湧々堂HOME 新譜速報: 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り:交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE!! レーベル・カタログ チャイ5



Avie
(イギリス)



※表示価格は全て税込み。品番結尾に特に表記のないものは全て1CDです。
品番 内容 演奏者
AV-0001(3CD)
ヘンデル:歌劇「タメルラーノ」 モニカ・バチェリ(A)
トム・ランデル(T)
エリーザベト・ノルベルク=シュルツ(S)
グレアム・プシー(CT)
アンナ・ボニタティバス(Ms)
アントニオ・アベーテ(Bs)
トレヴァー・ピノック(指)
イングリッシュ・コンサート
AV-0002
ジェーン・ピッカーリンジのリュート・ブック ジェイコブ・ヘリングマン(Lute)
AV-0003
フランク:交響詩「プシュケ」
 交響曲 ニ短調
ヤン・ラタム=ケーニヒ(指)
ストラスブールPO
AV-0004
アメリカン・フルート・ミュージック
エルディン・バートン:ソナティナ(1947)
コープランド:デュオ
ワルター・ピストン:ソナタ(1930)
ベリル・ルービンシュタイン:ソナタ(1941)
リーバーマン:ソナタ(1988)
ジェニファー・ヒグドン:オータム・リフレクション(1994)
ジェフリー・カーナー(Fl)
ヒューサン(P)
AV-0005
スペイン宮廷の歌曲集 1470-1520
ルイス・デ・ナルバエス(1530-1550頃活動):ファンタジア、ラ・バハの定旋律によるコントラプント
ファン・アンチエータ(1462-1523):愛を抱きしめて眠ったの、お母さん
ルイス・デ・ミラン(1500頃-1561頃):ドゥランダルテ
アントニオ・デ・カベソン:歌によるディフェレンシア
フアン・デル・エンシーナ(1468-1529頃):前奏、ビシャンリーコ「ああ悲しいこの身」、ロマンス「私の自由はやすらぎの中に」
フランシスコ・デ・ラ・トレ(1483-1566活動):ラ・アルタ
イザーク:ラ・スパーニャ
作曲者不詳:ラ・スパーニャ他(全31曲)
デュファイ・コレクティヴ
AV-0006
エロリン・ウォーレン:ダーヴィッシュ(チェロとピアノのための)
葬式の費用が上がるのが心配?(ソプラノと弦楽四重奏のための5つのシンプルな歌)
ルイスのループ(トイ・ピアノのための)*
馬遊び(室内アンサンブルのための)
われわれの生涯の間に(バリトンとテープのための)
ガール・イン・マイ・アルファベット(2台のピアノのための)
マーガレット・レン・タン(トイ・ピアノ;*)
エロリン・ウォーレン&アンサンブルX
フィリップ・ヘッドラム(指)
コンティニューム・アンサンブル
AV-0007
バッハ〜コンチェルト・アルバム
ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 BWV.1041*
ヴァイオリン協奏曲第2番 ホ長調 BWV.1042*
2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV.1043+
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調 BWV.1001
ララ・セント・ジョン(Vn;*/+)
スコット・セント・ジョン(Vn;+)
ニューヨーク・バッハ・アンサンブル
AV-0008
イベール:歌劇「ペルセウスとアンドロメダ」 アニック・マシス(S)
フィリップ・ルション(B-Br)
ヤン・ブーロン(T)
メラニー・ムッサイ(Ms)
ジャン・レイサム=ケーニグ(指)
ストラスブールPO
AV-0009(2CD)
創造の足跡 1918-1938
〜二大世界大戦間のヴァイオリンとピアノのための音楽

ハンス・ガル(1890-1987):ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 二調(1933)*
カロル・ラートハウス(1895-1954):組曲 Op.27(1927)*
フレデリック・ロッセ(アルバート・サモンズ編):組曲「ヴェニスの商人」(1905/192編曲)*
コルンゴルト:組曲「空騒ぎ」Op.11
ウォルトン:トッカータ(完全版)*
アドルフ・ブッシュ(1890-1951):ヴァイオリンとピアノのための組曲 ト短調 Op.38(1927)*
エゴン・ヴェレス(1885-1974):ヴァイオリンとピアノのための組曲 Op.56
(1937/1957改訂)*
クルト・ヴァイル(フランクル編):「三文オペラ」からの7つの小品(1930)
アイヴァー・ガーニー(1890-1987):りんご園/スケルツォ*
デイヴィッド・フルワーズ(Vn)
ヘンリー・シグフリッソン(P)
AV-0010
オーロラ〜オペラ・アリア集
パニッツァ:「オーロラ」、
ベッリーニ:「ノルマ」
ヴェルディ:「海賊」「ルイザ・ミラー」、
マイアベーア:「アフリカの女」、
ボーイト:「メフィストーフェレ」、
ポンキエッリ:「ラ・ジョコンダ」、
マスカーニ:「友人フリッツ」、
ジョルダーノ:「シベリア」から
レコーディング・バックステージ(ボーナス・トラック)
ホセ・クーラ(T)(指)
シンフォニア・ヴァルソヴィア
AV-0011
リュート奏者の芸術
トマス・クレキヨン(バクファーク編):陽気な羊飼い
ジャック・アルカデル(バクファーク編):Si grand e la pieta
マテウス・ヴァイセル:ポーランドの踊り
ルイス・ミラン:ファンタジア(第31番)
 パヴァーヌ(第1番)、パヴァーヌ(第6番、ファンタジア(第14番)、ファンタジア(第12番)
ハンス・ゲール(ノイジードラー編):スカラメッラ
ジョスカン・デ・プレ(アルベルト・ダ・リパ編):祝されり、天の元后
ジョスカン・デ・プレ(デ・フエンリャーナ編):キリスト
ジョスカン・デ・プレ(ルイス・デ・ナルバエス編):何という悲しみ
ホルボーン:ガリアルド「The fairy-rownde」、パヴァーン「Heres paternus」、ガリアルド「Responce」、ホーンパイプ
ジョスカン・デ・プレ(バクファーク編):Non accedat ad te malum
マテウス・ヴァイゼル:ポーランド舞曲(3曲)、幻想曲(第9番)
ルイス・ミラン:ティエント第4番
アロンソ・ムダーラ:ファンタジア、ティエント、ファンタジア(3曲)
ジョスカン・デ・プレ(ハンス・ノイジードラー編):さようなら愛しき人よ
ジョスカン・デ・プレ(サイモン・ジンツラー編):アヴェ・マリア
ジェイコブ・ヘリングマン(Lute[6、7コース]、
ビウエラ、チターン、ルネサンスG)
AV-0012(1SACD)
AV-0013
エネスコ:ピアノのための組曲第1番 ト短調(古風な形式による組曲)Op.3
同第2番 ニ長調 Op.10/同第3番(即興的小品集)
ルイザ・ボラック(P)
AV-0014
世界最初のピアノ協奏曲集
J・C・バッハ:ピアノ協奏曲 変ホ長調Op.7-5
アーベル:ピアノ協奏曲変ロ長調Op.11-2
J・C・バッハ:ピアノ協奏曲ト長調Op.7-6
J・C・バッハ(モーツァルト編):3つの(3楽章の)ピアノ協奏曲 K.107
フィリップ・ヘイズ(1738-1797):ピアノ協奏曲イ長調
ジェイムズ・フック:ピアノ協奏曲 ニ長調Op.1-5
デイヴィッド・ノリス(スクエアP)
ソネリー(トリオ・ソネリー)
[モニカ・ハジェット、エミリア・ベンジャミン(Vn)、ジョゼフ・クロウチ(Vc)]
AV-0015
デュファイ・コレクティヴ・
15+3/4周年アニヴァーサリー
ア・レスタンピーダ〜中世の舞曲集

13世紀フランス:ダンス・リール
12世紀イギリス:イングランドの舞曲
13世紀フランス:エスタンピー・リール
 ラ・セステ、エスタンピー・リール、ラ・クァルテ
 エスタンピー・リール、ラ・セティメ
14世紀イギリス:エスタンピー(ロバーツブリッジの写本)
14世紀イタリア:コミンキアメント・ディ・ギィオイーア
 トリスターノの嘆き、ラ・ロッタ、
 恋の踊り、トロート、サルタレッロ
 ラ・マンフレディーナ、マンフレディーナのロッタ、
 サルタレッロ
デュファイ・コレクティヴ
[ポール・ベヴァン(ホイッスル/スライドTp/パイプ&タボール/Perc)、
ジャイルズ・レウィン(ヴィエーレ/レベック/バグパイプ/ショーム/パイプ&タボール)、
ウィリアム・ライアンズ(笛/ショーム/リコーダー/バグパイプ/シンフォニー/パイプ&タボール/Perc)、
スーザン・ペル(ヴィエーレ/Perc)、
ピーター・スクース(Org/Hp/Perc)、
ラファエル・ミズラーキ(ウード/ヴィエーレ/ダルシマー/ギターン/Perc)]
録音:1991年
AV-0016
イギリスのフルート音楽
ヨーク・ボウエン(1884-1961):フルートとピアノのためのソナタ Op.120
バークリー:フルートとピアノのためのソナチネ
アーノルド:フルートとピアノのためのソナタ Op.121
モー:フルートとピアノのためのソナチネ
イアン・ハミルトン:春の日々
デイヴィッド・マシューズ:フルートとピアノのためのデュエット変奏曲
ジェフリー・カーナー(Fl)
チャールズ・アブラモヴィッチ(P)
AV-0017
R・シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」*
メタモルフォーゼン
四方恭子(Vn;*)
セミヨン・ビシュコフ(指)WDR響(ケルンRSO)
AV-0018
ピゼンデル氏のために〜ヴィルトゥオーゾ・
バロック・ヴァイオリン・ソナタ集


ヴィヴァルディ:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ハ短調「ヴィヴァルディからムッシュー・ピゼンデルのために」RV.6
アルビノーニ:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ
変ロ長調
ヨハン・ゲオルク・ピゼンデル(1687−1755):ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ニ長調
アルビノーニ:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタト短調
ピゼンデル:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ホ短調
ヴィヴァルディ:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ハ長調「ヴィヴァルディからムッシュー・ピゼンデルのために」RV.2
ヴィヴァルディorピゼンデル:ヴァイオリンと通奏低音のための
サラバンド ハ長調
ラ・セレニッシマ
[エイドリアン・チャンドラー(Vn)、ガレス・ディーツ(Vc)、ロバート・ハワース(Cemb)]
AV-0019(2CD)
マーラー:交響曲第3番
ヨーク・ヘラー:永遠の日
マルヤーナ・リポヴシェク(Ms)
セミヨン・ビシュコフ(指)
ケルンRSO&cho
AV-0020
ショスタコーヴィチ:交響曲第7番「レニングラード」 セミヨン・ビシュコフ(指)ケルンRSO
AV-0021(2CD)
バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲) フェーベ・カライ(バロックVc)
AV-0022
ラフマニノフ:交響曲第2番(完全版) ホセ・クーラ(指)
シンフォニア・ヴァルソヴィア
AV-0023
ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ
ショスタコーヴィチ:19の前奏曲(Op.34より)
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第1番
カイ・グレウスティーン(Vn)
キャスリン・オルドロネウ(P)
AV-0024
佐藤聰明:歪んだ時の鳥たち II
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ
メシアン:主題と変奏
武満徹:妖精の距離
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ
アン・アキコ・マイヤーズ(Vn)
リ・ジャン(P)
録音:2002年8月27-28日、タングルウッド、セイジ・オザワ・ホール
AV-0025
モーツァルト:ピアノ・ソナタ集
第18番 ヘ長調 K.533+494/
第15番(ソナチネ)ハ長調 K.545/
第16番 変ロ長調 K.570/第17番 ニ長調 K.576
アンドレアス・ヘフリガー(P)
AV-0026
マグダレーナ〜マグダラのマリアのための中世の歌(11-14世紀)
(全24曲)
ジョグラレサ
[ベリンダ・サイクス(歌、アンサンブル・リーダー)
ジェニー・キャシディー、カイトリーナ・オレイリー、
デシスラヴァ・ステファノヴァ(歌)
ベン・デイヴィス(中世フィドル)
リッカルド・デルフィーノ(中世ハープ、ハーディ=ガーディ、歌)]
AV-0027
フランスのフルート音楽
デュボワ):フルート・ソナタ
ゴーベール:フルート・ソナタ イ長調
フォーレ:フルートとピアノのための幻想曲
タンスマン:フルートとピアノのためのソナティネ
プーランク:フルート・ソナタ
ピエール・サンカン:フルートとピアノのためのソナティネ
ドビュッシー:シランクス
ジェフリー・カーナー(Fl)
ヒュー・スン(P)
AV-0028
ヘンデル:オックスフォードの水上の音楽
ヘンデル:トリオ・ソナタ ト長調Op.5-4
ルクレール:「易しい音楽の気晴らし:第1集 ニ長調
コレッリ:トリオ・ソナタ ト長調Op.2-12〜チャッコーナ
トリオ・ソナタ ハ長調Op.1-7
ジェミニアーニ:ソナタ第5番 イ短調
ヘンデル(タティー・テオ編纂):「オックスフォードの水上の音楽」組曲
 トリオ・ソナタ 変ロ長調Op.2-3
ブルック・ストリート・バンド
AV-0029(2CD)
シューマン:ピアノ作品集
 蝶々Op.2、ダヴィット同盟舞曲集、
 森の情景、君に捧ぐOp.25-1(リスト編)
 春の夜Op.39-12(リスト編)
 幻想小曲集Op.12、アラベスク
 クライスレリアーナ
レオン・マッコーリー(P)
AV-0030(1SACD)
ロレイン・ハント・リーバーソン/ヘンデル
ヘンデル:オラトリオ「テオドーラ」、
カンタータ「ルクレツィア」HWV.145、
歌劇「セルセ」HWV.40
からのアリアとレチタティーヴォ
ロレイン・ハント・リーバーソン(Ms)
ハリー・ビケット(Cemb/Org)(指)
エイジ・オヴ・エンライトゥンメントO
AV-0031
アルカディアのヴィヴァルディ〜協奏曲とアリア集
ヴィヴァルディ:2つのヴァイオリンと2つのチェロのための協奏曲ト長調 RV.575
協奏曲 ニ長調「ラ・パストレッラ」RV.95
3つのヴァイオリンのための協奏曲ヘ長調 RV.551
歌劇「テンペのドリッラ」RV.709〜アリア集*
4つのヴァイオリンのための協奏曲変ロ長調 RV.553
2つのヴァイオリンのための協奏曲イ長調 RV.520
2つのヴァイオリンと2つのチェロのための協奏曲 ニ長調 RV.564
ムハイリ・ローソン(S;*)
エイドリアン・チャンドラー(Vn,指)
ラ・セレニッシマ
AV-0032
ギボンズ:ヴィオール合奏のためのコンソート集
6声のファンタジア、5声のイン・ノミネ、
4声のヴァージナル音楽と5声のマドリガル、
3声のファンタジア、6声のアンセム、
6声のダンスとディヴィジョン
ファンタズム
[ローレンス・ドレイフュス、ウェンディ・ガレスビー、ジョナサン・マンソン、マルック・ルオヤラン=ミッコラ(ガンバ)]
スザンナ・ペル、森川麻子(ガンバ)
AV-0033
ヘンデル:トリオ・ソナタ集Op.2(全6曲) ソネリー
[モニカ・ハジェット(Vn)、エミリア・ベンジャミン(Vn)、ジョゼフ・クラウチ(Vc)、マシュー・ホールズ(Cemb、Org)]
ウィルベルト・ハーゼルゼット(Fl-tr)
AV-0034
ロマン派ヴィルトゥオーゾ・オルガン作品集
マルセル・ランケテュイ(1894-1985):トッカータ
ジョゼフ・ブノワ(1884-1918):コラール嬰ヘ長調
アンリ・ムレ(1884-1918):ロザス
ジョゼフ・ジョンゲン(1873-1953):ソナタ・エロイカOp.94
ヨーク・ボウエン(1884-1961):メロディ ト短調他(全8曲)
ジェーン・パーカー=スミス(Org)
AV-0035(2CD)
モーツァルト:管楽器の為の協奏曲
クラリネット協奏曲 イ長調K.622
協奏交響曲 変ホ長調K.297b*
オーボエ協奏曲 ハ長調K.314
ファゴット協奏曲 変ロ長調K.191
ホルン協奏曲第4番変ホ長調K.495#
アンソニー・パイク(Cl)
ジョン・アンダーソン(Ob)
ジョン・トールグッド(Hrn;*)
ジュリー・プライス(Fg)
リチャード・ベリー(Hrn;#)
ラルフ・ゴトーニ(指)ECO
AV-0036
シエナ・リュート・ブック
フランチェスコ・ダ・パリージ(16c.)、
フランチェスコ・ダ・ミラノ(1497-1543)、
ファブリツィオ・デンティス(c.1539?-1581)、
ペリーノ・フィオレンティーノ(1523-1552)、
ジュリオ・セーニ・ダ・モデナ(1498-1561)、
グイド・セヴェリーノ(16c.)
のファンタジア、リチェルカータ、ガリアルダ集
ジェイコブ・ヘリングマン(Lute)
AV-0037
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第3番
ドヴォルザーク:ヴァイオリン・ソナタ ト長調
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
カイ・グルースティーン(Vn)
キャスリーン・オルドロノー(P)
AV-0038
ビーバー:ロザリオのソナタ
(全曲+物語朗読)
パヴロ・ベズノシウク(Vn)
デイヴィッド・ロブロウ(Cemb)
ポーラ・シャトーネウフ(テオルボ/アーチリュート)
リチャード・タニクリフェ(ヴィオラ・ダ・ガンバ/ヴィオローネ)
ティモシー・ウェスト(朗読)
AV-0039
平和〜われらの時代の合唱アルバム
ビクトリア:おお、大いなる神秘
ランダル・トンプソン:アレルヤ
ラフマニノフ
スモレンスキーを記念する夕べのミサ Op.37
モーテン・ラウリセン:おお、大いなる神秘
バーバー:アニュス・デイ
ジョン・タヴナー:アテネの歌
シェーンベルク:地には平和を Op.13
グレツキ:すべて御身に
ディーリアス:夏の夜水の上にて歌える
エルガー(キャメロン編曲):ルクス・エテルナ(ニムロッド)
グラント・ルウェリン(指)
ヘンデル&ハイドン協会cho
AV-0040
ベートーヴェン:交響曲第2番/第5番「運命」 ダグラス・ボイド(指)
マンチェスター・カメラータ
AV-0041
パースペクティヴ 1
シューベルト:ピアノ・ソナタ第4番 イ短調 D.537
トマス・アデス(1971-):ダークネス・ヴィジブル(1992)
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第17番(旧16番)変ロ長調 K.570
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番Op.111
アンドレアス・ヘフリガー(P)
AV-0042
ショート・ストーリーズ
ガーシュウィン:ショート・ストーリー
フバイ:ボレロOp.51-3*
ラヴェル:ハバネラの形式による小品
ワイル:タンゴ・ハバネラ「ユーカリ」*
ジンバリスト:「サラサテーナからのタンゴ」組曲*
グラズノフ:ワルツOp.42-3*
ヴィニアエフスキ:東洋風ファンタジア*
アクロン:愛の献呈Op.51*
オヴィデ・ムーシン:演奏会用マズルカ*
ハンス・シット:ボレロOp.95-12*
ショパン:マズルカ イ短調
アルベニス:タンゴOp.165
ラフマニノフ:ダンス・ツィガーヌOp.6
ショパン:ワルツ イ短調Op.34-2
ヴュータン:3つの小品Op.40
デイヴィッド・フルワーズ(Vn)
ヘンリー・シグフリッソン(P)
AV-0043
ショスタコーヴィチ:交響曲第8番 セミヨン・ビシュコフ(指)ケルンWDRSO
AV-0044
コールリッジ=テイラー:ヴァイオリン協奏曲 ト短調 Op.80*
ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲
フィリップ・グラファン(Vn)
ミヒャエル・ハンキンソン(指)
ヨハネスブルクPO
AV-0045
私の裕福なご婦人
ロバート・ジョーンズ(1597頃-1615頃活動):彼は行くそして夜がくる
ダウランド(1563頃-1626):ダウランド氏の夜更け、私の裕福な婦人のガリアード、呼んだら来ておくれ
バード:銀のように美しい顔を泣きはらし、外の野原へ
ジョン・コプラリオ(?-1626):葬送の涙他(全24曲)
エミリー・ヴァン・エヴェラ(S、リコーダー)
クリストファー・モロンギエロ(Lute)
キャロライン・トレヴァー(A)
ジョン・ポッター、ダニエル・ノーマン(T)
マイケル・ドーア(Bs)
スザンナ・ペル、スザンヌ・ハインリヒ、
リチャード・キャンベル、市瀬礼子、
モリカワ・アサコ(ヴィオル)
リンダ・セイス(バスLute&バンドラ)
ジェイコブ・ヘリングマン(シターン)
ルーシー・カロラン(ヴァージナル)
AV-0046(1SACD)
地上の楽園
バーバー:アニュス・デイ(弦楽のためのアダージョ)
デュリュフレ:「レクイエム」〜永久の安息を/キリエ
アイヴズ:詩篇第90番
バーンスタイン:チチェスター詩篇〜詩篇第23番
ストラヴィンスキー:クレド、主の祈り
ヴォーン・ウィリアムズ:5つの神秘的な歌〜愛はようこそと言った/使命
ヴェルディ:聖歌四篇〜アヴェ・マリア
シェーンベルク:地には平和を
ジョゼフ・フルーマーフェルト(指)
ウェストミンスターcho
録音:2001年-2003年
AV-0047
モーツァルト:レクイエム(ジュスマイヤー版)*
フランツ・クサヴァー・ジュスマイヤー(1766-1803):レクイエム+
マリア・イェッテ(S)
ジェニファー・ラーモア(Ms)
ジェイムズ・テイラー(T)
エリック・オーエンス(Bs)
アンドレアス・デルフス(指)*
アントン・アームストロング(指)+
セントポールCO*
セントオラフO+同cho
AV-0048(2SACD)
A.スカルラッティ:聖チェチーリアの晩課
ニシ・ドミヌス
サルヴェ・レジナ
「聖チェチーリアの日」〜聞け娘よ
スザンヌ・ライデン、
ドミニク・ラベル(S)
レイランド・エンジェル(CT)
マイケル、スラッテリー(T)
ニ―ル・デイヴィス(Br、主唱者)
ニコラス・マッギガン(指)
フィルハーモニア・バロックO
フィルハーモニアcho
聖チェチーリアのサンタ晩祷》はスイスの音楽学者、ハンス・ヨルグ・ヤンの手によって1965年にローマ・サンタマリア・モンセラート教会で発見された作品。発見後、最初の演奏は1970年のルツェルン音楽祭でペーター・マークの指揮とルツェルン祝祭弦楽合奏団&ヴォーカル・ソロイストの演奏によって行わました。
AV-0049
エロリン・ウォーレン:Daedalus/
Beehive/ I Wouldn't Normally Say/
London's Burning/ Off the Map/
North/ Lines/
Hud響n, Mississippi, Thames/
My Feet May Take a Little While/
Louis' Loops/
Favourite Things/
Of crumbling rocks/
Jesus on a Train/
Greenwich Variations/
About here
エロリン・ウォーレン
AV-0050(2CD)
フンパーティング:歌劇「ヘンゼルとグレーテル」
(トム・ハモンドによる英語版)
スザンヌ・メンツァー(Ms)
ハイディ・グラント・マーフィー(S)
アンドレアス・デルフス(指)
ミルウォーキー響&cho&児童cho 他

AV-0052(2CD)
バッハ:無伴奏チェロ組曲(全6曲) アントニオ・メネセス(Vc)
アントニオ・メネセス(Vc)
2004年6月2−5日、イギリス・バークシャーのセント・マーティン教会で録音
※使用楽器=1840年頃のJean-Baptiste Vuillaumme(Paris)作
バッハの様式と自身の感性のバランスを完全調和!
メネセスにとって2回目となるバッハ無伴奏チェロ組曲の全集録音。いわゆる「オーセンティック派」とは一線を画したアプローチで、まず耳に飛び込むのはその音色の美しさ!確固としたフォルムを絶やさず、全ての音に自然なニュアンスと生命力が漲っています。第1番の第2曲の低音部の響かせ方など入念を極め、決して押し付けがましくならず、確実に心の底から響かせ、まろやかでありながら、強靭な芯を宿した響きとなって立ち昇ります。第5曲では、メネセスの歌のセンスに脱帽。バッハ様式美と自身の感性の絶妙なバランスを守り抜きながら切々と語りかける演奏は、近年稀です。しかも、一人チェロで弾いているということを忘れるほど、音色の陰影の豊かなこと!最後の「ジーグ」も決して浮き足立つことなく品格のあるリズムを保持しているところに、メネセスの円熟を痛感。第3番冒頭の決然として清々しい音階音型の見事さ!第4曲の間(ま)の呼吸感、ヴィヴラートを抑制しながら決してニュアンスが萎縮しないで、豊かな音場の録音と共に深々した語り口が繰り広げられるのにも、ただただ聴き入るのみです。第1回目の録音では、カザルス所有の「ゴフリラー」をしようしていましたが、今回の楽器とはまさに体の一部となったような並々ならに愛情を持っているのでしょう。楽器を駆使しているというそぶりを感じさせず、このように自然発生的に音楽が湧き上がるのは、本当に得がたい経験です。学究的な「解釈」に偏らずに、音楽で語ることに徹したこのバッハは、この曲の愛好者のみならず、全クラシック・ファンの宝物と叫びたいくらいです! 【湧々堂】

AV-2051(3SACD)
ブラームス:交響曲全集 セミヨン・ビシュコフ(指)
ケルンWDRSO(旧ケルンRSO)
かつてのブラームスの交響曲から得たどの感動とも違う、独特の味わいに溢れた全集です!まず、いかにもブラームスといった鬱蒼とした雰囲気がなく、物々しい重厚さとも全く無縁!これほど音の隅々までまろやかで美しい歌に溢れたブラームスが実現し得るとは誰が予想できたでしょう!特にどっしりとした手応えを期待しがちな「1番」は、冒頭からティンパニを突出させず、完璧なブレンド感をもってしなやかに流れ、しかも響きにコクをたっぷりと湛えているのにびっくり!主部に入ってからも物腰は柔らかく、しかしフレーズの流動には確実に芯を携えているので、絶妙な安定感で迫り続けるのです。中間の楽章も音楽的な音色美に溢れ、ビシュコフがブラームスの音楽を心底から慈しんでいるのが分かり、弦も木管も完全に同じ質感で統一された音色トーンの美しさは、かつての名盤からもなかなか見出すことができません。終楽章、弦の第1主題の繊細さも比類なし。しかも今生まれたてのような瑞々しさで湧き上がります。コーダに至っても力で圧倒することなど念頭になく、誠心誠意ブラームスの心情を丹念に引き出そうとする一念が心を打ちます。
そんな独特のスタイルは「2番」では更に相性の良さを見せますが、驚きは、1番でのしなやかさをそのまま持ち込むのではなく、ここでは逆に終楽章へ向けてのドラマ性を打ち出していること。第1楽章の第1主題は、自然の全てを抱え込むような呼吸の優しさに溢れ、第2、第3楽章の自然発生的な音色の揺らめきが心を捉えて話しませんが、終楽章コーダで、アッチェレランドが掛かり、突如固いティンパニの強打が轟き、ここで初めてといっていい確固たる意志の力を発揮するのです!その強打はほぼ全拍に渡って打ち鳴らされますが、闘志剥き出し型ではなく、全体のフォルムを崩さず、美しい音色の融合を守り通しているのは驚異としか言いようがありません!
「3番」の第1楽章は展開部に入って生命の活力を加味し展開部から再現部へのブリッジのテンポの落とし方と音楽的深みが絶品!コーダの12:13以降クレッシェンドして、最後に優しいフォルテピアノをさり気なく挟むセンスは、もうそれだけでビシュコフの感性は疑いようもありません!第3楽章のリリシズムは、すすり泣きの一歩手前のスレスレ。一方では、テーマの符点リズムを曖昧にしないこだわりも見せ、硬軟のバランス配分の妙にも新鮮な衝撃を覚えます。終楽章では、2番の終楽章コーダで聴かれたティンパニの強打の意味をここでまた再認識。本当に必要な箇所にだけ渾身の意味を込めて固く強打することによって、全体の構築をシャキッと聳え立たせる手腕に脱帽です!
「4番」もこれみよがしのアゴーギクなど用いず、冒頭からはっきりとしたフレーズの明暗を描き切っています。展開部と再現部の間(ま)の素晴らしいこと!このコーダでも、全声部を熱く凝縮させながら威圧感を与えずに品格を持って締めくくっています。第2楽章は第2主題をこれ以上不可能なほど魂のこもった歌に満ち溢れ、後半の再現の弦パートが一丸となってハーモニーを豊かに広がる様は、録音の素晴らしさと共に圧倒的な感銘をもたらします。終楽章も格調美が隅々まで浸透。コーダの最後の和音で、弦の切込みを若干ずらす粋な計らいにもご注目を!オケの素晴らしさも賞賛し尽くせません!放送オケならではの機能性はもちろんのこと、各ソロ奏者のトーンも地味ながら聴き手を心から虜にするセンスを兼ね備え、その魅力をビシュコフが余すところなく美しく統合しているのですからたまりません。ビシュコフの師、ムーシンは、弟子の中で最も自分の教えに忠実な指揮者として彼の名をあげていますが、ロシア的とかドイツ的とかいう範疇に収まらないこの極美のブラームスを聴くと、そのことも大いにうなずけます。  【湧々堂】
AV-2053
ロバート・ジョンソン(1583頃-1633):リュート独奏曲&リュート歌曲集
ファンタジア/ジプシーの踊り/ガリヤード/森と岩と山/アウェイ・デライツ/パヴァーン I, II, III/止めどない涙と/来たれ深い眠りよ/他(全23曲)
マシュー・ワズワース(Lute)
キャロライン・サンプソン(S)
マーク・レヴィ(ガンバ)
前作、ギボンズ作曲ヴィオール合奏のためのコンソート集(AV 0032)が2004年度グラモフォン・アウォード『古楽部門』最優秀賞を獲得し評価急上昇中のヴィオール・アンサンブル、ファンタズム。今回の『フォー・テンペラメンツ』ではバード、フェラボスコ、パーソンズそしてタリスといった16世紀イギリスのエリザベス朝で活躍した4人の作曲家の作品をヴィオール演奏で収録。また、前作ギボンズに続きヴィーラント・クイケンらに師事をした実力派日本人奏者、森川麻子がゲストとして参加。
AV-2054
フォー・テンペラメンツ
バード:女王様おやすみなさい(プレリュードとグラウンド)/
4声のミサ
アルフォンソ・フェラボスコI世(1543-1588):5声のパヴァーヌ/5声のイン・ノミネ第1番−第3番/4声のファンタジア/6声のファンタジア
ロバート・パーソンズ(1530頃-1571):ロバート・パーソンズ氏の歌/イン・ノミネ第3番/デ・ラ・コート/ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ/トランペットが鳴り響く歌
タリス:ソルフィング・ソング/イン・ノミネ I/同II
ファンタズム
[ローレンス・ドレイフュス(トレブル・ヴィオール、ディレクター)
ウェンディ・ギレスピー(トレブル・ヴィオール)
ジョナサン・マンソン(テノール・ヴィオール)
マルク・ルオラヤン=ミッコラ(バス・ヴィオール)]
森川麻子(テノール&バス・ヴィオル)
エミリア・ベンジャミン(バス・ヴィオル)
AV-2055
ヘンデル:オルガン協奏曲集 Op.4(6曲) マシュー・ホールズ(Org)
モニカ・ハジェット(Vn,指)
ソネリー
ピリオド・アンサンブルの名コンビ、ハジェット&ソネリーがAvieにデビュー!イギリスのオルガン、鍵盤楽器奏者マシュー・ホールズは1999年よりアムステルダム・バロック・オーケストラのメンバーとして活躍しておりキングス・コンソート、ザ・シックスティーン、ザ・エイジ・オブ・エンライトメントなどとの共演多数。 
AV-2056
ラモー:クラヴサン曲集
第3組曲〜一つ目の巨人/ミューズたちの対話/つむじ風、
第4組曲 イ短調/第2組曲 ホ短調/
第5組曲〜めんどり/エンハーモニック/エジプトの女
トレヴァー・ピノック(Cemb)
※使用楽器:1783/84年、パリにてパスカル・タスカン製(エジンバラ大学レイモンド・ラッセル・コレクション)
AV-2057(2CD)
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番〜第3番
ヴィオラ・ソナタ第1番、第2番、
「F.A.E.ソナタ」〜 スケルツォWoO2
シュロモ・ミンツ(Vn、Va)、
イトマール・ゴーラン(P)
独特の美音に円熟味も加わった近年のミンツの芸風を堪能できます。

AV-2058(3CD)
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲全集
ヴァイオリン協奏曲第1番 〜第5番、
2つのヴァイオリンのためのコンチェルトーネK.190*
協奏交響曲 K.364*
ハガイ・シャハム(Vn)*
シュロモ・ミンツ(Vn/Va)(指)
イギリス室内O
ミンツがアバドのバックを得て、ブルッフの協奏曲で颯爽とデビューしたときの、あの甘美な音色は今でも健在です。その美音は単に小手先で作られたい感じを与えず、ミンツの体内からじんわり滲み出るような独特の粘りがあり、いわゆる弾き飛ばしてニュアンスをスパッと放射することがないので、常に温かな風情が聴き手の目の前に丁寧に繰り広げられます。第1番の第1楽章展開部で長い持続音が登場しますが、なんでもないこの一本の音の線が、聴く側にしっとりと浸透するのを自覚できる演奏に今まで出会ったことがありません。高音へ向かう急速パッセージでも音が外へ逃げることがなく、第3楽章のプレストでも、弓が当たる衝撃音までもがまろやか!第2番の終楽章1:22からの副主題の上品な愉悦感も聴きものです。構築にも音色にも混濁感がないミンツの芸風は、全ての曲に一貫し、思わずため息が出る箇所が随所にありますが、その究極の瞬間の一例が、第3番の終楽章、ピチカートの伴奏と共に始る例のアンダンテ主題部!ここからテンポを速める人もいますが、ミンツはたっぷりとテンポを落とし、その分、音の重心を若干低めに保ちながら、伴奏の彫琢にも音楽的な閃きがふわっと沸き立つのです!モーツァルトのヴァイオリン協奏曲は、ピアノ協奏曲に比べて音楽的に薄いという人もいますが、これを聴くとそれは演奏家のセンス次第ではないかと思い知らせれます。名手揃いのイギリス室内管の持ち味をしっかり生かした指揮も立派で、単なる伴奏以上の克明に表情が感じられます。聴後もその場でしばらく佇んでいたくなるこの味わいを是非!  【湧々堂】
AV-2059
ヴァイオリンとピアノのための音楽
エネスコ:幼き頃の印象 Op.28
ラヴェル:ツィガーヌ/ソナタ(遺作)
ドビュッシー:夜想曲とスケルツォ
 巷に雨の振るごとく
 亜麻色の髪の乙女、ミンストレル、
 ソナタ、美しき夕暮れ
フィリップ・グラファン(Vn)
クレア・デゼール(P、Lutheal)
ハイペリオンでも多数の作品を発表し高い評価を得ている若手天才ヴァイオリニスト、グラファンのAvie第2弾。16才でパリ音楽院の1等賞を獲得したという驚異的な経歴の持ち主であるグラファンの演奏はもちろんのこと、伴奏をつとめるクレア・デーゼルが使用するチェンバロに似た音を出すという特種ピアノLuthealも聴きもの!
AV-2060
フリードリヒ・アウグスト・クンマー(1797-1879):チェロ二重奏曲集
Op.22-1/Op.103-1/Op.22-2/
Op.156「ヘンデルのマカベウスのユダの主題による変奏曲」/Op.103-4

アリオーソ
フェーベ・カライ、
ターニャ・トムキンス(バロックVc)
19世紀ドイツの作曲家クンマーの楽しさに満ちたチェロのための二重奏曲の数々を、2人の女流バロック・チェロ奏者カライとトムキンスが聴かせてくれるデュオ・アルバム。クンマーは作曲家としてだけでなく、ドレスデン歌劇場の主席チェロ奏者として活躍するなどチェロの名手としても大変名高かった音楽家。カライとトムキンスによる今回の録音は、ガンと闘う子供たちをサポートするためのチャリティー「We Duet 4 Kids」の一環として位置づけられています。
AV-2061(1SACD)
さすらい人
シューベルト:さすらい人幻想曲、
リスト:「巡礼の年 第2年 イタリア」〜ペトラルカのソネット第123番/ダンテを読んで、
「巡礼の年 第2年 補遺」〜ヴェネツィアとナポリ、
「巡礼の年 第3年」〜エステ荘の噴水
ルイザ・ボラック(P)
演奏のルイザ・ボラックはルーマニア出身の女流ピアニスト。1991年エネスコ・インターナショナル・ピアノ・フェスティヴァルでの優勝、1998年ジーナ・バッカウアー国際ピアノ・コンクールではシルバー・メダルを獲得するなどの受賞歴の持ち主。既にAvieからはエネスコのピアノ組曲集(AV 0013/AV 0012〔SACD〕)をリリースしており今回が第2作目。
AV-2062(1SACD)
ショスタコーヴィチ:交響曲第11番《1905年》 セミヨン・ビシュコフ(指)ケルンRSO
ビシュコフにとって今回のリリースはフィリップス時代にベルリン・フィルと行った録音に続き2度目。
AV-2063
ピエタ大聖堂(ヴェネツィア)の音楽
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 ヘ長調 RV.292、
詩篇112「主の僕たちよ主をほめたたえよ」ハ短調 RV.600
ヴァイオリンとオルガンのための協奏曲 ヘ長調 RV.542
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調「1712年のパドヴァの聖アントニウスの聖なる舌の祝日のために」RV.212、
サルヴェ・レジナ ヘ長調 RV.617、
ヴァイオリン,チェロとオルガンのための協奏曲 ハ長調 RV.554a
ムハイリー・ローソン(S)
エイドリアン・チャンドラー(Vn,指)
ラ・セレニッシマ
マイリー・ローソンはニューヨーク・リンカーン・センターやパリ、ロンドンを中心に活躍中のソプラノ。18世紀スコットランド、イタリア作品のスペシャリストとしても知られています。ラ・セレニッシマは1974年生まれの若手ヴァイオリニスト、アドリアン・チャンドラーを中心に1994年に結成されたピリオド・アンサンブル。 
AV-2064(3CD)
ハンス・ガル(1890-1987):ピアノ独奏作品全集
ソナタ Op.28、組曲 Op.24、
ソナティナ第1番 ハ長調 Op.58、
ソナティナ第2番 イ短調 Op.58、
3つのスケッチ Op.7、3つの小品 Op.64、
3つの前奏曲 Op.65、24の前奏曲 Op.83、
24のフーガ Op.108
レオン・マッコーリー(P)
ホグウッドが現在桂冠指揮者をつとめているヘンデル&ハイドン・ソサイエティーとのヘンデルの演奏は、バロック音楽や古典派音楽のオリジナルの奏法による古楽器演奏を徹底的に研究してきたホグウッドだからこそ成しえる名演を披露!
AV-2065(3CD)
ヘンデル:合奏協奏曲集 Op.3(全6曲)*
アレグロ(Op.3-6の第2楽章としてWalsh's editionより出版)+
合奏協奏曲集 Op.6(全12曲)+
クリストファー・ホグウッド(指)
ヘンデル&ハイドン・ソサイエティ
録音:1988年3月*、1991年3月&1992年5月
AV-2066
ハイドン:アリア&カンタータ集
「ベレニーチェのシェーナ」Hob.XXIVa:10/
「ソン・ピエトーサ、ソン・ボニーナ」Hob.XXXII:b-1/
「ナクソス島のアリアドネ」Hob.XXVIb:2(管弦楽版)/
アリア「独り、物思いながら」Hob.XXIVb:20/
同「惨めなわれら…惨めな祖国」Hob.XXIVa:7
アーリン・オジェー(S)
クリストファー・ホグウッド(指)
ヘンデル・ハイドン・ソサエティ
アーリン・オジェーが遺した名演奏をなんとAvieが復刻リリース!ホグウッド&ヘンデル・ハイドン・ソサエティーの好サポートを受けてオジェーが歌う見事なハイドン・アルバム。特別価格設定に加え44ページからなる2005年版Avieのカラーカタログ付きという豪華仕様。
AV-2068
ヘンデル:トリオ・ソナタ集 Op.5
 第1番 イ長調/第2番 ニ長調/
 第3番 ホ短調/第4番 ト長調/
 第5番 ト短調/第6番 ヘ長調/
 第7番 変ロ長調
ブルック・ストリート・バンド
AV-2069
マーラー:交響曲第4番(エルヴィン・シュタイン編曲による室内管弦楽版) ケイト・ロイヤル(S)
ダグラス・ボイド(指)マンチェスター・カメラータ
前作ベートーヴェンの交響曲集で好評を博したダグラス・ボイド&マンチェスター・カメラータの第2弾。今作、マーラーの交響曲第4番も通常の編成ではなく、マンチェスター・カメラータの特性を十分に活かすためにシュタイン編曲による室内管弦楽版を使用。BBCプロムスでラトルと共演するなど売出し中のソプラノであるロイヤルの歌声が華を添えており、マーラーの一味違った一面を聴かせてくれる注目盤!
AV-2070
エリック・コーツ:管弦楽作品集
コンサート・ワルツ「フットライト」
組曲「三人の男」
幻想曲「わがままな大男」
管弦楽のための組曲「ロンドン・アゲイン」
幻想曲「シンデレラ」、組曲「夏の日」
テレビジョン・マーチ
ジョン・ウィルソン(指)
ロイヤル・リヴァプールPO
ジョン・ウィルソンは、1972年生まれの若手指揮者。
AV-2071(2CD)
R.シュトラウス:管弦楽&協奏曲集
家庭交響曲、オーボエ協奏曲*
アルプス交響曲
クラリネットとファゴットのための二重協奏曲 AV.147+
ジョナサン・スモール(Ob;*)
ニコラス・コックス(Cl;+)
アラン・ペンドルベリー(Fg;+)
ジェラード・シュワルツ(指)
ロイヤル・リヴァプールPO
録音:2001-2003年ライヴ(オーボエ協奏曲のみスタジオ録音)
AV-2072
1940年代の合唱作品集
ブリテン:祝祭カンタータ「キリストと共にいて喜べ」Op.30
ピツェッティ:3つの合唱曲
フィンジ:見よ満ち足りた最後の犠牲を Op.26
コープランド:はじめに
ジョナサン・ハイド(ボーイS)
ジェレミー・ケンヨン(ボーイA)
ジェイムズ・ギルクリスト(T)
アラン・スミス(Bs)
アンドルー・ネスシンガ(指)
グロスター大聖堂聖歌隊
ロバート・フーザート(Org)他
AV-2073
ヴィタウタス・バルカウスカス(1931-):ヴァイオリンと管弦楽のための「遊戯」Op.117*、
ヴァイオリン・ソロのためのパルティータ Op.12*
ヴィオラ・ソロのための2つのモノローグ Op.71+
ヴァイオリン,ヴィオラと管弦楽のための二重協奏曲 Op.122#
フィリップ・グラファン(Vn)
今井信子(Va)
ロベルタス・セルヴェニカス(指)
リトアニア国立響
ヴィリニュス祝祭O
録音:2003年2月1日、ヴィリニュス・ナショナル・シンフォニー・ホール、ライヴ*/2004年10月6日、オランダ、スタジオ+/2004年6月27日、ヴィリニュス・ナショナル・シンフォニー・ホール
※世界初演ライヴ+
ヴィタウタス・バルカウスカスは1931年生まれのリトアニアの作曲家。フィリップ・グラファンに献呈したヴァイオリンと管弦楽のための《Jeux(遊戯)》Op.117でリトアニア国家賞を受賞するなど同国の音楽界を代表する作曲家として活動を行っているます。《二重協奏曲》は、リトアニアで多くのユダヤ人の命を救ったあの杉原千畝と幸子夫人に献呈されています。
AV-2074
ラウラが微笑むとき
フィリップ・ロセター(1567/8-1623):来たれいま一度甘き恋
And would you see my mistress face
ファンタジア
No grave for woe、Reprove not love
What Then Is Love But Mourning ?
パヴァン、
サセックス伯爵夫人のガリアード第3番
ガリアード
Though far from joy、ラウラが微笑むとき
不親切の中の親切
プレリュード、ロセターのパヴァン
ロセターのガリアード
アルメイン、 If she forsakes me
Shall I COme if I swim
Whether Men Do Laugh or Weep
What Hearts COntent
マシュー・ワーズワース(Lute)
ジェイムズ・ギルクリスト(T)
盲目のリュート奏者マシュー・ワーズワースとイギリスのテノール、ギルクリストによるデュオ・アルバム。マシュー・ワーズワースは、ナイジェル・ノースの下でリュートを学び、精力的にコンサートやレコーディングなどの活動を行っている要注目の演奏家。Avieからはカロリン・サンプソンとのコンビで既に1タイトル(AV 2053)のリリースを行っています。ギルクリストの歌声とワーズワースのリュートの調べに乗って甦る16世紀イングランドの宮廷音楽は絶妙。
AV-2075
ブラームス:クラリネット・ソナタ第1番&2番
クララ・シューマン):3つのロマンス Op.22
シューマン:3つのロマンス Op.94
(以上全曲、ジェフリー・カーナー編曲によるフルート版)
ジェフリー・カーナー(Fl)
チャールズ・アブラモヴィチ(P)
1990年よりフィラデルフィア管弦楽団の首席フルート奏者をつとめるジェフリー・カーナーは、アメリカのフルート界を牽引する名プレーヤー。
AV-2076
ドイツのフルート作品集
ギーゼキング:フルートとピアノのためのソナチネ
ゲンツマー:フルート・ソナタ第2番ホ短調
ヘンツェ:フルートとピアノのためのソナチネ
ヒンデミット:フルート・ソナタ
カルク=エラート:交響的カンツォーネOp.114
ジェフリー・カーナー(Fl)、
チャールズ・アブラモヴィチ(P)
1982年から1990年までクリーヴランド管の首席フルート奏者を務め、1990年からは同じくアメリカ5大オーケストラの1つフィラデルフィア管の首席奏者として活躍するジェフリー・カーナー。"アメリカ"や"イギリス"、"フランス"などアルバム毎にテーマを定めてきたカーナーのソロ・アルバム第6弾は20世紀の"ドイツ"が舞台。名ピアニスト、ギーゼキングの「ソナチネ」やコンクール・ピースとしても有名なカルク=エラートの「交響的カンツォーネ」を、フィラデルフィア管のフルート・セクションを支える名手の演奏で楽しめるフルート関係者垂涎の1枚です。
AV-2077
マーラー:リュッケルトの5つの詩
シューマン:歌曲集「女の愛と生涯」
ブリテン:子守歌のお守り Op.40
 キャバレー・ソング
アン・マレー(Ms)
マルコム・マルティノ(P)
AV-2078
オール・イズ・ブライト
スヴェーリンンク:今日キリストがお生まれになった
作曲者不詳(1420頃):There is no rose
ブクステフーデ:諸人声あげ
プレトリウス:Lo hou a Rose e'er bloomin
コルネリウス:三人の王
ウォルトン:What Cheer ?/
All this time/ヘロデ王と雄鳥/われこの祝祭を喜び
ハウエルズ:汚れなきバラ
エリック・ウィテッカー(1970-):ルクス・アルムクェ
ウィリアム・マティアス(1934-1992):A Babe Is Born Op.55、 Sir Christemas
グルーバー:きよしこの夜
ジェニファー・ヒグドン(1962-):大いなる神秘
アイヴズ:クリスマス・キャロル
ダニエル・ピンクハム(1923-):スウィート・ミュージック
ネッド・ローレム(1923-):When all things were in quiet silence
イギリス民謡:コヴェントリー・キャロル
ヴァージル・トムソン(1896-1989):O My Deir Hert
ウェールズ民謡:ひいらぎ飾ろう
グラント・ルウェリン(指)
ヘンデル&ハイドン・ソサイエティcho
AV-2080(1SACD)
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調Op.100
シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ短調Op.105
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
ルーデンス・トゥルク(Vn)
ミラナ・チェルニャフスカ(P)
Avieが大きな期待を持って送り出す若きヴァイオリン奏者ルーデンス・トゥルクのソナタ・アルバム!ルーデンス・トゥルクは、1978年にバルカン半島南西部に位置するアルバニア共和国の首都ティラナ生まれ。6歳よりプロのヴァイオリン奏者として活躍していた父の手解きを受け、音楽家の道を志すきっかけとなります。1996年にはドイツへ渡りミュンヘン音楽大学でアナ・チュマチェンコ教授の下でヴァイオリンを学びました。全ドイツ青少年音楽コンクール、ライオンズクラブ国際協会主催のコンテストなどで優勝を果たし、2006年のミュンヘン・アーティスト・オブ・ザ・イヤー・アウォードに選出されるなど、今後の活躍が大きく期待されており、2002年10月にはベルリンでビル・クリントン氏出席の式典で演奏を披露するなど、ドイツ、祖国アルバニアやヨーロッパ各地を中心に活躍中の新星。ジャケット写真ではマッチョなイメージですが、特にフランクのソナタの美しさは掛け値なしに絶品!内面からフレーズを感じ、繊細に香気を漂わせる彼の音楽性に酔いしれます。第2楽章と第1主題と第2主題の連動と対比も見事で、第2主題の何の衒いもない歌い回しから真摯な共感が伝わります。残響で誤魔化さない明快な録音も、ハイセンスなピアノとの対話感を見事に伝えてくれます。
AV-2081(2SACD)
エネスコ:ピアノ作品集 Vol.2
前奏曲とフーガ ハ長調
夜想曲 変ニ長調/スケルツォ
Piece Sur Le NOM-De Faure
ピアノ・ソナタ第1番 嬰へ短調Op.24-1
ピアノ・ソナタ第3番 ニ長調Op.24-3
ルイザ・ボラック(P)
エネスコと同郷となるルーマニア出身の女流ピアニストであるルイザ・ボラックによるピアノ・ソナタをメインとしたエネスコ作品集の続編。ボラックは1991年エネスコ・インターナショナル・ピアノ・フェスティヴァルで優勝を果たすなど、エネスコのスペシャリスト。 
AV-2082(2CD)
パースペクティブII
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第22番 ヘ長調Op.54
 ピアノ・ソナタ第27番 ホ短調Op.90
バルトーク:組曲「戸外にて」Sz.81
ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番 へ短調Op.5
アンドレアス・ヘフリガー(P)
世界的なテノール歌手としてその名を知られているエルンスト・ヘフリガーの息子、アンドレアス・ヘフリガーのパースペクティブT(AV 0041)に続く最新作。名門ジュリアード音楽院で学んだアンドレアス・ヘフリガーは、ニューヨーク・フィル、シカゴ響、ロンドン響、バイエルン放送響などの超一流オーケストラにゲストとして迎えられるなど世界を舞台に活躍中。
AV-2083(1CD+DVD)
タンゴ&ダンス
ゲーゼ(1879-1963):ジェラシー
ピアソラ:忘却/リベルタンゴ/チキリン・デ・バチン
ロドリゲス:ラ・クンパルシータ
グラナドス:スペイン舞曲集〜アンダルーサ
ミゲル・アンヘル・バルベロ(1943-):Tiempos inciertos
カルロス・ガルデル(1890-1935):Tomo y Obligo
アルベニス:タンゴ Op.165-2
パブロ・ツィーグラー(1944-):Desde Otros Tiempos
ヒナステラ:小粋な娘の踊り
ホセ・バルガト(1915-):ブエノス・アイレスのグアシエラ
フィノーラ・ハント:フィーノ・アイリッシュ・タンゴ
フィノーラ・ハント(Vn,指)RTEコンサートO
AV-2084
20世紀の合唱作品集1
〜プーランクとフランスの同世代人たち

