYPO#

録音:1935年、1938年*、1941年#
演奏解説:宇野功芳
宇野功芳先生追悼シリーズの締めとして、ワルターがアメリカに移ってからの録音で、最初の高い評価をされたシューマンの交響曲「ライン」をSPレコードから復刻しました。組合せはナチスのオーストリア併合でヨーロッパを離れる過程で録音したロンドン響とのハイドン、ウィーン時代の「ジークフリート牧歌」を組みました。(2017年-新リマスター)
「ライン」は当時アメリカで多用されてきた長時間録音可能なアセテート盤に録音したものをもとにSPレコードを作ったもののようです。SP録音時の細切れ録音と違い音楽全体に流れがあります。米コロンビアはLPの開発に力を入れており、その開発段階の録音だったのでしょうか。(オーパス蔵 相原了)
■宇野功芳氏解説からの抜粋
<ハイドン:交響曲第86番>
ハイドンの「第86番」はウィーンを追われたあと、同年9月13日にロンドン交響楽団を振って録音されたもので、「第99番」同様ほとんど演奏されないが、ぼくの愛惜する逸品だ。
第1楽章のワルターは序奏部から微笑みの音と歌が満ち、第2楽章は落ち着いたテンポで歌にあふれているが、この時代のワルターのしゃれた味わいを保ち、音楽を完全に自分のものとして物語を進めてゆくうまさは、前述のシューリヒトとともに最高峰の名に値する。
メヌエットは遅めだ。トリオで気分を変えるのも見事だが、この楽章だけはワルターならばもっと出来そうである。しかし、わずかな不満はフィナーレで完全に解消される。第一楽章に対応した格別に速いテンポと、それに伴う敏感なリズム、しかも一本調子に陥らない気分の変化は、やはり若きワルター
の心の爆発であり(62歳)、ロンドン交響楽団が彼らとしてはベストの雄弁さでこれに応えてゆく。
<シューマン:交響曲第3番「ライン」>
「エロイカ」(注:1941年1月録音)と同時期の録音にもかかわらず、このほうは非常な名演奏だ。
・・・とくに遅いテンポでゆったりと揺れるようなカンタービレをみせる第2楽章もロマンの極みだ。第1楽章と共にワルターの最も上出来な部分といえよう。そして終楽章では見得を切るようなルバートさえ現われ、やがて荒れ狂うコーダへ進んでゆくのである。オーケストラの固さもここではプラスに作用し、当時のワルターとしては造形がすこぶる雄大で立派だ。・・・アメリカのオーケストラの威力を楽しんで、のびのびと棒を振った結果が「エロイカ」では失敗し、「ライン」では成功したのであろう。

TOCCATA
TOCC-0410(1CD)
NX-B03
エミール・タバコフ(1947-):交響曲全集 第2集
交響曲 第1番(1981-1982)
ヴィオラ協奏曲(2007)
アレクサンドル・ゼムツォフ(Va)
エミール・タバコフ(指)
ブルガリア国立放送SO

録音:2009年9月22.24.26.28日、2014年3月12-14日
指揮者としても活躍するブルガリア出身のエミール・タバコフ。彼が愛する後期ロマン派の作曲家、マーラーやリヒャルト・シュトラウスの足跡 を辿るかのように、タバコフも大規模な作品を次々と発表、現在では9曲の交響曲を発表するまでになりました。彼の作品は、マーラーの ように強力で叙事詩的であり、人間の暗い側面にもつぶさに光を当てています。それは1980年代に書かれた第1番の交響曲から顕著 で、冒頭から迫力に満ちた音楽が展開され、息つく暇もありません。2007年のヴィオラ協奏曲も迫力ある音で構成されており、暴力的 なエネルギーが炸裂するかと思えば、荒涼とした世界が広がる、まるでショスタコーヴィチの作品のような様相を見せています。どちらもタバ コフ自身の指揮による演奏です。
TOCCATA
TOCC-0412(1CD)
NX-B03
ナイジェル・クラーク(1960-):シンフォニック・ウィンズのための音楽集
コルネット協奏曲「水平線の謎」(2012)
交響曲 第1番「A Richer Dust」(2014)
ハーメン・ヴァンホーン(コルネット)
H スティーヴン・スミス(ナレーター)
リード・トーマス(指)
ミドルテネシー州立大学ウィンド・アンサンブル

録音:2015年4月13日、2017年2月7日
英国の作曲家ナイジェル・クラークは、もともとコルネット奏者として活躍をはじめ、22歳の時にロンドンの王立音楽アカデミーでポール・パ タースンに作曲を学びます。26歳までの在学中に数多くの賞を獲得し名声を高めましたが、彼の名を一躍高めたのは、1994年にブラッ ク・ダイク・ミルズ・バンドのコンポーザー・イン・レジデンスを務めたことでしょう。以降、吹奏楽作曲家の頂点に立つ人の一人として世界中 のファンから嘱望されています。このアルバムには、クラークが得意とするコルネットのための協奏曲「水平線の謎」と、2014年に作曲された 交響曲第1番「A Richer Dust」が収録されています。明るく華麗なコルネット協奏曲に比べ、交響曲は暗く重苦しい雰囲気を持ち、 人類史において絶え間なく繰り返される暴力と過激主義についての音楽的考察がなされています。

NAVONA
NV-5842(1CD)
NX-B02
ウォーシャワー:交響曲 第1番 他
交響曲 第1番「Living, Breathing Earth」
Tekeeyah(A Call)
ハイム・アヴィツァ(トロンボーン&ショファー)
ペトル・ヴロンスキー(指)
モラヴィアPO
「Living, Breathing Earth=息づく大地」と題されウォーシャワーの交響曲第1番。地球上で共存する様々な生き物、植物た ちの生命の輝きを描写したこの作品からは、生命の営みの喜びが感じられます。トロンボーン協奏曲の形式を持つ「Tekeeyah (呼びかけ)も、深い森の中を想起させる描写的な音楽です。トロンボーン奏者アヴィツァはユダヤ教で用いられる楽器ショファー (動物の角でできている)を操り、幽玄な音を聴かせます。
NAVONA
NV-5862(1CD)
NX-B02
アレン・ボンド:作品集
ファンタジア
3つのエリザベス朝の歌
交響曲 第1番
ローズ・ウィンドウ
.Sonus I
4つのシェイクスピアの歌
You Were the One
アンコール・ブルース
島田俊行(指)
モラヴィアPO
マラ・ボンド(S)
アレン・ボンド(P)
ローレンス大学音楽院を卒業後、ロックフェラー財団の助成金など多くの奨学金を獲得した作曲家アレン・ボンド。ピアニストとしても 才能を示し、カーネギーホールを始め数多くのコンサート会場で演奏しています。このアルバムでは彼のピアノ、ソプラノ、オーケストラ の作品を聴くことができます。「3つのエリザベス朝の作品」では伝統的で調和の取れたシンプルな作風、「交響曲第1番」を始めとし たオーケストラ作品では、音の万華鏡のような華やかさ、など多彩な作風によって書かれた音楽集です。


Treasures
TRT-013(1CDR)
クーベリック&VPO〜ステレオ名演集Vol.1
シューベルト
:交響曲第4番「悲劇的」
チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調*
ラファエル・クーベリック(指)VPO

録音:1960年1月14-20日、11月21-24日* ウィーン・ムジークフェライン大ホール(共にステレオ)
※音源:独ELECTROLA C053-00651、STE-91135*
■音源について
クーベリックはステレオ初期(独エレクトローラ)に、ウィーン・フィル、ロイヤル・フィルを使い分けて多くの録音を行なっています。このプロジェクトは、オケと良好な関係を保ちながら進めたからこそ、レコード1〜2枚で終わることなく進行し、「全てが名演」と言う輝かしい成果をもたらしたのだと思います。しかしその後は、不当に冷遇され続けているのはご承知の通り。CD化されても、いつも廉価盤扱い。しかも、養分を削ぎ落とした平板な音では、その真価を知ることなど到底出来ません。ジャケ・デザインは、英国盤。

★レコ芸2017年6月号・交響曲・再発盤ページにクーベリック盤のレヴューが載っていましたが、「あまりにも事務的な進行」とか「統率能力不足が甚だしい」など、あまりにも的外れなコメントに愕然としました。
昔から、単にきちんと演奏されているだけで推薦盤されることは珍しくなく、心ある読者ならそれを額面通りに受けることもないでしょう。しかし、その逆となると断じて看過できません!名演たる要素をふんだんに含む演奏に対し、それを感知できず、ネガティヴにしか捉えられない人のコメントなど、百害あって一利なし!
第一に、クーベリックはデッカにウィーン・フィルと1950年代に集中的に録音を行い、その全てがオケの特性を活かしつつ、独自の感性を確実に刻印した名演揃いであること。第二に、劣化したマスターの使用など、復刻の仕方によっては音の精彩が減じてしまう場合があること。このどちらかさえ認識していれば、たとえその再発盤の音が物足りなくても、本当はもっと説得力の有る音だったかも?と想像力が働くはずですから、こんな事実誤認はあり得ないのです。単に好き嫌いだけでで書いているとしたら、もはや評論ではありません。もしかして、それを自覚しているから「評論家」とは名乗っていなのでしょうか?他にも突っ込みどころ満載の文言が2ページにも渡って載っていますが、いちいち添削しても虚しくなるだけですので、以下にこれらの録音の本当の魅力をお伝えします。
シューベルトは、いわば「ウィーン・フィル側」の音楽ですが、クーベリックはオケに全てを委ねているようでいて、根底で優しく統制を効かせ、清潔なアンサンブルと造形美を獲得。その40歳代後半とは思えぬ懐の深い指揮芸術に感服するばかりです。第1楽章は、過度に深刻さを避けた清らかな歌が横溢。序奏から深いコクを湛えた響きと心を震わせたフレージングが常に訴えかけ、0:55の縦の線の揃い方は、オケがクーベリックの力量に心底心酔し、どこまでも付き従うことの決意表明のよう。主部以降の流れの清らかさは、クーベリックの音楽に対する姿勢がそのまま投影されており、僅かな弦のポルタメントも絶妙な隠し味として作用。第2楽章は、弦のみならず、木管の些細なフレーズまで哀愁が滲ませながら、感傷に溺れない冷静な制御も生き、芸術的に昇華したハイレベルなフレージングの連続。第3楽章はゆったりとしたテンポ感で一貫しながら音楽は弛緩せず、野暮ったさとも無縁なのは、初めからテンポを決めて掛かったのではなく、コーダの最後の一音まで、音の意味を噛み締めて進行し続けた結果ではないでしょうか。終楽章は、かつてもウィーン・フィルの魅力が大全開。物々しく厚い響きで塗り固めた演奏では、こういう木綿の風合いは生まれません。弦の細かいリズムの刻みの全てが、抑えがたい心のときめとして響く演奏など、他にありましょうか?もし全集録音が実現していたら、ケルテス盤以上の不朽の名盤と認識されたことでしょう。
チャイコフスキーの「5番」のウィーン・フィルによる録音はクリップス以降の全てが名演ですが、中でもクーベリック盤が最も地味な存在。そうなってしまった理由は、クーベリクの責任ではないことは賢明なファンならお判りのことでしょう。演奏内容は極めて濃密で、全てがウィーン流儀だったクリップス盤と比べ、ウィーン風の癖を少し抑え、スラブ的な情感を程よく付け加え、一層普遍的な魅力を増した名演となりました。決して音圧による威嚇に走らず、決して前のめりにならない落ち着きの中から、伸びやかなスケール感と風合いを湛えた音像が終始心を捉えて離しません。
第1楽章の展開部開始を告げるホルンは、ただの強奏ではなく強固な意思を湛え、再現部前の内燃エネルギーの高まり具合も、クーベリックとウィーン・フィルと結束の強さを如実に示すもの。第2楽章142小節以降の頂点へ登りつめるまでの熱い一体感も、両者が真に共鳴しあっていなければ到底不可能です。終楽章では、スラブ的な馬力よりも作品の造形への配慮を更に優先させますが、作品への共感度合いはもちろん不変。オケを強引に操作するのではなく、指揮者とオケが完全に納得の行く自然なアプローチに徹したたからこそ、全く惰性的に流れない感動的な演奏に結実したのでしょう。微に入り細に入り、注意深く聴かなければ気づかない、音楽を一層魅力的にする配慮も随所に散りばめ、聴きべ聴くほど唸らされるクーベリックの奥技を是非じっくりと御堪能下さい。【湧々堂】 ★「チャイ5」詳細レヴュー

BERLINER PHILHARMONIKER
KKC-5791(5SACD)
SACDマスタリング
オプティマル・メディア
輸入盤・日本語帯・解説付

税込定価
シューベルト:交響曲全集
交響曲第1番ニ長調 D82
交響曲第2番変ロ長調 D125
交響曲第3番ニ長調 D200
交響曲第4番ハ短調 D417『悲劇的』
交響曲第5番変ロ長調 D485
交響曲第6番ハ長調 D589
交響曲第7番ロ短調 D759『未完成』
交響曲第8番ハ長調 D944『グレート』
ニコラウス・アーノンクール(指)BPO

録音:2003年10月23-25日[交響曲第3&4番]
2004年4月22-24日[交響曲第1番]
2004年12月2-5日[交響曲第6&7番]
2005年4月14-16日[交響曲第2番]
2006年3月22-24日[交響曲第5&8番]
ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
2015年度「第53回」レコード・アカデミー賞 大賞を受賞したアーノンクールの「シューベルト・エディション」(KKC-5445)から、交響曲全曲 がSACD化されました。アナログレコード(KKC-1054)も発売しているので、このSACDハイブリッド盤の発売で、CD、Blu-ray Audio、ハイレゾ・ ダウンロード、LPと現在主に市場流通している、ほとんどのメディアでの試聴が可能となりました。演奏に関しても、音に関しても、一切の妥協を許さな いベルリン・フィルの万事徹底した自身に溢れるリリースとなりました。
「モーツァルトやベートーヴェンと比較することには意味はなく、シューベルト独自の音楽世界を表現するべきだ」と言うアーノンクール。特に初期の交 響曲に関しては、作品を歴史上の一過程と捉えるものではなく、完成された個々の作品として細部まで磨き上げられた音楽を聴かせています。アーノンクー ルにとってシューベルトの交響曲全曲録音はコンセルトヘボウ以来2度目。その他にも、ウィーン交響楽団やベルリン・フィルとも単曲で収録しているアー ノンクールは、シューベルトの作品に対して「シューベルトは常に心の友であり、音楽の化身でした」と語っており、自身にとっても特別な演奏であること がうかがえます。 アーノンクールは2015年12月5日に体力的な理由から引退を表明し、わずかその3ヶ月後に死去。このシューベルトの交響曲全集は、一時代を築 いた古楽界、音楽界の名匠の貴重な音源となるでしょう。 (Ki)


King International
KKC-5779(5CD)
日本語帯・解説付
完全限定生産

税込定価
ヘンツェ:交響曲全集
[CD1] 交響曲第7番(1983/84)、交響曲第8番(1992/93)
[CD2] 交響曲第9番(1996/97)
[CD3] 交響曲第3番(1949/50)、交響曲第4番(1955)、交響曲第5番(1962)
[CD4] 交響曲第1番(1947/1963、1991改訂)、交響曲第6番(1969、1994改訂)
[CD5] 交響曲第2番(1949)、交響曲第10番(1997-2000)
マレク・ヤノフスキ(指)
ベルリンRSO
ベルリン放送cho

録音:[CD1] 2006年11月15-17日(第7番)、2007年2月7-9日(第8番)
[CD2] 2008年11月21-23日
[CD3] 2010年1月5-7日(第3番、第4番)、2010年9月10日(第5番)
[CD4] 2012年8月28-29日(第1番)、2012年1月8-9、11日(第6番)
[CD5] 2012年8月28-29日(第2番)、2013年6月12-14日(第10番)
※輸入盤=WER-6959
20世紀ドイツを代表する作曲家ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ(1926-2012)が残した作品の中で、特に重要な10曲の交響曲。現代音楽でありながら連綿 と続くドイツ・シンフォニーの系譜を受け継ぐ音楽であり、ヘンツェ自身の生涯を辿る上でも重要な意味を持つ作品です。全集録音は現時点でこのヤノフスキ盤のみ しか存在しません。現代音楽の名門WERGOレーベルが打ち立てた金字塔的名盤であり、演奏水準を考えてもこれ以上の全集はまず現れないであろう、素晴らし い内容のセットです。 ヘンツェ没後5年となる今年2017年、今一度ヘンツェの交響曲を顧みるために、国内仕様盤を限定数生産で発売いたします。輸入盤のライナーノートに載って いる詳細な曲目解説はすべて日本語に訳しました。この解説書を読めば各曲についてはもちろん、ヘンツェの作風の変遷やその生涯まで、幅広く理解の助けになる でしょう。また声楽付きの第9番は歌詞訳も完備。日本語資料としてとても貴重です。 (Ki)
【楽曲について】
[第1番] 20歳の時に書かれた記念すべき作品。しかしヘンツェは内容に満足がいかず後に改定を施し、より統一感ある音楽に生まれ変わった。
[第2番] 初めて12音技法を大幅に取り入れた作品。パッサカリアやBACH音列、コラール旋律などが登場する。
[第3番] イタリアに移住する数年前に書かれた作品。12音技法を用いながらも地中海風の明るさがあり、熱狂的な舞曲が印象的。
[第4番] オペラ『鹿の王』の音楽に基づく牧歌的交響曲。約20分の単一楽章制ながら密度の高い書法で、伝統的な4楽章制を内包している。
[第5番] バーンスタイン&ニューヨーク・フィルハーモニック委嘱作品。現代のローマを表現したという劇的な音楽。コーダの激しさが圧倒的。
[第6番] キューバ訪問から生まれ、ハバナで自身の指揮で初演。エレキギターやバンジョーなども用い、新境地を開拓した作品。
[第7番] ベルリン・フィル委嘱作品。ベートーヴェン的とも言える伝統的な交響曲の様相を持つ。作曲にあたりヘルダーリンの詩からインスピレーションを受けた。
[第8番] ボストン響委嘱作品。初演指揮は小澤征爾。シェイクスピアの『夏の夜の夢』から3つのシーンを切り取り3楽章の交響曲として描いた。
[第9番] ベルリン音楽祭委嘱作品。初演はメッツマッハー&ベルリン・フィル。アンナ・ゼーガースの小説『第七の十字架』を題材とした声楽付き交響曲。ベートー
ヴェンのそれとは違い哀しみと恐怖に満ちた厳しい内容だが、「ドイツ作曲家の第九」として不朽の価値を誇る名作。
[第10番] ヘンツェのパトロンの一人、パウル・ザッヒャーへの追悼作品。初演指揮はラトル(第1楽章のみ)。恐怖や苦痛から解放され、穏やかに終結する。


Treasures
TRE-180(1CDR)
スワロフスキー/チャイコフスキー&サン・サーンス
チャイコフスキー:交響曲第3番「ポーランド」
サン・サーンス:交響曲第3番「オルガン付き」*
ハンス・スワロフスキー(指)
ウィーン国立歌劇場O
フランツ・エイブナー(Org)*
※ウィーン楽友協会ホールのオルガンを使用

録音:1956年6月26-29日(ステレオ)
※音源:URANIA USD-1026、SAGA XID-5283*
◎収録時間:76:14
“色彩の厚塗りを避け、スコアの筆致を信じた実直路線が結実!”
■音源について
2曲ともURANIA音源で、世界初のステレオ録音と思われます。チャイコフスキーの「1番」「2番」も含めてこの4日間に録音されているので、ほぼ一発録りなのでしょうが、1956年とは思えぬ良好なバランスのステレオサウンドには驚くばかり。ちなみに、サン・サーンスの「オルガン」が初演されたのは、この録音のちょうど70年前でした。

★ロマン派以降の交響曲の演奏に際しては、指揮者も録音スタッフも、とにかくまず「立派」に聞こえることを優先し過ぎてはいないか、聴き手も、それが当たり前に思ってはいないだろうか…。「聴き映え」のことなど全く眼中にないスワロフスキーの実直な指揮に触れると、そんな思いが頭をよぎります。
チャイコフスキーは、民族的な色彩を上塗りせず、ただスコアを丁寧に炙り出しているだけですが、まろやかな情感が滲み、決して無機質に陥ることがないのは、オケの音色自体がすでに音楽的であることを熟知し、それを有効活用しきった成果と言えましょう。意外なのはテンポ運びが極めて洗練されていること。第1楽章第2主題でもテンポを落とさず素直な歌に徹し、そこから純朴な活力を引き出しています。コーダの俊敏なレスポンスも見事。実にメルヘンチックな第2楽章、ピチカートの瑞々しさに惚れ惚れする第3,4楽章も、ウィーンのオケの特質なくしてはありえない味。終楽章では、ワーグナー的な響きで圧倒しようとする演奏では引き出せない、素朴な生命の躍動に心奪われます。手綱を程よく緩めたこの絶妙な開放感は、まさに指揮技術の極意でしょう。
サン・サーンスも演出皆無。もちろんオーディオ効果など念頭に置いていないので、金ピカ壮麗な響きとは違う、人肌の温もりと包容力で魅力する比類なき名演奏として結実しています。サン・サーンスのオーケストレーションの魅力を素のまま伝えるこに専心しているので、第1部の後半でも瞑想感の上塗りなど一切せず、これ以上ない素朴な空気が支配しますが、6:25以降のピチカートに乗せて主題が回帰するシーンでは、信じがたいほど香り高きフレージングを実現するのです!第2部は、アンサンブルを締め付けすぎないゆとりが、懐の深いニュアンス作りに直結。シルキーな弦の魅力を思う存分堪能した後に訪れる後半部は、ゆったりとしたテンポを貫徹。表面的な興奮にも背を向けたその足取りには強い確信が漲り、当然のようにイン・テンポで締めくくるコーダも、巨匠級の風格美を醸成。この曲に一切のハッタリ持ち込まず、味わい志向に徹した演奏をお望みなら、これを聴かない手はありません!【湧々堂】

LPO
LPO-101(7CD)
NX-H01
チャイコフスキー:交響曲全集、他
交響曲第1番調「冬の日の幻想」Op.13
交響曲第2番ハ短調「小ロシア」Op.17
交響曲第3番ニ長調Op.29
交響曲第4番ヘ短調Op.36
交響曲第5番ホ短調Op.64
交響曲第6番ロ短調「悲愴」Op.74
マンフレッド交響曲Op.58
序曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」
弦楽セレナードハ長調Op.48
ウラディーミル・ユロフスキ(指)LPO

録音:交響曲第1番…2008年10月22日
交響曲第2番…2016年12月7日
交響曲第3番…2016年3月5日
交響曲第4番…2011年3月19日
交響曲第5番…2011年5月4日
交響曲第6番…2008年11月26日
マンフレッド交響曲・・・2004年12月8日
フランチェスカ・ダ・リミニ・・・2015年9月26日
弦楽セレナード・・・2007年4月1日
ユロフスキ&ロンドン・フィルによるチャイコフスキーの演奏は、どれもがイギリス国内の新聞やドイツの音楽誌で高く評価されており、なかでも首席客演指揮者時代の「マンフレッド」はBBCミュージックマガジンの「今月のディスク」に選ばれた記念碑的1枚です。2007年に首席指揮者に就任してからの活躍ぶりは衆目の一致するところ。このチャイコフスキーも、年月を経るに従い、その関係性の強化が見て取れる充実した演奏となっています。最新録音の第2番&第3番に加え、このBOXのみの収録となる「フランチェスカ・ダ・リミニ」と「弦楽のためのセレナード」がボーナス・アルバムとして含まれているのがポイント。この2曲は単独リリースの予定はありません。

Pentatone
PTC-5186248
(1SACD)
ベートーヴェン:交響曲第1番 ハ長調 Op.21
交響曲第4番 変ロ長調 Op.60*
ラファエル・クーベリック(指)
LSO、イスラエルPO*

録音:1974年6月ブレント・タウン・ホール(ロンドン)
1975年9月ヘルクレスザール(ミュンヘン)*
チェコが生んだ巨匠ラファエル・クーベリック(1914-1996)が1971年から75年にかけて録音したベートーヴェンの交響 曲全集。全9作品を、それぞれオーケストラを変えて録音したユニークな企画としても有名な録音です。当ディスクにはクーベリック60代を迎えたときに 録音したベートーヴェンの交響曲第1番(ロンドン響/1974年録音)と第4番(イスラエル・フィル/1975年録音)を収録。PENTATONEのリマ スタリング・シリーズからの注目のリリースです。 第1番では瑞々しい響きを情感豊かに表現し、ロンドン響の力量を最大限引き出したエネルギッシュな演奏です(両端楽章の呈示部は反復実施してお ります)。一方、イスラエル・フィルとの第4番はとりわけ弦楽パートの美しさがあらわれた演奏。雄大に広がる豊かな響きが魅力です。両オーケストラ の特色を導き出して演奏するクーベリックの確かな力量を再認識させられる名演です!今回のリマスタリングもオランダのポリヒムニア・インターナショナル (1998年にフィリップス・クラシックスの技術チームが独立して立ち上げた会社)が担当。オリジナル・マスターテープからの丁寧な復刻で見事なサウン ドでよみがえりました。ヴァイオリン両翼型配置にも注目の立体的な演奏をお楽しみください。

GRAND SLAM
GS-2167(1CD)
フルトヴェングラー/「田園」+「モルダウ」
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
スメタナ:交響詩「モルダウ」*
ヴィルヘルム・フルトヴェングラーしVPO

録音:1952年11月24、25日ムジークフェラインザール(ウィーン)
1951年1月24、25日ムジークフェラインザール(ウィーン)*
使用音源:Private archive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より
オリジナル・モノラルによる、2トラック、38センチのオープンリール・テープ復刻第です。同じくモノラルではLP復刻(「田園」=HMV ALP-1041使用、 GS-2026〈品切れ〉、2008年/「モルダウ」=HMV BLP-1009使用、GS-2030〈品切れ〉、2008年)以来、2度目の登場となります。LP復刻 の音も独特の味わいがありますが、プチパチ・ノイズのない、より明瞭なテープ・サウンドは魅力的です。 解説書用の新規のネタは、だんだんと発見するのが難しくなりましたが、ルツェルン音楽祭での逸話を見つけました。音と併せてお楽しみ下さい。(平林直哉)

Profil
PH-17004(8CD)
テンシュテット・ボックス

■CD1
プロコフィエフ:交響曲集
(1)交響曲第5番変ロ長調Op.100
(2)交響曲第7番嬰ハ短調Op.131

■CD2
マーラー作品集
(1)交響曲第4番ト長調
(2)子供の不思議な角笛〜浮き世の暮らし/ラインの伝説/この歌を作ったのはだれ?

■CD3
マーラー:交響曲第5番

■CD4
マーラー:亡き子をしのぶ歌(全5曲)

■CD5
ブルックナー:交響曲第3番ニ短調

■CD6
(1)モーツァルト:交響曲第32番ト長調K.318
(2)同:交響曲第1番変ホ長調K.16
(3)シベリウス:ヴァイオリン協奏曲

■CD7
(1)モーツァルト:協奏交響曲イ長調K.Anh.104(320e)
(2)同:レチタティーヴォとアリア「うつくしい恋人よ、さようなら…とどまれ、いとしき人よ」K.528
(3)同:アリア「心配しないで愛する人よ」K.505
(4)ハイドン:交響曲第64番イ長調

■CD8
ベートーヴェン作品集
(1)交響曲第3番変ホ長調「英雄」
(2)序曲「コリオラン」
全て、クラウス・テンシュテット(指)

■CD1
バイエルンRSO
[録音:1977年12月1-2日(1)、7月12日(2)/ミュンヘン(ライヴ)]
■CD2
エヴァ・チャポ(S)、西ドイツRSO
[録音:1976年9月18日(1)、1980年8月23日(ライヴ)(2)]
■CD3
北ドイツRSO
[録音:1980年5月19日/ハンブルク、ムジークハレ(ライヴ)]
■CD4
ブリギッテ・ファスベンダー(Ms)、
北ドイツRSO
[録音:1980年11月11日/キール、キーラー・シュロス(ライヴ)]
■CD5
バイエルンRSO
[録音:1976年11月4-5日/ミュンヘン(ライヴ)]
■CD6
ユーヴァル・ヤロン(Vn)(3)
バイエルンRSO
[録音:1977年7月14日(1)、12月2日(2)(3)(ライヴ)]
■CD7
プロ・アルテ弦楽三重奏団【豊田耕児(Vn)、ステーファノ・パッサージョ(Va)、ゲオルク・ドンデラー(Vc)】(1)、
ゲルティ・ツォイマー=ペール(S)(2)(3)、ディーター・クレッカー(Cl)(3)、
ベルリンRSO(1)-(3)、
南西ドイツRSO(現バーデン・バーデン&フライブルクSWR響)(4)
[録音:1974年9月11日(1)-(3)、1976年8月20日/ハンス・ロスバウト・スタジオ(4)(ライヴ)]
■CD8
北ドイツRSO
[録音:1979年7月3-6日/北ドイツ放送スタジオ10(ライヴ)]
全てステレオ録音
Profileレーベルからリリースされたテンシュテットのライヴ録音は、いずれも彼最良の壮絶な演奏ばかりでファンを狂喜させてきました。今回それを8 枚組、驚きの特別価格にてご提供いたします!
定評のあるマーラーが圧巻。天上の世界であるはずの第4番に地獄が見え隠れする恐ろしい演奏。この作品の真意を見る気がします。「亡き子をしのぶ歌」 全曲を大歌手ファスベンダーが歌っているのも魅力。あらためてテンシュテットのマーラー演奏の凄さを堪能できます。
生前リリースが実現しなかったプロコフィエフの交響曲は、テンシュテットとミスマッチかと思いきや、戦勝を祝ったはずの第5番の暴力性と喜ばしさの なさに東ドイツで育った彼の経験が感じられ、目から鱗が落ちます。
数少ないテンシュテットのブルックナー演奏を味わえる第3番のすさまじさ、モーツァルト作品で見せる端正なたたずまいも興味津々。テンシュテットと しては珍しいシベリウスのヴァイオリン協奏曲は、往年のクーレンカンプ盤のフルトヴェングラーの伴奏を彷彿させる怖さです。  (Ki)

EUROARTS
20-56264F(Bluray)

20-56268D(DVD)
2017年ヨーロッパコンサート・イン・キプロス
ウェーバー:歌劇「オベ ロン」序曲
 クラリネット協奏曲第1番ヘ短調Op.73
シュテファン・コンツ:ウェーバーの主題によるハンガリー幻想曲(アンコール)
ドヴォルザーク:交響曲第8番
ブラームス:ハンガリー舞曲第5番
アンドレアス・オッテンザマー(Cl)
マリス・ヤンソンス(指)BPO

収録:2017年5月1日 パフォス城・野外特設会場(キプロス)
映像監督:ヘニング・カステン
◆DVD
画面:Full HD 16:9
音声:PCMステレオ,
DTS-HD MA5.0
(Hi-res Audio:96kHz/24bit)
90分
◆Bluray
画面:NTSC 16:9
音声:PCMステレオ,
DTS5.0, DD5.0、90分
ベルリン・フィルの創立記念日である5月1日に毎年行われている、ベルリン・フィルのヨーロッパコンサート。ヨーロッパ各地のホールや歴史的建造 物で行われており、夏の野外コンサート、ヴァルトビューネよりも本格的なプログラムを演奏します。美しい建物や街で行われるコンサートは、多くの音楽ファ ンに支持されているベルリン・フィル恒例のイベントです。 2017年は、指揮者にマリス・ヤンソンス、ソリストにベルリン・フィルの首席クラリネット奏者アンドレアス・オッテンザマーを迎え地中海東に位置する キプロス共和国で行われました。野外特設会場が組まれたのはパフォス城。パフォスはキプロスにある世界遺産で、古代ギリシャ・古代ローマ時代から東ロー マ(ビザンチン)帝国時代にかけての都市遺跡です。またギリシャ神話の愛と美の女神アフロディーテ誕生の地としても知られています。2017年はパフォ ス市が欧州文化首都に制定され、世界的なアーティストらが様々なプログラムを展開。そして今回ベルリン・フィル恒例のコンサートも行われることにな りました。キプロスは1970年代に起きた南のギリシャ系、北のトルコ系住民の闘争以来南北が分断されています。ヨーロッパと中東の中継地として長い 歴史を持つキプロスですが、色々な文化が混在しており、そうしたキプロスの風土を反映させたプログラミングになっています。 まずウェーバーの「オベロン」序曲から開始され、コンサートが始まる期待感を膨らませます。そしてオッテンザマーのソロによるウェーバーのクラリネッ ト協奏曲。ミュンヘンの宮廷楽団のクラリネット奏者ハインリヒ・ヨーゼフ・ベールマンのために書かれた作品。クラリネットの特色を存分に生かした楽曲で、 クラリネットの哀愁を帯びた音色に、愉悦感に満ち溢れた魅力的な作品。ベルリン・フィルの好サポートにオッテンザマーの精緻な演奏は必聴です。アンコー ルにはベルリン・フィルのチェロ奏者であるシュテファン・コンツが作曲した「ウェーバーの主題によるハンガリー幻想曲」を演奏し、会場を大いに盛り上 げています。 メイン・プログラムはドヴォルザークの交響曲第8番。照りつける地中海の日差しの中で演奏することは必ずしも好条件とは言えませんが、そこはさすが ベルリン・フィル。ドヴォルザークの憂いをたたえた旋律、各楽器の甘美な響きとヤンソンスの巧みな指揮ぶりにより、高密度な演奏を聴かせてくれます。 特に終楽章の輝かしいトランペット、その後に続く多彩な響きは圧巻です、ヤンソンスの見事な手腕と超名人集団のベルリン・フィルの実力を改めて感じ るコンサート映像となっています。 またブルーレイの音声は96kHz/24bitのハイレゾ仕様となっており、より高密度な音と映像を楽しむことができます。 (Ki)


Treasures
TRE-178(1CDR)
フェレンチクのベートーヴェンVol.2
序曲「献堂式」Op.124
交響曲第1番ハ長調Op.21
交響曲第8番ヘ長調Op.93
ヤーノシュ・フェレンチク(指)
チェコPO*、ハンガリー国立O

録音:1961年1月5日*、1964年7月14-23日(全てステレオ)
※音源:SUPRAPHON SUAST-50025*、HUNGAROTON HLX-90002
◎収録時間:65:28
“音楽を決して淀ませない、フェレンチク流の指揮の極意!!”
■製作メモ
フェレンチクはベートーヴェンの交響曲を複数回録音していますが、この2曲は後の全集とは別の最初の録音。ここで採用した重量盤は、演奏の温かみと奥深さを余すことなく伝えています。

★既にTRE-165でご紹介した「交響曲第2番&第4番」と並んで、50歳代のフェレンチクを象徴する名演。フェレンチクが終生持ち続けた衒いのない丹念な造形力はこの頃すでに確立しており、同時にオケを禁欲的な窮屈さに閉じ込めることなく、伸びやかに息づかせる手腕にも長けていたことを実感できます。
「第1番」は、これぞ真の中庸美。単に当たり障りのない解釈という意味での「中庸」とは違うのです。全楽章を通じて無利のないテンポを採用しながら、手作りの風合いを持つ響きが魅力的で、本当の意味でのアクセントとして響くティンパニの何気ない一打にも、見識の深さ感じさせます。第3楽章中間部の木目調のハーモニーは、この指揮者とオケのコンビネーションで味わう醍醐味。終楽章は力こぶを振り上げず、オケの自発的な推進力に任せながら、音楽の古典的な骨格を自然に表出させるという、指揮の極意を見る思いです。
「第8番」第1楽章は、意外にも爽快なテンポ。しかもそのテンポ選択に説明的な嫌らしさが纏わりつくことなく、何も気負わずに進行するので、その爽やかな空気は心にすんなりと浸透するのです。その自然な進行のうちに、気づくと展開部では見事な高揚感に到達していますが、そこにも邪念による煽りなど一切なし。第2楽章もテンポこそスタイリッシュですが、このオケの純朴な響きがそのままニュアンス化され、心に染みます。チェコ・フィルとはまた違うローカル色を持つこのオケの手作り感は、この楽章を弾くために存在するかのよう。これは3分台で演奏された同楽章の録音の中で、間違いなく屈指の名演です!
一切の効果を狙わない音楽作りはイメージ的には地味ですが、結果的に聴き手の琴線に確実に触れる効果を持つ演奏を実現しているのですから、そこにはとてつもない極意が注入されていると言わざるをえません。
なお、2曲とも提示部リピートを行なっています。
実は、私はこのコンビの演奏を聴くたびに、かつてその来日公演のFM生放送にゲスト解説者として招かれていた日本のクラシック音楽評論の重鎮の一言が脳裏をよぎります。なんと「随分と埃っぽい音ですね〜」とポロッと発言したのです!まだ高校生だった私は、こんな貧困な感性しか持ち合わせずにその道の権威として君臨していることに愕然としたのでした。さすがに今の時代、ベルリン・フィルやウィーン・フィル以外の非主流派オケは全て二流、と見下す人などいないと思いますが…。とにかくこのディスク、ブランドの重みより音楽の本質に触れたいと願う全ての方々にお届けしたいのです!【湧々堂】

NEOS
NEOS-21602(17CD)
ハインリヒ・シフを讃えて

■CD1
(1)バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番BWV1007*
(2)バッハ:無伴奏チェロ組曲第4番BWV1010
(3)バッハ:無伴奏チェロ組曲第5番BWV1011
(4)フランチェスコ・ジェミニアーニ(1680-1762):チェロと通奏低音のためのソナタOp.5-Nr.6
(5)ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲RV424

■CD2
ベートーヴェン:作品集
(1)魔笛の主題による12の変奏曲Op.66
(2)ウェールズとアイルランドの歌WoO155〜
Nr25、26、WoO152-Nr1、3、4、
(3)チェロ・ソナタ第3番Op.69*
(4)チェロ・ソナタ第5番Op.102-2
ハインリヒ・シフ

■CD3
ベートーヴェン:作品集
(1)交響曲第5番「運命」Op.67*
(2)ヴァイオリン協奏曲Op.61*

■CD4
モーツァルト:作品集
(1)交響曲第36番《リンツ》KV425*
(2)交響曲第40番KV550
(3)ヴァイオリンと管弦楽のためのロンドハ長調KV373

■CD5
シューマン:作品集
(1)チェロ協奏曲Op129
(2)チェロとピアノのためのアダージョとアレグロ
(3)チェロとピアノのための幻想小曲集Op.73
(4)交響曲第2番*

■CD6
ブラームス:室内楽曲集
(1)チェロ・ソナタ第1番Op.38*
(2)チェロ・ソナタ第2番Op.99
(3)クラリネット三重奏曲イ短調Op.114

■CD7
ブラームス:作品集
(1)ピアノ三重奏曲Op.8
(2)ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲

■CD8
ドヴォルザーク:作品集
(1)チェロ協奏曲Op.104
(2)森の静けさ
(3)ロンド
(4)ポロネーズ
(5)序曲《謝肉祭》Op.92*
■CD9)
(1)ブルックナー:交響曲第4番《ロマンティック》*
(2)ブルッフ:コル・ニドライOp.47*

■CD10
マーラー:作品集
(1)交響曲第1番《巨人》*
(2)交響詩《葬礼》*

■CD11)
(1)アンリ・ヴュータン(1820-1881):チェロ協奏曲第2番
(2)ニコロ・パガニーニ(シフ編):カンタービレOp.17
(3)ニコロ・パガニーニ(ジャンドロン編):ロッシーニの《モーゼ》の主題による変奏曲
(4)チャイコフスキー:感傷的なワルツOp.51-6
(5)チャイコフスキー:交響曲第6番《悲愴》*

■CD12)
(1)プロコフィエフ:バレエ組曲《ロミオとジュリエット》(7曲抜粋)*
(2)プロコフィエフ(ピアティゴルスキー編):子供のための音楽より「行進曲」Op.65
(3)グリエール(1875-1956):12の小品より「ワルツ」Op.48-2
(4)ヘルムート・シフ(1918-1982):ヴァイオリンとチェロのための2つのデュオOp.63*
(5)ショスタコーヴィチ(1906-1975):チェロ・ソナタOp.40*

■CD13
ショスタコーヴィチ:作品集
(1)チェロ協奏曲第1番Op.107*
(2)チェロ協奏曲第2番Op.126

■CD14
シュニトケ:作品集
(1)合奏協奏曲第1番
(2)チェロ・ソナタ第1番*
(3)弦楽三重奏曲

■CD15
ルトスワフスキ:作品集
(1)チェロ協奏曲
(2)チェロ協奏曲*
(3)葬送の音楽〜バルトークの追憶に*
(4)チェロとピアノのための変容〜荘重に

■CD16
(1)ルディ・シュテファン(1887-1915):管弦楽のための音楽1912*
(2)B.A.ツィンマーマン(1918-1970):チェロ協奏曲《3つの形》
(3)フリードリヒ・グルダ(1930-2000):チェロと吹奏楽のための協奏曲

■CD17
(1)ウェーバー:《オベロン》序曲*
(2)シューベルト:交響曲第7番《未完成》*
(3)R.シュトラウス:チェロと管弦楽のためのロマンス
(4)ヴィンツェンツ・ラハナー(1811-1893):6つのドイツ舞曲よ
りカンタービレ*
(5)ドビュッシー:チェロ・ソナタ*
(6)ラフマニノフ:ヴォカリーズ
(7)サン=サーンス:白鳥
(8)ヴィエニャスフキ(シフ編):スケルツォ・タランテラ
■CD1
ハインリヒ・シフ(Vc)
(4)トン・コープマン(Cemb)/
ヤープ・テル・.リンデン(Vcコンティヌオ)
(5)アイオナ・ブラウン(指)アカデミー室内O
録音:(1)1983年(プライヴェート録音)*
(2)(3)1984年セオン(EMI)
(4)1991年アムステルダム(Philips)
(5)1983年ロンドン(Philips)
■CD2
ハインリヒ・シフ(Vc)
(1)フリードリヒ・グルダ(P)
(2)D.フィッシャー=ディースカウ(Br)
ユーディ・メニューイン(Vn)
ヘルムート・ヘル(P)
(3)クリスティアン・ツァハリアス(P)
(4)ティル・フェルナー(P)
録音:(1)1981年ウィーン(Amadeo)
(2)1984年ベルリン(EMI)
(3)1982年ザルツブルグ音楽祭ライヴ
(ORF)*、(4)2000年(Philips)
■CD3
ハインリヒ・シフ(指)
(1)ケルンWDR響
(2)トマス・ツェートマイアー(Vn)、
ウィーン室内O
録音:(1)1998年WDR(ケルン・ライヴ)*
(2)2000年ライヴ(SchubertiadeFeldkirch)*
■CD4
ハインリヒ・シフ(指)
(1)カメラータ・ザルツブルク
(2)(3)ノーザン・シンフォニア
録音:(1)2002年ウィーン・コンツェルトハウス、ライヴ(ORF)*
(2)1990年キーサイド、ニューキャッスル(Virgin)
(3)1991年キーサイド、ニューキャッスル(Virgin)
■CD5
ハインリヒ・シフ((1)(2)(3)Vc、(4)指)
(1)ベルナルド・ハイティンク(指)BPO
(2)(3)ゲルハルト・オピッツ(P)
(4)オスロ・フィルハーモニーO
録音:(1)1988年ベルリン(Philips)、
(2)(3)1991年ノイマルクト(Philips)、
(4)1996年オスロ・ライヴ*(OsloPhilharmonicOrchestra)
■CD6
ハインリヒ・シフ(Vc)
(1)クリスティアン・ツァハリアス(P)
(2)ゲルハルト・オピッツ(P)
(3)ザビーネ・マイヤー(Cl)、ルドルフ・ブッフビンダー(P)
録音:(1)1982年フライブルク・ライヴ(プライヴェート録音)*
(2)1996年ノイマルクト(Philips)、(3)1983年フランクフルト(EMI)
■CD7
ハインリヒ・シフ(Vc)
(1)ウルフ・ヘルシャー(Vn)、クリスティアン・ツァハリアス(P)
(2)フランク・ペーター・ツィンマーマン(Vn)、ヴォルフガング・サヴァ
リッシュ(指)ロンドン・フィル
録音:(1)1982年セオン(EMI)、(2)1996年ロンドン(EMI)
■CD8
ハインリヒ・シフ((1)-(4)Vc、(5)指)
(1)アンドレ・プレヴィン(指)VPO
(2)(3)アンドレ・プレヴィン(P)
(4)エリザベス・レオンスカヤ(P)
(5)シュターツカペレ・ドレスデン
録音:(1)(2)(3)1992年ウィーン(Philips)(4)1984年ラ・ショー・ド・フォン(Philips)、(5)1995年ドレスデン・ライヴ(MDR)*
■CD9
ハインリヒ・シフ(指)
(1)ケルンWDR響
(2)ブルーノ・ヴァインマイスター(Vc)、ドイツ・ラインラント=プファルツ州立PO
録音:(1)2004年ケルン・ライヴ(WDR)*
(2)2002年ルードヴィヒシャフェン・ライヴ(SWR)*
■CD10
ハインリヒ・シフ(指)
(1)バーデン=バーデン・フライブルクSWR響
(2)NDRハンブルクSO
録音:(1)2007年フライブルク・ライヴ(SWR)*
(2)2008年ハンブルク・ライヴ(NDR)*
■CD11
ハイリンリヒ・シフ((1)-(4)Vc、(5)指)
(1)ネヴィル・マリナー(指)SWRシュトットガルトRSO
(2)(3)(4)サミュエル・サンダース(P)
(5)バーデン=バーデン・フライブルクSWR響
録音:(1)1986年シュトゥットガルト(SDR&EMI)
(2)(3)(4)1987年ウィーン(Philips)
(5)2004年フライブルク・ライヴ(SWR)*
■CD12
ハインリヒ・シフ((1)指、(2)-(5)Vc)
(1)バーデン=バーデン・フライブルクSWR響
(2)(3)サミュエル・サンダース(P)
(4)アンドレアス・ライナー(Vn)
(5)ツィモン・バルト(P)
録音:(1)2003年ジュネーヴ・ライヴ(SWR)*
(2)(3)1987年ウィーン(Philips)
(4)1981年リンツ(プライヴェート録音)*
(5)1991年ザルツブルク音楽祭ライヴ(ORF)*
■CD13
ハインリヒ・シフ(Vc)
(1)クリストフ・フォン・ドホナーニ(指)VPO
(2)マキシム・ショスタコーヴィチ(指)バイエルンRSO
録音:(1)1988年ウィーン・ライヴ(VPO)*
(2)1984年ミュンヘン(Philips)
■CD14
ハインリヒ・シフ((1)指、(2)(3)Vc)
(1)ギドン・クレーメル(Vn)、タチアナ・グリンデンコ(Vn)、ユーリ・スミルノフ(Cemb、プリペアードPf)、ヨーロッパ室内O
(2)オレグ・マイセンベルク(P)
(3)ギドン・クレーメル(Vn)、タベア・ツィンマーマン(Va)
録音:(1)1988年ベルリン(DeutscheGrammophon)
(2)1984年ウィーン・ライヴ(ORF)*
(3)1987年ライヴ(ロッケンハウス音楽祭)
■CD15
ハインリヒ・シフ((1)Vc、(2)指)
(1)ヴィトルト・ルトスワフスキ(指)バイエルンRSO
(2)クリスティアン・ポルテッラ(Vc)、バーデン=バーデン・フライブルクSWR響
(3)マーラー室内O
(4)アチ・ベルトンチェリ(Pf)
録音:(1)1986年ミュンヘン・ライヴ(Philips&BR)
(2)2004年フライブルク・ライヴ(SWR)*
(3)2004年フェラーラ・ライヴ(FeraraMusica)*
(4)1983年エッケンハーゲン(EMI)
■CD16
ハインリヒ・シフ((1)指、(2)(3)Vc)
(1)(2)バーデン=バーデン・フライブルクSWR響楽(2)ミヒャエル・ギーレン(指)
(3)フリードリヒ・グルダ(指)ウィーン管楽アンサンブル
録音:(1)2009年フライブルク・ライヴ(SWR)*
(2)1989年バーデン=バーデン(Philips)
(3)1981年ウィーン(Amadeo)
■CD17
ハインリヒ・シフ((1)(2)指、(3)‐(8)Vc)
(1)SWRシュトットガルトRSO
(2)NDRハノーファー放送PO
(3)クルト・マズア(指)ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO
(4)(5)クリスティアン・ツァハリアス(P)
(6)エリザベス・レオンスカヤ(P)
(7)(8)サミュエル・サンダース(P)
録音:(1)1999年ケルン・ライヴ(Deutschlandradio)*
(2)2011年ハノーファー・ライヴ(NDR)*
(3)1989年ライプツィヒ(Philips)
(4)1982年フライブルク・ライヴ(プライヴェート録音)*
(5)1982年ザルツブルク音楽祭ライヴ(ORF)*
(6)1984年ラ・ショー・ド・フォン(Philips)
(7)(8)1987年ウィーン(Philips)

*印:初CD化
2016年12月26日に没したチェリスト、指揮者のハインリヒ・シフ(1951-2016)の主要なレパートリーをPhilips、EMI、DG等メジャー・レーベルや放送局の協力を得て集成。今回が初CD化となる多数の未発表音源を加えて大音楽家シフの偉業を辿ります。ハインリヒ・シフは1951年オーストリア出身。アンドレ・ナヴァラらの指導を受け、1972年にグラーツで開催されたISCM国際現代音楽祭でロストロポーヴィチが急病のため代役として演奏したルトスワフスキのチェロ協奏曲で一躍世界的な注目を集めるようになりました。その後はチェロの第一人者として華やかな活動を続けましたが、病のため2012年より指揮に専念、指揮者としても一時代を築きました。メジャー・レーベルからの音源の復刻ももちろんですが、今回のセットでうれしいのは初CD化される音源が多いこと。特におすすめはショスタコーヴィチのチェロ協奏曲第1番。1988年のウィーン・フィルとのライヴでソリストはもちろんシフ、指揮はドホナーニで権利はウィーン・フィルが所有していましたが、今回が初CD化。また広く世界に知られるきっかけとなったシフの十八番、ルトスワフスキのチェロ協奏曲は作曲者指揮のPhilips音源に加え、シフが指揮者に回って演奏した2004年のライヴ(初CD化)も収録、両者の聴き比べも楽しみなところ。そして指揮者としては2007年バーデン=バーデン・フライブルクSWR響とのマーラー:交響曲第1番ライヴに2004年ケルンWDR響とのブルックナー:交響曲第4番など、いずれも白熱のライヴで今回初CD化なのが不思議なくらいです。また既出のAmadeo音源ではありますが、ソルストとしては鬼才フリードリヒ・グルダの怪作「チェロと吹奏楽のための協奏曲」が収められているのも見逃せません。巨匠ハインリヒ・シフの足跡を辿る最高のセットです。

EditionHST
HST-104(1CD)
K.オルドニュス(オルドネス)(1734-1786);交響曲集第3巻
BrownI: C8 D10 F6 Bm1(HST-104)
交響曲ハ長調BrownI:C8
交響曲ニ長調BrownI:D10
交響曲へ長調BrownI:F6
交響曲ロ短調BrownI:Bm1*
ハイドン・シンフォ二エッタトウキョウ
リーダー;松井利世子(Vn)

録音:2015年5月、東京・オペラシティ近江楽堂にてライヴ収録
*以外=世界初録音
ヴァンハル、ホフマンとともに、1770年代ヴィーンで活躍した交響曲作家、オルドニュス。(教科書で習った、「ウイーン古典派」ハイドン、モーツァルトは実はヴィーンでは、ほとんど交響曲は作らなかったし、そもそも、ヴィーンにほとんど住んでいなかった。)。しかしながら、私生児であり、母親姓を名乗っていたため、また自筆譜は伝承されてないため、オルドニュス作品の復興は遅れている(80曲近い交響曲を作曲したが、現在視聴できるものは10曲たらず)。本CDでは、チェコ・プラハ国立博物館の協力を得、4曲を収録。

オクタヴィア
OVCL-00626(1CD)
ポポーフ:交響曲第1番 Op.7 飯森範親(指)東京SO

録音:2016年8月4日、東京・サントリーホール ・ライヴ
20世紀ソビエトの作曲家、ガヴリイル・ポポーフ。音楽院時代はショスタコーヴィチとともに 将来有望な才能の持ち主として注目されました。数々の作品で実力が認められていくな かで、当時のソビエトの芸術政策によって活躍の場が絶たれてしまい、不遇の時代を生き た作曲家でした。近年、彼の音楽が再評価され、全世界でその名が知られつつあります。 日本でも2016年8月に初演を果たした交響曲第1番が、ついにCD化となりました。 エネルギーに満ちた楽曲を、ライヴの熱気、迫力のあふれる演奏で、どうぞお楽しみくだ さい。(オクタヴィア)

PRAGA
PRDDSD-350140
(1SACD)
限定盤
ブルックナー:交響曲第3番ニ短調
ワーグナー:「パルジファル」〜幼な子があなたの母親の胸に抱かれているのを見た
 「トリスタンとイゾルデ」〜前奏曲/愛の死#
キルステン・フラグスタート(S)#、
ビルギット・ニルソン(S)、
ハンス・クナッパーツブッシュ(指)VPO

録音:1954年11月、1955年2月*、1958年#
ジャーレーベルのPD(著作権消滅)名盤をリマスターし、目の覚めるような音の良さで注目されるシリーズ。今回 はクナッパーツブッシュ。 それも1954年にウィーン・フィルを指揮したデッカの伝説的なセッション録音をSACDハイブリッド化。当時デッカ最先端の録音技術が名人ソウケニー クの新マスタリングで凄みを増しました。フラグスタートとニルソンを独唱者に迎えたワーグナーも壮絶のひとことに尽きます。 (Ki)
PRAGA
PRD-250341(1CD)
リムスキー=コルサコフ:交響曲第1番ホ短調
ストラヴィンスキー:交響曲第1番変ホ長調Op.1*
 幻想的スケルツォOp.3#
ボリス・ハイキン(指)モスクワRSO
イーゴリ・ストラヴィンスキー(指)コロムビアSO*
CBC響#

録音:1966年3月26日モスクワ、1965年5月2日ハリウッド*、1962年12月1日トロント#
リムスキー=コルサコフとストラヴィンスキーという近代管弦楽の大家の最初のオーケストラ曲を集めた一枚。とは言っても、リムスキー=コルサコフの 交響曲第1番は、後に作曲者が大改訂した版で、円熟期のオーケストレーションを堪能できます。ハイキンの明るい響きが魅力。興味深いのはストラヴィ ンスキーの「作品1」の交響曲。23-5歳の作で40分の大曲。グラズノフを思わすみずみずしいロシア色に満ち、作曲者の名を伏せたならば、誰もスト ラヴィンスキーの作とは思えません。ロシア音楽好きなら気にいること間違いなしです。 (Ki)

Onyx
ONYX-4168(1CD)
ウォルトン:交響曲集
交響曲第1番変ロ長調/交響曲第2番
キリル・カラビッツ(指)
ボーンマスSO
2008年からボーンマスSOの首席指揮者を務め、2016年にはヴァイマル・ドイツ国民劇場(Deutsches Nationaltheater and Staatskapelle Weimar)の音楽監督&首席指揮者にも就任し注目を浴びているウクライナの若きマエストロ、キリル・カラビッツ。プロコフィエフの交響曲と珍しい作品を組み合わせたプログラムで大成功を収めた「プロコフィエフの交響曲全集」に続く新録音は、なんとウィリアム・ウォルトンの交響曲集が登場!
2016年には読売日響を振った来日公演を成功させたカラビッツ。ディスコグラフィーの殆どをロシア音楽が占めるカラビッツが新たに挑む、20世紀イギリス音楽史における傑作交響曲にご期待あれ!

