湧々堂HOME 新譜速報 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック 廉価盤 シリーズ
旧譜カタログ チャイ5 殿堂入り 交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック


管弦楽曲、バレエ・新譜速報


※発売済のアイテムも含めて、約3ヶ月間掲載しています。
※新しい情報ほど上の段に記載しています。
※表示価格は全て税込みです。



DUTTON
CDLX-7259(1CD)
エルガー(ファーリントン編):演奏会用アレグロOp.41(1901
ピアノと管弦楽の為の版;2007)*
交響曲第2番変ホ長調Op.63(1911
ピアノ独奏版;2009)
5つのピアノ即興曲(1929) より 第2番ト短調,第5番ニ短調(編曲;2004)
イアン・ファーリントン(P)
ジョージ・ヴァス(指)ボーンマスSO*

録音:2010年7月28日、プール(英国、ドーセット州)ライトハウス、2010年8月3-4日、サフォークポットン・ホール
DUTTON
CDLX-7260(1CD)
ジョン・フォウルズ(1880-1939):管弦楽作品集 Vol.2
音楽画集 グループ VI(ゲールのメロディ)Op.81(1924)
フロリダ・スピリチュアルOp.71-1(1925)*
即興間奏曲「美しいピエレット」(1922)*
ダービーとジョーン(英国の古い牧歌)Op.42-1*
音楽画集 グループ IV(弦楽の為の組曲)Op.55(1916-1917)
古代の歌からのストローフィ集(1924/1934)*
インド組曲(1932-1935)*/組曲「ヘンリー8世」Op.87(1925/1926)
フランス組曲Op.22(1910)*
ロナルド・コープ(指)BBCコンサートO

録音:2010年3月8-10日、ワトフォード(英国)、タウン・ホール

CD初収録。世界初録音*
DUTTON
CDLX-7262(1CD)
ボートン、ベイントン:管弦楽の為の音詩集
ラトランド・ボートン(1878-1960):愛と春Op.23(1904/1913)
 トロイラスとクレッシダ(汝と我)Op.17(1902)
夏の夜Op.5(1899/1903)
エドガー・ベイントン(1880-1956):パラセルススOp.8(1904/1913)
 ポンピリアOp.11(1903)
 プロメテウスOp.19(1909)
マーティン・イェーツ(指)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナルO

録音:2010年6月1-2日、グラスゴー(英国)、RSNOセンター、ヘンリー・ウッド・ホール

世界初録音

Onyx
ONYX-4063(1CD)
ハチャトゥリアン:バレエ音楽「スパルタクス」〜序奏とニンフの踊り、エギナとガルモジーのアダージョ、エギナの変奏とバッカナール、情景とクロタルを持った踊り、スパルタクスとフリーギアのアダージョ、ガディスの娘の踊り

バレエ音楽「ガイーヌ」〜友人たちの踊り、じゅうたん刺繍、レズギンカ、ウズンダアラ、娘たちの踊り、アイシャとガイーヌ、アイシャのモノローグ、山岳人の踊り、剣の舞、ゴパック
キリル・カラビッツ(指)ボーンマスSO

録音:2010年7月1日−2日、ライトハウス(ドーセット/イギリス)
ウクライナ生まれの若きマエストロ、キリル・カラビッツがボーンマスSOと共にオニックス初登場!
ブダペスト祝祭管、フランス放送フィルのアシスタント・コンダクター、ストラスブール・フィルの首席客演指揮者として経験を積んだカラビッツは、英国に渡りボーンマスSOの首席指揮者に就任。


Glossa
GCDSA-922209(1SACD)
ストコフスキーとの夕べ
バッハ(ストコフスキー編):トッカータとフーガ.ニ短調
チェスティ(ストコフスキー編):お前は私を苦しめていなかったのに
ヘンデル(エガー編):組曲「水上の音楽」(6曲)
バッハ(ストコフスキー編):管弦楽組曲第3番〜アリア
パーセル(ストコフスキー編):5つの小品による組曲〔トランペット・チューン/エコー/ホーンパイプ/私が大地に横たえられた時(ディドの嘆き)/ラルゴとアレグロ〕
パレストリーナ(ストコフスキー編):キリストをたたえよ
オケゲム(エガー編):けがれなき神の御母
チャイコフスキー:スラヴ行進曲
リチャード・エガー(指)
ブリュッセル・フィルハーモニック

録音:2008年6月、フラジェ・スタジオ4(ブリュッセル/ベルギー)
イギリスの古楽鍵盤界をリードし続けてきた世界的名匠リチャード・エガー。数々の名演、実績を残してきた鍵盤奏者としてだけでなく、ホグウッドの後任としてエンシェント室内管弦楽団(アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック)の音楽監督に就任するなど、指揮者としての活動も活発なエガーが、グロッサ(Glossa)初登場!
リチャード・エガーは、アーノンクールやブリュッヘンといった今までの古楽器の騎手たちと明らかに異なる音の色彩センスと音楽に宿る自然な躍動感を引き出す独特の技を持っていることが痛感できるアルバムです。バロック音楽を単に骨董的な遺物に止めるのではなく、現代に通じる生き生きとしたものに蘇らさえたいという願いとストコフスキーの音楽作りに相通じるものを感じているのでしょう。そのストコフスキーとエガー自身のアレンジを絶妙にバランスを取って配置した選曲。最初の「トッカータとフーガ」は、ストコフスキーのような毒気はない代わりにピュアな響きと自然な呼吸の伸縮、フレージングの伸びやかさが実に素晴らしく、音楽は充分に重厚ながら決して鎮痛な空気を醸し出さずに清々しい後味を残します。「G線上のアリア」も同様。マーラー編曲のロマンチシズムとは異なる希望に満ちた前向きな精神が宿ります。弦はヴィブラートを抑制しつつも弓圧をしっかり確保した奏法が維持されているので、分厚い独自のハーモニーの威力が余す所なく伝わります。エガー自身の編曲による「水上の音楽」は、そのアレンジの巧妙さにまず唖然。打楽器管楽器の距離感を配慮した精妙なハーモニーが飛び出す瞬間から、先の進行に期待が膨らみます。もちろん壮麗な響きを十二分に堪能させてくれますが、リズムを過度に押し付けず、何よりも根底に歌が息づいているので、その人間味溢れる音彩の魅力で全6曲を一気に聴かせます。そして最後に置かれているのはなんとチャイコフスキー!この選曲は英国人ならではの洒落っ気でしょうか?てっきり冒頭をフォルティッシモで喰らいつくストコフスキー版かと思いきや、通常版を使用。ところが内容が奏は尋常ではありません!ここまでの響きの純粋さ、誇張のない素直な生命感表出に加え、いわゆるアゴーギクによるテンポの揺らぎ以上の巧妙なアクセルの減衰が頻出!しかも全体の調和が見事に取れており、曲の壮大も充分に引き出しています。コーダの数小節の繰り返しをカットしているのはストコフスキーと同じですが、締めくくりの絢爛豪華さは空前絶後!ストコフスキー版「王宮の花火」の最後の花火実音の華々しさを彷彿とさせる色彩の大放出!これは「古楽器のアーチスト」=学究肌といったイメージを覆すことをはもちろんのこと、今後の指揮芸術の進化をますます確信させると言っても過言ではない画期的アルバムです!【湧々堂】

HUNGAROTON
HCD-10340(1CD)
チャールダーシュからジャズまで」〜サンタJr.が弾きまくるヴァイオリン名曲集
ロージャヴェーギー:楽しい祭り
メドレー・ソング
メドレー・ソング
ブラームス:ハンガリー舞曲第4

ディニーク:ホラ変ホ長調
黒い瞳
オールド・ロシアン・ロマンス
ガーシュウィン(ハイフェッツ編):ポギーとベスより「そんなことはどうでもいいさ」
『スイート・ジョージア・ブラウン』
エルガー:愛の挨拶
カルロス・ガルデ:ポル・ウナ・カベーサ
ピアソラ:リベル・タンゴ
メドレー・ソング
チャールダーシュ・メロディ
フェレンツ・サンタJr.&フェレンツ・サンタ・バンド

録音:2010年3月29日.4月1日、フンガロトン・スタジオ、ブダペスト
7歳でヴァイオリンを弾き始め、フランツ・リスト音楽院を卒業、以後国内外を問わず活躍しているフェレンツ・サンタJr.と彼が率いるバンド、2010年の最新録音はチャールダーシュからジャズのナンバーまでジャンルをこえたオムニバス・アルバムです。サンタJr.はアルバム「ハンガリー舞曲」(HCD10330)など、いわゆる伝統音楽のアプローチでクラシック音楽を演奏し、ツィンバロンの響きがワールドミュージック感を表しています。 (Ki)

NMC
NMC-D154(1CD)
アダム・ゴーブ(b.1958):吹奏楽作品集
告別*
ブリューゲルからの情景
アクセント
ニルヴァーナ(涅槃に向かって)#
王立ノーザン・カレッジ音楽大学ウィンド・オーケストラ
ティモシー・レイニッシュ(指)*
クラーク・ランデル(指)
マーク・ヘロン(指)#

録音:2009年ライヴ
ゴーブはイギリスの中堅作曲家で室内楽、吹奏楽に多くの作品がある。「涅槃に向かって」は佼成ウィンド・オーケストラの委嘱で書かれたダイナミックな大作。
NMC
NMC-D162(1CD)
ノンチェルト,他(NONcertos and others)〜リチャード・アイレス(b.1965):作品集
第37番b〜管弦楽のための
第36番「ホルンのためのノンチェルト」
第31番「トランペットのためのノンチェルト」
ローランド・クルティヒ(指)フランクフルトRSO
ウィム・ティンマーマンス(Hrn)、
ASKOアンサンブル
マルコ・ブラウ(Tp)、
ムジーク・ファブリーク

録音:2002/2004年
リチャード・アイレス(b.1965)はアーサー王伝説発祥の地、イギリス・コーンウォール地方出身。ダルムシュタットでモートン・フェルドマンに師事した後、ルイ・アンドリーセンにも教えを受けています。ハリウッド映画かアニメのサウンドトラックのような明るく屈託のない楽想とオーケストレーションをまるで子供が積み木を崩すようにグチャグチャなカオスにしてしまうやんちゃぶりがこの作曲家の特徴。ノン・チェルト(NONcerto)というネーミングはもちろんConcertoのパロディだろうが、こんな所にも彼のセンスが表れています。ジョン・アダムズと新古典主義期のストラヴィンスキーとプロコフィエフを明るくシュニトケ風にシャッフルしたのがリチャード・アイレスの音楽といえましょう。


Onyx
ONYX-4064(1CD)
リムスキー=コルサコフ:交響組曲《シェエラザード》
序曲《ロシアの復活祭》Op.36
シャルル・デュトワ(指)ロイヤルPO

録音:2010年4月25日−26日、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)
のデュトワがヨーロッパでの拠点として2009年から芸術監督兼首席指揮者を務めるロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(RPO)とのレコーディング第1弾がオニックス(ONYX)から登場!デュトワのリムスキー=コルサコフと言えば、かつての盟友モントリオール響との「シェエラザード」(1983年録音)が同曲屈指の名演としてあまりにも有名。だけに20数年の時を経て新たなパートナー、英国の名門RPOと再演する「シェエラザード」が"デュトワ完全復活"を全世界に強く印象付けます!

LPO
LPO-0047(1CD)
ホルスト:組曲「惑星」 ウラディーミル・ユロフスキ(指)LPO

録音2009年5月22日ロンドンロイヤル・フェスティヴァル・ホール
「木星-ジュピター」を筆頭に最近大人気。ホルストの組曲「惑星」です。ホルスト自身は、この曲集を実際の天体ではなく、占星術の星からインスピレーションを得ており、各々の曲の表情も、その星を支配する神、および錬金術の思想に基づいて設定されているのですが、ことさら神秘性を強調せずとも、これらを聴いて本当の星に思いを馳せるのもいいのではないでしょうか?このユロフスキの惑星、とにかく快速テンポです。「火星」の冒頭から飛ばすこと、飛ばすこと・・・。とは言っても決して薄味なわけではありません。締めるところはきっちり、歌うところもきっちり。とにかく聴いていて心地よいホルストです。録音も美しく、音響的な広がりもとことん楽しめます。木星の縞模様も、土星の環も、全て目で見えるようなクリアな演奏と言えるでしょう。
直截なダイナミズム炸裂!特に「火星」「木星]もテンポの速さはに象徴されるように、大見得を切らずにストレートにスコアを鳴ら仕切った快演で、ボールト等の過去の演奏は全く違った次元で宇宙の広大さを捉えた感覚、色彩感に耳を奪われます。全編を通じて音の隈取が明確で、オケの機能性を最大限に発揮させたこの演奏を聴くと、LPOによる過去の演奏からの時代の変遷を感じずにはいられません。最後の「海王星」も十分に神秘的でありながら、幻想にただ浮遊するのではなく、リアルな実体を感じさせます。【湧々堂】

GERMANBRASS
GBP-1055007(DVD)
ジャーマンブラス・ポートレート
J・シュトラウス:トリッチ・トラッチ・ポルカ
カールマン:まだ知ってる?
バッハ:トッカータとフーガ ニ短調(クレスポ編)、バディネリ
モーツァルト(ヴァッレンドルフ編):トルコ行進曲(歌)〜東京の地下鉄駅名
ヴェルディ:アイーダ
カズッチ(ツェーゼル編):「ジャスト・ア・ジゴロ」
ルイス・プリマ:シング・シング・シング
エンリケ・クレスポ:トロンボネーゼス、ヘ調のブルース、フーゴ・ダ・ムラータ
リスト:ハンガリー奇想曲 第2番
ペペ・グイツァール:グアダラハーラ
ロッシーニ:ラ・ダンツァ
ペペ・グイツァール:グアダラハーラ
ボブ・クロスビー:サウス・ランパート・ストリート・パレード
ジョン・ウィリアムズ:「スター・ウォーズ」〜20世紀FOXファンファーレ
ポール・バーバリン:バーボン・ストリート・パレード
ショパン:前奏曲
エンリケ・クレスポ:フーゴ・ダ・ムラータ、
 トロンボネーゼス、
バッハ:トッカータとフーガ ニ短調、バディネリ
ジャーマン・ブラス

NTSC-DolbyDigital2.0
※日本語字幕付き
超絶ラッパ吹き集団、「ジャーマン・ブラス」の魅力満載のDVD。2つのプログラムが収録されており1枚で2度楽しめます。金管の響きの魅力だけでなくユニークなメンバーたちのパーソナリティも楽しめます。中でも東京の地下鉄の駅名を歌にして実際に地下鉄の中で歌いまくるホルン吹き、クラウス・ヴァレンドルフの名演は必見! (Ki)

URANIA
WS121.100(2CD)
ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲「展覧会の絵」
リムスキー=コルサコフ:シェエラザード*
ストラヴィンスキー:春の祭典
プロコフィエフ:ピーターと狼#
レナード・バーンスタイン(指)NYO

録音:1958年、1959年*、1958年、1960年#

URANIA
WS121.102(2CD)
作曲家の自作自演集
(1)ラヴェル:ボレロ、ピアノ協奏曲
(2)ルーセル:バレエ「くもの饗宴」
(3)ルーセル:5つの歌曲
(4)フロラン・シュミット:バレエ「サロメの悲劇」
(5)エルガー:子供の魔法の杖(第1組曲、第2組曲)
(1)ラヴェR・シュトラウス:フ(指)ラムルーO
 マルグリット・ロン(P)  1930年、1932年
(2)ルーセル(指)管弦楽団 1929年
(3)クレール・クロワザ(Ms)、アルベール・ルーセル(P) 1928-1929年
(4)フロラン・シュミット(指)
 ワルター・ストララム・コンセールO 1930 年
(5)エルガー(指)LSO  1928年

OUT OF THE FLAME
OUT-015(1CD)
【未案内旧譜】
ブラススパイ
ヤン・ハセネール[ハズネール]/ヴァーツラフ・コゼル編):ブラススパイI「The Choice」/White Mullet
ヴィヴァルティ:
2つのトランペットと弦楽の為の協奏曲ハ長調(*/+)
ジャック・ルヴォー、クロード・フランソワ/ヴァーツラフ・コゼル編):マイ・ウェイ
ヤン・ハセネール/ヴァーツラフ・コゼル編):Barbieca
テレマン:トランペットと弦楽の為の協奏曲ニ長調〜アダージョ+
ヤン・ハセネール/ヴァーツラフ・コゼル編):ブラススパイII「メイン・テーマ」
ヤン・ハセネール:Lioness on My Back
ヤン・ハセネール[ハズネール](トランペット、フリューゲルホルン)
フランチシェク・ヴラサーク(Tp)+
セントブレイズ・ビッグバンド(+以外)
ヴァーツラフ・コゼル(指揮(+以外))
ヴィルトゥオージ・ディ・プラーガ+
オルドジフ・ヴルチェク(指)+

録音:1996年、CNSOスタジオ
存在しない映画「ブラススパイ」(ヤン・ハセネール主演?)のオリジナル・サウンドトラックという想定のアルバム。+以外はジャズ。

DUTTON
CDLX-7252(1CD)
ジョン・フォウルズ(1880-1939):ケルト序曲Op.28(1930)*/ケルト組曲Op.29(1911)
シチリアのオバド(1927)
ギリシャの島々Op.48-2(1927)
休日のスケッチOp.16(1908)
アラブの夜(1936-1937)
幻想的組曲Op.72(1924)
ロナルド・コープ(指)BBCコンサートO

録音:2010年3月8-10日、ワトフォード、タウン・ホール、コロシアム

*世界初CD録音、他は世界初録音。

VISTA VERA
VVCD-00219(1CD)
ニコライ・ゴロワーノフの北欧音楽集
グリーグ:抒情組曲Op.54(A. Zeidel管弦楽編曲)
「ペール・ギュント」組曲第1番Op.46/同第2番Op.55
4つのノルウェー舞曲Op.35
スヴェンセン:ノルウェー民謡の旋律 ホ長調
シベリウス:悲しいワルツ
ニコライ・ゴロワーノフ(指)
モスクワ放送SO、KR響++

録音:1950年5月16日*/1952年6月4日+/1953年2月20日#/1949年**/1949年11月24日++

ONDINE
ODE-1165(1CD)
レスピーギ:作品集
ミクソリディア旋法のピアノ協奏曲
交響詩「ローマの噴水」*
オリ・ムストネン(P)
サカリ・オラモ(指)フィンランドRSO

録音:2009年10月14-16日、2009年12月17-18日* ヘルシンキハウス・オブ・カルチャー
サカリ・オラモによるレスピーギ作品を2つ。「ローマの噴水」は今更語ることもないほど、良く知れ渡った名曲です。レスピーギ作品の中でもとりわけ高い人気を持つ、いわゆる「ローマ三部作」の発端となった作品で、4つの楽章は、それぞれ時代や時間が異なる噴水の様子が描かれています。夜明けの牧歌的な雰囲気を湛えた噴水、神々が周囲で踊る噴水、真昼のトレヴィの泉の噴水、そして夕焼けを映す噴水。水の百態が極彩色の音で描かれています。かたや、「ミクソリディア旋法によるピアノ協奏曲」は、その名が示すように、古代ギリシアに端を発する音階を元に、近代的な管弦楽法と華麗なピアノ技巧を絡めた興味深い作品です。様々な音階を研究していたレスピーギらしい曲で、古風な音の並びがもたらす郷愁と、多彩な音色がもたらす愉悦感が見事にマッチした隠れた名作です。オリ・ムストネンの演奏はサンデー・タイムズでも「夢が息づくピアニズムは、他のプレイヤーが乗り越えられない表現の壁をやすやすと突破した」と大絶賛されました。

Naive
V-4857(6CD)
ドビュッシー:作品集
(1)歌劇「ペレアスとメリザンド」

(2)「聖セバスチャンの殉教」

(3)「選ばれし乙女」

(4)スコットランド行進曲

(5)牧神の午後への前奏曲

(6)「海」

(7)夜想曲
全て
デジレ・エミール・アンゲルブレシュト(指)
フランス国立放送O

(1)ジャック・ジャンセン(ペレアス)、
ミシュリーヌ・グランシェ(メリザンド)、
ソランジュ・ミシェル(ジュヌヴィエーヴ)、
フランソワーズ・オジュア(イニョンド)、
ミシェル・ルー(ゴロー)、
アンドレ・ヴェッシエール(アルケル)、
マルセル・ヴィニュロン(医者)
フランス国立放送cho
録音:1962年3月13日(ライヴ録音)シャンゼリゼ劇場、ドビュッシー生誕100年記念フェスティヴァル

(2)エーテル・シュスマン(S)、
クリスティアーヌ・ゲイロー(双子)、
ソランジュ・ミシェル(双子)、
アンドレ・ファルコン(語り)
フランス国立放送cho
録音:1960年2月23日(ライヴ録音)

(3)古澤淑子(S)、
フレッダ・ベッティ(語り)
フランス国立放送cho
録音:1957年12月14日

(4)録音:1958年11月20日(ステレオ)

(5)録音:1962年1月23日(ステレオ) 

(6)フランス国立放送cho
録音:1962年1月23日(ステレオ)

(7)フランス国立放送cho
録音:1963年12月17日(ステレオ)
アンゲルブレシュトのボックスが超お買い得価格で限定入荷!古きフランスのオーケストラの音色を堪能!ヴィブラートに打ち震えるトランペットの音色に心がくすぐられます。「選ばれし乙女」での朗読のフランス語にしびれ、日本でのフランス歌曲の演奏史や受容史、そして声楽界の歴史を語る上でも欠かせない存在、古澤淑子の熱唱も感動的です。
※在庫限定につき、オーダー数が入荷数を上回った時点で受注打ち切りとなります。ご了承のほど、お願い申し上げます。

URANIA
URN-22425(1CD)
コープランド:ビリー・ザ・キッド組曲
ロデオ〜4つのダンス・エピソード
エル・サロン・メヒコ
劇場のための音楽(小オーケストラのための5部分から成る組曲)
レナード・バーンスタイン(指)NYO

録音:1951/1960年

独BMG
BMG-88697771452(1CD)
スメタナ:交響詩「わが祖国」 ウォルフガング・サヴァリッシュ(指)
スイス・ロマンドO

録音:1977年
初CD化。

CF
(CESKA FILHARMONIE)
CPO-0002-2(2CD)
ヴァーツラフ・ターリッヒ・ライヴ 1939〜初出音源!
(1)ラジオ放送開始アナウンス
スメタナ:連作交響詩「わが祖国」
チェコ国歌(聴衆の合唱)
ラジオ放送終了アナウンス

(2)ヴァーツラフ・ターリッヒ、チェコPOについて語る

(3)ラジオ放送開始アナウンス
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第2集Op.72
チェコ国歌(レコード演奏)とラジオ放送終了アナウンス
ヴァーツラフ・ターリッヒ(指)チェコPO

(1)録音:1939年6月5日、プラハ国民劇場、ライヴ
音源:オスロ、ノルウェー放送協会、Arkiv 781-82

(2)録音:1936年11月10日、チェコ・ラジオ放送 音源:チェコ放送、AF 03162/1

(3)録音:1939年6月9日、プラハ国民劇場、ライヴ
音源:オスロ、ノルウェー放送協会、Arkiv 783
第二次世界大戦前のヴァーツラフ・ターリッヒ(1883-1961)*のライヴ録音は珍しい。スメタナ・ホールにおける公開演奏会が放送されることはめったになく、チェコのアーカイヴにはひとつたりとも残っていない。しかし幸運なことに、1923年と1926年にプラハとストックホルムにおいてターリッヒがベートーヴェンとマーラーを指揮した演奏のうちのいくつかが、スウェーデン・ラジオ放送に残されている。彼はストックホルムで第8番をのぞくマーラーの全交響曲を、プラハで第1〜5番と第9番を指揮していた。
ターリッヒはドヴォルザークの「スラヴ舞曲集」を3回(1935年、1950年のフィルム収録、1955年)、スメタナの「わが祖国」を同じく3回(1929年、1941年、1954年)録音しているが、いずれも聴衆のいないスタジオ録音。ライヴ録音である当盤で初めて、彼の演奏に対する聴衆の反応(各章が終わるごとに盛大な拍手が入る)やチェコにおける彼の無二の重要性が明らかになるのである。
この「音によるドキュメント」は音楽的な意義のみならず、歴史的な意義も備えている。プラハ国民劇場の監督であったターリッヒは劇場の大きな舞台を演奏会のために使用することができた。またチェコPOの首席指揮者兼芸術監督でもあった彼はオーケストラの演奏曲目を決める権限を持っていた。自らの演奏のラジオ放送のために局との共同制作を開始したことで、ターリッヒは放送局のオーケストラの団員をチェコ・フィルに加勢させることもできるようになり、第1Vn16、第2Vn14、ヴィオラ10、チェロ9、コントラバス9という大型編成も可能になった。そして彼は将来の「プラハの春音楽祭」を予感させる「プラハ五月音楽祭」を創設し、1943年まで毎年開催したのである。
第1回プラハ五月音楽祭は1939年5月2日から25日まで開催され、幕開けにスメタナの「わが祖国」が、締めにはベートーヴェンの交響曲第9番が演奏された。ターリッヒは7回の演奏会すべてを指揮し、そのあまりの大成功のためいくつかのプログラムを6月に追加公演せざるを得ない事態となった。その公演のうち2つは国外に送信され、幸いなことにノルウェー放送協会が1938年に導入した当時最先端の技術「Philips-Miller audio recording system」+で記録した音源が残っていたのである。ちなみに「わが祖国」を放送したのはチェコのプラハ、オストラヴァ、ブルノとフランス、ノルウェーの放送局だけであり、録音が残されていたのは奇跡と言えよう。
かたや、「スラブ舞曲第2集」のほうは歴史の皮肉と言ってもよさそうだ。この公演を放送したパリ、トリノ、ブリュッセル、ベオグラード、ザグレブ、リュブリャナ、オスロ、コペンハーゲンの各放送局その後がまもなく軍事力によってドイツの放送ネットワークに組み込まれてしまったからである。
技術的に見てこれらの録音の水準の高さには驚くべきものがあり、戦前のヨーローッパの電話回線で遠方の国に送られたものとはとても思えない。ボヘミアとモラヴィアがナチス・ドイツに占領され、1939年3月15日に「ベーメン・メーレン保護領」+となった後、ドイツ語の帝国保護領(Reichsprotektorat)という言葉の下にどれだけの自由が許されているのか、ターリッヒもそれを試そうとした一人であった。しかしその自由の制限ラインがどこに引かれるのか、彼はまもなく知るところとなった。早くも1940年の5月には、検閲官によって「わが祖国」の終盤2曲がカットされ、民族性の鼓舞の度合いのより低いスメタナの作品「チェコの歌」に差し替えられてしまったのである。
*「ヴァーツラフ・ターリッヒ」は「Vaclav Talich」のドイツ語読みで、チェコ語読みのカタカナ表記「ヴァーツラフ・ターリッヒ」が日本でも浸透しつつあるが、当盤に収録のアナウンスのチェコ語部分での発音は「タリヒ」に近く聞こえる。
+「Philips-Miller audio recording system」は1931年に合衆国の J. A. Millerが開発し1936年にオランダのPhilipsが実用化した技術。物理的に刻んだ音溝を光学的に読み取る仕組みで、アセテート盤のスクラッチノイズや磁気テープのヒスノイズも発生しない画期的なシステムであったが、(これも歴史の皮肉と言えようか)ナチス・ドイツ軍の爆撃により工場が破壊され生産不能となってしまった。
#「ベーメン・メーレン保護領」はチェコスロヴァキアを占領したヒトラーが(東部のスロヴァキアをドイツ保護国として独立させ)、西部・中部のボヘミア・モラヴィアをドイツの保護領としたもの。チェコ人の自由は制限され生活は酷く圧迫された。 (以上、ブックレットの英訳からの和訳を主としたので常体表記といたしました。 )

