湧々堂HOME 新譜速報 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック 廉価盤 シリーズ
旧譜カタログ チャイ5 殿堂入り 交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック


交響曲・新譜速報1


※発売済のアイテムも含めて、約3ヶ月間掲載しています。
※新しい情報ほど上の段に記載しています。
※表示価格は全て税込みです。




Cascavelle
VEL-3143(1CD)
アンセルメの「幻想交響曲」〜来日ライヴ
ベルリオーズ:幻想交響曲
ワーグナー:ファウスト序曲*
リスト:交響詩「フン族の戦い」#
エルネスト・アンセルメ(指)スイス・ロマンドO

録音:1968年6月24日東京文化会館、1950年11月14日ジュネーヴ*、1959年4月8日ヴィクトリア・ホール#(全てモノラル・ライヴ)
ここに聴くアンセルメの幻想交響曲は円熟の域に達し、落ち着いたテンポと正統的な解釈で演奏されております。来日時は6月梅雨の時期。湿度も高いこの時期に楽器の状態は良好ではないと思われますが、集中力をきらすことなく演奏されております。この他、カップリングには1959年録音のW.カウルバハの絵により作曲されたリスト「フン族の戦い」、1950年録音のワーグナー「ファウスト序曲」が収録されております。 (Ki)
Medici Arts
20-55998(DVD)
ベルリン・フィル/ヨーロッパ・コンサート2007
ワーグナー:楽劇「パルジファル」前奏曲
ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲
交響曲第4番ホ短調Op.98
リサ・バティアシヴィリ(Vn)
トルルス・モルク(Vc)
サー・サイモン・ラトル(指)BPO

収録:2007年5月1日ベルリン、カーベルヴェルク・オーバーシュプレー(ライヴ)
※103mm/画面:16:9 NTSC/音声:PCMステレオ、DD5.1、DTS5.1
ベルリン・フィル創立125周年という記念すべき2007年の「ベルリン・フィルのヨーロッパ・コンサート」の映像。ベルリン・フィルのヨーロッパ・コンサートは、毎年ベルリン・フィルの創立記念日5月1日に、ヨーロッパ各地の歴史的建築物やホールでコンサートを行っています。2007年ラトルが登場したこのコンサートは、ベルリンの工場地帯オーバーシュプレーのケーブル工場カーベルヴェルク・オーバーシュプレーで行われました。歴史的建築物としても価値があり、音響的にも注目されています。この場所は19世紀後半から20世紀前半ドイツの工業を支えた街。創立125周年の特別なコンサートに、この場所を選んだベルリン・フィルの心意気が伝わります。ワーグナーの「パルジファル」で始まったコンサートは、話題の女流ヴァイオリニスト、リサ・バティアシヴィリとノルウェーのチェリスト、トルルス・モルクをソリストに迎えたブラームスの二重協奏曲。そしてベルリン・フィルの重厚さを引き出しながらも、ラトルの明朗で新鮮な響きをブレンドしたブラ4と異空間での感動的なパフォーマンスが収められています。 (Ki)

WEITBLICK
SSS-0106-2(1CD)
朝比奈隆/ヨーロッパ・ライヴ第2弾
ハイドン:交響曲第92番「オックスフォード」
 交響曲第99番*
1975年渡独時のインタビュー
朝比奈隆(指)ベルリンRSO

録音:1971年2月8-11日スタジオ録音,1974年2月18,19日スタジオ録音* (全曲ステレオ)

※英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付。
「我々はハイドンの時代にハイドンがどういう風に演奏されていたかを知る由もない。それにもし我々がその時代にタイムスリップして、その時代の演奏を聴けたとしてもベートーヴェン、ブラームス、ブルックナー、マーラーを経験している我々が当時の聴衆と同じ感想を持つとは思えない。その意味で朝比奈のハイドンはロマン性に傾斜したものだが、テクスチャはクリア、リズムは活発で情熱的でもある。そして温かみと雅趣がそこにはある。試みに第99番のトリオを聴いていただきたい。音楽の微笑のみならず指揮者の微笑すら発見できるだろう」
〜ヘンリー・フォーゲル(元シカゴ響総裁)のライナーノートより
朝比奈ヨーロッパ・ライヴ第2弾。朝比奈は晩年ハイドンを取上げることはほとんどありませんでしたが、オーケストラの基本レパートリーであるハイドンにも造詣深く全交響曲演奏を目論んだこともあるほどです。音盤初登場となる名曲2題はベルリン放送響(現ベルリン・ドイツ響)との共演という点がファンを狂喜させましょう。演奏スタイルは現今主流であるピリオド・アプローチの対極にありアーベントロート、クナッパーツブッシュ、フルトヴェングラーを彷彿とさせる豊穣で大らかな名演です。定期演奏会ではなく放送用のセッション録音であり、如何に朝比奈が放送局、オケから信頼されていたかを物語ります。堪能なドイツ語で応対するインタビュー付。

Ages
AGES-509002-2(1CD)
ブラームス:交響曲第3番ヘ長調Op.90*
交響曲第4番ホ短調Op.98+
カール・シューリヒト(指)
バーデン=バーデン南西ドイツRSO*
バイエルン放送SO+

録音:1961年9月、バーデン=バーデン*/1962年9月、ミュンヘン、ヘルクレスザール+
旧コンサートホール音源をCD化しているイタリアのレーベル。2007年以降新譜の発売がなく、今回ご案内の商品もメーカー在庫の完売を以って廃盤となる可能性が高いのでご注意ください。
Ages
AGES-509006-2(1CD)
シューベルト:交響曲第8番「未完成」*
ブラームス:交響曲第2番ニ長調Op.73+
ヨゼフ・クリップス(指)ウィーンSO*
チューリヒ・トーンハレO+

録音:1962年6月3日、ウィーン、コンツェルトハウス*
1960年5−6月、チューリヒ(スイス)、トーンハレ+
Ars Produktion
ARS-38062(1SACD)
ハイドン:ロンドン交響曲集
 交響曲第98番変ロ長調
 交響曲第94番ト長調
 交響曲第97番ハ長調
 [ボーナス・トラック]
 ブルーノ・ヴァイルによる解説
ブルーノ・ヴァイル(指) カペラ・コロニエンシス

録音:2008年10月26日、2009年4月30日、エッセン・フィルハーモニー(ドイツ)、アルフリート・クルップ・ザール、ライヴ
MEMORIES
MR-2141(1CD)
シューマン:交響曲第2番、
ドビュッシー:交響詩「海」
ベルリオーズ:ラコッツィ行進曲
ジョージ・セル(指)クリーヴランO

録音:1957年5月31日ルガノ・ライヴ(モノラル・ライヴ)
至高の名演として名高い「セル、ルガノ・ライヴ」がここに復活します。初出時には、ソニー録音のシューマン第2が未CD化だったこともあって、18番がCDで聴けるCDとしてセンセーションを巻き起こした名盤中の名盤です。ドビュッシーも活殺自在、テンポも頻々と変化します。「ラコッツィ行進曲」の猛烈なスピードアップは鳥肌物です。モノラルですが音質の良さに定評ありましたが、今回真性モノラルで付加されたエコーを取り除き、クリアそのもの。厳しく躍動的なセルの芸術を心行くまでご堪能下さい。
RCO Live
RCO-10001(2SACD)
ドヴォルザーク:交響曲第8番*、レクィエム マリス・ヤンソンス(指)
ロイヤル・コンセルトへボウO
クラッシミラ・ストヤノヴァ(S)、藤村実穂子(A)
クラウス・フロリアン・フォークト(T)
トーマス・クヴァストホフ(Bs)
ウィーン楽友協会cho

録音:2009年2月5日、6日アムステルダム、コンセルトへボウ(ライヴ)、2007年12月19、20、21、23、25日&2008年10月23日アムステルダム、コンセルトへボウ(ライヴ)*
※Disc2Track4と9は拍手あり
2010年秋に予定される4度目の来日公演がはやくも大きな話題を集めるヤンソンス率いるロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団。看板コンビによる2010年最初のリリースはドヴォルザーク。曲目・演奏・録音と三拍子揃って空前の大ヒットを記録したRCOLive第1弾「新世界より」(RCO04002)以来となるプログラムは、最盛期の傑作ふたつ、交響曲第8番とレクィエムという豪華な組み合わせです。【ウィーン楽友協会合唱団創設150周年記念公演のレクィエム】たいへん信仰の厚いクリスチャンであったドヴォルザークが遺した唯一のレクィエムは、2部構成、全13曲からなる大曲で、編成上4人のソリストと混声合唱を擁する点が共通するスターバト・マーテルと並んで2大宗教曲に位置付けられています。ある意味、特別な作品にふさわしく、ここでコーラスにはゲストとしてウィーン楽友協会合唱団が迎えられていますが、ヤンソンス指揮のもとRCOとの共演によるドヴォルザークのレクィエムのシリーズは、2008/09年のシーズンを通してウィーン楽友協会合唱団によって、その創設150周年を祝う記念事業のひとつとして行なわれたものです。ちなみに、レコーディングが行なわれた2月5日、6日のアムステルダムでの公演に引き続いて、11日と12日にも同じキャストによりウィーンのムジークフェラインでレクィエムを演奏しています。【ヤンソンス初の注目レパートリー】ヤンソンスはショスタコーヴィチのオペラ「ムツェンスク群のマクベス夫人」をリリースするなど、近年、声楽曲やオペラに力を入れ、来日時のインタビューでも今後いっそうこうしたジャンルへの夢を熱く語っていましたが、ドヴォルザークのレクィエムというあらたな取り組みはまさにそうした志向を裏付けるものといえるでしょう。「最高水準の出来ばえのものしか出さない」と自信をもって言い切るヤンソンスだけに、ドヴォルザークのレクィエムも、クヴァストホフといったソリストの魅力も併せて、十分な期待にこたえてくれる内容とおもわれます。【充実のラインナップ。RCOによる第8交響曲のディスコグラフィ】いっぽう、レクィエムとは創作時期を相前後する第8交響曲は、名門RCOにとって屈指の録音歴を誇るレパートリー。これまでにRCOは、1963年にハイティンクとセッション録音、1970年にアンチェルとライヴ録音、1978年にコリン・デイヴィスとセッション録音、1990年にジュリーニとライヴ録音、1998年にはアーノンクールとライヴで録音しています。【ヤンソンスのきわめつけドヴォルザーク第8番】意欲的な初レパートリーのレクィエムに対して、第8交響曲はファンの間ではヤンソンスの十八番としておなじみです。実演における心臓が破裂しそうなテンションの高さでは、2000年11月のベルリン・フィルとの来日公演での度肝を抜く快演は語り草となっているほど。もちろんヤンソンスはRCOとも実演で頻繁に取り上げており、第8交響曲を前回2008年のアジア・ツアーでもやはり、11月5日の北京、8日の上海、10日のサントリーホール、14日の横浜みなとみらい、15日の京都コンサートホールでの公演曲目に組んでいました。RCO弦楽セクションの真骨頂というべき、流麗きわまりない第3楽章。そしていつ聴いても手に汗握るフィナーレ。ヤンソンスは第8交響曲の収録にあたり、前作「新世界より」の録音を終えた時点の早い段階からRCOに決めて万全の準備を重ねてきたことをうかがわせます。ヤンソンスが1992年におこなったオスロ・フィルとのセッション録音との比較では、すべての楽章で演奏時間が長くなる傾向にあることからも、ここではスケールもパワーアップ、じっくりと旋律も歌い込まれているのは、まず間違いないところでしょう。ヤンソンスとRCOによるドヴォルザークの第8交響曲こそ、まさしくレーベルが当初より掲げる「ライセンス・トゥー・スリル」そのもの。すなわち、ゾクゾクするような興奮をきっとお約束いたします、というキャッチフレーズをダイレクトに届けてくれるにちがいありません。なお、両曲とも終演後に拍手が入ります。 (Ki)
VAI
VAIDVD-4511(DVD)
R・シュトラウス:アルプス交響曲
 オーボエ協奏曲
アルフォンス・ディーペンブロック:エレクトラ組曲
ネーメ・ヤルヴィ(指) ハーグ・レジデンティO
ポーリーン・オーステンリク(Ob)

録音:2008年ライヴ
父を超えた演奏家はカルロス・クライバーだけだったのでしょうか?人気絶大だったカルロスにしてもエーリヒの演奏を踏襲していたり(ベートーヴェン7番等)、偉大な父親の呪縛から逃れるのはモーツァルトを例にとるまでもなく、なかなか大変なようです。最近はパーヴォもクリスチャンも大活躍のヤルヴィ一家ですが、やはりレパートリーの広さ、演奏の迫力、膨大な録音量等々で父親の存在感はまだまだ圧倒的といえるでしょう。音でだけ聴くと時に空虚に感じるリヒャルト・シュトラウスの交響詩ですが(特にこの「アルプス交響曲」?)、映像で指揮者やプレイヤーの熱演を観ると手に汗を握るとはまさにこのことで、オーケストラを聴く喜び、ここに極まれり!と実感することでしょう。ポーリン・オーステンリクはハーグ・レジデンティの首席オーボエ奏者。アルプスの山々に映える、夕陽のような絶美のシュトラウスを聴かせてくれます。 (Ki)

Signum Classics
SIGCD-179(2CD)
エルガー:交響曲第1番変イ長調Op.55
 交響曲第2番変ホ長調Op.63*
 序曲《フロワッサール》Op.19
アンドルー・デイヴィス(指)
フィルハーモニアO

録音:2007年4月12日、 5月2 日*(交響曲第2 番)、クィーン・エリザベス・ホールでのライヴ
急逝したリチャード・ヒコックス、ヴァーノン・ハンドリーの遺志を引き継ぐかのように2009年にシャンドス(Chandos)と専属契約を結び、現代屈指のイギリス音楽のスペシャリストとして八面六臂の活躍を見せるアンドルー・デイヴィス。近年では、フィルハーモニ管との「エニグマ変奏曲」(SIGCD 168)、BBCフィルハーモニックとの「インドの女王」(CHAN 10570)、ジェームズ・エーネスをソリストに迎えての「ヴァイオリン協奏曲」(ONYX 4025)などを続々とリリースしており、エルガーの音楽に対する熱意と研究し尽くされた解釈、演奏は現代最高と言っても過言ではないでしょう。
DUX
DUX-0751(1CD)
ハイドン:交響曲第103番「太鼓連打」
  交響曲第104番「ロンドン」
ズビグニェフ・ピルフ(指)ヴロツワフPO
C Major
70-1908(DVD)
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」
 交響曲第7番ホ長調
クリスティアン・ティーレマン(指)ミュンヘンPO

収録:2008年[第4番]・2006年[第7番](ライヴ)、バーデン=バーデン・フェストシュピールハウス
※PCMステレオ/dtsサラウンド5.1/カラーNTSC、16:9/リージョン・オール
「ドイツの正当な伝統を継承する最右翼」と称され、欧米をはじめ日本でも熱狂的な支持を集めるカリスマ指揮者クリスティアン・ティーレマン。ことし2010年3月、ミュンヘン・フィルとの2度目の来日公演を目前に控えた絶好のタイミングで緊急リリースが実現いたしました。当コンビは公演曲目にブルックナーの第8交響曲を予定していますが、同じブルックナーの交響曲第4番「ロマンティック」と第7番とをカップリングしたライヴ映像作品というまさに願ってもない内容です。ティーレマンのブルックナー指揮者としての力量については、ミュンヘン・フィルの総音楽監督に就任した2004年10月に行われた第5交響曲のライヴ・レコーディングをはじめ数々の実演でもすでに実証済み。過去にケンぺやチェリビダッケの薫陶を授かった名門ミュンヘン・フィルに息づくブルックナー演奏に最適のひびきを存分に活かし、ティーレマンがじっくりと遅めのテンポ設定で形づくる巨大な音楽は、ブルックナー好きを大満足させています。このたびの2曲いずれもトラックタイムから分かるように、多くのファンが期待する重厚長大なスタイルによる演奏とおもわれます。名実ともに現代屈指と呼び声の高いティーレマン&ミュンヘン・フィルのブルックナー演奏をぜひともご堪能ください。 (Ki)
TAHRA
TAH-4012(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第2番
ブラームス:第4番
ハンス・クナッパーツブッシュ(指)ブレーメンPO

録音:1952年12月12日
※旧TAH-216
美麗デジパックで再発。ブレーメン放送からのライセンス。
「ベト2」があまりにも感動的!極限まで肥大化する造形が破綻寸前のところで美しく凝縮され、クナならではの風格が満点!終楽章コーダの強弱対比の壮絶さは比類なし! 【湧々堂】
TAHRA
TAH-4013(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」 ヘルマン・アーベントロート(指)ベルリンRSO
ティッラ・ブルーム(S) 
ディアナ・オイストラリ(A) 
ルートヴィッヒ・ズートハウス(T)
カール・パウル(Bs) 
ウンター・デン・リンデン国立歌劇場Cho

録音:1950年12月31日
※旧TAH-230
美麗デジパックで再発。待ち望まれていた復活!数あるアーベントロートの第九でもまず第1に聴かれなければならない超劇的演奏。録音も良好。
TAHRA
TAH-4015(1CD)
ウェーバー:「オベロン」序曲 
べートーヴェン:交響曲第3番「英雄」*
オイゲン・ヨッフム(指)
アムステルダム・コンセルトヘボウO

録音:1980年11月2日、1977年4月21日*、アムステルダム コンセルトヘボウ(ともにステレオ)
※旧TAH-233
美麗デジパックで再発。ヒルヴェルスムNOS放送からのライセンス。
TAHRA
TAH-4017(1CD)
若き日のチェリビダッケ
ベートーヴェン:序曲「レオノーレ」第3番 
ブラームス:交響曲第4番*
チェリビダッケ(指)BPO

録音:1946年1月10日、1945年11月18日*
※旧TAH-271
ベルリン放送アーカイヴより。
TAHRA
TAH-4018(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
 交響曲第6番「田園」*
ウィルヘルム・フルトヴェングラー(指)BPO
ヘルマン・アーベントロート(指)ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO

録音:1943年6月30日ベルリン・フィルハーモニー・ホール、1945年3月12日ライプツィッヒ コンコルディア・ホール*
※旧TAH-272
美麗デジパックで再発。フルトヴェングラーの数ある「運命」でも最も劇的な43年録音と、アーベントロートの起伏に富んだ「田園」の興味深いカップリング。
TAHRA
TAH-4019(2CD)
ドレスデンのクナッパーツブシュ
ハイドン:交響曲第88番 
ブラームス:交響曲第2番*
ブラームス:交響曲第3番#
R.シュトラウス:死と変容
ハンス・クナッパーツブッシュ(指)
ドレスデン・シュターツカペレ

録音:1959年11月28日、1959年11月27日*、1956年11月4日#
※旧TAH-303/4
美麗デジパックで再発。クナお得意のハイドン88番とブラームス2番&3番。
これは録音状態の良さも含めクナ・ファン必携!特にお得意の「ブラ3」はクナの同曲録音のトップに君臨する超名演!終楽章に追加されるティンパにの打ち込みの強靭さ、造形の巨大さと圧倒的な威容がドレスデンのオケの端正なアンサンブルと溶け合って醸し出される得も言われぬコクは、一度聴いたら病み付きです。  【湧々堂】。

Monopole
MONO-033(1CDR)
サルマノフ:交響曲第1番、第2番* エフゲニ・ムラヴィンスキー指揮
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団

録音:1957年、1960年*
Pentatone
PTM-1001(1SACD)
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」 クリスティアーネ・エルツェ(S)、
インゲボルグ・ダンツ(Ms)、
クリストフ・シュトレール(T)、
デイヴィッド・ウィルソン=ジョンソン(Br)、
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)
ロイヤル・フランダースPO、
コレギウム・ヴォカーレ、
アカデミア・キジアーナ・シエナ

録音:2009年10月、デ・シンゲル(アントワープ/ベルギー)
"プリンシパル・コンダクター"ヘレヴェッヘと"チーフ・コンダクター"ズヴェーデンの2頭体制となり、一気に世界のトップレベルに躍り出たロイヤル・フランダース・フィル。合唱にはコレギウム・ヴォカーレとアカデミア・キジアーナ・シエナ、ソリストには、クリスティアーネ・エルツェやインゲボルグ・ダンツ、クリストフ・シュトレール、そしてデイヴィッド・ウィルソン=ジョンソンというヘレヴェッヘからの信頼も厚く、その高度な要求に十二分に応えることのできる合唱団と4人の超一流歌手たちが集うなど、新たな「第九」の陣容は万全。
SUPRAPHON
SU-4016(1CD)
「新世界」&「モルダウ」
スメタナ:交響詩「モルダウ」
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」*
カレル・アンチェル(指)チェコPO

録音:1963年1月10日(セッション・ステレオ)、1961年12月5-6日(セッション・ステレオ)プラハ・ルドルフィヌム*
チェコが生んだ大指揮者アンチェルが名門チェコ・フィルと遺した不滅の名録音が新カップリング&バジェット価格でリリース。どんなに時代が移り変わっても、まったく色あせることのない折り紙つきのない演奏内容です。 (Ki)
Chandos
CHAN-10589(1CD)
ラフマニノフ:交響曲第2番ホ短調Op.27
幻想曲「岩」Op.7*
ジャナンドレア・ノセダ(指)BBCフィルハーモニック

録音:2008年11月24日*、2009年11月11日−12日マンチェスター新放送センター・スタジオ7
ノセダ&BBCフィルのラフマニノフ・プロジェクト第4弾。ラフマニノフの孫であるアレクサンドル・ラフマニノフが1999年に設立したセルゲイ・ラフマニノフ財団の全面的なサポートも心強い。
Hanssler
<SWR>

93-244(1CD)
マーラー:交響曲第9番ニ長調 サー・ロジャー・ノリントン(指)
SWRシュトゥットガルトRSO

録音:2009年9月5日シュトゥットガルト・リーダーハレ、ベートーヴェンザール(ライヴ・ステレオ)
ノリントン率いるシュトゥットガルト放送響によるマーラー・シリーズ第5弾は第9交響曲。ことし5月に4度目の来日公演を控える当コンビによって、2009年9月に行われたばかりの公演が早くもリリースとなります。弦のヴィブラート・フリーを基調とする、持論のピリオド語法に依拠するノリントンが、後期ロマン派の作曲家マーラーにまでも例外なくピュア・トーンを導入していることでおおきな反響を呼んでいる当シリーズですが、その弦楽のとびきりの美しさについてはまず異論のないところ。その意味では、陶酔と頽廃そして官能とが綯交ぜになった畢生のアダージョで知られる第9番だけに、期待は膨らむばかりです。本作ではノリントンみずからが手掛けたライナーノートからも窺い知れるとおり、十分な自信と検証の上に臨んだレコーディングなのでしょう。加えて、ブラスや木管の巧さもさすがというべきか、10年来の手兵との息もピッタリ。従来同様、ヴァイオリン両翼型配置を採用した弦楽セクションも複雑な内容に対して、混濁のない明解なサウンドがじつに効果的。この演奏がじっくり練り上げられたものであることを実感させる仕上がりとなっています。 (Ki)
=トラックタイム=
T.26’02”+U.14’06”+V.12’38”+W.19’24”=TT.72’10”
GRAND SLAM
GS-2046(1CD)
フルトヴェングラー・シリーズ第23弾
ベートーヴェン:「レオノーレ」序曲第3番*
交響曲第7番
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
トリノ・イタリアRSO*、BPO

録音:1952年3月3日トリノ*、1943年10月31日-11月3日ベルリン・旧フィルハーモニー
使用音源:Private-Archive、Melodiya-D-027779/80

※*=世界初出
■世界初出となる「レオノーレ」序曲第3番について
 このディスクに収録された1952年3月3日、トリノ・イタリア放送交響楽団とのベートーヴェンの「レオノーレ」序曲第3番は“世界初出”音源です。この演奏はデータ上では過去に国内ではキングレコード、海外ではCetra、Urania、Andromeda、Mytoなどからすでに出ていることになっていますが、中身の演奏はすべて1950年7月13日、アムステルダム・コンセルトヘボウとのものであり、単に誤記がそのまま定着していただけでした。ところが、このたびイタリアより入手した音源は表記と中身が一致する初めてのものであり、まさにファン待望の発売です。当時のイタリアではまだアセテート盤による収録だったようですが、音質は予想以上にしっかりしていて鮮明であり、著しく劇的なフルトヴェングラーの解釈を心ゆくまで堪能出来ます。
■GSシリーズ初のメロディア盤復刻
 組み合わされた交響曲第7番は戦時中の演奏で、メロディア/ユニコーン系音源としてはあまりにも有名です。復刻に使用したのは最初期のメロディア盤で、そのLPに刻まれた情報を限りなく忠実に再現しています。なお、GSシリーズでのメロディア盤復刻は初めての試みとなります。また、このディスクは2002年にCDRレーベル(Serenade SEDR-2008/廃盤)で発売したものの流用ではなく、全くの新マスタリングです。
■交響曲第7番の欠落について
 オリジナルのメロディアLPには第4楽章の冒頭に欠落があることが知られています。これまでは再現部をコピーしたり、あるいは“新発見”とされる音源を加えて修正を施したものが多数出ていますが、歴史的な事実を忠実に復刻するという観点から、このディスクではあえて修正を加えずに復刻しています。(以上、平林 直哉)
Naive
V-5202[NA]
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱つき」 エマニュエル・クリヴィヌ(指)
ジネアド・ミュレーン(S)、キャロリン・マズア(A)、
ドミニク・ヴォルティッヒ(T)、
コンスタンティン・ヴォルフ(Bs)
ラ・シャンブル・フィルハーモニック、
シャンブル・レ・エレメンツcho
ピリオド楽器を用いたオーケストラで、古典派とロマン派の派境期の作品の新たな魅力に気づかせてくれるクリヴィヌ率いるラ・シャンブル・フィルハーモニックの新譜は、第九。レパートリーに応じて、テクニックやアンサンブルのサイズを自在に変化させるこの団体、ここでもまさに納得の響きで迫力の演奏を展開しています。細かな部分まで手入れが行き届いており、かつ、迫力に満ちた新しい第九をおたのしみください。 (Ki)
ZIG-ZAG
ZZT-2100104(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
交響曲第4番Op.60*
ジョス・ファン・インマゼール(指)
アニマ・エテルナ(ピッチA=440Hz)

録音:2007年12月20-21日、2005年12月10-12日*  ブリュージュ、コンセルトヘボウ
話題を呼んだオリジナル楽器によるベートーヴェン交響曲全集&序曲集(KDC.5044)。ZigZagレーベルのお買い得シリーズ、ゼブラ・コレクションからSym.5&4のみの分売。古楽オケ最高水準を誇るアニマ・エテルナの洗練されたサウンドに驚かされたリスナーも多いでしょう。インマゼールの綿密な調査・研究により、ベートーヴェンの意図した演奏を可能な限り再現し、新たなベートーヴェン像を作り出しています。新鮮な音色で解放された音楽を生み出した名演「運命」、軽妙なリズムを際立たせたエネルギッシュな4番。インマゼールとアニマ・エテルナのただならぬ研究の成果がひしひしと伝わってくる1枚です。 (Ki)

SOMM
SOMMCD-094(1CD)
ボールト・コンダクツ・ウォルトン
ウォルトン:交響曲第1番変ロ短調*
 オラトリオ「ベルシャザールの饗宴」+
エイドリアン・ボールト(指)LPO、
デニス・ノーブル(Br)+
ロンドン・フィルハーモニーcho+

録音:1956年8月15-30日、ステレオ*/1953年9月10-14日、モノラル+、 ロンドン、ウォルサムストー・アッセンブリー・ホール*,+
MEMORIES
MR-2140(1CD)
ベルリオーズ:幻想交響曲 イーゴル・マルケヴィッチ(指)RIAS響

録音:1952年9月18日ライヴ(モノラル)
奇才マルケヴィッチは、「幻想」を得意としておりましたが、意外と録音は少ないようです。当盤では「悲愴」などでも顕著な強調する箇所に関しては音楽の流れさえもストップさせてプレゼンテーション的に聴衆に説明してしまう強烈な表現方法がところどころに採用されております。こういう過激な音楽性によって、一箇所のオーケストラの常任としては厳しすぎる存在となり、世界各地への客演指揮者としての生活が決定づけられたと言えましょう。チェリビダッケ、ヴァント同様、比較的運営に余裕のある(=リハーサル時間が結構作れる)放送オーケストラとの相性が良かったのもその理由からでしょう。既出盤(入手困難)よりも音質は優れております。

TAHRA
TAH-678(2CD)
パリのカール・シューリヒト
ブラームス:ドイツ・レクイエム*
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番
ブラームス:交響曲第4番
カール・シューリヒト(指)フランス国立O&cho
エルフリーデ・トレッチェル(S)
ハインツ・レーフス(Br)
クラウディオ・アラウ(P)

録音:1955年2月10日*、1959年3月24日パリ・シャンゼリゼ劇場
シューリヒトがフランスで演奏活動を行ったのは1949年~1965年まで。1955年はパリ、ボルドー、ストラスブール、ブザンソンに登場している。2月5日の演奏会(モーツァルトVn協、「英雄」等)の模様はALT170で発売済み。このころからは録音技術の発達もありシューリヒトの音楽の全貌が過不足なく楽しめる。「ドイツレクイエム」は若干、合唱が濁り気味なところもあり。アラウとのピアノ協奏曲は鮮烈、ブラームス4番も迫力満点です。特に終楽章パッサカリアの演奏はすさまじく、終わった時の拍手が聴衆の熱狂を物語っております。 (Ki)
DUX
DUX-0722(1CD)
ヴォイチェフ・ジェモヴィト・ジフ(1976-):管弦楽作品集
交響曲第1番
バスクラリネット協奏曲*/意志の高揚
ミハウ・ゴルチンスキ(バスCl)*
プシェミスワフ・フュガイスキ(指)
ビャウィストク・ポドラシェ・オペラPO
BIS
BISSA-1656(1SACD)
ダウスゴー/「未完成」と「グレート」
シューベルト:交響曲第8番「未完成」
 第9番ハ長調「グレート」
トマス・ダウスゴー(指)スウェーデンCO
現在もっとも旬の指揮者のひとりトマス・ダウスゴーがシューベルトの交響曲に挑戦しました。その第1弾は「未完成」と「グレート」という最高に魅力的なカップリング。室内オーケストラ編成で現代的感覚満点の解釈は超斬新。これまで未完成交響曲に持たれていた暗く儚い世界が、若々しく前向きなものとなっているのが興味津々です。 (Ki)
BIS
BISSA-1583(1SACD)
ショスタコーヴィチ:交響曲第11番「1905年」 マーク・ウィグレスワース(指)オランダ放送PO
。1905年、皇宮に請願行進をした労働者たちに政府当局が発砲、数千人の死傷者を出した「血の日曜日」事件。これを音で描いたショスタコーヴィチの交響曲第11番は非常に描写的で、シリアスな大作映画を観る趣があります。労働者の行進や有名な銃撃のシーンが、BISならではの録音の良さで恐ろしいまでにリアルな音像で広がります。 (Ki)
BIS
BIS-1383(1CD)
ルーセンベリ:交響曲第3番(1939)
第6番「シンフォニア・センプリーチェ」(1951)
マリオ・ヴェンサーゴ(指)エーテボリ響
スウェーデン現代の巨匠ヒルディング・ルーセンベリ(1892-1985)。彼は8篇の交響曲を残したシンフォニストですが、録音に恵まれているとは言いがたい現状です。そこにBISが最新録音で参入という嬉しいニュース。1939年の第3番は当初、男の一生を「幼年」「少年」「青年」「壮年」の4楽章で描いていましたが、後に標題を取り除いたといういわくつきの作品。ルーセンベリの作風は現代手法を用いながら人間味あふれ、感動的です。 (Ki)
Opus蔵
OPK-7050(1CD)
ショスタコーヴィッチ:交響曲第7番「レニングラード」 アルトゥーロ・トスカニーニ(指)NBC響

録音:1942年7月19日ライヴ録音
原盤 Private-LP
フォイアマンのドン・キホーテ(OPK7033)のように音響の優れた音源を提供いただくケースは,ライヴや放送録音でありますが,今回提供されたLPの「レニングラード」の音の迫力には驚かされました。エアチェックが放送局の録音より優れているとは思えないので,今回の音源は1回限りの放送の記録として,複数録ったであろうもののひとつと考えられます。(相原 了)オーパス蔵の復刻CDは、あきらかに「RCAとは同演奏の別録音」のように聞こえます。ほんの試みに第1楽章冒頭の第1主題を27秒ほど聴けば違いは歴然です。まず3小節目で出現するティンパニの決然たる打ち込みの打撃音と、つづく2小節の生々しい打ち込みがコントラバスの超低音とともに、オーケストラ全体の響きを凄味のある重厚な力感として支えていることで、これこそトスカニーニのダイナミズムだと直感させます。(小林利之)
Opus蔵
OPK-7051(1CD)
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
モーツァルト:交響曲第38番「プラハ」*
ラファエル・クーベリック(指)CSO

録音:1951年、1953年*
原盤 HMV-LP(オリジナルMercury録音)
「新世界から」は、ティンパニの凄まじいクレッシェンドとともにアレグロ・モルトの主部に突入、第1主題がホルンに出ます。このあたりの凄みは、今回の復刻ではじめて再現されたもので、オリジナルの録音にはこんな鮮烈の響きがはいっていたのかと驚かずにはいられませんでした。また「プラハ」をクーベリックは、最晩年の1991年10月11日というプラハでの生涯最後の演奏会で「新世界から」と一緒にとりあげた際のライヴ録音があり、この2曲を宿命的なプログラムと考えていたもののようです。39歳という若いクーベリックのアメリカ録音は、オーケストラの自発性にゆだねるところ顕著だった1961年ウィーン盤の流麗かつ自然な演奏に対して、あらゆる面でクーベリックならではの知的に構成され、冴えて品位を失わぬ演奏で、節度ある美しさが印象的なモーツァルトを聴かせてくれます。今回のオーパス蔵盤の復刻技術とマスタリング感覚の冴えっぷりは、お見事というに値しましょう。(小林利之)

CPO
CPO-777325-2(1CD)
ナタナエル・ベルイ(1879-1957):交響曲第3番「パワー」他
畏敬の念/組曲「公爵の自由」
交響曲第3番「パワー」
アリ・ラシライネン(指)ノールショッピング)SO
交響曲第1番&第2番(777324-2)に続く、スウェーデンの作曲家、ナタナエル・ベルイの交響曲集第2弾です。獣医の資格を持ち、軍で働きながらも作曲を続けたベルイの作品は、どれも後期ロマン派の流れを汲む重厚な音楽です。彼の作品はどれも明確な物語性を持っていて(タイタニックの事件からインスピレーションを得た第1番など)、今回の作品もその趣旨から外れることはありません。交響曲第3番は、最初単一楽章として構想され「男性」を描くことに終始しました。しかしその後「それだけでは何かが足りない」と感じたベルイは、別の楽章を書き足し「女性」とした上で、全体を覆う生命の「パワー」をタイトルに据えたのです。
Goodies
78CDR-3239(1CDR)
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」 シャルル・ミュンシュ(指)パリ音楽院O
英 DECCA AK1968/73
(1948年 5月22-23日パリ,サル・ド・ラ・ミュチュアリテ録音)
シャルル・ミュンシュ (1891-1968)はストラスブールの生まれ。生地の音楽院でオルガンを学んだ後、パリ音楽院でリュシアン・カペー(1873-1928)にヴァイオリンを学び、その後ベルリンでカール・フレッシュ(1873-1928)に師事した。1926年ライプツィヒ音楽院の教授に就任、1925年から32年にはゲヴァントハウスOのソロ第一ヴァイオリン奏者もつとめ、ブルーノ・ワルター (1876-1962)やヴィルヘルム・フルトヴェングラー(1886-1954)のもとで演奏し、指揮法も身につけた。パリに戻り1935年から38年にはパリ・フィルハーモニーの指揮者、1938年にはエコール・ノルマルのヴァイオリン科教授に任命された。1938年から45年にパリ音楽院O指揮者をつとめた。1939年には同音楽院の指揮科教授に任命された。1949年にボストンSOの正指揮者となり1962年までつとめた。この録音はデッカ社の録音クルーがパリに赴いてのもの。オーケストラの各パートに音楽院の教授達の名人芸が聴こえる。コンデンサー・マイクロフォン独特の高域の輝きがffrrの特長である。ミュンシュ&パリ音楽院はラヴェル:ボレロ(78CDR-1164) が出ている。 (Goodies)
Goodies
78CDR-3115(1CDR)
ベートーヴェン:交響曲第2番ニ長調Op.36 カール・シューリヒト(指)スイス・ロマンドO

英DECCAAK1610/3
(1947年2月14日ジュネーヴ放送局スタジオ録音)
おそらくLP、CDでの初復刻。カール・シューリヒト(1880-1967)はドイツの指揮者。SP時代からベートーヴェンやブルックナーの録音を独ポリドールに残していた。これはシューリヒトがスイス・ロマンドを指揮した珍しいもので、わが国ではほとんど知られていなっかった。LP時代にパリ音楽院やウィーン・フィルを指揮していたこの大指揮者の第2次世界大戦直後のスイス録音は、颯爽とと直進する若々しさが横溢している。英デッカのffrr録音。 (Goodies)
Halle
CDHLL-7524(1CD)
ブルックナー:交響曲第9番ニ短調 クリスティアン・マンデール(指)ハレO
1946年生まれのマンデールはブカレスト音楽院で学んだ後、ベルリンでカラヤン、ミュンヘンでチェビダッケから指揮法を学んだルーマニアのマエストロ。ドイツ語圏の後期ロマン派音楽、特にブルックナー、ブラームスを得意とし、ハレO150年の歴史の中で初の"首席客演指揮者"として迎えられたマンデール。英国屈指の歴史を持つオーケストラに新風を吹き込む存在としてその手腕に大きな期待が寄せられています。
※Halleはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
VMS
VMS-646(1CD)
ハイドン:交響曲第55番「校長先生」、
 交響曲第103番「太鼓連打」
ウラディーミル・フェドセーエフ(指)
ウィーンSO

録音:2000年8月&1998年4月、ムジークフェラインザール(ウィーン)でのライヴ
この首席指揮者在任中(1998年&2000年)のハイドンでは、モスクワ放送響、特にロシアものを振る時の"爆演系指揮者"というイメージとは180度正反対のフェドセーエフが指揮を振っており、そのギャップに驚き!
JVC-XRCD
JMXR24213(XRCD)
ブラームス:交響曲第2番 ルドルフ・ケンペ(指)ミュンヘンPO

録音:1975年12月12,13,15日,ビュルガー・ブロイケラー
第2交響曲は1955年6月にベルリン・フィルと、1963年6月にバンベルク交響楽団にそれぞれ録音しておりますが、75年の録音では、最晩年のケンペならではの繊細なタクトで、明るくさわやかで美しい旋律をやわらかな音色で奏でており、一聴後、感動せずにはいられません。
JVC-XRCD
JMXR24215(XRCD)
ブラームス:交響曲第4番 ルドルフ・ケンペ(指)ミュンヘンPO

録音:1975年11月14-16日、ビュルガー・ブロイケラー
ケンペの見事なブラ4は正攻法をもって作品に対しながら、驚くほど音楽的に充実した演奏。全てがケンペの描いた世界を表現しきっています。ドイツ正統派の最大の巨匠であることを疑う人などいるまい、これぞまさに不滅の名盤でございます。