プーランク:サルヴェ・レジナ、
 アッシジの聖フランシスコの4つの小さな祈り、
 エクスルターテ・デオ、
 羊飼いたちよ汝らが見たものを語れ、
 賢人ら星を見て、
 おお大いなる神秘、
 この日キリストは生まれぬ、
 ミサ曲 ト長調、
 黒い聖母像への連祷
メシアン:おお聖なる晩餐
ピエール・ヴィレット(1926-1998):聞きたまえ主よOp.45
 天使の糧Op.80、聖母の賛歌Op.24
エドワード・ヒギンボトム(指)
オックスフォード・
ニュー・カレッジcho
エドワード・ヒギンボトムが、オックスフォード・ニュー・カレッジ合唱団のディレクターに就任して2006年で30周年。これまでにヒギンボトム&オックスフォード・ニュー・カレッジ合唱団は70を超える録音と多くのコンサートを行い、世界中から高い評価を獲得してきたという実力と実績を誇っています。ヒギンボトムのディレクター就任30周年を記念してアヴィー(Avie)より全3枚のシリーズ「20世紀の合唱作品集」をリリース。
AV-2085
20世紀の合唱作品集2
〜マクミランと同世代のイギリスの作曲家たち

ジュリアン・アンダーソン(1967-):主に向かって新しい歌を歌え
ジェイムズ・マクミラン(1959-):キリストは勝てり/聖母マリアのお告げ
ジョナサン・ダヴ(1959-):
Ecce beatam lucem、Into thy Hands
ライアン・ウィッグルスワース(1979-):リブラ・ノス
ジュディス・ウィアー(1954-):Love Bade Me WelCOme
ロビン・ホロウェイ(1943-):Since I believe
フランシス・グリアー(1955-):聖アウグスティヌスの祈り
タリック・オレーガン(1978-):キリストは蘇られた
ピーター・ウィシャート(1921-1984):イエスの甘き思い出
ジョン・ジョーベルト(1927-):Whitsun Carol Op.115b
ガブリエル・ジャクソン(1962-):めでたし元后
エドワード・ヒギンボトム(指)
オックスフォード・ニュー・カレッジcho
ウィシャート以外は現在も一線で活躍中の面々が名を連ねており、30年間という長き年月をかけて熟成された名コンビの演奏で現代イギリスの合唱作品を存分に味わうことが出来る1枚。 
AV-2086
20世紀の合唱作品集3
〜コープランドと同世代のアメリカの作曲家たち

アドルファス・ヘイルストーク(1973-):デボラの歌
コープランド:初めに*
リビー・ラーセン(1950-):I Will Sing and Raise a Psalm
モーテン・ローリドセン(1943-):おお大いなる神秘
ネッド・ローレム(1923-):O Deus, ego amo te /
Oratio Patris COndren:
O Jesu Vivens in Maria /
Thee, God, I COme from
アイヴズ:詩篇67番
ストラヴィンスキー:アンセム「鳩は空気を引き裂いて降りる」、ミサ曲
ティペット:「我らが時代の子」〜Steal away
キャスリーン・ボット(S;*)
エドワード・ヒギンボトム(指)
オックスフォード・ニュー・カレッジcho
録音:2005年7月11日-15日、ニュー・カレッジ・チャペル
AV-2087
プロコフィエフ:フルート・ソナタ ニ長調Op.94
ドビュッシー:シランクス
ワーグナー(リスト編):イゾルデの愛の死
フランク(ピッチニーニ編):ヴァイオリン・ソナタ
マリーナ・ピッチニーニ(Fl)、
アンドレアス・ヘフリガー(P)
マリーナ・ピッチニーニはトロントでニューヨーク・フィル首席奏者であるバックストレッサーの下でフルートを学び、小澤征爾にもその実力を認められたヴィルトゥーソ。ソリストとして活発な活動を展開しておりボストン響、東響、ロッテルダム・フィルなどと共演を重ねています。伴奏を務めるのはエルンスト・ヘフリガーの息子で、ピッチニーニの夫君でもあるアンドレアス・ヘフリガー。夫婦ならではの息の合った演奏を聴かせてくれます。
AV-2088
クレイグ・アークハートの音楽
クレイグ・アークハート(1953-):ストリームウォーカー
Here the Frailest Leaves of Me /
響metimes with One I Love /
O You Whom I Often and Silently /
I'll tell you how the Sun rose /
パ・ドゥ・ドゥ/
Split the Lark / Vesper Hymn /
Among the Multitude /
Far from Love /ヴェネツィアの雪/
眠る薔薇/
The Dalliance of Eagles /ピアノ/
Across the Fields... /
Secret Spaces / A
drift a little boat adrift! /
On this wondrous sea /
めざめ/ It's all I have to bring today
マイケル・スラッテリー(T)
クレイグ・アークハート(P)
AV-2089
ゴシック・ヴォイセズ結成25周年記念盤
知られざる恋〜ソラージュとマショーの歌曲

ソラージュ:Le basile / Tres gentil cuer /
Fumeux fume par fumee /
Joieux de cuer /
COrps feminine / S'aincy estoit /
Pluseurs gens / Calextone, qui fut dame /
Helas! je voy mon cuer
マショー:Mors sui, se je ne vous voy /
Quant je sui mis au retour /
Dame se vous m 'estes lonteinne /
Plus dure que un dyamant /
Douce dame, tant COm vivray /
Se je 響uspir parfondement /
Dieus Biaute Douceur Nature
作曲者不詳:Adieu vous di /
Le mont Aon de Trace
ゴシック・ヴォイセズ
界最古の女流作曲家ヒルデガルト・フォン・ビンゲンの再評価に大きな貢献を果たし、3度に渡ってグラモフォン・アウォードを獲得するなど、その演奏と功績が全世界から絶賛されてきたイギリスのヴォーカル・グループ、ゴシック・ヴォイセズ。ゴシック・ヴォイセズの通算22枚目のリリースとなる今回の作品集は、同団体の結成25周年を記念したアニヴァーサリー・アルバム。共に14世紀の中世フランスで活躍したソラージュとマショー、作曲者不明ながらソラージュの作品とされている計19曲の歌曲を取り上げており、特にソラージュの作品の全曲収録は世界初。透明感にあふれた純粋無垢な歌声が奏でる14世紀フランスの美しき旋律は、記念盤に相応しい気品と魅力にあふれています。
AV-2090
ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第2番
プロコフィエフ:チェロと管弦楽のための協奏交響曲 ホ短調 Op.125
リン・ハレル(Vc)
ジェラルド・シュワルツ(指)
ロイヤル・リヴァプールPO
AV-2091
エルガー:ヴァイオリン協奏曲(初稿版)
ショーソン:詩曲(最終稿版)
フィリップ・グラファン(Vn)
ヴァーノン・ハンドリー(指)
ロイヤル・リヴァプールPO
※共に世界初録音
クライスラーに献呈され初演が行われたエルガーのヴァイオリン協奏曲の初稿版は、高度な超絶技巧を必要としあまりにも技術的に難しすぎたために初演者のクライスラーを筆頭に、数々の名ヴァイオリンたちからも敬遠され改訂を求められたそうです。このような逸話を持つ未出版の初稿版が遂にイギリスの図書館で発見され、グラファンの演奏による今回の録音が実現の運びとなりました。初稿版の発見と録音は本国イギリスでも大きな話題となっており、The Gramophone、Classic fM Magazine、The Strad、The Independent、BBC Music Magazineなど様々な媒体で紹介が行われています。カップリングとして収録されているショーソンの詩曲も、世界初録音となる最終稿版という興味深い内容。ハンドリー&ロイヤル・リヴァプール・フィルというイギリス音楽のスペシャリストのサポートを受け、現代のヴィルトゥオーソ・ヴァイオリニストであるグラファンが挑むエルガーの超難曲。お聴き逃しなく!
AV-2092(1SACD)
ハイドン:弦楽四重奏曲第58番 ハ長調 Op.54-2
グラジナ・バツェヴィチ(1909-1969):弦楽四重奏曲第4番
ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第14番 変イ長調 Op.105
シマノフスキSQ
1995年にワルシャワで結成されたシマノフスキ・クヮルテットは、2001年のBBCニュー・ジェネレーション・アーティストを受賞し、2005年カロル・シマノフスキ・アウォードを獲得するなど華々しいスタートを切った若き弦楽四重奏団。 
AV-2093
ピノック&マンソン
〜バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバと
チェンバロのためのソナタ集

[第3番 ト短調BWV.1029/第1番 ト長調BWV.1027/
第2番 ニ長調BWV.1028/ト短調BWV.1030b]
ジョナサン・マンソン(ガンバ)
トレヴァー・ピノック(Cemb)
アメリカ滞在中に古楽の魅力に開眼したジョナサン・マンソンは、オランダで巨星ヴィーラント・クイケンにヴィオラ・ダ・ガンバを学び、現在はアムステルダム・バロック・オーケストラの主席チェロ奏者を務めるなど古楽界におけるチェロ&ヴィオラ・ダ・ガンバ界の新たなる旗手となる存在。
AV-2094
ノーブル・エンターテインメント〜アン女王のための音楽
W.ウィリアムズ:トリオ・ソナタ第6番 ヘ長調
D.パーセル:トリオ・ソナタ第2番 ト短調
W.コルベット:トリオ・ソナタ ハ長調
N.F.ハイム:チェロと通奏低音のためのソナタ ホ短調
J.ペジブル:組曲第4番 ハ短調/ソナタ ハ短調Op.1-3
J.C.ペプシュ:トリオ・ソナタ ヘ長調
パーセル:チェンバロのための組曲第2番 ト短調
ケラー:トリオ・ソナタ第4番 変ロ長調
G.フィンガー:トリオ・ソナタ ト長調2
ヘンデル:トリオ・ソナタ ヘ長調HWV.405
パルナシアン・アンサンブル
1998年より演奏活動を開始した2本のリコーダーを中心とした4人の音楽家によるバロック・アンサンブル、パルナシアン・アンサンブルのデビュー盤。18世紀イギリスのリコーダー作品が主なレパートリーであり、バロック・チェロとチェンバロの通奏低音に支えられたリコーダーの音色が印象的。
AV-2096
ショスタコーヴィチ:交響曲第13番「バビ・ヤール」 ギドン・サクス(Bs)
ジェラード・シュワルツ(指)
ロイヤル・リヴァプールPO&男声cho
AV-2097(1SACD)
リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調
 バッハの主題による幻想曲とフーガ
 死の舞踏
マルクス・グロー(P)
1995年のエリザーベト王妃国際音楽コンクール・ピアノ部門での優勝を皮切りに快進撃を続けるドイツの若手ピアニスト、マルクス・グロー。フィラデルフィア管、サンフランシスコ響、ロンドン響、サンクト・ペテルブルク・フィルなどの名立たる名門オケとの共演経験を持ち、日本へも定期的に来日しています。 
AV-2098
ブラームス:クラリネット・ソナタ第1番&2番
シューマン:3つのロマンスOp.94
 幻想小曲集Op.73
トッド・レヴィ(Cl)
エレーナ・アーベント(P)
2度のグラミー賞受賞というレコーディングにおいても華々しい実績を持ち、現在ミルウォーキー交響楽団の主席クラリネット奏者をつとめる実力者トッド・レヴィがクラリネットの超重要レパートリーに挑んだソロ・アルバム。1998年の11月には、ホワイトハウスで当時の大統領であるクリントン夫妻を前にガーシュウィンのラプソディー・イン・ブルーの演奏を行っています。アメリカのトップ7に匹敵する実力を持つと言われるミルウォーキー交響楽団(トロンボーンには神田めぐみ氏が在籍中)の主席奏者としてだけでなく、室内楽奏者やソリストとしても目覚しい活躍を見せるレヴィ。基本に忠実ながら緩やかなテンポで懐の深さ、音楽性の高さを存分に聴かせてくれるブラームス&シューマンは非常に充実した内容。
AV-2099
ジョン・ジェンキンズ(1592-1678):6声のコンソート集 エミリア・ベンジャミン
(テナー・ヴィオール)
ミッコ・ペルコラ
(バス・ヴィオール)
ファンタズム

AV-2100
モーツァルト:ピアノ協奏曲集
第23番 イ長調K.488/第9番 変ホ長調K.271「ジュノム」
イモジェン・クーパー(P)(指)
ノーザン・シンフォニア
2004年12月にオープンとなり大きな話題を呼んだイギリスの都市ニューキャッスルゲイツヘッドの誇る国際音楽センター「セージ・ゲイツヘッド・ホール」。この「セージ・ゲイツヘッド・ホール」を新たな拠点とする名門ノーザン・シンフォニアが、同ホールで行ったコンサートのライヴ録音をリリースして行く新シリーズがアヴィー(Avie)よりスタート。記念すべきシリーズの第1弾はバドゥラ=スコダ、デームス、ブレンデル直伝の演奏で喝采を浴びているイギリスの女流ピアニスト、イモジェン・クーパーの弾き振りによるモーツァルト・アルバム。クーパーの丁寧なタッチで生み出されるクリアな音色によるモーツァルトは絶品。シャンドスやASVへ数多くの録音を行っているノーザン・シンフォニアも伸びやかな演奏を聴かせてくれます。 
AV-2101
バッハ:フルートとチェンバロのためのソナタ
ロ短調BWV.1030/変ホ長調BWV.1031/
イ長調BWV.1032
フルートと通奏低音のためのソナタ.ホ短調BWV.1034/ホ長調BWV.1035
フィリッパ・デイヴィス(Fl)
マギー・コール(Cemb)
アリソン・マクギリヴレイ(Vc)
フィナンシャル・タイムズ誌からは「一流の巨匠」と評されるなど、イギリスで国際的に高い評価を受けているフルート奏者の1人である女流演奏家フィリッパ・デイヴィス。1977年にプロムス・デビューを果たした後、ジュリアン・ブリーム、パスカル・ロジェ、ヨー・ヨー・マ、スティーヴン・コヴァセヴィチらと定期的に共演を行っており、現在はギルドホール音楽院で後進の指導にもあたっています。共演のマギー・コールとアリソン・マクギリヴレイも、その録音がグラモフォン・アウォードに輝き、グラミー賞にノミネートされるなど実績は十分なだけに演奏への期待が高まるディスク。 
AV-2102(2CD)
カリオペの歌 Vol.1(全52曲)
作曲者不詳:キューピッドとヴィーナス
パーセル:Celia has a thousand Charms
H.キャリー:懇願
作曲者不詳(T.フィリップス):新しい歌
ヘンデル:A Dialogue between Punch & COlumbine
H.ホルカム:The forsaken Nymph
J.F.ランプ:コケット
F.ジェミニアーニ:ジェミニアーニのメヌエット/他
エマ・カーティス(A)
ザ・フローリック
2003年にシュトゥットガルト州立歌劇場のソロ・オペラ・アンサンブルのメンバーに選出されたエマ・カーティス。バロック音楽を得意とするカーティスがバロック・アンサンブル「ザ・フローリック」をバックに、1700年代イギリスの様々な歌曲を歌います。
V-2103(2CD)
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ全集&変奏曲集
チェロ・ソナタ第1番ヘ長調Op.5-1
同第2番ト短調Op.5-2
ヘンデルの《ユダス・マカベウス》の「見よ勇者は帰る」の主題による12の変奏曲ト長調WoO.45
モーツァルトの《魔笛》の「娘か女か」の主題による12の変奏曲ヘ長調Op.66
チェロ・ソナタ第3番イ長調Op.69
同第4番ハ長調Op.102-1
同第5番ニ長調Op.102-2
モーツァルトの《魔笛》の「恋を知る男たちは」の主題による7つの変奏曲変ホ長調WoO.46
アントニオ・メネセス(Vc/アレッサンドロ・ガリアーノ1730)、
メナヘム・プレスラー(P/スタインウェイD)
メネセスが構想を練りに練りながらも録音の最適な時期や環境を模索してきたベートーヴェンのチェロ作品ですが、現在メネセスもチェロ奏者として名を連ねているボザール・トリオの創設メンバーであり御年83歳の大ベテラン、メナヘム・プレスラーとのデュオの実現で録音を決心しました。
AV-2104
ルチアーノ・ベリオ:ピアノのための作品集
ピアノ・ソナタ6つのアンコール/ラウンズ/
セクエンツァ IV/5つの変奏曲/タッチ*/カンツォネッタ*
アンドレア・ルッケジーニ(P)
ヴァレンティナ・パーニ・ルッケジーニ(P;*)
1983年には17歳でディノ・チアーニ国際コンクールを制覇するなど、若くしてトップ・プレーヤーの仲間入りを果たしたルッケジーニ。その演奏を聴いたベリオが自身のピアノ協奏曲第2番のプロムスでの演奏を依頼。また2001年にはベリオのピアノ・ソナタの初演を手懸けるなど、イタリアの鬼才から信頼が絶大だったということが窺い知れる。5曲のピアノ作品に加えて収録されているルッケジーニ夫妻の結婚式で献呈された「タッチ」、ヴァレンティナの両親に贈られた「カンツォネッタ」は、ベリオとルッケジーニの絆の深さの証明と言えでしょう。
AV-2105(5CD)
モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集
第1番−第18番
ロンド イ短調K.511
幻想曲 ハ短調K.475
アイネ・クライネ・ジーグ ト長調K.574
メヌエット ニ長調K.355
アダージョ ロ短調K.540
レオン・マッコーリー(P)
マッコーリーは第9回ベートーヴェン国際ピアノコンクールで優勝、第11回リーズ国際ピアノコンクールでは第2位への入賞を果たすなど期待を集めるイギリスのピアニスト。
AV-2106
北伊17-18世紀のヴァイオリン協奏曲集1
フランチェスコ・ナヴァーラ(fl.1695-1699):シンフォニア/5声のソナタ[ハ長調/イ長調]
作曲者不詳(fl.ca.1695):子らよ、主を誉めまつれ
ジョヴァンニ・レグレンツィ(1626-1690):
3つのバレッティと5声のコレンテ
アルビノーニ:6声の協奏曲第4番
ジュゼッペ・ヴァレンティーニ(ca.1680-ca.1760):4つのヴァイオリンのための協奏曲第6番
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 ト長調Op.3-3,RV.310/
4つのヴァイオリンのための協奏曲
ロ短調Op.3-10,RV.580
エイドリアン・チャンドラー(Vn,指)
ラ・セレニッシマ、マイリ・ローソン(S)
ラ・セレニッシマは1974年生まれの若手ヴァイオリニスト、アドリアン・チャンドラーを中心に1994年に結成されたピリオド・アンサンブル。前作のヴィヴァルディ・アルバム(AV 2063)でも、冴え渡るチャンドラーのソロとラ・セレニッシマの見事なアンサンブルによる演奏を披露していました。
AV-2107
モーツァルト:交響曲第40番
 交響曲第41番「ジュピター」
ダグラス・ボイド(指)
マンチェスター・カメラータ
マエストロ・ダグラス・ボイド第3弾はモーツァルト!第1弾のベートーヴェン、第2弾のマーラーともマンチェスター・カメラータとのパフォーマンスで、指揮者としても高い名声を獲得したダグラス・ボイド。名門室内オーケストラがひしめくイギリスの中でもマンチェスター・カメラータは屈指の実力を誇り、世界中から称賛を受けています。世界最高峰のオーボエ奏者としてヨーロッパ室内管の創設に携わり、様々な名匠の下で演奏を重ねてきたダグラス・ボイドの名演。
AV-2108
モーツァルト:フルート四重奏曲第1番〜第4番、
ベートーヴェン:セレナード ニ長調Op.25
リサ・ベズノシウク(Fl)、
パヴロ・ベズノシウク(Vn)
トム・ダン(Va)、
リチャード・タンニクリフ(Vc)
ハイペリオンでバッハのフルート・ソナタ集(CDA 67264/5)などの録音を行うなど、数々の実績を持つフルーティストであるリサ・ベズノシウク。夫でもあるチェロ奏者リチャード・タンニクリフや、来日した鬼才パヴロ・ヴェズノシウクも今回のレコーディングに参加!ファミリーならではの一体感を存分に活かしたモーツァルトとベートーヴェンは、個々の特徴が光る充実の演奏です。
AV-2110(DVD)
ジュリアン・ブリーム〜マイ・ライフ・イン・ミュージック(私の音楽人生)

◆ボーナス映像:ブリームの演奏風景

アグアド、ヴィラ=ロボス、モーリー、ウォルトンの作品
ジュリアン・ブリーム(G)

DVD-Video/NTSC/16:9/ドルビー・デジタル・ステレオ/本編120分(日本語字幕付き)、
ボーナス映像75分(英語字幕のみ)
2003年にブリームの70歳を記念してMusic on Earth社から限定発売された貴重な映像が、装いも新たにアヴィー(Avie)から復活リリース!収録時間120分に及ぶ本編は、ブリテンやストラヴィンスキー、ウォルトンとの映像や演奏風景を交えながらブリーム自身が自宅でこれまでの音楽人生について語るという貴重な内容。また75分という長時間に渡るボーナス映像にはブリームの演奏によるアグアド、ヴィラ=ロボス、モーリー、ウォルトンの作品に加えて、ブリテンの作品である「ノクターナル」の手稿譜映像などが収められるなどギター関係者感涙のシーンが満載!本編は日本語字幕付き仕様となっており、ブリームの全てを知るには絶好の環境が整えられているのも大きなポイント。
AV-2111
ブラームス:F.A.E.ソナタ〜第3楽章スケルツォ(リサノフ編)
グリンカ
:ヴィオラ・ソナタ ニ短調
エネスコ:演奏会用小品
F・ブリッジ:ペンシエロ、アレグロ・アパッショナート
フランク
:ヴァイオリン・ソナタ イ長調(リサノフ編曲)
ドブリンカ・タバコワ(1980−):ささやかれた子守歌
マキシム・リサノフ(Va)、
エヴェリン・チャン(P)
アムランやクレーメル、マイスキー、ムローヴァ、ヴェンゲーロフなど世界的名手たちと共演を重ねる評価急上昇中のヴィオラ奏者マキシム・リサノフを若手奏者の発掘に大きな定評を持つアヴィーが送り出します。ウクライナで生まれ、現在はロンドンを拠点として活動を展開しているリサノフにとって、今回のアルバムがデビュー盤となります。

AV-2112(1SACD)
シューマン:アダージョとアレグロ変イ長調Op.70、
 幻想小曲集Op.73、
 民謡風の5つの小品Op.102、
 おとぎの絵本Op.113
シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ
アントニオ・メネセス(Vc)、
ジェラルド・ワイス(P)
シューマンのチェロの全主要作品にシューベルトを加えた好カップリング。バッハの《無伴奏チェロ組曲》の再録音(AV 0052)で素晴らしい演奏を聴かせてくれたメネセスが、ここでも感動的な演奏を披露!シューマンの「アダージョとアレグロ」は、冒頭のフワッと滑り出す美音から鼓膜を優しく撫で、全音域に渡ってムラなく情感を漂わせます。弱音で一貫させながらも運弓にぶれを一切感じさせず、まさに陶酔的な空間を醸し出しているのです。アレグロに入ると音の線を際立たせて一気に音楽を開放させますが、歌を置き去りにすることがなく、1:50からの深々と物思いに耽る風情とマイルドな微光を内包した独特のトーンが心に染みます。暗くても底まで落ちきらずに希望の光を湛えたような優しい語り口と音色の魅力は、「幻想小品集」で更に顕著に。第2曲ではピアノ伴奏へ受け渡しが実にしなやかで、流麗さの極み。終曲でも音のエッジを鋭利に立てずに、しなやかな歌を信条とする見事な演奏で、それでいながら音楽が小ぶりに鳴ることなく、まさにシューマン特有の陰りのある情熱を体現した演奏として要注目!「民謡風の5つの小品」第2曲など、近年のメネセスの成熟を痛感させ、第3曲はドヴォルザークの協奏曲を今録音してくれたなら、と願わずにいられない気品を兼ね備えた郷愁表出がたまりません。しかし何といっても超のつく感動作はシューベルト!まず、序奏のピアノのなんと美しいこと!決して録音のせいだけではなく、しっとりと露のようにきらめく音色はまさに真心の結晶で、そこへそれと同じニュアンスを溜め込んだメネセスの美音が滑り込むのですから感動もひとしおです。フレーズの文節をあえて小さく区切って、安定感抜群の弱音で心から歌いきっており、そのポツポツとした歌い口が実に魅力的で、朗々と大きく歌い上げる演奏とは一線を画して、シューベルト独自の孤独の世界観を見事に描ききっています。第2楽章主題の圧かも特徴的で、リズムに軽々と乗ってウキウキしてる演奏とは明らかに一線を画し、その内省的なニュアンスに唖然とするばかりです。第2楽章は打って変わって息の長いフレージングの魅力を存分に堪能させてくれます。この楽章には今のメネセスの魅力の全てが詰まっているといっても過言ではなく、これほど音の閃きと高級の深さを共存させ、一貫させた演奏は他に思い当たりません。終楽章はまさに至福の音楽。高音から低音へのスムースな移行も音楽を一層まろやかにするのに大いに役立っています。一息置いて中間部がこれまたチャーミング!美しいメロディが満載のこの作品をそれ以上に魅力的に再生しつくした超名演です!【湧々堂】
AV-2113
レスピーギ:ヴァイオリン・ソナタ ロ短調P110
ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ
R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調Op.18
フランク・アーモンド(Vn)、ウィリアム・ウォルフラム(P)
ロッテルダム・フィル、ロンドン・フィルのコンサートマスターを歴任し、現在はアメリカのメジャー・オケの1つの数えられるミルウォーキー交響楽団でコンサートマスターを務めるフランク・アーモンドのソナタ・アルバム。若くしてパガニーニ国際コンクール、チャイコフスキー国際コンクールで入賞を果たすなど、アメリカの楽壇の中でも特筆した実力の持ち主として活躍を続けています。
AV-2114(1SACD)
ショスタコーヴィチ:交響曲第4番 セミヨン・ビシュコフ(指)ケルンWDR響
AV-2115
ザ・バロック・リュート
バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番
ヴァイス:ソナタ第36番 ニ短調
アダム・ファルケンハーゲン(1697-1754):ソナタ第5番 へ長調
アンドルー・マジンリー(Lute)
リュート界に現れた異色の存在として注目を集めているアメリカ人リュート奏者、アンドリュー・マギンレイのソロ・アルバム。マギンレイは後期バロック時代に広まったニ短調調弦のためのリュート作品を主なレパートリーとしており、収録3作品の演奏はファンファーレ誌などから「非常に印象的」と高い評価を獲得しました。 
AV-2116
ガルッピ:知られざるアリア集
Superbo di me stes響 /
Di madre ai cari amplessi /
4声の協奏曲 ト短調/
Ah di Lete dall'onda profonda /
Voi che languite / Cedo alla 響rte /
4声の協奏曲 変ロ長調 /
E' pena troppo barbara /
Benche giusto a vendicarmi
キャサリン・キング(Ms)
ジャンルカ・カプアーノ(Cemb)(指)
イル・カント・ディ・オルフェオ
AV-2117
R.シュトラウス:赤いばら/目覚めたばら/
出会い
ワーグナー:ヴェーゼンドンクの5つの詩Op.27
ブリテン:詩人のこだまOp.76
クィルター:美しい歓びの家Op.12-7、
 秋の夕暮れOp.14-1、夢の谷間Op.20-1、
愛の哲学Op.3-1
ネッド・ローレム(1923-):ある朝早く、
 真紅の花びらが眠っている、
 おお私が時折そっと近づく君よ、
 小さなエレジー、アレルヤ
スーザン・ブロック(S)
マルコム・マルティノー(P)
アン・マレー&マルコム・マルティヌーのデュオ・アルバム(AV 2077)の続編として登場するのは、イギリスにおける当代きってのソプラノ奏者スーザン・ブロック。新国立劇場で上演されたキース・ウォーナー演出のワーグナーに出演のため来日を果たし絶賛を博すなど、日本でも高い人気を誇るブロックのソロ・アルバムは、ワーグナーを中心とした幅広いプログラムを歌うなど充実のプログラミング。2005年にウィグモア・ホールで行われたリサイタルのチケットは完売となるなどその人気と評価は高まるばかり!アン・マレーのアルバムでも伴奏を務めた名手マルテイヌーの見事なサポートは今回も健在。
AV-2118
ヘンデル:チェロ・ソナタ集
ソナタ ト長調Op.1-7/同イ短調Op.1-9/同ハ長調Op.1-11/同ニ短調Op.1-4/同ヘ長調/同ニ短調Op.1-2
ブルック・ストリート・バンド
たった5人の《水上の音楽》(AV 0028)でデビューを飾ったロンドンの女性だけの新進気鋭の古楽アンサンブル「ブルック・ストリート・バンド」の第3弾。今回の最新盤では、ヘンデルのリコーダー・ソナタをメンバーでチェンバロ奏者のキャロリン・ギブレイがチェロ用に編曲を行った版を使用しています。主役となるチェロは、同アンサンブルのリーダーを務めるタティー・テオ。
AV-2119(2CD)
バッハ:ブランデンブルク協奏曲(全6曲) トレヴァー・ピノック(Cemb)(指)
ヨーロピアン・ブランデンブルク・アンサンブル
録音:2006年12月16日-18日&2007年1月2日-5日シェフィールド・シティ・ホール/2007年9月29日-30日ヘンリー・ウッド・ホール
AV-2120
ジョン・ジェンキンズ(1592−1678):5声のコンソート集 ファンタズム、
ミッコ・ペルコラ(バス・ヴィオール)
ギボンズのヴィオールのためのコンソート集(AV 0032)が2004年度グラモフォン・アウォード『古楽部門』最優秀賞を獲得するなど、世界有数の実力派ヴィオール・ アンサンブルとして活動を続けるファンタズムのジェンキンズ第2弾。バードらの作り上げた音楽の基礎を発展させる形で現存するだけでも800曲以上の器楽作品を残したジェンキンズ。王政復古の時代を生き抜いたジェンキンズの作品の中でも、特にヴィオールのためのコンソート集には傑作が揃っておりファンタズムの演奏も抜群!
AV-2121(2CD)
ヴェニアミーン・フレーイシュマン(1913-1941):歌劇「ロスチャイルドのヴァイオリン」
ショスタコーヴィチ:歌劇「賭博者」
ローマン・アスターホフ(Bs)
ペテル・ダナイロフ(Br)
エレーナ・ガボウリ(Ms)
ヤツェク・ヤニスツェフスキ(Bs)
アンドリス・ラパン(T)
ミハル・レホツキ(T)
ピオトル・ノワツキ(Bs)
ワシーリー・ペトレンコ(指)
ロイヤル・リヴァプールPO
録音:2006年9月27日ライヴ
AV-2122
グロスター大聖堂のクリスマス
ムトン:Nesciens Mater
ラフマニノフ:アヴェ・マリア
P.マンツ:E'en 響, Lord Jesus, quickly COme
ハウエルズ:汚れなきバラ哀しきノエル
エリザベス・マコンキー:そのようなバラはない
ブルックナー:エサイの杖は芽を出し
J.ガードナー:明日は私の喜び踊る日
ジョン・タヴナー:子羊
フィリップ・レッジャー編曲:クリスマスの夜
デイヴィッド・ウィルコックス編曲:まぶねの中で
リチャード・ロドニー・ベネット:三艘の船がやってくる
マサイアス:御子が生まれた
M.ブラッチリー編曲:きよしこの夜
パヌフニク編曲:Sleep, Little Jesus, Sleep
S.ジャクソン:新しいクリスマス
J.ジュベール:灯り
ピーター・ウォーロック:ベツレヘム・ダウン
C.ウッド編曲:ディン・ドン・メリリー・オン・ハイ
ヴォーン・ウィリアムズ:清められた神の子
A.ワレル編曲:クリスマスおめでとう
H.ダーク:厳しい真冬に
デイヴィッド・ウィルコックス編曲:讃美歌111番「神の御子は」/ひいらぎ飾ろう
ロバート・フーザート(Org)
アンドルー・ネスシンガ(指)
グロスター大聖堂聖歌隊
AV-2123
ジョン・タヴァナー(c.1490−1545):定旋律
キリエ/ミサ
6声のミサ曲「栄光は汝に、三位一体なる神よ」
キリストの母/安息日が過ぎて
O Wilhelme, pastor bone
スティーヴン・ダーリントン(指)
オックスフォード・クライスト・チャーチ大聖堂聖歌隊
高名なミサ曲「栄光は汝に、三位一体なる神よ」も収録したイギリスのルネサンスを代表する音楽家ジョン・タヴァナーの宗教作品集。タヴァナー自身がオルガン奏者、聖歌隊監督を務めていたオックスフォード・クライスト・チャーチ大聖堂聖歌隊による演奏という接点も見逃せません。
AV-2124
ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲集
コダーイ:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲Op.7
J・J・F・ドッツァウアー
:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲Op.124
グリエール
:8つの小品〜第1番/第3番/第4番/第7番
パガニーニ
:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲第1番
A・F・セルヴ
ェ:《神よ王を守りたまえ》による華麗なる変奏曲Op.38
ルーデンス・トゥルク(Vn)、
ウェン=シン・ヤン(Vc)
アヴィーが強力にプッシュしている1978年アルバニア生まれのルーデンス・トゥルクは、アナ・チュマチェンコ教授の門下生であり第1弾のソロ・アルバム(AV 2080)では大器の片鱗を感じさせてくれた若き天才ヴァイオリニスト。2002年10月にはベルリンで行われたビル・クリントン氏出席の式典で演奏を任されるなど、次代を担う逸材として注目を集めている。またこのアルバムでトゥルクとデュオを組んでいるチェリストのウェン=シン・ヤンは、1989年に24歳でバイエルン放送交響楽団の首席チェロ奏者に就任した凄腕の持ち主です。現在はソリスト、室内楽奏者として活動を続け、ブランディスやチュマチェンコ、シュテフェンス、ブルンナーといった著名なアーティストと共演を重ねているます。
AV-2125
トマス・ツェートマイアー
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
シューマン:交響曲第4番(1841年初版)
トマス・ツェートマイアー(Vn,指)
ノーザン・シンフォニア
AV-2126
ロング・ロード・ホーム
バッハ(バーネウィッツ編):マタイ受難曲〜我が心よおのれを潔めよ
コンラディン・クロイツァー(1780−1849):水車
R・シュトラウス
:アンダンテ,ソプラノ,ホルンとピアノのための《アルプホルン》
シューベルト:川の上でD.943
モーツァルト:ピアノと管楽器のための五重奏曲変ロ長調K.452、あなたから遠く離れて
ブラームス(バーネウィッツ&オッペンス編):子守歌Op.49-4
ウィリアム・バーネウィッツ(Hrn)、
ウルスラ・オッペンス(P)、
ジョイス・ディドナート(S)、
キャロル・アンダーソン(P)、
ジェニファー・ホロウェイ(S)、
アン=キャロリン・バード(S)、
マーガレット・バトラー(Ob)、
トッド・レヴィ(Cl)、テッド・ソルリ(Fg)、
エグリス・グティエレス(S)
2001年にパーキンソン病と診断されながらも、懸命に病と闘い続けているアメリカのホルン奏者ウィリアム・バーネウィッツと彼の仲間たちが創り上げたアルバムがアヴィー(Avie)から登場。病を発症してからもアメリカのメジャー・オーケストラ、ミルウォーキー交響楽団とサンタフェ歌劇場管弦楽団で首席奏者として活躍を続けるバーネウィッツ。このアルバムにはバーネウィッツのソロだけでなく、ソプラノとのコンビによる演奏やモーツァルトの五重奏曲など様々な編成の作品が収録されています。
AV-2127(2CD)
モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための協奏曲集
ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 K.216
ヴァイオリンと管弦楽のためのアダージョ ホ長調 K.261
ヴァイオリンと管弦楽のためのロンド ハ長調 K.373
協奏交響曲 変ホ長調 K.364
ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲第1番 ト長調 K.423/
ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲第2番 変ロ長調 K.424
今井信子(Va)
フィリップ・グラファン(Vn,指)ブラバントO
AV-2128
北伊18世紀のヴァイオリン協奏曲集2
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲変ロ長調RV.370
歌劇「愛と憎しみの誠の勝利」RV.706より
協奏曲 ハ長調 RV.561
弦楽と通奏低音のための協奏曲 ホ短調 RV.134
ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 RV.243
歌劇「貞節なニンフ」RV.714より
ヴァイオリン協奏曲 変ホ長調 RV.254
ムハイリー・ローソン(S)、
エイドリアン・チャンドラー(Vn&ディレクター)、
ラ・セレニッシマ
17世紀から18世紀の“北イタリア”と地域を限定した全3巻のリリースが予定されているシリーズの第2弾。イタリアの大本命ヴィヴァルディの協奏曲では、さらに研ぎ澄まされたチャンドラーのヴィルトゥオージティを堪能できます。
AV-2129(2CD)
エルガー:歌曲とピアノ作品集
7つの歌曲/羊飼いの歌 Op.16-1
戦いの歌/
Is she not passing fair ? /
As I laye a-thinkynge /愛の挨拶/
夜明けの風/ After Op.31-1 /
「カラクタカラス」〜Woodland Interlude /
Dry those Fair, those Crystal Eyes/
パンの笛/歌曲集「海の絵」Op.37/
Prelude and Angel's Farewell/
2つの歌 Op.41/夢の中の子供たち Op.43/
アラビアのセレナード/ In Moonlight /
Pleading Op.48-1/
O 響ft was the 響ng Op.59-3/
艦隊の攻撃/It is nae me/
XTC(1930/世界初録音)
デイヴィッド・オウエン・ノリス(P)
アマンダ・ピット(S)
マーク・ワイルド(T)
ピーター・サヴィジ(Br)
AV-2131
ロマンティック・フルート作品集
ウィドール:組曲Op.34
ゴダール
:組曲Op.116
ライネッケ
:フルート・ソナタOp.167《水の精》
フランク
:フルート・ソナタ イ長調
サン=サーンス:ロマンスOp.37
ジェフリー・カーナー(Fl)、フー・ソン(P)
1990年の就任以来、世界屈指の名門フィラデルフィア管の首席フルート奏者として活躍を続けるジェフリー・カーナー。アヴィー(Avie)からのリリース第5弾となる今回の新作は、ライネッケやフランクなどフルートのための重要レパートリーを集めたもの。 これまでにリリースされた「アメリカ」、「イギリス」、「フランス」、「ブラームス」での演奏が全世界でリスナー、メディアから高く評価されています。
AV-2132
F.クープラン:ヴィオール組曲第1番ホ短調/第2番イ長調
コンセール第10番イ短調/第12番イ長調/第13番ト長調
マルック・ルオラヤン=ミッコラ(バス・ヴィオール)
アーポ・ハッキネン(Cemb)
AV-2133
フォーレ:夜想曲全集 チャールズ・オーウェン(P)
AV-2137(1SACD)
ショスタコーヴィチ:交響曲第10番
デトレフ・グラナート(1960−):管弦楽のための歌と舞曲《テアトルム・ベスティアルム》
セミヨン・ビシュコフ(指)ケルンWDR響
ビシュコフ&ケルン放送響の重要シリーズであるショスタコーヴィチの第7番「レニングラード」(AV 0020)、第8番(AV 0043)、第11番「1905年」(AV 2062)、第4番(AV 2114)に続く第5弾。カップリングされているグラナートの「テアトルム・ベスティアルム」は、BBCからの委嘱によって作曲が行われ2005年9月のプロムスで初演が行われています
AV-2139
チャイコフスキー:バレエ音楽集
《白鳥の湖》より(7曲)
《眠れる森の美女》より(6曲)
《くるみ割り人形》より(7曲)
ワシーリー・ペトレンコ(指)
ロイヤル・リヴァプールPO
才能に溢れ将来を有望視されている若手アーティストに贈られる2007年度グラモフォン賞ヤング・アーティスト・オブ・ザ・イヤーに輝いたワシーリー・ペトレンコのリリース第2弾!2006年9月、名門ロイヤル・リヴァプール・フィルの主席指揮者に31歳という若さで電撃就任となったペトレンコ。ロイヤル・リヴァプール・フィルとのリリース第1弾では、フレイシュマン&ショスタコーヴィチの舞台作品(AV 2121)という独自のプログラムを打ち出し周囲に衝撃を与えたロシアの大器です。
AV-2140
メンデルスゾーン:協奏的変奏曲ニ長調Op.17/春の歌Op.19a-1(ピアッティ編)
チェロ・ソナタ第1番変ロ長調Op.45
冬の歌Op.19a-3(ピアッティ編)
チェロ・ソナタ第2番ニ長調Op.58
アッサイ・トランクィーロ
無言歌ニ長調Op.109
ヴェネツィアの舟歌(ピアッティ編)
アントニオ・メネセス(Vc)、ジェラルド・ワイス(P)
ブラジルが生んだ名チェリスト、アントニオ・メネセスのリリース第3弾はメンデルスゾーンのチェロ作品集!メネセスが16歳の時に南米ツアー中のチェロ奏者アントニオ・ヤニグロと出会い渡欧を決意。この出会いが1977年のミュンヘン国際コンクール、1982年のチャイコフスキー国際コンクールでの優勝へのスタートとなったことは有名な逸話として知られています。今回のメンデルスゾーン・アルバムには、チェロ・ソナタなどチェロのために書かれた作品はもちろんのこと、アルフレード・ピアッティによってチェロ用に編曲された歌曲が見事なアクセントを加えています。
AV-2143
G・カトワール:ヴァイオリンとピアノのための作品全集
ソナタ第2番《詩曲》Op.20、
 悲歌Op.26、ソナタ第1番Op.15
ラヴェル:ハバネラ形式による小品、
 ハバネラ形式による小品
ヘルヴィヒ・ツァック(Vn)、
ベルント・ツァック(P)
ドイツのデュオ、ツァック兄弟が発表するアムランも取り上げた19世紀ロシアの作曲家カトワールのヴァイオリンとピアノのための作品集。特にソナタ第2番「詩曲」は傑作として知られており、ロシアのヴァイオリン作品の中でも希に見る美しさを持った名作です。ヘルヴィヒ・ツァックは1982年から1995年までシュトゥットガルト室内管の第1コンサートマスターを務めるなど、第1線で活躍してきたドイツのヴァイオリニスト。リューベック、ロストックで教鞭を執るピアノのベルント・ツァックとのデュオで度々日本にも訪れています。
AV-2150
シベリウス:交響曲第3番ハ長調Op.52
ストラヴィンスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調
シベリウス:交響曲第6番ニ短調Op.104
トーマス・ツェートマイヤー(Vn&指)、
ノーザン・シンフォニア

録音:2007年&2008年、セージ・ゲイツヘッド・ホールでのライヴ
1958年に創設されたイギリスの名門室内オーケストラ"ノーザン・シンフォニア"が本拠地とする国際音楽センター"セージ・ゲイツヘッド・ホール"で行われたコンサートのライヴ録音をリリースするコラボレーション・シリーズの第4弾
AV-2151
ランディーニのための月桂樹
作曲者不詳:聖フランチェスコに讃美あれ
ペルージャ:O sommo specchio
作曲者不詳:Creata fusti, o vergine
ランディーニ:愛よ、この乙女を
作曲者不詳:Batista da Dio amato
ランディーニ:ああ言っておくれ、ああ幾たびため息が、愛らしい少女
作曲者不詳:アヴェ・マリア
ランディーニ:最もいとしきところで、一度見て
作曲者不詳:Per l'allegrezza del nostro Signore
ランディーニ:かく物思いにふけり、
 ご婦人よなぜわたしを蔑むのか、
 Musica son/Gia furon/Ciascun vuol
作曲者不詳:ペッカトリス・ノミナータ
ランディーニ:信仰の下になすべき、悲しや女の
ヴォルケンシュタイン:Mein herz das ist versert
ランディーニ:我が人生のうちで、もはや死んでしまった、
 この心にかかるはなんという苦しみか、
 この世にこれ以上美しい人は、
 愛よこの娘が
作曲者不詳:Vergine donzella imperadrice
ランディーニ:愛よこの娘が
ゴシック・ヴォイセズ、
アンドルー・ローレンス=キング(中世ハープ)
結成25周年記念盤となったソラージュ&マショーの歌曲集「知られざる恋」(AV 2089)に続くアヴィーからのリリース第2弾でゴシック・ヴォイセズが取り上げるのは、14世紀イタリアの作曲家フランチェスコ・ランディーニの音楽。イタリアのトレチェントの第2世代のシンボル的な存在でもあるランディーニと言えば、まず思い浮かぶのは"ランディーニ終止"と呼ばれる終止の手法だろう。世界最古の女流作曲家ヒルデガルト・フォン・ビンゲンの復権に大きな貢献を果たしたゴシック・ヴォイセズの中世ヨーロッパ音楽の演奏は現在も昔も世界屈指。注目のテノール歌手ジュリアン・ポッジャーをはじめとしたメンバー5人が作品ごとに自由自在に編成を組み替えるなど、柔軟なスタイルはさすが。ローレンス=キングのハープの音色がゴシック・ヴォイセズの歌声に見事なアクセントを加えています。
AV-2152
ジェイムズ・ネアズ(1715−1783):ハープシコードのための8つの練習曲集
ヘンデル:組曲二短調HWV.447
ジュリアン・パーキンス(ハープシコード)
ロンドンの王室礼拝堂で合唱隊員を務めたジェイムズ・ネアズは、ヨーク大聖堂のオルガニストに就任。その後、王室礼拝堂のオルガニスト、作曲家に任命されるなど演奏者、作曲家として18世紀のイギリスで活躍した音楽家。ここに収録されたネアズの鍵盤楽器のための代表作である「ハープシコードのための8つの練習曲集」では、第1番〜第4番をカークマン(1764)のシングル・マニュアル・ハープシコードを、ヘンデルと第5番〜第8番ではシュディ(1740)のダブル・マニュアル・ハープシコードを弾き分けており、楽器の変更によって作品に対するアプローチの方法を変化させるなど非常に興味深い内容となっています。
AV-2154
北イタリア17世紀〜18世紀のヴァイオリン協奏曲集Vol.3
ヴィヴァルディ:協奏曲ヘ長調RV.569
ロカテッリ:教会協奏曲ハ短調Op.4-11
 協奏曲ヘ長調Op.4-12
サンマルティーニ:協奏曲変ホ長調
タルティーニ:ヴァイオリン協奏曲変ロ長調
ヴィヴァルディ:協奏曲ニ長調RV.562
エイドリアン・チャンドラー(Vn&ディレクター)、
ラ・セレニッシマ
「17世紀から18世紀」、「北イタリア」として年代と地域を限定したチャンドラー&ラ・セレニッシマによるヴァイオリン協奏曲集の完結編。第3集ではヴィヴァルディ、ロカテッリ、サンマルティーニ、タルティーニなど当時のイタリアを代表する4人の作曲家の作品を収録しています。ちなみにチャンドラーは、1690年から1740年の北イタリアにおけるヴァイオリン協奏曲の発展を研究するためにサウサンプトン大学から特別研究員の地位を与えられるなど、その取り組みは高く評価されています。
AV-2162
ソワレ・アンテルナショナル
ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第5番〜アリア(プリムローズ編)、ブラジル風バッハ第2番カマルゴ・グァルニエリ:チェロ・ソナタ第1番
N・ブーランジェ:3つの小品
マルティヌー:チェロ・ソナタ第3番
ヴィラ=ロボス:黒鳥の歌
アントニオ・メネセス(Vc/アレッサンドロ・ガリアーノ1730)、
セリーナ・ツィルヴィンスク(P/スタインウェイ・モデルD)