DISQUES CINEMUSIQUE
DCM-122(1CD)
セルジュ・ボド/フランス映画音楽の25年
セルジュ・ボド編曲/ジャン・ロワ台本:フランス映画音楽の25年*

モーリス・ジョベール(1900-1940)「巴里祭」(1933)/「霧の波止場」(1938)/「アタラント号」(1934)
オーリック(1899-1983):「オルフェ」(1950)
モーリス・ジャール(1924-2009):「ユトリロの世界」(1954)
モーリス・ルルー(1923-1992):「赤い風船」(1956)
ジョゼフ・コスマ(1905-1969):「夜の門」(1946)
アンリ・ソーゲ(1901-1989):「ファルビーク」(1946)
ミヨー:「アクチュアリテ」(1928)
モーリス・ルルー:「赤い風船」組曲+
モーリス・ジョベール:「巴里祭」より 3つの舞曲#
Valse complainte - Java - A Paris dans chaque faubourg
モーリス・ジョベール:「巴里祭」〜A Paris dans chaque faubourg**
ジョゼフ・コスマ:「夜の門」〜枯葉++
ジョゼフ・コスマ:愛し合う子供たち##
モーリス・ジョベール:テッサの歌[ボーナス・トラック](***)
リュシアン・アデ(ナレーション)*
セルジュ・ボド(指)管弦楽団*
オリジナル・サウンドトラック+
サワイ・ヨーコ(P)#*
リス・ゴーティ(歌*)*
イヴ・モンタン(歌(++/##))
アンリ・クロラ(ギター#)#*
イレーヌ・ジョアシャン(S(***))

(C):Disques Vega, 1956*/Montsouris, 1956+/DCM Classique, DCM 122, 2009#
1933**/1949++/1948##/1951(***)
*はVEGAレーベルのプロデューサー、リュシアン・アデ(1920-1992、後にADESッレーベルを創設)の発案による、当時は珍しかった映画音楽のコンピレーション・アルバム(LP、1956年発売)の初CD化。本格的指揮デビュー前のセルジュ・ボド(1927-)が小管弦楽用に編曲(クレジットは無いので印税契約ではなく買い取り?)、指揮もしています。当時ボドは放送局で映像作品用の音楽を書く仕事をしていたので、この企画にぴったりの人材だったのでしょう。「25年」と称していますが実際は1928年から1956年までの28年にわたる映画から楽曲が選ばれています。各曲の始まりに合わせてフランス語のナレーション(ブックレットに英訳記載)が入ります。**++は映画の挿入歌。(***)はクラシカルな歌曲。#のみステレオ、他はモノラル録音。
DISQUES CINEMUSIQUE
DCM-119(1CD)
ジョルジュ・オーリック(1899-1983):映画音楽集
「悲しみよこんにちは」(1958)*
「居酒屋」[Gervaise](1956)+
「恋ひとずじに」[Christine](1958)#
ジュリエット・グレコ(歌)*
マリア・シェル(歌)+

ランバート・ウィリアムソン(指)*
ジャック・メテアン、レイ・ヴェンテュラ(指)+
ジャック・メテアン(指)#*
管弦楽団
「フランス六人組」のメンバーにして映画音楽の大家オーリックの作品集。オリジナル・サウンドトラックからの初CD化で、すべてモノラル録音。

ALBERT MORALEDA
MORALEDA-0197(1CD)
【未案内旧譜】
サルダナ・クラシック
ジュリ・ガレタ(1875-1925):六月
エンリク・ムレラ(1865-1942):エンポルダ
ペプ・ベントゥラ(1818-1975):君のために泣く
エンリク・ムレラ:修道女たちのサルダナ
パウ・カザルス(1876-1973):
サン・マルティ・デル・カニゴ(サン・マルタン・デュ・カニグー)
ジュゼプ・サデラ(1883-1970):三つ編みのマリア
 美しいペネデス
ビセンス・ボウ(1886-1962):アンジェリナ/婚約指輪
リカルド・ラモテ・デ・グリグノン(1899-1962):アミカル
アントニ・カタラ(1891-1978):聖バルトメウ祭の行列
マヌエル・サデラ・イ・プチフェレ(1908-2000):夢
アルフレド・カニャメル(指)
コブラ・ラ・プリンシパル・デル・リョブレガト

録音:2007年11月
サルダナはカタルーニャの民族舞踊。その伴奏楽団がコブラで、金管楽器およびテノラ他スペイン独特のリード楽器を主体としています。
ALBERT MORALEDA
MORALEDA-0200(1CD)
【未案内旧譜】
生誕百年/ジュアキム・セラ(1907-1957):コブラ作品集
カステイテルソル舞曲/ログレの踊り(アレニ)/牧童頭たち(ウイデムリンス)
エスプニュレト(ベルガダ)/コカの踊り(サン・リョレンス・デ・ムルニス)
ほうきの踊り(カルデス・デ・ブイ)
ナイチンゲールの単調な踊り(ベナベン、パリャルス)/糸巻棒(バニョレス)
ラ・マルソリアナ(創造の舞曲)/ペレ・ガリェリに(民謡によるグロサ)
バルデモサのパラドゥ(マヨルカ)/練り鉢の踊り(マヨルカ)
Per la del u(バレンシア州ベルヒダ)
タンバリンのギャロップ(カステリョ・デ・タ・プラナ)
ジョルディ・ヌニェス(指)
コブラ・ラ・プリンシパル・デル・リョブレガト

SVETLANOV FOUND
SVET-78-82/22(5CD)
チャイコフスキー:バレエ「白鳥の湖」Op.20*
バレエ「くるみ割り人形」Op.71
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指)ソヴィエト国立SO

録音:1988年、モスクワ*

Musart
PRCD-833(2CD)
JAZZ SINFONICA
ベートーヴェン:「運命」〜第1楽章、
第7交響曲〜第2楽章、
「田園」〜第2楽章、
「悲愴」〜第2楽章、「コリオラン」序曲、
第9交響曲」〜フィナーレ
ショパン:マズルカヘ長調Op.68-3
モーツァルト:ピアノ協奏曲イ長調K488〜第2楽章
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番〜第3楽章
ペンデレツキ:ポーランド・レクイエム〜ラクリモーザ
ピアソラ:鮫
チャイコフスキー:交響曲第5番〜第2楽章、舟歌
ミハウ・ネステロヴィチ(指)ポーランドRSO

アンジェイ・ヤゴヂンスキ・トリオ、
ウルズラ・ドゥヅィアク・スーパー・バンド
アンナ・マリア・ヨペク・バンド
ヘンリク・ミシキェヴィチ(At-sax)

録音:2007年3月25日 ポーランド国立歌劇場
第11回、ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン イースター・フェスティヴァルのLive録音。ポーランド・ジャズはロマン・ポランスキーの60年代初期の映画「水の中のナイフ」、「袋小路」で印象的なJAZZで世界中をあっと言わせたクシシュトフ・コメダが有名ですが国際派トランペッターのトマシュ・スタンコ、アルト・サックス、ズビグニェフ・ナミスウォフスキなど、ポーランド・ジャズ界を引っ張ってきた大御所から、ここに参加しているジョバンニ・ミラバッシとの共演が話題の、アンジェイ・ヤゴヂンスキ、美形女性ヴォーカル、アンナ・マリア・ヨペックをバックでサポートする、アルト・サックス、ヘンリク・ミシキェヴィチまで独特の味が魅力です。オリジナルのクラシックの原型がとどめられているのもクラシックファンにはうれしいところ。 (Ki)

DIVINE ART
DDA-25082(1CD)
ジョン・ジェフリーズの音楽
@弦楽のためのセレナード
Aトビーの夢とエレジー(全8曲)
Bスウィーニー・マッド
C通夜の挽歌(A Lyke Wake Dirge)
Dジョン・フライのためのエレジー
E終わりのための詩
F指揮者のためのエレジー
Gビックレイ牧歌
@ケネス・ペイジ(指)オーケストラ・ダ・カメラ、
Aポール・ベイトマン(P)、
BCEジョナサン・ヴェイラ(Br)、
BCシェリー・カッツ(P)
D-Gポール・ベイトマン(指)
フィルハーモニアO

録音:@1996年、A2009年、BC1998年、D-G2009年
ジョン・ジェフリーズは1927年生まれのイギリスの作曲家。作風は現代にもかかわらず、イギリス田園楽派を思わせ、フランク・ブリッジ、ヴォーン・ウィリアムズ、ディーリアス、オルウィン、ブリテンらを彷彿とさせます。感傷的でメランコリックな作品が多く、イギリス音楽ファンにお薦め。彼のCDは当divine artより他に歌曲集が2枚(ddv24128、ddv25049)出ています。

Phono Suecia
PSCD-184(1CD)
夜の讃歌〜ハーグルンド:ポートレート
交響詩「夜の讃歌」/声の娘たち*
日没の微風に寄せて〜ディーリアス追悼#
エリザベス・ピットケアン(Vn)、
ハンヌ・コイヴラ(指)ヘルシングボリSO、
シャネット・ビューリング(S)*、
テューア・オーベリ(S)*、
カーリン・ドゥーンブッシュ(Cl)*、
ダン・アルムグレン(Vn)*、ヨン・エーデ(Vc)*、
マリ・オーストレム(Hp)*、
マルクス・レオソン(打楽器)*、
カール=アクセル・ドミニク(P)*、
ヨアシム・グスタフソン(指)*、ジョン・ミルズ(G)#、
スティーヴン・フィッツパトリック(Hp)#、リュセルQ#
スウェーデン南部のハルムスタの作曲家、トンミ・ハーグルンド(1959−)のポートレート・アルバム。「日没の微風に寄せて」は、ギタリストのジョン・ミルズがウィグモア・ホールで開催したディーリアス追悼コンサートのために書かれた作品。


Altus
ALT-194(1CD)
プロコフィエフ:「ロメオとジュリエット」第1、第2組曲からの抜粋
 1.モンタギュー家とキャピュレット家(5:01)
 2.少女ジュリエット(3:45)/3.情景(1:41)
 4.マドリガル(3:28)/5.仮面(2:01)
 6.ロメオとジュリエット(6:51)
 7.タイボルトの死(4:31)
 8.アンティーユ諸島から来た娘たちの踊り(2:12)
 9.ジュリエットの墓の前のロメオ(5:55)
ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲「展覧会の絵」*
準・メルクル(指)フランス国立リヨンO

録音:2009年9月24日リヨンのライヴ、2007年11月9日横浜みなとみらいホール・大ホール・ライヴ*
※日本語解説付
横浜と姉妹都市でもある本拠地リヨンでの「ロメオとジュリエット」(メルクル抜粋版)がとてつもない面白さ!録音が異様に生々しく「ティボルトの死」にいたってはあまりの迫力にのみこまれます。録音はAltus斎藤啓介氏自らリヨンに出むき録ってきたもようで、横浜と比べるとホールの違いなど明瞭で大変興味深いものがございます。 (Ki)
プロコフィエフは、フランスのオケとしては意外な程おどろおどろしい雰囲気と荒々しく骨太いなダイナミズムに溢れ、インパクト絶大!各場面の生々しい描き分けもリアリティに満ち、テンポの変動を駆使したニュアンスの豊かさにも引き込まれます。
「展覧会の絵」は最初のプロムナードがピアノを意識してか、レガートを避けてリズムを刻むのがまず印象的。プロコフィエフに比べと明らかなように、フランス的なしなやかな感覚を取り入れていることが伺われ、さりげなく作品の様式の違いを表現に盛り込むメルクルの力量に改めて感じ入ります。「バーバ・ヤーガ」で近年あまり耳にしない悠然としたテンポを採用しているの特徴的で、先を急がず、機能的な運動性よりも地に足の着いた着実なニュアンス表出への意志を貫徹。「キエフの大門」は、その雰囲気を見事に引き継いで壮大な絵巻に昇華させ、カラヤンの演奏にさらに精妙さを加味したような独特の安定感、音楽の見通しの深さを痛感させます。ロマン派の交響曲の録音などでも、メルクルのセンスの良い音楽作りは実証されていますが、この一枚でさらに新たな発見をする方も多いことでしょう。  【湧々堂】

SONUS GALIZA
SONUS-50692(1CD)
【未案内旧譜】
ガリシアのクラシックVol.2
ジェズス・バル・イ・ガイ:弦楽の為のセレナード
ジュアン・モンテス(シャン・カルバリャル管弦楽編):アルボラダ(朝の演奏)
ジュアン・モンテス:ガリシア狂詩曲
ジュアン・モンテス(シャン・カルバリャル管弦楽編):ガリシアの描写的ソナタ
シャン・カルバリャル(指)ショベ市立O
こちらはディジパックで、オーケストラ編成も大きくなっていますが、文字情報の少なさは相変わらず。しかし、心惹かれるタイトルどおり、ケルト文化圏に属するガリシアらしい音楽がこの盤には詰まっています。どちらか一枚ならまよわずこの「Vol.2」です。

DIAL DISCOS(Diapason)
DIAL-95019(1CD)
吹奏楽によるサルスエラ名曲集
チュエカ:「水、カルメラと焼酎」〜パソドブレ
セラノ:「旅籠屋『猫』」〜間奏曲
チャピ:「歩兵の鼓手」〜パソドブレ
セラノ:「モーロ人とキリスト教徒」〜幻想曲
グラナドス:「ゴイェスカス」(歌劇)〜間奏曲
ビベス:「マルハ」〜第2幕前奏曲
ペネリャ:「山猫」〜パソドブレ
ルナ:「風車小屋」〜間奏曲
ビベス:「ドニャ・フランシスキタ」〜ファンダンゴ
ベルト:「口づけの伝説」〜間奏曲
モレノ・トロバ:「ルイサ・フェルナンダ」〜マズルカ
グリディ:「カセリオ亭」〜第2幕前奏曲
ヒメネス:「ルイス・アロンソの結婚」〜間奏曲
ラモン・ラミレス・ベネイト(指)
バンダ・プリミティバ・デ・リリア(吹奏楽)

録音:1997年7月18-19日、リリア
バレンシア近郊の町リリアに本拠を置くバンダ・プリミティバ・デ・リリアは1819年に創設されたスペイン現役最古の吹奏楽団。

DIAL DISCOS(Doblon)
DIAL-96073(1CD)
ファリャ:バレエ「恋は魔術師」*
交響的印象「スペインの庭の夜」+
ジャン・マデイラ(Ms)*
エドゥアルド・ヴァン・ルモーテル(指)ウィーンSO*
ギオマール・ノヴァエス(P)+
ハンス・スワロフスキー(指)ウィーン・プロ=ムジカSO+
LP時代の音源。AAD。1994年頃CD発売。解説書は付いておりません。

DIAL DISCOS(Nevada)
DIAL-99040(2CD)
サルスエラ管弦楽名曲集
チュエカ:「グラン・ビア(大通り)」、
 「水、カルメラと焼酎」*、
カバリェロ:「巨人と大頭」、
グリディ:「カセリオ亭」、
バルビエリ:「ラバピエスの床屋」、
セラノ:「忘却の歌」、
チャピ:「人騒がせな娘」*、「擲弾兵の太鼓」*、
ビベス:「ボヘミアン」*、
ブレトン:「パロマの前夜祭」*、
ヒメネス:「ルイス・アロンソの結婚式」*、「ラ・テンプラニカ」*から
ラファエル・イバルビア(指)交響楽団*

*(CD-2)はステレオ、他(CD-1)はモノラル。ADD。2001年頃CD発売。
DIAL DISCOS(Nevada)
DIAL-99097(2CD)
スペイン音楽名曲集
(1)ファリャ:バレエ「恋は魔術師」

(2)ロドリーゴ:アランフエス協奏曲〜アダージョ
ミゲル・アンヘル・グティエレス:孤独

(3)アルベニス:グラナダ
タレガ:アルハンブラの思い出

(4)ビゼー:歌劇「カルメン」〜ハバネラ
トゥリナ:交響的狂詩曲
マラツ:スペインのセレナード

(5)ソル:二重奏曲Op.55-1〜アンダンテ−アレグレット

(6)グラナドス:スペイン舞曲集〜オリエンタル,アンダルサ
ファリャ(マルティネス編):粉屋の踊り
ミゲル・アンヘル・グティエレス:3つのバラ(フラメンコ幻想曲)
(1)ジャン・マデイラ(Ms)
エドゥアルド・ヴァン・ルモーテル(指)
ウィーンSO

(2)フランシスコ・クエンカ(G)
ホセ・マヌエル・クエンカ(P)

(3)トマス・フェルナンデス・ヒル(G)

(4)A・サンロマン(指)スペインSO

(5)ロシオ・エレロ、
アントニオ・エルナンデス・ヒル(G)

(6)フランシスコ・クエンカ(G)
ホセ・マヌエル・クエンカ(P)

2001年頃発売

VAI
VAIDVD-4515(DVD)
ハチャトゥリアン:「仮面舞踏会」 スヴェトラーナ・スミルノワ(ニーナ)
ニキータ・ドルグーシン(アルベーニン)
セルゲイ・バラノフ(ズヴェズヂッチ)
ナタリア・バリシェワ(シュトラーリ)
アレキサンデル・コレアノフ(シュプリク)
ラファエル・アヴニキアン(見知らぬ男)
ほか
ハコブ・テル=ヴォスカニアン(指)
アレキサンデル・スペンダリヤン・アカデミー・オペラ・バレエ劇場O&cho
振付:ナタリア・レジェンコ,ヴィクトール・スミルノフ=ゴロヴァノフ
収録:1985年
※リージョン・オール/NTSC
カラー/4:3/MONO/64m
浅田真央がワルツを用いたことですっかり有名になったハチャトゥリアンの「仮面舞踏会」。そのワルツを含む管弦楽組曲は有名で録音も多々あるものの、本来の劇音楽としての実像はほとんど触れることができませんでした。このDVDでは、劇付随音楽である「仮面舞踏会」をバレエ映画として収録しています。物語は、凄腕の賭博師アルベーニンが誤解から妻ニーナを不貞と疑い、ついには妻を毒殺してしまうものの、無実を知り正気を失うというもの。主役のアルベーニンにはソ連が誇る名手ニキータ・ドルグーシン。哀れなニーナを演じるのは来日も多数のプリマ、スミルノワ。まだ20代半ばだった彼女の美しさ格別です。 (Ki)


Medici Arts
20-56794(Bluray)
ラトル&ベルリン・フィル〜2007年ジルヴェスター・コンサート
ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲「展覧会の絵」
 「ホヴァンシチナ」〜前奏曲「モスクワ河の夜明け」
ボロディン:交響曲第2番ロ短調
 「イーゴリ公」〜だったん人の踊り
ショスタコーヴィチ:「黄金時代」〜舞曲
サイモン・ラトル(指)BPO

収録:2007年12月31日/フィルハーモニー、ベルリン(ライヴ)

画面:カラー、16:9、1080iFull-HD
音声:PCM2.0、PCM5.1/Region-All、91mm
晦日の毎年恒例の大イベント、ジルヴェスター・コンサート。話題となった2007年の映像がMEDICIARTSより発売されます。2007年の演目のテーマは「ロシア音楽」。アンコールまで収録され、臨場感溢れる大盛り上がりのステージを体感することができます。ベルリン・フィルの名人芸と華麗なラトルの指揮ぶりは見逃せません。生のコンサートを聴くように、自然で立体的な音場感を愉しむことができる内容となっております。 (Ki)

PICAP
PICAP-910861(1CD)
ジュアキム・セラ(1907-1957):コブラの為の作品集
交響詩「リェイダの刑務所」(2群のコブラとティンパニの為の)
独身者たちの踊り/プチソリュ(コブラの為の詩曲)
バレエ「アルヘメシのムシェランガ」
コブラ・バルセロナ
アントニ・ロス・マルバ(指)

初出:1965年頃
コブラとは本来カタルーニャの民族舞踊「サルダナ」を伴奏する、金管楽器およびテノラ他スペイン独特のリード楽器を主体とするバンドのこと。ジャズのビッグバンドのような演奏をすることもありますが、ここではクラシカルな吹奏楽にきわめて近い扱いを受けています。ジュアキム・セラはカタルーニャの民族舞曲であるサルダナを芸術音楽に高めたことで知られる作曲家。


GRAND SLAM
GS-2051
パレー/フランス管弦楽曲集
ビゼー:「カルメン」組曲[前奏曲/衛兵の交代/アルカラの竜騎兵/間奏曲/アララゴネーズ/闘牛士]
 「アルルの女」組曲第1番[前奏曲/メヌエット/アダージェット/カリヨン]
シャブリエ:気まぐれなブーレ*
ラヴェル:マ・メール・ロワ(全5曲)*
ドビュッシー:イベリア#
ポール・パレー(指)デトロイトSO

録音:1956年11月8日ドテロイト・フォード・オーディトリウム、1957年3月19日デトロイト・フォード・オーディトリウム、1955年12月3日デトロイト・旧オーケストラ・ホール#(全てステレオ)
使用音源Mercury(U.S.A.)MDS5-3、MS5-22*、MBS5-8# (オープンリールテープ/19センチ、2トラック)
■制作者より
 モントゥーの「春の祭典」「火の鳥」(GS-2049)は「驚くほど鮮明」との評価を得ましたが、このディスクはそれと同じく19センチ、2トラックのオープンリールテープを復刻の素材として使用しています。2トラックのテープは高音質でしたが、発売されたカタログ数は少なく、たいへんに希少です。その中からパレー得意のフランス管弦楽曲集を集めました。とにかく聴いてみて下さい、この鮮明度は破格です!(平林直哉)

まずのっけから音の情報量の豊かさにビックリ!デトロイト響の巧さにも改めて驚愕。「カルメン」の“衛兵の交代”におけるトランペットの輝きと巧味、飛沫を上げる弦のピチカートなど実にリアル。早めのテンポで完全イン・テンポながら夢が広がる“間奏曲”は、このテンポだからこそ変な場所で息継ぎをする必要もなく、本来のアーティキュレーションを確保した希少な例。逆に荘重なテンポで強靭な意志が息づく“闘牛士”の存在感も色褪せません。「アルルの女」の“前奏曲”は付点リズムにメリハリが無い演奏が多い中で、この厳格さ緊張感はやはり驚異的。“メヌエット”の全身を揺るがすリズムの弾力も未だ類例なし。シャブリエの柔軟なテンポ操作と色香漂うフレージングも魅力。パレーのラヴェル録音の中でも一際精彩を放つ「マ・メール・ロワ」も、2トラックのオープンリールテープの威力に感服。初めて聴く人が必ず驚く“パゴダの女王レドロネット”でのタムタムの強烈パンチも全く煩くならず、こうでなければという説得力。しかしこのディスクの最高峰は、これらよりもさらに強烈な説得力を誇る「イベリア」。当時のデトロイト響の巧さはシカゴ響などよりも上だったのではと思わせる物凄い音の凝縮力、アンサンブルの強固さ。それを最大に活用したパレーの棒が妖艶で色彩溢れる世界を築きます。2曲目の“夜の薫り”は、よく聴かれる神秘的でけだるい雰囲気とは一線を画し、パレー特有のドライな感触で原色タッチ。それだけに音像のリアリティは破格です。   【湧々堂】

Coviello
COV-61003(1CD)
ニコラウス・フーバー(1939-):白い銅版画(2006)〜オーケストラのための
少し過激に、マッチョなコーダで(1992)〜器楽アンサンブルとテープのための
スフィンクスの調べ(1987)〜室内オーケストラのための
同じことは同じではない(1978)〜スネアドラムのための
ペーター・ルンデル(指)ケルンWDR
ユッカ=ペッカ・サラステ(指)アンサンブル・モデルン、
ライナー・レマー(dr)
1939年生まれのドイツの巨匠作曲家ニコラウス・フーバー。正統派ゲンダイオンガクの書き手で、「白い銅版画」など清く正しい前衛オーケストラ曲が楽しめます。また「同じことは同じでない」はスネアドラム1本だけで15分の続ける猟奇作。アナタの神経はこの責めに耐えられますか? (Ki)
Coviello
COV-60916(1CD)
カローラ・バウクホルト(1959-):ノイズが響き(2003)〜Vn,Vc,Percのための
本能(2007/8)〜声楽アンサンブルのための
ロール(2002)〜3つのVcとテープのための
ひとりでない(1999/2000)〜声楽アンサンブルのための
チェロトリオ
ねじ詩(1989/90)〜声と室内楽のための
ワルター・ヌシュバウム(指)
スコラ・ハイデルベルク、
チェロトリオ・ブリュ、
トゥルムヘン・アンサンブル
1959年生まれのドイツの女性作曲家バウクホルト。ノイズ系と声を用いた作品が多く、「ひとりでない」などはドイツ語の会話みたいなものが延々と続きます。前衛演劇風なのが興味深い限りです。 (Ki)

Glossa Cabinet
GCD-C80601(1CD)
モーツァルト:セレナード第11番変ホ長調K.375
「魔笛」ハルモニームジーク(木管六重奏)〜序曲と13のアリア
ナハトムジーク〔エリック・ホープリッチ(バセット・ホルン&クラリネット&ディレクター)、アルフ・ヘルベルク(バセット・ホルン&Cl)、ダニー・ボンド(Fg)、ドンナ・アグレル(Fg)、クロード・モーリー(ナチュラルHrn)、トゥーニス・ファン・デア・ズヴァールト(ナチュラルHrn)〕