E1 ENT
E1E-DV-6731(4DVD)
レナード・バーンスタイン・オムニバス

DISC1
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
 Broadcast Live on the CBS Television Network
 1954/11/14   33分
THE WORLD JAZZ
 Broadcast Live on the CBS Television Network
 1955/10/16 45分
DISC2
THE ART OF CONDUCTING
 Broadcast Live on the CBS Television Network
 1955/12/4 48分
AMERICAN MUSICAL COMEDY
 Broadcast Live on the ABC Television Network
 1956/10/7 76分
DISC3
INTRODUCTION TO MODERN MUSIC
 Broadcast Live on the ABC Television Network
 1957/1/13 49分
THE MUSIC OF J.S.BACH
 Broadcast Live on the ABC Television Network
 1957/3/31 64分
DISC4
WHAT MAKES OPERA GRAND?
 Broadcast Live on the NBC Television Network
ヘンデル:メサイア(Advent & Christmas,with the Hallelujah Chorus)*
 Broadcast Live on the CBS Television Network
 1955/12/25 58分
レンーアド・バーンスタイン(指)
アデーレ・アディソン(S)*、
グローリア・レイン(A)*
デイヴィッド・ロイド(T)*
ウィリアム・ウォーフィールド(Br)*
シンフォニー・オブ・ジ・エア*
スコラ・カントルーム*
50年代にCBS, ABC, NBCから放送された文化教養講座シリーズ 「Omnibus」から「バーンスタイン特集」を収録した4枚組みDVD。 シリーズはフォード財団がスポンサーとなり、大衆をターゲットに 毎週日曜午後放送された。文化、芸術、科学などのトピックを わかりやすく解説し、シリーズ全体で166話、230時間と教養番 組としてはめずらしい長寿番組となりました。シリーズを通してホスト を務めるのはテレビジャーナリスト、アリステア・クック。 54年に放送された第一回目のバーンスタイン特集では、ベートー ヴェンの交響曲第5番を取り上げます。作曲家の葛藤する姿や性格 までを残された譜面から読み取っていく。堅苦しく思われがちの クラシック音楽をバーンスタインならではの新鮮な切り口と、深い 洞察力で観ている人を惹き込みました。 4枚目のディスクにはボーナス・フィーチャーとして55年のクリス マスに放送された、ヘンデルのメサイアを収録。

Linn
CKD-350(2SACD)
日本先行発売
モーツァルト:交響曲集Vol.2
交響曲第29番イ長調K.201
交響曲第31番ニ長調K.297《パリ》
交響曲第31番ニ長調K.297《パリ》〜第2楽章(異稿)
交響曲第32番ト長調K.318
交響曲第35番ニ長調K.385《ハフナー》
交響曲第36番ハ長調K.425《リンツ》
チャールズ・マッケラス(指)スコットランドCO

録音:2009年7月11日−17日、グラスゴー・シティ・ホール/プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン/エンジニア:フィリップ・ホッブス
ここに収録されている曲全てが、モーツァルトの交響曲演奏の金字塔といっても過言ではありません。ピリオド奏法を取り入れた演奏で、綿密にアーティキュレーションを施したマッケラス解釈ですが、全体のニュアンスが以前に増して温かみと自然な息遣いに溢れているのが特徴的。もちろんそこには老いの影など微塵もなし。第29番の第1楽章の短い展開部は、何という色合いの多彩さ!終楽章のリズムは鋭く沸き立ちますが、決して無慈悲に突き刺すそれではなく、養分をたっぷり含んだニュアンスで手応え十分。打楽器を伴わない楽器編成にもかかわらず、この作品を極めて立体的に構築し、シンフォニックな醍醐味を感じさせる手腕はいつもながら敬服させられます。「パリ」もこれまでの録音以上にスケール感が増し、分析的な臭いが更に洗い流されて人間的な生命感が満点!第1楽章で急速に駆け上がる上行音型の有機性、3:16からの転調に伴う呼吸のうねりの振幅感、4:28からの内声部の熾烈な葛藤は比類なし。32番はイギリス室内Oとの旧録音との差が最も顕著な一曲。とにかく音楽のつくりが大きく、ハーモニーのブレンドの美しさは天下逸品。「ハフナー」はこの作品の祝典的な雰囲気を十二分に引き出すだけでなく、そこにスコア根底から音楽のエッセンスを余すことなく引き出そうとする強力な意志が働いているので、迫真の推進力が息づいているのです。もちろんスケールOも十分。第2楽章は、装飾音の扱いに象徴されるように、良い意味で角の取れた自然な流れが心に染み、知的な解釈がここまで自発的に湧き出るようになるには、やはり経験がものを言うのかと痛感させられる次第。第3楽章は冒頭の突入の凄まじさにビックリ!中間部のこのリズムの弾力!同じことを表面的に模したらどんなに空虚なことか…、そう考えると、こういう自然に沸き立つ演奏の重みをまざまざと感じます。
そして白眉は「リンツ」!ある意味で原点回帰、マッケラスのモーツァルト解釈の最終結論とも言える、かつての試行錯誤を咀嚼しつくした深みとコクのある表情が満載です。第1楽章から一度惹きつけられたら気を逸らす暇など与えない訴求力。楽器の受け渡しの俊敏さ、些細な合いの手のような走句にも人間くさい表情を加味する愛情もさることながら、惰性で鳴っている楽器などまったく存在しない幸せな緊張感!各小節を細切れに刻む演奏ではなく、全体を大きな弧として膨らませる第2楽章、第3楽章に続き、終楽章は、弱音で出てくる冒頭数秒間のハーモニーのバランスを注意深くお聴きください。こんな絶妙なバランスが他で聴けるでしょうか?マッケラスのモーツァルトへの愛、いや音楽へののめりこみの熱さを示す瞬間と言えましょう。単なる楽天的主義的な演奏とは次元を異にする、全世界を平和で埋め尽くすようなオーラはコーダ至って極限に達し、ほんのわずかにアッチェレランド気味に突進する様に全身を捧げたくなる気持ちを抑えられません。  【湧々堂】

CASCAVELLE
VEL-3137(1CD)
ショスタコーヴィチ:祝典序曲、交響曲第5番 フィリップ・アントルモン(指)シンセンSO

録音:2008年11月 深.、中国
アントルモンと関係の深いカスカヴェル・レーベルから意外な新譜が登場。なんとオケは世界第2の経済大国になるはずの、中国から。その経済の要、深.(シンセン)のオーケストラ。いつの間にか、こんなうまいオーケストラができていたのかとびっくりさせられました。すごい実力です。いろいろの意味で必聴と思われます。録音も大変いいものでございます。 (Ki)
GRAND SLAM
GS-2045
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
交響曲第7番*
カール・シューリヒト(指)パリ音楽院O

録音:1957年4月30日&5月2-6日、1957年6月11-12日*、パリ、サル・ワグラム
※使用音源:EMI(フランス) FALP575,4909346305533、FALP576(片面テスト・プレス盤)*)
シューリヒト指揮、パリ音楽院管弦楽団によるベートーヴェンの交響曲全集は言わずと知られた歴史的名演ですが、その中でも特に傑出していると評判の高い第6番「田園」と第7番を初期LPより復刻しました。しかも、復刻に使用したのは片面にカッティングされたそれぞれ2枚組のテスト・プレスです。このテスト盤は録音されたあと、一番はじめににカッティングされたもので、言うならばオリジナル・マスターが最も活きの良い時に制作されたものです。しかも裏面は溝が切っていない平面ですので、ターンテーブルとの密着度が高く、両面にカッティングされた通常盤よりも音がいっそう安定しているとも言われています。
■おことわり■
交響曲第7番の初出盤、フランスのEMIのFALP576は第1楽章の211〜216小節が欠落のまま初回プレス分が出荷され、これは当時の雑誌にも指摘されていました。このテスト・プレスも欠落がありますが、いくらオリジナルとはいえ、6小節の欠落のまま復刻するのは鑑賞上適切ではないと判断し、このディスクではその欠落部分を通常プレスのFALP盤で補っています。とはいえ、普通に聴いていれば違和感を感ずることは全くありません。
■解説書の内容■
ベートーヴェン全集の録音に関する文献を二種類(翻訳と当時の雑誌記事)掲載いたします。(以上、平林直哉)

※制作上の都合により原則として初回完全限定プレスとなります。
GLOR CLASSICS
GC-09221(1CD)
ハイドン:交響曲第73番ニ長調「狩」
交響曲第26番ニ短調「悲しみ」*
交響曲第82番ハ長調#
シルヴァン・カンブルラン(指)
バーデン=バーデン&フライブルクSWR響(南西ドイツ放送交響楽団)

録音:2001年2月23日フライブルク・コンツェルトハウス、2005年1月21日バーデンバーデン祝祭劇場*、2001年9月8,9日ルツェルン・文化会議センター#
エレガント、かつスマートなハイドン。弦楽器のメロディーも、伴奏音型も、どこまでも手入れの行き届いた演奏で、見通しのよいハーモニーは見事。「狩」の最終楽章も、にぎやかな雰囲気を醸しつつ、ホルンもどこか貴族風に響きます。モダン楽器でハイドン・シンフォニーを聴くことの醍醐味を存分に堪能できる1枚。 (Ki)
GLOR CLASSICS
GC-09231(1CD)
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」 シルヴァン・カンブルラン(指)
バーデン=バーデン&フライブルクSWR響(南西ドイツ放送交響楽団)

録音:2003年9月22-26日ドルトムント、コンツェルトハウス(ライヴ)
[トラックタイム]T.16’48”+U.14’21”+V.11’39”+W.19’24”=TT.62’37”
3タイトル同時、カンブルランによるブルックナーが衝撃のリリース。これまでレコーディングでは近現代、どちらかといえば非独墺系のレパートリーを取り上げてきたカンブルランによる大注目のプログラムです。ベルリオーズやストラヴィンスキーの作品できわめて濃密な色彩表現を聞かせていたカンブルランだけに、ブルックナーではいったいどのような取り組みをみせるのか。ちなみにSWR響によるブルックナーといえば、ギーレンが1999年に第3番をライヴ録音、2001年に第6番をライヴ録音しています。カンブルランとは録音時期も1年違い、両者の単純な比較が可能な第6番では、トータルで4分も演奏時間に違いがみられます。もちろん、同一のオケを指揮しているとはいえ、このほかにもカンブルランの個性は如何なく示されているように思われます。たとえば第9番、弦楽合奏の甘美な音色や、トゥッティのエネルギーの解放ぶり、第4番や第6番における透き通った繊細なひびきなど、すべてに共通してその独特の美観が端的に顕れているのはアダージョでしょう。じつにいろいろな楽器・声部が聞こえてきて、じっさいのテンポ以上にじっくりていねいに描いている印象があります。このあたり、SWRアーカイヴの正規音源を投入した、抜群の高音質によりはっきりと確かめられるのもポイントといえるでしょう。 (Ki)
GLOR CLASSICS
GC-09241(1CD)
ブルックナー:交響曲第6番 シルヴァン・カンブルラン(指)
バーデン=バーデン&フライブルクSWR響(南西ドイツ放送交響楽団)

録音:1998年1月16-23日フライブルク、コンツェルトハウス(ライヴ)
[トラックタイム]T.15’41”+U.15’42”+V.07’43”+W.13’13”=TT.52’45”
【参考データ】ギーレン/2001年ライヴ T.17’00”+U.15’57”+V.09’17”+W.14’19”=TT.56’45”
GLOR CLASSICS
GC-09251(1CD)
ブルックナー:交響曲第9番 シルヴァン・カンブルラン(指)
バーデン=バーデン&フライブルクSWR響(南西ドイツ放送交響楽団)

録音:2005年11月12-13日フライブルク、コンツェルトハウス(ライヴ)
[トラックタイム]T.25’24”+U.10’27”+V.23’55”=TT.60’08”

GLOR CLASSICS
GC-09281(1CD)
メンデルスゾーン:交響曲第3番「スコットランド」
序曲「海の静けさと幸ある航海」*
序曲「フィンガルの洞窟」#
ハンス・ツェンダー(指)
バーデン=バーデン&フライブルクSWR響(南西ドイツ放送交響楽団)

録音:2005年3月12日フライブルク、コンツェルトハウス、2008年12月4日ハンブルク・レース・ハレ*、2001年6月21日バーデン=バーデン、ハンス・ロスバウト=スタジオ(SWR)#
これは信じがたい完成度、そして感動!ツェンダーは、理論家として知られながらもドイツ・ロマン派の作品を得意とし、まさに知と情のバランスにかけては右に出る者がないことを痛感させられます。
「スコットランド」は、第1楽章序奏の管楽器に比重を置いた筋肉質な響きからして、安易な感傷に流されない強い意志を感じさせ説得力絶大。主部のリピートが慣行されますが、その移行句の幻想性も必聴。14:55では強烈なフォルティッシモで激昂し、見事な頂点を築きます。第2楽章はややゆったりとしたテンポを採用していますが、冒頭の弦をはじめとした全ての16分音符の刻みを明瞭に打ち出すための不可欠なテンポと気付きます。第3楽章は主部に入る直前の呼吸の間の取り方が絶妙。一貫して内声から抉り出される霊妙なニュアンスに惹きつけられます。終楽章は3:56からの金管の連続突出に度肝を抜かれ、後半は屈託のない表情を見せながらも音楽はとてつもなく大きくうねり、輝かしく幕を閉じます。
2つの序曲も傑出した名演。まとまった序曲集のディスクが出たら無敵であること必至でしょう。「フィンガル」は、冒頭から精妙さの極み!しかもニュアンス満点。特に強弱のコントラストが岩盤に波が打ち付ける絵画的描写以上のドラマ性を表出するあたりは言葉を失うばかり。音のノテクツチュアは終始至純。後半8:25からは一段テンポを速めますが強引さはなく、爽やかな盛り上がりを見せます。「静かな海と楽しい後悔」はクレツキ&イスラエルPOの録音と拮抗する素晴らしさ。序奏の弱音のなんという幻想性!このまま時間がとまってほしいと思うほどの夢の空間が広がります。終楽章冒頭のホルンの強奏の意味深さもお聴き逃しなく。コーダは男性的な力感に溢れかえり、メンデルスゾーンらしいノーブルさもきちんと確保しつつズシリと胸に迫る音像を展開するのです。
「知と情の絶妙なバランス」というのは、当たり障りのない評論でよく見かける言葉ですが、本来こういう演奏にこそ使うべき形容ではないでしょうか。  【湧々堂】

LPO
LPO-0043(2CD)
ブラームス:交響曲第1番&第2番* ウラディーミル・ユロフスキ(指)LPO

録音2008年5月25日、2008年9月27日* 以上ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
今もなお、数多くの新録音が発売される偉大なるブラームスの交響曲。この激戦区にまた新たな名演を投入いたします。最近活躍が目覚ましい、ロンドン・フィルの首席指揮者ユロフスキの斬新な解釈は全ての人をうならせるに違いありません。第1番の冒頭は、目が覚めるほどの快速テンポでありながらも、ベートーヴェンの時代から連なる、重厚さと苦渋に満ちた表現はしっかり守るというスゴワザをやってのけます。終楽章でのカタルシスも期待通りです。第2番は全編が流麗さに富み、至るところで様々な啓示が見てとれます。オーケストラの響きも暑苦しくなく、スマートに響かせながらも必要な部分はしっかり聞こえるという素晴らしさ。ドイツのオーケストラとはまた違う柔軟な音色が特色です。

WIENER PHILHARMONIKER
WPHLH-2009123(3CD)
ウィーン・フィルによるハイドン交響曲集
(1)交響曲第12番ホ長調Hob.1:12
(2)交響曲第22番変ホ長調「哲学者」Hob.1:22
(3)交響曲第26番ニ短調「悲しみ」Hob.1:26
(4)交響曲第93番ニ長調Hob.1:93
アーノンクールによる演奏についての語り
(5)交響曲第103番変ホ長調Hob.1:103
(6)交響曲第98番変ロ長調Hob.1:98
(7)交響曲第104番ニ長調Hob.1:104「ロンドン」
(1)クリストフ・フォン・ドホナーニ(指)
 録音:1991年11月10日ムジクフェライン・ザール
(2)ズビン・メータ(指)
 録音:1972年1月16日ムジクフェライン・ザール
(3)フランツ・ウェルザー=メスト(指)
 録音:1998年3月22日ムジクフェライン・ザール
(4)ニコラウス・アーノンクール(指)
 録音:2009年5月10日ウィーン・コンツェルトハウス
(5)ニコラウス・アーノンクール(指)
 録音:2009年5月10日ウィーン・コンツェルトハウス
(6)フランツ・ウェルザー=メスト(指)
録音:2009年9月8日ルツェルン
(7)ピエール・ブーレーズ(指)
 録音:1996年3月24日ムジクフェライン・ザール
オーケストラの長い歴史の中で幾度となく演奏されてきたハイドンの交響曲ですが、ここでは楽団員たちが「ベ ストと呼べる演奏」を選び抜き、敬愛するハイドンへのオマージュを作り上げたものです。37 年に渡る5 人の指揮 者たちの選りすぐりのハイドンが収録されていますが、この中の3 曲はこのアルバムのための新録音になります。 ウェルザー=メストの演奏は、1998 年の第26 番と、2009 年の第98 番の聴き比べも楽しそうです。そして、何とい っても注目したいのは、アーノンクールによる2 つの交響曲でしょう。現在、楽員たちが「最も尊敬する指揮者」 の一人として名を挙げるアーノンクールですが、彼はハイドンを得意としているにも関わらず、ウィーン・フィル との録音はありませんでした。ウィーン・コンチェントゥス・ムジクスとの名演を上回るこの演奏、ハイドン好きにはまたとない贈り物 になるはずです。第103 番でのヴァイオリン・ソロは1795 年のこの曲初演時で使われたストラディヴァリウスを使 用するという凝り様にも、このアルバムへの力の入れ方が伺えるというものです。(アーノンクールのお得意の語り も収録しています)
英語とドイツ語による84 ページの豪華ブックレット付き。 迫力あるハイドンの肖像画の横で燦然と輝くROLEX のマークが高級感をさりげなくアピールしています。
Avie
821936-0023-9(Bluray)
キーピング・スコア〜ベルリオーズ:幻想交響曲
マイケル・ティルソン・トーマスの解説によるドキュメンタリー映像
マイケル・ティルソン・トーマス(指)
サンフランシスコSO
その圧倒的名演と超優秀録音が世界中で大絶賛を博している「交響曲第8番「千人の交響曲」」(821936-0021-2)のリリースによって、遂にマーラーの交響曲全曲録音を完成させたマイケル・ティルソン・トーマス&サンフランシスコSOが"マーラー"との2大看板として世界に発信している重要プロジェクト「キーピング・スコア(Keeping Score)」。
Avie
821936-0025-9(Bluray)
キーピング・スコア〜アイヴズ:ホリデイ・シンフォニー「ニューイングランドの祝祭日」
マイケル・ティルソン・トーマスの解説によるドキュメンタリー映像
マイケル・ティルソン・トーマス(指)
サンフランシスコSO
Avie
821936-0027-9(Bluray)
キーピング・スコア〜ショスタコーヴィチ:交響曲第5番
マイケル・ティルソン・トーマスの解説によるドキュメンタリー映像
マイケル・ティルソン・トーマス(指)
サンフランシスコSO

LSO
LSO-0662(1SACD)
マーラー:交響曲第4番ト長調 ラウラ・クレイコム(S)
ワレリー・ゲルギエフ(指)LSO
録音:2008年1月12日ロンドン、バービカンホール(ライヴ)
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン
エンジニア:0822231166221ニール・ハッチンソン&ジョナサン・ストークス
現代のカリスマ的指揮者、ゲルギエフと手兵LSOによるマーラー・シリーズがいよいよ再開されます。第7作にあたる第4番は、第1番「巨人」(LSO0663)の前日、2008年1月12日にバービカンでおこなわれた演奏をライヴ収録したものです。
【LSOによるマーラーの第4交響曲のレコーディング】
第1番とならんでマーラーの交響曲のなかでも、親しみ易い魅力にあふれる自作「歌曲」との関連やサイズがコンパクトなこともあり、いち早く人気を獲得していた第4番。これまでにLSOは、1961年にブリテンとオールドバラでライヴ録音(BBCB8004・廃盤)、1989年にモリスとセッション録音、2002年にはプレヴィンの指揮でライヴ録音(未発売)しています。
【ゲルギエフによる個性的なアプローチ】
現代に生きる焦燥と不安を煽り立てるかのようなアプローチを聴かせた第6番(LSO0661)など、これまでのシリーズの流れからもわかるように、第4番もゲルギエフの手にかかるとなにかありそうな予感がよぎります。特徴的なのが第3楽章。「緩徐楽章において、ゲルギエフは、音楽に内在する霊感を見失わずに、滞りなく先へと音楽を進めることによって、なにかすぐれた、ほんとうに不思議なことを成し遂げた。そのほかの部分をどう思われたとしても、この演奏はまさにそこに価値があった。」(ガーディアン紙)
第3楽章の壮絶さでは、ゲルギエフとはタイプは異なるものの、どこか同じロンドンを舞台に異常なマーラー演奏を繰り広げたテンシュテットが1976年に南西ドイツ放送響とおこなったライヴ録音なども思い起こされます。レビューの伝える模様から、その出来ばえにおおいに期待したいところです。
【クレイコムが華を添える第4楽章】
「ラウラ・クレイコムが、“天上の生活”における子どもがみた楽園のながめをこのうえなくデリケートに歌い上げたフィナーレでようやく、もしかして力強さには不足していたとしても、ほんとうにマーラーの精神が呼び覚まされたのだ。」(タイムズ紙)
独唱のクレイコムは、2003年にライヴ収録されたティルソン・トーマス盤での歌唱も光りましたが、ゲルギエフ盤ではどのような表現で応えているのかにも注目されます。
【佳境にさしかかるゲルギエフのマーラー】
「マーラーの第4番を彼のシンフォニーの中でもっとも穏やかなものだと思っている人たちは、ゲルギエフの徹底的な演奏解釈によって、その考えに疑問を投げかけられたと気づいたかも知れません。明るくて、のどかな牧歌的であるのとはほど遠く、これはなにか安らかなノスタルジアというよりはむしろ不安や緊張になりがちなものでした。演奏をたいへん魅力的に、そして音楽をひどく気がかりなものにしたのは、おそらく安らぎと懸念との間のこうした苦闘でした。[中略]全般的な印象は、新鮮に表現され、いやおうなしにどっぷりと引きつけるマーラーの第4番でした。」(デイリー・テレグラフ紙)
ただ、漫然と演奏を受け容れることを許さないところが、いかにもこのシリーズらしさを象徴しているようにも思われます。ますます意識的に挑発するような刺激で迫るゲルギエフとLSOによるマーラー・シリーズも、第5番と第9番の残すところあと2作。なお、ゲルギエフとLSOは、2010年秋のアジア・ツアーのプログラムにマーラーを予定していることからも、これはぜひともおさえておきたいところです。 (Ki)
TALENT
DOM2910100(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第4番/第7番 フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)ロイヤル・フランダースッPO

録音:2004年11月ベルギー(ライヴ)
交響曲全集シリーズのスタートを飾ったアルバムが、プライスダウンして通常盤で再発となります。第9番ではオリジナル楽器の手兵シャンゼリゼ管を率いていたヘレヴェッへが、ピリオドのイディオムを導入しながらも、もうひとつの手兵ロイヤル・フランダース・フィルとあらたに取り組むプロジェクトということでもおおいに話題を集めました。
※通常盤のリリースに伴い、現行のSACDハイブリッド盤(DOM2929100)は廃盤となります。
GRAND SLAM
GS-2044(1CD)
シューベルト:交響曲第8番「未完成」*
ブラームス:交響曲第4番*
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)BPO

録音:1948年10月24日、ベルリン、ティタニア・パラスト
使用音源:Vox/Turnabout-TV4478(U.S.A.)、HMV(France/LAVOIXDESONMAITRE)FALP-544*
■制作者よりGSシリーズ、久々のフルトヴェングラーは1948年10月24日、ベルリンでの公演です。まず、シューベルトの「未完成」はフルトヴェングラーの数ある「未完成」の中でも最も物々しい演奏として知られていますが、LP復刻は今回が初めてです。ブラームスの方は2006年に発売したGS2012(廃盤)と同一音源ですが、GS2012がドイツ・エレクトローラのLP、E90095を使用したのに対し、今回はフランスHMV盤FALP544を復刻の素材としています。その理由は、このFALP盤には第3楽章冒頭のわずかなフライングがはっきりと聴きとれるからです。この一瞬の乱れは最近のCDには入っていないようですが、この揃わない出だしこそフルトヴェングラーの重要な特色のひとつです。また、このFALP盤は中高域の抜けが良いのが特色で、特に弦楽器のうねるような雰囲気がいっそう出ています。
■解説書の内容 今回もブックレットにはフルトヴェングラーの珍しい写真、貴重なプログラムを掲載しています。(以上、平林 直哉)
MEMORIES
MR-2136(1CD)
マーラー:交響曲第5番 ゲンナジー・ロジェストヴェスキー(指)モスクワRSO

録音:1973年12月23日ステレオ・ライヴ
ソビエト崩壊後に数々の興味深い音源が発掘されましたが、その後の管理が継続的でないのか多くが廃盤になり入手困難となっております。このロジェヴェンのマラ5もその中の一つです。一聴してヴィブラートが心憎い金管に痺れます。如何にもロシアのオーケストラによる音色の存在感がたまりません。大音響に長けたロシアの名門とマーラーの音楽のマッチングは意外と良好なのです。タイミングが示すとおり、異常なスピードと言えますが、世間一般で誉めそやされる耽美的な演奏とも迫力で押し切るマッチョ演奏とも一線を画します。奇才ロジェストヴェンスキーならではの別格の演奏と言えましょう。かつてのリリースでは、全ソ放送大交響楽団といういかめしい名前でしたが、モスクワ放送響首席時代のライヴと特定されました。REVELETION RECORDS, LONDONよりのライセンス。
各楽章演奏時間…[11:44],[13:07],[17:06],[9:04],[14:08]
VENEZIA
CDVE-04378(2CD)
2種の「幻想交響曲」
ベルリオーズ:幻想交響曲
(1)エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)レニングラードPO
(2)アルヴィド・ヤンソンス(指)レニングラードPO

録音:1960年2月モノラル、1971年4月12日ステレオ*
ムラヴィンスキーはCDVE03219 #2700000 132197 (既に廃盤)のリマスター盤。共にレニングラード・フィルで、2人のソビエトにおける巨匠の名演奏が聴ける、好企画盤です。
Signum Classics
SIGCD-183(1CD)
ドヴォルザーク:交響曲第7番/交響曲第8番 チャールズ・マッケラス(指)フィルハーモニアO

録音:2008年10月9日(第7番)&12日(第8番)、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ロンドン)でのライヴ
マッケラスは、若き日に留学先のチェコのプラハで研鑽を積んだマッケラスはヤナーチェクのオペラを筆頭とするチェコのレパートリーを得意としているだけに、ドヴォルザークの交響曲第7番&第8番はもちろん十八番。
Signum Classics
SIGCD-200(1CD)
ベートーヴェン:「エグモント」序曲、
 ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.19*
メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」
メルヴィン・タン(P&ディレクター)*、
クリストファー・ウォーレン=グリーン(指)ロンドン室内O
根強いファンの多いシンガポールの名匠メルヴィン・タンの弾き振りによるベートーヴェンの「ピアノ協奏曲第2番」、ウォーレン=グリーンのタクトが冴えるメンデルスゾーンなど演奏も非常に充実。またトランペットにはイギリスの若き天才女流トランペット奏者アリソン・バルサムの名前が!
CARUS
CARUS-83.306(1CD)
J.C.F.バッハ:シンフォニアとコンチェルト
シンフォニア ト長調 Wf I/15
コンチェルト・グロッソ 変ホ長調 Wf II/5
シンフォニア ロ長調 Wf I/20
クリスティーネ・ショルンスハイム(P)
ゴットフリード・フォン・デア・ゴルツ(指)
フライブルグ・バロック・オーケストラ

録音:2009年3月
Glossa
GCD-920608(1CD)
J・C・バッハ:6つのシンフォニア(1782)
シンフォニア第3番変ホ長調
シンフォニア第4番変ロ長調
シンフォニア第5番変ホ長調
シンフォニア第6番変ロ長調
シンフォニア第1番変ホ長調
シンフォニア第2番変ロ長調
エリック・ホープリッチ(クラリネット&ディレクター)、
ナハトムジーク

録音:2009年1月、メノナイト教会(ハーレム/オランダ)
1762年に渡ったロンドンでの大成功によって、ヘンデルの後継者とも呼ばれ、モーツァルトに大きな影響を与えた大バッハの末子J・C・バッハ。2本のクラリネットと2本のバスーン、2本のホルンという編成のために作曲され死後出版された「6つのシンフォニア」は、偉大なる父親の"対位法"に頼らずオペラで名声を確立させたバッハ一族の異端児による管楽アンサンブルのための傑作です。またナハトムジークの大きな魅力でもある綿密な時代考証に基づく当時の楽器、サウンドの再現も楽しみなところです。


PREISER
PRCD-90773(1SACD)
ベートーヴェン(マーラー編):交響曲第9番「合唱つき」 ガブリエレ・フォンターナ(S)、バルバラ・ヘルツル(A)
アルノルト・ベズイエン(T)、ラインハルト・マイヤー(Bs)
スロヴァキア・フィルハーモニーcho
クリスチャン・ヤルヴィ(指)
ウィーン・トーンキュンストラーO(現ニーダーエステライヒ・トンキュンストラー管)

録音:2006年9月29日、10月ウィーン・ムジークフェライン(ライヴ)
ハイドンの「パリ・セット」(PRCD.90765)につづく、プライザーの「トーンキュンストラー・ライヴ」第2弾は、首席指揮者クリスチャン・ヤルヴィによるベートーヴェンの「第9」。2006年秋に、ウィーンのムジークフェラインザールで行われた演奏会の模様を収めたものです。
【マーラー編曲版によるベートーヴェンの「第9」】
「ベートーヴェンの交響曲は、たいていの指揮者にとって単純には解決できない問題をもたらす。そのことをわたしはいよいよ見抜くのだ。ベートーヴェンの交響曲は間違いなく、解釈と改訂が必要なのだ。」
1900年の冬、マーラーは友人のナタリー・バウアー=レヒナーに向けてこのように述べています。ひとりの指揮者として、そしてひとりの作曲家として、マーラーはベートーヴェンの「第9」を、当時すでに確立されていた演奏方法に遵って演奏することがどうしてもできませんでした。マーラーは、ベートーヴェンの時代とみずからの時代との間に起きた途方も無い、オーケストラ組織全体における技術の発展を考慮したうえで、作曲当時のオリジナルの音響バランスを想定し、「第9」のオーケストレーションをやり直すことに決めました。すなわち、オーケストレーションを増強し、具体的には、ブラス・パート改良された技術上の発展性に適合させて、倍管をはじめ、さまざまなパートの人数を倍にしたり、フレージングとアーティキュレーションを強めたりと手を加えています。
【「新クリティカル・マーラー・エディション」にもとづく最初の録音】
ベートーヴェンの交響曲といえば、先ごろクリスチャンの兄パーヴォがドイツ・カンマー・フィルとの顔合わせで全集録音を完成させており、2008年に収録された「第9」はベーレンライター版による演奏でした。これに対して、おなじく“作品のオリジナルの姿”に立ち返るという立場でも、弟クリスチャンがここでマーラーによる編曲版の楽譜を選択しているのはたいへん興味深いところです。第1弾のハイドンでも、モダン楽器使用の手兵を相手に、持ち前のリズム感のよさと懐の深いアプローチを聞かせていただけに、たとえばアダージョのすいこまれるような美しさやフィナーレでのドラマづくりなど、このたびの「第9」の出来ばえにもおおいに期待が高まります。なお、当アルバムは、国際グスタフ・マーラー協会の公認した、ウィーンのウニフェルサル・エディションとの協力により、音楽出版社ヨゼフ・ワインベルガーによる「新クリティカル・マーラー・エディション」にもとづく最初の録音になります。
【黄金のホール、ムジークフェラインザールでの録音】
さらに、当アルバムのポイントといえるのが、前作に引き続き「黄金のホール」と謳われるムジークフェラインの大ホールにおけるレコーディングである点。このたびは、SACDハイブリッド仕様ということで、美しいホールトーンが、よりいっそうご堪能いただけるつくりとなっています。 (Ki)
【トラックタイム】T.13’41”+U.10’37”+V.12’13”+W.23’13”=TT.59’44”
TANIDOS
SRD-380(1CD)
シューベルト:歌劇「サラマンカの友人たち」序曲
トゥリナ:セビリャ交響曲
トマス・ブレトン:交響詩「サラマンカ」
イグナシオ・ガルシア・ビダル(指)サラマンカ市青年SO
ヨーロッパ有数の歴史を誇るサラマンカ大学を擁するスペインのサラマンカ市が2001年に創設したオーケストラによる演奏。
GZ DIGITAL MEDIA
L-10676-2(1CD)
18世紀ヨーロッパの作曲家たちの音楽
ミシェル・コレット:新ノエル集*
ゴセック:ノエル組曲*
ヤン・ヴァーツラフ・スタミツ:シンフォニア・パストラーレOp.4-2+
ヤン・ハタシュ:パルティータ・パストリティア ニ長調+
フランチシェク・アントニーン・レスレル(1746-1792):シンフォニア・パストラリス+
ヴァイスマン:パストレッラ ヘ長調+
イジー・イグナーツ・リネク(1725-1791):シンフォニア・パストラリス(原曲:ハ長調)*
スタニスラフ・ヴァヴジーネク(指)*
ヴォイチェフ・スプルニー(指)+ 、チェコ室内PO

録音:2005年5月、2008年6月、プラハ、ドモヴィナ・スタジオ
タイトルは漠然としていますが、実質的には、啓蒙主義と産業革命の時代の境目にあたる西暦1770年頃にフランスとチェコの作曲家が書いたクリスマス関連の管弦楽作品集です。
Hyperion
CDA-67788(1CD)
シュポア:オラトリオ「バビロンの陥落」序曲(世界初録音)
交響曲第3番ハ短調Op.78
交響曲第6番ト長調Op.116「4つの異なる時代の様式と趣味による歴史的交響曲」
ハワード・シェリー(指)スイス・イタリア語放送O
古典派音楽の流れを汲む前半5作品の中で最高傑作とされる「交響曲第3番」。チャイコフスキーの「モーツァルティアーナ」、グリーグの「ホルベルク組曲」、ストラヴィンスキーの「プルチネラ」、R・シュトラウスの「クープランによる舞踏幻想」など、次世代の作曲家たちの作風を先取りしたかのような新しいスタイルを用いて、古典派音楽に馴染んだ当時の聴衆を驚かせた「交響曲第6番」。今回の第3巻に収録された第3番&第6番の2作品は、どちらもシュポアの交響曲の知る上でのポイントとなる重要作品です。
Archipel
ARPCD-0466(1CD)
フリッチャイ/モーツァルト&ドビュッシー

モーツァルト:交響曲第39番/第40番
ドビュッシー:神聖な踊りと世俗の踊り*
フェレンツ・フリッチャイ(指)
ウィーンSO、ベルリンRSO*

録音:1959年11,12月ウィーン・スタジオ録音、1957年1月14日ウィーン・スタジオ録音*

※音質良好。
Archipel
ARPCD-0432(1CD)
チェリビダッケ/ベートーヴェン&モンテヴェルディ

ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
モンテヴェルディ:聖母マリアのための晩歌〜「マニフィカト」*
セルジュ・チェリビダッケ(指)
RAIミラノSO、RAIローマSO*、cho*

録音:1959年3月27日ミラノ・スタジオ録音、1959年ローマ*

※音質良好。
Archipel
ARPCD-0439(2CD)
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」
 同曲の第3〜4楽章のリハーサル*
グレ・ブラウェンステイン(S)、
イーラ・マラニウク(A)
ヴォルフガング・ヴィントガッセン(T)、
オットー・エーデルマン(Bs)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
バイロイト祝祭O&cho

録音:1954年8月9日バイロイト(全曲演奏)、1954年8月8日*
ARCHIPELレーベルが自信をもって発売する最新リマスターによる「第9」リハーサルをつけての好企画盤です。
Archipel
ARPCD-0440(1CD)
マーラー:交響曲第6番「悲劇的」 ディミトリ・ミトロプーロス(指)NYO

録音:1955年4月10日ニューヨーク・ライヴ
※音質良好。
Archipel
ARPCD-0441(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」 エルナ・ベルガー(S)、
ゲルトレーデ・ピッツィンガー(A)
ワルター・ルートヴィッヒ(T)、
ルドルフ・ヴァツケ(Bs)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)BPO
フィルハーモニーcho

録音:1937年5月1日ロンドン
ARCHIPELレーベルが自信をもって発売する最新リマスターによる「第9」。

WEITBLICK
SSS-0102-2(1CD)
ブルックナー:交響曲第7番(ノヴァーク版) ジョルジュ・プレートル(指)ベルリン・ドイツSO
録音:2006年5月1日ベルリン・フィルハーモニーに於けるライヴ録音
※英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付。
こういう巨匠が今も存命でしかも次々と名演を聴かせてくれる事にこそ感謝したい……と好事家をして唸らせる巨匠の中の巨匠プレートル。ウィーン響との第8番でも過激な演奏を聴かせた巨匠ですが、この第7番も一筋縄ではいかない演奏です。第1楽章は17分代という猛スピードでスイスイ進みます。第2楽章もその推進力を継続しながらも豊麗豊穣な音響でクライマックスにおいて聴き手に驚きと深い感動をもたらします。第3楽章、第4楽章は並みの(指)者だとどう終わって良いのか分からないような演奏も散見されますが、前2楽章に劣らぬ充実でちゃんと話の結末をつけてくれます。最も聞かせ上手な演奏と言えましょう。ベルリン・ドイツ響も巨匠の個性的な棒にしっかり食らい付いていて好感が持てます。
※演奏タイミング:[17:51][21:44][9:19][11:07]

LPO
JLPO-0044(2CD)
マーラー:交響曲第2番「復活」 クラウス・テンシュテット(指)LPO&同cho
イヴォンヌ・ケニー(S)
ヤルト・ファン・ネス(Ms)

録音:1989年2月20日ロイヤル・フェスティヴァル・ホール・ライヴ
1989年、病に伏すテンシュテットが、まさに力を振り絞って残してくれた稀代の名演の登場です。このアルバムを手に して驚くのが、その尋常ならざるテンポ設定。最近は70分台で仕上げることも珍しくないこの作品を何とテンシュテット は95分をかけてじっくり演奏しているのです。 例えば、快速テンポで知られるノリントン&シュトゥットガルトは第1 楽章20'40"/第2 楽章8'55"/第3 楽章9'41"/ 第4 楽章5'04"/第5 楽章33'57"という配分。これを見ただけでも、このテンシュテット盤の異様な雰囲気がおわかりい ただけるかと思います。
仏BEL AIR
BAC-053(DVD)
ゲルギエフ〜私がいなきゃ始まらない マリインスキー・オペラ、ロンドン交響楽団、
メトロポリタン・オペラ、イェヒム・ブロンフマン、
アンナ・ネトレプコ、ウリヤナ・ロパートキナ、
ドミートリー・フヴォストロフスキー、
イリヤ・ムーシン、他出演

