湧々堂HOME 新譜速報 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック 廉価盤 シリーズ
旧譜カタログ チャイ5 殿堂入り 交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック


ナクソス廉価盤・新譜速報1




   NAXOS 2022年10月発売(2)
NAX-8.574316(1CD)
マイアベーア:序曲と舞台音楽集
マイアベーア/ゲオルク・ヨーゼフ・フォーグラー(1749-1814):歌劇「提督、または失われたプロセス」序曲…世界初録音
マイアベーア:バレエ音楽『漁師と乳搾り女、または口づけの騒動』序曲/第1場-第21場
歌劇「ブランデンブルク門」序奏…世界初録音
歌劇「主人と客」より…世界初録音
 序曲/ 第2幕 トルコ行進曲
歌劇「ロミルダとコンスタンツァ」 序曲
チェコ室内Oパルドビツェ
ダリオ・サルヴィ(指)

録音:2021年8月27-30日
「悪魔のロベール」や「ユグノー教徒」などのオペラが有名なマイアベーアの、若き日の舞台音楽を集めたアルバムが登場。ベルリンの裕福な家庭に生まれたマ イアベーアは早くから音楽の才能を示し、いち早くピアニストとして名声を得ますが、20代前半で挑戦したオペラではすぐに成功を得ることが出来ませんでし た。転機となったのは、師のサリエリの勧めで1816年にイタリアに赴き、ロッシーニの作品に感化されたこと。翌1817年の作品「ロミルダとコンスタンツァ」で早く も成功を収めます。 このアルバムに収録されているのは前述の「ロミルダとコンスタンツァ」序曲を含む、マイアベーア10代の終わりから20代前半の作品で、中でもバレエ音楽『漁 師と乳搾り女、または口づけの騒動』は彼の初の舞台作品とされています。 細かいシナリオは残っていませんが、ロココ時代の牧歌的な物語にマイアベーア はモーツァルトを思わせる軽快な22曲の音楽を付けています。この中には当時のバレエ・ディヴェルティスマンに要求された牧歌から狩りの情景までが一通り 含まれています。歌劇「提督、または失われたプロセス」の序曲は、ベルリンを離れたマイアベーアが師事したゲオルク・ヨーゼフ・フォーグラーとの共作と考えられ ており、珍しい楽器「ストローフィドル(木製のハーモニカ)」が使用されています。他には「主人と客」と同じくドイツ語による歌劇「ブランデンブルク門」(マイア ベーアの生前には演奏されなかった)の序奏も収録。オーベールの序曲集など、この分野での仕事ぶりが際立つダリオ・サルヴィの指揮で。
NAX-8.574212(1CD)
ヴァイオリンと打楽器オーケストラのための作品集
ロバート・ゼイビア・ロドリゲス(1946-):ショチケツァル(2014)…世界初録音
ルー・ハリソン:ヴァイオリンと打楽器オーケストラのための協奏曲(1940-59)
カティ・アゴーチ(1975-):ヴァイオリンと打楽器オーケストラのための協奏曲(2018)…世界初録音
ニコラス・キッチン(Vn)
ニューイングランド音楽院パーカッション・アンサンブルのメンバー
フランク・エプスタイン(指)

録音:2015年5月5日、2016年11月22日、2020年2月14日
このアルバムには「ヴァイオリンと打楽器オーケストラ」というユニークな編成による作品が3曲収録されています。この斬新な組み合わせは1959年にルー・ハリ ソンによって発案されたもので、クラシック音楽の伝統に根差した作品を生み出しながらも、東洋の楽器の音を好んで採り入れていたハリソンならではの実験 的な音使いは次世代の作曲家たちにも確実に影響を与えています。 このハリソンの協奏曲は、シンバル、マラカス、ゴング、タムタム、バスドラムなど従来の楽器に加え、吊り下げられた2つの洗濯桶、共鳴する2つの時計のコイ ルから6つの植木鉢までを用いる他、仰向けに置いたコントラバスをスティックで叩くなど、様々な響きを追求。独奏ヴァイオリンの旋律を彩ります。 1946年生まれのロバート・ゼイビア・ロドリゲスはナディア・ブーランジェやエリオット・カーターに学んだ作曲家。この「ショチケツァル」はヴァイオリンと打楽器六重 奏のための協奏曲で、古代マヤの音楽、舞踊、美、愛、豊穣を司る女神の名前から採られたタイトル通り、メキシコ民謡に由来するエキゾチックな旋律がふ んだんに用いられた技巧的な作品です。 1975年生まれのアゴーチは、ハンガリー人とアメリカ人の両親を持つ女性作曲家。この協奏曲は、6人の打楽器奏者が奏でる5つのティンパニ、木琴、ビブ ラフォン、マリンバ、6種類のシンバルとヴァイオリンの掛け合いによるもので、フロム音楽財団からの委嘱作。全体はコンパクトにまとめられており、最終楽章で の激しく力強いリズムは、彼女の中に流れるハンガリーの血を感じさせます。作品全体を通して、その豊かな表現力に驚かされます。
NAX-8.574324(1CD)
ブリティッシュ・ライト・ミュージック 第12集
アンソニー・ヘッジス(1931-2019):キングストンのスケッチ
4つのブレトンのスケッチ Op. 79
カンティレーナ Op. 87a
ハイガム・サウンド Op. 72
4つの小舞曲 Op. 28
ハンバーからの情景 Op. 90
キングストン・スケッチ Op. 36
RTEシンフォニエッタ
アンソニー・ヘッジス(指)

録音:1995年11月1-2日
※MARCO POLO 8.223886のレーベル移行盤
児童文学者シドニー・ヘッジスを父として、英国のオックスフォードシャーで生まれたアンソニー・ヘッジス。6歳で初の作品を作曲、ピアニストとしても才能を発 揮し、オックスフォード大学のキーブル・カレッジで音楽を学びました。グラスゴーのスコットランド王立音楽院で講師を務め、ハル大学では名誉教授に任命さ れるなど、教育者としても高く評価されています。 作曲家としては、交響曲から協奏曲、児童合唱のための作品から歌劇まで多岐にわたるジャンルの作品を遺し、これらは英国内外で300回以上も演奏、 放送されるなど人気を博した他、教育音楽の出版も積極的に行いました。 このアルバムには、彼の本領とも言えるオーケストラのための軽音楽を、自らがRTEシンフォニエッタを指揮した演奏で収録。代表作の一つでテレビ番組の オープニング・テーマとして書かれた「キングストン・スケッチ」やBBCの音楽番組のBGMとして使用された「ハンバーからの情景」、各々の楽章に彼の子供たち の名前が付された「4つの小舞曲」、家族で休暇を過ごしたブルターニュの風景が織り込まれた「4つのブレトンのスケッチ」など、どれも快活さに溢れた親しみ やすい作品です。

   NAXOS 2022年10月発売 (1)
NAX-8.574429(1CD)

NYCX-10348(1CD)
国内盤仕様
税込定価
シューマン:交響曲第1番、第2番(マーラー編)
交響曲第1番変ロ長調 「春」 Op. 38(G. マーラーによる編曲版)
交響曲第2番ハ長調 Op. 61(G. マーラーによる編曲版)
ウィーンRSO
マリン・オルソップ(指)

録音:2020年2月20-23日
※国内盤日本語解説=相場ひろ
ドイツ・ロマン派を代表する作曲家シューマンが完成させた交響曲は4曲ありますが、これらを近代以降のオーケストラで演奏すると、音が濁ったり、 バランスが取れなかったりすることが多く、指揮者泣かせの曲と言われてきました。この難題に大胆な回答を出したのが、作曲家にして当代屈指の名指揮者 でもあったマーラー。彼の時代のオーケストラで聴き映えがするよう、4曲の交響曲のスコアに数多くの改変やカットを加えました。それらの多くは打楽器や金 管の増減などによってマーラーが重要と見なすモチーフを補強し、そうでないと考えた部分を抑えるというものでしたが、今ではシューマン自身の意図した響き ではないと批判される傾向があります。オルソップはマーラーのオーケストレーションを再評価すべく、ウィーン放送響と全4曲を収録。第1弾となるこのアルバム には第1番と第2番が収録されています。 シューマンがたった4日でスケッチを完成させたという第1番。曲に付された副題の「春」は、当時のシューマンが関心を抱いていたドイツの詩人アドルフ・ベル ガーの詩から発想したもので、1841年にメンデルスゾーンの指揮するライプツィヒ・ゲヴァントハウスOで初演されました。その際、楽器の機能上の制 約からファンファーレの音程を変更していますが、マーラーはこれをシューマンが当初考えた通りに戻しています。第2番は1846年に完成し、同じくメンデルス ゾーンとライプツィヒ・ゲヴァントハウスOが初演を行いました。マーラーは楽器編成を変更した他、終楽章のコーダに大幅なカットを施していますが、こ のオルソップの演奏ではカットは採用していません。
NAX-8.579117(1CD)
トランペット協奏曲集
アレクサンドル・アルチュニアン(1920-2012):トランペット協奏曲(カデンツァ: ティモフェイ・ドクシツェル)
ミェチスワフ・ヴァインベルク(1919-1996):トランペット協奏曲第1番変ロ長調 Op. 94
ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番(T. ドクシツェル、P. メルケロによるトランペット・パート拡張版)
ポール・メルケロ(Tp)
チョ・ジェヒョク(P)…5-8
ロシア・ナショナルO
ハンス・グラーフ(指)

録音:2019年6月8-12日
1995年からモントリオールSOの首席奏者を務めているポール・メルケロが重量級のアルバムでNAXOSに初登場。幼いころにトランペットの演奏を聴 いてプロ奏者を志したというメルケロ。彼の人生を変えた演奏者はウクライナ出身の偉大なトランペット奏者ティモフェイ・ドクシツェルでした。ソビエト時代に作 曲された3曲のトランペット協奏曲を収めたこのアルバムは、メルケロからドクシツェルへのオマージュになっています。 アルメニア民謡のメロディとリズムが特徴的で、今やハイドンやフンメルと並ぶトランペット協奏曲の定番レパートリーとなったアルチュニアン。マーラーの交響曲 第5番、メンデルスゾーンの結婚行進曲、ビゼーの「カルメン」、リムスキー=コルサコフの「金鶏」などのメロディが引用されており、謎めいた遊び心を感じさせる ヴァインベルク。この2曲はドクシツェルのために作曲されました。 ショスタコーヴィチが20台後半に作曲した「ピアノとトランペット、弦楽合奏のための協奏曲」(P協奏曲第1番)も自他の作品からの引用が散りばめられ たコラージュ風の作品で、ユーモアと華麗な超絶技巧が魅力の人気曲。ここではドクシツェルが作曲家の承諾を得てトランペット・パートを編曲(拡張)し、ト ランペットを主役に仕立て上げた版を使用していることに注目。冒頭からトランペットがピアノのパートを吹いたり、更にはオーケストラ・パートまで演奏します。 高度な技術と持久力が必要なため、録音はこれまでドクシツェル自身のものしかなく、この録音は貴重。トランペット・ファン必聴です。
NAX-8.574336(1CD)
フェルステル:交響曲第1番/祝典序曲 他
祝典序曲 Op. 70(1907)
交響曲第1番ニ短調 Op. 9(
『シェイクスピアより』 Op. 76(1908-10)
ヤナーチェクPO
マレク・シュティレツ(指)

録音:2021年1月6-7日
プラハで音楽家の父のもとに生まれたヨゼフ・ボフスラフ・フェルステル。プラハ音楽院で学び、ドヴォルザークに続く世代の作 曲家として活躍しました。歌劇から室内楽曲、管弦楽曲まで200曲を超える作品は、ドヴォルザークの伝統を継承したロ マン派風の重厚な響きと哀愁を感じさせる旋律を持っています。このアルバムにはフェルステルのオーケストラ作品から彼の 作風を概観できる3作を収録。スメタナの作品を想起させる「祝典序曲」はチェコの民俗的な色彩にウィーン風のエレガンス を融合させています。20代の終わりに書かれた「交響曲第1番」は闇から光への物語を感じさせ、曲の最後に奏される高ら かなコラールが印象的です。若い頃に演劇に傾倒したフェルステルはシェイクスピアを愛読しました。その情熱が注がれた 『シェイクスピアより』は、『冬物語』『十二夜』『マクベス』『じゃじゃ馬ならし』に登場する4人の女性を描いた連作交響詩風 の作品です。
NAX-8.574376(1CD)
ディーリアス/スマイス:弦楽四重奏曲集
エセル・スマイス(1858-1944):弦楽四重奏曲 ホ短調(1902/1912改訂)
ディーリアス:弦楽四重奏曲 ハ短調(1888)(D.M. グリムリーによる復元版)…世界初録音
ヴィリアーズQ【ケイティ・スティルマン(Vn1)、タマキ・ヒガシ(Vn2)、カーメン・フローレス(Va)、レオ・メルヴィン(Vc)】

録音:2022年3月14-15日、2022年3月15-16日
このアルバムでは、まず後半に置かれたディーリアス作品に注目。学生時代の作品で、初演をシンディングに託したものの、 楽譜はおそらく演奏されないまま作曲家のもとへ返送されてきました。失意のディーリアスはこの作品を無かったものとし(第 2楽章のスケルツォだけは1917年に書いた「弦楽四重奏曲」に転用)、この曲の前半の2楽章は散逸したと考えられてい ました。ところが2018年にオークションに出された楽譜がこの作品と判明。校訂と編集を経て全4楽章の作品として復元さ れ、ヴィリアーズ四重奏団によって2020年10月にストリーミング・コンサートで初演されました。このCDが初録音となりま す。若きディーリアスの野心的な作風が窺える音楽で、この作曲家のファンならば聴かずにいられないでしょう。 19世紀後半から20世紀に活躍した女性作曲家のなかでも一際独創的な人物として評価されるエセル・スマイス。当時 女性には閉鎖的であった英国音楽界に於いて名をあげると同時に、女性解放運動の旗手としても熱心に活動しました。 この弦楽四重奏曲は1900年代初頭に第1楽章と第2楽章が書かれ、その後10年を経て第3楽章と終楽章が追加され た熟考の作品。10年間の隔たりを感じせない統一感を持ち、彼女が愛したヴィオラが活躍する、若干の遊び心が加えられ た大胆な作品です。 前半2楽章と後半2楽章が時を隔てて結ばれるという物語が伏線となっているアルバムです。
NAX-8.551475(1CD)
ギター六重奏のための作品集
バッハ:ブランデンブルク協奏曲第3番 ト長調 BWV 1048(ハラルド・シュタンパ&ジェンス・スティバル編)
マルコ・デ・ビアージ(1977-):Ipercubo イペルクボ Op. 18(2010)
ロッシーニ:歌劇「アルジェのイタリア女」序曲(カルロ・マルキオーネ編)
アタナス・ウルクズノフ(1970-):Codex Bulgaricus(2018) - ギター六重奏のために
ラヴェル:マ・メール・ロワ(1910)(カルロ・マルキオーネ編)
トビアス・クレープス(1993):Suite panamericana 組曲『パンアメリカン』(2013)
セルジオ・アサド(1952-):Juan Sebastian’s Bar(2017) - ギター六重奏のために
ギターラ・ア・セイス(ギター六重奏団)【マティアス・クレーガー、トビアス・クレープス、エドゥマルロ・デ・オリベイラ、アダム・オレンチャク、ハラルド・シュタンパ、ジェンス・スティバル】

録音:2021年2月13、15、19、21日
2012年にチューリヒで結成されたギター六重奏団「ギターラ・ア・セイス」。メンバーの出身国はドイツ、ブラジル、ポーランド、 スイスと多岐にわたり、個性も弾き方も多彩。収録曲の作曲家もバロックから現代まで、ドイツ、イタリア、ブルガリア、フラン ス、スイス、ブラジルにまたがり、6本のギターという珍しい演奏フォーマットの持つ表現力を様々に引き出しています。ブランデ ンブルク協奏曲第3番の第3楽章の対位法に乗って競い合うような演奏、ロッシーニ・クレッシェンドの高揚感、マ・メール・ロ ワでの繊細さなど、どれも魅力的。現代曲ではシリアスな作品もあれば、メンバーのクレープスによる「パンアメリカン」組曲の ようなポップスのノリもあり。バッハの名前をもじったセルジオ・アサドの「フアン・セバスチャンのバー」は思い切りポップなブラジリ アン・サウンドの中に突如バッハの旋律が顔を出すユーモラスな作品。ライヴなら拍手喝采間違いなしのプログラム、難しく 考えずに楽しみたい1枚です。
NAX-8.660511(1CD)
ヨハン・ジモン・マイール(1763-1845):歌劇「ラカデミア・ディ・ムジカ」 グリエルモ…フィリッポ・モラーチェ(Br)
ヴァレリオ…セサル・コルテス(T)
アンネッタ…エレオノーラ・ベッロッチ(S)
チェッキーノ…リカルド・セゲル(Br)
ヴェスピーナ…マリア・デル・マール・ウマネス(S)
モモレット/マルフィーサ…フィリッポ・ピーナ・カスティリオーニ(T)
クラクフ・パッショナルトO
ニコラ・パスコーニ(指)

録音:2019年7月20、26日ヴィルトバートのロッシーニ音楽祭2019
世界初録音
ヨハン・ジモン・マイールの歌劇「ラカデミア・ディ・ムジカ(音楽の学校)」は1799年秋にヴェネツィアのサン・サムエレ劇場で初 演されました。作品自体が短かったため別の作曲家のファルサ(笑劇)と組み合わされての上演で、少なくとも2回上演され た記録がありますが、以降忘れられてしまいました。とはいえ、「劇中劇」やオペラの一環として行われるコンサートなど18世 紀の伝統を継承する聴きごたえのある興味深い作品です。 この物語は、もともと1780年代に戯曲作家アルベルガーティ・カパチェッリが書いた同名の2幕のコメディを元にしており、息 子のヴァレリオに財産を渡したくない金持ちの老人グリエルモが、自身が結婚しようと小間使いのヴェスピーナを誘惑するも、 彼女は召使のチェッキーノと相思相愛の仲。一方、美しいヴェネツィア娘アンネッタと恋に落ちたヴァレリオは、結婚の許しを 得るために彼女を「アカデミーの主催者」として父に紹介。一旦はアンネッタになびいたグリエルモですが、最後は2組の若者 たちの結婚を認めるというもの。ここではグリエルモ役のフィリッポ・モラーチェが強靭かつコミカルな歌を披露、老いても盛んな グリエルモを見事に演じました。また2018年国際ベルカント賞を受賞したエレオノーラ・ベッロッチも魅力的なコロラトゥーラを 披露。会場を沸かせています。音楽祭デビューとなるクラクフ・パッショナルトOの熱演も聴きどころ。
NAX-8.574416(1CD)
イギリスの宗教合唱曲集
ヴォーン・ウィリアムズ:手を打ち鳴らせ(合唱とオルガン版)
エルガー:永遠の光(原曲:エニグマ変奏曲 Op. 36- 第9変奏 ニムロッド)(J. キャメロンによる合唱編)
ホルスト:2つの詩篇 - 詩篇第148篇 「Lord, Who hast made us for thine own」(M. フォードによる合唱とオルガン編)
ハロルド・ダーク(1888-1976):おお喜ばしき光よ Op. 38No. 2
ハーバート・ハウエルズ:4つのアンセム- 第3番Like as the hart 鹿が谷川を慕いあえぐように
エルガー:詩篇第29篇 「主に帰せよ」 Op. 74(合唱とオルガン版)
ウェズリー(1810-1876):わたしの咎をことごとく洗い
ヴォーン・ウィリアムズ:味わい、見よ
ウェズリー:主なる神に祝福あれ
スタンフォード:聖書の歌 Op. 113- 第6曲 My Beloved Spake 知恵の歌(合唱とオルガン版)
パトリック・ハドリー(1899-1973):わが愛する者語りて(合唱とオルガン版)
ヴォーン・ウィリアムズ:5つの神秘的な歌(M. フォードによる声、合唱とオルガン編)
ロデリック・ウィリアムズ(Br)
ジュリア・スミス(S)
エリザベス・リム(S)
レイチェル・リム(S)
ケイト・ジャーカ(S)
マーティン・フォード(Org)
ヴァサーリ・シンガーズ
ジェレミー・バックハウス(指)

録音:2021年10月17日、2021年10月22-24日
2022年10月に生誕150年を迎えるヴォーン・ウィリアムズを記念するアルバム。 名バリトン、ロデリック・ウィリアムズを独唱者に迎えた「5つの神秘的な歌」をはじめとした宗教的合唱曲を中心に、19世紀から20世紀初頭の英国教会音 楽を組み合わせることで、ヴォーン・ウィリアムズからスタンフォード、エルガー、ハウエルズなど近代英国の作曲家たちのインスピレーションの源を探っていきま す。彼らの多くが作品のテキストとして用いたのは、格調高い英語で綴られた1611年出版の『欽定訳聖書』であり、ヴォーン・ウィリアムズも「英国人の誰も が忘れようもないほど心に刻まれた言葉」として大切にしていたもの。20世紀半ばに誤訳の訂正を兼ねて現代的な言語で出版するという動きがあった際に は、彼は落胆の思いを手紙にして友人に送ったほどでした。他の作曲家の作品も、繊細に紡がれた旋律と言葉への感性で、英国合唱作品ならではの表 現が生み出されています。エルガーの名曲「ニムロッド」が無伴奏合唱にアレンジされた「永遠の光」も荘厳な美しさが耳に残ります。

   NAXOS 2022年9月発売(2)
NAX-8.574366(1CD)
エドワード・エルガー:オルガン作品全集
オルガン・ソナタ第1番Op. 28
カンティーク Op. 3No. 1(オルガン版)
荘厳行進曲 - 黒騎士 Op. 25第4場より「豪勢な宴会へ」(オルガン版)
晩課のヴォランタリーOp. 14
ラフバラー・メモリアル・チャイム(オルガン版)
オルガン・ソナタ第2番Op. 87a(I. アトキンズによる「セヴァーン組曲 Op. 87」からの編)
帝国行進曲 Op. 32(G.C. マーティンによるオルガン編)
エニグマ変奏曲 Op. 36- 第9変奏 ニムロッド(A.J. イェーガー)(W.H. ハリスによるオルガン編)
行進曲「威風堂々」 Op. 39- 第4番ト長調(G.R. シンクレアによるオルガン編)
トム・ウィンペニー(Org)

録音:2021年7月14-15日
「愛の挨拶」などで知られるイギリスの作曲家エドワード・エルガーは、若い頃にヴァイオリン奏者として活動しましたが、故郷のウスターにあるセント・ジョージ・カ トリック教会のオルガニストを務めていた時期もあり、彼にとってオルガンは音楽的素養の形成に欠かせない楽器のひとつでもありました。このアルバムでは 1895年作曲の「オルガン・ソナタ第1番」を中心に、エルガーのオルガンのためのオリジナル作品すべてと、エルガー自身による編曲、および現代の著名なオル ガニスト4人による編曲を聴くことができます。オルガン・ソナタ第1番はアメリカの教会音楽家たちがウスターを訪れた際、エルガーの親友であったオルガニス ト、ヒュー・ブレアから依頼を受け書き上げたもの。多彩な音色を駆使した交響的な作品で、一部の主題はエルガーがブレアに献呈したカンタータ『黒騎士』 のテーマに似ているといわれています。エルガーの友人であるアイヴァー・アトキンスは「セヴァーン組曲」をオルガン用に編曲することをエルガーに勧めましたが、 彼はアレンジすることなく、アトキンスが着手。各々の楽章にタイトルが付いた「オルガン・ソナタ第2番」として仕上げています。
NAX-8.574396(1CD)
スッペ:劇付随音楽『八十日間世界一周』(1874) ヤナーチェクPO
ダリオ・サルヴィ(指)

録音:2021年5月3-7日
世界を80日間で一周しようと試みるイギリス人資産家フィリアス・フォッグの奮闘を描いたジュール・ヴェルヌの冒険 小説『八十日間世界一周』。この小説が出版された1873年の時点では、船と陸路による世界一周旅行は命が けの冒険で、主人公がイギリスから東へ向かってアラビア半島、インド、中国をめぐり、日本(横浜)から太平洋を渡 りアメリカへ、そして大西洋を越えて帰国する物語は大ヒットとなりました。 小説はすぐに舞台化され、ウィーンのカール劇場で1875年3月に舞台上演された際には、ここに収録されたスッペ の音楽が使われました。スッペは、主人公フォッグが経験する異国での風物や冒険を音で描き、ゴールド・ラッシュに 沸くアメリカの印象も取り込んでいて、現代の映画音楽のよう。このサルヴィによる演奏では台詞を省き、スッペのカ ラフルで雄弁な音楽を十分に楽しめます。
NAX-8.555193(1CD)
ブリティッシュ・ライト・ミュージック 第11集〜ロン・グッドウィンの作品
633爆撃隊 - メイン・タイトル・テーマ(1963)
組曲『ドレイク400』(1980)
あやつり人形のセレナード(1961)
ニュージーランド組曲(1983)
アラビアの祝い(1988)
ヴィーナス・ワルツ(1958)
捕虜の行進曲 「クリーギー」(1980)
メヌエット・イン・ブルー(1974)
野獣の抱擁 - メインテーマ 「ロンドン・マラソンのテーマ」(1966)
夢見る少女(1964)
ランスロットとグィネヴィア - メインテーマ(1962)
ニュージーランドSO
ロン・グッドウィン(指)

録音:1993年11月
※MARCOPOLO 8.223518のレーベル移行盤
ロン・グッドウィン(本名:ロナルド・アルフレッド・グッドウィン)はイギリスの作曲家。華麗な映画音楽で知られ、ゴールデングローブ賞やアイヴァー・ノヴェロ賞など 数多くの受賞経験を持っています。とりわけ、彼が得意としたのは戦争映画のための音楽で、アルバムに収録された『633爆撃隊』はグッドウィンにとって初と なる戦争映画音楽への挑戦であり、ノルウェーにあるドイツの軍需工場が空襲されるというストーリーに沿った雄大な音楽は絶大な人気を誇りました。もちろ ん彼は戦争映画の音楽だけを書いたわけではなく、世界一周の旅を終えて帰還したフランシス・ドレイク卿を讃えた『ドレイク400』や、彼が1970年代から 定期的に訪れていたニュージーランドにまつわる『ニュージーランド組曲』などでも、オーケストレーションの妙を活かした素晴らしい作品を書き上げています。 このアルバムはグッドウィン自身がニュージーランドSOを指揮した演奏を収録したもの。まさにベスト・アルバムと言える1枚です。
NAX-8.579119(1CD)
21世紀のトランペットと管弦楽のための作品集
ガブリエル・ロベルト(1972-):ソラリア(2021)
セリエ・ドミートリー・セルヴォ(1968-):ブラジル 2010No. 10「ブラジルの四季」 Op. 61(2018-19)(トランペットと管弦楽版 2020)
ニコラ・テスカリ(1972-):トランペット協奏曲 「9つのムード」(2021)
メナヘム・ズール(1942-):深き淵より(2019)
ガブリエル・ロベルト:東京組曲(2015)
ファビオ・ブルム(Tp)
B♭管トランペット
C管トランペット
B♭管コルネット
C管コルネット
F管コルネット
B♭管フリューゲルホルン
セビーリャ王立SO
ノアム・ズール(指)

録音:2021年7月21日
全て世界初録音
ブラジルのリオデジャネイロ出身のトランペット奏者ファビオ・ブルム。30か国以上でソリスト、オーケストラ・メンバー、教師として演奏した経験があります。 この「Alchemiy 錬金術」と名付けたアルバムでは、錬金術師が4つの元素を組み合わせて新しい物質を作るように、4人の作曲家による多彩な作品を紹 介しています。ガブリエル・ロベルトがブルムのために作曲した「ソラリア」はコロナ禍によって委縮した社会が息を吹き返す様子をイメージし、セルヴォの 「ブラジ ルの四季」は自然界の色彩豊かなパノラマを表現しています。最初のロックダウン下で書かれたテスカリの「9つのムード」は激しく揺れ動く気分を表現、ズール の「深き淵より」は祈りと瞑想的な雰囲気に支配されています。最後に収録された「東京組曲」は日本フィルの委嘱作品で、2015年12月にオッタビアーノ・ クリストーフォリをソリストに東京で初演されました。高層ビル群や群衆行き交う街の喧騒から静かな神社仏閣まで、日本が外国からの旅人に見せる多種多 様な顔と、それに触れた旅人の心に湧き上がる驚き、困惑、興奮、感動などを描いています。
NAX-8.551459(1CD)
エーリッヒ・ツァイスル(1905-1959):歌曲集
1. 伝承曲:Swing Low, Sweet Chariot スウィング・ロー・スウィート・チャリオット(E.ツァイスルによる声とピアノ編)*
2. Liedercyklus 連作歌曲集:No. 1. Seufzer der Sehnsucht 憧れのため息*
3. Seit Du fort bist あなたが去ったので*
4. Komm heil'ge Nacht 来たれ、聖なる夜よ
5. Der tote Arbeiter 死んだ労働者*
6. 伝承曲:Go Down Moses 行け、モーゼ(E.ツァイスルによる声とピアノ編)*
7. Stille 静寂*
8. Vale ヴェール*
9. Untreue 裏切り*
10. Ein Stundlein wohl vor Tag 6つの歌 - 第3曲 夜明け前の心地よいひととき
11. Ja, ich weiss woher ich stamme (Ecce homo)
そうだ、私は知っている、私がどこから来たのかは!(見よ、この人を )
12. 伝承曲:Little David 小さなダヴィデ(E.ツァイスルによる声とピアノ編)*
13. Liedercyklus 連作歌曲集:No. 5. So regnet es sich langsam ein
そしてゆっくりと雨が降る
14. Es spinnt sich ein, Stachlige Ballade*
15. Schrei 6つの歌 - 第4曲 叫び
16. Liedercyklus 連作歌曲集:No. 9. Der Briefmark 切手*
17. Abendstimmung 夕べの気分*
18. Lied im Herbst 秋の歌*
19. Ein buckliger Waisenknabe singt*
20. Ich kann es nicht vergessen*
21. Die Arbeiter 労働者*
22. Regen 雨*
23. Wanderers Nachtlied さすらい人の夜の歌*
24. Helle Nacht 明るい夜*
25. Liedercyklus 連作歌曲集:No. 13. Grabschrift 墓碑銘
26. 伝承曲:Waterboy(E.ツァイスルによる声とピアノ編)*
27. Liedercyklus 連作歌曲集:No. 3. Letzter Tanz, Ballade 最後の踊り、バラード
28. 伝承曲:Deep River 深い河(E.ツァイスルによる声とピアノ編)*
ウルフ・ベストライン(Br)
チャールズ・スペンサー(P)

録音:2022年1月3-6日
*=世界初録音
ウィーンに生まれ、早くから音楽の才能を発揮、14歳でウィーン音楽院に入学し15歳で最初の歌曲を書いたという作曲家エーリッヒ・ツァイスル。ウィーンで 華々しい活躍を始めるも、ユダヤ系であった彼はナチスの侵攻に伴いニューヨークに亡命、ハンス・アイスラーの口添えでハリウッドにて映画音楽の作曲に携わ ります。いくつかの映画のために曲を書いたものの、製作主との主張の違いから存分に力を発揮することができなかったツァイスルは、「ヘブライ・レクイエム」など の宗教色の強い作品などを手掛けることで自身の方向性を見出していきます。このアルバムに収録された彼の歌曲はすべて1939年の亡命前に作曲された ものであり、どれも不協和音にも時折美しい響きが感じられる、後期ロマン派風の半音階的和声を伴う旋律が特徴です。また曲間に挿入された伝承曲の 編曲については、書かれた年代は不明ですが、ツァイスル自身の作品とは違い親しみやすい曲調が耳に残ります。 「メロディーは音楽の核心であり、メロディーを構築することはできない。メロディーは音楽的才能の本質である」。と語ったというツァイスルのメッセージが込めら れた歌曲集、21曲が世界初録音です。

   NAXOS 2022年9月発売
NAX-8.574405(1CD)
小管弦楽のためのブラジル音楽集
カルロス・ゴメス(1836-1896):弦楽のためのソナタ(1894)
フランチスコ・ブラーガ(1868-1948):マドリガル=パバーナ(1901)
アウベルト・ネポムセーノ(1864-1920):古風な組曲 Op. 11(弦楽オーケストラ版)
ネポムセーノ:セレナータ(1902)
レオポウド・ミゲス(1850-1902):古風な組曲 Op. 25(1893)
イギリス室内O
ニール・トムソン(指)

録音:2022年1月17日、2022年1月18日
ナクソスがブラジル外務省との提携で進めているブラジル音楽のシリーズ、2022年はブラジル独立200周年にあたることもあって一層活性化しています。 1822年に独立したブラジルは89年までポルトガル王家に連なる国王が収めます。アルバムに登場する作曲家たちは王政時代の生まれで、国の奨学金を 得てヨーロッパで学びました。収録された作品は「古風な組曲」の名前から想像されるようにバロック風の曲想を持つものが多く、レスピーギの「リュートのため の古風な舞曲」やグリーグの「ホルベアの時代から」が好きな人なら大いに楽しめることでしょう。 サンパウロで生まれたゴメスはミラノで学び、1870年にミラノ・スカラ座で初演された歌劇 「グワラニー族の男」で成功を収めました。「弦楽のためのソナタ」もイ タリア風の明るい曲調が魅力で、ロッシーニの弦楽ソナタを思わせます。プラーガはリオデジャネイロ生まれ。パリ国立高等音楽院に留学し、マスネに作曲を 師事しました。この「マドリガル=パバーナ(パヴァーヌ風のマドリガル)」は軽やかなリズムに乗った爽やかな作品です。ネポムセーノはローマのサンタ・チェチーリア 音楽院で学び、その後ドイツでハインリッヒ・フォン・ヘルツォーゲンベルクとブルッフに学んでいます。この「古風な組曲」は当初4楽章のピアノ組曲とし て書かれ、親交のあったグリーグの自宅で初演されました。ここに収録された3楽章の管弦楽版は後に作られたもので、ベルリン・フィルが初演しました。優美 な第1主題で始まる「セレナータ」もロマンティックです。 リオ・デ・ジャネイロで生まれたミゲスは幼い頃に家族とともにスペインに移住。その後ポルトガルでヴァイ オリンと作曲を学び、20歳でブラジルに戻りますが、12年後にフランスに留学してパリ音楽院院長のアンブロワーズ・トマやセザール・フランクから強い影響を 受けました。この「古風な組曲」は生き生きとした旋律が魅力です。
NAX-8.574404(1CD)
ブラジル皇帝ペドロ1世(1798-1834):テ・デウム/クレド
クレド(1821頃)/序曲(1821頃)
テ・デウム(1820)…世界初録音
ブラジル独立讃歌(1822)(アントニオ・ジ・アシス・レプブリカーノ編)
カルラ・コッテイーニ(S)
ルイサ・フランチェスコーニ(Ms)
クレイトン・プルジ(T)
リチオ・ブルーノ(バス=バリトン)
Concentus Musicum de Belo Horizonte(合唱)
ミナスジェライスPO
ファビオ・メケッティ(指)

録音:2022年5月23-27日
ナポレオン戦争に巻き込まれたポルトガルの政治体制が混乱する中で、ポルトガル王家の王太子ペドロを初代皇 帝ペドロ1世としてブラジルが独立したのが1822年9月7日。彼の言葉「独立か死か」はブラジル帝国のスローガン の一つとなりましたが、ペドロ1世は音楽の才能も優れ、「本格的な作曲家」として語ることが出来る歴史上稀な王 侯貴族の一人です。当盤収録の「序曲」が1832年にパリで演奏された際は、この曲はロッシーニのものだと信じた 聴衆が続出したといいます。長男の洗礼を祝って書かれた「テ・デウム」はオペラを思わせるドラマティックな曲想を持 ちます。「クレド」は歓喜に溢れ、ペドロ1世の作品の中でも演奏機会が多い曲の一つ。そして「ブラジル独立讃歌」 は1822年から1831年頃までブラジル帝国の国歌として用いられた愛国歌であり、現在でもなおブラジルで愛唱さ れています。
NAX-8.579091(1CD)
アンリ・トマジ(1901-1971):ヴァイオリン作品全集
ヴァイオリン協奏曲 「ユリシーズの旅」 (1962)*
カプリッチョ(1931/1950年ヴァイオリンと管弦楽版)
ヘブライの歌(Vnと管弦楽版)(1929)
アンタールの悲しみ(1931)
ヴァイオリンとピアノのための詩曲(1923頃)
コルシカの歌、ヴォカリーズ・エチュード(Vnとピアノ版)(1932)
パギエラ、コルシカのセレナード(1928)
ステファニー・モラリー(Vn)
ダヴィッド・ロマン(P)
ギャルド・レピュブリケーヌO
セバスティアン・ビヤール(指)

録音:2020年12月6日、2020年12月20日、2020年12月21日、2021年7月22日
*以外=世界初録音
マルセイユ出身の作曲家アンリ・トマジのヴァイオリン作品集。管楽器を用いた曲が良く知られる彼の作品の中では あまり知られていないジャンルですが、これらは20世紀フランスにおける作曲の方向性をコンパクトに見て取ることが できる特徴ある作品といえるでしょう。 ヴァイオリン協奏曲「ユリシーズの旅」は作曲家後期に書かれたもので、技巧的なヴァイオリンの旋律と色彩豊かに響 くオーケストラの音色が絡み合う作品。「カプリッチョ」は優雅で上品な曲調を持ち、感情の起伏の激しい緩徐楽章 に続く輝かしい終楽章が魅力です。他の5曲はどれもトマジの活動の初期に作曲されたもの。彼の両親の出身地で あるコルシカ島の伝統音楽をを引用したエキゾチックな雰囲気を持っています。
NAX-8.574378(1CD)
ウォルトン:ファサード(全曲) ヒラ・プリットマン(ナレーター)
フレッド・チャイルド(ナレーター)
ケヴィン・ディーズ(ナレーター)
ヴァージニア・アーツ・フェスティバル・チェンバー・プレイヤーズ
ジョアン・ファレッタ(指)

録音:2021年6月14-15日
ウィリアム・ウォルトンが英国の女性詩人イーディス・シットウェル(1887-1964)に出会ったのは1916年頃、ウォルト ンがオックスフォード大学クライスト・チャーチ校に入学し、イーディスの弟サシェヴェレルと親友になったことがきっかけで した。後に大学を退学したウォルトンはシットウェル家に住み込み、作曲家を志します。イーディスとウォルトンの共作 『ファサード』は1922年に発表され、ウォルトン最初の成功作となりました。イーディスの詩はヴィクトリア朝末期のブ ルジョワの世界を風刺的かつ痛烈に描き、ウォルトンは言葉に即したユーモアとウィットに富んだ音楽を付けていま す。このアルバムでは、1922年に書かれた「世間話」の初録音に加え、ウォルトンが削除した3曲を追加ナンバーと して収録。ジョアン・ファレッタが指揮するヴァージニア・アーツ・フェスティバル・チェンバー・プレイヤーズの演奏と、 歌手 としても活躍するプリットマンら3人の歌手による軽妙な語りでお楽しみください。
NAX-8.559922(1CD)
リチャード・ダニエルプール(1956-):ピアノのための12の練習曲 他
ピアノのための12の練習曲(2011-12)
ピアノ幻想曲「いつの日か、われ去り逝くとき」(2008)
子守歌(2021)/無言歌(2021)
ステファノ・グレコ(P)

録音:2022年9月20-23日
全て世界初録音
アメリカを拠点に活躍するリチャード・ダニエルプールは、初期は規則性に基づくセリエル音楽の形式を用いて作品を 書いていましたが、1980年代後半に「旋律的な音楽」へと作風を転向、以降は調性感のある耳なじみの良い音 楽を数多く生み出しています。この「12の練習曲」はヴァンダービルト大学の委嘱作で2011年から12年にかけて作 曲されました。それぞれの曲は大学に在籍する3人のピアニストをはじめ、レオン・フライシャーやヨゼフ・カリヒシュタイ ン、フィリップ・アントルモンなど著名なピアニストに捧げられており、どの曲も技巧的、かつ独立した物語を持つコン サートピースとして構想されています。アルバムのピアニスト、ステファノ・グレコがエチュードの全曲を演奏したいと作曲 家に持ち掛けた際、最初は逡巡したもののグレコの卓越した芸術性に感動。驚きと喜びを感じたとダニエルプールは 語っています。他にはバッハの「マタイ受難曲」に引用されたコラールに基づく「ピアノ幻想曲」と小品2曲が収録されて います。
NAX-8.559903(1CD)
20世紀と21世紀アメリカのヴァイオリンとピアノのための音楽集
ジョージ・ツォンタキス(1951-):3つのため息、3つの変奏曲(1981)
セバスティアン・カリアー(1959-):デジタル・ミスト(2010)*
ネイサン・カリアー(1960-):子羊の静かな叫び(1993)*
チェン・イ 陳怡(1953-):ロマンスと踊り(1998)(Vnとピアノ版)
チェン・イ:漁師の歌
 古い北京民話から*
パトリック・イム(Vn)
キウトゥン・プン(P)
セバスティアン・カリアー(Pre-recordedサウンド・サンプル)

録音:2021年2月22-24日、2021年4月1-2日
*=世界初録音
1980年から2010年にかけて、アメリカで活躍する4人の作曲家によるヴァイオリンとピアノのための作品集。アルバ ムには3曲の世界初録音が含まれるとともに、中国民謡に触発されたヴァイオリンとピアノのためのチェン・イの作品を 全て収録していることにも注目です。グラミー賞に2回ノミネートされたクレタ島出身のツォンタキスの「3つのため息、3 つの変奏曲」は後に彼の「ファンタジア・ハバネラ」の基礎となった作品。セバスティアン・カリアーの「デジタル・ミスト」は 作曲家自身がエレクトロニクスのパートをあらかじめ録音しておき、そこに実際の演奏をあわせた曲。ヴァイオリンとピ アノの響きは靄がかかったような幽玄な佇まいを聴かせます。この録音が行われるまでには、演奏家と各々の作曲 家たちが何時間にもわたりヴィデオ会議を行い、数えきれないほどのメールがやりとりされたということです。

   NAXOS 2022年8月発売(2)
NAX-8.574363(1CD)
ヴュータン:ヴァイオリンと管弦楽のための作品集
ベートーヴェンの「ロマンス第1番ト長調」の主題による変奏曲(1837-38)(O. アドラーによるヴァイオリンと管弦楽のための復元版)
幻想曲 ホ長調 「ラ・センティメンターレ」 Op. 9b(1838)
アリアと変奏第3番(1833年以前)(Vnと管弦楽版)
ベッリーニの歌劇「ノルマ」の主題による変奏曲 ト長調 Op. 2(1833-34)
ヴァイオリン協奏曲第8番ロ短調 Op. 59- 第1楽章 アレグロ・マエストーソ(カデンツァ:アルベルト・マルコフ)(C. バウムガルテンによるヴァイオリンと管弦楽編 2020年)
歌劇「メッシーナの花嫁」 - 第3幕 バレエの場面(M.K. マイクシャクによる管弦楽編 2020年)
アレクサンドル・マルコフ(Vn)
ゴータ=アイゼハナ・チューリンゲンPO
マルクス・フーバー(指)

録音:2021年5月18-22日
世界初録音
19世紀におけるヴァイオリン演奏の技術と美学を一変させるほどの影響力を持ち、名演奏家、作曲家としてパガニーニの後継者にふさわしいと賞賛されたア ンリ・ヴュータンの作品集。このアルバムに収録された彼の作品は、未完のヴァイオリン協奏曲第8番を除き、全てヴュータンの死後に発見されたものです。 ここで聴けるいくつかの作品でも顕著なように、彼はとりわけ変奏曲の形式を好んだようで、一つの主題を感情を込めながら発展させつつ、名人芸を発揮す る場として作品を練り上げています。中でも、ベートーヴェンのロマンス第1番の主題による変奏曲や、ベルカントの影響を受けた幻想曲ホ長調「ラ・センティメ ンターレ」は、彼の演奏会用作品の中でも最も素晴らしいものの一つです。彼が完成させたヴァイオリン協奏曲は全7曲ですが、このアルバムに収録された未 完の「第8番」はヴュータンの最後の作品で彼の弟子であるウジェーヌ・イザイに捧げられました。 演奏者アレクサンドル・マルコフはユーディ・メニューインに絶賛されたヴァイオリニスト。16歳でカーネギーホールでソロ・デビューを飾り、以降ロリン・マゼールや シャルル・デュトワら世界的な指揮者と共演。パガニーニの「24のカプリース」などの19世紀ロマン派音楽から、ロックまで幅広いレパートリーを誇ります。
NAX-8.555171(1CD)
ブリティッシュ・ライト・ミュージック 第10集
エドワード・ジャーマン(1862-1936): 管弦楽作品集

組曲「ネル・グウィン」
ジプシー組曲(4つの性格的舞曲)
ヘンリー8世
劇付随音楽「テンプター」 - 子守歌
ロミオとジュリエット
歌劇「トム・ジョーンズ」 - 第3幕 フォー・トゥナイト 「ソフィアのワルツ・ソング」
歌劇「メリー・イングランド」組曲
スロヴァキアRSO
エイドリアン・リーパー(指)

録音:1991年9月14-19日
※MARCO POLO 8.223419のレーベル移行盤
好評のブリティッシュ・ライト・ミュージック・シリーズ、第10集は英国シュロップシャー州ホイットチャーチの小さな市場町に生まれたエドワード・ジャーマンの作品 集。父は醸造家を営みつつ地域の教会オルガニストを務め、母はアマチュアの歌手という家庭に育ったジャーマンは、幼い頃から音楽の才能を発揮します。 成長してからはヴァイオリニストとして活動するかたわら作曲も手掛け、1888年にはロンドンのグローブ座の音楽監督に就任。コミック・オペラの大家アーサー・ サリヴァンの後継者として認められるなど高く評価されました。このアルバムには彼の管弦楽作品が収録されており、これらの曲は、どれも美しい旋律と英国風 の品の良い佇まいを持っています。とりわけ組曲「エル・グウィン」は、作曲者の生涯の友人であるウィリアム・ハーバート・スコットが「緑の森の香り高いエッセン スで満たされている」と称賛したほどでした。初期の作品「ヘンリー8世」は彼の名声を高める役割を果たし、また「ジプシー組曲」からはドヴォルザークの影響 も感じられます。
NAX-8.559912(1CD)
デレク・バーメル(1967-):クラリネットと弦楽器のための作品集
イントネーションズ(2016)
リトルネッロ(2011)(エレクトリック・ギターと弦楽四重奏版)
トラキアのスケッチ(2003)
ヴァイオリン練習曲集(2009-16)
ア・ショート・ヒストリー・オブ・ザ・ユニヴァース(2013)- ニマ・アルカニ=ハメッド氏による
デレク・バーメル(Cl)
クリストファー・オットー(Vn)
ヴィーク・ヘイマンス(エレクトリック・ギター)
ジャックQ【 クリストファー・オットー(Vn)、オースティン・ウゥリマン(Vn)、アリ・ストリーズフェルド(Vn)、ジョン・ピックフォード・リチャーズ(Va)、ジェイ・キャンベル(Vc)、ケヴィン・マクファーランド(Vc)】

録音:2011年5月23日、2013年1月31日、2013年10月15日、2017年4月18日、2020年7月27日
世界初録音
グラミー賞に2度ノミネートされたアメリカの作曲家・クラリネット奏者のデレク・バーメルは、ウィリアム・ボルコムをはじめ、アンリ・デュティユー、オランダのルイ・アン ドリーセンらに師事、作曲を学びました。彼の作品には東洋の音楽やジャズ、ボルコム譲りのラグタイムなど様々な要素に加えて、コミカルとシリアス、2つの相 反する性質が融合されて予測不可能な展開を見せるものが多くあります。このアルバムに収録されている「イントネーションズ」やエレキ・ギターの音色をユ ニークに用いた「リトルネッロ」はまさにそんな作品。不気味な前奏が突然賑やかな雰囲気に変わるなど興味深い音楽です。クラリネット独奏による「トラキア のスケッチ」はブルガリアの民俗音楽の探求から生まれたもの。バーメル自身の演奏です。「ア・ショート・ヒストリー・オブ・ザ・ユニヴァース」は彼がプリンストン高 等研究所のアーティスト・イン・レジデンスを務めていた際、物理学者ニマ・アルカニ=ハメッド氏の講義にインスパイアされて書かれた曲。ヴァイオリン練習曲 集は無伴奏ヴァイオリンの可能性を追求した作品です。
NAX-8.574315(1CD)
コンスタンティン・ヴァシリエフ(1970-):ギター作品集 第1集
トム・ジョビンへのオマージュ(2016)
カヴァティーナ(2015)
雪の中のバラ(2019)/宿命(1996)
時間の放浪者(2010)
ジャズ・ストーリー(2016)
歌と踊り(2017)/魔法の灯台(2018)
オブリオ(2013)
シネスタ(2014)(A. スクリャービンの「ピアノ協奏曲 嬰ヘ短調 Op. 20- 第1楽章 アレグロ」による)
フォルタレザの踊り - 第7番シンデレラ(2010)
2つのロシアの小品
ユーリ・リベルゾン(G)
パトリック・オコンネル(G)

録音:2021年10月3-5日
ロシアのノヴォアルタイスクで生まれ、ノボシビルスク音楽院でギターと作曲を学んだコンスタンティン・ヴァシリエフ。卒業後はドイツに移り、ミュンスターのデトモル ト音楽大学でラインベルト・エバーズの下、更にギターの勉強をつづけました。1999年にはオスナブリュックで開催されたギター・フェスティヴァル 「OpenStrings」の作曲コンクールに入賞、以降ギターを中心としたアンサンブルのために数多くの作品を発表しており、ジャズ、ロシア民謡、現代西洋の伝 統など様々なスタイルを統合した彼の作品は、福田進一を始めとした名奏者たちも愛奏しています。 彼と同郷のギタリスト、ユーリ・リベルゾンもヴァシリエフ作品に心酔しており、系統的な録音を作るべく彼にこのアルバムの企画を持ちかけたということです。こう して出来上がったアルバムには、ヴァシリエフが20年以上の年月をかけて作曲した作品を収録。リベルゾンのために作曲された「カヴァティーナ」「ジャズ・ストー リー」「雪の中のバラ」の3作品も含まれています。2台ギターのための作品まで幅広く収録するというこのシリーズからは、ヴァシリエフの幅広い才能が窺えま す。

   NAXOS 2022年8月発売

NAX-8.574465(4CD)
NX-C09
ブラームス:交響曲全集(全4曲) アダム・フィッシャー(指揮)
デンマーク室内O

録音:2021年5月10-18日、7月3-6日、9月23-25日、2022年2月12-14日王立デンマーク音楽アカデミー コンサート・ホール
デンマーク室内管弦楽団は、以前はデンマーク放送所属の団体(デンマーク放送 シンフォニエッタからデンマーク国立室内管弦楽団に改称)でしたが、2015年より 現在の名称で独立した団体として活動しています。アダム・フィッシャーとは1987年 初共演。1998年には首席指揮者に迎え、以来四半世紀の長きにわたり良好な 関係を築いています。 これまでにもさまざまなオーケストラとブラームスを演奏してきたフィッシャーですが、彼 はオーケストラの特性を重視し、各々の個性と可能性を引き出すことを目指してい るとブックレット(英語)に記載されたインタビューで語っています。「私のブラームス」で はなく「私たちのブラームス」、その言葉通りの充実した演奏です。 1998年からデンマーク室内管弦楽団(DCO)の首席指揮者を務めるアダム・フィッシャー。2006年から13年 にかけてモーツァルトの交響曲全集(DACAPO)、2016年から19年にかけてベートーヴェンの交響曲全集 (NAXOS)を録音し、批評家と聴衆双方から高い評価を得ました。特にベートーヴェンの交響曲全集では欧 州各国で賞賛され、ICMA((International Classical Music Award)ではベートーヴェン・イヤーに出た すべてのCDの中のベストの評価を得ました。フィッシャーのDCO首席指揮者25周年を迎える2023年へ向け て録音されたブラームスの交響曲全集もこれまで以上の挑戦が聞かれる注目作です。 フィッシャーとDCOのアプローチは、ヴィブラートを控えめにした透明感の高いサウンドと、速めのテンポでアクセン トをしっかりと出した、いわゆるHIPスタイルが基調ですが、長年の研究に加えてフィッシャーの情熱的な性格も 反映したと思われる大胆なフレージング、管と弦のバランスの巧みな操作などから生まれる新鮮な響きが随所 に聴かれます。またヴァイオリン両翼配置と明確なボウイングさばきにより、例えば第1番第4楽章などに頻発す る第1第2ヴァイオリン間でのフレーズの受け渡しの効果などが大変刺激的。ブラームスの交響曲を聞き込んだ 人ほど驚きの瞬間が多々味わえるスリリングな演奏となっています。 交響曲第1番は終始快速テンポを貫きながらも、要所要所にタメをいれることで曲全体にメリハリをつけていま す。落ち着いた第2楽章での表現や終楽章でのクライマックスに向けての盛り上がりが聴きどころです。 第2番では、艶やかな弦の響きと対比する金管の高らかな音色が印象的。極めて弱音で始まり、突然の音の 爆発が心地よい終楽章もフィッシャーならではの解釈と言えるでしょう。 第3番は、とりわけデュナーミクやテンポの処理が大変印象的。思わずスコアを再確認したくなるほどの細やかな 指揮に応えるオーケストラの手腕を存分に楽しめます。 フィッシャーのピリオド解釈が光る第4番は、楽章ごとの性格が良く描き分けられており、息をもつかせぬ音楽が 紡がれていきます。
NAX-8.573583(1CD)
ヴォルフ=フェラーリ:ヴェネツィア組曲他
ヴェネツィア組曲 Op. 18(1935)
三部作 ホ長調 Op. 19(1936)
ディヴェルティメント ニ長調 Op. 20(1936)
アラベスク ホ短調 Op. 22(1937)
オビエド・フィラルモニア
フリードリヒ・ハイダー(指)