録音:1996年2月、 レンスヴァウデ改革派教会(オランダ)
ナハトムジークは、主宰のクラリネット奏者エリック・ホープリッチ、ナ チュラル・ホルンの天才トゥーニス・ファン・デア・ズヴァールトや、ファ ゴットのダニー・ボンド、ドンナ・アグレルといった18世紀オーケストラ の名手たちが名を連ねるピリオド楽器によるスーパー木管アンサンブル。 時のオーストリア皇帝ヨーゼフ2 世も自分のアンサンブルを持つなど、モー ツァルトが活躍した時代のウィーンで流行したハルモニームジーク(管楽合 奏)。 モーツァルト最後のオペラ「魔笛」のハルモニームジーク版と、現在演奏さ れている八重奏版ではなくオーボエを含まない珍しい六重奏版の「セレナー ド第11 番」は、名盤「グラン・パルティータ」(GCD C80605)に比肩する ナハトムジークの代表的名演である。 古楽管楽器の世界的名手たちが演奏する" ハルモニームジーク版" モーツァ ルトが18 世紀ウィーンの" 音楽" を現在に届けてくれます。
Monopole
BOR-009(1CDR)
サティ:付随音楽「ソクラテス」
ラヴェル:ボレロ*、ラ・ヴァルス*
ヴィオレット・ジューノー、
ジャニーヌ・リンデンフェルダー
シモーネ・ペボード、アン・マリー・カーペンター
ルネ・レイボヴィッツ(指)パリPO
パリ・コンセール・サンフォニーク協会O*

CALLIOPE
CAL-9396(1CD)
プーランク:ぞうのババール(朗読:ジャン・ドゥ・ブリュンホフ)
クロード・ボリング:激しく吹き荒れる風(テキスト&歌:ロジャー・ランディ)
パスカル・ル・ゲルン(指)ピカルディーO

録音:2009年7月
ぞうのババールの愛らしいジャケットでお届けする、ぞうのババールの物語。語りはフランス語ですが、フランス語初学者の方へのプレゼントとしても喜ばれそうな1枚です。 (Ki)

MSR
MS-1312(1CD)
古典・折衷的、地球物理学とバッハ
(全曲レイトゥッシュによるオーケストレーション)
バッハ:前奏曲とフーガ ハ短調BWV.546*
ハンプソン・シスラー(b.1932):ビッグ・バン
シスラー:温暖気流が上昇する
バッハ:シャコンヌ#
アルカディ・レイトゥッシュ(指)
ウクライナ国立SO
ヴァレリー・ミハイルク(Org)

録音:2006年3月*、2009年5月、2009年9月#、キエフ,ウクライナ
バッハとシスラーの作品をロシアの中堅指揮者レイトゥッシュがオーケストレーションした作品集。レイトゥッシュは現在ウクライナ国立響の首席客演指揮者、ニュージャージー響の指揮者を務めています。シスラーはアメリカの作曲家でオルガニスト、合唱指揮者でこれまでに100曲以上の作品を発表している。ここに収められた作品は、バッハの荘厳さとハリウッド映画音楽の派手さを併せ持った大作で、ブルックナーからホルスト、ジェリー・ゴールドスミスまで様々な作曲家の要素が聴き取れて面白いところ。
MSR
MS-1348(1CD)
バトル・クリークのための音楽
ショスタコーヴィチ:交響曲第10番〜第2楽章(A.ダンカン編)
クリフォード・ブラウン:ジョイ・スプリング
トゥリン:ダイアナへの賛歌
ビル・コンティ:ロッキーのテーマ
オッフェンバック:ホフマンの舟歌*
シャブリエ:スペイン*
W.C.ハーディ:セントルイス・ブルース#
フィリップ・スパーク:バトル・クリークのための音楽**
ワーグナー:エルザの大聖堂への入場*
バトル・クリーク・ブラス・バンド(指)
マーク・グールド
コンスタンティン・キツォプーロス*
リチャード・エヴァンス#、サラ・イオアニデス**

ツアー及びケロッグ・オーディトリウム(バトル・クリーク)でのライヴ
吹奏楽ファン、とりわけ金管バンド好きにはたまらないアルバム。ショスタコーヴィチの狂気に満ちた第10交響曲の第2楽章を金管バンドでやってしまうこと自体が狂気!その超絶技巧アンサンブルには舌を巻きます。そのほか、ロッキーのテーマなどポップス調の音楽では乗りのよさで会場も大盛り上がり。この世界では極めつけの名曲、スパークのバトル・クリークのための音楽も目の覚めるようなきらめく音色を聴かせます。

BMS
BMS-422CD(1CDR)
【未案内旧譜】
栄光の60年
サリヴァン:ジュビリー賛歌
ハラ:3人の漁師は航海へ
マッケンジー:ドルミ・イェズ
ベネット:3つのロマンスOp.14より
ピアサル:4声の合唱
アームズ:5声のマドリガル
ハットン:アテネへ
バルフェ:歌劇「ロシェルの包囲」〜第2幕
ゴス:もし我々がイエスが死んだと思っているならば
リチャーズ:牧歌/アルバート:カンツォネッタ
マクファーレン:パック、クラウズ、アウェイ
キャロル:スター、ネイチャー
マクファーレン:アミティエ
バルフェ:サンズ・オヴ・デー
ホワイト:メアリーへ
ビショップ:ホーム!スイート・ホーム!
マーティン:短い祝典の為のテ・デウム イ長調
ロバート・ウィリアムス(指)
イアン・ワス(Org)、
ミッドランズ・コラール、ジョン・タルボット(P)、
ケイティ・モレル(S)、フィリダ・バニスター(A)、
キャンベル・ラッセル(T)、
フィオナ・マーフィー(Vc)、
ウィルフレッド・ゴッダード(Cl)

録音:1997年11月15日のライヴ
ヴィクトリア女王(1819−1901)の即位60周年記念式典(ダイアモンド・ジュビリー)の100周年を記念して行われたコンサートのライヴ録音。英国音楽協会(BMS)が主催したコンサートは、19世紀のイギリス音楽でヴィクトリア女王在位当時の式典音楽の再現を試みた内容となっています。
※BMSはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

GRAND SLAM
GS-2049(1CD)
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」
組曲「火の鳥」*
ピエール・モントゥー(指)パリ音楽院O

録音:1956年11月2日-11日サル・ワグラム、1956年10月29日-11月10日サル・ワグラム*

使用音源:RCA (U.S.A.)  ECS 67、 BCS 88* ( 以上、19 センチ2トラック・オープンリールテープ)
【ステレオ(セッション)】
■制作者より
これらの音源はアメリカRCAとイギリス・デッカが業務提携していた時代の録音で、現在はデッカ原盤として広く知られているものです。復刻に使用したのは2トラックのオープンリールテープです。家庭用のオープンリールテープは毎秒19センチの速度で、トラック数はカセット・テープと同じく4トラックのものが一般的でした。しかし、主に放送局などのプロ・ユースとして19センチ、2トラックのテープも発売されていました。この2トラックは単純に言えば4トラックの倍のテープ幅に信号が記録されているため、音質はいっそうオリジナル・マスターに近いものです。マニア向けゆえにカタログもごく限られており、しかもステレオ初期にのみに少数しか生産されなかったため、今日でもこの2トラックのテープは中古市場でも高額で取引されています。最初期のステレオ録音の貴重なテープから出てくる音は信じがたいほど鮮明で瑞々しいものです。
■解説書の内容 
木幡一誠氏による翻訳・解説は貴重な資料です。まず、モントゥーは「春の祭典」の初演を行った指揮者としてはあまりにも有名ですが、そのモントゥーは、実はこの「春の祭典」を好きではなかったとの証言を紹介しています。また、組曲「火の鳥」は従来から「1919年版」と表記されていますが、実際はモントゥーが独自に改変したもので、その点についても詳述しています。■おことわり 復刻に使用したテープは発売から半世紀以上も経過しているため、音揺れやドロップ・アウトなどが含まれます。ご了承下さい。(以上、平林 直哉)
2L
2L-068SABD(1SACD)
トロンハイム・ソロイスツ/in folk style〜民謡の調子で〜
グリーグ:組曲「ホルベアの時代から」、
2 つのノルウェーの旋律 作品63、
民謡の調子で、牛寄せの歌と農夫の踊り
エミリア・アムペル( ヨハンネス・レオナルド・ルステン編):ニッケルハルパと弦楽オーケストラのための民謡組曲「短縮」
イェルムン・ラーシェン:フィドルと弦楽オーケストラのための民謡組曲「卒業証書」
エミリア・アムペル ( ニッケルハルパ) 
イェルムン・ラーシェン ( フィドル) 
トロンハイム・ソロイスツ
ゲイル・インゲ・ロツベルグ(Vn、コンサートマスター) 
オイヴィン・ギムセ (Vc、音楽監督)

録音:2009 年9 月12-15 日 セルビュ教会 ( セルビュ、ノルウェー)
制作・録音:モッテン・リンドベルグ

※Blu-ray(audio track only)付き
トロンハイム・ソロイスツは、1988 年、トロンハイム音楽院で弦楽器を学ぶ学生たちにコンサート経験の場を与えるためビャルネ・フィスクムが 創設したアンサンブル。現在は世界各国で経験を重ねノルウェーを代表する室内オーケストラのひとつに挙げられるまでになりました。ノルウェーの スペルマン賞の最優秀クラシカルCD を受賞した、マリアンネ・トゥーシェンがソロを弾くモーツァルトのヴァイオリン協奏曲集(2L38SACD) と、 2009 年アメリカ・グラミー賞の最優秀小アンサンブル演奏部門にノミネートされた、世界初の Blu-ray オーディオディスク「ディヴェルティメンティ」 (2L50SABD) につづく2L レーベル第3 作は「in folk style 〜民謡の調子で〜」。ヨーロッパの伝統とノルウェーの響きを融合させた「ホルベアの時 代から」と、グリーグが愛したノルウェーの音のパレット「2 つのノルウェーの旋律」。創設以来レパートリーとしてきた2 曲に、フォークミュージシャン ふたりの作品を加えたプログラムは、「会うたびに友情の深まる」という彼らが長年温めてきた企画です。 スウェーデンの民俗楽器、ノルウェーでも演奏されたニッケルハルパと弦楽オーケストラのための「短縮」は、スウェーデンのニッケルハルパ奏者エミリ ア・アムペル(1981-) が作曲し、トロンハイム交響楽団のコンサートマスターを務めるヨハンネス・レオナルド・ルステン(1984-) が、自身も参加する トロンハイム・ソロイスツのために編曲した5 曲からなる民謡組曲です。「卒業証書」はフィドル奏者イェルムン・ラーシェン( 1981-) の作品。「トラッド」、 トロンハイムに近い半島の名をとった「アーベルヴァール」、ソロイスツのメンバーが行きつけのパブにちなむ「クラムビュポルカ」の3 曲の組曲から成 ります。 トロンハイム・ソロイスツの心のよりどころでもある音楽の愉しみ、音楽の情熱、“民謡の調子” に欠かせない要素、野性の自然と北欧の光を表現した アルバムです。 アルバムの録音セッションは、トロンハイムに近いセルビュにある12 世紀に建てられた教会で行われました。音楽監督オイヴィン・ギムセ(1968-) が 信頼を置くモッテン・リンドベルグが制作とエンジニアリングを担当、コンサートマスターのゲイル・インゲ・ロツベルグ(1969-) とオイヴィン・ギムセ も編集作業に参加しました。音楽の生まれる現場にいる感覚にしてくれる名録音です。
■Pure Audio Blu-ray《 mShuttle》
このPure Audio Blu-ray は、mShuttle 機能を備えています。mShuttleは、リスナーがBDプレーヤーの近くにいなくても、簡単に音楽を楽しむことができるのシステムです。リスナーがどこにいようとも、mShuttle は自宅のオーディオシステムでスタジオ品質FLAC を聴くこともできるし、車や台所ではCD品質、またはMP3で楽しむこともできる、自由自在のテクノロジーです。
【方法】
1. BDプレーヤーがコンピュータネットワークに接続していることを確認してください。
2. Pure AudioブルーレイディスクをBDプレーヤーに挿入。ディスクを読み取ったのを確認して mShuttle のスイッチをオンにする。
3. PC のインターネットブラウザーを開けて、BDプレーヤーのIP アドレスを入力。このアドレスをあなたの  BDプレーヤーのセットアップメニューから探してください。
4. オーディオファイルとブックレットを選択して、BD をPCへダウンロードしてください。 (Ki)

Blau
BLAUCD-554(1CD)
弦楽合奏の為の音楽
コレッリ:合奏協奏曲 Op.6 -8
グリーグ:組曲「ホルベアの時代から」Op.40
ブリテン:シンプル・シンフォニー Op.4
ジュゼプ・プルエンス(1956-):フェラニチへのオマージュ
プッチーニ:菊
ピアソラ:リベルタンゴ
ジュアナ・グアル、
ドミトリー・ストルチコフ(指)
アルマ・ストリングス

録音:2008年3月、マヨルカ島ペゲラ、アウディトリ
AYVA MUSICA
AYVA-027(1CD)
【未案内旧譜】
バルセロナ・ギター・オーケストラ
アルベニス:ソナタ ニ長調
ボッケリーニ:序奏とファンダンゴ**
アルベニス:スペイン組曲〜アストゥリアス,セビリャ
アルミン・カウフマン:ブルレッタ+/ミトカ・ドラゴミルナ+
クライディオ・マンドニコ(1957-):前奏曲とフーガ
ヴィラ=ロボス:前奏曲第1番*
 ブラジル風バッハ第5番〜アリア*
セルジ・ビセンテ:サパテアド**
ピアソラ:アディオス・ノニーノ#/天使の死#
イニャキ・エチェパレ(Vc)*
ホセ・ロスタロ(バンドゥリア)+
ペドロ・ブルサコ(Vn)#*
エンリケ・テリェリア(バンドネオン)#*
ノエミ・ラモス、マグダ・レケナ(カスタネット*)*
バルセロナ・ギター・オーケストラ
セルジ・ビセンテ(編曲、指揮)

録音:2001年1月、バルセロナ、アルベルト・ムラレダ・スタジオ
バルセロナ・ギター・オーケストラは1989年、ギタリストのセルジ・ビセンテによって創設されたギター合奏団。メンバーはバルセロナのリセウ高等音楽院の教員、卒業生、現役学生。
SWEDISH SOCIETY
SCD-1143(1CD)
リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」 パウル・マギ(指)ウプサラ室内O

録音:2006年4月6日、ウプサラ大学大講堂、ライヴ
SWEDISH SOCIETY
SCD-1144(1CD)
ステーンハンマル(1871-1927):管弦楽の為のセレナードOp.3 パウル・マギ(指)ウプサラ室内O

録音:2006年1月12日、ウプサラ大学大講堂、ライヴ

URANIA
URN-22419(1CD)
グィド・カンテッリ〜アメリカ音楽
コープランド:エル・サロン・メヒコ
ピストン:トッカータ
クレストン:舞踊序曲、2つの合唱の踊り
バーバー:アダージョ、序曲「悪口学校」
グィド・カンテッリ(指)NYO、NBC響

録音:1952/1956年

DACAPO
MAR-6.220584
(1SACD)
リーサゲル(1897-1974):管弦楽作品集
愚者の楽園Op.33管弦楽のための組曲I
愚者の楽園Op.33管弦楽のための組曲U
郵便馬車の12人Op.37
トランペットと弦楽のためのコンチェルティーノOp.29
童話劇のための音楽「ダドゥーセ」Op.32
ホーカン・ハーデンベルガー(Tp)
トマス・ダウスゴー(指)ヘルシングボリSO
既発盤8.224082のSACD仕様。リーサゲル(リサエル)は、1897年にエストニアの一都市で生まれましたが、3歳の時に家族とともにデンマークへ戻ってきました。最初、音楽理論や作曲、そして政治学をコペンハーゲンで学び、1920年代からはフランスへ渡り、ルーセルに師事、「六人組」と接触し、ストラヴィンスキーの音楽から激しい影響を受けました。その後ライプツィヒでも学び、様々な音楽的変遷を経て、最終的にはデンマーク音楽に新古典主義のスタイルを持ちこんだのです。ここに収録された音楽はどれも、バロックの時代に準拠した形式のとてもわかりやすいもので、その色彩感の豊かさと、賑やかさが特徴です。彼の代表作である「愚者の楽園」はストラヴィンスキー風、「郵便馬車の12人」はチャイコフスキー風、「コンチェルティーノ」はバロック風、そして「北京の結婚式」の副題を持つ「ダドゥーセ」は中国風。そんな楽しい音楽が詰まっています。

IDIS
IDIS-6592(1CD)
若き日のカラヤンの名演集
ベルリオーズ:序曲「ローマの謝肉祭」
リスト:交響詩「前奏曲」
J.シュトラウス:美しく青きドナウ*
チャイコフスキー:幻想序曲「ロメオとジュリエット」*
ドビュッシー:交響詩「海」
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
フィルハーモニアO、VPO*

録音:1946年*、1958年
英COLUMBIA(=EMI)録音。若き日のカラヤンの若々しく颯爽とした演奏には、後の帝王カラヤンとはまた違った魅力があります。ウィーン・フィルを指揮した録音は、第二次世界大戦直後に演奏活動を停止されていた時期のもの。 (Ki)
IDIS
IDIS-6593(1CD)
シェルヘン/ウェーバー&リスト
ウェーバー:「オベロン」序曲
 「アブ・ハッサン」序曲
 「ペーター・シュモル」序曲
 「オイリアンテ」序曲
 「プレチオーザ」序曲/祝典序曲
リスト:交響詩「マゼッパ」*、交響詩「前奏曲」*
ヘルマン・シェルヘン(指)
パリ・オペラ座O、ウィーンSO*

録音:1957年、,1959年*
鬼才シェルヘンの指揮するウェーバーの序曲集。元々なぜか有名な「魔弾の射手」序曲がありません。なにせシェルヘンですし、オーケストラがパリ・オペラ座のものなので、かなり風変わりなウェーバーですが、そこが逆に魅力になっています。リストも名演。 (Ki)

URANIA
URN-22416(2CD)
グローフェ:組曲「グランド・キャニオン」
コダーイ:組曲「ハーリ・ヤーノシュ」
シベリウス:交響詩「ポヒョラの娘」、
 トゥオネラの白鳥
プロコフィエフ:交響曲第1番「古典」
ストラヴィンスキー:ペトルーシュカより第1場、第4場
R.シュトラウス:交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯」、
 歌劇「サロメ」より「7つのヴェールの踊り」
ラヴェル:ダフニスとクロエ第2組曲
アルトゥーロ・トスカニーニ(指)NBC響

録音:1940/1951年

NUMERICA
NUM-1186(1CD)
ポヴォア・デ・ヴァルジン国際音楽祭
ウゴ・リベイロ(1983-):回想(管弦楽の為の;2007)*
ゴンサロ・ガト(1979-):派生(ピアノの為の;2008)+
ファティマ・フォンテ(1983-):文明(ソプラノと室内アンサンブルの為の;2007)(#/**)
アナ・セアラ(1985-):詩、伝言(室内アンサンブルの為の;2008)**
アナ・セアラ:凍える夜の漆黒の空(管弦楽の為の;2008)*
アントニオ・ピニョ・ヴァルガス(1951-):弦楽四重奏曲第2番「地底の運動」++
オスヴァルド・フェレイラ(指)ポヴォア・デ・ヴァルジンSO*
エルザ・マルケス・シルヴァ(P)+
ラケル・カマリニャ(S)#*
カメラーラ・センツァ・ミズラ**
ヴェラジンSQ++
露OLYMPIA
MKM-238(1CD)
R・シュトラウス:交響詩「ドン・キホーテ」Op.35*
ミャスコフスキー:チェロ協奏曲ハ短調 Op.66+
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)BPO*
マルコム・サージェント(指)フィルハーモニアO+

録音:1975年*/1956年、モノラル+ ADD 
※原盤:EMI

FOK
FOK-0001-2(1CD)
スメタナ:連作交響詩「わが祖国」 トマーシュ・ネトピル(指)プラハSO

録音:2008年10月28日スメタナ・ホール・ライヴ
チャールズ・マッケラスとベルリン・フィルで予定されていた公演がマッケラスの急逝により実現できなくなった際、代役で登場して絶賛を博したのがこのネトピル。とにかく音楽作りの素直で瑞々しいこと!「高い城」では、まず冒頭のハープの美しさにうっとり。じんわりとホールの隅々にまでメロウな響きが行き渡っていく様が手に取りうように分かります。「モルダウ」中間部の透明なテクスチュアの美しさも必聴。「シャルカ」のコーダの追い込み、思い切りが良く痛快。終曲「ブラニーク」でも大上段に構えず丁寧に表情を形成しながらも、コーダは猛烈な速さ疾走。そこには強引さはなく、オケを牽引する能力の高さを痛感させられます。  【湧々堂】

フォンテック
FOCD-9465(1CD)
税込定価
2010年5月21日発売
R・シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」
ゴルトシュミット:交響的シャコンヌ
飯守泰次郎(指)東京シティPO
戸澤哲夫(Vnソロ)

録音:2009年12月9日 東京オペラシティコンサートホール ライヴ
前作「マーラー交響曲第9番 」(FOCD9449/50)--- 飯守/東京シティ・フィル頂点を築く名演には、圧倒的な賞賛が寄せられました。意欲的な選曲で知られる両者のプログラミングですが、さらに歩を進め、本CDには激動の時代を生きた二人の作曲家の作品を収録しています帝国音楽院総裁として権勢をふるいながら、第二次大戦後は失意の日々を過ごしたR.シュトラウス、<退廃音楽>の烙印を押され、イギリスに亡命せざるをえなかったゴルトシュミット。 共に第三帝国に翻弄されながら、対照的な人生を歩んだふたり。飯守は避けがたく音楽にも影響を及ぼした激動の時代に思いを馳せ、熱い共感をもって<パラダイム転換>の音楽をひもときます。(フォンテック)
フォンテック
FOCD-9461(1CD)
税込定価
2010年5月21日発売
宮川彬良:生業(ナリワイ)【世界初演】
宮川彬良:吹奏楽のためのソナタ「ブラック・ジャック」
バーンスタイン(P.ラヴェンダー編):「ウエスト・サイド物語」〜シンフォニック・ダンス
ウィリアム・C. ハンディ(ジェリー・グレイ編/ペリー・バーゲット補作):セントルイス・ブルース・マーチ
宮川彬良:マツケンサンバU
宮川彬良:YARAMAIKA行進曲
宮川彬良(指)大阪市音楽団

録音:2009年11月13日 ザ・シンフォニーホール ライヴ
「クインテット」や「どれみふぁワンダーランド」などテレビでお馴染みの宮川彬良。その音楽的興味はあらゆるジャンルに及びます。大阪市音との出会いは1997年の「なみはや国体」のためにマーチを作曲したことから始まります。初演となる「生業」を含む自作曲に、バーンスタインのシンフォニック・ダンスなどの名曲を交えた構成です。いずれも躍動感が感じられる演奏で、宮川の感性と市音の高い技術が垣間見られ、そして何より遊び心が溢れています。一世を風靡したマツケンサンバUの吹奏楽自作自演版にも注目ください。(フォンテック)

TUXEDO
TUXCD-1213(1CD)
シューベルト:付随音楽「ロザムンデ」D.797(全曲) ペーター・マーク(指)
フィルハーモニア・フンガリカ、
オクサナ・ソヴィアク(S)、
フィルハーモニア・ヴォーカル・アンサンブル

録音:1970年,ADD(ステレオ)
VOX音源で何度かCDされたこともある名盤です。マークはVOXレーベルへ交響曲全集や序曲集を録音するなど、シューベルトを得意としておりました。この「ロザムンデ」も力強い金管の出だし、叙情的な弦楽パート、起伏に満ちたこの作品をマークは情感たっぷりに歌い上げます。ヴァイオリンのメロディをまるでオペラ・アリアのように歌わせ、オーケストラの響きは大きな河のように悠々と流れます。速い部分はARTSレーベルのモーツァルトを思わせる軽やかさです。今は絶滅したが、ある時代には確かに存在した真の教養人による、音楽への愛にあふれた名盤です。

2L
2L-67SABD
(1SACD+Bluray)
オーレ・ブル(1810-1880):ヴァイオリンと管弦楽のための作品集
セーテルの娘の日曜日(ヨハン・スヴェンセン編)
ヴァイオリン協奏曲イ長調(ニコライ・リセ、オラヴ・アントン・トメセン、ヴォルフガング・プラッゲ編)
ヴァイオリン協奏曲ホ短調「幻想協奏曲」夜-夜明け-昼
孤独の時に「メランコリー」(ヨハン・ハルヴォシェン、ヴォルフガング・プラッゲ編)
幻想曲「サン・フアンのベルベナ」
セーテル訪問
アンナル・フォレソー(Vn) 
オーレ・クリスチャン・ルード(指)
ノルウェー放送O