※リージョンオール/NTSC/16:9/PCM-STEREO/DOLBYDIGITAL5.1/DTS5.1/本編87’00”/おまけ69’00”
字幕:日仏英独露西、日本語字幕付
今日世界で最もカリスマ性のある音楽家ワレリー・ゲルギエフ。彼の仕事や生活を追いながら、その考えや芸術観を知ってゆく好企画。ロンドン交響楽団との「春の祭典」、マリインスキー劇場管とブロンフマンとのラフマニノフの「ピアノ協奏曲第3番」のリハは興味津々。また家族との良きパパぶりや、故郷ウラジカフカスを訪れてのリラックスした表情など、コワモテのイメージのあるゲルギエフの人情あふれる意外な一面を垣間見せてくれます。また、女王ネトレプコがシャラポワに会えると聞いてはしゃぎまくるキャピキャピぶりも微笑ましい限り。★演奏としてはリムスキー=コルサコフの序曲「ロシアの復活祭」とチャイコフスキーの交響曲第5番の第2楽章がカットなして聴けます。また、マリインスキー・バレエの名花ロパートキナの「瀕死の白鳥」も絶品。またおまけとしてゲルギエフが芸術や指揮、さらにチェチェン問題にからむ政治やホール運営や企画などについて熱く語るのも貴重。嬉しいことに全篇日本語字幕付。極上のドキュメンタリー番組を観た充実感を味わえます。
TUDOR
TUDOR-1600(9CD)
ヨアヒム・ラフ:交響曲全集+管弦楽曲集
交響曲第1番《祖国に寄せて》
交響曲第2番、組曲《チューリンゲンにて》
交響曲第3番《森のなかで》、イタリア組曲
交響曲第4番、序曲《ベネデット・マルチェッロ》、
序曲《ダーメ・コボルト》、序曲《言葉》、
演奏会用序曲、交響曲第5番《レノーレ》、
組曲第1番、交響曲第6番、
組曲第2番《ハンガリーにて》
交響曲第7番《アルプスにて》、
管弦楽の為の《シャコンヌ》〜バッハのシャコンヌの管弦楽編曲、
夕べの狂詩曲、交響曲第8番《春の響き》、
交響曲第10番《秋に》、交響曲第9番《夏に》、
交響曲第11番《冬》
ハンス・シュタードルマイアー(指)バンベルクSO

録音:1999年〜2002年,ヨゼフ・カイルベルト・ザール,バンベルク
これまでシュタードルマイアーがTUDORに録音したヨーゼフ・ヨアヒム・ラフの交響曲全集を一挙まとめてBOX化。ラフは一部で熱心なファンがおり、交響曲の録音も他に複数あるが、バンベルク交響楽団ほどの名門オーケストラによるそれは、その決定盤といえましょう。ラフはリストの助手としてキャリアを始め、19世紀前半から後半にかけて絵画的でロマンティックな管弦楽作品を多数発表、後のR.シュトラウスにも大きな影響を与えました。その作風はベートーヴェンの骨太な構成とリストの劇的な展開、そして何よりもシューマン、メンデルスゾーンのみずみずしい歌謡性を加えた大変雄大で抒情的です。《春の響き》《夏に》《秋に》《冬》《森のなかで》のタイトルにも表されているように大自然の神秘を悠々と歌い上げます。
Sterling
CDS-1084-2(1SACD)
アルネス:交響曲第1番ハ短調Op.7
 交響曲第2番ニ長調Op.43
テリエ・ミケルセン(指)ラトヴィア国立SO
アルネスは留学先のライプツィヒでライネッケから作曲を学び、帰国後は大聖堂のオルガニスト、ノルウェー作曲家協会会長、ノルウェー音楽著作権協会会長などの重要ポストを歴任しており、多大な功績を讃えて授与されたノルウェー国王金メダル、聖オラフ勲章がその存在感の大きさを物語ります。
北欧のロマン派を代表する歌曲、合唱曲の作曲家として高名なアルネスですが、作品全体が綿密に構成された2つの交響曲もロマンティシズムに満ち溢れた大作。
フィンランドではヨルマ・パヌラ、オスロとサンクトペテルブルクではマリス・ヤンソンスに師事したミケルセンが、指揮棒に祖国の大家アルネスへの熱き思いを込めます。
Audite
AUD-10022
マーラー:交響曲第1番「巨人」 ラファエル・クーベリック(指)バイエルンRSO

録音:1979年11月2日ミュンヘン4022143100221、ヘルクレス・ザール(ライヴ・ステレオ)

※紙ジャケット仕様
毎年auditeがお試し価格でお届けしているカタログつきCDの2010年度版は、クーベリックとバイエルン放送響によるマーラーの「巨人」。この1979年11月2日の「巨人」は、1961年以来1979年までバイエルン放送響の首席指揮者を務めたクーベリックが、ポスト辞任後初めて手兵との演奏会に登場したときのもの。緊張感が際立つ点では、やはり、2009年度版カタログつきCDの内容で、1981年に行われた交響曲第5番のライヴ(AUD.10020)と同様に、いくつか存在するクーベリックの別演奏との比較でも、別格というべききわめつけの内容となっています。音質優秀なステレオ録音。
※カタログつきCDという性格のため、追加再プレスはありませんのでお早めにお求めください。
※カタログ仕様、4色84ページ。ディスクはAU.95467としてリリースされているものと同内容ですが、レギュラー盤のブックレットは付属致しません。 (Ki)
AUTOR
SA-01421(1CD)
サルバド・ブルトンス(ブロトンス)(1959-):2つの交響曲
二分(にぶん)の交響曲Op.25(1981/2007改訂)
過剰の交響曲Op.33(1983-1984/2007改訂)
サルバド・ブルトンス(指)マラガPO

録音:2007年10月16-20日、マラガ(スペイン)、カランケ・ホール
AUTOR
SA-01211(1CD)
【未案内旧譜】
クラウディオ・プリエト(1934-):交響曲第2番
愛の協奏曲(チェロと管弦楽の為の)*
交響曲第3番「フリューベック交響曲」〜アダージョ
ディミタル・フルナディエフ(Vc)*
パスクアル・オサ(指)マラガPO

録音:2005年7月、マラガ(スペイン)
Bottega Discantica
DISCANTICA-171(1CD)
ボッティーニ(1802-1858):交響曲ハ長調
 レクイエム(1819)*
マリア・ルイジア・ボルシ(S)*
アナスタシア・ボルディレワ(Ms)*
サムエーレ・シモンチーニ(T)*
ジュゼッペ・アルトマーレ(Bs)*
ルッカ大聖堂カペッラ・サンタ・チェチーリア(合唱)*
ジャンフランコ・コスミ(指)ルイジ・ボッケリーニO

録音:2007年6月、ルッカ(イタリア)、聖ジョヴァンニ記念教会
マリアンナ・ボッティーニはルッカの名家に生まれた女性作曲家。良家の娘としてありきたりの音楽教育を受けただけにもかかわらず、少女時代に書いたレクイエムはボローニャのアッカデーミア・フィラルモニカに送られ高く評価されました。

Altus
ALT-181(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第2番
 交響曲第6番「田園」*
準・メルクル(指)フランス国立リヨンO

録音:2007年11月30日〜12月1日、2008年5月16〜17日* オーディトリウム(リヨン)
これほど美しく明るい「田園」もまれで、第2楽章など、息をのむ表現に驚き。繊細の極みと申せます。終楽章はまさに雨あがるの趣で、感動させられました。また、近年人気の第2番はまさにメルクルらしく、ハッタリなしの正面突破の大演奏。自ずから湧きあげる感興に心打たれます。この2曲まさにフランスのオーケストラの持ち味が100%発揮されていて美しい音色と明るい色調があり、メルクルの繊細さが一体となった名演でございます。 (Ki)
CPO
CPO-777137-2F(2CD)
M.ハイドン:交響曲集
交響曲第14,17,19,24,29,33,40,41番
交響曲ヘ長調,3つの行進曲
フランク・ベールマン(指)ドイツ・カンマーアカデミー
cpoの偉業である「ミヒャエル・ハイドン交響曲集」の完結編です。モーツァルトが序奏を書きくわえたために、彼の37番の交響曲として一時期認識されていたのは実はミヒャエル・ハイドンの作品であったことは周知の事実です。それほどまでに才能に溢れていた彼の作品がこうして全て聴けるようになったのは大いなる喜びと言えるでしょう。彼の作品は今まで41曲とされていましたが。失われたと思われた「交響曲ヘ長調」を発見。じっくりと準備してこの録音を企画したものです。高度に想像的で実験的、ユーモアに富んだ音楽。若きモーツァルトがこれらの交響曲から学びとったものも数知れません。
CPO
CPO-777348-2F(1CD)
ゲルハルト・シェルデルプ(1859-1923):交響曲第2番「ノルウェイに」 エイヴィンド・アドランド(指)トロントハイムSO
ノルウェイの忘れられた作曲家、シェルデルプの作品です。彼はノルウェー最南端の都市、クリスチャンサンに生まれ、19歳の時パリに出て、ショパンの親友として知られるフランショームにチェロ、サヴァールとマスネに作曲を学びました。以降ドイツで活動しますが、1887年カールスルーエで上演された「ニーベルングの指環」を観てから、歌劇と楽劇の仕事に力を入れるようになります。彼の実の妹ハンカは、「日本の声楽の母」と呼ばれる声楽家で1909年に来日し、東京音楽学校(東京芸術大学の前身)で声楽の指導に当たった事で知られます。交響曲第2番「ノルウェイ」は1924年に書かれた、イプセンの戯曲を元にした壮大な作品です。ひとつのモティーフを徹底的に追求し、凝った楽器法を与えられた響きには感嘆するばかりです。
CPO
CPO-777380-2F(1CD)
グヴィ(1819-1898):交響曲集第2集
交響曲第6番Op.87ト短調
シンフォニエッタOp.80ニ長調
ジャック・メルシエ(指)
ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送PO
200を超える曲を作曲し、存命中にあのベルリオーズが擁護したにも関わらず、その評価は高まることのなかった作曲家テオドール・グヴィ。cpoではこれが2作目のリリースとなります。ドイツとフランスの領土争いに巻き込まれ、どちらの国からも忘れられてしまった彼の作品がこうして聴けるのは嬉しいことです。もともと交響曲として構想されたシンフォニエッタはブラームスの第2交響曲を思わせるのどかで古典的な牧歌で始まります。第6番の交響曲は祝祭的な雰囲気を湛えた賑やかなメロディで始まり、中世の騎士たちの戦いを描写し、最後は荘厳なフーガで締めくくるという表現的な曲です。
URANIA
URN-22409(1CD)
ショスタコーヴィチ:交響曲第7番「レニングラード」
バーバー:弦楽のためのアダージョ*
アルトゥーロ・トスカニーニ指揮
NBC交響楽団
1942年7月19日(アメリカ初演ライヴ)、1942年3月19日*
SOMM
SOMM-BEECHAM-25
(1CD)
ビーチャム・コレクション/リスト
リスト:ファウスト交響曲
アレグザンダー・ヤング(T)
トマス・ビーチャム(指)RPO

録音:1956年11月14日、ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
King International
KKC-5075(1SACD)
国内仕様
税込定価
マーラー:交響曲第1番「巨人」 ワレリー・ゲルギエフ(指)LSO

録音:2008年1月13日ロンドン・バービカンホール(ライヴ)
※原盤:LSO*LSO-0663
※日本語解説書付
この「巨人」は発売と同時に欧米で大騒ぎとなった強烈な内容。ゲルギエフならではの大胆なテンポ設定と各声部の出し入れに驚かされるだけなく、フィナーレでは彼ならではの野獣的感性が一気に爆発して大荒れとなります。もともとスラヴ的な要素の濃いマーラーの音楽、ゲルギエフが新時代の解釈を打ち立てます。 (Ki)
Medici Arts
20-72258(DVD)
オーマンディ&フィラデルフィア管ライヴ
ストラヴィンスキー:バレエ「火の鳥」組曲(1919年版)
ラフマニノフ:交響曲第2番ホ短調Op.27*

◆ボーナス映像…オーマンディによる「ラフマニノフ:交響曲第2番」の前説
ユージン・オーマンディ(指)フィラデルフィアO

収録期:1977年(ライヴ)、1979年(ライヴ)* 共にフィラデルフィア、アカデミー・オブ・ミュージック(映像制作:ユニテル・クラシカ)
※PCMステレオ/ドルビー・デジタル5.1/dts5.1 81’/カラーNTSC4:3/リージョン・オール
オーマンディが手兵フィラデルフィア管と残した映像作品のうち、未DVD化であった最後の大物、ラフマニノフの第2交響曲とストラヴィンスキーの「火の鳥」組曲がようやく登場します。演奏については、いずれもレーザーディスクでの初出リリース時より熱心なファンの間で語り継がれているとおり、折り紙つきの内容。メランコリックでセンチメンタルな作風が全開のラフマニノフは、作曲者の親友でもあったオーマンディの共感たっぷりの濃厚な味付けと、44年間にもおよぶ結びつきで巨匠の血肉と化したフィラデルフィアのゴージャスきわまりないひびきが、こたえられないものとなっています。 (Ki)
Medici Arts
20-57558(DVD)
ベルリーズ:幻想交響曲
ラモー:「レ・ボレアド」組曲
サー・サイモン・ラトル(指)BPO

収録:1993年11月6-8日フィルハーモニー、ベルリン(ライヴ)
※画面:NTSC4:3/音声:PCMステレオ、DD5.1、DTS5.1/Regioncode:0/87mm
このDVDはサイモン・ラトルとベルリン・フィルの最初のライヴ映像。ラトルはこの9年後の2002年、クラウディオ・アバドの後任としてベルリン・フィルの首席指揮者に就任。現代の世界最高の指揮者と世界最高のオケが出会った貴重な瞬間が収められています。ラトルのレパートリーは広範囲。この初期の共演の際も、ベルリオーズの幻想交響曲、ラモーの「レ・ボレアド」といった名人芸に走るだけではない興味深いプログラミングで聴衆を沸かせました。ここで演奏しているラモーの最高傑作「レ・ボレアド」は、「ティーンエイジャー頃エリオット・ガーディナーの演奏を聴いて感銘を受け、すぐに虜になってしまった。その時からこの曲が私の音楽人生の一部となった。」とラトル自身も語っているように、今でも自身も好んで演奏会で取り上げています。 (Ki)
Medici Arts
20-51958(DVD)
アバド&BPO/ヨーロッパ公演2002
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
ベートーヴェン:「エグモント」序曲
ヴェルディ:「シチリアの晩鐘」序曲
◆ボーナス映像…パレルモのポートレイト
ギル・シャハム(Vn)
クラウディオ・アバド(指)BPO

収録:2002年5月1日パレルモ、マッシモ劇場(ライヴ)
※画面:NTSC16:9/音声:PCMステレオ、DD5.1、DTS5.1/Regioncode:0/ボーナス字幕:英,独,仏,西,伊/本編:112mm/ボーナス:20mm
アバドがベルリン・フィルの芸術監督として最後の演奏会となった2002年パレルモでのヨーロッパ・コンサート。ベルリン・フィルのメンバー、観客の熱烈な想いが画面を通しても伝わる、心に響く名演奏会の映像です。 (Ki)

WEITBLICK
SSS-0104-2(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」 朝比奈隆(指)ベルリン・ドイツSO
(旧西ベルリン放送響)

録音:1989年9月24日ベルリン・フィルハーモニーに於けるステレオ・ライヴ録音(第39回ベルリン芸術週間ライヴ)
「1994年、私が朝比奈隆をシカゴ交響楽団に招くことを決意したとき、当時私はオーケストラの総裁であったが、音楽監督バレンボイムを説得する要があった。彼は朝比奈がどんな指揮をするか全く知らなかったので。私が朝比奈のブルックナー交響曲第8番のレコードをかけると、バレンボイムは即座に承諾した。そして優れて観察力の鋭いコメントをした。朝比奈はフルトヴェングラーのリハーサルに立会い彼と話をしたことがあると私が言うと、バレンボイムは“実のところ、彼の指揮は私に同時期だけれど別のドイツの巨匠−クナッパーツブッシュをより強く思い起こさせる”と答えた。この言葉を私は常に覚えている。このディスクの「英雄」交響曲を聴くとき、この言葉こそまさに的を射たコメントである」〜ヘンリー・フォーゲル(元シカゴ響総裁)のライナーノートより
当演奏は日本でもFMで放送されたものです。そのアプローチは同年の新日本フィルとの名盤となんら変わるところはありませんが、ベルリン・ドイツ響(当時は西ベルリン放送響)のソリスティックな部分の妙技や音色の味わいの濃さには抗し難い魅力があります。朝比奈と同オケとの共演は放送収録を含めて複数回に及びますが、この演奏会が最後の共演となりました。新聞批評は真っ二つに割れたと言われておりますが、鳴りっぷり豊かで構えの大きい演奏は朝比奈ファンなら納得の名演であることは言うまでもありません。スケルツォ冒頭の極端な遅さなど朝比奈が自分の解釈を名門オケで試しているかのようです。この年ベルリン芸術週間は第39回目。7月に亡くなったカラヤンを偲ぶ追悼演奏会も含まれた豪華版でした。2ヵ月後には壁崩壊という劇的な変化の真っ只中のベルリンで、まだまだ元気一杯の巨匠朝比奈が渾身の力を込めて振った「エロイカ」の登場です。朝比奈ヨーロッパ・ライヴ第1弾。
※演奏タイミング:[20:22][18:27][6:52][13:10]
※英語・日本語・ドイツ語によるライナーノート付。
※今後の発売予定:ブルックナー:交響曲第6番(トーンキュンストラー管弦楽団)、ハイドン:交響曲第92番、99番(ベルリン・ドイツ響)、シュトラウス:アルプス交響曲(ベルリン・ドイツ響)、ベートーヴェン:交響曲第4番(スウェーデン放送響)、ショスタコーヴィチ:交響曲第1番(エーテボリ交響楽団)他
東武レコーディングズ
TBRDVD-1002(DVD)
税込定価
ブルックナー:交響曲第8番 朝比奈隆(指)大阪PO

収録:1994年7月9日大阪ザ・シンフォニーホールに於けるライヴ(朝比奈隆86歳バースデイ・コンサート)
※DVD片面一層、4:3、リニアPCM
1994年7月9日、朝比奈隆86歳を祝うバースデイ・コンサート(大阪ザ・シンフォニーホール)における超名演が今映像作品として初のソフト化!亡くなる三ヶ月前まで採り上げた巨匠の愛奏曲ですが、エネルギッシュにグイグイとオーケストラを引っ張る当演奏こそ、その矍鑠たる舞台姿(舞台袖からステージに至る光景も含まれております)も含めベストに相応しいものと言えましょう。これぞDVDで見るに相応しい名演です。当演奏のほぼ二週間後には、東京サントリーホールでも同曲を取上げ、その名演も語り草です。
◆ヘンリー・フォーゲル(元シカゴ交響楽団総裁)のライナーノートより
1994年7月24日、妻と私は東京サントリーホールで、朝比奈隆の指揮のもと大阪フィルハーモニーによるブルックナー交響曲第8番の途方もなく圧倒的な演奏の目撃者となる栄に浴した。この演奏こそ、まさしく、私に−当時私はシカゴ交響楽団の総裁だったが−巨匠朝比奈をシカゴに招くことを決意させたものだった。
当DVDにおける演奏は東京での公演の2週間ほど前のものであるが、あの時私の心を虜にしたあらゆる特質がはっきりと見て取れる。アントン・ブルックナーの音楽が朝比奈の芸術家としての魂の中心を占めているのは明らかだ。彼はこの曲が本当に好きで、その長いキャリアを通じて幾度も取り上げた。この深い愛着と見識はこのディスクを聴くだけでなく、また見ることによって顕著となる。音楽がその賞賛に満ちた高みに到達するとき、崇高な美しさの瞬間、また圧倒的な緊張に溢れたときどきに、ただ朝比奈の表情を読み取ることで、どんなに深く彼に、そして彼を通して大阪フィルハーモニーのメンバーにこの音楽が語りかけているか知ることとなる。

MEMORIES
MR-2131(5CD)
ベートーヴェン:交響曲全集
交響曲第1番、交響曲第2番、
交響曲第4番、交響曲第8番
交響曲第3番「英雄」*、交響曲第5番「運命」*、
交響曲第9番「合唱」*、交響曲第6番「田園」**
交響曲第7番#、「プロメテウスの創造物」序曲#、
序曲「コリオラン」#
バハタン・カヒッゼ(指)トビリシSO
ジャンスク・カヒッゼ(指)トビリシSO*
アレクサンドル・ティトフ(指)ロシア・ニューPO**
ジャン・イヴ・ゴディン(指)トビリシSO#
Naira Nachkhatashvili(S)、
Natalia Nachkhatashvili(A)
Tamaz Tseriashvili (T)
Giya Assatiani(Bs)、SIMI Studio Cho

録音:1998年5月〜6月、1999年10月〜11月*、1999年12月**、1999年12月# (全てスタジオ録音)
HDCクラシックス復活第2弾はカヒッゼ親子+のベートーヴェン全集です。グルジア出身の巨匠ジャンスク・カヒッゼ(1936-2002)は、ソ連人民芸術家の称号も持つロシアで活動した名指揮者です。トビリシSOは、ジャンスク・カヒッゼ自ら創設した手兵であり、独特の音色と中々の合奏能力で、人気を得ましたがカヒッゼ没後は解散しております。カヒッゼの芸風は19世紀巨匠的なスケールの大きなもので、ドイツ往年の名指揮者を想わせる立派な佇まいの演奏を聴かせます。特に「英雄」は名演と呼ぶに差し支えない出来栄えです。バハタン・カヒッゼはジャンスクの子息ですが、これまた古に先祖帰りしたような重厚な演奏でこの親子の緊密な芸術の継承が明らかです。第4番などクレンペラーもかくやというばかりの静謐な名演です。ジャン・イヴ・ゴディンはピエール・デルヴォー門下でもあるフランス人指揮者ですが、ロシア語圏とも緊密。こちらは快活でスピード感ある演奏でパレーなどのベートーヴェンに通じる軽味が楽しい演奏です。ティトフはロシア音楽のレパートリーでCDも少なくない人ですが、新生ロシア・ニューフィルハーモニア管の新鮮な音色で美しい「田園」を聴かせてくれます。今回録音年月日も明らかになりました。マスタリングもし直しまして、音の厚みを増し、楽章間の妙なノイズも取り除かれております。
NORTHERN FLOWERS
NF/PM-A9978(1CD)
戦時の音楽1941-1945 Vol.9
アレクサンドル・モソロフ:交響曲ホ長調(1944)
チェロ協奏曲第2番(1937-1945)
アレクサンドル・ティトフ(指)
サンクト・ペテルブルクSO
)ドミトリー・イェレミン(Vc)

録音:2009年
交響的エピソード「鉄工場」で知られるロシア・アヴァンギャルドのモソロフ。彼は初期に前衛的な作風で一世を風靡したものの、ほどなくしてソビエト当局に睨まれ転向を余儀なくされます。それでもなお反抗を続けたモソロフはついに運河建設の強制労働に送り込まれますが、師匠のグリエール、ミヤスコフスキーの尽力により作曲活動に辛うじて復帰。これらの作品はその復帰後の作品ですが、ロシア民謡を素材とした骨太でドラマティックな音楽で、強制労働で著しく健康を害したとはとても思えないほどエネルギッシュ。チェロ協奏曲第2番のエレジーと題された第一楽章の冒頭から悲劇的なオーケストラの前奏に導かれてチェロのすすり泣くソロはモソロフの人生への恨み辛みか絶望か?第二楽章は「森の歌」にも似た平易で楽しげな旋律があふれ、終楽章では華やかな勝利への大行進。交響曲の重々しく荘厳な出だしは鳥肌もの。全四楽章あるうちの最初の三つの楽章がラルゴというのも変わっていますが、悲劇の大波がこれでもか、これでもかとばかりに寄せては返し、聴き手の忍耐ももはや限界かというときになって終楽章のパワー全開の大爆発が到来。戦時中の戦意高揚、愛国心発露の創作を、という当局の思惑があったとしても、これは傑作といえましょう。終盤はブラスがバリバリ、打楽器がドンジャカ、アドレナリン大放出の大団円。クライマックスではショスタコーヴィチの第7番を思わせるところもあって楽しめます。
ALBANY
TROY-1135(1CD)
ジェームズ・ボレ作品集
交響曲第3番/交響曲第2番「E」*
ヴァイオリン・ソングズ/交響曲第4番
ジェームズ・ボレ(指)モナドノック音楽祭O
)スーザン・ナルッキ(S)*、Cマコンバー(Vn)*

録音:2005〜08年
ボレはイリノイ州出身の作曲家で指揮者。ハーヴァード大学で作曲を学んだ。指揮者としてはニュー・ハンプシャー交響楽団の音楽監督を1974年から28年もの間務めました。またボレが創設したモナドノック音楽祭は1966年に始まり、現在まで続いている。交響曲はどれも小編成のオーケストラのために書かれています。作風はストラヴィンスキーの新古典主義期の作品に近い。限られた少ない音を最大限に使って大きな波を作ってゆくのが特徴。
TORITO
TD-0060(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
  交響曲第6番「田園」
ネヴィル・マリナー(指)カダケスO

録音:2005年
Avie
AV-2185(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第1番ハ長調Op.21
 交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」
ダグラス・ボイド(指)マンチェスター・カメラータ
ヨーロッパ室内管の首席オーボエ奏者から指揮者へと華麗な転身を遂げたダグラス・ボイド。現在音楽監督を務める室内オーケストラ、マンチェスター・カメラータとのベートーヴェン・サイクルの第3弾!「勇敢で逞しく、そして鮮やか〜このマンキューニァン(マンチェスター人)のベートーヴェンは別格だ」(英グラモフォン誌)と評されるなど、ボイドの巧みなオーケストラ・コントロールやシンプルなアプローチ、オーケストラのメンバー1人1人が持つ優れた演奏技術やアンサンブル能力は本国イギリスでも評価急上昇中。英国有数の"ベートーヴェニアン"ダグラス・ボイドが小編成オケの特色を最大限に活かしたベートーヴェン。
LSO Live
LSO-0689(1SACD)
R・シュトラウス:アルプス交響曲 ベルナルド・ハイティンク(指)LSO

録音:2008年6月8&10日ロンドン、バービカンセンター(ライヴ)
巨匠ハイティンクを迎えたLSOLive最新アルバムは、R.シュトラウスの「アルプス交響曲」。2008年6月8日と10日、年内限りでコンサート活動からの引退を表明していたアルフレート・ブレンデルがモーツァルトのピアノ協奏曲第24番を弾くことでも話題を集めた舞台で、両日ともコンサート後半に演奏されたプログラムです。
【シュトラウスのエキスパート、ハイティンク】
交響曲全曲録音を通じて特にマーラー、ブルックナーのスペシャリストとして名高いハイティンクにとって、R.シュトラウスもまた巨匠にとって重要なレパートリー。メンゲルベルクとともにシュトラウスより「英雄の生涯」を献呈された、ゆかりあるロイヤル・コンセルトへボウ管(RCO)の首席指揮者(1961−1988)を長年にわたり務めた経緯もあってのことでしょう。ハイティンクは主要な交響詩をRCOとともにレコーディングしています。まず、その「英雄の生涯」を1970年にセッション録音、1973年に「ドン・ファン」と「ツァラトゥストラはかく語りき」をセッション録音、1977年に「ドン・キホーテ」をセッション録音、1981年に「死と変容」と「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」をセッション録音したのち、さらに1982年には「ドン・ファン」をセッションで再録音、そして1985年に「アルプス交響曲」をセッション録音しています。また、舞台作品では1990年に「ばらの騎士」全曲を、やはり作曲者とのゆかり深いことで知られるシュターツカペレ・ドレスデンとセッションで録音していたことなども記憶されます。なお、ハイティンクは同じLSOで「英雄の生涯」を、このたびの「アルプス交響曲」より一週間後、2008年6月15日と17日にバービカンで指揮していましたし、現在首席指揮者のポストにあるシカゴ響と「英雄の生涯」を2008年12月のシカゴにつづき、2009年2月の来日公演でも取り上げており、本拠地シカゴでの模様はCSORESOUNDよりCD化も予定されています。こうしたシュトラウス作品に関する録音と実演両面の充実ぶりは、そのままハイティンクのエキスパートとしての姿を明らかにするものといえるでしょう。
【ハイティンク&LSO、ライヴによる再録音】
RCOとのセッション録音を経て、あらたにLSOとのライヴでのレコーディングという流れが、2003年と2004年に行なわれたブラームス、2005年から2006年にかけてのベートーヴェンの交響曲全集と共通する、ハイティンク指揮によるシュトラウスの「アルプス交響曲」。前回のRCOとの「アルプス交響曲」は名門の熟成されたひびきを存分に活かしたみごとな内容でしたが、以来じつに23年ぶりのハイティンクにとっての再録音は、LSOにとっても1990年のフリューベック・デ・ブルゴスとのセッション録音以来となるものです。
【傘寿を迎えた巨匠ハイティンクと黄金時代を迎えたLSO】
伝統ということにかけては1904年の楽団創設より一世紀以上の歴史があるLSO。2009年3月に傘寿を迎えたハイティンクに加え、プレジデントのコリン・デイヴィス、首席客演指揮者のハーディング、そして、あらたな首席指揮者ゲルギエフの加入による刺激もおおきな要因とおもわれますが、多彩な顔ぶれで、いままさに黄金時代を迎えています。「堂々たる暗闇より現われ、また暗闇へと陥ってゆき、ハイティンクとその手兵は作品のいかなるドラマにも敏感に反応していた。けれども、おそらくは、このうえない静寂の部分こそが、シュトラウスのスコアとこのパフォーマンスとで最も印象的であった。」(クラシカルソース・ドット・コム)「リヒャルト・シュトラウスのアルプス交響曲のみごとなパフォーマンス。山頂への長い道のりが、ここまでたしかな決意をもって感じられたことはめったにありませんでした。ハイティンクが日の出の、そして夕闇におけるオーケストラの色彩を完璧に統率したことによって、ちょうど色彩の束が暗闇のモノクロームの輪郭から浮かび上がり、そしてふたたび陥ってゆくように、この演奏は、音楽それ自体をめぐる形而上学的な葛藤と克服を具現化するものとなりました。」(タイムズ紙)各紙レビューが伝える状況からも、ハイティンクとLSOがあらたに取り組んだ「アルプス交響曲」でどのような内容を聴かせてくれるのか、おおいに期待されるところです。 (Ki)

Alba
ABCD-288(1CD)
束の間の気分
ペール・ヘンリク・ノルドグレン(1944-2008):交響曲第7番Op.124
夏の音楽Op.34、交響曲第8番Op.140
ユハ・カンガス(指)トゥルクPO
「天空の光」(ABCD269)に次ぐペール・ヘンリク・ノルドグレン。トゥルク・フィルハーモニックの委嘱により作曲、ユハ・カンガスに献呈した交響曲第7番。2005年11月11日に60歳を迎えたカンガスに捧げた交響曲第8番。中央オストロボスニア音楽学校の委嘱による1976年の「ペリマンニの肖像」(ABCD205)以来つづいたノルドグレンとカンガスと友情の証しともいえる2作です。「ふしぎな、束の間の気分にみちた最後の2つの交響曲。第7番がこれまでの人生を遠く振り返る一方、第8番には境界を越えて彼岸を見据えるかのような時が二度ほどある」(カレヴィ・アホ)。ノルドグレンは、シベリウス、あるいは、ノルドグレンが学んだコッコネンの"交響的思考"に倣わず、表現と叙述の論理に基づいて形式を決めています。彼の音楽のひとつの性格でしょう。「夏の音楽」は、オストロボスニア室内管弦楽団の本拠地、カウスティネンの民俗音楽フェスティヴァル委嘱作です。 (Ki)
ATMA
ACD2-2513(2CD)
ブルックナー:交響曲第8番(ハース版)
 交響曲第7番(第2楽章のみ)
ヤニック・ネゼ=セガン(指)
グラン・モントリオール・メトロポリタンO

録音:2009年6月
ヤニック・ネゼ=セガンは、2008年からロッテルダム・フィルの音楽監督、ロンドン・フィルの首席客演指揮者に就任。世界一流のオーケストラにも多数客演しており今最も活躍が期待される若手指揮者の一人です。2000年から音楽監督を務めているグラン・モントリオール・メトロポリタン管弦楽団とのレコーディングはいずれも高い評価を受けており、特に2006年から録音を続けているブルックナーは、スケールの大きさ、豊かに歌うその指揮ぶりに、世界中にその名を知らしめました。今回の第8番も音楽ファンの度肝を抜く演奏。作曲家のエネルギーがどんどん表出。ネゼ=セガンの自信に裏付けされた解釈は、作為的な部分はなく実に自然。ブルックナーの音楽表現を有機的に紡ぐ秀演です。またネゼ=セガンの録音へのこだわりも、表現の深さにつながっています。音色の明快さ、オーケストラを際立たせ、とてもセンスティヴな音響を作り上げ、それが音楽により深みを与えています。 (Ki)
BIS
BISSA-1604(1SACD)
メンデルスゾーン:交響曲シリーズVol.3
交響曲第3番イ短調「スコットランド」Op.56
同第5番ニ短調「宗教改革」Op.107
アンドルー・リットン(指)ベルゲンPO
メンデルスゾーン・イヤーの最期を飾るリットンとベルゲン・フィルの交響曲シリーズ完結篇。メンデルスゾーンの全交響曲をSACD5.0サラウンドで聴くことができるようになりました。音の水彩画家と称されたメンデルスゾーンの音楽を実感できます。 (Ki)
Helios
CDH-55351(1CD)
パデレフスキ:交響曲ロ短調Op.24「ポーランド」 イェジー・マクシミウク(指)BBCスコティッシュSO

録音:1998年1月22日−23日、グレイフライアーズ教会(エジンバラ)
2010年はショパンだけでなく、ポーランドの首相も務めた大ピアニスト、イグナツィ・ヤン・パデレフスキ(1860−1941)のアニヴァーサリー・イヤー。パデレフスキ唯一の「交響曲」は"ポーランド"という副題を持つ演奏時間約74分の大作。
FIRST HAND RECORDS
FHR-05(3CD)
ハリー・ブレック&ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズ/HMVステレオ録音集成

(1)モーツァルト:交響曲第41番「ジュピター」*

(2)2台のピアノのための協奏曲変ホ長調K.365*
(3)4つのメヌエットK.601
(4)3つのドイツ舞曲K.605*
(5)交響曲第28番ハ長調K.200
(6)3台のピアノのための協奏曲ヘ長調K.242[2台ピアノ版]*
(7)アリアーガ:交響曲ニ長調
(8)モーツァルト:セレナード第9番「ポストホルン」*

=ボーナス=
(9)ハイドン:交響曲第103番「太鼓連打」
全て、ハリー・ブレック(指)
ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズ

(1)録音:1956年8月16−17日(ステレオ)
(2)ヴィーチャ・ヴロンスキー&ヴィクター・バビン(P)/録音:1957年6月5−6日(ステレオ)
(3)録音:1957年5月1日(ステレオ)
(4)録音:1957年5月23日(ステレオ)
(5)録音:1956年2月23日(ステレオ)
(6)ヴィーチャ・ヴロンスキー&ヴィクター・バビン(P)/録音:1957年6月5−6日(ステレオ)
(7)録音:1956年2月22日(ステレオ)
(8)録音:1957年4月29日−5月1日&5月23日(ステレオ)
(9)録音:1955年1月17−18日&2月8日(モノラル)

録音場所:ロンドン、アビー・スタジオNo.1
オリジナル・ステレオ・レコーディング・エンジニア:クリストファー・パーカー
リマスタリング:2009年アビー・ロード・スタジオ
リマスタリング・エンジニア:イアン・ジョーンズ

*=ステレオ・テイク初出
ブレック歿後10年とロンドン・モーツァルト・プレイヤーズ創設60周年のアニヴァーサリー・リリースとなります。
◆ハリー・ブレックとロンドン・モーツァルト・プレイヤーズ
ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズは、英国の指揮者、ヴァイオリン奏者ハリー・ブレック(1910−2009)によって1949年に創設され現在に至る約40人編成の室内オーケストラ。1950年代よりロイヤル・フェスティヴァル・ホールその他における定期公演を行い、ことにモーツァルトやハイドンの演奏で1950年代に一時代を築きました。
◆よみがえる往年の名演奏
1984年まで35年に渡り、強い絆でむすばれた初代首席指揮者ブレックのもと、ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズが1950年代にHMVへおこなった録音の数々は、独特の親しみやすい様式と懐かしさにも似たゆとりの味わいで根強い人気を集めています。なかには伝説のピアノ・デュオ、バビン&ヴロンスキーが弾くモーツァルトの協奏曲というお宝も含まれています。
◆ステレオ・テイク初出&すべて初CD化
HMVアーカイヴのオリジナル・マスターより復刻される、オリジナル・アルバムにして5枚分すべてがこのたび初CD化となるもの。しかも、ボーナス収録のハイドン「太鼓連打」を除いて、初出時にはモノラルLPでのリリースであった曲目もすべてステレオ・テイクで初登場となるため、アナログを愛聴されている方にとっても見逃せない内容となっています。未編集のオリジナル・ステレオ・テイクを手がけたのはクリストファー・パーカー。2009年にアビー・ロード・スタジオにおいて全曲のリマスタリングをイアン・ジョーンズが担当。名エンジニアによる極上の音質で、美しく端整なモーツァルト演奏をぜひともお楽しみください。コンパクトな8面折たたみ紙ジャケット仕様。
ANDROMEDA
ANDRCD-9053(3CD)
チェリビダッケ/ブラームス:交響曲全集
交響曲第1番〜第4番
アルト・ラプソディ*/交響曲第4番#
セルジゥ・チェリビダッケ(指)RAIミラノSO
マルガ・ヘフゲン(A)*、RAIトリノSO*
シュトゥットガルトRSO#

録音:1959年3月 ミラノでのライヴ、1959年1月23日トリノでのライヴ*、1958年9月11日#


Altus
ALT-182(1CD)
パリ管誕生〜ステレオ・ライヴ
ドビュッシー
:交響詩「海」
ベルリオーズ:幻想交響曲
シャルル・ミュンシュ(指)パリO

録音:1967年11月14日シャンゼリゼ劇場でのパリ管デビュー・コンサート(ステレオ)
音源提供:国立フランス視聴覚研究所
パリ音楽院管解体!フランス・オーケストラ革命。1967年新星のパリ管弦楽団、衝撃のデビュー公演ステレオ・ライヴ!かの幻だったミュンシュ・パリ管誕生。発足ライヴ完全初出、10年に1度の大新譜!ステレオで音質も抜群!想像以上の熱狂熱演!やはりミュンシュはすごかった。フランス・オーケストラ革命の張本人アンドレ・マルロー文化相も臨席。話題を極めたパリ管デビュー当日の門外不出の録音がついに陽の目。録音の優秀なこともびっくりで、ミュンシュ・パリ管の大音量を見事にとらえきっております。記
これは人間の演奏ではない。神と悪魔が手を組んだ饗宴である。大爆発、驚天動地、未曾有、空前絶後、千載一遇−こうした言葉をいくつ並べてもこの..演奏の凄さを言い表すのに十分ではない。トリカブトの百万倍の猛毒を持った極めて危険なライヴ録音。私はこれを聴いて、本当に精神が錯乱する人が出るのではないかと心配している。(平林直哉)