録音:こ2008年3月24日−26日、ポットン・ホール(サフォーク)
メネセスが取り上げた作曲家は、ブラジルのヴィラ=ロボスとカマルゴ・グァルニエリ、フランスのナディア・ブーランジェ、チェコのマルティヌーの4人。20世紀フランスの名教師ブーランジェと弟子のカマルゴ・グァルニエリ以外は、一見繋がりがなさそうに見える4人の音楽家たち。ここではヴィラ=ロボスがパリ留学へと出発した1923年から、マルティヌーがパリを離れる1940年までの約20年という時間の中で、フランスの"パリ"を舞台として交錯した4つの大いなる才能を1つに結び付けています。昨年5月の来日公演でも演奏され大喝采を浴びたヴィラ=ロボスの「ブラジル風バッハ第2番」や同郷の作曲家カマルゴ・グァルニエリの「チェロ・ソナタ」など、メロディアスでエキサイティングなチェロ作品を通じてメネセスの熱き魂の音楽が鳴り響きます。
AV-2163
バルカウスカス:交響管弦楽のための《サン(太陽)》Op.69/ヴィオラ協奏曲Op.63/交響曲第5番Op.81/管弦楽のための小協奏曲第2番Op.103 ユーリ・バシュメット(Va)、
ロベルタス・セルヴェニカス(指)、
ユオザス・ドマルカス(指)、リトアニア国立SO
フィリップ・グラファン&今井信子がソリストを務めた作品集(AV 2073)や2005年の「ヴィオラ・スペース」への来日などで話題を呼んだリトアニアの重鎮バルカウスカス。アヴィーからの2枚目となる今回の作品集には、1980年代に作曲された大作"交響曲第5番"から1994年の"管弦楽のための小協奏曲第2番"などの管弦楽作品を中心に収録。またバシュメットのために書かれた"ヴィオラ協奏曲"のソリストには、バシュメット本人が招かれており、その神業を存分に味わうこと出来ます。
AV-2166
ホームランド
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第3番ハ短調Op.45
ラフマニノフ(プレス&ギンゴールド編):ヴォカリーズ
ドヴォルザーク:ソナチナ ト長調Op.100
ピアソラ:ミロンガ・アン・レ
ルーデンス・トゥルク(Vn)、
オリヴァー・シュニーダー(P)
名教師アナ・チュマチェンコの下で研鑽を積んだ1978年アルバニア生まれの本格派ヴァイオリニスト、ルーデンス・トゥルクのリリース第3弾は、オリヴァー・シュニーダーとのデュオ・アルバム。"ホームランド"と題されたこのアルバムに収録されているのはグリーグやラフマニノフ、ドヴォルザークなど、14歳で祖国アルバニアを離れドイツへと移住したトゥルクが幼少から共に歩んできた思い入れの深い特別な作品ばかり。音楽的視野の広さ、確かな技術を感じさせるトゥルクのヴァイオリン。シュニーダーのサポートを得てさらなるに飛躍を遂げる!
AV-2169
ベートーヴェン:交響曲第4番、第7番 ダグラス・ボイド(指)マンチェスター・カメラータ

録音:2007年2月3日&11月3日、マンチェスター・ブリッジウォーター・ホールでのライヴ
アバド政権下のヨーロッパ室内管弦楽団では首席オーボエ奏者として数多くの名匠たちの下でその瑞々しい美音を奏でてきたダグラス・ボイド。指揮者への転身後は、マンチェスター・カメラータの音楽監督、アメリカのセント・ポール室内管の芸術パートナー、シティ・オブ・ロンドン・シンフォニアの首席客演指揮者のポストに就くなど目覚しい活躍を展開しています。この"第4番&第7番"でのオーケストラ編成は、第1ヴァイオリンが8人(第7番では9人)、第2ヴァイオリンが6人、ヴィオラが4人、チェロが4人など、"第2番&第5番"(AV 0040)を含む前3作でも話題となった小規模編成はここでも健在。
AV-2170
メンデルスゾーン:ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調(1838)
ヴァイオリンとピアノのための協奏曲ニ短調
ルーデンス・トゥルク(Vn)、
リヴァー・シュナイダー(P)、
アリエル・ズッカーマン(指)
カペラ・イストロポリターナ
ユリア・フィッシャー、アラベラ・美歩・シュタインバッハー、リサ・バティアシヴィリをワールドクラスのヴァイオリン奏者に育て上げたミュンヘン音楽大学の名教授アナ・チュマチェンコ女史の門下生、"ルーデンス・トゥルク"がアヴィー(Avie)で初のコンチェルト録音に挑む!
AV-2171
バッハ:管弦楽組曲集〜若き王子のための(アンハルト・ケーテン候レオポルト王子のために)
管弦楽組曲第1番ハ長調BWV.1066
管弦楽組曲第2番ロ短調BWV.1067(オーボエ版)
管弦楽組曲第3番ニ長調BWV.1068(原典版)
管弦楽組曲第4番ニ長調BWV.1069(原典版)
モニカ・ハジェット(Vn&ディレクター)、
ゴンサロ・ルイス(Ob)、
アンサンブル・ソネリー

録音:2007年9月21日−25日、セント・サイラス教会
J・S・バッハの管弦楽組曲"原典版"!ハジェットは「管弦楽組曲」の原典版を演奏するために、バッハを厚遇したケーテンの若き領主レオポルト候の宮廷楽団と同規模の編成(弦楽器、オーボエ、ファゴット、チェンバロ)を再現。また「第2番」では、アンサンブル・ソネリーのオーボエ奏者ゴンサロ・ルイスがフルート・パートをオーボエに置き換えるなど、ケーテンの宮廷楽団の編成に基づいた再構築を行っています。「ケーテン時代の管弦楽組曲」=「原典版」という1つの結論を打ち出したハジェット&ソネリーの演奏とアイディアは実にユニーク。このハジェット&ソネリーによって再構築された"原典版"の「管弦楽組曲」こそが、もしかするとレオポルト候が聴いた「管弦楽組曲」の姿なのかもしれません。
AV-2172
R・シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」*
サフランOp.10-7/万霊節Op.10-8
ゲオルギーネOp.10-4
誰がしたのだOp.10-6/出会いo.Op.72
赤いばらo.Op.76/目覚めたばらo.Op.66
明日は!Op.27-4
メタモルフォーゼン*
ジョーン・ロジャーズ(S)、
ジャン・レイサム=ケーニック(指)
ストラスブールPO

録音:2001年10月17日−18日*、2008年8月10日(歌曲)
音楽監督マルク・アルブレヒトに率いられ古豪復活を遂げた1855年設立のストラスブール・フィル。現在の黄金期の土台を築いた前音楽監督レイサム=ケーニックとのR・シュトラウスでは、「ドン・ファン」と「メタモルフォーゼン」をMTT&SFSのマーラー全集を支えたレコーディング・チーム「トリトナス」のシュテファン・シェルマンが担当。
AV-2181
ファゴットのための作品集
ブートリー:アンテルフェランスT
アンドレ:晩秋の歌
サン=サーンス:ファゴット・ソナタ ト長調Op.168
ミルデ:アンダンテとロンドOp.25、
 ポロネーズ
グリエール:ユーモレスクOp.35-8
ジュディス・ルクレア(Fg)、
グレッチェン・ファン・ホエセン(Hp)、
ジョナサン・フェルドマン(P)
カーラ(Cala)の"ニューヨーク・フィルの首席奏者たちシリーズ"以来となるニューヨーク・フィルの首席ファゴット奏者ジュディス・ルクレアのソロ・アルバム。数多くの巨匠たちと共演を重ねてきたルクレアが新しいソロ・アルバムのためにチョイスしたのは、パリ・ギャルドの第8代楽長ロジェ・ブトリーの「アンテルフェランスT」やサン=サーンスの「ソナタ」などファゴット奏者にとって大切な作品ばかり。
AV-2182
ハンス・ガル:ヴァイオリンのための作品集
ヴァイオリン・ソナタ変ロ短調Op.17
ヴァイオリンとピアノのための組曲ト長調Op.56(世界初録音)
ヴァイオリン・ソナタ ニ長調(遺作)
アネッタ=バルバラ・フォーゲル(Vn)、
ユハニ・ラーゲルスペッツ(P)
ユダヤ系ハンガリー人の医師一家に生まれたハンス・ガル(1890−1987)は、ナチスのユダヤ人迫害から逃れるためにドイツ、オーストリアからスコットランドへと移住し、自らの命とスタイルを守り抜いた20世紀ドイツ語圏の名匠の1人。ブラームスの孫弟子でもあり、シェーンベルクを筆頭とする新ウィーン楽派とは一線を画した作風は、近年再評価の兆しが高まりつつある。「組曲ト長調Op.56」は今回が世界初録音。プロデューサー&エンジニアは、ピアノ独奏作品全集(AV-2064)と同じくハンス・ガルの孫、サイモン・フォックス・ガルが担当しています。
AV-2184
天使の声〜イートン・クワイア・ブックからの音楽Vol.2
ブラウン:おおマリア、救い主の御母(8声)
コーニッシュ:アヴェ・マリア(4声)
デイヴィ:めでたしイエス、神の独り子よ(5声)
ラム:アヴェ・マリア、恵みに満ちた方
ウィルキンソン:めでたし、天の女王
スティーヴン・ダーリントン(指)
オックスフォード・クライスト・チャーチ大聖堂聖歌隊

録音:2012年9月11日−14日、マートン・カレッジ・チャペル(オックスフォード)
オックスフォード・クライスト・チャーチ大聖堂聖歌隊は、1520年代にウルジー枢機卿によって創設されたオックスフォードのカレッジの聖歌隊であり、初代音楽監督はジョン・タヴァナー(c.1490−1545)が務めたイギリスの由緒ある合唱団。
500年以上という長き歴史に育まれた歌声、サイモン・プレストンやスティーヴン・ダーリントンへと受け継がれたバトン。オックスフォードの名門が歌う「イートン・クワイア・ブックからの音楽」は、15世紀イギリスの宗教音楽の栄光そのものです。
AV-2185
ベートーヴェン:交響曲第1番ハ長調Op.21
 交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」
ダグラス・ボイド(指)マンチェスター・カメラータ
ヨーロッパ室内管の首席オーボエ奏者から指揮者へと華麗な転身を遂げたダグラス・ボイド。現在音楽監督を務める室内オーケストラ、マンチェスター・カメラータとのベートーヴェン・サイクルの第3弾!「勇敢で逞しく、そして鮮やか〜このマンキューニァン(マンチェスター人)のベートーヴェンは別格だ」(英グラモフォン誌)と評されるなど、ボイドの巧みなオーケストラ・コントロールやシンプルなアプローチ、オーケストラのメンバー1人1人が持つ優れた演奏技術やアンサンブル能力は本国イギリスでも評価急上昇中。英国有数の"ベートーヴェニアン"ダグラス・ボイドが小編成オケの特色を最大限に活かしたベートーヴェン。
V-2187
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第2番ハ短調Op.66
ピアノ三重奏曲第1番ニ短調Op.49
ベンヴェニュー・フォルテピアノ・トリオ
〔モニカ・ハジェット(Vn)、ターニャ・トムキンス(Vc)、エリック・ジヴィアン(フォルテピアノ)〕
ドイツ・ロマン派室内楽の代表的作品として数多くのアーティストたちによって演奏されてきたメンデルスゾーンの「ピアノ三重奏曲第1番&第2番」だがピリオド楽器での録音は珍しく、アメリカの若手有望株、ビルスマ門下のターニャ・トムキンスとゼルキンの弟子エリック・ジヴィアンを強烈なリーダーシップで率いるハジェットのトリオというキャストはメンデルスゾーン・イヤーのラストを飾るに相応しいもの。ちなみにジヴィアンが弾く楽器は、メンデルスゾーン存命当時の1841年に製作されたウィーンのフォルテピアノ。古楽界の重鎮と新世代の実力者たちが、メンデルスゾーンの「ピアノ三重奏曲」が持つ本来の響きを甦らせます。
AV-2191
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1番嬰ヘ短調Op.1
ピアノ協奏曲第4番ト短調Op.40
パガニーニの主題による狂詩曲Op.43
シモン・トルプチェスキ(P)、
ワシリー・ペトレンコ(指)
ロイヤル・リヴァプールPO
ロシアの若獅子ワシリー・ペトレンコと、旧ユーゴスラビア、マケドニアが輩出したワールドクラスのピアニスト、シモン・トルプチェスキの強力タッグによるラフマニノフ第2弾!前作「ピアノ協奏曲第2番&第3番」(AV-2192)でトルプチェスキが披露した雄大なスケール、余裕すら感じさせる完成された技巧が、今再び、ラフマニノフのコンチェルトで繰り広げられます。

AV-2194
メイド・イン・ブリテン
ウォルトン:喜劇序曲「スカピーノ」
バターワース:イギリスの田園詩曲第1番
 イギリスの田園詩曲第2番
ディーリアス:楽園への道
バックス:幸せな森
エルガー:愛の挨拶*
ヴォ―ン=ウィリアムズ:イギリス民謡組曲
 揚げひばり*
ジャーマン:ネル・グウィン序曲
ジョン・ウィルソン(指)
ロイヤル・リヴァプールPO
ジェームズ・クラーク(Vn)

録音:2010年4月7日−8日、リヴァプール・フィルハーモニー・ホール(イギリス)
ジョン・ウィルソン・オーケストラとのコンビでブレイク中のイギリス人マエストロ、ジョン・ウィルソンと、1840年に創設された英国最古のオーケストラ、ロイヤル・リヴァプール・フィルのタッグによる近代イギリス音楽のノスタルジック・ジャーニー。ウォルトンの「スカピーノ」で幕を開ける"メイド・イン・ブリテン"は、近代映画音楽の魅力が満点!吹奏楽の名作中の名作として親しまれてきたヴォ―ン=ウィリアムズの「イギリス民謡組曲」のオーケストラ版新録音にもご注目!
AV-2195
マーラー:大地の歌(室内楽版/シェーンベルク&リーン編) ジェーン・アーウィン(Ms)、
ピーター・ウェッド(T)、
ダグラス・ボイド(指)
マンチェスター・カメラータ

録音(ライヴ):2010年1月30日、ブリッジウォーター・ホール(マンチェスター)
モダン・ピリオド・アプローチを掲げたベートーヴェンで快進撃を続けるダグラス・ボイドとマンチェスター・カメラータのマーラー没後100周年記念!昨年のマンチェスター・フェスティヴァルで演奏され、英サンデー・タイムズ誌、英グラモフォン誌などで大絶賛された「大地の歌」は、マンチェスター・カメラータの高性能アンサンブルと、"室内管"を知り尽くしたダグラス・ボイドの経験がフル稼働した"小編成マーラー"の理想形です。
AV-2196(2CD)
バッハ:フルート・ソナタ集
ソナタ ト短調BWV.1020
ソナタ変ホ長調BWV.1031
ソナタ ホ長調BWV.1035
ソナタ ロ短調BWV.1030
ソナタ ハ長調BWV.1033
ソナタ イ長調BWV.1032
パルティータ イ短調BWV.1013
ソナタ ホ短調BWV.1034
マリーナ・ピッチニーニ(Fl)、
ブラジル・ギター・デュオ
〔ジョアン・ルイス&ドウグラス・ローラ〕

録音:2009年5月11日−14日、ノイマルクト(ドイツ)
バクストレッサー門下のイタリア系アメリカ人フルーティスト、マリーナ・ピッチニーニのバッハでは、伴奏がチェンバロではなくなんとギター・デュオ!
フルートとブラジルのギター・デュオ、そしてバッハの音楽は意外(?)にも好相性。フルート&ギター・デュオが奏でるラテン風のテイストに彩られたバッハも美しい。

AV-2203
ブラームス:ピアノ四重奏曲第1番ト短調Op.25
ピアノ四重奏曲第3番ハ短調Op.60
ミランデル・クヮルテット

録音:2007年3月27日−29日、ミュンヘン音楽大学(ドイツ)
ミランデル・クヮルテットは、ミュンヘンでのデビュー・コンサートで「4人の最高のソリストたちによって完璧なアンサンブルが結成された」と激賞されたアンサンブル。ウクライナ人ピアニストで中心メンバーのミラーナ・チェルンヤフスカは、チュマチェンコ門下のルーデンス・トゥルクやユリア・フィッシャーのパートナーとしても活躍中。ちなみにこのブラームスは、ルーデンス・トゥルクやルイザ・ボラックをデビューさせた名プロデューサー、ジョン・バーンズ最後のプロジェクトとなります。
AV-2199
バッハ(ギブリー編):トリオ・ソナタBWV.525−530
トリオ・ソナタ第1番変ホ長調BWV.525
トリオ・ソナタ第2番ハ短調BWV.526
トリオ・ソナタ第3番ニ短調BWV.527
トリオ・ソナタ第4番ホ短調BWV.528
トリオ・ソナタ第5番ハ長調BWV.529
トリオ・ソナタ第6番ト長調BWV.530
ブルック・ストリート・バンド
〔レイチェル・ハリス(バロック・ヴァイオリン)、
ファラン・スコット(バロック・ヴァイオリン)、
キャロリン・ギブリー(Cemb)、
タティー・テオ(バロック・チェロ)

録音:2010年3月22日−25日、レーヴニンガム教会(ノーフォーク)
ブルック・ストリート・バンドは、2003年に演奏者5人という小編成でのヘンデルの「水上の音楽」(AV-0028)でデビューを果たし、スパイスの効いたユニークなプログラムを続々と打ち出してきた女流奏者だけのピリオド・アンサンブル。ブルック・ストリート・バンドにとって初となるバッハは、チェンバロのキャロリン・ギブリーが"2本のヴァイオリン、チェンバロ、チェロ"の四重奏にアレンジした「オルガンのためのトリオ・ソナタ」!壮大なオルガン作品から室内楽作品へと生まれ変わった「6つのトリオ・ソナタ」は、まるで原曲が四重奏のための作品ではないかと思えてくるほど完成度が高いです。
AV-2208
(2CD+DVD)
ヘンデル:オラトリオ「メサイア」 アポロズ・ファイア、
アポロズ・シンガーズ、
ジャネット・ソレル(指)
アマンダ・フォーサイス(S)、
エリザベス・シャマッシュ(Ms)、
イアン・ハニーマン(T)、ロス・ハウク(T)、
ジェフリー・ストラウス(Br)

録音:2008年12月&2010年2月
アムステルダムでグスタフ・レオンハルト、アメリカでロジャー・ノリントン、レナード・バーンスタインに師事した才女ジャネット・ソレルとアメリカ、クリーヴランドのピリオド・オーケストラ、アポロズ・ファイアのヘンデル「メサイア」!バッハの「ブランデンブルク協奏曲」(AV-2207)、モーツァルトの「交響曲第40番」(AV-2159)での溌剌とした演奏、コンパクトな編成ながら豊潤な響きを生み出したモンテヴェルディの「聖母マリアの夕べの祈り」(AV-2206)の好演で、アメリカから世界へと進出したアポロズ・ファイア。アメリカ古楽界で育まれたオーケストラ、合唱の特徴を活かし、創意工夫に満ちたヘンデルの「メサイア」も、アポロズ・ファイアの代表盤であります。
AV-2210
シューマン:ピアノ三重奏曲集
ピアノ三重奏曲第3番ト短調Op.110
ピアノ三重奏曲第1番ニ短調Op.63
ベンヴェニュー・フォルテピアノ・トリオ
〔モニカ・ハジェット(Vn)、
ターニャ・トムキンス(Vc)、
エリック・ジヴィアン(フォルテピアノ)〕

録音:2009年12月21日−23日、グリーン・ミュージック・センター(カリフォルニア)
世界各国で高評価を得たメンデルスゾーンの「ピアノ三重奏曲集」(AV-2187)でその存在を世に知らしめたバロック・ヴァイオリンの世界的名匠モニカ・ハジェットが率いるピリオド・アンサンブル、ベンヴェニュー・フォルテピアノ・トリオ。メンデルスゾーンに続くリリース第2弾は同じくドイツ・ロマン派、シューマンのピアノ三重奏曲集!
AV-2213
ニューヨーク・フィルハーモニックの首席奏者たち
フォーレ:ソナタ イ長調Op.13
ピエルネ:ソナタOp.36
フランク:ソナタ イ短調
ロベール・ランジュヴァン(Fl)、
ジョナサン・フェルドマン(P)
首席ファゴット奏者ジュディス・ルクレアに続きアヴィーの"ニューヨーク・フィルハーモニックの首席奏者たち"シリーズに登場するのは、ケベック生まれの首席フルート奏者ロベール・ランジュヴァン!ピッツバーク響、モントリオール響を経て2000−2001シーズンにニューヨーク・フィルの首席奏者に就任したランジュヴァン。マズア時代の後期、マゼール時代の木管セクションを支え、ギルバート体制となった現在も活躍を続ける名手の妙技をたっぷりと。
AV-2216
エコーズ・オヴ・パリ
プーランク:ヴァイオリン・ソナタOp.119
ストラヴィンスキー:ペルゴレージによる組曲
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ長調Op.94bis
オーガスティン・ハーデリッヒ(Vn)、
ロベルト・クーレック(P)

録音:2010年6月27日−30日、レフラク・ホール(ニューヨーク)
1999年に全身の60%に大火傷を負いながらも、20回を超える手術やリハビリを乗り越えて演奏家として復活を遂げた奇跡のヴァイオリニスト、オーガスティン・ハーデリッヒのセカンド・アルバムは、"パリ"という共通点を持つ4人の作曲家たちのヴァイオリン作品集。2010年にはアラン・ギルバートが指揮するニューヨーク・フィルとの共演でセンセーショナルなニューヨーク・デビューを果たしたハーデリッヒ。生命力に満ちた音楽を奏でることの出来る不屈の天才は、ストラディヴァリウス1683「Ex-Gingold」を手に飛躍を続けます。
AV-2217(DVD)
AV-2222(Bluray)
マーラー:交響曲第10番(カーペンター版)
陳其鋼:五行
ラン・シュイ(指)シンガポールSO

※日本語解説&日本語字幕(インタビュー部分)付き
東南アジアの注目株、シンガポールSOが贈る"マーラー生誕150周年記念"は、"DVD&Blu-ray"でのカーペンター版「交響曲第10番」!1997年に中国系アメリカ人指揮者ラン・シュイが音楽監督に就任して以来、急速にレベルアップを遂げている東南アジアの雄シンガポール響。DVDとBlu-rayの同時リリース、"クック版"ではなく"カーペンター版"という意欲的な選曲.
AV-2218
ヴィヴァルディ:フレンチ・コネクションU
パリ協奏曲第2番ホ短調RV.133
フルート協奏曲イ短調RV.440
オーボエ,ヴァイオリンと弦楽のための協奏曲ヘ長調RV.543
ファゴット協奏曲ハ長調RV.473
フルート協奏曲ニ短調RV.431a「偉大なるムガール人」(世界初録音)
パリ協奏曲第11番ト長調RV.150
協奏曲ト短調RV.104「夜」
パリ協奏曲第7番ニ短調RV.127
ヴァイオリン協奏曲変ロ長調RV.365
エイドリアン・チャンドラー(Vn&ディレクター)、
ケイティ・ビルヒャー(Fl)、
ラ・セレニッシマ
サウサンプトン大学に特別研究員として招かれ、ヴィヴァルディ研究者としても有名なエイドリアン・チャンドラーとラ・セレニッシマの「フレンチ・コネクション」第2弾。最大の注目は、行方不明の状態が300年間続きながらも、遂に2010年にスコットランドの国立図書館で発見された「フルート協奏曲「偉大なるムガール人」」!失われたと思われてきたヴィヴァルディの"幻の協奏曲"が、英国のヴィヴァルディ弾きたちの手によって21世紀に蘇ります。
AV-2219
チェコのフルート作品集
シュールホフ:フルート・ソナタ
フェルト:フルート・ソナタ
マルティヌー:フルート・ソナタ第1番
ドヴォルザーク:ソナチナ.ト長調
ジェフリー・カーナー(Fl)、
チャールズ・アブラモヴィチ(P)

録音:1999年6月8日−11日
1990年からフィラデルフィアOの首席奏者を務めている世界トップレベルのフルーティスト、ジェフリー・カーナーの7枚目となるフルート作品集は"チェコ"!ジャズを採り入れたシュールホフ、大家マルティヌーの音楽、ランパルに献呈されたフェルトの「フルート・ソナタ」、ドヴォルザークのフルート編曲版「ソナチネ」など、カーナーの精妙なフルートが、19世紀後期から20世紀にかけて作曲された東欧チェコのフルート作品の魅力を語ります。
AV-2221
エリザベス・ハイネン〜ハープ協奏曲集
アルヴァーズ:ハープ協奏曲ト短調Op.81
アルブレヒツベルガー:ハープ協奏曲ハ長調
サン=サーンス:演奏会用小品
エリザベス・ハイネン(Hp)、
ロッセン・ミラノフ(指)
ブルガリア国立放送O
名門フィラデルフィアOのハーピスト、エリザベス・ハイネンのコンチェルト・アルバム。ベルリオーズから「ハープのリストだ」と呼ばれたアルヴァーズや、ベートーヴェンの師アルブレヒツベルガー、そしてサン=サーンスの音楽で、ハープの音色が華麗に舞います。
AV-2223
甘い思い出〜小品&アンコール集
パラディス:シシリエンヌ
ヴィエニャフスキ:マズルカ
パガニーニ:カンタービレ
ショスタコーヴィチ:前奏曲
エルガー:愛の挨拶/パガニーニ:無窮動
メンデルスゾーン(ハイフェッツ編):甘い思い出
サラサーテ:マラゲーニャ
ムソルグスキー:ゴパーク
クライスラー:美しきロスマリン
グラズノフ:瞑想曲
パガニーニ:ラ・カンパネラ
ブラームス:「F-A-Eソナタ」〜スケルツォ
マスネ:タイスの瞑想曲
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調
ルーデンス・トゥルク(Vn)、
占部由美子(P)

録音:2012年11月18日−20日、ポットン・ホール(サフォーク)
数多くの若手奏者を世界的ヴァイオリニストへと育てたミュンヘン音楽大学の名教師、アナ・チュマチェンコを師に持つアルバニアの名手ルーデンス・トゥルク。これまで"無伴奏"、"デュオ"、"コンチェルト"をレコーディングしてきたトゥルクは、5枚目のリリースでヴァイオリンとピアノのための「小品とアンコール」という原点に回帰。
AV-2224
ハンス・ガル:交響曲第1番ニ長調Op.30(世界初録音)
シューベルト:交響曲第6番ハ長調D.589*
トーマス・ツェートマイヤー(指)
ノーザン・シンフォニア

録音:2009年11月18日−19日*、2010年9月27日−28日(ガル)、セージ・ゲイツ・ヘッド・ホール(イギリス)
当時のウィーンで流行したロッシーニの音楽からの影響を感じさせ、「ザ・グレイト」(大ハ長調)に対し「小ハ長調」とも呼ばれるシューベルトの「交響曲第6番」。シューベルトの時代から約1世紀後、新ウィーン楽派などのモダニズムが台頭する中で、伝統的な旋律美、後期ロマン主義のスタイルを守るために奮闘したハンス・ガルの「交響曲第1番」。アントニオ・メネセスもレコーディングを熱望するなど、近年再評価の機運が高まるブラームスの孫弟子、ハンス・ガルの本格的な管弦楽作品「交響曲第1番」は今回が世界初録音となります。

AV-2225(2CD)
シューベルト:交響曲第9番「ザ・グレイト」
ハンス・ガル:交響曲第2番ヘ長調Op.53(世界初録音)
トーマス・ツェートマイヤー(指)
ノーザン・シンフォニア
オーストリアの天才トーマス・ツェートマイヤーがヴァイオリンからタクトへと持ち替えてのハンス・ガル&シューベルト第2弾!ウィーンの後期ロマン主義を大切にしたハンス・ガル(1890−1978)の交響曲第2番。特に第3楽章のアダージョは、ハンス・ガルのバイオグラファー、ヴィルヘルム・ヴァルトシュタインが「ブルックナー以来、最もアダージョである」と激賞するほど。様々な時代、ジャンルの音楽を演奏してきたツェートマイヤーを魅了し、本気にさせたハンス・ガルの音楽。ツェートマイヤーが惹かれた魅力を探してみませんか・・・?
AV-2229
コラージュ
スカルラッティ:ソナタK.9、ソナタK.141
カリアー:スカルラッティ・カデンツァ、
 ブレインストーム
ドビュッシー:版画
リーバーマン:ガーゴイル
シューマン:謝肉祭
ショパン(リスト編):私のいとしい人
ジョイス・ヤン(P)
若き女流ピアニスト、ジョイス・ヤン(1986−)は、2005年のヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールで最年少メダリスト(第2位)に輝き、2010年には権威あるエイヴリー・フィッシャー・キャリア・グラントを受賞した韓国の才女。このデビュー・レコーディングでは、アメリカを拠点としているピアニストらしく、スカルラッティからリーバーマン、カリアーなど広い時代の音楽を組み合わせた多彩なプログラムを披露してくれる。ちなみに2005年のヴァン・クライバーン国際の第1位はコブリン、第3位はサ・チェン。アジアの新星の登場です!
AV-2230
ハンス・ガル:交響曲第3番イ長調Op.62(世界初録音)
シューマン:交響曲第3番「ライン」
ケネス・ウッズ(指)
オーケストラ・オヴ・ザ・スワン
アヴィー(Avie)がレーベルの総力を挙げて復興、再評価に取り組んでいるハンス・ガルの交響曲シリーズ。
AV-2231
ハンス・ガル:交響曲第4番「協奏交響曲」(世界初録音)
シューマン:交響曲第2番ハ長調Op.61
ケネス・ウッズ(指)
オーケストラ・オヴ・ザ・スワン

録音:2011年12月6日−7日、シヴィック・ホール(ストラットフォード)
モダニズムが急速に広がるヨーロッパで、ブラームスの孫弟子として伝統的な旋律美と、後期ロマン主義の形式を守り貫いたハンス・ガル(1890−1987)のシンフォニー・チクルス第4弾。牧歌的で抒情的なスタイルを持つ「交響曲第4番」の世界初録音の実現によって、ハンス・ガルの4つの交響曲が遂に揃う。ケネス・ウッズ、トーマス・ツェートマイヤー、そしてアヴィー(Avie)が快挙達成!

AV-2232
ハンス・ガル:交響曲第2番ヘ長調 Op.53
シューマン:交響曲第4番ニ短調 Op.120
ケネス・ウッズ(指)
オーケストラ・オヴ・ザ・スワン

録音;2011年12月5日−6日、シヴィック・ホール(ストラトフォード・アポン・エイヴォン、イギリス)
近年再評価が進むオーストリア&スコットランドの作曲家ハンス・ガル(1890−1987)。ケネス・ウッズとオーケストラ・オヴ・ザ・スワンのコンビよるハンス・ガル&ロベルト・シューマンのシンフォニー・プロジェトの第3巻には、ナチスから逃れイギリスへと渡った後の1943年に作曲された「交響曲第2番」を収録。
モダニズムが流行するヨーロッパで、ブラームスの孫弟子として後期ロマン主義の伝統的な作曲技法と旋律美を貫いたハンス・ガルの音楽を復権へと導く重要なシリーズです。

AV-2233
ハンス・ガル:交響曲第1番ニ長調 Op.30
シューマン:交響曲第1番変ロ長調 Op.38
ケネス・ウッズ(指)
オーケストラ・オヴ・ザ・スワン

録音;2013年12月、シヴィック・ホール(ストラトフォード・アポン・エイヴォン、イギリス)
ピアノ独奏作品から室内楽、協奏曲、交響曲まで、Avie Recordsによる精力的なリリースにより、近年急速に再評価が進むオーストリア&スコットランドの作曲家ハンス・ガル(1890−1987)。中でも、献身的なハンス・ガル音楽の紹介者として活動を続けてきたケネス・ウッズとオーケストラ・オヴ・ザ・スワンのコンビよるガル&シューマンのシンフォニー・プロジェクト、第4巻。ガルの交響曲第1番は、シューベルトの没後100年を記念した作曲コンクールに出され、フランツ・シュミットの交響曲第3番に次いで、オーストリア予選で第2位となった作品。モダニズムが流行するヨーロッパで、ブラームスの孫弟子として後期ロマン主義の伝統的な作曲技法と旋律美を貫いたハンス・ガルの音楽を復権へと導く重要なシリーズ、ついに完結。第1番と第2番はトーマス・ツェートマイヤー&ノーザン・シンフォニアのコンビでも録音されていましたが、第1番〜第4番までの全曲録音を成し遂げたのは、もちろんケネス・ウッズが世界初です。
AV-2235
バッハ:ゴルトベルク変奏曲BWV.988、
 14のカノンBWV.1087
シュテルツェル:御身がともにあるならば
ダニエル=ベン・ピエナール(P)

録音:2010年9月3日、王立音楽院デュークス・ホール(ロンドン)
南アフリカが生んだ逸材、ダニエル=ベン・ピエナールのモーツァルト(AV-2209)に続くAVIEからのリリース第2弾。まばゆいばかりの指さばき、丁寧なタッチと軽快なテンポで展開される「ゴルトベルク変奏曲」からは、ピエナールだけの知的なバッハ解釈を感じ取ることが出来ます。「ゴルトベルク変奏曲」の低音主題を題材とした「14のカノン」を加え、"アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳"に収録されている「御身がともにあるならば」で締めくくるというアイディアも豊かな才能の成せる技。ピエナールの躍進はまだまだ続きます!

AV-2236(2CD)
バッハ:ヨハネ受難曲BWV.245 チャールズ・ダニエルズ(T/エヴァンゲリスト)
モニカ・ハジェット(音楽監督&Vn)
ポートランド・バロック・オーケストラ
カペラ・ロマーナ

録音:2011年3月15−19日、聖アンナ教会(メリルハースト/アメリカ)
ハジェットは数度の改訂が行われた「ヨハネ受難曲」の"オリジナル・スコア"の再現にこだわり、バッハの「管弦楽組曲集(原典版)」(AV-2171)で採り入れたフルートをオーボエに置き換えるという解釈を再び採用。
エヴァンゲリストを歌うチャールズ・ダニエルズ、12声の合唱団カペラ・ロマーナによる少数精鋭の声楽パートも、ハジェット流の解釈による「ヨハネ受難曲」の特徴の1つです。

AV-2237
エルガー:チェロ協奏曲ホ短調Op.85
ハンス・ガル:チェロ協奏曲Op.67(世界初録音)
アントニオ・メネセス(Vc)
クラウディオ・クルス(指)
ノーザン・シンフォニア

録音:2012年1月、セージ・ゲイツヘッド(イギリス)
サセックスの山荘で作曲されたエルガーの「チェロ協奏曲」、ナチス侵攻を避けるために渡ったエジンバラで作曲されたガルの「チェロ協奏曲」。メネセスはガルの「チェロ協奏曲」を「チェロ・レパートリーにとって今までで本当に大きな発見の1つであり、本当に美しいコンチェルト!」と大絶賛しています。
AV-2239(2CD)
パースペクティヴ5
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第29番「ハンマークラヴィーア」
リスト:巡礼の年第1年「スイス」S.160
アンドレアス・ヘフリガー(P)

録音:2011年7月21日−26日、ラ・ショード・フォン(スイス)
スイス出身の大テノール、エルンスト・ヘフリガーの息子でピアニスト、アンドレアス・ヘフリガーのレコーディング・プロジェクト"パースペクティヴ"シリーズの第5巻。第5巻ではメインとなるベートーヴェンの「ハンマークラヴィーア」とリストの「巡礼の年第1年」をカップリング。コンサート・ホールでのリサイタル・プログラムのアイディア、熱気をそのままに届けてくれる"パースペクティヴ"にはヘフリガーの才気がみなぎっています。
AV-2242
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
交響曲第8番ヘ長調Op.93*
ダグラス・ボイド(指)
マンチェスター・カメラータ

録音:2010年1月30日、2009年10月9日*、ブリッジウォーター・ホール(マンチェスター)ライヴ
ヨーロッパ室内Oの首席オーボエ奏者から指揮者へと華麗に転身したダグラス・ボイドとマンチェスター・カメラータのベートーヴェン・サイクル第4弾は「交響曲第6番」&「第8番」!これまでにマンチェスター・カメラータを率いて振ってきた6曲の交響曲、2009年のガーシントン・オペラ・フェスティヴァルで振った「フィデリオ」の好演により"ベートーヴェン指揮者"としての評価は急上昇中。モダン=ピリオド・アプローチを掲げたボイド&マンチェスター・カメラータのベートーヴェンもいよいよ佳境に突入です!
AV-2245
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」 レベッカ・フォン・リピンスキ(S)、
アンナ・グレヴェリウス(Ms)、
ピーター・ウェッド(T)、
ロデリック・ウィリアムズ(Br)、
ダグラス・ボイド(指)
マンチェスター・カメラータ、
バーミンガム市交響cho

音(ライヴ):2011年1月、ブリッジウォーター・ホール(マンチェスター)
『 勇敢で逞しく、そして鮮やか〜このマンキューニァン(マンチェスター人)のベートーヴェンは別格だ 』〜 英グラモフォン誌(エディターズ・チョイス)
シンプル&モダンの"モダン=ピリオド・アプローチ"を掲げ、2004年にスタートしたダグラス・ボイドとマンチェスター・カメラータのベートーヴェン・チクルス第5弾。、合唱にバーミンガム市交響合唱団を起用するなど、英国有数のベートーヴェニアンが情熱を注いできたチクルスのフィナーレに相応しい陣容が実現。
AV-2253
ワレンチン・ベルリンスキー・クヮルテット
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第7番嬰へ短調Op.108、弦楽四重奏曲第8番ハ短調Op.110
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第7番ヘ長調Op.59-1「ラズモフスキー第1番」
ワレンチン・ベルリンスキー・クヮルテット
〔バルテク・ニジョウ(Vn1)、
ワン・シャオミン(Vn2)、
デイヴィッド・グリーンリーズ(Va)、
アレクサンドル・ネウストローエフ(Vc)〕

録音:2010年12月、シオン(スイス)
スイスで活躍する才気あふれる弦楽器奏者たちにより2010年に結成されたSQ、ワレンチン・ベルリンスキー・クヮルテットのレコーディング第1弾!
AV-2254
インヴォカシオン
ショパン(タレガ編):夜想曲第2番Op.9-2
タレガ:アラブ風奇想曲、
 アルハンブラの思い出、
 前奏曲「ラグリマ」、前奏曲第2番
ショパン(タレガ編):前奏曲第7番Op.28-7/
タレガ:前奏曲ニ長調「哀歌」
ショパン(タレガ編):マズルカ第22番
タレガ:マズルカ「アデリータ」、
 マズルカ「夢」
ショパン(タレガ編):前奏曲第15番Op.28-15「雨だれ」、
 前奏曲第6番Op.28-6、
 前奏曲第20番Op.28-20、
 マズルカ第47番Op.67-4、
 マズルカ第22番Op.33-1、
 夜想曲第9番Op.32-1/
プジョル:3つのスペイン風小品
リョベート:盗賊の唄、アメリアの遺言、
聖母の御子、エル・メストレ
マティアス・ヤコブソン(G)
名門ジュリアード音楽院で研鑽を積み、イェラン・セルシェル、シャロン・イズビンからギターを学んだスウェーデンの若きギタリスト、マティアス・ヤコブソンのアヴィー・デビュー・アルバム。ヤコブソンが披露するデビュー・プログラムは、師タレガと弟子プジョル、リョベートのスペインのギター音楽。師弟共演、タレガがギター版にアレンジを行ったショパンなど、聴き応えのあるプログラムに仕上がっています!
AV-2256
ダークネス・ヴィシブル
ラヴェル:夜のガスパール
アデス:ダークネス・ヴィシブル
ドビュッシー:ベルガマスク組曲
スティーヴンソン:ブリテンの「ピーター・グライムズ」による幻想曲
ラヴェル:ラ・ヴァルス
イノン・バルナタン(P)

録音:2010年2月8日−10日、パフォーミング・アーツ・センター(ニューヨーク)
ロンドンの王立音楽アカデミーで学び、現在はアメリカ、ニューヨークを拠点として輝かしい活躍を展開しているイスラエルのピアニスト、イノン・バルナタンがアヴィー・デビュー!2009年には、その年の最も優れた器楽奏者に贈られるアメリカの権威ある音楽賞、「エイヴリー・フィッシャー・キャリア・グラント」を受賞するなど、その存在感と世界的評価は急上昇中。アデス、ドビュッシー、ラヴェル、スティーヴンソン(ブリテン)の作品が持つ異なる陰影を追い求めたプログラムは、バルナタンのピアニズムを知る絶好の機会となります。
AV-2257
ヴェニス・バイ・ナイト
作曲者不詳(1730年頃):シ・ラ・ゴンドラ・アヴェーレ
パラローロ:シンフォニア
アルビノーニ:シンフォニア ト短調Si.7
ヴィヴァルディ:ファゴット協奏曲ハ長調RV.477
作曲者不詳(1730年頃):カラ・ニナ・エル・ボン・トゥ・セスト
ヴェラチーニ:フーガ、4つの主題による奇想曲ニ短調
ロッティ:モテット「アルマ・ライド・エクスルタ・モルタリス」
アルビノーニ:「イル・ノーメ・グロリオーソ」へのシンフォニア
作曲者不詳(1730年頃):ノ・ステ・ア・コンダナルメ
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲ホ短調RV.278
ポルタ:シンフォニア ニ長調
ヴィヴァルディ:歌劇「オリンピアーデ」RV.725より、
 歌劇「モンテズマ」RV.723より
ラ・セレニッシマ、
エイドリアン・チャンドラー(ヴァイオリン&ディレクター)
マイリー・ローソン(S)、
サイモン・マンデイ(Tp)、
ピーター・ホイーラン(Fg)
サウサンプトン大学特別研究員という姿を持つヴィヴァルディの研究家でもあるヴァイオリニスト、エイドリアン・チャンドラーとラ・セレニッシマ。ヴィヴァルディと同世代の作曲家たちのスペシャリストとして高く評価されてきたラ・セレニッシマが、アヴィー(Avie)からリリースする10タイトル目のレコーディングは「ヴェネツィアの夜」がテーマ。「ゴンドラでの旅」、「終課の音楽」、「セレナータ」、「オペラハウスで」などの副題が付けられたプログラムが、芸術が栄華を極めたヴェネツィア共和国の時代を呼び起させます。
AV-2258
なお雨は降る〜ブリテン:歌曲集
ザ・ハート・オブ・ザ・マター
テノールとハープのための8つの民謡編曲集
カンティクル第5番「聖ナルシサスの死」
誕生日のお祝いOp.92
ニコラス・パーン(T)、マイラ・ホァン(P)
ジェニファー・モントーネ(Hrn)、
シルヴァン・マーゲン(Hp)、
アラン・カミング(ナレーター)
ブーレーズ&シカゴ響のストラヴィンスキー「プルチネッラ」でグラミー賞を受賞したアメリカのテノール、ニコラス・パーン。デビュー盤の「冬の言葉」(AV-2238)の続編となるブリテン歌曲集では、ピーター・ピアーズがカンティクル第3番の改訂を行い出版したテノール、ピアノ、ホルンと朗読のための「ザ・ハート・オブ・ザ・マター(The Heart of the Matter)」がメイン・プログラム。2013年のブリテン生誕100周年に向けて、ニコラス・パーンが新時代のブリテン歌手として頭角を現してきた!
AV-2259
ハンス・ガル:弦楽三重奏曲集
ガル:セレナーデOp.41(世界初録音)
 弦楽三重奏曲Op.104(世界初録音)
クラーサ:パッサカリアとフーガ、タネツ
アンサンブル・エポメオ
ツェートマイヤーやメネセス、ケネス・ウッズたちの尽力により、再評価の機運が高まりつつあるハンス・ガル(1890−1987)。「セレナーデ」と「弦楽三重奏」は共に世界初録音!2008年に結成されイタリアのエポメオ山の名前を冠するストリング・トリオ、アンサンブル・エポメオはこのハンス・ガル&クラーサの作品集がデビュー録音となります。
AV-2260
ベートーヴェン:ディアベッリの主題による33の変奏曲ハ長調Op.120
6つのバガテルOp.126
ダニエル=ベン・ピエナール(P)
南アフリカ生まれの俊才ピアニスト、ダニエル=ベン・ピエナールの「モーツァルト」(AV-2209)、「バッハ」(AV-2235)に続くAVIE第3弾は楽聖ベートーヴェンの後期2作品!