録音:2009年6月 ヤール教会(ベールム、ノルウェー)
[制作:ヴォルフガング・プラッゲ、録音:モッテン・リンドベルグ、ハンス・ペーテル・ロランジュ]
DXD(24/352.8kHz)録音
Blu-ray:5.1surround
DTSHDMA(24bit/192kHz),
7.1surroundDTSHDMA
(24bit/96kHz),
2.0stereoLPCM(24bit/192kHz)
ノルウェー最初の国際的に名を知られた偉大な音楽家オーレ・ブル。2010年は生誕200年を迎え本国ノルウェーでは様々なイベントが開催されています。オーレ・ブルはヴィルトゥオーゾ・スタイルのヴァイオリン、即興の技術、そしてカリスマ性をもったステージ姿に世界がひれ伏し「パガニーニの再来」とも言われていました。ヨーロッパ大陸からアメリカへと活動の場をひろげ、その活躍ぶりは、グリーグ、スヴェンセン、イプセンら、世界に出て行く芸術家たちのモデルにもなりました。作品にノルウェー音楽的要素を取り入れ、ノルウェー音楽の発展に尽力したノルウェーの大スター、このオーレ・ブルの作品集は、2曲のヴァイオリン協奏曲がメインプログラムです。1834年に作曲されたヴァイオリン協奏曲イ長調は、演奏の秘密が公になることを心配したブルがソロパートを譜面にしなかったと推測され、この録音には、現存する3種類の楽譜【リーソーエン島のオーレ・ブル博物館にある手稿譜、同じく博物館所蔵のヨハン・ヘンヌムが改訂の手を加えたとされる不完全な手稿譜、ベルゲン郊外、ヴァレストランのブルの家に保存されるブル自身による改訂版】を基にニコライ・リセが作曲家のオラヴ・アントン・トメセンとヴォルフガング・プラッゲの協力で作成した演奏譜が使われました。アンナル・フォレソーは、オスロのバラット=ドゥーエ音楽学校でスーンミ・チョンとスティーヴン・バラット=ドゥーエにヴァイオリンを教わったのち、ブルーミントンのインディアナ大学に留学。マウリシオ・フックスにヴァイオリン、スタンリー・リッチーにバロックヴァイオリン、メナーエム・プレスラーとジェルジ・シェベクに室内楽を学びました1998年にはサルツブルクの国際サマーアカデミーに参加し、バルトークの無伴奏ヴァイオリンソナタを弾いてヴァイオリン賞を獲得しました。作曲者の心のうちにあるロマンティシズムをヴィルトゥオジティとバランスよく紡いでいます。オーレ・クリスチャン・ルード指揮のノルウェー放送管弦楽団が参加した録音セッションは、オスロに近い町、ベールムにある煉瓦と木で造られたヤール教会で行われました。"2Lクオリティ"のすばらしい録音です。 (Ki)

DACAPO
MAR-8.226100(1CD)
ノアゴー:ALight Hour
パーカッション・アンサンブルの為の「ALight Hour」
ゲルト・モーテンセン(指)
ペルクラマ・パーカッション・アンサンブル

録音:2009年2月デンマーク王立音楽学校
ノアゴーの「ALightHour」はとにかく刺激的な音で満たされています。ほぼ1時間に渡る曲は4つの部分に分かれ、タイトル通りに明るい音から始まり、少しずつテンションを高め、騒々しい雰囲気で終わります。本来は1986年に即興演奏として成立した作品ですが、2008年にノアゴーが手を加え新しいヴァージョンとしたものです。最低でも10人の演奏家が必要とされていますが、ここでは15カ国から20名以上が参加し、各々が幾つもの楽器を奏で、この多彩な音の絵を仕上げています。おぼろげなメロディ、浮遊感、心地よい響き、それらが混然一体となって、すばらしい世界を構築しています。単なるBGMにしてしまうのはもったいない作品です。

NORTHERN FLOWERS
NF/PM-A9980(1CD)
戦時の音楽1941-1945 Vol.10
プロコフィエフ:《セミョーン・コトコ》組曲 Op.81bis
ワルツ組曲Op.110
アレクサンドル・ティトフ(指)
サンクト・ペテルブルクSO

録音:2009年9月、DDD
この《セミョーン・コトコ》組曲は同名の歌劇からの演奏会用交響組曲。話は1918年ウクライナ内戦中、前線から村へ戻った若者セミョーン・コトコが恋人のソフィアと結婚式を挙げようとしているところへドイツ兵が侵入し、一家を捕らえるが、セミョーンは既に逃れてパルチザンとなり、やがてソフィアが父親によって地主に嫁がせられようとしていることを知ったセミョーンは、教会を焼き打ちしてソフィアを助け出すが、セミョーンは敵に捕らえられ、死刑執行の寸前に同志たちに救われる、という内容です。ハリウッド映画を彷彿とさせる甘い導入からやがてドイツ軍の魔の手が忍び寄り戦火の嵐となるが、仲間の助けもあって、やがて勝利へと導かれる、という物語自体は絵に描いたような社会主義リアリズムですが、プロコフィエフの音楽の天才性はストーリー以上の域に達しています。冒頭の甘く半音階的な音楽は後期ロマン派の香りがし、戦闘シーンは「アレクサンドル・ネフスキー」を思わせて、ぞくぞくします。ワルツ組曲は過去の作品から作曲者自身が新たに編曲構成したもので、2、4、6曲は「シンデレラ」、1、5曲は「戦争と平和」、3曲は映画音楽「レールモントフ」から取られており、いわばプロコ版「優雅で感傷的なワルツ」。その華麗で退廃的な雰囲気にソビエト当局が演奏禁止にしなかったのが不思議な位、美しい組曲です。
NORTHERN FLOWERS
NF/PM-A9981(1CD)
戦時の音楽1941-1945 Vol.11
ユーリ・ウラディミロヴィチ・コチュロフ(1907-1951):マクベス交響曲
スヴォロフ序曲/荘厳な行進曲
英雄的アリア*
アレクサンドル・ティトフ(指)
サンクト・ペテルブルクSO
オレシャ・ペトロワ(Ms)*

録音:2009年9月、DDD
コチュロフはオペラ座専属の俳優の家に生まれ、レニングラード音楽院でシチェルバチョフやシテインベルグに作曲を学びました。彼の作風は当時のソビエトにあっては非常に西ヨーロッパ的で、30分近くかかる大作《マクベス》交響曲は驚くほどリヒャルト・シュトラウスの諸・交響詩(特に英雄の生涯など)を思わせます、また時にブルックナーも耳元をかすめます。戦時中に敵国の作曲家(しかもシュトラウスとは)の影響をもろに受けているのはいかがなものか?当局に批判されなかったのは戦時中の幸い(?)でしょう。とは云え、スネア・ドラムの”たかたん!”にショスタコを感じ、ぐわんぐわんと鳴る銅鑼にはやはり作曲者のロシアの血を感じずにはいられません。大カタストロフの後の虚脱状態における弦楽パートの恍惚とした響きは後期ロマン派特有の官能的なカタルシスがあふれています。

Aeolus
AE-10037(1SACD)
モルター:管弦楽作品集
序曲ハ長調/トランペット協奏曲ニ長調
ソナタ・グロッサ ト短調
ヴァイオリン協奏曲ヘ長調
シンフォニア イ長調/協奏曲ヘ長調
マルティン・ヨップ(Vn)、
ハンス=マルティン・ルクス(Tp)、
フランクフルト・マイン・バロックO
マンハイム楽派、イタリアやフランスの様式を取り入れたモルターの音楽は、カール・ヴィルヘルム辺境伯や孫のカール・フリードリヒ辺境伯に認められ、今日では特に「トランペット協奏曲」の作曲家として知られています。ファッシュ(AE-10017)やヘルテル(AE-10027)のシンフォニア&協奏曲集が好評を得たフランクフルト・マイン・バロックオーケストラのフレッシュな演奏が、モルターの音楽を歴史の中から呼び覚ましてくれます。
Ages
AGES-509001-2(1CD)
ビゼー:劇付随音楽「アルルの女」組曲第1番
 劇付随音楽「アルルの女」組曲第2番
チャイコフスキー:幻想曲「ロミオとジュリエット」
 バレエ「くるみ割り人形」組曲Op.71a
イーゴリ・マルケヴィチ(指)モンテカルロ国立歌劇O

録音:1969年、モンテカルロ(モナコ)、サル・ガルニエ
旧コンサートホール音源をCD化しているイタリアのレーベル。2007年以降新譜の発売がなく、今回ご案内の商品もメーカー在庫の完売を以って廃盤となる可能性が高いのでご注意ください。
Ages
AGES-509009-2(1CD)
バルトーク:舞踊組曲 Sz.77
ピアノ協奏曲第3番 Sz.119*
パントマイム「中国の不思議な役人」組曲
クロード・エルフェ(ピアノ)*
ブルーノ・マデルナ(指)モンテカルロ国立歌劇O

録音:1969年11月、モンテカルロ(モナコ)、サル・ガルニエ
旧コンサートホール音源をCD化しているイタリアのレーベル。2007年以降新譜の発売がなく、今回ご案内の商品もメーカー在庫の完売を以って廃盤となる可能性が高いのでご注意ください。
Ondine
ODE-1150(2CD)
チャイコフスキー:幻想的序曲「ロメオとジュリエット」**
弦楽セレナード*
幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」**
ヴィクトル・エヴァルド(1860-1935):金管五重奏曲第1番変ロ短調Op.5#
金管五重奏曲第3番変ニ長調Op.7#
クリストフ・エッシェンバッハ(指)
フィラデルフィアO
フィラデルフィア管弦楽団員(エヴァルド)【デイヴィッド・ビルガー(Tp)、ジェフリー・カーナウ(Tp)、ジェニファー・モントーン(Hrn)、ニッツァン・ハロズ(Tb)、キャロル・ジャンチュ(Tub)】
録音:2007年11月*、2008年1月**(ライヴ)、2009年6月#
エッシェンバッハ&フィラデルフィア管のシリーズ第9弾。2003年から2008年までフィラデルフィア管弦楽団の音楽監督を務めたエッシェンバッハ。最新盤はチャイコフスキーの管弦楽作品と金管奏者にはお馴染エヴァルドの金管五重奏曲を収録。伝説的な演奏を作り上げたエッシェンバッハ&フィラデルフィア管のチャイコフスキー交響曲第4、5&6番に続く熱演を披露しています。シェイクスピアの傑作「ロメオとジュリエット」。チャイコフスキーは1869年の第1稿から約10年かけて練り上げ、現在は1880年の最終稿が演奏される事がほとんど。世界中の誰もが知っている恋愛悲劇を音楽で細かく描写しています。チャイコフスキー特有のロマンティックな旋律を、エッシェンバッハお得意の濃密かつ濃厚な表現で描き出しています。後半のクライマックスシーンのロメオとジュリエットのテーマでは、一層劇的に盛り上がり鮮烈な印象を残します。「弦楽のためのセレナード」はオーケストラの実力が表れる緊密なアンサンブルを聴かせてくれます。「フランチェスカ・ダ・リミニ」はダンテの「神曲」に出てくるフランチェスカ姫の劇的な悲恋の物語。エッシェンバッハのグロテスクでドラマティックな音作りに注目です。ロシアの作曲家、ヴィクトル・ウラジミロヴィチ・エヴァルド(エーヴァリト)は一般にはほとんど知られていないものの、金管楽器奏者の間ではビッグネーム。サンクトペテルブルク生まれ。音楽院で学んだ後、土木工学の教授を務めながら、当時ロシアで名を馳せたベリアエフ四重奏団のチェリストとして活躍しました。4曲の金管五重奏曲は、1888年から1912年にかけて作曲。それまでは生前に出版された変ロ長調(作品5)1曲だと思われていたのが、1960年代になって4曲あることがわかり、金管五重奏の標準レパートリーとして広く演奏されるようになりました。フィラデルフィアのメンバーによるクインテットはちっとも力まないのにパワフル。柔らかく、美しい自然なアンサンブル。ヴェリゾン・ホールで録音されたこの演奏で聴くと、エヴァルトの作品が、味わいのある素敵な音楽に一変します。全4曲を演奏したストックホルム・チェンバーブラスの録音(BIS613)ととともに、この曲集の代表的録音に挙げられるでしょう。 (Ki)

STUDIO FROHLA
B-2933(DVD)
サントリーホールニューイヤーコンサート2009
ホイベルガー:『オペラ舞踏会』序曲
レハール:『ジュディッタ』〜「私の唇は熱いキスをする」♪
J・シュトラウス:エジプト行進曲
J・シュトラウス:『ジプシー男爵』〜「誰が私たちに結婚式を挙げさせたのか」*
クライスラー:愛の喜び
ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ『神秘な魅力』
オッフェンバック:『天国と地獄』序曲
J・シュトラウス:『こうもり』〜チャールダーシュ*
J.シュトラウスT:幻想曲「エルンストの思い出、またはヴェネツィアのカーニヴァル」
レハール:『微笑みの国』〜「私の心のすえてはきみのもの」*
J・シュトラウス:新ピッツィカート・ポルカ
レハール:『メリー・ウィドウ』〜愛のワルツ「ときめく心に唇は黙し」*
J・シュトラウス:ワルツ『美しく青きドナウ』
J.シュトラウスT:ラデツキー行進曲
ルドルフ・ビーブル(指)
ウィーン・フォルクスオーパーSO
ナターリャ・ウシャコーワ(S)*
メルツァード・モンタゼーリ(T)*

収録:2009年1月1日東京サントリーホール・ライヴ
STUDIO FROHLA
AT-V45(1CD)
サントリーホールニューイヤーコンサート2009
ホイベルガー:『オペラ舞踏会』序曲
J・シュトラウス:エジプト行進曲
J・シュトラウス:『こうもり』〜チャールダーシュ*
クライスラー:愛の喜び
J.シュトラウス:ワルツ「神秘な魅力」op.173
レハール:『微笑みの国』から「私の心のすえてはきみのもの」*
J・シュトラウス:新ピッツィカート・ポルカ
オッフェンバック:『天国と地獄』序曲
J.シュトラウスT:幻想曲「エルンストの思い出、またはヴェネツィアのカーニヴァル」
レハール:『メリー・ウィドウ』〜愛のワルツ「ときめく心に唇は黙し」*
J・シュトラウス:ワルツ『美しく青きドナウ』
ルドルフ・ビーブル(指)
ウィーン・フォルクスオーパーSO
ナターリャ・ウシャコーワ(S)*
メルツァード・モンタゼーリ(T)*

録音:2009年1月1日東京サントリーホール・ライヴ
毎年恒例のサントリーホールのニューイヤーコンサートの映像と音が同時発売!2009年は、日本とオーストリア修好140周年という節目の年ということで、豪華メンバーによる贅沢なコンサートとなっています。オーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ在位50周年に創設されたフォルクスオーパーを、ウィーンの伝説的マエストロ、ルドルフ・ビーブルが指揮しています。ビーブルは2009年に80歳を迎えたということもあって、オーケストラの団員たちのマエストロに対する思いも一入。花形ソプラノ、ウシャコーワと、実力派テノール、モンタゼーリが花を添えています。楽しく盛り上がったコンサートの模様をあまさず収録しました。ビーブルの指揮姿も感動的です。 (Ki)
Ondine
ODE-1149(1CD)
ラウタヴァーラ:管弦楽作品集
Before the Icons(イコンの前に)(1955/2005)
Tapestry of Life(生のタペストリー)(2007)
レイフ・セーゲルスタム(指)ヘルシンキPO
ラウタヴァーラの最新の管弦楽作品2曲をヘルシンキ・フィルハーモニックとセーゲルスタムが録音しました。「BeforetheIcons(イコンの前に)」は、彼のキャリアの初期、1955年に作曲されたピアノ曲集「イコン(Ikonit)」(作品6)に基づく作品。東方正教会の宗教画、イコンからインスピレーションを得たオリジナルの6曲「DeathoftheMotherofGod(神の母の死)」「TwoVillageSaints(村のふたり聖人)」「BlackMadonnaofBlakernaya(ブラケルナヤの黒いマドンナ)」「TheBaptismofChrist(キリストの洗礼)」「TheHolyWomenattheSepulchre(聖墓の聖なる婦人)」「ArchangelMichaelFightingtheAntichrist(反キリストと戦う天使長ミカエル)」をオーケストラのために編曲。途中に3曲の「Prayer(祈り)」と終曲に「Amen(アーメン)」を追加し、全曲を通して宗教的高揚を図る音楽としています。「ATapestryofLife(生のタペストリー)」は、大病を患ったラウタヴァーラが、奇跡的に回復した後に作曲した作品。「StarsSwarming(星が集合する)」「HalcyonDays(穏やかな日々)」「SighsandTears(ため息と涙)」「TheLastPolonaise(最後のポロネーズ)」の4曲。2008年4月5日オークランド、ニュージーランド交響楽団がピエタリ・インキネンの指揮で初演。ニュージーランド・ヘラルド紙が、「妥協せず調性を使うことに関してラウラヴァーラに匹敵する作曲家は、稀だ」と評した作品です。

King International
KKC-5080(1CD)
国内盤仕様
税込価格
鉄道に因んだオーケストラ作品
ロンビ:コペンハーゲン蒸気鉄道
コープランド:鉄道のバラード
パッヒャーネグ:出発進行!列車通過
イベール:交響組曲「パリ」〜地下鉄
ダンディ:交響組曲「海辺の詩」〜緑の水平線、ファルコナーラ
E.シュトラウス:テープは切られた!
ドヴォルザーク(ボフスラフ・レオポルト編):ユモレスク
ヴィラ=ロボス:カイピラの小さな列車
E.シュトラウス:蒸気をあげて!
レブエルタス:鉄道敷設
ルーセンベリ:鉄道のフーガ
J・シュトラウス:観光列車
バーンスタイン:ミュージカル「オン・ザ・タウン」〜地下鉄乗車(
オネゲル:パシフィック231
イジー・スターレク(指)
カイザースラウテルン南西ドイツ放送O

録音:2005年10月13日-14日、11月29日-12月2日、2006年2月21日
※日本語解説書付
※原盤:Haenssler
。収録されているのは名だたる作曲家たちがオーケストラで機関車を描写したもので、大半が世界初録音。古くは19世紀半ばのものから新しいところではバーンスタイン作品まで多種多様。しかし各自がリアルかつユーモラスに機関車を描写していて興味津々。 (Ki)
Avie
AV-2188(1CD)
ラフマニノフ:交響的舞曲Op.45
交響詩「死の島」Op.29/幻想曲「岩」Op.7
ワシリー・ペトレンコ(指)ロイヤル・リヴァプールPO
ラフマニノフがニューヨークで完成させた最後の作品「交響的舞曲」をメインにした管弦楽作品集は、英BBCミュージック・マガジン2010年3月号の"Disc of the Month(月間最優秀賞)"受賞が決定するなどお膝元の英国を中心に凄まじい反響を呼んでいます。ロシアからリヴァプールに若獅子ワシリー・ペトレンコと170年という長き歴史を持つ名門ロイヤル・リヴァプール・フィルが過ごす蜜月時代。このコンビ、ホンモノです。
Monopole
DCD-6005(1CDR)
ビゼー:「アルルの女」第1組曲、第2組曲
交響曲第1番ハ長調*
アルトゥール・ロジンスキー(指)
コロンビアSO、NYO*

録音:1955年、1946年*
Monopole
BOR-006(1CDR)
コープランド:ピアノ協奏曲
キューバ舞曲
「われらの町」から3つの小品
3つのブルース
赤い子馬*(オリジナル・サウンドトラック )*
レオ・シュミット(指)ローマRSO
アーロン・コープランド(P)
アーロン・コープランド(指)*

録音:1950年、1949年*
Monopole
BOR-007(1CDR)
コープランド:アパラチアの春
 リンカーン・ポートレート
 静かな都会
 エル・サロン・メヒコ*
メルヴィン・ダグラス(語り)
セルゲイ・クーセヴィツキー(指)ボストンSO*

録音:1948年、1938年*
Monopole
BOR-008(1CDR)
ストラヴィンスキー:かるた遊び
 ミサ*
 ミューズをつかさどるアポロ
イーゴリ・ストラヴィンスキー(指)BPO、
ニューヨーク・サクラメント教会cho他
RCAビクターO#

録音:1938年、1949年*、1950年#

King International
KKC-9007(DVD)
税込定価
ラトル&ベルリン・フィル〜2007年ジルヴェスター・コンサート
ムソルグスキー(ラヴェル編):展覧会の絵
 ホヴァンシチナ」より前奏曲「モスクワ河の夜明け」
ボロディン:交響曲第2番ロ短調
 歌劇「イーゴリ公」〜「だったん人の踊り」
ショスタコーヴィチ:「黄金時代」舞曲
サイモン・ラトル(指)BPO

録音:2007年12月31日/フィルハーモニー、ベルリン(ライヴ

録音:リージョンオール/NTSC16:9/PCM-STEREO/DOLBY-DIGITAL/5.1/DTS5.1¥91’00”
クラシック界大晦日の風物ジルヴェスター・コンサート。話題となったベルリン・フィル2007年の映像が国内盤で登場。テーマはロシア音楽で、彼らのレパートリーとしては珍しいボロディンが含まれているのも注目。個々がソリスト級のベルリン・フィルながら、ラトルの指揮のもと緻密で極上のアンサンブルを聴かせてくれるのもさすが。信じ難い美しさで、ロシアのオーケストラとはひと味異なるロシア音楽を披露しています。 (Ki)

Ondine
ODE-1167(2CD)
チャイコフスキー:バレエ「白鳥の湖」Op.20(全曲) ミハイル・プレトニョフ(指))ロシア・ナショナルO

録音:2009年8月 モスクワ国立音楽院大ホール
ピアニストのミハイル・プレトニョフがロシア・ナショナル管弦楽団(RNO)を創設したのは1990年でした。最初の録音はチャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」。作品を深く洞察し、それを音に表現した演奏に対し、英グラモフォン誌のジョナサン・スウェインが、「ムラヴィンスキーの録音と肩を並べる最新の「悲愴」、レニングラード・フィルハーモニックに匹敵するオーケストラ、驚くほど見事にピアノから指揮台に移ってみせたプレトニョフ」(TheGrammophone1992年1月号)と賛辞を呈しました。2010年はオーケストラ創立20周年。プレトニョフ&RNOの記念すべきONDINEレーベル第1弾はロシア古典バレエの最高峰である「白鳥の湖」。驚きと閃きに満ちたプレトニョフの音楽性がチャイコフスキーの華麗で美しい旋律を鮮やかに描き出しています。オケの持つ音色を魅力的に引き出すONDINEサウンドがRNOの特徴でもある力強さ繊細さのコントラストを際立たせています。 (Ki)

ABC Classics
ABC-454505-2
【未案内旧譜】
スカルソープ:太陽の音楽
メメント・モリ/太陽の歌/太陽の音楽T〜W
ウルルより
デイヴィッド・ポルセリーン(指)アデレードSO

録音:1995年&1996年
現代オーストラリアのリーディング・コンポーザー、ピーター・スカルソープ(1929−)が1960年代中期に完成させた秀作「太陽の音楽」の全曲収録盤。演奏時間は約4分と短いものの1991年に作曲された「ウルルより」は、世界遺産ウルル(エアーズロック)の姿を連想させる壮大なスケールの作品。

ARSIS
ARSIS-4231(1CD)
ヒンデミット:ダンス=パントマイム「悪魔」Op.28
 室内音楽第2番 Op.36 No.1*
マリア・テレサ・ペレス・エルナンデス(P)*
フアン・ホセ・オリベス(指)
グルポ・エニグマ(サラゴサ・アウディトリオ室内管)

録音:2007年9月、サラゴサ(スペイン)、アウディトリオ
ARSIS
ARSIS-4236(1CD)
アルフォンソ・ロメロ(1957-):管弦楽作品集
Char/ピアノ協奏曲第3番(*)/交響曲第1番
アナ・ギハロ(P)*
ジェフ・シンドラー(指)LSO

録音:2000年3月、ロンドン、アビーロード・スタジオ
アルフォンソ・ロメロはスペインのビルバオに生まれた、マヌエル・カスティリョ、カレル・フサ、レオ・ブローウェルに師事した作曲家。マドリード王立高等音楽院作曲科長を務めています。

NUMERICA
PS-5016(1CD)
ルイス・デ・フレイタス・ブランコ(1890-1955):交響詩集
 「アンテロ・デ・ケンタル」(*)/「人工の楽園」(+)
 「ヴァテク」(#)/「荘厳なる言葉」(+)
アンドラーシュ・コーロディ(指)ブダペストPO(*/#)
ギュラ・ネーメト(指)ハンガリーSO(+/**)

録音:1984年7月21-24日(*)、1985年5月2-10日(#) ブダペスト、フンガロトン・スタジオ(*/#)、1979年4月18-25日、ブダペスト、イタリア文化会館(+)
フレイタス・ブランコは生地リスボンとベルリン、パリで学んだのち帰国。リスボン音楽院副院長に就任してからは院長のヴィアンナ・ダ・モッタとともに音楽院の大改革を断行、ポルトガルに無調と印象主義を導入しました。作曲家、音楽学者、批評家として名声を獲得した彼はポルトガル楽壇の重鎮として活躍を続けました。
ALMAVIVA
DS-0147(1CD)
ホセ・マリア・サンチェス=べルドゥ(1968-):Alqibla
Alqibla(1998)[喜びと過ちの風景(2003); ガラスの庭園,絹の庭園,黄金の庭園]
Taqsim(2002)/Ciacona(2003)/Qabriyyat(2000)
フアン・ルイス・ペレス(指)セビリャ王立SO

録音:2005年9月、セビリャ(スペイン)、アポロ劇場
Archipel
ARPCD-0467(1CD)
クリュイタンス/ワーグナー&グノー
ワーグナー:「さまよえるオランダ人」序曲 
 「タンホイザー」序曲
 「ローエングリン」第1幕と第3幕前奏曲
 「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕前奏曲
グノー:歌劇「ファウスト」〜バレエ音楽
アンドレ・クリュイタンス(指)パリ・オペラ座O

録音:1959年パリ(ステレオ/モノラル)
※音質良好。
DACAPO
MAR-8.226028(1CD)
ルーザス(1949-):4つの舞曲
1楽章による4つの舞曲
イヌホウズキ/アビスム
オリヴァー・ナッセン(指)
バーミンガム・コンテンポラリー・ミュージック・グループ

録音:2008年10月11-12日…1-52009年3月14日…6-8イギリスバーミンガム、CBSOセンター
1949年生まれのルーザスは、最初オルガンを学び、同じく現代作曲家であるラスムッセンと共に管弦楽法を学びました。彼の作品は多岐に渡り、明らかにヴィヴァルディの模倣作品である1981年のヴァイオリン協奏曲や、恐ろしく現代的な「マンハッタンの抽象」まで様々作風を見せてくれます。1983年に作曲され1985年にナッセンとロンドン・シンフォニエッタが初演した「4つの舞曲」は特徴的な音色を持つ、単一楽章の作品。「イヌホウズキ」は毒を持つ植物の名前と美しい女性の2つの意味を持たせた曲。アビスムはシェイクスピアのテンペストの一節をタイトルにした作品で、バーミンガム・コンテンポラリー・ミュージック・グループのために書かれたものです。
DACAPO
MAR-8.226103(2CD)
J.P.E.ハルトマン(1805-1900):作品集
ハーコンヤールOp.40
アンダンティーノと8つの変奏
ピアノ・ソナタニ短調Op.34
オルガンのための幻想曲ヘ短調Op.20
ヴァイオリンとピアノのための組曲イ短調Op.66
歌劇「小さなキアステン」〜第2幕抜粋
交響曲第1番ト短調Op.17
交響詩「シビルの予言」Op.71
トーマス・ダウスゴー(指)デンマーク国立SO
トレ・ムジチ/ハンス・ファギウス(Org)他
デンマークの作曲家ヨハン・ペーター・エミリウス・ハルトマンは幼い頃から作曲を始め、生涯86の作品番号付きの曲と、他に作品番号なしの作品をいくつも残しています。最初の交響曲は1837年にカッセルで初演され、あのシュポアもその作品に注目したと言われています。またシューマンもハルトマンに興味を示し、自らが主宰する「新音楽雑誌」にて彼の作品についてしばしば言及しているほど当時のドイツの音楽界でも一目置かれていた人でした。彼の息子エミールも作曲家として活躍しました。この2枚組では彼の様々な作品を楽しむことができます。彼は95年という当時にしては長い年月を生き抜き、その間に色々な時代の移り変わりを目の当たりにしてきました。何しろ、生まれた時にはまだハイドンが存命で、亡くなった時にはストラヴィンスキーやバルトークが頭角を表してきたのです。そんな彼の作品はその時々の香りを身につけたもので、ある時はブラームス風であったり、ブルックナー風でもあったりと面白いものばかりです。

