湧々堂HOME 新譜速報: 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り:交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE!! レーベル・カタログ チャイ5



philharmonia・rec
(ドイツ)


ドイツの映像系レーベルACCENTUS MUSICが取り扱っている、スイスの名門歌劇場チューリッヒ歌劇場の独自レーベル。チューリッヒ歌劇場は、世界の名だたるオペラハウスをおさえて、2014年最優秀オペラハウスに選ばれるなど、今最も世界中から注目されている歌劇場です。


※表示価格は、全て税込み。品番結尾に特に表記のないものは、全て1CDです。
品番 内容 演奏者
PHR-0101
ベルリオーズ:幻想交響曲 ファビオ・ルイージ(指)
チューリッヒ歌劇場O

録音:2013 年 9 月チューリッヒ歌劇場
2012/2013シーズンより音楽総監督に就任したファビオ・ルイージ指揮によるベルリオーズの幻想交響曲。ここ数年メトロポリタ ン歌劇場、チューリッヒ歌劇場と、オペラに巧みな手腕を発揮してきたルイージならではの力量が十分に感じられ、スリリングで求心力にあふれる音 楽が展開されていきます。チューリッヒ歌劇場管弦楽団の「音」も非常に魅力的で、色彩的なオーケストレーションを、瑞々しい音色で最大限に引き出 しています。 (Ki)
PHR-0102(2CD)
ワーグナー:前奏曲と間奏曲集
「パルジファル」前奏曲
「神々の黄昏」〜夜明けとジークフリートのラインへの旅
「神々の黄昏」〜ジークフリートの葬送行進曲
「ワルキューレ」〜ワルキューレの騎行
「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲
「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死
「ローエングリン」前奏曲
「タンホイザー」序曲/「リエンツィ」序曲
「恋愛禁制」序曲/「妖精」序曲
ファビオ・ルイージ(指)
フィルハーモニア・チューリッヒ(チューリッヒ歌劇場管)

録音:2014 年秋、チューリッヒ歌劇場(セッション/デジタル)
チューリッヒ歌劇場とワーグナーは密接な関係があります。チューリッヒ歌劇場の前身アクツィエン劇場は、 当時ドイツを離れスイスに亡命していたワーグナーの活躍の場でもありました。その劇場が火災で焼失したのちに1891年に現在のチューリッヒ歌劇場が 建設。またフルトヴェングラーもそのキャリアをここでスタートさせ、バイロイト以外でワーグナーの「パルジファル」を初めて上演するなどの歴史が刻ま れている劇場です。
本アルバムは、スタジオでじっくりとセッション録音されただけに、ルイージの的確で情熱的な指揮が見事功を奏し、ライヴのような熱気を維持しつつ、 音楽性がより練られた内容となっています。選曲はルイージ自身が練りに練って行っており、チューリッヒ歌劇場と縁の深い「パルジファル」の前奏曲を冒 頭に収録。「神々の黄昏」「ワルキューレ」「トリスタンとイゾルデ」など傑作群が続き、最後には、ベルリオーズからの影響が感じられるワーグナー初期 の作品である、最初のオペラ「妖精」と第2作目のオペラ「恋愛禁制」の序曲が収録されています。ルイージは、神話性さらに音楽で官能性を極めたワー グナーの作品を、独特のうねり、芳醇な響きをオケから上手く引き出し、オペラ指揮者としての構築力を見せつけています。 (Ki)
PHR-0104(3CD)
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲全集
ピアノ協奏曲第1番嬰ヘ短調 Op.1
ピアノ協奏曲第2番ハ短調 Op.18
ピアノ協奏曲第3番ニ短調 Op.30
ピアノ協奏曲第4番ト短調 Op.40
パガニーニの主題による狂詩曲
リーズ・ドゥ・ラ・サール(P)
フィルハーモニア・チューリッヒ
ファビオ・ルイージ(指)