BR KLASSIK
BR-900708(7CD)
限定生産・特価
バイエルン放送交響楽団60周年記念BOX
(1)フルトヴェングラー:交響曲第2番
(2)ブルックナー:交響曲第8番ハ短調
(3)R・=ルサコフ:序曲「ロシアの謝肉祭」
 フランク:交響曲ニ短調
(4)エルガー:エニグマ変奏曲
 ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲第6番*
(5)ストラヴィンスキー:春の祭典
 「火の鳥」組曲*
(6)R・シュトラウス:「ばらの騎士」組曲
 ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら
 4つの最後の歌
(1)オイゲン・ヨッフム(指)/録音:1954年
(2)ラファエル・クーベリック(指)/録音:1977年5月ライヴ
(3)キリル・コンドラシン(指)/録音:1980年2月8日ライヴ
(4)コリン・デイヴィス(指)/録音:1983年、1987年*
(5)ロリン・マゼール(指)/録音:1999年6月録音、1998年4月*
(6)アニヤ・ハルテロス(S)、マリス・ヤンソンス(指)/
2009年の秋、創立60周年を迎えたバイエルン放送交響楽団。この機会にこれまでの首席指揮者たち(プラス1)の貴重な録音を7枚組のBOXにまとめました。このオーケストラの歴史の変遷を音で綴る興味深いBOXです。本来は、ドイツのファンのために新聞社が「ドイツ国内限定販売」として企画したものですが、今年の来日公演の成功を喜んだオーケストラが、日本のために特別に再プレスをすることが緊急決定!今回、完全数量限定で日本のファンの方へお届けすることが可能になったという逸品です。(注文生産のため、希望本数のお届けが不可能なことがございます。ご了承くださいませ)
(1)1949年から1960年までこのオーケストラの首席指揮者を務めた巨匠。彼はブルックナーの権威であり、国際ブルックナー協会の会長もつとめましたが、一方当時の「現代音楽」にも積極的に挑戦(例えばオルフのカルミナ・ブラーナなど)したことでも知られます。このフルトヴェングラーの作品も、親密な友情の証として録音されたものでしょう。ともすると冗長になりがちな作品をぴりりと引き締めているのはさすがです。
(2)チェコの名指揮者、クーベリックがバイエルン放送響の首席指揮者を務めたのは1961年から1979年まで。1965年と1975年には2回の来日公演を果たし、その初来日の最初のプログラムが、このブルックナーの8番というのですから、彼におけるブルックナーの存在は並大抵のものではなかったはずです。彼はマーラーと同じく、ブルックナーも非常に得意としていて、バイエルン放送響とも全曲録音の予定があったそうですが、結局は実現することはありませんでした。この1977年の第8番は初の正規盤リリースとなります。スタジオ録音ではどちらかというと温和な表情を見せていたクーベリックですが、ライヴになるとこれが一変。実に熱い音楽を聴かせることで定評がありますが、このブルックナーもそんな伝説的名演の一つと言えるでしょう。
(3)この日のプログラムの前半、アルゲリッチとのチャイコフスキーはCD化されているのに、なぜかこちらはずっとLPのまま。ということで、ファンをやきもきさせていた伝説のフランクがついに登場しました!クーベリックの後任として1982年から首席指揮者として就任が決まっていたコンドラシンですが、その前年の1981年に急逝し、このコンビによる演奏は以降永遠に聴く機会がなくなってしまったのです。そんな中残された貴重なこのライヴ。彼が就任していたとしたら、このオーケストラの音色がどのように変わっていったのかを想像するだけでも、この演奏を聴く価値があるのではないでしょうか。
(4)コンドラシンの急逝に伴って、1983年にオーケストラが新たに首席として迎えたのは、当時56歳のイギリスの指揮者コリン・デイヴィスでした。彼はモーツァルトとベルリオーズのオーソリティでもあった彼は、古典派の音楽解釈を徹底的に練り上げ、また自国のイギリス音楽も積極的に演奏させることで、9年間の在任中にレパートリーを格段に増やしたことが高く評価されています。ここでは1983年録音の「エニグマ」と1987年のヴォーン・ウィリアムズの交響曲第6番を収録。93年のエニグマは良く知られていますが、こちらは就任当時の若々しいもの。はちきれんばかりの意欲がテーマからも伝わってきます。
(5)1993年から2002年まで4人目の首席指揮者として活躍したのが、おなじみロリン・マゼールです。就任当時は古巣のピッツバーク響と兼任していましたが、1996年からはこのオーケストラに専心し、ベートーヴェン、ブラームス、ブルックナー、シューベルト、マーラーなどで素晴らしい成果を上げました。ストラヴィンスキーの「火の鳥」は彼が最も得意とするレパートリーの一つで、2000年の来日公演では初日の演目にもしっかり入っていたことも記憶に新しいのではないでしょうか。マゼールの独特な解釈は好き嫌いが分かれましょうが、やはり「天才」と呼ばれるにふさわしい風格を有していることは間違いありません。
(6)2003年から首席指揮者を務めるマリス・ヤンソンス。彼の活躍ぶりも留まるところを知りません。ここでは彼が得意とするR.シュトラウスを3曲収録。「R.シュトラウスの音楽は私の人生と共にあり、深く何度も繰り返し触れ合っている」と彼自身が語るだけあって、オーケストラの持ち味をよく生かした見事な演奏が展開されています。ソプラノのアニヤ・ハルテロスは近年注目を集めているギリシャの新進ソプラノ。彼女はこの曲を大切なレパートリーとしているようで、すでにファビオ・ルイージ/シュターツカペレ・ドレスデンとの盤もリリースされているので聴き比べも楽しいかもしれません。
Chesky
CKY-0302009(5CD)
ベートーヴェン:交響曲全集
CD1:第3番「英雄」、第1番
CD2:「レオノーレ」序曲第3番、交響曲第2番、第5番
CD3:第4番、第7番、トルコ行進曲
CD4:第6番「田園」、第8番
CD5:第9番「合唱付」
インゲ・ボルク(S)
ルート・ジーヴェルト(A)
リチャード・ルイス(T)
ルートヴィヒ・ヴェーバー(Bs)
ビーチャム・コーラル・ソサエティ
ルネ・レイボヴィッツ(指RPO

録音:1961年(ステレオ)
Edition HST
HST-071(1CD)
税込定価
ヴァンハル:疾風怒濤交響曲集第十一巻
-交響曲ト長調Bryan G2 (ca.1760-62)
-交響曲ハ長調Bryan C7 (ca.1771-73)
-交響曲へ長調Bryan F6 (ca.1771-73)
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ
松井 利世子(ヴァイオリン;リーダー)

録音:2009年10月東京三鷹市・風のホール
イタリア留学を終え、ヴィーン帰京し発表された6つの交響曲集(C7,Es4,E2,e2,F6,B2)が、ヴァンハルの疾風怒濤絶頂期に当たる。 今回のC7, F6がリリースされることのより録音も出揃うことになる(e2は他団体)。C7は、当時ブライトコプフ・カタログにはハイドン作として発表され20世紀初頭までそう信じられていた。 いわゆる「交響曲の父」と言われた所以には、こういった同時代作曲家の功績によるところ大である。またF6は交響曲でありながら、ヴァイオリン独奏のピアノ音量で始まり、展開部ではディッタース進行を経た後、地獄を連想させるヘ短調をとる。 このヴァイオリンピアノ旋律開始は、その後ヴィーンへ上京したモーツアルトがピアノ協奏曲第17番ト長調なので模倣している。
BR KLASSIK
40357-900104(1CD)
チャイコフスキー:交響曲第5番 マリス・ヤンソンス(指)バイエルンRSO

録音:2009年10月9日ミュンヘン・ガスタイク、フィルハーモニー(デジタル・ライヴ)
来日公演にあわせて緊急発売。限定数しか確保できませんので、品切れの際はご容赦下さい。
CASCAVELLE
VEL-3136(2CD)
サン=サーンス:交響曲全集
交響曲第1番/交響曲第2番
交響曲第3番「オルガン付き」
オンファーレの糸車/ファエトン
死の舞踏/英雄行進曲
ヨエル・レヴィ(指)フランス国立O
ヴィンセント・デュボア(Org)

録音:2009年パリ郊外アルフォルトヴィル、メゾン・ド・オルケストル
フランス国立管によるサン=サーンスの交響曲全集の名盤と言えば、マルティノンですが、ここに同管弦楽団の首席指揮者レヴィによる新名盤が誕生いたしました!その指揮ぶりは非常に端正で硬派。楽譜を細部まで読み込んだ折り目正しい演奏が好印象。交響曲全集に加え『死の舞踏』など管弦楽作品も収録された嬉しい内容でございます。ヨエル・レヴィはルーマニア生まれのイスラエル育ち。フランコ・フェラーラ、キリル・コンドラシンのもとで研鑽を積み、1978年にはブザンソン国際指揮者コンクールで優勝しました。その後、ロリン・マゼールのアシスタントとして、クリーヴランド管弦楽団で指揮を学び、正指揮者となりました。2005年よりフランス国立管弦楽団の指揮者となり、マーラーの交響曲第2番の演奏で絶賛されました。2008年には同管弦楽団の首席指揮者となり今後も勢力的演奏活動が期待されます。『オルガン付き』を演奏したヴィンセント・デュボアは世界的な若手オルガニスト。パリにてオリヴィエ・ラトリーに師事し、これまでにカルガリー、トゥールーズでの国際オルガン・コンクールで優勝。その後、各国でオルガン・リサイタルを成功させております。 (Ki)


WEITBLICK
SSS-0103-2(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」 エーリヒ・ラインスドルフ(指)
ベルリン・ドイツSO(旧西ベルリン放送響)、
聖ヘドヴィヒ教会cho
ルーシー・ピーコック(S),
ジークリンデ・ワグナー(CA),
マンフレッド・ユング(T),
ハラルド・スタム(Bs)、
録音:1978年9月18日ベルリン・フィルハーモニーに於けるライヴ

※英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付
「私はラインスドルフに尋ねたことがある。ボストン響常任時代に残したスタジオ録音と同時期に放送された同じ曲目のライヴ演奏の違いがなぜここまであからさまなのかと。彼は雄弁に答えた。演奏家が後世に残る記録としてスタジオ録音する場合に求められることとは『演奏を一回だけ聴く場合には効果的だし輝かしくも聴こえる解釈上の盛上げや強調は、レコードとして繰り返し聴く場合には聴き手を疲れさせる場合もあるのですよ。だからスタジオ録音の時はそういうルバートの量とか、音量の変化、テンポの伸縮なんかを抑えているのです』と」ヘンリー・フォーゲル(元シカゴ響総裁)のライナーノートより。
この回答が表すとおり、巨匠エーリヒ・ラインスドルフ(1912〜1993)は演奏会と録音を別に考えていたことが明らかです。それ故に多くのスタジオ録音が覇気に欠け、真っ当だけれども面白くないという結果になったのでしょう。多くのレパートリーがこうして録音されたために、ラインスドルフの評価は日本では高いとはいえません。おまけに若い頃は凄かったが、年を取ってから駄目になったなど謂れのない誹謗もあります。ここに聴くベルリン・ドイツ響(ベルリン放送響)との「第9」は、首席指揮者就任早々(就任記念?)の演奏で厳しい練習が想像できる見事なアンサンブル、タイミングが示すとおりの快速でトスカニーニの歴史的解釈を思わせる緊張感溢れる爽快な名演です。ドミンゴ参加というだけで知られるRCAへのスタジオ録音とは別人のような生命力です。変幻自在なテンポも面白く飽きません。こういう演奏を多く遺して欲しかったと心から思います。各楽章開始を告げる指揮棒で指揮台を叩く音はラインスドルフの怖い視線を感じさせます。第4楽章で独唱、合唱がうねりを上げる所はオペラに長じた名指揮者ならではだなあと感慨あらたです。聖ヘドヴィヒ教会合唱団は、ベルリンフィルとの唯一の録音であるシューベルトのミサ曲でも採用されているのでお気に入りだったのでしょう。余談ですが厳しすぎたのか2年しかドイツ響首席を維持できませんでした。オケと何らかのトラブル(喧嘩?)があったと思われます(ドイツ響のプロフィールでもあまりラインスドルフ時代に触れておりません)。ラインスドルフに疑問を持っている方にこそ聴いて頂きたい「第9」です。
※演奏タイミング:[15:37][12:30][14:29][23:37] (以上、メーカー・インフォメーション)

音の隈取が極めて克明。ややドラスティックに過ぎることもあるラインスドルフが、その資質を強靭な意思の力に完全に転化し尽くして見事に一枚岩の凄演を築き上げています。第1楽章展開部など、壮絶なティンパニをはじめとしてエネルギーの噴出力が素晴らしく、まさに魂の叫び。こういうラインスドルフの没入ぶりも珍しいですが、それに対するオケの反応も「従属」ではない自発性を持った表現に徹しているので、迫りくる音の訴求力は尋常ではありません。第2楽章冒頭、“ダッダダ・ダッダダ”をここまで芯まで厳しく鳴らしきった例も皆無に近く、その厳格さを終始貫徹。中間部でもにこやかに浮かれるそぶりは微塵も見せず鬼の形相のラインスドルフが目に浮かぶほど。それにしてもなんと何と強固で豊かなハーモニーの連続でしょう!第3楽章も雰囲気に耽溺せず瞑想にふけることもなく明瞭に音のラインを紡ぎ続けますが、音の一つ一つが希望を見据えた渾身の祈り!トランペットの警告シーンの熱さにも御注目。終楽章最大の注目は、独唱陣および合唱の音程の正確さ!特に独唱に関しては指揮者はほとんど「ご自由に」と言わんばかりの演奏が少ないないですが、ここまで制御し尽くすとは流石ラインスドルフ恐るべしです。マーチの部分はかなりテンポで疾走しますが、ユングの独唱がこれまた正確かつ輝かし飛翔。そしてその輝きのまま喚起の合唱へ突入。コーダは白熱を発散することなく、ぱんぱんにエネルギーを溜め込んだまま最後の一音を締めくくるので、これまた比類なき手ごたえ!近年発掘された同曲ライヴとしては、音質の良さも含めてダントツの名演奏です。 【湧々堂】

Altus
ALT-180(1CD)
J.C.バッハ:2つのオーケストラの為のシンフォニアニ長調Op.18(第3番「エンディミオーネ」序曲)
ブラームス:交響曲第2番ニ長調Op.73
ゲルハルト・ボッセ(指)
新日本フィルハーモニーSO

録音:2009年3月26日東京芸術劇場大ホール(ステレオ・ライヴ)
1922年生まれ、87歳になるゲルハルト・ボッセは、ゲヴァントハウス管の第1コンサートマスターを定年まで務めあげ、東京藝大教授に就任し、日本に居をかまえ既に15年。見識ある評論家や音楽ファンの方々よりなぜボッセ教授のCDがないのか?との声も多くあがっておりましたが、当然期待通りの大演奏で、『絶品、味わいなどではすまされない美しさと温かみあふれる真のブラームス』など評され、また新日フィルも驚きの中欧サウンドを展開し、ブラインドテストをおこなえば、ほとんどがヨーロッパ人のオケと答えるのでは!ゴールドベルク以来巨匠ヴァイオリニスト指揮者との相性の良さを見せつけました! (Ki)
Pentatone
PTC-5186.340(1SACD)
シューベルト:交響曲第4番「悲劇的」
 同第5番変ロ長調D.485
ゴルダン・ニコリッチ(リーダー&Vn)、
オランダ室内O
ロンドンSOとオランダ室内Oのコンサートマスターを兼務し、弾き振りにも積極的に取り組むなど、ヴァイオリ奏者、指揮者として精力的な活動を展開するニコリッチ。ソリストとしてはもちろんのこと、モーツァルトでのユリア・フィッシャーとの共演(PTC 5186 098)などにより、その世界有数の実力は折り紙つき。ニコリッチの豪腕ぶりとオランダ室内管の高い機動力を堪能できるシューベルトです。

MEMORIES
MR-2126(2CD)
マーラー:交響曲第2番「復活」
交響曲第6番「悲劇的」
ミラン・ホルヴァート(指)スロベニアPO
リュブリャーナ放送cho、
オリガ・グラチェリ(S),ウタ・プリエフ(A)

録音:1989年デジタル・ライヴ、1991年スタジオ録音
ミラン・ホルヴァート(1919〜)のマーラーといえば、一時期大変な評判になったものですが、音源の散逸、レーベルのまたがりも混乱を招き入手困難な状況が続いておりました。この度DIGITAL CONCETO LABELからMEMORIESが音源提供を受けました。そもそも冷戦崩壊後に東欧諸国の放送音源を西側プロデューサー大量に安値で買付け廉価盤として商品化されたものです。玉石混交の中でホルヴァートのマーラーは真の名盤と言って差し支えないもので、バーンスタイン、テンシュテットも顔負けの凄まじい迫力の爆演です。ホルヴァートの音楽性はマタチッチに非常に近く、大作を鷲掴みにする豪快な表現、思い切りの良い音量テンポ変化が特徴です。元来がウィーンで学んだ人だけに、マーラーにも並々ならぬ愛情が感じられます。マスタリングも新たに施され既出盤の貧弱さが改善され、「復活」では終始ホルヴァートが鼻息で歌っているのが聴こえます。
「復活」は。誰の亜流でもない名解釈による超名演を聴かせてくれます。全体に一貫品漲る恐るべき緊張感、神のごとき後光が差す輝かしい構築美、全く強引さのない自然な力感配分は、少なくともこの曲に関する限り他の追随を許しません。オケがまた予想外の巧さ。ライヴという条件化で、技術面のみならず凝縮力の高いアンサンブルを崩さないのには唖然とするばかりです。「悲劇的」は、表面的にはいきり立つことがなく、しか内面から熱いエネルギーの噴出を見せ、これまた独自のアプローチ。前半2楽章の細部にわたる神経の通わせ方、微妙なテンポの変動を駆使した推進力、第3楽章の緩やかで細やかなフレージングによる切ないニュアンスは特に聴きもの。さらに終楽章は、驚異的と言えるほど破綻のない構築力が全開。壮大なドラマを圧倒的な迫力で締めくくります。 【湧々堂】
MEMORIES
MR-2130(1CD)
ブラームス:交響曲第2番、
ハイドンの主題による変奏曲
ヴァーツラフ・ノイマン(指)フィルハーモニアO

録音:1989年12月ヘンリー・ウッドホールに於けるスタジオ

※原盤=COLLINS
実に穏やかで暖かみのある名演で、無理の無さが上品です。例えるならモントゥーの名盤を想わせる、そしてノイマンの温顔が眼に浮かぶような優しさです。、ノイマンの歌謡性は存分に生かされておりますし、フィルハーモニア管の充実も特筆物でしょう。思えばウィーンフィル定期にも晩年は常連だったのです。無論マスタリングが新たに施され、立体感のあるサウンドで、同レーベルの難点である収録レベルの小ささも改善されております。
Archipel
ARPCD-0428(2CD)
クナッパーツブッシュ&ベルリン・フィル
(1)ハイドン:交響曲第88番
(2)ハイドン:交響曲第94番「驚愕」
(3)J・シュトラウス:「こうもり」序曲
(4)J・シュトラウス:ピッツィカート・ポルカ
(5)シューベルト:交響曲第8番「未完成」
(6)ヴォルフ:イタリア風セレナード
(7)J・シュトラウス:「千一夜物語」からインテルメッオ
(8)リスト:交響詩「前奏曲」
(9)マーラー:亡き子をしのぶ歌*
ハンス・クナッパーツブッシュ(指)BPO
ルクレティア・ウェスト(A)*

録音:(1)不詳(before 1957) ベルリン
(2)(3)(4)1950年2月1日ティタニア・パラスト
(5)1950年1月30日ティタニア・パラスト
(6)1952年ベルリン
(7)1952年1月ベルリン
(8)1941年1月4日ベルリン
(9)1956年4月9日ベルリン
TAHRA
TAH-680(2CD)
ヘルマン・シェルヘン/ハイドン交響曲集
ハイドン:交響曲第45番「告別」
第48番「マリア・テレジア」*
第92番「オックスフォード」*
第94番「驚愕」**、第100番「軍隊」#、
第101番「時計」##
ヘルマン・シェルヘン(指)ウィーン国立歌劇場O、
ウィンタートゥール市O、RPO##

録音:1958年7月ステレオ、1950年12月*、1942年5月チューリヒ・トーンハレSP録音**、1954年9月#、1951年7月##
★ハイドンはシェルヘンにとってバッハ、ベートーヴェン、マーラー、シェーンベルクと同様、非常に大事なレパートリーであるばかりでなく愛情を注いだ音楽でした。「天地創造」、「十字架上の七つの言葉」、チェロ協奏曲二長調・・・。なかでも交響曲は第2回目の公式コンサート(1914年)から死の一月前(1966年5月)まで取り上げるほどのお気に入りで、特に「軍隊」は3つの録音があり、なかでもこのビーチャムのロイヤルフィルと録音したものは音楽的にも完璧で当時、大評判になりました。「軍隊」のあだ名が付いた第2楽章はいかにもシェルヘン!といった強烈なものです。「告別」はステレオ録音で終楽章では去っていく楽員の”Auf Wiedersehen!”という言葉がはっきりとらえられていますが、最後の40秒間はテープの故障で残念ながらモノーラルになっております。 (Ki)
Cala
CACD-0551(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調Op.92
バッハ(ストコフスキー編):パッサカリアとフーガ ハ短調BWV.582*
メンデルスゾーン:「真夏の夜の夢」〜スケルツォ**
グルック(ストコフスキー編):歌劇「アルミード」〜シシリエンヌ***
ベン=ハイム:組曲「イスラエルより」#
レオポルド・ストコフスキー(指)
シンフォニー・オブ・ジ・エア、
インターナショナル・フェスティヴァル・ユースO*、
全米青年O**、
ヒズ・シンフォニー・オーケストラ***

録音:1958年12月17日、1969年8月31日*、1941年7月10日**、1957年8月15日***、1959年2月20日#(全てステレオ)
LP時代には「United Artists」からリリースされていたストコフスキとシンフォニー・オブ・ジ・エアの"ベートーヴェン"がストコフスキー協会のバックアップを得たカーラ(Cala)から復刻!魔法のように次々と繰り出されるストコフスキーの要求に全力で応えるシンフォニー・オブ・ジ・エア。トスカニーニの引退、NBCの撤退という存亡の危機を乗り越えたものの、確実に終焉へと向かっていたシンフォニー・オブ・ジ・エアとストコフスキーのプライドとプライドがぶつかり合うことによって生まれたベートーヴェンが"ステレオ録音"で登場です。
Nimbus
NI-5200(5CDR)
【未案内旧譜】
ハイドン:ロンドン交響曲集
交響曲第93番ニ長調Hob.I-93
同第94番ト長調「驚愕」Hob.I-94
同第95番ハ短調Hob.I-95
同第96番ニ長調「奇蹟」Hob.I-96
同第97番ハ長調Hob.I-97
同第98番変ロ長調Hob.I-98
同第99番変ホ長調Hob.I-99
同第100番ト長調「軍隊」Hob.I-100
同第101番ニ長調「時計」Hob.I-101
同第102番変ロ長調Hob.I-102
同第103番変ホ長調「太鼓連打」
同第104番ニ長調「ロンドン」Hob.I-104
アダム・フィッシャー(指)
オーストリア・ハンガリー・ハイドン・フィルハーモニー

録音:1987年〜1989年
Nimbusはレーベル・オフィシャルのCD-Rとなります。
Nimbus
NI-5417(2CDR)
【未案内旧譜】
ハイドン:交響曲第88番ト長調「V字」Hob.I-88
第89番ヘ長調Hob.I-89
同第90番ハ長調Hob.I-90
同第91番変ホ長調Hob.I-91
同第92番ト長調「オックスフォード」Hob.I-92
協奏交響曲変ロ長調Hob.I-105
アダム・フィッシャー(指)
オーストリア・ハンガリー・ハイドン・フィルハーモニー

録音:1988年〜1991年
Nimbusはレーベル・オフィシャルのCD-Rとなります。
Hanssler
<SWRMUSIC>

93-252(4CD)
ノリントン/ハイドンの「ロンドン・セット」全曲
交響曲第93番ニ長調Hob.I-93(21’51”)
交響曲第97番ハ長調Hob.I-97(24’15”)
交響曲第101番ニ長調Hob.I-101「時計」(25’31”)
交響曲第94番ト長調Hob.I-94「驚愕」(22’03”)
交響曲第98番変ロ長調Hob.I-98(27’21”)
交響曲第102番変ロ長調Hob.I-102(23’47”)
交響曲第95番ハ短調Hob.I-95(20’18”)
交響曲第100番ト長調Hob.I-100「軍隊」(28’08”)
交響曲第103番変ホ長調Hob.I-103「太鼓連打」(29’28”)
交響曲第96番ニ長調Hob.I-96「奇蹟」(24’53”)
交響曲第99番変ホ長調Hob.I-99(21’47”)
交響曲第104番変ホ長調Hob.I-104「ロンドン」(27’00”)
ロジャー・ノリントン(指)SWRシュトゥットガルトrRSO
録音:2009年9月7-12日シュトゥットガルト・リーダーハレ、ヘーゲルザール(4010276022435シュトゥットガルト音楽祭2009ライヴ)
ハイドン歿後200年のアニヴァーサリーを締め括るのはこれしかない!ノリントン率いるシュトゥットガルト放送響による「ロンドン・セット」が一挙にBOXセットで登場します。ノリントンはシュトゥットガルト放送響と、首席指揮者に就任した翌年の1999年にも第104番のライヴ録音(93.011)をおこなっていますが、このたびは第104番を含めたすべてが2009年の最新録音となっています。持ち前の「ピュア・トーン」を武器につぎつぎと作品のイメージを一新し、とりわけベートーヴェンやモーツァルトといった古典派の作品で最高の成果を収めてきた当コンビによるハイドンとくれば、そもそも相性は悪かろうはずがありません。フレージングはより徹底され、音を割ったブラスやケトル・ドラムも意表を突くというよりむしろ必然とさえおもえるほど自然で効果満点。前作ドヴォルザークの「新世界より」(93.251)も深化を続けるアプローチを実感させる内容でしたが、ハイドンの「ロンドン・セット」はフレッシュでエレガント、あたたかなぬくもりと、なにより音楽の喜びと楽しさを授けてくれるもの。これこそ10年間の集大成と呼ぶにふさわしく、ベートーヴェンやモーツァルトに匹敵する最大のヒット作となる予感さえ感じさせるものとなっています。なお、すべての曲の終演後に拍手が入ります。約22ミリ厚のクラムシェル・ボックス仕様。 (Ki)
ARTHAUS
101481A
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調 フランツ・ウェルザー=メスト(指)
クリーヴランドO

収録:2008年9月セヴェランス・ホールライヴ

※映像監督ウィリアム・コセル/収録時間:66分(ボーナス映像14分)/音声:ステレオ2.0/ドルビー・デジタル5.1サラウンド/字幕:なし/画面:16:9/
REGION All(Code:0)/片面2層ディスク
1918年に設立されたクリーヴランド管弦楽団は今やアメリカのみならず、世界でもTOPランクのオーケストラとして知られます。ジョージ・セルが鍛え上げ、マゼールによって人気を高め、ドホナーニによって響きを練り上げられたこのオーケストラ。現在はこのウェルザー=メストが新たな魅力を開花させています。このブルックナーは、世界で最も美しく、また音響的にも優れているといわれるホールの一つであるセヴェランス・ホールでの演奏です。冒頭の美し過ぎる響きを聴いただけで、これがどれほどまでに素晴らしい演奏なのかを瞬時に判断できるに違いありません。ボーナス映像では、ウェルザー=メストが英語とドイツ語でブルックナーに寄せる思いを熱く語っています。

ATMA
ACD2-2617((1CD)
メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲第1番ト短調Op.25
ピアノ協奏曲第2番ニ短調Op.40
交響曲第5番「宗教改革」Op.107
ルイ・ロルティ(指&P)ケベックSO
録音:2009年4月27、28日(ケベック) 使用ピアノ:ファツィオーリ
ルイ・ロルティは1959年モントリオール生れ。1984年のブゾーニ・コンクールの覇者。CHANDOSレーベルから30以上の録音が出ています。現在はドイツとカナダを拠点におき音楽活動を行っています。彼の9年振り、初の弾き振り録音で挑戦するのは、今年生誕200年を迎えたメンデルスゾーンの協奏曲と交響曲第5番。メンデルスゾーンの協奏曲といえば名曲ヴァイオリン協奏曲ですが、メンデルスゾーンはピアノの名手でもあり、未完のものも含め4曲のピアノ協奏曲を作曲しています。いずれもメンデルスゾーンらしい美しい旋律に彩られた作品。ここに収録されているのは、甘美で優雅な音楽が魅力的な第1番、憂いを帯びた第2番。ルイ・ロルティが愛用しているイタリアの銘器ファツィオーリ特有の明るく煌びやかでいて、柔らかい音色がさらに作品を優雅に際立たせています。また、メンデルスゾーン自身の転機ともなった作品交響曲第5番「宗教改革」。きめ細かなアンサンブルとスケールの大きさを感じさせる演奏です。 (Ki)
King International
KKC-5074(1CD)
ベルリオーズ:幻想交響曲
 序曲「ローマの謝肉祭」
ジョス・ファン・インマゼール(指)アニマ・エテルナ

録音:2008年5月20-28日/ブリュージュ、コンセルトヘボウ
※日本語解説書付
インマゼールがついにベルリオーズに挑戦しました。ピリオド楽器による「幻想交響曲」自体はいろいろありますが、もっともインマゼール向きの作品ゆえ、興味津々。オフィクレイドやコールアングレはもちろん、第2楽章のコルネットのオブリガードも手抜かりなし。比較的小編成のオケのうえノン・ヴィブラート奏法がこの作品が意外に古典的であることを再認識させてくれたり、ハープの効果にも感心させられますが、第1楽章冒頭から情感たっぷり、切々と歌い上げる感情発露、大きなテンポの動かしなどインマゼール節全開のボルテージの高さ。さらに有名な固定楽想も徐々にクレッシェンドするのではない彼ならではのやり方が絶品。目から鱗の超強力盤です。 (Ki)
ARTA
AERTAF-10180(2CD)
ピリオド楽器によるドヴォルザーク
交響曲第7番*/交響的変奏曲+
交響曲第8番+/歌劇「ヴァンダ」序曲*
プラハ・ワルツ集 S.Op.*
ポルカ「プラハの学生たちのために」Op.53*
マレク・シュトリンツル(指)ムジカ・フロレア

録音:2004年6月17日プラハ・チェコ国民銀行コングレス・センター*、 2005年11月5日プラハ・ルドルフィヌム・ドヴォルザーク・ホール+
指揮者マレク・シュトリンツルと、彼がバロック音楽の演奏を目的として1992年に創設したチェコのピリオド楽器オーケストラ、ムジカ・フロレアは、西欧の一流どころに匹敵する高水準の演奏が古楽ファンに高く評価されています。そんな彼らがドヴォルザークまで演奏していたとは驚きですが、聴いてみたところ結果は予想以上。モダーン楽器ではシャープに響いてしまうところでもドヴォルザークの音楽自体が持つ「素朴な力強さ」が発揮され、今までにない印象が残ります。特に管楽器の音色とトゥッティでの全体のサウンド・バランスにその傾向が顕著で、第8番第4楽章でホルンの咆哮する部分など、「おお、こうじゃなくっちゃ!」と思えるところがいくつもあります。ピリオド楽器云々にかかわらず、ドヴォルザークの音楽に「ボヘミア的なもの」を求めるリスナーにはきっと満足していただけることでしょう。
BIS
BIS-1767(6CD)
シュニトケ:交響曲全集
(1)交響曲第0番(1956/7)/(2)第1番(1972)
(3)第2番「聖フロリアン」(1979/80)
(4)第3番(1981)/(5)第4番(1984)
(6)第5番[コンチェルト・グロッソ第4番](1988)
(7)第6番(1992)/(8)第7番(1993)
(9)第8番(1994)
(10)第9番[ラスカトフ補筆完成](1997)
(1)(10)オーワイン・アーウェル・ヒューズ(指)ケープPO
(2)(3)レイフ・セーゲルスタム(指)ロイヤル・ストックホルムPO
(4)エリ・クラス(指)ロイヤル・ストックホルムPO
(5)オッコ・カム(指)ストックホルム・シンフォニエッタ
(6)ネーメ・ヤルヴィ(指)エーテボリSO
(7)(8)尾高忠明(指)BBCウェールズ・ナショナルO
(9)リュー・ジア(指)ノールショピングSO
かつて知る人ぞ知る存在だったシュニトケを1990年代に世界的ブームにした大きなキッカケとなったBISの全曲録音シリーズが待望のセット発売。彼の交響曲は完成されたもので8作ありますが、学生時代の習作(0番)と、スケッチで残されたものを現代作曲家ラスカトフが判読して補筆完成させた第9番まで全10篇をまとめて聴くことができる超スグレモノ。それも6枚組2枚価格という破格値。シュニトケの作品は大編成のものが多く、この先これ以上の水準で全集が出るのも難しい時勢であると申せましょう。20世紀の歴史として持っていたいセットです。 (Ki)
Coviello
COV-30914(1SACD)
ブルックナー:交響曲第6番イ長調 マルクス・ボッシュ(指)アーヘンSO
2003年収録の第8番でスタートして以来、すでに6作を数え、佳境を迎えるボッシュ&アーヘン響によるブルックナー交響曲全曲シリーズの第7弾。これまでのシリーズを通じて、ドイツ有数の古都アーヘンにそびえる大伽藍、聖ニコラウス教会でのライヴということで、大聖堂のゆたかな残響が魅力を引き立てるボッシュのブルックナー。全体で1時間を越えるチェリビダッケは異例にしても、最近ではノリントン盤の51分10秒に次ぐ52分21秒という演奏時間が示すように、その快速テンポも注目されるところです。2002年よりアーヘン市の総音楽監督に就任して以降、にわかに注目を集めるボッシュの快進撃に当分の間目が離せそうにありません。 (Ki)
Coviello
COV-30910(1SACD)
メンデルスゾーン:交響曲第1番ハ短調Op.11
交響曲第5番ニ長調Op.107「宗教改革」
マルクス・ボッシュ(指)アーヘンSO
ブルックナー・シリーズで注目されるボッシュ率いる手兵アーヘン交響楽団。アニヴァーサリーを迎えた2009年にあらたにメンデルスゾーンの交響曲全集プロジェクトをスタートさせます。第1弾は通常の5曲のうち、作曲順では最初の2曲にあたる第1番と第5番「宗教改革」を収めており、これまで同様に大聖堂におけるライヴとなっています。1969年生まれのボッシュは、ヴィースバーデン歌劇場のカペルマイスター(1996年〜2000年)、ザールブリュッケン歌劇場の監督(2000年〜2002年)を歴任、2002年よりアーヘン市の総音楽監督に就任して、その瞠目に値する活動はすでに広く知られるところです。ボッシュは過去に、1990年に自らが結成し、芸術監督のポストにあるグループ、ヴォカペッラとオラトリオ「エリア」の録音を行い、デッサウのオケと交響曲第2番「讃歌」のレコーディングもおこなっていますが、進境著しい彼らの新録音シリーズの登場はおおいに期待をつなぐものといえるでしょう。 (Ki)
JVC-XRCD
JMXR-24212(1XRCD)
税込定価
ブラームス:交響曲第1番 ルドルフ・ケンペ(指)ミュンヘンPO

録音:1975年5月ビュルガー・ブロイケラー
音質も満足で3楽章の木管のリアルな音などぞくっとさせられました。これほど小細工、はったりない演奏も稀で、一聴後、大変な幸福感につつま
れました。自然な高揚感がまた素晴らしい!やはり古くから名演と言われるものは名演でございました。 (Ki)
JVC-XRCD
JMXR24214(1XRCD)
税込定価
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲
交響曲第3番
ルドルフ・ケンペ(指)ミュンヘンPO
録音:1975年11月13-15日、ビュルガー・ブロイケラー
古くから名盤として知られるだけあり、すこぶる美しい演奏で、音質も弦と木管のかけ合いなど絶品の質感。久々復活のハイドン変奏曲も名声部の動きが手にとるようにわかり、こんなにも緻密な演奏であったとは!ちなみにハイドン変奏曲は近ごろ珍しく、全変奏にトラックが打たれています。 (Ki)


Spectrum Sound
CDSM-004JT(1CD)
限定盤
ベートーヴェン:交響曲第9番ニ「合唱」 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)VPO、
ウィーン・ジングアカデミー
イルムガルト・ゼーフリート(S)
ロゼッテ・アンダイ(A)
アントン・デルモータ(T)
パウル・シェフラー(Bs)

録音:1953年5月31日ウィーン楽友協会大ホール(ムジークフェラインロトヴァイザー放送収録)
※使用音源:独フルトヴェングラー協会盤F669.056
初出2LP-MONO(独エレクトローラプレス)
1953年5月31日、ウィーン楽友協会大ホールにおけるフルトヴェングラー、ウィーンフィルの第九。復刻者の興味深い解説が読み応え充分で、音質も見事! (Ki)
Spectrum Sound
CDSM-007JT(1CD)
限定盤
ブルックナー:交響曲第9番ニ短調(原典版)
ウェーバー:「魔弾の射手」序曲*
ヨゼフ・カイルベルト(指)
ハンブルク国立PO、BPO*

録音:1958年4月(ステレオ)、1956年10月31日*、
※使用音源:独テレフンケンSLT43043-Black-Silver-STEREOのオリジナル初期盤
平林直哉氏のグランド・スラムのアプローチとはまた違った、こちらもすばらしい復刻。落ち着いた音がアナログを感じさせます。 (Ki)
Chandos
CHAN-10574(1CD)
タンスマン:交響曲集Vol.4〜室内交響曲集
室内交響曲/シンフォニエッタ第1番
シンフォニエッタ第2番/シンフォニア・ピッコラ
オレグ・カエターニ(指)
スイス・イタリア語放送O