PICAP
PICAP-910786-02
コブラの為のクラシック
ジョゼ・スラ編:ポンキエリアーナ(ポンキエッリ)
ブラームシアーナ(ブラームス)
オッフェンバキアーナ(オッフェンバック)
ベートーヴェニアーナ(ベートーヴェン)
ボロディニアーナ(ボロディン)
バキアーナ(バッハ)
チャイコフスキアーナ(チャイコフスキー)
シューベルティアーナ(シューベルト)
モーツァルティアーナ(モーツァルト)
アルビノーニアーナ(アルビノーニ)
グリージアーナ(グリーグ)
演奏者クレジット無し
ジョゼ・スラ(音楽監修)
コブラはカタルーニャの民族舞踊「サルダナ」を伴奏する独特のバンド編成。

AUTOR
SA-00971(1CD)
カルメロ・ベルナオラ(1929-2002):ロンド(1992)*
鐘の音とシークエンス(1993-1999)+
交響曲第3番(1990)#
アシエル・ポロ(Vc)+
ホセ・ラモン・エンシナル(指)マドリード市立O

録音:2001年3月21日(*/+)、2003年2月27日+、
マドリード、国立音楽堂シンフォニー・ホール、ライヴ
AUTOR
SA-00984(2CD)
アロルド・グラマトヘス(1918-2008):弦楽合奏の為のセレナード(1947)*
ギター協奏曲「ラ・ダマ・ドゥエンデのために」(1974)+
シンフォニエッタ(1955)*
ギリガイ[ちんぷんかんぷん](弦楽五重奏と管楽五重奏の為の;1985)#
イン・メモリアム(フランク・パイスへのオマージュ;1961)**
ホアキン・クレルチ(G)+
ヌエストロ・テンポ器楽合奏団#
イバン・デル・プラド(指)*
レオ・ブローウェル(指)+
マヌエル・ドゥチェスネ・クサン(指)*
キューバ国立SO

録音:2004年5月、ハバナ(キューバ)、テアトロ・アウディトリウム・アマデオ・ロルダン、
シンフォニー・ホール(*/+)
1987年#、1981年**、ハバナ、原盤:EGREM
キューバを代表する作曲家の一人グラマトヘス。「トマス・ルイス・デ・ビクトリア・イベロアメリカノ音楽賞」の1996年度受賞者であると外装で謳われていますが、日本ではむしろ映画音楽の分野で知られているかもしれません。
AUTOR
SA-00720(1CD)
ジュアン・ギンジュアン(1931-):ファンファーレ(1999)
組曲「トレンカディス」
(歌劇「ガウディ」(1989-1992)のバレエ音楽による;1994)
交響曲第2番「タラゴナ市」(1999)
 構成[Trama](1983)
エドモン・コロメル(指)バルセロナSO

録音:2000年7月25、28日、バルセロナ、アウディトリ
AUTOR
SA-00870(1CD)
シンフォニック・ヒストリー・オヴ・スパニッシュ・ポップス
Cuentame / Al Alba / Eres tu
Santa Lucia / Mejor / Yo soy aquel
Quince anos / Un ramito de violetas
Esperanzas / Penelope
フアン・ホセ・ガルシア・カッフィ(編曲、指揮)
バルセロナSO

録音:2001年(?)9月、バルセロナ、アウディトリ
AUTOR
SA-01094(1CD)
【未案内旧譜】
アントン・ガルシア・アブリル(1933-):バレエ「ジプシー娘」(セルバンテスの短編小説に基づく) ルイス・アントニオ・ガルシア・ナバロ(指)
マドリードSO

録音:1996年9月18日、マドリード、サルスエラ劇場
AUTOR
SA-01210(1CD)
【未案内旧譜】
ジョルディ・セルベリョ(1935-):マドリード、3月11日*
光と影*
ある展覧会の為の形(Jorge Wagenbergのアイデアによる)+
円,角,螺旋,渦巻,放物線,六角形,波,フラクタル
アレクシス・ソリアーノ(指)
サンクトペテルブルクSO

録音:2005年10月10-11日、サンクトペテルブルク(ロシア)、聖エカテリーナ教会*
2003年3月11-14日、サンクトペテルブルク・フィルハーモニー大ホール+
AUTOR
SA-01267(1CD)
【未案内旧譜】
クラウディオ・プリエト(1934-):ファンダンゴ(ソレルのファンダンゴの自由な再創造;1984)
スペイン 2000(新千年紀の始まり;1999)
ドン・マヌエルへの前奏曲(1995)
頂上に向かって(大管弦楽の為のアダージョ;1996)
イベリア幻想曲(1993)
ホセ・デ・エウセビオ(指)マラガPO

録音:2006年2月13-17日、マラガPOリハーサル・ホール

LPO
LPO-0035(1CD)
マクミラン(1959-):イゾベル・ゴーディの告白
アデス(1971-):室内交響曲Op.2
ヒグドン(1962-):パーカッション協奏曲
カリー・コリン(Perc)
マリン・オールソップ(指)LPO
マクミランの出世作、「イゾベル・ゴーディのために決して歌われることのないレクイエム」です。宗教改革よりも前の時代、ヨーロッパ全土で吹き荒れた「魔女狩り」という風習がありました。今では集団ヒステリーの産物とも考えられていますが、当時のあまりの悲惨な状態は想像するだけで身の毛がよだつほどです。スコットランドでも1560年から1707年の間におよそ4500人の女性たちが裁判にかけられ命を落としました。1662年、イゾベル・ゴーディは女性13人で魔女の集会を催したことを告白。その赤裸々な内容は人々に衝撃を与え、結局のところ彼女は棒で殴られ、最期は絞殺されてしまったといいます。この音楽は冒頭では彼女の魂の平安を願うかのような、美しい音楽が与えられていますが、中間部では不協和音と暴力的な音が炸裂、オールソップはスコアを真摯に読み込み、この地獄絵図ともいえる情景を描きだしています。他には、ジャズ的要素もたっぷりのアデスの「室内交響曲」、とびきり楽しいヒグドンの「パーカッション協奏曲」の2曲。全ての奏者渾身の演奏です!

RUSSIAN DISC
RDCD-00847(1CD)
スヴェトラーノフ/1993年東欧作品ライヴ
パンチョ・ヴラディゲロフ(1899-1978):ブルガリア組曲Op.21-2
 ブルガリア狂詩曲「ヴァルダル」Op.16
コダーイ:ガランタ舞曲
エネスコ:ルーマニア狂詩曲第1番
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指)
ロシア国立SO

録音:1993年1月11日、モスクワ音楽院大ホール(ステレオ・ライヴ)初出(?)
ヴラディゲロフは、ブルガリアの作曲家・ピアニストで、ロシアの作家パステルナークとは血縁関係にあります。作品のジャンルは多岐にわたり、ピアニストのアムランもそのリバイバルに一役買っていますが、中でも重要作品とされ、自身の名を冠した「ブルガリア狂詩曲」はリストのハンガリー狂詩曲のブルガリア版とも言うべき作風。「ブルガリア組曲」は、重厚でマーチ風の楽想でスヴェトラーノフの資質満点のダイナミズムが全開。
「ガランタ舞曲」は、オケの音色が土俗的な雰囲気を湛えているので、スヴェトラーノフの重量感に満ちた音楽作りが、作品の持つジプシー的な情念にこれでもかと拍車をかけます。第1舞曲の第1旋律を奏でるフルートの金属的な明るさ皆無のくすんだ色彩、やはりこうでなければと思わせること必至です。第2舞曲は一転してキラキラした色彩を振り撒きますが、ぬめりと重厚さと兼ね備えたスヴェトラーノフの造形力がその魅力を一層際立たせます。第3舞曲はもう圧巻!おどけた表情を見せる第1旋律も強烈な印象を与えますが、最後の第3旋律の極彩色と畳み掛ける激情に唖然。コーダ直前のカデンツァ風の静かな楽想の瞑想感も忘れられません。
そして、何と言ってもこのディスク最大の注目曲は、「ルーマニア狂詩曲」。円熟期に入ったスヴェトラーノフの指揮芸術の粋を結集した名演です。冒頭の木管のテーマの野太く粘着力満点のフレージングから思わず膝を叩きたくなります。とくにハープが加わってテーマを繰り返す際の強めの音圧でフレーズに存在感を与える解釈は他にあったでしょうか。第2旋律は低弦の野獣のような唸りが強烈。各ソロ・パートの音楽性も満点で、即興的な歌の魅力のオンパレード。終止一貫して遅めのテンポを採用していますが、第4旋律(8:06〜)が登場するまで意地でもアクセルを踏み込まないドロドロ感は、まさにスヴェトラーノフ節。猛烈なティンパニ強打を皮切りに堰を切ったように噴射する第6旋律は完全に戦闘モード!一瞬静まる第7旋律さえ、アドレナリンは失せていないのです。強烈すぎます。   【湧々堂】

SOMM
SOMMCD-093(1CD)
ボールト・コンダクツ・シベリウス
シベリウス:フィンランディアOp.26
タピオラOp.112/大洋の女神Op.73
夜の騎行と日の出Op.55/ポホヨラの娘Op.49
劇音楽「テンペスト」前奏曲Op.109-1
エイドリアン・ボールト(指)LPO

録音:1956年6月、ロンドン、ウォルサムストー・タウン・ホール
※原盤:Nixa Recording Company Ltd. LP 16NCL 16024 (LP盤起こしによるCD化)
OMEGAレーベルよりCD発売されて以来の久々の復活です!
SOMM
SOMMCD-243(1CD)
ジョン・アンセル(1874-1948):序曲「プリマス・ホー」
エルガー(トム・ヒギンズ編):艦隊のフリンジ(4人のバリトンと管弦楽の為の)(*/+)(a)
大きな汽船(伴奏を伴わない4人のバリトンの為の)(*/+)#(b)
ジョン・アイアランド(トム・ヒギンズ編):兵士(バリトンと管弦楽の為の)*(b/c)/鳴り響け、ラッパよ(同)*(b)
エルガー:弦楽の為の悲歌
ヘイドン・ウッド(1882-1959):マン島序曲「山と峡谷の島」(c)
ジャーマン(トム・ヒギンズ編):大きな汽船(バリトンと管弦楽の為の)*(b)
ジョン・アンセル(1874-1948):序曲「帆船」
ヘイドン・ウッド:イングランドのエリザベス(行進曲)(d)
ロデリック・ウィリアムズ(Br)*
ニコラス・レスター、ダンカン・ロック、ローレンス・メイクル(Br)+
トム・ヒギンズ(指)ギルドフォードPO(#以外)

録音:2009年5月9-10日、ロンドン NW3、ゴスペル・オーク、オール・ハローズ教会

※(a)1917年以来のプロフェッショナル録音/(b)当編曲版による初録音/(c)初録音/(d)初CD録音
第一次大戦時の戦艦での生活をテーマとしたラドヤード・キプリング(1865-1936)のテキストによるアルバム・タイトル曲(SOMMレーベルが独占録音権を持っているようです)他、主に当時の海に関係する音楽を集めた一枚。声楽作品の伴奏は新規にオーケストレーションを施されています。

Onyx
ONYX-4048(1CD)
レスピーギ:バレエ組曲「シバの女王ベルキス」
ヒンデミット:ウェーバーの主題による交響的変容
フローラン・シュミット:サロメの悲劇
サッシャ・ゲッツェル(指)
ボルサン・イスタンブールPO

録音:2009年5月24日−29日、イスタンブール・イスティンエ(トルコ)
泣く子も黙る大胆強烈プログラム!ボルサン・イスタンブール・フィルの指揮台に立つのは、ウィーン・フィルのヴァイオリン奏者から指揮者に転身したオーストリアの熱きマエストロ、サッシャ・ゲッツェル。PMFオーケストラ、東京SO、神奈川フィルとの共演で聴衆を沸かせた激しくエネルギッシュなタクト捌きはこのプログラムにピッタリ。オーストリアの熱き指揮者とトルコのオケ、ボルサン・イスタンブール・フィルというマニア必聴の組み合わせ。
ALBANY
TROY-1130(1CD)
デヴィッド・マスランカ:吹奏楽作品集
モーニング・スター(1997)
命の絶えざる流れ(2007)
ラウダムス・テ(1994)
この日をわれらに(吹奏楽のための短い交響曲)(2005)
スティーヴン・K.スティール(指)
イリノイ州立大学シンフォニック・ウィンズ

録音:2009年3月
おなじみ吹奏楽界を代表するマスランカの最新作。《命の絶えざる流れ》は作曲者がベトナムの仏教寺院を訪れた際に受けた霊感をもとに作曲されました。信頼関係のあるイリノイ州立大のダイナミックなブラスの咆哮が聴きもの。

フォンテック
FOCD-9453(1CD)
税込定価

2010年1月21日発売
木陰の散歩道〜ベスト・オブ・マーチ
[アメリカ]木陰の散歩道/マーチ1941/ブロックM/忠誠
[イギリス]ナイルの護り/ナイツブリッジ行進曲/マウントバッテン伯爵行進曲
[フランス]サンブル・エ・ミューズ連隊/ロレーヌ行進曲
[チェコ]剣士の入場
[ドイツ]ハイデックスブルグ万歳/剣と槍もて/旧友
[ロシア]戦車兵たちの行進曲
[中国]運動員進行曲
[日本]コバルトの空/軍艦行進曲/祝典行進曲/オリンピックマーチ
隊長1等陸佐:武田 晃(指)
陸上自衛隊中央音楽隊

録音:2009年7月16-17日  所沢市民文化センターミューズ
防衛大臣直轄の音楽隊として、迎賓館赤坂離宮における国賓、公賓の歓迎行事での演奏や国家的行事に数多く参加するなど、1951年6月発足、以来約60年にわたって日本を代表する吹奏楽団として幅広い演奏活動を行っている陸上自衛隊中央音楽隊。10年ぶりのマーチ名曲選の登場です。誰もが耳にしたことのあるスタンダードな選曲の1枚です。指揮の隊長1等陸佐の武田晃氏は武蔵野音楽大学(トランペット専攻)卒業後、陸上自衛隊幹部候補生学校を経て、1980年、中央音楽隊所属となり。以後、香川、仙台などの音楽隊隊長を歴任。2007年8月より中央音楽隊長の職に就任しました。その演奏は理屈無し、壮快な指揮で聴く者の耳を楽しませてくれます。(フォンテック)
GRAND SLAM
GS-2043(1CD)
¥2415★★
クナッパーツブッシュのブラームス
ハイドンの主題による変奏曲
大学祝典序曲/悲劇的序曲
アルト・ラプソディ*
ハンス・クナッパーツブッシュ(指)VPO
ルクレティア・ウェスト(A)
ウィーン・ジングアカデミー男声cho

録音:1957年6月10日〜15日、ウィーン、ゾフィエンザール(ステレオ)
使用音源:ロンドン(アメリカ)CS6030、デッカ(イギリス)ECS701*
■制作者より
 クナッパーツブッシュのステレオLP復刻第4弾はクナの遺産の中でも最も渋いと言われるブラームス演奏集です。このブラームスはなぜか初期LP時代にイギリス・デッカよりステレオLPが発売されませんでしたが、デッカ・プレスのアメリカ・ロンドン盤等、一番最初にステレオで発売されたLPを復刻の素材としています。
■解説書の内容 
まず、元ケンウッドの取締役であり、NHKのFM放送等でもおなじみの音楽プロデューサー、中野雄氏によるクナッパーツブッシュの想い出を掲載します。何と中野氏はクナのミュンヘンのラスト・コンサートを目撃した数少ない日本人のひとりで、この証言は極めて貴重です(当日のプログラムとチケットも掲載)。さらに、制作者秘蔵のプログラムを2つ。ひとつはクナと共演した唯一の日本人である諏訪根自子の出演したもの(1943年)、もうひとつはブラームスの没後50年の記念演奏会(1947年)でジネット・ヌヴーが出演したものです。

CARUS
CARUS-83-225(1CD)
メンデルスゾーン:付随音楽「コロノスのオイディプス」Op.93 アンジェラ・ヴィンクラー(アンティゴネー)
ヨアヒム・クンチュ(オイディプス)
フリーダー・ベルニウス(指)
シュトゥットガルト・クラシック・フィルハーモニー
シュトゥツトガルト室内cho(男声)

録音:2004年9月4日 ライヴ
DIVINE ART
DDH-27811(2CD)
ピーター・ウォーロック:作品集〜ジョン・ビショップ・コレクションによる78回転レコードから
(1)キャプリオル組曲/(2)弦楽セレナーデ
(3)キャプリオル組曲(シゲティによるVn,Pf版)
(4)弦楽セレナーデ/(5)キャプリオル組曲
(6)パーセル(ウォーロック編):幻想曲第3番
(7)パーセル(ウォーロック編):4声のファンタジア第9番
(8)しゃくしぎ
(9)歌曲、声楽作品集(キャプテン・スタットンの幻想、眠り、狐、わが故郷、ほか全35曲)
(1)A.バーナード(指)ロンドンCO(1931年録音)
(2)バルビローリ(指)NGS室内管(1928年録音)
(3)J.シゲティ(Vn)、N.マガロフ(1936年録音)
(4)(5)C.ランバート(指)C.ランバート弦楽オーケストラ(1937年録音)
(6)パスキエ・トリオ(1935年録音)
(7)グリラーSQ(1947年)
(8)ルネ・ソームズ(T)、Lグーセンス(E-Hr)、エオリアンSQ((1950年録音)
(9)P.ドーソン(Bs)、ジョン・ゴス(Br)、J.アームストロング(Br)、パリー・ジョーンズ(T)、P.ピアーズ(T)、ロイ・ヘンダーソン(Br)、ジェラルド・ムーア(Pf)、他多数(1927〜51年録音)
イギリス音楽ファン必聴のCD登場。ピーター・ウォーロック(1894-1930)、本名フィリップ・ヘセルステイン。19世紀から20世紀初めのイギリスで活躍したイギリス田園楽派の作曲家の一人。ディーリアスの友人、弟子としても知られており、民謡を主な素材とした牧歌的な作品に隠れた人気があります。CD1にオーケストラ、器楽作品、CD2に歌曲、声楽作品が収められています。代表作「カプリオール組曲」だけでも3種の録音(うち一つはシゲティによるヴァイオリンとピアノの版)が収録、バルビローリによる弦楽セレナーデもうれしいところ。CD2に彼が最も力を入れた歌曲がこれだけまとめられているのは快挙としか言いようがありません。録音は1927〜51年と文字通りの年代ものですべてモノラルだが、原盤の状態がよいのと、リマスタリングで立体感のある処理(擬似ステレオではない)が施されているため驚くほど鮮やか、資料的価値を遥かに越えています。時にディーリアスのように繊細で妖艶、また時にグレインジャーのように快活、豪放。この機会にウォーロックの再評価を!
NMC
NMC-D140(1CD)
知られざるブリテン
(1)《イリュミナシオン》(1939)(コリン・マシューズ補作の追加された3曲付き、全12曲)
(2)ロンド・コンチェルタンテ(1930)〜ピアノと弦楽のための
(3)デニス・ブレインの追憶に(1958)〜4つのホルンと弦楽のための
(4)無題断片(1930)〜弦楽のための
(5)変奏曲(1965)〜ピアノのための
(6)クラリネット協奏曲のための楽章(1942年頃)(第1・3楽章:コリン・マシューズによる補作)
(1)〜(4)(6)トーマス・ツェートマイアー(指)ノーザン・シンフォニエッタ
(1)サンドリーヌ・ピオー(S)、
(2)(5)ロルフ・ハインド(P)、
(3)マイケル・トンプソン(Hrn)、リチャード・ワトキンス(Hrn)、ピーター・フランコウム(Hrn)、クリス・グリフィス(Hrn)
(6)マイケル・コリンズ(Cl)
ほとんどが世界初録音となるブリテンの珍しい作品集。草稿の段階で残されたものはマーラーの交響曲第10番でデリック・クックの補佐としてオーケストレーションを完成させたことで知られるコリン・マシューズが補作、管弦楽化している。現在普及している《イルミナシオン》は10曲からなるが、後にブリテンが追加しようと構想しスケッチを残していた3曲を新たに加えた完全全曲版。バロックを中心に活躍、吉田秀和氏も絶賛の名歌手サンドリーヌ・ピオーが歌っています。デニス・ブレインのための書かれた《デニス・ブレインの追憶に》は短いながらもオペラの一幕を思わせる気の利いた一品。ベニー・グッドマンを想定して構想されながら未完に終わった《クラリネット協奏曲のための2つの楽章》、ほとんど完成間近だったピアノ協奏曲のロンド楽章ほか、ブリテン・ファン、イギリス音楽マニアは必聴!君の想像力が曲を更に完成させる!!
MARQUIS
MAR-81375(1CD)
バッハ・イン・トゥ・ザ・ウィンド〜吹奏楽によるバッハ:オルガン名曲集
前奏曲とフーガ ニ短調BWV539
トッカータ,アダージョとフーガ ハ長調BWV564
幻想曲とフーガ ト短調BWV542
パッサカリアとフーガ ハ短調BWV582
もろびと声あげBWV729
キリストは死の絆につきたまえりBWV625
汝の御座の前にわれはいま進み出でBWV668
われらが神はかたき砦BWV720
いざ来たれ異教徒の救い主よBWV659
小フーガ ト短調BWV578
モルデチャイ・レヒトマン(指揮・編曲)
モントリオール・フェスティバル・ウィンド・オーケストラ

録音:2007年
バッハのオルガン曲を管弦楽に編曲、演奏した例はストコフスキーがあるが、考えてみると、オルガンの金属パイプに風を送って音を鳴らす構造は管弦楽より吹奏楽に近いわけだし、実際、オルガンと吹奏楽の相性は抜群。各パートの対位法的な差異もよりはっきりと浮き出てダイナミズムも圧倒的。木管アンサンブルの部分の繊細な味わいはこの編曲ならではのものです。吹奏楽をやっている若人諸君はもちろん、多くの方々に聴いて頂きたい一枚。

VENEZIA
CDVE-00011(3CD)
ヴェロニカ・ドダロヴァの芸術
ハチャトゥリヤン:バレンシアの寡婦#
 仮面舞踏会#
 チェロと管弦楽の為のコンチェルト・ラプソディ*
カリンニコフ:交響曲第1番&第2番
ミャスコフスキー:交響曲第6番
ヴェロニカ・ドダロヴァ(指)
モスクワ国立SO#、ロシアSO
マリーナ・タラソヴァ(Vc)*

録音:1987年#、1994年*、1992年
2009年1月15日に92歳で亡くなった女性指揮者ドダロヴァは1916年アゼルバイジャンで生まれ、モスクワ音楽院等でニコライ・アノーソフ等に(指)を学なんだ後、旧ソビエト内の主要オーケストラで指揮活動を開始。後に、ロシアSO(ドダロヴァSO)を1991年に創設し指導、古典から現代までと多くのレパートリーを持ち、数々の演奏を行いました。
ACOUSENCE
ACOCD-21309(2CD)
ワーグナー:シンフォニック・リング
「ラインの黄金」「ワルキューレ」
「ジークフリート」「神々の黄昏」から
ジョナサン・ダーリントン(指)デュースブルクPO

ライヴ録音
フリードマン・ドレスラー管弦楽曲集として編さんし、コンサート用にアレンジした作品です。同じくコンサート用アレンジとしては ヘンク・デフリーヘルによるもの(エド・デ・ワールト(指)オランダ放送フィル/RCA)がよく知られています。チェリストとしても著名なドレスラーはデュースブルク・フィルとの共演も多く、このオーケストラの特性を良く理解したアレンジを行っています。ダーリントンは、ともすれば冗長になりがちな管弦楽だけにアレンジされたこの作品を、もとの物語の持つ複雑な骨格を見通しよく、色彩感溢れる演奏で一気に聴かせます。
GRAND SLAM
GS-2041(1CD)
メンデルスゾーン:「真夏の夜の夢」
序曲/スケルツォ/まだら模様のお蛇さん/間奏曲/夜想曲/結婚行進曲/道化役者たちの踊り/終曲
ペーター・マーク(指)LSO
ジェニファー・ヴィヴィアン(S)、
マリオン・ロウ(S)
コヴェントガーデン王立歌劇場女声cho

録音:1957年2月27、28日、ロンドン、ギングズウェイ・ホール
使用音源:SXL2060
■制作者より
日本フィルや東京都響にしばしば客演していたペーター・マークは、日本で最も愛された指揮者のひとりでした。そのマークが得意とし、頻繁に指揮をしていたのがこのメンデルスゾーンの劇音楽「真夏の夜の夢」です。マークは「真夏」の全曲を東京都響と録音していますが(1984年、デンオン)、1957年に録音されたこの抜粋は、その豊かな雰囲気ゆえに今もなお決定盤とさえ言われているものです。
■解説書の内容
マークが初来日した時のものや、南米での公演など、珍しいプログラムを掲載します。(平林 直哉)

フォンテックFOCD-9445(1CD)
税込定価
2009年11月21日発売
大阪市音楽団/ダッチ・マスターズ組曲
ジェイムズ・バーンズ:ワイルド・ブルー・ヨンダー Op.125
ヨハン・デメイ:ダッチ・マスターズ組曲
フィリップ・スパーク:ウィークエンド・イン・ニューヨーク
後藤 洋:彼方の祝祭【市制120周年記念大阪市音楽団委嘱作品・世界初演】
クロード・トーマス・スミス:華麗なる舞曲
ヤン・ヴァンデルロースト:結婚行進曲    
飯森範親(指)大阪市音楽団


