湧々堂HOME 新譜速報 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック 廉価盤 シリーズ
旧譜カタログ チャイ5 殿堂入り 交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック


管弦楽曲・新譜速報4


※発売済のアイテムも含めて、約3ヶ月間掲載しています。
※新しい情報ほど上の段に記載しています。
※表示価格は全て税込みです。



ALTARA
ALT-1024(3CD)
ベートーヴェン(テリエ・トネセン編):後期弦楽四重奏曲集(弦楽オーケストラ版)
第13番変ロ長調Op.130、大フーガ 変ロ長調Op.133、第16番ヘ長調Op.135、第15番イ短調Op.132、第14番嬰ハ短調Op.131、第12番変ホ長調Op.127
テリエ・トネセン(指)カメラータ・ノルディカ
録音:2001年〜2005年
不滅の金字塔として燦然とかがやくベートーヴェンの弦楽四重奏曲。なかでも一曲一曲がガラリと性格も異なる後期は傑作ぞろい、バーンスタインによる14 番や16 番のデモーニッシュな演奏でも知られるように、弦楽合奏版では深みと凄みが引き立ちます。ここにまた、果敢にも全曲のアレンジをも手がけて挑むのは、マックス・ロスタルに師事し、オスロ・フィルやノルウェー室内管のリーダーとしても有名なトネセン。ここで彼が率いるカメラータ・ノルディカ(旧名称カメラータ・ルーマン)は、2007 年以来自身が音楽監督を務めるスウェーデン有数の室内オケ。もともと指揮者を置かないスタイルによる活動を行なってきた団体ですが、コンチェルト・グロッソ・タイプの新編曲でそのままカルテットが拡大したような効果を生んでいます。   (070803Ki)
ALTARA
ALT-1015(1CD)
バルトーク:ディヴェルティメント、エルガー:序奏とアレグロOp.47、グリーグ:組曲「ホルベアの時代より」Op.40
クリストファー・ウォーレン=グリーン(指)アテネ・メガロンO[カメラータ・オブ・ザ・フレンズ・オブ・ミュージック]
ウォーレン=グリーンが首席指揮者を務めるギリシア屈指の室内オケのアルタラ・デビュー盤。ヨーロッパの数々の音楽祭にも常連と いう人気を裏づけるように、かれらの鍛え抜かれた弦楽アンサンブルの実力のほどが実感されます。   (070803Ki)
EMI
CZS-5036032[JP](30CD)
エルガー生誕150年記念ボックス

CD1
交響曲第1番/バルビローリ(指)フィルハーモニアO[1962年録音]、序奏とアレグロ/アレグリQ、バルビローリ(指)シンフォニア・オブ・ロンドン[1962年録音]、
CD2
交響曲第2番63/バルビローリ(指)ハレO[1964年録音]、悲歌、溜め息/以上バルビローリ(指)ニュー・フィルハーモニアO[1966年録音]、
CD3
交響的習作「ファルスタッフ」/バルビローリ(指)ハレO[1964年録音]、序曲「コケイン」/バルビローリ(指)フィルハーモニアO[1962年録音]、演奏会用序曲「フロワサール」/バルビローリ(指)ニュー・フィルハーモニアO[1966年録音]、
CD4
エニグマ変奏曲、行進曲「威風堂々」第1番/以上、バルビローリ(指)フィルハーモニアO[1962年録音]、行進曲「威風堂々」第2番&第3番/以上ニュー・フィルハーモニアO[1966年録音]、行進曲「威風堂々」第4番/バルビローリ(指)フィルハーモニアO[1962年録音]、行進曲「威風堂々」第5番/バルビローリ(指)ニュー・フィルハーモニアO[1966年録音]、弦楽セレナード/バルビローリ(指)シンフォニア・オブ・ロンドン[1962年録音]、
CD5
海の絵Op.37/J・ベイカー(Ms)、バルビローリ(指)LSO[1965年録音]、
チェロ協奏曲/デュ・プレ(Vc)、バルビローリ(指)LSO[1965年録音]
CD6
ヴァイオリン・ソナタ/ヒュー・ビーン(Vn)、パークハウス(P)[1971年録音]、ヴァイオリン協奏曲/ビーン(Vn)、グローヴズ(指)ロイヤル・リヴァプールPO[1972年録音]
CD7
「子供部屋」組曲、セヴァーン川組曲Op.87/以上グローヴズ(指)ロイヤル・リヴァプールPO[1969年録音]、「インドの王冠」組曲/グローヴズ(指)ロイヤル・リヴァプールPO[1970年録音]、戴冠式行進曲Op.65/グローヴズ(指)ロイヤル・リヴァプール、ローズソーン(Org)[1970年録音]
CD8
ジェイコブ編:オルガン・ソナタ第1番ト長調Op.28、「子供の魔法の杖」組曲第1番&第2番/以上、ハンドリー(指)ロイヤル・リヴァプールPO[1988年録音]
CD9
3つのバイエルン舞曲[1967年録音]、朝の歌、夕べの歌[以上1967年録音] 、バッハ(エルガー編):幻想曲とフーガOp.86[1973年録音]、ヘンデル(エルガー編):序曲ニ短調、序曲「南国で」[以上1979-71年録音]/以上、ボールト(指)LPO
CD10
カリヨンOp.75['74録音]、ショパン(エルガー編):葬送行進曲、グラニアとディアミドOp.42、ポローニアOp.76、勝利の行進曲〜「カラクタクス」Op.35[以上'74録音]、帝国行進曲Op.32['76録音] 、帝国行進曲(1924)['77録音]/以上ボールト(指)LPO/ロンドンPO.ボールト指揮他(77年録音)
CD11
メヌエット〜「伊達男ブランメル」、夢の中の子供たち、愛の挨拶/以上コリングウッド(指)RPO['64録音]、メヌエット、5月の歌、ローズマリー 、ロマンス(バスーンと管弦楽のための)Op.62/チャップマン(Fg)、セヴィラーナOp.7、抒情的なセレナード、マズルカOp.10-1、セレナード・モーレスクOp.10-2、コントラスツOp.10-3、カリッシマミナ/以上マリナー(指)ノーザン・シンフォニア['70年録音]
CD12
ピアノ五重奏曲イ短調Op.84/オグドン(P)、アレグリQ['69録音]、
弦楽四重奏曲ホ短調Op.83/ミュージック・グループ・オブ・ロンドン['71録音]、セレナード、コンサート・アレグロOp.46/以上ジョン・オグドン(P)['69録音]
CD13&14
ジェロンティアスの夢/ベイカー(Ms)、ルイス(T)、ボルグ(Bs)、バルビローリ(指)ハレO&cho合唱団['64録音]、
CD15&16
使徒たちOp.49/アームストロング(S)、ワッツ(C.A)、ティアー(T)、ラクソン(Br)、、グラント(Bs)、ケイス(Br)、ボールト(指)LPO&cho[1973-4年録音]
「使徒たち」と「神の国」の解説/ボールト(ナレーション)['74年録音]
CD17&18
神の国Op.51/プライス(S)、ミントン(C.A)、ヤング(T)、シャーリー=クァーク(Br)、ボールト(指)LPO&cho['68年録音]、戴冠式頌歌Op.44/ロット(S)、ホッジソン(C.A)、モートン(T)、ロバーツ(Br)、レッジャー(指)ニュー・フィルハーモニアO、ケンブリッジ・キングズ・カレッジcho['77年録音]
CD19
生命の光Op.29/マーシャル(S)、ワッツ(C.A)、レッゲイト(T)、シャーリー=カーク(Br)、グローヴズ(指)ロイヤル・リヴァプールPO['80年録音]
CD20&21
黒い騎士Op.25/グローヴズ(指)ロイヤル・リヴァプールPO&cho['84年録音]、「オラフ王の伝説」からの情景Op.30/キャヒル(S)、ラングリッジ(T)、クック(Br)、グローヴズ(指)LPO&cho['85年録音]、スペインのセレナーデOp.23 、雪Op.26-1、Fly, singing bird, Op.26-2/グローヴズ(指)ロイヤル・リヴァプールPO&cho['84年録音]、
CD22&23
カラクタクスOp.35/グロソップ(Br)、アームストロング(S)、ティアー(T)、クック(Br)、キング(Bs)、スアート(Bs)、)、グローヴズ(指)ロイヤル・リヴァプールPO&cho['76年録音]
CD24
聖ジョージの旗Op.33/ヒコックス(指)ノーザン・シンフォニア・オブ・ロンドン、ロンドン交響cho['86年録音、Great is the Lord(詩篇48)Op.67/ロバーツ(Br)、ヒコックス(指)ノーザン・シンフォニア・オブ・ロンドン、ロンドン交響cho['86年録音]、テ・デウムとベネディクトゥスOp.34/ヒコックス(指)ノーザン・シンフォニア・オブ・ロンドン、ロンドン交響cho['86年録音]
CD25
イギリス精神Op.80w/ロット(S)、Give unto the Lord(詩篇29)Op.74、O hearken thou(奉献唱)Op.64、Land of Hope and Glory/ヒコックス(指)ノーザン・シンフォニア・オブ・ロンドン、ロンドン交響cho['87年録音]
CD26
アヴェ・ヴェルム・コルプスOp.2-1、アヴェ・マリアOp.2-2、アヴェ・マリア・ステラOp.2-3/以上、ロビンソン(指)ワーチェスター・カセドラルcho、ブランマ(Org)['69年録音]、序奏とアンダンテ〜11の晩課のヴォランタリーOp.14 /ロビンソン(Org)['69年録音]、Angelus, Op.56-1、Give unto the Lord(詩篇29),Op.74、O hearken thou(奉献唱)Op.64、テ・デウムとベネディクトゥスOp.34/以上ロビンソン(指)ワーチェスター・カセドラルcho、ブランマ(Org)['69年録音]、オルガン・ソナタ第1番ト長調Op.28/サムシオン(Org)['65年録音]
CD27
ミュージック・メイカーズOp.69/ベイカー(Ms)、ボールト(指)LPO&cho['66年録音]、真紅の扇Op.81/ボールト(指)LPO&cho['73年録音]
CD28
星明りの速達便Op.78/マスターソン(S)、ハモンド=ストラウド(Br)、ハンドリー(指)['74-5年録音]
CD29
バイエルンの高地からOp.27/デル・マー(指)ボーンマス・シンフォニエッタ&cho['80年録音]、Pleading,Op.48-1、Was it some golden star, Op.59-3、Oh, soft was the song, Op.59-1、Twilight, Op.59-6、The Torch, Op.60-1、The River, Op.60-2/以上ティアー(T)、ハンドリー(指)バーミンガム市SO['79年録音]、The Shower, Op.71-1、My love dwelt in a northern land/以上ハルゼイ(指)バーミンガム市交響cho[2006年録音]、Five Part-Songs from the Greek Anthology, Op.45、The Wnderer(1923)、The Reveille, Op.54/以上バッコリアン・シンガーズ・オブ・ロンドン['76年録音]、Deep in my soul - 4 Choral Songs, Op.53/キングズ・シンガーズ['87年録音](87年録音) パリー(エルガー編):イェルサレム/ヒューズ(指)RPO、ゴールドスミス・コーラル・ユニオン[2003年録音]、エルガー編:英国国歌/レッジャー(指)ニュー・フィルハーモニアO、ケンブリッジ大学音楽協会cho、ケンブリッジ・キングズ・カレッジcho['77年録音]
CD30
行進曲「威風堂々」第1番&第2番/エルガー(指)BBC響['32年録音]、行進曲「威風堂々」第3番/エルガー(指)LSO['27年録音]、行進曲「威風堂々」第4番/エルガー(指)BBC響['33年録音]
行進曲「威風堂々」第5番/エルガー(指)LSO['30年録音]、前奏曲〜ジェロンティアスの夢Op.38/ウィルソン(T)、エルガー(指)ロイヤル・アルバート・ ホールO['27年ライヴ]、弦楽セレナード/エルガー(指)LPO['33年録音]、5つのピアノ即興曲〜第4番/エルガー(P)['29年録音]、愛の挨拶/リード(Vn)、エルガー(指)ニュー交響O['29年録音]、夕べの歌/エルガー(指)ロイヤル・アルバート・ホールO['26年録音]、朝の歌/エルガー(指)LSO['27年録音]、行進曲「威風堂々」第1番〜中間部/エルガー(指)LSO['31年録音]、序曲「コケイン」/エルガー(指)BBC交響O['33年録音]
生誕150年を記念するボックス、自作自演を含む主要作品をほぼ網羅した コレクターには絶対見逃せないアイテムです!
仏BEL AIR
BAC-020(DVD)
ショスタコーヴィチ:バレエ音楽「ボルト」Op.27 27(全曲)
(+コザリンスキーによるアヴァンギャルド映像 (2006)、出演者インタビュー)
アナスタシア・ヤツェンコ(ナスチャ)、アンドレイ・メルクリエフ(ヤン)、デニス・サヴィン(デニス)、岩田守弘(イワーチカ)
振付:アレクセイ・ラトマンスキー、台本:ヴィクトル・スミルノフ、舞台美術:セミヨン・パストゥフ、衣装:ガリーナ・ソロヴィヨワ
パヴェル・ソローキン(指)ボリショイ劇場O
収録2006年9月/モスクワ、ボリショイ劇場での復活蘇演ライヴ/145’/PCM ステレオ/DOLBY DIGITAL 5.1/DTS 5.1/NTSC/Format 16/9/Region free
ショスタコーヴィチは生涯に3篇のバレエ音楽を残していますが、いずれも当時の共産主義的イデオロギー色が強い台本の拙さゆえ、長 くバレエ団のレパートリーからはずされてきました。当DVD は2006年9月、ショスタコーヴィチの生誕百年を記念してボリショイ劇場で 75年ぶりに復活された舞台のライヴ。原作は、勤務怠慢で解雇された工場労働者が、復讐のために機械の中へボルト(ねじ)を落として 壊してしまおうと計画。しかし、そそのかされ実行しようとした二人のうちの少年が自分の使命を思い出し、工場長に密告して陰謀を未 然に阻止するというもの。あまりの内容ゆえ、ショスタコーヴィチ自身が上演を拒んだといわれます。しかし音楽は人を小馬鹿にしたよ うな軽妙さに満ちた1920年代ならではの斬新さでショスタコの才気煥発。ラトマンスキーの振付も旧ソ連の行進や体操を茶化したり、と にかくヒリヒリするほど自国の暗黒時代をギャグ化、最高に面白い一時間半を過ごせます。   (070731Ki)
Corelia
CC-806909(1CD)
ロジェ・ブートリー:吹奏楽作品集
生きる喜び(*)、テトラード(*)、ピアノと吹奏楽のための協奏曲「Wu-Ji」(+)、祭(#)、トランペットと吹奏楽のための協奏曲(抜粋)(**)、アルテルナンス(*)/黙示の歌(*)
ロジェ・ブートリー(指*、P+)、ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団*/#、ジャン=ミシェル・ソルラン(指)フランス陸軍第一軍楽隊+、ドミニク・ギャブル(指#)、ダニエル・ドヨン(Tp)**、クロード・ケメッケル(指)**、ブレスト艦隊軍楽隊**
Pavane
ADW-7411(1CD)
ドヴォルザーク:弦楽セレナード、エルガー:弦楽セレナード、チャイコフスキー:弦楽セレナード
ベルナール・カルメル(指)オーケストラ・ベルナール・カルメル
録音:1988年
アルミン・ジョルダンの下で指揮者としてのキャリアをスタートさせたカルメルが自ら創設した室内管弦楽団が「オーケストラ・ベルナール・カルメル」。「弦楽セレナード」の名曲3作品で師匠譲りの手腕を発揮しています。