録音:2008年10月13-15日、2008年10月14-16日、2009年5月27-29日、2006年6月1-2日
「マドンナの宝石」や「せんさく好きな女たち」など、18世紀ヴェネツィア文化を20世紀に反映した歌劇作品で知られるヴォルフ=フェラーリ。とりわけポール・ モーリアの編曲版でも知られる歌劇『マドンナの宝石』の間奏曲はその甘く美しい旋律で多くの人々の心をとらえています。 このアルバムに収録された管弦楽作品はヴォルフ=フェラーリの晩年の作品で、初期の歌劇とはまた異なる表現方法が魅力的。冒頭に置かれた「ヴェネツィ ア組曲」の憂愁に満ちた佇まいから、遊び心たっぷりの「ディヴェルティメント」、瞑想的でありながら強い情熱を秘めた「三部作」が並びます。また、彼の旧友 でヴェネツィアの画家エットーレ・ティート(1859-1941)を念頭に置いて書かれた「アラベスク」では「ティートの主題」と呼ばれるシンプルな旋律が、力強い フーガを頂点とする見事な変奏曲として展開していきます。オペラ指揮者として名高いフリードリヒ・ハイダーは2003年からヴォルフ=フェラーリの研究に多くの 時間を充てています。
NAX-8.579125(1CD)
20世紀アンデス地方のフルートとピアノのための作品集
シクスト・マリア・デュラン・カルデナス(1875-1947):インカの伝説(1916頃)(フルートとピアノ版)
ヤシント・フレイレ(1950-):フルートとピアノのための組曲(1982)
ヘラルド・ゲバラ(1930-):対話(1982)
レオナルド・カルデナス(1968-):世界と時間の中心で(2019)…世界初録音
サミュエル・ジーマン(1956-):フルート・ソナタ第1番(1994)
ダニエル・ヴェラスコ(Fl)
エレン R.ソマー(P)

録音:2020年12月8-11日
アンデス地方、エクアドルの近現代作曲家による作品を中心に収録した、南米の音楽が持つ豊かな色彩感とリズムが満載のアルバム。デュラン・カルデナス の「インカの伝説」は名曲"コンドルは飛んでいく"を思わせる冒頭の幅広い旋律が印象的。また軽快な後半部はドップラーの"ハンガリー幻想曲"も想起させ ます。ハシント・フレイレの『組曲』はエクアドルの舞曲がテーマ。異なる楽想による3つの曲が紹介されています。同じくエクアドルの作曲家ヘラルド・ゲバラはパ リのエコール・ノルマル音楽院でナディア・ブーランジェに作曲、ソルボンヌ大学で音楽学を学んだ人。この「Dialogos 対話」はエクアドルの民族的要素と現 代的なテクニックを組み合わせた作品。フルートの超絶技巧が聴きどころです。レオナルド・カルデナスの「En el Centro del Mundo y el Tiempo 世界 と時間の中心で」はアンデスの風景からインスパイアされた曲。こちらも伝統的なエクアドルの旋律が随所に用いられています。最後に置かれたメキシコの作 曲家サミュエル・ジーマンの「フルート・ソナタ第1番」は、1996年、シカゴで開催された全米フルート協会の大会において、ベネズエラのフルート奏者マルコ・グ ラナドスが演奏して評判になり、以来フルート奏者のレパートリーとなった曲です。
NAX-8.579073(1CD)
ジョン・バージ(1961-):弦楽オーケストラのための作品集
シンフォニア・アンティクァ(2001)
忘れられし夢(フルートと弦楽オーケストラ版)
一つの帆
アッパー・カナダ・フィドル組曲
ジュリアン・アーマー(Vc)
ジョアンナ・グッフレラー (Fl)
レイチェル・マーサー(Vc)
マヌエラ・ミラーニ(Vn)
サーティーン・ストリングス室内オーケストラ
ケヴィン・マロン(指)

録音:2019年9月14-16日
カナダの作曲家ジョン・バージの作品集。オンタリオ州ドライデンで生まれカルガリーでピアノを学んだ彼は、トロント大 学とブリティッシュコロンビア大学で作曲と理論の学位を取得。1987年以来キングストンのクイーンズ大学で教鞭を 執っています。長年にわたり作品を発表、器楽から声楽まで幅広いジャンルにわたる曲は高く評価され、2009年に はカナダの権威ある音楽賞「ジュノー賞」を受賞しました。バージはとりわけ弦楽器のための作品に力を入れており、 このアルバムに収録された作品はどれもサーティーン室内オーケストラからの委嘱作です。 バロック音楽の形式を借りた「シンフォニア・アンティクワ」は祝祭的な雰囲気を持つ陽気な作品。フルートが活躍す る瞑想的な「忘れられし夢」と、詩的なイメージを音楽化した「ワン・セイル」に続き、18世紀末から19世紀にかけて 存在したイギリスの植民地に伝わる音楽をイメージした「アッパー・カナダ・フィドル組曲」ではフォーク・ダンスを思わせ る弦の響きを存分に活かした3つの曲が楽しめます。

   NAXOS 2022年7月発売(2)
NAX-8.574418(1CD)
アントニオ・ソレール:ソナタ第96番 - 第98番
ソナタ第96番変ホ長調 Op. 4No. 6
ソナタ第97番イ長調 Op. 8No. 1
ソナタ第98番変ロ長調 Op. 8No. 2
ダウマンツ・リエピンシュ(P)

録音:2021年11月15-19日
スペインの作曲家アントニオ・ソレールの鍵盤楽器のためのソナタ集。NAXOSでは、コンクールで優勝した若手ピアニストたちが分担して録音を進めており、 今回は2019年に開催されたマリア・カナルス国際ピアノ・コンクールで第1位を獲得したダウマンツ・リエピンシュの登場です。 ソレールは教会音楽家としての訓練を受け、王立サン・ロレンソ・デ・エル・エスコリアル修道院のオルガニストを務めたことで、フェリペ2世の宮廷で働いていた ドメニコ・スカルラッティなどの音楽家と親交を結び、その影響を受けたソナタを数多く遺しました。この巻に収録された3曲は当時流行していたウィーン前古典 派の流れも意識しているとされ、牧歌的な雰囲気や洗練された繊細さ、そして卓越した技巧を要する華やかな仕上がりが特徴です。 演奏しているダウマンツ・リエピンシュはラトヴィア出身のピアニスト。2017年にはラトヴィアの音楽賞「Liel? m?zikas balva」のヤング・アーティスト賞を受賞 し注目を浴び、また2020年には英国の"Pianist Magazine"で「注目すべき4人のピアニスト」に選出されたほか、数多くのコンクールの入賞経験を誇りま す。
NAX-8.574386(1CD)
2つのチェロのための作品集
ロンベルク(1767-1841):2つのチェロのためのコンチェルティーノ イ長調 Op. 72(1841)
アントン・クラフト(1749-1820):2つのチェロのための大二重奏曲 ト短調 Op. 5(1808出版)
 2つのチェロのための二重奏曲 ニ長調 Op. 6(1808出版)
ニコラウス・クラフト(1778-1853):
2つのチェロのためのコンチェルティーノ ハ長調(作曲年不詳)…世界初録音
アレクサンドル・ルーディン(第1チェロ/第2チェロ、指揮)
エミン・マルティロシアン(第1チェロ/第2チェロ)
ムジカ・ヴィーヴァ室内O

録音:2020年7月23日、2020年11月13日、2020年12月3日
19世紀に入ってチェロが独奏楽器として活躍するようになると、作曲家たちは複数のチェロをソリスティックに組み合 わせた作品も書くようになりました。ロンベルクはチェロ奏者として高く評価され、友人であったベートーヴェンと共に彼 のチェロ・ソナタOp.5をウィーンで演奏したことでも知られています。ここに収録された「2つのチェロのためのコンチェル ティーノ」は晩年の作品で、成熟した作風がうかがえます。アントン・クラフトもチェロの名手で、その名技に感銘を受 けたハイドンは彼のために協奏曲を作曲しました。その息子ニコラウスも優れたチェリストで、ここに収録されたアントン の「大二重奏曲」は、ニコラウスとともに演奏するために書かれたと考えられています。 アルバムで演奏する1960年生まれのチェリスト、アレクサンドル・ルーディンと1987年生まれのエミン・マルティロシア ンはこれまでにも長らく共演を続けており、ここでも絶妙のハーモニーを聴かせます。
NAX-8.559906(1CD)
ウィリアム・マクレラン(1950-):声楽と合唱作品集
1. Cadmon's Hymn カエドモンの賛歌(2018)
2. Autumnal 秋の(2005)
3. Autumn 19641964年の秋(1995)
4. Going ゴーイング(1993)
5. Poem Composed in Sleep 眠りの中で作曲された詩(1997)
6. Sea Rose シー・ローズ(2002)
7. Labrador ラブラドール(1990)
8. Storm 嵐(2011)
9. Hail Lovely and Pure ヘイル・ラヴリー・アンド・ピュア(2011)
Five for Piano ピアノのための5つの小品(2006)
10. No. 1. June-bug Serenade コガネムシのセレナード
11. No. 2. Shadow No More シャドウ・ノー・モア
12. No. 3. Demon Cloud デーモン・クラウド
13. No. 4. A Trace ア・トレース
14. No. 5. The Jolly Mortals ジョリー・モータルズ
15. The Fields of November 11月の野原(2013)
16. Insomnia インソムニア(1987)
17. Memory of Summer Facing West 西向きの夏の思い出(1975)
18. The Defective Record ディフェクティヴ・レコード(2005)
19. Snowstorm in the Midwest 中西部の吹雪(1989)
20. The Politician ポリティシャン(1998)
21. Garden Abstract ガーデン・アブストラクト(2008)
22. To One Who Revisited an Old Garden
古い庭を再訪した人へ(2005)
23. These Last Gifts 最後の贈り物(2015)
クリスタ・リヴァー(Ms)…2、5、6、16、17、21、22
トーマス・メリオランツァ(Br)…3、4、7、8、15、18-20
アレックス・ゲレーロ(T)…23
ロバート・メイ/マーガレット・ダッドリー/トーマス・マッカーガー/スザンネ・
シュヴィンク(ナレーター)…1
ドナルド・バーマン(P)…2-8、15-22
ブレア・マクミレン(P)…10-14
デイヴィッド・エンロウ(Org)…1
ニューヨーク・ヴァーチュオーソ・シンガーズ…1、9、23
ハロルド・ローゼンバウム(指)…1、9、23

録音:2016年9月28日 American Academy of Arts and
Letters(USA)…9、23
2017年5月8日 Westchester Studios(USA)…10-14
2019年9月4日 Church of the Resurrection(USA)…1
2019年10月15-16日 Recital Hall, Performing Arts
Center, Purchase College, State University of New
York, Purchase, New York(USA)…2-8、15-22

世界初録音
デトロイト生まれの作曲家・ピアニスト、ウィリアム・マクレラン。特に合唱音楽の作曲家としてアメリカで人気があります。冒頭の「カエドモンの賛歌」は7世紀の イギリスで書かれたテキストによるもので、4人の合唱団員による古代英語の朗読ではじまり、それに続く合唱とオルガンが世界の創造の物語を描きます。 「ヘイル・ラヴリー・アンド・ピュア」は15世紀に北イングランドで書かれた神秘劇「ウェイクフィールド・マスター」に作曲したもの。「最後の贈り物」は、古代ローマ の詩人ガイウス・ウァレリウス・カトゥルスが書いた、亡くなった兄弟を悼む哀悼詩。同じ経験を持つマクレランはこの詩に強い共感を抱き、素晴らしい作品を書 き上げました。「ピアノのための5つの小品」も詩からインスピレーションを得た作品で、初演者のブレア・マクミレンによる録音です。歌曲には時に民謡風な味 わいも感じられ、アルバムに彩りを添えています。
NAX-8.579104(1CD)
ケマル・ベレヴィ(1954-):ヴァイオリンとギターのための作品集
ギターのための5つのロマンティックな小品 - 第4曲 キャッチ22(1985)(Vnとギター版)
キプリアーナ(2007)(Vnとギター版)*
Clouds クラウズ(2020)*
ワルツ イ長調(2020)*
ある夏の日 - 第10曲月(1987)(Vnとギター版)
エアーとダンス(2001)
7ワルツ第3番(2019)*
ヴァイオリンとギターのための4つのスケッチ(2020)*
キプロス組曲(2001)(Vnとギター版)
シルヴィア・グラッソ(Vn)
リヴィオ・グラッソ(G)

録音:2021年6月4-6日
*=世界初録音
キプロス共和国の首都ニコシアに生まれたギタリスト=作曲家ケマル・ベレヴィの作品集。11歳でギターを始め、当 初は兄弟でバンドを組んでロックやポップスを演奏していましたが、ロンドンでクラシック・ギターを学び、近年は作曲家 としても注目されています。その作風はギリシャやトルコ、中東など地中海に面した諸国の伝統的な音楽が感じられ る、エキゾチックで詩情あふれるもの。2020年にリリースされた「ギター・デュオ作品集」(8.574081)も人気を博し ました。 「キプリアーナ(キプロス風)」と題されたこのアルバムは、ギターとヴァイオリンのための作品を収録し、ヴァイオリンによる 「歌う」要素がより前面に出ています。タイトル曲の「キプリアーナ」や「4つのスケッチ」はキプロスの民謡を思わせる、 美しく親しみやすい音楽。最後に置かれた「キプロス組曲」は演奏者であるシルヴィアとリヴィオ・グラッソのために特別 に編曲されたものです。

   NAXOS 2022年7月発売
NAX-8.559915(1CD)
ピーター・ボイヤー(1970-):管弦楽作品集
カーテン・レイザー(2017/2020年管弦楽版)
バランス・オブ・パワー(2019)
ア・センス・オブ・ヒストリー
ア・センス・オブ・ユーモア(スケルツォ・ポリティコ)
ア・センス・オブ・ダイレクション
明日へのファンファーレ(2021)(管弦楽版)
ローリング・リヴァー(シェナンドーによるスケッチ)(2014)*
エレジー(2021)
8イン・ザ・コーズ・オブ・フリー(2017)*
ラディアンス
ファンファーレ、賛歌と終曲(2018/2020)
クリスティン・ペンドリル(コールアングレ)
ブリン・ルイス(Hp)
ジェイムズ・ファウンテン(Tp)
LSO
ピーター・ボイヤー(指)LSO

録音:2022年1月28-29日
*以外=世界初録音
ピーター・ボイヤーは1970年アメリカのロードアイランド州に生まれた作曲家。ロードアイランド大学で学士号を、ハートフォード大学ハート音楽院で音楽修 士号と音楽芸術博士号を取得し、ニューヨークでジョン・コリリアーノに師事。その後はUSCソーントン音楽学校で映画とテレビの音楽制作を学び、この分野 でも大活躍しています。2003年録音のグラミー賞にノミネートされた「エリス島 - ドリーム・オブ・アメリカ」(8.559246)は世界中で250回以上演奏され、ア メリカ公共放送サービス(PBS)でテレビ放映もされました。 このアルバムには最新作の8曲を収録。収録曲の「バランス・オブ・パワー」はヘンリー・キッシンジャー元米国国務長官の95歳の誕生日のための委嘱作。ま た「明日へのファンファーレ」は2021年のジョー・バイデン大統領就任式のために書かれた輝かしい作品です。他には、まるでハリウッド映画の音楽のような広 がりが感じられる「ローリング・リヴァー」や、このアルバムのために作曲された『ラディアンス』など、どの曲からもボイヤーならではの鮮やかなオーケストレーション と、現代アメリカ的なクールな感性、そしてセンスの良さが感じられます。LSOの輝かしい演奏が曲の魅力を一層引き立てています
NAX-8.574375(1CD)
ロレンツォ・ペロージ(1872-1956):ピアノ五重奏曲、他
ピアノ五重奏曲第1番ヘ長調(1930)
弦楽三重奏曲第2番イ短調(1928)
マッテオ・ベヴィラクア(P)
ローマ・トレ・オーケストラ・アンサンブル【レナード・スピネディ(Vn)、河崎 日向子(Vn)、ロレンツォ・ルンド(Va)、アンゲロ・マリア・サンティージ(Vc)】

録音:2021年4月29-30日
かつてプッチーニが「彼の頭の中には、私とマスカーニの頭の中よりも多くの音楽がある」と称賛したというイタリアの作 曲家ロレンツォ・ペロージ。ミラノ音楽院で学び、1894年からヴェネツィアの聖マルコ大聖堂の合唱指揮者として活 躍、その後聖職に就き、1890年代後半までにはオラトリオ「イエス・キリストの変容」などの宗教作品で国際的な名 声を得た人です。このアルバムには彼の3つの室内楽曲が収録されており、その端正な作風を存分に味わうことがで きます。冒頭の湧き上がるようなピアノのパッセージが印象的なピアノ五重奏第1番と、悲痛な旋律で始まるピアノ 五重奏曲第2番は、ともに弟を亡くした悲しみの中で書かれた曲。どちらもコラール風の旋律を持つ美しい緩徐楽 章が置かれ、活発な終楽章で曲が閉じられます。伝統的な作風による弦楽三重奏曲第2番にも、慎ましさの中に 大胆なリズムが用いられており、当時のイタリア音楽が求める新しい道行を探求しています。 演奏は2005年に設立されたローマ・トレ・オーケストラのメンバーによるアンサンブル。ローマとラツィオで生まれた最 初の大学オーケストラで、若い世代に素晴らしい音楽を広めることを目的として活動しています。ヴァイオリンの河崎 日向子さんはローマ在住。いくつものアンサンブルに参加し、高く評価される奏者です。
NAX-8.574323(1CD)
ブリティッシュ・ライト・ミュージック 第9集〜ロバート・ファーノン(1917-2005): 管弦楽作品集
ポートレート・オブ・ア・フラート
なんと美しいこの夜/メロディ・フェア
泉のほとり/ピーナツ・ポルカ
オーケストラのための3つの印象:No. 2. 穏やかに
西部への道/ジャンピング・ビーン
燃やされる絵/ 小さなミス・モリー
コルディッツ・マーチ/スター誕生
ウェストミンスター・ワルツ
オーケストラのための3つの印象:No. 3.
マッハッタンのプレイボーイ
森の湖/ダービー・デイ/国家行事
スロヴァキアRSO
エイドリアン・リーパー(指)

録音:1991年3月14-17日
※MARCOPOLO 8.223517のレーベル移行盤
ロバート・ファーノンはカナダ生まれの指揮者、作曲家。19歳の時にカナダ放送協会に入局、パーシー・フェイス・オー ケストラの第一トランペットを務めました。その後は作曲とアレンジにも力を入れ、ポール・ホワイトマンやアンドレ・コス テラネッツのために曲を作るようになります。第二次世界大戦中には連合国軍(SHAEF)カナダ軍楽隊の指揮者と なり英国などで演奏、その後、彼はイングランドを第二の故郷とし、多彩なジャンルにわたる数多くの作品を生み出 すとともに、数多くのミュージシャンと共演、世間に強いインパクトを与え続け、4つの「アイヴァー・ノヴェロ賞」を獲得、 また1996年にはJ・J・ジョンソンと共演した「ラメント」でグラミー賞「ベスト・インストゥルメンタル・アレンジメント」部門 を受賞しています。 このアルバムには「ジャンピング・ビーン」や「コルディッツ・マーチ」など、彼の大ヒット作を収録。親しみやすく美しい旋 律を、エイドリアン・リーパーが指揮するスロヴァキアRSOによる演奏でお楽しみください。
NAX-8.555668(1CD)
タールベルク:ポジリッポの夜会 - ロッシーニを讃えて: 24の音楽的思考(1862) フランチェスコ・ニコロージ(P)

録音:1995年10月22、23日

※MARCO POLO 8.223807(原盤)
NAXOS 8.506042の分売
スイス出身のピアニスト・作曲家、ジギスムント・タールベルク。14歳の時にロンドンでモシェレスにピアノを学び、同年5月に最初の公開演奏会を開催。以 降、フンメルやツェルニーに指導を受け、1835年にパリへ赴きピアニストとして喝采を浴びます。作曲家としてはフランツ・リストを凌駕するほどの華麗なピアニ ズムが味わえるオペラのトランスクリプションやピアノ協奏曲を残しました。 この『ポジリッポの夜会』は2021年5月に発売された6枚組BOXからの分売で(原盤はMARCO POLO)、タールベルクが晩年を過ごしたポジリッポ(ポジリ ポ)の生活から生まれた小品と、タイトルが示すようにロッシーニのアリアを素材とする曲が混在する全24曲で構成された曲集。彼の出版社は各々の曲にメ ンデルスゾーンの『無言歌』のようなタイトルを付けることを提案しましたが、彼はそれを拒否。基本的に速度記号のみが記されています。どの曲も若い頃の タールベルク作品のような派手な技巧を誇示することはありませんが、甘く美しい旋律に溢れ、簡素でありながら上品な味わいを持っています。 演奏は1954年イタリア生まれのフランチェスコ・ニコロージ。超絶技巧の持ち主で、タールベルク国際研究センターの会長として作品の研究、普及に努めて います。
NAX-8.573925(1CD)

NYCX-10322(1CD)
国内盤仕様
税込定価
ゲーハ=ペイシ:交響的組曲第1番、第2番他
交響的組曲第1番「パウリスタ」(1955)
ローダ・デ・アミーゴス 友達の輪(1979)
交響的組曲第2番「ペルナンブーコ」(1955)
ラウル・メネゼス (Fl)
プブリオ・ダ・シウバ (Ob)
パトリック・ヴィリオーニ (Cl)
フェリペ・アルーダ (Fg)
ゴイアスPO
ニール・トムソン(指)

録音:2016年11月5-8日
※国内仕様盤には木許裕介氏(指揮者/日本ヴィラ=ロボス協会会長)の日本語解説が付属します。
ナクソスがブラジル外務省の提携で進めているブラジル音楽のシリーズ、2022年はブラジル独立200周年にあたることもあって一層活性化しています。 最新作はセーザル・ゲーハ=ペイシの交響的組曲集。ゲーハ=ペイシはポルトガル移民でアマチュアの音楽家だった父からギターを学び、更に音楽学校でヴァイ オリンを学んだ後、指揮者・教育者として活躍。ラジオ・テレビ番組や映画のための音楽も手掛けました。オーケストレーションのうまさは特に高く評価されていま す。その手腕とブラジルのフォーク・ミュージックの要素が結びついた「交響的組曲」は、絵に描いたような「ラテンのノリとリズム」が鳴りっぷりのいいオーケストラで奏 でられる、無類に楽しい音楽です。「ローダ・デ・アミーゴス」は、ゲーハ=ペイシの音楽仲間へのトリビュートで、それぞれの友人が演奏していた管楽器を主役に 立てた協奏的断章といった趣の作品。20世紀ブラジルの作曲家の例にもれず12音技法に心酔した時期もあったゲーハ=ペイシですが、ここに収められた曲は 理屈抜きに楽しめるものとなっています。
NAX-8.508013(8CD)
NX-F10

NYCX-10318(8CD)
国内盤仕様
税込定価
ヴィラ=ロボス:ピアノ作品全集
■CD1… 第1集…8.554489
1-8. A Prole do Bebe 赤ちゃんの一族 第1組曲「お人形たち」(1918)
9-24. Cirandas シランダス(1926)
25-26. Hommage a Chopin ショパンへのオマージュ(1949)
■CD2… 第2集…8.554827
1. A Lenda do Caboclo カボークロの伝説(1920)
2. 練習曲 Op. 31? Ondulando 波のように(1914)
3. Valsa da Dor 苦悩のワルツ(1932)
4-12. A Prole do Bebe 赤ちゃんの一族 第2組曲 「小さい動物たち」(1921)
13-24. Cirandinhas シランディーニャ(1925)
■CD3… 第3集…8.555286
1-3. Suite Floral 花の組曲
4-7. Ciclo Brasileiro ブラジルの詩
8-13. Brinquedo de Roda 輪になって遊ぼう
14-16. Dancas Caracteristicas Africanas アフリカ的性格舞曲
17. Tristorosa トリストローザ
18. Choros No. 1ショーロ第1番"Choro tipico"
19. Choros No. 2ショーロ第2番
20. Choros No. 5ショーロ第5番"Alma brasileira" 「ブラジルの魂」
■CD4… 第4集…8.555717
1-4. Bachianas brasileiras No. 4ブラジル風バッハ第4番(P版)(1930-1941)
5. Poema singelo 単純な詩(1938-42)
6-13. Carnaval das Criancas 子供たちのカーニバル(1920)
14. Francette et Pia フランセットとピア(1928)
15. A Fiandeira 糸を紡ぐ女(1921)
16-18. Simples Coletanea 単純な選集(1917-1919)
19. Valsa Romantica ロマンティックなワルツ(1909)
6-14…With タチアナ・ランコヴィチ(P)
■CD5… 第5集…8.570008
1-5. Guia pratico I 実用の手引き(ブラジル音楽の手引き) 第1巻
6-10. Guia pratico II 実用の手引き(ブラジル音楽の手引き) 第2巻
11-15. Guia pratico III 実用の手引き(ブラジル音楽の手引き) 第3巻
16-20. Guia pratico IV 実用の手引き(ブラジル音楽の手引き) 第4巻
21-25. Guia pratico V 実用の手引き(ブラジル音楽の手引き) 第5巻
26-30. Guia pratico VI 実用の手引き(ブラジル音楽の手引き) 第6巻
31-35. Guia pratico VII 実用の手引き(ブラジル音楽の手引き) 第7巻
36-42. Guia pratico VIII 実用の手引き(ブラジル音楽の手引き) 第8巻
43-48. Guia pratico IX 実用の手引き(ブラジル音楽の手引き) 第9巻
■CD6… 第6集…8.557735
1. Sul America 南アメリカ(1925)
2. New York Sky Line Melody ニューヨーク・スカイライン・メロディ(1939)
3-5. As tres Marias 三つの星(3人のマリア) (1939)
6-7. Saudades das selvas brasileiras ブラジルの密林の思い出(1927)
8. O Gato e o rato ねことねずみ(1914)
9-14. Petizada 小さな子供たち(1912)
15. Caixinha de musica quebrada 壊れたオルゴール(1931)
16. A menina das nuvens:Valsa ワルツ(1952)
17. Bailado infantil 子供の踊り(1911)
18. Carnaval de Pierrot ピエロのカーニバル(1910)*
19. Melodia da montanha, "Serra da Piedade de Belo Horizonte" 敬虔なる山脈の美しい地平線(1938?)*
20. Rudepoema 野性の詩(1921-26)
*…世界初録音
■CD7… 第7集…8.570503
1. Amazonas アマゾナス(P版)(1917)
2-6. 5Preludes 5つの前奏曲(1940)(J.V. ブランダーオによるピアノ編)
7. Bachianas brasileiras No. 2ブラジル風バッハ第2番 「カイピラの小さな汽車」 - 第3曲 踊り(藪の思い出)(1930)(P編)
8. Valsa Scherzo ワルツ・スケルツォ(1907)
9. Bailado infernal 地獄の踊り(1920)
10. Feijoada sem perigo 危なくないフェジョアーダ(豆と肉の料理)(1955)*
11-14. Historias da Carochinha おとぎ話(1919)
15-19. Cancoes de Cordialidade 心からの歌(作曲年不詳) *
20. Cortejo Nupcial 婚礼の随行(1919) *
21. Valsa Lenta ワルツ・レント(断章) (1911) *
*…世界初録音
■CD8… 第8集…8.570504
1-6. Guia pratico X 実用の手引き(ブラジル音楽の手引き) 第10巻(1932)
7-12. Guia pratico XI 実用の手引き(ブラジル音楽の手引き) 第11巻(1949)
13. Ibericarabe イベリカラーベ(1914)
14-17. Suite infantil No. 1子供の組曲 第1巻(1912)
19-22. Suite infantil No. 2子供の組曲 第2巻(1913)
サントス侯爵夫人の嘆き(1938)(P編)より…世界初録音
23. III. Gavota-Choro ガヴォット - ショーロ
24. II. Valsinha Brasileira ブラジル風ワルツ
25-51. 実用の手引き 第1巻(P編)(1932) 抜粋
ソニア・ルビンスキー(P)

録音:1994年10月20-21日 Fisher Hall、Santa Rosa、California(USA)…CD1
2000年4月25-27日 Grace Church on the Hill, Toronto(カナダ)…CD2
2000年9月19-23日 Grace Church on the Hill, Toronto(カナダ)…CD3
2003年10月10-17日 Grace Church on the Hill, Toronto(カナダ)…CD4
2006年1月2-5日 Performing Arts Center, The Country Day School, King City, Ontario(カナダ)…CD5
2006年3月 Eglise Evangelique Saint-Marcel, Paris(フランス)…CD6
2007年2月21-22日 Eglise Evangelique Saint-Marcel, Paris(フランス)…CD7
2007年4圧18-19日 Eglise Evangelique Saint-Marcel, Paris(フランス)…CD8

※国内仕様盤にはピアニストで日本ヴィラ=ロボス協会副会長の清水安紀氏の日本語解説が付属します。
あらゆるジャンルに膨大な作品を残したブラジルの巨匠・ヴィラ=ロボス。そのピアノ作品の全てをお楽しみいただけるBOXの登場です。 第1集と第2集は、ドビュッシーの影響が感じられる組曲「赤ちゃんの一族」と豊かな民族色に彩られた「シランダス」、初心者でも演奏しやすい「シランディー ニャ」を中心に、機知に富んだ小品が並べられています。第3集の「ブラジルの詩」や第4集の「単純な詩」、そしてブラジル風バッハ第4番の堂々たる風格 や、「ロマンティックなワルツ」のサロン風でセンチメンタルな味わいは、この作曲家「らしさ」を強く感じます。第5集と第8集に収録された「実用の手引き」は、 採集されたブラジルの民謡を元にヴィラ=ロボスが教育的な見地を含めて編んだピアノ曲集で、高い演奏効果をめざした華やかな作品です。第6集と第7 集は、西洋古典音楽の枠に収まらないヴィラ=ロボスの創造性と想像力が端的に伝わる内容。都市の景観や自然からインスピレーションを受けた曲や前 衛的な技巧を要する曲もあり、バレエ音楽「アマゾナス」には驚くほどの実験的要素が感じられます。 演奏するソニア・ルビンスキーはブラジルのピアニスト。ポーランド人の母とリトアニア人の父のもとに生まれ、5歳で 初リサイタル、12歳でオーケストラと初共演。カンピーナス音楽院で学んだ後イスラエルに留学し、そこで出会った ルービンシュタインに音楽性を賞賛され、北米やヨーロッパで活躍しています。このヴィラ=ロボス:ピアノ曲全集 の録音は2009年のラテン・グラミー賞を受けるなど国際的に高く評価されています。

   NAXOS 2022年6月発売 (2)
NAX-8.50180(18CD)
特価
NX-I05
ブラームス:4手と2台ピアノのため
の作品全集

【CD1】…8.553139
シューマンの主題による変奏曲 変ホ長調 Op. 23(1861)(4手ピアノ)
16のワルツ Op. 39(1865)(4手ピアノ)
ロシアの思い出 Anh. IV/6(1852出版)(4手ピアノ)
34-48. ワルツ集 「新・愛の歌」 Op. 65a(1875)(4手ピアノ版)
【CD2】…8.553140
ハンガリー舞曲集 WoO 1(1858-80)(4手ピアノ版)
ワルツ集 「愛の歌」 Op. 52a(1874)(4手ピアノ編)
【CD3】…8.553654
2台のピアノのためのソナタ ヘ短調 Op. 34b(1864)
ハイドンの主題による変奏曲 Op. 56b(1873) (2台ピアノ編)
【CD4】…8.553726
セレナード第1番ニ長調 Op. 11(1857)(1859-60 4手ピアノ編)
セレナード第2番イ長調 Op. 16(1858-59) (1875 4手ピアノ編)
【CD5】…8.554115
ドイツ・レクイエム(18684手ピアノ編)
【CD6】…8.554119
交響曲第1番ハ短調 Op. 68(1862-76) (1877 4手ピアノ編)
凱旋の歌 Op. 55(1870-71) (18734手ピアノ編)
【CD7】…8.554822
交響曲第2番ニ長調 Op. 73(1877)(4手ピアノ編)
交響曲第3番ヘ長調 Op. 90(1883)(4手ピアノ編)
【CD8】…8.554117
交響曲第4番ホ短調 Op. 98(1884)(18864手ピアノ編)
悲劇的序曲 Op. 81(1880)(4手ピアノ編)
【CD9】…8.554116
ピアノ協奏曲第1番ニ短調 Op. 15(1854-59)(1864 4手ピアノ編)
大学祝典序曲 Op. 80(1880)(4手ピアノ編)
【CD10】…8.557056
弦楽四重奏曲 ハ短調 Op. 51No. 1(1868-73)(1873頃 4手ピアノ編)
弦楽四重奏曲 イ短調 Op. 51No. 2(1873)(4手ピアノ編)
【CD11】…8.554272
弦楽四重奏曲第3番変ロ長調 Op. 67(1875)(4手ピアノ編)
弦楽五重奏曲第1番ヘ長調 Op. 88(1882)(4手ピアノ編)
【CD12】…8.554412
弦楽五重奏曲第2番ト長調 Op. 111(1890)(4手ピアノ編)
ピアノ四重奏曲第1番ト短調 Op. 25(1861)(1870 4手ピアノ編)
【CD13】…8.554817
弦楽六重奏曲第1番変ロ長調 Op. 18(1859-60)(1861頃 4手ピアノ編)
弦楽六重奏曲第2番ト長調 Op. 36(1864-65)(1865-66 4手ピアノ編)
【CD14】…8.554821
ピアノ四重奏曲第2番イ長調 Op. 26(1861)(1875頃 4手ピアノ編)
5つのワルツ Op. 39(1865)(18672台ピアノ編)
【CD15】…8.557685
交響曲第3番ヘ長調 Op. 90(1883)(2台ピアノ編)
交響曲第4番ホ短調 Op. 98(1884)(18852台ピアノ編)
【CD16】…8.555848
シューマン:ピアノ四重奏曲 変ホ長調 Op. 47(1842)(1855ブラームスによる4手ピアノ編) Anh. Ia/8
ヨーゼフ・ヨアヒム(1831-1907):ハムレット序曲 Op. 4(1853)(1853-54ブラームスによる4手ピアノ編) Anh. Ia/3
シューベルト:20のレントラー D. 366, D. 814(1816-24)(1869ブラームスによる4手ピアノ編) Anh. Ia/6
【CD17】…8.555849
ピアノ協奏曲第1番ニ短調 Op. 15(1854-59)(1873 2台ピアノ編)
ヨアヒム:ディミートリアス序曲 Op. 6(1865 ブラームスによる2台ピアノ編) Anh. Ia/4
【CD18】…8.570143
ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op. 83(1878-81)(1881 2台ピアノ編)
ヨアヒム:シェイクスピアの「ヘンリー4世」 Op. 7(1853)(1855ブラームスによる2台ピアノ編)
ジルケ=トーラ・マティース(P)
クリスティアン・ケーン(P)


録音:1995年9月4-9日…CD1、CD2
1996年11月9-11日…CD3
1996年2月19-21日…CD4
1996年11月28-30日…CD5
1996年4月15-20日…CD6、CD7
1996年9月2-7日…CD8、CD9
1997年8月7-9日…CD10
1997年11月9-11日…CD11
1998年4月1-3日…CD12
1999年11月2-4日…CD13
2000年10月31日-11月6日…CD14、CD15
2001年5月25-27日…CD16
2001年12月10-12日…CD17
2012年10月10-13日…CD18
ブラームスは管弦楽作品や比較的規模の大きな室内楽を書く際に、しばしば2台ピアノもしくは4手連弾版を作りました。それらは、友人たちを交え た試演のためであったり、より多くの人々に家庭などの場で親しんでもらうためであったりしましたが、ピアノを知り尽くしたブラームスならではの工夫が凝 らされています。特に管弦楽作品の編曲版では作品の骨格や構造が透けて見えるような効果があり、ピアノ版と比べることでブラームスの作曲や編 曲技法の奥義に迫ることが出来ます。 このBOXはブラームス没後100年を記念して1997年に発売開始した一連の録音を集成したもので、彼の4手連弾と2台ピアノのための編曲作品 全てを収録しています。交響曲や管弦楽曲、ピアノ協奏曲や室内楽の編曲に加え、17歳の時に作曲した「ロシアの思い出」、ハンガリー舞曲、2台 のピアノのためのソナタなど、4手/2台ピアノ用のオリジナル曲も含まれています。CD16-18には、あまり耳にする機会のないシューマン、シューベル ト、ヨアヒム作品の編曲が収録されており、とりわけヨアヒム作品は演奏される機会が少なく、貴重な録音です。 演奏するジルケ=トーラ・マティースとクリスティアン・ケーンは、各々が優れたソリストとして活躍する傍ら、大学でピアノを教える教育者としても活躍。 ケーンはベーレンライター社から出版されている「ブラームス: 4手ピアノ作品」の編集者も務めています。
NAX-8.574367(1CD)
タネーエフ:弦楽三重奏曲/ピアノ四重奏曲
弦楽三重奏曲 変ホ長調 Op. 31(1910-11)
ピアノ四重奏曲 ホ長調 Op. 20(1906)
スペクトラム・コンサーツ・ベルリン【ボリス・ブロフツィン(Vn)、ギャレス・ルベ(Va)、アレクセイ・スタドレル(Vc)、エルダー・ネボルシン(P)…5-7
フランク・サムナー・ダッジ(芸術監督)】

録音:2021年4月21-23日
チャイコフスキーに教えを受け、作曲家・ピアニストとして活躍したタネーエフ。教師としても才能を発揮、スクリャービンやラフマニノフの師として名を遺していま す。生前は対位法の理論家としても広く知られたタネーエフらしく、ここに収録された2曲もその持ち味が最大限生かされており、さらに哀愁漂う美しいメロディ も満載の聴きごたえある作品です。 弦楽三重奏曲 Op. 31はもともとヴァイオリン、ヴィオラ、テナー・ヴィオラという珍しい編成で書かれた作品。テナー・ヴィオラとは大きなヴィオラのような形をして いて、通常のヴィオラよりも低い調弦をする楽器です。初演はこの楽器によって行われましたが、楽器自体が廃れてしまったため、現在ではヴァイオリン、ヴィオ ラ、チェロのトリオで演奏されます。古典的な形式による明るい第1楽章、湧き上がるような曲調を持つ第2楽章、讃美歌のような旋律によるゆったりとした第 3楽章、そして快活な終楽章は、第1楽章の素材が時折姿を見せながら曲を盛り上げます。 ピアノ四重奏曲ホ長調 Op. 20は名ピアニストであったタネーエフならではの技巧的なピアノ・パートが聴きどころです。情熱的なモティーフに彩られた第1楽 章、旋律美が魅力の第2楽章、タネーエフの特徴といえる対位法の技術が最大に発揮された終楽章を持つ充実した曲です。 スペクトラム・コンサーツ・ベルリンは、1988年にアメリカ人チェリスト、フランク・サムナー・ダッジによって設立されたアンサンブルです。
NAX-8.574385(1CD)
ハイドン:ピアノ三重奏曲集第7集
ピアノ三重奏曲第16番ニ長調 Hob.XV:16
ピアノ三重奏曲第35番イ長調 Hob.XV:35
ピアノ三重奏曲第37番ヘ長調 Hob.XV:37
ピアノ三重奏曲第41番ト長調 Hob.XV:41
ピアノ三重奏曲第19番ト短調 Hob.XV:19
オーバリン・トリオ【デイヴィッド・ボウリン(Vn)、ドミトリー・コウゾフ(Vc)、ソン・ヘイワン(P)】

録音:2021年5月11-13日
NAXOSの人気シリーズ、「ハイドンのピアノ三重奏曲」の第7集です。今作には5曲の三重奏曲を収録。第16番 は1790年6月にロンドンで出版された作品で、ヴァイオリン・パートはフルートでも演奏できるように書かれており(ア ルバムではヴァイオリンで演奏)、速い楽章とゆっくりとした楽章の対比が見事な仕上がりを見せています。第35番は 1764〜65年頃の作品で、華麗なピアノ・パートが特徴です。第37番は1766年以前に作曲され、フンメル社から 出版されました。ゆったりとしたアダージョで始まり、颯爽とした第2楽章とさわやかなメヌエットが続きます。第41番は 1767年以前の作品。3つの楽器は対等に扱われています。第19番は1794年にロンドンで出版された作品。二 重変奏曲の形式による第1楽章、高音域の旋律が魅力的な第2楽章、ト長調に転じる第3楽章とまとまりの良い 構成です。 演奏は1982年にオーバリン音楽大学の教員たちによって結成されたオーバリン・トリオが担当しています。
NAX-8.555192(1CD)
ブリティッシュ・ライト・ミュージック 第8集〜トレヴァー・ダンカン(1924-2005):管弦楽作品集
20世紀急行(1951)
小組曲(1959)
ハイ・ヒール(1949)
公園の子供たち(1954)
マエストロ変奏曲 - セレナード(シューベルトの形式で)(1967)
コルシカから来た少女(1958)
草原の霧(1954)
ミニョネットのワルツ(1959)
ワイン祭(1958)
シックスペニー・ライド(1964)
魅惑の4月(1958)
セント・ボニフェイス・ダウン(1956)
灼熱(1958)
組曲「夢想家」 - 大行進曲(1957)
かわいいデビー(1959)
スロヴァキアRSO
アンドルー・ペニー(指)

録音:1993年4月23-30日

MARCOPOLO 8.223517のレーベル移行盤
トレヴァー・ダンカンは1924年生まれのイギリスの作曲家。幼少時にほぼ独学で作曲とピアノを学んだ彼は、18歳 でBBCに入社、ラジオドラマの制作に携わります。1943年に従軍、47年に退役してからは、BBCの録音エンジニ アとして復帰、この時に管弦楽とスコアの知識を身に付けるとともに、名指揮者レイ・マーティンの励ましを受け、自 身でも作品を書くようになりました。しかし、BBCでは副業が禁止されていたため、本名のレナード・チャールズ・トレビ ルコック(後にトレビルコに短縮)を用いることができず、ニックネームであったトレヴァー・ダンカンをペンネームに採用した という経緯があります。1950年代には多くのライトミュージックを作曲、中も「コルシカから来た少女」はラジオで毎日 のように放送されるほどの人気作となりました。その後、BBCを退社したダンカンは、イギリスでライトミュージックの流 行が下火になっても作曲を続けました。このアルバムには彼の全盛期である1950年代の作品を中心に収録。さわ やかな情景描写と、官能的なロマンス、繊細な詩情などが盛り込まれた美しい作品をお楽しみください。
NAX-8.574400(1CD)
イタリアのギター音楽秘曲集
マリピエロ:前奏曲(1958)
カステルヌオーヴォ=テデスコ:花咲くオレンジ Op. 87a(1936)
ジュゼッペ・アントニオ・ブレシャネッロ(1690-1758): パルティータ第7番ハ長調 (G. ブシェミによるギター編)…世界初録音
ブルーノ・ベッティネッリ(1913-2004):5つの前奏曲(1971)
パガニーニ:気まぐれ MS 43- 第22曲 イ長調(ラルゲット)(1820)
 ギター・ソナタ第33番ハ短調 MS 84(1800-20頃)
 ギター ソナチネ第4番MS 85(1804)
ジョルジョ・フェデリコ・ゲディーニ(1892-1965):協奏的練習曲(1959)
カステルヌオーヴォ=テデスコ:3つの地中海前奏曲 Op. 176(1955)
ジュリアーニ:ロッシーニアーナ第2番Op. 120(1821頃)
ジュゼッペ・ブシェミ(G)

録音:2021年6月3-7日
バロックから現代の巨匠まで、イタリア音楽にとって重要な役割を担ってきたギターのために書かれた珠玉の作品を集めた1枚。最も時代が古いのはブレシャ ネッロの「パルティータ第7番」で、こちらは、もともとリュートに似た弦楽器"コラシオーネ"のために書かれた『18の組曲』の中の1曲。複雑な装飾と抒情的な 曲調は多くのギタリストたちの注目を集めています。このアルバムではブシェミ自身がギター用にアレンジ、作品の素晴らしさを伝えています。他にはヴァイオリン と同じくギターを愛したパガニーニの作品やジュリアーニの見事な「ロッシーニアーナ」、イタリアの現代作曲家ベッティネッリの荘厳な前奏曲の他、カステルヌオー ヴォ=テデスコ、マリピエロ、ゲディーニの技巧的、かつ珍しい作品を聴くことができます。
NAX-8.559908(1CD)
21世紀アメリカ、憧れの歌
エディー・ヒル(1962):The Giver of Stars - エイミー・ローウェルの6つの詩
(2012)
ジョナサン・サントーレ(1963-):スルピシアの2通の手紙(声とエレクトロニクス版)(2011/2021)
クレイグ・ブランドウェイン(1959-):ジョン・チャールズ・マクニールの詩による4つの歌(2016-17)
ジェシカ・ルドマン(1982-):私たちを隔てるこれらのもの(2018)
ブランドウェイン:3つのリルケの歌(2018)
エミリー・ジョウォルスキー・コリアース (Ms)
タッド・コリアース (P)
ジョナサン・サントーレ (エレクトロニクス)
クレイグ・ブランドウェイン (エレクトロニクス)

録音:2021年6月14-18日
世界初録音
現代アメリカで活躍する4人の作曲家の声楽作品を収録した1枚。現代的なサウンドによりつつ、物理的・心理的な隔たりを越えようとする愛や憧れを歌っ ています。冒頭のエディー・ヒルの「The Giver of Stars - エイミー・ローウェルの6つの詩」は音楽誌で「神秘に満ちた」と評価された作品。サントーレの「ス ルピシアの2通の手紙」はエレクトロニクスを使ってボーカルラインを補強しています。エミー賞にノミネートされたブランドウェインの「4つの歌」はシンプルな旋律を 持つ美しい歌曲集。アルバム・タイトルでもあるルドマンの「These Distances Between Us」は個人的なつながりの不安定さを強調した歌曲で、不協和 音やため息のような響きが多用されています。ブランドウェインの「3つのリルケの歌」も耳当たりの良い旋律を持っていますが、エレクトロニクスによる伴奏が多 彩な美しさを放ちます。

   NAXOS 2022年6月発売
NAX-8.503303(3CD)
NX-C01

NYCX-10314(3CD)
国内盤仕様
税込定価

ボリス・リャトシンスキー:交響曲全集・グラジーナ
【CD1】
交響曲第1番イ長調 Op. 2(1917-19)
【CD2】
交響曲第2番Op. 26(1935-36/1940改訂)
交響曲第3番ロ短調 Op. 50(1951/1954改訂)
【CD3】
交響曲第4番変ロ短調 Op. 63(1963)
交響曲第5番ハ長調 「スラビャンスカヤ」 Op. 67(1965-66)
ウクライナ国立SO
テオドレ・クチャル(指)

録音:1994年5月8、13-15日…CD1
1993年6月4-9日…CD2
1993年12月27-30日…CD3
ニューヨークでウクライナ系の家庭に生まれたテオドレ・クチャルは、クリーヴランド音楽院でヴィオラを学び、オーケストラでも演奏。後にボストンSOの奨 学金を得てタングルウッドで指揮を学び、アメリカ、オーストラリア、チェコ、ベネズエラのオーケストラで首席指揮者や音楽監督を務めています。1992年には ウクライナ国立SOの首席客演指揮者、94年から2000年まで音楽監督権首席指揮者を務め、退任に際しては桂冠指揮者の称号を贈られまし た。クチャルとウクライナ国立響の録音は数多くありますが、リャトシンスキーの交響曲は代表作の一つで国際的にも高い評価を得ています。 ※国内仕様盤には増田良介氏よる日本語の解説が付属します。 1919年に完成された交響曲第1番は学生時代の作品「抒情詩」を改訂したものを第2楽章とし、前後の楽章を加えて1923年に初演されました。抒情 的なメロディにあふれ、金管群が活躍する高揚感に満ちた終楽章も聴きごたえがあります。 1935年から36年に書かれた交響曲第2番は、西欧の前衛的な音楽の影響と当時の政治的状況を反映した不穏な暗さを感じさせる音楽。ソ連政府の 推進する社会主義リアリズムに沿わないと見なされたか、演奏が禁じられ、初演は1964年まで待たねばなりませんでした。 交響曲第3番は第2番の苦い経験を踏まえて政府の意向を反映したのか、モダンで闘争的な作品。要所に正教会の聖歌を思わせる旋律が現れ、最後 は輝かしい高揚で結ばれます。当初は「平和が戦争に勝利する」という言葉が終楽章に付されていました(後に検閲で削除)。1955年にムラヴィンスキー 指揮レニングラード・フィルが初演すると評判となり、すぐにモスクワ、キーウをはじめソ連の主要都市で演奏されました。クチャルはこの曲を「ウクライナの交響 楽の精華であり、20世紀の交響曲の中でも最も重要なものの一つ」としています。 1963年に完成した第4番は現代音楽の語法を用いつつも調性を捨てることなく、ウクライナの民俗音楽も採り入れた作品。1965年にリャトシンスキーが 70歳の誕生日を記念して自ら指揮した演奏は、批評家と聴衆から絶賛され、この曲を「バルトーク、ショスタコーヴィチ、プロコフィエフ、オネゲル、シマノフス キらの傑作に匹敵する」「ウクライナ音楽への大きな貢献」と称賛されました。 彼の民俗音楽への思いは「スラビャンスカヤ(スラヴの意味)」の副題を持つ交響曲第5番に結晶します。第1楽章は伝説の戦士「イリヤ・ムローメツ」を歌った ロシアの古い民謡に基づく荘厳な旋律で始まり、第2楽章にはブルガリアや古代スラヴの民謡が登場。終楽章では冒頭でムローメツの歌が高らかに奏でら れた後ドラマティックな展開となり、最後はムローメツの歌が再帰した後で教会の鐘を思わせる響きが鳴り渡り、曲が結ばれます。 1955年に書かれた交響的バラード「グラジーナ」は、ポーランドの偉大な詩人アダム・ミツキェヴィチの没後100周年を記念して書かれたもの。リトアニアの神 話に登場する女性騎士を主人公としたミツキェヴィチの詩がスコアの冒頭に付され、戦いに身を投じ悲劇的な死を迎える彼女の姿が劇的に描かれていま す。
NAX-8.573075(1CD)
マリピエロ:ヴァイオリン協奏曲第1番(1932)
ある騎士道の物語のために1914-15/1920頃改訂)…世界初録音
ヴァイオリン協奏曲第2番(1963)
パオロ・キアヴァッチ(Vn)
ローマSO
フランチェスコ・ラ・ヴェッキア(指)

録音:2012年6月15-16日
イタリア近代の作曲家マリピエロ。ヴェネツィアの貴族の家系に生まれ、6歳でヴァイオリンを学びはじめながらも、父の浪費のために家庭が貧困に陥り音楽の 勉強を継続することができず、苦労を重ねながらモンテヴェルディやフレスコバルディのような古いイタリアの音楽を書き写すことで音楽を学んだという彼がはじ めてヴァイオリン協奏曲を書いたのは、50歳の誕生日を迎える1カ月前のことでした。それまでのマリピエロの作品の多くは、短いパッセージを並べ曲を作って いくという手法に基づくものでしたが、この曲は、長く歌うスペイン風の旋律とリズムを特徴とする快活な作品です。1933年3月にヴァイオリニストのヴィオラ・ ミッチェルとピエール・モントゥー指揮によって初演されています。その30年後に書かれた第2番の協奏曲はショスタコーヴィチやプロコフィエフを思わせる陰鬱な 作品。第1番とは違った印象を与えますが、根底に流れる抒情性は変わることがありません。世界初録音となる『ある騎士道物語のために』は、作曲者が 「Illustrazioni sinfoniche per orchestra オーケストラのための交響的描写」と呼ぶように華麗な音絵巻で、愛、戦い、英雄物語などの情景を想起さ せるサウンドが展開します。
NAX-8.570621(1CD)
タン・ドゥン 譚盾(1957-):ピアノ作品集
水彩による8つの思い出(1978/2002改訂)
C-A-G-E- (ジョン・ケージの思い出に)(1993)
フィルム・ミュージック・ソナタ(2016)
火(ラルフ・ファン・ラートに)(2020)…世界初録音
ブルー・オーキッド(ベートーヴェンの「ディアベリ変奏曲」による変奏曲)(2020)
ラルフ・ファン・ラート(P)

録音:2020年8月24-25日
中国の長沙市に生まれた作曲家タン・ドゥン。西洋の様式を用いながらも東洋的要素を前面に出した作風と、特 殊な楽器を用いた管弦楽作品が知られます。ここで聴くことのできるピアノ曲もどれもが技巧的でドラマティック。「水 彩による8つの思い出」は中国の五音音階が効果的に用いられており、時折ドビュッシーを思わせる色彩豊かな響 きも感じられる組曲。続く「C-A-G-E-」は彼が師と仰ぐジョン・ケージへのオマージュ。ここでも中国的な音使いが印 象的。「フィルム・ミュージック・ソナタ」は映画音楽「The Banquet(邦題『女帝』)」からの4つの曲が用いられていま す。「トレース」は音と静寂のバランスが見事な曲。ピアニスト、ラルフ・ファン・ラートのために書かれた「火」では、タン・ ドゥンの最もヴィルトゥオーゾ的でドラマチックな面を味わえます。最後に置かれた「ブルー・オーキッド」はベートーヴェン のディアベッリ変奏曲の冒頭のモチーフが原型を留めぬほど様々な形に変奏され、鮮やかなドラマを作り上げました。 NAXOSレーベルで数々の現代作品を演奏するラルフ・ファン・ラートが繊細なタッチで全曲を聴かせます。
NAX-8.555503(1CD)
タールベルク:ヴェルディ、ロッシーニ、ベッリーニのオペラによる幻想曲集
ヴェルディの歌劇「椿姫」による演奏会用大幻想曲 Op. 78(1862)
ヴェルディの歌劇「イル・トロヴァトーレ」」による演奏会用大幻想曲 Op. 77(1862)
ヴェルディの歌劇「仮面舞踏会」の思い出 Op. 81(1864)
ヴェルディの歌劇「リゴレット」の思い出 Op. 82(1864)
ロッシーニの歌劇「コリントの包囲」による幻想曲 Op. 3(1853)
ピアノに応用された歌の技法 Op. 70-第19番 ベッリーニの歌劇「ノルマ」の「清らかな女神よ」(1853)
フランチェスコ・ニコロージ(P)