録音:2009年6月5日ザ・シンフォニーホール(第98回定期演奏会ライヴ)
指揮は、市音ファンからの長年の熱望に応えて今回初めて指揮台に立った、飯森範親です。吹奏楽界をリードする一方の旗手 市音らしく、吹奏楽オリジナル作品だけで組まれた迫力あるプログラム。中世オランダの酒場ムードを型破りな演出でステージ上に出現させた「ダッチ・マスターズ組曲」、史上最速かと思わせるテンポで駆け抜けた超難曲「華麗なる舞曲」…。大阪市音楽団と飯森範親による、新たなる“ウィンド伝説”誕生の記録です。 (フォンテック)
CHERRY RED
<el>
ACMEM-125D(1CD)
ヴァレーズ:イオニザシオン
 オクタンドル/アンテグラル(積分)/比重21.5
英国の el レーベルは多くのポップス・アーティストに影響を与えた作品を発表しています。サウンド・コラージュやサンプリングを用い今までの音楽とは一線を画する斬新な音響空間を作り出したエドガー・ヴァレーズの作品全集の第一巻ヴァレーズはピエール・ブーレーズ、ハリソンモートン・フェルドマン、シュトックハウゼン、ノーノなどの作曲家に大きな影響を与え、音楽の可能性を拡大しました。
CHERRY RED
<el>
ACMEM-146CD(1CD)
アイヴズ: ニュー・イングランドの3つの場所
交響曲第3番「キャンプの集い」*
. ピアノ・ソナタ第1番#
ワルター・ヘンドル(指)アメリカ録音協会O
リチャード・バレス(指)ナショナル・ギャラリーO*
ウィリアム・マセロス(P)#
CHERRY RED
<el>
ACMEM-152CD(1CD)
ジャン・コクトーと6人組
(1)タイユフェール:管弦楽のための序曲
(2)オネゲル:パシフィック 231
(3)オネゲル:交響詩「夏の牧歌」
(4)プーランク:バレエ組曲「牝鹿」
(5)ミヨー:ヴァイオリン,クラリネット,ピアノの組曲
(6)ミヨー:屋根の上の牛
(7)オーリック:映画音楽「オルフェ
(8)美女と野獣{映画音楽)(1946)
(9)双頭の鷲(映画音楽)(1947)(ジャン・コクトー作)
(10)ルイ・デュレ:海の底の春(ジャン・コクトー詩)
(1)ジョルジュ・ツィピーヌ(指)パリ音楽院O
(2)(3)ヘルマン・シェルヘン(指)RPO
(4)ロジェ・デゾルミエール(指)パリ音楽院O
(5)レジナルド・ケル(Cl)、メルヴィン・リッター(Vn)
ジョエル・ローゼン(P)
(6)ディミトリ・ミトロプーロス(指)ミネアポリスSO
(7)ジャック・メトアン(指)
(8)ロジェ・デゾルミエール(指)
(9)(10)デニス・デューヴァル(S)
ジョルジュ・ツィピーヌ(指)パリ音楽院室内合奏団
CHERRY RED
<el>
ACMEM-153CD(1CD)
ストラヴィンスキー作品集
(1)管楽八重奏曲(1922-23)
(2)頌歌(1943)
(3)エボニー・コンチェルト
ウディハーマン・オーケストラ
(4) 11の楽器のためのラグタイム
(5)小オーケストラのための組曲1番
(6)11の楽器のためのラグタイム
(7)バレエ音楽「オルフェウス」
全てイゴール・ストラヴィンスキー(指)
(1)(2)NYO
(3)ウディハーマン・オーケストラ
(4)(5)スイス・イタリア放送O
(6)スイス・イタリア放送O
(7)RCA 響
CHERRY RED
<el>
ACMEM-130CD(1CD)
サティ〜シンフォニック・ドラマ
サティ:天国の英雄的な門の前奏曲
ジムノペディ第1番/サラバンド第2番
グノシェンヌ第3番/牧歌/Aubade
瞑想/船について/A Ship
兜について/A Helmet
やせた踊り/Prelude posthume
キリエ「主よあわれみたまえ」
Commune qui mundi nefas
聖職者の歌
Piere pour les voyageurs et les marins en
ダンジェ
愚かなるわが魂の救済のための祈り
ソクラテスのポートレイト
The Banks of the Ilissus (the Banquet)
ソクラテスの死
ソクラテス、サーヴァント
パリSO
CHERRY RED
<el>
ACMEM-172CD(1CD)
ヴァレース・エディションVol.2

(1)ヴァレーズ:アルカナ
(2)ヴァレーズ:イオニゼーション
(3)レブエルタス: センセマヤ
(4)チャベス:打楽器の為のトッカータ
(5)メシアン:みどり児イエスにそそぐ20の眼差し〜10番「喜びの精霊の眼差し」
(6)メシアン: みどり児イエスにそそぐ20の眼差し〜15番「みどり児イエスの口づけ」
(7)前奏曲第1番〜「鳩」
(8)前奏曲第3番〜「軽快な風刺」
(9)前奏曲第5番〜「夢の中のかすかな音」
(10)ルーハリソン: カンティクル第3番
(1)バーンスタイン(指)NYO
(2)ポール・プライス(指)アメリカン・パーカッション・ソサイエティ
(3) レオポルド・ストコフスキー(指)シンフォニー・オーケストラ
(4)フィーリクス・スラトキン(指)The Concert Arts Percussionists
(5)〜(9) イヴォンヌ・ロリオ(P)
(10)ポール・プライス(指)アメリカン・パーカッション・ソサイエティ
CHERRY RED
<el>
ACMEM-95CD(1CD)
アーノルド:管弦楽の為の狂詩曲「サウンド・バリアー」op 38 他
XCP
ILD-642278(1CD)
カーメン・ドラゴン&ハリウッド・ボウル

アディンセル:ワルソー・コンチェルト
チャイコフスキー: ただあこがれを知る者だけが
ラフマニノフ:前奏曲
ウェーバー:舞踏への勧誘
ベートーヴェン:月光
リムスキー・コルサコフ:熊蜂の飛行
シベリウス:悲しきワルツ
リスト:愛の夢
ブラームス:ハンガリー舞曲
ヒューバート・バス:コーニッシュ・ラプソディ
マスネ:悲歌
リトルフ:交響的協奏曲第4番〜スケルツォ
エルガー:「威風堂々」第1番、他
レオナード・ペナリオ(P)
カーメン・ドラゴン(指)ハリウッド・ボウルSO

VENEZIA
CDVE-04371(1CD)
ボリス・チャイコフスキー:主題と8つの変奏
 交響曲第2番*
キリル・コンドラシン(指)モスクワPO

録音:1978年、1969年*
グネーシン音楽学校でシェバーリンに、モスクワ音楽院でショスタコーヴィチミャスコフスキーに学ぶ。ソビエト国家からの批判を受けるも伝統的な作風から前衛的な作風に転換し、このアルバムに収められた交響曲第2番でソビエト国家賞を受けるなど、ソビエト国内のみならず世界的に高い評価を得ました。 名盤の復刻です。
VENEZIA
CDVE-04374(1CD)
モソロフ:作品集
組曲「兵士の歌」、鉄工場*
ピアノ協奏曲第1番**
チェロ協奏曲第2番「エレジー」#
ヴィターリ・グヌトフ(指)オーシポフ・ロシア民族O
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指)ソビエト国立SO*
ルスダン・フォンツァリア(P)**
ヴラデーミル・コジュカル(指)ソビエト国立SO**
イワン・モニゲッティ(Vc)#
ヴェロニカ・ドダロヴァ(指)モスクワSO#

録音:録音年月日不明、スタジオ録音年月日不明*、1981年**、録音年月日不明#
ロシア・アヴァンギャルドの作曲家のひとり。グリエールやミャコフスキーに学び頭角を現すが、作風がソビエト国家から批判されたのち作風を転換。生涯にわたる作品の中からその転換期も含めモソロフの魅力が堪能できる魅力的なアルバムです。尚、収録中の「鉄工場」はよく知られた1975年のライヴ録音ではなく、スタジオ録音のものとの事です。

Saydisc
CD-SDL-393(1CDR)
イギリスのカントリーダンス
伝承曲(バーロウ編):羊飼いの休日
ニューキャッスル/貧乏な少年
ギャザリング・ビースコッズ/ジャメコ
エピング・フォレスト/ウェル=ホール
マッド・ロビン/ブルームスベリー・マーケット/他
ブロード・サイド・バンド

録音:1991年4月
17世紀イギリスの楽譜出版者ジョン・プレイフォードの名作「イングリッシュ・ダンシング・マスター」からのご機嫌なカントリーダンス集。ブロードサイド・バンドの粋な演奏に思わず体が動きます。未案内旧譜。
※Saydiscはレーベル・オフィシャルのCD-Rとなります

Archipel
ARPCD-0427(2CD)
クナッパーツブッシュ&バイエルン州立歌劇場管

CD.1
シューベルト:交響曲第8番「未完成」*
コルネリウス:歌劇「バクダードの理髪師」序曲**
マックス・トラップ:管弦楽の為の協奏曲第3番#

CD.2
コムツァーク:ワルツ「バーデン娘」
ライナー:「シェ−ンブルンの人々」
シューベルト:軍隊行進曲
J・シュトラウス:「千夜一夜物語」から、
 エジプト行進曲
 アンネン・ポルカ、ウィーンの森の物語、
 ピチカート・ポルカ」南国のバラ
ウェーバー:舞踏への勧誘
ハンス・クナッパーツブッシュ(指)
バイエルン州立歌劇場O

録音:1958年2月10日*、1953年10月5日**、1954年10月11日#、1955年3月20日のレジェンダリ・コンサート
※とても良い音質。CD.2はLIVINGSTAGE(廃盤)で発売実績あり。

Volkskrant
CC-72304(8CD)
コンバッティメント・コンソート・アムステルダム/25周年
バッハ:ブランデンブルク協奏曲(全曲)
ヴィヴァルディ:Concerto de Amsterdam
ビーバー:夜の見張りの歌、6声のバレット、
 バッターリア 他
ゼレンカ:カプリッチョ zwv.182、
 シンフォニア zwv.189、協奏曲 zwv.186、
 ヒポコンドリー zwv.187
エイヴィソン:6つの合奏協奏曲
ファッシュ:管弦楽作品集
ヘンデル:王宮の花火の音楽、水上の音楽
コンバッティメント・コンソート・アムステルダム
オランダの新聞社「Volkskrant」からのリリース。
GRAND SLAM
GS-2040(1CD)
クナッパーツブッシュ/ウィーンの休日
J・シュトラウスT:ラデツキー行進曲
ムツァーク:ワルツ「バーデン娘」
J・シュトラウス:アンネン・ポルカ
 加速度円舞曲
 トリッチ・トラッチ・ポルカ
ツィーラー:ワルツ「ウィーンの市民」
J・シュトラウス:ポルカ「うわき心」
 ワルツ「ウィーンの森の物語」
コムツァーク:ワルツ「バーデン娘」*
J・シュトラウス:アンネン・ポルカ*
 トリッチ・トラッチ・ポルカ*
ハンス・クナッパーツブッシュ(指)VPO
カール・ヤンチェク(ツィター)

録音:1957年10月15日、16日、ウィーン、ムジークフェラインザール(*=モノラル)
使用音源:Decca(U.K.)SXL2016、LXT5420*
■制作者より クナッパーツブッシュのステレオ第3弾は、クナの遊び心が満喫出来る「ウィーンの休日」です。今回も驚くほど鮮明な音に仕上がっています。
■解説書の内容 舩木篤也氏が晩年のクナと交流のあった元バイエルン国立歌劇場管弦楽団コンサートマスター、クルト・グントナー氏へのインタビューを成功、その貴重な証言を掲載します。非常に含蓄のある話から、思わず吹き出してしまいそうな逸話まで、現場にいた人でなければ知り得ない内容です。ご期待下さい。■ボーナス・トラックについて ステレオ初期はステレオLPとモノラルLPが市場に混在していた時期でした。今日ではステレオ録音が存在するものに関しては、同一音源のモノラル録音は顧みられませんが、当時の技術者にとってはステレオよりもモノラルの音の方に自信があったようです。しかも一部の録音ではステレオとモノラルとは別のマイクで収録されたとも言われています。初期LPのコレクターの中にはこの当時の録音は、ステレオよりもモノラルの方が聴きやすいと思っている人も少なくありません。従って、その違いを実感していただくために、本編の中から3曲のモノラル版をボーナス・トラックとして加えました。(以上、平林 直哉)
GEGA NEW
GD-330(1CD)
「擬人化」〜テオドッシ・ソパソフとブルガリア国立放送ビッグバンド(全14曲)
作曲:テオドッシ・スパソフ、スタイコ・スタイコフ、ミレン・クコシャロフ、クラッシミール・ミレトコフ、ステファン・ディミトロフ、チャーリー・ミンガス
テオドッシ・スパソフ(カヴァル(笛))
ブルガリア国立放送ビッグバンド
ブルガリア国立RSO

制作:2009年
ブルガリアのジャズ(?)。作風は様々で主に放送用に制作されたものと思われます。聴いているとブルガリアの日常的な風景が目に浮かんでくる。妙にアメリカナイズされた傾向があり、時に下手なクインシー・ジョーンズ、時に不器用なキース・ジャレット、時に陳腐なアイザック・ヘイズといった感じで笑えます。創作の世界では何かを真似しようとして真似しきれず、全く別物になってしまい、結果として独創的なもの出来てしまうことがたまにありますが、これもそんなものかもしれません。「擬人化」というアルバム・タイトルは、そういうこと?だとしたら確信犯?
Audiomax
707-1541-2(3CD)
デルツ:作品全集Vol.1
大管弦楽のための「ジャングルにて」Op.6
ピアノ四重奏曲Op.2
管弦楽のための「Die Atmer der Lydia」Op.5
ピアノ協奏曲Op.9/アルバイトリーダーOp.8
シーゲルOp.3/ピアノのための「シルス」Op.1
弦楽四重奏曲Op.7
ピアノ独奏,ソプラノ,バス,合唱と管弦楽のための「イスタンブール」Op.14
クリストフ・デルツ(P)、
マティアス・バーメルト(指)
カジミエシュ・コルト(指)
バーデン・バーデン南西ドイツRSO、他

録音:。1979年〜2000年
スイスの近現代音楽の発展に寄与した音楽家クリストフ・デルツ(1950−1993)の作品を網羅するシリーズの第1集。作曲をシュトックハウゼンとフンパートから学んだデルツの作品は、オーケストラで"ジャングル"の風景を表現したその名も「ジャングルにて」など興味深いものばかり。
スリーシェルズ
3SCD-0008
税込定価
奏楽堂の響き2
團伊玖磨:オープニング・ファンファーレ〜神奈川芸術フェスティバル*
芥川也寸志:祝典組曲No.3〜行進曲(Marcia in Do)*
松平頼則:日本舞曲第2*
須賀田磯太郎:諧謔曲「南風」*
早坂文雄:映画音楽「海軍爆撃隊」より*
伊福部昭:マルシュ・トゥリヨンファル*
黛敏郎:シロフォン小協奏曲
松村禎三:交響曲〜第3楽章
北爪道夫:森のファンファーレ*
湯浅譲二:火星年代記〜March*
白石茂浩:フルートと吹奏楽のための「夕鶴幻想」〜つうの回想*
伊福部昭:SF交響ファンタジー第2番
木山光:Black Symphony*
黛敏郎:スポーツ行進曲*
福田滋(指)リベラ・ウインド・シンフォニー

録音:2008年4月27日 奏楽堂にてライヴ録音
*=世界初CD化
2006年5月、日本の作曲家による吹奏楽の魅力を多くのファンに伝えた「奏楽堂の響き」。その2年後(2008年)第2回演奏会が上野の森の旧奏楽堂で開催されました。本CDそのライヴ録音です。前回に引き続き今回もレアで、かつ盛り沢山の内容です。これを聴かずして日本の作曲家は語れません!2007年に発見された伊福部昭のマーチ、同じく伊福部の吹奏楽版初演となる《SF交響ファンタジー第2番》。北爪道夫が愛知万博のために書いた《森のファンファーレ》。早坂文雄は、幻の映画「海軍爆撃隊」のテーマ。これも吹奏楽版初演。
ところで、この日のプログラムは「3」の数字に縁がありました。まず、3人の会から、芥川也寸志の幻の傑作マーチ「マーチ・イン・ド」、團伊玖磨の円熟のファンファーレ。黛敏郎の《スポーツ行進曲》は、オリジナルスコアからの忠実な編曲版の初演、同じく黛の《シロフォン小協奏曲》は、ソリストに作曲家で打楽器奏者でもある片岡寛晶(2008年度吹奏楽コンクール課題曲作曲者)を迎えています。1907年生まれの作曲家が3人。平尾貴四男は諧謔曲「南風」、松平頼則は「日本舞曲第2」、須賀田礒太郎は「フーガによる舞踏曲」。どれも約半世紀ぶりの再演です。1929年生まれの作曲家も3人。惜しくも2007年に逝去した松村禎三の《交響曲》、今年80歳となる湯浅譲二のラジオドラマ「火星年代記」よりマーチ、そして黛敏郎は上記のとおり。新作の委嘱初演も2作品。オランダで1時間に及ぶ特集放送が行われた鬼才 木山光の「ブラック・シンフォニー」。そして、團伊玖磨の弟子 白石茂浩による師へのオマージュともいうべき《夕鶴幻想》。
CARUS
CARUS-83-224(1CD)
メンデルスゾーン:劇音楽「アンティゴネ」Op.55 語り:アンジェラ・ヴィンクラー他
フリーダー・ベルニウス(指)
シュトゥツトガルト・クラシックPO
シュトゥツトガルト室内cho

録音:2004年9月4日シュトゥツトガルト

Ameson
ASCP-0711(1CD)
ダルバヴィ:ヤナーチェクの作品による管弦楽のための変奏曲
シンフォニエッタ/水の下の岩
マルク=アンドレ・ダルバヴィ(指)
モンテカルロPO
巨匠ブーレーズの次の世代を担う現代フランスの作曲家マルク=アンドレ・ダルバヴィ(1961−)の自作自演による管弦楽作品集。2006年にはサントリー音楽財団サマーフェスティバルに招聘され来日を果たし、その作品はパユやアンスネスといった超一流アーティストたちにも取り上げられています。
NMC
NMC-D153(1CD)
セア・マスグレイヴ(1928-)の音楽
(1)乱流の風景(2003)*
(2)冬の夕暮れのための歌(1995)**
(3)2のカンパニー(Two’s Company)(2005)#
(1)(2)オスモ・ヴァンスカ(指)
(3)イルジー・ビエロフラーヴェク(指)
(1)(3)BBC響、(2)BBCスコティッシュSO
(2)リサ・ミルン(S)、
(3)エヴェリン・グレニー(Perc)、ニコラス・ダニエル(Ob)

録音:2005年*、1998年**、2007年#、BBCプロムス・ライヴ
マスグレイヴの壮麗な音色とヴォリュームを持った管弦楽曲集。マスグレイヴ女史は1928年エディンバラ生まれ、パリでN.ブーランジェに師事した。作風は現代のシベリウス、ニールセンとでも言ったらよいような、近代的な響きのなかに濃厚な北欧的ロマンティシズムが漂います。《乱流の風景》はまさに北大西洋の寒々とした風景が描かれており、北欧音楽ファンにお薦め。《2のカンパニー》はオーボエと打楽器のための二重協奏曲でグレニーのアクロバティックな妙技が冴えます。
LONDON SINFONIETTA
SINFCD1-2009(1CD)
現代イギリス新世代の作曲家たち
(1)イアン・ヴァイン:オクレ・オスクロ
(2)エミリー・ホール:空間について考えろ
(3)アンナ・メレディス:アックスマン
(4)アンナ・メレディス:フラック
(1)(2)(4)ロンドン・シンフォニエッタ
(1)リチャード・ベーカー(指)、
(2)ニコラス・コク(指)、
(4)ライアン・ウィグルスワース(指)
(3)ジョン・オーフォード(Fg)

録音:2005-2008年、ライヴ
3人とも1970年代後半生まれの作曲家たちの作品。アメリカのミニマルともヨーロッパの前衛とも一線を画する独自の音楽がかの国では育っているようです。Bはファゴット独奏作品だが、ノイジーなサックスのようなサウンドでとてもファゴットとは思えません。新旋法、新調性の作曲家あり、パンク・ロックを思わせる作品ありとヴァラエティに富んでいます。

VENEZIA
CDVE-04375(1CD)
ショスタコーヴィチ(アトヴミャーン編):バレエ音楽「お嬢さんとならず者」 マルク・ゴレンシテイン(指)
”若いロシア”国立SO

録音:1994年モスクワでのスタジオ録音
以前Saison Russeレーベルから番号RUS288105として発売された(現在廃盤)と同じ録音かと思われます。尚、Saison Russeの録音年は1996年との標記でしたが、今回のアルバムでは1994年との標記に成っております。また、オーケストラ標記は”若いロシア”国立交響楽団と成っておりますがこれはロシア国立交響楽団です。この作品はマヤコフスキーの原作に基き、ショスタコーヴィチの多くの作品(黄金時代、ボルト、楽しい小川 など)を編集・出版したレヴォン・アトヴミャーン(Levon Atovmian 1901- 1973)によりショスタコーヴィチの音楽を用い再編集し1962年にマールイ劇場でボヤルスキーによって振付けられ初演されたバレエ作品です。特徴的なリズムと生き生きとしたメロディが多くちりばめられた楽しい作品です。
Ondine
ODE-1152(1CD)
フィンランド・ライフスタイルの四季
[春]
(1)エルッキ・メラルティン(1875-1937):「眠れる森の美女」組曲2〜蝶々のワルツ
(2)シベリウス:「ペレアスとメリザンド」組曲〜田園詩
(3)ラウタヴァーラ:ヴィジリア〜祈りの詩編
(4)メリカント:リンゴの花Op.53-1
(5)シベリウス:春はいそぎ過ぎゆくOp.13-4

[夏]
(6)フィンランド民謡:美しい夏の夜だった
(7)メリカント:夏の夜のワルツOp.1
(8)エルッキ・メラルティン:森の小道をぶらついてOp.4-1
(9)シベリウス:組曲ロ短調Op.117〜田舎の景色、その夏に
(10)ヴァイノ・ライティオ:ハメの夏景色(1935)〜羊飼いの歌、花の女王

[秋]
(11)シベリウス:「テンペスト」組曲第1番〜収穫をする男たち、情景
(12)タネリ・クーシスト:フィンランドの祈り
(13)ラウタヴァーラ:秋の庭(1999)〜トランクウィッロ
(14)トイヴォ・クーラ:秋の想いOp.2-1
(15)ラッセ・モッテンソン:九月の嵐

[冬]
(16)マデトヤ:冬の月明かりの下Op.26-5
(17)ペッカ・ヤルカネン:クリスマスに神がこの世に
(18)アウリス・サッリネン:冬はきびしくOp.20-1
(19)セリム・パルムグレン:組曲「フィンランドの情景」Op.24〜そりの旅
(20)シベリウス:三月の雪の上のダイアモンドOp.36-6
(21)ヘイッキ・サルマント/(アウヴォ・サルマント編:歌う雪
(1)レイフ・セーゲルスタム(指)タンペレPO
(2)トゥオマス・オッリラ=ハンニカイネン(指)タピオラ・シンフォニエッタ 
(3)ティモ・ヌオランネ(指)フィンランド放送室内cho
(4)ヨルマ・ヒュンニネン(Bs)、イルッカ・パーナネン(P)
(5)ソイレ・イソコスキ(S)、レイフ・セーゲルスタム(指)ヘルシンキPO
(6)シニッカ・コンティオ(カンテレ)、マッティ・コンティオ(カンテレ)
(7)レイフ・セーゲルスタム(指)ヘルシンキPO
(8)ヨルマ・ヒュンニネン(Bs)、ウルフ・セーデルブルム(指)タンペレPO
(9)ペッカ・クーシスト(Vn、指)、タピオラ・シンフォニエッタ
(10)トゥオマス・オッリラ=ハンニカイネン(指)タピオラ・シンフォニエッタ
(11)レイフ・セーゲルスタム(指)ヘルシンキPO
(12)ソイレ・イソコスキ(S)、ヨン・ストゥールゴールズ(指)ヘルシンキPO
(13)ヴラディーミル・アシュケナージ(指)ヘルシンキPO
(14)カリタ・マッティラ(S)、イルモ・ランタ(P)
(15)カリタ・マッティラ(S)、リク・ニエミ(指)ユヴァスキュラSO
(16)ヘレナ・ユントゥネン(S)、グスタヴ・ユープシェーバカ(P)
(17)エルッキ・ポホヨラ(指)タピオラcho
(18)オスモ・ヴァンスカ(指)、タピオラcho、タピオラ・シンフォニエッタ 
(19)レイフ・セーゲルスタム(指)ヘルシンキPO
(20)ソイレ・イソコスキ(S)、レイフ・セーゲルスタム(指)ヘルシンキPO、
(21)カリ・アラ=ポラネン(指)タピオラcho
美麗写真付き。フィンランドと聞いてイメージされるのは森と湖、オーロラと雪景色。そして今、フィンランドは、世界市場で大きなシェアを占めるNokiaの携帯電話や、優れた人材を育てる教育システムとともに語られます。そのフィンランドでは妻運びレース、蚊取り世界選手権、エアギター世界選手権、サウナ我慢大会、氷中水泳世界選手権といった風変わりなレースや選手権が行われ、CNNのニュースなどを通じて世界の人々に知られるようになりました。フィンランドの誇る先進技術や人々の憧れるデザインは、フィンランドの人たちのさまざまなライフスタイルと深くつながっていると言われます。四季折々の生活を撮ったフィンランド政府観光局提供の写真と、人々に親しまれるシベリウス、オスカル・メリカント、ラッセ・モッテンソンらの小品を収録したデジパックアルバム「フィンランド・ライフスタイルの四季」。コーヒーテーブルの上に置いておきたくなる1枚です。 (Ki)
Archipel
ARPCD-429(1CD)
クナッパーツブッシュ/R.シュトラウス、レスピーギ他
R.シュトラウス:交響詩「ドン・キホーテ」
レスピーギ:リュートのための古い歌と舞曲第2集
プフィッツナー:オーケストラの為のスケルツォ*
ハンス・クナッパーツブッシュ(指)
ミュンヘンPO