Nimbus
NI-7099(2CDR)
シューマン:交響曲全集
交響曲第1番変ロ長調 Op.38「春」/交響曲第4番ニ短調 Op.120/マンフレッド序曲 Op.115/交響曲第2番ハ長調 Op.61/交響曲第3番変ホ長調 Op.97「ライン」
ヨンダニ・バット(指)LSO

録音:2011年&2012年、アビーロード・スタジオ(ロンドン、イギリス)
かつてASVレーベルで知られざるレパートリーを続々と取り上げたマカオ出身の指揮者(兼科学者)ヨンダニ・バットが、一転、Nimbusレーベルで取り組んだ王道レパートリーの1つであるシューマンの交響曲が全集となって新装登場。LSOとのシューマン全集は、惜しくも2014年8月28日に他界してしまったヨンダニ・バットが遺した功績の1つです。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

Lyrita
SRCD.364(1CDR)
ダニエル・ジョーンズ:交響曲集
交響曲第2番
交響曲第11番 「ジョージ・フルーム・タイラーの思い出に」*
BBCウェールズSO、
ブライデン・トムソン(指)

BBC放送日:1990年1月19日、1990年3月30日*
20世紀中期のウェールズにおける最大の作曲家とされており、複合拍子(Complex Metres)の考案者としても知られるダニエル・ジョーンズ(1912−1993)。交響曲集第4弾は、複雑なリズムを重視し叙情的な要素と舞曲的要素を兼ね備える交響曲第2番(1951年に自身の指揮で初演)と、スウォンジー音楽祭の委嘱により作曲された交響曲第11番(1984年チャールズ・グローヴズ指揮で初演)の2つの交響曲を収録。第11番は副題の通り、ダニエル・ジョーンズの友人であり、スウォンジー音楽祭の会長を務めたジョージ・フルーム・タイラー(1983年没)へと捧げられています。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。


EUROARTS
20-64024F(Bluray)
KKC-9247(Bluray)
日本語帯・解説付
税込定価
20-64028D(DVD)
KKC-9248(DVD)
日本語帯・解説付
税込定価
小澤征爾&サイトウ・キネン・オーケストラ/2015&2016
ベートーヴェン:交響曲第2番
交響曲第7番

■特典映像
ベートーヴェン:合唱幻想曲

・マエストロ・オザワ 80歳バースデー・セレブレーション
小澤征爾(指 )
サイトウ・キネン・オーケストラ

収録:2015年9月6日(第2番)、2016年8月18日(第7番)、キッセイ 文化ホール、ライヴ

■特典映像
小澤征爾(指)
サイトウ・キネン・オーケストラ
マルタ・アルゲリッチ(P)
リディア・トイシャー(S)
三宅 理恵(S)
ナタリー・シュトゥッツ マン(C.A)
福井 敬(T)
ジャン=ポール・フシェクール(T)
マ ティアス・ゲ ルネ(Br)
OMF合唱団
収録:2015年9月1日、キッセイ文化ホール、ライヴ
◆Bluray
画面:1080/60i Full HD 16:9
音声:PCMステレオ、
DTS-HD Audio5.1
リージョン:All
本編83分 特典25分
◆DVD
画面:NTSC 16:9
音声:PCMステレオ、
DTS-HD Audio5.1
リージョン:All
本編83分 特典25分
1992年より長野県松本市で 毎年夏に開催してきた『サイトウ・キネン・フェスティバル松本』(SKF)は 、2015年より『セイジ・オザワ 松本フェスティバル』 (OMF)として新たなスタートを切りまし た。名称変更後もSKFからの母体であるサイトウ・キネン・オーケストラ (SKO)の優れた演奏はもちろんのこと、 小澤征爾総監督のもとに世界的指揮者、演奏家、出演者たちが 松本に集まります。 この映像は、新たなステージに踏み出した2015年とSKFから通 算し開催25回目となった2016年の小澤征爾指揮によるライヴ収録。傘寿を迎 えた小澤 征爾の円熟の演奏が収められています。 まず名称が変更され 、記念すべき第1回となった2015年のセイジ・オザワ 松本フェスティバル。15年ぶりに松本でベートーヴェンの交響 曲第2番を小 澤征爾が指揮したコンサートの映像です。交響曲第2番は、難 聴が悪化し、あの「ハイリゲンシュタットの遺書」が書かれたのとほぼ同時 期に作曲されました。 第3番「英雄」の影に隠れていますが、熱き筆致と豊かな表情 を持った楽曲。古典派の枠をはみ出してゆくベートーヴェンの音楽性を示し た作品で、小澤 征爾渾身の演奏を披露しています。 そして2016年のベートー ヴェン交響曲第7番。この曲も松本で演奏するのは23年ぶり。ベートーヴェ ンの交響曲の中でも最も勢いのある生気に満ちた楽 曲。第6番「田園」を完成させ、3年のブランクの後に書きあげ たのが7番。その間にベートーヴェンは体調の悪化や生活の苦しさ、失恋な ど苦境に立た されていましたが、徐々に生きる力を取り戻し、私生活及び創 作活動に新たな道を歩み始めたベートーヴェンの心情があらわれています。 特徴的なリズムが 繰り返され、小澤征爾の力強い指揮とSKOの活力溢れる演奏で 生き生きとした音楽を展開しています。 これら2つのコンサートはともに小澤征爾の体調を考慮してブ ラームス交響曲第4番からの演目変更によって演奏されました。ブラームス の演奏を聴きたい ファンも多いですが、こうしてオール・ベートーヴェン・プロ グラムとして一つの映像で観ることができるのは嬉しいところです。 この記念すべき2つのコンサートに加えて、この映像には「マ エストロ・オザワ 80歳バースデー・コンサート」の模様が収録されています。 2015年9月 1日に80歳の誕生日を迎えた小澤征爾。世界のマエストロを祝 うために、世界中から一流の音楽家ら総勢300名が集まりました。ここでは 、このコンサー トのメインであったベートーヴェンの「合唱幻想曲」が収録さ れています。この日友情出演したマルタ・アルゲリッチ、そしてナタリー・ シュトゥッツマンやマ ティアス・ゲルネといったソリスト陣により演奏され、会場は 大いに盛り上がりました。アルゲリッチはこれまで「合唱幻想曲」はレパー トリーに入れてなかっ ただけに、今回映像としてのリリースは初。また最後には出演 者全員で「Happy Birthday」を合唱し用意されたケーキのローソクを吹き消すと 観客席から は大歓声が巻き起こりました。気

BR KLASSIK
BR-900150(1CD)
NX-B05
マーラー:交響曲第5番 マリス・ヤン ソンス(指)
バイエルン放送SO

録音:2016年3月10-11日 ライヴ収録(拍手入り)
※900155(SACDハイブリッド盤と同内容)
マーラーの全交響曲の中で も「創造の新たな段階に踏み出した作品」とされる交響曲第5番。 これまでの「子供の不思議な角笛」からの影響から脱却した“ 器楽のみ”のこの作品には彼も自信を抱いていました。 だからこそ、1904年10月の初演の際、この曲がオーケストラや 聴衆に快く受け入れられなかったことが不本意であった マーラーは、後に妻アルマの助言も入れながら何度か改訂を施 しています。 2016年のヤンソンスが指揮したこの「交響曲第5番」。一聴す ればヤンソンスがどれほどこの曲に対して真摯に向き 合っているかがおわかりいただけます。名曲中の名曲だけに多 くの指揮者、オーケストラがこの曲を演奏、録音し、聴き 手もこれらの演奏に触れる機会がありますが、ここでのヤンソ ンスの演奏は、どんなに耳が肥えた聴き手にも、新たな発 見をもたらすことでしょう。各々の楽器によるフレーズの歌わ せ方、テンポ、デュナーミクに至るまで、もう一度スコアを見 たくなるような驚きに満ちています。スコアを深く丁寧に読み 込み、一つ一つの音を大切に奏でることで生まれた完成 度の高い演奏です。

OEHMS
OC-031(9CD)
NX-C05
ブルックナー:交響曲全集
交響曲 第1番 ハ短調 WAB101 LINZER FASSUNG1865/66
交響曲 第2番 ハ短調 WAB102 FASSUNG VON 1872
交響曲 第3番 ニ短調 WAB103 FASSUNG VON 1889
BEARBEITUNG VON DR. LEOPOLD NOWAK
交響曲 第4番 変ホ長調 WAB104 BEARBEITUNG VON DR. LEOPOLD NOWAK
交響曲 第5番 変ロ長調 WAB105
交響曲 第6番 イ長調 WAB106
BEARBEITUNG VON DR. LEOPOLD NOWAK
交響曲 第7番 ホ長調 WAB107
交響曲 第8番 ハ短調 WAB108 FASSUNG VON 1890.BEARBEITUNG VON DR.LEOPOLD NOWAK
交響曲 第9番 ニ短調 WAB109
1894年初稿(ノヴァーク版)ベンヤミン=グンナー・コールス補筆による4楽章完成版
アイヴォー・ ボルトン(指)
ザルツブルク・モーツァルテウムO
スクロヴァチェフスキ、ヤ ングに次ぐ「OEHMSレーベル:ブルックナー・ツィクルス」の第3集はイギリ スの指揮者アイヴォー・ボルトンが指 揮したザルツブルク・モーツァルテウムOの演奏。 1982年からグラインドボーン音楽祭の指揮者を務めるとともに 、1984年からはピリオド楽器を使用したセント・ジェイムズ・バロック・ プレイヤーズを結成したボルトン。現代から古楽まで幅広いレ パートリーを有しており、このブルックナーの演奏も、ピリオド奏法を取り 入れた軽やかで透明感ある響きが特徴的。従来のような重厚な 響きを重んじる聴き手の耳にも新鮮な風を送り込んだことで知ら れる演奏です。


Altus
TALT-028(1CD)
シューベルト:交響曲第8番『未完成』
ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68*
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
トリノ・イタリアRSO(RAI国立管)

録音:1952年3月11日、1952年3月7日*
ターラ・レーベルより発売されていた「イタリアのフルトヴェングラー」(FURT-1080)をライセンス復刻いたしました。晩年のフルトヴェングラーがRAI交響楽団と残した非常に貴重な録音です。同音源中、最良の音質と言われていたターラ盤をリマスタリングし、より聴きやすい音に仕上げました。当演奏の決定盤としておすすめいたします。フルトヴェングラーとイタリアの関わりは深く、記録では1922年から54年までの期間にイタリアで演奏会を行っています。内容はオーケストラ演奏会が69回、オペラが112回。31人の作曲家、76の作品を取り上げています。当時の批評家や聴衆がどのように賞賛し、また批判したかなど、イタリアにおけるフルトヴェングラー受容について書かれた解説書の日本語訳も貴重です。フルトヴェングラーの重要レパートリーである『未完成』とブラームス1番を収録。激しさももちろんありますが、それ以上に大きな抑揚、深みのある表現に打たれる演奏です。『未完成』第1楽章、第2主題提示前の転調する「気配」の繊細さがやはりフルヴェン。ブラームスのフィナーレも圧巻で、イタリアの聴衆が大喝采! (Ki)


SWR music
SWR-19042CD
(17CD+DVD)
NX-H06
ミヒャエル・ギーレン・エディション 第6集 1988-2014
マーラー:交響曲全集、歌曲集

■DVD(初出)
交響曲 第9番 ニ長調

■CD1-15
交響曲第1番〜第9番
第10番アダージョ(エルヴィン・ラッツ校訂:マーラー協会版)
第10番(デリック・クックによる補筆完成版)
歌曲集「さすらう若人の歌」…初出録音
歌曲集「亡き子をしのぶ歌」
「リュッケルトの詩による5つの歌」(初出)
歌曲集「子供の不思議な角笛」
大地の歌
コルネリア・カリッシュ(A)(第2,3番)
ユリアーネ・バンゼ(S)
ヨーロッパ合唱アカデミー
フライブルグ大聖堂少年cho(第3番)
クリスティーネ・ウィトルジー(S)(第4番)
アレッサンドラ・マーク(S)(第8番)
マーガレット・ジェーン・レイ(S)(第8番)
クリスティアーネ・ベージガー(S)(第8番)
ダグマル・ペツコヴァー(A)(第8番)
ユージェニー・グルーンウォルト(C.A)(第8番)
グレン・ウインズレイド(T)(第8番)
アンソニー・マイケルズ=ムーア(Br)(第8番)
ペーター・リカ(Bs)(第8番)
アウレリウス少年cho(第8番)
ピーター・マッテイ(Br)(さすらう若人)
コルネリア・カリッシュ(A)(亡き子)
エリザベス・クルマン(Ms)(リュッケルト)
クリスティアーネ・イーフェン(S)(角笛)
ハンノ・ミュラー=ブラハマン(Br)(角笛)
コルネリア・カリッシュ(Ms)(大地)
ジークフリート・イェルザレム(T)(大地)

■DVD
収録: 2003年6月30日
■CD
録音:2002年6月11-13日(第1番)、1996年6月3-7日(第2番)、1997年2月1日(第3番)、1988年2月23-26日(第4番)、2003年12月9-10日(第5番)、1999年9月7-10日(第6番)、1993年4月19-23日(第7番)、1998年12月8-18日(第8番)、2003年6月27日-7月4日(第9番)、1989年11月16-17日(第10番アダージョ)、2005年3月17-19日(第10番クック版)、2014年1月24日(さすらう若人)、1998年6月25.26日(亡き子)、2012年5月21-24日(リュッケルト)、2009年1月25-29日&2011年3月22-28日(角笛)、1992年9月&2001年11月(大地)
冷徹、完璧と称されるギーレンの特徴が最も味わえるのは、なんといってもマーラーの交響曲でしょう。複雑なスコアを隅々まで見通し、鮮烈な響き の音楽として聴かせる手腕は他の指揮者の追随を許しません。とりわけ「交響曲第7番」はギーレンの十八番。 この1993年の録音は、第3楽章のスケルツォをはさむ「2つの夜の音楽」でのコントラストが聴きもの。興奮に満ちた音楽が展開されていきます。 ギーレンによるマーラーの交響曲は、最初に1曲ずつ分配で発売され、その後、1988年から2003年までの録音がBOX化されていますが、今回 の新装BOXには、2004年以降の録音も含まれた完全盤。また歌曲集には「さすらう若人の歌」と「リュッケルトの詩による5つの歌」の初出音源も 含みます。 そしてこのBOXで初めてお目見えするのは、2003年収録の「交響曲第9番」の映像です。 この演奏はギーレンにとっても快心の出来であり、彼が尊敬していたクレンペラーに捧げたもの。この演奏会にはクレンペラーの娘ロッテも招待されて いましたが、病床にあった彼女は出席することができず、奇しくもコンサートの翌日にこの世を去ってしまいました。 ブックレットにはこれらのエピソードも収録されるなど(英語、ドイツ語)、ギーレン・ファンにとって必携のBOXとなっています。

Forgotten Records
fr-1349(1CDR)
ハイドン:交響曲第88番
 トランペット協奏曲Hob.VII/1
シベリウス:交響曲第2番
ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指)
北ドイツRSO
アドルフ・シェルバウム(Tp)

録音:1962年11月12日ライヴ、1958年3月3日ライヴ*、1955年#
音源:Capitol P 18009#


EUROARTS
20-53748D(DVD)
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61
バルトーク:バレエ音楽「かかし王子」Op.13 Sz.60
ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68
トゥールーズ・キャピトル国立O
トゥガン・ソヒエフ(指)
ワディム・グルズマン(Vn)

収録:2016年3月、アル・オ・グラン、トゥールーズ
画面:16:9 NTSC
音声:PCMステレオ、126分
気鋭の若手、トゥガン・ソヒエフ率いるトゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団のライヴ映像。ベートーヴェン「ヴァイオリン協奏曲」では、スウェーデン のBISレコードの専属ヴァイオリニストとして意欲的なアルバムを発売しているワディム・グルズマンがソロを務めています。使用楽器は、シカゴのストラディ ヴァリ協会の厚意により長期貸与された、レオポルド・アウアーが使用していた1690年製のストラディヴァリウス。「ヴァイオリンは弾くものではなく歌うも のだ」と言ったアウアーの言葉通り、崇高さと優美さを兼ね備えたベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を、卓越した技量だけでなく、雄大にたっぷりとした 音で朗々と聴かせてくれます。 そして、民族的なメロディーやリズムを用いた楽曲を多く作曲しているハンガリーのバルトーク。中でもとりわけ色彩感豊かなバレエ音楽「かかし王子」。美 しい王女と王子の真実の愛を描いたメルヘン作品ですが、ソヒエフの颯爽としてメリハリのある演奏で、音楽的にも密度の高い華やかさを感じることができ ます。メインは、ブラームス交響曲第1番。ブラームスの長年の苦心と歳月が曲の重みとなって表現されたもので完成までに20年以上を要しています。ソ ヒエフは、こうしたブラームスの野心を解釈に深く入れ込み、厚みのある響きをオケから引き出すことに成功しています。 (Ki)

GRAND SLAM
GS-2170(1CD)
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」 ジャン・マルティノン(指)VPO

録音:1958年3月31-4月3日ゾフィエンザール(ウィーン)
使用音源:Private archive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より
あまりにも有名な名盤であり、当シリーズではGS-2038[廃盤](LP復刻、英デッカSXL-2004を使用、2009年)に続いて、2度目の復刻となります。フランス人の指揮者を起用してロシア物を録音する、特にカタログの少なかったステレオ初期であることを考慮すると、これは大胆な選択、一種の賭けと言えます。結果に関しては言うまでもないでしょう。このマルティノン盤はケルテスの「新世界」(GS-2159)とともに、ウィーン・フィルの録音史上でも突然変異的名演として、今日でも絶大な人気を誇っています。今回も復刻には2トラック、38センチのオープンリール・テープを使用しましたが、その鮮度は腰を抜かすほどで、いかに突出した演奏であったかが強烈に伝わって来ます。(平林直哉)

PRAGA
PRDDSD-350138
(1SACD)
限定盤
ルーセル:作品集
(1)組曲ヘ長調Op.33
(2)交響曲第3番ト短調Op.42
(3)バレエ音楽「バッコスとアリアドネ」第2組曲Op.43b
(4)交響曲第4番イ長調Op.53
(1)ポール・パレー(指)デトロイトSO
(3)レナード・バーンスタイン(指)NYO、
(3)アンドレ・クリュイタンス(指)パリ音楽院O
(4)ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)フィルハーモニアO

録音:1957年3月19日(1)、1961年9月25日、1963年11月5-16日(3)、1949年11月(4)
Bi-Channel Stereo
アルベール・ルーセル(1869-1937)は海軍軍人として東洋まで旅したことが、その後の音楽の作風に影響したといわれます。たしかに印象主義的な 所はありながらも、ベルエポック風なオシャレさのカケラもない男性的な原始性が独特な味わいを見せています。ここでは彼のオーケストラ作品4篇がと り上げられていますが、パレー、バーンスタイン、クリュイタンス、カラヤンと凄い面々が並びます。演奏も説得力満点で、ルーセルの魅力を再認識させて くれます。

Forgotten Records
fr-1149A(1CDR)
バーギン&ラインスドルフ
ハイドン:交響曲第88番「V字」*
モーツァルト:セレナード第9番「ポストホルン」
リチャード・バーギン(指)*
エーリヒ・ラインスドルフ(指)
ボストンSO

録音:1961年4月15日*、1962年12月28日(共にモノラル・ライヴ)
Forgotten Records
fr-1130A(1CDR)
シベリウス:交響曲第6番
R=コルサコフ:「金鶏」組曲
ディーリアス:川の上の夏の夜
 奇想行進曲
トマス・ビーチャム(指)
ボストンSO

録音:1952年1月27日ライヴ
Forgotten Records
fr-1345(1CDR)
ボロディン:交響曲第1番*
チャイコフスキー:交響曲第4番#
コンスタンチン・イワーノフ(指)
ソヴィエト国立SO

録音:1952年頃(モノラル)*、1960年頃(ステレオ)#
音源: Le Chant du Monde LD-A-8060 *、 Melodiya, 05914-5 #
Forgotten Records
fr-1117A(1CDR)
オッテルローのベートーヴェン
(1)交響曲第4番 変ロ長調 Op.60
(2)序曲「コリオラン」
(3)「フィデリオ」序曲
(4)「レオノーレ」序曲第3番
(5)「エグモント」序曲
ヴィレム・ファン・オッテルロー(指)
ハーグPO

録音:(1)1957年4月23日-24日
(2)1951年10月13日
(3)1957年4月24日
(4)1957年4月
(5)1951年6月6日
音源: Philips 663008 BR、S 06119 R
Forgotten Records
fr-1119(1CDR)
ルーセル:交響曲第4番 イ長調 Op.53
オネゲル:交響曲第5番「3つのレ」
ペドロ・デ・フレイタス・ブランコ(指)
フランス国立放送O

録音:1960年2月11日(モノラル・ライヴ)
Forgotten Records
fr-1125(1CDR)
ドラティ&LSO/ハイドン:交響曲集
第45番 嬰へ短調「告別」*
第100番 ト長調「軍隊」#
第101番 ニ長調 「時計」+
アンタル・ドラティ(指)LSO

録音:1957年7月7日(#/+)、8日+、9日#、10日+、1961年6月22日*(全てステレオ)
音源: Mercury SR 90280、SR 90155

Christophorus
CHE-0212-2(1CD)
ウェーバー:交響曲第1番ハ長調 Op.19(J.50)
交響曲第2番ハ長調(J.51)
ピアノと管弦楽のためのコンチェルトシュトゥック Op.79
フロリアン・クルンペック(P)、
クラウス・ペーター・フロール(指)
ウィーン・コンツェルト=フェライン

録音:2002年9月27日−28日(Op.19)、2003年3月7日−8日(J.51、Op.79)、ウィーン・コンツェルトハウス
ウィーンSOのメンバーによって設立されたウィーン・コンツェルト=フェラインによるウェーバーの交響曲集。
古典派からロマン派への移行期を目の当たりにする若きウェーバーが作曲した2つの交響曲を、クラウス・ペーター・フロールが振る。

Edition HST
HST-106(1CD)
税込定価
J.B.ヴァンハル(1739 -1813);交響曲集第18 巻Bryan C6 D15
交響曲ハ長調Bryan C24
交響曲ハ長調Bryan C25
交響曲ハ長調Bryan C27
※C24はホフマン作、C25はシュタルケル作と推定される。
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ
リーダー;松井利世子(Vn)ほか

録音: 2016 年 8 月22 日、東京オペラシティ近江楽堂・ライヴ
※全曲世界初録音!


ORFEO
C-852121SACD(1SACD)
SACDハイブリッド盤
日本限定発売

NX-B07
ショスタコーヴィチ:交響曲第7番「レニングラード」 アンドリス・ネルソンス(指)
バーミンガム市SO


録音:2011年11月10.12日(ライブ)
アンドリス・ネルソンスは2014年以来ボストン交響楽団の音楽監督を務め、2017年からはライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の首席指揮者にも就 任することが決まっている現在最も注目を集める指揮者。 この『レニングラード』はバーミンガム市響と良い関係を築いていた2011年の演奏で、冒頭から疾走するようなスピードで一気に突き進む、若きネルソンス のエネルギッシュな表現が魅力です。一方、第3楽章〈アダージョ〉では悲しみに満ちたメロディを弦の美しくも痛切な響きで見事に歌い繋ぐなど、豊かな音 楽性も存分に発揮しており、この録音から数年後には世界的な人気指揮者となった実力の片鱗を見せつけます。 曲の最後、大音響の中に到達する雄大なスケールで作り上げたクライマックスが聴きもので、聴衆の熱狂的な歓声にも納得させられます。

Coviello
COV-91718(1SACD)
ドヴォルザーク:交響曲第1番ハ短調Op.3「ズロニツェの鐘」 ニュルンベルク州立PO
マルクス・ボッシュ(指)

録音:2016年、マイスタージンガーハレ(ライヴ)
マルクス・ボッシュが、2011年から音楽監督を務めているニュルンベルク州立フィルハーモニーと共に取り組んでいるドヴォルザークのシリーズ。第6 弾は第1番「ズロニツェの鐘」です。この曲は1865年に完成後、スコアを輸送中に紛失、1923年にドイツの古本屋で見つかり、1946年に71年越 しにやっと初演されたという不思議な経歴をもつ交響曲で、ドヴォルザークが唯一実際に聴いていない交響曲なのです。この交響曲には「ズロニツェの鐘」 という副題がついており、これはドヴォルザークが若い頃に住んでいた街のこと。実際に曲中に鐘は使われませんが、木管楽器が順番に鐘の音を表現し、 実際に鐘の響きのようにこだまして聴こえます。さらに当時ドヴォルザークが好意を抱いていた女優ヨゼフィーナ・チェルマーコヴァへの恋心といった感情 も反映されていると言われています。形式としては、尊敬するベートーヴェンの影響がみられます。まず第1楽章にリズム動機を用いて、それを全楽章に 使い循環形式のようにしています。次にハ短調、変イ長調、ハ短調、ハ長調という調性プランはベートーヴェンの交響曲第5番と一致しています。 マルクス・ボッシュは当シリーズでこれまでにも緻密な解釈でその手腕を発揮してきましたが、この第1番は長い間演奏されることなく埋もれていた曲で はありますが、若きドヴォルザークのエネルギーと情熱がはっきりと感じられる解釈で聴かせてくれます。 (Ki)

Goodies
78CDR-3686(1CDR)
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」 エーリヒ・クライバー(指)LSO

英 DECCA AK1824/8(ffrr 録音)
録音:1948年2月24-25日&5月17日(AR 12039)ロンドン、キングズウェイ・ホール
エーリヒ・クライバー(1890-1956)はウィーン出身の20世紀前半を代表する指 揮者のひとり。指揮者のカルロス・クライバー(1930-2004)の父親。プラハ大 学で歴史と哲学を学んだが、一方で指揮者への道を目指すようになった。プラ ハ音楽院で指揮法を学び、1911年に指揮者デビュー。1923年にベルリン国立歌 劇場の音楽監督に就任した。ナチスの台頭でベルリンの職を辞し、1935年に妻 と当時5歳のカルロスとアルゼンチンに移住した。1939年に市民権を取得し、 ブエノスアイレスのテアトロ・コロンの首席指揮者に就任した。大戦後はヨー ロッパに戻り、英国デッカの専属となり各地に客演指揮者として活躍した。こ のシリーズでパリ音楽院管弦楽団を1949年に指揮したチャイコフスキー:交響 曲第4番(78CDR-3518)が出ている。(グッディーズ)

BR KLASSIK
BR-900155(1SACD)
NX-C01
マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調 マリス・ヤンソンス(指)
バイエルンRSO

録音 2016年3月10-11日 ライヴ収録(拍手入り)
SACD Hybrid盤は日本先行発売(日本だけの販売)通常盤は2017年8月発売予定。
2016年のヤンソンスが指揮したこの「交響曲第5番」。一聴すればヤンソンスがどれほどこの曲に対して真摯に向き合っているかが おわかりいただけます。名曲中の名曲だけに多くの指揮者、オーケストラがこの曲を演奏、録音し、聴き手もこれらの演奏に触れる 機会がありますが、ここでのヤンソンスの演奏は、どんなに耳が肥えた聴き手にも、新たな発見をもたらすことでしょう。各々の楽器に よるフレーズの歌わせ方、テンポ、デュナーミクに至るまで、もう一度スコアを見たくなるような驚きに満ちています。スコアを深く丁寧 に読み込み、一つ一つの音を大切に奏でることで生まれた完成度の高い演奏です。
BR KLASSIK
BR-900156(1CD)
NX-B05
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付」 クラッシミラ・ストヤノワ(S)
リューバ・ブラウン(Ms)
ミヒャエル・シャーデ(T)
ミヒャエル・フォッレ(Bs)
マリス・ヤンソンス(指)
バイエルンRSO
バイエルン放送cho

録音:2007年10月27日 ヴァチカン、教皇パウロ6世オーディエンス・ホール
旧品番 900108
一分の隙もない美しいハーモニーを 紡ぎ出す合唱団、国際的な知名度を誇るソリスト、そして、ヤンソンスの熱狂的な指揮こそ、この「高き理想と喜び」を歌いあげた 交響曲にふさわしいものでしょう。

Biddulph
WHL-006(2CDR)
【未案内旧譜】
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー/HMV戦前録音全集
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
ワーグナー:「トリスタとイゾルデ」〜前奏曲と愛の死
 「パルジファル」〜第1幕前奏曲と聖金曜日の音楽
フルトヴェングラー:ピアノと管弦楽の為の交響的協奏曲ロ短調*
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
エドウィン・フィッシャー(P)*
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
BPO

復刻:マーク・オーバート=ソーン、
ADD
(C)(P)1993


オクタヴィア
OVCL-00633(1CD)
税込定価
2017年7月19日発売
ベートーヴェン:交響曲 第1番
交響曲 第3番 「英雄」
久石譲(指)
ナガノ・チェンバー・オーケストラ

録音:2016年7月16日(第1番)、2017年2月12日(第3番)長野市芸術館 メインホール ・ライヴ
2016年5月にオープンした長野市芸術館。そのホールを本拠地として新たなオーケストラ、ナガノ・チェンバー・オーケストラが誕生しました。音楽監督久石譲の呼び掛けの元、日本のトッププレーヤーが結集してのベートーヴェン・チクルスが開始。 “音楽史の頂点に位置する作品のひとつ”と久石がこよなく愛する「第九」に至るまで、2年で全集完成を目指します。  久石の純粋なクラシックアルバムはこれまでにも数点発表されていますが、まとまった全集ものに挑むのは初めてです。作曲家ならではの視点で分析する”例えればロックのように“、かつてない現代的なアプローチによる久石譲&NCOのベートーヴェン・チクルス、第1弾です。(オクタヴィア)

オクタヴィア
OVCL-00635(1SACD)
税込定価
2017年7月19日発売
ショスタコーヴィチ:交響曲 第8番 ハ短調 Op.65 エリアフ・インバル(指)
東京都SO

録音:2016年9月20日 東京・サントリーホール にてライヴ収
好評、インバル&都響のショスタコーヴィチ・シリーズ第5弾アルバムです。圧倒的なパワーと推進力を兼ね備えた、現代のショスタコーヴィチ像と言っても過言ではない当シリーズ。今作でも、同様のアプローチで、聴衆を興奮の坩堝へと導きます。 インバルの一点の妥協も許さない引き締まったサウンドによって、ショスタコーヴィチの真髄を抉り取ります。東京都交響楽団のライヴとは思えない機能性の高い演奏も聴きものです。強固なアンサンブルとパワー漲る重厚なサウンドをベースに、インバルが存分にショスタコーヴィチを表現していきます。 両者の驚くべきクオリティの演奏をお聴き下さい。(オクタヴィア)


Altus
ALTLP-122(2LP)
完全限定生産盤
税込定価
ムラヴィンスキー/レニングラード・フィル〜1977年来日ライヴ・エディション2
[LP1-A]
チャイコフスキー:バレエ音楽『くるみ割り人形』Op.71より 第6〜9曲(招待客の帰宅、夜/くるみ割り人形とねずみの王様の戦い/冬の松の森で/雪片のワルツ)
[LP1-B]
チャイコフスキー:バレエ音楽『くるみ割り人形』Op.71より 第14・15曲 (金平糖の精と王子のパ・ド・ドゥ/終幕のワルツ)、
ウェーバー:歌劇『オベロン』序曲
[LP2-A]
シューベルト:交響曲第8番『未完成』
[LP2-B]
シベリウス:交響曲第3番
エフゲニ・ムラヴィンスキー(指)
レニングラードPO

録音:[LP1][LP2-A] 1977年10月8日/大阪フェスティバル・ホール(ライヴ、ステレオ)
[LP2-B] 1963年10月27日/レニングラード・フィルハーモニー・ホール(ライヴ、モノラル)
初LP化、国内プレス、日本語帯・解説付
1977年10月に行われたムラヴィンスキーとレニングラード・フィル3回目の来日ツアーより、大阪公演の音源をLP化しました。もはや伝説となって いる衝撃の演奏が鮮明なステレオ録音とともに蘇ります。新リマスタリングを施したアナログのマスターテープを作成してLP化することにより、CDとは まるで違う音質を獲得しているのも大きなポイントです。
ムラヴィンスキー&レニングラード・フィルはいくつか『未完成』の録音を残していますが、デリケートなニュアンスはこれが一番明瞭です。強い緊張 感に貫かれながらも、刻々と変化するニュアンスと温かな人間性に感動させられます。冒頭の弱音からして尋常でない世界です。『くるみ割り人形』もムラヴィ ンスキー独自の選曲により、チャイコフスキーの後期交響曲に匹敵する大きな音楽的構築性を見せます。ことに徐々に盛り上がる「パ・ド・ドゥ」は息も つけぬ至福の6分間。聴いていて身動きの取れなくなる大演奏です。
ボーナスとしてこれまた貴重なシベリウス演奏を収録。ムラヴィンスキーはシベリウスを高く評価しており、フィンランドへ演奏旅行を行った際にシベリ ウス邸を訪問し、大作曲家に謁見したことも。ここに聴けるのは贅肉のない研ぎ澄まされた驚きの名演。当時60歳のムラヴィンスキーの覇気と推進力、 さらに異常なまでの音楽の大きさに圧倒されない人はいないでしょう。しばしば現れるフォルテの強烈さはスヴェトラーノフやゴロワーノフにも劣りません。 こちらはモノラルになりますが非常にクリアで臨場感たっぷり。当時のソ連放送局の録音技術の高さに驚かされます。

Altus
ALTLP-124(2LP)
完全限定生産盤
税込定価
サヴァリッシュ/ウィーン・フィル 1983年ザルツブルク・ライヴ
[LP1-A]
モーツァルト:交響曲第39番全楽章
[LP1-B]
ブルックナー:交響曲第9番 第1楽章
[LP2-A]
ブルックナー:交響曲第9番 第2楽章
[LP2-B]
ブルックナー:交響曲第9番 第3楽章
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指)VPO

録音:1983年8月10日/ザルツブルク祝祭大劇場(オーストリア放送協会によるライヴ 、ステレオ )
国内プレス、初LP化、日本語帯・解説付
CD発売時大きな話題となったORF(オーストリア放送協会)提供音源によるウィーン・フィルの名演に新リマスタリングを施し、アナログのマスターテー プを作成してLP化。CDとはまるで違うアナログならではの音質でお楽しみいただけます。ウィーン・フィルからたびたび出演依頼を受けながらも、スケジュールの都合で登場回数の少なかったサヴァリッシュの貴重な共演記録。ベームの遺言 により実現したというザルツブルク音楽祭ライヴです。目玉は絶頂期のサヴァリッシュが生み出した壮絶無比のブルックナー第9番で、ウィーン・フィルが 火の玉の如き熱演を展開。第1楽章の緊張感、第2楽章の手に汗握る強烈なリズム感などものすごい演奏です。そして第3楽章の驚くべき強靭さ!もは や金縛りにあってしまいそうな、サヴァリッシュ自らも推薦する一世一代の大名演です。 (Ki)

Altus
ALTLP-126(2LP)
完全限定生産盤
税込定価
ヨッフム&ウィーン・フィル〜1981年カール・ベーム追悼演奏会
[LP1-A]
モーツァルト:フリーメイソンのための葬送音楽 K.477、
 交響曲第41番『ジュピター』第1楽章
[LP1-B]
モーツァルト:交響曲第41番『ジュピター』第2〜4楽章
[LP2-A]
ブラームス:交響曲第2番第1・2楽章
[LP2-B]
ブラームス:交響曲第2番第3・4楽章
オイゲン・ヨッフム(指)VPO

録音:1981年9月20日/ウィーン、楽友教会大ホール(オーストリア放送協会によるライヴ、ステレオ)
国内プレス、初LP化、日本語帯・解説付
CD発売時大きな話題となったORF(オーストリア放送協会)提供音源によるウィーン・フィルの名演に新リマスタリングを施し、アナログのマスターテー プを作成してLP化。CDとはまるで違うアナログならではの音質でお楽しみいただけます。 巨匠ヨッフムがウィーン・フィルと共演した数少ない定期演奏会の中で最も有名かつ伝説的な「ベーム追悼コンサート」の全てを収録しています。前半 はウィーン・フィルの美音とともにムジークフェライン大ホールに溶けゆく、老匠ならではの円熟味に溢れたモーツァルト。慈しむような極上の演奏で『葬 送音楽』の美しさもひとしおです。続くブラームスの第2番では第1楽章、第2楽章の雄大なテンポも印象的ですが、それ以上に一気呵成に突き進む 終楽章の熱演ぶりがとにかく凄まじい。当時79歳とは思えぬ白熱のフィナーレで、ウィーン・フィルも燃えています!ブラームスの持ち味を十二分に生か し切った、ヨッフムの深い解釈に裏打ちされた聴き応えある名演です。 (Ki)


Altus
TALT-026(1CD)
シューベルト:交響曲第3番ニ長調D.200
チャイコフスキー:交響曲第4番Op.36
イーゴリ・マルケヴィチ(指)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO

録音:1978年5月12日(ライヴ、ステレオ録音)
甘さのない厳しい音作りで、最高に引き締まった響きを聴かせるシューベルト。音楽本来の美しさをとことん磨き上げており、緊迫感と幸福感を兼ね備 えた演奏。第2楽章の素朴で美しいテーマにも決然とした意志が宿り、確固たるものを感じさせます。 チャイコフスキーでは同様に厳しく鍛え上げられたオーケストラを武器に、冷徹な眼差しを持ちつつ音楽の奥深くへ没入していきます。そしてどこをどう したら最良の効果を得られるか吟味した上でオーケストラの限界を引き出し、目の醒めるような熱狂的な音楽を炸裂させます。安易に歌に偏らず、不要な ものは容赦無く斬り捨て、ここぞという時を見極め壮絶に鳴り響かせる、ドロドロした演奏とは違った青白い炎のような演奏。超辛口のチャイコです。 天性の才能ほとばしる音楽家、イーゴリ・マルケヴィチ(1912-1983)は現代音楽作曲家としてキャリアをスタートしますが、のちに指揮に専念する ことを決意し、作曲をやめ、自作を指揮することも拒んで他者の作品の演奏に身を捧げ膨大なレパートリーを手にします。活動の場も幅広く、実に50か 国以上で指揮。眼光鋭くスコアを細部まで掘り下げ、同時に全体の構成を見極め、常に厳しい音楽を作り上げた大指揮者です。 (Ki)
Altus
TALT-027(1CD)
マーラー:交響曲第1番『巨人』 イーゴリ・マルケヴィチ(指)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO

録音:1982年3月5日(ライヴ、ステレオ録音)
マルケヴィチ死の一年前。これが晩年の演奏なのか?冷徹にして熾烈!まがまがしいポリフォニーが気味悪いほどに個別に厳しくコントロールされた演奏 で、異質なものが多層的に組み合わさって音楽が成り立っているマーラーの独自性が異常に際立っています。一見即興的な熱っぽいテンポ変化は同時に深 く考え抜かれたもので、大きなタメを作れば畳み掛けるようにテンポを巻いて遅れを取り戻したりと隙のないバランス感覚を備えており、興奮をあおりつ つも指揮者は冷静、聴きこむほどに充実感を味わえる演奏です。そして誰もが驚愕するであろう、フィナーレにおける打楽器の大爆音。破壊の暴徒と化したティンパニ、バスドラム!マルケヴィチの妥協なき真剣な爆裂 ぶりが凄まじく、一回性のライヴとしての劇的さが見事に炸裂。理性を保ちうるギリギリのバランスで突き進み、崩壊寸前の壮絶な狂騒へと駆り立てる危 険極まりないラストは圧巻。こんな恐ろしい綱渡りを完遂させられるのはマルケヴィチのみ。観客の熱狂的拍手もしっかりと収録しております。 天性の才能ほとばしる音楽家、イーゴリ・マルケヴィチ(1912-1983)は現代音楽作曲家としてキャリアをスタートしますが、のちに指揮に専念する ことを決意し、作曲をやめ、自作を指揮することも拒んで他者の作品の演奏に身を捧げ膨大なレパートリーを手にします。活動の場も幅広く、実に50か 国以上で指揮。眼光鋭くスコアを細部まで掘り下げ、同時に全体の構成を見極め、常に厳しい音楽を作り上げた大指揮者です。 (Ki)


WEITBLICK
SSS-0206(2CD)
クレンペラーのベートーヴェン
「レオノーレ」序曲第3番
交響曲第4番変ロ長調Op.60
交響曲第5番「運命」
オットー・クレンペラー(指)ケルンRSO

録音:1966年3月17日ライヴ(ステレオ)
これは驚きのリリースです。戦後ドイツにおける活動を再開したクレンペラーが最も密接に関わったのがケルン放送響です。その演奏の一端は既に様々なレーベルからCD化されており、ベートーヴェンもその例に漏れません。何故か今まで陽の目を見なかった1966年のベートーヴェンが完全初出で登場!嬉しいことに極上ステレオ録音です。クレンペラー特有のヴァイオリン両翼配置の妙味が味わえます。「レオノーレ」序曲第3番は、最も後年の演奏と言え、同年5月のベルリンフィルとのライヴがモノラルだっただけに大歓迎のリリースです。脳天に鉄槌を下すかのような強烈な強音で開始され、荘厳な響きと緊張感がそのまま持続。クレンペラーの格調高い芸風に圧倒されます。第4番もお得意のレパートリーです。クレンペラーのライヴの第4番と言うとバイエルン放送響との1969年の演奏が高名ですが、こちらはそれよりも快活なテンポが採用されております。ヘビーな中にも愉悦を感じさせる快演。第5番「運命」も巨匠が愛奏した名曲中の名曲。良く聴くと弦楽アンサンブルにはかなりの厳格さを強いておきながら、木管を意識的に強調し、浮遊させるクレンペラーの明確な意図が伝わります。第3楽章の如何にもドイツのオケらしいホルンの深刻な音色が心に響きます。必携の名演の登場です。
WEITBLICK
SSS-0207(2CD)
クレンペラー/モーツァルト&ベルリオーズ
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」序曲
 交響曲第40番ト短調K.550
ベルリオーズ:幻想交響曲
オットー・クレンペラー(指)
ストックホルムPO

録音:1965年5月12日ライヴ(モノラル)
「ドン・ジョヴァンニ」は、クレンペラーの重要なレパートリーです。演奏会中心の指揮者となった戦後も各地で全曲上演、録音も行っております。まるでベートーヴェンを聴くかのようなデモーニッシュで厳粛な凄演。極めて遅いテンポが採用されながらも、弛緩した瞬間は一度もありません。交響曲第40番も小ト短調(第25番)同様にクレンペラーが愛した作品です。一見ぶっきらぼうな感じのクールな眼差しが感じられるユニークな演奏で感傷的な部分は皆無の辛口なモーツァルト。さらに「幻想」がライヴで聴けることが、当盤最大の特徴です。クレンペラーの「幻想」というとドイツ風に割切ったなどと言う単純な評価がかつては見られましたが、テンポが遅くて重厚だから言ってそんなに単純な演奏ではありません。さすが鬼才クレンペラー。コルネットを用いたヴァージョンです。存分にメロディを遊ばせて魑魅魍魎が跋扈する不気味な夜の世界を表現しております。金管の重量感ある強奏も駆使し、かなりの抽象美を伴った名演と申せましょう。

Signum Classics
SIGCD-515(1CD)
シベリウス:フィンランディア
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
ケヴィン・ジョン・エドゥセイ(指)
チネケ!・オーケストラ

録音:2016年9月4日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(サウスバンク・センター、ロンドン)
ヨーロッパ初の黒人と少数民族によるオーケストラである「チネケ!・オーケストラ(Chineke! Orchestra)」は、エイジ・オヴ・インライトゥメントO(OAE)の創設メンバーであり、首席コントラバス奏者を30年以上に渡って務めた名手、チチ・ワノク(Chi-chi Nwanoku)が設立した「チネケ!財団」のオーケストラ。「チネケ!財団」は、「クラシック音楽の変革と多様性」をモットーとし、イギリスとヨーロッパのBME(Black and Minority Ethnic〔黒人と少数民族〕)のクラシック・ミュージシャンへキャリアとチャンスを提供する団体で、「チネケ!・オーケストラ」と「チネケ!・ジュニア・オーケストラ」の2つを持ち活動。
チネケ!・オーケストラは2017年にはBBCプロムス・デビューも予定しています。
デビュー・アルバムでは、西洋のクラシック音楽のなかでBMEの影響の様々な側面を含んだ作品、シベリウスの「フィンランディア」とドヴォルザークの「新世界より」を選択。チチ・ワノクが芸術監督と首席コントラバス奏者も務めるオーケストラの実力にご注目ください。

Sterling
CDS 1107-2(1CDR)
フリアン・カリージョ:管弦楽作品集
交響曲第1番 ニ長調(1901)
管弦楽のための主題と変奏 Op.2(1899)(世界初録音)
管弦楽のための組曲第1番 Op.1(1896−99)(世界初録音)
ホセ・ミラモンテス・サパタ(指)
サン・ルイス・ポトシSO

録音:2015年1月29日&31日、テアトロ・デ・ラ・パス(サン・ルイス・ポトシ、メキシコ)
これまで、「マヌエル・ポンセ(CDS 1102-2)」や「ヴォルデマール・バルギール(CDS 1105-2)」、「リカルド・カストロ(CDS 1106-2)」など、メキシコの知られざる管弦楽作品を紹介してきたSterlingから新たに発売されるのは、フリアン・カリージョの管弦楽作品集!
メキシコの作曲家、指揮者、ヴァイオリニストのフリアン・カリージョ(1875−1965)は、微分音や数学的アプローチなどの音楽理論家としても知られていますが、ここに収録されている交響曲と管弦楽のための作品(いずれも20代の頃に書かれたもの)はそういった現代音楽的要素はほとんどなく、またメキシコの民族的要素も少なく、シューマン、ブラームス、ブルックナーといったドイツ後期ロマン派の影響が大きい、濃密で情熱的な管弦楽作品です。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。


Profil
PH-16059(23CD)
アントン・ブルックナー・エディション(2017年改訂版)


■Disc 1、43’ 23”
交響曲ヘ短調WAB. 99

■Disc 2、43’29”

交響曲第0番ニ短調WAB. 100

■Disc 3、51’ 34”
交響曲第1番ハ短調WAB. 101(1866年 キャラガン校訂)

■Disc 4、70’ 21”
交響曲第2番ハ短調WAB. 102(1872年 キャラガン校訂)

■Disc 5、52’ 10”
交響曲第3番ニ短調WAB. 103(1888−89年 ノーヴァク第3稿)

■Disc 6、71’ 02”
交響曲第4番変ホ長調WAB. 104「ロマンティック」(ハース版)
■Disc 7、76’ 51”
交響曲第5番変ロ長調WAB. 105(原典版)
■Disc 8、57’ 01”

・交響曲第6番イ長調WAB. 106(ハース版)
■Disc 9、64’ 52”
交響曲第7番ホ長調WAB. 107(1885年 ノーヴァク版)

■Disc 10, 11、58’ 48” 24’ 55”
交響曲第8番ハ短調WAB. 108(ハース版)

■Disc 12、58’ 04”
交響曲第9番ニ短調WAB. 109(原典版)

■Disc 13, 14、36’54” 47’43”
交響曲第9番ニ短調(ゲルト・シャラー改訂による完全版)

■Disc 15、56’ 48”
(1)詩篇146
(2)「オルガン曲集」
即興演奏用の主題集(エルヴィン・ホーン編纂)
アンダンテ ニ短調 (WAB130)
後奏曲 ニ短調 (WAB126)
前奏曲とフーガ ハ短調 (WAB131)
フーガ ニ短調 (WAB125)
前奏曲ハ長調 (WAB129)

■Disc 16、45’ 56”
「ラテン語によるモテット集」
パンジェ・リングァWAB. 32
王の御前に導かれWAB. 1
王の御旗は翻るWAB. 51
われらがためキリストは死のもとにWAB. 10
この場所は神が造り給うWAB. 23
正しき者の唇は知恵を語るWAB. 30
奉納唱「ダビデを見出し」WAB. 19
主よ、我を解き放ちたまえWAB. 21
アヴェ・マリアWAB. 6
愛する者よ、あなたはすべてに美しいWAB. 46
エサイの枝は芽を出しWAB. 52、・見よ、大いなる司祭をWAB. 13

■Disc 17、79’ 33”
弦楽五重奏曲ヘ長調WAB. 112
間奏曲ニ短調WAB. 113
弦楽四重奏曲ハ短調WAB. 111
ロンド ハ短調

■Disc 18、66’ 55”
(1)テ・デウムWAB. 45
(2)ミサ曲第2番ホ短調WAB. 27

■Disc 19、71’ 41”
(1)ミサ曲第3番ヘ短調WAB. 28
(2)詩篇150篇WAB. 38

■Disc 20、37’ 00
(1)前奏曲とフーガ ハ短調WAB. 131
前奏曲ハ長調WAB. 129
(2)タントゥム・エルゴ(1846)、
アヴェ・マリア(1856)
(3)ヘルゴラントWAB. 71
(4)ミサ曲ハ長調WAB. 25「ヴィントハーク・ミサ」(1842)

■Disc 21、47’ 21”
「ピアノ曲集」
ランシエー・カドリーユ
シュタイアーメルカー
連弾のためのカドリーユ*
連弾のための3つの小品*
ピアノ曲 変ホ長調
ソナタ楽章 ト短調
秋の夕べの静かな思い
幻想曲 ト長調
思い出 変イ長調

■Disc 22、54’ 00”
(1)ミサ・ソレムニス 変ロ短調WAB. 29
詩篇112篇変ロ長調WAB. 35
(2)行進曲ニ短調WAB. 96
3つの管弦楽曲WAB. 97

■Disc 23、31’ 01”
レクィエム、ニ短調WAB. 39
■Disc 1
フィルハーモニー・フェスティヴァ、ゲルト・シャラー(指)/録音:2015年9月 エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
■Disc 2
フィルハーモニー・フェスティヴァ、ゲルト・シャラー(指)/録音:2015年3月 エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
■Disc 3
フィルハーモニー・フェスティヴァ、ゲルト・シャラー(指)/録音:2011年7月 エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
■Disc 4
フィルハーモニー・フェスティヴァ、ゲルト・シャラー(指)/録音:2011年7月 エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
■Disc 5
バイエルン放送SO、クラウス・テンシュテット(指)/録音:1976年11月4日 ミュンヘン(ライヴ)
■Disc 6
バイエルン放送SO、クルト・ザンデルリング(指)/録音:1994年11月4日 ミュンヘン、ヘルクレス・ザール(ライヴ)
■Disc 7
ベルリン・ドイツSO、ギュンター・ヴァント(指
/録音:1991年10月6日 ベルリン、コンツェルトハウス(ライヴ)
■Disc 8
シュターツカペレ・ドレスデン、ベルナルト・ハイティンク(指)/録音:2003年11月3日 ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
■Disc 9
フィルハーモニー・フェスティヴァ、ゲルト・シャラー(指)/録音:2008年 エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
■Disc 10, 11
シュターツカペレ・ドレスデン、クリスティアン・ティーレマン(指)/録音:2009年9月14日 ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
■Disc 12
SWRシュトゥットガルト放送SO、ギュンター・ヴァント(指)/録音:1979年6月24日 オットーボイレン、バシリカ聖堂(ライヴ)
■Disc 13, 14
フィルハーモニー・フェスティヴァ、ゲルト・シャラー(指)/録音:2016年7月 エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
■Disc 15
(1)ニア・フェグリー(S)、フランツィスカ・ゴットヴァルト(A)、クレメンス・ビーバー(T)、ティモ・リーホネン(Bs)、ミュンヘン・フィルハーモニーcho、フィルハーモニー・フェスティヴァ、ゲルト・シャラー(指)
(2)ゲルト・シャラー(Org)
/録音:2015年7月 エーブラハ大修道院付属教会、バイエルン放送スタジオ
■Disc 16
シュトゥットガルト・フィルハーモニア声楽アンサンブル、ハンス・ザノッテリ(指)/録音:1979年 トンシュトゥーディオ・マウアーマン[CALIG原盤]
■Disc 17
ファイン・アーツQ、ギル・シャロン(Va)/録音:2007年9月22−24日 フランス、ブザンソン、サル・ドゥ・パルラマン[NAXOS原盤]
■Disc 18
(1)レオンタイン・プライス(S)、ヒルデ・レッセル=マイダン(Ms)、フリッツ・ヴンダーリヒ(T)、ヴァルター・ベリー(Bs)、フランツ・ザウアー(Org)、ウィーン楽友協会cho、VPO、ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)/録音:1960年8月24日 ザルツブルク音楽祭(ライヴ)
(2)ヘンリエッテ・ボンデ=ハンゼン(S)、イリス・フェルミリオン(A)、ミヒャエル・シャーデ(T)、アンドレアス・シュミット(Bs)、ゲヒンガー・カントライ、シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム、ヘルムート・リリング(指)/録音:1992年6月 シュトゥットガルト、リーダーハレ
■Disc 19、71’ 41”
(1)ヴェレナ・シュヴァイツァー(S)、エリーザべト・グレイザー(A)、ウーヴェ・ハイルマン(T)、マティアス・ゲルネ(Bs)、ゲヒンガー・カントライ、SWRシュトゥットガルト放送SO、ヘルムート・リリング(指)/録音:1992年12月 シュトゥットガルト、リーダーハレ
(2)パメラ・コバーン(S)、ゲヒンガー・カントライ、シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム、ヘルムート・リリング(指)/録音:1996年6月 シュトゥットガルト、リーダーハレ
■Disc 20
(1)マルティン・ハーゼルベック(Org)/録音:2005年6月 ウィーン、ホーフブルクカペレ[Capriccio原盤]
(2)ドレスデン聖十字架cho、マルティン・フレーミヒ(指)/録音:1985年ドレスデン、聖ルカ教会[Capriccio原盤]
(3)ミカエル・ステンバック(T)、ダニエル・ヘルシュトレム(Br)、ルンド・シンガーズ、マルメ歌劇場O、アルベルト・ホルド=ガリード(指)/録音:2011年6月 スウェーデン
(4)コルネリア・ヴルコプフ(A)、マンフレート・ノイキルヒナー(Hrn)、ウルリヒ・ケルブ(Hrn)/録音:1988年[ARS Produktion原盤]
■Disc 21
ヴォルフガング・ブルンナー(P)、ミヒャエル・ショッパー(*ピアノ連弾)/録音:1994年3月21−23日[CPO原盤]
■Disc 22
(1)クリスティアーネ・エルツェ(S)、クラウディア・シューベルト(A)、イェルク・デュルミュラー(T)、ラインハルト・ハーゲン(Bs)、バンベルクSOcho、バンベルクSO、カール・アントン・リッケンバッハー(指)/録音:1990年 バンベルク、クルトゥーアラウム[Virgin EMI原盤]
(2)ボン・ベートーヴェンO、シュテファン・ブルーニエ(指)/録音:2010年5月25−27日ボン、ベートーヴェンハレ[MDG原盤]
■Disc 23
、エルケ・ヤンセンス(S)、ペネロープ・ターナー(Ms)、ルール・ヴィレムス(T)、アルノー・マルフリート(Bs)、ブノワ・メルニエ(Org)、ラウダンテス・コンソート、ギィ・ヤンセンス(指)/録音:2006年11月11日ベルギー[Cypres原盤]
2013年7月に20枚組で発売されたProfilレーベルの「ブルックナー・エディション」(PH13007)。4年を経て、23枚にパワーアップしたうえプラ イスダウンしての登場となります。 前回には収録されていないオルガン曲全集や、詩篇146、さらに交響曲第9番のシャラーによる補筆完成版を早くも収録。さらに交響曲第00番や第0番、 第7番もシャラーの録音と差し替えられました。
その他の交響曲は前回のままテンシュテット(第3番)、ザンデルリンク(第4番)、ヴァント(第5番、第9番)、ハイティンク(第6番)、ティーレマン(第 8番)という超豪華演奏陣のライヴ録音を収録。通常これだけの作品を揃えるのは困難なうえ、驚きの価格なため、ぜひとも1セット揃えておきたい魅力のBoxとなっています。 クラムシェルBOX仕様。ブックレットはトラック・リストのみで楽曲解説はありません。あらかじめご了承ください。 (Ki)

GRAND SLAM
GS-2166(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第4番 変ロ長調 Op.60
交響曲第7番 イ長調 Op.92*
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)VPO

録音:1952年12月1&2日ウィーン、ムジークフェラインザール、1950年1月18&19日ウィーン、ムジークフェラインザール*
使用音源:Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より  
オリジナル・モノラル、2トラック、38センチ、オープンリール・テープによるフルトヴェングラー&VPOのベートーヴェン第4+第7(HMV)、歴史 的名演の登場です。いつも通り、元テープに刻まれた情報量を限りなく忠実に再現したもので、不必要なノイズ・カット等は全く施しておりません。
交響曲第4番の第4楽章5分36秒付近から7回程度「チッ」というノイズが入ります。これらは原盤に混入しているもので、従来のLP、CDにも 存在しており、当CDの制作過程で生じたものではありません。(以上、平林直哉)

BIS
BISSA-2226(1SACD)
マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調 オスモ・ヴァンスカ(指)ミネソタO

録音:2016年6月/オーケストラ・ホール(ミネアポリス)
シベリウスの交響曲全曲録音でも高い評価を受けたオスモ・ヴァンスカ率いるミネソタ管弦楽団がついにマーラーを録音、第 1弾は第5番です!2003年にミネソタ管の音楽監督に就任したヴァンスカは、ベートーヴェンの交響曲全集などで評価を高めました。しかし、当団では 経営悪化に伴う労使対立が激しさを増し、2012年10月に経営側はロックアウトを決行。その後の2012/13年のシーズンは全てキャンセルとなり、当 団の存続そのものも危ぶまれる状況となりました。ヴァンスカは、労使の合意が成立した2014年1月に首席指揮者に復帰し、以後、団結力の増したミ ネソタ管の演奏は一層密度の濃いものとなっております。 期待のマーラーの録音。流石ヴァンスカ!と思わせる緻密な構成と細部にまで注意が払われた圧巻の仕上がりです。BISレーベルで数多くの録音を残し てきたヴァンスカが最上級の演奏に達した大注目の録音です。ことにドラマティックに歌い上げるアダージェットは涙なしには聴けません。ベートーヴェン、 シベリウスなど数々の名盤をリリースしてきただけに非常に期待の高まる録音といえましょう。 (Ki)

Ars Produktion
ARS-38232(1SACD)
アルフレード・カゼッラ(1883-1947):交響曲第2番 Op.12(1908-1909)
組曲「蛇女」第1番 Op.50bis(歌劇「蛇女」(1928)からの交響的断章)
ミュンスターSO
ファブリツィオ・ヴェントゥーラ(指)

録音:2016年10月25-26日

UNIVERSAL MUSIC ITALY
481-5423(1CD)
ジーノ・マリヌッツィ(1882-1945):交響曲イ長調(管弦楽の為の;1943)
シチリア組曲(管弦楽の為の;1909)
ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディSO
ジュゼッペ・グラツィオーリ(指)
ジーノ・マリヌッツィはイタリアのシチリア島パレルモ生まれの指揮者・作曲家。1900年にイタリア王国2代国王ウンベルト1世の為のレクイエムで名を上げ、翌1901年パレルで指揮者としてデビュー。ワーグナーやR・シュトラウスの歌劇で名声を高め、シカゴ・歌劇協会音楽監督(1919-1921)、ローマ・歌劇音楽監督等を歴任。1944年にはミラノのスカラ座総監督に就任しましたが翌年63歳で死去しました。作曲家としては3つの歌劇の他、管弦楽・室内楽作品を残しています。


C Major
74-0208(DVD)
KKC-9233(DVD)
日本語帯・解説付
税込定価

74 0304(Bluray)
KKC-9232(Bluray)
日本語帯・解説付
税込定価
グラフェネッグ音楽祭10周年記念コンサート
クリスティアン・ヨスト(1963-):9人のブラス・プレイヤーのためのファンファーレ
(グラフェネッグ音楽祭委嘱作品・世界初演)
ベートーヴェン:「コリオラン」序曲op.62
クリスティアン・ヨスト:「希望に寄せて」〜声楽とオーケストラのための[ベートーヴェンの同名の歌曲「希望に寄せて」op.94を基に](グラフェネッグ音楽祭及びフィルハーモニー・ルクセンブルク、ルクセンブルク・フィル、ベルリン放送響共同委嘱作品)
ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調op.125
佐渡裕(指)
トーンキュンストラーO
EUユースO
ウィーン楽友協会cho
カミッラ・ニ ー ル ント(S)
エレナ・ツィトコーワ(Ms)
クラウス・フロリアン・フォークト(T)
ルネ・パーペ(Bs)

収録:2016年8月19日、グラフェネッグ音楽祭(ライヴ)
映像監督:カリーナ・フィビヒ
◆(DVD
画面:16:9 NTSC
音声:PCMステレオ、DTS5.0
字 幕:英 仏 西中 韓,日本語( 原 語:独 )、105分
◆Bluray
画面:16:9 HD
音声:PCMステレオ、DTS-HD MA5.0
字幕:英仏西中韓,日本語 (原語:独)、105分
ウィーン郊外で毎夏に行われる野外音楽祭「グラフェネック音楽祭」は2016年10周年を迎えました。トーンキュンストラー管弦楽団の本拠地のザンク ト・ペルテンで行われるグラフェネック国際音楽祭は、ピアニストのルドルフ・ブッフビンダーが音楽監督を務め、トーンキュンストラー管弦楽団がレジデン ト・オーケストラで参加、2015年からは同楽団の音楽監督に就任した佐渡裕も登場しています。 この映像は2016年8月に行われた音楽祭10周年を記念するコンサートのライヴ映像。その記念すべきコンサートを佐渡裕率いるトーンキュンストラー 管弦楽団が華々しく飾りました。コンサートのテーマは、「自由と友愛の精神」。まさにベートーヴェンの交響曲第9番を象徴するもの。EUユース管弦楽団 の卒業生24名、新国立劇場での「サロメ」の好演が記憶に新しいカミッラ・ニールント、同じく日本で高い人気を誇るメゾ、エレナ・ツィトコーワ、世界 的ヘルデン・テノールのクラウス・フロリアン・フォークト、類まれなる表現力が魅力のバス、ルネ・パーペら現在最高峰の豪華ソリスト陣、そして世界屈 指の実力を誇るコーラス、ウィーン楽友協会合唱団が登場。佐渡裕といえば「第9」と連想するほど定着していますが、今回もこれまで彼が培った手腕が 発揮され、圧倒的な熱量と迫力で全演奏者をまとめあげ、夏の野外音楽祭にふさわしい興奮と感動を与えてくれます。 また音楽祭のレジデンス作曲家であるクリスティアン・ヨストの新作も披露されました。まず音楽祭委嘱作品のファンファーレで開幕し、メイン・プログラム 「第9」の前には、ベートーヴェンの歌曲「希望に寄せて」をベースに作曲されたオーケストラと声楽のためn作品が世界初演されました。 (Ki)

PRAGA
PRDDSD-350125
(1SACD)
ブルックナー:交響曲第9番(ハース版)
交響曲第7番〜第2楽章アダージョ*
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
BPO

録音:1944年10月7日、1942年4月7日/ベルリン(ライヴ)
Bi-Channel Stereo
交響曲第9番は、宇野功芳氏によれば「常軌を逸したアッチェレランド、官能的な弦のヴィブラート、不透明なひびき、どれをとってもドイツ・ロマン 派的であり、決してロマン派的でないブルックナーの音楽との間にずれを生じている」とされます。それがSACDリマスタリングにより生々しく蘇りました。 第7番のアダージョは1942年のもので、フルトヴェングラーの同曲としては最も古い記録。3種ある後年の録音とくらべテンポが遅く、「たおやかさや 深みの点で優れている」と宇野氏は述べられています。これも音質向上。フルトヴェングラー・ファン必携の一枚と申せましょう。 (Ki)

Arte dellarco Japan
ADJ-052(1CD)
ハイドン:交響曲第90番 ハ長調 Hob.I:90
ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 Op.92
鈴木秀美(指)
オーケストラ・リベラ・クラシカ

ライヴ録音:2015年10月17日/上野学園石橋メモリアルホール
鈴木秀美率いるオーケストラ・リベラ・クラシカ(OLC)、期待の最新アルバムは第36回定期演奏会のライヴ録音で、ハイドンの交響曲第90番とベー トーヴェンの交響曲第7番がリリースされます!臨場感満載のハイドンの第90番と贅肉をそぎ落としこの上なく躍動するベートーヴェンの第7番。折り 目正しくも溌溂とした解釈で清潔感あふれるこの上なく美しい響きが展開されます。さらに磨きがかかったOLCの色彩感豊かな白熱のライヴをお楽しみく ださい。 「現代のものと材質も構造も大きく異なるオリジナルの管楽器、そしてガット弦とクラシック時代の弓、それらの総合が醸し出すハーモニーはよく溶け 合い、色彩感に溢れている。」(鈴木秀美〜ライナーノーツより)


オクタヴィア
OVCL-00634(1SACD)
税込定価
ブラームス:交響曲 第4番 ホ短調 Op.98
シューマン:交響曲 第4番 ニ短調 Op.120
小林研一郎(指)読売日本SO

録音:2016年11月23日 昭和音楽大学テアトロ・ジーリオ・ショウワ(ブラームス)、2017年1月11-12日 東京芸術劇場(シューマン)
好評を続けてきた小林研一郎と読売日本交響楽団のブラームス・シリーズも、これでついに完結! ブラームス交響曲第4番では、確信に満ちた重厚な音楽が、小林の深みへの到達を伝えてくれます。ソノリティ豊かで美しい弦楽器のハーモニーと、管楽器の艶やかな響きは、現在の読響の演奏クオリティの高さを示すものといえましょう。 カップリングのシューマン交響曲第4番は、小林にとって初の録音となりますが、この作品に内在する陰影を、堂々たる正攻法で表出しています。(オクタヴィア)
オクタヴィア
OVCL-00627(1CD)
税込定価
ショスタコーヴィチ:交響曲第11番「1905年」 井上道義(指)大阪PO

録音:2017年2月17、18日 大阪・フェスティバルホール・ライヴ
大阪フィルの首席指揮者としての最後となった定期演奏会のライヴレコーディングになります。ショスタコーヴィチ交響曲全集をリリースし、各方面で大絶賛を受けた井上道義。細部にまで拘り抜いた緻密なバランス感覚と重量級の大迫力のサウンドを作り上げました。オーケストラも井上の渾身のタクトに呼応し、集中力の高い演奏を披露します。まさにショスタコーヴィチの真髄とも言える凄演。(オクタヴィア)
オクタヴィア
OVCL-00631(1SACD)
税込定価
<ハイドン交響曲集Vol.2>
交響曲第14番、第77番、
第101番「時計」
飯森範親(指)日本センチュリーSO

録音:2015年9月25日 大阪、いずみホール・ライヴ
待望の飯森&日本センチュリーによる「ハイドンマラソン」公演のライヴ録音盤第2弾です。飯森のタクトに見事に応える日本センチュリーの豊かなサウンドは磨き上げられたように輝き、高貴なハイドンの世界が広がります。ライヴ録音とは思えないほどの高精度かつ高音質な仕上がり。(オクタヴィア)


Alba
ABCD-403(1SACD)
ブラームス:交響曲第2番
レイフ・セーゲルスタム:交響曲第289番「When a Cat Visited」
レイフ・セーゲルスタム(指&P)
トゥルクPO

録音:2015年11月2-5日(ブラームス)、2016年1月4-7日(セーゲルスタム)
トゥルク・コンサートホール
北欧が生んだ巨人レイフ・セーゲルスタムによる新プロジェクトがフィンランドの ALBA レーベルでスタート。ブラームスの 4 つの交響曲とセーゲルス タムの新作交響曲 4 つ収録していきます。 ★第2弾はブラームスの第2とセーゲルスタムの第289番。セーゲルスタムとブラームスの組み合わせは音楽的には意外に感じますが(容貌はそっくり?!)、 1990 年代前半にラインラント=プファルツ州立フィルハーモニー管弦楽団との全集を残しています。ブラームスはセーゲルスタムと対照的に交響曲は僅か 4 曲。第 1 番は 20 年以上の歳月をかけて作曲されましたが、この第 2 番はヴェルター湖畔のペルチャハで着想され、クララ・シューマンの家があったド イツはバーデンバーデンのリヒテンタールで完成されました。わずか 4 カ月という期間で書き上げました。セーゲルスタムは終始落ち着いたテンポで進み、 フレーズやリズムの取り方が独特で、素っ気なさがかえって印象に残る響きを作り出しています。300 番目前のセーゲルスタムの 289 番の交響曲「When a Cat Visited」。猫の鳴き声を表すような、弦の唸り、フルートのトレモロが特徴的な作品。トゥルク・フィルハーモニー管に所属する日本人ヴァイオリ ン奏者がソロを務めています。また、セーゲルスタムは 2012 年からトゥルク・フィルの芸術監督を務めており、息のあった手兵との演奏が展開されてい ます。 (Ki)


CSO RESOUND
CSOR-9011701(1CD)
ブルックナー:交響曲第9番(1894年版) リッカルド・ムーティ(指)CSO

録音:2016年6月(ライヴ)
世界の巨匠ムーティとシカゴ響によるブルックナー9番の登場。ムーティにとって初録音となります。1891年に創立されたシカゴ響の125周年目のシー ズンを締めくくった演目です(演奏会ではテ・デウムもプログラム後半に演奏されました)。2016年1月には待望の日本公演で日本の聴衆を圧倒した両 コンビ。ムーティは2016年7月28日に75歳を迎えましたが、その直前の6月の収録となる当ライヴでは、ムーティのブルックナー演奏の魅力である 抒情性とドラマティックな推進力が遺憾なく発揮されており、他ではなしえない至高のブルックナーが展開されています。
シカゴ響は、ブルックナーの交響曲を、ジュリーニ、ショルティ、バレンボイム、エッシェンバッハ、ハイティンクといった巨匠たちと演奏を重ねてきたと いう歴史があります。とりわけ管楽器セクションは「ブルックナー・バンド」とも称されるほどに、ブルックナー作品の演奏にかけては特別な存在。ムーティ は、この管楽器セクションから、贅肉のない、痛烈なまでに直截的な音色を引き出しています。コラールのように厳かに響く部分、そして爆発的なエネルギー が輝かしく解き放たれる部分、すべてが完璧にコントロールされています。第2楽章のトリオ部分での、オーボエ首席客演奏者リチャード・ウッドハムの 貢献は特筆に値するでしょう。ムーティが知と感情の完璧なバランスで構築してゆく終楽章は圧巻、終結部の神々しさに深い感動をおぼえます。 (Ki)


Altus
TALTLP-119(3LP)
完全限定生産盤
ムラヴィンスキー/レニングラード・フィル 1977年来日ライヴ・エディション
[LP1-A] チャイコフスキー:交響曲第5番第1、2楽章
[LP1-B] チャイコフスキー:交響曲第5番第3、4楽章
[LP2-A] シベリウス:交響曲第7番
[LP2-B] ワーグナー:『タンホイザー』序曲、
 『ニュルンベルクのマイスタージンガー』第1幕前奏曲
[LP3-A] ブラームス:交響曲第2番第1、2楽章
[LP3-B] ブラームス:交響曲第2番第3、4楽章
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラードPO

録音:[LP1][LP2-A]1977年10月19日/NHKホール(ライヴ、ステレオ録音)
[LP2-B][LP3]1977年9月27年/東京文化会館(ライヴ、ステレオ)
国内プレス、初LP化
日本語帯・解説付
ムラヴィンスキー3度目の来日となった1977年の公演から、東京でのライヴをLP3枚にまとめました。チャイコフスキーの5番、シベリウスの7番、 ブラームスの2番という超弩級の交響曲3題に、こちらも聴き応えたっぷりなワーグナーの管弦楽曲を加えた重厚かつ濃厚な内容。ムラヴィンスキー& レニングラード・フィルの人智を超えた壮絶な演奏がよみがえります。
同じALTUSレーベルよりCDとして発売され、その演奏の凄まじさゆえに大反響を巻き起こした音源ですが、今回は新たなリマスタリングを施したア ナログ・マスターテープを作った上でのLP化。レコードならではの音質でこの超名演をお楽しみ頂けるよう心を込めて製作いたしました。 恐ろしいまでの合奏能力、唸る金管、切れ味抜群の弦。そして凍てつくような緊張感!厳しい音世界を突き詰めた、これぞムラヴィンスキーの至芸と言 える演奏が詰まっています。どれも脱帽の名演ですが、特にシベリウスがたいへん独特。この曲からここまで強烈な緊張感と爆発力を引き出すことの出来 る指揮者はまずいないでしょう。当日実演に接した聴衆の衝撃もさぞ尋常ではなかったろうと思います。40年たった今でも決して色あせることのない、逆 にますます鮮烈なものとなる、「ムラヴィンスキーという奇跡」の記録です。 (Ki)

Altus
TALTLP-037(2LP)
完全限定生産盤
税込定価
アーベントロート〜ブラームス&シューマン
[LP1-A] ブラームス:交響曲第1番 第1、2楽章
[LP1-B] ブラームス:交響曲第1番第3、4楽章
[LP2-A] シューマン:交響曲第1番第1、2楽章
[LP2-B] シューマン:交響曲第1番第3、4楽章
ヘルマン・アーベントロート(指)
[LP1]バイエルン国立O
[LP2]ベルリンRSO

録音:[LP1]1956年1月16日、 [LP2]1955年9月18日(ライヴ、モノラル)
国内プレス、日本語帯・解説付
白熱の爆演を繰り出す指揮者として知られるアーベントロート。その強烈ぶりとは裏腹に(?)、彼は楽団員からの尊敬を一身に集め、地元市民からも 非常に愛されたユニークな人物でした。その独自の音楽世界をとくとお楽しみください。音質に定評あるTAHRAレーベルの音源をリマスタリングし、新 たなアナログ・マスターテープを作った上でLP化しています。 ブラームスの1番は知る人ぞ知る奇演中の奇演。まるで慣性の法則完全無視、吹き飛ばされそうなテンポ設定!特に終楽章、誰が予想するよりも速く、 誰が予測するよりも遅く、前へ後ろへと引っ張りまわされる驚愕の指揮ぶり。そのほとばしる音楽表現にオケが負けじと喰らい付き、手に汗握る圧巻の演 奏を披露!めちゃくちゃ面白いです。シューマンも燃え上がる演奏。第2楽章のヴァイオリンの蠱惑的ヴィブラート、素朴に始まったかと思ったら急激に巨大化するフィナーレなど、個性爆発。 全編リズミックな力強さに溢れています。 (Ki)

