湧々堂HOME 新譜速報 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック 廉価盤 シリーズ
旧譜カタログ チャイ5 殿堂入り 交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック


管弦楽曲、吹奏楽・バレエ・新譜速報1


※発売済のアイテムも含めて、約3ヶ月間掲載しています。
※表示価格は全て税込みです。



Goodies
78CDR-3945(1CDR)
ストラヴィンスキー:カプリッチョ(Pと管弦楽のための) イーゴリ・ストラヴィンスキー(P)
エルネスト・アンセルメ(指)
ストララムO

仏 COLUMBIA LFX81/3
1930年5月8-10日パリ録音
この曲は作曲者ストラヴィンスキーがピアニストとしての力量を示すために作 曲された。1928年から29年にかけて南フランスで書かれ、初演は1929年末にパ リのプレイエル音楽堂で、作曲者自身のピアノ、エルネスト・アンセルメ指揮 パリSOによって行われた。エルネスト・アンセルメ(1883-1969)はスイ ス生まれ。1910年モントルーで指揮者デビュー。間もなくモントルーのカフェ でストラヴィンスキーと運命的な出会いをし交友を深めた。 復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用 MC型カートリッジの[スピリッツSP78rpm](3mil 針)とコルグの[DS-DAC-10R] DSD録音機を使用した。(グッディーズ)

CPO
CPO-555474(1CD)
NX-C04
ヨーゼフ&アウグスト・ラビツキー:ワルツ、ポルカ、行進曲集
ヨーゼフ・ラビツキー(1802-1881):記念祭 - ワルツ Op.239(1858)〜カールスバート創立500周年を記念して
 カールスバート・シュプルーデル・ギャロップ(1847) 
 森の花:ポルカ・ツィクルス Op.205No.1-3(1853)
 マリーエンバート - ギャロップ Op.209(1853)
 東洋の女性 - ワルツ Op.109(1845)
ツタの蔓 - ギャロップ Op.211(1853)
 ギースヒューブルの思い出 - カドリーユ Op.103(1844)
 ロンドンのシーズン - ワルツ Op.90(1843)
稲妻 - ギャロップ Op.226(1855)
アウグスト・ラビツキー(1832-1903):初恋 - ガヴォット Op.46(1881)
 ヴィラ・リュッツオウの朝 - ワルツ Op. 29(1860)
 ペドロ2世 - 祝典行進曲 Op.39(1873)
アンナ・レズニアク(Vn)
オダギリマキコ(Vn)
ニュルンベルクSO
クリスティアン・シモニス(指)

録音:2021年6月2、4-5日
「ボヘミアのヨーゼフ・ランナー」の異名をとったヨーゼフ・ラビツキーとその息子アウグストの作品集。ボヘミア出身のヨーゼフは14歳から地方巡業のオーケストラ でヴァイオリンを弾くなど早くから才能をあらわしていました。その後ソリストとして活躍した後、1825年に自身のオーケストラを結成、ウィーンとワルシャワでツ アーを行い人気を博します。やがてチェコのカルロヴィ・ヴァリ(カールスバート)に移った彼は耳なじみのよい旋律と軽快なリズムを持つワルツやポルカを300曲 以上作曲、湯治のために各地から集まった人々を魅了しました。彼の息子アウグストは、最初父の楽団でヴァイオリンを弾き、後に指揮者として楽団を統 率。父ほど多くはないものの、およそ50作ほどの舞曲や行進曲を遺しています。一時はヨーロッパ中を席巻するほどの人気を博したものの、やがてヨハン・シュ トラウスの影に隠れてしまったこれらの魅力的な作品に、クリスティアン・シモニスが新たな光を当てるとともに、アウグストの「酪農家の夢 - 牧歌」ではオダギリ マキコとアンナ・レズニアクがソリストを務めています。


PROSPERO CLASSICAL
PROSP-0093(2CD)
トルコ、交響楽100年
[CD1]
アフメト・アドナン・サイグン(1907-1991):儀式の踊り Op.57(1975)
ジェマル・レシット・レイ(1904-1985):スナップショット(1931)
ウルヴィ・ジェマル・エルキン(1906-1972):交響的楽章(1967/69)
ネジル・カズム・アクセス(1908-1999):チェロとピアノのための『詩曲』(1930)*
フェリト・トゥズン(1929-1977):トルコ奇想曲(1957)
[CD2]
マヒール・セティツ(1977-):管弦楽のための『川の夢』(2022)
ファジル・サイ(1970-):チェロ、打楽器と管弦楽のための『シャーマラン』 Op.85(2020)**
ゼイネプ・ゲディズリョグル(1977-):失われた沈黙の記憶に反して(2012)
シーナム・アルタン(1985-):弦楽四重奏曲第1番『制御不能』(2015)***
オヌール・トゥルクメン(1972-):襲来(2019)
*アリジャン・シューナー(Vn)、イリス・シェントゥルケール(P)
**ジャマル・アリエフ(Vc)、タンス・カラピナル(打楽器)
***エマニュエル・コッペイ、アビゲル・クラリグ(Vn)、マティス・ロシャ(Va)、ポール・ヘイマン(Vc)
ハワード・グリフィス(指)
ベルリン・ドイツSO

録音:2023年5月16・17・19日、7月12日、9月19-21日/ベルリン、RBBスタジオ
イギリス生まれでスイス在住のハワード・グリフィスはトルコ人のヴィオラ奏者と結婚しておりスイスとトルコの現代音楽に力を入れている指揮者です。このアル バムではトルコ・クラシック音楽の礎を築いた「トルコ5人組」と呼ばれる20世紀初期生まれの作曲家のなかから4人と、次世代にあたる作曲家たちを一挙に紹介。 ピアニストとしても有名なファジル・サイの作品も収録しています。トルコ特有の感性と響きを西洋音楽のなかに注ぎ込んだ刺激的な現代音楽をお楽しみください。 グリフィス指揮の管弦楽曲のほか室内楽もあります。 (Ki)


EUROARTS
20-55384(Bluray)
小澤征爾の芸術的遺産


■(1)フランクフルト・ライヴ(107分)
シューベルト:交響曲第5番変ロ長調D.485#
秋山和慶(指)
武満徹:ノヴェンバー・ステップス*
ブラームス:交響曲第4番ホ短調Op.98
モーツァルト:ディヴェルティメント ニ長調 K.136第2楽章:アンダンテ
■(2)ヴァルトビューネ1993〜ロシアン・ナイト(98分)
リムスキー=コルサコフ:序曲『ロシアの復活祭』
チャイコフスキー:バレエ組曲『くるみ割り人形』
ボロディン:歌劇『イーゴリ公』より『ダッタン人の踊り』
ストラヴィンスキー:バレエ音楽『火の鳥』抜粋
チャイコフスキー:序曲『1812年』
ハチャトゥリアン:『ガイーヌ』より『剣の舞』
チャイコフスキー:弦楽セレナードよりエレジー
ヨハン・シュトラウス:ラデツキー行進曲
パウル・リンケ:『ベルリンの風』
■(3)ヴァルトビューネ2003〜ガーシュウィン・ナイト(111分)
ガーシュウィン:パリのアメリカ人、ラプソディ・イン・ブルー (マーカス・ロバーツ編)、ピアノ協奏曲ヘ調 (マーカス・ロバーツ編)
マーカス・ロバーツ:コール・アフター・ミッドナイト
ガーシュウィン:ストライク・アップ・ザ・バンド (ドン・ローズ編)、アイ・ガット・リズム
パウル・リンケ:ベルリンの風
■(4)カラヤン・メモリアル・コンサート2008(113分)
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番〜第3楽章サラバンド
チャイコフスキー:交響曲第6番『悲愴』

■(5)セイジ・オザワ松本フェスティバル(82分)
ベートーヴェン:交響曲第2番、交響曲第7番イ長調作品92
(6)ベートーヴェン:合唱幻想曲
小澤征爾(指)

(1)秋山和慶(指) #
横山勝也(尺八)*
鶴田錦史(琵琶)*
サイトウ・キネン・オーケストラ
収録:1989年、アルテ・オーパー、フランクフルト(ライヴ)

(2)BPO
収録:1993年6月21日、ヴァルトビューネ野外劇場、ベルリン(ライヴ)

(3)BPO
マーカス・ロバーツ・トリオ
[マーカス・ロバーツ(P)、ローランド・ゲリン(ベース)、ジェイソン・マルサリス(ドラムス)]
収録:2003年6月29日、ヴァルトビューネ野外劇場、ベルリン(ライヴ)

(4)アンネ=ゾフィー・ムター(Vn)
BPO
収録:2008年1月28日、ウィーン、ムジークフェラインザール(ライヴ)

(5)サイトウ・キネン・オーケストラ
収録:2015年9月6日(第2番)、2016年8月18日(第7番)、キッセイ文化ホール、ライヴ

(6)サイトウ・キネン・オーケストラ
マルタ・アルゲリッチ(P)
リディア・トイシャー(S)
三宅理恵(S)
ナタリー・シュトゥッツマン(C.A)
福井敬(T)
ジャン=ポール・フーシェクール(T)
マティアス・ゲルネ(Br)
OMF合唱団
収録:2015年9月1日、キッセイ文化ホール、ライヴ

SD on BD
(標準画質映像をBlu-ray discに収録)
画面:NTSC4:3,16:9 
音声:PCM ステレオ
リージョン:All
2024年2月6日に亡くなった指揮者、小澤征爾。「世界のオザワ」と称され世界の著名オーケストラで活躍した日本人指揮者のパイオニア的存在です。そして 今回、彼の華々しい活躍を堪能することのできる506分の映像を1枚のブルーレイに収録した『The Legacy of Seiji Ozawa』がEuro Artsよりリリースさ れます。 注目は、なんといっても、小澤征爾が1989年にサイトウ・キネン・オーケストラと行った2回目のヨーロッパツアーの映像。日本人大家・若手・巨匠、総出演し空 前の体制で臨んだ'89年ヨーロッパツアーの爆発の映像記録は必見です。サイトウ・キネン・オーケストラは、故齋藤秀雄(1902-74)の業績を称えるため小澤 征爾と秋山和慶により1984年に創設されました。1987年には第1回ヨーロッパツアーを成功させ、その高い演奏技術と音楽性は世界的に広く認められるよう になりました。今回の映像には、冒頭に秋山和慶指揮の「シューベルト交響曲第5番」、続いて1967年に小澤征爾もよって初演された「武満徹のノヴェンバー・ ステップス」(ソリストの尺八の横山勝也、琵琶の鶴田錦史がツアーに同行)。そして「ブラームスの交響曲第4番」がメインプログラムとして選ばれました。サイトウ・ キネン・オーケストラの当時の構成メンバーは、故齋藤秀雄に指導を受けた音楽家たちをメインにしており、ヴァイオリンには宗倫匡、安芸晶子、藤原浜雄、ヴィオ ラには今井信子、チェロには徳永兼一郎、岩崎洸、フルートには工藤重典、オーボエには宮本文昭といった国内外で活躍している名手が名を連ねています。さらに このヨーロッパツアーでは、クラリネットにカール・ライスター(ベルリン・フィル)、ティンパニのエヴァレット・ファース(ボストン響)、ファゴットのシャーマン・ウォ ルト(ボストン響)といった当時一流の海外オケで活躍していた3名がゲスト参加しており、見事な演奏を聴かせてくれています。この日の会場の熱気は、今日まで のサイトウ・キネン・オーケストラの活躍を確信するような、感動的な公演となっています。 さらに、小澤征爾がはじめてヴァルトビューネに登場した1993年の映像、盲目のジャズ・ピアニスト、マーカス・ロバーツ率いるトリオが出演した2003年のヴァ ルトビューネ「ガーシュウィン・ナイト」、アンネ=ゾフィー・ムターがソリストとして登場したカラヤン生誕100年を記念したベルリン・フィルのウィーン公演「カラ ヤン・メモリアル・コンサート」、そして2015&2016『セイジ・オザワ 松本フェスティバル』のオール・ベートーヴェン・プログラムの映像が収録されています。 (Ki)

SCALA MUSIC
SMU-011(1CD)
クレオ
坂田直樹:黒曜石の波
アレクサンドル・ジャマル:「ベル・ジャー」からの4つの歌
ブー・ダヘ:のち、沈黙
マチュー・ボニッラ:共感
フェルナンド・パロメク(指)
アンサンブル・エクート

録音:2023年3月28-31日/ラ・スカラ・プロヴァンス劇場(アヴィニヨン)
アンサンブル・エクートはアルゼンチン出身のピアニスト、フェルナンド・パロメクと作曲家アレックス・ナンテにより2015年に結成された現代音楽アンサンブル。 幅広い視野を持ち、アジアやラテン・アメリカの文化や音楽以外のジャンルの著名人とのコラボにも強い関心を示しています。若い作曲家たちの作品紹介に積極的 で、このアルバムでも日本の坂田直樹、韓国のブー・ダヘ、ベルギーのアレクサンドル・ジャマル、フランスのマチュー・ボニラの新作をとりあげています。

DACAPO
MAR-8.224759(1CD)
特別仕様
バラ・ギスラドッティル(1989-):管弦楽作品集
VAPE - オーケストラのために(2016/2020改訂)
Hringla- アンプリファイドされたコントラバス、オーケストラとエレクトロニクスのために(2021-22)
COR-- オーケストラのために(2021)
バラ・ギスラドッティル(Cb)
アイスランドSO
エヴァ・オッリカイネン(指)

録音:2023年12月4-7日
※全て世界初録音
2024年にジーメンス音楽財団の作曲賞を受賞したバラ・ギスラドッティルはアイスランド出身。影響を受けた音楽 としてデスメタル、テクノ、シェルシ、ペンデレツキを挙げています。ここでは、彼女自身がソロを弾くコントラバス協奏 曲の「Hringla」、村上春樹の『アンダーグラウンド』英訳版からインスパイアされたという「VAPE」、ラテン語のCOR からイメージされる心と肉体と合唱のイメージをオーケストラでコラージュしたと語る「COR」を収録。時として不気味 に響く原始的なサウンドが印象に残ります。ブックレットは80ページのハードカバー仕様という豪華なもの。

VOX
VOXNX-3043CD(1CD)
NX-B06
リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」 Op.35(1888)*
スメタナ:歌劇「売られた花嫁」より
 5. 序曲
 6. 第1幕-ーフィナーレ:ポルカ
 7. 第2幕-フリアント
 8. 第3幕- 道化師の踊り
マックス・ラヴィノヴィチ(Vn)
セントルイスSO
イェジー・セムコフ(指)*
ヴァルター・ジュスキント(指)

録音:ミズーリ州セントルイス、パウエル・ホール
1975年1月26日、1976年5月22-23日*
高音質録音で名高いエリート・レコーディングズ制作のVOX原盤を現代の名エンジニア、マイク・クレメンツがオリジナル・マスターテープから 192kHz/24bitでデジタル化するVOX AUDIOPHILE EDITION。セントルイス響でスラットキンの先輩にあたる2人の指揮者による録音が登場。 イェジー・セムコフ(1928-2014)はポーランド生まれ。セラフィンやワルターに師事し、レニングラードではムラヴィンスキーのアシスタントを務めました。ロ シアものは得意なレパートリーの一つで、このシェエラザードはオケを自在にコントロールしつつソロ楽器を良く歌わせた聴きごたえのある演奏です。セン トルイス響の音楽監督としてスラットキンの前任がセムコフで、そのまた前任がチェコ生まれのジュスキント(1913-1980)。母国の作曲家スメタナの 「売られた花嫁」からの序曲と管弦楽曲はセントルイス響での任期最終年の録音で、初出時は「わが祖国」全曲盤2枚組の余白に収められていまし た。リズムとサウンドがいきいきとした演奏です。録音エンジニアのマーク・オーボートは極力少ないマイクで録音することを心がけていたと言い、ここでも 音場の広さと深さ、オケの響きの溶け合いの良さ等にその効果が感じられます。いずれも今回のリマスターでS/N比と質感の向上が感じられますが、 特にシェエラザードにおけるソロ・ヴァイオリンとハープの質感は見事で、多彩で豊かなヴィブラートを使いこなして物語を紡いでゆくソロ・ヴァイオリンの音 は惚れ惚れとするほどです。

オクタヴィア
OVCL-00845(1CD)
税込定価
2024年6月19日発売
新日鉄コンサート「最終回」
J・シュトラウスT世:ラデツキー行進曲
ヨゼフ・ュトラウス
:鍛冶屋のポルカ
エドゥアルト・シュトラウス:ポルカ「テープは切られた」
J・シュトラウス:ワルツ「芸術家の生涯」
ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ「天体の音楽」作品235
ルロイ・アンダーソン:舞踏会の美女
 忘れられし夢
 プリンク・プレンク・プランク!
 フィドル・ファドル
プロコフィエフ:バレエ音楽「ロメオとジュリエット」作品64よりバルコニーの情景/キャピレット家の地下墓室
マーラー:交響曲第1番「巨人」〜終楽章
ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ「憂いもなく」
〈井上道義MC〉
ショパン[R.ダグラス編]:バレエ音楽「レ・シルフィード」(風の精)よりマズルカハ長調
井上道義(指)
新日本フィルハーモニーSO

録音:2005年3月24日東京・サントリーホール・ライヴ
ニッポン放送の記録録音による音源、20年を経て初登場! 「新日鉄コンサート」は1955年から半世紀にわたりオンエアされたクラシックの人気音楽番組。まだ FM放送のない時代、演奏家たちの熱い楽想はラジオの波に乗り、多くのファンの心をつかみ、その後 のクラシック界隆盛の礎ともなりました。これは2005年春、サントリーホールでの番組最終回のライヴ 記録です。プログラムは浮き立つようなワルツやポルカに始まり、軽快なアンダーソンのあと、プロコ フィエフとマーラーによって堂々と締めくくられます。井上道義マエストロのMCとアンコールで円環 を結んだコンサートは、楽しさ満載、聴衆の歓呼は演奏に向けられたと同時に、番組に対する感謝やオ マージュとなり、さわやかな感動を呼び覚まします。録音から20年を経て蘇る、一期一会のモニュメン トをお聴きください。(オクタヴィア)

ALPHA
ALPHA-1058(1CD)
シェーンベルク:交響詩「ペレアスとメリザンド」 Op.5
フォーレ:組曲「ペレアスとメリザンド」 Op.80*
フランクフルトRSO
パーヴォ・ヤルヴィ(指)

録音:2012年10月 フランクフルト・アルテ・オーパー 、2014年1月 hrゼンデザー*
これまでALPHAではエストニア祝祭管、トーンハレ管とタッグを組んできたパーヴォ・ヤルヴィが、2006年から13年にかけて首席指揮者を務 めたフランクフルト放送響との録音を開始。第1弾はメーテルリンクの戯曲を元にした「ペレアスとメリザンド」2曲を合わせるという興味深いもの です。無調音楽に入る前のシェーンベルクによる大管弦楽のための交響詩は、ドビュッシーが歌劇「ペレアスとメリザンド」を成功させた1902 年から翌3年にかけて書かれたもので、物語の筋を追いながら全体で単一楽章の交響曲のような構造を取ったもの。かたやフォーレの劇音 楽はドビュッシーの歌劇の数年前に発表されており、組曲版(ここでは声楽の入る「メリザンドの歌」を除く4曲版)は小規模な二管編成で書 かれ、親しみやすい旋律を多く残したフォーレの代表作の一つと言える「シシリエンヌ」を含みます。パーヴォ・ヤルヴィはシェーンベルクの巨大な 編成と複雑なスコアを的確に整理しつつ、弦楽器をたっぷりと歌わせるとともに、高い技術力を誇る管楽器が芯のあるアクセントと輪郭をしっ かりと固める役も担い、芳醇で濃厚な世界観と引き締まった造形を見事に両立しています。フォーレでは見透し良い響きとすっきりとした表 情で、作品の美しさを最大限引き出しました。近代音楽とフランス音楽で聴かせる、鋭さと柔和さを併せ持つ彼の感性を存分に味わうこと の出来るアルバムです。

NAXOS
NYCX-74543(1CD)
税込定価
細川俊夫:管弦楽作品集 第4集
オーケストラのための「さくら」(2021)*
トランペット協奏曲「霧のなかで」(2013)
ヴァイオリン協奏曲「ゲネシス」(生成)(2020)
オーケストラのための「渦」(2019)*
イエルーン・ベルワルツ(Tp)
ポール・ホアン(Vn)
ハーグ・レジデンティO
準・メルクル(指)

録音:2023年3月14-17日Amareコンサートホール、ハーグ(オランダ)
*…世界初録音
2021年ゲーテ・メダルを受賞。世界がますます注目する細川俊夫の管弦楽作品第4集! ヘルマン・ヘッセの同名の詩からインスピレーションを得たトランペット協奏曲「霧のなかで」は、孤独に歩くトランペッターが世界に歌いかけていく情景を描いた 作品。独奏は世界的な奏者イエルーン・ベルワルツが担当。これまでにもこの曲をはじめとした細川作品を幾度となく演奏してきたベルワルツが堂々とした演 奏を披露します。ヴァイオリン協奏曲「ゲネシス」(生成)は初演を担ったヴァイオリニストの出産祝いとして作曲されたもので、細川は「ソリストは人、オーケスト ラはそのソリストを取り囲む自然、宇宙」と捉えているということです。冒頭からオーケストラは、いのちを育む羊水をイメージする波動を反復し、対立の中で調 和を見つけるという普遍的なドラマが表出されます。この録音では、ソロを担う若手奏者ポール・ホアンの卓越した技巧が聴きどころ。笙から影響を受けたと いう「渦」は楽器が生み出す螺旋状の響きが効果的に用いられた作品。冒頭の「さくら」は日本で最も愛されている曲の一つを細川がオーケストラ用に編曲 したものです。細川が全ての録音セッションに立ち会っており、彼の友人にして良き理解者の準・メルクルが指揮するハーグ・レジデンティOは、ドラマ ティックな抑揚と繊細な音色を巧みにいかし、作曲家のイメージを余すことなく伝えます。 ※作曲家による日本語解説が付属いたします。

Hanssler
HC-24014(1CD)
パウル・コンスタンティネスク(1909-1963):ピアノ協奏曲(1952)
ルーマニアのバレエ音楽「カルパチア山脈の結婚式」(1938)
(1)オリヴァー・トリンドル(P)
ロストック北ドイツPO、
マルクス・ボッシュ(指)

録音:2023年12月10〜12日ロストック国民劇場(ドイツ)
知られざる室内楽・協奏曲作品の録音に積極的なピアニスト、オリヴァー・トリンドル。当アルバムではルーマニアのパウル・コンスタンティネスク(1909-1963)の作品を収録しました。
エネスコに次いで20世紀前半のルーマニアの作曲家として知られるコンスタンティネスクはプロイエシュチ出身。ブカレスト音楽院でミハイル・ジョラ、ディミトリ エ・ククリンら著名な音楽家に学んだのち、ウィーンでヨーゼフ・マルクスに師事しました。
交響曲からオペラ、映画音楽まで、ほとんどすべてのジャンルを網羅する多様な作品を書いたコンスタンティネスクは、独自の音楽語法で多様な和声と色彩豊か な作風で作曲。交響曲第1番、ヴァイオリン協奏曲、ビザンティン・クリスマス・オラトリオ、オペラ「嵐の夜」などがその代表作です。ビザンティン様式の教会旋法 や聖歌、ルーマニア民謡の魅力的な旋律を巧みに取り入れたコンスタンティネスクの作品は西洋音楽と民族音楽との融合で、ここに収録されたピアノ協奏曲、ルー マニアのバレエ音楽「カルパチア山脈の結婚式」でもその特徴があらわれています。マルクス・ボッシュ率いるロストック北ドイツPOの素 晴らしい演奏でお楽しみください。 (Ki)

CPO
CPO-555568(2CD)
NX-E07
ヴィーチェスラヴァ・カプラーロヴァー(1915-1940):管弦楽作品全集
【CD1】
小品による組曲 Op.1
軍隊風シンフォニエッタ Op.11
田園組曲 Op.19
別れとハンカチ Op.14
ノエルの前奏曲
ファンファーレ
ピアノと弦楽のためのパルティータ Op.20
ピアノ協奏曲 ニ短調 Op.7
ピアノのための組曲 Op.1(オリジナル版)
ヴェロニカ・ロヴナー(S)
トマーシュ・ヴラーナ(P)
ヤナーチェクPO
アレナ・フロン(指)

録音:2022年5-6月
チェコ生まれの女性作曲家ヴィーチェスラヴァ・カプラーロヴァーは、音楽学校の校長を務める父と歌の教師であった母のもと、幼い頃から才能を発揮し、15 歳でブルノ音楽院に入学。5年後の1935年に卒業作品として初のオーケストラ作品「ピアノ協奏曲ニ短調」を作曲しました。同じ時期にピアノのための「組 曲」をオーケストレーションしたものが実質的に2番目の管弦楽作品(このアルバムにはオリジナルのピアノ曲も収録)。その後プラハ音楽院でヴィーチェスラフ・ ノヴァークとヴァーツラフ・ターリヒに師事し、1937年には代表作のひとつ「軍隊風シンフォニエッタ」が完成。彼女自身の指揮するチェコ・フィルハーモニー管弦 楽団が初演し、国際的な評価を得ました。同年、フランスから奨学金を得てパリのエコールノルマル音楽院に留学。この頃に歌曲「別れとハンカチ」が作曲さ れています。パリではシャルル・ミュンシュとナディア・ブーランジェのクラスで学び、ボフスラフ・マルティヌーからも指導を受けています。その後、1940年4月に結 婚しましたが、2か月も経たないうちに病を得て25歳の若さでこの世を去りました。短い生涯に残した作品は、21世紀になって国際的に再評価が進んでい ます。レーベルによればこのアルバムは彼女が完成させた管弦楽作品をすべて収録しており、後期ロマン派風の疾風怒濤を思わせる冒頭が印象的なピアノ 協奏曲からモダニズムの影響が明らかなパルティータまで、時代の空気を移した作風の変遷が見て取れます。

Seattle Symphony Media
SSM-1028(2CDR)
NX-D05
メシアン:峡谷から星たちへ… スティーヴン・オズボーン(P)
ジェフ・フェアー(Hrn)
マシュー・デッカー(グロッケンシュピール)
マイケル・A・ワーナー(シロフォン)
シアトルSO
ルドヴィク・モルロー(指)

録音:2022年1月2,4日(ライヴ)
2011年から2019年までシアトルSOの音楽監督を務め、退任後にも良好な関係を築いているルドヴィ ク・モルローが指揮したメシアンの大作「峡谷から星たちへ…」のライヴ録音。 在職中には「稀少なレパートリーを積極的に紹介すること」を心がけ、現代作品から知られざる作品まで幅広いプ ログラムを演奏していたというモルローならではの選曲で、この演奏ではメシアン弾きとして名高いピアニスト、ス ティーヴン・オズボーンをソリストに迎え、作曲家特有のカラフルなオーケストラの響きと“鳥の声”を再現することに成 功しています。ベナロヤ・ホールの素晴らしい音響も見事に捉えられた録音も聴きどころ。
Seattle Symphony Media
SSM-1027(1CDR)
NX-B06
ジョージ・ウォーカー(1922-2018):作品集
弦楽のための抒情詩(1946)
 管弦楽のための民謡集(1990)
 ライラック - 声とオーケストラのために(1996)
ウィリアム・リーヴァイ・ドーソン(1899-1990):ニグロ・フォーク・シンフォニー(1934)*
ニコール・カベル(S)
シアトルSO
アッシャー・フィッシュ(指)
ロデリック・コックス(指)*

録音:2022年2月10、12-13日、2022年2月11日、2022年4月21、23-24日
20世紀に活躍した2人のアフリカ系アメリカ人作曲家の作品集。 ジョージ・ウォーカーはカーティス音楽院で作曲とピアノを学び、1945年に同音楽院初の黒人卒業生となりました。このアルバムに収録された「ライラック」で 1996年にピューリッツァー賞を受賞した他、ジャズや民謡、黒人霊歌のイディオムを用いた数多くの管弦楽曲や室内楽曲を書きました。初期の作品「弦楽 のための抒情詩」と黒人霊歌を印象的に用いた「管弦楽のための民謡」も収録。 ウォーカーの一つ上の世代にあたるウィリアム・リーヴァイ・ドーソンの「ニグロ・フォーク・シンフォニー」も黒人霊歌の要素を用いた作品。レオポルド・ストコフス キーが指揮するフィラデルフィアOによって初演され大好評を博しました。 オペラとコンサート両面で幅広く活躍するアッシャー・フィッシュがウォーカー作品を、2018年、サー・ゲオルグ・ショルティ指揮者賞を受賞した俊英指揮者ロデ リック・コックスがドーソンの作品を指揮。どちらもオーケストラの機動性を生かした豊かな表現を披露しています。

IBS CLASSICAL
IBS-22024(1CD)
NX-B10
フアン・J・コロメル(1966-):シンフォニック・ジェネシス
狂気からの脱出
シンフォニック・ジェネシス
美しい風景
絶滅への無関心な歩み
スペインRSO
セルジオ・アラポント(指)

録音:2023年5月15-18日
バレンシア生まれの作曲家コロメルの作品集。幼い頃から音楽に触れた彼は、16歳の時にトランペット奏者として オーケストラに加わった後、ボストンで映画音楽を専門に学びました。彼が名を上げたのは、1990年代からプラシ ド・ドミンゴのためにアルバム「クリスマス・イン・ウィーン」の楽曲などいくつかの作品のオーケストレーションを行ったこと でしょう。その華麗な響きはドミンゴの歌声とともに多くの聴衆を魅了しました。 このアルバムでは一転、シリアスな作曲家としての顔を見せており、今を新たな時代の入り口ととらえつつ、人類の 存続が外的環境と内的環境(精神や文化)の面で危険な状況にあることへの警鐘も鳴らしています。

NORTHERN FLOWERS
NFPMA-99152(1CDR)
マルティノフ:「カム・イン!」
(1) ウラジーミル・マルティノフ(b.1946):2本のヴァイオリン、チェレスタと弦楽のための 「カム・イン!」(1985)
(2) レオニード・デシャトニコフ(b.1955):室内オペラ 「可哀想なリザ」(1980)
(1) モスクワ・フィルハーモニック・ソロイスツ、ユーリ・バシュメット(指)、タチアナ・グリンデンコ(Vn)、ギドン・クレーメル(Vn)、ミハイル・ムンチャン(チェレスタ)
(2)ムソルグスキー劇場ソロイスツ、ウラディーミル・ジーヴァ(指)、エレナ・ウスティノヴァ(S)、ウラジーミル・ナパリン(T)

録音:1985年(1)、1991年(2)
ユーリ・バシュメットが指揮し、ギドン・クレーメルが第1ヴァイオリンを担当したウラジーミル・マルティノフの「カム・イン!」の初期の録音に、レオニード・デシャトニコフがニコライ・カラムジンの小説に基づいて作曲した室内オペラ 「可哀想なリザ(Poor Liza)」という興味深い2つのレコーディングがセットになって、Northern Flowersから復刻。

Chandos
CHSA-5326(1SACD)
ケネス・フックス:管弦楽作品集 Vol.2
ケネス・フックス(b.1956):ライト・イヤー(ヘレン・フランケンサーラーの6つの絵画による管弦楽組曲)
イーヴンタイド(アルト・サクソフォン、パーカッション、ハープ、チェレスタと弦楽オーケストラのための協奏曲)
バス・トロンボーン協奏曲(管弦楽版)
ポイント・オヴ・トランクイリティ(モーリス・ルイスの絵画による木管楽器、金管楽器、弦楽器とパーカッションのための牧歌/木管楽器、金管楽器とパーカッションのための作品を再構成)
ジョン・ウィルソン(指)、
シンフォニア・オヴ・ロンドン、
ジェイムズ・バックル(バス・トロンボーン)、
ティモシー・マカリスター(アルト・サクソフォン)

録音:2023年12月5日-6日、2023年7月31日、8月1日、2024年1月8日、セント・オーガスティン教会(キルバーン、ロンドン)
「ラヴェル:管弦楽作品集」(RCHSA-5280/CHSA-5280)(2022年度レコード・アカデミー賞管弦楽曲部門、英グラモフォン賞の空間オーディオ部門受賞)をはじめとした数々の賞に輝き、今もっとも注目を集めるコンビ、ジョン・ウィルソン&シンフォニア・オヴ・ロンドン(SOL)。
1956年生まれのアメリカの作曲家、ケネス・フックスはジョアン・ファレッタが指揮する作品集が2018年度第61回グラミー賞のベスト・クラシカル・コンペンディウム部門を受賞。管弦楽や吹奏楽、室内楽をはじめ幅広い分野で現在のアメリカ音楽界をリードしています。ジョン・ウィルソン&SOLの名コンビによるフックスの管弦楽作品集の第2弾となる今作では、古典的なソナタ形式を緩やかに踏襲しつつ、この楽器が持つ音域をフルに活用し、その叙情的な側面を堪能できる 「バス・トロンボーン協奏曲」 、フックスがコール・アングレのために書いた初期の協奏曲を再編集したアルト・サクソフォンとオーケストラのための 「イーヴンタイド」、元々は吹奏楽版として作曲されていたモーリス・ルイスの同名の絵画にインスパイアされた 「ポイント・オヴ・トランクイリティ」 の管弦楽版、そして、ジョン・ウィルソン&SOLのために作曲し、ヘレン・フランケンサーラーの一連の絵画にインスパイアされた6つの楽章からなる息を呑むようなスケールの大きさと宇宙の神秘的な性質を捉えた管弦楽組曲 「ライト・イヤー」 の4つの作品が収められています。
ソリストには、フィルハーモニアOのバス・トロンボーン奏者を務め、23歳でロイヤル・オーバーシーズ・リーグ金賞を受賞した唯一の金管楽器奏者でもある英国が誇る若き名手、ジェイムズ・バックル。シカゴSOからBBCプロムスでのBBC響まで、世界最高峰のオーケストラとの共演や、50以上のレコーディング、著名な作曲家や新進気鋭の作曲家による200以上の初演に携わっている、今日最も有名なクラシック・サクソフォン奏者の一人、ティモシー・マカリスターが名を連ねています。

ALTO
ALC-1487(1CD)
ブリッジ&ホルスト:弦楽のための音楽
ブリッジ:熟したさくらんぼ
 サー・ロジャー・ド・カヴァリー
 弦楽のための組曲
 小川にしなだれて柳が茂っている
ホルスト:ブルック・グリーン組曲
 フーガ風協奏曲 Op.40-2
 抒情的楽章
 モリス・ダンス・チューンズ
ニュージーランド室内O、
ニコラス・ブレイスウェイト(指)
イギリス音楽のスペシャリスト、ニコラス・ブレイスウェイトが繰り広げるブリッジ&ホルストの弦楽サウンドの世界。Kochレーベルから1990年代にリリースされていた音源の復刻です。ブレイスウェイトが時には陽気で外交的に、時にはメランコリックに2人の音楽の特質を引き出し、ニュージーランド室内Oも非常に高水準な演奏で彼のタクトに呼応しています。
ALTO
ALC-1492(1CD)
ハイ・ヒールズ〜フェイヴァリット・ライト・クラシックス
トレヴァー・ダンカン:ハイ・ヒールズ
チャールズ・ウィリアムズ:リズム・オン・レールズ
ロバート・ファーノン:メロディ・フェア
ジャンピング・ビーン
 ピーナッツ・ポルカ
 コルディッツ・マーチ
 ダービー・デイ
 ポートレート・オヴ・ア・フラート
 泉のほとり
デイヴィッド・ローズ:ホリデイ・フォー・ストリングス
伝承曲(イアン・サザーランド編):サボール・フラメンコ
ルロイ・アンダーソン:アイルランド組曲
イアン・サザーランド:マンボ・ダモーレ
デイヴィッド・ローズ:ホリデイ・フォー・トロンボーンズ
ピーター・ホープ:組曲「ケリー周遊路」
ライト/フォレスト(ウォリー・ストット編):ピンク・シャンパン
ピーター・ヨーク:サファイアズ・アンド・セイブルズ
イアン・サザーランド・コンサート・オーケストラ
1936年生まれのイギリスの指揮者、イアン・サザーランドと彼のオーケストラがお届けする偉大なるライト・ミュージック・アルバム。ロンドンのセッション・ヴァイオリニストとしてボールト、サージェント、グローヴズ、ショルティ、クレンペラーなどといった偉大な指揮者の下での演奏を経験してきたイアン・サザーランドは、古典的な作品から現代音楽、映画音楽まで幅広いレパートリーを持ちながら、ボストン・ポップスにインスピレーションを得たグラスゴー市POとの「ポップス・アット・ザ・フィルハーモニック」をはじめライト・ミュージックへの多大な貢献が特に高く評価されています。

ALPHA
ALPHA-1056(1CD)
ユリ・レインヴェレ:管弦楽作品集
ユリ・レインヴェレ(1971-):And Tired from Happiness, They Started to Dance
2つのフルート、弦楽と打楽器のための協奏曲
On the Ship of Fools - 大管弦楽のための
マーリカ・ヤルヴィ、モニカ・マティエセン (Fl)
エストニア祝祭O
パーヴォ・ヤルヴィ(指)

録音2023年7月、8月 パルヌ・コンサートホール
1971年エストニアのパルヌに生まれた作曲家ユリ・レインヴェレの作品集。彼は、パーヴォ・ヤルヴィが設立しエストニアの同時代音楽の紹介 に力を入れているパルヌ音楽祭で、かつて同国の文化大臣を務めた作曲家レポ・スメラの名を冠した賞を2019年に受賞しています。また 2021年には、「隣の部屋で目覚めたアンナ・マリア」がアンドリス・ネルソンスの指揮でベルリン・フィルの公演で取り上げられ、好評を博しまし た。そしてこのアルバムに収められた「2つのフルートのための協奏曲」は同じソリストにより、2019年日本でも紹介されています。詩人でもあ るレインヴェレの音楽の多くは詩的な言葉に触発されたものですが、その音楽はドビュッシーのような美しさを湛えた室内楽的な響きから、大 音量のカオス、ブルックナーを思わせる輝かしい金管楽器、多彩な打楽器の野性的なリズムを伴うものまでさまざま。アルバムのタイトルにも なった「Ship of Fools(阿呆船)」は16世紀のベストセラー小説にあったラテン語のフレーズ「Mundus vult decipi, ergo decipiatur (世界は欺かれることを願っている、故に欺かれる)」からインスピレーションを得たもので、SNSを通じて常に欺き合っているような現代人に対 する風刺が含まれているということです。

DIVINE ART
DDX-21131(1CD)
NX-B10
グレッグ・キャフリー(1963-):管弦楽作品集
Aingeal II(2021) - 弦楽オーケストラとパーカッションのために
Environments II(2012)- 独奏ギターと弦楽オーケストラ、パーカッションのために
A Terrible Beauty(2013-2019) -小オーケストラのために
Environments I(2011) -独奏ピアノとオーケストラのために
クレイグ・オグデン(G)
ダニエル・ブローウェル(P)
シネイド・ヘイズ(指)
アルスターO

録音:2023年1月4-6日
全て世界初録音
アイルランド出身、クイーンズ大学ベルファストで学んだ作曲家グレッグ・キャフリーは、現在アイルランド現代音楽セ ンターの代表を務めており、これまでにも世界各国で数多くの賞を受賞し大変高く評価されています。この 「Environments=環境」と題されたアルバムには、世界初録音となる4作品を収録。 アルバムタイトルにもなった2作の「Environments」はキャフリーがパリ滞在中に構想し書き上げた曲。各々、ギ ターとピアノをソリストにした協奏的な作品です。「A Terrible Beauty」は構想から完成まで8年かかった力作。 W.B.ウェイツの詩からインスピレーションを受けており、第4回ウーノ・クラミ作曲賞の「Recommended work= 推奨作品」に選ばれました。「Aingeal」はアイルランド語で天使の意味を持ち、早世した彼の友人のために書か れた作品です。シネイド・ヘイズが指揮するアルスターOの共感あふれる演奏で。

King International
KKC-4350(1SACD)
限定発売
ワーグナー名演集(1952)
歌劇「さまよえるオランダ人」序曲
ジークフリート牧歌
楽劇「神々のたそがれ」-ジークフリートのラインの旅
楽劇「神々のたそがれ」-ジークフリートの葬送行進曲*
楽劇「トリスタンとイゾルデ」-前奏曲と愛の死#
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
トリノ・イタリアRSO
ローマ・イタリアRSO*

録音:1952年6月6日 トリノ、同年5月31日 ローマ*、同年3月11日 トリノ#(放送用ライヴ)
ふたつの「指環」(1950年ミラノ盤と53年ローマ盤)の間の年、1952年にフルトヴェングラーはイタリアでRAI(イタリア放送協会)のためにワーグナーを盛んに 指揮していました。1月14日 「ワルキューレ」第1幕(ローマで)、3月11日 「トリスタン」前奏曲と愛の死(トリノで) 5月31日 「神々のたそがれ」第3幕(ローマで)、6月6日 「オランダ人」「牧歌」「ラインの旅」(トリノで)
1952年にフルトヴェングラーが公開放送録音でおこなったワーグナーの管弦楽名曲集(全5曲)。前半の3曲は52年6月6日トリノで行ったコンサートの前半 のプログラム、85年に伊チェトラから発売されたLP「ワルキューレ」第1幕の余白に収録、キングレコードでは同年3月11日同じトリノでの「前奏曲と愛の死」との カップリングでK17C-9539が発売されました。翌86年に52年5月31日の「神々のたそがれ」第3幕上演から「葬送行進曲」をカップリングして、全5曲のCD (K33Y-195)が発売され、91年にKICC-7094で再発されましたが、それ以来の登場で、しかも全5曲、初のSACD化になります!
以下、宇野功芳のライナー・ノーツ(1985年記)より このワーグナーは全5曲中3曲が今春に初発売されたばかりの演奏という点に大きな意義がある。もっとも、初発売といっても音が悪いのでは価値も薄いが、これら はすべて1952年6月6日にトリノで行われた公開放送録音だけに鑑賞用としても充分なものがあり、巨匠のファンを喜ばすことであろう。(中略) ・歌劇「さまよえるオランダ人」序曲 ・・・本CDの他に1949年のウィーン盤があるだけなので貴重です。速い部分はより速く、遅い部分はより遅い、という彼一 流の基本スタイルはウィーン盤と同じだが、あれほどやりすぎてはいない。しかしティンパニの嵐、生きもののような弦の速い動きは、ベートーヴェン風のワーグナーと してユニークです。 ・ジークフリートの牧歌 ・・・「オランダ人」と同じく、他には1949年のウィーン盤があるだけだ。このCDはウィーン盤より3年後の録音で しかもライヴだけにいっ そう上出来だ。冒頭の温かい情感と人間味にあふれた弦の響きやハーモニーは誰にもまねの出来ないフルトヴェングラー・トーンで、まるで聴く者の心に寄り添ってく るようだ。 ・ジークフリートのラインの旅 ・・・全曲盤を除くと、既発売のレコードはウィーン・フィルによる2種 (1949年、1954年)のみで、それにこの1952年のCDが加 わったことになります。解釈はほとんど変わりがなく、クナッパーツブッシュの悠揚迫らぬ巨大さには欠けるが、「ラインの旅」が始まるところでテンポを速め、いざ出発とい う興奮を示す動的な表現がいかにもフルトヴェングラーらしい。 ・ジークフリートの葬送行進曲 ・・・「葬送行進曲」には7つの録音がある。演奏はいずれも一長一短で、フルトヴェングラー臭の強いワーグナーになっています。この CDに含まれているのは、「神々のたそがれ」の第3幕だけを演奏会形式で指揮したものの中からの抜粋です。 録音のバランスに問題があり、フルトヴェングラーの 意志が今一つ伝わって来ない。 ・前奏曲と愛の死 ・・・フルトヴェングラーの十八番だけに録音は5種を数えます。 演奏はどれも超一級だ。すごい心の厚味、 優しい思いやり、むせるような歌、繊細美 の極、そして「愛の死」の最後のはかなさ、本当にすばらしい「トリスタン」 だ。
今回の全5曲、世界初のSACD Hybrid化!ミラノ・ディスコス社が制作したアナログ・マスターテープ(1/4インチ幅、2トラック、秒速38cm)をキング関口台ス タジオであらたにデジタル・リマスタリングし直して発売!明瞭にして重厚で迫力のあるサウンドをご堪能ください。 (Ki)


PROMINENT CLASSICS
2506-5623(1CD)
チェリビダッケ/ヨハン・シュトラウス名演集
(1)アンネン・ポルカ*
(2)皇帝円舞曲
(3)「こうもり」序曲
(4)ピツィカート・ポルカ(ヨゼフ・シュトラウス共作)
(5)トリッチ・トラッチ・ポルカ
(6)ポルカ雷鳴と電光*
(7)ウィーン気質*
(8)「ジプシー男爵」入場行進曲*
(9)ポルカ「狩り」*
(10)南国のバラ*
セルジュ・チェリビダッケ(指)
シュトウットガルトRSO

録音:(1)-(5)1981年5月27日 、(6)(7)1982年6 月9日、(8)-(10)1983年6月10日
全てリーダーハレにおけるライヴ・ステレオ録音
*=正規盤初出
正に夢のようなリリースです!チェリビダッケによるヨハン・シュトラウス名演集の登場で す。大指揮者は小品にも芸術の精髄を注ぎ込みますが、チェリビダッケもその例に洩れま せん。とにかく聴けなかったレパートリーが聴けるのが朗報。チェリビダッケは頭脳で解析 する天才であることは無論のこと感覚的な遊びの達人でもありましたので、こうした曲目にも 見事な適性を示します。定期演奏会ではなく SUDFUNK BALL(直訳すれば南ドイツ放送 夜会)という催しでシュトウットガルト放送響以外にも出演者がある演奏会。ここで巨匠は秘 蔵レパートリーを披露したのです。解説には演奏分析の神、金子建志氏による詳述も必読 です。

Forgotten Records
fr-1920(1CDR)
ショモギー/バルトーク:作品集
管弦楽の為の協奏曲*
弦楽器,打楽器とチェレスタの為の音楽#
ラースロー・ショモギー(指)
ハンガリー放送O*、
バーデン・バーデン南西ドイツ放送O#

録音:1955年12月5日-6日*、1957年9月3日-7日、バーデン=バーデン、ドイツ#
※音源:Qualiton LPX123*、Ducretet-Thomson 260C-099#他

VOX
VOXNX-3042CD(1CD)
NX-B06
ラフマニノフ:交響的舞曲
ジプシーの主題による奇想曲 Op.12
スケルツォ ニ短調(1888)*
交響詩「死の島」 Op.29
セントルイスSO
レナード・スラットキン(指)

録音:1979年、1980年10月*
レナード・スラットキンとセントルイスSOは1970年代半ばから1980年代冒頭にかけて、交響曲とピアノ協奏曲に合唱交響曲「鐘」やカンター タ「春」までも含むラフマニノフの管弦楽作品全集をVoxに録音し、これらはダイナミックかつ洗練された演奏と優れた録音によって高い評価を得まし た。その中から、初期から後期までの管弦楽作品を収録。同時期に収録された第2番は日本初出時に『レコード芸術』誌で「音場の広さ、奥行き、 解像度の高さ、全体の融け合いの良さ、音のしなやかさと艶、パートの定位感、歪みや混濁の無さ」などの諸要素を高水準で満たし、極めて高い評 価を得ました。これらの特徴は当盤にも当てはまります。最新リマスターによってリフレッシュされたサウンドをお楽しみください。エリート・レコーディングズ の制作、24bit/192kHzリマスターによるVOX AUDIOPHILE EDITIONの1枚。ブックレットには初出時のジャケットと解説を転載しています。
VOX
VOXNX-3039CD(1CD)
NX-B
グリーグ:ペール・ギュント組曲第1番Op. 46
ペール・ギュント組曲第2番Op.55
組曲「ホルベアの時代より」 Op.40
抒情小曲集第8集 Op.65- 第6曲 トロルドハウゲンの婚礼の日(1896)*
ノルウェー舞曲 Op.35*
ユタSO
モーリス・アブラヴァネル(指)

録音:1975年2月、3月、1975年5月*
アブラヴァネルのグリーグ管弦楽作品集の復刻第2弾。「中庸の美」を実践したような演奏は過激な表現に走ることなく、それでいて旋律は十分に歌 い、ダイナミックな躍動感も備え、安心して曲の魅力に浸ることが出来ます。録音場所は明記されていませんが当時ユタ響が主な録音会場として 使っていたモルモン・タバナクルと想像されます。豊かな響きを伴いつつ、自然な定位と高い解像度を実現したエンジニアのマーク・オーボートの録音も 聴きもの。新リマスターでS/Nが改善しました。ブックレットには初出時のジャケットと解説を転載しています。

Obsession
MELHQ-1002479(1CD)
HQCD
完全限定生産
シチェドリン:カルメン組曲
ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番ハ短調 Op.35*
:ウラディーミル・スピヴァコフ(指)、
モスクワ・ヴィルトゥオージ、
アルメニア国立室内アンサンブル、
パーカッション・アンサンブル
エフゲニー・キーシン(P)*、
ウラディミール・カフェルニコフ(Tp)*、
ウラディーミル・スピヴァコフ(指)*
モスクワ・ヴィルトゥオージ*

録音:1984年(スタジオ録音)(1-13)、1986年4月27日、モスクワ音楽院大ホール(ライヴ録音)*/ADD
ObsessionシリーズによるMelodiyaの名盤復刻! ウラディーミル・スピヴァコフとモスクワ・ヴィルトゥオージの名コンビによる、シチェドリンとショスタコーヴィチのHQCDヴァージョンが再生産されました。2021年の現地リリース時点では日本で殆ど流通していなかったため、嬉しい復活&日本上陸となります。ビゼーの名オペラをシチェドリンが独創的にアレンジ・再構成した「カルメン組曲」の名演は勿論、当時14歳の神童キーシンがライヴ演奏した白熱のショスタコーヴィチもファン必聴・必携です。

KAIROS
0022009KAI(1CD)
ジャン=リュック・エルヴェ:ジャーミネーション
ジャン=リュック・エルヴェ(b.1960):Germination(12人のミュージシャンとエレクトロニクスのための)(2013)
Topos(8人のミュージシャンとエレクトロニクスのための)(2022)
Au dehors(クラリネット、ヴァイオリン、チェロとピアノのための)(2008)
リティネレア、レオ・マルグ(指)

録音:2021年6月11日、2022年6月4日、2023年7月3日(フランス)
パリ国立高等音楽院にてジェラール・グリゼーに師事したフランスの作曲家、ジャン=リュック・エルヴェ(b.1960)は、日本庭園の静謐な美学とエドガー・ヴァレーズの前衛的なサウンドにインスピレーションを得た音楽作りで自然と建築の両方の環境との深い関わりを体現し、このアルバムでもリスナーに音楽と環境がシームレスに絡み合うユニークな聴覚体験を提供します。

Altus
OALTSA-001(1SACD)
シングルレイヤー
完全限定生産
初SACD化
日本語帯・解説付
スメタナ:連作交響詩「わが祖国」 ラファエ ル・クーベリック(指)
バイエルンRSO

録音:1984年5月3-4日/ミュンヘン・レジデンツ、ヘラクレスザール
忘れがたいORFEOの名盤をALTUSがライセンスしリマスター、初SACD化。より生々しく生まれ変わった高音質盤で演奏の素晴らしさが一層ひきたち、スケールの大きな音楽として耳に心に迫ってきます。
祖国を離れたクーベリックが自ら鍛え上げたバイエルン放送響と84年に演奏した「わが祖国」ライヴ。いいようのない熱気を迸らせながらも、スコア上の細かい
筆致を克明に描き、絶妙かつ稀有なバランスの音楽を構築した名演。ラストのクライマックスも決して勢いに任せるのでなく燃焼度は抜群のままにしっかりと描ききった、クーベリックの名人芸が光る圧巻の演奏です。
「彼の同曲演奏のなかで、もっとも切実な音楽としてわたしには聴こえます。故郷を離れて久しい指揮者が、その土をもう踏むことはないのではないかという諦念も滲ませつつも、やはり望郷の思いに胸を熱くする、じつに生々しい心理が反映された音楽として。」(鈴木淳史氏の解説より)

ALPHA
ALPHA-941(1CD)
フローラン・シュミット:劇付随音楽『サロメの悲劇』 Op.50(1907年オリジナル版)
悲歌 Op.24(Vcと管弦楽版)*
アンバー・ブライド(S)
フィリップ・シュテムラー(Vc)
フランクフルトRSO
アラン・アルティノグル(指)

録音:2021年1月、2022年6月* フランクフルト放送ゼンデザール
コンサートのみならずオペラでも世界的に高い評価を得ているアラン・アルティノグル(アルティノグリュ)と、彼が2021年から首席指揮者を務め るフランクフルトRSOとのアルバム第2弾。フローラン・シュミットの人気曲『サロメの悲劇』は、1907年に黙劇の付随音楽として小 管弦楽のために書かれ、その後バレエ・リュスの依頼を受け大編成の管弦楽によるバレエ音楽として1913年に改作上演されました。1907 年版は管楽器10パート(Fl&Picc、Cl、Ob、Eh、Fg、Tp、2Hr、2Tb)と打楽器3名、弦五部とハープという編成で、小さなオーケストラ・ ピットに対応する人数で演奏することも可能ですが、今回の演奏では弦楽器だけでも30人以上を導入しており、大編成版に劣らないシン フォニックな解釈で聴き応え十分。高い演奏技術で知られるフランクフルト放送響の妙技を通じ、作品の持つ美しさと躍動、そして大きなクラ イマックスを十二分に楽しむことが出来ます。チェロとピアノのために1899年から1903年の間に書かれた「悲歌」は、30歳前後の感性で 瑞々しく書かれた美しい小品ですが、ここでは管弦楽に熟練した1911年に作曲者自ら編曲した版で聴くことが出来ます。

Opus Arte
OACD-9051D(2CD)
NX-C07
グラズノフ:バレエ音楽『ライモンダ』(タマラ・ロホ版) イングリッシュ・ナショナル・バレエ・フィルハーモニック
ギャヴィン・サザーランド(指)

録音:2022年10月19日~22日 ホロウェイ・ブロダクション・スタジオ(ロンドン)
イングリッシュ・ナショナル・バレエ(ENB)は、タマラ・ロホの芸術監督就任(2012年)以来、アンナ=マリー・ホームズ振付『海賊』やアクラム・カーン振付『ジゼ ル』など数々の斬新な企画で注目を浴び、大きな飛躍を遂げました。そのタマラ・ロホがサンフランシスコ・バレエの芸術監督への転身に先立ち、ENBでの最 後のプロジェクトとして取り上げ、自身の振付家としてのデビュー作ともなったのが、グラズノフ作曲、プティパ原振付のバレエ『ライモンダ』。2022年1月に初演 されたこのタマラ・ロホ版『ライモンダ』は、大好評を博しました(同月ENBの最高位リード・プリンシパルに昇格した加瀬栞がライモンダ役で出演)。 タマラ・ロホは、物語の舞台をプティパ版の十字軍時代の中世フランスから19世紀のイギリスとクリミアへと移し、題名役ライモンダをクリミア戦争の従軍看護 師フローレンス・ナイチンゲールに見立て、十字軍の騎士ジャン・ド・ブリエンヌをイギリス軍の兵士ジョン・デ・ブライアン、サラセンの騎士アブデラフマンをオスマン 帝国軍の将校アブドゥル・ラーマンに置き換え、この主役の3人を軸にした、より劇的な起伏に富むストーリーに転換。新国立劇場バレエ公演『眠りの森の美 女(2014年)』、『ラ・シルフィード/Men Y Men(2016年)』の指揮者として日本でもお馴染みのバレエ音楽のスペシャリスト、ギャヴィン・サザーランドがこ のストーリーを元にグラズノフのスコアを再構成しました。本作は、このタマラ・ロホ版『ライモンダ』のイングリッシュ・ナショナル・バレエ・フィルハーモニック(ギャヴィ ン・サザーランド指揮)によるセッション録音です。録音エンジニアはLinn Recordsのフィリップ・ホッブス。作品的にもオーディオ的にも注目のリリースです。

MARCO POLO
MAR-18.225381(1CD)
ユリウス・フチーク(1872-1916):舞曲と行進曲集
行進曲「エルプタルグルス」 Op.246(1911?14)**
ワルツ「人生のおとぎ話」 Op.253(1912)*
ラバン=行進曲 Op.44(1899) (原典版)*
ワルツ「星降る夜に」 Op.242(1911)**
マズルカ「ハートの女王」 Op.70(1899/1900)*
ワルツ「春の知らせ」 Op.114(1900頃,1928年出版)**
行進曲「大胆で誠実」 Op.240(1910)**
ワルツ「謝肉祭の王」 Op.244(1911)*
フランス風ポルカ「甘い夢の中で」 Op.31(1899)*
ワルツ・レント「忘れられない時間」 Op.212(1907)**
ヴェネツィア風セレナード「ラグーンの上で」 Op.221(1908)(フリューゲルホルンと管弦楽版)**
フランス風ポルカ「舞姫」 Op.37(1898)*
ワルツ「夢の国」 Op.270(1914)**
行進曲「歌の街から」 Op.126(1903)**
ギャロップ「鷲の飛翔」(ポルカ・シュネル) Op.237(1909)*
ヴァルター・ホフバウアー(フリューゲルホルン)
チェコ室内Oパルドビツェ
マレク・シュティレツ(指)

録音:2022年8月23、25-30日
*=世界初録音
**=管弦楽ヴァージョンによる世界初録音
半音階を駆使したユニークな旋律を特徴とする『剣士の入場』で知られる作曲家ユリウス・フチークの作品集。フチークはチェコで生まれ、プラハ音楽院でド ヴォルザークに師事、1891年にオーストリア=ハンガリー第49歩兵連隊に軍楽隊員として入団したのち、ウィーンの軍楽隊に入団。一時期はプラハのオー ケストラで演奏していましたが、1897年からはサラエヴォの軍楽隊の指揮者となり、以降は吹奏楽の指揮者として自作を演奏し大好評を博しました。 彼は1916年にこの世を去りましたが、残された楽譜は遺族によって処分されたため、多くの作品が失われてしまいました。このアルバムに収録された作品のう ち7曲は過去に出版されたことが無く、今回プラハの国立博物館に保存されていた自筆譜を編集して世界初録音にこぎつけました。他の8曲も英国ヨハン・ シュトラウス協会会長が率いる専任チームが丹念に編集したオーケストラ・スコアを用いた初録音となります。

SUPRAPHON
SU-4342(1CD)
『プラハのための音楽』
(1)ドヴォルザーク:地域祝祭展覧会のためのファンファーレ(1891)
(2)ドヴォルザーク:序曲「わが故郷」Op.62 B.125a(1882)
(3)オストルチル:交響詩「シェミークの物語」Op.3(1899)
(4)スメタナ:プラハの謝肉祭―序奏とポロネーズ(1883)
(5)スメタナ:交響詩「ヴィシェフラド」(連作交響詩『わが祖国』より第1曲)(1874)
(6)スーク:交響詩「プラハ」Op.26(1904)
プラハSO、
トマーシュ・ブラウネル(指)

録音:2021年3月10〜12日、2021年3月24&25日、2022年1月18〜21日、2022年9月6〜8日/スメタナホール(プラハ市民会館)(プラハ)
2024年1月の来日公演が大成功に終わったトマーシュ・ブラウネル率いるプラハSO。同コンビの注目新譜『プラハのための音楽』では、19世紀後半、チェ コ民族がオーストリア=ハンガリー帝国内で言語、文化、アイデンティティを求め戦った時代に生まれた作品、ドヴォルザーク、オストルチル、スメタナ、スークの管弦 楽曲を収録しております。
オタカル・オストルチルは1879年プラハ生まれ。プラハ大学で現代言語学を学んだ後、プラハのチェコの商業アカデミーでチェコ語およびドイツ語の教師を務 めました。音楽家としてのオストルチルは芸術活動のすべての面で常に現代音楽の発展に関わり、当時のプラハでは取り上げられることの少なかったヤナーチェク、 フィビフなどの作品も積極的に紹介したことでも知られます。交響詩「シェミークの物語」は19歳の時の産物。「ヴィシェフラド」にまつわるチェコの古代伝説に基 づく交響詩で、演奏される機会が滅多にない作品です。
この他、ドヴォルザークがプラハ地域祝祭展覧会のオープニングのために作曲した「ファンファーレ」、ドヴォルザークの愛国心が強くあらわれた序曲「わが故 郷」、今年(2024年)に生誕200周年を迎えたスメタナの「プラハの謝肉祭」、交響詩「ヴィシェフラド」、そしてスークの交響詩「プラハ」という充実の内容。プ ラハSOの本拠、プラハ市民会館のスメタナホールで録音された注目のアルバム登場です!

NMC
NMCD-277(1CDR)
マイケル・ゼヴ・ゴードン:諸行無常〜管弦楽作品集
1-7. 「ボホーサ」 管弦楽のための7つの小品
8-10. ヴァイオリン協奏曲
11-23. 諸行無常 
ユッカ=ペッカ・サラステ(指/tr.1-7)
BBC響(tr.1-7)、
キャサリン・ラーセン=マグワイア(指/tr.8-10)、

BBCウェールズ・ナショナルO(tr.8-10)、カロリン・ヴィトマン(Vn/tr.8-10)、
ライアン・ウィグルスワース(指/tr.11-23)、
ロンドン・シンフォニエッタ(tr.11-23)、
ヒュー・ワトキンス(P/tr.11-23)、
イアン・デアデン(エレクトロニクス/tr.11-23)

録音:2009年、2012年、2021年(イギリス)
キングズ・カレッジでロビン・ホロウェイに、その後オリヴァー・ナッセン、ジョン・ウールリッチらにも師事した作曲家、マイケル・ゼヴ・ゴードンは、オペラ、管弦楽、室内楽、合唱と幅広いジャンルの作品を手掛けており、作品の多くは、BBC響、ロンドン。・シンフォニエッタ、ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団など、多くの一流音楽家によって演奏されています。ゴードンの作品は、アイヴァース・クラシカル(英国作曲家)賞の合唱部門で2度受賞。エヴァ・ホフマンとの共作『A Pebble in the Pond』では、ラジオフォニック作曲部門でイタリア賞を受賞しています。本アルバムでは、「記憶と喪失」という壮大なテーマに基づいた3つの大規模な作品を収録しています。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

Danacord
DACOCD-931(2CD)
トマス・イェンセンの遺産 第21集
(1)チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.35*
(2)シベリウス:劇付随音楽「国王クリスチャン二世」組曲 Op.27より 夜想曲
(3)ヒンデミット:ウェーバーの主題による交響的変容
(4)ギヨム・ランドレ(1905-1968):クラリネット協奏曲(1957/58)**
(5)ヤーアン・ベンソン(1897-1951):変奏曲 Op.28
(6)モーリス・カルコフ(1927-2013):交響曲第3番「短い交響曲」 Op.38
(7)ゲイル・トヴェイト(1908-1981):ハルダンゲルの100の旋律 組曲第1番Op.151
(8)シャブリエ:スペイン
(9)アドルフ・アダン:歌劇「ニュルンベルクの人形劇」 序曲
(10)伝承曲(グレインジャー編):カントリー・ガーデン
(11)エリック・コーツ:ナイツブリッジ行進曲(「ロンドン組曲」より)***
(12)シューベルト:軍隊行進曲第1番
トマス・イェンセン(指)、
デンマークRSO、
ティヴォリ・コンサートホールO***、
ジャニーヌ・アンドラード(Vn)*、
アーネ・ムラー(Cl)**

録音:(1)1962年4月8日、ライヴ放送
(2)1962年10月14日、ライヴ放送
(3)1961年10月11日、ライヴ放送
(4)1961年11月11日、ライヴ放送
(5)1962年11月19日、ライヴ放送
(6)1961年11月11日、ライヴ放送
(7)1962年4月8日、ライヴ放送
(8)1962年4月8日、ライヴ放送
(9)1962年4月8日、ライヴ放送
(10)1962年4月8日、ライヴ放送
(11)1942年9月][Tono X25009
(12)1962年10月8日、ライヴ放送
デンマークの名指揮者、トマス・イェンセン(1898-1963)の遺産シリーズ第21集。冒頭に収録されたフランスのヴァイオリニスト、ジャニーヌ・アンドラード(1918-1997)の「自発性豊かな響き」のソロによるチャイコフスキーの「ヴァイオリン協奏曲」から聴きどころたっぷりです。オランダの作曲家ギヨム・ランドレの「クラリネット協奏曲」は現在入手できるとされる唯一の録音。またスウェーデンのモーリス・カルコフの交響曲第3番「短い交響曲」やノルウェーのトヴェイトの「ハルダンゲルの100の旋律」組曲第1番といった北欧作品や管弦楽のための小品が収録されています。戦時中に録音されたエリック・コーツの「ナイツブリッジ行進曲」は、TonoのSP78回転盤で発売された後、初めての復刻となります。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

EM Records
EMRCD0-85(1CD)
ラ・ベル・ダム
クィルター:The Faithless Shepherdess
ディーリアス:小管弦楽組曲第1番
ホルスト:Ornulf’s Drapa
ノーマン・オニール:La Belle Dame sans Merci(つれなき美女)
シリル・スコット:The Ballad of Fair Helen of Kirkconnel
ハヴァーガル・ブライアン:伝説
キャンベル・マッケンジー:コロンバ
BBCコンサート・オーケストラ、
ジョン・アンドルーズ(指)、
ロデリック・ウィリアムズ(Br)、
ルパート・マーシャル=ラック(Vn)
近代・現代イギリスの知られざる作品や新作を続々と送り出しているthe English Music Festival(EMF/イギリス音楽祭)の自主レーベル「EM Records」。少なくとも1つ以上の世界初録音作品を収録するというこだわりのもとリリースされてきたEM Recordsのニュー・アルバムは、19世紀末の英国ロマン主義をテーマとした、オニール、ホルスト、ディーリアス、クィルター、マッケンジー、ブライアンの世界初録音作品を集成。
ホルストが1898年に作曲したバリトンとオーケストラのための小品「Ornulf’s Drapa(オルヌルフのドラパ)」(詩はイプセンの『ヘルゲランのヴァイキング』から引用)は、エム・マーシャル=ラック(EM Recordsのレーベル・ディレクター、EMFのマネージング&アーティスティック・ディレクター、ルパートの妻)が大英図書館からオリジナルの楽譜を入手し、ブルーノ・バウアーが編集。英国ホルスト協会からも多額の助成金が出され、世界初録音が実現しています。

Diapason
DIAP-167(1CD)
ムソルグスキー:展覧会の絵

(1)ムソルグスキー(ラヴェル編):展覧会の絵
(2)ムソルグスキー(リムスキー=コルサコフ編):歌劇「ホヴァンシチナ」より前奏曲「モスクワ川の夜明け」
(3)ムソルグスキー(リムスキー=コルサコフ編)):「LA PRISE DE KARS-」より「厳粛な行進曲」
(4)ムソルグスキー(リムスキー=コルサコフ編)):古典様式による間奏曲
(5)ムソルグスキー(リャードフ編):歌劇「ソロチンスクの定期市」より「ゴパック」
(6)リャードフ:黙示録より Op.66
(7)リャードフ:キキモラ Op.63
(8)リャードフ:バーバ・ヤーガ Op.56
 魔法にかけられた湖 Op.62
 音楽の玉手箱 Op.32
(1)レナード・バーンスタイン(指)NYO/録音:1958年
(2)ジョージ・セル(指)クリーヴランドO/録音:1958年
(3)ワルター・ジュスキント(指)フィルハーモニアO/.録音:1958年
(4)ボリス・ハイキン(指)モスクワRSO/録音:1955年
(5)エルネスト・アンセルメ(指)スイス・ロマンドO/録音:1955年
(6)イーゴリ・マルケヴィチ(指)ラムルーO/録音:1960年
(7)ピエール・デルヴォー(指)パリ音楽院O/録音:1957年
(8)エフレム・クルツ(指)、フィルハーモニアO/録音:1957年
フランスの世界的クラシック音楽専門雑誌である「ディアパゾン(Diapason)」が音楽史に輝く名曲の歴史的名演を選出し、新たなマスタリングを施して復刻するシリーズ『レ・ザンディスパンサーブル・ド・ディアパゾン 〜ディアパゾンが選んだ決定盤』。
シリーズの第167巻として登場するのは、レナード・バーンスタインの「展覧会の絵」です。1958年に録音されたニューヨーク・フィルハーモニックとのこの録音は、今なお名演として語り継がれている演奏です。バーンスタインとニューヨーク・フィルの初期の熱演と共に、リャードフの管弦楽作品をお楽しみいただける一枚です。
Diapason
DIAPCF-030(10CD)
ベルリオーズ:作品集
(1)幻想交響曲 Op.14

(2)夏の夜 Op.7

(3)幻想交響曲 Op.14

(4)夏の夜 Op.7

(5)ローマの謝肉祭 Op.9

(6)ベアトリスとベネディクト(序曲)

(7)海賊 Op.21

(8)ロブ・ロイ

(9)リア王 Op.4

(10)ベンヴェヌート・チェッリーニ Op.23(序曲)
ピエール・モントゥー(指)、サンフランシ
(11)宗教裁判官 Op.3(序曲)

(12)「ファウストの劫罰」Op.24より「ハンガリー行進曲」

(13)ファウストの劫罰 Op.24

(14)イタリアのハロルド Op.16

(15)罠 Op.13-3

(16)ロメオとジュリエット Op.17

(17)「ベンヴェヌート・チェッリーニ」Op.23より抜粋

(18)「トロイアの人々」Op.29より抜粋
Acte I:Marche troyenne

(19)Acte IV:Chasse royage et orage

(20)Acte V:Inutiles regrets…
Acte V:Encore ces voix…

(21)Acte V:Je vais mourir…

(22)囚われの女 Op.12
若いブルターニュの牧童 Op.13-4
ザイーデ Op.19-1

(23)シューベルト(ベルリオーズ編):魔王

(24)ウェイヴァリーOp.1

(25)キリストの幼時 Op.25

(26)テ・デウム Op.22

(27)ウェーバー(ベルリオーズ編):舞踏への招待

(28)ルジェ・ド・リール(ベルリオーズ編):ラ・マルセイエーズ

(29)レクイエム Op.5
(1)アンドレ・クリュイタンス(指)フィルハーモニアO/録音:1958年
(2)シュザンヌ・ダンコ(S)、 ソー・ジョンソン(指)シンシナティSO/録音:1951年
(3)ピエール・モントゥー(指)パリSO/録音:1930年
(4)ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(S)、シャルル・ミュンシュ(指)ボストンSO/録音:1955年
(5)アンドレ・クリュイタンス(指)フランス国立O/録音:1961年
(6)シャルル・ミュンシュ(指)ボストンSO/録音:1958年
(7)ポール・パレー(指)デトロイトSO/録音:1958年
(8)エイドリアン・ボールト(指)LPO/録音:1956年
(9)トーマス・ビーチャム(指)ロイヤルPO/録音:1947年
(10)ピエール・モントゥー(指)サンフランシスコSO/録音:1952年
(11)アルトゥーロ・トスカニーニ(指)NBC響/録音:1942年
(12)ジョージ・セル(指)クリーヴランドO/録音:1957年
(13)リシャール・ヴェロー(ファウスト)、コンスエロ・ルビオ(マルグリート)、ミシェル・ルー(メフィストフェレス)、イーゴリ・マルケヴィチ(指)ラムルーO/録音:1959年
(14)ウィリアム・プリムローズ(Va)、シャルル・ミュンシュ(指)ボストンSO/録音:1958年
(15)ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(S)、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)、ジェラルド・ムーア(P)/録音:1960年
(16)チェーザレ・ヴァレッティ(T)、ロザリンド・エリアス(Ms)、ジョルジョ・トッツィ(Bs)、シャルル・ミュンシュ(指)ボストンSO/録音:1961年
(17)ニコライ・ゲッダ(T)、ジョルジュ・プレートル(指)フランス国立O/録音:1961年
(18)ポール・パレー(指)デトロイトSO/録音:1960年
(19)トーマス・ビーチャム(指)ビーチャム・コラール・ソサエティ、ロイヤルPO/録音:1957年
(20)ジョルジュ・ティル(T)、ウジェーヌ・ビゴー(指)(合唱とオーケストラ不明)/録音:1934年
(21)リタ・ゴール(Ms)、ローレンス・コリングウッド(指)フィルハーモニアO/録音:1958年
(22)エリナー・スティーバー(S)、ジャン・モレル(指)コロムビアSO/録音:1954年
(23)シャルル・パンゼラ(Br)、ピエロ・コッポラ(指)グラモフォンO録音:1926年
(24)トーマス・ビーチャム(指)ロイヤルPO/録音:1954年
(25)エレーヌ・ブーヴィエ(Ms)、ジャン・ジロドー(T)、ルイス・ノゲラ(Bs-Br)、ミシェル・ルー(Bs-Br)、アンドレ・クリュイタンス(指)レイモンド・セント・ポールcho、パリ音楽院O/録音:1951年
(26)アレキサンダー・ヤング(T)、トーマス・ビーチャム(指)ロイヤルPO、ロンドン・フィルハーモニーcho、ダリッジ・カレッジ少年cho
/録音:1953年-1954年(27)イーゴリ・マルケヴィチ(指)フィルハーモニアO/録音:1954年
(28)アンドレ・クリュイタンス(指)RTFO&cho/録音:1959年
(29)リチャード・ルイス(T)、トーマス・ビーチャム(指)ロイヤルPO&cho/録音:1959年
芸術の国フランスの世界的クラシック音楽専門誌、「ディアパゾン(Diapason)」の自主製作レーベルの看板であるボックス・セット・シリーズの第30弾として、マベルリオーズの作品集が登場します!
クリュイタンスやモントゥーの「幻想交響曲」を始めとして、往年の巨匠たちの指揮で、ベルリオーズの有名曲からマイナーな曲まで網羅されています。共演の歌手陣にも注目のボックス・セットとなっています。

BR KLASSIK
BR-900643(1CD)
NX-B08
musica viva #43
ヘルムート・ラッヘンマン(1935-):マイ・メロディーズ(2016-18/2019/2023)-8本のホルンと管弦楽のために
ボーナス・トラック(全曲からの特徴的な部分の抜粋)
ヘルムート・ラッヘンマンとヨハン・ヤーンの対話
バイエルンRSOのホルン・グループ
バイエルンRSO
マティアス・ヘルマン(指)

録音:2023年6月23日(ライヴ)
ミュンヘン、ヘラクレスザール
ヘルムート・ラッヘンマンの「マイ・メロディーズ」は2016年から18年にかけて作曲された後、早くも翌年に改 訂、更に2023年に再び改訂された作品です。このアルバムは2023年の改訂版初演時の演奏を収録した もの。ヴェネツィアでルイジ・ノーノに師事して以来、長い間「メロディ」にこだわっていたというラッヘンマン、この 作品は2008年にマドリードで「マッチ売りの少女」のリハーサルをした際、8本のホルンが奏でる音色からアイ デアを得て書き上げたものです。アルバムの ボーナス・トラックでは作品の特徴的な部分の抜粋を聴くことが でき、ラッヘンマン特有の音形やホルンの特殊奏法、息遣いが生み出すノイズまでを含む多彩なサウンドを 知ることができます。

ALPHA
ALPHA-1038(1CD)
プロコフィエフ:『ロメオとジュリエット』第2組曲 より
 I. モンターギュー家とキャピュレット家
 II. 少女ジュリエット
 III. 僧ローレンス
第1組曲 より
 V. 仮面
 VI. ロメオとジュリエット
 VII. ティボルトの死
第2組曲 より
 V. 別れの前のロメオとジュリエット
 VII. ジュリエットの墓の前のロメオ
エリザベス・オゴネク(1989-):この輝くものすべて
ラヴェル:『ダフニスとクロエ』 第2組曲
アントワープSO
エリム・チャン(指)

録音:2023年8月 エリザベート王妃ホール、アントウェルペン
香港に生まれアメリカで指揮を学んだエリム・チャン(陳以琳)。2014年ドナテッラ・フリック指揮者コンクールで女性として初めて優勝、2019 年からアントワープSOの首席指揮者を務めています。これまで協奏曲の伴奏やコンクールのライヴはあったものの、初めてのフル・アル バムのテーマとして今回彼女が選んだのは舞曲。プロコフィエフ『ロメオとジュリエット』の組曲から独自に選曲した8曲とラヴェル『ダフニスとクロ エ』第2組曲では、大仰な表現は控えながら細部まで歌い込み、さらに引き締まったリズムとしなやかさを兼ね備えた深い音楽を聴かせます。 そしてアメリカの作曲家オゴネクによる「管弦楽のための3つの舞曲」のサブタイトルの付いた『ALL THESE LIGHTED THINGS』では、曲 の特性の深い理解に基づき、多彩なパーカッションと弦や管によるリズムの交感を巧妙に描き、たいへん魅力的に仕上げています。巨匠然と した重さとも鋭角的な表現とも違う、創造性と柔軟性の高い音楽を作り上げる新しい才能を感じさせるアルバムです。

ALBANY
TROY-1958(1CD)
ナローン・プランチャルーン(b.1973):作品集
「陸と海の彼方」/「烈火」
「音、こだま、そして沈黙」
アルフォンソ・スカラーノ(指)
タイPO

録音:2022年タイ、マヒドル大学
「イルミネーションズ(TROY1934)」に続くナローン・プランチャルーンの管弦楽作品集第 2弾。 プランチャルーンはタイ北部の出身で後に渡米、イリノイ州立大学で学び、アレクサンダー・ ツェムリンスキー国際作曲コンクールで優勝しています。第1集に収録されている「フェノメノン」 は2004年武満徹賞第2位。現在はタイのマヒドル大学音楽学部の学部長を務める傍ら、タ イPO、パシフィックSOのコンポーザー・イン・レジデンスを務 めています。彼の作風は現代音楽の要素とタイの民族音楽、伝統音楽を融合したものでアジ ア的、オリエンタリズム、エキゾチシズムがあふれた魅力的なもの。アジア風コープランド、南 方系の伊福部昭といった感じの様々なイディオムが混在した雰囲気で大いに楽しめる。

LPO
LPO-0127(2CD)
ユロフスキ・コンダクツ・ストラヴィンスキー vol.3

(1)プルチネッラ
(2)交響曲 ハ調
(3)オード(頌歌、3部の悲しみの歌、またはトリプティク)
(4)トレニ〜預言者エレミアの哀歌
(5)変奏曲〜オルダス・ハクスリー追悼
(6)レクイエム・カンティクルズ
ウラディーミル・ユロフスキ(指)LPO
アンハラッド・リドン(メゾ・ソプラノ/プルチネッラ、レクイエム・カンティクルズ)
サム・ファーネス(テノール/プルチネッラ、トレニ)
マシュー・ローズ(バス/プルチネッラ)
エリザベス・アサートン(ソプラノ/トレニ)
マリア・オストルコヴァ(メゾ・ソプラノ/トレニ)
ジョエル・ウィリアムズ(テノール/トレニ)
テオドール・プラット(バリトン/トレニ)
ジョシュア・ブルーム(バス/トレニ)
マキシム・ミハイロフ(バス/レクイエム・カンティクルズ)
ロンドン・フィルハーモニーcho

録音:(1)2020年12月5日、(2)2018年4月18日、(3)2018年4月21日、(4)録音:2018年12月8日、(5)2018年12月8日、(6)2018年11月10日
すべてロイヤル・アルバート・ホールでの録音
ユロフスキ指揮LPOのストラヴィンスキー・シリーズ第3弾にして完結編の登場。ライヴ演奏会でも絶賛され、またCDシリーズも世界で高く評価されているシリー ズが完結となります。演奏機会の少ない作品も網羅した充実の内容。
ディアギレフから依頼されて手掛けた「プルチネッラ」は、ペルゴレージ原作の音楽を借用し、不協和音などでエッジと風刺の効いた作品に仕立てたもの。交響 曲 ハ調はシカゴSO創立50周年記念のために委嘱され、ストラヴィンスキー自身の指揮で1940年に初演されました。20台にひとつシンフォニーを手掛け た後の最初の本格的なオーケストラのための交響曲で、ハイドンやベートーヴェンへのまなざしが強く感じられる作品です。オードは1943年、クーセヴィツキーか ら、その妻をたたえるための作品を、という依頼を受けて作曲されたもの。1913年の「春の祭典」初演に継ぐくらいに悲惨な結果となったのがこの「トレニ」の 初演でした。十二音技法で書かれていますが、調性的な要素も持ち合わせ、驚くほど豊かであたたかみのある音楽となっています。典礼用ではなく、『哀歌』から 様々な詩を選び、特定の物語性はない、演奏会用に作曲されています。大変すばらしい演奏です。「変奏曲」は、1963年に亡くなったストラヴィンスキーの長き にわたる友人、イギリスの小説家オルダス・ハクスリーが亡くなったことを受けてその死に捧げられています。ストラヴィンスキー最後の完成されたスコアとなった (小さな歌曲を除く)レクイエム・カンティクルズは、十二音技法で書かれており、儀式的な構造、刺激的なハーモニー、明快でシャープな色彩など、ストラヴィンス キーの特徴がまさにあらわれている作品です。 (Ki)

Forlane
FOR-16770(1CD)
ブラームス:ハンガリー舞曲(全曲)
※ボーナス・トラック CD エキストラ(リハーサル風景映像[6 分])付き
ジョルジュ・プレートル(指)
シュトゥットガルトRSO

録音:1997年1,2,6月 ドイツ,シュトゥットガルト
フランスの偉大な指揮者ジョルジュ・プレートル(1924-2017)がシュトゥットガルトRSO の首席指揮者を務めていた時の代表的録音、ブラームスのハンガリー舞曲全曲。プレートルらし い熱気のある、時にテンポを大きく動かす豪快な音楽でありながら、さすがフランス人、土臭くな る一歩手前で抑える洗練さと気品も備えているという、プレートルの個性が存分に出た名演。 このCD は1997年に発売されたもので、装丁やバーコードなどはほぼそのままに、近年再生産 されたものと思われます。 ※ご注意※ このCD はCD エクストラもしくはエンハンスドCD と呼ばれるもので、本来の21 トラ ックの他に第1番のリハーサルの映像データが収録されています。トラック 22が打たれています が、これはCD プレイヤーでは再生できません。PC のCD ドライヴをご利用して再生してください。

VOX
VOXNX-3038CD(1CD)
NX-B06
グリーグ:交響的舞曲 他
交響的舞曲 Op.64
婚礼の行列 Op.19No.2(J. ハルヴォルセンによる管弦楽編)
劇音楽『十字軍の戦士シグール』から3つの管弦楽曲(1872/1892改訂)
抒情組曲 Op.54
モーリス・アブラヴァネル(指)
ユタSO

録音:1975年2月、3月
高音質録音で名高いエリート・レコーディングズ制作のVOX原盤を現代の名エンジニア、マイク・クレメンツがオリジナル・マスターテープから 192kHz/24bitでデジタル化するVOX AUDIOPHILE EDITION。VOXに数多いアブラヴァネルの録音から、グリーグの管弦楽作品集を復刻。 録音場所は明記されていませんが当時ユタ響が主な録音会場として使っていたモルモン・タバナクルと想像されます。豊かな響きを伴ったオーケストラ の一体感のあるサウンドからソロ・パートを奏でる楽器が小さめの音像ながらふわりと浮かび上がる様子は、録音エンジニアのマーク・オーボートならで は。今回のリマスターでS/Nが改善しました。「中庸の美」を音にしたような演奏は極端な表現に走ることなく、それでいて民族的な舞曲は十分ダイナ ミックに、感傷的な旋律には哀感を湛えて、安心して曲の魅力に浸ることが出来ます。ブックレットには初出時のジャケットと解説を転載しています。
VOX
VOXNX-3041CD(1CD)
NX-B06
スメタナ:連作交響詩『わが祖国』 セントルイスSO
ヴァルター・ジュスキント(指)

録音:1975年1月25-26日ミズーリ州セントルイス(USA)
高音質録音で名高いエリート・レコーディングズ制作のVOX原盤を現代の名エンジニア、マイク・クレメンツがオリジナル・マスターテープから 192kHz/24bitでデジタル化するVOX AUDIOPHILE EDITION。プラハ生まれの指揮者ヴァルター・ジュスキントが1968年から75年まで音楽 監督を務めたセントルイス響を指揮した「わが祖国」、彼の任期最終年を飾った録音です。オケの音色が落ち着いて中欧的に感じられるのは指揮者 のカラーが浸透していたことを思わせます。録音エンジニアのマーク・オーボートは極力少ないマイクで録音することを心がけていたと言いますが、オケの 溶け合いの良さ、ソロ・パートの音像が大きくならずに自然に定位しているところはその効果と言えるでしょう。演奏・録音共にまさにナチュラル。派手さ 志向の音作りではないので一聴地味に聴こえがちですが、耳をすませばまろやかな響きの中に豊かなディテールを聞き取ることができる、味わい深い 名録音です。ブックレットには初出時のジャケットと解説を転載しています。

APARTE
AP-344(1CD)
栄光の楽園
(1)ドビュッシー:シャルル・ドルレアンの3つの歌
(2)ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
(3)ドビュッシー(ワクスマン編):小組曲+ワクスマン:華やかな月
(4)ラヴェル:ボロディン風に
(5)グラシアーヌ・フィンジ:(もうひとつの)小組曲
(6)ドビュッシー:夢想
(7)ナディア・ブーランジェ:3つの小品
(8)ドビュッシー:月の光
(9)ラヴェル:3つの歌
(10)プーランク:愛の小径
(1)スカルラッティ:この告白者
(2)ボナヴェントゥーラ・ルビーノ:エルサレムを賛美せよ
(3)アントニオ・ロッティ:クレド
(4)スカルラッティ:スターバト・マーテル
(5)ヴィヴァルディ:われは幸い
ジャン = フィリップ・サルコス(指)
ル・パレ・ロワイヤ ル

録音:2023年3月13-15日/コンフラン礼拝堂(シャラントン=ル=ポン)
プレートルの秘蔵子でフランス空軍予備役大佐という肩書も持つ指揮者ジャン=フィリップ・サルコスが2010年に創設した古楽器オーケストラ・合唱団ル・パ レ・ロワイヤル。17世紀から20世紀半ばまでのレパートリーを清新な演奏で聴かせ注目されています。
彼らの新録音はイタリア・バロック。スカルラッティやヴィヴァルディなどの知られざる名品にカラフルで陰影に満ちた生命を吹き込んでいます。 (Ki)

Paraty
PTY-9231140(1CD)
ダヴィド・ランペル管弦楽曲集
交響的習作 (2003/2015改訂)
チェロ協奏曲 (2011/2015改訂)
曼荼羅交響曲 (2017)
ピアノ協奏曲 (2019)*
エマニュエル・ベルトラン(Vc)#
マリー=ジョゼフ・ジュード(P)*、
ジャック・ラコンブ(指)
ジョゼフ・バスティアン(指)*
ミュルーズSO、
ジャン=フランソワ・バスティアン(指)フランシュ=コンテ・ヴィクトル・ユゴーO(3)

録音:2021年6月、2019年7月#、2021年10月* 2018年12月/ルドゥ劇場&ブザンソン地方音楽院講堂
ダヴィド・ランペルは1959年ストックホルム生まれのスウェーデンの作曲家。パリのエコール・ノルマルとジュネーヴ音楽院で学び、現在パリで作曲とオーケス トレーションを教えています。
当アルバムは彼のオーケストラ作品を収めています。注目はチェロ協奏曲をエマニュエル・ベルトラン、ピアノ協奏曲はマリー=ジョゼフ・ジュードが独奏を務め ているのも注目。またブルガリアのソフィア・フィルの委嘱で書かれた交響的習作は、ソフィアを音名にしたミ♭―ファ―ラをモチーフにしています。プラジャナ(智 慧)、チェータナー(意志)、クシャンティ(忍辱)、ヴィーリヤ(精進)、シャンティ(平安)の5章から成る曼荼羅交響曲も興味津々です。 (Ki)

カメラータ
CDT-1118(1CD)
税込定価
2024年3月6日発売
佐藤眞〜デビュー60周年記念 管弦楽作品演奏会
佐藤眞:交響曲第3番(原典版)
ピアノ協奏曲
管弦楽のための変奏曲
管弦楽のための協奏曲
永野英樹(P)
下野竜也(指)東京SO

録音:2022年9月/東京(ライヴ)
 さまざまな分野で目覚ましい創作活動を行ってきた作曲家・佐藤眞が、 管弦楽作品生活60年を振り返り、代表作4曲を採り上げた『佐藤眞 管弦 楽作品演奏会』(2022年9月8日/東京オペラシティ コンサートホール)を完 全収録。  ソリストにヨーロッパを中心に活躍するピアニスト永野英樹を迎え、 下野竜也指揮/東京SOが、佐藤の「高い作曲の技術と意思の力に よる強靭な持続の音楽」を好演。(カメラータ)

TOCCATA
TOCC-0718(1CD)
NX-B06
リチャード・ランバート(1951-):金管とオルガンのための音楽
パルティータ - 金管五重奏のために(2015)
オルガンのための音楽 第2巻
festal trumpet sounds 祝祭ラッパの響き- トランペットとオルガンのために
ヴォランタリー 変ロ長調(2009)
ソーンベリーのエラボレーション(2009)
ヒフリドルのエラボレーション(1974)
小組曲第2番-2つのトランペットのために(2016)
栄光、賞賛そして名誉:トッカータ- オルガンのために(2015)
小組曲第3番-3つのトランペットのために(2016)
オルガンのための音楽 第1巻
mov’d with concord of sweet sounds- 金管七重奏のために(2011)
チェスター・コンコルディア・ブラス・アンサンブル
リチャード・ランバート(指)
フィリップ・ラッシュフォース(Org)
ロバート・マーシュ(Org)

録音:2022年8月22-25日
※全て世界初録音
1951年イギリス、バースに生まれた作曲家、指揮者リチャード・ランバート。彼の父と祖父が地元の教会のバンド マスターを務めており、とりわけ父が優れたコルネット奏者であったため、幼い頃からオルガンとブラスの音に触れて育 ちました。やがて自分でもトランペットを演奏するようになり、16歳頃からは友人たちが演奏するための曲を作曲し ていたといいます。以降彼は様々なアンサンブルで演奏、多彩な経験を積んできました。同時にオルガンのレッスン も受けたランバート、このアルバムに収録された一連の作品は、主として彼の友人や知人の特別な場面を記念す るために作曲されたものです。作品はどれもプーランクやウォルトンを彷彿させる雰囲気を持ち、祝祭的なムードの 中にもユーモアをにじませたユニークな作風が魅力です。


Treasures
TRE-295(2CDR)
ライナーのモーツァルトVol.1
アイネ・クライネ・ナハトムジーク*
ディヴェルティメント第17番K.334#
交響曲第40番K550**
音楽の冗談K.522+
ディヴェルティメント第11番K.251##
交響曲第41番「ジュピター」++
フリッツ・ライナー(指)
CSO、NBC響団員*,#

録音:1954年12月4日*、1955年4月23&26日#、1955年4月24日**、1954年9月16日+、1954年9月21日##、1954年4月26日++ (全てモノラル)
※音源:米RCA LM-1966*,#、米RCA LM-2114 **,++、独RCA LM-1952-B+,##
◎収録時間:77:33+75:36
“厳格なイメージを超えて一途な愛を燃や尽くしたライナーの特別なモーツァルト!”
■音源について
LP3枚分の全収録曲を2CD-R に収録、ライナーのモーツァルトの録音は、ほとんどモノラル期に集中。「ジュピター」はステレオ・バージョンも存在しますが、響きが平板なため、あえてモノラルを採用しました。交響曲では他に35番、36番、39番が遺されています。