CPO
777157-2[CP](1CD)
ヴォルフ=フェラーリ:管楽協奏曲全集
オーボエと小管弦楽のための牧歌(コンチェルティーノ)/ファゴットと小管弦楽のための組曲(コンチェルティーノ)/イングリッシュ・ホルン,弦楽と2つのホルンのための小協奏曲
ディエゴ・ディーニ=チアッチ(Ob&イングリッシュ・ホルン)、パオロ・カルリーニ(Fg)、ツォルト・ハマル(指)パドヴァ・ベネトO
「聖母の宝石」間奏曲だけではない作曲家として、CPOの録音などにより徐々にその全貌がわかってきたW=フェラーリですが、この一枚も大切な存在に。特にイングリッシュ・ホルンの協奏曲は、演奏者・リスナー共に注目の1曲です。
Glossa
GCD-921613(1CD)
ヴェルサイユ宮殿噴水ショー
シャルパンティエ:行進曲、《テ・デウム》より/H・デマレ:《深き淵より》より/A・C・デトシュ:《カリロエ》より/J-B・ボワモルティエ:《異なる楽器または同一の楽器のための4声のソナタ第6番Op.34》より、《ダフニスとクロエ》より/リュリ:歌劇《プロセルピーヌ》より/ヘンデル:《水上の音楽》組曲第1番より
エルヴェ・ニケ(指)コンセール・スピリチュエル
「ヴェルサイユ宮殿噴水ショー」とは太陽王ルイ14世が築いたヴェルサイユ宮殿の庭園で行われるバロック音楽と噴水によるショーのことであり、毎年多くの観光客を集める1大イベント。このタイトルは、ニケ&コンセール・スピリチュエルによるこれまでの録音からの抜粋を集めたコンピレーション・アルバム。ルイ14世と同じ時代に生きたフランスの作曲家たちの作品を中心としているところもタイトルに相応しいもの。クォリティの高さを感じさせるフルカラーのブックレットもグロッサならではです。
IDIS
IDIS-6524(2CD)
ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕前奏曲、「ジークフリート」〜森のささやき、ジークフリート牧歌、「神々の黄昏」−夜明けとジークフリートのラインへの旅、「パルジファル」−聖金曜日の音楽、「神々の黄昏」−ジークフリートの死と葬送行進曲、「トリスタンとイゾルデ」−前奏曲と愛の死、「ワルキューレ」−ワルキューレの騎行
アルトゥーロ・トスカニーニ(指)ミラノ・スカラ座O
録音:1952年9月19日
第二次世界大戦後、トスカニーニは何度かスカラ座のオーケストラを指揮しています。その最後の機会となったのがこの9月19日の ワーグナー・コンサート。存在は広く知られていたにもかかわらず、わりと最近になってようやく聞けるようになりました。今回のIDIS レーベルから発売されたCDでは、全8曲の演奏内容のみならず、前半後半それぞれの前後の放送アナウンス(ブックレットに伊文と英 訳を掲載)までを初めて収録、もちろん曲毎の観客の熱狂的な反応もそのままで、1952年9月19日にラジオから放送を聞いているよ うな気分にさせてくれます。トスカニーニがスカラ座のオーケストラを指揮すると、両者が理想的な「化学反応」するのが常で、ここ でもどの曲も惚れ惚れとするような見事な演奏ばかり。「神々の黄昏」からの2曲、「ジークフリート牧歌」も名演ですが、圧巻は「ト リスタン」!音楽は徹底的に歌い抜いていながら、美しさと悲しさと感動が渾然一体となったとてつもない名演!録音状態は、1952年 のスカラ座ライブとしては並というところ、決して良好ではないですが、感動的な一夜を楽しむことができます。   (070724Ki)
SUPRAPHON
SU-3836(1CD)
ターリヒ・エディションVol.16
J.A. ベンダ:シンフォニア変ロ長調、ドヴォルザーク:弦楽セレナード ホ長調Op.22、スーク:弦楽セレナード 変ホ長調Op.6、チャイコフスキー:アンダンテ・カンタービレ(管弦楽版)、無言歌 ヘ長調Op.2 − 3(管弦楽版)
ヴァーツラフ・ターリヒ(指)チェコPO、プラハ・ソロイスツO、 スロヴァキア・フィルハーモニックCO
指揮者になる以前、1903年にベルリン・フィルのコンマスに就任して、ヴァイオリニストとして嘱望されていたターリヒ。かれにとっ て室内楽というジャンルは生涯で、とくにキャリアの初期と後期ではとても重要なものでした。わすれてならないのが2 シーズンたら ずと短命に終わったものの、自ら創設したチェコ室内管弦楽団(1946 − 48)に没頭した一時期のこと。ふたつのセレナードをはじめ、 ここに聴く作品の数々はそこでの経験を感じさせるような美しく繊細な表現が活きています。ベンダとチャイコフスキーが初CD 化。   (070718Ki)
SUPRAPHON
SU-3837(2CD)
ターリヒ・エディションVol.17
(1)スメタナ:連作交響詩「わが祖国」より高い城 / モルダウ / シャールカ、(2)ヴィレム・ブロデク(1834-1874):歌劇「泉のほとりで」序曲、(3)レル・コヴァジョヴィツ(1862-1920):鉱夫のポルカ、(4)スメタナ:ポルカ「われらの乙女たちに」、歌劇「リブシェ」序曲、(6)歌劇「ふたりのやもめ」より第2幕アネジュカのレチタティーヴォとアリア、(7)プラハの謝肉祭−序奏とポロネーズ、(8)ヤナーチェク(ターリヒ編):歌劇「利口な女狐の物語」組曲よりアンダンテ/アレグロ、(9)ヨゼフ・スーク:組曲「おとぎ話」Op.16 より白鳥と孔雀の戯れ、(10)ドヴォルザーク:交響詩「真昼の魔女」Op.108
[ボーナス]ターリヒの語り
(11)ドヴォルザークの新世界交響曲のリハーサル、(12)自身の命名祝日におけるスピーチ、(13)ドヴォルザークのチェロ協奏曲のリハーサル、エピローグ、(14)ターリヒの思い出
リュドミラ・ドヴォジャコヴァー(S)、スティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)、ヴァーツラフ・ターリヒ(指)チェコPO、プラハRSO
(1)1929年9月、(4)−(5)1940年4月、6)(7)1953年4−6月、(8)−(12)1954年4−9月、(13)1952年6月、(14)1956年11月プラハ
2005年にスタートし全17 巻におよぶターリヒ・エディションがついに完結。最終巻は1929 年のHMV 録音による「わが祖国」全曲録音(チェコ・フィルと行なったターリヒにとって記念すべき最初の録音)からの3 曲にはじまり、母国の作曲家ばかりを集めた内容。なかでも注目はボーナスに収められたターリヒによるリハーサル。なかでも10分ちかくにおよぶロストロとのやりとりは圧巻。音楽を作り上げてゆくプロセスの一端がうかがえて、興味の尽きないものとなっています。

Urtext
JBCC-150(1CD)
レブエルタス(1899−1940):マヤ族の夜/イティネラーリオス/ヴェンタナス/カミーノス
カルロス・ミゲル・プリエト(指)ハラッパSO
スペイン市民戦争ではフランコ将軍率いる反乱軍に参加するなど、一風変わった生涯を送った20世紀メキシコの大作曲家レブエルタス。その作品は6/8と3/4拍子が入れ替わる「ヘミオラ」のリズムや、メキシコの民謡に基づいた旋律を取り入れた熱狂的スタイルが大きな特徴。今回のアルバムでは、レブエルタスの代表作の1つに挙げられることの多い「マヤ族の夜」がメイン・プログラム。特に第4楽章での炸裂する金管楽器と迫りくる打楽器の迫力は言葉を失う凄まじさ。ご当地メキシコのハラッパ交響楽団が繰り広げる野生的で摩訶不思議な世界です。
Chandos
CHAN-10435X(1CD)
ウォルトン:リチャードV世
シェイクスピアのシナリオ(パルマー編)/管弦楽のためのジョージ・バーナード・ショー的素描《メジャー・バーバラ》(パルマー編)
ネヴィル・マリナーシアカデミー・オヴ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
日本では特に吹奏楽の分野で絶大な人気を誇るウォルトンの映画音楽集が、プライスダウン&デザイン一新で新装再発売。 このアルバムに収録されている「メジャー・バーバラ」は、ウォルトンの映画音楽の中でも特に演奏頻度が高く人気の高い作品として親しまれています。 吹奏楽シーズンに本格突入するこの時期にピッタリのリリース!CHAN 8841からの移行再発売。
Chandos
CHAN-10436X(1CD)
ウォルトン:ハムレット
シェイクスピアの戯曲(パルマー編)/お気に召すまま ―― シェイクスピアによる管弦楽のための詩(パルマー編曲)
ジョン・ギールグッド(語り)、キャサリーン・ボット(S)、ネヴィル・マリナー(指)アカデミー・オヴ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
CHAN 8842からの移行再発売。
Chandos
CHAN-10437X(1CD)
ウォルトン:ヘンリーX世
シェイクスピアのシナリオ(パルマー編)
クリストファー・プラマー(語り)、ネヴィル・マリナー(指)アカデミー・オヴ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ&cho、ウェストミンスター大聖堂聖歌隊
全作品で編曲を担当しているクリストファー・パルマーの手腕がウォルトンのフィルム・スコアを完全な形で復活させています。CHAN 8892からの移行再発売。
Chandos
CHAN-10432X(1CD)
コルンゴルト:交響的序曲《スルスム・コルダ》Op.13/シンフォニエッタOp.5
マティアス・バーメルト(指)BBCフィル
CHAN 9317からの移行再発売。
Chandos
CHAN-10433X(1CD)
コルンゴルト:軍隊行進曲変ロ長調/チェロ協奏曲ハ長調Op.37/弦楽合奏のためのシンフォニック・セレナード変ロ長調Op.39/左手のためのピアノ協奏曲嬰ハ長調Op.17
ピーター・ディクソン(Vc)、ハワード・シェリー(P)、マティアス・バーメルト(指)BBCフィル
CHAN 9508からの移行再発売。
Chandos
CHAN-241-37(2CD)
エッセンシャル・ディーリアス
ディーリアス:フロリダ組曲/北の国のスケッチ/エアーとダンス/春初めてのかっこうを聞いて/河の上の夏の夜/日の出前の歌/2つの水彩画/間奏曲とセレナーデ/歌劇《イルメリン》より 前奏曲/去りゆくつばめ/歌劇《フェニモアとゲルダ》より 間奏曲/楽園への道/夏の庭で
ヴァーノン・ハンドリー(指)アルスターO、LPO、ノーマン・デル・マー(指)ボーンマス・シンフォニエッタ、リチャード・ヒコックス(指)ボーンマスSO
Chandos
CHAN-10434X(1CD)
コルンゴルト:劇的序曲Op.4/Seven Fairy-Tale Pictures/バレエ音楽《雪だるま》より/ヴィオランタOp.8より
マティアス・バーメルト(指)BBCフィル
「劇的序曲」は、名匠ニキシュの依頼によって作曲された作品。「Seven Fairy-Tale Pictures」はこの音源が世界初録音でした。CHAN 9631からの移行再発売。
Quartz
QTZ-2056(1CDR)
アーノルド:三銃士(ジョン・ラングスタッフの編曲とオーケストレーションによる)
ジョン・プライス=ジョーンズ(指)ノーザン・バレエ・シアター
デヴィッド・ニクソンの振り付けによる舞台作品「三銃士」のためにアーノルドの交響曲や舞曲、映画音楽などから再構成を行ったもの。舞台映像は無くともアーノルドのダイジェストとして存分に楽しむことが出来ます。※QuartzはCD-R盤となります。