Altus
TALTLP-039(2LP)
全限定生産盤
税込定価
アーベントロートの「英雄」
[LP1-A] ベートーヴェン:『エグモント』序曲
[LP1-B] ベートーヴェン:交響曲第3番『英雄』第1楽章
[LP2-A] ベートーヴェン:交響曲第3番『英雄』第2楽章
[LP2-B] ベートーヴェン:交響曲第3番『英雄』 第3、4楽章
ヘルマン・アーベントロート(指)
ベルリンRSO

録音:1954年2月13日/ベルリン国立歌劇場(ライヴ、モノラル録音)
国内プレス、日本語帯・解説付
白熱の爆演を繰り出す指揮者として知られるアーベントロート。その強烈ぶりとは裏腹に(?)、彼は楽団員からの尊敬を一身に集め、地元市民からも 非常に愛されたユニークな人物でした。その独自の音楽世界をとくとお楽しみください。音質に定評あるTAHRAレーベルの音源をリマスタリングし、新 たなアナログ・マスターテープを作った上でLP化しています。 『英雄』第1楽章で頻出するスフォルツァンドやクレッシェンドが書かれた部分での「踏み込みの良さ」、急激にガッと圧力をかける勢いがアーベントロー トならでは。作曲時のベートーヴェンが前人未到の規模の音楽世界に決然と乗り込んでいった感覚が現代によみがえったような、白熱の演奏です。高速 のスケルツォでは、トリオのホルンが爆鳴き!想像を絶する猛々しさで、ばりばりと空気をつんざきます。フィナーレはテンポの変化が楽しく、フーガが始 まる少し前のフェルマータの長さもユニーク。そしてコーダは興奮のるつぼ。オーケストラが嬉々として演奏する姿が目に浮かぶような、目まぐるしくも充 実した圧倒的演奏です。 (Ki)
Altus
TALT-024(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第9番『合唱』 ヘレン・ドナート(S)
ツヴェトカ・ア ーリン(A)
ヴェルナー・ホルヴェーク(T)
ハンス・ゾ ー ティン(Br)
ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指)
北ドイツRSO、同cho

録音:1970年5月5日/ハンブルク(ライヴ、ステレオ)
ターラ・レーベルの名盤を最新リマスタリングで復刻。1900年5月5日生まれのイッセルシュテットが、自らの70歳の誕生日に指揮した『第九』の ライヴ録音です。
オーケストラはイッセルシュテット自ら大戦直後にあちこちの捕虜収容所を回り演奏家を集めて創設した北ドイツ放送交響楽団。彼は1945年から26 年間にわたり初代首席指揮者を務めこのオーケストラを鍛え、世界有数のオーケストラに育て上げました。その信頼関係が生む悠然とした演奏に注目です。
記念すべき日の公演だけあって、オーケストラのメンバーの献身的な演奏が目に浮かぶような熱気が嬉しい演奏です。そしてイッセルシュテット御大の伝 統を重んずる真摯な解釈も実に堂々たるもの。ウィーン・フィルとの録音とはまた違った、ドイツ本流のベートーヴェン。どっしりとしたテンポ設定による 大きなスケールと威厳を備えた『第九』です。終楽章、「歓喜の主題」の提示で弦がたっぷりと音を保ち豊かに変奏される部分の心地よさは特筆に値しま す。合唱もイッセルシュテットのコントロール下で全体のバランスを乱すことなく大いに盛り上がり、至高のベートーヴェン演奏を祝福します (Ki)。

DUX
DUX-1368
(1CD + DVD PAL)
ヘンリク ・ミコワイ・グレツキ(1933-2010):交響曲第2番「コペルニクス党」
ミコワイ・グレツキ(1971-):小神秘劇「放射する輝き」[Radiating Brightness] (ソプラノと弦楽合奏の為の;2012) *
ヨアンナ・ヴォシ(S)
マリュシュ・ゴドレフスキ(Br)
シロンスク・フィルハーモニーcho
シロンスクPO
ミロスワフ・ヤツェク・ブワシュチク(指)
アガタ・ズベル(S)*
シロンスク室内O*
ロベルト・カバラ(指) *
グレツキ父子の作品の演奏をライヴ録音。「放射する輝き」は英語題からの直訳であり定訳ではございません。DVDの再生にはPAL方式対応プレーヤーが必要です。

DSO Live
DSOLIV-E005
NX-B03
マーラー:交響曲第6番「悲劇的」 ダラスSO
ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン(指)

録音:2013年3月1日
ダラスSOが2016年のローヨッパ・ツアーの演奏曲目に選択したマーラーの交響曲第6番。 この録音はツアー開始直前に本拠地のマイヤーソン・シンフォニー・センターで開催された演奏。 スケルツォは第2楽章に置かれています。


Treasures
TRT-012(1CDR)
岩城宏之&N響〜ミュンヘンでの「チャイ5」
リスト:ハンガリー狂詩曲第5番
 ハンガリー狂詩曲第4番
チャイコフスキー:交響曲第5番*
岩城宏之(指)
ウィーン国立歌劇場O、NHK響*

録音:1963年4月-5月バイヤリッシャー・ホール、1960年9月26日ミュンヘン・コングレス・ザールでのライヴ*(全てモノラル)
※音源:日Concert Hall M-2381、日Victor JV-2001*
◎収録時間:70:15
“大和魂炸裂!全てを攻めの姿勢でやり尽くしたN響!”
■製作メモ
岩城&N響によるチャイコフスキー:交響曲第5番は、モスクワ公演がキングインターナショナルからCD化されましたが、残念ながらマスターの劣化による音の潰れ等が気になりました。こちらはミュンヘン公演のライヴ。当時、公演の模様はバイエルン放送が中継放送をしたそうなので、そのテープをビクターが 買い取ったのかもしれません。もちろん音の安定感は抜群で、しかも使用盤は新品同様!これ程の極 上盤は、もう入手不可能と思われます。 ハンガリー狂詩曲は、ステレオ・バージョンもありますが、ここはあえて音質を統一するためモノラル・バージョンを採用しました。この力感みなぎる音の方を好まれる方も多いと思 います。

★1960年のN響の世界一周演奏旅行は、シュヒターの猛特訓を受けたN響が、その成果のみならず、戦後の復興を成し遂げた日本の文化水準を世界に知らしめたという点でも極めて重要な意味を持っています。まさに国を背負った演奏者側の意気込みも並大抵のものでなかったことは、外山雄三がアンコール用にあの「ラプソディ」を作曲し、岩城は演目に各国に因んだ作品を盛り込むことを提案したことなどからも窺えます。
最初の訪問国のインドから次のソ連に移動したときには、団員の多くが急激な気温差で体調を壊しそうですが、モスクワでの「チャイ5」は、そんな不調を吹き飛ばす勢いで、ロシア情緒とは違う独自のロマンと激情を敢然と表現していました。ただ、やや気負い過ぎの面も無きにしも非ず…。
一方、ツアー中盤の西ドイツにおけるこの演奏は、「有り余るやる気」が良い意味でこなれ、足場を固めながら進行するゆとりが感じられ、全体の統一感も格段に向上しています。とは言え、お行儀の良さはどこにもなく、昨今では誰もやらなくなったテンポの激変、ポルタメント、バランスを破るティンパニ強打など、テンションの高さはやはり尋常ではなく、それらが決して借り物ではない自分たちの流儀として確信的に発せられるので、説得力が半端ではないのです。
第1楽章冒頭クラリネットは、モスクワ公演では異様な遅さが際立ってましたが、ここでは確実に美観が備わり、表情の結晶度が上がっています。第2主題は、綺麗事を許さぬ骨太な推進。副次旋律への移行直前のテンポの落とし方は、この作品を完全に手中に収めている証し。コーダでの骨身を削った猛進も感動的。第2楽章は、何と言っても千葉馨のホルン・ソロが超絶品!これだけ即興性をもってフレージングを行い、同時に音を感じきっている演奏など、古今を通じて殆どありません!これを世界に突きつけただけでも、このツアーの意義は計り知れません。微に入り細に入り、工夫と共感を凝らした岩城のテンポ・ルバートにも脱帽。後年の演奏でこんな絶妙さを感じたことはありません。9:14以降の激情の煽り方は体裁など二の次で、フォルテ4つの頂点までの呼吸の持久力と大きさも、N響による最高の成功例と言えましょう。第3楽章も西洋風のエレガンスに向かわず、どこか農耕民族らしい逞しさを感じます。終楽章も音楽の感じ方が実に直感的で、その表出もストレート。持って回った小賢しさが一切ないので、その迫力たるや壮絶を極めます。終盤10:12からのトランペットの主題斉奏時に、ティンパニが一貫して強打を刻み続けますが、これほどバシッと決まった例は他に思い当たりません。間違いなくN響の、いや日本人によるチャイコフスキー演奏の最高峰に位置する名演です。
「ハンガリー狂詩曲」でも、若き日の岩城の意欲的な表現の魅力を徹底的に思い知ります。コンサートホール・レーベルが、レコード売上実績など全くない日本の無名な若手指揮者を抜擢したのです!その実力だけを確信して。スタッフの誰かが、1960年のN響の演奏を聴いていたのかもしれません。採算しか考えない今のレコード会社にはできない芸当です。【湧々堂】


Altus
ALTL-008(2CD)
マーラー:交響曲第3番ニ短調*
ブラームス:アヴェ・マリア Op.12**
ヴォルフ:妖精の歌 〜女声合唱と管弦楽のための#
谷地畝晶子(A)*
首藤玲奈(S)#
オルフ祝祭cho(合唱指揮:谷本善基)*,**
中央区・プリエールジュニアコーラス(合唱指揮:古橋富士雄)*
坂入健司郎(指)
東京ユヴェントス・フィルハーモニー

録音:2017年1月8日/ミューザ川崎シンフォニーホール(ライヴ)
知る人ぞ知る気鋭コンビ、坂入健司郎&東京ユヴェントス・フィル!既にリリースされているブルックナーの交響曲第5番(ALTL-005)や第8番(ALTL-006)では、若々しい新鮮な好演、と思いきや巨匠然とした悠然たる大きな演奏を聴かせ、人々を大いに驚かせました。そして彼らが今回挑んだのは、管弦楽と声楽による長大な交響曲、マーラーの3番!この大作を相手に、真に美しいところを取りこぼすことなく、圧倒的な演奏を披露。錯綜するコンテクストもくっきりと描き分けており、オーケストラの技量にもほれぼれします。終楽章の弦楽の歌はすばらしく感動的!声楽曲でまとめたプログラムも技あり。『ドイツ・レクイエム』を思わせる美しいブラームスの『アヴェ・マリア』と、ヴォルフの色彩的な音使いがまばゆい『妖精の歌』をカップリング。2017年、新年早々に行われ鮮烈ライヴがめでたく音盤化。これは要注目です!歌詞対訳を完備。 (Ki)

Challenge Classics
CC-72266(1CD)
レオポルト・モーツァルト:農民の婚礼
モーツァルト:ガリマティアス・ムジクムK.32〜フーガ
 きらきら星変奏曲 K.265
 交響曲第1番変ホ長調 K.16
レオポルト・モーツァルト:カッサシオン ト長調(おもちゃの交響曲)
トン・コープマン(指)
アムステルダム・バロックO
ティニ・マトー(フォルテピアノ)

録音:2006年12月
コープマンの名盤がジャケットを変えて再発売されます。モーツァルト父子のかわいらしい作品を並べたアルバムで、コープマンの面目躍如たる洒落た粋 な演奏が耳に心地よく、何とも素敵な幸福感が広がります。
ハーディ・ガーディやバグパイプも登場する楽しい『農民の婚礼』と管弦楽混合の室内楽編成で書かれた『ガリマティアス・ムジクム』は聴く機会が少 なく貴重な録音。『おもちゃの交響曲』として知られる楽章を含む父モーツァルトのカッサシオンは、おもちゃ楽器の鳴り物がたくさんで思わず笑顔になっ てしまうユーモアあふれた演奏です。爽やかで瑞々しい息子モーツァルト9歳のときの作品『交響曲第1番』やコープマン夫人のティニ・マトーがフォル テピアノで美しく奏でる『きらきら星変奏曲』も収録しています。 ※再発売に伴い、同内容の旧盤(CC-72189)は廃盤とさせて頂きます。


BERLINER PHILHARMONIKER
KKC-1070(10LP)
限定盤
税込特価
CDとは同日録音ながら、別のマイクで収録!
ベートーヴェン:交響曲全集(ベーレンライター版/ジョナシン・デル・マー校訂版)
LP1A…交響曲第1番ハ長調Op.21[24’42]
LP1B・LP2A…交響曲第2番ニ長調Op.36[30’51]
LP2B・LP3…交響曲第3番変ホ長調Op.55『英雄』[49’09]
LP4…交響曲第4番変ロ長調Op.60[33’29]
LP5…交響曲第5番『運命』[30’32]
LP6…交響曲第6番『田園』[42’36]
LP7…交響曲第7番イ長調Op.92[39’12]
LP8…交響曲第8番ヘ長調Op.93[25’08]
LP9・LP10…交響曲第9番『合唱』[67’47]
サイモン・ラトル(指)BPO
アンネッテ・ダッシュ(S)
エーファ・フォーゲル(A)
クリスティアン・エルスナー(T)
ディミトリー・イヴァシュシェンコ(Bs)
ベルリン放送cho

録音:2015年10月6&12日(第1、3番)
7&13日(第2、5番)
3、9&15日(第4、7番)
8&14日(第8、6番)10&16日(第9番)
フィルハーモニー、ベルリン(ライヴ)

LPマスタリング:ライナー・マイヤール、フレデリック・スタンデル、エミール・ベルリナー・スタジオ
MS方式ワンポイントマイクによる録音(24bitのマスターを使用してのカッティング)
180g、シリアルナンバー入り
日本語帯・解説付
■ダウンロード・コード
このLP-BOXには、上記全曲のハイレゾ音源(24bit/192kHz)をダウンロードするためのURLとそのパスワードが封入されています。
■デジタル・コンサートホール 
ベルリン・フィルの映像配信サービス「デジタル・コンサートホール」を7日間無料視聴できるチケット・コードが封入されています。
■カバー・イメージ :イサ・ゲンツケン《Fenster》1990 
■初回応募特典あり(詳細は後日web発表します。)

2015年10月に本拠地ベルリンのフィルハーモニーで行われたベートーヴェン・ツィクルスが10枚組LPボックスで発売となります。2016年5月 の来日の際に発売されたベートーヴェン交響曲全集CD+ブルーレイ(KKC9151)は、オケの充実した響き、ラトルの深い解釈、そして素晴らしい音質 で話題となりました。この度発売されるLPは、演奏日付は前述のセットと同じですが、録音方法が異なり、2本のマイクをMS方式でセッティングし録 音されています。MS方式というのは単一指向性のMidマイクと左右に指向性のある双指向性のSideマイクを上下に配置するというマイクセッティング。 またブラームス交響曲全集6LP(完全限定盤/完売)で行われた一組のステレオマイクを用いるワンポイント録音と同様で、マイク同士の位相差がなく、 音像が明確になり濁りのない音が収音され、コンサートホールの特等席で聴いているような臨場感を味わうことができます。LPは、こうして録音された 24bitのマスター音源をもちいてカッティングされています。 ラトルはウィーン・フィルとベートーヴェン全曲録音(2002年)を行っており、20世紀後半に発表されたベーレンライター社によるジョナサン・デル・マー 校訂版を用い、そこにラトルらしい解釈を加えた新しいベートーヴェン像として当時話題になりました。本演奏でも同様の版を使っていますが、ラトルの鋭 く攻め入るスタイルそして一音一音を大切にする緻密な指揮ぶり、それにベルリン・フィルの重量級の表現が反映され、ベルリン・フィルの持つ音楽的パワー を実感する推進力に満ちた演奏を繰り広げています。解説書には、校訂者ジョナサン・デル・マーがベーレンライターについて語った文章も挿入されており、 ラトルとの興味深い会話なども書かれており、ベートーヴェンの音楽、ラトルの演奏をより理解することができます。 首席指揮者・芸術監督就任以来ラトルがベルリン・フィルと培ってきた「音楽」を存分に堪能できる内容となっています。  (Ki)


ORFEO DOR
C-916172DR(2CD)
NX-B08
ハンス・クナッパーツブッシュ名演集1962-1963年
ウェーバー:歌劇「オイリアンテ」序曲
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番
ブラームス:ハイドンの主題に寄る変奏曲*
 交響曲第3番へ長調 Op.90
ゲザ・アンダ(P)
ケルンRSO
ハンス・クナッパーツブッシュ(指)

録音:Westdeutschen Rundhuks Koln Funkhaus
1962年5月14日、1963年5月10日*
ケルン放送協会所蔵の音源より復刻
クナッパーツブッシュとゲザ・アンダが共演した1962年の「ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番」は、これまでにも何種類かのアルバムがリリースされています。当時41歳のゲザ・ アンダのニュアンスに富んだピアノ、それに対峙しながらも、確固たる意志を貫く74歳のクナッパーツブッシュの二人により、まさに火花が飛び散るかのような白熱の演奏が繰り 広げられます。続く「ブラームス:交響曲第3番」はクナッパーツブッシュの愛奏曲として知られる作品で、悠々としたテンポと、泰然とした表現の中からにじみ出る情感が高く評 価されています。コンサートの冒頭に演奏されたウェーバーの「オイリアンテ」序曲も落ち着いた佇まいを見せています。 その翌年(1963年)の「ハイドン変奏曲」は、極端に遅いテンポでゆったりと演奏されており、主題だけでなく、各々の変奏の持つ美しさも存分に味わえる名演です。

Edition HST
HST-100(1CD)
税込定価
ヴァンハル(1739 -1813);交響曲集第19巻
交響曲変ホ長調 Bryan Es4 - Prager Fassung(プラハ稿)
交響曲ホ短調 Bryan e2
交響曲ヘ長調 Bryan F6 〜第一楽章・アレグロ
交響曲ト長調 Bryan G4 〜第一楽章・アレグロ
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ
リーダー;松井利世子(Vn)ほか

録音: 2014 年 5 月、2011 年10 月(e2, G4)東京オペラシティ近江楽堂・ライヴ


Treasures
TRE-171(1CDR)
バルビローリ〜「ブラ4」・旧録音
ベートーヴェン:「レオノーレ」序曲第3番
ウェーバー:「オベロン」序曲
ブラームス:交響曲第4番ホ短調*
ジョン・バルビローリ(指)ハレO

録音:1959年4月、1960年9月*
※音源:英PYE GSGC-2038、GSGC-1*(全てステレオ)
◎収録時間:64:25
“渋味に逃げず果敢に愛をぶつけたバルビローリの代表盤!”
■音源について
通常は、既存CDの音に満足出来なくて復刻を決意することが多いですが、これは全く逆!Pye音源のブラームスは、PRTレーベルによる初CD化盤の音が実に鮮烈で、復刻のディスク選定にあたっては、その音に近づくことを念頭に置きました。そして出した結論は、“黒金ラベル”盤。バルビローリの魂が聞こえます!

★バルビローリのブラームスといえば、ウィーン・フィルとの全集があまりにも有名ですが、あえてこのハレ盤ををご紹介する理由は、もうお判りかと思います。ウィーン盤を全否定する気はありませんが、素晴らしすぎるハレ盤を差し置いてまでウィーン盤を持ち上げる評論家の方々には同調できません。メジャー・レーベルでもない、メジャー・オーケストラでもない、全集でもない、だからハレ盤なんて聴こうともしない、というのが原因だと思いますが、それでプロと言えましょうか?そのアーチストに同曲異盤が存在する中で一つを取り出して評価するなら、全種類を聴き比べた上で最良盤と位置づけるのが当然なのですが…。
最も顕著な違いは、オケの響きの差。言うまでもなく、ウィーンフィルの方がどう聴いても上質です。しかしそれ以外の要素は全てハレ管が優っていると言わざるを得ません。演奏に掛ける意気込みは、強固なピチカートにも、雷鳴のようなティンパニにも確実に反映されており、どこか遠慮がちな(良く言えば滋味溢れる)ウィーン・フィルとは大違いです。第1楽章コーダでは、全体が早くも決死の覚悟を表明。最後のティンパニのロールは、バンッ!と一撃して締めくくりますが、これはセルと同じ手法。しかし、意味合いがまるで違って聞こえます。第2楽章は特に感動的!3:30からの弦のテヌート処理はウィーン盤でも行なっていますが、流れの豊かさは比べものになりません。8:08からのテーマはアーベントロートとは対象的に実に素朴な人間味に溢れており思わず感涙!第3楽章はテンポの良さが印象的で、決して浮かれず、地に足の着いた進行が次の終楽章への覚悟のよう。その終楽章は興奮の渦!オケは作品への共感と、バルビローリの意思を120%実現しようとする意思が融合して、とてつもないパワーを発揮。しかも内燃に徹しているので、本物の音楽を聴いているという実感を、手に汗握りながら最後まで味わうことが出来ます。特に5:51以降の大噴射以降は、異常なまでの凝縮力!古式ゆかしい様式との調和を保ったまま、どこまで音楽に生命感を注入できるか、それに挑んだ最大級の名演として心の底からおすすめする次第です。【湧々堂】

カメラータ
CMCD-28348(1CD)
税込定価
2017年6月10日発売
池辺晋一郎:作品集
(1)小交響曲(1969/第2版1973)[NHK委嘱作品]
(2)多年生のプレリュード〜オーケストラのために(2010)[読売日本交響楽団委嘱作品]
(3)次の時代のための前奏曲(2011)[せたがや文化財団委嘱作品]
(4)次の時代のためのファンファーレ〜金管八重奏のために(2015)[文京シビックホール委嘱作品・世界初演]
(5)交響曲第10番「次の時代のために」(2015)[仙台フィルハーモニー管弦楽団委嘱作品・世界初演]
(1)(3)山形SO
(2)読売日本SO
(4)川口市・アンサンブルリベルテ吹奏楽団
(5)仙台PO
(1)田中祐子(指)
(3)池辺晋一郎(指)
(2)下野竜也(指)
(4)福本信太郎(指)
(5)尾高忠明 (指)

録音:2016年7月/山形(ライヴ録音)ほか
 地球が、自然と人為双方の視座で抜き差しならない状況にある今、 「『次の時代』というキイワードが脳裏に住まない日は、一日もない」 (池辺晋一郎/2016年1月、交響曲第10番初演時プログラムより)。  交響曲第9番の作曲から2年、東日本大震災への想いに深く関わる一連 の交響曲シリーズに新たな1作、第10番「次の時代のために」(第65回尾 高賞受賞作品)が加わりました。  当アルバムには、「次の時代…」を標題に刻んだ2011年以降作曲の三 部作を中心に、全5曲が収録されています。 (Ki)


ACCENTUS Music
ACC-10411BD(Bluray)
KKC-9230(Bluray)
日本語帯・解説付
税込定価


ACC-20411DVD(DVD)
KKC-9231(DVD)
日本語帯・解説付
税込定価

ベートーヴェン:三重協奏曲ハ長調Op.56
交響曲第5番ハ短調Op.67「運命」
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO
ヘルベルト・ブロムシュテット(指)
イザベル・ファウスト(Vn)
ジャン=ギアン・ケラス(Vc)
マルティン・ヘルムヒェン(P)

収録:2016年6月12,13日、ゲヴァントハウス・コンサートホール(ライヴ)
◆Bluray
画面:16:9 Full HD
音声:PCMステレオ,DTS HD MA
リージョン:All、78’ 51
◆DVD
画面:16:9 NTSC
音声:PCMステレオ,DD5.1,DTS5.1
リージョン:All、78’ 51
世界で最も古い伝統を誇る名門オーケストラ、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団と名誉指揮者ブロムシュテットによるベートーヴェン・チクルス。 これまでに、交響曲第9番(ACC.10381BD/ACC.20381DVD)と交響曲第6&7番(ACC.10413BD/ACC.20413DVD)を映像でリリースしてお り、今回発売される交響曲第5番と三重協奏曲で映像三部作のリリースは完結となります。ブロムシュテットは、2017年7月に90歳の誕生日を迎えます。 ACCENTMUS MUSICは、これを記念して2014年から2017年の間に録音された同コンビによるベートーヴェン交響曲全曲のCDセットもリリースす る予定。ブロムシュテットは同楽団の任期中にはベートーヴェンの録音しておらず、シュターツカペレ・ドレスデンと全曲を録音しているので今回で2度目 の録音となります。 本映像での注目は、豪華ソリストによる三重協奏曲。3人のソリストを要することから実演は意外と多くはありませんが、ヴァイオリンにイザベル・ファウス ト、チェロにジャン=ギアン・ケラス、そしてピアノにはマルティン・ヘルムヒェンと屈指のソリストが集結し、曲の真価を世に問う素晴らしい演奏は、現代 の決定盤と言ってもいいでしょう。終楽章に向けてソロ楽器とオーケストラが繰り広げる華々しい演奏です。そして交響曲第5番は、ブロムシュテットの小 気味良いテンポと冴えわたる表現、重厚かつ細部を積み重ねるゲヴァントハウス管の確かなサウンドが素晴らしい演奏。 (Ki)

GRAND SLAM
GS-2165(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第1番
交響曲第5番「運命」*
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)VPO

録音:1952年11月24日、27日ムジークフェラインザール(ウィーン)
1954年2月28日、3月1日ムジークフェラインザール(ウィーン)*
使用音源:Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より
大好評、第3番「英雄」(GS-2158)に続く、フルトヴェングラー&VPOのベートーヴェン、オリジナル・モノラルの2トラック、38センチ、オープンリール・テー プ復刻です。今回の第1番、第5番「運命」はフルトヴェングラーの録音の中でも最も音質が優れたものとして知られていますが、復刻の音質は第3番「英 雄」(GS-2158)と同等と記すだけで十分でしょう。 また、解説書には、日本の指揮界の発展に大きく貢献した斎藤秀雄が書いたフルトヴェングラー追悼文を、関係各方面の許諾を得て掲載しています。斎 藤は1923年にドイツに留学し、4年間の滞在中にフルトヴェングラーの演奏を多数体験しています。追悼文自体はそれほど長いものではありませんが、 偉大な音楽家による記述は、それ相応の重みが感じられます。(平林直哉)


Treasures
TRE-168(1CDR)
ボンガルツのドヴォルザーク
バッハ:ブランデンブルク協奏曲第5番*
ドヴォルザーク:交響曲第7番
ハインツ・ボンガルツ(指)
ゲルハルト・ボッセ(Vn)*、
フリーデマン・エルベン(Vc)*
ハインツ・ヘルチュ(Fl)*、
ハンス・ピシュナー(Cem)*
ライプチヒ・ゲヴァントハウスO*
ドレスデンPO

録音:1960年代初頭*、1962年12月17-20日(共にステレオ)、
※音源:羅ELECTRECORD STM-ECE-0672*、独ELECTROLA STE-91328
◎収録時間:62:42
“豪華絢爛な響きでは気づかないドヴォルザークの真価!”
■音源について
ドヴォルザークはエテルナ音源ですが、ここでは良質なエレクトローラ盤を採用。ただし、ピッチに異常が見られたので、修正を施しました。

★ドヴォルザークの「第7番」は、ドイツ様式への傾倒を示した作品とされますが、演奏スタイルも、ドイツの職人気質で押し通すとどう響くか、その最高の具体例がこのボンガルツ盤です。
ドレスデン・フィルは、ケーゲルとの共演で知られるまではシュターツカペレの影に隠れて目立ちませんでしたが、1870年の創立以来、東ドイツの音楽文化に大きく寄与。ブラームスやドヴォルザーク等も指揮しています。戦時中は一時解散の憂き目に会いますが、戦後再結成。それ以来1960年代までオケを支え続けたのがボンガルツです。
第一音が鳴った途端にハッとするのが、いかにも旧東独的な燻しきった響き。しかも演奏には、効果を狙う素振りもなく、各ブロックを丁寧に積み上げるという実直な姿勢に終始。しかし、その遊びの一切ない渋さが、ドヴォルザークの純朴さを映すかのようで、確かな味わいとしてじわじわ迫るのです。
第1楽章の第2主題には、単に丁寧に譜面を追っているだけではない、句読点をはっきり意識したフレージングに共感に満ちた呼吸が息づき、展開部は革張りのティンパニの響きが中核をなす堅牢な構築が見事。コーダが静かにたそがれる様にもご注目を。第2楽章は白眉!。以外にもさらりとした進行で開始しますが、主部旋律(1:24〜)の緻密な美しさに触れれば、この演奏の質な高さを実感できるはず。第3楽章のコーダ直前に現れるワーグナー風のフレーズは、このオケで聴くことで魅力倍増。終楽章は小節ごとに噛んで含めるようなニュアンスの醸し出し方!音楽を先に進めて欲しくないと思わせるほどの余韻を生むという、素晴らしい至芸です。4:14からの自然なテンポの落とし方とニュアンスの育み方も流石。 
とにかく「渋味尽し」ですが、渋いことが良いのではなく、全ての渋さに音楽的な意味が備わっているのが凄いことなのです。音像を肥大化させた金ピカの演奏とは対極的なこの演奏で、ドヴォルザークの音楽の奥深さを再認識していただけることでしょう。【湧々堂】

PRAGA
PRDDSD-350128
(1SACD)
限定盤
トスカニーニ/メンデルスゾーン&ワーグナー
(1)メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」
(2)交響曲第5番「宗教改革」
(3)ワーグナー:「パルジファル」〜聖金曜日の音楽
(4)「パルジファル」〜第1幕への前奏曲
アルトゥーロ・トスカニーニ(指)
NBC響(1)(2)、LSO(3)(4)

録音:1954年2月28日(1)、1953年12月13日(2)/カーネギーホール(ライヴ)、1935年6月5日/クィーンズ・ホール(ライヴ)(3)(4)
メンデルスゾーンの「イタリア」は名盤の誉れ高いRCAのカーネギーホール・セッションではなく、2月28日のコンサート・ライヴとされます。トスカニー ニらしいまばゆい輝きと推進力がSACDでさらに凄みを増しています。 1935年ロンドンでの「パルジファル」も貴重。SACD化でトスカニーニならではの強い緊張感がまざまざと伝わってきます。 (Ki)

CPO
CPO-777845(1CD)
NX-B10
アンドリーセン(1892-1981):交響的作品集 第4集
交響曲第4番
狂詩曲「Libertas Venit」
奇想曲/カンツォーネ
オランダSO
ダヴィッド・ポルセライン(指)
ヘンドリク・アンドリーセンは、オランダの作曲家・オルガン奏者。アムステルダム音楽院で学び、ユトレヒト大聖堂のオルガニストに就 任、眩いばかりの即興演奏で人気を博しました。作曲家としても、教育者としても知られ、8曲のミサ曲、4曲の交響曲を始め、 室内楽曲から歌曲まで幅広いジャンルの作品を残しています。この第4集には代表作「交響曲第4番」を中心に3曲の小品を収 録。十二音技法を使うことなく、常に旋律を大切にしていたアンドリーセンの作曲技法の集大成とも言える壮大な作品群を聴くこ とができます。1941年に書かれた狂詩曲「Libertas Venit=自由へ」は第二次世界大戦中の1941年の作品であるにもかか わらず、戦争の暗い気分を払拭するかのように陽気で華麗な作品です。
CPO
CPO-777852(1CD)
NX-B10
アントニオ・ロセッティ(1750-1792):作品集
交響曲ハ長調(Murray A1)
ピアノ協奏曲 ロ長調(Murray C4)
交響曲 変ホ長調(Murray A29)
ナターシャ・ヴェリコヴィッチ(P)
南西ドイツ・プフォルツハイムCO
ヨハネス・メーズス(指)
ボヘミアで生まれ、地元の神学校で音楽教育を受けた後、ロシア、ドイツ、パリと各地を巡り卓越した作曲家として名を成したアン トニオ・ロセッティ。40曲以上の交響曲を始め、ホルン協奏曲を筆頭に多数の協奏曲、声楽曲を残し、後の作曲家にも大きな 影響を与えたことで知られています。 cpoではすでに10枚以上のCDがリリースされており、ここで聞けるバロック期から古典派への変換期に生まれた輝かしい作品は 高く評価されています。今回は2曲の交響曲とピアノ協奏曲を収録、インパクトのあるオーケストラに支えられたピアノ協奏曲と、上 品さとダイナミックな躍動感を併せ持つ交響曲は、とても魅力的。これまで多くのロセッティ作品を録音してきた経験豊富なメーズ スの演奏です。

CD ACCORD
ACD-236(1CD)
NX-B07
パヴェウ・ミキェティン(1971-):作品集
交響曲第2番
フルート協奏曲*
ルーカス・ドゥゴシュ(Fl)
NFM・ブロツワフPO
ベンヤミン・シュヴァルツ(指)

録音:2016年3月16-17日、2016年6月5-6日*
ミキェティンは現代ポーランドで最も忙しい作曲家の一人と見做されています。彼は伝統的な室内楽、管弦楽、声楽曲から、電 子音楽まで幅広いジャンルの作品を手掛け、カルト劇場のディレクターであるクシシュトフ・ヴォリコフスキーと20年以上に渡ってコラ ボレーションを行い、また他の舞台芸術家たちとのプロジェクトにも取り組んでいます。2000年からは映画のサウンド・トラックも手 掛け、いくつかの作品はポーランド国内の賞を獲得し、映画界でもなくてはならない人になっています。この「交響曲第2番」は 2007年の春、創立60周年を迎えたポーランド作曲家協会の委嘱によって作曲されました。彼が毎年数週間滞在する風光明 媚な都市クジニツァで作曲されたこの作品は、バルト海の神秘的な風景の印象と教会からの音などが随所に取り入れられた表現 的な大作です。フルート協奏曲はルーカス・ドゥゴシュのために作曲された、テンポが目まぐるしく変化する作品です。

Channel Classics
OCCSSA-38817
(2SACD)
国内仕様盤
税込定価
マーラー:交響曲第3番ニ短調 イヴァン・フィッシャー(指)
ブダペスト祝祭O、
ゲルヒルト・ロンベルガー(A)、
カンテムス少年少女cho、
バイエルン放送cho

録音:2016年9月、ブダペスト芸術宮殿
アルト独唱は、ドゥダメル&ベルリン・フィルやハイティンク&バイエルン放送響など、近年のマーラー交響曲第3番録音でも活躍を続けるドイツの歌手、ゲルヒルト・ロンベルガー(2014年の来日公演では、ノット&東響とマーラーの交響曲第8番で共演)。合唱は、ハンガリーの名合唱指揮者、デーネシュ・サボー率いるカンテムス少年少女合唱団、そしてピーター・ダイクストラ率いる名門バイエルン放送合唱団といった強力な布陣。圧倒的なオーケストラとイヴァン・フィッシャーの独特の解釈、そして超高音質録音で世界から絶賛されるマーラーの交響曲集、待望の第7弾にご注目あれ!

Guild Histolical
GHCD-2430(1CD)
クリュイタンスのシューマン
(1)交響曲第4番*
(2)チェロ協奏曲イ短調 Op.129**
(3)交響曲第3番 「ライン」#
アンドレ・クリュイタンス(指)
フランス国立放送O*、
アンドレ・ナヴァラ(Vc)**、
コンセール・コロンヌ芸術協会O**、
BPO#

録音:(1)録音:1950年2月27日−28日、シャンゼリゼ劇場、パリ(Pathe FC 1001)
(2)1951年6月22日−23日&7月2日、シャンゼリゼ劇場、パリ(Pathe FC 1006)
(3)1957年2月2日&4日−5日、グルーネヴァルト教会、ベルリン(Electrola FBLP 1086)〕
フランス系ベルギー人の名指揮者、アンドレ・クリュイタンス(1905−1967)の没後50周年記念リリース!Guild Historicalでは、リタ・ゴールのフレンチ・オペラ集(GHCD 2411)以来2度目の登場、全曲クリュイタンスが振るアルバムとしては初登場です。
フランス国立放送O(現:フランス国立O)やコンセール・コロンヌといったフランスの名門オケ、フランスの偉大なチェリスト、アンドレ・ナヴァラ(1911−1988)、そしてベルリン・フィルと共演した交響曲&チェロ協奏曲集。父親からドイツ語やゲルマン系文化を学んだことによって、フランス音楽とともにドイツ音楽も得意としたクリュイタンスのシューマンを、ピーター・レイノルズによるリマスタリングで!

Sterling
CDS1105-2(1CDR)
バルギール:交響曲ハ長調 Op.30
間奏曲 Op.46
『メデア』への序曲 Op.22
ある悲劇への序曲 Op.18
ホセ・ミラモンテス・サパタ(指)
サン・ルイス・ポトシSO

録音:2014年6月27日、29日、テアトロ・デ・ラ・パス(サン・ルイス・ポトシ、メキシコ)(ライヴ録音)
クララ・シューマンの異父弟で、シューマン夫妻やメンデルスゾーン、ブラームスとも親交が深かった19世紀ドイツの作曲家ヴォルデマール・バルギール(1828−1897)。ロマン派寄りではなく、ベートーヴェンを彷彿とさせるドイツ古典派的な作風が特徴であり、保守的なスタイルを貫いた作曲家です。メキシコ中部のサン・ルイス・ポトシ州を本拠とするオーケストラと、19世紀ドイツ、バルギールの管弦楽作品との組み合わせは非常に興味深いところ。秘曲、辺境オーケストラのファンは要注目です。 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

Chandos
"Classics"

CHAN-10984X(3CD)
エネスコ:交響曲全集
交響曲第1番変ホ長調 Op.13
組曲第3番ニ長調 Op.27 「村人たち」
ルーマニア狂詩曲第2番
交響曲第2番イ長調 Op.17
交響曲第3番ハ長調 Op.21*
ルーマニア狂詩曲第1番
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指)
BBCフィル
リーズ・フェスティヴァルcho*

録音:1995年9月30日−10月1日(交響曲第2番)、1995年10月1日(組曲第3番)、1996年6月12日−13日(交響曲第1番、ルーマニア狂詩曲)、1997年10月1日−2日、新放送局・スタジオ7(マンチェスター)
※CHAN-9507、CHAN-9537、CHAN-9633からの新装移行再発売
990年代にはChandosへ多くの録音を行っていたロシアの大巨匠、ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー。中でも高い人気を誇っていた、ジョルジュ・エネスコ(ジョルジェ・エネスク)の交響曲全集全3巻が、Chandos Classicsシリーズよりセットになって新装再発売。あふれる色彩、ふきこぼれる民族性。ロジェストヴェンスキー快心のシリーズ、嬉しい復刻です!


Treasures
TRE-165(1CDR)
フェレンチクのベートーヴェン
「シュテファン王」序曲
交響曲第2番ニ長調Op.36*
交響曲第4番変ロ長調Op.60
ヤーノシュ・フェレンチク(指)チェコPO

録音:1961年1月2-5日*、1961年10月14-17日(全てステレオ)
※音源:SUPRAPHON SUAST-50025*、瑞西Zipperling CSLP-6014
◎収録時間:75:20
“いにしえのチェコ・フィルだけが放つ芳しさと温もり!”
■音源について
ウィーン・フィルやドレスデン・シュターツカペレ等と同様、チェコ・フィルも、グローバル化の波に押されてその独自の音色美は失われてしまいました。ノイマン時代まではその独自色を感じられますが、それ以前のステレオ初期には、さらに素朴な手作り工芸品のような風合いがあり、響きそれ自体が音楽的ニュアンスを濃密に湛えていました。その当時のオケの素の魅力は、「チェコの指揮者によるチェコ作品」以外で聴くことにより、一層浮き彫りにされるように思われます。その音源として、フルネやボドが指揮者したフランス音楽と共に欠かせないのが、フェレンチクによるベートーヴェン!フェレンチクとチェコ・フィルのスプラフォン録音は、この他に「献堂式」序曲があるのみ。2つの交響曲は廉価CDで発売されたこともありますが、なかなかカタログに定着しません。

★フェレンチクといえば「穏健、地味」という印象を持たれる方多いと思いますが、まずは、「シュテファン王」序曲でそのイメージを払拭していただきましょう。作品のフォルム内でニュアンスを内面から育み、安定した造形美を確立する手腕は、誰も侮れないはずです。
交響曲第2番は、第1楽章序奏部からアーティキュレーションに並々ならぬこだわりを見せ、その姿勢が全体に凛とした気品を付与し続けます。主部以降の脂肪分を抑えたすっきりした音像は、まさに当時のチェコ・フィルならではのものですが、それに頼るだけでなく、確固たる意志による制御が効いているので、音楽の軸がぶれないのです。第2楽章は音色美の宝庫!木管がさりげないスパイスとして作用した温かい風合いは必聴。特に1:25からの木管と弦の対話は、お聴き逃しなく。第3楽章は、何一つ変わったことはしていませんが、他のアプローチを想定させないほどの求心力が横溢。終楽章は、オケを自然に乗せ、高揚させ、聴き手を引き込む手腕が流石。背後に隠れながら手綱は絶対に緩めない、まさに職人芸の極み!
「第4番」も楷書風の進行を崩しませんが、小さく凝り固まることなく、音のニュアンスが余すことなく表出されます。ここでも、木管の豊かな風情に特に心奪われ、特に後半2楽章でフルートが加わった一瞬のフレーズに、ほのぼのとした光が差し込む様は実に魅力的。そして、終楽章0:58からの木管の相の手で、音をスパッと切る効果の絶妙さ!普段めったに冗談を言わない人が、急にダジャレを口にしたような、不思議な面白さがふわっと沸き起こるのです!
なお、交響曲第2番第1楽章は、提示部リピートなし。第4番は、第1,第4楽章のリピートを慣行しています。 【湧々堂】


Altus
TALTLP-033(2LP)
完全限定生産盤
税込価格
ベートーヴェン:交響曲第3番『英雄』
[LP1-A] 第1楽章
[LP1-A] 第2楽章
[LP2-B] 第3楽章
[LP2-B] 第4楽章
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
BPO

録音:1952年12月8日ベルリン、ティタニア・パラスト(ライヴ)
ベルリンRIAS放送によるモノラル録音
国内プレス
1952年、フルトヴェングラー&ベルリン・フィルが地元ベルリンで奏でた『英雄』。12月7日と8日に演奏され、それぞれ録音が残されていますが、 この2日目の演奏は良好な音質で知られるRIAS放送の録音であることが人気の所以です。またターラ盤はRIASのオリジナル音源を用いた先駆け的名 盤であり、ノイズ・リダクションを極力抑えた音が特徴。
演奏内容の充実ぶりももちろん言うことなし。ウィーン・フィルとの「ウラニアのエロイカ」と双璧を成す、そしてまったく異なった威容を誇る圧倒的な 演奏です。楽曲を完全に手中に収めた巨匠が、激しくも大きな歩みで音楽を捉え、ベートーヴェンの革新的な精神を堂々と描いています。第1楽章冒頭 のあまりにも凄絶な和音打撃とそこから導かれる壮麗なまでに偉大な構築性、第2楽章葬送行進曲での張り裂けんばかりの緊張感、全生命力を絞り出す ようなフガートなど、感動を禁じえません。最終楽章の変奏曲では次々と変化を重ねて突き進んでいくものの、音楽の芯はまったくぶれることなく、その 説得力に唖然とさせられます。弦楽のたくましい力感もさすがです。 (Ki)

Altus
TALTLP-035(2LP)
完全限定生産盤
税込価格
ベートーヴェン:交響曲第6番『田園』
 [LP1-A]第1、2楽章
 [LP1-B]第3、4、5楽章
ベートーヴェン:交響曲第5番『運命』
 [LP2-A]第1、2楽章
 [LP2-B]第3、4楽章
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
BPO

録音:1954年5月23日ベルリン、ティタニア・パラスト(ライヴ)
ベルリンRIAS放送によるモノラル録音
国内プレス
今回のLP化にあたり新リマスタリングを施し、アナログマスターテープを作った上で製作しています。
『田園』と『運命』は対の作品であり、初演も同日になされています。フルトヴェングラーもこの2曲を好んで並べて演奏しており、作品を対比させつつ、 それぞれから深い表現を引き出しています。1954年、フルトヴェングラーが死の半年前に残した当演奏は、2曲ともにベルリン・フィルとの最後の演奏 であり最後の録音でした。良好な音質で知られるRIAS放送の録音ということもあって、巨匠最晩年の芸術を堪能できる名盤として愛されています。特にター ラ盤はRIASのオリジナル音源を用いた先駆け的名盤であり、ノイズ・リダクションを極力抑えた音が特徴。
『田園』の繊細さ、嵐の後の絶対的な喜ばしさ!フィナーレでは大胆なアッチェレランドが音楽を大きく盛り上げつつ、最後には祈るようにゆっくりと 結ばれます。続く『運命』は決定盤と言える名演。オーケストラ全体を支配する引き締まったリズムと推進力、渦巻く巨大なエネルギー。第4楽章直前、 ぎりぎりまで引き伸ばされる極度の緊張感はフルトヴェングラーの真骨頂。そしてフィナーレ突入と共に一挙に解放される壮大なハ長調!金管の華やかで 荘厳なサウンドも爽快です。 (Ki)

Altus
TALT-022(1CD)
ブラームス:交響曲第1番
シューマン:交響曲第1番「春」*
ヘルマン・アーベントロート(指)
バイエルン国立O
ベルリンRSO*

録音」1956年1月16日(ライヴ)、1955年9月18日(ライヴ)*
白熱の爆演を繰り出す指揮者として知られるアーベントロート。その強烈ぶりとは裏腹に(?)、彼は楽団員からの尊敬を一身に集め、地元市民からも 非常に愛されたユニークな人物でした。その独自の音楽世界をとくとお楽しみください。音質に定評あるTAHRA盤を基に新リマスタリングを施し、日本 語解説も付いた1枚です。
ブラームスの1番は知る人ぞ知る奇演中の奇演。まるで慣性の法則完全無視、吹き飛ばされそうなテンポ設定!特に終楽章、誰が予想するよりも速く、 誰が予測するよりも遅く、前へ後ろへと引っ張りまわされる驚愕の指揮ぶり。そのほとばしる音楽表現にオケが負けじと喰らい付き、手に汗握る圧巻の演 奏を披露!めちゃくちゃ面白いです。
シューマンも燃え上がる演奏。第2楽章のヴァイオリンの蠱惑的ヴィブラート、素朴に始まったかと思ったら急激に巨大化するフィナーレなど、個性爆発。 全編リズミックな力強さに溢れています。 (Ki)
Altus
TALT-023(1CD)
ベートーヴェン:『エグモント』序曲
交響曲第3番『英雄』
ヘルマン・アーベントロート(指)
ベルリンRSO

録音:1954年2月13日ベルリン国立歌劇場(ライヴ)
白熱の爆演を繰り出す指揮者として知られるアーベントロート。その強烈ぶりとは裏腹に(?)、彼は楽団員からの尊敬を一身に集め、地元市民からも 非常に愛されたユニークな人物でした。その独自の音楽世界をとくとお楽しみください。音質に定評あるTAHRA盤を基に新リマスタリングを施し、日本 語解説も付いた1枚です。
『英雄』第1楽章で頻出するスフォルツァンドやクレッシェンドが書かれた部分での「踏み込みの良さ」、急激にガッと圧力をかける勢いがアーベントロー トならでは。作曲時のベートーヴェンが前人未到の規模の音楽世界に決然と乗り込んでいった感覚が現代によみがえったような、白熱の演奏です。高速 のスケルツォでは、トリオのホルンが爆鳴き!想像を絶する猛々しさで、ばりばりと空気をつんざきます。フィナーレはテンポの変化が楽しく、フーガが始 まる少し前のフェルマータの長さもユニーク。そしてコーダは興奮のるつぼ。オーケストラが嬉々として演奏する姿が目に浮かぶような、目まぐるしくも充 実した圧倒的演奏です。 (Ki)

C Major
74-0808(DVD)

74-0904(Bluray)
ブルックナー:交響曲第3番(1877年稿) シュターツカペレ・ドレスデン
クリスティアン・ティーレマン(指)

収録:2016年9月2,3日、フィルハーモニー、ミュンヘン(ライヴ)
映像監督:エリーザベト・メルツァー
◆DVD
画面:16:9 NTSC
音声:PCM2.0,DTS5.0、68分
◆Bluray
画面:16:9 HD
音声:PCM2.0,
DTS-HD MA5.0、68分
ティーレマンとシュターツカペレ・ドレスデンによるブルックナー交響曲チクルス。2012年のティーレマン首席指揮者就任以来進めているプロジェクト でこれまでに、第8番(2012年収録)、第5番(2013年収録)、第9番(2015年収録)、第4番(2015年収録)、第6番(2015年収録)が DVD&BDで発売されています。今回リリースされるのは交響曲第3番。 ブルックナーの交響曲にはたいてい版の問題がつきものですが、今回ティーレマンは第3番に関して1877年第2稿を用いています。第3番は1873に 初稿が完成。その際に第2番と第3番の総譜をワーグナーに見せ、後に第3番を献呈しています。この第1稿にはワーグナーから引用が多く含まれてい ました。しかし初演の際に演奏不可能とされ ブルックナーは大幅な改訂を行います。ここでワーグナーから引用されたフレーズは削除されています。これ が第2稿となります。1950年に出版された第2稿に基づく校訂をエーザー版と言いますが、これには第3楽章スケルツォのコーダがありません。ティー レマンが用いたにはコーダの含まれる1981年出版の新全集ノヴァーク版。このコーダについては、1878年レティヒ社から出版される際に、ブルックナー 自身がコーダを削除することを望んだとされています。 シュターツカペレ・ドレスデンのブルックナーといえば、シノーポリとの録音集がありますが、同コンビで1990年に録音された第3番も、今回ティーレ マンと同じ版を用いています。ドレスデンの美しい弦の響きは言うまでもなく、金管の柔らかくも深みのあるサウンドは素晴らしく冒頭の雄大さは圧巻。ス ケルツォ部分もスリリングでヴァイオリンが奏でる動機が印象強く演奏されています。ティーレマンは細部にまで渡り緻密に表現し、音楽に深く傾倒し、特 にコーダへ通じる演奏は、究極の弱音でもって高度な緊張感を持続し、その後の音楽の開放は力みのない深い響きを作り上げています。 (Ki)

ORFEO
C-921171(1CD)
NX-B08
モーツァルト:アダージョとフーガ ハ短調 K546
イェルク・ヴィトマン(1973-):Versuch Uber Die Fuge-フーガの試み
メンデルスゾーン:交響曲 第5番「宗教改革」Op.107
メンデルスゾーン(ヴィトマン編):クラリネット・ソナタより「Andante」(2016)
モイカ・エルトマン(S)
アイルランド室内O
イェルク・ヴィトマン(指)

録音:2015年4月10日、2015年7月27日 、2016年12月10.11日
アイルランド室内Oとヴィトマンによる「メンデルスゾーン交響曲全集第2集」は、メインを交響曲第5番「宗教改革」に置き、 モーツァルトとヴィトマン自身の作品を組み合わせた1枚。「改訂された若い頃の作品」がテーマです。 交響曲第5番は、メンデルスゾーン21歳の作品で、実際は第1番の次に作曲された“2作目”の交響曲。作曲の動機は、ルター派 教会で用いられる「アウグスブルクの信仰告白」の成立300周年記念式典のためであり、曲中にルターのコラール「神はわがやぐら」と ドイツの賛美歌「ドレスデン・アーメン」が用いられるなど、荘厳な作品に仕上がっています。しかし、様々な理由により式典で演奏され ることはなく、メンデルスゾーン自身も作品の出来に不満があり、何度も改訂されるといった複雑な経緯を辿りました。出版も遅れたた め、現在では「第5番」(最後の交響曲)としてナンバリングされています。カップリングのモーツァルト「アダージョとフーガ」は、もともと17 歳の時に作曲したフーガ K426を、1788年になって弦楽合奏用に編曲し、前奏曲としてアダージョを付加した作品。ヴィトマンの 「フーガの試み」も、彼自身の弦楽四重奏曲第5番(ソプラノを伴う)を改訂、拡大した曲で、古典派のフーガの伝統を受け継いでい ます。最後に置かれたメンデルスゾーンのクラリネット・ソナタからの楽章は、ピアノ・パートをオーケストレーションすることで、メンデルス ゾーンに対するヴィトマンの尊敬の念を表しています。

SWR music
SWR-19037CD(1CD)
NX-B05
ショスタコーヴィチ:交響曲第8番 ハ短調 Op.65 シュトゥットガルトRSO
アンドレイ・ボレイコ(指)

録音:2016年2月25.26日
ロシアの指揮者、アンドレイ・ボレイコのショスタコーヴィチ:交響曲シリーズ、第5弾。 ボレイコは1998年から2003年、イェーナ・フィルハーモニーの音楽監督を務め、ドイツ音楽批評家が選ぶ「最も革新的 なコンサート・プログラム賞」を3年連続受賞。2004年から2010年まではベルンSOを振り、一時期はデュッセルド ルフSOの首席を務めるなど広く活躍しています。幅広いレパートリーを有していますが、何よりロシア音楽は得意 中の得意。シュトゥットガルトRSOとの一連のショスタコーヴィチは、メリハリの利いた表現と痺れるほどの緊張感 の持続が持ち味。この第8番では、作品の持つ悲惨な面を掘り下げ、じっくりと聴かせます。

OEHMS
OC-1865(1CD)
NX-B03
ヨゼフ・スーク:交響曲「アスラエル」ハ短調(1905/1906) エッセンPO
トーマス・ネトピル(指

)録音:2016年11月17-18日
スーク・トリオの名ヴァイオリニスト、ヨゼフ・スーク。同じ名前を持つ彼の祖父はドヴォルザークの娘婿であり、優れたヴァイオリニス ト、作曲家でした。 1904年、スークが敬愛していた義父ドヴォルザークがこの世を去り、その翌年には最愛の妻オティリエも亡くすという悲劇に見舞 われました。しかしスークは悲しみを乗り越え、1906年に完成させたこの交響曲「アスラエル」(死を司る天使の名)は、ドヴォル ザークやブラームスの影響を感じさせながらも、さらに独創的な作風を持つ重厚な作品となりました。第1楽章から第3楽章までは 慟哭が続きますが、第4楽章の美しいアダージョは愛妻オティリエへの追悼であり、終楽章ではかすかな希望も感じられます。チェ コの近代作品を得意とするネトピルの共感溢れる演奏です。

オクタヴィア
OVCL-00624(1CD)
税込価格
2017年5月24日発売
マーラー:交響曲第4番 ト長調 山田和樹(指)
日本フィルハーモニーSO
小林沙羅(S)

録音:2016年1月30日東京・Bunkamuraオーチャードホール・ライヴ
好評、山田和樹&日本フィルのマーラー・シリーズ第3弾、交響曲第4番の登場です。 オーチャード・ホールにて3ヵ年に渡って行なわれたマーラー・シリーズも今年2017年に終わりを迎えます。当盤はシーズン2期目において極上の美しいマーラーの世界を作り上げた第4番です。 山田和樹のもつ輝かしいサウンド感とリズム感が音楽に彩りと深みを与え、新たなマーラーの姿を浮かび上がらせていきます。山田と長年演奏を共にしている日本フィルも、山田の棒に呼応し、充実のサウンドを作り上げています。また、小林沙羅の可憐で美しい歌声も彩りを加えます。(オクタヴィア)

オクタヴィア
OVCL-00628(1SACD)
2017年5月24日発売
ショスタコーヴィチ:交響曲第10番 ジョナサン・ノット(指)
東京SO

録音:2016年10月15日 東京・サントリーホール・ライヴ
各方面から賞賛を受け、新時代の到来を期待させる、ジョナサン・ノットと東京交響楽団の最新録音盤が登場です。 ショスタコーヴィチ:交響曲第10番は、2016年に行なわれた同コンビのヨーロッパ・ツアーで喝采を受けた楽曲で、当盤はそのツアー前のサントリーホールでのライヴ収録です。東京交響楽団の高い技術力が存分に発揮され、ジョナサン・ノットと繰り広げられる丁々発止の音楽的密度の濃い演奏が聴きものです。美しく紡がれる弦楽奏、木管楽器の華麗なソロ、重厚なパワーを轟かせる金管楽器。ショスタコーヴィチの魂に触れるかのような音楽のエネルギーに満ち、ライヴ盤ならではの興奮を伝えます。ノットがオーケストラを見事に統率し、存分にドライヴさせた渾身の演奏です。(オクタヴィア)

BIS
BISSA-2261(1SACD)
ジョン・ピッカード(1963-):作品集
交響曲第5番(2014)
16の日の出(2013)
協奏的変奏曲〜木管五重奏、ティンパニと弦楽のための(2011)
トッカータ(モンテヴェルディ)(1998)
マーティン・ブラビンス(指)
BBCウェールズ・ナショナルO

録音:2016年6月/カーディフ、ホディノット・ホール(ウェールズ)
21世紀を代表する作曲家になるだろうと熱い期待を寄せられるジョン・ピッカード。当ディスクには交響曲第5番を主軸に4 篇が収録されました。注目は2013年作曲の「16の日の出」です。当作は名古屋フィルハーモニー交響楽団の委嘱で、名フィルの常任指揮者に任命さ れたマーティン・ブラビンス(ブラビンズ)が2014年5月30日名古屋で世界初演した作品です。ゆるぎない構成力と高いテンションが特徴のピッカー ドならではの世界が広がります。 (Ki)

Opus蔵
OPK-2118(2CD)
宇野功芳先生追悼の第3弾
ワルターとウィーン・フィルのモーツァルト
「アイネ・クライネ・ナハトムジーク
交響曲第38番「プラハ」
交響曲第41番「ジュピター」*
「偽の女庭師(恋の花つくり)」序曲*
「皇帝ティトゥスの慈悲」序曲*
ピアノ協奏曲第20番#
3つのドイツ舞曲K.605#
ブルーノ・ワルター(指、P)VPO

録音:1936年、1938年*、1937年#
演奏解説:宇野功芳
原盤:SP
(2017年新リマスタリング)
■宇野功芳氏の演奏解説からの抜粋
<アイネ・クライネ・ナハトムジーク>
「アイネ・クライネ」は1936年12月の録音だが、同時期の「田園」や「プラハ」に比べると音質が実に潤沢、透明である。弦楽だけ、しかも編成もいくぶん小さめなのであろう、当時のマイクロフォンにも無理なく収まっている。オーパス蔵のCD化は絶美。こういう音で聴くと、最新のデジタル録音も含め、ワルターの「アイネ・クライネ」は他を大きく引き離して断然トップだ。もう涙が出るほど美しい。
<交響曲第41番「ジュピター」>
完成度の高い、壮麗、立派なニューヨーク盤に対し、ウィーンの「ジュピター」はまるでぶっつけ本番のように即興的だ。意志の力が感じられず、どことなく、なりゆき任せのところがある。テンポは絶えずゆれ動いており、当然、雑なところ、リズムの崩れるところ、腰の軽すぎるところが頻出する。第1楽章も第2楽章も充実感に乏しいが、それを救っているのがウィーン・フィルのエレガントな音色であり、ヴァイオリンのポルタメントであり、フレーズの最後の音の切り方である。
<ドイツ舞曲K.605>
すばらしい名演だ。オーケストラに自由に演奏させながら、全体として小味でしゃれたワルター・ムードが一貫している。第1番の懐かしくも親しみやすい情緒、第2番のきっちりとしないアンサンブルがかもし出す味わい、特にトリオのホルンはリズムといい音色といい、まことに粋である。(以上、宇野功芳)

ACCENTUS Music
ACC-20390DVD(DVD)

KKC-9227(DVD)
日本語帯・解説付

ACC 10390BD(Bluray)

KKC-9226(Bluray)
日本語帯・解説付
マーラー:交響曲第8番「千人の交響曲」 リッカルド・シャイー(指)ルツェルン祝祭O
リカルダ・メルベート(ソプラノ1/罪深き女)
ユリアーネ・バンセ(ソプラノ2/贖罪の女)
アンナ・ルチア・リヒター(ソプラノ3/栄光の聖母)
サラ・ミンガルド(メゾ・ソプラノ/サマリアの女)
藤村実穂子(アルト/エジプトのマリア)
アンドレアス・シャーガー(テノール/マリア崇拝の博士)
ペーター・マッティ(バリトン/法悦の神父)
サミュエル・ユン(バス/瞑想の神父)
バイエルン放送cho
ラトヴィア放送cho
オルフェオン・ドノスティアラ、テルツ少年cho

収録:2016年8月12日&13日KKLコンサートホール、ルツェルン音楽祭2016(ライヴ)
映像監督:ウテ・フォイデル
◆DVD
画面:16:9 NTSC
音声:DTS 5.1,DD5.1,
PCMステレオ
字幕:独英仏韓中,日本語
リージョン:All
92’ 56
◆Bluray
画面:16:9 Full HD
音声:DTS Master Audio,
PCMステレオ
字幕:独英仏韓中,日本語
リージョン:All
92’ 56
2016年8月に行われたリッカルド・シャイーのルツェルン祝祭管弦楽団の音楽監督就任コンサートのライヴ映像。ルツェルン祝祭管は1938年に大指 揮者トスカニーニのもとへ、名だたる演奏家たちが集まり結成されました。そして2003年からは故クラウディオ・アバドが指揮をとり、現代最高の名手た ちが現在のオーケストラを作り上げました。そして2014年のアバド逝去後は、アンドリス・ネルソンスやベルナルト・ハイティンクが登場していましたが、 2016年からシャイーが正式にルツェルン祝祭管の音楽監督に就任しました。 今回選ばれた演目はマーラー交響曲第8番。これはアバドが進めていたマーラー・チクルスのなかで、唯一演奏できなかった楽曲。この度、シャイーの就 任コンサートをもってチクルスが完成したことになります。 シャイーのマーラー第8番は、ロイヤル・コンセルトヘボウの首席指揮者時代に行ったマーラー・チクルス(第8番は2000年録音)とカペルマイスター を務めていたゲヴァントハウス管とのライヴ(2011年5月収録)がありますが、この公演でもシャイーらしい明快で高純度のアンサンブルを聴かせてくれます。 この第8番は、大規模な管弦楽に加えて8人の独唱者および複数の合唱団を要する楽曲。今回ソリスト陣も大変豪華な面々が揃っています。ウィーン国立 歌劇場などヨーロッパ中心に活躍している豊かな声量が魅力のソプラノ、リカルダ・メルベート。清楚な歌声と、容姿端麗でコンサートにオペラにひっぱり だこの人気ソプラノ、ユリアーネ・バンゼ。また現在伸び盛り美しきドイツの若手ソプラノ、アンナ・ルチア・リヒター。そして深く柔らかな声を持つメゾの サラ・ミンガルド。もはや世界を代表するメゾ・ソプラノ、藤村実穂子。ヘルデンテノールとして世界の一流歌劇場に登場しているアンドレアス・シャーガー。 長身を生かした伸びのある美声をもつスウェーデン出身のペーター・マッティ。韓国出身のバリトン、サミュエル・ユンと現代を代表する歌手8名が圧巻の 歌唱を聴かせてくれます。 シャイーは、この壮大な音楽を師匠アバドへの敬意を表して、描ききっています。また今回はカメラワークに定評のあるACCENTUS MUSICの映像。シャ イーの表情、大編成の迫力、会場の高揚感など、映像だからこそ味わうことのできる臨場感が魅力です。 (Ki)

ALTO
ALC-1344(1CD)
ショスタコーヴィチ:交響曲第1番ヘ短調 Op.10
交響曲第3番変ホ長調「メーデー」Op.20*
ユルロフ・ロシアcho*
ソヴィエト国立文化省SO
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指)

録音:1983年 原盤:Melodiya ライセンサー:CDK-Music
ALTO
ALC-1346(1CD)
R・シュトラウス:アルプス交響曲*
マーラー:交響曲第10番 から アダージョ+
ユーロピアン・ユニオン・ユースO(ユーロピアン・コミュニティ・ユースO)
ジェイムズ・ジャッド(指)

録音:1979年、1980年 
原盤:Nuova Era 
ライセンサー:Membran
前出:Regis, RRC 1055*, RRC 2033+

C Major
74-1008(2DVD)

KKC-9224(2DVD)
日本語帯・解説付
税込定価

74-1104(Bluray)

KKC-9223
(Blu-ray)
日本語帯・解説付
税込定価
ブラームス:交響曲全集
交響曲第1番ハ短調 Op.68
交響曲第2番ニ長調 Op.73
交響曲第3番ヘ長調 Op.90
交響曲第4番ホ短調 Op.98

ボーナス
トーマス・ヘンゲルブロック〜ディスカヴァリング・ブラームス
NDRエルプPO(旧:北ドイツRSO)
トーマス・ヘンゲルブロック(指)

収録:2016年5月22日ライスハレ、ハンブルク(ライヴ)
■DVD
画面:16:9、NTSC
音声:PCM2.0、DTS5.1
日本語字幕付
■Bluray
画面:16:9、HD
音声:PCMステレオ、DTS-HD MA5.
日本語字幕付
2011年からNDRエルプPO(旧:北ドイツ放送交響楽団)の首席指揮者に就任したトーマス・ヘンゲルブロックによるブラーム ス交響曲全集の映像が発売されます。2016年5月にハンブルク国際音楽祭閉幕演奏会として行われた「ブラームス・マラソン」の模様。一夜でブラーム スの交響曲4曲全部を演奏するという大企画でした。演奏が行われたのは、この時点でのオケの本拠地ライスハレ。ライスハレは1908年に?落しが行わ れた伝統あるホールで音響にも定評があり、北ドイツ放響とハンブルク交響楽団の本拠地として使われていました。北ドイツ放響は2017年1月にオープ ンしたエルプフィルハーモニー・ハンブルクが新たな本拠地となり、それに伴いオーケストラ名を改名し、新しいスタートを切っています。 ブラームスの故郷ハンブルクのオケである北ドイツ放響による全曲録音のライヴということで注目されますが、北ドイツ放響のブラームス交響曲全集は、ハ ンス・シュミット=イッセルシュテット、ギュンター・ヴァントと行っています。言うまでもなくオケの主要レパートリーであり、オーケストラの歴史上重要な 役割を果たしている楽曲。新たなステージを迎えた同オケにとって記念碑的な演奏となっています。ボーナス映像には、ヘンゲルブロック自身がブラームス の交響曲について詳細に語っており、4つの交響曲に対して、深い知識と興味を与えてくれます。特に今回第4番では、ブラームスが自筆譜に記しながらも、 出版の際には採用しなかった冒頭4小節の導入を演奏しており、それについてもヘンゲルブロックが解説しています。 (Ki)