★「ライナーのモーツァルト」と聞くと、ほとんどの人がジョージ・セルのような厳格で隙のないイメージを持たれると思います。私もそうでしたし、その手法でやられたらどんな指揮者もお手上げではないかとさえ思っていました。確かに両者は、全てにおいて妥協がないことは共通しているのですが、「第40番」を聴いて驚きました。ライナーの演奏にはセルにはない馥郁とした風合いと優しさが凝縮されているではありませんか!セルのモーツァルトが常にセルを感じさせるのに対し、ライナーのそれは徹底的にモーツァルトの息遣いだけがクローズアップされるのです。
 第1楽章はやや速めで進行しながら全てのパートが精緻に融合。一気に神々しいニュアンスを刻印しますが、主題のフレーズの結尾でフワッと力を抜くたびに香気が放たれてイチコロ!こんなこと、真の共感なくして出来るはずがありません。展開部での呼吸の振幅と虚弱の入れ替えの完全調和ぶりと声部の凝縮の高まり方には、手に汗握りつつ涙も禁じえません。緊張感を高め尽くした末にコーダで決然とリテヌートするのはいかにもライナー。第2楽章は、普段は怖いおじいちゃんが孫を抱っこしているときに見せるような雰囲気…とでも言いましょうか、これぞ無償の愛を反映したニュアンス。弦のテクスチュアは極上のシルクのようで、高潔の極み。第3楽章は厳格な3拍子の打刻よりも悲しみのニュアンスを際立たせており、ライナーが厳格な造型追求一辺倒ではなく、純粋な音楽志向の人だったことが垣間見れます。シカゴ響の上手さに関しては今更言うまでもありませんが、終楽章の特に木管群の技術と音楽性の高さは特筆ものです。
 「アイネ・クライネ…」も、これ以上に芸術的な高みに昇華した演奏を他に知りません。第1楽章1:56からのユニゾンがユニゾンとしてこれほど胸に迫る演奏があるとは思えませんし、第2楽章や第3楽章の中間部は、微笑みとか優しさとかの形容を超えた普遍的な美の結晶!この2つの楽章は、コーダのテンポの収め方にもご注目を。
 ディヴェルティメント第11番は、第3楽章の純粋な情感と透明なハーモニーが忘れられません。ここ収録した作品の中で、最も人間的な優しさを全面に出した演奏と言えましょう。第4楽章の平和なニュアンスを噛み締めながらの進行も、ロッシーニの序曲を振るライナーとは別人のよう。しかも、オケがトスカニーニにしごかれているNBC響というのが驚きです。
 「音楽の冗談」をあえて録音しているのは意外ですが、当然ながらその演奏態度も、作品への共感も、他の作品と全く変らず、不協和音を強調するといった野暮な真似はしません。あらゆる音楽的な表現の中でも最も難しいのがユーモラスな表現ではないでしょうか?普段ニコニコしている人が必ずしもユーモアのセンスがあるとは限らないですし、その逆も然り。変な演出を加えないという点ではミュンヒンガーを思い出しますが、その極度に禁欲的な演奏を窮屈に感じる方には、ライナーの演奏はより人間臭く感じられることでしょう。

 ライナーのモーツァルト録音はほとんどがモノラルであるせいか、「名盤ガイド」の類から外されるのが常ですが、その数は決して少なくなく、比類なき名演揃いであることことからも、ライナーがモーツァルトを別格の存在と考えていたことは間違いなく、だからこそ、普段のライナーの厳格な演奏の一歩先を行くような、豊かで柔軟なニュアンスがこうして開花したのだと思うのです。その点に少しでも共感していただければ幸いです。 【2024年2月・湧々堂】】

BMC
BMCCD-333(2CD)
孔雀〜ゾルターン・コダーイへのトリビュート
[CD1]
1. Prelude to the Night /2. Este /3. Determination /4. Sirato enek /5. Eternity /6. False Call /7. Csalfa sugar
[CD2]
1. The Scamp /2. Matrai kepek /3. Loyalty /4. Dusk /5. Folszallott a pava /6. The Peacock /7. Children’s Song /8. Turot eszik a cigany
モダン・アート・オーケストラ、
コルネール・フェケテ=コヴァーチュ(指)
コダーイcho、
ゾルターン・コチシュ=ホルペル(指)

録音:2022年4月3日-4日、パンノニア・スタジオ(ブダペスト)
BMC Recordsの人気アーティスト、モダン・アート・オーケストラの最新作はゾルターン・コダーイへのトリビュート・アルバム。過去にもバルトークの「15のハンガリーの農民の歌」をビッグバンド・アレンジしてしまうなど壮大なアレンジや興味を惹く企画で人気を博してきたモダン・アート・オーケストラが今回はコダーイ合唱団とタッグを組み、コダーイを象徴する「孔雀」をはじめとする様々な合唱作品をジャズの芸術的ビジョンからアプローチします。

Signum Classics
SIGCD-763(1CD)
ドロシー・ハウエル:管弦楽作品集
ユーモレスク(1919)/ザ・ロック(1928)
3つのディヴェルティスマン(1950)
ラミア(1919)/KOONG SHEE(1921)
レベッカ・ミラー(指)
BBCコンサート・オーケストラ

録音:2022年6月、セント・ジュード教会(ロンドン)
批評家のジョゼフ・ホルブルックが1921年に出版した現代英国作曲家ガイドに、エセル・スマイスとレベッカ・クラークと並んで、彼が重要だと考えたたった3人の女性作曲家の1人として紹介されたドロシー・ハウエル(1898-1982)の音楽。ほとんどの作品が未出版で、演奏されることも少ないというドロシー・ハウエルの知られざる管弦楽作品をレベッカ・ミラーが復権するアルバムです。
アメリカ、カリフォルニア出身の女流指揮者であり、エドゥアルド・マータ国際指揮者コンクール第1位の受賞歴を持つレベッカ・ミラーは、サウスバンク・シンフォニアの副指揮者、ルイジアナ・フィルの常任指揮者、エルサレム響の副指揮者などを歴任、最近では2019年から2023年までスウェーデンのウプサラ室内管の首席指揮者を務め、現在はロイヤル・ホロウェイ大学のオーケストラ部長、英国王立管弦楽協会の首席指揮者、ビショップス・ストートフォード・シンフォニアの首席指揮者、スワンOの首席客演指揮者を務めています。
Signum Classicsからは、エイジ・オヴ・インライトゥメント管を指揮したC.P.E.バッハ(グラモフォン賞2014ノミネート)や、ロイヤル・ノーザン・シンフォニアを指揮したハイドン、アーロン・ジェイ・カーニスの音楽等で評価を得てきた他、BBCスコティッシュ響を振ったHyperionのロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ(グラモフォン賞2017ノミネート)でもドロシー・ハウエルの協奏曲を録音しています。

Bastille Musique
BM-027(3CD)

OBM-027(3CD)
日本語解説付国内盤
税込定価

ユーグ・デュフール:作品集
ユーグ・デュフール(b.1943):
[CD 1]
1. Surgir(オーケストラのための)/2. L’origine du monde(ピアノと大アンサンブルのための)/3. 朝の翼の上で(ピアノとオーケストラのための)
[CD 2]
1. ティエポロによるアフリカ(ピアノと器楽アンサンブルのための)/2. ティエポロによるアジア(アンサンブルのための)/3. ティエポロによるヨーロッパ(アンサンブルのための)/4. ティエポロによるアメリカ(ピアノとアンサンブルのための)
[CD 3]
1. La Cite des saules(エレクトリック・ギターのための)/2. Hommage a Charles Negre(六重奏のための)/3. L’lle sonnante(パーカッションとエレクトリック・ギターのための)/4. L’Atelier rouge d’apres Matisse(エレクトリック・ギター、ピアノ、サクソフォンとパーカッションのための)/5. L’Enclume du reve d’apres Chillida(エレクトリック・ギターと室内オーケストラのための)
ケルンWDR響(CD1:1,3、CD3:5)、
ヨハネス・カリツケ(指揮、CD1:1)、
イラン・ヴォルコフ(指揮、CD1:3)、
シルヴァン・カンブルラン(指揮、CD3:5)、
アンサンブル・ニケル(CD3:4)、
レミックス・アンサンブル(CD1:2)、
ペーター・ルンデル(指揮、CD1:2)、
アンサンブル・ルシェルシュ(CD2:1-4)、
ヤロン・ドイチュ(エレクトリック・ギター、CD3:1-5)、
マリアーノ・キアッキアリーニ(CD3:2)、
ニコラス・ホッジズ(ピアノ、CD1:2-3)、他
ベルリンのラグジュアリー・レーベル「bastille musique」のリリース第27作目は、2023年に80歳を迎えたスペクトル楽派を代表する現代フランスの巨匠、ユーグ・デュフールの作品集。
リヨン生まれのユーグ・デュフールはジュネーヴ音楽院でピアノと作曲を学び、同地で活動する傍らリヨンの大学で哲学を教えるなど多忙な日々を送りつつ、1973年にはジェラール・グリゼー、トリスタン・ミュライユらと共にアンサンブル・イティネレールを組織。黎明期のスペクトル楽派を広く紹介する活動に大いに貢献しました。本アルバムにはピアノやアンサンブルのために書かれた「ティエポロ・サイクル」全曲やエレクトリック・ギターのためのすべての作品、さらにオーケストラとピアノのための主要な作品を錚々たるアーティストたちの演奏で収録。レーベル・プロデューサーのセバスティアン・ゾルテによるデュフール本人へのインタビューを含む充実のブックレット(国内仕様盤は日本語訳付き!)と、今作も作曲家やレコーディング・セッションの写真などが封入された「bastille musique」ならではのラグジュアリー・ボックス仕様となっています。

EUROARTS
20-11067(2SACD)
白鳥の湖&カルメン
チャイコフスキー:バレエ「白鳥の湖」(プレトニョフによる特別編集版)
シチェドリン:カルメン組曲(ビゼーの歌劇「カルメン」による弦楽と打楽器のための編曲版)
ミハイル・プレトニョフ(指)
ラフマニノフ国際O

録音:2022年8月、モイゼス・ホール、ブラチスラヴァ、スロバキア
2022年にプレトニョフが新たに創設したラフマニノフ国際O(RIO)待望の録音が登場!ロシア出身のミハエル・プレトニョフは1978年第6回チャイコ フスキー国際コンクールのピアノ部門で優勝し、以来国際的なピアニストとして活躍。1990年にはロシア・ナショナルO(RNO)を設立し、自身も指揮者、 音楽監督として演奏会だけではなく数多くの録音を行い、積極的な活動を展開してきました。そして2022年にスロヴァキアの首都ブラティスラヴァを拠点とした 新しいオーケストラ、ラフマニノフ国際O(RIO)を設立。楽団名はプレトニョフが以前より影響を受け、愛した祖国を離れなければならなかった作曲家ラフ マニノフの名を冠しています。オーケストラメンバーは、RNOの元メンバーや本拠地ストヴァキア、オーストラリア、ウクライナなどの東西の優れた演奏家で構成さ れています。
録音は、2022年8月にモブラチスラヴァのイゼス・ホールで行われました。演目は、チャイコフスキーの「白鳥の湖」とシチェドリンの「カルメン組曲」。プレトニョ フは「白鳥の湖」の全曲版をRNOと録音(2009年)していますが、今回は6つの楽章に編集されたプレトニョフによる特別編集版。「白鳥の湖」の物語に沿うよ うにプレトニョフが選曲・構成しています。美しく詩的でおとぎ話の魔法のように、その音楽の優雅さを絶妙なバランスで描いています。同じくシチェドリンの「カ ルメン組曲」もRNOとの録音(1998年)がありますが、今回新たにRIOとの録音も注目。「カルメン組曲」は作曲者が夫人プリセツカヤ主演のバレエのために、 ビゼーの名作を弦楽器と打楽器にパラフレーズしたもの。既に知れわたった名曲を舞踏化し、お馴染みの旋律が随所にちりばめられ、パワフルな弦楽にコミカルな 打楽器の融合が面白い作品となっています。 プレトニョフとラフマニノフ国際Oの今後の活動に大いに期待できる内容となっています。 (Ki)

VOX
VOXNX-3037CD(1CD)
NX-B06
ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ
バレエ『マ・メール・ロワ』
『ダフニスとクロエ』 第1組曲
『ダフニスとクロエ』 第2組曲
バレエ音楽『ジャンヌの扇』- ファンファーレ
セント・オラフcho
スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ(指)
ミネソタO

録音:1974年11月
LP時代からオーディオファイルの間で評判の名盤、スクロヴァチェフスキとミネソタ管によるラヴェルがオリジナル・マスターからの最新リマスターで登場! スクロ ヴァチェフスキの指揮は、フランス印象派絵画を思わせる、時に霞がかったような柔らかな音色が実は高精度のオーケストラ・コントロールから生まれることを示 し、少ない本数のマイクを適切に配置したマーク・オーボートの収録は、その演奏を広く濁りの無い音場と高い解像度によって再現します。その高評価ゆえ、 過去にはRefernce RecordingsやMobile Fidelityといったオーディオファイル向けのレーベルがライセンスを受けてLPやSACDでリリースしてきましたが、 今回、当代きっての録音エンジニアの一人マイク・クレメンツがオリジナル・テープから新たにデジタル化しました。従来盤との聴き比べも楽しみです。ブックレッ トには初出時のLPのジャケット写真と解説が転載されています。 VOXのスクロヴァチェフスキとミネソタ管のラヴェルは当初クワドラフォニックのLP4枚組で管弦楽曲全集としてリリースされました。今後全編が当シリーズでリ リースされてゆく予定です。

RAMEE
RAM-2301(1CD)
バッハ:フルート、ヴァイオリンとチェンバロを中心とした作品集
バッハ:管弦楽組曲 第2番ロ短調 BWV1067
ブランデンブルク協奏曲 第5番ニ長調 BWV1050
バッハ(フランク・テュンス編):アッラ・シチリアーナ(3つのチェンバロと弦楽のための協奏曲 ニ短調 BWV1063より)- フルート、ヴァイオリン、チェンバロと弦楽による演奏
バッハ:三重協奏曲 イ短調 BWV1044
フランク・テュンス(フラウト・トラヴェルソ)
/使用楽器:トリノのカルロ・プランカ1750年製作モデルに基づくブリュッセルのアンドレアス・グラット2013年製作の再現楽器
ソフィー・ジェント(Vn)/使用楽器: アブザム(オーストリア)のヤーコプ・シュタイナー1676年製作のオリジナル楽器
ベルトラン・キュイエ(Cemb)/使用楽器: ハンブルクのクリスティアン・ツェル1728年製作モデルに基づくカステルムツィオ(イタリア)のブルース・ケネディ2002年製作の再現楽器
レ・ムファッティ(古楽器使用)

録音:2023年3月13-16日ベギンホフ教会、シント=トロイデン、ベルギー
フィリップ・ヘレヴェッヘやジョス・ファン・インマゼールの古楽器オーケストラで活躍をみせ、師バルトルド・クイケンの後を受けブリュッセル王立音 楽院で多くの門弟を育ててきたフラウト・トラヴェルソの名手フランク・テュンスが、同じく多くの一流古楽器楽団に加わるバロック・ヴァイオリン 奏者ソフィー・ジェントと共に、ナントの古楽器奏者家系出身の俊才ベルトラン・キュイエを指揮者に迎えたベルギーの実力派集団レ・ムファッ ティと、バッハの器楽作品集を録音しました。弦楽3/3/2/2/1にテオルボとチェンバロを加えたその編成には、多忙な低弦奏者ブノワ・ファン デン・ベムデン(この録音では基本的にコントラバスを演奏。ブランデンブルク協奏曲第5番のみヴィオローネを使用)、日本でも活躍するバロッ ク・ヴァイオリンの中丸まどかや大野しほ、自身ポルトガルでボンヌ・コルドを主宰するバロック・チェロのディアナ・ヴィナグレら頼もしいメンバーが 結集しています。緊密なアンサンブルの中でも各パートの自発性が生きる演奏は、ベルギー古楽界の充実度を改めて実感できる味わい深 さ。自身ラ・プティット・バンドやイル・フォンダメントなどの古楽器アンサンブルにヴァイオリン奏者として加わっていた名技師、ライナー・アルントの 明敏な耳あればこそのエンジニアリングも絶妙で、ソリスト3人の魅力的な解釈を通じ、それぞれの古楽器の持ち味がよく伝わってきます。

H.M.F
HMM-902715(1CD)
デュティユー:作品集
(1)メタボール〜オーケストラのための(1964年)
(2)チェロ協奏曲「遥かなる遠い国へ」(1967-1970年)
(3)交響曲第1番(1951年
ジャン=ギアン・ケラス(Vc)
グスターヴォ・ヒメノ(指)
ルクセンブルクPO

録音:(1)2019年7月、(2)2023年4月、(3)2022年2月
メシアン作品集(HMM.905336/KKC.6787(4月中旬発売予定))が強烈だったヒメノ&ルクセンブルク・フィルによる、デュティユー作品集の登場。チェ ロ協奏曲「遥かなる遠い国へ」にはデュティユーからの信頼も厚かったケラスがソリストとして登場している注目盤です。
ケラスは、若い新進奏者だったころ、「私の作品を演奏してくれてありがとう」という内容の手紙をデュティユーから受け取ったそう。その後長きにわたって、 ケラスは何度もデュティユーの作品を演奏し、また、デュティユーの自宅(2台のコンサート・グランドのピアノが置いてあるために窮屈だったという)を何度 も訪れ、そこでもデュティユーの作品を演奏し、助言を得たといいます。チェロ協奏曲「遥かなる遠い国へ」は、20世紀の名曲であり、非常に高い音も多用 された難曲でもあります。ケラスの最高峰の技術と、作曲家の意図を瞬時に汲み取る深く鋭い洞察力、そしてヒメノ率いるオーケストラとの精巧なアンサンブルが、 この現代の名曲に決定的な名演を生み出しました。 この「遥なる遠い国へ」は連続して演奏される5つの楽章からなる作品で、各楽章にボードレールの一節が掲げられています。この作品が生まれる前、ボードレー ルの「悪の華」にデュティユーが音楽をつけ、ローラン・プティが振り付けをするというプロジェクトがありました。しかしそれは実現しませんでしたが、かわり にこの作品が生まれたといえます。ロストロポーヴィチによって初演されています。非常に静かで謎めいた、ソリストだけが奏でるトレモロで終わるという謎めい た結末まで、高い集中でひきつけられる演奏です。
交響曲第1番は、4楽章からなる30分ほどの作品で、パッサカリアの形式をとりながらジャズ風な要素があらわれたり、最後の謎めいたエンディングまで、 デュティユーならではのセンスに満ちた作品。「メタボール」は、メタボリズム(代謝、物質交代、あるいは細胞または微生物内でおこる化学変化など)という 言葉から派生したタイトル。第1楽章では木管楽器、第2楽章では弦楽器区群、第3楽章はパーカッションがそれぞれ際だって活躍し、そして第4楽章ではオー ケストラ全体がヴィルトゥオジックに鳴り響きます。委嘱・初演したのがセル率いるクリーヴランド管という超人集団だったということも影響しているかもしれませ ん。ここでのヒメノ率いるルクセンブルク・フィルも、驚くほどの鮮やかな音色で目の覚めるような演奏が展開されています。 (Ki)

FIRST HAND RECORDS
FHR-085(1CD)
初期ステレオ録音集 第6集 シベリウス編
(1)フィンランディア Op.26
(2)フィンランディア賛歌
わが心の歌 Op.18-6
(3)火の起源 Op.32**
(4)ポヒョラの娘 Op.49
(5)悲しきワルツ Op.44-1
(6)弦楽四重奏曲 ニ短調『内なる声』 Op.56
(7)フィンランディア Op.26*
(1)ヴィットリオ・グイ(指)フィレンツェ五月音楽祭O
 録音:1953年10月9-10日
(2)マルッティ・トゥルネン(指)、ヘルシンキ大学cho
 録音:1953年11月20日
(3)スロ・サーリッツ(Br)
 マルッティ・トゥルネン(指)、ヘルシンキ大学cho
 ソー・ジョンソン(指)シンナシティSO
 録音:1953年11月21日
(4)ソー・ジョンソン(指)シンナシティSO
 録音:1953年11月20日
(5)ヴィットリオ・グイ(指)フィレンツェ五月音楽祭O
 録音:1953年10月9-10日
(6)パスカルSQ
 録音時期不明(1957年7月以前)
(7)ジョージ・ウェルドン(指)フィルハーモニアO
録音:1956年3月12日

*のみモノラル録音、他はすべてステレオ
**世界初録音
最初期のステレオ録音に特化したFirst Handレーベルの注目企画、第6弾はシベリウス音源を集めたもの。メインは1953年10月と11月にアメリカの先駆 的レーベル、LivingstonとRemingtonで録音された最初期の商業的バイノーラル・ステレオ録音。24bit/96kHzで丁寧にリマスター、貴重音源が見事な音 質で堪能できます

Melodiya x Obsession
SMELCD-1000568(1CD)
初回生産限定
ウィーンの舞踏会
J・シュトラウス:喜歌劇「ジプシー男爵」入場行進曲
J・シュトラウス:皇帝円舞曲*
エドゥアルト・シュトラウス:ポルカ「テープは切られた」
J・シュトラウス:ポルカ「クラップフェンの森で」
J・シュトラウス:ワルツ「美しく青きドナウ」*
J・シュトラウス:トリッチ・トラッチ・ポルカ*
J・シュトラウス:ワルツ「朝の新聞」
J・シュトラウス:ポルカ「雷鳴と稲妻」
9. ヨゼフ・シュトラウス:ポルカ・マズルカ「女心」
J・シュトラウス&ヨゼフ・シュトラウス:ピチカート・ポルカ
J・シュトラウス:ワルツ「ウィーン気質」*
ヨハン・シュトラウス1世:ラデツキー行進曲
J・シュトラウス:狩人のポルカ
ソヴィエト国立文化省SO、パヴェル・コーガン(指)
モスクワRSO*、ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指)*

録音:録音年月日不詳
ワルツ王、ウィーンの太陽、オペレッタ王・・・数々の異名によって称賛されたヨハン・シュトラウス2世の作品を中心としたシュトラウス・ファミリーの音楽、そしてロシア(旧ソ連)のオーケストラの演奏で当時の華麗なる「ウィーンの舞踏会」を再現するという興味津々のプログラム!
ミスマッチ?、はたまた異例の組み合わせ?とも思えるシュトラウス・ファミリーの音楽とロシア(旧ソ連)のオーケストラ、さらに指揮者はロジェストヴェンスキーと(パヴェル・)コーガン。
確かにお膝元のウィーン、オーストリアのオーケストラの演奏とは対極に位置すると言っても過言では無いものの、しかしながらその演奏は魅力たっぷり、一気に聴き通せてしまう面白さ。
全力で流麗に歌う弦楽セクション、刻むリズムが絶妙にフィットする管打楽器セクション。この「ウィーンの舞踏会」、アリです!
※当タイトルは完全限定生産(初回生産限定)のため、ご注文数に対して十分な数量をご提供出来ない可能性がございます。予めご了承下さい。初回生産分完売後は再生産時期未定となります。

Chandos
CHAN-20296(1CD)
ディーリアス:劇付随音楽 「ハッサン」(全曲) ゼブ・ソアネス(ナレーション)、
ブリテン・シンフォニア・ヴォイシズ、
ブリテン・シンフォニア、
ジェイミー・フィリップス(指)

録音(ライヴ):2022年11月11日、サフロン・ホール(エセックス、イギリス)
名匠トーマス・ビーチャムによって世界に広められたフレデリック・ディーリアスの音楽。イギリス、ドイツ、アメリカ、フランスなど欧米各国を渡り歩き、グリーグとも親交を持ったディーリアスが60代前半に作曲した、全5幕から成る戯曲のための付随音楽 「ハッサン」。
「ハッサン」 は、イギリスの詩人、ジェームズ・エルロイ・フレッカーによるアラビア文化をイメージした「サマルカンドへの黄金の旅」という詩に基づいた戯曲に付けられた音楽で、第一幕のセレナードはヴィオラ独奏版でも知られています。初演は1923年9月20日にロンドンで行われ、批評家のセンセーションを巻き起こしたこの作品は、281回という上演回数を数え、ディーリアスのキャリアにおける最大の成功作の一つとなりました。この戯曲は、残酷で執念深いカリフ、宮廷菓子職人で、恋多き、しかし世渡り上手なハッサンと、恐ろしく残酷な死を宣告された若い恋人ペルバネとラフィの2人の物語が絡み合う、しなやかな二重物語です。フレッカーの詩には、千夜一夜物語やその他のフィクション物語、旅行文学など、19世紀の英訳が基にされており、当時の人種的、階級的な考え方の産物、専制的な東洋の宮廷とその残酷なまでの蛮行が描かれています。

Urania Records
WS-121417(2CD)
ザ・オリジナル・マエストロ
(1)グローフェ:グランド・キャニオン組曲
(2)デュカス:魔法使いの弟子
(3)サン=サーンス:死の舞踏
(4)チャイコフスキー:序曲「1812年」
(5)コープランド:エル・サロン・メヒコ
(6)スメタナ:モルダウ
(7)ベートーヴェン:「レオノーレ」序曲第3番
(8)J・シュトラウス:美しき青きドナウ
(9)チャイコフスキー:「白鳥の湖」より3つの踊り
(10)ウェーバー:舞踏への勧誘
(11)スッペ:「軽騎兵」序曲
(12)オッフェンバック:「地獄のオルフェ」序曲
(13)シベリウス:フィンランディア
レナード・バーンスタイン(指)NYO

録音:(1)1959年6月23日、(2)1965年11月16日、(3)1967年1月3日、(4)1962年10月21日、(5)1961年5月20日、(6)1964年11月23日、(7)1960年10月24日、(8)1969年11月6日、(9)1969年12月8日、(10)1965年10月12日、(11)1967年1月10日、(12)1967年3月21日、(13)1965年2月16日
2023年ブラッドリー・クーパー監督『マエストロ:その音楽と愛』が公開され再び注目を浴びた20世紀を代表する指揮者のひとり、レナード・バーンスタイン。彼の60年代の録音を中心にウラニア・レコーズが復刻したこのアルバムには、バーンスタインの魅力がたっぷりと詰まっています。プログラムもクラシック初心者から楽しめる有名曲ばかりを集め、それぞれの作品から情熱的な音楽を引き出すマエストロ・バーンスタインの指揮者としての姿が記録されています。

Chandos
CHSA-5325(1SACD)
エネスコ、イザイ、バツェヴィチ:弦楽のための作品集
エネスコ:弦楽八重奏曲ハ長調 Op.7
イザイ:夕べのハーモニー(詩曲第8番) Op.31
バツェヴィチ:弦楽オーケストラのための協奏曲
ジョン・ウィルソン(指)、
シンフォニア・オヴ・ロンドン

録音:2022年11月21日(バツェヴィチ)、11月27日(イザイ)、12月10日-11日(エネスコ)、セント・オーガスティン教会(キルバーン、ロンドン)
次々とリリースされるレコーディングの多くがグラモフォン賞やBBCミュージック・マガジン賞、レコード・アカデミー賞など数々の賞に輝き今もっとも注目を集めるコンビ、ジョン・ウィルソン&シンフォニア・オヴ・ロンドン(SOL)が早くも2024年2枚目のリリース!エネスコ、イザイ、バツェヴィチによる弦楽のための作品を極上のサウンドと緻密なアンサンブルで聴かせます!
SOLの弦楽セクションといえばこれまでにも「弦楽のためのイギリス音楽」(RCHSA5264/CHSA5264)や「弦楽のための音楽」(RCHSA5291/CHSA5291)、「メタモルフォーゼン」(RCHSA5292/CHSA5292)などで度々弦楽アンサンブルのための作品にフォーカスし、きわめて質の高い演奏で絶対的な評価を獲得してきました。そんな彼らが今回取り上げるのはエネスコ、イザイ、バツェヴィチというこだわりが光る濃密なプログラム。ヴァイオリニストとしても頂点を極めたエネスコの弦楽八重奏曲は、パリに渡りフォーレやマスネに作曲を学んだ後間もなく作曲された19歳の頃の作品。全4楽章、38分近い演奏時間を要する大作です。「夕べのハーモニー」はイザイの作品の中でも演奏機会が少ないレア作品であり要注目。代表作であるソナタなどとはまた一味違った、感動的な美を湛える隠れた名作です。ポーランドの女性作曲家として初めて国際的な名声を獲得したバツェヴィチの「弦楽オーケストラのための協奏曲」は戦後すぐに書かれた作品。1950年のポーランド国家賞を受賞しており彼女の代表作の一つに数えられます。これらの作品が持つ魅力を最大限に引き出すSOLの弦楽セクションの充実ぶりにご期待ください。

Danacord
DACOCD-930(2CDR)
トマス・イェンセンの遺産 第19集
■Disc1
(1)クーラウ(1786-1832):劇付随音楽「妖精の丘」 Op.100(1828)より 序曲 **
(2)ニルス・W・ゲーゼ:演奏会序曲「オシアンの余韻」 Op.1(1839-40)**
(3)J・P・E・ハートマン(1805-1900):バレエ「スリュムの伝説」 Op.67(1867-68) より 北欧神の勝利の行進**
(4)P・E・ランゲ=ミュラー(1850-1926):メロドラマ「ルネサンス」 Op.59(1901)より 序曲 **
(5)クヌーズオーウ・リスエーヤ(1897-1974):バレエ「乳と蜜の流れる土地」 Op.33* より 〔子守歌、揺り椅子、キャンディの王女、スプリングダンス〕
(6)ヴァウン・ホルムボー(1909-1996):交響曲第7番 Op.50M167(1950)*
(7)スヴェン・エーリク・タープ(1908-1994):小組曲「モザイク」(1940)**
(8)クヌーズ・フーウンヘーヴェン(1928-1987):パストラーレ へ長調 Op.16(1956)*、ノルウェーの民謡 Op.26(1957)*
■Disc2
(1)クヌーズオーウ・リスエーヤ(1897-1974):バレエ「カルトシルニ」 Op.36(1938)*
(2)イェアシル (1913-2004):パストラーレ(1945)*
(3)スヴェン・エーリク・タープ(1908-1994):コメディ序曲(1940)*
(4)エミール・レーセン(1887-1964):グリーンランドの民謡(1934)*
(5)エアリング・ブレーネ(1896-1980):ヴィオラ協奏曲 Op.47(1949)*/#
(6)フレミング・ヴァイス(1898-1981):箴言交響曲*/$
(7)エミール・レーセン(1887-1964):デンマークのクリスマス・メロディ*
トマス・イェンセン(指)、
デンマークRSO *、
ティヴォリ・コンサートホールO **、
クリスチャン・エスベンセン(Va)#、
デンマーク放送cho$



■Disc1
(1)録音:1940年/Odeon D6012
(2)録音:1942年夏/Odeon DXX8000-8001
(3)録音:1942年夏/Odeon DXX8001
(4)録音:1942年9月7日-8日/Tono X25008
(5)録音:1962年 (ライヴ放送)
(6)録音:1957年8月4日 (ライヴ放送)
(7)録音:1942年9月7日、9日/Tono X25010
(8)録音:1957年11月12日 (ライヴ放送)(世界初演)
■Disc2
(1)録音:1962年8月13日 (ライヴコンサート)
(2)録音:1957年11月12日 (ライヴコンサート)
(3)録音:1962年5月5日 (コリング、デンマーク)(ライヴコンサート)
(4)録音:1958年2月15日 (ライヴコンサート)
(5録音:1960年4月5日 (ライヴコンサート)
(6)録音:1959年6月21日 (ライヴ放送)
(7)録音:1957年12月14日 (ライヴコンサート)
トマス・イェンセン Thomas Jensen(1898-1963)の遺産シリーズ第20集。クーラウ Friedrich Kuhlau、ニルス・W・ゲーゼ Niels W. Gade、J・P・E・ハートマン J. P. E. Hartmann、ランゲ=ミュラー P. E. Lange-Muller たちデンマーク・ロマンティシズム時代の作品。リスエーヤ Knudage Riisager、タープ Svend Erik Tarp、クヌーズ・フーウンヘーヴェン Kund Hogenhaven、イェアシル Jorgen Jersild、レーセン Emil Reesen、エアリング・ブレーネ Erling Brene などイェンセンが深い理解を示した同時代の作品。ヴァウン・ホルムボー Vagn Holmboe の「交響曲第7番」のライヴ録音、フレミング・ヴァイス Flemming Weiss の「箴言交響曲」の世界初演の録音といった貴重な音源が収録されています。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

Pentatone
PTC-5187148(1CD)
レナード・バーンスタイン:セレナード〜プラトンの「饗宴」による(1954)
ジョン・ウィリアムズ(1932-):ヴァイオリン協奏曲第1番(1974)
ジェイムズ・エーネス(Vn)
ステファヌ・ドゥネーヴ(指)、
セントルイスSO

録音:(1)2023年1月、(2)2019年11月/パウエルホール(セントルイス)
これはすごい!現代最高のヴァイオリニストのひとりジェイムズ・エーネス、PENTATONEレーベル初登場!ステファヌ・ドゥネーヴ率いるセントルイス交響楽 団との共演でアメリカ音楽史上最も優れた二人の作曲家・音楽家、レナード・バーンスタインの「セレナード」とジョン・ウィリアムズのヴァイオリン協奏曲第1 番という充実の組み合わせです!
ウィリアムズのヴァイオリン協奏曲第1番は1974年3月、ウィリアムズの最初の妻で女優だったバーバラ・リュイックが映画撮影中に死去してしまい、その 悲しみと共に亡き妻に捧げたのがこの作品。初演は1981年1月29日、マルク・ペスカノフ(オデッサ生まれで1973年にアメリカに移住した大ヴァイオリ ニスト)独奏、レナード・スラットキン(指)セントルイスSOによって行われました。ドゥネーヴの紹介でこの作品を知ったというエーネス。その後ウィリア ムズから何度もこの協奏曲に取り組む機会を得て、音楽づくりを「共有」しながら仕上げてきました。当レコーディングでもウィリアムズ立ち合いのもと、万全 の態勢で行われました。
カップリングはバーンスタインが1954年に作曲、同年ヴェネツィアでアイザック・スターン独奏、作曲者自身の指揮で初演された、ヴァイオリン独奏、弦楽、ハー プと打楽器のための「セレナード」です!プラトンの「饗宴」にインスピレーションを得て作曲されたこの作品は全5楽章(T.ファイドロス-パウサニアス / U.ア リストファネス / V.エリュキシマコス / W.アガトン / X.ソクラテス-アルキビアデス)からなるバーンスタインの代表作。この作品といえば、五嶋みどり独奏、 バーンスタイン(指)ボストンSOが演奏した1986年のタングルウッド音楽祭です。最終楽章でE線が2度も切れたものの、五嶋みどりはコンサートマス ターのヴァイオリンを即座に持ち替え弾き切ったという「タングルウッドの奇跡」としても知られます。これがきっかけで世界中に知られることとなった「セレナー ド」ですが、今では世界的ヴァイオリニストたちの必須レパートリーとなっており、頻繁に演奏されています。完全無欠のテクニックとこの上なく美しい音色で奏 でる天才ヴァイオリニスト、エーネスが弾く渾身の演奏をお楽しみください!! (Ki)

NORTHERN FLOWERS
NFPMA-99158(1CD)
シチェドリン:協奏曲&バレエ音楽集
バレエ「せむしの仔馬」からの4曲
ピアノ協奏曲第2番
管弦楽のための協奏曲第1番「お茶目なチャストゥーシュカ」
ピアノ協奏曲第5番
マリインスキー劇場O、
ワレリー・ゲルギエフ(指)、
デニス・マツーエフ(P)
活動休止となったマリインスキー劇場の自主レーベルからリリースされていた音源がNorthern Flowersレーベルから復刻されます。ワレリー・ゲルギエフが情熱を注いでいる作曲家の一人である現代ロシアの巨匠、ロディオン・シチェドリンの作品から、デニス・マツーエフとの豪華共演による2つのピアノ協奏曲やシチェドリンの真骨頂であるバレエ音楽を集成してリリース。Northern Flowersはこれまで他のレーベルからも歴史的価値の高い良質な音源の復刻を行っており、今後のリリースにも注目すべきでしょう。

ALPHA
ALPHA-1030(1CD)

NYCX-10462(1CD)
日本語解説付国内盤
税込定価

風景 〜フランス・ロマン派の歌曲、管弦楽曲集
デュボワ(1837-1924):私の愛する人 〜『マルジョリの歌』
アーン(1874-1947):風景
デュボワ:アンダンティーノ 〜『子供の小さな夢』 *
フォーレ:月の光〜『2つの歌』 Op.46
デュボワ:天国にて 〜『マルジョリの歌』
サン=サーンス:虚ろな華やぎ 〜『ペルシャの歌』 Op.26
マスネ:祈り 〜『復讐の女神たち』 *
ショーソン(1855-1899):死者 〜『ミアルカの歌』 Op.17
フェルナン・ド・ラ・トンベル:夢想 *
アーン:5月/グノー:つぐみ
マスネ:パストラル 〜歌劇「エスクラルモンド」 *
デュボワ:白き翼 〜『水上の音楽』
グノー:瞼を閉じて
フォーレ:イスファハンの薔薇 〜『4つの歌』 Op.39
デュボワ:アンダンティーノ・グラツィオーソ 〜『子供の小さな夢』 *
デュボワ:変わらぬもの
マスネ:孤独 〜歌劇「サッフォー」 *
アーン:牢獄にて
フォーレ:夜想曲 〜組曲『シャイロック』Op.57 *
フォーレ:漁師の歌 〜『2つの歌』 Op.4
サン=サーンス:愛し合おうALPHA1005
*=弦楽のみによる演奏
アレクサンドル・ヴァイ(Vc)*
ミュンヘン放送O
エルヴェ・ニケ(指)

録音:2021年1月 バイエルン放送スタジオ1、ミュンヘン
※国内仕様盤:日本語解説…相場ひろ
豪華共演によるフランス・ロマン派の管弦楽伴奏歌曲を集めた一枚。パラツェット・ブリュ・ザーネ(ロマン派フランス音楽センター)の全面協力 のもと、歌曲はもとより間奏曲のように挿入された管弦楽曲も含め、現在ではほとんど知られていない作品ばかりなのも嬉しいところです。 ゆったりとしたテンポながら大きな山を築く曲想が多く、ジャンスの柔らかな声質とドラマティックな表現が、ニケにより妥協なく組み上げられる構 成に支えられ作品の中で美しく映えています。

MARCO POLO
MAR-8.225382(1CD)
NX-B06
エドゥアルト・シュトラウス1世(1835-1916):没後100周年を記念して - 第3集〜ワルツとポルカ集
1. ワルツ「楽しみと喜びの住むところ!」 Op. 202(1882)
2. ポルカ=マズルカ「心と世界」 Op.131(1875)
3. ワルツ「Gluhlichter」 Op.216(1883)
4. ポルカ・シュネル/ギャロップ「暴れる小悪魔」 Op.154(1872)
5. ワルツ「理念」 Op.111(1874)
6. フランス風ポルカ「In Lieb’ entbrannt」 Op.117(1874)
7. ワルツ「Mit frohem Muth und heiterm Sinn!」 Op.153(1877)
8. ポルカ・シュネル「Pegasus-Sprunge」 Op. 51(1869)(クルト・シュミット編)*
9. ワルツ「陽気な歌」 Op.207(1882)
10. ポルカ=マズルカ「シレジアの山から」 Op.260(1888)
11. ワルツ「読者の声(意見)」 Op.104(1873)
12. フランス風ポルカ「Ein Jahr freiwillig」 Op.102(1870)
13. ワルツ「Widmungsblatter」 Op.242(1886)
14. ポルカ・シュネル「Zeitvertreib」 Op. 248(1886)
15. ワルツ「Denkspruche」 Op.244(1886)
チェコ室内Oパルドビツェ
マレク・シュティレツ(指)

録音:2022年8月

*以外=オリジナルのオーケストレーションによる世界初録音
ヨハン・シュトラウス1世の四男として生まれたエドゥアルト・シュトラウス。ヨハン・シュトラウス2世とヨーゼフ・シュトラウス の弟にあたり、息子はヨハン・シュトラウス3世、孫がエドゥアルト・シュトラウス2世といった音楽一家の中心的人物で す。2人の兄たちの人気に及ぶことはありませんでしたが、37歳の時に兄ヨハンの後を引き継ぎウィーンの宮廷舞踏会 音楽監督に就任、「ハンサム・エディ」の愛称で呼ばれ、着々と地位を築いていきました。残された作品は300曲あま り、なかでもポルカとギャロップに魅力的なものが多く、聴きごたえもたっぷりです。この第3集に収録されているのは、1 曲を除き全てシュトラウス自身がオーケストレーションした作品で、英国シュトラウス協会が所有するアーカイヴの譜面 を使用しての演奏です(楽譜が出版されなかったOp.51のポルカ・シュネル「Pegasus-Sprunge ペガサスは跳躍す る」のみオーストリアの指揮者クルト・シュミットがピアノ譜からオーケストレーションしました)。 またこのアルバムは、シュトラウス一族作品の録音を多く手掛け、当シリーズの第2集も指揮したジョン・ジョージアディ ス(1939-2021)の追悼盤でもあります。

Chandos
CHSA-5331(1SACD)
チャイコフスキー:管弦楽作品集 Vol.2
交響詩「運命」 Op.posth.77/歌劇「オプリーチニク」より「舞曲」
幻想序曲「ハムレット」 Op.67
歌劇「スペードの女王」より「序奏」
イタリア狂詩曲 Op.45
劇付随音楽「雪娘」 Op.12より「序奏」、「メロドラマ」、「タンブラーのダンス」
アルペシュ・チャウハン(指)、
BBCスコティッシュSO

録音:2023年1月10日-12日、シティ・ホール(グラスゴー・イギリス)
BBCスコティッシュSOの副指揮者であるアルペシュ・チャウハン(指)チャイコフスキーの管弦楽作品集の第2弾!バーミンガムで生まれたアルペシュ・チャウハンは、スタニスラフ・スクロヴァチェフスキに師事し、ファンホ・メナ、ワシリー・ペトレンコのマスター・クラスに参加。2014年から2016年にはバーミンガム市SOの副指揮者としてアンドリス・ネルソンス、エドワード・カードナーから研鑽を積みました。2015年にデビューすると、パルマのアルトゥーロ・トスカニーニPOのプリンシパル・コンダクターに任命され、ブラームスの交響曲全曲を含む、偉大な交響曲のレパートリーの多くを演奏しています。その後2021/22年シーズンよりデュッセルドルフSOの首席客演指揮者、BBCスコティッシュSO副指揮者に就任。その他にもバーミンガム・オペラ・カンパニーの音楽監督を務めており、2021年にイタリアで行ったコンサートを評価され、イタリア国立音楽批評家協会によって「最優秀指揮者」の称号を与えられるとともに、2022年1月には、女王の新年叙勲において、芸術への奉仕を評価されて、OBE〔大英帝国第四級勲爵士〕に叙せられています。
チャイコフスキーの管弦楽作品集の第1弾(CHSA-5300、RCHSA-5300)は、「アルペシュ・チャウハンは明らかにチャイコフスキーに対して多大な才能を持っています。BBCスコティッシュSOの驚くほど反応の良い演奏に支えられた彼の解釈は、音楽の演劇的な興奮と繊細で洗練されたオーケストレーションを見事に映し出しています」と英BBCミュージックマガジン誌で高い評価を受け、2023年8月の「Orchestral Choice」に選ばれました。今回の第2弾でもその実力をいかんなく発揮し、普段はあまり演奏されないような作品も細部まで丁寧な音作りをみせています。

Polskie Radio
PRCD-2233(1CD)
ソノリスティック・ペンデレツキ・バイ・ペンデレツキ
ペンデレツキ:放射/蛍光
ポリモルフィア/デ・ナトゥーラ・ソノリスT
デ・ナトゥーラ・ソノリスU
クシシュトフ・ペンデレツキ(指)、
ポーランド国立RSO

録音:2017年12月19日-21日
ポーランドが生んだ20世紀最大の音楽家の一人、クシシュトフ・ペンデレツキが度々共演していたポーランド国立放送響とレコーディングした自作自演盤。ここに収録される作品のうちいくつかは1970年代にも同楽団とレコーディングを行っていますが、当盤に収録されているのは2017年に新たにレコーディングされた音源です。前衛的な作風で大活躍した1950〜60年代に作曲されたものが中心の選曲。
Signum Classics
SIGCD-856(1CD)
サントゥ・コンダクツ・ストラヴィンスキー
ストラヴィンスキー:組曲「火の鳥」(1945年版)
組曲「ペトルーシュカ」(1947年版
サントゥ=マティアス・ロウヴァリ(指)、
フィルハーモニアO

録音:2023年5月18日&21日、サウスバンク・センターズ・ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
ロウヴァリは元々打楽器奏者としてキャリアをスタートさせシベリウス音楽院で研鑽を積みましたが、やがて指揮にも興味を持つようになりました。2013年に初めてフィルハーモニア管を指揮し、2018年には首席客演指揮者に就任しています。そして2021年の首席指揮者就任時オープニングコンサートではR.シュトラウスを披露し、その録音(OSIGCD-720,SIGCD-720)は、レコード芸術誌において「特選盤」に選ばれています。またこのオーケストラに縁のあるマーラーを指揮した前作(XSIGCD-760,SIGCD-760)では英BBCミュージック・マガジン誌の「オーケストラル・チョイス」にも選ばれました。
破竹の勢いのロウヴァリとフィルハーモニアOが次に選んだのはイーゴル・ストラヴィンスキーの代表作である「火の鳥」と「ペトルーシュカ」!これらの演奏は、ストラヴィンスキーの色彩豊かなオーケストレーションを見事に描き出しており、またフィナーレに向かうそのエネルギーは聴衆を圧倒します。

Etcetra
KTC-1797(1CD)
私的演奏協会の音楽 Vol.7
ブゾーニ:悲歌的子守歌 Op.42(ヘンク・グイタルト編曲/室内アンサンブル版)
レーガー
:ヴァイオリン協奏曲イ長調 Op.101(ヘンク・グイタルト編曲/室内アンサンブル版)
ヘンク・グイタルト(指)、
グルッポ・モンテベロ、
クリスチャン・ヴィンター(Vn)
シェーンベルクが1918年に設立し、自身と同時代の作曲家の交響曲や管弦楽曲などを室内楽編成に編曲し演奏していた「私的演奏協会」。その会員制演奏会は、最終的には計113回も開かれたということです。Et’ceteraレーベルが推し進める『私的演奏協会の音楽』は、シェーンベルク・アンサンブルを創設し、シェーンベルク・クヮルテットのヴィオリストとして数多くの録音に参加した新ウィーン楽派のスペシャリスト、ヘンク・グイタルトと、グイタルトによるアンサンブル・プロジェクト「グルッポ・モンテベロ」によって、シェーンベルクの仲間や弟子たち、あるいはグイタルト自身が新たにアレンジした様々な室内楽編曲を取り上げ、「私的演奏協会」の世界を現代に再現するという人気シリーズです。
第7弾で取り上げるのは前作に収録された「ロマンティックな組曲」に続き、シェーンベルクお気に入りの作曲家で私的演奏協会でも特に多く演奏されたレーガー。今回は中でもきわめて重厚で長大なヴァイオリン協奏曲を室内アンサンブル・ヴァージョンでお届けします。この作品はシェーンベルクの弟子であったルドルフ・コーリッシュも小編成用にアレンジしており、その楽譜を用いた録音も存在していますが、ここではグイタルト自身がアレンジした新しい室内アンサンブル版で演奏されています。アルバムの冒頭にはブゾーニが母の死を悼んで自身の歌曲をアレンジした「悲歌的子守歌」を収録。こちらもグイタルトのアレンジによる室内アンサンブル版です。

TOCCATA
TOCC-0710(1CD)
NX-B06
アーノルド・ロスナー(1945-2013):管弦楽作品集 第4集
スケルツォ - 管弦楽のために Op.29a(1964)
合奏協奏曲第2番Op.74(1979)
フランク・マルタンの主題による変奏曲 Op. 105(1996)
ミライの哀歌 Op.51(1971/1993改定)
ポール・ベニストン(Tp)
ニック・パーマー(指)LPO

録音:2023年9月5-6日
全て世界初録音
ニューヨークを拠点とするロスナーの作品集。バロック以前のポリフォニーに影響されつつも、ハーモニーとリズムは独 自のスタイルを貫き、魅力的な作品を生み出す作曲家です。この第4集では、スネアドラムが大活躍する初期作 品の「スケルツォ」をはじめ、フランク・マルタンの旋律を用いた変奏曲と古典的な形式で書かれた合奏協奏曲を聴 くことができます。そして、最後に置かれた「A My Lai Elegy ミライの哀歌」は、1968年、ヴェトナムで起きたソン ミ村虐殺事件(The M? Lai massacre)と1970年のケント州立大学銃撃事件からインスパイアされた作品 で、彼自身の深い悲しみと、荒々しい怒りの感情が強く表現されています。

Altus
PALTSA-1005(4SACD)
限定生産
ギュンター・ヴァント 不滅の名盤・北ドイツ放送響編V〜高踏的協奏曲集

【PALTSA021/2】
(1)ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲「展覧会の絵」
(2)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
(3)オルフ:カルミナ・ブラーナ

【PALTSA029/30】
モーツァルト
(1)交響曲第40番ト短調 K.550
(2)セレナーデ第6番ニ長調「セレナータ・ノットゥルナ」
(3)セレナーデ第9番ニ長調「ポストホルン」
(4)シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 作品54
(5)ストラヴィンスキー:ピアノと管楽器のための協奏曲
(6)ハイドン:ピアノ協奏曲第11番ニ長調 Hob.XVIII-11
ギュン ター・ヴァント(指)北ドイツRSO

【PALTSA021/2】
ホルヘ・ボレット(P(2))
 (3)マリア・ヴェヌティ(S)、ウルフ・ケンクリーズ(T)、ペーター・ビンダー(Br)、北ドイツ放送合唱
団、ハンブルク少年合唱団、ハノーファー国立劇場合唱団
 ライヴ録音:(1)1982年9月20日、(2)1985年1月14日、(3)1984年5月14日/ハンブルク、ムジークハレ
【PALTSA029/30】
 ゲルハルト・オピッツ(P(4))
 ニキタ・マガロフ(P(5)(6))
 録音:(1)1990年12月17日、(2)1990年5月、(3)1989年4月3日、(4)1993年3月21日、(5)1985年、(6)1985年12月2日
 すべてハンブルク、ムジークハレにおけるライヴ録音
PROFIL音源をライセンスし、ALTUSがリマスター・SACDハイブリッド化して発売した「ギュンター・ヴァント 不滅の名盤」シリーズ。ここから北ドイツ放送響との共演である2タイトル(全4枚)を、単売パッケージそのままにクラフト調の三方背ケースに収めた数量限定セットです。
【PALTSA021/2】
『カルミナ・ブラーナ』は古今東西あらゆる演奏の中でも最高峰に位置する衝撃的大名演・大名盤。異様なボルテージでありながら声楽と管弦楽が完璧なバランスで鳴り渡り、緻密に構築された激情が終曲で途轍もないカタストロフを生み出す圧巻の大演奏!ラテン語の権威・細川哲士氏の歌詞訳による対訳付き。しなやかにして強靭・堅牢なヴァント節全開の『展覧会の絵』もすばらしく聴き応えがあり、大管弦楽から引き出す確信に満ちた響きに思わず襟を正したくなります。71歳の名匠ボレットと共に、世俗を超越したように雄大な協奏を聴かせるチャイコフスキーも御見事!
【PALTSA029/30】
白熱しながらも理路整然たるモーツァルト40番は緊張感あふれる半音階の推進力に戦慄。ヴァントの愛奏曲である2曲のセレナーデも、愉しみのための音楽にして気宇壮大な拡がりと深まりを感じさせる稀有な大演奏。楽器やハーモニーのバランス、旋律の歌い方、細かなところまで彫琢された真の美しさに打たれます。そして名ピアニスト・オピッツ、マガロフとの共演。いずれも堂々とした佇まいで、含蓄ある円熟の名演。シューマンやハイドンではほとばしるピアノの喜びがオーケストラの懐の深い響きに抱かれて、実に温かく心に染み入ります。特にハイドンは当曲随一・絶品の美しさ!メカニックなネオ・バロックが炸裂するストラヴィンスキーでの鋭く明瞭で力強い進行もまたヴァントならでは。 (Ki)

LSO Live
LSO-5122(1CD)
OC-EAN FLOOR SUITE(海底の組曲)
1. 拍手
2. Unconditionally(絶対に)(ウィッター=ジョンソン作曲)
3. All Roads(ギレルモ・シンコック作曲)
4. チャリオット(ウィッター=ジョンソン、オフェイ・サキ作曲/シンコック編)
5. フォーリング(ウィッター=ジョンソン、アレックス・ウェブ作曲)
6. ホールディング(シンコック作曲)
7. Tidal Warning(ウィッター=ジョンソン作曲/LSO委嘱/世界初録音)
8. Ocean Floor Suite(海底の組曲)/ウィッター=ジョンソン作曲/LSO委嘱/世界初録音)
                〔Prologue - The Darkest Hour - Pioneers - Ocean View〕
9. Forever(ウィッター=ジョンソン作曲)
アヤナ・ウィッター=ジョンソン(声、チェロ、パーカッション、作曲)
ギレルモ・シムコック(P、作曲)
LSOパーカッション・アンサンブル〔ニール・パーシー、サム・ウォルトン、デイヴィッド・ジャクソン、ジェイコブ・ブラウン〕

録音:2022年11月12日、ジャーウッド・ホール(ライヴ録音)
アヤナ・ウィッター=ジョンソンは、3歳でピアノを、ほどなくしてチェロをはじめ、マンハッタン音楽院を首席で卒業。LSOやギュルツェニヒ管、クロノス・カルテッ トなどから作曲を委嘱されることもあれば、ボチェッリと共演でツアーしたほか、ジャズ、レゲエ、ソウル、R&Bなど異ジャンルのアーティストたちともコラボしてい ます。MOBO賞にノミネートされたこともあります。そんな彼女がLSOパーカッションのメンバーと共演したことをきっかけに実現した委嘱作をもりこんだ演奏会 のライヴ録音の登場。ウィッター=ジョンソンのセンスあふれる作品を、彼女自身の魅力ある声とチェロ、そしてLSOパーカッションの面々が、抜群にうまいセンス を発揮して紡いでゆきます。 ★1781年、イギリスの奴隷船ゾング号の事件がありました(ジャマイカに向かうため、乗船定員の2倍の人数を乗せてガーナを出港したゾング号の船主が、飲料 水が不足していると主張し、130人以上の生きた奴隷を海に投げ捨てるよう乗組員に命じたといういたましい事件)。ジャマイカの美しいビーチで幼いころから夏 休みを過ごしたというアヤンア・ウィッター=ジョンソンは、近年再びこのビーチを訪れた折に、偶然にも不幸な水難事故を目撃してしまいました。これらの海での 事故をうけて書かれたのが、「OC-EAN FLOOR SUITE(海底の組曲)」。事件やウィッター=ジョンソンによる事故についての朗読に始まり、波の音の描写など がパーカッションのメンバーたちによって描かれてゆきます。最後の「Forever」はアンコール的な作品で、ライヴをやさしくしめくくります。 (Ki)

BIS
BISSA-2638(1SACD)
シベリウス:カレリア組曲
恋するもの(Rakastava) Op.14(1893/1911 rev.1912)
交響詩「レンミンカイネン」((4つの伝説曲) Op.22
ヘルシンキ・フィルハーモニックO、
スサンナ・マルッキ(指)

録音:2021年10月1&2日(カレリア組曲)、2020年10月【ライヴ】(恋するもの)、2023年2月13?16日(レンミンカイネン)/ヘルシンキ・ミュージックセンター(ヘルシンキ、フィンランド)
ヘルシンキ・フィルハーモニックと首席指揮者スサンナ・マルッキ(1969-)は、2019年から2021年にかけてバルトークのアルバムを 3枚(「かかし王子」「不思議なマンダリン」(BISSA--2328)、「弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽」「管弦楽のための協奏曲」(BISSA--2378)、「青 ひげ公の城」(BISSA--2388))リリース。「スサンナ・マルッキとヘルシンキ・フィルハーモニックによる最高水準の演奏」(「Classics Today」)「細部の描写 とドラマに恵まれ、信じられないほど雰囲気たっぷりに捉えられたバルトークの管弦楽曲」(「Gramophone」)など、さまざまなメディアから高い評価を獲得しま した。新しいアルバムでは、シベリウスが「クッレルヴォ」で大きな成功を収めた後に作曲した管弦楽作品を3曲、取り上げています。
シベリウスが、1893年11月にヘルシンキで開催された「ヴィープリ地区教育支援祭典と宝くじ」のために作曲した「情景音楽」(「カレリアの音楽」)を演奏会 用の曲にした「カレリア組曲」。ヘルシンキ男声合唱団の作曲コンペティションに応募した男声合唱曲を「弦楽オーケストラ、ティンパニとトライアングル」のために改 作した「恋するもの」。フィンランドのアイデンティティを示しながら「メロディメーカー」としての才能を開花させた美しい作品です。
交響詩「レンミンカイネン」は、民族叙事詩『カレヴァラ』で語られるレンミンカイネンの冒険譚に基づいて作曲されました。〈レンミンカイネンとサーリの乙女たち〉 〈トゥオネラの白鳥〉〈トゥオネラのレンミンカイネン〉〈レンミンカイネンの帰郷〉の4曲。1896年4月13日、シベリウス自身がフィルハーモニック協会のオーケス トラを指揮して演奏され、その後、改訂を経て、現在の最終稿が作られました。「オーケストレーションの職人シベリウス」が明らかにされた最初の作品のひとつです。
ロバート・サフの制作、エンノ・マエメツのエンジニアリング。バルトークのシリーズと同じチームが録音を手掛けました。 (Ki)

MDG
MDG-90223036(1SACD)
ベルント・ヴィルデン(1966-):オルガン、合唱と管弦楽のための作品集
モートン・フェルドマン(1926-1987):ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ(1987)
ルイ=フランソワ・ドープラ(1781-1868):ホルンのための大六重奏曲
シンフォニア(オルガンと管弦楽のための)(2017)
トリプティック(オルガンのための)(2023)
詩編 第115篇(合唱と管弦楽のための)(2014/18)
マリエンカントライ・ビーレフェルト
ルース・M・ザイラー(Org)
ベルント・ヴィルデン(指揮 、オルガン)

録音:2023年6月2-4日、ノイシュテッター・マリエン教会、ビーレフェルト
ドイツ、ビーレフェルト在住のオルガン奏者で作曲家のベルント・ヴィルデンによる宗教作品集。自ら指揮をとり、オルガンも演奏しています。 究極の音質を求めて収録しているaudio・maxシリーズからの発売で、教会に響き渡る合唱、オルガン、オーケストラ、そして神聖な空気までを余すところなく収 録しています。 (Ki)

Onyx
ONYX-4233(1CD)
バルトーク:管弦楽作品集 Vol.3
バレエ音楽「かかし王子」 Op.13Sz.60(最終稿)
ディヴェルティメント Sz.113
ルーマニア民族舞曲 Sz.68
トーマス・ダウスゴー(指)、
BBCスコティッシュSO
BBCスコティッシュSOやスウェーデン室内Oの首席指揮者、シアトルSOの首席客演指揮者&音楽監督、トスカーナOの名誉指揮者、デンマーク国立SOの名誉指揮者(2004年〜2011年まで首席指揮者)など多くの重要ポストを務めてきたデンマークが誇る名指揮者の一人、トーマス・ダウスゴー。2019年に初めて開催された「BBCプロムス・ジャパン」では、メイン指揮者&オーケストラとしてBBCスコティッシュSOとともに来日して大きな話題を呼び、2023年にはPMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル札幌)にも初登場しました。
OnyxレーベルではBBCスコティッシュSOとバルトークの管弦楽作品集を「バルトークの多様なスタイルを示すために、2つ以上の対照的な作品を1つのディスクにまとめる」という意欲的なコンセプトで進めていましたが、第2弾のリリースからおよそ3年が経ち、待望の第3弾が登場。バレエ音楽「かかし王子」は通常、カットを一切行わないヴァージョンで演奏されますが、ダウスゴーは多くのカットがある珍しい最終稿の楽譜を採用。構成がより鮮明になったこの楽譜についてバルトークは「音楽的な観点から見て、特に舞台にとってもふさわしく、これらのカットは絶対的な改善を示している」と出版社への手紙に記した上で今後はこのヴァージョンで演奏されるべきとしており、まさに作曲者の意向にもっとも沿った版といえるでしょう。カップリングには「ディヴェルティメント」と「ルーマニア民族舞曲」というバルトークらしさがあふれる2つの人気作品を収録。

Pentatone
PTC-5187203(1CD)
スメタナ:連作交響詩『わが祖国』 セミヨン・ビシュコフ(指)チェコPO

録音:2021年1月25〜29日/ルドルフィヌム、ドヴォルザーク・ホール(プラハ)
2018年10月よりチェコPOの首席指揮者・音楽監督を務めるセミヨン・ビシュコフ。2023年秋の来日ツアーではドヴォルザー クを演奏し、大いに盛り上がりました。PENTATONEレーベルからマーラーの交響曲全曲録音がリリースされていますが、当アルバムは今年(2024年)に 生誕200年、歿後140年を迎えたスメタナの『わが祖国』です。チェコ共和国激動の政治史の象徴であり、ボヘミアの風景、歴史、伝説をテーマにした『わ が祖国』は、有名な「モルダウ」を含む全6曲からなる連作交響詩。あまりに美しいスメタナの最高傑作をビシュコフ率いるチェコ・フィルの熱演でお楽しみ ください。 (Ki)
Pentatone
PTC-5187201(1CD)
R.シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」
マーラー:リュッケルト歌曲集
(1)アンドルー・ワン(Vn独奏(コン サートマスター ))
(2)ソニア・ヨンチェヴァ(S)
ラファエル・パヤーレ(指)、
モントリオールSO

録音:2023年3月28〜31日/メゾン・サンフォニク・ド・モンレアル(ケベック)
今最も注目されている指揮者の一人、南米ベネズエラ出身のラファエル・パヤーレ。パヤーレは「エル・システマ」でフレンチ・ホルンを学んだのち、シモン・ ボリバルSOのメンバーとして活躍。その後、指揮者を目指しクラウディオ・アバド、グスターボ・ドゥダメルのアシスタントをつとめ研鑽を積んできました。 2012年、コペンハーゲンで開催されたマルコ国際指揮者コンクールで優勝したことにより、世界にその名が知られるようになり、これまでウィーン・フィルハーモ ニーO、LSO、バーミンガム市SOなど、世界の名だたるオーケストラとの共演歴を誇ります。
2022/2023シーズンより名門モントリオールSOの音楽監督をつとめているパヤーレの同団デビューは2018年。その後、2021/2022シーズンより 実質的な活動はスタートさせており、同団との信頼関係は年々深まっております。
演奏活動と並行し録音も進めており、その第1弾としてPENTATONEレーベルから「マーラーの交響曲第5番」(KKC-6650 / PTC-5187067)をリリース。 この録音も好評を博しております。期待の第2弾はR.シュトラウスの「英雄の生涯」とマーラーの「リュッケルト歌曲集」の組み合わせです。
後期ロマン派を得意とするパヤーレにとってR.シュトラウスとマーラーは最も大事な作曲家であり、自身が表現したい音楽がダイレクトに伝わる楽曲です。
「英雄の生涯」のヴァイオリン独奏は、2008年より同団のコンサートマスターを務めているアンドルー・ワンです。ワンはピアニストのシャルル・リシャール=ア ムランとともにベートヴェン、シューマンのヴァイオリン・ソナタ全集をリリースするなどソロ活動も積極的。実に優美で甘い音色で「英雄の生涯」を演奏しております。
リュッケルト歌曲集の独唱はブルガリア生まれのソニア・ヨンチェヴァです。美しい歌声と非常にドラマティックな表現力、そして華のある舞台姿で世界中のオペ ラ・シーンで大活躍のヨンチェヴァは、2022年7月、2023年9月の来日公演でも圧倒的な歌声を聴かせており、日本にも多くのファンがいる名歌手です。その オペラ・スターのヨンチェヴァが初めてドイツ語の管弦楽曲のレコーディングに参加していることも要注目です。
また録音はテルデックス・スタジオの名エンジニア、マルティン・ザウアーが担当。演奏だけでなく録音の素晴らしさにも大注目です! (Ki)

Spectrum Sound
CDSMBA-155(2CD)
ベルリン・フィル-ラジオ・フランス会館における特別演奏会(1979年6月29日)

【CD1】
(1)ガブリエリ:8声のカンツォン
(2)ガブリエリ:第7旋法によるリチェルカーレ
(3)モーツァルト:セレナード第10番変ロ長調 K.361「グラン・パルティータ」〜第1楽章/第3楽章/第7楽章
(4)ベートーヴェン:七重奏曲 変ホ長調 Op.20〜第3楽章/第6楽章
【CD2】
(5)ドビュッシー:弦楽四重奏曲 ト短調 Op.10
(6)ブラッハー:ブルース、エスパニョーラとルンバ・フィルハーモニカ
(7)R.シュトラウス:「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」
(1)(2)ベルリン・フィルハーモニー金管アンサンブル
(3)ローター・コッホ、ブルクハルト・ローデ(Ob)
フランク=ウルリヒ・ウルリッツァー、ペーター・ガイスラー(バセットホルン)
ギュンター・ピースク、へニング・トローク(Fg)、カール=フリードリヒ・ユンク(コントラファゴット)、カール・ライスター、ヘルベルト・シュテール(Cl)、ゲルト・ザイフェルト、マンフレート・クリール、シュテファン・イェツィールスキ、ジークフリート・シェフリッヒ(Hrn)
(4)ベルリン・フィル八重奏団のメンバー
(5)トマス・ブランディス(Vn1)、ペーター・ブレム(Vn2)、
ウィルフリート・シュトーレ(Va)、ヴォルフガング・ベトヒャー(Vc)
(6)ベルリン・フィル12人のチェリストたち
(7)
ヘルベル・フォン・カラヤン(指)BPO

録音:1979年6月23日/ラジオ・フランス会館104スタジオ(パリ)【放送用公開収録】
* Licensed by INA & Radio France
* Recorded by France Musique of Radio France
*1st official release and1st official master release
音源:フランス国立視聴覚研究所音源提供(24bit/192KHz digital restoration and remastering from the original master tapes)
スペクトラム・サウンド好評のフランス国立視聴覚研究所(INA)保有音源を用いた復刻シリーズ。当アルバムは1979年6月23日、ベルリン・フィルハーモニー Oがラジオ・フランス会館で行った公開収録した特別演奏会を収めた2枚組。当日の全作品がここに収録されております。
カラヤン振った「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」は既発アルバム(CDSMBA-079)でリリースされていますが、それ以外の作品はすべて正 規初出音源となります。演奏作品は実に多彩。金管、木管それぞれの管楽作品の名曲をはじめ、ドビュッシーの弦楽四重奏曲、そして、ベルリン・フィル12人のチェ リストたちの委嘱作で今では当アンサンブルの代名詞といえるボリス・ブラッヒャーの「ブルース、エスパニョーラとルンバ・フィルハーモニカ」など、カラヤン時代 のベルリン・フィルの響きとスター・プレーヤーの演奏を存分にお楽しみいただけます。 (Ki)

CLAVES
50-3091(2CD)
アメリカとイギリスの管弦楽曲集
アイヴズ:ニューイングランドの3つの場所
スマイス:弦楽のための組曲 Op.1A(弦楽五重奏曲第1番の編)
スティル:母と子供
スマイス:セレナード ニ長調
ショウ:間奏曲
エルガー:2つの小品
ローザンヌ室内O、
ジョシュア・ワイラースタイン(指)

録音:2020年12月7&8日、2021年6月17〜19日/スイス国営テレビ・ラジオ(RTS)内サル・メトロポル、ローザンヌ
ジョシュア・ワイラースタイン(姉は高名なチェロ奏者アリサ・ワイラースタイン)率いるローザンヌ室内Oが、アメリカとイギリスの管弦楽曲を集めたアル バムをリリース。ワイラースタインは2014年から2021年6月まで同団の芸術監督・首席指揮者を務めており、在任期間最後の録音です。
アイブズ、エルガーという有名な作曲家の作品と、一般の聴衆にはあまりなじみのない作曲家エセル・スマイス(1858〜1944)、ウィリアム・グラント・スティ ル(1895〜1978)、キャロライン・ショウ(1982〜)の作品を組み合わせた内容はワイラースタインのアイディア。このうち、スマイスの弦楽五重奏曲を作曲者 が弦楽オーケストラのために編曲した「組曲」、スティルの弦楽オーケストラのための「母と子供」は商業録音としては当録音が初となります。
ショウの「間奏曲(Entracte)」は、ハイドンの弦楽四重奏曲の、突然の和声の転調が音楽に新たな温かみを与える瞬間から着想を得て作曲。歌劇やバレエな どの幕と幕の間で演奏される楽曲のイメージから間奏曲という名がつけられました。 エルガーの2つの小品(「朝の歌」、「夕べの歌」)は、ヴァイオリンとピアノでも頻繁に演奏される美しき作品。ワイラースタイン率いるローザンヌ室内O が雄弁な語り口で演奏しております。 (Ki)

BIS
BISSA-2672(1SACD)
ミカエル・ジャレル(1958-):弦楽作品3篇
(1)Paysages avec figures absentes - Nachlese IV(不在の形象と対面する風景-補遺 IV)〜ヴァイオリンと管弦楽のための(2009)
(2)Sechs Augenblicke(6つの瞬間)〜管弦楽のための(2022)
(3)…un long fracas somptueux de rapide celeste…(…天上の急流の長い豪壮な轟き…)〜打楽器と管弦楽のための(1998)
(1)イリア・グリンゴルツ(Vn)
(3)フロラン・ジョデレ(打楽器)
パスカル・ロフェ(指)フランス国立ロワールO

録音:2022年7月7〜16日/コングレスセンター、アンジェ(フランス)
スイスの作曲家ミカエル・ジャレルの音楽は「夢と非現実の状態を真実の瞬間を探し求めながら考察する」と言われています。最小の音 の聞こえ方ともっとも遅いテンポという、時間が静止するところに見つかることの多い、真実。きわめて個人的なアプローチにより彼は、第二次世界大戦後の音楽 のいろいろな技法をはじめとするレガシーを統合し、音楽の真の「詩」を示してみせます。
『ジャレル:管弦楽作品集』(BIS SA-2482)を録音したパスカル・ロフェ率いるフランス国立ロワールOの新しいアルバムでは、ジャレルが四半世紀 近い間隔で作曲した3つの作品が演奏されます。
「Paysages avec figures absentes - Nachlese IV(不在の形象と対面する風景 - 補遺 IV)」は、イザベル・ファウストのために書かれ、彼女に献呈 された作品。「アンサンブルの中にあるヴァイオリン」の新しいアプローチを念頭に置いて作曲され、ジャレルの思考に大きな影響を与えたというスイスの詩人フィ リップ・ジャコテ(1925-2021)の作品が曲名に引用されています。この録音ではイリア・グリンゴルツがソロを担当しました。
「Sechs Augenblicke(6つの瞬間)」は、COVID-19 のロックダウン中に作曲され、この録音の数週間前に初演されました。音楽の断片に含まれる「音と いう物質」の凝縮あるいは内破を示唆するタイトルが与えられています。
打楽器ソロとオーケストラの共演する「…un long fracas somptueux de rapide celeste…(…天上の急流の長い豪壮な轟き…)」では、短い力強い「初 めの爆発」が形を変え、曲中の「句読点」のように何度となく現れます。フランスの作家ジュリアン・グラック(1910-2007)の『Un balcon en foret(森の バルコニー)』から引用したタイトルがつけられました。ソリストのフロラン・ジョデレは、パリ国立高等音楽舞踊学校の出身。フランス国立Oのソロ打楽器奏 者を務めるとともに「今日の音楽」のスペシャリストとして作曲家たちとのコラボレーションを行なっています。 (Ki)

ALBANY
TROY-1934(1CD)
「イルミネーションズ」〜ナローン・プランチャルーン(b.1973)の音楽
フェノメノン/新しい地平線/ナマスカー
失われた魂の移行/光り輝く旅路/
プッバニミッタ/イルミネーションズ
ジェフリー・マイヤー(指)
タイ・フィルハーモニックO

録音:2017年タイ、マヒドル大学、マヒドル王子ホール
作曲家ナローン・プランチャルーン(b.1973)はタイ出身の作曲家。既に多くの賞を受賞し、アジ ア、アメリカ国内では確固たる地位を築いている(受賞歴の中には武満徹作曲賞も含まれている)。 このアルバムには彼の近年のオーケストラ作品が収められているが、いずれも確かな作曲技術と管 弦楽法に支えられた聴きごたえのある作品揃い。ハリウッドで活躍したミクロス・ローザ(映画「ベン・ ハー」の音楽を手掛けた)やジェリー・ゴールドスミス(映画「猿の惑星」や「トータル・リコール」など多 くの映画の音楽を担当)を思わせるブラス重視の筋肉質な音楽はこれまでのタイ人の芸術家のイメ ージを刷新する。ジェフリー・マイヤー指揮のタイ・フィルハーモニックOも好演。
ALBANY
TROY-1947(1CD)
ザ・コンポーザーズ・ヴォイス〜ボーリング・グリーンの新しい音楽集Vol.9
(1)ミケル・キューン(b.1967):「スフマート」
(2)シュラミット・ラン(b.1949):「イヤーニング」〜ヴァイオリン独奏とチェロ・オブリガートつき弦楽合奏のための
(3)ガブリエラ・フランク(b.1972):交響詩「イラッパ」〜フルートと管弦楽のための
(4)ルイス・カーチン(b.1951):シェーマス・ヒーニーの詩による 4つの歌曲
(5)オーガスタ・リード・トーマス(b.1964):交響詩「ギャラクシー・ダンス」
エミリー・フリーマン・ブラウン(指)
ボウリング・グリーン・フィルハーモニア
(2)キャロライン・チン(Vn)
(2)ブライアン・スノウ(Vc)
(3)コナー・ネルソン(Fl)
(4)ヘザー・バック (S)
この「コンポーザーズ・ヴォイス・シリーズ」はそれぞれの作品の演奏前に作曲者自身の作品解説 のアナウンスが収録されているのが特徴。 ミケル・キューンのみ生年が記載されているが(1957 年生まれ)他の作曲家は不明です。しかしブ ックレットの写真から全員、中堅以上の世代と思われます。全員アメリカの作曲家で、それぞれ在米オ ーケストラのコンポーザー・イン・レジデンスを務めるなど、既に米国内で確固たる地位を築いてい るようです。このアルバムは彼らの最近の作品を収めたもので前衛的な傾向のものから新ロマン 主義的なものまで様々。 中国人とリトアニア系ユダヤ人の両親のもとに生まれたガブリエラ・フランクの、バルトークとヒナステ ラの影響を受けて書いたという、フルートと管弦楽のための交響詩「イラッパ」に見られるその独自の ミステリアスで民族的な音楽に魅了されます。

Signum Classics
SIGCD-778(1CD)
プッチーニ:交響的組曲集
プッチーニ/カルロ・リッツィ:交響的組曲「蝶々夫人」、
 交響的組曲「トスカ」
プッチーニ(カルロ・リッツィ編):交響的前奏曲、
 交響的前奏曲(オリジナル版)、
 交響的奇想曲
ウェールズ・ナショナル・オペラO、
カルロ・リッツィ(指)

録音:2022年12月15日-16日、ウェールズ・ミレニアム・センター ホディノット・ホール(カーディフ、ウェールズ)
ミラノ・スカラ座のコレペティートルを務めた経歴を持ち、日本においても新国立劇場に登場し絶賛されるなどオペラハウスとコンサートホールの両方で世界的に高い評価を重ねるイタリアの指揮者、カルロ・リッツィがプッチーニの名作オペラ「蝶々夫人」と「トスカ」を交響的組曲にアレンジ!リッツィが通算10年以上にわたって音楽監督として国際的な水準に育て上げ、現在は桂冠指揮者として良好な関係を継続するウェールズ・ナショナル・オペラを起用し、プッチーニの没後100年となる2024年に大注目の1枚を送り出します。
声楽パートをカバーするために必要以上に手を加えることをせず、オリジナルのオーケストレーションを最大限に保ちながら管弦楽のみで作品の魅力を最大限に引き出すというプッチーニを知り尽くすリッツィならではの秀逸なアレンジは必聴。またプッチーニが遺した数少ない管弦楽作品である「交響的前奏曲」(大幅なカットがされる前のオリジナル版も含む2種収録!)と、よりドラマチックでスケールの大きな「交響的奇想曲」というカップリングも魅力的です。リッツィはプッチーニのオペラを愛する人はもちろん、普段はオペラハウスよりもコンサートホールに惹かれることが多い人たちともプッチーニの魅力を分かち合い、アニバーサリー・イヤーを祝いたいと語っています。

DUX
DUX-1968(1CD)
ポーリッシュ・サウンド〜グジェゴシュ・ドゥフノフスキ(b.1971):吹奏楽のための作品集 Vol.2
1. ポーリッシュ・ファンファーレ
2. マイ・ホームランド
3. スケルツォ第1番
4. オーボエと吹奏楽のための 「プランクス」
5. バリトン・サクソフォンと吹奏楽のためのポルカ 「Burczybas Hokey Pokey」
6. ネプチューン・オン・ザ・ヴィスワ
7. スケルツォ第2番
ミロスワフ・コルドフスキ(指)、
ワルシャワ・ウインド・オーケストラ、
ミウォシュ・ダニエル・ズヴォリンスキ(オーボエ/tr.4)、
ヴォイチェフ・ハウプカ(バリトン・サクソフォン/tr.5)

録音:2023年、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
ポーランド最大級のインディペンデント・レーベル【DUX-(ドゥクス)】より、ポーランドの現代作曲家、グジェゴシュ・ドゥフノフスキによる吹奏楽作品集が登場。ドゥフノフスキは、様々な編成の管楽器のための作品を残しており、ポーランドの管楽器作品のためのレパートリーに大きく貢献しています。
本アルバムに収められた作品は、ポーランドの民族音楽への言及が多く、最古のポーランドの賛美歌「ボグロジツァ」や民族舞踊のポロネーズ、クラコヴィアク、マズルカといったモチーフが散りばめられています。また、ビッグバンド・ジャズや映画音楽の英雄的なモチーフを思わせるハーモニー、サウンド、リズムも色濃く反映されています。
ワルシャワ・ウインド・オーケストラのメンバーは、1984年にユーディ・メニューインがポーランド室内SOを母体として設立したシンフォニア・ヴァルソヴィアの管楽器奏者と打楽器奏者たちから成り立っており、類まれなハーモニー、幅広いダイナミクス、色彩感溢れる音色、アーティキュレーションを見事に披露。珍しい楽器編成のポテンシャルを存分に発揮しています。

KAIROS
0022031KAI(1CD)
サラ・グロイナリッチ:Pure Bliss
sugarcoating #4(2022)(オーケストラのための)/Latitudes #2(2021)(ドラムセットとテープのための)/Artefacts #2(2019)(ソプラノ、ドラムセットとテープのための)/Pure Bliss (2022)(アンサンブルのための)/Artefacts (2018)(6人のヴォーカル・ソリスト、テープとヴィデオのための)/Latitudes (2020)(プリペアド・ピアノとヴィデオのための)/sugarcoating (2017)(アンサンブルのための)
マリン・オールソップ(指)、
ウィーンRSO、他
ドイツのライプツィヒを拠点とするクロアチアの作曲家、サラ・グロイナリッチによる作品集。彼女は美学、社会学、政治的影響、ポップカルチャーなどからインスピレーションを受けて作曲活動を行っており、クラシックの楽器だけでなく、テープやヴィデオなどを用いて新しい発想を持った音楽を生み出しています。彼女の作品をマリン・オールソップを始めとした現代音楽のプロフェッショナルが奏でます。

Chandos
CHSA-5301(1SACD)
グリーグ:交響的舞曲
交響的舞曲 Op.64(1896rev.1898)
ベルグリョート Op.42(1870-71rev.1885)(朗読と管弦楽のためのメロドラマ)*
南の修道院の前で Op.20(1870-71)(ソプラノ、アルト、女声合唱と管弦楽のための)**
リカルド・ノルドロークのための葬送行進曲 EG107(1866orch.1907)(オーケストレーション:ヨハン・ハルヴォシェン)
エドワード・ガードナー(指)、
ベルゲン・フィルハーモニックO、
ユーニ・ダール(朗読)*、
マーリ・エーリクスモーエン(S)**、アストリ・ノールスタ(Ms)**、ベルゲンフィルハーモニック合唱団女声セクション **、エドヴァルド・グリーグ合唱団女声セクション **

録音:2021年8月23日-27日、グリーグホール(ベルゲン、ノルウェー)
ノルウェーの名門オーケストラ、ベルゲンPOの首席指揮者を2015年から務め、2021年からはLPOの首席指揮者を務めるエドワード・ガードナーによるエドヴァルド・グリーグの作品集!
ベルゲン出身のグリーグはベルゲン・フィルの首席指揮者にも就いたことがある縁の深い関係で、ガードナー&ベルゲン・フィルによるグリーグ録音は、「ピアノ協奏曲&ペール・ギュント」(CHSA-5190)に続く第2弾となります。また、スチュアート・スケルトンをタイトルロールに据えた「ブリテン:ピーター・グライムズ」(CHSA-5250)は英グラモフォン賞2021の「Recording of the Year(年間最優秀レコード賞)」を受賞しています。
「交響的舞曲 Op.64」は4つの楽章が一緒になって統一感を持っており、交響曲的な要素を含んでいます。この作品はグリーグの他の作品と同様に、伝統的なノルウェーの民謡などから多くのインスピレーションを得て作られています。
このアルバムの最後に収録されている「リカルド・ノルドロークのための葬送行進曲 EG107」は、グリーグが親友であったリカルド・ノルドロークのために作曲したもので当初はソロ・ピアノの作品として出版されました。その作品をグリーグの葬儀のためにベルゲンへ向かう途中であったヨハン・ハルヴォシェンが、管弦版にアレンジしたものが収録されています。
Chandos
CHSA-5324(1SACD)
ラヴェル、バークリー、パウンズ:管弦楽作品集
ラヴェル:クープランの墓
レノックス・バークリー:(1903-1989):ディヴェルティメント Op.18(1943)
アダム・パウンズ(b.1954):交響曲第3番(2021)(世界初録音)
ジョン・ウィルソン(指)、
シンフォニア・オヴ・ロンドン

録音:2022年11月22日-24日、セント・オーガスティン教会(キルバーン、ロンドン)
ジョン・ウィルソン自身が改訂した新しい楽譜を採用した「ラヴェル:「ダフニスとクロエ」全曲」(RCHSA-5327/CHSA-5327)が絶大な反響を呼ぶなか、ジョン・ウィルソン&シンフォニア・オヴ・ロンドンの次なるアルバム、「ラヴェル、バークリー(、パウンズ:管弦楽作品集」がリリースされます!
レコード・アカデミー賞、英グラモフォン賞を獲得した「管弦楽作品集」(RCHSA-5280/CHSA-5280)や前述の「「ダフニスとクロエ」全曲」で最高水準のラヴェルを聴かせてくれた彼らによる「クープランの墓」がまずは聴き逃がせません。また同コンビが「弦楽のためのイギリス音楽」(RCHSA-5264/CHSA-5264)でも取り上げていたレノックス・バークリー(は1920年代にラヴェルと親交を深め、ラヴェルのイギリス滞在中には通訳やガイドを務めたほか、作曲も直接教わっていました。その後ラヴェルの勧めによりパリでナディア・ブーランジェに師事、特に若い頃はラヴェルやフランス音楽の影響を感じさせる作風を持ち味としていた作曲家です。本作では表情の異なる4つの楽章からなるディヴェルティメントを収録。そしてそのバークリー:(に個人的に作曲を学んだのが最後に収録された1954年生まれのアダム・パウンズ。2021年に作曲されジョン・ウィルソン&SOLに捧げられた交響曲第3番が今回世界初録音されました。いつもの如く厚みのある煌びやかなサウンドと精緻なアンサンブルで安定した演奏を展開するジョン・ウィルソン&SOL。2024年もますます評価を高めてゆくことを確信させる1枚に仕上がっています。
Chandos
CHAN-20183(1CD)
ラロ:管弦楽作品集
歌劇 「イスの王様」 序曲
バレエ音楽 「ナムーナ」〜 たばこのワルツ、
組曲第1番&第2番
交響曲ト短調
ネーメ・ヤルヴィ(指)
エストニア国立SO

録音:2022年6月6日-8日、エストニア・コンサート・ホール(タリン、エストニア)
1937年、旧ソ連時代のタリンに生まれ、エフゲニー・ムラヴィンスキーに師事するなどし、今やエストニアを代表する世界的巨匠となったネーメ・ヤルヴィ。500タイトル近くに及ぶ膨大な、そして多彩な内容のレコーディングという偉大な業績を誇り、2018年の英グラモフォン賞において「生涯功労賞(ライフタイム・アチーヴメント賞)」を受賞したエストニアの巨匠の最新録音は、2022年6月7日に迎えた85歳の誕生日を含む3日間で録音したフランス・ロマン派の作曲家、エドゥアール・ラロの管弦楽作品集。
ラロは、作曲家、ヴァイオリンおよびヴィオラ奏者として活躍し、スペイン交響曲(実質的にはヴァイオリン協奏曲)、チェロ協奏曲で知られています。本アルバムでは、生涯上演された唯一のオペラで、フランスで大成功を収めた 「イスの王様」 からの序曲、パリ・オペラ座の委嘱作品であるバレエ音楽 「ナムーナ」、そして、1886年に完成した力作 「交響曲ト短調」 で締めくくられます。この交響曲は、同年に作曲されたサン=サーンスのオルガン交響曲とフランクの交響曲の影に隠れてしまいがちですが、ラテン系音楽を愛するラロの旋律的才能と和声が見事に発揮されており、貴重な近代フランスにおける交響曲として一聴に値する作品と言えるでしょう。

Etcetra
KTC-1799(1CD)
ベートーヴェン:室内アンサンブルのための編曲集
ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス第2番 ヘ長調 Op.50(ヘンク・グイタルト編曲/室内アンサンブル版)*
チェロ・ソナタ第3番 イ長調 Op.69(トビー・Signum(輸入盤)
SIGCD-778(1CD)ヒューズ編曲/コントラバスとピアノ版)**
ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス第1番 ト長調(ヘンク・グイタルト編曲/室内アンサンブル版)*
ピアノ、ヴァイオリン、チェロと管弦楽のための三重協奏曲 ハ長調 Op.56(ヘンク・グイタルト編曲/室内アンサンブル版)***
ヘンク・グイタルト(指)、
グルッポ・モンテベロ、
クセーニャ・ガマリス(Vn)*/***
、エレーナ・ネムツォワ(P)**、
トビー・ヒューズ(Cb)**、
クリスチャン・ヴィンター(Vn)***、
ギデオン・デン・ヘルダー(Vc)***
シェーンベルク・アンサンブルを創設し、シェーンベルク・クヮルテットのヴィオリストとして数多くの録音に参加した新ウィーン楽派のスペシャリスト、ヘンク・グイタルトと、グイタルトによるアンサンブル・プロジェクト「グルッポ・モンテベロ」。シェーンベルクの仲間や弟子たちがアレンジした様々な作品の室内楽バージョンを取り上げ、シェーンベルクの「私的演奏協会」を現代に再現するという人気シリーズで話題を呼んできた彼らが、「私的演奏協会」からは少し時代を遡り、ベートーヴェンの名曲の小編成ヴァージョンも録音。
ヴァイオリン協奏曲と並んで愛されるヴァイオリンと管弦楽のための「2つのロマンス」と、ピアノ、ヴァイオリン、チェロの3者がソリストになるという特異な編成の「三重協奏曲」を、ヘンク・グイタルトが室内アンサンブルによる伴奏版へとアレンジ。曲によって編成は違いますが、11名前後のアンサンブルで、ベートーヴェンの時代にも頻繁に行われていた小編成ヴァージョンの魅惑をお届けします。
「2つのロマンス」でソロを務めるのは、ルスクヮルテットの第1ヴァイオリン奏者としても活躍するクセーニャ・ガマリス。また、マンチェスター・カメラータやノーザン・バレエの首席奏者として定期的に演奏しながらソリストとしても多彩に活動するイギリスの若きコントラバス奏者トビー・ヒューズが自ら編曲した「チェロ・ソナタ第3番」のコントラバス版も興味深いところです。
ヘンク・グイタルトが芸術監督を務めるオランダ最古の国際室内楽音楽祭 ”オーランド音楽祭”でのライヴ録音。

Obsession
MELHQ-1001175(1CD)
HQCD
完全限定生産
チャイコフスキー:バレエ音楽「白鳥の湖」 ハイライト
チャイコフスキー:バレエ音楽「白鳥の湖」 より 序奏/第1幕:情景、ワルツ、パ・ド・トロワ〔イントラーダ、コーダ〕、パ・ド・ドゥ〔テンポ・ディ・ヴァルス・マ・ノン・トロッポ・ヴィーヴォ・クアジ・モデラート、アンダンテ、コーダ〕/第2幕:ワルツ、白鳥たちの踊り〔テンポ・ディ・ヴァルス、アレグロ・モデラート(小さな白鳥たちの踊り)、コーダ〕/第3幕:情景、コール・ド・バレエと小人の踊り、情景、ハンガリーの踊り(チャールダーシュ)、ロシアの踊り、スペインの踊り、ナポリの踊り、マズルカ/第4幕:間奏曲、小さな白鳥たちの踊り、フィナーレの情景
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指)
ソヴィエト国立SO

録音:1988年
Melodiyaレーベルの名盤の一つであり、しばらく廃盤状態が続いていたエフゲニー・スヴェトラーノフ&ソヴィエト国立SOの1988年録音「白鳥の湖」がHQCD仕様となってハイライト版で復刻!猛烈なパワーとサウンド、推進力で繰り広げられる他に類を見ないスヴェトラーノフの濃密な名演が高音質となって甦ります。アナトーリ・リウビモフ、ウラディーミル・ソコロフ、レフ・ヴォロディン、ユーリ・トルチンスキーら往年のロシアン・サウンドを支えた名手たちのソロにも注目です!
※当タイトルは完全限定生産(初回生産限定)のため、ご注文数に対して十分な数量をご提供出来ない可能性がございます。予めご了承下さい。初回生産分完売後は再生産時期未定となります。

Cypres
CYP-1685(1CD)
NX-B10
シベリウス:レンミンカイネンの帰郷 〜4つの伝説 Op.22
フォーレ:ピアノと管弦楽のためのバラード Op.19
ファリャ:スペインの庭の夜(Pと管弦楽のための交響的印象)
シベリウス:吟遊詩人 Op.64
エロディ・ヴィニョン(P)
チェコ・ヴィルトゥオージ
エリック・レデルハンドレル(指)