録音:1993年11月10-14日

※8.506042BOXからの分売
初出:MARCO POLO 8.223367
スイス出身のピアニスト・作曲家、ジギスムント・タールベルク。14歳の時にロンドンでモシェレスにピアノを学び、同年 5月に最初の公開演奏会を開催。以降、フンメルやツェルニーに指導を受け、1835年にパリへ赴きピアニストとして 喝采を浴びます。作曲家としてはフランツ・リストを凌駕するほどの華麗なピアニズムが味わえるオペラのトランスクリプ ションやピアノ協奏曲を残しました。このアルバムは2021年5月に発売された6枚組BOXからの分売で(原盤は MARCO POLO)、ヴェルディ、ロッシーニ、ベッリーニの歌劇の旋律をもとにした6作品が収録されています。ゆった りとした序奏に導かれ、歌劇の名旋律に華麗な装飾が施されたこれらの作品は、タールベルク自身が演奏するため に書かれ、当時高い人気を博しました。時には彼のライヴァルと目されたリストもタールベルクの作品を演奏し、「新し い芸術の創造者」と称賛したと伝えられます。 演奏は1954年イタリア生まれのフランチェスコ・ニコロージ。超絶技巧の持ち主であるだけではなく、タールベルク国 際研究センターの会長として作品の研究、普及に努めています。
NAX-8.574373(1CD)
フェルナンド・ロペス=グラサ(1906-1994): ディヴェルティメント/シンフォニエッタ
ディヴェルティメント Op. 107(1957)
シンフォニエッタ 「ハイドンへのオマージュ」 Op. 220(1980)
5つの古いポルトガルのロマンス Op. 98(1951-56)…世界初録音
4つのインヴェンション Op. 148(1981)
ポルトガルSO
ブルーノ・ボラリーニョ(指,Vc)

録音:2021年10月21-23日
20世紀ポルトガルを代表する作曲家の一人、フェルナンド・ロペス=グラサの作品集。 リスボン音楽院で学び、その後パリへ留学、ケクランに作曲と管弦楽法を学んだロペス=グラサは、教育者としても 名高く、1941年からポルトガルで教鞭をとり、数多くの音楽家を育てました。 ポルトガルの民謡やポピュラー音楽を題材にすることの多い彼の作品は、とても耳に馴染みやすく、またドラマティック な面も持ち合わせています。このアルバムの冒頭に置かれたディヴェルティメントは、管楽器とティンパニ、打楽器に、 チェロとコントラバスを加えたユニークな編成による作品。常に変化する調性の中で、多彩な旋律が賑やかに展開す るロペス=グラサ独特のスタイルに貫かれており、彼の感性が見事に表現されたものです。この作品は1957年に開 催されたローザンヌ万国博覧会におけるポルトガル館のBGMとして作曲されました。また、簡潔な構成で書かれた シンフォニエッタでは、ハイドンへの敬愛が示されています。「5つの古いポルトガルのロマンス」は伝統的なバラードに 基づく作品で、「4つのインヴェンション」では無調による劇的な表現が探求されています。
NAX-8.574301(1CD)
48 Strings
アルフレード・ピアッティ(1822-1901):12のカプリース Op. 25
ポッパー:2つのチェロのための組曲 Op. 16*
フィッツェンハーゲン(1848-1890):演奏会用ワルツ Op. 31? 4つのチェロのために**
クリンゲル(1859-1933):賛歌 Op. 57- 12のチェロのために#
【チェリスト】
アンドレアス・ブランテリド
インゲマール・ブランテリド*,**,#
ヘンリク・ダム・トムセン**,#
フレゼリク・シェーリン**
オイスタイン・ソンスタード#
ニルス・ウルナー#
エミール・エスケア#
ヤコブ・ラ・クール#
ルイーザ・シュヴァブ#
モルテン・ツォイテン#
ライヴ・ヨハンソン#
サミラ・ダヤーニ#
リー・ブレンダル#

録音:2020年6月2-4日 Sollerod Kirke, Holte、
19世紀から20世紀前半に活躍した4人のチェリスト=作曲家が書いたチェロのための作品集。ピアッティ、ポッ パー、フィッツェンハーゲン、クリンゲルの4人とも音楽一家に生まれ、オーケストラでは優れたソリストとして演奏し、教 師として多くの後進を指導、さらに曲も書くという共通点を持っています。このアルバムでは彼らのチェロ曲の中から、 無伴奏、2つのチェロ、4台チェロ、そして12台のチェロのための曲を選び、曲ごとに奏者を増やしながら、つややかな チェロの響きを十二分に味わえるという趣向が凝らされています。技巧的なピアッティの「12のカプリース」、ポッパーの 美しい「組曲」、4台のチェロが高音域で見事な旋律を奏でる「演奏会用ワルツ」、そして48本の弦が高らかに歌う 「賛歌」を収録、聴きごたえのある1枚です。
NAX-8.574433(1CD)
期待の新進演奏家シリーズ/ビョン・ボギョン(G)
カステルヌオーヴォ=テデスコ::3つの地中海前奏曲 Op. 176
ポンセ:主題,変奏と終曲(1926年第1版)
(2018)
ジェリル・レフィク・カヤ(1991-):ギター・ソナタ第1番ニ長調(2017)
エンジェル・ラム(1978-):小雪
カルロス・デ・セイシャス(1704-1742):ソナタ第23番ニ短調- 第1楽章 アダージョ(1720頃-42)(R. オリヴェイラによるギター編)
セイシャス:ソナタ第24番ニ短調- アレグロ(1720頃-42)(R. オリヴェイラによるギター編)
レオ・ブローウェル(1939-):ラ・グラン・サラバンダ(拡張バージョン)
クラリス・アサド(1978-):最後の歌(B. フォーゴ、D. ラッセル、O. ヴェセリによるギター編)
ビョン・ボギョン(G)
録音:2021年12月20-21日
ソウル生まれのギタリスト、ビョン・ボギョン。6歳でギターを始め、ジュリアード音楽院で音楽学士号と音楽修士号を 取得。2018年に開催されたジョアン・ファレッタ国際ギターコンクールで優勝するなど、数々の国際コンクールの入賞 経験を持ち、現在はカリフォルニア州立大学フラトン校のギター科教授を務めています。2021年のGFA国際ギター コンクールでの優勝記念として制作されたこのアルバムでは、様々な時代に書かれた作品を演奏、豊かな才能と技 術を存分に聴かせています。
NAX-8.574381(1CD)
ルクレール:ヴァイオリン・ソナタ集 Op. 5, No. 9-12(1734出版)
ヴァイオリン・ソナタ ホ長調 Op. 5, No. 9
ヴァイオリン・ソナタ ハ長調 Op. 5, No. 10
ヴァイオリン・ソナタ ト短調 Op. 5, No. 11
ヴァイオリン・ソナタ ト長調 Op. 5, No. 12
エイドリアン・バターフィールド(Vn)
サラ・マクマホン(Vc)
シラス・ウォルストン(Cemb)
クレア・サラマン(ハーディ=ガーディ)

録音:2021年3月12-13日
生誕325周年、フランス18世紀前半を代表するヴァイオリン音楽の大家、ルクレールの代表作であるヴァイオリン・ソナタ集第3巻全12曲の録音も、第9番 から第12番を収録したこの第3巻で完結となります。 ルクレールが活躍した18世紀当時は、コレッリやヴィヴァルディなどのイタリアのヴァイオリン音楽が大流行しており、彼はこの華麗な様式をフランス伝統の舞曲 形式に融合させることでその作風を発展させていきました。このアルバムに収録された4つのソナタには、その特質が顕著に表れており、とりわけ第10番の終 楽章「タンブーラン」ではハーティ=ガーディもアンサンブルに参加、低音を持続することで作品に民謡風の味わいが加味されました。また第12番の終楽章 「チャコーナ」はヴァイオリンの卓越した技巧が要求される難曲で、名ヴァイオリニストとして活躍したルクレールの面目躍如といった作品に仕上がっています。今 作も、バターフィールドを中心に、マクマホン、ウォルストンの3人が、巧みな技術を用いて見事なアンサンブルを披露しています。
NAX-8.660512(2CD)
ロッシーニ:歌劇「絹のはしご」 ドルモン…レミー・ブルネンス(T)
ジュリア…クラウディア・ウッル(S)
ルチッラ…ミーガン・シル(S)
ドルヴィル…ミケーレ・アンジェリーニ(T)
ブランサック…エウジェニオ・ディ・リエート(Bs)
ジェルマーノ…エマヌエル・フランコ(Br)
クラクフPO
ホセ・ミゲル・ペレス=シエーラ(指)

録音:2021年7月20日
ドルヴィルと結婚していることを秘密にしているジューリア。毎夜、絹のはしごを使ってドルヴィルと逢瀬を重ねていま す。彼女は後見人のドルモンから名門の令息ブランザックとの結婚を勧められていますが、どうにかそれを回避したい と願っており、召使のジェルマーノを抱き込み、従姉妹のルチッラとブランザックを結婚させようと画策します… ロッシーニがこの「絹のはしご」の作曲を依頼されたのは20歳の1812年のこと。同年の5月にヴェネツィアで初演され 大成功を収めました。台本がチマローザの「秘密の結婚」と酷似していることが問題視されたものの、この年に4つの 歌劇を書き上げたロッシーニは、一躍時の人となりました。 2015年にデビューしたばかりのウッルをはじめ、芸達者な歌手たちが登場するこの上演、なかでも存在感の強いド ルモンを歌うブルネンスはスイスを中心に活躍するテノール歌手で、全体を見事に引き締めています。ホセ・ミゲル・ペ レス=シエーラが指揮するクラクフPOは、1990年までクシシュトフ・ペンデレツキが芸術監 督を務めた名門オーケストラ。ポーランド作品を得意としていますが、このロッシーニでは軽妙な演奏を披露していま す。

   NAXOS 2022年5月発売(2)
NAX-8.504060(4CD)
NX-D03
タネーエフ:交響曲・管弦楽作品集
【CD1】
交響曲第3番ニ短調
交響曲第1番ホ短調
【CD2】
交響曲第2番変ロ長調(V. ブロクによる補筆完成版)
交響曲第4番ハ短調 Op. 12
【CD3】
歌劇「オレステイア」序曲
歌劇「オレステイア」第3幕間奏曲 「デルフォイのアポロ神殿」
アダージョ ハ長調
ロシアの主題による序曲
モスクワのプーシキン記念館の除幕のためのカンタータ
カンツォーナ/序曲ニ短調
【CD4】
カンタータ『聖イオアン・ダマスキン』 Op. 1
協奏的組曲 Op. 28
ノヴォシビルスク国立フィルハーモニー室内cho
スタニスラフ・ヤンコフスキー(Cl)
グネーシン・アカデミーcho
イリヤ・カーラー(Vn)
ノヴォシビルスク・アカデミーSO
ロシアPO
トーマス・ザンデルリンク(指)

録音:2006年9月(CD1)、2008年9月(CD2)、2007年9月1-15日(CD3)、2007年5月2、3、6日、9月13日(CD4)
19世紀から20世紀にかけてのロシア音楽界を代表的存在セルゲイ・タネーエフ。モスクワ音楽院でニコライ・ルビン シテインとピョートル・チャイコフスキーに師事、卒業後はピアニスト、作曲家として活躍するとともに、母校のモスクワ 音楽院で後進を指導。ラフマニノフやスクリャービン、プロコフィエフやメトネルを育てました。 このアルバムにはトーマス・ザンデルリンクの指揮による交響曲全曲に加え管弦楽曲とカンタータを収録。ロマン派の 影響が感じられる初期の作品から、大規模な傑作となった最後の第4交響曲まで、その作風の発展を辿ることがで きます。また交響詩のような風格を持つ巨大な序曲「オレステイア」や、タネーエフが初めて手掛けたヴァイオリンと オーケストラのための作品「協奏的組曲」、古代の聖歌が表情豊かに織り込まれたカンタータ『聖イオアン・ダマスキ ン(ダマスカスのヨハネ)』も収録。 対位法を巧みに駆使した緻密な構築力によって"ロシアのブラームス"と呼ばれたタネーエフを存分に味わえます。
NAX-8.574383(1CD)
スッペ:劇付随音楽『モーツァルト』
歌劇「アフリカ旅行」:Overture 序曲(原典版)
ユリエ・スヴェツェナー(Vn)
パヴェル・リブカ (Org)
ヤナーチェクPO
ダリオ・サルヴィ(指)

録音:2021年5月3-7日
世界初録音
NAXOSのオーベール序曲集のシリーズでファンを獲得しているダリオ・サルヴィ指揮の新譜はフランツ・フォン・スッペ。 1854年にアン・デア・ウィーン劇場で上演されたレオンハルト・ヴォールムートによる劇『モーツァルト』のための音楽で す。劇のストーリーはモーツァルトの人生とそこに関わった人たちを描いたもので、序曲が「フィガロの結婚」の音楽で 始まると1分ほどで「ドン・ジョヴァンニ」の音楽に。その後も「劇場支配人」「魔笛」やハイドンの「驚愕」交響曲等など が顔を出し、最後はレクイエムの音楽で閉じられます。その間をつなぐスッペの音楽が実に巧みで、どこまでがモーツァ ルトでどこからがスッペか区別が付かないほど。このディスクではナレーションを省いていますが、この音楽の巧みさはス トーリー不要とさえ思えます。喜歌劇の達人、スッペの面目躍如、モーツァルト・ファンに是非聴いて頂きたい一枚で す。
NAX-8.574360(1CD)
サン=ジョルジュ(1745-1799):6つの協奏的四重奏曲
弦楽四重奏曲第1番変ロ長調
弦楽四重奏曲第2番ト短調
弦楽四重奏曲第3番ハ長調
弦楽四重奏曲第4番ヘ長調
弦楽四重奏曲第5番ト長調
弦楽四重奏曲第6番変ロ長調
アラベラSQ【ジュリー・エスカー(Vn)、ザリタ・クヴォーク(Vn)、エットーレ・カウザ(Va)、アレクサントル・ルカルメ(Vc)】

録音:2021年6月14-15日
カリブ海のフランス領、グアドループ島出身のサン=ジョルジュ。アフリカ系の母親の血を引いたため褐色の肌色を 持った彼は、偏見にも負けず、優れた剣士、運動選手、ヴァイオリンの名手、そして作曲家として18世紀後半のフ ランスで大活躍しました。このアルバムに収録された一連の弦楽四重奏曲は、各奏者に腕前を競わせるのではな く、アンサンブルとしての音色の妙を追求し、豊かな抒情性も備えた聴きごたえのあるもので、当時のフランスで未だ 黎明期にあったこのジャンルに一石を投じました。演奏するアラベラSQはイェール大学で出会った音楽 家たちのアンサンブルです。
NAX-8.579130(1CD)
3つのポルトガルのオーケストラ
グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」 - 序曲
モーツァルト:交響曲曲第35番「ハフナー」
ワーグナー:「ローエングリン」 第3幕-前奏曲
R・シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」
 「サロメ」 - 7つのヴェールの踊り
ジョリー・ブラガ・サントス(1924-1988):スタッカート・ブリリャンテ Op. 69*
ブラームス:ハンガリー舞曲第1番
 ハンガリー舞曲第5番(M. シュメリング編)
シャブリエ:スペイン
ヌォヴァ・フィラモニカ・ポルトゥゲサ
オルケストラ・シンフォニカ・ポルトゥゲサ
オルケストラ・ドゥ・アルガルベ
アルヴァロ・カッスート(指)

Radio e Televisao de Portugal 所蔵の音源
録音:1988-2003年(ライヴ、*以外)
*のみMARCO POLO 8.225271
*以外=初発売
指揮者アルヴァロ・カッスートをフィーチャーした1枚。1938年、ポルトガルのポルトで生まれ、リスボン大学で法学の 学位を取得、その1年後にはウィーン国立音楽大学で指揮の学位を取得したカッスート、作曲家としても評価が高 く、ポルトガルとアメリカの音楽機関から作品の委嘱を受けています。ポルトガル各地のオーケストラを指揮するだけ でなく、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナルOやロイヤル・リヴァプールPOをはじめ、 数々の名門オーケストラを指揮しています。 このアルバムでカッスートが指揮している3つのオーケストラは、全て彼が創設した団体で、どの曲にも熱のこもった演 奏を披露しています。また彼が敬愛するジョリー・ブラガ・サントスの音楽を広めるための運動にも力を入れており、こ こではMARCO POLOへの多数の録音から選ばれた1曲「スタッカート・ブリリャンテ」を聴くことができます。
NAX-8.573941(1CD)
シューベルト:ドイツ舞曲、レントラーとエコセーズ集
1. ドイツ舞曲とトリオ 嬰ハ短調 D. 139
2. ドイツ舞曲 変ト長調 D. 722
3. 8つのエコセーズ D. 977
4. 2つのドイツ舞曲 D. 841
5. 12のドイツ舞曲(レントラー)Op. 171, D. 790
6. 3つのドイツ舞曲 D. 971
7. 3つのドイツ舞曲 D. 973
8. 6つのドイツ舞曲 D. 820
9. コティヨン 変ホ長調 D. 976
10. 2つのレントラー 変ホ長調 D. 980b
11. 6つのレントラー D. 970
12. 2つのドイツ舞曲 D. 769
13. 4つのユーモラスなレントラー D. 354(P版)
14. 3つのエコセーズ D. 816
15. 12のウィーン(ドイツ)舞曲 D. 128
16. 6つのメヌエット D. 2d - 第1番ハ長調(Pのための草稿)/2つのレントラー
変ニ長調 D. 980- レントラー第2番(リュウ・ヤンによる補筆完成版) - 6つのメヌエット D. 2d - 第2番ヘ長調(Pのための草稿)…世界初録音
17. 36のオリジナル舞曲(最初のワルツ)D. 365
18. グラーツのギャロップ ハ長調 D. 925
リュウ・ヤン(1、2、16、17…フォルテピアノ:1820年代製コンラート・グラーフの複
製楽器/3-15、18…スタインウェイ)

録音:2018年3月23-25日
歌曲王として知られるシューベルトですが、31年という短い生涯を通じてピアノ曲も夥しい数を遺しています。ワルツやドイツ舞曲などの小品のほとんどは、彼 の友人たちの前で即興的に演奏した曲をもとに書き留められたとされており、親しみやすく、ピアノの心得のある人ならば、誰でも気軽に演奏が可能です。1 曲1曲は短めに書かれており、踊りの間は繰り返して演奏できます。このディスクでは ドイツ舞曲にレントラー(3拍子の田舎風の踊り)やエコセーズ(スコットラ ンド由来の舞曲)を交えて変化を演出しています。 ピアニスト、リュウ・ヤンはスタインウェイと、1820年代のフォルテピアノのレプリカを弾き分け、アルバム全体に変化をつけています。またトラック16はいくつかの 草稿を組み合わせたもの。未完の曲についてはリュウ・ヤン自身が補筆しています。
NAX-8.555502(1CD)
タールベルク:ドニゼッティの歌劇による幻想曲集
「連隊の娘」による幻想曲 Op. 68
ドニゼッティの「ドン・パスクワーレ」による幻想曲 Op. 67
歌劇「ルクレツィア・ボルジア」による幻想曲 Op. 50
歌劇「ランメルモールのルチア」によるアンダンテ・フィナーレOp. 44
歌劇「愛の妙薬」の「舟歌」による序奏と変奏曲 Op. 66
フランチェスコ・ニコロージ(P)

録音:1991年1月7-12日
8.506042BOXからの分売
初出:MARCO POLO 8.223365
スイス出身のピアニスト・作曲家、ジギスムント・タールベルク。14歳の時にロンドンでモシェレスにピアノを学び、同年 5月に最初の公開演奏会を開催。以降、フンメルやツェルニーに指導を受け、1835年にパリへ赴きピアニストとして 喝采を浴びます。 1837年にリストと直接対決を行い「タールベルクは世界一のピアニスト、リストは世界で唯一のピアニスト」と賞賛さ れたというエピソードも伝えられます。このアルバムは2021年5月に発売された6枚組BOXからの分売で(原盤は MARCO POLO)、ドニゼッティの歌劇の旋律をもとにした5作品が収録されています。華やかな技巧が存分に用い られているとともに、ドニゼッティの美しい旋律をスタイリッシュに仕上げた曲はどれも魅力的です。演奏は1954年イタ リア生まれのフランチェスコ・ニコロージ。超絶技巧の持ち主であるだけではなく、タールベルク国際研究センターの会 長として作品の研究、普及に努めています。
NAX-8.559867(1CD)
ウィリアム・グラント・スティル(1895-1978): サマーランド 他:管弦楽作品集
キャント・ユー・ライン・エム(1940)
3つの幻影-サマーランド(1936)(Vnと管弦楽版)
クイット・ダット・フールニッシュ(1935)(Vnと管弦楽版)
パストレーラ(1946)(Vnと管弦楽版)
アメリカ組曲(1918頃)
第99戦闘機中隊のためのファンファーレ(1945)
セレナード(1957)
ヴァイオリンとピアノのための組曲(1943)(Vnと管弦楽版)
哀歌:In Memory of Jean Sibelius
ジャン・シベリウスの思い出に(1965)
ジーナ・シフ(Vn)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナルO
アヴラナ・アイゼンバーグ(指)

録音:2018年8月16-17日
世界初録音
アフリカ系アメリカ人作曲家ウィリアム・グラント・スティル。ミシシッピ州ウッドヴィルの教育者の両親の下に生まれ、第一次世界大戦中はアメリカ海軍に従 軍。一時は医学を志すも、音楽の道に進み、1919年頃から1930年頃まで盛んであった「ハーレム・ルネサンス=アフリカ系アメリカ人のアート活動」にかか わりを持ちました。 ヴァレーズとチャドウィックに作曲を師事、アフリカ系アメリカ人の霊歌やジャズやブルースなどのイディオムと、クラシック音楽の形式を融合させる方式により、9 作のオペラと5つの交響曲を含む200作近くの作品を遺しています。 このアルバムに収録された作品はすべて世界初録音。スティルの信仰心や、アフリカへの深い愛が込められているほか、トラック3「Quit Dat Fool’nish」に は、彼のいたずら好きの愛犬シェプへの愛情が溢れています。またトラック13の「哀歌」は、シベリウスの生誕100周年記念コンサートのために指揮者ファビエ ン・セヴィツキーから委嘱された、心にしみる別れの曲。マイアミ大学SOによって初演され、その翌年の1966年にはフィンランド国営ラジオでも放送さ れました。

   NAXOS 2022年5月発売
NAX-8.660498(3CD)
マイアベーア:歌劇「北極星」 カトリーヌ…エリザベス・フートラル(S)
ペーテル(ピョートル大帝)…ウラディーミル・オグネフ(Bs)
プラスコヴィア…ダリーナ・タコヴァ(S)
ダニロヴィッツ…アレッド・ホール(T)
グリツェンコ…クリストファー・モルトマン(Br)
ジョルジュ…フアン・ディエゴ・フローレス(T) 他
ウェックスフォード・フェスティバル・オペラcho
アイルランド国立SO
ウラディーミル・ユロフスキ(指)

録音:1996年10月27、30日、11月2日
MARCO POLO*8.223829-31のレーベル移行盤
この歌劇「北極星」は、1844年にベルリンで初演した「シュレージエンでの野営」の人気を受け、フランス語ヴァージョンをオペラ=コミック座で上演したいという 申し出を受けたマイアベーアが、この歌劇の曲を素材として改作した作品です。ウジェーヌ・スクリーブによるフランス語の台本が用いられており、牧歌的な恋 愛の駆け引きと、軍隊生活の様子が混在する独特の筋書きが特徴。喜劇でもあり、シリアスな劇でもあるというユニークな性格を持ち、華やかなオーケスト レーションによる音楽と迫力ある合唱が多用された聴きごたえのある歌劇に仕上がっています。終盤に置かれたカトリーヌの「狂乱の場」も聴きどころ。この演 奏は1996年に開催されたウェックスフォード音楽祭の上演を収録したもの。デビュー直後のフローレスをはじめとした若手キャストによるみずみずしい歌声と華 やかなオーケストラを、ウラディーミル・ユロフスキが手堅くまとめています。
NAX-8.574362(1CD)
ハイドン:ピアノ三重奏曲集 第6集
ピアノ三重奏曲第15番ト長調 Hob.XV:15
ピアノ三重奏曲第38番(ディヴェルティメント) 変ロ長調Hob.XV:38
ピアノ三重奏曲第32番ト長調 Hob.XV:32
ピアノ三重奏曲第40番(ディヴェルティメント) ヘ長調 Hob.XV:40
ピアノ三重奏曲第39番ヘ長調 Hob.XV:39
ピアノ三重奏曲 ニ長調 Hob.deest
アクィナス・ピアノ三重奏団【ルート・ロジャーズ(Vn)、キャサリン・ジェンキンソン(Vc)、マーティン・カズン(P)】

録音:2021年2月18-19日
2008年から継続するNAXOSのハイドン「ピアノ三重奏曲」シリーズの第6集は、第5集に続き、演奏をアクィナス・ ピアノ三重奏団が担当。 ハイドンのピアノ三重奏曲の多くは、用いられる楽器がチェンバロからフォルテピアノへと移行するとともに、ソナタ形式 がある程度定まった時期に書かれました。これらは弦楽四重奏曲とほぼ平行して書き続けられており、1755年頃に 書かれたへ長調 Hob.XV:40のような初期の作品はディヴェルティメント、もしくはパルティータと呼ばれるほか、第 15番ト長調 Hob.XV:15のようにヴァイオリンの代わりにフルートでも演奏可能とされている作品などその内容は多 彩です。軽やかで風通しのよいハーモニーを特徴とする6曲をお楽しみください。 【アクィナス・ピアノ三重奏団】2015年12月にウィグモア・ホールでデビュー。ロンドンを中心に演奏活動を行うととも に、サン=サーンスやメンデルスゾーンの三重奏曲の録音で高く評価される英国のアンサンブルです。
NAX-8.574223(1CD)
エドワード・グレグソン(1945-):室内楽作品集
弦楽四重奏曲第1番(2014)
ジヴェルニーの庭(1964/2016)(コールアングレと弦楽四重奏版)
三部作(2011/2020年ヴァイオリン版)
ミサ・ブレヴィス・パーチェム - ベネディクトゥス
(1988/2021アルト・サクソフォンと弦楽四重奏版)
弦楽四重奏曲第2番(2017)
アリソン・ティール(コールアングレ)
ロブ・バックランド(アルト・サクソフォン)
ナバラQ【ベンジャミン・マーキス・ギルモア(Vn)、バルトシュ・ヴォロフ(Vn)、サーシャ・ボータ(Va)、ライアン・オケーン(Vc)】

録音:2021年11月20、21日(作曲者立ち合いのもと録音)
世界初録音
1945年、イングランド出身の作曲家エドワード・グレグソン。王立音楽アカデミーで作曲とピアノをアラン・ブッシュに 師事、作曲部門で5つの賞を獲得しました。その後は優れた作曲家として、BBCフィルハーモニックやロイヤル・リヴァ プールPO、ボーンマスSOやハレOなどから委嘱を受ける他、さまざまな著名 ソリストのために協奏曲を作曲、また吹奏楽や金管アンサンブルのための作品も多く、2016年にはブラック・ダイク・ バンドに作品を提供するなどこの分野の貢献度の高さも知られています。1970年代から80年代にかけての彼の作 品は、どちらかというと抽象的なコンセプトに基づくものが多かったのですが、近年、とりわけ21世紀になってからは、表 現力に磨きがかかり、情感豊かな作品が増えています。批評家に「厳格さと静謐さを併せ持つ、驚くべき作品」と絶 賛された弦楽四重奏曲第1番や、超絶技巧を駆使した「三部作」、まろやかで色彩的な音使いが美しい弦楽四 重奏曲第2番など、現在のグレグソンの心情を端的に表すかのような曲が並びます。
NAX-8.574322(1CD)
ロバート・ドッカー(1918-1992):管弦楽作品集
伝説…世界初録音
舞踏会の情景
オーボエと弦楽のための3つのコントラスト
タバリナージュ/バレエの情景
エアーとジグ - エアー/カンブリアの魂
妖精のリール・ダンス
ブルー・リボン…世界初録音
パスティーシュ変奏曲…世界初録音
ウィリアム・デイヴィス(P)
デイヴィッド・プレスリー(Ob)
RTEコンサート・オーケストラ
バリー・ナイト(指)

録音:1995年3月27-28日
※MARCO POLO*8.223837のレーベル移行盤
1945年生まれ、ロバート・ドッカーは英国のライト・ミュージックの作曲家、ピアニスト。アレンジャーとしてもさまざまな作品をオーケストラのために編曲していま す。 パディントンの労働者家庭に生まれた彼は、ロンドン議会の奨学金の助けを借り、王立音楽院でヴィオラ、ピアノ、作曲を学びました。第二次世界大戦にラ イフル隊の軍曹として従軍、その後は結婚しサフォークに住み、作曲活動に励みながら、晩年の20年間には多くのコンサートやテレビ番組に出演しました。最 高傑作とされるピアノとオーケストラのための「伝説」と各々の変奏曲が異なる作風によって書かれた「バスティーシュ変奏曲」は、彼の存命時にアディンセルの 「ワルソーコンチェルト」と並ぶ人気を博しました。また機知に富んだ旋律が楽しい「タバリナージュ」もドッカーの優れたオーケストレーションの妙が味わえます。 「オーボエと弦楽のための3つのコントラスト」はBBCコンサート・オーケストラの首席奏者リンデン・ハリスのために5年ほどの間に書いたコンチェルト・スタイルの3 つの曲を集めたもの。「カンブリアの魂」はウェールズの伝統的な4つの旋律をアレンジしたもの。ここでもドッカーのアレンジャーとしての才能が強く発揮されてい ます。
NAX-8.554475(1CD)
ロード・バーナーズ(1883-1950):歌曲集/ピアノ音楽集
ポルカ(1941)
歌曲集 - ドイツ風の3つの歌(1913-18)
Le poisson d'or (1915)
Dispute entre le papillon et le crapaud (1915頃)
3つのシャンソン(1920)
3つの小葬送行進曲(1916)
3つのイギリスの歌(1920)
心理学的断章(1916頃)
トム・フィルターと「犬泥棒ネッドの傍らの男」の対話(1924)
行進曲(1945)/楽園からの追放(1945)
3つの歌(1921)/ワルツ(1943)
赤いばらと赤い鼻(1940頃)
おいで、アルジャーノン(1944)
イアン・パートリッジ(T)
レン・ヴォースター(P)

録音:1998年10月1-3日、11月30日-12月2日
※MARCO POLO*8.225159のレーベル移行盤
イギリスの作曲家・小説家・画家、ロード・バーナーズ(バーナーズ卿)。本名はジェラルド・ヒュー・ティアウイット=ウィルソンという名門バーナーズ家の第14 代男爵です。イートン・カレッジで学び爵位を継承するまでは外交官として活躍、ヨーロッパ旅行で得た経験を生かし、ストラヴィンスキーから助言と励ましを 受けながら、基本的に独学で作曲を学び音楽家としても才能を発揮、主としてバレエ音楽の分野で活躍しました。 このアルバムには歌曲とピアノ曲を収録。ハイネの詩を用いた「ドイツ風の3つの歌」などウィットに富んだ歌曲や、バーナーズがストラヴィンスキーに捧げた自作 の詩「 Le poisson d'or =黄金の魚」によるピアノ曲、人生に対するバーナーズの鋭い視点が生きた「3つの小葬送行進曲」など、さまざまな表情を持つ 作品が並びます。見事な歌唱を聴かせるのはイギリス歌曲のオーソリティ、イアン・パートリッジです。
NAX-8.579121(1CD)


NYCX-10308(1CD)
国内盤仕様
税込定価
吉松隆:左手のためのピアノ曲集
タピオラ幻景 Op. 92(2004)
アイノラ抒情曲集 Op.95(2006)
ゴーシュ舞曲集 Op.96(2006)
大嶋・ライアン・ユミコ(P)

録音:2014年8月2日、2015年6月25日&8月8日、2019年10月20日
吉松隆が親交のある舘野泉のために書いた左手のためのピアノ曲の代表作を、アメリカで活動する大嶋・ライアン・ユミコの演奏で収めた1枚。 1964年からヘルシンキを拠点に活動してきた舘野は、2001年1月に演奏会の最後に脳出血で倒れ右半身に麻痺が残りましたが、左手でのレ パートリーによる演奏活動開始を決意。舘野を慕う作曲家たちが続々と新作を寄せました。中でもフィンランドの作曲家シベリウスを敬愛する吉松 隆による作品群は、その澄んだサウンドと親しみやすい楽想によって人気を得ています。 「タピオラ幻景」はフィンランド神話の森の神タピオの国の光景、「アイノラ抒情小曲集」はシベリウスが後半生を送った山荘のイメージから生まれまし た。どちらも抒情的で美しい作品。フランス語の「左手」から名付けたゴーシュ舞曲集は吉松らしいジャンル越境型の楽しい作品です。 大嶋・ライアン・ユミコは東京生まれ。桐朋学園で学び、シンシナティ大学音楽院で音楽芸術の博士号を取得。1995年からは日本の現代作品を レパートリーに取り入れて、東京、トロント、サンファンなどで演奏してきました。ミネソタ州グスタヴァス・アドルフス・カレッジのピアノ教授を務めています。 彼女はこれらの作品について「風、水、光、鳥たち、森の神タピオといった自然のイメージから生まれた作品ですが、病に倒れた舘野さんのために書か れた音楽ゆえに、困難に立ち向かい乗り越えようとする力を呼び覚まします。これらの曲を弾くたびに、人の魂に働きかける音楽の力の偉大さを実感 するのです」と語っています。 *国内仕様盤には大嶋ライアン・ユミコによる日本語解説が付属します。
NAX-8.574403(1CD)


NYCX-10307(1CD)
国内盤仕様
税込定価
カマルゴ・グァルニエリ(1907-1993):ショーロ集 第2巻
クラリネットと管弦楽のためのショーロ(1956)
ピアノと管弦楽のためのショーロ(1956)
トレメンベーの花(1937)
ヴィオラと管弦楽のためのショーロ(1975)
チェロと管弦楽のためのショーロ(1961)
オバニル・ブオジ(Cl)
オリガ・コピロヴァ(P)
オラシオ・シャエファー(Va)
マティアス・デ・オリベイラ・ピント(Vc)
サンパウロSO
ロベルト・チビリサ(指)

録音:2020年11月19日〜22日、2021年11月22日〜25日サラ・サン・パウロ(ブラジル)
*国内仕様盤には指揮者で日本ヴィラ=ロボス協会会長の木許裕介氏の解説が付属。
グァルニエリの父はイタリア系の移民で音楽を愛し、子供たちに付けた名前は、モーツァルト、ロッシーニ、ベッリーニ、ヴェルディ。カマルゴ・グァルニエリの 本名はモザルト(モーツァルト)で、母親から手ほどきを受けたピアノ演奏と作曲で早熟の天才ぶりを発揮しましたが、後にはMozartの代りにM.と だけ書き、母の旧姓カマルゴをとって名前としたそうです。 グァルニエリは、ブラジルの作家・詩人・民俗学者で音楽研究者でもあるマリオ・ジ・アンドラージの民族主義的思想に影響を受け、西洋クラシック音 楽をブラジル音楽の語法によって革新しようとしました。彼のショーロのほとんどは、ブラジルの伝統的なショーロとは異なり、3楽章または3部分構成の 協奏曲スタイルで書かれています。サンパウロ近郊の町にちなむ「トレメンベーの花」も3部分構成で、特に第3部分はラテンのノリが全開。20世紀音 楽の語法を用いながら、緩徐楽章の哀感も急速楽章のホットな情熱も、これぞブラジル!といった雰囲気が満点です。 サンパウロ生まれのロベルト・チビリサの(指)サンパウロSOと、その首席奏者を中心としたメンバーによる演奏です。
※当ディスクは、ブラジル外務省の主導により19世紀から20世紀にかけて作曲された約100曲の作品をブラジルのオーケストラが演奏・録音する大 プロジェクト「Brasil em Concerto」の一環です。

   NAXOS 2022年4月発売(2)
NAX-8.574351(1CD)
ジャン=マリー・ルクレール:ヴァイオリン・ソナタ集 第3巻 第2集
ヴァイオリン・ソナタ ロ短調 Op. 5, No. 5
ヴァイオリン・ソナタ ハ短調 「トンボー」 Op. 5, No. 6
ヴァイオリン・ソナタ イ短調 Op. 5 No. 7 
ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 Op. 5, No. 8
エイドリアン・バターフィールド(バロック・ヴァイオリン)
サラ・マクマホン(バロック・チェロ)
サイラス・ウォルストン(Cemb)

録音:2020年12月11日、2021年3月11日
ルクレールが活躍した18世紀当時は、コレッリやヴィヴァルディなどのイタリアのヴァイオリン音楽が大流行しており、彼はこの華麗な様式をフランス伝統の舞曲 形式に融合させることでその作風を発展させていきました。このアルバムに収録された4曲は、繊細な金細工を思わせる旋律への華麗な装飾や、重音奏法 などさまざまな技巧が用いられながら、旋律はあくまでも美しく、時には、追悼作品として書かれた第6番「トンボー」のように、切なさを感じさせるほどに情感に 満ちています。 またニ長調のソナタは、後に書かれるヴァイオリン協奏曲集Op.7の予行演習ともいえる作品で、第1楽章の冒頭部分はオーケストラのトゥッティ(総奏)を思 わせるとともに、全体的にヴァイオリンの独奏が引き立つように書かれており、ルクレールの飽くなき創作意欲が感じられます。 このアルバムでも、前作と同じくバターフィールドを中心に、マクマホン、ウォルストンの3人が、巧みな技術を用いて見事なアンサンブルを披露しています。
NAX-8.551454(1CD)
デュオ・ディヴァージタズ
バッハ:ソナタ ト短調 BWV 1020(ティルマン・ホップシュトックによるフルートとギター編 イ短調で演奏)
モーツァルト:二重奏曲 ト長調 K 423
シューベルト:ソナタ ニ長調 D384 Op. 137-1
ロッシーニ(リスト編):『ロッシーニの音楽の夜会』から「踊り 「ナポリ風タランテッラ」(デュオ・ディヴァージタス編)
チャイコフスキー:『四季』より (アナスタシア・ヴェドヤコヴァ/デュオ・ディヴァージタス編)
 4月 松雪草/6月 舟歌
クライスラー:美しきロスマリン (デュオ・ディヴァージタス編)
ハンス・ハウク(1900-1967):カプリッチョ - フルートとギターのために
デュオ・ディヴァージタズ【マリサ・ミンダー(G)、エフゲニヤ・スパリンガー(Fl)】

録音:201年8月9-11日
ギターのマリサ・ミンダーとフルートのエフゲニヤ・スパリンガーによって2015年に設立されたデュオ・ディヴァージタスは、 クロアチアとハンガリーの国際室内楽コンクールで1位を獲得し、国際的な活躍を始めました。このデビュー作となるラ テン語の「EX AEQUO=同等に、一緒に」をタイトルに据えたアルバムには、バロック期の作品から古典派、ロマン 派、有名曲の編曲、デュオのために書かれたハンス・ハウクの「カプリッチョ」まで多岐にわたる作品が収録されており、 まさにアンサンブル名の「Diversitas=多様性」を表すものとなっています。二人の息のあった演奏は聴き手を魅了 します。
NAX-8.551433(1CD)
ゲオルク・フィリップ・テレマン: ファゴットとギターによる作品集
ソナタ ヘ短調 - ファゴットと通奏低音のために TWV 41:f1
ファンタジア第2番ニ長調- ヴィオラ・ダ・ガンバのために TWV 40:27 (ダニエル・ヴァレンティン・マルクスによる独奏ギター編)
ソナチネ ハ短調 - ファゴットと通奏低音のために TWV 41:c2
ソナチネ イ短調 - ファゴットと通奏低音のために TWV 41:a4
ファンタジア第12番変ホ長調 - 独奏ファゴットのために(ユリー・レオノヴィチ編)
.ソナタ 変ホ長調 - ファゴットと通奏低音のために TWV 41:Esa4(イムレ・ルーダス&ダニエル・ヴァレンティン・マルクス編)
ライナー・ザイデル(Fg)
ダニエル・ヴァレンティン・マルクス(G)

録音:2021年8月13-15日
後期バロック音楽を代表するドイツの作曲家テレマン。彼は管弦楽曲、歌劇、室内楽曲、宗教曲から器楽曲な ど、ほとんどのカテゴリーに属する音楽を書き18世紀ドイツ音楽の発展に寄与しました。彼はほぼ独学で音楽を学 び、12歳の時に最初の歌劇を作曲、フルート、ヴァイオリン、トロンボーン、チェロなど数多くの楽器を演奏することが できたといわれています。このアルバムは、テレマンがハンブルクで活躍していた時期に書いたさまざまな作品をファゴッ トとギターで演奏したもの。ザイデルとマルクスの見事な演奏もあり、あたかもテレマンがこれらの楽器のために書いた 作品のように聴こえます。また、2曲のファンタジアは、1735/36に出版された「無伴奏ヴィオラ・ダ・ガンバのための 12のファンタジア」が原曲で、ニ長調はマルクス自身が編曲しギターで演奏、変ホ長調のファンタジアはレオノヴィチが チェロ用に編曲したものを更にファゴットで演奏しています。
NAX-8.574353(1CD)
ゲオリオス・アクシオティス(1875-1924):管弦楽作品集
日没
前奏曲とフーガ*
愛の三部作、交響的印象
舞踏会の思い出
抒情的間奏曲
ゲームのように
※全てバイロン・フィデツィス(1945-)による復元版
ソフィア・ニュー・フェスティバル・オペラ=シンフォニーO
バイロン・フィデツィス(指)

録音:2003年5月1-2日
※*以外=世界初録音
1875年、ウクライナで貿易商を営む父の下に生まれ、1887年に父の帰国に伴い、家族とともにアテネに定住しま す。1892年頃、ロースクールに入学すると同時に音楽の勉強をはじめ、1895年頃にナポリへ留学。ナポリ・サン・ピ エトロ・ア・マジェラ音楽院で3年間学び、イタリアのヴェリズモ主義に通じる感情表現方法を吸収し、優秀な成績を 収め卒業、以降、友人で学友のゲオルク・ランベレットとともにギリシャに帰国します。当時ドイツ志向だったギリシア の音楽教育に反発して、音楽教育改革を目指した書物「Kritiki」を出版するなど教育改革運動を起こしますが、 強い反対に遭って音楽活動から引くこととなりました。そうした経緯もあってか、彼の作品は出版も演奏も進みませ んでした。 このアルバムでは指揮者バイロン・フィデツィスによって校訂・復元された6つの作品を聴くことができます。楽器のバラ ンスと音色に対する並外れた感性を持ってたアクシオティスの作品は、後期ロマン派に通じる抒情性と、巧みな自然 描写により、まるで映画音楽を思わせる壮大な仕上がりが特徴です。
NAX-8.579110(1CD)
サンドロ・フーガ(1906-1994):ピアノ・ソナタ第1番 - 第3番
ピアノ・ソナタ第1番(1957)
ピアノ・ソナタ第2番(1976)*…世界初録音
ピアノ・ソナタ第3番(1980)#…世界初録音
ジャコモ・フーガ(P)
カルロッタ・フーガ(P)*
クラウディオ・ヴォゲーラ(P)#

録音:2021年3月25-26日
20世紀半ばのトリノの音楽界を牽引する存在として活躍した作曲家サンドロ・フーガの3つのピアノ・ソナタ。高名な 画家ルイジ・ノーノ(1850-1918)を祖父に持つヴェネツィアの名家に生まれ、芸術と音楽に対する情熱を受け継い だ彼は、1919年からトリノの「ジュゼッペ・ヴェルディ音楽院」でピアノ、オルガン、作曲を学び、卒業後は教師として アルファーノやゲディーニを指導しています。また彼の作品は国際コンクールで数々の賞を受賞、作曲家としても高く 評価されました。自らを「ロマン派の生き残り」と称し、音楽は感情の表出であると信じたフーガは、同世代の作曲 家があまり手掛けることのなかった「ソナタ」の形式に目を向け、前衛的な要素を極力排した、3つの素晴らしいソナ タを書き上げました。これらは彼のピアノ音楽の頂点をなすものといえるでしょう。フーガの2人の子供たちジャコモとカ ルロッタ兄妹と、フーガの直系の弟子であるトリノ出身のクラウディオ・ヴォゲーラによる演奏で。
NAX-8.574261(1CD)
シューマン:歌曲集 第11集
リートと歌 第2集 Op. 51(1840-49)
リートと歌 第2集 Op. 77(1840-50)
兵士の歌 WoO 6(1844)
3つの歌 Op. 83(1850)
6つの詩 Op. 89(1850)
リートと歌 第4集 Op. 96(1850)
3つの詩 Op. 119(1851)
5つの陽気な歌 Op. 125(1850-51)
11の若者の歌 Anhang M2(1827)より
 No. 1. Die Weinende 涙を流すひと
 No. 5. Sehnsucht 憧れ
 No. 10. Erinnerung 思い出
 No. 6. Der Fischer 漁師
  No. 9. Hirtenknabe 羊飼いの少年
カロリーネ・メルツァー(S)
ジモン・ボーデ(T)
ウルリッヒ・アイゼンロール(P)

録音:2020年6月15-18日
NAXOSの好評シリーズ、シューマン歌曲集の最終巻となる第11集。今作もカロリーネ・メルツァーとジモン・ボーデの繊細な歌唱をアイゼンロールが素晴らし いピアノで支えています。読書好きの父の影響を受けたシューマンは幼いころからゲーテやバイロンなど数多くの書物を読み、そのエッセンスを自作に反映させ ていました。その嗜好は歌曲の詩の選択の際にも発揮され、多彩な詩人の詩を採り上げ、美しい歌曲へと昇華させています。このアルバムに収録されている 3組の「リートと歌」は彼の最も表現力豊かな作品群に含まれるもので、自然への愛、季節の移り変わり、恋人との別れ、水の精の魅力などロマンテックな題 材がふんだんに盛り込まれています。また1827年の「11の若者の歌」は彼が自分の将来を模索していた時期の作品。こののち、シューマンは一旦歌曲の創 作から離れピアノ曲に没頭し、10年後にまた歌曲の世界へと戻ることになります。
NAX-8.579088(1CD)
イェ・シャオガン(1955-):臨安の7つのエピソード
チベットの夕暮れ Op. 41- テノール、ホルンと管弦楽のために(2002)
臨安の7つのエピソード Op. 63 ソプラノ、テノール、バリトンとオーケストラのために(2011)
天津組曲 Op. 75 - オーケストラのために(2015-16)
ソン・ユアンミン(S)
シー・イージェ(T)
リウ・ソンフー(Br)
グー・ツォン(Hrn)
ラインランド=プファルツ州立PO
シュテファン・マルツェフ(指)
フランク・オルー(指)

録音:2014年10月27-31日、2016年12月19-23日
世界初録音
1955年、上海で生まれたイェ・シャオガンは、中国を代表する現代作曲家の一人です。1978年から1983年まで中国中央音楽院の作曲科で学び、 1987年からイーストマン音楽学校に留学。サミュエル・アドラーやルイ・アンドリーセンに師事。1994年に帰国後は中央音楽院の作曲部の教授を務める傍 ら、中国を中心に様々な音楽祭の芸術監督を務め、音楽文化の発展に寄与してきました。2013年から、彼の「中国のさまざまな地域」をテーマにした作 品をフィーチャーしたコンサート・シリーズが始まり、ニューヨークや北京など各地で演奏会が行われています。このアルバムに収録されているのはヒマラヤの風景 を描いた「チベットの夕暮れ」、声楽を伴う「臨安の7つのエピソード」と、歴史ある都市、天津の多様性を描いた「天津組曲」の3作品。伝統と現代音楽の テクスチャーを組み合わせ、見事な作品に作り上げるイェ・シャオガンの手腕が発揮された聴き応えある作品です。

   NAXOS 2022年4月発売
NAX-8.574377(1CD)
ロシアのバラード集
プロコフィエフ:バラード ハ短調 Op. 15(1912)
ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ ニ短調 Op. 40(1934)
エフゲニー・キーシン(1971-):チェロ・ソナタ ハ長調 Op. 2(2016)
プロコフィエフ:チェロ・ソナタ Op. 119(1949)
  アダージョ Op. 97bis-バレエ組曲『シンデレラ』 Op. 87より
ガブリエル・シュヴァーベ(Vc)
ローランド・ペンティネン(P)

録音:2021年4月14-16日
20世紀のロシアからは、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチをはじめとした著名なチェリストが数多く登場するとともに、そうした優れた演奏家に刺激された作曲家 たちが多彩な作品群を生みだしました。このアルバムでは、その中から代表的な5つの作品を聴くことができます。 冒頭の「バラード」はプロコフィエフが作曲を始めたばかりの頃に書いたもので、若き作曲家の意欲を感じさせる作品です。即興演奏を思わせる自然な流れのピ アノ伴奏にのってチェロが情熱的な旋律を歌い上げながら曲は少しずつ高潮し、突然気まぐれな旋律が現れてチェロとピアノの激しい対話となり、最後はそっと 閉じられます。 ショスタコーヴィチのチェロ・ソナタは、ボリショイ劇場の首席チェリストだったヴィクトル・ルヴォヴィチ・クバツキーの勧めによって書かれ、1934年12月25日にクバツ キーのチェロ、作曲者自身のピアノで初演されました。基本的に古典的な楽章構成に拠って書かれており、チェロの表現力を存分に引き出したショスタコーヴィ チ初期の名作の一つです。 現代最高のピアニストの一人、エフゲニー・キーシンは10年ほど前から作曲活動も本格的に開始。このチェロ・ソナタは2016年に完成し、ゴーティエ・カピュソン とユジャ・ワンが初演しました。2021年11月には佐藤晴真と阪田知樹によって日本初演が行われています。単一楽章による10分ほどの作品で、哀愁を感じ させるチェロの旋律が印象的です。 プロコフィエフのチェロ・ソナタは1947年から49年の作品。作曲中に公にされたジダーノフ批判を意識したのか、耳なじみの良い旋律を駆使したシンプルな表現 に終始しており、現代でも演奏頻度の高い作品の一つです。初演は1949年、ロストロポーヴィチのチェロ、スヴャトスラフ・リヒテルのピアノで行われました。これ らの作品をスウェーデン出身のピアニスト、ペンティネンとともに現代の名手、ガブリエル・シュヴァーベがしなやかに演奏しています。 *国内仕様盤には増田良介氏の日本語解説が付属します。
NAX-8.508021(8CD)
NX-F05
ヴォーン・ウィリアムズ・アンソロジー/交響曲から合唱曲まで

【CD1】…8.557059
交響曲第1番「海の交響曲」

【CD2】…8.550734
交響曲第2番「ロンドン交響曲」
『すずめばち』-序曲

【CD3】…8.550738
交響曲第5番ニ長調
交響曲第9番ホ短調

【CD4】…8.555867
トマス・タリスの主題による幻想曲
ノーフォーク狂詩曲第1番ホ短調
沼沢地方にて
「グリーンスリーヴス」による幻想曲
合奏協奏曲

【CD5】…8.573530
ソレント/幻想曲
6つの短い小品
ロマンス 「揚げひばり」

【CD6】…8.555300
幻想的五重奏曲
弦楽四重奏曲第1番ト短調
弦楽四重奏曲第2番イ短調

【CD7】…8.557798
未知の世界
柳の木…世界初録音
モテット「旋風からの声」
「富める人とラザロ」の5つのヴァリアント
カンタータ『光の息子たち』

【CD8】…8.572465
モテット「旋風からの声」
真理のために勇敢に
ミサ曲 ト短調
3つの合唱による讃歌
ジョージ5世の死を悼む涙
航空機のヴィジョン
正義の精神/賛美のコラール
【CD1】…8.557059
ジョアン・ロジャース(S)
クリストファー・モルトマン(Br)
ボーンマス交響合唱団
ボーンマスSO
ポール・ダニエル(指)
録音:2002年1月8-10日
【CD2】…8.550734
ボーンマスSO
ケース・バケルス(指)
録音:1993年4月5-6日
【CD3】…8.550738
ボーンマスSO
ケース・バケルス(指)
録音:1996年9月7-13日
【CD4】…8.555867
ニュージーランドSO
ジェイムス・ジャッド(指)
録音:2001年6月28-30日
【CD5】…8.573530
シナ・クローケ(P)
ジェニファー・パイク(Vn)
ニューヨーク室内O
サルヴァトーレ・ディ・ヴィットリオ(指)
録音:2015年5月16-17日、10月20日
【CD6】…8.555300
ガーフィールド・ジャクソン(Va)
マッジーニQ
録音:2000年6月13-15日
【CD7】…8.557798
ロデリック・ウィリアムズ(Br)・・・2
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー合唱団
ロイヤル・リヴァプールPO
デイヴィッド・ロイド=ジョーンズ(指)
録音:2005年2月20日、5月8日
【CD8】…8.572465
アショク・グプタ(Org)
ジェイムズ・マクヴィニー
ケンブリッジ・クレア・カレッジ聖歌隊
ティモシー・ブラウン(指)
録音:2009年7月16-17日
ヴォーン・ウィリアムズが作曲家として認められたのは、30歳頃と遅咲きだったにもかかわらず、9曲の 交響曲をはじめ、管弦楽作品から協奏的作品、室内楽曲、声楽曲、歌曲にわたる幅広いジャンルの作品を残し ており、イギリスの田園風景を思わせる牧歌的な作風による作品は、多くの人々に愛されています。このBOXではグ ラモフォン誌で絶賛された交響曲第1番「海」を含む4曲の交響曲を中心に、トマス・タリスの主題による幻想曲、 「グリーンスリーヴス」による幻想曲、ヴァイオリン協奏曲ともいえる「揚げひばり」などの代表的な管弦楽曲をはじめ、 ヴォーン・ウィリアムズ作品における最良の解釈を聞かせるマッジーニ四重奏団による2曲の弦楽四重奏、英国合唱 作品の伝統を継承する「ミサ曲ト短調」やカンタータ『光の息子たち』などの声楽作品を収録。ヴォーン・ウィリアムズ の多岐にわたる創作から選んだ名曲をCD8枚にまとめました。 ポール・ダニエル、ケース・バケルス指揮のボーンマスSO、デイヴィッド・ロイド=ジョーンズが指揮するロイヤル・ リヴァプールPOをはじめ、ジェイムス・ジャッド指揮のニュージーランドSO、サルヴァトー レ・ディ・ヴィットリオが指揮するニューヨーク室内Oたちまで、真摯で熱の入った演奏でお楽しみいただける BOXです。
NAX-8.5743931CD)
マリピエロ/ゲディーニ/カゼッラ:チェロと管弦楽のための作品集
マリピエロ:チェロ協奏曲(1937)
ゲディーニ(1892-1965):2つのチェロと管弦楽のための協奏曲「オルメネータ」(1951)
カゼッラ:夜想曲とタランテッラ Op. 54(1934)
ニコライ・シュガーエフ(Vc)
ドミートリー・プロコフィエフ(Vc)
ロストフ・アカデミーSO
ヴァレンティン・ウリュービン(指)