BONGIOVANNI
GB-5634(1CD)
モーツァルトの周辺の作曲家のオペラ序曲集
ピッチンニ:「偽のトルコ人」序曲,「アメリカのナポリ人たち」序曲、パイジェッロ:「親切なアラビア人たち」序曲,「ゼルミーラ」序曲,「ダルダネ」序曲、「太鼓」序曲、アンフォッシ:「迫害された見知らぬ女」序曲,「パルミーラのゼノービア」序曲、ルケージ:「明かされた裏切り」序曲、チマローザ:「偽の貴族たち」序曲
フランチェスコ・クワットロッキ(指)アブルッツォSO
録音:2006年
ニッコロ・ピッチンニ(1728-1800),ジョヴァンニ・パイジエッロ(1740-1816),パスクワーレ・アンフォッシ(1727-1797), アンドレア・ルケージ(1741-1801),ドメニコ・チマローザ(1749-1801)のオペラの序曲を10曲収録。
Hanssler
93-901(DVD)
ノリントン 指揮を語る / ロマン派について
(1)ワーグナーへの道[58’00”]…「マイスタージンガー」前奏曲 リハーサル、「パルジファル」前奏曲 リハーサル、「トリスタン」前奏曲 リハーサル、「トリスタン」前奏曲 演奏、「マイスタージンガー」前奏曲 演奏
(2)死に直面して〜チャイコフスキーの悲愴交響曲[82’14”]…第1楽章導入とリハーサル・演奏、第2楽章導入とリハーサル・演奏、第3楽章導入とリハーサル・演奏、第4楽章導入とリハーサル・演奏
(3)ノリントンのリハーサル風景[54’52”]…ベルリオーズ:序曲「海賊」 リハーサルと演奏
サー・ロジャー・ノリントン(指)シュトゥットガルトRSO
制作:(1)1999年、(2)2004年、(3)2003年(SWR 制作)
ベートーヴェン、ブラームスなどどれもビックリするほどに新しい風を送り込んできたノリントン&シュ トゥットガルト放送響のコンビ。これはかれらが常日頃取り組んでいる自分たちの音楽へのアプローチのようすを、ノリントン自身の前説、リハーサルと実演を交えて解りやすく紐解いたDVD ビデオです。 温かくピュアでリアルな“シュトゥットガルト・サウンド”。かつてのバーンスタインをほうふつとさせる熱心な語り口で迫るノリントン。そ してたくみな話術に負けないくらい演奏もたいへん刺激的。きちんと全曲演奏(「悲愴」、序曲「海賊」、「トリスタン」&「マイスタージンガー」 前奏曲)も収められてもりだくさん、観て聴いてとにかく飽きることがありません。 ノリントンがシュトゥットガルト放送響の首席指揮者に就任して来年2008年で10年。これはその成果の総決算ともいえるすばらしい作品です。
DG
4776654(7CD)
没後50周年/シベリウス・コレクターズ・エディション
交響曲全集、《カレリア組曲》、《ルオンノタール》、アンダンテ・フェスティーヴォ、交響詩《大洋の女神》、《クリスティアンII世》、交響詩《フィンランディア》、《ポヒョラの娘》、《夜の騎行と日の出》、《レミンカイネン組曲》、交響詩《エン・サガ(伝説)》、交響詩《春の歌》、《悲しきワルツ》、《鶴のいる風景》、《カンツォネッタ》、《ロマンティックなワルツ》、交響詩《鳥》、《タピオラ》
ネーメ・ヤルヴィ(指)イェテボリSO

King International
KDC-14(1CD)
宮内國郎 :交響詩「ウルトラマン」、冬木透:交響詩「ウルトラセブン」
小松一彦 (指)東京SO
録音:1978年12月3日福生市民会館大ホールにてセッション録音
かつてキングレコードよりLP リリースされ、ファンの間でCD化を強く望まれていた幻の盤がついに復活します。それも、「ウルトラセブン」音楽の作曲者・冬木透立会いのもとでオリジナル・アナログ音源にキング自慢の「ハイパー・リマスタリング」を施し、 抜群に鮮明な音質へと蘇りました。
「ウルトラマン」と「ウルトラセブン」の劇伴音楽はキャッチーなメロディに事欠か ず、シンフォニックな効果にも富んでいるため、クラシックのオーケストラ曲へいとも簡単に衣装換えしました。 何より嬉しいのは、第一級のプロ・オーケストラがフル編成でステレオによるセッション録音していることで、弦の厚み、管楽器の 安定度、音の明快さいずれも目から鱗が落ちる衝撃。ウルトラ・シリーズの音楽が想像以上に本格的だったことを実感させてくれます。
交響詩「ウルトラマン」はあのテーマ曲を中心とした「ウルトラマンの歌」「科学特捜隊の歌」「シーボーズのテーマ」「科特隊出撃」 「ウルトラマンの敗北」「進め!! ウルトラマン」の6楽章から成る約23 分の作品。ブラス中心で独特のスピード感が爽快です。
交響詩「ウルトラセブン」は「ウルトラセブン」「怪獣出現」「ウルトラホーク発進」「侵略者の魔手」「さよならウルトラセブン」の 5楽章から成る約30分の大曲。主題歌冒頭の金管ファンファーレは、東京交響楽団の巧さと録音の良さで、まるでワーグナーのよう なカッコよさ。全体を通じて冬木透のオーケストレーションの見事さを堪能できます。
ACCENT
ACC-24187(1SACD)
モーツァルト:カッサシオン第1番ト長調 K.63、カッサシオン第2番変ロ長調 K.99、ディヴェルティメント第7番ニ長調 K.205
シギスヴァルト・クイケン(指)ラ・プティット・バンド
カッサシオンの1番&2番はモーツァルトが13歳の時の初期作品で現在ではあまり演奏される機会はありませんが快活で明るい音楽。 若き日のモーツァルト音楽の美しさ楽しさが溢れた作品です。祝祭のために書かれたこのカッサシオンを当時ザルツブルクの聴衆は当 然楽しんだことでしょう。クイケン&ラ・プティット・バンドの演奏も自由奔放。ジャケット写真はザルツブルクのモーツァルトの生 家でをイメージしています。
STUDIO MATOUS
MK-0056-2(1CD)
ミラン・スラヴィツキー(1947-):管弦楽作品集
大管弦楽のための交響的ヴィジョン「天の門」[Porta coeli]、ヨハネの黙示録からの2賞(大管弦楽のための)*、レクイエム(独唱、合唱と管弦楽のための)#
イジー・ビェロフラーヴェク(指)、セルジュ・ボド(指)チェコPO、ヤナ・シュテファーチコヴァー(S)、イヴァン・クスニェル(Bs)、プラハ・フィルハーモニーcho
録音:1992年9月6日、ベルリン、フィルハーモニー(ベルリン芸術週間、初演ライヴ)、1995年11月2日*、2005年1月27日(初演ライヴ)#
ATMA
ALCD2-1036(1CD)
ニーノ・ロータ:交響組曲「道」、クルト・ワイル:交響曲第2 番
ヤニク・ネゼ=セガン(指)グラン・モントリオール・メトロポリタンO
映画音楽の大家、ニーノ・ロータの代表作「道」と風刺とノスタルジックな音楽を特徴とするクルト・ワイルの交響曲第2番。ニーノ・ロータならではの甘いメロディ、印象的なジェルソミーナのテーマは人々の心に焼き付いています。1933年に完成し翌1934年にアムステルダムで初演されたワイルの交響曲第2 番は、ワイルの成熟した作風を表す作品。新鋭ネゼ=セガンによる鮮烈な演奏で楽しむことができます。
EUROARTS
2055318[EUEL](DVD)
N・ヤルヴィ/オリエンタル・ナイト
グリーグ:ペール・ギュント組曲より、リムスキー=コルサコフ:「シェエラザード」、ニールセン:アラジン、サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ、マスネ:タイスの瞑想曲
ジャニーヌ・ヤンセン (Vn)、マリータ・ソルベリィ (S)、インゲビョルク・コスモ(Ms)、ネーメ・ヤルヴィ(指)BPO
収録:2006年6月18日 ヴァルトビューネ野外音楽堂
Profil
PH-07028(1SACD)
ラフマニノフ:交響的舞曲、合唱交響曲「鐘」Op.35
タチヤナ・パヴロフスカヤ(S)、エフゲニー・アキーモフ(T)、ウラジーミル・ヴァネーエフ(Br)、レーゲ・アルティス室内cho、セミヨン・ビシュコフ(指)WDR ケルンRSO&cho
録音:2006年9月ケルン、フィルハーモニー(ライヴ)
ビシュコフのラフマニノフ録音では、デビュー間もない頃のパリ管との第2 交響曲で聴かせた濃厚な音楽が鮮烈なイメージとして思 い起こされますが、やはりねっとりとした味付けはお手のもの。しかもこのたびは手兵に加え、本場から迎えたゲストの声楽陣がめっ ぽう強力。ラテン語で“芸術の法則に遵って”を意味するレーゲ・アルティスは、ボリス・アバリャン率いるサンクトぺテルスブル クの精鋭アンサンブル(総勢25名・1987年設立)。ソリストもゲルギエフの録音などでおなじみのアキーモフらロシア勢が顔を並べ ています。とくに彼らの実力が全開となる長大な終楽章は最大の聴きどころ、SACD マルチチャンネル再生では効果も満点です。 いっぽう、渡米後に書かれた最後の作品である交響的舞曲。1952 年レニングラード生まれ、個性派指揮者としてセンセーショナルに 登場したビシュコフもことし55歳。パワフルなリズムに代表される晩年の様式が詰まった人気曲も、いま脂の乗っている彼の充実ぶ りを物語る出来栄えとなっています。   (070620Ki)
King International
SWO-0001(1CD)
「スーパーワールドオーケストラ」
ディルク・ブロッセ:序曲「ミレニアム」、ショスタコーヴィチ:セカンド・ワルツ、リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲、交響組曲「シェエラザード」*
ディルク・ブロッセ(指)、ステファン・ザンデルリンク(指)*、スーパーワールドオーケストラ
スーパーワールドオーケストラは、世界の一流オーケストラのコンサートマスターと首席奏者たちが終結した夢の楽団。彼らの日 本公演のライヴ録音です。ディルク・ブロッセは、ブラスのための作品を書いており、また、タンタンのミュージカル版の音楽も作 曲した人物。彼の序曲「ミレニアム」は、華麗な曲想で、オケのメンバーたちの上手さが際立つ作品です。ショスタコーヴィチの 「セカンド・ワルツ」は、スーパーワールドオーケストラの十八番。メンバーたちのソロによる旋律も完全に手の内に入ったもの、余 裕しゃくしゃくで一流のエンターテインメント作品に仕上がっています。クルト・ザンデルリンクの息子で特に高い評価を得ている ステファン・ザンデルリンクが指揮をしているというのもまた注目。「シェエラザード」は冒頭から実に荘重。これから始まる音絵 巻の壮大さを予感させるもの。ヴァイオリンのソロは、パリ管の首席もつとめていたアラン・モグリア。繊細で美しい音色で魅了し ます。
Chandos
CHAN-10424(1CD)
リムスキー=コルサコフ:管弦楽作品集
ナポリの歌Op.63/歌劇《プスコフの娘》序曲/歌劇《皇帝の花嫁》序曲/スペイン奇想曲Op.34/おとぎ話Op.29/ロシアの主題によるシンフォニエッタ イ短調Op.31
ワシーリー・シナイスキー(指揮)、BBCフィル
「シェヘラザード」を除いた管弦楽曲集は、スヴェトラーノフ以降あまり見られなかっただけにシナイスキーによる新たな録音の登場は大いに歓迎されるでしょう。
Medeci Arts
MM-008(1CD)
イタリア・オペラ序曲集
(1)ヴェルディ:「シチリア島の夕べの祈り」序曲
(2)ヴェルディ:「椿姫」第1幕前奏曲
(3)ヴェルディ:「椿姫」第3幕前奏曲
(4)ヴェルディ:「運命の力」序曲
(5)ヴェルディ:「ナブッコ」序曲
(6)ヴェルディ:「アイーダ」第1幕前奏曲
(7)ベッリーニ:「ノルマ」序曲
(8)ベッリーニ:「ノルマ」第2幕前奏曲
(9)ロッシーニ:「チェネレントラ(シンデレラ)」序曲
(10)ドニゼッティ:「シャモニーのリンダ」序曲
(11)ドニゼッティ:「ドン・パスクァーレ」序曲
トゥリオ・セラフィン(指)
(1)-(4)RPO、(5)-(7),(9)-(11)フィルハーモニアO、(8)ミラノ・スカラ座O
録音:(1)-(4)1959年2月19日ロンドン、キングズウェイ・ホール、(5)(6)1959 年2月27日、(7)(9)-(11)1961年4月16日ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ、(8)1960年9月5-12日ミラノ・スカラ座(全てステレオ)
来年2008年に生誕130年と没後40年を同時に向かえるセラフィン(1878 − 1968)。スカラ座をはじめメトなど世界の歌劇場で活躍 し、歌手の力量を引き出す手腕に長けてたいへん信頼の厚かったイタリアの名匠です。こうして彼の独壇場であったイタリア・オペラ からの有名序曲を収めたアルバムを聴き、改めて気付かされるのは無類のセンスのよさ。いきいきと名旋律に生命が吹き込まれ、勢い と流れるようなドラマ作りが見事です。このたびEMI より正規ライセンスを受けてのCD化。今後medici mastersではWDR のアーカイヴ音源発掘と並行して、他社が所有する商業録音から忘れがたい名演奏をもリリースしてゆくとのことです。   (070604Ki)