録音:2023年9月6-8日 レオシュ・ヤナーチェク・オーディトリアム、ブルノ音楽院、チェコ
ブリュッセルを拠点に活躍するピアニスト、エロディ・ヴィニョンのCypresから4枚目(企画参加を加えると6枚目)のアルバムで、初の管弦楽と の共演盤。フォーレとファリャによるピアノと管弦楽のための作品をシベリウスの管弦楽作品で挟むという構成で、伝説や夢の世界を美しく、ま た躍動的に描いています。

SOMM
SOMMCD-0682(1CD)
NX-B07
ビゼー:劇音楽『アルルの女』 Op. 23(全曲)
アルルの女- Dramatiaed adaptation of Alphonse Daudet’s short story
アルフォンス・ドーデの短編小説によるドラマ(英語)*
ジャック・ヌールディン (Sax)
オルフェオン・ドノスティアラ(合唱)
トゥールーズ・キャピトル国立O
ミシェル・プラッソン(指)
ジョン・トランスキー(ナレーター)*

録音:1985年7月3-25日 トゥールーズ…1-11
EMI Classics/Warner Classics原盤
ビゼーの『アルルの女』はアルフォンス・ドーデの劇のために書いた27曲からなる付随音楽。ビゼーは、この南フランスの村アルルで繰り広げられる愛憎の物語 から強いインスピレーションを得て、短い期間で付随音楽全曲を書き上げました。初演は不評でしたが、現在では全曲から抜粋した2つの組曲が広く演奏さ れています。このアルバムはフランス音楽を得意とするミシェル・プラッソンが1985年にオリジナルの全曲を収録したもの。それまで知られていなかった作品の全 貌を明らかにしたと高く評価されている1枚です。また、当盤にはドーデの短編小説を新たに翻案し、ドキュメンタリー作家ジョン・トランスキーが朗読したトラッ クが追加されています。

Radio France
FRF-072(1CD)
NX-C04
カイヤ・サーリアホ:地球の影、魂の城、真実の炎、贈り物
サーリアホ(1952-2023):Maan varjot 地球の影 - オルガンと管弦楽のための (2013)
魂の城 - ソプラノ、合唱と管弦楽ための (1996)
真実の炎 - バリトンと管弦楽ための (2014)
贈り物 - チェロとオルガンのための (2015)
オリヴィエ・ラトリー(Org)
フォースティンヌ・ド・モネ(S)
ダヴォーン・タインズ(Br)
アンッシ・カルットゥネン(Vc)
フランス放送PO
フランス放送合唱団団員
フランス国立O
エルネスト・マルティネス・イスキエルド(指)
ハンヌ・リントゥ(指)
オラリー・エルツ(指)

録音:2017年2月プレザンス音楽祭
2022年6月24日
2023年に亡くなったフィンランド出身の作曲家、カイヤ・サーリアホの作品集。80年代からはパリに移住しスペクトル楽派の影響を強く受け るなど、フランスとも強いつながりのあった彼女は2017年のプレザンス音楽祭で大きく取り上げられており、その時のライヴ録音がこのアルバム の中心となっています。
Radio France
FRF-071(1CD)
NX-C04
トリスタン・ミュライユ(1947-):水源の分有 (1995)
影の大地 (2003-4)*
カミーユ・ジュグラリス(コンピューター)
フランス国立O
アレクサンドル・ブロック(指)
フランス放送PO*
ペーテル・エトヴェシュ(指)*

録音:2022年2月12日 プレザンス音楽祭、2006年12月 ラジオ・フランス*
1991年からラジオ・フランスが主催しているプレザンス音楽祭。毎年様々な同時代音楽を紹介し、多くの世界初演も行っているこの音楽祭 のライヴ音源を中心としたシリーズ。フランス出身でスペクトル楽派の作曲家、コンピューターやエレクトロニクスを使用した作曲の先駆者として 知られるトリスタン・ミュライユの管弦楽作品集。22分を超える大作2曲を収録。

CD ACCORD
ACD-330(1CD)
NX-B07
シマノフスキ作品の管弦楽編曲集
練習曲 変ロ短調 Op.4No.3(1902) - グジェゴシュ・フィテルベルク編(1942)
神話 Op.30(1915) - ウィレム・ストリートマン編(1991)
「仮面劇」 Op.34(1916) - ヤン・クレンツ編(1985)
バルトゥオミ・ニジョウ(Vn)
ワルシャワPO
アンドレイ・ボレイコ(指)

録音:2023年6月5-10日
「練習曲」作品4の3と「マスク」はピアノ曲が原曲。前者は曲想にふさわしく後期ロマン派のオーケストレーションが施され、ムード満点。後者は印象派風の サウンドをいかした編曲で、個々の楽想を際立たせるオーケストレーションの巧妙さも聴きどころです。今やヴァイオリン・リサイタルやコンクールの定番曲となっ た「神話」は元々ヴァイオリンとピアノのための作品。複雑なピアノ・パートをオーケストラの多彩なパレットを駆使した神秘的な響きに移し替え、ヴァイオリンと 管弦楽のための魅力的で独創的な作品に変貌しました。後進の作曲家たちのシマノフスキへの傾倒から生まれた大胆かつ革新的な解釈が加えられた作 品を、2019/20のシーズンからコンビを組むアンドレイ・ボレイコとワルシャワPOが深い共感を持って演奏しています。

ONDINE
ODE-1432(1CD)
オウティ・タルキアイネン(1985-):「白夜の太陽」変奏曲 他
「白夜の太陽」変奏曲(2019)
氷の歌(2019)
銀河 - コールアングレと管弦楽のための協奏曲(2022)
炎と愛の環(2020)
ニコラス・ダニエル(コールアングレ)
フィンランドRSO
ニコラス・コロン(指)

録音:ヘルシンキ・ミュージック・センター
2023年1月-4月
フィンランドのラップランド地方出身の女性作曲家オウティ・タルキアイネンの近作を集めたアルバム。1曲目の「白夜の太陽」変奏曲はBBCフィルとカナダのナ ショナル・アーツ・センターOの共同委嘱作品で2019年にBBCプロムスで初演されました。極北の自然の中で聞こえてくる物音や鳥の声などを想起 させる神秘的なサウンドが繊細微妙に移り行く中に、突如として火山の噴火を思わせるクライマックスもあり、この地域の音楽に関心のある人は新鮮さとなじ み深さを同時に味わえることでしょう。同年作曲の「氷の歌」はその姉妹作と言えるもので、同様の味わいを持っています。日本語で「銀河」と訳される 「Milky Ways」は、古代ギリシア人が「(母)乳の川」と名付けたことに由来します。この作品は英国を代表するオーボエ/コールアングレ奏者のニコラス・ダ ニエルの母の死を悼んで作曲されたもので、ここではダニエルの独奏で収録されています。The Ring of Fire and Loveというタイトルには地殻変動が活 発な環太平洋火山帯、(月蝕時にできる)金環、そして胎児が生まれ出るときの母親の産道をかけあわせているそうで、創造的なエネルギーの噴出をイメー ジしているとのこと。そのサウンドは、やはり極地の自然を思わせる繊細で神秘的なものです。

オクタヴィア
OVCL-00832(1SACD)
税込定価
2024年1月25日発売
カンチェリ:タンゴの代わりに(オーケストラ版)*
ステュクス〜ヴィオラ、混声合唱と管弦楽のための#
SIO〜弦楽オーケストラ、ピアノとパーカッションのための*
飯森範親(指)
日本センチュリーSO
丸山奏(Va)#
京都バッハcho#
高橋優介(P)*

2017年9月15-16日#、2023年9月22日* 大阪・ザ・シンフォニーホール・ライヴ
ジョージア出身の作曲家ギア・カンチェリによる管弦楽作品 集です。彼の代表作の1つである「ステュクス」は、ギリシャ 神話に登場する冥界と現世を分ける大河のこと。ヴィオラ・ ソロと合唱が加わる大編成ながら静謐な響きが印象深い、魂 を揺さぶる名曲です。カップリングの2曲も神秘的であり抒情 性のあふれる珠玉の小品。カンチェリの魅力が存分に詰まっ たアルバムとなりました。 (オクタヴィア)

BIS
BISSA-2672(1SACD)
ミカエル・ジャレル(1958-):弦楽作品3篇
Paysages avec figures absentes - Nachlese IV(不在の形象と対面する風景-補遺 IV)〜ヴァイオリンと管弦楽のための(2009)
Sechs Augenblicke(6つの瞬間)〜管弦楽のための(2022)
…un long fracas somptueux de rapide celeste…(…天上の急流の長い豪壮な轟き…)〜打楽器と管弦楽のための(1998)
イリア・グリンゴルツ(Vn)
フロラン・ジョデレ(打楽器)
パスカル・ロフェ(指)
フランス国立ロワールO

録音:2022年7月7〜16日/コングレスセンター、アンジェ(フランス)
スイスの作曲家ミカエル・ジャレルの音楽は「夢と非現実の状態を真実の瞬間を探し求めながら考察する」と言われています。最小の音 の聞こえ方ともっとも遅いテンポという、時間が静止するところに見つかることの多い、真実。きわめて個人的なアプローチにより彼は、第二次世界大戦後の音楽 のいろいろな技法をはじめとするレガシーを統合し、音楽の真の「詩」を示してみせます。
『ジャレル:管弦楽作品集』(BIS SA-2482)を録音したパスカル・ロフェ率いるフランス国立ロワールOの新しいアルバムでは、ジャレルが四半世紀 近い間隔で作曲した3つの作品が演奏されます。
「Paysages avec figures absentes - Nachlese IV(不在の形象と対面する風景 - 補遺 IV)」は、イザベル・ファウストのために書かれ、彼女に献呈 された作品。「アンサンブルの中にあるヴァイオリン」の新しいアプローチを念頭に置いて作曲され、ジャレルの思考に大きな影響を与えたというスイスの詩人フィ リップ・ジャコテ(1925-2021)の作品が曲名に引用されています。この録音ではイリア・グリンゴルツがソロを担当しました。
「Sechs Augenblicke(6つの瞬間)」は、COVID-19 のロックダウン中に作曲され、この録音の数週間前に初演されました。音楽の断片に含まれる「音と いう物質」の凝縮あるいは内破を示唆するタイトルが与えられています。
打楽器ソロとオーケストラの共演する「…un long fracas somptueux de rapide celeste…(…天上の急流の長い豪壮な轟き…)」では、短い力強い「初 めの爆発」が形を変え、曲中の「句読点」のように何度となく現れます。フランスの作家ジュリアン・グラック(1910-2007)の『Un balcon en foret(森の バルコニー)』から引用したタイトルがつけられました。ソリストのフロラン・ジョデレは、パリ国立高等音楽舞踊学校の出身。フランス国立Oのソロ打楽器奏 者を務めるとともに「今日の音楽」のスペシャリストとして作曲家たちとのコラボレーションを行なっていま (Ki)

QUERSTAND
VKJK-2303(1CD)
エディション・バーディッシェ・シュターツカペレ02
レーガー:ロマンティックな組曲 Op.125
モーツァルトの主題による変奏曲とフーガOp.132
ゲオルク・フリッチュ(指)
バーディッシェ・シュターツカペレ(バーデン州立O)

録音:2023年1月29,30日 ドイツ バーデン=ヴュルテンベルク州 カールスルーエ (ライヴ)
ゲオルク・フリッチュとバーディッシェ・シュターツカペレによるロマン派管弦楽作品第2 弾! 先に発売されたR.シュトラウスのアルプス交響曲(VKJK 2302)が予想を遥かに上回る名演だっ たドイツの指揮者、ゲオルク・フリッチュとその手兵バーディッシェ・シュターツカペレ(バーデン 州立O)の第2弾は、2023年が生誕150 周年のマックス・レーガー、その比較的晩年の 傑作2曲、「ロマンティックな組曲」と「モーツァルトの主題による変奏曲とフーガ」。「ロマンティッ クな組曲」は、メンデルスゾーンの「夏の夜の夢」の音楽に連なるドイツの夢幻的音楽を受け継 ぎつつ、ドビュッシーの近代的色彩感を仄かに漂わせた佳作。一方レーガーの代表作の一つ 「モーツァルトの主題による変奏とフーガ」は、トルコ行進曲で有名なモーツァルトのピアノ・ソナ タ第11番の第1楽章を主題に取った変奏曲とフーガ。基本的に2 管編成のオーケストラを駆 使し、1910年前後の肥大化した超巨大オーケストラ作品に対抗して後の新古典主義を先駆し た作品。この作品は2023年11月のBPO来日公演でキリル・ペ トレンコが取り上げたのも記憶に新しいところ。 フリッチュとバーディッシェ・シュターツカペレの演奏はここでも大変素晴らしい。「ロマンティック な組曲」では、まさにロマンティックな思わず溜め息が出るほど美しい世界を繰り出す一方、「モ ーツァルトの主題による変奏曲とフーガ」では、豊かな音楽の中にも末期ロマン主義からいち早 く抜け出し新しい時代の音楽を目指したレーガーの先進性もくっきりと浮かび上がって来る。何 よりもどちらの曲も、フリッチュの指揮の下でバーディッシェ・シュターツカペレが一つにまとまっ て有機的な音楽を奏でていることがよく分かり愉しい。 このコンビの今後が益々楽しみになります。

Altus
ALTB-537(5CD)
限定生産
クリュイタンスの芸術

【ALT501/2】
[Disc1]
ドビュッシー:(1)3つの夜想曲、
(2)カンタータ「選ばれた乙女」 
[Disc2]
ラヴェル:(3)道化師の朝の歌、(4)マ・メール・ロワ、(5)ラ・ヴァルス
【ALT503】
モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番ハ短調 K.491、
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調 作品58
【ALT504/5】
[Disc1]
(1)ウェーバー:歌劇「オイリアンテ」序曲、
(2)ベルリオーズ:幻想交響曲
[Disc2]
(3)イベール:バレエ音楽「ジュピターの恋」、
(4)ベルリオーズ:「ローマの謝肉祭」序曲、
(5)ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲「展覧会の絵」
アンドレ・クリュイタンス(指)

【ALT501/2】
(1)(2)マルセル・ブリクロ(合唱指揮)/フランス放送cho(女声合唱)、 (2)ジャニーヌ・ミショー(選ばれた乙女;ソプラノ)/アニエス・ディスネ(語り手;メゾソプラノ)、パリ音楽院O
録音:1958年9月4日/ブザンソン音楽祭(ライヴ、モノラル)

【ALT503】
クララ・ハスキル(P)、フランス国立放送O
録音:1955年12月8日(ライヴ、モノラル)

【ALT504/5】
[フランス国立放送O
録音:(1)(3)1955年12月8日/パリ、シャンゼリゼ劇場、(2)1954年11月11日/パリ、シャンゼリゼ劇場、 (4)(5)1959年9月20日/モントルー音楽祭(すべてライヴ、モノラル)
ALTUSから発売されているクリュイタンス指揮のタイトルから3タイトル(全5枚)を、単売パッケージそのままにクラフト調の三方背ケースに収めた数量限定セッ トです。INA(フランス国立視聴覚研究所)所有音源をライセンスし、ALTUS入魂のマスタリングでCD化。
【ALT-501/2】パリ音楽院との1日のコンサートを収録。ドビュッシーの2曲はクリュイタンスにとって正規録音がなく、特に「選ばれた乙女」はレパートリーとし ても初音盤化と思われる貴重音源!ラヴェルの作品も既発演奏との聴き比べが興味津々です。「選ばれた乙女」を歌うソプラノのジャニーヌ・ミショーはパリ音楽 院で学んだフランス音楽のスペシャリスト。名作フランス・オペラのソプラノ役をほとんど歌いつくしコンサート活動も多かった彼女、「選ばれた乙女」は得意曲の ひとつで、楽曲の勘所を見事に押さえた美しい歌唱が聴けます。
【ALT-503】フランス国立放送管とハスキルの独奏によって同日に演奏された協奏曲2題。クリュイタンスの伴奏は激情と熱気がありながらも品格を損なわず、ハ スキルは深みのある音色で美しく飛翔。その豊かな表現はどれも確固たる意志に裏打ちされたもので、実に論理的に音楽が展開されていきます。モーツァルトでの 香り立つ木管も絶品。ベートーヴェンは更に自由な広がりと大胆さがプラスされた音楽となり、芯のある高貴さに貫かれた、このコンビにしか成しえない堂々たる 演奏が生成されます。
【ALT-504/5】フランス音楽を中心にまとめた充実の2枚組。あまり知られていないバレエ「ジュピターの恋」は1946年にシャンゼリゼ劇場で初演された作品で、 いわば同時代の音楽。モダンな美しさにあふれ、弦も木管も金管も聴かせどころたっぷり。ハープや打楽器も活躍し、色彩の見本市のような近代オーケストレーショ ンの愉しみが満載!この時代のクリュイタンスの演奏で聴けるとは、なんとも貴重な名演奏です。お得意の「幻想交響曲」「展覧会の絵」も、新たな発見の喜びに満 ちた大演奏。みなぎる生命力と、曲の隅々まで手の内にしているであろう抜群のコントロール。色彩豊かな音のパレットを駆使して繰り出される豊饒な音響効果。 圧巻の出来栄えです。 (Ki)

ATMA
ACD2-2862(1CD)
悲劇の運命
プロコフィエフ:ロメオとジュリエット Op.64(ヴァディム・ボリソフスキー編・ヴィオラとピアノ版に基づく、フランソワ・ヴァリエール編・ヴィオラと弦楽合奏版)
[前奏曲/街のめざめ/少女ジュリエット/騎士たちの踊り/バルコニーの情景/マキューシオ/ジュリエットの死]
アイラット・イシュムラトフ(1973-):ショスタコーヴィチの歌劇『ムツェンスク郡のマクベス夫人』の主題によるヴィオラと管弦楽のための幻想曲(アイラット・イシュムラトフ編・ヴィオラと弦楽合奏版)
エルヴィラ・ミスバコヴァ(Va)
ジャン = フランソワ・リヴェスト(指)
イ・ムジチ・ドゥ・モントリオール

録音:2022年10月5-7日/カナダ、ブロイユ、聖マタイ教会
シェイクスピアの描いた悲劇的人物を題材とするロシア音楽を、ヴィオラと弦楽合奏の豊饒な響きで聴くアレンジ・アルバム。
ヴィオラ奏者のヴァディム・ボリソフスキー(1900-1972)はプロコフィエフ公認のもと、バレエ音楽『ロミオとジュリエット』から13曲を選びヴィオラとピア ノのために編曲しました。モントリオール生まれの作編曲家でヴィオラも演奏するフランソワ・ヴァリエール(1978-)が、ここから7曲を選びヴィオラと弦楽合奏 のために編曲。映画音楽さながらの豊饒なアレンジを施された弦楽が、単なる伴奏をこえて悲劇の心情をこれでもかと吐露。野太くむせび泣くようなヴィオラ・ソ ロの歌とあいまって胸に迫ります。
ロシア系カナダ人の作曲家でクレズマーのクラリネット奏者、アイラット・イシュムラトフ(1973-)は2006年にショスタコーヴィチの『マクベス夫人』によるヴィ オラと管弦楽のための幻想曲を書きました。これをさらに本人がヴィオラと弦楽合奏のために書き直した版を収録。こちらも濃厚な仕上がりで、ショスタコーヴィチ の音楽を拡声器にのせたような迫力。一つ一つの音に言霊となって宿る強烈な激しさと悲しみに打ちひしがれます。 (Ki)

EUROARTS
20-12337(5CD)
映画音楽コンサート
■FANTASYMPHONY
1.ハリーの不思議な世界(映画『ハリー・ポッター』)
2.ナルニアの子守歌(映画『ナルニア国物語』)
3.エローラ・ダナンの誕生(映画『ウィロー』)
4.黄金の手(テレビドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』)
5.ゲーム・オブ・スローンズ組曲(テレビドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』)
6.ミステリー・マウンテン(映画『ホビット』)
7.ホビット庄の社会秩序(映画『ロード・オブ・ザ・リング』)
8.闇夜の短剣(映画『ロード・オブ・ザ・リング』)
9.メイ・イット・ビー(映画『ロード・オブ・ザ・リング』)
10.全ての終わり(映画『ロード・オブ・ザ・リング』)
11.リヴ・フォーエヴァー(Who Wants to Live Forever) (映画『ハイランダー悪魔の戦士』)
■Gaming in Symphony
1.ブライアン・タイラー:『コール・オブ・デューティ』〜モダン・ウォーフェア3
2.グレッグ・エドモンソン:『アンチャーテッド2』
3. イェスパー・キッド:『アサシン・クリード』〜Ezio's Family
4. イーマ・ヌーン:『ワールド・オブ・ウォークラフト』Malach, the Angke Messenger
5. パスカル・ミヒャエル・スティーフェル:『ア・ハット・イン・タイム』
6. ガリー・シャイマン:『バイオショック』〜Main theme/Bathysphere Ride
7. 大谷幸:『ワンダと巨像』
8. 神吉由美子、ロバート・プリンス、山根ミチル、中村正人、阿部功、近藤浩治/ピーター・デュー編曲:伝説のゲーム・ミュージック・メドレー
9.ピーター・デュー:『フォーゴットン・アン』〜組曲
10. 植松 伸夫:『ファイナルファンタジーVII』〜片翼の天使
11. ピーター・マコーネル:『グリム・ファンダンゴ』
12.ジェイソン・ヘイズ:『ワールド・オブ・ウォークラフト』組曲
13. マーティン・オドネル&マイケル・サルヴァトーリ:『ヘイロー』組曲
■Murder At The Symphony
1.ドラマ『バビロン・ベルリン』〜灰へ、塵へ(作曲:ニッコー・ヴァイデンマン、マリオ・カミエン、トム・ティクヴァ)
2.映画『めまい』〜プレリュード(作曲:バーナード・ハーマン)
3.映画『サイコ』〜マーダー(作曲:バーナード・ハーマン)
4.映画『野の薔薇の咲くところ』(作曲:ニック・ゲーヴ)
5.映画『ゴッドファーザー』〜組曲(作曲:ニーノ・ロータ)
6.映画『オリエント急行殺人事件』〜ワルツ(作曲:リチャード・ロドニー・ベネット)
7.映画『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』〜オープン・スペース(作曲:ジョニー・グリーンウッド)
8.映画『ツイン・ピークス』〜シカモア・トゥリーズ
 (作曲:アンジェロ・バダラメンティ)
9.映画『ツイン・ピークス』〜ローラ・パーマーのテーマ(作曲:アンジェロ・バダラメンティ)
10.映画『ツイン・ピークス』〜ツイン・ピークスのテーマ(作曲:アンジェロ・バダラメンティ)
11.映画『特捜部Q -Pからのメッセージ-』(作曲:ニクラス・シュミット)
12.映画『トゥルー・ディテクティブ』〜ネヴァーマインド(作曲:レナード・コーエン)
13.映画『ダヴィンチ・コード』〜聖杯の騎士(作曲:ハンス・ジマー)
14.ドラマ『ザ・ブリッジ』〜ホロウ・トーク(虚しき対話)(作曲:クワイアー・オブ・ヤング・ビリーヴァーズ)
15.ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲〜冒頭
16.映画『シャーロック・ホームズ』〜Discombobulate(作曲:ハンス・ジマー)
■Hollywood Gala
ジョン・ウィリアムズ
1.『スーパーマン』〜行進曲
2.『E.T.』〜フライング・テーマ
3.『ジュラシック・パーク』〜ジュラシック・パークへようこそ
ハンス・ジマー
4.『ワンダーウーマン』〜セミッシラ
5.『グラディエーター』〜ついに自由に
ドリー・パートン
6.『ボディガード』〜オールウェイズ・ラヴ・ユー
デン・アーベ
7.『ムーラン・ルージュ』〜ネイチャー・ボーイ
ジェームズ・ホーナー
8.『ブレイブハート』〜フォー・ザ・ラヴ・オブ・ア・プリンセス
9.『タイタニック』〜マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン
ハンス・ジマー&クラウス・バデルト
10.『パイレーツ・オブ・カリビアン』〜デッドマンズチェスト
バート・バカラック&ハル・デイヴィッド
11.『明日に向って撃て!』〜雨にぬれても
12.『アルフィー』〜メイン・テーマ
ミシェル・ルグラン
13.『シェルブールの雨傘』〜アイ・ウィル・ウェイト・フォー・ユー
ジョシュア・ブライアン・キャンベル、シンシア・エリヴォ
14.『ハリエット』〜スタンド・アップ
レディー・ガガ
15.『アリー/スター誕生』〜シャロウ
ジェームズ・ニュートン・ハワード
16.『ハンガーゲーム』〜ハンギング・ツリー
デイヴィッド・ベアウォルド
17.『ムーラン・ルージュ』〜カム・ワット・メイ
■Divas & Diamonds
1.映画『紳士は金髪がお好き』〜「ダイアモンド(は女の親友(Diamonds Are a Girl's Best Friend)」
2.映画『帰らざる河』〜「一枚の銀貨(One Silver Dollar)」
3.映 画『 サウンド・オブ・ミュージック』〜「わたしのお気に入り(My Favorite Things)」
4.映画『シャレード』〜「シャレード(Charade)」
5.映画『オズの魔法使』〜「虹の彼方に(Over The Rainbow )」
6.映画『トーク・トゥ・ハー』〜「ククルクク・パロマ(Cucurrucucu Paloma)」
7.映画『ティファニーで朝食を』〜「ムーン・リバー(Moon River)」
8.映画『旅愁』〜「セプテンバー・ソング(September Song)」
9.映 画『ブランシェ』
10.映画『酒とバラの日々』〜「酒とバラの日々(Days Of Wine And Roses)」
11.映画『ピンク・パンサー』〜「今宵を楽しく(Meglio Stasera)」
12.映画『007女王陛下の007』〜「愛はすべてを越えて(We Have All The Time In The World)」
13.映画『カサブランカ』〜「アズ・タイム・ゴーズ・バイ(As Time Goes By)」
14.映画『キャバレー』〜「私の愛するあなた(Mein Herr)」
デンマーク国立SO
若い世代を中心に絶大な人気を誇るデンマーク国立SOによる大好評のシリーズが5枚組CDボックスで登場。ゲーム・ミュージックの祭典「Gaming in Symphony」、ファンタジー映画やドラマの音楽を取り上げた「FANTASYMPHONY」、ハリウッド映画の祭典「アカデミー賞」を彩った名作映画の音楽が演奏 された「Hollywood Gala」、ハリウッド黄金期のモノクロ映画の名曲を集めた「Divas & Diamonds」、サスペンス、スリラー、ミステリーなど恐怖映画の音楽 を集めた「Murder At The Symphony」の人気5シリーズが収録されています。
EUROARTS
20-65197(1CD)
ファンタシンフォニー/デンマーク国立SO
1.ハリーの不思議な世界(映画『ハリー・ポッター』)
2.ナルニアの子守歌(映画『ナルニア国物語』)
3.エローラ・ダナンの誕生(映画『ウィロー』)
4.黄金の手(テレビドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』)
5.ゲーム・オブ・スローンズ組曲(テレビドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』)
6.ミステリー・マウンテン(映画『ホビット』)
7.ホビット庄の社会秩序(映画『ロード・オブ・ザ・リング』)
8.闇夜の短剣(映画『ロード・オブ・ザ・リング』)
9.メイ・イット・ビー(映画『ロード・オブ・ザ・リング』)
10.全ての終わり(映画『ロード・オブ・ザ・リング』)
11.リヴ・フォーエヴァー(Who Wants to Live Forever)(映画『ハイランダー悪魔の戦士』)
デンマーク国立SO&cho・児童cho
クリスティアン・シューマン(指)
ホン・スジン(コンサートマスター)
キム・ジヘ(S)
トゥーヴァ・セミングセン(Ms)
ヨハン・カールストロム(Bs)
デ ヴ ィッド・ベ イトソン(ゲスト俳優 )
収録:2018年、コペンハーゲン、DRコンサートホール(ライヴ)
デンマーク国立SOによる大好評のコンサート・シリーズ第3弾の「Fantasymphony 」がCDで登場。ファンタジー映画やドラマの音楽を取り上げた内 容で、『ハリー・ポッター』『ナルニア国物語』『ロード・オブ・ザ・リング』などの世界的に大ヒットしたファンタジー映画を中心収録。 映画『ボヘミアン・ラプソディ』の大ヒットが記憶に新しいQUEENの音楽ですが、映画『ハイランダー 悪魔の戦士』も忘れてはなりません。首を切り落とされな い限り死なない一族の宝をめぐる戦いが描かれたカルト的人気を誇る究極のファンタジー作品ですが、この映画でもQUEENの音楽が全編を通して流れます。コ ンサートを締めくくる楽曲として選ばれたのは、映画『ボヘミアン・ラプソディ』でも使われ映画『ハイランダー 悪魔の戦士』でも、愛する人との別れのシーンで使 われる「リヴ・フォーエヴァー(Who Wants to Live Forever)」。 (Ki)

MDG
MDG-10222996(1SACD)
レスピーギ:管弦楽作品集
レスピーギ:主題と変奏「第十二旋法によるメタモルフォーゼ」(1930)
 組曲「ロッシニアーナ」(1925)
 オーケストラのための「ブルレスケ」(1906)
バッハ(レスピーギ編):パッサカリア ハ短調(BWV582)
ヴッパータールSO、
ジョージ・ハンソン(指)

録音:2000年9月、ヴッパータール・シュタットハレ
MDGレーベルの"貴重な"録音を再リリースする「プレツィオーザ」シリーズ。今回は、ヴッパータールSOによるレスピーギの管弦楽作品集。 『ローマ三部作』に代表されるような管弦楽法を駆使した鮮やかで華麗なオーケストレーションが魅力のレスピーギですが、バロック期までの古いイタリア音楽を研 究し、その成果を存分に自作に反映させている点も彼の大きな特徴と言ってよいでしょう。 ここに収録されているのは、レスピーギ晩年の作品でボストンSO創立50周年記念委嘱作「第12旋法によるメタモルフォーゼ」。ロッシーニの最晩年の作品 「老いの過ち」に基づいて編曲された組曲「ロッシニアーナ」。未出版の初期作品「ブルレスケ」、そしてバッハのパッサカリアのオーケストラ編曲版。 ウィーンのムジークフェラインザールに匹敵する響きを持つ歴史的なホール、ヴッパータール・シュタットハレでの録音というのも注目です。 (Ki)

GRAND SLAM
GS-2307(1CD)
(1)R.シュトラウス:アルプス交響曲
(2)ドビュッシー:交響詩「海」
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラードPO

録音:(1)1962年4月21日、(2)1962年3月18日または20日/レニングラード・フィルハーモニー大ホール
使用音源:Private archive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
録音方式:モノラル(ライヴ録音)
■制作者より  
自然をこよなく愛した旧ソ連の巨匠指揮者ムラヴィンスキー(1903-1988)にふさわしく、自然をテーマにした2作品、R. シュトラウスのアルプス交響曲とド ビュッシーの「海」が2トラック、38センチのオープンリール・テープ復刻で登場します。音はともにモノラルですが、ムラヴィンスキーならではの透徹した厳しい 解釈が別次元の感動を呼び起こします。ことにアルプス交響曲の凄まじさは知る人ぞ知る内容で、より明瞭な音質となった当盤では、その妙技がいやというほど堪 能出来ます。また、解説書にはムラヴィンスキー自身がアルプス交響曲につて語った文章を掲載しています。これはムラヴィンスキー夫人から伝えられたもので、ご く短いものですが、貴重な証言です。(平林直哉)


Treasures
TRE-310(1CDR)
赤盤名演集Vol.14〜サヴァリッシュ/ワーグナー&ウェーバー
ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕前奏曲*
 「神々の黄昏」〜夜明けとジークフリートのラインへの旅**/ジークフリートの葬送行進曲**
ウェーバー:「魔弾の射手」序曲##
 「プレチオーザ」序曲#
 「オベロン」序曲++
 「オイリアンテ」序曲+
 「精霊の王」序曲#
 「アブ・ハッサン」序曲*
 祝典序曲「歓呼」#
ウォルフガング・サヴァリッシュ(指)
フィルハーモニアO

録音:1958年7月29日*、1958年7月28日#、1958年2月26日**、1958年2月25&28日##、1958年2月25日+、1958年2月24-25日++(全てステレオ)
※音源:東芝 AA-7129(ワーグナー)、AA-7128
◎収録時間:76:55
“惜しげもない愛でウェーバーの魅力を伝えきった若きサヴァリッシュの金字塔!”
■音源について
★フィルハーモニア管にはウィーン・フィルのような伝統的な音色美はありませんが、英コロンビアのステレオ初期の録音をレコードで聞くと、楽音にも全休止の余韻にも独特の色彩と臨場感を感じることがよくあります。ところが、CDではなぜかその風合いが感じにくいのです。この赤盤からの復刻では、特に「オイリアンテ」の前半部などでそのあたりもしっかり感じていただけるかと思います。

★ウェーバーの序曲集の最高峰の名盤として確信を持って推奨したのがサヴァリッシュ盤。もちろんスタイルは正攻法そのものですが、音楽の芯は常に灼熱と化しており、親しみやすい旋律美が剛毅なリズムと一体となって、どこまでもアグレッシブなニュアンスを伴って聴き手に迫ります。
 「魔弾の射手」は、主部に入ってすぐ4:02の四分音符にご注目を。スコア上ではスタッカートとは書かれていませんが、この四分音符を明確に短く切り、フレーズに一層の凝縮を待たせるなど、生きた表現を緻密に注入するサヴァリッシュのスタイルを再認識させられます。
 「プレチオーザ」コーダの弦の波しぶき、「オベロン」6:10からの硬質のティンパニが効いた勇壮な響きは、若きサヴァリッシュの向こう見ずな表現意欲の果実。
 「オイリアンテ」冒頭の弦の鉄壁なアンサンブル、第2主題の清らかさ、透徹されたヴィブラートがあればこそ醸し出される中間部の静寂美には、フィルハーモニアOの比類なき機能美を改めて痛感。7:34のティンパニの最強打は、何度聴いても鳥肌もの!サヴァリッシュにもこんな露骨なデフォルメ技が存在するのです。
 そして圧巻は、「精霊の王」!若きサヴァリッシュがフィリップスに行なった一連の録音の中にもスタジオ録音とは思えない熱演が紛れていますが、もの「精霊の王」はまさにそれ。しかもサヴァリッシュの独りよがりではなく、オケを根底から奮い立たせているのがわかり、他の収録曲以上の興奮をもたらします。第2主題以降では、誰も未だ実現していない清々しい空気の醸成と、オケの寸分の狂いもないアンサンブルの妙味を堪能。コーダまで集中力が途切れず、その技術の高さが感覚的な快感を超えて音楽の魂にまで昇華するする様は、カラヤン盤には望みようもありません。【2023年12月・湧々堂】

Capriccio
C-5514(1CD)
NX-B07
ミクローシュ・ロージャ(1907-1995):管弦楽作品集
シンフォニック・コンサートへの序曲 Op.26a(1956/63改訂)
ハンガリー風セレナード Op.25(1932/66改訂)
3つのパルティータ Op.33(1972)
ラインラント=プファルツ州立PO
グレゴール・ビュール(指)

録音:2023年2月13-17日
映画『ベン・ハー』などでアカデミー賞を3度受賞したミクローシュ・ロージャの管弦楽作品集。 1907年、ブラペストに生まれライプツィヒ音楽院で学んだ後、パリとロンドンを経てアメリカ合衆国に移住。映画音楽の作曲家としてアカデミー作曲賞に17 回ノミネートされ、3度受賞するなど高く評価されました。それと平行しクラシック作品の作曲も続け、ハリウッドの映画音楽のようなダイナミックな響きと、ハン ガリーの民族性がマッチした色彩豊かな曲を多数書きあげています。 このアルバムに収録された3つの作品は、初期、中期、後期と彼の創作期間の全般にわたるもの。1932年に作曲された「ハンガリー風セレナード」はブダペ スト劇場で初演、演奏を聴いたR・シュトラウスからの提案を受け、のちに改訂が施されました。「シンフォニー・コンサートへの序曲」は1956年の作 品。当時アメリカで契約していたMGM(メトロ・ゴールドウィン・メイヤー)の仕事の合間に書かれた曲で、ハンガリーから追放された彼の友人たちに捧げられま した。 「3つのパルティータ」は1971年の作品。彼の作品を出版していた出版社からの依頼で作曲、当初イシュトヴァン・ケルテスが初演する予定でしたが、彼はそ の前に死去してしまったため、アンドレ・プレヴィンがイギリスで、アンタル・ドラティがアメリカで初演を行いました。バルトークを思わせるリズミカルな作品です。 グレゴール・ビュールは1964年生まれ。ストックホルム王立歌劇場で「ニーベルングの指環」を上演、世界的に注目を集めたのち、ハンブルク国立歌劇場、 シュトゥットガルト国立歌劇場などで多数の歌劇を(指)好評を博した指揮者。CAPRICCIOレーベルにはブラウンフェルスの一連の作品の他、レーガーの 歌曲集などを録音しています。

BR KLASSIK
BR-900349(1CD)
NX-B07
プッチーニ:管弦楽曲と歌曲集
歌曲集(J.X.シャハトナーによる管弦楽伴奏編)
交響的前奏曲/交響的奇想曲
菊の花(L.ドリューによる弦楽オーケストラ編)
チャールズ・カストロノヴォ(T)
ミュンヘン放送O
イヴァン・レプシッチ(指)

録音:2023年2月6-10日
ミュンヘン、バイエルン放送 第1スタジオ(ドイツ)
19世紀後半から20世紀初めにかけて活躍したイタリアのオペラ作曲家たちの多くはまとまった数の歌曲を残していますが、プッチーニの場合は生前に出版さ れた歌曲は11曲だけで、それらもまとまった作品としてではなく、キャリアの初期から後期にかけて散発的に書かれたものでした。2010年に出版された最初 の校訂版「歌曲集」には16曲が収められており、当CDにはそのピアノ・パートを大オーケストラのための管弦楽伴奏に編曲したものを収録しています。編曲 を手掛けたのは1985年ドイツ生まれの作曲家・指揮者ヨハネス・クサヴァー・シャハトナー。楽譜は2020年にBoosey & Hawksから出版され、これが初 録音となります。プッチーニの歌曲は基本的にベルカントのスタイルで書かれており、ピアノはシンプルな伴奏に留まることが多いのですが、シャハトナーはプッ チーニのオペラでのオーケストレーションを参考にしつつも、時に大胆かつ独創的なアレンジを施しています。今を時めくテノール歌手の一人、カストロノヴォの 力強く輝かしい歌唱がこの録音の魅力を一層高めています。稀少なオーケストラ作品を併録。

Phasma Music
PHASMA-048(1CD)
NX-B05
マンツァロス:シンフォニア集(吹奏楽版)
ニコラオス・ハリキオプーロス・マンツァロス(スピロス・マヴロプーロス編):シンフォニア 第1番
シンフォニア 第2番「La Tempesta e la Caccia 嵐と狩」
シンフォニア 第3番
シンフォニア 第4番「Grande Sinfonia Militare 大軍隊シンフォニア」
シンフォニア 第18番「Di Genere Orientale 東洋風」
マンツァロス・フィルハーモニック・ソサエティ (吹奏楽団)
ソクラティス・アンティス(指)

録音:2022年1月2-4日 イオニア・アカデミー・カンファレンス・ホール
ギリシャとキプロスの国歌「自由への讃歌」の作曲者として知られる、古典派時代のギリシャの作曲家マンツァロスが書 いたシンフォニアを現代吹奏楽に編曲して収録したアルバム。
Phasma Music
PHASMA-052(1CD)
NX-B05
『Chisnau3』 〜管弦楽のための新しい音楽
ルース・アロン:At this moment
ジェローム・ド・ブロムヘッド(1945-):The Melting Point of Ice
ラーシュ・フェツェク:Cycle of Eleven Canons on a Twenty-Two Note Melody
ブライアン・フィールド:Chamber Symphony
フアン・パブロ・メディナ:Crescent Moon - ドラムセットと管弦楽のための協奏曲
クリスティアン・パテルニーティ:Le Crepuscule du soir
ネイル・スティップ:Six Miniatures
アレクサンドル・ザヴァリー(打楽器)
セルゲイ・ルンチェヴィチ・ナショナルPO
ミハイル・アガフィタ(指)

録音:2022年4月
※全て世界初録音
アイルランド、メキシコ、イタリア、アメリカなど様々な国の作曲家による最新の管弦楽作品を収めたアルバム。あまり聴 くことのないモルドヴァのオーケストラの巧さにも注目です。
Phasma Music
PHASMA-060(1CD)
NX-B06
『さまよえる鳥』 〜スコット・ブリックマン(1963-)作品集
.Ugunskrusts - シンフォニー・オーケストラのための
弦楽四重奏曲 第2番
Wedrowna Ptaszyna さまよえる鳥 - フルート独奏のための
弦楽四重奏曲 第3番
幻想曲 - ヴァイオリンとピアノのための
弦楽四重奏曲 第4番
交響曲第7番
イヴォナ・グリンカ(Fl)
スピロス・トラヴロス(Vn)
ヴィッキー・スティリアヌー(P)
エクス・クァルテット
セルゲイ・ルンチェヴィチ・ナショナルPO、ミハイル・アガフィタ(指)

録音:2022年2-9月モルドヴァ、ポーランド、ギリシャ
イリノイ州生まれのアメリカの作曲家、スコット・ブリックマンの作品集。バルト海沿岸やスラヴの文化に強い影響を受け ています。フルート独奏から弦楽四重奏、大編成管弦楽まで多彩な編成の作品を収録。

BIS
BISSA-2062(1SACD)
モーツァルト:序曲集
歌劇『アルバのアスカニオ』序曲
歌劇『イドメネオ』序曲
歌劇『フィガロの結婚』序曲
歌劇『後宮からの逃走』序曲
歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』序曲
歌劇『劇場支配人』序曲 K
歌劇『ポントの王ミトリダーテ』序曲
歌劇『偽の女庭師』序曲
歌劇『ドン・ジョヴァンニ』序曲
歌劇『ルチオ・シッラ』序曲
歌劇『皇帝ティートの慈悲』序曲
歌劇『魔笛』序曲
マイケル・アレクサンダー・ウィレンス(指)
ケルン・アカデミー

録音:2022年9月2〜4日ドイチュラントフンク・カンマームジークザール(ドイツ)
17世紀半ば以降、序曲は大規模なオペラの前に演奏される「管弦楽作品」として定着しました。天才モーツァルトの偉大さを改めて知る ことのできる序曲集を演奏するのは、マイケル・アレクサンダー・ウィレンス率いるケルン・アカデミー。当録音ではモーツァルトの傑作揃いのオペラから12の序 曲を収録。フォルテピアノ奏者ブラウティハムとのモーツァルトのピアノ協奏曲でも聴かせてくれたように、快活明瞭なアプローチによる演奏を披露。ピリオド楽器 だからこそのあたたかみと響きを堪能できます。 (Ki)

Altus
ALT-534(7CD)
限定生産
ブーレーズ・ライヴ・シリーズ集成

【ALT343/4】(2CD)
[Disc1]
ストラヴィンスキー:作品集
管弦楽のための4つの練習曲
カンタータ「星の王」
ドビュッシーの墓碑銘(管楽器のためのサンフォニー)
カンタータ「説教、説話、祈り」
バレエ音楽「春の祭典」

[Disc2]
ドビュッシー:バレエ音楽「遊戯」
ベルク:アルテンベルク歌曲集
シェーンベルク:5つの管弦楽曲 Op.16
シェーンベルク:4つの管弦楽歌曲 Op.22
ヴァレーズ:アルカナ

【ALT345】(2CD)
モーツァルト
[Disc1]
ピアノ協奏曲第21番ハ長調 K.467
ピアノ協奏曲第26番ニ長調 K.537『戴冠式』
[Disc2]
ピアノ協奏曲第25番ハ長調 K.503

【ALT346】
ノーノ(1924-1990):ソプラノとコントラルト、テノール、混声合唱とオーケストラのための『断ち切られた歌』
シュトックハウゼン(1928-2007): 3群のオーケストラのための『グルッペン』〜作品第6番

【ALT347/8】(2CD)
ラモー:歌劇『イポリトとアリシ』
ピエール・ブーレーズ(指)

【ALT343/4】(2CD)
■Disc1
ジョアンナ・ピータース(A)、ヘルベルト・ハント(T)、セバスチャン・ショウ(バリトン、朗唱)、フランス国立放送O、フランス国立cho、
 ライヴ録音:1963年6月18日/シャンゼリゼ劇場/ステレオ
■Disc2
ジョアンナ・ピータース(A)、フランス国立放送O
 ライヴ録音:1964年3月10日/シャンゼリゼ劇場/ステレオ
【ALT345】(2CD)
イヴォンヌ・ロリオ(P) ラムルーO
 ライヴ録音:1964年1月1日/パリ音楽院/モノラル

【ALT346】
(1)イルゼ・ホルヴェーイ(S)、エヴァ・ボーネマン(C.A)、フリードリヒ・レンツ(T)
 ベルンハルト・ツィンマーマン(合唱指揮)、ケルン放送cho、ケルンRSO
(2)カールハインツ・シュトックハウゼン(オーケストラ1:指揮)、ブルーノ・マデルナ(オーケストラ2:指揮)、
 ピエール・ブーレーズ(オーケストラ3:指揮)
 ケルンRSO
 ライヴ録音:1959年/ウィーン芸術週間/モノラル
【ALT347/8】(2CD)
イポリト:ジェラール・デュナン(オート・コントル)、アリシ:ラシェル・ヤカール(S)、
 フェードル:リーズ・アルスゲ(Ms)、テゼ王:ルイ・モーラン(Bs)、エノーヌ:シュザンヌ・ラファイエ(S)、プリュトン/ネプトゥーヌ:ロジェ・ソワイエ(Bs)、ディアーヌ:ベルト・カル(S)、ティジフォヌ/メルキュール:ミシェル・ハメル(T)、女羊飼い:シルヴェンヌ・ジルマ(S)
フランス国立放送O、フランス国立cho
ライヴ録音:1964年10月13日/シャンゼリゼ劇場/ステレオ
ALTUSから発売されているブーレーズ指揮のタイトルすべて(4タイトル全7枚)を、単売パッケージそのままにクラフト調の三方背ケースに収めた数量限定セットです。
【ALT343/4】(2CD)・・・コンサートホール・レーベルの「春の祭典」直前におこなわれた激烈ライヴ。終演後は初演時を思わせる騒ぎになりブラボーとブーが錯 綜する大変な興奮の渦!オール・ストラヴィンスキー・プロの1夜とドビュッシーからヴァレーズまでの 才気あふれるプログラムの1夜を豪華カップリング、ステレオ・ラ イヴ。
【ALT345】(2CD)・・・ブーレーズのニューイヤーコンサート、メシアン夫人の名手イヴォンヌ・ロリオとモーツァルト三昧!ブーレーズのモーツァルトの伴奏の雄弁 さがすばらしく、木管が立体的に浮かび、曲想の変化にあわせ変幻の勢いで息もつかせぬすばらしさ。大メシアンが称賛したロリオのモーツァルトですが、すばらしいテク ニック、音色の豊かさなど、ここまで生き生きしたモーツァルトは稀。すばらしい復刻です。音質もモノラルながら大変聴きやすく良好。モーツァルトファンならず長く聴か れることまちがいなしの逸品。
【ALT346】・・・前衛音楽の使徒が本領を発揮、初演メンバーによる壮絶の『グルッペン』収録!3群のオーケストラがそれぞれ独立した時空間を持ち、互いに激しく 侵食しあうセリエリズムの超難曲『グルッペン』は、シュトックハウゼン、マデルナ、ブーレーズの指揮とケルンRSOによって1958年に初演されました。このディ スクは全く同じ布陣によるわずか1年後のライヴ。前衛作曲家かつ指揮者である3人の、確かな手ごたえを持って厳しく指揮しあうさまがしかと記録されており、凄まじ いまでの緊張感です。『断ち切られた歌』は第二次世界大戦中に迫害された犠牲者の手紙がテキストに用いられた、ノーノの代表作。ノーノ、シュトックハウゼン、ブーレー ズの3人は現代音楽界の三羽ガラスと呼ばれ、前衛音楽を牽引してきた存在ですが、ノーノとシュトックハウゼンは意見の相違から激しく対立、決別の道を辿ります。ブー レーズがこのふたりの作品を振った貴重にして刺激的な演奏会のライヴ録音。前衛音楽最盛期の異様なまでの熱気に圧倒されること間違いなし!
【ALT347/8】(2CD)・・・ブーレーズ盤歴初レパートリー、しかもクリアなステレオ録音。明晰で格調高く、モダン楽器でも全く違和感なし、むしろラモーの美しい 魅力がダイレクトに伝わる名演。『イポリトとアリシ』は50歳を迎えたラモーがついに本腰を入れてオペラに挑んだその1作目にして最高傑作の呼び声高い作品です。ブ フォン論争を白熱させるほどに卓越した和声法と管弦楽法が駆使されたこのラモーの名作は、モダン楽器による力強い演奏にも十分耐えうる迫力と適応力を持っていま す。収録されているのはラモー没後200年にあたる1964年に行われたシャンゼリゼ劇場でのライヴ。曖昧さのないブーレーズの指揮が巧みな情景描写や躍動的な舞 曲をさらに引き締まったものにし、心地よい緊張感と推進力を生み出しています。物語後半の悲劇的な調子も媚びたところがなく高潔で堂々としていて迫真の出来。歌 手陣はヤカールを始めフランスの実力者ぞろい、美しいフランス語による朗々とした歌唱が胸に響きます。部分的なカットも物語や音楽の本質を見据えたもので、じっく りと音楽に集中できる形と言えましょう。解説書にはあらすじの他トラック別の大意を掲載。 (Ki)

CD ACCORD
ACD-321(1CD)
NX-C09
ベンヤミン・ビルゼ(1816-1902):ワルツ、ギャロップ、マーチ集
ヒュルステンシュタイナー- ワルツ形式の音8. リークニッツ・ブレスラウ鉄道のギャロップ Op.3…世界初録音
(トマシュ・クボンによる管弦楽編)
フリードリヒ・ヴィルヘルムのカドリーユ…世界初録音
王様のポロネーズ Op.26
シレジアの歌 オリジナル曲 Op.20-2つのヴァイオリンと管弦楽のための
射撃の名手 - 行進曲 Op.13
シレジア・ポルカ…世界初録音
勝利のワルツ Op.22
嵐 - 行進曲 - ギャロップ Op.6
マルチン・ダニレフスキ(Vn)
カロリーナ・ヒラ=ヴィブラニエク(Vn)
ウェスト・サイド・シンフォニエッタ
マルチン・ダニレフスキ(音楽監督)

録音:2022年4月11-12日
ドイツの指揮者、作曲家ベンヤミン・ビルゼ。ヨハン・シュトラウス1世のオーケストラで演奏、ワルツやポル カなどに親しみ、自身も数多くの作品を書き上げ、その中の42作品が出版されました。これらはベルリン をはじめ、イギリス、フランス、ロシア、アメリカ、オーストラリアでも相次いで出版されるとともに、すぐさまピ アノ連弾用や、ピアノとヴァイオリン用に編曲され高い人気を誇りました。また彼が率いていたオーケストラ の団員の中の54名が待遇に不満を持ち、オーケストラを脱退。1882年に別の指揮者を立てて設立し たのが「BPO」であったことも知られています。このアルバムには世界初録 音作品を含む、ギャロップや行進曲、ポルカなどの楽しい作品が収録されています。演奏するウェスト・サ イド・シンフォニエッタはNFMヴロツワフPOとシュチェチン・フィルハーモニー交響楽 団(ミェチスワフ・カルウォヴィチ・フィルハーモニーSO)のメンバーで構成されるアンサンブル。コン サートマスターのマルチン・ダニレフスキとパヴェウ・マスランカの2人が音楽監督を務め、ヴァイオリンを弾き ながらアンサンブルをまとめています。

MELISM
MLSCD-041042043(3CD)
ニコス・スカルコッタス:36のギリシャ舞曲
36のギリシャ舞曲 AK11*
36のギリシャ舞曲 AK11**
ウラル国立PO*、
アテネPO**、
バイロン・フィデツィス(指)

録音:1990年6月23日-27日&10月1日-2日*、2021年6月19日**
20世紀ギリシャの作曲家、ニコス・スカルコッタスの管弦楽作品『36のギリシャ舞曲』は、1990年にウラル国立POによって世界初全曲録音されましたが、長らく絶版となっていました。この全曲録音が今回新たにリマスタリングされるとともに、2021年にアテネPOが演奏した、1821年のギリシャ革命200周年記念コンサートのライブ録音が組み合わせられました。いずれも指揮を振ったのはギリシャの指揮者バイロン・フィデツィスで、彼の30年にわたる研究や経験が垣間見えるアルバムでもあります。

RUBICON
RCD-1125(1CD)
ダニ・ハワード:管弦楽作品集
ダニ・ハワード(b.1983):アルゲントゥム*
トロンボーン協奏曲*/エリップシス
コアレッセンス/アーチズ
マイケル・シール(指)*、
パブロ・ウルビーナ(指)、
ロイヤル・リヴァプールPO
ピーター・ムーア(Tb)
イギリスの女流作曲家、オーケストレーターのダニ・ハワードによる管弦楽作品集がRubiconから登場。ハワードの作品は、ヨーロッパで急速に評価を確立しつつあり、2021年6月にピーター・ムーアとRLPOにより初演されたトロンボーン協奏曲は、タイムズ紙から「即席の名作...瑞々しく...心を奪う...」と高く評価をされています。作品の多くは、ロイヤル・リヴァプールPO(RLPO)を含む、イギリスの主要なオーケストラから委嘱を受けており、ロイヤルPO、CBSO、ハレO、BBCフィルハーモニック、ブリテン・シンフォニア、などの40以上のオーケストラで演奏されています。また、ハワードは、LSOのレジデンス・コンポーザーも務めています。
トロンボーン協奏曲でソリストを務めるピーター・ムーアは、2008年、12歳にして「BBCヤング・ミュージシャン・オヴ・ザ・イヤー賞」に輝き、2014年には弱冠18歳でLSOの副首席トロンボーン奏者に就任。2015年にはBBCラジオ3の「ニュー・ジェネレーション・アーティスト・スキーム」に、さらには2018/19シーズンの「ECHOライジング・スター」に選出されるなど、世界有数のトロンボーン奏者として活躍しています。現在は、LSOの首席トロンボーン奏者としてオーケストラで活動する傍ら、ソリストとしてBBC響、RLPO、ルツェルンSOなどと共演。教育者としては英国王立音楽アカデミーのトロンボーン科教授を務めています。
本アルバムは、傑出した若手作曲家の一人である彼女の素晴らしく、親しみやすい音楽に触れるだけでなく、才能溢れる名手の妙技も堪能できる1枚に仕上がりました。

BPO RECORDINGS
KKC-9836
(2CD+1Bluray)
日本語解説付国内盤
税込定価

チン・ウンスク・エディション/BPO
(1)ヴァイオリンと管弦楽のための協奏曲第1番 (2001)
(2)チェロと管弦楽のための協奏曲(2006/08,rev.2013)
(3)ソプラノと管弦楽のための「セイレンの沈黙」(2014)-ホメロスの『オデュッセイア』とジェイムズ・ジョイスの『ユリシーズ』による
(4)管弦楽のための「コロス・コルドン」 (2017,rev.2020)
(5)ピアノと管弦楽のための協奏曲(1996/97)

(6)管弦楽のための「ロカナ」(2008)
■Blu-ray Disc
【Video】
上記全曲のコンサート映像(すべてHD映像)
チン・ウンスクのインタビュー映像(45分)
【Audio】
上記全曲のロスレス・スタジオ・マスター音源の音声トラック+B18
2.0PCM Stereo24-bit /48kHz
7.1.4Dolby Atmos24-bit /48kHz
●ダウンロード・コード
この商品には、上記全曲のハイレゾ音源(24-bit /96kHz)をダウンロードするためのURLとそのパスワードが封入されています。
●デジタル・コンサートホール
ベルリン・フィルの映像配信サービス「デジタル・コンサートホール」を7日間無料視聴できるチケット・コードが封入されています。
全て、BPO

(1)サー・サイモン・ラトル(指)、クリスティアン・テツラフ(Vn)、録音:2005年4月28日
(2)チョン・ミョンフン(指)、アルバン・ゲルハルト(Vc)、録音:2014年5月10日
(3)サー・サイモン・ラトル(指)、バーバラ・ハンニガン(S)、録音:2015年6月25日
(5)サカリ・オラモ(指)、キム・ソヌク(P)、録音:2021年6月5日
(6)ダニエル・ハーディング(指)、録音:2022年10月15日
以上フィルハーモニー、ベルリン(ライヴ)

(4)サー・サイモン・ラトル(指)、録音:2017年11月25日 サントリーホール、東京

■Blu-ray Disc
Video
画面:Full HD1080/60i,16:9
音声:2.0PCM,7.1.4Dolby Atmos
リージョン:ABC(worldwide)
総収録時間(コンサート):112分
字幕:英 、独 、日本語、韓
Audio
上記全曲のロスレス・スタジオ・マスター音源の音声トラック+B18
2.0PCM Stereo24-bit /48kHz
7.1.4Dolby Atmos24-bit /48kHz
韓国出身でベルリンを拠点に活動している作曲家チン・ウンスク(陳銀淑,Unsuk Chin)。2005年から続く、ベルリン・フィルとチン・ウンスクのコラボレーショ ンは、本盤に収められている一連のソロ協奏曲と管弦楽作品の演奏として実を結びました。 なかでも印象深い作品が2つあり、サカリ・オラモ(指)キム・ソヌクのソロによる「ピアノ協奏曲」の演奏は、新型コロナ・ウイルス感染拡大中の長いロックダウ ンの後に、ようやく観客に生演奏を届けることができた公演。そしてベルリン・フィルの委嘱作品として、サー・サイモン・ラトルとの最後のアジア・ツアー中に演 奏した「コロス・コルドン」は、東京・サントリーホールでのライヴ録音が収録されています。 (Ki)

GRAND SLAM
GS-2303(1CD)
ストラヴィンスキー:バレエ曲集
(1)バレエ組曲「火の鳥」(1919)
(2)バレエ音楽「春の祭典」
ピエール・モントゥー(指)パリ音楽院O

録音:(1)1956年10月29&30日、11月10日サル・ワグラム(パリ)
(2)1956年11月2、5、6&11日サル・ワグラム(パリ)
使用音源:Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
録音方式:ステレオ(録音セッション)
■制作者より  
「春の祭典」の初演者であり、ストラヴィンスキー作品の第一人者であるモントゥー。ここに収録された2曲はステレオ初期の名盤であり、当シリーズでも2010 年にGS-2049として発売しました。この時は米RCAの2トラック、19センチのオープンリール・テープを使用しましたが、今回のGS-2303では2トラック、 38センチのテープを使用し、1956年とは信じがたい新鮮で瑞々しい音質を獲得出来ました。  また、木幡一誠氏による「春の祭典」の使用楽譜についての解説は、旧GS-2049以降に判明した事実を検証、大幅に改訂されており、貴重な文献です。(平林  直哉)


Treasures
TRE-291(1CDR)
デルヴォー/ラヴェル管弦楽曲集(Command録音)
道化師の朝の歌*/スペイン狂詩曲
ボレロ/ラ・ヴァルス*
「ダフニスとクロエ」第2組曲*
ピエール・デルヴォー(指)コロンヌO

録音:1961年5月17日パリ・サル・ワグラム(ステレオ)
※音源:米Command Classics CC-11005SD*、CC-11007SD
◎収録時間:69:00
“デルヴォー特有の色彩力と官能美がもたらすラヴェル作品の底知れぬ魅力!”
■音源について
★デルヴォーが、米Command(35mmマグネチック・フィルム)に録音したラヴェルの作品(LP2枚分)の全てを収録。デルヴォーは、「ラ・ヴァルス」と「スペイン狂詩曲」をConcert Hallにも録音。「ボレロ」は他に仏HMV、独OPERAへの録音も遺されていますが、「道化師の朝の歌」と「ダフニスとクロエ」はこれが唯一の録音。なお、これらの録音は日本では最初キングレコードから発売され、70年代には日本コロムビアから廉価盤で再発売されましたが、当初の鮮烈なサウンドは後退していたことは言うまでもありません。

★デルヴォーの指揮によるラヴェルを聴くたびに、ラヴェルのオーケストラ作品を再現するには色彩センスが不可欠だと痛感するのみならず、体を張ったその放射力は古今を通じて並ぶものがないとさえ思えます。
 「道化師の朝の歌」はその典型で、冒頭部の弦のピチカートの瑞々しさと眩しさはあまりにも生々しく、ファゴットのソロを皮切りに肉感的なダイナミズムで捻じ伏せるのですからたまりません!ファゴットと言えば、中間部のソロのエロティックな語り口も聴きもの。後半以降はリズムの湧き上がりとキレは増すばかり。その色彩は生々しいことこの上なく、それは決して録音の優秀さだけに起因するものでないことも実感していただけることでしょう。間違いなく同曲の史上屈指の大名演!
 このデルヴォー特有の色彩力とエロスは、これ以降の全ての曲にも共通して注がれており、それがこのレコードの隠れコンセプトでは?と思えるほど。
 「スペイン狂詩曲」では、第1曲冒頭の弦の音型が微妙な強弱を伴って繰り返されますが、単なる音量の変化だけでなく確実に妖しい遠近感が醸成されている点にご注目!第1テーマの呼吸の深さは尋常ではなく、後半のカデンツァはまるで人の肉声のようにリアル。第2曲では、デルヴォーが繰り広げるリズムの躍動には、正確さ以上の意志を伴った弾力が常に宿り、しかもそこに妥協やルーティンな惰性が存在しないのは、ラヴェル作品に掛けるこの名コンビのプライドの高さゆえでしょう。第3曲の0:49以降の弦のアンサンブルの濃厚な艶も、一朝一夕に出せるものではありません。終曲はあまりの情報量の多さに頭が追いつかないほどですが、その強烈なニュアンスを巻き散らかすことなく制御しようとする意志も働いており、デルヴォーの指揮者としてのドライブ能力の高さを窺い知ることも出来ます。
 「ラ・ヴァルス」も、早速冒頭からこの上なく濃厚な語りで度肝を抜きます。先へ進むのを恥じらいつつも誘惑するようなそのフレージングを品位を落とすことなく実現することなど、他に誰が可能でしょう?2:31から急に陽が差し込んだようなハープの鮮烈さに続き、弦のグリッサンドがこれでもかと時間をかけて流線型を描く様にびっくり!これを聴いてしまうと、ほとんどの指揮者がここを素通りしてしまうのに物足りなさを覚えてしまいます。第3エピソード(4:20〜)の急激な畳み掛けの中でサラッとルフト・パウゼを挿入する職人芸、第5エピソード(6:06〜)の一筋縄ではいかないテンポ・ルバートは鳥肌もの!コーダの追い込みは、デルヴォーのダンディズムとダイナミズムが炸裂!もちろん、最後の締めくくりをリテヌートするなど野暮な真似しません!
 「ダフニスとクロエ」で最も印象的なのが、“パントマイム”。テンポの緩急と共に、静謐の空気感をも確実に現出。色彩パレットの豊かさは相変わらず。呼吸はとてつもなく深く、たっぷり余韻を感じながらのフレージングの何という素晴らしさ!“全員の踊り”は一気呵成の迫力に圧倒されますが、ここでも造型美を決して蔑ろにしません。なお、合唱も参加していますが、団体名は表記されていません。
 ラヴェルの色彩を余すことなく引き出しながら、そこに官能美も投入した時の比類なき魅力をどうぞご堪能あれ!【2023年11月・湧々堂】

Signum Classics
SIGCD-761(1CD)
パストラル21
ベートーヴェン(M.G.フィッシャー編):交響曲第6番「田園」 第1楽章
ガブリエル・プロコフィエフ:「ブレイキング・スクリーンズ」〜Green Into Red、Fivatak 、1,2,3,4,5,6、ChangeUp、Sad Colours1、 Memory Fields、Reflessivo
ベートーヴェン(M.G.フィッシャー編):交響曲第6番「田園」 第5楽章
ガブリエル・プロコフィエフ:パストラル・リフレクションズ、「ブレイキング・スクリーンズ」よりMobocracy
ガブリエル・プロコフィエフ(指,シンセサイザー、エレクトロニクス)、
アンリミテッド・コレクティブ

録音:2022年10月10日-11日(ロンドン、イギリス)
祖父にロシアの偉大な作曲家セルゲイ・プロコフィエフを持つガブリエル・プロコフィエフ(ゲイブリエル・プロコフィエフ)は、ロンドンをベースに作曲家、プロデューサー、DJとして活動。クラシック音楽をルーツに、クラブ、ヒップホップなどのダンス音楽やエレクトロニクスを取り入れた独自の音楽を創りあげています。
「パストラル21」とは気候危機の時代にいきる私たちに対して「パストラル」という概念が何を意味するか探求するプロジェクトです。ウィーンの田園風景から着想を得て作られた「田園交響曲」からヒントを受けたガブリエル・プロコフィエフは、出発点としてスイスのアルプスの自然音を録音しました。ベートーヴェンにとって自然が何を意味するのか、そして現在私たちが直面している気候危機の時代に作曲家はどのような牧歌的な作品を生み出すことが出来るのか自問して生まれたのが、「パストラル・リフレクションズ」です。M.G.フィッシャー編曲によるベートーヴェンの「田園交響曲」の弦楽六重奏版と現代的な技術を駆使したガブリエル・プロコフィエフの作品の対比によって聴衆は、ベートーヴェンの時代と現代の環境変化、環境との付き合い方に関して考えさせられることでしょう。

BIS
BIS-2747(1CD)
誕生日変奏曲
(1)Pictured Within:Birthday Variations for M.C.B.(中に描かれた:M.C.B.のための誕生日変奏曲)(2019)
 主題 作者不詳
 第1変奏:tact60- 藤倉大 Dai Fujikura(1977-)
 第2変奏 - デイヴィッド・ソアーDavid Sawer(1961-)
 第3変奏 - サリー・ビーミッシュ Sally Beamish(1956-)
 第4変奏 - コリン・マシューズ Colin Matthews(1946-)
 第5変奏 - イリス・テル・シフォルスト Iris ter Schiphorst(1956-)
 第6変奏 - ブレット・ディーン Brett Dean(1961-)
 第7変奏 - ヴィム・ヘンデリクス Wim Henderickx(1962-2022)
 第8変奏 - リチャード・ブラックフォード Richard Blackford(1954-)
 第9変奏 - ハリソン・バートウィッスル Harrison Birtwistle(1934-2022)
 第10変奏:Sixty Salutations(60の挨拶) - ジュディス・ウィアーJudith Weir(1954-)
 第11変奏 - ギャヴィン・ブライアーズ( Gavin Bryars(1943-)
 第12変奏 - カレヴィ・アホ Kalevi Aho(1949-)
 第13変奏 - アンソニー・ペイン Anthony Payne(1936-2021)
 第14変奏:The Art of Beginning(始まりの芸術) - ジョン・ピカード John Pickard(1963-)
(2)ヤーコ・クーシスト(1974-2022):交響曲 Op.39(2020-21)(ペッカ・クーシスト、ヤリ・エスコラにより完成)
(1)BBCスコットランドSO、
マーティン・ブラビンズ(指)

(2)ヘルシンキ・フィルハーモニックO、
ペッカ・クーシスト(指)

ライヴ録音:(1)2019年8月13日ロイヤル・アルバート・ホール(ロンドン)、
(2)2022年12月8日ヘルシンキ・ミュージックセンター(フィンランド)
このアルバムはマーティン・ブラビンズとヤーコ・クーシストに捧げる「ダブル・トリビュート」として制作されました。
最初の「中に描かれた:M.C.B.のための誕生日変奏曲」は、イギリスの指揮者マーティン・ブラビンズ(1959-)の60歳の誕生日を記念するために企画され た「共同作品」プロジェクトの作品です。エドワード・エルガーの「エニグマ変奏曲」をモデルに「ひとつの主題による主題と14の変奏」のスタイルに倣い、藤倉大 からジョン・ピカードまで、14人の作曲家による14の変奏曲で構成。エルガーの「to my friends pic-tured within(中に描かれた友人たちへ)」の献辞か らとった「Pictured Within(中に描かれた)」がタイトルにつけられました。BBCの委嘱で作られ、ブラビンズの誕生日にあたる2019年8月13日の「BBC Proms」で、作品を献呈された彼の指揮で初演されました。このディスクの演奏は、この初演のライヴ録音です。
作曲家、指揮者、ヴァイオリニストとして活躍したヤーコ・クーシストは、2022年2月23日、48歳で亡くなりました。1998年から2012年にかけてラハティ SOのコンサートマスターを務めた彼は、本格的に作曲を手がけるようになってから、室内楽曲、声楽曲、管弦楽曲、オペラ、映画の音楽と、約40の曲を作り ました。「交響曲」は、ヤーコの遺作というべき作品です。彼が病床にあったため完成させることができず、死後、未亡人のマイヤの求めに応じ、弟ペッカ・クーシス ト(1976-)とクオピオの音楽センターとSOの監督ヤリ・エスコラが作品に仕上げました、
曲は2つの部分に分かれ、「どこかで耳にした」主題やヤーコの過去の作品から採った旋律による、力強い作品に作られています。音楽外の要素によるヤーコの 自伝的色彩も加えられ、灯台や船舶から聞こえる信号からインスパイアーされたフレーズの断片をコラージュした終幕は、ヤーコの魂が海に送り出されていった、と いう余韻を残します。2022年6月2日、オスモ・ヴァンスカ指揮ミネソタOがミネアポリスで初演。2022年12月8日にペッカ・クーシストがヘルシンキ・ フィルハーモニックを指揮してヘルシンキ・ミュージックセンターで演奏されました。このコンサートのライヴ録音が収録されています。 (Ki)

DUX
DUX-1799(1CD)
シェーンベルク&R・シュトラウス:弦楽のための作品集
シェーンベルク:浄められた夜 Op.4(弦楽合奏版)
R・シュトラウス:メタモルフォーゼン
ヤクブ・フレノヴィチ(指)、
マルチン・スシツキ(Vn)、
イグナツィ・ヤン・パデレフスキ音楽アカデミー室内弦楽オーケストラ

録音:2021年11月8日-10日(ポーランド)
シェーンベルクの「浄められた夜」とR・シュトラウスの「メタモルフォーゼン」は、弦楽のために書かれた曲の中でも紛れもない傑作です。この2曲が作曲された時期は半世紀ほど離れているものの、そのスタイルには近しいものがあり、1枚のアルバムに収録することで互いが完璧なまでに引き立てられています。

NMC
NMCD-272(1CDR)
ルーク・ベッドフォード:管弦楽作品集
インスタビリティ/アウトブレイズ・ザ・スカイ/イン・ザ・ヴォイシズ・オヴ・ザ・リヴィング*/サクソフォン四重奏と管弦楽のための協奏曲
BBCフィルハーモニック、
BBC響、マーク・パドモア(T)*、
アルシス・サクソフォン四重奏団ほか

録音:2010年〜2021年
ウィグモア・ホール初のコンポーザー・イン・レジデンスを務めるなどイギリス現代音楽を代表する作曲家のひとり、ルーク・ベッドフォード(1978-)のNMCレーベル初となる単独アルバム。ベッドフォードは2000年にロイヤル・フィルハーモニー協会作曲賞、2004年に英国作曲家賞のリスナー賞、2007年にポール・ハムリン・アーティスト賞、2012年にエルンスト・フォン・ジーメンス音楽賞の若手作曲家奨励賞など、数々の名誉ある数多くの賞を受賞し非常に活発なパフォーマンスを見せているアメリカ出身の作曲家、エヴァン・ジョンソン(1980-)のクラリネットと声楽のための無伴奏作品を集めた1枚。演奏はアンサンブル・ムジークファブリークのメンバーであるオーストラリアのクラリネット奏者・声楽家、カール・ロスマンです。賞を受賞しています。音楽評論家のトム・サービスは、ベッドフォードの作品について「陰鬱な表現力を持つ音楽であり、曲をまるで必要から書かれたかのように聴こえさせる独特の性質を帯びている」と正確に表現しました。本作では彼の過去15年にわたるキャリアの中から選ばれた4作品を、著名なアーティストたちによる優れた解釈で聴くことができます。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

ALTO
ALC-1469(1CD)
グレインジャー:戦士たち&管弦楽作品集
戦士たち(世界初デジタル録音)
ビューティフル・フレッシュ・フラワー
ヒル=ソング第1番(世界初録音)
デリー地方のアイルランド民謡
ヒル=ソング第2番(世界初録音)
Colleen Dhas(世界初録音)
デンマーク民謡組曲
ジェフリー・サイモン(指)、
メルボルンSO

録音:1989年
初出時世界初録音となった作品も収めたグレインジャーの管弦楽作品集。指揮者のジェフリー・サイモンは様々な編曲作品・レア作品を録音してきたことで知られているオーストラリア出身指揮者です。母国のメルボルンSOを率いてオーストラリアを代表する作曲家グレインジャーの珍しい作品を収めている貴重な一枚です。

Da Vinci Classics
C-00795(1CD)
マーラー:不思議な角笛の世界
ヨハン・シュトラウス1世:シュペール・ポルカ
マーラー:「リュッケルト歌曲集」より「私の歌を覗き見しないで」、
 「子供の不思議な角笛」より「この世の暮らし」「ラインの伝説」「美しいラッパが鳴りひびくところ」「この歌を作ったのは誰?」「魚に説教するパドヴァの聖アントニウス」「原光」、
 交響曲第1番の第3楽章より、
 交響曲第4番の第2楽章より、
 交響曲第3番の第3楽章より、
 交響曲第1番の第2楽章より
シューベルト:「ロザムンデ」よりバレエ音楽第1番、
 ロマンス、バレエ音楽第2番
ベルク:葦の歌、ナイチンゲール
アンサンブル・プロジェット・ピエロ

録音:2020年10月(イタリア)
音楽的パラドックスの象徴ともいえるマーラーの交響曲と歌曲、さらにはシューベルトやベルクといった他のウィーンの作曲家の作品を取り上げ、隠されたテーマや音楽的言及のネットワークを明らかにしようとするユニークなコンセプトの1枚。マーラーの音楽が持つ奥深さと多面性、崇高さと俗っぽさの微妙な対比をお楽しみいただけます。


Profil
PH-23007(10CD)
エディション・シュターツカペレ・ドレスデン〜100年間の録音における音楽監督と首席指揮者たち
■Disc1 80’00”
●フリッツ・ブッシュ(1922-33在任)
(1)R・シュトラウス:「町人貴族」〜メヌエット ト長調
(2)ヴェルディ:「運命の力」序曲
(3)ワーグナー:「タンホイザー」序曲
R・シュトラウス(客演)
(4)R・シュトラウス:ドン・キホーテOp.35
●カール・ベーム(1934-42在任)
(5)ロルツィング:「ロシア皇帝と船大工」〜木靴の踊り
(6)ブラームス:ハンガリー舞曲第5番
(7)ビゼー:「カルメン」序曲
●カール・エルメンドルフ(1943-44在任)
(8)オーベール:「フラ・ディアヴォロ」序曲
(9)ワーグナー:「ワルキューレ」〜魔の炎の音楽
■Disc2 70’59”
●ヨーゼフ・カイルベルト(1945-50在任)
(1)ベートーヴェン:「フィデリオ」序曲
(2)ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲
(3)R・シュトラウス:「サロメ」〜7つのヴェールの踊り
●ルドルフ・ケンペ(1949-53在任)
(4)ワーグナー:「ローエングリン」第1幕前奏曲
(5)同:「トリスタンとイゾルデ」〜前奏曲と愛の死
(6)R・シュトラウス:「ばらの騎士」序奏
(7)同:「ダフネ」〜ダフネの変身
(8)ヨセフ・シュトラウス:天体の音楽
■Disc3 61’00”
●フランツ・コンヴィチュニー(1953-55在任)
(1)R・シュトラウス:ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら
●オトマール・スウィトナー(1960-64年在任)
(2)モーツァルト:交響曲第40番ト短調K.550
(3)同:「後宮からの誘拐」序曲
(4)スメタナ:「売られた花嫁」〜序曲/ビールは天からの授かりもの/フリアント/道化師の踊り
■Disc4 71’00”
●クルト・ザンデルリンク(1964-67在任)
(1)チャイコフスキー:幻想序曲「ロメとジュリエット」
(2)ボロディン:中央アジアの草原にて
(3)同:交響曲第2番ロ短調
●マルティン・トゥルノフスキー(1967-68在任)
(4)ヤナーチェク:モラヴィア舞曲集
(5)ドヴォルザーク:祝典行進曲B88
■Disc5 79’00”
●ヘルベルト・ブロムシュテット(1975-85在任)
(1)ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」
(2)ヨハン・ゴットリープ・ナウマン:テ・デウム
■Disc6 73’00”
●ハンス・フォンク(1985-90在任)
(1)ウェーバー:「オベロン」序曲
(2)同:「オイリアンテ」〜序奏と合奏
(3)同:「プレチオーザ」〜序曲/太陽は目覚め;星はまたたき
(4)同:祝典序曲Op.59
●ジュゼッペ・シノーポリ(1992-2001在任)
(5)ブラームス:交響曲第2番
■Disc7 56’00”
●ベルナルト・ハイティンク(2002-04在任)
(1)バルトーク:舞踊組曲Sz77
(2)R・シュトラウス:ツァラトゥストラはかく語りき
■Disc8 61’01”
●ベルナルト・ハイティンク(2002-04在任)
(1)シューマン:「マンフレッド」序曲
●ファビオ・ルイージ(2007-12在任)
(2)R・シュトラウス:アルプス交響曲
■Disc9 68’50”
●チョン・ミョンフン(首席客演指揮者)
(1)ラヴェル:「ダフニスとクロエ」第2組曲
●コリン・デイヴィス(名誉指揮者)
(2)エルガー:交響曲第1番
■Disc10 77’00”
●クリスティアン・ティーレマン(2012年以来在任)
(1)ワーグナー:「さまよえるオランダ人」序曲
(2)同:「リエンツィ」序曲
(3)同:「神々の黄昏」〜夜明け/ジークフリートのラインへの旅/ジークフリートの葬送音楽/ブリュンヒルデの自己犠牲
(4)同:使徒の愛餐〜高き所より/使徒たち
■Disc1:1923年6月8、9日ドレスデン、パラストホテル・ウェ-バー(ドイツ・グラモフォンにより器械録音)(1)、
1926年9月12日ドレスデン、パラストホテル・ウェ-バー(ドイツ・グラモフォンにより電気録音)(2)、
映画「フリッツ・ブッシュ・コンダクツ・ドレスデン・シュターツカペレ」サウンドトラック(3)、
1936年11月7日ロンドン・クィーンズ・ホールでのライヴ(4)、1935年4月エレクトローラ・スタジオ(ベルリン)(5)、
1939年ゼンパーオーパー(6)、
1942年12月4日ゼンパーオーパー(国家放送協会による磁気テープ録音)(7)、
1944年11月14日閉鎖中のゼンパーオーパー(国家放送協会による磁気テープ録音)(8)、
1944年9月21日閉鎖中のゼンパーオーパー(国家放送協会による磁気テープ録音)(9)

■Disc2:1948年9月22日(1)、24日(2)ドレスデン州立劇場((ライヴ)、5月20日ドレスデン衛生博物館(放送用)(3)、
1949年12月22日ドレスデン衛生博物館(4)、1956年6月28日ドレスデン州立劇場((ライヴ)(5)、
1950年12月23日(6)、7日(7)ドレスデン衛生博物館(放送用)、1972年12月30、31日ルカ教会(ライヴ)(8)

■Disc3:1958年8月7日(1)、1961年9月21日(2)ドレスデン衛生博物館、1960年(放送用)(3)、1962年5月ルカ教会(4)

■Disc4:1960年11月ドレスデン衛生博物館(1)(2)(3)、1968年2月13日ドレスデン州立劇場(放送用)(4)(5)

■Disc5:1981年1月29日(1)、1980年12月18日(2)ドレスデン文化宮殿(放送用ライヴ)

■Disc6:1986年11月20日(1)(2)(3)(4)、1994年4月11日(5)ゼンパーオーパー(放送用ライヴ)

■Disc7:2004年8月25日(放送用)(1)、10月28日(2)ゼンパーオーパー(ともにライヴ)

■Disc8:1999年9月22日(1)、2009年9月1日(2)ゼンパーオーパー(ライヴ)

■Disc9:2004年11月28日(ライヴ)(1)、1998年1月12日(2)ゼンパーオーパー

■Disc10:2013年5月21日ゼンパーオーパー(1)(2)、2021年10月31日ザルツブルク祝祭劇場(3)、
2013年5月18日ドレスデン聖母教会(4)(以上ライヴ)
(4)ドレスデン国立歌劇場cho、ドレスデンSO合唱団、チェコ・フィルcho、国立プラハcho、MDR放送choほか
Profil社の人気シリーズ「エディション・シュターツカペレ・ドレスデン」はリリース点数も50を超え、毎回ファン狂喜の音源を世に出しています。今回は驚きの 秘蔵音源を10枚組Boxで惜しげもなく披露、コレクター必見のアルバムとなっています。もちろんオーケストラはすべてシュターツカペレ・ドレスデン。
「100年間の録音における音楽監督と首席指揮者たち」と銘打ち、フリッツ・ブッシュ指揮1923年の録音を筆頭にお宝続出。R・シュトラウス自演の「ド ン・キホーテ」は1936年11月7日のシュターツカペレ・ドレスデンのロンドン公演をBBCがライヴ録音したもの。国家放送協会が入手し、保存されていた内側 から外側にカッティングされた19枚のアセテート盤を用いています。
スウィトナーのモーツァルト「交響曲第40番」と「後宮からの誘拐」序曲は1960年代初頭にドレスデン衛生博物館の、ブロムシュテットのブルックナー「交響曲 第4番ロマンティック」は1981年1月29日の貴重なライヴ。さらにシノーポリ1994年4月のブラームス「交響曲第2番」も注目。この記念セットのためにシノー ポリの未亡人がCD化を許可してくれたとのこと。
ハイティンクのバルトーク「舞踊組曲」やR・シュトラウス「ツァラトゥストラはかく語りき」は円熟期2004年の演奏、ルイージの「アルプス交響曲」も 2009年9月のものです。チョン・ミョンフンのラヴェル「ダフニスとクロエ」はDGの名盤と同時期2004年11月のものですが、オーケストラの色彩の違いを味 わえます。
締めは現首席指揮者のティーレマンが、オーケストラと縁の深いワーグナー作品を披露。2013年5月21日のワーグナー200回目のバースデーコンサート、最 新の2021年10月31日の「神々のたそがれ」の名ナンバーまで聴くことができるのも嬉しい限り。お買い逃がしなく!! (Ki)

Hanssler
HC-23049(1CD)
ハンス・ガル(1890-1987):コンチェルティーノ集
(1)チェロと弦楽オーケストラのためのコンチェルティーノ Op.87(1965)
(2)ピアノと弦楽オーケストラのためのコンチェルティーノ Op.43(1934)
(3)ヴァイオリンと弦楽オーケストラのためのコンチェルティーノ Op.52(1939)
(4)弦楽オーケストラのためのセレナード Op.46(1946)
(1)ユストゥス・グリム(Vc)、
(2)オリヴァー・トリンドル(P)、
(3)ニーナ・カモン(Vn)
シンフォニエッタ・リガ 、
ノルムント・シュネ(指)

録音:2023年4月12-14日/改革派教会、リガ(ラトヴィア)
知られざる室内楽・協奏曲作品の録音に積極的なピアニスト、オリヴァー・トリンドルがシンフォニエッタ・リガそして演奏家仲間とともにイギリスで活躍したハ ンガリー系ユダヤ人作曲家ハンス・ガルのコンチェルティーノを録音しました。同時代を生きたウェーベルンなどの前衛的な作風には馴染まず、後期ロマン主義音 楽の形式美を貫き、持ち独自のスタイルを確立したガル。ここに収録した作品は独奏楽器を際立たせたガルらしい美しい作品ばかりです。 (Ki)

HITASURA PRODUCTIONS
HSP-010(1CD)
バッハ:音楽の捧げもの BWV1079(全曲)
1. 王の主題による無窮カノン
2.3声のリチェルカーレ
3.2声のカノン1:蟹のカノン(逆行カノン)
4.2声のカノン2:二つのヴァイオリンによる同度カノン
5.2声のカノン3:反行カノン
6.2声のカノン4:拡大を伴う反行カノン
7.2声のカノン5:螺旋カノン
8. 上方5度のフーガ・カノニカ
9-12. 王の主題によるフルート、ヴァイオリンと通奏低音のためのトリオ・ソナタ
13.6声のリチェルカーレ
14.4声のカノン
15. 謎カノン「求めれば見いだされん」
16, 無窮カノン
オーゾニア(古楽器使用)
アンヌ・パリゾ(フラウト・トラヴェルソ)
ミラ・グロデアヌ(Vn)
エマニュエル・ドーヴァン(Vn)
ジェイムズ・マンロー(ヴィオローネ、ヴィオラ・ダ・ガンバ)
フレデリク・ハース(Cemb)

録音:2022年11月13-15日ランテルヌ通り新教教会、リヨン、フランス
ベルギーに拠点を置くフランス人チェンバロ奏者フレデリク・ハースを中心に、多忙な俊才たちが集う古楽器アンサンブル、オーゾニア。一連の 協奏曲群や『ゴルトベルク変奏曲』、『平均律クラヴィーア曲集』など、自ら主宰するHitasuraレーベルでバッハ作品を積極的に取り上げて きたハースとオーゾニアですが、今回バッハ晩年の異色作『音楽の捧げもの』に取り組む上で考えたのは「すでにバランスが完璧に整っている 傑作のバランスを組み直すことで、完璧以上にしっくりくる不均衡を見出したい」とのことで、有名な3声のリチェルカーレをあえて冒頭から外し たり、最も大規模な6声のリチェルカーレを半ばに配するなど珍しい曲順が選ばれています。結果的に、この謎多き大作を通して聴いた時の 印象は一般的な曲順の場合とかなり異なり、フリードリヒ大王がバッハ謁見時に即興で紡ぎ出したと言われる不思議な「王の主題」の存在 感がくっきり際立つ不思議な聴覚体験をもたらします。ル・ポエム・アルモニークのコンサートマスターとしても活躍するミラ・グロデアヌ、ドレスデ ンのフランス人奏者ビュッファルダンのモデルによるトラヴェルソを吹きこなすアンヌ・パリゾら各プレイヤーが奏でる音の美しさも特筆に値する、 細部の魅力の集成ともいうべき充実したバッハ解釈。ハース自身が執筆した解説(仏、英語)も読みごたえがあり、長く聴き深めるのに向く充 実度に貫かれた1枚です。

ONDINE
ODE-1444(1CD)
NX-B07
ルトスワフスキ:管弦楽のための協奏曲、他
管弦楽のための協奏曲(1950-54)
パルティータ− ヴァイオリンと管弦楽のための(1988)*
ノヴェレッテ(1979)#
クリスティアン・テツラフ(Vn)
フィンランドRSO
ニコラス・コロン(指)

録音:2022年4月、2022年9月4-8(ライヴ)*、022年12月#
フィンランドRSOが継続して取り組むルトスワフスキのオーケストラ作品のシリーズに、2021年から首席指揮者を務めるニコラス・コロンの録音が登 場。初期の傑作「管弦楽のための協奏曲」と、「短編小説」といった意味合いを持つ「ノヴェレッテ」では、コロンの的確な作品理解と明晰な指揮によりオーケ ストラの機能性が遺憾なく発揮されています。アンネ=ゾフィー・ムターに捧げられた「パルティータ」では名手テツラフが共演。楽器を常に豊かに鳴らす傾向の あるムターに対して、テツラフは時に聞こえなくなるぎりぎりまで音量を下げたり、ささくれ立った音で攻撃的な演奏を仕掛けたりと、表現意欲旺盛な演奏を展 開。オーケストラも呼応します。ソロ・パートの名技も聴きものです。

Capriccio
C-5488(1CD)
NX-B07
ギヤ・カンチェリ(1935-2019):作品集
小さなダネリアーデ(2000) - ピアノ、弦楽とパーカッションのために
ボストン・ワルツ(1996)- ピアノと弦楽のために
18の小品(抜粋)- ヴァイオリンとピアノのために
ラルゴとアレグロ(1963)- ピアノ、弦楽とティンパニのために
ハルトムート・シル(Vn)
シューマン・フィルハーモニー
エリザヴェータ・ブルーミナ(P・指)

録音:2022年1月17-18日、2月23日、5月30日ケムニッツ、オペラハウス(ドイツ)
1930年代のソ連圏に生まれた作曲家はシュニトケ、ペルト、カプースチン、シルヴェストロフ、そしてカンチェリと個性豊かで、西側の現代音楽とは異なるサウ ンドと表現を志向する彼らの作品は、1980年半ば以降、西側でも知られるようになりました。この時代の作品に熱心に取り組むピアニスト、ブルーミナの新 作はグルジア(現ジョージア)に生まれたカンチェリの作品集。「ロマンティシズム抜きの音楽と人生はありえない。ロマンティシズムこそは無知、暴力、悪を乗り 越える至高の美の力」と語っていたカンチェリらしい1枚です。ロシアに生まれ、幼少期はバレリーナを目指していたというブルーミナが自ら指揮も兼ね、この作 曲家特有のムードをとらえた音楽を奏でています。カンチェリは映画音楽を数多く手がけました。「小さなダネリアーデ」はゲオルギー・ダネリヤ監督の1986年 のSF映画『不思議惑星キン・ザ・ザ』から着想を得た作品で、曲中にはオッフェンバックの「ホフマンの舟歌」も引用されています。「ボストン・ワルツ」は22分 余りも続く緩やかな音楽。メランコリックで途切れがちな音楽と断片的で不安定な楽想はとても踊り向きとは思えない、不思議な作品です。映画や劇作品 用の音楽を素材とする「18の小品」から選ばれた9曲は、どの曲も2〜3分と短く、カンタービレ、ドルチェ、ドルチッシモといった記号から想像される通りの静か で甘美なひと時が流れてゆきます。「ラルゴとアレグロ」は緩と急、静謐と騒乱が対照をなす、初期カンチェリらしい作品。

BR KLASSIK
BR-900350(1CD)
NX-B07
1920年代の奔放なサウンド
キュンネッケ(1885-1953):舞踏組曲 - 合奏協奏曲 Op.26- ジャズ・バンドと大管弦楽のための
アイスラー:カンタータ『時代のテンポ』 Op. 16- 独唱者、語り、合唱、管楽器とパーカッションのための*
ルート・フォルペルト(A)
クリストファー・ドリンズ(Br)
クレメンス・ニコル(語り)
ミュンヘン音楽演劇大学マドリガルcho
トマシュ・トマシェフスキ(独奏ヴァイオリン・ジャズ・バンド)
ミュンヘン放送O
エルンスト・タイス(指)

録音:2023年2月14-18日 ミュンヘン、バイエルン放送 第1スタジオ、2023年3月29日 ミュンヘン、プリンツレゲンテン劇場*
ベルリンのポツダム広場の一角からドイツの公共放送サービスが始まったのは1923年10月29日。ラジオは音楽文化の普及と発展に非常に大きな役割を 果たしました。当時のドイツでは第1次世界大戦の戦後処理でハイパーインフレが経済を直撃し、社会を深刻な不安が覆うと同時に、ワイマール共和制の 下で文化が爛熟していました。このアルバムには1929年に書かれた2作品を収録。キュンネッケの「ジャズ・バンドと大管弦楽のための舞踏組曲」はラジオ番 組"ベルリン・ラジオ・アワー"の委嘱作品。5つの楽章は当時流行していたモダン・ダンスの形式で書かれており、初演はキュンネッケの指揮のもと、オーケスト ラとジャズ・バンドが共演。すぐに熱狂的な人気を獲得し、何度も再演されました。アイスラーの『時代のテンポ』はドナウ・エッシンゲン音楽祭の委嘱作。テク ノロジーを妄信する人々に対する批判的な内容を、当世風のジングシュピールに仕立てた作品。

NAXOS
NAX-2.110594(DVD)
NX-C09

NBD-0090V(Bluray)
NX-C09
バレエ『海賊』
マニュエル・ルグリ版
メドーラ…マリア・ヤコヴレワ
コンラッド…ロバート・ガブドゥーリン
グルナーレ…リュドミラ・コノヴァロワ
ランケデム…キリル・クラーエフ
ビルバント…ダヴィデ・ダート
ズルメア…・アリーチェ・フィレンツェ
サイード・パシャ…ミハイル・ソスノフスキ
オダリスク…ナターシャ・マイア、ニーナ・トノリ、プリスカ・ツァイゼル
ウィーン国立バレエ団
ウィーン国立歌劇場バレエ学校
原振付:マウリス・プティパ
振付:マニュエル・ルグリ
音楽:アドルフ・アダン、ドリーブ、ドリゴ、プーニ他
編曲:イーゴリ・ザプラフディン
美術/衣装:ルイザ・スピナテッリ
ウィーン国立歌劇場O
ワレリー・オフシャニコフ(指)

収録:2016年3月31日、4月2日 ウィーン国立歌劇場(オーストリア)
収録時間:120分
音声:PCMステレオ2.0/DTS5.1(DVD)
PCMステレオ2.0/DTS-HD Master Audio5.1(Blu-ray)
字幕:なし
画角:16/9 NTSC All Region
DVD…片面二層ディスク
Blu-ray…片面二層ディスク 1080i High Definition
海賊の若き首領コンラッドと美しい娘メドーラの波乱に満ちた恋の物語を描いたクラシック・バレエの名作『海賊』。本作はパリ・オペラ座の名エトワールとして その名を馳せたマニュエル・ルグリが、ウィーン国立バレエの芸術監督を務めるかたわら、初めて全幕バレエの振付を行った舞台(2016年プレミエ上演)収録 です。ルグリはマウリス・プティパのオリジナル振付を尊重しつつ、主人公の二人コンラッドとメドーラを中心に、一部のキャラクターとシーンの組み替えによりス トーリーを明確化。ウィーン国立歌劇場の舞台では、ルグリの薫陶を受けた精鋭揃いのダンサーたちが、繰り出される数々の超絶技巧の踊りを見事にクリア しています。主役二人による洗練されたパ・ド・ドゥ、「華やぎの園」の幻想的な踊りの数々、男性ダンサーによる力強い群舞などスペクタクルなシーンは枚挙 にいとまがありません。このマニュエル・ルグリ版バレエ『海賊』はウィーン国立バレエの来日公演(2018年)でも上演され好評を博しました。

SUPRAPHON
SU-4332(1CD)
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲 第1集 Op.46&第2集 Op.72 トマーシュ・ブラウネル(指)
プラハSO

録音:2021年2月8〜12日/スメタナホール(プラハ市民会館)(プラハ)
スラヴ舞曲集はベルリンの出版社フリッツ・ジムロックがブラームスのハンガリー舞曲集と同じ趣向の作品を依頼したことで作曲。原曲はピアノ連弾用作品です。 ドヴォルザークは数時間以内にスラヴ舞曲の最初の連作をスケッチし、約3週間で8曲の連弾版を完成。同時にオーケストレーションにも作曲しました。これがスラ ヴ舞曲集第1集として発表されました。この第1集の出版が大成功をおさめ、さらに8曲の新しいスラヴ舞曲集を作曲。これが第2集として出版されました。スラ ヴ舞曲集は出版後1年間でプラハ、ニューヨーク、ボストン、ロンドン、ベルリン、ドレスデンで演奏された出世作となりました。
プラハSOはこの傑作をこれまでビエロフラーヴェク、マッケラス、ノイマン、ネトピルなど名指揮者のもとで演奏してきました。2020/2021シーズンから 同団の首席指揮者をつとめるトマーシュ・ブラウネルとの演奏では同団との伝統に基づきながら丸みを帯びた透明なサウンドを展開。本拠プラハ市民会館のスメタ ナホールで録音しました。新名盤の登場です!