録音:2020年10月11日、2020年10月12日、2020年12月14日
このアルバムに採り上げられた3人の作曲家は、いずれもチェロとのかかわりが深く、マリピエロの甥リッカルドはミラノ・ス カラ座のチェロ奏者を務め、ゲディーニは自身が幼い頃からチェロを学んでいます。またカゼッラは父、叔父、祖父が チェリストという家系に生まれており、子供時代からチェロを弾いていましたが、ピアノのほうが才能があることがわかり、 転向したという経歴を持っています。 そんな3人のチェロのための作品は、どれもソリストとオーケストラが協力して様々な雰囲気を探求するもので、チェロ のみが名人芸を発揮することはありません。マリピエロとゲディーニの曲は、どちらも18世紀のコンチェルト・グロッソ風 の雰囲気を持っており、ソリストとオーケストラの立場は対等なものとして書かれています。またカゼッラの作品は協奏 曲を書くためのオーケストレーションの練習的な作品で、やはりチェロとオーケストラのバランスに大きな注意が払われ ています。1988年モスクワ生まれのチェリスト、シュガーエフの演奏で。
NAX-8.574290(1CD)
パウル・ヴラニツキー(1756-1808):管弦楽作品集 第4集
バレエ『森の娘』(1796)
パストラーレとアルマンド
チェコ室内Oパルドビツェ
マレク・シュティレツ(指)

録音:2020年7月13-16日
世界初録音
モラヴィア出身の作曲家パウル(パヴェル)・ヴラニツキーの管弦楽作品集第4集。20歳の時に活躍の機会を求め ウィーンに移住、ハイドンやモーツァルトと交流を深めた他、彼の作曲スタイルはベートーヴェンの初期の交響曲にも 影響を与えるなど、1790年代後半のウィーンにおける最も重要な交響曲作曲家の一人としてみなされました。また ウィーン宮廷劇場オーケストラの監督としても活躍し、舞台作品も数多く遺しています。このバレエ『森の娘』は円熟 期の作品で、彼の最大の成功作の一つ。狩りに出かけたポーランドの王子が出会った野性的な少女を巡る物語 は、彼の軽快な音楽とともにウィーンの人々を魅了しただけではなく、ヨーロッパ各地で上演され、ベートーヴェンや ウェーバーにも影響を与えたとされています。また「パストラーレとアルマンド」はヴラニツキーを寵愛していた皇后マ リー・テレーズのために書かれた上品な作品です。
NAX-8.5743891CD)
ブラトヴィチ/ニクチェヴィチ:ギター・デュオ作品集
1. スルジャン・ブラトヴィチ(1972-):イマジネーション(2020)
2. ダルコ・ニクチェヴィチ(1971-):ドラマ(2020)
3. ブラトヴィチ:フィール・ザ・モーメント(2020)
4. ニクチェヴィチ:エヴニング・アット・ホーム(2021)
5. ブラトヴィチ:コンセントレーション(2020)
6. ニクチェヴィチ:マインド・サークル(2020)
7. ブラトヴィチ:ロマンティックなメヌエット(2020)
8. ニクチェヴィチ:インナー・ビューティ(2020)
9. ブラトヴィチ:ミュージカル・エクサイトメント(2020)
10. ニクチェヴィチ:2020(2020)
11. ブラトヴィチ:ライフ(2020)
12. ニクチェヴィチ:タイム・パーセプション(2021)
13. ブラトヴィチ:リラクゼーション(2020)
14. ニクチェヴィチ:ラスゲアード前奏曲(2020)
スルジャン・ブラトヴィチ(第1ギター…1、3、5、7、9、11、13/第2ギター…2、6、8、12,14)
ダルコ・ニクチェヴィチ(第1ギター…2、6、8、12,14/第2ギター…1、3、5、7、9、11、13/ソロ…4、10)

録音:
2021年1月…5
2021年2月…1-3、6-8、13、14
2021年3月…10-12
2021年12月…4、9
世界初録音
モンテネグロ出身の2人のギタリスト、ブラトヴィチとニクチェヴィチが奏でる独創的なギター・デュオ作品集。今回のア ルバムでは2020年から2021年に書かれた曲が紹介されており、この中にはコロナ禍での静止した世界を描いた作 品「フィール・ザ・モーメント」や、彼らの特徴である心躍る地中海のリズムから、オリエンタルな中東の雰囲気、スラブ とバルカンの影響など様々な要素が反映されたエキサイティングな作品が楽しめます。その透明感のある耳なじみの よい旋律は、人間の心の最も深くにあるとされる、美しい感情を表現しています。
NAX-8.5599041CD)
マーガレット・ブラウワー(1940-):歌曲と室内楽作品集
ラプソディック・ソナタ(2011/2016改訂)
宣言(2005)
私は叫ぶ - 夏 2020(2020)
湖(2019)
すべての回線がまだ通話中(2019)
サラ・ビーティ(Ms)
ブライアン・スクーグ(T)
佐藤麻理(ナレーター/ヴァイオリン)
エリーシャ・ネルソン(Va)
ワン・シュアイ(P)

録音:2021年1月4-5日
2021年2月7日 、歌のみ
世界初録音
ニューヨーク・タイムズ紙で「独特の魅惑的なハーモニーの世界に棲む」と称賛されたアメリカの女性作曲家マーガレッ ト・ブラウワーの作品集。1996年から2008年までクリーヴランド音楽院作曲科の主任教授を務め、種々の名誉 ある賞を受賞、オーケストラや演奏家からも数多くの委嘱を受けています。 このアルバムには最近書かれた作品が収録されており、愛する心を内面から描いた「ラプソティック・ソナタ」、暴力や 戦争をテーマにした「宣言」、新型コロナウイルス感染症が大流行し、人々が孤立し生活に制限がかけられた2020 年の夏に書かれた「私は叫ぶ-夏2020」など社会的な問題が採り上げられています。最後に置かれた「すべての回 線がまだ通話中」は風刺の効いたモノローグ。電話で「待たされた」経験のある人なら作品に共感すると思います。

   NAXOS 2022年3月発売 (2)
NAX-8.505258(5CD)
NX-D03
プーランク:室内楽作品全集


【CD1】…8.553611
六重奏曲 FP 100
オーボエ・ソナタ FP 185
オーボエ、ファゴットとピアノのための三重奏曲 FP 43
フルート・ソナタ FP 164
ヴィラネル FP 74

【CD2】…8.553612
ヴァイオリン・ソナタ
ヴァイオリンとピアノのためのバガテル ニ短調 FP 60
クラリネット・ソナタ FP 184
ピアノとチェロのためのソナタ

【CD3】…8.553613
カプリース FP 155
2台のピアノのためソナタ
2台のピアノのためのエレジー FP 175
シテール島への船出
4手ピアノのためのソナタ
2つのクラリネットのためのソナタ
クラリネットとファゴットのためのソナタ
ホルン、トランペットとトロンボーンのためのソナタ

【CD4】…8.553614
カンタータ「仮面舞踏会」 FP 60
動物詩集 FP 15a
マックス・ジャコブの4つの歌
黒人狂詩曲 FP 3
歌曲集「コカルド(リボンの結び目)」 FP 16
ホルンとピアノのためのエレジー
サラバンド

【CD5】…8.553615
子象ババールの物語(フランス語版)
城への招待 FP138
レオカディア
子象ババールの物語(英語版)
【CD1】…8.553611
フィリップ・ベルノルド(フルート/リコーダー3)
オリヴィエ・ドワーズ(Ob)
ロナルド・ファン・スパンドンク(Cl)
ローラン・ルフェーヴル(Fg)
エルヴェ・ジュラン(Hrn)
アレクサンドル・タロー(P)
【CD2】…8.553612
グラフ・ムーリャ(Vn)
ロナルド・ファン・スパンドンク(Cl)
フランソワーズ・グローベン(Vc)
アレクサンドル・タロー(P)
【CD3】…8.553613
フランソワ・シャプラン(P)
アレクサンドル・タロー(P)
ロナルド・ファン・スパンドンク(Cl)
アンドレ・モワザン(Cl)
ローラン・ルフェーブル(Fg)
エルヴェ・ジュラン(Hrn)
ジャック・モージェ(Tb)
ギィ・トゥーブロン(Tp)
【CD4】…8.553614
フランク・ルゲリネル(Br)
ジャン・ドゥルスクルーズ(T)
セリーヌ・ヌシ(Fl)
フィリップ・ベルノルド(Fl)
セルゲ・クリチェフスキ(Ob)
オリヴィエ・ドワーズ(Ob)
ロナルド・ファン・スパンドンク(Cl)
アンドレ・モワザン(Cl)
マリー・ゴンドー(Fg)
ローラン・ルフェーヴル(Fg)
フィリップ・ハーノン(Fg)
マルク・バウアー(コルネット)
ギィ・トゥーブロン(Tp)
ジャック・モージェ(Tb)
エルヴェ・ジュラン(Hrn)
ジャン=マルク・フィリップス(Vn)
ティボー・ヴュー(Vn)
サビーヌ・トータン(Va)
フランソワーズ・グローベン(Vc)
フランソワーズ・リヴァラン(打楽器)
パスカル・ドラージュ(打楽器)
アレクサンドル・タロー(P/打楽器)
ピエール・ラニオ(G)
ピエール=ミシェル・デュラン(指)
【CD5】…8.553615
フランソワ・ムザヤ(朗読)
ナターシャ・エマーソン(朗読)
ダニエル・ダリュー(Ms)
ロナルド・ファン・スパンドンク(Cl)
ローラン・ルフェーヴル(Fg)
ティボー・ヴュー(Vn)
ステファン・ロジェロ(Cb)
アレクサンドル・タロー(P)

録音:1995年10月-1997年10月
「フランシス・プーランクは音楽そのものだ。これほど直接的で、これほど単純に表現され、これほど確実に目標に向かっていく音楽を私は知らない」 ダリウス・ミヨーのこの言葉はプーランクのすべての作品にあてはまりますが、中でも室内楽作品には、プーランクの個性的なスタイルと軽妙洒脱な作曲 技法のエッセンスが反映されています。 このBOXの中には、プーランクが作曲家としてデビューを飾った「黒人狂詩曲」を皮切りに、奏者たちの 名人芸が光る「六重奏曲」や軽妙洒脱な「フルート・ソナタ」。思いの他重厚な風格を持つ「ヴァイオリ ン・ソナタ」や「バガテル」などの名作の他、「シテール島への船出」など2台ピアノ、連弾のための作品。 声楽を伴うカンタータ「仮面舞踏会」や「動物詩集」などのエスプリの効いた曲などが含まれています。こ れらを演奏するのはフランスを代表する演奏者たち。とりわけ1990年代初頭に、日本でデビューして間 もなくのアレクサンドル・タローの演奏は貴重です。またプーランクの代表作の一つ、ピアノと語り手のため の音楽物語「子象ババールの物語」はフランス語版と英語版の2バージョンを収録。ここで語りを担当し ているのは、演奏当時それぞれ12歳と13歳の少女たち。あどけない声が物語の素朴さを伝えていま す。アルバムの初出時にClassicsToday.comで評された「このシリーズのどのディスクも間違いない」と いうコメントは21世紀の今でも色褪せることがありません。
NAX-8.559881(1CD)
スーザ(1854-1932):吹奏楽のための作品集 第23集
幻想曲「オーヴァー・ザ・フットライツ・イン・ニューヨーク」(1897)
チャールズ・ドーズ(1865-1951):メロディ イ長調 (J.P. スーザによる吹奏楽編)(1912)
ルイ・セザール・デゾルメ(1840-1898):ブーランジェの行進曲
「閲兵式から戻って」 (1889頃)(J.P. スーザによる吹奏楽編)
ユモレスク 「メアリー、日曜日には何をする?」(1924)
行列聖歌 「われらは行進する、勝利へ向かって行進する」(1914
幻想曲「町の空想」(1921)
プリマス・イギリス海兵隊バンド
キース・ブライオン(指)

録音:2019年5月20-23日
大好評シリーズ、「マーチ王」スーザの吹奏楽のための作品集も、この第23集をもって完結となります。今日 知られている行進曲の形式を標準化したスーザですが、彼は決してこのジャンルに専念していたのではなく、 交響詩、組曲、オペラ、オペレッタなど、200以上の作品を書き上げていました。今回の最終巻では、あまり 知られていないスーザの作品の中から、ポピュラーソングやクラシック作品の親しみやすいメロディーを用いた 幻想曲やユーモレスクなど、スーザの幅広い音楽的嗜好が感じられる曲が選ばれています。トラック2の「メロ ディ」は第30代アメリカ副大統領に就任したチャールズ・ドーズのヴァイオリン曲をクライスラーが録音し、人気 となったもの。他の作曲家によってオーケストラやポップスにアレンジされ広い人気を博しましたが、スーザは吹 奏楽用に編曲しています。
NAX-8.555172(1CD)
ブリティッシュ・ライト・ミュージック 第6集〜フレデリック・カーゾン(1899-1973): 作品集
ブルバルディエール(1941)
プルチネッロ(1948)
スペイン組曲「マラガにて」(1935)
追放された小鬼の踊り(1940)
サルタレッロ(1952)*
スペイン風カプリース「カプリカンテ」(1949)
ギャラヴァント(1949)/風刺(1943)
セレナード「シモネッタ」(1933)
ワルツ「カスケード」(1946)
スペイン風セレナード「ラ・ペイネータ」(1954)
ロビン・フッド組曲(1937)
パソ・ドブレ 「ブラヴァーダ」(1938)
シルビア・チャポヴァー(P)*
スロヴァキアRSO
エイドリアン・リーパー(指)

録音:1991年9月14-19日
※MARCO POLO 8.223425からの移行盤
ロンドン生まれの作曲家フレデリック・カーゾン。ヴァイオリン、チェロ、ピアノ、オルガンを弾きこなし教師を驚かせるとともに、12歳でマニフィカトとヌンク・ディミティ スを作曲、地元の合唱団によって演奏されるなど幼い頃から楽才を発揮、16歳の時にはロンドンの劇場オーケストラでピアノを弾き、20歳の時には自分の オーケストラを持ち、無声映画の伴奏音楽を作曲していました。また、電子オルガンがイギリスに輸入された際にはいち早く購入し、デモンストレーション・リサ イタルを行った記録もあります。しかし、作曲家としての活動はあまり力を入れておらず、その才能に注目した出版社ブージー・アンド・ホークスのラルフ・ホーク スや、彼の妻グラディス・マリアン・ファウラーの後押しを受け、ようやく作曲家として独り立ちしたという経緯があります。このアルバムには、パリの大通りを歩く男 の姿を描いた「ブルバルディエール」をはじめ、巧妙に書かれたカーゾンの作品が収録されています。
NAX-8.574344(1CD)
ソレール:鍵盤のためのソナタ第93番 - 第95
ソナタ第93番ヘ長調 Op. 4, No. 3(1779)
ソナタ第94番ト長調 Op. 4, No. 4(1779)
ソナタ第95番イ長調 Op. 4, No. 5(1779)
エフゲニー・コノフ(P)

録音:2019年12月9-13日
鍵盤のための数多くのソナタで知られるアントニオ・ソレール。教会音楽家としての訓練を受け、王立サン・ロレンソ・デ・エル・エスコリアル修道院のオル ガニストを務めたことで、フィリップ2世の宮廷で働いていたドメニコ・スカルラッティなどの音楽家と親交を結びました。このOp.4のソナタは、スカルラッティ の影響が感じられる生き生きとしたもので、ソレール作品の特徴ともいえるきらびやかな装飾とヴィルトゥオーゾ的なテクニックがその効果を高めていま す。 演奏は1992年ウズベキスタンのチルチクに生まれたエフゲニー・コノフが担当。1999年から2007年までグネーシン国立音楽大学、その後モスクワの チャイコフスキー音楽院で学び、ヨーロッパに留学。2019年からはウィーン音楽舞台芸術大学で学んでいます。コンクール受賞歴も多く、2018年の 第64回マリア・カナルス・バルセロナ国際音楽コンクール、2019年に第31回エットーレ・ポッツォーリ国際ピアノコンクール、2020年には第14回 UNISA(南アフリカ大学=University of South Africa)国際ピアノ・コンクールでそれぞれ第1位を受賞した注目の若手奏者です。
NAX-8.660479(1CD)
ルーセル:喜歌劇「カロリーヌ伯母さんの遺言」 ベアトリス…マリー・ルノルマン(Ms)
クリスティーヌ…マリオン・ゴマー(S)
ノエミ…ルシール・コミテ(Ms)
ジョバール…オーレリアン・ガス(Br)
フェルディナンド…チャールズ・メスリーヌ(T)
ルシーヌ…マリー・ペルボー(S) 他
*ソリストは合唱も担当
オルケストル・デ・フリヴォリテ・パリジェンヌ
ディラン・コルレイ(指)

録音:2019年6月13日(ライヴ)
1932年から33年にかけて作曲されたこの作品は、3幕形式でチェコ語のテキストが用いられていまし た。1936年にチェコのオロモウツで初演されたのち、フランスで演奏するためにフランス語版に改訂、 1937年にパリ・オペラ=コミック座で上演されましたが、当時のパリの観客にはあまり受け入れられるこ とはありませんでした。そこでルーセルの死後、未亡人の依頼により作曲家マルセル・ミハロヴィチが3幕 から1幕に改訂。この演奏でもミハロヴィチの改訂版が用いられています。ディラン・コルレイが指揮するオ ルケストル・デ・フリヴォリテ・パリジェンヌと、フランスで活躍する歌手たちがルーセルの優雅かつエレガント な音楽を存分に聴かせます。
NAX-8.574350(1CD)
2つの古典的政治映画の音楽
レブエルタス(1899-1940): レデス(1935)
コープランド: ザ・シティ(1939)
ポスト・クラシカル・アンサンブル
アンヘル・ヒル=オルドニェス(指)


録音:2014年5月11日、 2007年10月15日
音源:NAXOS既発DVDより
メキシコを代表する作曲家レブエルタスと、近代アメリカの作曲家コープランドはともに映画のための音 楽を数多く書いています。このアルバムには政治的内容を持つ映画のための2人の音楽を収録。『レデ ス』はスペイン語で"網"を意味し、メキシコで不当に搾取された漁師たちが団結する物語。レブエルタス は活気に満ちた音楽で作品を彩っています。『ザ・シティ』は1939年に開催されたニューヨーク万国博 覧会のために制作されたドキュメンタリー映画。コープランドは、当時のアメリカの市民たちが生きる社会 をミニマル風の音楽で描き出しています。
NAX-8.574370(1CD)
ロード・バーナーズ(1883-1950):バレエ音楽集
ファンファーレ(1931)
バレエ音楽『水の精』(1946)
バレエ音楽『キューピッドとサイキ』組曲(1939)…世界初録音
ミリアム・ブレナーハセット(Ms)
RTE室内cho団員
ロイヤル・バレエ・シンフォニア…
ギャヴィン・サザーランド(指)…
RTEシンフォニエッタ
デイヴィッド・ロイド=ジョーンズ(指)

録音:1999年9月15日、1994年11月10-11日、1995年1月10日
※MARCO POLO*8.225155、8.223780からの移行盤
イギリスの作曲家・小説家・画家、ロード・バーナーズ(バーナーズ卿)。本名はジェラルド・ヒュー・ティ アウイット=ウィルソンという名門バーナーズ家の第14代男爵です。イートン・カレッジで学び爵位を継 承するまでは外交官として活躍、音楽家としても才能を発揮し、主としてバレエ音楽の分野で活躍し ました。この『水の精』は1946年の作品。振付師フレデリック・アシュトンは、フランスのビーチを舞台に 上流階級の人々を翻弄するシレーヌを描き、バーナーズ卿は雰囲気ある音楽を付けています。『キュー ピッドとプシュケー』はバーナーズ卿自身がシナリオを考案、こちらは政治的な風刺が多分に盛り込まれ ていましたが、サドラーズ・ウェルズ劇場の観客には受けませんでした。しかし音楽は魅力的であり、舞台 無しで聴いて十分楽しめるものです。この録音は忘れられていた2つの作品を蘇らせることに成功してい ます。

   NAXOS 2022年3月発売
NAX-8.574153(1CD)

NYCX-10283(1CD)
日本語解説付国内盤
税込定価
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
ピアノ協奏曲 変ホ長調 第0番WoO. 4 (オリジナル版…ピアノ・ソロ)(1784頃)*
ボリス・ギルトブルグ(P)
ロイヤル・リヴァプールPO
ヴァシリー・ペトレンコ(指)

録音:2019年7月11日フィルハーモニック・ホール、リヴァプール(UK)
2020年11月13-14日ファツィオリ・コンサート・ホール、サチーレ(イタリア)*
2021年に発売されたベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集が『レコード芸術』特選はじめ、高く評価されたギルトブルク。並行して進めているピアノ協奏曲全集の第2弾です。今作は人気曲第5番「皇帝」の登場です。今回もギルトブルグは作品について熟考を行い(その考察はブックレットに詳細に記されています)、独自の解釈に彩られた若々しくエネルギッシュな演奏を披露しました。併録は「皇帝」と同じ変ホ長調による「第0番」。ベートーヴェン13歳の作品です。オーケストラ・パートの大半が失われたため、復元を加えて演奏する試みもありますが、ギルトブルクは遺されたソロ・パートのみを演奏しています。ギルトブルグお気に入りのファツィオリ・ピアノの厚みのある響きも聴きどころです。第5番でギルトブルグの華麗な演奏をバックアップするのは、前作の第1番&第2番と同じく気鋭の指揮者ヴァシリー・ペトレンコとロイヤル・リヴァプールPO。息のあった演奏が繰り広げられています。
国内仕様盤にはギルトブルク自筆の解説を邦訳して掲載します。
NAX-8.574402(1CD)

NYCX-10284(1CD)
日本語解説付国内盤
税込定価
クラウジオ・サントロ(1919-1989):交響曲全集 第1集
交響曲第5番(1955)
交響曲第7番「ブラジリア」(1959-60)
ゴイアスPO
ニール・トムソン(指)

録音:2018年10月1-6日
ブラジル外務省が主導するプロジェクト「Brasil em Concerto」。19世紀から20世紀にかけて作曲された約100曲の作品をブラジルのオーケスト ラが演奏、録音するという、これまでになかった大がかりな企画です。 ブラジル独立200周年の2022年、ブラジル音楽史上で最も重要なシンフォニストとされるクラウジオ・サントロの交響曲全曲録音がスタート。パリで ナディア・ブーランジェに学んだサントロは、自身の作品にブラジル民謡のイディオムを抽象的に取り入れ、より創造的に発展させた形で表現しました。 1955年作曲、その翌年にリオデジャネイロで初演された「交響曲第5番」はサントロの代表作であり、第1楽章の神秘的な冒頭部分ではブラジル北 東部の伝統音楽にみられる増三と短七度の和音を用いながらも、これらはサントロが独自に編み出した対位法の中に組み込まれています。パーカッ ションが活躍する熱狂的な第2楽章に続き、ブラジルの聖歌が用いられた変奏曲形式の第3楽章、そして終楽章は、ゆったりとした序奏に導かれ、 最後に金管が高らかなコラールを奏し壮大に幕を閉じます。1960年に作曲された「交響曲第7番」はサントロ作品の中でも最も複雑な作品とされ ており、また作曲家自身のお気に入りでもありました。4つの音符が印象的な第1楽章ではじまり、第2楽章アダージョが続きます。そして活発な第3 楽章でも冒頭のモティーフは健在。最終楽章はすべてを統括するかのような多彩なモティーフが現れ、最後は激しいクライマックスを迎えます。演奏は 1980年に創設されたゴイアス・フィルハーモニーと首席指揮者のニール・トムソンが担当。エネルギッシュかつダイナミックな表現で定評があります。
国内仕様盤には木許裕介(日本ヴィラ=ロボス協会会長)氏の日本語解説が付属します。

   NAXOS 2022年2月発売 (2)
NAX-8.574305(1CD)
ヨハン・バプティスト・ヴァンハル: 交響曲集 第5集
交響曲 ヘ短調 Bryan f1
交響曲 変ホ長調 Bryan Eb4
交響曲 ハ長調 Bryan C7b
オーボエ・コンチェルティーノ ト長調 Bryan G5
パヴラ・ホンソヴァー(Va)
チェコ室内Oパルドビツェ
ヴォイチェフ・ポドロウジェク(Ob)
ヤン・カラス(第1ホルン)
マグダレーナ・クティショヴァー(第2ホルン)
リボル・イェジェク(Vn)
パヴラ・ホンソヴァー(Va)
ダヴィド・マトウシェク(Vc)
ペトル・クプチャーク(Cb)
ミヒャエル・ハラース(指)

録音:2020年10月5-9日
世界初録音
ボヘミア出身の作曲家ヴァンハル。生地のオルガニストや教会楽長を務めたのち、庇護者を得てウィーンに留学、ディッタースドルフに作曲を師事すると ともに、各地を回って見聞を広めます。ヴァイオリニストとしても優れており、モーツァルト、ハイドン、ディッタースドルフとともに弦楽四重奏曲を演奏した エピソードも知られています。また音楽史家のチャールズ・バーニーは「イギリスではハイドンの交響曲よりもヴァンハルの交響曲のほうが広く知られてい る」と報告するほど、彼の作品は当時のヨーロッパ中で称賛されていました。 このアルバムには、3曲の交響曲と、オーボエがコンパクトな編成のアンサンブルと絶妙な対話を聴かせる「オーボエ・コンチェルティーノ」を収録。どの曲 もヴァンハルの豊かなオーケストレーションと印象深い旋律をたっぷり味わえ、ヘ短調の交響曲の第2楽章カンタービレではヴィオラ独奏による伸びやか な歌が聞かれます。NAXOSでは1998年からヴァンハルの交響曲録音シリーズを開始。指揮者、オーケストラを変えながら2008年までに第4集がリ リースされていましたが、今作はチェコを代表するチェコ室内Oパルドビツェとミヒャエル・ハラースが演奏を担当。作品の魅力を伝えています。
NAX-8.573616(1CD)
エネスコ:ピアノ三重奏曲 イ短調
ピアノ四重奏曲第1番
ピアノ三重奏曲 イ短調(1916)
ピアノ四重奏曲第1番ニ長調 Op. 16(1909)
ステファン・タララ(Vn)
ホン・ユンソン(Vc)
ホス・デ・ソラウン(P)
モリー・カー(Va)

録音:2017年1月15-20日
ルーマニアの作曲家ジョルジェ・エネスコ。優れたヴァイオリニストとして活躍する傍ら、数多くの作品を書 き上げました。なかでも室内楽曲には優れたものが多く、ブラームスやワーグナー、そしてフランスで学ん だフォーレの影響が感じられる初期の作品は、達者な筆致による流麗なものが多くみられます。このア ルバムには1909年に書かれたピアノ四重奏曲第1番と、1916年に作曲されながら1965年まで知ら れることのなかったピアノ三重奏曲を収録。この2曲における7年の作曲年代のひらきは、そのままエネ スクの成熟度合を示すものであり、シンプルな様式で書かれたピアノ四重奏曲に比べ、コンパクトであり ながらもより複雑なスタイルを持つピアノ三重奏曲からは、エネスコが若い頃より慎重に作品を練り上 げていた様子がうかがわれ、また第1次世界大戦などの不安な世情も感じ取れます。
NAX-8.574171(1CD)
クレメンティ:ピアノ・ソナタ集
ピアノ・ソナタ 変ホ長調 Op. 1,- 1(1771)
ピアノ・ソナタ ト長調 Op. 1,- 2(1771)
ピアノ・ソナタ ヘ長調 Op. 1,- 4(1771)
ピアノ・ソナタ イ長調 Op. 1,- 5(1771)
ピアノ・ソナタ 変ホ長調 Op. 12- 2(1784)
ピアノ・ソナタ ヘ長調 Op. 12- 3(1784)
ピアノ・ソナタ ニ長調 Op. 10- 2(1783)
ピアノ・ソナタ 変ロ長調 Op. 10- 3(1783)
キム・ヘジン(P)

録音:2019年3月11-13日
ローマ出身のピアニスト、作曲家クレメンティ。9歳でオルガニストの試験に合格、12歳でオラトリオを作 曲するなど神童ぶりを発揮。その才能に目をつけたイギリスのベックフォード家の一員に引き取られ、 ドーセットに移住します。そこで彼なりの方法で作曲家、演奏家としての訓練を行い、ロンドンでチェン バロ奏者として活躍するなどキャリアの基盤を築き上げました。その後はパリ、ウィーン、ロンドンで演奏 活動を行う傍ら、楽譜出版やピアノ制作の会社を設立・運営するなど、時流に乗った多面的な活躍 を見せています。ピアニストとしてのクレメンティは、その作品に、常に楽器の発展に伴う新しい技術を 導入するとともに、自らの演奏技術を発揮するための華々しい技巧も取り入れており、聴きごたえのあ るものとなっています。 演奏は韓国出身のピアニスト、キム・ヘジン。2005年、ブゾーニ国際ピアノコンクールにおける最年少 入賞者として注目を集め、カーネギーホールでデビュー。以降、世界的に活躍しています。
NAX-8.555210(1CD)
サリヴァン:劇音楽集
劇音楽『マクベス』-演奏会用組曲(1888年 合唱付き版)
劇音楽『アーサー王』(1895)(W. ベンドールによる演奏会用版)
劇音楽『ウィンザーの陽気な女房たち』(1874)
マーガレット・マクドナルド(Ms)
RTE室内cho
RTEコンサート・オーケストラ
アンドルー・ペニー(指)

録音:1993年11月17-19日
※MARCO POLO 8.223635のレーベル移行盤
劇作家ウィリアム・S・ギルバートと組んで発表した一連のサヴォイ・歌劇(19世紀後期のイングランド で発展したコミック・歌劇)で知られるサリヴァン。しかし彼が活躍した当時はコミック・歌劇は 低俗なものと見なされており、彼は教会音楽や劇音楽の分野での活動を重視していました。このアル バムに収録された3曲の劇音楽は「ウィンザーの陽気な女房たち」以外は、歌劇作曲家として成功し た後に書かれたもので、それまでの軽いテイストの音楽とは一線を画す重厚かつシリアスな作品となっ ています。 なかでも「マクベス」の音楽はシェイクスピアへの傾倒を示す見事な出来栄えですが、出版さ れたのは序曲のみ。 ここでは1889年に作成された合唱付きの組曲版を聴くことができます。また、 『アーサー王』はサリヴァンの死後にベンドールによって編曲された版が収録されています。
NAX-8.573785(1CD)
プフィッツナー:歌曲全集 第5集
4つの歌Op. 15(1904)より
  第1曲 手廻しオルガン弾き
 第2曲 怒り
 月に寄せる Op. 18(1906)
2つの歌 Op. 19(1905)
5つの歌 Op. 22(1907)より
 第1曲 ダンツィヒにて
 第2曲 悲しい物語
 第3曲 美しいズーシェン
 第4曲 愛のお返し
4つの歌 Op. 24(1909) - 第2曲 愛の暴力
5つの歌 Op. 26(1916) - 第2曲 夜
4つの歌 Op. 29(1921) - 第3曲 歓迎とお別れ
4つの歌 Op. 30(1922) - 第4曲 労働者
4つの歌 Op. 32(1923)
3つのソネット Op. 41(1931)
1901年、新年の祝賀の輪唱 WoO 2
(独唱と女声合唱、ピアノの為の:編曲者不明)…世界初録音
ウーヴェ・シェンカー=プリムス(Br)
クラウス・ジモン(P)
フライブルク室内cho女声セクション

録音:2008年3月27-29日、2008年3月16日
ドイツ後期ロマン派の作曲家プフィッツナーの歌曲全集。シリーズ完結となるこの第5集には30代後半の壮年期から60代の円熟期までの様々な歌 曲を収録。アイヒェンドルフやブッセなど詩人のテキストを用い、詩の内容に即した音楽を描いたプフィッツナーらしく、ここでも多彩な歌を聞くことができ ます。どちらかというと暗く寂しい内容を持つ曲が多いのは、年齢を重ねたプフィッツナーの諦観が表現されているかのようです。第4集と同じく、ヴュルツ ブルク出身のバリトン歌手、ウーヴェ・シェンカー=プリムスの歌唱でお楽しみいただけます。 最後に収録されたユーモラスな「1901年、新年の祝賀の輪唱」は世界初録音。バリトンが先導する悲しげな旋律を女声合唱が楽し気な旋律に変 え、追いかけて歌います。

NAXOSヒストリカル 2022年2月発売
NAX-8.111412(1CD)
ライスラー:録音全集 第11集
●His Master’s Voice(ベートーヴェン・ザール、ベルリン、1930年)
1. グルック:歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」- 第2幕 精霊の踊り
2. ラヴェル:ハバネラ形式の小品
3. ブランドル:愛するオーガスティン - オールド・リフレイン
4. グラズノフ:2つの小品 Op. 20 - 第2曲 スペインのセレナード
5. 伝承曲:ロンドンデリーの歌(テイク1)
6. 伝承曲:ロンドンデリーの歌(テイク3)
7. クライスラー:道化役者のセレナード
8. ファリャ:7つのスペイン民謡 - 第4曲 ホタ(P. コハンスキによるヴァイオリンとピアノ編)
9. ホイベルガー:喜歌劇「歌劇舞踏会」 Op. 40 - 第3幕 真夜中の鐘 「別室へ行きましょう」
10. シューベルト:劇音楽『キプロスの女王ロザムンデ』 D. 797 - バレエ音楽第2番ト長調
11. クライスラー:クープランの様式による才たけた貴婦人
12. クライスラー:クープランの様式によるルイ13世の歌とパヴァーヌ(Vnとピアノ版)
13. ウェーバー:ソナタ第1番ヘ長調 Op. 10 J. 99 - 第2楽章 ロマンス(ラルゲット)
14. クライスラー:美しきロスマリン
●His Master’s Voice(アビー・ロード第3スタジオ、ロンドン、1935年)
15-18. クライスラー:弦楽四重奏曲 イ短調
19. クライスラー:ディッタースドルフの様式によるスケルツォ(弦楽四重奏版)
ボーナス・トラック
●ヴィクター・トーキング・マシーン CO アコースティック・レコーディング
(カムデン、ニュージャージー、1924年)
20. ビゼー:『アルルの女』第1組曲 - アダージェット(F. クライスラー編)

※クライスラーによるヴァイオリンとピアノ編…1-6、9、10、13
クライスラー(Vn)
ミヒャエル・ラウハイゼン(P)…1-14
クライスラーQ…5-19【ライスラー(Vn)、トーマス・ペトル(Vn)、ウィリアム・プリムローズ(Va)、ローリー・ケネディ(Vc)】
アレクサンダー・シュミット(Vn)…20
サム・パスターナック(Va)…20
アルフレード・レンナルツ(Vc)…20
ロザリオ・ブールドン(指)…20

録音:1930年2月13日…1-3
1930年2月14日…4-10
1930年2月15日…12-14
1935年4月1日…15-18
1935年4月7日…19
1924年4月10日…20
クライスラーの録音全集、第11集は1930年から1935年に行われた音源が収録されています。この時期はクライスラーにとってとても重要な 時期でした。1920年代からベルリンに新居を構え、快適な生活を送っていたクライスラーですが、1933年のナチスが台頭に伴い、彼は安定した生 活が送れなくなってしまい、結局は1938年にパリへ移住、その後1943年にはアメリカ国籍を取得し、ヨーロッパに戻ることはありませんでした。とはい え、ここのアルバムに収録されているベルリンの録音が行われた頃にはまだ余裕があったようです。この録音が行われた1か月前にはロンドンのロイヤル・ アルバート・ホールでバッハとチャイコフスキーを演奏、高く評価されました。このアルバムに収録された録音は、ニューヨークで録音できなかった演奏を 1930年にベルリンのHMVで再録音したものです。またこのCDには未発表のテストプレスの音源も含まれています。1935年の録音は、彼の自作で ある四重奏曲をクライスラー自身が選んだメンバーたちと演奏(メンバーの中には名ヴィオラ奏者ウィリアム・プリムローズの名前も)しています。 また、ボーナス・トラックとして1924年のアコースティック・レコーディングによるビゼーの「アダージェット」が収録されています。

   NAXOS 2022年2月発売
NAX-8.574352(1CD)
スラットキン・コンダクツ・スラットキン
レナード・スラットキン(1944-):エンドゲームズ(2014)
組曲『カラス』(1971)
キナー(2015)
ダニエル・スラットキン(1994-):イン・フィールズ (2018)
ブラームス:ハンガリー舞曲集- 第17番嬰ヘ短調(Vnと管弦楽編)*
ハイドン:チェロ協奏曲第2番ニ長調 Hob.VIIb:2- 第3楽章 ロンド(短縮版、E.W. コルンゴルトによるカデンツァ)
伝承曲:フィッシャーズ・ホーンパイプ- フェリックス・スラットキン(1915-1963)/シンディ・マクティー(1953-)による管弦楽編
ウィストゥフル・ヘヴン(ドヴォルザークの「交響曲第9番「新世界より」- 第2楽章「ラルゴ」による(1962/2015)
フェリックス・スラットキン(アメリゴ・マリーノ):カルメンのホーダウン(G. ビゼーによる)(1962)
アレク・ボールドウィン(ナレーター)
ジェフリー・ズーク(ピッコロ)
シャロン・スパロー(アルト・フルート)
モニカ・フォスナー(イングリッシュホルン)
ローレンス・リバーソン(E♭クラリネット)
シャノン・オーム(バス・クラリネット)
マーカス・スクーン(コントラファゴット)
キンバリー・カロヤニデス・ケネディ(Vn)
フレドリック・ズロトキン(Vc)
フェリックス・スラットキン(Vn)
エレノア・アラー(Vc)
デトロイトSO
マンハッタン音楽学校SO
レナード・スラットキン(指)…
アメリカ陸軍航空軍訓練軍団O
ワーナーブラザーズ・スタジオ・オーケストラ
エーリッヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト(指)

録音:2014年11月20-22日、2015年12月5-6日、2019年10月18、20日、1944年7月22日*
アメリカを代表する指揮者レナード・スラットキンは、著述家・作曲家としても多作で高い評価を得ています。このアルバムにはスラットキンの自作自演に加え、 息子の作品と両親の歴史的音源も加わり、スラットキン・ファミリーの音楽による肖像となっています。1971年の『カラス』はナレーションが加わる25分あまりの 大作。2014年のエンドゲームズはソリストのヴィルトゥオジティをフィーチャーした華麗な作品。2015年作のキナーは両親の思い出に捧げたエレジー。スラット キンの父フェリックスと母エレノアは1963年にブラームスの二重協奏曲をソリストとして初共演する予定でしたが、コンサート前夜にフェリックスが心臓発作で急 逝し、共演は果たせぬままに終わりました。曲は二重協奏曲第2楽章の音形を主題にし、曲の終わり近くで舞台外に置かれたチェロの孤独なモノローグが印 象に残りますが、この録音ではスラットキンの弟フレドリックが母の形見のチェロを弾いています。トラック8の「イン・フィールズ」は1994年生まれの息子ダニエル の作品。またトラック9と10はそれぞれ彼の父フェリックス・スラットキンと母エレノア・アラーがソリストを務めた録音。エレノアが弾くハイドンで指揮者を務めている のは当時アメリカで活躍していたコルンゴルトであることにも注目。アルバムの最後にはフェリックスの手によるカルメン作品のオマージュが添えられています。 代々続く音楽一家ならではの見事な系譜を知る1枚。
NAX-8.573355(1CD)
コルンゴルト:劇付随音楽『から騒ぎ』 Op. 11(1918-19)(完全版、ドイツ語歌唱)
『吸血鬼、または密猟者』(1922)
(C.バウアーとK.ジモンによる演奏会版)(ドイツ語によるナレーションと歌唱)…世界初録音
ハンス・イェルク・マンメル(T)
エッケハルト・アベーレ(ナレーター/声)
ホルスト・シンフォニエッタcho
ホルスト・シンフォニエッタ
クラウス・ジモン(指)

録音:2014年3月19-21日
20世紀初頭のオーストリアで"神童"として次々と作品を発表、脚光を浴びたコルンゴルト。1927年に初演した歌劇「ヘリアーネの奇跡」の成功でその名声 は絶頂に達します。その頃、ヨハン・シュトラウスの歌劇「こうもり」をミュージカルに編曲したものが、ニューヨークのブロードウェーで公演され成功したことでハリ ウッドに進出。彼が最も得意とした歌劇、劇音楽の手法と華麗なオーケストレーションを映画音楽に採り入れたことで、「ハリウッド映画音楽の創始者」として 多大な功績を残すことになります。 このアルバムには、彼のウィーン時代の2作の劇音楽を収録。『から騒ぎ』は同名のシェイクスピアの劇のための音楽で、豊かな表現力と鮮やかな場面描写、 濃厚なオーケストラの響きを伴うコルンゴルトの最も人気を博した作品の一つです。かたや1922年の『吸血鬼、または密猟者』はほとんど知られていない作 品ですが、こちらもドラマティックな展開と後の華やかな映画音楽を思わせる豊潤な音色が楽しめます。『から騒ぎ』で"バルタザールの歌"を歌うのはバロック作 品を中心に幅広いパートリーを持つテノールのハンス・イェルク・マンメル。ハープの伴奏による典雅な歌唱が作品の雰囲気を盛り上げています。
NAX-8.660483(2CD)
ヨハン・ジモン・マイール(1763-1845):歌劇「アルフレード大王」(ミラノ・オリジナル版 1819年) アルフレード/エルフリード…マリー・ルイーズ・ドレッセン(Ms)
グートルーモ…マルクス・シェーファー(T)
エテルベルト…ダニエル・オチョア(Bs)
アリンダ…アンナ・ファイト(S)
アルスヴィータ…ゾフィア・ケルバー(S)
アムンド…フィリップ・ポルハルト(T)
ジモン・マイールcho
バイエルン国立歌劇場choメンバー
コンチェルト・デ・バッスス
フランツ・ハウク(指)

録音:2019年8月18-25日
ドイツで生まれイタリアで活躍した作曲家、ジモン・マイール。彼は70曲ほどの歌劇を遺しましたが、晩年に 題材として選んだのは、その頃に彼が関心を抱いていた中世イングランドの物語でした。この「アルフレード 大王」もそのような作品の一つであり、デンマーク人戦士グートルーモが率いるヴァイキング軍の侵略を阻 止するとともに、グートルーモに結婚を強要された最愛のアルスヴィータを救出するというアルフレード(英語 名アルフレッド)大王の劇的なストーリーを、壮大な合唱と官能的な旋律で彩ったこの歌劇。初演時も大 きな成功を収めるとともに、次世代のベルカント・オペラの作曲家たちにも大きな影響を与えました。ここで 主役を歌うメゾ・ソプラノのマリー・ルイーズ・ドレッセンはライプツィヒで学び、2013年には"Opernwelt"誌 の「Best Young Actress」賞に選ばれた若手。伸びのある美しい声が印象的です。マルクス・シェー ファー、ダニエル・オチョアらヴェテランの歌唱も聴きどころ。ジモン・マイールの権威であるフランツ・ハウクはこ の作品でも全体を手堅くまとめた素晴らしい演奏を披露しています。
NAX-8.574361(1CD)
ハイドン:ピアノ三重奏曲集 第5集
ピアノ三重奏曲(ディヴェルティメント) ハ長調 Hob.XV:C1
ピアノ三重奏曲(パルティータ) ヘ短調 Hob.XV:f1
ピアノ三重奏曲(ソナタ) ト長調 Hob.XIV:6
ピアノ三重奏曲(パルティータ/ディヴェルティメント)第1番 ト短調 Hob.XV:1
ピアノ三重奏曲(ディヴェルティメント)第2番 ヘ長調 Hob.XV:2
アクィナス・ピアノ三重奏団【ルート・ロジャーズ(Vn)、キャサリン・ジェンキンソン(Vc)、マーティン・カズン(P)】

録音:2021年2月15、17日
現在では第25番など一部の作品だけが知られるハイドンのピアノ三重奏曲ですが、実際にはその生涯に40曲以 上が作曲されており、そのどれもがチェンバロからフォルテピアノへと進化する当時の鍵盤楽器の特性を生かした仕上 がりを誇ります。2008年から継続するNAXOSの「ピアノ三重奏曲」シリーズの第5集は、演奏をアクィナス・ピアノ三 重奏団が担当。もともとはピアノ・ソナタとして考案されたト長調の曲や、バリトン三重奏曲からの編曲であるヘ長調 作品も含む初期のあまり耳にすることがないものの、当時の音楽界に強い影響を与えた5曲の三重奏曲を聴かせ ます。
【アクィナス・ピアノ三重奏団】 2015年12月にウィグモア・ホールでデビュー。ロンドンを中心に演奏活動を行うとともに、サン=サーンスやメンデル スゾーンの三重奏曲の録音で高く評価される英国のアンサンブルです。
NAX-.555191(1CD)
ブリティッシュ・ライト・ミュージック 第5集
サミュエル・コールリッジ=テイラー(1875-1912): 作品集

「ハイアワサ」序曲 Op. 30
演奏会用小組曲 Op. 77
4つの性格的ワルツ Op. 22
ジプシー組曲 Op. 20
プレイリー・リリーのロマンス Op. 39
組曲『オテロ』 Op. 79
RTEコンサート・オーケストラ
エイドリアン・リーパー(指)

録音:1993年1月20-21日
※MARCO POLO 8.223516のレーベル移行盤
サミュエル・コールリッジ・テイラーはロンドンに生まれ、黒人系音楽家として高い評価を得た先駆的存在。英国王立音楽大学に進学、スタンフォードに師事し た後、クロイドン音楽学校で教鞭を執りながら指揮者、作曲家として活動を始めます。その肌の色から様々な偏見と闘ったコールリッジ=テイラーですが、少 しずつ活動の幅を広げ、20世紀初頭にはアメリカに演奏旅行に赴き指揮者として成功を収めたことで「黒い肌のマーラー」の異名を得ました。このアルバムに は彼が魅了された「ハイアワサ(16世紀のモホーク族インディアンの男性戦士)」のエピソードに由来する一連の作品の一つ、「ハイアワサ」序曲をはじめ、情感 豊かな"柳の歌"を含む組曲『オテロ』や4つのワルツなど、コールリッジ=テイラーの非凡な才能が生かされた数々の作品が収録されています。

   NAXOS 2022年1月発売 (2)
NAX-8.574181(1CD)
ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ(1926-2012): 夜想曲とアリア
夜想曲とアリア(1957)
ロス・カプリチョス(1963)
イギリスの愛の歌(1984-85)
ユリアーネ・バンゼ(S)
ナレク・アフナジャリャン(Vc)
ウィーンRSO
マリン・オルソップ(指)

録音:2020年2月22-23日、2020年10月16日、2020年10月22日
ドイツの作曲家ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ。12歳から作曲をはじめ、1947年に発表した「交響曲第1番」が高く評価されたことで、シュトックハウゼンと並ぶ 才能ある若手作曲家の一人とみなされました。しかし十ニ音技法の使用に違和感を覚え、少しずつ脱却を試み、無調でありながらも古典的なメロディやリ ズムを用いた作品を書き始めます。このアルバムではウィーンRSOとオルソップがこの時代のヘンツェ作品を緻密な演奏で聴かせます。アルバムに収 録された「夜想曲とアリア」はヘンツェがドイツを離れ、イタリアに住み始めた頃に書かれた作品で、ダルムシュタットでの前衛的な作風を手放し、後期ロマン派 風の和声と旋律を用いて作られています。独唱を担当するユリアーネ・バンゼは現代作品も得意とするソプラノ。深い響きを持つ声質が作品を引き立ててい ます。フランシス・デ・ゴヤの同名作品からインスパイアされた1963年の「ロス・カプリチョス」は"オーケストラのための幻想曲"と呼ばれており、9つの小品にはそ れぞれタイトルが付されています。どの曲もパーカッションが活躍し、印象的な旋律で満たされています。 「イギリスの愛の歌」は当初、7曲で構成されていましたが、後にヘンツェが第5曲を削除、現在の形になりました。歌と言っても主役は独奏チェロ。ここで演奏 しているナレク・アフナジャリャンは2011年の第14回国際チャイコフスキー・コンクールの優勝者。変幻自在な演奏を聴かせます。
NAX-8.579108(1CD)
ミカロユス・コンスタンティナス・チュルリョーニス(1875-1911): ハープの弦にのせて
前奏曲 嬰ヘ長調 「アンジェルス・ドミニ」 VL 184(1901)
夜想曲第2番嬰ハ短調 VL 183(1901)
前奏曲 ヘ長調 - イ短調 VL 188(1901)
献呈 変ロ長調 VL 169(1899)
エレジー ニ短調 VL 191(1901)
マズルカ ロ短調 VL 234(1902)
私はヘンルーダの種を蒔いた VL 179(1900)
夜想曲第1番嬰ヘ短調 VL 178(1900)
パストラル 変ニ長調 VL 187(1901)
ユモレスク ト短調 VL 162(1899)
前奏曲 変ニ長調 VL 253(1904)
即興曲 嬰ヘ短調 VL 181(1900)
子守歌 ト長調 VL 242(1903)
前奏曲 ニ長調 VL 305(1906)
楽興の時 イ長調 VL 246(1903)
前奏曲 ロ長調 VL 186(1901)

※全てJ. ダウニーテによるハープ編
ヨアナ・ダウニーテ(Hp)

録音:2018年2月8日、2018年6月26日

世界初録音
19世紀から20世紀にかけてリトアニアで活躍したチュルリョーニス。生前から作曲家としてよりも画家として知られており、ストラヴィンスキーも彼の絵を所持し ていたことがあるほどでした。作曲家としてはシューマンやショパンなど、ロマン派の伝統を継承した、自身の絵画を彷彿させる幻想的な作品を多く遺し、また 晩年には調性を持たない作品までもいくつか手掛けています。このアルバムには、彼のピアノ曲をヨアナ・ダウニーテがハープ独奏用に編曲した作品を収録。 民謡を思わせる素朴な旋律が、ハープの響きをまとうことで一層ロマンティックな風情を帯びています。チュルリョーニス作品の新たな魅力を伝える1枚。 【ヨアナ・ダウニーテ】 リトアニア出身のハープ奏者。ジュネーヴ音楽アカデミーとアムステルダム音楽院で学び、多くの国際コンクールで入賞を果たしソリストとして活躍するとともに、 ハープの可能性を模索、ヒナステラのハープ協奏曲の演奏などが高く評価されました。現在はハープ音楽とリトアニア音楽の普及に尽力しています。
NAX-8.579118(1CD)
9種類のトランペットとピアノ - ファビオ・ブルムのために書かれたトランペット音楽
ダニエル・フライバーグ(1957-):カリオカ前奏曲(2021)
ジウソン・サントス(1977-):カンズア(2020)
ダグラス・ブラガ(1986-):コル(2021)
フアン・カルロス・バレンシア・ラモス(1978-):パラレル(2020)
パーチョ・フローレス(1981-):エテロニモス(2020)
サンティアゴ・バエス(1982-):セレンディピア(2020)
ドミートリー・セルヴォ(1968-):セリエ・ブラジル 2010 No. 10 「ブラジルの四季」 Op. 61- 第4曲 北東の夏(舞曲)(2018-19)(トランペットとピアノ版 2020)
ミーシャ・ムロフ=アバド(1990-):しらふの歌(2021)
ファビオ・ブルム
B♭管コルネット…1、12
F管コルネット…2-7/C管コルネット…8
B♭管フリューゲルホルン
B♭管ピッコロ・トランペット
B♭管トランペット
C管トランペット
B♭管コルノ・ダ・カッチャ
F管ホルン
サンティアゴ・バエス(P)