Linn
CKD-502(1CD)
シベリウス:交響曲第1番ホ短調 Op.39
交響曲第6番 Op.104
トマス・セナゴー(指)
BBCウェールズ・ナショナルO
BBCウェールズ・ナショナルO(BBC NOW)の首席指揮者、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナルOの首席客演指揮者を務めるトマス・セナゴーのシベリウス第2弾! イギリスの2つのメジャー・オーケストラで名誉あるポストに就き、近年もヨーテボリ、アトランタ、ブリュッセル、オスロ、ルクセンブルク、シアトル、ヒューストンなど各地の主要オケに次々とデビューを果たしているデンマーク出身の実力派指揮者が振るシベリウス。もちろん、Linn Recordsによる高品質録音もポイントです。

Chandos
CHAN-10941(1CD)
アンタイル:管弦楽作品集Vol.1
オーヴァー・ザ・プレインズ(世界初録音)
交響曲第4番 「1942」
交響曲第5番 「歓喜」
ヨン・ストゥールゴールズ(指)
BBCフィルハーモニック

録音:2015年11月21日&2016年4月30日、メディア・シティUK(サルフォード)
BBCフィルハーモニックの首席客演指揮者を務めるフィンランドのマエストロ、ヨン・ストゥールゴールズ。2014年〜2015年に発売された「シベリウス:交響曲全集(CHAN-10809)」と「ニールセン:交響曲全集(CHAN-10859)」、2つの「生誕150周年記念盤」の世界的ヒットによって一躍脚光を浴びた俊英、ストゥールゴールズのChandos第3弾は、なんとジョージ・アンタイル(1900−1959)! 自叙伝「音楽の悪童(Bad Boy of Music)」で知られるアンタイルは、ストラヴィンスキーの初期のバレエのダイナミズムや不協和音にインスパイアされたアヴァンギャルドな作風を持つアメリカの作曲家。新たにスタートしたこの管弦楽作品集は、アンタイルの音楽スタイルの進化を記録していく期待のシリーズで、これまで録音の少なかったアンタイルの管弦楽作品に新しい決定盤が加わることになるでしょう。テキサスの平原からインスピレーションを受けて1945年に作曲された「オーヴァー・ザ・プレインズ(平原を越えて)」は世界初録音。

Goodies
78CD-3003(1CD)
ベルリオーズ:幻想交響曲
ラヴェル:ボレロ*
シャルル・ミュンシュ(指)
フランス国立放送O
パリ音楽院O*

仏 COLUMBIA LFX 880/85(1949年9月9日パリ、シャンゼリゼ劇場録音)
英 DECCA K1637/8(1946年10月10日ロンドン、ウォルサムストウ・アセンブリー・ホール録音)*
ベルリオーズは1950年フランス・ディスク大賞受賞レコード。数種類あるミュ ンシュの「幻想」の最初の録音。シャルル・ミュンシュ(1891-1968)はストラス ブール生まれ。生家は音楽一家でアルバート・シュヴァイツァー(1875-1965)の 甥にあたる。生地の音楽院でオルガンを学んだ後、パリ音楽院でリュシアン・ カペー(1873-1828)にヴァイオリンを学んだ。その後ベルリンでカール・フレッ シュ(1873-1944)にも師事した。1926年ライプツィヒ音楽院の教授に就任。1928 年-32年にはライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団ソロ第一ヴァイオリン奏 者をつとめ、ブルーノ・ワルター(1876-1962)やヴィルヘルム・フルトヴェング ラー(1886-1954)のもとで演奏し、指揮法も身につけた。パリに戻って1935年に パリ・フィルハーモニー管弦楽団の指揮者としてデビュー。1938年にはエコル ・ノルマルのヴァイオリン科教授に任命された。1938年にはパリ音楽院管弦楽 団の指揮者に迎えられ、1939年には同音楽院の指揮科の教授に任命された。 1949年にニューヨーク・フィルとさらにボストン交響楽団と全米ツアーをし、 クーセヴィツキー(1874-1951)を継いでボストン交響楽団の正指揮者となり1962 年までつとめた。これはボストンに出向く直前にパリで録音された貴重なSPレ コード。 ラヴェルは1946年パリ音楽院管弦楽団とのイギリス公演中の録音でミュンシュ の英デッカへの初録音。英デッカのffrr録音が本格的に胎動しはじめた頃の素 晴らしい録音で、パリ音楽院の名手たちのこぼれるばかりの妙技が聴ける。 (グッディーズ)


MAGGIO LIVE
MAGGIO-014(1CD)
ジュリーニのベートーヴェン
ベートーヴェン:『エグモント』序曲
交響曲第7番イ長調 Op.92
カルロ・マリア・ジュリーニ(指)
フィレンツェ五月音楽祭O

録音:1984年6月29、30日/フィレンツェ、コムナーレ劇場(ライヴ、ステレオ)
1984年、70歳の巨匠が祖国イタリアでベートーヴェンを振った貴重な音源が発 売されます。遅めのテンポが目を引く『エグモント』はじっくりと練り上げるような演奏。コーダの雄渾な調子が感動的です。交響曲第7番もまことに雄 大な演奏で、理にかなったフレージングと表現豊かなリズム感がさすが。第3楽章・第4楽章をひとまとめに捉え、大きなクライマックスを築き上げる巨 匠ならではの手腕にも注目です。オーケストラの持つ明るい響きに重厚さが加わった聴き応えあるサウンドをお楽しみください。 (Ki)


Altus
TALTLP-027(2LP)
完全限定生産
税込定価
フルトヴェングラー&北ドイツ放送響/ブラームス
[LP1-A] ハイドンの主題による変奏曲 Op.56a
[LP1-B] 交響曲第1番〜第1楽章
[LP2-A] 交響曲第1番〜第2楽章
[LP2-B] 交響曲第1番〜第3,4楽章
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
北ドイツRSO

録音:1951年10月27日/ハンブルク
国内プレス
日本語帯・解説付
作曲家ゆかりの地であるハンブルクで繰り広げられた圧倒的なブラームス演奏。1951年、イッセルシュテット率いる北ドイツRSOにフルトヴェ ングラーが客演した際に残された、唯一の共演録音盤です。フルトヴェングラーのブラームス演奏の最高峰とされ、「世紀のディアパソン・ドール」を受 賞したことでも有名な名録音。
『ハイドン変奏曲』は巧みな音色の変化と柔らかな風合いが格別。第7変奏Graziosoなど繊細にして夢のような浮遊感、本当に美しいです。終曲パッ サカリアではあらゆる感情を総動員し壮大なクライマックスを構築してくれます。
交響曲第1番も、何種類かある録音の中でこの演奏をベストに挙げるファンが多い超名演。強烈に打ち込まれるティンパニ、1楽章展開部のラストや 終楽章コーダのコラールで天を突き破るトランペットなど、これぞフルトヴェングラーといった演奏が炸裂。そしてオーケストラは独特のしなやかさ・柔ら かさを持ち、生き物のようにテンポを伸縮させる指揮に俊敏に反応、熾烈さの中にも繊細さがあり見事です。終楽章の劇的さは比類がなく、次々と畳み掛 けられる力強い音楽の展開にどっぷりと魅了されます。
オーケストラには元ベルリン・フィルのメンバーであるエーリヒ・レーン(ヴァイオリン)やアルトゥール・トレスター(チェロ)も在籍していました。交 響曲の第2楽章でのヴァイオリン・ソロの澄み切った素晴らしさも、フルトヴェングラーとの信頼関係があってこそだと言えましょう。ちなみに、録音が残っ ていないのがまことに残念ですが、同日は上記ふたりのソロによるブラームスの二重協奏曲も演奏されました。 (Ki)

Altus
TALTLP-029(2LP)
完全限定生産
税込定価
ブルックナー:交響曲第4番『ロマンティック』 (ハース版)
[LP1-A] 第1楽章、[LP1-B] 第2楽章
[LP2-A] 第3楽章、[LP2-B] 第4楽章
ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指)
北ドイツRSO

録音:1966年12月14、16日/ハンブルク(ステレオ・ライヴ)
初LP化、国内プレス
日本語帯・解説付
イッセルシュテットは1945年から26年間にわたり初代首席指揮者を務めこのオーケストラを鍛え、世界有数のオーケストラに育て上げました。北ド イツ放送響のブルックナーと言えば80年代に首席指揮者を務めたヴァントによる録音が有名ですが、イッセルシュテット時代からすでに偉大なブルック ナー演奏を実現していたことがはっきりと分かります。イッセルシュテットが「独特」と語る弦楽器の豊かな音量と暖かみのある音色が十二分に発揮され、 輝かしくも幽玄な世界が広がっています。楽譜は概ねハース版に準拠していますが、指揮者独自の解釈により、一部ノヴァーク版に近い変更があります。 解説書にはイッセルシュテット自らその半生を語る「セルフ・ポートレート」を掲載。これが大変面白い!ベルリン人であることを誇りにしていたイッセルシュ テットがハンブルクを「第二の故郷」と呼ぶようになるまでの変遷、大戦直後にあちこちの捕虜収容所を回り演奏家を集めて創設した北ドイツ放送交響楽 団の話など、興味が尽きません。また、このコンビのディスコグラフィも収録しています。 第1楽章冒頭で弦楽の霧の中から緩やかな立ち上がりを見せるホルン。3音目の16分音符も尖りすぎず儚げな優しさがあります。そして頂上をしっか りと見据えながら、長い坂道をゆっくりと上っていくイッセルシュテットの絶妙なコントロール!一気に音楽に引き込まれます。

Altus
TALTLP-031(2LP)
完全限定生産
税込定価
ブルックナー:交響曲第7番(ハース版)
[LP1-A] 第1楽章、[LP1-B] 第2楽章
[LP2-A] 第3楽章、[LP2-B] 第4楽章
ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指)
北ドイツRSO

録音:1968年10月28日/ハンブルク(ステレオ・ライヴ)
初LP化、国内プレス
日本語帯・解説付
イッセルシュテットは1945年から26年間にわたり初代首席指揮者を務めこのオーケストラを鍛え、世界有数のオーケストラに育て上げました。北ド イツ放送響のブルックナーと言えば80年代に首席指揮者を務めたヴァントによる録音が有名ですが、イッセルシュテット時代からすでに偉大なブルック ナー演奏を実現していたことがはっきりと分かります。イッセルシュテットが「独特」と語る弦楽器の豊かな音量と暖かみのある音色が十二分に発揮され、 輝かしくも幽玄な世界が広がっています。楽譜は概ねハース版に準拠していますが、指揮者独自の解釈により、一部ノヴァーク版に近い変更があります。
解説書にはイッセルシュテット自らその半生を語る「セルフ・ポートレート」を掲載。これが大変面白い!ベルリン人であることを誇りにしていたイッセルシュ テットがハンブルクを「第二の故郷」と呼ぶようになるまでの変遷、大戦直後にあちこちの捕虜収容所を回り演奏家を集めて創設した北ドイツ放送交響楽 団の話など、興味が尽きません。また、このコンビのディスコグラフィも収録しています。
第2楽章で多層的に旋律を重ねる弦の美しさ。声部の分離が良く、それぞれから輝かしい歌が聴こえてきます。しかも全体としての肌触りの良さを損な うことがありません。クライマックスではシンバルとティンパニを導入させますが、ノヴァーク版とも微妙に異なる譜面。フィナーレは重すぎず、ときにスピー ド感すらある快演になっています。大きな幅のダイナミクスで頂点に向かっていく確かな歩みが力強い! (Ki)

Orchid Classics
ORC-100064(1CD)
NX-B03
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」 クララ・エック(S)
エリザベト・ヤンソン(A)
トーマス・クーリー(T)
リァオ・チャンヤン(Br)
アルス・ノヴァ・コペンハーゲン
ラトヴィア放送cho
コペンハーゲンPO
ラン・シュイ(指)

録音:2013年9月25-30日
大好評、ラン・シュイとコペンハーゲン・フィルによるベートーヴェン 交響曲全集の掉尾を飾る第9番の登場!オーケストラのチェリスト、ヴェス ターゴーはこの演奏について、次のように語っています。「この演奏でラン・シュイは弦楽器のセクションを移動させ、チェロをファースト・ヴァイオリ ンの横に置き、ホルンはそのすぐ後ろに配置されました。そしてホルンとトランペット、ティンパニはピリオド楽器を用いることで、とても柔らかい響 きがもたらされ、この小ぶりなオーケストラの音色に良くマッチしました。ベートーヴェンが要求したそのままのテンポはとても早く、弦楽器は着い ていくのが大変でしたが、これも素晴らしい効果を挙げました。確かにベートーヴェンが使用していたメトロノームは不正確だったと言われてい ますが、ラン・シュイはこの速さに信頼を置いています。」ベートーヴェンの全作品の中でも強いメッセージを持つこの曲は、あらゆるオーケスト ラのプログラムを飾り、世界中のコンサート・ホールで繰り返し演奏されていますが、このラン・シュイの演奏は決して埋没することのない、極め て個性的で説得力に満ちた仕上がりを見せています。

Capriccio
C-8019(1CD)
NX-A13
フランソワ=ジョセフ・ゴセック(1734-1829):交響曲集
大管弦楽のための交響曲 ニ長調 「狩り」 Op.13-3
交響曲 ハ短調 Op.6-3
協奏交響曲 ニ長調「ミルザ」
17声の交響曲
アンドレア・ケラー(Vn)
マルティン・サンドホフ(Fl)
コンツェルト・ケルン
ヴェルナー・エールハルト(指)

録音:2003年1月13-16日
Germany 愛らしい「ガヴォット」で知られる前古典派の作曲家ジョセフ=ゴセックの交響曲集。若い頃、ラモーに見い出され音楽の 道に進んだゴセックは、指揮者として活躍する傍ら、30曲を超える交響曲と、宗教曲、歌劇など幅広いジャンルの作品 を書き、フランス音楽界を牽引する立場にありました。しかし不思議なことに、フランス国外では人気を獲得できず、彼の 交響曲も次第にハイドンに駆逐され、ついには忘れられてしまったのです。2003年にコンツェルト・ケルンによって録音さ れたこの一連の交響曲は、ゴセック作品の再評価に繋がった貴重な1枚。一時は廃盤になってしまい復刻が待たれてい ました。

LPO
LPO-0096(1CD)
NX-A13
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
「フィデリオ」序曲*
ウラディーミル・ユロフスキ(指)LPO

録音:2014年1月22日ライヴ、2015年9月3.4日ライヴ*
2007年からロンドンPOの首席指揮者を務めているユロフスキ。すでにオーケストラとも数多くの 録音があり、イギリスのGramophone誌をはじめ、世界中のメディアで絶賛されています。 2014年に収録された「ベートーヴェン:交響曲第3番」は、LPO自主レーベルでの初レパートリーとなる録音であり、以前 リリースされたマズア指揮の「第1番、第4番」と共にレーベルにおける「ベートーヴェン・シリーズ」の1枚となります。 演奏は、極めて若々しくスマートな表現が特徴的。最近多い「ピリオド系」奏法を意識しながらも、特定の楽器の響きを 強調することや、極端なテンポ設定を行うことはなく、曲全体が流麗で美しい響きに満たされています。もちろん、平板な 表現ではなく、第1楽章の第2主題への経過部では少しだけテンポを落とすなど、独自の解釈も展開。重厚、沈痛な第 2楽章、軽やかな第3楽章、劇的な終楽章、全曲を一気呵成に聞かせます。

CPO
CPO-777677(1CD)
NX-B10
パウル・ベン=ハイム(1897-1984):管弦楽作品集 第2集
交響曲 第2番
合奏協奏曲
ハノーファー北ドイツ放送PO
イスラエル・イノン(指)
ドイツで生まれたユダヤ人、パウル・フランケンブルガー。ブルーノ・ワルターとクナッパーツブッシュの助手を務め、指揮者とし て活動しますが、1933年、ナチスの台頭を逃れパレスチナに移住。この地で生きていく決心を固めた彼は名前もパウル・ ベン=ハイムとヘブライ風に改め、1948年にイスラエルの独立を機に正式にイスラエル国民となり、生涯この地の音楽発 展に力を尽くしながらドイツの伝統とイスラエル文化を融合した独自の作品を数多く書き上げました。古典的な4楽章の 形式で書かれた交響曲第2番はベン=ハイムの全作品の中でも最長であり、その総譜にはイスラエルの詩人、シン・シャ ロームの「朝と共に目覚める私の魂、海を越えたカルメル山の頂上で」という言葉が添えられています。カルメル山は人類 の進化を示す遺跡のある場所でキリスト教の聖地の一つ。ベン=ハイムの自信作であるとともに、希望や光が感じられる 壮大な音楽が胸を打ちます。2015年に惜しまれつつこの世を去った指揮者イノンの渾身の演奏です。


ARTHAUS
ARTH-109313(5DVD)
NX-J01
ブルックナー:交響曲選集
【DVD1】
交響曲 第4番(1888年版(ベンジャミン・コースヴェット校訂))
【DVD2】(原盤・・・Euroarts)
交響曲 第5番
ボーナス映像:フランツ・ヴェルザー=メストとの対話
【DVD3】
交響曲 第7番
ボーナス映像:フランツ・ヴェルザー=メストによる楽曲紹介
【DVD4】
交響曲 第8番(第1稿のノヴァーク校訂版)
ボーナス映像:ディー・ペリー&フランツ・ウェルザー=メストによるプレ・コンサート・トーク
【DVD5】(原盤・・・・Euroarts)
交響曲第9番
ボーナス映像:フランツ・ヴェルザー=メストによる楽曲紹介
フランツ・ヴェルザー=メスト(指)
クリーヴランドO

【DVD1】
収録 2012年9月 リンツ 聖フローリアン修道院(ライヴ)
【DVD2】(原盤・・・Euroarts)
収録 2006年9月 リンツ 聖フローリアン修道院(ライヴ)
【DVD3】
収録 2008年9月 クリーヴランド、セヴェランス・ホール(ライヴ)
【DVD4】
収録 2010年8月 クリーヴランド セヴェランス・ホール(ライヴ)
【DVD5】(原盤・・・・Euroarts)
収録:2007年10月 ムジークフェラインザール 大ホール(ライヴ)

収録時間:本編374分:ボーナス44分
音声:ステレオ2.0/DD5.0(DVD1)
DD5.1、DTS5.1(DVD2.3.4.5)
字幕(ボーナスのみ):英語(DVD2),英語&ドイツ語(DVD3),英語,ドイツ語,フランス語,スペイン語(DVD2)
画面:16:9
REGION All(Code:0)
DVD…片面2層ディスク×5
フランツ・ヴェルザー=メストとクリーヴランドOが演奏するブルックナーの5曲の交響曲を収録したBOX。 1918年に設立されたクリーヴランドOは今やアメリカのみならず、世界でもTOPランクのオーケストラとして知られ ます。ジョージ・セルが鍛え上げ、マゼールによって人気を高め、ドホナーニによって響きを練り上げられたこのオーケストラ。 現在はウェルザー=メストが新たな魅力を開花させています。この演奏では、ブルックナーのスペシャリストであるヴェルザー =メストの解釈だけでなく、ブルックナーの聖地“聖フローリアン修道院”、オーケストラの本拠地“セヴェランス・ホール”、 ウィーンの“ムジークフェラインザール”、3カ所の響きの違いもお楽しみいただけます。

NAVONA
NV-5819(1CD)
NX-B02
マイケル・G・カニンガム(1937-):作品集
フリー・デザインズ
アイルランド交響曲
Aedon
シンフォニック・アリア-夜
ヴィト・ミッカ(指)モラヴィアPO
カーク・トレヴァー(指)
スロヴァキア・ナショナルSO
デトロイトのウェイン州立大学で学び、ミシガン音楽大学で博士号を取得した作曲家カニンガムの作品集。 大学で教えながら、吹奏楽を含む160曲以上を作曲、アメリカ国内だけでなく、世界中でその作品が演奏されていま す。このアルバムに収録された3つの作品「フリー・デザインズ」「アイルランド交響曲」「Aedon」はそれぞれ彼の交響曲の 第1番から第3番であり、どれも1970年代に作曲された新古典派風の作品です。1999年には交響曲第4番が作曲さ れ、こちらも好評を得ています。

Challenge Classics
CC-72732(1SACD)
プロコフィエフ:交響曲第1番ニ長調 Op.25
交響曲第5番変ロ長調 Op.100*
ジェイムズ・ガフィガン(指)
オランダ放送PO

録音:2015年6月8-11日、2014年6月10-14日*/ヒルフェルスム、MCOスタジオ5
ジェイムズ・ガフィガンは1979年ニューヨーク生まれ。サンフランシスコ響の准指揮者、クリーヴランド管のアシスタントを務めるなどしてアメリカの 一流オケに関わり、2004年のショルティ国際指揮コンクールで優勝。現在ルツェルン交響楽団の首席指揮者を務めながら、世界中のオーケストラを指揮 している逸材です。若い世代ならではの巧みなリズムの扱いが特徴で、プロコフィエフのアヴァンギャルドな作風にも非常にマッチした演奏を聴かせてくれ ます。

PRAGA
PRD-250363(1CD)
バラキレフ:交響曲集
交響曲第1番ハ長調
交響曲第2番ニ短調*
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)フィルハーモニアO
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指) モスクワRSO*
録音:1949年11月キングズウェイ・ホール(ロンドン)、1966年5月モスクワ放送*
バラキレフの交響曲第1番は完成に33年もかかった力作で、あざやかなロシア色に満ちた44分の充実した作品。これを41歳のカラヤンが録音して いたのは、まさにロシア音楽の至宝と申せましょう。有名な録音ではありますが、語り口の巧さはもちろんながら想像以上の凄さで、ロシアの指揮者顔負 けの爆演を聴かせてくれます。残念ながらカラヤンは第1番しか録音を残していないため第2番はやはり若き日のロジェストヴェンスキーによるものが収 録されています。この当時のロジェストヴェンスキーの統率力は神業で、加えて盛りあがる箇所はロシアの伝統をたっぷり聴かせてくれて最高です。 (Ki)

オクタヴィア
OVCL-00622(1SACD)
税込価格
2017年4月19日発売
ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 作品73
ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」序曲
 歌劇「オベロン」序曲
小林研一郎(指)読売日本SO

録音:2016年7月8日かつしかシンフォニーヒルズ、2017年2月8日めぐろパーシモンホール
小林研一郎と読売日本交響楽団によるブラームスシリーズ第3弾となる、交響曲第2番。 叙情に満ちた懐かしいメロディは、読響の見事なアンサンブルによって、のびやかに響 き、落ち着いたなかにもエネルギーを持つ小林のタクトで、さらに熟成された音楽へと深 化しています。また、カップリングのウェーバー「魔弾の射手」序曲と「オベロン」序曲では、 鮮やかな音色が輝きを放ち、さらなる飛躍を続けるコバケン&読響の情熱あふれる演奏 をお聴きいただけるでしょう。(オクタヴィア)
オクタヴィア
OVCL-00630
(13SACD)
税込価格
2017年4月19日発売
モーツァルト交響曲全集
交響曲第1番変ホ長調K.16
交響曲ヘ長調K.Anh.223(19a)
交響曲第4番ニ長調K.19
交響曲第5番変ロ長調K.22
交響曲ト長調K.Anh.221(45a)「旧ランバッハ」
交響曲第6番ヘ長調K.43
交響曲ヘ長調K.76(42a)[第43番]
交響曲変ロ長調K.Anh.214(45b)[第55番]
交響曲第7番ニ長調K.45
交響曲第8番ニ長調K.48
交響曲第9番ハ長調K.73
交響曲ニ長調K.81(73l)[第44番]
交響曲ニ長調K.95(73n)[第45番]
交響曲ニ長調K.97(73m)[第47番]
交響曲変ロ長調K.Anh.216
(74g/Anh.C11.03)[第54番]
交響曲第10番ト長調K.74
交響曲第11番ニ長調K.84(73q)
交響曲ニ長調K.111&120(111a)[第48番]
交響曲ヘ長調K.75[第42番]
交響曲ハ長調K.96(111b)[第46番]
交響曲第12番ト長調K.110(75b)
交響曲第13番ヘ長調K.112
交響曲第14番イ長調K.114
交響曲ニ長調K.135
交響曲第15番ト長調K.124
交響曲第16番ハ長調K.128
交響曲第17番ト長調K.129
交響曲第18番ヘ長調K.130
交響曲第19番変ホ長調K.132
交響曲第20番ニ長調K.133
交響曲第21番イ長調K.134
交響曲ニ長調K.161&163(141a)[第50番]
交響曲第22番ハ長調K.162
交響曲第23番ニ長調K.181(162b)
交響曲第24番変ロ長調K.182(173dA)
交響曲第25番ト短調K.183(173dB)
交響曲第26番変ホ長調K.184(161a)
交響曲第27番ト長調K.199(161b)
交響曲第28番ハ長調K.200(189k)
交響曲第29番イ長調K.201(186a)
交響曲第30番ニ長調K.202(186b)
交響曲ニ長調K.196&121(207a)[第51番]
交響曲ハ長調K.208&102(213c)[第52番]
交響曲第31番ニ長調K.297(300a)「パリ」
交響曲第32番ト長調K.318
交響曲第33番変ロ長調K.319
交響曲第34番ハ長調K.338
交響曲第35番ニ長調K.385「ハフナー」
交響曲第36番ハ長調K.425「リンツ」
交響曲第38番ニ長調K.504「プラハ」
交響曲第39番変ホ長調K.543
交響曲第40番ト短調K.550
交響曲第41番ハ長調K.551「ジュピター」
飯森範親(指)山形SO

録音:2007年8月11日(K.Anh.223、第39番)、10月6日(第4番、第31番)、2008年2月9日 (第5番、第26番、第29番)、8月2日(K.Anh.221、第33番)、10月10日(K.76、第36 番)、2009年2月28日(第6番、第27番)、7月31日(K.Anh.214、K.75)、10月3日(第 7番、第40番)、2010年2月13日(K.95)、6月5日(第10番、第34番)、10月2日(第9 番、第20番)、2011年2月19日(第21番)、6月11日(第11番、第25番)、10月1日 (第8番、第19番)、2012年2月4日(第14番、第18番)、7月8日(第12番、第35番)、 10月6日(第13番、第15番)、2013年2月16日(K.81)、6月1日(第16番、第23番、第 28番)、10月5日(第32番)、2014年2月15日(第22番、第24番、第30番)、4月12日 (K.96、第38番)、10月5日(第17番、第41番)、2015年2月14日(第1番、K.97)、12 月6日(K.111&120)、2016年2月14日(K.161&163、K.196&121)山形テルサホー ル、2016年11月11日(K.Anh.216、K.135、K.208&102)山形・南陽市文化会館
2007年から始まった飯森範親と山形交響楽団によるモーツァルト全曲演奏会「アマデウスの旅」 と、その後のリクエスト公演等の録音を収めた、10年間の集大成ともいえる交響曲全集。 バロックトランペットやナチュラルホルンを使用するなど、演奏法にもこだわり、ライヴ録音でありな がら、クリアで清々しい演奏を実現しています。 また、飯森と山響の深い結びつきが感じられる一体感のある音楽も魅力のひとつです。(オクタヴィア)


Audite
AU-95645(1CD)
ルツェルン・フェスティヴァル・シリーズVol.11
モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番
ブラームス:交響曲第2番*
ロベール・カサドシュ(P)
カール・シューリヒト(指)
ルツェルン祝祭O(スイス祝祭管)
VPO*

録音:1961年8月19日、1962年9月8日 以上、ルツェルン・フェスティヴァル(モノラル・ライヴ)
定評あるAuditeレーベルの1stマスター・リリースのルツェルン・フェスティヴァル・シリーズ第11弾。1967年1月7日スイスで死去したシューリヒトは2017年に歿後50年を迎えました。ドイツが生み出した最も優れた指揮者の1人シューリヒトは、1943年にスイス・ロマンド管弦楽団に登場し、第2次世界大戦の中の44年には、戦局の悪化に伴いスイスに移住しました。戦前より名門オーケストラに客演してきたシューリヒトは、特にウィーン・フィルとの関係は深く1960年に「ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団名誉会員」の称号が贈られました。
当録音は1961年と1962年、ルツェルン・フェスティヴァルでのライヴ収録です。1曲目はフランスが生んだ名ピアニスト、ロベール・カサドシュを独奏に迎えたモーツァルトのピアノ協奏曲第27番です。カサドシュといえばモーツァルトの名手として知られ、同曲はジョージ・セル指揮、コロンビア交響楽団(1962年録音)との録音が名盤として知られています。カサドシュは同時期にモーツァルトの録音、実演に多く取り組み、このルツェルンでのライヴの直後の1961年8月23日にザルツブルクにてシューリヒト指揮、ウィーン・フィルでも同曲を演奏しています。カサドシュらしい洗練された美しいタッチと語り口のモーツァルトは当演奏でも光ります。2曲目のブラームスの交響曲第2番も大注目です。ウィーン・フィルとの絶大な信頼関係のもと、丁寧に作り上げられたこの演奏はシューリヒトのライヴで聴ける実に迫力あるものになっております。演奏の素晴らしさに加えてauditeレーベルの見事な復刻にも注目で、モノラルながら非常に鮮明な音質で蘇りました。 (Ki)


Altus
TALT-020(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第3番『英雄』 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
BPO

録音:1952年12月8日/ベルリン、ティタニア・パラスト(ライヴ)
ベルリンRIAS放送によるモノラル録音
※日本語帯・解説付
アルトゥスのターラ・レーベル復刻シリーズ。新リマスタリングが施されており、歴史的録音を過去にない音質で愉しめます。
1952年、フルトヴェングラー&ベルリン・フィルが地元ベルリンで奏でた『英雄』。12月7日と8日に演奏され、それぞれ録音が残されていますが、 この2日目の演奏は良好な音質で知られるRIAS放送の録音であることが人気の所以です。またターラ盤はRIASのオリジナル音源を用いた先駆け的名 盤であり、ノイズ・リダクションを極力抑えた音が特徴。他レーベルのディスクとの聴き比べも大変興味深いものがあり、ぜひとも手許に置いておきたい 1 枚です。 演奏内容の充実ぶりももちろん言うことなし。ウィーン・フィルとの「ウラニアのエロイカ」と双璧を成す、そしてまったく異なった威容を誇る圧倒的な 演奏です。楽曲を完全に手中に収めた巨匠が、激しくも大きな歩みで音楽を捉え、ベートーヴェンの革新的な精神を堂々と描いています。第1楽章冒頭 のあまりにも凄絶な和音打撃とそこから導かれる壮麗なまでに偉大な構築性、第2楽章葬送行進曲での張り裂けんばかりの緊張感、全生命力を絞り出す ようなフガートなど、感動を禁じえません。最終楽章の変奏曲では次々と変化を重ねて突き進んでいくものの、音楽の芯はまったくぶれることなく、その 説得力に唖然とさせられます。リマスターにより弦楽のたくましい力感にも更に磨きがかかっています。 (Ki)

Altus
TALT-021(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
交響曲第5番「運命」
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
BPO

録音:1954年5月23日/ベルリン、ティタニア・パラスト(ライヴ)
ベルリンRIAS放送によるモノラル録音
※日本語帯・解説付
アルトゥスのターラ・レーベル復刻シリーズ。新リマスタリングが施されており、歴史的録音を過去にない音質で愉しめます。 『田園』と『運命』は対の作品であり、初演も同日になされています。フルトヴェングラーもこの2曲を好んで並べて演奏しており、作品を対比させつつ、 それぞれから深い表現を引き出しています。1954年、フルトヴェングラーが死の半年前に残した当演奏は、2曲ともにベルリン・フィルとの最後の演奏 であり最後の録音でした。良好な音質で知られるRIAS放送の録音ということもあって、巨匠最晩年の芸術を堪能できる名盤として愛されています。特にター ラ盤はRIASのオリジナル音源を用いた先駆け的名盤であり、ノイズ・リダクションを極力抑えた音が特徴。他レーベルのディスクとの聴き比べも大変興 味深いものがあり、ぜひとも手許に置いておきたい1枚です。 『田園』の繊細さ、嵐の後の絶対的な喜ばしさ!フィナーレでは大胆なアッチェレランドが音楽を大きく盛り上げつつ、最後には祈るようにゆっくりと 結ばれます。続く『運命』は決定盤と言える名演。オーケストラ全体を支配する引き締まったリズムと推進力、渦巻く巨大なエネルギー。第4楽章直前、 ぎりぎりまで引き伸ばされる極度の緊張感はフルトヴェングラーの真骨頂。そしてフィナーレ突入と共に一挙に解放される壮大なハ長調!金管の華やかで 荘厳なサウンドもリマスターにより更に磨きがかかっています。 (Ki)


Helicon
HEL-029679(13CD)

イスラエル・フィル創立80周年記念ボックス

■CD1
(1)ノアム・シェリフ:「祝典前奏曲」
(2)モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 KV 299
(3)モーツァルト:クラリネット協奏曲
■CD2
(1)ベートーヴェン:「献堂式」序曲
(2)モーツァルト:交響曲第38番「プラハ」
(3)チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
■CD3
(1)シューマン:交響曲第2番
(2)シューマン:交響曲第3番「ライン」
■CD4
(1)ブラームス:ピアノ協奏曲第1番
(2)ストラヴィンスキー:「火の鳥」

■CD5
(1)ベートーヴェン:交響曲第4番
(2)エルガー:エニグマ変奏曲
(3)ラヴェル:組曲「ダフニスとクロエ」
■CD6
(1)パウル・ベン=ハイム:ヴァイオリン協奏曲
(2)パウル・ベン=ハイム:永遠のテーマ(The Eternal Theme)
(3)マーラー:交響曲第2番「復活」(CD7に続く)
■CD7
(1)マーラー:交響曲第2番「復活」(CD6からの続き)
(2)ラヴェル:マ・メール・ロワ
■CD8
(1)ショスタコーヴィチ:交響曲第6番
(2)チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
■CD9
(1)シューベルト:交響曲第5番
(2)ドヴォルザーク:交響曲第8番
(3)コープランド:リンカーンの肖像
■CD10
(1)チャイコフスキー:交響曲第5番
(2)シェーンベルク:ピアノ協奏曲
(3)シェーンベルク:ワルシャワの生き残り
■CD11
(1)メナヘム・アヴィドム:瞑想シンフォニエッタ/ラファエル・クーベリック(指)
(2)ブルックナー:交響曲第7番
■CD12
(1)A.U.ボスコヴィッチ:オーボエ協奏曲
(2)モルデカイ・セテル:midnight vigil(徹夜の祈祷)

■ボーナスCD
(1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番
(2)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番
全て、イスラエルPO
■CD1
(1)レナード・バーンスタイン(指)/1957年録音(MONO)
(2)ポール・パレー(指)、ウリ・ショアム(Fl)、ユディト・リベール(Hrp)/1977年録音(STEREO)
(3)セルジュ・チェリビダッケ(指)、ヨナ・エトリンガー(Cl)/1958年録音(MONO)
■CD2
(1)レナード・バーンスタイン(指)/1957年録音(MONO)
(2)ズービン・メータ(指)/1972年録音(MONO)
(3)クラウディオ・アバド(指)、アイザック・スターン(Vn)/1972年録音(MONO)
■CD3
(1)ポール・パレー(指)/1976年録音(STEREO)
(2)ポール・パレー(指)/1971年録音(MONO)
■CD4
(1)ヨーゼフ・クリップス(指)、ミンドゥル・カッツ(P)/1964年録音(MONO)
(2)イーゴリ・ストラヴィンスキー(指)/1963年録音(MONO)
■CD5
ピエール・モントゥー(指)/1964年録音(MONO)
■CD6
(1)レナード・バーンスタイン(指)、イツァーク・パールマン(Vn)/1968年録音(MONO)
(2)パウル・クレツキ(指)/1966年録音(MONO)
(3)パウル・クレツキ(指)/1966年録音(MONO)
■CD7
(1)パウル・クレツキ(指)/1966年録音(MONO)
(2ロリン・マゼール(指)/1972年録音(MONO)
■CD8
(1)キリル・コンドラシン(指)/1980年録音(STEREO)
(2)ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(指)/1975年録音(STEREO)
■CD9
(1)ズービン・メータ(指)/1989年録音(STEREO)
(2)ズービン・メータ(指)/1979年録音(STEREO)
(3)アンドレ・コステラネツ(指)/1976年録音(STEREO)
■CD10
(1)ズービン・メータ(指)/1989年録音(STEREO)
(2)アンタル・ドラティ(指)、フランク・ペレグ(P)/1962年録音(MONO)
(3)クルト・マズア(指)/2006年録音(STEREO)
■CD11
(1)ラファエル・クーベリック(指)/1958年録音(MONO)
(2)クルト・マズア(指)/1955年録音(MONO)
■CD12
(1)ジョン・バルビローリ(指)、レディー・エヴェルギン・ロスウェル=バルビローリ(Ob)/1962年録音(MONO)
(2)ガリー・ベルティーニ(指)/2000年録音(STEREO)
■ボーナスCD
(1)ダニエル・バレンボイム(指&P)/1972年録音4月
(2)ダニエル・バレンボイム(指&P)/1995年録音11月
1936年、イスラエル・フィルの前身であるパレスチナ管弦楽団が誕生しました。ヴァイオリン奏者フーベルマンの呼びかけで集まった75名のユダヤ の音楽家たちがメンバーでした。お披露目コンサートは1936年12月26日、指揮はトスカニーニ。その後1940-43年、フーベルマンをソリストにした ツアーを皮切りに、多くの演奏旅行を重ね、名称をイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団に改めます。豪華指揮者たちとの共演を重ね、多彩なソリスト たちとの録音の機会にも恵まれてきました。現在では、ズービン・メータが終身音楽監督(1981年〜)に就任しています。
魅力の音源満載の当ボックス。指揮者には、バーンスタイン、チェリビダッケ、クリップス、R.クーベリックら超豪華な顔ぶれ。コンドラシンの緊迫のショ スタコーヴィチは1980年ステレオ。アバドとスターンのヴァイオリン協奏曲も、1972年録音でモノラルながら、スターンの華やかなテクニックと、楽団 とのアンサンブルを満喫できます。ストラヴィンスキーの自作自演やシェーンベルクのピアノ協奏曲などは録音のクオリティは時代を反映させたものではあ りますが、それでもなお貴重な録音の登場といえるでしょう。また歴史的にも貴重な音源が多数。
[CD1]の冒頭トラックを飾るのは、イスラエル・フィルの本拠地、マン・オーディトリウムが建設された1957年の?落し公演に際して作曲されたノアム・シェリフの「祝典前奏曲」。バーンスタインの指揮という豪華布陣です。[CD10]に収録されている、シェーンベルクが1947年アメリカで書いたホロ コーストの残忍さを訴える「ワルシャワの生き残り」は、ドイツ国防軍の兵士だったマズアの指揮によるという、なんとも皮肉な顔合わせ。歴史的和解の 演奏といえるでしょう。[CD12] に収録されているモルデカイ・セテルの「midnight vigil(徹夜の祈祷)」は資料に欠落があり、指揮者ベルティーニ以外 の演奏者の名前が残されていませんが、アルトのミラ・ザカイの声が収録されていることは間違いないと考えられます。 ※モノラル収録の音源は、すべてスタジオで丁寧にマスタリングが施され、自然な音でおたのしみいただけるようになっています。 (Ki)

【ソリスト情報】
■ウリ・ショハム/楽団フルート奏者(1951〜/1970-97年までの27年間首席奏者)
■ユディト・リベール/楽団首席ハープ奏者(1963-2003年)
■ミンドゥル・カッツ(1925-1978、ピアノ)/ルーマニア出身。エネスコに見出されたことで知られる。リパッティ(1917-1950)と同じ師に師事。チェリビダッケ、クリップス、マゼール、ドラティといった指揮者と共演を重ね、世界でツアーを行う。1959年イスラエルに移住。教師としても優れ、イスラエルでのピアノ教育に大きな功績を残している。1974年、第1回ルービンシテイン国際ピアノコンクールで審査員を務めた。シェリングの唯一のフランクのヴァイオリン・ソナタ録音でピアニストを務めている。52歳の時、イスタンブールでの演奏会でベートーヴェンの「テンペスト」を演奏中に倒れて亡くなった。
■ヨナ・エトリンガー(1924-1981)/クラリネット奏者。1947-1964、楽団の首席奏者。室内楽の分野でも活躍した。
■フランク・ペレグ/1958年当時の楽団のクラリネット奏者
Helicon
HEL-029678(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
序曲「エグモント」*
ズービン・メータ(指)
イスラエルPO

録音:2013年、1981年*
イスラエル・フィルの終身音楽監督を務めるメータによるエロイカの登場。切れ味鋭く、かつ豪快なならしっぷりで、名曲をあらためて新鮮に聴かせます。 (Ki)

CPO
CPO-777993(1CD)
NX-B10
アーベル:交響曲集 Op.7
交響曲 第3番 ニ長調
交響曲 第2番 変ロ長調
交響曲 第1番 ト長調
交響曲 第6番 変ロ長調
交響曲 第4番 ヘ長調
交響曲 第5番 ハ長調
ラ・スタジオーネ・フランクフルト
ミヒャエル・シュナイダー(指)
ドイツ古典派の作曲家、ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者として知られるアーベル。彼は他にも様々な楽器の名手であり、1759 年にはイギリスに渡り、シャーロット王妃の宮廷室内楽奏者としても活躍しました。 1762年にはヨハン・クリスティアン・バッハと共に、ロンドンで予約制の定期演奏会を開催し、ここで演奏するために多くの 交響曲を作曲しています。このOp.7の交響曲集は1767年に作曲されましたが、この第6番は、幼いモーツァルトが筆 写した楽譜が残っていたために、一時期はモーツァルトの交響曲第3番 K18として目録に掲載されていたほどの素晴ら しい出来栄えです。シュナイダー率いるラ・スタジオーネ・フランクフルトは、重みのある迫力に満ちた音で、これらの名作を じっくり聴かせます。
CPO
CPO-777120(1CD)
NX-B10
ユリウス・レントヘン(1855-1932):交響曲第9番「複調で」(1930)
セレナード ホ長調(1902)
交響曲 第21番 イ短調(1931)
フランクフルト・ブランデンブルク州立O
デイヴィッド・ポルセライン(指)
ライプツィヒに生まれ、オランダに帰化した作曲家レントヘン(レントゲン)。ヘルツォーゲンベルクを通じてブラームスと交流 を持ち、1887年にはブラームスの指揮で「ピアノ協奏曲第2番」を演奏したほどのピアノの腕を持っていたことで知られて います。そのためか、作品にはブラームスの影響も見られますが、晩年にはかなり独創的な作品を書いていました。この 交響曲第9番は1930年の作品。レントヘンの生前には出版されなかった作品で単一楽章で書かれています。

TOCCATA
TOCC-0393(1CD)
NX-B03
D.H.ジョンソン:管弦楽作品集第1集
交響曲第9番嬰ハ短調 Op.295(2012)
コミュニオン・アンティフォン 第14番 Op.359(2016)
モテット 第2番 Op.257-2(2009)
ロイヤル・リヴァプールPO
ポール・マン(指)

録音:2016年12月6.7日
初録音
イギリスの「知られざる作曲家」といえば、まずはハヴァーガル・ブライアンの名が挙げられるかもしれません。長大な第1番 を始め、30曲以上の交響曲を作曲したにもかかわらず、生前は全く無視されていた人ですが、このハックブリッジ・ジョン ソンはブライアンを上回るほどの「知られざる作曲家」と言えるのではないでしょうか。11歳で作曲をはじめ、交響曲、管 弦楽曲、室内楽曲、夥しい数の声楽曲、合唱曲を書いていますが、残念ながらほとんど演奏されることはありませんでし た。しかし2001年にイギリスの「新音楽推進協会」の作曲家に就任したことで、ようやくその作品の演奏機会が増えて きました。彼の何曲かのピアノ曲は、日本のピアニスト楠千里によって演奏されましたが、75分にわたる長大なピアノ曲 (数多くの作曲家の旋律が散りばめられたオマージュ)はまだ演奏されていないようです。また、彼はスコットランドのピア ニスト、作曲家スティーヴンソンの友人でもあり、コラボレーションも積極的に行っています。 このアルバムには21世紀になって作曲された3つの作品を収録。ジャンルを超えた音楽が聞き手を魅了します。

PHILHARMONIA BAROQUE
PBP-02(1CD)
NX-B07
ハイドン:交響曲集
交響曲第104番ニ長調「ロンドン」Hob.I:104
交響曲第88番 ト長調 「V字」 Hob.I:88
交響曲第101番 ニ長調 「時計」 Hob.I
フィルハーモニア・バロック・オーケストラ
ニコラス・マギーガン(指)

録音:2009年9月12-13日
2011年に創立30周年を迎えた「フィルハーモニア・バロック・オーケストラ」の方向性がはっきりと示されたハイドンの一連の交響曲集。 エキサイティングな響きと、マギーガンの熟考の解釈を聞くことができます。 このアルバムは、巧みな構成で知られる第88番「V字」、幻想的で精緻な第104番「ロンドン」、そしてユーモラスな第101番「時計」 の3曲が収録されています。ハイドンの見事な作曲技法も目の当たりにできます。
PHILHARMONIA BAROQUE
PBP-06(1CD)
NX-B07
ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調 Op.60
交響曲第7番イ長調 Op.92*
フィルハーモニア・バロック・オーケストラ
ニコラス・マギーガン(指)

録音:2012年11月10-11日、2009年9月12-13日* 以上ライヴ
この第4番が演奏された時、サンフランシスコの新聞紙上におけるクラシック批評で「ウィットに富み、バランス感覚に優れた完璧な演 奏」と絶賛されたというほど、アメリカ国内で話題を呼んだライヴを収録。 第7番も、輝かしく生き生きとした演奏です。
PHILHARMONIA BAROQUE
PBP-08(1CD)
NX-B07
ハイドン:交響曲第57番ニ長調 Hob.I:57
交響曲第68番変ロ長調 Hob.I:68*
フィルハーモニア・バロック・オーケストラ
ニコラス・マギーガン(指)

録音:2014年10月4-5日、2014年2月8-9日*
交響曲集第1集(PBP01)が2011年のグラミー賞にノミネートされるなど、高い評価を受けたマギーガンのハイドン。こちらの第2集は 1770年代に作曲された3曲の交響曲を収録。整然としたオーケストレーションの中に、時々意表を突くメロディが出現するところは、 いかにも中期のハイドンらしい作風ですが、マギーガンはこれらを丁寧に拾いあげ、きわめて楽しい作品として演奏しています。

Profil
PH-16064(1CD)
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」(1878/1880年ハース稿) クリスティアン・ティーレマン(指)
シュターツカペレ・ドレスデン

録音:2015年5月17日/ドレスデン・ゼンパーオーパー(ライヴ)
シュターツカペレ・ドレスデンといえばワーグナーとリヒャルト・シュトラウスが君臨していましたが、1895年にアドルフ・ハーゲン指揮で演奏して以来、 独自のブルックナーの交響曲第4番演奏伝統を持っています。エルンスト・フォン・シューフ、フリッツ・ブッシュ、ベーム、カイルベルト、ヨッフム、シノー ポリ、ハイティンク、ネゼ=セガンと連なっていますが、ティーレマンの演奏も21世紀初頭の伝説として刻まれました。
ティーレマンのブルックナーの4番は、これまでミュンヘン・フィル、ベルリン・フィルを指揮した演奏に触れることができますが、シュターツカペレ・ ドレスデンとのものは、近年なだけに円熟著しい点が注目。全体73分という遅めのテンポによる悠然たる歩みながら、起伏に富んでいるため全く飽きさ せません。さらにゼンパーオーパーのまろやかな音響とあいまって、オルガンのような、ブルックナーが心に描いていたような壮麗かつ天国的な音楽が構 築されています。 (Ki)

Seattle Symphony Media
SSM-1009(1CD)
NX-B03
アイヴズ:交響曲第4番
答えのない質問
夕暮れのセントラル・パーク
交響曲 第3番「キャンプの集い」
クリスティーナ・ヴァルデス(P)
ジョゼフ・アダン(Org)
【副指揮者】
スティリアン・キーロフ
デイヴィッド・アレクサンダー・ラービー
ジュリア・タイ
デヴィッド・ゴードン(Tp)
シアトルSO&cho
ルドヴィク・モルロー(指)

録音:2015年1月29.31日、2015年4月3日、2014年9月26日、2014年5月14日.9月9.10.26日、2015年4月3日
19世紀後半アメリカで活躍した作曲家アイヴズは伝統を重んじながらも、実験的な要素を多分に取り入れた作品を多 く残しています。本業では保険代理店を営み、その合間を縫って4曲の交響曲をはじめ、管弦楽曲、室内楽曲、歌曲 など夥しい数の作品を書きましたが、その作風は多岐に渡り、単純な民謡をそのままベースにした曲あり、多調や微分音 を取り入れた前衛的な作品ありと、実にヴァラエティに富んでいます。 このアルバムに収録された2曲の交響曲は、どちらもアイヴズの代表作。第3番は開拓期のアメリカにおける宗教的な集 会をモティーフにした作品で、発表当時、ニューヨークにいたマーラーも注目、ヨーロッパで演奏すべくスコアを持ち帰ったと いうエピソードがあるほどの(マーラーは直後に亡くなってしまったため、実現しなかった)作品です。第4番は演奏時間は 短いものの、第2楽章は2人の指揮者を必要とするほどに複雑に入り組んでおり、賛美歌や行進曲などが入り乱れなが ら一度に奏されるという演奏困難な作品として知られています。このアルバムではアシスタント指揮者が3人用意され、周 到な演奏が繰り広げられています。

LPO
LPO-0095(1CD)
NX-B04
ドヴォルザーク:序曲「オセロ」
交響曲 第6番ニ長調 Op.60
交響曲 第7番ニ短調 Op.70*
ヤニック・ネゼ=セガン(指)LPO

録音:2016年2月3日、2009年5月27日*
カナダ生まれの若手指揮者ヤニック・ネゼ=セガン。2007年にドヴォルザークの第6番を演奏してロンドン・フィルにデビュー、その翌 年には早くもこの楽団の首席客演指揮者に就任。以来、良好な関係を続けています。現在は名門フィラデルフィア管で采配を振 ると共に、2020年のシーズンからはメトロポリタン歌劇場の次期音楽監督に指名され、一層の活躍が期待されています。このド ヴォルザークは2009年と2016年の演奏で、中でも第6番は彼にとっても「デビュー曲」となった大切なレパートリーであり、この最新 録音でも、切れのよいリズムと、弦の豊かな響きをたっぷりと用いた流麗な演奏を繰り広げています。終楽章でのラスト、金管の咆 哮も見事です。イギリスの音楽Webサイト「Bachtrack」 https://bachtrack.com/ でもこの演奏は高く評価されました。 第7番は、ドヴォルザーク自身も「これまでとは作風を変え、本格的な作品に仕上げた」と語るほどに充実した交響曲。緊迫した第 1楽章、美しい第2楽章はもちろんのこと、セガンはスラブ的とされる第3楽章をゆったりと歌わせることで、劇的な終楽章への期待 を高めています。精緻に組み立てられた流れに思わず引き込まれる演奏です。


Profil
PH-17007(1CD)
正規初出!
マーラー:交響曲第9番ニ長調
クルト・ザンデルリンク(指)
北ドイツRSO

録音:1987年12月7日/ハンブルク、ライスハレ(ステレオ・ライヴ)
驚きの音源の出現です。ザンデルリンクはマーラーの交響曲第9番録音をベルリン交響楽団(1979.2)、BBCフィル(1982)、フィルハーモニア管(1992)のセッション3種が残されていますが、4つ目の、それも北ドイツ放送響との組み合わせによる夢のライヴのマスターテープが、スタジオ・ハンブルク・エンタープライジスに保存されていました。1987年12月の演奏で、BBCフィルとフィルハーモニア管の録音のちょうど間に時期にあたります。
ザンデルリンクはマーラーの交響曲録音に慎重で、1979年のベルリン響との9番が初セッションだったといわれ、ディスコグラフィも第4番のライヴ以外は第9番と10番しかありません。この録音も海賊盤で一部流通しましたが、オリジナル・マイスターからの正規発売となります。
第1楽章は速く、フィナーレは遅いのが特徴。第3楽章にカットがあるため時間は少し短いものの、テンポ自体は特に変わりはありません。各フレーズのコントラストが強く、早い部分でのグロテスクなエネルギーは、ショスタコーヴィチを思わせます。ライヴならではの高揚感に加え、北ドイツ放送響ならではの熱いものとなっていて、フィナーレは涙なしに聴けない感動的なものとなっています。ようやくザンデルリンクのマーラー像を示す演奏が登場したと申せましょう。超オススメです。 (Ki)



Pentatone
PTC-5186613(1SACD)
ブルックナー:交響曲第1番(1890/1891年ウィーン稿)
行進曲ニ短調 WAB.96
3つの小品 WAB.97
グスターボ・ヒメノ(指)
ルクセンブルクPO

録音:2016年6月/フィルハーモニー・ルクセンブルク
今世界が最も注目する若手指揮者の一人、スペイン、バレンシア生まれのグスターボ・ヒメノがPENTATONEレーベルより本 格的なデビュー・ディスクをリリース。ヒメノは2001年にロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席打楽器奏者に就任。その後、音楽家として さらなる研鑽として指揮を学び、その才が見事に花開いた若手筆頭格の音楽家です。2012-13年、2013-14年のシーズンには、ロイヤル・コンセルト ヘボウ管弦楽団でマリス・ヤンソンスの副指揮者を務め、2014年1月にヤンソンスの代役としてコンセルトヘボウのデビューし、一躍世界から注目され る指揮者となりました。指揮者としての日本デビュー公演は2013年9月の仙台フィルとの共演で、その後2015年には2度来日。そのうち同年11月 のロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団との来日公演で大成功をおさめ、日本の音楽界にもその名が知られるところとなりました。
ブルックナーの交響曲 第1番のウィーン稿は作曲から25年後(第8番第2稿より後)に作曲者自身によって改訂されており、ウィーン稿の響 きは初期の作品というより、後期ロマン派をより感じさせるものとなっております。ブルックナーの交響曲では演奏機会の少ない当作品。クラウディオ・ア バドに招かれて多くの公演で副指揮者も務めてきたヒメノは、アバドが好んで取り上げたこの作品を真摯かつ思慮深い演奏をしております。カップリング に収録した管弦楽作品も実に見事。手兵ルクセンブルク・フィルと丁寧に作り上げた世界が広がります。 (Ki)
Pentatone
PTC-5186622(1SACD)
ショスタコーヴィチ:交響曲第1番
スケルツォ 嬰ヘ短調 Op.1
主題と変奏 Op.3
スケルツォ 変ホ長調Op.7
5つの断章Op.42
グスターボ・ヒメノ(指)
ルクセンブルクPO

録音:2016年6月/フィルハーモニー・ルクセンブルク
RCOの打楽器奏者として長きに渡りヤンソンスと共演してきたヒメノは、ショスタコーヴィチの実演も数多く、指揮者として活躍の場をひろげてからも、 得意とする作品としてショスタコーヴィチをとりあげてきました。レニングラード音楽院作曲家の卒業制作である交響曲第1番(1924-25)。ショスタコー ヴィチはこの曲の初演で一躍作曲家として名声を博し、《ソビエト国家が育てた天才》と讃えられました。打楽器奏者出身であるヒメノは、抜群のリズム 感とテンポ感で、実に歯切れのよい演奏を展開しております。ベネルクス3国の一画、ルクセンブルクの名門ルクセンブルク・フィルの音楽監督として同 団と新たな時代を切り開きます! (Ki)

PRAGA
PRD-250369(2CD)
ドヴォルザーク:管弦楽曲集
Disc1
(1)交響曲第7番ニ短調Op.70
(2)カンタータ「白山の後継者たち」
(3)交響詩「野鳩」
(4)交響詩「水の魔物
(5)交響詩「真昼の魔女」
(6)交響詩「金の紡ぎ車」
(7)交響詩「英雄の歌」
ズデニェク・コシュラー(指)(1)(2)、
ズデニェク・ハラバラ(指)(3)-(6)
チェコPO(1),(3)-(6)、プラハSO(2)
アロイス・クリマ(指)プラハRSO(7)

録音:1964年10月12-14日(1)(3)、1972年1月(2)、1961年9月19-20日(4)-(6)、1961年10月(7) 全てステレオ
ドヴォルザークの作品のなかから、とりわけボヘミア的なテーマのものを集めたアルバム。「白山の後継者たち」は1872年、ドヴォルザーク29歳の出世作。1620年11月にプラハ近郊の山で起きたハプスブルク軍とボヘミア貴族のカトリック対プロテスタントの宗教戦闘となっています。交響詩はいずれもエルベンの民話み基づきますが、内容は暗く残酷なものが多いのが意表をつきます。往年のオペラ指揮者ズデニェク・ハラバラ(1899-1962)最晩年の録音が貴重。ボルテージの高い演奏を楽しめます。 (Ki)


Chandos
CHSA-5181(1SACD)
エルガー:序奏とアレグロ Op.47*
交響曲第1番変イ長調 Op.55
エドワード・ガードナー(指)
BBC響、ドーリックSQ*

録音:2016年9月5日−6日、ワトフォード・コロッセウム(ハートフォードシャー、イギリス)
イングリッシュ・ナショナル・オペラの若き音楽監督として活動し、2015年からはベルゲン・フィルの首席指揮者としてますます活躍を広げるイギリスの若きマエストロ、エドワード・ガードナー。ブリテンやウォルトン、前作ではホルストなど、近代英国音楽の録音でも世界的な高評価を得ているガードナーのエルガー第1弾。BBC響、ベルゲン・フィル、バーミンガム市響との録音で名声を馳せ、イギリス・ナショナル・ユース・オーケストラとの録音など新たなプロジェクトでも話題のエドワード・ガードナーが取り組む、大注目のエルガーにご期待ください!


WEITBLICK
SSS-0203(1CD)
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」 ジョルジュ・プレートル(指)
シュトゥットガルトRSO

録音:1995年9月22、23日リンツ・ブルックナーハウス、デジタル・ライヴ録音
リンツ国際ブルックナーフェスティヴァル1995,
音源提供:ORF LINZ
巨匠プレートルが生前に許諾を出していた「ロマ ンティック」がついに発売。しかもブルックナーの眠るリンツにシュトウットガルト 放送響を率いて客演したライヴです。言わずと知れたシュトウットガルト放送響 はチェリビダッケに薫陶を受けたブルックナー・オーケストラ。録音はブルックナ ーサウンドを知り尽くした ORF リンツが行いました。万全の音質も非常に良好 です。 颯爽としたテンポが採用され、瑞々しい歌心、打楽器の追加も目立つアグレッ シヴな演奏です。存命ならばこの3 月にミラノ・スカラ・フィルとコンサートが予定 されておりましたプレートルを追悼します。WEITBLICK は他社に先駆けてプレ ートルの最新の凄演を世に問うてきましたが、ブルックナーも第 8 番 (SSS0096)、第7 番(SSS0102)に続きこれで3 曲目。第5 番はシャルク改訂版 で演奏していることが確認されております。

ALTO
ALC-1329(1CD)
スクリャービン:交響曲第1番ホ長調 Op.26*
交響曲第4番ハ長調「法悦の詩」Op.54
ラリーサ・アヴデーエヴァ(Ms)*
アントン・グリゴリエフ(T)*
ロシアcho*
アレクサンドル・ユルロフ(合唱指揮*)
ソヴィエト国立SO
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指)

録音:1963年*/1966年+ ADD
原盤:Melodiya 
(C)1991 Gramzapis / 2002 CDK Music


Treasures
TRE-161(2CDR)
クナッパーツブッシュ〜ブラームス・プログラム
悲劇的序曲
ハイドンの主題による変奏曲
交響曲第3番
ハンス・クナッパーツブッシュ(指)
シュトゥットガルトRSO

録音:1963年11月15日(モノラル・ライヴ)
※音源:Private HKV-TY4/5
◎収録時間:81:48
“いびつな造型の先にある昇華を極めた芸術性!”
■音源について
1963年11月15日の全演奏曲目を収録した2枚組LPの全てを復刻。交響曲と変奏曲はHanssler(SWR)からCD化されていますが、ステレオ的な広がりを加え、ノイズを過剰に消した人工的な音に違和感を感じた方も多いはず。このLP盤の音は、もちろん無修正で自然体。クナ最晩年の芸術を心ゆくまで堪能していただけると思います。

交響曲第3番はクナの十八番だけに、数種存在する録音の全てが魅力的ですが、中でも異彩を放つのがこのシュトゥットガルト盤!この優秀な放送オケ特有の機能美と指揮者の意図の咀嚼力により、「巨大でいびつ」なクナの巨大造型が、極端な誇張としてではなく、芸術的に昇華した形で聴き手に迫ります。
第1楽章の第2主題直前の長いスパンでのリタルダンド、再現部直前の雑念を配した清明なニュアンス、第2楽章4:15からの幽玄美、第3楽章のチェロの対旋律の官能的な呼応、超低速をもて余すことなく音楽を感じきったホルン・ソロ、唐突さ以上に儚さが心に染みるルフト・パウゼ(6:30)などは、全体を貫く超低速テンポとともに、「枯淡」の一言では済まない最晩年ならではの精神的な高みを象徴するニュアンス。終楽章の再現部(7:31〜)のティンパニ追加は他にも類例はありますが、強烈な意思の注入力はクナがダントツ。これも、ウィーン・フィル盤(1955年)の方が感覚的なインパクトは上かもしれませんが、奏者の側、あるいはクナ自身の魂胆が露骨に出過ぎている感もなきにしも非ず。その点、シュトゥットガルト盤はやっていることは同じなのに、完全に雑念を超越し、強固に結実しきったニュアンスとして響くのです。
崇高な精神を湛えたこのニュアンスは、他の2曲でも全く同様で、これら抜きの名演選びなどあり得ません!
「ハイドン変奏曲」は、第4変奏ではテンポこそ標準的なものですが、音符の隅々まで物憂げなニュアンスが充溢し、一方、第6変奏は通常の倍のテンポですが、少しも異様に響かず、このオケには珍しく鄙びた音を発する冒頭ホルンの味も含め、これを聴いてしまうと、他の演奏を想定できなくなるほどの説得力。故宇野功芳氏も「クナッパーツブッシュのベスト演奏の1つに数えられるだろう」と述べています。
そして「悲劇的序曲」の感動的なこと!第1主題は拍節感を失う寸前の低速の極みですが、その分、各音の情報量が尋常ではありません。第2主題(3:50〜)に差し掛かると、このテンポ設定がツボを得たものであることも痛感。「クナ=超低速」とイメージされがちですが、そんな単純ではないことは展開部で明らかに。7:23からの進行は、標準的テンポよりむしろ速め。この対位法的楽句が次第に高揚する過程での決然とした意志力、それが沈静化して第2主題が再現されるまでの彼岸のニュアンスは特に聴きものです。【湧々堂】

Channel Classics
CCSSA-38817(2SACD)
マーラー:交響曲第3番ニ短調 イヴァン・フィッシャー(指)
ブダペスト祝祭O、
ゲルヒルト・ロンベルガー(A)
カンテムス児童cho
バイエルン放送cho
アルト独唱は、ドゥダメル&ベルリン・フィルやハイティンク&バイエルン放送響など、近年のマーラー交響曲第3番録音でも活躍を続けるドイツの歌手、ゲルヒルト・ロンベルガー(2014年の来日公演では、ノット&東響とマーラーの交響曲第8番も歌っています)。児童合唱はハンガリーの名合唱団、カンテムス児童合唱団(カンテムス・ファミリーの「少女合唱団」は2016年7月にも来日公演を行っています)。 圧倒的なオーケストラとイヴァン・フィッシャーの独特の解釈、そして超高音質録音で世界から絶賛されるマーラーの交響曲集、待望の第7弾にご注目あれ!