BIS
BISSA-2520(7SACD)
レスピーギ:管弦楽作品集
■Disc1(BIS SA-1720)
ローマの噴水/ローマの松
ローマの祭り
■Disc2(BIS SA-2050)
ブラジルの印象(1927-28)
風変わりな店(1918)
■Disc3(BIS SA-2130)
第12旋法によるメタモルフォーゼ(1930)
地と精のバラード(1920)
シバの女王ベルキス(1934)
■Disc4(BIS SA-2210)
劇的交響曲(1913-14)
歌劇「ベルファゴール」序曲(1924)
■Disc5(BIS SA-2250)
ボッティチェリの三連画(1927)
黄昏(1914)*
交響的印象「教会のステンド・グラス」(1926)
■Disc6(BIS SA-2350)
『レスピーギ編曲のバッハ&ラフマニノフ作品集』
バッハ(レスピーギ編):前奏曲とフーガ ニ長調(BWV532)P158(1929)
バッハ(レスピーギ編):パッサカリア ハ短調(BWV582)P159(1930)
バッハ(レスピーギ編):3つのコラール P167(1930)
ラフマニノフ(レスピーギ編):5つの絵画的練習曲『音の絵』P 160(1930)
■Disc7(BIS SA-2540)
組曲「鳥」 P154(1928)
リュートのための古い舞曲とアリア 第1組曲 P109(1917)
リュートのための古い舞曲とアリア 第2組曲 P138(1923)
リュートのための古い舞曲とアリア 第3組曲 P172(1931)
ジョン・ネシリング(指)

■Disc1(BIS SA-1720)
サンパウロSO
録音:2008年2月サラ・サンパウロ(サンパウロ)
■Disc2(BIS SA-2050)
リエージュ王立PO
録音:2013年4月フィルハーモニーホール(リエージュ)
■Disc3(BIS SA-2130)
リエージュ王立PO
録音:2014年6月フィルハーモニーホール(リエージュ)
■Disc4(BIS SA-2210)
リエージュ王立PO
録音:2015年4月フィルハーモニーホール(リエージュ)
■Disc5(BIS SA-2250)
アンナ・カテリーナ・アントナッチ(S)*
リエージュ王立PO
録音:2016年3月&4月フィルハーモニーホール(リエージュ)
■Disc6(BIS SA-2350)
リエージュ王立PO
録音:2017年9月フィルハーモニーホール(リエージュ)
■Disc7(BIS SA-2540)
リエージュ王立PO
録音:2021年7月フィルハーモニーホール(リエージュ)
ジョン・ネシリング指揮によるオットリーノ・レスピーギの管弦楽作品集が7枚組のお買い得セットで登場!サンパウロ SOと録音した『ローマ三部作』以外は、リエージュ王立POとの共演です。英国の音楽雑誌「BBCミュージック・マガジン」が、「一人 の指揮者によるレスピーギの管弦楽作品集の最高の録音」と絶賛するなど各誌で高く評価されている当録音集は、管弦楽作品の天才的な作曲家レスピーギの類い 稀な色彩感、オーケストレーションを存分に楽しめる内容です。
レスピーギは近代イタリアにおけるロマン主義、印象派、新古典主義の潮流に沿いながら独自の世界で表現しているのが最大の魅力といえ、打楽器、ピアノ、オ ルガンなども効果的に用いました。またレスピーギの音楽はハリウッド映画音楽にも受け継がれており、ジョン・ウィリアムズは「レスピーギが最も重要な影響を受 けた人物の一人である」と語っています。
編曲の領域でも天才的な才能を発揮したレスピーギはバッハやラフマニノフの作品を管弦楽版として作曲しております。バッハの前奏曲とフーガ ニ長 調 BWV532は、前奏曲の豪快なペダルと、同一音型をたたみかけるように反復する主題が印象的なフーガの非常に技巧的かつ煌びやかな作品ですが、レスピー ギは巧みなオーケストレーションで立体的かつ豪華サウンドに仕上げ、木管、金管、弦楽器、そしてピアノも用い、各パートの主題の掛け合いが実に面白い編曲です。 パッサカリアも実に見事。あの低音主題による変奏曲の奥義を極めた最高傑作をまるで『ローマ三部作』を思わせるカラフルな作品に仕上げております。3つのコ ラールはライプツィヒ・コラール「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」およびシュープラー・コラール「わが魂は主をあがめ」「目覚めよと呼びわたる物見の声」の3 曲をオーケストラ版にした作品。3楽章形式の組曲に仕上げており、レスピーギのセンスのよさを感じさせます。ラフマニノフの「音の絵」も聴きもの。作品33と 作品39の2巻からなるピアノ曲からレスピーギが5曲を組曲形式にした作品で、ラフマニノフの叙情的な旋律をレスピーギの見事なオーケストレーションで聴くこ とができます。
1947年サンパウロ生まれの指揮者ブラジルのジョン・ネシリングは、ボダンツキーやシェーンベルクの血を引くという逸材で、バーンスタインやスワロフスキー の薫陶を受けております。自身の持ち味である情熱的かつ抜群のリズム感で、色彩豊かにレスピーギを振っております。 ※ブックレットは単売リリース時の7冊がボックスに封入されております。 (Ki)

APARTE
AP-316(1CD)
フンガリカ
(1)コダーイ:ロマがチーズを食べる
 マトラの風景/夕べの歌
(2)バルトーク:苦しみ
 4つの古いハンガリー民謡/さまよい歩く
(3)リゲティ:夜-朝/孤独
 パーパイ夫人/永遠の光(ルクス・エテルナ)
ブリュノ・ケレ=ボジャール(指)
アンサンブル・ゼネ

録音:2022年10月6-8日サル・コロンヌ(パリ)
コダーイ、バルトーク、リゲティというハンガリー近現代を代表する3名の合唱曲を集めたアルバム。いずれも民謡に基づき、合唱の美しさと効果を存分に発揮さ せた逸品揃い。
アンサンブル・ゼネはハンガリー人ブリュノ・ケレ=ボジャールが2014年に結成。「ゼネ」とはハンガリー語で「音楽」を意味し、バロックの合唱作品を主なレパー トリーにしています。彼らの2枚目となる当アルバムはリーダーの母国への思いが詰まっています。
コダーイの合唱曲は重要なレパートリーとなっていますが、なにより興味津々なのはその弟子リゲティのハンガリー時代の諸作。ドイツへ亡命後に作られ、キュー ブリックが「2001年宇宙の旅」で使用してリゲティの名を世界的にした「永遠の光(ルクス・エテルナ)」が収録されているのも嬉しい限り。驚くほど感動的な出 来となっています。 (Ki)

H.M.F
HMM-902614(1CD)
サン=サーンス:交響詩と動物の謝肉祭
(1)交響詩「ファエトン」Op.39
(2)交響詩「ヘラクレスの青年時代」Op.50
(3)交響詩「オンファールの糸車」Op.31
(4)交響詩「死の舞踏」Op.40
(5)歌劇「サムソンとデリラ」〜バッカナール
(6)動物の謝肉祭(全曲)
(7)映画音楽「ギーズ公暗殺」Op.128(全6曲)
フランソワ=マリー・ドリュー(Vn)
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指)
レ・シエクル

録音:2021年11月/ブローニュ=ビヤンクール、ラ・セーヌ(Disc1)、2021年4月/フィラルモニ・ド・パリ(Disc2)
快進撃を続けるロトとレ・シエクルがサン=サーンス「動物の謝肉祭」のピリオド楽器演奏を実現させました。彼らは2010年に交響曲第3番「オルガン付き」 とピアノ協奏曲第4番の画期的なアルバムを録音してもいますが、今回10年を経てサン=サーンス名作集の誕生となりました。
2枚組で、1枚目には4篇の交響詩をやはりピリオド楽器ですべて収録。名作「死の舞踏」の独奏ヴァイオリンもノン・ヴィブラートで、オーケストラの音色ともに、 この曲が実はおどろおどろしくないことを示してくれます。もともとサン=サーンスは古楽と古楽器復興に注力した人物でもあり、ロト自身「レ・シエクルの創設 者のひとりといえる」と述べています。歌劇「サムソンとデリラ」のバッカナールも異国的でものものしいイメージが払拭され、パステル画のような色彩となり、 これぞサン=サーンスのイメージしていたものと納得させられます。
なにより興味深いのが2枚目の「動物の謝肉祭」。これまで聴いたこともない響きに驚かされます。作品には2台のピアノが用いられますが、ここでは 1928年プレイエル製のダブル・ピアノが用いられているのも注目。一台のピアノの両端に鍵盤のついた対面型楽器で、シテ・ド・ラ・ミュジーク音楽博物館 が1983年にプレイエル本社展示品を購入し、演奏可能な状態にしていました。1台の楽器ゆえ響きは美しく均一で、別々の2台では出せない世界を作り上げ ています。ジャン・スギタニとミヒャエル・エルツシャイドによりますが、技巧的な「ロバ」を颯爽と弾くかと思えば、「ピアニスト」ではド下手にわざと間違え るなど爆笑の演奏を繰り広げています。
ノン・ヴィブラート奏法ゆえ「雄鶏と雌鶏」や「耳の長い登場人物」はまさに動物の鳴き声に聴こえます。また「象」のコントラバスの重くない洒落気、「水 族館」の木製ハーモニカ、「化石」のシロフォンなど古い楽器なのに非常に新しい音色として響きます。
単に時代考証で終わらないのがロトの凄いところ。リズム感のよさとサン=サーンスに不可欠な早く精力的な動きはもちろん、子供たちをも大喜びさせるよう なユーモアは誰にも真似できません。史上初の映画音楽だった「ギーズ公暗殺」もLSOとサウンドトラックの仕事で鍛えたロトの感覚が光ります! (Ki)

Diapason
DIAP-162(1CD)
ラフマニノフ作品の歴史的録音集

(1)交響的舞曲 Op.45
(2)パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43
(3)ピアノ協奏曲第4番ト短調 Op.40
(1)ユージン・オーマンディ(指)フィラデルフィアO
録音:1960年
(2)ウィリアム・カペル(P)
フリッツ・ライナー(指)ロビンフッド・デルO
録音:1951年
(3)セルゲイ・ラフマニノフ(P)
ユージン・オーマンディ(指)フィラデルフィアO
録音:1941年12月20日
フランスの世界的クラシック音楽専門雑誌である「ディアパゾン(Diapason)」が音楽史に輝く名曲の歴史的名演を選出し、新たなマスタリングを施して復刻するシリーズ『レ・ザンディスパンサーブル・ド・ディアパゾン 〜ディアパゾンが選んだ決定盤』。
シリーズ第162巻となる今作はラフマニノフ・セレクション。数あるラフマニノフの自作自演の中からディアパゾンが選んだのは1941年12月にユージン・オーマンディ指揮のフィラデルフィアOとレコーディングした「ピアノ協奏曲第4番」。この録音は同レーベルの「ラフマニノフ:交響曲&ピアノ協奏曲集」のBOXセット(DIAP-CF012)には収録されていませんでした。「パガニーニの主題による狂詩曲」はあえて自作自演ではなく夭折の天才ピアニスト、ウィリアム・カペルが遺した名演を選出。「交響的舞曲」もオーマンディ&フィラデルフィア管のよく知られた歴史的名演奏。ラフマニノフが非常に深い関係を持っていた同コンビに献呈した作品です。

Forgotten Records
fr-1896(1CDR)
リスト:交響詩集 Vol.1
「人、山上にて聞きしこと」 S.95
「タッソー、悲劇と勝利」 S.96
「前奏曲」
ニコライ・ゴロヴァーノフ(指)
ソビエト国立RSO

録音:1952年、1953年
※音源:Melodiya D-09097/8他
Forgotten Records
fr-1897(1CDR)
リスト:交響詩集 Vol.2
「オルフェウス」 S.98/「プロメテウス」 S.99
「マゼッパ」 S.100/「祭りの響き」 S.101#
「ハンガリー」 S.103
ニコライ・ゴロヴァーノフ(指)
ソビエト国立RSO

録音:1952年、1953年
※音源:Melodiya D-09099/100他
Forgotten Records
fr-1898(1CDR)
リスト:交響詩集 Vol.3
「英雄の嘆き」 S.102*/「ハムレット」 S.104#
「フン族の戦い」 S.105#//第12番「理想」 S.106
ニコライ・ゴロヴァーノフ(指)
ソビエト国立RSO

録音:1952年、1953年
※音源:Melodiya D-09101他
Forgotten Records
fr-1915(1CDR)
ルモーテルのグリーグ
組曲「ホルベアの時代から」
トロルドハウゲンの婚礼の日 Op.65-6
抒情組曲 Op.54/ノルウェー舞曲
エドゥアルト・ヴァン・ルモーテル(指)
バンベルクSO

録音:1955年12月13日-15日
※音源:Vox PL9840


Treasures
TRE-289(1CDR)
コリングウッドのエルガー:小品集
組曲「子供部屋」*/弦楽セレナード*
朝の歌/「伊達男ブランメル」〜メヌエット、
「スターライト・エクスプレス」〜我が古き調べ#/子供たちへ
愛の挨拶
「子どもの魔法の杖」第2組曲〜飼いならされた熊#
3つのバイエルン舞曲 Op. 27〜子守歌
夢の子供たち(全2曲)
組曲「子供部屋」〜シリアス・ドール
「子どもの魔法の杖」第1組曲〜セレナード/太陽の踊り
フレデリック・ハーヴェイ(Br)#
ローレンス・コリングウッド(指)
LSO*、ロイヤルPO

録音:1953年11月11日(モノラル)*、1964年3月(ステレオ)
※音源:英COLUMBIA 33CX-1030*、英ODEON_PCSD-1555
◎収録時間:79:23
“エルガーの小品に感覚的な美しさ以上の息遣いを注入した比類なき名演!”
■音源について
晩年のフルトヴェングラー&VPOによるベートーヴェンの交響曲等のプロデューサーとしても知られるコリングウッド。プロデューサー業を始めるまでは指揮活動がメインで、20代はロシアを拠点に活動。ロシア革命後はイギリスへ帰国し、ロシア・オペラの紹介に尽力しました。ステレオの「小品集」はプレスによっては部分的に音が濁る箇所がありますが、やっとクリアな音を発するレコードに出会えました。この中の「夢の子供たち」第2曲と「3つのバイエルン舞曲」(全3曲)は、1953年にも録音しています。

★まず、モノラルでは、「弦楽セレナード」が同曲トップクラスの名演。第1楽章の慈しみぬいたフレージングと生き生きとしたリズム、第2楽章の2:18以降の胸を焦がす歌い回しと、その後の響きの増幅加減、声部バランスの見事さ等、指揮者コリングウッドのセンスの高さを証明するのに十分なもの。
 そして、エルガーの小佳曲集の録音で真っ先に挙げなければならないのも、このコリングウッド盤!同種の録音は他にも存在はしますが、表面的な可憐さに照準を当てすぎて、こじんまりとした置物のような演奏が多いのが実情です。その点コリングウッドの演奏は、共感の深さと度量の大きさが呼吸の深さに繋がり、美しい旋律に人肌の温もりが常に寄り添っているのです。「朝の歌」は、序奏部の響きからしてイマジネーションが明確で、柔らかな陽の光をを浴びながら平和に朝を迎えられたことに感謝する姿までも想起させる絶妙な響き!主部のテーマもはハイセンスなアゴーギクを盛り込み、響きも他の演奏ではもっと整然としたものが多いはず。第2テーマがこれまた涙を誘い、恥らいながら溢れる感情を抑える素振りがたまりません。「伊達男ブランメル」のメヌエットも、切なさの極み。しかも構えが大きく懐も深いので、説得力が違います。有名な「愛の挨拶」は、先へ進むのをためらうかのように一音ごとの慈しみが尋常ではなく、これ以上の演奏は想定できません。他の曲もそうですが、良い意味で響きに雑味を残している点も、聴き手の琴線に触れる要因と言えましょう。 「夢の子供たち」も、何の予備知識も不要!
 恐らくエルガー自身の知遇を得ていたであろうコリングウッドは、きれいに演奏するだけでも様になるこれらの小品を通じて、表現することの大切を再認識させてくれるのです。 【2023年9月・湧々堂】

DIVINE ART
DDX-21118(1CD)
NX-B07
英国作曲家による木管オーケストラのための新しい作品集
フィリップ・スパーク:木管のための序曲
ゲイリー・カーペンター:パントマイム
クリストファー・ハッシー:ドリームタイド
アダム・ゴーブ(1958-):バトル・シンフォニー
クリストファー・ハッシー:ねじれた空の景色
チェコ・フィルハーモニー・ウィンド・アンサンブル
シェイ・ロリン(指)

録音:2014年3月25、26日
4人のイギリス現代作曲家による、珍しい木管楽器のみのオーケストラのための作品集。5曲中4曲が世界初録音です。アンサンブルの編成は、フルート 4(うちピッコロ持ち替え2)、クラリネット5(うちバス・クラリネット持ち替え1、コントラバス・クラリネット持ち替え1)、ファゴット2、コントラファゴット1、アルト・サキソ フォン2、テナー・サキソフォン1、バリトン・サキソフォン1というもの。日本でもおなじみのスパークの「序曲」は楽器の音色を活かした明るくのどかな作品。カーペ ンターの「パントマイム」はコミカルな音の動きの中に、一抹の郷愁を織り込んだ組曲。ゴーブの「バトル・シンフォニー」は17世紀のバロック音楽によく見られた 戦いを描写した音楽のパロディ。ファンファーレやマーチなど10の部分からなり、17世紀音楽の素材と現代的な不協和音を組み合わせています。人間の感 情と潜在意識を表現したハッシーの作品は、繊細な雰囲気を持つ「ドリームタイド」とエキサイティングでパワー溢れる「ねじれた空の景色」の2曲が収録され ています。シェイ・ロリンが指揮するチェコ・フィルハーモニー・ウィンド・アンサンブルの演奏です。 ※2015年にLegni Classicsから発売されたアルバムのレーベル移行再発売です。トラック1以外は世界初録音でした。

FUGA LIBERA
FUG-822(1CD)
バルトーク:舞踏組曲 Sz.77BB 86a
アンデシュ・ヒルボリ(1954-):孔雀物語 ミレニアム
ドビュッシー:海
ヴァレンティン・ミショー(ソプラノ・サクソフォン)
南オランダPO
ダンカン・ウォード(指)

録音:2022-2023年 オランダ
南オランダ・フィル5枚目のアルバムは、首席指揮者ダンカン・ウォードとのバルトークとドビュッシーの人気 作品。色彩感豊かな演奏が魅力です。ヒルボリの孔雀物語は元々クラリネット協奏曲として書かれたも ので、ここでのソリスト、ヴァレンティン・ミショーの依頼でソプラノ・サクソフォンと管弦楽のために再構成され たもの。様々な実験的音響と超絶技巧を聴くことが出来ます。

VOX
VOXNX-3026CD(1CD)
NX-B03
ベートーヴェン:序曲と劇音楽集 2
『シュテファン王』 - 序曲 Op.117
付随音楽『レオノーレ・プロハスカ』 WoO96 −葬送行進曲
献堂式序曲 Op.124
マイズルの祝典劇「献堂式」への合唱曲「若々しく脈うつところ」 WoO98
「コリオラン」序曲 ハ短調 Op.62
劇音楽『エグモント』Op.84- 序曲
バレエ音楽『プロメテウスの創造物』 Op.43 - 序曲
序曲 ハ長調「命名祝日」 Op.115
祝賀メヌエット 変ホ長調 WoO3
静かな海と楽しい航海 Op.112
「タルペイア」のための凱旋行進曲 WoO2a
フィリス・ブリン=ジュルソン(S)
ミネソタ・バッハ・ソサエティ(合唱)
ミネソタO
スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ(指)

録音:1978年-79年
1980年 LP初リリース
好評のVOX AUDIOPHILE EDITIONでスクロヴァチェフスキのベートーヴェン:序曲と劇音楽集が完結。VoxBoxレーベルからSVBX 5156としてリリースされたLP3枚組全17曲が先にリリースされたVOXNX3017CDと合わせて揃いました。 1970年代末ともなるとアナログの録音も成熟期。堅固な造形と力強い推進力によるスクロヴァチェフスキ&ミネソタ管の演奏とサウンドがベートーヴェンの音 楽にベストマッチしています。ブックレットには初出時の曲目解説が転載され、初出LPのジャケット写真がカラーで載っています。 尚、トラック4-7はDennis Ronneyのプロデュース、ミネアポリスのSound 80Studiosの制作です。

Linn
CKD-731(1CD)
アフリカン・アメリカン・ヴォイスII 〜アフリカ系アメリカ人作曲家の管弦楽作品集2
マーガレット・ボンズ(1913-1972):モンゴメリー変奏曲(1964)
ユリシーズ・ケイ:管弦楽の為の協奏曲(1948)
コールリッジ=テイラー・パーキンソン(1932-2004):崇拝 〜演奏会用序曲(2001)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナルO
ケレン・グレイ(指)

録音:2023年2月15-16日 スコットランド・スタジオ、グラスゴー、UK
サウスカロライナ出身のアフリカ系アメリカ人指揮者ケレン・グレイが祖国の先人たちの作品を、彼がアシスタント指揮者を務めるロイヤル・スコ ティッシュ・ナショナル管と共に深い共感を持って描きあげるアルバムの第2弾。詩人ラングストン・ヒューズとの交流でも知られるマーガレット・ボ ンズによる、ゴスペル「I Want Jesus to Walk with Me」を元にジャズのイディオムも導入して書かれた「モンゴメリー変奏曲」は、唯一残 る彼女の純粋な管弦楽作品。7つの楽章がそれぞれ公民権運動の出来事に結び付けられており、モンゴメリー・バス・ボイコット運動の先頭 に立ったマーチン・ルーサー・キング牧師に捧げられています。ウィリアム・グラント・スティルに認められ、ヒンデミットの教えを受けたユリ シーズ・ケイによる「管弦楽の為の協奏曲」は、各楽器の独奏よりも弦、木管、金管といったセクションの対比が特徴的な新古典主義の作 品。英国のアフリカ系作曲家サミュエル・コールリッジ=テイラーにちなんでその名が付けられたコールリッジ=テイラー・パーキンソンは映画音楽 やポップスでも知られますが、ここに収められた「Worship(崇拝、あるいは礼拝)」はバロック的な対位法、ブルース、ゴスペルなどの要素、讃 美歌「Praise God From Whom All Blessings Flow」のメロディなども用いて、聖なる信仰と通俗の融合が試みられた作品です。

ANALEKTA
AN-29264(1CD)
新しいユダヤの音楽 Vol.4〜イマン・ハビビ、アーロン・ハーラップ、リタ・ウエダ
イマン・ハビビ:Shahin-nameh 〜ペルシャ伝統音楽歌手と管弦楽のための
アーロン・ハーラップ(1941-):ソプラノと管弦楽のための
リタ・ウエダ:Birds Calling… from the Canada in You-笙、ソーナ、シェンと管弦楽のための
セピーデ・ライッサダート(歌、セタール)
シャロン・アズリエリ(S)
佐藤尚美(笙)
ジョンシー・ウ(ソーナ、シェン)
モントリオール・メトロポリタンO
ニコラ・エリス(指)

録音:2023年3月 モントリオール・シンフォニー・ハウス
このアルバムにもアーティストとして参加するカナダのソプラノ歌手シャロン・アズリエリが創設した、アズリエリ財団によるユダヤ音楽とカナダ音楽 の作曲コンクール「アズリエリ音楽賞」を2022年に受賞した3作品を収録。イランのテヘランに生まれ現在はカナダで活躍するイマン・ハビビの 作品は、全編をけん引するペルシャの伝統音楽の歌手と聴き映えのする管弦楽との対比が聴きもので、伝統的な撥弦楽器であるセタール の音も聴くことが出来ます。カナダで生まれ現在はイスラエルに住むアーロン・ハーラップの作品は、旧約聖書の詩篇からのテキストがソプラノに よって歌われるもの。バンクーバーを拠点に活躍するリタ・ウエダの作品では、日本の笙と、中国の笙であるシェン、そしてソーナ(いわゆるチャ ルメラ)が活躍します。

FS Records
FSR-201(1CD)
NX-B06
ポール・ドレイトン、ジョージ・ロイド:ブラス・アンサンブル作品集
ポール・ドレイトン(1944-):
トム・ペローの行進曲 金管五重奏のための
夜想曲 金管五重奏のための
古風な組曲 金管十重奏と打楽器のための
ジョージ・ロイド(1913-1998):交響曲第10番「11月の旅」*
 編成:ピッコロ・トランペット1、トランペット3、フリューゲルホルン1、ホルン3、トロンボーン3、ユーフォニアム1、チューバ1
アビー・ブラス
ポール・ドレイトン(指)
トニー・ヒンドレー(指)*

録音:2019年6月-2020年2月 聖ミカエル教会、ニューキー、UK
*以外=世界初録音
1983年にバーミンガム市SOのトロンボーン奏者ジョン・パウエルらによって結成されたアビー・ブラ ス。現在も、BBC響、LSOなどで活躍する一流奏者たちが集まるアンサンブルによ る、英国のブラス作品集。ジョージ・ロイドの交響曲第10番は30年ぶりの録音とのことです。

Signum Classics
SIGCD-765(1CD)
テオドーラ・ブロディ/ラプソディ
エネスコ:ルーマニア狂詩曲 Op.11-1
ベートーヴェン:月光ソナタ Op.27-2
バルトーク:ルーマニア民俗舞曲
パッヘルベル:カノン ニ長調
エネスコ:ルーマニア狂詩曲 Op.11-2
ルーマニア民謡:ドイナ
テオドーラ・ブロディ(ヴォーカル)、
ロバート・ジーグラー(指)、LSO

録音:2021年6月14日-15日、LSOセント・ルークス(ロンドン)
ルーマニア出身、現在はスイスを拠点にジャズ、クラシック、フォークなどジャンルを超えた芸術性で聴衆を魅了している比類なきヴォーカリスト、テオドーラ・ブロディ。素朴な表現力と4オクターブという驚異的な声域を持つテオドーラの歌声で、クラシック・レパートリーのスリリングなヴォーカル・アレンジを聴かせる意欲盤。
ルーマニア民謡を基にしたエネスコとバルトークの代表作に、クラシックのみならずあらゆるジャンルで愛されるベートーヴェンの「月光ソナタ」とパッヘルベルの「カノン」をヴォーカルとシンフォニック・オーケストラのためのスペシャルなアレンジで収録し、最後にはテオドーラ自身のルーツを更に掘り下げ、ルーマニアの即興的で感情豊かな民謡の伝統である「ドイナ」をア・カペラで披露しています。
世界一流オーケストラの演奏に乗せて、ブルージーなハーモニーとソウルフルなスキャットを用いたジャジーでスモーキーな「月光」は必聴!

Chandos
CHSA-5327(1SACD)
ラヴェル:バレエ音楽「ダフニスとクロエ」全曲(ジョン・ウィルソンによる新校訂版) ジョン・ウィルソン(指)、
シンフォニア・オヴ・ロンドン、
シンフォニア・オヴ・ロンドン・コーラス、
シモン・ハルジー(合唱指揮)、
アダム・ウォーカー(Fl)

録音:2022年12月7日-9日、セント・オーガスティン教会(キルバーン、ロンドン)
「ラヴェル:管弦楽作品集」(RCHSA-5280/CHSA-5280)が2022年度のレコード・アカデミー賞の管弦楽曲部門、そして英グラモフォン賞の空間オーディオ部門を受賞した現在世界で最も注目を浴びているコンビ、ジョン・ウィルソン&シンフォニア・オヴ・ロンドン(SOL)によるラヴェル初期の傑作「ダフニスとクロエ」がついに登場。しかもジョン・ウィルソン自身による新校訂版の楽譜を採用しているという最大級の注目盤です。
ロシアのバレエ・リュスを主宰するセルゲイ・ディアギレフの委嘱によって作曲され、今もなお頻繁に取り上げられる「ダフニスとクロエ」の楽譜には、あまりに多くの矛盾や省略、誤植があり、ラヴェルがリハーサルで行った数多くの変更がパート譜からフルスコアに引き継がれないなど、長年演奏家や指揮者、音楽学者の間で大きな議論の的となっていました。そこでジョン・ウィルソンは2020年、Covid-19のパンデミックによって生まれた時間を利用してこの楽譜を徹底的に研究。膨大な誤りを可能な限り合理的に解決し、パート譜とフルスコアが細部まで一致した校訂版を完成させ、極めて読みやすいレイアウトの実用的な新しい楽譜を作り上げました。この100年間数え切れないほどの音楽家たちを悩ませてきた“ダフクロ”に、これからのスタンダードとなるであろう決定的な校訂版がついに登場。ラヴェルの演奏については前述の「管弦楽作品集」でそのクオリティを証明済みのシンフォニア・オヴ・ロンドンとの完璧な演奏でお披露目します!
Chandos
CHSA-5316(1SACD)

RCHSA-5316(1SACD) 日本語解説付国内盤
税込定価

バツェヴィチ:管弦楽作品集 Vol.1
グラジナ・バツェヴィチ:交響曲第3番(1952)
交響曲第4番(1953)
序曲(オーケストラのための)(1943)
サカリ・オラモ(指)BBC響

録音:2023年2月13日-14日、フェアフィールド・ホールズ(クロイドン、イギリス)
サカリ・オラモは、2015年にロイヤル・フィルハーモニック・ソサエティの「コンダクター・オヴ・ザ・イヤー」を受賞したフィンランド出身の名指揮者。現在はBBC響の首席指揮者、ロイヤル・ストックホルムPOの桂冠指揮者、フィンランドRSOの名誉指揮者を務め、過去には、フィンランドのコッコラ歌劇場やオストロボスニア室内Oの首席指揮者を歴任している名匠。Chandosでは2019年度のレコード・アカデミー賞で「特別賞 録音」に選ばれた「シベリウスのレンミンカイネン組曲(CHAN-20136)」他、フロラン・シュミット(CHSA-5200)、ウィリアム・オルウィン(CHSA-5253)、エセル・スマイス(CHSA-5240)など、録音の少ない知られざる傑作をBBC響と共に取り上げ、その実力とChandosの優秀録音の名声を高めてきました。
サカリ・オラモが新たに挑むのは、20世紀ポーランドの女流ヴァイオリニスト&作曲家、グラジナ・バツェヴィチの管弦楽作品集。バツェヴィチは、ワルシャワの国立音楽院修了後、パリに留学し、作曲をナディア・ブーランジェに、ヴァイオリンをアンドレ・トゥーレに師事。第1回ヘンリク・ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクールでは優秀な成績を収め、1936年から38年までポーランドRSOの第一ヴァイオリン奏者として活動しました。作品は、7つのヴァイオリン協奏曲をはじめ、ピアノ曲、室内楽曲、管弦楽曲、声楽と器楽を組み合わせた作品など、
数多く残しています。
第1弾となる本アルバムでは、ポーランドの歴史上、最も悲劇的な時代でもあった1943年から1953年にかけて作曲された3つの作品を収録。オーケストラのための序曲は、2022年に行われたポーランド国立RSO(マリン・オルソップ指揮)の日本ツアーでも演奏されました。再評価が進んできたバツェヴィチは室内楽やピアノ作品を中心に近年様々なレコーディングも増えていますが、まだまだ管弦楽・交響曲の録音は少ないだけに、バツェヴィチの知られざる魅力に光を当てるChandosの高音質SACD新盤には大きな期待がかかります。

BRU ZANE
BZ-2007(2CD)
NX-D09

NYCX-10434(2CD)
日本語解説き国内盤
税込定価

星々に 〜フランスの交響詩集
フランク:呪われた狩人(1882)
ギロー(1837-1892):アルトフェルデの序曲 Op. 10(1874/1882改訂)
リリ・ブーランジェ:春の朝に(1917-1918)
ダンディ:イシュタル Op.42(1896)
デュカス:魔法使いの弟子(1897)
ブリュノー:眠れる森の美女(1884頃)
オーギュスタ・オルメス(1847-1903):夜と愛(1888)
メル・ボニス(1858-1937):クレオパトラの夢 Op.180(1909頃)
デュパルク:星々に(1874/1911改訂)
ショーソン(1855-1899):湖の乙女ヴィヴィアン Op.5(1882/1887改訂)
シャルロット・ソイ(1887-1955):神秘的なダンス Op.19(1922)
シャブリエ:スペイン(1883)
ヴィクトラン・ジョンシエール(1839-1903):万聖節(1902)
サン=サーンス:死の舞踏 Op.40 (1874)
アンリ・ラボ―(1873-1949):夜の行列 Op.6(1899)
リヨン国立O
ニコライ・シェプス=ズナイダー(指)

録音:2021年3月3-7日、2022年9月6-9日 リヨン・オーディトリアム
1900年前後に主にフランスで活躍した作曲家によって作られた交響詩、あるいはそれに準ずる作品を集めたアルバム。収録曲のうちよく知 られるのは「魔法使いの弟子」「スペイン」「死の舞踏」、そしてせいぜい「呪われた狩人」といったところで、ほかはあまり聞かない作品から、作 曲家の名前すらほぼ知られていないものまでをCD2枚組のヴォリュームで収めているという、フランス音楽とオーケストラ作品のファンにとっては 堪らない内容となっています。演奏は、デンマーク出身の指揮者・ヴァイオリニストのニコライ・シェプス=ズナイダーと、彼が音楽監督を務めるリ ヨン国立O。深い陰影とダイナミックな解放感、伸びやかで色彩感豊かな表現をもって、それぞれの作品に寄り添った演奏でその魅 力を十二分に引き出しています。作曲家と作品に迫る100ページに及ぶカラー・ブックレット(英・仏・独語)が付属。国内仕様盤には中西 充弥氏による日本語解説付。

SWR music
SWR-19138CD(1CD)
NX-B06
リムスキー=コルサコフ:交響組曲『シェエラザード』
リャードフ:交響詩「魔法にかけられた湖
ナタリー・チー(Vn)*
ドミートリー・キタエンコ(指)
シュトゥットガルトRSO

録音:2014年11月7、9日*、2013年6月13-14日
ドミトリー・キタエンコは1940年にレニングラード(現サンクトペテルブルク)に生まれました。同地で学んだ後、 モスクワでレオ・ギンズブルグに、ウィーンでハンス・スワロフスキーに師事。1969年、第1回ヘルベルト・フォン・ カラヤン指揮者コンクールで第2位に入賞して国際的なキャリアをスタートし、1990年に西側に出た後はフラ ンクフルトRSOの首席指揮者をはじめ要職を歴任しましたが、中でもケルン・ギュルツェニヒ管弦 楽団と録音したチャイコフスキー、ラフマニノフ、プロコフィエフ、ショスタコーヴィチの交響曲全集は高く評価され ています。ここに聴くシュトゥットガルト放送響との録音でも、持ち前の重厚な音楽作りは健在。色彩感と躍 動感に溢れる音楽を引き出しています。
SWR music
SWR-19135CD(10CD)
NX-G04
シルヴァン・カンブルラン〜SWR名演集
【CD1】
ベルリオーズ:演奏会序曲集
1. 序曲「ウェイヴァリー」 Op.1
2. 序曲「宗教裁判官」 Op.3
3. 序曲「リア王」 Op.4
4. 序曲「ロブ・ロイ」
5. 序曲「ローマの謝肉祭」 Op.9
6. 序曲「海賊」 Op.21
【CD2】
ドビュッシー
1-5. 映像
6-7.2つの舞曲「神聖な踊りと世俗の踊り」
8-10. 交響詩「海」
【CD3】
ラヴェル
1. 管弦楽の為の舞踏詩『ラ・ヴァルス』
2-9. 高雅で感傷的なワルツ…初CD化
10. 鏡 - 第4曲 道化師の朝の歌(管弦楽版)…初CD化
11. ボレロ…初CD化
【CD4】
ストラヴィンスキー
1-14. バレエ音楽『春の祭典』
15-18. バレエ音楽『ペトルーシュカ』
【CD5】…初CD化
1-2. シェーンベルク:室内交響曲第2番 Op.38
3-14. ウェーベルン:6つの大オーケストラの為の小品
Op.6a/ドビュッシー:6つの古代のエピグラフ
 3. ウェーベルン:NO3. Zart bewegt
 4. ドビュッシー:NO1. Pour invoquer Pan, dieu du vent d'ete
 5. ドビュッシー:NO3. Pour que la nuit soit propic
 6. ウェーベルン:NO5. Sehr langsam
 7. ウェーベルン:NO6. Zart bewegt
 8. ドビュッシー:NO4. Pour la danseuse aux crotales
 9. ドビュッシー:NO2. Pour un tombeau sans nom
 10. ウェーベルン:NO1. Etwas bewegter
 11. ドビュッシー:NO5. Pour LbEgyptienne
 12. ウェーベルン:NO4. Langsam, marcia funebre
 13. ドビュッシー:NO6. Pour remercier la pluie au matin
 14. ウェーベルン:NO2Bewegt
15-17. ベルク:管弦楽の為の3つの小品 Op.6
【CD6】…初CD化
ベーラ・バルトーク
1-6. バレエ音楽「中国の不思議な役人」 - 管弦楽組曲 Op.19
7-8.2つの映像 Op.10Sz46
9-11. ヴィオラ協奏曲 Op. posth(T. シェルイによる補筆完成版)
【CD7】…初CD化
ヤナーチェク:1-5. シンフォニエッタ Op.60
6. ヴァイオリン弾きの子ども JW VI/14
【CD8】…初CD化
デュティユー:1-3. 交響曲第2番「ル・ドゥブル」
4-8. メタボール- 大管弦楽の為の
【CD9】…初CD化
アイヴズ:1-4. 交響曲第4番
5-7. ニューイングランドの3つの場所 -オーケストラ・セット第1番
8. 答えのない質問
【CD10】
メシアン:1. 鳥の目覚め - ピアノと管弦楽の為の
2. 異国の鳥たち - ピアノと小管弦楽の為の
3-9. クロノクロミー- 大管弦楽の為の
シルヴァン・カンブルラン(指)
バーデン・バーデン&フライブルク南西ドイツRSO
ザールブリュッケンRSO…CD6:9-11


【CD1】
録音:全てライヴ録音
2007年5月 Konzerthaus Freiburg(ドイツ)…1、4、6
2000年2月Konzerthaus Freiburg(ドイツ)…2
2003年2月 Konzerthaus Freiburg(ドイツ)…3
2002年1月 Festspielhaus Baden-Baden(ドイツ)…5
【CD2】
録音:全てライヴ録音:Konzerthaus Freiburg(ドイツ)
2001年2月28日-3月1日…1-5
2004年2月18日…6、7
2004年2月5-7日…8-10
【CD3】
録音:全てライヴ録音
2007年5月25日 Konzerthaus Freiburg(ドイツ)…1
2001年9月8-9日Konzerthaus Freiburg & Kultur
 - und Kongreszentrum Luzern(ドイツ)…2-9
2009年3月29日、4月24日 Alte Oper
 Frankfurt&Konzerthaus Freiburg(ドイツ)…10
2002年1月5日 Festspielhaus Baden-Baden…11
【CD4】
クリストフ・グルント(P)…15-18
録音:2006年11月 場所不明…1-14(スタジオ録音)
2002年1月 Konzerthaus Freiburg…15-18(ライヴ)
【CD5】…初CD化
録音:Konzerthaus Freiburg(ドイツ)
2002年11月27日…1-2(ライヴ)
2016年5月5日…3-14(ライヴ)
2002年6月21日…15-17(スタジオ録音)
【CD6】…初CD化
キム・カシュカシャン(Va)…9-11
録音:全てライヴ録音
2001年1月20日 Festspielhaus Baden-Baden(ドイツ)…1-6
2009年11月7日 Konzerthaus Freiburg(ドイツ)…7-8
1992年10月9日 Kongreshalle Saarbrucken(ドイツ)…
9-11
【CD7】…初CD化
録音:2005年6月20-21日 Hans-Rosbaud-Studio, Baden-Baden(ドイツ)…1-5(スタジオ録音)
2005年7月17日 Estonia Concert Hall, Tallin(エストニア)…6(ライヴ)
【CD8】…初CD化
録音:2003年2月27-28日 Konzerthaus Freiburg(ドイツ) …1-3(スタジオ録音)
2006年5月31日 Philharmonie Berlin(ドイツ) …4-8(ライヴ)
【CD9】…初CD化
録音:2004年3月20日 Philharmonie Berlin(ドイツ) …1-4(ライヴ)2000年11月21日 Konzerthaus Freiburg(ドイツ) …5-7(スタジオ録音)
2003年3月11日 Konzerthaus Berlin(ドイツ)…8(ライヴ)
【CD10】
ロジェ・ムラロ(P)…1、2
録音:全てライヴ録音
2007年6月27日 Hans-Rosbaud-Studio, Baden-Baden(ドイツ)…1
2008年2月12-13日 Hans-Rosbaud-Studio,  Baden-Baden(ドイツ)…2
2005年2月24日 Konzerthaus Freiburg(ドイツ)…3-9
【カンブルラン氏の75歳記念ボックスに寄せて】
私共のオーケストラ(元バーデン=バーデン・フライブルクSWRSO) の常任指揮者にカンブルラン氏が就任されたのは1999年のシーズンでした。それ 以来2011年夏迄、本当に?年に亘り優れた功績を残されました。カンブルラン氏の元ではラモーから刷り上がったばかりの現代曲まで、2世紀半を超える 幅広いレパートリーを学ぶことが出来ました。その上マエストロのパートナーでいらした 故ジェラール・モルティエ氏のお招きで、ザルツブルク音楽祭、ルール・トリ エンナーレ、マドリード等、斬新なプログラムでヨーロッパ各地を公演出来たのは、かけがえのない経験と思い出になりました。 マドリードでの歌劇公演、メシアンの「アッシジの聖フランチェスコ」は4時間に亘る大作です。現地での練習の日々の間にカンブルラン氏は肩を痛めてしまわ れた事もありましたが、氏の強靭な意志と情熱で、プレミエも、続く4回の公演も盛況に終わりました。 カンブルラン氏は、楽団員を非常に大切に思って接して下さっているように、事あるごとに感じられました。例えば録音中にトーンマイスターからクレームが入る と、自分の責任とばかりに対応されるので、楽団員は次の撮り直しテイクには「今度こそ!」という気持ちにさせられたものです。 個人的な想い出は、たぶん氏が読売SOに就任された頃だったと思いますが、演奏旅行中に列車待ちのホームで突然話しかけられ、「こんなに無駄 話の無いオーケストラは初めてだ!」としきりに読響の規律正しさに感心されるので、日本人として誇らしい一方で、我がオーケストラのお喋り好きの顔が 次々と浮かんできて苦笑したものでした。又ある時に私がうっかり頭を怪我して欠席した翌日、ドナウエッシンゲン現代音楽祭のゲネプロに直行したところ、プ ローべ中に目が合った途端、大層込み入った指揮の最中にもかかわらず、「大丈夫?」とばかりに片手を頭に当てる仕草をなさり、私はそれこそ目が釘づけ になってしまいました。 いつもユーモアたっぷりの氏の語調は今でも団員の間に引き継がれ、似たようなシチュエーションの場で懐かしく飛び出してきます。 2012年2月の日本公演前に、東日本大震災の復興支援募金をドイツ各地の公演で集めておりましたら、カンブルラン氏は既に常任指揮者から離れてい らしたにもかかわらず、多額な寄付をして下さったことも忘れられません。 どうぞこれからも永くお元気で、益々のご活躍を切に願っております。【南西ドイツRSOヴィオラ奏者 中閑光子】

CPO
CPO-555570(1CD)
NX-B02
管楽セレナード集
ラフ:シンフォニエッタ Op.188- 管楽器の為の
グスタフ・シュレック(1849-1918):九重奏のディヴェルティメント Op.40- 管楽器の為の
ザーロモン・ヤーダスゾーン(1831-1902):セレナード Op.104- 管楽器の為の
イエナPOウィンド・アンサンブル
ジモン・ガウデンツ(指)

録音:2021年6月15-19日
ロマン派の3人の作曲家が書いた管楽の為のセレナード集。ラフのシンフォニエッタはフルート、オーボエ、クラリ ネット、ファゴット、ホルン各2本、合計10本の管楽器の為の作品。技巧的なフルート・パートが特徴で、コラー ル「息づくものはすべて、主をたたえよ!」の旋律を用いた第1楽章にはじまり軽快なタランテッラのリズムが支配す る第2楽章、ゆったりとした第3楽章を経て、快活な終楽章で曲を閉じます。グスタフ・シュレックはライプツィヒで活 躍した作曲家。多くの教会音楽で知られますが、この九重奏曲は軽やかな旋律が魅力的です。ヤーダスゾーン の作品はピアノ版、ピアノ連弾版、管楽十重奏版があり、前二者は「組曲」、後者は「セレナード」と銘打たれて います。ここでは「セレナード」版の初録音を聴くことができます。イエナPOウィンド・アンサン ブルの演奏で。

MSR
MS-1742(1CD)
バーバラ・ハーバック作品集VOL.16〜ハーバック(b.1946):管弦楽曲集Vol.7
神聖なる太陽を追って(2021)〜管弦楽の為の組曲
スピリチュアリス(2022)〜管弦楽の為の組曲
選択と思い出(2022)〜1楽章の組曲
デイヴィッド・アンガス(指)
ロンドン・フィルハーモニックO

録音:2022年7月17-18日ロンドン・キルバーン、セント・オーガスティン教会
MSR レーベルが力を入れているアメリカの作曲家ハーバックの作品集第 7弾。ハーバックはオ ルガニスト、チェンバロ奏者としても活動している(ソレールのチェンバロ・ソナタ全集・全 120曲の 録音もあり、品番:MS1300)。 彼女の音楽は明確な調性と明朗な形式で書かれたもので現代音楽というよりは新ロマン主義ある いは新古典主義に近く、コープランドやモートン・グールドにつながる親しみ易い作風。「神聖なる 太陽を追って」はアメリカ先住民の神話に、「スピリチュアリス」は黒人霊歌にインスパイアされて作 曲された。いずれも素朴で心温まる旋律が魅力的。
MSR
MS-1750(1CD)
「音楽が伝えてくれること」〜ブラス・バンドとオルガンによる名曲
ベートーヴェン:「エグモント」序曲
ワーグナー(1813-83):「エルザの聖堂への行列」〜ローエングリン
メシアン:永遠の教会の幻影
ヒアリー・ウィラン:どのようにしてそっと休んでいるの
ウィリアム・C・ホワイト(b.1983):水の糧
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲
マーラー:原光とフィナーレ〜交響曲第2 番〜
スティーヴン・スクワイアーズ(指)
シカゴ・ガーゴイル・ブラス&オルガン・アンサンブル

録音:2014年5月21-22日、2019年5月12日、11月15日
管弦楽の名曲を金管楽器のみによるブラス・バンドと打楽器、オルガンによるアンサンブルの為 の編曲で聴く一枚。オルガンの多彩な音色が金管の煌びやかな音と融合してオリジナルとはまた 一味違った荘厳、壮麗な音楽を聴かせてくれます。なかでもベートーヴェンの「エグモント」序曲とブ ラームスのハイドンの主題による変奏曲は聴きもの。特にブラス関係者はアレンジの参考の為に 持っておいて損のない一枚。

Chandos
CHAN-20291(1CD)
イタリアからの絵葉書〜イタリア映画音楽集
エンリオ・モリコーネ(1928-2020):『ミッション』よりガブリエルのオーボエ、滝
 『海の上のピアニスト』より愛を奏でて
 『ニュー・シネマ・パラダイス』(1988)よりノスタルジア、愛のテーマ
 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』(1984)よりデボラのテーマ、メインテーマ
 『マレーナ』(2000)よりメインテーマ
ホセ・ラカジェ(1859-1937)&エンリオ・モリコーネ:『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』よりアマポーラ
ニーノ・ロータ(1911-1979):『フェリーニのアマルコルド』(1973)よりテーマ
 『ゴッドファーザー』(1972)よりゴッドファーザー・ワルツ、シシリアの田園風景、愛のテーマ
 『甘い生活』(1960)よりテーマ
パオロ・シルヴェストリ(1960-):『コントロヴェント』(2000)よりテーマ
ガトー・バルビエリ(1932-2016):『ラストタンゴ・イン・パリ』(1972)よりテーマ
マルコ・アルボネッティ(Sax)、
ローマ・シンフォニエッタ、
パオロ・シルヴェストリ(指揮)

録音:2022年12月、フォーラム・スタジオ(イタリア、ローマ)
ニューヨーク、カーネギー・ホール・デビューが高く評価され、世界中でソリスト&指導者として活動するイタリアを代表するコンサート・サクソフォニスト、マルコ・アルボネッティのChandosレーベル3rdアルバムは、イタリアの映画音楽集!オーケストラは、エンニオ・モリコーネが彼の偉大な映画音楽のレコーディングに起用したのと同じローマ・シンフォニエッタ!さらに収録は、イタリア映画界最高のスコアの多くが録音されたローマの歴史的なフォーラム・スタジオ(Forum Studios)で行われました。
本作はエンニオ・モリコーネとニーノ・ロータの傑作を中心に、10の映画からの音楽をパオロ・シルヴェストリのアレンジ、オーケストレーションで収録。ピアノとサクソフォンのソロを伴う弦楽オーケストラによる演奏が、リスナーの耳と心、両方を魅了します。2002年のクリスマス・イヴに、指揮者リッカルド・ムーティの自宅で開かれた集まりに参加したアルボネッティは、そこでモリコーネに出会い、彼と音楽について語り合う感動的な機会を得たといいます。またヴェネツィアの図書館では、ニーノ・ロータのオリジナル原稿のアーカイブと、ロータとフランシス・フォード・コッポラが『ゴッドファーザー』の撮影中に書き込んだ注釈の研究を行いました。イタリアの文化的アイデンティティを体現し、世界中の人々に愛されているこれらの音楽は、私たちを別の時間や場所に運び、過去の記憶を呼び起こしたり、想像の中でしか見ることのできない世界を紹介したりすることができる、比類なき芸術作品といえるでしょう。

Gutman Records
GUTMANCD-192(1CD)
サロン(ほとんどヴァイオリンなしで)
プーランク:オーバード(独奏ピアノとアンサンブルのための)
ベルリオーズ(トーマス・ベイエル編):クレオパトラの死
ブラームス:セレナーデ第2番イ長調 Op.16
カメラータRCO、
ユー・ルー(指)、
トーマス・ベイエル(P)、
ガーラ・エル・ハディディ(Ms)
1989年、中国・寧波出身の気鋭の若手指揮者、ユー・ルーがロイヤル・コンセルトヘボウOのメンバーで組織される室内アンサンブル、カメラータRCOを指揮。幼い頃から並外れた音楽的才能を発揮していたユー・ルーは19歳の頃に小澤征爾に才能を見出されて師事。同氏の副指揮者として間近で薫陶を受け、京都では小澤征爾音楽塾のオーケストラを指揮しました。2011年には同氏やセミヨン・ビシュコフの後押しを受け堂々のヨーロッパ・デビュー。ロイヤル・コンセルトヘボウOとのコンサートを成功させヨーロッパでも高い評価を獲得すると、2013年にはザルツブルク音楽祭にも招待されるなど現在もっとも世界的に活躍する中国人指揮者の一人です。
このレコーディングではRCOカメラータに25名のメンバーが参加していますが、ヴァイオリンは2名のみという編成を採用。プーランクがピアノと18の楽器のために作曲した協奏曲形式の「オーバード」、幻想交響曲と同様にベルリオーズが“死”を扱った作品「クレオパトラの死」のトーマス・ベイエルによるこの編成へのアレンジ版、そしてヴァイオリンを欠いた特殊な編成で書かれたブラームスの「セレナーデ第2番」という3つの作品が演奏されています。

ALTO
ALC-1479(1CD)
コープランド:赤い子馬、クラリネット協奏曲
映画音楽 「赤い子馬」 組曲
3つのラテン・アメリカのスケッチ
歌劇 「テンダー・ランド」 組曲
クラリネット協奏曲*
ジェームズ・セダレス(指)、
フェニックスSO、
エドゥアルト・ブルンナー(Cl)*、
ウルス・シュナイダー(指)*、
バイエルンRSO*

録音:1991年、1989年*
アリゾナ州フェニックスのオーケストラ、フェニックスSOと、同団で1989年〜1995年まで音楽監督を務めたジェームズ・セダレスによるコープランド作品集に、バイエルンRSOの首席奏者を務めたスイスの名クラリネット奏者エドゥアルト・ブルンナーがソロを担うクラリネット協奏曲をカップリングした形で復刻。

Goodies
78CDR-3917(1CDR)
ラヴェル&シャブリエ管弦楽曲集
ラヴェル:組曲「クープランの墓」
シャブリエ:田園組曲
ジャン・マルティノン(指)LPO
英DECCA AK1838/39(ラヴェル)
ffrr Recording
1947年5月13日ロンドン、キングズウェイ・ホール録音

米LONDON T.5126/7(シャブリエ)(英DECCA AK 2239/40と同一録音)
ffrr Recording
1948年12月15日ロンドン、キングズウェイ・ホール録音
ジャン・マルティノン(1910-1976)はフランスのリヨン生まれ。パリ音楽院で ヴァイオリンを学び、ダンディとルーセルに作曲、 シャルル・ミュンシュとロジェ・デゾルミエールに指揮法を師事した。ヴァイ オリニストとして出発したが、途中で指揮者に転向、パリ音楽院O、ボ ルドーSO、コンセール・ラムルー、イスラエル・フィルハーモニー、 デュッセルドルフSOなどの指揮者を歴任。1958年からはフリーランス。 その後シカゴSOの音楽監督をつとめた。1968年からフランス国立放送管 弦楽団の音楽監督に就任し、フランス指揮界における重鎮として活躍したが、 1976年3月1日、66歳で他界した。この録音はSPレコード時代の末期のもので、 若き日のマルティノンの音楽を聴くことができる貴重な録音。(グッディーズ)


Treasures
TRE-309(1CDR)
スメタナ:交響詩「わが祖国」 ラファエル・クーベリック(指)VPO

録音:1958年4月3-7日 ウィーン、ゾフィエンザール(モノラル・テイク)
※音源:DECCA_LXT-5475(2LP)
◎収録時間:74:51
“貧弱なステレオ・テイクでは感じようのないクーベリックの熱き望郷!”
■音源について
何度も申し上げて恐縮ですが、ステレオ最初期のデッカ録音のオーケストラの音は本来の楽器の質感と大きくかけ離れた貧相なものがほとんどですが、極めて良質なモノラル・テイクが存在するにもかかわらず、時代の趨勢とは言えステレオ盤の購買意欲ばかりを煽り続けたレコード会社と、それに強く異を唱えずやり過ごしてきた評論家の腰抜けぶりは非常に罪深いと言わざるを得ません。
バックハウスが1954年に録音したベートーヴェンの「ディアベッリ変奏曲」のように、CD時代に入ってもステレオではなくあえてモノラル・テイクをディスク化(音質以外の問題があった可能性もあり)した例もあるのですから、ソロ楽器以上に不自然さが際立つオーケストラ録音においては尚のこと非音楽的なステレオ・テイクはお蔵入りにして、モノラル・テイクを主流にさせることもできたはずですが、現在のこの業界の状況を見れば、音楽至上主義を掲げてモノラル・テイクを丁寧にディスク化することなど到底期待できません。したがって、リスナーの側がモノラル・テイクに意識と耳を傾けて、録音会場に鳴り響いていた演奏の本当の意義を感じ取るしかないのです。もちろん、市販のステレオ盤で十分に感動されているのであれば無理強いなどいたしませんが…。

★世に広く流通しているステレオ・テイクの録音は、現実の楽器の音とは著しく乖離しているので、頭の中で正常に補正する作業が必要がありますが、モノラル・テイクで聞けばそんな苦痛とは一切無縁。弦のシルキーさもホルンの深遠さも自然に存在するこのテイクを聴くことで、この演奏の真価が初めて明白となり、クーベリックの同曲録音の中でも響きの凝縮度が一定に保持され、軸がブレずに熱い郷愁を隅々まで通わせたこのウィーン盤の魅力に初めて気づく方も多いことでしょう。
 まず“高い城”冒頭のハープ!その指の触感まで感じさせる温かな風合いに一瞬で心惹かれます。“モルダウ”はウィーン・フィルが自分事として音楽を捉え、風景描写以上の民族の切実な思いを熱く語ります。2:45からホルンはまさにウィーン・フィルで聴く醍醐味。舞曲の場面は、リズムに血が通い、その腰は強靭。切実な躍動が胸を打ちます。その点、ボストンSO盤もチェコ・フィル盤(1990)も軽妙さ以上のニュアンスが希薄です。更に息を呑むのが中間部。この弦の求心力の高さと透徹美は筆舌に尽くし難く、速めのテンポながら呼吸はとてつもなく深く、熱い!後半での熾烈なダイナミズムにも心震えます。その熾烈さが更に増幅されるのが“シャールカ”。テンポの切り返しも俊敏でが、そのレスポンスの中にもドラマがあり、クラリネット・ソロの心からの慄きも聴きもの。“ターボル”は、「フス党の主題」が執拗に繰り返しされ、やたらと休止の多い曲ですが、その繰り返しも休止もこれほど意味を持って迫る演奏は他に知らず、特に前半の独特の粘着性を持つフレージングとリズムの重みは、ウィーン・フィルが彼らなりのイディオムでクーベリックの思いを体現しよう体を張った証しでしょう。驚くのは最後のティンパニの強打!これほど露骨な一撃は、クーベリックの同曲録音の中でも他に見られない現象です。シカゴ響盤がこれに近いですが、素朴さには欠けます。最後の“ブラニーク”も音の結晶度の高さとストレートな感情表現が相俟って比類なき感動をもたらします。前半部の内声の絡みの緊密ぶりはガチッとした構築性は手に汗握るほどの緊張感を孕み、中間の牧歌は、古今を通じて傑出したニュアンスの豊かさ。3連リズムを土台と戦闘シーンの後の平和を幕開けを告げるホルン(7:13〜)の美しさと完璧なフォルム感は並ぶものなし。熱さが空回りしがちなコーダも、最後の一音まで浮足立つことなく身のぎっしり詰まった音を出し続けるのです。【2023年8月・湧々堂】

Chandos
CHAN-20291(1CD)
イタリアからの絵葉書〜イタリア映画音楽集
モリコーネ(1928-2020):『ミッション』よりガブリエルのオーボエ、滝
 『海の上のピアニスト』より愛を奏でて
 『ニュー・シネマ・パラダイス』(1988)よりノスタルジア、愛のテーマ
 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』(1984)よりデボラのテーマ、メインテーマ
 『マレーナ』(2000)よりメインテーマ
ホセ・ラカジェ(1859-1937)&エンリオ・モリコーネ:『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』よりアマポーラ
ニーノ・ロータ:『フェリーニのアマルコルド』(1973)よりテーマ
 『ゴッドファーザー』(1972)よりゴッドファーザー・ワルツ、シシリアの田園風景、愛のテーマ
 『甘い生活』(1960)よりテーマ
パオロ・シルヴェストリ(1960-):『コントロヴェント』(2000)よりテーマ
ガトー・バルビエリ(1932-2016):『ラストタンゴ・イン・パリ』(1972)よりテーマ
マルコ・アルボネッティ(Sax)、
ローマ・シンフォニエッタ、
パオロ・シルヴェストリ(指)

録音:2022年12月、フォーラム・スタジオ(イタリア、ローマ)
ニューヨーク、カーネギー・ホール・デビューが高く評価され、世界中でソリスト&指導者として活動するイタリアを代表するコンサート・サクソフォニスト、マルコ・アルボネッティのChandosレーベル3rdアルバムは、イタリアの映画音楽集!オーケストラは、エンニオ・モリコーネが彼の偉大な映画音楽のレコーディングに起用したのと同じローマ・シンフォニエッタ!さらに収録は、イタリア映画界最高のスコアの多くが録音されたローマの歴史的なフォーラム・スタジオ(Forum Studios)で行われました。
本作はエンニオ・モリコーネとニーノ・ロータの傑作を中心に、10の映画からの音楽をパオロ・シルヴェストリのアレンジ、オーケストレーションで収録。ピアノとサクソフォンのソロを伴う弦楽オーケストラによる演奏が、リスナーの耳と心、両方を魅了します。2002年のクリスマス・イヴに、指揮者リッカルド・ムーティの自宅で開かれた集まりに参加したアルボネッティは、そこでモリコーネに出会い、彼と音楽について語り合う感動的な機会を得たといいます。またヴェネツィアの図書館では、ニーノ・ロータのオリジナル原稿のアーカイブと、ロータとフランシス・フォード・コッポラが『ゴッドファーザー』の撮影中に書き込んだ注釈の研究を行いました。イタリアの文化的アイデンティティを体現し、世界中の人々に愛されているこれらの音楽は、私たちを別の時間や場所に運び、過去の記憶を呼び起こしたり、想像の中でしか見ることのできない世界を紹介したりすることができる、比類なき芸術作品といえるでしょう。

ARCANA
A-554(1CD)

NYCX-10426(1CD)
日本語解説付国内盤
税込定価
エンニオ・モリコーネ:ヴァイオリンと弦楽合奏の為の「シネマ・レアリティーズ」
1-2. LA CALIFFA 「ラ・カリファ」(70)(日本未公開)
 1. Notturno 夜想曲
 2. La cena 晩餐
3-5. MAURO BOLOGNINI SUITE 「マウロ・ボロニーニ組曲」
 3. Intro 序奏
 4. Main Theme 古い階段の下で 〜PER LE ANTICHE SCALE(75)(日本未公開)
 5. Ricordo d’amore 愛の記憶 〜沈黙の官能(76)
6-9. QUATTRO ADAGI 「4つのアダージョ」
 6. Chi キ・マイ 〜MADDALENA(71)(日本未公開) *
 7. Deborah’s Theme デボラのテーマ 〜ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ(84)
 8. Addio ai monti 山々への別れ 〜I PROMESSI SPOSI(89)(日本未公開)
 9. Vatel’s Theme ヴァテールのテーマ 〜宮廷料理人ヴァテール(00)
10. Italian Theme シシリアンのテーマ 〜シシリアン(69) *
11. Quasi un Vivaldi ヴィヴァルディのように(アルプスの隠れ家) 〜非情の標的(73) *
12-13. TAVIANI BROTHERS SUITE 「タヴィアーニ兄弟組曲」
 12. Ritorno a casa 帰郷 〜アロンサンファン 気高い兄弟(74)
 13. Main Theme 草原 〜IL PRATO(79)(日本未公開)
14-15. SILVANO AGOSTI SUITE 「シルヴァーノ・アゴスティ組曲」
 14. Dedicato a Maria マリアに捧ぐ 〜LA RAGION PURA(01)(日本未公開)
 15. Romanza Quartiere クァルティエール・ロマンス 〜クワルティエーレ 愛の渦(87)
16. Man with a Harmonica ハーモニカの男 〜ウエスタン(68) *
17. Main Theme ロリータ 〜ロリータ(97) *
 編曲…エンニオ・モリコーネ/*=マルコ・セリーノ
マルコ・セリーノ(ソロ・ヴァイオリン、リーダー)
パドヴァ・ヴェネトO

録音:2023年4月11-13日 サン・ロッコ祈祷所、パドヴァ、イタリア
※ 国内仕様盤には、モリコーネをこよなく愛する映画音楽ライターの江守功也氏による解説が付属。
2022年1月に発売され、映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネが最後に書き上げた自作の再構成としてロング・セラーを続けるヴァイオリンと管弦楽の為の 「シネマ組曲」(NYCX-10268/A495)。そこでソリストを務め、巨匠とも長年共演してきたヴァイオリニスト、マルコ・セリーノによるモリコーネ・アルバムの続編 が登場。今回は「シネマ・レアリティーズ」のタイトル通り、「デボラのテーマ」と「古い階段の下で」など一部を除き、前作と被らない珍しい曲を集めた内容となっ ています。日本未公開作品の曲も多いですがいずれもモリコーネらしい美しさを湛えており、聴き込むほどに巨匠の才能の奥深さを改めて実感させられること でしょう。モリコーネ自身の編曲に加え、そのスタイルに沿ったセリーノによる編曲も数曲収録。「マウロ・ボロニーニ組曲」はこのアルバムで初めて演奏されたもの であり、オリジナル・サウンドトラック盤と同じ「シルヴァーノ・アゴスティ組曲」以外は、今回が初録音となる編曲で収録されています。

ALPHA
ALPHA-1013(1CD)

NYCX-10427(1CD)
日本語解説付国内盤
税込定価
バルトーク:管弦楽の為の協奏曲 Sz.116
ヴィオラ協奏曲 Sz.120
アミハイ・グロス(Va)
リール国立O
アレクサンドル・ブロック(指)

録音:2022年7月 リール新世紀音楽堂(オーディトリアム・ドゥ・ヌーヴォー・シエクル)
※ 国内仕様盤には、増田良介氏による日本語解説が付属。
アレクサンドル・ブロックとリール国立OによるALPHA第5弾は、バルトークの管弦楽の為の協奏曲とヴィオラ協奏曲という組み合わ せ。細部まで行き届いたコントロールと全体を見通す堅固な構築力で、高いテンションを保ちながら難曲を鋭利にまとめ上げるブロックの高い 統率力と、それに十全に応えるリール国立管の集中力と演奏技術は今回も健在で、両作品の素晴らしさを十二分に引き出しています。 ヴィオラ協奏曲ではベルリン・フィル首席奏者のアミハイ・グロスが登場。見事な技術で緊張感漲る演奏を聴かせますが、一瞬の弛緩や解放 で表情に幅を持たせつつ集中を持続させる表現力の高さはさすがの一言に尽きます。

TOCCATA
TOCCATA NEXT
TOCN-0030(1CD)
NX-B03
グライムソープからのポストカード(ブラスバンド作品集)
ジャック・スタンプ(1954-):ハンセル序曲(2019)*
デヴィッド・ハックブリッジ・ジョンソン(1963-):グレスフォードのスロー・マーチ(E.R.IIへのメモリアム)*
マイケル・ホルステンソン(1956-):冬の月(2022)*
リズ・レーン(1964-):a セレナータ(2019)
ハリソン・バートウィッスル(1934-2022):グライムソープ・アリア(1973)**
ロバート・バーナット(1931-1994):Dunlap’s Creek(1976)
ベン・ゴント(1984-):More Like What It Is (2023)*
リズ・レーン:Beyond the Light(2022)*
スタンプ:Vociferation(2022)*
エドワード・グレグソン(1945-):グライムソープからのポストカード(1993/2022)*
グライムソープ・コリアリー・バンド
ジャック・スタンプ(指)
ベン・パーマー(客演指揮者)…**

録音:2023年1月22、29日、2023年1月8日(ライヴ)
*…世界初録音
1996年の映画「ブラス!」のモデルになるなど、現在でも高い人気を誇るグライムソープ・コリアリー・バンド。 1917年、イギリス、サウス・ヨークシャー州のグライムソープ炭坑夫たちによって結成され、その翌年にコンテストに出場、めきめきと頭角を現したメンバーたち の演奏は、1932年にラジオで放送されて話題になりました。そして1967年には権威のあるブリティッシュ・オープン・チャンピオンシップで初優勝。1992年の 炭鉱閉鎖に伴う解散の危機を乗り越え、更に活動に磨きをかけています。 このアルバムは、アメリカの作曲家ジャック・スタンプが2019年にバンドのInternational Composer-in-Associationに任命された際、リズ・レーンら多く の作曲家たちに作品を依頼し録音するという新たなプロジェクトの構想から実現したもので、以前からバンドの発展に貢献していたバートウィッスルが作曲し た「グライムソープ・アリア」も加え、多彩なスタイルで書かれた作品が集められています。収録された全10曲からは、ブラスバンドの超絶技巧と妙技をじっくり 味わえます。

King International
KKC-8829(7SACD)
バッハ:管弦楽BOX
■DISC1
ヴァイオリン協奏曲全集
第1番イ短調BWV1041/第2番ホ長調BWV1042/2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV1043/オーボエとヴァイオリンのための協奏曲ハ短調BWV1060
■DISC2
ブランデンブルク協奏曲全集(旧録音)1
第1番ヘ長調BWV1046/第2番ヘ長調BWV1047/第3番ト長調BWV1048
■DISC3
ブランデンブルク協奏曲全集(旧録音)2
第4番ト長調BWV1049/第5番ニ長調BWV1050/第6番変ロ長調BWV1051/第5番第1楽章の初版BWV1050a
■DISC4
ブランデンブルク協奏曲全集(新録音)1
第1番ヘ長調BWV1046/第2番ヘ長調BWV1047/第3番ト長調BWV1048/第4番ト長調BWV1049
■DISC5
ブランデンブルク協奏曲全集(新録音)2、管弦楽組曲全集1
第5番ニ長調BWV1050/第6番変ロ長調BWV1051/組曲第4番ニ長調BWV1069
■DISC6
管弦楽組曲全集2
第3番ニ長調BWV1068/第1番ハ長調BWV1066/第2番ロ短調BWV1067
■DISC7
2台のチェンバロのための協奏曲全集
協奏曲第1番ハ短調BWV1060/第2番ハ長調BWV1061/第3番ハ短調BWV1062/管弦楽組曲第1番BWV1066(鈴木優人編による2台チェンバロ版)
鈴木雅明(指)
バッハ・コレギウム・ジャパン

■DISC1
寺神戸亮、若松夏美(Vn)、
マルセル・ポンセール(Ob)
■DISC7
鈴木雅明、鈴木優人(Cemb)

録音:1998-2013年/神戸松蔭女子学院大学チャペル、彩の国さいたま芸術劇場コンサートホール
2023年がBISレーベル創業50周年であることを記念して、2016年発売のBCJバッハ管弦楽Boxを大幅値下げで限定発売します。
ブランデンブルク協奏曲(旧盤)とヴァイオリン協奏曲全集は通常盤CDしか現在は入手できませんが、ここでは全点がSACDハイブリッド盤。協奏曲のソリスト は寺神戸亮、若松夏美、鈴木雅明、鈴木優人ほか、アンサンブルも鈴木秀美、高田あずみ、三宮正満など最高のキャストで臨んでいます。また、ブランデンブルク協 奏曲の新盤では、ヴィオリーノ・ピッコロ(寺神戸亮)、ヴィオロンチェロ・ダ・スパラ(ディミトリー・バディアロフ)といった楽器を用いているのも興味津々です。
7枚組箱入りで、これが1セットあればバッハの管弦楽作品の大半を最高の演奏と録音かつ驚きの価格で揃えることができます。記念製造につき今回の機会を 逃すと入手不可能となります。お忘れなくご注文下さい。 (Ki)

DUX
DUX-1908(1CD)
マラフスキ&パレステル:映画音楽集
ロマン・パレステル(1907-1989):映画『A City Invincible』からの音楽
アルトゥル・マラフスキ(1904-1957):映画『Robinson warszawski』からの音楽
ゴジュフPO、
マルタ・クルチンスカ(指)

録音:2022年10月(ポーランド)
マラフスキとパレステル、2人の優れたポーランド人作曲家が同じ映画のために書いた2つの組曲を収録。その背景には、政治的な決定により何度も修正が加えられ、最終的にはタイトルを変えて公開された映画『Robinson warszawski』の複雑な運命があります。ロマン・パレステル(1907-1989)による大胆なオーケストレーションが施された後期ロマン派風のシンフォニック・スコアと、アルトゥル・マラフスキ(1904-1957)作曲のシンプルかつモダンな初期バージョンを比較するのは興味深いものです。
DUX
DUX-1910(1CD)
コニェチュニ:劇場音楽、映画音楽集(クラクフの音楽的軌跡 Vol.4)
ジグムント・コニェチュニ(1937-):Interlude ? Serce moje gram/Dialog ? Jak daleko stad, jak blisko/Jasminum/Glissando/Figurant/Kontrapunkt/Intermezzo/Lekcja polskiego/Sniezyca/Muzyka baletowa/Pornografia
ベートーヴェン・アカデミーO、
ラファウ・ヤツェク・デレクタ(指)ほか

録音:2022年11月(ポーランド)
ポーランドのクラクフ文化フォーラムが進めている『クラクフの音楽的軌跡』シリーズの第4巻。クラクフ出身の演劇・映画音楽の作曲家ジグムント・コニェチュニ(コニエチュニ)(1937-)の作品を収録。スタニスワフ・ヴィエホヴィチ(1893-1963)に師事したコニェチュニは、長編映画短編映画、アニメーションの音楽、とりわけヤン・ヤクブ・コルスキ監督の映画につけた音楽で知られています。

BMOP SOUND
BMOP-1077(1SACD)
エリオット・カーター:作品集
バレエ音楽集

(1)「ポカホンタス」(1939)
(2)「ミノタウロス」(1947)
ギル・ローズ(指)
ボストン・モダン・オーケストラ・プロジェクト

録音:(1)2019年5月10日、(2)2020年1月11日
アメリカ東海岸の硬派現代音楽作曲家の代表格エリオット・カーターは 103歳の長寿を全う し最期の時まで作曲していたという化け物だが、その長寿のゆえ生涯のうちでいくつか大きく 作風を変えた。ここに収められた作曲者30代に作曲された 2つの作品は彼が書いた数少な いバレエ音楽で、この時代は新古典主義的な作風をとっていた(セリー音楽を書き始めるのは 1960年代、作曲者50歳を過ぎてからである)。ディズニー映画にもなった「ポカホンタス」は北 米先住民の実在した女性の物語でアメリカのフォルクロアな題材のせいかコープランドを思わ せる音楽。ミノタウロスはギリシャ神話に登場する牛頭人身の怪物の物語。映画音楽を思わせ る巧みな描写力に溢れた佳品です。
BMOP SOUND
BMOP-1078(1SACD)
ジョン・アダムス(b.1947):作品集
(1)室内交響曲(1992)
(2)コモン・トーンズ・イン・シンプル・タイム(1979)
(3)室内交響曲の息子(2007)
ギル・ローズ(指)
ボストン・モダン・オーケスト
ラ・プロジェクト

録音:(1)(3)2014年8月15日、(2)2015年5月10日
ポスト・ミニマルの代表的作曲家ジョン・アダムスの新旧作品を収録。室内交響曲はシェーン ベルクの同名の作品の第1番をアニメ映画のサントラ風に翻案したらどうなるか、という発想で 書かれた曲。複雑なポリフォニー(無調、多調、調性が折衷されている)で書かれながらポップ でコミカルな楽想が楽しい。コモン・トーンズ・イン・シンプル・タイム(単純な時間のなかの共通 音)は作曲者前期の作品でより純粋なミニマリズムで書かれており、輝かしい管弦楽法による協 和音の持続が心地よい。「室内交響曲の息子」は前出「室内交響曲」の続編。ポップでコミカ ル、ジャンキーなサウンドに溢れているのは前作と同じだが、リズム、ハーモニー、対位法はよ り複雑化しています。作曲者の鮮やかな管弦楽法と機知が楽しい秀作。
BMOP SOUND
BMOP-1079(1SACD)
バーバー:作品集
(1)「ノックスヴィル:1915年の夏」
(1947)
(2)バレエ「メデア」(1947)
(3)「ブリッジ遊び」(1959)
ギル・ローズ(指)
ボストン・モダン・オーケストラ・プロジェクト
(1)クリステン・ワトソン(S)
(3)アンジェラ・グーチ(S)、クリスタ・リヴァー(MS)
マシュー・ディバッティスタ(T)
デイヴィッド・クラヴィッツ(Br)

録音:(1)2009年8月29日、(2)2015年7月16日、(3)2017年7月19日
バーバーの代表作で英語の詩による名歌曲「ノックスヴィル:1915 年の夏」とバレエ音楽「メ デア」の全曲版を収録。1959 年に書かれた「ブリッジ遊び」はバーバーの盟友カルロ・メノッテ ィの台本によるショート・オペラでトランプ・ゲームをめぐる男女の駆け引き描いたお洒落な作 品。いずれもバーバーの音楽の抒情性がよく出ている内容。20 世紀アメリカのロマン主義作曲 家バーバー面目躍如の作品集。
BMOP SOUND
BMOP-1080(1SACD)
ウォルター・ピストン(1894-1976):作品集
(1)エドワード・バーリンガム・ヒルの主題による変奏曲(1963)*
(2)9楽器のためのディヴェルティメント(1946)
(3)クラリネット協奏曲(1967)
(4)管弦楽のための協奏曲(1933)*
ギル・ローズ(指)
ボストン・モダン・オーケストラ・ プロジェクト

録音:(1)2015年6月30日、(2)2014年8月11日、(3)(4)2019年3月6日
*=世界初録音
ピストンは20世紀前半から戦後にかけてのアメリカを代表するアカデミックな作曲家。名教 師としてバーンスタインからエリオット・カーター、ジョン・ハービソン、ルロイ・アンダーソンまで 数多くの弟子を育てた。このディスクは世界初録音を含む貴重な作品集。エドワード・バーリン ガム・ヒルの主題による変奏曲はピストンの師匠の主題を使ったものでショスタコーヴィチを思 わせる。管弦楽のための協奏曲はバルトークの同名作品に及ばないながら、それよりも作曲が 10年早いこと(コダーイの同名作品と比べても6 年早い)、バロック様式を換骨奪胎したような新 古典主義的な作品であること、音の扱い方にバルトーク的な要素があることを鑑みると、なかな か興味深い作品です。
BMOP SOUND
BMOP-1083(1SACD)
ジョン・ハービソン(b.1938):管弦楽曲集
(1)ディオティマ(1976)
(2)ミロシュ歌曲集〜ソプラノと管弦楽のため
の(2006)
(3)交響曲第6番(2011)
ギル・ローズ(指)ボストン・モダ
ン・オーケストラ・プロジェクト
(2)(3)ドーン・アップショウ (S)

録音:2017年10月29日、2019年4月7日ボストン ジョーダン・ホール
ジョン・ハービソンはアメリカ東海岸を代表する作曲家の一人。多作家で3 つのオペラ、6つ の交響曲、12の協奏曲ほかこれまでに約 300曲を作曲しています。ハーバードとプリンストン大 学でロジャー・セッションズとウォルター・ピストンに学び、作品はピューリッツァー賞を受賞して います。こうした経歴からも想像される通り、彼の作風は12 音技法、無調の様式を踏襲しながら、 ヨーロッパの伝統的な様式にしたがった堅実な新古典主義といえるでしょう。いずれも重厚な形 式、管弦楽の機能を活かした聴きごたえのあるものだが、特にドーン・アップショウが参加した 「ミロシュ歌曲集」が聴きもの。彼女の伸びやかな美しい歌声は今も健在です。第6 交響曲の 第1楽章にもアップショウが登場します。
BMOP SOUND
BMOP-1084(2SACD)
マシュー・オーコイン(b.1990):作品集
(1)「トニーのためのエクソドス」(2015/21)〜テノールと管弦楽のための
(2)ピアノ協奏曲(2016)
(3)オルフィック・モーメント(2014) 〜カウンター・テナーと管弦楽のための
(4)イッツ・オウン・アコード(2016)
(5)デュアル(2015)
(6)この地球(2015)
(7)ギャラップ(2021)
(1)-(3)ギル・ローズ(指)ボストン・モダン・オーケストラ・プロジェクト
(1)ポール・アップルビー(T)
(2)コナー・ハニック(P)
(3)(6)(7)アンソニー・ロス・コンスタンツォ(CT)
(3)(4)キール・ゴグウィルト(Vn)
(4)(6)(7)マシュー・オーコイン((4)(6)Pf、(7)指揮)
(5)(7)コールマン・イッツコフ(Vc)
(5)ダグ・バリエット(CB)
(7)ダヴォーヌ・ティネス(Bs-Br)
(7)エミ・ファーガソン(Fl)
(7)ジョニー・アレン(Perc)
(7)コナー・ハニック(P)
(7)ミランダ・カクソン(Vn)

録音:2017年10月31日ボストン、ジョーダン・ホール、2021年6月17-18日ウォーセスター、メカニクス・ホール
マシュー・オーコインはハーヴァード・カレッジを学び、指揮者としてもその手腕を発揮してい るアメリカの若手作曲家。作曲家としてはフィラデルフィア管やチューリヒ・トーンハレ管などか ら作品を委嘱されています。彼の作風は無調を基本としながら、調性、ロマンティックな旋律など を折衷した新ロマン主義ともいえるものでヨーヨー・マなどからもその作品は支持されています。 保守的な作風ながらツボを押さえた聴きごたえのある作品が揃ったアルバム。
BMOP SOUND
BMOP-1085(1SACD)
ゲイル・キュービック(1914-1984):作品集
(1)ディヴェルティメント第1番(1959)
(2)映画「ジェラルド・マクボイン・ボイン」(1950)
(3)ディヴェルティメント第2番(1958)
(4)シンフォニー・コンチェルタンテ(1951-1953)〜トランペット、ヴィオラ、ピアノと管弦楽のための
ギル・ローズ(指)ボストン・モダン・オーケストラ・プロジェクト
(2)フランク・ケリー(語り)
(2)ロバート・シュワルツ(Perc)
(4)ヴィヴィアン・チョイ(P)
(4)テリー・エヴァーソン(Trp)
(4)ジン・ペン(Va)
ゲイル・キュービックはイーストマン音楽院、ハーバード大学でウォルター・ピストン、ナディ ア・ブーランジェに学び、生前は映画音楽の作曲で生計を立てながらシリアスな作曲を行って いた。世代的にはコープランド、バーンスタインの間に位置し、彼らと師匠をも同じくしているこ とからコープランド、バーンスタインを思わせる 20世紀アメリカ音楽のよき伝統つまり堅実な様 式感とアメリカ的なポップの要素(スウィング・ジャズの影響あり)を持っています。それが一番よく 表れた作品が2つのディヴェルティメントです。そんな一方、トランペット、ヴィオラ、ピアノと管 弦楽のためのシンフォニー・コンチェルタンテではシリアスな一面を見せています。コープランド、 バーンスタインの音楽が彼ら独自の個性ではなく、ある時代を象徴する共通のスタイルだった ことがわかる興味深い一枚(コープランド、バーンスタインの作品と言われたら信じてしまう)。
BMOP SOUND
BMOP-1086(1SACD)
ロジャー・レイノルズ(b.1934):ヴァイオリン作品集
(1)ペルソナ(1989-90)〜ヴァイオリンと管弦楽のための
(2)ココロ(1991-92) 〜無伴奏ヴァイオリンのための
(3)アスピレーション(願望)(2004-05) 〜ヴァイオリンと管弦楽のための
ガブリエラ・ディアズ(Vn)
(1)(3)ギル・ローズ(指)
ボストン・モダン・オーケスト
ラ・プロジェクト

録音:2013年6月1日、2015年11月9日、2018年6月4日
ロジャー・レイノルズはアメリカにあって、最もヨーロッパの前衛楽派に近い作風を取る作曲 家。ヴィデオ・アートなどミクスト・メディアの作品もあり、武満徹が主宰した Music Today 音楽 祭、サントリー国際作曲委嘱シリーズのために来日したこともある。松平頼暁とも親交があり、 日本との関りが深い。ここに収められたヴァイオリンのための作品は静かなモノローグと管弦楽 の煌びやかな響きが交錯する美しい音楽で前衛音楽ながら日本の静謐の美学に通じるもの がある。一聴に値する一枚。
BMOP SOUND
BMOP-1087(1SACD)
ジョン・コリリアーノ(b.1938):作品集
(1)「音楽へ」(1995)
(2)トゥルバドゥール(吟遊詩人) (1993) 〜ギターと室内オーケストラのための変奏曲
(3)交響曲第2番(2000)
ギル・ローズ(指)
ボストン・モダン・オーケストラ・プロジェクト
(2)エリオット・フィスク(G)

録音:2019年2月24-25日、2021年9月10日
コリリアーノはアメリカ東海岸を代表する作曲家の一人。メトロポリタン歌劇場のために作曲し た「ヴェルサイユの幽霊」は有名。ここに収録された弦楽合奏のための交響曲第 2番はピューリッツァー賞を受賞しています。彼の作風は現代音楽の諸技法を折衷したながらロマン的な情感 を失わないもので広く聴衆から支持されています。
BMOP SOUND
BMOP-1089(1SACD)
カルロス・スリナッチ(1915-1997):神の曲芸(1960)
フクロウと猫(1978)
荒れ果てた庭(1957)
ギル・ローズ(指)
ボストン・モダン・オーケストラ・プロジェクト

録音:2018年11月28日ボストン、フレイザー・ホール
2021年9月7日ウォーセスター、メカニクス・ホール
カルロス・スリナッチはスペイン、バルセロナ出身の作曲家。バルセロナ、デュッセルドルフで 学んだ後、アメリカに移住、モダン・ダンスのパイオニア、マーサ・グラハム(1894-1991)と組ん で多くのバレエ音楽を手掛けた。このアルバムはそうした作品のひとつ。明快な形式と快活なリ ズムに溢れた音楽からバレエの情景が目に浮かんでくる。作曲者がバルセロナ出身とあって、 スペイン的な要素が強く、ファリャあるいはコープランドの「エル・サロン・メヒコ」を思わせる部分 もある楽しい一枚。
BMOP SOUND
BMOP-1090(1SACD)
アヴナー・ドーマン(b.1975):管弦楽曲集
シクロン(2015) /占星術(2011)
「ウリア:王が死を望んだ男」(2009)
3つの間奏曲「アフター・ブラームス」(2015)
エレフ交響曲(2000)
ギル・ローズ(指)
ボストン・モダン・オーケストラ・プ
ロジェクト

録音:2019年11月24日ボストン、ジョーダン・ホール、2021年11月9日、11月30
日ウォーセスター、メカニクス・ホール
アヴナー・ドーマンはズービン・メータ、クリストフ・エッシェンバッハ、リッカルド・シャイーらか ら支持され、作品がさかんに演奏されている中堅作曲家。しっかりとした構成と手堅い管弦楽 法でオーケストラの機能を存分に活かした効果満点の作品です。新ロマン主義、新古典主 義的な作風で誰にでも親しめる内容。

ALPHA
ALPHA-990(1CD)
ヴィラ=ロボス:組曲「アマゾンの森」
ヴィラ=ロボス:組曲「アマゾンの森」
フィリップ・グラス(1937-):メタモルフォシス I 〜「アマゾンの流れ」
カミラ・プロヴェンツァーレ(S)
フィルハーモニア・チューリッヒ
シモーネ・メネセス(指)