録音:2009年1月&5月
血筋ではなく純粋に才能を名教師ナディア・ブーランジェに見出されたマエストロ、オレグ・カエターニが情熱を傾けている新古典主義の奇才タンスマンの"交響曲集"。"Vol.3"(CHSA 5065)が仏ディアパソン・ドールを獲得するなど、タンスマンの再評価に大きな役割を果たしている"交響曲集"の"Vol.4"では、オーケストラがメルボルン響からスイス・イタリア語放送管へとチェンジ。ストラヴィンスキーからの影響やポーランド民謡の特徴を感じさせる1924年作曲の「シンフォニエッタ第1番」、中期(1951〜1952)の作品「シンフォニア・ピッコラ」、世界初録音の「室内交響曲」(1960年)、ポーランド放送からの依頼を受けて1978年に作曲された晩年の「シンフォニエッタ第2番」の4作品は、タンスマンの作曲家としてのキャリアを凝縮したダイジェストとも言えるでしょう。
ORFEO
ORFEO-763093(3CD)
メンデルスゾーン:弦楽のためのシンフォニア集(全曲)
シンフォニア第1番ハ長調(1821)
シンフォニア第2番ニ長調(1821)
シンフォニア第3番ホ短調(1821)
シンフォニア第4番ハ短調(1821)
シンフォニア第5番変ロ長調(1821)
シンフォニア第6番変ホ長調(1821)
シンフォニア第10番ロ短調(1823)
シンフォニア第7番ニ短調(1822)
シンフォニア第8番ニ長調(1822)
シンフォニア第9番ハ長調「スイス」(1823)
シンフォニア第11番ヘ長調(1823)
シンフォニア第12番ト短調(1823)
シンフォニア第13番ハ短調(1823)
ミヒャエル・ホーフシュテッター(指)
シュトゥットガルトCO

録音:2007年9月&11月、2008年3月、9月&11月シュトゥットガルト・ボートナング・リーダークランツハレ(セッション)
現首席指揮者ホーフシュテッター率いるシュトゥットガルト室内管によるメンデルスゾーン生誕200年記念リリース第2弾。10代前半に作曲された「ヴァイオリン、ピアノと弦楽のための協奏曲集」(ORFEO761092)につづいて、神童メンデルスゾーンが同じく12歳から14歳までの間に書いたシンフォニア全曲を収めています。シュトゥットガルト室内管は、カール・ミュンヒンガーによって1945年に設立されて以来、すでに半世紀を越える活動歴を刻んできた名門。当初J.S.バッハの演奏を第一に、やがてウィーン古典派へとそのレパートリーの幅を広げてゆきましたが、近年はグラスやカンチェリの作品にまで手を広げており、世界有数の精鋭室内オケとして知られています。デニス・ラッセル・デイヴィスのあとを受けて、2006年9月に首席指揮者したミヒャエル・ホーフシュテッターはミュンヘン生まれ。ヴィースバーデンの劇場でカペルマイスター、またギーセンの劇場では総音楽監督としてキャリアをスタートさせています。ヘンデルの「アルチーナ」や「ジューリオ・チェーザレ」といったオペラの上演により、ホーフシュテッターは、バロック音楽のスペシャリスト、オーセンティック・スタイルによる演奏のエキスパートとしてすでに認められており、2008年にホーフシュテッターとシュトゥットガルト室内管は、その活動を高く評価され、ヨーロッパ室内楽賞を受賞しています。“元祖神童”モーツァルトとその時代の音楽に負うところが大きいとされるメンデルスゾーンにあって、その影響を目の当たりに感じさせるシンフォニアは、ホーフシュテッターとシュトゥットガルト室内管の経歴をみれば、まさしくもっとも得意とするところ。それにしてもここに聞くすがすがしさといったらどうでしょう。なるほど、ここではじける生命感と清新なひびきの演奏から受ける衝撃はなによりすさまじく、このコンビの高い評価を端的に裏付ける内容といえそうです。 (Ki)
CD ACCORD
ACD-146(1CD)
セムコフのシューベルト
シューベルト:交響曲第5番D.485
 交響曲第9番「グレイト」
イェジー・セムコフ(指)
ポーランド青年SO

録音:2008年12月17-20日
巨匠セムコフが故郷ポーランドの若者のオーケストラを指揮したシューベルトの交響曲。セムコフといえばEMIやVOXなどに録音があったものの、ローカルな指揮者、または廉価盤の指揮者というイメージがありましたが、最近はブレハチの伴奏ながらコンセルトヘボウを振ったDG盤やDUXレーベルからブルックナーやマーラーが発売になるなど、にわかに注目されています。この録音も、80歳を迎えたセムコフの筋金入りの音楽と、若者たちの新鮮さで直向な演奏が見事に融合し、驚くほどの充実を見せています。ことに「グレイト」第4楽章の高揚は見事です。
MSR
MS-1291(1CD)
ドヴォルザーク:交響曲第8番
シューマン:ピアノ協奏曲
ケネス・クライン(指)モスクワPO
ジェラルド・ロビンス(P)

録音:1997年5月モスクワ
ピアノのG.ロビンスはヴァン・クライバーン、チャイコフスキー国際コンクールを始めとする主要なコンクールで上位入賞を果たしたベテラン。曇りのない音色と強靭なタッチが持ち味。指揮者のK.クラインはEMI、ASVほか多くのレーベルに録音があります。ロシアのオーケストラによるドヴォルザークの交響曲第8番の録音は意外にないですが、モスクワ・フィルを指揮してのこの演奏ではロシア臭は薄く、このオーケストラがインターナショナルな音楽性を持った団体になっていることを感じさせます。ドヴォルザークはやや早めのテンポを取り、無駄のない引き締まった演奏を展開。
MSR
MS-1239(1CD)
ホセ・ミゲル・ベヴィア(b.1972)作品集
交響曲第1番(Orch)
風は私たちをどこへ連れて行くのか...(ハープ、打楽器、ピアノ、チェレスタのための)
3つの謎(2台のピアノのための)*
フルート、ヴィオラ、ハープのための三重奏曲
ヴィット・ミッカ(指)
モラヴィアPO(監修:ラディスラフ・クビーク)、

アリール・フェルディコ・デュオ(2Pf)*、他
録音:2008年
ベヴィアは現代音楽(ルイス・デ・パブロやラディスラフ・クビーク等に師事)とジャズ(ピアノをマーカス・ロバーツ等に師事)を学び、その両方を融合した音楽を目指しています。交響曲第1番の鮮やかな管弦楽法はA.J.カーニス、または映画音楽のJ.ゴールドスミス、J.ホーナーを思わせる。ドビュッシーと同じ編成のフルート、ヴィオラ、ハープのための三重奏曲は無調による変化に富んだ小品で、それぞれの楽器の独奏部分とアンサンブルの部分がバランスよく書き分けられています。
LPO
LPO-0040(1CD)
1930年代のステレオ録音!
モーツァルト:交響曲第39番〜第1楽章(抜粋)/第2楽章/第3楽章
ディーリアス:春一番のかっこうを聴いて
R=コルサコフ:金鶏〜序奏/行進曲
モーツァルト:交響曲第41番「ジュピター」
モーツァルト:「ジュピター」交響曲のSTEREOテスト録音(抜粋)
技術者アラン・ブルームラインの実験録音風景
サー・トーマス・ビーチャム(指)LPO

録音:1936年11月19日ドイツ/1934年3月19日ロンドンアビーロード・スタジオ(EMI所蔵音源)/1933年12月15日
1934年3月19日に録音されたビーチャム指揮の「モーツァルト:ジュピター」は現在EMIのモノラル録音が流通しています。しかし、実は同じテイクの実験的なステレオ・サウンドというものが存在したのです!128もの特許を持つ技術者&発明家アラン・ブルームライン(1903-1942)は、ベル研究所で電話のケーブルの開発に携わりつつ、「両方の耳」で聴くステレオ・サウンドの研究を始めました。1930年代の初めにすでに映画館で初期のステレオのシステム(簡単なものでした)を完成。彼の技術に着目したEMIが実験的にロンドン・フィルの演奏会をステレオ録音で収録していたのです。この革新的な音!まさに寝耳に水です。まずはご自身の耳でお確しかめください。
IVM
(バレンシア音楽協会)
ACTUAL-005(1CD)
アンドレス・バレロ=カステイス(1973-):交響曲第3番「沈黙の疫病」(+)
ペガサス(*)/銀のファンファーレ(+)
オットー・ザウター(Tp)*
マヌエル・ガルドゥフ(指)バレンシア自治州青年O

録音:2006年4月21日(*)、7月23-25日(+)
VISTA VERA
VVCD-00202(1CD)
ミャスコフスキー:交響曲第6番(大管弦楽と合唱の為の;1923/1947改訂版) ワレーリー・ポリャンスキー(指)
ロシア国立アカデミー・シンフォニー・カペラ(合唱&管弦楽)

録音:1994年
VISTA VERA
VVCD-00196(1CD)
ロシアの指揮者たちVol.16/ナタン・ラフリン
メンデルスゾーン:交響曲第3番「スコットランド」
シューベルト:交響曲第8番「未完成」+
ナタン・ラフリン(指)ソヴィエト国立SO
モスクワ放送SO+

録音:1952年3月13日/1949年12月27日+
VISTA VERA
VVCD-00197(1CD)
ハイドン:交響曲集
第88番ト長調*/第95番ハ短調
第103番変ホ長調#
カルル・エリアスベルク(指)モスクワPO
ソヴィエト国立SO(+/#)

録音:1968年2月1日、チャイコフスキー・コンサートホール、ライヴ*
1959年5月31日、1973年2月5日#、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ(+/#)
※レーベルのウェブサイトでは「ロシアの指揮者たちVol.17」と紹介されていますが、商品の外装にその表記はございません。

Profil
PH-09065(1SACD)
R.シュトラウス:アルプス交響曲Op.64
 交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」Op.28
セミョン・ビシュコフ(指)ケルンWDR響

録音:2007年12月17-21日ケルン・フィルハーモニー(セッション)
トラウスで、「アルプス交響曲」と「ティル」いう組み合わせになります。キャリアの初期からシュトラウス作品の録音を積極的に行ってきたビシュコフは、1988年にコンセルトヘボウ管と交響詩「ドン・ファン」をセッション録音、1989年にフィルハーモニア管と交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」をセッション録音しています。そして、1997年にビシュコフがケルン放送交響楽団の首席指揮者に就任し、2001年に当コンビによる初めてのセッション・レコーディングのプログラムとして選ばれたのが、交響詩「英雄の生涯」とメタモルフォーゼンでした。舞台作品でも当オケとはさきの「エレクトラ」のほか、同じ2005年に「ダフネ」を録音しており、また、2004年のザルツブルク音楽祭での「ばらの騎士」(オケはウィーン・フィル)の公演を収めた映像ソフトも発表しています。このようにビシュコフのシュトラウスに対する熱い取り組みはそのディスコグラフィからもうかがい知ることができます。シュトラウス特有の開放的で豪奢なサウンドの魅力で人気の2作品をあらたに収録したこのアルバムでは、オペラでのそれをほうふつとさせる艶やかで優美な弦と、ニュアンスゆたかにたっぷりと旋律を歌い上げる管に、シリーズを通じてますますの磨きがかかり、ビシュコフの濃い味付けの音楽づくりを強力に支える形となっています。「アルプス交響曲」で、刻一刻と姿をかえてゆく大自然の驚異を壮大なスケールで一息に聴かせたかとおもえば、ユーモラスで目まぐるしく表情を変える「ティル」ではていねいな物語づくりを心がけているあたり、ビシュコフの非凡なセンスを示すものといえるでしょう。ともに大編成のオーケストラ録音ということで、SACDハイブリッド盤でのリリースも効果的といえ、クオリティ面での配慮もうれしいところです。 (Ki)
Monopole
VALIS-002(1CDR)
ウィリアム・シューマン:交響曲第6番
交響曲第5番「弦楽のための交響曲」*
弦楽四重奏曲第3番#
ユージン・オーマンディ(指)フィラデルフィアO[録音:1956年]
エドガー・シェンクマン(指)コンサートホール弦楽O[録音:1947年]
ゴードンSQ[録音:1946年]
Monopole
VALIS-0031(1CDR)
ハンソン:交響曲第1番「ノルディック」op.21
 交響曲第2番「ロマンティック」op.30*
 ベーオウルフに寄せる嘆きの歌op.25**
 プロローグ#
ハワード・ハンソン(指)イーストマン・ロチェスターSO

録音:1939年 、1940年*、1944年**、1944年#
SUPRAPHON
SU-4007(1CD)
マルティヌー:交響曲全曲シリーズVol.1
交響曲第5番H.310
マルティヌー:交響曲第6番「交響的幻想曲」H.343
イルジー・ビエロフラーヴェク(指)チェコPO

録音:2007年12月14-15日プラハ・ルドルフィヌム(ライヴ・ステレオ)、2009年5月4-7日プラハ・ルドルフィヌム(セッション・ステレオ)*
2009年のマルティヌー・アニヴァーサリーを機に、巨匠ビエロフラーヴェクとチェコ・フィルによる交響曲全集プロジェクトがいよいよ再始動します。2003年リリースの「交響曲第3番&第4番」(SU3631)に続く第2弾では、2007年12月のライヴ録音による第5番と、2009年5月の最新録音による第6番という、第2次大戦後のアメリカ滞在中に書かれた最後の2つの交響曲が収められています。1946年に完成した第5番は、二度とその土を踏むことが叶わなかった祖国チェコスロバキアのおかれた情勢にたいするマルティヌーの疑念と幻滅を色濃く反映したものとなっており、翌1947年にマルティヌー作品の紹介にも積極的な同郷の指揮者クーベリックによって初演されています。対照的に、作曲者自身が名づけたタイトル「交響的幻想曲」が示すように、第6番は広範な音域と色彩豊かなオーケストレイションが持ち味で、19世紀後半から20世紀初頭にかけての後期ロマン派の交響曲の精神と伝統に立ち返った内容からも、全6曲中随一の人気作としてコンサートでもしばしば取り上げられています。この作品は作曲者の友人であった、シャルル・ミュンシュの指揮で初演され、ボストン響75周年記念と音楽監督ミュンシュに献呈されています。マルティヌー作品への特別な思いを折に触れて述べてきたビエロフラーヴェクと、1970年代のノイマンによる全集以来となる名門チェコ・フィルの新録音ということでスタートした当シリーズですが、2002年8月のプラハ大洪水でいったんは録音中止に追い込まれたといういきさつがあり、それだけにシリーズの再開はよろこばしいかぎりといえるでしょう。 (Ki)
CPO
777516-2B(7CD)
ヴィラ=ロボス:交響曲全集
交響曲第1番&第11番(999568-2)
交響曲第2番&ニューヨーク・スカイライン・メロディ(999785-2)
交響曲第3番&第9番、序曲「そのような男」(999712-2)
交響曲第4番&第11番(999525-2)
交響曲第6番&第8番、
弦楽のための組曲(999517-2)
交響曲第7番&シンフォニエッタ第1番(999713-2)
交響曲第10番「アメリンディア」(999786-2)
カール・セント=クレア(指)
SWRシュトゥットガルトRSO
全てのヴィラ=ロボス・ファンが狂喜乱舞する迫力のBOXセットの登場です。「ブラジル風バッハ」のエキゾチックな魅力に取りつかれたら次はこれ。マーラー張りの大管弦楽で鳴らすラテンアメリカの魂の音楽。20世紀の最も創造的な音楽がここにあります。指揮者は最近素晴らし過ぎるワーグナーのリング・ツィクスルで、聴衆をうならせたカール・セント=クレア。ここまで徹底的にスコアを解明してくれると、何とも清々しいではありませんか。
CPO
999971-2F(1CD)
サッリネン(1935-):交響曲第6番「ニュージーランドの日記より」
チェロ協奏曲Op.44
アリ・ラシライネン(指)ノルシェーピングSO
ジャン・エリック・グスタフソン(Vc)
1935年、フィンランド生まれの作曲家サッリネン。北欧を代表する彼の作品は意外なほど多くリリースされているので、その気になれば色々と聴き比べができる、ある意味恵まれた作曲家でもあります(cpoからもすでに6枚のCDが出ていて、多くのファンを獲得するのに大いなる貢献をしています)。1947年に作曲されたチェロ協奏曲はバリバリの技巧を駆使した力強い音楽。バックのオーケストラも4本のホルンなどの金管楽器からハープ、チェレスタまで多彩な楽器を用いた豊かな音響が楽しめるスペクラキュラーなものとなっています。彼の交響曲の中で最も長大な第6番は「ニュージーランドの日記より」という副題を持ち、ニュージーランドを訪れた際の印象が盛り込まれた、思いのほか叙情的な部分も持つ聴き応えのある曲です。
Simax
PSC-1271(1CD)
マーラー:交響曲第7番「夜の歌」 マリス・ヤンソンス(指)オスロPO

録音:2000年3月23日-24日 オスロ・コンサートホール(ライヴ)
バイエルン放送響、ロイヤル・コンセルトヘボウ管と世界の2大オーケストラを率いる現代屈指の巨匠指揮者マリス・ヤンソンス。1979年から2002年まで首席指揮者を務めたオスロ・フィルとのマーラーの交響曲第7番。オスロ・フィルを世界のトップ・レベルのオケへと導いたマリス・ヤンソンス。オケとの長きにわたる信頼関係は独特の音楽的コミュニケーションを作り出しています。特にマーラーのような作品に向かうときは、指揮者とオケが一体となって作品を構築していかなくてはなりません。この第7番は第1番&第9番(PSC.1270)の間に収録されたもの。マーラーの交響曲の中で第7番は謎が多く、その演奏解釈も難解であり指揮者の手腕が問われる作品。マーラーが仕掛けた効果的演出をヤンソンス流に切れ味鋭くグイグイと音楽を推進し、ヤンソンスの中にある強烈な音楽性をまざまざと示しています。 (Ki)

Opus蔵
OPK-2087(1CD)
フルトヴェングラーの「悲愴」
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」 
R・シュトラウス:ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯*
ワーグナー:ジークフリートの葬送行進曲#
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)BPO

録音:1930年*、1933年#、1937年
交響曲の録音3作目にしてフルトヴェングラーは録音スタジオの慣行に習熟したのだろうか。この「悲愴」の録音には、先の「運命」で時折見られたような流れの中断や、テイク再開の際の不自然な強調は全く見られない。各楽章ともまるでワンテークで収録したように自然な流れのスムースさを聴くことができる。フルトヴェングラーが中断を最も嫌がりそうな部分である、2面と3面、および4面と5面のテイク番号が同じなのはこの部分を2台のカッティング・マシンを用いて中断なしに録音したのでは、と想像できる。 (フルトヴェングラー研究家:末廣輝男)
Avie
821936-0022-9(DVD)
キーピング・スコア〜ベルリオーズ
ベルリオーズ:幻想交響曲
マイケル・ティルソン・トーマスの解説によるドキュメンタリー映像
マイケル・ティルソン・トーマス(指)
サンフランシスコSO

※16:9ワイドスクリーン&5.1サラウンド・サウンド
MTT&SFSが"マーラー"との2大看板として世界に発信している重要プロジェクト「キーピング・スコア(Keeping Score)」。
Avie
821936-0024-9(DVD)
キーピング・スコア〜アイヴズ
アイヴズ:ホリデイ・シンフォニー《ニューイングランドの祝祭日》
マイケル・ティルソン・トーマスの解説によるドキュメンタリー映像
マイケル・ティルソン・トーマス(指)
サンフランシスコSO

※16:9ワイドスクリーン&7.1サラウンド・サウンド
MTT&SFSが"マーラー"との2大看板として世界に発信している重要プロジェクト「キーピング・スコア(Keeping Score)」。
Avie
821936-0026-9(DVD)
キーピング・スコア〜ショスタコーヴィチ
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番《革命》
マイケル・ティルソン・トーマスの解説によるドキュメンタリー映像
マイケル・ティルソン・トーマス(指)
サンフランシスコSO

※16:9ワイドスクリーン&5.1サラウンド・サウンド、ロイヤル・アルバート・ホール(ロンドン)でのライヴ
MTT&SFSが"マーラー"との2大看板として世界に発信している重要プロジェクト「キーピング・スコア(Keeping Score)」。
フォンテック
FOCD-9451(1CD)
税込定価
2009年11月21日発売
ラフマニノフ:交響曲第2番 秋山和慶(指)広島SO

録音:2009年7月29-30日 アステールプラザ
国際平和文化都市、広島から音楽に「平和の願いと祈り」を託し、世界へ向けて発信する広島交響楽団。「シェエラザード」(FOCD9400)に続くセッション録音第2弾---ラフマニノフ第2番は定期公演でも度々取り上げられ、秋山、広響が継続的に取り組んできた曲です。2003年には由緒あるロシア・サンクトペテルブルク・フィルハーモー大ホール(建都300周年記念事業公演)で演奏し、厳しい聴き手である地元の観客から大きな喝采を浴びました。秋山は1998年に広響の首席指揮者・ミュージックアドバイザーとなり、2004年には音楽監督・常任指揮者に就任。10年以上にわたる両者の深い関係は緻密な音楽に如実に表れています。今回の録音は同曲演奏の定期公演後に満を持しておこないました。秋山の棒の下、匂い立つ抒情と機能美が光る名演です。 (フォンテック)

Altus
ALT-175(1CD)
ウェーバー:「オイリアンテ」序曲
シューマン:ピアノ協奏曲
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
カール・シューリヒト(指)ストラスブール市立O
クララ・ハスキル((P)

録音:1955年6月15日 ストラスブール音楽祭(ライヴ録音)
※日本語解説付
フランス放送録音復刻リシーズ第2弾、3タイトル。シューリヒト独特の鋭いアクセントや陰影の付け方も見事だが、展開部や再現部での荒れ狂った様子はフルトヴェングラーの1947年盤を想起させる。シューリヒトは、この5番のような奇数番号を比較的淡白に指揮するものだと思われているが、これを聴けば全くそうではないことがわかる。シューマンも実に味わい深い。ハスキルもひとつひとつ音を慈しむように弾いている。まるで、墨絵の世界のように渋い美しさである。−平林直哉−

Altus
ALT-176(2CD)
マーラー:交響曲第2番「復活」
 「さすらう若人の歌」
カール・シューリヒト(指)
フランス国立放送O、RTF合唱団
ユージニア・ザレスカ(A)
エディット・ゼーリヒ(S)

録音:1958年2月20日 グスタフ・マーラー・フェスティヴァル(ライヴ録音)
※日本語解説付
この演奏とシュトゥットガルトのものは、颯爽としてどちらも楽しめるが、この盤は一層音質の抜けが良い。第4,5楽章など、こんなに覇気があり、しかもしなやかな美しさに溢れた例は希有と言えよう。特に第2楽章は絶品である。−平林直哉−

Altus
ALT-178(1CD)
ワーグナー:トリスタン「前奏曲と愛の死」
マーラー:さすらう若人の歌
ベートーヴェン:交響曲第7番
カール・シューリヒト(指)フランス国立放送O
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)

録音:1957年9月9日 ブザンソン音楽祭(ライヴ録音)
※日本語解説付
ベートーヴェンは初出。シューリヒトの音楽については『淡とした』とか『軽く流麗』とかいったような言葉が多用されていたが、これらを聴くと寧ろ正反対とさえ思えるものである。ワーグナーもメラメラと燃え上がるような情熱が凄いが、一段と磨きがかかっている。ベートーヴェンもフランス国立管は完璧にシューリヒトの意図を再現しているように感じられる。何と凛々しく雄々しく胸のすくむような演奏だろうか!−平林直哉−
Medici Arts
20-57728[D](DVD)
ムーティ&BPO/ヨーロッパ・コンサート2009
ヴェルディ:歌劇「運命の力」序曲
マルトゥッチ:「追憶の歌」
シューベルト:交響曲第9番「ザ・グレイト」
ヴィオレッタ・ウルマーナ(S)
リッカルド・ムーティ(指)BPO

収録:2009年5月1日ナポリ・サン・カルロ劇場(ライヴ)
※ルビー・デジタル5.1/dtsサラウンド5.1/98’/カラーNTSC16:9/リージョン・オール/オリジナル音声:伊/字幕:英・独・仏・伊
毎年、楽団の創立記念日にあたる5月1日に、ヨーロッパ各地のホールや歴史的建造物を巡る形でおこなわれている「ベルリン・フィルのヨーロッパ・コンサート」。巨匠ムーティが登場した2009年は、かれの生まれ故郷ナポリにある名門オペラ・ハウス、サン・カルロ劇場でおこなわれました。いま、脂の乗り切っているムーティがこの日に選んだプログラムは、すべてもっとも得意とするものばかり。幕開けは、オペラ指揮者としての本能を呼び覚ます巨匠のホーム・グラウンドたるヴェルディの「運命の力」序曲。この一曲で完全に聴衆の心を鷲づかみにしたあと、趣向を変えて取り上げられたのは、ここナポリで歿したマルトゥッチの代表作「追憶の歌」。ムーティはこの作品のレコーディングを1995年にもフレーニの独唱でスカラ座管とおこなっていますが、ここではアイーダやトスカといった役柄で評判を取った世界的名花ウルマーナが存在感抜群の歌唱でムーティの指揮に応えています。そして、コンサートの締め括りは、リートの作曲家シューベルトによる全篇歌謡性に富んだ交響曲「ザ・グレイト」。歌の国イタリア出身、美しく旋律を歌わせることにかけては天性を認められたマエストロ、ムーティは、ウィーン・フィルとシューベルトの交響曲全集を完成させており、そのなかで1986年2月に「ザ・グレイト」のセッション録音をおこなっています。このたびはウィーン・フィルと人気を二分する世界最高のオケ、ベルリン・フィルとの顔合わせということで期待が高まります。いよいよ2010年よりCSOの第11代音楽監督に就任するムーティですが、実演での精力的な活動に比して、巨匠の近況を伝えるソフトの数は必ずしも満足できる状況とはいえないだけに、このたびのリリースは大いに歓迎されるものとおもわれます。なお、契約により日本向けのリリースは2010年1月の予定となっております。 (Ki)
OMM
OMM-0061(1CD)
フィリップ・グラス:交響曲第7番"TOLTEC" デニス・ラッセル・デーヴィス(指)
リンツ・ブルックナーO
居住していた文明について書かれた作品で3楽章から構成されています。初演は2005年1月20日ケネディー・センターにて指揮者スラトキンの60歳の誕生日を祝って演奏されました。
URANIA
URN-22405(1CD)
ブルックナー:交響曲第7番 パウル・ヒンデミット(指)NYO

録音:1960年


NORTHERN FLOWERS
NF/PM-A9972(1CD)
戦時の音楽1941-1945 Vol.4
ガヴリール・ポポフ(1904-1972):交響曲第3番《英雄的》(1939-1946)〜大編成の弦楽オーケストラのための
交響的アリア(1945)〜チェロと弦楽のための
アレクサンドル・ティトフ(指)
サンクト・ペテルブルクSO
ドミトリー・フリチョフ(Vc)

録音:2008年12月DDD
大胆な交響曲第1番が一部ファンに人気のポポフ。交響曲第3番はCD初登場。ポポフは初期にはシェーンベルクなど新ウィーン楽派の影響を受けていたものの、ショスタコーヴィチと同じようにソビエト当局の批判の対象となったため、その後、方向を転向、明朗な形式と民族性を持った音楽を手がけるようになりました。交響曲第3番は「英雄的」という、ベートーヴェンを意識させるような大胆な標題がつけられていますが、ロシア民謡を思わせる歌謡性とロマン的で濃厚な和声を持った骨太な音楽。ショスタコーヴィチの斬新なハーモニーと攻撃性を持つ一方でグラズノフやチャイコフスキーを思わせるまでの甘くとろけるような抒情を見せるなど、近代ロシア音楽のさまざまなエッセンスを全て含んでいます。独走チェロと弦楽のための交響的アリアはロシアの冬を思わせる沈鬱な弦楽合奏にのせられて歌われるチェロの朗々とした旋律は鳥肌もの。これぞロシアの浪花節、嘆き節。泣けます!
NORTHERN FLOWERS
NF/PM-A9973(1CD)
戦時の音楽1941-1945 Vol.5
モイセイ・ワインベルク(1919-1996):交響曲第1番Op.10(1942)
チェロ協奏曲Op.43(1945-1948)
アレクサンドル・ティトフ(指)
サンクト・ペテルブルクSO
ドミトリー・フリチョフ(Vc)

録音:2008年12月DDD
ポーランド系ロシア人ワインベルクはCPOやCHANDOS、BISなどから作品がまとまった形で紹介され日本でも徐々にファンが増えている作曲家。ショスタコーヴィチと親交が深く、またショスタコーヴィチからの影響が非常に濃厚。この交響曲第1番はショスタコの第5番の影響が明らかに感じられて面白いです。スネア・ドラムのたんたか・たんたん、というリズムはショスタコのトレード・マークのはずだが、随所にそれが聴こえて笑えます。ショスタコ・マニアは必聴です。4楽章からなる大作チェロ協奏曲もショスタコの同名作品を思わせますが、独奏チェロによって奏されるロシア民謡に起源を持つと思われる野太い旋律は、この人独自のものであろう、暗い河の流れのように幾様にもうねり、くねり、うめくメロディに、思わず涙せずにはいられません。
NORTHERN FLOWERS
NF/PM-A9975(1CD)
戦時の音楽1941-1945 Vol.6
レフ・クニッペル(1898-1974):ヴァイオリン協奏曲第1番(1943)
交響曲第8番(1942)
アレクサンドル・ティトフ(指)
サンクト・ペテルブルクSO
ミハイル・フリチョフ(Vc)

録音:2009年4月DDD
クニッペルはチフリス(現グルジアの首都トビリシ)出身。ほとんどロシア民謡と化している「ポーリシュカ・ポーレ」(元々は交響曲第4番「コムソモール戦士の詩」の一部)の作者として知られています。父親は工事技師で、チャイコフスキーの交響曲第6番を聴いて衝撃を受け、作曲を志したという。ヴァイオリン協奏曲第1番はワーグナーや後期ロマン派とプロコフィエフらのロシアの民族性を折衷したような美しい作品。交響曲第8番はハリウッド映画のオープニングを思わせるような派手な始まりで思わず赤面してしまうほどロマンティックな音楽。他のソビエトの作曲家と明らかに違うところは、同時代のショスタコーヴィチの影響は全くなく、むしろ後期ロマン派、特にコルンゴルトを思わせる。コルンゴルトとラフマニノフを足して2で割ったような曲、と言ったら聴かずにはいられなくなるのではないでしょうか!?実に美しい音楽です。
NORTHERN FLOWERS
NF/PM-A9976(1CD)
戦時の音楽1941-1945 Vol.7
ショスタコーヴィチ:交響曲第9番Op.70(1945)
劇場用音楽「ロシアの川」Op.66(1944)
声楽交響組曲「レニングラード生まれ」(劇場用音楽「祖国」Op.63より)
アレクサンドル・ティトフ(指)
サンクト・ペテルブルクSO
スモルニー聖堂室内cho

録音:2008年6月DDD
真打ちショスタコーヴィチの登場。戦争交響曲シリーズの最後となる交響曲第9番に、カップリングとして非常に珍しい劇場用の2作品を収録。戦勝を記念して書かれた軽妙な交響曲第9番は当局の批判の的となった作品。そして、これだけではすまないのがこのシリーズ。ふたつの劇場用作品は一般受けを意識した作品ですが、さすがショスタコーヴィチは職人中の職人だけあって、どんなスタイルの音楽でも書けました。それがまたショスタコーヴィチ以外の誰のでもない音楽になっているのです。
NORTHERN FLOWERS
NF/PM-A9977(1CD)
戦時の音楽1941-1945 Vol.8
ガヴリール・ポポフ(1904-1972):交響曲第2番「母国」Op.39(1943)
映画「転機」への音楽Op.44(1945)
交響的ポスター「赤軍運動」(1941)
アレクサンドル・ティトフ(指)
サンクト・ペテルブルクSO
スモルニー聖堂室内男声cho

録音:2008年、2009年DDD
第4集(交響曲第3番、他)に続いて再びポポフ。ポポフは全部で6曲の交響曲を書いています。モダニズム全快の第1番から一転した社会主義リアリズム的な交響曲第2番「母国」を収録。第1楽章の弦楽による悠々とした音楽に続き、第2楽章はペトルーシュカを思わせる軽快で楽しい音楽。第3楽章は再び悠々とした音楽となり終楽章は勝利の大クライマックスへと続きます。映画「転機」は戦争映画。「赤軍運動」はいかにも戦時中の勇ましい行進曲。
NORTHERN FLOWERS
NF/PM-A9974(1CD)
ボリス・ティシチェンコ(1939-):ダンテ交響曲第3番《地獄》(2001)
ダンテ交響曲第5番《楽園》(2005)
ニコライ・アレクセーエフ(指)
サンクト・ペテルブルクPO

録音:2009年2月21日ライヴ DDD
待望のティシチェンコ:ダンテ交響曲の完結編。既発売は第1番「生きているなかで」&第2番「望みを捨てよ、ここに入る者たちよ」(以上NF/PM-A9961)、第4番「煉獄」(NF/PM-A9969)。すでにレコード芸術誌やネット上で話題となっているティシチェンコ。これらは21世紀に入ってからの作品ながらその骨太の音楽はロシアそのもの。ポスト・ショスタコーヴィチどころか、ショスタコーヴィチが長生きしたら、こんな作品を書いたのでは?というほどショスタコ・ファン必聴の傑作。大オーケストラの機能を存分に使い、天国と地獄の間を縦横無尽に往き来するティシチェンコはシュニトケ亡き後、最も注目されるロシアの作曲家でしょう。弦楽の悠々とした響き、ブラス・セクションの大時代的なバリバリとした派手なオーケストレーションなどたまりません!
BIS
BISSA-1584(1SACD)
リットン/メンデルスゾーン作品集第2弾
交響曲第1番ハ短調Op.11、
交響曲第4番イ長調「イタリア」
序曲「ルイ・ブラス」
アンドリュー・リットン(指)ベルゲンPO
アンドリュー・リットンが現在の手兵ベルゲン・フィルと進めるメンデルスゾーン交響曲シリーズの第2弾。今回は15歳の時の第1番と名作第4番「イタリア」。大規模作品に巧いところを見せるリットンですが、メンデルスゾーンの流麗かつ爽やかな音楽も向いていると申せましょう。 (Ki)
BIS
BIS-1703(1CD)
シリヴェストロフ:交響曲集
交響曲第4番(1976)
交響曲第5番(1980/2)
ユッカ=ペッカ・サラステ(指)ラハティSO
1937年生まれの現役ウクライナ人作曲家ワレンチン・シリヴェストロフ(シルヴェストロフ)には7篇の交響曲があります。初期は旧ソ連的現代音楽を書いていましたが、交響曲第5番あたりから作風を変え、現在では旋律美にあふれた癒し系の音楽で人気を呼んでいます。ラハティ交響楽団が現首席指揮者サラステのもと、シリヴェストロフの重要作2篇に挑戦。マーラー風の第5番はこれ以上ない極上の仕上がりとなっています。 (Ki)

H.M.F
HMX-2962029(1CD)
ハイドン:交響曲第80番ニ短調Hob.I:80
 ヴァイオリン協奏曲第1番ハ長調Hob.VIIa:1
 交響曲第49番ヘ短調「受難」Hob.I:49
フライブルク・バロック・オーケストラ
ゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ(指、Vn)

録音:2008年8月
交響曲80番は、冒頭から、オペラの序曲を思わせる作品。名手ゴルツ率いるフライブルク・バロック・オーケストラの演奏は、強弱や表情も変幻自在、ワクワク感と激しさに満ちたものとなっています。そして録音が素晴らしい!瑞々しく響く弦の音色、ボワーンと伝わってくる木管の馬力ある音色に耳を離すことができません。ヴァイオリン協奏曲では、ゴルツのソロ・ヴァイオリンの腕の確かに思わず唸らされます。 (Ki)
Signum Classics
SIGCD-175(1CD)
LCO Live
ハイドン:交響曲第85番変ロ長調Hob.I-85「王妃」*
モーツァルト:ピアノ協奏曲第12番イ長調K.414**
ベートーヴェン:交響曲第8番ヘ長調Op.93***
ローズマリー・ファーニス(ディレクター)*、
メルヴィン・タン(ピアノ&ディレクター)**、
クリストファー・ウォーレン=グリーン(指)***、
ロンドン室内O

録音:2007年2月28日&2008年6月26日、セント・ジョンズ・スミス・スクエアでのライヴ
フィルハーモニア管やロンドン・シンフォニアのライヴ録音を発信し話題を呼んでいるシグナム・クラシックスが新たに1921年創設の室内オーケストラ、ロンドン室内O(LCO)とパートナーシップを締結!リリース第1弾には、コンサートマスターのローズマリー・ファーニスがオケを引っ張る「ハイドン」、シンガポール生まれの名匠メルヴィン・タンの弾き振りを聴ける「モーツァルト」、1988年から首席指揮者兼音楽監督の任にあるウォーレン=グリーンの「ベートーヴェン」の3作品を収録。イギリス室内O(ECO/1948年創設)よりも長い歴史を持つイギリス最古の室内オーケストラが積み重ねてきた"至芸"が表舞台に登場!
Hyperion
CDS-44371(4CD)
ハイドン:ロンドン交響曲集
交響曲第93番ニ長調Hob.I-93/同第94番ト長調《驚愕》Hob.I-94/同第95番ハ短調Hob.I-95/同第96番ニ長調《奇跡》Hob.I-96/同第97番ハ長調Hob.I-97/同第98番変ロ長調Hob.I-98/同第99番変ホ長調Hob.I-99/同第100番ト長調《軍隊》Hob.I-100/同第101番ニ長調《時計》Hob.I-101/同第102番変ロ長調Hob.I-102/同第103番変ホ長調《太鼓連打》Hob.I-103/同第104番ニ長調《ロンドン》Hob.I-104
ハワード・シェリー(指)スイス・イタリア語放送O

録音:2007年〜2008年
新価格で再発売!
Hanssler
<SWR MUSIC>

93-241(1CD)
カンブルランのベルリオーズ
ベルリオーズ:交響曲「イタリアのハロルド」*
「ファウストの劫罰」〜ハンガリー行進曲/妖精の踊り/火のメヌエット
 「トロイアの人々」〜王の狩りと嵐
シルヴァン・カンブルラン(指)
バーデン=バーデン&フライブルクSWR響(旧称:SWR南西ドイツ放送交響楽団)
ジャン=エリク・スーシ(Va)