VMS
VMS-251(1CD)
ドヴォルザーク:交響曲第9番 「新世界より」
交響的変奏曲 Op.78
ジェラール・コルステン(指)
フォアアールベルクSO

録音:2015年12月4日−5日
ジェラール・コルステンは南アフリカに生まれ、カメラータ・ザルツブルクやヨーロッパ室内Oのコンサート・マスターを務めた後指揮者に転身。プレトリア州立歌劇場やウプサラ室内Oの首席指揮者などのポストを経て、現在はロンドン・モーツァルト・プレーヤーズの音楽監督、フォアアールベルクSOの首席指揮者を務めており、日本では読売日本SOへの客演などもで知られています。

Profil
PH-15004(1CD)
ブルックナー:交響曲第00番ヘ短調 ゲルト・シャラー(指)
フィルハーモニー・フェスティヴァ

録音:2015年9月/エーブラハ大修道院付属教会(ライヴ)
ブルックナーの習作中の習作交響曲「00番」。これまでインバルやスクロヴァチェフスキらの録音もありますが、当代きってのマーラー指揮者シャラー による超期待の新録音の登場となります。習作とはいえブルックナー39歳の作で、すでに未熟な感はありません。むしろオーストリアの田舎を彷彿させる牧歌的な叙情美にあふれていて魅力的。 弱いとされるフィナーレにも多くの美しい音楽を聴くことができます。 さすがブルックナーの全作品を手掛けつつあるシャラー、この曲にちりばめられたブルックナーならではの語法と特徴を巧く引き出し、感動的な音楽に 仕上げています。滅多に演奏されない作品が、このクオリティのライヴ演奏で現れたことは大歓迎と申せましょう。 ゲルト・シャラーは1965年バンベルク生まれ。1993年にハノーファー州立歌劇場で指揮者としてのキャリアをスタートさせ、1998年にブラウンシュ ヴァイク州立歌劇場、2003年から2006年までマグデブルク劇場の総音楽監督を務めました。ブルックナーのエキスパートで、ついにはオルガン独奏曲 まで奏してしまうほどのこだわり。 (Ki)

Profil
PH-16061(1CD)
ブルックナー:交響曲第8番ハ短調(1887年および1890年ハース版) ユッカ=ペッカ・サラステ(指)
ケルンWDR響

録音:2010年11月2、5日/ケルン・フィルハーモニー(ライヴ)
サラステは2007年にオスロで同曲を披露した際はノヴァーク版を使用しましたが、3年を 経てハース版を採用するに至りました。サラステはハース版の追加によりブルックナーの個性は残しつつ、より豊かでイマジネーティヴになったと確信して いるとのこと。版の問題という以上に、独墺系指揮者からは聴くことのできない個性的なブルックナー像を作り上げています。 最たる違いはテンポ。何と全曲を74分38秒!最速の演奏のひとつといえます。ことにフィナーレの冒頭など驚くべき速さで進みます。ケルンWDR響 がしっかりつき、木管が神業的な技巧を発揮しているのも聴きもの。ブルックナーの伝統に鉄拳を加えるような衝撃で賛否両論を呼ぶことまちがいなしの 刺激的内容です。 (Ki)

Pentatone
PTC-5186612(1SACD)
ハイドン:交響曲第53番ニ長調「帝国」
交響曲第64番イ長調Hob.I:64*
交響曲第96番 ニ長調「奇跡」
カルロス・カルマー(指)
オレゴンSO

録音:2013年*、2016年/アーリン・シュニツァー・コンサート・ホール(オレゴン州ポートランド)
カルロス・カルマー指揮、オレゴン交響楽団によるPENTATONE第4弾はハイドンを取り上げました。1958年ウルグアイ生 まれのカルマーは故ジェームズ・デプリースト(1936-2013)の後任として、2013年よりオレゴン交響楽団の音楽監督を務めており意欲的なレパートリー で当団を成長させてきました。当録音では明朗快活な解釈で推進力のあるハイドンを聴かせてくれます。
カルロス・カルマー率いるオレゴン交響楽団は、PENTATONEレーベルより「戦争の時代の音楽(ヴォーン・ウィリアムズ、ブリテン、アイヴス、アダムズ)」 (PTC 5186393)、「イギリス作品集(エルガー、ヴォーン・ウィリアムズ、ブリテン)」(PTC 5186471)、「アメリカの魂(ピストン、アンタイル、コー プランド)」(PTC 5186481)をリリースしており、ディスクごとに異なった表情を見せてくれます。 (Ki)

ESTONIAN RECORD PRODUCTIONS
ERP-9416(1CD)
グレート・マエストロV
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番*
ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68
カレ・ランダル(P)
エストニア国立SO
ネーメ・ヤルヴィ(指)

録音:2012年、2016年*
エストニア・コンサート・ホール、タリン(ライヴ)

ESTONIAN RECORD PRODUCTIONS
ERP-9516(1CD)
グレート・マエストロW
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番*
ブラームス:交響曲第2番ト長調Op.73
カレ・ランダル(P)
エストニア国立SO
ネーメ・ヤルヴィ(指)

録音:2012年2月3日、2016年3月25日*
エストニア・コンサート・ホール、タリン(ライヴ)
エストニアの巨匠ネーメ・ヤルヴィ指は、2010年から再び故郷エストニア国立交響楽団の首席指揮者兼音楽監督に就任し、同楽団と良好な関係を築 いています。エストニア出身のピアニスト、カレ・ランダルを迎え行われたベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲演奏会とブラームの交響曲全曲をカップリン グしてリリースしている「グレート・マエストロ」シリーズ 2 枚が同時リリース。
エストニア国立交響楽団は1926年に放送オーケストラとして創設。ネーメ・ヤルヴィはタリン音楽院在学中に同楽団(旧・エストニア放送交響楽団) の打楽器奏者として活躍、その後指揮者として1963年から1980年の長きにわたり首席指揮者を務め、エストニアを代表するオーケストラに成長させ ました。2007年よりオラリ・エルツが首席指揮者としてエストニア作曲家の作品を初演するなど精力的に活動しています。
ネーメ・ヤルヴィは、ブラームスの交響曲をロンドン交響楽団と全曲録音(1987年)、モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団と2番と3番を録音(1966 年)しており、ここでもパワフルで硬質なアプローチを聴かせてくれます。ブラームス最初の交響曲第1番は,構想から完成までに21年もの歳月をかけ 作られた作品。ネーメは、木管と金管のバランスが絶妙で、ブラームスの重厚さを表しつつ、全体的には推進力に満ちた演奏を展開しています。そして交 響曲第2番は制作時間や曲調も1番とは対照的で、伸びやかで歌心溢れる作品。ネーメとエストニア響は楽曲の快活な雰囲気を存分に表現し、流麗で 明るい演奏を聴かせています。
カレ・ランダルは1981年国際シューマン・コンクール入賞、1982年チャイコフスキー国際コンクール第4位、1985年ミュンヘン国際音楽コンクー ル優勝など輝かしいコンクール受賞歴があり、50以上のピアノ協奏曲のレパートリーをもち、世界中のオーケストラや指揮者と共演しています。ここでは 雄弁でスケールの大きいピアノを聴かせ、ネーメの絶妙なサポートを得て聴き手を魅了します。 (Ki)


ACCENTUS Music
ACC-20413DVD(DVD)
KKC-9215(DVD)
日本語帯・解説付
税込定価

ACC-10413BD(Bluray)
KKC-9214(Bluray)
日本語帯・解説付
税込定価

ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
交響曲第7番イ長調Op.92
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO
ヘルベルト・ブロムシュテット(指)

収録:2016年5月19日(第6番)、2015年5月7日(第7番)、ゲヴァントハウス・コンサートホール(ライヴ)
◆DVD
画面:16:9 NTSC
音声:DTS5.1,DD5.1,PCM STEREO
リージョン:All、93’ 21
◆Bluray
画面:16:9 Full HD
音声:DTS HD MA,PCM STEREO
リージョン:All、93’ 21
世界で最も古い伝統を誇る、屈指の名門オーケストラ、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団。ブロムシュテットは1998年から2005年の7年 間に渡って、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のシェフとして、絶大な信頼を獲得してきました。現在も名誉指揮者として定期的に指揮台に立って います。この映像は、2016年と2015年に本拠地ゲヴァントハウス・コンサートホールで行われたベートーヴェンの交響曲第6,7番のライヴ映像です。 抒情性に満ち、生命力あふれる「田園」、そして緊張感と推進力で聴く者の心を掴む第7番、ブロムシュテットの長い腕を大きく広げる指揮姿は溌剌とし たエネルギーを感じます。 ブロムシュテットは2017年7月に90歳の誕生日を迎えます。ACCENTUS MUSICとライプツィヒ・ゲヴァントハウス管はこれを記念して、2015年 大晦日の「第9」を皮切りにブロムシュテットのベートーヴェンを発売。本盤は第2弾となります。この後、交響曲第5番と三重協奏曲(ファウスト、ケ ラス、ヘルムヒェン)の映像、そして誕生日直前にCDでベートーヴェンの交響曲全集を発売し、大巨匠の栄光を讃えます。ブロムシュテットは同楽団の 任期中にはベートーヴェンの録音しておらず、シュターツカペレ・ドレスデンと全曲を録音しているので今回で2度目の録音となります。 (Ki)


Treasures
TRE-160(1CDR)
レオポルド・ルートヴィヒ/ハイドン:「ホルン信号」他
モーツァルト:「コシ・ファン・トゥッテ」序曲*
 「ドン・ジョヴァンニ」序曲*
ハイドン:交響曲第31番「ホルン信号」#
 交響曲第73番「狩猟」
レオポルド・ルートヴィヒ(指)
ハンブルク国立歌劇場O*、
バイエルンRSO
クルト・リヒター(Hrnソロ)#

録音:1960年代中期*、1966年4月6&8日ビュルガー・ブロイ・ホール(ミュンヘン)全てステレオ
※音源:独EUROPA E-177*、独ELECTRORA SME-91601
◎収録時間:63:05
“指揮者の存在感を極限まで消して作品の様式美を徹底表出!”
■音源について
ハイドンは、ルートヴィヒが1960年代中頃にエレクトローラに遺した重要な録音の一つ。使用したのはドイツ盤・金レーベルの第2版です。

★ローター、ホルライザー、ワルベルクような職人気質の指揮者には、特に古典作品においては何よりも作品の様式感の表出を最優先し、自身の解釈を前面に立てないという共通点があります。このルートヴィヒも例外ではなく、ベートーヴェンの第7交響曲(TRE-023)でさえケレン味皆無のスタンスを貫徹していましたが、ここでの2曲のハイドンは、自分の存在自体までも消し去り、背後で勘所だけを締めるまさに職人芸の究極形!楽譜の余白を埋めるようにスリリングなスパイスを注入するアーノンクールのようなスタイルとは好対照なので、どこをどう味わえばよいか戸惑う方も多いかもしれませんが、聴き進むうちに、作品の内なる声を引き出すことに意識を傾注することの大切さと、古典の様式そのものに典雅な味わいが宿っていることをしみじみと思い知らされ、ハイドンが思い描き、当時の聴衆が期待したものに合致する音楽再現を目指すなら、当時の楽器や奏法を模倣するより、まずこの「自分を消す」スタンスこそ不可欠と思えてきます。
自己主張よりも作品自体の主張に耳を傾ける姿勢は、「ホルン信号」第2,4楽章のホルン、ヴァイオリン、チェロなどが協奏曲風に活躍するシーンでも同じ。各奏者は決してソロとして前に出ず、音楽の一部分としての立場を弁えながら、いつも通りに奏でるだけ。バイエルンのオケの技量の高さは言うまでもありませんが、そのことに気づかないほど空気のように流れる音楽…、これ以上に音楽から邪念を排除し、純化させることは不可能ではないでしょうか?
決して指揮者の個性的なアプローチを楽しむための演奏ではありません。古典音楽に対する指揮者の矜持と抑制の美学が、作品を活かすことだけに使われている最高の実例として、是非とも一聴をお勧めします。わずかな共感だけで作品に臨み、何の余韻も残さない演奏とはどこがどう違うか、感じていただければ幸いです。【湧々堂】

ターラ・レーベル新リマスタリング復刻シリーズ、「北ドイツ放送交響楽団」3タイトル!

Altus
TALT-017(1CD)
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲
交響曲第1番ハ短調 Op.68
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
北ドイツRSO

録音:1951年10月27日/ハンブルク・ライヴ
※日本語帯・解説付
ターラ・レーベルの名盤を復刻。リマスタリングを施し音質向上、細かい表情に至るまで非常に聴きやすくなっております。 作曲家ゆかりの地であるハンブルクで繰り広げられた圧倒的なブラームス演奏。1951年、イッセルシュテット率いる北ドイツRSOにフルトヴェ ングラーが客演した際に残された、唯一の共演録音盤です。フルトヴェングラーのブラームス演奏の最高峰とされ、「世紀のディアパソン・ドール」を受 賞したことでも有名な名盤。
『ハイドン変奏曲』は巧みな音色の変化と柔らかな風合いが格別。第7変奏Graziosoなど繊細にして夢のような浮遊感、本当に美しいです。終曲パッ サカリアではあらゆる感情を総動員し壮大なクライマックスを構築してくれます。
交響曲第1番も、何種類かある録音の中でこの演奏をベストに挙げるファンが多い超名演。強烈に打ち込まれるティンパニ、1楽章展開部のラストや 終楽章コーダのコラールで天を突き破るトランペットなど、これぞフルトヴェングラーといった演奏が炸裂。そしてオーケストラは独特のしなやかさ・柔ら かさを持ち、生き物のようにテンポを伸縮させる指揮に俊敏に反応、熾烈さの中にも繊細さがあり見事です。終楽章の劇的さは比類がなく、次々と畳み掛 けられる力強い音楽の展開にどっぷりと魅了されます。 オーケストラには元ベルリン・フィルのメンバーであるエーリヒ・レーン(ヴァイオリン)やアルトゥール・トレスター(チェロ)も在籍していました。交 響曲の第2楽章でのヴァイオリン・ソロの澄み切った素晴らしさも、フルトヴェングラーとの信頼関係があってこそだと言えましょう。ちなみに、録音が残っ ていないのがまことに残念ですが、同日は上記ふたりのソロによるブラームスの二重協奏曲も演奏されました。 (Ki)

Altus
TALT-018(1CD)
ブルックナー:交響曲第4番『ロマンティック』 (ハース版) ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指)
北ドイツRSO

録音:1966年12月14、16日/ハンブルク(ステレオ・ライヴ)
※日本語帯・解説付

Altus
TALT-019(1CD)
ブルックナー:交響曲第7番(ハース版) ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指)
北ドイツRSO

録音:1968年10月28日/ハンブルク(ステレオ・ライヴ)
※日本語帯・解説付
★ターラ・レーベルの名盤を復刻。リマスタリングを施し音質向上、一層輝きのある美しい音色に生まれ変わりました。 イッセルシュテットは1945年から26年間にわたり初代首席指揮者を務めこのオーケストラを鍛え、世界有数のオーケストラに育て上げました。北ド イツ放送響のブルックナーと言えば80年代に首席指揮者を務めたヴァントによる録音が有名ですが、イッセルシュテット時代からすでに偉大なブルック ナー演奏を実現していたことがはっきりと分かります。イッセルシュテットが「独特」と語る弦楽器の豊かな音量と暖かみのある音色が十二分に発揮され、 輝かしくも幽玄な世界が広がっています。楽譜は概ねハース版に準拠していますが、指揮者独自の解釈により、一部ノヴァーク版に近い変更があります。
解説書にはイッセルシュテット自らその半生を語る「セルフ・ポートレート」を掲載。これが大変面白い!ベルリン人であることを誇りにしていたイッセルシュ テットがハンブルクを「第二の故郷」と呼ぶようになるまでの変遷、大戦直後にあちこちの捕虜収容所を回り演奏家を集めて創設した北ドイツ放送交響楽 団の話など、興味が尽きません。また、このコンビのディスコグラフィも収録しています。
第4番、第1楽章冒頭で弦楽の霧の中から緩やかな立ち上がりを見せるホルン。3音目の16分音符も尖りすぎず儚げな優しさがあります。そして頂 上をしっかりと見据えながら、長い坂道をゆっくりと上っていくイッセルシュテットの絶妙なコントロール!一気に音楽に引き込まれます。
第7番、第2楽章で多層的に旋律を重ねる弦の美しさ。声部の分離が良く、それぞれから輝かしい歌が聴こえてきます。しかも全体としての肌触りの 良さを損なうことがありません。クライマックスではシンバルとティンパニを導入させますが、ノヴァーク版とも微妙に異なる譜面。フィナーレは重すぎず、 ときにスピード感すらある快演になっています。大きな幅のダイナミクスで頂点に向かっていく確かな歩みが力強い! (Ki)

オクタヴィア
OVCL-00629(1SACD)
2017年3月22日発売
モーツァルト:バレエ音楽「レ・プティ・リアン」(全曲版)K.Anh.10(299b)
交響曲 第48番 ニ長調 K.111(アルバのアスカニオ) & K.120
交響曲 第50番 ニ長調 K.161(シピオーネの夢) & K.163
交響曲 第51番 ニ長調 K.196(にせの女庭師) & K.121
交響曲ヘ長調 K.19a.Anh.223
飯森範親(指)山形SO

録音:2007年8月11日、2015年12月6日、2016年2月14日 山形テルサホール
2017年4月に発売される飯森範親と山形交響楽団による「モーツァルト交響曲全集」(OVCL-00630)に先駆けて、その中から偽作を含む4つの交響曲と、バレエ音楽「レ・プティ・リアン」を収録したニュー・アルバムです。音楽監督・飯森範親の意向により、「レ・プティ・リアン」は初録音となる全曲版(偽作を含む)の演奏。 2007年からスタートしたモーツァルト定期シリーズは、質の高い音楽性で、話題になりました。これまで多くのモーツァルトを演奏してきた同コンビだからこその華麗な音色と、流れるように美しい音楽は、いまや日本モーツァルト演奏の最高峰といえましょう。(オクタヴィア)

若林工房
AFIA-9001(1CD)
メンデルスゾーン:交響曲第5番「宗教改革」(1832 年初稿版)
交響曲第4番「イタリア」(1833 年版)
村中大祐(指)
オーケストラ・アフィア

録音:2016 年5 月12 日紀尾井ホール、コンサート・ライヴ
デビュー作「メンデルスゾーン:交響曲第 3 番「スコットランド」」が高評価を得た村中 大祐=オーケストラ・アフィアの第 2 弾。同じくメンデルスゾーンの名作「イタリア」と「宗教 改革」というカップリングで、「宗教改革」は珍しい1832 年初稿版による演奏です。 村中大祐は東京外国語大学を卒業後、ウィーンとイタリアで研鑽を積んだという異色の 指揮者。現在イギリス室内管弦楽団の国際招聘指揮者として英国やイタリアで大活躍 を続けていますが、その最大の魅力は、師匠ペーター・マークゆずりの熱い歌心と深い 精神性。このメンデルスゾーンでも、しなやかでありながら重厚でスケール感に満ちた 見事な演奏を聞かせています。小編成のオーケストラならではの透明感に満ちたテクス チュアを、ワンポイント録音によるピュアで自然なサウンドで存分にお楽しみください。


WEITBLICK
SSS-0200(1CD)
クレンペラー〜スイス放送からの蔵出初出音源
クレンペラー(自作自演):フガート
シェーンベルク:室内交響曲第1番
ベートーヴェン:交響曲第8番
モーツァルト:セレナータ・ノットゥルナ*
オットー・クレンペラー(指)
ベロミュンスター放送O(チューリヒ)

録音:1960年4月24日放送用セッション録音(モノラル)
1951年1月28日放送用セッション録音(モノラル)*
スイス放送からお宝発掘!クレンペラーのスイス録音。クレンペラー自作自演による、フガートは19世紀後半の退廃的ロマンを湛えた佳曲。そして重量級のシェーンベルク:室内交響曲第1番が聞きもの。音色の不健康さや厳しいリズム感は巨匠ならではです。この曲の最高峰の演奏と言っても過言ではない程です。さらにお得意のベートーヴェン:交響曲第8番、モーツァルトのセレナータ・ノットゥルナも楔を打ち込む様な強烈な演奏です。音質も時代としては良好中の良好。なお、オーケストラ名の表記について、オーケストラの歴史を見ますと、1947年にチューリヒにおいてベロミュンスター放送管弦楽団として創設、1970年にバーゼルに移転してバーゼル放送響と改組、1997年にはバーゼル交響楽団と合併し現在に至っております。クレンペラーの録音当時はベロミュンスター放送管弦楽団のみならず、チューリヒ・スタジオ管の表記も見受けられますが、今回のリリース表記は、バーゼル響とも相談の上に全てベロミュンスター放送管弦楽団に統一しております。


Profil
PH-16022(1CD)
初出!! テンシュテットの「英雄」
ベートーヴェン
:交響曲第3番「英雄」
序曲「コリオラン」Op.62
クラウス・テンシュテット(指)
北ドイツRSO

録音:1979年7月3-6日/北ドイツ放送スタジオ10(ステレオ・ライヴ)
テンシュテットのベートーヴェン録音は意外に少ないものの、「英雄」は1982年のウィーン・フィル、1991年のロンドン交響楽団との共演が正規発 売されていて、いずれも演奏の凄さに注目が集まっていました。しかし当ディスクはさらに若い1979年、オーケストラも北ドイツ放響という理想の条 件に加え、放送用に行われたライヴ録音というのも非常に価値があります。同時に序曲「コリオラン」が収録されているのも貴重。
演奏は期待以上の凄まじさ。強い緊張感とスケールの大きさで、あっと言う間に全曲を聴き通させてしまいます。また第2楽章の深い情念の渦巻き、 フィナーレの圧倒的な盛り上がりなど、テンシュテットの真骨頂たる鬼気迫る世界をつくりあげています。北ドイツ放送提供のマスターも良好で、最盛期のテンシュテット芸術を堪能できます。 (Ki)


Signum Classics
SIGCD-363(15CD)
マーラー:交響曲全集

交響曲第1番「巨人」
交響曲第2番「復活」*
交響曲第3番**
交響曲第4番#
交響曲第5番
交響曲第6番「悲劇的」
交響曲第7番「夜の歌」
交響曲第8番「千人の交響曲」
交響曲第9番
ロリン・マゼール(指)
フィルハーモニアO、BBC交響cho*/+、フィルハーモニア・ヴォイセズ**/+、ティフィン少年cho**、フィルハーモニアcho+、イートン・カレッジ・チャペル少年cho+、サリー・マシューズ(S)*/+、ミシェル・デ・ヤング(Ms)*、サラ・コノリー(Ms)**/+、サラ・フォックス(S)#、アイリッシュ・タイナン(S)+、サラ・タイナン(S)+、アン=マリーオーウェンス(Ms)+、シュテファン・フィンケ(T)+、マーク・ストーン(Br)+、スティーヴン・ガッド(Br)+

録音(ライヴ):2011年4月12日(第1番)、2011年4月17日(第2番)、2011年5月8日(第3番)、2011年4月28日(第4番)、2011年5月5日(第5番)、2011年4月19日(第6番)、2011年5月26日(第7番)、2011年10月9日(第8番)、2011年10月1日(第9番)、サウスバンク・センター、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ロンドン、イギリス)
惜しくも2014年7月にこの世を去った巨匠ロリン・マゼールが遺したフィルハーモニアOとの"マーラー・サイクル"の全集BOXが登場!ウィーン・フィルとの全集録音から約20年という歳月を経て、ロンドンのロイヤル・フェスティヴァル・ホールを舞台として繰り広げられたマーラーは、いずれも絶賛を受けたマゼールの晩年を代表する名演奏。
マゼール自身による前書き(英語)を含む96ページの英文ブックレットが封入されます。

GRANDSLAM
GS-2161(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」 ブルーノ・ワルター(指)コロンビアSO
ウェストミンスターcho
」エミリア・クンダリ(S)
ネル・ランキン(Ms)
アルバート・ダ・コスタ(T)
ウィリアム・ウィルダーマン(Br)

録音:1959年1月19、21、26、29、31日カリフォルニア、アメリカン・リージョン・ホール、1959年4月6、15日ニューヨーク
使用音源:Privatearchive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より
ワルター/コロンビア交響楽団のベートーヴェン・シリーズ、2トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻で最後の1曲となっていました第9番「合唱」が、遂に完成しました。当初は今年の秋頃の発売を予定していましたが、「早く出して欲しい」というリクエストが多かったため、予定を繰り上げました。“春の第9”も、これはこれで良いのではと思います。音質については、従来通りと申し上げれば十分でしょう。(平林直哉)


TUDOR
TUD-7202(1SACD)
マーラー:交響曲「大地の歌」 ロベルト・サッカ(T)
スティーヴン・ガッド(Br)
ジョナサン・ノット(指)バンベルクSO

録音:2016年2月8-13日バンベルク・コンツェルトハレ・ヨゼフ・カイルベルト・ザール
ジョナサン・ノットはウィーン・フィルとも「大地の歌」を録音しましたが、そちらはテノールのカウフマンが一人で全部歌ってしまった代わりダネでした。このバンベルクでの声楽陣はバーンスタイン&ウィーン・フィルの録音でも採用され、その後も時々行われているテノール、バリトン歌手によるバージョンです。
一聴して感じるのはバンベルク響の柔らかく耽美的な音色です。蜜のように滴る甘いホルンの響き、官能の極みのような木管、弦楽セクション。ノットは繊細きわまるこの作品の室内楽的書法を注意深く再現しつつ、どこまでも優美に陶酔感をもって進みます。またTUDOR特有の優れた録音技術も特筆に値し、各声部の細やかな旋律の綾も鮮やかにとらえられています。人生の無常を謳ったこの作品をこれほどまで枯淡の境地から程遠く、悩ましく官能的、耽美的に演奏したディスクは近年珍しいでしょう。因みにテノールのロベルト・サッカはマゼール、小澤征爾、ハーディングらと共演、2015、16年にはミラノ・スカラ座に「ヴォツェック」(!)でデビュー、バリトンのスティーヴン・ガッドはキャリアの最初にキャスリーン・フェリアー奨学金を得たのも今回の録音との何かの縁か、その後プラシド・ドミンゴ・オペラ・コンペティション上位入賞、世界各地の歌劇場で目覚ましい活躍を続けている、いずれも今、もっとも脂の乗り切った歌手たちです。

Opus蔵
OPK 2117(1CD)
ワルター&VPOのブラームス
交響曲第1番 ハ短調 Op.68
交響曲第3番 へ長調 Op.90*
ブルーノ・ワルター(指)VPO

録音:1937年、1936年*/原盤:SP
演奏解説:宇野功芳
宇野功芳先生追悼の第2弾はブラームスの交響曲第1番と第3番の2曲をまとめました。第3番は状態の良い盤の入手が難しく、前回は先生が見つ けられた盤で復刻しました(OPK 2054)。その後ノイズ処理技術も進化し、材質の関係でスクラッチノイズの大きなイギリス盤も聴ける状況になりました ので、英HMV盤をCD化しました。第1番はノイズの少ない国内盤を復刻しております。(OPUS蔵 相原了)
「ブラームスの四曲のシンフォニーの中で、ワルターが最も自在、融通無碍な指揮ぶりを示しているのは三番である。他の指揮者の表現が楷書だとすれば、 ワルターは行書を通り越し、草書で認めているのだ。その行き届いた先がニューヨーク盤で、もはや名人芸の極みであるが、フィナーレのクライマックス 部など、あまりに崩しすぎ、オケが十分に鳴らず、上滑りを起こしていた。その点、このウィーン盤はまさに完璧な草書体で、ワルターの絶品の一つとい えよう。(宇野功芳)」

Chandos
CHSA-5174(1SACD)
アイヴズ:管弦楽作品集 Vol.3
オーケストラル・セット第2番*
交響曲第3番 「キャンプ・ミーティング」
交響曲第4番#
アンドルー・デイヴィス(指)
メルボルンSO
メルボルン交響cho*#、
ジャン=エフラム・バヴゼ(P)#

録音:2014年6月26日、28日、30日(オーケストラル・セット第2番)&2016年6月16日−18日(交響曲第4番)、ハマー・ホール(メルボルン・アーツ・センター)
2016年3月22日−23日(交響曲第3番)、ロバート・ブラックウッド・ホール(モナシュ大学、メルボルン)
メルボルンSO(MSO)と、2013年から首席指揮者を務めるアンドルー・デイヴィス。「交響曲第1番&第2番」でスタートしたA.デイヴィス&MSOのチャールズ・アイヴズ・プロジェクト第3弾は、1947年にピューリッツァー賞を受賞しアイヴズの出世作となった「交響曲第3番「キャンプ・ミーティング」」と、いくつかの賛美歌の旋律が使われた大作「交響曲第4番」を収録。 「交響曲第4番」で独奏ピアノを弾くのは、ジャン=エフラム・バヴゼ。英国音楽のスペシャリストとしての名声を獲得したアンドルー・デイヴィスが歩む、期待のアメリカ近現代プロジェクトです!

Onyx
ONYX-4161(1CD)
ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲全集 Vol.2
交響曲第3番(田園交響曲)
交響曲第4番ヘ短調
アンドルー・マンゼ(指)
ロイヤル・リヴァプールPO
「ロンドン交響曲(第2番)」と「交響曲第8番」を収録した第1弾(ONYX 4155)は、レコード芸術海外盤REVIEWで「今月の注目盤」&「今月の特選盤」に選ばれた他、英BBCミュージック・マガジンでは「オーケストラル・チョイス」、英ミュージックウェブ・インターナショナルでは「レコーディング・オヴ・ザ・マンス」にそれぞれ選ばれるなど、非常に高い評価を得てきたこの交響曲サイクル。イギリス音楽ファン要注目、21世紀の新たなRVW全集決定盤となるであろう一大プロジェクトです!


Treasures
TRE-159(1CDR)
フレッチャ〜リーダーズ・ダイジェスト名演集1
ロッシーニ:「セミラーミデ」序曲*
チャイコフスキー:「エフゲニ・オネーギン」〜ワルツ#
 弦楽セレナード〜ワルツ#
 「眠りの森の美女」〜ワルツ**
 スラブ行進曲Op.31##
 交響曲第4番ヘ短調Op.36
マッシモ・フレッチャ(指)
ローマPO、ウィーン国立歌劇場O#

録音:1960年8月4日*、1961年6月23-25日#、1960年8月2日**、1960年8月5日##
1961年12月11,15,21-22日(全てステレオ)
※音源:日Victor SFM-3*.**.##、
米Radars Digest RD4-178-2/4(エフゲニ・オネーギン )、RD4-178-2/5(セレナード)、RD4-178-2/10(交響曲)
◎収録時間:76:19
“イタリアの血と汗と歌で染め尽くした驚異のダイナミズム!”
■音源について
マッシモ・フレッチャは、1960年代にリーダーズ・ダイジェストへポピュラー名曲を精力的に録音していますが、CD化されたのは「幻想交響曲」などごく一部。ここで使用したのは、日本のステレオ初出ボックスと米盤のチャイコフスキー名曲ボックス。マニアからは見向きもされないレコードですが、共にウィルキンソンによる鮮烈録音の威力をしっかりと伝えています。

★マッシモ・フレッチャ(1906-2004)は、イタリアの指揮者。1960年代にポピュラー名曲を精力的に録音していますが、彼の名前を目にするのは、ミケランジェリの伴奏指揮者としてくらいでしょう。ここには、フレッチャのことをいっぺんで好きになること請け合いの知られざる名演、「セミラーミデ」「スラブ行進曲」「チャイ4」を収録。
「セミラーミデ」序曲は、ロッシーニの序曲の中でも最も大規模な作品ですが、その特性を徹底的に押し広げ、かつ「ロッシーニ・クレッシェンド」の醍醐味を猛烈な意気込みで聴き手に突きつける大名演!気心の知れたオケとの連帯感も尋常ではなく、多少テンポが前のめりになっても性急さを感じさせず、確実に興奮の坩堝ヘ導く手腕を知ったら最後、フレッチャの名前は脳裏から離れないことでしょう。
「スラブ行進曲」は、チェスキーのCDではパールマンが弾くチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲の余白に収録されており、オケ名はロンドン・フィルと書かれていました。ところが、このレコードではローマ・フィルと記載されており、これはどちらかが誤植で、音もCDよりレコードの方が何倍も豪快だと思っていましたが、どちらも早合点!なんと、フレッチャは同曲を同レーベルにオケを変えて2回録音していたのです!つまり誤植ではなく、オケが違うのですから、音の印象が違うのも当然。ただそれほどこの2種の演奏は、注意深く聴かなければ気づかないほど瓜二つなのです。そして更に入念に聴き比べた結果、オケが変わっても同じニュアンスを付している箇所と、そうではない箇所を発見するにつけ、その差異からフレッチャの信念、オケの個性の生かし方、ドライブ能力、音作りの特徴等をまざまざと実感するに至ったのでした。2種の演奏の明らかな共通点としては、この曲の野趣に焦点を当てながら入念に歌を注入していること、後半の2小節間のティンパニ・ソロに極度にドライな強打を要求し、推進力を露骨に表出している点などが挙げられます。特に、ティンパニ・ソロの箇所は、大抵は落ち着き払って「ボン,ボン,ボン,ボン」と叩くのが常ですが、スコアには“ピュモッソ(躍動して)”の指示があるのです。それをそのままストレートに解釈するあたり、嬉しいじゃありませんか!相違点は、3:12からの金管の吹かせ方。短い音価をより短く詰めるのは、ワルター・ゲールの「チャイ5」(これもローマ・フィル!実体が同じかは不明)でも見られた現象。ロンドン・フィル盤では楽譜通りなので、イタリア・オケならではのセンスと言えましょう。
交響曲第4番は、その確信的なダイナミズムをそのまま持ち込み、情感のうねりを丸出しにしているので、その凄さはご想像いただけるでしょう。これこそが正真正銘の「爆演」です!
第1楽章第1主題の、先のドラマを予見させるヴェルディ風の歌い込み方から、コーダ(7:07〜)の奈落のどん底に落ちて茫然自失のルフト・パウゼまで、聴き手をの心を掴んで離しません。第2楽章は、本気の嗚咽の連続。それは単に思いつきの感情ではなく、微妙な強弱と色彩の陰影を敏感に察知しながら形成されたニュアンスばかりなので、最後のファゴットが消え入る瞬間までまで、表面的に響くことなど皆無。そして、凄すぎる終楽章!冒頭バス・ドラムの最後の一撃がここまで腹に響くことなど滅多になく、優秀録音の成果だけではなく、フレッチャの妥協のない意思を込めた砲弾のよう。1:35からの民謡主題は結尾をテヌート気味に奏でますが、この人間くさい歌がまた泣かせます。コーダは、これまで積み上げた艱難辛苦を根こそぎひっくり返す大洪水!まさか、この演奏に物足りなさを感じる方はいないと思いますが、逆に、やり過ぎだと一笑に付されないことを願うばかりです。【湧々堂】


Treasures
TRT-011(1CDR)
セルのチャイコフスキー&R=コルサコフ
リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲
チャイコフスキー:イタリア奇想曲*
 交響曲第5番ホ短調Op.64#
ジョージ・セル(指)
クリーヴランドO

録音:1958年2月28日&3月14日、1958年2月28日*、1959年10月23-24日#(全てステレオ)
※音源:米EPIC BC-1002、BC-1064#
◎収録時間:76:07
“セルの美学貫徹により初めて思い知る作品の偉大さ!”
■製作メモ
エピックの金盤のどこかザラッとした感触も捨てがたいですが、ここではセルが志向したと思われるヨーロピアン・サウンドと、既出CDや後期LPで消え去った生き生きとしたニュアンスを最も感じられる青盤を採用。エピック録音のチャイコフスキーの「5番」やドヴォルザークの「8番」は、室内楽な響きに傾きすぎるという印象をお持ちの方も多いと思いますが、私見ではこれは元々の録音の特性であり、その後のコピー・マスターによる再発盤の平板なサウンドが、さらにそのイメージを助長してしまったと思っております。

★土俗趣味には目もくれず、あくまでも音楽のあるべき姿だけを希求するセルの信条をここでも徹底的に貫徹しています。まず特筆したいのが、2つの「奇想曲」の空前絶後の素晴らしさ!セルの厳格さを持ち込むと、これらの作品の伸びやかさが失われて窮屈にしてしまうのでは?という懸念は一切無用。むしろ、そのこだわりが、アンサンブルの引き締めだけでなく、細部のニュアンス形成に注入されてるので、最大公約数的なニュアンス作りでやり過ごした演奏とは雲泥の差の説得力で聴き手に迫るのです。
「スペイン奇想曲」の"ヴァイエーション"(1:12〜)のマイロン・ブルームのホルン・ソロは、清潔で温かみのある歌が心に染み、"ジプシーの歌"(6:58〜)は、フルートからクラリネットとソロが受け継がれるシーンのエキゾチシズム、シンバル一打までの絶妙な間合い、誰もが徹底しきれないホルンのスフォルツァンド効果の貫徹ぶりなど、無敵のニュアンスの連続。
「イタリア奇想曲」も単に陽気な音楽ではないことは言うまでもなく、全体の構成に対する眼力と響きの求心力が尋常ではないので、交響曲を一曲聴くような手応えに恐れ入るばかり。弦のテーマは、その結尾でディミニュエンドとリタルダンドを優しく注ぐ配慮に真の共感が滲み、第3部のティンパニ強打にも惚れ惚れ。最後の追い込みでも、厳格なアーティキュレーションを崩さず、トロンボーンの頭の音を明確に鳴らすのも、他では類を見ません。この2曲がこれほどの名曲であることに、初めて気づく方も多いのではないでしょうか。
「チャイ5」は、セルがクリーヴランド管と録音た唯一のチャイコフスキーの交響曲であり、「純音楽的表現」の魅力という点で、忘れる訳にはいきません。全体に漲る高潔さ、一貫した集中力、精緻を極めたアンサンブル、各ソロパートの巧さは、ムラヴィンスキーと堂々と比肩。特にテンポ、アーティキュレーションの緻密な設定に関しては厳格にこだわりを徹底させ、それが頑固な意地の誇示としてではなく、洗練されたしなやかさを携えて純化しきった音楽として迫るところが、まさにセルの真骨頂!その洗練の奥に熱い共感を込め抜いているからこそ、アンサンブルの美しさが音楽的な感銘に直結するということを思い知らされます。終楽章502小節でのシンバル追加処理は、この演奏だけの特徴。【湧々堂】 →「チャイ5」詳細コメント


ORFEO DOR
C925161DR(1CD)
NX-B04
J・シュトラウス:宝のワルツ(ウェーベルン編)
 皇帝円舞曲(シェーンベルク編)
マーラー:交響曲 第4番(エルヴィン・シュタイン編)
クリスティアーネ・カルク(S)
ルノー・カピュソン(Vn)
カーティア・レンメルマン(Vn)
アントワン・タメスティ(Va)
クレメンス・ハーゲン(Vc)
アロイス・ポッシュ(Cb)
マガリ・モニエ(Fl)
セバスティアン・マンツ(Cl)
アルブレヒト・マイヤー(Ob)
ヘルベルト・シュフ(P)
ゲレオン・クライナー(P)
レオンハルト・シュミデインガー(パーカッション)
マルティン・グルビンガー(パーカッション)

録音:2011年7月27日
ザルツブルク祝祭劇場 モーツァルテウム
20世紀初頭、シェーンベルクによって旗揚げされた「私的演奏協会」は、当時最先端の音楽を人々に紹介するために、シェーンベ ルクと弟子たちによって運営されていた団体です。1918年11月に設立、週1回のコンサートでは同時代の作曲家たちの作品を 幅広く演奏。3年間に計117回開催されたこれらのコンサートは「文化的」な収益をあげることも目的の一つでした。とは言え、この 時代の管弦楽作品の多くは編成が肥大化し、原曲を演奏することは困難であったため、シェーンベルクたちはマーラーやブルック ナー、ツェムリンスキーの作品を「室内楽版」に編曲、10人程度の奏者でも、充分に効果があがるような版に作り変えたのです。 アルバムの中心となるマーラー「交響曲第4番」は、ずっと演奏される機会がありませんでしたが、1993年にシェーンベルクの弟子で あったエルヴィン・シュタインのメモから復元され、いくつかのアンサンブルがこの作品を演奏したことでレパートリーに定着。現在では数 多くの演奏が録音される人気曲になっています。 この演奏は、マーラーの没後100年を記念して開催されたコンサートで、冒頭にはウェーベルンとシェーンベルクが編曲した“世紀末 風の”シュトラウスのワルツが2曲置かれ、メインにマーラーの第4番が演奏されています。 このコンサートのために集結した奏者たちの顔ぶれの豪華なこと!誰もが突出した才能を持つ、まさに「オールスター・アンサンブル」 です。


Treasures
TRE-158(1CD)
ウォーレンステイン〜ベートーヴェン&メンデルスゾーン他
ベートーヴェン:交響曲第8番
メンデルスゾーン:交響曲第5番「宗教改革」
シャブリエ:ハバネラ*
 狂詩曲「スペイン」*/楽しい行進曲*
アルフレッド・ウォーレンステイン(指)
ロスアンジェルスPO

録音:1953年3月、1953年2月*(全てモノラル)
※音源:米DECCA DL-9726、英Brunswick AXTL-1063*
◎収録時間:64:24
“剛毅な進行にも作曲家の息吹を絶やさない「宗教改革」の理想像!”
■音源について
全て、米デッカ音源。ブラームス他(TRE-020)、シューベルト他(TRE-036)でも触れたように、これらもロス・フィルの一時代を築いたウォーレンステインの高次元の音楽作りを知るために欠かせない名演揃いです。なお、小さい作品は通常は冒頭に収録しますが、シャブリエは2つの交響曲とは毛色が違うので、アンコール風に最後に収録しています。

★ブラームスの「第2番」等で、既にウォーレンステインの実力を実感された方は、このディスクでも大いにご納得いただけるはず。ここでもウォーレンステインのドライブ能力によってロス・フィルの機能美とセンスを引き出して集中力の高い名演を展開しています。
ベートーヴェンは、この作品の愛くるしさスケール感の両面を表出し、高い推進力を誇りながら決して勢いに任せず、常に音楽の内容に肉薄する意思と一体化したニュアンスで貫かれています。第3楽章0:48からの何気ない弦の刻みが、これほど愛おしく響くのも珍しく、終楽章は、これぞアレグロ・ヴィヴァーチェ!かなりの高速テンポながら、強靭な造型は貫徹。腰のあるリズムの躍動とともに、まさにシンフォニックな響きの醍醐味を堪能させてくれます。
メンデルスゾーンでは、その凝縮性の高い音楽作りが更に開花し、モノラル時代の同曲屈指の名演!淀みない推進力を基調としたアプローチはミュンシュに近いと言えますが、それを熱すぎると感じる方には特にオススメです。第1楽章の序奏から実に晴れやか。しかも単に健康的なのではなく、その中から丁寧にハーモニーの色合いを抽出し、それを感じていることが実感できます。主部以降は、芯の熱い音楽が進行。特に展開部は、メータ以前のこのオケの意欲的な発言力を徹底的に思い知ると共に、ウォーレンステインの地に足の着いたダイナミズムの凄さに圧倒されます。
第2楽章もただの楽園的な音楽ではなく、自然な凝縮力を効かせつつ、各声部を緊密にブレンド。可憐なピチカートも、決してデフォルメとして響くことがないのは、いかにもメンデルスゾーンらしい楽想への配慮が行き届いている証しではないでしょうか。終楽章は高潔なスケール感が見事!コーダでは型通りの締めくくりに飽き足らず、ワーグナー風の大伽藍に塗り変えてしまう演奏も少なくないですが、ウォーレンステインは一切見栄など切らず、単刀直入。聴後は、良質のメンデルスゾーンを味わったと実感していただけることでしょう。【湧々堂】


Altus
ALTLP-108(2LP)
ステレオ
国内プレス
完全限定生産
日本語帯・解説付
税込価格
ムーティ〜ハイドン&ベートーヴェン
[LP1-A] ハイドン:交響曲第48番『マリア・テレジア』 Hob.I:48 全楽章
[LP1-B] ベートーヴェン:交響曲第3番『英雄』 Op.55 第1楽章
[LP2-A] ベートーヴェン:交響曲第3番『英雄』Op.55 第2楽章
[LP2-B] ベートーヴェン:交響曲第3番『英雄』Op.55 第3・4楽章
リッカルド・ムーティ(指)VPO

録音:1992年6月21日/ムジークフェラインザール(オーストリア放送協会によるライヴ録音)
ウィーン・フィル創立150周年にあたる1992年の、ウィーン音楽祭の千秋楽ライヴを収録。当時の第1コンサートマスター、ヘッツェルは「1992年 に行われるコンサートは全て創立150年記念コンサートだと考えて取り組んでいく」という意気込みであったといいます。指揮は20年以上にわたりオペラ、 コンサートの両面において固い信頼関係を結んできた『事実上の首席指揮者』ムーティ。ウィーン・フィルの最も充実した瞬間がここにあります。 ムーティらしいヴァイオリン声部の輝かしい音色と美音。そして充実した低声部の躍動感!『英雄』はもちろん、『マリア・テレジア』も信じられないほ ど華麗。素晴らしい音質とともにヘッツェル時代最期のウィーン・フィルの音楽が楽しめます。ヘッツェルはこの演奏会よりしばらくしてハイキング中に事 故で亡くなってしまいます。ライナーノートにはウィーン・フィル事情通の紺戸淳氏による『ヘッツェル入団秘話』を収録。あまり知られていない意外な事 実も載っていて驚かされます。 (Ki)

Altus
ALTLP-110(3LP)
ステレオ
国内プレス
完全限定生産
日本語帯・解説付
税込価格
ジュリーニ〜ベートーヴェン
[LP1-A] ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調 Op.60 第1・2楽章
[LP1-B] ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調 Op.60 第3・4楽章
[LP2-A] ベートーヴェン:交響曲第3番『英雄』 Op.55 第1楽章
[LP2-B] ベートーヴェン:交響曲第3番『英雄』 Op.55 第2楽章
[LP3-A] ベートーヴェン:交響曲第3番『英雄』 Op.55 第3楽章 
[LP3-B] ベートーヴェン:交響曲第3番『英雄』 Op.55 第4楽章
カルロ・マリア・ジュリーニ(指)VPO

録音:1994年5月17日/ムジークフェラインザール(オーストリア放送協会によるライヴ録音)
ジュリーニ晩年の、クレンペラーもかくやのテンポで繰り広げられる大河の如き重量級のベートーヴェン。このテンポだからこそ生きてくるウィーン・フィ ルの魅力というものを発見できる演奏です。ティンパニの一打、分厚い低音部、味わいの木管などが、スケール豊かに広がり濃厚な美音となって聴く者の 耳と心を満たします。まさにジュリーニとウィーン・フィルならでは、この組み合わせでしか成し得ない充実の名演奏!ちなみにNHK FM放送時、大変話 題となった演奏なので、ご記憶の方も多いかと思われます。 名コンサートマスター、ヘッツェルが事故により1992年に世を去り、キュッヒル&ヒンクによる新体制で歩みだしたウィーン・フィルにとって、ジュリー ニとの出会いは貴重なものでした。この1994年の演奏をお聴き頂ければ、「ヘッツェル以後」のウィーン・フィルがそれまでとは一味違った魅力的なサ ウンドを手にしたことが分かるでしょう。

Pentatone
PTC-5186595
(1SACD)
メンデルスゾーン:交響曲第1番ハ短調
交響曲第3番イ短調『スコットランド』
アンドルー・マンゼ(指)
ハノーファー北ドイツ放送PO

録音:2016年1月/ハノーファー
もともと高名な古楽ヴァイオリニストとして知られていたマンゼですが、近年指揮者としての活躍も目覚ましく、2014年からはハノーファー北ドイツ放 送フィルハーモニー管弦楽団で首席指揮者を務めています。このたびPENTATONEレーベルより、当コンビ初の録音が登場しました。シューマンをして「19 世紀のモーツァルト」と言わしめた天才メンデルスゾーンのシンフォニーを2曲収録。突き抜けるような明るさと焼けるような熱量を併せ持つ、切れのある マンゼ節が聴きものです。 第1番はメンデルスゾーン15歳の時の作品で、既に12曲の『弦楽のための交響曲』を書いているとはいえ2管編成フル・オーケストラを用いた初の 交響曲。にもかかわらず早熟の天才ぶりが眩しい音楽です。バロック的書法を思わせる楽想もあり、こういった箇所でのマンゼの生き生きとした音運びは やはりさすがと言えます。美しく抒情的な旋律で人気の『スコットランド』も、マンゼの手にかかると切れのある白熱の演奏に。オーケストラの力量も高く、 素早いメロディを完璧に吹きこなす管楽器の機動力には舌を巻きます。そして第4楽章冒頭の弦楽器の刻みの鋭さ!付点リズムを強調した主題がまた鮮烈、 針のように尖った実にスリリングな演奏です。 (Ki)


Treasures
TRE-154(1CDR)
ラインスドルフ&ボストン響〜厳選名演集Vol.1
マーラー:交響曲第5番
エーリヒ・ラインスドルフ(指)
ボストンSO
ロジャー・ヴォワザン(Tpソロ)
ジェームズ・スタグリアーノ(Hrnソロ)

録音:1963年11月17,23,26日(ステレオ)
※音源:英RCA SER-5518
◎収録時間:64:31
“外面的効果を排し、芸術的な昇華力で勝負した記念碑的名演!!”
■音源について
この「5番」はLP3面分(4面にはベルクの「ヴォツェック・抜粋」を収録)を使っているので、余裕の鳴りっぷり!しかも、この英盤ならではの欧風サウンドで味わう感動は、既発のCDでは到底太刀打ちできません。ちなみに、バーンスタインがニューヨーク・フィルと同曲を録音したのは、同じ1963年の1月のことでした。

★まだマーラーの録音自体が少なく、その解釈もワルターに代表されるようなマーラーの人間性と感情の起伏を押し出した演奏が主流だった頃、それを一旦リセットし、作品を等身大の芸術作品として確信を持って表現した演奏として、決して忘れてはならない名演であり、ラインスドルフが遺したマーラーの最高峰と確信しています。
第1楽章最初の弦の主題は、高潔さと温かさを兼ね備え、さりげないアゴーギクを携えたフレージングに早速惹きつけられます。「突然、より速く、情熱的に荒々しく」でも高潔さを失わず、上滑りせずにしなやかな歌を展開。ヨーロッパ調の美しい響きを保ったまま音楽を内燃させます。7:05からは、憔悴しきった響きに偏らず、決然とした意思を持って響きをブレンドさせる妙味にご注目を。8:51のティンパニソロの巧さにも唖然。その直後の弦の柔和な滑り込みは、ラインスドルフがこの頃完全にミュンシュとは違う指向の音をオケに植え付けていたことを裏付る、象徴的なシーンと言えましょう。
更に、オケの機能美も高次元に引き上げていたことを実感させるのが第2楽章。木管の内声パートは常に明確な主張を持って発言しつつ、全体は温かで自然なブレンドで一貫。7:31以降のアンサンブルの熾烈な緊張増幅と、破綻皆無のレスポンス、それらをベースにして情感が余すことなく高揚する様は、オケの技術が向上した現在でも滅多に出会えるものではありません。
第4楽章
は、かつてボストン響の響きが最もヨーロッパ的と形容されていたことの意味をとことん実感。その甘美な楽想ゆえに、「第5番」そのものを高く評価しない向きもありますが、それはひとえに演奏次第。音楽の構成への配慮と、過不足のないロマンの香気を同居させたこの演奏で聴く味わいは、他に類を見ません。
時に冗長で外面的と評される終楽章も同様。私自身、この楽章を味わい尽くしたと言い切れる演奏は、このラインスドルフ盤以外には殆ど出会ったことがありません。
ラインスドルフという指揮者自体に、「禁欲的」「無機質」という印象をお持ちの方も多いことでしょう。これまた、以前の私がそうでした。それがこの英プレス盤に触れて一気に払拭されたのです!
ぜひ、ボストン響全盛期のサウンドの醍醐味と共に、ラインスドルフの真価を実感していただければ幸いです。【湧々堂】


Nimbus
NI-1713(6CDR)
ベートーヴェン:交響曲全集&序曲集
交響曲第1番ハ長調 Op.21
交響曲第2番ニ長調 Op.36
交響曲第3番変ホ長調 Op.55 《英雄》
《プロメテウスの創造物》 序曲 Op.43
《フィデリオ》 序曲 Op.72
《シュテファン王》 序曲 Op.117
《献堂式》 序曲 Op.124
交響曲第4番変ロ長調 Op.60
交響曲第5番ハ短調 Op.67 《運命》
交響曲第6番ヘ長調 Op.68 《田園》
交響曲第7番イ長調 Op.92
交響曲第8番ヘ長調 Op.93
《エグモント》 序曲 Op.84
《コリオラン》 序曲 Op.62
《アテネの廃墟》 序曲 Op.113
《レオノーレ》 序曲第3番 Op.72
交響曲第9番ニ短調《合唱付き》
ヨンダニ・バット(指)LSO
ロンドン交響cho*
レベッカ・エヴァンス(S)、
ウィルケ・テ・ブルンメルストローテ(Ms)
スティーヴ・デイヴィスリム(T)
ニール・デイヴィス(Bs)

録音:2010年ー2014年
イギリスの名門オーケストラ、ロンドン交響楽団と旧ASVレーベルでおなじみのマカオ人指揮者、ヨンダニ・バットのタッグによるベートーヴェンの交響曲シリーズが遂に全集で登場!
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

Lyrita
SRCD.358(1CDR)
ダニエル・ジョーンズ:交響曲集
交響曲第1番/交響曲第10番*
BBCウェールズSO
ブライデン・トムソン(指)

BBC放送日:1990年1月12日、1990年3月16日*
複合拍子の考案者、ダニエル・ジョーンズの交響曲集第3弾。一連の交響曲はジョーンズの作品の中でも高く評価されている。第3弾の指揮者は、前2作に続き、Chandosにおいてヴォーン・ウィリアムズやアーノルド・バックスの交響曲全集など数多くの名盤を遺しているイギリスの指揮者、ブライデン・トムソン。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。


オクタヴィア
OVCL-00619(1CD)
2017年2月22日発売
ショスタコーヴィチ:交響曲 第6番
交響曲 第9番 変ホ長調
アレクサンドル・ラザレフ(指)
日本フィルハーモニーSO

録音:2016年5月20-21日(第6番)、2015年10月23-24日(第9番) 東京・サントリーホール・ライヴ
回を重ねるごとに、コンサート、CD、共に高い評価を受ける、ラザレフ&日本フィルによるショスタコーヴィチ・シリーズ。 ロシア人指揮者としてラザレフの魂が奏でる音楽は切れ味がよく、華麗な技巧で奏でる木管楽器の華やかな音色、金管勢の迫力あるファンファーレが響き渡り、ダイナミックになる打楽器、そして弦楽器の重量感のある響きは厚みを増していき、現在の日本で最高のロシア音楽を奏でるコンビとしての実力を聴かせます。 エネルギーに満ちたショスタコーヴィチの世界が広がります。(オクタヴィア)

GRAND SLAM
GS-2160(1CD)
シューベルト:交響曲第8番「未完成」
交響曲第9番「ザ・グレート」
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指))BPO

ライヴ録音:1953年9月15日/ティタニア・パラスト(ベルリン)
使用音源: Private archive(2トラック、19センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より 
1953年9月15日、ベルリンのティタニア・パラストで行われたライヴです。音源としては従来から知られているものですが、今回使用したテープ(2トラック、19センチ、オープンリール・テープ)は、ベルリン・フィルの渋く重厚な音を見事に捉えたものです。これぞ、フルトヴェングラー&BPOの真髄でしょう。 フルトヴェングラーは1952年夏以降、何度か体調を崩したため、多くの演奏会がキャンセルされました。さいきん、1953/54のシーズンにおいて予定されていた“幻のプログラム”をいくつか手に入れましたので、それを解説書に掲載しまいた。最も注目されるのは、「え?」と思われる、ある大物作曲家のベルリン初演です。この作品が、どのような経緯で予定に上がったのか、その謎については解明出来ませんでしたが、まことに興味深いものです。また、もしも演奏されていたならば戦後唯一となっただろうと思われる“超有名曲”が2曲あります。音と解説と、両方で楽しんでいただけるディスクです。(平林 直哉)


MELODIYA
MEL-1002475(7CD)
NX-F01
2人の指揮者によるマーラー/スラドコフスキー/コンドラシン


【CD1】
交響曲第1番ニ長調(1888)

【CD2】
交響曲第1番ニ長調(1888)

【CD3】
交響曲第5番嬰ハ短調(1902)

【CD4】
交響曲第5番嬰ハ短調(1902)

【CD5】
交響曲第9番ニ長調(1909)

【CD6,7】
交響曲第9番ニ長調(1909)
【CD1】
モスクワPO
キリル・コンドラシン(指)
1969年録音
【CD2】
タタールスタン国立SO
アレクサンドル・スラドコフスキー(指)
録音:2016年
【CD3】
モスクワPO・・・*
キリル・コンドラシン(指)
録音1974年
【CD4】
タタールスタン国立SO
アレクサンドル・スラドコフスキー(指)
録音:2016年
【CD5】
モスクワPO
キリル・コンドラシン(指)
録音1964年
【CD6,7】
タタールスタン国立SO
アレクサンドル・スラドコフスキー(指)
録音:2016年
キリル・コンドラシン(1914-1981)とアレクサンドル・スラドコフスキー(1965-)。ほぼ50年の年齢差を持つ2人の指揮者によるマーラーの交響曲を聴き比べるという興味深い7枚組です。コンドラシンはモスクワで生まれ、ボリショイ劇場の常任指揮者を経て、モスクワPOの音楽監督に就任。1960年から1976年までこの地位にあり、このオーケストラとショスタコーヴィチの交響曲全集と、第8番を除くマーラーの交響曲全集の録音を成し遂げています。ロシアにおけるマーラー演奏の第1人者であり、とりわけ一連のMELODIYAへの録音は、正統的で丁寧な表現と、あふれる緊張感で高く評価されています。スラドコフスキーはタガンログで生まれ、サンクトペテルブルク音楽院とモスクワ音楽院で学び、音楽院のオペラ・バレエ劇場で「コジ・ファン・トゥッテ」を振ってデビュー、2001年から2003年まで首席指揮者として活躍しました。2003年には「サンクトペテルブルク300周年」の記念式典でも演奏、2005年に「ロシア連邦の名誉ある芸術家」として大統領から表彰されるという栄誉を得ています。この2人の指揮者によるマーラーの第1番、第5番、第9番の演奏を比較することは、ロシアにおける「マーラー演奏」の変遷を知るとともに、脈々と受け継がれる伝統の絆を再確認する足がかりとなるでしょう。
*・・・コンドラシンが指揮する交響曲第5番のオーケストラの名称は、レーベルの情報に準じています。

Edition Taschen phil.
ETP-003(1CD)
NX-B03
ベートーヴェン:交響曲第7番
交響曲第7番(コメント付き演奏)
タッシェン・フィルハーモニー
ペーター・シュタンゲル(指)

録音:2014年10月20.22日
「自主制作盤」としてリリースされた際、最も注目されたのがこのベートーヴェンの第7番でした。1曲全曲の演奏と、解説付きの演奏がカップリングされています。
Edition Taschen phil.
ETP-004(1CD)
NX-B03
マーラー:交響曲第7番ホ短調 タッシェン・フィルハーモニー
ペーター・シュタンゲル(指)

録音:2013年1月19-20日
聴き手の誰もが驚く「史上最小のマーラー第7番」。彼らの特徴が端的に現れたアルバムです。極限まで肥大化した音がここまですっきりするとは!第4楽章の涼しげな音に注目。
Edition Taschen phil.
ETP-005(1CD)
NX-B03
モーツァルト:交響曲第40番ト短調
交響曲第41番ハ長調「ジュピター」*
タッシェン・フィルハーモニー
ペーター・シュタンゲル(指)
録音
2015年7月24日、2014年7月3日*
良く知られる“フンメルによるピアノとフルート、ヴァイオリン、チェロという編成”によるモーツァルトの一連の交響曲編曲版は、原曲とはかなり異なる風合いを持っていますが、このタッシェン・フィルハーモニーの演奏はあくまでも原曲重視。フットワークの軽い柔軟な演奏が魅力的です。
Edition Taschen phil.
ETP-006(1CD)
NX-B03
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
交響曲第3番「英雄」(ナレーション付き演奏)
タッシェン・フィルハーモニー
ペーター・シュタンゲル(指)
タッシェン・フィルハーモニーの最新録音はベートーヴェンの交響曲第3番。更に進化した密度の濃いアンサンブルが繰り広げられています。


Altus
ALT-364(2CD)
シューリヒト/ステレオ・ライヴ集I(新マスタリング)
ベートーヴェン:交響曲第1番
交響曲第3番『英雄』*
交響曲第9番『合唱付き』
『コリオラン』序曲#
アグネス・ギーベル(S)
マルガ・ヘフゲン(A)
ラグナー・ウルフング(T)
エドゥアルト・ヴォリッツ(Bs)
フランス国立放送cho
ルネ・アリックス(合唱指揮)
カール・シューリヒト(指)
フランス国立放送O

録音:1965年6月15日、1963年5月14日*、1959年3月24日#/パリ、シャンゼリゼ劇場(全てステレオ)
INAに残されているシューリヒトのステレオ・ライヴから、ベートーヴェンの交響曲をまとめた新リマスタリング盤です。もともと鮮明なステレオ録音が 話題となっていた音源ですが、今回さらに音質が高まり、より深くシューリヒトの名演を堪能できるようになりました。
特に『第九』における今回のリマスター効果はぜひお聴き頂きたいものです。明るく澄みきった音色にはさらに磨きがかかり、かつ大変な迫力をも獲得 しています。第1楽章の展開部や第4楽章の器楽フガートから有名な合唱までなど、音楽が高いテンションで白熱する部分の音には凄まじいものがあり ます。強烈な緊張感で楔のごとく打ち込まれる第2楽章のティンパニ、第3楽章でのさらさらと流れるヴァイオリンの美しく細やかな変奏、フィナーレ後 半でその存在感を大いに炸裂させるトロンボーンも特筆に値します。すっきりしたテンポ感で進みながらも時に異様なほどメリハリの効いた演奏を繰り出す 大名演、その驚くべき真価がここにあります。 (Ki)

Altus
ALT-366(2CD)
シューリヒト/ステレオ・ライヴ集II(新マスタリング)
ブラームス:交響曲第4番
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調*
シューマン:『マンフレッド』序曲*
クラウディオ・アラウ(P)
アルテュール・グリュミオー(Vn)
カール・シューリヒト(指)
フランス国立放送O

録音:1959年3月24日、1963年5月14日*/パリ、シャンゼリゼ劇場(全てステレオ)
INAに残されているシューリヒトのステレオ・ライヴから、アラウ、グリュミオーとの共演などをまとめた新リマスタリング盤です。もともと鮮明なステ レオ録音が話題となっていた音源ですが、リマスターによりオーケストラの音色はさらに明るく美しく、かつ張りのある充実した響きを獲得。独奏者がそ れぞれの個性を発揮する協奏曲の聴き比べもこの盤ならではです。ふたりのソリストの妙技を、新たな音質でとくとお楽しみください。 ベートーヴェンの第3協奏曲における、アラウの重く沈み行くピアノ。第2楽章ではどこまでも深く内省的な世界が広がり、明るく素朴に歌う木管と好 対照をなすことによって彫りの深い感動的な音楽が立ち現れます。一方、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲ではグリュミオーの艶のある美音がこれで もかと最前面に出てきて、オーケストラも一体となって幸福な気分を盛り上げます。 (Ki)

Cobra Records
COBRA-0055(1CD)
マーラー:交響曲第5番(ナタリア・アンサンブルによる17人の奏者のための編曲版) ナタリア・アンサンブル
ナタリア・アンサンブルは、アバドが創設したGMJO(グスタフ・マーラー・ユーゲント・オーケストラ)で出会った若きミュージシャン達によって結成されたプロジェクト。ヨーロッパの主要オーケストラのメンバーらによって構成され、大編成のオーケストラ作品を17名からなる指揮者のいないソロイスツ・アンサンブルのために新たにアレンジし演奏しています。既にマーラー、ドビュッシー、ラヴェル、ストラヴィンスキー、ショスタコーヴィチなどの作品をオリジナル・アレンジで演奏してきたナタリア・アンサンブルのデビュー・レコーディング。マーレリアンもリダクション・ファンも要注目の新譜です!※編成はヴァイオリン×2、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン、トランペット、ティンパニ、パーカッション×2、ハープ、ピアノ、ハーモニウム
☆YouTubeにてご試聴いただけます!
https://www.youtube.com/watch?v=v3nlHNRy_Gs

Onyx
ONYX-4165(1CD)
エルガー:交響曲第2番変ホ長調 Op.63
ミーナ/カリッシマ/朝の歌
ワシリー・ペトレンコ(指)
ロイヤル・リヴァプールPO
ラフマニノフやチャイコフスキー、ショスタコーヴィチなどロシア音楽の演奏がクローズアップされることの多いペトレンコ&RLPOですが、イギリスを中心とするヨーロッパでは現代最高峰の"エルガリアン"とも称されており、前作「交響曲第1番(ONYX 4145)」も高い評価を得ています。今、最も勢いのある若き巨匠の筆頭格ワシリー・ペトレンコと、英国最古のオーケストラの1つであるRLPOのエルガー・プロジェクトにご期待ください!