録音:2013年-2015年 チューリッヒ歌劇場(ライヴ)
チューリッヒ歌劇場の専属オーケストラ、フィルハーモニア・チューリッヒ。2012/2013シーズンより音楽総監督に就任したファビオ・ルイージ指揮の下、 さらなる進化を遂げています。2015年からは自主レーベルpholharmonia●rec(フィルハーモニア・レコード)も立ち上げ「幻想交響曲」、「ワーグナー: 前奏曲と間奏曲集」、「ヴェルディ:リゴレット(DVD)」を発売し好評価を得ています。今回は、2013年から2015年までアーティスト・イン・レジデン スを務めたフランス出身のピアニスト、リーズ・ドゥ・ラ・サールを迎えてラフマニノフの 5つの協奏作品をライヴ録音しました。
リーズ・ドゥ・ラ・サールは1988年フランスのシェルブール生まれ、13歳で協奏曲デビューをし、14歳でフランスのナイーヴ・レーベルに最初の録 音を行い、以後世界から注目される才媛ピアニスト。その実力は、故・吉田秀和氏も彼女の「ショパン:バラード全曲、ピアノ協奏曲第2番」のCDを 評価していたことから、可憐な容姿だけではないことが証明されています。
ラフマニノフのピアノ協奏曲は、古今東西のピアニストによる名盤ひしめく楽曲。後期ロマン派特有のメランコリックで情感に満ちた音楽が大変魅力的 な楽曲。そこにはピアニストとしての力量が見事に発揮されます。リーズ・ドゥ・ラ・サールは真っ向からそれぞれの作品に挑んでおり、この演奏を通して 技術面・表現面において飛躍を遂げ、より深い音楽性を手に入れたことがわかる見事な演奏を聴かせています。それはオーケストラの好サポートを得たこ とも大きく影響しており、音楽を大きく掴み、力強く豊かな抒情性をたたえたオケの響きが、ピアノの美しい旋律をより一層引き立たせることに成功してい ます。 (Ki)
PHR-0105(2CD)
KKC-5623(2CD)
日本語帯・解説付
税込定価
ブルックナー:交響曲第8番(原典版1887) フィルハーモニア・チューリッヒ
ファビオ・ルイージ(指)

録音:2015年10月、クルトゥア・カジノ、ベルン(セッション)
ファビオ・ルイージ率いるフィルハーモニア・チューリッヒによるブルックナー交響曲第8番。ブルックナーの交響曲の中でも圧倒的な規模をもつ第8番。 同コンビは2015年シーズンに第8番をプログラムに組んでおり、万全の状態でスタジオ録音に挑みました。 第8番にも他の交響曲と同様に版の問題はあり、ブルックナーは第7番を書き上げた後すぐに第8番の作曲にとりかかり1887年に第1稿を完成さ せます。しかし第7番を初演して成功させた指揮者ヘルマン・レヴィに送ったところブルックナーの大胆さは理解されず期待に反し不評で、ブルックナー は自信を失いこの後改訂を続けることになります。しかしルイージは、この第1稿の直感的な面白さが、まさにブルックナーの音楽の力が表現されている と言います。ルイージの構築型のブルックナー演奏は、本来オペラ・オーケストラであるフィルハーモニア・チューリッヒのアンサンブル能力にも存分に発 揮されています。ワーグナーゆかりの地チューリッヒのオケが、ワーグナーの影響を受けたブルックナーの音楽を、巨大な大聖堂を前にしたようながっち りとした構築力と堅牢な演奏を聴かせてくれます。 (Ki)
PHR-0106
リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」 フィルハーモニア・チューリッヒ
ファビオ・ルイージ(指)
バルトゥオミ・ニジョウ(Vn)