EMI
DVBW-3910089(DVD)
テンシュテット/ワーグナー:歌劇からの管弦楽作品集
「タンホイザー」序曲、ヴェヌスベルクの音楽(バッカナール)〜「タンホイザー」 、「リエンツィ」序曲、夜明けとジークフリートのラインへの旅〜「神々のたそがれ」、ジークフリートの葬送行進曲〜「神々のたそがれ」、「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕前奏曲、ワルキューレの騎行〜「ワルキューレ」
クラウス・テンシュテット(指)LPO
収録:1988年10月18日、東京、サントリー・ホール
待望のDVD化発売。テンシュテットのメインのコンサート・プログラムを映像収録した貴重なドキュメント 。
SUPRAPHON
SU-3916(3CD)
スメタナ:管弦楽作品集
連作交響詩「わが祖国」、交響詩「リチャード3世」Op.11、「ヴァレンシュタインの陣営」Op.14、「ハーコン・ヤルル」Op.16、ゲオルギーネ・ポルカ ニ長調B13(イシャ・クレイチー編)、ルイーゼ・ポルカ 変ホ長調B12(イシャ・クレイチー編)、祝典交響曲、シェイクスピア祭のための行進曲Op.20、祝典序曲 ハ長調B136、ポルカ「われらの乙女たちに」T49
ヴラディミール・ヴァーレク(指)プラハRSO
録音:2001年、2005-2006年プラハ
チェコの名匠ヴァーレクと手兵プラハ放送響による最新アルバムは母国の大作曲家スメタナのセット。代表作「わが祖国」はもちろん、チェコ国民音楽の基礎を築いて重要な意味をもつ交響詩や、聴く機会のあまり多くはない勝利の交響曲などスウェーデン時代のものまで主要な管弦楽作品をほぼ網羅しています。チェコ音楽史における歴史的な瞬間1868年5月16日、自作オペラ「ダリボル」とともに国民劇場の定礎式に演奏された祝典序曲。じつに生き生きとしていて、作品に込められた特別な思いが血を呼び覚ますかのようです。ピアノ曲からの編曲となるポルカも弾み返る楽しさでいっぱい。当コンビではドヴォルザーク(SU.3802)とチャイコフスキー(SU.3862)の交響曲全集も好評価を得ていますが、スメタナもまた改めて実力の高さを知らしめる内容となっています。
RUSSIAN LYRE
ANB-004(1CD)
双頭の鷲の旗の下に
ヴェットゲ:クロンシュタット行進曲、リムスキー=コルサコフ:トロンボーンと吹奏楽のための協奏曲(*)、レヴィ:大ロシア幻想曲(ピストンコルネットのためと吹奏楽のための)(+)、ヴォロンコフ:イヴァノヴィチのワルツ「ドナウ川のさざ波」による幻想曲、ボロディン:だったん人の踊り、チャイコフスキー:大序曲「1812年」、ブロン:行進曲「サンクトペテルブルク万歳」
マクシム・イグナチエフ(Tb)*、スタニスラフ・イルチェンコ(ピストンコルネット)+、アレクセイ・カラバノフ(指)サンクトペテルブルク海軍本部軍楽隊
録音:1999年12月9日、エルミタージュ劇場、ライヴ
RUSSIAN LYRE
ANB-005(1CD)
帝政ロシア近衛兵隊の音楽(Vol.1)(1700-1917)
近衛プレオブラジェンスキー連隊行進曲「ペトロフスキー」
近衛セミョノフスキー連隊行進曲/近衛イズマイロフスキー連隊行進曲
近衛イェーゲリスキー連隊行進曲/近衛モスコフスキー連隊行進曲
近衛グレナデルスキー連隊行進曲/近衛パヴロフスキー連隊行進曲
近衛フィンランドスキー連隊行進曲/近衛リトフスキー連隊行進曲
近衛ケクスゴルムスキー「オーストリア皇帝」連隊行進曲
サンクトペテルスブルク近衛「国王フリードリヒ・ヴィルヘルム3世」連隊行進曲(19世紀初め、オーストリア近衛歩兵隊の行進曲)
近衛ヴォリンスキー連隊行進曲/近衛第一「皇帝」ライフル銃大隊行進曲
近衛第二ライフル銃大隊行進曲
近衛第三「フィンランド人」ライフル銃大隊行進曲
近衛第四「皇族」ライフル銃大隊行進曲/近衛工兵大隊行進曲
近衛輜重大隊行進曲
ロシアの大帰営譜[起床ラッパ,軍楽吹奏のための信号ラッパ、軍楽吹奏(ボルトニャンスキー作曲),祈りのための信号ラッパ,われ愛の力のために祈る(古いロシア国歌;ボルトニャンスキー作曲),祈り終了の信号ラッパ/神よ、皇帝を守りたまえ(ロシア国歌;リヴォフ作曲) ]
アレクセイ・カラバノフ(指)サンクトペテルブルク海軍本部軍楽隊

Opus蔵
OPK-7032(1CD)
カラヤン/オペラ間奏曲集+序曲集
フンパーディンク:「ヘンゼルとグレーテル」序曲、マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲*、レオンカヴァルロ:「道化師」間奏曲、オッフェンバック:「ホフマン物語」〜舟歌、コダーイ:「ハーリ・ヤーノシュ」間奏曲、プッチーニ:「マノン・レスコー」第3幕間奏曲、J・シュトラウス:「ジプシー男爵」序曲、ビゼー:「カルメン」第4幕間奏曲、マスネ:「タイス」瞑想曲、ムソルグスキー:「ホヴァンシチナ」第4幕間奏曲、グラナドス:「ゴイェスカス」間奏曲、ヴェルディ:「椿姫」第3幕前奏曲、マスカーニ:「友人フリッツ」第3幕間奏曲、J・シュトラウス:「こうもり」序曲
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)フィルハーモニアO、デニス・ブレイン(Org)*
録音:1954年〜1955年
Halle
CDHLL-751(1CD)
ワーグナー:歌劇《さまよえるオランダ人》序曲/《パルジファル》第1幕前奏曲と聖金曜日の音楽/楽劇《トリスタンとイゾルデ》より前奏曲と愛の死/楽劇《ニュルンベルクのマイスタージンガー》第1幕前奏曲/第3幕前奏曲
アニヤ・カンペ(S)、マーク・エルダー(指)ハレO
ワーグナー歌いとして評価を高めているアニヤ・カンペを迎えて2007年2月に行われたワーグナー・プロは、既にインデペンデント誌などから絶賛を受けている演奏なだけに要注目!
Guild
GHCD-2325(1CD)
ロシア名曲集
リムスキー・コルサコフ:スペイン奇想曲、リャードフ:魔法にかけられた湖、チャイコフスキー:バレエ音楽《白鳥の湖》(抜粋*)、幻想序曲《ロメオとジュリエット》**、スラヴ行進曲#
ジョン・バルビローリ(指)ハレO
録音:1953年12月20日、1950年10月17日*、1957年6月13日**、1959年4月#
1943年から1958年にかけて常任指揮者を務めたハレ管を世界的なレベルに育て上げたバルビローリ。前回の「プロムス・ライヴ(1954)」に続くのは、まさに手兵と呼ぶに相応しいハレ管とバルビローリが1950年代に録音を行ったロシアン・レパートリーで5曲中3曲は今回が初CD化となる!リムスキー=コルサコフとリャードフは世界初CD化となるHMV音源。チャイコフスキーの3作品も初CD化音源。
Guild
GLCD-5132(1CD)
軽音楽の黄金時代〜ヨーロッパの味
J・カーン:The Last Time I Saw Paris/ロッシ:Mon Pays/D・ブラウンスミス:Continental Holiday/N・ロータ:La Strada/T・ダンカン:French Leave/R・ファーノン:Malaga/L・カステルッチ:Gioia Mia/他 全25曲
クルト・リーフェルト(指)シュトゥットガルトRSO、他
Guild
GLCD-5133(1CD)
軽音楽の黄金時代〜アモール・アモール:ロマンスの音楽
ガーシュウィン:They Can’t Take That Away From Me/J・カーン:The Song Is You、Touch Of Your Hand/I・ゴードン:Unforgettable/H・アーレン:Last Night When We Were Young/他 全24曲
ロン・グッドウィン&ヒズ・オーケストラ、他
Linn
CKD-287(1SACD)
モーツァルト:行進曲ニ長調K.189/セレナード第3番ニ長調K.185/ロンド ハ長調K.373/アダージョ ホ長調K.261/ロンド変ロ長調K.269/ディヴェルティメント第1番変ホ長調K.113
アレクサンドル・ヤニチェク(ディレクター&Vn)、スコットランドCO
リンとスコットランド室内管の共同プロジェクトも今回で9枚目に到達。前作の協奏曲集(CKD 273)に続く今回のモーツァルトでも、マッケラスやスヴェンセンに鍛えられた小編成オーケストラならではの繊細で透明感に満ちた響きと音色は健在!

DREYER-GAIDO
CD-21022[DR]
レスピーギ:交響詩「ローマの噴水」、「ローマの祭り」、スーク:幻想的スケルツォ
ガブリエル・フェルツ(指)アルテンブルク・ゲラ歌劇場PO
録音:2003年6月ゲラ
「ローマの祭り」は30分もかかる演奏で、ラテン的輝かしさ、開放感を無視し、じっくりと攻め立てるドイツ・ロマン派のような濃厚な演奏です。まるで初めて聴くような衝撃。ここまで正面切って個性を発揮できる指揮者はそうはいません。
フェルツは、1971年ベルリン生れ。ベルリン・ハンス・アイスラー高等音楽院に学び、リューベック、ブレーメンの歌劇場で研鑽を積み、2001年には名門アルテンブルク・ゲラ歌劇場の音楽監督に就任、さらに2005年にはシュトウットガルト・フィルの音楽監督も兼任。劇場出身の叩き上げドイツ人指揮者として注目を集めています。本領はもちろんオペラですが、DREYER-GAIDOレーベルの管弦楽曲を聴けば、ドイツ・ロマン派音楽では、たっぷりとオケを鳴らし、引き摺るようなテンポで重厚きわまりない音楽を聞かせ、モーツァルトでは演奏スタイルはオリジナル楽器風に則っておりながら過激な前衛音楽のような音色で聞かせるというカメレオンぶり。驚くべき、そして恐るべき超個性的指揮者であることがわかります。
DREYER-GAIDO
CD-21029[DR]
R・シュトラウス:交響詩「ツァラトウストラはかく語りき」、リゲティ:アトモスフェール、モーツァルト:交響曲第41番「ジュピター」
ガブリエル・フェルツ(指)シュトウットガルトPO
録音:2005年7月
フェルツもう一つの手兵シュトウットガルトフィルとの共演盤。「ツァラ」の深刻さは如何にもフェルツらしく。そこここに夢見るような空想があるところも如何にもフェルツです。モーツァルトは、暴力的なアタックが繰り返させる過激な演奏です。リゲティも今や古典。様々な個性的演奏で楽しみたいファンに歓迎される演奏と言えましょう。通常のCDに加えボーナスとして、DTSサラウンド音質CDが付いております(DTSサラウンド対応デッキのみで再生可)。
DREYER-GAIDO
CD-21035[DR]
ラフマニノフ:幻想曲「岩」、交響詩「死の島」、スクリャービン:交響曲第5番「プロメテウスー火の詩」
ガブリエル・フェルツ(指)シュトウットガルトPO、ケイ・ヨハンソン(Org)、アンドレアス・ボイド(P)
録音:2006年5月
通常のCDに加えボーナスとして、DTSサラウンド音質CDが付いております(DTSサラウンド対応デッキのみで再生可)。