HUNGAROTON
HCD-32794(1CD)
シューベルト:交響曲第5番 変ロ長調 D.485
ヴァイオリンと管弦楽のための小協奏曲 ニ長調 D.345
ヴァイオリンと弦楽合奏のためのロンド.イ長調 D.438
ポロネーズ 変ロ長調 D.580
ジョルト・カッロー(独奏Vn)、
カペラ・サヴァリア(オリジナル楽器使用 a'=415Hz)
ニコラス・マギーガン(指)

録音:2016年1月22-24日/バルトーク・コンサート・ホール(ソンバトヘイ、ハンガリー)
ハンガリーを代表するオリジナル楽器のアンサンブル、カペラ・サヴァリア。ハイドンのヴァイオリン協奏曲(HCD-32771)、J.S.バッハのブランデン ブルク協奏曲(HCD-32786)、J.S.バッハのヴァイオリン協奏曲集(HCD-32749)、ヴィヴァルディなど、積極的なリリースが続く中、期待の最新アル バムはシューベルト・アルバムがリリースされます。 当団はハンガリー最古の都市ソンバトヘイに1981年に設立され、ハンガリーにおいて常設のオリジナル楽器アンサンブルとして最も歴史のある団体で す。これまでにフンガロトン・レーベルを中心に数多くのレコーディングをリリースし、幾度もハンガリーの「レコード・オブ・ザ・イヤー」に選出されるなど、 高水準の演奏には定評があります。独奏ヴァイオリンはジョルト・カッローです。カッローは極めて端正で硬派な演奏スタイルで奇抜で過剰な演出は控え、 アンサンブルと溶けあうような美しいソロを奏でます。 (Ki)

Pentatone
PTC-5186574(1SACD)
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」*
スラヴ舞曲Op.46-3
スラヴ舞曲Op.46-5
アンドレス・オロスコ=エストラーダ(指)
ヒューストンSO

録音:2015年9月、2016年5月*/ジョーンズ・ホール(ヒューストン)
977 年、コロンビアのメデジン生まれの俊英指揮者アンドレス・オロスコ=エストラーダ。PENTATONE レーベルより積極的 なリリースが続いておりますが、現在音楽監督をつとめるヒューストン交響楽団と本拠地ジョーンズ・ホールで収録したドヴォルザークの第3弾が早くも登場。 曲目は、交響曲第9番「新世界より」とスラヴ舞曲から2篇です。 オロスコ=エストラーダは1997年からウィーン国立音楽大学で指揮を学び、2004年ウィーン楽友協会にて急遽ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽 団を指揮し一躍注目を集めました。その後の活躍は華々しく2009年から2015年まで同管弦楽団の首席指揮者を、また2014年からhr交響楽団の首 席指揮者の一方、現在はヒューストン交響楽団の音楽監督をつとめております。さらに2015/16 年シーズンからロンドン・フィルハーモニー管弦楽団の 首席客演指揮者に就任する世界の音楽界から注目を集めている俊英指揮者です。溌剌とした演奏で聴衆を沸かせるオロスコ=エストラーダですが、ヒュー ストン響とのドヴォルザークも情熱的かつ見通しのよい演奏を披露しております。ドヴォルザーク第1弾(交響曲第7&8番 / PTC 5186578)、第2弾(交 響曲第6番 / PTC 5186575)とあわせてお楽しみください。 (Ki)

Les Dissonances
LD-009(1CD)
ブック仕様(96p)
ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番
交響曲第5番ニ短調 op.47
レ・ディソナンス
ダヴィド・グリマル(Vn)
グザヴィエ・フィリップス(Vc/マッテオ・ゴフリラー1710年製)

録音:2014年12月2日(協奏曲)、2016年1月23日(交響曲)/ライヴ録音(ディジョン歌劇場)
ダヴィド・グリマルにより結成された「レ・ディソナンス」によるショスタコーヴィチ。指揮者なし(コンサートマスターであるグリマルがアンサンブルを 率いる)による緊迫感に漲った演奏、注目です。チェロ協奏曲には、1971年フランス生まれのグザヴィエ・フィリップスをソリストに迎えています。ブックレッ トにはグザヴィエ・フィリップスがロストロポーヴィチと共演した思い出などを書いた文章も収められています(日本語訳なし)。 ダヴィド・グリマルはフランスの第一線で活躍するヴァイオリン奏者。パリ国立高等音楽院にて、レジス・パスキエに師事、さらにシュロモ・ミンツやア イザック・スターン、さらにフィリップ・ヒルシュホーンらからも薫陶をうけました。ソロ・ヴァイオリン奏者として様々なオーケストラと共演するほか、様々 な作曲家から作品を献呈されています(ダルバヴィー、エスケシュ、ジジェル、イヴァン・フェデーレ他)。長年にわたり名ピアニスト、プルーデルマッハー とコンビを組み室内楽の活動も展開。指揮者なしで演奏するオーケストラ「レ・ディソナンス」を結成。ソロ、室内楽、さらにオーケストラ活動を展開し ています。 (Ki)

ENSENBLE MODERN
EMCD-029(2CD)
グバイドゥーリナ:ヴィオラ協奏曲(1996/rev.2015)
ブルックナー:交響曲第9番
ジョナサン・ノット(指)
ユンゲ・ドイチェPO
アントワン・タメスティ(Va)

録音:2015年10月5日ベルリン・フィルハーモニー(ライヴ)
2014 年より東京交響楽団の音楽監督に就任し、先ごろ 2026 年まで任期が延長される ことになったジョササン・ノット。ノットはこれまでブルックナーを度々取り上げてきており、も はや彼の得意中の得意レパートリーと言ってよいでしょう。ロマン派の音楽というよりは現 代音楽のような理知的で切れ味の鋭い棒さばきがスコアの隅々までをレントゲン写真のよ うに映し出すクールなブルックナー。ヨーロッパの 18 歳から 28 歳までの優秀な演奏家た ちで構成されたユンゲ・ドイチェ・フィルは精妙なアンサンブルで応えます。TUDOR レー ベルで完成させたノットのマーラー:交響曲全集は高い評価を頂いておりますが、この勢 いに乗ってぜひブルックナーの交響曲全集も完成させてほしいものです。 さてノットにとって現代音楽の初演、再演も彼の重要なライフワークのひとつですが、ロシ アの作曲家グバイドゥーリナのヴィオラ協奏曲は彼女の西側での出世作オフェルトゥリウム に次ぐ傑作。ヴィオラの哀しげなモノローグにオーケストラが様々に干渉し、時に寄り添 い、時に火花を散らした末、圧倒的なクライマックスを迎える 36 分に及ぶ大作です。作曲 者立ち会いのもと行われた迫真の演奏が聴きもの。2015 年10 月ベルリン・フィルハーモニ ー・ザールで行われた指揮者・演奏者・聴衆ともに完全燃焼のライヴをお楽しみ下さい。

Chandos
CHSA-5180(1SACD)
ヴォーン・ウィリアムズ:仮面劇 「ヨブ」*
交響曲第9番#
アンドルー・デイヴィス(指)
ベルゲンPO、
アレクサンドル・カガン(Vn)*、
シーグル・メルヴェル・オーゴール(Org)*、
マーティン・ウィンター(フリューゲルホルン)#

録音:2016年5月2日−4日&6日、グリーグホール(ベルゲン、ノルウェー)
今回の録音でコンサートマスターと「ヨブ」のソリストを務めるアレクサンドル・カガンは、ロシアの偉大な音楽一家、オレグ・カガンとナターリャ・グートマンの間に生まれた若きエリート・ヴァイオリニスト。現在ベルゲン・フィルのアソシエイト・コンサートマスターとともに、2016/17年シーズンからノルランド・オペラのコンサートマスターも務めています。また、イギリスの伝説的なコルネット奏者として活躍し、現在はベルゲン・フィルなどノルウェーを拠点に活動するマーティン・ウィンターが交響曲第9番でフリューゲルホルンのソロを吹いています。

BRIDGE
BCD-9475(1CD)
ポウル・ルーザースの音楽第10集
ポウル・ルーザース(b.1949):交響曲第5番(2012-13)
オラリー・エルツ(指)
デンマーク国立SO

録音:2015年1月デンマーク放送新コンサート・ホール
Bridge レーベルが進めるルーザース・シリーズの最新盤。交響曲は第4番(第 7 集、 CD9375)、第3番(第8 集、BCD9382)に続くリリース(因みに第1番はCHANDOS から、第2 はDACAPO から発売になっている)。ルーザースはデンマークの作曲家で作曲をカール・ ーエ・ラムスセンに学んだ。多作家として知られ、オペラを筆頭にあらゆる種類の作品を書 ている。作風は20 世紀のあらゆる潮流を吸収し折衷しているが、故国デンマークの大作曲 ニールセンのダイナミックな音楽作りが大きく影響していると思われる。またアメリカ東海岸 の新保守主義的な傾向も多分に含んでいる。この交響曲第5 番は急緩急の伝統的な3 つ 楽章から構成されているが、音響的に新しい試みが随所に仕掛けられている。

BR KLASSIK
BR-900151(1CD)
NX-B05
BR-900152(1SACD)
日本限定発売
NX-C01
マーラー:交響曲 第9番 ニ長調 バイエルンRSO
マリス・ヤンソンス(指)

録音:2016年10月20-21日 ライヴ
ヤンソンスとバイエルン放送交響楽団による“2016年の来日公演のメイン・プログラム”として選ばれたのは、 既にリリースされたリヒャルト・シュトラウスの「アルプス交響曲」と、マーラー畢生の名作「交響曲第9番」でした。 演奏の素晴らしさは日本の聴衆からも大絶賛されましたが、この録音は来日に先立ってミュンヘンで行われた演奏会のライブを収録したもので す。 誰もが共感するテンポ設定の元に、マーラーの求める音を徹底的に追求したヤンソンスの演奏、 終楽章の最後は永遠の光の中に解けていき、最後の音が消えた時、全てが厳粛な沈黙に包まれます。

CORO
COR-16148(1CD)
ハイドン:交響曲集Vol.3
交響曲第8番ト長調「晩」Hob.I-8
交響曲第84番変ホ長調 Hob.I-84
ヴァイオリン協奏曲第3番イ長調 Hob.VIIa-3
アイスリン・ノスキー(Vn)、
ハリー・クリストファーズ(指)
ヘンデル&ハイドン・ソサエティ

録音(ライヴ):2016年1月29日−31日、シンフォニー・ホール(ボストン、アメリカ)
008年にアメリカ最古のピリオド・オーケストラ、ヘンデル&ハイドン・ソサエティ(HHS)の第13代音楽監督に就任したハリー・クリストファーズ。 クリストファーズとコーロ(CORO)、HHSのトライアングルによる、ハイドンの交響曲ライヴのシリーズ第3弾! 初期と円熟期の交響曲、HHSのコンサートミストレス、アイスリン・ノスキーをソリストに迎えたヴァイオリン協奏曲で構成されるプログラムは今回も健在。 名匠ハリー・クリストファーズの卓越した手腕と、HHSの長き歴史と伝統が育んだサウンドが光ります!


Opus Arte
OA-109318(8DVD)
NX-G11
チャイコフスキー・サイクル
【DVD1】・・・102121
交響曲第1番「冬の日の幻想」
幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」
ロココの主題による変奏曲
【DVD2】・・・102123
交響曲第2番「小ロシア」
歌劇《エウゲニ・オネーギン》より
 序曲/オネーギンのアリア『あなたは私に手紙をくれた、否定しないで』
 ワルツ
 オネーギンのアリア『これがあのタチアーナなのか?』
 ポロネーズ/終幕の情景
【DVD3】・・・102139
交響曲第3番「ポーランド」
バレエ「白鳥の湖」(抜粋)
演奏会用幻想曲Op.56
【DVD4】・・・102127
交響曲第4番/序曲「1812年」
ヴァイオリン協奏曲
【DVD5】・・・102129
交響曲第5番/序曲ヘ長調
ピアノ協奏曲第2番
【DVD6】・・・102145
交響曲第6番「悲愴」
弦楽セレナード/ピアノ協奏曲第1番
ウラディーミル・フェドセーエフ(指)
モスクワRSO
【DVD1】・・・102121
アントニオ・メネセス(Vc)
【DVD2】・・・102123
タチアーナ・・・リディア・シェルニク(S)
オネーギン・・・アレクサンドル・ネナドフスキー(Br)
【DVD3】・・・102139
ミハイル・プレトニョフ(P)
【DVD4】・・・102127
ヴィクトル・トレチャコフ(Vn)
【DVD5】・・・102129
ミハイル・プレトニョフ(P)
【DVD6】・・・102145
ミハイル・プレトニョフ(P)

収録:1991年フランクフルト、アルテ・オーパー・ライヴ
イェフダ・フィックラー(プロデュース)
ロドニー・グリーンバーグ(映像ディレクター)

収録時間:626分
音声:ステレオ2.0/DD5.1/DTS5.1
字幕:なし
画面:4:3
REGION All(Code:0)
DVD・・・片面2層ディスク×6
今やロシアの頂点に立つ名指揮者ウラディーミル・フェドセーエフ(1932-)と、彼の手兵モスクワ放送交響楽団による1991年のライヴ収録によるチャイコフス キーの作品集。交響曲全曲をはじめ、ピアノ協奏曲、ヴァイオリン協奏曲など、チャイコフスキーの主要な作品が演奏されています。 フェドセーエフの巧みな指揮によって生み出される瑞々しく美しい交響曲はもちろんのこと、プレトニョフらソリストたちの見事な演奏が融合した協奏曲など、チャイ コフスキーの音楽の持つ叙情性だけでなく、ロシア音楽の雄大さを知る素晴らしいBOXです。


GRAND SLAM
GS-2159(1CD)
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」 イシュトヴァン・ケルテス(指)VPO

録音:1961年3月22〜24日/ゾフィエンザール(ウィーン)
使用音源:Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より
2016年秋、ようやく念願かなってケルテス指揮、ウィーン・フィルのドヴォルザーク「新世界より」の、2トラック、38センチ、オープンリール・テープ を入手しました。幸いにしてテープの状態は非常に安定しており、その再生音は見事としか言いようがありません。前後、左右、上下の拡がりはたっぷり としており、溢れるような空気感もあり、録音された直後のテープを聴いているような新鮮さと瑞々しさがあります。ついに、最終形が完成したと安堵して います。(平林直哉)

ACTES SUD
ASM-27(1CD)
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
グラズノフ:ライモンダ〜グランド・アダージョ/ヴァリアシオン3
チャイコフスキー:眠りの森の美女〜第2幕の間奏曲
 白鳥の湖〜黒鳥のパドドゥ/ロシアの踊り
ポール・ダニエル(指)
フランス国立ボルドー・アキテーヌO
マチュー・アラマ(Vn)

録音:2016年2月4-5日/ボルドー
A5デジブック仕様
ACTES SUDレーベルが力を入れるフランス国立ボルドー・アキテーヌ管弦楽団。南フランスの地方オーケストラらしい明るい響きが特徴で、豊かな 響きを産み出す実力派です。イギリス出身のオペラ指揮者ポール・ダニエルと今回チャイコフスキーに挑戦しました。 メインは「悲愴」交響曲。暗く悲劇的な解釈が伝統ですが、チャイコフスキーの音楽に内在するフランス的な要素がボルドー・アキテーヌ管と良く合い、 原題の持つもうひとつの意味「感動的な」感覚が前面に出た個性的なものとなっています。 カップリングはグラズノフとチャイコフスキーのバレエ音楽からのナンバーですが、いずれもヴァイオリン独奏を持つ協奏曲風のもの。ボルドー・アキテー ヌ管のコンサートマスター、マチュー・アラマが独奏を務め、とろけるように美しい世界を作り上げています。 いつものように芸術的な写真が多数掲載されたデジブック。冬のロシアらしい荒涼とした風景が広がります。 (Ki)

ANALEKTA
AN-29834(1CD)
モーツァルト:交響曲第40番ト短調 K.550
交響曲第41番 「ジュピター」
ブルーノ・ヴァイル(指)
ターフェルムジーク・バロックO

録音:2006年
北米カナダが誇る老舗ピリオド・オーケストラによるモーツァルトの交響曲第40番と第41番を収録したアルバム。 名匠ブルーノ・ヴァイルとターフェルムジーク・バロックOは、ドイツの権威あるクラシック・レコード賞として知られるエコー賞を受賞するなど輝かしい実績を誇る名コンビ。


H.M.F
HMC-902220(1CD)
チャイコフスキー:交響曲第1番 「冬の日の幻想」
幻想序曲「テンペスト」op.18
パブロ・エラス=カサド(指)
セントルークスO

録音:2014年11月7日、2015年10月30-31日、DiMennaセンター、ニューヨーク
HMFレーベルでの、FBOとのメンデルスゾーン・プロジェクト、およびシューマン・プロジェクトでも高く評価されている指揮者エラス=カサド。オペ ラでの活躍もあり、世界が注目する若手の一人です。そんなエラス=カサドが現在首席指揮者を務めるセントルークス管弦楽団とのチャイコフスキーの登 場です。 セントルークス管弦楽団は1974年からの歴史をもつ室内管弦楽団。近年では、音楽監督としてノリントン(1990-94)、マッケラス(1998-2001)、 ドナルド・ラニクルズ(2001-2007)らが歴任、エラス=カサドは4代目の首席指揮者です。2011年に楽団の首席指揮者に4年の契約で就任、契約 は更新され、2017年の9月まで、その関係はつづきます。 交響曲第1番はチャイコフスキー最初期の作品。全曲を通してあらわれる民謡風旋律をエラス=カサドは熱っぽく響かせています。カップリングは、海 を舞台とした劇的な「テンペスト」。メック夫人もこの作品を聴いてチャイコフスキーを支援するようになったというこのドラマティックな作品にちりばめら れた抒情的旋律の一つ一つを、エラス=カサドはたっぷりと歌わせています。 (Ki)


EVIDENCE
EVCD-027(2CD)
マーラー:交響曲第2番「復活」 ジャン=クロード・カサドシュ(指)
リール国立O
オレナ・トカール(S)
ヘルミーネ・ハーゼルベック(Ms)

録音:2015年11月
ジャン=クロード・カサドシュ(b.1935)と彼のオーケストラ、リール国立管弦楽団によるマーラーの復活の登場。カサドシュはピアニストのロベール・ カサドシュの甥にあたり、ピエール・デルヴォー、ブーレーズらに指揮を師事した巨匠。この録音は、2015 年11月13日のパリで起こったテロ事件の 直後に行われたとあって、非常に重々しい空気が漂う第1楽章に始まり、終楽章での救済はまさに「復活」を思わせます。痛切な祈りのこもった力演です。 (Ki)


Altus
TALT-011(6CD)
ヨッフム&コンセルトヘボウ〜ブルックナー
交響曲第4番変ホ長調 『ロマンティック』
交響曲第5番変ロ長調 WAB 105
交響曲第6番イ長調 WAB 106
交響曲第7番ホ長調 WAB 107
交響曲第8番ハ短調 WAB 108
オイゲン・ヨッフム(指)
アムステルダム・コンセルトヘボウO

録音:1975年1月16日(第4番)、1986年12月4日(第5番)、1980年11月2日(第6番)、
1970年3月15日(第7番)、1984年9月26日(第8番)/アムステルダム、コンセルトヘボウ
全てステレオ、日本語帯・解説付
コンセルトヘボウの美しい響きに満たされ展開される理想的なブルックナー。味わいと迫力が見事に融合した、今や失われた美しいブルックナー演奏が よみがえります。5番は有名なフィリップス盤と比べ、ヨッフム翁最晩年の記録だけあってよりスケール感があり、ターラ・レーベルの中でも特に愛された 名盤でした。6番はコンセルトヘボウ管も自薦の名演で、第2楽章など無類の味があります。7番は70年の録音で晩年の東京ライヴとは別もので、力強 さと雄渾さが素晴らしいです。4番は語り口のうまさにぐいぐいと引き込まれます。8番も圧倒的なコーダが忘れがたい見事な大演奏。どの曲も放送録音 ということを考えても優秀な音質です。今回新たにリマスタリングを施し、CD6枚組集成として復刻いたしました。愛蔵盤として永くお聴き頂けるセット となりましょう。
解説書も充実、ヨッフム翁の有名な論文「ブルックナーの交響曲の解釈のために」を新訳(河原融氏訳)で収録しています。この論文はヨッフムがブルッ クナーについてわかりやすく語ったもので、曲の頂点はどこか?といった議論から5番の金管増強の件に関する考察など、ブルックナーを聴く上で興味深 く参考になる話題が満載です。これまで不十分な訳でしか読めなかった文章でもあり、細かな注釈まで完備したこの新訳は大変貴重なものと言えます。 (Ki)

CPO
CPO-555099(1CD)
NX-B10
フランツ・クロンマー(1759-1831):交響曲集
交響曲 第1番 ヘ長調 Op.12
交響曲 第2番 ニ長調 Op.40
交響曲 第3番 ニ短調 Op.62
スイス・イタリア語放送O
ハワード・グリフィス(指)
1759年ボヘミアで生まれ、ハンガリーで活躍、一時はウィーンで宮廷に仕えるも、ハンガリーに戻り20年間ペーチ大聖堂の教会楽長に就 任した作曲家フランティシェック・クラマーシュ。しかし晩年はウィーンの劇場の楽長を務め、1818年には皇室専属作曲家の称号を得るな ど、すっかりウィーンの作曲家として定着。そんな名声を得ていたにもかかわらず、その作品はハイドンやモーツァルト、ベートーヴェンの影に隠 れてしまって存在自体すらも忘れられてしまいました。1997年になってようやくチェコの音楽学者カレル・パドルタによって彼の伝記と作品目 録が編纂され、名前もドイツ読みのフランツ・クロンマーが定着。クラリネット協奏曲をはじめとした作品が少しずつ見直されてきています。この 3曲の交響曲もハイドン風ではありますが、二長調とニ短調が入り混じる第2番の第1楽章など、ユニークな部分の多い魅力的な作品で す。

OEHMS
OC-030(3CD)
NX-B09
ブラームス:交響曲全集
交響曲第1番ハ短調Op.68(1876)
交響曲第2番ニ長調Op.73(1877)
悲劇的序曲ニ短調Op.81(1880)
交響曲第3番ヘ長調Op.90(1883)
交響曲第4番ホ短調Op.98(1884/1885)
シモーネ・ヤング(指)
ハンブルクPO

録音:2007年3月11-12日、2008年3月、2010年1月、2009年10月8-10日
2007年から2010年にかけて録音されたシモーネ・ヤングのブラームス交響曲全集。 シドニーに生まれ、1985年に地元のオペラハウスでデビュー、その翌年ドイツに渡ってからは各地の歌劇場で経験を重ね、2005年にハ ンブルク国立歌劇場の総支配人とハンブルク・フィルの音楽総監督に就任、その手腕を存分に発揮し始めた頃から取り組んだこのブ ラームス、重厚な響きの中にも躍動感を抱かせた第1番、瑞々しい響きが美しい第2番、流麗さが目立つ第3番、古典的な形式を重 視しながらも新しい道を探る4番と、考え抜かれたアプローチによる演奏です。
OEHMS
OC-447(1CD)
NX-B01
ブルックナー:交響曲第2番ハ短調 WAB102(1872年版) アイヴォー・ボルトン(指)
ザルツブルク・モーツァルテウムO

録音 2015年10月2-4日
ブルックナーの交響曲第2番には、少なくとも4つのヴァージョンがあることが知られています。最後の改訂は1982年になされていますが、 現在演奏される機会が多いのは1872年の第1稿(2005年、ウィリアム・キャラガンによる校訂版)であり、これは第2楽章にスケルツォが 置かれ、第3楽章にアダージョが置かれるという順番となっています。アダージョ楽章はもともとベートーヴェンの第9の第3楽章の形式に由 来するものであり、この順序で演奏することで更にベートーヴェンを想起させることになります。またこの楽章のコーダに登場する跳躍の多 いホルン・ソロは当時の奏者たちの能力ではしばしば演奏が困難であったとも言われます。ボルトンは他の曲と同じく、素朴さを前面に出 したアプローチで、この曲の魅力を引き出しています。

BIS
BISSA-2230(1SACD)
アラン・ペッテション(1911-80):交響曲第14番(1978)

■特典DVD 「The Song of Life」(1987年制作:スウェーデン・テレビ)【ペッテションについてのドキュメンタリー】
クリスチャン・リンドベルイ(指)
ノールショピングSO

ン録音:2016年1月/ルイス・デ・ギア・コンサートホール(ノールショピング)
代スウェーデンの作曲家アラン・ペッテション(1911-1980)の交響曲シリーズ最新盤は第14番です。晩年、病魔に襲 われながらも交響曲を中心に精力的に作曲したペッテション。1978年には第14番、15番のふたつの交響曲を完成させております。ペッテションの生い立ち、生活環境から彼から生み出される音楽は暴力的で、まるで暗黒に突き落とされたような、聴いているだけで寒気がするよ うな旋律が多くふくまれます。この第14番もペッテションの心の中の叫びや苦しみを感じさせるパッセージが随所に現れます。 特典 DVDにはスウェーデン・テレビが 1987年に制作したペッテションの貴重なドキュメンタリー映像が収録されております(字幕:英語)。リンド ベルイの熱意と強い希望により、この貴重なドキュメンタリーが特典として付けられることが実現しました。 (Ki)

Hanssler
HC-16088(2CD)
ハイドン:交響曲全集 Vol.23

[CD1]
交響曲第6番ニ長調『朝』 Hob.I:6
交響曲第7番ハ長調『昼』 Hob.I:7
交響曲第8番ト長調『夕』 Hob.I:8
[CD2]
交響曲第35番変ロ長調 Hob.I:35
交響曲第46番ロ長調 Hob.I:46
交響曲第51番変ロ長調 Hob.I:51
トーマス・ファイ(指)ハイデルベルクSO

録音:[CD1]2014年3月、[CD2]2016年6月
颯爽とした古楽器演奏がたまらないファイのハイドン交響曲全集シリーズ、第23弾となる今作は2枚組での発売です。CD1は若きハイドンが合奏協 奏曲風に描いた三部作『朝』『昼』『夕』を収録。各楽器が次々にソロを聴かせる作品で、愉悦に富んだ演奏が繰り広げられています。CD2には疾風怒 濤期の3曲を収録。第46番はシャープ4つのロ長調を主調とする古典派としては非常に異質な交響曲であり、弾きやすさを犠牲にすることによって得ら れる激しさが前面に出た快作です。 (Ki)

Musiques Suisses
MGBCD-6289(1CD)
クレツキ:交響曲第2番ト短調Op.18
マレク:シンフォニアOp.28
マリウシュ・ゴドレフスキ(Br)、
トーマス・レスナー(指)
ポーランド国立RSO

録音:2016年6月&9月
20世紀のポーランドを代表する音楽家たち、パウル・クレツキ(1900−1973)とチェスワフ・マレク(1891−1985)の交響曲集! マレクの「シンフォニア」は、1928年のシューベルト没後100周年作曲コンクールで、アッテルベリの「交響曲第6番」や、ブライアンの「交響曲第1番「ゴシック」」と優勝を競った作品です。 ウィーン出身のマエストロ、トーマス・レスナーが指揮するポーランド国立放送響の演奏も出色の仕上り。

ANALEKTA
AN-29831(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
交響曲第5番「運命」
ターフェルムジーク・バロックO
ブルーノ・ワイル(指)

録音:2004年
1979年にカナダのトロントで設立された世界最高峰のピリオド・オーケストラ、ターフェルムジーク・バロックOの名演。北米のピリオド・オーケストラの底力を感じさせる。
ANALEKTA
AN-29916(1CD)
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」(1889年版) ジャン=フィリップ・トランブレ(指)
フランコフォニーO

録音:2007年
カナダの俊英指揮者トランブレが率いるフランコフォニー管の「ロマンティック」。トランブレは研究の結果、トスカニーニやワルターが用いたという1889年にグートマン社から出版された楽譜を使用しています。

GRAND SLAM
GS-2158(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)VPO

録音:1952年11月26&27日/ムジークフェラインザール(ウィーン)
使用音源: Private archive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より  
1952年11月にHMV(EMI)によりセッションで収録されたこの「英雄」は発売以来、フルトヴェングラー最高の名演として今日まで受け継がれています。 この語り尽くされた名盤ですが、このたびの復刻CDは、新たな伝説を生んだと言えるでしょう。復刻に使用したのは2トラック、38センチのオープンリー ル・テープですが、その音質は信じがたいほど鮮明で、オーケストラの各パートの動きがくっきりと捉えられています。したがいまして、威厳と風格、人間味に溢れた温かい響きと、蜜のようにしたたるウィーン・フィルの甘美な音色が、全く別次元のように再現されます。制作者自身、この演奏は知り尽くして いるつもりでしたが、そのあまりの素晴らしさゆえに、仮編集の音を何度も繰り返し聴いたほどでした。本来ならば、他の作品をカップリングすべきですが、 この究極の名演の前後に何を持ってきても不似合い、不釣り合いだと判断し、「英雄」1曲のみの収録とさせていただきました。わがままをお許し下さい。 (平林 直哉)


TOKYO FM
TFMC-0041(6CD)
最新リマスター
800セット限定生産
ベートーヴェン:交響曲全集、ピアノ協奏曲集
[CD1]
交響曲第1番ハ長調 Op.21
交響曲第3番「英雄」
[CD2]
交響曲第2番ニ長調
交響曲第8番ヘ長調
[CD3]
交響曲第6番「田園」
交響曲第5番「運命」
[CD4]
交響曲第4番変ロ長調
交響曲第7番イ長調
[CD5]
交響曲第9番「合唱付き」
[CD6]
ピアノ協奏曲第3番
ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)BPO
バーバラ・ヘンドリックス(S)
ヘルイェ・アルゲルヴォ(A)
ヘルマン・ヴィンクラー(T)
ハンス・ゾーティン(Bs)
田中信昭(合唱総指揮)
日本プロ合唱団連合、
東京藝術大学cho
アレクシス・ワイセンベルク(P)

録音:[CD1]1977年11月13日、[CD2]1977年11月14日(2番)、17 日(8番)、[CD3]1977年11月16日、[CD4]1977年11月15日、[CD5]1977年11月18日、[CD6]1977年11月14日(3番)、17 日(5番)
東京/普門館(ステレオ・ライヴ・192kHz 24bit)
日本語帯・解説付
TOKYO FMが録音したカラヤンの1977年ベートーヴェン・チクルス、東京・普門館ライヴをまとめてボックス化。しかも初出時と同マスターではなく、 交響曲は2014年発売のブルーレイ・オーディオ盤(TFMCBD-0031)作成時に手がけた最新リマスターをもとにさらなる微調整を加えブラッシュアップ した、通常CDでは初のお披露目となる「最終決定稿」たる音質です。そして単体でしか発売のなかったワイセンベルクとのピアノ協奏曲も、今回のセット 化にあたり新リマスタリングを施しました。クラシック・ファン大注目の完全集成です!2017年はこの演奏会から40周年、ベートーヴェン没後190周年。 ぜひこの機会に伝説の演奏をたっぷりとご堪能ください。
この歴史的な録音には、当時TOKYO FMの名プロデューサーだった東条碩夫氏(現・音楽ジャーナリスト)があたり、さらにストコフスキーも絶賛し た腕前の日本が誇る名エンジニア故若林駿介氏を動員、万全の体制で臨みました。そのためすこぶる良好なステレオ録音が残されています。エキストラなし のベルリン・フィル正規メンバーのみで臨んだ「運命」「田園」は朝日放送がテレビでモノラル放送したためFM未放送、またワイセンベルクとの協奏曲も 未公開のまま眠っていた音源で、CD化された際には大変話題になりました。カラヤンが激賞した田中信昭氏率いる合唱団との第九で聴ける日本人離れし たとてつもないボルテージの合唱も必聴です。
封入特典としてブックレットサイズのカラヤン・ミニ写真集が付いています。2011年発売の交響曲全集5CD(TFMC-0031)に付いていた特典とは別ショッ トの未発表写真を掲載。 (Ki)


Opus蔵
OPK-2116(1CD)
2016年新マスタリング〜「田園」と「軍隊」
ハイドン:交響曲第100番「軍隊」
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」*
ブルーノ・ワルター(指)VPO

録音:1938年、1936年*
原盤:SP
「田園」といえばワルターである。一度ワルターに接してしまうと、他の盤はどこかに違和感がある。よそよそしかったり、重かったり、冷たかったり、粘りすぎたり。ワルター/ウィーンフィルで育ったぼくは、フィラデルフィア管弦楽団による再録音を聴いたときは、気分が悪くなるほどがっかりしたし、コロンビア響とのステレオ盤はずっと良かったが、それでも第2楽章の木管ソロの音がやせているのが気になった。もっとも、ワルター/ウィーンの復刻盤はあまりにも音が貧しく、 長い間、このステレオ盤を「田園」のベストに挙げてきたが、オーパス蔵のCDを耳にして、久しぶりに往年の感激が戻って来た。これからは「田園」のディスクを聴くときは、やはり第一にこのウィーン盤に手がのびるだろうし、よほど音にうるさい人以外にはこれをベスト盤として推薦したい。少なくともコロンビア盤とともに座右に備えるべきだ(宇野功芳・2001年)
■宇野先生との出会い
出会いというより、こちらが勝手に押し掛けたと言ってよいものですが、それはオーパス蔵のCDが10点ほど出た頃、ウィーン国立歌劇場の「ナクソス島のアリアドネ」公演会場の横浜の県民ホールでした (2000年)。何列か前の席に写真でお馴染みの宇野先生の姿が見えました。SP復刻の対象にワルターとウィーンフィルの録音は欠かせません。ワルターといえば宇野先生、第1幕が終わった後突撃しました。先生はこのような不躾にも慣れておられるのか怖い顔もせず、オーパス蔵の話とライナーノートのお願いを聞いてくれました。「取り敢えず音を送りなさい、良ければ書くし、満足しなかったら書かない」。これが始まりでした。ワルターはまだ復刻前であり、フーベルマンの協奏曲録音をお送りしました。これが合格点を得て、宇野先生のライナーノートが始まりました。次はメンゲルベルクで、ワルターはその後でした。(オーパス蔵:相原了)

Goodies
33CDR-3650(1CDR)
シベリウス:交響曲第2番 トール・マン(指)
ストックホルム・コンサート協会O

米 CAPITOL P8107(Mono)(独TELEFUNKEN SK3322/6 の復刻)
(1942年10月17日録音)
(使用原盤に起因するノイズが多くあります)
スウェーデンの指揮者トール・マン(1894-1974)が残した数少ない名演奏の一 つ。マンはエーテボリ交響楽団の首席指揮者を1925年から39年まで務め、その 後スウェーデン放送交響楽団の首席指揮者を1959年まで務めた。この録音は 第2次世界大戦中にドイツのテレフンケン社に録音されたもの。戦後LP時代 になってテレフンケンと契約があった米CAPITOLから歴史的名演奏として復刻 された。交響曲愛好家には必聴の演奏。 (グッディーズ)


Altus
ALT-363(1CD)
ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調 ロヴロ・フォン・マタチッチ(指)
ミラノ・イタリアRSO

録音:1983年4月29日/ミラノ音楽院コンサートホール(ライヴ)
大注目!新発見された完全初出音源が日の目を見ます!マタチッチが亡くなる2年前、83年のミラノ・ライヴです。晩年とは思えぬ大変な熱気が渦巻く 豪快演奏を繰り広げており、フィナーレの複雑なフーガも有無を言わさぬ迫力で驀進!驚くほど熾烈なブルックナーが聴けます。 マタチッチ独自の版による演奏。1970年のチェコ・フィルとのスタジオ録音ではシャルク版に近い独自版を使用していますが、それとはまた異なりハー ス版寄りの楽譜になっているのが興味深いところ。フィナーレでは1箇所短いカットがあるもののシンバルやトライアングルの追加は無く、演奏時間も長くなっ ています。  (Ki)

Altus
TALT-008(2CD)
TALTLP-023(2LP)
完全限定生産
税込定価

フルトヴェングラー・イン・ヴィースバーデン
プフィッツナー:歌劇『パレストリーナ』第1幕〜第3幕より前奏曲(全3曲)
モーツァルト:交響曲第40番ト短調 K.550
ブラームス:交響曲第4番ホ短調 Op.98
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
BPO

録音:1949年6月10日ヴィースバーデン(ヘッセン放送収録)モノラル
日本語帯・解説付
LP=国内プレス
旧TAHRA音源。フルトヴェングラーの1949年ヴィースバーデン・ライヴが復活!音質の良さで知られたターラ・レーベルの音源をさらにリマスタリング、より素晴らし い響きで蘇りました。 コンサート直前の5月22日に没したプフィッツナーの作品に、モーツァルトとブラームスの短調交響曲を組み合わせた印象的なプログラム。フルトヴェ ングラーはプフィッツナーのアシスタントを務めていたこともあり、この追悼演奏はとても美しいもの。モーツァルトの引き締まった激烈さも心を掴みます。 そしてハイライトはブラームス!長く引き伸ばされた出だしのH音からして、泣きたくなるほどのフルヴェン節が炸裂。第1楽章の伸縮するテンポと溢れる ロマン性は巨匠の独壇場。重く恐ろしげな主題提示に始まり、弦の速いパッセージで一気に熱を帯び燃え盛る終楽章もただ事ではありません。 (Ki)

Altus
TALT-010(1CD)
TALTLP-025(2LP)
完全限定生産
税込定価

ハイドン:交響曲第88番ト長調『V字』
ベートーヴェン:交響曲第5番『運命』
ハンス・クナッパーツブッシュ(指)
ヘッセンRSO

録音:1962年3月20日フランクフルト(ヘッセン放送収録)モノラル
日本語帯・解説付
LP=国内プレス
旧TAHRA音源。激遅テンポにして実に生き生きとしたリズム感。これぞクナッパーツブッシュの真骨頂!宇野功芳氏も絶賛のユニークな名盤が最新リマスターで復活。も ともとのターラ盤もクナの音源中1、2を争う高音質で有名でしたが、さらなる音質向上を実現しました。 『V字』『運命』ともに小さな細胞動機をもとに大きく発展していく作品ですが、クナッパーツブッシュの手にかかると動機そのものが巨大に鳴り響き、「踏 みしめるようなスローテンポ」と「抜群のリズム感」が両立する独特の演奏スタイルによって、異様な立体感が生まれます。そして『V字』は凄まじい爆 発力のコーダで、『運命』は果てしなく轟く雄大なスケールで、聴く者を圧倒しながら全曲を閉じます。唯一無二の超怪演! (Ki)

BR KLASSIK
BR-900149(2CD)
NX-B09
マーラー:交響曲第3番 ニ短調 ゲルヒルト・ロンベルガー(Ms)
アウグスブルク大聖堂少年cho
バイエルン放送女声cho
マーティン・アンゲラー(ポストホルン)
バイエルンRSO
ベルナルト・ハイティンク(指)

録音 2016年6月15-17日ミュンヘン フィルハーモニー・ガスタイク・ライヴ
ロマン派時代に書かれたあらゆる交響曲の中で「最長」の作品であるマーラーの交響曲第3番。 当初の予定では全7楽章で構成され、各楽章には標題が付けられるという力の入った作品でしたが、出版時にその標題は削除され、 最後の楽章に置かれていた「天上の生活」は交響曲第4番の終楽章へと移されました。 しかし、標題はなくとも、当時のマーラーが心惹かれていた「子供の不思議な角笛」からの引用や、ニーチェの「ツァラトゥストラ」の一節までと、 たくさんの要素が含まれたこの第3番にはマーラーの自然観、人生観などがくまなく反映されているとされています。 演奏にあたっては、第2番《復活》のようにオルガンは使用されていないものの、大編成のオーケストラと多彩な打楽器群、 第4楽章にはアルト独唱、第5楽章にはアルト独唱、児童合唱、女声合唱が必要とされ、演奏時間もおよそ100分掛かるという大規模な作品です。 このハイティンクが指揮した演奏は、2016年の6月にミュンヘンのガスタイクにおいて開催された演奏会をライヴ収録したものです。 87歳という高齢にもかかわらず、ハイティンクの演奏はとても瑞々しく、全てに力が漲っています。 第4楽章、第5楽章でソロを務めるロンベルガーはドイツ出身のメゾ・ソプラノ歌手。バッハのカンタータなど宗教音楽を得意としており、 BRKlassikレーベルからはバッハの「マタイ受難曲」やヘンデルの「エジプトのイスラエル人」などの録音をリリース。 その真摯な表現と深みのある声が好評を博しています。

PRAGA
PRDDSD-350135
(1SACD)
限定盤
シューマン:「マンフレッド」序曲
シューマン(マーラー編):交響曲第3番「ライン」
チャイコフスキー:交響曲第2番「小ロシア」*
カルロ・マリア・ジュリーニ(指)
フィルハーモニアO

録音:1958年6月3-4日、1956年9月29日ロンドン* 
メジャーレーベルのPD(著作権消滅)名盤をリマスターし、目の覚めるような音の良さで注目されるシリーズ。今回 はジュリーニとフィルハーモニア管弦楽団。EMI音源を名人ソウケニークがSACDマスタリング。 ジュリーニは「ライン」を愛奏し、数種の録音が残されていますが、マーラーがオーケストレーションを直した版を使用しているのが特徴。チャイコフスキー の交響曲第2番とならべると、似た響きになっているのに驚かされます。当時44歳だったジュリーニの音楽は、後年のロサンゼルス・フィルとの再録音 と比べ若々しく、シューマンの病的さもマーラーの粘着性もない明朗快活な世界を聴かせてくれます。チャイコフスキーの交響曲中ではあまり人気のない 第2番も、ジュリーニの手にかかると颯爽としたテンポと推進力で新たな魅力を発見できます。 (Ki)
PRAGA
PRD-250345(1CD)
ミュンシュ&バルビローリ
ショーソン:交響曲変ロ長調Op.20
 愛と海の詩Op.19*
ドビュッシー:交響組曲「春」
シャルル・ミュンシュ(指)ボストンSO
キャスリーン・フェリアー(C.A)
ジョン・バルビローリ(指)ハレO*

録音:1962年2月26日ボストン交響楽団ホール、1951年3月9日(放送)*
ミュンシュ&ボストン交響楽団のショーソンの交響曲は、LP時代に同曲の決定盤とされていた名演中の名演。あくまでもフランス音楽ながら、ワーグナー 風な影があり内省的なショーソンの音楽性はミュンシュにピッタリと申せましょう。ボッティチェリの名画「春」からインスピレーションを受けて作曲され たといわれるドビュッシー初期も陶酔的な美演。ショーソンの「愛と海の詩」はキャスリーン・フェリアーとバルビローリの共演ライヴ。1951年3月9日の放送を個人がアセテート盤に録音していた ものをマスターとしていますが、第1曲「水の花」の129-133小節が欠落しています。音の状態は良くありませんが、絶頂期のフェリアーの妖気漂う歌 唱は、あたかも天上から聴こえてくるようです。 (Ki)

C Major
73-8208(DVD)
73-8304(Bluray)

ブルックナー:交響曲第6番イ長調 シュターツカペレ・ドレスデン
クリスティアン・ティーレマン(指)

収録:2015年9月13、14日ドレスデン歌劇場(ライヴ)
◆DVD
画面:16:9 NTSC
音声:DTS5.0、PCM2.0、63分
◆Bluray
画面:16:9 Full HD
音声:DTS-HD MA 5.0、PCM2.0、63分
「ザルツブルク・イースター音楽祭 in JAPAN 2016」で来日し、その実力を改めて示したティーレマン率いるシュターツカペレ・ドレスデンが、 2012年のティーレマン首席指揮者就任以来進めているブルックナー交響曲チクルス。これまでに第8番(2012年収録)、第5番(2013年収録)、第 9番(2015年収録)、第4番(2015年収録)がDVD&BDで発売されています。今回リリースされるのは2015/2016シーズンのオープニングコンサート。 しなやかな弦、哀愁に満ちた管楽器、シュターツカペレ・ドレスデンの重厚かつ気品あふれる独特なサウンド、そしてティーレマンの緻密で濃厚な描写力。 特に第2楽章アダージョの慈悲深い美しさや終楽章の弦の重厚な響きと金管の推進力には脱帽です。ここ数年、指揮者とオケが互いに築き上げてきた成 果を感じることができる演奏と言えるでしょう。 (Ki)


Altus
ALT-362(1CD)
京都市交響楽団第600回定期演奏会
モーツァルト:交響曲第41番『ジュピター』
R.シュトラウス:交響詩『ツァラトゥストラはかく語りき』
広上淳一(指)京都市SO

録音:2016年4月15日/京都コンサートホールでのライヴ(デジタル録音)
2016年に創立60周年を迎えた京都市交響楽団。同年度第1回目の定期演奏会にして、通算第600回目となった記念すべきライヴ録音を収録したディスクがこ ちら。指揮は京響第12代常任指揮者兼ミュージック・アドヴァイザーである広上淳一。2008年からお互いの関係を深めている広上&京響は2015年に「第46 回サントリー音楽賞」を受賞、聴衆からも熱い支持を得ている “今聴きたい” 名コンビ。チケット完売の記念碑的演奏会がCDで楽しめます。 『ジュピター』は曲の構成原理としての「力強さと優美さの対比」をシンプルに突き詰めた演奏。終楽章のフーガでは中低音をしっかりと響かせ、堂々たる構築が 説得力大。一方『ツァラトゥストラ』は開放的な大音響から深い闇の如き余韻まで、様々な曲想からそれぞれの美を巧みに引き出した、知的で技ありな演奏です。広 上の明晰にして一歩踏み込んだアプローチに、素晴らしい反応で返す京響。聴いていて嬉しくなる見事な出来栄えです。 (Ki)

Lindoro
NL-3033(1CD)
ブルネッティ:交響曲集Vol.2
協奏交響曲第3番変ロ長調 L.329
交響曲第25番ニ長調 L.314
交響曲第8番ヘ長調 L.297
リナ・トゥール・ボネート(Vn)、
イグナシオ・ラマル(Vn)、
グスタボ・サンチェス(指)
カメラータ・アントニオ・ソレール
ガエターノ・ブルネッティ(1744−1798)はイタリアに生まれ、(スカルラッティやボッケリーニなど、当時の多くのイタリア人作曲家と同じように)スペインで活躍した18世紀の作曲家。これまで、「弦楽四重奏曲集(NL-3011)」、「弦楽三重奏のためのディヴェルティメント集(NL-3021)」、「交響曲集(NL-3026)」、「アリア&情景集(NL-3030)」と、ブルネッティの知られざる作品を発掘してきたLindoroのブルネッティ・プロジェクト。最新巻は、協奏交響曲(シンフォニア・コンチェルタンテ)の第3番と、交響曲第25番&第8番を収録した、交響曲(シンフォニア)集の第2弾。演奏は、スペインの古典派〜ロマン派のレパートリーを開拓するために2011年に創設されたオーケストラ、カメラータ・アントニオ・ソレール。


WEITBLICK
SSS-0197(1CD)
ブラームス:交響曲第1番
ハンガリー舞曲4曲(第1、第3番、第4番、第5番)
ジョルジュ・プレートル(指)
シュトゥットガルトRSO

録音:2000年12月8日リーダーハレ、1997年10月29日〜31日リーダーハレ*
この第1 交響曲の登場で、プレートルのブラームス全集が揃うことになります。第2 番、第 3 番(ベルリン・ドイツ響、SSS0129)、第4 番+ピアノ四重奏曲(管弦楽版)(聖チェチリア管、 TBRCD0028)。期待通りの雄渾なブラームスです。もちろん、プレートルならではの仕掛満 載の面白演奏。名誉指揮者として密接な関係を持っていたシュトウットガルト放送響の機能 性を存分に生かし、グイグイと牽引。そして只ならぬ感動を聴き手にもたらすプレートルの手 腕には脱帽、そして圧倒されます。ハンガリー舞曲はかつてFOLRANE にもスタジオ録音が ありましたが、こちらはライヴ。プレートルはアンコール・ピースとしてこれらの曲を好み、熱演 を知る人も多いことでしょう。

WEITBLICK
SSS-0198(1CD)
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
マーラー:交響詩「葬礼」
ジョルジュ・プレートル(指)
シュトゥットガルトRSO

録音:1996年10月14日〜28日リーダーハレ、1998年6月28日リーダーハレ*
プレーヤー再生前に一言!ドヴォルザークの「新世界」の後にマーラーがカップリングされていますが、最初にマーラーから聴かれることを強くお勧めします。
ニ作品品とも、各音楽に込めた作曲家の思いをこれ以上に追求し引き出すことは不可能と思われる超絶的な名演なのですが、まずはマーラー
「復活」第1楽章の原型となった「葬礼」は、過去の録音は、珍曲の紹介程度の意味しか成さなかったものが多い中、これは一個の作品として完全に結実していることを実証した初めての例と言っても過言ではありません。暗さにばかり焦点を当てず、明暗をくっきりと描き、作品の潜在力を出し尽くしたこの演奏。特に灼熱のコーダの凄さは、当分これを超える演奏は出現しないでしょう。
そのニュアンスの徹底注入ぶりは、ドヴォルザークも同じ。「新世界」の名演は数々あれど、録音の優秀さも含め、これ以上のものはかつて聞いたことはなく、こんな感動があり得るとは夢にも思いませんででした。
第1楽章冒頭の弦の質感から、清潔なテクスチュアへの志向がはっきり伺えますが、続くホルンは硬質の響きで聴き手を覚醒させ、次の木管はとことんメロウに歌う…というように、各楽想への配慮と共感は、古今を通じて比類なし!主部以降も響きの硬軟の使い分けは尋常ではなく、そのそれぞれが他のニュアンスなど考えられないほどの説得力で迫ります。テンポ・ルバートも誰にも真似出来ない個性的なものですが、少しも押し付けがましくなく、どの部分を取っても瑞々しさが横溢。
第2楽章では逆にテンポを動かさず、心の底からの呼吸の妙味で聴かるという、これまたこの巨匠ならではの奥義。
終楽章の感動に至っては筆舌に尽くせません!まず冒頭の1分間、相当の高速進行にも拘らず暴走に傾かない点にご注目!これほど全ての音が高度に結晶化し、根底から主張している演奏が他にあったでしょうか?この必死さ、夢中さは、現代においてまさに奇蹟と呼ぶしかありません。第1楽章同様、各楽想のニュアンスの炙り出しはここでも徹底敢行。単なるやりたい放題の爆演とは違う心の襞への訴え掛けが、月並みの名演とは桁違いなのをお感じいただけると思います。そして、聴後に訪れるのは、全身の血液を全てリフレッシュしたような爽快感!そんな後に、マーラーで落ち込む必要がどこにあるでしょうか!【湧々堂】
WEITBLICK
SSS-0199(1CD)
チャイコフスキー:交響曲第4番、
ビゼー:交響曲第1番
ジョルジュ・プレートル(指)
シュトゥットガルトRSO

録音:1991年6月28日リーダーハレ
チャイ4は、プレートルの秘蔵レパートリーです。ベルリン・フィルとの数少ない共演でも勝 負演目として取り上げたものです。巨匠の派手な芸風にぴったり、そして泣けてくるほどの 切ない歌、フェザータッチの繊細な弦楽器の刻みは色気たっぷり。もちろんフィナーレは豪 快な爆発で締め括ります。ビゼーの交響曲も度々コンサートで取上げる愛奏曲です。こうい う場合は徹頭徹尾チャーミングな演奏を繰り広げるのもプレートルならでは、シュトゥットガル ト放送響も多彩な音色のパレットで魅了されます。


OTAKEN
TKC-373(1CD)
ベートーヴェン:交響曲 第3番「英雄」
リスト:交響詩「前奏曲」*
ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕前奏曲#
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
VPO

録音:1952 年11 月26〜27 日、1954 年3 月3〜4 日*、1949 年4 月1〜4 日#、ムジークフェラインザール,ウィーン
録音方式:モノラル(スタジオ)
*このCD は、ブライトクランク方式によりモノ
ラルをステレオ化したものです。
フルトヴェングラーのブライトクランクは、レコードにおいて、ワイドなものとナロウなものが存在することが、今回判明しました。曲の全 体又は、一部において、ナロウなものがある、と言うことです。そこでこの度、音質を変えることなく、ワイドで統一させようと試みました。今 までナロウなところがワイドになり、ナロウで親しんで来た耳には、音楽的密度が薄まるように聴こえることもあろうかと思われますが、フル トヴェングラーを目一杯ワイドで聴ける喜びは、何物にも代えがたいものがあるのも事実です。
このCDに収められたエロイカは、フルトヴェングラーの数あるエロイカの中でも、最もスタ ンダードなもので、演奏だけを取れば、もちろんウラニアのエロイカなどのような、超名演も ありますが、録音も含め、総合的には、この方が、安心して楽しんでいただけるものです。 リストは、今回のワイド化により、レコード会社からの、リクエスト演目とは思えないほどの、燃 え上がるような演奏であることが、より明らかになりました。さらに、マイスタージンガー前奏 曲は、オタケンでは、ブライトクランク初復刻です。併せてお楽しみくださいませ。 (オタケンレコード 太田憲志)

OTAKEN
TKC-375(1CD)
ベートーヴェン:交響曲 第5番「運命」
交響曲 第7番 イ長調 Op.品92*
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
VPO

録音:1954 年2 月28 日, 3 月1 日、1950年1 月18〜19 日* ムジークフェラインザール,ウィーン
録音方式:モノラル(スタジオ)
*この CD は、ブライトクランク方式によりモノ
ラルをステレオ化したものです。
フルトヴェングラーのブライトクランクは、レコードにおいて、ワイドなものとナロウなものが存在することが、今回判明しました。曲の全 体又は、一部において、ナロウなものがある、と言うことです。そこでこの度、音質を変えることなく、ワイドで統一させようと試みました。今 までナロウなところがワイドになり、ナロウで親しんで来た耳には、音楽的密度が薄まるように聴こえることもあろうかと思われますが、フル トヴェングラーを目一杯ワイドで聴ける喜びは、何物にも代えがたいものがあるのも事実です。
このCDに収められた運命は、フルトヴェングラー晩年様式を代表する演奏で、数あるフ ルトヴェングラーの運命の中でも、最もユニークなものです。確かに、得意のアッチェララン ドもほとんどなく、ダイナミックレンジもそれほどではありませんが、今回のワイド化によって、 大きな広がりの中で、各パートが生き生きと動き回る様は、又違った迫力が感じられます。 一方、第7の方は、言うまでもない名演で、録音年代が多少古いにもかかわらず、もともとブ ライトクランク化に最も成功したと言われていたものです。(オタケンレコード 太田憲志)

オクタヴィア
OVCL-00608(1SACD)
税込定価
2016年12月16日発売
ブルックナー:交響曲第8番ハ短調 (ノヴァーク版 第2稿) ジョナサン・ノット(指)東京SO

録音:2016年7月16日 東京・サントリーホール にてライヴ収録
2014年より東京交響楽団の音楽監督を務めるジョナサン・ノットとの初CDがリリースとなります。就任して2年、多くの共演を重ね、蜜月の時を迎えるこのコンビ。まさに満を持しての初ライヴ・レコーディングを決行しました。天上の響きへと導く美しい弦の響き。流麗に奏でる木管群。パワフルでありながらも重厚なサウンドを放つ金管群。ジョナサン・ノットが緻密に構築したブルックナーは天国的な響きと官能的で濃密な響きを併せ持ちます。これまで東京交響楽団は、ユベール・スダーンなどの薫陶を受け見事なブルックナー演奏を築いてきましたが、その延長線にありながらもより響きが濃密でスリリングな演奏を披露しています。(オクタヴィア)

GRAND SLAM
GS-2156(1CD)
マーラー:「大地の歌」 ブルーノ・ワルター(指)NYO
ミルドレッド・ミラー(Ms)、
エルンスト・ヘフリガー(T)

録音:1960年4月18、25日/マンハッタン・センター(ニューヨーク)
使用音源:Privatearchive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より
マーラーの「大地の歌」は、ワルターの指揮により初演と初録音が行われた作品です。ワルターの指揮した「大地の歌」は現在、ライヴも含めると複数 の録音が知られています。しかし、その中での双璧は1952年、デッカのモノラル録音と当ステレオ録音、これらの2種のセッションでしょう。ワルター のステレオ録音は臨時編成のコロンビア交響楽団により開始されましたが、「大地の歌」はワルターの希望により、あえてニューヨークで収録されたのは、 ここで繰り返すまでもないでしょう。この記念碑的名演である「大地の歌」ですが、当シリーズでは2011年に4トラック、19センチのオープンリール・テー プを使用して復刻(GS 2069(廃盤))しました。しかし、今回は2トラック、38センチのオープンリール・テープを使用し、望みうる最上の形で再度復 刻しました。なお、当CDには歌詞対訳は付いておりません。ご了承下さい。(平林直哉)

DACAPO
MAR-8.226175(1CD)
NX-B06
ラスムッセン:交響曲第2番「地球、新たに」(2015)…ソプラノとバリトン独唱、男声合唱、大管弦楽のための ボー・スコウフス(Br)
シンディア・シーデン(S)
アカデミスカ・サングフェレニンゲン
ムントラ・ムジカンテル
ヘルシンキPO
ヨーン・ストルゴーズ(指)

録音:2015年9月12-14日ヘルシンキミュージックセンター、コンサート・ホール
※世界初録音
フェロー諸島で生まれ、ある時期はノルウェーに住み、現在はコペンハーゲンとフェロー諸島を行き来しているという作曲家 ラスムッセン(1961-)。生まれ育った島には音楽的な訓練を受ける施設はなく、祖母から譜面の読み方を学んだと言います。 一時期はジャズの影響を受け、電子音楽にも興味を持った彼は、1995年に最初の交響曲「OceanicDays」に着手します。 この作品は北欧評議会の音楽賞を受賞、他の財団からも補助金を受けるなど高い評価を受けると同時に、ラスムッセンの将来 も期待されることとなりました。その後は順調に作曲活動に勤しみ、数多くの作品を執筆。この交響曲第2番はノルウェー の神話に基づいた大規模な作品で、全ての世界を司る架空の樹、ユグドラシルにまつわる物語が描かれた神秘的で力強い音楽 に満たされています。ラスムッセンの良き理解者ストルゴーズによる世界初演時の録音です。

ES-DUR
ES-2066(2CD)
NX-B09
チャイコフスキー:交響曲第4番-第6番
交響曲第4番ヘ短調Op.36
交響曲第5番ホ短調Op.64
交響曲第6番ロ短調「悲愴」Op.74
ヴォルゴグラードPO
エドゥワルド・セーロフ(指)

録音:1993年6月
1937年にモスクワで生まれ6歳からピアノとヴァイオリンのレッスンを始めたセーロフ。1958年にモスクワ音楽院を卒業 した後、キエフ音楽院とレニングラードで作曲と演奏の研究を続けながら、エフゲニ・ムラヴィンスキーのアシスタントとな り、レニングラードPOと共演を果たします。その後はロシアを中心に数多くのオーケストラと共演、 1974年から1985年にはサンクトペテルブルク室内Oを指揮、1991年から1996年にはオーデンセSO、1995 年から2003年にはサラトフPOを指揮するなど、優れた実績を誇っています。録音も多く、NAXOS レーベルをはじめ、数々のレーベルでリリースしています。1993年、セーロフ56歳の壮年期に行われたこの録音は、彼の 最高傑作の一つとされる燃焼度の高い演奏です。ブックレットには日本語解説がついています。
★交響曲第5番の詳細レヴュー
ES-DUR
ES-2070(1CD)
NX-B09
C.P.E.バッハ:4つのシンフォニアと6つのソナタ
シンフォニアト長調Wq.183/4
管楽のための小ソナタニ長調Wq.184/1
管楽のための小ソナタヘ長調Wq.184/2
シンフォニアト長調 Wq.183/2
管楽のための小ソナタ変ホ長調Wq.184/4
管楽のための小ソ ナタト長調Wq.184/3
12のオブリガード・パートのためのシンフォニア ニ長調Wq183/1
管楽のための小ソナタイ長調Wq.184/5
管楽のため の小ソナタハ長調Wq.184/6
12のオブリガード・パートのためのシンフォ ニアヘ長調Wq183/3
アンサンブル・レゾナンス
リッカルド・ミナシ(指)

録音:2016年1月&6月
ハンブルクを拠点に、現代音楽とバロック音楽を中心とした幅広いレパートリーに取り組む「アンサンブル・レゾナンス」。 1994年に創設され、数々の作品を演奏し2014年には拠点のホール「レゾンナンツラウム(元は防空壕)」をオープンさせる など活発な活動を続け、2016年には細川俊夫の新作をハンブルクで初演したことで大きな話題となりました。常任指揮者を 置くことはなく、その時々に最も適合した音楽家を「アーティスト・イン・レジデンス」として迎え、数多くの奏者たちとも 共演、常に新たな音楽を探求しています。2016年12月には初来日も予定されている注目のアンサンブルです。ブックレッ トには日本語解説がついています。

Altus
TALT-004(2CD)
フルトヴェングラー・イン・パリ
ウェーバー:「オイリアンテ」序曲
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲
シューベルト:交響曲第8番「未完成」
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
ウィルヘルム・フルトヴェングラー(指)BPO

録音:1954年5月4日/パリ・オペラ座
「そのピアニッシモの秘儀、そのわずかな陰影、そのフレージングの気品によって、われわれはその音楽が、あたかも魂が呼吸するかのように、人間の最も奥深い場所から生まれてくるのを感じた」(ル・メネストレル誌/1929年5月)。
フルトヴェングラー最晩年のライヴであり、録音の良さもトップクラスとして知られる1954年パリ・ライヴ。INAオリジナルの音を用いたTAHRA盤をリマスタリング再発売。音に一段と迫力が出て、金管の伸びも抜群。素晴らしい音質で蘇りました。あらゆる管弦楽法の効果を満喫できるウェーバー、偉大な構築力に圧倒されるブラームス、破滅的な暗さを持つシューベルト、異様な緊張感で突き進むベートーヴェン。フルヴェン得意のレパートリーで固め、一夜の演奏会とは思えぬ充実の完成度。全く衰えぬ逞しい指揮が実に感動的です。 (Ki)

Altus
TALP-021(2LP)
国内プレス
税込税込
フルトヴェングラー・イン・パリ
[LP1/A] 
ウェーバー:「オイリアンテ」序曲
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲
[LP1/B]
シューベルト:交響曲第8番「未完成」
[LP2/A] 
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」〜第1,2楽章
[LP2/B] 
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」〜第3,4楽章
ウィルヘルム・フルトヴェングラー(指)BPO

録音:1954年5月4日/パリ・オペラ座
「そのピアニッシモの秘儀、そのわずかな陰影、そのフレージングの気品によって、われわれはその音楽が、あたかも魂が呼吸するかのように、人間の最も奥深い場所から生まれてくるのを感じた」(ル・メネストレル誌/1929年5月)。
フルトヴェングラー最晩年のライヴであり、録音の良さもトップクラスとして知られる1954年パリ・ライヴ。INAオリジナルの音を用いたTAHRA盤からアナログ・マスターテープを作りLP化しました。かつてない深みのある生々しい音像がお聴き頂けます。あらゆる管弦楽法の効果を満喫できるウェーバー、偉大な構築力に圧倒されるブラームス、破滅的な暗さを持つシューベルト、異様な緊張感で突き進むベートーヴェン。フルヴェン得意のレパートリーで固め、一夜の演奏会とは思えぬ充実の完成度。全く衰えぬ逞しい指揮が実に感動的です。

GEGA NEW
GD-384(1CD)
ショスタコーヴィチ:交響曲全集Vol.5
交響曲第13番変ロ短調「バビ・ヤール」Op.113
ウラディミール・ペトロフ(B)
エミール・タバコフ(指)
ルガリア国立RSO、男声cho

録音:2012 年11 月ブルガリア国立放送スタジオ1(セッション)
GEGA NEW が進めるエミール・タバコフ指揮ブルガリア国立RSOによるショスタコ ーヴィチ交響曲全集シリーズの最新録音。これまでに第4、8、7、11 番の順でリリースされ、そ のいずれもがコアなファンから熱烈に支持されてきました。今回はショスタコーヴィチ後期の最 高傑作との呼び声高い「バビ・ヤール」。自らが優れた作曲家でショスタコーヴィチやシュニト ケの影響を受けた作品を精力的に発表するタバコフはここでも作品を緻密に分析した上で自 らと作品を同一化させ、作曲者と共に泣き、吠えるといった熱狂的な演奏を繰り広げます。ウ ィーンやシカゴ、ロンドンなどの一流オーケストラの洗練度には到底及ばないものの、東欧の オーケストラでしか表現できない、ゴリゴリとした手触り、土の香りを思わせる独特の音色はショ スタコーヴィチの表したかったものに最も近いはずだ、と言っても言い過ぎではないでしょう。 指揮者、オーケストラ、声楽陣ともに作品に対する愛と共感にあふれた熱演です。これまでと 同様、スタジオにおける丁寧なセッション録音。全てのショスタコーヴィチ・ファン必聴です。

Capriccio
C-8007(1CD)
NX-A13
バッハの息子たちの音楽
ヨハン・クリスチャン・バッハ(1735-1782):シンフォニアト短調Op.6
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714-1788):ハープシコード協奏曲ト短調Wq6
ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ(1710-1788):アダージョとフーガニ短調Falk65
ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ:シンフォニアニ長調−カンタータ「DiesistderTag」Falk64より
ヨハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハ(1732-1795):シンフォニアニ短調Wfv1/3
ヨハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハ:シンフォニア変ホ長調Wfv1/10
ゲーラルト・ハムビッツァー(ハープシコード)
コンチェルト・ケルン
ヴェルナー・エールハルト(指)