録音:2022年10月 チューリッヒ歌劇場
ブラジル出身でパーヴォ・ヤルヴィの助手を務め、現在はフランスを拠点に活躍するシモーネ・メネセス。2019年には初来日を成功させ、 2022年にリリースされたドキュメント映像『メタノイア』(Accentus Music)は世界各地でたいへん高い評価を得ています。近現代とブラジル の作品を得意とする彼女が深い愛情を寄せているのが、晩年のヴィラ=ロボスが映画『緑の館』のために書いた曲を演奏会用に再構成した 「アマゾンの森」。今回はAcademia Brasileira de Musicaの新校訂版から、メネセスが管弦楽とソプラノ独唱の為の11曲(約45分) を抜粋、組曲版として収録しています。全曲版に聴かれる合唱の参加こそないものの、熱帯雨林の厳しい自然と熱量を大オーケストラで表 現する音楽を雄大に歌い上げています。ソプラノ独唱にはメネセスと同じイタリア系ブラジル人のカミラ・プロヴェンツァーレ(プロヴェンサリ)が参 加、深みのある歌声を聴かせます。併せて収録されたのは、フィリップ・グラスがブラジルの創作パーカッション・グループ、ウアクチのために書き 下ろし、後に管弦楽版も作成した「アマゾンの流れ」から終曲「メタモルフォシス I」。ループするように繰り返されるリズムが心地よい作品で す。またこのプロジェクトは報道やドキュメント写真で名高いセバスチャン・サルガドとのコラボレーションとなっており、「アマゾンの森」の各曲に対 応する美しい写真をサルガドが提供、メネセスのコンサート会場で展示されるほか、このアルバムのブックレットにも掲載されています。

Linn
CKD-730(1CD)
バッハ(トーマス・エーラー(1980-)(リイマジンド): パルティータ 第1番変ロ長調 BWV825
 パルティータ 第2番ハ短調 BWV826
 パルティータ 第5番ト長調 BWV829
 コレンテ〜 パルティータ 第6番ホ短調 BWV 830
エーラー:Brook of Light 光の小川
ロイヤル・アカデミー・オブ・ミュージック・ソロイスツ・アンサンブル
トロント王立音楽院グレン・グールド校のメンバー
トレヴァー・ピノック(指)

録音:2023年3月27-29日スネイプ・モルティングス、サフォーク、UK
ユゼフ・コフレル編曲「ゴルトベルク変奏曲」が大きな話題となったトレヴァー・ピノックとロイヤル・アカデミー・オブ・ミュージック・ソロイスツ・アンサ ンブルによる、バッハの鍵盤楽器の為の名作を室内管弦楽で演奏する企画第2弾。今回は同様の編成による新しい編曲をロイヤル・アカ デミー出身の作曲家トーマス・エーラーに依頼しました。コフレルの編曲のような親しみやすさと、それとは異なるアプローチを目指すエーラーが 6曲のパルティータから選んだのは1番、2番、5番、そして6番からコレンテで、編成は弦(4/4/3/3/1)、フルート、オーボエ、コーラングレ、ファ ゴットが各1というもの。編曲よりも一歩踏み込んだ「リイマジンド(再想像)」という作業を経て生み出された作品は、バッハの書いた音型のみ を使いながら様々な楽器がフレーズを受け継いで声部の動きを鮮やかな色彩感で表現しており、さらに和声を厚く印象的に響かせることで、 バッハの鍵盤作品の最高峰という完成度を保ちながら、ロマン派を思わせる超時代的な美しさを纏わせることに成功しています。最後には エーラーのオリジナル作品「光の小川」を収録。ドイツ語のBach(小川)に掛けたタイトルのこの作品は、パルティータの回想もかすかに姿を現 しつつ、バッハの音楽が人々の魂を照らし出すイメージを表現しているということです。見通しの良い録音も相まって、たいへん爽やかなアルバ ムに仕上がっています。


ICA CLASSICS
ICAC-5173(2CD)
NX-C07
ボールト/惑星、 南極交響曲、
(1)ホルスト:『惑星』 Op.32*
(2)ホルスト:フーガ風序曲 Op.40-1*
(3)ホルスト:「ハマースミス」 前奏曲とスケルツォ Op.52
(4)バターワース::青柳の堤*
(5)ヴォーン・ウィリアムズ:南極交響曲
(6)ウォルトン:交響曲第1番変ロ短調
マーガレット・マーシャル(S)
BBC響&cho
LPO*
エイドリアン・ボールト(指)

録音:(1)1973年9月7日ロイヤル・アルバート・ホール
(2)1971年3月23日ロイヤル・フェスティバル・ホール
(3)1973年9月12日ロイヤル・アルバート・ホール
(4)1969年11月26日バーキング・タウン・ホール
(5)1977年10月12日ロイヤル・フェスティバル・ホール
(6)1975年12月3日ロイヤル・フェスティバル・ホール
全てライヴ、ステレオ
2023年に没後40年を迎えたエイドリアン・ボールトが英国管弦楽の名作を指揮したライヴ音源が、BBCのアーカイヴより新リマスターで登 場します。中でも目玉は、彼が公開で行った最後のオーケストラ・コンサートである1977年の「南極交響曲」の初発売。「デイリー・テレグラ フ」紙において、音楽評論家でもあった作曲家アンソニー・ペインにより「素晴らしい解釈」と絶賛されたこの公演は、余力を残して公開の場 を退いた巨匠の到達点と言っても差し支えないでしょう。併せてホルストの「ハマースミス」「フーガ風序曲」といった小品の初登場も嬉しいとこ ろです。なお、『惑星』も2013年にBBC Music Magazineの付録としてCD化されたのみの貴重なもの、ウォルトンの交響曲第1番は Carlton BBC Radio Classicsで出ていたものと同一の演奏となっています。ボールトが初演を行った『惑星』や、ウォルトンでの作品のツボ を心得た大管弦楽の鳴らしぶりと細やかな統率力はもちろん、バターワースの美しい小品で聴かせる作品を深く慈しむような、紳士的でいて 奥深い表現力も大きな聴きどころ。世界中のヒストリカル録音ファンから絶大の信頼を得るポール・ベイリーによる丁寧な新リマスタリングで、 いずれの音質も大幅に向上しています。

Signum Classics
SIGCD-653(1CD)
ゲットーからの音楽
1. ブルッフ:コル・二ドライ
2. ダニエル・シャリット(b.1940):Resisey Laila
3.イェヘツケル・ブラウン(1922-2017):Min HaAyara
4-8. シャリット:弦楽オーケストラのための組曲
9. ライプ・エイレンベルク(d.1943):Lelero
シムカ・ヘレド(指/VCtr.1,9)
ジャック・リーベック(Vn/tr.3)、
クリストファー・ウォーレン=グリーン(指/tr.1)、
ロンドン室内O

録音:2018年11月1日-3日、セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会(ロンドン)
本アルバムでは、ユダヤ教の音楽から二つの旋律を借用して作曲された、ブルッフのチェロと管弦楽のための協奏的作品 「コル・二ドライ」 など、ユダヤ音楽の様々な要素を同化させた音楽を取り上げています。
当時最年少の24歳という若さイスラエルPOの首席チェロ奏者を務め、ソリストとしては、クリーヴランドO、ピッツバーグSO、イスラエルPOなど、多くの一流オーケストラと共演、メータ、マゼール、ブロムシュテットなどの指揮者とも共演したシムカ・ヘレド。変幻自在のアンサンブル「フィボナッチ・シークエンス」のリーダーとして活躍し、日本では福間洸太朗とのデュオで来日公演も果たしているイギリスの若きヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニスト、ジャック・リーベックがソリストとして参加しています。

Onyx
ONYX-4242(1CD)
ヴェリズモ〜イタリア・オペラの前奏曲&間奏曲集
ポンキエッリ:歌劇「ジョコンダ」 より 時の踊り
プッチーニ:歌劇 「マノン・レスコー」 の第3幕より 間奏曲、
 歌劇 「妖精ヴィッリ」 より 妖精の踊り、
 歌劇 「修道女アンジェリカ」 より 間奏曲、
 歌劇 「エドガール」 より 第3幕への前奏曲、
 歌劇 「蝶々夫人」 より 第3幕への前奏曲
マスカーニ:歌劇 「友人フリッツ」 より 間奏曲、
 歌劇 「カヴァレリア・ルスティカーナ」 より 間奏曲、
 歌劇 「仮面」 より シンフォニア
レオンカヴァッロ:歌劇 「道化師」 より 間奏曲
ヴォルフ=フェラーリ:歌劇 「スザンナの秘密」 より 序曲、
 歌劇 「マドンナの宝石」 より 第1&第2間奏曲
チレア:歌劇 「アドリアーナ・ルクヴルール」 より 間奏曲
ドミンゴ・インドヤン(指)、
ロイヤル・リヴァプールPO
2006年から15年間、ロイヤル・リヴァプールPOの首席指揮者を務めたワシリー・ペトレンコに代わり、2021年9月から新たな首席奏者に就任したアルメニア系ベネズエラの若き注目指揮者、ドミンゴ・インドヤン。フランスの管弦楽作品集、ラテン・グラミー賞獲得作曲家、ロベルト・シエッラによる交響曲第6番に続くOnyx第3弾は、イタリア・オペラの前奏曲&間奏曲集!
スタンダール、プーシキン、バルザックなど、初期のフランスやロシアのリアリスト(現実主義者)たちの作品は、国境を越えて、新たなイタリアの文学的リアリズムのスタイルにも影響を与えました。本アルバムでは、19世紀末から20世紀初頭にかけてイタリア散文文学で隆盛した「ヴェリズモ(現実主義)文学」に影響を受けた、イタリア・オペラの新傾向であるヴェリズモ・オペラを代表する作品から、マスカーニの 「カヴァレリア・ルスティカーナ」、ルッジェーロ・レオンカヴァッロの 「道化師」 などを取り上げています。ベネズエラの音楽教育プログラム「エル・システマ」でヴァイオリンを学び頭角を現し、BBCプロムスでの指揮姿が話題となったドミンゴ・インドヤンの洗練されたタクトで、イタリア・オペラの新たな礎を築いたこれら不朽の名作の数々をお楽しみください。

NoMadMusic
NMM-111(1CD)
天上の水〜カミーユ・ペパン作品集
(1)嵐の始まりに(2021)〜管弦楽のための
(2)天上の水(2022) 〜管弦楽のための
(3)暁の前に(2020)〜12人の奏者のための
(4)ラニアケア(天空)(2019) 〜管弦楽のための
(5)ユグドラシルの泉(2018) 〜管弦楽のための
ベン・グラスバーグ(指)リヨン国立O

録音:2022年8月リヨン公会堂
1990年生まれのフランスの女性作曲家カミーユ・ペパンはフランス印象派とアメリカのミニマルミュージックの影響を受け、自然や美術からインスピレーション を得た独特の詩情あふれる作風を示しています。
このアルバムはオーケストラのための新作を集めたもので、いずれも自然現象を題材としています。嵐の前の雷の閃光や夜明け、日没などを独特の感性で描きま す。ベン・グラスバーグ指揮リヨンO初のペパン作品。繊細な響きが光ります。 (Ki)

GRAND SLAM
GS-2299(1CD)
レスピーギ:ローマ三部作
(1)交響詩「ローマの松」
(2)交響詩「ローマの噴水」
(3)交響詩「ローマの祭」
(4)リハーサル風景(「ローマの噴水」より)
アルトゥーロ・トスカニーニ(指)NBC響

録音:(1)1953年3月17日、(2)1951年12月17日、(3)1949年12月12日/ニューヨーク、カーネギー・ホール
(4)1950年
使用音源:(1)-(3)Private archive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
(4)Morgan Records(1MOR A001)
録音方式:モノラル(録音セッション)
■制作者より  
永遠の名盤、トスカニーニ(指)NBCSOによるレスピーギの「ローマ3部作」は当シリーズでも2016年にGS-2143として発売しました。今回は高品 質のテープを使用した2トラック、38センチのオープンリール・テープを新規に取り寄せ、マスタリングの全工程をプロ用の機器で行い、最善を尽くしました。本編 も目の覚めるような音ですが、短いながらも最後のリハーサルも聴き物です。  解説書にはサミュエル・アンテックの著した「This was TOSCANINI」(The Vanguard Press)の一部を翻訳して掲載しています。アンテックは1937年 から1954年までNBCSOのヴァイオリニストとして活躍しており、その内容はトスカニーニの身近にいた人でなければ書けない、まことに鮮烈で生々しい証 言です。これを読むと、この「ローマ3部作」の演奏がますます好きになってしまいます。(平林 直哉) (Ki)

SUPRAPHON
SU-4328(4CD)
『レオシュ・ヤナーチェクの情熱の数々』
■CD1
【民俗的伝統】
(1)バレエ音楽『ラコーシュ・ラコーツィ』(JWI/2,1891)より第1曲「イントロダクション」/第2曲「音楽家」/第31曲「蚊は結婚した」
(2)民俗バラード第2集〜7つの民俗的夜想曲(JWIV/32,1906)より第1曲「少女が草原で草刈りをしていた」/第5曲「ハンサムで陽気なジョニー」/第12曲「燕よ、高く舞い上がれ」
(3)管弦楽のための組曲Op.3(JWVI/6,1891)より第3楽章「アレグレット」、第4楽章「コン・モート」
(4)『歌によるモラヴィアの民俗詩』より第38曲「別れ」/第27曲「狩猟人」/第29曲「短い手紙」/第16曲「不断」/第28曲「恋人の馬」
(5)『シレジアの歌』(JWV/13,1918)より第7曲「ねえ、このナイチンゲールは何?」
(6)歌劇『イェヌーファ』(JWI/4,1894-1903)より第3幕第6場「神のご加護がありますように」
(7)歌劇『利口な牝狐の物語』(JWI/9,1922-23)より第3幕第7場「走って、狐は、ターボル町へ」
【チェコの場合-政治と愛国心】
(8)シンフォニエッタ(JWVI/18,1926)より第1楽章「アレグレット」
(9)ピアノ・ソナタ変ホ短調「1905年10月1日、街頭にて」(JW,1905)より第1楽章「予感」
(10)7万年(JWVIII/19,1909,rev.1912)
(11)歌劇『ブロウチェク氏の休暇旅行』(JWI/7,1908-1918,rev.1920,1926)より第2幕第2場「御心が天にあるように地にもなされるように」
(12)『チェコ軍勢』(JWIV/42,1918)
(13)カプリッチョ『挑戦』(JWVII/12,1926)より第3楽章「アレグレット」
(14)交響詩『ブラニーク山のバラード』(JWVI/16,1919-)
(15)シンフォニエッタ(JWVI/18,1926)より第4楽章「アレグレット」/

■CD2
【家族】
(1)『歌によるフクヴァルディ民俗詩』(JWIV/27,1899)より第4曲「フクヴァルディ礼拝堂」/第5曲「神があなたに報いられますように!」/第6曲「ハンカの役人」
(2)六重奏曲『青春』(JW7/10,1924)より第3楽章「ヴィヴァーチェ」
(3)カンタータ『アマールス』(JWIII/6,1897)より第3曲「モデラート」
(4)主題と変奏(ズデンカ変奏曲)(JWVIII/6,1880)より主題-アンダンテ-アレグロ-コン・モート-コン・モート
(5)アダージョニ短調(JWVI/5,1890)
(6)歌劇『イェヌーファ』(JWI/4,1894-1903)より第2幕第6場「イェヌーファの嘆き」
(8)組曲『草かげの小径にて』(JWVIII/17,1900-1911)より第9曲「涙ながらに」/第10曲「みみずくは飛び去らなかった」
(9)カンタータ『わが娘オルガの死を悼む悲歌』(JWIV/30,1903)
【生活と自然】
(9)歌劇『運命』(JWI/5,1903-05)より第1幕「ルハチョヴィツェの太陽讃歌と赤いバラの贈呈」
スダ博士:ヴラディミール・クレイチーク(T)、第1夫人:インドラ
(10)霧の中で(JWVIII/22,1912)より第3曲「アンダンティーノ」
(11)組曲『草かげの小径にて』(JWVIII/17,1900-1911)より第5曲「彼らはつばめのようにしゃべりたてた」
(12)歌劇『カーチャ・カバノヴァー』(JWI/8,1920-21,rev.1927)より第3幕「私が何を考えていたかわかる?-なぜ人は飛ばないんだろうって」
(13)歌劇『ブロウチェク氏の休暇旅行』より「夜明け前」
(14)ピアノ、2つのヴァイオリン、ヴィオラ、クラリネット、ホルンとバスーンのためのコンチェルティーノ(JWVII/11,1925)より第1楽章「コン・モート」
(15)歌劇『利口な牝狐の物語』(JWI/9,1922-23)より「おとぎ話か真実か?」

■CD3
【アントニーン・ドヴォルザークとの友情】
(1)ラシュ舞曲集(JWVI/17,1889-90,rev.1924)より第5曲「チェラドナー舞曲」/第6曲「鋸」
(2)4つの男声合唱のための作品集(JWIV/17,1885)より第2曲「ああ、愛」/第3曲「ああ、戦争」
(3)弦楽のための牧歌(JWVI/3,1878)より第6曲「スケルツォ」
(4)ヴァイオリンとピアノのためのドゥムカハ短調(JWVII/4,1879--1880)
(5)バラード『ヴァイオリン弾きの子供』(JWVI/14,1913)
【女性】
(6)歌劇『イェヌーファ』(JWI/4,1894-1903)より第2幕第5場「たまには」
(7)歌劇『運命』(JWI/5,1903-05)より第1幕「やがて、悲痛な響きが聞こえてきた」
(8)歌曲集『消えた男の日記』(JWV/12,1917-19,rev.1920)より第8曲「見てはいけない、みんな」/第9曲「ようこそ、ヤニーチェク」/第10曲「遥かなる不滅の神」
(9)歌劇『カーチャ・カバノヴァー』(JWI/8,1920-21,rev.1927)より第2幕「カテジノ・ペトロヴノですか?」
(10)歌劇『利口な牝狐の物語』からの組曲(ヴァーツラフ・ターリヒ編)より第2曲「アンダンテ-モデラート-アレグロ」
(11)歌劇『マクロプロス事件(マクロプロス家の秘伝)』(JWI/10,1923-25)より第3幕「死が私に触れていると感じた」
(12)弦楽四重奏曲第2番『内緒の手紙』(JWVII/13,1928)より第2楽章「アダージョ」
(13)交響詩『ドナウ川』(JWIX/7,1923-25)より第3楽章「アレグロ」
(14)『カミラ・シュテスロヴァーのためのアルバム』(JWVIII/33)より第8曲「あなたを待っています」

■CD4
【ロシア文学】
(1)チェロとピアノのための『おとぎ話』(JWVII/5,1910)より第1曲「コン・モート」
(2)弦楽四重奏曲第1番「クロイツェル・ソナタ」(JWVII/8,1923)より(3)狂詩曲『タラス・ブーリバ』(JWVI/15,1915,rev.1918)より第1曲「アンドレイの死」
チェコPO、カレル・アンチェル(指)
録音:1961年ルドルフィヌム【ステレオ】
(4)歌劇『カーチャ・カバノヴァー』(JWI/8,1920-21,rev.1927)より「前奏曲」
(5)歌劇『死者の家から』より(JWI/8,1920-21,rev.1927)より第3幕「終曲」
【宗教的ルーツ】
(6)前奏曲ト短調(JWVIII/2,1875)
(7)混声合唱のためのモテット『入祭唱』(JWII/9,1875-79)
(8)混声合唱とオルガンのための『ミサ曲』変ホ長調(JWIX/5,1908,未完)より第1曲「キリエ」
(9)組曲『草かげの小径にて』(JWVIII/17,1900-1911)より第4曲「フリーデクの聖母マリア」
(10)歌劇『イェヌーファ』(JWI/4,1894-1903)より第2幕第6場「お母さん、頭が重いの」
(11)混声合唱とオーケストラのための『永遠の福音』(JWI/8,1920-21,rev.1927)より第3曲「コン・モート」(抜粋)
(12)『主よ、私たちを憐れんで下さい』(JWIII/5,1896)
(13)『グラゴル・ミサ』(JWIII/9,1926,rev.1927)(全曲)
■CD1
(1)ペトル・ユリーチェク(T)、ブルノ国立POブルノ国立フィルハーモニーcho、レオシュ・スワロフスキー(指)
録音:1996年ブルノ・スタジオ【ステレオ】
(2)プラハ・フィルハーモニーcho、ヨゼフ・ハーラ(P)、ヤン・キューン(指)
録音:1957年ドモヴィナ・スタジオ【モノラル】
(3)ブルノ国立PO、フランティシェク・イーレク(指)
録音:1991年ブルノ・スタジオ【ステレオ】
(4)テオドル・シュルバシュ(Br)、リブシェ・ドマニーンスカー(S)、アルフレート・ホレチェク(P)
録音:1958年ドモヴィナ・スタジオ【モノラル】
(5)ベノ・ブラフト(T)、アルフレート・ホレチェク(P)
録音:1962年ドモヴィナ・スタジオ【モノラル】
(6)イェヌーファ:ガブリエラ・ベニャチコヴァー(S)、バレナ:ツェツィリエ・ストラーダロヴァー(S)、村長:ヴァーツラフ・ハリーシュ(T)、ラツァ:ヴィレーム・プジビル(T)、ブリヤ家のおばあさん:アンナ・バロヴァー(A)、ブルノ国立ヤナーチェク歌劇場O、ブルノ国立ヤナーチェク歌劇場cho、フランティシェク・イーレク(指)
録音:1978年ヤナーチェク歌劇場【ステレオ】
(7)女狐ビストロウシュカ:マグダレーナ・ハヨーショヴァー(S)、雄狐ズラトフシュビテーク:ガブリエラ・ベニャチコヴァー(S)、キューン児童cho、イジー・フヴァーラ(合唱指揮)、チェコPO、ヴァーツラフ・ノイマン(指)
録音:1980年ルドルフィヌム【ステレオ】
(8)チェコ共和国警察隊バンド、ミロスラフ・ハンザル(指)
録音:2004年チェコ放送内スタジオ【ステレオ】
(9)ヨゼフ・パーレニーチェク(P)
録音:1951年ドモヴィナ・スタジオ【モノラル】
(10)7万年(JWVIII/19,1909,rev.1912)
モラヴィア・ティーチャーズ協会cho、ヤン・ショウパル(合唱指揮)
録音:1953年ドモヴィナ・スタジオ【モノラル】
(11)ケドルタ:ヤロスラヴァ・ドブラー(A)、ペツシーク:イヴォ・ジーデク(T)、プラハ国立歌劇場O、プラハ国立歌劇場cho、ヴァーツラフ・ノイマン(指)
録音:1962年ドモヴィナ・スタジオ【ステレオ】
(12)モラヴィア・ティーチャーズ協会cho、アントニーン・トゥチャプスキー(合唱指揮)
録音:1969年聖モリッツ教会(クロムニェジーシュ)【ステレオ】
(13)オタカル・ホルマン(P)、チェコ・フィルハーモニー管楽アンサンブル、ヤルミル・ブルクハウザー(指)
録音:1956年ドモヴィナ・スタジオ【モノラル】
(14)ブルノ国立PO、ブルジェティスラフ・バカラ(指)録音:1958年ブルノ・スタジオ【モノラル】
(15)チェコPO、サー・チャールズ・マッケラス(指)
録音:2002年ルドルフィヌム【ステレオ】
■CD2
(1)ブルノ国立フィルハーモニーcho、ヨゼフ・ヴェセルカ(指)
録音:1977年ルドルフィヌム【ステレオ】
(2)プラハ管楽五重奏団【ルドルフ・ヘルトル(Fl)、ヴァーツラフ・スメターチェク(Ob)、ヴラディミール・ジーハ(Cl)、ヨゼフ・シュヴァルツ(Hrn)、カレル・ビドロ(Fg)、アイロス・リビーン(バス・クラリネット)】
録音:1954年ドモヴィナ・スタジオ【モノラル】
(3)ヨゼフ・バールカ(T)、モラヴィア・ティーチャーズcho(女声)、モラヴィア合唱アンサンブル、ブルジェティスラフ・バカラ(指)
録音:1954年チェコ放送内スタジオ【モノラル】
(4)ヤン・バルトシュ(P)
録音:2019年マルティヌー・ホール【ステレオ】
(5)チェコ室内O、ブルジェティスラフ・ノヴォトニー(指)
録音:1986年ルドルフィヌム【ステレオ】
(6)イェヌーファ:リブシェ・ドマニーンスカー(S)、コステルニチカ:ナジェジダ・クニプロヴァー(S)、プラハ国立歌劇場O、ボフミル・グレゴル(指)
録音:1969年ジョフィン【ステレオ】
(7) ラドスラフ・クヴァピル(P)
録音:1969年ルドルフィヌム【ステレオ】
(8)イヴォ・ジーデク(T)、ヤン・パネンカ(P)、チェコ放送cho、ヤン・カサル(合唱指揮)
録音:1958年ドモヴィナ・スタジオ【モノラル】
(9)スダ博士:ヴラディミール・クレイチーク(T)、第1夫人:インドラ・ポコルナー(S)、第2夫人:ヤルミラ・クラートカー(S)、スタラー・スロヴェンカ:ダニエラ・スルヨヴァー(A)、パニー・マヨロヴァー:ズデンカ・カレニノヴァー(S)、子供:ミレナ・イールコヴァー(S)、ブルノ国立ヤナーチェク歌劇場O、ブルノ国立ヤナーチェク歌劇場cho、フランティシェク・イーレク(指)
録音:1976年ブルノ・スタジオ【ステレオ】
(10)ヨゼフ・パーレニーチェク(P)
録音:1972年ルドルフィヌム【ステレオ】
(11)ヨゼフ・パーレニーチェク(P)
録音:1972年ルドルフィヌム【ステレオ】
(12カーチャ:ドラホミーラ・ティカロヴァー(S)、ヴァルヴァラ:イヴァナ・ミクソヴァー(Ms)、プラハ国立歌劇場O、ヤロスラフ・クロムホルツ(指)
録音:1959年ドモヴィナ・スタジオ【ステレオ】
(13)プラハSO、イルジー・ビエロフラーヴェク(指)
録音:1999年スメタナ・ホール【ステレオ】
(14)ヨゼフ・パーレニーチェク(P)、ヴァーツラフ・コロウチ(Vn)、イジー・バクサ(Vn)、ヤロスラフ・モトリーク(Va)、ズデニェク・クレシュ(Cl)、カレル・ドロウヒー(Cl)、ヴラディミール・クバート(Hrn)、カレル・ヴァツェク(Fg)
録音:1961年ルドルフィヌム【ステレオ】
(15)森番:ズデニェク・クロウパ(Bs)、蛙:リブシェ・ドマニーンスカー(S)、ブルノ国立ヤナーチェク歌劇場O、ボフミール・リシュカ(指)
録音:1954年ブルノ・スタジオ【モノラル】
■CD3
(1))ブルノPO、ヤクブ・フルシャ(指)
録音:2008年ブルノ・スタジオ【ステレオ】
(2)モラヴィア・ティーチャーズ女声cho、ヨゼフ・ヴェセルカ(指)
録音:1954年ドモヴィナ・スタジオ【モノラル】
(3)ブルノPO、フランティシェク・イーレク(指)
録音:1991年ブルノ・スタジオ【ステレオ】
(4)ヨゼフ・スーク(Vn)、ヤン・パネンカ(P)
録音:1975年ドモヴィナ・スタジオ【ステレオ】
(5)ブルノPO、イジー・ヴァルトハウス(指)
録音:1966年ルドルフィヌム【ステレオ】
(6)コステルニチカ:マルタ・クラーソヴァー(S)、プラハ歌劇場O、ヤロスラフ・ヴォゲル(指)
録音:1952年ルドルフィヌム【モノラル】
(7)ミーラ:リブシェ・ドマニーンスカー(S)、ジヴニー:ヤロスラフ・ウルリチ(T)、ブルノRSO、ブルジェティスラフ・バカラ(指)
録音:1954年ブルノ・スタジオ【モノラル】
(8)レオ・マルティン・ヴォディチュカ(T)、イトカ・ツェルハウオヴァー(A)、ラドスラフ・クヴァピル(P)、プラハ・フィルハーモニーcho(女声)、パヴェル・キューン(合唱指揮)
録音:1994年マルティーネク・スタジオ【ステレオ】
(9)カーチャ:ドラホミーラ・ティカロヴァー(S)、ボリス:ベノ・ブラフト(T)、ヴァルヴァラ:イヴァナ・ミクソヴァー(Ms)、プラハ歌劇場O、ヤロスラフ・クロムホルツ(指)
録音:1959年ドモヴィナ・スタジオ【ステレオ】
(10)チェコPO、ヴァーツラフ・ターリヒ(指)
録音:1954年ルドルフィヌム【モノラル】
(11)エミリア・マルティ:リブシェ・プリロヴァー(S)、クリスティナ:ヘレナ・タッテルムシュコヴァー(S)、アルベルト・グレゴ:イヴォ・ジーデク(T)、コレナティー博士:カレル・ベルマン(Bs)、ヴィーテク:ルドルフ・ヴォナーセク(T)、ヤロスラフ・プルス:プシェミスル・コチー(Br)、プラハ歌劇場O、プラハ歌劇場cho、ボフミル・グレゴル(指)
録音:1966年ドモヴィナ・スタジオ【ステレオ】
(12)パヴェル・ハース四重奏団【ヴェロニカ・ヤルーシコヴァー(Vn1)、カテジナ・ゲンロトヴァー(Vn2)、パヴェル・ニクル(Va)、ペテル・ヤルーシェク(Vc)】
録音:2007年ドモヴィナ・スタジオ【ステレオ】
(13)ヤナ・ヨナーショヴァー(S)、ヤナーチェクPO、オタカル・トルフリーク(指)
録音:1985年文化の家、ハヴィージョフ【ステレオ】
(14)マリアン・ラプシャンスキー(P)
録音:1995年マルティヌー・ホール【ステレオ】
■CD4
(1)フランティシェク・スメタナ(Vc)、イジー・フビチュカ(P)
録音:1957年ドモヴィナ・スタジオ【モノラル】
(2)ヤナーチェク四重奏団【イジー・トラーヴニーチェク(Vn1)、アドルフ・シーコラ(Vn2)、イジー・クラトチヴィール(Va)、カレル・クラフカ(Vc)】
録音:1957年ドモヴィナ・スタジオ【モノラル】
(3)チェコPO、カレル・アンチェル(指)
録音:1961年ルドルフィヌム【ステレオ】
(4)チェコPO、サー・チャールズ・マッケラス(指)
録音:1997年ルドルフィヌム【ステレオ】
(5)アリイエイヤ:ヘレナ・タッテルムスホヴァー(S)、ゴンチャロフ:ヴァーツラフ・ベドナージュ(Br)、司令官:ヤロスラフ・ホラーチェク(Bs)、プラハ歌劇場O、プラハ歌劇場cho、ミラン・マリー(合唱指揮)、ボフミル・グレゴル(指)
録音:1964年ドモヴィナ・スタジオ【ステレオ】
(6)ミロスラフ・ブチェク(Org)
録音:1978年ルドルフィヌム【ステレオ】
(7)プラハ室内cho、ロマン・ヴァーレク(指)
録音:1998年マルティヌー・ホール【ステレオ】
(8)ヨゼフ・クシカ(Org)、プラハ室内cho、ロマン・ヴァーレク(指)
録音:1998年マルティヌー・ホール【ステレオ】
(9)イリヤ・フルニーク(P)
録音:1953年ドモヴィナ・スタジオ【モノラル】
(10)イェヌーファ:ガブリエラ・ベニャチコヴァー(S)、ブルノ国立ヤナーチェク歌劇場O、フランティシェク・イーレク(指)
録音:1978年ヤナーチェク歌劇場【ステレオ】
(11)ベノ・ブラフト(T)、プラハ・フィルハーモニーcho、ヨゼフ・ヴェセルカ(指)
録音:1965年ルドルフィヌム【ステレオ】
(12ヴラスタ・ムレインコヴァー(S)、リブシェ・マーロヴァー(A)、ミロスラフ・フリドレヴィチ(T)、カレル・ハヌシュ(Bs)、エヴァ・フランコヴァー(Org)、レナタ・コダドヴァー(Hp)、ザ・ブラス・アンサンブル、キューン混声cho、パヴェル・キューン(指)
録音:1972年ルドルフィヌム【ステレオ】
(13)リブシェ・ドマニーンスカー(S)、ヴィエラ・ソウクポヴァー(A)、ベノ・ブラフト(T)、エドゥアルト・ハーケン(Bs)、ヤロスラフ・ヴォドラージュカ(Org)、プラハ・フィルハーモニーcho、ヨゼフ・ヴェセルカ(合唱指揮)、チェコPO、カレル・アンチェル(指)
録音:1963年ルドルフィヌム【ステレオ】
アントニーン・ドヴォルザークの愛の数々』(SU-4302)が大ヒットとなったコンピレーション・アルバム。当アルバムは、BBCラジオの名プロデューサーでチェ コの音楽を愛するパトリック・ランバートが、スプラフォン・レーベル誇る膨大な音源から歴史的名演を選曲したもので、欧米で非常に高い評価を得ております。 期待の続編は、モラヴィアの国民主義を代表する作曲家レオシュ・ヤナーチェクです。ヤナーチェクは今年(2023年)に歿後95年を迎えました。
ヤナーチェクの人生を4枚に収めたアルバム『レオシュ・ヤナーチェクの情熱の数々』では8つのカテゴリー(「民俗的伝統」「チェコの場合-政治と愛国心」「家 族」「生活と自然」「アントニーン・ドヴォルザークとの友情」「女性」「ロシア文学」「宗教的ルーツ」)に分けられ、ヤナーチェクの人生の様々な局面での感情を個 性的な音楽であらわしていることが、このアルバムを通じてよくわかる構成となっております。
収録作品はシンフォニエッタ、『グラゴル・ミサ』、組曲『草かげの小径にて』、歌劇『イェヌーファ』、などヤナーチェクの代表作はもちろんのこと、合唱曲『7万 年』や『チェコ軍勢』、交響詩『ドナウ川』、オルガンのための『前奏曲』、未完の『ミサ曲』などを収録しております。演奏はスプラフォン・レーベルが誇る膨大な アーカイヴから優れたものだけを集め、現在廃盤の音源も多いだけに注目に値するコンピレーションです。ブックレットにはヤナーチェクの貴重な写真も掲載してお ります。 (Ki)

MDG
MDG-95222406
(1SACD)
カリンニコフ:オーケストラ曲集
交響的絵画「西洋杉と棕櫚」(1897/8)
交響曲第1番ト短調(1894/5)
弦楽セレナード(1891)
間奏曲第1番嬰ヘ短調(1896)
間奏曲第2番ト長調(1897)
ミケル・キュトソン(指)
ニーダーラインSO

録音:2021年6月22-25日メンヒェングラートバッハ劇場
カリンニコフは才能に恵まれながら、肺結核のため35歳で夭折した薄幸の天才。その才能と輝きを凝集したのが交響曲第1番で、奇跡的な魅力作となっていま す。その待望の最新録音。MDGならではの高音質録音で、通常あまり聴こえない第1楽章再現部のハープが息をのむ美しさで聴こえます。
カリンニコフは短命だったのと生活に追われ作曲に集中できなかったため作品は多くありませんが、ここでは主要なオーケストラ曲をたっぷり楽しめます。弦楽セ レナードの節度ある歌心、2篇の間奏曲での生命力あふれる推進性まで彼の才能を再認識させられます。
1971年エストニア出身の指揮者ミケル・キュトソンは歌劇指揮者として定評が高いですが、2012年からニーダーラインSOの指揮者を務めています。 ニーダーラインSOはマーラーの交響曲第3番を世界初演したクレーフェルト市立Oを前身とする団体。ドイツ風の重厚な音色が特徴です。 (Ki)

ONDINE
ODE-1425(1CD)
NX-B07
レスピーギ:ローマ三部作
ローマの噴水(1916)
ローマの祭り(1928)
ローマの松(1924)
RAI国立SO
ロバート・トレヴィーノ(指)

録音:2022年11月24-26日
衝撃的なベートーヴェン交響曲全集の次はラヴェルの2枚のアルバムで聴き手を震撼させ、続くラウタヴァーラとアメリカ作品集で新たな側面を見せた指揮者 ロバート・トレヴィーノ。2017/18シーズンからバスク国立管の音楽監督を務め、2021/22シーズンからはRAI国立SOの首席客演指揮者も兼務し ています。 RAI国立響はローマ、トリノ、ミラノ、ナポリにあったRAISOを1994年に統合して発足したオーケストラで、当盤はトレヴィーノとの記念すべき初録音。 選ばれたのはレスピーギの通称「ローマ三部作」。2022年11月23日のコンサートで練り上げた演奏を披露した後、3日間のセッション録音を組んで入念に 収録したアルバムです。1913年、ローマに職を得たレスピーギが訪れたローマ各地の名所から受けたインスピレーションと、その土地の歴史や自然を織り込んだこの3つの交響詩 は、師の一人リムスキー=コルサコフ譲りの見事な管弦楽法が花開いた彼の代表作。三部作の中で最初に作曲され、洗練された管弦楽法の繊細な部 分を最も堪能できる「ローマの噴水」、大編成のオーケストラと多彩な打楽器群による絢爛豪華な音絵巻を繰り広げつつ、マンドリンを導入したセレナーデも 盛り込んだ「ローマの祭り」、 同じく大編成のオーケストラと舞台裏のトランペット、録音された夜鳴きウグイスの声までが用いられた人気作「ローマの松」。こ れらをトレヴィーノとRAI国立響が深い共感を持って、熱く鮮やかに描いています。なおレスピーギがサクソルン族の金管楽器を想定して書いた「アッピア街道 の松」のバンダは、通常ではトランペットやトロンボーンで代用されることが多いのですが、ここではフリューゲルホーン(トランペット持ち替え)、ワーグナーチュー バ、ユーフォニアムが用いられており、特に全体を包むようなユーフォニアムの響きは、この演奏を特徴づけるものとなっています。

CPO
CPO-555554(1CD)
NX-B10
エミーリエ・マイヤー(1812-1883):序曲集/ピアノ協奏曲
序曲 ニ短調
序曲第3番ハ長調
序曲第2番ニ長調
序曲「ファウスト」 ロ短調 Op.46
ピアノ協奏曲 変ロ長調
トビアス・コッホ(フォルテピアノ)
使用楽器…ユリウス・ブリュートナー1859年製
ケルン・アカデミー(古楽器使用)
ミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンズ(指)

録音:2022年4月27-29日
ドイツ初期ロマン派時代の作曲家エミーリエ(エミリーとも)・マイヤー。薬剤師の父を持つ裕福な家庭に生まれ、 幼い頃から音楽教育を受けました。28歳の時に父を失った彼女は生活のために拠点をシュチェチン(現ポーラン ド領)に移し、高名な作曲家レーヴェに教えを請います。以降、作曲に励み、8曲の交響曲や歌劇を含む多くの 作品を生み出しました。 このアルバムには1850年に初演され人気を博した3つの演奏会用序曲と、1880年に作曲された序曲「ファウス ト」、そして彼女の唯一の協奏曲と考えられるピアノ協奏曲を収録。なかでも晩年の作品である序曲「ファウスト」 はソナタ形式を用いながらも、見事なストーリー展開を感じさせ、ベルリンでの初演は大成功を収め、ファニー・メン デルスゾーンやクララ・シューマンと並ぶ優れた女性作曲家としての評価を得ました。また「ピアノ協奏曲 変ロ長 調」は古典派の様式を守った端正な作品。ここでトビアス・コッホはマイヤー存命中の1859年に制作された楽器 を演奏。当時の響きを再現しています。

EM Records
EMRCD-080(1CD)
大酒飲みと乳絞りの娘〜ピーター・ウォーロック:管弦楽作品集
As Ever I Saw/古い歌/ミスター・ベロックの空想/ストラットン船長の空想/セレナーデ/乳絞りの娘/Adam Lay Ybounden/Little Trotty Wagtail/鳥たち/田舎者/Yarmouth Fair/悲しみの子守唄/ワン・モア・リヴァー/大酒飲み/カプリオール組曲/悲歌/プリティ・リング・タイム/初めての慈悲/カップを満たせ、フィリップ/ハンブルドンのクリケット選手たち/初めての慈悲/合唱と管弦楽のための3つのキャロル
BBCコンサート・オーケストラ、
BBCシンガーズ、デイヴィッド・ヒル(指)、
ネイディーン・ベンジャミン(S)、
ベン・マカティア(Br)
近代・現代イギリスの知られざる作品や新作を続々と送り出しているthe English Music Festivalの自主レーベル「EM Records」から、20世紀前半イギリスの作曲家ピーター・ウォーロックのオーケストラを伴う作品をすべて収録した、貴重な管弦楽作品集がリリース! このアルバムには17曲の世界初録音作品も含まれており、有名な「カプリオール組曲」などの管弦楽作品の他、声楽作品の管弦楽伴奏版なども収録されています。当時ウォーロックの歌曲のうち少なくとも10曲については、他のオーケストレーターによる管弦楽伴奏版の出版が許可されていましたが、ピーター・ウォーロック協会の最近の研究によって発見されるまで、これらはすべて未出版のままでした。
ほとんどが1920年代に作曲された作品で、酒場で歌われるようなものから、感傷的な作品、民謡や古い音楽から影響を受けたものまで、幅広い作風をカバーしているウォーロックの知られざるオーケストラ作品集。近代英国音楽ファン必聴・必携の注目盤です。

Danacord
DACOC-D-928(2CDR)
トマス・イェンセンの遺産 第18集
(1)ブラームス:悲劇的序曲、運命の歌 *
(2)ブラームス:アルト・ラプソディ **
(3)ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲
(4)チャイコフスキー:弦楽セレナード 〜第2楽章***
(5)チャイコフスキー:交響曲第5番〜第2楽章***
(6)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番†
(7)チャイコフスキー:組曲「くるみ割り人形」
 序曲「1812年」
トマス・イェンセン(指)、
デンマークRSO、
王立デンマークO***、
デンマーク放送cho*、
グアリ・プレスナー(A)**、
デンマーク放送男声cho**、
ゲーオウ・ヴァーシャーヘリ(P)†

(1)録音:1961年10月19日(ライヴ放送)
(2)録音:1963年9月8日(ライヴ放送)
(3)録音:1962年6月4日(ライヴ放送)
(4)録音:1945年1月(スタジオ録音)
(5)録音:1945年1月(スタジオ録音)
(6)録音:1961年10月19日(ライヴ放送)
(7)録音:1962年3月11日(ライヴ放送)
トマス・イェンセンの遺産シリーズ第18集には、ブラームス中期の傑作とされる4曲、「悲劇的序曲」、「ハイドンの主題による変奏曲」、混声合唱と管弦楽のための「運命の歌」、アルト・ソロと男声合唱をともなう「アルト・ラプソディ」がライブ放送の録音で収められています。
ゲーオウ・ヴァーシャーヘリがソロを弾いた、ベートーヴェンの「ピアノ協奏曲第4番」は推進力ある演奏です。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。


Treasures
TRE-301(1CDR)
厳選!赤盤名演集Vol.13〜デルヴォー〜序曲&バレエ音楽集
ニコライ:ウィンザーの陽気な女房たち」序曲
ロッシーニ:「セヴィリアの理髪師」序曲
ボワエルデュー:「バグダッドの太守」序曲
スッペ:「軽騎兵」序曲
グノー:歌劇「ファウスト」〜バレエ音楽*
ドリーブ:バレエ音楽「コッペリア」〜[前奏曲とマズルカ/バラード/主題と変奏/ワルツ/ハンガリー舞曲]**
 バレエ音楽「シルヴィア」〜[狩りの女神たち/間奏曲/緩やかなワルツ/ピチカート/バッカスの行進]#
ピエール・デルヴォー(指)
コロンヌO

録音:1958年、1958年7月16&17日*、20&23日**、17&18日#(全てモノラル)
※音源:東芝 HC-1037、XLP-1008*,**,#
◎収録時間:77:45
デルヴォーの粋な棒裁きで浮き彫りとなる作品の未知なる魅力!
■音源について
状態の良い「東芝の赤盤」の音の素晴らしさを堪能するシリーズ。英国EMIから技術者を招いて始動し、英仏メタルを用いてプレスしていた当時の川口工場(1955年発足)の高い技術の一端を知ることができます。なお、フランスはステレオ録音への移行が遅かったため、ここに収録した曲もステレオ盤は存在しません。
★「他の表現などあってたまるか!」と言わんばかりの強い信念を感じさせる、デルヴォーの魅力をとことん堪能できる一枚。
 「セヴィリアの理髪師」は、最後の追い込みで力任せにならず軽みを保守するセンスに感服しきり。「バグダッドの太守」は、序奏のシルキーな美しさからしなやかに滑り込む主部のキラキラした色彩の楽しいこと!第2主題の歌いまわしの媚びないダンディーも魅力。これら2曲は、デルヴォーに期待するものを全て実現してくれた名演と言えますが、以下の2曲はそれ以上のインパクトを与える世紀の名演と呼びたい逸品!
 「ウィンザーの陽気な女房たち」は、序奏の上品な香気からイチコロ。クナやケンペが描く世界とは別次元の幻想的な空気が一気に拡散。しかも、主部冒頭のリズムがこんなチャーミングに弾まれたら、他のどんな演奏もお手上げでしょう。第2主題は洗練美の極地!テンポを落とすこともポルタメントも寄せ付けないカラッとしたフレージングから引き出される雰囲気は、ニコライ本人の想定も超えているかも知れません。6:41のギアチェンジも、粘着性皆無の痛快さ!「軽騎兵」は、通俗小曲の代表格のような曲ですが、まずそのイメージが吹き飛びます。マーチ主題がいかにもフランス趣味の洒落た雰囲気を湛えているもの新鮮ですが、何と言っても聴きものは、類例のないほど熱い魂を投入した中間部主題。ほとんどの演奏がもたつく冒頭ファンファーレの再現(6:38〜)のシャキッとした推進ぶりもあっぱれです。
 十八番のバレエ音楽も文句の付けようのない絶品揃い。バレエの舞台を彷彿とさせる雰囲気作りに長けた指揮者は多いものの、シンフォニックなスケール感と色彩感、躍動感までを兼ね備えた演奏となると、いわゆる「バレエ指揮者」では物足りない場合もあります。デルヴォーはまずその心配が無用。加えて、手兵のコロンヌ管がシェフの棒さばきに心から心酔して食らいついているのが分かるほど、音の凝縮力が尋常ではありません。
 「コッペリア」は、“前奏曲”からあらゆる音楽的要素を総動員したような味わいが横溢。アンセルメやアーヴィングにはない牽引力にただただ身を委ねるしかありません。有名な“ワルツ”のゴージャスさも心躍ります。
 「シルヴィア」の“女神たち”〜“間奏曲”の想像を超える色彩の豊かさを目の当たりにすると、ヴィブラートの効いたホルンをはじめとするかつてのフランスのローカル色ふんだんに湛えた音色の魅力に適うものはないことを痛感するばかりです。“ピチカート”の艶に彩られたウィットが感じられる演奏は滅多になく、最後の“バッカスの行進”のスケール感とニュアンスの多彩さも然りです。
 デルヴォーの男気溢れる表現センスがなければ見過していたであろうニュアンスが次々と飛び出すことを考えると、デルヴォーの指揮者としての評価はあまりにも低すぎると言わざるを得ません。【2023年7月・湧々堂】

FARAO
B-108115(1CD)
イベール::チェロと管楽器のための協奏曲
エミール・ハートマン(1836-1898):セレナード Op.43(Fl, Ob, 2Cl,2Bn,2Hn, Cb)
ドヴォルザーク:セレナード Op.44 (木管楽器, Vc, Cb)
アンサンブル・アラベスク
エマニュエル・ベルトラン(Vc)

録音:2021年12月/ハンブルク、ライスハレ
独仏の腕利き管楽奏者で構成されるアンサンブル・アラベスク。これまでもあまり録音のないレパートリーを質の高い演奏で聴かせてきた彼ら、FARAO CLASSICSから4枚目のアルバムが登場。今作ではセレナードをテーマに、有名なドヴォルザーク、デンマークの作曲家エミール・ハートマン、そして室内セレナー ド的な音楽性を持つイベールの協奏曲を取り上げています。チェロ独奏にはHARMONIA MUNDI等でも活躍するフランスの名手エマニュエル・ベルトランが参 加。もともと共演歴もあり息の合った演奏を繰り広げています。 (Ki)

Aulicus Classics
ALC-0093(1CD)
パオロ・ヴィヴァルディ(b.1964):「実在しない騎士の夢」 〜ファゴットと管弦楽のための組曲
交響詩「人生の詩人パゾリーニ」
パオロ・ヴィヴァルディ(指)
トスカーナORTO
パオロ・カルリーニ(Fg)

録音:2022年10月3、4日フィレンツェ、ヴ
ェルディ劇場
パオロ・ヴィヴァルディはイタリアの映画音楽の作曲家。ローマの聖チェチーリア音楽院で学 んだ後、映画、テレビの世界で劇音楽の作曲に携わる。おびただしい数の映画、テレビ・ドラマ の音楽を手掛けているが、日本で知られているものは少ない。このアルバムはクラシックの演奏 会用の作品でファゴットと管弦楽のために書かれたものと交響詩が収められています。映画、テレ ビの手馴れた仕事ぶりが生かされてか、いずれも親しみ易く、楽しめる内容です。どことなく久 石譲や坂本龍一を思わせる和声進行もあって微笑ましい。

DACAPO
MAR-8.224750(1CD)
NX-B08
ロンビとその時代の響き
ハンス・クリスチャン・ロンビ(1810-1870):シャンパン・ギャロップ Op.14(1845)
 アンダンテ・カンタービレとタランテッラ(1843)*
ランナー:ワルツ「モーツァルト党」 Op.196(1842)
J・シュトラウス:シャンパン=ワルツ Op.14(1828)
ロンビ:チボリ島の古き神々からのこだま(1844)
カール・ミカエル・ベルマン(1740?1795):ワルツ「銀婚式 」(1840)(ロンビ編)*
ロンビ:ユールゴーデンのベルマンの祝宴(1844)*
 フィガロ・ワルツ(1841)*
 ポルカ「Tivoli Bazaar Tsching-Tsching」(1843)
コンチェルト・コペンハーゲン(古楽器使用)
ラース・ウルリク・モルテンセン(指)

録音:2022年11月13-16日
*…世界初録音
北欧管弦楽の定番名曲の一つ「シャンパン・ギャロップ」の作曲家ロンビと彼が模範とした人たちの作品をピリオド楽器で演奏した興味深い一枚。指揮はあ のモルテンセン! ウィーンでヨーゼフ・ランナーやヨハン・シュトラウス1世の音楽に触れ感銘を受けたハンス・クリスチャン・ロンビは、1843年に母国デンマークに大遊園地「チボリ 公園」がオープンすると楽長兼専属作曲家に就任し、自らヴァイオリンを演奏しながら楽団を指揮するスタイルと軽やかで美しい音楽が大人気を博して、 「北国のヨハン・シュトラウス」と呼ばれました。 このディスクは、ロンビならではの楽しいダンス系の音楽と彼がモデルとした作曲家たちの作品を古楽器で収録。バロック音楽の分野で名高いチェンバロ奏 者・指揮者のラース・ウルリク・モルテンセンと彼のアンサンブル、コンチェルト・コペンハーゲンが楽譜や文献を通じて当時の楽器や奏法等を研究し、「1840 年代のサウンド」の再現を目指しました。オーケストラは弦3/2/2/2/2と13の管楽器、そして多彩な打楽器、曲によってはギターも加えた当時の編成を踏 襲しています。躍動感のある音楽が透明感のある音色で楽しめます。 北欧では、中世からバロックにかけての歴史的な資料も多く、それらを踏まえた演奏実践が浸透していますが、ロマン派以後の作品における古楽的アプロー チの実践は珍しく、しかも指揮がモルテンセンとあって、注目の一枚です。


Spectrum Sound
CDSMBA-144(1CD)
ベートーヴェン:「エグモント」序曲*
ウェーベルン:パッサカリア Op.1
シューベルト(レイボヴィッツ編):グラン・デュオ(大二重奏曲) D.812Op.140
ルネ・レイボヴィッツ(指)、
パリRSO*
フランス国立放送O

録音:1958年1月11日サル・エラール(RTF放送用録音)【モノラル】*
1966年6月17日パリ放送局内104スタジオ【ステレオ】
積極的なリリースが続いているスペクトラム・サウンド。当アルバムはフランス国立視聴覚研究所(INA)保有音源からの復刻で、1958年1月11日演奏のベー トーヴェンの「エグモント」序曲、1966年6月17日演奏のウェーベルンの「パッサカリア」とシューベルト(レイボヴィッツ編)の「グラン・デュオ」を収録してお ります。
ワルシャワに生まれ、亡命先のフランスを拠点に活躍した指揮者レイボヴィッツ。ウェーベルンに作曲を学んだこともあり、新ウィーン楽派の作品を積極的に演奏 し、同時代を生きた作曲家への貢献度も高い指揮者です。
シューベルトの「グラン・デュオ(大二重奏曲)」は、作品の原曲は4手のためのピアノ・ソナタで4楽章構成の大作。この作品に交響的な性格を見出したシュー マンが高く評価し、その後ブラームスがヨーゼフ・ヨアヒムに管弦楽版を編曲するようにすすめ、1855年にヨアヒム編の管弦楽版が生まれました。ここではヨアヒ ム版ではなくレイボヴィッツ編曲版で演奏。作曲家の師ウェーベルンの「パッサカリア」とレイボヴィッツ自ら編曲したシューベルトの「グラン・デュオ」を組み合わ せた意欲的なプログラムを聴くことができます。 (Ki)
※このレーベルは、初発売後早期に廃盤となる可能性が高いです。お早めにご注文下をおすすめします。

H.M.F
HMM-905373(1CD)
バッカナール〜サン=サーンスと地中海
1-3. サン=サーンス:バレエ音楽「パリザティス」
4. IDIR(1945-2020):A vava Inouva(歌、チェロとハープ)
5. サン=サーンス:タランテラ op.6(フルート、クラリネットとオーケストラ)
6. ラシド・ブライム=ディジェルール(b.1964):ホタ・アラゴネーゼへの序曲
7. サン=サーンス:ホタ・アラゴネーゼ op.64
8. イスティクバール・メズムムによる即興演奏
9. サン=サーンス:あなたの声に私の心は開く(Vcと管弦楽版)
10. バッカナールのダンス
11. サン=サーンス:アルジェリア組曲 op.64より第1曲 前奏曲「アルジェの街」
12. イスティクバール・ジダンによる即興
13. インキレブ:Yababi el Hosn
14. サン=サーンス:アルジェリア組曲 op.64より第2曲 ムーア風狂詩曲
15. 即興
16. Leyla
17. サン=サーンス:アルジェリア組曲 op.64より第3曲 夕べの夢想
18. 即興
19. フランシスコ・サルバドール=ダニエル(1831-1871):チュニスのモレスクの歌
ザイア・ジウアニ(指)
オルケストル・ディヴェルティメント
フェットゥマ・ジウアニ(Vc)
シルヴィア・カレッドゥ(Fl)
パトリック・メッシーナ(Cl)
ステファヌ=フランス・レジェ(Hp)
アンサンブル・アメディエ(音楽監督:ラシド・ブライム・ディジェルール)

録音:2022年11月
チェリビダッケからも認められた指揮者、ジウアニによるフランスと地中海の音楽のつながりを見つめるプロジェクト!2023年1月、ジウアニの伝記的映画がフ ランスを中心に公開され、大きな話題となっています。
大の旅行好きで、特に地中海沿岸の国々によく旅したサン=サーンス。アルジェリアへは18回、ほかにもエジプト、イタリア、スペインにも足を伸ばしました。「サ ムソンとデリラ」の「バッカナール」、「アルジェリア組曲」、エジプトへの旅に触発された「パリサティス」のアバレエ音楽など、旅の影響を受けて書かれた作品は 多数にのぼります。このアルバムは、アルジェリアに重きを置いて選曲されています。「アルジェリア組曲」の3つの楽章は、アリジェリアの伝統音楽や古典音楽と ならんでプログラムされ、その関連性がよくわかるようになっています。
指揮のザイア・ジウアニは1978年、アルジェリア人の両親のもとパリに生まれます。音楽好きな両親のおかげで幼いころからクラシック音楽に親しみ、中でも 次第に指揮に興味を持つようになります。16歳の時、パリで開かれていたチェリビダッケのマスタークラスを熱心に受講していました。チェリビダッケの側近に認 められ、アシスタントの一人として指揮をしたその日にチェリビダッケに会うことが許され、その後1年半にわたってチェリビダッケの指導を受けました。チェリビ ダッケは彼女に、当時、女性が指揮者として成功することは難しい時代だったけれども、彼女なら絶対にできると励ましてくれたといいます。1998年、ディヴェル ティメント・シンフォニー・オーケストラを設立。いまやその存在感はフランス内外でも広く知られる存在となっています。2007年、アルジェリア国立SOの 初の客演指揮者に就任。2023年1月にフランスを中心に彼女の伝記的映画が公開されるなど、ヨーロッパでの注目が非常に高まっています。
ディヴェルティメントの首席チェロ奏者でザイアの双子の姉妹でもあるフェットゥマ・ジウアニ、2021年にフランス国立管の首席フルート奏者に就任したシルヴィ ア・カレッドゥ、フランス屈指のクラリネット奏者パトリック・メッシーナ、ディヴェルティメント創立以来ハープ奏者を務めるステファヌ=フランス・レジェがソロも 務めます。さらに伝統楽器と歌のアンサンブル・アメディエが加わり、ヴァイオリンと歌のラシド・ブライム=ディジェルール、ウードのユセフ・ザイード、カーヌーン のマハディ・ムキニーニら、多彩な奏者たちを迎えた意欲的な内容となっています。 (Ki)


Treasures
TRE-277(1CDR)
マタチッチの「シェエラザード」
ムソルグスキー(R=コルサコフ編):交響詩「禿山の一夜」
R=コルサコフ:序曲「ロシアの復活祭」*
 交響組曲「シェエラザード」#
ロヴロ・フォン・マタチッチ(指)
フィルハーモニアO*

録音1958年9月4日、9月5日*、9月1-2日#(全てステレオ)

※音源:仏TRIANON TRI-33114、TRI-33107*
◎収録時間:70:03
“マタチッチの常人離れした色彩力と心理描写力を全投入した空前の名演集!”
■音源について
英COLUMBIA盤ではなく、音抜け感が上回ると思われるフランス盤を採用しました。ジャケ写は「シェエラザード」のAngel盤。

★3曲とも究極の名演!テンポの緩急の変化に劇的効果を与え続け、そのテンポ自体には一定の重量感が宿っている点、音像の色彩が強固にイメージされている点など、R=コルサコフの曲の再現に必要な要素の全てが完備している演奏を、ステレオ初期とは思えぬ録音の良さがそれを余すことなく伝えています。
 「はげ山」は、1:16からのギア・チェンジと加速の妙は何度聴いてもゾクゾクさせられ、3:01からの畳み掛けの隙のなさ、3:17からの束の間の静寂から湧き上がる霊気も特筆もの。これだけ入念に表情を与えながら下品さがないというのは、なんというバランス感覚でしょう!魔物退散後の静けさに漂う温かみ、夜明けを伝えるクラリネット・ソロの何と感動的なことででしょう!
 「ロシアの復活祭」は、郷愁の表情と芸術的な昇華が常に同居し、色彩の幅を極限まで拡大した恐るべき名演。冒頭の管楽器のユニゾンから土臭さがたっぷり塗り込まれているのを他の演奏で感じたことがありません。この導入部でニュアンスが緩慢になる演奏が多い中、ここでもマタチッチのアンサンブルを凝縮する力が発揮され、アレグロに突入する際のキラキラ感とときめきも鮮烈な印象を残します。5:59からの「キリストは起てり」のテーマでは、その後もテンポを落とし、慈愛を持って奏でた例は他になし!明らかにこの作品の核に据えています。12:44からの艷やかな色彩も比類なし!
 名指揮者と呼ばれる人は、各音楽に対する確固たる音色イメージを持っていますが、マタチッチのそれは古今の指揮者の中でその資質がずば抜けており、フレージングには常に繊細さと大胆さが同居していることを考えると、「シェエラザード」ほど最適な作品はないでしょう。
第1楽章では、的確な絵画的描写のみならず、千変万化する心象風景も徹底的に刻印。そこから立ち昇る世界は聴き手の想像力を上回るものばかりなので、ただその凄さに酔いしれながら音楽の航海に身を委ねればよいという安心感に包まれます。第2楽章は、“王子のテーマが”最初にファゴットで登場する際は即興的な軽みを持って奏で、その後様々な楽器へ引き継ぐ中で次第にフレージングのフォルムに硬軟を与えながら王子の実像を表現するセンスに脱帽。中間部では、管楽器の巧さのみならず、4:21からのピチカートのニュアンスの入念さをお聴き逃しなく。第3楽章は、若い王子と王女の姿が、シルキーかつ官能的に浮上。中間部は舞曲の性格を全面に出す演奏がほとんどですが、マタチッチはここでも官能の空気を捨て去ることはありません。終楽章は、オケの技量とセンスの高さが不可欠であることを再認識。オケの全能力を引き出しつつ、スコアの実音化を超えた真のドラマ描いた点で、これ以上高次元に達した演奏が他にあるでしょうか?各奏者のヴィルトォーゾ的な痛快さを全面に出すだけでも愉しい楽章ですが、それだけで終わらないのがマタチッチ。例えば、埋もれがちな走句を浮き立たせる手段としては、他のパートの音量を抑えるのが通例ですが、そんな小賢しい真似をせず鉄壁のバランスを確保。しかも圧倒的な推進力も同時に遂行するのですから、これはもはや魔法でしょう。縦の線がズレては途端に興ざめとなる6:11からの速い走句も、完璧!そこから難破シーンに向けての展開はまさに手に汗握る緊張の連続。最新技術を駆使した録音の鮮烈さによるインパクトとは違う、音楽的な手応えをぜひ体感してください。ラストのヴァイオリン・ソロの持続音もパーフェクト!【2023年7月・湧々堂】

Hunnia Records
HRCD-2016(1CD)
サウンド・オヴ・ムーヴィーズ
レヴェンテ・ジェンジェシ:ファンファーレ・フォー・ザ・BDO
バーナード・ハーマン:市民ケーン
マックス・スタイナー:カサブランカ組曲
コルンゴルト:キングス・ロウ組曲
エルマー・バーンスタイン:荒野の七人
ニーノ・ロータ:道
モリコーネ:ミッション
ニーノ・ロータ:ゴッドファーザー
ハンス・ジマー:ティアーズ・オブ・ザ・サン
ジョン・ウィリアムズ:「スター・ウォーズ」 より X-ウィングのスケルツォ、「ハリー・ポッター」 より マージおばさんのワルツ
ジェームズ・ホーナー:アバター
ジョン・ウィリアムズ:「イーストウィックの魔女たち」 より 悪魔のダンス
ブダフォク・ドホナーニO、
ガーボル・ホッレルング(指)

録音:2020年7月10日-12日、クラウザール・ハウス(ブダペスト)
高音質ダウンロード販売サイト「NativeDSD」においてベストセラー・レーベルとなった実績を持つHunnia Recordsの高音質で聴く映画音楽の傑作集。主に合唱界でよく知られているハンガリーの作曲家、レヴェンテ・ジェンジェシがこのオーケストラのために作曲した華々しいファンファーレに始まり、コルンゴルト、シュタイナー、ハーマンといったハリウッド全盛期を彩った作曲家たちや、モリコーネ、ジョン・ウィリアムズのような現代の映画音楽界の巨匠たちによる作品を、ガーボル・ヴェルネル、ベーラ・バーリント、ガーボル・ベラーンによるアレンジで収録。

Chopin University Press
UMFCCD-107(1CD)
ショパン音楽大学室内O、デビュー!
ペンデレツキ:弦楽のためのシンフォニエッタ
ブリテン:イリュミナシオン Op.18
ショスタコーヴィチ:室内交響曲 Op.110a
ショパン音楽大学室内O、
ラファウ・ヤニャク(指)、
アンナ・ファリセイ(S)

録音(ライヴ):2017年5月10日、ショパン音楽大学コンサート・ホール(ワルシャワ)
ショパンが1826年から1829年まで3年間学んだことでも知られるポーランドで最も歴史のある名門音楽大学、ショパン音楽大学が誇る室内Oのデビュー・アルバムとなった2017年のライヴ録音。20世紀のポーランド音楽界を牽引したペンデレツキの作品でコンサートの幕が開き、ランボーの詩集によるブリテンの管弦楽歌曲「イリュミナシオン」、そしてモスクワ音楽院でショスタコーヴィチ本人に学んだルドルフ・バルシャイが師の弦楽四重奏曲第8番を弦楽合奏に編曲した「室内交響曲 Op.110a」というアンサンブルのポテンシャルが大いに発揮される3作品を、ライヴならではの緊張感と熱気を孕んだ演奏で聴かせてくれます。

DUX
DUX-1966(1CD)
シー・リメンバーズ〜映画サウンドトラック集
ハンス・ジマー:ファースト・ステップ(インターステラーより)
ジョン・モリス:トランシルヴァニアの子守唄(ヤング・フランケンシュタインより)
アイシェデニーズ・ゴクチン:Su(ピュア・ピアノ組曲より)
フィンヌーラ・シェリー
ロルフ・ラヴランド:ソングス・フロム・ア・シークレット・ガーデン
アラシュ・サファイアン:ウナ・ファンタジア(ディス・イズ・(ノット)・ベートーヴェンより)
ダリオ・マリアネッリ:有頂天のエリザベス(プライドと偏見より)
ラミン・ジャヴァディ:メイン・テーマ(ゲーム・オブ・スローンズより)
ピアソラ:オブリビオン(エンリコ4世(ヘンリー4世)より)
アベル・コジェニオウスキ:テーブル・フォー・トゥー(ノクターナル・アニマルズより)
ヤン・A.P.カチュマレク:運命の女(運命の女より)
マックス・リヒター:シー・リメンバーズ(残された世界より)
サム・スミス:ライティングズ・オン・ザ・ウォール(007 スペクターより)
マリアネッリ:ペンバリーの彫像(プライドと偏見より)
ダスティン・オハロラン:作品56
ピアソラ:I've Seen That Face Before(リベルタンゴ)(フランティックより)
マクシム・ジェミンスキ(P)、
室内オーケストラ

録音:2023年1月6日-8日(ワルシャワ、ポーランド)
ポーランド出身のピアニスト、マクシム・ジェミンスキが室内オーケストラとともに奏でる映画音楽の名曲を中心としたプログラム。ジェミンスキは、キェルツェ音楽学校とクラクフ音楽アカデミーでピアノを学び、これまでにポーランド国内の多くのコンクールで上位入賞や、ソリストとして中国・ポーランド文化の一環としてサンドミェシュ城で開催されたコンサート出演、室内楽奏者として、ベルリン・フィルとも共演をしています。
ABBA、マイケル・ジャクソン、レディー・ガガ、ブラッドリー・クーパー、ホイットニー・ヒューストンなど、ポップス界を代表するアーティスト達の作品をピアノ・アレンジ版で取り上げた前作、「フェニックス2020」(DUX-1763)に続くDux第4弾は、中世から宇宙を舞台にした映画まで、半世紀近くにわたる映画音楽のヒット作をピアノ独奏と弦楽器群による室内オーケストラのアレンジで贈る好企画。オリジナル作品の持つシンフォニックなサウンドとはまた一味違った音色で聴き手に新たな感動を与えてくれます。

SWR music
SWR-19131CD(1CD)
NX-B06
祝祭の響き
フンパーディンク:歌劇「ヘンゼルとグレーテル」-序曲
R・シュトラウス:子守歌 Op.41No.1
フンパーディンク:歌劇「眠り姫」より管弦楽組曲 - 祝祭の響き
R. シュトラウス:13管楽器のためのセレナード 変ホ長調 Op.7*
フンパーディンク:歌劇「ヘンゼルとグレーテル」-夕べの祈りと夢のパントマイム
チャイコフスキー:『くるみ割り人形』- おもちゃの兵隊の行進曲
レーガー:マリアの子守歌 Op.73No.52
ヴィクター・ヘリー=ハッチンソン(1901-1947):キャロル交響曲
エルサ・ブノワ(S)
サラ・ロンベルガー(Ms)
ドイツ放送PO
ピエタリ・インキネン(指)

録音:2022年12月2日(ライヴ)
2022年9月3日 ドイツ)*
インキネンとドイツ放送フィルによる、2022年のクリスマス・コンサートのライヴ録音を中心としたアルバム。 前半はドイツ語圏ではクリスマス時期の定番作品を中心としたプログラム。後半では、さまざまなキャロルが次々と現れるヴィクター・ヘリー=ハッチンソ ンの「キャロル交響曲」が演奏されます。2022年9月のコンサートから採られたR・シュトラウスの「13管楽器のためのセレナード」もハッピーな気 持ちを盛り上げて、不思議と違和感なく収まっています。ありがちなクリスマス名曲集とは異なる、ロマンティックでシンフォニックな、楽しくて心温まる1 枚となっています。

TOCCATA
TOCC-0700(1CD)
NX-B03
デレク・スコット(1950-):管弦楽作品集 第3集
交響詩「ウィルバーフォース」 Op.43(1983/2022)
.ソールズベリー平原- ホルンとオーケストラのための幻想曲 Op.1(1972/2022)
哀歌 Op.8(1977/2022)
フィブリレイション幻想曲 Op.41(2022)
パヴァーヌ Op.42(2022)
交響詩「The Warning Song 警告の歌」 Op.44(1985/2022)
回想 - オーケストラのためのロンド Op.45(1971/2022)
合奏協奏曲 ト短調 Op.40(1972/2021)
イングス・ノヴィカーンス (Hrn)
リーガ・バルターボラ(Vn)
ヤーニス・バルターボルズ(Vn)
クラーヴス・ヤンケヴィッツ (Vc)
ゲルトゥルダ・イェリョメンコ (Cemb)
リエパーヤSO
ポール・マン(指)

録音:2023年5月15-18日
全て世界初録音
1950年にバーミンガムで生まれたデレク・スコットの管弦楽作品集。1970年代に現代音楽に特化した室内オー ケストラ・プロジェクトを立ち上げ、新作を積極的に演奏し、作曲家としても3度にわたり賞を獲得しました。しかし 1980年代になると自身の活動に疑問を感じてポップ・ミュージックに転身し、ロックバンドで演奏します。後にイギリ スにおける「軽音楽」の歴史、特にドイツ語オペレッタが英米のミュージカルに及ぼした影響の研究で高く評価され ました。 定年で研究職を退いたスコットは、ある日、若書きの作品やそのスケッチを目にして、今の自分にも響くものを見出 します。このアルバムの収録曲は、それらを今持てる作編曲のテクニックで再構成して仕上げたもの。40年から50 年の時を隔てた「自分との再会」が生んだアルバムです。2曲の最新作のうち「フィブリレイション幻想曲」は不整脈 に襲われた時の経験を独特のビートで表現したもの。「パヴァーヌ」はウクライナでの犠牲者を悼んで書かれたもの です。

WERGO
WER-6442(1CD)
マルコ・ニコディエヴィチ(1980-):管弦楽作品集
(1)ABSOLUTIO 罪の赦し(2016) 〜管弦楽のための後奏曲
(2)abgesang 別れの歌(2015?2017) 〜ソプラノと管弦楽のための歌曲
(3)da ispravitsja / gebetsraum mit nachtwache ダ・イスプラヴィツィア / 晩祷空間(2019)〜オブリガート・オルガンと管弦楽のための
(1)ヨナタン・シュトックハンマー(指)、フランクフルトRSO
(2)アンナ・ゾーン(S)、ヨナタン・シュトックハンマー(指)、ベルリンRSO
(3)ヤクブ・サヴィツキ(Org)、ウラディーミル・ユロフスキ(指)、ベルリンRSO

録音:(1)2018年9月10日、(2)2022年10月10日、(3)2020年1月17日
※世界初録音
マルコ・ニコディエヴィチは1980年セルビア、スボティッツァ生まれ。テオドール・クルレンツィス、ウラディーミル・ユロフスキ、アンサンブル・アンテルコンタ ンポランらとともに、独自の作曲活動を展開しています。このCDには、祖国の音楽的・文化的な伝統と個人的な思い出が籠められた3篇の大オーケストラ作品を 収録。精緻な書法を駆使していながらも熱量ある管弦楽の扱いでおおいに盛り上がり、ときにアラビア音階に近い響きがみられるなど、晦渋さがまったくなく聴き 応え充分。おもしろい現代音楽です。
『ABSOLUTIO』はニコディエヴィチ作品の特徴である「シンプルにして厳格な構成」が体現された作品。浮遊感のある3和音にはじまり、ソナタ形式の残滓が ゆらめきながら螺旋を描き、しだいに求心力を増していきます。
『abgesang』はニコディエヴィチのピアノの恩師が書いた詩にインスピレーションを受けて作曲されました。1995年に書かれたその詩はシンメトリカルな手 法で秋の墓地を綴ったもので、このとき作曲家の祖国はユーゴスラビア紛争の真っ只中にありました。
『da ispravitsja / gebetsraum mit nachtwache』は故郷の文化遺産、セルビア正教の音楽と典礼を扱った作品。残響・共鳴・エコーといった電子的手 法が生演奏の管弦楽に応用され、教会を思わせる音響空間のなかで聖なる歌が折り重ねられていきます。美しくも暗さを孕んだ音色が印象的。

H.M.F
HMSA-0071(1SACD)
シングルレイヤー
日本語解説付国内盤
限定盤
税込定価

ドビュッシー:管弦楽組曲第1番(ドビュッシーによる管弦楽版/フィリップマヌリによる補筆完成版(第3楽章「夢」ほか))
海〜3つの交響的スケッチ
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指)
レ・シエクル(管弦楽/ピリオド楽器使用)

ライヴ録音:2012年2月2日シテ・ド・ラ
・ミュジーク(管弦楽組曲第1番)、
2012年4月13日聖チェチーリア音楽院(ローマ)(海)
「海」が初演されたのは1905年10月。その時の響きを再現すべく、弦楽器はガット弦、金管は細管、木管やハープは当時のフランス製、パリ音楽院直伝の奏 法を遵守しています。ヴィブラートとトレモロに終始するようなこの作品で、ヴィブラートが極力抑えられているため、聴感上の印象は雅楽のようでさえあります。 「管弦楽組曲 第1番」はドビュッシーの学生時代の作品で、長く失われたとされてきましたが、草稿が発見されたもの。スコアが失われていた「夢」とその他不完 全な部分を、現代フランスの作曲家フィリップ・マヌリが補筆完成させました。 (Ki)

CSO RESOUND
CSOR-9012301(1CD)
コンテンポラリー・アメリカン・コンポーザーズ
(1)ジェシー・モンゴメリ:Hymn for Everyone (2021)(すべての人のための讃歌)
(2)マックス・ライミ:Three Lisel Mueller Settings (2018)(リゼル・ミュラーの3つの詩)*
(3)フィリップ・グラス:交響曲第11番(2017)
リッカルド・ムーティ(指)CSO
エリザベス・デション(Ms)*

録音:すべてライヴ録音
(1)2022年4月、(2)2018年3月、(3)2022年2月
ムーティ(指)シカゴ響による最新盤は、現代アメリカの作曲家による作品集。ミード・コンポーザー・イン・レジデンスを務めるモンゴメリと、ヴィオラ奏者ライ ミの作品はシカゴ響の委嘱作品で世界初演&初録音。15歳でシカゴ大学に入学してライナー指揮のシカゴ響で育ったフィリップ・グラスの作品は2017年の作品 で、ムーティにとって初のグラス作品。どれも、管弦楽のうまさがムーティの魔法のタクトによりこれ以上ない形で引き出された超充実演奏。注目盤です。
ジェシー・モンゴメリは2021年にシカゴ響の11人目のコンポーザー・イン・レジデンスに就任しました。この作品は彼女がポストを得てからの初の作品となり ます。パンデミックに呼応した作品を書くことにはじめは抵抗があったというモンゴメリですが、ある日長いハイキングの後でこの作品の核となる讃美歌のメロディ が浮かんだと言います。旋律はオーケストラの様々なグループが成す合唱団の間で交わされ、旋律を奏でていないグループが伴奏を受け持つ、という構造で、様々 な音色と色彩を探求する、オーケストラによる壮大な瞑想曲のような作品となっています。シカゴ響の豊かなサウンドが冴え渡ります。
シカゴ響には、1904年以降、ヴィオラ奏者が作曲した作品をオーケストラが演奏する、という伝統が受け継がれています。マックス・ライミは1984年にシカ ゴ響に入団、1989年にはバレンボイムがライミ作曲の「エレジー」を初演しています。今回はピューリッツァー賞受賞のリゼル・ミュラーの詩集『猟犬とウサギに ついての小さな詩』から"The Story "と "An Unanswered Question "そして"Hope"の3つの詩に作曲しました。歌唱はメゾ・ソプラノで小澤征爾音楽 塾公演などで来日もしているエリザベス・デション、さらにそれぞれの楽章では首席クラリネット奏者のステファン・ウィリアムソン、首席ファゴット奏者のキース・ ブンケ、そして首席コントラバス奏者のアレックス・ハンナが大活躍する場面も盛り込まれた、極めてドラマティックな作品です。フル稼働のオケにも負けないデショ ンの歌声と、なによりオケのうまさが遺憾なく発揮されています。
フィリップ・グラスは1952年、15才の時にシカゴ大学に飛び級での入学が許可されてやってきました。ここでグラスはコットン・クラブやフリッツ・ライナー の時代のシカゴ響を知ることになります。また友人たちとレコードを聴きまくってもいたそうです。そこで、マーラーやブルックナーの交響曲にも大きく影響を受け ます。グラスの11番目の交響曲はそうした巨匠たちの影響が色濃く感じられる作品で、大胆で力強い第1楽章、ゆっくりと展開するメロディの第2楽章、そしてエ ネルギーと打楽器が炸裂する第3楽章という構成となっています。2017年に作曲、同年初演されました。ちなみにムーティにとってグラス作品は初挑戦とのこと ですが、歌いまわし、オケの鳴らしっぷり、全て圧巻です。 (Ki)

IBS CLASSICAL
IBS-82023(1CD)
NX-B07
ファリャ:パントマイム『お代官様と粉屋の女房』*
バレエ音楽『三角帽子』**
カロル・ガルシア(Ms)*
セレナ・ペレス(Ms)**
マラガPO
ホセ・マリア・モレーノ・バリエンテ(指)

録音:2022年2月2-5日、2023年1月10-13日
かねてから小説『三角帽子』に音楽を付ける構想を持っていたファリャは1917年にパントマイム『お代官様と粉屋 の女房』として完成、初演されました。その間、バレエ・リュスのディアギレフからバレエ音楽の依頼を受けていたファ リャは、お代官様と粉屋の女房』を再構成してバレエ音楽『三角帽子』に仕上げ、1919年に初演(舞台と衣装 はピカソ、指揮はアンセルメ)。大好評を博しました。 大編成の「三角帽子」に対して、『お代官様と粉屋の女房』は弦楽五部と木管・ホルン・トランペット各1にピアノと 歌手1名の小編成。共通素材の扱いからファリャのオーケストレーションの手法が見えてきます。 演奏は1991年に設立されたマラガPO。オーケストラの芸術監督を務めるホセ・マリア・モ レーノ・バリエンテとともに同郷の音楽を華やかに奏でています。

VOX
VOXNX-3018CD(1CD)
NX-B03
ガーシュウィン:ピアノと管弦楽のための作品集
ピアノ協奏曲 ヘ調(1925)
セカンド・ラプソディ(1931)
アイ・ガット・リズム変奏曲(1934)
ラプソディ・イン・ブルー(1924)
ジェフリー・シーゲル(P)
セントルイスSO
レナード・スラットキン(指)

録音:1974年6月18-19日
ガーシュウィンの管弦楽作品の全貌がまだ広く知られているとは言えなかった1974年に、VOXはスラットキ ンとセントルイス響を起用してピアノを含む管弦楽作品をクアドラフォニック方式のLP3枚組のセットで発 売。ノリ良く、精度の高い演奏により、ガーシュウィンのシンフォニックな作品の魅力を広く世に知らしめまし た。このCDにはピアノと管弦楽による作品を集めています。 ピアノのジェフリー・シーゲルは1942年シカゴ生まれ。1968年のエリザベート王妃国際コンクール・ピアノ部 門で3位入賞、アメリカの「ビッグ・ファイヴ」をはじめ、ベルリン・フィル、ロンドン響など世界の主要オーケスト ラ・主要指揮者と共演して来ました。当録音ではキレのあるテクニックを活かし、スラットキンともどもガーシュ ウィンのスコアに真正面から取り組み、その真価を明かしています。 広がりと奥行きを備えた音場、ピアノとオーケストラとのバランス、管楽器群の見事な定位など、マーク・オー ボートの録音センスと相まって、選曲・演奏・録音が揃った名盤と言えるでしょう。 ブックレットには初出LPの解説書から該当作品の解説と8枚の写真が転載されています。

Dynamic
CDS-7985(1CD)
NX-B03
アストル・ピアソラ:作品集
アコンカグア-バンドネオン、弦楽とティンパニのための協奏曲
タンガーソ「ブエノスアイレス変奏曲」
オブビリオン(忘却)/メディタンゴ
アディオス・ノニーノ/バンドネオン/シータ
チェーザレ・キアッキアレッタ(バンドネオン)
イグナシオ・セバリョス・マルティン(ティンパニ)
カラブリアPO
フィリッポ・アルリア(指,P)

録音:2021年9月9-12日
ピアソラ作品の演奏で高く評価されるイタリア、キエーティ出身のバンドネオン奏者チェーザレ・キアッキアレッタ。この アルバムでもバンドネオンと弦楽のための協奏曲「アコンカグア」を中心に「オブビリオン」や「アディオス・ノニーノ」など 全7曲のピアソラ作品を惜しみない情熱をもって演奏しています。バンドネオンならではの随所に溢れる哀愁に満 ちた響きをご堪能ください。


Treasures
TRE-287(1CDR)
ワルター・ゲール/メンデルスゾーン&チャイコフスキー
メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」*
 「真夏の夜の夢」〜序曲/スケルツォ/夜想曲/結婚行進曲
チャイコフスキー:「地方長官」Op.78#
 エレジー.ト長調 「イワン・サマーリンの思い出に」#
 幻想序曲「ロメオとジュリエット」#
ワルター・ゲール(指)
チューリッヒ・トーンハレO*、オランダPO

録音:1950年、1951年#
※音源:独Concrt Hall MMS-2005、米Concrt Hall MMS-66#
◎収録時間:76:56
“史上最高の「ロメ・ジュリ」に見るゲールの妥協なき心理描写力!”
■音源について
「真夏の夜の夢」は序曲も含め全6曲が録音されていますが、ここでは収録時間の関係で、「間奏曲」と「ベルガマスク舞曲」の2曲は割愛しております。

★まずは「フィンガルの洞窟」の感動的なこと!シンフォニックな響きを十分に湛えながら、絵画的描写のみならず細やかな心理描写を盛り込んだ見事なアプローチです。4:17付近からの各木管は、即興的に歌いながら繊細に連携。その直後のテンポの弛緩にも共感が溢れ、展開部の入り(4:47〜)で第1音を置くまでの余韻を感じ方は鳥肌もの!4:57から急速にテンポを速めて不安を煽りますが、それを受けてフルートが恐怖感を秘めた迫真の響きを発するのです。7:11から第3主題を歌い抜くクラリネットの巧さと情感の滲ませ方も、史上屈指の素晴らしさ。コーダの追い込みもまさに渾身。曲の結尾のリテヌートがこれほど美しく収まった例も珍しいでしょう。
 「真夏の夜の夢」では、特に“夜想曲”のホルンが繰り広げる隈取りが克明で深淵な響きが心を打ちます。
 チャイコフスキーの「地方長官」は極端に録音が少ないですが、これを聴くとその理不尽さを痛感するばかり。チャイコフスキー自身は駄作だと言っていますが、ゲールは渾身の力作であると確信していることは、チェレスタを含む楽器の色彩の綾を着実に紡ぎ出していることからも明らかです。
 演奏頻度の少なさは「エレジー」も同じですが、ここで登場するテーマはいかにもチャイコフスキー節で、中間部の身を引き裂くような迫力とのギャップがたまらない魅力。それを知らしめてくれるのは、もちろんゲールの入魂の解釈のおかげ。
 そして、空前絶後の名演「ロメオとジュリエット」!この録音を聴かずしてこの作品は語れないはずですが、そうなってはいないのが現実です。18分台という演奏時間からも分かる通り、音像の濃淡付与の的確さの点でも妥協なき劇的演出においても凝縮度の高さが尋常ではなく、まさに息もつかせず結末まで聴き手をグイグイ牽引しまくります。まず序奏部のテンポの速さに腰を抜かしますが、そうでなければ表出し得ない切迫感に完全脱帽。第2主題へ移るまでの呼吸と陰影の深さも並外れていますが、7:22からの弦のフレーズのようにレガートを排して呟く演出など、表情の多彩さは一筋縄では収まらず、7:49から希望の光が差し込むような色彩変化を確実に実現した演奏も他に知りません。後半はまさに激闘の連続で、16:02の衝撃のルフト・パウゼを経ての超硬マレットを駆使したティンパニの乱れ打ち!!コーダにおいても、これ以上は不可能と思われるほどの感情の没入ぶり。これさえあれば「ロメ・ジュリ」は十分と言っても過言ではありません。【2023年6月・湧々堂】

Chandos
CHSA-5336(1SACD)
フィンランドの序曲集
シベリウス:「カレリア」序曲
ウーノ・クラミ(1900-1961):「荒野の靴職人」序曲(1936)
メラルティン:劇付随音楽「眠れる森の美女」(1904) より 祝典行進曲(序曲) Op.22-30
マデトヤ(1887-1947):コメディ序曲 Op.53
ヤルネフェルト(1869-1958):抒情的序曲(前奏曲)(1892)
ミエルク(1877-1899):劇的序曲 Op.6(1898)
パルムグレン(1878-1951):「シンデレラ組曲」 Op.21(1903) より 序曲
ロベルト・カヤヌス(1856-1933):交響的序曲(1926)
カスキ(1885-1957):前奏曲 変ト長調 Op.7-1
ヤルネフェルト:前奏曲(1900)
オウルSO、ラモン・ガンバ(指)

録音:2022年5月30日-6月2日、マデトヤ・コンサート・ホール(オウル、フィンランド)
フィンランド中部に位置する都市、オウルで1937年に設立されたフィンランド最北端のSO、オウルSO(オウル・シンフォニア。現在の名称は2005年から)。過去にはディーマ・スロボデニュークも務めたこのオーケストラの首席指揮者の座にヨハネス・グスタフソンの後を継いで2022年1月から就任したのが、Chandosから膨大な数のディスクをリリースしているイギリスの指揮者、ラモン・ガンバ。レーヴィ・マデトヤ生誕の地で長年にわたって愛されるこのオーケストラとのChandosへの最初のレコーディングが実現しました。
19世紀中期から20世紀初頭のフィンランドでは、ロシアの支配下という政治的状況を反映して、ナショナル・ロマンティシズムの芸術創造が音楽の分野を中心に広く行われました。このアルバムでは「序曲」という視点から「シベリウスとその彼方」というテーマを眺望しています。シベリウスがヴィープリ地区教育支援祭典と宝くじのための情景音楽として作曲した『カレリアの音楽』の曲を単独で演奏する曲にした有名な「カレリア」序曲でアルバムはスタート。「R・シュトラウスの余韻」のあるレーヴィ・マデトヤの「コメディ序曲」は、推進力にみちており彼の代表作のひとつに挙げられる力作。マデトヤはシベリウスが個人的に教えた数少ない作曲家のなかでもっとも才能に恵まれていたといわれます。
そのほか作曲と指揮の両方でシベリウス以前のフィンランド音楽をリードした人物のひとり、ロベルト・カヤヌス、シベリウスの友人でクラスメートだったアルマス・ヤルネフェルト、後期ロマンティシズムの作風を持つエルッキ・メラルティン、シベリウスより早く「交響曲らしい」交響曲を書き、将来を期待されながら21歳で没したエルンスト・ミエルク、ピアニスト兼作曲家であり国際的な知名度を誇ったセリム・パルムグレン、主にピアノ教師として大きな功績を遺したヘイノ・カスキ、パリとウィーンで勉強したことを反映し、ヨーロッパ・モダニズムに近い作品を生み出したウーノ・クラミといった、ロシアの圧政に苦しみながらもフィンランドの音楽史を彩ってきたさまざまな作曲家の作品が収録されました。

Bastille Musique
BM-024(1CD)

RBM-024(1CD)
日本語解説付国内盤
税込定価
ジェラール・グリゼー:作品集
1. Derives(1973-1974)(小アンサンブルと大オーケストラのための)
2. Megalithes(1969)(15の金管楽器のための)
3. L’icone paradoxale(1992-1994)(ピエロ・デラ・フランチェスカへのオマージュ)(2人の女声と2つのグループに分かれた大オーケストラのための)
ケルンWDR響、
シルヴァン・カンブルラン(1, 3)、
エミリオ・ポマリコ(2)、
カトリアン・ベールツ(ソプラノ/3)、
コラ・パヴェリッチ(メゾ・ソプラノ/3)

録音:2016年〜2019年、ケルン・フィルハーモニー(1, 3)、WDR放送局クラウス・フォン・ビスマルク・ホール(2)
ベルリンのラグジュアリー・レーベル「bastille musique」のリリース第24作目は、音楽を音波として捉え、倍音をスペクトル解析等して理論的に作曲したフランスの『スペクトル楽派』を代表する作曲家、ジェラール・グリゼー(1946-1998)!
グリゼーはパリ音楽院でメシアンの分析クラスに、エコールノルマル音楽院でデュティユーの作曲クラスに在籍し、ドイツではシュトックハウゼン、リゲティ、クセナキスらにも学び、1972年にはローマ賞を受賞。倍音のスペクトルに注目した音楽は、トリスタン・ミュライユらとともに「スペクトル楽派」と呼ばれ、ミュライユとは「アンサンブル・イティネレール」も結成し、自身や仲間の作品を演奏。1986年からはパリ音楽院の教授も務め、多くの後進を育てました。
WDRSOがこれらのレパートリーのスペシャリストでもあるシルヴァン・カンブルランやエミリオ・ポマリコをフィーチャーし、ジェラール・グリゼーの主要作品を世界初録音しています。
VAN Magazineの編集も務める音楽ジャーナリスト、ジェフリー・アーロ・ブラウンによるジェラール・グリゼーについてのコラムや作品解説、セバスティアン・ゾルテとシルヴァン・カンブルランとの会話(インタビュー)などを掲載した64ページの3か国語ブックレット(英語、フランス語、ドイツ語/国内仕様盤は日本語訳付き)に加え、作曲家や演奏家の写真、グラフィカルな楽譜を掲載したリーフレットが付属しています。

Challenge Classics
CC-72957(1CD)
ラインベルト・デ・レーウ(1938-2020):管弦楽作品集
(1)夜のさすらい人 Der nachtliche Wanderer (2013)
(2)わかれ Abschied (1973)
(1)ラインベルト・デ・レーウ(指)
(2)エド・デ・ワールト(指)