AV-2261
ワイルド・ドリームズ
ラフマニノフ(ワイルド編):夢 Op.38-5
 ヴォカリーズ Op.34-14
ヒンデミット:ある夜に Op.15
バルトーク:戸外で Sz.81, BB 89
シューマン:幻想小曲集 Op.12
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番 Op.36
ジョイス・ヤン(P)

録音:2013年7月、サニー・パーチェス(ニューヨーク)
2005年のヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールで最年少メダリスト(第2位)に輝き、2010年には権威あるエイヴリー・フィッシャー・キャリア・グラントを受賞した、アメリカを拠点に活動する韓国の才女、ジョイス・ヤン。スカルラッティやリーバーマン、カリアーなど広い時代の作品を見事にまとめ上げたデビュー・レコーディングに次ぐこの第2弾では、アール・ワイルド編曲のヴォカリーズ、ヒンデミット、バルトーク、シューマンの叙情的、夢想的な作品を披露し、ラフマニノフのピアノ・ソナタ第2番でクライマックスをしめる。タイトルの「Wild Dreams」は、直訳すれば「野生の夢」だが、ワイルド編によるラフマニノフの歌曲「夢」とかけているのでしょう。新たな時代を担うアジアの才能にご注目ください!
AV-2262(2CD)
ショパン:マズルカ集
4つのマズルカOp.6/5つのマズルカOp.7
4つのマズルカOp.17/4つのマズルカOp.24
4つのマズルカOp.30/4つのマズルカOp.33
4つのマズルカOp.41/3つのマズルカOp.50
3つのマズルカOp.56/3つのマズルカOp.63
4つのマズルカOp.67/4つのマズルカOp.68
マズルカ イ短調KK.IIb-48「ノートル・タン」
マズルカ イ短調KK.IIb-5「エミール・ガイヤール」
ラッセル・シャーマン(P)
あの超人マルク=アンドレ・アムランの師であり、ハーバード大学、ジュリアード音楽院、ニューイングランド音楽院で多くの後進を育成してきたアメリカの幻の名匠ラッセル・シャーマン(1930−)の、80歳を超えても衰えることのない音楽とピアノへの情熱と至芸。
AV-2263
ルーアー:アヴェルノ〜ルイーズ・グルックの詩による
クリケット、蜘蛛、蜂
ゴスペル・チャ・チャ
トリニティ合唱団、ノーヴァスNY、
ジュリアン・ワクナー(指)
マーガレット・クルル(S)、
スティーヴン・サルタース(Br)
ボストン・モダン・オーケストラ・プロジェクトのコンポーザー・イン・レジデンスを務めたアメリカの女流作曲家、エレーナ・ルーアーの合唱&声楽作品集。3つの作品は全てアメリカの詩人、ルイーズ・グルック、エミリー・ディッキンソン、ラングストン・ヒューズの詩からインスパイアを受けて作曲された作品です。
AV-2266
サウンド・ウェーヴス
ドビュッシー:金色の魚、水に映る影、
 喜びの島
ラヴェル:水の戯れ
リスト:エステ荘の噴水、
 バッハのカンタータ「泣き、嘆き、悲しみ、おののき」のコンティヌオによる変奏曲、 暗い雲、夕立
シューベルト(リスト編):水車職人と小川
ロンベルク:エアレンディル(世界初録音)
アレクサンドラ・シロセア(P)

録音:2012年9月、セント・ダンスタン教会(イースト・サセックス)
プロコフィエフのピアノ・ソナタ集をデビュー・プログラムに選び、堂々とした演奏を披露してくれたドイツとロシアをルーツとする東ヨーロッパ、ルーマニア生まれの逸材アレクサンドラ・シロセア。2枚目のレコーディングでは前作のプロコフィエフ一色から一転、ラヴェル、ドビュッシーのフランス音楽、リストとリスト編曲によるシューベルト、そして世界初録音となるノルウェーの作曲家マッティン・ロンベルグ(1978−)の世界初録音となる作品でプログラムを構成。
AV-2269(1CD+DVD)
聖なる神秘〜ケルティック・クリスマス
ベツレヘムの幼子/御使いうたいて
Duan Nollaig(スコットランド、ゲール語のキャロル)
Wat ye what i got late yestreen
Usheg Veg Ruy
クリスマス・イヴ/Taladh Chriosta
アポロズ・ファイア、
ジャネット・ソレル(Cemb,指)、
メレディス・ホール(S)、
アンサンブル・ラ・ネフ
アメリカ古楽界の最前線を歩むクリーヴランドのバロック・オーケストラ、レオンハルトの門弟ジャネット・ソレルが率いるアポロズ・ファイア。この「ケルティック・クリスマス」では、スコットランド、アイルランド、マン島に伝わるケルト人の伝承音楽を、バグパイプ、ハープ、パーカッション、フィドル、リコーダーを加えた特別な編成とアレンジで披露!ルネサンス、バロックだけでなく、トラディショナルとのエキサイティングなクロスオーヴァーを得意とするアポロズ・ファイアならではのクリスマス・プログラムです。
AV-2270
ヘンデル:ディクシット・ドミヌス
神よ王を護り給へ
アン女王の誕生日のための頌歌HWV.74
戴冠式アンセム「司祭ザドク」HWV.258
ディキシット・ドミヌスHWV.232
主は永遠に統べ治められる
アポロズ・ファイア、ジャネット・ソレル(Cemb&ディレクター)

録音:2007年2月2日−3日&2008年10月18日−21日、セント・ポール教会(クリーヴランド)
アメリカ民謡による「カム・トゥ・ザ・リヴァー」(AV 2205)や「ケルティック・クリスマス」(AV 2269)など、欧米の伝承音楽をベースとしたプログラムに取り組んでいたアメリカ、クリーヴランドのバロック・オーケストラ、アポロズ・ファイアがバロック音楽の世界に回帰!「メサイア」(AV 2208)に続くヘンデルでは、若き日の傑作「ディキシット・ドミヌス(主は言われた)」や、4曲の戴冠式アンセムの中でも名作として名高い「司祭ザドク」では、レオンハルトの高弟ジャネット・ソレルが磨き上げたオーケストラだけでなく、合唱団の存在からも目が離せません。アメリカ古楽の最前線を歩むアポロズ・ファイアのヘンデルの登場です。

AV-2271(2CD)
リパッティ:ピアノ作品集
リパッティ:古典派の様式による小協奏曲Op.36
 左手のためのソナチネ
 ピアノ・ソナタ.ニ短調(世界初録音)
アルベニス(リパッティ編):ナバーラ(世界初録音)
 夜想曲嬰へ短調Op.6/夜想曲イ短調
 幻想曲Op.8(世界初録音)
バッハ(リパッティ編):パストラーレ.ヘ長調BWV.590、
 カンタータ第208番「わが楽しみは、元気な狩だけ」より
ルイザ・ボラック(P)、
ハイメ・マルティン(指)
アカデミー・オヴ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ

録音:2012年4月23日−27日、イエス・キリスト教会(ベルリン)&2012年7月11日、セント・ジョンズ・スミス・スクエア(ロンドン)
エネスコのピアノ作品集が高評価を得たルーマニアの女流ピアニスト、ルイザ・ボラックによるディヌ・リパッティ(1917−1950)のピアノ作品集。「ピアノ・ソナタ」など3曲の世界初録音を含むピアノ作品集は、ルーセルやナディア・ブーランジェに師事した"作曲家"リパッティの才能を知ることが出来る貴重な機会ですy!
AV-2272
シューマン:ピアノ三重奏曲第2番ヘ長調Op.80
子供の情景Op.15
ピアノ四重奏曲変ホ長調Op.47
ベンヴェニュー・フォルテピアノ・トリオ
〔モニカ・ハジェット(Vn)、
ターニャ・トムキンス(Vc)、
エリック・ジヴィアン(フォルテピアノ)〕、
アダム・ラモット(Va)

録音:2011年7月25日−28日、ティブロン(カリフォルニア)
アイルランド・バロック管やポートランド・バロック管を率いるなど、バロック・ヴァイオリンの先駆者としてその存在感を放つイギリスの名手モニカ・ハジェットが牽引するベンヴェニュー・フォルテピアノ・トリオ。アメリカのフォルテピアノのスペシャリスト、エリック・ジヴィアンが弾く1841年製ウィーンの銘器が重要な役割を担うシューマンの第2集!
AV-2273
ワレンチン・ベルリンスキー・クヮルテット
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第3番ヘ長調 Op.73
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第8番ホ短調Op.59-2「ラズモフスキー第2番」
ワレンチン・ベルリンスキーQ
〔バルテク・ニジョウ(Vn1)、
ワン・シャオミン(Vn2)、
デイヴィッド・グリーンリーズ(Va)、
アレクサンドル・ネウストローエフ(Vc)〕

録音:2012年4月29日−5月1日、シオン(スイス)
ボロディン・クヮルテットのオリジナル・メンバーでロシアの伝説的チェリスト、ワレンチン・ベルリンスキー(1925−2008)の名を冠するスイスの若きアンサンブル、ワレンチン・ベルリンスキー・クヮルテット。リリース第2弾は前作(AV-2253)に続き、新世代のSQが歴代のボロディン・クヮルテットの重要レパートリー、ショスタコーヴィチとベートーヴェンという壮大なテーマ。ワレンチン・ベルリンスキーの娘でピアニスト、リュドミラ・ベルリンスカヤとの出会いから始まったワレンチン・ベルリンスキー・クヮルテットの歴史。その偉大なる名に相応しい秀演です。
AV-2274
ディキシット・ドミヌス〜ヘンデル&A・スカルラッティ
ヘンデル:ディキシット・ドミヌス HWV.232
A・スカルラッティ:ディキシット・ドミヌス
 協奏曲第4番ト短調
エリン・マナハン・トーマス(S)、
エスター・ブラジル(Ms)、
サリー・ブルース=ペイン(Ms)、
ガイ・カッティング(T)、
マシュー・ブルック(Bs-Br)、
オックスフォード・クイーンズ・カレッジCho
ブルック・ストリート・バンド、
オーウェン・リース(指)

録音:2013年1月7日−9日、セント・ミカエル&オール・エンジェルス教会(オックスフォード)
ヘンデルを得意とする女流奏者たちのみで結成された小編成古楽アンサンブル、ブルック・ストリート・バンドと、オックスフォード・クイーンズ・カレッジ合唱団のコレボレーションが、18世紀初期のイタリア、ローマという共通点を持つ2人の作曲家による「ディキシット・ドミヌス(主は言われた)」をレコーディング!
AV-2275
ドヴォルザーク:弦楽四重奏のための「糸杉」B.152
弦楽四重奏曲第13番ト長調Op.106, B.192
シプレスSQ

録音:2012年7月28日−8月1日&9月14日−16日
ドヴォルザークの「糸杉(CYpresses)」をアンサンブルの名前に冠し、アメリカ、サンフランシスコで1996年に結成されたシプレスSQのアヴィー(Avie)第1弾。ベートーヴェンの後期作品集やヒグドンなどの新作の世界初演で、西海岸のトップ・アンサンブルとしての地位を確立したシプレスSQ。アンサンブルの新たな船出に相応しいドヴォルザークは、カリフォルニアのスカイウォーカー・サウンド・スタジオでのレコーディング。
AV-2276
アデス&シベリウス:ヴァイオリン協奏曲集
アデス:ヴァイオリン協奏曲 「同心軌道」
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲Op.47
 ユーモレスク.ニ長調 Op.87-2、
 ユーモレスク.ト短調 Op.89-2、
 ユーモレスク変ホ長調 Op.89-3
オーガスティン・ハーデリッヒ(Vn)、
ハンヌ・リントゥ(指)
ロイヤル・リヴァプールPO

録音:2013年6月21日−24日、ザ・フライアリー(リヴァプール)
トーマス・アデスは、最新の第56回グラミー賞でも歌劇「テンペスト」がBest Opera Recordingに選ばれるなど、まさに「売れっ子作曲家」の道を邁進中。2005年に初演されたヴァイオリン協奏曲 「同心軌道」も、日本を含む世界中で演奏されており、このハーデリッヒによる演奏も、アデス・ファン、クラシック・ファンにとって待望の新盤となるでしょう。繊細なテクニックと知的な表現力を兼ね備えるハーデリッヒが描くアデスとシベリウス。アンジェラ・ヒューイットとのモーツァルト・シリーズや、東京都SOとのシベリウス演奏会などで手腕を発揮しているフィンランドの若手指揮者、ハンヌ・リントゥによるサポート(特にシベリウス)にも期待がかかる!
AV-2277
ストラヴィンスキー:組曲「兵士の物語」*
管楽八重奏曲
イーストマン・ウィンド・アンサンブル、
イーストマン・ヴィルトゥオージ、
マーク・スキャッタデイ(指)
ジャン・オパラッハ(ナレーター)

録音:2011年5月11日−12日、9月2日*、イーストマン・イースト・ウィング(ロチェスター)
かつてはフェネルが「管楽器のためのシンフォニー」のレコーディングを行い、1966年には83歳の作曲者がイーストマン音楽学校を訪れ自作の演奏の監修を行うなど、ストラヴィンスキーとイーストマン・ウィンド・アンサンブルの関係は20世紀から現在まで強く結ばれ続けています。
イーストマン・ウィンド・アンサンブルの新録音となるストラヴィンスキーは「兵士の物語」と「管楽八重奏曲」の2作品。個々の技量が求められる小編成作品で、吹奏楽の歴史を築いて来たアメリカの名門の"現在"を聴く――!吹奏楽ファン必聴です!
AV-2278(2CD)
モンテヴェルディ:歌劇「オルフェオ」 アンドルー・パロット(指)
タヴァナー・コンソート&プレーヤーズ

録音:2012年7月23日−28日、セント・ミカエル&オール・エンジェルス教会(オックスフォード)
中世からバロック時代の音楽を主なレパートリーとし、リフキンが提唱したOVPPを早くから採り入れてきたタヴァナー・コンソート&プレーヤーズ。小編成ならではの洗練されたクリアなサウンド、パロットの入念な研究に基づく時代考証、解釈はさらに進化を遂げています。タヴァナー・コンソート&プレーヤーズのモンテヴェルディは、「聖母マリアの夕べの祈り」や「倫理的、宗教的な森」が名盤として高く評価されてきた実績があるだけに、40周年という節目の年に送り出す「オルフェオ」にはさらなる期待がかかります。
AV-2279
あるヴァイオリンの一生〜リピンスキのストラディヴァリウスのための音楽
タルティーニ:ヴァイオリン・ソナタ ト短調「悪魔のトリル」
レントヘン:ヴァイオリン・ソナタ第2番嬰へ長調 Op.20
リピンスキ:カプリース Op.29-3
シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ短調 Op.12
フランク・アーモンド(Vn/ストラディヴァリウス"リピンスキ")、
ウィリアム・ウォルフラム(P)

録音:2012年8月16日−18日、ユース・アーツ・センター(ミルウォーキー、アメリカ)
パガニーニのライバルとしても知られるポーランドの名ヴァイオリニスト、カロル・リピンスキ(1790−1861)の名を持つ1715年にアントニオ・ストラディヴァリが製作した銘器のために書かれたと伝わる作品集。ジュゼッペ・タルティーニ、カルロ・リピンスキ、レントヘン一族、エヴィ・リーヴァクの手を経て、現在はミルウォーキーSOのコンサートマスター、フランク・アーモンドに受け継がれた"リピンスキのストラディヴァリウス"。大作曲家、名ヴァイオリニストたちと過ごしてきた約300年という歴史が息づく音色を、じっくりとお聴きください。 (Ki)

AV-2280
タンゴの歴史
ピアソラ:タンゴの歴史
ファリャ:スペイン民謡集
パガニーニ:協奏的ソナタ、
 モーゼ幻想曲
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
オーガスティン・ハーデリッヒ(Vn)、
パブロ・サインツ・ビジェガス(G)

録音:2012年8月29日−9月1日、ニューヨーク(アメリカ)
奇跡の生還を果たしたヴァイオリニスト、オーガスティン・ハーデリッヒのアヴィー(Avie)第3弾となるレコーディングは、スペインのギタリスト、パブロ・サインツ・ビジェガスとのデュオ・アルバム!ピアソラ、ファリャ、パガニーニ、サラサーテの高いセンスもテクニックも求められるラテン・プログラムでは、ハーデリッヒのヴァイオリンとビジェガスのギターとのコンビが、絶妙なバランスで、華麗で鮮やかなラテンのカラーを描いてくれています。1984年にドイツ人の両親の下、イタリアで生まれたハーデリッヒ。困難を乗り越えた不屈の天才が奏でる音楽には、豊かな生命力と喜びが息づいています。
AV-2284(2CD)
パガニーニ:24のカプリース Op.1(ピッチニーニ編/フルート独奏版) マリーナ・ピッチニーニ(Fl)

録音:2012年10月10日−12日、ライトシュターデル(ノイマルクト/ドイツ)
言わずと知れた無伴奏ヴァイオリンのための超難曲、パガニーニの「24のカプリース(24の奇想曲)」をフルートで制覇! 自らアレンジを施し演奏するのは、ニューヨーク・フィル首席奏者バクストレッサーの下でフルートを学び、小澤征爾にもその実力を認められたイタリア系アメリカ人ヴィルトゥーソ・フルーティスト、マリーナ・ピッチニーニ。前作ではギター・デュオ伴奏によるバッハのフルート・ソナタという意欲的なアルバムも成功させているピッチニーニ。器用なアーティキュレーション、柔軟なアンブシュア、完璧なフレージングとブレス・コントロール。同種の試みはこれまでにもなかったわけではないが、超絶技巧で名を馳せるピッチニーニによるパガニーニは、同曲フルート盤の大本命となるでしょう。
AV-2286
中世イギリスの愛と献身
私は聖処女のことを歌う
Adam lay ibowndyn/This endere nyghtAlysoun/聖体拝領のキャロル
デュファイ・コレクティヴ&ヴォイス、
ウィリアム・ライオンズ(ディレクター)

録音:2014年12月16日−20日、オックスフォード
1987年に創設された中世とルネサンスの音楽を専門とする老舗アンサンブル、デュファイ・コレクティヴ。ヴォーカル・トリオの「ヴォイス」と共演する「中世イギリスの愛と献身」では、ミュージック・ディレクターでありフルート、リコーダー奏者のウィリアム・ライオンズによって再構築された、15世紀イギリスの王宮と修道院の音楽を収録。
AV-2287
2つの季節の物語〜ヴィヴァルディ:協奏曲&アリア集
歌劇「ポントの女王アルシルダ」 RV.700〜シンフォニア
歌劇「ポントの女王アルシルダ」 RV.700、
歌劇「ダリオの戴冠」 RV.719〜アリア集
ヴァイオリン協奏曲ニ長調 RV.208「ムガール大帝」
ヴァイオリン協奏曲変ロ長調 RV.367
歌劇「モンテズマ」 RV.723〜アリア集
ヴァイオリン協奏曲ハ長調 RV.191
ラ・セレニッシマ、
エイドリアン・チャンドラー(Vn&ディレクター)
サリー・ブルース=ペイン(Ms)

録音:2013年3月、聖十字貧球院(ウィンチェスター、イギリス)
1994年に結成されたイギリスのピリオド・アンサンブルであり、ヴィヴァルディとその同時代の音楽のスペシャリストたち、エイドリアン・チャンドラーが率いるラ・セレニッシマ。アヴィー(Avie)からの11タイトル目となるリリースでは、ヴィヴァルディの2つのシーズン、「1717年」と「1733年」をテーマとしたプログラム。ヴィヴァルディがヴェネツィアのオペラ作曲家として活躍した時期の「協奏曲」と「アリア」は、赤毛の司祭の作風のコントラストだけでなく、ヴェネツィア楽派とナポリ楽派のパワーバランスの変化を表しています。
AV-2288
ドゥムカ
ドヴォルザーク:ドゥムカ.ニ短調 Op.35
スーク:ドゥムカ ニ短調
ドヴォルザーク:ドゥムカとフリアント Op.12
リスト:ドゥムカ(S.249より)
バラキレフ:ドゥムカ 変ホ短調
チャイコフスキー:ドゥムカ ハ短調(Op.59より)
リセンコ:ドゥムカ=シュムカ
マルティヌー:ドゥムカ第1番、
 ドゥムカ第2番、ドゥムカ第3番
ヴァレショヴァ:チェコとスロヴァキアの民謡による即興曲
ラダ・ヴァレショヴァ(P)

録音:013年7月15日−16日
チェコ、ピルセン出身の女流ピアニストで、東欧ピアノ作品のスペシャリスト、ラダ・ヴァレショヴァのアヴィー(Avie)第2弾は「ドゥムカ」がテーマ。ドヴォルザークやスーク、マルティヌー、ロシアのバラキレフ、チャイコフスキーなど、19世紀から20世紀にかけての「ドゥムカ」の世界が民族色豊かに描かれます。プログラムの最後を飾るのは、ヴァレショヴァの即興曲。もちろんテーマは東欧チェコ、スロヴァキア。
AV-2291
古えからの約束〜クリスマス・コレクション
バーニー:あめにはさかえ
ウェールズ民謡:広間を飾ろう/ナイルズ:おやすみ,小さな子
15世紀(トリニティー・ロール):かくも麗しいバラはない
ホルスト:わたしは歌う,並ぶべきものなき乙女のことを
ブリテン:「キャロルの祭典」より かくも麗しいバラはない
マクスウェル=デイヴィス:おお偉大なる神秘よ
中世の聖歌:チェスターの尼僧の歌
マクスウェル=デイヴィス:天なる父
中世の聖歌:チェスターの尼僧の歌
 おお偉大なる神秘よ
15世紀(リトソンの写本):ルレイ,ルロウ
ナイルズ:さまよいながらわたしは不思議に思う*
民謡:スティンズのモリス・ダンス
15世紀(トリニティー・ロール):称えよ,恩寵満ちみてるマリアを
イングランド民謡:マリア様の7つの喜び
ウィアー:輝け,イェルサレムよ
アイルランド民謡:良き人々はみな,このクリスマスの季節に
ナイルズ:乙女マリア様のことを歌おう
ヴォーン・ウィリアムズ:ベツレヘムのまちに
アイルランド民謡:クリスマス・イヴ
グレゴリオ聖歌:今日,キリストは生まれ給う
ホルスト:イエスよ,乙女より生まれし方よ
ブリテン:四月の露のように
マダン:見よ!そのお方は来たる,雲に乗って
アンドルー・パロット(指)
タヴァナー・コンソート&Cho
エミリー・ヴァン・エヴェラ(S)*

録音:1998年5月5日−9日、セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会(ロンドン、イギリス)
アンドルー・パロットと、タヴァナー・コンソート&合唱団の中世をテーマとしたクリスマス・アルバム。ブリテンやホルストと言った、中世に関連のある20世紀の作曲家の作品も収録され、7世紀の時代を越える貴重なコレクションです。
AV-2292(2CD)
ヴァイオリン、チェロとナレーターによる「おとぎ話、民話と寓話」
ヘルムからルービン
ブレーメンの音楽隊/2人の兄弟
みにくいアヒルの子/3つの願い
マッツォ・ボールの男/3つの寓話
お姫さまと男
ウォーリアー・ヴァイオリニスト
裸の王様
アウリコレ・ストーリーテリング・アンド・ミュージック・トゥループ
〔デイヴィッド・ヤング(ディレクター、ナレーター&ヴィオラ)、ダイアン・パスカル(Vn)、ケネス・ウッズ(Vc)〕

録音:2013年1月
アウリコレは、アメリカのヴァイオリニスト、デイヴィッド・ヤングが主宰する、おとぎ話、民謡、寓話を、ナレーションと弦楽器で演奏するアンサンブル。アメリカのニューベリーポート・チェンバー・ミュージック・フェスティヴァルの音楽監督も務めるデイヴィッド・ヤングのナレーションは、説得力十分。ちなみにチェロは、オーケストラ・オヴ・ザ・スワンの指揮者ケネス・ウッズ。ナレーション、アンサンブルも本格派です!
AV-2293
パースペクティヴ6〜ベートーヴェン、ベリオ、シューマン
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第10番ト長調 Op.14-2
ベリオ:「6つのアンコール」〜地のピアノ、水のピアノ
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番ホ長調 Op.109
ベリオ:「6つのアンコール」〜大気のピアノ、火のピアノ
シューマン:幻想曲ハ短調 Op.17
アンドレアス・ヘフリガー(P)

録音:2013年10月14日−16日、ラ・ショー=ド=フォン(スイス)
名匠へと着実にキャリアを重ねてゆくドイツ出身のスイスのピアニスト、アンドレアス・ヘフリガー。ベートーヴェンのピアノ・ソナタと他の作曲家の作品を組み合わせる独創的なプログラム「パースペクティヴ」シリーズの第6集では、人間性、自然、愛をテーマとしてプログラムを構成したヘフリガー。往年の大テノールである父親譲りの音楽性、磨き抜かれたピアニズムが、異なる時代を生きた3人の作曲家たち、ベートーヴェン、シューマン、そしてベリオの音楽を1つに繋ぎます。
AV-2294
ブラームス:弦楽六重奏曲集
弦楽六重奏曲第1番変ロ長調 Op.18
弦楽六重奏曲第2番ト長調 Op.36
サイプレスSQ、
バリー・シフマン(Va)、ズイル・ベイリー(Vc)

録音:2016年3月26日−30日、スカイウォーカー・サウンド
ドヴォルザークの「糸杉」をアンサンブル名として、アメリカ、サンフランシスコを拠点に活躍するサイプレスSQ。 2016年で創立20周年を迎え、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集(AV 2318、AV 2348、AV 2356)を完結させたサイプレスSQのラスト・レコーディングは、バリー・シフマン、ズイル・ベイリーといった2人の強力アーティストを迎えて贈る、ブラームスの弦楽六重奏曲ライヴ!
AV-2296
枢機卿の宮廷でのカンタータU
ガスパリーニ:ヴィーナスとアドーニス
カルダーラ:トリオ・ソナタ.ホ短調 Op.1-5
ヘンデル:ロンドー ト長調
D.スカルラッティ:ソナタ.ト長調 K.63
A.スカルラッティ:この静かな日陰で
D.スカルラッティ:ソナタ.ニ短調 K.32
ヘンデル:ソナタ.ト長調、
 カンタータ 「うるわしきアマリッリ」 H.82
アンナ・デニス(S)、
アンドルー・ラドリー(C.T)、
ジュリアン・パーキンス(チェンバロ&ディレクター)、
サウンズ・バロック
17世紀後期、音楽家たちにとって重要なパトロンだったピエトロ・オットボーニ枢機卿(1667−1740)の宮廷で演奏されたとされるイタリアン・カンタータ集。2011年に発売され絶賛された第1巻(AV-2197)に続く第2巻も、カルダーラ、スカルラッティ親子、そしてイタリア滞在時代のヘンデルの作品で構成。サウンズ・バロックは、ヴィルトゥオーゾ・チェンバリスト、ジュリアン・パーキンスがディレクターを務め、ロンドンを中心に活躍するイギリスのピリオド・アンサンブル。層の広い英国古楽界が産みだす、魅惑のバロックをどうぞ。

AV-2300((2CD)
ブラームス:チェロとピアノのための作品全集
チェロ・ソナタ第1番ホ短調 Op.38
チェロ・ソナタ第2番ヘ長調 Op.99
F.A.E スケルツォ(フォーブス編)
ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調 Op.78 《雨の歌》(ブラームス編)
ハンガリー舞曲集〜第1番/第2番/第5番/第6番/第7番(以上ピアッティ編)
歌曲集 野の静寂 Op.86-2、
 メロディのごとく Op.105-1、
 サッフォー頌歌 Op.94-4、
 子守歌 Op.49-4、愛のまこと Op.3-1、
 愛の歌 Op.71-5(編曲者不詳)
ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.83より 第3楽章:アンダンテ(ガルベン編/世界初録音)
ヨナタン・オースゴール(Vc)
マーティン・ロスコー(P)

録音:2009年2月1日−2日、2011年4月11日、2012年9月3日、 フライアリー(リヴァプール、イギリス)
ノルウェー出身でロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニ管弦楽団の主席チェリストを務めるヨナタン・オースゴールのAvie(アヴィー)二度目となるソロ・アルバム。編曲作品でポイントとなるのが、最後に収録されたピアノ協奏曲第2番。この第3楽章は、オリジナルのピアノ協奏曲でもピアノではなく独創チェロが主題を奏するため、そのメロディーをそのままチェロとピアノ版へと活用したアレンジ。チェロの魅力が最大限に活かされる素晴らしい旋律なため、ピアノ協奏曲の一部としてしか使われないのは勿体無いというのも頷ける。編曲はDGのレコーディング・プロデューサーやアレンジャー、ピアニスト、ハンブルク国際ブラームス協会の会長などの肩書を持つコルト・ガルベンによるもので、2011年に出版、録音はこれが世界初となる。そして、チェリストにとっても定番レパートリーとなるヴァイオリン・ソナタ第1番《雨の歌》の、作曲者自身による編曲。「ハンガリー舞曲集」はイタリアのチェリスト、アルフレード・ピアッティによる編曲。F.A.Eソナタは、ディートリヒ、シューマン、ブラームスの共作で作られたヴァイオリン・ソナタで、ブラームスが担当した第3楽章を、ヴィオリストのワトソン・フォーブスがチェロ版へと編曲。編曲者不詳となる歌曲からの編曲集も甘美なメロディーを味わえる。イギリスの名手マーティン・ロスコーのピアノも頼もしいばかり。
AV-2302
エネスコ:チェロ・ソナタ.ヘ短調
プロコフィエフ:チェロ・ソナタ.ハ長調 Op.119
ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ.ニ短調 Op.40
ラウラ・ブルイアーナ(Vc)、
アレクサンドラ・シロセア(P)

録音:2013年9月3日−6日
チェロのラウラ・ブルイアーナとピアノのアレクサンドラ・シロセア。東欧ルーマニアの女流デュオが繰り広げるルーマニア&ロシアのチェロ・ソナタ集!
ジョルジェ・エネスコ(1881−1955)の単一楽章の「チェロ・ソナタ.ヘ短調」は、1898年頃にパリ音楽院在学中の10代のエネスコが作曲し、手稿譜が約90年後に再発見された若き日の秀作です。
共に母国の巨匠エネスコの音楽を十八番とするブルイアーナとシロセア。プロコフィエフとショスタコーヴィチとのカップリングで、19世紀末〜20世紀前半の東欧、ロシアのチェロ・ソナタの世界を濃密に描きます。
AV-2306
プレトリウス:クリスマスの夕べの祈り アポロズ・ファイア、
ジャネット・ソレル(ディレクター)

録音:2005年12月9日−13日、クリーヴランド
ジャネット・ソレル率いるアポロズ・ファイアのクリスマス・アルバムは、17世紀ドイツ・プロテスタントの大作曲家、ミヒャエル・プレトリウスによる、クリスマスのための祈りの音楽。モンテヴェルディの名作「聖母マリアの夕べの祈り」からも影響を受けたプレトリウスの夕べの祈り(晩祷)を、アポロズ・ファイアの清新なる演奏と歌声で。
AV-2307
シューベルト:弦楽五重奏曲ハ長調 D.956,Op.163
弦楽四重奏曲第12番ハ短調 D.703「四重奏断章」
サイプレスSQ、
ゲイリー・ホフマン(Vc)
ドヴォルザークの「糸杉」をアンサンブル名として、アメリカ、サンフランシスコを拠点に活躍するサイプレスSQ。「弦楽五重奏曲」ではカナダの名チェリスト、ゲイリー・ホフマンを迎えて シューベルト最晩年の深く壮大な世界を奏でてゆきます。
AV-2308
ピゼンデル氏のためにVol.2
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン・ソナタ.イ長調 RV.29「ピゼンデル氏のために」
ピゼンデル:ヴァイオリン・ソナタ.ハ短調
モンタナーリ:ヴァイオリン・ソナタ.ニ短調
アルビノーニ:ヴァイオリン・ソナタ変ホ長調
ピゼンデル:ヴァイオリン・ソナタ.イ短調
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン・ソナタ.ヘ長調 RV.19「ピゼンデル氏のために」
ラ・セレニッシマ
〔エイドリアン・チャンドラー(Vn)、
ガレス・ディーツ(Vc)、
トーマス・ダンフォード(テオルボ)、
ロバート・ハワース(Cemb)〕
ヴィヴァルディ、モンタナーリの弟子であり、ドレスデン宮廷楽団の楽長を務め、当時のドイツにおける最高のヴァイオリニストと称されたヨハン・ゲオルク・ピゼンデル(1687−1755)。エイドリアン・チャンドラーが弾くのは、師であるヴィヴァルディやモンタナーリ、アルビノーニから稀代の名手に献呈された4つのヴァイオリン・ソナタと、ピゼンデルの自作2作品。6つのヴァイオリン・ソナタが、後期バロックにおけるピゼンデルの功績、大きな影響を物語ります。
AV-2309
パーセル:歌劇「ディドとエネアス」 アンドルー・パロット(指)
タヴァナー・クワイア&プレーヤーズ、
エミリー・ヴァン・エヴェラ(S)、
ベン・パリー(Br)

録音:1994年9月
アンドルー・パロットとタヴァナー・コンソート&プレイヤーズ(タヴァナー・クワイア&プレーヤーズ)の名盤、ヘンリー・パーセル(1659−1695)の傑作であり、イギリス・バロックを代表するオペラ「ディドとエネアス」がアヴィー(Avie)から復活!エマ・カークビーを擁した1981年録音のシャンドス盤(CHAN-0521)から十数年を経ての再録音となったパーセルの「ディドとエネアス」では、ソプラノのエミリー・ヴァン・エヴェラが歌うカルタゴの女王ディド、バリトンのベン・パリーが歌うトロイの英雄エネアスの美声、存在感への評価も高い。アンドルー・パロットにより1973年に創設され、20世紀後半の古楽復興で重要な役割を果たしてきたタヴァナー・コンソート&プレーヤーズが、17世紀イギリスの巨匠が遺したバロック・オペラの世界を鮮明に描いた名演奏。
AV-2310
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ集 Op.27 カール・シュトッベ(Vn)
カール・シュトッベは、ウィニペグSOのアソシエイト・コンサートマスターであり、マニトバ室内Oやウィニペグ・チェンバー・ミュージック・ソサエティのメンバーとして活躍するカナダを代表するヴァイオリニストの1人。
アヴィー(Avie)からのデビュー・レコーディングに選んだのは、20世紀前半のベルギーで生まれた名作であり難曲、ウジェーヌ・イザイ(1858−1931)の「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ集」。ジェームズ・エーネスやマーク・オコーナーと共演を重ねてきたカナダの名ヴァイオリニストが、20世紀の名ヴァイオリニスト、イザイの無伴奏に挑みます。
AV-2311
ブラームス&ローザ:クラリネット・ソナタ集
ブラームス:クラリネット・ソナタ第1番ヘ短調 Op.120-1、
 クラリネット・ソナタ第2番変ホ長調 Op.120-2 
ローザ:無伴奏クラリネットのためのソナチナ Op.27
 無伴奏クラリネット・ソナタ.Op.41
ジェーン・ジョンソン(Cl)、
スティーヴン・オズボーン(P)

録音:2013年12月8日−10日、ワイアストン・コンソート・ホール(モンマス、イギリス)
クラリネット奏者のジェーン・ジョンソンと、ハイペリオン(Hyperion)のメイン・ピアニストの1人、スティーヴン・オズボーンの夫婦デュオが贈る、ブラームスとローザのクラリネット・ソナタ集!
ジェーン・ジョンソンは、シンガポールSOのクラリネット奏者としてキャリアをスタート。現在は、ロイヤル・フィル、スコットランド室内管、BBCスコティッシュ響、カメラータ・アイルランド、ベルゲン・フィルなど、ヨーロッパのオーケストラの客演首席を務めるなど、イギリスを拠点に活躍中。
夫でありスコットランドが輩出した名ピアニスト、スティーヴン・オズボーンとのブラームス&ローザでは、絶妙のデュオで、19世紀と20世紀のクラリネット・ソナタの魅力とコントラストを奏でてくれています。王道中の王道であるブラームスの解釈もさることながら、クラシックの作曲家としてローザが遺した2つの無伴奏クラリネット・ソナタも楽しみなプログラム。
AV-2312(3CD)
ロッシーニ:歌劇「マオメット2世」 ガーシントン・歌劇O&cho
デイヴィッド・パリー(指)、
ポール・ニロン(T)、シアン・デイヴィス(S)、
ダレン・ジェフリー(Bs-Br)
ケイトリン・ハルカップ(Ms)、
クリストファー・ディフィ(T)、
リチャード・ダウリング(T)

録音(ライヴ):2013年6月−7月、ガーシントン・歌劇、ウォームスリー、イギリス
1820年に初演が行われたロッシーニの歌劇「マオメット2世(マオメット・セコンド)」は、オスマン・トルコのスルタン(皇帝)、マホメット2世が率いるオスマン・トルコ軍に攻められたヴェネツィア共和国のネグロポンテ島を舞台とした悲劇。2013年の6月〜7月に上演された「マオメット2世」は、2014シーズンで創設25周年を迎えたイギリス、ウォームスリーのガーシントン・歌劇が、このアニヴァーサリー・イヤーを記念して発表する同歌劇にとって初の商業用録音となります。




AV-2313(14CD)
シアトル・オペラ〜リング・サイクル
ワーグナー:楽劇「ニーベルングの指輪」
アッシャー・フィッシュ(指)
シアトルSO&Cho
アルウィン・メロー(ソプラノ/ブリュンヒルデ)、シュテファン・フィンケ(テノール/ジークフリート)、グリア・グリムスレイ(バス・バリトン/ヴォータン)、ステファニー・ブライス(メゾ・ソプラノ/フリッカ)、スチュアート・スケルトン(テノール/ジークムント)、マーガレット・ジェーン・レイ(ソプラノ/ジークリンデ)、リチャード・ポール・フィンク(バリトン/アルベリヒ)、デニス・ピーターセン(テノール/ミーメ)、ダニエル・スメギ(バス・バリトン/ファフナー&ハーゲン)、アンドレア・シルヴェストレリ(バス/ファゾルト&フンディング)、マーク・ショーウォーター(テノール/ローゲ)、マルクス・ブリュック(バリトン/ドンナー&グンター)、ウェンディ・ブリン・ハーマー(ソプラノ/フレイア&ゲルヒルデ&グートルーネ)、ルシール・ビア(ソプラノ/エルダ)、ジェニファー・ゼトラン(ソプラノ/ヴォークリンデ&森の小鳥)、セシリア・ホール(メゾ・ソプラノ/ヴェルグンデ&ロスヴァイセ)、レネ・テイタム(メゾ・ソプラノ/フロースヒルデ&グリムゲルデ)、リック・ファーマン(テノール/フロー)、ジェシカ・クライン(ソプラノ/ヘルムヴィーゲ)、スザンヌ・ヘンドリクス(メゾ・ソプラノ/ヴァルトラウテ)、ルレッタ・バイビー(メゾ・ソプラノ/シュヴェルトライテ)、タマラ・マンシーニ(オルトリンデ)、サラ・ヘルツェル(メゾ・ソプラノ/ジークルーネ)

録音(ライヴ):2013年8月、マリオン・オリヴァー・マッコール・ホール(シアトル、ワシントン)
年に1度上演が行われているアメリカ、シアトル・オペラの「リング・サイクル」の2013年ライヴが、アヴィー(Avie)から14枚組のボックス・セットで登場!注目のスティーヴン・ワズワースが演出を手がけ、「グリーン・リング(緑のリング)」の名で親しまれているシアトル・オペラの「ニーベルングの指輪」は、2013年の公演も絶賛を浴び、大成功を収めています。アメリカ西海岸を代表するオペラ・カンパニーの1つであるシアトル・オペラが総力を挙げて完成させた2013年の「リング・サイクル」。ワグネリアン必携のボックス・セットです!
AV-2314
イートン・クワイアブックからの音楽Vol.3
ハンプトン:天の女王
タージェス:よろこべ乙女の花に
フォーキナー:喜びたまえ
ブラウン:オー・マーテル・ベネラビリス
ウィルキンソン:天の女王
オックスフォード・クライスト・チャーチ大聖堂聖歌隊、
スティーヴン・ダーリントン(指)
約500年の歴史を持つオックスフォード・クライスト・チャーチ大聖堂聖歌隊。音楽監督スティーヴン・ダーリントンとのコンビによる「イートン・クワイアブックからの音楽」のシリーズ第3巻には、15世紀の作曲家たち、ジョン・ハンプトン(1484−1521)、エドムンド・タージェス(1469−1508?)、ジョン・フォーキナー(15世紀後期)、ジョン・ブラウン(fl.c.1480−1505)、ロバート・ウィルキンソン(b.c.1475-80, d.1515)の教会音楽を収録。長き歴史を持つ名門聖歌隊が、イートン・クワイアブックに収められたポリフォニーを響きかせます。
AV-2315
ペンデレツキ:弦楽三重奏曲
クルターク:サイン、ゲームとメッセージ
シュニトケ:弦楽三重奏曲
ヴァインベルク:弦楽三重奏曲
アンサンブル・エポメオ
〔ダイアン・パスカル(Vn)、
デイヴィッド・ヤン(Va)、ケネス・ウッズ(Vc)〕
オーケストラ・オヴ・ザ・スワンの指揮者でもあるチェリスト、ケネス・ウッズが参加する弦楽三重奏団、アンサンブル・エポメオ。ハンス・ガル&ハンス・クラーサの弦楽作品全集(AV-2259)が英グラモフォン誌のエディターズ・チョイスに選出されるなど、近現代、東欧の「弦楽三重奏曲」の演奏、解釈では他の追随を許さぬ勢いを見せる注目のアンサンブルです。今回はペンデレツキ、クルターク、シュニトケ、ヴァインベルクのトリオ。近現代のロシア、東欧の室内楽作品ファンは見逃せないプログラムです。
AV-2316
郷愁の歌
ゴドフスキー:古いウィーン
クライスラー(ラフマニノフ編):愛の悲しみ
 愛の喜び
シルヴェストリ:郷愁の歌 Op.27-1(世界初録音
シューベルト(リスト編):ソング・トランスクリプションズ〔水車職人と小川/水の上で歌う/すみか/セレナード/糸を紡ぐグレートヒェン/王/アヴェ・マリア/春の想い〕
タレガ(ボラック編):アルハンブラの思い出(世界初録音)

◆イオン・ブゼアのヒストリカル録音(ピアノ:ルイザ・ボラック)
シューマン:君は花のよう Op.25-24
R・シュトラウス:万霊節 Op.10-8
ブレディチャヌ:Baga Doamne Luna-n Nor
ディマ:De ce nu-mi vii
シューベルト:好奇心の強い男
ルイザ・ボラック(P)
同郷のエネスコやリパッティのピアノ作品集が高評価を得ているルーマニアの女流ピアニスト、ルイザ・ボラック。ゴドフスキーやクライスラー、シューベルトの歌曲のリスト編曲などの小品によるプログラムでは、世界初録音となるルーマニアの名指揮者コンスタンティン・シルヴェストリの作品(Op.27-1)も注目。1961年から62年にかけて録音されたルーマニアのテノール、イオン・ブゼアのヒストリカル・レコーディング(未発売音源)に、ルイザ・ボラックがピアノを加えたボーナス・トラックも収録されています。

AV-2317(2CD)
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲全集
ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調 K.218/ヴァイオリン協奏曲第1番変ロ長調 K.207/ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調 K.216/ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調 K.219「トルコ風」/ヴァイオリン協奏曲第2番ニ長調 K.211/協奏交響曲変ホ長調 K.364
レイチェル・バートン・パイン(Vn)、
マシュー・リップマン(Va)、
ネヴィル・マリナー(指)
アカデミー・オヴ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ

録音:2013年8月29日−9月2日、エアー・リンドバースト・スタジオ(ロンドン)
1995年の列車事故による片足切断という大怪我から復帰を果たし、バロックからへヴィメタを自らのフィールドとしてジャンルにとらわれない活発な活動を展開していているアメリカの女流ヴァイオリニスト、レイチェル・バートン・パインがアヴィー(AVIE)初登場!
創設者ネヴィル・マリナー&ASMFとの共演によって実現したモーツァルトの「ヴァイオリン協奏曲集」は、「第2番 K.211」、「第3番 K.216」、「第4番 K218」、「第5番 K.219」の4曲で、2009年にカール・フィッシャーから出版された楽譜「レイチェル・バートン・パイン・コレクション」に収録されているカデンツァを用いるなど、レイチェル・バートン・パインが思い描くモーツァルトを追求した唯一無二の全集録音です。
また、1742年製のグァルネリ・デル・ジェスでモーツァルトを奏でるレイチェル・バートン・パインは「協奏交響曲 K.364」で、シカゴの神童として大きな注目を集めた若き天才ヴィオリスト、マシュー・リップマン(1992−)と共演。
AV-2318(3CD)
ベートーヴェン:中期弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲第7番ヘ長調 Op.59-1 「ラズモフスキー第1番」
弦楽四重奏曲第8番ホ短調 Op.59-2 「ラズモフスキー第2番」
弦楽四重奏曲第9番ハ長調 Op.59-3 「ラズモフスキー第3番」
弦楽四重奏曲第10番変ホ長調 Op.74 「ハープ」
弦楽四重奏曲第11番ヘ短調 Op.95 「セリオーソ」
サイプレスSQ
ドヴォルザークの「糸杉」をアンサンブル名として、アメリカ、サンフランシスコを拠点に活躍するサイプレスSQ。アンサンブルのルーツでもあるドヴォルザークの「糸杉」(AV2275)、ドヴォルザークと同世代のアメリカ人作曲家(AV2304)、19世紀王道のシューベルト(AV2307)に続くアヴィー(Avie)からのリリース第4弾では、"楽聖"ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770−1827)の中期弦楽四重奏曲集。過去3作品も高く評価されており、アメリカ西海岸の実力派アンサンブルが奏でるベートーヴェンも大いに期待出来ができます。
AV-2319
ルーアー:室内楽作品集
無伴奏チェロのための「リフト」
ヴァイオリン・ソナタ第2番
無伴奏ヴァイオリンのための小組曲
ヴァイオリンとピアノのための「エイドリアンとエイミー」
ヴィオラとチェロのための「プレリュード・ヴァリエーションズ」
ピアノ・トリオのための「スカルラッティ・エフェクト」
イリーナ・ムレサヌ(Vn)、
ジェニファー・クレッツェル(Vc)、
サラ・ボブ(P)、
イーサン・フィルナー(Va)

録音:2014年
エレーナ・ルーアー(1963−)は、ウィリアム・ボルコムとヴィンセント・パーシケッティの門下生で、ジャズをオスカー・ピーターソンとエディ・ラスから学んだアメリカの女流作曲家。バロックのテイストを加えた「小組曲」や、スカルラッティを思わせるピアノ三重奏曲、ジャズ風のカラーを見せる「ヴァイオリン・ソナタ第2番」などの意欲作を収録。

AV-2320(10CD)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集
ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調Op.2-1/第2番イ長調Op.2-2/第3番ハ長調Op.2-3/第4番変ホ長調Op.7/第5番ハ短調Op.10-1/第6番ヘ長調Op.10-2/第7番ニ長調Op.10-3/第8番ハ短調Op.13《悲愴》/第9番ホ長調Op.14-1/第10番ト長調Op.14-2/第11番変ロ長調Op.22/第12番変イ長調Op.26《葬送》/第13番変ホ長調Op.27-1/第14番嬰ハ短調Op.27-2《月光》/第15番ニ長調Op.28《田園》/第16番ト長調Op.31-1/第17番ニ短調Op.31-2《テンペスト》/第18番変ホ長調Op.31-3/第19番ト短調Op.49-1/第20番ト長調Op.49-2/第21番ハ長調Op.53《ワルトシュタイン》/第22番ヘ長調Op.54/第23番ヘ短調Op.57《熱情》/第24番嬰ヘ長調Op.78《テレーゼ》/第25番ト長調Op.79/第26番変ホ長調Op.81a《告別》/第27番ホ短調Op.90/第28番イ長調Op.101/第29番変ロ長調Op.106《ハンマークラヴィーア》/第30番ホ長調Op.109/第31番変イ長調Op.110/第32番ハ短調Op.111
ダニエル=ベン・ピエナール(P)

録音:2012年9月〜2014年4月、王立音楽アカデミー・デュークス・ホール(ロンドン)
鋭い知性と高度な技術が求められるベートーヴェンのソナタは、ピエナールがもっとも尊敬する作品の1つ。レイチェル・ポッジャーなどの録音にも携わるフリーマン=アットウッドをプロデューサーとして、2012年から2014年にかけて録音されたピエナールのベートーヴェン。旧約聖書(バッハ)から新約聖書(ベートーヴェン)まで、ピエナールの快進撃は続きます。
AV-2321
バッハ&C.P.E.バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ集(チェロ版)
バッハ:ソナタ.ト長調 BWV.1027、
 ソナタ.ニ長調 BWV.1028、
 ソナタ.ト短調 BWV.1029
C.P.E.バッハ:トリオ ト短調 Wq.88
タッティ・テオ(バロック・チェロ)、
キャロリン・ギブリー(Cemb)

録音:2014年7月27日−30日、レーヴニンガム教会(ノーフォーク、イギリス)
2003年に演奏者5人という小編成のヘンデルの「水上の音楽」(AV-0028)で衝撃的なデビューを果たした女流奏者のみのピリオド・アンサンブル、ブルック・ストリート・バンド。小編成、アレンジ作品など続々とスパイスの効いたプログラムを、ハイレベルの演奏で世に送り出してきたブルック・ストリート・バンドの創設メンバー、バロック・チェロのタッティ・テオとチェンバロのキャロリン・ギブリーのデュオが、バッハ親子の「ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ集」をレコーディング!
このバッハ親子の「ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ集」でのタッティ・テオの使用楽器は、"ヴィオラ・ダ・ガンバ"ではなく"4弦のバロック・チェロ"。初となる"4弦のバロック・チェロ"による「チェロ版」が、バッハ親子のヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタをどのように聴かせてくれるのか――?これは要注目!