録音:2016年7月、チューリッヒ歌劇場(ライヴ)
ファビオ・ルイージ率いるフィルハーモニア・チューリッヒによるリムスキー=コルサコフの交響組曲「シェエラザード」。千夜一夜物語を元にしたリムスキー =コルサコフの代表的なオーケストラ作品である「シェエラザード」は、数あるコンサート・レパートリーの中でも指折りの華麗なサウンドを誇る傑作とし て多くの指揮者が取り上げてきた楽曲。リムスキー=コルサコフの管弦楽書法の巧みさ、王妃シェエラザードの語る物語の色彩豊かな描写、それらをルイー ジはオペラ指揮者としての手腕をいかんなく発揮し、流麗な旋律線を追求しつつも全体の輪郭は明確に、そしてシャーリアール王とシェエラザードの感情 の変化を緻密に描き、そして夢幻的で魅力あふれる演奏を繰り広げています。ヴァイオリン・ソロを務めるのは、フィルハーモニア・チューリッヒのコンサー トマスター、バルトゥオミ・ニジョウ。官能的というよりは、清粋で洗練された音色でエレガントにシェエラザードのテーマを聴かせます。 (Ki)
PHR-0107
ラフマニノフ:悲しみの三重奏曲
ピアノ三重奏曲第1番ト短調
ピアノ三重奏曲第2番変ロ短調
リーズ・ドゥ・ラ・サール(P)
バルトゥオミ・ニジョウ(Vn)
クラウディス・ヘルマン(Vc)

録音:2016年1月、チューリッヒ、SRFスタジオ
2012/2013シーズンより音楽総監督に就任したファビオ・ルイージの下、さらなる進化を遂げているフィルハーモニア・チューリッヒ。2015年に立 ち上げた自主レーベル,フィルハーモニア・レコードからも次々と録音が発表されています。本作は、2013年から2015年までアーティスト・イン・レジ デンスを務めたフランス出身のピアニスト、リーズ・ドゥ・ラ・サールとフィルハーモニア・チューリッヒのコンサートマスターのバルトゥオミ・ニジョウと ソロ・チェロ奏者のクラウディス・ヘルマンの3人によるラフマニノフのピアノ三重奏曲。リーズ・ドゥ・ラ・サールはフィルハーモニア・チューリッヒとの ラフマニノフの5つの協奏曲のディスクを発売しており(PHR-0104)、彼女のラフマニノフに対する深い愛情と真摯な音楽性は実証済です。 ラフマニノフの2つのピアノ三重奏曲は「悲しみの三重奏曲」と呼ばれ、ラフマニノフ若き日の魅力的な作品です。第1番は、モスクワ音楽院の学生だっ た1892年に作曲されています。チャイコフスキーの「偉大な芸術家の想い出」に影響を受けており、15分未満の単一楽章の短い作品ですが、豊かな 抒情性と哀愁漂う旋律が心に染みわたります。一方第2番は、チャイコフスキーの悲報を受けて1983年12月に完成。チャイコフスキーの死を悼む厳 粛な冒頭に始まり、第1番よりも内容的にも形式としても充実した音楽。特にピアノは多彩な音色と高度な技巧が求められ、非常に聴き応えがあります。ヴァ イオリンとチェロの流麗な語り口はさすがオケのメンバー同士、ヴァイオリンとチェロの音色がまろやかに溶け合い、そこにリーズ・ドゥ・ラ・サールの凛 としたピアノが絡み合い、ラフマニノフの甘美な香りが沸き立つ見事な演奏を聴かせてくれます。 (Ki)
PHR-0108
フランク・マルタン:旗手クリストフ・リルケの愛と死の歌 ファビオ・ルイージ(指)
フィルハーモニア・チューリッヒ
オッカ・フォン・デア・ダムラウ(C.A)