オランダ放送PO
ライヴ録音:(1)2014年2月1日、(2)2017年1月21日
アムステルダムの作曲家・指揮者のラインベルト・デ・レーウによる管弦楽作品を収録。1973年の『わかれ Abschied』はコンパクトながら荒々しく、嵐のよ うな作品で、タイトルに意味を持たせたのかこの時期からデ・レーウはいったん作曲から距離を置きました。そして約40年を隔てて発表された『夜のさすらい人 Der nachtliche Wanderer』はヘルダーリンの詩にちなんだ作品で、一転して規模が大きくドラマティック。オーケストラのほかテープ録音された話し言葉の断 片が使われるなど、複雑な様相をもっています。2曲とも世界初録音。 (Ki)

TOCCATA
TOCC-0472(1CD)
NX-B03
リヒャルト・シュテール(1874-1967):管弦楽作品集 第2集
組曲第1番ハ長調 Op.8? 弦楽オーケストラのために(1909年出版)
交響曲第1番イ短調 Op.18(1909)
ピオトル・ヴィルチンスキ(Org)
シンフォニア・ヴァルソヴィア
イアン・ホブソン(指)

録音:2022年2月15-16日、2022年10月11-12日
全て世界初録音
リヒャルト・シュテールは、同時期に活躍したコルンゴルトやシェーンベルクと同じく、ナチスの迫害により祖国を追わ れ、アメリカに亡命した作曲家。激動の人生を送りながらも93年という長命を得て、7つの交響曲をはじめ、室内 楽、歌曲、合唱曲、ピアノ曲などの膨大な作品を残しました。 第1集(TOCC-468)に続く、管弦楽作品集第2集には1909年までに書かれた2作品を収録。前奏曲、緩徐楽 章、フーガというバロック音楽のような形式で書かれた「組曲第1番」、4楽章からなる伝統的な形式が用いられた 交響曲第2番。どちらもブルックナーやマーラー、そして同時代のウィーンの作曲家フランツ・シュミットの影響が感じら れながらも、シュテール独自の語法も見られる壮大な作品です。

MIRARE
MIR-684(1CD)
Chants de l’Isole〜孤立の歌
フィリップ・エルサン(b.1947):Chants de l’Isole(孤立の歌)(P、ヴァイオリン、チェロ、弦楽オーケストラとパーカッションのための)(2014)
ブノワ・ムニュ(b.1977):Les Allees Sombres(暗い通り)(Vn、チェロとピアノのための三重奏曲第2番)(2013)
フィリップ・エルサン:ザッハーの名によるファンタジー(弦楽オーケストラのための)(2008初演)
ブノワ・ムニュ:岸辺から(P、パーカッション、弦楽オーケストラのための詩曲)(2022)
トリオ・カレニーヌ、ワロニー室内王立O、
ヴァハン・マルディロシアン(指)

録音:2022年3月31日-4月1日
フィリップ・エルサンとブノワ・ムニュ、世代は違いますが25年来の親交がある2人の作曲家の作品集。「孤立の歌」は2014年に第1次世界大戦の追悼行事 の一貫として書かれたもの。トラークルの詩にインスピレーションを得ています。国立ボルドー歌劇場とポワトゥ=シャラントOの委嘱により、トリオ・ヴァン ダラーに捧げられ、彼らによって初演されました。トリオ・カレニーヌは本作のパリ初演を担っています。 ブノワ・ムニュの作品「暗い通り」は1933年にノーベル文学賞を受賞したロシアの作家イヴァン・ブーニンの作品から題名をとっています。 ピアノ・トリオを軸とした編成による、多彩な世界が展開されています。 (Ki)

Indesens Calliope Records
IC-006(1CD)
シラノ&フランス映画の偉大なサウンドトラック
1. ジャン=クロード・プティ:シラノの協奏曲(シラノ・ド・ベルジュラック)
2. ジョルジュ・ドルリュー:草葉の陰
3. カブリエル・ヤレド:最愛の大地
4. ミシェル・ルグラン&フランシス・ルマルク:親分は反抗する
5. フレデリック・タルゴーン:アントニー・ジマー
6. ウラジミール・コスマ:ぐうたらバンザイ
7. ラインハルト・ワーグナー:ロザリンとライオン
8. クロード・ボリング:ボルサリーノ
9. ブルーノ・フォンテーヌ:恋するシャンソン
0. フランソワ・ド・ルーベ:冒険者たち
11. フィリップ・サルド&ジャン=ルー・ダバディ:エレーヌの歌(すぎ去りし日の...)
12. ポール・ミスラキ&ジャン・ブルソル:おかしな日曜日
13. ローラン・プティジラール:霧のメグレ
14. ミシェル・コロンビエ:都会のひと部屋
15. ジャン=マリー・セニア:偉大なる寝取られ男
ティエリー・カンス(Tp)、
ランベール・ウィルソン(話し声/tr.11)、
ブルーノ・フォンテーヌ(P/tr.5,8,12)、
サム・ガルシア(アコーディオン/tr.2,3,15)、
エマニュエル・ロスフェルダー(ギター/tr.6,7,12)、
ジャン=ピエール・カンス(サクソフォン/tr.12)、
アヴィニョン=プロヴァンス国立O、
ジェローム・ピルマン(指)、
ジャン=クロード・プティ(指)

録音:2020年10月、2021年6月(フランス)
現代のフランスにおいて往年のレジェンド、モーリス・アンドレの系譜を継ぐ名トランぺッターの1人として名実ともに圧倒的な存在感を放つティエリー・カンスは、リヨン国立歌劇場O、パリ国立歌劇場Oのメンバーとして活躍し、1989年からはキュイーヴル・フランセの音楽監督も務めている現代フランスを代表する名手の一人。
本アルバムでは、1990年のジャン=ポール・ラプノー監督の映画 「シラノ・ド・ベルジュラック」 や、数々の賞を受賞したジャン=クロード・プティの音楽など、50以上のサウンドトラックでソロを演奏してきたカンスが、これまでの人生の中で携わってきたフランス映画音楽の中から15曲を選曲し、オリジナルのサウンドトラックとして表現。師匠譲りのサウンド、歌心、そして圧倒的テクニックで映画の世界へと誘います。

Urania Records
WS-121411(2CD)
ワーグナー:管弦楽作品集

(1)歌劇「さまよえるオランダ人」序曲

(2)歌劇「タンホイザー」より序曲
(3)歌劇「ローエングリン」第一幕への前奏曲
(4)歌劇「トリスタンとイゾルデ」前奏曲、愛の死
(5)歌劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第一幕前奏曲
(6)楽劇「ワルキューレ」よりワルキューレの騎行
(7)楽劇「ワルキューレ」よりヴォータンの別れと魔の炎の音楽
(8)楽劇「神々の黄昏」よりジークフリートのラインへの旅、ジークフリートの葬送行進曲
(9)楽劇「神々の黄昏」より閉幕シーン
(10)舞台神聖祝典劇「パルジファル」より第一幕への前奏曲
(11)舞台神聖祝典劇「パルジファル」より閉幕シーン
ハンス:クナッパーツブッシュ(指)

(1)VPO
録音:1953年5月
(2)ミュンヘンPO
録音:1962年11月
(3)ミュンヘンPO
録音:1962年11月
(4)VPO、ビルギット・ニルソン(S)
録音:1959年9月
(5)NDR響
録音:1963年3月
(6)VPO
録音:1953年5月
(7)VPO、ジョージ・ロンドン(Bs-Br)
(8)VPO
録音:1956年6月
(9)NDR響、クリスタ・ルートヴィヒ(Ms)
録音:1963年3月
(10)ミュンヘンPO
録音:1962年11月
(11)バイロイト祝祭O、ヴォルフガング・ヴィントガッセン(T)
録音:1951年8月
数々のワーグナーの名演を遺したことで知られるハンス・クナッパーツブッシュの「ワーグナー:管弦楽作品集」がウラニア・レコーズから復刻。今なお語り草になっている名演の数々ですが、クナッパーツブッシュはひとつのレーベルにまとめてその録音を遺すことがなかったため現在では入手困難な音源なども多数存在することになってしまいました。このアルバムではデッカとウエストミンスターのアーカイヴからベストと思われる選曲を行い、モノラル録音とステレオ録音の音源を集めています。歴史的録音の復刻に定評のあるウラニア・レコーズの音質にぜひご期待ください。
2013年頃にリリースされていたWS121189からの新装再発売で、当時収録されていなかった「タンホイザー序曲」が追加収録されています。

BMC
BMCCD-294(1CD)
ヴィドフスキー:Le piano et ses doubles
ラースロー・ヴィドフスキー(b.1944):「Le piano et ses doubles」*
プロムナード/ ブラックアウト(テープのための)
プロムナード(第2楽章の2台マリンバ版)
ゾルターン・ラーチ(指)&ピアノ六重奏団*
アンドラーシュ・ケッレル(指)&リゲティ・アンサンブル

録音:2020年7月&8月、BMCスタジオ(ブダペスト)
ブダペスト音楽院でファルカシュ・フェレンツに師事し、パリでオリヴィエ・メシアンの作曲クラスに参加したハンガリーのピアニスト&作曲家、ラースロー・ヴィドフスキー(ラースロー・ヴィドツキー)の3つの作品。「Le piano et ses doubles」はゾルターン・コチシュの60歳の誕生日を記念して作曲された作品。「プロムナード」は音の動きの様々な可能性を探求した作品。「ブラックアウト」はフリー・インプロヴィゼーションに基づくテープのための作品です。

Chandos
CHSA-5337(1SACD)
バーナード・ハーマン:歌劇「嵐が丘」からの組曲(ソプラノ、バリトンとオーケストラのための)
弦楽四重奏のための「エコー」*(弦楽オーケストラ版)
ケリ・フュージ(S)、
ロデリック・ウィリアムズ(Br)、
シンガポールSO、
マリオ・ヴェンツァーゴ(指)、
ジョシュア・タン(指)*

録音:2022年5月、エスプラネード・コンサートホール(シンガポール)
『めまい』『サイコ』『北北西に進路を取れ』といったヒッチコック作品や、『市民ケーン』『華氏451』などの映画音楽で知られるアメリカの作曲家、バーナード・ハーマン(1911-1975)が遺した唯一のオペラ「嵐が丘」。『ジェーン・エア』の映画音楽と同時期に作曲が進められ、1951年には完成していましたが、ハーマンの生前に完全な形で上演されることはありませんでした。「嵐が丘」にはハーマンの他の映画音楽からのさまざまな引用があり、また本作のテーマを後の映画音楽で再利用しているため、映画ファンには特に興味深い作品といえるでしょう。ここでは世界初録音となるハンス・セーアンセンによる組曲版を、ケリ・フュージ、ロデリック・ウィリアムズらの歌とマリオ・ヴェンツァーゴ指揮の素晴らしいオーケストラ・サウンドでお楽しみいただけます。ジョシュア・タン(指)ハンス・セーアンセン編曲による弦楽オーケストラ版「エコー」にも注目です。
Chandos
CHSA-5296(1SACD)

RCHSA-5296(1SACD)
日本語解説付国内盤
税込定価
ケネス・フックス:管弦楽作品集 Vol.1
ケネス・フックス(b.1956):クラウド・スラント 〜ヘレン・フランケンサーラーの3つの絵画による(管弦楽のための協奏曲)(2020-21)
孤独なツグミ(C管フルート、アルト・フルートと管弦楽のための協奏曲)(2019-20)*
パシフィック・ヴィジョンズ(弦楽オーケストラのための)(2016)
静かな大地(管弦楽のための詩曲)(2017)
ジョン・ウィルソン(指)、
シンフォニア・オヴ・ロンドン、
アダム・ウォーカー(Fl)*

録音:2022年1月3日-5日&12月5日、セント・オーガスティン教会(キルバーン、ロンドン)
「ラヴェル:管弦楽作品集」(RCHSA-5280/CHSA-5280)が2022年度にレコード・アカデミー賞の管弦楽曲部門、そして英グラモフォン賞の空間オーディオ部門を受賞したジョン・ウィルソン&シンフォニア・オヴ・ロンドン(SOL)。2021年のBBCプロムスでのライヴ・デビューに続いて2022年にも再びBBCプロムスに登場し、アーツ・デスク(イギリスの芸術関係ジャーナリズムのウェブサイト)に「ジョン・ウィルソンがひとりひとりメンバーを厳選して結成したこのスーパー・オーケストラは、きわめてシンプルに、イギリスのオーケストラ・シーンで現在起こっているもっともエキサイティングな出来事である」と評されるなど今最も注目すべきコンビの一つであることは間違いありません。
1956年生まれのアメリカの作曲家、ケネス・フックスはジョアン・ファレッタが指揮する作品集が2018年度第61回グラミー賞のベスト・クラシカル・コンペンディウム部門を受賞。管弦楽や吹奏楽、室内楽をはじめ幅広い分野で現在のアメリカ音楽界をリードしています。ジョン・ウィルソン&SOLの新しいシリーズ「フックス:管弦楽作品集」の第1弾となる今作に収録されるのは、すべてが世界初録音という4つの新作。レン・フランケンサーラーの3つの絵画が持つ芸術的なパワーにインスピレーションを得た管弦楽のための協奏曲「クラウド・スラント」は、まさにジョン・ウィルソン&SOLのために書かれた作品。また詩人ウォルト・ホイットマンがエイブラハム・リンカーンを悼んで書いた詩「When Lilacs Last in the Dooryard Bloom’d(先頃ライラックが前庭に咲いたとき)」を題材にしたフルートのための協奏曲「孤独なツグミ」の独奏にはLSOの首席奏者も務めた名フルーティスト、アダム・ウォーカーが参加しています。

BIS
BIS-2629(1CD)
イェスペル・ヌーディン(1971-):作品集
(1)『声(Roster)』〜管弦楽のための三部作
(2)三度目の回顧(3rd Retrospective)〜5弦エレクトリック・ヴァイオリン、弦楽オーケストラとライヴ・エレクトロニクスのための(2019)
(1)スウェーデンRSO、ダニエル・ハーディング(指)
(2)ムシカ・ヴィテ、マーリン・ブルーマン(5 弦エレクトリック・ヴァイオリン、アーティスティック・ディレクション)、イェスペル・ヌーディン(エレクトロニクス)

録音:(1)2016年10月13&14日ベールヴァルドホール、ストックホルム、スウェーデン(ライヴ)
(2)2021年8月25&26日ニューガータン6、ヴェクショー、スウェーデン(セッション)
イェスペル・ヌーディン(1971-)は、ロック、即興音楽、民俗音楽といったジャンルを背景とする、強い情動効果のある音楽の作曲家として活躍しています。 『Emerging from Currents and Wave(潮流と波浪の間から出現する)』(BISSA--2559)につづくアルバムには、スウェーデンRSOが初演して 注目された「管弦楽のための三部作」「Roster(声)」と、自身の過去の作品をさまざまな方法で「振りかえる」シリーズの「3rd Retrospective(三度目の回 顧)」の2つの管弦楽作品が収録されました。
「Roster(声)」は、きわめてはっきりした「声」をもつ、スウェーデンの異なる種類の音楽に基づく「三部作」です。家畜を呼び寄せる「クルニング(kulning)」 をベースにした〈Akallan(呼びかけ)〉。ウーメオのエクストリーム・メタルバンド「メシュガー(Meshuggah)」の曲「Bleed」がインスピレーションになった〈Arr (傷跡)〉。「運命」と「荒廃した」の2つの意味をもち、スウェーデンのオペラ歌手ふたり、ビルギット・ニルソンとユッシ・ビョルリングの残したいくつかの録音に 基づく〈Ode(運命/荒廃した)〉。最初の2曲を作品を献呈されたヨーテボリSOとケント・ナガノと、ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニック管弦楽 団とバルドゥル・ブレンニマンが初演。ダニエル・ハーディング指揮スウェーデンRSOが、〈Ode〉を加えた「三部作」として初めて演奏しました。このア ルバムに収録されたのは、そのライヴ録音です。
「3rd Retrospective(三度目の回顧)」は、作曲者ヌーディンの父バッテ・サーリンが作ったコミュニティ・プレイ中で農夫の未亡人が歌う歌を素材に書かれ た「ポルスカ」です。スウェーデンを代表する弦楽オーケストラのひとつ「ムシカ・ヴィテ」と、スウェーデンRSOのリーダーでもあるマーリン・ブルーマン から委嘱を受けて作曲されました。

H.M.F
HMSA-0066(1SACD)
シングルレイヤー
日本独自企画・限定盤
税込)定価
ラヴェル:バレエ「ダフニスとクロエ」 フランソワ=グザヴィエ・ロト(指)
レ・シエクル(管弦楽)
アンサンブル・エデス(声楽)
マリオン・ラランクール(Fl)

録音:2016年
ロトとレ・シエクルによる「ダフニスとクロエ」がSACDシングルレイヤーで登場します!ハルモニア・ムンディ・フランス・レーベルからハイレゾ音源の提供を受 けて、SACDリマスタリングを施した、日本独自企画のリリース。限定生産となります。
「ダフニスとクロエ」は、ラヴェル自身が「舞踏交響曲」と称したように、オーケストラの性能を発揮できる好個の楽曲として人気コンサート曲となっています。 もともと近代管弦楽法の極限を追求するような精巧さで極彩色のオーケストラ・サウンドを満喫できる作品ですが、初演当時の音色で聴くと、ますますその鮮や かさが際立つようです。さらに合唱の演奏に際し、ラヴェルが詳細に指示した通り、舞台の両袖を活用して遠くから近づいてくる効果をはじめて録音で発揮させて いるのも注目。ラヴェルがオーディオ的発想をこの時代に持っていたことを証明してくれます。 (Ki)

C Major
80-8708(DVD)

80-8804(Bluray)
モナコ公国モンテカルロ・バレエ「コッペリア COPPEL-I.A.」
コッペリア COPPEL-I.A.
音楽:ベルトラン・マイヨー(一部/原曲:レオ・ドリーブ)
振付:ジャン・クリストフ・マイヨー

パリ国立歌劇場O
ジャン・バティスト・マリ(指)
ルー・ベイン(コッペリア)
マテイユ・ウルバン(コッペリウス)
アンナ・ブラックウェル(スワニルダ)
シモーネ・トリブーナ(フランツ)
小池ミモザ(スワニルダの母)

モナコ公国モンテカルロ・バレエ団
収録:2022年6月、 グリマルディ・フォーラム(モナコ)
◆DVD
画 面:NTSC ,16:9
音声:PCMステレオ、DTS5.1
リージョン:All
DVD9、81分
◆Bluray
画 面:1080i ,16:9
音声:PCMステレオ、DTS-HD MA5.1
リージョン:All 、BD50
81分
名作バレエ「コッペリア」。スワニルダとフランツの若い二人の恋と老人コッペリウスの孤独、そして素晴らしいドリーブの音楽が魅力の作品。本作は、モン テカルロ・バレエ団の芸術監督ジャン=クリストフ・マイヨーによる新演出版(2019年初演)。元々は機械仕掛けの人形コッペリア。マイヨー版ではタイトルの 「COPPEL-I.A.」が意味するように、AI・人工知能が搭載されたアンドロイドとして描かれています。音楽も一部原曲であるドリーブを使用していますが、実 兄のベルトラン・マイヨーが新たな曲をつけています。二人の若者に愛が芽生える一方で、人工知能をもつコッペリアは、これまで彼らが信じていた愛について の常識を覆し、理想のパートナーとは生身の人間なのか、それとも...。古典作品をマイヨーらしい視点で再評価した興味深い作品です。 (Ki)

オクタヴィア
OVCL-00815(1SACD)
税込定価
2023年6月21日発売
チャイコフスキー:弦楽セレナードハ長調作品48
ドヴォルザーク:弦楽セレナードホ長調作品22
沼尻竜典(指)
トウキョウ・ミタカ・フィルハーモニア

録音:2000年9月30日東京・三鷹市芸術文化センター・ライヴ
2000年に三鷹市芸術文化センターで行われた公演「2大弦楽セレナードの夕べ」が20 余年の時を経てCD化。沼尻竜典が絶大な信頼を寄せるプレーヤー達による、聴く者の 心を打つ瑞々しい演奏が収められています。 透明感に満ちた鮮やかな音色が美しい、弦楽合奏のための名曲をお楽しみください。(オクタヴィア)

KLARTHE
KLA-137(1CD)
「呪文」
(1)コープランド:市民のためのファンファーレ
(2)ガブリエリ:すべての民よ
(3)ガルツィア:カルナ女神
(4)アーレン:虹の彼方に*
(5)R.シュトラウス:ウィーン・フィルハーモニーのためのファンファーレ TrV248
(6)トマジ:典礼風ファンファーレ【T.受胎告知 / U.福音書 / V.黙示録 / W.聖金曜日の行列*】
ヴァンニーナ・サントーニ(S)*
GECAブラス、
ベンジャミン・ガルツィア(指)

録音:2016年10月/サン=ルイ(フランス)
1992年、フランスのミュルーズで結成されたGECAブラス(グラン・アンサンブル・ド・キュイヴル・ダルザス)、注目のCDが登場!当団はベルリン・フィルハー モニーO、フランクフルトSO、バーゼルSO、フランス国立O、トゥールーズ・キャピトル国立O、モンテカルロSO等、欧州のトッ プ・プレーヤーが集結した名手揃い。ブラスのレパートリーを拡げるべく、クラシックの編曲作品やマルク・モネ、アンソニー・プログなど現代作曲家の新作委嘱も 積極的に行っている可変アンサンブルです。
当アルバムではコープランドの「市民のためのファンファーレ」、トマジの「典礼風ファンファーレ」、R.シュトラウスの「ウィーン・フィルハーモニーのためのファ ンファーレ」などの重要レパートリー、当団の指揮者で作曲家ベンジャミン・ガルツィアの新作委嘱「カルナ女神」、そしてソプラノ歌手、ヴァンニーナ・サントーニ を迎えた「虹の彼方に(オーヴァー・ザ・レインボー)」を収録。サントーニはフランソワ=グザヴィエ・ロト(指)レ・シエクルのドビュッシーの『ペレアスとメリザ ンド』(KKC-6457/ HMM-905352)のメリザンド役でも高い評価を得ております。充実のアルバムにご期待ください! (Ki)

Pentatone
PTC-5187013(1CD)
ヘンデル:水と火〜水上の音楽&王宮の花火の音楽
(1)水上の音楽 組曲第2番HWV349
(2)水上の音楽 組曲第1番HWV348
(3)水上の音楽 組曲第3番HWV350
(4)王宮の花火音楽 HWV351
ドミトリー・シンコフスキー(指)
ビーロック・オーケストラ

ライヴ録音:2022年4月バイローケ・ミュージック・センター、ゲント(ベルギー)
ルネ・ヤーコプスとのシューベルトの交響曲全集の斬新な演奏などの録音で話題を呼び、PENTATONEレーベルの看板オーケストラの一つとなっているベル ギーの気鋭のオーケストラ、ビーロック・オーケストラが、カウンターテナー、バロック・ヴァイオリン奏者、そして指揮者として、マルチな活躍をする俊英ドミトリー・ シンコフスキーを迎えたヘンデルの祝典音楽集です。
「水上の音楽」と「王宮の花火の音楽」はどちらもイギリス王室の威光を示す祝典用に野外での演奏が想定された、ヘンデルという作曲家のスケールの大きさ を示す代表的な作品です。「水上の音楽」は、イギリス王室の舟遊びの際の音楽として作曲され、集められた50名ほどの演奏家たちはテムズ川の水上の船の上で 演奏したとされています。国王はヘンデルの音楽を大変気に入り、川上の船を何度も往復させて繰り返し演奏させたそうです。「王宮の花火の音楽」は、オーストリ ア継承戦争を終結させたアーヘン和約を祝う祝典の際に、花火とともに演奏される目的で作曲されました。ヘンデル自身は管弦楽での演奏を想定していましたが、 初演の際は、王の意向で管楽器のみの大規模な軍楽隊編成で演奏されました。リハーサルは1万人以上の観客を集め、大好評を博しましたが、本番当日はあいに くの雨模様で花火の打ち上げもトラブル続きとなり、散々なものとなってしまいました。その雪辱を晴らすためか、ヘンデルは、初演から1か月後の孤児養育院で の演奏会で、当初の想定通り管弦楽版として演奏しました。
祝祭的で王室のプロパガンダという側面もあった2つの大規模な作品の録音に当たり、ビーロック・オーケストラは、6-6-5-4-3という弦楽器編成と、オーボ エ4、バスーン2、コントラバスーン1、ホルン3、トランペット3という管楽器群、リュート2、チェンバロ2、オルガン1という通奏低音陣に、ティンパニとパーカッ ションも加えたバロック時代の作品の演奏としてはかなり大編成を用意。これはヘンデルが当時雇用していたオーケストラの規模を想定したものだそうです。ソリス トやコンサートマスターとして指揮することも多いシンコフスキーは、ここでは指揮に徹し、大編成のビーロック・オーケストラからいかにも祝典音楽という華美な サウンドを引き出し、大迫力の演奏を繰り広げています。特に、金管楽器の強奏と分厚い弦楽器の響きが一体となる様は聴きものです。水と火が乱舞するかのよう なスケールの大きなヘンデル演奏は、作品の初演当時の観衆の驚きを教えてくれるでしょう。 (Ki)
Pentatone
PTC-5187049
(2SACD)
『神格化』
R.シュトラウス:ウィーン・フィルハーモニーのためのファンファーレ TrV248
ビンガム:神格化【世界初録音】
サンドヴァル:ブラス・ファンタジー【世界初録音】
Disc2
ワーグナー(ヒギンズ編):『指環』(歌劇『ニーベルングの指環』より)
 「The Rhine」〜『ラインの黄金』
 「From Walhalla to Nibelheim and back」〜『ラインの黄金』
 「Siegmund's Flight」〜『ワルキューレ』
 「Love Theme」〜『ワルキューレ』
 「Hunding's Arrival」〜『ワルキューレ』
 「Wotan and Brunnhilde’s Arrival」〜『ワルキューレ』
 「Siegmund's Death」〜『ワルキューレ』
 「Ride of the Valkyries」〜『ワルキューレ』
 「Wotan's Goodbye and Magic Fire Music」〜『ワルキューレ』
 「Siegfried and Mime」〜『ジークフリート』
 「Forest Murmurings」〜『ジークフリート』
 「Siegfried's Horn Call」〜『ジークフリート』
 「Siegfried Slays the Dragon」〜『ジークフリート』
 「Dawn ? Brunnhilde and Siegfried」〜『神々の黄昏』
 「Siegfried's Rhine Journey」〜『神々の黄昏』
 「Hagen's Watch Call」〜『神々の黄昏』
 「Siegfried and the Rhinemaidens」〜『神々の黄昏』
 「Siegfried's Death and Goodbye」〜『神々の黄昏』
 「Siegfried's Funeral March」〜『神々の黄昏』
 「Brunnhilde Returns the Ring(Immolation Scene)」〜『神々の黄昏』
ナショナル・ブラス・アンサンブル
キム・ウンスン(指)

録音:2022年6月22日/デービス・シンフォニーホール(サンフランシスコ)
現在サンフランシスコ・オペラの音楽監督を務める注目の指揮者キム・ウンスン(金恩宣)が、金管楽器の名人集団ナショナル・ブラス・ アンサンブルとアルバム『神格化』をリリース!R.シュトラウスの「ウィーン・フィルハーモニーのためのファンファーレ」、ジョナサン・ビンガム(1989-)の「神 格化」、アルトゥーロ・サンドヴァル(1949-)の「ブラス・ファンタジー」、そしてワーグナー(ティモシー・ヒギンズ編)の「指環」を収録しております。
当アルバムには世界初録音2篇を収録。サンフランシスコ音楽院とサンフランシスコSO主催のコンクールにおいて楽曲「Deified(神格化)」で優勝したア メリカ期待の作曲家ビンガム。そして、キューバが誇るブラス界のレジェンド、サンドヴァルのブラス・ファンタジー。ともに卓越した技術を要する難曲で、当団の自 由自在な表現力で圧倒的なサウンドを聴かせます。
メインはヒギンズがブラスのために編曲したワーグナーの「指環」からの抜粋作品です。ティモシー・ヒギンズは、ワシントン・ナショナルSOで第2トロンボー ン奏者を務めた後、マイケル・ティルソン・トーマスによってその才能を見出され、2008年よりサンフランシスコSOの首席トロンボーン奏者に就任。またブ ラス用の編曲家として数多くの作品を手掛けております。この「指環」では金管楽器が持つ卓越した色彩感が表現されており、やはりヴィルトゥオーソでなければ 演奏できない難曲となっております。
キム・ウンスンは当団の長所を最大限引き出した演奏を展開。ブラス・ファン、ワーグナー・ファンだけでなく、オーケストラ・ファンにもおすすめのアルバムです。 DSDによる収録でSACD層ではマルチチャンネルもお楽しみいただけます。 (Ki)

LPO
LPO-0126(1CD)
ユロフスキ・コンダクツ・ストラヴィンスキー vol.2
チャイコフスキー(ストラヴィンスキー編)):「眠りの森の美女」op.66より3つの小品【青い鳥のパ・ド・ドゥ、オーロラのヴァリアシオン、間奏曲】
ストラヴィンスキー:妖精の口づけ(4場から成るバレエ)
[第1場]プロローグ〜嵐の中の子守歌
[第2場]村の祭り
[第3場]工場にて
[パ・ド・ドゥ]アントレ〜アダージョ〜ヴァリアシオン〜コーダ〜情景
[第4場]エピローグ(永遠の国の子守歌)
ウラディーミル・ユロフスキ(指)
LPO

録音:2018年3月17日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
ユロフスキ指揮LPOのストラヴィンスキー・シリーズ第2弾の登場。チャイコフスキーゆかりの作品がプログラムされています。
1913年初演の「春の祭典」で衝撃的成功を収めたストラヴィンスキーは、チャイコフスキーのことを熱烈に崇拝していました。1921年には、ディアギレフの 依頼で、チャイコフスキーの「眠れる森の美女」の2曲(チャイコフスキーが削除し、チャイコフスキー自身のオーケストレーションは失われていた)をオーケストレー ション、さらに1941年にも「青い鳥のパ・ド・ドゥ」の縮小オーケストラ版を作りました。これがどれもまるでチャイコフスキー本人が手がけたような出来上がり。 ストラヴィンスキーのチャイコフスキーへの深い敬愛の思いを感じます。
1927年、ストラヴィンスキーは、舞踏家のイダ・ルビンシテインに、チャイコフスキーの音楽にヒントを得たバレエを作ってはどうかと持ち掛けられます。ストラ ヴィンスキーはただちにそれを受け入れ、チャイコフスキーのピアノ独奏曲や歌曲からメロディやモティーフを選び、バレエの音楽を作っていきました。チャイコフス キーの素材を非常に愛情深く扱い、チャイコフスキーらしさを失わず、同時にストラヴィンスキー独自のサウンドも随所に感じられるような作品です。バレエの台本 のもとになったのは、アンデルセンの童話「氷の乙女(妖精)」。少年が赤ん坊のころに氷の妖精に魔法のキスをされ、成長して結婚する段になって、結婚式前夜に 永遠に女王に連れ去られてしまうという内容。チャイコフスキーのスイス人の少年ルディが赤ん坊の頃に氷の妖精に魔法のキスをされ、その後結婚式の前夜に永遠 に連れ去られてしまうという話。ストラヴィンスキーは「ミューズは、チャイコフスキーにも同様に運命のキスをし、その神秘的な刻印は、この偉大な芸術家のすべて の作品に感じられた」という非常に意味深な発言をしています。バレエのストーリーは以下のとおり。第1場:山の嵐で母親とはぐれた子供が、氷の妖精に見つかっ てキスをされます。その後、彼は村人たちに助けられます。第2場:子供が青年に成長し、婚約者と一緒に村の祭りを楽しんでいます。氷の妖精は変装して近づき、彼に 運勢を伝えます。第3場:結婚を控えた青年がブライダルダンスを始めるが、婚約者に扮した氷の妖精が、青年を永遠の住処に連れ去る。第4場:再び氷の妖精が 彼の足にキスをして、永遠の愛を誓う。 終盤の音楽は、「氷の妖精」の存在にもかかわらず、冷たさを感じさせない、静かで控えめなものとなっています。  ストラヴィンスキーはチャイコフスキーのことを心から賞賛していました。チャイコフスキーの音を通して、ストラヴィンスキーは、幼少期に過ごしたサンクトペテル ブルク、そしてロシアを感じていたのかもしれません。チャイコフスキーへの深い思いを感じる作品を、ユロフスキとLPOがたっぷりに響かせています。

Chopin University Press
UMFCCD-158(1CD)
デビュー
ベートーヴェン:12のコントルダンス WoO.14(カロル・マスタラーズ編12本のサクソフォン版)
ムソルグスキー:禿山の一夜(パヴェウ・グスナル編13本のサクソフォン版)
ヴォイチェフ・ハウプカ:Nyx
ヴォイチェフ・キラル:Orawa(マスタラーズ編12本のサクソフォン版)
クシシュトフ・コショフスキ:映画音楽メドレー(スター・ウォーズ、ロード・オブ・ザ・リング、ザ・シンプソンズ、炎のランナー、ジュラシック・パーク、ジョーズ、シンドラーのリスト、ハリー・ポッター)
ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー(ヤクプ・ムラス編サクソフォン・クァルテットとサクソフォン・オーケストラ版)
パヴェウ・グスナル(指)、
ワルシャワ・サクソフォン・オーケストラ

録音:2021年10月13日&2021年11月19日(ポーランド、ワルシャワ)
2017年にフレデリック・ショパン音楽大学の講師も務めるサクソフォン奏者パヴェウ・グスナルによって設立されたワルシャワ・サクソフォン・オーケストラのデビュー・アルバム。ベートーヴェンやムソルグスキーなどのクラシックの作曲家の作品やヴォイチェフ・ハウプカ、ヴォイチェフ・キラルといった現代作曲家の作品、さらには映画音楽まで幅広いジャンルの音楽を取り上げたライヴ録音盤です。メンバーはフレデリック・ショパン音楽大学を卒業、または在学中の学生も含まれており、個人的にも音楽コンクールで受賞している優秀な奏者も含まれています。サクソフォンだけで編成されたとは思えない多彩な音色で聴衆を楽しませてくれています

Forgotten Records
fr-1886(1CDR)
ヴェルディ:序曲、バレエ曲&アリア集
「運命の力」序曲
「アイーダ」〜バレエ音楽より
「ドン・カルロ」〜「世のむなしさを知る神よ」*
「オテロ」〜バレエ音楽
「運命の力」〜「神よ、平和を与えたまえ」*
グレ・ブラウエンステイン(S)*
ベルナルド・ハイティンク(指)
オランダ放送PO

録音:1962年5月21日(放送録音)

ALPHA
ALPHA-1006(1CD)
トゥビン(1905-1982):バレエ音楽『クラット(悪鬼)』からの組曲(1943/1961)
グラジナ・バツェヴィチ:弦楽のための協奏曲(1948)
トゥビン:弦楽のための音楽(1963)
ルトスワフスキ:葬送音楽(1958)
エストニア祝祭O
パーヴォ・ヤルヴィ(指)

録音:2021年7月 パルヌ・コンサート・ホール、エストニア
パーヴォ・ヤルヴィとエストニア祝祭OによるALPHAレーベル第4弾。彼らの祖国エストニアが誇る大作曲家トゥビンの出世作である 『クラット』からの組曲と弦楽のための音楽、そしてバルト三国のお隣ポーランドの2曲を収録しています。トゥビンの出世作でありエストニアの 音楽史上初めてのバレエ音楽とされる『クラット』は、ブタペストで出会ったコダーイから民謡を研究するよう勧めらた後に構想され、ストラヴィ ンスキーやバルトークの手法も参考に書き上げられた、エストニアに伝わるクラット(悪鬼=ゴブリン)の神話を元にした作品。1943年ナチス・ ドイツ占領下のエストニアで初演され、1961年には組曲が編まれました。多彩な管弦楽法が用いられた、たいへん聴き映えのする作品で す。また新古典主義的な「弦楽のための音楽」では、トゥビンの様々な手法のエッセンスを味わうことが出来ます。バツェヴィチの「弦楽のため の協奏曲」はバルトークの「管弦楽のための協奏曲」をヒントに、バロックの合奏協奏曲の様式とポーランドの民族舞踊の要素を昇華させた 作品。ルトスワフスキの「葬送音楽」は、バルトークの「弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽」に影響され、その思い出に捧げられた代表 作の一つで、独自の解釈による十二音技法を展開させています。ヤルヴィとエストニア祝祭管はそれぞれの作品への深い共感とエッジの効い た演奏で、その魅力を十二分に伝える快演を聴かせます。

SONO LUMINUS
DSL-92267(1CD)
NX-B05
ATMOSPHERIQUES Vol.1
アンナ・ソルヴァルスドッティル(1977-):CATAMORPHOSIS
ミッシー・マゾーリ(1980-):シンフォニア(軌道を周る天体のための)
ダニエル・ビャルナソン(1980-):From Space I Saw Earth
マリア・フルド・マルカン・シグフスドッティル(1980-):Clockworking - オーケストラのために
バラ・ギスラドッティル(1989-):OS
アイスランドSO
ダニエル・ビャルナソン(指)

録音:2022年5月9-12日
世界的に注目されているアイスランド楽壇の牽引役の一人ダニエ ル・ビャルナソンとアイスランド響によるアルバム。 タイトルの「ATMOSPHERIQUES」は大気(圏)、雰囲気といった意味を持ちますが、解説者のドイル・アームブラ ストによればここに収められた作品には、地球とそれをとりまく宇宙をイメージした音響世界が表現されているという ことです。

Capriccio
C-8067(2CD)
NX-B09
パンチョ・ヴラディゲロフ(1899-1978):舞台音楽集
【CD1】
スカンディナヴィア組曲 Op.13- アウグスト・ストリンドベリ 『Ett Dromspel』の付随音楽に基づく
3つの歌 - ウィリアム・シェイクスピアの喜劇 『十二夜』に基づく
組曲 - オルリン・ヴァシリエフの舞台『幸福』のための付随音楽から
4つの歌曲 Op.19- クラブントの劇 『白墨の輪』から
『カエサルとクレオパトラ』のための2つの管弦楽作品 - バーナード・ショーの劇による
22. 第1曲. 砂漠のノクターン
【CD2】
『カエサルとクレオパトラ』のための2つの管弦楽作品 - バーナード・ショーの劇による〜 第2曲. ロマンスとケーク=ウォーク
バレエ音楽『湖の伝説』 Op.40
 管弦楽組曲第1番
 管弦楽組曲第2番
ルミヤーナ・ヴァルチェヴァ・エヴローヴァ(S)
パヴェル・ゲルジコフ(Bs)
ブルガリア国立放送cho
ブルガリア国立RSO
アレクサンドル・ヴラディゲロフ(指)

録音:1970-1975年
近年注目が高まる作曲家パンチョ・ヴラディゲロフ。1933年にはブルガリア現代音楽協会の創立メンバーに名を連ね、1978年に世を去って以降もブルガリ ア音楽史に名を遺す重要な人物として後進たちに強い影響を与えています。彼は生涯、後期ロマン派の伝統に基づく調性音楽を書き、その多くはブルガリ ア民謡に根差したものでしたが、舞台作品においては国際的な題材を用いています。『スカンディナヴィア組曲』はスウェーデンの小説家アウグスト・ストリンド ベリの戯曲、シェイクスピアの『十二夜』、中国を題材にしたクラブント(本名アルフレート・ヘンシュケ)の『白墨の輪』、エキゾチックな雰囲気を湛えたバーナー ド・ショウの戯曲『シーザーとクレオパトラ』など多彩な題材による作品が楽しめます。 全ての作品は作曲家の息子、アレクサンドルの指揮による演奏です。


Treasures
TRE-300(1CDR)
モーリス・ル・ルー/プロコフィエフ&ラヴェル
プロコフィエフ:スキタイ組曲*
ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ
 道化師の朝の歌
 亡き王女のためのパヴァーヌ
 ボレロ
モーリス・ル・ルー(指)
フランス公営放送PO*、
フランス国立放送局O

録音:1961年*、1966年(全てステレオ)
※音源:仏VEGA C30ST-20001*、独Concert Hall SMS-2490
◎収録時間:66:52
“人間味と洗練味が交錯するル・ルーの鮮やかな指揮センス!”
■音源について
モーリス・ル・ルー(1923-1992)は、1960年〜1967にフランス国立放送管の首席指揮者を歴任しましたが、日本ではメシアンのトゥーランガリラ交響曲(1971年録音/VEGA音源)がキングレコードから発売された際に注目された程度でほぼ無名。録音数も限られますが、ここでは特に希少なステレオ録音を収録しています。

スキタイ組曲は、間違いなく同曲の屈指の名演!フランスのオケならではのカラッとした明るめの色彩が感覚的に瑞々しく響くので、何度聴いても辟易することがありません。第1曲は、3:12からの乾いたヴァイオリンの怪しさと森の神アラを表す神秘の響きとのコントラストの生々しいこと!人気の第2曲は凶暴な咆哮が少しも煩くないばかりか、楽器の音というより生きた人間の肉声のように聞こえるのは、ただ野放図に大音響を垂れ流しているのとは違い、そこに芸術的な制御が効いている証しでしょう。コーダの目の覚めるようなレスポンスは、こうでなければ!第3曲のヌメヌメとした質感と荒涼感、コーダの濡れた質感も印象的。終曲コーダに至っては、太陽神の閃光のようなオーラの威力の前に、思わず平伏したくなるほどです。
 ラヴェルでまず強調したいのは、道化師の朝の歌の凄さ!フランスの指揮者の録音ではロザンタールと双璧を成す名演で、少なくとも色彩パレットの豊かさはル・ルーが上!冒頭の弦のピチカートのピチピチした弾け方からして強烈ですし、オーボエからコールアングレ、クラリネットのしなやかな移行も見事。大太鼓を契機とした全体の熱気放射力も半端ではない!中間部のファゴットの即興的な語り口も堂に入り、クライマックスの開放感がこれまたキラキラ眩しい!再現部冒頭はまさにスペインのギラギオらの太陽!その後6:33からチェロの官能美で悩殺したかと思うと、恐ろしく野太いファゴットが応酬。この曲のあるべき姿がここにあります!
 高雅で感傷的なワルツも、見事な推進力。「高雅」のイメージに囚われずに表現意欲を惜しげもなく注入。特に終曲の遠近感を伴った音像の表出とラヴェル特有のメルヘンチッックな空気感が素敵です。
一方、亡き王女のためのパヴァーヌは、打って変わって淡白路線。その淡々たる進行の中で作品のテクスチュアを丁寧にあぶり出します。ホルンの音色はいかにもフランス風の明るい音色ながら音楽的ニュアンスは決して楽天的ではなく、ヴィブラートが慎ましく、独自の涙色の音色を引き出しています。【2023年5月・湧々堂】


WERGO
WER-7401(1CD)
Prozession〜エンノ・ポッペ(1969-):作品集
(1)Fleisch(肉) 〜テナーサックス、エレキギター、キーボードとドラムスのための(2017)
(2)Prozession(行列) 〜大アンサンブルのための(2015/2020)
(1)アンサンブル・ニケル
(2)エンノ・ポッペ(指)、
アンサンブル・ムジークファブリーク

録音:(1)2020年10月30日、(2)2020年11月15日
※全て世界初録音
WERGOから定期的にリリースを重ねているドイツの作曲家エンノ・ポッペ(1969-)。今作は2曲の奇抜な編成による新感覚音楽を収録。どちらも初録音で、 『Prozession』は初演時のライヴ。
テナーサックス、エレキギター、キーボード、ドラムスというおよそクラシックではありえない編成による『Fleisch』は、この編成で活動している異能集団「アン サンブル・ニケル」あってこその滅法おもしろい作品。急緩急の3楽章で書かれているあたりにクラシックの香りがしますが、明らかにポップスやロックを感じるモー ションを用いていて、瞬間的な響きを不揃いに何度も発しあう第1楽章からして超ユニーク。ポッペお気に入りのモーグのシンセサイザーが良い味を出しています。 また、ポッペのエレキギターに関するイメージはジミヘンであり、長髪のロックスターであり、”埃っぽい”ものだそう。「新鮮味に欠けるものを使って、新しい文脈 で作曲するのが好き」という作曲家の個性が炸裂しています。サックスの音量が大きいこともあり、各楽器が太い音で力強く鳴らしあっているのもロック味を感じ ます。現代のプログレと謳ってもさまになりそう。
『Prozession』は現代音楽の猛者集団ムジークファブリークのために書かれた1時間近い作品。編成は大きく、古典的なオーケストラの楽器は網羅され、さら に電子オルガン、エレキギター、各種打楽器が加わります。それでいて室内楽的な簡潔な響きが支配的で、思いつく限りの楽器の組合せを試してその音を楽しんで いるかのよう。ゆったりと時間が流れ、自然界の音に耳をすましているような不思議な感覚にとらわれます。 (Ki)

Signum Classics
SIGCD-758(1CD)
ポール・リードの祝典
ポール・リード(1943-1997):ヴィクトリアン・キッチン・ガーデン組曲(独奏フルート、ハープと弦楽のための)(ヤン・ヴィレム・ネレケによる改作)
ルシヨンの歌-5つのカタルーニャの民謡(ポール・リードによるソプラノと管弦楽編曲版)
鳥の歌(ポール・リードによるソプラノと管弦楽編曲版)
バスーンと管弦楽のためのカタロニア(オーケストレーション:ティム・ギブソン)
木管六重奏のためのセレナータ
フルートと弦楽オーケストラのための協奏曲
ロンドン・ウインズ、イギリス室内O、ロビン・オニール(指)、フィリッパ・デイヴィス(Fl)、プメザ・マチキザ(S)、ローレンス・パーキンス(Fg)、ヘレン・タンスタール(Hp)

録音:2022年6月27日-28日、オール・セインツ教会(イースト・フィンチリー、ロンドン)
※「ルシヨンの歌」を除く作品は世界初録音
BBCのテレビ番組「ヴィクトリアン・キッチン・ガーデン」のテーマ曲(イギリスの名誉ある音楽賞であるアイヴァー・ノヴェロ賞受賞)をはじめ、子ども向け番組の音楽などを数多く手掛け、イングリッシュ・ナショナル・オペラではコレペティトールとしても活躍していたイギリスの作曲家、ポール・リード。リードの音楽は、優しく、詩的で、ユーモラスで、高揚感があり、素晴らしいメロディとドラマティックな創作に満ちています。本アルバムでは、生誕80周年を記念して、リードが残した知られざる作品を発掘する好企画。
1988年のBBCプロムスでモーツァルトの協奏曲ニ長調を演奏して以来、最も優れたフルート奏者の一人として世界的に高い評価を得ているフィリッパ・デイヴィス。コヴェント・ガーデンやシュットゥットガルト歌劇場を拠点に活躍し、今日のオペラ界の新星の1人として注目される南アフリカ出身のソプラノ歌手、プメザ・マシキザ。1974年から2017年まで長きにわたりマンチェスター・カメラータの首席ファゴット奏者を務め、ソリストとしても多くの名演・名録音を残すイギリスのベテラン・バスーン奏者、ローレンス・パーキンスという豪華ソリスト達がレコーディングに臨んでいます。

NMC
NMC-D274(1CDR)
エミリー・ハワード:トーラス
1. アンティスフィア/2. スフィア/3. コンパス/4. トーラス
マーティン・ブラビンズ(指)BBC響、他
1. ヴィンバイ・カジボニ(指)BBCフィルハーモニック
2. マーク・ウィッグルスワース(指)BBCウェールズ・ナショナルO
3. ジュリアン・ウォーバートン(パーカッション)、ガブリエッラ・テイシェンネ(指)、バーミンガム・コンテンポラリー・ミュージック・グループ
4. マーティン・ブラビンズ(指)、BBC響

録音:2022年11月(1)、2018年6月(2)、2022年12月(3)、2019年11月(4)
数学的な形やプロセスに見出される「詩」に深く魅了され、数々の賞を受賞しているイギリスの作曲家、エミリー・ハワード。2016年にNMCのデビュー・ディスク・シリーズから発売された「Magnetite」(NMC-D219)に続くエミリー・ハワードの作品集で、「Antisphere(反球)」、「sphere(球)」、「Torus(円環)」の3曲は、近年彼女の創作活動の中心となっている幾何学にインスパイアされた一連のオーケストラ作品の開発プロジェクト「Orchestral Geometries(オーケストラル・ジオメトリーズ/管弦楽的幾何学)」の作品で、「Compass」は、Orchestral Geometriesを統合・進化させた最新作。名匠マーティン・ブラビンズが指揮する「Torus」は、2016年のBBCプロムス委嘱作で、2017年に英国作曲家賞のオーケストラ部門を受賞しています。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

Diapason
DIAP-158(1CD)
グリーグ:作品集
(1)劇附随音楽 「ペール・ギュント」 Op.23より【結婚行進曲/ イングリッドの嘆き/ 山の魔王の宮殿にて/ 朝/ オーセの死/ アラビアの踊り/ ソルヴェイグの歌/ アニトラの踊り/ ペール・ギュントの帰郷/ ソルヴェイグの子守歌】
(2)ヴァイオリン・ソナタ第2番ト長調 Op.13
(3)組曲 「ホルベアの時代から」 Op.40
(1)イルゼ・ホルヴェーグ(S)、ビーチャム合唱協会、トーマス・ビーチャム(指)ロイヤルPO
 録音:1956年
(2)ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)、エマニュエル・ベイ(P)
 録音:1955年
(3)ヘルベルト・サンドベリ(指)RIAS響現:ベルリン・ドイツSO)
 録音:1955年
フランスの世界的クラシック音楽専門雑誌である「ディアパゾン(Diapason)」が音楽史に輝く名曲の歴史的名演を選出し、新たなマスタリングを施して復刻するシリーズ『レ・ザンディスパンサーブル・ド・ディアパゾン 〜ディアパゾンが選んだ決定盤』。シリーズ第158巻では、グリーグの名盤に焦点を当てています。
本アルバムのメインといっても過言ではない名匠トーマス・ビーチャムと、「イギリスの国民的オーケストラ」、ロイヤルPOによる 「ペール・ギュント」 は、組曲版とは異なり、ビーチャム独自の選曲による抜粋版で、56年の録音ながらも永く聴き継がれてきたビーチャムを代表する名盤の一つです。カップリングには、20世紀ヴァイオリン界を席巻した大ヴァイオリニスト、ヤッシャ・ハイフェッツによるヴァイオリン・ソナタ第2番。王立スウェーデン歌劇場の指揮者として活躍したヘルベルト(ヘルベット)・サンドベリと、RIASSOによる 「ホルベアの時代から」 (初CD化音源)が組み合わされています。フランスのマスタリング・スタジオ「Circe」のリマスタリングによって音質が向上した名演の数々をお楽しみください。


RUBICON
RLP-1096(2LP)
ザ・プレイハウス・セッションズ
ジェニーは愛し、告白もした/洗濯女セット/彼女はこのぽつりと立つ山を度々訪れ/山を越え、谷を越え/アダージョときらきら輝く女王/三羽の烏/妖精シャッフル/舌がふたつに割れた斑点模様の蛇よ;静かに、もうしゃべらないで/束の間の音楽z.583/2/ニューカースル・セット/陽気な巡礼者/ニール・ガウの赤い、赤いばらのための哀歌/柳の歌(デズデモーナの歌)/今や夜は追いやられた/彼女はパックのいたずらを許してくれるだろうか
ビャッテ・アイケ(芸術監督&Vn)、
バロックソリステーネ
イギリス、ドイツをはじめとする欧米各地で大きな話題を巻き起こした「ジ・エールハウス・セッションズ」は、2005年にノルウェー、ベルゲンで結成されたピリオド・アンサンブル、バロックソリステーネと芸術監督ビャッテ・アイケが起ち上げたユニークかつオンリーワンのプロジェクト。17世紀ロンドンのエールハウス(ビヤホール)の音楽を再現するという衝撃作の続編、「ザ・プレイハウス・セッションズ」がアナログ盤(180g重量盤LP)でもリリースされることになりました!
ピューリタン革命(清教徒革命)期に劇場や教会から排除された音楽家たちが、「エールハウス」で繰り広げた刺激的なセッションから、チャールズ2世の王政復古、ウィリアム3世とメアリー2世が登場した名誉革命の時代へと舞台は進み、エールハウスの音楽文化はプレイハウス(劇場)やミュージック・ホールへと発展してゆきます。チケットや定期券が売られるようになり、オペラ、仮面劇、ダンス、コメディなどから、最初の公共のコンサートホール設立への道を開くことになりました。シェイクスピア、即興喜劇、ジャグリング、パーセルの音楽、民謡、シーシャンティなど、イギリスらしい様々な要素が盛り込まれたプレイハウスのエキサイティングなサウンドを、ビャッテ・アイケの鋭いヴァイオリンと才気煥発なピリオド楽器奏者たちが再現します。

スリーシェルズ
3SCD-0071(1CD)
税込定価
渡辺宙明音楽選2/ヒーローオーケストラ
マジンガーZ 組曲
グレートマジンガー組曲
太陽戦隊サンバルカン組曲
宇宙刑事ギャバン組曲
レーザーブレードメドレー
アンコール:宇宙刑事ギャバン(宙明先生(指)お客様合唱)
アンコール:太陽戦隊サンバルカン(宙明先生(指)お客様合唱)
アンコール:マジンガーZ(宙明先生(指)お客様合唱)
宙明先生のお言葉
■ボーナストラック:野球狂の詩(カラオケ)
齊藤一郎(指)、渡辺宙明(指)
オーケストラ・トリプティーク

録音:2018年4月21日・文京シビック大ホール
このCD には、2018年4月21日に文京シビックホールの大ホ ールで行われた「渡辺宙明特集ヒーローオーケストラ/昭和の 子どもたちへ」における齊藤一郎(指)オーケストラ・トリプティ ークによるインストゥルメンタル部分とアンコールの宙明先生の 指揮によるお客様との合唱のライヴ録音を収録しました。 ヒーローオーケストラとは、アニメ、特撮などのヒーローの活躍 を彩った音楽をゴージャスなオーケストラで楽しむ新企画であ り、その第1回目として、アニメ・特撮音楽の巨匠、渡辺宙明が 生み出した“宙明サウンド”を特集したのでした。 宙明先生たっての希望で、宙明先生に縁の深い水木一郎、 堀江美都子、串田アキラの各氏を迎えて行われたコンサート で、ホールは超満員となり、お元気だった宙明先生は文化放 送のラジオ生出演や、ストリーム番組DOMMUNE の特集「渡辺宙明ヒーローサウンドを語る」にも出演され、Twitter のトレン ドになるほどの大きな話題となりました。 お馴染みのアニソンだけでなく、BGMのダイナミックで華麗なサウンドを鑑賞して頂きたいという、卒寿コンサートからの趣 旨も受け継いで行われたコンサートでした。 当時92歳の宙明先生は、まだ車椅子を使うこともなく、アンコールでの指揮も担当され、大変にお喜びで、終演後には、ゲ スト歌手の皆様とも食事をされるなど、和気あいあいとコンサートの余韻までたっぷりと楽しまれた御様子でした。当初から BGM のみでのCD 化を予定して収録していたのですが、なかなかCD を発売する機会がなく、宙明先生の没後の発売とな ってしまったことをお詫び申し上げます。 そろそろ未来に見えてきた宙明先生の生誕100 年には、宙明先生の歌をお客様と大合唱できる時代がまた来るはず。 その時は、あちらの世界にまで届くような大合唱で祝いたいと思っています。
※水木一郎、堀江美都子、串田アキラによる歌唱は収録されていません。

ALBANY
TROY-1913(1CD)
ミゲル・デル・アギラ(b.1957)管弦楽作品集
(1)ジャイアント・ギターOp.91
(2)サロン・ブエノス・アイレスOp.102
(3)ヴァイオリン協奏曲Op.94
(4)緊張Op.126
(5)クスコ陥落Op.98
ダーク・メイヤー(指)
オーガスタSO
(3)ギジェルモ・フィゲロア(Vn)

録音:2020年1月18日、2021年5月23日
ゲル・デル・アギラはウルグアイ出身の作曲家で現在はアメリカで活動、グラミー賞にも何回 かノミネートされています。非常に多作家で既に 130曲以上の作品を発表、作風はラテン・アメリ カ出身の作曲家らしく明朗快活、ヴィラ・ロボスやチャベス、レブエルタスあるいはコープランド を思わせ楽しめる。ヴァイオリン協奏曲はラテン情緒あふれる情熱的でねっとり(?)としたメロデ ィがたっぷり歌い込まれた秀作。
ALBANY
TROY-1914(1CD)
デイヴィッド・デル・トレディチ(b.1937):作品集
(1)ポップ=プリ
(2)アドヴェンチャー・アンダーグラウンド
デイヴィッド・アラン・ミラー(指)
オールバニーSO
(1)ヒラ・プリットマン (S) 、アメリカン・ミュージック・フェスティバルcho、ロックバンド

録音:(1)2019年6月2日、(2)2018年6月3日
アメリカのネオ・ロマン主義の作曲家デル・トレディチの最新オーケストラ集。「ポップ=プリ」 は彼の出世作となった「不思議の国のアリス」シリーズのひとつで独唱、合唱、語りとオーケスト ラのためのカンタータ。「アドヴェンチャー・アンダーグラウンド」は18 世紀のイギリスの賛美歌作 家アイザック・ウォッツの詩に基づくオーケストラ作品。いずれもデル・トレディチらしい、明快な 調性と様々なスタイルが折衷したユーモア溢れる不可思議な世界が拡がる秀作。
ALBANY
TROY-1921(1CD)
オーリン・ハンナム(b.1985):「傘の海」(2019)*
デイヴィッド・マスランカ(1943-2017):交響曲第4番(1994)
エリック・レオン(指)
オレゴン州立大学ウィンド・アンサンブル

*=世界初録音
オレゴン州立大学ウィンド・アンサンブルはイーストマン・ウィンド・アンサンブルやノース・テキ サス・ウィンド・シンフォニー、イリノイ大学シンフォニック・バンドと並ぶアメリカの吹奏楽団の名 門で同大学の学生、OB、OG、教師から構成されています。 ハンナムはホルン奏者でもあり、若手ながら管楽器の機能を熟知したダイナミックな作風で聴き ごたえ充分。吹奏楽界の巨匠マスランカの円熟期の交響曲第 4番もオレゴン州立大学ウィン ド・アンサンブルの可能性をフルに発揮した快演。
ALBANY
TROY-1924(1CD)
「ストリング・コスモロジー」 〜弦楽オーケストラ作品集
(1)カレル・フサ(1921-2016):弦楽のためのディヴェルティメント
(2)スティーヴン・スタッキー(1949-2016):コルバーン変奏曲
(3)コールリッジ=テイラー(1875-1912):ノヴェレッテ ハ長調Op.52-No.2
(4)エルガー:弦楽のためのセレナードOp.20
(5)ブルックナー:弦楽五重奏曲へ長調よりアダージョ(マーク・マンダラーノ編弦楽合奏版)
マーク・マンダラーノ(指)
シンフォニエッタ・オブ・リヴァーデール

録音:(2)2014年、(5)2015年、(1)2016年、(3)(4)2021年、
ウェイヴ・ホール、ブロンクス・ニューヨーク
チェコ出身で後にアメリカで活躍したカレル・フサの新古典主義と表現主義を融合したかの ような弦楽のためのディヴェルティメントに始まり、アフリカ系の作曲家として初めて成功したコ ールリッジ=テイラーのエルガーを思わせる優雅で美しいメロディを持つノヴェレッテ、そしてエ ルガーのセレナードを経てブルックナーの弦楽五重奏曲の弦楽合奏版(第 3楽章のみ)まで、 いずれもあまり普段知演奏される機会のない、しかし弦楽オーケストラの知られざる名曲を収め た貴重な一枚。


Spectrum Sound
CDSMBA-135(1CD)
(1)ベルリオーズ:「ローマの謝肉祭」序曲
(2)ラヴェル:クープランの墓
(3)ムソルグスキー:禿山の一夜
(4)デュカス:魔法使いの弟子
(5)ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
(6)ラヴェル:ラ・ヴァルス
アンドレ・クリュイタンス(指)フランス国立放送O

ライヴ録音:1959年5月1日モスクワ音楽院(モノラル)【全て初出音源】
丁寧な復刻で評価を高めているスペクトラム・サウンド。好評のフランス国立視聴覚研究所(INA)保有音源からの正規初出復刻、当アルバムには1959年5 月1日、モスクワ音楽院におけるクリュイタンス(指)フランス国立放送O演奏の正規初出音源を収録しております!
この録音はモスクワ・ツアー初日公演をおさめたもので、ムソルグスキーを中心に据え、前半と後半はベルリオーズ、ラヴェル、ドビュッシーとフランスのお国モ ノでまとめています。
クリュイタンスらしいエレガントな表情はもちろんのこと、生命力に満ちた当演奏は50代半ばのクリュイタンスの最も充実した内容。モノラル音源ながら正規初出 の貴重音源のリリースは大歓迎と申せましょう。
※このレーベルは、初発売後早期に廃盤となる可能性が高いです。お早めにご注文下をおすすめします。

Pentatone
PTC-5187028(1CD)
シュニトケ:回心のための詩篇(1988) ダニエ ル・ロイス(指)
カペラ・アムステルダム

録音:2022年9月17-20日/ペテロ教会(ユトレヒト)
カペラ・アムステルダムは1970年創設。1990年よりダニエル・ロイスが音楽監督を務め、ルネサンスから現代までの声楽作品を満喫させてくれます。今回シュ ニトケの大作に挑戦。シュニトケの「回心のための詩篇」はロシアのキリスト教受洗千年を記念して1988に作曲されました。彼円熟期の作で、人の声の表現力と 効果を存分に発揮させています。
録音にあたり、指揮者のロイスは信頼性の出版譜によらず、シュニトケ研究で有名なチェロ奏者イワシキンの監修で自筆譜を用いることにしました。自筆譜には強 弱記号がほとんどなく、拍子もフレージングも示されておらず、音さえも違いが見られました。印刷譜だと最後のニ長調主和音にミ♭が加わっていますが自筆譜に はなく、Deus(神)の象徴としてのD(ニ)音で終わらせるシュニトケの意図を明確にさせています。 (Ki)

PROSPERO CLASSICAL
PROSP-0060(1CD)
サン・サーンス:交響詩集
歌劇『サムソンとデリラ』〜バッカナール
交響詩『ファエトン』 Op.39
交響詩『ヘラクレスの青春』 Op.50
交響詩『オンファールの糸車』 Op.31
交響詩『死の舞踏』 Op.40
※ベーレンライター版、ヒュー・マクドナルド氏による新たなクリティカル・エディションによる初録音
アイヴォー・ボルトン(指)
バーゼルSO

録音:2021年7月(バッカナール)、2021年2月(交響詩)/スタッドカジノ・バーゼル
サン=サーンスの没後100年記念として2021年に録音された交響詩集。バーゼルSOとその首席指揮者アイヴォー・ボルトンによる 演奏です。繊細なひびきを美しくとらえた好録音で、サン=サーンスの流麗な音楽を満喫できます。新たな版のスコアを使った初録音というのも興味深いポイント。
リストが創始した交響詩というジャンルは、色彩的な情景描写を得意としたフランスの作曲家たちが受け継ぎました。サン=サーンスはその筆頭と言える存在で 4曲の交響詩を残しています。どれも分かりやすい物語を巧妙なオーケストレーションで自然に音楽化した佳品。美しいハープの用法なども花を添え、じつに耳を 愉しませてくれます。勝利の大祝宴をアラビア風の野太い旋律で描いた、熱気あふれるバレエ音楽「バッカナール」を併録。 (Ki)

OEHMS
OC-1729(1CD)
NX-B03
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」 - オーケストラ・パッション(1994)
序/イゾルデの愛への欲求
夜の歌/前奏曲と輪舞
トリスタンの幻影/再会
イゾルデの愛の死
シュターツカペレ・ワイマール
ハンスイェルク・アルブレヒト(指)

録音:2022年6月25日(ライヴ)
Oehmsレーベルでのオルガン録音で注目されているハンスイェルク・アルブレヒトは、指揮者としても活躍中。ミュン ヘン・バッハO&choの芸術監督で、バーリ(イタリア)のペトルッツェッリ劇場の首席客演指揮者も務め ています。尊敬する音楽家として真っ先にストコフスキーを挙げるアルブレヒトは、大オーケストラの為の編曲作品 も好んでとり上げ、Oehmsにはマゼール編の 『言葉のない指環』 (OC1872) の録音がありました。今回はワーグナーの楽劇「トリスタンとイゾルデ」の音楽の抜粋を、ヘンク・デ・フリーヘルが管弦楽用に編曲したものをとりあげて います。

TOCCATA
TOCC-0450(1CD)
NX-B03
ブラームス・バイ・アレンジメント 第2集〜ロビン・ホロウェイ(1943-)によるオーケストラ編曲集
ブラームス:シューマンの主題による変奏曲 Op.23(1861)管弦楽編(2016)
シューマン:ペダル・ピアノの為の6つのカノン形式の練習曲 Op.56(1845)
 ドビュッシーによる2台ピアノ版(1891)に基づく管弦楽編(2011)
ブラームス:2台ピアノの為のソナタ Op. 34a(1864)管弦楽編(1845)

※全てロビン・ホロウェイによる管弦楽編、世界初録音
BBC響
ポール・マン(指)

録音:2022年7月7-8日
TOCCATAのブラームス・バイ・アレンジメント、第1集は弦楽五重奏曲やクラリネット五重奏曲を弦楽三重奏に 凝縮したものでしたが(TOCC-66)、この第2集は4手連弾または2台ピアノによる曲をオーケストラへと拡大したプ ロジェクトです。編曲は英国の作曲家ロビン・ホロウェイ。彼は「2台ピアノの為のソナタ Op.34a」について「規模 の大きさと充実した構造、作品に込められた野心と感情の深さは、シンフォニックな表現が似つかわしい」と語り、 交響曲として再創造しました。シューマンの「カノン形式の練習曲」はドビュッシーが2台ピアノに編曲した版を更に オーケストレーションしたものです。

Skani
SKANI-148(1CD)
ユリス・カルルソンス:生と死の踊り
ユリス・カルルソンス(b.1948):バレエ「シルマチのアントニヤ」組曲
エル・シド - 生と死の踊り(管弦楽のための)
ヨセフの幻影(管弦楽とバリトン・ソロのための)
リエパーヤSO、
グンティス・クズマ(指)、
ダウマンツ・カルニンシュ(Br)

録音:2022年9月5日-8日、グレート・アンバー・コンサートホール(リエパーヤ、ラトビア)
ユリス・カルルソンス(b.1948)は、ラトビアの古い世代に属する作曲家です。様々なジャンルで多くのダイナミックな作品を作ってきました。1990年から2007年までヤーゼプス・ヴィートリス・ラトビア音楽アカデミーで教え、1989年から1993年にかけてラトビア作曲家連盟の会長を務めました。グンティス・クズマ(b.1983)とリエパーヤSOのこのアルバムでは、初めてスタジオ録音されるカルルソンスの管弦楽作品が特集されています。
バレエ「シルマチのアントニヤ」は、20世紀初頭のラトビア、シルマチの農場を舞台とする、若い未亡人のオーナーのアントニヤ、彼女の娘、農夫長、仕立て屋たちの物語を題材にしたルードルフス・ブラウマニス(1863-1908)の戯曲による作品です。2017年に作曲され、翌年初演されました。このアルバムでは、2020年に作られた、9曲の「組曲」が演奏されます。「エル・シド - 生と死の踊り」は、リガで上演されたピエール・コルネイユの劇『ル・シッド(エル・シド)』とは別の伝説に基づく作品です。情熱、血の声、名誉、魂の高貴さ、誠実さを「トーン」に作曲されています。「ヨセフの幻影」は、1981年に上演されたトーマス・マンの劇『ヨセフとその兄弟』とは直接のつながりをもたない、回想と内省の「遠いエコー」として書かれました。過去か未来、あるいは両方の「幻影」。東方の砂漠にひとりでいる孤独という「ヨセフの現実」が、ラトビアの詩人で劇作家のライニスの作品に近い視点で描かれます。

Chandos
CHSA-5300(1SACD)
チャイコフスキー:管弦楽作品集
交響的バラード 「地方長官」 Op.78
幻想曲 「テンペスト」 Op.18
歌劇「チェレヴィチキ」より 「序曲」と「ポロネーズ」
交響的幻想曲 「フランチェスカ・ダ・リミニ」 Op.32
アルペシュ・チャウハン(指)
BBCスコティッシュSO

録音:2022年7月18日-20日、シティ・ホール(グラスゴー・イギリス)
BBCスコティッシュSOの副指揮者であるアルペシュ・チャウハン(指)チャイコフスキーの管弦楽作品集!バーミンガムで生まれたアルペシュ・チャウハンは、スタニスラフ・スクロヴァチェフスキに師事し、ファンホ・メナ、ワシリー・ペトレンコのマスター・クラスに参加。2014年から2016年にはバーミンガム市SOの副指揮者としてアンドリス・ネルソンス、エドワード・カードナーから研鑽を積みました。その後2021/22年シーズンよりデュッセルドルフSOの首席客演指揮者、BBCスコティッシュSO副指揮者に就任。その他にもバーミンガム・オペラ・カンパニーの音楽監督を務めています。
これまでにLPO、フランス国立O、フィルハーモニアOなど国際的に高い評価を受けているオーケストラとも頻繁に共演を繰り返しており、イギリス期待の若手指揮者の一人で、今回の録音がChandosレーベル初録音となります。
Chandos
CHAN-20164(1CD)

PCHAN-20164(1CD)
国内盤仕様
税込定価
エリック・コーツ:管弦楽作品集 Vol.3
テレヴィジョン・マーチ/組曲「3人の男」
シンデレラ/ダム・バスターズ
ラスト・ラヴ
スウィート・セヴンティーン
組曲「3人のエリザベス」
ジョン・ウィルソン(指)、
BBCフィルハーモニック

録音:2022年3月30日-31日、メディア・シティUK(サルフォード、マンチェスター)
※国内盤:解説日本語訳&日本語曲目表記オビ付き
シンフォニア・オヴ・ロンドンとの一連の録音ではBBCミュージック・マガジン賞をはじめとした数々の賞に加え、2022年度には「ラヴェル:管弦楽作品集」(RCHSA-5280/CHSA-5280)がレコード・アカデミー賞の管弦楽曲部門、そして英グラモフォン賞の空間オーディオ部門を受賞するなどさらなる圧倒的な評価を築いている指揮者、ジョン・ウィルソン。今回はBBCフィルハーモニックと2019年(CHAN-20036)、2020年(CHAN-20148)にリリースし高く評価されていたエリック・コーツ・シリーズに3年ぶりとなる新作が加わります。
ライト・ミュージックの分野でもスペシャリストとして活躍してきたジョン・ウィルソン。初期にはアーサー・サリヴァンやエドワード・ジャーマンの影響を受け、ジャズやダンス・バンドの要素を取り入れながら独自に進化していった英国のライト・ミュージックの全盛期を代表するコンポーザー=コンダクター、エリック・コーツの音楽はまさに彼の得意とするところでしょう。第3巻となる今作は、各楽章がそれぞれ田舎、街、海でのイギリスの男性を表現した組曲「3人の男」や、「私たちの想像の中の“シンデレラ”に捧げる」というコンセプトで書かれた幻想曲「シンデレラ」、イギリスの歴史上の3人のエリザベスを描いた女王陛下に捧げる組曲「3人のエリザベス」などを収録。時代の移り変わりに左右されることなく、日常の喜びを生き生きとしたメロディーで表現する才能にあふれ、戦争の時でも平和の時でもイギリス人に魅力と活力を与え続けたエリック・コーツの音楽をジョン・ウィルソン&BBCフィルの溌剌とした演奏でお楽しみください。

Audax Records
ADX-11207(1CD)
ロッシーニ:劇付随音楽「コロノスのオイディプス」 ナウエル・ディ・ピエロ(Bs)、ファブリツィオ・ルッジェーロ(指)、フィラルモニカ・ジョアキーノ・ロッシーニ、フォルトゥーナ劇場cho

ライヴ録音:2022年8月17日、ロッシーニ・オペラ・フェスティヴァル、ロッシーニ劇場(ペーザロ、イタリア)
レイチェル・ポッジャーに学んだ"21世紀世代"のバロック・ヴァイオリニスト、ヨハネス・プラムゾーラーが主宰し、様々な知られざる作品、意欲的なレパートリーを発掘してきたフランスのレーベル、「オーダックス・レコーズ(Audax Records)」。アルゼンチン、ブエノスアイレス出身のオペラティック・バス、ナウエル・ディ・ピエロがロッシーニの劇付随音楽「コロノスのオイディプス」を収録。

古代ギリシアの三大悲劇詩人の一人、ソポクレス原作の「コロノスのオイディプス」をジャンバッティスタ・ジュスティが台本に仕上げ、ロッシーニが音楽を付けた劇付随音楽です。しかしこの作品は現在ではほとんど演奏されなくなっており、このアルバムに収められた2022年に行われたロッシーニ・オペラ・フェスティヴァルでの演奏は、同曲の貴重な記録と言えます。ナウエル・ディ・ピエロの美声と、それをより引き立てるファブリツィオ・ルッジェーロ率いるフィラルモニカ・ジョアキーノ・ロッシーニの演奏でお楽しみください。

Halle
CDHLL-7560(1CDR)
ストラヴィンスキー:兵士の物語 マーク・エルダー(指)、
ハレOのミュージシャンたち、
リチャード・カッツ(ナレーター)、
マーティンズ・イムハンベ(兵士)、
マーク・ロッキャー(悪魔)

録音:2021年3月
第一次世界大戦直後に作曲されたストラヴィンスキーの「兵士の物語」は、戦後間もない状況で大編成のものは上演できないことを考えて7人のオーケストラと、ナレーター、兵士と悪魔という少人数で上演できるよう編成されています。ジャズやポピュラー・ダンスの要素も取り入れられ、リズムの面白さが際立つこの作品を、ハレOの首席奏者たちが集まり、見事なアンサンブルで再現しています。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

La Dolce Volta
LDV-103(1CD)
シンフォニック・ポエトリー
オーギュスタ・オルメス(1847-1903):「アンドロメダ」
リリ・ブーランジェ:「春の朝に」、交響詩「哀しみの夜に」
メル・ボニ:伝説の女たち「クレオパトラの夢」「オフェーリア」「サロメ」
ベッツィー・ジョラス(b.1926):「A Little Summer Suite」(世界初録音)
デイヴィッド・レイランド(指)
メス・グラン・テスト国立O

録音:2021年10月26-30日
作品を聴く前に、それが男性によって作曲されたのか、女性によって作曲されたのかを知る必要があるでしょうか。その情報は、私たちの聴き方や判断に影響す るのでしょうか?この録音で選ばれた作品は、いわゆる「標題音楽」です。作曲家は、音楽以外のテーマを聴覚的な手段で描写しています。純粋な音による物語を 堪能できる1枚です!
オルメスは、パリ音楽院に女性だからという理由で入学しなかったものの、リストにその才を激励され、フランクに入門します。ドビュッシーもオルメスの才能を 認めていました。フランクの遺作となったオルガン作品「3つのコラール」の2曲目はオルメスに捧げられています。この作品はオルメス最後の交響詩です。
リリ・ブーランジェはローマ大賞を受賞した最初の女性作曲家。健康上の問題で夭折したこともありその作品は多くはありませんが、どれも珠玉の天才の光が感 じられます。
メル・ボニは作品のタイトル以外に原作となった詩などについては示唆していないため、聴き手はタイトルから様々にイマジネーションをふくらませて作品を聴く ことができます。ケックランのもとでオーケストラの書法に磨きをかけていた時期の作品で、色彩豊かな世界が広がります。
ジョラスの「A Little Summer Suite」は夏(6月)に書き上げられたということでつけられたタイトル。ラトル指揮ベルリン・フィルから委嘱を受けて作曲さ れた7つの楽章から成る作品です。「展覧会の絵」に大いに影響を受けたといいますが、低弦による開始やその後の迫力ある不協和音など、非常に刺激的な作品 で、ベルリン・フィルのメンバーからも大歓迎された、管弦楽の醍醐味にあふれた作品です。 (Ki)


EUROARTS
20-18388(34DVD)
限定プレス
グレイテスト・コンダクターズ/アバド、バレンボイム、ハイティンク、ヤンソンス、メータ、小澤征爾

■クラウディオ・アバド(7DVD,662分)
◆DVD1(67分)
ドキュメンタリー
「沈黙を聴く」〜クラウディオ・アバドの芸術的肖像(日本語字幕付)
収録曲目:
ノーノ:プロメテオ
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界」
ベートーヴェン:交響曲第1,3&9番、エグモント序曲
ブルックナー:交響曲第1&9番
ストラヴィンスキー:詩篇交響曲
ブラームス:ドイツ・レクイエム
R.シュトラウス:エレクトラ
ウェーベルン:管弦楽の為の6つの小品
ドビュッシー:海
チャイコフスキー:交響曲第5番(抜粋)
ボーナス:
マーラー:交響曲第10番より<アダージョ> 
◆DVD2(94分)
『ジルヴェスター・コンサート2000 ヴェルディ・ガラ』
ヴェルディ
『仮面舞踏会』より「彼女は天を見つめる」「諸君、ウルリカの家で」
「見よこの夜に」「オスカルのカンツォーネ」
『ドン・カルロ』より「王妃の舞踏会」
『リゴレット』より「あれかこれか」「女心の歌」
『椿姫』より「乾杯の歌」「花から花へ」
『ファルスタッフ』より第1幕第2場
『ファルスタッフ』より第2幕第2場
『ファルスタッフ』より第3幕フィナーレ
J・シュトラウス:『仮面舞踏会』によるカドリーユ
◆DVD3(88分)
ヴェルディ:レクィエム
◆DVD4(122分)
(1)ベートーヴェン:交響曲第9番『合唱』
(2)ベートーヴェン:交響曲第3番『英雄』
◆DVD5(84分)
マーラー:交響曲第9番
◆DVD6(107分)
マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番
◆DVD7(100分)
バッハ:ブランデンブルク協奏曲全6曲
・第1番ヘ長調BWV.1046
・第3番ト長調BWV.1048
・第5番ニ長調BWV.1050
・第6番変ロ長調BWV.1051
・第4番ト長調BWV.1049
・第2番ヘ長調BWV.1047
アンコール:・第2番ヘ長調BWV.1047より第3楽章アレグロ・アッサイ
■ダニエル・バレンボイム(2DVD/189分)
◆DVD1
ドキュメンタリー「知ること、それが始まり」
◆DVD2
モーツァルト:協奏交響曲変ホ長調K.Anh.9(297b)
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
アンコール:
エルガー:エニグマ変奏曲op.36よりニムロッド
■ベルナルド・ハイティンク(7DVD/730分)
◆DVD1
ドキュメンタリー『ベルナルド・ハイティンク/わが音楽人生〜ある指揮者の肖
像』(49分)
◆DVD2
(1)マーラー:交響曲第1番『巨人』
(2)マーラー:交響曲第2番『復活』
◆DVD3
マーラー:交響曲第4番ト長調
◆DVD4
(1)マーラー:交響曲第3番
(2)マーラー:交響曲第7番『夜の歌』
◆DVD5
ヨーロッパ・コンサート1993イン・ロンドン(90分)
1.チャイコフスキー:幻想序曲『ロメオとジュリエット』
2.モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番
3.ストラヴィンスキー:バレエ音楽『春の祭典』
4.チャイコフスキー:『くるみ割り人形』より『花のワルツ』
◆DVD6
ヨーロッパ・コンサート1999イン・クラクフ(95分)
1.モーツァルト:モテットK.165『踊れ、喜べ、幸いなる魂よ』
2.モーツァルト:ミサ曲ハ短調K.427より『聖霊によりて』
3.ショパン:ピアノ協奏曲第2番
4.シューマン:交響曲第1番『春』
◆DVD7
2015年バーデン=バーデン・イースター音楽祭(90分)
1.ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
2.ベートーヴェン:交響曲第6番『田園』
■マリス・ヤンソンス(6DVD/603分)
◆DVD1
『ヴァルトビューネ1994〜ナイト・オブ・ダンス・アンド・ラプソディ』
スッペ:喜歌劇『軽騎兵』序曲
シューベルト:幻想曲ハ長調『さすらい人幻想曲』
エネスコ:ルーマニア狂詩曲第1番
スメタナ:歌劇『売られた花嫁』序曲
リスト:ハンガリー狂詩曲第2番
J.シュトラウス2世:ポルカ『雷鳴と電光』
リンケ:ベルリンの風
◆DVD2
『ベルリン・フィル来日公演2000』
ウェーバー:歌劇『オベロン』序曲
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番
バッハ:無伴奏ヴァイオリンの為のソナタ第1番ト短調BWV.1001よりプ
レスト(アンコール)
ドヴォルザーク:交響曲第8番
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲ハ長調Op.72-7(アンコール)
◆DVD3
『ヨーロッパ・コンサート2001 フロム・イスタンブール』
ハイドン:交響曲第94番『驚愕』
モーツァルト:フルート協奏曲第2番ニ長調K.314(285d)
ベルリオーズ:幻想交響曲
◆DVD4
『ヴァルトビューネ2002〜アンコール名曲の夕べ』
モニューシコ:『ハルカ』より『マズルカ』
ヴィエニアフスキー:ポロネーズOp.4
チャイコフスキー:メロディ(なつかしい土地の思い出Op.42-3)
チャイコフスキー:ワルツ・スケルツォハ長調Op.34
チャピ:『人騒がせな娘』序曲
キム:エレジー
ロンビュー:シャンペン・ギャロップ
外山雄三:バレエ組曲『幽玄』より『天人の踊り』
シベリウス:悲しいワルツ
エルガー:野生の熊(『子供の魔法の杖』第2組曲Op.1b)
ワーグナー:『ローエングリン』第3幕前奏曲
クライスラー:中国の太鼓
ガルデル/ジョン・ウィリアムズ編)):タンゴ『首の差で』(映画「セント・オブ・ウー
マン」より)
パガニーニ:ヴェネツィアの謝肉祭Op.10
ツィーラー:ウィーンの市民Op.419
マスカーニ:『カヴァレリア・ルスティカーナ』間奏曲
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲ハ長調Op.72-7
チャイコフスキー:『くるみ割り人形』より『パ・ド・ドゥ』
ビゼー:『アルルの女』第2組曲より『ファランドール』
マスネ:『ル・シッド』より『アラゴネーサ』『ナヴァレーサ』
リンケ:ベルリンの風
◆DVD5
『ザルツブルク音楽祭2012』
R.シュトラウス:交響詩『ドン・ファン』
ワーグナー:ヴェーゼンドンク歌曲集
ブラームス:交響曲第1番
◆DVD6
『ヨーロッパ・コンサート2017 フロム・キプロス』
ウェーバー:歌劇『オベロン』序曲
ウェーバー:クラリネット協奏曲第1番
コンツ:ウェーバーの主題によるハンガリー幻想曲(アンコール)
ドヴォルザーク:交響曲第8番
ブラームス:ハンガリー舞曲第5番ト短調(アンコール)
アンドレアス・オッテンザマー(Cl)
■小澤征爾(5DVD/505分)
◆DVD1
1.シューベルト:交響曲第5番変ロ長調D.485
2.武満徹:ノヴェンバー・ステップス
3.ブラームス:交響曲第4番ホ短調Op.98
4.モーツァルト:ディヴェルティメントニ長調K.136〜第2楽章アンダンテ
◆DVD2
『ヴァルトビューネ・コンサート1993〜ロシアン・ナイト』
1.リムスキー=コルサコフ:序曲『ロシアの復活祭』
2.チャイコフスキー:バレエ組曲『くるみ割り人形』
3.ボロディン:歌劇『イーゴリ公』より『ダッタン人の踊り』
4.ストラヴィンスキー:バレエ音楽『火の鳥』抜粋
5.チャイコフスキー:序曲『1812年』
6.ハチャトゥリアン:バレエ音楽『ガイーヌ』より『剣の舞』
7.チャイコフスキー:弦楽セレナードより『エレジー』
(アンコール)
8.J・シュトラウス:ラデツキー行進曲
9.パウル・リンケ:『ベルリンの風』
◆DVD3
『ヴァルトビューネ2003〜ガーシュウィン・ナイト』
ガーシュウィン
1.パリのアメリカ人
2.ラプソディ・イン・ブルー(マーカス・ロバーツ編)
3.ピアノ協奏曲ヘ調(マーカス・ロバーツ編)
マーカス・ロバーツ:
4.コール・アフター・ミッドナイト
ガーシュウィン
5.ストライク・アップ・ザ・バンド(ドン・ローズ編)
6.アイ・ガット・リズム
(アンコール)
7.パウル・リンケ:『ベルリンの風』
◆DVD4
『カラヤン・メモリアル・コンサート2008』
1.ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
2.バッハ:無伴奏ヴァイオリンの為のパルティータ第2番〜第3楽章
サラバンド
3.チャイコフスキー:交響曲第6番『悲愴』
◆DVD5
ベートーヴェン
1.交響曲第2番ニ長調Op.36
2.交響曲第7番イ長調Op.92
3.合唱幻想曲ハ短調Op.80
マルタ・アルゲリッチ(P)
■ズービン・メータ(7DVD/826分)
◆DVD1
モーツァルト:ファゴット協奏曲
バルトーク:管弦楽の為の協奏曲
ドヴォルザーク:序曲『謝肉祭』
ドヴォルザーク:交響曲第8番
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第8番ト長調op.46-8
◆DVD2
ヴァルトビューネ1997/ホワイト・ナイト
グリンカ:歌劇『ルスランとリュドミラ』序曲
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番〜第1楽章
チャイコフスキー:バレエ『白鳥の湖』〜ワルツ(チャイコフスキー)
ショパン:小犬のワルツ
ムソルグスキー:歌劇『ホヴァーンシチナ』〜前奏曲『モスクワ川の夜明け』
ムソルグスキー:歌劇『ソロチンスクの定期市』〜陽気な若者たちのゴパーク
リムスキー=コルサコフ:くまんばちの飛行
リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲
プロコフィエフ:バレエ『ロミオとジュリエット』〜タイボルトの死
リンケ:ベルリンの風
ヴェルディ・ガラ
第1部
・『ナブッコ』より『行け、我が想いよ』
・『イェルサレム』より『神が私たちを引き離そうとしている』
・『海賊』より『俺が捕虜になるとは』、『天と地から嫌われようと』
・『リゴレット』より『女心の歌』、『いつだか君と出会ったのを』
・『トロヴァトーレ』より『夜は静まりかえっている』、『母さん眠れないのかい?』
・『椿姫』より『不思議だわ…ああ多分彼なのね』
・『仮面舞踏会』より『立てお前の息子に…お前だったのだな』、『ああ!死を恥辱を』
第2部
・『運命の力』より『神よ平安をください』
・『ドン・カルロ』より『彼女は私を愛してはくれぬ』、『宿命的な授かり物!』
・『アイーダ』より『勝ちて帰れ!』、『祖国を救った者よ』
・『オテロ』より『もう夜も更け』、『アヴェ・マリア』
・『ファルスタッフ』より『世の中みな冗談』
◆DVD4
イスラエル・フィル創立75周年記念コンサート
サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ
バッハ:無伴奏ヴァイオリンの為のパルティータ第2番〜サラバンド
ショパン:ピアノ協奏曲第1番
ショーソン:詩曲Op.25
ベートーヴェン:交響曲第8番
◆DVD5
ヴェルディ:歌劇『ファルスタッフ』
◆DVD6
モーリス・ベジャール振付ベートーヴェン「第九交響曲」
音楽:ルートヴィッヒ・ヴァン・ベートーヴェン
◆DVD7
イスラエル・フィル退任記念演奏会
・イスラエル国歌
リスト:ピアノ協奏曲第2番
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲Op.72より第2番ホ短調ドゥムカ
マーラー:交響曲第2番「復活」
■クラウディオ・アバド(7DVD,662分)
◆DVD1(67分)
出演者:
クラウディオ・アバド(指)
ダニエル・ハーディング、アルブレヒト・マイヤー、ヴォルフラム・クリスト、コーリャ・ブラッハー、ベルリン・フィル、ウィーン・フィル、ルツェルン祝祭管、マーラー・ユーゲント
監督:ポール・スマチヌィ
ボーナス:
クラウディオ・アバド(指)
収録:2011年5月18日 ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
◆DVD2(94分)
アンドレア・ロスト(S)
アラン・タイタス(Br)
ラモン・ヴァルガス(T)
ラリッサ・ディアドコーヴァ(Ms)
ステラ・ドゥフェクシス(Ms)
エンリーコ・ファチーニ(T)
エリザベス・フュートラル(S)
ルーチョ・ガッロ(Br)
マッシモ・ジョルダーノ(T)
アナトリー・コチェルガ(Bs)
アンソニー・ミー(T)
カルメラ・レミージョ(S)
プラハ放送cho
スタニスラフ・ボグニア(合唱指揮)
BPO
クラウディオ・アバド(指)
収録:2000年12月31日 ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
映像監督:ハンス・フルシャー
◆DVD3(88分)
アンジェラ・ゲオルギュー(S)
ダニエラ・バルチェッローナ(A)
ロベルト・アラーニャ(T)
ユリアン・コンスタンティノフ(Bs)
スウェーデン放送cho
エリック・エリクソン室内cho
オルフェオン・ドノスティアーラcho
BPO
クラウディオ・アバド(指)
収録:2001年1月 ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
◆DVD4(122分)
(1)カリタ・マッティラ(S)
ヴィオレータ・ウルマーナ(C.A)
トマス・モーザー(T)
アイケ・ヴィルム・シュルテ(Br)
エリック・エリクソン室内cho
スウェーデン放送cho
トヌ・カリユステ(合唱指揮)
収録:2000年5月1日 ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
(2)収録:2001年2月 ローマ、サンタ・チェチーリア音楽院
BPO クラウディオ・アバド(指)
映像監督:ボブ・コールズ
◆DVD5(84分)
マーラー・ユーゲント・オーケストラ
クラウディオ・アバド(指)
収録:2004年4月14日 ローマ、聖チェチーリア音楽院(ライヴ)
映像監督:ボブ・コールズ
◆DVD6(107分)
マウリツィオ・ポリーニ(P)
ルツェルン祝祭O
クラウディオ・アバド(指)
収録:2004年8月 ルツェルン、コンサート・ホール(ライヴ)
◆DVD7(100分)
ジュリアーノ・カルミニョーラ(Vn:コンサートマスター)
ミカラ・ペトリ(リコーダー)
アロイス・ポッシュ(Cb)
ラインホルト・フリードリヒ(Tp)
オッターヴィオ・ダントーネ(Cemb)、他
モーツァルトO
クラウディオ・アバド(指)
収録:2007年4月21日 イタリア、レッジョ・エミリア、ヴァーリ市立劇場
■ダニエル・バレンボイム(2DVD/189分)
◆DVD1
制作&監督:ポール・スマチヌィ
字幕:独、英
◆DVD2
ウエスト=イースタン・ディヴァン・オーケストラ
モハメド・サレハ(Ob)キナーン・アズメ(Cl)
モル・ビロン(Fg)シャロン・ポリアク(Hrn)
ダニエル・バレンボイム(指)
収録:2005年8月21日、ヨルダン川西岸パレスチナ自治区ラマラ、文化センター
(ライヴ)
■ベルナルド・ハイティンク(7DVD/730分)
◆DVD1
監督:ヨースト・ホンセラール、ハンス・ハフマンス
制作:2019年
言語:オランダ語、英語
字幕:英、独、韓、日本語
◆DVD2
(1)BPO
ベルナルド・ハイティンク(指)
収録:1992年 ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
(2)シルヴィア・マクネアー(S)
ヤルト・ヴァン・ネス(A)
エルンスト・ゼンフcho
BPO
ベルナルド・ハイティンク(指)
収録:1992年 ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
◆DVD3
シルヴィア・マクネアー(S)
BPO
ベルナルド・ハイティンク(指)
収録:1991年 ベルリン、シャウシュピールハウス(ライヴ)
◆DVD4
(1)フローレンス・クイヴァー(A)
エルンスト・ゼンフcho
テルツ少年cho
BPO
ベルナルド・ハイティンク(指)
収録:1990年 ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
(2)BPO
ベルナルド・ハイティンク(指)
収録:1992年 ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
◆DVD5
フランク・ペーター・ツィンマーマン(Vn:2)
BPO
ベルナルド・ハイティンク(指)
収録:1993年 ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール(ライヴ)
◆DVD6
クリスティーネ・シェーファー(ソプラノ:1,2)
エマニュエル・アックス(P:3)
BPO
ベルナルド・ハイティンク(指)
収録:1999年 クラクフ、聖マリア教会(ライヴ)
◆DVD7
イザベル・ファウスト(Vn/1704年製ストラディヴァリウス「スリーピン
グ・ビューティ」:1)
BPO
ベルナルド・ハイティンク(指)
収録:2015年 バーデン=バーデン、フェストシュピールハウス(ライヴ)
■マリス・ヤンソンス(6DVD/603分)
◆DVD1
ミハエル・ルディ(P)
BPO
マリス・ヤンソンス(指)
収録:1994年6月19日ベルリン、ヴァルトビューネ(ライヴ)
映像監督:ブライアン・ラージ
◆DVD2
ヒラリー・ハーン(Vn)
BPO
マリス・ヤンソンス(指)
収録:2000年11月26日東京、サントリーホール(ライヴ)
◆DVD3
エマニュエル・パユ(Fl)
BPO
マリス・ヤンソンス(指)
収録:2001年5月1日イスタンブール、聖イレーネ聖堂(ライヴ)
◆DVD4
ヴァディム・レーピン(Vn)
BPOマリス・ヤンソンス(指)
収録:2002年6月23日ベルリン、ヴァルトビューネ(ライヴ)
映像監督:ボブ・コールズ
◆DVD5
ニーナ・ステンメ(S)
VPO マリス・ヤンソンス(指)
収録:2012年8月ザルツブルク祝祭劇場(ライヴ)
◆DVD6
アンドレアス・オッテンザマー(Cl)
BPO
マリス・ヤンソンス(指)
収録:2017年5月1日キプロス、パフォス城野外特設会場(ライヴ)
映像監督:ヘニング・カステン
■小澤征爾(5DVD/505分)
◆DVD1
サイトウ・キネン・オーケストラ
横山勝也(尺八:2)
鶴田錦史(琵琶:2)
秋山和慶(指揮:1)
小澤征爾(指揮:2-4)
収録:1989年フランクフルト、アルテ・オーパー(ライヴ)
◆DVD2
BPO
小澤征爾(指)
収録:1993年6月21日ベルリン、ヴァルトビューネ野外劇場(ライヴ)
映像監督:ブライン・ラージ
◆DVD3
マーカス・ロバーツ(P)
ローランド・ゲリン(ベース)
ジェイソン・マルサリス(ドラムス)
BPO
小澤征爾(指)
◆DVD4
アンネ=ゾフィー・ムター(Vn)
BPO
小澤征爾(指)
収録:2008年1月28日ウィーン、ムジークフェラインザール(ライヴ)
◆DVD5
サイトウ・キネン・オーケストラ
小澤征爾(指)
収録:2015年9月6日(1)、2016年8月18日(2)長野県、キッセイ文化ホール(ライヴ)
マルタ・アルゲリッチ(P)
リディア・トイシャー(S)
三宅理恵(S)
ナタリー・シュトゥッツマン(C.A)
福井敬(T)
ジャン=ポール・フーシェクール(T)
マティアス・ゲルネ(Br)
OMFcho
サイトウ・キネン・オーケストラ
小澤征爾(指)
収録:2015年9月1日長野県、キッセイ文化ホール(ライヴ)
■ズービン・メータ(7DVD/826分)
◆DVD1
ロサンジェルスPO
ズービン・メータ(指)
収録:1977年1月10-13日ロサンジェルス、ドロシー・チャンドラー・パヴィリオン、
ミュージック・センター(ライヴ)
◆DVD2
ダニエル・バレンボイム(P)
BPO
ズービン・メータ(指)
◆DVD3
マルセロ・アルバレス、ホセ・カレーラス、ホセ・クーラ、ダニエラ・デッシー、マリエッラ・デヴィーア、ルチアーナ・ディンティーノ、プラシド・ドミンゴ、ジャンルカ・フロリス、バルバラ・フリットリ、コンスタンティン・ゴーニー、エリザベート・マトス、レオ・ヌッチ、ルッジェーロ・ライモンディ、ロッサーナ・リナルディ、チンツィア・リッツォーネ、グローリア・スカルキ、リッカルド・ザネッラート
ヴェルディ音楽祭cho
フィレンツェ5月祭O ズービン・メータ(指)
収録:2001年5月11日、パルマ、テアトロ・パディリョーネ・パラカッサ(ライヴ)
◆DVD4
ジュリアン・ラクリン(Vn)
エフゲニー・キーシン(P)
ヴァディム・レーピン(Vn)
イスラエルPO
ズービン・メータ(指)
収録:2011年12月24日、テル・アヴィヴ(ライヴ)
◆DVD5
アンブロージョ・マエストリ(Brファルスタッフ)
フィオレンツァ・チェドリンス(Sアリーチェ)
マッシモ・カヴァレッティ(Brフォード)
エレオノーラ・ブラット(Sナンネッタ)
エリーザベト・クルマン(Msクイックリー夫人)
シュテファニー・ホウッツェール(Msメグ)
ハヴィエル・カマレナ(Tフェントン)
ルカ・カザリン(T医師カイウス)
ジャンルカ・ソレンティーノ(Tバルドルフォ)
ダヴィデ・フェルシーニ(Brピストーラ)
ウィーン・フィルハーモニアcho
VPO
ズービン・メータ(指)
演出:ダミアーノ・ミキエレット
収録:2013年8月ザルツブルク、モーツァルトの為の劇場(ライヴ)
字幕:伊英独仏西中韓,日本語
◆DVD6
振付:モーリス・ベジャール
指揮:ズービン・メータ
演奏:イスラエルPO
芸術監督:ジル・ロマン
出演:東京バレエ団、モーリス・ベジャール・バレエ団
クリスティン・ルイス(S)
藤村実穂子(Ms)
ペーター・スヴェンソン(T)
アレクサンダー・ヴィノグラードフ(Bs)
栗友会(合唱)栗山文昭(合唱指揮)
ピョートル・ナルデリ(振付指導)
収録:2014年11月8&9日NHKホール、東京、ライヴ
◆DVD7
イスラエルPO
ズービン・メータ(指)
イェフィム・ブロンフマン(P)
チェン・レイス(S)オッカ・フォン・デア・ダムラウ(Ms)
収録:2019年10月、テル・アヴィヴ(ライヴ)
※ズービン・メータのインタビュー(字幕:独、英)