録音:2002年1月14&15日フライブルク・コンツェルトハウス(ライヴ・ステレオ)*、2007年7月5日、10日フライブルク・コンツェルトハウス(ライヴ・ステレオ)
不世出の興行師ディアギレフ率いるロシア・バレエ団ゆかりの傑作をたどるシリーズの第5弾は、最新録音で聴くフランスとウクライナの気鋭指揮者ふたりによるファリャとプロコフィエフ。1965年パリに生まれたファブリス・ボロンはザルツブルクのモーツァルテウムでギーレンとアーノンクールに師事したフランスの指揮者。1994年から98年にかけてフランダース交響楽団の首席指揮者を務め、1998年より2003年にかけてケムニッツ歌劇場の副音楽監督を務めたのち、2006/07および2007/08シーズンには当オケのほか、ライプツィヒ放送響、SWRシュトゥットガルト放送響、ベルリン・コンツェルトハウス・オーケストラ、ルクセンブルク・フィル、ベルン響などに出演、2008/09シーズンからはフライブルク歌劇場の音楽監督に就任しています。バレンシア生まれのソプラノ、サラを迎えたファリャはオケを存分に鳴らし切りじつに壮快、エネルギッシュな指揮ぶりが目に浮かぶようです。いっぽう、1976年キエフ生まれの指揮者キリル・カラビツが取り上げるのは、プロコフィエフの「道化師」組曲。当オケをはじめ、ヒューストン響やロサンジェルス・フィル、ボルドー・アキテーヌ管に定期的に客演を重ねるカラビツは、オールソップのあとを受けて2009/10シーズンより、ボーンマス響の第13代首席指揮者に就任することが決まっています。けたたましい音響とモダニズムの先鋭的作風で知られるプロコフィエフ初期の傑作に、大胆に若い感性をぶつけているのが聴きどころといえるでしょう。 (Ki)
Medici Arts
20-56334(Bluray)
マーラー:交響曲第3番ニ短調 アンナ・ラーション(Ms)
アルノルト・シェーンベルクcho,
テルツ少年cho
クラウディオ・アバド(指)ルツェルン祝祭O
収録:2007年8月19日ルツェルン、カルチャー&コンヴェンション・センター・コンサート・ホール(ライヴ)
※音声:PCM2.0/PCM5.1/画面:1080i 16:9/リージョンオール/字幕:独,英,仏,西/102mm
(DVD:2056338)
Hanssler
98-577(1CD)
メンデルスゾーン:交響曲第2番「讃歌」 エレオノーレ・マルグエッレ(S)
ウルリカ・ストレムステッド(Ms)
マルクス・シェーファー(T)
ドイツ室内cho
トーマス・ファイ(指)ハイデルベルクSO
録音:2009年3月25&26日ハイデルベルク、シュタットハレ・コングレスハウス(ライヴ)
ファイによるメンデルスゾーン・シリーズがついに完結となります。これまで器楽作品をもっぱら取り上げてきたファイにとって、声楽つきの作品ということでも注目される交響曲第2番。3楽章からなるシンフォニアのあと、ソリストと合唱をともなう巨大な第2部で締め括られる特徴的な構造により、ベートーヴェンの第9交響曲を想起させるともいわれますが、いみじくも作曲者自身による「讃歌−聖書の言葉による交響カンタータ」のタイトルが示すように、そして、なによりここに聴かれるピリオド・アプローチの生み出すきびきびとした音楽づくりは、メンデルスゾーンが理想としていたJ.S.バッハの宗教曲へと連なるオマージュとしての姿をかつてなく明らかにするものといえるでしょう。また、ファイの意向と思われますが、ホグウッドやヴァイルらとの共演を重ねたソプラノのマルグエッレや、同じくヤーコプスにクイケン、マクリーシュやアーノンクールとの共演も多いシェーファーなど、古楽の経験ゆたかな独唱陣の起用も、古典との親近性を無理なく感じさせるポイントとなっています。 (Ki)

MEMORIES
MR-2121(2CD)
チャイコフスキー:交響曲第4番、第5番、第6番「悲愴」 ジャンスク・カヒッゼ(指)トビリシSO

録音:1999年12月セッション録音
グルジア出身の巨匠ジャンスク・カヒッゼ(1936-2002)は、ソ連人民芸術家の称号も持つロシアで活動した名指揮者です。トビリシ交響楽団は、ジャンスク・カヒッゼ自ら創設した手兵であり、独特の音色と中々の合奏能力で、人気を得ましたがカヒッゼ没後は解散しております。MAZURMEDIAは多くのCDを発表し大変な好評を博しましたが、欲に溺れ日本で更なる拡売を図ろうとして在日南米人コーディネーターに騙され大損害を被り流通が途絶えた上CD部門は閉鎖となりました。再三の交渉も実を結びませんでしたが、MEMORIESのエンジニアがロシア語に堪能ということで奇跡的にライセンスを受けました。録音年月日も明らかになりました。マスタリングもし直しまして、音の厚みを増し、楽章間の妙なノイズも取り除かれたそうです。ムラヴィンスキー型スタイリッシュ演奏とは一線を画するモサッとしたサウンドが実に良いのです。未発表録音の発売も視野にシリーズは継続するそうです。

Guild Historical
GHCD-2348(1CD)
アッテルベリ:交響曲第6番ハ長調Op.31
バーバー:弦楽のためのアダージョ
フェルナンデス:「レイサド・ド・パストレイオ」〜バトゥーケ
R・シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」
ラヴェル:ラ・ヴァルス
アルトゥーロ・トスカニーニ(指)NBC響

録音:1943年11月21日(アッテルベリ)、1940年5月14日の録音(全てライヴ)
ギルド・ヒストリカル(Guild Historical)から"ピーター・レイノルズ&レイノルズ・マスタリング"のリマスターによるアッテルベリの「交響曲第6番」が復刻!コロンビア・レコードの主催で1928年に行われたシューベルト没後100周年記念作曲コンクールで見事1位に輝いた20世紀スウェーデンの大作曲家アッテルベリの「交響曲第6番」。アッテルベリが優勝賞金の1万ドルでフォードを購入したことから"ドル交響曲"とも称される「交響曲第6番」では、トスカニーニ&NBC響が豪快でエネルギッシュなサウンドと表現力を用いて、スウェーデン国民楽派の大作を熱く聴かせてくれます。またカップリングには、南米ツアーを控えたトスカニーニ&NBC響のワシントンD.C.でのライヴを収録。バーバーやR・シュトラウス、ラヴェルといった20世紀の巨匠たちや、バーンスタインも取り上げたブラジルの作曲家オスカル・ロレンツォ・フェルナンデス(1897−1948)など濃厚なプログラムがズラリ。
AUTOR
SA-01421(1CD)
サルバド・ブルトンス(ブロトンス)(1959-):2つの交響曲
二分(にぶん)の交響曲[Sinfonia Dicotoma]Op.25(1981/2007改訂)
過剰の交響曲[Sinfonia Pletorica]Op.33(1983-1984/2007改訂)
サルバド・ブルトンス(指)マラガPO

録音:2007年10月16-20日、マラガ(スペイン)、カランケ・ホール
フォンテック
FOCD-9449(2CD)
税込定価
09年10月21日発売
マーラー:交響曲第9番 飯守泰次郎(指)東京シティPO

録音:2008年11月14日東京オペラ・シティ・ライヴ
1997年の常任指揮者就任以来、意欲的な活動で常に注目を集めている、飯守秦次郎/東 京シティフィル。12年間におよぶ両者の不断の研鑽は、比類ない個性と情熱的な音楽 に結実しています。 飯守泰次郎は1970年からバイロイト音楽祭の音楽助手として多くの名演に関わると共に、 ヨーロッパ各地の歌劇場の指揮者として活躍しました。現在では独墺音楽、特にワーグナー演奏においては、世界に並ぶ者なしと称されています,近年はさらにマーラーヘ歩 をすすめ多くの聴衆を魅了しています。 マーラーの第9交響曲は「完成された最後の作品であるとともに、ヨーロッパ文明にお ける最後の偉大な作品」と飯守は語ります。マーラーの技術と霊感の集大成ともいえる、非常に演奏困難な複雑かつ繊細なこの大曲を、音楽に対する飽くなき追求と、作曲家への深い共感をもって描ききります。 冒頭チェロのA音から「死に絶えるように」と記された終結までの82分…、飯守は余 すことなくマーラーの深淵を流伝します。 (フォンテック)
フォンテック
FOCD-9438(5CD)
<Blu-SpecCD>
税込定価
09年10月21日発売
ベートーヴェン:交響曲全集
(新ベーレンライター版に基づく日本初の全集)
飯守泰次郎(指)東京シティPO

録音:2000年5月12-2001月1月12日 東京文化会館におけるライヴ
2002年リリースの飯守/シティ・フィルによる、国内初の斬ベーレンライタ一版に基づいた日本初のペ ートーヴェン全集(FOCD9160/4)がBlu-Spec・CDで再発売。現代楽器での演奏ですが、オーケストラをベートヴェンの時代に合わせて小規模に抑え、対向配置を採用するなど、古楽の方法論も視野に入れた、軽やかで透明感のあるベートーヴェンです。研究の成果を 単に反映させただけではなく、じっくりと吟味され、あくまでも自然で躍動感のある演奏は、奇抜さと は無縁で、しなやかさを湛えています。<巨匠たちの時代>の演奏を離れ、“ペートーヴェンの意志" に肉迫します。 2001年第32回サントリー音楽賞受賞に激賞され、贈賞理由の筆頭に挙げられた名演です。 (フォンテック)
CSO RESOUND
CSOR-901916(1SACD)

CSOR-901914(1CD)
マーラー:交響曲第2番ハ短調「復活」 ミア・パーション(S)
クリスティアーネ・ストーティン(Ms)
シカゴ交響cho
ベルナルド・ハイティンク(指)CSO

録音:2008年11月20、21、22&25日シカゴ、シンフォニーセンター、オーケストラ・ホール(ライヴ)
巨匠ハイティンクが最強の手兵CSOとともに手がけるマーラー・シリーズの最新作に、第2交響曲「復活」が登場します。当コンビによるシリーズはこれまでに3作を数え、2006年10月のハイティンク首席指揮者就任記念コンサートにおける第3番、ちょうど一年後2007年10月の第6番「悲劇的」、そして本作より半年前2008年5月の第1番「巨人」と、順調なペースで進んできていることから全集完成への呼び声も高く、CSORESOUNDの目玉となりつつあります。ハイティンクはマーラーの「復活」を、1968年にRCOと交響曲全集企画としてセッション録音、1984年にはRCOとライヴ録音しており、さらに1993年1月にベルリン・フィルとセッション録音、また、ベルリン・フィルとはほぼ同時期に映像作品もライヴ収録しています。いっぽうのCSOは「復活」を1976年2月にアバドとセッション録音、1980年5月にはショルティの指揮で全集シリーズとしてセッション録音しています。21世紀に入り、ハイティンクにとって15年ぶり、CSOにとってはじつに28年ぶりとなる「復活」は、これまでの流れからもともに盤石の備えで臨んだレコーディングといえますが、ここであらたに華を添えているのが魅力的なソリストたち。古楽でおなじみの清澄な感性をそのままに持ち込んだソプラノ、パーションとともに起用されたのは、ハイティンクのお気に入りでオランダ出身の新進メッツォ、ストーティン。このアルバムに先立って、「復活」の第4楽章に転用された「原光」を含むマーラーの歌曲集を発表しているストーティンは、マーラーにすぐれた適性を示していただけに、同様にここでの歌唱も聴き逃せないところです。「かつてないほどスコアに忠実でありながら、ハイティンクによる個々のテンポ設定、リズム、音量、凝集と色彩の選択はほとんど衝撃的とおもわせるものでした。」(シカゴ・サン・タイムズ)と伝えられるように、このたびの模様もまたおおいに期待をつなぐ内容といえるでしょう。 (Ki)

Profil
PH-09068(8CD)
ヴァント/ベルリン・ドイツ響ライヴ集成

(1)ブルックナー:交響曲第5番
(2)シューベルト:交響曲第8番「未完成」
(3)ブルックナー:交響曲第9番(原典版)
(4)シューマン:交響曲第4番
(5)ブラームス:交響曲第1番
(6)ブラームス:交響曲第4番
(7)シューベルト:交響曲第9番「グレート」
(8)ベートーヴェン:交響曲第1番
(9)ベートーヴェン:交響曲第4番
(10)ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
(11)ベートーヴェン:序曲「コリオラン」
(12)ベートーヴェン:「エグモント」序曲
ギュンター・ヴァント(指)ベルリン・ドイツSO

録音:(1)1991年10月6日ベルリン・コンツェルトハウス
(2)(3)1993年4月20日ベルリン・コンツェルトハウス
(4)1995年2月19日ベルリン・コンツェルトハウス
(5)191996年4月9日ベルリン・フィルハーモニー
(6)1994年11月20日ベルリン・フィルハーモニー
(7)1993年6月14日ベルリン・フィルハーモニー
(8)1994年2月15日ベルリン・フィルハーモニー
(9)1996年4月9日ベルリン・フィルハーモニー
(10)1994年2月15日ベルリン・フィルハーモニー
(11)(12)1994年11月28日ベルリン・フィルハーモニー
(以上全てライヴ・ステレオ)
アニタ未亡人の全面協力を得て、Profilのギュンター・ヘンスラー氏が推し進めるギュンター・ヴァント・エディション。ミュンヘン・フィルとならんで、巨匠ヴァントが客演を重ねたもうひとつの手兵ベルリン・ドイツ響との最晩年のライヴ演奏の数々がセットで登場します。ベルリン・ブランデンブルク放送rbb(当時の自由ベルリン放送SFB)収録の正規マスターよりよみがえる巨匠ヴァント不滅のドキュメントは、正規初出音源も多数含まれる貴重なものであるばかりでなく、かつて非売品CDとしてベルリン・ドイツ響友の会で限定頒布された「ザ・グレイト」をはじめ、ブルックナー、ベートーヴェン、ブラームスにシューマンと崇高にして超弩級の演奏内容ばかり。一説によれば首席指揮者を務めた北ドイツ放送響以上の結びつきとも謳われ、ヴァントの芸風の真髄、厳しく引き締まった造形美に打ち抜かれたこれらの演奏からは、本物の手ごたえをあらためて実感されるにちがいありません。録音もきわめて優秀。なお、分売の予定は未定となっております。 (Ki)
BBC LEGENDS
BBCL-4264(1CD)
新マスタリング/ケルテスの「ロマンティック」
ヴォーン・ウィリアムズ:トーマス・タリスの主題による幻想曲
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」(1878/80年ハース版)*
イシュトヴァン・ケルテス(指)LSO

録音:1966年2月15日ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ライヴ・ステレオ)、1964年3月13日ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ライヴ・ステレオ)*
名匠ケルテスが1964年3月13日にLSOを振ったブルックナーの「ロマンティック」のライヴ演奏がようやくカタログに復活します。ケルテスとLSOによる「ロマンティック」といえば、この翌年に行われたセッション録音はストレートで歌謡性に富む美しいブルックナーとして、信頼の厚かったLSO時代最良の成果に挙げられる内容ですが、同じ顔合わせによる前年のライヴもまた、かつてBBCRADIOCLASSICSよりリリースされた際にファンの間で高い評価を得ていました。このたびはオリジナル・マスターからあらたにマスタリングを施して、音質の大幅な改善がはかられています。ケルテスの初レパートリーであるタリス幻想曲は、オケがLSOであることがおおいにプラスに働いているようで、作品に寄せる共感の深さが演奏からひしと伝わってきます。 (Ki)
CASCAVELLE
VEL-3133(1CD)
ブラームス:交響曲第4番
バッハ:管弦楽組曲第2番*
カール・シューリヒト(指)スイス・ロマンドO
アンドレ・ペパン(Fl)

録音:1952年、1955年* スイス・ロマンド放送
あまりの音の良さに仰天!ウソ偽りなしに驚きました。モノラルなのにレンジの狭さを感じさせないばかりか、瑞々しい美音にもまた驚き、シューリヒトの残された録音で、音そのものが美しいとはじめて感じられました。その上、モノラルにもかかわらず、すごい解像度!ブラームスの交響曲第4番は初出。一方、J.S.バッハの管弦楽組曲第2番は、CD-Rのレーベルで出ておりました。 (Ki)

BBC LEGENDS
BBCL-4266(1CD)
マーラー:交響曲第1番ニ長調「巨人」
グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲*
ジョン・エイミスによるテンシュテットへのインタビュー#
クラウス・テンシュテット(指)LPO

録音:1990年1月28日ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ライヴ・ステレオ)、1981年8月28日アッシャー・ホール(エジンバラ音楽祭ライヴ・ステレオ)*、1990年ロンドン#
テンシュテットが1990年1月28日に手兵ロンドン・フィルとおこなった注目度満点のライヴがリリースされます。ロンドン・フィルとのライヴでは1985年に次いで2種目の「巨人」は、同年の5月末から6月頭にかけて同じ演目を振ったシカゴ響とのライヴ盤や、前年11月のベートーヴェンの第7交響曲(BBCL4167)、12月のベートーヴェンの第1交響曲(BBCL4158)が凄絶な内容をみせていただけに、この間にはさまれた時期の演奏ということで、同様のテンションの高さが期待されるところです。喉頭がんの発病による活動休止から明けてのテンシュテットは、以前にもまして独特の凄みが加わったといわれるように、この「巨人」のフィナーレでも異常な緊迫感と熱気をはらんだ演奏内容となっているのはまず間違いのないところでしょう。カップリングのグリンカはテンシュテット初のレパートリーで、喉頭がんを発病する以前のもの。曲想からこちらも燃焼度の高い爆演が期待できます。なお、ボーナストラックには、テンシュテットがマーラーについて語る貴重なインタビューも収められています。聞き手はイギリスの放送人で、ガーディアン紙やBBCにひんぱんに寄稿を重ねている著名なクラシック音楽批評家ジョン・エイミス。 (Ki)
VENEZIA
CDVE-04367(8CD)
ブルックナー:交響曲録音全集Vol.1
交響曲第1番(1866年第1稿リンツ稿)
交響曲第1番(1890-91年第2稿ウィーン稿)
交響曲第2番(1877年第2稿)
交響曲第3番(1877年第2稿)
交響曲第3番(1873年第1稿)
交響曲第3番〜第2楽章(1876年稿)
交響曲第3番(1889年第3稿)
交響曲第4番「ロマンティック」(1874年第1稿)
交響曲第4番「ロマンティック」〜第4楽章(1878年稿)
交響曲第4番「ロマンティック」(マーラー改訂稿)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指)
ソビエト国立文化省SO

録音:1984-88年
VENEZIA
CDVE-04368(8CD)
ブルックナー:交響曲録音全集Vol.2
交響曲第4番「ロマンティック」(1878-80年第2稿ノヴァーク版)
交響曲第5番(原典版)
交響曲第6番(原典版)
交響曲第7番(ハース版)
交響曲第0番(1869年版)
交響曲第8番〜第1楽章(1890年第2稿ハース版)
交響曲第8番〜第2.3.4楽章(1890年第2稿ハース版)
交響曲第9番(原典版)1985年
交響曲第9番〜第4楽章(1986年版)
交響曲ヘ短調(1863年版)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指)
ソビエト国立文化省SO

録音:1984-88年

WEITBLICK
SSS-0091-2(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第2番
交響曲第5番「運命」
クルト・ザンデルリンク(指)ベルリンSO

録音:1973年7月28日メトロポールシアター・ベルリン、1984年10月1日シャウシュピールハウス・ベルリン(共にステレオ・ライヴ)
第2番は愛奏曲で活動最後期まで演奏を繰り返しました。この時代から大巨匠の風格十分のゆったりした悠久の名演。第5番「運命」は、途中からレパートリーから外してしまった曲目です。こちらは、シャウシュピールハウス、ベルリン(現コンツェルトハウス、ベルリン)の.落とし公演で、旧東ベルリン芸術週間の枠組みの記念コンサートです。かつてCAPRICCIOから出たことがありますが入手困難になっておりました。今回はDRA提供のマスター・テープよりの復刻で既出盤よりも残響が抑え目になっており、細かい所の混濁が避けられています。力強い横綱相撲とでも例えたい極めつけの名演。英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付。

WEITBLICK
SSS-0092-2(1CD)
ブラームス:交響曲第1番 ヘルベルト・ブロムシュテット(指)
シュターツカペレ・ドレスデン

録音:1991年6月7日クルトゥア・パラスト・ドレスデン(ステレオ・ライヴ)
我が国でも実演を何度と無く繰り返している十八番レパートリーですが、何とCDは初登場のレパートリーとなります。シュターツカペレ・ドレスデンのブラ1というのも、意外と少なくザンデルリングだけではないでしょうか。演奏は誠実そのもののブロムシュテット流。はったりこけおどし一切無しでここまで説得力がある名演はそうそうありません。ブロムシュテットも「いずれも現在の私の解釈とは全く異なるものの、ドレスデンとの美しい想い出の記録」とリリースを許されました。さらに嬉しいことに本人のライナーノートつき。英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付。
WEITBLICK
SSS-0093-2(1CD)
ベルリオーズ:幻想交響曲 ヘルベルト・ブロムシュテット(指)
シュターツカペレ・ドレスデン

録音:1978年5月25日クルトゥア・パラスト・ドレスデン(ステレオ・ライヴ)
これまたブロムシュテットにとってもシュターツカペレ・ドレスデンにとっても音盤初レパートリーです。妙技集団として知られるだけにアクロバティック交響曲の元祖「幻想」をどう料理してくれるか?興味と期待が尽きません。ブロムシュテット先生は「第5楽章の鐘がちょっときつ過ぎる様な気がする」と録音状態とホールトーンを指摘なさいましたがマスタリングによりこの辺りは改善されているそうです。ブロムシュテット先生も「いずれも現在の私の解釈とは全く異なるものの、ドレスデンとの美しい想い出の記録」とリリースを許されました。嬉しいことに本人のライナーノートつき。英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付。
BIS
BISSA-1825(5SACD)
ベートーヴェン:交響曲全集 オスモ・ヴァンスカ(指)ミネソタO、
ヘレナ・ユントゥネン(S)、
カタリナ・カルネウス(Ms)、
ダニエル・ノーマン(T)、
ニール・デイヴィス(Br)、ミネソタ・コラール
オーディオ・ファイルが絶賛する優秀録音。聴き手に鮮烈な印象を与えたヴァンスカ&ミネソタ管のベートーヴェン交響曲シリーズが、早くもセット組されました。それも5枚組2枚価格という驚異の破格値。ベートーヴェン交響曲演奏の伝統に縛られない独自の解釈は、誰にも似ておらず、ヴァンスカならではの生気あふれるエネルギーを満喫できます。 (Ki)
ORFEO
ORFEOR-795091
グルダ&サヴァリッシュのモーツァルト
モーツァルト:交響曲第25番ト短調K.183
 ピアノ協奏曲第14番変ホ長調K.449
 交響曲第40番ト短調K.550
フリードリヒ・グルダ(P)
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指)
ロイヤル・コンセルトヘボウO

録音:1958年8月2日ザルツブルク、モーツァルテウム(モノラル:ORF収録)
若き日のサヴァリッシュがかなり強烈でジョージ・セルをほうふつとさせる徹底した楷書演奏。その強い意志みなぎる指揮ぶりがライヴならではの感興を呼び、モーツァルトとは思えぬ熱気爆発。モーツァルト・ファン必聴の2 大ト短調でございます。14 番の協奏曲の第2 楽章は隠れた名曲中の名曲で、かつてあるモーツァルト団体が催したアンケートで協奏曲部門10 位に入る知る人ぞ知る傑作にして名旋律!ぜひ、御一聴を。グルダはさすが。文句なしのすばらしさです。 (Ki)
BIS
BIS-1596(1CD)
ホルムボーの尋常ならざる作品集
ヴァウン・ホルムボー:カイロス(弦楽のためのシンフォニア第1ー3番)Op.73
シンフォニア第4番Op.73d
オーワイン・アーウェル・ヒューズ(指)
カメラータ・ウェールズ
★ニールセン以降デンマークでもっとも重要な作曲家のひとりヴァウン・ホルムボー(1909-1996)。今年が生誕百年にあたる彼は極めて多作家で、13篇の交響曲を残しましたが、ここに収められたのは「カイロス(時)」と名付けられた弦楽オーケストラのためのシンフォニア全曲。第1から3番までは単一楽章ですが、4番は4楽章構成。ホルムボーの交響曲全集を録音したスペシャリスト、ヒューズが真似の出来ない至芸を披露してくれます。 (Ki)

URANIA
URN-22402
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
ヴェルディ:歌劇「運命の力」序曲
スカルコッタス:4つのギリシャ舞曲
ディミトリ・ミトロプーロス(指)NYO

録音:1955年
※一部旧品番 URN22.272の再発売
「英雄」は特に終楽章の各変奏の微妙なテンポの変動の意味深さにご注目を!変奏と言えば、スカルコッタスもお忘れなく!民族的なリズムと大管弦楽が咆哮しまくる激烈曲ですが、特に血が飛び散る勢いの終曲は必聴!録音も耳障りなノイズがなく、極めて優秀。 【湧々堂】
JVC-XRCD
JMXR-24061(2XRCD)
税込定価
シェーンベルク:ワルシャワからの生き残り*
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」
エーリヒ・ラインスドルフ(指)ボストンSO
ニューイングランド音楽院cho
シェリル・ミルンズ(語り)*
ジェーン・マーシュ((S)
ジョゼフィン・ヴィージー(Ms)
プラシド・ドミンゴ(T)、シェリル・ミルンズ(Br)
プロ・ムジカ合cho
録音:1969年4月23日*、1969年4月21&22日、ボストン、シンフォニー・ホール
初XRCD化。異常なカップリングで有名であったラインスドルフの「第9」。ドン・ジョバンニと言えばかつてこの人だったシェリル・ミルンズによる語りで鮮烈な音楽に圧倒される「ワルシャワの生き残り」と「第9」が一緒とは!お馴染みロングセラーのラインスドルフの第9は、これぞXRCDで再現できない世界!合唱の厚みと、天から降り注ぐ合唱は痺れずにはいられません。 (Ki)
Archipel
ARPCD-0433(2CD)
ルツェルンでのベートーヴェン演奏会
ベートーヴェン:序曲「コリオラン」
 ヴァイオリン協奏曲、交響曲第7番
モーツァルト:交響曲第39番*
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
ヴォルフガング・シュナイダーハン(Vn)
ルツェルン祝祭O、フィルハーモニアO*

録音:1955年8月27日、1956年1月27日ザルツブルク*
※とても良い音質。
Pentatone
PTC-5186.339(1SACD)
R・シュトラウス:交響詩「マクベス」Op.23
 アルプス交響曲Op.64
マレク・ヤノフスキ(指)ピッツバークSO

録音:2008年10月&11月
ヤンソソンスの後を受け、2008年までトルトゥリエ、アンドルー・デイヴィスとのトロイカ体制では主にドイツ音楽を担当し、ピッツバーク響をレベルアップさせたヤノフスキがブラームスの次に選んだのは「アルプス交響曲」!"ドイツ音楽"という絆で固く結ばれたヤノフスキとピッツバーク響による「アルプス交響曲」は、アルプス山脈の光景が眼前に広がるような色彩感に富み劇的で感動的。両者が築いてきた信頼関係が生んだ充実の「アルプス交響曲」です。
Pentatone
PTC-5186.354(1SACD)
ブルックナー:交響曲第6番イ長調(ノヴァーク版) マレク・ヤノフスキ(指)スイス・ロマンドO

録音:2009年1月の
ヤノフスキが"アンセルメのオーケストラ"スイス・ロマンド管から重厚なサウンドを引き出し目覚しい演奏を展開。「交響曲第6番」の真価、スイス・ロマンド管に訪れた"新時代"を感じさせてくれる演奏です。
Pentatone
PTC-5186.365(1SACD)
ザッパ・シンフォニー
グラーフ:交響曲ニ長調Op.14-1
ザッパ:交響曲変ロ長調「チェロ・シンフォニー」
 交響曲ニ長調
シュヴィンドル:交響曲ニ長調Op.9-3
モーツァルト:交響曲第5番変ロ長調K.22「ハーグ」
 ソプラノと管弦楽のためのアリア「誠実に身を保ち」K.23
シュターミッツ:交響曲ハ長調Op.24-1
サイモン・マーフィー(指)新オランダ・アカデミー室内O
シュターミッツ、リヒター、コレッリ、ヨーゼフ・シュミットの作品を録音してきたサイモン・マーフィー率いるオランダのピリオド・オーケストラ、新オランダ・アカデミー室内管の今回の舞台は18世紀オランダのハーグ。オランダ最後の総督オラニエ公ヴィレム5世のハーグ宮廷でチェリストとして活躍したフランチェスコ・ザッパ(fl.1763−1788)、宮廷楽長クリスティアン・エルンスト・グラーフ(1723−1804)、宮廷楽団のコンサートマスター、フリードリヒ・シュヴィンドル(1737−1786)の作品、またハーグで作曲されたモーツァルトの作品、ハーグで出版されたシュターミッツの作品など、"ヴィレム5世時代"の"ハーグ"に縁のある作曲家たちの珍しい作品をマーフィー&新オランダ・アカデミー室内管が全世界に向けて発信します。

Hanssler
<SWR MUSIC>

93-251(1CD)
ノリントンの「新世界」
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
 序曲「謝肉祭」

◆ボーナスCD(74’03”)
「ザ・ベリー・ベスト・オブ・ノリントン」
ハイドン:交響曲第104番「ロンドン」〜第1楽章
モーツァルト:交響曲第40番〜第3楽章
ベートーヴェン:交響曲第8番〜第2楽章
ベルリオーズ:幻想交響曲〜第2楽章
シューベルト:交響曲第9番「グレイト」〜第2楽章
メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」〜第4楽章
シューマン:交響曲第4番〜第3楽章
ブルックナー:交響曲第4番〜第3楽章
チャイコフスキー:交響曲第5番〜第3楽章
マーラー:交響曲第2番「復活」〜第3楽章
ロジャー・ノリントン(指)
SWRシュトゥットガルトRSO

録音:2008年7月9−11日シュトゥットガルト・リーダーハレ、ベートーヴェンザール(ライヴ
ピリオド・アプローチをいち早く導入した手兵シュトゥットガルト放送響とともに、従来のレパートリーに新風を送り込み、つねにあらたな時代を切り開いてきたロジャー・ノリントン。自身が75歳の誕生日を迎える2009年に、またとないプログラムをぶつけてきました。ドヴォルザークの「新世界」は、思えば当コンビでこれまで録音のなかったことが不思議なくらいの大名曲。有名な第2楽章ラルゴなど、クラシック・ファンのみならず幅広いファンを持つとびきりの名曲をどのように聴かせてくれるのか、この上なく楽しみな内容といえるでしょう。なお、当アルバムには、2009年秋にリリース予定のハイドン・セットより「ロンドン」の第1楽章そのほかを収めた、ボーナスCD「ザ・ベリー・ベスト・オブ・ノリントン」が付属します。ノリントンとシュトゥットガルト放送響のこれまで11年間に渡る成果を手軽に楽しめるつくりで、巨匠ノリントンの入門篇として最適な内容といえるでしょう。 (Ki)
=トラックタイム=
・「新世界より」T.11’49”+U.11’54”+V.7’25”+W.11’24”=TT.42’32”
・序曲「謝肉祭」9’21”

この「新世界」は言うまでもなくノリントンだけが許される代物。チャイコフスキーときよりも何倍も作品に対する親近性が感じられ、フレージングも渾身そのもの。フレーズの結尾に向かってクレッシェンドさせる手法も大いに功を奏して目の覚めるようなダイナミズムを獲得しています。しかしここであえて強調したいのは、序曲「謝肉祭」の空前絶後の素晴らしさ!いつも交響曲の「おまけ」のように収録され、お祭り騒ぎに徹するのは恥ずかしく、真面目に演奏すればちっともワクワクくしないという曲かと思いますが、ここでのノリントン、この両面を見事に融合したスタイルを確立し、最後まで聴き逃せないニュアンスの連続技を披露しているのです!演奏時間は9:21とごく標準的なテンポですが、まずそのテンポのセンスが抜群に良好。冒頭テーマの結尾はやはりクレッシェンドさせて、独特の遠近間を表出。これが音楽そのものに臨場感を与えています。第3主題の弦はもちろんノン・ヴィブラート、経過部の弱音フレーズも決してウェットになりませんが、共に共感の限りが尽くされており、嘘っぽさなど皆無。後半はハーモニーの色彩の華やぎ方が絶妙。内声を鮮明に抉り出すことによる陰影の綾にも心奪われます。金管も打楽器も前半以上にソリッドに立ち上がり、音楽はいよいよ大きく醸成。痛快さに走らず、シンフォニックな重みを堅持しながら毅然と曲を締めくくります。聴後は贅沢な食事をした後のような満足感を味わっていただけることでしょう。 【湧々堂】
BR KLASSIK
40357-1900101(1SACD)
マーラー:交響曲第7番「夜の歌」
(国際マーラー協会による新クリティカル・エディション)
マリス・ヤンソンス(指)バイエルンRSO

録音:2007年ミュンヘン・ガスタイク・フィルハーモニー
マーラーの交響曲第7番の素晴らしい録音を造り上げるためには、楽団の全ての奏者の完璧なる技巧と、完璧なるアンサンブルが必須条件となります。そして、この複雑怪奇な構造を持った音楽を一つにまとめ上げるだけの指揮者の力量も問われます。すでにヤンソンスとバイエルン放送響は、ミュンヘンのコンサートにおいて、すべての聴衆を満足させることに成功しています。今回、SACDハイブリッドという高音質なフォーマットを得て、彼らの演奏を細部まで余すことなく伝えることが可能になりました。とりわけ、この曲の特徴とも言える2つの「夜の歌」(第2楽章と第4楽章)での艶やかな音色は、マーラーの描く夢幻的な世界を鮮やかに表現しています。
BR KLASSIK
40357-1900100(1SACD)
ブルックナー:交響曲第7番 マリス・ヤンソンス(指)バイエルンRSO

録音:2007年11月ウィーン・ムジークフェラインザール
「最愛なるワーグナー」の死を予感して書かれた第2楽章、簡潔に書かれた終楽章、とブルックナーの交響曲の中でもとりわけ美しいメロディに溢れた交響曲第7番です。バイエルン放送響の完膚なきまでに正確なアンサンブル、それを率いるヤンソンスの情熱的なタクト。お互いの持つ美質をこの上なく引き出した極上の演奏は、これまでのブルックナーの演奏史においても最上級の賛辞が与えられることでしょう。「世界で最も美しい響きを得られるコンサート・ホール」として知られるウィーンのムジークフェラインザールにおいて録音されたこのブルックナー。音質はもちろん最高です。

Hanssler
98-552(1CD)
メンデルスゾーン:交響曲第3番「スコットランド」
 弦楽のための交響曲第11番ヘ長調*
トーマス・ファイ(指)ハイデルベルクSO

録音:2009年3月30&31日エッペルハイム・ルドルフ・ヴィルト・ハレ(セッション)、2009年4月2&3日エッペルハイム・ルドルフ・ヴィルト・ハレ(セッション)*
2009年のアニヴァーサリー・イヤーもたけなわ、ファイによるメンデルスゾーン・シリーズにいよいよ「スコットランド」が登場します。2009年3月に録音されたばかりのファイによる「スコットランド」。前作の「宗教改革」の記憶もそのままに、第1楽章の序奏や第3楽章アダージョでは、ノンヴィブラートの弦により、透き通るようなひびきがいっぱいに拡がり心を奪われます。ところがファイの本領が十二分に発揮されるのは第1楽章も主部に入ってから。音を割ったホルンの効果やティンパニの猛攻など、アジタートの指定どおりに速めのテンポでたたみかけて、想像以上の激烈ぶり。たとえば、コーダで冒頭の主題が回帰してくるところでグッとテンポを落として、テンポ・ルバートのギアチェンジをあざやかに決めてくるあたり、手に汗握る興奮度満点の内容となっています。なお、カップリングには2009年4月録音のシンフォニア第11番を収録しています。 (Ki)
=「スコットランド」のトラックタイム=T14’13”+U4’24”+V8’51”+W(6’37”+1’56”)=TT.36’01”
Signum Classics
SIGCD-169(2CD)
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
 交響曲第5番ハ短調Op.67「運命」
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指)
フィルハーモニアO

2008年10月26日(第3番)&4月17日(第5番)、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ロンドン)でのライヴ
1980年代にはクリーヴランド管とベートーヴェンの交響曲全曲録音を行っているドホナーニ。堅実な音楽創りによって綿密に構築されたフィルハーモニア管との「第3番」&「第5番」が、ドホナーニの積み重ねてきた約20年という歳月の重みと円熟の至芸を伝えてくれるます。
MEMORIES
MR-2119(2CD)
シューリヒト/ブラームス:交響曲集
交響曲第1番、交響曲第3番*、交響曲第4番#
カール・シューリヒト(指)スイス・ロマンドO
シュトウットガルトRSO*、
フランス国立放送O#

録音:1953年12月28日ライヴ、1954年12月2日ライヴ*、1959年3月24日ライヴ#
シューリヒトのブラームス:交響曲というと何種類も出ているようですが、まとまった全集は存在しません。当CDはその中でも極めて珍しい演奏ばかりを集めたものです。第1番は珍しくアンセルメの招きでロマンド管に客演したライヴで、これは剛直なドイツの巨匠らしい堂々たる演奏。第3番はシュトウットガルト放送響との息のあった名演で草書スタイルの融通無碍な演奏。この演奏はヘンスラーのセットにも何故か含まれていません。第4番は客演を繰り返したフランス国立放送響とのライヴで、草書をもっと崩したような、あまりにも無造作な始まりには驚かされますが、自由にオケを遊ばせているようで、しっかり手綱を引き締める手腕には脱帽です。いずれも年代にしては良好な音質で一般鑑賞に不満ありません。
Music&Arts
M&ACD-1231H(1CD)
ブルックナー:交響曲第7番*、
ワーグナー:「さまよえるオランダ人」〜糸紡ぎの合唱、
 「ローエングリン」〜婚礼の合唱、
 「タンホイザー」〜入場行進曲、
 「タンホイザー」〜巡礼の合唱、
ウェーバー:「魔弾の射手」〜狩人の喜びは
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」〜レジーナ・コエリ
オスカー・フリード(指)
シュターツカペレ・ベルリン

録音:1924年*、1927年
オスカー・フリードといえば、マーラーやシュトラウスの大規模オーケストラ曲を続々録音したことで知られた戦前の大指揮者。とはいえ完全に忘れられた存在です。当盤の「ブル7」の機械式録音なんかを鑑賞する人はよほどのマニアでありましょう。M&Aはこうして商売度外視で文化事業としてCDをムキになって作ります。生産数も少ないM&A故に廃盤になったらまず聴けない珍品演奏です。全てDGへのスタジオ録音。おまけにフリードのディスコグラフィまで付いています。
Music&Arts
M&ACD-1232H(2CD)
¥4305★★
ストコフスキーのショスタコーヴィチ
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番
 交響曲第6番*、交響曲第7番「レニングラード」#
レオポルド・ストコフスキー(指)
フィラデルフィアO、NBC響#

録音:1939年4月20日、1940年12月8,20日*、1942年12月13日ライヴ#
第5番は西側初演、第6番は世界初録音、第7番は、トスカニーニとの激しいアメリカ初演争いに敗れた果てのライヴ。いずれもストコフスキー流儀で現代音楽の気難しさは皆無。特に第6番など、見事な格好よさで聞かせます。キット・ヒッギンソン氏のマスタリングも成功しています。
Sterling
CDS-1081-2(1CD)
ヘルマン:交響曲第1番ハ長調Op.7
 交響曲第2番へ短調Op.11
クリストファー・フィフィールド(指)
ロイトリンゲン・ヴュルテンベルクPO

録音:2008年&2009年
ロベルト・ヘルマン(1869−1912)は、ロマン派時代を生きたスイスの知られざる作曲家。1869年にベルンで生まれジュネーヴで音楽教育を受けたヘルマンは、1893年から1894年にかけてフンパーティングに作曲を師事。
直後の1895年に「交響曲第1番」、1905年には「交響曲第2番」の作曲を行うものの、1912年に43歳という若さでこの世を去ってしまったため歴史に埋もれていた作品が約200年という時を経て甦ります。
Monopole
MONO-028(1CDR)
ニコライ・アノーソフ
バラキレフ:ロシアの歌の3つの主題による序曲
カバレフスキー:交響曲第2番ハ短調 op.19*
ゲルマン・ガリーニン:弦楽オーケストラの為の組曲#
ニコライ・アノソフ(指)ソヴィエト国立SO*
 ソヴィエトRSO