録音:1958年1月6日ミュンヘン、1957年1月6日ミュンヘン*
LPO
LPO-0041(1CD)
ジョン・アイアランド70歳記念コンサート
アイアランド:ロンドン序曲/ピアノ協奏曲変ホ長調
前奏曲「忘れられた儀礼」/これらはそうあるべき
アイリーン・ジョイ(P)
レッドヴァース・ルウェリン(Br)
サー・エイドリアン・ボールト(指)LPO

録音:1949年
イギリス音楽を得意とし、常に擁護していたエイドリアン・ボールト(実は中には苦手な作曲家もいたようですが…)によるアイアランドの生誕70周年記念コンサートのライヴ録音の登場です。管弦楽作品2曲と、ピアノ協奏曲、そしてバリトンと合唱による祝祭的な合唱曲という凝ったプログラムが目をひきます。ピアノ協奏曲のソリストに迎えられたのは、アイリーン・ジョイス。彼女は映画「逢引き」でのラフマニノフの協奏曲での華麗なる演奏と、天から与えられた美貌で一世を風靡した女性ピアニストです。膨大な協奏曲のレパートリーを持つことでも知られ、このアイアランドの曲も得意としていました。何とも説得力のある演奏です。ウェールズ系のバリトンが好んで歌う「これらはそうあるべき」は、まさにイギリスを象徴するかのような合唱作品です。ピアノ協奏曲を除いては、大きな曲を手掛けることがなかった「控え目」なアイアランドですが、彼が書いた小さな作品は、イギリスの豊かな自然や人間の細やかな感情が盛り込まれたものばかり。極めて味わい深いものとなっているのはご存知の通りです。ボールト卿もそんな彼の音楽を心から愛していたため、この和やかで実り多き演奏会は満場の聴衆を大満足させたのでした。今こそ、その興奮が60年の年月を経て甦ります。

DIVYD
DI-022-2(1CD)
エウゲン・スホニュ(1908-1993):メタモルフォシス ESD77B
バラード組曲Op.9 ESD58B
ズデニェク・コシュラー(指)スロヴァキアPO

録音:1987年9月、ブラチスラヴァ、スロヴァキア・フィルハーモニー・コンサートホール
HEVHETIA
HV-0032-2(2CD)
シェバン、ゴダール、ブレイネル、コルコヴィチ:管弦楽作品集
アンドレイ・シェバン(1962-):エレクトリック・ギター,フヤラ(スロヴァキアンパイプ)と室内管弦楽の為の作品1
ヴラディミール・ゴダール(1956-):小さなダーヴィドの為の小組曲(エレクトリック・ヴァイオリン,エレクトリック・ギター,弦楽合奏とチェンバロの為の)
ペテル・ブレイネル(1957-):ギタラリア・ノットゥルナ(ギター・クァルテットと管弦楽の為の)
ヨゼフ・コルコヴィチ(1957-):管弦楽の為のアンダンテ=アレグロ
アンドレイ・シェバン(エレクトリック・ギター、フヤラ、ドローン・フルート、ガラガラ、声)
スタニスラフ・パルフ(エレクトリック・ヴァイオリン)
ブラチスラヴァ・ギター・クァルテット
ペテル・ブレイネル(指)
ジリナ・スロヴァキア・シンフォニエッタ

録音:2008年3月7-11日、ジリナ(スロヴァキア)、ファトラ文化館

※全曲世界初録音
Dal Segno
DSPRCD-400(1CD)
ラグタイム・アット・ザ・リッツ
オール・ドレス・アップ/ブレイズ・アウェイ
ナイト・オヴ・グラドネス/リトル・ガダバウト
口ぶえをふくルーファス/ソレッラ
タンバリンとオレンジ/湖上の美人
ロウ・ロウ・ロウ/ロバート・E.リー/他
パーム・コート・オーケストラ

録音:1977年〜1979年
ピアノ・ロールの再生&デジタル収録、リリースで定評のあるイギリスのダル・セーニョ(Dal Segno)の新シリーズは、1976年にシドニーで結成されたサロン・オーケストラ、パーム・コート・オーケストラの復刻集。
Dal Segno
DSPRCD-401(1CD)
ダンシング・オン・ア・サマー・ローン
ピンク・レディ/ア・パーフェクト・デイ
デザイア・ドゥ・モーメント/アロハ・オエ
メロディ/悲しいワルツ/西部の小さな灰色の家
まるでバラのように/妖精の夢/スリル
ドリーミング/オ・ソレ・ミオ/他
パーム・コート・オーケストラ

録音:1977年〜1979年
シドニーのヒルトン・ホテル、メルボルンのグランド・ウィンザー・ホテルなどを舞台として優雅な演奏を繰り広げ続けたパーム・コート・オーケストラ。オーストラリアの外に出る機会に恵まれてこなかった演奏は、ベル・エポック時代のスタイルを彷彿とさせます。
NSS MUSIC
NSS-8(1CD)
ピアソラ:ブエノス・アイレスの四季
クラリス・アサド:インプレッション(オーケストラのための組曲)
バルトーク:ルーマニア民族舞曲
ガーシュウィン:『ポーギーとベス』〜ベスよお前はおれのもの
ナージャ・サレルノ=ソネンバーグ(Vn)
ニュー・センチュリー室内オーケストラ
ニュー・センチュリー室内オーケストラは、グラミー賞にノミネートされているオーケストラ。ソネンバーグと共にサン・フランシスコを拠点にしています。
VISTA VERA
VVCD-00184(4CD)
ウラディーミル・ジーヴァ〜ア・タッチ
ムソルグスキー:禿山の一夜
R=コルサコフ:カンタータ「スヴィテジャンカ、または 湖の少女」*
 歌劇「見えざる都市キテジ」からの交響組曲+
プロコフィエフ:歌劇「三つのオレンジへの恋」からの交響組曲 Op.33bis
チャイコフスキー:「くるみ割り人形」〜情景6〜9
N・チェレプニン:幻想バレエ「アルミードの館」Op.29
シマノフスキ:交響曲第2番変ロ長調 Op.19#
エルガー:「エニグマ」変奏曲 Op.38**
ヴェルディ:歌劇「運命の力」序曲**
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」++
エルガー:「威風堂々」行進曲第1番
ウラディーミル・ジーヴァ(指)モスクワSO
モスクワ合唱芸術アカデミー*

録音:1999年3月6日+、1997年10月18日#、1998年9月24日**、 2002年10月13日++、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ/1998-2004年
1997年よりモスクワSO首席指揮者、2000年より同楽団芸術監督を務めるロシアの指揮者ウラディーミル・ジーヴァ(1957年生まれ)の指揮活動25周年を記念して制作された、。

GALLO
GALLO-1253(1CD)
クラウス・コーネル自作自演
聖ヨハン3部作
弦楽オーケストラのための4つの楽章「反射」*
ワイン#
クラウス・コーネル(指)バーゼルRSO
ワルター・グリマー(Vc)
アルトゥール・ハインツ・リリエンタール(指)*
チューリヒCO*
ミシェル・フラクスマン(Vc)*
イーヴォ・ヘンチェロ(指)#
ハイデルベルク・インコントロ・アンサンブル#
GALLO
GALLO-1234(1CD)
スイス人作曲家Vol.2
アロイス・フォルヌロー:春の旅Op.28
2つの室内オーケストラのための協奏曲Op.35
ローラン・メトラー:室内オーケストラのための交響曲第1番
ジーン・バリッサ:間奏曲
ファビオ・マッファイ:星の王子様
エマニュエル・シフェール(指)
スイス・イタリアーナO
JVC-XRCD
JMXR-24026S(1CD)
税込定価
プロコフィエフ:組曲「キージェ中尉」
ストラヴィンスキー:交響詩「うぐいすの歌」*
フリッツ・ライナー(指)CSO
録音:1956年11月3日、1957年3月2日*シカゴ、オーケストラ・ホール(ステレオ)
(XRCD-SHM仕様。SHM化でより伸びやかな音質に!大太鼓がすごい!(Ki)

Medeci Masters
MM-035(1CD)
ミトロプーロスのR・シュトラウス
交響詩「ドン・キホーテ」Op.35
交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」Op.30
アルヴィン・バウアー(Vc)、
パウル・シュレーアー(Va)
ディミトリ・ミトロプーロス(指)ケルンRSO

録音:1959年9月7日WDRフンクハウス第1ホール(モノラル)
WDRアーカイヴからの正規音源復刻。メンデルスゾーンの「スコットランド」&「宗教改革」(MM.014)に次ぐミトロプーロス第2弾は、かれが世を去る前年に行なったシュトラウスの放送用スタジオ・ライヴ。録音の存在は知られていましたが、驚異的なクオリティでついにその全貌が明らかになりました。マーラーのスペシャリストとして記憶されるミトロプーロスはシュトラウスも得意としており、ここでの内容はその絢爛たる色彩感と力強い音楽運びでファンをとりこにするのは必至とおもわれます。ちなみに当日のオール・シュトラウス・プログラムでは、アストリッド・ヴァルナイの独唱で楽劇「エレクトラ」よりモノローグも演奏されています。 (Ki)
ORF
ORFCD-3026(1CD)
クラウス・アーガー(1946-):作品集
(1)金管と打楽器のための交響曲Op.63
(2)セレナーデOp.60
(3)ブレッチア4 Op.90
(4)ピアノと金管楽器、打楽器のための協奏曲Op.36
(5)黄金の静寂Op.56
(1)ゴットフリート・ラブル(指)ウィーンRSO、
(2)アルフォンス・コンタルスキー(P)、
 ヨルゲ・ロッター(指)
 ザルツブルグ・モーツァルテウム管
(3)(4)オーストリア現代音楽アンサンブル
(3)アルベルト・カプリオリ(指)
(4)エミー・ハインツ=ディエマンド(P)、
 クラウス・アーガー(指)
(5)オーストリア現代音楽アンサンブル団員(弦楽三重奏)

録音:1983-2007年
アーガーは1946年ザルツブルク生まれ、モーツァルテウム音楽院を卒業後、パリ・コンセルバトワールにてメシアンとピエール・シェフェールに師事した。沈黙と喧騒の交代のなかで混沌とした響きが連綿と続くドラマティックな音楽。
ORF
ORFCD-3029(1CD)
ゲラルド・レッシュ(1975-):作品集
(1)結び目(2007)
(2)イタロ・カルヴィーノによる5つの試み(2006)
(3)スピン(2006-07)
(4)平行線(2003-04)、(5)窓(2008)
(1)ロベルト・ブシェク(Fg)、
 コンスタンティン・リエフスキー(指)
 ウィーン・コンツェルト・フェライン
(2)レシェティツキー・ピアノ三重奏団
(3)エルネスト・ヘーツル(指)
 ウィーン・コンツェルト・フェライン
(4)レオ・エレード&ロベルト・ブシェク(Fg二重奏)
(5)ツォルト・ハマル(指)
 ウィーン・コンツェルト・フェライン

録音:2007-08年
レッシュは出身地オーストリア・リンツでしばらくオルガニストを勤めた後、ケルンでヨーク・ヘラーに、ウィーンでミヒャエル・ジャレルに作曲を師事した。《結び目》は現代では珍しいファゴット協奏曲でファゴットの超絶技巧がオーケストラに次第に波及してゆく過程が聴きどころ。
GEGA NEW
GD-344(1CD)
ゲオルギ・ミンチェフ(b.1939):管弦楽作品集
(1)コントラスツ〜管弦楽のための音楽(2002)
(2)モノディアとコンチェルト・グロッソ(2006)
(3)管弦楽のための演奏会用音楽(1976)
(1)ロッセン・ミラノフ(指)
(2)プラメン・ジュロフ(指)
(3)ヴァシル・ステファノフ(指)
(2)ディミタール・ペンコフ(Va)
ブルガリア国立RSO
1939年生まれのブルガリアの作曲家ミンチェフは地元で学んだ後、モスクワでシチェドリンとハチャトリアンに師事し、パリではメシアンとも交流を持つなど珍しい師事歴ですが、そのユニークさは作品にも表れています。ハチャトリアン譲りのドンジャカ、ドンジャカするリズム、シチェドリン譲りの洗練、メシアン譲り(かどうか知らないが)のモダニズムが派手なオーケストレーションで大爆発。

VENEZIA
CDVE-04349(4CD)
チャイコフスキー:バレエ作品集
バレエ音楽「白鳥の湖」(全曲)、
「くるみ割り人形」(全曲)*、スラブ行進曲**
「エフゲニー・オネーギン」〜序曲とポロネーズ#
ヴラジーミル・フェドセーエフ(指)
ソビエトRTV大SO

録音:1985年、1976年*、1981年**、1986年#
バレエ曲は、フェドセーエフの音楽作りのセンスの良さ、ダイナミズム、色彩放射力、語りかけの妙の全てが凝縮されたまさに金字塔。単に舞台の情景が目に浮かぶだけでなく、音楽自体が強烈な確信を持って迫ります。「スラブ行進曲」は一見ごくオーソドックスな演奏に聞こえますが、テーマの0:36以降にトロンボーンの対旋律を生々しく表出することにより、民族的な色彩が拡張され、しかもそれが嫌味に響かないのは、まさにセンスの勝利。コーダを敢然とイン・テンポのまま締めくくるのも、他にあまり例がありません。「エフゲニー・オネーギン」のポロネーズのレガートの粘着力と中間部の哀愁もフェドセーエフの真骨頂。 【湧々堂】
Bergen Digital
BD-7057CD(1CD)
グスタフソン:スウェーデン近衛兵分列行進曲
ベルグストレム:ウプランド連隊行進曲
伝承曲:フィンランド騎兵隊行進曲
ハートレイ:ガイエティ・ポルカ
レーフグレン:Alvsborgslatar
ボルグ:夏の気分
ペローニ
:Varese/ボルグ:Vaarlyst、他
ラグナー・マーレン(指)
ベルゲン・ムシーク・コープス
ノルウェー、ベルゲン市の吹奏楽団による北欧のマーチと伝承曲集。

URANIA
URN-22394(2CD)
R.シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」、交響詩「ドン・ファン」
交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯」、交響詩「死と変容」、
組曲「町人貴族」、歌劇「サロメ」より
R・シュトラウス(指)VPO

録音:1944年
URANIA
URN-22396(1CD)
ラヴェル:組曲「マ・メール・ロア」、
ヒナステラ:バレエ組曲「パナンビ」、
R.シュトラウス:交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯」
エーリヒ・クライバー(指)
NBC響、ミュンヘンPO

録音:1946年、1953年

VMS
VMS-177(1CD)
シュテプラー:アンサンブルのための音楽
ソプラノ・サクソフォン,チェロ,ピアノとアンサンブルのための《ドリーム/トラウム、1/9/92》
2台のピアノと打楽器のための《インターネット4》
ダンス,アンサンブル,テープのための《スパイス》
ヴィオラとオーケストラのための《ノートブック》
ペーター・ルンデル(指)
フォルクヴァング音楽大学ノイエ・ムジーク・アンサンブル
1982年のコーネリアス・カーデュー・メモリアル賞や2003年のデュイスブルク音楽賞など、権威ある音楽賞の受賞歴を持ち、現代音楽や実験音楽の進化に情熱を注ぐ現代ドイツの大物作曲家ゲルハルト・シュテプラー(1949−)。様々な組み合わせの"アンサンブル"のために作曲されたシュテプラーの作品を演奏するのは、フォルクヴァング音楽大学ノイエ・ムジーク・アンサンブル。現代音楽の演奏法を学ぶためにドイツのエッセンに集った精鋭集団です。

MANCHESTER FILES
CDMAN-103(1CD)
チャイコフスキー:バレエ「白鳥の湖」Op.20 から、
バレエ「眠れる森の美女」Op.66 から、
バレエ「くるみ割り人形」Op.71 から
アンドレイ・アニハーノフ(指)
サンクトペテルブルク国立SO

録音:1994年
MANCHESTER FILES
CDMAN-109(1CD)
モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク、
交響曲第35番「ハフナー」、
交響曲第40番ト短調
アレクサンドル・カントロフ(指)
サンクトペテルブルク国立クラシカSO

録音:1995年
MANCHESTER FILES
CDMAN-110(1CD)
ロシア管弦楽小品集
グリンカ:ホタ・アラゴネサ、アントン・ルビンシテイン:歌劇「フェラモルス」〜カシミールの花嫁たちの踊り
タネーエフ:ヴァイオリンと管弦楽のための協奏組曲 Op.28 〜おとぎ話*
アレンスキー:「リャビーニン」の主題によるピアノと管弦楽のための幻想曲 Op.48+
グラズノフ:バレエ「ライモンダ」Op.57からの組曲
リャードフ:キキモラ(民話)Op.63、アレクサンドル・プーシキン記念ポロネーズ Op.49
ヴェーラ・ドブルイニナ(Vn)*、
アレクサンドル・スヴャトキン(P)+、
レオ・コルヒン(指) ペテルホフO

録音:1993、1995年
MANCHESTER FILES
CDMAN-111(1CD)
グリーグ:「ペール・ギュント」組曲第1番&第2番、
ホルベア組曲
ウラディーミル・アルトシュレル(指)
サンクトペテルブルクSO

録音:1993年
MANCHESTER FILES
CDMAN-122(1CD)
チャイコフスキー:幻想序曲「ロミオとジュリエット」、
交響的幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」、
大序曲「1812年」
アンドレイ・アニハーノフ(指)
サンクトペテルブルク国立SO

録音:1993、1994年
MANCHESTER FILES
CDMAN-132(1CD)
ワーグナー:管弦楽曲集
「神々の黄昏」〜ジークフリートのラインの旅・葬送行進曲、
「ローエングリン」〜第1幕前奏曲/第3幕前奏曲
「トリスタンとイゾルデ」〜第1幕前奏曲/第3幕からの情景/イゾルデの愛の死
アレクサンドル・ドミトリエフ(指)
サンクトペテルブルクSO

録音:1991年
MANCHESTER FILES
CDMAN-172(1CD)
グリンカ:管弦楽作品集
歌劇「ルスランとリュドミラ」〜序曲*/ナイナ城での踊り+
ベッリーニの「夢遊病の女」の主題による華麗なディヴェルティメント#
幻想的ワルツ**/歌劇「イワン・スサーニン(皇帝に捧げた命)」序曲++
ホタ・アラゴネサの主題による華麗な奇想曲**
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラードPO*
ユーリー・テミルカーノフ(指)+、
ヴィクトル・フェドートフ(指)++、
マリーンスキー劇場O
レオ・コルヒン(指)ペテルホフO**
アレクサンドル・リフテル、
ヴィクトル・リスニャク(Vn)、
ユーリー・アニケーエフ(Va) 
ボリス・ミハノフスキー(Vc)、
ロシチスラフ・ヤコヴレフ(Cb)、
ウラディーミル・シャーキン(P) 以上#

録音:1973-1995年
MANCHESTER FILES
CDMAN-062-01(1CD)
ブラスバンドによるロシアの式典音楽
メンデルスゾーン:結婚行進曲、
グリエール
:偉大なる都市への賛歌
オギンスキ:ポロネーズ、
不詳
:ファンファーレ I
イワーノフ=ラトケヴィチ:ファンファーレ II/ファンファーレ III、
ベートーヴェン:葬送行進曲
メンデルスゾーン:葬送行進曲、
グリーグ:アンダンテ・ドロローソ、
ショパン:葬送行進曲
ボルモチン:瞑想、
グラーバリ
:葬送行進曲、
ウダーロフ:葬送行進曲、
ガヴリーロフ
:古い葬送行進曲
ヴァフチンスキー:古い葬送行進曲、
ズーボフ:古い葬送行進曲、
ドゥビンスキー
:古い葬送行進曲
ボリス・シンキン(指)
サンクトペテルブルク大金管軍楽隊

VISTA VERA
VVCD-00177
管楽合奏のための音楽
A・スカルラッティ(ショスタコーヴィチ編):2つのチェンバロ小品(管楽合奏のための)*、パストラーレニ短調,カプリッチョホ長調
ドヴォルザーク:管楽セレナードニ短調Op.44+
カゼッラ:クラリネット,ファゴット,トランペット,ヴァイオリンとチェロのためのセレナード#
ジョリヴェ:クラリネット,ファゴット,ピストン・コルネット,トロンボーン,打楽器,ヴァイオリンとコントラバスのための狂詩曲**
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指)*、ワレリー・ポリャンスキー(指)、
レフ・マルキス(指)#、
ソヴィエト国立響ソロイスツ・アンサンブル

録音:1979年10月31日*/1979年11月2日+/1979年(#/**)
日本では「フランダースの犬」が本国ベルギー以上に有名ですが、ベルギー北部のフランドル地方(フランダース)にちなんだラプソディ集。   (Ki)

JVC-XRCD
JMXR-24020S
マーチ・イン・ハイ・ファイ
ヴェルディ:「アイーダ」大行進曲、
ヴィクター・ハーバート
:おもちゃの行進曲
スーザ:忠誠、
チャイコフスキー
:「組曲第1番」〜小行進曲
伝承曲:ヤンキードゥードル(アルプス一万尺/アメリカ民謡)、
モース
:アップ・ザ・ストリート
ベルリオーズ:ラコッツィ行進曲、
ウィルソン:76トロンボーン
イッポリトフ=イヴァーノフ:酋長の行進、プランケット:サンブル・エ・ムーズ連隊行進曲
ベートーヴェン:トルコ行進曲、
アルフォード:ボギー大佐(クワイ河マーチ)
エムメット:ディキシー、
モートン・グールド
:アメリカン・サリュート
アーサー・フィードラー(指)
ボストン・ポップス・オーケストラ

録音:1958年ボストン、シンフォニー・ホール(ステレオ)/XRCD-SHM仕様
「文句なしに楽しい!そしてこの名盤がxrcdで聴けることがなにより嬉しい」(諸石幸生)
また解説はLP発売時のものと思われる昔なつかしい藁科雅美(わらしなまさみ)翁の味わい深い文章が掲載されています。SHM化で音になめらかさが増し、これでもかと繰り広げられる大音響と威勢のいい音響にどっぷり浸れます。 (Ki)

スリーシェルズ
3SCD-0007(1CD)
税込定価
沖縄の響き〜金井喜久子管楽作品集
沖縄復帰祝典序曲「飛翔(はばたき)」(1972)*
沖縄ラプソディ〜ピアノと吹奏楽のための(1966)*
フルートとピアノのための「てぃんさぐの花変奏曲」(1973)
トロンボーンによる「3つの奇想組曲」(1966)*
福田滋(指)
リベラ・ウインド・シンフォニー、
高良仁美(P)、江尻和華子(Fl)、
箱山芳樹(Tb)
*=世界初CD化。日本人女性で初めて交響曲を作曲した金井喜久子の管楽作品集のCD化です。金井喜久子(1906-86)は著書『ニライの歌』で沖縄音楽について「誇るべき美しい南国のメロディー」と書いています。素晴らしき沖縄音楽を世界共通語である五線譜に乗せることで、世界へ紹介しようと多くの作品を発表しました。その音楽は、沖縄の伝統・芸能・文化を基に発想され、いずれも親しみやすいメロディ・リズム・ハーモニーに溢れています。収録作品は、沖縄が祖国へ帰る姿を伝説の大鷲になぞらえた沖縄復帰祝典序曲「飛翔」、初演では3万人の聴衆を集めたというピアノと吹奏楽のための「沖縄ラプソディ」(初演は山本直純がピアノ!)、誰もが知る沖縄民謡をフルートとピアノで奏でる「てぃんさぐの花」、晩年の隠れた傑作トロンボーンとピアノの「沖縄奇想曲」。ほとんどが世界初録音で、まさに、沖縄が世界に誇る作曲家の代表的管楽作品集と言えましょう。演奏は、沖縄出身の金井作品のスペシャリスト高良仁美(ピアノ)、伸びやかで量感豊かな演奏で高い人気を誇る箱山芳樹(日フィル首席トロンボーン奏者)、別宮貞雄作品集の清らかな音色で注目された江尻和華子、そしてJapanese composers archives seriesに欠かせない福田滋率いるリベラ・ウインド・シンフォニーです。

ACOUSENCE
ACOCD-21209(1CD)
2種のペレアスとメリザンド
シェーンベルク:交響詩「ペレアスとメリザンド」 op.5
フォーレ:「ペレアスとメリザンド」 op.80
ジョナサン・ダーリントン(指)デュイスブルクPO

録音:2007年12月18/20日ライヴ
日本でもその実力が注目されつつあるダーリントンとデュイスブルク・フィルの洗礼された美しくい演奏。優れた録音技術とあいまった完成度の高い魅力的なアルバムです。

SOMM
SOMMCD-076
1943年プロムス第一夜
アナウンス(ステュアート・ヒッバード)/英国国歌
デュカス:交響詩「魔法使いの弟子」/アナウンス
サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番〜第1/第3楽章
ヘンデル:「アチスとガラテア」〜愛の神が彼女の目の中で戯れ(+)
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」〜第1楽章
ラマー・ストリングフィールド(1897-1959):ア・ネグロ・パレード
チャイコフスキー:組曲第3番 Op.55 から 主題と変奏曲
モウラ・リンパニー(P)、
ヘドル・ナッシュ(T)、ヘンリー・ウッド(指)LPO

録音:1943年6月19日、ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール、ライヴ
英国クラシック音楽界の一大行事プロムス(プロムナード・コンサート)の立役者、サー・ヘンリー・ウッド(1869-1944)。第1回(1895年)から指揮を続けた彼にとって最後のプロムスとなったのが第二次世界大戦さなかの1943年。その第一夜の演奏を抜粋収録したのがこのアルバムです。当時26歳のモウラ・リンパニー(1916-2005)も登場(*)。第2楽章も演奏されたはずですが収録されていないのが残念です。

OUT OF THE FLAME
OUT-025
リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」 レオ・ドリーハイス(指)チェコ・ナショナルSO

録音:2000年1月14日、プラハ市民会館スメタナ・ホール、ライヴ
ICNレーベル、ICN 030 からの移行再発売。

MUSICA CLASICA GALEGA
BOA-25102007
ガリシアのクラシック音楽 Vol.7 20世紀の交響楽
フェルナンド・アロンソ:シンフォニエッタ イ長調、
シャビエル・デ・パス
:夢の夜明け
フアン・ドゥラン:ソロサバルの主題による変奏曲、
マヌエル・バルボア
:サトゥルヌスの祭/天空の道
アントニ・ロス・マルバ(指)ガリシア王立PO