録音:1988年11月6-9日リントラークルトゥアツェントゥルム
ケルンでフランツ・ヨーゼフマイヤーとシギスヴァルト・クイケンからバロッ クヴァイオリン奏法を学び、カール・ハインツ・ ブレーメケに指揮法を学んだエールハルトの代表的録音「バッハの息子たちの音 楽」の再発盤。 バロック期から古典派の過渡期に書かれたこれらの曲は、バッハだけでなくテレ マンなど数多くの先人たちの影響を受けなが らも、新たな時代を予見させる重要な作品群です。コンチェルト・ケルンは1985 年に創立されたバロック・アンサンブルで、 常任の指揮者を置かずに柔軟で自発的な演奏をすることで知られています。


Treasures
TRE-148(1CDR)
L・ルートヴィヒ〜「未完成」&「新世界」
モーツァルト:歌劇「イドメネオ」序曲*
シューベルト:交響曲第8番「未完成」
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界から」#
レオポルド・ルートヴィヒ(指)
ハンブルク国立歌劇場O*、LSO

録音:1960年代中期*、1959年11月17日、11月16日#(全てステレオ)
※音源:独EUROPA E-177*、日COLUMBIA MS-1102EV
◎収録時間:68:11
“斜に構えず、誇張せず、音楽の魂をひたむきに追求!”
■音源について
2つの交響曲はエヴェレスト音源ですが、全帯域に渡りバランスが良く、プレスにもムラがない日本プレス使用しました。

★シューベルトもドヴォルザークも、ロンドン響の機能美と潜在的な表現意欲を出し尽くした素晴らしい演奏。埋もれたままではあまりにも惜しい逸品です。
「未完成」の第1楽章は、衒うことなくごく標準的なテンポで進行しながら、内省美と内なる炎を兼ね備えたニュアンスを常に携え、特に展開部の充実ぶりが忘れられません。第2楽章は、 シューベルトに共感しきれない指揮者ほど間が持たず、音楽に過剰なコントラストを施しがち ですが、ルートヴィヒにはそんな誤魔化しは無用。6:41からの木管の旋律と弦のリズムが一体 となって進行するシーンは、木管を透徹した響きで際立たせる演奏もありますが、ルートヴィ ヒは決して音楽の構造を解析するような真似はしません。しかもロンドン響には珍しく、人肌 のぬくもりを持つ音色で一貫しているので、より心に染みます。 その素朴な音色を活かして、人間味満点の演奏に結実させているのが「新世界」。ケルテス、 ロヴィツキ、C.デイヴィスと、ロンドン響による「新世界」は全て逸品揃いですが、研磨剤を 用いない「作りたての味」と純粋な情熱という点で、他とは大きく一線を画しています。中でも特筆したいのは、第3楽章の結晶度の高さ! テンポも相当速いですが、どこにも無理がなく、その自然発火的な勢いが完全に作品と一体化 しているのです。終楽章もライヴ録音のような白熱ぶり。コーダの9:22から、トランペットの みならずホルンも同じテンションで全身で吹きまくる様は、何度聴いても鳥肌が立ちます。 ルートヴィヒは、決して地味な指揮者ではありません!【湧々堂】

Lyrita
(Itter Broadcast Collection)
REAM-1130(1CDR)
サール:作品集
交響曲第3番 Op.36「ヴェネツィア」*(BBC放送日:1971年7月12日)
交響曲第5番 Op.43+(BBC放送日:1966年3月12日)
ゾディアック変奏曲 Op.53**(BBC放送日:1970年7月7日)
迷宮 Op.56++(BBC放送日:1971年11月23日)
ジョン・プリッチャード(指)BBCSO*、
ローレンス・レナード(指)ハレO+
ローレンス・フォスター(指オーケストラ・ノヴァ・オヴ・ロンドン**、
ルイ・フレモー(指)バーミンガム市SO++
「Itter Broadcast Collection」は、リリタ(Lyrita)の創設者リチャード・イッターが所有していたBBCの放送録音を収録したテープ、アセテート盤からの復刻によるシリーズ。
「サール番号(S)」に代表されるリストの研究者として高名なハンフリー・サール(1915−1983)。アイアランド、ウェーベルンに師事し、イギリスにおける十二音技法の先駆者的存在でもあるサールの作曲家としての功績を知ることのできる貴重な作品集です。 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
Lyrita
SRCD.357(1CDR)
ファン・ディーレン:交響曲第1番 Op.6*
Introit to Topers' Tropes/エレジー+
ウィリアム・ボートン(指)BBCウェールズ・ナショナルO&cho
ラファエル・ウォルフィッシュ(Vc)+、
レベッカ・エヴァンス(S)*、
キャスリン・ウィン=ロジャーズ(A)*、
ネイサン・ヴェイル(T)*、
モーガン・ピアーズ(Br)*、
デイヴィッド・ソアー(Bs)*
生地であるオランダからイギリスへと活躍の場を移し、特にロンドンの音楽サークルでその名を知られた19世紀後半〜20世紀前半の作曲家、ベルナルド・ファン・ディーレン(1887−1936)。中国語の歌詞を持つことから「中国交響曲」とも呼ばれる「交響曲第1番」は、5人の独唱、混声合唱とオーケストラのための書かれた初期の代表作。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

BR KLASSIK
BR-900148(1CD)
NX-B05
R・シュトラウス:アルプス交響曲
死と変容Op.24*
バイエルンRSO
マリス・ヤンソンス(指)

録音:2016年10月13-15日ライヴ
2014年2月24-28日ライヴ*
ミュンヘンフィルハーモニー・ガスタイク
まるで映画音楽のように壮大で劇的な《アルプス交響曲》は、リヒャルト・シュトラウスの実体験に基づい て書かれた作品です。14歳、もしくは15歳のリヒャルト・シュトラウスが挑んだのはバイエルン州とチ ロル州の国境にあるドイツの最高峰ツークシュピッツェ(高さ2962m)。夏山の美しい自然と、荒々しい 雷雨を体験した彼は登山の翌日にピアノでこの経験を再現したといいます。そして20年後の1902年に「ア ンチクリスト、アルプス交響曲」というタイトルでスケッチされ、一旦は4楽章の交響曲として構想され ますが、結局は1911年、ガルミッシュの山荘で現在の形としての完成をみることになりました。 登山の道行きは夜明けから始まり、崇高な日の出を見つつ山道を辿り、多くの自然と触れ合いながら道に迷 いつつも、頂上を目指します。下山中に雷雨に遭遇、自然の脅威に畏怖するも、無事下山。登山者は無事に 帰途に着くのです。ヤンソンスは冒頭からゆったりとした歩みで、各々の場面を情感豊かに描いていきます。 もちろん後半のクライマックスも万全の仕上がり。ヤンソンスの細部へのこだわりと、迫力ある造形により、 聴き手はまるで自分自身が登山を終えたかのような満足感を抱くでしょう。 同時収録の《死と変容》は、20代の多感なシュトラウスの心情が反映された作品。ヤンソンスはオーケス トラの持ち味を存分に生かし、うねる感情を丁寧に描き出しています。 艶やかな弦楽器、パワフルな金管楽器、滑らかな木管楽器など各々のパートが渾然一体となった輝かしい響 きは,バイエルン放送交響楽団の特徴とも言える独特な音色です。

Edition HST
HST-095(1CD)
税込定価
J.B.ヴァンハル:交響曲集第15巻Bryan C8、D6、Es14
交響曲ニ長調Bryan D6 ( 1764-67? )
交響曲ハ長調Bryan C8 ( 1772-73? )
交響曲変ホ長調Bryan Es14 ( 1765-66? )〜伝ヴァンハル?:ディッタースドルフ作?=Grave Es15
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ
リーダー;松井利世子(Vn)

録音: 2013 年 5 月東京・三鷹市風のホール、2011 年11 月東京オペラシティ近江楽堂 (Es14) ライヴ
1770年代、一番のヴァンハル交響曲のコレクターであった、クラム・ガラス・コレク ションから世界初録音を含む3曲収録。ハ長調第8番は、イタリア留学直後の作と想 定され、第一楽章は後半はホ短調からの疾風怒濤の長大な展開となる。変ホ長調 第14番は、20世紀までヴァンハル作としても伝承されたが、一方ではディッタースド ルフ作とのカタログ記載もあることから、ブライアン氏はディッタース作としたが、あん がい共同制作の可能性もないとは言えないかもしれない。



ARTHAUS
ARTH-109289
(2DVD+2CD)
NX-L01

ARTH-109291
(2DVD+2LP)
NX-M02
クレンペラー・ドキュメンタリー

■DVD1
ロング・ジャーニー〜彼の生きた時代(フィロ・ブレフスタイン制作)
■DVD2
ラスト・コンサート(フィロ・ブレフスタイン制作)
■特典映像
1.ブーレーズへのインタビュー(1972)
2.エルンスト・ブロッホへのインタビュー(1972)
3.リハーサル断片映像(1971年9月26日)
■CD、LP
(1)ベートーヴェン:「シュテファン王」序曲
(2)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番*
(3)ブラームス:交響曲第3番
オットー・クレンペラー(指)
ニュー・フィルハーモニアO
ダニエル・アドニ(P)*
録音:1971年9月26日:ロンドンロイヤル・フェスティヴァル・ホールでのコンサート(モノラル)

<DVD>収録時間:100分(ロング・ジャーニー),74分(ラスト・コンサート),35分(ボーナス)/音声:ステレオ2.0/字幕:独,仏,日本語,韓(ボーナス映像に字幕はつきません)/画面:16:9(ロング・ジャーニー),4:3(ラスト・コンサート/ボーナス)/REGION All(Code:0)/片面二層ディスク×2
<CD>収録時間:88分、音声:MONO(デジタル・リマスター)
〈LP〉180g、収録時間:88分、音声:MONO(デジタル・リマスター)
〈ロング・ジャーニー〜彼の生きた時代〉
往年の名指揮者クレンペラーの生涯を、関係者の証言や本人の言葉と映像で構成した貴重な映像です。クレンペラーに強い影響を与え、指揮者となるきっかけを与えた恩師マーラーとの出会いから、当時の前衛的な音楽への強い関心、第二次大戦前夜、ベルリンのクロル歌劇場を追われ、亡命先のアメリカ体験、戦後欧州に復帰後の活躍と挫折、そして復活。波乱万丈の一生が動画や写真とともにリアルに語られていきます。リヒャルト・シュトラウス、シェーンベルク、エルンスト・ブロッホなど、同世代の作曲家、音楽家、思想家とのかかわりの中に描かれるクレンペラーの生涯と、20世紀文化の歴史も同時にあぶりだす見応えのあるドキュメンタリーです。
〈ラスト・コンサート〉
1971年9月26日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホールで行われたクレンペラーのコンサート。この年、すでに86歳という高齢に達していたクレンペラーですが、まだまだ彼には多くの将来へのヴィジョンがありました。しかし、クレンペラーはこの9月26日のコンサートを最後に、二度と指揮台に上がることはなく、演奏の再開を望むファンの声も空しく、1973年にこの世を去るのです。リハーサルを含めたこの映像は、クレンペラーの指揮姿だけでなく、彼から多くの薫陶を受けた楽団員の言葉や、アシスタントを務めていたアントニー・ボーモントの証言が織り込まれており、クレンペラーが発する強烈なカリスマ性と、「テンポが遅い」と称される一種独特な音楽作りの秘密の数々を知ることができる、非常に貴重な映像です。指揮台まで支えられながら歩みを進めるクレンペラーが、指揮棒を振り下ろした瞬間、別人のように変貌し、凄まじい音楽を奏で始める姿には感動を覚えずにいられません。
コンサートは既出の音源ですが、アーカイヴ音源の復刻に定評のある独Archiphon社により、新たにオリジナルテープから丹念なリマスタリングが施されています。

APARTE
AP-131(1CD)
アンリ=ジョゼフ・リジェル(1741-1799):交響曲第4番 ハ短調 op.12
ジュゼッペ・サルティ(1729-1802):lo d’amore, oh Dio! Mi moro〜「見捨てられたディドーネ」よりセレーナのアリア*
J.C.バッハ:Semplicetto, ancor non sai〜「エンディミオーネ」よりディアーナのアリア
ハイドン:交響曲第85番「王妃」変ロ長調 Hob I:85
ジュリアン・ショヴァン(指)
ル・コンセール・ド・ラ・ローグ
サ ンドリーヌ・ピオ ー(S)

録音:2016年3月
*世界初録音
ハイドンのパリ交響曲(第82-87番)を録音するプロジェクトの第1弾。当時の演奏会習慣に則り、交響曲をメインに据え、様々な編成の楽曲でプ ログラムが構成されています。1曲目のリジェルの交響曲は管楽器の活躍も印象的な、ドラマティックな作品。2曲収録のソプラノ・アリアでは、サンドリー ヌ・ピオーが客演しています。ハイドンの「王妃」では快活なテンポで、きざむ弦のリズムが小気味よい演奏です。 ル・コンセール・ド・ラ・ローグは2015年、ヴァイオリン奏者のジュリアン・ショヴァンによって設立されました。この名称は、1783年に設立され、 ハイドンの「パリ交響曲」もこの団体のために書かれたコンセール・ド・ラ・ローグ・オランピックにちなんでいます。この団体は、マリー=アントワネッ ト下のチュイルリー宮でレジデント・オーケストラを務めた、フランス、そしておそらくヨーロッパ随一の楽団でした。メンバーはほぼ全員フリーメイソンによっ て構成され、名称のLogeもフリーメイソンのLodgesに因んでいます。ショヴァンはOlympicという文言を団体名に使うことをオリンピック委員会から 禁止されたため、2016年から名称をル・コンセール・ド・ラ・ローグとして活動を続けています。 (Ki)

LPO
LPO-093
NX-A13
ベートーヴェン交響曲第1番ハ長調Op.21
交響曲第4番変ロ長調Op.60*
クルト・マズア(指)LPO

録音:2004年11月24日、2004年11月27日* ロンドンロイヤル・フェスティヴァル・ホールサウスバンク・センター
2000年〜2007年までロンドンPOの首席指揮者を務めたクルト・マズアは、任期中に150回を超 える公演を行い、また自主制作である「LPOレーベル」を立ち上げるなど、楽団の発展に寄与しました。レーベル初リリー スとなったショスタコーヴィチの交響曲第1番・第5番(LPO-1)は2004年11月24日と27日に録音されましたが、この 両日のプログラムには、それぞれベートーヴェンの交響曲が含まれていました。マズアはこれらの交響曲を単なるバロックか ら古典派への中継点ではなく、後のシューマンやベルリオーズに強い影響を与えた重要な作品として表現したため、「第1番」 を聴いた時の聴衆は、その演奏に心から感動し、マズアの強烈な音楽性に心打たれました。また3日後に演奏された「第4 番」も、普段は第3番と第5番の影に隠れる地味な存在の交響曲ですが、「天地創造」の冒頭“混沌の描写”を思わせる序奏を 経て、奏でられる第1主題がこんなに喜ばしく奏されるのを聴くと、この作品の重要性が再認識できるでしょう。どちらも 初CD化となります。

DREYER-GAIDO
DRECD-21100
(1SACD)
ラフマニノフ:交響曲第1番ニ短調 Op.13 ガブリエル・フェルツ(指)
ドルトムントPO

録音:2016年2月23日−24日、ドルトムント・コンツェルトハウス(ドイツ)
シュトゥットガルト・フィルとの大胆かつ斬新な解釈でマーラー演奏に新風を吹き込み、2013−14シーズンからはドルトムント市の音楽総監督とドルトムント・フィルの首席指揮者という重責を担うドイツの鬼才ガブリエル・フェルツ。演奏、録音ともに高評価を得た「交響曲第2番」(CD 21090)に続く、フェルツ&ドルトムント・フィルのラフマニノフ・チクルス第2弾は「交響曲第1番」!ドイツ指揮界の若き鬼才が描く濃密なロシアン・ロマンティシズムの世界が、再び話題を呼ぶことは間違いないでしょう。
定評のあるドルトムント・コンツェルトハウスの音響、そして世界最高峰のレコーディング・チーム「トリトナス」(エンジニア:マルクス・ハイランド)の録音にも要注目。

ANALEKTA
AN-29893(1CD)
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調 ジャン=フィリップ・トランブレ(指)
フランコフォニー・カナディエンヌO

録音:2006年8月
初紹介旧譜
フランコフォニー・カナディエンヌO(カナダ・フランス語O)は、ズーカーマンのアシスタントなどを務め、現在は世界を舞台に活躍する若きカナダ人マエストロ、ジャン=フィリップ・トランブレが2001年に創設したアカデミー・オーケストラ。すでにプロとして活躍中の若手奏者たちも参加するなど、フレッシュな生気に満ちたオーケストラのレベルは高い。

BMC
BCD-9474(1CD)
チャールズ・ウォリネン(b.1938):交響曲第8番「神学上の見解」(2005-06)
ピアノ協奏曲第4番(2003)*
ジェームズ・レヴァイン(指)ボストンSO
ピーター・ゼルキン(P)

録音:2007年2月15-17日、 2005年3月24-26,28日* ボストン
小澤征爾の後を継いで 2004 年よりボストン響の音楽監督に就任したレヴァインはと りわけ現代音楽の演奏、普及に積極的に取り組み、2011 年にそのポストを退くまで実 に 12 作品の世界初演を行った。このディスクではアメリカ東海岸を代表するウォリネン の 10 年ほど前の大作を 2 曲収録している。ウォリネンはニューヨーク出身。アメリカで 独自の発展を遂げた12 音技法のひとつの考え方であるピッチクラスセット理論を基礎 とした作曲を行っている。交響曲第8 番は無調音楽特有の厳しい表情の中に時折り見 せるクリスタルのように澄み切った抒情が魅力的。ボストン響の見事なアンサンブル、 各奏者の妙技、名人芸が聴きどころ。武満徹とも親交の深かったピーター・ゼルキンを ソリストに配したピアノ協奏曲は円熟期を迎えたゼルキンの枯淡とは程遠い切れ味の 鋭いヴィルトゥオーゾぶりに驚嘆。いずれもボストン・シンフォニー・ホールで数日間、 念入りに行われたセッション録音。2016 年下半期の現代音楽部門要注目ディスク。

MSR
MS-1614(1CD)
バーバラ・ハーバックの音楽Vol.11」〜管弦楽作品集V
交響曲第7 番「おお、開拓者よ!」
交響曲第8 番「緋文字」
交響曲第9 番「神聖な交響曲」
交響曲第10 番「ファーガソンのための交響曲」
デヴィッド・アンガス(指LPO

録音:2015 年10 月24 日〜26 日
アメリカの現代音楽作曲家バーバラ・ハーバック。マルチな活躍をしており、作曲の他、オルガニスト、チェンバロ奏者(ソレールのソナタ全集全 120 曲も録音!MS1300)としても活躍している。作品は交響楽、歌劇、ミュージカル、TV、映画のための音楽と幅広い分野に携わっている。女性作曲家らしい繊細さと、アメリカのよき伝統を感じさせる抒情的なものばかり。ポピュラー的な要素も多く親しみやすい。今作は世界初録音となる交響曲を 4 曲。第7番は20 世紀初期のアメリカを代表する女流作家ウィラ・キャザーの代表作「おお、開拓者よ!」をハーバックがオペラ化し、その楽曲を交響曲に改作したもの。第8 番は小説家ナサニエル・ホーソーンの代表作「緋文字」にインスピレーションを得た作品など、華やかでストーリー性があり、映画音楽のような聴きやすいメロディで、多彩な魅力に溢れています。


Treasures
TRE-147(1CDR)
G・L・ヨッフム〜シューマン&ブラームス
シューマン:交響曲第1番「春」Op.38
ブラームス:交響曲第2番ニ長調Op.73*
ゲオルク・ルートヴィヒ・ヨッフム(指)
ベルリンRSO、スウェーデンRSO*

録音:1951年6月10日、1957年7月5日*(共にモノラル)
※音源: RVC RCL-3310、BIS LP-331/333*
◎収録時間:64:52
“高名な兄以上の統率力と高潔な精神力を感じさせる凄演!”
■音源について
オイゲン・ヨッフムの弟、G.L.ヨッフムの録音は極めて少なく、ウラニアのブルックナーの交響曲が知られる程度。その演奏でも、G.L.ヨッフムの指揮の特徴ははっきり聞き取れますが、なにせヒトラー肝煎りのオケによる演奏ですので、先入観なしに味わうのは難しかもしれません。その点ここに収録した2曲は、心置きなく感動していただけると思います。シューマンは、日本で発売されたG.L.ヨッフムのLPは、伴奏もの以外ではこのシューマンが唯一と思われます。

★私のG.L.ヨッフム初体験は、ブルックナーではなくこのシューマン。聴いた途端に大いに感動したと同時に、かつてナチ党員だったという理由だけで葬り去っては大損失だと確信しました。その音楽作りは、兄オイゲンが南欧的でロマン主義的とするなら、G.Lヨッフムはもっと現代的で、造型のメリハリ重視型。響きの凝縮力とオケの統率力は、兄よりも上かもしれません。トスカニーニほどザッハリヒではなく、フレージングにしなやかさと美しさを湛える資質はブルックナーでも存分に発揮していましたが、ここではその高次元の芸術を更に良い音で堪能できるのです!
シューマンは、まさに春爛漫!第1楽章主部は一途な推進力に溢れながら、細部にまで配慮が行き届き、第2主題の木管を支える弦の刻み(2:26〜)など、ジョージ・セルのような緻密さを見せます。展開部で金管楽器の補強措置が当然のように響くのは、G.Lヨッフムの並外れたバランス感覚の証左。第2楽章は更に求心力絶大。この楽章だけでも並の名演ではないことを実感いただけることでしょう。長い音を引き伸ばす際に独特のクレッシェンド効果を与える(第1楽章7:42〜など)のは、他の録音でも聴かれる特徴ですので、G.Lヨッフムの趣味かもしれませんが、これはスタイルとしてはむしろ旧タイプ。そうした単純にカテゴライズできない独自のスタイルを堪能するのも一興です。
このシューマンだけでも手応え十分ですが、ブラームスがまた凄い!第1楽章第1主題の弦のシルキーさ、第2主題の心震わせた歌に心奪われない人がいるでしょうか?フレーズの冒頭に明確な意思を持ってアクセントを配して音像を明瞭化させるなど、音楽を曖昧模糊とさせない徹底した配慮にも要注目。第2楽章は、テンポのメリハリ感が強烈。それに伴い感情の起伏が生々しく表出されます。終楽章は8分台の高速モードですが、高潔な精神が最後まで漲らせながら手に汗握る高揚を築き、聴後は最良のブラームスを味わい尽くしたという満足感で満たされること請け合い!
ちなみに、2曲ともライヴ録音ながら拍手も会場ノイズもないので、放送用録音と思われます。【湧々堂】

Onyx
ONYX-4162(2CD)
チャイコフスキー:交響曲第3番ニ長調 Op.29 「ポーランド」
交響曲第4番ヘ短調 Op.36
交響曲第6番ロ短調 Op.74 「悲愴」
ワシリー・ペトレンコ(指)
ロイヤル・リヴァプールPO
2006年9月にワシリー・ペトレンコを首席指揮者(Principal Conductor。2009年9月からはChief Conductor)に迎え、世界を舞台に快進撃を続ける英国の名門オーケストラ、ロイヤル・リヴァプールPO。絶好のスタートを切ったペトレンコ&RLPOによるチャイコフスキーの交響曲全集は、第3番「ポーランド」、第4番、第6番「悲愴」を収録した第2巻で完結! 交響曲の第1番、第2番、第5番を収録した第1巻(ONYX 4150)は、レコード芸術海外盤REVIEWで「今月の注目盤」&「今月の特選盤」に選ばれ絶賛されたほか、英グラモフォン誌ではEditor's Choiceに選定、UKクラシカル・チャートのTOP10に7週連続でランクインするなど、世界中で大きな反響を得ているだけに、第2巻にかかる期待も相当なもの!

BIS
BISSA-2178(2SACD)
チャイコフスキー:後期三大交響曲
交響曲第4番 ヘ短調 Op.36
交響曲第6番 ロ短調 Op.74「悲愴」*
交響曲第5番 ホ短調 Op.64#
クリスティアン・リンドベルイ(指)
アークティックPO

録音:2012年1&2月ハルスタド文化会館(ノルウェー)#、
2015年4月、2016年2月* ボードー(ノルウェー)
ロンボーンの神様、クリスティアン・リンドベルイ(クリスチャン・リンドバーグ)によるチャイコフスキーの後期交響曲集が 完成しました。近年、リンドベルイは指揮活動に力を入れておりますが、その中でも当録音は指揮者としてのリンドベルイの実力を実感できる素晴らしい 出来栄えです。トロンボーン奏者であるリンドベルイだけあって金管の歯切れのよさ、オーケストレーションの華やかさは一際光った演奏です。またアーク ティック・フィルの見事なアンサンブル能力の高さも好印象です。交響曲第5番は既発ディスク(BISSA-2018)に収録されておりますが、今回後期交 響曲集としてまとめてリリースされます。 (Ki)

ALTO
ALC-1331(1CD)
バラキレフ:交響曲第1番ハ長調
交響詩「ルーシ」
交響詩「タマーラ」
ソヴィエト国立SO
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指)

録音:1974年、ADD/1978年、ADD+
原盤:Melodiya
前出:Regis, RRC 1131
(C)1990, Gramzapis / 2002, CDK Music
ALTO
ALC-1339(1CD)
モーツァルト:交響曲集
第39番変ホ長調 K.543
第40番ト短調 K.550
第41番ハ長調「ジュピター」K.551
カール・ベーム(指) BPO

録音:1962年
原盤:Deutsche Grammophon



オクタヴィア
OVCX-00100(12CD)
税込定価
2016年11月18日発売
ショスタコーヴィチ交響曲全集

交響曲第1番(2種類演奏)
交響曲第2番「十月革命に捧げる」
交響曲第3番「メーデー」
交響曲第4番/交響曲第5番
交響曲第6番
交響曲第7番「レニングラード」
交響曲第8番/交響曲第9番
交響曲第10番
交響曲第11番「1905年」
交響曲第12番「1917年」
交響曲第13番「バビ・ヤール」
交響曲第14番「死者の歌」
交響曲第15番
井上道義(指)
サンクトペテルブルクSO(第1番-第3番、第5番-第7番、第10番、第13番)、
千葉県少年少女O(第1番)、
東京PO(第4番)、
新日本PO(第8番、第9番、第15番)、
名古屋PO(第11番、第12番)、
広島SO(第14番)
セルゲイ・アレクサーシキン(Br)(第13番、第14番)
アンナ・シャファジンスカヤ(S)(第14番)
栗友会cho(第2番、第3番)
東京オペラシンガーズ(男声合唱)(第13番)

録音:2007年11月3日(第1番-第3番)、11月4日(第5番、第6番)、11月10日(第1番、第7番)11月11日(第10番、第13番)、11月18日(第14番)、12月1日(第4番)、12月5日(第11番、第12番)、12月9日(第8番)、2016年2月13日(第9番、第15番)日比谷公会堂にてライヴ収録
「今はショスタコーヴィチは僕自身だ!」と語る井上道義が、2007年に成し遂げた大偉業が遂にパッケージとなりました。 昭和のクラシックの殿堂として多くのコンサートが行なわれてきた日比谷公会堂にて、2007年に行なわれた 「ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏会at日比谷公会堂」。当公演では計1万人を上る観客を動員し、国内外の各オーケストラが競うように快演を生み、各方面で絶賛の嵐を受け、大成功を収めました。 当アルバムは一部2016年の公演を入れて、全集となりました。 井上道義の全てをかけたショスタコーヴィチへの挑戦。 「ショスタコーヴィチが経験してしまったような戦争に、われわれが再び妨げられるようなことになりませんように北の国を含むすべての国々との文化の交流を!」と語る井上道義。 日本人指揮者では、まだ誰も成し遂げていない一大プロジェクトをぜひお聴き下さい。(オクタヴィア)
オクタヴィア
OVCL-00610(1SACD)
税込定価
2016年11月18日発売
ハイドン交響曲集Vol.1
交響曲 第35番 変ロ長調
交響曲 第17番 ヘ長調
交響曲 第6番 ニ長調 「朝」
飯森範親(指)日本センチュリーSO

録音:2015年6月5日 大阪、いずみホール にてライヴ収録
日本センチュリー交響楽団と首席指揮者を務める飯森範親とが行なっている一大プロジェクト「ハイドン・マラソン」より記念すべき第1回目の公演がCD化となりました。 第1回目からでもそのクオリティの高さは際立っています。一音一音隅々まで行き届いた精緻なアンサンブル。統一された音色感。飯森&日本センチュリー響のもつ独特の鮮やかサウンドがホールを満たします。 各方面より絶賛を受ける当シリーズは、現在進行形で進んでおり、ますます評価、注目度が増しています。(オクタヴィア)

Profil
PH-16089(2CD)
ブルックナー:交響曲第9番ニ短調(ゲルト・シャラー校訂による完全版) ゲルト・シャラー(指)
フィルハーモニー・フェスティヴァ

録音:2016年7月/エーブラハ大修道院付属教会(ライヴ)
指揮者としてのブルックナーの全交響曲はもとより、オルガニストとして全オルガン曲まで録音したゲルト・シャラー。誰よりもブルックナーの音楽を愛し、 熟知するシャラーが未完の交響曲第9番を自身で完成させ世に問います。
シャラーは最初期のスケッチまでさかのぼり、できうる限り草稿を比較・検討して現行版に散在するギャップをなくすよう努めたとのこと。11篇の交響 曲録音で方法論を見出した彼は、ブルックナーの作曲技法と語法で欠落個所を補筆して完成。加筆箇所に違和感を覚えないよう、首尾一貫した明確なブ ルックナー的様式を示しています。 約25分の新フィナーレ。これぞ9番の終楽章の真の姿としか思えぬ説得力で感動させられます。これほどの四楽章版が生まれた以上、重要なレパー トリーになりうる可能性を秘めています ゲルト・シャラーは1965年バンベルク生まれ。1993年にハノーファー州立歌劇場で指揮者としてのキャリアをスタートさせ、1998年にブラウンシュ ヴァイク州立歌劇場、2003年から2006年までマグデブルク劇場の総音楽監督を務めました。ブルックナーのエキスパートで、ついにはオルガン独奏曲 まで奏してしまうほどのこだわり。 (Ki)


Treasures
TRE-152(1CDR)
ワルベルク〜モーツァルト&シューベルト
モーツァルト:交響曲第40番ト短調K.550*
シューベルト:交響曲第3番ニ長調D.200
 交響曲第5番変ロ長調D.485
ハインツ・ワルベルク(指)
バンベルクSO

録音:1961年3月*、1962年12月(全てステレオ)
※音源:日COLUMBIA MS-4*、独Opera St-1985
◎収録時間:77:26
“ただの純朴指揮者ではない!ワルベルク流の音楽の息づかせ方!”
■音源について
全て独Operaへの録音ですが、モーツァルトは優秀な日本盤を使用。当時のバンベルク響の木目調の風合いをしっかり伝えています。Opera盤のジャケットは例によってシンプルな統一デザインなので、ここではOrbis盤のジャケを使用。

★決して作品を弄り回さず、音楽を窮屈なものにしないワルベルクの魅力が満載!強烈な個性を売り物にしないアーチストは、どんなに心を尽くした演奏を繰り広げても「歴史的名演」という賞賛を得られないのが世の常ですが、ここに聴くシューベルトは、Opera盤で聴くことで、まさにその名に値する逸品だと確信しました。通常なら「誠実な良い演奏」くらいの評価でしょうが、とんでもない!聴けば聴くほど、ベームやビーチャム等の有名盤と拮抗するか、それ以上の魅力に気付かされます。
まず、そのベースを担っているのがバンベルク響の温かな響き。それがワルベルクの飾らない人柄と一体化するのですから、いかに音の全てが琴線に触れるか想像いただけると思います。しかも曲が、シューベルトの音楽性が最も自然体に表れている「3番」「5番」というところもポイント。この三者のブレンド効果は筆舌に尽せず、これほど条件の揃った演奏は例を見ません。
「第3番」は、1楽章主部や第3楽章のテンポ、響きの厚み加減、リズムの弾力と、これぞシューベルト!と膝を打つこと必至。特に第3楽章は史上最高の名演!、恣意性皆無の絶妙なリタルダンドを経て滑り出す中間部を聴いて、他の演奏を聴きたくなる人などいるでしょうか?いったいどうやったら肩の力を入れることなく、これほど自然に音楽の感興を導き出せるのでしょう。単にオケに引きたいように弾かせるだけでは、これほどの味わいは生まれないはずです。
「第5番」ではその秘訣がちらっと垣間見えます。第1楽章コーダ4:46から、弦が実体感を伴って駆け上がる走句もそうですが、さらにハッとするのが第2楽章冒頭。通常は第1音からレガートで弾かれますが、ここでは第1音で一旦弓を弦から離しています。これは、アウフタクトの意味をしっかり捉えている証しで、これぞ叩き上げ指揮者のこだわり!それでもそこに厳格性を感じさず、あくまでも音楽があるべき姿で息づいていることを感じていただけるでしょう。
「渋い」とか「素朴」といった形容で済まされる演奏家に対しては、その本質を探る余地がまだまだあることを改めて思い知らされました。【湧々堂】

NORTHERN FLOWERS
NF/PM-A99117(2CD)
ボリス・ティシチェンコ(1939-2010):交響曲第4番 Op.61(1974)
力の交響曲 [Sinfonia di forza]/怒りの交響曲 [Sinfonia di rabbia]
悲しみの交響曲 [Sinfonia di tristezza]/残酷の交響曲 [Sinfonia di crudelta]
復活と優しさの交響曲 [Sinfonia di risorgimento e tenerezza]
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指、朗読)
レニングラードPO


録音:1978年11月17日、ライヴ、レニングラード・フィルハーモニー大ホール、レニングラード、ロシア、ソヴィエト
イタリア語のタイトルを持つ5つの小交響曲から成る、収録時間約95分という長大な交響曲。初CD化。

GRAND SLAM
GS-2157(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
フィルハーモニアO
ルツェルン祝祭cho
エリーザベト・シュワルツコップ(S)
エルザ・カヴェルティ(A)
エルンスト・ヘフリガー(T)t
オットー・エーデルマン(Bs)

ライヴ録音:1954年8月22日/ルツェルン、クン
ストハウウス(モノラル)
使用音源:Private archive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より
フルトヴェングラーの生涯最後の “ルツェルンの第9” は、これまで数多くのレーベルより発売されていました。それだけの競合盤があるのにも関わらず、 発売する理由は「音質に自信があるから」にほかなりません。デジタル技術の発達にともない、単に機械的な原因によるものを始め、ライヴにありがちな種々 のノイズなどは簡単に除去できるようになりました。しかし、いくら最新の技術であっても、ノイズを除去すればするほど、音楽成分を失っています。この ようなお化粧を施した音を好むファンもいますが、特に歴史的音源を好んで聴くリスナーには、そうした操作に疑問を持つ人が多いです。 今回の第9も従来通り、ノイズ除去などの操作は基本的に一切行っていません。その結果、より見通しの良い広がりのある空気感、瑞々しい音色、骨太 で力強い音を得ることが出来ました。最も違いが明らかなのは第4楽章で、その真に迫る圧倒的な響きは、間違いなく過去のディスク類を圧倒しています。 (平林直哉)


Altus
ALT-358(1CD)
ウィーン・フィル・ライヴ・エディション24/ノリントン
ウェーバー:歌劇『オイリアンテ』序曲
ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調 Op.92
シューマン:交響曲第2番ハ長調 Op.61
ロジャー・ノリントンしVPO
ライナー・キュッヒル(Vn)
フランツ・バ ルトロ メイ(Vc)

録音:2000年6月16日/ムジークフェラインザール
オーストリア放送協会によるライヴ録音
新世紀を迎えた2000年、マリス・ヤンソンスのキャンセルを受けてノリントンがウィーン・フィルと共演した際のライヴ録音です。この頃のウィーン・フィ ルは積極的に新しい演奏法に挑んでいた時期でもあり、ガーディナーやアーノンクールといった古楽系指揮者を良く迎えていました。このノリントンとの共 演でも指揮者の個性をウィーン・フィルが楽しみながら音楽に昇華しており、両者の持ち味が絶妙に溶け合った美しくも刺激的な空前の演奏が繰り広げら れています。
異彩を放つのはシューマン2番。各声部の分離が非常に良く、ヴィブラートを抑えた弦楽器と強調された木管楽器のバランスも特徴的。弦に管が塗り 重ねられるのでなく、木管が主体となり弦が薄くヴェールをかけるようなシューマンです。特にピュア・トーンによる第3楽章の美しさは絶品!加えて意外 と大胆なテンポ設定が目を引き、第1楽章の序奏はゆったりと始まり、その後も引きずるようなリズムで怪しく揺れ動きます。また、終楽章のコーダ突入 時の驚くほど濃厚なタメやクライマックスで大いに炸裂する金管も強烈。終始美しい音色でありながら最後まで予想の付かない怪演です。
ブラームスの二重協奏曲はウィーン・フィルの十八番であり、キュッヒル&バルトロメイのソロは死角なしの素晴らしさ。これぞウィーン・フィルという風 情にあふれた技の応酬です。特にキュッヒルのこれでもかと言うほどのしたたる美音がたまりません。一方ノリントンは、ソリストに十分花を持たせつつ、 明るく見通しの良い得意のサウンドで音楽を盛り上げており、そのコントラストが鮮烈な効果を上げています。 (Ki)

PRAGA
PRDDSD-350129
(1SACD)
グラズノフ:交響曲第5番変ロ長調Op.55
交響曲第4番変ホ長調Op.48
バレエ音楽「四季」Op.67より#
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラードPO

録音:1968年9月28日(ライヴ)、1948年3月2日(セッション)*、1969年9月28日(ライヴ)#/レニングラード・フィルハーモニーホール
※Bi-channel Stereo
いずれもレニングラードでの放送録音からSACDリマスタリングしたとのこと。 1948年3月2日の交響曲第4番は、かつてメロディアからLP、CDで発売されていたセッション録音と同音源。1968年9月28日の交響曲第5 番は、ロシアン・ディスクから出ていたものと同じと思われます。奇妙なのがバレエ音楽「四季」。当ブックレットには「1969年9月28日、バレエ・フェ スティヴァル期間中にレニングラードでライヴ録音」とありますが、演奏記録には見当たりません。おそらくロシアン・ディスクから出ていた1969年4月 20日のものと同ソースと思われますが、16分半の短縮版となっています。 とはいえ、SACD化されムラヴィンスキーの凄さが倍増。名演の誉れ高い交響曲第4番も微妙なニュアンスに満ちた演奏であることに気がつかされます。 とりわけ「四季」は出だしの弦の高音から、ムラヴィンスキー独特のピンと張りつめた透明な音色に魅せられます。「秋」のバッカナールのリズム感と音楽 の大きさ、すべて神業と申せましょう。 (Ki)


Treasures
TRE-150(1CDR)
シェルヘンの二大過激名演集
ハイドン:交響曲第100番「軍隊」
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」*
ヘルマン・シェルヘン(指)
ウィーン国立歌劇場O

録音:1958年7月、1958年9月18日*(共にステレオ)
※音源:Westminster WST-14044、WST-14045*
◎収録時間:66:58
“伝統美を完全放棄!過激さの裏に迸る絶対に譲れない信条!!”
■音源について
いろいろ聴き比べましたが、結局この本家ステレオ初出盤を凌駕するものには出会えませんでした。この音の生々しい生命感、鋭利な切れ味、ハイドンの第2楽章後半のド迫力など、驚きの連続です。なお、「英雄」は、第2楽章だけティンパニが左から聞こえます。ヴァイオリンの位置は変わってないようなので、全体を左右逆転するわけにはいかず、そのまま収録しましたが、5:22頃に一瞬だけ右側へ移る箇所があり、ここだけは左右反転の処理を行いました(CDでは確かそのままだったと思います)。この定位の不安定さは、ウェストミンスターのステレオ初期録音によく見られる現象ですので、ご了承下さい。

★一口に「過激」とか「爆演」と言っても、その内容や意味合いは様々。私が知る限り、そのことを最も痛切に考えさせられのがこの2つの録音で、シェルヘンという指揮者の独自の芸術性を知るうえでも不可欠だと思います。
正直、「軍隊」終楽章の気が触れたとしか思えない高速テンポに初めて接した時は、思わず吹き出しましたが、次第に笑い事では済まない強烈な確信力に引き込まれてしまったことを昨日のことのように思い出します。第2楽章は、ゆったりとした優美さを貫くと思いきや、そのテンポを後半の金管・打楽器の壮麗さに転嫁させるという設計の巧みさ!ステレオ効果を意識した楽器配置にもドッキリ!
「英雄」は、前回1954年録音のオーソドックスな解釈を放棄し、この録音では異常な高速モードに激変!アンサンブルの正確さ、音の綺麗さなど二の次。でも、決して音楽をオモチャにしているわけでも、上から目線で作品を蹂躙しているのでもなく、シェルヘンは「真剣」であり、「夢中」なのです。DVD化されてたシェルヘンのリハーサル風景では、あまりにも長いシェルヘンの演説に呆れている団員の姿が映っていましたが、彼にとって音楽が全てであり、団員に好かれることなど眼中にないのでしょう。この「英雄」も、自分たちの音楽に誇りを持つ団員たちがシェルヘンの解釈に心酔してと言うよりも、「そこまで言う死ぬ気でやってやる!」的なスタンスで、ウィーンの伝統を一旦放棄してその棒に必死で食らいついている様子が目に浮かびます。
指揮者が通常とは異なる解釈を示した場合、それが聴き手に深く長く訴え掛けるかどうか、瞬間的なショックで終わってしまうか、その命運を分けるものは何か?結局、正しさを追い求めるより、何を表現するかが肝心だと、この2曲を聴くといつも痛感するのです。【湧々堂】

Profil
PH-12011(1CD)
ブルックナー:交響曲第3番(1873年稿) ヤニック・ネゼ=セガン(指)
シュターツカペレ・ドレスデン

録音:2008年9月21日/ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
Profilレーベル「エディション・シュターツカペレ・ドレスデン」シリーズ39作は、2008年9月21日に行われたネゼ=セガンのライヴ。当時33歳 の気鋭がブルックナーに挑戦しました。ネゼ=セガンは、2014年6月にモントリオールのメトロポリタン管弦楽団と同曲を録音しています。ラテン的な明るい色彩のメトロポリタン管に比べ、 シュターツカペレ・ドレスデンの渋くコクの深い音色の違いに驚かされますが、テンポも全体で5分以上遅いのが特徴です。ことに第2楽章アダージョは 3分近く遅く、ブルックナーならではの重厚さが満喫できます。ブルックナーの伝統を血肉に持つドイツの伝統オーケストラと、伝統を打破し、純音楽とし てのブルックナーを再現しようとしている若者のかけひきが刺激的です。 (Ki)


Audite
AU-87101(14LP)
輸入盤
2016年までの限定特価

KKC-1011(14LP)
国内盤
日本語解説付き

完全限定生産
フルトヴェングラー/RIAS録音集

■LP:1
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
■LP:2
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
■LP:3
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
■LP:4
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
■LP:5&6
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」 
■LP:6&7
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
■LP:8&9
ブルックナー:交響曲第8番
■LP:10
シューベルト:交響曲第8番「未完成」
■LP:10&11
シューベルト:交響曲第9番「グレート」
■LP:12
ブラームス:交響曲第4番
■LP:13
ブラームス:交響曲第3番
■LP:13
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲
■LP:14
ブラームス:交響曲第3番
ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死*
全て、ウィルヘルム・フルトヴェングラー(指)BPO
■LP:1
録音:1947年5月25日
■LP:2
録音:1947年5月25日
■LP:3
録音:1954年5月23日
■LP:4
録音:1954年5月23日
■LP:5&6
録音:1950年6月20日
■LP:6&7
録音:1952年12月8日
■LP:8&9
録音:1949年3月15日
■LP:10
録音:1953年9月15日
■LP:10&11
録音:1953年9月15日
■LP:12
録音:1948年10月24日
■LP:13
録音:1949年12月18日
■LP:13
録音:1950年6月20日
■LP:14
録音:1954年4月27日、1954年4月27日*

●国内盤特典:日本語解説&フルトヴェングラーの戦後ベルリンフィル復帰公演(1947.5.25)のプログラム付き<レプリカ>
★限定生産の国内盤は販売終了となりましたが、輸入盤(日本語解説・特典なし)は入手可です。
2009年、AuditeがRIASに眠っていたオリジナルテープ(76cm/sec)から細心のマスタリングでCD化したフルトヴェングラー・コンプリートRIASレコーディングズのCDBOXは驚異的なセールスを記録し、今までの海賊盤やコピーテープからCD化されたものを市場から駆逐してしまった感がありますが、オリジナルテープの音をアナログで聴きたいという世界中からの要望にこたえ、ドイツ・オーストリアの交響曲を中心に180gの重量盤14枚組で発売。
エロイカの第1楽章、葬送行進曲、「グレート」の第1楽章、第2楽章、ブルックナーの各楽章は各1面を使っての音質にこだわりぬいたLPでございます。50年代、60年代、70年代とアナログLPは完成の域に達し、DGやALP品番のLPで私たちはフルトヴェングラーの芸術を聴いてきたわけですが、今回、AUDITEがRIASに眠っていたオリジナルテープ(76cm/sec)から最新のマスタリングでアナログLP化したこのBOXセットはいまだかつてない、フレッシュで古臭くない音で巨匠の至芸を堪能させてくれます。アナログならではの分厚く野太い音、それでいてフレッシュでクリアーな音質にフルトヴェングラーの演奏の素晴らしさに改めて目を開かされた思いがいたします。 (Ki)

CZECH RADIOSERVIS
CR-0888-2(1CD)
ヨセフ・スーク(1874-1935):交響曲ホ長調 Op.14*
交響詩「プラハ」Op.24+
プラハRSO
オンドレイ・レナールト(指)

録音:2015年*、2014年+

DACAPO
MAR-2.110417(6DVD)
NX-J01
MAR-2.110423(3Bluray)
NX-J01
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス
■〈DVD1〉
ベートーヴェン:交響曲全集
1.交響曲第1番ハ長調Op.21
2.交響曲第2番ニ長調Op.36
〈DVD2〉
1.交響曲第3番「英雄」Op.55
2.交響曲第4番変ロ長調Op.60
〈DVD3〉
1.交響曲第5番ハ短調Op.67
2.交響曲第6番ヘ長調「田園」
〈DVD4〉
1.交響曲第7番イ長調Op.92
2.交響曲第8番ヘ長調Op.93
〈DVD5〉
1.交響曲第9番ニ短調「合唱」
2.ロドリーゴ:アランフェス協奏曲
〈DVD6〉
1.ベルリオーズ:幻想交響曲
2.R・シュトラウス:アルプス交響曲
〈Blu-ray1〉
ベートーヴェン:交響曲全集
1.交響曲第1番ハ長調Op.21
2.交響曲第2番ニ長調Op.36
3.交響曲第3番「英雄」Op.55
4.交響曲第4番変ロ長調Op.60
〈Blu-ray2〉
1.交響曲第5番ハ短調Op.67
2.交響曲第6番ヘ長調「田園」
3.交響曲第7番イ長調Op.92
4.交響曲第8番ヘ長調Op.93
〈Blu-ray3〉
1.交響曲第9番ニ短調「合唱」
2.ロドリーゴ:アランフェス協奏曲
3.ベルリオーズ:幻想交響曲
4.R・シュトラウス:アルプス交響曲
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス(指)
デンマーク国立SO

アルビナ・シャギムラトーヴァ(S)
シャルロッテ・ヘレカント(Ms)
スコット・マッカリスター(T)
ヨハン・ロイター(Bs)
デンマーク国立コンサートcho
ペペ・ロメロ(G)

収録2012-2014年
収録時間:553分
音声:ステレオ
2.0/DD5.1/DTS5.1
字幕:なし
画面:16:9
REGION All(Code:0)
〈DVD〉片面二層ディスク×6
〈BD〉二層50GB×31080i High Definition
スペイン出身の大指揮者、ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス。 日本にも度々来日し、読売日本SOの常任指揮者を務めるなど、その 活動は高く評価され、日本国内でも多くの人気を獲得していました。2012 年からデンマーク国立SOの首席指揮者に就任しましたが、2014年6 月4日に体調不良のため引退を表明。その直後、6月11日にこの世を去っ てしまったという知らせは、日本のみならず全世界のファンに大きな衝撃 と悲しみをもたらしたことは忘れられません。 このベートーヴェンは、ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴスと、 最後の安住の地となったデンマーク国立SOの親密かつ緊迫の演奏を 収録した映像です。 ブルゴスらしい燃焼度が高い第3番や第5番、第7番、良く歌う美しいフ レーズが特徴的な第1番、第2番、第4番、豊かな表現力で聴かせる第6 番、従来の枠には収まりきらないエネルギーを孕んだ第8番、シャルロッ テ・ヘレカントら、名歌手たちをソリストに迎えた壮麗な第9番。どれも ドイツとスペインの良さを併せ持つスケールの大きな演奏です。 また、ボーナスとして含まれている、ペペ・ロメロをソリストに迎えた「ア ランフェス協奏曲」、ラテン系のテンションで押しまくる「幻想交響曲」、 壮大な場面が目の前に広がる「アルプス交響曲」の3曲も、彼の魅力が存 分に発揮された、多彩な表現力と、熱い音楽への愛が感じられる名演です。 20世紀を代表する指揮者の“最期の肖像”となった記念碑的BOXです。


WEITBLICK
SSS-0193(4CD)
カイルベルト・ステレオ・ライヴ1966-67
(1)ベートーヴェン:交響曲第6 番「田園」
(2)ベートーヴェン:序曲「コリオラン」
(3)ブラームス:交響曲第1番
(4)マーラー:交響曲第4 番
(5)ドヴォルザーク:交響曲第9 番「新世界より」
(6)モーツァルト:交響曲第33番
ヨゼフ・カイルベルト(指)
ケルンRSO
(4)アグネス・ギーベル(S)

録音:(1)1967年10月27日、(2)(4)1967年12月8日 、(3)1967年3月31日 、(5)(6)1966年4月15日 ケルン放送ビスマルクザール
〜ライナーノート〜より
■ベートーヴェン:交響曲第6 番「田園」、「コリオラン」序曲
「田園」をカイルベルトは、ハンブルク・フィルとスタジオ録音している。中々評判の良い 演奏である。が、今回の演奏は、それよりもずっと録音状態が良い。もちろん、ケルン放 送交響楽団の妙技もハンブルク・フィルを上回る。「嵐」以降の迫力も凄まじい。カイル ベルトは、フルトヴェングラーのような天才的なアッチェルランドを見せる人ではない。
■ブラームス:交響曲第1 番
ベルリン・フィルとのスタジオ録音は残念ながらモノラル録音であった。当盤のケルン放 送響とのライヴは、やはりオーケストラの機能性が非常に高い。第 3 楽章から第 4 楽章 へは、アタッカで奏される。よほど指揮者とオーケストラの意思疎通が良かったに違いな い。奔流のようなフィナーレは、筋骨隆々のフォルムと相俟って、圧倒的である。
■マーラー:交響曲第4 番
カイルベルトにとっての初出レパートリーである。カイルベルトとマーラーは縁が薄いよう だが、決してそうではない。マーラー生誕 100 年を祝う 1960 年のウィーン芸術週間に は、ウィーン交響楽団と第8 番「一千人の交響曲」を演奏している。そのほか、第1 番、 「大地の歌」の放送録音もCD化されている。音色も普段の重厚なカイルベルトと違って 軽妙で明るい。さすがに第3 楽章では、18 分も掛けて情緒纏綿に噎せ返るほどに甘美 に歌っている。非常に音質が良く、「カイルベルトのマーラー」の代表盤となった。
■ドヴォルザーク:交響曲第9 番「新世界」、モーツァルト:交響曲第33 番
カイルベルトは「新世界」交響曲を好んで指揮した。バンベルク響とのスタジオ録音も名 高い演奏である。ドヴォルザークは正にブラームスと肩を並べる、構成的な作曲家であ ることをカイルベルトの演奏は我々に教えてくれる。モーツァルトの交響曲第 33 番は、 現在では全く聴くことのできないスタイルの演奏である。カイルベルトは徹底的にリズム を厳格に刻んで、まるでベートーヴェンのようにモーツァルトを聴かせる。この頑なさ、こ れもカイルベルトの魅力である。
※英語・日本語・ドイツ語によるライナーノート付。舞台写真の大家、故丹野章氏による 来日時の写真を使用。

フォンテック
FOCD-9731(1CD)
税込定価
2016年11月9日発売
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」 川瀬賢太郎(指)神奈川PO

録音:2015年7月10日 横浜みなとみらいホール・ライヴ
2016 年に入り、第14 回齋藤秀雄メモリアル基金賞(3 月)・第26 回出光音楽賞(3 月)・ 第65 回横浜文化賞(9 月)と立て続けに受賞歴を更新している川瀬賢太郎。今まさに飛ぶ鳥を落とす 勢いの川瀬が満を持して送り出すのが、ドヴォルザークの「新世界より」です。 「マーラー:交響曲第2 番『復活』」(FOCD9673/4)、「レスピーギ:ローマ三部作」(FOCD9698) に続く神奈川フィルとのCD 第3 弾は、昨年7 月の定期演奏会のライヴ録音。誰の耳にも馴染んだこの 名曲において川瀬は、どんな一瞬からも清新な解釈を見せ、神奈川フィルから持ち前のしなやかな響き を引き出しつつ、完全燃焼へと導きます。 まさしく“フロム・ザ・ニュー・ワールド”と呼ぶにふさわしい、快演誕生の瞬間です。(フォンテック)


Treasures
TRE-139(1CDR)
オットー・アッカーマン〜名演集Vol.1
モーツァルト:交響曲第7番ニ長調K.45
 交響曲第8番ニ長調K.48
 交響曲第12番ト長調K.110
ハイドン:交響曲第100番「軍隊」*
ボロディン:交響曲第2番ロ短調#
オットー・アッカーマン(指)
オランダPO、ケルンRSO*,#

録音:1952年12月10-11日、1955年10月2-3日*、1954年6月8-11日#
※音源:独DISCOPHILIA OAA-101、DIS.OAA-100*,#
◎収録時間:79:02
“アッカーマン知られざる真価の本質を知る交響曲集!”
■音源について
アッカーマンのオペラ以外の録音は、ほとんどがコンサート・ホール・レーベルに集中しており、50代で亡くなったこともあり、その高い芸術性は広く認識されていません。ここに収録したモーツァルトは、コンサート・ホール・レーベルがアッカーマンのために交響曲全集として企画したものですが、アッカーマンの死去により、一部の曲はゲール、スウォボダの録音が充てられました。もちろんオリジナルはモノラルですが、このDISCOPHILIA盤は疑似ステレオ化(?)されていてやや不自然なため、ここではモノラルに変換しています。ハイドンとボロディンは、放送用音源。

★オットー・アッカーマン(1906−1960)は、ルーマニア生まれ。ドイツで本格的に音楽を学んだ後、主にヨーロッパ各地の歌劇場で活躍。少ない録音の中でも、EMIのオペレッタ録音がひときわ有名なので、交響曲にいおいても劇場的な雰囲気を湛えた音作りをすると思いがちですが、そう単純ではないところにアッカーマンの音楽性の底知れなさを感じます。
モーツァルトでは素直な進行とともに、古典的な様式をきちんと踏まえた安定感が際立ち、モーツァルトの天才的な筆致に自然な息吹を与えていますが、加えてそこには、常に独特の品格が備わっており、今ではその品格こそがアッカーマンの指揮の最大の魅力だと確信しています。「品格」と言ってもお上品で冷たいものではなく、温かい眼差しでスコアに向かい、音のダイナミズムや色彩、テンポなどは、音楽が最も美しく浮き上がるものを選択。結果的にシルキーな風合いを感じさせる…とでも申しましょうか。続くハイドンでは、そんな独特な空気がより顕著に立ち昇ります。
この「軍隊」、誰が何と言おうと史上屈指の名演です!第1楽章から、何の変哲もない進行の中で、全ての音が高純度を保っていることにまず驚愕!主部以降も各声部の絡みに不純物は皆無で、アッカーマンの魔法の杖で、音が泉のように湧き立つよう。「こう響かせたい」という私利私欲の欠片もない音楽が、これほど心を打つという実例です。スコアに書かれた「仕掛け」を拡大解釈したくなる第2楽章でも、その高純度ぶりは不変。それでいて、多くの聴き手が期待するスケール感もしっかり確保。第3楽章の中間部の微笑みも、アッカーマンの人柄を映すかのよう。終楽章はテンポのセンスが抜群な上に、畳み掛けるような切迫感とは違う澄み切った幸福感が横溢。0:33からの弦の音量を途中から落としてフルートへ引き渡す配慮や、後半シンバルが加わって以降の声部バランスの絶妙な入れ替え技などは、オケの量感を損ねずに美しく鳴らす極意を心得た人だけに可能な技!これほど魅力的な演奏に結実したのは、ハイドンの様式美とアッカーマンの清潔な音作りが合致しただけの偶然の産物ではないことは、次のボロディンが証明します。
こういう土臭い作品は、さすがに品格だけでは不十分と思われるでしょうが、そういう結果に陥るのは、その品格が急ごしらえの表面的な場合でしょう。その点アッカーマンの品格は筋金入りで、体に染み付いているものなので、それが音楽的ニュアンスに直結して感動を誘うのです。第1楽章冒頭のテーマから、土俗性を強調する素振りさえ見せず、そうあるべきバランスを維持しながら音像を明確化。そこから音楽の根源的に力を自然に引き出しています。第2主題もメランリックなニュアンスを故意に表面化せずとも、「ここは楽譜以上の表現は不要」という強い確信、というより瞬時の閃きが、説得力を与えているように思えてなりません。コーダのテンポの落とし方と一音ごとの刻印の仕方は、まさに高潔。白眉は、第3楽章!ケルンのオケの機能美と各ソロ奏者の素直な心の震えが、アッカーマンの絶妙な棒から自然に引き出されており、、トゥッティでも決して汚い音を発せず、幽玄の音像が繰り広げられるのです。
このアッカーマンの比類なき音作りのセンスは、無駄のない音の使い方という点では、指揮法を師事したジョージ・セルの影響が大きいかと思いますが、「厳格な指示を出して出して築いた音楽」という印象を与えない優美さは、努力して身につけたとは考えられず、神様からの贈り物としか思えません。【湧々堂】

Treasures
TRE-140(1CDR)
オットー・アッカーマン〜名演集Vol.2
モーツァルト
:交響曲第9番ハ長調 K. 73
 交響曲第13番ヘ長調 K. 112
ケルビーニ:歌劇「アナクレオン、またはつかの間の恋」序曲*
チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調*
オットーアッカーマン(指)
オランダPO、
ベルン市立歌劇場O*

録音:1952年12月10-11日、1958年11月18日(ライヴ)*
※音源:独DISCOPHILIA OAA-101、瑞西RELIEF RL-851*
◎収録時間:75:05
“チャイコフスキーの孤独とダイナミズムを高潔な音彩で徹底抽出!”
■音源について
モーツァルトは、コンサート・ホール原盤でオリジナルはモノラルですが、このDISCOPHILIA盤は疑似ステレオ化(?)されていて不自然なため、ここではモノラルに変換。ケルビーニとチャイコフスキーはライヴ音源。レコードには「Stereo」と表示されていますが、拍手がモノラルに聞こえることと録音年代から、演奏のみ疑似ステレオ化したものと思われます。こちらは実に自然な仕上がりなので、そのままの音を採用しました。なお、チャイコフスキーの第1楽章前半で、原テープの劣化と思われる音揺れがありますが、ご了承下さい。

★アッカーマンがナチス・ドイツを逃れてスイスへ活動拠点を移し、1935年に得た大きなポストが、ベルン歌劇場の指揮者でした。そのオケとの縁の深さと、ライヴということもあってか、チャイコフスキーでは、かなり主情的な表現を注入している点がまず注目されますが、それよりもこの演奏は、チャイコフスキーへのアプローチの点でも、指揮芸術のあり方という点でも、重要な意味を持つ名演だと思います。
第1楽章の冒頭のファンファーレは、誰よりも寂しく孤独な風情を湛えていることに、まずドッキリ。その空気を引きずって第1主題も視線を落としたまま進行。皮脂分を削ぎ落としたスッキリとした音像を貫きながら、音楽は根底からうねり続けるので、独特の寂寥感が胸に迫ります。クラリネットの第2主題に入ると少しは希望の光が差し込むのが常ですが、音楽に浮揚感を与えるのはまだ先。8:29からようやく格調高いダイナミズムを打ち立てますが、ここでも音色を汚さず、全声部が完璧なバランスを保ち、その高潔さを確保したまま、11:28からは内燃パワーを大噴出させるのです。そしてコーダのテンポ設定の巧妙さ!例のルフト・パウゼがこれほど胸を突き刺すのも珍しいでしょう。
なお、この楽章は一部のパートが音の入りを間違えてアンサンブルが崩壊寸前の箇所がありますが、なんとか乗り切っています。
第2楽章は再び孤独の世界。リズムを垂直に一定に刻む箇所はほとんどなく、終止憂いの限りを尽くします。それなのに、情緒過多の印象を与えず、音楽全体が澄み切っているのです。
終楽章は実に壮大。それが華美なお祭り騒ぎにならないのは言うまでもありません。場面が変わるたびに違うテンポと表情を湛えるので、先の進行への期待と不安が入り混じり、それはあたかもチャイコフスキーの人生の生き写しのように響きます。最後は誰もが納得の大団円ですが、パワーを野放図に放射させまいとする強力な意志が働いているので、そこにもまた、アッカーマンの指揮者としての熱い信念を感じずにはいられません。【湧々堂】

GRAND SLAM
GS-2155(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 Op.92
交響曲第8番 ヘ長調 Op.93*
ブルーノ・ワルター(指)
コロンビアSO

録音:1958年2月1、3、12日/ハリウッド、アメリカン・リージョン・ホール
1958年1月8、10、13日、2月12日、ハリウッド、アメリカン・リージョン・ホール *
使用音源: Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より  
ワルター/コロンビア交響楽団の2トラック、38センチのオープンリール・テープ復刻、今回はベートーヴェンの交響曲第7番と第8番です。音質に 関しては従来通りと申し上げれば、それで十分かと思います。これで2トラック、38センチのオープンリール・テープ復刻によるベートーヴェン交響曲全集は、 第9番「合唱」(2017年春頃に発売予定)を残すのみとなりました。  ステレオによるワルター/コロンビア響のベートーヴェン全集は当時、予約限定盤で番号もない特殊なLPで発売され、雑誌の批評も掲載されませんで した。解説書にはそうした状況を、当時の雑誌の座談会から偲びます。演奏の本質とは直接の関係はありませんが、知っていて損はないと思います。(平 林直哉)

ACCENTUS Music
ACC-30388CD(1CD)
20世紀ポーランド音楽シリーズ第3弾
シマノフスキ:演奏会用序曲Op.12
ルトスワフスキ:チェロ協奏曲 (1969/70)
 交響曲第4番 (1988/92)
ゴーチエ・カプソン(Vc)、
アレクサンダー・リープライヒ(指)
ポーランド国立RSO

録音:2016年1月27-29日、6月28-30日/カトヴィツェ音楽アカデミー・カロル・シマノフスキ音楽ホール
アレクサンダー・リープライヒの20世紀ポーランド音楽シリーズ第3弾はルトスワフスキとシマノフスキ。シマノフスキの演奏会用序曲は1904年、 22歳の作で初のオーケストラ曲。その後何度も改訂されましたが、リヒャルト・シュトラウスの影響が濃く、シマノフスキ特有のひんやりとした美感には 欠けるものの、エネルギッシュで聴き応え満点。 ルトスワフスキのチェロ協奏曲は1970年の作で、ロストロポーヴィチの希望で書かれました。現代的な作風ながら、チェロ独奏がオーケストラという 権力に立ち向かい、攻撃される様を魔術のように描きます。ゴーチエ・カプソンが超絶的テクニックで大太刀まわりを演じます。最晩年の交響曲第4番は 不思議な透明感と枯淡の境地を味わえます。き

Capriccio
C-8005(1CD)
NX-A13
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
祝典序曲「1812年」*
アカデミー室内O
ネヴィル・マリナー(指)

録音:1990年5月28-30日、1990年3月17日* ロンドン聖ジュード教会
2016年10月2日、92年の生涯を閉じた名指揮者ネヴィル・マリナー。亡くなる直前まで闊達な演奏を繰り広げていただ けに、その訃報は音楽界を瞬時に駆け巡りました。この「悲愴」は1990年の録音で、当時シュトゥットガルト放送SO の音楽監督を辞し、カダケスOの首席客演指揮者に就任した頃の演奏です。イギリス音楽に深い洞察力を示したマリナ ーですが、このチャイコフスキー(1840-1893)も得意のレパートリー。たっぷりとした響きと歯切れの良い音運びが持ち味 です。序曲「1812年」の品の良いクライマックスも聴き所です。