録音:2016年12月、チューリッヒ歌劇場(ライヴ)
フランク・マルタンのアルトとオーケストラのための歌曲集「旗手クリストフ・リルケの愛と死の歌」は、マルタンが妻から紹介されたライナー・マリーア・ リルケの詩をとても気に入り作曲した作品です。パウル・フォン・クレナウ、ヴィクトル・ウルマン、ジークフリート・マトゥスなどの作曲家たちも同名の 作品を書いており、リズミカルで多彩な言葉の響きに多くの音楽家が魅せられています。リルケのこの詩は、17世紀後半に起こったハンガリー、トランシ ルヴァニアを巡るオーストリア・ポーランド・ヴェネツィア・ロシアなどの神聖同盟とオスマン帝国の戦争で、戦死した若き兵士の運命を描いた内容。兵 士としての誇り、死への不安、残した家族、恋人への思いなど悲痛な心が丁寧に書かれており、マルタンはこれを第2次世界大戦中に作曲。戦争の虚しさ、 そして緊迫した雰囲気を反映させた心揺さぶられる楽曲です。 この録音は、ファビオ・ルイージ率いるフィルハーモニア・チューリッヒと、ワーグナー、ヴェルディのオペラで高く評価され豊かな声をもつオッカ・フォン・ デア・ダムラウをソリストに迎え、2016年12月にチューリッヒ歌劇場で行われたコンサートのライヴ。ルイージは、詩の切々とした情景を巧みな描写力 で見事に聴かせてくれます。 (Ki)
PHR-0109(2CD)

KKC-5789(2CD)
日本語帯・解説付
税込定価
ヴェルディ:序曲集
運命の力/アイーダ
ドン・カルロス/仮面舞踏会
シチリアの晩鐘/椿姫
スティッフェリオ/ルイザ・ミラー
レニャーノの戦い/海賊
群盗/マクベス
ジャンヌ・ダルク/.エルナーニ
エルサレム/ナブッコ
一日だけの王様/オベルト
ファビオ・ルイージ(指)
フィルハーモニア・チューリッヒ

録音:2017年1月、ゲーテアヌム、ドルナッハ、スイス
ヴェルディは生涯に26のオペラを作曲しましたが、頻繁に上演されるオペラはその半数にもなりません。今回ファビオ・ルイージ率いるフィルハーモニア・チューリッヒによる最新セッション録音は、ヴェルディのオペラ序曲と前奏曲を取り上げました。ドニゼッティやロッシーニを思わせる初期の「ジャンヌ・ダルク」「レニャーノの戦い」から「運命の力」「ドン・カルロス」「アイーダ」「椿姫」とヴェルディの中後期の傑作まで、ヴェルディのオペラ作曲家として創作活動期からまんべんなく作品を選び収録しています。特に注目は、「アイーダ」。通常の3分ほどの前奏曲ではなく、お蔵入りしてしまったシンフォニアともとれるほどの長さをもつ序曲(11分)を収録しています。これはカイロでの初演の後にミラノ・スカラ座での初演のためにヴェルディが書いたもの。しかし、スカラ座初演で演奏されることなく、それから70年ほどたった1940年トスカニーニによって再演されました。また、様々な版が存在する「ドン・カルロス」では、全5幕のフランス語版でバレエ音楽付のバージョンで演奏されています。チューリッヒ歌劇場のオーケストラであるフィルハーモニア・チューリッヒならではの選曲、そしてドラマチックな演奏、さらにファビオ・ルイージの得意とするヴェルディを巧みな手腕でまとめあげています。 (Ki)

PHR-0110
ブルックナー:交響曲第4番『ロマンティック』(1880年稿、1878/80年稿ノヴァーク版) フィルハーモニア・チューリッヒ
ファビオ・ルイージ(指)