録音:2021年4月18-21日
世界初録音
このアルバムは名手ファビオ・ブルムに捧げられた作品を収録した1枚。ブルムは様々なトランペットと、近い種類の楽器を駆使し(時にはホルンまで)エキサ イティングな演奏を繰り広げます。 ここに並んだ作曲家たちは、ほとんどが南米在住。それぞれの作品は個性豊かで、ジャズや民謡の要素、ロマン派や新古典主義の作風を採り入れたものか ら、時にはミニマリズムの様式を感じさせるものまで多種多様な曲想を聴かせます。どの曲もブルムの高い技術と音楽性が発揮できるように書かれており、彼 の目の覚めるようなテクニックと伸びやかな音色を堪能できます。楽器ごとの響きの違いも面白く、全ての管楽器好きの方にオススメしたい1枚です。 【ファビオ・ブルム】 ブラジルのリオデジャネイロ出身。5か国で生活した経験を持ち、30か国以上でソリスト、オーケストラ・メンバー、教師として活動しています。新作の紹介に 熱心で南米居住の作曲家たちに作品を委嘱、デビュー・アルバム「EGREGORE +」(8.574204)でもプロジェクトのために開発されたコルネットを中心に 多彩な楽器を操り、楽器の可能性を追求しています。
NAX-8.574233(1CD)
ムツィオ・クレメンティ(1725-1832):ピアノ作品集
トッカータ 変ロ長調(第2番) Op. 11(1784年出版)
狩り ニ長調 Op. 16(1756年出版)
カプリッチョ 変ロ長調 Op. 17 (原典版)(1787年出版)
カプリッチョ イ長調 Op. 34, No. 3(1795年頃出版)
カプリッチョ ヘ長調 Op. 34, No. 4(1795年頃出版)
カプリッチョ ホ短調 Op. 47, No. 1(1821年出版)
カプリッチョ ハ長調 Op. 47, No. 2(1821年出版)
ロドルフォ・レオーネ(P)

録音:2019年10月4-5日
世界初録音
現代では初心者が手掛ける易しいソナチネやピアノ練習曲『グラドゥス・アド・パルナッスム』の作曲家として知られるムツィオ・クレメンティ。 実は100曲ほどのピアノ・ソナタをはじめ、4つの交響曲など数多くの作品を残しています。とりわけピアノ・ソナタは作曲当時、ベートーヴェンが「モーツァルト作 品よりもピアニスティックで素晴らしい」と褒めたほど。このアルバムに収録された曲はいずれも世界初録音であり、クレメンティの創意と探求心が発揮されたも のばかりで、冒頭のトッカータから超絶技巧が惜しみなく用いられています。またカプリッチョはクレメンティの創作時期のほぼ25年にわたって作曲され、特に 1821年に出版された2作品はベートーヴェンを思わせる見事なもので、彼の作風の深化を辿ることができます。 ピアノのロドルフォ・レオーネはイタリア出身のピアニスト。2017年に開催された第15回「ウィーン国際ベートーヴェンピアノコンクール」で優勝を飾り、「真の音 の哲学者」と評される若き俊英です。
NAX-8.555194(1CD)
ブリティッシュ・ライト・ミュージック 第4集
エリック・コーツ:作品集

静かな潟(1930)/組曲『春』(1937)
サクソ - ラプソディ(1936)*
フットライツ(1939)/組曲『四方』(1927)
第8軍行進(1942)/レイジー・ナイト(1932)
最後の愛(1939)/ハイ・フライト(1956)
ケネス・エッジ(Sax)
スロヴァキアRSO
アンドルー・ペニー(指)

録音:1993年4月23-30日
スロヴァキア放送コンサート・ホール、ブラティスラヴァ(スロヴァキア)
※MARCOPOLO 8.223521のレーベル移行盤
洗練された美しいメロディを創り上げる達人エリック・コーツ。20世紀前半の英国ライト・ミュージックの分野で指揮者、編曲家として大活躍しました。ヴィオラ 奏者としてトーマス・ビーチャムとヘンリー・ウッドの下で演奏した経験を生かし、オーケストラから芳醇な響きを紡ぎ出すとともに、ジャズの要素も採り入れた彼 の作品は誰からも愛される耳当たりのよいものです。このアルバムには彼の代表作「By the Sleepy Lagoon 静かな潟」や、郷愁を感じさせる組曲 『春』、エキゾチックな雰囲気を湛えた組曲『四方』など美しくも多彩な作品が収録されています。 また「サクソ - ラプソディ」の冒頭の甘い旋律と主部の伸びやかで弾むような旋律も印象的。コーツ作品の魅力を存分に味わえる1枚です。

   NAXOS 2022年1月発売
※NAXOS レーベルの商品は、2022年1月の出荷分から、国内盤と映像作品を除き新譜・旧譜共に価格が改定される旨、日本の代理店より通達がありまた。それに伴い当サイトの販売価格も改正させていただきます。何卒ご了承くださいませ。
NAX-8.505257
(5CD)
NX-D03
フェルディナント・リース(1784-1838):ピアノ協奏曲全集
ピアノ協奏曲第8番変イ長調 「ラインへの挨拶」Op. 151
ピアノ協奏曲第6番ハ長調 Op. 123
スウェーデン国民歌による変奏曲 Op. 52
序奏とポロネーズ Op. 174
ピアノ協奏曲第3番嬰ハ短調 Op. 55
ピアノ協奏曲第7番イ長調 「イングランドでのお別れコンサート」 Op. 132
「ルール・ブリタニア」による大変奏曲 Op. 116
序奏と華麗なる変奏曲 Op. 170
ピアノ協奏曲第5番ニ長調 「田園風」 Op. 120
ピアノ協奏曲第4番ハ短調 Op. 115
序奏と華麗なロンド WoO 54
ピアノ協奏曲第2番変ホ長調 Op. 42
序奏と華麗なロンド Op. 144
ピアノ協奏曲第9番ト短調 Op. 177
クリストファー・ヒンターフーバー(P)
ウーヴェ・グロット(指)
ニュージーランドSO
イェブレSO
ロイヤル・リヴァプールPO
ボーンマスSO

録音:2005年2月1-3日 マイケル・ファウラー・センター、ウェリントン(ニュージーランド)
2006年1月10-13日 イェブレ・コンサート・ホール(スウェーデン)
2007年1月9-10日 フィルハーモニック・ホール、リヴァプール(UK)
2008年6月2-3日 ライトハウス、プールズ・センター・フォー・ジ・アート、プール(UK)
2011年9月12-14日 マイケル・ファウラー・センター、ウェリントン(ニュージーランド)
ご存知だろうか? ベートーヴェンの『ピアノ協奏曲第5番「皇帝」』と、ショパンの『ピアノ 協奏曲第2番』『第1番』との間に約20年の空白があること を。その狭間の時代を生き、全8作のピアノ協奏曲を世に送りだした音楽家──彼の名はフェルディナント・リース(1784- 1838)。ベートーヴェン から薫陶を受けた弟子である彼が目指したのは、「芸術性と名人芸」 を融合したハイブリッド型協奏曲だった! ナポレオン戦争下の危険な演奏旅 行、大都会ロン ドンでの奮闘と挫折、故郷ラインラントへの愛。波乱万丈の音楽人生を彩る8つの綺羅星を、 ロスト・ジェネレーションの遺物として 捨て置くのはあまりにもったいない。リースを自身の 「ソウルメイト」と語るピアニスト、クリストファー・ヒンターフーバーが愛情をこめて奏でる、世界初にし て唯一のピアノ協奏曲全集。 (ライター/かげはら史帆)
フェルディナント・リースは、1784年にドイツ・ボンで生まれ、作曲家のみならずピアニスト、指揮者としても幅広く活躍した人物です。ベートーヴェンにピ アノを師事し、晩年には師に関するエピソードを綴った「覚書」を執筆するなど、ベートーヴェンの伝記の中にはよく登場しますが、彼自身の作品につい ては長らく忘れられていました。しかし存命時には「作曲家&ピアニスト」として驚くほどの人気を獲得、その生涯の終り近くまでヨーロッパ全土で名手と しての知名度を欲しいままにしていたリースのこと、その作品も見事なものばかり。フンメルやモシェレスを思わせるヴィルトゥオーゾ風パッセージが盛り込 まれた美しい旋律、ベートーヴェン風の力強さを持つオーケストラ・パート、ショパンを予見させるようなロマンティックな味わいを持つ緩徐楽章などどれも 創意工夫に溢れています。 クリストファー・ヒンターフーバーとウーヴェ・グロットによって足掛け6年を掛けて完成されたこの協奏曲全集には、ピアノ協奏曲全8曲をはじめ、リース自 身のテクニックを誇示するために作曲されたであろう「ロンド」や「変奏曲」などの演奏会用の曲など、リースがピアノとオーケストラのために書いた全ての 作品を収録! (リースの協奏曲は、ヴァイオリンとピアノを合わせて附番されているため、第1番はヴァイオリン協奏曲となりこのBOXには収録されておりません)
NAX-8.574181
(1CD)
ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ(1926-2012): 夜想曲とアリア
夜想曲とアリア(1957)
ロス・カプリチョス(1963)
イギリスの愛の歌(1984-85)
ユリアーネ・バンゼ(S)
ナレク・アフナジャリャン(Vc)
ウィーンRSO
マリン・オルソップ(指)

録音:2020年2月22-23日、2020年10月16日、2020年10月22日
ドイツの作曲家ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ。12歳から作曲をはじめ、1947年に発表した「交響曲第1番」が高く評価されたことで、シュトックハウゼンと並ぶ 才能ある若手作曲家の一人とみなされました。しかし十ニ音技法の使用に違和感を覚え、少しずつ脱却を試み、無調でありながらも古典的なメロディやリ ズムを用いた作品を書き始めます。このアルバムではウィーンRSOとオルソップがこの時代のヘンツェ作品を緻密な演奏で聴かせます。アルバムに収 録された「夜想曲とアリア」はヘンツェがドイツを離れ、イタリアに住み始めた頃に書かれた作品で、ダルムシュタットでの前衛的な作風を手放し、後期ロマン派 風の和声と旋律を用いて作られています。独唱を担当するユリアーネ・バンゼは現代作品も得意とするソプラノ。深い響きを持つ声質が作品を引き立ててい ます。フランシス・デ・ゴヤの同名作品からインスパイアされた1963年の「ロス・カプリチョス」は"オーケストラの為の幻想曲"と呼ばれており、9つの小品にはそ れぞれタイトルが付されています。どの曲もパーカッションが活躍し、印象的な旋律で満たされています。 「イギリスの愛の歌」は当初、7曲で構成されていましたが、後にヘンツェが第5曲を削除、現在の形になりました。歌と言っても主役は独奏チェロ。ここで演奏 しているナレク・アフナジャリャンは2011年の第14回国際チャイコフスキー・コンクールの優勝者。変幻自在な演奏を聴かせます。
NAX-8.579108
(1CD)
チュルリョーニス:ハープの弦にのせて
前奏曲 嬰ヘ長調 「アンジェルス・ドミニ」 VL 184(1901)
夜想曲第2番嬰ハ短調 VL 183(1901)
前奏曲 ヘ長調 - イ短調 VL 188(1901)
献呈 変ロ長調 VL 169(1899)
エレジー ニ短調 VL 191(1901)
マズルカ ロ短調 VL 234(1902)
私はヘンルーダの種を蒔いた VL 179(1900)
夜想曲第1番嬰ヘ短調 VL 178(1900)
パストラル 変ニ長調 VL 187(1901)
ユモレスク ト短調 VL 162(1899)
前奏曲 変ニ長調 VL 253(1904)
即興曲 嬰ヘ短調 VL 181(1900)
子守歌 ト長調 VL 242(1903)
前奏曲 ニ長調 VL 305(1906)
楽興の時 イ長調 VL 246(1903)
前奏曲 ロ長調 VL 186(1901)
※全てJ. ダウニーテによるハープ編
ヨアナ・ダウニーテ(Hp)

録音:2018年2月8日、2018年6月26日
世界初録音
19世紀から20世紀にかけてリトアニアで活躍したチュルリョーニス。生前から作曲家としてよりも画家として知られており、ストラヴィンスキーも彼の絵を所持し ていたことがあるほどでした。作曲家としてはシューマンやショパンなど、ロマン派の伝統を継承した、自身の絵画を彷彿させる幻想的な作品を多く遺し、また 晩年には調性を持たない作品までもいくつか手掛けています。このアルバムには、彼のピアノ曲をヨアナ・ダウニーテがハープ独奏用に編曲した作品を収録。 民謡を思わせる素朴な旋律が、ハープの響きをまとうことで一層ロマンティックな風情を帯びています。チュルリョーニス作品の新たな魅力を伝える1枚。 【ヨアナ・ダウニーテ】 リトアニア出身のハープ奏者。ジュネーヴ音楽アカデミーとアムステルダム音楽院で学び、多くの国際コンクールで入賞を果たしソリストとして活躍するとともに、 ハープの可能性を模索、ヒナステラのハープ協奏曲の演奏などが高く評価されました。現在はハープ音楽とリトアニア音楽の普及に尽力しています。
NAX-8.579118
(1CD)
9種類のトランペットとピアノ- ファビオ・ブルムのために書かれたトランペット音楽
1. ダニエル・フライバーグ(1957-):カリオカ前奏曲(2021)
2. ジウソン・サントス(1977-):カンズア(2020)
ダグラス・ブラガ(1986-):コル(2021)
3. I. Allegro
4. II. Canto
5. III. Intermezzo
6. IV. Finale
7. フアン・カルロス・バレンシア・ラモス(1978-):パラレル(2020)
8. パーチョ・フローレス(1981-):エテロニモス(2020)
サンティアゴ・バエス(1982-):セレンディピア(2020)
9. I. -
10. II. -
11.ドミートリー・セルヴォ(1968-):セリエ・ブラジル 2010- 10
 「ブラジルの四季」 Op. 61- 第4曲 北東の夏(舞曲)(2018-19)(トランペットとピアノ版 2020)
12. ミーシャ・ムロフ=アバド(1990-):しらふの歌(2021)
サンティアゴ・バエス(P)

ファビオ・ブルム
B♭管コルネット…1、12/F管コルネット…2-7/C管コルネット…8
B♭管フリューゲルホルン…4、5、9/B♭管ピッコロ・トランペット…9
B♭管トランペット…7、9/C管トランペット…8/B♭管コルノ・ダ・カッチャ…10/F管ホルン…10


録音:2021年4月18-21日
世界初録音
このアルバムは名手ファビオ・ブルムに捧げられた作品を収録した1枚。ブルムは様々なトランペットと、近い種類の楽器を駆使し(時にはホルンまで)エキサ イティングな演奏を繰り広げます。 ここに並んだ作曲家たちは、ほとんどが南米在住。それぞれの作品は個性豊かで、ジャズや民謡の要素、ロマン派や新古典主義の作風を採り入れたものか ら、時にはミニマリズムの様式を感じさせるものまで多種多様な曲想を聴かせます。どの曲もブルムの高い技術と音楽性が発揮できるように書かれており、彼 の目の覚めるようなテクニックと伸びやかな音色を堪能できます。楽器ごとの響きの違いも面白く、全ての管楽器好きの方にオススメしたい1枚です。 【ファビオ・ブルム】 ブラジルのリオデジャネイロ出身。5か国で生活した経験を持ち、30か国以上でソリスト、オーケストラ・メンバー、教師として活動しています。新作の紹介に 熱心で南米居住の作曲家たちに作品を委嘱、デビュー・アルバム「EGREGORE +」(8.574204)でもプロジェクトのために開発されたコルネットを中心に 多彩な楽器を操り、楽器の可能性を追求しています。
NAX-8.574233
(1CD)
ムツィオ・クレメンティ(1725-1832):ピアノ作品集
トッカータ 変ロ長調(第2番) Op. 11(1784年出版)
狩り ニ長調 Op. 16(1756年出版)
カプリッチョ 変ロ長調 Op. 17(原典版)(1787年出版)
カプリッチョ イ長調 Op. 34,- 3(1795年頃出版)
カプリッチョ ヘ長調 Op. 34,- 4(1795年頃出版)
カプリッチョ ホ短調 Op. 47,- 1(1821年出版)
カプリッチョ ハ長調 Op. 47,- 2(1821年出版)
ロドルフォ・レオーネ(P)

録音:2019年10月4-5日
世界初録音
現代では初心者が手掛ける易しいソナチネやピアノ練習曲『グラドゥス・アド・パルナッスム』の作曲家として知られるムツィオ・クレメンティ。 実は100曲ほどのピアノ・ソナタをはじめ、4つの交響曲など数多くの作品を残しています。とりわけピアノ・ソナタは作曲当時、ベートーヴェンが「モーツァルト作 品よりもピアニスティックで素晴らしい」と褒めたほど。このアルバムに収録された曲はいずれも世界初録音であり、クレメンティの創意と探求心が発揮されたも のばかりで、冒頭のトッカータから超絶技巧が惜しみなく用いられています。またカプリッチョはクレメンティの創作時期のほぼ25年にわたって作曲され、特に 1821年に出版された2作品はベートーヴェンを思わせる見事なもので、彼の作風の深化を辿ることができます。 ピアノのロドルフォ・レオーネはイタリア出身のピアニスト。2017年に開催された第15回「ウィーン国際ベートーヴェンピアノコンクール」で優勝を飾り、「真の音 の哲学者」と評される若き俊英です。
NAX-8.555194
(1CD)
ブリティッシュ・ライト・ミュージック 第4集
エリック・コーツ:静かな潟(1930)
組曲『春』(1937)/サクソ - ラプソディ(1936)*
フットライツ(1939)/組曲『四方』(1927)
第8軍行進(1942)/レイジー・ナイト(1932)
最後の愛(1939)/ハイ・フライト(1956)
ケネス・エッジ(Sax)*
スロヴァキアRSO
アンドルー・ペニー(指)

録音:1993年4月23-30日
スロヴァキア放送コンサート・ホール、ブラティスラヴァ(スロヴァキア)
※MARCOPOLO 8.223521のレーベル移行盤
洗練された美しいメロディを創り上げる達人エリック・コーツ。20世紀前半の英国ライト・ミュージックの分野で指揮者、編曲家として大活躍しました。ヴィオラ 奏者としてトーマス・ビーチャムとヘンリー・ウッドの下で演奏した経験を生かし、オーケストラから芳醇な響きを紡ぎ出すとともに、ジャズの要素も採り入れた彼 の作品は誰からも愛される耳当たりのよいものです。このアルバムには彼の代表作「By the Sleepy Lagoon 静かな潟」や、郷愁を感じさせる組曲 『春』、エキゾチックな雰囲気を湛えた組曲『四方』など美しくも多彩な作品が収録されています。 また「サクソ - ラプソディ」の冒頭の甘い旋律と主部の伸びやかで弾むような旋律も印象的。コーツ作品の魅力を存分に味わえる1枚です。
NAX-8.574056
(1CD)
パーカッション・デュオの為の編曲集
ショパン:練習曲Op. 10 - 第11番変ホ長調
 練習曲Op. 25 - 第4番イ短調
 練習曲 Op. 10 - 第2番イ短調
 練習曲Op. 25 - 第1番 「エオリアン・ハープ」
ラフマニノフ:10の前奏曲 Op. 23 - 第5番ト短調 アラ・マルッチャ
バッハ:ゴルトベルク変奏曲〜アリア
 第1変奏/第7変奏/第5変奏
 第10変奏 フゲッタ/第28変奏/第17変奏
 第21変奏 7度のカノン/第14変奏
 第16変奏 序曲/第20変奏/第23変奏
 第18変奏 6度のカノン/第26変奏/第29変奏
ピアソラ:タンゴの歴史より
 第1曲 売春宿 1900*
 第3曲 ナイトクラブ 1960
ハイドン:20の変奏曲 イ長調 Hob.XVII:2
三木稔:マリンバ・スピリチュアル(2台のマリンバと打楽器編) #
※全てダブルビーツによる編曲
ダブルビーツ【ニー・ファン(マリンバ/パーカッション*)、&ルーカス・ベーム(マリンバ/パーカッション*、#)】

録音:2017年1月2-5日、29-31日
世界初録音
ベルリンのデュオ・アンサンブル「ダブルビーツ」。マリンバを中心に、時には他のパーカッションを自在に駆使し、独自のアレンジで多彩な曲にチャレンジ。各々の 作品から原曲を超えた魅力的な表情を引き出しています。ピアノでなくては表現できないと思われるショパンの技巧的な練習曲が纏った柔らかい響きや、ハ イドンの可愛らしい変奏曲での変幻自在な表現はもちろんのこと、圧巻はバッハのゴルトベルク変奏曲での見事なテクニック。おなじみピアソラの「タンゴの歴 史」も、もともとこの編成のために書かれたかのような自然な仕上がり。アルバムの最後は、パーカッションの幻想的な響きを採り入れた三木稔のマリンバ・スピ リチュアルで幕を閉じるという考え抜かれたプログラムです。 【ダブルビーツ】 ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学に在学中の2人の演奏家ニー・ファンとルーカス・ベームによって2012年に結成されたパーカッション・デュオ。オランダの 作曲家ヤコブ・テル・ヴェルデュイの「ゴールドラッシュ協奏曲」でベルリン・デビューを飾るとともに、同年、中国で開催された"メルセデス・ベンツ国際音楽祭"で Young Artists of the Yearに選出されました。2018年には第19回大阪国際音楽コンクールのデュオ部門で第1位を獲得するなど、目覚ましい活躍が 見られます。レパートリーは幅広く、バッハからピアソラなど、伝統的な楽器から現代楽器までを駆使し、多くの作品を弾きこなします。
NAX-8.579111
(1CD)
後期ロマン派のフルート作品集
エゴン・コウナルト(1891-1959):ブルレスケ Op. 11(1914)(フルートとピアノ編)…世界初録音
ヴァリー・ヴァイグル(1894-1982):生命の鳥(1979)
フランツ・ミットラー(1873-1970):セレナード=カプリース(1930頃)(フルートとピアノ版 1961)…世界初録音
フェリックス・ペティレク(1892-1951):3つの舞曲 - フルート・デュオのために(1924)…世界初録音
ティボール・ハルシャーニ(1898-1954):フルートとピアノの為の3つの小品(1924)
シャーンドル・イェムニッツ(1890-1963):無伴奏フルートの為のソナタ Op. 43(1938)
マルセル・ミハロヴィチ(1898-1985):メロディ - フルートとピアノのために(1958)…世界初録音
マルティヌー:スケルツォ H. 174a - フルートとピアノのために(1929)
カレル・ボレスラフ・イラーク(1891-1972):フルート・ソナタ Op. 32(1930)…世界初録音
ビルギット・ラムスル(Fl)
カール=ハインツ・シュッツ(Fl)
ゴットリープ・ヴァリッシュ(P)

録音:2019年6月26日、2019年6月27日、2019年9月9日、2019年11月5日、2020年10月27日
19世紀終わり近くに誕生した作曲家たちのフルート作品集。彼らはみな現代音楽の流れに強力な影響を与えるほどの才能の持ち主でしたが、フルートの ための作品はほとんど知られておらず。このアルバムに収録された作品もいくつかをのぞき、世界初録音です。 コウナルト、ヴァイグル、ミットラー、ペティレクの音楽はウィーンの文化的環境に育まれたものであり、ハルシャーニ、マルティヌーらの作品はパリの空気を思わせ ます。またイラークのフルート・ソナタはコンサート用のレパートリーに定着しそうな、耳なじみのよいメロディが聴き映えする作品です。フルートを演奏するビル ギット・ラムスルは2004年からウィーン・フォルクスオーパーの首席奏者を務めるとともにさまざまなアンサンブルで活躍、その技巧と音楽性が高く評価されてお り、このアルバムでも実に見事な演奏を披露しています。ペティレクの作品では、名手カール=ハインツ・シュッツが参加し、親密なデュオを聴かせます。
NAX-8.574341
(1CD)
ジャン=マリー・ルクレール:ヴァイオリン・ソナタ集 第3巻 第1集
Op. 5- 1-4(1734出版)

ヴァイオリン・ソナタ イ長調 Op. 5- 1
ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調 Op. 5- 2
ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 Op. 5- 3
ヴァイオリン・ソナタ 変ロ長調 Op. 5- 4
エイドリアン・バターフィールド(バロック・ヴァイオリン)
サラ・マクマホン(バロック・チェロ)
サイラス・ウォルストン(Cemb)

録音:2020年12月9-10日
生誕325周年、フランス18世紀前半を代表するヴァイオリン音楽の大家ルクレールの代表作であるヴァイオリン・ソナタ集 第3巻全12曲の録音がスタート。 その第1集となる当アルバムには第1番から第4番が収録されています。ルクレールが活躍した18世紀当時は、コレッリやヴィヴァルディなどのイタリアのヴァイオ リン音楽が大流行しており、彼はこの華麗な様式をフランス伝統の舞曲形式に融合させることでその作風を発展させていきました。初期はロココ調の端正な 作品が目立ちますが、この第3巻では変奏曲形式なども用いられた美しく歌う旋律に満たされたものも多く、その音楽語法はかなり多彩な変化を遂げてい ます。味わい深い4つのソナタを名手バターフィールドが巧みな技術で、自由な装飾を施しながら弾きこなしています。
NAX-8.559880
(1CD)
フィリップ・スーザ(1854-1932):吹奏楽の為の作品集 第22集
幻想曲「職人の集会」(1924)
幻想曲「ハイブロウとローブロウ」(リズムの練習)(1920)
愛国的アンセム「国家の救世主」(1902)(合唱と吹奏楽編 1924)#
幻想曲「オン・ウィズ・ザ・ダンス」(1923)
幻想曲「ミュージック・オブ・ザ・ミニット」(1922)*
ゴードン・カーター(アルト・サクソフォン)*
プリマス・イギリス海兵隊バンドcho#
プリマス・イギリス海兵隊バンド
キース・ブライオン(指)

録音:2019年5月20-23日
大好評「マーチ王」フィリップ・スーザの吹奏楽の為の作品集。シリーズ第22集となるこのアルバムでは、スーザが作 曲した25曲ほどの幻想曲から5作品を紹介します。ほとんどの曲には既存のポピュラー音楽や良く知られた歌劇な どの旋律や雰囲気が効果的に引用されており、どれも多くの人々の耳を引き付けることでしょう。 1曲目の「職人の集会」ではヴェルディの歌劇「イル・トロヴァトーレ」の「鍛冶屋の合唱」が高らかに響き、2曲目の 「ハイブローとローブロー」では見事なワルツに変貌したヘンデルの「ラルゴ」やリストの「ハンガリー狂詩曲第2番」など の旋律が聴こえてきます。国のために戦った兵士たちへの感謝の言葉が朗々と合唱で歌われる「国家の救世主」が 続き、マイアーベーアの旋律をたっぷり使った「オン・ウィズ・ザ・ダンス」、最後の「ミュージック・オブ・ザ・ミニット」はジェ ローム・カーンのワルツとスーザ自身のタンゴ、他さまざまな曲が用いられています。曲の終わりに奏されるノリのよいサ クソフォンの音色も印象的。
NAX-8.574342
(2CD)
アダン:バレエ音楽『ゲントの美しき娘』(1842) クイーンズランドSO
アンドリュー・モグレリア(指)

録音:1996年2月26日、3月1日
Ferry Road Studio、 ブリスベン(オーストラリア)
※MARCO POLO 8.223772-73のレーベル移行盤
1841年、フランスで初演された『ジゼル』で大成功を収めたアダン。その翌年に彼が手掛けた『ゲントの美しき娘』は 前作のような妖精や非現実の世界を題材にするのではなく、ゲントに住む娘ベアトリスとその許婚ベネディクトを巡る きわめて現実的な物語でした。『美しきペルトの娘』のサン=ジョルジュの台本によるこのバレエ、結婚が決まっている にもかかわらず侯爵になびいてしまうベアトリス、彼女を連れ戻そうとする父、そして他の踊り子に目が行き、ベアトリ スを借金のかたにする侯爵、そんな登場人物たちが凄惨な事件を巻き起こし…というあらすじ。結末はどうにかハッ ピーエンドになるものの、見ていた人々は気をもんだことでしょう。アダンの音楽は、輝くような旋律美に溢れていま す。
NAX-8.551460
(2CD)
マルティン・プリューデマン(1854-1897):バラードと歌、伝説
【CD1】
バラードと歌 第1巻より
1.- 5. Graf Eberhards Weissdorn
2.- 6. Einkehr
3. リートと歌 -- 2. 古いドイツの恋の歌
4. バラードと歌 第2巻 -NO 2. Vineta ヴィネタ
5. バラードと歌 第8巻 -- 3. Niels Finn ニールス・フィン
バラードと歌 第2巻より
6.- 1. 4 Lieder:Liebeslied von Hafis
7.- 1. 4 Lieder:Meine Lebenszeit verstreicht
8.- 1. 4 Lieder:Nicht mit trister Miene
9.- 1. 4 Lieder:Ihr verbluhet, suse Rosen
10. バラードと歌 第5巻
-- 3. Die Legende vom Hufeisen 蹄鉄の伝説
バラードと歌 第2巻より
11.- 6. Die Taufe
12.- 7. Dr. Martin Luther
13. バラードと歌 第8巻
-- 5. Sankt Peter mit der Geiss 聖ペテロとヤギ
バラードと歌 第4巻より
14.- 2. Frau Mette:
Herr Peter und Bender sasen beim Wein
15.- 2. Frau Mette:
Und als die Mitternacht
16.- 2. Frau Mette:
Und als sie morgens nach Hause kam
17.- 2. Frau Mette:
Die Kirchenthur ist schwarz verhangt
18. バラードと歌 第5巻
-NO 5. Der Glockenguss zu Breslau ブレスラウの鐘の鋳造
【CD2】
バラードと歌 第8巻より
1.- 4. Die Katzen und der Hausherr
2.- 6. Drei Wanderer 3人のさすらい人
バラードと歌 第3巻より
3.- 6. Loewe's Herz
4.- 4. Ritter Kurt's Brautfahrt
5. バラードと歌 第1巻
-- 4. Siegfried's Schwert ジークフリートの剣
6. バラードと歌 第7巻
-- 1. Der Sarg auf der Maasinsel
7. 3つのバラード -- 2. Jung Dieterich 若きディートリヒ
8. バラードと歌 第6巻 -- 1. Die Meermaid 人魚姫
9. バラードと歌 第1巻
-- 3. Venetianisches Gondellied
ヴェネツィアのゴンドラこぎの歌
10. バラードと歌 第4巻 -- 3. Don Massias
11. リートと歌 -- 4. Russisches Lied ロシアの歌
12. Des Lebens Winter 人生の冬
13. バラードと歌 第3巻
-- 5. Arthur Schopenhauer アルトゥル・ショーペンハウアー
14. リートと歌 -- 8 Gute Nacht おやすみ
15. バラードと歌 第1巻
-- 7. Des Sangers Fluch 歌人の呪い
ウルフ・ベストライン(Br)
ヘダイェット・ジェディカー(P)
録音:2020年10月3、10日、2021年3月20、21日
ドイツ後期ロマン派の作曲家マルティン・プリューデマン。カレーヴェの劇的な内容を持つ一連の バラードに心酔した彼は、その影響を受けた「バラードと歌集」を作曲し、ドイツ・リートよりも更に物語 性を抱いた"バラード"の復活と近代化に尽力しました。当時ドイツ領であったポーランドのコウォブジェ ク(コルベルグ)で生まれたブリューデマンは、ライプツィヒ音楽院で学んだ後、音楽教師として後進の指 導にあたり、1890年からはグラーツのシュタイアーマルク合唱協会で指揮者を務め合唱作品の普及 に尽力。教師、指揮者としての活動の傍ら、43歳で亡くなるまで作曲を続け多くの声楽作品を書き 上げています。 この2枚組アルバムには、ワーグナーに倣ったライトモティーフの使用や、ピアノ伴奏でのオーケストラを 思わせる重厚な響きが感じられるプリューデマンの多彩なバラードと歌曲を収録。シューベルトや シューマンの歌曲でニュアンス豊かな表現を聴かせたベストラインの歌唱でたっぷりお楽しみください。
NAX-8.574142
(1CD)
ハンス・ゾマー(1837-1922):歌曲集 第2集
ヴェルシュラントからのヴェルナーの歌 「ゼッキンゲンのラッパ吹きからの14の歌」 Op. 12より(1887-89)
  第2曲 夏の夜/第4曲 海辺にて
  第12曲 冬の夜/ 第14曲 目覚め
7つの歌 Op. 18より(1886-91)
  第2曲 泣かないで
  第3曲 ぼくの考えの、心の、感覚のすべては
9つの歌 Op. 9より(1885)
  第1曲 使者*/ 第2曲 祝福された忘却*
  第4曲 兵士/ 第5曲 夜
  第8曲 晩祷/ 第9曲 古城にて
  第10曲 ヴィーナス夫人*
南国から Op. 10より(1885-86)
  第1曲 カンツォネッタ
  第2曲 ヴェネツィアのゴンドラの歌
  第6曲 森が伐採される時
  Der arme Taugenichts Op. 27(1885-86)
7つの歌 Op. 16より(1891)
  第3曲 炭焼き女が酔っ払って
6つの歌 Op. 17より(1885-91)
  第2曲 私には感じられる、人生が走り去って行くように
  第3曲 トリオレット
  第5曲 ああ恋人よ、僕は今別れを告げる
  第6曲 夕べの歌
3つの歌 Op. 14より(1889-90)
  第2曲 静かに*/ 第3曲 日没
ヨッヘン・クプファー(Bs-Br)
マルセロ・アマラル(P)

録音:2019年2月5-9日
*以外=世界初録音
ドイツ・リートの歴史にひっそりと名を残すハンス・ゾマー。幼いころから音楽を愛好し、劇音楽や美しい歌曲を数多く 遺しましたが、実際の職業はブラウンシュヴァイク工科大学の数学科教授。「屈折学」の専門家であり、高名な研 究者でした。しかしライプツィヒではシューマン、ブラームス、ヨアヒムらを含むサークルに属し、40代から本業の合間に 精力的に作品を発表、R・シュトラウスからも絶賛されるなど優れた能力を発揮しました。作品がほとんど出 版されることがなかったため、その大半が忘れられてしまいましたが、20世紀の終わり頃から再び演奏されるようにな り、雄弁なピアノ・パートと詩に沿った美しい旋律が人々の心を捉えています。このアルバムに収録されているのもほ とんどが世界初録音。第1集と同じくヨッヘン・クプファーが伸びやかな声で歌いあげました。 締切日は12月21日(火)です。

   NAXOS 2021年12月発売
NAXOS-8.574098
(1CD)
ゴットリープ・ムファット(1690-1770):チェンバロの為の組曲集 第3集
チェンバロ組曲 イ長調 MC B36
チェンバロ組曲 ト短調 MC B6
チェンバロ組曲 ニ長調 MC B7
チェンバロ組曲 イ短調 MC B37
チェンバロ組曲 ニ短調 MC B12
芥川直子(Cemb)
※Henk van Schevikhovenによるルッカース/エムシュの復元楽器

録音:2021年2月25-27日
世界初録音
チェンバロ奏者、芥川直子によるゴットリープ・ムッファト作品集第3集。第1集(8.572610)、第2集(8.573275)と同じ楽器(Henk van Schevikhovenによるルッカース/エムシュ)を用いた3年ぶりの録音で、これがシリーズ最後のアルバムとなります。作曲者のゴットリープ・ムッファトはザ ルツブルクとパッサウの宮廷で活躍したゲオルク・ムッファトの末息子で、18世紀ウィーンで活躍した重要な作曲家です。彼の作品は、イタリア・バロック とフランス舞曲の様式を融合した洗練されたスタイルで書かれており、これらは同時期に活躍したヘンデルにも影響を与えていると考えられています。 存命中に出版された作品はわずかですが、名手グレン・ウィルソンの協力によりヨーロッパ各地に散らばった譜面を探し出すことで、3集からなるアルバ ムが完成しました。 【芥川直子】広島生まれ。3歳でピアノを始め16歳でチェンバロに転向。桐朋学園音楽学校で学んだ後、ドイツのヴュルツブルク音楽大学でグレン・ ウィルソンに学ぶ。NAXOSにはこれまでにグラウプナー、ストラーチェ、ル・ルーのソロ作品とフランツ・ベンダのヴァイオリン・ソナタの録音がありどれも高く 評価されています。
NAXOS-8.551452(1CD)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op. 19(ヴィンツェンツ・ラハナーによるピアノと弦楽五重奏編)
ピアノ協奏曲第5番変ホ長調「皇帝」 Op. 73(ヴィンツェンツ・ラハナーによるピアノと弦楽五重奏編)
ハンナ・シバイエヴァ(P)
アニマートSQ
バス・フリーヘンタルト(Cb)

録音:2021年7月12-14日
第1番(8.551431)、第3番/第4番(8.551400)に続くハンナ・シバイエヴァのベートーヴェン:ピアノ協 奏曲。今回もヴィンツェンツ・ラハナーが編曲したピアノと弦楽五重奏版を演奏し、小編成の楽器による透 明感がありながらも凝縮した音楽を奏でています。ヴィンツェンツ・ラハナーは、モーツァルトのピアノ協奏曲 のオーケストラ・パートを室内楽版に編曲したイグナーツ・ラハナーの4歳下の弟。音楽一家に生まれ作曲 家・指揮者として活躍。ブラームスと親交があり、後進の指導にも積極的にあたりました。この編曲版は彼 の弟子たちの練習用に作成されたと考えられています。 ピアノを演奏しているシバイエヴァはミンスクの音楽一家の生まれ。6歳からピアノを始めて神童と評され、 11歳から国際的なキャリアをスタートさせたピアニストです。2008年からは「新ヨーロピアン・アンサンブル」 のメンバーとして活躍し、主として管弦楽作品を室内楽に編曲し演奏するというプロジェクトに力を注いで います。
NAXOS-8.574335(1CD)
ダニエル=フランソワ・オーベール: 序曲集 第5集
オーベール:歌劇「ザネッタ」 S. 33(1840)〜 序曲/第2幕 間奏曲/第3幕 間奏曲
フィリップ・ミュザール(1792-1859):D.F.E. オーベールの歌劇「ザネッタ」によるカドリーユ第2番
オーベール:歌劇「ツェルリーネ」 S. 42(1851)…世界初録音
序曲/第2幕 間奏曲/第3幕 序奏/第3幕 エール・ド・バレ/第1番 La Styrienne スティリエンヌ/ 第2番Pas chinois パ・シノワズ/ 第3番Les Muses et les Graces ミューズとグレース/ 第4番Quadrilles des fous 愚か者のカドリーユ/ 第5番La Sentimentale et l’Enjouee 感傷と遊び心/ 第6番Le Bal d’enfants 子供用のバレエ/ 第7番Le Carnaval de Palerme パレルモの謝肉祭
ヤナーチェクPO
ダリオ・サルヴィ(指)

録音:2020年11月30日-12月5日
人気シリーズ、ダニエル=フランソワ・オーベールの序曲集。今回の第5集には世界初録音となる歌劇「ツェルリーネ」からのバレを中心とした作品と、「ザネッ タ」の序曲と2つの間奏曲、そしてオーベールと同世代の作曲家ミュザールによる「ザネッタ」の旋律を用いたカドリーユが収録されています。1842年にケルビー ニの後任として音楽・演劇学校(現・パリ国立高等音楽院)の院長に就任してからのオーベールのキャリアは成功に満ちており、彼の歌劇はパリの優雅さを 持つものとして広く賞賛されました。この「ザネッタ」と「ツェルリーネ」は魅力的な女性が主人公であり、優雅さと抒情性たっぷりの音楽で彩られています。歌劇 の人気をそのまま反映したミュザールのカドリーユも聴きどころ。今作もダリオ・サルヴィのツボを心得た指揮でお楽しみください。
NAXOS-8.574268(1CD)
ブラームス:歌曲全集 第1集
4つの歌曲 Op. 43(1857-1866)
6つの歌曲 Op. 86(1878頃-1879)
5つの歌曲 Op. 105(1886-1888)
9つのリートと歌 Op. 32(1864)
クリストフ・プレガルディエン(T)
ウルリヒ・アイゼンロール(P)

録音:2020年9月21-24日
ハンス・ロスバウト・スタジオ、SWR、バーデン=バーデン(ドイツ)
NAXOSからブラームスの歌曲全集がスタート。第1集となるこのアルバムでは、名テノール、クリストフ・プレガルディエンを起用し、作曲年代が25年に 及ぶさまざまな歌曲に新たな光を当てています。「永遠の愛について」や「5月の夜」を含むOp.43の4曲はブラームスの歌曲の中で特に良く知られる 曲集。「野の寂しさ」を含むOp.86は円熟期のブラームスらしい渋い美しさを持った曲集。「調べのように私を通り抜ける」で始まるOp.105は彼と同 時代の詩人の詩を用いた歌曲集。独白とも思えるブラームスの晩年の心情が反映された名作揃いです。Op.32は比較的若々しい曲調に満ちた曲 集。ほとんどの曲に恋する人への想いが綴られており、想像以上にロマンティストだったらしいブラームスの一面が窺えます。プレガルディエンは落ち着い た声の響きを存分に生かし、ブラームスの繊細な感情表現が施された歌曲を丁寧に歌い上げています。
NAXOS-8.579098(1CD)
ウクライナのピアノ五重奏曲集
ボリス・ミコライヨヴィチ・リャトシンスキー:ウクライナ五重奏曲 Op. 42(1942/1945改訂)
ヴァレンティン・シルヴェストロフ(1937-):ピアノ五重奏曲(1961)
ヴィクトリア・ヴィータ・ポレーヴァ(1962-):
シームルグ五重奏曲(2000/2020改訂)…世界初録音
ボグダナ・ピヴネンコ(第1ヴァイオリン…1-7/第2ヴァイオリン…8)
タラス・ヤロブード(第1ヴァイオリン…8/第2ヴァイオリン…1-7)
カテリーナ・スプルン(Va)
ユーリー・ポゴレツキー(Vc)
イリーナ・スタロドゥブ(P)

録音:2020年12月11-17日
近現代ウクライナの3人の作曲家によるピアノ五重奏曲集。 リャトシンスキーは1920年代に登場した「新世代ウクライナ作曲家グループ」の一人。初期こそスクリャー ビンの影響を受けた調性感の希薄な作品を書いていましたが、やがて国民楽派の伝統に則った愛国的 な作品にも取り組みます。この五重奏曲も優美な旋律を持つ美しい作品。第2楽章の憂愁に満ちた雰 囲気が強い印象を残します。シルヴェストロフの五重奏曲は、彼が現在のような瞑想的な作風に至る以 前の作品。第3楽章は比較的穏やかであるものの、1960年代の激しいシルヴェストロフを知ることができ る貴重な作品です。世界初録音となるポレーヴァの「シームルグ五重奏曲」は動きの少ないシンプルな弦 の旋律にピアノのパッセージが絡む神秘的な作品。シームルグとはイラン神話に登場する巨大な鳥の名 前です。
NAXOS-8.555216(1CD)
リヴァン:バレエ音楽『ヴィクトリア朝とメリー・イングランド』 RTEシンフォニエッタ
アンドルー・ペニー(指)

録音:1993年9月20,21日
※MARCO POLO 8.223677からの移行盤
サリヴァンのバレエ音楽『ヴィクトリア朝とメリー・イングランド』。ヴィクトリア女王の即位60年を記 念し、カルロ・コッピの振付により1897年にアルハンブラ劇場で初演された作品です。古代から19世紀ま での英国で繰り広げられた歴史的な物語を描くとともに、女王を礼賛した内容に合わせ、愛国心に燃え た登場人物たちが踊るという内容で初演は大成功、6か月ほどのロングランを記録しました。残念なことに サリヴァンの直筆楽譜は失われてしまいましたが、サリヴァン協会のロデリック・スペンサーによる、 サリヴァン自身が編纂した組曲や他作品の総譜、ピアノ譜、手紙などの資料を基に再構築した総譜を用 いて、この録音が行われました。指揮は英国音楽を知り尽くすアンドルー・ペニー。喜び溢れた演奏です。
NAXOS-8.574340(1CD)
バルトーク:ピアノ作品集 第8集
3つの練習曲 Op. 18/BB 81(1918)
狂詩曲 Op. 1 BB 36a(1904)
子供のために 第2巻(ハンガリー民謡による) BB 53(原典版)(1908-10)〜第25番Allegro/第29番 Allegro
子供のために 第1巻(ハンガリー民謡による) BB 53(原典版)(1908-10)〜第17番Adagio
子供のために 第2巻(ハンガリー民謡による) BB 53(原典版)(1908-10)〜 第26番Andante/第34番 Andante
子供のために 第1巻(ハンガリー民謡による) BB 53(バルトークの1945年1月ニュージャージー・コッシュート・ラジオ・コンサート・レコーディングからの編)〜第21番 Allegro robusto/ 第26番Moderato
子供のために 第4巻(スロヴァキア民謡による) BB 53(原典版)より〜第23番Molto rubato, non troppo lento/ 第27番Mockery(Allegro)
子供のために 第3巻(スロヴァキア民謡による) BB 53(原典版)〜第5番Variations(Molto andante)/第11番 Lento
子供のために 第4巻(スロヴァキア民謡による) BB 53(原典版)〜第36番Largo/ 第37番Molto tranquillo/ 変奏曲 BB 22(1900-01)
フュロップ・ラーンキ(P)

録音:2020年1月6-7日:2020年11月4-5日
20年以上にわたりNAXOSレーベルで進行しているバルトークのピアノ作品全集。これまでの7集は全て名手イェネ・ヤンドーが演奏していましたが、今回の 第8集ではデジェー・ラーンキを父に持つフュロップ・ラーンキが演奏。父譲りの技巧と音楽性で新たなバルトーク像を見せてくれます。ここに収録されたのは、 バルトークの最初期の作品「狂詩曲」と同じく初期の作品「変奏曲」。ピアニストの手の柔軟性を引き出す「3つの練習曲」、そして名作「子供のために」から の抜粋です。 エンマ・グルーベル(後のコダーイの妻)のサロンで大いなる刺激を受けた若きバルトークが書いた「狂詩曲」は幻想的な部分と急速なフィナーレで構成されて おり、作品はサロンの主催者エンマに捧げられています。まだ民謡的な要素は薄く、リスト作品に近い雰囲気を持っています。彼の友人ファリシー・ファビアン の旋律に基づく「変奏曲」もロマンティックな作品。おなじみの「子供のために」は様々な国の民謡で彩られています。
NAXOS-8.574354
(2CD)
ペトロス・ペトリディス(1892-1977):皇帝コンスタンティノス・パレオロゴスの為のレクイエム
皇帝コンスタンティノス・パレオロゴスの為のレクイエム(1953-64)
交響曲第3番ニ短調「パリジャン」(1941-43/1944-46改訂)
合奏協奏曲 Op. 11-管楽合奏とティンパニのために(1929)

※全てバイロン・フィデツィス(1945-)による復元版
ソフィア・キャニドゥー(S)
テオドーラ・バーカ(Ms)
アンゲロ・シモス(T)
クリストフォロス・スタンポーリス(Bs)
ゴールデン・ヴォイシズ・オブ・ルセ
ソフィア・メトロポリタン・ゴールデン・ヴォイシズ
ニコラオス・マンツァロス・ウィンド・アンサンブル
ソフィア・アマデウスO
バイロン・フィデツィス(指)
録音:2006年1月9-11日、7月23-24日、2006年1月9-11日、1989年3月19日、4月1日
世界初録音
17世紀のヴェネツィアで活躍した作曲家ジョヴァンニ・レグレンツィ。当時高い人気を誇るとともに、北イタリ アの後期バロック様式を確立するうえで決定的な役割を果たしました。彼は歌劇や宗教曲を多数書き 上げており、オルガンをベースに2声、3声、4声で歌われる「Harmonia d’affetti devote=献身の諸 相についての曲集」も典礼用として意図されていましたが、歌われたテキストは宗教音楽の伝統から逸脱 しており、旋律が映えることを重視した歌詞が選ばれています。世界初録音となるこのアルバムでは、レグ レンツィの洗練された音楽を存分に楽しむことができます。 演奏しているノヴァ・アルス・カンタンディは1998年にアッチャイによって創設されたヴォーカル・アンサンブル。 イタリア・バロックの知られざる宗教作品をレパートリーの中心におき、イタリア各地でコンサート活動を行っ ています。
NAXOS-8.579123
(1CD)
ジョヴァンニ・レグレンツィ(1626-1690):Harmonia d’affetti devote
献身の諸相についての曲集 第1巻 Op. 3(1655年出版)
ノヴァ・アルス・カンタンディ
アレッサンドロ・カルミニャーニ(S)
アンドレア・アッリヴァベーネ(C.A)
ジャンルカ・フェッラリーニ(T)
マルチェッロ・ヴァルジェット(Bs)
イヴァナ・ヴァロッティ(Org)
ジョヴァンニ・アッチャイ(指)

録音:2020年9月18-22日
世界初録音
17世紀のヴェネツィアで活躍した作曲家ジョヴァンニ・レグレンツィ。当時高い人気を誇るとともに、北イタリ アの後期バロック様式を確立するうえで決定的な役割を果たしました。彼は歌劇や宗教曲を多数書き 上げており、オルガンをベースに2声、3声、4声で歌われる「Harmonia d’affetti devote=献身の諸 相についての曲集」も典礼用として意図されていましたが、歌われたテキストは宗教音楽の伝統から逸脱 しており、旋律が映えることを重視した歌詞が選ばれています。世界初録音となるこのアルバムでは、レグ レンツィの洗練された音楽を存分に楽しむことができます。 演奏しているノヴァ・アルス・カンタンディは1998年にアッチャイによって創設されたヴォーカル・アンサンブル。 イタリア・バロックの知られざる宗教作品をレパートリーの中心におき、イタリア各地でコンサート活動を行っ ています。