Altus
TALTLP-007(10LP)
240セット完全限定盤
税込価格
ブルックナー:交響曲集成
LP 1&2(TALTLP-007 第1,2楽章、TALTLP-008 第3,4楽章)
(1)交響曲第4番 変ホ長調
LP 3&4(TALTLP-009 第1,2楽章、TALTLP-010 第3,4楽章)
(2)交響曲第5番 変ロ長調
LP 5&6(TALTLP-011 第1,2楽章、TALTLP-012 第3,4楽章)
(3)交響曲第6番 イ長調
LP 7&8(TALTLP-013 第1,2楽章、TALTLP-014 第3,4楽章)
(4)交響曲第7番 ホ長調
LP 9&10(TALTLP-015 第1,2楽章、TALTLP-016 第3,4楽章)
(5)交響曲第8番 ハ短調
オイゲン・ヨッフム(指)
アムステルダム・コンセルトヘボウO

録音:(1)1975年1月16日、
(2)1986年12月4日、
(3)1980年11月2日、
(4)1970年3月15日、
(5)1984年9月26日
全てステレオ
コンセルトヘボウの美しい響の中で展開される理想的なブルックナー集成。味わいと迫力が見事に融合した、今や失われた美しいブルックナーがよみがえります。 5番は有名なフィリップス盤と比べ、ヨッフム翁最晩年の記録だけあってよりスケール感があり、CD時代より評価が高く人気盤でありました。6番はコンセルトヘボ ウ管も自薦の名演で、第2楽章など無類の味があります。7番が70年の録音で晩年の東京ライヴとは別もの。力強さと雄渾さが素晴らしい。4番は語り口のうまさにぐいぐい引き込まれます。8番は圧倒的なコーダが素晴らしい演奏です。どの曲も放送録音ということを考えても優秀な音質です。新マスタリングでアナログマ スターテープを作製の上、LP化いたしました。また解説書も充実していて、ヨッフム翁の有名な論文「ブルックナーの交響曲の解釈のために」が新訳(河原融氏訳) で収録。この論文はヨッフムがブルックナーについてわかりやすく語ったもので、曲の頂点はどこか?といった議論から5番の金管増強の件に関する考察など、ブルッ クナーを聴く上で興味深く参考になる話題が満載です。 (Ki)

Forgotten Records
fr-fr-1107(1CDR)
カール・ダマー/べートーヴェン:交響曲集
交響曲第第6番「田園」
交響曲第第7番 イ長調 Op.92 *
カール・ダマー(指)
ヴュルテンベルク州立劇場O
シュトゥットガルト州立歌劇場O*

録音:1959年
※音源:Club Mondial du Disque CMD 356、352
Forgotten Records
fr-1108(2CDR)
C・デイヴィス/モーツァルト:交響曲&ディヴェルティメント集
交響曲第33番 変ホ長調 K.319
交響曲第36番「リンツ」
ディヴェルティメント.ヘ長調 K.247 *
ディヴェルティメント.二長調 K.251*
コリン・デイヴィス(指)イギリスCO

録音:1962年 、1961年*(全てステレオ)
※音源:L'Oiseau-Lyre SOL 60049、SOL 60029
Forgotten Records
fr-1048A(1CDR)
チャイコフスキー:交響曲第2番 *
ドヴォルザーク:交響曲第9番 「新世界より」#
カルロ・マリア・ジュリーニ(指)
ボストンSO

録音:1962年3月2日*、1962年3月9日# (ライヴ)
Forgotten Records
fr-1245A(1CDR)
ミュンシュのベートーヴェン
交響曲第5番「運命」
交響曲第7番*
シャルル・ミュンシュ(指)
ボストンSO

録音:1960年1月29日、1957年12月27日* ボストン・シンフォニー・ホール(ライヴ)
Forgotten Records
fr-1099A(1CDR)
シューベルト:交響曲集第4番「悲劇的」*
交響曲第6番ハ長調 D.589
ウォルター・ジュスキント(指)*
ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指)
LSO

録音:1958年(ステレオ)
※音源:Mercury SR 90196 A
Forgotten Records
fr-1104A(1CDR)
ハイドン:交響曲集
交響曲第86番 二長調 Hob.I: 86
交響曲第92番 「オックスフォード」
フランコ・カラッチオーロ(指)
アレッサンドロ・スカルラッティO

録音:1955年
※音源:Columbia CX 1378
Forgotten Records
fr-1106(1CDR)
シュミット=イッセルシュテットのシューベルト
第5番 変ロ長調 D.485
第9番「グレート」*
ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指)
北ドイツRSO

録音:1955年、1959年*

※音源:Capitol P 18021、Telefunken LT 6635
Forgotten Records
fr-1105(1CDR)
エルネスト・ブール/モーツァルト他
モーツァルト:交響曲第29番*
 協奏交響曲変ホ長調 K.297b#
べートーヴェン:「レオノーレ」序曲第3番*
ベルリオーズ:序曲「リア王」*
ルイ・コルティナ(Hrn)
モーリス・クリケノワ(Cl)
ジュール・ジョトゲリュック(Ob)#
ルネ・プレシエ(Fg)#
エルネスト・ブール(指)
フランス国立放送局O

録音:1951年*、1953年(以上、放送音源)
Forgotten Records
fr-1243(2CDR)
ショスタコーヴィチ:交響曲第1番
組曲「黄金時代」
交響曲第5番*
ハワード・ミッチェル(指)
ワシントン・ナショナルSO

録音:1954年(モノラル)、1959年(ステレオ)*
※音源: Westminster WL 5319、 RCA LSC 2261
Forgotten Records
fr-1239(1CDR)
チャイコフスキー:交響曲第2番*
ロバート・ウォード(1917-2003):交響曲第3番#
レオン・スタイン(1910-2002):3つのハシディズム舞曲(#)
ソーア・ジョンソン(指)シンシナティSO

録音:1953年頃*、1954年頃#
※音源 Remington R-199-187、199-185
Forgotten Records
fr-1089A(1CDR)
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」 ウラディーミル・ゴルシュマン(指)ボストンSO

録音:1,944年1月22日ライヴ

Lyrita
SRCD.2355(4CDR)
ブリティッシュ・シンフォニーズ
(1)W.S.ベネット:交響曲ト短調
(2)ルーサム:交響曲第1番ハ短調
(3)モーラン:シンフォニエッタ
(4)バックス:交響曲第1番変ホ長調
(5)ラッブラ:交響曲第4番 Op.53
(6)ロースソーン:交響的練習曲
(7)L・バークリー:交響曲第3番 Op.74
(8)オルウィン:交響曲第5番「ハイドリオタフィア」
(9)グレース・ウィリアムズ:交響曲第2番
(10)アーノルド:シンフォニエッタ第1番 Op.48
(11)ワーズワース:交響曲第3番ハ長調 Op.48
(12)サール:交響曲第2番 Op.33
(13)ジュベア:交響曲第1番 Op.20
(1)ニコラス・ブレイスウェイト(指)LPO
(2)ヴァーノン・ハンドリー(指)LPO
(3)エイドリアン・ボールト(指)LPO

(4)マイヤー・フリードマン(指)LPO
(5)ノーマン・デル・マー(指)フィルハーモニアO
(6)ジョン・プリッチャード(指)LPO

(7)レノックス・バークリー(指)LPO
(8)ウィリアム・オルウィン(指)LPO
(9)ヴァーノン・ハンドリー(指)BBCウェールズSO

(10)ニコラス・ブレイスウェイト(指)LSO
(11)ニコラス・ブレイスウェイト(指)LPO
(12)ヨーゼフ・クリップス(指)LPO
(13)ヴァーノン・ハンドリー(指)LPO
知られざるイギリス音楽の発掘を行い、LP時代から数多くの支持を集めてきた「リリタ」。「ピアノ協奏曲集」(SRCD.2345)、「弦楽器のための協奏曲集」(SRCD.2346)に続くベスト盤第3弾には、ボールトやクリップス、デル・マーなど往年の名指揮者たちによる近代英国のシンフォニーが満載!※Lyritaは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

Coviello
COV-91618
(1SACD)
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」、
交響詩「真昼の魔女」Op.108
マルクス・ボッシュ(指)
ニュルンベルク州立PO

録音:2015年ライヴ
マルクス・ボッシュが、2011年から音楽監督を務めているニュルンベルク州立フィルハーモニーと共に取り組んでいるドヴォルザークのシリーズ第5弾 は、最も有名で最も演奏機会の多い作品である交響曲第9番。1892年9月、ドヴォルザークは、ニューヨーク・ナショナル音楽院の院長としてアメリ カに渡りましたが、この時影響を受けた黒人霊歌などが作品には大きな影響を与えており、その代表作がチェロ協奏曲、弦楽四重奏曲「アメリカ」であり、 この交響曲第9番「新世界より」です。ドヴォルザークはアメリカ近代音楽の創始者とも評され、1893年12月16日に行われた初演は大成功をおさめ ました。アメリカ音楽の影響がはっきりと見られますが、根底にはチェコ音楽の色合いが残っているドヴォルザーク特有の旋律と自身の形式の集大成とも いえる作品です。マルクス・ボッシュは、巧みなフレージングの処理、堂々としたスケール感と表情付けの巧さが際立つ演奏を展開しています。 カップリングには、交響詩「真昼の魔女」。ドヴォルザークは、交響曲9曲を書いた後、集中して交響詩を4曲完成させています。「水の精」「真昼の魔女」「金 の紡ぎ車」「野鳩」は、いずれもチェコの詩人エルベンの詩に触発されて書かれ、チェコの民話に基づいたストーリーを巧みな表現力で生き生きと描いて います。「真昼の魔女」は、楽しく遊んでいた子どもが急に機嫌が悪くなり、母親が子ども叱って恐ろしい魔女を呼ぶと脅かすのですが、本当に魔女が現れ、 不気味な踊りを踊り、果てはその子どもを殺してしまうというゾッとする話。ボッシュはこのシリーズで交響曲とともに、この交響詩にも取り組んでおり、「真 昼の魔女」も子ども、母親、魔女のそれぞれの主題を見事な音楽描写で聴かせています。

Edition HST
HST-099(1CD)
税込定価
J.B.ヴァンハル:交響曲集第17巻Bryan C6、D15
交響曲ハ長調Bryan C6 (1767-68?)
交響曲ニ長調Bryan D15 (1775-78?)
カンタービレ 〜カッサシオ ヘ長調 Weinmann III:F3 (ca.1770)

(以下ボーナス・トラック)
ディッタースドルフ:交響曲変ホ長調Grave Es3 (-1763?)
ディッタースドルフ:交響曲ニ長調Grave D12 (-1766?)
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ
リーダー;松井利世子(ヴァイオリン)
玉村三幸(フルート・ソロ;C6 D15)、落合智加(オーボエ・ソロ; F3)、ほか

録音: 2014 年 3 月、2012 年 4 月東京・三鷹市風のホール (Es3 D12) にてライヴ収録
現存するコレクションのうち、クラム・ガラス宮につぐ、独レーゲンスブルク、テュ ルン&タクシス・コレクションから3曲収録。 ボーナス・トラックにディッタース作、2曲追加。 ※HST オーナー交通事故リハビリ回復記念!感謝限定特別価格盤!!



Profil
PH-16060(8CD)
ギュンター・ヴァント〜ミュンヘン・レコーディングス
■Disc1
ブルックナー:交響曲第8番(ハース版)〜第1、2、3楽章

■Disc2
ブルックナー:交響曲第8番(ハース版)〜第4楽章
シューベルト:交響曲第8番「未完成」*
■Disc3
ブルックナー:交響曲第5番(原典版)
■Disc4
シューベルト:交響曲第9番「ザ・グレイト」
■Disc5
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」(原典版)
■Disc6
ブラームス:交響曲第1番Op.68
ベートーヴェン:交響曲第1番Op.21*
■Disc7
ブルックナー:交響曲第6番(原典版)
■Disc8
ブルックナー:交響曲第9番(原典版)
ギュンター・ヴァント(指)ミュンヘンPO
■Disc1
録音:2000年9月15日ミュンヘン、ガスタイク(ライヴ)
■Disc2
録音:2000年9月15日、1999年9月28日* ミュンヘン、ガスタイク(ライヴ)
■Disc3
録音:1995年11月29日&12月1日ミュンヘン、ガスタイク(ライヴ)
■Disc4
録音:1993年5月28日ミュンヘン、ガスタイク(ライヴ)
■Disc5
録音:2001年9月13、14&15日ミュンヘン、ガスタイク(ライヴ)
■Disc6
録音:1997年2月19、21&23日、1994年2月4日* ミュンヘン、ガスタイク(ライヴ)
■Disc17
録音:1999年6月24日ミュンヘン、ガスタイク(ライヴ)
■Disc8
録音:1998年4月21日ミュンヘン、ガスタイク(ライヴ)
全てステレオ
2008年にリリースされ話題となったギュンター・ヴァントのミュンヘン・フィルとのライヴBOXがコンパクトなケースと驚きの大幅値下げで再登場。 きわめつけの独墺系レパートリーがならぶなかで、ヴァントが一年に一曲のペースで取り上げたブルックナー。第1楽章冒頭、ピシッと徹底した弦のき ざみにこれから起こるドラマの全てが凝縮したかのように、ヴァントの芸風の真髄、厳しく引き締まった造形美に打ち抜かれた第6 番。そして「この世か らの離脱と内なる真理の表現として、彼岸の輝きと恍惚にみち」、建築にたとえて第5 番に次いで重きを置いていた第9 番。ブルックナーについて、ヴァ ントは自身の評伝のなかで「ずいぶんと多くの時間を要した」と述懐していますが、じっさいにこうしたものすごい演奏を聴くとこの言葉の重みが実感され ます。 巨匠ヴァントが最晩年に残したミュンヘン・フィルとのきわめつけのライヴ。演奏内容は折り紙つき、録音もきわめて優秀な当セットが超お手頃価格で 楽しめます。お買い逃しなく! (Ki)

C Major
73-2508(DVD)
73-2604(Bluray)
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」(ハース版) シュターツカペレ・ドレスデン
クリスティアン・ティーレマン(指)

収録:2015年5月23日バーデン=バーデン祝祭歌劇場(ライヴ)
■DVD
画面:16:9 NTSC
音声:DTS5.0、DD5.0、PCM2.0
75分
■Bluray)4
画面:16:9 HD
音声:DTS-HD MA5.0、PCM2.0
75分
ティーレマンとシュターツカペレ・ドレスデンは、スローペースですがブルックナーの交響曲のチクルスに取り組んでおり、2012年収録の第8番 (716204)、2013年収録の第5番(717904) 、当盤と同時期に収録した第9 番(733404)と充実した音楽を聴かせてくれました。ブルックナーの交 響曲第4番「ロマンティック」は、演奏時間70分強と通常より長めですが、その長さを全く感じさせず、一音一音丁寧に紡ぎだされるブルックナーの世 界を堪能することができます。シュターツカペレ・ドレスデンの熟成された豊かな響きがホールを包み、完璧なアンサンブルと繊細かつダイナミックな表現 で、ティーレマンの自信と確信に満ちた演奏が披露されています。 (Ki)


Treasures
TRE-136(1CDR)
クーベリック&VPOのドヴォルザーク
交響曲第7番ニ短調Op.70
交響曲第9番ホ短調「新世界から」*
ラファエル・クーベリック(指)VPO

録音:1956年10月1-2日、3-4日* (共にモノラル)
※音源:英DECCA LXT-5290、LHT-5291*
◎収録時間:77:05
“「ウィーン・フィルのドヴォルザーク」の頂点をなす感動録音!”
■音源について
この2曲は4日間で集中的に録音されており、レコード番号も連続しています。既にTRE-102等でも記したように、ここでもあえてモノラル盤を採用しています。通常聴かれているステレオ・バージョンでは、小さい箱に押し込んだような不自然な音を頭の中で「現実的な音」に補正する必要があるばかりか、音楽を小じんまりとさせてしまい、この演奏本来の風格も深みも損なわれること夥しいからです。これは、デッカによるウィーン・フィルの1950年代のステレオ録音のほぼ全てに共通しています。世評以上の味わいをぜひご体感ください。

★クーベリックによるこの2曲の録音は他にも数種存在しますが、このウィーン・フィル盤の素晴らしさは、他とは別次元!この録音時40代のクーベリックには、既にこれらの作品のアプローチに揺るぎない確信を持っていたことが窺えると共に、当時のウィーン・フィルの独特のクセをさり気なく抑制しながら、プラスの魅力だけを引き出す手腕にも感服するばかりです。
「第7番」は、一般的にはボヘミア的な民族色よりもドイツ風の構成を重んじた作品とされますが、この演奏には隅々まで郷愁を惜しげもなく注入されており、冒頭の主題からして切なさの極み。第2主題が大きく羽ばたく4:36からの音の張り艶はにも言葉を失います。第2楽章は、冒頭から過剰になる寸前まで思いの丈を込めたフレージングを見せたかと思うと、1:30からの主部旋律では、心の震えをストレートに反映したフレージングに涙を禁じえません。終楽章は、冒頭での音価をたっぷり確保した深い呼吸、先を急がず噛みしめるようなフレージングに、立派なソナタ形式を締めくくると言うより、ドヴォルザークならではのノスタルジーを最優先させるクーベリックの意思が明確に刻まれています。第2主題に入る前の経過句(1:26〜)で大きくリタルダンドする例は珍しくないですが、これほど必然を感じさせることはなく、その後の進行でも、何となく鳴っている箇所など皆無。そして、大げさな見栄など切らないコーダの潔さ!
「新世界」も、只ならぬ名演奏。ウィーン・フィルの「新世界」といえば、ケルテス盤があまりにも有名ですが、音の新旧以外にクーベリック盤ををそれより下位に置く理由がどこにあるでしょうか?少なくともウィーン・フィルの音の出し方の本気度が違い、特に第2楽章の素晴らしさといったら、全ての条件が揃った奇跡の瞬間と言うしかありません!4:30から中間部に入るまでの消え入り方!信じられません!【湧々堂】


RICCARDO MUTI MUISC
RMM-2016(1CD)
ムーティのモーツァルト
交響曲35番「ハフナー」
交響曲第41番「ジュピター」*
リッカルド・ムーティ(指)
ルイージ・ケルビーニ・ジョヴァニーレO

録音:2014年、2009年*
ヨーロッパ全土で活躍したイタリアの作曲家ルイージ・ケルビーニにちなんで命名され、強いイタリアのアイデンティティとヨーロッ パの音楽・文化観へと向けられた自然な傾向を結びつけるという、この楽団の趣旨がはっきりと示されています。この楽団は、ミラノの南東70キロ程の 街ピアチェンツァに本拠地を構え、毎夏ムーティが総監督を務めるラヴェンナ音楽祭に出演しています。奏者はすべて30歳以下のイタリア全土から集まっ た若者。名門オーケストラを指揮するような緊張感ではなく、演奏をすることを楽しむように、生き生きと音楽を若い演奏家たちと作り上げています。 ムーティは、このモーツァルトの交響曲「ハフナー」「ジュピター」ともに、ウィーン・フィルと録音しています。その演奏は、ウィーン・フィルの美しい 伝統的な響きとムーティの上品かつ丁寧な音楽作りで名盤としてあげられています。この録音でも、響きこそ異なりますが、オーケストラの力量を存分に 引き出し、たっぷり語らせ自然な音楽の流れを作り出し、瑞々しい演奏を聴かせてくれます。

DREYER-GAIDO
DGGF-005(2CD)
品番変更
マーラー:交響曲第6番 「悲劇的」 ガブリエル・フェルツ(指)
シュトゥットガルトPO

録音:2008年2月15日、リーダーハレ・ベートーヴェンザール、シュトゥットガルト、ライヴ録音
才ガブリエル・フェルツとシュトゥットガルト・フィルの名タッグによるマーラー・ライヴ録音第2弾は、交響曲第6番「悲劇的」。ガブリエル・フェルツによる譜例付きの詳細な解説の日本語ヴァージョン付き。


BERLINER PHIL.
KKC-1062(6LP)
布張りケース、
布張りハードカバー・ブック
シリアルナンバー入り(手書き)
日本盤のみの3大特典付き

完全限定生産
税込定価
ブラームス:交響曲全集
交響曲第1番ハ短調作品68
LP1
A:第1楽章(録音:2014年9月18日)
B:第2楽章(録音:2014年9月23日)
LP2
A:第3楽章、第4楽章(録音:2014年9月23日)
交響曲第2番ニ長調作品73
LP2
B:第1楽章(録音:2014年9月19日)
LP3
A:第2楽章(録音:2014年9月24日)
B:第3楽章、第4楽章(録音:2014年9月19日)
交響曲第3番ヘ長調作品90
LP4
A:第1楽章(録音:2014年9月25日)
B:第2楽章(録音:2014年9月25日)
LP5
A:第3楽章、第4楽章(録音:2014年9月25日)
交響曲第4番ホ短調作品98
LP5
B:第1楽章(録音:2014年9月26日)
LP6
A:第2楽章(録音:2014年9月26日)
B:第3楽章、第4楽章(録音:2014年9月26日)
サイモン・ラトル(指)BPO

録音場所:ベルリン・フィルハーモニー(ライヴ)
180g重量盤

●日本盤のみの3大特典
1.日本のためにベルリン・フィル・レコーディングスにより特別に作成された 日独版布張りハードカバー・ブック
(注:日本盤にはインターナショナル版のハードカバー・ブック(独英)と日本語版とが両方封入されています。)
2.トーンマイスター(録音技師)、ライナー・マイヤール氏のサイン入り品質保証書
3.生写真2枚
 ・ラトルとベルリン・フィル
(フィルハーモニーの第4スタジオから収録中に撮影したもの)
 ・収録に使用されたノイマンのカッティング・マシーンVMS-80
ベルリン・フィル・レコーディングスから、サー・サイモン・ラトル指揮による「ブラームス交響曲全集」が発売されます。当盤は、2014年9月にベ ルリンのフィルハーモニーで行われたライヴ・コンサートを、ダイレクトカット方式により収録したLPレコードです。LPのみの発売で、CD化の予定はあ りません。通常レコード制作では、マスター作成にあたり、複数のテイクをつなぎ合わせる編集とマスタリングを行います。今回のダイレクトカット録音で は、そうした工程は一切行わず、ひと組のステレオ・マイク(ゼンバイザーMKH800Twin)で拾った音(波動)を、直接カッティング・マシーンにつなぎ、 ラッカー盤に刻み込んでいます。シンプルな方法ながら、正真正銘の「生音」を録った究極のアナログ録音です。
今日では、ダイレクトカットで録音が行われることはほとんどありません。ベルリン・フィルも、最後にこの方式で収録を行ったのは、70年前。その際 最大の難関となるのは、編集ができないため、演奏上のミスがそのまま盤に刻まれてしまうことです。特に大編成のオーケストラ作品ではリスクが高く、 今回の録音が実現したのは、まさに世界最高峰のベルリン・フィルだからこそと言えるでしょう。機材にも注目が集まります。収録で使用されたのは、LP レコード制作の金字塔と呼ばれるノイマンのカッティングレースVMS-80。制作を担当したのは、ドイツを代表するトーンマイスター、ライナー・マイヤー ル氏(ドイツ・グラモフォンの黄金時代の録音技師として有名)が主宰するエミール・ベルリナー・スタジオです。重さ400キロのカッティング・マシー ンを500メートル先のフィルハーモニーに運び込み、音声スタジオ「第4スタジオ」で収録が行われました。当LPは、ベルリン・フィルのメンバーのた だならぬ緊張感、そして録音チームの強い意気込みが刻み込まれた一大企画です。
そしてベルリン・フィルの思いが詰まったこのLPは完全限定プレス。全世界で1833セット(ブラームスの生年と同じ数)、そのうち日本盤が500セッ ト。日本盤には豪華三大特典が付きます。さらにお買い上げ頂きました方の応募特典(内容未定)もご用意しております。 (Ki)

ORFEO DOR
C924161DR(1CD)
NX-B04
ベートーヴェン:交響曲第1番
交響曲第7番イ長調Op.92
ニコラウス・アーノンクール(指)
VPO

録音:2003年8月29日ザルツブルク音楽祭フェルゼンライトシューレ(ステレオ)
2016年、世界中の人々からその逝去を惜しまれた巨匠アーノンクール。手兵「ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス」と 共に個性の強い演奏を繰り広げながら、モダン・オーケストラとも共演。こちらでも独特の解釈と自らの信念を強く示した演 奏は常に賛否両論を繰り広げてきました。 アーノンクールがウィーン・フィルと共演をはじめたのは1980年代から。クレーメルとカシュカシュアンを独奏者にしたモ ーツァルトの「協奏交響曲」などの共演がありますが、何より彼とウィーン・フィルとの結びつきの強さは2001年と2003 年の「ニューイヤー・コンサート」に象徴されるでしょう。例年は緩く親密な雰囲気が漂うニューイヤー、この2回は緊張 感に満ちた不思議な雰囲気が漂っていたことでも知られています。 このベートーヴェンは2回目のニューイヤーと同じ年の音楽祭での録音です。既に強い関係性を保つ指揮者とオーケストラ から生まれるアーノンクールならではの押しの強いベートーヴェンは、彼の創造における試行錯誤の中間地点とも言う解釈。 もちろん「ベートーヴェンの楽譜には何も足さない」というストイックさは変わることがありません。

Danacord
DACOCD-775(1CD)
ビゼー:管弦楽作品集
交響曲ハ長調
「カルメン」 組曲第1番
「アルルの女」 組曲第1番
「アルルの女」 組曲第2番
マルク・スーストロ(指)
オーフスSO

録音:2016年6月6日−10日、オーフス・シンフォニー・ホール(デンマーク)
デンマーク、オーフス市のオーケストラ、オーフスSOと、2015年8月よりオーフス響の首席指揮者の任に就いたフランスの指揮者マルク・スーストロが描くジョルジュ・ビゼーの管弦楽作品集。 代表作「カルメン」、「アルルの女」の組曲に加え、ビゼーが17歳のときに書き上げた習作、「交響曲ハ長調」を収録。フランス音楽のスペシャリストとして長いキャリアを誇るマルク・スーストロが振る、色彩豊かなビゼーの交響曲と組曲集です。



SWR music
SWR-19022CD(5CD)
NX-D09
ミヒャエル・ギーレン・エディション第3集〜ブラームス:交響曲全集・管弦楽作品・協奏曲集

■CD1
1.悲劇的序曲ニ短調Op.81
交響曲第1番ハ短調Op.68*

■CD2
交響曲第2番ニ長調Op.73
ハイドンの主題による変奏曲Op.56a*

■CD3
交響曲第3番ヘ長調Op.90
交響曲第4番ホ短調Op.98*

■CD4
ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15【初出音源】
運命の歌Op.54【初出音源】*

■CD5
ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調Op.102
ピアノ四重奏曲第1番卜短調Op.25(A.シェーンベルクによる管弦楽編)*
全て、ミヒャエル・ギーレン(指)

■CD1
バーデン・バーデン南西ドイツRSO
録音:バーデン・バーデンハンス・ロストバウト・スタジオスタジオ録音
1995年12月14日
1995年5月17日*
■CD2
バーデン・バーデン南西ドイツRSO
録音:2005年5月25-31日フライブルク・コンツェル卜ハウススタジオ録音
1996年1月16日バーデン・バーデンハンス・ロスバウ卜・スタジオスタジオ録
音*
■CD3
バーデン・バーデン南西ドイツRSO
録音バーデン・バーデンハンス・ロスバウ卜・スタジオスタジオ録音
1993年5月3.4日
1989年4月28日-5月3日*
■CD4
ゲルハル卜・オピッツ(P)
ケルン放送cho
バーデン・バーデン南西ドイツRSO
録音:1991年5月2日バーデン・バーデンハンス・ロスバウト・スタジオスタジオ録音:2005年12月7.8日フライブルク・コンツェル卜ハウススタジオ録音*
■CD5
マーク・キャプラン(Vn)
ダヴィド・ゲリンガス(Vc)
バーデン・バーデン南西ドイツRSO
録音:バーデン・バーデンハンス・ロスバウト・スタジオスタジオ録音
1989年5月3日、1991年4月3日*
ヒャエル・ギーレン・エディション第3集はブラームスの交響曲全集と管弦楽作品、 協奏曲集。この中には、2曲の初出となる1991年録音の「ピアノ協奏曲第1番」(ピ アノはゲルハル卜・オピッツ)と、2005年録音の「運命の歌」を含んでいます。既に 高い評価を受けている4曲の交響曲は、1989年から2005年までと録音年代は広範 囲に渡っていますが、その解釈は常に変わることなく、理想的な重厚さと渋さを備え た、すみずみまで見通しの良い演奏です。シェーンベルクが管弦楽用に編曲したピア ノ四重奏曲は、アンサンブルの精緻さを壊すことなく管弦楽へと置き換えたもので、 ギーレンならではの妥協のない鋭い響きが楽しめます。2曲の協奏曲もソリス卜の選 定から文句ないもので、ドイツ音楽の権威オピッツの演奏する、まるでピアノもオー ケス卜ラの一部になったかのようなピアノ協奏曲、オーケストラと対話をしながらも、 緊密な楽器同士のやりとりが見事なキャプランとゲリンガスの二重協奏曲。そしてこ ちらも初出となる「運命の歌」での厳粛ながらも、バランスの取れた清冽なアンサン プル。ギーレンとバーデン・バーデン南西ドイツRSOの強い信頼関係から生 まれた極上のブラームスです。
SWR music
SWR-19009CD(1CD)
NX-B05
ドヴォルザーク:交響曲第3番変ホ長調Op.10
交響曲第4番ニ短調Op.13*
ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送PO
カレル・マーク・チチョン(指)

録音2015年3月16-19日ザールブリュッケンコングレスハレ、2015年6月1-3日,2015年6月5日*
ニューヨーク・タイムズで「天才的な指揮者」として紹介され、現在世界中で活躍している指揮者カレル・マーク・チチョン。 彼によるドヴォルザーク交響曲の最新巻は、普段あまり耳にする機会のない第3番と第4番の組み合わせです。結婚を間近 に控えた1873年に書かれた第3番は、当時心酔していたワーグナーのメロディが引用されていることで知られる明るく堂々 とした交響曲。その翌年に書かれた第4番もやはりワーグナーの雰囲気が感じられる部分が多く、若きドヴォルザークの足 跡が見事に刻まれた力作です。そんなドヴォルザークの若さ溢れるエキサイティングな精神を、チチョンはは鋭い洞察力を活 かし、精細に満ちた色彩的な作品として描き出しています。

LSO Live
LSO-0675
(Bluray Audio)
シベリウス:交響曲全集
(1)交響曲第1番ホ短調Op.39
(2)交響曲第2番ニ長調Op.43
(3)交響曲第3番ハ長調Op.52
(4)交響曲第4番イ短調Op.63
(5)交響曲第5番変ホ長調Op.82
(6)交響曲第6番ニ短調Op.104
(7)交響曲第7番ハ長調Op.105
(8)クレルヴォ交響曲Op.7
(9)交響幻想曲「ポホヨラの娘」
(10)交響詩「大洋の女神」
サー・コリン・デイヴィス(指)LSO
モニカ・グロープ(Ms) 
ペーテル・マッティ(Br) 
ロンドン交響cho男声合唱

録音:(1)2006年9月23-24日(ライヴ)
(2)2006年9月27-28日(ライヴ)
(3)2003年9月24日-10月2日(ライヴ)
(4)2008年6月29日-7月2日(ライヴ)
(5)2003年12月10-11日(ライヴ)
(6)2002年9月28-29日(ライヴ)
(72003年9月24日-10月2日(ライヴ)
(8)2006年9月18日&10月9日(ライヴ)
(9)2005年10月
(10)2008年6月29日&7月2日
サー・コリン・デイヴィス(1927-2013)は、ロンドン交響楽団と50年以上にわたって共演した、楽団にとっても特別な指揮者でした。広大なレパー トリーを演奏したデイヴィスですが、とりわけシベリウスには思い入れが深く、‘シベリウスの巨匠’ と称され、このロンドン交響楽団とのチクルスは、‘もっ ともすぐれたシベリウス全集の録音’ と世界中で絶賛されました。このたび、すべてをSACDハイブリッド、さらにブルーレイ・オーディオにすべてを収録。 あらたな次元で、デイヴィスと楽団のシベリウスを味わいつくすことができます。
※デジボックス仕様。それぞれのディスクはスリーブケースに収められています。 (Ki)

Urlicht
UAV-5985(1CD)
ホセ・セレブリエル・コンダクツ・メニン、リー、セレブリエル
ピーター・メニン(1923-1983):交響曲第9番(オーケストラの為の)*
ホセ・セレブリエル(1938-):悲歌的詩曲 [Poema elegiaco] (オーケストラの為の)+
ウィリアム・リー(1928-):ヴェリ [Veri] (オーケストラの為の)*
ホセ・セレブリエル:9 [Nueve] (コントラバスとオーケストラの為の)#
ゲーリー・カー(Cb)#
アデレードSO*
ブリュッセルRSO+
プレインフィールドSO#
ホセ・セレブリエル(指)

録音:1983年以前、DDD(*/+)/1969年#、ADD
初出:Finnadar Records, 90937-1(1983年)(*/+)/Dharma Productions, GFL-1#
ホセ・セレブリエルはウルグアイの作曲家・指揮者。ユダヤ系ロシア人・ポーランド人の両親のもとモンテビデオに生まれ、11歳で学生オーケストラの指揮者となりウルグアイ国内を演奏旅行。15歳でモンテビデオ市立音楽学校を卒業し、作曲コンクールで入賞。アメリカ合衆国国務省奨学金給費研究生としてカーティス音楽院でヴィットリオ・ジャンニーニ(1903-1966)に、後にタングルウッド音楽センターでアーロン・コープランドに作曲を師事。同時期にアンタル・ドラティ、ピエール・モントゥーに指揮法を師事。1957年、セレブリエルが17歳の時に書いた交響曲第1番に着目したレオポルド・ストコフスキーがこれを初演。これを機にストコフスキーに指揮者としての才能も認められたセレブリエルは1962年アメリカSO副指揮者に任命されました。1968年にはジョージ・セルの招きでクリーヴランドSOのコンポーザー・イン・レジデンスに任命され、ストコフスキーとセルは指揮者セレブリエルにとって多大な影響を与えることとなりました。その後は作曲と指揮を両立させて活躍。1982年から1983年のシーズンにはアデレードSO(オーストラリア)の首席客演指揮者を務めました。 ピーター・メニンはイタリア系アメリカ合衆国の作曲家・音楽教育家。1962年から亡くなる1983年までジュリアード音楽学校校長を務めました。作品は9つの交響曲の他多数。ウィリアム・リーはアメリカ合衆国のジャズ・ミュージシャンで、映画監督スパイク・リー(1957-)の父。映画音楽、舞台音楽、歌劇も手掛けています。


ATMA
ACD2-2708(1CD)
ブルックナー:交響曲第2番WAB102 ヤニック・ネゼ=セガン(指)
グラン・モントリオール・メトロポリタンO

録音:2015年9月
現在、飛ぶ鳥を落とす勢いのヤニック・ネゼ=セガン。世界の一流オーケストラから声がかかり、賞賛されている未来の巨匠指揮者。2020/21年シー ズンから、ジェイムズ・レヴァインの後任としてニューヨークのメトロポリタン歌劇場の音楽監督に就任することが決まっています。世界各国で活躍する彼 ですが地元のオケ、グラン・モントリオール・メトロポリタン管弦楽団との関係も大事にし、ATMA CLASSIQUEから本ブルックナー・チクルスをはじめ 数々の録音を残しています。 ブルックナーの第2番の交響曲は、人気が高い第3番や後期の交響曲に比べると演奏される機会は少ないですが、叙情的で美しく味わい深い魅力的 を持つ作品です。そしてブルックナーの他の交響曲と同様いくつかの版が存在します。1872年初稿が完成し、オットー・デッソフに演奏を依頼するも「長 すぎる、演奏不可能」と反対意見が出たため、1873年改訂版が出されました。その後も大幅な改訂が施され1877年版として一旦決着。出版に際しては、 ロベルト・ハースが1877年稿をベースにして一部1872年稿を取り入れた形で1938年に出版されました。ネゼ=セガンは今回このいわゆる「ハース版」 を使って録音しています。またノヴァーク版、キャラガン校訂版、複数の版の折衷案を採用する指揮者も存在し、ブルックナー版問題はブルックナー・ファ ンの興味の一つでもあります。 ネゼ=セガンは、第1楽章は快調なテンポと明朗な響き。第2楽章は美しく歌を紡ぎ、第3&4楽章になるとスケールの大きい音楽作りをしており、スピー ド感とメリハリの演奏で豊かな音楽性を引き出しています。 (Ki)

GRAND SLAM
GS-2153(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第4番
交響曲第5番「運命」
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)BPO

録音:1943年6月27-30日/旧フィルハーモニー(ベルリン)
使用音源:Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より  
フルトヴェングラー&ベルリン・フィルの1943年6月、ベートーヴェンの交響曲第4番、第5番「運命」のオープンリール・テープ復刻の登場です。 この2曲はLP復刻の実績はなく、当シリーズ初復刻となります。なお、ベートーヴェンの第4番は同時期に2種の録音が存在しますが、このディスクは 全楽章ライヴのものです(全楽章放送録音版はGS-2020として復刻済み)。  解説書にはフルトヴェングラーの練習風景を描いた「もう5分だけお願いします、皆さん!」を掲載しています。これは2012年に発売したベートーヴェ ンの「英雄」(GS-2076(廃盤))に初めて掲載したもので、空襲警報でフルトヴェングラーとベルリン・フィルの団員が地下室に避難する様子を描いた ものです。筆者は匿名ですが、内容から察するに楽団員もしくは団の役職らしく、その現場に居合わせた人物でなければ書けない生々しさがありますし、 時期的にこの2曲の演奏と重なります。恐らく、多くのフルトヴェングラー・ファンはこの2種の演奏のディスクをすでに複数お持ちだと思いますが、音 質的な面と解説書の内容とで、新たにライブラリーの加えていただく価値はあると自負しています。(平林直哉)

PRAGA
PRDDSD-350126
(1SACD)
フルトヴェングラー・シリーズ第6弾
(1) モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」序曲
(2) モーツァルト:交響曲第40番
(3) ハイドン:交響曲第88番
(4) ハイドン:交響曲第94「驚愕」
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
VPO(1)(2)(4)、BPO(3)

録音:(1)1953年8月7日ザルツブルク音楽祭(ライヴ)
(2)1948年12月7-8日、1949年2月17日ウィーン・ムジークフェライン・ザール(セッション)
(3)1950年6月18-19日ベルリン(スタジオ・セッション)
(4)1951年1月11-12、17日ウィーン・ムジークフェライン・ザール(セッション)
※MONO BI-CHANNEL STEREO
メジャーレーベルのPD(著作権消滅)名盤をリマスターし、目の覚めるような音の良さで注目されるシリーズ。フル トヴェングラーの名盤SACD化第6弾はモーツァルトとハイドン。 いずれもEMIで近年SACD化された名演中の名演ばかり。当アルバムのマスタリングはチェコの名人カレル・ソウケニークが手掛け、古い録音から物 凄いエネルギーとオーラを引き出すことに成功しました。どの曲もテンポは早目でひと筆書きのような勢いある芸術を聴かせてくれます。 (Ki)
PRAGA
PRD-250354(1CD)
カラヤンのシベリウス
交響曲第2番ニ長調Op.43
交響曲第4番イ短調Op.63*
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
フィルハーモニアO

録音:1960年3月キングズウェイ・ホール(ロンドン)
1953年7月キングズウェイ・ホール(ロンドン)*
※純正Stereoと記されています
どちらもEMI音源。交響曲第2番はステレオですが、第4番は時代的にもモノラル。カラヤン壮年期の貴重な録音で、音楽を美しく彫琢する美学は 後年と共通するものの、若々しいエネルギーに満ちていて魅力的です。 (Ki)


Altus
ALTLP-098(4LP)
完全限定240セット
税込定価
1978年ウィーン芸術週間のムラヴィンスキー
■LP 1
チャイコフスキー:交響曲第5番
■LP 2&LP 3 A面
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番
■LP 3 B面
シューベルト:交響曲第8番「未完成」
■LP 4
ブラームス:交響曲第2番
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラードPO

録音:1978年6月12&13日/ウィーン芸術週間におけるライヴ録音
180g重量盤、日本語解説付
これは超弩級の衝撃盤。ムラヴィンスキーとレニングラード・フィルは1978年6月にオーストリア・ツアーを行ない、12、13両日にウィーン楽友協会大ホー ルでチャイコフスキー(第5番)とショスタコーヴィチ(第5番)、シューベルト(第7番)、ブラームス(第2番)を演奏しました。これらはドイツ・オ イロディスクからLP発売され、さらに日本のビクターからもLP、ついで1985年にCD発売されましたが、いずれも不鮮明な音質なゆえ、ファンにいさ さか不満を残したものでした。それを今回、ムラヴィンスキー未亡人所蔵の音源から新マスタリングを施し、本来の驚くべき姿で出現しました。 当時のレニングラード・フィルは、ムラヴィンスキーの徹底的な訓練により、超人的とも言える演奏技術を修得していました。それと同時に、オーストリ ア放送のエンジニアの想像を超えるダイナミックレンジの広さを備えていたため、何らかの操作を加えられ、レコードの枠に入りきれないエネルギーが惜し くもカットされていたようです。
今回新音源を駆使してダイナミックレンジも元の状態で再現、さらに旧盤でノイズを抑えるために不鮮明となった音質も原音に戻した結果、信じ難いほ どの名演が姿を現しました。あまたあるムラヴィンスキー&レニングラード・フィルのチャイコフスキー「交響曲第5番」中でもダントツの凄さ。ライヴと は思えぬ完璧なアンサンブルはもとより、第2楽章後半の盛り上がり、第3楽章の弱音のニュアンス、フィナーレの盛り上がりいずれも金縛りにあうこと 間違いなしの神憑り的演奏で、聴き終わった後に立ち直れないほど。これぞムラヴィンスキー芸術の極み、彼らの凄さを再認識できます。さらに驚異的な ダイナミックレンジの広さも驚かされます。 (Ki)

Altus
ALTLP-102(3LP)
完全限定200 セット
税込定価
ケーゲル最期の来日演奏会
■LP 1 A面
ベートーヴェン:「エグモント」序曲
■LP 1 B面&LP 2
ベートーヴェン:交響曲第6番 ヘ長調 Op.93「田園」
■LP 3
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
ケーゲルによるアンコール曲目紹介
バッハ:アリア〜管弦楽組曲第3番 ニ長調 BWV1068より
ヘルベルト・ケーゲル(指)
ドレスデンPO

録音:1989年10月18日/サントリーホールにおけるライヴ録音
180g重量盤、日本語解説付
これは、通常の名演の概念とは全く次元が異なります。一人の人間の苦悩が完全に音に転化し尽くされ、不気味な生々しい空気が醸し出されるといった「事件」が、まさに目の前で繰り広げられることのショックが全身を襲う、“演奏行為を超えた演奏”です。それだけに、「運命」を聴こうとするときに気軽に棚から取り出す気になれないCDでもあります。当時FMでこの演奏を聴いた私は、「運命」の第1音から只ならぬ空気を発していることに仰天しました。そのどこか血の気の失せた「無」に近い音、強さを装いながらも本当は立っていられない様な不安定さが、強烈に切り込んでくる演奏とは逆の意味でショッキングだったのです。もちろんケーゲルがこの後ピストル自殺することなど、想像もできませんでしたが、この時の彼の精神状態が平常でなかったことは、今聴いてもはっきりと感じ取れてしまいます。第3楽章の不気味かつ意味不明のルフトパウゼ、終楽章冒頭の“ドーミーソー”の異常な引き延ばしなど、造形的にも破綻寸前。全体を通じて、いかにもドイツ的な重厚な響きに溢れていますが、崖っぷちのぎりぎりのところで必至に振り絞った音楽と一体となっての壮絶なニュアンスは、音楽的な感動以上のものをもたらすのです。これがデジタル録音で蘇っては、リアル過ぎてぎて、ちょっと辛いものがあります。ただ、クラシック・ファンならこの演奏を一度は体感しておくべきだと思います。人生には、怖くても直視しなければならないことがあるのです!
「田園」も、序奏冒頭から衝撃的!結尾の一音をテンポを落としながら異常に引き伸ばし、さらに不気味なパウゼを挟んでからやっと主題が滑り出すのには、慈しみを超えてこの世のはかなさを映すかのようなニュアンス。その後も独特のアーティキュレーションを駆使してテヌート気味に切々と歌われるので、「楽しい気分」というより得も言われぬ幻想を秘めた音像が広がります。第2楽章に入るとそこはもう天上世界!これ以上魂を込めようがない入念なフレーズがゆったりと流れ、テクチュアはどこまで行っても至純の極み。後半のカッコウの囀りも天使の囁きのように意味ありげに語り、深い呼吸を湛えたまま優しく失速するコーダの美しさもこの世のものとは思えません。第3〜4楽章は随所に現われる粘着質のフレージングが心を抉り、どこか猟奇的な雰囲気が鮮烈。、テンポの切り返しのが鮮烈!終楽章に至っては、感動という一言では収まりません!第1〜2楽章同様、ここでも音像自体は透明な美しさに溢れていますが、後ろ髪を引かれるような寂寥感と、もう後はないような切迫感が渾身の弦の響きにも強烈に絞り出す金管の響きにも立ち込めているのです。コーダ8:13以降の失速のうちに呼吸が鎮まっていく様は、涙なしに聴ける人がいるでしょうか!カップリングの「エグモント」がまた凄い!最初の和音が音量を抑えて緊迫感を孕み、再度繰り返される際には金管を激烈に突出させて内面のもがき苦しみを惜しげもなく表出。ケーゲル特有のテヌートもこの曲では一層顕著で、それによって精神的な浮き沈みが生々しく立ち昇ることになります。終結部も音を外に向かって放射することを意地でも避け、中低音重視の純ドイツ的な音像の厚味を湛えながら、内面からの燃焼と意志の強さで圧倒します。【湧々堂】

WERGO
WER-5122(1CD)
マーラー:交響曲第10番(ヨエル・ガムゾウ補筆完成版) ヨエル・ガムゾウ(指)
国際マーラーO

録音:2011年11月24・25日
クック版など数々の補筆完成版が存在するマーラーの交響曲第10番。ここに収められた演奏は2010年完成の「ガムゾウ版」。自らの指揮による世界 初録音です。ヨエル・ガムゾウは1987年イスラエル生まれの若手指揮者で、12、3歳でマーラーの10番に魅せられ、若干23歳で補筆版を完成させ たという驚きの人物です。ちなみにマーラーが10番作曲の筆を置いたのが1910年、亡くなったのが1911年。ガムゾウは100年越しに曲を完成させ、 没後100年の年に初録音をしたことになり、特別な意気込みを感じさせます。新たな補筆版をじっくり楽しめる上々の演奏内容も含めて、マーラー・ファ ン必聴の 1 枚と言えるでしょう。 (Ki)

EUROARTS
20-61498D(DVD)
20-61494F(Bluray)
ヴァルトビューネ・コンサート2016〜チェコ・ナイト
スメタナ:交響詩「モルダウ」
ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲
 交響曲第6番ニ長調、
 スラヴ舞曲Op.46-8ト短調
パウル・リンケ:ベルリンの風
ヤニック・ネゼ=セガン(指)BPO
リサ・バティアシ ヴィリ(Vn)

収録:2016年6月26日 ヴァルトビューネ、ベルリン(ライヴ)
映像監督:ヘニング・カステン
◆DVD
画面:NTSC 16:9
音声:DTS5.1、DD5.1、
PCMステレオ
リージョン:All、107分
◆Bluray
画面:1080i Full HD 16:9
音声:DTS-HD MA5.1、
PCMステレオ
リージョン:All、107分
ベルリン・フィルが毎年シーズンの最後に野外で行うヴァルトビューネ・コンサート。ここでの公演収録は恒例となっており、野外コンサートながら良好 な音響条件ということで、特に映像作品として鑑賞する場合には、通常のホールでの演奏と何ら変わらないクオリティが確保されているともいえます。映 像は野外コンサートだけあって、2万人の聴衆のリラックスした姿を映し出したりもして面白く、夏の夕方から夜にかけての名物コンサートのひと時を疑似 体験できるような楽しい雰囲気も備えています。 2016年の「ヴァルトビューネ」は、「チェコの夕べ」と題され、今やチェコを代表する作曲家といえば、真っ先に思い浮かぶスメタナとドヴォルザーク の作品を取り上げています。 祖国ボヘミアの歴史や自然を描いた6曲の交響詩から成るスメタナの《我が祖国》より《モルダウ》からはじまり、グルジア(ジョージア)出身のヴァイ オリニスト、リサ・バティアシヴィリによるドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲と続きます。ヴァイオリン協奏曲は、濃厚なスラヴの香り漂う旋律、そして 華麗な表現技巧など、聴きどころ満載の楽曲。バティアシヴィリの艶やかな美音、豊かな音楽性、テクニックが、この楽曲のもつ叙情性と技巧的な部分と を見事に表現しています。そして今回指揮を務めるのが、近年目覚しい活躍を見せる、ヤニック・ネゼ=セガン。作品の持つ濃厚なロマンティシズムと重 量感あるサウンドを引き出しています。 後半のドヴォルザークの交響曲第6番は、スラヴの民謡の香りがするエネルギーに満ちた作品。ベルリン・フィルの真骨頂である緻密なアンサンブル、管 楽器のうっとりするような叙情的な音色、弦楽器の躍動する輝かしいリズムとベルリン・フィルの魅力が全開し、セガンのスケールの大きい先導も功を奏 し充実した演奏を繰り広げています。 アンコールのスラヴ舞曲で大いに盛り上がり、最後はお馴染みの「ベルリンの風」で華やかな一夜が幕を閉じました。 (Ki)


東武レコーディングズ
TBRCD-0043(4CD)
税込定価・特価
デプリースト〜ベートーヴェン傑作集
(1)ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
(2)ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
 「プロメテウスの創造物」序曲
(3)ベートーヴェン:交響曲第7番
(4)ベートーヴェン:交響曲第8番
(5)ベートーヴェン:交響曲第9番
 「コリオラン」序曲
ジェイムズ・デプリースト(指)
東京都SO、
澤畑恵美(S)、竹本節子(Ms)
福井 敬(T)、福島明也(Br)、
二期会cho

録音:(1)2005 年11 月19 日サントリーホール、 (2)2004 年11 月20 日東京芸術劇場、(3)1997 年3 月20 日東京文化会館、 (4)2008 年3 月30 日サントリーホール、(5)2006 年12 月26 日サントリーホール
人格の大きさをそのまま音楽にしたかのような、包容力満点のデプリーストのベートー ヴェン傑作集が特価で登場。(ライナーノートより) デプリーストが亡くなって、早くも今年で3年になる。東京都交響楽団の常任指揮者とし て、数々の名演を披露したが、ベートーヴェンの交響曲がここに初めてCDとなる。 デプリーストは少なからぬレコーディングを遺したが、ベートーヴェンの楽曲は一切録音 しなかったので、このリリースは大歓迎である。 デプリーストはあるインタビューで、自身に最も重要な作曲家は、モーツァルトとマーラー であると発言している。その実、ブルックナー、ショスタコーヴィチの演奏解釈にも非凡な ところを見せて高い評価を得ているし、もちろん当盤のベートーヴェンの解釈も見事なも のである。このコンビでベートーヴェンの交響曲全てを演奏しなかったことが今更ながら 惜しまれる。

TONKUNSTLER ORCHESTRA
TON-2002B06(1CD)
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」(1878/1880年ハース/ノヴァーク版第2稿) 佐渡裕(指)
トーンキュンストラーO

録音:2016年1月&2月
オーストリアウィーン,ムジークフェライン
2016年5月、日本ツアーを大成功させた佐渡&トーンキュンストラーO。ツアーでの演奏曲であっ た「英雄の生涯」はもちろんのこと、第2作となる「ハイドンの交響曲」も会心の出来映えを誇りますが、 オーストリアのオーケストラのシェフとなった佐渡としては、やはりこのブルックナー(1824-1896)に格 別の思い入れがあるようです。レパートリーの広い彼ですが、これまでにドイツ・ロマン派作品の録音は、 ワーグナー、リスト、そして前述のリヒャルト・シュトラウスがある程度。ブルックナー、それも第4番 「ロマンティック」の演奏には並々ならぬ指揮する喜びが漲っています。 もちろんこの作品、タイトルこそ「ロマンティック」とありますが、甘いメロディがあるわけではなく、あ くまでもブルックナーらしい巨大な音の建造物であり、曲を完成させるには音を一つ一つ積み上げて、全体 の統一感をはかりながら、主題を発展させていくことが求められます。 佐渡は全体の構成を見据え、全てのメロディを流麗に歌わせながら、ブルックナーの求める精神性をも汲み 上げた理想的な「ロマンティック」を表現しています。

GRAND SLAM
GS-2152(1CD)
フルトヴェングラー〜ハイドン&シューベルト
ハイドン:交響曲第88番 ト長調 Hob.I:88*
シューベルト:交響曲第9番「ザ・グレート」
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
BPO

録音:1951年12月4&5日*、1951年11月27&28日、12月2&4日 イエス・キリスト教会(ベルリン・ダーレム)
使用音源:Private archive (2トラック、38 センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より
フルトヴェングラーとベルリン・フィルが1951年11月から12月にベルリンのイエス・キリスト教会にて収録したハイドンの交響曲第88番、シュー ベルトの同第9番「ザ・グレート」は、今日もなお伝説的な名演として語り継がれています。今回復刻に使用したのは2トラック、38センチのオープンリー ル・テープですが、全体の響きのふくよかさ、各パートの明瞭さ、豊かな空気感など、目からうろこ的な音質と申し上げても良いかと思います。  また、解説書には当時ベルリン・フィルのコンサートマスターだったヘルムート・ヘラーが、ベルリン・フィルとの録音について記した文献を掲載しています。 ごく短い文章ですが、当時の現場の空気が伝わってくる貴重な証言でしょう。(平林直哉)

Seattle Symphony Media
SSM-1011B03(1CD)
マーラー:交響曲第10番
(クック版1976年第3稿)
シアトルSO
トマス・ダウスゴー(指)

録音:2015年11月19.21.22日
1911年にマーラー(1860-1911)がこの世を去った時、遺された「第10交響曲」のスコアは断片的な もので、ほぼ完成していた第1楽章を除くと、他はどれも大まかなスケッチの状態でした。未亡人と なったアルマは、この曲を完成させるべく何人かの作曲家たちに作品の補筆を依頼し、様々な版が成 立します。その中でもとりわけ広く知られているのが、イギリスの音楽学者デリック・クック (1919-1976)による補筆版であり、1960年に初演された“第1稿”(マーラーの生誕100年を祝して BBCのラジオで放送された)は完全な形でなかったことと、事前にアルマの承諾を得ていなかったこと もあり、一旦はアルマによって出版、上演が禁止されてしまいます。しかし、その3年後に、亡くな る前のアルマが態度を軟化させたため、1964年に第2稿の上演が可能となりました。そして1972年 にその改定稿である「第3稿」が初演され、1976年にはスコアも出版、ウィン・モリスが指揮したレ コードの評判も伴って、この「クック版」の存在が多くの人に知れ渡ることになるのです。 このクック版第3稿を用いたシアトル響の首席客演指揮者ダウスゴーによる演奏は、スタイリッシュ で洗練されたものであり、ダウスゴー自身が執筆したブックレット(英語)に、マーラーの自筆譜に添え られたアルマへの言葉についての考察も詳細に記された通り、「マーラーのアルマへの思い」を汲みあ げた愛情豊かな演奏としても評価されるでしょう。

Lindoro
NL-3033(1CD)
ガエターノ・ブルネッティ(1743-1798):交響曲集 Vol.2
2つのヴァイオリンとオーケストラの為の協奏交響曲第3番変ロ長調 L.329*
交響曲第25番ニ長調 L.314
交響曲第8番ヘ長調 L.297
リナ・トゥル・ボネト、
イグナシオ・ラマル(Vn)*
カメラータ・アントニオ・ソレール
グスタボ・サンチェス(指)
当レーベルが力を入れているガエターノ・ブルネッティのシリーズ第4弾(NL 3011:弦楽四重奏曲/NL 3021:弦楽三重奏の為のディヴェルティメント/NL 3030:交響曲集 Vol.1)。全収録曲が世界初録音。ガエターノ・ブルネッティはイタリアのファーノに生まれ、ピエトロ・ナルディーニに師事した後1762年頃スペインのマドリードに移住。1770年に国王カルロス3世の王太子(アストゥリアス公)付き音楽教師に就任。1788年、王太子がカルロス4世として即位するとともに王の私設楽団のヴァイオリニストとなり、さらに1795年に王宮楽団が創設されるにあたってその指揮者に就任しました。450を超える作品を残したとされていますが、生前・没後とも出版された作品は少なく、演奏・録音される機会も多くありません。
カメラータ・アントニオ・ソレールは主にスペインの古典派・ロマン派音楽レパートリーを開拓するため、2011年スペインのエル・エスコリアルに創設された弦楽主体のオーケストラ。リナ・トゥル・ボネトはムジカ・アルケミカの創設者で Pan Classics等に録音があります。イグナシオ・ラマルはカメラータ・アントニオ・ソレールのコンサートマスター。


ACCENTUS Music
ACC-10381BD
(Bluray)
KKC-9196(Bluray)
日本語帯・解説付
税込定価

ACC-20381DVD(DVD)
KKC-9197(DVD)
日本語帯・解説付
税込定価

ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」 ヘルベルト・ブロムシュテット(指)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO
シモナ・シャトゥロヴァー(S)
藤村実穂子(A)
クリスチャン・エルスナー(T)
クリスチャン・ゲルハーヘル(Br)
MDR放送cho
ゲヴァントハウスcho
ゲヴァントハウス児童cho

収録:2015年12月31日 ゲヴァントハウス・コンサートホール(ライヴ)
画面:16:9 Full HD
リージョン:All、74’ 13分
字幕:独英仏韓,日本語
世界で最も古い伝統を誇る、屈指の名門オーケストラ、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団。この映像は、2015年12月31日にヘルベルト・ブロムシュ テット指揮により演奏されたベートーヴェン交響曲第9番のライヴ収録。ゲヴァントハウス管が大晦日に「第9」を演奏する伝統は、第一次世界大戦終結 の年1918年当時のカペルマイスターであったアルトゥル・ニキシュによって平和と自由への願いを込めて演奏されたのが始まり。人類愛を歌う第4楽章「歓 喜の歌」の原詩は、フリードリヒ・シラーがライプツィヒ滞在中に創作したもの。「年末の第九」はゲヴァントハウス管弦楽団の伝統となり、以来日本をは じめ全世界で演奏されています。 ブロムシュテットは1998年から2005年の7年間に渡って、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のシェフとして、絶大な信頼を獲得してきました。 現在も名誉指揮者として定期的に指揮台に立っています。この年末の重要な演奏会も、本来は音楽監督が担当することになっていますが、今回のブロムシュ テットの登場は両者が築いてきた絆があってこそのもの。
ソリスト陣も豪華で、スロヴァキア出身のソプラノ歌手シモナ・シャトゥロヴァー、世界に誇る日本人メゾ藤村実穂子、名指揮者たちからの指名も多いテノー ル、クリスチャン・エルスナー、 21世紀における“フィッシャー=ディースカウの後継者”とも言われるドイツ出身のバリトン、クリスチャン・ゲルハーヘルといっ た顔ぶれ。ブロムシュテットは、1927年生まれ現在89歳、年齢を感じさせないエネルギッシュな指揮ぶり、清新で覇気に満ちた演奏を聴かせてくれます。 (Ki)


東武レコーディングズ
TBRCD-0050(1CD)
税込定価
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
ムソルグスキー:交響詩「禿山の一夜」 *
アントン・ナヌート(指)
スロヴェニアRSO

録音:2012 年10 月4 日スタジオ録音
1999 年5 月17 日ライヴ録音*
※日本語・英語解説付。
謎の指揮者として存在すらも怪しまれたナヌート。しかし日本では紀尾井シンフォニエッタへの3 度の客演で幻どこ ろか今や最後の巨匠と呼んでも過言ではないほど骨太の名演で大評判を得ました。1932 年にスロヴァニアのゴリツァ 出身、第2 次大戦時はイタリア領となった土地で、イタリア語で若年の教育を受けました。バレエ、オペラの指揮から交 響楽団の指揮に進んだ典型的な叩上げタイプ。一つのオーケストラと長く仕事をする土地に同化した指揮者です。野 武士の風格とでも呼びたいナヌートは「尊敬する指揮者は?」という問いに、ワルターとマタチッチを挙げます。手触りの粗いゴツゴツした構えの音楽づくりはなるほどマタチッチとの共通項もあります。(ライナーノートより)
ナヌートは「尊敬する指揮者は?」という問いに、ワルターとマタチッチを挙げます。 手触りの粗いゴツゴツした構えの音楽づくりはなるほどマタチッチとの共通項もありま す。(ライナーノートより) 2012 年9 月、ナヌートは80 才を祝うコンサートを行った。その直後に行われたスタジオ・ セッション録音である。コンサートでも演奏された「悲愴」交響曲は、正にナヌート畢生 の名演奏と言えよう。まるでライヴ録音のような高揚感が漲っている。第1 楽章が 20 分 を超える。目一杯遅い。ここでナヌートは十分な感情移入をしてみせる。冒頭の低弦の 神経の張り詰めた、しかし絶望感の漂い方、ここは凄い。ヴァイオリンなどまるで人の声 の様に切実である。
東武レコーディングズ
TBRCD-0051(1CD)
税込定価
シューマン:交響曲第4 番
「マンフレッド」序曲
アントン・ナヌート(指)
スロヴェニアRSO

録音:986 年2 月6 日ライヴ録音
1998 年5 月29 日ライヴ録音*
※日本語・英語解説付。
交響曲第4 番は、ナヌートの出身地である、ヌオヴァ・ゴリツァにおけるライヴ録音。まるでクナッパーツブッシュが甦ったような演奏。物凄い遅いテンポが採用され、長靴でぬかるみを歩くような歩みの重さが実にユニーク。「マンフレッド」序曲も巨匠の至芸と言える立派な演奏。重厚さとともに、ある種の怖さ、恐ろしさを伴った悪魔的演奏です。ワーグナーの森にも直結する陰鬱で、ロマンティックな世界が展開されております。


ARTHAUS
ARTH-109248J01
(4DVD)
ARTH-109249J01
(3Bluray)
ベートーヴェン:交響曲全集
交響曲第1番ハ長調Op.21
交響曲第2番ニ長調
Op.36
交響曲第3番変ホ長調「英雄」Op.55
交響曲第4番変ロ長調Op.60
交響曲第5番ハ短調
Op.67
交響曲第6番ヘ長調「田園」Op.68
交響曲第7番イ長調Op.92
交響曲第8番ヘ長調Op.93
交響曲第9番ニ短調「合唱」Op.125

《ボーナス映像》
ライナー.E.モーリッツによるドキュメンタリー「フィリップ・ジョルダン‐指揮者の肖像」
フィリップ・ジョルダン(指)
パリ・オペラ座O
リカルダ・メルベート(S)
ダニエラ・シンドラム(Ms)
ロバート・ディーン=スミス(T)
ギュンター・グロイスベック(Bs)
パリ・オペラ座cho

収録:パリ バスティーユ・オペラ&ガルニエ宮殿
【DVD】
収録時間:405 分+ボーナス映像(52 分)
音声:ステレオ2.0/DTS5.1
字幕:英語,ドイツ語,フランス語(第9)
英語,フランス語,日本語,韓国語(インタビュー映像)
画面:16:9 REGION All(Code:0)
DVD…片面二層ディスク×4
【Blu-ray】
収録時間:405 分+ボーナス映像(52 分)
音声:ステレオ2.0/DD5.1/DTS5.1
字幕:英語,ドイツ語,フランス語(第9)
英語,フランス語,日本語,韓国語(インタビュー映像)
画面:16:9 REGION free
Blu-ray…二層50GB×2,単層25GB×1 1080i High Definition
スイス、チューリヒ生まれの指揮者フィリップ・ジョルダン(1974-)。同じく指揮者であるアルミン・ジョルダンを父に持つ 彼は、幼い頃からピアノ、合唱など音楽に親しみ、地元の音楽院を卒業後多くの歌劇場で経験を重ね、2009 年からパリ国立 オペラの音楽監督、2014 年からはウィーン交響楽団首席指揮者の要職に就きました。このベートーヴェンは、伝統を踏襲し ながらも随所に若々しい意欲にあふれた“新感覚”の交響曲全集です。1 番、2 番といった初期の作品ではハイドン、モーツァ ルトを思わせる流麗で滑らかなフレーズを歌わせながらも、第3 番以降ではベートーヴェンの個性を重視し、強靭な構成力 と、各々の曲に横溢する実験的な要素も含め、「これぞ21 世紀のベートーヴェン」といった音楽をジョルダンが丁寧に紡ぎ だしていく姿が克明に捉えられています。その映像は、現在求め得る最高の品質であり、凝ったカメラワークとともに、目に も楽しいものとなっています。まさに指揮者になるべくしてなったフィリップ・ジョルダン。50 分を越えるライナー.E.モー リッツによるドキュメンタリー映像では、幼い頃の思い出から、音楽に対する姿勢、愛情が彼自身によって存分に語られてい ます。彼の目に映った父アルミンの姿や、他の演奏家たちに対する話、また指揮をしている時の厳しさとは違う柔和でユーモ ラスな表情を見ることができる点でも、興味深いインタヴューとなっています。