CASCAVELLE
RSR-6197(1CD)
デオダ・ド・セヴラック(1872-1921 1921):管弦楽曲集
コート・カタラン、たそがれのニンフ(交響詩)、3つの想い出、ピッペルマン- ジェ(ワルツ)、幻影(付帯音楽)#、月の光(セレナーデ)、イボン・ブレール/ セヴラック:オペレッタ「ピナール王」による組曲(ロベルト・ベンツィによる改訂版)
ロベルト・ベンツィ(指)スイス・ロマンドO、ジャエル・アッツァレッティ(S)*、チンリャン・ウー指揮による声楽アンサンブル
録音:2004年9月
南仏ランドック地方で生まれ、南仏の陽光、土の香りを作品に色濃く投影したセヴラック。ピアノ作品は舘野泉氏などによって現在広く知られようにはなってきましたが、その他の作品はまだ十分に紹介されておりません。ここでは管弦楽作品を中心にセヴラックの魅力に迫っています。セヴラック30 歳の作曲「たそがれのニンフ」は未出版作品。セヴラックのオルガン曲を録音しているピエール・ギヨーとロベルト・ベンツィによる復元版で演奏されています。フランス近代音楽の洗練された響きと、光彩溢れる南仏の素朴な風味が溶け合った、豊麗な作品です。
Capriccio
71125[CA](1SACD)
R・シュトラウス:交響詩《ツァラトゥストラはかく語りき》/ピアノと管弦楽のためのブルレスケ ニ短調
エリーザベト・レオンスカヤ(P)、ガリー・ベルティーニ(指)ケルンRSO
「エディション・ガリー・ベルティーニ」第3弾。
Chandos
CHAN-10417(1CD)
リスト:交響詩集Vol.3
交響詩《プロメテウス》/交響詩《マゼッパ》/交響詩《祭りのどよめき》/交響詩《英雄の嘆き》
ジャナンドレア・ノセダ(指)BBCフィル
Chandos
CHAN-10418(1CD)
ジョン・アディソン(1920−1998):映画音楽集
遠すぎた橋/遥かなる戦場/ジェシカおばさんの事件簿/探偵「スルース」/ストレンジ・インベーダーズ/カリブの嵐/引き裂かれたカーテン/Carlton-Browne of the F.O./殴り込み戦闘機隊/《タッチ・アンド・ゴー》より ミラー・ワルツ/二つの世界の男/トム・ジョーンズの華麗な冒険/ブランディ・フォー・ザ・パーソン/アイ・ワズ・モンティズ・ダブル/マギーの歌/遥かなる西部〜わが町センテニアル
ラモン・ガンバ(指)BBCコンサートO
数多くの映画音楽を作曲したアディソンは、1963年に「トム・ジョーンズの華麗な冒険」で見事アカデミー作曲賞を受賞。その後の1977年には「遠すぎた橋」では英国アカデミー作曲賞(BAFTA賞)を、前年の1976年には「ジェシカおばさんの事件簿」でアメリカのエミー賞を獲得するなど数々の栄誉がアディソンの作品の素晴らしさを証明しています。
Chandos
CHAN-10419(1CD)
ピアソラ:管弦楽作品集Vol.2
シンフォニア・ブエノスアイレス/バンドネオン協奏曲/マル・デル・プラタ70/ブエノスアイレスの四季
フアン・ホセ・モサリーニ(バンドネオン)、ガブリエル・カスターニャ(指)ヴュルテンベルク・フィルハーモニー
バンドネオン協奏曲のソリストには、ピアソラの後継者と称される達人モサリーニが招かれるなど、クラシック・ファンだけでなく、タンゴやワールド・ミュージックのリスナーにもお聴きいただきたい1枚。
Chandos
CHAN-10422X(1CD)
エルガー:組曲《子供の魔法の杖》/組曲《子供部屋》/夢見るの子供たち*
ブライデン・トムソン(指)アルスターO、ノーマン・デル・マー(指)ボーンマス・シンフォニエッタ*
イギリスの大作曲家エルガーの「子供」をテーマとした作品集。独特の視点によるプログラミングもシャンドスならでは。24/96kHzデジタル・リマスターによる移行再発売。

Resonance(ASV)
CDRSB-205(2CD)
イギリスのライト・ミュージック・コレクションVol.1
アーノルド:序曲《自由の大地》/W・オルウィン:スコットランド舞曲組曲/C・パーカー:序曲《グラス・スリッパー》/G・ジェイコブ:The Barber of Seville Goes to the Devil/R・R・ベネット:小組曲/他
ギャヴィン・サザーランド(指)、ロイヤル・バレエ・シンフォニア
アルバム・タイトルの文字通り、イギリスのライト・ミュージック満載のシリーズ第1作。今後も続編のリリースが予定されている。

Helicon/IPO
02-9614(12CD)
イスラエル・フィル創立70周年記念ボックス
[CD 1]
メンデルスゾーン:序曲「静かな海と楽しい航海」/ クレツキ(指)1954年[EMI]
モーツァルト:交響曲第41番「ジュピター」/ クリップス(指)1957年[DECCA]
シューベルト:交響曲第5番 / ショルティ(指)1958年[DECCA]
マスネ:バレエ「ル・シッド」より4曲 / マルティノン(指)1958年[DECCA]
スメタナ:「売られた花嫁」序曲 / ケルテス(指)1962年[DECCA]
[CD 2]
ヴェルディ:「椿姫」第1幕前奏曲 / メータ(指)1978年[DECCA]
ドヴォルザーク:交響曲第7番ニ短調 / メータ(指)1972年[DECCA]
バルトーク:管弦楽のための協奏曲 / メータ(指)1976年[DECCA]
[CD 3]
ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調 / クーベリック(指)1975年[DG]
メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」/ バーンスタイン(指)1979年[DG]
同:交響曲第4番「イタリア」/ バーンスタイン(指)1978年[DG]
[CD 4]
チャイコフスキー:バレエ「くるみ割り人形」組曲 / メータ(指)1979年[DECCA]
シューベルト:交響曲第9番「ザ・グレイト」/ メータ(指)1979年[DECCA]
[CD 5] 75’59”
マーラー:交響曲第4番ト長調 / ヘンドリックス(S)メータ(指)1977年[DECCA]
バーンスタイン:チチェスター詩篇 / バーンスタイン(指)19779年[DG]
[CD 6] 76’41”
ウェーバー:「オベロン」序曲 / メータ(指)1978年[DECCA]
サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ / ミンツ(Vn)メータ(指)1988年[DG]
R =コルサコフ:スペイン奇想曲 / メータ(指)1980年[DECCA]
ストラヴィンスキー:バレエ「火の鳥」組曲(1919版 )/ バーンスタイン(指)1984年[DG]
ヒンデミット:ウェーバーの主題による交響的変容 / バーンスタイン(指)1989年[DG]
[CD 7]
グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調 / カッチェン(P)ケルテス(指)1962年[DECCA]
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調 / ルービンシュタイン(P)メータ(指)[DECCA]
[CD 8]
モーツァルト:「フィガロの結婚」序曲 / メータ(指)1986 年[*]
同:ピアノ協奏曲第27番 / バレンボイム(P & 指)1972 年[※]
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」/ ルプー(P)メータ(指)1979 年[DECCA]
[CD 9]
ベルリオーズ:交響曲「イタリアのハロルド」/ ベンヤミニ(Va)メータ(指)1975年[DECCA]
ブロッホ:シェロモ / シュタルケル(Vc)メータ(指)1968年[DECCA]
ベン=ハイム:ピアノと管弦楽のためのイスラエル奇想曲 / ザルツマン(P)ジュリーニ(指)1960年[*]
[CD 10]
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」/ スターン、ズッカーマン、ミンツ、パールマン(Vn)メータ(指)1982年[DG]
モーツァルト:協奏交響曲変ホ長調KV.364 / パールマン(Vn)ズッカーマン(Va)メータ(指)1982年[DG]
[CD 11]
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 / パールマン(Vn)メータ(指)1990年[EMI]
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 / ズーカーマン(Vn)メータ(指)1989年[*]
[CD 12]
ベートーヴェン:「フィデリオ」序曲 / マゼール(指)1962 年[DECCA]
シューマン:交響曲第3 番変ホ長調「ライン」/ マズア(指)2003年[*]交響曲第4 番ニ短調 / マズア(指)2003年[*]
スメタナ:交響詩「モルダウ」/ ケルテス(指)1962年[DECCA]
ハティクヴァ(イスラエル国歌)/ フィルハーモニア・シンガーズ、メータ(指)2004年11月15日[*]
*…イスラエル・フィル・アーカイヴ収蔵のライヴ音源
※…イスラエル放送アーカイヴのライヴ音源
強力な弦楽セクションの魅力で今日世界有数のオケとして知られるイスラエル・フィル。その歴史は1948年イスラエル共和国建国を機に現在の名前に改称す る以前、名ヴァイオリニスト、フーベルマンによりパレスチナ交響楽団としてスタートした1936 年にまで遡ります。 当セットは2006年に創立70周年を迎えた当オケを記念して制作されたもの。1954年録音クレツキのメンデルスゾーンにはじまり、2004 年メータ指揮のイスラエル国歌で締め括られる、過去50 年の記録。その内容は名実ともに世界的オケに引き上げたメータを中心に、 バーンスタインら巨匠たちと、デッカ、ドイツ・グラモフォン、EMI に残した代表的な録音で構成されています。ご自慢の弦の威力が 活かされたメータのドヴォ7 など、このなかには世界発売としては初めてとなる音源も数多く含まれています。 なかでもやはり注目は、ほとんどすべてが初出となるオケのアーカイヴからのライヴ演奏の数々。バレンボイム弾き振りのモーツァル ト、ズッカーマン独奏のベートーヴェン、マズアのシューマンなど、ここに初めて聴く内容は興味の尽きないものばかり。 さらに付属のブックレットには、95ページにわたり貴重なカラー写真と新聞記事などの資料が満載。旗揚げ公演を指揮したトスカニー ニをはじめ、楽壇に登場した巨匠たちの写真を眺めるだけでも当セットを手にする喜びはひとしお。また、アルバム一枚一枚には可能 な限り初出時のオリジナル・ジャケットのデザインをあしらって、このあたりもたいへん丁寧な作りとなっています。オーケストラ自主制作のコレクターズ・アイテムにまたひとつ見逃せない内容が加わりました。  (070404Ki)

独PHILIPS
4429128(6CD)
REDISCOVERED/ベルリン・フィルと偉大な指揮者たち

モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」、行進曲 二短調 K.249、
ケルビーニ
:「アナクレオン」序曲、ウェーバー:「オイリアンテ」序曲、
シベリウス:悲しいワルツ、マルセル・ポート:楽しい序曲/以上、フリッツ・レーマン(指)

メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」、
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」/第7番/第8番/以上、パウル・ファン・ケンペン(指)

ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」/オイゲン・ヨッフム(指)

ベルリオーズ:幻想交響曲、
ワーグナー:ジークフリート牧歌/以上、ヴィレム・ファン・オッテルロー(指)
録音:1951年〜1953年
EUROARTS
2060368[EUEL](DVD)
チェリビダッケ/リハーサル&パフォーマンス
R・シュトラウス:ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら(リハーサルと本番)、リムスキー・コルサコフ:シェエラザード
セルジュ・チェリビダッケ(指)シュトゥットガルトRSO
収録:1965年1月、1982年11月*
BERLIN CLASSICS
BC0013902(1CD)
ラヴェル:スペイン狂詩曲、アルベニス:イベリア、ファリャ:バレエ「三角帽子」
ヨルグ・ペーター・ヴェイグレ(指)ドレスデンPO
BERLIN CLASSICS
BC0013912(1CD)
ムソルグスキー:はげ山の一夜 、リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲、チャイコフスキー:幻想序曲「ロメオとジュリエット」、ボロディン:だったん人の踊り、グリンカ:「ルスランとリュドミラ」序曲
イェルク・ペーター・ヴェイグレ(指)ドレスデンPO

Chandos
CHAN-10409(1CD)
吹奏楽へのオマージュ
アーノルド:水上の音楽、ジョン・マッケイブ(1939−):キャニオンズ、ボクストン・オウ(1924−1997):組曲《ジョン・ゲイ》、アダム・ゴーブ(1958−):アウェイデー、ケネス・ヘスケス(1968−):ディアギレフ・ダンス
クラーク・ランデル(指)ロイヤル・ノーザン・カレッジ・オヴ・ミュージック・ウィンド・オーケストラ
主席指揮者クラーク・ランデルが率いるRNCMが定めた2007年のテーマはシリーズ2度目となる「イギリス」!!ホルストやヴォーン=ウィリアムズなど吹奏楽のバイブルとして広く演奏されている作品を集めた前作(CHAN 9697/MCHAN 9697)に対して、今回は20世紀後半から21世紀にかけて作曲が行われた魅力あふれる作品をピックアップ。ヘンデルの「水上の音楽」へのオマージュであるアーノルド版「水上の音楽」、バーンスタインのミュージカルにヒントを見出し独特のリズムを持ったゴーブの「アウェイデー」、そしてイギリスの人気作曲家ヘスケスがロシア・バレエ団の創設者であるディアギレフへのオマージュとして作曲を行った「ディアギレフ・ダンス」など注目作品がズラリ!
Chandos
CHAN-10415(1CD)
フンメル:バレエ音楽《ミュティレネのサッフォー》/バレエ音楽《魔法の城》/12のワルツとコーダ
古代ギリシャの女流詩人サッフォーを題材としたバレエ音楽「サッフォー」は、出版が行われず演奏機会に恵まれなかった「魔法の城」を収録した天才作曲家のバレエ音楽集。
De Haske
DHR-12-009-3(1CD)
ソラリス〜ファンファーレ・バンドのための作品集
J・ヴァンデルロースト:フィアーワーク、アヴァロン/P・スパーク:二つの流れのはざまに/J・ハーデルマン:Clouds on the Heath/T・ドス:ソラリス/P・K・シャールス:Bazuingeschal & Klinkende cimbalen
オランダ・ファンファーレ・オーケストラ、他
De Haske
DHR-02-040-3(1CD)
ドラゴン・ファイト
エルガー:「威風堂々」第3番/J・デ・ハーン:ネルヴァルの詩/レハール:ヴィリアの歌/O・シュワルツ:ドラゴン・ファイト/他
ヴァルター・ラツェク(指)ドイツ・ブレーザーフィル