   NAXOS 2021年11月発売
NAXOS
8.501306(13CD)
NX-F01
ロッシーニ:『老いの過ち』所収のピアノ曲全集
■CD1、2  ピアノ作品全集 第1巻
『老いの過ち』 第7集、第9集より
■CD1 
第7集:「草葺き小屋のアルバム」(全曲)
1.- 1. Gymnastique d'ecartement 間隔の訓練
2.- 2. Prelude fugasse 前奏曲とフーガ
3.- 3. Petite polka chinoise 中国風小ポルカ
4.- 4. Petite valse de boudoir ブドワールの小ワルツ
5.- 5. Prelude inoffensif 無害な前奏曲
6.- 6. Petite valse 小ワルツ
7.- 7. Un profond sommeil 深き眠り -
8.- 7(続き). Un reveil en sursaut びっくりして目を覚ます
■CD2 
第7集 続き
1 .- 8. Plein chant chinois 中国の聖歌
2.- 9. Un cauchemar 悪夢
3.- 10. Valse boiteuse 不安定なワルツ
4.- 11. Une pensee a Florence フィレンツェでの想い
5.- 12. Marche 行進曲
第9集より
6.- 1. Melodie candide キャンディードのメロディ
7.- 3. La savoie aimante 愛しきサヴォア
8.- 2. Chansonette 小さな歌
9.- 5. Impromptu tarantellise タランテラ風の即興曲
アレッサンドロ・マランゴーニ(P)
録音:2007年5月13-16日
Auditorium di Mortara、
パヴィア(イタリア)
■CD3  ピアノ作品全集 第2巻
『老いの過ち』 第6集:「すばしこい子どもたちの為のアルバム」(抜粋)
1. NO 1. Mon prelude hygienique du matin 私の朝の健康の為の前奏曲
2. NO 2. Prelude baroque バロック風前奏曲
3. NO 3. Memento homo 人よ、汝が塵なることを思い出せ
4. NO 4. Assez de memento:dansons 充分な記念品: 踊りましょう
5. NO 5. La Pesarese ペーザロ人
6. NO 6. Valse torturee 苦悶のワルツ
7. NO 7. Une caresse a ma femme わが妻への甘え
8. NO 8. Barcarole 舟歌
9. NO 9. Un petit train de plaisir comico-imitatif 楽しい汽車の小旅行のおかしな描写
10. NO 10. Fausse couche de polka mazurka ポルカ=マズルカのできそこない
11. NO 12. Un enterrement en Carnaval 謝肉祭の埋葬
■CD4  ピアノ作品全集 第3巻
『老いの過ち』 第5集:「幼い子供たちの為のアルバム」
1. NO 1. 最初の聖体拝受
2. NO 2. 素朴なテーマと変奏、同じく…
3. NO 3. イタリアのサルタレッロ
4. NO 4. ムーア風前奏曲
5. NO 5. 憂鬱なワルツ
6. NO 6. すぐに効く鎮痛剤
7. NO 7. イタリア風無邪気さ、フランス風純真さ
8. NO 8. 痙攣した前奏曲
9. NO 9. 1861年度のヴェネツィアの潟の干満!
10. NO 10. やれやれ!小さなえんどう豆よ
11. NO 11. バター炒め
12. NO 12. ロマンティックな挽き肉料理
■CD6 
第8集:「館のアルバム」より
1.- 8. Prelude semipastorale
ちょっぴり牧歌的な前奏曲
2.- 9. Tarantelle pur sang
(avec Traversee de la procession)
純血種のタランテラ(行列を横切る)
3.- 10. Un reve 夢
4.- 11. Prelude soi-distant
dramatique 劇的な、いわゆるプレリュード
5.- 12. Specimen de l'avenir
将来の標本
第9集より
6.- 6. Echantillon du chant de Noel
a l'italienne  イタリアのノエルの歌のカタログ
7.- 7. Marche et reminiscences
pour mon dernier voyage
わが最後の旅のために行進曲と思い出
8.- 11. Echantillon de blague
melodique sur les noires de la main
droite
右手のために、
良く知られたブラックジョークのカタログ
■CD5、6  ピアノ作品全集 第4巻
『老いの過ち』 第8集、第9集より
■CD5 
第8集:「館のアルバム」より
1.- 1. Specimen de l'ancien regime
旧体制の見本
2.- 2. Prelude petulant-rococo
あわただしいロココ風の前奏曲
3.- 3a. Un regret 悲嘆
4.- 3b. Un espoir 希望
5.- 4. Bolero tartare タルタル風ボレロ
6.- 5. Prelude pretentieux おおげさな前奏曲
7.- 6. Specimen de mon temps 現代の見本
8.- 7. Valse anti-dansante 反舞踏的ワルツ
第9集より
9.- 9. Prelude italien イタリア風前奏曲
10.- 12. Petite fanfare a quatre mains
4手の為の小ファンファーレ
■CD7  ピアノ作品全集 第5巻
『老いの過ち』 第12集:「アルバムの為のいくつかの些細なこと」
1.- 1. Allegretto
2.- 2. Allegretto moderato
3.- 3. Allegretto moderato
4.- 4. Andante sostenuto - Allegretto - Tempo prima
5.- 5. Allegretto moderato
6.- 6. Andante maestoso - Allegro brillante
7.- 7. Andantino mosso
8.- 8. Andantino sostenuto
9.- 9. Allegretto moderato
10.- 10. Andantino mosso
11.- 11. Andantino mosso
12.- 12. Allegretto moderato(シベリア風舞曲)
13.- 13. Allegretto brillante
14.- 14. Allegro vivace
15.- 15. アーモンドの小さなガレット:Allegro brillante
16.- 16. 私の愛するカラファは甘き思い出をもたらす: Andantino - Allegro brillante
17.- 17. A piacere(自由気ままに) - Andantino mosso quasi Allegretto
18.- 18. Andantino mosso - Allegro - Tempo primo - Allegro - Tempo primo
19.- 19. Allegretto moderato
20.- 20. Allegro brillante
21.- 21. Andantino sostenuto
22.- 22. 短調の主題と変奏 - Andantino mosso - Allegretto - Largo
23.- 23. 長調の主題と変奏 - Allegretto moderato - Piu mosso - Largo
24.- 24. Un Rien sur le mode enharmonique(異名同音の形式で)
- Adagio - Andantino mosso
■CD8  ピアノ作品全集 第6巻
『老いの過ち』 第4集、第6集、第10集、第14集
第4集:Quatre mendiants 4つのデザート
1.- 1. Les figues seches 干しイチジク
(ただいま - こんにちは奥様)
2.- 2. Les amandes アーモンド
(真夜中の音 - こんにちは奥様)
3.- 3. Les raisins 干しブドウ(私の小さなインコへ)
4.- 4. Les noisettes ヘーゼルナッツ(私の愛するニニへ)
第4集:Quatre hors d'oeuvres 4つのオードブル
5.- 1. Les radis ラディッシュ
6.- 2. Les anchois アンチョビ:主題と変奏
7.- 3. Les cornichons ピクルス:序章
8.- 4. Le beurre バター:主題と変奏
第10集:ピアノの難曲(抜粋)
9.- 4. Une bagatelle バガテル
10.- 5. Melodie italienne, une bagatelle イタリア風メロディ(バガテル) - イン・ノミネ・パトリス
第6集:「すばしこい子どもたちの為のアルバム」より
11.- 11. Etude asthmatique ぜんそく患者の練習曲
第14集「その他の老いの過ち」(抜粋)
12.- 4. Petite promenade de Passy a Courbevoie パッシーからクールブヴォワへの小散歩
13.- 8. Ritornelle gothique ゴシック風のリトルネッロ
14.- 7. Tourniquet sur la gamme chromatique, ascendent et descendent
半音階によるトゥルニケ、上行と下行
15.- 6. Encore un peu de blague ちょっとした冗談を再び
16.- 5. Une rejouissance歓喜
17. ワルツ 変ホ長調
(エレバ・バンディエラ・リッチ嬢に捧ぐ、1849年)
アレッサンドロ・マランゴーニ(P)
録音:2012年9月25-26日
Baroque Hall, SMC Records,
Ivrea, トリノ(イタリア)
■CD9  ロッシーニ:ピアノ作品全集 第7巻
『老いの過ち』 第1集 - 第3集、 第10集、 第11集、 第14集より
第1集:「イタリアの歌のアルバム」より
1.- 1. Quartettino, "I gondolieri" 小四重唱曲「ゴンドラこぎ」
2.- 12. Quartettino, "La passeggiata" 小四重唱曲「散歩」
3.アンダンティーノ・モッソ…世界初録音
第2集:「フランスのアルバム」」より
4.- 1. Toast pour le nouvel an 小八重唱曲「新年に乾杯」
5.- 6. La notte del Santo Natale クリスマス・イヴ(イタリア語による初稿版)…世界初録音
6.- 12. Ch?ur de chasseurs democrates 民主的な猟師の合唱
第14集:「その他の老いの過ち」より
7.- 3. Canzonetta, "La Venitienne" ヴェネツィアの女-カンツォネッタ
第3集:「控えめな小品」より
8.- 1. Ch?ur, "Chant funebre a Meyerbeer" 数小節の葬送歌:亡き友マイヤーベーアに
9.- 4. Ave Maria アヴェ・マリア
10.- 6. Le chant des Titans ティタネスの歌
11.- 10. Cantemus カンテム:八声の模倣
12.- 12. Tyrolienne sentimentale 感傷的なチロリエンヌ
第10集:「ピアノの為の雑集」より
13.- 1. Prelude blagueur 冗談前奏曲
14.- 2. Des tritons s'il vous plait [Montee-descente] 三全音でどうぞ(上行と下行)
15.- 3. Petite pensee ちょっとした考え
16.- 6. Petite caprice [Style Offenbach] 小奇想曲(オッフェンバック風)
第11集:「声楽の雑集」より
17.- 8. Il candore in fuga 清廉潔白なフーガ
第14集:「その他の老いの過ち」より
18.- 2. Canone antisavant a 3 voix, "Vive l'empereur"
皇帝陛下万歳 - 3声のカノン・アンティサバン
19.- 1. Canone perpetuo, "Or che s'oscura il ciel"
今、空は暗くなってきた - 4人のソプラノの為の永遠に続くカノン
20.- 11. Brindisi, "Cianciafruscola musicale" ちょっとした音楽「ブリンディシ」
第3集:「控えめな小品」より
21.- 7. Preghiera 祈り
第11集:「声楽の雑集」より
22.- 9. Salve amabilis Maria, "Hymne a la musique"
憐れみ給え、聖母マリア「音楽への讃歌」
■CD10  ピアノ作品全集 第8巻
『老いの過ち』 室内楽作品と希少作品 第1集
第9集より
1.- 4. Un mot a Paganini, "Elegie" パガニーニに寄せる一言(悲歌) - ヴァイオリンとピアノのために
収録集割り当てなし
2. Allegretto(1853) - ヴァイオリンとピアノのために…世界初録音
3. Tema(1845) - ヴァイオリンとピアノのために…世界初録音
4. Un mot pour basse et piano(1858) 低音とピアノに寄せる一言
- チェロとピアノのために…世界初録音
第14集より
5.- 12. Allegro agitato(1867) - チェロとピアノの為の再構築
第9集より
6.- 10. Une larme, Theme et Variations 一滴の涙、主題と変奏(1861)
- チェロとピアノのために
第8集:「館のアルバム」より
7.- 9. Tarantelle pur sang(avec Traversee de la procession)
純血種のタランテラ(行列を横切る)(1865)
- 合唱、ハルモニウム、鈴とピアノのために…世界初録音
収録集割り当てなし
8. 主題と変奏 ホ短調 - ピアノのために…世界初録音
第9集より
9-11.- 8. 前奏曲、主題と変奏(1857) - ホルンとピアノのために
収録集割り当てなし
12. ワルツ(1841) - ピアノのために…世界初録音
13. l’Adagio du Trio d’Attila アリエッタによるリトルネッロ(1865)
- ピアノのために…世界初録音
14. Marlbrough s’en va-t-en guerre マールブルクは戦争に行く(1864)
- ピアノのために…世界初録音
第14集より
15.- 14. L’ultimo pensierO Un rien 最後の考え(1865)
- バリトンとピアノのために…世界初録音
16.- 10. メタスタージオ、アルバムのために
- バリトンとピアノのために…世界初録音
収録集割り当てなし
17. Petit Souvenir 小さな思い出(1843) - ピアノのために…世界初録音
第11集:「声楽の為の雑曲」より
18.- 10. ジョヴァンナ・ダルコ-メゾ・ソプラノとピアノのために
■CD11  ピアノ作品全集 第9巻
『老いの過ち』 室内楽作品と希少作品 第2集
1. 第1集:「イタリアのアルバム」- 3. Bolero, "Tirana alla spagnola(rossinizzata)"
「ボレロ」 スペイン風ティラーナ
2. 第1集:「イタリアのアルバム」- 5. Arietta, "La fioraja fiorentina" アリエッタ「フィレンツェの花売り娘」
3. 第11集:様々な声楽曲集- 7. Arietta all'antica 古風な歌
4. 第2集:「フランスのアルバム」- 3. Ariette, "Pompadour, la grande coquette"
ラ・グラン・コケット(ポンパドゥールの歌)
5. 第3集:「特別な小品」- 8. Elegie, "Au chevet d'un mourant" 死にゆく者のベッドのそばで(エレジー)
6. 収録集割り当てなし:Mi lagnero tacend 黙して嘆こう…世界初録音
7. 第11集:様々な声楽曲集- 3. Amour sans espoir 希望のない愛
8. 第1集:「イタリアのアルバム」- 2. La lontananza 遠く離れて
9. 第1集:「イタリアのアルバム」- 11. Il fanciullo smarrito 迷子
10. 第3集:「特別な小品」- 2. L'esule 亡命者
11. 第3集:「特別な小品」- 9. Le Sylvain シルヴェイン(ロマンス)
12. 第2集:「フランスのアルバム」- 2. Romeo ロメオ
13. 収録集割り当てなし:ピアノのために Allegretto moderato(1862)…世界初録音
14. 収録集割り当てなし:ピアノのために Allegretto‘del pantelegrafo’
パントレグラフ(1860)…世界初録音
15. 収録集割り当てなし:ピアノのために Allegretto ? Un rien(1860)…世界初録音
16. 収録集割り当てなし:ピアノのために Vivace(1846)…世界初録音
17. 第1集:「イタリアのアルバム」- 4. L'ultimo ricordo 最後の思い出
18. 第2集:「フランスのアルバム」- 8. Le Lazzarone. Chansonette de cabaret
キャバレー・ソング「浮浪者」
■CD12  ピアノ作品全集 第10巻
『老いの過ち』 室内楽作品と秘曲集 第3集
第1集:「イタリアのアルバム」から「ヴェネツィアの競艇」
1.- 8. Anzoleta avanti la regata 競艇前のアンゾレータ
2.- 9. Anzoleta co passa la regata 競艇中のアンゾレータ
3.- 10. Anzoleta dopo la regata 競艇後のアンゾレータ
第2集:「フランスのアルバム」から
4.- 5. Chanson de Zora. La petite bohemienne
ゾラの歌、若いジプシー娘
5.- 7. Le dodo des enfants 子供たちの眠り
6.- 9. Adieux a la vie! Elegie(sur une seule note)
さようなら!人生、エレジー(メモより)
7.- 11. L'orpheline du Tyrol. Ballade elegie
チロルのみなしご娘 バラード・エレジー
8. 第3集:「特別な小品」- 11. Ariette a l'ancienne 昔ながらのアリエッタ
第11集:様々な声楽曲集
9.- 1. Ariette villageoise 昔のアリエッタ
10.- 2. La chanson du bebe あかちゃんの歌
11.- 6. Aragonese アラゴネーズ
第14集:その他の過ち
12.- 9. Un rien(pour album), Ave Maria
タイトルなし(アルバムのために) アヴェ・マリア…世界初録音
13.- 13. Questo palpito soave この甘いくすぐり…世界初録音
収録集割り当てなし
14.Sorzico ソルツィコ
2つの新しいコンポジション(1863)
15.- 1. A Grenade(Ariette espagnole) グラナダ(スペイン風アリエッタ)
16.- 2. La veuve andalouse(Ariette espagnole)
アンダルシアの未亡人(スペイン風アリエッタ)
収録集割り当てなし
17. Un rien ? pour album タイトルなし(アルバムのために)(1857)
…世界初録音
18. Un rien タイトルなし(1860)…世界初録音
19. Mi lagnero tacendo 黙って不平をいう(1855)
20. La separazione 別れ(1858)…世界初録音
21. Arietta spagnuola スペイン風アリエッタ(1821/1822)
■CD13  ピアノ作品全集 第11巻
『老いの過ち』室内楽作品と秘曲集 第4集
第1集:「イタリアのアルバム」から
1.- 7. Ave Maria(su due note) アヴェ・マリア(2つの音符で)
2.- 6. Le gittane ジプシー女たち
第2集:「フランスのアルバム」から
3.- 10. Soupirs et sourire(Nocturne) ため息と笑顔(夜想曲)
4.- 4. Un sou. Complainte a deux voix 1ペニー、2つの声での苦情
第3集:特別な小品
5-9.- 5. Gammes - Des montees et des descentes:
deux gammes chinoises, suives d’une melodie analogue
音階-上昇と下降:2つの中国風音階,その後、同様の旋律
10.- 3. Les amants de Seville(Tirana pour deux voix)
セヴィリアの恋人たち(2つの声のためにティラナ)
第11集:様々な声楽曲集
11.- 4. A ma belle mere わが義母に捧ぐ
12.- 5. O salutaris, de campagne おお、救いの生贄
第13集:穏やかな音楽
13. 前奏曲 - アレグレット・モデラート-黙して嘆こう
14.- 1. Andantino
15.- 2. Andantino mosso
16.- 3. Andantino moderato
17.- 4. Andantino moderato
18.- 5. Andantino moderato
19.- 6. Allegretto moderato
収録集割り当てなし:
20. ロッシーニ…世界初録音
アレッサンドロ・マランゴーニ(P)
録音:2006年10月29日-11月2日■CD1、2  
アレッサンドロ・マランゴーニ(P)
録音:2006年10月29日-11月2日


■CD2 
アレッサンドロ・マランゴーニ(P)
録音:2007年5月13-16日


■CD3 
アレッサンドロ・マランゴーニ(P)
録音:2008年6月30日-7月1日


■CD4 
アレッサンドロ・マランゴーニ(P)
録音:2008年6月30日-7月1日


■CD5、6 
アレッサンドロ・マランゴーニ(P)
録音:2010年3月18-19日、6月15-17日


■CD7 
アレッサンドロ・マランゴーニ(P)
録音:2012年3月26-27日


■CD8 
アレッサンドロ・マランゴーニ(P)
録音:2012年9月25-26日


■CD9 
アレッサンドロ・マランゴーニ(P&オルガン)
アルス・アンティカcho&コンソート
マルコ・ベッリーニ(指)
録音:2013年9月25-27日


■CD10 
アレッサンドロ・マランゴーニ(P…1-6.8-18/ハルモニウム…7)
マッシモ・クァルタ(Vn)…1-3
エンリコ・ディンド(Vc)…4-6
ウーゴ・ファヴァロ(Hrn)…9-11
リリー・ヨルスタッド(Ms)…18
ブルーノ・タッディア(Br)…15-16
アルス・カンティカ・コア(合唱)…7
マルコ・ベッリーニ(指揮・鈴)…7
録音:2017年3月27日…7、9-11
2017年3月28日…8、12-14、17
2017年4月18日…15-16
2017年7月8日…18
2017年9月25日…4-6


■CD11 
アレッサンドロ・マランゴーニ(P)
ラウラ・ジョルダーノ(S)…1-7
アレッサンドロ・ルチアーノ(T)…8-12
ブルーノ・タッディア(Br)…17-18
録音:2017年4月18日…1-7
2017年5月24日…8-12
2017年12月1日…13-18


■CD12 
ジュゼッピーナ・ブリデッリ(Ms)
アレッサンドロ・マランゴーニ(P)
録音:2017年7月17-19日


■CD13 
ローラ・ジョルダーノ(S)…16.17
マリア・キャンデラ・スカラブリーニ(S)…2.3
ジュゼッピーナ・ブリデッリ(Ms)…2.10.18
チェチーリア・モリナーリ(Ms)…1.9.11.12.14
アレッサンドロ・ルチアーノ(T)…3.4.10
ブルーノ・タッディア(Br)…15.19.20
ヴィットーリオ・プラート(Br)…4
アレッサンドロ・マランゴーニ(P)
録音:2017年7月30日…1-10
2017年10月26日…11-16
2018年1月89日…17-20
イタリアの作曲家ロッシーニ。彼は生涯に39の歌劇を作曲し高い人気を博しましたが、37歳で最後のオペ ラ「ウィリアム(ギョーム)・テル」を作曲したのを最後に歌劇作曲の筆を折ります。その後は『スターバト・マーテ ル』などいくつかの曲を発表しますが、44歳の時にボローニャで引退生活にはいり、亡くなるまで、料理の創作 やレストランの経営などを手掛けるなど悠々自適の生活を送りました。ただし、作曲活動から一切手を引い たわけではなく、毎週土曜日に自宅サロンで催していた演奏会では、ピアノ曲を中心とした自作を披露して いました。これらを集め、ロッシーニ自身が編纂した『老いの過ち』(『老いのいたずら』とも)と称される曲集の 中にはピアノ曲だけでなく、声楽曲、室内楽曲など様々な作品が集められており、その内容は極めて多彩で す。真面目なものから冗談めかしたもの、「ロマンティックな挽き肉料理」や「バター」など料理を絡めたタイトル を持つ曲、インコがしゃべることばがそのまま楽譜に書かれており、ピアニストは演奏しながら合いの手を入れな くてはいけない曲、ロッシーニ自らが考案した五音音階による曲など、斬新な曲やユーモラスな曲が多くありま す。 演奏しているアレッサンドロ・マランゴーニはマリア・ティーポに学んだイタリアのピアニスト。 この『老いの過ち』は足掛け11年をかけて録音を完結しました。
NAXOS-8.574283
(1CD)
ヒンデミット:ヌシュ=ヌシの踊り(1921)
歌劇「聖スザンナ」 Op. 21
交響曲「画家マティス」
スザンナ…アウシュリネ・ストゥンディーテ(S)
クレメンティア…ルネ・モーロック(C.A)
年老いた尼僧…アンネッテ・シェーンミュラー(Ms)
小間使い…カロリーネ・バース(語り)
召使…エンツォ・ブルム(語り)
ウィーン・ジングアカデミー女声セクション
ウィーンRSO
マリン・オルソップ(指)

録音:2019年10月24-25日、2020年8月26日
芸術家志望だった父の方針で早くから厳格な音楽教育を受けたヒンデミットは、ピアノ、弦楽器、管楽器の演奏に熟達し、20歳の時にはフランクフル ト歌劇場のコンサートマスターになります。第一次世界大戦への従軍(1918年)の後はヴィオラ奏者として活動しつつ、多数の作品を生み出しまし た。1幕物の歌劇である「聖スザンナ」は1919年から1921年の作品。同じく1幕物の「殺人者、女の望み」「ヌシュ=ヌシ」との三部作として書かれ、 そのどれもが性的な表現を含むこともあり、ほとんど上演機会がありません。無調でありながらも、時々妖艶なハーモニーが聴こえてくる「聖スザンナ」、 もともとはビルマの物語を題材とする人形劇の音楽として書かれたというユーモラスな「ヌシュ=ヌシ」の舞踊音楽はどちらも若きヒンデミットの意欲作で す。1933年から1934年に作曲された交響曲「画家マティス」は、同名の歌劇に先立ち書かれたもの。イーゼンハイム祭壇画で知られるルネサンスの 画家マティアス・グリューネヴァルトを題材にしていますが、ナチス・ドイツ時代におけるヒンデミット自身の芸術的闘争も反映した問題作です。オルソップ の指揮は作品全体にメリハリを与え、生き生きとした音楽を紡ぎ出します。「聖スザンナ」では、歌手たちが緻密な人物表現を行い、複雑な音楽を従 え見事な物語を創り上げています。
NAXOS-8.574172
(1CD)
リスト:ピアノ曲全集 第59集
3つのシューベルトの行進曲 S426/R251(1846)
シューベルトの4手の為の「ハンガリー風ディヴェルティメント」からの
ハンガリーのメロディ S425bis/R250(1846)(ハンガリーのメロディ S425の簡略版)
4.- 1. Andante / 5.- 2. Marcia / 6. - 3. Allegretto
シューベルト:ウィーンの夜会 - 第6曲 イ短調 S427/6ii(1846-52)
(ゾフィー・メンターによる1869年版)
ドミニク・ケリ(P)

録音:2019年4月22日
リストは敬愛するベートーヴェンやシューベルト作品を積極的にピアノ独奏用に編曲し、自らの超絶技巧もあわせて披露しました。このアルバムには シューベルトの連弾作品をリストが独奏用に編曲したものを収録。シューベルトの連弾作品はどれも演奏効果の高いものですが、リストはさまざまな パッセージを付け加えるなどで更に華やかな効果を上げています。とはいえ、「ハンガリーのメロディ」はリストとしては珍しくもともとの編曲を少し簡単にア レンジ、若干弾きやすくなっています。「ウィーンの夜会」はシューベルトの9曲の「ワルツ・カプリス」を編曲したもの。リスト自身の愛奏曲でしたが、ここで は彼の自慢の弟子、ゾフィー・メンター(後にチェリストのデイヴィッド・ポッパーと結婚したことで知られる)が更にアレンジしたものが演奏されています。 ドミニク・ケリはアメリカ合衆国セント・ルイス生まれ。ジェイムズ・コンロンやジェラード・シュウォーツをはじめとする指揮者と共にアメリカ国内の数多くの オーケストラと共演し、またリサイタルも多数行っています。中でもワレリー・ゲルギエフ指揮によるウォルト・ディズニー・コンサート・ホールでの演奏と、 2019年のカーネギーホールでのリサイタルは高く評価されました。Naxosにはクレメンティの「モンフェリーナ集と小品集」(8.573711)の録音がありま す。
NAXOS-8.559897
(1CD)
フローレンス・ベアトリス・プライス(1887-1953): 交響曲第3番
ミシシッピ川(1934)
アメリカにおけるエチオピアの影(1932)…世界初録音
ウィーンRSO
ジョン・ジーター(指)

録音:2020年3月12日、2021年4月28&29日
フローレンス・ベアトリス・プライスは1887年アーカンソー州リトルロック生まれ。早くから音楽の才能を発揮し、14歳でボストンの名門ニューイングランド 音楽院に入学を認められました。1932年に作曲コンクールに応募した交響曲第1番が第1位を獲得。翌年6月15日に音楽監督フレデリック・ストッ ク指揮するシカゴSOによって初演されて好評を得たことで「初の黒人女性交響曲作家」とされています。近年、あらためてその作品が評価さ れ、演奏される機会が増えています。 ここに収録された交響曲第3番は、第3楽章に南スーダン由来とされるジュバ・ダンスのスタイルを取り入れるなどアフリカ音楽の雰囲気を随所に感じさ せますが、特定の民謡や伝承曲を引用することなく、プライス自身の音楽として消化・構成した独創的なものです。『ミシシッピ川』では対照的に 「Deep River(深い河)」や「Go Down Moses(行け、モーセ)」などの有名なスピリチュアル(黒人霊歌)を意図的に引用。ミシシッピ川を聖書世界 におけるヨルダン川にたとえ、アメリカにおける黒人たちの歴史を織り込んだ交響詩のような作品としています。『アメリカにおけるエチオピアの影』は、アメ リカにおける黒人の歴史のそのものが標題になっています。 収録曲を通じて歌謡性豊かな旋律と陽気なリズムが随所に聞かれ、その文化的・歴史的な意義を知らずに聴いても楽しめる一枚となっています。
NAXOS-8.579102
(1CD)
ウィリアム・ボルコム(1938-):ホルン、ヴァイオリンとピアノの為の三重奏曲
無伴奏ヴァイオリンの為の組曲第2番
フィリップ・フィクソー(Vn)
スティーヴン・グロス(Hrn)
コンスタンティン・ファインハウス(P)

録音:2018年8月20-22日マルティヌー・ホール、リヒテンシュタイン・パレス、プラハ(チェコ)
世界初録音
ピューリッツァー賞、グラミー賞を受賞したウィリアム・ボルコムは、アメリカの作曲家の中でも、とりわけ国際的に高く評価されています。このアルバムには 世界初録音となる2つの作品を収録。「ホルン三重奏曲」はブラームスの三重奏曲にモダンな味付けを施したものと言えます。第3楽章の哀愁を帯び たホルンのソロ・パッセージが印象的。森の中から響いてくるような神秘的な響きに、他の楽器の音色が絡みます。無伴奏ヴァイオリンの為の組曲は 名手ギル・シャハムのために書かれた2011年の作品。ヴァイオリンの多彩な音色を存分に生かし、どこかで聴いたような旋律を交えた遊び心のある9 曲で構成されています。ラプソディ風の「朝の音楽」ではじまり、弦と指板を効果的に使った「ダンシング・イン・プレイス」が続きます。ジャズ風やバロック 風の曲をはさみ、最後は「夕べの音楽」で幕を閉じます。現代アメリカの作品を愛するヴァイオリニスト、フィリップ・フィクソーの演奏で。
NAXOS-8.555178
(1CD)
ブリティッシュ・ライト・ミュージック 第3集
メリーメーカーズ
組曲『ロンドン』 - 日常のロンドン
シンデレラ/わがままな大男
組曲『ロンドン再び』/全労働者諸君
ダムバスターズ・マーチ
スロヴァキアRSO
エイドリアン・リーパー(指)

録音:1992年2月10-13日スロヴァキア放送コンサート・ホール、ブラティスラヴァ(スロヴァキア)
※MARCOPOLO 8.223445からの移行盤
英国ライト・ミュージック界を代表する作曲家の一人、エリック・コーツ。英国王立音楽院で作曲をフレデリック・コーダー、ヴィオラをライオネス・ターティス に学び、ヴィオラ奏者として活躍。トーマス・ビーチャムやヘンリー・ウッドが指揮するオーケストラでの演奏経験が、彼の作曲家としてのスキル向上に貢 献しました。オーケストラに在籍していた頃から作曲に勤しんだ彼は、1919年から作曲家と指揮者に専念。最初の頃はサリヴァンやエドワー ド・ジャーマンに影響を受けていましたが、やがてジャズやダンス音楽などの要素を取り入れた耳なじみの良い作品を書き上げます。BBCのラジオ番組 「In Town Tonight」のテーマ曲にもなった「ナイツブリッジ」や、組曲『ロンドン』が有名ですが、イギリス映画「The Dam Busters(邦題「暁の出 撃」)」の為の音楽で、軽快な「ダムバスターズ・マーチ」は耳にした人も多いのではないでしょうか。
NAXOS-8.573082
(1CD)
プフィッツナー:歌曲全集 第4集
3つの歌 Op. 3(1888/89頃)
4つの歌 Op. 4(1888/89頃)
5つの歌 Op. 9(1894/95)
3つの歌 Op. 10(1901)
セレナード WoO 6(1884)
セレナード WoO 4(1884)
Lied Werners aus dem Trompeter von Sackingen, WoO 7,"Behut' dich Gott"
トランペット奏者フォン・ゼッキンゲンのヴェルナーの歌 WoO 7 「あなたの神を守る」(1885)
ウヴェ・シェンカー=プリムス(Br)
クラウス・ジモン(P)

録音:2008年3月14-16日
ドイツ後期ロマン派時代に活躍した作曲家プフィッツナー。ロシアで生まれ、3歳の時にフランクフルト・アム・マインに移住。父がオーケストラのヴァイオリ ン奏者であったため、幼い頃から音楽に親しみ、11歳で最初の作品を書いたことが知られています。この第4集に収録されている歌曲の中で、1884 年のセレナードは彼の最も初期の作品であり、他の曲もほとんどは彼が学生時代に書いたものですが、後の作品に見られるイディオムの基礎は、これ らの初期の作品からはっきり見られます。若き日の彼が心酔していた詩人アイヒェンドルフの詩を用いた「5つの歌」でのしっとりとした旋律をはじめ、どの 歌にも豊かな創造性が漲っており、親密な雰囲気が感じられます。 落ち着いた歌唱を聴かせるバリトンのウヴェ・シェンカー=プリムスはヴュルツブルクで学び、2006年ヴュルツブルク国際モーツァルト・コンクールに入賞し た実力派。2009年からはワイマール歌劇場など数多くの歌劇場で活躍しています。
NAXOS-8.574320
(1CD)
エルガー:チェロ協奏曲 ホ短調 Op. 85(1919)
フランク・ブリッジ:悲歌的協奏曲「祈り」(1930)
ガブリエル・シュヴァーベ(Vc)
ウィーンRSO
クリストファー・ウォード(指)

録音:2020年12月16-18日
このアルバムに収録された2曲のチェロ協奏曲には、第一次世界大戦が暗い影を落としています。 エルガーのチェロ協奏曲は1918年春に着想されますが、エルガーの健康状態の悪化もあって作曲が中断。構想を練り直し同年8月に完成しまし た。曲にはエルガーが第一次世界大戦から受けた悲劇的でメランコリックな印象が反映しています。翌1919年10月に、フランク・ブリッジの薫陶を受 けたフェリックス・サモンドのソロ、エルガーの指揮で行われた初演は好評を得ることはできませんでしたが、その後、ビアトリス・ハリスンやジャクリーヌ・デ・ プレらの演奏によって、そのドラマティックな曲調が評価されて人気を獲得し、現代ではチェロ協奏曲というジャンルの代表作の一つと評価されていま す。 かたやブリッジの悲歌的協奏曲「祈り」は第一次世界大戦終結後に犠牲者を悼んで書かれた音楽。切れ目なく演奏される30分ほどの単一楽章の 作品で、ゆったりとしたテンポと瞑想に誘うような静けさを基調とし、途中で戦争を思わせる激しいフレーズが挿入されています。 名手ガブリエル・シュヴァーベは揺るぎないテクニックと振幅の大きな感情表現で、2作を思う存分弾ききっています。

   NAXOS 2021年11月発売
NAXOS-8.551453(1CD)
フルートとギターの為の20世紀の作品集
マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ:フルートとギターの為のソナチネ Op. 205(1965)
武満徹:海へ - アルト・フルートとギターの為の(1981)
バルトーク:ルーマニア民俗舞曲 BB 68/Sz. 56(A. レヴァリングによるフルートとギター編)
ラヴィ・シャンカール(1920-2012):魅惑の夜明け(1976)(R. アウセル、P-A. ヴァラードによるフルートとギター編)
ピアソラ:タンゴの歴史 ? フルートとギターの為の(1986)
ブリッタ・ヤーコプス(Fl)
イレーネ・カリスファールト(G)

録音:2021年2月4-7日
20世紀、フルートとギターの為の作品を集めた1枚。カステルヌオーヴォ=テデスコのソナチネは、この2つの楽器の組み合わせの為の最高の作品の 一つと評価されています。またアルト・フルートの温かみのある音色が美しい武満徹の「海へ」はロマンティックな旋律と表現の豊かさに定評があり、ピア ソラの「タンゴの歴史」はタンゴのリズムが心を掻き立てます。また、バルトークの「ルーマニア民俗舞曲」はピアノ曲、シャンカールの「魅惑の夜明け」はフ ルートとマリンバのデュオが原曲ですが、ここではフルートとギターのために見事な編曲が施されています。ブリッタ・ヤーコプスはカッセル国立劇場の首席 フルート奏者を経て、シュトゥットガルトRSOの首席奏者として活躍した実力派。ギタリストのイレーネ・カリスファールトは17歳でアムステルダ ムで開催された「青少年の為のギター国際コンクール」で最優秀賞を獲得、バロック作品の編曲など広いレパートリーを持っています。2人の親密な アンサンブルをお楽しみください。
NAXOS-8.573609(1CD)
ピエルネ:ラムンチョ&シダリーズと牧羊神
劇付随音楽『ラムンチョ』第1組曲/第2組曲
バレエ音楽『シダリーズと牧羊神』第1組曲(抜粋)/第2組曲
リール国立O
ダレル・アン(指)

録音:2015年10月6-8日
フランス印象主義時代の作曲家、ピエルネ。パリ音楽院でマスネに作曲を、オルガンをフランクに学びました。19歳の時 にカンタータ『エディト』でローマ賞を受賞、以降、コロンヌOの指揮者、サント・クロチルド教会のオルガニストとしても活躍しながら、歌劇をはじ めとした多くのジャンルに作品を残しています。 このアルバムに収録された『ラムンチョ』は1908年に初演された劇付随音楽。"バスクの民謡による"という副題が付されており、組曲の中には「ファンダ ンゴ」や「バスク狂詩曲」といった民族的要素の強い曲も含まれています。バレエ音楽『シダリーズと牧羊神』はピエルネを代表する作品の一つ。1923 年にパリ・歌劇座で初演され、その後、演奏会用組曲として再編されています。18世紀を舞台にした物語には、古代ギリシャの旋法とバロック音楽 のパロディ要素が融合されており、その洗練された音楽は新古典主義のパレエ作品の中でも群を抜く仕上がりとなっています。
NAXOS-8.551457(1CD)
パルフェノフ/チャイコフスキー:管弦楽作品集
アンドレ・パルフェノフ(1972-):アーヘンのワルツ
 ヴェルナー=ザーム組曲第2番「タンゴWS」(Vn、ピアノと管弦楽版)
 ヴァイオリン協奏曲
 クラヴィーア・シンフォニエッタ 「ユーバーリンゲン 23:26」 - パイロット・タンゴ
 管弦楽組曲 「カジミール・マレーヴィチ」
チャイコフスキー:組曲第4番「モーツァルティアーナ」
イオナ・クリスティーナ・ゴイチャ(Vn)
アンドレ・パルフェノフ(P)
アーヘンSO
クリストファー・ウォード(指)

録音:2021年3月19、25日ーヘン劇場(ドイツ)
1887年、ドイツのアーヘンに6週間滞在したチャイコフスキーは、その間に組曲「モーツァルティアーナ」の オーケストレーションを行いました。歌劇「ドン・ジョヴァンニ」初演100周年を記念して書かれたこの作品 は、モーツァルトのあまり知られていない4つのピアノ曲を原曲とし、美しいオーケストラ曲へと生まれ変わら せたもの。過去の曲に19世紀末の装いを施したこの魅力的な作品と併せ、その時期のチャイコフスキーの 日記に記された16小節の旋律を元に、現代の作曲家アンドレ・パルフェノフが書き上げた「アーヘンのワル ツ」、さらに同じ主題を用いたヴァイオリン協奏曲も収録しています。他にも、戦争と平和について考察した ものや、抽象絵画の画家カジミール・マレーヴィチを題材にした組曲など、パルフェノフによる興味深い作品 も聴くことが出来ます。
NAXOS-8.551444(1CD)
ラヴェル/フォーレ/ホフマン/ゴードン:ハープ作品集
ラヴェル:水の戯れ(A.-S. ベルトランによるハープ編)(1901)
フォーレ:塔の中の王妃 Op. 110(1918)
E・T・A・ホフマン(1776-1822):ハープ五重奏曲 ハ短調 AV 24(1806頃)
ジェフリー・ゴードン(1968-):創造の戯れ(2020)
ドビュッシー:2つの舞曲 「神聖な踊りと世俗の踊り」(1904)(ハープと弦楽版)
アンドレ・カプレ:ディヴェルティスマン(1924)
 幻想的な物語(1924)
アンヌ=ソフィー・ベルトラン(Hp)
アンサンブル・オンディーヌ

録音:2021年2月4-7日フランクフルト・アム・マイン(ドイツ)
1811年、ピアノ製作者として知られるセバスチャン・エラールが制作したダブルアクション・ペダル・ハープは、 それまでの全音階だけしか出せないハープと違い、半音階が出せるという画期的な楽器でした。しかし、 楽器の性能はまだまだ未熟であり、複雑な和音や転調には順応できず、改良が加えられ現在の形になり ました。このアルバムは印象派の時代に書かれたハープの作品を中心とする1枚。この時期の精妙な和声 を表現するためには半音階の響きが不可欠ですが、ダブルアクション・ペダル・ハープは要求される響きを再 現、楽器自体の姿の美しさとともに作品に完全に調和しています。アルバムタイトルとなった、100年前の 音楽に着想を得たという2020年に書かれたジェフリー・ゴードンの「創造の戯れ」は過去と現代の音楽要 素を融合させた見事な作品です。 ハープを演奏するアンヌ=ソフィー・ベルトランはカーディフ国際ハープ・コンクールの優勝者。2000年から hrSOの首席奏者を務める傍ら、数多くのオーケストラと共演、また室内楽にも力を入れています。
NAXOS-8.574347(1CD)
アルベニス:ピアノ・デュオ作品全集
スペイン組曲第1番Op. 47(4手ピアノ版)
パヴァーヌ=カプリース Op. 12)(4手ピアノ版)
民謡組曲 「カタルーニャ」(R. カステラによる4手ピアノ編…世界初録音)
スペイン狂詩曲 Op. 70(2台ピアノ版)
イベリア 第2巻 - 第3曲 トリアーナ(E. グラナドスによる2台ピアノ編 DLR VIII:3)
イベリア 第3巻 - 第3曲 ラバピエス(A. デ・ラローチャによる2台ピアノ編…世界初録音)
ナバーラ)(F. マーシャルによる2台ピアノ編)
デュオ・ヴァン・デュア(P・デュオ)【パメラ・ペレス(P)、ペドロ・メルカド(P)】

録音:2020年10月19-21日
「イベリア」や「スペイン組曲」など、官能的なハーモニー、豊かなメロディーライン、特徴的なリズムで知られ るピアノ曲を残したスペインの作曲家アルベニス。このアルバムではあまり演奏されることのない、アルベニス の連弾と2台ピアノの為の作品を聴くことができます。作品の中にはアルベニス自身の編曲による作品だ けではなく、グラナドスやカステラのアレンジ(世界初録音)や、20世紀を代表するピアニストの一人、アリシ ア・デ・ラローチャの手によるアレンジ(こちらも世界初録音)も含まれており、アルベニス作品の人気の高さ がうかがえます。未完でありながら、超絶技巧を駆使していることで知られる「ナバーラ」の2台ピアノ版も聴 きごたえたっぷり。もともと音の多い総譜にさらにゴージャスな味付けが施されています。スペイン出身の2人 のピアニストによるデュオ・ヴァン・デュアは2010年に結成されたさまざまな時代の連弾、2台ピアノ作品を レパートリーにするピアノ・デュオ。
NAXOS-8.559907(1CD)
イアン・クルーズ(1956-):交響曲第5番「平和への道」
朝鮮戦争の英雄の為のファンファーレ Op. 71
シンフォニーズ・オブ・ストリングス第2番「Dror Yikro、自由の歌」 Op.
30b
シンフォニーズ・オブ・ストリングス第1番「ラ・フォリア」 Op. 33b
マイケル・ディーン(Bs-Br)
イェンス・リンドマン(Tp)3
UCLAグルック・ブラス・クインテット
瑞草フィルハーモニア
ペ・ジョンフン(指)

録音:2019年11月12日、2021年2月20日、2021年4月15日 ソウル(大韓民国)
アメリカ出身の作曲家イアン・クルーズの作品集。2017年に完成した「交響曲第5番」は、朝鮮戦争開 戦70年に向けて書かれた作品。1998年から構想されており、もともと第2楽章と第3楽章は吹奏楽のた めに書かれていました。オリジナルの副題は「American Interludes アメリカの間奏曲」であり、アメリカと 大韓民国との特別な関係が描かれています。曲中にはアメリカの有名な3つのメロディ…コープランドが「ア パラチアの春」で用いた"シンプル・ギフト"、"アメイジング・グレイス"、そして"市民の為のファンファーレ"が 登場するとともに、韓国を代表する"アリラン"の旋律も用いられています。このアルバムでは改訂された 2020年版による演奏が収録されています。他には、関連作品である「朝鮮戦争の英雄の為のファン ファーレ」と2つの「シンフォニーズ・オブ・ストリングス」が収録されています。どちらも特徴的な作風を持ってお り、第1番はもともと自身のギター四重奏曲第3番を改訂したもの。「ラ・フォリア」の旋律がさまざまな形に 展開する独創的な作品です。第2番には古いユダヤの旋律が用いられていますが、演奏にはヴァイオリン が用いられておりません。
NAXOS-8.574312(1CD)
スクリャービン/ランゴー:風変わりなピアノ作品集
スクリャービン:3つの小品 Op. 45(1904-05)
ランゴー(1893-1952):生活に疲れたキリストの花嫁 BVN 297(1944)
スクリャービン:ピアノ・ソナタ第10番ハ長調 Op. 70(1913)
ランゴー:深淵の音楽 BVN 169(1921-24)
スクリャービン:ピアノ・ソナタ第9番「黒ミサ」 Op. 68(1912-13)
ランゴー:燃焼室 BVN 221(1937)
スクリャービン:詩曲「炎に向かって」
グスタフ・ピークト(P)

録音:2021年4月3-5、10日
ロシアの作曲家スクリャービンと、デンマークの作曲家ランゴー。この二人はどちらも自身の音楽を通して、 道を開くことができると信じており、ピアノという楽器はその理想を追求するのにふさわしいものでした。スク リャービンが追求したのは超人思想や神秘的な思考であり、晩年には神秘和音と呼ばれる独自の和声 を確立、自身の作品に用いた他、「黒ミサ」など特異なタイトルを持つ謎めいた作品を残しています。ラン ゴーも神秘的な作品を書くだけでなく、早い時期からトーンクラスターを用いたり、調性音楽の拡張を試み るなど実験的な要素を数多く自作に取り込みました。またタイトルにも不可解なものが多く、生前から謎め いた作曲家として知られていました。 このアルバムには、そんな二人の代表的なピアノ曲を収録。なかでもランゴーの「燃焼室」とスクリャービンの 「炎に向かって」は音楽上の双子と言えるほどに似通った雰囲気を有しています。
NAXOS-8.579089(1CD)
イェ・シャオガン(1955-):共和国への道 Op. 64(2011年版)
広東組曲 Op. 51(2005)*
チャン・リピン(S)
ヤン・ガン(Ms)
シー・イージェ(T)
ユアン・チェンイ(Br)
北京フィルハーモニーcho
中国国家SO
中国国家SOcho
リュー・ジア(指)
ラインラント=プファルツ州立PO*
フランク・オルー(指)*

録音:2011年10月2日北京(中国)、2014年10月31日 (ドイツ)*
世界初録音
現代中国を代表する作曲家、イェ・シャオガン。この『共和国への道』は1911年の辛亥革命から100年 を記念して書かれたカンタータです。近代革命先行者として称えられる孫文を主人公とした、古典的な詩 と現代的な詩が用いられた歴史的な物語を彩るのはさまざまな中国民謡で、モダンな響きと融合した耳 なじみのよい旋律は聴き手の心をつかみます。広東組曲も広東州に伝えられる民謡がふんだんに使われ た美しい作品ですが、こちらはドイツのラインラント=プファルツ州立POによる演奏 です。
NAXOS-8.574337(1CD)
南アメリカのギター音楽集
フェルナンド・ブスタマンテ(1915-1979):ミッショネーラ(J. モレルによるギター編)
カチョ・ティラオ(1941-2007):ドン・タコのミロンガ
エドゥ・ローボ(1943-):ベアトリス(M. ペレイラによるギター編)
イサイアス・アルバラード(生没年不詳):エル・トラガトチャス(A. ディアスによるギター編)
アントニオ・カリージョ(1892-1962):星の雫(G.A. デヴァイン、A. ディアスによるギター編)
バリオス(1885-1944):マシーシ(G.A. デヴァインによるギター編)
バリオス:大聖堂(G.A. デヴァインによるギター編)

イサイアス・サビオ(1900-1977):バトゥカーダ
 オルゴール
  ディレルマンド・レイス(1916-1977):ショーロ 「子供の時間」(G.A. デヴァインによるギター編…世界初録音)
カルロス・グアスタビーノ(1912-2000):ギター・ソナタ第2番
ピアソラ:最後のグレラ(P. フェレルによるギター編)
パドロ・エスコバル(1900-1970):パラグアイ舞曲 「チョピ」
ペドロ・ラウレンス(1902-1972):わが愛のミロンガ(V. ビジャダンゴスによるギター編)
アン・ブスカリア(1893-1958):ミロンガ「アルペッジョとクリオーリョ前奏曲」(J. クローマンによるギター編)
グレアム・アンソニー・デヴァイン(G)

録音:2019年10月27-29日
世界的なギターの名手、グレアム・アンソニー・デヴァインが弾く南米のギター音楽集。ピアソラやバリオ スなどの良く知られた作曲家から、ほとんど知られていない作曲家まで幅広い作品が収録されていま す。ベネズエラ風のワルツやミロンガ、ショーロなど独自の文化に育まれたこれらの曲は、抒情的で少し メランコリックな気分を持つものや、快活なリズムに彩られたものなど、さまざまな雰囲気を有していま す。タイトルの「BATUCADA バトゥカーダ」とはブラジル音楽のサンバのスタイルのこと。本来は打楽 器のみで演奏されますが、タイトルとなったサビオの「バトゥカーダ」(トラック10)は賑やかなリズムが取り 入れられた華やかな作品です。
NAXOS-8.669050(2CD)
ケヴィン・プッツ(1972-):歌劇「きよしこの夜」 全2幕(2011) アンナ・セアンセン…カリン・ウォルヴァートン(S)
ニコラウス・シュプリンク…マイルズ・ミッカネン(T)
オーデベルト中尉…エドワード・パークス(Br)
ポンヒェル…アンドリュー・ウィルコフスケ(Br)
ホルストマイヤー中尉…ジョシュア・ジェレマイアー(Br)
ゴードン中尉…クリスチャン・サーストン(Br)
ジョナサン・デール…クリスチャン・サンダース(T)
父パルマー…トロイ・クック(Br)
ミネソタ・歌劇cho
ミネソタ・歌劇O
ルイス・コートニー(指)

録音:2018年11月10-18日
世界初録音
第一次世界大戦中の1914年12月24日から翌日にかけて西部戦線各地で生じた一時的な停戦 状態の「クリスマス休戦」を題材にしたケヴィン・プッツの歌劇「きよしこの夜」。2005年に公開された 映画『Joyeux Noel』(邦題『戦場のアリア」日本では2006年公開)でのクリスチャン・カリオンの脚 本を元にマーク・キャンベルが台本を起こしたこの歌劇は、兵士として従軍している夫に会うため戦場 に赴く主人公アンナと、兵士たちの交流、そして聖夜の奇跡が描かれた力作です。 ミネソタ・歌劇の委嘱作として2011年に初演され、同年のピューリッツァー賞を受賞しました。 アンナ役のカリン・ウォルヴァートンは現代作品を得意とするアメリカ出身のソプラノ。ミネソタ・歌劇を 中心に活躍。温かみのある声質が高く評価されています。

8.505259(5CD)
NX-D05

NYCX-10260(5CD)
国内盤仕様
税込定価
ルロイ・アンダーソン:管弦楽作品集全集
【CD1】 管弦楽作品集 第1集…8.559313
1. トランペット吹きの休日
2. ブルー・タンゴ
3. 春が来た
4. 舞踏会の美女
5. ブラッドフォード知事のマーチ
6. クラリネット・キャンディ
7. キャプテンたちと王様たち
8. ゴールデン・イヤーズ
9. チキン・リール
10. フィドル・ファドル
11. クラシカル・ジュークボックス
12. チャイナ・ドール
13. 小さなバラード
14. アリエッタ
15-17. ピアノ協奏曲
【CD2】 管弦楽作品集 第2集…8.559356
1. ウッドベリー・ファンファーレ…*
2. ハーヴァード・フェスティヴァル…*
3. 忘れられし夢
4. 沸騰するヤカン…*
5. 馬と馬車
6. ワルツィング・キャット
7. ホーム・ストレッチ
8. サテンを着た少女
9. 2つの左足のマーチ
10. ワルツ・アラウンド・ザ・スケール…*
11. 太鼓の子守歌…*
12. ジャズ・レガート
13. ジャズ・ピッツィカート
14. 鐘の歌
15. ジュピターの歌(原曲:ヘンデル「セメレ」あなたがどこを歩くとも)
16. キャロル組曲 - 弦楽オーケストラの為の
【CD3】 管弦楽作品集 第3集…8.559357
1. ハーヴァード・スケッチ…*
2. 2つの音符によるメロディ…*
3. マザーズ・ホイッスラー …*
4. ペニー・ホイッスル・ソング
5. ファントム・レジメント
6. プリンク・プレンク・プランク
7. プロムナード
8. サンドペーパー・バレエ
9. サラバンド
10. セレナータ
11. マクドナルドじいさんは農場を持っていた
12. メレディス・ウィルソン(1902-1984):
76本のトロンボーン(ルロイ・アンダーソン編)
13. そりすべり
14. キャロル組曲 - 吹奏楽の為の
15. ジョージ・ガーシュウイン: 「オブ・ジー・アイ・シング」 第1幕 - ウィンターグリーンを大統領に(ルロイ・アンダーソン編)…

16. タイプライター
17. トランペット吹きの子守歌
18. シンコペーテッド・クロック
【CD4】 弦楽作品集 第4集…8.559381
アイルランド組曲
1. I. アイルランドの洗濯女
2. II. 吟遊詩人の少年
3. III. マローの道楽者
4. IV. 緑が野に
5. V. 夏のなごりのバラ(庭の千草)
6. VI. 別れたあの娘
7. マクダウェル:
荒れ野のバラ(ルロイ・アンダーソン編)・・・世界初録音
8. 夏の空
スコットランド組曲・・・組曲として世界初録音
9. I. ボニー・ダンディー
10. II. ターン・イ・トゥ・ミ
11. III. スコットランドの釣鐘草
12. IV. キャンベルス・アー・カミング
13. ブルー・タンゴ(声楽編)
14. 忘れられた夢(ロバート・ウェンデルによる歌と管弦楽編)
15. 舞踏会の美女
わが母校
16. I. 教会の鐘
17. II. メイン・ストリートの新入生
18. III. 図書閲覧室
19. IV. 同級会
20.クリスマス・フェスティヴァル
【CD5】 管弦楽作品集 第5集…8.559382
ミュージカル「ゴルディロックス」(抜粋)
1. 序曲(オリジナル版…デイヴィッド・ロスによる管弦楽版)
2. Lazy Moon
3. Save A Kiss…世界初録音
4. The Pussy Foot
5. Pirate Dance
6. Who’s Been Sitting In My Chair?…世界初録音
7. Lady In Waiting, Ballet
8. Shall I Take My Heart and Go…世界初録音
9. The Town House Maxixe
10. I Never Know When
11. Pyramid Dance

キャロル組曲(木管合奏版)
12. I. Angels in our Fields
13. II. O Sanctissima
14. III. O come, O come Emmanuel, O come
15. IV. Little Children
16. V. Coventry Carol
17. VI. Patapan
18. ミュージカル「ゴルディロックス」- 「待っているご婦人」ワルツ…世界初録音
19. ミュージカル「ゴルディロックス」- 「どうぞ、私の心を奪ってちょうだい」(器楽合奏)
BBCコンサート・オーケストラ
レナード・スラットキン(指)

【CD1】
ジェフリー・ビーゲル(P)…15-17
録音:2006年4月24,25日
コロッセウム・タウンホール、ワトフォード(UK)

【CD2】
アリスタイル・ヤング(P)…3
デイヴィッド・マッカルム(Tp)…15
録音:コロッセウム・タウンホール、ワトフォード(UK)
2007年4月12、13、14日…1、3-9、11-16
2007年9月3、5日…2、10

【CD3】
*…世界初録音
アラスデア・マロイ(タイプライター)…16
キャサリン・ムーア(Tp)…17
録音:2007年4月12-14日
コロッセウム・タウンホール、ワトフォード(UK)

【CD4】
13-15…歌付きヴァージョン世界初録音
キム・クリスウェル(S)ゥ・13-15
ウィリアム・ダズリー(Br)ゥ・15
録音:2007年9・-5日
コロッセウム・タウンホール、ワトフォード(UK)

【CD5】
キム・クリスウェル(S)…3、6
ウィリアム・デイズリー(Br)…3,8
BBCコンサート・オーケストラ
レナード・スラットキン(指)
録音:2007年9月3-5日
コロッセウム・タウンホール、ワトフォード(UK)



※国内仕様盤には谷口昭弘氏による日本語解説が付属。声楽トラックには大意が付きます。
アメリカの作曲家ルロイ・アンダーソン。作曲家ジョン・ウィリアムズが「アメリカ軽音楽の巨匠」と評したアンダーソンの作品はどれも軽快で美しく、ウィット に富んだ親しみやすいメロディを持ち、現在でもポップス・オーケストラの定番レパートリーとして磐石の地位を保っています。 このBOXは、2008年のルロイ・アンダーソン生誕100年を記念してNAXOSから1年間の間にリリースされた5枚の管弦楽作品をまとめたもの。 そり滑り、タイプライター、トランペット吹きの休日・・・誰もが知っている名曲から、クリスマスの為の組曲や、リリース時に話題となったジェフリー・ビーゲ ルのピアノが魅力的な「ピアノ協奏曲」、アンダーソンが残したミュージカル「ゴルディロックス」など、世界初録音を含む珠玉の名作を収録。名手レナー ド・スラットキンとBBCコンサート・オーケストラによる華麗な演奏で、誰もが楽しめる素晴らしいBOXの登場です。 NAXOSのベストセラー!誰もが一度は耳にするルロイ・アンダーソンの名曲を一挙にまとめたBOXの登場!