AV-2322(2CD)
ハンス・ガル:交響曲全集
交響曲第1番ニ長調 Op.30
交響曲第2番
交響曲第3番イ長調 Op.62
交響曲第4番 Op.105(シンフォニア・コンチェルタンテ)
ケネス・ウッズ(指)
オーケストラ・オヴ・ザ・スワン

録音:2010年12月−2013年12月
ナチスの迫害から逃れるために生地オーストリアからエジンバラへと移住したハンス・ガル(1890−1987)。モダニズムとは一線を画し、ブラームスの孫弟子として後期ロマン派の伝統的な作曲技法をベースとして自らの作風を確立。音楽学者としても功績も大きい20世紀の巨星です。
ハンス・ガルの音楽の再評価の機運を高めたケネス・ウッズ&オーケストラ・オヴ・ザ・スワンの録音が、交響曲全集として再登場。ハンス・ガルの4つのシンフォニーを、最大の理解者たちの好演で。
AV-2323
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調 Op.64
バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第2番 Sz112
オーガスティン・ハーデリッヒ(Vn)、
ミゲル・ハース=ベドヤ(指)
ノルウェー放送O

録音:2014年6月10日−14日、ノルウェー放送協会コンサート・ホール(オスロ)
グラモフォン賞にノミネートした前作「アデス&シベリウス:ヴァイオリン協奏曲集(AV 2276)」に続く最新作では、ついにメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲という超名作を録音。共演するのは、ノルウェー放送Oと2013年から同オケの首席指揮者を務めるミゲル・ハース=ベドヤ。ノルウェーの高音質レーベル、LAWOのレコーディング・エンジニア、トマス・ウォルデンによる優秀録音にも期待。
☆YouTubeにて、ハーデリッヒがメンデルスゾーン&バルトークについて語るプロモーション動画がご覧になれます!
https://www.youtube.com/watch?v=mN0cHaNw4jM
AV-2324
バッハ:オーボエとオーボエ・ダモーレのための協奏曲集
協奏曲ト短調 BWV.1056R
協奏曲ヘ長調 BWV.1053R
協奏曲ニ短調 BWV.1059R
オーボエ・ダモーレ協奏曲イ長調 BWV.1055R
オーボエとヴァイオリンのための協奏曲ハ短調 BWV.1060R
モニカ・ハジェット(ディレクター)
ゴンサロ・ルイス(Ob、オーボエ・ダモーレ)
ポートランド・バロック・オーケストラ
バッハの管弦楽組曲(AV2171)で絶賛を博したコンビによるバッハの続編は、チェンバロ協奏曲から再構成、再構築を行い、オーボエ、オーボエ・ダモーレのための作品へと姿を変えた5つの協奏曲。バッハが思い浮かべたであろうオーボエの音色を、名手ゴンサロ・ルイスの演奏で伺うことが出来ます。
AV-2325
塗装物語 〜 イギリス・ルネサンス&バロックの歌曲集
トマス・モーリー/ヘンリー・パーセル/ロバート・ジョンソン/ジョン・ブロウ/ニコラス・ラニアー/ジョン・ダウランド/アルフォンソ・フェッラボスコらの作品
ニコラス・パーン(T)
マイケル・レオポルド(Lute)
アン=マリー・モーガン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)

録音:2014年10月21日−22日
ブーレーズ&シカゴ響のストラヴィンスキー「プルチネッラ」でグラミー賞を受賞し、一躍世界へとその名を広めたアメリカのテノール、ニコラス・パーン。Avie Reocrdsに録音した2つの「ブリテン:歌曲集」(AV-2238、AV-2258)に続く第3弾では、時代を大きく戻し、イギリスのルネサンス&バロックのリュート歌曲集。ブリテンでは、アメリカのナショナル・パプリック・ラジオやザ・ニューヨーカー誌、ニューヨーク・タイムズ紙で高評価を収めたパーン。ダウランドやパーセルなど、ブリテンの歌曲にも大きな影響を与えた歌曲で、その才能を発揮してくれます。
AV-2326
シークレット・ラヴァー〜マッツォッキ、ロッシ、カッチーニ、ストロッツィ、ディンディア、ルッツァスキ:歌曲集 テネット〔ジョル・グリーンリーフ(S)、
モリー・クイン(S)、
ヴァージニア・ウォーンケン(Ms)〕
ニューヨークを拠点に活躍する古楽アンサンブル、テネットのAvie第2弾。
ルネサンスからバロック音楽と、幅広いレパートリーを持つテネットが歌う、17世紀イタリアの歌曲集。ピューリッツァー賞受賞作曲家のキャロライン・ショウ(b.1982)に委嘱した新作も収録。
AV-2327
ヴァリエーションズ 〜 ベリオ、ブラームス、ナッセン、リーバーソン
ナッセン:変奏曲 Op.24
ベリオ:5つの変奏曲
G・ベンジャミン:ハイドンの名による瞑想曲
リーバーソン:ピアノ変奏曲(世界初録音)
ブラームス:ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ変ロ長調 Op.24
ベンジャミン・ホックマン(P)

録音:2014年6月29日−30日、アメリカ芸術文学アカデミー(ニューヨーク)
イスラエル系アメリカ人、ベンジャミン・ホックマン。2006年のメトロポリタン美術館でのデビュー以降、ニューヨーク・フィルやアメリカ交響楽団と共演を重ね、2011年には有望な若手演奏家に贈られる、栄誉あるエイヴリー・フィッシャー・キャリア・グランドを受賞し頭角を現してきています。注目のAvieデビューとなった「シューベルトへのオマージュ(AV-2281)」では、シューベルトの2つのソナタとヴィドマン、クルタークの作品という好プログラムを披露。続く第2弾では「ヴァリエーションズ」と題し、ブラームスの名作「ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ」に、オリヴァー・ナッセン(b.1952)、ルチアーノ・ベリオ(1925−2003)、ジョージ・ベンジャミン(b.1960)、ピーター・リーバーソン(1946−2011)ら近現代コンポーザーたちの「変奏曲」を組み合わせた意欲作。
AV-2328
カプリチオーソ〜無伴奏チェロ作品集
デュポール:練習曲第7番
ピアッティ:12のカプリース Op.25
ポッパー:練習曲第29番
アントニオ・メネセス(Vc)
アントニオ・ヤニグロからチェロを学び、1977年のミュンヘン国際音楽コンクール、1982年のチャイコフスキー国際コンクールで優勝に輝いた南米ブラジルが誇る世界的チェリスト、アントニオ・メネセス(1957−)。バッハの「無伴奏チェロ組曲」(AV 0052)以来となる、メネセスの「無伴奏」は、19世紀イタリアの名チェリスト、カルロ・アルフレッド・ピアッティ(1822−1901)が遺した名作「12のカプリース」をメインとした魅力あふれるプログラム。
AV-2329
シュガーローフ山〜アパラチア民謡集
ラムの山/アイルランドへお別れ
クルーエル・シスター/ノッタマン・タウン
黒は私の恋人の髪の色
彷徨いながら不思議に思う
キツネの父さんご馳走とった/おおスザンナ
恋人はもういない/マリアよ泣かないで
シュガーローフ山
ハイランドのお別れ〜スクウェア・ダンス/他、全17曲
アポロズ・ファイア、
ジャネット・ソレル(ディレクター)
アメリカ古楽界に新風を吹き込んでいるクリーヴランドのバロック・オーケストラ、アポロズ・ファイア。アメリカの古い民謡集「カム・トゥ・ザ・リヴァー(AV 2205)」の続編となる「シュガーローフ山」は、イギリスやアイルランドから伝わるバラッド(民謡)に、アメリカ聖歌、黒人霊歌が融合し造られていったアパラチアの民謡集。
「おおスザンナ」を始め、よく知られたスコットランド民謡、イングランド民謡、アイリッシュ・チューンや、どこかで聞いたことのある旋律などが、優雅なバロック・アンサンブルに乗せたヴォーカル、ヴァイオリン、フルート、ダルシマーなどの音色で楽しめます。
AV-2344
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」(マンチェスター手稿譜に基づくチャンドラー版)
協奏曲ト長調 RV.311(トロンバ・マリーナ風ヴァイオリンのための)〔世界初録音〕
ファゴット協奏曲ト短調 RV.496「モルツィン伯爵のために」
協奏曲ニ長調 RV.221(トロンバ・マリーナ風ヴァイオリンのための)〔世界初録音〕
ファゴット協奏曲変ロ長調 RV.501「夜」
ラ・セレニッシマ、
エイドリアン・チャンドラー(Vn&トロンバ・マリーナ風Vn)、
ピーター・ウィーラン(Fg)

録音:2015年4月21日−24日、ホスピタル・オヴ・セント・クロス(ウィンチェスター、イギリス)
チャンドラーは自身の校訂譜による「四季」に加えて、失われたヴィヴァルディの時代の古楽器である「トロンバ・マリーナ風ヴァイオリン」を用いた"世界初録音"となる「RV.311」と「RV.221」もレコーディング。
ヴィヴァルディの時代には用いられていたものの、時代、演奏スタイルの変化によって、歴史の陰へと消えて行ってしまった幻の楽器によって、ヴィヴァルディの2つの協奏曲の真の姿が明らかとなります。ヴィヴァルディ・ファン必聴必携!
AV-2345
キャロルズ・フロム・クイーンズ
タヴナー:おお、動ずることなく
バスク地方の伝承曲(クレメンツ編):大天使ガブリエルのメッセージ
カーター編:天使は乙女に
ハウエルズ:とげのないバラ
ストップフォード:ルリ・ルラ
アダン(ラッター編):きよしこの夜
メンデルスゾーン(ウィルコックス編):天には栄え
ウォーロック:ベツレヘム・ダウン
ハウエルズ:歌え、子守歌を
伝承曲(ヴォーン・ウィリアムズ編)&アームストロング:ベツレヘムの小さな町で
作曲者不詳:喜び祝おう
ダーク:冬のさなかに
ショー編:コヴェントリー・キャロル
16世紀フランスの旋律(ウッド編):ディンドン空高く
タヴナー:仔羊
伝承曲:はなたばそえた
レイトン:ルリ・ルラ
ベルリオーズ:キリストの幼時
ダヴ:ようこそ、全ての奇跡よ
コルネリウス(アトキンス編):3人の王
伝承曲(ウィルコックス編):サセックス・キャロル
ウィルコックス編:神の御子は今宵しも
オックスフォード・クイーンズ・カレッジCho
オーウェン・リース(指)
長き歴史を誇るオックスフォード大学クイーンズ・カレッジの合唱団が贈る珠玉のキャロル集。「サセックス・キャロル」やラッター編曲の「きよしこの夜」などの有名なキャロルから、レイトンやハウエルズ、タヴナー、ダヴなど、イギリスのカレッジ合唱団ならではの独自色に富んだユニークなプログラムが大きな魅力。
AV-2346(2CD)
ローラ・カープマン:アスク・ユア・ママ ジャナイ・ブラッガー(S)、ザ・ルーツ、
ニーナ・フリーロン、
アンジェラ・ブラウン(S)、メデューサ、
ジョージ・マナハン(指)
サンフランシスコ・バレエ・オーケストラ
カーネギー・ホールの委嘱により、ラングストン・ヒューズの抒情詩、エミー賞を4度受賞しているアメリカの作曲家、ローラ・カープマンの作曲で作られたミュージカル「アスク・ユア・ママ(ASK YOUR MAMA)」。ジャズ、カーニヴァル、フィルム、オペラ、詩篇がマッシュアップされ、ジャズ・シンガーのニーナ・フリーロンやヒップホップ・グループ「ザ・ルーツ」のブラックソート、クエストラヴらがフィーチャーされています。
AV-2347
フランク&シューマン:ヴァイオリン・ソナタ集
プレヴィン:タンゴ、ソング&ダンス
シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第1番イ短調 Op.105
クルターク:3つの断章 Op.14e
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
オーガスティン・ハーデリッヒ(Vn)、
ジョイス・ヤン(P)

録音:2015年6月11日−14日、パフォーミング・アーツ・センター(ニューヨーク州立大学パーチェス校)
今、若い世代でもっとも急速に注目を浴びているアーティストの一人、オーガスティン・ハーデリッヒ。生死の境をさまよう大やけどから奇跡の生還を果たし、世界を舞台に活躍を続けるドイツのヴァイオリニスト。近年は毎年来日公演も行っており、2016年はマックス・ポンマー指揮、日本センチュリーSOとの共演でバルトークのコンチェルトを披露。新録音は、フランク&シューマンという19世紀の名ソナタに、アンドレ・プレヴィン、ジェルジュ・クルターグといった20世紀の作品をカップリング。不屈の天才オーガスティン・ハーデリッヒが、ヴァン・クライバーン・コンクール最年少メダリスト、ジョイス・ヤンとのコンビで贈る華麗なるリサイタルです。
AV-2348(2CD)
ベートーヴェン:初期弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲第1番ヘ長調 Op.18-1
弦楽四重奏曲第5番イ長調 Op.18-5
弦楽四重奏曲第6番変ロ長調 Op.18-6
弦楽四重奏曲第2番ト長調 Op.18-2
弦楽四重奏曲第3番ニ長調 Op.18-3
弦楽四重奏曲第4番ハ短調 Op.18-4
サイプレスSQ
AV-2349
ジェイク・ヘギー:歌曲集
「彫像」より/月への歌
「ブレイキング・ムーン」より
民謡集/月のもとに白く
アンゲリカ・キルヒシュラーガー(Ms)、
モーリス・ランメルツ・ファン・ビューレン(P)

録音:2015年1月5日−8日
オペラと歌曲の作曲家として注目を集めるアメリカのコンポーザー=ピアニスト、ジェイク・ヘギー(1961−)。ジョイス・ディ・ドナートやスーザン・グラハム、フレデリカ・フォン・シュターデ などが参加した前作「パッシング・バイ」(AV 2198)に続く歌曲集第2弾を歌うのは、オーストリアが誇る世界的メゾ、アンゲリカ・キルヒシュラーガー!キルヒシュラーガーの歌声が、多くの世界的歌手たちを惹きつけるジェイク・ヘギーの歌曲の魅力を存分に伝えます。

AV-2350
愛の力〜ヘンデル:オペラ・アリア集
歌劇 「アリオダンテ」より Il primo ardor
歌劇 「ジュリアス・シーザー」より Pianger、Da Tempeste
「テレプシコーレ」より舞曲集
歌劇 「パルテノーペ」より Qual farfalletta
歌劇 「アルミーラ」より Geloso tormento
歌劇 「リナルド」より Dunque I lacci/Ah crudel
歌劇 「アルチーナ」より Tornami a vagheggiar
歌劇 「セルセ」より Un cenno leggiadretto
歌劇 「テセオ」より Amarti si vorrei
歌劇 「オルランド」より Amor e qual vento
アマンダ・フォーサイス(S)、
アポロズ・ファイア、
ジャネット・ソレル(チェンバロ、ディレクター)
アメリカ古楽界に新風を吹き込んでいるクリーヴランドのバロック・オーケストラ、アポロズ・ファイア。2015年の第57回グラミー賞で「BEST OPERA RECORDING」に輝いたアメリカのソプラノ、アマンダ・フォーサイスが歌うのは、愛をテーマとしたヘンデルのアリア集。
AV-2351
カサド:無伴奏チェロ組曲
コダーイ:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲 Op.7、
 無伴奏チェロ・ソナタ.Op.8
アントニオ・メネセス(Vc)、
クラウディオ・クルス(Vn)
アントニオ・ヤニグロからチェロを学び、ミュンヘン国際音楽コンクール、チャイコフスキー国際コンクールで優勝に輝いたブラジルが誇る世界的チェリスト、アントニオ・メネセス。「バッハ(AV 0052)」や「カプリチオーソ(AV 2328)」など、無伴奏チェロ作品のアルバムでも定評のあるメネセスの新たな無伴奏プログラムは、ガスパール・カサドとゾルターン・コダーイの名作を録音! コダーイの無伴奏ソナタは作曲100周年を記念した録音。二重奏曲では、グラミー賞ノミネート・アルバム「エルガー&ハンス・ガル:チェロ協奏曲集(AV 2237)」では指揮者を務めたクラウディオ・クルスのヴァイオリンと共演。カラヤンが認めたチェロの帝王、アントニオ・メネセス華麗なる美技に酔いしれる!
AV-2352
タヴァナーの西風のミサとヘンリー8世の宮廷音楽
ジョン・タヴァナー:西風のミサ、われは天の声を聞きぬ、イン・ノミネ、安息日が過ぎて
ヘンリー8世:今, 愛が支配するならば、タンデル・ナーケン
ウィリアム・コーニッシュ:Yow and I and Amyas、ファ・ラ・ソ
ヒュー・アストン:ホーンパイプ
作曲者不詳(16世紀初期):西風、My lady Careys dompe、ウィンクフィールド夫人のラウンドによる小品、O blessed lord, how may this be、Wher be ye my love?
アンドルー・パロット(指)
タヴァナー・クワイア&プレイヤーズ
アンドルー・パロットとタヴァナー・クワイアによるジョン・タヴァナー・アルバムは、タヴァナーの「西風のミサ」と、イングランド王ヘンリー8世の時代の宮廷音楽!
イングランドの俗謡「西風」の旋律に基づくタヴァナーの代表作「西風のミサ」に、作曲者不詳の「西風」を3曲、そしてウィリアム・コーニッシュやヒュー・アストン、ヘンリー8世自身の作品を組み合わせたプログラムで、当時の宮廷の音楽を俯瞰します。
AV-2353
テレマン:ドン・キホーテと協奏曲集
ポーランド協奏曲ト長調 TWV 43:G7
フルートとリコーダーのための協奏曲ホ短調 TWV 52:e1
グリーレン・シンフォニー TWV 50:1
序曲ブルレスケ TWV 55:B8
ドン・キホーテのブルレスケ(ドン・キホーテ組曲) TWV 55
アポロズ・ファイア、
ジャネット・ソレル(指)

録音:2002年3月&10月、クリーヴランド
アムステルダムでグスタフ・レオンハルト、アメリカでロジャー・ノリントン、レナード・バーンスタインに師事した才女ジャネット・ソレルとアメリカ、クリーヴランドのピリオド・オーケストラ、アポロズ・ファイア。多くの音楽家に様々なインスピレーションを与えた、セルバンテスの小説「ドン・キホーテ」。テレマンがこの空想的なテーマを想像力豊かに描いたブルレスケを、ジャネット・ソレル&アポロズ・ファイアが、鮮やかに描写した名盤です。
AV-2355
リスト〜アート・オヴ・リメンバリング
リスト:4つの忘れられたワルツ S.215
すべての長調と短調のための48の練習曲 S.136 \
小さなお気に入りのワルツ S.212
超絶技巧練習曲第9番 「回想」 S.139 \
ベルリオーズの幻想交響曲より Marche au supplice S.470 W
愛の夢第2番 S.541
超絶技巧練習曲第7番 「エロイカ」 S.139 Z
超絶技巧練習曲第8番 「狩り」 S.139 [
幻影 S.155/夜想曲 「夢の中で」 S.207
眠れぬ夜, 問と答 S.203
葬送前奏曲と葬送行進曲 S.206
調性のないバガテル S.216
5つの小品より 第5番 「溜め息」 S.192 X
5つの小品より 第1番 S.192 T
オリヴィア・シャム(P)

録音:2014年9月29日、10月6日−7日&29日
オーストラリア生まれ、英国王立音楽院を卒業しロンドンを拠点に活動するピアニスト、オリヴィア・シャムのデビュー・レコーディング! 持ち前のメカニカルな高い技術を活かし、リストのヴィルトゥオージティと19世紀ピアニズムの発展を回想する超絶プログラムを披露します。
AV-2356(3CD)
ベートーヴェン:後期弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲第12番変ホ長調 Op.127
弦楽四重奏曲第15番イ短調 Op.132
弦楽四重奏曲第13番変ロ長調 Op.130
大フーガ(Op.130のオリジナル・フィナーレ) Op.133
弦楽四重奏曲第14番嬰ハ短調 Op.131
弦楽四重奏曲第16番ヘ長調 Op.135
サイプレスSQ
ドヴォルザークの「糸杉」をアンサンブル名として、アメリカ、サンフランシスコを拠点に活躍するサイプレスSQ。アンサンブルのルーツでもあるドヴォルザークの「糸杉」(AV2275)、ドヴォルザークと同世代のアメリカ人作曲家(AV2304)、19世紀王道のシューベルト(AV2307)と好評を博してきたサイプレスSQの新録音は、ベートーヴェンの中期弦楽四重奏曲集(AV2318)に続き、「初期」と「後期」が発売されます。創立20周年を迎えるアメリカ西海岸の実力派アンサンブルによる楽聖の弦楽四重奏曲集がこれで完結します。
AV-2357
ヘンデル:トリオ・ソナタ集
トリオ・ソナタ.ト短調 HWV.393
トリオ・ソナタ.ホ長調 HWV.394
トリオ・ソナタ.ヘ長調 HWV.392
シンフォニア 変ロ長調 HWV.339
トリオ・ソナタ.ハ長調 HWV.403 「サウル」
トリオ・ソナタ.HWV.50a 変ロ長調 「エステル」
トリオ・ソナタ.ハ短調 HWV.386a
ブルック・ストリート・バンド
2003年に演奏者5人という小編成でヘンデルの「水上の音楽」(AV 0028)でデビューを果たした新進気鋭の女流ピリオド・アンサンブル、ブルック・ストリート・バンドの結成20周年記念!これまでに「水上の音楽」、「トリオ・ソナタ.Op.5」、「チェロ・ソナタ」、「英語のカンタータと歌曲」、「トリオ・ソナタ.Op.2」など、数々のヘンデル・アルバムを送り出してきたスペシャリストによる新たな「トリオ・ソナタ集」には、オラトリオ 「エステル」からの「序曲」の室内楽バージョンを収録!
AV-2358
ハンス・ガル:ピアノ協奏曲 Op.57(世界初録音)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第22番変ホ長調 K.482
サラ・ベス・ブリッグス(P)、
ケネス・ウッズ(指)
ロイヤル・ノーザン・シンフォニア

録音:2016年1月、イギリス
ピアノ独奏作品から室内楽、協奏曲、交響曲全集まで、Avie Recordsによる精力的なリリースにより、急速に再評価が進むオーストリア&スコットランドの作曲家ハンス・ガル(1890−1987)。ハンス・ガルの4つの交響曲すべてを録音し(全集は世界初)、その実力を世界に広めたケネス・ウッズの新たなプロジェクトは、ついにピアノ協奏曲に到達。後期ロマン派の伝統的な作曲技法をベースとして自らの作風を確立してきたハンス・ガル。1948年に作曲されたガルのロマンティックなピアノ協奏曲を、イギリスのピアニスト、サラ・ベス・ブリッグスが弾きます。
AV-2359
イートン・クワイアブックからの音楽Vol.4
ブラウン:サルヴェ・レジナ第1番(5声)、サルヴェ・レジナ第2番(5声/世界初録音)
ホーウッド:喜べおとめの花の中で(5声/世界初録音)
ストラトフォード:マニフィカト(4声)
オックスフォード・クライスト・チャーチ大聖堂聖歌隊、
スティーヴン・ダーリントン(指)

録音:2016年3月14日−16日、マートン・カレッジ・チャペル(オックスフォード)
約500年の歴史を持つオックスフォード・クライスト・チャーチ大聖堂聖歌隊。音楽監督スティーヴン・ダーリントンとのコンビによる「イートン・クワイアブックからの音楽」のシリーズ第4巻は、2つの世界初録音を含む、ジョン・ブラウン(fl.c.1480−1505)、ウィリアム・ホーウッド(c.1430−1484)、ウィリアム・ストラトフォード(fl.c.15th−c.16th centuries)の教会音楽を収録。これまでも英グラモフォン賞にノミネートするなど高い評価を得てきた15世紀後半の美しきポリフォニーをどうぞ。

AV-2360(2CD)
テスタメント〜バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ(全6曲)
ソナタ第1番ト短調 BWV.1001/パルティータ第1番ロ短調 BWV.1002/ソナタ第2番イ短調 BWV.1003/パルティータ第4番ニ短調 BWV.1004/ソナタ第3番ハ長調 BWV.1005/パルティータ第3番ホ長調 BWV.1006
レイチェル・バートン・パイン(Vn)
バートン・パインが初めてバッハの音楽を聴き、その音楽に魅了された場所、そして4歳の時に初めてバッハを奏でた場所でもあるアメリカ、シカゴのセント・ポール教会。この教会に響き渡る「テスタメント(Testament)」と題された『バッハの無伴奏ソナタ&パルティータ』は、バートン・パインの大バッハの音楽へのオマージュであり、ヴァイオリニストとしての全てを注いだ渾身の芸術作なのです。アメリカのカリスマ・ヴァイオリニストが、故郷シカゴで奏でた聖典、バッハの無伴奏。その深く美しい世界に要注目。
AV-2361
セファルディック・ジャーニー〜スペイン系ユダヤ人の旅 アポロズ・ファイア、
ジャネット・ソレル(ディレクター)
アメリカ古楽界に新風を吹き込んでいるクリーヴランドのバロック・オーケストラ、アポロズ・ファイア。「セファルディック・ジャーニー」は、エルサレム、寺院、愛とロマンス、安息日、饗宴と祝祭をテーマに、エルサレム、スペイン、イタリア、トルコ、北アメリカの音楽と古典合唱をめぐる旅。
AV-2362
エルガー:ピアノ五重奏曲イ短調(フレイザー編曲/管弦楽版)
歌曲集 「海の絵」(フレイザー編曲/合唱と管弦楽版)*
ケネス・ウッズ(指)イギリスSO、
イギリス室内O*、
ロドルファスCho*
世界初となったハンス・ガルの交響曲全曲録音で名を馳せたアメリカ人指揮者ケネス・ウッズ。新たな挑戦は、オーケストレーションが施されたエルガーのピアノ五重奏曲、そして「合唱と管弦楽版」に編曲された歌曲集「海の絵」という注目のプログラム。編曲は、イギリス出身、現在はアメリカで指揮者、作曲家、プロデューサーとして活躍するドナルド・フレイザー。2015年にケネス・ウッズによって世界初演された2作品。英国音楽ファン、オーケストラ・アレンジ・ファンは要チェックのエルガーです!
AV-2363
あるヴァイオリンの一生 Vol.2〜リピンスキのストラディヴァリウスのための音楽
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番「クロイツェル」
アマンダ・マイエル=レントヘン:ヴァイオリン・ソナタ.ロ短調
エドゥアルド・トゥビン:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ
フランク・アーモンド(Vn/ストラディヴァリウス"リピンスキ")、
ウィリアム・ウォルフラム(P)
アントニオ・ストラディヴァリが製作した銘器のうち、もっとも伝説的なヴァイオリンの1つ、1715年に製作された"Lipi?ski"は、パガニーニのライバルとしても知られるポーランドの名ヴァイオリニスト、カロル・リピンスキ(1790−1861)の名を冠したヴァイオリン。ジュゼッペ・タルティーニ、カルロ・リピンスキ、レントヘン一族、エヴィ・リーヴァクの手を経て、現在はミルウォーキーSOのコンサートマスター、フランク・アーモンドに受け継がれています。
"リピンスキのストラディヴァリウス"の音色で、まつわる作品を聴く好企画盤の第2弾では、ベートーヴェンの「クロイツェル・ソナタ」という名曲と、ユリウス・レントヘンの妻アマンダ・マイエル=レントヘンのヴァイオリン・ソナタ、20世紀エストニア出身の作曲家エドゥアルド・トゥビンの無伴奏ソナタという濃密なプログラム。第1弾(AV-2279)の発売後、なんと強盗に遭い強奪されてしまったが、10万ドルの懸賞金がかけられ奇跡的に発見、再びフランク・アーモンドの手に戻ったという奇跡の銘器。大作曲家、名ヴァイオリニストたちと過ごしてきた約300年という歴史が息づく音色を、じっくりとお楽しみください。
AV-2364
ザ・トッピング・トゥーターズ・オヴ・ザ・タン〜1580年−1650年頃のロンドンのウェイツの音楽 ザ・シティ・ミュージック、
ウィリアム・ライオンズ(ディレクター)

録音:2015年9月2日−5日、セント・ジョージ教会(チェスタートン、ケンブリッジ、イギリス)
ザ・シティ・ミュージックは、デュファイ・コレクティヴのディレクターを務めるなど中世とルネサンス音楽のスペシャリストとして活動するウィリアム・ライオンズが設立したイギリスのルネサンス・ウィンド・バンド。16世紀〜17世紀頃のヨーロッパで、都市に雇用されていたプロのミュージシャン(都市楽師職)である「ウェイツ(Waits)」のレパートリーを探求するために作られた管楽器アンサンブルで、ファースト・アルバムとなる「The Topping Tooters of the Town(Tooterとは、ホーンやパイプの奏者のこと)」では、ドゥルシアン、コルネット、サックバット、ショーム、バグパイプなどの楽器を用い、活気あふれる17世紀ロンドンの町並みを再現しています。
AV-2365
シューマン:ピアノ五重奏曲
ヴィオラとピアノのための 「おとぎの絵本」 Op.113
チェロとピアノのための 「民謡風の5つの小品」 Op.102
ピアノ五重奏曲変ホ長調 Op.44
ベンヴェニュー・フォルテピアノ・トリオ〔エリック・ジヴィアン(フォルテピアノ)、モニカ・ハジェット(Vn)、ターニャ・トムキンス(Vc)〕、ジョディ・レヴィッツ(Va)、カーラ・ムーア(Vn)

録音:2016年1月26日−30日、カリフォルニア

使用楽器:Eric Zivian FORTEPIANO (Franz Rausch, Vienna, 1841)
Monica Huggett VIOLIN (Dutch [Cuypers School], circa 1770)
Tanya Tomkins CELLO (Joseph Panormo, London, 1811)
WITH
Jodi Levitz VIOLA (Andrea Ghisalberti, Parma, 1729)
Carla Moore VIOLIN (Johann Georg Thir, Vienna, 1754)
アイルランド・バロック管やポートランド・バロック管を率いるなど、バロック・ヴァイオリンの先駆者としてその存在感を放つイギリスの名手モニカ・ハジェットが牽引するベンヴェニュー・フォルテピアノ・トリオ。ピアノ三重奏曲第1番&第3番(AV 2210)、ピアノ三重奏曲第2番&ピアノ四重奏曲(AV 2272)と発売し称賛を浴びてきたベンヴェニュー・フォルテピアノ・トリオによるシューマン。第3弾は、シューマンの室内楽作品のなかでも高い人気を誇る名作、「ピアノ五重奏曲」を収録。18世紀〜19世紀に作られたピリオド楽器を優雅に操り、ロマンティックで歌心に溢れたシューマンの魅力を引き出します。
AV-2366(2CD)
バッハ:6つのパルティータ BWV.825-830 チャールズ・オーウェン(P)

録音:2015年12月17日−19日、2016年4月16日−17日&6月4日−5日、メニューイン・ホール
ユーディ・メニューイン・スクールで音楽を学び、イギリス王立音楽院でイリーナ・ザリツカヤに師事。1995年にスコットランド国際ピアノ・コンクールでシルバー・メダルを獲得し、国際的に活躍するイギリスのピアニスト、チャールズ・オーウェン。2つのフォーレ作品集(AV 2133、AV 2240)に続くAvie第3弾は、2016年のロンドン・ピアノ・フェスティヴァル(8月)でも披露された、バッハの「6つのパルティータ」。
AV-2367
20世紀のクラリネット作品集
フィンジ:5つのバガテル
バーンスタイン:クラリネット・ソナタ
バルトーク:ルーマニア民俗舞曲集 Sz.56(Szekely&Berkes編)
ドビュッシー:第1狂詩曲
ラヴェル:ハバネラ形式の小曲
リビー・ラーセン:クラリネットとギターのための 「ブルー・サード・ピース」
ベーラ・コヴァーチ:Sholem-alekhem, rov Feidman!、
 マニュエル・デ・ファリャのオマージュ
パキート・ディリベラ:ベネズエラのワルツ、
 無伴奏クラリネットのための 「レクオーナへのトリビュート」、
 コントラダンサ
トッド・レヴィ(Cl)、
ジーニー・ユー(P)、
レネ・イスキエルド(G)、
エレーナ・アベンド(P)

録音:2006年、2009年、2011年、2016年
2度のグラミー賞受賞という実績を持ち、ミルウォーキーSOやサンタフェ・オペラの主席クラリネット奏者をつとめる実力者トッド・レヴィ。ラヴェルやドビュッシーの名作から、ラテン、キューバ、ジプシー、クレズマー、ブルース、ジャズなど様々な語法を取り入れた20世紀のクラリネット作品をアメリカの名手が吹きこなします。魔法のようなテクニックとカラフルな表情は、クラリネット&管楽器関係者要注目!
AV-2368
ゴッズ&モンスターズ〜神話と伝説によるドイツ歌曲集
●オリンポス山
シューベルト:竪琴に、ガニュメート、
 アティス、ミューズの子
●騎士と王
シューベルト:歌びと
ブラームス:ライン地方の辺境伯
マーラー:ラインの小伝説、
 トランペットが美しく鳴るところ
ベートーヴェン:ゲーテのファウストから
●夜中に聞こえる奇怪な物音
シューベルト:こびと
シューマン:森のささやき
ヴォルフ:火の騎士
メンデルスゾーン:魔女の歌
おとぎ話〜シューマン:眠りの精
ヴォルフ:ねずみ取りの男、妖精の歌、こうのとりの使い
●ポストリュード
ブラームス:眠りの精
ニコラス・パーン(T)、
マイラ・ホァン(P)

録音:2016年8月8日−9日、スカイウォーカー・サウンド・スタジオ
ブーレーズ&シカゴ響のストラヴィンスキー「プルチネッラ」でグラミー賞を受賞したアメリカのテノール、ニコラス・パーン。2016年9月にバッハ・コレギウム・ジャパンに初登場し話題を呼び、12月にも共演を予定しているニコラス・パーンの新録音は、「Gods & Monsters」と題された、神話と伝説に基づくテキストの歌曲集(2017年2月ウィグモア・ホール・リサイタル・デビューの演目)。
ニューヨーク・タイムズによって「アメリカ古楽界のスター」と称されたテノールが、ベートーヴェン、ブラームス、マーラー、メンデルスゾーン、シューベルト、シューマン、ヴォルフら、ドイツ&オーストリアの偉大な作曲家たちによるドイツ・リートを歌います。
☆YouTubeにて、プロモーション動画をご覧いただけます!ttps://www.youtube.com/watch?v=wRwNUvCXP_8
AV-2369(2CD)
バッハ:ヨハネ受難曲 BWV.245 アポロズ・ファイア、
ジャネット・ソレル(指)
ニコラス・パーン(T)、
ジェシー・ブルームバーグ(Br)、
ジェフリー・ストラウス(Br)、
アマンダ・フォーサイス(S)、
テリー・ウェイ(C.T)、
クリスティアン・イムラー(Br)、
アポロズ・シンガーズ

録音:2016年3月7日−9日、セント・ポール教会(クリーブランド・ハイツ)
2016年にバッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)と初共演して話題を呼んだニコラス・パーンや、2015年のグラミー賞で「BEST OPERA RECORDING」に輝いたアマンダ・フォーサイス、2017年4月にBCJとバッハの「マタイ受難曲」で共演予定のクリスティアン・イムラーなど、強力ソリストたちにも注目。英クラシカル・ミュージック誌からは"アメリカでもっともホットなバロック・バンド"と評される、アポロズ・ファイアの「ヨハネ受難曲」にご期待ください。
AV-2371
イタリアン・ジョブ
カルダーラ:シンフォニア.ハ長調(2本のオーボエ,2本のファゴット,2本のトランペット,ティンパニ,ヴァイオリン,弦楽と通奏低音)
コレッリ:サンタ・ベアトリーチェ・デステへのシンフォニア.ニ短調(弦楽と通奏低音)
タルティーニ:ヴァイオリン協奏曲.ホ長調.D.51
ヴィヴァルディ:協奏曲.「アラ・ルスティカ」.ト長調.RV.151(2本のオーボエ,弦楽と通奏低音),ファゴット協奏曲.ハ長調.RV.467
アルビノーニ:2本のオーボエのための協奏曲.ヘ長調.Op.9-3
トレッリ:シンフォニア.ハ長調.G.33(4本のトランペット,ティンパニ,2本のオーボエ,2本のファゴット,2本のヴァイオリン,2本のチェロ,弦楽と通奏低音)
ラ・セレニッシマ、エイドリアン・チャンドラー(指、Vn)、
ゲイル・ヘネシー(Ob)、
レイチェル・チャップリン(Ob)、
ピーター・ウィーラン(Fg)

録音:2016年8月23日−26日、セント・ジョンズ・スミス・スクエア(ロンドン)
英国屈指のバロック・ヴァイオリニスト、エイドリアン・チャンドラーによって1994年に創設されたピリオド・アンサンブル、ラ・セレニッシマ。赤毛の司祭とその同世代の作曲家たちの知られざる作品や、再発見された作品の世界初録音を続々と世に送り出してきたヴィヴァルディのスペシャリストたちによる新たなレコーディングは、ヴェネツィア(アルビノーニ、カルダーラ、ヴィヴァルディ)、ボローニャ(トレッリ)、パドヴァ(タルティーニ)、ローマ(コレッリ)といった、イタリアの4つの都市の作曲家たちによる協奏曲とシンフォニア集。SCOの首席奏者であり、アンサンブル・マルシュアスの芸術監督を務めるピーター・ウィーラン(fg)を始め、イングリッシュ・バロック・ソロイスツやORR、キングズ・シンガーズ、クラシカル・オペラ・カンパニー、OAEなどで演奏してきたレイチェル・チャップリン(ob)、エンシェント室内管やパーリー・オヴ・インストゥルメンツ、エクス・カシドラなどで活躍するゲイル・ヘネシー(ob)など、実力派ピリオド楽器奏者たちが贈るイタリア・バロックの饗宴です。
AV-2372
グレインジャー:ソプラノとピアノによる民謡集
勇敢なウィリアム・テイラー
6人の公爵が釣りに出かけると
騎士と羊飼いの娘(ピアノ独奏)
マクスウェル卿のおやすみなさい
わたしのロビンは緑の森へ(ピアノ独奏)
乳搾りをするかわいい娘/タイムの小枝
サセックスの役者が歌うクリスマス・キャロル(ピアノ独奏)
二羽のからす/デリー州の調べ(ピアノ独奏)
愛のために死んで/愛の力
ウォーキング・チューン(ピアノ独奏)
柳よ柳/ある朝早く
わたしのジョンよ、もう一日(ピアノ独奏)
心の冷たいバーブラ・ヘレン
カントリー・ガーデンズ(ピアノ二重奏*)
クレア・ブース(S&P*)、
クリストファー・グリン(P)

録音:2015年6月&11月、ポットン・ホール(サフォーク)
クレア・ブースは、ロイヤル・オペラ・ハウス、イングリッシュ・ナショナル・オペラ、ウェールズ・ナショナル・オペラなど英国の主要オペラ・ハウスで活躍し、舞台、コンサートの両面で幅広いレパートリーを披露、2016年10月には「没後20年 武満徹 オーケストラ・コンサート」で来日公演も行ったイギリスのソプラノ歌手。グラミー賞受賞歴も誇るピアニスト&名盤奏者のクリストファー・グリンがクレア・ブースと共演したパーシー・グレインジャーの民謡集が、イギリスのAvieから登場。ヨーロッパ各地の数多の民謡を収集し編曲を行ってきたグレインジャーの、素朴で魅力的な音楽を歌います。グレインジャーのもっとも名高い作品の一つ「カントリー・ガーデンズ」では、クレア・ブースがピアノを弾いたピアノ二重奏も披露。
AV-2373
シューマン&サン=サーンス:チェロ協奏曲集
シューマン:チェロ協奏曲イ短調 Op.129
サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番イ短調 Op.33
チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲
アントニオ・メネセス(Vc)、
クラウディオ・クルス(指)
ロイヤル・ノーザン・シンフォニア

録音:2017年1月3日−4日、イギリス
アントニオ・ヤニグロからチェロを学び、ミュンヘン国際音楽コンクール、チャイコフスキー国際コンクールで優勝に輝いたブラジルが誇る世界的チェリスト、アントニオ・メネセス。1982年のチャイコフスキー国際コンクール優勝(ゴールド・メダル)から35年、そして今年8月に迎えるメネセス60歳の誕生日を記念したアルバムが登場!
長いキャリアと広いレパートリーを誇るメネセスにとって、意外にも初録音となるシューマンとサン=サーンスの協奏曲、そしてチャイコフスキーの「ロココ変奏曲」といった名曲たち。
AV-2374(2CD)
ベル・カント・パガニーニ〜パガニーニ:24のカプリースと他の無伴奏ヴァイオリン作品集
パイジエッロの歌劇 「水車小屋の娘」からの「虚ろな心」による序奏と変奏 ト長調 Op.38
24のカプリース Op.1
驚異の二重奏曲 Op.6 「デュエット・フォー・ワン」
別れのカプリース Op.68
レイチェル・バートン・パイン:ニュージーランド国家 「神よニュージーランドを守り給え」 による序奏、主題と変奏
レイチェル・バートン・パイン(Vn)

録音:2015年8月31日−9月3日、5日&2016年11月28日−29日、12月1日−2日、セント・ポール・キリスト連合教会(シカゴ)
1995年の列車事故による大怪我から復帰を果たし、バロックからへヴィメタを自らのフィールドとしてジャンルにとらわれない活発な活動を展開していているアメリカの女流ヴァイオリニスト、レイチェル・バートン・パイン。1993年のパガニーニ国際ヴァイオリン・コンクールでは特別賞(レナート・デ・バルビエーリ記念賞)を受賞したバートン・パインのアヴィー(AVIE)第3弾は、「ベル・カント・パガニーニ」と題された、華麗なるパガニーニ・アルバム。その名の通り、パガニーニの超絶技巧だけでなく「ベル・カント(美しい歌)」にも焦点を当て、24のカプリースに無伴奏ヴァイオリンのための小品をカップリング。
ラスト・トラックには、パガニーニにインスパイアされて書いたニュージーランド国家の主題に基づく自作曲も収録。
使用楽器は、パガニーニ自身が使用した楽器と同年代の、1742年製グァルネリ・デル・ジュス “ex-Bazzini, ex-Soldat”。
AV-2375
エルガー&ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲集
エルガー:ヴァイオリン協奏曲ロ短調 Op.61
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調 Op.26
レイチェル・バートン・パイン(Vn)、
アンドルー・リットン(指)BBC響

録音:2017年1月9日−11日、BBCメディア・ヴェール・スタジオ(ロンドン)
1995年の列車事故による大怪我から復帰を果たし、バロックからへヴィメタを自らのフィールドとしてジャンルにとらわれない活発な活動を展開していているアメリカの女流ヴァイオリニスト、レイチェル・バートン・パイン。
バートン・パインのアヴィー(AVIE)第4弾は、エルガーのヴァイオリン協奏曲とブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番という偉大な名曲コンチェルト。バートン・パインの通算36枚目のアルバムでもあり、多くのレコーディングを行ってきた彼女にとって意外にも初の録音となるプログラムです。バートン・パインはこのアルバムを、彼女にとって音楽の英雄であり友人でもあったサー・ネヴィル・マリナーにささげています。
AV-2376
イートン・クワイアブックからの音楽Vol.5
ケリク:喜びたまえ、乙女の花(7声)
ブラウン:オー・レジナ・ムンディ・クララ(6声)
フェアファックス:マニフィカト 「Regali」(5声)
ラム:喜びたまえ、乙女の花(4声/世界初録音)
ハコンプレイント:サルヴェ・レジナ(5声)
オックスフォード・クライスト・チャーチ大聖堂聖歌隊、
スティーヴン・ダーリントン(指)

録音:2017年7月4日−6日、マートン・カレッジ・チャペル(オックスフォード)
約500年の歴史を持つオックスフォード・クライスト・チャーチ大聖堂聖歌隊。音楽監督スティーヴン・ダーリントンとのコンビで、初期ルネサンスのイギリスの広大で多様な宗教音楽コレクションである「イートン・クワイアブックからの音楽」を探求する人気シリーズ第5巻。世界初録音となるウォルター・ラムの作品を含む、ジョン・ブラウン、ヒューゴ・ケリク(ヒュー・ケリク)、ロバート・フェアファックス、ロバート・ハコンプレイントの作品を収録。豊かな男声と美しきトレブル(ボーイ・ソプラノ)で贈る「イートン・クワイアブックからの音楽」は、これまでも英グラモフォン賞にノミネートするなど高い評価を得ています。
AV-2377
ザ・ロード・ホーム〜アメリカの合唱作品集
ジョセフ・P.ウェブスター(アーロン・ハンブル編):イン・ザ・スウィート・バイ・アンド・バイ
シェイカー教徒の音楽:ひばり、夜鳴きうぐいすの歌、ディール・ジェントリー・ウィズ・ザイ・サーヴァンツ、奨励
ショーン・カーシュナー編:ヘヴンリー・ホーム〜3つのアメリカの歌
シドニー・ギヨーム:主は汝らと共に
ジェイク・ランスタッド:リフレクションズ
モートン・J.ローリゼン:真冬の歌より 3曲
スティーヴン・ポールズ:ザ・ロード・ホーム
カーシュナー:アイル・ビー・オン・マイ・ウェイ
サミー・フェイン(フィル・マットソン編):アイル・ビー・シーイング・ユー
サンタ・フェ・デザートcho
ジョシュア・ヘイバーマン(指)
ジェフ・ランコフ(P)


録音:2017年10月23日−24日、ダラス(アメリカ)
アメリカ、ニューメキシコ州で1982年に設立されたサンタ・フェ・デザート合唱団は、全米有数の声楽アンサンブルとして活動するプロの合唱団。ダラス交響合唱団の指揮者やサンフランシスコ交響合唱団の副指揮者を務めたジョシュア・ヘイバーマンが芸術監督を務め、19世紀のシェイカー・ミュージック(シェイカー教徒の音楽)から、ジャズ、フォーク、近現代のクラシック音楽まで幅広いアメリカの音楽文化を歌っています。
AV-2378
ホーム〜ハープ・ソロのための作品集
ヘンデル:協奏曲変ロ長調 Op.4-6, HWV.294より 第3楽章 アレグロ・モデラート
ラモー:組曲ト長調/ト短調 RCT.6より 「エジプトの女」
クープラン:クラヴサン曲集第6組曲変ロ長調より 「神秘のバリケード」、第18組曲ヘ長調より 「ティク・トク・ショク」
バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻より 前奏曲ハ短調 BWV.847、前奏曲ハ長調 BWV.846
グラス:メタモルフォーシス2*
バッハ:ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハのためのクラヴィーア小曲集より 第4曲前奏曲ニ短調 BWV.926
バッハ(サン=サーンス編曲):ヴァイオリン・ソナタ第5番 BWV.1018より 第1楽章 ラルゴ
ダリル・シャーマン(フェル編曲):サイクリング・アロング・ウィズ・ユー
ドビュッシー:前奏曲集第1巻より 「亜麻色の髪の乙女」
バッハ(ルニエ編):パルティータ第5番ト長調 BWV.829より 第1楽章 前奏曲
スティング(ディピータース編曲):セント・アグネス・アンド・ザ・バーニング・トレイン*
グランジャニー:ザ・コロラド・トレイル Op.28
伝承曲(シィエ編):春江花月夜
ドビュッシー(ディピータース編):ベルガマスク組曲より 「月の光」*
エリザベス・ハイネン(ハープ)、
デイヴィッド・ディピータース(ヴィブラフォン)*

録音:2015年6月12日−14日、グールド・リハーサル・ホール(カーティス音楽学校、フィラデルフィア)
名門フィラデルフィアOのハーピスト、エリザベス・ハイネンのAvie第3弾は、ヘンデルやクープラン、ラモー、バッハの音楽から、ドビュッシーの「亜麻色の髪の乙女」や「月の光」、そしてスティングやジャズ・ヴォーカリストのダリル・シャーマンの作品まで、ハープ・オリジナルもアレンジ作品も交えた珠玉の小品集。3曲で、夫でありフィラデルフィア管のパーカッショニストであるデイヴィッド・ディピータースがヴィブラフォンで参加。スティングの"セント・アグネス・アンド・ザ・バーニング・トレイン"は、ディピータースが編曲したハープとヴィブラフォン版世界初録音。
AV-2379(2CD)
エレーナ・ルーアー:6つの弦楽四重奏曲
弦楽四重奏曲第5番 「ベル・カント」
弦楽四重奏曲第3番
弦楽四重奏曲第1番 「弦楽四重奏のための4つの小品」
弦楽四重奏曲第2番 「ソング・オヴ・ザ・シルキー」*
弦楽四重奏曲第6番
弦楽四重奏曲第4番
サイプレスSQ、ボロメオSQ*、
スティーヴン・ソルターズ(Br)*

録音:2007年9月&12月、2010年5月、2015年12月、2017年8月、アメリカ
ウィリアム・ボルコムとヴィンセント・パーシケッティの門下生で、ジャズをオスカー・ピーターソンとエディ・ラスから学んだアメリカの女流作曲家、エレーナ・ルーアー(1963−)の6つの弦楽四重奏曲を、ドヴォルザークの「糸杉(cypress)」をアンサンブル名として、アメリカ、サンフランシスコを拠点に活躍するアンサンブル、サイプレスSQが録音。 6作のうち、第5番、第6番、第4番はサイプレスSQによる委嘱作です。ベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集(AV 2318、AV 2348、AV 2356)の完成度の高い演奏でも話題を呼んだ実力派アンサンブルの精緻な演奏で、ルーアーの雄大な室内楽作品をどうぞ。
AV-2380
ハンス・ガル:チェロ・コンチェルティーノ
チェロと弦楽オーケストラのためのコンチェルティーノ Op.87(世界初録音)
無伴奏チェロ・ソナタ Op.109a
無伴奏チェロ組曲 Op.109b
マシュー・シャープ(Vc)、
ケネス・ウッズ(指)イギリスSO

録音:2017年5月27日−28日、シャイア・ホール(ヘレフォード、イギリス/コンチェルティーノ)、2017年10月4日ー5日、セント・ピーター教会(エヴァークリーチ、イギリス/無伴奏作品)
ピアノ独奏作品から室内楽、協奏曲、交響曲全集まで、Avie Recordsによる精力的なリリースにより、再評価が進んでいる20世紀オーストリア&スコットランドの作曲家ハンス・ガル(1890−1987)。モダニズムが流行するヨーロッパで、ブラームスの孫弟子として後期ロマン主義の伝統的な作曲技法と旋律美を貫いたハンス・ガルの音楽、新たな録音は75歳で書かれたチェロ・コンチェルティーノ(世界初録音)と、最晩年の92歳で書かれた最後の作品、無伴奏チェロのためのソナタと組曲を収録。
指揮は、2013年にハンス・ガルの交響曲全集の録音を完成させたケネス・ウッズ。ソリストのマシュー・シャープは、ジャクリーヌ・デュ・プレにチェロを、ガリーナ・ヴィシネフスカヤに声楽を、アマデウスSQに室内楽を習い、現在もチェリスト、バリトン歌手、俳優、ディレクターとして多彩に活動しているアーティストです。
AV-2381
ラフマニノフ:2台ピアノのための組曲&6つの小品
2台ピアノのための幻想的絵画(組曲第1番) Op.5
2台ピアノのための組曲第2番 Op.17
ピアノ連弾のための6つの小品 Op.11
チャールズ・オーウェン(P)、
カーチャ・アペキシェワ(P)