Altus
ALT-140(1CD)
ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲「展覧会の絵」、シューマン:交響曲第4番、ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第8番
セルジュ・チェリビダッケ(指)ミュンヘンPO
録音:1986年10月14日人見記念講堂(ステレオ・ライヴ)
FM放送でのシュトゥットガルト放送響の演奏ですっかりチェリビダッケの虜になっていた当時の私にとって、ミュンヘンPOとの初来日公演はまさに狂喜以外の何物でもなく、全ての東京公演に足を運びました。あまりの期待に胸が張り裂けそうなまま接した生きたチェリビダッケの生きた音楽は、どの公演においてもその期待をはるかに超え、帰路は意識が朦朧としていたのを思い出しますが、3回の東京公演の中で、特に圧倒的な感銘を受けたのは、この「展覧会の絵」と翌日のブラームスの第4番!
「展覧会の絵」の異様なまでの超低速テンポと、フレーズ結尾でディミニュエンドする独自のアプローチは、ロンドン響との来日公演の放送などでも認識はしていましたが、それが今まさに目の前でその空気の振動を直接浴びるという感動は筆舌に尽くしがたく、曲が終わりに近づく頃には、頭の中は真っ白で、このまま失神しないように自分に鞭打たなければならなかったほどです。これがついにディスクになるということはもちろん大歓迎ですが、既出のEMI盤が、その凄さの片鱗を伝えているに止まっている事実があるだけに、このCD化にも一抹の不安がありました。ところが聴いてびっくり!とてもマイクに入りきる代物ではないあの時の演奏、あの時の感動のエキスが、ほとんど取りこぼすことなく収められているではありませんか!
最初の「プロムナード」はテンポが異様に遅い上に、フレーズごとにたっぷりを間ととる独特の手法ですが、EMI盤以上に音に芯があり、説得力大。その間決して音楽の呼吸が弛緩せず、静かな緊張を維持している点も、会場での印象そのまま。「小人」は、その名に反して鈍い足取りでヌメヌメとした音運びなのはEMI盤と同じですが、こちらの方が足取りに意思が宿っており、そのヌメヌメ感が一層リアルに迫ります。EMI盤との差を最も感じさせるのは、ハーモニーの溶け合いの見事さ、音の質感、量感がまるで異なる点ですが、その音楽的情報量の多さは、最後の2曲で決定的となります。「キエフの大門」のテーマで、結尾をディミニュエンドするのはチェリビダッケのトレードマークとも言えますが、EMI盤ではそれがやや唐突に響くのに対し、この演奏では生命体の誕生と消滅のようにフレーズを捉えるチェリビダッケのこだわりが完全に具現化されたと言っても過言ではなく、完全無欠の流線型を描いているのです。また、ドラ登場移行の最後のクライマックスは、EMI盤がここへ来てやや疲れが見えるのに対し、この録音では、ここから更にヴォルテージを高め、まさに会場で全身に浴びたのと同じオケ総動員の大伽藍が打ち立てられるのです!これは明らかに当時の録音エンジニア(橋本正文氏)の功績によるところが大きいわけですが、チェリビダッケ自身の気力、オケと理想的な緊張を保った一体感も大きく作用していることは言うまでもありません。
この絶世の大名演の後には新たに別の曲を受付ける余力など残っているはずもなく、どうかアンコールは演奏しないでそっとしておいて欲しいと願ったのもですが、その願いは通じず、演奏されたのはこれまた巨大スケールのスラブ舞曲!腰をフリフリ指揮していた姿が思いこされますが、シュトゥットガルト時代との音楽作りの違いを最も浮き彫りにしたのはこの曲。
シューマンは、終楽章冒頭において荘厳な音像がチェリビダッケの唸り声と共に天高く飛翔する様が、強烈なインパクト! (湧々堂)
RCO Live
RCO-07002(1SACD)
ウィレム・ヴァン・オッテルロー:セレナード(1944 / 1976 改訂)(行進曲 / 夜想曲 / スケルツォ / 聖歌)、ニック・ウート:ザ・コール(2004)、ガブリエリ:第12旋法による10 声のカンツォーナ〜サクラ・シンフォニア集第11 番C.180(1597)、ヘンツェ:ラグタイム&ハバネラ(1975)、ウィリアム・シュミット:ソロ・カデンツァを伴う変奏曲〜トランペット四重奏のための(1979)、デレク・ブルジョワ:コンチェルト・グロッソOp.61(1979)
イヴァン・メイルマンズ(指)ロイヤル・コンセルトへボウ・ブラス
録音:2007年アムステルダム、コンセルトへボウ(ライヴ)
精鋭を揃えたメジャー・オケともなると、たいていセクションごとにアンサンブルを結成したり、アルバムをリリースしたりと自主 的に活動するケースがみられます。その例に漏れず、名門ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団(RCO)の看板のひとつ、黄金の輝き にたとえられる金管セクションがここにCDデビュー!その名も“ロイヤル・コンセルトへボウ・ブラス”。結成からわずか4年ほど、オ ケの長い歴史に比べればまだ日も浅いRCOブラス。幅広くブラス音楽の可能性に燃えるメンバーは現役のトップが名を連ねるだけにさ すがに華やか。たとえば当アルバムの先がけともなった「ファンファーレ・オーケストラ・オブ・ザ・ネーデルラント」にもフィーチャー されていた首席のふたり、トランペットのダムロウと、同じ首席奏者でも指揮にまわったメイルマンズよりも格上ともいわれるトロン ボーンのリーエン。スター・プレイヤーの顔触れに期待が大きく膨らみます。そもそもそのメイルマンズが、RCOの若手メンバーを奨 励する目的で始まったサロン賞を自ら獲得したことで実を結んだ当アルバム。シンプルゆえにごまかしの利かない恐さを秘めた定番ガ ブリエリのほかは、内容的にもかなり凝った選曲といえます。 ブラス、ハープ、チェレスタと打楽器のためのセレナードは、母国オランダの名指揮者オッテルローによるものでいまや20世紀の古 典ともいえる作品。ヘンツェの曲では、途中タンゴを織り交ぜながら、フォクストロット、チャールストン、ルンバそしてラグタイム と楽想が移り変わり楽しさいっぱい。ブラス・ファンの間で比較的名の通っているブルジョワは1941年英国キングストン生まれ。王 立音楽院でハウエルズに作曲を、指揮をボールトに師事して、このOp.61を含む12以上のブラスバンド用作品を書きました。2004 年 にここで演奏にも加わるRCO首席ティンパニ奏者ウートが作曲した「ザ・コール」は、翌2005年5月アメリカ・ツアー中のシカゴで当 アンサンブルによって初演されています。全体としてヴァラエティに富むつくりで、曲順にも単調を避けた工夫が施されているとはい え、レパートリーにもまして魅せられるのは、大編成ブラス・アンサンブルの華麗なるサウンド。マニアでなくとも、ちょっと耳を傾 けるだけで知らず知らずのうちにいつしかエレガントで輝かしい音色のとりことなってしまいます。しかもこれがライヴとは。最後に、 この6 月にRCO を離れ、指揮者として新たなキャリアをスタートさせるメイルマンズにとってこのたびのアルバムは感慨も一入のはず で、なによりの思い出となったことでしょう。
【ロイヤル・コンセルトへボウ・ブラス】
フリッツ・ダムロウ、ペーテル・マシュルス、ハンス・アルティング、ベルト・ランゲンカンプ(トランペット)/ヤーコプ・スラフテ ル、フォンス・フェルスパーンドンク、ヤープ・ファン・デル・ヴリート、ヤスパー・デ・ワール、シャロン・サントンジュ(ホルン)/ イェルゲン・ファン・リーエン、バルト・クラーセンス、ニコ・シッパース、マーティン・シッパース、レイモント・ムネコム(トロン ボーン)/ペリー・ホーゲンダイク(チューバ)/ヘルマン・リーケン、バリー・ユルユス、グスターボ・ヒメノ(パーカッション)/ ニック・ウート(ティンパニ)イェルーン・バル(P)マルク・シモンズ(チェレスタ)/ぺトラ・ファン・デル・ヘイデ(ハープ)
Pentatone
PTC-5186.167(1SACD)
ラヴェル:バレエ音楽《ダフニスとクロエ》第1組曲&第2組曲/組曲《マ・メール・ロア》
ベルナルト・ハイティンク(指)ACO
録音:1974年
フィリップスのクァドラフォニック(4チャンネル録音)の復刻シリーズ。


Audite
AU-95591(1CD)
R・ シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」、モーツァルト:交響曲第28番ハ長調KV.200*、ストラヴィンスキー:バレエ音楽「火の鳥」組曲(1919年版)#
カール・べーム(指)ケルンRSO
録音:1976年、1973年*、1963年# ケルン(全てステレオ・ライヴ)
長年の封印が解かれ、いよいよ本格的に始動するaudite のWDR ケルン放送アーカイヴ・エディション。今回登場するのは、かねてよりその白熱ぶりがスタジオ盤とはおよそ別人の顔をみせることで知られる巨匠ベームとケルン放送響による未発表ライヴ集。プ ログラムも長いキャリアの中でべームとは特別なゆかりを持つモーツァルトとシュトラウス、それに意外にもかなり早い時期から関 心を寄せていたストラヴィンスキーというきわめつけの内容となっています。 ハンブルクととくにドレスデンの音楽監督時代に、密接な親交がありスペシャリストの誉れ高いシュトラウス。このドン・ファンは 82歳のときの演奏ですが、年を重ねてからのものとは到底思えない覇気に満ちた音楽がさすがに圧巻です。 ストラヴィンスキーはベームがミュンヘン時代(1921-27)から積極的にプログラムに取り入れていた作曲家。「火の鳥」といえば 1975年のウィーン・フィルとの来日公演を収めた実況盤でも同じ1919年の組曲版でした。奇しくもライヴ録音を通して初めて聴く ことが可能となった演目は、ベームの鋭くも確かな音楽性の最高の証ともいうべきもので、カラフルで繊細そして粗野という作品の 特色をくっきりと浮かび上がらせています。 そして、ピリオド・アプローチの研究が進み、今日演奏様式も大きく様変わりした感のあるモーツァルト。ベルリン・フィルとの全 集録音で名を馳せ、後のウィーン・フィルとの顔合わせでも一時代を築いたベームの演奏は、それでもやはり不動の説得力を保ち続 けています。ここでもみずみずしい生気ときりっとした表情がじつに清清しいかぎり。 アーカイヴの保存状態は思いのほか良好で、ライヴならではの巨匠の姿を刻銘に伝えています。なお、当コンビによるシリーズとし て今後ヴュータン、ブラームス、ベートーヴェンやブルックナーなどが予定されています。  (070313Ki)
Channel Classics
CCSSA-24507(1SACD)
R・シュトラウス:バレエ音楽《ヨゼフ伝説》Op.63
イヴァン・フィッシャー(指)ブダペスト祝祭O
I・フィッシャー&ブダペスト祝祭管のチャンネル・クラシックス第5弾。「ばらの騎士」、「ナクソス島のアリアドネ」など自身を代表する大作を発表するなど充実期を迎えていたシュトラウスが、同じく大作「影のない女」を作曲する間に書き上げたのがこの「ヨゼフ伝説」であり、ロシア・バレエ団の創設者ディアギレフのために書かれた作品としても知られています。I・フィッシャー自身が「シュトラウスの最高傑作」と絶賛しており、録音への凄まじい意気込みが感じられるこだわりの選曲です。   (070313)
Capriccio
71117[CA](1SACD)
ブラームス:弦楽五重奏曲第2番ト短調Op.111(弦楽合奏版)/シェーンベルク:浄夜Op.4(弦楽合奏版)
シャーンドル・ヴェーグ(指)ザルツブルグ・モーツァルテウム・カメラータ・アカデミカ
録音:1991年
モーツァルトを筆頭に数々の名演を生み出してきたヴェーグ&カメラータ・アカデミカ。ブラームス、そしてシェーンベルクの室内楽作品を円熟期を迎えた名コンビの演奏で弦楽合奏版として楽しむことが出来る魅力に満ちあふれたアルバム。
Capriccio
71116[CA](1SACD)
ハイドン:セレナード ニ長調(Perger87)
ルートヴィヒ・ギュトラー(指)、ヴィルトゥオージ・サクソニア
録音:1987年
代表作「レクイエム」などにより、近年再び脚光を浴び始めているミヒャエル・ハイドン。「セレナード ニ長調」は1767年8月10日に作曲された作品であり、この録音ではトランペット奏者としても有名なギュトラーによるカデンツァを採用しています。
CPO
777125-2[CP](1CD)
ヴラディゲロフ(1899-1978):ブルガリア狂詩曲「ヴァルダル」/夢遊び組曲/7つの交響的ブルガリア舞曲
ホリア・アンドレースク(指)ベルリンRSO
なかなか知る機会のないブルガリアの作曲家ですが、1930年代から民族主義的な作風を貫いており、この国の音楽を知るには格好の一枚です。ヨーロッパ国民楽派音楽の穴を埋める、重要な作曲家だと言えるでしょう。
CPO
777154-2[CP](1SACD)
ハウアー(1883-1959):交響作品集
黙示録幻想曲/ロマンティック幻想曲/組曲第7番/ヴァイオリン協奏曲/12音の遊び(9.08.1957)/12音の遊び(22.09.1957)
トーマス・クリスティアン(Vn)、ゴットフリート・ラーブル(指)ウィーンRSO
20世紀前半にシェーンベルクと同じく無調〜12音主義の作品を発表したものの、シェーンベルクとは違った進化を追求した12音技法により、孤高の存在となってしまったハウアー。さまざまな楽器を使ってシリーズ化された「12音の遊び」は代表作でもあり、シャープなサウンドを実現したこの録音が再評価を促すかもしれません。