録音:1952年、1955年*、1947年#
VENEZIA
CDVE-00009(3CD)
ニコライ・ゴラワーノフ名演奏集 II
グリーグ:「ペール・ギュント」組曲第1&2番
グラズノフ:交響曲第5番〜第7番
ラフマニノフ:交響曲第2番
ニコライ・ゴロワーノフ(指)
ソビエトRTV全同盟大SO

録音:1945-1953年(モノラル)
JVC-XRCD
JMM24XR-12(1CD)
税込定価
ブラームス:交響曲第1番 アルトゥーロ・トスカニーニ(指)NBC響

録音:1951年11月6日、ニューヨーク、カーネギー・ホール(モノラル)
大好評XRCDトスカニーニ・エディションの第11弾にして最後のリリース。トスカニーニならではのぐいぐいと攻めるかの豪快な第1,4楽章は圧巻!この名盤を圧倒的な過去最高音質でトスカニーニの魂の演奏が蘇ります。 (Ki)
Medici Arts
20-57958(4DVD)
エッセンシャル・ベートーヴェン

(1)交響曲第9番「合唱」、
 序曲「レオノーレ」第3番

(2)弦楽四重奏曲第4番ハ短調Op.18-4、
 第7番ヘ長調「ラズモフスキー第1番」Op.59-1、
 第14番嬰ハ短調Op.131

(3)歌劇「フィデリオ」

(4)ピアノ協奏曲 第4番、第5番「皇帝」
(1)ダニエル・バレンボイム(指)
ウェスト=イースタン・ディヴァン・オーケストラ
アンゲラ・デノケ(S)、ワルトラウト・マイアー(Ms)
ブルクハルト・フリッツ(T)、ルネ・パーぺ(Bs)
ベルリン国立歌劇場cho 
収録:2006年8月27日ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)

(2)ジュリアードSQ[ロバート・マン(Vn)、アール・カーリス(Vn)、サミュエル・ローズ(Va)、ジョエル・クロスニック(Vc)]
収録:1975年 ビブリオテーク

(3)ズビン・メータ(指)バレンシア自治州O
バレンシア自治政府cho
ヴァルトラウト・マイヤー(Sレオノーレ)
ペーター・ザイフェルト(Tフローレスタン) 
マッティ・サルミネン(Bsロッコ)
ユハ・ウーシタロ(Bsドン・ピツァロ) 
イルディコ・ライモンディ(Sマルツェリーネ)
ライナー・トロスト(Tヤキーノ) ほか
収録:2006年10月12、22、24、31日(バレンシア)

(4)
ダニエル・バレンボイム(P、指)
シュターツカペレ・ベルリン
収録:2007年5月21-23日 ヤールフンデルトハレ(ボッフム) ルール・ピアノフェスティヴァル(ライヴ)

NTSC/Region-All/16:9/4:3/音声:PCMStereo,/DolbyDigital5.1,/DTS5.1
字幕(DVD1,3):英、独、仏、西
LSO Live
LSO-0191(4CD)
シベリウス:交響曲全集
交響曲第1番ホ短調Op.39
 録音:2006年9月23-24日(ライヴ)
交響曲第2番ニ長調Op.43
 録音:2006年9月27-28日(ライヴ)
交響曲第3番ハ長調Op.52
 録音:2003年9月24日-10月2日(ライヴ)
交響曲第4番イ短調Op.63
 録音:2008年6月29日-7月2日(ライヴ)
交響曲第5番変ホ長調Op.82
 録音:2003年12月10-11日(ライヴ)
交響曲第6番ニ短調Op.104
 録音:2002年9月28-29日(ライヴ)
交響曲第7番ハ長調Op.105
 録音:2003年9月24日-10月2日(ライヴ)
クレルヴォ交響曲Op.7
 録音:2006年9月18日&10月9日(ライヴ)
サー・コリン・デイヴィス(指)LSO
モニカ・グロープ(Ms)、ペーテル・マッティ(Br)
ロンドン交響cho

収録場所:ロンドン、バービカンセンター
シベリウスの演奏をライフワークと位置付けてきたデイヴィスは、番号つきの7曲の交響曲を1975年、1976年にボストン響とセッションで録音、さらに今回と同じくクレルヴォを含めた全曲を1992年から1996年にかけてやはりLSOとセッションで録音して、エキスパートにふさわしい愛情と共感にあふれた音楽を聴かせていたのは広く知られるところです。オーディオ誌から注目される優秀録音を実現していることもポイントといえる当全集。過去の実績を踏まえ、2002年より足掛け9年の歳月をかけて実演でじっくりと一作ずつ取り上げて完成させた、正真正銘デイヴィスによるシベリウスの集大成といえるでしょう。いずれ劣らずみごとな出来栄えですが、より後年の録音である第1番、第2番、クレルヴォあたりはなかでも圧倒的な手ごたえを感じさせるものとなっています。各CDカード・スリーブ入りクラムシェル・ボックス仕様、64ページのブックレットつき。 (Ki)

JMO
JMOCD-005(1CD)
マーラー:交響曲第5番(R.クビックによる2002年版最新校訂稿) 井上喜惟(指)
ジャパン・グスタフ・マーラー・オーケストラ

録音:2004年7月24日横浜みなとみらい大ホール
第三回定期演奏会(ライヴ)
JMO
JMOCD-008(2CD)
マーラー:交響曲第3番ニ短調 井上喜惟(指)
ジャパン・グスタフ・マーラー・オーケストラ
林千恵子(A)、
藍の会&湘南市民コール(女声合唱),
横浜少年少女cho(児童合唱)

録音:2006年3月5日横浜みなとみらい大ホール
第四回定期演奏会(ライヴ)
JMO
JMOCD-010(2CD)
マーラー:交響曲第2番ハ短調『復活』 井上喜惟(指)
ジャパン・グスタフ・マーラー・オーケストラ
三谷結子(S)、蔵野蘭子(A)
栗友会(混声合唱)、浅井美紀(Org)

録音:2008年6月1日ミューザ川崎シンフォニーホール第六回定期演奏会(ライヴ)
Edition HST
HST-069(1CD)
税込定価
ヴァンハル(1739‐1813):疾風怒濤交響曲集第十巻
交響曲ハ長調Bryan C1 パリ版(ca.1763-65)
交響曲へ長調Bryan F3 (ca.1762-64)
交響曲ホ長調Bryan E3 (ca.1772-73)
ハイドン・シンフォ二エッタ・トウキョウ
松井 利世子(ヴァイオリン;リーダー)

録音:2009年8月東京三鷹市・風のホール
ハ長調交響曲Bryan C1は、1770年パリの出版社から出版されたヴァンハル最初の交響曲。(本CDではこのパリ版を元に収録)
ホ長調交響曲Bryan E3は、作曲家イタリア留学から帰国後の72-73年に作曲されたと研究家ブライアン氏は推定。この時期はちょうど留学費用返済の借金苦に悩み、それは英旅行家バーニー氏の訪問日記に一部が報告されている程でした。当時のハイドンやモーツアルトに代表されるミーントーンを好む保守派作曲家たちとは異なり、音律の限界に挑戦したホ長調、展開部では第二主題が嬰ハ短調に変容し出現するなど、正に疾風怒濤絶頂期の代表される作品です。

WEITBLICK
SSS-0100-2(2CD)
マーラー:交響曲第9番 アンタル・ドラティ(指)
ベルリン・ドイツSO(旧西ベルリン放送響)

録音:1984年5月30日ベルリン・フィルハーモニーに於けるライヴ
「ドラティとマーラー」というとあまり馴染みがないようにも思われますが、最後の来日では読売日響と「巨人」を演奏、他にプライヴェート盤でも第5番があったとされています。この「マラ9」は剛直そのものの演奏で、歌いに歌って嘆き節に陥る部分などまるでありません。リズム重視の規律正しい側面はショルティに共通するところもあります。それでいて、演奏タイミングを見ればお分かりの通りかなり遅めのテンポが採用されております。これはフレージングを恣意的に伸ばしたり縮めたりして効果を揚げるのではなく、むしろ遅めのインテンポを基調とした直球勝負の結果と言えます。第2楽章、第3楽章など、手綱を厳しく締めているからこそ狂気の踊りが浮かび上がってきます。この当時ベルリンフィルが流麗、繊細に傾斜していったのと対照的に、ベルリン・ドイツ響は辛そうなトランペットの音色をはじめとして、深刻な感情が折り重なるような弦楽合奏の厚み(もちろん第4楽章が聴き物です)といい、正にドイツの(しかも北部の)オケらしい非楽天的で強靭なサウンドを聴かせてくれます。アンサンブルに死角がないのは、ラインスドルフのトレーニングの置き土産であることは申すまでもありません。
※演奏タイミング:[28:20][16:37][14:15][26:00]
※英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付。

GRAND SLAM
GS-2039(1CD)
ブルックナー:交響曲第9番ニ短調(原典版) ヨゼフ・カイルベルト(指)ハンブルク国立PO

録音:1956年10月31日 ハンブルク・オスター通りスタジオ(ステレオ)

※使用音源:テレフンケン(ドイツ) SLT43043
■制作者より
 LP時代にブルックナー・ファンを狂喜させた宇野功芳著『モーツァルトとブルックナー』(初出は帰徳書房、現在は学研から発売)の中に、「カイルベルトのLPが登場し、ブルックナーの第9はシューリヒト、ヨッフムらとベスト3が出来上がった」とあります。最近ではヴァント/ベルリン・フィルなどの名盤も出ていますが、オーケストラの渋く充実した音色はそのヴァント盤以上であり、安定した適正なテンポもシューリヒト、ヨッフムをしのいでいます。つまり、このカイルベルト盤は今もなおベスト3のひとつと言っても過言ではありません。しかし、長い間廉価盤で繰り返して再発売されていたせいか、特に最近では正当な評価を与えられなくなりました。従って、今回の復刻盤は再び正当に評価される非常に良い機会だと考えています。特に、初めて耳にした人は、こんな名演が存在していたことに驚かれると思います。 なお、特徴的な個所がひとつあるので記しておきます。第3楽章の206小節(18分39秒付近)の最後の音で、ここは4分音符の長さしかありません。しかし、この不協和音を強調しようとしてほとんどの指揮者はフェルマータのように音を延ばしていますが、このカイルベルト盤は楽譜通りに演奏した数少ない例です。(平林直哉)
■解説書の内容
 カイルベルトが倒れた瞬間の目撃証言や、珍しいプログラムなどを掲載します。(平林直哉)

カルベルトの底力を改めて痛感。シューリヒト&VPO盤と共に、この曲の深遠さを余すところなく表出した名演として忘れない逸品です。第1楽章冒頭の金管の湧き上がりから演出性が皆無で実直そのもの。オケの渋い音色の魅力と共感力だけを信じて邁進する純朴さはシューリヒト以上かもしれません。第2楽章は決して切迫Oを誇示せず、むしろゆったりとしたテンポで一貫。そのテンポから深遠な神秘性がじんわりと抽出されます。中間部でもテンポ早めずに内面志向。管楽器同士の絡みの有機性にもご注目を。極めつけは終楽章!冒頭の低弦が唐突なほどぶっきらぼうな飛び込み方で、そのあえて響きに磨きをかけない凄みが切実に胸に刺さります。その直後0:57以降の弦の弱音によるトレモロのなんという含蓄の深さ!5:18からの第2主題はオケの弦のクオリティの高さを痛感すると共に、この作品の超然とした佇まいに極限まで肉薄しようとする静かなる闘志を感じずにはいられません。17:58からのトゥティの厚みとその噴出力は、スマートな洗練美など一切受け付けない真の高みの音楽に至らしめ、感動の極み。そして、その締めくくりでフェルマータを施さず、スコアどおりにバサット断ち切る痛烈な力感!BPOとの「第6番」と共に、カイルベルトのブルックナーは、昨今置き去りにされつつあるブルックナーの魂を呼び覚ましてくれるかけがえのない録音です。 【湧々堂】
VENEZIA
CDVE-04379(2CD)
ロジェストヴェンスキー/チャイコフスキー:交響曲集
交響曲「マンフレッド」Op.58
交響曲第5番ホ短調Op.64
交響曲第6番「悲愴」ロ短調Op.74*
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指)
ソビエトRTV大SO

録音:1972年、1973年*(共にステレオ)
TAHRA
TAH-673(2CD)
ベートーヴェン:交響曲第1番、
第3番「英雄」*、第2番、第4番
ヘルマン・シェルヘン(指)
ウィーン国立歌劇場O、RPO#

録音:1954年6月、1951年1月*、1954年9月
TAHRA
TAH-675(2CD)
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」、
第6番「田園」、第7番*、第8番*
ヘルマン・シェルヘン(指)
ウィーン国立歌劇場O、RPO*

録音:1954年9月、1951年7月*
TAHRA
TAH-677(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱つき」 ヘルマン・シェルヘン(指)
ウィーン国立歌劇場O
マグダ・ラースロ(S)、
ヒルデ・レッスル・マイダン(A)、
ペトレ・ムンテアヌ(T)、
リヒャルト・シュタンデン(Bs)

録音:1953年9月
50年代初期のWestminster録音。娘のミリアムは永年、「市場に出回っているWestminsterのベートーヴェンはピッチがおかしい!」と嘆いていたのでここに純正ピッチ盤が登場したのは、まことに喜ばしいことです。演奏は65年、Liveほどの狂気は感じられませんが、だからこそ指揮者シェルヘンでなく、ベートーヴェンの音楽のパワー、エネルギーがそのまま伝わってきてかえって感動的です。音質はモノラルですがどれも優秀です。 (Ki)
BIS
BISSA-1710(1SACD)
マーラー:交響曲第9番ニ長調 アラン・ギルバート(指)
ロイヤル・ストックホルムPO
日本の血を引くアラン・ギルバートとロイヤル・ストックホルム・フィルの関係は1997年のマーラーの1番に始まりました。以来2000年から2008年まで同オーケストラの首席指揮者を務めましたが、幕引きに選んだのがマーラーの9番。現在彼が音楽監督を務めるニューヨーク・フィルの委嘱作なことも特別な感情になっているようです。 (Ki)
JVC-XRCD
JMXR-24058(1CD)
税込定価
シベリウス:交響曲第2番ニ長調Op.43 ユージン・オーマンディ(指)フィラデルフィアO

録音1972年4月26日、ボストン、シンフォニー・ホール
初XRCD化。なんと今回初めてオリジナルの8チャンネルマスターまでさかのぼった手の込んだマスタリング作業により、今までとはちょっと次元の違うリアリズム・サウンドで登場!これぞXRCDの醍醐味。 (Ki)

FARAO
S-108052(1SACD)
マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調 アンドレアス・エットゥル(Tpソロ)
ズービン・メータ(指)バイエルン国立O

録音:2008年12月15&16日バイエルン国立歌劇場におけるライヴ
1936年生まれの巨匠メータが1998年より2006年まで音楽監督を務め、現名誉指揮者のポストにある手兵バイエルン国立管弦楽団。ワーグナーの「ワルキューレ」(B.108040)をはじめ、当コンビの録音をリリースしてきたFARAOの最新アルバムはマーラーの第5交響曲。巨匠が会心のプログラムで古巣に復帰を果たした2008年12月の最新ライヴです。メータはマーラーの第5交響曲を、1976年にロサンジェルス・フィルとセッション録音、1989年にニューヨーク・フィルとセッション録音しており、その時々の音楽監督時代を特徴づけるものとして強く記憶されていますが、このたびのバイエルン国立管とのライヴ・レコーディングは、2004年の第3交響曲ライヴ(S.108047)でもたいへん感動的な内容を聞かせていただけにおおいに期待されるところです。さらにSACDハイブリッド仕様で、オーディオ・ファイル納得の優秀録音というのもポイントといえるでしょう。 (Ki)
VENEZIA
CDVE-04376(1CD)
マーラー:「大地の歌」(ロシア語) リマ・ヴァラノワ(S)
ミハイル・ドヴェンマン(T)
クルト・ザンデルリンク(指)レニングラードPO
録音:1958年レニングラードでのライヴ
CDVE04253(既に廃盤)に収められていたアイテムの再発。
CPO
777113-2F(1CD)
ボッケリーニ:作品集
交響曲G521、チェロ協奏曲G477
チェロ協奏曲G479、八重奏曲G470
ヨハネス・ゴリツキ(Vc&指)
シュトゥッツガルトCO
の愛らしい「メヌエット」ばかりが知られるボッケリーニ。しかし、実は、相当なボッケリーニ・マニアでも彼の作品の全容を知ることができないというくらい多くの作品を書いた人でもあります。cpoからは28曲の交響曲BOXなど、多くの作品がリリースされていますが、まだまだ全貌を知るには足りません。今回は彼の本領発揮ともいえるチェロ協奏曲を2曲と、BOXには含まれなかったG521の交響曲、そして八重奏曲という魅力的なプログラム。ボッケリーニの独特な旋律線も存分に楽しめる興味深い1枚です。自身が高度な技術を兼ね備えたチェリストであっただけに、彼のチェロ協奏曲でのチェロの扱い方は、何度聴いても感嘆するばかりです。
CPO
777307-2F(1CD)
レントヘン(1855-1932):交響曲集
交響曲第8番/交響曲第15番
ノルウェー民謡による変奏曲
カルメン・フュジス(S)
デヴィッド・ポルセライン(指)NDR放送響
ドイツで生まれ、オランダに帰化した作曲家レントヘンの作品は、すでにCPOから多数リリースされていて、どれもが高い評価を受けています。今回は2曲の交響曲を中心に収録した1枚です。100曲(あるいは200曲)あるとされるレントヘンの作品ですが、そのほとんどは晩年の8年間に作曲されたもので、交響曲第8番は1930年の作品、交響曲第15番は1931年の作品になります。ソプラノ・ソロを伴う交響曲第8番は、親交のあったグリーグの影響が感じられる魅惑的な曲です。第15番は力強く色彩的なもの。どちらも彼が訪れたノルウェーのヨトゥンヘイムの風景が感じられる素朴で美しい作品です。
Channel Classics
CCSSA-28309(1SACD)
ブラームス:ハンガリー舞曲第14番(I・フィッシャー編)
ハイドンの主題による変奏曲
交響曲第1番ハ短調Op.68
イヴァン・フィッシャー(指)ブダペスト祝祭O
世界的成功を収めたマーラーの「交響曲第6番」、「交響曲第2番」、「交響曲第4番」の録音や、ブダペスト・マーラー音楽祭の創設など快進撃を続ける"奇跡のコンビ"の次なるステージ、チャンネル・クラシックス専属第9弾はブラームスの「交響曲第1番」!
IDIS
IDIS-6577(1CD)
チャイコフスキー:交響曲第4番
ベートーヴェン:「エグモント」序曲*
ラヴェル:ラ・ヴァルス#
レナード・バーンスタイン(指)NYO

録音:1958年、1959年8月28日*、1959年8月24日#
バーンスタインの1950年代末の録音を集めています。チャイコフスキーはおそらく米COLUMBIA(=SONY)録音。「エグモント」序曲はレニングラードの、ラ・ヴァルスはモスクワでのライヴ録音。 (Ki)
URANIA
URN-22.398(1CD)
ベルリオーズ:幻想交響曲
ヴォーン=ウィリアムズ:タリスの主題による幻想曲*

ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲#
ブルーノ・ワルター(指)NYO、ロサンジェルスPO#

録音:1054年、1953年*、1949年#
MEMORIES
MR-2117(2CD)
フルトヴェングラー/チャイコフスキー:三大交響曲
チャイコフスキー:交響曲第4番、
 交響曲第5番*、交響曲第6番「悲愴」#
ウィルヘルム・フルトヴェングラー(指)VPO、
トリノ・イタリアRSO*、BPO#

録音:1951年1月スタジオ録音、1952年6月6日ライヴ*、1951年4月カイロ・ライヴ#
フルトヴェングラーの深刻な芸風にぴったりなチャイコフスキーの作品群ですが、録音にはあまり恵まれておりません。当盤はありそうでなかった好カプリングで、50年代の最円熟期の名演を楽しめます。第5番は、フルトヴェングラーの最悪演奏とまで酷評されることのある唯一の録音ですが、今回の発売では、気になるノイズは極限まで除かれ、マスタリングも成功しているためにイタリアのオーボエらしい明朗な妙技なども楽しめ、決して駄演ではないことが証明されております。DISCOCORPレーベルのテストプレスからの復刻で、テストプレスは溝がきつ過ぎて音もキンキンすると言われておりますが、当盤からはそんな感じを受けません。この演奏はフィナーレの前にフライング拍手が入っていることで有名ですが、余りにも妙なので編集でカットしたとのことです。第4番も多くの復刻がされていますが、純正モノラルの逸品です。「悲愴」も巨匠の疲れを感じさせる演奏ですが、それゆえに陰影の深さは無類であり、地響きのようなティンパニの迫力など激情型の超名演として広く知られています。
Avie
821936-0021-2(2SACD)
マーラー:交響曲第8番「千人の交響曲」
 交響曲第10番嬰ヘ短調〜アダージョ
マイケル・ティルソン・トーマス(指)
サンフランシスコSO、サンフランシスコ交響cho
パシフィック少年cho、サンフランシスコ少女cho、
エリン・ウォール(S)、エルザ・ファン・デン・ヘーヴァー(S)、ラウラ・クレイコム(S)、カタリーナ・カルネウス(Ms)、イヴォンヌ・ナエフ(Ms)、アンソニー・ディーン・グリフィー(T)、クイン・ケルシー(バリトン)、ジェイムズ・モリス(Bs-Br)
録音:2008年11月19日−23日(第8番)&2006年4月6日−8日(第10番)、デイヴィス・シンフォニー・ホール(サンフランシスコ)でのライヴ
スタートから11作目、遂に迎えた最終章は、交響曲全曲録音の最後を飾るに相応しい大作。
Archipel
ARPCD-0470(1CD)
カンテッリ/シューベルト&ヴェルディ
シューベルト:交響曲第8番「未完成」
 交響曲第9番「グレイト」
ヴェルディ:歌劇「運命の力」序曲#
グィド・カンテッリ(指)NBC響

録音:1953年1月3日ニューヨーク、1953年12月27日ニューヨーク*、1952年2月2日ニューヨーク#
MYTO
HIS-215(2CD)
フルトヴェングラー/1952年トリノ演奏会
シューベルト:「ロザムンデ」序曲
 交響曲第8番「未完成」
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調
ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」〜前奏曲と愛の死
シューベルト:交響曲第9番「グレイト」*
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)RAIトリノSO
ジョコンダ・デ・ヴィート(Vn)

録音:1952年3月11日トリノ、1942年12月*

LPO
LPO-0039(2CD)
チャイコフスキー:交響曲第1番「冬の日の幻想」
 交響曲第6番「悲愴」*
ウラディーミル・ユロフスキ(指)LPO

録音:2008年10月22日、2008年11月26日*
2007年にロンドン・フィルハーモニーの首席指揮者として就任した若きロシアの俊英、ウラディーミル・ユロフスキ。(父ミハイルも名指揮者として知られますが、実は弟も指揮者。着々と才能を伸ばしつつあり、こちらも注目されています)。すでにLPOとはいくつかの録音があり、その迸る才能の片鱗を見せつけてはいたのですが、今作から始まるチャイコフスキーの交響曲全集録音で、いよいよ、その恐るべき真価を世に問うことになるでしょう。さて満を持して登場、この第1集は「悲愴」と「冬の日の幻想」というカップリングです。「食わず嫌いをしないでください」といわんばかりのこの2曲の組合せにも並々ならぬ意欲が感じられるではありませんか(あまり聴く機会のない第1番ですが、彼の演奏でとりこになる人も多いのでは)。まず第1番の冒頭、フルートとファゴットの印象的なメロディを聴いただけで、この演奏に引き込まれてしまうこと間違いありません。曲全体に漲る高揚感、ライヴとは思えないほどの完成度の高さ、そしてスタイリッシュな解釈には舌を巻く他ありません。
Medici Arts
20-56978(DVD)
ストラヴィンスキー:3楽章の交響曲
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
ベートーヴェン:交響曲第7番
サイモン・ラトル(指)BPO
ヴァディム・レーピン(Vn)

収録:2008年5月1日モスクワ音楽院大ホール(ライヴ)

NTSC16:9/PCMステレオ/DD5.1DTS5.1/リージョン0/92mm
ベルリン・フィルのヨーロッパ・コンサートは、毎年ベルリン・フィルの創立記念日5月1日に、ヨーロッパ各地の歴史的建築物やホールでコンサートを行っています。これまでプラハ、マドリード、ロンドン、サンクト・ペテルブルク、ストックホルム、リスボンなどで開催されています。2008年のコンサート開催地はモスクワ。1曲目はストラヴィンスキーの「3楽章の交響曲」。ストラヴィンスキーの構想通り「管弦楽のための協奏曲」という色彩が強い作品で、躍動的音楽がラトルの才気溢れる指揮振りで愉しむことができます。2曲目はソリストにレーピンを迎えたブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番。甘美で哀愁を帯びた旋律が魅力的な作品。レーピンのこの作品のCD録音はまだなく、繊細かつ華麗な演奏を聴かせてくれるこの映像はファン必聴。そしてメインのベト7ではこれまで聴衆が待ち続けたラトル&BPOの超快演を披露しています。快活でスピード感があり、絶妙なテンポとサウンド・バランスの素晴らしい演奏に圧倒されます。 (Ki)
MUSIC CENTRE SLOVAKIA
HC-10001(1CD)
アントン・ツィンマーマン(1741-1781):交響曲ハ長調
交響曲ホ長調/交響曲ト長調
ペテル・ザイーチェク(指) ムジカ・エテルナ

録音:2005年10月12日、ブラチラヴァ、大主教宮
アントン・ツィンマーマンはプレスブルク(現スロヴァキアの首都ブラチスラヴァ)で活躍したオーストリアの作曲家。多数の交響曲を書き、その中にはハイドンの作品と誤認されてきたものもあります。ムジカ・エテルナはブラチスラヴァに本拠を置くピリオド楽器オーケストラ。
ARCO DIVA
UP-0112-2(1CD)
マーラー:交響曲第7番ホ短調 イジー・スターレク(指) チェコ放送SO

録音:2008年9月19日、イフラヴァ(チェコ)、DKO、ライヴ
マーラー生誕の町、チェコのイフラヴァで行われた(おそらくマーラー音楽祭での)ライヴ録音。

Altus
ALT-170(2CD)
ブラームス:悲劇的序曲
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番「トルコ風」
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
カール・シューリヒト(指)フランス国立O
クリスチャン・フェラス(Vn)
録音:1955年2月5日、シャンゼリゼ劇場、パリ
シューリヒトのINA(フランス国立アーカイヴ)全録音リリース開始!録音が存在する限り一日のコンサートごとにCD化する好企画です。
『シューリヒトの「エロイカ」の中でも最も強い感銘を受けた。本当に凄いと思った。冒頭の2つの和音が実に濃密な音だ。内声部は先の演奏を予告するように意味深な動きをしており、そしてまぶしく輝くようなスフォルツァンドを聴いたときにはもう演奏の虜になっている・・・4楽章、目もくらむような面白さ、やはりシューリヒトは凄い才能の指揮者だ。』平林直哉
 (Ki)
「悲劇的序曲」は意外にも太く逞しい造型力が漲り、表情も濃密。金管のダイレクトな張り出しも迫力に拍車をかけています。
凄いのはなんといっても「英雄」!全楽章に一貫する緊張感とニュアンスの充溢という点で、1963年の同オケとのステレオ・ライヴと双璧をなす名演です。第1楽章は最初の和音の凝縮力が実に見事。強固な意志を封じ込めて逃がさない熱さが感じられます。テンポは決して快速ではないですがキビキビとした躍動感に満ち、シューリヒトならでは強弱の微妙な陰影も高い求心力を誇ります。第2楽章は、冒頭の低弦の抉りを経てヴァイオリン音色の統一感が素晴らしい上に、完全に精神を統一しきった緊張の糸が脈々と流れます。ここでもニュアンスの振幅は大きく、木管(特にオーボエ)の音色は明るいですが、それが煩わしいどころか、むしろ精神の浄化に寄与。6:34以降の構築はさらに冴えわたり、8;18以降の情念の振り絞りも壮絶そのもの。しかもイン・テンポによる究極の緊張の漲り!第3楽章は拍節感がかなり厳格ですが、リズムが生きており、ニュアンスの華があります。注目はトリオのホルンに合の手を入れる弦。こんな些細な箇所にまで明確な意思を感じることはめったになく、この時期のシューリヒトの気力と円熟を象徴するシーンとも言えましょう。終楽章は感動の極み!天才のみに許された閃き一筋で前進し続ける妙技。冒頭の切る込みは、シューリヒトの他のどの「英雄」よりも激しく、奔放にも思えるテンポの変動に迷いなく付き従うオケのアンサンブルにも脱帽。とにかく演奏に掛ける意気込みが尋常でなく、弦の鋭利な切れ味にもそれ如実に反映。そのハイテンションが講じて、テンポは次第に前のめりになるほどですが、それでも高潔さは損なわれないのです。コーダの設計は63年盤とほとんど同じで、落ち着き払ったテンポによって一音ごとに意味を浸透させる手法。弦を長く引きずり、余韻を与えるのもシューリヒトならでは。音質は年代相応。  【湧々堂】

Altus
ALT-169(1CD)
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調 カール・シューリヒト(指)コンセール・コロンヌO
録音:1956年5月14日、ボルドー音楽祭
『このブル7はシューリヒトの個性が存分に発揮されているだけでなく、この曲のあらゆる演奏の中でも異彩を放つ名演として記憶されるだろう。音質も鮮明で細部の動きを明確にとらえており実に面白い。特にこんな個性的な2楽章はシューリヒトでなければ成し得ないものだろう』平林直哉 (Ki)
自然の息吹きと高潔さ、音色の充実度、録音の明瞭さも含めて、これもシューリヒトの同曲の最高峰に位置する超名演です。3:33からの木管の明瞭さには表現意欲の強さが表れており、4:44からの弦の対旋律のフワッとした包み込みはまさにシューリヒト・マジック。
展開部は一層内声の緊密な連動が顕著となり、明確にニュアンスにメリハリをつけながら幽玄の世界を現出、基本的にイン・テンポを貫いていますが微妙な陰影がかね備わっているのもシューリヒトの独自の芸の極み。14:49から現われる長い音価がこれほど神々しくオーラを放って広がる様も、他に出会った記憶がありません。オケの面々もシューリヒトに対し全身全霊を捧げていることは明らかで、終結部ではその熱い敬意が精妙なアンサンブルに反映し、筆舌に尽くし難い感動に襲われます。この結晶度の高い音の塊は、後から振り返っても胸が熱くなります。第2楽章は、最初の弦の主題のなんという美しさ!コロンヌOがこれほど巧いとは全く予期していなかっただけに本当に脱帽ですし、心の奥底から音楽の魂を伝えたいという発信力が凄いのです。ここでも声部の隈取は明確そのもの。音楽の流れも極めて柔軟性に富み、そこへ霊妙な陰影が加味されたときの馥郁たるニュンアンスには言葉を失います。第3楽章は爽快なテンポで突進しますが、その一見そっけない進行の背後にはしっかりと愛を温存されているので、そのテンポ自体が説得力を持って迫りくるのです。木管の細かい動きを妥協せず突出させている点にも御注目。終楽章は第1音のスフォルツァンドから鳥肌!相変わらずテンポの停滞感は一切なく、一途に前だけを見て清々しく進行しますが、陰影の濃さはと共に音楽が立体的に聳え立つ様は見事と言うほかありません。
これを聴いて、シューリヒトの芸風は、ドイツのオケよりもむしろフランスのオケのような明るく見通しの効いた響きを発するオケのほうが存分にその本領を発揮できるのではないかという思いを新たにしました。それにしてもくどいようですが、コロンヌ管弦楽団、大敢闘賞ものです! 【湧々堂】

Altus
ALT-172(2CD)
ハイドン:交響曲第104番ニ長調「ロンドン」
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調
シューマン:交響曲第2番
カール・シューリヒト(指)フランス国立O
ヘンリク・シェリング(Vn)
録音:1955年秋、モントルー音楽祭
『シューリヒト絶頂期の姿が刻み込まれている。「ロンドン」はロマンティックな表情が濃厚で、発売当時からその個性的な解釈が話題となった。シューマンも見逃せない。当時より音がより鮮明でこの名演が充分堪能できるのがうれしい』平林直哉 (Ki)
ハイドンとシューマンはかつてERATOから初めて世に出た有名な名演で、宇野功芳氏も絶賛したことで知られていますが、INA原盤から最新技術で復刻したこの盤は音質がさらに向上し、その感動も倍増!全盛期のシューリヒトがいかに凄かったか再認識させられること必至です。
ハイドンの第1楽章序奏は大編成による大柄な構成で表情が濃さにまずびっくり。しかし皮下脂肪の塊のような鈍重なそれではなく、見通しの効いたハーモニーのセンスも光ります。主部に入ると土の中からスーッと湧き出すような柔らかなレガートを帯びたテーマが出現し、一気に幻想的な空気を現出。展開部はそのレガートにさらに陰影が増します。第2楽章は一貫して夢を育む音楽。中盤では男的な勇壮さも見せますが、2:57から短調に転じる場面のはテンポを落とし、苦悶の表情を滲ませるシーンはさらに印象的。決して演出性を感じさせないそのセンスはまさにシューリヒトの真骨頂と言えましょう。終楽章はリズムの切れとセンスが抜群に良く、清々しい限り。晩年には見られない推進力が圧倒的な手応えを与えてくれます。
シューマンも決定的というべき名演奏で、同時発売されたベートーヴェンの「英雄」、ブルックナーの「第7番」と共に決して忘れる去られててはならない至宝です!第1楽章の序奏部は意外なほどアゴーギクを抑制していますが、後半では壮麗な盛り上がりを早くも見せ、低音域の強い張り出しも含めて凄み満点。主部もテンポこそ中庸ですが、その内容量たるや尋常ではありません。4:30からほんの一瞬チェロのパートにシューマン旋律を受け渡すシーンに象徴されるように声部バランス制御の自然さとハッとするような閃きも、全盛期のシューリヒトならでは。第2楽章は中間部の即興的な呼吸感が聴きもの。第3楽章は、これこそドイツ・ロマン派音楽の完熟の姿だということを強烈に印象つける、本質重視の音楽作りに感動を禁じえません。バーンスタインのように泣きじゃくるのとは対照的に、超然とした造型の中で微妙なニュアンスのゆらぎを散りばめ、吸い込まれそうな求心力にただただ身を任せるしかありません。何の気負いもなくこんな奇跡を起こせるという事実をどう捉えたらよいのでしょう。1:29からの管楽器のハーモニーの美しさも必聴。終楽章に至っては内容の濃さが頂点に達し、コーダは圧巻!ここでも比較的落ち着いたテンポで進行しますが、終結部からはテンポを速め、内面からの魂の噴出力が壮絶そのもの。注目いただきたいのは最後を締めくくる和音の響かせ方!通例では和音の一番下の根音を中心に響かせますが、ここではその上に乗る金管を突出させることで、単なる華やかな幕切れではない余韻と広がりを持たせているのです!これと同じことをもし他の指揮者が行ったらどうなるか、想像すればするほどシューリヒトの音楽センスと職人芸の粋が際立つというものです。
ブラームスの協奏曲ももちろん見事。シューリヒトの指揮は明らかに伴奏の域を超えたニュアンスにむせ返っていますが、それと一体となったシェリングがまた素晴らしいこと!元々演奏の出来不出来を感じさせない人ではありますが、ここでも持ち前の集中力で端正な音楽作りを貫徹。特に第1楽章のカデンツァ後、シューリヒトが敷き詰める透明度の高い空気の中で、凛とした居ずまいで美しい弱音を響かせる場面は、宇宙の幻想を思わせるほど魅力的。  【湧々堂】
TAHRA
TAH-682(2CD)
ミュンシュ&ボストン響/1956欧州公演
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
バーバー:弦楽のためのアダージョ
ブラームス:交響曲第2番*
ドビュッシー:海*
シャルル・ミュンシュ(指)ボストンSO

録音:1956年9月21日シャルトル大聖堂、1956年9月19日パリ・シャンゼリゼ劇場*
1949年にボストン響の常任に就任したミュンシュの2度目のヨーロッパツアーの時の記録。この時、ミュンシュはアイルランド、スコットランド、スカンジナヴィア、ロシア、チェコ、オーストリアをまわり最後にロンドンとパリでコンサートを行いました。パリでの模様はフランス放送により録音されたためか、非常に聴きやすい音で残されています。プログラムは19日がハンソン「エレジー」、マルティヌー「交響的幻想曲」(ボストン響創立75周年記念にミュンシュに献呈されたもの)、「海」、ブラームス2番。21日、バーバー「アダージョ」、オネゲル3番、「英雄」というものでした。シャルトルの大聖堂で演奏された「英雄」はミュンシュのうなり声、掛け声などがよく聞こえる反面、聴衆のノイズは非常に少なく大聖堂での聴衆の礼儀正しさが印象的です。巨大な空間ではあるものの、この録音では残響過多とは感じられません。有名なボストンシンフォニーホールでの1957年12月2日のRCAの録音との演奏時間の比較は以下のとおりです。1956TAH盤/1957RCA盤I:14’30/14’09II:16’01/15’01III:3’58/3’51IV:12’29/11’46ブラームスは非常に表情の濃い劇的な大演奏でなんとフィナーレ、コーダの金管とティンパニの大爆発では感極まった聴衆が最後の和音の前で拍手を始めてしまい、最後は聴衆の大拍手と共に全曲が閉じられ大歓声が響く、という異様なまでの高ぶりが実に興味深い演奏です。今後、ブラームスの2番を語るときには絶対にはずせない演奏と申せましょう。 (Ki)
MIRARE
MIR-087(1CD)
ラフマニノフ:交響曲第2番 クワメ・ライアン(指)ボルドー・アキテーヌ国立O

録音:2008年10月
前作「グレイト」(MIR045)で披露したその新鮮な解釈、また2008年のラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭で初来日し、日本の聴衆にその実力をみせてくれたクワメ・ライアンの最新盤です。ラフマニノフの最高傑作の一つ交響曲第2番。豊かな情感、濃厚な響きとラフマニノフの特徴がよく表れた美しい作品で、情熱的に濃密に演奏されることが多いですが、クワメ・ライアンは冷静に音楽の美しさを表現しています。第1楽章の冒頭の長いフレーズを丁寧に繊細に奏で、甘くなりがちな第3楽章のロマンティックな旋律は、独自のしなやかさが絶妙な美しさを醸し出しています。手兵ボルドー・アキテーヌ管の多彩な響きを生かした極上の演奏を聴かせてくれます。 (Ki)
Hyperion
CDA-67705(1CD)
プロコフィエフ:チェロ協奏曲ホ短調Op.58
交響協奏曲ホ短調Op.125
アルバン・ゲルハルト(Vc)、
アンドルー・リットン(指)ベルゲンPO