録音:2017年8月5日−8日、ホール・ワン、キングス・プレイス(ロンドン)
ロシアの女流ピアニスト、カーチャ・アペキシェワとイギリスの名ピアニスト、チャールズ・オーウェン。現在共にギルドホール音楽院のピアノ科教授を務める二人は、2016年には新たにロンドン・ピアノ音楽祭(ロンドン・ピアノ・フェスティバル)を創設し芸術監督を務めるなど、優れたピアノ・デュオとしても活躍。英BBCの人気TV番組「Andrew Marr Show」にもデュオで出演し、英Quartzレーベルにはストラヴィンスキーの連弾アルバム(QTZ 2117)を録音しています。
オーウェン&アペキシェワのデュオによるAvie第1弾は、ラフマニノフの2台ピアノのための組曲第1番&第2番と4手連弾のための6つの小品を収録。二人の息の合った演奏で、色彩溢れる華麗なパッセージから幻想的で美しいハーモニーまで、2台ピアノの醍醐味を感じさせてくれます。
AV-2382
イリュミナシオン
フォーレ:歌曲集 「優しい歌」*
ドビュッシー:歌曲集 「忘れられた小唄」##
ブリテン:歌曲集 「イリュミナシオン」#
ニコラス・パーン(T)、
マイラ・ホァン(P)*##、
テレグラフSQ*、ザ・ナイツ#、
コリン&エリック・ジェイコブセン(指)#
I
録音:2017年9月26日−27日、スカイウォーカー・サウンド・スタジオ(カリフォルニア)
ブーレーズ&シカゴ響のストラヴィンスキー「プルチネッラ」でグラミー賞にノミネートしたアメリカのテノール、ニコラス・パーン。2016年9月にはバッハ・コレギウム・ジャパンに初登場し話題を呼び、12月にも共演、バッハのレコーディングにも参加し好評を得ています。
ニューヨーク・タイムズによって「アメリカ古楽界のスター」と称されたニコラス・パーンの新たなソロ・レコーディングは、19世紀フランスの二人の偉大な詩人、ポール・ヴェルレーヌとアルチュール・ランボーの詩に基づくフォーレ、ドビュッシー、ブリテンの歌曲集。
2013年に結成したアメリカの若きクァルテット、テレグラフSQや、コリン&エリック・ジェイコブセンの兄弟が主宰する室内アンサンブル"ザ・ナイツ"の伴奏で、「もっとも美しいヤング・リリック・ヴォイス」と称されるニコラス・パーンの歌声を響かせます。
AV-2383
オルウェウスの歌〜モンテヴェルディと同世代の歌曲集
1. アイ・ラヴ・ユー...〜モンテヴェルディ:かくも甘い苦悩、暗い森よ, 私の苦しみを思い起こすだろうか(歌劇 「オルフェオ」より)、天上のバラ(歌劇 「オルフェオ」より)
カッチーニ:甘いため息
2. ...トゥ・ヘル...〜カステッロ:ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ短調
モンテヴェルディ:君は死んでしまったのか − シンフォニア(歌劇 「オルフェオ」より)
チーマ:ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調
モンテヴェルディ:どんな名誉を与えたらよいだろう − シンフォニア(歌劇 「オルフェオ」より)
3. ... アンド・バック〜カステッロ:4声のソナタ・コンチェルタータ第15番
ディンディア:私が泣くと獣も
ランディ:小さなセミが歌う、長い時間あなたを愛したけれど
ブルネッリ:太陽はまだ
メールラ:それを信じる愚か者
カリム・スレイマン(T)、
アポロズ・ファイア、
ジャネット・ソレル(指)

録音:2017年8月20日−23日、セント・ポール教会(クリーブランド・ハイツ)
カリム・スレイマンは3歳からヴァイオリンを学び、ボーイ・アルト・ソリストとしてショルティ指揮シカゴSOやスラットキン指揮セントルイスSOらと共演。鮮やかな描写と美しい声でルネサンスから現代音楽まで幅広いレパートリーを誇り、若い世代の傑出したアーティストとしての地位を確立しています。スレイマンのソロ・レコーディング・デビューでは、モンテヴェルディの傑作「オルフェオ」からの音楽を中心に、ギリシャ神話の吟遊詩人「オルフェウス」にまつわる、様々な作曲家の作品を歌います。
AV-2384
ブラームス:弦楽四重奏曲第2番イ短調 Op.51-2
バルトーク:弦楽四重奏曲第1番 Sz,(Op.7)
アリエルSQ

録音:2016年12月2日−4日、ニューヨーク
イスラエルで結成され、現在アメリカで活躍中の若きクヮルテット、アリエルSQ。ブラームスとバルトーク、2つの偉大な作品でデビュー・レコーディングを飾ります!アリエルSQは、イスラエルで当時中学生だったメンバーにより結成。そのため、アンサンブルとして既に約20年の豊富な経験を持ちます。2004年にはアメリカへ渡り本格的な活動を開始。これまで、クリーヴランド弦楽四重奏賞、「フランツ・シューベルトと近代音楽」国際コンクール第1位、フィショフ・ナショナル室内楽コンクール "Grand Prize"、バンフ国際弦楽四重奏コンクール第3位&セーケイ賞などを受賞。2011年のアルトゥール・ルービンシュタイン国際ピアノ・コンクールではピアノ五重奏曲の公式伴奏者を務め、2012年からはシンシナティ大学音楽院のクヮルテット・イン・レジデンスを担当。その高い技巧と情熱的な解釈で国際的に注目を浴びている若きクヮルテットです。
AV-2385
ファンタジア〜シマノフスキ:ヴァイオリン協奏曲第1番
ラウタヴァーラ:ヴァイオリンと管弦楽のための 「ファンタジア」(世界初録音)
シマノフスキ:ヴァイオリン協奏曲第1番
ラヴェル:ツィガーヌ
アン・アキコ・マイヤース(Vn)、
クリスチャン・ヤルヴィ(指)
フィルハーモニアO

録音:2016年5月8日−9日、エア・スタジオ(ロンドン)
アメリカのスーパースター・ヴァイオリニスト、アン・アキコ・マイヤースがAvieから久々の登場! ドイツ系アメリカ人の父親と日本人の母親の間に生まれたアン・アキコ・マイヤースは、11歳でロサンジェルス・フィルと共演し以降世界中のトップ・オーケストラと共演。これまで34枚のアルバムをレコーディングし、複数のアルバムが米ビルボードのクラシカル・チャートで第1に輝き、2014年にはビルボードのもっとも売れているクラシック器楽奏者にも選ばれています。
佐藤聰明や武満徹などの作品を録音したアルバム(AV 0024/廃盤)以来、10余年ぶりとなるAvieアルバムでは、シマノフスキのヴァイオリン協奏曲第1番、ラヴェルのツィガーヌ、そして現代フィンランドを代表する作曲家エイノユハニ・ラウタヴァーラ(1928−2016)が、最晩年となる2015年にアン・アキコ・マイヤースのために書いた「ヴァイオリンと管弦楽のための 「ファンタジア」」(世界初録音)を収録。指揮は、父ネーメや兄パーヴォに引けを取らず、独自の活躍で存在感を示しているクリスチャン・ヤルヴィ。「いしかわ・金沢 風と緑の楽都音楽祭 2017」でもその芳香な音色と艶やかな音楽を聴かせてくれたアン・アキコ・マイヤースの新たな勇姿にご期待ください! 
AV-2386
鏡の中の鏡
グラス:メタモルフォーシスU(1988)§
ペルト:フラトレス(1977)、
 鏡の中の鏡(1978)
ラヴェル:ツィガーヌ(1924/オリジナル・リュテアル版)
コリリアーノ:ナタリーのための子守歌(2010)§
ヤクブ・チュピンスキ:エド・ララバイ(2018)(ヴァイオリン/エレクトロニクス)§、
  海の底のウンブリア号(2009)(ヴァイオリン/エレクトロニクス)§
ローリゼン:おお, 大いなる神秘(1994)§
アン・アキコ・マイヤース(Vn)、
江口玲(ピアノ/1, 2, 3, 5)、
エリザベス・プリジェン(キーボード/4)#、
ヤクブ・チュピンスキ(リュテアル・リプロダクション/4)#、
クリスチャン・ヤルヴィ(指揮/8)##、
フィルハーモニアO(8)##

録音:2018年5月3日ニューヨーク/2016年5月31日ニューヨーク/2016年5月9日、ロンドン
§=世界初録音orこのバージョンによる世界初録音
ドイツ系アメリカ人の父親と日本人の母親の間に生まれたアン・アキコ・マイヤースは、11歳でロサンジェルス・フィルと共演し以降世界中のトップ・オーケストラと共演。これまで35枚のアルバムをレコーディングし、複数のアルバムが米ビルボードのクラシカル・チャートで第1位に輝き、2014年にはビルボードのもっとも売れているクラシック器楽奏者にも選ばれています。ラウタヴァーラの新作とシマノフスキのヴァイオリン協奏曲を収録した「ファンタジア(AV 2385)」でAvieから久しぶりのリリースを行い新たな伝説を更新したアン・アキコ・マイヤース。続くAvieリリース「鏡の中の鏡」は、フィリップ・グラス、アルヴォ・ペルト、ジョン・コリリアーノ、ヤクブ・チュピンスキ、モートン・ローリゼンといった現代のリーディング・コンポーザーたちとのコラボレーション。グラスのメタモルフォーシスUはマイヤースの委嘱による新アレンジ。コリリアーノの「ナタリーのための子守歌」は、マイヤースの最初の娘の誕生を記念して書かれた作品。ポーランドの作曲家ヤクブ・チュピンスキの2作品は、アコースティック楽器とエレクトロニクスを融合させたもので、エド・ララバイ(江戸の子守歌)は日本の伝統的な旋律が使われています。ローリゼンの代表作「おお, 大いなる神秘」は作曲者自身によって編曲されたヴァイオリンと管弦楽のためのバージョン。また、前作「ファンタジア」にも収録していたラヴェルの「ツィガーヌ」は、今作ではチュピンスキによるエレクトロニクスによって、オリジナルのピアノ・リュテアル(リュートやチェンバロ、ツィンバロン、ハープなどのような音が出せるピアノ)のサウンドを再現しています。もちろん、前作でも共演したクリスチャン・ヤルヴィ、これまでも来日公演やレコーディング等で共演してきた江口玲といった豪華共演陣もポイントです。
AV-2387
ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ集
ヴァイオリン・ソナタ ト長調 HWV.358
ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 HWV.359a
ヴァイオリン・ソナタ イ長調 HWV.361
ヴァイオリン・ソナタ ト短調 HWV.364a
ヴァイオリン・ソナタ イ長調 HWV.372
ヴァイオリン・ソナタ ホ長調 HWV.373
ヴァイオリン・ソナタ ト短調 HWV.368
ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調 HWV.370
ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 HWV.371
ブルック・ストリート・バンド〔レイチェル・ハリス(Vn)、タッティ・テオ(バロックVc)、キャロリン・ギブリー(Cemb)〕

録音:2018年1月23日−26日、オックスニード・ホール(グレート・バーン、イギリス)
ブルック・ストリート・バンドは、1996年にバロック・チェリストのタッティ・テオによって設立された女流ピリオド楽器アンサンブル。バンド名の「ブルック・ストリート」は、ヘンデルがロンドン時代に暮らし、そして多くの傑作を生み出した通りの名前からとられており、ヘンデルの未出版作品の校訂やチェロ作品の研究家としても活躍するタッティ・テオの下、世界一流のヘンデル・アンサンブルとして活動しています。
ヘンデルの"小編成版"「水上の音楽」(AV 0028)で衝撃的なレコーディング・デビューを果たし、その後もリコーダー・ソナタから編曲したチェロ・ソナタ集(AV 2118)や複数のトリオ・ソナタ集など、秀逸なヘンデル・アルバムの数々が高く評価されているブルック・ストリート・バンド。記念すべき10枚目のレコーディングとなるのは、ヘンデルの「ヴァイオリンと通奏低音のための9つのソナタ集」。ドイツ生まれのヘンデルが、イタリアを巡り、イギリスに帰化した後年まで、様々な年代に作曲してきた多様な作風のヴァイオリン・ソナタを、エイジ・オヴ・インライトゥメントOやフロリレジウム、セント・ジェームズ・バロックなどでヴァイオリンを弾いてきたレイチェル・ハリスが華麗に弾きこなします。
AV-2388
ピアノ・ノクターンズ〜様々な作曲家の夜想曲集
フィールド:夜想曲第5番変ロ長調 H37
ショパン:夜想曲第16番変ホ長調 Op.55-2
チャイコフスキー:夜想曲 Op.19-4
クララ・シューマン:夜想曲 Op.6-2
リスト:ジュネーヴの鐘
グリーグ:夜想曲 Op.54-4
ドビュッシー:夜想曲 L89
レスピーギ:夜想曲
フィリップ・マーティン:Oiche Ceoil(左手のための夜の音楽)
ローウェル・リーバーマン:夜想曲第2番 Op.31
フィリップ・ハモンド:Is Im Bo agus Eiriu(夜想曲)
ショパン:夜想曲第8番変ニ長調 Op.27-2
フィールド:夜想曲第10番ホ短調 H54
デイヴィッド・クィグリー(P)

録音:2017年10月20日−21日、エルガー・コンサート・ホール(バーミンガム大学、イギリス)
デイヴィッド・クィグリーは、1977年アイルランド生まれ、ダブリンのレンスター音楽学校、バーミンガム音楽院で学び、RTEヤング・ミュージシャン・オヴ・ザ・フューチャー・コンクールやBBCヤング・ミュージシャン・オヴ・ザ・イヤー・コンクールのファイナリストに選ばれてきたアイルランドの名ピアニストの一人。現在はリサイタル奏者、室内楽奏者、コンチェルト・ソリストとして世界の主要ホールで演奏しながら、バーミンガム音楽院ではピアノを教え、姉妹であるヴァイオリニストのジョアン・クィグリーとともにコンサートや教育プログラムを行う会社"Newry Chamber Music"を立ち上げています。
デイヴィッド・クィグリーのAvie Records第1弾は、様々な作曲家による夜想曲(ノクターン、ノットゥルノ)を集めた魅惑のアルバム。夜想曲の形式を確立したジョン・フィールド、それを発展させたショパンから、リスト、クララ・シューマン、チャイコフスキー、ドビュッシーらの洗練されたノクターン、そして現代アイルランドの作曲家フィリップ・マーティン、フィリップ・ハモンド、現代アメリカの作曲家ローウェル・リーバーマンの作品までを組み合わせ、叙情的で幽玄な夜想曲の魅力を伝えます。
AV-2389
ショパン、グリーグ、シューマン:チェロ作品集
ショパン:チェロ・ソナタ ト短調 Op.65
シューマン:幻想小曲集 Op.73
グリーグ:チェロ・ソナタ イ短調 Op.36
インバル・セゲフ(Vc)、
ユホ・ポホヨネン(P)

録音:2017年、アメリカ芸術文学アカデミー
イスラエル出身、ジュリアード音楽院やイェール大学音楽院で学び、17歳でズービン・メータ指揮の下イスラエル・フィルとベルリン・フィルにデビュー。これまでパブロ・カザルス、パウロ、ワシントンの各国際コンクールで第1位を獲得してきた名チェリスト、インバル・セゲフがAvie初登場。YouTubeのビデオ・マスタークラス・シリーズでも国際的に影響力を持つインバル・セゲフが、フィンランドの名手ユホ・ポホヨネンのピアノとともに、優美でロマンティックなショパンとグリーグのチェロ・ソナタ、そしてシューマンの幻想小曲集を披露します。
AV-2390
ハンス・ガル&ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲集
ハンス・ガル:ピアノ三重奏曲ホ長調 Op.18、
 ウィーンの民謡による変奏曲 Op.9
ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第2番ホ短調 Op.67
ブリッグス・ピアノ三重奏団
〔サラ・ベス・ブリッグス(P)、デイヴィッド・ジュリッツ(Vn)、ケネス・ウッズ(Vc)〕

録音:2018年3月11日−13日、ワイアストン・レイズ(モンマス、イギリス)
ピアノ独奏作品から室内楽、協奏曲、交響曲全集まで、Avie Recordsによる精力的なリリースにより、再評価が進んでいる20世紀オーストリア&スコットランドの作曲家ハンス・ガル(1890−1987)。モダニズムが流行するヨーロッパで、ブラームスの孫弟子として後期ロマン主義の伝統的な作曲技法と旋律美を貫いたハンス・ガルの音楽。息を呑むような美しさと抒情性を湛えたガルのピアノ三重奏曲に、20世紀室内楽の記念碑的作品であるショスタコーヴィチのピアノ三重奏曲第2番を収録。
この録音のための結成されたブリッグス・ピアノ三重奏団は、2013年にハンス・ガルの交響曲全集の録音を完成させるなど、ハンス・ガル・プロジェクトを牽引してきたケネス・ウッズに、ガルのピアノ協奏曲録音(AV 2358)でもウッズと共演したサラ・ベス・ブリッグス、ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズのコンマスを務めたデイヴィッド・ジュリッツの3人の名手によるアンサンブルです。
AV-2391
ソングス・フォー・ストリングス
エルガー:ザ・クイーンズ・ホール#
ダウランド:時間は静止して*
パーセル:グラウンド ハ短調*
ロッティ:十字架につけられ給いて*
ポルポラ:フーガ ト長調*
ヴィヴァルディ
:2本のチェロのための協奏曲 RV.531より ラルゴ*
デイヴィッド・フレイザー(Piper to the Laird Lovat):ラヴァト卿の嘆き*
リスト:暗い雲*
スクリャービン
:カノン*
ラヴェル:ヴァルス(ボロディン風に)*
エルガー:プリーディング#、子は眠っている#、メアリー女王のリュート・ソング#
ドナルド・フレイザー:エピローグ(クリスマス・シンフォニーより アーメン)*
マラン・マレ:ソネリー
ドナルド・フレイザー(指)、
イギリスSO*、イギリス室内O#

録音:2018年4月5日、アビー・ロード・スタジオ2*/2013年7月31日、アビー・ロード・スタジオ1#/2018年5月27日、バーン・スタジオ(アメリカ)
ドナルド・フレイザーは、イギリス出身、王立音楽カレッジで作曲と指揮を学び、2年生で5つすべての作曲賞を受賞。19歳から映画とテレビの作曲を開始。テレビ、映画、劇場等の作曲&プロデューサーとしてキャリアを積み、30以上のドキュメンタリー、いくつかの長編映画とテレビ・シリーズ、120以上のコマーシャル、ラジオ・ドラマやコンサートホールのためのスコアを作曲。現在はアメリカに移住し活動しています。
2016年にAvieから発売された「エルガー:ピアノ五重奏曲(管弦楽版)&歌曲集 「海の絵」(合唱と管弦楽版)」(AV 2362)のアレンジは、イギリスのクラシカル・チャートでトップ10に掲載されるなど話題を呼びました。続く、ドナルド・フレイザーのAvie第2弾では、ダウランドやパーセルから、ヴィヴァルディ、エルガー、リスト、ラヴェル、スクリャービンなどの様々な歌曲、器楽曲を管弦楽版へとアレンジ。英国アカデミー賞受賞作曲家のドナルド・フレイザーが華麗なオーケストレーションを施した珠玉の小品集です。オーケストラ・アレンジ・ファン要チェック!
AV-2392
ヴィヴァルディ×2〜二重協奏曲集
ヴィヴァルディ:協奏曲ヘ長調 RV.539(2本のホルン,弦楽と通奏低音のための)
協奏曲ニ短調 RV.535(2本のオーボエ,弦楽と通奏低音のための)
協奏曲イ長調 RV.546(ヴァイオリン,チェロ,弦楽と通奏低音のための)
協奏曲ト長調 RV.545(オーボエ,ファゴット,弦楽と通奏低音のための)
協奏曲ヘ長調 RV.538(2本のホルン,弦楽と通奏低音のための)
協奏曲変ロ長調 RV.547(ヴァイオリン,チェロ,弦楽と通奏低音のための)
協奏曲イ短調 RV.536(2本のオーボエ,弦楽と通奏低音のための)
協奏曲 「S.A.S.I.S.P.G.M.D.G.S.M.B.のために」 ヘ長調 RV.574(2本のホルン,2本のオーボエ,ファゴット,ヴァイオリン,チェロ,弦楽と通奏低音のための)
ラ・セレニッシマ、
エイドリアン・チャンドラー(指、Va)、
アンネケ・スコット(Hrn)、
ジョスリン・ライトフット(Hrn)、
レイチェル・チャップリン(Ob)、
マーク・ベイジェント(Ob)、
ヴラディミール・ウォルサム(Vc)、
ピーター・ウィーラン(Fg)

録音:2018年2月12日−15日、シーダーズ・ホール(ウェルズ、サマセット、イギリス)
英国屈指のバロック・ヴァイオリニスト、エイドリアン・チャンドラーによって1994年に創設されたピリオド・アンサンブル、ラ・セレニッシマ。赤毛の司祭とその同世代の作曲家たちの知られざる作品や、再発見された作品の世界初録音を続々と世に送り出し、2度のグラモフォン賞に輝いてきたヴィヴァルディのスペシャリストたちによる新たなレコーディングは、「2本のホルン」、「2本のオーボエ」、「ヴァイオリンとチェロ」など、様々な組み合わせの2本の楽器のために書かれた二重協奏曲集。
エイドリアン・チャンドラーの妙技はもちろん、アンネケ・スコット、レイチェル・チャップリン、ピーター・ウィーランなど、ヨーロッパ屈指の様々なピリオド・アンサンブル(OAE、EBS、ORR他)で活躍している古楽器奏者たちの華麗なソロにも注目です!

AV-2395(5CD)

楽園への扉〜イートン・クワイアブックからの音楽
フォーキナー:喜べ、棘のない薔薇
コーニッシュ:サルヴェ・レジナ
ラム:マニフィカト
デイヴィ:In honore summe matris
ブラウン:スターバト・マーテル
 おおマリア、救い主の御母(8声)
コーニッシュ:アヴェ・マリア(4声)
デイヴィ:めでたしイエス、神の独り子よ(5声)
ラム:おおマリア恵みに満ちた方(6声
ウィルキンソン:サルヴェ・レジナ(9声)
ハンプトン:サルヴェ・レジナ
タージェス:喜べおとめの花の中で
フォーキナー:喜びたまえ
ブラウン:オー・マーテル・ベネラビリス
ウィルキンソン:サルヴェ・レジナ
ブラウン:サルヴェ・レジナ第1番(5声)、
 サルヴェ・レジナ第2番(5声/世界初録音)
ホーウッド:喜べおとめの花の中で(5声)
ストラトフォード:マニフィカト(4声)
ケリク:喜べおとめの花の中で(7声)
ブラウン:オー・レジナ・ムンディ・クララ(6声)
フェアファックス:マニフィカト 「Regali」(5声)
ラム:喜べおとめの花の中で(4声/世界初録音)
ハコンプレイント:サルヴェ・レジナ(5声)
オックスフォード・クライスト・チャーチ大聖堂聖歌隊、
スティーヴン・ダーリントン(指)

録音:2009年−2017年
約500年の歴史を持つオックスフォード・クライスト・チャーチ大聖堂聖歌隊。1985年から音楽監督を務めるスティーヴン・ダーリントンとのコンビでレコーディングが進められてきた、初期ルネサンスのイギリスの広大で多様な宗教音楽コレクションである「イートン・クワイアブックからの音楽」を探求する人気シリーズ、全5巻がセットになったデラックス・ボックスが登場。豊かな男声と美しきトレブル(Boy-S)によるその美しい歌声は、これまでも英グラモフォン賞にノミネートするなど高い評価を得ています。

AV-2407
ミルテとバラ〜クララ&ロベルト・シューマン:歌曲集
シューマン:リーダー・クライス Op.39
クララ・シューマン:暗い夢の中にいた Op.13-1、
 ローレライ、 私の星、美しさゆえに愛するのなら、喜びよ, おお喜びよ Op.23-6
シューマン:リーダー・クライス Op.24
カイル・ステガル(T)、
エリック・ジヴィアン(P)

録音:2018年5月22日−24日、トリアノン劇場(サンノゼ、カリフォルニア)
カイル・ステガルは、鈴木雅明指揮バッハ・コレギウム・ジャパンのバッハ公演でリンカーン・センター・デビューを果たし、ウィリアム・クリスティ、ジョゼフ・フランマーフェルト、スティーヴン・スタッブスらの名指揮者と共演してきたアメリカのテノール。モニカ・ハジェットが牽引する「ベンヴェニュー・フォルテピアノ・トリオ」のメンバーを務めるエリック・ジヴィアンとともに、クララ・シューマンの生誕200周年記念アルバムとして、ロベルト・シューマンのもっとも愛される2つの歌曲集とクララ・シューマンの稀少な歌曲を録音。
フォルテピアノは、1841年フランツ・ラウシュ製作(ウィーン)の貴重なオリジナル楽器を使用して、作曲当時の響きを再現。ブックレットには、元の語順の維持と詩的な表現の最適なバランスを追求してカイル・ステガル自身が新たに翻訳した英語歌詞が掲載されています。
AV-2408
ジ・エッジ・オヴ・サイレンス〜クルターグ:声楽作品集
小説からの情景 Op.19(ソプラノ、ヴァイオリン、コントラバスとツィンバロンのための15の歌)
3つの古い碑 Op.25(声楽とピアノのための)
S.K.リメンバランス・ノイズ Op.12(ソプラノとヴァイオリンのための7つの歌)
アッティラ・ヨーゼフ・フラグメンツ Op.20(ソプラ独唱のための)
7つの歌 Op.22(声楽とツィンバロンのための)
レクイエム・フォー・ザ・ビラヴド Op.26(ソプラノとピアノのための)
ア・トワイライト・イン・ウィンター・レコレクテッド Op.8(ソプラノ、ヴァイオリンとツィンバロンのための4つの断章)
スーザン・ナルッキ(S)、ドナルド・バーマン(P)、カーティス・メイコーマー(Vn)、ニコラス・トール(ツィンバロン)、キャスリン・シュルマイスター(Cb)

録音:2018年2月22日−24日&6月28日−29日、カリフォルニア大学サン・ディエゴ校(アメリカ)
スーザン・ナルッキはカリフォルニア大学サン・ディエゴ校の音楽教授を務め、2000年にグラミー賞を受賞したジョージ・クラムのアルバム「スター・チャイルド」に参加。他、2度のグラミー賞ノミネートを含む多くの賞を受賞し、オペラ、コンサート、レコーディングの舞台で100以上の世界初演を果たすなど、現代音楽のスペシャリストとして知られるアメリカの名ソプラノです。現代ハンガリーを代表する作曲家、ジェルジュ・クルターグ(b.1926)とは1986年以来重要なレパートリーとして深い関係を築いてきました。
AV-2414
リリ&ナディア・ブーランジェ:歌曲集
ナディア・ブーランジェ(1887−1979):ヴェルサイユ(詩:アルベール・ヴィクトール・サマン)
ナディア・ブーランジェ:虚ろな時
リリ・ブーランジェ(1893−1918):反映/待ちぼうけ
ナディア・ブーランジェ:カンティーク(詩:モーリス・メーテルリンク)
ナディア・ブーランジェ:海は美しい/落日(詩:ポール・ヴェルレーヌ)
リ・ブーランジェ:歌曲集 「空の広がり」(詩:フランシス・ジャム)
ナディア・ブーランジェ:冬の夜(詩:ナディア・ブーランジェ)
ニコラス・パーン(T)、
マイラ・ホァン(P)

録音:2017年9月26日−27日、スカイウォーカー・サウンド・スタジオ(カリフォルニア)
ブーレーズ&シカゴ響のストラヴィンスキー「プルチネッラ」でグラミー賞にノミネートしたアメリカのテノール、ニコラス・パーン。2016年にはバッハ・コレギウム・ジャパンに初登場し話題を呼び、バッハのレコーディングにも参加し好評を得ています。ニューヨーク・タイムズによって「アメリカ古楽界のスター」と称されたニコラス・パーンの新録音は、コープランドやピアソラ、フィリップ・グラスなど多くの著名な作曲家を指導するなど教育者としても大きな功績を残したナディア・ブーランジェと、女性初のローマ賞受賞者となるも24歳の若さでこの世を去った天才リリ・ブーランジェの偉大な作曲家姉妹による歌曲集。
フランシス・ジャムの詩集「悲しみの歌」に曲を付けたリリ・ブーランジェの連作歌曲集「空の広がり(空の晴れ間)」を中心に、姉妹と同時代の作家・詩人であるポール・ヴェルレーヌ、モーリス・メーテルリンク、アルベール・サマンらの詩による姉妹の作品をプログラムしています。
AV-2416
シューベルト:ピアノ五重奏曲 「ます」
ピアノ五重奏曲イ長調 D.667 「ます」*
弦楽四重奏のためのワルツ集#〔第17番、第15番、第11番:トリオ、第12番、第6番:トリオ、第8番:トリオ、第11番:トリオ(変奏)、第18番、第15番〕(最後のワルツ集 D.146より/編曲:オリヴィエ・ドジュール)
レントラー集$(17のレントラー D.366&12のドイツ舞曲 D.790より)
クリストフ・エッシェンバッハ(P)*、
ティモスSQ〔ガブリエル・リシャール(Vn1)*#、アンヌ=ソフィー・ル・ロル(Vn2)#、ニコラ・キャーレス(Va)*#、デルフィーヌ・ビロン(Vc)*#〕
ヤン・デュボスト(Cb)*、
ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ(P)$

録音:2016年5月8日−9日*&2019年9月27日−29日#$、フィラルモニー・ド・パリ(フランス)
エッシェンバッハの80歳記念盤!2011年の名盤「ドヴォルザーク」に続くティモスSQとの共演で、シューベルトの「ます」が登場!
2011年にリリースされ、英グラモフォン誌で「エディターズ・チョイス」に選ばれるなど国際的なメディアで絶賛された「ドヴォルザークのピアノ五重奏曲」(AV 2234)に引き続き、パリOのメンバーらによって構成されるティモスSQとの共演で、シューベルトの名曲「ます」をレコーディング。
シューベルトの美しい旋律、小川のせせらぎと活き活きとした魚の跳躍を、"ピアニスト"としてのエッシェンバッハの名技でお贈りします。また、ピアノのためのワルツ集からのユニークな弦楽四重奏アレンジなど、秀逸なカップリングもポイントです。
AV-2418
オーストリアン・コネクション
ハイドン:「神よ、皇帝フランツを守り給え」による変奏曲、
 ピアノ・ソナタ ハ長調 Hob.XVI/50
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第8番イ短調 K.310
シューベルト:ピアノ・ソナタ イ長調 D.664
ハンス・ガル:3つの前奏曲 Op.65
サラ・ベス・ブリッグス(P)

録音:2020年1月7日−9日、クロスワーカーズ・センテナリー・コンサート・ホール(リーズ、イギリス)
世界初録音となったハンス・ガルのピアノ協奏曲(AV 2358)で英グラモフォン誌「クリティクス・チョイス」に選ばれ、ハンス・ガルのピアノ三重奏曲集(AV 2390)は英MusicWeb Internationalで「レコーディング・オヴ・ザ・マンス」に選ばれるなど、ハンス・ガルの一連の録音でその名と実力を知らしめたイギリスのピアニスト、サラ・ベス・ブリッグス。11歳でBBCヤング・ミュージシャン・オヴ・ザ・イヤーのファイナリストとマイラ・ヘス・アウォードに最年少で選ばれたサラ・ベス・ブリッグスは、4年後のザルツブルク国際モーツァルト・コンクールで共同優勝者となり国際的に活躍。英国の主要ホールでリサイタルを行い、ドイツ、スイス、フランス、イタリア、アメリカでリサイタルと協奏曲を披露。ヨーク大学で長年鍵盤楽器を教え、スイスとアメリカでも教鞭を執っています。
ブラームスの孫弟子として後期ロマン主義の伝統的な作曲技法と旋律美を貫いた20世紀オーストリア&スコットランドの作曲家ハンス・ガル(1890−1987)。これまで、ピアノ独奏作品、室内楽、協奏曲、交響曲全集など精力的なリリースを行ってきたAvie Recordsからの新たなハンス・ガル・アルバムは、偉大な先人であるオーストリアの大作曲家、ハイドン、モーツァルト、シューベルトのピアノ作品とハンス・ガルの魅惑的な3つのプレリュードを組み合わせています。
AV-2419
アンナ・クライン(b.1980):チェロと管弦楽のための 「ダンス」(世界初録音)
エルガー:チェロ協奏曲ホ短調 Op.85
インバル・セゲフ(Vc)、
マリン・オールソップ(指)LPO

録音:2019年9月3日−5日、リンドハースト・ホール(エア・スタジオ、ロンドン)
インバル・セゲフは、イスラエル出身、ジュリアード音楽院やイェール大学音楽院で学び、17歳でズービン・メータ指揮の下イスラエル・フィルとベルリン・フィルにデビュー。パブロ・カザルス、パウロ、ワシントンの各国際コンクールで入賞し、現在はアメリカを中心に独創的な活動を続けている女流チェリストです。Avie Records第2弾となる今作は、マリン・オールソップ&ロンドン・フィルとの共演で、エルガーのチェロ協奏曲と、イギリスのグラミー賞ノミネート作曲家、アンナ・クライン(b.1980)への委嘱作をカップリング。
第1次大戦の直後に書かれたエルガーのチェロ協奏曲からちょうど100年後に作曲されたアンナ・クラインの「ダンス(DANCE)」は、13世紀ペルシャの詩人ルーミーから触発された5楽章の協奏的作品。古き良き感性と同時に、新鮮で現代的でもあり、インバル・セゲフが演奏する1673年製のルッジェーリ・チェロとの相性も抜群。マリンがインバルのことをアンナへ紹介したことをきっかけに実現し、現代の有力な3人の女流音楽家たちが相乗効果をもたらした素敵なプロジェクトです。
AV-2423
ウィーンのサロンのための音楽〜ハイドン、クラウス、ディッタースドルフ
ヨーゼフ・マルティン・クラウス:フルートと弦楽のための五重奏曲ニ長調 VB 188
カール・ディッタース・フォン・ディッタースドルフ:ヴィオラとヴィオローネのための二重奏曲変ホ長調 Kr.219
ハイドン
:交響曲第94番ト長調 Hob.I:94 「驚愕」(ザロモン編曲/フルートと弦楽版)
ナイト・ミュージック〔スティーヴン・ゾーン(Fl)、レベッカ・ハリス(Vn)、マリカ・ホルムクヴィスト(Vn)、ダニエル・エルヤー(Va)、レベッカ・ハンフリー・ディーデリヒ(Vc)、ヘザー・ミラー・ラーディン(ヴィオローネ)〕

録音:2018年8月27日−29日、アメリカ
アメリカ、フィラデルフィアを拠点とする「ナイト・ミュージック」は、1760年〜1825年頃の産業革命期の音楽を当時の楽器で演奏するために結成されたピリオド楽器アンサンブル。フィラデルフィア・バッハ・コレギウムやNYSバロックの首席フルート奏者スティーヴン・ゾーンと、テンペスタ・ディ・マーレやフィラデルフィア・バッハ・コレギウム、ブランディワイン・バロックなどで演奏してきたコントラバス&ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者、ヘザー・ミラー・ラーディンが共同ディレクターを務め、レベッカ・ハリス、ダニエル・エルヤーなどアメリカの優れた古楽器奏者たちが参加しています。
デビュー・アルバムの「Music for a Viennese Salon」は、1801年の10月にウィーンのアルンシュタイン宮殿で行われた音楽制作を再創造。クラウスの華やかなフルート五重奏曲、ヴィオラとヴィオローネという珍しい組み合わせによるディッタースドルフの二重奏曲、そしてヨハン・ペーター・ザロモン(「驚愕」を含む、ハイドンのロンドン交響曲集〔ザロモン・セット〕の作曲を依頼した興行主&ヴァイオリニスト)がクラウスの五重奏曲と同じ編成にアレンジしたハイドンのもっとも有名な交響曲の1つ「驚愕」で、煌びやかなウィーンのサロンを現代に再現しています。
AV-2424
アット・ザット・アワー〜ヘンリー・デリンジャー:アート・ソング集
ジェイムズ・ジョイスの10の詩/Questa fiamma(詩:T.S.エリオット)/Amore e ‘l cor gentil sono una cosa(詩:ダンテ)/ア・ドリーム(詩:エドガー・アラン・ポー)/ザ・マウント(詩:マーク・リドルズ)/フラグレンス(詩:マーク・リドルズ)/シール・ハシリム(詩:ヘブライの聖書より)/レクィエスカト(詩:オスカー・ワイルド)
ダニエレ・タラマンテス(S)、
ケリー・ウィルカーソン(Bs-Br)、
ヘンリー・デリンジャー(P)

録音:2019年9月24日ー26日、アメリカ
現代のアメリカで際立った才覚を発揮するヘンリー・デリンジャーの歌曲集。1966年サンフランシスコに生まれたヘンリー・デリンジャーはピアニスト&歌手として活躍し、2015年からはフルタイムの作曲家に転身。現代的でありながらアメリカの美学を反映した多様なスタイルで合唱、室内楽、オーケストラ、歌曲など多くの作品を手掛け、2019年〜2020年のシーズンだけで14曲(10の歌曲、3つの合唱作品、1つの室内楽作品)が世界初演されています。
今回すべて世界初録音となるアート・ソング集「アット・ザット・アワー」は、20世紀アイルランドの偉大な作家&詩人、ジェイムズ・ジョイスの詩による10の歌曲集を中心に、ダンテ、ポー、ヘブライの聖書など様々なテキストを元に作曲したカラフルな歌曲集。デリンジャー本人がピアノ伴奏を務め、デリンジャーの心強き友人でもあるダニエレ・タラマンテス&ケリー・ウィルカーソンの歌手夫婦が歌っています。
AV-2433
クリストファー・タイラー・ニッケル(1978-):オーボエ協奏曲集
オーボエ協奏曲 (2012)
オーボエ・ダモーレ協奏曲(2014)
バス・オーボエ協奏曲(2016)
マリー・リンチ(オーボエ、オーボエ・ダモーレ)、
ハリソン・リンゼイ(バス・オーボエ)、

デヴィッド・サビー&ノースウエスト・シンフォニア

録音:2017年9月、2018年7月&12月、バスティア大学聖トーマス礼拝堂(アメリカ、ケンモア
クリストファー・タイラー・ニッケル(1978-)はコンサートホール用の作品だけでなく、映画、テレビ、劇場のための音楽も得意とする人気の現代作曲家。
2012年に作曲されたオーボエ協奏曲は、クラシックと現代音楽が融合した、心を揺さぶるエモーショナルな作品です。同じくリンチがソロを務める抒情的な魅力たっぷりのオーボエ・ダモーレ協奏曲と、ナショナルSOのオーボエ奏者ハリソン・リンゼイがソロを務める珍しいバス・オーボエのための協奏曲も収録されており、オーボエがお好きな方は必聴。2人のソリストの素晴らしい演奏と、各楽器のユニークな音色、そして作品自体の持つ魅力といった観点から、現代音楽ファンや管楽器関係者だけではなく、幅広いリスナーにオススメしたい注目盤です。
AV-2434
アンナ・クライン:神話集
仮面舞踏会(世界初録音)*
真夜中の時間#/女仕立屋+
ナイト・フェリー#/<<巻き戻し<< **
ジェニファー・コー(ソロ・ヴァイオリン)+、
アイリーン・バックリー(ヴォイス)+、
マリン・オールソップ(指)*、
サカリ・オラモ(指)#+、
アンドルー・リットン(指)#、
アンドレ・デ・リッダー(指)**

録音:2012年、2013年、2016年、2018年
1980年ロンドン生まれのアンナ・クラインは、2015年にグラミー賞の現代クラシック作曲家賞にノミネートしたアコースティックおよびエレクトロ・アコースティック音楽の作曲家。世界中の最先端の振付家、ビジュアル・アーティスト、映画製作者、ミュージシャンとのコラボレーションを行い、2010年〜2015年まではリッカルド・ムーティの下でシカゴSOのコンポーザー・イン・レジデンスを務め、その後も、ボルティモアSO、イル・ド・フランス国立O、バークリーSOの作曲家を歴任。2020年からはスコットランド室内Oのアソシエイト・コンポーザーに就任。チェロと管弦楽のための「ダンス」はインバル・セゲフによって世界初録音され、英グラモフォン誌によって「エディターズ・チョイス」に選ばれています。
アンナ・クラインの「神話集(Mythologies)」は、2005年〜2015年にわたって書かれ、BBCラジオ3で放送されてきたバービカン・ホールとロイヤル・アルバート・ホールでのライヴ録音。マリン・オールソップ、サカリ・オラモ、アンドルー・リットン、アンドレ・デ・リッダーといった4人の名指揮者がそれぞれBBCSOを振っており、歴史的なスタイルから新しい音楽への変容、エレクトロ・アコースティック音楽のバックグラウンドと詩、ビジュアルアート、ビデオグラフィーなど様々なマルチメディアとのコラボレーションで培ってきたアンナ・クラインの豊かな魅力が凝縮された作品です。
AV-2449
子供のためのアルメニアン・ソング
コミタス・ヴァルダベット(1869-1935):6つの子供たちの歌、5つの子守歌の断片、眠れ,我が子よ 〜 子守歌、夢、ユー・アー・ビューティフル 〜 Agnの子守歌、子供たちの祈り、ヤマウズラの歌、小さな木馬、ツバメ
バルセグ・カナチヤン(1885-1967):Bjingo、ツバメ、セレナーデ、夜想曲、眠れ,我が子よ 〜子守歌
ミラン・トゥマジャン(1890-1973)の歌曲コレクションより:スウィンギング・ソング 〜 Bithynia-Bardizagの子守歌、クレイドル・ソング 〜 Bithynia-Bardizagの子守歌、ロッキング・ソング 〜 Gesariaの子守歌、Gesariaのバウンシング・ソング、Kharpertの案山子、Agnの2つの遊び歌、Agnの2つの子守歌、ロッキング・ソング 〜 Khlat-Bitlisの子守歌、アイ・シング・トゥ・ユー 〜 Dikranagerdの子守歌、Medz Nor Kiugh-Bursaのアルファベット・ソングのコレクション、Vanの4つの子供たちの歌
様々な起源の伝承歌:おいで,私のナイチンゲール〜有名な子守歌、Aniのバウンシング・ソング、クレイドル・ソング 〜 Aniの子守歌、ロッキング・ソング〜Aniの子守歌
イザベル・バイラクダリアン(S)、
エリー・チュート(Hp)、
レイ・フルタ(Fl)、
ルーベン・ハルトゥニヤン(ドゥドゥク)

録音:2020年7月-8月、ポール・シャゴイアン記念ホール、カルフォルニア(アメリカ)
イザベル・バイラクダリアンはレバノン生まれのアルメニア系カナダ人のソプラノ。現在ではアメリカを拠点としていますが、メトロポリタン歌劇場をはじめとして、ミラノ・スカラ座、ゼンパーオーパー、そしてサイトウ・キネン・フェスティヴァルなど世界各地で活躍しています。今回のアルバムでは、彼女のルーツとなるアルメニアで歌い継がれてきた子守歌を集めています。
AV-2450(3CD)
ザ・コンクリング・ヒーロー〜ベートーヴェン:チェロとピアノの為の作品集
ベートーヴェン:ヘンデルの「ユダス・マカベウス」の「見よ,勇者は帰る」の主題による12の変奏曲 WoO45、チェロ・ソナタ第1番へ長調 Op.5-1、チェロ・ソナタ第2番 ト短調 Op.5-2、モーツァルトの「魔笛」の「恋人か女房か」の主題による12の変奏曲 Op.66、ホルン・ソナタ ヘ長調 Op.17(Vcとピアノ版)、モーツァルトの「魔笛」の「恋を知る男たちは」の主題による7つの変奏曲 変ホ長調 WoO46、チェロ・ソナタ 第3番イ長調 Op.69、チェロ・ソナタ第4番ハ長調 Op.102-1、チェロ・ソナタ第5番 ニ長調 Op.102-2
ジェニファー・クレッツェル(Vc)、
ローベルト・ケーニッヒ(P)

録音:2019年、2019年12月、2021年9月
ジュリアード音楽院を卒業し、フルブライト奨学生でもあるチェロ奏者ジェニファー・クレッツェルは、ソリストまたは室内楽奏者として世界中で演奏活動を行っています。サンフランシスコを拠点とするサイプレスSQの創設メンバーでもありました。彼女のエレガントで活気に満ちた演奏は、「英ストラッド誌」(Strad Magazine)で「ジェニファー・クレッツェルは非常に情熱的な演奏家だ…」と称賛されています。
ジェニファー・クレッツェルは、現代音楽にも高い関心を示し、多くのアメリカの現代作曲家との活動は、高く評価され「コープランド賞」を受賞しています。彼女のために書かれた作品は、5曲の協奏曲を含めて50以上にもなり、それらを初演してきました。同時代の作曲家からこれほど多くの作品を託されるということは、彼女の演奏がどれほど信頼を得ているかということを証明しているといえるでしょう。8歳の時に、ベートーヴェンに出会ったジェニファー・クレッツェル。ベートーヴェンの作曲した二重奏曲、三重奏曲、そして四重奏曲のすべてを勉強してきたといいます。まさに、満を持してのチェロとピアノの為の作品全集といえるアルバムが登場です!
AV-2454
モーツァルト:ピアノ作品集
ピアノ・ソナタ第8番イ短調 K.310
幻想曲 ハ短調 K.396(マクシミリアン・シュタードラー(1748-1833)編)
幻想曲 ニ短調 K.397
マエストロ対位法氏の葬送行進曲 ハ短調 K.453a
幻想曲 ハ短調 K.475
ピアノ・ソナタ第14番ハ短調 K.457
ロンド イ短調 K.511
アダージョ ロ短調 K.540
アレグロ ト短調 K.312
インドレ・ペトラウスカイテ(P)

録音:2019年8月、リトアニア
ロンドン在住のリトアニア人ピアニスト、インドレ・ペトラウスカイテのAvieデビュー・アルバム。ペトラウスカイテは2018年にラヴェルの「ダフニスとクロエ」を自身でピアノ組曲に編曲しリリースしています。即興的で感情的な幻想曲、ロ短調のアダージョやイ短調のロンドのような謎めいた作品、数フレーズの間に恐ろしく深刻になる16小節の音楽的逸話「マエストロ対位法氏の葬送行進曲」、そして2つしかない短調ソナタの第8番&第14番と、モーツァルトの短調作品ばかりを集めたユニークなプログラムです。
AV-2457
ムソルグスキー:アンオーソドックス・ミュージック
牡羊座―世俗のお話、「子供の頃の思い出」より「乳母と私」*、「子供部屋」より「乳母と」、「子供部屋」より「部屋の隅」、「子供の頃の思い出」より「最初のお仕置き(乳母は私を暗い部屋に閉じこめた)」*、「子供部屋」より「お人形と」、「子供部屋」より「木馬に乗って」、士官候補生のポルカ*、欲望、情熱的な即興曲*、私の涙からたくさんの花が咲き、歌劇「ソロチンスクの定期市」より「陽気な若者たちのゴパーク」*、夜、ゴパーク、Oh, how your eyes look at me sometimes、ああ,この飲んだくれめ、古典様式による間奏曲*、歌曲集「死の歌と踊り」より「トレパック」、「アルバムの綴り」より瞑想曲*、寂しくそよぐ木の葉、組曲「展覧会の絵」より「死せる言葉による死者への話しかけ」*、「日の光もなく」より「周囲を壁に囲まれて」、「日の光もなく」より「川の上で」、夢想*
クレア・ブース(S)、
クリストファー・グリン(P、ピアノ・ソロ*)

録音:2020年10月、2021年3月
クレア・ブースは、ロイヤル・歌劇・ハウス、イングリッシュ・ナショナル・歌劇、ウェールズ・ナショナル・歌劇など英国の主要歌劇・ハウスで活躍し、舞台、コンサートの両面で幅広いレパートリーを披露、2016年10月には「没後20年 武満徹 オーケストラ・コンサート」で来日公演も行ったイギリスのソプラノ歌手。グラミー賞受賞歴も誇るピアニスト&名盤奏者のクリストファー・グリンがクレア・ブースと共演したグレインジャーの民謡集(AV2372)、グリーグの抒情小曲集(AV2403)に続くムソグルスキーの作品集。
ムソグルスキーの作品をひとりの人生を追うような選曲順でプログラミング。クレア・ブースの歌声のみならず、クリストファー・グリンのピアノ・ソロの曲も含めて、ムソグルスキーの貴重な作品を奏でていきます。
AV-2459
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲集
ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調 K.216、交響曲第29番 イ長調 K.201、
ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調 K.219
セバスティアン・ボーレン(Vn)、
チャーツ・チェンバー・アーティスツ、
ガーボル・タカーチ=ナジ(指)