Kleos
KL-5111(1CD)
シェーンベルク:浄夜、R・シュトラウス:歌劇「カプリッチョ」〜弦楽六重奏曲、メタモルフォーゼン
コンチェルタンテ・チェンバー・プレイヤー
傑出した有能なアーティストたちである“コンチェルタンテ・チェンバー・プレイヤー”の3つのロマン派の名作。 レコーディング・プロデューサーはグラミー賞を受賞したこともあるマックス・ウィルコックス。このコンチェルタンテ・チェンバー・プレイヤーはアメリカの若い奏者たちからなる団体で、主に青少年たちへの音楽の普及に力を入れて活動、コンサート・ホールよりも学校や図書館、老人ホームなどで演奏し喜びをわかちあっています。メンバーの中にはエルパソ・ライヴに出演していたキルステン・ジョンソンの名前も見受けられます。すでにメンデルスゾーンや、ドヴォルザークなどで高い評価を受けています。
Naive
V-5061[NA](1CD)
リスト:「詩的で宗教的な調べ」〜アヴェ・マリア/死者の追憶/パーテル・ノステル、十字架への道(14の苦難の行程)(合唱とピアノ)
ロランス・エキルベイ(指)アクサントゥス、ブリジット・エンゲラー(P)
クラシックの名曲を合唱にアレンジして新たな魅力を発見させてくれる合唱名人集団「アクサントゥス」。ますますそのカッ コよさにも磨きがかかっている「フランスの西本智実」ことロランス・エキルベイ率いての最新作はリスト。リストが30代後 半で書いた「詩的で宗教的な調べ」は、もともとはピアノソロ曲ですが、ここでは無伴奏合唱に編曲されています。重厚で美し い和声が魅力の作品を、アクサントゥス合唱団の心あわれるような美しいハーモニーで聴くことができます。「十字架への道」は、 キリストの死が決定され、キリストが重い十字架を背負い、人々の嘲笑と罵声を浴びながらゴルゴタの丘にたどり着き、十字架 につけられ、埋葬されるという受難の物語が、14の「場面」として音楽化されたもの。リストはオルガンのための版などいくつ かのこしていますが、この録音では、合唱とピアノによる演奏が収録されています。典礼音楽のような厳粛で静謐な世界が、見事に融けあった合唱によって繰り広げられています。名録音の登場といえましょう。もうすぐ日本に来日して、様々な作品を聴 かせてくれるのが実にたのしみです。   (070305Ki)
H.M.F
HMI-987071(1CD)
モーツァルト:セレナード第10番「グラン・パルティータ」、モーツァルト(ヴェント編):後宮からの誘拐(ハーモニームジーク版)、マルティン・イ・ソレール:オペラ「椿事」の主題によるディヴェルティメント
ホアン・エンリク・ルナ(指)ムーンウィンズ
スペインのクラリネットの名手として注目されているホアン・エンリク・ルナ。彼が2005年に結成した管楽アンサンブル「ムーンウィンズ」がCDデビュー。いずれも名手揃いで、舌を巻く精密なアンサンブルと溢れる生命力で、今後目が離せない団体です。   (070302Ki)
LONDON SYNFO
SINFCD4-2006(1CD)
チャールズ・ウォリネン(1938b):キクロプス2000〜20人のプレーヤーのための、ストラヴィンスキーのための聖遺物箱*
オリヴァー・ナッセン(指)ロンドン・シンフォニエッタ
録音:2001年、1994*
好評のロンドン・シンフォニエッタ自主制作盤シリーズ最新盤。「イゴール・ストラヴィンスキーのための聖遺物箱」は、ストラヴィンスキー未亡人より夫の形見として手渡された未完の音楽の断片を素材として作曲されています。しかし作風は完全にウォーリネンのものであり、烈しいコントラストが生み出す緊張感にあふれています。 (070223)
Chandos
CHAN-10412X(1CD)
スピリット・オヴ・スコットランド
ベルリオーズ:序曲《ウェーヴァリー》、序曲《ロブ・ロイ》、メンデルスゾーン:序曲《フィンガルの洞窟》、アーノルド:序曲《タム・オ・シャンター》、4つのスコットランド舞曲、ヴェルディ:歌劇《マクベス》バレエ音楽、ハーミッシュ・マッカン:演奏会用序曲《山と溢れる泉の土地》Op.8
アレグザンダー・ギブソン(指)スコティッシュ・ナショナル管弦楽団、ブライデン・トムソン(指)フィルハーモニアO
バラエティに富んだ収録曲、2人名指揮者…まさにアルバムのタイトル通りスコットランド一色に染まった好企画!24/96kHzデジタル・リマスターによる移行再発売。

H.M.F
HMX-2901502(1CD)
メンデルスゾーン:付随音楽「真夏の夜の夢」全曲、序曲「フィンガルの洞窟」
サンドリーヌ・ピオー、デルフィーネ・コロー(S)、ヘレヴェッヘ(指)シャンゼリゼ感、シャペル・ロワイヤル、コレギウム・ヴォカーレ
1994年の録音のこの名盤、リリースされてからかれこれ干支も一巡りしているとは驚きです。「ピリオドオーケストラ」の風雲児的存在であったヘレヴェッヘとシャンゼリゼ管の意気軒昂ぶり、意気揚々とした管楽器の音色はかくも美しく衝撃的なものであったかと驚かされます。再感動ものであります。ピオーの若き歌声にも興味津々、この名盤のカタログ付再登場に心躍ります。  (070215Ki)
SUPRAPHON
SU-3899(2CD)
ドビュッシー(マリウス・コンスタン編):「ペレアスとメリザンド」交響曲、シベリウス:付随音楽「ペレアスとメリザンド」、シェーンベルク:交響詩「ペレアスとメリザンド」、フォーレ:「ペレアスとメリザンド」組曲
セルジュ・ボド(指)チェコPO
ベルギーの象徴派詩人メーテルランク(1862-1949)の戯曲「ペレアスとメリザンド」。この悲劇的な愛のドラマはよほど創作意欲を刺激するのか、オペラから交響詩まで形態は違うもののさまざまな作曲家が音楽を付けています。しばらく廃盤(11.1269、11.0973)となっていましたが、今年の7 月にボドが80 歳を迎えるのに合わせてカタログ復活となります。
Guild-Historical
GHCD-2321(1CD)
クーセヴィツキー・ライヴ録音集
R・シュトラウス:交響詩《ドン・ファン》、バルトーク:管弦楽のための協奏曲(終曲=オリジナル・エンディング)*、ストラヴィンスキー:頌歌#、ウェーバー:歌劇《オベロン》序曲
録音:1944年の12月31日(初演)*、1943年10月8日(初演)#
1924年から1949年まで長きに渡ってボストン響の常任指揮者として活躍したクーセヴィツキーが1943年から1948年にかけて行ったコンサートのライヴ録音シリーズ第1作。
Hanssler
98-269(1CD)
サリエリ:歌劇「タラール」第2幕への序曲#、モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」序曲#、交響曲第32番(イタリア風序曲)、歌劇「後宮からの誘拐」序曲*、ベートーヴェン:「エグモント」序曲、ロッシーニ:歌劇「アルジェのイタリア女」序曲、歌劇「セミラーミデ」序曲*、ブラームス:大学祝典序曲
トーマス・フェイ(ファイ)(指)ハイデルベルクSO
録音:2004年1月1日、2005年1月1日*、2006年1月1日ハイデルベルク、コングレスハウス・シュタットハレ(ライヴ)
☆毎年恒例のファイによるニュー・イヤー・コンサート。2004年と2005年の演奏曲目はオケの自主制作盤によってすでに知ら れていましたが、今回新たにサリエリの代表作と「フィガロ」とが追加されて内容がパワーアップ!名序曲のライヴは熱く鋭い 音楽で注目を集めるファイの非凡さが端的に解るアルバムとなっています。    (070126Ki)
Halle
CDHLL-7513(1CD)
ドビュッシー:交響詩「海」、ドビュッシー(C・マシューズ編曲):前奏曲集〜霧/西風の見たもの/吟遊詩人/カノプスつぼ/音と香りは夕暮れの大気に漂う/ヴィーニョの門/枯葉/風変わりなラヴィーヌ将軍/パックの踊り/交代する3度/野をゆく風/亜麻色の髪の乙女
マーク・エルダー(指)ハレO
ハレ管の醸し出す色彩感を存分に生かしたフランス印象派音楽の代名詞である「海」とのカップリングは、なんとあの「冥王星」を書き上げたコリン・マシューズの編曲による「前奏曲集」!もちろん世界初録音!「マシューズ版前奏曲集」はドビュッシーの前奏曲集の中からマシューズが12曲を選び、盟友エルダー&ハレ管のために管弦楽版へと編曲を施したものなのです。   (070125)
Capriccio
71112[CA](1SACD)
カール・アマデウス・ハルトマン(1905−1963):管弦楽のための《悲劇的交響曲》/ヴィオラとピアノのための協奏曲
タチアナ・マスレンコ(Va)、フランク・インモ・ツィヒナー(P)、マレク・ヤノフスキ(指)ベルリンRSO
独墺圏の交響曲の伝統を現代に復活させたハルトマンは、シェルヘンとウェーベルンの弟子として研鑽を積んだ以外は、楽派などに属さず独自の道を追求した孤高の作曲家でもあります。
Antes Edition
BM-CD-31.9223(1CD)
マックス・シェーンヘル(1903−1984):弦楽のためのバラード、序曲、グロテスクな踊り、バーデン・ダンス、組曲《ミュージカル・フェスタ》、ボッケリーニ:マドリードの通りの夜の音楽(シェーンヘル編曲による弦楽オーケストラ版)
マンフレッド・ミューザウアー(指)ドナウ・フィルハーモニー・ウィーン
オーストリア放送管弦楽団の創設者としてその名を残す指揮者であり作曲家でもあったマックス・シェーンヘルの作品集。
OLYMPIA
MKM-197(1CD)
ソヴィエトの映画音楽 Vol.6
カンチェリ
:「Ne Goryuj」(1969)、「Den' Gneva」(1985)*、「Kin-Dza-Dza」(1986)*、「Passport」(1990)*
ジャンスク・カヒッゼ(指)ソヴィエト・グルジンスコイSO、セルゲイ・スクリプカ(指)ソヴィエト・キネマトグラフィーSO*

BERLIN CLASSICS
0013832BC(1CD)
ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲「展覧会の絵」、禿山の一夜
イゴール・マルケヴィッチ(指)ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO
Profil
PH-07003(1CD)
レーガー:モーツァルトの主題による変奏曲とフーガ、シューマン:4本のホルンと管弦楽のためのコンツェルトシュテュック ヘ長調*、ウェーバー:歌劇「オベロン」序曲**、ヨハン・ゴットリープ・ナウマン:テ・デウム#
ヘルベルト・ブロムシュテット(指)シュターツカペレ・ドレスデン、ドレスデン国立歌劇場Cho
録音:1990年3月10日、1990年3月14日**、1980年12月18日#、1981年10月15日*、全てライヴ
1975年から85年までの在任中に首席指揮者ヘルベルト・ブロムシュテットは、ベートーヴェンやシューベルト、ブルックナー の優れた録音を残して、今なお分かち難いドレスデン国立歌劇場管との記憶を私たちに刻みました。その印象を蘇らせるかのよ うに、ここにまた魅力いっぱいのアルバムがProfil よりリリースされます。 まず一曲目は有名な「トルコ行進曲つき」ソナタの第1楽章冒頭主題を用い、管弦楽法を凝らしたレーガーの代表作。次々と交 替する各パートの名技が際立つ一方で、それでいながら大きな流れの中でバランスを崩すことなくすべて溶け合うさまが絶妙で す。つづいて、ドレスデン在住時代の1849 年にシューマンが書き上げたコンツェルトシュテュック。首席ペーター・ダムらホ ルン・セクションの存在感は絶大で、いぶし銀の柔らかい音色と変幻自在のアンサンブルに心躍ります。 ドレスデンに生没したナウマンは、宮廷作曲家、宮廷楽長としてウェーバー以前の当地の楽壇において重鎮であった音楽家。壮 麗にして祝典ムードに包まれたテ・デウムには、成功したオペラや宗教曲の持ち味が詰まっています。 そして、ほとんど世界最古の伝統を誇るオケの指揮台に当時立っていたウェーバー。昨秋ミョンフンとの来日公演でのアンコー ル「魔弾の射手」序曲は語り草となりました。ここでも黒い森を思わせる、どこか暗く深みある響きは独特で「実際このオケな くしてはこの曲を描き尽くすことなどかなわないのではないか」とさえ思えてくるほど。 気がつくとレーガーを除いたすべてがドレスデンにゆかりあるプログラムというのも大満足。ブロムシュテットはいつものよう に極上の響きを引き出すにとどまることなく、スタジオ録音だけでは決して窺い知れない躍動感あふれる音楽作りをみせるあた りに新鮮な驚きを覚えます。   (070112Ki)
H.M.F
HMA-1951482(1CD)
モンポウ:管弦楽作品集
街はずれ(管弦楽編曲:マニュエル・ロザンタール1936年)、子供の情景(管弦楽編曲:アレクサンデル・タンスマン、1936年)、インプロペリア*、夢のたたかい(作曲者自身による管弦楽編曲、1965年)#
ジュゼッペ・ポンス(指)ヴァレンシア・リウレ劇場CO、ビルヒニア・パラモン(S)*、イエジィ・アルティシ(Br)*、バレンシアcho*,#
カタロニアが生んだ音の詩人モンポウ。彼のピアノ曲の独特な魅力は日本でも多くのファンを持っていますが、管弦楽作品は きわめて珍しいです。1963 年作の「インプロペリア」はラテン語による独唱、合唱と管弦楽のための大作。「夢のたたかい」は 原曲のピアノ伴奏をモンポウ自身の手でオーケストレーション。ともに独特の詩情が色彩化され興味深いものとなっています。 モンポウの代表的なピアノ作品2つを、彼の盟友タンスマンとロザンタールがオーケストレーション。内容がより具体的で、新 たな発見ができるものとなっています。  (070111Ki)