   NAXOS 2021年10月発売(3)
NAXOS-8.572882
(1CD)
シューマン:ピアノ連弾の為の編曲集 第6集
序曲,スケルツォとフィナーレ Op. 52  (クララ&ロベルト・シューマンによる4手ピアノ編 1847年出版)
ピアノ協奏曲 イ短調 Op. 54(アウグスト・ホルンによる4手ピアノ編 1864年出版)
序曲「メッシーナの花嫁」 Op. 100(ハインリヒ・エンケによる4手ピアノ編1851年出版)
エッカレ・ピアノ・デュオ【マリコ・エッカレ、フォルカー・エッカレ】

録音:2019年8月、2020年8月
世界初録音
現代のように録音の設備が整う前の時代、オーケストラなどの大規模な音楽を聴くためには、実際の演奏会に出向くほか方法はありませんでした。そ んな大きな作品を手軽に家庭で楽しむために、しばしば用いられたのがピアノ連弾用のヴァージョンです。19世紀にはこのような編曲が大流行しまし た。ロベルトとクララ夫妻もピアノ連弾が大好きであり、ロベルトは自作を自身でアレンジしたり、他の友人たちがアレンジした楽譜の監修を行うなど、連 弾版の普及を推進しました。 ドイツを中心に活動するエッカレ・ピアノ・デュオはシューマンが係わったアレンジの全てを演奏、この第6巻は最後から2番目のアルバムで、今作では名 作「ピアノ協奏曲」と「序曲、スケルツォとフィナーレ」、「メッシーナの花嫁」序曲の3曲が収録されています。ピアノ協奏曲でのオーケストラ・パートの充 実ぶりがはっきりわかるシューマンの後輩作曲家アウグスト・ホルン(1825-1893)による見事な編曲が聴きどころ。ブックレットにはピアニスト・音楽学 者でシューマンの研究者としても知られるヨアヒム・ドラーハイムによる解説(ドイツ語・英語・日本語)が掲載されています。
NAXOS-8.573582
(1CD)
ヴォルフ=フェラーリ:序曲と間奏曲全集
歌劇「せんさく好きな女たち」序曲
歌劇「四人の田舎者」前奏曲
歌劇「四人の田舎者」間奏曲
歌劇「スザンナの秘密」序曲
歌劇「マドンナの宝石」〜 第3幕 フェスタ・ポポラーレ/ 第3幕 間奏曲 I/第2幕 セレナータ/第3幕 ナポリの踊り
歌劇「恋する医者」序曲
歌劇「恋する医者」間奏曲
歌劇「愚かな女」序曲
歌劇「イル・カンピエッロ」)〜前奏曲/ 間奏曲/ リトルネッロ
イングリ・エリーゼ・エンゲランド(フルート・ソロ)
フランク・ミヒャエル=グートマン(Vc)
オビエド・フィラルモニア
フリードリヒ・ハイダー(指)

録音:2010年8月30-31日、2010年9月1-3日、2006年5月12-14日、2009年10月28-31日
歌劇間奏曲集や、ポール・モーリアの編曲版でも知られる歌劇「マドンナの宝石」の間奏曲。この甘く切ない旋律は多くの人の心を捉えました。この 曲を書いたヴォルフ=フェラーリはヴェネツィアで生まれ、喜歌劇の分野で大成功した作曲家で、近年になって次々と他の作品も上演されるようになっ てきました。どの曲も美しい旋律に満たされており、彼の生前における高い人気がうかがえます。 15作以上の歌劇、喜歌劇を書いたヴォルフ=フェラーリですが、一般的な序曲のように、歌劇内に登場する名旋律が次々に現れるメドレーのような 形式を好みませんでした。そのため序曲なしの作品も多く、このアルバムに収録された序曲と間奏曲で全てとなっています。すでにNAXOSで歌劇「マ ドンナの宝石」(8.660386)や「スザンナの秘密」(8.660385)の全曲録音をリリースしているフリードリヒ・ハイダーの指揮でお楽しみください。
NAXOS-8.574296
(1CD)
ヴィエルヌ:ピアノ作品全集 第1集
2つの小品 Op. 7(1893)
ブルゴーニュ組曲 Op. 17(1899)
3つの夜想曲 Op. 34(1915-16)
弔いの鐘の詩 Op. 39(1916) - 第2曲 Le Glas 弔鐘
子どもの影絵遊び Op. 43(1918)
セルジオ・モンテイロ(P)

録音:2020年12月2-6日
荘厳で華麗なオルガン作品で知られるフランスの作曲家、ヴィエルヌ。生まれつき目が不自由でありながら、素晴らしい音楽の才能を発揮、10歳の時 にフランクのオルガン演奏を聴き、感銘を受けた彼はフランクからパリ音楽院での学習を勧められフランクとシャルル=マリー・ヴィドールに教えを受け ます。1900年にはパリ・ノートルダム寺院のオルガン奏者に就任、亡くなるまでその職にありました。 このアルバムではあまり耳にすることのない彼のピアノ曲を収録。全2集のうちの第1集です。初期の作品にはメンデルスゾーンの影響が感じられ、1900年前 後のオルガン奏者として確立した人気を獲得した頃の作品には、生きる喜びと活気ある雰囲気が横溢しています。1915年に書かれた「3つの夜想曲」は印 象派風の柔らかい響きが使われており、作曲年代によって変化する作風を楽しむことができます。とりわけ夜想曲の第3番は鳥の声を模した音色が効果的 に用いられており、ヴィエルヌの傑作の一つとして評価されています。
NAXOS-8.559900
(1CD)
アーサー・ファーウェル(1872-1952):作品集
弦楽四重奏曲 イ長調「ヘイコ」 Op. 65(1922)…世界初録音
3つのインディアンの歌 Op. 32(1908)
4つのインディアンの歌 Op. 102(1937) - 第3曲 ポーニー族の馬
メサと平原から Op. 20(1905) - 第2曲 ポーニー族の馬
ナバホ戦争の踊り 第2番Op. 29(1904)
夜明け、2つのインディアンの主題による幻想曲 Op. 12(1901)
オマハでのワーワンの式典での印象 Op. 21(1905)
ウィリアム・シャープ(Br)
エマヌエーレ・アルチウリ(P)
ダコタSQ
テキサス大学室内cho
ジェイムズ・モロウ(指)

録音:2019年10月23-24日、2019年10月16日 、2013年5月5日、2019年9月1-4日 、2020年10月3日
アメリカ、ミネソタ州出身の作曲家アーサー・ファーウェル。「Indianist movement インディアニスト 運動」のリーダーとして、アメリカへの移住者たちが追放し抑圧した先住民族を理解しようとすること が、ヨーロッパ系アメリカ人の義務であると信じ、出版社"ワーワン・プレス"を設立して、ネイティヴ・アメ リカンの伝統的な音楽を採り入れた作品の発表に力を尽くしました。しかし、彼が望んでいたような結 果を出すことはできず、夥しい数の作品を残したにもかかわらず「アメリカ音楽史上、最も無視されて いる作曲家」と呼ばれています。このアルバムはアメリカ近代音楽の研究家としても知られる作曲家 ジョーゼフ・ホロヴィッツがプロデュースし、サウスダコタでネイティヴ・アメリカンの研究を行うラコタ音楽プ ロジェクトの協力のもと、ファーウェルの音楽を広めるために生まれた1枚。冒頭の「弦楽四重奏曲」は ポーニー族の伝承物語からインスパイアされた作品。単一楽章で書かれたこの作品には、部族の儀 式や守護者たちが象徴されており、多くの民謡が引用されています。次の「3つのインディアンの歌」と ともに、ジョーゼフ・ホロヴィッツがエグゼクティブ・プロデューサーを務める「ポスト・クラシカル・アンサンブ ル・フェスティヴァル」での演奏です。
NAXOS-8.573499
(1CD)
イタリア・歌劇のテノール・アリア集
1. マスカーニ:歌劇「アミーカ」 第1幕 間奏曲
2. プッチーニ:歌劇「蝶々夫人」第3幕「さらば愛の家」
3. マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」 間奏曲
4. ドニゼッティ:歌劇「愛の妙薬」 - 第2幕「人知れぬ涙」
5. マスカーニ:歌劇「友人フリッツ」第2幕 間奏曲
6. マスカーニ:歌劇「イリス」 - 第1幕「窓を開けよ」
7. マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」 - 別れの歌 「母さん、あの酒は強いね」
8. レオンカヴァッロ: 歌劇「道化師」 - 第1幕「芝居をするのか怒り狂っているこの最中に」…「衣装をつけろ」
9. プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」 - 第3幕「誰も寝てはならぬ」
10. プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」 - 第1幕「泣くな、リュー」
11. プッチーニ:歌劇「トスカ」- 第3幕「星は光りぬ」
12. プッチーニ:歌劇「トスカ」 -第1幕「妙なる調和」
13. ヴェルディ:歌劇「マクベス」 - 第4幕「 おお我が子たちよ」…「お前たちを守る父の手は」
14. ヴェルディ:レクイエム - 怒りの日(ディエス・イレ) - 我は嘆く
アゼル・ザダ(T)
キエフ・ヴィルトゥオージSO
ドミトリ・ヤブロンスキー(指)

録音:2016年4月14日、2016年7月25日、2019年2月13日
イタリア・歌劇の中でも特に愛されているテノールの名アリアと、美しい旋律を持つ3つの間奏曲を収 録した1枚。若きテノール、アゼル・ザダは様々なアリアの中から"強さを誇る曲"や、"自身を奮い立た せる曲"を選択、素晴らしい歌唱で聴き手を魅了します。
NAXOS-8.555223
(1CD)
ロード・バーナーズ(1883-1950):ウェディング・ブーケ/ルナ・パーク/行進曲
ウェディング・ブーケ
行進曲(フィリップ・レーンによる管弦楽編)
ルナ・パーク
RTE室内cho
RTEシンフォニエッタ
ケネス・オルウィン(指)

録音:1994年2月14-15日
※MARCO POLO 8.223716からのレーベル移行盤
イギリスの作曲家・小説家・画家、ロード・バーナーズ(バーナーズ卿)。本名はジェラルド・ヒュー・ ティアウイット=ウィルソンという名門バーナーズ家の第14代男爵です。しばしば風刺的な意図を込め て作品を書いていたロード卿、このアルバムに収録された2つの作品「ウェディング・ブーケ」と「ルナ・ パーク」もディアギレフのバレエ・リュスとサドラーズ・ウェルズ・バレエへの風刺が込められています。 ガー トルード・スタインがテキストに書き、フレデリック・アシュトンが振付した「ウエディング・ブーケ」はストラ ヴィンスキーの「結婚」の影響を受けており、ロード卿の最も成功した作品の一つ。活気に満ちた曲 と、哀愁に満ちた曲が混然一体となった聴きごたえのある曲集です。見世物小屋を舞台にした「ル ナ・パーク」も一幕物の素晴らしいバレエ。簡潔なスコアには洗練された音楽が宿っています 。

   NAXOS 2021年10月発売 (2)
NAXOS-8.506041
(6CD)
NX-D05

NYCX-10252(6CD)
国内盤仕様
税込定価
マルコム・アーノルド:交響曲全集・舞曲集
【Disc 1】
交響曲第1番Op. 22
交響曲第2番Op. 40
【Disc 2】
交響曲第3番Op. 63
交響曲第4番Op. 71
【Disc 3】
交響曲第5番Op. 74
交響曲第6番Op. 95
【Disc 4】
交響曲第7番Op. 113
交響曲第8番Op. 124
【Disc 5】
交響曲第9番Op. 128
アンドリュー・ペニーとマルコム・アーノルドとの対話
【Disc 6】 舞曲集*
イングランド舞曲集 第1集 Op. 27
イングランド舞曲集 第2集 Op. 33
4つのスコットランド舞曲 Op. 59
4つのコーンウォール舞曲 Op. 91
4つのアイルランド舞曲 Op. 126
4つのウェールズ舞曲 Op. 138
アイルランド国立SO
クイーンズランドSO*
アンドリュー・ペニー(指)

録音:1995年4月10-11日…Disc1
1996年6月13-14日…Disc2
2000年1月24-25日…Disc3
2000年2月21-22日…Disc4
1995年9月11-12日…Disc5
1995年12月11-15日…Disc6
ナショナル・コンサート・ホール、ダブリン、(アイルランド)
20世紀イギリスを代表する作曲家の一人マルコム・アーノルド(1921-2006)が残した、番号付きの交響曲をまとめた全集が登場。 オルウィンやラッブラと同郷のノーザンプトンに生まれたアーノルドは、ロンドン・フィルの首席トランペット奏者を務めた経験を持ち、金管楽器と打楽器を 効果的に使った華麗なオーケストラ・サウンドを引き出す術に優れ、またイギリス各地の民謡や、ジャズ、ラテンなどのポップ・ミュージックも作品に取り込 む広い視野を持っていました。 彼の交響曲の多くにもそうした要素が顕著に出ており、調性に基づくわかりやすさ、キャッチーなメロ ディ、良く鳴るオーケストレーションと相まって、アクション映画やサスペンス映画のワンシーンに付いてい てもおかしくないような、ドラマティックで屈託なく楽しめる場面が多々あります。しかし、1949年(第 1番)から1986年(第9番)という作曲年代当時は、そうした「わかりやすく楽しめる」作風が災い して 交響曲作家として軽視されていた時期もあったようです。 軽音楽や映画音楽も手掛け、「戦場 にかける橋」の音楽がアカデミー賞を受賞したことも、そうした傾向に拍車をかけたのかもしれません。 しかし、その音楽を今振り返ると、世界の音楽文化の中心となった戦後イギリスの活気を伝えている ように聞こえます。その中で、闘病を経て書かれた晦渋な第9番だけは、アーノルド個人の独白のよう に痛切に響きます。 アーノルドの交響曲の初演・紹介にはチャールズ・グローヴズが大きな役割を果たしました。この番号 付き交響曲全集を指揮しているアンドリュー・ペニーはグローヴズの薫陶を受けた指揮者で、録音セッ ションはアーノルドの立会いの元に行われました。交響曲第9番のディスクには、アーノルドとペニーとの 対話が収録されています(英語)。
※国内仕様盤は、クラシック、現代音楽、ジャズ、映画音楽などに幅広い知見を持つ小室敬幸氏による充実の解説付き。
NAXOS-8.573571
(1CD)
アストル・ピアソラ(1921-1992):フルートとギターの為の作品集
タンゴの歴史-フルートとギターのために(1986)
6つのタンゴ・エチュード(1987)
天使の組曲(1965)*
チキリン・デ・バチン(バチンの少年)(1969)(V. コベスによるギター編)*
リベルタンゴ(1974)(V. コベスによるギター編)*
アヴェ・マリア 「タンティ・アンニ・プリマ」(1984)(V. コベス、瀬尾和紀によるギターとフルート編)*
わが死へのバラード(1970)(V. コベスによる語り手とギター編)*
瀬尾和紀(Fl)
ビセンテ・コベス(G)
オラシオ・フェレル(語り)

録音:2009年3月23日、2015年10月11-12日、2019年12月5日
*=当アレンジによる世界初録音
アルゼンチン出身のアストル・ピアソラは、10代の終わりにタンゴに開眼、以降バンドネオン奏者として頭角を現し、やがて優れたタンゴの作り手として 君臨しました。「タンゴの歴史」は1986年、フルート奏者のマーク・グローヴェルのために作曲された作品です。タンゴの誕生から年号を30年ごとに区 切り、それぞれの時代にタンゴが演奏されていた場所をイメージしながら創り上げたもの。今ではタンゴと言えばバンドネオンが中心ですが、初期のタン ゴはフルートとギターの組み合わせによるものも多く、ピアソラの「タンゴの歴史」は、今ではタンゴの演奏を担う役割から淘汰されてしまったこの2つの楽 器に焦点をあてており、フルート奏者たちの格好のレパートリーにもなっています。独奏フルートの為の「6つのタンゴ・エチュード」はピアソラ唯一の無 伴奏作品。他に、コベスと瀬尾によるアレンジ曲と、未発表のオラシオ・フェレルの詩の朗読を添えた「わが死へのバラード」が収録されています。
NAXOS-8.574289
(1CD)
パウル・ヴラニツキー(1756-1808):管弦楽作品集 第3集
歌劇「同情」 -(1804)
交響曲ニ長調 「狩り」 Op. 25(1793年出版) (オーケストレーション拡張版)
歌劇「良き母」 序曲(1795)
交響曲 ハ長調 Op. 33- 2(1798年出版)
チェコ室内Oパルドビツェ
マレク・シュティレツ(指)

録音:2020年6月29日-7月2日
世界初録音
モラヴィア出身の作曲家パウル(パヴェル)・ヴラニツキーの管弦楽作品集第2集。20歳の時に活躍の機会を求めウィーンに移住、ハイドンやモーツァル トと交流を深めた他、彼の作曲スタイルはベートーヴェンの初期の交響曲にも影響を与えるなど、1970年代後半のウィーンにおける最も重要な交響 曲作曲家の一人としてみなされました。この第3集には2曲の交響曲と2曲の歌劇の序曲を収録。人気を博していた狩猟音楽を採り入れたもので、 トスカーナで行われたフェルディナントIII世の私的演奏会の際に加えられたトランペットとティンパノーネ(大型のティンパニ)を含む、拡張管弦楽版に よる初録音。1798年出版の交響曲ハ長調は、ウィーン宮廷劇場の支配人であったペーター・フォン・ブラウン男爵に献呈されており、この交響曲には 過去の舞台音楽からの転用が含まれています。また2曲の序曲は、どちらもヴラニツキーの劇場音楽作曲家としての高いスキルが反映された聴きごた えある作品です。
NAXOS-8.579115
(1CD)
ギリシャのギター音楽集
ペトラス・クラムパニス(1981-):アリアドネの二元性(2020)
フィリッポス・ツァラフーリス(1969-):俳句(2019)
イアソン・マルーリス(1999-):悲劇の英雄の寓話(2020)
テオドーレ・アントニノウ(1935-2018):オマージュ(2004)
ディミトリス・シュカラス(G)
ロッテ・ベッツ=ディーン(Ms)
ラニマSQ&アンサンブル
オーデンティア・アンサンブル
ライアン・ベアー(指)

録音:2020年10月28日、2020年10月2日、2020年10月3日

世界初録音
21世紀のギリシャにおける最新のギター音楽集。 ギリシャ生まれのギタリストのディミトリス・シュカラスが、母国ギリシャの作曲家たちに委嘱して生まれた楽 曲を集めたアルバム。ジャズやコンテンポラリー、アヴァンギャルドなどの多彩なスタイルを備えた作品集とな りました。神話に登場するアリアドネを題材にしたクラムパニスの「アリアドネの二元性」ではギリシャ民謡と ジャズが採り入れられ、ギターはしばしば打楽器のように扱われます。ツァラフーリスの「俳句」は歌を伴う組 曲。作曲者自作のギリシャ語による俳句が用いられており、短い曲の中に凝縮した世界が閉じ込められ ています。ギリシャ神話に登場する英雄を主人公とするマルーリスの作品は、前衛的な手法で、運命に抗 う英雄たちの姿をギターと弦楽で描いたもの。 最後に置かれたアントニノウの「オマージュ」は、1994年にこの世を去ったギリシャの国民的作曲家マノス・ ハジダキスの思い出に捧げられた作品。第30回アテネ・ギター・フェスティヴァルのために作曲されました。
NAXOS-8.574258
(1CD)
愛とロマンスのスタンダード・ソング
1. ジェローム・カーン(1885-1945):Long Ago (and Far Away)(1944)
2. レイ・ノーブル:The Very Thought of You(1934)
3. ガーシュウィン:They All Laughed(1936)
4. ガーシュウィン:Someone to Watch Over Me(1926)
5. カーン:The Way You Look Tonight(1936)
6. カーン:A Fine Romance(1936)
7. リチャード・ロジャース(1902-1979):My Funny Valentine(1937)
8. ロジャース:I Could Write a Book(1940)
9. バートン・レーン(1912-1997):How About You?(1941)
10. ガーシュウィン:They Can’t Take That Away from Me(1937)
11. ロジャース:Where or When(1937)
12. コール・ポーター(1891-1964):Ev’rytime We Say Goodbye(1944)
13. カーン:The Folks who Live on the Hill (1937)
14. アイシャム・ジョーンズ(1894-1956):It Had to be You(1924)
15. アーヴィング・バーリン(1888-1941):What’ll I Do?(1924)
16. カーン:All the Things You Are(1939)
17. ガーシュウィン:Our Love is Here to Stay (1938)
18. マニング・シャーウィン(1902-1974):A Nightingale Sang in Berkeley Square(1940)
19. デューク・エリントン(1899-1974): Don’t Get Around Much Anymore(1942)
※全てリチャード・バルカムによるアレンジ
メアリー・カレウェ(ヴォーカル)
グレアム・ビックリー(ヴォーカル)
ロイヤルPO
リチャード・バルカム(指)

録音:2021年3月22、23日ヘンリー・ウッド・ホール、ロンドン(UK)
映画音楽、ミュージカル、ジャズなど1930-50年代に書かれたスタンダード・ナンバーを、ロンドン出身 のアレンジャー・指揮者リチャード・バルカムが美しいオーケストラ伴奏付きの歌曲にアレンジ。言葉と 音楽の完璧な融合が作品を更に引き立てています。カール・ジェンキンス作品やミュージカルの歌手と して活躍するメアリー・カレウェの澄んだ歌声と、同じくイギリスで活躍するグレアム・ビックリーの甘い歌 声も聴きどころです。 【リチャード・バルカム】 1955年イギリス生まれ。ギルドホール音楽演劇学校でピアノとヴァイオリンを学び、1976年に学位を 取得、BBCコンサート・オーケストラとともBBCラジオ2の看板番組「Friday Night Is Music Night」に出演、さまざまな音楽を聴き手に届けています。
NAXOS-8.660480
(3CD)
フランク:歌劇「ユルダ」 M.49 (原典版) ユルダ…ミーガン・ミラー(S)
エイロフ…ジョシュア・コール(T)
スワンヒルデ…パク・イリーナ・ジェウン(S)
ユルダの母…アニャ・ユング(C.A)
グードルン…カテリーナ・ヘベルコヴァー(Ms)
アスラク…イ・ジンソク(Bs) 他
フライブルク劇場cho
フライブルク劇場エクストラcho
フライブルクPO
ファブリース・ボロン(指)

録音:2019年7月1-3、10、12日、10月21日コンツェルトハウス、フライブルク(ドイツ)
カットなしの原典版…世界初録音
フランクはオルガニストとして高い評価を受けていましたが、作曲家として認められたのはようやく50歳を過 ぎてからのこと。とはいえ、なんとか初演にこぎつけた作品も全てが高く評価されたわけではありません。 この14世紀ノルウェーを舞台とした、主人公ユルダの悲劇を描いた歌劇「ユルダ」は作曲家の生前に演奏 されることもなく、1894年、作曲家の死の3年後にようやく初演されましたが、たった3回の上演で打ち切 りが決定、その後、短縮ヴァージョンでの上演も人気を得ることができず、作品は歴史の中に埋もれてしま いました。フランクの音楽は、荒れ狂う氏族、血に飢えた殺人者、粉々になった主人公の人生を巧みに描 いています。現在では挿入されたバレエ音楽が時折演奏されるのみですが、このフライブルクでの上演は カットなしの原典版が演奏されており、当盤が世界初録音となります。

   NAXOS 2021年10月発売
NAXOS-8.574107
(1CD)
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲集
ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調 Op. 19
ヴァイオリン協奏曲第2番ト短調 Op. 63(1935)
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 Op. 115(1947)
ティアンワ・ヤン(Vn)
ウィーンRSO
準・メルクル(指)

録音:2020年11月11-13日
【ティアンワ・ヤン】 北京生まれ。4歳でヴァイオリンを学び始めるといち早く才能を発揮し、10歳の時に北京中央音楽院で林耀基の指導を受ける。13歳でパガニーニの24の カプリースを録音。2003年に奨学金を得てドイツへ留学したのを機に、同地に拠点を移した。これまでに英独仏をはじめとする欧州諸国や北米、オセアニ ア、アジア諸国のオーケストラに出演し、リサイタルや室内楽ではルツェルン音楽祭、ラインガウ音楽祭、ラヴィニア音楽祭、ウィグモア・ホール、サル・プレイエ ル、リンカーン・センターなどで演奏しています。Naxosレーベルに多くの録音があり、2014年にはメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲とサラサーテのヴァイオリ ン音楽集でドイツ・レコード批評家賞を受賞。2015年にはイザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ集の録音でECHOクラシック賞の年間最優秀器楽奏者に選 ばれた。音楽上の師として、林耀基、イェルク=ヴォルフガング・ヤーン、そしてチェリストのアンナー・ビルスマの名を挙げています。 レインゴリト・グリエールから私的に作曲の指導を受けた11歳のプロコフィエフ。しかし若きプロコフィエフの心を魅了したのはグリエールが弾くヴァイオリンの演奏 でした。それから十数年後の1916年、彼はヴァイオリン協奏曲第1番を作曲。抒情的な旋律と気まぐれな遊び心を備えた作品で、とりわけ第2楽章の野 性的なスケルツォが強い印象を残します。1935年に作曲されたヴァイオリン協奏曲第2番は穏やかながら、時折控えめな情熱を垣間見せる美しい曲。第3 楽章ではスペイン風の楽想が用いられており、カスタネットが活躍します。無伴奏ヴァイオリンのためのソナタは「才能ある子供たちの斉奏(ユニゾン)用」に書 かれた曲。もちろん一人で演奏することも可能です。 サラサーテ、イザイからリームまで、卓越した技巧と幅広いレパートリーを持つティアンワ・ヤン。このプロコフィエフでは、更なる音楽性の深化と弱音から強音ま での美音を駆使し、作品の魅力を存分に引き出しました。準・メルクルが指揮するウィーンRSOも隙のない演奏で彼女を引き立てています。

   NAXOS 2021年9月発売
NAXOS-8.574270
(1CD)
モーツァルト:ミサ曲全集 第1集
ミサ・ロンガ ハ長調 K. 262
ミサ曲 ハ長調 「戴冠式ミサ」 K. 317
カロリーナ・ウルリヒ(S)
マリー・ヘンリエッテ・ラインホルト(Ms)
アンジェロ・ポラック(T)
コンスタンティン・クリンメル(Bs)
ケルン西ドイツ放送cho
ケルン室内O
クリストフ・ポッペン(指)

録音:2020年3月8-13日ドイツ放送、室内楽ホール、ケルン(ドイツ)
NAXOSの新シリーズとなるモーツァルトのミサ曲全集。クリストフ・ポッペンが指揮するケルン西ドイツ放送合唱団とケルン室内Oの演奏による 第1集には「ミサ・ロンガ」と呼ばれるハ長調 K.262と中期の傑作「戴冠式ミサ」K.317の2曲を収録。1775年6月頃、ザルツブルクで作曲された「ミ サ・ロンガ(長いミサの意)」はミサ・ブレヴィス(短いミサ)に分類されながら、30分近い演奏時間を持つ堂々たる曲。作品が書かれた目的ははっきりし ていませんが、精巧な合唱と拡張されたオーケストレーション、劇的な構成を持ち、とりわけアニュス・デイでのソプラノ・ソロの美しさが耳の残ります。「戴 冠式ミサ」のタイトルはモーツァルト自身の手によるものではなく、後世の人によって付けられたもの。1779年4月、ザルツブルク大聖堂で行われた復 活祭の式典のために作曲されたと考えられています。 この演奏ではソプラノ、カロリーナ・ウルリヒ、メゾ・ソプラノのマリー・ヘンリエッテ・ラインホルト、テノールのアンジェロ・ポラック、バスのコンスタンティン・クリン メルという、ドイツの歌劇場やオーケストラ出演で活躍する4人のソリストが起用されており、各々が素晴らしい歌唱を披露しています。全体をまとめる ポッペンはモーツァルトの作品の美しさと壮大さをアピールすることに成功しました。
NAXOS-8.574306
(1CD)
ジョゼフ・ブローニュ・シュヴァリエ・ド・サン=ジョルジュ(1745-1799):協奏交響曲集
協奏交響曲 Op. 9(1777年出版)
 第1番ハ長調/第2番イ長調
協奏交響曲 Op. 10(1778年出版)
 第1番/第2番
交響曲 ト長調 Op. 11 No. 1(1779年出版)
ユーリ・レヴィチ(Vn)
リボール・イェジェク(Vn)
パヴラ・ホンソヴァー(Va)
チェコ室内Oパルドビツェ
ミヒャエル・ハラース(指)

録音:2020年9月29日-10月2日
カリブ海のフランス領、グアドループ島出身のヴァイオリン奏者・作曲家サン=ジョルジュ。ウォルフ族出身の母親の血を引いたため、褐色の肌色を持 ち、後に「黒いモーツァルト」と異名を取りました。 8歳の時にフランスに移住した彼は、ジャン=マリー・ルクレールからヴァイオリンを学ぶとともに、フランソワ=ジョセフ・ゴセックに作曲を師事、そのままゴ セックのオーケストラの奏者となるほど才能を認められ、また作曲家としても交響曲や弦楽四重奏曲など多くの作品を残しています。 このアルバムに収録された協奏交響曲は、ハイドン作品に匹敵するジャンルの名作であり、自身が卓越したヴァイオリニストであったサン=ジョルジュらし いソリストたちの名技も存分に味わえる華麗な作品。また、交響曲ト長調は、フランス風の上品な味わいとハイドンのユーモアを併せ持つ流麗な音楽 です。古典派音楽を得意とするハラースの素晴らしい演奏で。
NAXOS-8.579079
(1CD)
セルジオ・アゼヴェード(1968-):フクヴァルディ・サイクル
「草陰の小径にて」からの2つの小品(2016/2018)…世界初録音
フクヴァルディ・ソナタ(2018)…世界初録音
利口な女狐
フクヴァルディ三重奏曲(2015)
霧の中で…1912(2009)
キツネの探索(ヤナーチェクの「カプリッチョ」の断章による)(2019)…世界初録音
マリーナ・カンポニェス(Fl)
エルデル・マルケス(P)
ホセ・ペレイラ(Vn)
アンサンブル・ダルコス
ヌノ・コルテ=レアル(指)

録音:2020年7月25-27日
レオシュ・ヤナーチェクが生まれた村「フクヴァルディ」にちなんで名付けられた室内楽アルバム。 全ての作品を書いたのは数多くの受賞歴を持つポルトガル出身の現代作曲家、セルジオ・アゼヴェード で、さまざまなヤナーチェク作品を素材とし新たな曲を創り上げました。なかでも「草陰の小径から」と「霧の 中で」の素材を用いた作品では、ヤナーチェクの作風を辿りながらも、新たな発展形を提示。2つの異なる 時代で活躍する2人の作曲家たちの深遠なコミュニケーションが生まれています。 例え原曲を知らなくても、ヤナーチェクの世界を垣間見ることができる興味深い1枚です。
NAXOS-8.555190
(1CD)
ブリティッシュ・ライト・ミュージック 第2集〜ロナルド・ビンジ(1910-1979):作品集
エリザベス朝風セレナード
スコットランド狂詩曲/メラニー嬢
カスタネット/暁
赤いソンブレロ/貿易風
衣擦れの音を立てて
ストリング・ソング
アルト・サクソフォン協奏曲 変ホ長調
水車/スケルツォ:アレグロ・モルト
雪の踊り
ハイ・ステッパー「アギーのテーマ」
前奏曲:ささやきの谷
ヴェネツィアの謝肉祭
セーリング・バイ
スロヴァキアRSO
アーネスト・トムリンソン(指)

録音:1992年10月
※MARCO POLO 8.223515からの移行盤
イングランド、ダービーシャーで生まれた作曲家・アレンジャー、ロナルド・ビンジ。彼はイージーリスニングの作 曲家マントヴァーニの専属アレンジャーであり、名作「シャルメーヌ」などのマントヴァーニ・オーケストラ特有の 響き「カスケード・ストリングス(滝が流れ落ちるような弦)」を生み出した功労者としても知られています。作 曲家としても多くの作品を発表し、なかでも「エリザベス朝風セレナード」は1951年に「アンダンテ・カンター ビレ」というタイトルでマントヴァーニ・オーケストラによって最初に演奏され大人気を博しました(当時のスコ アにはビンジの手によって「ストリートの男」のタイトルが附されていました)。その後、ドイツと南アフリカで チャート・イン。更に世界中でヒットし、BBCライト・プログラムのテーマ曲にも使用されるなど、ビンジの代表 作になりました。他にも耳に心地良い作品が並びます。

NAXOS-8.509005(5CD)
NX-E05
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集(全32曲) ボリス・ギルトブルグ(P)

録音:2019年12月3日、2019年12月、2020年1月、7月、9月、11月
今や、世界を代表するピアニストの一人となったボリス・ギルトブルク。鋭敏な感性と洞察に満ちた説 得力のある解釈、情熱的なアプローチは批評家たちからも絶賛。このベートーヴェン没後250年を記 念して行われた「ピアノ・ソナタ全曲録音」のプロジェクトは、作曲家への敬意から生まれた個人的な 冒険であると、ギルトブルク自身が原盤解説書(英語)に書いています。 初期のソナタの鮮やかなエネルギーの放出、中期作品に溢れる情熱と抒情、そして晩年のソナタにお ける超越的な存在に対する畏敬の念まで、ギルトブルグは人間の感情の全てを表現。素晴らしい ツィクルスが完成しました。
NAXOS-8.574314
(1CD)
サン=サーンス:ヴァイオリンとピアノのための作品集 第3集
死の舞踏 Op. 40(1874/1877編)
ホタ・アラゴネーサ Op. 64(1880)
オラトリオ『ノアの洪水』 Op. 45(1875) - 前奏曲
ハバネラ(アヴァネーズ) ホ長調 Op. 83(1887)
序奏とロンド・カプリチオーソ イ短調 Op. 28*
祈り Op. 158bis(1920)
アンダルシア奇想曲 Op. 122(1918)
デリラの歌(1918)
歌劇「サムソンとデリラ」 Op. 47 - 第1幕 春が始まれば…世界初録音
カプリース(1901) - 6つの練習曲 Op. 52 - 第6番 ワルツ形式の練習曲#
※ヴァイオリンとピアノ版の編曲:*=ビゼー、#=イザイ、その他…サン=サーンス
ファニー・クラマジラン(Vn)
ヴァニヤ・コーエン(P)

録音:2021年1月4-7日
2021年はサン=サーンスの没後100年の記念年にあたります。彼はヴァイオリンのための作品を数多く残していますが、その中には自作の管弦楽曲 やピアノ曲をヴァイオリン用に編曲したものも含まれます。とりわけ有名な「死の舞踏」や「ハバネラ」などは、管弦楽パートをピアノに移しただけの編曲と は異なる、独自の魅力を持ったもの。アルバムにはビゼーやイザイによる編曲も含まれており、これらはサン=サーンス本人編曲のものとは違った味わい が感じられます。トラック8の「デリラの歌」は1918年、音楽愛好家として知られたベルギー王妃エリザベート(1876-1965)のヴァイオリン練習用に編 曲されたもの。この愛らしい小品は一般向けに出版されることがなかったので、今回が世界初録音となります。 フランス出身のファニー・クラマジランは7歳でヴァイオリンを始め、11歳でルイ・シュポーア国際コンクールで優勝を果たすなど才能を発揮。16歳でパリ 国立高等音楽院に入学しジャン=ジャック・カントロフに師事した後、ロンドン王立音楽院に留学、更に研鑽を積みました。幾多のコンクール入賞歴 を誇るとともに、ウィーンPOをはじめとした多くのオーケストラとの共演も果たしています。NAXOSからはサン=サーンスのヴァイ オリンとピアノの作品集2巻とヴァイオリン協奏曲集をリリース、どれも高く評価されています。
NAXOS-8.574210
(1CD)
ミェチスワフ・ヴァインベルク(1919-1996):室内交響曲第2番、第4番
室内交響曲第2番Op. 147(1987)- 弦楽オーケストラとティンパニのために
室内交響曲第4番Op. 153(1992)- 弦楽オーケストラ、クラリネットとトライアングルのために*
イーゴリ・フェドロフ(Cl)
イースト=ウェスト室内O
ロスティスラフ・クリメル(指)

録音:2019年10月10日、2019年10月11日* 第14回 ユーリ・バシュメット国際音楽祭
ポーランドで生まれ、ソ連に亡命。ショスタコーヴィチと親交を結ぶも戦後はスターリンの「反ユダヤ主義運動」に巻き込まれたことで、自身は逮捕された うえ、作品の上演も禁止されるなど苦難の日々を送ったヴァインベルク。晩年を迎えた彼は、反戦への思いを込めた交響的作品の作曲に力を入れる とともに、初期作品の改訂を行いながら、波乱に満ちた若き日を振り返っていました。 このアルバムに収録された室内交響曲第2番もそんな晩年の作品で、これは1944年に書かれたものの、公の場で演奏されることのなかった「弦楽四 重奏曲第3番」がベースになっています。ただし原曲の第2楽章は第3楽章へ移され、新たな楽想を持ち、ティンパニが活躍する第2楽章が加えられる など、大幅に変更されており、全く違う作品と見ることも出来ます。室内交響曲第4番はヴァインベルクが最後に完成させた作品。クラリネットには、第 1楽章で柔らかい弦のピツィカートに乗って歌われる哀愁たっぷりの旋律や、第2楽章でのおどけた旋律など全曲にわたって見せ場が与えられていま す。フィナーレで使われるトライアングルも印象的。また他の楽器にも活躍機会が与えられた合奏協奏曲のような聴きごたえのある作品です。演奏す る「イースト・ウエスト室内O」はユーリ・バシュメットが主宰する国際音楽祭のためのアンサンブル。各地から集った名手たちで構成された凄腕 の集団です。
NAXOS-8.579099
(1CD)
カール・ツェルニー(1791-1857):ウォルター・スコットの小説による4つのロマンティックな幻想曲
ロマンティックな幻想曲第1番- ウォルター・スコットの小説『ヴェイヴァリ』による Op. 240(1832)
ロマンティックな幻想曲第2番- ウォルター・スコットの小説『ガイ・マナリング』による Op.241(1832)
ロマンティックな幻想曲第3番- ウォルター・スコットの小説『アイヴァンホー』による Op. 242(1832)
ロマンティックな幻想曲第4番- ウォルター・スコットの小説『ロブ・ロイ』による Op. 243(1832)
ワン・ペイイ(P)&サミュエル・ギンガー(P)

録音:2019年12月22-23日
世界初録音
以前は「実用的な練習曲の作曲家」として知られていたツェルニー、近年は「偉大なるベートーヴェンの弟 子でありリストの師」としての存在がクローズアップされるとともに、練習曲以外の作品にも注目が集まり、 交響曲や室内楽などが次々と演奏、録音されるようになってきました。 このアルバムには、18世紀から19世紀にかけて一世を風靡したスコットランドの小説家ウォルター・スコット の小説にインスパイアされた4曲の連弾作品を収録。全てが世界初録音であり、ツェルニー作品の魅力を 知らしめるとともに、連弾作品の新たなレパートリーになることでしょう。ツェルニーはスコットの熱心な読者 であったことが知られており、例えば『ヴェイヴァリ』での"スコットランドの釣り鐘草"などさまざまなスコットラン ド民謡を巧みに引用することで、スコットの壮大かつロマンティックな世界観を音楽に落とし込むことに成功 しています。幻想曲と題されるだけあり、刻々と移り変わる曲調はまさに予測不能。4手連弾が醸し出す オーケストラ顔負けの豊かな響きと、次々と現れる美しい旋律を存分にお楽しみください。
NAXOS-8.660489
(2CD)
J・シュトラウス:喜歌劇「くるまば草」 クリソフ・ヘッフェレ:地区管理者…ロバート・デイヴィッドソン(Bs-Br)
マルヴィーネ・ヘッフェレ:クリソフの妻…ドロテー・インゲンフェルト(C.A)
フレーダ:夫妻の娘…アニカ・エーゲルト(S)
エラスムス・フリードリヒ・ミュラー:植物学の教授…フリーデマン・ビュットナー(T)
ティモレオン・フォン・ゲリウス:森林管理者/セバスティアン…ノア・シャウル(T)
パウリーネ・ガーラント:ドレスデン歌劇場の歌手…マルティナ・ボルトロッティ・フォン・ハーデルブルク(S)
ジェニー:パウリーネの友人…アンドレア・チュダーク(S)
ボート・フォン・ヴェント:森林案内人…ダニエル・シュリーヴァ(T)
ソフィア・フィルハーモニーcho
ソフィアPO
ダリオ・サルヴィ(指)

録音:2020年1月13-19日
ブルガリア・ホール、ソフィア(ブルガリア)
世界初録音
1895年12月4日にアン・デア・ウィーン劇場で初演された、ヨハン・シュトラウスII世の喜歌劇「くるまば 草」。88回も公演されるほど成功を収めたこの作品は、初演に立ち会ったブラームスが称賛を送ったことで もよく知られています。現在では序曲や、劇中のいくつかのワルツが演奏されるのみですが、全体はヒット作 「こうもり」にも似た、男女間の誤解と思い違いを描いた活気に満ちた楽しい作品です。 タイトルの「くるまば草」とはドイツでおなじみのハーブ。お茶にするときれいな緑色になることで、グミやゼ リー、シロップ等の色付けにも使われます。このお茶とモーゼルワインを混ぜると媚薬になる?というのが物 語の鍵となります。 オーベールの序曲で高い評価を得ている指揮者ダリオ・サルヴィは、以前もソフィア・フィルとシュトラウスの 知られざる喜歌劇「おにごっこ」(8.660434)を復活上演し好評を博しています。
NAXOS-8.579085
(1CD)
イグナツィ・ヤン・パデレフスキ(1860-1941):歌曲とメロディ集
組曲 ト長調(1884)
4つの歌 Op. 7(1882-85) (M. グミエラによるソプラノと弦楽オーケストラ編)
6つの歌 Op. 18(1887-93) (M. グミエラによるソプラノと弦楽オーケストラ編)
ミセラネア Op. 16 - 第4曲 夜想曲 変ロ長調(1890-92) (M. スモリーによる弦楽オーケストラ編)
12のメロディ Op. 22(1903)(M. グミエラによるソプラノと弦楽オーケストラ編)
アリーナ・アダムスキ(S)
アガタ・シュミット(Ms)
カペラ・ビドゴスティエンシス
マリウシュ・スモリー(指)

録音:2020年8月20-25日
世界初録音
ピアニストとして、また政治家として功績を残したポーランドのイグナツィ・パデレフスキ。作曲家としても、有名な「パデレフスキのメヌエット」をはじめ、70 曲を超えるオーケストラ作品やピアノ曲を遺し、いくつかの作品は「後期ロマン派から近代への橋渡し」として評価されています。 このアルバムにはパデレフスキの歌曲を中心に収録。民謡の要素が用いられた初期の「4つの歌」から、作曲家としてのキャリアの終わり近くに書かれ た、不協和音や半音階が多用された「12のメロディ」まで珍しい作品を聴くことができます。また、歌曲はどれも、現代ポーランドで活躍する作曲家・ア レンジャー、マルシン・グミエラによってピアノ伴奏からオーケストラ伴奏に編曲を施されており、これは原曲の持つロマンティックな雰囲気が一層映える仕 上がりになっています。 アルバムの冒頭に置かれたオーケストラ曲「組曲ト長調」は瑞々しい旋律を持つ美しい作品。指揮者スモリー自身の編曲による「夜想曲」も憂愁に 満ちた旋律が良く知られた作品です。

NAXOS
2.110694(2DVD)
NX-D05

NBD-0132V(Bluray)
NX-D05
リュリ:歌劇「アティス」 アティス…ベルナール・リヒター(T)
シベル…ステファニー・ドゥストラック(Ms)
サンガリード…エマニュエル・ド・ネグリ(S)
セレニュス…ニコラ・リヴァンク(Br)
イダス…マルク・モイヨン(Br)
ドリス…ソフィー・デインマン(S)
メリス…ジャエル・アザレッティ(S)
ヒュプノス…ポール・アグニュー(T)
モルフェ…シリル・オヴィティ(オートコントル)
時の神/サンガール…ベルナール・ドレトレ(Br) 他
フェト・ガラント舞踊団
レザール・フロリサン
ウィリアム・クリスティ(指)
演出:ジャン=マリー・ヴィレジエ

収録:2011年5月19、21日
パリ・オペラ=コミック座(ライヴ)
収録時間:196分
音声:フランス語歌唱
PCMステレオ2.0/DTS5.1(DVD)
PCMステレオ2.0/DTS-HD Master Audio 5.1(Blu-ray)
字幕:日本語・フランス語・英語・ドイツ語・イタリア語・韓国語
画角:16/9 NTSC All Region
DVD…片面二層ディスク×2
Blu-ray・・・片面二層ディスク 1080i High Definition
リュリによる歌劇の4作目となる抒情悲劇「アティス」。1676年にサン=ジェルマン=アン=レー城でルイ14世のために初演されたこの歌劇は、フィリップ・キ ノーの緻密な台本と、リュリの優雅な曲のおかげで初演当時から高く評価されましたが、いつしか歴史の流れに埋もれてしまい長い間演奏機会がありません でした。この作品に再び注目が集まったのは、リュリ没後300年となる1987年のこと。この映像でも素晴らしい指揮をみせるウィリアム・クリスティが蘇演し、 歴史的大成功を収めたことがきっかけとなり、各地で上演が行われるようになったのです。この映像は2011年のパリ・オペラ=コミック座での上演記録です が、新奇さや奇抜さを狙うことなく、あくまでも初演当時の様式や衣装、装置を再現した豪華で正統的な演出に目を奪われます。エマニュエル・ド・ネグリ、 ベルナール・リヒター、ステファニー・ドゥストラックなど古楽界の注目歌手を配し、クリスティが流麗でメリハリの利いたタクトで全体をまとめ上げています。
※本リリースは2011年にFRA Musicaから発売されたディスクに、日本語字幕を加えた新装盤です。 初出時に付属していた特典映像は含まれていません。

   NAXOS 2021年8月発売
NAXOS-8.551455
(2CD)
バッハ:ゴルトベルク変奏曲(10弦ギター・デュオ編) デュオ・シナフェ(10弦ギター・デュオ)【アンゲラ・クレーガー、ディミタール・イヴァノフ】

録音:2021年2月24-26日
名曲中の名曲として知られるバッハの「ゴルトベルク変奏曲」。不眠症に悩む伯爵のために、バッ ハの弟子ゴルトベルクが演奏したという逸話で知られる、チェンバロ(2段鍵盤付きクラヴィチェンバロ)の ための作品です。冒頭と最後に置かれたアリアの低音パートに基づく30の変奏は、高度な対位法の 技術が凝らされており、変奏曲の歴史における頂点の一つとして知られています。チェンバロやピアノだ けではなく、弦楽合奏やオルガン、リコーダーやサックス・アンサンブルなど様々な楽器で演奏が試みら れていますが、今回は2台の10弦ギターによる演奏の登場です。 10弦ギターはギタリストのナルシソ・イエペスとギター製作者ホセ・ラミレス3世が共同開発した楽器 で、一般的な6弦ギターに低音部の弦が4本追加されています。演奏は困難になりますが、これによ り倍音の豊かな響きがもたらされます。このアルバムで10弦ギターのデュオを聴かせるのは"デュオ・シナ フェ"。アンゲラ・クレーガーとディミタール・イヴァノフの2人がベートーヴェンやショパン、ラフマニノフ作品な どをギターで演奏するために2019年に設立しました。デュオ名の「シナフェ」には相乗効果の意味があ ります。2020年に「ゴルトベルク変奏曲」の一部を含む様々な作品をアルバム「Classical Fragments」として発表しましたが、今作では全曲演奏に挑戦、息を呑むかのような素晴らしい演 奏を披露しています。
NAXOS-8.579095
(1CD)
ヴァイオリンと管弦楽の為の忘れられたフィンランド音楽集
ゲオルゲ・デ・ゴジンスキー(1914-1994):優雅なワルツ(1951)
ウーノ・クラミ(1900-1961):エスキース(1932)
ニルス=エリク・フォグステット(1910-1961): 愛撫(1944)(G. デ・ゴジンスキーによるヴァイオリンと管弦楽編)
エレメル・センティルマイ(1836-1908):ジプシー(1875) (G. デ・ゴジンスキーによるヴァイオリンと管弦楽編)
ユルヨ・グナロプロス(1904-1968):カンツォネッタ(1931)
デ・ゴジンスキー:ユモレスク(1966)
ヘイノ・カスキ(1885-1957):ファンタジア・アパッショナータ Op. 9(1954)(Vnと管弦楽版)
ハリー・ベリストロム(1910-1989):ニスカヴオリの女たち - 愛のセレナード(1970)
ベリストロム:ロマンス 変ホ長調(1970)
デ・ゴジンスキー:夕暮れのセレナード(作曲年不詳)
デ・ゴジンスキー:平和な夜(作曲年不詳)
エイノ・パルタネン(1915-2004):グッドバイ・スター・アイズ(作曲年不詳)(G. デ・ゴジンスキーによるヴァイオリンと管弦楽編)
カスキ:ファンタジア・アパッショナータ Op. 9(Vnとピアノ版)
リンダ・ヘドルンド(Vn)
エリサ・ヤルヴィ(P)
ラ・テンペスタO
ユリ・ニッシラ(指)
ヤンネ・タテノ(コンサートマスター、ヴァイオリン・ソロ

録音:2019年8月4-7日、2020年8月3日
※全て世界初録音
フィランドでは結婚式でペリマンニと呼ばれるヴァイオリン奏者たちがお祝いの音楽を奏でる伝統があ り、ヴァイオリンは最も身近な楽器の一つ。民俗音楽からクラシック音楽にいたる様々な分野でヴァイ オリンの為の楽曲が生まれて来ました。このアルバムでは1930年代から1960年代にかけて人気を 博した"ライト・ミュージック=サロン風の軽音楽"に属する様々な作品を紹介、広く愛されながらも、 現在では耳にする機会がなくなってしまった美しい曲を楽しむことができます。 アレンジャー・ピアニストとして活躍したデ・ゴジンスキーをはじめとするほとんどの作曲家は、作品ととも に名前も忘れられてしまいましたが、中にはシベリウスに続くフィンランド音楽の歴史の中で最も重要と されるウーノ・クラミの民謡風な「エスキース」や、ピアニストとして名を馳せたヘイノ・カスキの「ファンタジ ア・アパッショナータ」などの貴重な作品も含まれています。抒情的な雰囲気溢れる珠玉の小品を楽 しむことができる1枚です。 ラ・テンペスタ室内管は、ピアニスト舘野泉がフィンランドで主宰しているオウルンサロ音楽祭を舞台に 1997年に創設されたオーケストラ。舘野泉の息子ヤンネ・タテノがコンサートマスターを務め、フィンラ ンド国内外に活動の場を広げています。
NAXOS-8.574365
(1CD)
C.P.E.バッハ/ハイドン:チェロ協奏曲集
チェロ協奏曲 イ長調 Wq. 172, H. 439(1753)
ハイドン:チェロ協奏曲第1番ハ長調 Hob.VIIb:1(1761-65)
  チェロ協奏曲第2番ニ長調 Hob.VIIb:2(1783)
アンドレアス・ブランテリド(Vc)
コンチェルト・コペンハーゲン(古楽器使用)
ラース・ウルリク・モルテンセン(指)

録音:2020年10月4-6日
ガリソン教会、コペンハーゲン(デンマーク)
Times of Transition=転換期と題されたこのアルバムに収録された3曲のチェロ協奏曲からは、18世紀後半、それまで全盛だった対位法に重きを置くバ ロック時代の音楽が、少しずつ素朴で明晰な書法を特徴とする「ギャラント様式」に移り変わっていく様子を窺い知ることができます。冒頭に置かれたC.P.E. バッハのチェロ協奏曲は、1753年に作曲された、まさにギャラント様式を代表する作品で、フランス風のロココ趣味にも通じる情緒豊かな旋律をチェロが 滔々と歌う美しい曲。ボッケリーニやハイドンの作品よりも以前に書かれながらも、時代を先取りする斬新さを有しています。続くハイドンの協奏曲は第1番こ そバロックの様式と古典派の様式、双方を併せ持っていますが、第2番は彼の後期の交響曲にも匹敵する充実した作風による音楽です。 チェロを演奏するアンドレアス・ブランデリドは1987年コペンハーゲン生まれの奏者。14歳の時にエルガーのチェロ協奏曲を、デンマーク王立SOと共演 しデビューした逸材です。今回は、重鎮ラース・ウルリク・モルテンセンが指揮するコンチェルト・コペンハーゲンをバックに、1707年の「Boni-Hegar」ストラディ ヴァリウスを用いて端正、かつ歌心ある旋律を奏でています。
NAXOS-8.574135
(1CD)
シューベルト:ピアノの為の稀少作品と小曲集
2つのスケルツォ D. 593(1817)
幻想曲 ハ短調 D. 2e(1811)
アレグロ ホ長調 D. 154(1815)(「ピアノ・ソナタ第1番 ホ長調 D. 157  - 第1楽章 アレグロ・マ・ノン・トロッポ」のスケッチ)
幻想曲 ハ長調 D. 605(断章)(1821-23)
行進曲 ホ長調 D. 606(1818頃)
行進曲 ロ短調 D. deest(1822)
ピアノ小品 ハ長調 D. 916b(スケッチ)(1827)…世界初録音
ピアノ小品 ハ短調 D. 916c(スケッチ)(1827)
フーガ ニ短調 D. 13(1812頃)
フーガ ハ長調 D. 24a(1812頃)
フーガ ト長調 D. 24b(1812頃)
フーガ ニ短調 D. 24c(1812頃)
フーガ ハ長調 D. 24d(断章)(1812頃)…世界初録音
フーガ ヘ長調 D. 25c(断章)(1812頃)…世界初録音
4つのフーガのスケッチ 変ロ長調 D. 37a(1813頃) 〜第1番/ 第3番/ 第4番
フーガ ホ短調 D. 41a(断章)(1813)…世界初録音
フーガ ホ短調 D. 71b(断章)(1813)…世界初録音
歌劇「アルフォンソとエストレッラ」 D. 732 - 序曲(1822)
ヴォイチェフ・ヴァレチェク(P)

録音:2020年7月27-29日
"歌曲王"と呼ばれ親しまれているシューベルトですが、31年という短い生涯に、未完成を含む21曲のソ ナタをはじめとする夥しい数のピアノ曲も遺しています。その中には、少年時代にサリエリに師事していた 頃、対位法の技術を習得するために作曲した「フーガ」と「フーガのスケッチ」や、モーツァルトへのオマージュ と思われる「幻想曲 ハ短調」など興味深い作品も多く含まれています。また「2つのスケルツォ」はピアノ学 習者の必須であった「ソナチネ・アルバム1」に収録されている曲。こちらもシューベルトの作曲技法の習熟 が窺える軽快な作品です。 演奏するヴォイチェフ・ヴァレチェクは1980年ポーランド生まれのピアニスト。これまでにフランツ・リストのアル バムを3枚リリース、テクニックと音楽性が高く評価されています。現在シレジア大学の教授を務め、後進の 指導にあたりながら精力的な演奏活動を行っています。
NAXOS-8.573633
(1CD)
アレンスキー(1861-1906):バレエ音楽『エジプトの夜』 Op. 50(1900) アレクサンドル・アヴラメンコ(Vn)
ウラディーミル・コルパシニコフ(Vc)
モスクワSO
ドミトリ・ヤブロンスキー(指)