録音:2018年10月12日-13日(交響曲)、2020年6月11日-13日(協奏曲)、オーバーシュトラース教会、チューリッヒ(スイス)
※使用楽器:グァダニーニ1761 "Ex-Wanamaker-Hart
スイスの若手実力派ヴァイオリニスト、セバスティアン・ボーレンによるモーツァルトのヴァイオリン協奏曲集。ザハール・ブロン、ジュリアーノ・カルミニョーラ、ドミトリー・シトコヴェツキーなどに師事したことからもわかるように、知性派の演奏でまたその演奏技術は見事の一言。とはいえもちろん淡々と弾いていくのではなく、その多彩な音色のバリエーションは素晴らしく、特にアダージョでの柔らかで甘美な演奏は必聴です。
今回はヴァイオリン協奏曲の他に、交響曲第29番も併せて収録されていますが、これらの曲は全てモーツァルトが10代の頃に書かれたもので、モーツァルトの若々しい音楽をスイスのソリスト、SQ、またはベルリンやウィーン・フィルのプレイヤーなどを集めたチャーツ・チェンバー・アーティスツと共に収録。ヴァイオリン協奏曲は、一度目の録音では納得のいく出来栄えにならなかったため、二度の録音が行われたというほどセバスティアン・ボーレン渾身の演奏になっています。
AV-2466
ザ・ソロ・アルバム
ジョヴァンニ・ソッリマ(1962-):コンチェルト・ロトンド、アローン
リゲティ:無伴奏チェロ・ソナタ
クリストフ・クロワゼ(1993-):スプリング・プロムナード
ペーテル・ペイツィク(1968-):ストーンヘンジ
コダーイ(1882-1967):無伴奏チェロ・ソナタ Op.8
トーマス・ブリッチ(1972-):見せびらかすのが好きな人もいる(Some like to show it off)
クリストフ・クロワゼ(Vc)

録音:2020年6月、改革派教会(スイス、ニーダーレンツ)
クリストフ・クロワゼは1993年生まれ、17歳でニューヨークのカーネギー・ホール・デビューを果たし、国際的に活動するスイスの注目チェリスト。オーストリアのブラームス国際コンクールやドイツのベルリン国際音楽コンクールを含む、アメリカ、中国、イタリア、スイスなど数々のコンクールで第1位を受賞しており、2017年にはスイス・アンバサダーズ・アウォード(スイス大使賞)も受賞しています。
クロワゼは、2020年のロックダウンの機会を利用して、さまざまなソロ作品に集中的に取り組み、また作曲にも手を染めました。このアルバムの中心となるのは、コダーイの壮大なソナタで、約2世紀前に書かれた大バッハの組曲に次ぐ、チェロ独奏の為の大作です。低いほうの2つの弦を半音下げて調律するスコラダトゥーラの技法が用いられているほか、パーカッシブなピチカートや重音奏法、駒に限りなく近い位置で演奏するスル・ポンティチェロなど、さまざまな技巧が要求される難曲ですが、クロワゼは見事にこなしています。
コダーイのソナタを縁取るように、同胞である2人の作品が演奏されます。リゲティの2楽章からなるソナタは、バルトークからインスピレーションを得た作品。チェリスト、作曲家、ポップミュージック・プロデューサーであるペーテル・ペイツィクの「ストーンヘンジ」は、エレクトリック・ギターを思わせるユニークな作品です。クロワゼが無伴奏チェロのために初めて作曲した「スプリング・プロムナード」には、ブギウギ、レゲエ、スウィング、テクノなどの要素が盛り込まれています。
AV-2475
静寂に向かって
ショパン:ポロネーズ ハ短調 Op.40-2、
 マズルカ ハ長調 Op.68-1、
 マズルカ ト短調 Op.67-2、
 マズルカ イ短調「エミール・ガイヤール」、
 ワルツ ロ短調 Op.69-2、
 ワルツ 変イ長調 Op.42、
 ポロネーズ 変イ長調「英雄」 Op.53、
 マズルカ ヘ短調 Op.68-4
ウィリアム・ボルコム:12の新しいエチュード(全曲)
ラン・ダンク(P)

録音:2016年3月(アメリカ、ニューヨーク)
ヴァン・クライバーン国際コンクールのファイナリストであり、ニューヨークのヤング・コンサート・アーティスト・オーディションの優勝者でもあるラン・ダンクのソロ・デビュー・アルバムが登場!フレデリック・ショパンとウィリアム・ボルコム、一見すると奇妙に思える組み合わせですが、どちらもダンクに大きな影響を与えた音楽家であり、両者の作品を並べて聴くと、鍵盤への親和性や、音や構造に対する感覚が共通していることがわかります。
ボルコムの「12の新しいエチュード」は、1988年のピューリッツァー賞受賞作で、さまざまな音楽的イディオムの間を軽やかに行き来する、ボルコムの作曲家としての特徴がよく表れた作品です。対してショパンの作品からはエチュードではなくポロネーズ、マズルカ、そしてワルツを選曲。そのスタイルは英雄的なものから、暗く陰鬱なもの、心にしみるものまで実に多彩です。
AV-2476
リスト:巡礼の年 第1年 「スイス」 S.160、
詩的で宗教的な調べ 第3曲 「孤独の中の神の祝福」
チャールズ・オーウェン(P)

録音:2020年10月、メニューイン・ホール(イギリス、コブハム)
ロンドンのユーディ・メニューイン・スクールで音楽を学び、王立音楽カレッジでイリーナ・ザリツカヤとイモジェン・クーパーに師事。1995年にスコットランド国際ピアノ・コンクールでシルバー・メダルを獲得し、国際的に活躍するイギリスのピアニスト、チャールズ・オーウェン。すでにバッハ、ブラームス、フォーレ、ラフマニノフなどの作品をAvieレーベルに録音し、高い評価を得ているオーウェンが新たに挑んだのは、フランツ・リストの「巡礼の年」 第1年!オーウェンは10代の頃この作品をアルフレッド・ブレンデルの演奏で聴き、その素晴らしさに心を揺さぶられたといいます。
「リストが1830年代の旅で出会ったアルプスの景色、畏敬の念を抱かせる山、野原、湖、谷、これらすべてが、彼の「巡礼の年」に絶妙な音楽で表現されています。 2020年の春、最初のロックダウンの間、私はこの音楽が持つ自然を喚起する力、美と解放の感覚に特に惹かれました。予想外の自宅待機を背景に、旅のイメージは私の中で特別な意味を持ちました。不安な日々を過ごす中、リストの「巡礼の年」は崇高な「孤独の中の神の祝福」とともに、大切な友となったのです。」(チャールズ・オーウェン)
AV-2485
ヴィヴァルディ:四季
協奏曲ホ長調 Op.8-1 「春」/協奏曲ト短調 Op.8-2 「夏」/協奏曲ヘ長調 Op.8-3 「秋」/協奏曲ヘ短調 Op.8-4 「冬」/合奏協奏曲 「ラ・フォリア」*(ジャネット・ソレル編曲/原曲:ソナタ ニ短調 RV.63)
アポロズ・ファイア、ジャネット・ソレル(指)、
フランシスコ・フラナ(Vn)、
アラン・チュー(Vn)*

録音:2021年4月15日-17日、エイボン・レイク・キリスト合同教会(アメリカ
アムステルダムでグスタフ・レオンハルト、アメリカでロジャー・ノリントン、レナード・バーンスタインに師事した才女ジャネット・ソレルが創設したアメリカ、クリーヴランドのピリオド・オーケストラ、アポロズ・ファイア。ヨーロッパでのコンサート・ツアーを企画すればチケットが完売し、CDをリリースすればビルボード・チャートを騒がせ、グラミー賞を受賞するなど話題にことかかないこのアメリカ古楽界注目のオーケストラがいよいよ創設30周年を迎えます。
30周年を記念した4つのリリースのうち最初のアルバムは、(意外にも?)アポロズ・ファイアにとって初めての録音となるヴィヴァルディの「四季」! ソリストには、スペイン生まれのヴァイオリニスト、フランシスコ・フラナ(フランシスコ・フリャーナ)を迎え、優雅な独奏と荒々しく力強い合奏、激しく燃え上がるようなヴィルトゥオージティがぶつかり合う情熱の「四季」を贈ります。
フランシスコ・フラナは「宗次エンジェルヴァイオリンコンクール」他、4つの国際コンクールで優勝し、グスターボ・ドゥダメルから「素晴らしい才能」と絶賛され、BBCミュージック・マガジンでも「新星」と高い評価を受けている期待のアーティスト。五嶋みどりが主宰するミュージック・シェアリングでも、ICEP(International Community Engagement Program)の活動に参加し、五嶋みどりと共演しています。
AV-2490
ラフ:チェロとピアノの為の作品全集
チェロとピアノの為の二重奏曲 Op.59
2つの幻想小曲集 Op.86
2つのロマンス(Vcとピアノ版) Op.182
チェロ・ソナタ ニ長調 Op.183
クリストフ・クロワゼ(Vc)、
オクサナ・シェフチェンコ(P)

録音:2021年8月11日-15日、チューリッヒ放送スタジオ(スイス)
クリストフ・クロワゼは1993年生まれ、17歳でニューヨークのカーネギー・ホール・デビューを果たし、国際的に活動するスイスの注目チェリスト。オーストリアのブラームス国際コンクールやドイツのベルリン国際音楽コンクールを含む、アメリカ、中国、イタリア、スイスなど数々のコンクールで第1位を受賞しており、2017年にはスイス・アンバサダーズ・アウォード(スイス大使賞)も受賞しています。
スイスの作曲家ヨアヒム・ラフの美しく抒情的な作品は、生前ヨーロッパ各地で演奏され親しまれていましたが、今日では再評価の動きがあるもののまだまだ演奏される機会が少ない現状です。しかし、ラフの室内楽作品の中でも特に注目されるべき作品として、チェロのために作曲された作品があげられます。1850年代半ばドイツで有名だったバーンハード・コスマンと出会い、チェロの奏法を学んだことがそのロマンティックな作品に影響を与えています。
2022年はヨアヒム・ラフの生誕200年&没後140年にあたります。2010年のスコットランド国際ピアノ・コンクールで見事優勝を果たしたオクサナ・シェフチェンコを伴奏に迎えて、クリストフ・クロワゼがアニヴァーサリー・イヤーにふさわしい演奏を聴かせてくれています。
AV-2491
バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバとハープシコードの為のソナタ集
ソナタ第1番ト長調 BWV.1027、ソナタ第2番ニ長調 BWV.1028、ソナタ第3番ト短調 BWV.1029/オルガン・トリオ・ソナタ第3番ニ短調 BWV.527(サラ・カニンガム編曲/ヴィオラ・ダ・ガンバとハープシコードの為の)/無伴奏フルート・パルティータ イ短調 BWV.1013〜「1. アルマンド」(サラ・カニンガム編曲/ヴィオラ・ダ・ガンバ独奏の為の〔ニ短調へ移調〕)
サラ・カニンガム(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
リチャード・エガー(ハープシコード)

録音:2017年11月、ニュー・マールボロー連合教会(マサチューセッツ)
ピリオド・パフォーマンス・コミュニティの巨匠、サラ・カニンガムとリチャード・エガーがイギリスのAvieに初登場! チェロ&ガンバ・レパートリーの定番として長く愛されるバッハの「3つのヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ」を核に、カニンガム編曲による「オルガン・トリオ・ソナタ第3番」と「無伴奏フルートの為のパルティータ(第1楽章)」の秀逸なガンバ版アレンジを組み合わせた興味深いプログラムです。
サラ・カニンガムはハーバード大学、ロンジー音楽院、ハーグ王立音楽院で研鑽を積み、1981年にモニカ・ハジェット、ミッツィ・メイヤーソンとともに「トリオ・ソネリー」の共同創設者となって国際的に活躍。ソリストとして、サヴァール、ラトル、コープマン、ガーディナー、レオンハルトなどの巨匠たちや主要グループと共演しています。
リチャード・エガーは指揮者、鍵盤楽器からのディレクター、リサイタリスト、室内楽奏者など様々な音楽制作の形で鋭い探求心を続ける古楽界の巨匠の1人。クリストファー・ホグウッドの後任として15年間(2021年まで)エンシェント室内O(AAM)の音楽監督を務め、2020年8月からはフィルハーモニア・バロック・オーケストラ&コラールの音楽監督に就任。また、2019年からハーグ・レジデンティOの首席客演指揮者を務める他、セント・ポール・チェンバーのアーティスティック・パートナー、スコティッシュ・チェンバーのアソシエイト・アーティストなど多彩に活躍してきました。

AV-2501
おお、エルサレム! 〜三信仰の都市
不詳:母よ、エルサレムに行きたい…
中世セファルディの伝承歌(J.ソレル編):Kuando el Rey Nimrod、Ir me queria yo por este caminico
中世ヘブライの詩曲(D.モア&J.ソレル編):Tzur mishelo achalnu
伝統的なセファルディのバラード(J.ソレル&A.パウエル編):子守歌
伝統的なセファルディのバラード(J.ソレル編):A la Una yo naci
アルメニアの聖歌(R.シファー編):Havun-Havun
不詳:Taxim
アラブの伝承曲/リアド・アル・サンバティ:Longha Farahfaza
ロニー・マレイ&レックス・ベニンカーザ:イスラム教徒の祈りの呼びかけ
中世の単旋律聖歌:Sancta Maria succure miseris
モンテヴェルディ:Nigra sum sed Formosa、Gloria Patri
中世ヘブライの祈祷:Tzur mishelo achalnu
中世のセファルディの典礼の聖歌(J.ストラウス編曲/J.ソレル編曲/R.シファー編):Ki eshmera Shabbat
アラビア/トルコの伝承曲:Longha Nahawand
聖母マリアのカンティガ集より第100番(J.ソレル編):Santa Maria, Strela do Dia
アポロズ・ファイア、
ジャネット・ソレル(指)
ジェフリー・ストラウス(Br)、
アマンダ・パウエル(S)、
ジェイコブ・ペリー(T)、
ソラブ・ワディア(T)、
アポロズ・シンガーズ

録音:2018年11月17日、クリーヴランド音楽研究所&2020年3月11日、クリーヴランド芸術博物館ライヴ
アムステルダムでグスタフ・レオンハルト、アメリカでロジャー・ノリントン、レナード・バーンスタインに師事した才女ジャネット・ソレルが創設したアメリカ、クリーヴランドのピリオド・オーケストラ、アポロズ・ファイア。ヨーロッパでのコンサート・ツアーを企画すればチケットが完売し、CDをリリースすればビルボード・チャートを騒がせ、グラミー賞を受賞するなど話題にことかかないこのアメリカ古楽界注目のオーケストラがいよいよ創設30周年を迎えます。
30周年を記念した第2弾のアルバムは、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教の三つの宗教の聖地エルサレムをテーマとした宗教曲、世俗曲集となっています。聖書の時代からエルサレムに住んでいた人々の生活に音楽の視点から迫ります。まるで旧市街を旅するかのようにキリスト教、ユダヤ、アラブ、アルメニアのコミュニティを音楽で回ります。このカラフルで活気に満ちたプログラムを様々なバックグラウンドを持つアーティスト共にライヴ収録されたアルバムをご堪能ください!
AV-2562(7CD)
C.T.ニッケル:オラトリオ 「マルコによる福音書」(GATM) クライド・ミッチェル(指)、
バンクーバー・コンテンポラリー・オーケストラ、
キャサリン・レディング(S)、
ファビアナ・カッツ(Ms)、
カーマン・J.プライス(T)、
スティーヴン・ベランガー(Br)

録音:2019年6月〜7月、バンクーバー(カナダ)
カナダの人気現代作曲家、クリストファー・タイラー・ニッケル(b.1978)による超大作、オラトリオ「マルコによる福音書(The Gospel According to Mark / GATM」!1月〜3月にかけて配信限定で3つの抜粋盤がリリースされていましたが、ついにCD7枚組の全曲セットが発売となりました。
テキストには伝統的なラテン語やドイツ語ではなく、英語プロテスタントのテキストが選択され、欽定訳聖書(King James bible)の「マルコによる福音書」第1章〜第16章全文(!)を用いているという規格外のオラトリオ。室内楽サイズの弦楽オーケストラに2本のホルン、オーボエ(オーボエ・ダモーレ)、コール・アングレ(バス・オーボエ)を加えた編成に、ソプラノ、アルト(Ms)、テノール、バス(Br)の独唱で構成され、他のオラトリオとは異なり、歌手は特定の人物を表すのではなく、語り手と合唱を兼ねています。全部で約7時間に及ぶという超大作のオラトリオで、平和と動乱、闇と光のコントラストを通してリスナーを福音書の旅に誘います。
クリストファー・タイラー・ニッケル(1978-)はコンサートホール用の作品だけでなく、映画、テレビ、劇場のための音楽も得意とするカナダの作曲家。代表作には、各種オーボエ&オーボエ・ダモーレのための作品(無伴奏、ソナタ、室内楽、協奏曲)やクライド・ミッチェルが指揮した交響曲第2番、ノースイースタン・ペンシルヴェニア・フィルハーモニックが4万人の聴衆を集めた「自由のためのファンファーレ」、演劇ではジュール・ヴェルヌの「海底二万里」を題材にしたミュージカルやCatchingART Contemporary Balletのためのバレエ音楽、バンクーバーのシェイクスピア・フェスティヴァル「Bard on the Beach」の音楽などがあり、イギリスのAvieレーベルから、オーボエ協奏曲集(AV-2433)、交響曲第2番(AV-2456)、オーボエのためのソナタ&室内楽作品集(AV-2558)などがリリースされています。これまで、SOCAN(カナダ作曲家・著者・音楽出版社協会)賞4回、パークシティ映画音楽祭2004年金賞、レオ賞(カナダ、ブリティッシュコロンビア州の映画・テレビ業界向けの賞)2回(ノミネート14回)、西カナダ音楽賞ノミネートなどの栄誉に輝いています。
カナダ=アメリカの指揮者クライド・ミッチェルは、コロンビアSO(コロンビア共和国の首都ボゴタ)とツーソンSO(米アリゾナ州)で首席ホルン奏者を務めた後、シャルル・デュトワが指揮する名門モントリオールSOで副首席ホルン奏者も経験。モントリオール大学で教鞭を執り、バンクーバーSOのレジデント兼アソシエイト・コンダクターの役職を9年間務めた後、自身でライオンズ・ゲート・シンフォニア(バンクーバーのプロ・オケ)を創設し、クリストファー・タイラー・ニッケルの交響曲第2番などを初演しています。
AV-2569
変奏曲集
モーツァルト:デュポールのメヌエットによる9つの変奏曲 K.573
ベートーヴェン:「ゴッド・セイヴ・ザ・キング」 による7つの変奏曲 WoO.78、創作主題による6つの変奏曲 ヘ長調 Op.34
メンデルスゾーン
:厳格な変奏曲 Op.54MWV U 156
ブラームス:シューマンの主題による変奏曲 嬰ヘ短調 Op.9
サラ・ベス・ブリッグス(P)

録音:2022年8月、ワイアストン・レイズ(イギリス)
世界初録音となったハンス・ガルのピアノ協奏曲(AV-2358)で英グラモフォン誌「クリティクス・チョイス」に選ばれ、ハンス・ガルのピアノ三重奏曲集(AV-2390)は英MusicWeb Internationalで「レコーディング・オヴ・ザ・マンス」に選ばれるなど、ハンス・ガルの一連の録音でその名と実力を知らしめたイギリスのピアニスト、サラ・ベス・ブリッグス。11歳でBBCヤング・ミュージシャン・オヴ・ザ・イヤーのファイナリストとマイラ・ヘス・アウォードに最年少で選ばれたサラ・ベス・ブリッグスは、4年後のザルツブルク国際モーツァルト・コンクールで共同優勝者となり国際的に活躍。英国の主要ホールでリサイタルを行い、ドイツ、スイス、フランス、イタリア、アメリカでリサイタルと協奏曲を披露。ヨーク大学で長年鍵盤楽器を教え、スイスとアメリカでも教鞭を執っています。
AV-ieからリリースされるソロ・レコーディング第3弾は、モーツァルト、ベートーヴェン、メンデルスゾーン、ブラームスと古典派〜ロマン派の偉大な「変奏曲」の系譜を明確に表すプログラム。ベートーヴェンが「イギリス人が『God SAV-e the King(神よ、国王を守り給え)』という宝物を持っていることを示したい」と日記に書いたというイギリス国歌にちなんだ変奏曲は、2022年にエリザベス2世が逝去するまさに1ヵ月前に録音され、2023年5月の国王チャールズ3世の戴冠式に向けてリリースされます。
AV-2578(8CD)
ハイドン:48のピアノ・ソナタ
4つの初期ピアノ・ソナタ(1765年エントヴルフ・カタログによる)
Sonata in D Hob. XVI:4L.9
Sonata in G Hob. XVI:6L.13
Sonata in C Hob. XVI:3L.14
Sonata in D Hob. XVI:14L.16

6つのピアノ・ソナタ(1765-1772)
Sonata in E minor Hob. XVI:47bis L.19
Sonata in B flat Hob. XVI:18L.20
Sonata in E flat Hob. XVI:45L.29
Sonata in D Hob. XVI:19L.30
Sonata in A flat Hob. XVI:46L.31
Sonata in G minor Hob. XVI:44L.32

ニコラウス・エステルハージ侯爵に捧ぐ6つのピアノ・ソナタ(c.1773,1774年出版)
Sonata in C Hob. XVI:21L.36
Sonata in E Hob. XVI:22L.37
Sonata in F Hob. XVI:23L.38
Sonata in D Hob. XVI:24L.39
Sonata in E flat Hob. XVI:25L.40
Sonata in A Hob. XVI:26L.41

6つのピアノ・ソナタ(1774-1776?)
Sonata in G Hob. XVI:27L.42
Sonata in E flat Hob. XVI:28L.43
Sonata in F Hob. XVI:29L.44
Sonata in A Hob. XVI:30L.45
Sonata in E Hob. XVI:31L.46
Sonata in B minor Hob. XVI:32L.47

カタリーナ&マリアンナ・アウエンブルッガーに捧ぐ6つのピアノ・ソナタ(1780年出版)
Sonata in C Hob. XVI:35L.48
Sonata in C sharp minor Hob. XVI:36L.49
Sonata in D Hob. XVI:37L.50
Sonata in E flat Hob. XVI:38L.51
Sonata in G Hob. XVI:39L.52
Sonata in C minor Hob. XVI:20L.33

3つのピアノ・ソナタ(1783年ロンドンにて出版)
Sonata in A flat Hob. XVI:43L.35
Sonata in D Hob. XVI:33L.34
Sonata in E minor Hob. XVI:34L.53

マリア・エステルハージ候妃のための3つのピアノ・ソナタ(1784年出版)
Sonata in G Hob. XVI:40L.54
Sonata in B flat Hob. XVI:41L.55
Sonata in D Hob. XVI:42L.56

2つのピアノ・ソナタ(1789-1790)
Sonata in C Hob. XVI:48L.58
Sonata in E flat Hob. XVI:49L.59

3つのイングリッシュ・ソナタ(1794-1795)
Sonata in E flat Hob. XVI:52L.62
Sonata in C Hob. XVI:50L.60
Sonata in D Hob. XVI:51L.61

補遺:ハイドン作と広く推定されている9つの初期ピアノ・ソナタ
Sonata in C Hob. XVI:7L.2
Sonata in G Hob. XVI:8L.1
Sonata in F Hob. XVI:9L.3
Sonata in C Hob. XVI:10L.6
Sonata in G Hob. XVI:G1L.4
Sonata in D Hob. XVII:D1L.7
Sonata in A Hob. XVI:12L.12
Sonata in E Hob. XVI:13L.15
Sonata in B flat Hob. XVI:2L.11

ボーナス・トラック:
変奏曲 ヘ短調 Hob. XVII:6(1793)


※ホーボーケン及びランドンのカタログに掲載されているが、このサイクルには含まれていない初期の作品は以下となります。
●L.21?27(Hob. XVI:2)-おそらく火事で焼失
●L.17?18(Hob. deest), L.8(Hob. XVI:5), L.10(Hob. XVI:1)-真正性に深刻な疑問あり
●L.57-真作でないことが示されている(L.19 (Hob. XVI:47)から半音上げて移調した2つの楽章が含まれている)
●L.28(Hob. XIV:5), L.5(Hob. XVI:11)-断片としてのみ存在
●Hob. XVI:15-ディヴェルティメント Hob.II:11の編曲だがハイドンによるものではない
●Hob. XVI:16-真正性に深刻な疑問あり
●Hob. XVI:17-ヨハン・ゴットフリート・シュヴァネンベルガーによる作品
ダニエル=ベン・ピエナール(P)

録音:2020年9月13日&26日、10月17日、11月14日&21日、12月9日-11日、アンジェラ・バージェス・ホール(ロンドン)
Avieレーベルにバッハやベートーヴェン、モーツァルト、シューベルトらバロック〜古典派の偉大な作品を録音する傍ら、『長い17世紀』と題された凝ったアルバム(レコード芸術海外盤REVIEW、英グラモフォン誌、英BBCミュージック・マガジンで、それぞれ特選盤に選定)でも非凡な才覚を発揮しているピエナール。南アフリカ出身で現在はロンドンを拠点に活躍しており英国王立音楽アカデミー(RAM)のフェローとロンドン大学の教授としても知られています。またヴァイオリニストの川畠成道や、トランペッター&プロデューサーのジョナサン・フリーマン=アットウッドとの共演も行っています。
ピエナール自身の綿密な研究に基づき、1765年以降のハイドン作と証明されている39曲と、ハイドン作と広く推定されている初期の9曲、合わせて48曲のピアノ・ソナタが選ばれています。ハイドンの若かりし頃の作品の真偽については慎重な調査・研究が続けられていますが、アントニー・ヴァン・ホーボーケンとクリスタ・ランドンのリストに含まれている作品のうち、断片的な作品、偽作が証明された作品や重大な疑念が持たれている作品は除かれています。
AV-2592
ディス・アイランド
ヘンリエッテ・ボスマンス(1895-1952):この島、雨の中で、海の砂に空を描く
エリザベート・クレース(fl.1922-23):4つのメロディー(世界初録音)
イレーヌ・フエリソン(1875-1931):歌曲集「明るい時間, 昼の時間, 夜の時間」 Op.50(世界初録音)
ナディア・ブーランジェ(1887-1979)&ラウール・プーニョ(1852-1914):歌曲集「明るい時間」より〔第1曲、第3曲、第4曲、第6曲〕
マリオン・バウアー(1882-1955):4つの詩 Op.16(世界初録音)
スーザン・ナルッキ(S)、
ドナルド・バーマン(P)

録音:2022年5月&6月、カリフォルニア大学サン・ディエゴ校(アメリカ)
スーザン・ナルッキはカリフォルニア大学サン・ディエゴ校の音楽教授を務め、2000年にグラミー賞を受賞したジョージ・クラムのアルバム「スター・チャイルド」に参加。他、2度のグラミー賞ノミネートを含む多くの賞を受賞し、オペラ、コンサート、レコーディングの舞台で100以上の世界初演を果たすなど、現代音楽のスペシャリストとして知られるアメリカの名ソプラノです。クルターグの作品を歌った前作「The Edge of Silence」(AV-2408)も、2019年のグラミー賞(Best Classical Solo Vocal Album)にノミネートし、ニューヨーク・タイムズの「Recordings of the Year 2019」に選ばれるなど極めて高い評価を得ています。
現代音楽の素晴らしき挑戦と発掘を続けるスーザン・ナルッキが新たに歌うのは、20世紀前半の女性作曲家たちによる作品集。ナディア・ブーランジェとパリ音楽院の教師ラウール・プーニョの共作から、ベルギーのイレーヌ・フエリソン、オランダのヘンリエッテ・ボスマンス、パリに留学しブーランジェやプーニョと出会ったアメリカの作曲家・教育者マリオン・バウアー、そして謎のフランス人作曲家エリザベート・クレースまで、お馴染みの作曲家とほとんど知られていない作曲家の作品を見事に組み合わせています。
AV-2595
メメント〜ウォロソフ:ピアノ独奏作品集
シエンプレ/モーニング・ソング/ヘンリー・パーセルのグラウンドによる即興曲/アフター・ザ・レイン/メメント/レター・トゥ・ア・フレンド/シティ・ライツ/ザ・ロータス・イーターズ/ディドーのブルース/ナイト・ペインティングス
ブルース・ウォロソフ(P)

録音:2022年3月&5月、ニューヨーク
ジャズ、ロック、ブルース、クラシック音楽の世界で多彩な経験を積み上げてきたピアニスト兼作曲家、ブルース・ウォロソフ。「音楽の錬金術師」と呼ばれる彼の新たなソロ・アルバム「Memento(思い出の品)」は、ウォロソフのパフォーマンスと作曲の進化を、彼自身に忠実なジャンルに融合させています。ジャズ、ブルース・スタイルのオリジナルからニューエイジ、ライトクラシック、ミニマル風の作品、パーセルをテーマにしたインプロヴィゼーションなど、抒情的なメロディーが映える興味深いナンバーばかり。アコースティック・コンテンポラリー・ピアノのファンは要チェックです。
AV-2598
エキゾチックな航海 〜クリストフ・クロワゼによる新しい音楽
クリストフ・クロワゼ(b.1993):1-4. チェロ協奏曲第1番Op.6
2本のチェロのための大二重奏曲 「エキゾチックな航海」 Op.2
クラリネット三重奏曲 Op.4
チェロ・ソナタ第1番Op.9
クリストフ・クロワゼ(Vc)、
ニーダーレンツ音楽祭室内O
アネット・ヤコヴチッチ(Vc)、
ダミアン・バッハマン(Cl)、
オクサナ・シェフチェンコ(P)

録音:2022年4月&11月、スイス
1993年生まれ、17歳でニューヨークのカーネギー・ホール・デビューを果たし、国際的に活動するスイスの注目チェリスト、クリストフ・クロワゼの才気煥発な自作自演録音集が登場! クロワゼは現代から過去数世紀を含む様々な音楽からインスピレーションを得ており、ポピュラーなスタイルと融合させたクラシック音楽の悠久の進化に敬意を表しています。ソナタや協奏曲などの伝統的な形式に、ジャズ、ブルース、ボサノヴァ、即興演奏などを取り入れ「音楽と文化のメルティング・ポット(るつぼ)」を創り上げました。
これらの作品は、パンデミックとロックダウンによって駆り立てられた創作意欲から生み出されており、いずれも2020年から2022年の間に書かれました。クロワゼの能力をフルに活用したヴィルトゥオージティに溢れるチェロ協奏曲、クラリネット三重奏の形をした銀河の旅、物悲しく、激昂し、切望しながらも最終的には希望を感じさせるチェロ・ソナタ、様々な特殊奏法も駆使しチェロの表現力を開放させて異国の音楽文化を巡る「エキゾチックな航海(Voyage Exotique)」など、喜びと発見に満ち溢れたアルバムとなっています。

AV-2601
ミステリウム
バッハ(サミュエル・アドラー編):主よ、人の望みの喜びよ
バッハ(レン・ローズ編):羊は安らかに草を食み、目覚めよと呼ぶ声あり
モーテン・ローリゼン(b.1943)(ガーション&ローリゼン編):おお、大いなる神秘
アン・アキコ・マイヤース(Vn)、
グラント・ガーション(指)、
ロサンゼルス・マスター・コラール

録音:2022年3月21日、ウォルト・ディズニー・コンサート・ホール(ロサンゼルス)/※収録時間:約18分(4曲)
※全曲世界初録音
40枚目のアルバム「シャイニング・ナイト」がレコード芸術「特選盤」に選ばれるなど、独自の音楽世界を華麗に突き進んでいるアメリカのスーパースター・ヴァイオリニスト、アン・アキコ・マイヤースのAV-ie最新盤。ロサンゼルス・マスター・コラール、指揮者グラント・ガーション、作曲家モーテン・ローリゼン(モートン・ローリゼン)とともに、ローリゼンの合唱曲の傑作「おお、大いなる神秘(オー・マニュム・ミステリウム)」新ヴァージョン(Vnと合唱版)を製作! そして、バッハの3つの人気曲「主よ、人の望みの喜びよ」、「羊は安らかに草を食み」、「目覚めよと呼ぶ声あり」のヴァイオリンと合唱版(いずれも世界初録音となるニュー・アレンジ)の計4曲をカップリングしたミニ・アルバムが登場。神秘的でどこまでも美しく、心洗われるローリゼンとバッハの響きをご堪能ください。
ドイツ系アメリカ人の父親と日本人の母親の間に生まれたアン・アキコ・マイヤースは、11歳でロサンゼルス・フィルと共演し以降世界中のトップ・オーケストラと共演。複数のアルバムが米ビルボードのクラシカル・チャートで第1位に輝き、2014年にはビルボードのもっとも売れているクラシック器楽奏者にも選ばれています。2021年にはドゥダメル指揮ロサンゼルス・フィルとの共演でアルトゥーロ・マルケスの『ファンダンゴ』のセンセーショナルな世界初演を成功させ、2022-23年シーズンにウォルト・ディズニー・ホール、カーネギー・ホール、国際セルバンティーノ音楽祭50周年でこの作品の演奏を行う他、デトロイト、ナッシュビル、プリンストン、サン・ディエゴ、サン・ホセ、ツーソンのSOと共演するなど充実したスケジュールを予定しています。
AV-2605(2CD)
バッハ:ヨハネ受難曲 BWV245 ニコラス・マギーガン(指)、
カンタータ・コレクティヴ、
トーマス・クーリー(T)、ポール・マックス・ティプトン(Bs-Br)、ノラ・リチャードソン(S)、アリエ・ヌスバウム・コーエン(C.T)、デレク・チェスター(T)、ハリソン・ヒンツェ(Br)

ライヴ録音:2022年3月21日、バークレー第一会衆派教会(カルフォルニア)
長年フィルハーモニア・バロック・オーケストラの音楽監督として活躍し(現在は桂冠音楽監督)、バロック音楽のエキスパートとして知られるニコラス・マギーガン。そして彼が指揮台に立っていたフィルハーモニア・バロック・オーケストラの首席奏者やソリストたちによって創設されたカンタータ・コレクティヴによるバッハの「ヨハネ受難曲」が登場です。このアルバムはカンタータ・コレクティヴのAvieレーベルへの最初の録音となり、今後もバッハの合唱作品を録音していく予定で、次回作以降も期待されます。
指揮者のニコラス・マギーガンは、フィルハーモニア・バロック・オーケストラの音楽監督の他、クリーブランド、シカゴ、ロサンゼルス、ニューヨーク、フィラデルフィア、サンフランシスコなどのアメリカの主要なオーケストラ、香港、シドニー、ロイヤル・コンセルトヘボウといった世界の主要なオーケストラと共演。海外での音楽活動への貢献によって大英帝国勲章(OBE)を授与されています。またイエール大学の定期演奏会に頻繁に客演するなど後進の指導にもあたっています。
AV-2612
あるヴァイオリンの一生〜リピンスキのストラディヴァリウスのための音楽 Vol.3
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ短調 Op.45*
アマンダ・マイエル:ピアノ三重奏曲 変ホ長調
タルティーニ:ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 Op.2-1B.D13
フランク・アーモンド(Vn/ストラディヴァリウス"リピンスキ")、アダム・ニーマン(P)*、アレグザンダー・ハーシュ(Vc)、ビクトル・サンティアゴ・アスンシオン(P)

録音:2019年11月&2021年6月、グァルネリ・ホール(アメリカ、シカゴ)
アントニオ・ストラディヴァリが製作した銘器のうち、もっとも伝説的なヴァイオリンの1つ、1715年に製作された「Lipinski」を用いて、この楽器にまつわる様々な作品を聴く好企画盤の第3弾(第1弾:AV-2279、第2弾:AV-2363)。パガニーニのライバルとしても知られるポーランドの名ヴァイオリニスト、カロル・リピンスキ(1790-1861)の名を冠したストラディバリは、ジュゼッペ・タルティーニ、カルロ・リピンスキ、レントヘン一族、エヴィ・リーヴァクの手を経て、現在はミルウォーキーSOのコンサートマスター、フランク・アーモンドに受け継がれています。この楽器は第1弾のCD発売後、武装強盗に遭い強奪されてしまったというエピソードでも有名になりました(その後FBIの追跡により奇跡的に発見・回収、この事件は後に映画化されています)。本作で注目されるのは19世紀スウェーデンの女性作曲家、アマンダ・レントヘン=マイエル(1853-1894)のピアノ三重奏曲で、この傑作は彼女の義理の父エンゲルベルト・レントヘンを通じて伝説の楽器とつながっています。
AV-2615
ロマン派のヴァイオリン傑作集(クライスラー、アクロン、フバイほか)
コルンゴルト:シェイクスピアの「から騒ぎ」への付随音楽からの4つの小品 Op.11(作曲者自編)
ワーグナー:アルバムの綴り WWV94(アウグスト・ウィルヘルミ編)
ブラームス:ハンガリー舞曲 第17番(クライスラー編)
フバイ:酒場の情景 第3番「マロシュの水」 Op.18
ドホナーニ:ハンガリー牧歌 Op.32cよりアンダンテ・ルバート
ジョゼフ・アクロン:ラ・ロマネスカ、ヘブライ舞曲Op.35-1
レオ・ザイトリン:エリ・シオン(ジョゼフ・アクロン編)
ブロッホ:アヴォダ
クライスラー:ウィーン風狂想的幻想曲
ダンビ・ウム(Vn)、
エイミー・ヤン(P)

録音:2020年10月
超絶技巧と個性的な響き、解釈の繊細さで聴衆を魅了し、ストラッド誌でも絶賛されたヴァイオリニスト、ダンビ・ウムのソロ・デビュー・アルバムが登場!
ユーディ・メニューイン国際コンクールでは銀賞受賞の若手ヴァイオリニストが選ぶ、ヴァイオリン黄金時代の豪華絢爛な作品たち。ヴィルトゥオーゾ的な解釈と、1683年製のニコロ・アマティから引き出されるなふくよかな響きが印象的な1枚です。
AV-2620
ブラジルの魂(ヴィラ=ロボス:弦楽四重奏曲第6番ほか)
アントニオ・カルロス・ジョビン(1927-1994):Estrada do sol、Chovendo na roseira、Quebra-pedra、Retrato em branco e preto(クラリス・アサド編)
クラリス・アサド(1978-):弦楽四重奏のためのグリッチ
ヴィラ=ロボス:弦楽四重奏曲第6番 W.399、夕暮れ W.544(クラリス・アサド編)
デルガーニSQ、
クラリス・アサド(歌、ピアノ)

録音:2022年6月&9月
著名なギター奏者のセルジオ・アサドの娘であるブラジル系アメリカ人の歌手・作曲家クラリス・アサド(1978-)と、オレゴン州最高の室内楽アンサンブルと称されるデルガーニSQによる、クラシックとポピュラー・スタイルを融合させた1枚。ヴィラ=ロボスの弦楽四重奏曲第6番を中心に、アサド自身の作品や、彼女が編曲したジョビンやヴィラ=ロボスの作品が収録されています。
AV-2623
ラヴェル:独奏ピアノ作品全集 Vol.1
鏡 M.43/水の戯れ M.30
高雅で感傷的なワルツ M.61
ソナチネ M.40
逝ける王女のためのパヴァーヌ M.19
ヴァンサン・ラルドゥレ(P)

録音:2023年4月25日-27日、アルター・センデザール(ブレーメン、ドイツ)
「スタインウェイ・アーティスト」という輝かしい称号で知られるヴァンサン・ラルドゥレ(ヴァンサン・ラルデル)は、独『ノイエ・ムジークツァイトゥング』紙(Neue Musikzeitung)において「当代最高のピアニストの一人」と称賛されています。彼はドイツのリューベック音楽大学でブルーノ=レオナルド・ゲルバーに師事し、マリア・カナルス・バルセロナ国際音楽コンクールやAMAカラブリア国際音楽コンクールの他、数々のコンクールで受賞しました。スカルラッティからブーレーズまで幅広いレパートリーを持ち、特にラヴェルの研究に熱心で、ペルルAvie
AV-2623ミュテールが作曲者自身とともに注釈を加えたラヴェルの楽譜の研究でも知られています。持ち前の色彩豊かな表現力は国際的に評価されており、来日公演でも好評を博しました。
本アルバムでラルドゥレは、ラヴェルの直系の弟子であるヴラド・ペルルミュテールが、ラヴェルと緊密に協力していた時代に注釈を付けていた原典版楽譜に基づき、ラヴェルのピアノ独奏作品集全4巻という注目の録音プロジェクトに臨んでいます。これらの楽譜には、テンポ、ペダリング、フレージング、音色などの解釈に関する貴重な洞察が示されており、ペルルミュテールの弟子であるカルロス・セブロに師事したラルドゥレが、まさにラヴェルの精神と解釈スタイルを現代に体現するという偉業の第一歩を踏み出します。
AV-2626
サムシング・ライク・ディス
ラクリン・スキップワース(b.1982):オード
モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 K.299より 第2楽章 アンダンティーノ(編曲:エミリー・グレインジャー/カデンツァ:ジョン・トマス)
エレーナ・カッツ=チェルニン(b.1957):サムシング・ライク・ディス
クリストファー・セインズベリー(b.1963):ジャガマラ
イベール
:寄港地
バッハ:フルート・ソナタ ト短調 BWV.1020(編曲:エミリー・グレインジャー)
ルトスワフスキ:フルートとハープのための3つのフラグメント
ジェシカ・ウェルズ(b.1974):サティ
サティ
ジムノペディ第1番(ソロ・ハープ版)、
 ジムノペディ第3番(フルートとハープ版)(トランスクリプション:エミリー・グレインジャー)
サリー・グリーナウェイ(b.1984):フルートとハープのための詩曲第1番〜第3番
サリー・ウォーカー(Fl)、
エミリー・グレインジャー(Hp)

録音(ライヴ):2022年10月2日ー3日、ルウェリン・ホール(オーストラリア国立大学、キャンベラ)
オーストラリアで活躍するハーピスト、エミリー・グレインジャーが、印象的なソロ・デビュー・アルバム『イン・トランジット』(AV-2495)に続き、セカンド・アルバムとなる『サムシング・ライク・ディス』をレコーディング。オーストラリア室内Oの客演首席フルート奏者を長年務めているサリー・ウォーカーとの美しいコラボレーションで、バッハやモーツァルトの音楽をオーストラリアの作曲家たち(カッツ=チェルニン、グリーナウェイ、スキップワース、ウェルズ、そして先住民の作曲家であるクリストファー・セインズベリー)の作品や、20世紀の名作(イベール、ルトスワフスキ、サティ)と並べて披露しています。
エミリー・グレインジャーはアメリカで生まれ、オーストラリアを拠点とするハープ奏者。クラシック音楽、ポピュラー音楽、アート音楽の世界を自由に横断し、その優れた才能は親密な室内リサイタルや大胆な新作のスリリングなパフォーマンスにも同様に適しています。デビュー・ソロ・アルバムの『In Transit』は、ABCクラシックと2MBS Fine Music Sydneyの特集アルバムに選ばれ、BBCミュージック・マガジンでは「美しい」、ライムライト・マガジンでは「印象的なデビュー作」と称賛され、これまでに300万回以上のストリーミングを通じて80万人以上に届けられています。
AV-2629
ヘンデル:オラトリオ「エジプトのイスラエル人」 (ジャネット・ソレル翻案) アポロズ・ファイア、
アポロズ・シンガーズ、
ジャネット・ソレル(指)

録音:2022年2月、ファースト・バプテスト教会(アメリカ、シェーカー・ハイツ)
グスタフ・レオンハルトやロジャー・ノリントン、レナード・バーンスタインに師事した指揮者、ジャネット・ソレルが創設したピリオド・オーケストラ、アポロズ・ファイアのヘンデル新作が登場!「メサイア」(AV-2208)や「ディクシット・ドミヌス」(AV-2270)を含む彼女たちのディスコグラフィに「エジプトのイスラエル人」が加わります。「見事な音楽の語り部」と評されるソレル自身の翻案で、ヘンデルの色彩豊かなオーケストラがヨセフの死を嘆くイスラエル人からエジプト人を苦しめるカエルやイナゴ、病気、暗闇、そしてモーゼの奇跡的な紅海割りまでを描き出し、聴き手を聖書の旅へと誘います。
AV-2632
1883〜R.シュトラウス、グリーグ、フォーレ:チェロ作品集
R.シュトラウス:チェロ・ソナタ Op.6
グリーグ:チェロ・ソナタ Op.36
フォーレ:エレジーOp.24
クリストフ・クロワゼ(Vc)、
オクサナ・シェフチェンコ(P)

録音:2021年8月11日-13日、チューリッヒ・ラジオ・スタジオ(スイス)
1993年生まれ、17歳でニューヨークのカーネギー・ホール・デビューを果たし、国際的に活動するスイスの注目チェリスト、クリストフ・クロワゼ。オーストリアのブラームス国際コンクールやドイツのベルリン国際音楽コンクールを含む、アメリカ、中国、イタリア、スイスなど数々のコンクールで第1位を受賞、2017年にはスイス・アンバサダーズ・アウォード(スイス大使賞)も受賞しています。
パンデミックとロックダウンによって駆り立てられた創作意欲から生み出された自作自演アルバム「エキゾチックな航海(AV-2598)」に続くAvie新録音は、1883年に誕生した偉大な名曲を厳選。
1883年はチェロのための作品がまさに豊作とも言える年となりました。ベルゲンPOを指揮していたエドヴァルド・グリーグが作曲活動に復帰した年であり、チェロとピアノのための唯一の作品であるイ短調のソナタを作曲。また、同年、R・シュトラウスは、弱冠19歳にして同じ組み合わせのために作曲した「ソナタ ヘ短調」を発表。ガブリエル・フォーレは1880年にチェロ・ソナタに着手し、1883年に単曲「エレジー」として出版・初演されました。本アルバムにおいても、クロワゼの定期的な演奏パートナーであるオクサナ・シェフチェンコが、この美しくバランスの取れたチェロとピアノのための作品の録音に参加しています。
AV-2635
ラフマニノフ&ガーシュウィン〜アール・ワイルドによる編曲集
ラフマニノフ:アール・ワイルドによる歌曲編曲集
ガーシュウィン:3つのプレリュード
アール・ワイルド:ポーギーとベスによる幻想曲
ジョン・ウィルソン(P)

録音:2022年8月17日ー19日、アメリカ創価大学(カリフォルニア)
バロックから現代音楽まで幅広いレパートリーを持ち、北米を中心に活躍しているピアニスト、ジョン・ウィルソン(イギリスの指揮者とは別人)によるAvie第2弾は、アール・ワイルド・トランスクリプション・アルバム。ウィルソンはサンフランシスコSOの後援により行われたソロ・デビュー・コンサートにおいて、「ドビュッシーに期待される美しさと繊細さの全てを持っている」と好評を博しました。また数多くの世界初演に参加しており、師であるマイケル・ティルソン・トーマスのソロ・ピアノ作品から、ティモ・アンドレスとジュディス・ラング・ザイモントによるデュオ作品などを初演しています。ソリストとしてはサンフランシスコSOやニューワールドSOと共演。また数々の国際コンクールで受賞し、2019年にはレスピーギ国際コンクールで第1位を獲得するなど若き注目株の一人です。
師でもあるマイケル・ティルソン・トーマスの作品を中心としたアメリカン・アルバムでデビューを飾ったウィルソン。Avie第2弾は、ヴィルトゥオーゾ・ピアニストとして知られたアメリカの名手、アール・ワイルドによるラフマニノフ、ガーシュウィンの編曲作品に、ガーシュウィンの3つのプレリュードを組み合わせています。ジョン・ウィルソンはダイナミックな解釈でこれら名曲を見事に奏で、偉大なるピアニストの巨人の足跡を辿ります。
AV-2638
they/beast〜チューバックスのための無伴奏作品集
シェリー・ワシントン(b.1991):MO’INGUS
フィリップ・グラス(b.1937):サクソフォンのための13のメロディ
バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調 BWV1009
パット・ポージー(b.1978):賛歌
パット・ポージー(チューバックス)

録音:2023年3月10日&22日、インフィニットスピン・スタジオ(ロサンゼルス
グラミー賞にノミネートされたバンド、ワイルド・アップのメンバーで、演奏家、作曲家、教育者、そしてアドミニストレーターと多彩な顔を持つサクソフォン奏者パット・ポージーが、ドイツで発明されたコントラバス・サクソフォンの改良版である超低音楽器、チューバックスを用いた楽器マニア要注目のアルバムが登場。
バッハの無伴奏チェロ組曲から、フィリップ・グラスがニューヨーク・シアター・ワークショップのために作曲した 「サクソフォンのための13のメロディ」、ブルックリンを拠点に活動する作曲家、サクソフォン奏者のシェリー・ワシントンによるバッハにインスパイアされた 「MO’INGUS」 、そして、ポージー自作自演による重音を用いた新しい 「賛歌」 まで、この楽器が持つ音色の深さ、技術面での高い完成度、幅広い倍音がもたらす可能性を存分に発揮した好企画です!
パット・ポージーは、ロサンゼルスを拠点に、サンフランシスコ響、パシフィック響、ワシントン・ナショナル響、フィラデルフィア管、ロサンゼルス・フィルなどの著名なオーケストラと幅広く共演。プラハの春音楽祭では、ジョン・アダムズのサクソフォン協奏曲のソリストとして招かれ、カーネギーホールにおいてアダムズ、トーマス・アデス、ペーテル・エトヴェシュ、マイケル・ティルソン・トーマスらが自作を指揮するコンサートにも出演。2023年に公開された映画「トランスフォーマー/ビーストの覚醒」では、ジョングニック・ボンタンが書いた映画音楽でチューバックスを演奏しています。教育者としては、南カリフォルニア大学ソーントン音楽学校の教授を務め、ミュージック・アカデミー・オブ・ザ・ウェストとジュリアード音楽院でも教鞭をとっています。
AV-2641
ビヨンド・ザ・ウォール〜ヒンデミット、オルブライト、シュルホフ、デニソフ:サクソフォン・ソナタ集
ヒンデミット:ソナタ Op.11-4
ウィリアム・オルブライト(1944-1998):アルト・サクソフォンとピアノのためのソナタ
シュルホフ(1895-1942):ホット・ソナタ
エディソン・デニソフ(1929-1996):アルト・サクソフォンとピアノのためのソナタ
AkMi Duo【ヴァレンティーヌ・ミショー(アルトSax)、アクヴィレ・シレイカイテ(P)】