画面:16:9、 NTSC
(一部4:3- NTSC)
音声:PCM Stereo,
DD5.1, DTS5.1
リージョン:All
3.515分(58h)
EURO ARTSの時代を代表する指揮者たちの映像をまとめた「コンダクターズ」シリーズ。これまでに、マリス・ヤンソンス、ベルナルド・ハイティンク、小澤征爾、 ズービン・メータ、そしてクラウディオ・アバドと5人の偉大な指揮者たちの見ごたえのある映像がリリースされてきました。今回そのすべて58時間34枚のDV Dボックスとして発売されます。 クラウディオ・アバド:2014年1月20日、イタリア北部ボローニャの自宅で亡くなった名指揮者。ベルリン・フィル時代、後進の育成に心血を注いだ晩年など数々 の名演と偉業を残しています。本作はアバドの人間性、音楽性を描いたドキュメンタリーと、ライヴ映像を中心としたDVD。 ダニエル・バレンボイム:巨匠バレンボイムがイスラエルとパレスチナの和平のために中東の若手音楽家を集めて創り上げたオーケストラの企画段階から、パレスチ ナ自治区ラマラでのコンサート実現までを追いかけたドキュメンタリーと、そのラマラでのコンサート・ライヴを収録した映像。 ベルナルト・ハイティンク:2021年に亡くなったベルナルド・ハイティンク。本作には、ハイティンクとベルリン・フィルによるコンサート映像やハイティンクの貴重 なドキュメンタリー映像など充実の内容です。 マリス・ヤンソンス:2019年11月に惜しくも亡くなったマリス・ヤンソンス。このDVDは、日本のファンを興奮のるつぼへ叩きこんだベルリン・フィルとの 2000年の来日公演、ヴァルトビューネ、ヨーロッパコンサート、そしてウィーン・フィルとのザルツブルク音楽祭の映像が収められています。ダイナミックでありな がら要所を引き締めたヤンソンスの指揮ぶりを存分に堪能することができます。 小澤征爾:注目は何と言っても小澤征爾が1989年にサイトウ・キネン・オーケストラと行った2回目のヨーロッパツアーの映像。「ブラームスの交響曲第4番」は、 以前LDでリリースされていましたが、今回は秋山和慶指揮の「シューベルト交響曲第5番」、さらにLDでは未収録だった小澤征爾指揮の「武満徹のノヴェンバー・ ステップス」も収録され、フランクフルトで行われたコンサートの全体を聴くことができます。サイトウ・キネン・オーケストラは、故齋藤秀雄(1902-74)の業績 を称えるため小澤征爾と秋山和慶により1984年に創設されました。1987年には第1回ヨーロッパツアーを成功させ、その高い演奏技術と音楽性は世界的に広 く認められるようになりました。 ズービン・メータ:年齢を重ねてもなお情熱的に指揮活動を行っているメータ。このDVDは、2019年10月に行われた長らく音楽監督を務めたイスラエル・フィ ルの退任コンサートの模様や1977年のロス・フィルとの演奏などメータの歴史が詰まった映像集。

EUROARTS
20-69221(1LP)
ハリウッド・ガラ / デンマーク国立SO
■SIDE A
ドリー・パートン
 ・『ボディガード』〜オールウェイズ・ラヴ・ユー 05:09
デン・アーベ
 ・『ムーラン・ルージュ』〜ネイチャー・ボーイ 03:08
ミシェル・ルグラン
 ・『シェルブールの雨傘』〜アイ・ウィル・ウェイト・フォー・ユー 04:42
ハンス・ジマー
 ・『グラディエーター』〜ついに自由に04:10
■SIDE B
ジョシュア・ブライアン・キャンベル、シンシア・エリヴォ
 ・『ハリエット』〜スタンド・アップ05:28
レディー・ガガ
 ・『アリー/スター誕生』〜シャロウ03:54
バート・バカラック&ハル・デイヴィッド
 ・『アルフィー』〜メイン・テーマ03:58
デイヴィッド・ベアウォルド
 ・『ムーラン・ルージュ』〜カム・ワット・メイ 04:27
デンマーク国立SO
ルートヴィヒ・ヴィッキー(指)
デンマーク国立ジュニアcho
アンドレア・リッケ・エーレンシュレーガー(ソリスト)
ディルクシャン・ジャヤラトナム(ソリスト)

収録:2022年5月、コペンハーゲン、DRコンサートホール(ライヴ)
35分
デンマーク国立SOによる大好評のシリーズ第7弾「ハリウッド・ガラ/Hollywood Gala」のLPがリリース!
第1弾はゲーム・ミュージックの祭典「Gaming in Symphony」(KKC-9442)、第2弾はSF映画の名作音楽集「GALAXYMPHONY」(20-65214)、 第3弾はファンタジー映画やドラマの音楽を取り上げた「FANTASYMPHONY」(20-65194)、第4弾はスパイ映画音楽を集めた「Agents are Forever」(20-67774)。第5弾は、ハリウッド黄金期のモノクロ映画の名曲を集めた「Divas & Diamonds」(20-65997)。そしてサスペンス、スリラー、ミステリーな ど恐怖映画の音楽を集めた第6弾「GALAXYMPHONY2」(20-68714)と若い世代を中心に絶大な人気を誇っています。
今回は、毎年アメリカのロサンゼルスで開催されるハリウッド映画の祭典「アカデミー賞」を彩った名作映画の音楽が演奏された「ハリウッド・ガラ/ Hollywood Gala」。ステージにはレッド・カーペットが敷かれ、コンサートは本物のアカデミー賞の授賞式さながらの盛り上がりをみせています。
故ホイットニー・ヒューストンが主演した『ボディガード』の世界的に大ヒットした主題歌「オールウェイズ・ラブ・ユー」。名作曲家、ミシェル・ルグランが音楽を 担当したフランスのミュージカル映画『シェルブールの雨傘』。ナット・キング・コールの「Nature Boy」の歌詞の一節から物語が始まるニコール・キッドマン主 演の『ムーラン・ルージュ』などアカデミー賞の歴史を飾る名画の数々の音楽が次々と演奏されます。

GRAND SLAM
GS-2289(1SACD)
クナッパーツブッシュ&VPO/ワーグナー
楽劇「神々のたそがれ」
(1)ジークフリートのラインへの旅
(2)ジークフリートの葬送行進曲
楽劇「パルジファル」
(3)幼子のあなたがおかあ様の胸に抱かれているのを見た
楽劇「トリスタンとイゾルデ」
(4)前奏曲
(5)イゾルデの愛の死
楽劇「ワルキューレ」第3幕
(6)ヴォータンの告別と魔の炎の音楽
楽劇「パルジファル」
(7)第1幕前奏曲〜リハーサル風景
(3)キルステン・フラグスタート(S)
(5)ビルギット・ニルソン(S)
(6)ジョージ・ロンドン(Bs-Br)
ハンス・クナッパーツブッシュ(指)
(1)-(6)VPO
(7)ミュンヘンPO

録音:(1)(2)1956年6月、(3)1956年5月、(4)(5)1959年9月、(6)1958年6月ゾフィエンザール(ウィーン)
(7)1962年11月バヴァリア・スタジオ(ミュンヘン)
使用音源:Privatearchive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
録音方式:ステレオ(録音セッション)
■制作者より
クナッパーツブッシュ&ウィーン・フィルのワーグナー名演集は抜粋ながらもステレオという恩恵もあり、今なお不滅の光を放っています。当シリーズではLP復 刻は実績がありますが、2トラック、38センチのオープンリール・テープを使用したものは今回が初めてとなります。むろん、マスタリングの全行程をプロ用の機器 で行い、万全を期しました。  
ボーナス・トラックには「パルジファル」第1幕前奏曲リハーサルを加えました。これはウェストミンスターの録音セッションで収録されたものですが、GS- 2113(2014年発売、廃盤)とは異なる箇所を収録したものであり、しかも音声はステレオです。わずか3分半ですが、クナの存在感の凄さが強烈に感じられ、 非常に興味深いものです。 なお、当CDには歌詞対訳は添付されておりません。ご了承下さい。(平林 直哉)

ACCENTUS Music
ACC-10586BD(Bluray)

ACC-20586DVD(DVD)
チャイコフスキー:バレエ『眠れる森の美女』(クリスティアン・シュプック版) ミシェル・ウィレムス(オーロラ)
ウィリアム・ムーア(カラボス)
ヤン・カシェ(リラの精)
ルーカス・ヴァレンテ(国王)
インナ・ビラッシ(王妃)
エレナ・ヴォストロティナ(乳母)
マシュー・ナイト(司祭)
マシュー・ベイツ(銀の精)
コーエン・エイチサン・デュガス(金の精)
ドミニク・スラウコフスキー(青の精)
ウェイ・チェン(緑の精)
マルク・ゲーリングス(赤の精)
ルカ・アフリット、ウェイ・チェン、ケヴィン・ポウゾウ、ロイク・ポワロ(4人の王子)
エステバン・ベルランガ(デジレ王子)
チューリヒ・バレエ団
チューリヒ・ジュニア・バレエ団
振付:クリスティアン・シュプック
衣装:ブキ・シフ
フィルハーモニア・チューリヒ
ロベルタス・シャーヴェニカス(指)

収録:2022年6月、チューリヒ歌劇場(ライヴ)
◆Bluray
画面:16:9,1080i,
Full HD
音声:PCMステレオ、DTS HD MA5,1
リージョン:ALL
127:44
◆DVD
画面:16:9、NTSC
音声:DTS5.1、DD5.1、PCM ステレオ
リージョン:All
127:44
チューリヒ・バレエの芸術監督を務めるクリスティアン・シュプック。ハインツ・シュペルリの後任として2012/13シーズンからチューリッヒ・バレエの芸術監督 兼チーフ・コレオグラファーに就任。『ロメオとジュリエット』(ACC-10484BD/ACC-20484DVD)や『くるみ割り人形とねずみの王様』(ACC-10449BD/ ACC-20449DVD)などの多くの振付を行い、古典作品を新たな視点で提示し、独特の表現で聴衆を魅了し高い評価を得ています。(2023/24シーズンからク リスティアン・シュプックはベルリン国立バレエの芸術監督に、チューリッヒはキャシー・マーストンが2023/24シーズンから就任予定)
この度リリースされるのは、2022年6月に上演された『眠れる森の美女』の映像。チャイコフスキー三大バレエのひとつ『眠れる森の美女』は、100年の眠り についたオーロラ姫と、それを救うデジレ王子の物語。1890年の初演以来、古典バレエの最高傑作として上演され続けてきた名作です。プロローグ付き3幕で構 成され、通常の版では、オーロラ姫の誕生により盛大な洗礼式が行われ、それに招待されなかった邪悪な妖精カラボスが怒り、オーロラに呪いをかけるという設 定です。しかしシュプック版では全く異なる見方でストーリが展開されます。子宝に恵まれなかった国王夫妻。そのことに悩んでいた王妃は妖精の世界に出向き、 そこで人間界に生まれる前のオーロラ姫さらってしまいます。何とそのさらったオーロラは、妖精の世界でカラボスが大切に育てていた女の子だった。という仰天 の設定。シュプック版は、プティパ版をベースにしつつ、妖精カラボスの運命に焦点を当て、人間の成長、大人になることの難しさ、親としての葛藤、そして愛情など 普遍的なテーマとともに、おとぎの物語をシニカルで繊細な視点で描いています。そしてジャケット写真にもあるように、オーロラはデジレ王子のキスで目覚める ことになっていますが、シュプック版では3回キスをしてもオーロラは目覚めない!そこで現れるのは…。
ミシェル・ウィレムスの可憐でありながらも芯の強さを感じるオーロラ、運命に翻弄されながら光と闇の世界を生きるカラボスを見事に踊り切ったウィリアム・ ムーアなどダンサーの質の高い踊りに加え、シュプック率いる豪華制作陣による衣装、舞台も見どころのひとつです。

KAIROS
0022003KAI(1CD)

P-0022003KAI(1CD)
国内盤仕様
税込定価
リザ・リム(b.1966):受胎告知の三連祭壇画(2019-22) ケルンWDR響、
クリスティアン・マチェラル(指)
エミリー・ヒンドリックス(S)

録音:2022年4月29日-30日、ケルン・フィルハーモニー(ドイツ)
国内盤:解説日本語訳&日本語曲目表記オビ付き
日本人ヴァイオリニスト、荻原尚子がコンサートミストレスを務めていることから日本での注目度も高い名門オーケストラの一つ、ケルンWDRSO。首席指揮者の任期を2025年まで延長した若きマエストロ、クリスティアン・マチェラルと共に今回取り上げるのは、メルボルン在住の作曲家、リザ・リムの新たな管弦楽作品「受胎告知の三連祭壇画」。リザ・リムは1966年オーストラリアのパース出身で、現代音楽界で最も注目されている女性作曲家の一人です。ロサンゼルスPOやバイエルンRSO、アンサンブル・アンテルコンタンポランといった世界的なオーケストラやアンサンブルから委嘱を受けて作品を発表しており、各地の主要な音楽祭に出演し多くの賞を受賞しています。3つの楽章で構成され、それぞれ古代ギリシアの詩人サッポー、聖母マリア、ムハンマドの娘ファーティマという3人の女性を扱った本作「受胎告知の三連祭壇画」もケルンWDRSO、BBCスコティッシュSO、バイエルンRSOによる共同委嘱によって制作されました。初演はこのディスクと同じアーティストで行われ、録音は初演の直後にケルン・フィルハーモニーで行われたものです。

Signum Classics
SIGCD-732(1CD)
エコーズ
バッハ、アレクサンドル・ジロティ、デイヴィッド・ル・ページ(b.1971):前奏曲 ロ短調 BWV855
マックス・リヒター:ザ・フォー・シーズンズ・リコンポーズドよりスプリング1
フィリップ・シェパード(b.1969):バッファロー・ジャンプ
フランク・ザッパ(アリ・N・アスキン編):Peaches En Regalia
ファリャ(ル・ページ編):ナナ
ル・ページ:時空の海
トビー・ヤング(b.1990):アート・オヴ・ダンシングよりトランス
ルー・リード(1942-2013):Venus in Furs(デイヴィッド・ル・ページ・ヴァージョン)
ベス・ギボンズ(b.1965)、エイドリアン・アトリー(b.1957)、ジェフ・バーロウ(b.1971)、アイザック・ヘイズ(1942-2008)(ル・ページ編):グローリー・ボックス
ダスティン・オハロラン(b.1971)、アダム・ウィッツィー(b.1969)(ル・ページ編):We Played Some Open Chords And Rejoiced, For The Earth Had Circled The Sun Yet Another Year
ジェシー・モンゴメリー(b.1981):スターバースト
ディーリアス(エリック・フェンビー編):Aquarelle 1
フィリップ・グラス(ル・ページ編):ミシマ
フィンジ:Dies Natalis ‘The Salutation
フィリップ・シェパード(指)、
オーケストラ・オヴ・ザ・スワン、
デイヴィッド・ル・ページ(芸術監督、ヴァイオリン)

録音:2022年6月&7月
バッハ、フィリップ・グラス、フランク・ザッパなどの作品と、芸術監督のデイヴィッド・ル・ページによる新しいアレンジを収録したオーケストラ・オヴ・ザ・スワンの「エコーズ」。「タイムプラス」(SIGCD-662)、「ラビリンス」(SIGCD-694/グラモフォン賞2022「空間オーディオ賞」ノミネート)に続くこのアルバムは、前々作、前作と共にクラシック・ファンのみならず、ニュー・エイジ・ファンにもおすすめの一枚です。
バッハから始まり、現代作曲家のフィリップ・グラスの作品といったクラシックのみならず、様々なジャンルの作曲家の作品を取り上げ、デイヴィッド・ル・ページの巧みなアレンジがなされています。

Chandos
CHAN-20154(1CD)
ピエール・サンカン:ア・ミュージカル・トリビュート
楽しい序曲*/ピアノ協奏曲*#
交響曲(弦楽オーケストラのための)*コメディア・デラルテ*
ソナチネ(フルートとピアノのための)#+
トッカータ#
ロマンティックなカプリース(左手のための)#
オルゴール#/運動#
ジャン=エフラム・バヴゼ(P)#、
アダム・ウォーカー(Fl)+、
ヤン・パスカル・トルトゥリエ(指)*、
BBCフィルハーモニック*

録音:2022年4月&10月、メディアシティUK(イギリス、マンチェスター)
作曲家、ピアニスト、教師、指揮者として、フランス音楽界に多大な影響を与えた人物、ピエール・サンカン(1916-2008)の貴重な作品集が登場!演奏にはサンカンに師事したジャン=エフラム・バヴゼや、サンカンの影響を受けたというヤン・パスカル・トルトゥリエが参加!アンリ・デュティユーと同年生まれのサンカンは、1916年フランスのマザメに生まれ、移住先のモロッコやフランス・トゥールーズで音楽の訓練を受けました。1934年にパリ国立高等音楽院に入学、指揮をシャルル・ミュンシュとロジェ・デゾルミエールに、ピアノをイヴ・ナットに、作曲をアンリ・ビュッセルに学んでいます。1943年にはカンタータ「イカロスの伝説」でローマ賞を受賞し、1956年から1985年に引退するまで、パリ国立高等音楽院で教鞭をとりました。彼の弟子には、ミシェル・ベロフ、ジャン=ベルナール・ポミエ、ジャック・ルヴィエ、ジャン=フィリップ・コラール、そしてジャン=エフラム・バヴゼなど、名だたるフランス人ピアニストたちが名を連ねています。

Onyx
ONYX-4240(1CD)
ヴォーン・ウィリアムズ:仮面劇 「ヨブ」
バレエ音楽 「老コール王」
ランニング・セット
アンドルー・マンゼ(指)、
ロイヤル・リヴァプールPO

録音:2022年5月31-6月1日、リヴァプール・フィルハーモニック・ホール
2016年にスタートし、瞬く間に21世紀を代表する新たな交響曲全集としての高い評価を確立した名匠アンドルー・マンゼとイギリスの名門オーケストラ、ロイヤル・リヴァプールPO(RLPO)によるヴォーン・ウィリアムズ。全5巻で完結した交響曲全集に続いて、「揚げひばり」や「タリスの主題による幻想曲」などを収録した管弦楽作品集もリリースされましたが、今度は仮面劇 「ヨブ」を中心に、舞曲をテーマとした管弦楽作品が登場。ウィリアム・ブレイクが書いた「ヨブ記」の挿絵からインスピレーションを得て作曲された「ヨブ」は、RVWはディアギレフのバレエに取り上げさせようと試みましたが失敗し、その後コンサート・ピースとして定着。9つのセクションでヨブの物語が描かれており、力強く荘厳な神の音楽や不協和音が使われたサタンの音楽など、劇的なコントラストが特徴的です。カップリングには、ソロ・ヴァイオリンのための美しいパッセージを含む管弦楽の色彩豊かなバレエ音楽「老コール王」と、伝統的な舞曲に基づく「ランニング・セット」も収録し、プログラムが完成しました。
その繊細でバランス感覚に優れた好演が、レコード芸術、英グラモフォン誌、英BBCミュージック・マガジン等、世界の主要メディアで絶賛されてきたアンドルー・マンゼのヴォーン・ウィリアムズ・シリーズ最新作にご期待ください。

BR KLASSIK
BR-900208(1CD)
NX-B07

NYCX-10394(1CD)
国内盤仕様
税込定価
ホルスト:組曲『惑星』 バイエルン放送cho女声団員
バイエルンRSO
ダニエル・ハーディング(指)

録音:2022年2月24、25日(ライヴ)
ミュンヘン ヘルクレスザール(ドイツ)
※国内仕様盤日本語解説・・・片桐卓也
英国出身のハーディングですが、意外にもこれまで『惑星』の全曲録音は無く、ウィーン・フィルとのシェーンブルン宮殿コンサートのライヴで「木星」があるのみ でした。そこに登場したバイエルン放送響とのライヴ録音が出色の内容です。全曲の演奏時間は57分近くで、50分前後が多いこの曲の録音の中にあって 異例の長さ。遅めのテンポの中でフレーズをたっぷりと歌わせて細やかな表情付けを行い、バス・オーボエを際立たせるなど特殊なオーケストレーションを生か す意図も感じられます。レーベルからの情報によればバイエルン放送響は長い間この曲を演奏していなかったとのこと。高度な演奏能力を持ちながらも「惑 星」に関しては伝統が染みついていないオーケストラを得て、ハーディングが思いのままに解釈を披露しています。 「火星」では重量感のある響きでテンポを刻み、「木星」中間部の有名な旋律では力強く歌い上げます。「土星」では瞑想的な弱音と爆発的な中間部との 対比が鮮烈。「海王星」最後の女声合唱のヴォカリーズは、きわめてゆっくりと繰り返されつつ極小音量に絞り込まれて消えてゆきます。この曲の持つ外面的 な効果は活かしつつ、深い内面性をも感じさせる演奏となっています。

SOMM
ARIADNE-5021(1CD)
NX-B04
トーマス・ビーチャム・コンダクツ・R・シュトラウス
交響詩「マクベス」##
組曲『町人貴族』##
7つのヴェールの踊り##
交響詩「ドン・ファン」*
交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」#
ロイヤルPO
トーマス・ビーチャム(指)

録音:ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、ロンドン(UK)(ライヴ)
1956年10月17日(MONO)##
1955年1月18日(SOMMBCHM31よりリマスター)(MONO)*
1955年1月20日(SOMMBCHM31よりリマスター)(MONO)#
##=初出音源
イギリスの指揮者トーマス・ビーチャムは、若い頃からR・シュトラウス作品を愛し熱心に演奏したことで作曲家の信頼を得て、シュトラウスが没するまで のおよそ40年間にわたり良き関係を築きました。このアルバムにはビーチャムが1946年に設立したロイヤルPOとのシュトラウス作品の 1955年から56年のライヴ録音が収録されています。設立して10年を経たオーケストラは、ビーチャムの構想を完全に反映できる、まさに手兵として成長し ており、両者の最良の関係が聴き取れることでしょう。中でも1956年10月17日の演奏はこれが初出。そして「マクベス」はビーチャムによるこの作品唯一の 録音でもあり、彼のディスコグラフィへの新たな追加作品となります。 なお、交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」と「ドン・ファン」は、以前リリースされていたアルバムの音源にリマスターしたもので、一層聴きやす くなりました。


Pentatone
PTC-5187027(1CD)
バルトーク:4つの管弦楽曲 Sz.51Op.12
管弦楽のための協奏曲 Sz.116
カリーナ・カネラキス(指)
オランダ放送PO

ライヴ録音:2022年7月/放送音楽センター、ヒルフェルスム(オランダ)
注目の女性指揮者カリーナ・カネラキスが2019年より首席指揮者を務めるオランダ放送POとバルトークの「4つの管弦楽曲」と「管 弦楽のための協奏曲」をライヴ収録しました!
パールマンの演奏に惹かれ、ヴァイオリンを習い始めたというカネラキスはアメリカ出身の指揮者、ヴァイオリニスト。カラヤン・アカデミーの学生時代にはベ ルリンPOのヴァイオリン奏者を経験。そのときカネラキスが第1ヴァイオリン奏者として演奏したシェーンベルクの『浄夜』を聴いたサー・ サイモン・ラトルが指揮者としての才能を見出したことがきっかけで、ヴァイオリンを学びながらも指揮者の道も目指しました。
2013年にプロの指揮者としてデビュー。以後着実にキャリアを積み、2019年よりオランダ放送POの首席指揮者、ベルリン放送交 響楽団の首席客演指揮者、2020年9月からはLPOの首席客演指揮者に就任しています。
4つの管弦楽曲は傑作、歌劇『青ひげ公の城』やバレエ音楽『木製の王子』と同時期1910年代の作品。一方、5つの楽章からなる『管弦楽のための協奏曲』 はバルトーク晩年の傑作。各楽器がソロとトゥッティのように室内アンサンブルのように交錯する楽曲構造で、色彩感と立体的な音楽はバルトークならではの民族 色の濃い作品といえます。カネラキスは感情を揺さぶる演奏を披露。楽曲解釈の深さを見事にあらわした注目の録音です!

FIRST HAND RECORDS
FHR-146(1CD)
プロコフィエフ:ロメオとジュリエット Op.64(抜粋)
[第1幕]
第1曲 前奏曲
第2曲 ロメオ
第4曲 朝の踊り
第10曲 少女ジュリエット
第11曲 客人たちの登場
第12曲 仮面
第13曲 騎士たちの踊り(モンタギュー家とキャピュレット家)
第19曲 バルコニーの情景
第20曲 ロメオのヴァリアシオン
第21曲 愛の踊り
[第2幕]
第22曲 民衆の踊り
第24曲 五月の踊り
第33曲 決闘
第35曲 ロメオはマキューシオの死の報復を誓う
第36曲 終曲
[第3幕]
第37曲 前奏曲
第39曲 ロメオとジュリエットの別れ
[第4幕]
第51曲 ジュリエットの葬式
第52曲 ジュリエットの死
リムスキー=コルサコフ:『ロシアの復活祭』序曲 Op.36
アルヴァロ・カッスート(指)
ポルトガルSO

ライヴ録音:(1)1995年9月26日、(2)1996年2月16日/ポルトガル、リスボン、ベレン文化センター大講堂
アルヴァロ・カッスートは、1938年生まれのポルトガルの作曲家、指揮者。リスボン大学で法律を、ウィーン音楽院で指揮を学びました。作曲家としては、ポル トガルで初めてトータルセリエリズムを取り入れた作品を発表するなど前衛的な表現を経て、70年代にポストモダンの作風に変化。以降、次第に指揮活動がメイン になっていき、ポルトガルの主要オーケストラを振って祖国の作曲家を積極的に録音するなどして活躍しています。
近現代作品に強いカッスート。このCDの収録曲も自身のレパートリーとして定着しているもので、自ら編んだ『ロメジュリ』抜粋版では劇的な音楽が連続性を もって構築され、『ロシアの復活祭』ではその巧みなオーケストレーションの旨味がみごとに音化されています。もともとは1990年代半ばにポルトガルの放送局 「Antena2」で放送されたライヴ音源で、このたび丁寧にリマスターされて初の商業リリースとなります。
ポルトガルSOは1993年結成の比較的若い楽団。熱気あるサウンドが魅力的で、大規模な作品も見事に聴かせます。カッスートは初代首席指揮者として、 1999年までこの楽団を鍛え上げました。

MDG
MDG-10201802(1CD)
バルトーク:弦楽のためのディヴェルティメント
ブリテン:フランク・ブリッジの主題による変奏曲Op.10
ポーランド室内O
イェジー・マクシミウク(指)

録音:1985年、Polskie Nagrania
MDGレーベルの"貴重な"録音を再リリースする「プレツィオーザ」シリーズ。第1弾は、1976年に録音されたヘルマン・クロイツ指揮によるロッシーニの「小荘厳ミサ曲」(MDG-102000329)でしたが、今回第2弾は、イェジー・マクシミウク指揮ポーランド室内Oによるバルトークとブリテンです。
イェジー・マクシミウクは、1936年ベラルーシのグロードナ生まれ。1970年代には西側で活躍し、後のヤノフスキ(1939-)、ヴィト(1944-)らの先陣を切っ た人物。ワルシャワ音楽院でヴァイオリン、ピアノ、(指)作曲を学び、ワルシャワ大劇場に勤めながら、1972年にポーランド室内Oを結成。その後、ポーラ ンド放送国立SOカトヴィツェ(1975〜77)、BBCスコティッシュSO(1983〜93)の首席指揮者を歴任しました。
当盤が録音された1985年はまだポーランドは共産圏でありました。MDGの創設者の一人ヴェルナー・ダブリングハウスは、当時の様子をこう振り返っていま す。「ポーランドを代表する指揮者の録音が魅力的なプログラムで実現した。私たちは録音機材で一杯になった車でデトモルトからワルシャワまで約1000キロを 走行することになった。しかし当時旧東西ドイツの国境の町ヘルムシュテットを通過することもままならなかった。さらには、ポーランドの国境では、税関職員が我々 に向かってこう言いました。”雑誌はもってるか?”そこで我々は次回来るときは『プレイボーイ』を持ってくれば良いことを学習しました。」その後もポーランド国 内を走行している最中に警官に止められ、その際にバッハのレコードが役に立ったエピソードや、録音時の様々な貴重なエピソードが解説書に記されています。
バルトークの「弦楽のためのディヴェルティメント」は1939年に作曲された古典的な形式を持つ作品。当時の不穏な空気はほとんど感じられない明快な音楽 はバルトークの真骨頂。ブリテンの「フランク・ブリッジの主題による変奏曲」は、師ブリッジへの感謝と賞賛をもって作曲されました。構成は、序奏と主題の提示 に続き10の変奏(9つの変奏とフーガとフィナーレ)からなる彼の出世作となりました。 (Ki)

H.M.F
HMM-905369(1CD)
ドビュッシー:管弦楽組曲第1番(1882)【祭/バレエ/夢/行列とバッカナール】 
海〜3つの交響的スケッチ*
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指)
レ・シエクル

録音:2012年2月2日シテ・ド・ラ・ミュジーク(パリ)、4月13日聖チェチーリア音楽院(ローマ)*(ともにライヴ)
ロトと手兵の時代楽器オーケストラによる、レ・シエクルとドビュッシーの名作「海」。このたびあらたにマスタリングしなおして、harmoniamundiから登場 します。
「 海 」は 、1905年10月 、シュヴィヤール指揮のコンセール・ラムルー管により初演された際の響きを再現しています。弦楽器はガット弦、金管は細管、木管やハー プは当時のフランス製、パリ音楽院直伝の奏法を遵守しています。何よりヴィブラートとトレモロに終始するようなこの作品で、ヴィブラートが極力抑えられてい るため、聴感上の印象はがらりと異なり、雅楽のようでさえあります。名演ひしめく作品ながら、目から鱗の落ちる衝撃度No.1ディスクと申せましょう。 
さらに注目なのが、ドビュッシー初期の作品「管弦楽組曲第1番」の世界初録音。1882年から84年、ドビュッシー20‐22歳パリ音楽院の学生時代の作で、 長く失われたとされてきましたが、最近草稿が発見され話題となりました。オーケストラ版とピアノ連弾版の2種があり、後者はすでに録音もありますが、待望 のオーケストラ版は初めて。第3曲「夢」はオーケストラ・スコアが見つからず、他にも不完全な部分があったため、現代フランスの作曲家フィリップ・マヌリ が補筆完成させ、2012年2月2日にロトとレ・シエクルがパリで世界初演を行いました。演奏時間が30分近くかかる大作ですが、ドビュッシーの初期作品 に特有のナイーヴな叙情性と人好きするメロディにあふれた魅力作で、オーケストラの響きに若きドビュッシーが私淑したワーグナーの影響が感じられるのが興味 津々です。ほぼ同時期の「小組曲」や「春」に劣らぬ魅力を湛えています。
ACTES SUDから発売の同内容のCD、ASM10(2013年5月発売)および、KKC 5330(2013年9月発売)は、レーベル在庫終了次第廃盤となります。 (Ki)

CZECH RADIOSERVIS
CR-1176(1CD)
プラハの春音楽祭ブルー・エディションVoL.2
(1)ヤクブ・ラタイ(1984-):Fade No More (2020-21)
(2)ルシー・ヴィトコヴァー(1985-):Dream of Others(2021)
(3)コンスタンティン・ホイヤー(1989-):peripety ? dissolution(2020)
(4)イアン・ミキスカ(1994-):Dissolving; Settling(2021)
(5)アドリアン・デモチュ(1985-):Chord and Trembling (2020)
(6)オルガ・ノイヴィルト(1968-):Spleen III(2001)
(7)マルティン・スモルカ(1959-)Angel Steps(2021)
クラングフォルム・ウィーン
バス・ウィーヘルス(指)
ゲラルト・プラインファルク(Sax)

録音:(1)〜(6)2022年5月28日、プラハ、DOX+
(7)2022年5月27日、プラハ、DOX+
1946年に第1回が開催され、現在に至るまで政治的困難を乗り越え、毎年春にチェコのプラハで開催される「プラハの春音楽祭」。RADIO SERVISレーベ ルでは音楽祭を彩った歴史的録音を集めた「ゴールド・エディション・シリーズ」をリリースしていますが、この度音楽祭が委嘱して音楽祭で初演された作品を収 録した「ブルー・エディション・シリーズ」を開始しました。
第2弾の本アルバムは、2022年の音楽祭のライヴ録音。チェコの建築家ペトル・ハーイエク(1970)による現代美術館「DOX+」で二日間にわたって行われ た音楽祭委嘱作品の実験的な内容の特別公演です。オペラ「オルランド」で注目を集めているオルガ・ノイヴィルトをコンポーザー・イン・レジテンスに迎え、5作 品の初演を行うという意欲的な内容です。演奏は、1985年に作曲家ベアート・フラーにより創設された現代音楽のスペシャリスト集団クラングフォルム・ウィーン。 指揮は、2018年から首席客演指揮者と務めるバス・ウィーヘルス 。1946年に第1回が開催され、現在に至るまで政治的困難を乗り越え、毎年春にチェコのプラハで開催される「プラハの春音楽祭」。RADIO SERVISレーベルでは音楽祭を彩った歴史的録音を集めた「ゴールド・エディション・シリーズ」をリリースしていますが、この度音楽祭が委嘱して音楽祭で初演された作品を収録した「ブルー・エディション・シリーズ」を開始しました。
第2弾の本アルバムは、2022年の音楽祭のライヴ録音。チェコの建築家ペトル・ハーイエク(1970)による現代美術館「DOX+」で二日間にわたって行われた音楽祭委嘱作品の実験的な内容の特別公演です。オペラ「オルランド」で注目を集めているオルガ・ノイヴィルトをコンポーザー・イン・レジテンスに迎え、5作品の初演を行うという意欲的な内容です。演奏は、1985年に作曲家ベアート・フラーにより創設された現代音楽のスペシャリスト集団クラングフォルム・ウィーン。指揮は、2018年から首席客演指揮者と務めるバス・ウィーヘルス 。 (Ki)

ACCENT
ACC-24391(1CD)
ヨハン・ヴィルヘルム・ヴィルムス(1772-1847):作品集
(1)協奏交響曲 ハ長調 〜フルート、クラリネット、ファゴット、ヴァイオリン、チェロと管弦楽のための
(2)クラリネット協奏曲 変ロ長調 Op.40
(3)協奏交響曲 ヘ長調 〜フルート、オーボエ、ファゴット、ホルンと管弦楽のための
ソフィア・アレッツ(フルート(1)(3)) 
エルンスト・シュラーダー(クラリネット(1))
ファイト・ショルツ(ファゴット(1)(3))
モニカ・ワイズマン(Vn(1)) 
アマリリス・ドゥエニャス・カスタン(Vc(1))
エルンスト・シュラーダー(クラリネット(2))
マルクス・ドイター(オーボエ(3))
フェデリコ・クエバス・ルイス(ホルン(3))
アンドレアス・シュペリング(指)
アルモニー・ウニベルセル

録音:2022年10月3-6日/ケルン
近年、交響曲や室内楽曲が少しずつ演奏されるようになってきたドイツ系オランダ人の作曲家ヨハン・ヴィルヘルム・ヴィルムス。このアルバムにはクラリネット 協奏曲(1815年頃)と協奏交響曲2曲(ともに1814年)という3つの協奏作品の初録音が収録されています。演奏はムジカ・アンティクヮ・ケルンのチェンバ ロ奏者に始まり指揮者としても古楽オケを振り活躍してきた名匠アンドレアス・シュペリングと、ACCENTレーベルで一捻りあるタイトルをリリースしてきたアルモ ニー・ウニベルセルという注目の組み合わせ。
ヴィルムスはケルン近郊の村に生まれ、19歳でアムステルダムに移りました。その地でフルートとピアノのヴィルトゥオーゾとして名を上げ、また作曲家としても 出版作品がオランダ内外で高く評価される音楽家として大成。ハイドン、モーツァルト、初期ベートーヴェンの作品を敬愛していたといい、メロディーと和声とが高 次元で絡み合うすばらしい音楽からもその影響が感じ取れます。
編成的には初期ベートーヴェン・タイプのしっかりした2管編成で、音楽的にはハイドンから連なる愉悦と美しい均衡をもつ語り口。独奏パートも技巧推しという よりは牧歌的で平穏な曲想です。あたたかな感触のさまざまな音色が巧妙に歌をリレーしていく協奏交響曲の魅力は相当なもの。クラリネット協奏曲もモーツァル トのそれを連想させる味わい深い逸品です。 (Ki)

LSO Live
LSO-5094(1SACD)
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.61(カデンツァ:イェルク・ヴィトマン)
ヴァイオリン協奏曲 ハ長調 WoO5〜アレグロ・コン・ブリオ(断片)
ヴェロニカ・エーベルレ(Vn/ストラディヴァリウス「ドラゴネッティ」(1700年製))
サー・サイモン・ラトル(指)LSO

録音:2022年3月11&12日、ジャーウッド・ホール、LSOセントルークス
ヴェロニカ・エーベルレの協奏曲デビュー盤が登場します!気品ある輝きに満ちた魅惑の音色、フレーズの端々に感じられるやさしさと愛らしさ、そして言うまでもなく完璧 な技巧のエーベルレによる、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲です。カデンツァはヴィトマンによるものというのも注目です。指揮はラトル。エーベルレは2006年にベルリン・ フィルとベートーヴェンの協奏曲を演奏して一挙に世界の注目を集めましたが、その時の指揮者もラトルでした。エーベルレにとって最高のシェフを得ての録音実現といえるで しょう。ラトルがLSOから引き出すあたたかくも明るい音色の冒頭から期待に胸がふくらむ中、彼女の魅力がこれ以上ないかたちで発揮された内容となっております。
エーベルレのソロが素晴らしいのはいうまでもありませんが、注目なのが、カデンツァ。イェルク・ヴィトマンがこのエーベルレとラトル&LSOの録音のために書いたカデンツァ を演奏しています!ベートーヴェンの素材がたくみに調理されたモティーフを重ねながら、種々の奏法が盛り込まれた超絶技巧のカデンツァ。ベートーヴェンがこのヴァイオリン 協奏曲をピアノ協奏曲に編曲した際に書いた、ティンパニとヴァイオリンソロの対話も印象的なカデンツァに倣って、ここでもティンパニが登場しますが、さらにコントラバスも 加わり、時に三者による演奏の場面もあるなど、充実のカデンツァは必聴です!そして何よりエーベルレが最高に活き活きと演奏しています。
カップリングはベートーヴェンが1790年頃に書いたヴァイオリン協奏曲。Allegro con brioの断片(259小節)が残っているだけの作品で、補完したかたちで演奏 されることもありますが、ここではベートーヴェン筆による残された部分まで(未完)を演奏しています。エーベルレが奏でる抒情的な旋律の美しさに魅了されます。ディス ク全体をとおして、エーベルレの歌がこの上ない美しさと気品に満ち、さらに完璧な技巧で圧倒されます。ラトルのベートーヴェンへの細やかなアプローチ、それにこたえる LSOのアンサンブルの妙、すべてが理想的に融合した演奏です!

DUX
DUX-1793(1CD)
バツェヴィチ:弦楽オーケストラのための作品集
協奏曲(弦楽オーケストラのための)
交響曲(弦楽オーケストラのための)
シンフォニエッタ(弦楽オーケストラのための)
ディヴェルティメント(弦楽オーケストラのための)
プリムス室内O、
ウカシュ・ブウァシュチク(指)

録音:2021年7月26日-31日、グラジナ&キェイストゥット・バツェヴィチ音楽アカデミー(ウッチ、ポーランド)
ポーランドの女流作曲家として最初に国際的な名声を得たグラジナ・バツェヴィチの弦楽オーケストラのための作品を集成した1枚。戦後まもなく書かれた彼女の代表作「交響曲」と「協奏曲」に加え、初期の「シンフォニエッタ」と晩年の「ディヴェルティメント」を収録しており、作曲スタイルの発展と変化を窺い知ることができます。
DUX
DUX-1862(1CD)
ポーリッシュ・ストーリーズ
ミコワイ・ヘルテル(b.1948):ポーランドの追憶(Pと弦楽オーケストラのための)
ミコワイ・ピオトル・グレツキ(b.1971):エレジー(Vcと弦楽オーケストラのための) Op.40
アリツィア・グロナウ(b.1957):カスケード(Vcと弦楽オーケストラのための)
クシシュトフ・ヘルヅィン(b.1970):おとぎ話(アルト・サクソフォンと弦楽オーケストラのための)
カロル・ラジヴォノヴィチ(P)、トマシュ・シュトラール(Vc)、パヴェウ・グスナル(アルト・サクソフォン)、ウォムジャ・ヴィトルト・ルトスワフスキ・チェンバー・フィルハーモニック、ヤン・ミウォシュ・ザジツキ(指)

録音:2020年10月1日&2021年11月30日-12月1日(ポーランド)
現役で活躍する作曲家たちによるポーランドにちなんだ作品集。ヘルヅィンの「おとぎ話」以外は2015年以降に生まれた作品です。ウォムジャ・ヴィトルト・ルトスワフスキ・チェンバー・フィルハーモニックにとってはこれが17枚目のアルバムとなります。
DUX
DUX-1915(1CD)
グレツキ&ロクサンナ・パヌフニク:弦楽オーケストラのための作品集
パヌフニク:世界の四季(2007-2011)〜ヴァイオリンと弦楽オーケストラのための*
グレツキ:コンチェルト・ノットゥルノ Op.13(2000)〜ヴァイオリンと弦楽オーケストラのための*
グレツキ:ディヴェルティメント Op.32(2009)〜弦楽オーケストラのための
グレツキ:告別 Op.33b(2009)〜弦楽オーケストラのための
グレツキ:コンチェルト・リリコ Op.45(2016)〜2つの弦楽オーケストラのための
アグニェシュカ・ドゥチマル(指)、
ポーランド放送アマデウス室内O、
ヤロスワフ・ジョウニエルチク(Vn)*、
カヤ・ダンチョフスカ(Vn)

録音:2005年、2012年、2016年、2019年
弦楽オーケストラのための名作を数多く残しているグレツキの4作品に、ロクサンナ・パヌフニクの「世界の四季」をカップリングした充実の1枚。グレツキの「コンチェルト・ノットゥルノ」のヴァイオリンは、ポーランドを代表する名手カヤ・ダンチョフスカが演奏しています。ロクサンナ・パヌフニクの「世界の四季」はイギリスの名ヴァイオリニスト、タスミン・リトルのために書かれた作品で、アルバニア(秋)、チベット(冬)、日本(春)、インド(夏)と4つの国の季節を描いており、アルバニアは父アンジェイ・パヌフニクに、残りの3楽章はタスミン・リトルへと捧げられています。

KAIROS
0015121-KAI(1CD)
ヴィエラ・ヤナールチェコヴァー(1941-):ピアノ協奏曲&弦楽作品集
アルカディア(1998/2021)〜バスフルートと弦楽のための/ドティク(1996)〜弦楽オーケストラのための/夏の夜の夢(2008)〜フルート、チェロとピアノのための/ピアノ協奏曲(2008)*
エリック・ラム(Fl)、クエーサーズ・アンサンブル、イヴァン・ブッファ((指)ピアノ*)、バンベルクSO&ジョナサン・ノット(指)*ほか

録音:2008年〜2021年
チェコスロバキア(現スロバキア)出身の女性作曲家、ヴィエラ・ヤナールチェコヴァー(1941-)の作品集。タトラ山脈の風景に深く感銘を受け、自然と内なる関係を形成したという彼女は、ブラチスラヴァの音楽院やプラハの舞台芸術アカデミーで学んだ後、政治的な理由でカナダ、ドイツに亡命。ドイツの村に移住してからは静寂と隠遁の中で森の声を聴き、自然の音を独自の作曲スタイルで音楽言語に変換していったといいます。彼女は大規模なオーケストラ曲から声楽曲、民謡の編曲、ラジオ劇まで、幅広いジャンル・楽器のための作曲を行っていますが、創作のの中心となる楽器は弦楽器で、重要作品としては9つの弦楽四重奏曲を挙げることができます。本作には弦楽を伴う作品のほか、イヴァン・ブッファとジョナサン・ノット&バンベルクSOの演奏によるピアノ協奏曲が収録されています。
KAIROS
0015125-KAI(1CD)
イヴァン・ブッファ(1979-):アンサンブル作品集
QuasARS-(2008)〜ヴィオラとアンサンブルのための/Caprice II(2011)〜ヴァイオリンのための/String Quartet(2001-2006)/Organismo(2012) 〜アンサンブルのための/Rebirth(2011) 〜アンサンブルのための/Trio(2003) 〜フルート、クラリネット、チェロのための/Mime(2016) 〜リコーダーのための#/reative Spirit(2014)〜アンサンブルのための/Identity(2017) 〜アンサンブルのための
辺見康孝(Vn)、
鈴木俊哉(リコーダー)#、
クエーサーズ・アンサンブル、
イヴァン・ブッファ(指)

録音:2019年&2020年(オーストリア、ウィーン)
辺見康孝と鈴木俊哉が参加!スロバキアの音楽界を代表する現代作曲家の一人、イヴァン・ブッファのポートレートアルバム!このアルバムに収録されている作品は、どれもイヴァン・ブッファの多面的な音楽的才能を確信させるもので、各作品の最も驚くべき共通点はその簡潔さです。彼はヨゼフ・ポドプロツキーから伝授された伝統的な作曲の基礎と、ミカエル・ジャレルのもとで身につけた繊細でモダンなリズムの組み合わせによって、自身のスタイルへの道を見出したと語っています。ブッファは2008年からブラチスラヴァの舞台芸術アカデミーで作曲と音楽理論を指導しており、ウィーン国立音楽大学でも教職に就いています。2013年にはスロヴァキア作曲家協会の会長に就任しています。

Diapason
DIAPCF-027(10CD)
チャイコフスキー:バレエ、オペラ作品集 〜 仏ディアパゾン誌のジャーナリストの選曲による名録音集
【CD1-2】
白鳥の湖
【CD3-4】
眠れる森の美女
【CD5】
くるみ割り人形
【CD6-7】
(1)歌劇「エフゲニー・オネーギン」
(2)劇付随音楽「雪娘」より抜粋
(3)劇付随音楽「ハムレット」より抜粋
【CD8-9】
歌劇「スペードの女王」
【CD10】
以下全て抜粋
歌劇「オプリーチニク」/歌劇「地方長官」/歌劇「ウンディーナ」/歌劇「オルレアンの少女」/歌劇「マゼッパ」/歌劇「チャロデイカ」/歌劇「イオランタ」/歌劇「チェレヴィチキ」
【CD1-2】
アンタル・ドラティ(指)ミネアポリスSO
録音:1954年
【CD3-4】
アンタル・ドラティ(指)ミネアポリスSO
録音:1955年
【CD5】
アンタル・ドラティ(指)LSO
録音:1962年
【CD6-7】
(1)ボリス・ハイキン(指)ボリショイ劇場O&cho、エフゲニー・ベロフ(Br)、ガリーナ・ヴィシネフスカヤ(S)、セルゲイ・レメシェフ(T)、ラリーサ・アフデーエワ(Ms)
録音:1955年
(2)(3)モスクワRSO
アレクサンドル・ガウク(指)
全ソビエト連邦ラジオ放送連盟SO
録音:1951年
【CD8-9】
アレクサンドル・メリク=パシャーエフ(指)ボリショイ劇場O&cho、ゲオルギ・ネレップ(T)、アレクセイ・イヴァノフ(Br)、パヴェル・リシチアン(Br)、エフゲニヤ・スモレンスカヤ(S)、エフゲニア・ヴェルビツカヤ(C.A)、ヴェロニカ・ボリセンコ(Ms)
録音:1949-1950年
芸術の国フランスの世界的クラシック音楽専門誌、「ディアパゾン(Diapason)」の自主製作レーベルの看板であるボックス・セット・シリーズの第27弾として、チャイコフスキーのバレエ、オペラ作品集が登場します!
アンタル・ドラティによるバレエ作品集と共に収録されているのは、キリル・コンドラシンの師であり、プロコフィエフやカバレフスキーの作品の初演を行ったことでも知られるボリス・ハイキン指揮による「エフゲニー・オネーギン」、そして1938年に開催された全ソ指揮者コンクールでムラヴィンスキーに次ぐ第2位を獲得し、作曲家としても活躍したアレクサンドル・メリク=パシャーエフ指揮の「スペードの女王」といった貴重な音源も収録されています。

ONDINE
ODE-1418(1CD)
NX-B07
メルケル・メルケシュ:交響曲と交響詩集
ケルメス(1920)- ルーベンスの絵画による交響詩*
交響詩「エレジー」 Op.15(1919)*
交響曲 ニ短調 Op.19(1925)
イェヴレSO
ハイメ・マルティン(指)

録音:2022年6月13-16日、2022年12月17-18日
*=世界初録音
スウェーデンの作曲家メルケル・メルケシュの作品集。1910年代にパリで学んだメルケシュは、当時のフランス音楽と、留学先で知り合ったマティスやピカソ、モ ディリアーニらの芸術に強い影響を受けました。しかし彼は比較的保守的な作風を貫き、どちらかというとセザール・フランクに近い厳格な形式による作品を多 く遺しています。 メルケシュは頻繁にルーヴル美術館へ足を運び、とりわけルーベンスの絵画に魅了されました。このアルバムに収録されている「La Kermesse ケルメス」は、 結婚を祝う農村の祭りを描いたとされるルーベンスの作品にインスパイアされたもので、全編明るい雰囲気に満たされています。「エレジー」は"私の母の記憶 に"と記された抒情的な作品。母クリスティーネを亡くしたばかりのメルケシュの悲しみが表現されており、初演時には批評家からも絶賛されました。彼の代表 作の一つ「交響曲 ニ短調」は急緩急の3楽章で書かれた演奏時間36分余りの作品。3管編成で、持ち換えのピッコロ、イングリッシュホルン、バス・クラリ ネットに、更にハープを加えたオーケストレーションからはフランス近代音楽風の色彩豊かな響きが立ち上ります。メルケシュはこの作品をストックホルムの新コン サートホールこけら落としのための新作コンクールに出品しました。審査員はカール・ニールセン、ロベルト・カヤヌス、ヨハン・ハルヴォルセンの3名。結果はアッテ ルベリの「歌」が第1位で、この曲は第2位。しかしこけら落とし翌日の公演で演奏され、音楽関係者からは好評を得たと伝えられています。 1912年に創立された100年以上の歴史を持つイェヴレSOと、2022年から首席指揮者を務めるハイメ・マルティンが作品の魅力を引き出していま す。

SWR music
SWR-19122CD(1CD)
NX-B06
ジョン・タヴナー:奇跡のヴェール(1987) -チェロと弦楽オーケストラのための
聖なるもの(1995) - 混声合唱と独奏チェロのための*
リオネル・マルティン(Vc)
シュトゥットガルト室内O
コリーナ・ニーマイヤー(指)
SWRヴォーカル・アンサンブル*
ユヴァル・ワインバーグ(指)*

録音:2021年12月22-23日、2022年12月14-15日(ライヴ) *
2013年に発足した若い才能あるアーティストがキャリアをスタートするためのサポート「SWR2 ニュー・タレント・プログラム」。選ばれたアーティストは3年間に わたり、放送局のプロモーションを受けることができます。 2021年にこの栄誉を勝ち取ったのは、ドイツ、テュービンゲン出身のチェリスト、リオネル・マルティンでした。 彼はテュービンゲン音楽学校でヨーゼフ・ハーステンに師事、2020年からはチューリヒ芸術大学でトーマス・グロッセンバッハーに師事し研鑽を積んでいます。 2017年にはダン・エッティンガーが指揮するシュトゥットガルトPOをバックにチャイコフスキーの「ロココの主題による変奏曲」でデビュー・ コンサートを行い、以降、ヨーロッパから南米までと幅広く演奏活動を行うとともに、2017年にはアンネ・ゾフィー・ムター財団の奨学生になり、ムターや他の奨 学生とツアーを行うなど才能が高く評価されています。 このアルバムでマルティンは、ジョン・タヴナーの「奇跡のヴェール」と「聖なるもの」を披露。 1989年にスティーヴン・イッサーリスによって初演された「奇跡のヴェール」はキリストの誕生と受難、復活を見つめる聖母マリアの生涯を描いた作品で、チェロ はまるで人の声のように扱われ、ゆったりと歌われる弦楽オーケストラとともに聴き手を精神的な世界へといざないます。 「聖なるもの」はタヴナーの神秘主義が反映された12声の合唱作品。キリスト正教会の葬儀の際に、棺が閉じられる間に演奏されることを念頭に置いて書 かれており、チェロの旋律は司祭、またはキリストのイコンを表しています。 この曲の合唱部分を指揮するのは1990年生まれでテルアヴィヴで音楽を学びベルリンとオスロで研鑽を積んだユヴァル・ワインバーグ。2020/21年シーズン からSWRヴォーカル・アンサンブルの新しい首席指揮者に就任した逸材です。

ENSENBLE MODERN
EMCD-051(1CD)
ヴォルフガング・リーム(b.1952):「狩猟と形式」
(1995-2001/ワーク・イン・プログレス2008状態)
サー・ジョージ・ベンジャミン(指)
アンサンブル・モデルン

録音:2020年9月3日ベルリン・フィルハーモニー大ホール(ライヴ)
新ロマン主義の旗手として時代を牽引した鬼才リームの大作をイギリスの俊英 作曲家ジョージ・ベンジャミンが振るファン垂涎の一枚。 この作品はおよそ20年前に成立したもののワーク・イン・プログレスの作品として 成長を続け、この演奏は2008年の状態の録音。およそ一時間に及ぶ怒涛の音 の嵐から瞑想的で神秘的な瞬間までリーム節が炸裂する彼の集大成的他大 作。アンサンブル・モデルンの渾身の演奏も迫力満点。

CPO
CPO-3555606(3CD)
NX-G11
ジークムント・フォン・ハウゼッガー(1872-1948):交響的作品全集

【DISC1】…SACDハイブリッド*
野生交響曲- 大オーケストラと合唱のために
【DISC2】#
アウフクレンゲ(子どもの歌による交響的変奏曲)
交響詩「ディオニュソス幻想曲」
交響詩「鍛冶屋ヴィーラント」
【DISC3】+
交響詩「バルバロッサ」
夜に寄せる3つの賛歌 - バリトンとオーケストラのために
ケルン西ドイツ放送cho*
ケルン西ドイツRSO*
アリ・ラシライネン(指)*
バンベルクSO#
ハンス・クリフトフ・ベーゲマン(Br)
ノールショピングSO+
アントニー・ヘルムス(指)#.+

録音:2005年11月28日、12月2日、2006年1月31日
2013年1月2-4日
2014年4月8-6日
2011年5月30日-6月2日
グラーツに生まれ指揮者として活躍したジークムント・フォン・ハウゼッガーの交響的作品全集。ワーグナーの流れを 汲む半音階的な和声を活かした後期ロマン派風の作品は、当時高く評価されるも、やがて時代の波に乗ること ができず忘れられてしまいました。しかしアリ・ラシライネンが2005-06年に録音した「野生(自然)交響曲」に注目 が集まり、その作品が少しずつ再評価されるようになりました。この3枚組に収録された作品の作曲時期はハウ ゼッガーのほぼ全活動期間にわたり、若々しい「ディオニュソス幻想曲」や最も成功を収めたという「バルバロッサ」 など多彩な作品を聴くことができます。ブルックナー好み、積極的に指揮したというハウゼッガーらしい、どれも規模 が大きくパワフルかつ重厚な響きを持つ作品です。

Capriccio
C-5497(2CD)
NX-B09
R・シュトラウス:管楽アンサンブルのための作品全集
管楽器のためのソナチネ第1番ヘ長調「傷病兵の仕事場より」 TrV288-16管楽器のために
セレナード 変ホ長調 Op.7-13管楽器のために
ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら(マティアス・プフラウムによる管楽器とパーカッション編)
組曲 変ロ長調 Op.4TrV132-13管楽器のために
管楽器のためのソナチネ第2番変ホ長調 「楽しい仕事場」 TrV291-16管楽器のために
ベルリン国立歌劇場Oのメンバー
グレゴール・ヴィト(指)

録音:2020年12月1-4日、2021年3月1-5日
R・シュトラウスに所縁の深いベルリン国立歌劇場Oのメンバーによる、親しみやすく魅力的な管楽アンサンブル作品集。 ホルン奏者の父親を持つR・シュトラウスは管楽器のために魅力的な作品を多数書いています。協奏曲も合奏曲も、モーツァルト作品のような晴朗 で優美なメロディに、ロマン派のサウンドを(しかし重くならないように)まとわせた作品ばかり。この2枚組ディスクでは、管楽アンサンブルによる作品をすべて収 めています。特に13管楽器のためのセレナードと組曲は同じ編成によるモーツァルトの「グラン・パルティータ」を思わせる立派で美しい作品。 演奏は2022年12月に来日して見事な演奏を聞かせたベルリン国立歌劇場Oのメンバー。R・シュトラウスは1898年から1920年にかけて 同歌劇場の指揮者/音楽総監督を務め、客演指揮者時代を含めると実に1,200回もの公演を指揮しました。同歌劇場はシュトラウスの音楽総監督退 任100周年となる2020年に特別プログラムを組み、10回に及ぶ室内楽曲の全曲演奏会を予定していましたが、新型コロナウイルスのパンデミックで中止と なってしまいました。その後、無観客で配信した管楽アンサンブルの演奏が好評を博したことからセッション録音の計画が浮上し、このCDに結実しました。指 揮者のグレゴール・ヴィットはバレンボイムの指名によって1993年以来同歌劇場Oの首席オーボエ奏者を務めていますが、ここでは楽団の同僚たち が存分に演奏できるよう指揮に専念しています。アルバムを通して古典的な構成の曲が並ぶ中で、「ティル」の編曲版では楽団員の名技・妙技を存分に堪 能できます。

MIRARE
MIR-660(1CD)
ブラームス:セレナード集
セレナード第2番イ長調Op.16
セレナード第1番ニ長調Op.11
ヴィクトル・ジュリアン=ラフェリエール(指)
コンスエロO

録音:2022年9月30日-10月3日/ヴァンセンヌ・メディアセンター
チェロ奏者としても活躍するヴィクトル・ジュリアン=ラフェリエールのイニシアティブで2019年に創設されたコンスエロO。コロナ禍でせっかくの活動 がままならぬ状態でしたが、これから本格的な世界進出が期待できます。各奏者がソロ、室内楽でも活躍する名手揃いで、フレッシュで生気あふれる解釈が魅力。
デビューCDはブラームス。それも最も若々しく明るいセレナードなのが大歓迎。今後に目が離せません。 (Ki)


FONE
2LP-050(2LP)
496枚完全限定生産
ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー(ジャズ・バンド・ヴァージョン)
交響組曲「キャットフィッシュ・ロウ」
ピアノ協奏曲ヘ調
リアルト・リップルズ
ステファノ・ボラーニ(P)、
リッカルド・シャイー(指)、
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO

録音(ライヴ):2010年1月28日-30日、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス(ドイツ)
ドイツ製180g重量盤LP
2013年にFoneよりリリースされた、ステファノ・ボラーニとリッカルド・シャイーのコラボレーションによるガーシュウィン・アルバムのアナログ盤が496枚の完全限定生産で復活!
元々は2010年にDeccaからCDでリリースされ、2人の母国イタリアではクラシック・アルバムとして初めてポップ・チャートの8位にランクインしたアルバムで、Foneの創設者、ジュリオ・チェーザレ・リッチの手によって高品質LP化されたものです。ミラノが生んだクラシックとジャズのトップ・アーティストのコラボレーション、さらにはゲヴァントハウスOも普段とは全く違ったジャジーな表情を見せ、極めて熱量の高いライヴになっています。
「Fone」は1983年にイタリアのレコーディング・エンジニア、ジュリオ・チェーザレ・リッチによって設立され40年近い歴史を持つ高音質レーベル。リッチが「聴き手に(録音会場の)理想のポイントに腰を掛けているかのようなユニークな体験をしてもらいたい」と語る通り、自然なサウンドを楽しむことができます。

Danacord
DACOCD-958(1CDR)
エミール・レーセンの芸術
ニルス・W・ゲーゼ:バレエ 「民話」(1854)-1. ポロネーズ、2. 結婚ワルツ
ハンス・クリスチャン・ロンビュー(ロンビ)(1810-1874):バレエ 「アマー島の王の義勇兵たち」-3. フィナーレ=ギャロップ
[録音:1929年][Columbia J50]

ハンス・エアンスト・クロイア(1798-1879):4. 愛らしき国あり
ディトレウ・ルズヴィ・ローワト(1742-1813):5. 国王クリスチャン四世は高いマストのそばに立つ 
[録音:1930年][Columbia DD116]

フリードリク・クーラウ(1786-1832):劇付随音楽 「妖精の丘」 Op.100(1828)-6. バレエ「アウネーテの夢」(第4幕)、7. 妖精の踊り、8. 花冠の踊り(第5幕)、9. エコセーズ
[録音:1930年][Columbia DD117]

P・E・ランゲ=ミュラー(1850-1926):劇付随音楽 「昔むかし」 Op.25(1884-86)-10. 前奏曲
[録音:1930年][Columbia DD108]

J・シュトラウス:11. ワルツ 「南国のバラ」 Op.388
ヨーゼフ・シュトラウス(1827-1870):12. ワルツ 「わが人生は愛と喜び」 Op.263
[録音:1930年][Columbia DD118]
フリードリク・クーラウ(1786-1832):13. 『妖精の丘』のポプリ
[録音:1935年][Polyphon S630086]

P・E・ランゲ=ミュラー(1850-1926):14. メロドラマ 「ルネサンス」 Op.59(1901)- 前奏曲
ニルス・W・ゲーゼ:バレエ 「民話」(1854)-15. ポロネーズ、16. 結婚ワルツ
[録音:1940年][Polyphon Z.S.60103]

ハンス・クリスチャン・ロンビュー(ロンビ)(1810-1874):17. 夢の絵姿
[録音:1940年][Polyphon Z.S.60100]

カール・ニルセン:歌劇 「仮面舞踏会」 FS39(1904-06)-18. 序曲、19. 若い雄鶏たちの踊り
[録音:1940年][Polyphon Z.S.60099]

カール・ニルセン:劇付随音楽「母」 FS94(Op.41)(1920)-20. 第7場への前奏曲、21. 行進曲
[録音:1946年][Polyphon HM80112]

ジェレマイア・クラーク(c.1674-1707):22. ヤーアン王子の行進曲(トランペット・ヴォランタリー)
[録音:1945年][Polyphon X61107]

ヤコブ・ゲーゼ(1879-1963):23. タンゴ・ツィガーヌ 「ジェラシー」(1925)
エメリッヒ・カールマン(1882-1953):喜歌劇 「伯爵令嬢マリツァ」-24. さあジプシー
[録音:1946年][Polyphon Z60122]
デンマーク国立RSO(tr.1-12,20-21, 23-24)、
王立デンマークO(tr.13,22)、
BPO(tr.14-19)
エミール・レーセン(指)、
エルセ・ブレムス(メゾソプラノ/tr.13)、
ホルガー・ビューリング(バス/tr.13)、ヴァンディ・トヴォレク(Vn/tr.24)
作曲家で指揮者のエミール・レーセン(1887-1964)は、あらゆるジャンルとスタイルをマスターした、デンマーク音楽の注目すべき「何でも屋」でした。彼が重要だと考えたのは音楽の質だけだったと言われます。コペンハーゲンのミュージック・シアターのピアニストからキャリアをスタートさせ、(指)編曲、オペレッタやレビューの為の作曲を手がけていきました。第一次世界大戦前後の時代には、音楽学校の出身でなかったにもかかわらず、「街で一番」の指揮者と呼ばれる存在になっていました。このアルバムに収録されたデンマーク国立RSO、王立デンマークO、BPOを指揮した録音はすべて、今回が初めてのCD化です。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

Hyperion
CDA-68316(2CD)
メシアン:峡谷から星たちへ… ティエリー・フィッシャー(指)ユタSO、
ジェイソン・ハーディンク(P)、
シュテファン・ドール(Hrn)、
キース・キャリック(シロリンバ)、
エリック・ホプキンズ(グロッケンシュピール)

録音:2022年6月1日&4日-6日、アブラヴァネル・ホール(ユタ、アメリカ)
アメリカの古豪オーケストラ、ユタSOと、2009年から音楽監督を務めるティエリー・フィッシャーによるメシアンの「峡谷から星たちへ…」。ティエリー・フィッシャーはこれまでにアルスターO首席指揮者、BBCウェールズ・ナショナルO首席指揮者、名古屋フィルハーモニーSO常任指揮者(現名誉客演指揮者)を歴任にし、日本のファンにも馴染み深いマエストロです。
「峡谷から星たちへ…」はメシアンが1976年のアメリカ建国200年に向けて作曲を依頼され制作されました。メシアンはこの作品を制作するにあたってアメリカのユタ州に訪れ、その土地で見た風景から影響を受けています。鳥の鳴き声はもちろんのこと峡谷の岩の色なども書き止め、メシアンの想像力によって音楽となっていきました。5楽章、2楽章、5楽章といった3つの部分で構成された「峡谷から星たちへ…」は、楽器編成もユニークで、打楽器、木管楽器、金管楽器に、13人の弦楽器奏者という特殊なものです。この演奏ではホルンのソリストにBPOの首席奏者であるシュテファン・ドールが参加しており、その点も注目されます。

BR KLASSIK
BR-900016(1CD)
NX-B09
チャイコフスキー:幻想序曲「ロメオとジュリエット」(1880年第3稿)
ストラヴィンスキー:バレエ音楽『火の鳥』 組曲 (1919年版)*
ヴァレーズ:アメリカ(1922年オリジナル版)
バイエルンRSO
マリス・ヤンソンス(指)

録音(ライヴ):2015年10月13-16日ガスタイク、フィルハーモニー、ミュンヘン(ドイツ)
2013年3月18-21日 ヘルクレスザール、ミュンヘン(ドイツ)*
※マリス・ヤンソンス・エディション(900200)Disc60の分売です。
「指揮者とは、指揮台の上の演出家のようなものだ」と語ったヤンソンス。オペラで経験を積んだ彼は、常に作品を徹底的に分析し、その本質に迫ろ うとしました。このアルバムにはタイプの異なる3作品が収録されており、ヤンソンスのアプローチの違いを楽しむことができます。 ロマンティックな作風と明確なストーリー性を持つチャイコフスキーの「ロメオとジュリエット」、ヤンソンスが得意としたストラヴィンスキーの代表作の一つ「火 の鳥」、パトカーのサイレンまでもが用いられ、ニューヨークの風景が鮮烈に描写されたヴァレーズの「アメリカ」。ヤンソンスはバイエルンRSOの 高い機能性を最大限に引き出し、作品の持つストーリー性を的確に表現しています。

LSO Live
LSO-0833(1SACD)
R・シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはかく語り」
ドビュッシー:バレエ音楽「遊戯」*
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指)LSO

録音:2018年1月*、11月 バービカン・ホール(ロンドン)
1896年作の「ツァラトゥストラはかく語り」と1913年の「遊戯」17年違いですが、どちらも20世紀的精緻な管弦楽法を駆使し、オーケストラの性能を 存分に発揮させる曲だけにLSO の名人芸が光ります。「ツァラトゥストラはかく語り」冒頭はフィリップ・コブのトランペット、舞踏の歌はシモヴィチのヴァイオリン・ ソロなど名奏者たちの妙技にもひたれます。ロトの語り口も絶妙に冴え、「ツァラトゥストラはかく語り」が冒頭以降も楽しい音楽であることを最認識させてくれ ます。
ドビュッシーの「遊戯」はシエクルとの来日公演で名演を聴かせてくれましたが、今度はモダン・オケ。ロトの解釈は深みを増し、光と色のモチーフが流れるよ うに展開するのを味わえます。子供と大人どちらもの「遊戯」であることを実感させてくれます。 (Ki)

BIS
BISSA-2540(1SACD)
レスピーギ:組曲『鳥』
リュートのための古い舞曲とアリア 第1組曲
リュートのための古い舞曲とアリア 第2組曲
リュートのための古い舞曲とアリア 第3組曲
ジョン・ネシリング(指)
リエージュ王立PO(リエージュPO)

ン録音:2021年7月5-9日/フィルハーモニーホール、リエージュ(ベルギー)
好評のジョン・ネシリング指揮によるレスピーギの管弦楽作品集。当アルバムには組曲『鳥』と『リュートのための古い舞曲とアリア』を 収録しております。
組曲『鳥』はパスクィーニ、ラモーなどのクラヴサン曲より編曲した管弦楽作品。「ナイチンゲール」「かっこう」など鳥のさえずりの表現した5曲からなるこの作 品は聴き手を色彩豊かな音風景へと誘います。
『リュートのための古い舞曲とアリア』組曲は16世紀後半から17世紀初頭のイタリアとフランスの作曲家によるリュートまたはギターのための作品からの編曲 ですが、こちらも新鮮な響きで彩った組曲。繊細で洗練された音色が特徴のこの作品はイタリアのオーケストレーションの巨匠レスピーギが贈る名作です。
1947年サンパウロ生まれの指揮者ブラジルのジョン・ネシリングは、ボダンツキーやシェーンベルクの血を引くという逸材で、バーンスタインやスワロフスキー の薫陶を受けております。自身の持ち味である情熱的かつ抜群のリズム感で、色彩豊かにレスピーギを振っております。 (Ki)

GRAND SLAM
GS-2286(1CD)
クナッパーツブッシュ/ウィーンの休日
J・シュトラウス1世:ラデツキー行進曲 Op.228
コムツァーク:ワルツ「バーデン娘」 Op.257
J・シュトラウス:アンネン・ポルカ
 加速度円舞曲 Op.234
 トリッチ・トラッチ・ポルカ
ツィーラー:ワルツ「ウーンの市民」 Op.419
J・シュトラウス:ポルカ「うわき心」
 ワルツ「ウィーンの森の物語」
ハンス・クナッパーツブッシュ(指)、VPO

"録音:1957年10月15、16日/ゾフィエンザール(ウィーン)
使用音源:Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
録音方式:ステレオ(録音セッション)
■制作者より  
内容については、もはや説明不要の名盤でしょう。当シリーズでも過去にGS-2040(LP復刻/2009年)、GS-2085(4トラック、19センチのオープンリー ル・テープ復刻/2012年)と発売しましたが、今回入手した2トラック、38センチのオープンリール・テープの音質には、心底驚いてしまいました。2種のGS 盤を含め、既存のディスクではLPにカッティングするためにダイナミック・レンジを圧縮したマスターが使用されていたようですが、その枠組みを取り払った音質 は、解き放たれたような開放感があります。こうなると、クナの巨大さは異様なまでに生々しく感じられますし、ウィーン・フィルのしたたるような美音もスピーカー からこぼれ落ちそうに思えます(「ウィーンの森の物語」のヤンチクのツィター・ソロさえも別物のように響きます!)。あまりの音の違いに物議を醸すかもしれませ んが、どうやらこれが原音のようです。(平林 直哉)

オクタヴィア
OVCL-00805(2SACD)
税込定価
2023年2月22日発売
バッハ:管弦楽組曲(全4曲)
管弦楽組曲第1番ハ長調 BWV1066
管弦楽組曲第2番ロ短調 BWV1067
管弦楽組曲第3番ニ長調 BWV1068
管弦楽組曲第4番ニ長調 BWV1069
コンバッティメント・コンソート・アムステルダム
ヤン・ヴィレム・デ・フリーント(音楽監督、ソロVn)

録音:1997年1月27日-2月4日 アムステルダム、ヴァルス教会
1982年にヤン・ヴィレム・デ・フリーントが創設し、音楽監督とコンサートマスターを務めた、コン バッティメント・コンソート・アムステルダム。 滅多に耳にする機会のない新たなバロック・レパートリーに光を当てるだけでなく、同時期の大 作曲家の有名曲を新しい角度から見つめ直す機会をも与える演奏活動で、国際的な名声を 確立しました。 当アルバムは1997年の録音で、EXTONの最新リマスタリングを施した再発売となります。(オクタヴィア)

NMC
NMC-D263(1CD)
レベッカ・ソーンダース(b.1967作品集
(1)ヴォイド(空虚)
(2)アンブレスド(息も絶え絶え)
(3)スキン(皮膚)
(1)エンノ・ポッペ(指)ベルリンRSO
クリスティアン・ディアーシュタイン(Perc)
ディルク・ロートブルスト(Perc)
(2)ディオティマ四重奏団(SQ)
(3)ジュリエット・フレイザー(S)
バス・ヴィーガース(指)
クラング・フォルム・ウィーン

録音:(1)2018年 1月 21日、(2)2019年 9月23 日、(3)2016年11月20日
レベッカ・ソーンダースはイギリスの作曲家だが、現在はベルリン在住。ヘルムート・ラッ ヘンマンやブライアン・ファーニホウらの影響を受けた西ヨーロッパの前衛音楽の系譜に 連なる作風で、いずれもクラスター、特殊奏法の嵐が吹き荒れるアグレッシヴな音楽であ る。ディオティマ四重奏団、クラング・フォルム・ウィーン、エンノ・ポッペなど前衛音楽の精 鋭たちが繰り広げる壮絶にして残酷なる美しい音の世界。
NMC
NMC-D273(1CD)
リチャード・コーストン(b.1971) 作品集
(1)「Ik zeg::NU」(2019)
(2)「比類なき大地」(1996-2007/rev.2018)
(1)サカリ・オラモ(指)BBC響
(2)マーカス・ファンズワース(Bar)
ヒュー・ワトキンス(P)

録音:(1)2019年1月23日、(2)2020年3月16-17日
リチャード・コーストンはイギリスの中堅作曲家。ヨーク大学、王立音楽院で学んだ。 作品は BBC 響、バーゼル響、ロンドン・シンフォニエッタなどで盛んに演奏されています。 「Ik zeg:NU」はおよそ20分弱の演奏時間の間、終始静けさに包まれ、聴き手の想像力 を喚起する協和音や不協和音、ノイズなどが生起しては消えてゆく詩的な作品。「比類な き大地」はイタリアの反体制的詩人サルヴァトーレ・クァジモド(1901-1968)の詩(英訳)によ るバリトンとピアノのための大作歌曲集。

Chandos
CHSA-5319(1SACD)
イーソウルソン&ヴィーザル:舞台のための管弦楽作品
ヨウルン・ヴィーザル(1918-2017):火(管弦楽のためのバレエ)(1950)
パウトル・イーソウルソン(1893-1974):劇付随音楽「ソールハウグの宴」(管弦楽のための)(1943)、
 「ヨウナス・ハトルグリームソンの絵本」から「Ur Myndabok Jonas Hallgrimssonar」(弦楽オーケストラのための付随音楽)(1945)
ヴィーザル:オウラヴル・リリュロウス(管弦楽のためのバレエ)(1952)
アイスランドSO、
ラモン・ガンバ(指)

録音:2022年6月13日-15日、ハルパ「エルドボルグ」(レイキャヴィーク、アイスランド)
パウトル・イーソウルソン(1893-1974)は、第一次世界大戦中にライプツィヒに留学した3人のアイスランドの学生のひとり。1913年の秋からマックス・レーガーに作曲、カール・シュトラウベにオルガンを学びました。その後、パリでジョゼフ・ボネに師事。1921年に帰国してレイキャヴィークのフリー教会のオルガニストに就任しました。1930年にレイキャヴィークに音楽学校が創設されると初代の校長に選ばれ、同年開設のアイスランド放送局で音楽部門の責任者も兼務。アイスランド音楽の急速な発展に大きく貢献しました。
パウトルは、全島集会アルシンギの1000周年記念の「カンタータ」をはじめ多くの作品を作曲しながら、自身を「作曲家」とみなしていなかったと言われます。ヘンリク・イプセンの劇のための「ソールハウグの宴」は、旋法で色づけした音楽に中世という時代を反映し、ノルウェーの舞曲ハリングも加えられた作品です。。「『ヨウナス・ハトルグリームソンの絵本』から」は、1944年のデンマークからの独立に刺激され、伝統のリングダンス「ヴィキヴァキ」など、「アイスランド」を意識した劇付随音楽として作曲されました。
ヨウルン・ヴィーザル(1918-2017)は、アウルニ・クリスチャウンソンと第二次世界大戦前のベルリンでピアノを学び、ソリストと室内楽奏者として活動しました。1943年にアメリカに留学、ジュリアード音楽院でヴィットリオ・ジャンニーニに2年間、作曲を学びました。彼女は「森の若者」をはじめとする歌曲作家として知られながら、ピアノ協奏曲「強打」や映画の音楽などの管弦楽作品も手がけています。1950年の国立劇場の柿落としのためにバレエ「火」を、2年後、アイスランドの民話を題材にしたバレエ「オウラヴル・リリュロウス」を作曲しました。この2曲は、アイスランドSOにとっては2度目の録音です。

Cala Signum
SIGCD-2161(1CD)
レスピーギ:地の精のバラード 〜管弦楽作品集
地の精のバラード/ボッティチェルリの3枚の絵/オルガンと弦楽のための組曲 ト長調/アダージョと変奏曲
ジェフリー・サイモン(指)
フィルハーモニアO

録音:1990年12月19-22日
珍しい楽曲や編曲版を次々に録音してきたジェフリー・サイモンのレスピーギの管弦楽作品集がCala Signumレーベルより再登場(CACD1007、CACDS4028からの再発売)!1913年にローマに定住してからも様々な作品を生み出してきたレスピーギ。それらの作品は、代表作である「ローマ三部作」に負けず劣らず素晴らしい作品に溢れています。そういった有名作曲家の珍しい作品を紹介してきたジェフリー・サイモンが、レスピーギの隠れた傑作を伝えるこのアルバム。リムスキー=コルサコフに師事し、緻密な管弦楽法を用い、さらにはラヴェルやドビュッシーからの影響も伺わせるこれらの作品は色彩感に富んでおり、レスピーギの新たな一面を知ることが出来ます。

ACCENTUS Music
ACC-30599CD(1CD)
愛と死〜ワーグナー、マーラー、R.シュトラウス
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」〜前奏曲/愛の死
マーラー:〈葬礼〉
 .交響曲第5番〜第4楽章「アダージェット」
R・シュトラウス:交響詩『死と変容』
バンベルクSO
ヤクブ・フルシャ(指)

録音:2022年7月&9月、ヨーゼフ・カイルベルト・ザール、コンツェルトハレ・バンベルク
ヤクブ・フルシャ率いるバンベルクSOによる最新盤は、「死」をテーマに、19世紀の音楽を一変させたワーグナーと、19世紀末を共に駆け抜けたマーラーとR・シュトラウスの作品を取り上げたコンセプトアルバムです。内容は、ワーグナーの究極の愛と官能のドラマ「トリスタンとイゾルデ」の第3幕の終結部で、剣に倒れたトリスタンの後を追い、自らも命を絶とうというイゾルデによって歌い上げられる<イゾルデの愛の死>。そして交響曲第2番「復活」第1楽章初稿として知られているマーラーの交響詩<葬礼>。ルキノ・ヴィスコンティ監督の傑作映画「ベニスに死す」のテーマ曲として一躍有名になった交響曲第5番の第4楽章<アダージェット>。最後には20代の若きシュトラウスの死生観が凝縮された作品といえる交響詩<死と変容(死と浄化)>。
フルシャは、否応なしに向き合わざるをえない「死」ではなく、「生と死」への対峙そこに人生の意味が見いだされるものである、ということを感じさせる作品を集めたといいます。さらにこれらの作品をまとめて演奏することによって、作曲家同士の対話がこの録音上で生まれ、バンベルクSOのDNAに刻まれた彼らの音楽が、聴くものに問いかけ心を響かせるとも語っています。
ACCENTUS Music
ACC-20417DVD(DVD)
ドキュメンタリー〜『ヘルベルト・ブロムシュテット〜音楽が奏でられるとき 魂は揺さぶられる』 監督:ポール・スマチュニュイ
制作:2022年
字幕:英独仏,日本語
96’ 22
日本語字幕:西久美子
現代における最も偉大な指揮者の一人ヘルベルト・ブロムシュテット。95歳の現在もなお、あらゆる国際的に活動する主要オーケストラの指揮台にあって、 精力的に芸術的な意欲を発揮し続けています。この映像は、2022年7月11日に95歳の誕生日を迎えたことを記念して、Accentus Musicのプロデューサーであるポール・スマチュニュイが、5年間撮りためた映像をもとに制作したドキュメンタリーです。何十年にもわたりクラシック音楽界を形成してきた偉大な音楽家・ 指揮者の貴重な肖像といえるでしょう。
1927年、牧師の父、ピアニストの母のもとに米国マサチューセッツ州に生まれたブロムシュテット。両親はスウェーデン人であったので、2歳でスウェーデ ンに戻り、父の転勤にともないスウェーデン各地を転々とします。牧師であった父にブロムシュテットは、信者たちの模範となるよう、厳しく育てられたと言います。 また映像では、兄との音楽体験、幼少期の思い出など、スウェーデンで育った時代を懐かしそうに振り返る姿が印象的です。そしてブロムシュテットが模範とす るというトスカニーニ、フルトヴェングラー、ワルターなど偉大な指揮者たちのエピソード。自身が首席指揮者を務めたシュターツカペレ・ドレスデン、ライプツィ ヒ・ゲヴァントハウス管、またベルリン・フィル、ウィーン・フィル、コンセルトヘボウ管などこれまで客演してきた世界最高峰のオーケストラについて、そして 桂冠名誉指揮者を務めるNHKSOとの深い親交についてなど、長年培ってきた膨大な音楽経験を余すことなく語ってくれています。

FIRST HAND RECORDS
FHR-140(1CD)
クルト・ヴァイル:作品集
(1)『三文オペラ(1928)』組曲(1956) [マックス・シェーンヘル(1903?1984)編]
(2)七つの大罪(1933)
(3)パナマ組曲(1934)
(4)9月の歌(1938)
(5)スラバヤ・ジョニー(1929)
(2)セレーナ・ウェイ(S)、オトマール・スターム(Br)、マルティン・ミュラー(T)、ウェルナー・ギュラ(T)、グレゴール・ロジツキ(Bs)
(4)マルティン・ミュラー(T)
(5)セレーナ・ウェイ(S)
マーク・フィッツ=ジェラルド(指)
バーゼル・シンフォニエッタ

録音:(1)(2)(4)(5)1991年2月3日、(3)1993年9月5日/スイス、バーゼル、シュタットカジノ
20世紀前半の舞台音楽史に大きく名を残したドイツ生まれのアメリカ人作曲家クルト・ヴァイルと、詩人・劇作家のベルトルト・ブレヒト。ふたりのコラボ作品 の中でもっとも有名な「七つの大罪」や、聴く機会が少ないもののとても魅力的な「パナマ組曲」等を収録。人気の高い「三文オペラ」からの管弦楽組曲も入って います。
1991年と1993年に行われたこのコンサートからのライブ録音です。一時期、バーゼルで限定的に公開されていた音源でしたが、First Handレーベルのリ マスターによりCDが世界発売されることになりました。

Capriccio
C-5494(1CD)
NX-B07
ニーノ・ロータ:作品集〜映画音楽組曲と協奏曲集
 映画『戦争と平和』(1956) - 組曲
1. Introduzione
2. Momento musicale
3. Valzer
4. Polonaise
5. La Rosa di Novgorod
6. Nr. 54? Esoda da Mosca
7. Andrea e Natascha
8. Nr. 66? La ritirata della Grande Armee
9. Nr. 67? Prigionia
10. Ritorno a Mosca
11. Nr. 73? Finale
12. カステル・デル・モンテ− ホルンとオーケストラのためのバラード(1974)
 弦楽のための協奏曲(1964-65)
13. Preludo
14. Scherzo
15. Aria
16. Finale
 ハープとオーケストラのための協奏曲(1947)
17. Allegro moderato
18. Andante
19. Allegro
 映画『オーケストラ・リハーサル』 - 組曲(1978)より
20. Risatine maliziose
21. Valzerino Nr. 72
22. Galop
エスター・ペリステラキス(Hp)…17-19
マルセル・ソボル(Hrn)…12
ケルン放送O
フェリックス・ベンダー(指)…1-16、20-22
マイケル・シール(指)…17-19