録音:2008年9月1日−5日、グリーグ・ホール(ベルゲン)
ピアティゴルスキーからの依頼を受けて1934年から1938年にかけて作曲されたものの、ミャスコフスキーや聴衆から厳しい評価を受けた「チェロ協奏曲第1番」。1947年、若きロストロポーヴィチが演奏する「チェロ協奏曲第1番」に感銘を受けたプロコフィエフは作品の大幅な改訂を決断。「チェロ協奏曲第1番」は、1952年に発表された「チェロ協奏曲第2番」を経て最終稿「交響協奏曲」へと進化を遂げることになるのです。ゲルハルトは2008年のBBCプロムスでヴォルコフ&BBCSSOと「交響協奏曲」を取り上げ、その壮絶な演奏が各方面から絶賛された実績を持っています。
Lyrita
SRCD.285(1CDR)
スティル:交響曲第3番&第4番*
サール:交響曲第2番Op.33#
ユージン・グーセンス(指)LSO、
メイヤー・フレッドマン(指)RPO*
ヨーゼフ・クリップス(指)LPO#

録音:1962年5月19日、1970年1月6日*、1973年9月18日#
作曲家、教育者、そしてアマチュアのテニス・プレーヤーでもあった知られざる作曲家ロバート・スティル(1910−1971)と、イギリスにセリー技法を広めたハンフリー・サール(1915−1982)の交響曲集はイギリス音楽ファン必聴の音源。
スティルの良き理解者だったグーセンスがタクトを執った「交響曲第3番」、フレッドマンとロイヤル・フィルによる「交響曲第4番」、クリップスが指揮するサールの「交響曲第2番」の録音はどれも非常に貴重。
※LyritaはレーベルオフィシャルのCD-R盤です。
VENEZIA
CDVE-04366(2CD)
キタエンコ/ラフマニノフ:交響曲全集
ラフマニノフ:交響曲第1番〜第3番
ドミトリー・キタエンコ(指)モスクワPO

録音:1984年

SVETLANOV FOUND
SVET-15-20/6(6CD)
カリンニコフ、スクリャービン:管弦楽作品集
カリンニコフ:交響曲第1番/交響曲第2番
 劇付随音楽「皇帝ボリス」(1898)
 組曲ハ短調/交響的絵画「杉と棕櫚」
 序曲「ブイリーナ」/間奏曲第1番イ長調
 間奏曲第2番ト長調
 弦楽セレナード ト短調/交響的絵画「ニンフ」
スクリャービン:交響曲第1番ホ長調 Op.26
 ピアノ協奏曲嬰ヘ短調Op.20*
 交響曲第2番ニ短調 Op.26
 交響曲第4番「法悦の詩」Op.54
 交響曲第3番ハ短調「神聖な詩」Op.43
 交響曲第5番「プロメテウス−火の詩」Op.60+
アレクセイ・ナセトキン(P)*
スヴャトスラフ・リヒテル(P)+
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指)
ソヴィエト国立SO 他
TUDOR
TUDOR-7162(2SACD)
マーラー:交響曲第9番ニ長調 ジョナサン・ノット(指)バンベルクSO

録音:2008年9月15〜19日ヨゼフ・カイルベルト・ザール,バンベルク
※日本語オビ、解説付き
ジョナサン・ノット+バンベルク交響楽団のマーラー第4作です。この演奏は、前作の第4番同様にかなりゆっくりとしたテンポが採用されています。ノットがこの作曲家を後期ロマン派の極北と位置づけているのは明確で、第1楽章は30分近いスローテンポです。この演奏は、ヴァイオリンを左右両翼に配し、低弦を左側に振るという古典配置によっており、その音響の見通しの良さは無類です。「第9」は、第4楽章に代表されるように弦楽合奏による聴かせどころが多い曲ゆえに、ノットのプランニングが奏功しています。第1楽章からして複雑な曲想の謎解きが明快で、これにはバンベルク響の能力の高さも大いに貢献しています。この不況下に、5日間を掛けて、スタジオセッションを組んで録音されており、仕上がりの良さは無類です。今回の「第9」は、ノットの鼻息や唸り声が結構入っているという事情もありますが、ノット自身が曲にのめりこみ私的な憧憬を隠そうともしていない点が前作までと異なります。それだけ、曲に心酔没頭していることの証左と申せましょう。
OTAKEN
TKC-319(1CD)
「バイロイトの第九」
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付」
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
バイロイト祝祭O&cho
エリーザベト・シュヴァルツコップ(S)、
エリーザベト・ヘンゲン(A)
ハンス・ホップ(T)、
オットー・エーデルマン(B)
録音:1951年7月29日 バイロイト祝祭劇場
※源:仏 FALP 30.048-9
当社TKC-301以前に、TK-5501の品番で出ていた仏パテ第2版原盤のCD-R盤(廃盤)の再発リクエストのお声を、多くの方から頂戴しておりました。そこで今回、強音部のところを音量を絞るなどといった原盤において元々あったダイナミック上の問題を解決した上で、プレスCD化の運びとなりました。これにより、この天下の名演が、決してきれいごとなどでは済まされない本来の迫力ある音で、三たび甦りました。又、バイエルン放送局収録による新音源発表の際、当社盤も含めた従来盤に提示された幾つかの問題について、ライナーノートにて検証致しました。こちらの方も是非お楽しみに。(オタケン・レコード 太田憲志)
OTAKEN
TKC-325(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付」 カール・シューリヒト(指)パリ音楽院O、
リップ(S)、ヘフゲン(A)、ディッキー(T)、
フリック(Bs)、エリザベート・ブラッスールcho

録音:1958年サル・ワグラム
※音源:TRX6146〜7
シューリヒト、パリ音楽院管による「第九」の仏プレスのレコードを聴くと、声楽における独語の発声が、仏語のように鼻にかかったものとなると聞いたことがあります。仏プレス盤はフランス風になることを言った一例です。後発のCDでは、そのような経験はしなかったので、シューリヒトの「第九」の仏プレスのレコードを探したところ、仏パテ・マルコニーのトリアノン盤が入手出来ました。最初期盤ではなく、比較的入手しやすいものと言われていますが、それでもCDに比べれば、音のリアリティー、味わいの点で格段の違いがあります。盤の状態も良好で、この度復刻の運びとなりました。それにしてもこのトリアノン盤、フランス趣味溢れる音造りで、華の管楽器群は勿論のこと、声楽部に至るまで徹底されていると言えます。色付けという言葉は、今日、悪い意味でしか使われませんが、アナログ時代には、いかに趣味良く色付け出来るかがレコードの出来、不出来を左右していたと言えましょう。シューリヒトのこの「第九」のレコードは、それが最も成功したものの一つであることは間違いありません。ここでは、色付けがシューリヒトの芸の妨げにならないどころか、それをより鮮明にしております。ご存知のようにシューリヒトの「第九」は後にステレオ盤も出ましたが、この仏盤の魅力は、それへのこだわりを無くさせるのに充分です。特に注目すべき点は、シューリヒトの声楽の扱いの上手さです。この仏盤はシューリヒトが幼少の頃から声楽に親しんで来たこと、彼のベルリンでの定職が、ベルリン・フィル合唱団の指揮者であったことなどを思い起こさせます。(オタケン・レコード 太田憲志)
S.D.G
SDG-704(1CD)
ブラームス:5つのリート」op.41〜私は角笛を苦しみの谷(現世)で鳴らす
2つのホルンとハープの伴奏による女声合唱のための4つの歌〜ハープは鳴り響く
5つの歌op.104〜夜警「静かな胸の音」
13のカノンop.113〜もの憂い恋のうらみ
運命の女神の歌op.89(1882)
交響曲第3番ヘ長調op.90
悲歌op.82(1881)
ジョン・エリオット・ガーディナー(指)
オルケストル・レヴォリューショネル・エ・ロマンティーク

録音:2007年11月16日サレ・プレイエル(ライヴ)
2008年10月4,5,8日ロイヤル・フェスティヴァルホール(ライヴ)
好評のガーディナーによるブラームス交響曲シリーズ、第3弾の登場。第3番交響曲は冒頭から管の音色がきわめて印象的に響きます。続くかけあいも、楽器間の呼吸の交わされ方が実に濃密にして緻密。第3楽章の有名な旋律では、フレーズのひとつひとつに細かな彫琢が施され、どのパートのどの音にも神経が通っており、思わず息をのむ感動的な美しさです。合唱曲では、世界最高峰の合唱団、モンテヴェルディ合唱団の魅力を余すところなく味わうことができます。勝利の女神の歌では、ホルンによる狩の主題が聴かれ、オーケストラの面々のうまさを再認識できます。 (Ki)
Medici Arts
30-78648(DVD)
サロネン:LAヴァリエイション
シベリウス:交響曲第5番変ホ長調op.82
エサ=ペッカ・サロネン(指)
UBSヴェルビエ・フェスティバルO

収録:2007年7月26日ヴェルビエ音楽祭(ライヴ)
フィンランドを代表する指揮者、作曲家エサ=ペッカ・サロネン。2007年にヴェルビエ・フェスティバルに出演した際の映像。シベリウスの交響曲第5番は、サロネンの感性が表出した透明感のある叙情豊かな表現。1986年のフィルハーモニア管との録音から20年以上経てサロネンのさらに充実した音楽性と、インスピレーション溢れる演奏で聴かせてくれます。作曲家としても高い評価を受けているサロネン。カップリングの「LAヴァリエイション」は彼の代表作で、1997年にロサンゼルス・フィルで初演し大成功を収めた作品。彼の精緻な作曲構造をよく知ることができます。 (Ki)
GRAND SLAM
GS-2038(1CD)
チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調「悲愴」 ジャン・マルティノン(指)VPO

録音:1958年3月31日〜4月3日、ウィーン、ゾフィエンザール(ステレオ)
使用音源:Decca(U.K.)SXL2004
■制作者より
 マルティノンとウィーン・フィルの正規録音はこのデッカに行われたチャイコフスキーの「悲愴」交響曲が唯一のものです。フランス人の指揮者を起用してなぜチャイコフスキーの交響曲が収録されたかの理由ははっきりしませんが、この録音は発売以来“決定盤”の名を欲しいままにしており、それは今日でも変わりがありません。初期LPからリマスターした音ですが、これが怖いくらいに生々しいものとなっています。ウィーン・フィルの艶やかさを存分に堪能出来るのは言うまでもありませんが、彼らがここまで本気になって弾き、吹いている様子にも改めて驚かされます。
■解説書の内容
 数少ないマルティノンのインタビュー、初来日した際のプログラムなどを掲載しています。(以上、平林 直哉)
Profil
PH-07021(1CD)
サヴァリッシュのモーツァルト
モーツァルト
:交響曲第35番「ハフナー」
 交響曲第41番「ジュピター」*
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指)バイエルンRSO

録音:1998年6月7日ヴュルツブルク、1998年12月1日リンツレゲンテン劇場* (共にデジタル)
かつて、サヴァリッシュのモーツァルトと言えばスタンダード中のスタンダードとして、理想のモーツァルトと讃えられておりました。現在ノリントンなどの古楽過激派の大攻勢の中でも、いまだ輝き続けております。小細工、ハッタリ一切ろうしない、真の正統的演奏と申せましょう。しかも晩年の味わいが、たくまずしてにじみ出ており心を打ちます。サヴァリッシュ指揮活動最後期の至芸でございます。優秀録音。 (Ki)

SWEDISH SOCIETY
SSACD-1133(1SACD)
ブー・リンデ(1933-1970):管弦楽作品集 Vol.3
交響曲第2番Op.23*
交響曲第1番(交響的幻想曲)Op.1*
古い頌歌による内省Op.35+
ペッテル・スンドクヴィスト(指)ヤヴレSO

録音:2004年10月18-22日*、2002年8月19-22日+、
ヤヴレ・コンサートホール(スウェーデン)
ORFEO
ORFEO-780091(1CD)
チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調Op.64
幻想序曲「ハムレット」Op.67
アンドリス・ネルソンス(指)
バーミンガム市SO
録音:2008年10月16-17日バーミンガム、シンフォニー・ホール
アラベラ・美歩・シュタインバッハーとのショスタコーヴィチの協奏曲(ORFEO.687061)でも注目された俊英アンドリス・ネルソンス。音楽監督に就任したばかりの手兵バーミンガム市響を率いて、指揮者としてORFEOより本格的デビューを飾るアルバムは、地理的な要因からも若いころにつねに強い影響を受けていたと語るチャイコフスキー。同じラトヴィア生まれの指揮者ヤンソンスに見出されたネルソンスですが、ちょうど師ヤンソンスがオスロ・フィルとのチャイコフスキー全集で大きな飛躍を遂げたように、決然としたテンポとスケールの大きさとで、あらたなカリスマ指揮者の誕生を予感させるに十分な内容といえるでしょう。
■アンドリス・ネルソンス
1978年ラトヴィアのリガに生まれる。母はラトヴィアで初めての古楽アンサンブルを結成し、父は合唱指揮者、チェリスト、教師。少年時代はトランペットとバス=バリトン歌手として研鑽を積む。サンクト・ペテルブルクでアレクサンドル・ティトフに指揮を師事、また、ネーメ・ヤルヴィ、ヨルマ・パヌラのマスタークラスを受講。トランペット奏者としてオスロ・フィルに急遽出演した折に、同郷の指揮者マリス・ヤンソンスの目に留まり、2002年以来指揮を学ぶ。2007年10月、サイモン・ラトルの25歳に次ぐ29歳の若さでバーミンガム市響の首席指揮者と第12代音楽監督に指名され、2008年9月より3年の任期で現在に至る。並行してコンサート、オペラハウスともに活躍の場を拡げており、ロイヤルコンセルトヘボウ管、チューリヒ・トーンハレ管、バイエルン放送響、シュターツカペレ・ベルリン、フランス国立管、ピッツバーグ響に登場しているほか、ウィーン国立歌劇場、コヴェント・ガーデン王立歌劇場、メトロポリタン・オペラ、バイロイト・オペラにも客演を果たしている。(Ki)
JVC-XRCD
JMXR-24056(1CD)
税込定価
ハチャトゥリアン:交響曲第3番
R=コルサコフ:序曲「ロシアの復活祭」
レオポルド・ストコフスキー(指)CSO
メアリー・サウアー(Org)*
録音:1968年2月20,21日、メディナ・テンプル、シカゴ
ほぼ10年前のCD化の折、あまりの激しさで話題となったハチャトゥリアンの3番が、オリジナルカップリングで大復活!必聴の1枚です。(Ki)
MEMORIES
MR-2113(4CD)
クレンペラー〜ブラームス演奏会

(1)交響曲第1番、(2)交響曲第2番
(3)交響曲第3番、(4)交響曲第4番、
(5)ピアノ四重奏曲(シェーンベルク編)
(6)ドイツ・レクイエム
全てオットー・クレンペラー(指)

(1)フランス国立RO[1954年9月]
(2)RIAS響[1957年1月]
(3)ウィーンSO[1956年3月])
(4)バイエルンRSO[1957年9月]、
(5)ロサンゼルスPO[1938年5月]、
(6)ケルンRSO、
 グリュンマー(S)、プライ(Br)[1956年2月]
フォルム重視、リズム厳格の名匠クレンペラーによるブラームス全集です。全ての楽曲が異なるオーケストラですが、いずれからもクレンペラー独特の重みのある響きを引き出しています。第2番も分厚いハーモニーが圧倒的ですし、第4番も既出版の妙なエコーがなく、聞きやすい音質です。「ドイツ・レクイエム」は十八番の楽曲で神秘的な音色には魅惑されます。特筆すべきはシェーンベルク編曲の管弦楽版「ピアノ四重奏曲」が含まれていることで、これはロサンゼルスフィル時代の貴重な音源。音質は劣悪ですが、モダンかつ過激な表現者であるクレンペラーの魅力に満ちたもので、終楽章フィナーレの苛烈な盛り上がりには言葉もありません。
DACAPO
MAR-6.220542(1SACD)
モーツァルト交響曲集第7集〜1773年
交響曲第27番ト長調KV161B,199
交響曲第22番ハ長調KV162
交響曲第23番ニ長調KV181,162B
交響曲第24番変ロ長調KV182,173DA
交響曲第25番ト短調KV183,173DB
アダム・フィッシャー(指)デンマーク国立CO
最近のオリジナル楽器によるモーツァルトに慣れた耳には却って新鮮な、この交響曲集。とにかく音の流れの滑らかさにびっくりです。この肌ざわりはまさに極上のシルクです。演奏は全体的にムダをそぎ落としたスタイリッシュなもの。弾むようなアレグロ楽章、茶目っ気あふれるアンダンテ楽章と、メリハリも効いてます。とりわけ、有名な第25番ト短調の爽快すぎるほどのテンポ設定には少々面食らう部分もありますが、慣れてくると快感にかわること間違いなし。このモーツァルトは聴かないと損します。
CPO
777265-2F(1CD)
¥2520
カセッラ:交響曲第3番
管弦楽のためのシンフォニア(交響曲第3番)Op.63
大管弦楽のためのラプソディ「イタリア」Op.11
アルン・フランシス(指)ケルンWDR響
ブルッフがドイツの壮大なる精神を音にしたとすれば、イタリアの美の精神は作曲家カセッラによって具現化されたと言ってもよいでしょう。1909年、26歳の彼は色彩感豊かな「イタリア」を作曲しました。火山の町シチリア、灼熱の太陽に焼かれるひたすら明るいナポリの生活、これらを描くことで彼は祖国へ限りなく大きな愛を示したのです。その30年後に書かれた交響曲第3番は、彼の作品中最も大掛かりなもので世界的成功を収めた曲ですが、現在では全くと言っていいほど忘れられてしまいました。
Simax
PSC-1283(1CD)
ベートーヴェン:管弦楽曲全集Vol.10

交響曲第9番ニ短調作品125「合唱」
祝賀メヌエット変ホ長調WoO.3
「献堂式」序曲Op.124
トマス・ダウスゴー(指)スウェーデンCO
デンマーク放送cho
インガ・ダム=イェンセン(S)、
リッリ・パーシキヴィ(Ms)
ラルス・クレーヴェマン(T)、
カール=マグヌス・フレドリクソン(Br)
オレブロ・コンサート・ホール(スウェーデン)

録音:2005,2008年
ベーレンライター版によるベートーヴェン・シリーズで注目を集めているデンマークの俊英トマス・ダウスゴー。これまでに8つの交響曲とダウスゴーの熱烈オファーでソリストにボリス・ベレゾフスキーを起用したピアノ協奏曲など高い評価を得ている好評シリーズ。記念すべき第10弾は「第9」。スウェーデンとデンマークから実力派ソリスト、合唱団を迎えシリーズ最高潮の音楽を作り出しています。緻密に組み立てられた構成、小規模編成でピリオド奏法を取り入れ、絶妙のバランスとリズム感、凄まじいまでの推進力で聴かせます。またカップリングは演奏も録音も珍しい祝賀メヌエットと「献堂式」序曲。「献堂式」序曲は最後の序曲であり、前後の作品は「荘厳ミサ」と「第9」といった大作。それらの特徴を加味した壮大なスケールが感じられる作品です。 (Ki)
WERGO
WER-6722(1CD)
ヘンツェ:交響曲第9番〜混声合唱とオーケストラのための
〔アンナ・ゼーゲルスの小説『七番目の十字架』に基づく〕
マーレク・ヤノフスキ(指)ベルリンRSO、
ベルリン放送cho

録音:2008年11月
ヘンツェが1996年から97年にかけて取り組んだ交響曲第9番は、アンナ・ゼーゲルスの小説『七番目の十字架』に基づくテキストに作曲された、ほぼ休みなく歌い続ける合唱を伴う大規模な交響曲。ゼーゲルスの本の内容は、7人の囚人が強制収容所から逃げ出そうとして失敗。士官たちは他の囚人たちへの見せしめとして、収容所の7本の木を切り倒し、十字架を作り、7人をはりつけにしようとします。しかし、7本目の十字架に乗るはずだった囚人は、脱走に成功。誰もいない7本目の十字架が、抵抗の象徴、独裁者への勝利のしるしとして描かれる物語です。この交響曲は、不安で焦燥感いっぱいの「脱走」から始まり、「迫害者の告白」や「迫害」などと題された「7」の楽章から成ります。最後は「救済」と題されてはいますが、終わり方はきわめて不安げなまま。独裁による人道の危機は終わることはない、というヘンツェのメッセージがこめられているようです。 (Ki)
Avie
AV-2150(1CD)
シベリウス:交響曲第3番ハ長調Op.52
ストラヴィンスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調
シベリウス:交響曲第6番ニ短調Op.104
トーマス・ツェートマイヤー(Vn&指)、
ノーザン・シンフォニア

録音:2007年&2008年、セージ・ゲイツヘッド・ホールでのライヴ
1958年に創設されたイギリスの名門室内オーケストラ"ノーザン・シンフォニア"が本拠地とする国際音楽センター"セージ・ゲイツヘッド・ホール"で行われたコンサートのライヴ録音をリリースするコラボレーション・シリーズの第4弾
DUX
DUX-0456(2CD)
ブラームス:交響曲第1番ハ短調 Op.68
 交響曲第2番ニ長調 Op.73
ブグスワフ・ダヴィドフ(指)オポレPO

録音:2003年11月、2004年1月、オポレ・フィルハーモニー・コンサートホール
Pentatone
PTC-5186.331(1SACD)
ショスタコーヴィチ:交響曲第15番イ長調Op.141
劇音楽《ハムレット》Op.32からのセレクション
ミハイル・プレトニョフ(指)ロシア・ナショナルO
ショスタコーヴィチ・チクルスの第5弾!特に終楽章で広がる恐ろしいまでの緊迫感と静寂は、ショスタコーヴィチの音楽を知り尽くしたロシアの名コンビだからこそ。ロシア・ナショナル管の全てを掌握するプレトニョフのタクトが、ショスタコーヴィチ最晩年の大作の神髄に深く切り込みます。
Edition HST
HST-065(1CD)
税込定価
ガスマン(1729 ‐1774):交響曲集第2巻
交響曲 変ホ長調Hill26 (1770)
交響曲 変イ長調 (1772)
「メローペ」序曲ト長調 (1765)
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ
松井 利世子(ヴァイオリン;リーダー)

録音:2009年4月東京三鷹市・風のホールにて収録
変ホ長調は、ボエーム(ボヘミアン;チェコから流出した作曲家)たちが好んで作曲した調性、展開部ではハ短調となり当時を偲ばせます。
変イ長調という調性は、平均律が軽視されていた当時、おそらくはガスマン&ヴァンハルのみによって交響曲に使用されまし。(1960年代末フンガロトン・レーベル世界初録音以来となる)「メローペ」序曲は、ガスマン最初のオペラ序曲。
Edition HST
HST-066(1CD)
税込定価
ヴァンハル(1739 ‐1813):疾風怒濤交響曲集第9巻
交響曲変ロ長調Bryan B4 (ca.1760-62)
交響曲変ホ長調Bryan Es3 (ca.1769-71)
交響曲ホ長調Bryan E1 (ca.1764-67)
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ
松井 利世子(ヴァイオリン;リーダー)

録音:2009年6月東京三鷹市・風のホールにて収録
特にホ長調もまたガスマン&ヴァンハルが得意とした調性であり、他にはハイドン1曲、ブルックナー1曲くらいしか見当たらない。(ヴァンハルはホ長調交響曲を現存するだけで5曲作曲している。) 展開部では嬰ハ短調をとり、作曲家の飽くなき探究心や当時如何に斬新であったか垣間見られます。
Pentatone
PTC-5186.082(1SACD)
ドヴォルザーク:交響曲第7番ニ短調Op.70
交響詩《金の紡ぎ車》Op.109
ヤコフ・クライツベルク(指)オランダPO
ブラームスの「交響曲第3番」に感化されたドヴォルザークが1885年に完成させ、ドイツの香りも漂わせる「交響曲第7番」の演奏には、クライツベルクと盟友オランダ・フィルの揺るぎない信頼関係、両者が過ごす充実の時を聴き取ることができるだろう!
Ars Produktion
ARS-38061(1SACD)
ハイドン:交響曲第96番ニ長調 Hob.I:96
 交響曲第95番ハ短調 Hob.I:95
 交響曲第93番ニ長調 Hob.I:93
[ボーナス・トラック]ブルーノ・ヴァイルによる解説
ブルーノ・ヴァイル(指) カペラ・コロニエンシス

録音:2008年10月26、28日、エッセン・フィルハーモニー(ドイツ)、 アルフリート・クルップ・ザール、ライヴ


WEITBLICK
SSS-0098-2(1CD)
ヨッフム&ベルリン・ドイツ響/1981ブラームス・プログラムVol.2
ブラームス:交響曲第1番
オイゲン・ヨッフム(指)ベルリン・ドイツSO(西ベルリン放送響)
1981年6月7,8日 フィルハーモニー・ベルリン・ライヴ、ステレオ・ライヴ
巨匠ヨッフムがフルトヴェングラーの影響から脱却進化し、壮絶なドラマ性をそのまま保持しつつ、宇宙的なスケールの大きさの表出に成功した絶後の名演です。晩年に真の巨匠となったヨッフムですが、ことブラームスの第1交響曲に関しては、最後のスタジオ録音は、ロンドンフィルでしたので、ドイツの名門ベルリン放送交響楽団(現ベルリン・ドイツ響)との当盤は歓迎されることでしょう。特筆すべきは希代のオーケストラ・ビルダー、ラインスドルフが首席を務めていた時代なので、ベルリン放送響は、トレーニングが行き届いていることで、ティンパニなど凄い妙技を聴かせてくれます。第3楽章のクラリネット・ソロなど如何にもドイツのオケらしい音色。
※英語、日本語、ドイツ語によるライナー・ノート付。
Ondine
ODE-990(4CD)[SALE]
ブラームス:交響曲全集 パーヴォ・ベルグルンド(指)
ヨーロッパ室内O

録音:2000年5月11-14日、バーデン=バーデン(ライヴ、デジタル)
レーベル在庫切れとないた名盤が、強いリクエストにより再生産が決定!しかも、かつてない大特価!!数量限定ですのでお早めにご注文下さい。

Medeci Masters
MM-037(1CD)
クレンペラー&ストックホルムPO
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
モーツァルト:交響曲第29番イ長調KV201*
オットー・クレンペラー(指)
ロイヤル・ストックホルムPO
バイエルンRSO*

録音:1958年4月17日ストックホルム・コンサートハウス(ライヴ・ステレオ)、1956年4月15日ミュンヘン、ヘルクレスザール(ライヴ・モノラル)*
かつてない驚異的な高音質でよみがえったことから、いまやmediciMASTERSの大看板となりつつあるクレンペラーのライヴ録音。このたび登場する「エロイカ」は、1947年以来となるロイヤル・ストックホルム・フィルとのライヴ。巨匠が心身ともに充実していた時期のものだけに、あざやかな対位法処理や雄渾な造形の打ち出しといった、クレンペラー美学の真骨頂ともいえる演奏が期待されるところです。なお、ライヴということもあり、スケルツォとフィナーレが速めのほかは、1959年10月のフィルハーモニアとのセッション録音と基本的にテンポ設定は概ね同じとなっています。カップリングのモーツァルトは、既出のブルックナーの第7交響曲(MM.030)と同日におこなわれたもので、「エロイカ」同様に冷静かつバランスのとれたアプローチが特徴といえるでしょう。リマスタリング担当はトニー・フォークナー。 (Ki)
Archipel
ARPCD-0424(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」 イルムガルト・ゼーフリート(S)
ロゼッテ・アンダイ(A)
アントン・デルモータ(T)
パウル・シェフラー(Bs)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)VPO
ウィーン楽友協会cho

録音:1953年5月31日ウィーン
同演奏のARPCD0166は廃盤と成ります。
Archipel
ARPCD-0469(1CD)
カンテッリ/メンデルスゾーン作品集
ヴァイオリン協奏曲ホ短調op.64
交響曲第4番「イタリア」イ長調Op.90
ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)
グイード・カンテッリ(指)NYO、NBC響*

録音:1954年5月14日、1951年12月1日*
※音質良好
MALIBRAN MUSIC
CDRG-188(2CD)
ケルビーニ:「アナクレオン」序曲
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調
フランク:交響曲 ニ短調
ウィレム・メンゲルベルク(指)パリ放送大O
ポール・トルトリエ(Vc)

録音:1944年1月16日
MALIBRAN MUSIC
CDRG-189(2CD)
ベルリオーズ:序曲「ローマの謝肉祭」
ショパン:ピアノ協奏曲第2番
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
ウィレム・メンゲルベルク(指)パリ放送大O
アルフレッド・コルトー(P)

録音:1944年1月20日
1940年6月、ドイツ軍がパリ入城、親ナチのヴィシー政権樹立。コルトーはヴィシー政権寄りだったため戦後はフランスでの演奏活動は禁止。メンゲルベルクもゲッベルスの招きによりベルリンでベルリンフィルを指揮していたために戦後は演奏活動禁止。活動禁止が解かれる直前の1951年にスイスで亡くなります。1944年6月6日のノルマンディ上陸作戦後、8月25日にパリは解放され、その数ヶ月前のパリ、シャンゼリゼ劇場でのメンゲルベルク、コルトー、トルトリエの超貴重なドキュメントです。ごく一部に音ゆれ、音とび等ありますが驚くほど鮮明な録音です。ドヴォルザークの1楽章、「悲愴」の3楽章後には聴衆の拍手も収録され当日の会場の雰囲気にどっぷり浸れます。 (Ki)
フォンテック
FOCD-9435
税込定価
ベルリオーズ:序曲「海賊」、
フランク:交響曲ニ短調
パスカル・ヴェロ(指)仙台PO

録音:2009年3月20-21日 仙台市青年文化センター・コンサートホールでのライヴ
ヴェロが2006年に常任指揮者に就任して以来3年、仙台フィルによるフランス音楽は留まることなく深化を続けています。今回はヴエロが最も得意とするベルリオーズとフランクを収録。時代と環境を共にする期間もありながら、華やかさと奔放さでー世を風扉したベルリオーズ,対してドイツ・ロマン派に傾倒し、才能あるピアニストでありながら晩年を教会オルガニストとして質素に過ごしたフランク,俗と聖とでも称すべき対照的な作品を残したこのふたり,両者の軽妙一重厚といった対称的な作品を仙台フィルの機能と音楽への共感をもってヴェロは鮮やかに描ききります。繊細で心地良いといったフランス音楽への一面的イメージを軽々と超越したヴェロ&仙台フィルの明晰な演奏は、まさにフランス音楽の神髄に触れるものです。(フォンテック)
Medeci Arts
20-55488(DVD)
シェーンベルク:交響詩「ペレアスとメリザンド」
マーラー:交響曲第4番ト長調
ユリアーネ・バンゼ(S)
クラウディオ・アバド(指)
グスタフ・マーラー・ユーゲント・オーケストラ
収録:2006年4月24-25日ウィーン、ムジークフェラインザール(ライヴ)
※ドルビー・デジタル5.1/dtsサラウンド5.1/113’ カラーNTSC16:9/オール・リージョン/字幕:独・英・仏
大病から復調したアバドが意欲的に取り組む、ライヴ映像によるマーラー・シリーズの第7作は第4交響曲。2006年4月にウィーン、ムジークフェライン大ホールで行われたものです。アバドはマーラーの第4交響曲を1977年にウィーン・フィルとセッション録音、ベルリン・フィルとは2005年にライヴ録音していますが、このたびは当映像シリーズでは第9番以来となるマーラー・ユーゲント管との顔合わせ。ほかならぬアバド自らによって1986年に結成されたオーケストラのマエストロに寄せる共感には相当なものがあり、また、作品本来の持つ若々しいムードにもふさわしいように思われます。さらに、第4楽章のソリストに迎えられたバンゼは、すでにブーレーズの録音やシノーポリとのライヴでも知られるように、ここでも魅力的な歌唱を聴かせてくれるものと期待されます。カップリングの交響詩「ペレアスとメリザンド」は、「浄夜」とならんで濃厚なロマンチシシズムを湛えたシェーンベルクの初期作品。新ウィーン楽派の作品を得意とするアバドだけに、こちらも大いに期待の持てる内容といえるでしょう。 (Ki) 
Altus
ALT-166(1CD)
ブラームス:交響曲第4番*、
 ハンガリー舞曲第3番/第5番/第9番/第19番
準・メルクル(指)MDR響
録音:2008年3月16日ライプツィヒ・ゲヴァントハウス・ライヴ*、2008年MDRスタジオ録音
じっくりと聴かせるブラームスで、熱気もはらみ聴きごたえ充分。聴くことによって心満たされるブラームス第4番でございます。またMDR響はルイージの後を継ぎ、メルクルが首席指揮者。過去最高の水準にあるとベルリンでも評判のオーケストラですが、ライプツィヒ放響とライプツィヒ放送フィルが1991年に合併して誕生しました。録音も大変優秀で、落ち着いた音色がブラームスにぴったり。間違いなく何度か聴きたくなるディスクと申せましょう。 (Ki)
Hanssler
98-593(1CD)
ブラームス:交響曲第4番、
 ハイドンの主題による変奏曲、
 ハンガリー舞曲第5番
クリストフ・エッシェンバッハ(指)
シュレスヴィヒ・ホルシュタイン祝祭O
録音:2005年8月1日(ライヴ)サントリーホール
北ドイツで1986年に創設され毎年開催されるシュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭。1987年にバーンスタインによって設立されたオーケストラ・アカデミーは選びぬかれた実力派若手音楽家が集まっています。シュレスヴィヒ・ホルシュタイン祝祭管弦楽団はこのアカデミーから構成されており世界的指揮者らの指導により有能な演奏家の育成を行っています。エッシェンバッハはオーケストラ設立以来密接に指導にあったっています。毎年テーマを掲げているこの音楽祭ですが、2005年は「日本」がテーマ。日本各地でも演奏会が行われ、話題を呼びました。このアルバムはそのツアーでのライヴ録音。若手音楽家たちと鬼才エッシェンバッハが繰り広げる熱演は必聴です。「ブラームス交響曲第4番」はエッシェンバッハの個性溢れる表現が強烈な印象を残し、それに応えるオーケストラが豊かに響きエッシェンバッハの音楽をサポートしています。独特のテンポでひねりのある演奏を展開する「ハイドンの主題による変奏曲」。アンコールで演奏された「ハンガリー舞曲第5番」も聴衆の熱気を感じさせる迫力の演奏です。 (Ki)
Hanssler
98-547(1CD)
メンデルスゾーン:交響曲第5番ニ「宗教改革」
弦楽のための交響曲第5番変ロ長調*
弦楽のための交響曲第6番変ホ長調***
弦楽のための交響曲第10番ロ短調#
トーマス・ファイ(指)ハイデルベルクSO
録音:2008年10月30日-11月1日プファッフェングルント・ハイデルベルク・ゲゼルシャフトハウス(セッション)、2008年5月28日(セッション)*、2008年12月16日ジナゴーゲ・ロイタースハウゼン(セッション)**、2008年10月30日-11月1日プファッフェングルント・ハイデルベルク・ゲゼルシャフトハウス(セッション)#
シンフォニアを含む完全全集に向けて進行中、ファイによるメンデルスゾーン・シリーズ第4弾。全篇これまでどおり快速テンポが特徴ですが、ドレスデン・アーメンの引用で名高い「宗教改革」では、ノンヴィブラートの弦によりしみ出すように開始される冒頭と、主部に入って嵐のような激烈アプローチとのコントラストがあざやか。弾むようなスケルツォと、哀切のこもったアンダンテも劇的で、当コンビの好調ぶりを物語ります。さらに、カップリングのシンフォニア3曲もまばゆいばかりの生命感で、美しい弦の魅力がたっぷりと味わえます。 (Ki)
=「宗教改革」のトラックタイム=
10’08”+4’42”+3’24”+9’02”=TT.27’16”
Pentatone
PTC-5186.314(1SACD)
ベートーヴェン:交響曲第2番ニ長調Op.36
 交響曲第6番ヘ長調Op.68《田園》
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)
ロイヤル・フランダースPO

録音:2009年2月、デ・シンゲル(アントワープ/ベルギー)
2008−2009シーズンからは、オランダの若き名匠ヤープ・ファン・ズヴェーデンをチーフ・コンダクターに迎えるなど、さらに陣容を強化させたロイヤル・フランダース・フィル。レコーディングは前2作と同様に、MTT&SFSのマーラー・チクルスを録音面で支えてきたアンドレアス・ノイブロンナー率いる世界最強録音チーム「トリトナス」が担当。
Serenade
SEDR-5033(2CDR)
フルトヴェングラー演奏会再現シリーズZ

スウェーデン国歌オーストリア国歌
ハイドン:交響曲第94番「驚愕」
シベリウス:交響詩「エン・サガ」、
R・シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」、
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
ウィルヘルム・フルトヴェングラー(指)VPO

録音:1950年9月25日ストックホルム
※音源:Private Record(Japan?) GC 570234/5, Educational Media Associates RR
399(Haydn), 460(R.Strauss) and 507(Sibelius & Beethoven)
このディスクは1950年9月25日、ストックホルムで行われた公演をすべて収録したものである。この日の演奏は1970年代に制作されたプライヴェートLP(GC-57023/4)が初出で、このLPは当日の全プログラムだけではなく、演奏に先立って行われた2曲の国歌も収録されている貴重盤だった。その後、この国歌はごく一部のLP、CD等にしか含まれておらず、さらに本編の演奏も他の公演と組み合わされてバラバラに発売されており、このようにまとめて聴けるディスクは過去にあまりなかった(最近ではフルトヴェングラー・センターからWFHC-009/10として国歌も含めた全公演がCD化されている)。
 当初は上記のプライヴェート盤からの復刻を計画したが、国歌の部分でお気づきのようにハム音が強く入っており、出力レベルもかなり低く、いささか聴きづらいものである。しかし、この国歌に関しては他に代替盤が見あたらない。一方、本編の演奏ではプライヴェート盤よりもRR番号のものが比較的明瞭でしっかりした音だった。そのため、いささか不釣り合いということを承知の上で、あくまでも観賞用の音質を獲得するために、これら2種類のLPを混合させて当日の全プログラムとした。この措置に関しては批判の声もあるかもしれない。さらに付け加えるならば、演奏途中のインターバルが入っているという点ではこのGC盤とRR盤は同じだが、たとえばベートーヴェンの交響曲第5番の演奏前の拍手はRR盤には入っているが、GC盤には含まれていない。(平林 直哉)

VENEZIA
CDVE-00008(3CD)

ロシアの偉大な指揮者シリーズ〜ニコライ・ゴラワーノフ
チャイコフスキー:大序曲「1812年」
 交響曲第6番「悲愴」
スクリャービン:交響曲第1番ホ長調
ボロディン:交響曲第2番ロ短調
ムソルグスキー:「禿山の一夜」
ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲「展覧会の絵」
ニコライ・ゴロワーノフ(指)
ソビエトRTV全同盟大SO

録音:1948-1953年
Danacord
DACOCD-683(1CD)
ベートーヴェン:《レオノーレ》序曲第3番
 交響曲第9番ニ短調Op.125《合唱》
エーディト・オルドルプ(S)、
エルゼ・ブレムス(A)、
テュエ・テュエセン(T)、
ホルガー・ビルディン(Bs)、
ニコライ・マルコ(指)デンマークRSO&cho
録音:1955年1月30日(モノラル・ライヴ)
ムラヴィンスキーの師匠としても有名なウクライナの名匠ニコライ・マルコ(1883−1961)のデンマーク放送響デビュー25周年を記念して行われた記念演奏会のライヴ録音。その名声に反するかのように録音に恵まれなかったニコライ・マルコのデンマーク時代、しかもベートーヴェンの「第九」がデンマーク放送に保管されていたオリジナルのマスター・テープから甦ります!