録音:2023年4月13日、14日、18日、19日、キュンストラーハウス・ボスヴィル(スイス)
チューリッヒ芸術大学で研鑽を積んだフランスのサクソフォン奏者、ヴァレンティーヌ・ミショーと、リトアニアのピアニスト、アクヴィレ・シレイカイテによるデュオ・デビュー盤。
本アルバムでは、アメリカ亡命時に作曲された叙情的かつ劇的なヒンデミットの人気のソナタから、アメリカン・モダニズムの影響を受けたデニソフのソナタまで、歴史的、地理的なつながりがある20世紀のソナタを取り上げています。
ヴァレンティーヌ・ミショーは、音楽的な繊細さと説得力のある芸術性が完璧に融合したテクニックを持つサクソフォン奏者。これまでに数々の賞を受賞し、2020年には栄誉あるクレディ・スイス・ヤング・アーティスト賞を受賞しています。また、サクソフォン・ソリストとしては初となる、VPOとの共演も果たしています。Akmi Duoとしては、2018年にヴェローナで開催された権威あるサリエリ=ジネッティ国際室内楽コンクールで第2位、スイスのオルフェウス室内楽コンクールで第1位を受賞。2019年には名誉あるスイス大使賞を受賞しています。
AV-2650
夢〜イザイ:ヴァイオリン作品集
ヴァイオリンと管弦楽のための協奏的詩曲(オーケストレーション:エリカ・ベガ/世界初録音)
ヴァイオリン協奏曲ホ短調(第3楽章のオーケストレーション:グザヴィエ・ファルケス/全曲版世界初録音)
ヴァイオリンとピアノのための2つのサロンのマズルカ Op.10
ヴァイオリンとピアノのための子供の夢 Op.14
フィリップ・グラファン(Vn)、
ロイヤル・リヴァプールPO、
ジャン=ジャック・カントロフ(指)、
マリサ・グプタ(P)

録音:2023年6月20日&21日、ザ・フライアリー(協奏曲)/2023年10月9日、ブリュッセル王立音楽院(デュオ)
フランスの名手フィリップ・グラファンのAvie新録音は、ベルギーの名ヴァイオリニスト、作曲家として活躍したウジェーヌ・イザイが残した2つのヴァイオリン協奏的作品を世界初録音。
グラファンは、イザイの弟子であるヨーゼフ・ギンゴルドに師事。オーストリアのフリッツ・クライスラー・コンクールで優勝後は、メニューインの指揮で初のレコーディングを行い、フランス系レパートリーにおいて特に高い評価を確立しています。2018年にはパリ国立高等音楽院とブリュッセル王立音楽院の教授を務め、2017年には、イザイが過ごしたベルギーの避暑地クノッケにて「Ysaye’sKnokke」国際音楽祭を創立、芸術監督に就任しています。
本アルバムに収められたイザイのヴァイオリン協奏曲は、最近、第1楽章が発見されたのに続き、作品を完成させるうえで必要なさらなる写本が発見されました。グラファンは、イザイ愛好家であるグザヴィエ・ファルケスとの緊密な共同作業により、ページごとに分析し、音楽のパズルのピースを丹念に再構築。その結果、イザイのトレードマークである熱意、激しさ、独創性を示す3楽章からなる協奏曲全編録音プロジェクトが成し遂げられました。もう一方の初録音となる協奏的詩曲(ポエム・コンチェルタント)も最近になって写本形式で発見され、イザイが弟子イルマ・セテに感じた情熱と愛情が込められています。この作品は、一世紀以上発見されずに残されていましたが、この世界初となる録音で見事に甦りました。グラファンは、これら初録音作品に加え、イザイが生涯に頻繁に演奏し、ヨーロッパ中で人気を博した 「2つのマズルカ」 。そして、末息子アントワーヌに捧げた 「子供の夢」 というヴァイオリンとピアノのための珠玉の3曲をカップリングしています。これまでも、多くの知られざる作品や珍しい版、初稿版、編曲版などのレア・レパートリーを開拓・録音してきたグラファンが新たなイザイ作品の魅力を見出した注目盤の登場です。
AV-2653
秘めた情熱〜ビーチ、C.シューマン、ストロール、ブーランジェ
エイミー・ビーチ(1867-1944):ロマンス Op.23
クララ・シューマン
:3つのロマンス Op.22
リタ・ストロール(1865-1941):劇的な大ソナタ 「ティトゥスとベレニケ」
リーナ・エスマーイール(b.1983):一つの言葉が世界を作る(one word makes a world)(世界初録音)
ナディア・ブーランジェ(1887-1979):チェロとピアノのための3つの小品
伝マリア・テレジア・パラディス(1759-1824):シチリアーノ
増田喜嘉(Vc)、キム・ヘジン(P)

録音:2022年6月10日-12日、Cammilleri Hall(南カリフォルニア大学(ロサンゼルス)
神戸出身、5歳よりチェロを始め、12歳で渡豪以来欧米を中心に活躍している国際派チェリスト、増田 喜嘉(ますだ よしか)が、イギリスのAiveから登場! デビュー・アルバムとなる「秘めた情熱(Hidden Flame)」は、、クラシック音楽のレパートリーにおいて、女性たちがいかに注目を集めるようになっていったのか、そのストーリーを垣間見ることができるという、2世紀にわたる秀逸なプログラム。
おそらくもっとも有名なクララ・シューマンの「3つのロマンス」に加え、エイミー・ビーチやナディア・ブーランジェ、リタ・ストロールといった、再評価著しい女性作曲家・音楽家たちのチェロ作品を提示。インド系のルーツを持つ米国人作曲家リーナ・エルマーイールの『一つの言葉が世界を作る(one word makes a world)』は、インド古典音楽の「ラーガ」をベースとし、チェリスト増田喜嘉のために作曲された作品です。
現在はロサンゼルスを拠点に演奏者・指導者として活躍し、近年は日本での演奏活動も広げている増田喜嘉は、オールドバラ音楽祭(英国)、オタワ室内楽祭(カナダ)、イエロー・バーン音楽祭(米国)、ランデブー・デ・ラ・ミュージック音楽祭(韓国)などの音楽祭にて定期的に演奏し、室内楽奏者として世界的に信頼を置かれています。ロサンゼルスでは室内楽グループSalastina LA、5台のチェロアンサンブルSAKURA、日本ではパトス四重奏団、神戸ピアノ三重奏団のチェリストとしても活動し、現代音楽の熱心な提唱者として、リーナ・エスマーイール、細川俊夫、デリック・スカイ、ベント・ソアンセン、ヨルグ・ヴィットマンらの作品の米国・世界初演を飾ってきました。
これまで第11回ビバホールチェロコンクール第1位・夢但馬賞受賞、アメリカ全国ヤング・アーティストコンクール弦楽部門第1位、オーストラリア音楽協奏曲コンクール第1位、ヤマハ・ヨーロッパ音楽財団弦楽コンクール第1位等で優勝。
AV-2656(2CD)
ビーバー:ロザリオのソナタ アラン・チュー(Vn)、
アポロズ・ファイア、
ジャネット・ソレル(指,ハープシコード)

録音:2021年〜2023年、セント・ポール聖公会教会(クリーヴランド、アメリカ)
アムステルダムでグスタフ・レオンハルト、アメリカでロジャー・ノリントン、レナード・バーンスタインに師事した才女ジャネット・ソレルが創設したクリーヴランドのピリオド・オーケストラ、アポロズ・ファイア。ニューアルバムでは、アポロズ・ファイアのコンサートマスター(リーダー)と副芸術監督(Assistant Artistic Director)を務めるシンガポールのヴァイオリニスト、アラン・チューを主役に据えて、ハインリヒ・ビーバーの代表作、「ロザリオのソナタ(ミステリー・ソナタ)」の全曲をレコーディング!
1644年にボヘミアのヴァルテンベルクで生を受け、17世紀を代表するヴァイオリン奏者、作曲家として現在までその名を語り継がれるハインリヒ・イグナツ・フランツ・フォン・ビーバー。ビーバーの代表作「ロザリオのソナタ」は、聖母マリアへの祈りを表した15のソナタに、無伴奏のパッサカリア(守護天使)からなる大作で、最初のソナタと終曲のパッサカリア以外はすべてスコルダトゥーラ(変則調弦)が用いられた難曲としても知られています。アラン・チューはこの特殊調弦に対応するために6本のヴァイオリンを用い、それぞれの異なる色彩と音色を強調し、ビーバーが描いたロザリオの絵画的なテーマに光をあてています。
AV-2659
クリストファー・タイラー・ニッケル:レクイエム キャサリン・レディング(S)、
クライド・ミッチェル(指)、
ノースウェスト・シンフォニア&cho

録音:2022年8月21日-24日、バスティア大学聖トーマス礼拝堂(アメリカ、ケンモア)
クリストファー・タイラー・ニッケル(1978-)はコンサートホール用の作品だけでなく、映画、テレビ、劇場のための音楽も得意とするカナダの作曲家。代表作には、各種オーボエ&オーボエ・ダモーレのための作品(無伴奏、ソナタ、室内楽、協奏曲)やクライド・ミッチェルが指揮した交響曲第2番、ノースイースタン・ペンシルヴェニア・フィルハーモニックが4万人の聴衆を集めた「自由のためのファンファーレ」、演劇ではジュール・ヴェルヌの「海底二万里」を題材にしたミュージカルやCatchingART Contemporary Balletのためのバレエ音楽、バンクーバーのシェイクスピア・フェスティヴァル「Bard on the Beach」の音楽などがあり、イギリスのAvieレーベルから、オーボエ協奏曲集(AV-2433)、交響曲第2番(AV-2456)、オーボエのためのソナタ&室内楽作品集(AV-2558)などがリリースされています。これまで、SOC-AN(カナダ作曲家・著者・音楽出版社協会)賞4回、パークシティ映画音楽祭2004年金賞、レオ賞(カナダ、ブリティッシュコロンビア州の映画・テレビ業界向けの賞)2回(ノミネート14回)、西カナダ音楽賞ノミネートなどの栄誉に輝いています。
本アルバムでは、単旋聖歌の穏やかさと複雑なリズムのエネルギーを融合させた、室内オーケストラ、合唱とソプラノ独唱のための 「レクイエム」 を世界初録音。これまでにクリストファー・タイラー・ニッケルの交響曲第2番などを初演してきたカナダ=アメリカの指揮者、クライド・ミッチェルの手腕でこのエネルギーに満ちた大作を見事に創り上げています。
AV-2668(2CD)
バッハ:ミサ曲ロ短調 BWV.232 ニコラス・マギーガン(指)、
カンタータ・コレクティヴ、
シェラザード・パンタキ(S)、
リアンナ・コックレル(A)、
トマス・クーリー(T)、
ポール・マックス・ティプトン(Bs-Br)

ライヴ録音:2023年3月20日、バークレー第一会衆派教会(カルフォルニア)
長年フィルハーモニア・バロック・オーケストラの音楽監督として活躍し(現在は桂冠音楽監督)、バロック音楽のエキスパートとして知られるニコラス・マギーガン。そして彼が指揮台に立っていたフィルハーモニア・バロック・オーケストラの首席奏者やソリストたちによって創設されたカンタータ・コレクティヴによるバッハの録音シリーズ。前作『ヨハネ受難曲(AV2605)』では「ラディカルな歴史的演奏、大胆で美しい構成」(BBCラジオ3 レコードレビュー)、「信心深さと演劇的要素の驚くべき統合性を発揮している」(アーリー・ミュージック・アメリカ)などと絶賛されたプロジェクトの第2弾は、現在北米を中心にもっとも高く評価されている4人の古楽系声楽ソリスト、非の打ち所のない室内合唱団とともに行われた『ミサ曲ロ短調』のライヴ録音。バッハ晩年の最高傑作の1つであり、宗教音楽のそびえ立つ至宝を、洗練されたアンサンブルと深い情熱で描いています。
指揮者のニコラス・マギーガンは、フィルハーモニア・バロック・オーケストラの音楽監督の他、クリーブランド、シカゴ、ロサンゼルス、ニューヨーク、フィラデルフィア、サンフランシスコなどのアメリカの主要なオーケストラ、香港、シドニー、ロイヤル・コンセルトヘボウといった世界の主要なオーケストラと共演。海外での音楽活動への貢献によって大英帝国勲章(OBE)を授与されています。またイエール大学の定期演奏会に頻繁に客演するなど後進の指導にもあたっています。

821936-0005-9
(DVD)
チャイコフスキ−:交響曲第4番 マイケル・ティルソン・トーマス(指)
サンフランシスコSO

録音:サンフランシスコ・デイヴィスシンフォニー・ホール(ライヴ)
演奏のほかに、交響曲第4番の曲の構成や演奏方法、リハーサル風景およびチャイコススキーと交響曲第4番についての魅力をMTT&SFSのメンバーが語っている映像を併録。またボーナス・メニューにはチャイコフスキーの人生や、妻のアントニーナ・ミロコーヴァの写真、交響曲第4番に関する説明がナレーション付きで紹介されています。
821936-0013-9
(DVD)
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」 マイケル・ティルソン・トーマス(指)
サンフランシスコSO
※デイヴィス・シンフォニー・ホール・ライヴ
※NTSC方式/ステレオ&5.1chサラウンド/字幕:ドイツ語、フランス語、スペイン語、中国語
※ドキュメンタリーを併録音
821936-0014-9
(DVD)
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」
 バレエ組曲「火の鳥」より
マイケル・ティルソン・トーマス(指)
サンフランシスコSO
※デイヴィス・シンフォニー・ホール・ライヴ
※NTSC方式/ステレオ&5.1chサラウンド/字幕:ドイツ語、フランス語、スペイン語、中国語
※ドキュメンタリーを併録音
821936-0015-9
(DVD)
コープランドとアメリカン・サウンド
コープランド:バレエ音楽「アパラチアの春」
マイケル・ティルソン・トーマス(指)
サンフランシスコSO
※デイヴィス・シンフォニー・ホール・ライヴ
※NTSC方式/ステレオ&5.1chサラウンド
字幕:ドイツ語、フランス語、スペイン語、中国語
※ドキュメンタリーを併録音
821936-0007-2
(2SACD)
マーラー:交響曲第9番ニ長調 マイケル・ティルソン・トーマス(指)
サンフランシスコSO
録音:2004年9月29日〜10月3日、サンフランシスコ・デイヴィス・シンフォニー・ホール(ライヴ)
821936-0009-2
(1SACD)
マーラー:交響曲第7番「夜の歌」 マイケル・ティルソン・トーマス(指)
サンフランシスコSO
録音:2005年3月9日〜12日、サンフランシスコ・デイヴィス・シンフォニー・ホール(ライヴ)
821936-0012-2
(1SACD)
マーラー:交響曲第5番 マイケル・ティルソン・トーマス(指)
サンフランシスコSO
録音:録音:2005年9月28日〜10月2日(ライヴ)
821936-0019-2
(1SACD)
マーラー:大地の歌 トーマス・ハンプソン(Br)、
スチュアート・スケルトン(T)、
マイケル・ティルソン・トーマス(指)
サンフランシスコSO

録音:2007年9月28日〜10月2日、サンフランシスコ・デイヴィス・シンフォニー・ホール(ライヴ)
この「大地の歌」で は、偶数楽章の独唱に通常用いられることの多いアルトではなくバリトンを設定。ソリストには、現代を代表する世界最高峰のバリトン歌手トーマス・ハンプソン、巨匠マッケラスからの信頼も厚く世界各地のオペラハウスから引く手あまたのテノール、スチュアート・スケルトンが迎えられるなど豪華陣容が実現。また、MTT&SFSのマーラー・チクルスのほとんどでレコーディングを担当してきたアンドレアス・ノイブロンナー&ピーター・ランガーの名コンビは「大地の歌」でも健在!  (Ki)
821936-0020-9
(DVD)
レナード・バーンスタインの祭典
バーンスタイン:《ウェスト・サイド・スートリー》〜シンフォニック・ダンス
歌劇《静かな場所》〜セレクション
《オン・ザ・タウン》〜アイ・キャン・クック・トゥー
《ミサ曲》〜瞑想曲第1番
歌劇《タヒチ島の騒動》〜ワット・ア・ムービー
《ソングフェスト》〜トゥ・ワット・ユー・セイド
《ファンシー・フリー》〜ダンゾン
《ウェスト・サイド・スートリー》〜クプラギ巡査殿
《オン・ザ・タウン》〜ヤ・ゴット・ミー
トーマス・ハンプソン(Br)、
ヨーヨー・マ(Vc)、
ドーン・アップショウ(S)、
クリスティーン・エバーソール(Vo)、
マイケル・ティルソン・トーマス(指)
サンフランシスコSO

収録:2008年9月24日、カーネギー・ホールでのライヴ//5.1ドルビー・サラウンド&PCMステレオ/NTSC/収録時間:約84分
レナード・バーンスタインの生誕90周年とニューヨーク・フィル音楽監督就任50周年を記念してニューヨークを舞台に開催された「バーンスタイン・フェスティヴァル」。オープニング・ガラのプログラムはもちろんバーンスタイン・オンリー。オープニング・ガラ、フェスティヴァル全体のスタートとなった「ウェスト・サイド・ストーリー」のシンフォニック・ダンスで聴衆のボルテージは一気に上昇!MTT&SFSの熱演、ハンプソン、アップショウ、ヨーヨー・マ、エバーソールなど次々と登場する大物アーティストたちの聴かせて魅せる本気のパフォーマンスが、会場となったカーネギー・ホール全体を興奮と熱狂の渦に巻き込んでいく様子がビシビシと伝わります。そしてプログラムのフィナーレを飾る「オン・ザ・タウン」の"ヤ・ゴット・ミー"では、なんとMTTがソロで美声を披露!オーケストラ、ソリスト、そしてカーネギー・ホールに訪れた聴衆たちを1つにしてしまうMTTの手腕に感服させられること必至です。
821936-0021-2
(2SACD)
マーラー:交響曲第8番「千人の交響曲」
 交響曲第10番嬰ヘ短調〜アダージョ
マイケル・ティルソン・トーマス(指)
サンフランシスコSO、サンフランシスコ交響cho
パシフィック少年cho、サンフランシスコ少女cho、
エリン・ウォール(S)、エルザ・ファン・デン・ヘーヴァー(S)、ラウラ・クレイコム(S)、カタリーナ・カルネウス(Ms)、イヴォンヌ・ナエフ(Ms)、アンソニー・ディーン・グリフィー(T)、クイン・ケルシー(バリトン)、ジェイムズ・モリス(Bs-Br)
録音:2008年11月19日−23日(第8番)&2006年4月6日−8日(第10番)、デイヴィス・シンフォニー・ホール(サンフランシスコ)でのライヴ
スタートから11作目、遂に迎えた最終章は、交響曲全曲録音の最後を飾るに相応しい大作。
821936-0022-9
(DVD)
キーピング・スコア〜ベルリオーズ
ベルリオーズ:幻想交響曲
マイケル・ティルソン・トーマスの解説によるドキュメンタリー映像
マイケル・ティルソン・トーマス(指)
サンフランシスコSO

※16:9ワイドスクリーン&5.1サラウンド・サウンド
MTT&SFSが"マーラー"との2大看板として世界に発信している重要プロジェクト「キーピング・スコア(Keeping Score)」。
821936-0023-9
(Bluray)
キーピング・スコア〜ベルリオーズ:幻想交響曲
マイケル・ティルソン・トーマスの解説によるドキュメンタリー映像
マイケル・ティルソン・トーマス(指)
サンフランシスコSO
その圧倒的名演と超優秀録音が世界中で大絶賛を博している「交響曲第8番「千人の交響曲」」(821936-0021-2)のリリースによって、遂にマーラーの交響曲全曲録音を完成させたマイケル・ティルソン・トーマス&サンフランシスコSOが"マーラー"との2大看板として世界に発信している重要プロジェクト「キーピング・スコア(Keeping Score)」。
821936-0024-9
(DVD)
キーピング・スコア〜アイヴズ
アイヴズ:ホリデイ・シンフォニー《ニューイングランドの祝祭日》
マイケル・ティルソン・トーマスの解説によるドキュメンタリー映像
マイケル・ティルソン・トーマス(指)
サンフランシスコSO

※16:9ワイドスクリーン&7.1サラウンド・サウンド
MTT&SFSが"マーラー"との2大看板として世界に発信している重要プロジェクト「キーピング・スコア(Keeping Score)」。
821936-0025-9
(Bluray)
キーピング・スコア〜アイヴズ:ホリデイ・シンフォニー「ニューイングランドの祝祭日」
マイケル・ティルソン・トーマスの解説によるドキュメンタリー映像
マイケル・ティルソン・トーマス(指)
サンフランシスコSO
821936-0026-9
(DVD)
キーピング・スコア〜ショスタコーヴィチ
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番《革命》
マイケル・ティルソン・トーマスの解説によるドキュメンタリー映像
マイケル・ティルソン・トーマス(指)
サンフランシスコSO

※16:9ワイドスクリーン&5.1サラウンド・サウンド、ロイヤル・アルバート・ホール(ロンドン)でのライヴ
MTT&SFSが"マーラー"との2大看板として世界に発信している重要プロジェクト「キーピング・スコア(Keeping Score)」。
821936-0027-9
(Bluray)
キーピング・スコア〜ショスタコーヴィチ:交響曲第5番
マイケル・ティルソン・トーマスの解説によるドキュメンタリー映像
マイケル・ティルソン・トーマス(指)
サンフランシスコSO

"キーピング・スコア・サウンドトラックス"(CD)
「 DVDも素晴らしいけどCDで演奏を聴きたい・・・」というファンの要望に応えて"キーピング・スコア"シリーズの演奏のみを収録したシリーズ。
821936-0030-2
チャイコフスキー:交響曲第4番 マイケル・ティルソン・トーマス(指)
サンフランシスコSO
821936-0031-2
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」 マイケル・ティルソン・トーマス(指)
サンフランシスコSO
821936-0032-2
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」
バレエ組曲「火の鳥」より
マイケル・ティルソン・トーマス(指)
サンフランシスコSO
821936-0033-2
ベルリオーズ:幻想交響曲 マイケル・ティルソン・トーマス(指)
サンフランシスコSO
821936-0034-2
アイヴズ:ホリデイ・シンフォニー「ニューイングランドの祝祭日」
コープランド:バレエ音楽「アパラチアの春」
マイケル・ティルソン・トーマス(指)
サンフランシスコSO
821936-0035-2
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番「革命」 マイケル・ティルソン・トーマス(指)
サンフランシスコSO

SFS-0037
(1SACD)
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58*
エマニュエル・アックス(P)*、
マイケル・ティルソン・トーマス(指)
サンフランシスコSO

録音(ライヴ):2009年12月9日−12日、デイヴィス・シンフォニー・ホール(サンフランシスコ)
1995年から15年間以上続く両者のパートナシップが最大限に反映されたレパートリーが選ばれるというマーラー・サイクルに続く新しいライヴ・レコーディング・シリーズの第1弾は、オール・ベートーヴェン・プログラム!MTT&SFSは、キーピング・スコア・シリーズ(DVD-Video)でも「交響曲第3番「英雄」」を取り上げており、機動力の高さが活かされたベートーヴェンはやはり別格!「交響曲第5番」での"運命の動機"の扱い方や、第4楽章で放たれる輝かしいパワー、エマニュエル・アックスをソリストに迎えた「ピアノ協奏曲第4番」など楽しみは尽きません。フォーマットはもちろんSACD Hybrid!
SFS-0038(1SACD)
アイヴズ(ブラント編):コンコード・シンフォニー
コープランド:オルガンと管弦楽のための交響曲*
ポール・ジェイコブス(Org)*
マイケル・ティルソン・トーマス(指)
サンフランシスコSO

録音(ライヴ):2010年2月3日−6日&2010年9月22日−25日、デイヴィス・シンフォニー・ホール(サンフランシスコ)
ここでは、難曲で知られるアイヴズのピアノ・ソナタ第2番「コンコード・ソナタ」のオーケストラ・ヴァージョン「コンコード・シンフォニー」のレコーディングというMTTならではの離れ業を実現!アメリカの権威あるピューリッツァー賞の受賞作曲家ヘンリー・ブラント(1913−2008)が「コンコード・ソナタ」のオーケストレーションを決意したのは1950年代後半。ここからヘンリー・ブラントが36年間という歳月をかけ完成させた作品こそが、アイヴズの「コンコード・シンフォニー」なのです。"ピアノ"から"オーケストラ"へと引き継がれた「コンコード・ソナタ」。近現代アメリカ音楽を知り尽くしたMTT&SFSという理解者を得た「コンコード・シンフォニー」がその真価を世に問う時が来た!

SFS-0039(17SACD)
マーラー:交響曲全集&管弦楽伴奏付き歌曲集

(1)交響曲第1番ニ長調「巨人」
(2)交響曲第2番「復活」
(3)交響曲第3番ニ短調
 亡き子をしのぶ歌
(5)交響曲第5番嬰ハ短調
(6)交響曲第6番イ短調「悲劇的」
(7)交響曲第7番ホ短調「夜の歌」
(8)交響曲第8番「千人の交響曲」
交響曲第10番嬰ヘ短調より アダージョ
(9)交響曲第9番ニ長調
(10)大地の歌
(11)カンタータ「嘆きの歌」
(12)さすらう若人の歌
 リュッケルト歌曲集
 「子供の魔法の角笛」〜塔の中の囚人の歌、少年の鼓手、トランペットが美しく鳴り響くところ、死んだ少年鼓手、原光
(13)リュッケルトによる5つの詩
マイケル・ティルソン・トーマス(指)
サンフランシスコSO

(2)イザベル・ベイラクダリアン(S)、
ロレイン・ハント・リーバーソン(Ms)、
サンフランシスコ響cho
(3)ミシェル・デ・ヤング(Ms)、SFScho女性メンバー、パシフィック少年cho、サンフランシスコ少女cho
(4)ラウラ・クレイコム(S)、
(8)サンフランシスコ交響cho、パシフィック少年cho、サンフランシスコ少女cho、エリン・ウォール(S)、エルザ・ファン・デン・ヘーヴァー(S)、ラウラ・クレイコム(S)、カタリーナ・カルネウス(Ms)、イヴォンヌ・ナエフ(Ms)、アンソニー・ディーン・グリフィー(T)、クイン・ケルシー(Br)、ジェイムズ・モリス(Bs-Br)
(10)トーマス・ハンプソン(Br)、スチュアート・スケルトン(T)
(11)マリーナ・シャグチ(S)、ミッシェル・デ・ヤング(Ms)、トーマス・モーザー(T)、セルゲイ・レイフェルクス(Br)
(12)スーザン・グラハム(Ms)、トーマス・ハンプソン(Br)
(13)スーザン・グラハム(Ms)、マイケル・ティルソン・トーマス(P)
9.11の同時多発テロの直後に交響曲第6番「悲劇的」でスタートしたマイケル・ティルソン・トーマスとサンフランシスコSOのマーラー・プロジェクト。「管弦楽伴奏付き歌曲集」でフィナーレを迎えた世紀のプロジェクトが、マーラーのアニヴァーサリー・イヤーに"SACD Hybrid 17枚組"のスペシャル・ボックスで衝撃のリリース!!
圧倒的名演、超優秀録音がグラミー賞をはじめ、世界各国の音楽賞に輝いたMTT&SFSのマーラー。このボックスには、ボーナス・レコーディングとしてスーザン・グラハムが歌いMTTがピアノを弾いた「リュッケルトによる5つの詩」、324ページのブックレットが封入されるなど、特典も豪華。

SFS-0041(2DVD)

SFS-0042(2Bluray)
キーピング・スコア〜マーラー:オリジンズ&レガシー
■ドキュメンタリー・エピソード1〜グスタフ・マーラー:オリジンズ
■コンサート・プログラム1
 マーラー:交響曲第1番《巨人》
■ドキュメンタリー・エピソード2〜グスタフ・マーラー:レガシー
■コンサート・プログラム2〜マーラーの旅
 マーラー:さすらう若人の歌*
 交響曲第5番〜アダージェット
 交響曲第7番〜スケルツォ
 交響曲第9番〜ロンド・スケルツォ
マイケル・ティルソン・トーマス(指)
サンフランシスコSO
トーマス・ハンプソン(Br)*

収録:2009年9月&10月
マイケル・ティルソン・トーマス&サンフランシスコ交響楽団の"映像"によるドキュメンタリー&コンサート・プロジェクト、「キーピング・スコア」シリーズの8タイトル目。「交響曲第1番《巨人》」と「マーラー旅」は2009年9月&10月に行われたデイヴィス・シンフォニー・ホールでのライヴが収録されており、特に「交響曲第1番」はSACD盤(821936-0002-2/廃盤)とは別音源となるだけに、このコンサート・プログラムは話題必至!定評あるドキュメンタリーには、チェコ、オーストリア、ハンガリーを巡り「交響曲第1番」が初演されるまで、そして1890年代から1911年5月18日までのマーラーの歴史が描かれています。MTT&SFSの演奏とドキュメンタリーでマーラーの"ルーツ"と"伝説"をたどる「マーラー:オリジンズ&レガシー」。没後100周年を祝うに相応しい充実のプログラムです!
SFS-0043(1SACD)
マーラー:交響曲第1番「巨人」 マイケル・ティルソン・トーマス(指)
サンフランシスコSO

録音(ライヴ):2001年9月19日−23日、デイヴィス・シンフォニー・ホール(サンフランシスコ)、ジュエルケース仕様
MTT&SFSの偉業、「マーラー全集」第2弾としてリリースされ、長らく入手不可能の状態が続いていた交響曲第1番「巨人」が復活リリース!
9.11同時多発テロの余波が残っていた2001年9月19日から23日にかけてライヴ収録された「巨人」。
一糸乱れぬ極限の演奏、MTT&SFSのサウンドを最大限引き出す超優秀録音による「巨人」は、数ある同曲の演奏の中でも間違いなくトップクラスに位置する名演です!
SFS-0045(2SACD)
マーラー:交響曲第3番ニ短調
亡き子をしのぶ歌
マイケル・ティルソン・トーマス(指)
サンフランシスコSO、
ミシェル・デ・ヤング(Ms)、
SFS合唱団女性メンバー、
パシフィック少年cho、
サンフランシスコ少女cho

録音(ライヴ):2002年9月25日−29日&2001年9月19日−23日、デイヴィス・シンフォニー・ホール(サンフランシスコ)、ジュエルケース仕様
※旧盤の「821936-0003-2」は廃盤となります。
これほど分厚く安定感抜群、しかも超優秀録音で再現される第1楽章冒頭のホルンには滅多に出会えません。2004年のグラミー賞、ベスト・クラシカル・アルバム賞に輝いたMTT&SFSの代表盤です!
SFS-0052(DVD)
サンフランシスコSO創立100周年〜2011−2012シーズン・オープニング・ナイト・ガラ・コンサート
コープランド:バレエ組曲「ビリー・ザ・キッド」
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調
ブリテン:青少年のための管弦楽入門
アダムズ:ショート・ライド・イン・ア・ファスト・マシーン
マイケル・ティルソン・トーマス(指)サンフランシスコSO、イツァーク・パールマン(Vn)

収録時間:88分(ガラ・コンサート)、58分(ドキュメンタリー)
※録音:2011年9月7日、デイヴィス・シンフォニー・ホール(サンフランシスコ)Region:0
1911年から1世紀。2011−2012シーズンで遂に創立100周年を迎えたアメリカ西海岸の雄サンフランシスコSO。2011年9月7日、本拠地デイヴィス・シンフォニー・ホールで行われた2011−2012シーズンのオープニングであり、創立100周年を祝うガラ・コンサートのライヴが「SFS Media」から登場!
SFS-0053
(1SACD)
アダムズ:ハルモニーレーレ(和声学)
ショート・ライド・イン・ア・ファスト・マシーン
マイケル・ティルソン・トーマス(指)
サンフランシスコSO

2010年12月8日−11日(ハルモニーレーレ)&2011年9月7日、デイヴィス・シンフォニー・ホール(サンフランシスコ) 以上ライヴ
1979年にはコンテンポラリー・ミュージック・アドヴァイザー、1982年から1985年にはコンポーザー・イン・レジデンスを務めるなど、サンフランシスコSOと長く深い縁を持つジョン・アダムズ。疾走感あふれる傑作「ショート・ライド・イン・ア・ファスト・マシーン」、1980年代の代表作「ハルモニーレーレ」の新録音は、MTT&SFSとジョン・アダムズの強固な信頼関係から生まれた凄演です!
SFS-0054(1SACD)
ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調Op.92
レオノーレ序曲第3番Op.72a
マイケル・ティルソン・トーマス(指)
サンフランシスコSO

録音(ライヴ):2011年9月14日−17日&2010年10月7日−9日、デイヴィス・シンフォニー・ホール(サンフランシスコ)
※プロデューサー:ジャック・ヴァド
SFS-0055(1SACD)
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」 マイケル・ティルソン・トーマス(指)
サンフランシスコSO&Cho
エリン・ウォール(S)
ケンドール・グラーデン(Ms)
ウィリアム・バーデン(T)
ネイサン・バーグ(Bs-Br)
「第5番《運命》」(SFS 0037)、「第7番」(SFS 0054)、キーピング・スコア・シリーズ(DVD)での「第3番《エロイカ》」(821936-0013-9)に続く、アメリカ、ベイエリアが世界に誇るトップ・オーケストラのベートーヴェンは「交響曲第9番《合唱付き》」!
SFS-0056(1SACD)
アメリカン・マーヴェリックス
カウエル:シンクロニー、ピアノ協奏曲*
ルー・ハリソン:オルガンと打楽器オーケストラのための協奏曲**
ヴァレーズ:アメリカ
マイケル・ティルソン・トーマス(指)
サンフランシスコSO、
ジェレミー・デンク(P)*、
ポール・ジェイコブス(Org)**

録音(ライヴ):2010年12月8日−10日(シンクロニー)&2012年3月3日−17日、デイヴィス・シンフォニー・ホール(サンフランシスコ
15年ぶりの来日を目前に控えたアメリカ西海岸の名門、サンフランシスコSOとマイケル・ティルソン・トーマス。創立100周年を記念して行われ、大成功を収めた「アメリカン・マーヴェリックス・フェスティヴァル(American Mavericks festival)」のライヴ・レコーディングは、ヘンリー・カウエル(1897−1965)、ルー・ハリソン(1917−2003)、エドガー・ヴァレーズ(1883−1965)の作品を収録したオール・アメリカン・プログラム!
SFS-0057(Bluray)
サンフランシスコ交響楽団創立100周年 〜 2011−2012シーズン・オープニング・ナイト・ガラ・コンサート
コープランド:バレエ組曲《ビリー・ザ・キッド》
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調
ブリテン:青少年のための管弦楽入門
アダムズ:ショート・ライド・イン・ア・ファスト・マシーン
マイケル・ティルソン・トーマス(指)
サンフランシスコSO
イツァーク・パールマン(Vn)

収録時間:88分(ガラ・コンサート)、
58分(ドキュメンタリー)
※録音:2011年9月7日、デイヴィス・シンフォニー・ホール
1911年から1世紀。2011−2012シーズンで遂に創立100周年を迎えたアメリカ西海岸の雄サンフランシスコ交響楽団。2011年9月7日、本拠地デイヴィス・シンフォニー・ホールで行われた2011−2012シーズンのオープニングであり、創立100周年を祝うガラ・コンサートのライヴの高画質&高音質"Blu-rayヴァージョン"がリリース!
100%ロスレスな次世代音声技術"ドルビーTrueHD"を採用(96/24 multi-channel sound)。ディスクは大容量のBRD-50(デュアル・レイヤー・ディスク)。
SFS-0059(2SACD)
バーンスタイン:ウェスト・サイド・ストーリー(コンプリート・ブロードウェイ・スコア版/世界初録音) マイケル・ティルソン・トーマス(指)
サンフランシスコSO、
サンフランシスコ交響Cho
シャイアン・ジャクソン(トニー)、アレクサンドラ・シルバー(マリア)、ジェシカ・ヴォスク(アニタ)、ケヴィン・ヴォートマン(リフ)、ジュリアナ・ハンセン(ロザリア)、キャシー・シモーネ(フランチスカ)、ルイーズ・コーニレズ(コンスェーロ)、ジャスティン・キース(アクション)、
ザック・フォード(ディーゼル)、クリス・マイスナー(ベイビー・ジョーン)、ルイス・パルド(A-ラブ)、デイヴィッド・マイケル・ラッフィー(ビッグ・ディール)、ケリー・マークグラフ(ベルナルド)、ジュリア・ブロック(少女)
アメリカ西海岸の名門、サンフランシスコSO(SFS)とマイケル・ティルソン・トーマス(MTT)。最新録音は、MTTの師レナード・バーンスタインの名作ミュージカル「ウェスト・サイド・ストーリー」の、"コンプリート・ブロードウェイ・スコア版/世界初録音" !
主役の2人に、アメリカの人気TVドラマ「グリー」で知られる俳優・歌手のシャイアン・ジャクソン(トニー役)、2011年にブロードウェイ・デビューを果たしたアレクサンドラ・シルバー(マリア役)を迎えた豪華キャスト。SACD2枚組みに100ページのブックレットを封入した豪華パッケージ。そして、幾度もグラミー賞に輝いたMTT&SFSのハイ・パフォーマンスと超高音質録音。バーンスタインの愛弟子ティルソン・トーマスが贈る、まさに21世紀の決定盤となる「ウェスト・サイド・ストーリー」です!

YouTubeでプロモーション動画がご覧になれます!
https://www.youtube.com/watch?v=ffHM2M6TbGA
SFS-0060(1SACD)
マスターピース・イン・ミニチュア
リトルフ:交響的協奏曲第4番〜「スケルツォ」*
マーラー:交響曲第1番「巨人」〜「花の章」
フォーレ:パヴァーヌ
ドビュッシー:レントより遅く
シューベルト:「ロザムンデ」〜「間奏曲第3番」
アイヴズ(ブラント編):コンコード・シンフォニーより「オルコッツ」
ラフマニノフ:ヴォカリーズ Op.34-14
ドヴォルザーク:管弦楽のための伝説 Op.59-6
シベリウス:悲しきワルツ
ディーリアス:春初めてのカッコウの声を聴いて
グリーグ:2つの悲しい旋律〜「最後の春」
ドリーブ:「シルヴィア」〜「バッカスの行列」
マイケル・ティルソン・トーマス(指
)サンフランシスコSO、
ユジャ・ワン(P)*

録音(ライヴ):2010年2月2日−6日、2013年9月26日−28日、2014年5月22日−25日、 デイヴィス・シンフォニー・ホール(サンフランシスコ、アメリカ)
アメリカ西海岸の名門、サンフランシスコSO(SFS)とマイケル・ティルソン・トーマス(MTT)。幾度ものグラミー賞に輝いてきたこの黄金コンビによる最新作は、管弦楽のための名作を集めた珠玉の小品集。アンリ・リトルフの「スケルツォ」では、2012年のMTT&SFS来日公演でも共演したピアニスト、ユジャ・ワンが参加しているのも大きなポイントの1つ。「スケルツォ」は交響的協奏曲第4番の第2楽章だが、ヴィルトゥオージティあふれる煌びやかなピアノが終始活躍する爽快な曲で、単独で演奏されることも多い人気曲。他にも、マーラーの交響曲第1番の第2楽章として構想された「花の章」、作曲者自身によりピアノ独奏曲から管弦楽版へと編曲されたドビュッシーの「レントより遅く」、難曲として知られるアイヴズのコンコード・ソナタ(ピアノ・ソナタ第2番)をヘンリー・ブラントがオーケストレーションした大作"コンコード・シンフォニー"より「オルコッツ(オルコット家の人々)」、シベリウスの劇付随音楽「クオレマ」の1曲で、単独で演奏されることの多い人気曲「悲しきワルツ」、オーケストラから吹奏楽まで広い人気を誇るドリーブの「バッカスの行列」、そして歌曲からトランスクリプションが施され様々な形態で演奏される超名曲、ラフマニノフの「ヴォカリーズ」など、数々の名曲が並びます。
マイケル・ティルソン・トーマスとサンフランシスコSOの緻密な音楽作りで、オーケストラのオリジナル作品も、アレンジ作品も、管弦楽の魅力がたっぷり味わえる1枚です。
SFS-0062(1SACD)
チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調 Op.64
幻想序曲 「ロメオとジュリエット」
マイケル・ティルソン・トーマス(指)
サンフランシスコSO

録音(ライヴ):2014年9月3日−6日(交響曲)&18日−21日(ロメオとジュリエット)、デイヴィス・シンフォニー・ホール(サンフランシスコ、アメリカ)
MTT&SFSのチャイコフスキーといえば、「キーピング・スコア」シリーズでDVD&CDとして発売されていた「交響曲第4番」の名演以来の発売となり、ティルソン・トーマスの描く英雄的な「交響曲第5番」、情熱的な「ロメオとジュリエット」を、192kHz/24bitのハイレゾ録音、Hybrid SACDのサウンドで楽しむことができます。
SFS-0063(1SACD)
アダムズ:アブソルート・ジェスト(世界初録音)*
グランド・ピアノラ・ミュージック+
マイケル・ティルソン・トーマス(指)*、
セント・ローレンスSQ*、
ジョン・アダムズ(指)+、
マルク=アンドレ・アムラン(P)+、
オルリ・シャハム(P)+、
シナジー・ヴォーカルズ+、
サンフランシスコSO*/+

録音(ライヴ):2013年5月4日−5日、9日*&2015年1月16日−18日+、デイヴィス・シンフォニー・ホール(サンフランシスコ)
「ハルモニーレーレ」(SFS 0053)に続く、サンフランシスコSO(SFS)のジョン・アダムズ(1947−)の新録音は、「ベートーヴェン」と「SFS」という共通のテーマを持つ2作品。
SFSの創立100周年を記念して作曲された委嘱作品であり、現在世界中で話題沸騰中の弦楽四重奏とオーケストラのための協奏曲「アブソルート・ジェスト」の"世界初録音"、そして同じくSFSの委嘱作品で約30年前、1982年に作曲、初演が行われた「グランド・ピアノラ・ミュージック」を収録!
約25分間の演奏時間の中で、ベートーヴェンの交響曲や弦楽四重奏曲などのモチーフが続々と登場する「アブソルート・ジェスト」。
2012年のセント・ローレンスSQとSFSの世界初演後、ドーリックSQによるイギリス初演、アタッカSQによるスペイン初演など、各国初演が続く話題作の世界初録音は大きな注目を浴びること必至!
そして、ジョン・アダムズ自身がタクトを執った「グランド・ピアノラ・ミュージック」では、なんとマルク=アンドレ・アムランとオルリ・シャハムがソリストと参加するなど、こちらも聴き逃せない!
SFS-0064(1SACD)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.37
ミサ曲ハ長調 Op.86
マイケル・ティルソン・トーマス(指)
サンフランシスコSO、
エマニュエル・アックス(P)、
ジョエル・ハーヴェイ(S)、
ケリー・オコナー(Ms)、
ウィリアム・バーデン(T)、
シェンヤン(Bs-Br)
サンフランシスコ交響Cho

録音(ライヴ):2013年9月26日−28日(協奏曲)&2014年1月15日−18日(ミサ曲)、デイヴィス・シンフォニー・ホール(サンフランシスコ、アメリカ)
ベートーヴェンの「ピアノ協奏曲第4番」(SFS 0037)に続く、マイケル・ティルソン・トーマス(MTT)&サンフランシスコSO(SFS)とエマニュエル・アックスのコラボレーション第2弾は、「ピアノ協奏曲第3番」!第1回アルトゥール・ルービンシュタイン国際コンクールを優勝したアメリカの大ピアニスト、エマニュエル・アックスは、2015年11月にベートーヴェンを中心としたプログラムで来日公演が予定されており、来日を控えたタイミングで発売となるベートーヴェンです!
SFS-0065(1SACD)
メイソン・ベイツ:管弦楽作品集
ザ・B-サイド
リクウィッド・インターフェイス
オルタナティヴ・エナジー
マイケル・ティルソン・トーマス(指)
サンフランシスコSO、
メイソン・ベイツ(エレクトロニカ)

録音(ライヴ):2014年1月8日−11日&15日−18日、2014年9月10日−13日、デイヴィス・シンフォニー・ホール(サンフランシスコ)
「アメリカン・マーヴェリックス(SFS 0056)」、「ジョン・アダムズ(SFS 0063)」に続くのは、1977生まれのアメリカの作曲家、メイソン・ベイツの音楽! シンフォニックな作品の作曲家とともに、エレクトロ・ダンス・ミュージックのDJとしても活動するベイツは、シカゴSOのレジデント・コンポーザーを3年間務め、現在はサンフランシスコSOとも協力し活躍中。マイケル・ティルソン・トーマスが繊細に、大胆に描く、ジャズ、テクノ、ドラムン・ベース、フィールド・レコーディングなど、様々な要素を統合した規格外のシンフォニック・ミュージックに要注目です!

SFS-0066(Bluray)
キーピング・スコア〜ストラヴィンスキー
バレエ音楽「春の祭典」
バレエ音楽「火の鳥」〜魔王カスチェイの凶悪な踊り/子守歌/終曲

■メイキング・オヴ・ア・パフォーマンス〜マイケル・ティルソン・トーマスの解説によるドキュメンタリー
マイケル・ティルソン・トーマス(指)
サンフランシスコSO
このBlu-rayヴァージョンの「春の祭典」と「火の鳥」のライヴ・パフォーマンスには、「2011−2012シーズン・オープニング・ナイト・ガラ・コンサート」(SFS 0057/Blu-ray)でも用いられた、次世代ロスレス圧縮音声フォーマット「ドルビーTrue HD」(5.1サラウンド)を採用!
ストラヴィンスキーの管弦楽作品集(RCA盤)で2000年のグラミー賞を受賞するなど、MTT&SFSにとって最も重要なレパートリーの1つである「春の祭典」。
次世代技術による高音質&ワイドスクリーン(16:9)の高画質という"Blu-rayヴァージョン"では、その圧倒的な情報量が、MTT&SFSのライヴ・パフォーマンスの全てを伝えてくれます。
SFS-0069(1SACD)
ドビュッシー:管弦楽作品集

管弦楽のための 《映像》
遊戯*/レントより遅く#
マイケル・ティルソン・トーマス(指)
サンフランシスコSO

録音(ライヴ):2014年5月22日−25日、2013年1月10日−13日*、2013年9月26日−28日# デイヴィス・シンフォニー・ホール(サンフランシスコ)
ティルソン・トーマスの鮮やかな棒とサンフランシスコ響の完成された音色で聴く鮮明なるドビュッシーの世界。幾度のグラミー賞にも輝いたアメリカ屈指のオーケストラ・サウンドと、それを余すところなく収めた高音質録音にもご期待ください!
SFS-0071(2SACD)
シューマン:交響曲全集
交響曲第1番変ロ長調 Op.38《春》
交響曲第2番ハ長調 Op.61
交響曲第3番変ホ長調 Op.97《ライン》
交響曲第4番ニ短調 Op.120
マイケル・ティルソン・トーマス(指)
サンフランシスコSO

※録音(ライヴ):2015年11月19日−22日(第1番)、2016年3月30日−4月2日(第2番)、2015年11月13日−15日(第3番)、2016年5月19日−22日(第4番)、デイヴィス・シンフォニー・ホール(サンフランシスコ、アメリカ)
※ハードカバー仕様/84ページブックレット
1995年から20年以上の長きに渡り音楽監督を務めるマイケル・ティルソン・トーマス(MTT)と、アメリカ西海岸の名門オーケストラ、サンフランシスコ交響楽団(SFS)のゴールデンコンビ。
幾度となくグラミー賞に輝くなど、演奏、録音の両面が世界各国で絶大な評価を受け続けている自主レーベル「SFS-Media」からのMTT&SFSの最新作は、本拠地デイヴィス・シンフォニー・ホールで2015年から16年にかけて演奏された『ロベルト・シューマンの交響曲全集』のライヴ・レコーディング!
このMTT&SFSのシューマン・チクルスは、現地メディアのサンフランシスコ・クロニクル紙で「すばらしい以外のなにものでもない」と大絶賛されたコンサートであり、高音質で定評のある「SFS-Media」からリリースされる全集録音への期待は高まるばかり。
大成功を収めた「マーラー・プロジェクト」に続くMTT&SFSの新たな代表作の誕生です!


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