録音:2019年12月2-11日…1-19
2019年10月9-11日…20-22
プッチーニ、ラヴェル、ストラヴィンスキーも訪れていたというミラノの音楽一家に生まれたニーノ・ロータ。地元の音楽院を経てローマのサンタ・チェチーリア音楽 院で学び、卒業後にはトスカニーニの勧めで奨学金を得てカーティス音楽院へ留学して作曲を学びます。アーロン・コープランドと親交を結び、フリッツ・ライ ナーから指揮の指導も受けました。帰国後のロータはアメリカで学んだにもかかわらずジャズとは距離を置き、前衛に走ることもなく新古典主義スタイルの作 品を書きました。「受けの良いメロディを書くことは怖くない」「聴いた瞬間にわかってもらえる音楽を書きたい」と公言していたロータの作品は、第2次大戦後の クラシック音楽界では時代遅れに見える面がありましたが、まさにそのアプローチゆえに映画音楽では大成功を収めることになりました。それでも彼は「クラシッ ク音楽の作品は、少なくとも映画音楽と同等以上に大事だ」と語っています。 このアルバムでは、まずトルストイの原作による1956年の映画『戦争と平和』の音楽を組曲仕立てにしたものを収録、その後にはイ・ムジチ合奏団の委嘱で 書かれた弦楽のための協奏曲(グリーグのホルベルク組曲に通じる趣があります)やカルロ・マリア・ジュリーニの指揮で初演されたハープ協奏曲など「クラシック 音楽」の作品を収録。そして最後にクラシック音楽そのものをテーマにした映画『オーケストラ・リハーサル』の音楽で締めくくり、映画音楽とクラシック音楽という ロータの二つの顔が同じ源泉から出ていることを実感させる巧妙なプログラミングになっています。 映画音楽の中では超有名曲を避け、録音の少ない『戦争と平和』の音楽をとりあげたのは、ほぼ同時期の1952年にプロコフィエフが完成させた同名オペラ の音楽との比較を促す意図があるのかもしれません。20世紀前半の作曲家の発掘と再評価に力を入れるCAPRICCIOらしいアルバムです。

RAMEE
RAM-2208(1CD)
バッハ:フーガの技法 ニュー・コレギウム (古楽器使用)
 サラ・デコルソ(Vn)
 バディアロヴァ朋絵、バルバラ・コンラート(Va)
 レベッカ・ローゼン(Vc)
 アンナ・ラツヘージ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 イネシュ・ダヴェーナ(リコーダー)
 タミ・クラウス(フラウト・トラヴェルソ)
 ダニエル・ランティエ(オーボエ、オーボエ・ダ・カッチャ)
 ジェイミー・セイヴァン(木管コルネット)
 マテイス・ファン・デル・モーレン(アルト&テナー・トロンボーン)
 ヨースト・スヴィンケルス(テナー&バス・トロンボーン)
 ヴァウテル・フェルスヒューレン(Fg)
クラウディオ・ヒベイロ(チェンバロ・指揮)
1/6コンマ・ミーントーン A=415Hz

録音:2022年10月6-8日、ヴェストフェスト90、スヒーダム、オランダ
少年時代からオルガンに親しみ、17世紀ドイツの先人たちの語法を咀嚼吸収しながら、後年さまざまな音楽様式を身につけ、多声音楽の 大家となっていったバッハ。その作曲技法の集大成ともいえる『フーガの技法』は、楽譜上に演奏楽器の指定がなされていない音楽理論的 作品でありながら、実演を通じても多くの人の心を捉えて離さず、いろいろな楽器編成で披露されてきました。楽譜が未完のまま残された理 由はしばしば作曲家自身の死と結び付けられてきましたが、実際にバッハの筆が途絶えたのは1749年秋、つまり彼が亡くなる9ヵ月も前のこ と。歿後まもなく次男C.P.E.バッハや音楽理論家=作曲家マールプルクが出版した楽譜は、それぞれ多くの点で自筆譜との違いが指摘され ています。20世紀以来、世界的に知られた古楽器プレイヤーを多く輩出してきたオランダ語圏を活躍拠点とするブラジル出身のリコーダー奏 者イネシュ・ダヴェーナと古楽鍵盤奏者クラウディオ・ヒベイロは、彼らと同じく欧州古楽シーンで多忙な活動を続ける名手たちとともに、現存 する関連楽曲まで含めバッハの自筆譜に準拠し曲順を再構成した『フーガの技法』を提案。彼らはあえて第1曲をチェンバロ独奏で聴かせた あと、曲ごとの個性をふまえて楽器を選びつつ、声部ごとに別々の楽器を使い、多声の絡みを明瞭に浮かび上がらせます。曲によっては副題 を添え、彼らが読み取った曲の性質をわかりやすく伝える試みも。楽器それぞれの味わい深い響きと相まって、この難渋ともいえる曲集が驚く ほど親しみやすく感じられる充実録音。自身もバロック・ヴァイオリン奏者としてのキャリアを持つ俊才技師ライナー・アルントによる、名手それぞ れの演奏の妙をよく伝えるエンジニアリングも光ります。

Linn
CKD-714(1CD)
バルトーク:バレエ『かかし王子』(全曲) Op. 13Sz. 60
舞踏組曲 Sz. 77
ケルンWDRSO
クリスティアン・マチェラル(指)

録音:2020年11月23-24日、2022年6月13-15日ケルン・フィルハーモニー、ドイツ
1980年ルーマニア生まれ、ヨーロッパで躍進中のクリスティアン・マチェラル。首席指揮者を務めるケルン WDRSOとのアルバム第2弾は、バルトークの作品の中でも華やかな2曲。際立ったリズム処理と 細部まで行き届いたコントロールで、色彩感豊かに聴かせています。

CPO
CPO-555448(1CD)
NX-B10
パウル・リンケ(1866-1949):序曲集第2集
喜歌劇「ルナ夫人」 序曲
喜歌劇「ナキリスの結婚」? 序曲
喜歌劇「愛の夢」 ? 序曲
喜歌劇「インドラの王国」 序曲
「象徴」 ワルツ
ブランドブリーフ・ギャロップ
喜歌劇「青い絵」 序曲
レヴューのための序曲
祝賀会のための序曲
フランクフルト・ブランデンブルク州立O
エルンスト・タイス(指)

録音:2020年12月10-16日
ベルリン・フィルの夏の風物詩ヴァルトビューネ・コンサートで最後に演奏される「ベルリンの風」。 この曲の作曲者パウル・リンケの序曲第2集です。第1集(555428)に続き、ベルリンでこよなく愛されるリン ケの美しい旋律が存分に楽しめます。アルバムの冒頭に置かれているのは、ベルリンっ子たちが月の世界で繰 り広げる喜歌劇「ルナ夫人」の序曲です。軽快な序奏に導かれ、優雅なワルツや行進曲など作品を彩る旋 律が次から次へと登場。一瞬たりとも耳を離すことができません。他には1906年に初演された1幕物の喜歌 劇「青い絵」序曲や独立した序曲、ワルツなど聴きごたえのある作品が揃っています。 演奏は第1集と同じく、ヨハン・シュトラウス2世やカールマンの喜歌劇上演に実績のあるエルンスト・タイスとフ ランクフルト・ブランデンブルク州立O。彼らならではの万全の演奏でお楽しみください。

BRU ZANE
BZ-2006(8CD)
NX-G06
『Compositrices 〜ロマン派時代のフランスの女性作曲家たちを新たな視点で』

■DISC 1
 メル・ボニ(1858-1937):
1. Le Reve de Cleopatre クレオパトラの夢(1909頃)
2. Ophelie オフィーリア(1909頃)
3. Salome サロメ(1909頃)
 アンリエット・ルニエ
4-6. Sonate pour violoncelle et piano
   チェロとピアノのためのソナタ(1896/1920)
 シャミナード(1857-1944):
7. Reve d’un soir ある夕べの夢(1891)
8. Veux-tu ? そうお望みか?(1898)
 エドヴィグ・クレティアン(1859-1944):
9-14. Petits Poemes au bord de l’eau 小さな水辺の詩いくつか(1910)
 9. La Riviere 川
 10. La Barque 小舟
 11. Les Saules 柳
 12. La Lune月
 13. L’Ondine 水の精
 14. L’Hiver 冬
 マリー・ジャエル(1846-1925):
15. Les Orientales:Reverie 歌曲集『東方詩集』より 夢(1893)
16. La Mer:Quatre heures du matin 歌曲集『海』より 早朝4時(1893)
 リタ・ストロール(1865-1941):
17. Bilitis:Berceuse 歌曲集『ビリティスの歌』より 子守唄(1898)
18. Sonnet 十四行詩(1897)
 シャルロット・ソーイ(1887-1955):
19-21. Les Meditations 歌曲集『瞑想』(1922)
 19. Paix 平穏
 20. Confiance 信頼
 21. Joie 喜び
■DISC 2
 シャミナード
1-6. 6つのロマンティックな小品(1890)
 1. PrimAV-era プリマヴェーラ(春)
 2. La Chaise a porteur 駕籠(かご)
 3. Idylle arabe アラビア風牧歌
 4. Serenade d’automne 秋のセレナーデ
 5. Danse hindoue ヒンドゥの踊り
 6. Rigaudon リゴードン
 ストロール
7-10. Grande Fantaisie-Quintette 大幻想五重奏曲(1886)
 ソーイ
11-13. 交響曲 嬰ハ短調(1917)
■DISC 3
 ボニ
1. Barcarolle pour piano en mi-bemol majeur
   ピアノのための舟唄 変ホ長調(1906)
2. La Cathedrale blessee 壊れかけた大聖堂(1915)
3. Romance sans paroles en sol bemol majeur 無言歌 変ト長調(1905)
4. Au crepuscule 夕暮れに(1923)
5. La Chanson du rouet 紡ぎ歌(1895)
 リリー・ブーランジェ
6. D’un matin de printemps ある春の朝に(1917)
 ルイーズ・ファランク(1804-1875):
7-10. Symphonie no 3en sol mineur 交響曲 第3番ト短調(1847)
 ナディア・ブーランジェ(1887-1979):
11-13. Trois Pieces pour violoncelle et piano
   チェロとピアノのための3つの小品(1914)
 ジャエル
14-15. Ossiane オシアン(1879)
 14. Introduction 序章
 15. Chant de douleur 悲しみの歌
■DISC 4
 シャミナード
1-4. Callirhoe, suite de ballet
   組曲『カイロエ』(1887/同名のバレエ音楽による)
 1. Prelude 前奏曲
 2. Pas des echarpes スカーフの踊り
 3. Scherzettino 小さなスケルツォ
 4. Pas des cymbales シンバルの踊り
 ヴェルジェ男爵夫人ヴィルジニ・モレル(1799-1869):
5-12. 8つの旋律練習曲(1857)
 5. Introduction 序章
 6. La calma 平穏
 7. La disperata 絶望
 8. La Berceuse 子守唄
 9. L’incertezza とらえどころのなさ
 10. Barcarole 舟唄
 11. Romanza ロマンス
 12. Le Papillon 蝶々
 ボニ:
13. Vers le pur amour 一途な想いにかけて(作曲年不詳)
14. Un soir ある夕暮れ(1908)
15. Viens さあおいで(1888)
16. Viola スミレの君よ (1914)
17. Immortelle Tendresse 不滅の優しさ(1910)
18. Invocation 願い(1887)
19. Elegie sur le mode antique 古めかしく綴られた悲歌(1918)
 ジャンヌ・ダングラ(本名ロザリー・クラボス 1871-1915):
20. L’Amour s’eveille 恋の神が目を覚ます(1911)
 ポリーヌ・ヴィアルド(1821-1910):
21-23. Sonatine pour violon et piano
   ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ(1873)
■DISC 5
 ボニ:
1-3. Sonate pour violoncelle et piano チェロとピアノのためのソナタ(1905)
 シャミナード
4. Concertino pour flute et orchestre
   フルートと管弦楽のための小協奏曲(1902)
 ボニ
5-9. Suite en forme de valses ワルツの形をとった組曲(1898)
 5. Ballabile 踊れるように
 6. Valse lente 遅いワルツ
 7. Danse sacree 神聖な舞曲
 8. Scherzo-Valse スケルツォ=ワルツ
 9. Interlude et Bacchanale 間奏とバッカナール
 ヴィアルド
10. Aimez-moi わたしを愛してください(1886)
11. Hai-luli ! アイ=リュイ!(1880)
12. Ici-bas tous les lilas meurent ここではリラの花もすべて萎れ(1887)
13. Solitude 孤独(1843)
14. Les Filles de Cadix カディスの娘たち(1887)
15. HAV-anaise アヴァネーズ(ハバネラ)(1880)
16L’Absence 不在(1844)
 ソーイ
17-19. Sonate pour piano ピアノ・ソナタ(1910)
■DISC 6
 N. ブーランジェ
1-3. La Sirene カンタータ『シレーヌ(海の精)』(1908)
 ジャエル:
4-9. 春の声(1885)
 4. Sur la grande route 街道で
 5. Dans le sentier 抜け道に入り
 6. L’Orage 嵐
 7. Idylle 牧歌
 8. Nuit de mai 五月の夜
 9. Plein jour 真昼間
 ボニ:
10. Melisande メリザンド(1922)
11. Desdemona デズデモーナ(1913)
12. Omphale オンパレー(オンファール)(1910)
13. Ophelie オフィーリア(日付なし〔1909頃〕)
14. Viviane ヴィヴィアン(1909)
15. Phoebe ポイボス(1909)
16. Salome サロメ(1909)
 L.ブーランジェ
17. Nocturne 夜想曲(1911)
18. Cortege 祝典行列(1914)
 ボニ
19-24. Six Pieces a quatre mains (dont deux tres faciles)
   ピアノ連弾のための6つの小品(ごく平易な2曲を含む)(1930)
 19. CarAV-ane 隊商
 20. Andante religioso アンダンテ・レリジョーゾ
 21. Carillon de fete 祭りを告げる鐘
 22. A matines 夜明け前の祈りに
 23. Habanera ハバネラ
 24. Minuit sonne a la grosse horloge 深夜零時に大時計が鳴る
■DISC 7
 オーギュスタ・オルメス(1847〜1903):
1. Ludus pro patria:Interlude. La Nuit et l’Amour
   歌劇「祖国愛の喜び」より 間奏曲「夜と恋」(1888)
 ファランク
2-4. Trio pour violon, violoncelle et piano no.2
   ピアノ三重奏曲 第2番ニ短調 Op.34(1844)
 オルメス
5. Contes divins:Chemin du ciel 『神々の小噺』より 天の道 (1893)
6-7. Les Sept Ivresses 歌曲集『7つの酩酊』(1882)より
 6. L’Amour 恋愛
 7. Le Vin 葡萄酒
 ダングラ
8. Du coeur aux levres 心臓から唇へ(1913)
9. L’Amour s’eveille 恋の神が目を覚ます(1911)
 マルト・ブラクモン(1898-1973):
10-11. Trois Melodies 『3つの歌曲』(1922)より
 10. Le Cormoran 川鵜(かわう)
 11. Au bord du lac 湖のほとりで
 クレマンス・ド・グランヴァル(1828-1907)
12. Le Bohemien 根無し草(1865)
13. Sacrifice 生贄(1885)
 マリー=フランシーヌ・ダマスキーノ(1844-1921)
14. A une femme ある女性に寄せて(1889)
15. L’Enfant 子供(1878)
16. J’ai dans mon coeur わたしの心には(1887)
 マドレーヌ・ジョシック=イェーガー(1868-1905)
17. La Chanson du rouet 紡ぎ歌(1891)
18. Les Etoiles mortelles いつか死すべき星々(1891)
 マルト・グリュンバック (1871-1932)
19. A Nere ネレに寄せて(1915)
 マドレーヌ・ルマリエ(生歿年不詳、20世紀初頭に活動)
20-21. Six Melodies 『6つの歌曲』より(1913)
 20. Clair de lune月の光
 21. Heure exquise 極上のひととき
■DISC 8
 オルメス
1. Andromede 交響詩『アンドロメダ』(1899)
 エレーヌ・ド・モンジュロー(1764-1836):
2-4. Sonate pour piano en fa mineur op. 5 no 2
   ピアノ・ソナタ ヘ短調 Op.5-2(1811)
 ヴィアルド
5-9. Douze Melodies sur des poesies russes
   『ロシアの詩による12の歌曲』より(1866)
 5. L’Orage 嵐
 6. Georgienne ジョージアの女
 7. Berceuse cosaque コサックの子守唄
 8. Evocation 召喚術
 9. Les Ombres de minuit 深夜の幽霊たち
 グランヴァル
10-11. Andante et Intermezzo アンダンテと間奏曲(1889)
 ボニ
12-31. Album pour les Tout-Petits
   ピアノを始めたばかりの子供たちのためのアルバム(1913)
 12. La Toupie 回転木馬
 13. Le Petit Mendiant 物乞いの子
 14. Marionnettes 人形芝居のお人形たち
 15. Le Bapteme 洗礼式
 16. Compliment a grand’maman おばあちゃんの褒め言葉
 17. La Machine a coudre ミシン
 18. Gros chagrin すごく辛い思い
 19. Colere 怒り
 20. Goutte de pluie 雨粒
 21. Monsieur Vieuxbois ヴューボワさん
 22. La Clef des champs 遊べる時間
 23. Au temps jadis 大昔
 24. Calineries 甘えさせてくれる
 25. Priere 祈り
 26. Miaou ! Ronron ! ニャオー、ゴロゴロ
 27. Madrigal マドリガル
 28. La Puce 蚤
 29. Le Patre dans la montagne 山上の羊飼い
 30. Mireille au piano ピアノを弾くミレーユ
 31. Douce amie かわいいお友達の女の子
■DISC 1
トゥールーズ・カピトール国立O
レオ・フセイン(指) …1-3
ヴィクトール・ジュリアン=ラフィリエール(Vc)
テオ・フシュヌレ(P) …4-6
シリル・デュボワ(T)
トリスタン・ラエス(P) …7-21


■DISC 2
ロベルト・プロセダ、アレッサンドラ・アンマラ(P連弾) …1-6
イスラエル・マルガン(P)
ハンソン四重奏団 …7-10
フランス国立O
デボラ・ワルドマン(指) …11-13


■DISC 3
フランソワ・デュモン(P) …1-5
アンナ・アガフィア(Vn)
フランク・ブラレイ(P) …6
メス・グランテスト国立O
ダヴィド・レラン(指) …7-10
ヴィクトール・ジュリアン=ラフィリエール(Vc)
テオ・フシュヌレ(P) …11-13
トゥールーズ・カピトール国立O
レオ・フセイン(指)…14-15
アナイス・コンスタン(S)…15


■DISC 4
メス・グランテスト国立O
ダヴィド・レラン(指) …1-4
マリー・ヴェルムーラン(P) …5-12
ヤン・ブーロン(T)
ダヴィド・ゾベル(P) …13-19
レ・シエクルO
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指) …20
アンナ・アガフィア(Vn)
フランク・ブラレイ(P) …21-23

■DISC 5
ヴィクトール・ジュリアン=ラフィリエール(Vc)
テオ・フシュヌレ(P) …1-3
クレール・ル・ブーランジェ(Fl)
メス・グランテスト国立O
ダヴィド・レラン(指) …4
ロベルト・プロセダ、アレッサンドラ・アマラ(P連弾) …5-9
オード・エクストレモ(Ms)
エティエンヌ・マンション(P) …10-16
マリー・ヴェルムーラン(P) …17-19


■DISC 6
アナイス・コンスタン(S)
オード・エクストレモ(Ms)
フランソワ・ルジエ(T)
トゥールーズ・カピトール国立O
レオ・フセイン(指) …1-3
ロベルト・プロセダ、アレッサンドラ・アマラ(P連弾)…4-9、19-24
マリー・ヴェルムーラン(P) …10-16
アンナ・アガフィア(Vn)
フランク・ブラレイ(P) …17-18


■DISC 7
メス・グランテスト国立O
ダヴィド・レラン(指) …1
アレクサンドル・パスカル(Vn)
エロイーズ・ルザッティ(Vc)
セリア・オネト・ベンサイド(P) …2-4
シリル・デュボワ(T)
トリスタン・ラエス(P) …5-21


■DISC 8
トゥールーズ・カピトール国立O
レオ・フセイン(指) …1
ミハーイ・ベレチ(P) …2-4
オード・エクストレモ(Ms)
エティエンヌ・マンション(P) …5-9
アレクサンドル・パスカル(Vn)
エロイーズ・ルザッティ(Vc)
セシリア・オネト・ベンサイド(P) …10-11
ナタリア・ミルシテイン(P) …12-31


録音:2019-2022年 フランス、イタリア
近年まで……いや今でも圧倒的に男性優位が続いているのが、クラシック音楽における「過去の作曲家の再評価」。脚光を浴びる機会を 不当にも奪われ続けてきた女性作曲家たちの中に、どれほど豊かに音楽的な貢献を果たしてきた天才たちがいたか、ヨーロッパでは21世紀 に入ってから急速に見直しが進んでいます。19世紀音楽の真相探求と再評価に意欲的に取り組んできたロマン派フランス音楽センター(パ ラツェット・ブリュ・ザーネ)は今回、CD8枚にも及ぶ充実した音源(全て2019年以降の新録音!)を通じ、ベルリオーズやサン=サーンス、ド ビュッシーといった有名作曲家たちの活躍した19世紀から20世紀初頭にかけてのフランスに焦点を当て、そこで活躍した重要な女性作曲 家たち21人を特集。交響曲や交響詩、カンタータといった大規模編成の作品から室内楽、歌曲やピアノ曲に至るまで、さまざまな規模の名 品を通じてその偉業の真相に迫ります。ピリオド楽器楽団レ・シエクルを率いるフランソワ=グザヴィエ・ロト、気鋭のベルギー人指揮者ダヴィ ド・レラン、フランス歌曲の新たなスタンダードを打ち出しつつあるシリル・デュボワやヤン・ブーロンなど、フランスとイタリアなどの演奏陣による妥 協ない解釈は、先入観抜きに作品そのものと対峙しても十分観賞の価値ある充実名演の連続!19世紀初頭に活躍した鍵盤音楽家モ ンジュローに始まり、近年再評価めざましい初期ロマン派のファランク、ヴィアルドやジャエルら19世紀半ばの才人、メル・ボニやシャミナードら 世紀転換期の多作な偉人に加え、新録音が驚くほど少ないオーギュスタ・オルメスや仏語版Wikipedia・IMSLPの解説すらない幾人かの 稀少作曲家の作品など、このレーベルならではの新鮮な出会いにも事欠きません。貴重な図版を多く含むブックレット(仏英独語)には各作 曲家の適切な紹介も含まれ、資料的価値も計り知れないセットとなっています。 (ブックレットに歌詞の掲載はございません。)

Indesens Calliope Records
IC-005(1CD)
シンフォニック・ブルース
ウィリアム・ビル・ルッソ:ブルース・バンドとシンフォニーオーケストラのための3つの小品 Op.50(1968)
ティエリー・マイヤール:オーケストラ(2021)、ブルース・バンドと管弦楽のためのシンフォニア・ブルース(2021)
Awek Blues 〔ベルナール・セラム(ヴォーカル、ギター)、ステファヌ・ベルトリーノ(ハーモニカ)、ジョエル・フェロン(ベース)、オリヴィエ・トレべル(ドラムス)〕
ジャン=フランソワ・ヴェルディエ(指)、フランシュ=コンテ地方ヴィクトール・ユゴーO

録音:2021年12月11日-12日、ブザンソン芸術文化センター、2022年5月20日、ルドゥー劇場(ブザンソン、フランス)
ブルース・バンドとシンフォニーオーケストラの出会い? 25年以上の歴史を持つブルース・バンド「Awek Blues」と、指揮者、国際的なソリストとして、そしてパリ・オペラ座Oの首席クラリネット奏者としても活躍するジャン=フランソワ・ヴェルディエが率いる、フランシュ=コンテ地方ヴィクトール・ユゴーOのコラボレーション企画。
Awek Bluesは、ヨーロッパ全土での演奏に加え、世界最大のジャズ・フェスティバルであるモントリオール国際ジャズフェスティヴァルなど、多くの著名なフェスティヴァルに招待されています。本アルバムでは、老舗のブルース・バンドが織り成す切れのあるリズムにオーケストラのシンフォニックなサウンドが見事に融合。フレンチ・ジャズを代表するコンポーザー=ピアニストの一人、ティエリー・マイヤールが本アルバムのために書き下ろした 「シンフォニア・ブルース」 では、両ジャンルの魅力を見事に引き出し、まさにブルースとクラシックの共存とも言える、これまでになかった新たな音楽の可能性を聴衆に伝えます。


Treasures
TRE-273(1CDR)
イッセルシュテット/シューベルト&ワーグナー
シューベルト:「ロザムンデ」*〜間奏曲第1番/間奏曲第3番/バレエ音楽第1番/バレエ音楽第2番
ワーグナー:「ラインの黄金」〜ワルハラへの神々の入城
 「ワルキューレ」〜ワルキューレの騎行/魔の炎の音楽
 「ジークフリート」〜森のささやき
 「神々の黄昏」〜ジークフリートのラインへの旅/ジークフリートの葬送行進曲
ハンス・シュミット=インセルシュテット(指)
北ドイツRSO

録音:1955年12月7-15日(モノラル)
※音源:米Capitol P-18021*、仏ODEON XOC-113
◎収録時間:70:28
“自然な佇まいの中に作品の本質を見出すイッセルシュテットの揺るぎない信念!”
■音源について
全てキャピトル音源。ワーグナーの「魔の炎の音楽」と「森のささやき」は、イッセルシュテット唯一のセッション録音。TAHRAのCDは、高域寄りの音が耳障りに感じました。※トラック9の冒頭は、使用レコード盤に起因する背景ノイズが目立ちます。予めご了承ください。

★イッセルシュテットと最も相性の良い作曲家はシューベルトだと心底思わせるほど、この「ロザムンデ」は絶品!端正な造形の中で手作りの風合いを持つフレーズがどこまでも自然に息づき、心を捉え続け、たった4曲の抜粋なのが残念至極です。
「間奏曲第1番」は、いかにもドイツ的な勇壮な響き自体が極めて音楽的ですが、オケの自発性と求心力の高い指揮が相まって一切弛緩を生じず、それがコーダの最後の和音の調和力と余韻の素晴らしさに結実しています。
有名な「間奏曲第3番」での木目調の弦の響きも、まさにこの曲のためにあるようなもの。それに何という優しい笑みと語り掛けでしょう!ト短調のトリオ(1:32〜)の呼吸の深みとときめきは、美しさだけを目指したフレージングでは成し得ないはず。「間奏曲第1番」と同じ素材による「バレエ音楽第1番」では木管のハーモニーの妙を存分に堪能。「バレエ音楽第2番」の程よく丸みを帯びたリズムの愉悦も聴きものです。
一方のワーグナーは、何と言ってもドイツ本流の燻し銀の響きが格別!作品の様式美に配慮しながら風合いを大切にする姿勢はシューベルトと変わらず、誇張や扇動とは無縁。味わい重視のファン必聴の名演です。
特に「ヴァルハラ城への神々の入場」は、弦のさざ波の幻想、ピチカートの艶やかさは無類で、後半に向けても耳を突き刺すような金管の咆哮には目もくれずに全体のエネルギーを見事に増幅させる手腕を目の当たりにすれば、ワーグナー嫌いの方の心も溶けるのではないでしょうか?
「森のささやき」の木管群の瑞々しさも単なる感覚美ではなく、これほど生命の息吹まで確実に表出される例も稀でしょう。俊敏なテンポ・ルバートの切り替えが、音楽に一層の躍動を与えている点にもご注目を。最後の畳み掛けはアンサンブルの縦の線をバシッと合わせるだけでも痛快ですが、この演奏は「それ以上」の音楽的要素が充満!【湧々堂・2023年1月】

BIS
BISSA-2579(1SACD)
クルト・ヴァイル:作品集
(1)音楽劇「銀の湖(Der Silbersee)」(1932-33)(抜粋)【序曲/第3番 セーヴェリンの歌「パン屋は夜明けにパンを焼く(Der Backer backt ums Morgenrot)」*/「ちょっとした助言」の口頭による紹介(Spoken introduction to ‘Was zahlen Sie…’)」*/第7番 宝くじ取次人の歌「ちょっとした助言のお代は?(Was zahlen Sie fur einen Rat)」*】
(2)一楽章の交響曲(1921)(交響曲第1番「ベルリン交響曲(Berliner Sinfonie)」
(3)交響的幻想曲(1933-34)(交響曲第2番)
スウェーデン室内O
HK・グルーバー(指、ヴォイス*)

録音:2021年8月16-21日/オレブルー・コンサートホール(オレブルー、スウェーデン)
オーストリアの作曲家、HK・グルーバー(1943-)は、クルト・ヴァイルの世界に心酔し、クルト・ヴァイル財団の名誉終身理事を務めて います。『マンハッタン・ブロードキャスト』(BIS-1341)や『バスキング(大道芸)』(BIS-1781)など自作の録音で指揮したスウェーデン室内Oとの 新しいアルバムでは、指揮者と歌手として、ヴァイルの3つの作品を演奏しています。
「一楽章の交響曲」(交響曲第1番「ベルリン交響曲」は、ヴァイルが21歳の時、フェルッチョ・ブゾーニの修士課程で学んでいた1921年に作曲され、 ヴァイルの死後、1958年2月12日にNDRSOによるハンブルクのラジオ放送で初めて演奏されました。ヨハネス・R・ベッヒャーの叙事劇『Arbeiter Bauern Soldaten. Der Aufbruch eines Volkes zu Gott(労働者農民軍人. 人民の神への覚醒)』からインスピレーションを得て書かれたといわれます。 ジェームズ・ホームズの校訂版による演奏です。
「交響的幻想曲」(交響曲第2番)は、ヒトラーが権力を掌握しヴァイルがベルリンからパリに逃れる1933年3月までに第1楽章が書かれ、翌年2月、ルーヴ シエンヌで全曲が完成されました。ブレヒトとの共同作業の最終作「七つの大罪(Die sieben Todsunden)」の引喩が散見され、「ラルゴ」の第2楽章をグルー バーは「一種の『葬送タンゴ』」とみなしています。1934年10月11日、ブルーノ・ワルター指揮コンセルトヘボウOにより初演されました。
音楽劇「銀の湖」は、古典的均整美とジャズ風リズムとメロディが融合した生気あふれる〈序曲〉と16のナンバーによる作品です。「ある冬の物語(Ein Wintermarchen)」の副題をもち、「食糧不足に苦しむ社会の現実と人々を社会不安から解放する奇跡の可能性の間をさまよう」ストーリーと歌詞を「ロシア皇 帝は写真を撮らせ給う(Der Zar lasst sich photographieren)」など2作のオペラで共同したゲオルク・カイザーが執筆しました。ヴァイルがドイツを離れ る前に完成。1933年2月18日にライプツィヒとエアフルトとマグデブルクで同時初演されました。この抜粋では「パン屋は夜明けにパンを焼く」と「ちょっとし た助言のお代は?」の2つの歌を、マグデブルク初演のエルンスト・ブッシュと、ヴァイル夫人のロッテ・レーニャの録音からアイデアを得て、グルーバーが歌ってい ます。 (Ki)

Chandos
CHSA-5291(1SACD)
弦楽のための作品集
ヴォーン・ウィリアムズ:トマス・タリスの主題による幻想曲*
ハウエルズ:弦楽オーケストラのための協奏曲*
ディーリアス:レイト・スワローズ
エルガー:序奏とアレグロ Op.47*
ジョン・ウィルソン(指)、
シンフォニア・オヴ・ロンドン、
ジョン・マイルス(Vn)*、
マイケル・トレイナー(Vn)*、
アンドリ・ヴィイトヴィッチ(Va)*、
リチャード・ハーウッド(Vc)*

録音:2021年8月24日&2022年1月5日&23日、セント・オーガスティン教会(キルバーン、ロンドン)
3年連続となるBBCミュージック・マガジン賞受賞(「デュティユー:バレエ音楽 「狼」」〔RCHSA5263/CHSA5263〕、「レスピーギ:ローマ三部作」〔RCHSA5261/CHSA5261〕、「コルンゴルト:交響曲嬰ヘ調」〔RCHSA5220/CHSA5220〕)や、2022年レコード・アカデミー賞管弦楽曲部門受賞(「ラヴェル:管弦楽作品集」〔RCHSA5280/CHSA5280〕)、そして2021年のBBCプロムスでの初コンサートの世界的な評価で著しい躍進を続けるジョン・ウィルソンと、彼が再結成した“シンフォニア・オヴ・ロンドン”、今作は「弦楽のための作品集」!
このアルバムのメインとなるのは、イギリスの弦楽オーケストラのための作品の中でも名曲中の名曲である「トマス・タリスの主題による幻想曲」。その編成は大小異なる2つの弦楽オーケストラと弦楽四重奏の3群からなっています。また同時収録のエルガー作曲「序奏とアレグロ」Op.47も弦楽四重奏と弦楽オーケストラという合奏協奏曲の形をとっており、個々の楽器と弦楽オーケストラの対比を楽しめるものとなっています。ジョン・ウィルソンとシンフォニア・オヴ・ロンドンの大変美しい弦楽器群による演奏にご期待ください。

TOCCATA
TOCC-0668(1CD)
NX-B03
リヴィア・テオドレスク=ショケニア(1959-):管弦楽作品集
アルキメデス・シンフォニー(2006?11)
Rite for Enchanting the Air-フルート(複数の)とオーケストラのための奏曲(1998)
Mysterium tremendum-メゾ・ソプラノとオーケストラのためのカンタータ(2016)
ピエール=イヴ・アルトー(Fl)
アントネラ・バルナット(Ms)
ルーマニア国立放送O
ルーマニア放送室内O
ヴァレンティン・ドニ(指)
アラン・タング(指)
クリスティアン・オロシャヌ(指)

録音:2002年5月24日、2011年5月27日、2016年5月25日
全てライブ世界初録音
ルーマニアの作曲家、リヴィア・テオドレスク=ショケニアの作品集。 交響曲、協奏曲、カンタータという3つのジャンルで彼女の個性を発揮しています。「アルキメデス・シンフォニー」は古代ギリシャの科学者アルキメデスの 死から着想を得た作品。シラクサでの戦いの際、研究にふけっていたアルキメデスの最期の言葉「私の円をこわすな!」が第2楽章のモティーフになって います。他には目もくらむような音が乱舞するフルート協奏曲「Rite for Enchanting the Air 」、ビザンティン文化とカトリックの典礼の伝統を融合 させた「Mysterium tremendum」の2曲を収録。どれもルーマニア民謡にルーツを持つ、どこか懐かしい肌触りを持つ作品です。

IBS CLASSICAL
IBS-152022(1CD)
現代作曲家による管楽アンサンブル編曲集
マヌエル・パラウ(ダニエル・ブランコ編):組曲「人気のスタイルで」
サルバドール・ヒネル(ダニエル・ブランコ編)器楽によるカプリッチョ
トマス・ブレトン(ミケル・オルテガ編):「パロマの前夜祭」による幻想
クープラン(セザール・カーノ編):「跳躍」と「ラ・クープラン」
ビセンテ・マルティーン・イ・ソレル(ヨハン・ネポムク・ヴェント編):歌劇「椿事」 - フィナーレ
ムーンウィンズ
ジョアン・エンリク・リュナ(指)

録音:2022年7月18-20日
18世紀後半から19世紀前半にかけて、管楽八重奏(2組のオーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン)のためにオペ ラの名旋律を編曲、演奏する「ハルモニームジーク」という形態が流行しました。貴族や富豪たちの食事の際の伴奏 音楽として重用されるとともに、アマチュア演奏家たちが楽譜を買い求めるため、出版社としてもよいビジネスとなった のです。このアルバムには、バレンシアの管楽アンサンブル「ムーンウィンズ」がスペインの作曲家たちにアレンジを依頼 した作品を収録。ジョアン・エンリク・リュナが率いるムーンウィンズは、ヨーロッパの主要なオーケストラで活動経験のあ る奏者たちによるアンサンブル。2006年、ソレールの「椿事」のディヴェルティメントの演奏で注目され、以降スペイン を中心に活動の場を広げています。

B RECORDS
LBM-049(1CD)
ファビアン・トゥシャール(1985-):ロイ (2021/世界初演)
フローラン・シュミット(1870-1958):劇付随音楽『サロメの悲劇』 Op. 50(1907)
サンドリーヌ・ブエンディア(S)4
マリー・ラフォルジュ(Fl)
アンサンブル・レザパッシュ(レザパッシュ!)
ジュリアン・マスモンデ(指)

録音:2021年12月10、11日 アテネ・ルイ・ジューヴェ劇場、パリ (ライヴ)
フローラン・シュミットが1907年に書いた黙劇のための付随音楽『サロメの悲劇』。小オーケストラ(今回の演奏は22名)のために書かれたこ の作品は、バレエ・リュスのディアギレフの提案により大編成オーケストラによるバレエ音楽へ改作され、今日ではこちらが有名ですが、このアル バムでは元のオリジナル版を聴くことができます。また、今回の公演のために書かれたフランスの作曲家ファビアン・トゥシャールによる「ロイ」は、 黙劇版『サロメの悲劇』初演時に主役を務めたダンサー、ロイ・フラーのイメージで書かれたもので、フルートの活躍が目立ち、音はエレクトロ ニクス処理が施されています。小編成によるライヴならではの緊張感で、名作誕生時の音を堪能することの出来るアルバムです。


Cypres
CYP-8621(6CD)
NX-F09
『ミュジーク・ヌーヴェル 60周年記念BOX』 〜現代ベルギーの45人の作曲家たちによる新作集 2012-2022
【DISC 1】
1. Tim Gouverneur(1983-):Danse insomniaque
2. Benoit Chantry(1975-):Raisons de l'etre 
3. Adrien Tsilogiannis(1982-):Transfulgures
4. Sebastien Jurczys(1985-):M.G. 
5. Eric Bettens(1973-):Timeless 
6. Edwin Pierard(1986-):Invention 
7. Alin Gherman(1981-):A sky of light
8. Alithea Ripoll(1990-):Papillons noirs
9. Paula Defresne(1971-):L'escalier
10. Jonathan Aussems(1981-):Belgian Rhapsody 
【DISC 4】
1. Jarek Frankowski(1958-):Meditaction
2. Stefan Hejdrowski(1993-):Rime 
3. Hughes Kolp(1974-):Interstellar cloud 
4. Laurent Houque(1985-):Envol aux contours moires
5. Max Charue(1992-):From Nomads to nomads
6. Bo Van der Werf(1969-):MLK 
7. Benjamin Sauzereau(1984-):A Poison tree 
【DISC 3】
1. Pierre Slinckx(1988-):Anyway the wind blows
2. Gregory d'Hoop(1986-):Still in exile
3. Gaelle Hyernaux(1979-):Moloch whose mind is pure machinery… 
4. Qoutayba Neaimi(1986-):Histoire d'un refugie
5. Adrien Lambinet(1979-):Les Baobabs sauvages
6. Alice Hebborn(1990-):Hors-corps
7. Eliott Delafosse(1994-):L'horloge des anges ici-bas
【DISC 2】
1. Nicolas d'Alessandro(1981-):La voix des anges
2. Guillaume Auvray(1990-):Synergy II 
3. Maxime Georis(1991-):Ephemerides administratives maussades
4. Francois Couvreur(1992-):Al Fine II
5. Andre Ristic(1972-):Cristal Impur
6. Gilles Doneux(1985-):Max
【DISC 5】
1. Eric Collard(1995-):Fragments 
2. Pierre Quiriny(1983-):Souvenir de toi
3. Judith Adler de Oliveira(1989-):Les moires 
4. Gwenael Grisi(1989-):Ticking 
5. Harold Noben(1978-):Seven years after
6. Patrick Leterme(1981-):Cerisiers en fleurs 
7. Sarah Wery(1987-):Perspectives d'avenir :1. Attendre dans l'eau 
【DISC 6】
1. David Achenberg(1966-):Il carillon subacqeo 
2. Line Adam(1972-):Tempus Fugit 
3. Jean-Philippe Collard Neven(1975-):I breathe your air (tribute to Lyle Mays)
4. Fabian Fiorini(1973-):Story telling’s on Revisited
5. Apolline Jesupret(1995-):Sous ses doigts, doucement
6. Stephane Orlando(1979-):La plus secrete memoire des hommes  
7. Arnould Massart(1956-):Autruche ? On grille !
8. Pauline Claes(1982-):Deconvenue
ミュジーク・ヌーヴェル(アンサンブル)
ジャン=ポール・デシー(指)…下記以外
パトリック・ダヴァン(指)…DISC 1 track 3

録音:2012年3月-2022年7月
1962年、作曲家ピエール・バルトロメによって設立され、作品によって多彩な編成をとるベルギーの現代音楽アンサンブル、ミュジーク・ヌー ヴェル。その60周年を記念し、現代ベルギーの作曲家たち45人による2012年から2022年までの新作演奏を集めた6枚組のBOXが登 場。2012年の50周年にも、今回とは別の25人による作品の6枚組をリリースしているため(CYP4650)、2つを合わせると70人もの現代ベ ルギー作曲家アンソロジーになるという大企画です。収録された作曲家のうち多くは1970年代以降生まれという、まさに現在進行形で生ま れている音楽を体験できる面白さに加え、驚かされるのはそのクオリティの高さで、知られざる魅力的な作品に出合う喜びを存分に味わうこと の出来るアルバムです。

Signum Classics
SIGCD-720(2CD)
R.シュトラウス:交響詩集
交響詩「ドン・ファン」*
アルプス交響曲 Op.64
交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」
交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」*
サントゥ=マティアス・ロウヴァリ(指)
フィルハーモニアO

録音:2021年9月30日-10月1日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(サウスバンク・センター、ロンドン、イギリス)
2022年3月20日、フェアフィールド・ホール(ロンドン、イギリス)*
これまでもその固い信頼関係から生まれる名演をリリースしてきたサントゥ=マティアス・ロウヴァリとフィルハーモニアO。いよいよ2021年シーズンが始まり新首席指揮者ロウヴァリ時代に突入です!このディスクに収められている「アルプス交響曲」と交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」は、サロネン時代からロウヴァリ時代へのオープニングとしてふさわしいものとなりました。英ガーディアン紙は「フィルハーモニア管の驚異的な演奏で、ロウヴァリはR.シュトラウスの作品に対する優れた指揮者であることを証明した。彼のアプローチは計り知れず、細部と色彩に細心の注意をはかっていた」と絶賛しています。
前作のプロコフィエフ(SIGCD669)や前々作のチャイコフスキー(SIGCD648)などでも聴かせてくれた明晰であり、細部へのバランス感覚も秀でているサントゥ=マティアス・ロウヴァリの音楽。彼と数々の名匠との演奏を繰り返してきたフィルハーモニアOの新しいタッグに期待せずにはいられません。

BRU ZANE
BZ-2005(1CD)
『パリの夜』〜ミュージック・ホールとオペラからの舞曲集
マスネ:キャバレーのワルツ〜バレエ音楽『鐘』 より
エルヴェ(1825-1892):スペイン女とセギディーリャ 〜 バレエ音楽『パリ万国博覧会』 より
ジャンヌ・ダングラ:ワルツ・恋の目覚め
イザーク・ストロース(1806-1888):エベ・ポルカ
テオドール・デュボワ(1837-1924):不実な人のワルツ〜バレエ音楽『ラ・ファランドール』 より
ワルトトイフェル(1837-1915):ギャロップ・駿足
グノー:トロイアの女の踊り〜歌劇「ファウスト」のバレエ音楽 より
ジョンシエール(1839-1903):ワルツ〜歌劇「騎士ジャン」のバレエ音楽 より
サン=サーンス:ワルツ〜歌劇「銀の呼び鈴」 より
ワルトトイフェル:スケートをする人々(スケーターズ・ワルツ)
トマ:歌劇「レイモン」序曲
ギロー(1837-1892):目隠し鬼のワルツ〜バレエ音楽『グレトナ・グリーン』 より
フィリップ・ミュザール(1792-1859):猿のポルカ
ドリーブ:ワルツ・レント〜バレエ音楽『コッペリア』 より
イザーク・ストロース:オッフェンバックの「地獄のオルフェ」によるカドリーユ
エルヴェ:.船酔いのワルツ〜バレエ音楽『英国のスポーツ』 より
ワルトトイフェル:ポルカ・美しい唇
レ・シエクル(19世紀末フランス仕様の楽器、ガット弦使用)
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指)

録音:2022年1月8-9日 レイモン・デヴォ劇場、トゥルコアン、フランス
ロト率いるレ・シエクルによる、フランスのベル・エポック期周辺の舞曲を集めたアルバムが登場。『コッペリア』などのバレエ作品、「ファウスト」な どオペラからのバレエ音楽、「フォリー・ベルジェール」に代表されるミュージック・ホールの音楽といった作品を収めています。有名な『スケートを する人々』や、いわゆる「天国と地獄」のカン・カンで盛り上がるストロースのカドリーユなどのほか、華やかながらほとんど知られていない作品を 発見する喜びもあり、聴きどころ満載のアルバムとなっています。60ページを超えるカラー・ブックレット(英・仏・独語)付き。

Ars Produktion
ARS-38348(1SACD)
エッセンシャル・ヘブライ・ヴァイオリン
ラヴェル:2つのヘブライの歌(Vn、チェロと管弦楽編)
ジェリー・ボック:屋根の上のバイオリン弾き(Vnと管弦楽編)
ジョゼフ・アクロン:ヘブライの旋律 Op.33、
 ヘブライの子守唄 Op.35-2(Vnと管弦楽編)
ジョエル・エンゲル:Freilechs Op.20-2
ブルッフ:コル・ニドライ op.47(Vcと室内管弦楽編)
プロコフィエフ:ヘブライの主題による序曲 Op. 34(P三重奏編)
アレクサンドル・クレイン:ヘブライの奇想曲 Op.24(Vnと管弦楽編)
クライスラー:ウィーン小行進曲
アンネ・バテガイ(Vn)、
フランソワ・ロバン(Vc)、
アレッサンドロ・タルディーノ(P)、
マンハイム・プファルツ選帝侯室内O、
マーク・オリヴィエ・エテリ(指)

録音:2022年3月(ドイツ、マンハイム)
2020年にアンネ・バテガイがバーゼルで行ったヨーロッパのユダヤ文化の日(the EuROP-ean Day of Jewish Culture)のためのコンサートから着想を得た1枚。ユダヤ人作曲家による作品およびそれ以外の作曲家がユダヤ教の祈りや旋律を用いて作曲した作品を、ヴァイオリンやチェロとオーケストラのための編曲や、ピアノ三重奏のための編曲版で聴くことができます。これらの音楽は、ユダヤ音楽が決してクレズマーだけに還元されるものではないことを示しています。

LAWO Classics
LWC-1250(1CD)
アルネ・ヌールハイム:バレエ「テンペスト」組曲(1979)(ソプラノ、バリトンと管弦楽のための) ベアーテ・モルダール(S)、
ジェレミー・カーペンター(Br)、
ベルゲンPO
エドワード・ガードナー(指)

録音:2021年8月16日-18日、グリーグホール(ベルゲン、ノルウェー)
アルネ・ヌールハイム(1931-2010)は、20世紀から21世紀のノルウェーでもっとも重要な作曲家として尊敬を集めました。モダニズムの技法による作品、エレクトロニクスを使った作品、伝統の語法による作品と、題材とインスピレーションによって幅広い手法を使い、2010年に没してノルウェー王国国葬で送られるまで、現役で作曲活動を続けました。シェイクスピアの戯曲に基づくバレエ「テンペスト(The Tempest)」は、ヌールハイムの音楽を代表する作品のひとつです。アメリカの振付師グレン・テトリーとのコラボレーションによって作曲され、1979年にドイツで初演。1981年のベルゲン国際フェスティヴァルでノルウェー初演されました。「私の知るかぎり、シェイクスピアの全戯曲の中で『テンペスト』ほど音楽がひんぱんに登場して大きな役割を担う作品はない。それぞれの人物が音楽で性格づけられます。奴隷にされたキャリバンでさえ、そうだ」(ヌールハイム)。
この作品は、チャールズ・ダーデンと南西ドイツRSOによる録音がノルウェー作曲家協会のレーベルからリリースされていました。LAWO Classics からリリースされるベルゲンPOと首席指揮者エドワード・ガードナーによる新しいアルバムは、「テンペスト」が2021年ベルゲン国際フェスティヴァルの演目としてベルゲンのグリーグホールで上演された際のセッション録音によって制作されました。「あれから40年、アルネ・ヌールハイムとグレン・テトリーの『古典』が、グリーグホールを支配する」。フェスティヴァル公演の歌手に代わり、ベアーテ・モルダールがソプラノ、ジェレミー・カーペンターがバリトンを担当しました。

Naive
OP-30578(2CD)
バッハ:序曲集(管弦楽組曲ほか)
バッハ:序曲(管弦楽組曲)第3番ニ長調 BWV 1068
ヨハン・ベルンハルト・バッハ:序曲 ホ短調〔序曲-エア-レ・プレジール-メヌエット-エア-リゴードン-クーラント-ガヴォット・アン・ロンドー〕
バッハ:序曲(管弦楽組曲)第1番ハ長調 BWV 1066
バッハ:序曲(管弦楽組曲)第4番ニ長調 BWV 1069
ヨハン・ルートヴィヒ・バッハ(1677-1731):序曲 ト長調〔序曲-エア-メヌエット-ガヴォット-ブレ〕
バッハ:序曲(管弦楽組曲)第2番ロ短調 BWV 1067〔序曲-エア-ガボット-ブレ-ジーグ〕
コンチェルト・イタリアーノ、
リナルド・アレッサンドリーニ(指,Cemb)

録音:2018年12月
アレッサンドリーニによるバッハの管弦楽組曲。録音にあたり、アレッサンドリーニは、バッハのあらゆる作品をあらためて検証、スタイルや楽器編成についても再 考し、この「管弦楽組曲」の魅力である複雑な対位法と、フランス・イタリア趣味の舞曲のキャラクターを見事なバランスを保ちながら再現しています。アレッサンド リーニが放つ決定的名演。注目です! 当盤のもうひとつの魅力が、バッハのまたいとこにあたる、ヨハン・ベルンハルト・バッハとヨハン・ルートヴィヒ・バッハの作品も収録していること。J.S.バッ ハはベルンハルトの作品をコレギウム・ムジクムの演奏会で取り上げるなど、その才能を認めていました。バッハの資料の中には、ベルンハルトの作品を写譜したも のも残されています。ルートヴィヒ・バッハの作品も、バッハはライプツィヒで演奏していました。そのおかげで、ルートヴィヒの作品(とくにカンタータ)も多 く現存しています。コンチェルト・イタリアーノとアレッサンドリーニが、ふたりの作品の魅力もこれ以上ないかたちで引き出しています。  (Ki)

Andre Charlin
SLC-17HR(1CD)
2022年リマスタリング
ミヨー:屋根の上の牡牛 Op.58
世界の創造 Op.81
シャンゼリゼ劇場O、
ダリウス・ミヨー(指)

録音:1956年シャンゼリゼ劇場(パリ)
デジタライゼーション&リマスタリング:ブリュノ・ゴリエ(2022年)
伝説のエンジニア、アンドレ・シャルランの録音の中でも指折りの大名盤。ミヨー自身の指揮による自作自演集。代表作、「屋根の上の牡牛」は必聴です!この香 り高い演奏を2022年の最新リマスタリングでお楽しみいただけます! (Ki)
これまでリリースされていたCDは16bit/44KHzでしたがこの度24bit/96KHzでリ リースされます。リマスタリングのエンジニアは半世紀以上シャルランの音に惚れこみ、シャルラン・レーベルの存続に大きく貢献してい る名エンジニア、ブリュノ・ゴリエです。ゴリエはシャルランの録音についての研究だけでなく、シャルランに関わるものの収集など「シャ ルラン愛」に満ちた人物。シャルランの遺産を後世に伝えるべく、並々ならぬ思いでマスタリングしており、実に生々しく、驚くべき熱量 で蘇ります!

BRIDGE
BCD-9571(1CD)
ストーリー・テラー
(1)クオン:チューバと管楽合奏のための協奏曲
(2)マーラー(ベナヴィデス編):さすらう若人の歌
(3)グッドマン:チューバと管楽合奏のための協奏曲
(4)バーズヴィク:新入り
(5)ドビュッシー(ベナヴィデス編):ベルガマスク組曲〜前奏曲
(6)ウィテカー(ベナヴィデス編):おやすみ月よ
(7)ヴィズッティ:都市の景観〜独奏チューバと管楽合奏のための
ジャスティンン・ベナヴィデス(チューバ)
デイヴィッド・プラック(指)
フロリダ州立大学シンフォニック・バンド
デロイゼ・シャガス・リマ(P)

録音:(3)2019年11月21日、(2)(5)(6)2021年8月24,25日、(7)2021年10月11日、(1)2021年11月8日、米国 フロリダ州 タラハシー
米国のチューバ奏者、ジャスティンン・ベナヴィデスによるチューバ作品集。ジャスティンン・ ベナヴィデスはタラハシーSOの首席チューバ奏者で、またフロリダ州立大学の音楽大 学でチューバとユーフォニウムの教授を務めています。彼の柔らかく明るい音色のチューバは、 独英あたりのチューバとはかなり趣が異なります。ヴィエット・クオン(1990-)、トッド・グッドマン (1977-)、アンナ・バーズヴィク(1966-)、エリック・ウィテカー(1970-)、アレン・ヴィズッティ (1952-)らの作品を収録。

EUROARTS
20-69227(1CD)
ハリウッド・ガラ
ジョン・ウィリアムズ:『スーパーマン』〜行進曲
 『E.T.』〜フライング・テーマ
 『ジュラシック・パーク』〜ジュラシック・パークへようこそ
ハンス・ジマー:『ワンダーウーマン』〜セミッシラ
 『グラディエーター』〜ついに自由に
ドリー・パートン
 『ボディガード』〜オールウェイズ・ラヴ・ユー
デン・アーベ:『ムーラン・ルージュ』〜ネイチャー・ボーイ
ジェームズ・ホーナー:『ブレイブハート』〜フォー・ザ・ラヴ・オブ・ア・プリンセス
 『タイタニック』〜マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン
ハンス・ジマー&クラウス・バデルト:『パイレーツ・オブ・カリビアン』〜デッドマンズ チェスト
バート・バカラック&ハル・デイヴィッド:『明日に向って撃て!』〜雨にぬれても
 『アルフィー』〜メイン・テーマ
ミシェル・ルグラン:『シェルブールの雨傘』〜アイ・ウィル・ウェイト・フォー・ユー
ジョシュア・ブライアン・キャンベル、シンシア・エリヴォ:『ハリエット』〜スタンド・アップ
レディー・ガガ:『アリー/スター誕生』〜シャロウ
ジェームズ・ニュートン・ハワード:『ハンガーゲーム』〜ハンギング・ツリー
デイヴィッド・ベアウォルド:『ムーラン・ルージュ』〜カム・ワット・メイ
デンマーク国立SO、
ルートヴィヒ・ヴィッキー(指) 
デンマーク国立ジュニア合唱団
アンドレア・リッケ・エーレンシュレーガー(ソリスト)
ディルクシャン・ジャヤラトナム(ソリスト)

録音:2022年5月、コペンハーゲン、DRコンサートホール(ライヴ)
デンマーク国立SOによる大好評のシリーズ。第1弾はゲーム・ミュージックの祭典「Gaming in Symphony」(KKC-9442)、第2弾はSF映画の名 作音楽集「GALAXYMPHONY」(20-65214)、第3弾はファンタジー映画やドラマの音楽を取り上げた「FANTASYMPHONY」(20-65194)、第4弾は スパイ映画音楽を集めた「Agents are Forever」(20-67774)。第5弾は、ハリウッド黄金期のモノクロ映画の名曲を集めた「Divas & Diamonds」(20-65997)。そしてサスペンス、スリラー、ミステリーなど恐怖映画の音楽を集めた第6弾「GALAXYMPHONY2」(20-68714)と若い世代を中心に絶大な人気 を誇っています。
今回は、毎年アメリカのロサンゼルスで開催されるハリウッド映画の祭典「アカデミー賞」を彩った名作映画の音楽が演奏された「Hollywood Gala」。ステージにはレッド・カーペットが敷かれ、コンサートは本物のアカデミー賞の授賞式さながらの盛り上がりをみせています。
映画音楽の巨匠ジョン・ウィリアムズの『スーパーマン』『E.T.』『ジュラシック・パーク』と名作が並び、故ホイットニー・ヒューストンが主演した『ボディガード』 の世界的に大ヒットした主題歌「オールウェイズ・ラブ・ユー」。実在した2人組の強盗を描いた『明日に向って撃て!』の主題歌「雨にぬれても」、名作曲家、ミシェ ル・ルグランが音楽を担当したフランスのミュージカル映画『シェルブールの雨傘』などアカデミー賞の歴史を飾る名画の数々の音楽が次々と演奏されます。
これまで同シリーズでCDも発売されたのは、ギャラクシンフォニー(20-65211)、Agents are Forever〜スパイ映画音楽集(20-67777)、ディーヴァス とダイアモンド:((20-65997)、マーダー・アット・ザ・シンフォニー(20-65207)、ギャラクシンフォニー2〜ギャラクシンフォニー逆襲(20-68717)と続々 と発売され、このシリーズの人気と反響の大きさが反映されています。

CONCERTO CLASSICS
CNT-2122(1CD)
パスクワーレ・アンフォッシ(1727-1797):シンフォニア&序曲集
『アルタセルセ』 Artaserse
『無分別な詮索好き』 Il Curioso Indiscreto
『文明化された田舎娘』 La Contadina Incivilita
『インドのアレッサンドロ』 Alessandro nel'Indie
『ラ・ディドーネ』 La Didone
序曲第30番Ouverture n.30
序曲 変ホ長調 Ouverture in Mi Bemolle
『真の貞節』 La Vera Costanza
『シーロのアキレウス』 Achille in Sciro
『アンティゴネ』 Antigono
アレッサンドロ・ファブリーツィ(指)
チェコ国立SO

録音:2022年9月16日プラハ、CNSOスタジオ
世界初録音
タリア、スイス、フランス、スウェーデン、イギリス、アメリカと各地の図書館から手稿譜を集めて、世界初録音を行った大がかりなプロジェクトです。パスクワー レ・アンフォッシ(1727-1797)はパイジェッロやチマローザらとともにナポリ楽派の中心的存在として活躍したイタリアの作曲家。舞台作品を得意とし、76も のオペラやインテルメッツォを書きました。1783年と1788年にウィーンで行われた『無分別な詮索好き』と『幸運な嫉妬』の上演ではモーツァルトが新たなア リアを書き加えており、モーツァルトのイタリア書法にも影響を与えたであろうことがうかがえます。アンフォッシの作風は明快にして表情豊か。序曲を聴いても、そ の生き生きとしたリズムと鮮やかな楽器法のとりこになるでしょう。 (Ki)

C Major
80-8108(2DVD)

80-8204(Bluray)
シュツットガルト・バレエ〜『じゃじゃ馬ならし』

バレエ『じゃじゃ馬ならし』
音楽:ドメニコ・スカルラッティ、クルト・ハインツ・シュトルツェ
振付:ジョン・クランコ
衣装:エリザベス・ダルトン
ボーナス映像:
リード・アンダーソンとタマシュ・デートリッヒによるインタビュー
シュツットガルト・バレエ
シュツットガルト国立歌劇場O
ウォルフガング・ハインツ(指)
エリサ・バデネス(カタリーナ)
ジェイソン・レイリー(ペトルーチオ)
ヴェロニカ・フェルテリヒ(ビアンカ)
マルティ・フェルナンデス・パイシャ(ルーセンシオ)
アレッサンドロ・ジャキント(グレミオ)
ファビオ・アドリシオ(ホルテンシオ)
ローランド・ダレシオ(バプティスタ)

収録:2022年5月13〜15日/シュツットガルト国立歌劇場(ライヴ)
◆DVD
画面:16:9、NTSC
音声:PCMステレオ、
DTS5.1
DVD9
字幕(ボーナス):英語
本編)):123分、ボーナス:99分
◆Bluray
画面:16:9、1080i
音声:PCMステレオ、
DTS-HDMA5.1
BD50
字幕(ボーナス):英語
本編)):123分、ボーナス:99分
巨匠シジョン・クランコの遺産を継承するドイツの名門、シュツットガルト・バレエ団による『じゃじゃ馬ならし』。シェークスピアの喜劇を基にドメニコ・スカルラッ ティ(編曲:クルト=ハインツ・シュトルツェ)の音楽を用い、ジョン・クランコが振り付けた、誰もが楽しめるコメディ・バレエの傑作です。裕福なバプティスタ の長女で「じゃじゃ馬娘」のカタリーナと、気立ての良い美しい次女ビアンカの結婚をめぐる騒動を描いたもので、威勢が良く賢いペトルーチオがカタリーナと 結婚し、彼女を「飼いならし」カタリーナが従順な淑女へと変貌していく様子を面白おかしく描いています。カタリーナをシュツットガルト・バレエを代表するプ リンシパルのエリサ・バデネス、ペトルーチオをベテラン・プリンシパルのジェイソン・レイリーが務めています。
ボーナス映像には新旧の芸術監督二人によるバレエの歴史と起源についての興味深いインタビュー映像が収録されています(ドイツ語/英語字幕) (Ki)

Chandos
CHAN-20152(1CD)

PCHAN-20152(1CD)
国内盤仕様
税込定価
アーノルド:管弦楽作品集
序曲「コモンウェルスのクリスマス」 Op.64、
クラリネット協奏曲第1番Op.20*、
ディヴェルティメント第2番 Op.24/Op.75、
カラマツの木 Op.3、
フィルハーモニック・コンチェルト(管弦楽のための) Op.120、
ザ・パドストウ・ライフボート Op.94a
マイケル・コリンズ(Cl)*、
BBCフィルハーモニック、
ラモン・ガンバ(指)

録音:2019年12月5日-6日&2022年7月29日、メディア・シティ・UK(サルフォード)
ルイ・アームストロングに憧れ、12歳の時にトランペットを手にしたマルコム・アーノルドは、めきめきとその才能を発揮しLPOに入団。その後には首席トランペット奏者に就任しました。そして1948年にフルタイムの作曲家へと転向すると9つの交響曲や100以上の映画音楽を残し、アカデミー作曲賞も受賞しました。
多作だったが故まだまだ本国イギリスでも知られていない名曲が、埋もれているマルコム・アーノルドの作品を多数世に放ってきたラモン・ガンバの指揮により今作でも陽の目を見ることになりました。イギリスを代表するクラリネット奏者マイケル・コリンズ演奏の「クラリネット協奏曲第1番」他、イギリス音楽ファン必聴の作品が盛りだくさんです。
このアルバムでは、ロンドン・フィルのために書かれた「カラマツの木」(1943)から「フィルハーモニック・コンチェルト」(1976)まで、アーノルドの作曲家としてのキャリアを網羅する音楽を収録しています。「ディヴェルティメント」は結成されたばかりのナショナル・ユース・オーケストラのために書かれ、序曲 「コモンウェルスのクリスマス」は1932年にジョージ6世が初めてクリスマス放送を行った25周年記念にBBCから委嘱された作品です。クラリネット協奏曲第1番はフレデリック・サーストンのために書かれ、1949年にエジンバラ音楽祭で初演されました。フィリップ・レインのオーケストレーションによる「ザ・パドストウ・ライフボート」は、もともと1968年にパドストウ(イングランド北海岸の港町)に新しいライフボート(救命艇)が進水したことを記念して作曲された、ブラスバンドのための行進曲です。
Chandos
CHAN-20262(1CD)

PCHAN-20262(1CD)
国内盤仕様
税込定価
ネーメ・ヤルヴィ・イン・コンサート
ワーグナー:ポロニア WWV 39(1836)
レーガー:セレナーデ Op.95(1905-06)
ブラームス:運命の歌 Op.54(1868-71)*
モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス KV 618*
エストニア国立SO、
ラトヴィア国立cho*、
ネーメ・ヤルヴィ(指)

録音:2019年5月10日*&10月11日、エストニア・コンサート・ホール(タリン、エストニア)
旧ソ連時代のタリンに生まれ、エフゲニー・ムラヴィンスキーに師事するなどし、今やエストニアを代表する世界的巨匠となったネーメ・ヤルヴィが2022年の初夏に85歳を迎えました。そこで、2019年に行われた音楽監督&首席指揮者の任にあるエストニア国立SO(ENSO)とのコンサート・ライヴ盤を記念盤としてリリース。
500タイトル近くに及ぶ膨大な、そして多彩な内容のレコーディングという偉大な業績を誇り、2018年の英グラモフォン賞において「生涯功労賞(ライフタイム・アチーヴメント賞)」を受賞したエストニアの巨匠ネーメ・ヤルヴィ魅力の詰まった一枚が登場しました。演奏もライヴということもあり、より一層緊張感に溢れたものになっています。
ワーグナーとレーガーの管弦楽作品だけでなく、あまり演奏されることのないブラームスの声楽曲「運命の歌」にも注目です。最後はモーツァルトの名曲「アヴェ・ヴェルム・コルプス」で幕を閉じます。
レコード芸術特選盤に選出された前作「フランスの舞台音楽(PCHAN20151/CHAN20151)」に引き続きご期待ください。

オクタヴィア
OVCL-00797(1SACD)
税込定価
2022年12月21日発売
グリーグ:組曲「ホルベアの時代から」 作品40
マーラー:交響曲第10番嬰ヘ短調より 第1楽章アダージョ(ハンス・シュタットルマイア編 弦楽オーケストラ版)
ゴリホフ:ラスト・ラウンド 〜第1楽章
ブラームス:弦楽五重奏曲 第2番ト長調 作品111(弦楽オーケストラ版)
紀尾井ホール室内O

録音:2020年9月11-12日、東京・紀尾井ホール・ライヴ
2020年9月、世界が未曾有の感染症拡大の影響を受ける中、満を持して開催が叶った紀尾 井ホール室内O(KCO)第123回定期演奏会。当盤はコンサートマスターの玉井菜採が 率いるアンサンブルメンバーが「今だから演奏したい!」と一致団結し、新たにプログラムを組み直 し行われたコンサートを余すことなく収めた貴重な1枚です。想いをひとつに、生き生きとした見事 なアンサンブルをお楽しみください。(オクタヴィア)

CPO
CPO-555428(1CD)
NX-B10
パウル・リンケ(1866-1946):序曲集 第1集
「ベルリンの風」 序曲
「リュジストラータ」序曲
「カサノヴァ」序曲
地上のヴィーナス」序曲
「グリグリ」 序曲
「拒絶された恋」 (Walzer) −ワルツ
「シャム警備隊」序曲
喜歌劇のための序曲
バレエのための序曲
フランクフルト・ブランデンブルク州立O
エルンスト・タイス(指)

録音:2020年11月17-20日
ヴァルトビューネ・コンサートでおなじみ「ベルリンの風」のパウル・リンケの作品集 ベルリン・フィルの夏の風物詩ヴァルトビューネ・コンサートで最後に演奏されるのが、喜歌劇「ルナ夫人」の中の「ベ ルリンの風」。この曲の途中ではお約束の箇所で聴衆が口笛、指笛を吹きます(ちなみにBerliner LuftのLuft には「息」や「空気」の意味もあります)。ベルリンっ子にとっては、ウィーン・フィルのニューイヤーコンサートにおけるラ デツキー行進曲のような存在。その「ベルリンの風」の作曲者パウル・リンケの序曲を中心とした管弦楽曲を集め た、ありそうでなかなか見当たらないアルバムが登場。いかにもcpoらしい企画です。冒頭に収録された同名の歌 劇の序曲には、おなじみの旋律が使われています。リンケは生粋のベルリン人として当地の劇場で活躍、ベルリ ンっ子たちが月の世界で繰り広げる喜歌劇「ルナ夫人」など数多くの喜歌劇を書き上げ、「ベルリン・オペレッタ」と 呼ばれるジャンルを創始。人々を魅了し、1941年にはベルリン市から名誉市民の称号を贈られました。美しい旋 律を持つ彼の作品、全曲を耳にする機会はあまりありませんが、このアルバムに収録されている序曲やワルツを聴 くだけでも、作曲家の魅力を知ることができるでしょう。 ヨハン・シュトラウス2世やカールマンの喜歌劇上演に実績 のあるタイスならではの万全の演奏でお楽しみください。

DACAPO
MAR-8.226719(1CD)
NX-B07
エルセ・マリー・パーゼ(1924-2016):The Orchestral Album オーケストラ・アルバム
Etude エチュード(1965) - ヴァイオリンと管弦楽のために
ラメーター(1962)
色についての7つの作品(1953)
協奏曲 - トランペットと管弦楽のために(1954)
クリスティーナ・オストラン(Vn)
ミヒャエル・フランク・メラー(Tp)
マルメ歌劇場O
ヨアヒム・グスタフソン(指)

録音:2021年5月20-21日、24-28日、11月17-18日
全て世界初録音
デンマーク初の女性電子音楽家と言われるエルセ・マリー・パーゼ。ピエール・シェフェールやカールハインツ・シュットックハウゼンらと共同制作を行い、優れた作 品を世に送り出していた彼女ですが、2016年1月18日にこの世を去りました。 このアルバムでは、これまでほとんど知られることのなかった「オーケストラ作品の作曲家」としてのパーゼの一面が紹介されています。彼女の代表作「エチュー ド」と同名のヴァイオリン協奏曲はリゲティを思わせる曲調による4つの部分からなる作品。各々の部分にはニールセンの交響曲第2番「4つの気質」にちなん だタイトルが付されています。弦楽オーケストラのための「パラメーター」は3つの楽章で構成され、グリッサンドを多用するバルトークを思わせる音楽。「色につ いての7つの作品」は、一人の作曲家の作品とは思えないほど多彩な作風による小品の集まり。7つの音列が使用されており、これは1958年に書かれた電 子音楽のための作品「セブンサークル」と共通するものです。そして、恐らく彼女の最初の管弦楽作品と推測されるトランペット協奏曲は、特殊奏法による 様々な音色が必要で、12音技法で書かれながらも、時にはジャズ風な雰囲気を感じさせるユーモラスな曲調をもっています。

EUROARTS
20-69224F(DVD)
ハリウッド・ガラ
ジョン・ウィリアムズ:『スーパーマン』〜行進曲
 『E.T.』〜フライング・テーマ
 『ジュラシック・パーク』〜ジュラシック・パークへようこそ
ハンス・ジマー:『ワンダーウーマン』〜セミッシラ
 『グラディエーター』〜ついに自由に
ドリー・パートン:『ボディガード』〜オールウェイズ・ラヴ・ユー
デン・アーベ:『ムーラン・ルージュ』〜ネイチャー・ボーイ
ジェームズ・ホーナー:『ブレイブハート』〜フォー・ザ・ラヴ・オブ・ア・プリンセス
 『タイタニック』〜マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン
ハンス・ジマー&クラウス・バデルト:『パイレーツ・オブ・カリビアン』〜デッドマンズ チェスト
バート・バカラック&ハル・デイヴィッド:『明日に向って撃て!』〜雨にぬれても
 『アルフィー』〜メイン・テーマ
ミシェル・ルグラン:『シェルブールの雨傘』〜アイ・ウィル・ウェイト・フォー・ユー
ジョシュア・ブライアン・キャンベル、シンシア・エリヴォ:『ハリエット』〜スタンド・アップ
レディー・ガガ:『アリー/スター誕生』〜シャロウ
ジェームズ・ニュートン・ハワード:『ハンガーゲーム』〜ハンギング・ツリー
デイヴィッド・ベアウォルド:『ムーラン・ルージュ』〜カム・ワット・メイ
デンマーク国立SO
ルートヴィヒ・ヴィッキー(指)
デンマーク国立ジュニアcho
アンドレア・リッケ・エーレンシュレーガー(ソリスト) 
ディルクシャン・ジャヤラトナム(ソリスト)

収録:2022年5月、コペンハーゲン、DRコンサートホール(ライヴ)
(Blu-ray)
画面:
16:9、Full HD
音声:PCM Stereo、
Dolby Atmos7.1
リージョン:Al、l80分
デンマーク国立SOによる大好評のシリーズ。第1弾はゲーム・ミュージックの祭典「Gaming in Symphony」(KKC-9442)、第2弾はSF映画の名 作音楽集「GALAXYMPHONY」(20-65214)、第3弾はファンタジー映画やドラマの音楽を取り上げた「FANTASYMPHONY」(20-65194)、第4弾は スパイ映画音楽を集めた「Agents are Forever」(20-67774)。第5弾は、ハリウッド黄金期のモノクロ映画の名曲を集めた「Divas & Diamonds」(20-65997)。そしてサスペンス、スリラー、ミステリーなど恐怖映画の音楽を集めた第6弾「GALAXYMPHONY2」(20-68714)と若い世代を中心に絶大な人気 を誇っています。
今回は、毎年アメリカのロサンゼルスで開催されるハリウッド映画の祭典「アカデミー賞」を彩った名作映画の音楽が演奏された「Hollywood Gala」。ステージにはレッド・カーペットが敷かれ、コンサートは本物のアカデミー賞の授賞式さながらの盛り上がりをみせています。
映画音楽の巨匠ジョン・ウィリアムズの『スーパーマン』『E.T.』『ジュラシック・パーク』と名作が並び、故ホイットニー・ヒューストンが主演した『ボディガード』 の世界的に大ヒットした主題歌「オールウェイズ・ラブ・ユー」。実在した2人組の強盗を描いた『明日に向って撃て!』の主題歌「雨にぬれても」、名作曲家、ミシェ ル・ルグランが音楽を担当したフランスのミュージカル映画『シェルブールの雨傘』などアカデミー賞の歴史を飾る名画の数々の音楽が次々と演奏されます。 世界中の映画作品や劇場で採用されている立体音響技術Dolby Atmosも収録し、最上の臨場感を味わえる極上の音響体験もできます。 (Ki)

LAWO Classics
LWC-1241(1CD)
変容、変奏と断片〜弦楽のための作品集
ブリテン:フランク・ブリッジの主題による変奏曲 Op.10
ラーシュ・ペッテル・ハーゲン(b.1975):シュトラウスの断片
R・シュトラウス:メタモルフォーゼン
アンサンブル・アレグリア

録音:2020年8月16日-18日、8月20日、2021年5月29日、ソフィエンベルグ教会(オスロ)
ノルウェーの弦楽オーケストラ「アンサンブル・アレグリア」は、クラリネットのマッティン・フローストやチェロのトルルス・モルクといった一線で活躍する音楽家を客演に迎えた自主活動のほか、グレーテ・ペーデシェン指揮のノルウェー・ソリスト合唱団とも定期的に共演し、2017年にリリースしたバッハの『7つのモテット』(BIS SA-2251)が「Diapason d’or(ディアパソン・ドール)」の2018年合唱部門の最優秀アルバムに選ばれるなど、充実した活動を続けています。
モーツァルトとシェーンベルクの作品によるアルバム(LWC1138)に続くLAWO Classics の第5作では、R・シュトラウス、ブリテン、ノルウェーのラーシュ・ペッテル・ハーゲンの「引用」あるいは「主題に使う」ことで繋がる3つの作品を演奏しています。
ブリテンの 「フランク・ブリッジの主題による変奏曲」 は、彼が私的に師事したブリッジの 「弦楽四重奏のための3つの牧歌」 の第2曲を変奏主題に使った作品。シュトラウスの 「メタモルフォーゼン」 は、ヒトラーの第3帝国が滅亡しようとする時期に作曲され、ベートーヴェンの『エロイカ交響曲』の「葬送行進曲」の主題が末尾に引用されています。ラーシュ・ペッテル・ハーゲンは、「トヴェイト断片」 や 「エドヴァルド・グリーグに基づく葬送行進曲」 といった、他の作曲家の音楽から得たインスピレーションを基にした作品で知られ、イングリ・アンスネスが録音したベートーヴェンの 「ディアベッリ変奏曲」 では、彼女の依頼により最終変奏の前に演奏するための 「ディアベッリ・カデンツァ」 を作曲しました。「シュトラウスの断片」 は、シュトラウスの 「メタモルフォーゼン」 が出発点になった作品です。6つの部分が重なりあっていく静謐な音楽です。

Diapason
DIAP-152(1CD)
シューベルト:劇付随音楽「ロザムンデ」 D 797
岩の上の羊飼い D 965*
ディアナ・エウストラーティ(Ms)、
ベルリン・モテットcho、
BPO、フリッツ・レーマン(指)、
リタ・シュトライヒ(S)*、
ハインリヒ・ゴイザー(Cl)*、
エリック・ヴェルバ(P)*

録音:1952年-1953年&1959年*
フランスの世界的クラシック音楽専門雑誌である「ディアパゾン(Diapason)」が音楽史に輝く名曲の歴史的名演を選出し、新たなマスタリングを施して復刻するシリーズ『レ・ザンディスパンサーブル・ド・ディアパゾン 〜ディアパゾンが選んだ決定盤』。
シリーズの第152巻として登場するのは、この盤でも共演しているベルリン・モテット合唱団の創設者でもあるフリッツ・レーマンによるシューベルトの劇付随音楽「ロザムンデ」。
ベルリン・モテット合唱団を率いてのバッハ声楽曲の録音に定評のあるフリッツ・レーマンは、「マタイ受難曲」を演奏中に急逝したことでも知られています。その実直な演奏による「ロザムンデ」は聴くほどに味わいのある演奏に仕上がっています。カップリングには名ソプラノのリタ・シュトライヒによる「岩の上の羊飼い」が収録されています。

CAvi music
85-53518(1CD)
ハイドン:十字架上のキリストの最後の7つの言葉
ホセ・マリア・サンチェス・ベルドゥ(1968ー):Sheba
カペラ・アウグスティーナ、
アンドレアス・シュペリング(指)

録音:2021年10月(ドイツ、ケルン)
1996年にアンドレアス・シュペリングによって創設されて以来、ピリオド演奏の分野において、ドイツで最も有名なオーケストラの一つとなっているカペラ・アウグスティーナ。ハイドンのオペラ9曲、オラトリオ全曲、交響曲70曲近くを演奏しているほか、古楽と現代音楽(委嘱作品)の両方を演奏することでも知られています。彼らは自身が主催するハイドン・フェスティバルの枠組みのなかで、ハイドンの作品と一定の関連性を持ち、ピリオド楽器で演奏するオーケストラのために構想された委嘱しており、2018年はスペインの現代音楽作曲家ホセ・マリア・サンチェス・ベルドゥが選ばれました。(ちなみにハイドンの「十字架上の〜」はスペインのカディス大聖堂からの依頼で作曲されました。)ヘブライ語で「7」を意味する「Sheba」は、ハイドンの原曲の和音や音色にインスピレーションを受けつつ、原曲の各楽章の間に挿入される7つの間奏曲として作曲されています。

Goodies
78CDR-3887(1CDR)
J・シュトラウス:南国のばら
ウィーン気質*
喜歌劇「こうもり」序曲*
喜歌劇「ジプシー男爵」序曲#
ブルーノ・ワルター(指)
BPO、ベルリン国立歌劇場O*
SO#

1930年2月14日録音/ COLUMBIA LX-28
1929年1月10-11日録音/COLUMBIA L-2270*
1929年5月18日ロンドン録音/COLUMBIA L-2311,L-2352#
ブルーノ・ワルター(1876-1962)はベルリンのシュテルン音楽院を卒業後ピアニ ストとしてデビュー、後に指揮者に転向した。1894年ハンブルク歌劇場の指揮 者だった時、そこの音楽監督だったマーラーと出会い親 交を深めた。ここに収録したヨハン・シュトラス2世の作品集は、若き日のワル ターが指揮者を務めた各地のオーケストラで録音したもの。SPレコードがマ イクロフォンを使用した電気録音(1925-)初期のもの。 復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用 MC型カートリッジの上級モデル「ゼロSP 78rpm」(3mil 針)とコルグのNu 1DSD 録音機を使用した。

Forgotten Records
fr-1850(1CDR)
マリオ・ロッシの「スラヴ舞曲」
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲 Op.46 〜No.1-3 5-8
スラヴ舞曲 Op.72 〜Nos.1-2 5-8
マリオ・ロッシ(指)ウィーン国立歌劇場O

録音:1956年6月
※音源: Vanguard SRV-121SD他

オクタヴィア
OVCL-00795(1SACD)
税込定価
2022年11月23日発売
久石譲 presents ミュージック・フューチャー VI
久石譲:2Dances for Large Ensemble (2021) [世界初演]
レポ・スメラ:1981from “Two pieces from the year 1981” (1981)
ブライス・デスナー:Murder Ballades for Chamber Ensemble (2013) [日本初演]
アルヴォ・ペルト:Fratres for Violin and Piano (1977/1980)
ニコ・ミューリー:Step Team (2007) [日本初演]
久石譲(指)
ミュージック・フューチャー・バンド

録音:2021年10月8日 東京・紀尾井ホール ・ライヴ
久石譲が“明日のために届けたい”音楽をナビゲートするコンサート・シリーズ「ミュージック・フューチャー」より、アルバム第6 弾が登場。“現代の音楽”を堪能する極上のプログラムと銘打たれた2021年のコンサートのライヴ録音です。。北欧エ ストニアの作曲家レポ・スメラとアルヴォ・ペルト、アメリカの作曲家ブライス・デスナーとニコ・ミューリー、そして久石譲の 作品から、多種多様な「リズム」の楽しさを発見することができることでしょう。 日本を代表する名手たちが揃った「ミュージック・フューチャー・バンド」が奏でる音楽も、高い技術とアンサンブルで見事 に芸術の高みへと昇華していきます。EXTONレーベルが誇る最新技術により、非常に高い音楽性と臨場感あふれる サウンドも必聴です。「明日のための音楽」がここにあります。(オクタヴィア)

Orchid Classics
ORC-100207(1CD)
NX-B03
ワーグナー:「パルジファル」組曲(アンドルー・グーレイによる編曲・構成)
第1幕 前奏曲
第3幕 聖金曜日の音楽
第3幕 場面転換の音楽
第3幕 前奏曲
第2幕 前奏曲
第1幕 聖金曜日の音楽
第3幕 終曲
LPO
アンドルー・グーレイ(指)LPO

録音:2022年7月4-5日
全て世界初録音
ジャマイカで生まれロンドン王立音楽大学で指揮を学び、2010年「カダケス国際指揮者コンクール」で優勝、世 界的注目を集めたアンドルー・グーレイ。このアルバムはワーグナーの「パルジファル」でオーケストラが奏でる聴きどこ ろを、グーレイ自身がコンサート・ピースとしてまとめたもので、前奏曲から終曲まで原作の物語に沿ってシームレス に各場面の音楽を並べ、楽器編成が自然につながるように僅かな調整が加えられています。45分間で「パルジ ファル」の精緻な音楽が楽しめます。

TUDOR
TUD-7197(1CD)
ヘンデル:オーケストラのための舞曲集
1-3. オラトリオ『サムソン』 HWV 57- 序曲
4. 歌劇「アリオダンテ」 HWV 33- シンフォニア
5. 歌劇「リナルド」 HWV 7- Augelletti:Adagio
6. 歌劇「リナルド」 HWV 7- Vo‘ far Guerra
7. 歌劇「ジュリオ・チェザーレ」 HWV 17- シンフォニア
8. 歌劇「アリオダンテ」 HWV 33- バッロ
9. 歌劇 「テゼセ」 HWV 9- 序曲
10. オラトリオ『ベルシャザール』 HWV 61- Let festal joy
11. 歌劇「イメネーオ」 HWV 41- メヌエット
12. 歌劇「イメネーオ」 HWV 41- 序曲:Allegro
13. 歌劇「アルミーラ」 HWV 1- リトルネッロ
14. 歌劇「アルチーナ」 HWV 34- サラバンド
15. 歌劇「アルミーラ」 HWV 1- Sprich vor mir ein susses Wort
16. 歌劇「忠実な羊飼い」 HWV 8- Occhio belli
17-18. 歌劇「アタランタ」 HWV 35- 序曲
19. オラトリオ『マカベウスのユダ』 HWV 63 - With honour let desert be crowned
20. 歌劇「アリオダンテ」 HWV 33- ロンド
21. オラトリオ『アタリア』 HWV 52- Softest Sounds
22. 歌劇「パルテノーペ」 HWV 27- シンフォニア
カプリッチョ・バロックO
ドミニク・キーファー(指)

録音:2020年9月26、27日、10月2-4日
歌劇やオラトリオの中に、サラバンドやリトルネッロなどの数多くの舞曲を組み込んだヘンデル。そんなヘンデルの"舞 曲"を集めたコンセプト・アルバムが登場。ホルンが活躍する『サムソン』の序曲や、「ジュリオ・チェザーレ」のシンフォニ アなどをまとめた第1部、初期の歌劇「テゼオ」の序曲に代表される、独奏楽器が活躍する曲を集めた第2部、歌 劇「アタランタ」の序曲からはトランペットの華麗な響きが楽しめる第3部という3つの部分で構成されており、演奏 者の妙技をたっぷりと楽しめます。 ピリオド楽器の名手たちを集めた小編成のカプリッチョ・バロックO、このアルバムでのフルート・パートには木 下恵子が参加しています。

FUGA LIBERA
FUG-803((1CD)
ミヨー:世界の創造
ケクラン):星降る天穹に向かって
ダンカン・ウォード(1989-):Fumes 煙
エルガー:エニグマ変奏曲
南オランダPO
ダンカン・ウォード(指)

録音:2022年1-3月 オランダ(ライヴ)
純粋器楽による管弦楽が語り掛ける物語、をテーマにしたアルバム。ジャズのイディオムを用いて天地創 造を語るミヨー、美しく雄大な星空を描いたケクラン、そしてエルガーが囁きかける様々な人物像と謎か けを色彩感豊かな演奏で収録しています。ダンカン・ウォードによる「煙」は、インドを訪れてその音楽に 魅せられたことと、後年ラヴィ・シャンカールに出会って受けた影響が形になった作品。


Treasures
TRE-272(1CDR)
ムラデン・バシチのモーツァルト
フリーメイソンのための葬送音楽 K. 477*
交響曲第46番ハ長調 K. 96*
交響曲第26番変ホ長調 K. 184*
行進曲ニ長調 K. 335-1
セレナード第9番 「ポストホルン」
行進曲ニ長調 K. 335-2
ムラデン・バシチ(指)
ザルツブルク・モーツァルテウムO

録音:1964年5月、1960年代後期*(全てステレオ)
※音源: KING RECORD SH-5230、ORBIS 79-271*
◎収録時間:75:44
“笑顔と涙が美しく共存するモーツァルトの中のモーツァルト!”
■音源について
全てオイロディスク音源。ポスト・ホルンと行進曲は、1966年にキング・レコードから発売された日本初出盤を採用。オイロディスクの初出盤は、「ポストホルン」が2つの行進曲に挟まれる形で収録されていましたが、このレコードではホストホルンの後に2つの行進曲が収録されているので、この復刻ではオリジナルどおりの配列にしています。

★ムラデン・バシチ(ドイツ語読みでバジーク)(1917-2012)はザグレブ出身で、1960〜69年モーツァルテウム管弦楽団の首席指揮者を務めた名匠。オケに染み込んでいるイディオムに任せ過ぎず、自身のモーツァルト愛と信念を確実に注入することで、生き生きとした普遍的なモーツァルト像を打ち立てています。
 まず驚くのが、「フリーメイソン」冒頭の管楽器のバランスの良さと低音の威力!野太さの中に人間的な温かみを湛えたその響きには、作り込んだような要素は微塵もなく、どこまでもピュア。バシチの音作りの特徴が如実に表れています。葬送音楽であること誇示するかのように重さと暗さで塗り固めた演奏とは異なり、大き過ぎない編成によるハーモニーは常に見通しがよく、リズムもキリッと立ち上がるという健康的なスタイルなので、長調に転じた瞬間に垣間見れる「明るい涙」が際立ち、それが聴き手の涙もも誘う…、そんな演奏は他に見当たりません。そして最後の和音の見事な調和!正に浄化された美がここにあります。
 「ポストホルン」は、宇野功芳氏も激賞した名演。1967年の再発盤のライナーノートには「同曲レコード中、疑いもなくベストであって、第5楽章以降の美しさは言葉につくせない。強めに吹きならすポストホルン、そして終楽章のテンポの良さ。それは優美で洒落たウィーン趣味とはまた違う…」とあります。
 気の置けない仲間と楽しく演奏しているだけのようでいて、アンサンブルの凝縮力は極めて高さは、楽想のエッセンスの共有力の強さの為せる技と言えましょう。第1楽章は、テンポ自体は快速でもどこかローカルな雰囲気を湛えているので、人懐っこいニュアンスが自然と滲み出ます。「人懐っこい」と言えば第3楽章のフルート、オーボエ、ファゴットのソロがまた屈託のない表情に溢れ、モーツァルトが体に染み付いている強みをしみじみ痛感。終楽章は宇野氏の言うように、このテンポでなければ表出されないであろう愉悦感が満開。特に展開部でのニュアンスの多彩さ、愉しさは無類で、これぞモーツァルトを聴く醍醐味と言えましょう。【2022年10月・湧々堂】

Ars Produktion
ARS-38618S(1CD)
ジャパン・チェコ・インスピレーション
伊福部昭:日本組曲
ヤナーチェク:モラヴィア舞曲集、
 ラシュスコ舞曲集、
 管弦楽のための組曲 Op.3
岩崎宙平(指)、
ピルゼンPO

録音:2021年5月、ピルゼン(チェコ)
2021年シーズンから、チェコ、ボヘミア地方西部の都市ピルゼン(プルゼニ)を拠点とするピルゼンPOの首席指揮者に就任し、同地で華々しい活躍を続ける岩崎宙平。前作ヴォルフ=フェラーリの作品集(ARS38590)でその実力を日本の聴衆にも魅せつけてくれた岩崎&ピルゼン・フィルのレコーディング第2弾が、ARS Produktionから登場!
「ジャパン・チェコ・インスピレーション」と題された大胆なプログラムは、伊福部昭の「日本組曲」に、ヤナーチェクの「モラヴィア舞曲集」、「ラシュスコ舞曲集」を組み合わせ、それぞれの民族舞曲を対比させるという、まさに岩崎&ピルゼン・フィルならではと言える注目企画。様々な楽想やリズム、豊かな旋律を生き生きと鳴らし、ピルゼン・フィルを見事にコントロールする岩崎宙平の鮮やかなタクトにご注目下さい。
岩崎宙平は1987年東京生まれ、桐朋学園女子高等学校を経てチェコ国立プラハ音楽院とチェコ国立芸術アカデミーで(指)ヴァイオリン、作曲などを学び、2013年にターリヒOを指揮しプロ・デビュー。プラハ音楽院で同校のオーケストラを指導し、2016年にチェコ放送局主催のオーケストラ・コンクール「Concerto Bohemia」で総合優勝。プラハ音楽院弦楽オーケストラの指揮者、映画音楽オーケストラFILMharmonieの首席指揮者、ピルゼン歌劇場およびプラハ・カルリーン劇場の指揮者、シレジア劇場第1指揮者、ピルゼンPO常任客演指揮者などチェコで着実に実績を重ね、2021年シーズンからピルゼンPOの首席指揮者に就任しています。

MSR
MS-1801(1CD)
「イッツ・アバウト・タイム」〜ウィンド・アンサンブルとジャズ・ミュージシャンのための音楽