録音:2018年6月、アルトシュテッテン、チューリッヒ
ファビオ・ルイージ率いるフィルハーモニア・チューリッヒによるブルックナー交響曲第4番。「ロマンティック」という副題や、長大すぎない演奏時間である ことから、ブルックナーの9曲の交響曲の中で最も人気の高い作品です。第1稿が完成したのは1874年ですが、それから改訂が何度も行われ、1881年ハンス・ リヒター指揮のウィーンPOによって初演され成功を収めました。その後もさらに改訂作業は行われたため、多くの版が存在していま す。ルイージ&フィルハーモニア・チューリッヒは、現在もっともよく演奏されている、第2稿、1878/80年稿ノヴァーク版を使用しています。前述の第1稿を 1878年に改訂(第2稿)したあと、1880年に終楽章のみ改訂(第3稿)されたものとなります。 ルイージの演奏は、見通しの良いクリアな響き、各パートの細かなコントロール、特に終楽章は整然と音楽が積み上げられ、緊密な構成力と畳み掛けるような 迫力で聴き手を飽きさせない演奏です。 (Ki)ファビオ・ルイージ率いるフィルハーモニア・チューリッヒによるブルックナー交響曲第4番。「ロマンティック」という副題や、長大すぎない演奏時間であることから、ブルックナーの9曲の交響曲の中で最も人気の高い作品です。第1稿が完成したのは1874年ですが、それから改訂が何度も行われ、1881年ハンス・リヒター指揮のウィーンPOによって初演され成功を収めました。その後もさらに改訂作業は行われたため、多くの版が存在しています。ルイージ&フィルハーモニア・チューリッヒは、現在もっともよく演奏されている、第2稿、1878/80年稿ノヴァーク版を使用しています。前述の第1稿を1878年に改訂(第2稿)したあと、1880年に終楽章のみ改訂(第3稿)されたものとなります。
ルイージの演奏は、見通しの良いクリアな響き、各パートの細かなコントロール、特に終楽章は整然と音楽が積み上げられ、緊密な構成力と畳み掛けるような迫力で聴き手を飽きさせない演奏です。 (Ki)
PHR-0111
シューベルト:交響曲第9番「グレート」 フィルハーモニア・チューリッヒ
ファビオ・ルイージ(指)

録音:2019年2月、チューリッヒ歌劇場(ライヴ)
ファビオ・ルイージ率いるフィルハーモニア・チューリッヒによるシューベルトの「グレート」。ルイージは、2012年からチューリヒ歌劇場の音楽総監 督を務め2019/20シーズンで離任することが決まっています。次期音楽総監督には、ワシントン・ナショナルSOの首席指揮者を務めているジャナ ンドレア・ノセダが2021/22シーズンより就任します。 オペラで培った表現力をオーケストラ演奏にも余すところなく落とし込むルイージ、そして歌手たちと日々ドラマを作り上げてきた経験豊かなフィルハーモ ニア・チューリッヒの感性だからこそ実現する、隅々にあふれ出る歌心と、圧倒的な推進力を持つ演奏を聴かせてきた「PHILHARMONIA ・ REC」レー ベル。今回のシューベルトでもその力が遺憾なく発揮されています。 シューベルトの交響曲の最高傑作「グレート」。「未完成」交響曲の後、1825年から1826年にかけて作曲されシューベルトの死の2,3年前に書かれた 最後の交響曲です。1828年12月にウィーンでの初演の際「あまりに長すぎる」という理由で初演を拒否されるなど不遇でありましたが(シューベルト は同年11月19日に死去)、1839年シューマンがシューベルトの遺品から「グレート」のスコアを見つけ、その素晴らしさに圧倒され、メンデルスゾー ンに推薦し、1839年3月21日にゲヴァントハウスOメンデルスゾーン指揮によってライプツィヒで初演されました。 色彩豊かで厚みのあるオーケストレーション、流麗な旋律、壮大な響きとまさに「グレート」の名に相応しい大作。ルイージは、冒頭のホルンの有名なフ レーズも、テーマを一つ一つ丁寧に提示させ、圧倒的なフィナーレも明瞭で堂々たる演奏で聴かせます。 (Ki)
PHR-0112
ヴィヴァルディ:『四季』
ヴェルディ:歌劇『シチリア島の夕べの祈り』〜バレエ音楽『四季』
リッカルド・ミナージ(Vn、指)
ラ・シンティッラO