CPO
777147-2[CP](1CD)
サッリネン(1935- ):序奏とタンゴ序曲/室内音楽第3番「ドン・フアンキホーテの夜の踊り」/セバスティアン・ナイトのための悲歌/室内音楽第4番「セバスティアン・ナイトのための悲歌のメタモルフォーゼス」/室内音楽第5番「バラバ変奏曲」
アルト・ノラス(Vc)、ミカ・ヴァユリュネン(アコーディオン)、ラルフ・ゴトーニ(P、指)ヴィルトゥオージ・ディ・クーモ
シベリウスの後継者でもあるサッリネンですが、タンゴにインスパイアされた作品集はちょっと珍しいもの。しかし意外にもフィンランドでは、タンゴが愛好されているのです。そのスタイルを自らの作風とミックスした作品集であり、北欧音楽への認識が大きく変わるでしょう。
FIRST EDITION
FECD-0035(1CD)
トッホ(1887-1964):小序曲*(録音:1969年)/ピーター・パン(オーケストラのためのおとぎ話)(録音:1960年)/ノットゥルノ(録音:1954年1月)#/狂想詩「イェフタ」(交響曲第5番)(録音:1965年11月23日) 全曲世界初録音、#印はルイヴィル管弦楽団委嘱作品、「ピーター・パン」「ノットゥルノ」はモノラル録音
ホルヘ(ジョージ)・メスター(指)*、ロバート・ホイットニー(指)ルイヴィルO
シェーンベルクを中心とした新ウィーン楽派および分離派芸術などの影響を受け、その作風と精神を受け継いだトッホ。わずか2分30秒のディヴェルティメントである「小序曲」や、不気味な美しさを持つ「ノットゥルノ」、シェーンベルクへのオマージュと呼べそうな「イェフタ」などを収録しています。
MARCO POLO
MAR-8.225286(1CD)
J・シュトラウスI世(1804-1849):<作品集第10集>
ワルツ「芸術家舞踏会のダンス」/マイアベーアの歌劇「ユグノー教徒」の主題によるコティヨン/ワルツ「夢遊病者」/人気のシュペル・ポルカ/ワルツ「ドイツの思い出」/祝典カドリーユ/ワルツ「故郷の楽の音」/オリジナル・パレード行進曲/戴冠式のワルツ/ウィーンの謝肉祭のカドリーユ
エルンスト・メルツェンドルファー(指)スロヴァキア・シンフォニエッタ・ジリナ
得意とした舞踏会の音楽やオペラ、謝肉祭や貴族の結婚式といったさまざまな機会に書かれたものばかり。ザルツブルク生まれの名指揮者、メルツェンドルファーがウィーンの粋を届けてくれる一枚です。
EUROARTS
2000068[EU](5DVD)
ベルリン・フィル125周年記念〜A JUBILEE CELEBRATION 〜
DVD 1. ヨーロッパ・コンサート 2001 フロム・イスタ
ンブール
ハイドン:交響曲第94番「驚愕」、モーツァルト:フルート協奏曲第2番、ベルリオーズ:幻想交響曲/エマニュエル・パユ(Fl)、マリス・ヤンソンス(指)
DVD 2. ニューイヤーズ・イヴ・コンサート2001
バッハ、モーツァルト、ヴェルディ、ドヴォルザーク、チャイコフスキー、J.シュトラウス、ブラームス他 /ダニエル・バレンボイム(指)
DVD 3. ヨーロッパ・コンサート 2002 フロム・パレルモ
ベートーヴェン:「エグモント」序曲、ブラームス:ヴァイオリン協奏曲、ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界 より」、ヴェルディ:「シチリア島の夕べの祈り」序曲/ギル・シャハム(Vn)、クラウディオ・アバド(指)
DVD 4. ヴァルトビューネ2003「ガーシュウィン・ナイト」
ガーシュウィン:パリのアメリカ人、ラプソディー・イン・ ブルー、ピアノ協奏曲 ヘ長調、ストライク・アップ・ザ・バンド、アイ・ゴット・リズム /マーカス・ロバーツ・トリオ、小澤征爾(指)
DVD 5. ヨーロッパ・コンサート 2004 フロム・アテネ
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番、ピアノ四重奏曲第1番(シェーンベルク編)/ダニエル・バレンボイム(P)、サイモン・ラトル(指)
Pentatone
PTC-5186.091(2SACD)
ボリショイ・エクスペリエンス
チャイコフスキー:バレエ音楽《くるみ割り人形》Op.71/バレエ音楽《白鳥の湖》Op.20より パ・ド・ドゥ/歌劇《エフゲニー・オネーギン》Op.24より ポロネーズ
アレクサンドル・ヴェデルニコフ(指)ボリショイ歌劇場O&少年少女cho
ロジェストヴェンスキーの辞任を受け37歳という若さで長き歴史を誇る名門「ボリショイ歌劇場」の音楽監督に抜擢された若きマエストロ、アレクサンドル・ヴェデルニコフ。「ボリショイ・エクスペリエンス」と銘打ったシリーズ期待の第2弾は、2006年2月に収録された「くるみ割り人形」を中心としたチャイコフスキー・アルバムであり、ボリショイ歌劇場の現在を証明する録音。

Chandos
CHAN-10426X(1CD)
海のための作品集
バックス:海辺にて/ブリッジ:管弦楽組曲《海》/ブリテン:4つの海の間奏曲/スタンフォード:ネイ湖の漁師と彼が見たもの
ヴァーノン・ハンドリー(指)アルスターO
イギリスの作曲家による「海」を題材とした作品を集めたシャンドスの面目躍如たる意欲に満ちた1枚。中でもブリテンの「4つの海の間奏曲」はこの曲のベスト・パフォーマンスとの呼び声が高い名演。24/96kHzデジタル・リマスターによる移行再発売。
Chandos
CHAN-10427X(1CD)
ウーノ・クラミ(1900−1961): カレリア狂詩曲Op.15/カレヴァラ組曲Op.23/組曲《海の情景》
ペトリ・サカリ(指)アイスランドSO
シベリウスに続く20世紀フィンランドを代表する作曲家ウーノ・クラミ。フィンランドの民族叙事詩である「カレヴァラ」を題材とした作品を多く書き上げたことも有名なエピソード。CHAN 9268からの24/96kHzデジタル・リマスターによる移行再発売。
OTAKEN
TKC-308(1CD)
バルトーク:ヴィオラ協奏曲、管弦楽のための協奏曲*
ウィリアム・プリムローズ(Va)、T・シェルイ(指)ロンドン新SO、フリッツ・ライナー(指)CSO*
録音:1950年代前半キングズウェイ・ホール/原盤:米バルトークレコーズ#309、1955年10月22日オーケストラ・ホール(シカゴ)/音源:米RCAビクター*
今回、オタケンCDのために某氏から提供されたレコードは、何とバルトークの子息にして、すぐれたレコーディング・エンジニア、ピーター・バルトークの主宰したバルトーク・レコーズの一枚です。しかも曲目は、父・ベラの遺作「ヴィオラ協奏曲」で、さらに演奏者がこの曲の依頼者プリムローズとこの曲の完成者T・シェルイの指揮という豪華版です。この曲の初演は1949年で、1955年刊の「THE DISC BOOK」(米)にはすでにこのレコードが掲載されていることから、この録音は1950年代前半であったと推定されます。前掲書にはさらにバルトーク・レコーズの紹介もあって、それによれば、少ないが厳選されたカタログと「ハイ・ファイ」マニアが高く評価する音質を特徴とするレーベル、とあります。なるほど納得の演奏であり音質と言えましょう。カップリングは言わずもがなのライナー・シカゴ響の「オケ・コン」。今回は某所提供のテープ音源で、「ルツェルンの第九」(TKC-307)同様、特製オタケン・リマスタリングで再現しました。驚きのステレオ臨場感をお楽しみくださいませ。 ※CD-Rではありません。 (オタケン・レコード太田憲志)
独ELOQUENCE
4428911[EL](3CD)
J・シュトラウス:ワルツ&ポルカ集
アバド、ベーム、カラヤン、マゼール他(指)、BPO、VPO
DG原盤。
Altus
ALT-137(1CD)
伝ヴィターリ(レスピーギ編):ヴァイオリン,弦楽オーケストラとオルガンのためのシャコンヌ(原曲:伝ヴィターリ:シャコンヌ ト短調〜ヴァイオリンとピアノのための)、ロカテッリ(マリヌッツィ編):弦楽オーケストラとピアノのための協奏曲第10番(原曲:ロカテッリ:10 のソナタop.8 より第6 番変ホ長調)、タルティーニ(ザンドナイ編):「悪魔のトリル」(原曲:タルティーニ:悪魔のソナタ ト短調)、ヴィヴァルディ(ダンディ/バゼレール編):チェロと弦楽オーケストラのためのソナタ(原曲:ヴィヴァルディ:6つのチェロソナタより第5番ホ長調RV.40)、クライスラー:「ヴィヴァルディの様式による」協奏曲 ハ長調、タルティーニ(レスピーギ編):「パストラーレ」(原曲:タルティーニ:スコラダトゥーラ・ヴァイオリンのための「パストラーレ」
新イタリア合奏団
新イタリア合奏団は、世界で最も優秀な室内アンサンブルのひとつ。近年ではレパートリーも幅広くなり、多岐に渡って活動しています。このアルバムではイタリア・バロックの名曲を編曲した作品を収録。レスピーギが編曲したヴィターリ:シャコンヌ、ルティーニ:「パストラーレ」は発見も多く、密度の濃い演奏が繰り広げられています。ヴィターリ:シャコンヌはオルガン付き管弦楽伴奏版。憂鬱さを感じる独奏と悲哀感を高める伴奏で、新イタリア合奏団の通常のブリリアントな音色と相反するメランコリーな一面を聴かせてくれます。ヴィヴァルディ:6つのチェロソナタはチェロと弦楽オーケストラのための編曲で、新イタリア合奏団の持ち味である明朗なサウンドを楽しめます。    (061201Ki)
MIRARE
MIR-017(1CD)
バッハ:管弦楽組曲第1番、第4番、ヴァイオリンとクラヴィーアためのソナタ 第4番 BWV 1017、カンタータ「われは 憂いに沈みぬ」BWV 21 〜シンフォニア
ピエール・アンタイ(指)ル・コンセール・フランセ、アマンディ−ヌ・ベイェ(バロックVn)、ルフレード・ベルナルディーニ(Ob)
チェンバロの鬼才、ピエール・アンタイ。このアルバムは自ら結成した古楽アンサンブル「ル・コンセール・フランセ」を率いてのJ . S,バッハの管弦楽組曲を収録。バッハの作品の中でもフランス・バロック的な要素がある管弦楽組曲。したがってソロ・パートの気品や音色の多彩さが重要視されますが、ここでのル・コンセール・フランセの演奏は粋な感性が存分に発揮され、尚且つピエール・アンタイの刺激的な名人芸でドイツ・バロックの枠組みを越えた多様なニュアンスで聴かせてくれます。またヴァイオリンとクラヴィーアためのソナタでは、アマンディ−ヌ・ベイェが丁寧にバッハ像を描き出しています。    (061201Ki)
ZIG-ZAG
ZZT-2020601(1CD)
J・シュトラウス:トリッチ・トラッチ・ポルカ、「こうもり」序曲、チャールダーシュ(「こうもり」より)、ワルツ「北海の絵」、ポルカ・シュネル「突進」、新ピッツィカート・ポルカ、「無窮動」音楽の冗談(第2稿)、ワルツ「春の声」、「ジプシー男爵」序曲、ワルツ「美しく青きドナウ」、エジプト行進曲、ポルカ「ハンガリー万歳」、狂乱のポルカ
ヴィヴィアン・ハーグナー(Vn)、インマゼール(指)アニマ・エネルナ
ミヒャエル・ロートによるベーレンライター新校訂版の楽譜に出会い、インマゼールはヨハン・シュトラウスの音楽に新たな音楽史的な価値を見出し、大変新鮮な演奏で私たちを驚愕させたあのアルバムが特別価格、カタログ付きで再登場!    (061201Ki)
Hannssler
93-188(2CD)
ショスタコーヴィチ:映画音楽集
新バビロン Op.18、一生のような一年 Op.120a
カイ・アドマイト (P)、フランク・ストロベル(指) SWR 放送O
ショスタコーヴィチが生涯にわたって創作し続けた映画音楽は、彼の作品のなかでも非常に重要ながら、楽譜の散逸などにより録音も少なく、未知の領域でした。ゆえに大歓迎のアルバムが登場します。「新バビロン」は1929年のサイレント映画のために作曲したもので、91分に及ぶ大作が初めて日の目をみました。交響曲第2番と第3番の間の所産で、初期ショスタコーヴィチの斬新でフレッシュな音楽を楽しめます。「一生のような一年」は1965年作の映画のための音楽。カール・マルクスを主人公としたもので、「バリケード」とか「バトル」といった題の曲にそそられます。    (061130Ki)
Living Era Classics
AJD-2013(2CD)
エリック・コーツ・コンダクツ・エリック・コーツ
34のオリジナル・モノ・レコーディングス1933〜1955
エリック・コーツ(指)、様々なアーティスト
ライトミュージックやマーチなど数々の魅力溢れる作品を残したイギリスの作曲家エリック・コーツの自作自演集。


このページのトップへ


このサイト内の湧々堂オリジナル・コメントは、営利・非営利の目的の有無に関わらず、
これを複写・複製・転載・改変・引用等、一切の二次使用を固く禁じます
万一、これと類似するものを他でお見かけになりましたら、メール
でお知らせ頂ければ幸いです。




Copyright (C) 2004 WAKUWAKUDO All Rights Reserved.