録音:2004年?、サンティアゴ・デ・コンポステラ(スペイン)、アウディトリオ・デ・ガリシア

URANIA
URN-22391
ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
、パリのアメリカ人、ピアノ協奏曲ヘ調
ハリス:交響曲第3番
ベニー・グッドマン(Cl)、
オスカー・レヴァント(P)、
アルトゥーロ・トスカニーニ(指)NBC響

録音:1940年、1944年
URANIA
URN-22392
ラヴェル:「ダフニスとクロエ」第2組曲、
ヒンデミット:交響曲「画家マティス」
ストラヴィンスキー:かるた遊び、
デュカス
:交響詩「魔法使いの弟子」
グィド・カンテッリ(指)NYO、NBC響

録音:1952年、1955年
URANIA
URN-22393
ストラヴィンスキー:組曲「火の鳥」、
ミューズをつかさどるアポロ
イーゴリ・ストラヴィンスキー(指)RAIローマSO

録音:1957年、1959年

IDIS
IDIS-6569
クナッパーツブッシュ/ワーグナー
ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕前奏曲
「神々の黄昏」〜ジークフリートのラインへの旅,ジークフリートの葬送行進曲
「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死、
ジークフリート牧歌*
ハンス・クナッパーツブッシュ(指)
ベルリン国立歌劇場O,ケルンRSO*

録音:1959年11月11日,1953年5月*
1959年、壁ができる2年前の東ベルリンで、クナッパーツブッシュがワーグナー演奏した録音。晩年に近づいたクナの勇壮な演奏です。このうち「マイスタージンガー」前奏曲はなぜか今までCD化されたことがなかった音源。他の3曲も現在では入手難になっています。ケルンでのジークフリート牧歌は、おそらくORFEOからORFEOR723071で発売されているものと同じと思われます。  (Ki)

GEGA
GD-254
ロシア音楽の名曲集
ハチャトリアン:剣の舞、
チャイコフスキー:《眠れる森の美女》〜パノラマ/ワルツ、
グリンカ:《ルスランとリュドミラ》序曲、
プロコフィエフ
:《3つのオレンジへの恋》行進曲とスケルツォ、
ボロディン:だったん人の踊り、
チャイコフスキー
:《白鳥の湖》〜ワルツ/白鳥の踊り、
R.コルサコフ:熊蜂の飛行、
チャイコフスキー:《胡桃割り人形》〜小序曲/こんぺいとうの踊り/トレパーク、
カバレフスキー:《道化師》〜ギャロップ
ヴァシル・カザンディエフ(指)ソフィアSO
ソフィア交響楽団はブルガリア有数のオーケストラ。カザンディエフは廉価盤シリーズでよく名前を見かけるブルガリアの指導的指揮者。

HUNGAROTON
HCD-41009(3CD)
十字架上のキリストの最後の7つの言葉〜聴き比べ
[CD1] (HCD.12358)=管弦楽版=
ハイドン:「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」Hob.XX/1:A
[CD2] (HCD.12036)=弦楽四重奏版=
ハイドン:「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」Op.51,Hob.V:50-56*
[CD3] (HCD.12199)=オラトリオ版=
ハイドン:「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」Hob.XX:2(独語歌唱)#
ヤーノシュ・フェレンチク(指)ハンガリー国立O、タートライQ*、
ヴェロニカ・キンチェシュ(S)#、クラーラ・タカーチュ(Ms)#、ジェルジ・コロンディ(T)#、ヨージェフ・グレゴル(Bs)#、ブダペストcho#、ヤーノシュ・フェレンチク(指)ハンガリー国立O#

録音:1981年、1978年*、1979年#
ハイドン50代の力作「十字架上のキリストの最後の七つの言葉」は、カディス大聖堂の特別礼拝のために委嘱され、1785年あるいは86年のはじめに作曲されました。荘重な序奏と、つづく7つのソナタ、そして描写的な終曲「地震」という構成によるこの作品には、楽器編成の異なる版が複数存在します。成立の順序としては、まずオケ用の原曲版が1787年7月に出版され、これにもとづいて今日もっとも一般的なクァルテット版が出版されています。また、ハイドン自身によるものではありませんがハイドン監修でクラヴィーア用編曲版も相次いで出版されました。さらに1795〜96年にオラトリオ版としても完成をみています。このたびハイドンイヤーに合わせて、HUNGAROTONの誇るカタログから名匠フェレンチクと名門タートライらによる3つの版をセット化。現時点では廃盤のオラトリオ版が入手できることと、一枚分お得になったことがポイントといえるでしょう。   (Ki)

フォンテック
FOCD-9430
税込定価
シュトラウス・ファミリー名曲集2
J・シュトラウス:「ジプシー男爵」序曲、ハンガリー万歳、南国のばら、アンネン・ポルカ、
ヨーゼフ・シュトラウス:天体の音楽、鍛冶屋のポルカ、
J・シュトラウス:「こうもり」〜伯爵様あなたのようなお方は、春の声、雷鳴と電光、クラップフェンの森で、皇帝円舞曲
大町陽一郎(指)九州SO、半田美和子(S)

録音:2008年1月13-24日末永文化センター
フォンテック
FOCD-9431
税込定価
大阪市音楽団/パリのアメリカ人
フランク・ティケリ:ワイルド・ナイツ!、
フランコ・チェザリーニ:ブルー・ホライズンOp.23b、
ワーグナー(森田一浩編):「ニュルンベルクのマイズタージンガー」セレクション、
櫛田てつ之扶:組曲「星へのきざはし」第2部、バーンスタイン(ビーラー編):「キャンディード」序曲、
ガーシュウィン(保科洋編):パリのアメリカ人
秋山和慶(指)大阪市音楽団

録音:2008年11月21日ザ・シンフォニー・ホール【5/21発売】

露OLYMPIA
MKM-214
ビゼー(シチェドリン編):バレエ組曲「カルメン」 セルゲイ・スクリプカ(指)ジューコフスキーSO
露OLYMPIA
MKM-220
ハチャトゥリアン:バレエ「スパルタクス」〜抜粋(4曲)、「ガイーヌ」組曲(9曲) ユーリー・テミルカーノフ(指)RPO

録音:1983年/原盤:EMI
露OLYMPIA
MKM-221
プロコフィエフ:映画音楽「イワン雷帝」Op.116 イリーナ・アルヒーポワ(Ms)、
アナトーリー・モクレンコ(Br)、
アンブロジアン・シンガーズ、
リッカルド・ムーティ(指)フィルハーモニアO

録音:1986年/原盤:EMI
露OLYMPIA
MKM-222
ミャスコフスキー:室内管弦楽のためのセレナード変ホ長調 Op.32-1、
弦楽合奏のためのシンフォニエッタ ロ短調 Op.32-2
フルート,クラリネット,ホルン,ファゴット,ハープと弦楽合奏のための抒情的コンチェルティーノト長調 Op.32-3、祝典序曲ハ長調 Op.48
エフゲニー・サモイロフ(指)モスクワ新歌劇O

King International
KDC-5066
BCJのバッハへのいざない〜器楽編
ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調BWV1050〜第1楽章アレグロ/チェンバロ独奏:鈴木雅明、フラウト・トラヴェルソ:菅きよみ、ヴァイオリン:若松夏美[BIS1151/録音:2000年5,6月]
管弦楽組曲第3番BWV1068〜第2曲「アリア」[BISSA1431/録音:2003年10月]
管弦楽組曲第2番ロ短調BWV1067〜第5曲「ポロネーズ.ドゥーブル.ポロネーズ」
第7曲「バディヌリー」/フラウト・トラヴェルソ独奏:前田りり子[BISSA1431/録音:2003年10月]
カンタータ第35番《霊と心は驚き惑う》〜第1曲シンフォニア/オルガン独奏:鈴木雅明[BISSA1621/録音:2006年9月]
シンフォニア第11番ト短調BWV797/チェンバロ:鈴木雅明[BIS1009/録音:1998年7月]
カンタータ106番《神の時こそいと良き時》BWV106〜第1曲シンフォニア/リコーダー:山岡重治、古橋潤一/ヴィオラ・ダ・ガンバ:上村かおり、福沢宏[BIS781/録音:1995年11月]
ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調BWV1042〜第1楽章アレグロ/ヴァイオリン:寺神戸亮[BIS961/録音:1999年7,9月]
ドイツ・オルガン・ミサ(クラヴィーア練習曲集第3部)〜これぞ聖なる十戒BWV678、これぞ聖なる十戒によるフゲッタBWV679/オルガン:鈴木雅明 [BIS1091/録音:2000年3,4月]
二つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV1043〜第1楽章ヴィヴァーチェ/ヴァイオリン:寺神戸亮、若松夏美[BIS961/録音:1999年7,9月]
ブランデンブルク協奏曲第1番ヘ長調BWV1047〜第1楽章[BIS1151/録音:2000年5,6月]
ゴルトベルク変奏曲〜終曲:アリア/チェンバロ:鈴木雅明[BIS819/1997年6,7月]
鈴木雅明(指)バッハ・コレギウム・ジャパン
1990年に結成されたバッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)。スウェーデンのBIS社からリリースされているバッハ作品のCDは50枚を超え、そのどれもが世界中で高い評価を得ています。このたび、BCJの音楽監督の鈴木雅明監修の下、器楽曲の選りすぐりのトラックを集めて、ベスト盤を作成いたしました。BCJによる比類なきクオリティで聴くバッハの世界をお楽しみください。

GATEWAY
GW-3101(1CD+DVD)
ハーレムのトリスタンとイゾルデ
Big Band ザ・ライド〜ワルキューレの騎行
Soul&Gospel ハーレムの通りで〜「ワルキューレ」魔の炎の音楽
Gospel ハーレムの結婚式〜「ローエングリン」結婚行進曲
Soul-Pop ballad 空に向かう地下道〜「神々の黄昏 」ブリュンヒルデの自己犠牲
Blues 星の光に包まれて〜「トリスタンとイゾルデ」イゾルデの愛の死
Jazz マンハッタンの夜明け〜「タンホイザー」夕星の歌
SwingJazz 来週末会おう!〜「マイスタージンガー」前奏曲
Ballad ウィンタータイム〜「ワルキューレ」冬の嵐は過ぎ去り
Rock 鉄の男〜「ジークフリート」ミーメの鍛冶の音楽
Rap & Hiphop こりゃ、モノホン ワーグナー〜「神々の黄昏」
アレクサンダー・モットク( 指)Gateway響、
イェルク・アキム・ケラー(指)hr ビッグバンド、
レジー・ムーア(P)、
ケニー・マーティン(Drums) 、
アール・ボスティック(Db) 他
ボーナスDVD:「触って、感じて、ワーグナー!」付き。
GATEWAY
GW-3102(1CD+DVD)
ジークフリートのオーレッ!
Sevillana アンダルシアの炎Vs.荒野の情熱〜「リエンツィ」序曲+グラナドス:アンダルーサ
Rumba-Flamenco カルメンの願い〜「タンホイザー」序曲
Muneira ブランカの踊り〜「ジークフリート」ジークフリートの動機:Galicia の楽器
Galicia のFado お母さん、どこ?〜「ジークフリート」俺のお母さんは、いったいどんなだったんだろう?
Buleria 幸せな魔女〜「ローエングリン」第2幕 オルトルートが荒々しい喜びで飛び上がるシーン
Pasodoble セヴィリャの行進〜「リエンツィ」+ アルベニス「セヴィリャ」
Jota de Aragon 労働者の踊り〜「ジークフリート」ミーメ「見ろ、おまえは疲れている。ひどい骨折りで。」
Rumba-Flamenco+Blues ジプシーの結婚式〜「ローエングリン」結婚行進曲+ アルベニス「アストゥリアス」
Swing 罪びとのためのレクイエム〜「ワルキューレ」前奏曲+ アルベニス「エヴォカシオン」
Pasodoble マドリッドの決定戦〜「ローエングリン」軍令使のファンファーレ
アレクサンダー・モットク( 指)GATEWAY響、
ヘラルド・ヌニェス(G)、
ボビー・マルティネス(Sax)、
パシオン・ヴェガ(Vo)、
ジェリー・ゴンザレス(Tr) 他、
ペペ・リヴェロ(Pf,Synths)
ボーナスDVD:「触って、感じて、ワーグナー!」付き。
GATEWAY
GW-3103(1CD+DVD)
パルシファルのブラジルへの旅
アンフォルタスの夢〜「パルシファル」、ブラジルの結婚式〜「ローエングリン」
バイーア・オン・マイ・マインド〜「トリスタン」、ティコ・フォーエヴァー〜「マイスタージンガー」
フラワー・ガールズ〜「パルシファル」、深く青い海を越えて〜「オランダ人」
サンシャイン・イン・ユア・アイズ〜「マイスタージンガー」、ゴール・フォー・ブラジル〜「マイスタージンガー」
ヤング・マジック・ラヴ〜「パルシファル」、バック・イン・ミナス・ゲライス〜「オランダ人」
ミナスから来たヴェーヌス〜「タンホイザー」、ワーグナーのマシュ・ケ・ナダ〜「オランダ人」
アレクサンダー・モットク(指)GATEWAY響、
マリア・クレウーザ、
ジョルジ・ベンジョール、
エジソン・コルデイロ(Vo)、
ワグナー・ティソ(Accordeon)
ボーナスDVD:「触って、感じて、ワーグナー!」付き。
GATEWAY
GW-3100(1CD+DVD)
ハバナのパルシファル
「さまよえるオランダ人」〜Flying Over The Sea、「神々の黄昏」〜Radio-Introduction
「ローエングリン」〜Just Married、「神々の黄昏」〜Knocking At The Door
「タンホイザー」〜Venus Is Waiting、「ジークフリート牧歌」〜Morning In Pinar Del Rio
「ジークフリート」〜Lonesome In The Forest、「パルジファル」〜The Way To The Light
「パルジファル」〜Grief About What ?、「トリスタンとイゾルデ」〜Hop To See You Again
ヴォルフ・ケルシェック(指)GATEWAY響、
ラモン・ヴァッレ(P)、
オマール・ロドリゲス・カルヴォ(Perc)、
ドロレス・ガルシア・サラス、
アンヘル・ガルシア・アーネス(Vo)
ボーナスDVD:「触って、感じて、ワーグナー!」付き。このCD は以前、NCWWC-002の番号で発売済み。今回DVDが付いてお買い得に!
GATEWAY
GW-3105
The Ring goes Swing
ジークフリートのラインの旅、
指環から離れろ、ワルキューレの騎行、
ノートゥング!ノートゥング!、
ローゲ来い!ラインの黄金よラインの黄金よ、
「ローエングリン」〜結婚行進曲、
「私は永遠でした。今も永遠です。」、
「さまよえるオランダ人」〜水夫の合唱「見張りをやめよ舵取りよ!」
「ジークフリート」〜見ろおまえは疲れている。ひどい骨折りで。、
ローエングリンの名乗り
イェルク・アキム・ケラー(指)
hr ビッグバンド、ハーブ・ゲラー(alto sax)、
パキート・ドリヴェラ(alto sax,Cl)、
ジョー・ガラード(Tb)、
マイク・スターン(e-Gt)、
ヴォルフガング・ハフナー(Drums) 他
GATEWAY
MMJ-13061(2CD)
POP Classic Best 10 & パワー・オヴ・パルシファル
コープランド:庶民のファンファーレ
エリック・カルメン&ラフマニノフ:オール・バイ・マイセルフ
チャック・マンジョーネ:サンチェスの子供たち
ピアソラ:忘却
ブライアン・アダムス:Have you ever really loved a woman
ジョー・ザヴィヌル:バードランド
ビル・コンティ:ユア・アイズ・オンリー
ハロルド・アーレン:虹の彼方に
D.Maddux:O Sifuni Mungu ( 神と王のすべての創造物)
ジョージ・デヴィッド・ワイス:この素晴らしき世界
「ハーレムのトリスタンとイゾルデ」から3 曲、「ハバナのパルシファル」から3 曲、「ジークフリートのオーレッ!イン・スペイン」から3 曲、「パルシファルのブラジルへの旅」から3 曲+スペシャル・ボーナス曲「ゴール・フォー・ブラジル」
10 人のトランペッター
[ オットー・ザウター(FIFA2006 ワールドカップ・アーティスティック・ディレクター)、ジェームス・トンプソン(イーストマン音楽院教授)、ベンクト・ダニエルソン(イェーテボリ響首席)、ラリー・エラム(ハンブルク歌劇場首席)、ミロスラフ・ケイマール(チェコ・フィル首席)、ルドルフ・ケップ(ブレーメン・フィル)、タミヤケンジ(桐朋学園教授)、ヨアヒム・ワンゲンダール(ストックホルム歌劇場副首席)、アレン・ヴィッツッティ、フランツ・ワグナーマイヤー(インターナショナル・ソリスト)]

JVC-XRCD
JMXR-24019S
税込定価
ラプソディーズ
リスト:ハンガリー狂詩曲第2番、
エネスコ
:ルーマニア狂詩曲第1番、
スメタナ:交響詩「モルダウ」、
「売られた花嫁」序曲
レオポルド・ストコフスキー(指) RCAビクターSO

録音】 1960年2月7日(1&2)、2月18日(3&4)、ニューヨーク、マンハッタン・センター
[マスター]オリジナル3チャンネル・マスター使用
[オリジナル・プロデューサー]ピータ・デルハイム
[オリジナル・レコーディング・エンジニア]ロバート・シンプソン
[リマスタリング・エンジニア]瀧口博達
[LP初出] LSC-2471(February 1961)
当アルバムは、LP発売当初より名録音として高い評価を得ていたもので、黒字にストコフスキーのシルエットがあしらわれ、赤い文字でRhapsodiesとデザインされたジャケットは、ハイファイLPの代名詞のひとつだった。ニューヨーク在住のフリーランスの名奏者を集めたRCAビクター響を自在に駆使して描き出す音の魔術は鬼才ストコフスキーならでは。
JVC-XRCD
JMXR-24025S
税込定価
ウィンナ・ワルツ名演集
J・シュトラウス:ワルツ「朝刊」Op.279*、 皇帝円舞曲Op.437、
 ワルツ「美しく青きドナウ」、
ウェーバー:舞踏への勧誘(ベルリオーズ編)、
ヨーゼフ・シュトラウス
:ワルツ「オーストリアの村つばめ」、
R・シュトラウス
:楽劇「ばらの騎士」〜ワルツ(ライナー編)
フリッツ・ライナー(指)CSO

録音:1957年4月15日&16日*、シカゴ、オーケストラ・ホール
[マスター]オリジナル3チャンネル・マスター使用
[オリジナル・プロデューサー]リチャード・モア
[オリジナル・レコーディング・エンジニア]ルイス・レイトン
[リマスタリング・エンジニア]瀧口博達
[LP初出] LM-2112(1957年9月)
半世紀を経ても色褪せない、ライナー/シカゴによる究極のワルツ集。シュトラウス一家のワルツやポルカを中心に編まれた1957年発売のLPで、粋さや官能的な響きよりも、音楽的純度の高さを感じさせるライナーならではの一味違う名演。かの名ソプラノ、エリーザベト・シュヴァルツコップフが「無人島に持っていく1枚」として選んだのが、このライナーのJ.シュトラウスのレコードでした。「舞踏への勧誘」ではベルリオーズの色彩的なオーケストラの極意が開陳され、「ばらの騎士」のワルツは、作曲者編とは異なるライナー自身がアレンジしたものが使用されています。

SVETLANOV FOUND
SVET-10-145(5CD)
ボロディン,ムソルグスキー,リャードフ:管弦楽曲集
ボロディン:交響曲第1番〜3番、中央アジアの草原にて、小組曲(グラズノフ編)、
 歌劇「イーゴリ公」序曲/だったん人の踊り#/だったん人の行進
ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」(ラヴェル編)、「死の歌と踊り」(ショスタコーヴィチ編)*、
 歌劇「ホヴァンシチナ」〜追放されるゴリツィン公の出発
 「カルスの奪回」〜荘厳行進曲(公と僧侶たちの行進)
 交響詩「はげ山の一夜」(リムスキー=コルサコフ編)
 歌劇「ホヴァンシチナ」〜モスクワ川の夜明け(ショスタコーヴィチ編)、モスクワ川の夜明け(R=コルサコフ編)、ペルシャの娘たちの踊り
 歌劇「ソロチンツィの定期市」〜序奏/陽気な若者たちのゴパーク
 歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」〜序奏とポロネーズ、スケルツォ変ロ長調、間奏曲ロ短調
 歌曲集「日の光もなく」(スヴェトラーノフ編)+、センナヘリブの陥落**、イースス・ナーヴィン**
リャードフ:黙示録より(交響的絵画)Op.66/古き時代より Op.21b、
 ポロネーズ「プーシキンの記念に」ハ長調 Op.49、
 ポロネーズ ニ長調 Op.55/バーバ・ヤーガOp.56
 魔法にかけられた湖(おとぎ話の絵)Op.62/キキモラ(民話)Op.62
 8つのロシア民謡(管弦楽のための)Op.58/音楽玉手箱 Op.32
イリーナ・アルヒーポワ(Ms)*、
ガリーナ・ヴィシネフスカヤ(S)+、
モスクワ放送cho#、
モスクワ室内cho&ノヴォシビルスク室内cho**、
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指)
ソヴィエト国立SO

録音:1963-1983年
送られてきたインフォメーションに独唱者、合唱団については記載がなく、上記は推測で記載しています。ご了承ください。

Matthias Hoefs
GBP-1055003
ジャーマン・ブラス・イン・コンサート
J・バストン:トランペット協奏曲ニ長調、テレマン:ターフェルムジーク1733第2番〜アレグロ
ヘンデル:「メサイヤ」〜汝の頭を上げよ、ベートーヴェン:「月光」ソナタ〜第1楽章
J・シュトラウス:トリッチ・トラッチ・ポルカ、メンデルスゾーン:詩篇〜汝らのために天使に命じた
リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行、M・モーレス:アディオス・パンパ・ミーア
J・R・モートン:ブラック・ボトム・ストンプ、Z・アブレウ:ティコ・ティコ
C・ポーター:イッツ・オーライト・ウィズ・ミー、E・クレスポ:わが心のホルンたち
ダヴェンポート&クーリー:フィーバー、P・B・ルイス:キエン・セラ
メンデルスゾーン:森からの別れ
ジャーマン・ブラス[マティアス・ヘフス、ウーヴェ・ケラー、ヴェルナー・ヘックマン、クリストフ・ベルヴィント(Tp)、エンリケ・クレスポ、アレクサンダー・エルプリッヒ・クロフォード(Tb)、ヴォルフガング・ガーク、クラウス・ヴァレンドルフ、フィリップ・レーマー(Hrn)、シュテファン・アンブロジウス(Tb)、ヘルベルト・ヴァヒター(Perc)]

VIXEN
V1-5001
ヤナーチェク:弦楽のための組曲、
シューベルト(マーラー編):弦楽四重奏曲第14番ニ短調「死と乙女」D.810
グンディ・A・エミルソン(指)カメラータ・ボヘミカ・プラハ

録音:2007年10月13-14日、プラハ、ヴィノフラディ合唱スタジオ
カメラータ・ボヘミカ・プラハは2002年に若手奏者たちによって創設された室内管弦楽団。グンディ・A・エミルソン(1964年生まれ)はアイスランド出身の指揮者。

DACAPO
MAR-8.226525
モーテン・オルセン(1961-):イン・ア・サイレント・ウェイ
カタ/イン・ア・サイレント・ウェイ
ORYQ/イクトゥス
クリストファー・オースティン(指)
エスビェア・アンサンブル
現代デンマークで繁栄している音楽を見ると、たくさんの才能がひしめき合っているため、どんな事でも可能であるような錯覚を覚えるかもしれません。中でも傑出した才能を有しているのがこのオルセンです。彼の審美眼の確かさはここに収録された4つの作品にも明らかです。様々な音をあちこちに置いてその価値を一つ一つ確かめるかのような「イン・ア・サイレント・ウェイ」は偏執的で倒錯的な快感にまみれたい時に良い音楽のような気がします。伝統にとらわれない新しいものを探すことの喜びを。

Phil Artis
PAV-0604
ブラームス:セレナード第1番ニ長調op.11、
ワーグナー:ジークフリート牧歌
ブリードリヒ・ハイダー(指)マントヴァ室内O
マントヴァ室内Oは、1981年に設立された伝統あるアンサンブル。様々なソリストとの共演を重ねているほか、様々な放送局で演奏の模様が放映されるなど、中堅ながら人気のあるアンサンブルです。ジークフリート牧歌でも、親密な雰囲気が魅力です。  (Ki)

CHERRY RED
ACMEM-157CD
ウォルトン:室内楽曲「ファザード」(全21曲)
1. Hornpipe /2. En Famille /3. Mariner Man /4. Long Steel Grass
5. Through Gilded /6. Tango-Pasadoble /7. Lullaby for Jumbo
8. Black Mrs Behemoth /9. Tarantella /10. Far Countree /11. By the Lake
12. Country Dance /13. Polca /14. Four in the Morning /15. Beyond the Scene
16. Valse /17. Jodelling Song /18. Scotch Rhapsody /19. Popular Song
20. Fox-trot /21. Sir Beelzebub
1929 Recording: Edith Sitwell and Constant Lambert
ウォルトン:室内楽曲「ファザード」抜粋(イーディス・シットウェルの詩による) *
1. Black Mrs Behemoth /2. Jodelling Song /3. Scotch Rhapsody /4. Polka
5. Fox-Trot /6. Tango /7. Long Steel Grass /8. A Man from a Far Countree
9. Tarantella /10. Valse
LORD BERNERS The Triumph of Neptune Suite from the Ballet
1. Harlequinade /2. Dance of the Fairy Princess /3. Schottische
4. Cloudland /5. Sunday Morning (Intermezzo) /6. The Sailor's Return (Polka)
7. Hornpipe /8. The Frozen Forest /9. Apotheosis of Neptune
コンスタント・ランバート(指)、
トーマス・ビーチャム(指)
フィラデルフィアO*

録音:1929年、1954年

CHERRY RED
ACMEM-130CD
サティ:天国の英雄的な門の前奏曲、
ジムノペディ第1番、サラバンド第2番、
グノシェンヌ第3番、牧歌、Aubade、瞑想、
船について、兜について、やせた踊り、
Prelude posthume、
キリエ「主よあわれみたまえ」、
Commune qui mundi nefas、
聖職者の歌、
Piere pour les voyageurs et les marins en、
ダンジェ、
愚かなるわが魂の救済のための祈り、
ソクラテスのポートレイト、
The Banks of the Ilissus (the Banquet)、
ソクラテスの死、他
パリSO


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