録音:2019年5月、オーバーシュトラス教会、チューリッヒ
ヴァイオリン奏者であり指揮者としても活躍するリッカルド・ミナージ。近年ヨーロッパでも最もエキサイティングな才能を持つ一人として急速に名声を 獲得しています。ヴァイオリン奏者としては、サヴァール率いるコンセール・デ・ナシォオンやコンチェルト・イタリアーノ、アッカデミア・ヴィザンティナなど、 名だたるピリオド楽器アンサンブルで第1ヴァイオリンを担当。またバルトリの「ノルマ」の録音ではラ・シンティッラOの指揮のアシスタント、第 1 ヴァイオリンも務めていました。 本盤は、チューリッヒ歌劇場を拠点とするラ・シンティッラOとの録音。両者は、2018/19シーズンにコンサート・シリーズを行っており、幅広い 時代の作品を取り上げました。ここでは、リッカルド・ミナージがソロ・ヴァイオリンを弾くヴィヴァルディの『四季』、そしてヴェルディの歌劇『シチリア 島の夕べの祈り』からバレエ音楽『四季』の二つの「四季」を収録しています。ヴィヴァルディは、リッカルド・ミナージのしたたる美音で聴く華やかなソ ロと、時にアグレッシブ、時にエレガントと変幻自在のアンサンブルで見事な演奏を聴かせてくれます。ヴェルディの『四季』は、『シチリア島の夕べの祈り』 の第3幕で演奏され、同じく四季にちなんだタイトルがついています。歌劇場での演奏経験豊富なラ・シンティッラOは、情感豊かで躍動感に溢 れた音楽作りは聴きどころ満載です。 (Ki)

PHR-0203(DVD)
ヴェルディ:歌劇「リゴレット」 マントヴァ公爵:サイミール・ピルグ
リゴレット:ジョージ・ぺターン
ジルダ:アレクサンドラ・クルザク
スパラフチーレ:アンドレア・マストローニ
マッダレーナ:ジュディス・シュミット
ジョヴァンナ:ジュリア・ライリー 、他
ファビオ・ルイージ(指)
チューリッヒ歌劇場O&cho
演出:タチヤナ・ギュルバカ
舞台、照明:クラウス・グリューンベルク
衣装:ジルケ・ウィレット
収録:2014年6月チューリッヒ歌劇場(ライヴ)

画面:NTSC 16:9
音声:PCMステレオ、
DD5.1、DTS5.1
リージョン:All
本編:124’ 39
ボーナス:15’ 07
字幕:独、英、仏
映像第1弾は、ルイージが得意とするヴェルディ作品から「リゴレット」。演出は 2013 年オペルン・ヴェルト誌で年間優秀演出家に選ばれたドイツ のマインツ歌劇場のタチヤナ・ギュルバカが担当。舞台にあるのは、白いシーツがかけられた長机とパイプ椅子。非常にシンプルな舞台演出で、ストー リーと音楽はより明確になります。
「リゴレット」の名演と言われるものには、その時代を代表するバリトン歌手が名を連ねていますが、ここではルーマニア出身のバリトン歌手ジョージ・ ぺターン。2000年にローマ歌劇場で「ラ・ボエーム」でオペラ・デビュー、2001年にはウィーン国立歌劇場で「セビリアの理髪師」のタイトルロールを歌っ てデビューし、好評を博しました。ここでも、ドラマティックな父親像を見事に歌い上げています。また売れっ子のテノール、サイミール・ピルグ。ポー ランド出身の美しきソプラノ、アレクサンドラ・クルザクなど申し分ないキャスティングです。ルイージの指揮もメリハリの効いた演奏と、オーケストラ の熱狂ぶりが舞台を盛り上げています。 (Ki)


このページのトップへ


このサイト内の湧々堂オリジナル・コメントは、営利・非営利の目的の有無に関わらず、
これを複写・複製・転載・改変・引用等、一切の二次使用を固く禁じます
万一、これと類似するものを他でお見かけになりましたら、メール
でお知らせ頂ければ幸いです




Copyright (C)2004 WAKUWAKUDO All Rights Reserved.