録音:1996年3月
モスフィルム・スタジオ、モスクワ(ロシア)
※MARCOPOLO 8.225028からのレーベル移行盤
作曲をリムスキー=コルサコフに師事し、優秀な成績でペテルブルク音楽院を卒業。その翌年からモ スクワ音楽院の作曲科の講師を務め、1889年には教授に昇進、ラフマニノフやスクリャービン、グレ チャニノフらを教えるなど、ロシア音楽の歴史の上で重要な役割を担ったアレンスキー。45歳に満たな い生涯でありながら、250曲ほどの作品を残したことでも知られています。 このバレエ音楽『エジプトの夜』は、クレオパトラを巡る愛のかけ引きが描かれた作品で、チャイコフス キーを思わせる豊かな和声と、官能的な旋律が印象的です。1908年にミハイル・フォーキンの振付 によってマリインスキー劇場で初演され、その翌年にはディアギレフによって、他の作曲家の作品も併 せた『クレオパトラ』に改編され、現在でも広く愛好されています。
NAXOS-8.574291
(1CD)
ブラームス:クラリネット・ソナタ集 Op. 120/歌曲集
クラリネット・ソナタ ヘ短調 Op. 120,- 1(1894)
クラリネット・ソナタ 変ホ長調 Op. 120, - 2(1894)
5つの歌 Op. 71 - 第5曲 愛の歌(1877)
4つのリート Op. 96 - 第2曲 われらはさまよい歩いた(1885)
4つの歌 Op. 43 - 第1曲 永遠の愛について(1864)
9つのリートと歌 Op. 32 - 第7曲 語るもつらいこと(1864)
5つのリート Op. 47 - 第4曲 おお、愛らしい頬よ(1868)
5つのリート Op. 105 - 第2曲 私の眠りはますます浅くなり(1886)
5つのリート Op. 49 - 第4曲 子守歌(1868)
5つの詩 Op. 19 - 第5曲 エオリアンハープに寄せて(1858)
5つのリート Op. 105 - 第1曲 調べのように私を通り抜ける(1886)
※全てカール=ハインツ・シュッツによるフルートとピアノ編(2020)
カール=ハインツ・シュッツ(Fl)
マリア・プリンツ(P)

録音 2020年7月2-3日
57歳ですでに作曲家生活から引退を決めていた晩年のブラームス。しかし彼がマイニンゲンへ旅をした際、クラリネット奏者リヒャルト・ミュールフェルトに 出会い、その演奏に感動。すぐさま三重奏曲、五重奏曲と立て続けにクラリネットを用いた作品を書きあげ、1894年には2曲のクラリネット・ソナタも 完成させたました。これらのクラリネットの作品は、ヴィオラで演奏することも可能ですが、ウィーン・フィルハーモニーの首席フルート奏者を務めるカール= ハインツ・シュッツは自ら編曲を施し、フルートで2曲のソナタを演奏。音域は高くなるものの、調性の変更をすることもなく、ピアノとの絶え間ない対話を 楽しんでいます。 アルバムにはフルート用に編曲された歌曲も収録。「おお、愛らしい頬よ」以外は、基本的にゆったりと流れる旋律を持つ曲が選ばれており、これらもフ ルートの息の長い旋律を歌わせるという特徴を存分にいかした、原曲の歌曲とは違う魅力が追求されています。とりわけ有名な「子守歌」での優しく 夢のような響きは、聴く者全てを魅了するかのような美しさを備えています。
NAXOS-8.574339
(1CD)
アントニオ・ルイス=ピポ(1934-1997):ギターを伴う作品集 第3集
4の為の4(1973)*
アントニオ・デ・カベソンへのオマージュ(1964)
セビーリャ(1987)(ギター四重奏版)*
前奏曲(1991)*
ジョンヘ(1994)
ナルシソ・イエペスへの前奏曲第2番(1975頃)*
ナルシソ・イエペスへの前奏曲第4番(1975頃)*
パラ・ドス(1997)*
ヴィラ=ロボスへのオマージュ(1979)
アメリカ(1989)(G.レッビンクによるギター四重奏編)*
モナステリウム・ギター四重奏団【フーゴ・ヘルマン・ガイド、ギュンター・レッピンク、ベルント・コルテンカンプ、ヴォルフガング・ヴァイゲル】

録音:2019年10月20日、2020年5月27日、2019年12月1日、2020年1月19日、2020年4月30日、2020年7月9日、2020年12月1日、2019年12月1日
*=世界初録音
スペイン出身のアントニオ・ルイス=ピポ(ピポーとも)。グラナダで生まれ、7歳の時にバルセロナに移り、この地の修道院付属音楽学校で音楽教育を受けた 彼は、1948年にマヌエル・デ・ファリャのサークルのメンバーになります。その後、アリシア・デ・ラローチャからピアノを学び、1949年にピアニストとしてデビュー。 1951年にはパリに留学し、エコール・ノルマルでイヴ・ナットとアルフレッド・コルトーに師事、更なる研鑽を積みました。ピアノだけでなく、ギターにも堪能であっ た彼は、この楽器を用いたアンダルシアとパリの影響を感じさせるユニークな作品も数多く残しています。 NAXOSでのシリーズ第3集となるこのアルバムでは、ルイス=ピポの南米音楽への関心が感じられる作品を聞くことができます。なかでも「ヴィラ=ロボスへの オマージュ」や組曲「アメリカ」ではその傾向が顕著であり、ボサ・ノバやサンバ、ブギ=ウギといった固有のリズムを用いた作品は絶品です。他には、古風な旋 律を現代的な和声に乗せた「アントニオ・デ・カベソンへのオマージュ」、ギター四重奏による「セビリア」など独創的な作品が並びます。
NAXOS-8.579078
(1CD)
ラテン・アメリカのダンス集〜サクソフォンとピアノの為の作品集
ジャン・フランセ(1912-1997):5つの異国風舞曲(1961)
ピアソラ(1921-1992):タンゴ=エチュード第1番 - 第3番(1987/1989編)
ミヨー(1892-1974):スカラムーシュ Op. 165c(1937/1939編)
モーリス・C・ホイットニー(1909-1984):ルンバ(1949出版)
ヴィラ=ロボス:幻想曲 Op. 630(1948)
ピアソラ:タンゴ=エチュード第4番- 第6番(1987/1989編)
パキート・デリヴェラ(1948-):舞踏への勧誘(2008/2019編)*
 ベネズエラのワルツ(1991/1996編)*
 コントラダンス(1991/1996編)*
 カイエンの花(2014/2019編)*
シャーンドル・リゴー(アルト・サクソフォン、ソプラノ・サクソフォン)
クリスティナ・レープ=グリル(P)

録音:2020年9月25-27日
フンガロトン・スタジオ、ブダペスト(ハンガリー)
*=世界初録音
ブダペスト出身のサックス奏者シャンドール・リゴーとオーストリア出身のピアニスト、クリスティナ・レープ=グリルが奏でるデュオ・アルバム。コンセプトはジャ ン・フランセの小品「musique pour faire plaisir=愉しみの音楽」から採られており、ミヨーの「スカラムーシュ」からピアソラの「タンゴ=エチュード」ま で楽しく心躍る小品が選ばれています。どの曲も洗練されたラテンのリズムに支えられていながら、作曲家によって個性はさまざま。多彩な作品を楽し むことができます。キューバ出身、ラテン・ジャズとクラシックでグラミー賞を受賞した作曲家、パキート・デリヴェラの4作は世界初録音。「Invitacion al Danzon 舞踏への勧誘」は、原曲こそクラリネット・トリオのために書かれた作品ですが、この録音のためにリゴーによるインプロヴィゼーションの場が設け られているなどの新たに編曲が施されています。他にはキューバのギタリスト、アントニオ・ラウロとピアニスト、エルネスト・レクオーナへのオマージュとして書 かれた「ベネズエラのワルツ」や「コントラダンス」、速いテンポとさまざまなリズムが交錯する「カイエンの花」など、ジャズ風な趣きを持つ曲を楽しめます。
NAXOS-8.574252
(1CD)
フランシス・ポット(1957-):クリストゥス
オルガン作品集

「神の御子は今宵しも」によるインプロヴィゼーション(2005)
クリストゥス - オルガンの為の受難交響曲(1986-1990)
おお愛する魂よ、汝を飾れ(2013)…世界初録音キリストは甦りたまえり- 「おのこよ、おみなよ」による幻想的トッカータ(2019)…世界初録音
トム・ウィンペニー(Org)

録音:2020年8月26-28日
英国出身の作曲家フランシス・ポット。数多くの合唱曲で知られていますが、2021年には英国でオルガン 作品の普及に努める団体"ロイヤル・カレッジ・オブ・オルガニスト"からメダルを授与されるなど、オルガン作 品の分野でも活躍しています。20世紀英国オルガン作品の最高峰のひとつとみなされる「クリストゥス」は ユダの裏切りからキリストの磔刑、復活までの聖書の物語を辿った、調性崩壊ぎりぎりの響きを持つオルガ ンの為の受難交響曲。このウィンペニーによる演奏は、作曲家自身の立ち合いのもとで行われた初のス タジオ・レコーディングとなりました。この曲の前にはウィンペニーによるインプロヴィゼーションが演奏されるとと もに、アルバムの終わりには2曲の世界初録音となる小品が添えられています。
NAXOS-8.660426(2CD)
ベザド・アブディ(1973-):歌劇「ハーフィズ」 ハーフィズ…モハマド・モタメディ(T)
オベイド・ザカニ…ホセイン・アリシャプール(T)
スルタン・モバレゼディン…ババク・サボウリ(Br)
詩人/カーヤム…エスハーグ・アンヴァル(T)
モハンマド・ゴル=アンダム…モハマド・ザケルホセイン(T)
農民…アリ・ザンデヴァキリ(T)
シャカ=エ・ナバト…ハレー・セイフィザデー(Ms) 他
クレド室内cho
ウクライナ国立SO
ウラディーミル・シレンコ(指)
世界初録音

録音:2014年2月12日
イランの作曲家ベザド・アブディの音楽は、ダストガー(イランのモーダルシステム=音楽における旋 法)と西洋のクラシック音楽の形式を融合させています。この歌劇「ハーフィズ」も冒頭のハーフィズの エキゾチックな旋律によるモノローグが終わると、聴こえてくるのは激しいオーケストラの咆哮。パーカッ ションを駆使した見事な音楽です。2018年にリリースされた歌劇「ルーミー」(8.660424)では13世 紀に実在したペルシャの学者、詩人、神学者ルーミーを題材としていましたが、今作では14世紀の 詩人ハーフィズ(ハーフェズとも)の波乱に満ちた生涯が描かれています。登場する20人以上の歌手の 半分以上はテノールというのもユニーク。ウードやケマンチェ、サントゥールなどの民族楽器も登場、作 品に彩りを添えています。
NAXOS-8.555222
(1CD)
ロード・バーナーズ(1883-1950):バレエ音楽『ネプチューンの勝利』 クリーヴ・ベイリー(Bs)
イングリッシュ・ノーザン・フィルハーモニア
ロイヤル・バレエ・シンフォニア
デイヴィッド・ロイド=ジョーンズ(指)

録音:1996年7月15-16日、1996年12月1日
※MARCO POLO 8.223711の移行盤
イギリスの作曲家・小説家・画家、ロード・バーナーズ(バーナーズ卿)。本名はジェラルド・ヒュー・ティアウイット=ウィルソンという名門バーナーズ家の第 14代男爵です。イートン・カレッジで学び爵位を継承するまでは外交官として活躍、音楽家としても才能を発揮し、このアルバムに収録されている『ネ プチューンの勝利』はディアギレフのバレエ団のために書かれバランシンが振付を施したもの。野心的な音楽をストラヴィンスキーが称賛したという彼の代 表作の一つです。『口ひげを生やした男』はイタリアの人形劇団Balli Plastici社から依頼されたバレエ音楽。この組曲にはカゼッラやマリピエロも新作 を寄せ、他にはバルトークの既存のピアノ曲もアレンジして部分的に用いられています。他にはフィリップ・レーンの巧みなオーケストラ・アレンジによる「ブ ルジョア風のワルツ」と「ポルカ」を収録。センスのよい洒落た音楽を楽しめます。

   NAXOS 2021年7月発売(2)
NAXOS-8.574188
(1CD)
ハイドン:バリトン三重奏曲集
バリトン三重奏曲第69番ニ長調 Hob.XI:69(1768)
バリトン三重奏曲第9番イ長調 Hob.XI:9(1770)
バリトン三重奏曲第58番ニ長調 Hob.XI:58(1768)
バリトン三重奏曲第61番ニ長調 Hob.XI:61(1768)
バリトン三重奏曲第87番イ短調 Hob.XI:87(1771)
バリトン三重奏曲第55番ト長調 Hob.XI:55(1768)
バレンシア・バリトン・プロジェクト【マシュー・ベイカー(Br)、エステバン・デ・アルメイダ・レイス(Va)、アレックス・フリードホフ(Vc)】

録音:2020年7月30日-8月2日
ヨーゼフ・ハイドンは、長い間、裕福なエステルハージ家の宮廷音楽家として奉職していました。とりわ け彼が宮廷楽長を務めていた時期の当主であったニコラウス1世(1714-1790)は音楽に深い理解 を示し、ハイドンの活動を奨励したため、ハイドンはそれに応えるべく数多くの作品を生み出し、熱心 に演奏したのです。そのニコラウス1世が好んだのが「バリトン」でした。これは17世紀後半に発案され たヴィオール属の擦弦楽器で、通常6本〜7本のガット弦と、前面を板で覆われた9本から24本(12 本が多い)の金属弦を持っており、こちらは共鳴弦であると同時に、左手の親指ではじくことが出来る というもの。しかし、弦が多いため調弦も演奏もとても至難であり、19世紀にはほとんど廃れてしまい ました。ハイドンはこの楽器についてほとんど知識がなかったとされますが、主君のために楽器を研究 し、126曲の三重奏曲をはじめ、二重奏曲や協奏曲を作曲しています。このアルバムでは6曲のバリ トン三重奏曲を収録、マシュー・ベイカーが演奏するのは2004年に制作されたOwen Morse- Brownによる復元楽器で、18世紀の典雅な響きが忠実に再現されています。
NAXOS-8.559902
(1CD)
ジョン・タワー(1938-):ストライク・ゾーン 他
ストライク・ゾーン(2001)
スモール(2016)
スティル/ラピッズ
アイボリー・アンド・エボニー(2009)
エヴリン・グレニー(パーカッション)
ブレア・マクミラン(P)
オールバニSO
デイヴィッド・アラン・ミラー(指)

録音:2014年5月18日、2014年3月10日、2016年4月16日、2017年1月5日
世界初録音
現代、アメリカにおける最も重要な作曲家の一人として広く認められているジョン・タワー。このアルバムには世界初録 音となる5つの作品が収録されています。「ストライク・ゾーン」と「スモール」は世界的パーカッション奏者エヴリン・グレ ニーのために書かれており、彼女の見事なテクニックと音楽性が際立つ作品に仕上がっています。なかでも「スモール」 は、いつもたくさんの楽器を持ち運び、準備に追われるパーカッション奏者(グレニー)を慮り、小さなキャリングケースに 詰められるだけの楽器を用いて書かれたという作品で、奏者には、まるで小さなテーブルの上で料理をするシェフのよ うな動きが要求されます。 ピアノ協奏曲である「スティル/ラピッズ」は美しく輝く、力強い水の力にインスパイアされたというコントラストの見事な作 品。2009年に開催された"サン・アントニオ国際ピアノ・コンクール"の委嘱作である「アイボリー・アンド・エボニー」は 高揚感溢れるピアノ独奏曲です。
NAXOS-8.574319
(1CD)
マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968): ギターを伴う室内楽作品集
ギター五重奏曲 Op. 143(1950)
エクローグ Op. 206(1965) - フルート、コールアングレとギター編
幻想曲 Op. 145(1950)
フルートとギターのためのソナチネ Op. 205(1965)
レオナルト・ベッカー(G)
ルイス・バンドリー(Vn)
ヴァレリー・ステーンケン(Vn)
エリザベート・ブフナー(Va)
マールトン・ブラウン(Vc)
クロエ・デュフォセ(Fl)
エロワ・フスノ(コールアングレ)
クララ・イザベラ・ジーグレ(P)

録音:2020年2月19-21日
カステルヌオーヴォ=テデスコは、20世紀イタリアで最も大きな影響力を誇った作曲家の一人。アンド レス・セゴビアと出会ってから、彼はギター作品を次々と作曲、その後数年間でギターのための作品を 100曲以上書きあげています。ギター五重奏曲は1951年にセゴビアがギターを担当して初演された 作品。どことなくベートーヴェンの「田園」を思わせるフレーズが印象的な第1楽章、しみじみとした第2 楽章、快活な第3楽章を経て激しい終楽章で終わるという古典的な形式の中、大活躍するギター を弦楽四重奏が支えるという聴きごたえのある作品です。喜び溢れる「フルートとギターのためのソナ チネ」、のどかな「エクローグ」、そしてセゴビアと彼の最初の妻、パキータ・マドリゲラのために作曲された 「幻想曲」はギターとピアノの音色が絶妙に溶け合う音楽です。
NAXOS-8.574255
(1CD)
パウル・ヴラニツキー(1756-1808):管弦楽作品集 第2集
歌劇「シュライナー」 (1799) - 序曲
交響曲 ニ短調 「嵐」(1795以前)
交響曲 イ長調 Op. 16 No. 2(1791年出版)
交響曲 ヘ長調 Op. 33 No. 3(1798年出版)
チェコ室内Oパルドビツェ
マレク・シュティレツ(指)

録音:2019年11月25-29日
世界初録音
モラヴィア出身の作曲家パウル(パヴェル)・ヴラニツキーの管弦楽作品集第2集。活躍の機会を求めウィー ンに定住、オーケストラの指揮者、作曲家として高く評価されました。同い年生まれのモーツァルトとも交友 を深め、モーツァルトの死後は未亡人コンスタンツェが亡き夫の作品を出版するための手助けをしたことでも 知られています。現在こそ、彼の作品はハイドンやベートーヴェンの影に隠れてしまっていますが、1790年 代後半のウィーンで最も重要な交響曲作家とみなされていたヴラニツキー。このアルバムにはオーケストラの 豊かな響きを駆使した歌劇「シュライナー」の序曲と、それぞれに対照的な性格を持つ交響曲を3曲収 録。交響曲「嵐」はベートーヴェンの「田園」よりも10年以上前に書かれた作品ですが、ティンパニが活躍 する嵐の場面には息を呑むほどの迫力があります。コンパクトなサイズの「交響曲イ長調」は初期の作風を 代表するもので、「交響曲ヘ長調」は耳なじみのよい主題と巧みなオーケストレーションが映える力作で す。
NAXOS-8.559863
(1CD)
フィリップ・スーザ:吹奏楽のための作品集 第21集
喜歌劇「クリスと不思議なランプ」(1899)(M. パートンによる吹奏楽編)(抜粋)
米国の姉妹関係(1915)(M.A. アラムブラによる吹奏楽のための復元版)
ショーイング・オブ・ビフォアー・カンパニー(1919) (K.R. タンによる吹奏楽のための復元版)*
キャロライン・シンプキンズ(Fg)*
リタ・シンドラー(Hp)*
王立バーミンガム音楽院ウィンド・オーケストラ
キース・ブライオン(指)

録音:2018年4月15-17日
100曲以上のマーチを作曲し「マーチ王」と呼ばれるスーザですが、実はオペレッタや組 曲なども数多く作曲しており、これらは当時、アメリカの劇場で大絶賛されました。アルバムの冒頭を 飾るのは1899年にニューヘイブンのハイペリオン劇場で初演された喜歌劇「クリスと不思議なランプ」 からの音楽。この物語は有名なアラジン伝説に基づいたもので、初演の大好評を受け翌年1月1日 にはブロードウェイのビクトリア劇場で再演されています。このアルバムではM.バートンによる吹奏楽版 が用いられています。「米国の姉妹関係」はニューヨーク・ヒッポロドーム劇場(ラジオシティ・ミュージック ホールの前身)のショーのためのバレエ曲で、米国48州を代表する音楽が組み込まれています。 「ショーイング・オブ・ビフォアー・カンパニー」はスーザがマチネのコンサートを開く際に頻繁に演奏された 曲。巧妙な仕掛けが施された楽しい作品です。
NAXOS-8.574299
(1CD)
ケテルビー(1875-1959):ピアノ作品集
森にて(1921)/夢の川(1922)
喜ばしき思考(1898)/夢の絵画(1915)
抒情的ワルツ(1922)/反映(1921)
鏡の踊り(1913)/夏の歌(1922)
金色の秋(1923)/水仙(1919)
夕焼け(1921)
ヴァルス=カプリース(1899)
夢の影(1922)/森の物語(1922)
天使の愛(1949)
パストラーレ Op. 27(1916)
優美(1907)/修道院の庭にて(1915)
ローズマリー・タック(P)

録音:1993年9月
エキゾチックで親しみやすい旋律の「ペルシャの市場にて」で知られる英国の作曲家アルバート・ケテル ビー。幼い頃から音楽の才能を発揮、11歳の時には習作のピアノ・ソナタをウォーチェスター音楽祭 で演奏、エドワード・エルガーに称賛されました。13歳の時にはヴィクトリア女王の奨学金を受け、トリ ニティ音楽カレッジに入学。グスターヴ・ホルストに師事、研鑽を積み16歳でウィンブルドンのセント・ ジョン教会のオルガン奏者に就任、契約終了後はヴォードヴィル劇場の音楽監督となり、ライト・ ミュージックの世界で大活躍します。1929年には作品の演奏回数の多さが認められ「英国で最も 偉大な作曲家」に選ばれるなど、亡くなるまで人気を失うことはありませんでした。 このアルバムで聴ける彼のピアノ曲は、印象的な旋律を備えた美しいものばかり。季節を描いた曲 や、オシャレなワルツなどが並びますが、中でも代表作「修道院の庭にて」のピアノ・ソロ・ヴァージョン は、鳥の声を模したフレーズも忠実にピアノへと移し替えられた力作です。

   NAXOS 2021年7月発売
NAXOS-8.574298
(1CD)
アメリカ生まれの新しいギター協奏曲集
アーロン・ジェイ・カーニス(1960-):「ダンス・ヒッツ」協奏曲(1998)
ピアソラ(1921-1992):ギターとバンドネオンのための協奏曲 「リエージュに捧ぐ」(1985)*
カーニス:眠りと夢の前に:子守歌(1987)(Vnとギター版)
ロベルト・シエッラ(1953-):小協奏曲(1998)
カーニス:独白(2016)
デイヴィッド・タネンバウム(G)
アーロン・ジェイ・カーニス(指)
ニュー・センチュリー室内O
ココ・トリヴィソンノ(バンドネオン)
リサ・リー(Vn)
マシュー・クレイチー(Fl)
トム・ニュージェント(Ob)
パトリシア・シャンズ(Cl)
ビル・バルビーニ(Vn)
ジェニファー・カルプ(Vc)
トーマス・ダーシック(指)

録音:2005年2月7日 スカイウォーカー・スタジオ、2018年12月18日 オッシャー・サロン、2018年6月4日 オッシャー・サロン、2020年8月10日 オッシャー・サロン
*以外=世界初録音
アメリカ出身のギタリスト、教育者タネンバウムは、ヘンツェやテリー・ライリー、ルー・ハリソンらに作品を 委嘱・演奏するなど、ギター曲のレパートリーを豊かにし続けています。この20世紀終わりから21世紀 にかけて作曲された南北アメリカのギター協奏曲集に収録された作品も、ピアソラを除き、全て演奏 者タネンバウムのために作曲されたもので4曲全てが世界初録音です。1曲目、カーニスの「ダンス・ ヒッツ」協奏曲は親しみやすい旋律が特徴。アルバム・タイトル『Double Echo』はこの曲の第1楽章 から採られています。ゆったりとした第2楽章を経て、思わず口ずさみたくなるようなポップス調のメロディ を主題とする第3楽章へ続きます。同じくカーニスの「子守歌」と「独白」は抒情的でロマンティックな雰 囲気を湛えています。シエッラの「小協奏曲」ははじけるようなリズムが印象的な作品。これら委嘱作 品に添えられたピアソラの二重協奏曲は1985年、ベルギーで開催された国際ギター・フェスティバル のための作品。ウィリアム・ウォルトンの音楽からインスピレーションを受けたとされ、冒頭の「イントロダク ション」ではオーケストラが登場せず、ギターとバンドネオンがしみじみとした対話を繰り広げる哀愁漂う 楽章であり、第2楽章と第3楽章はピアソラらしいタンゴの曲想です。
NAXOS-8.574116
(1CD)
ロシア・ピアノ三重奏曲の歴史 第5集
ウラディーミル・ディック(1882-1943):ピアノ三重奏曲 ハ短調 Op. 25(1910)
コンスタンティン・イヴァノヴィチ・フォン・スターンバーグ:ピアノ三重奏曲第3番ハ長調 Op. 104(1912)
セルゲイ・ユフェロフ(1865頃-1927): ピアノ三重奏曲 ハ短調 Op. 52(1911)
ブラームス・トリオ【ニコライ・サチェンコ(Vn)、キリル・ロディン(Vc)、ナタリア・ルビンシテイン(P)】

録音:モスクワ音楽院大ホール(ロシア)
NAXOSの人気シリーズ「ロシア・ピアノ三重奏曲の歴史」を締めくくる第5巻の登場。このアルバムには音楽史から ほとんど名前が消えてしまった20世紀に活動した3人の作品が収録されています。パリ音楽院でヴィドールに作曲を 学んだウラディーミル・ディックは1910年にフランス国籍を取得しましたが、1943年、彼は家族とともにナチスに捉え られアウシュシッツに送られ、悲劇的な死を迎えます。このピアノ三重奏曲は1910年の作品。映画音楽の分野で 鍛えた巧みな音作りの中にロシアの魂が込められた力作です。アメリカに渡り、優れたピアニストとして活躍したスター ンバーグの三重奏曲は、思いのほか明るく平易な楽想を持つ作品。変奏曲形式で書かれた第2楽章に漂う哀感 が強い印象を残します。ユーフェロフはオデッサの裕福な家庭に生まれ、グラズノフから作曲の指導を受けた作曲 家。このピアノ三重奏曲はノスタルジックな曲想と持つとともに、随所にロシア民謡由来の力強い旋律も聴かれる美 しく充実した音楽です。
NAXOS-8.555181
(1CD)
アーサー・サリヴァン(1842-1900):劇音楽集
『ヴェニスの商人』(1871) - 仮面舞踏会
『ヘンリー8世』(1877) - 劇音楽
歌劇「サファイアの首飾り」 (1864)- 序曲
ハ長調の序曲「イン・メモリアム」(1866)
エマヌエル・ローラー (T)
RTEコンサート・オーケストラ
アンドリュー・ペニー(指)

録音:1992年4月13-16日
ナショナル・コンサート・ホール、ダブリン(アイルランド)
※MARCO POLO 8.223461より移行盤
人気劇作家のウィリアム・ギルバートと組んだ「ギルバート&サリヴァン」としてコミック・オペラの世界を席 巻した作曲家アーサー・サリヴァン。 二人の協力関係が始まったのは1875年のことですが、サリヴァン 自身は少年時代から楽器を自在に操るとともに、讃美歌などを作曲。14歳の時にはメンデルスゾー ン賞を授与されるなどその才能が注目されていました。また、若い頃からシェイクスピア作品に関心を 持っており、1862年には『テンペスト』の劇音楽を書きあげています。60年代には父の追悼のための 「イン・メモリアム」(トラック13)やチェロ協奏曲などの名作を次々と生み出し、次第に英国最高の 作曲家と称賛されるまでになります。特に劇音楽と歌劇の分野への貢献は抜きんでており、1883年 にはヴィクトリア女王からナイトの称号を授与されました。このアルバムではサリヴァンの劇音楽の魅力 を存分に堪能できます。
NAXOS-8.579082
(1CD)
フェルナンド・ロペス=グラサ(1906-1994): 歌曲と民謡集 第2集
7つの古いギリシャの歌 Op. 58(1950)
イカロ Op. 17(1935)
葬送行進曲風に Op. 18(1935)
牧歌 Op. 19(1934-35)*
4月25日の3つの歌(1975)
10のチェコとスロヴァキアの民謡 Op. 67(1951/1978改訂)
スサナ・ガスパー(S)
リカルド・パネラ(Br)
ヌーノ・ヴィエラ・デ・アルメイダ(P)

録音:2017年7月21日、2020年7月15-17日
*以外=世界初録音
20世紀後半のポルトガルにおける最も偉大な作曲家の一人、ロペス=グラサ。リスボンでフレイタス・ブランコとヴィアンナ・ダ・モッタから作曲とピアノを学んだ 後、大学都市として知られるコインブラに住み、作家や知識人のグループと親しく交流しました。この時に知った詩人ジョゼ・レジオらによる数多くのポルトガル 語の詩はその後の彼の創作に大きな影響を与えることとなります。今回の「歌曲と民謡集」第2集に収録されているのは、フランス印象派の影響を受けた初 期の曲から、前述のレジオの詩による「4月25日の3つの歌」まで、作曲年代は45年を越えており、政治的な思想に由来する曲や民謡由来の曲が取り混 ぜられています。中でも、ポルトガルやチェコ、ギリシャ民謡を素材とする様々な国ごとの特徴を感じさせる旋律では、彼が目指した"国境を越えた友愛から 生まれる理想郷"を感じることができます。ポルトガル出身、ソプラノのスサナ・ガスパーは英国ロイヤル・オペラ・ハウスが主宰する「ジェット・パーカー・ヤング アーティスト・プログラム」の卒業生。2013年度のカーディフ国際声楽コンクールで注目され、世界的に活躍を始めた新鋭歌手です。同じくポルトガル出身 のバリトン、リカルド・パネラも歌劇と歌曲両面の演奏で知られる若手です。

   NAXOS 2021年6-7月発売
NAXOS-8.574310
(1CD)
ヴィラ=ロボス:ヴァイオリン・ソナタ全集
ソナタ・ファンタジア第1番「 Desesperance 絶望」(1912)
ソナタ・ファンタジア第2番(1914)
ヴァイオリン・ソナタ第3番(1920)
エマヌエーレ・バルディーニ(Vn)
パブロ・ロッシ(P)

録音:2020年1月7-8日
ヴィラ=ロボスの3曲のヴァイオリン・ソナタは、20代から30代にかけて書かれた作品です。当時のヴィラ=ロボスは、民謡採集のために出かけたブラジル奥地 から戻り、クラシック音楽の技法にブラジル音楽の要素を採り入れた語法を確立して、新進作曲家として認められ始めた頃。とはいえ、ソナタ第1番作曲時 は、まだ作曲よりもチェロの演奏で生計を立てていたこともあり、メランコリックな雰囲気と抒情性を特徴とするこの曲にも弦楽器奏者としてのスキルが生かさ れています。その後ピアノ奏法についてもじっくり学んだ彼は、2年後にソナタ第2番を作曲。自由な形式の中で2つの楽器が見事な対話を聴かせるこの作 品は、1915年11月に開催した自身の新作のコンサートの中で演奏されました。そして1920年に発表された第3番のソナタは、ドビュッシーの影響も感じら れますが、後の一連のショーロスにも連なる更なる洗練された語法を持っています。ヴァイオリンを演奏するバルディーニはイタリア出身のヴァイオリニスト。 2005年からブラジルに居住し、サンパウロSOのコンサートマスターを務めるほか、指揮者としても活躍しています。
NAXOS-8.574144
(1CD)
ヴィーチェスラヴァ・カプラーロヴァー(1915-1940): 別れとハンカチ
ノエルの前奏曲(1939)
軍隊風シンフォニエッタ Op. 11(1936-37)
悲しい夜(T. チークによる声と管弦楽編)(1936頃)…世界初録音
別れとハンカチ Op. 14 (声と管弦楽版)(1938)
小品による組曲 Op. 1 (管弦楽版)(1935)
ピアノ協奏曲 ニ短調 Op. 7(1935)
ニコラス・ファン(T)
エイミー・アイ=リン・チェン(P)
ミシガン大学SO
ケネス・キースラー(指)

録音:2015年9月28日、2015年12月13日、2016年3月28日
チェコの音楽一家で生まれたヴィーチェスラヴァ・カプラーロヴァー。音楽学校の校長を務める父と歌の教師であった母のもと、幼い頃から才能を発揮し た彼女は、15歳でブルノ音楽院に入学。ヴィレーム・ペトルジェルカに作曲を学び、5年後の1935年に初のオーケストラ作品である若々しいエネル ギーと鮮やかな色彩に満ちた「ピアノ協奏曲ニ短調」を作曲し、卒業作品とします。また同じ時期に自身のピアノ曲である「組曲」にオーケストレーショ ンを施し、これが実質的に彼女の2番目の管弦楽作品となりました。やがてプラハ音楽院でヴィーチェスラフ・ノヴァークとヴァーツラフ・ターリヒに師事し、 更に研鑽を積み、1937年には奨学金を得てパリのエコールノルマル音楽院に留学。シャルル・ミュンシュとナディア・ブーランジェのクラスに入るとともに、 当時パリに滞在していたボフスラフ・マルティヌーにも個人的な教えを受けました。この年に代表作である「軍隊風シンフォニエッタ」が完成、彼女自身 の指揮によるチェコPOが初演、国際的な評価を得ました。その後、1940年4月に、アルフォンス・ミュシャの息子で小説家、 ジャーナリスト、脚本家のイジー・ミュシャと結婚しましたが、2か月も経たないうちに病を得て25歳の若さでこの世を去ってしまいました。しかし短い生 涯に残した50作以上の作品は、21世紀になって一層高く評価されており演奏の機会も増えています。このアルバムには、声楽曲も含む彼女の多彩 な作品が収録されています。
NAXOS-8.660462
(2CD)
ヨハン・ジモン・マイール(1763-1845):歌劇「エレーナ」(1814) エレナ/リッカルド…ユリア・ソフィー・ワーグナー(S)
コンスタンティーノ…ダニエル・オチョア(Bs)
パオリーノ/アドルフォ…ミラ・グラツィク(S)
カルロ…ニクラス・マルマン(Bs)
エドモンド…マルクス・シェーファー(T)
アンナ…アンナ=ドリス・カピテッリ(Ms)
エルネスタ…アンナ・ファイト(S)
知事…ジー・ファン(T)
エラルド…ハラルド・トゥム(T)
ウルビーノ…アンドレアス・マッテルスベルガー(Bs)
ジモン・マイールcho
コンチェルト・デ・バッスス(古楽器使用)
フランツ・ハウク(指)

録音:2018年8月17-25日
世界初録音
1813-14年、ナポリの謝肉祭シーズン中に、ジモン・マイールが書きあげた歌劇「エレーナ」。主役を務めるのは、男 装の麗人でリッカルドと名乗るエレーナ。彼女はタラスコンの王女で、コンスタンティーノ伯爵の妻ですが、現在夫コン スタンティーノには義父殺しの嫌疑がかけられており、追跡者エドモンドから逃げているところです。周囲の人々の疑 惑をはねのけ、最後は夫の潔白も証明されるというこの歌劇は、当時フランスからドイツにかけて流行していた「レス キュー=救済オペラ」と呼ばれるジャンルの作品で、その名のとおり、高尚な人道主義の理想を掲げ、危険から救助 される主人公を描き、最後はハッピーエンドを迎えるというのが定石。ベートーヴェンの「フィデリオ」が代表作です。マ イールは華やかなアリア、ロマンス、アンサンブルを用いて、複雑なあらすじを的確に描きました。演奏はマイール作品 のオーソリティ、フランツ・ハウク。素晴らしい歌手たちと、手兵コンチェルト・デ・バッススとともにメリハリのある音楽を創 り上げています。
NAXOS-8.574307
(1CD)
セーチェニ(1825-1898):ワルツとハンガリー行進曲集
セル城(1854)
ハンガリー行進曲(1873年以前)*
冬物語のワルツ(1858)
私たちの最後のワルツ(1894)*
ハンガリーのチャールダーシュ(1858)
誕生日のワルツ(1888)*
宮殿のギャロップ(1853)
3つのワルツ - 4手ピアノのための(1889)*
ハンガリーの騎手の行進曲 - 4手ピアノのための(作曲年不詳)*
ワルツ - 4手ピアノのための(1872年以前)*
序奏とハンガリー行進曲(1873) (F.リストによる改訂S573/R261)- H. ゴッビによる4手ピアノ編*
イシュトヴァーン・カッシャイ(P)
ジェルジ・ラーザール(P)*

録音:2020年1月24-27日Phoenix Studio, Diosd(ハンガリー)
カッシャイ&ラーザール
使用ピアノ:ベヒシュタイン model ‘C’ No 88471(1908製オリジナル)
※「3つのワルツ」以外=世界初録音
ハンガリーの貴族の家系に生まれたイムレ・セーチェニ。本業は外交官であり、大使としてキャリアを重ねながら 平行して作曲も続けていました。またハンガリーと所縁の深いフランツ・リストとも親しく、リストが音楽院を設立 する際には力添えもしています。同じ年のヨハン・シュトラウスII世とは生涯を通じて友人関係にあり、シュトラウ スはセーチェニの作品をしばしばコンサートで演奏するだけではなく、自身の作品をセーチェニに献呈するなど親 しい関係を保っていました。このアルバムでは、ほとんどが世界初録音となるセーチェニの知られざる作品を聴くこ とができます。彼が愛したワルツや行進曲をはじめ、リストが自身の手で改訂を施した「序奏とハンガリー行進 曲」など魅力的な作品を演奏するのは、セーチェニ作品のスペシャリストであるカッシャイとラーザール。使用して いるピアノはワーグナーの孫(リストの曾孫)であるヴォルフガングが所有していた1908年製のベヒシュタイン。生 き生きとした音色は当時の華やかな社交界を彷彿させます。
NAXOS-8.555229
(1CD)
リチャード・アディンセル(1904-1977):ブリティッシュ・ライト・ミュージック 第1集
1. 『チップス先生さようなら』 - テーマ(1939)- P. レーンによる管弦楽復元版
ワルツへの招待 - 『リング・ラウンド・ザ・ムーン』より(1950)- P. レーンによる管弦楽編
スモーキー・マウンテンズ(協奏曲)(1950)
『りんごの島』(1940)- R. ダグラスによる管弦楽編
『王子と踊子』(1957)(抜粋)- F. ラプリー、D. ガムレイによる管弦楽編
ト調の音楽(1943)
『トム・ブラウンの学校生活』 - 序曲(1951)- P. レーンによる管弦楽編
フェスティバル(1947)
ロマンスへの旅(1955)- L.アイザックスによる管弦楽編
『無敵艦隊』 - 組曲(1937)- G.L.ザルヴァ編、L.イサークによる管弦楽編
『二都物語』 - テーマ(1958)- D.ガムレイによる管弦楽編
フィリップ・マーティン(P)
ロードリック・エルムス(P)
BBCコンサート・オーケストラ
ケネス・オルウィン(指)

録音:1994年4月20-21日
※MARCOPOLO 8.223732より移行
1941年の映画『危険な月光』のテーマ曲「ワルソー・コンチェルト」で知られるイギリスの作曲家リチャード・アディンセル。オックスフォード大学ハート フォード校に学んだ後、1925年に王立音楽大学に進み、さらにベルリン、ウィーン、米国に留学して音楽修業を積んだ彼は、主として映画音楽の分 野で活躍、『チップス先生さようなら』や『二都物語』などの華やかな音楽を手掛けました。このアルバムでは彼の代表的な映画音楽を中心に、協奏 曲形式の「スモーキー・マウンテンズ」など興味深い作品を収録しています。耳あたりのよい旋律に彩られた作品の数々は、聴き手を魅了することでしょ う。 また、ラジオ劇『りんごの島』のオーケストレーションは、彼と協力関係にあり「ワルソー・コンチェルト」でもオーケストレーションを担ったロイ・ダグラスの手に よるもの。神秘的なハープの伴奏の上で弦が美しい調べを奏でます。
NAXOS-8.573083
(1CD)
コルンゴルト:歌曲集 第2集
4つの別れの歌 Op. 14 (1920-21)
3つの歌 Op. 18(1924)
映画音楽『永遠の処女』 - 明日 Op. 33(1942)(声とピアノ三重奏編)ドイツ語歌唱によるピアノ三重奏版…世界初録音

5つの歌 Op. 38(1940-47)
ウィーンのためのソネット Op. 41(1953)

【遺作より】
夜(1913)
内なる魅力(1914)
オーストリア兵士の別れ(1915)
でない限りは(1915)
とても個人的なもの(1917)…世界初録音
ドゥシュニッツ家のガチョウのレバー(1919)
50のフォックストロット(1922)
ブリッタ・シュタルマイスター(S)
ジビル・フィッシャー(Ms)
ウーヴェ・シェンカー=プリムス(Br)
フィリップ・ロイ(Vn)
ペーター・フランク(Vc)
クラウス・ジモン(P)

録音:2012年8月6-8日
幼い頃から音楽の才能を示し、15歳の頃にはすでにプロの作曲家として活動していたコルンゴルト。純音楽を追求するも、結局は時代の波に呑まれ、本意 ではない"映画音楽"の分野での活動が現在のハリウッド音楽を支えることになろうとは、彼自身も知る由がありませんでした。 そんなコルンゴルトが持てる才能の全てを注ぎこみ、生涯にわたってロマン主義の理想を追求できたのは一連の歌曲でした。初期から晩年に至るまでどの時 代においても、コルンゴルトは歌曲には常に実験的な創意工夫を施し、時には刺激的なハーモニーを与えるなど斬新な試みを行っています。とりわけ作品番 号18の「3つの歌」は、同時期の歌劇「ヘリアーネの奇跡」の音楽を反映した、半音階的な和声が際立つ刺激的な響きを持つ作品です。このアルバムには コルンゴルトが折に触れ家族や親しい友人のために書いていた歌曲も収録。その中には彼が一時期愛していたというマリア・コーリッシュ(ヴァイオリニスト、ルド ルフ・コーリッシュの妹)のクリスマス・プレゼントとして書かれた「とても個人的なもの」など、貴重な作品が含まれます。
NAXOS-8.578360
(1CD)
マルコム・アーノルド:作品集
序曲「タム・オーシャンター」 Op. 51
イギリス舞曲集第1集 Op. 27(1950)
チェロ協奏曲 Op. 136(1988) - 第1楽章 Allegro- D. エリスによる演奏会用編
組曲「さすらいの旅路」(1969) - ミコーバー氏- J. モーガンによる再管弦楽版
交響曲第6番Op.95(1967) - 第1楽章 Energico
サクソフォン協奏曲(1942/1994) - 第3楽章 Alla Marcia- 原曲:ピアノ・ソナタ(D. エリスによる管弦楽編)
大幻想曲 Op. 973(1940)
クラリネットのための幻想曲 Op. 973(1940)
弦楽四重奏曲第2番Op. 118(1975) - 第1楽章 Allegro
ピアノ三重奏曲 Op. 54(1956) - 第3楽章 Vivace energico
交響曲第5番Op. 74(1961) - 第1楽章 Tempestuoso
3つのシャンティ Op. 4(1942)
イングリッシュ・ノーザン・シンフォニア
ポール・ダニエル(指)
クイーンズランドSO
アイルランド国立SO
アンドリュー・ペニー(指)
ラファエル・ウォルフィッシュ(Vc)
ノーザン室内O
ニコラス・ウォード(指)
モスクワSO
ウィリアム・ストロンバーグ(指)
カール・レーヴェン (アルト・サクソフォン)
マンチェスター・シンフォニア
リチャード・ハワース(指)
イースト・ウィンズ
マッジーニ四重奏団
イングリッシュ・ピアノ・トリオ

録音:1995年-2011年
イギリスの近代作曲家マルコム・アーノルド。1921年ノーザンプトンに生まれロンドン王立音楽院でト ランペットを学び、1941年にロンドンPOにトランペット奏者として入団、翌年 首席奏者となります。その後はBBCSOでも首席奏者を務めましたが、1948年のイタリア滞 在中に作曲に専念することを決め、以降はオペラ以外のあらゆるジャンルに作品を発表。9曲の交響 曲をはじめ、協奏曲、室内楽曲など多岐にわたる作品を残しています。デイヴィッド・リーン監督の『戦 場にかける橋』など、映画音楽でも才能を発揮しました。 このアルバムは、2021年の生誕100年を記念し、これまでのNAXOSにおける様々な録音から人気 作「タム・オーシャンター」やイギリス舞曲集など、アーノルドの代表的名曲をセレクトし1枚にまとめたも のです。

   NAXOS 2021年6月発売
NAXOS-8.503301
(1CD)
NX-B07
サン=サーンス:交響曲全集
交響曲第1番変ホ長調 Op. 2
交響曲第2番イ短調 Op. 55
交響詩「ファエトン」 Op. 39
交響曲第3番「オルガン付き」#
交響曲 イ長調
交響詩「オンファールの糸車」 Op. 3
交響曲 ヘ長調「首都ローマ」
交響詩「ヘラクレスの青年時代」 Op. 50
死の舞踏 Op. 40*
カール・アダム・ランドストレム(Org)#
マリカ・フェルツコー(Vn)*
マルメSO
マルク・スーストロ(指)

録音:2013年8月19-23日、2013年8月26-30日、2013年8月29-30日
サン=サーンスの交響曲と言えば、壮麗なオルガンの響きが印象的な第3番が有名ですが、他の作品はほとんど耳にすることがありません。実は番号 のついた作品は3曲しかなく、他は番号なしの曲が1曲と、コンクールのための作品「首都ローマ」、他、未完の2作品があるのみです。交響曲第1番 は18歳の時の実験的な作品ですが、早熟な才能を開花させていた彼だけに、完成度の高さは群を抜いています。作曲技法が格段にあがった24 歳の時の第2番も聴きどころの多い作品。演奏される機会も少ないのは残念です。「首都ローマ」は21歳の作品。最終楽章はまるでブラームスの交 響曲第4番を先取りするかのようなパッサカリア風の変奏曲となっていたりと堅固な様式の中に伸びやかな旋律が息づいています。また15歳の時に 書いた「交響曲イ長調」はモーツァルトやシューベルトの雰囲気を持つ若々しい作品です。 幅広い作品を網羅するNAXOSのカタログですが、実はサン=サーンスの交響曲全集が加えられたのは2013年になってから。1987年のレーベル創 設以来、実に25年以上を経てからのことになります。指揮者として白羽の矢が立てられたのはフランス作品のスペシャリスト、マルク・スーストロ。この シリーズでは未完の2曲の作品を省き3曲の交響詩と、よく知られる「死の舞踏」を併せて収録。サン=サーンスの管弦楽曲をじっくり味わうことができ る好企画となっています。
NAXOS-8.574288
(1CD)
ペンデレツキ:弦楽四重奏曲第1番-第4番他
弦楽四重奏曲第1番(1960)
弦楽四重奏曲第2番(1968)
Der unterbrochene Gedanke 壊れた思考(1988) - Grave
弦楽三重奏曲(1990/1991改訂)
弦楽四重奏曲第3番 「Leaves from an Unwritten Diary 書かれなかった日記のページ」(2008)
弦楽四重奏曲第4番(2016)
ティペットQ【ジョン・ミルズ(Vn1)、ジェレミー・イサーク(Vn2)、リディア・ローンデス=ノースコット(Va)、ボジダル・ヴコティッチ(Vc)】

録音:2020年7月18-19日
20世紀を代表する作曲家ペンデレツキ。1960年代には「広島の犠牲者に捧げる哀歌」などトー ンクラスターや微分音を用いた前衛的な作品を書いていましたが、次第に後期ロマン派の様式に 傾倒し、21世紀の作品のほとんどは調性感のあるロマンティックな雰囲気を湛えています。作曲時 期に50年以上の隔たりがある4曲の弦楽四重奏曲には、その作風の変遷がはっきりと表れてお り、前衛的な手法で書かれた第1番と、特殊奏法などは用いることなく、悲痛な弦の叫びで始まる 第4番を聞き比べるだけでも、ペンデレツキの方向性の変化が感じられることでしょう。リゲティの影 響が感じられる第2番、個人的な自伝ともいえる第3番も聴きごたえのある作品です。他には「壊 れた思考」と名付けられた小品と、弦楽三重奏曲を収録。現代作品を得意とするティペット四重 奏団による演奏です。
NAXOS-8.579087
(1CD)
イェ・シャオガン(1955):峨眉山 他
峨眉山 Op. 74(2015-16)- ヴァイオリン、パーカッションとオーケストラのために
グリーンマンゴーの香り Op. 42(1998-2014)- ピアノとオーケストラのために
ラムラ・クオ Op. 69b(2014)- ヴァイオリンと弦楽合奏のために
岷山山脈の静寂 Op. 73(2015)- 弦楽合奏のために
ル・ウェイ(Vn)…1
ダン・シュウ(Vn)…3
フー・シェンナン(パーカッション)…1
タン・シヤオタン(P)…2

ロイヤル・スコティッシュ・ナショナルO…1
ギルバード・ヴァルガ(指)…1
ラインランド=プファルツ州立PO…2-4
シュテファン・マルツェフ(指)…2,4
フランク・オルー(指)…3

録音:2018年8月29日、2016年12月19-23日、2014年10月27-31日
現代中国の作曲家イェ・シャオガン。演奏会用の音楽だけではなく、数多くの映画音楽で権威ある賞 を受賞するなど、その作品が高く評価されています。このアルバムに収録されている4曲は、どれも中国 の自然と美しい風景を描いたもの。映画音楽が得意な作曲家らしく、高い描写力によるわかりやすい 作風でそれぞれの曲を描いています。中国三大霊山の一つとして知られる聖地を描いた「峨眉山」は ヴァイオリンと中国の伝統的な楽器の響きが融合した神秘的な作品。他には美しい旋律を奏でるヴァ イオリンと弦楽合奏のための「ラムラ・クオ(チベットの聖なる湖)」、弦楽合奏のための穏やかな旋律によ る「岷山山脈の静寂」、超絶技巧から生まれるピアノの響きが印象的な「グリーンマンゴーの香り」の3 曲を収録。イギリスとドイツのオーケストラが中国の優れた奏者たちを伴奏し、見事な音楽を奏でていま す。
NAXOS-8.551449
(1CD)
デイル・カヴァナー(1958-):ギター作品集
Going Nowhere どこにも行かない
Briny Ocean ブリニー・オーシャン
3 Pieces 3つの小品
Impression I 印象 I
Impression II 印象 II
Toronto 98 トロント98
Concert Etude I 演奏会用練習曲 I:Arpeggio Study アルペッジョの練習
Concert Etude II 演奏会用練習曲 II
3 Preludes 3つの前奏曲
Fundy ファンディ
デイル・カヴァナー(G)

録音:2020年1月12-13日、1998年7月28-29日、2013年4月7-8日
カナダ出身のギタリスト、デイル・カヴァナーのギター作品集。アマデウス・ギター・デュオの一員でもある彼女は、イタリアの作曲家ドメニコーニなどの新作の初 演にも熱心ですが、同時に自身でも多数の作品を発表しており、その豊かな才能は世界中の注目を集めています。このアルバムは自身の作品だけを集め た最初の1枚であり、「トロント98」など彼女の個人的な生活から生まれた曲や、友人のために書かれた曲、そして、技術を磨くために書かれた「演奏会用 練習曲」などが含まれています。名手がそっと一息入れたかのような、優しい響きを存分にお楽しみください。
NAXOS-8.559901
(1CD)
ジョン.D.ゴッチュ(1950-):日没/ユリエフスカヤ王妃 他
日没(2017)
ユリエフスカヤ王妃(2018)
チェン・フイファン(Vn)
ディヴィッド・カルフーン(Vc)
チェン・リーフェイ・ジェンキンス(Hp)
南フロリダSO
セブリナ・マリア・アルフォンソ(指)

録音:2020年3月10-11日
青春時代をフロリダで過ごしたという作曲家ジョン.D.ゴッチュ。湖の多い自然豊かなこの土地は、 彼に自然への愛情の念を起こさせ、以降の作品にも大きな影響を与えました。「日没」はフロリダの 豊かな自然を描写した映画音楽を思わせる華麗な筆致による作品。気候変動による脆弱性を 含めた自然の持つ脅威も暗示された印象的な音楽です。「ユリエフスカヤ王妃」は全く対照的な 作品。ロマノフ朝第12代ロシア皇帝アレクサンドル2世と エカチェリーナ・ドルゴルーコヴァ(ユリエフス カヤ)の最初の出会いから皇帝の暗殺までを描いたスリリングな組曲。ヴァイオリンとチェロ、ハープの 旋律を主人公として、さまざまな事件を含みながら音楽が進行します。作曲家の心の故郷、南フ ロリダSOによる渾身の演奏です。
NAXOS-8.573962
(1CD)
現代イスラエルのマンドリンとギターのための作品集
マルク・ラヴリー(1903-1967):3つのユダヤの踊り Op. 192 (G. ネスターによるマンドリンとギター編)(1945/2017編)#
パウル・ベン=ハイム(1897-1984):3つの無言歌 (G. ネスターによるマンドリンとギター編)(1952/2019編)#
ヤン・フリードリン(1944-):東洋風パントマイム(2018)*
フリードリン:湖を覆う霧(マンドリンとギター版)(1985/2018編)
イェヘズケル・ブラウン(1922-2014):マンドリンとギターのためのソナタ(2004)#
イオセブ・バルダナシュヴィリ(1948-):思い出(2017)*
オーレン・ロク(1988-):アハバ(2018)*
イッタイ・ローゼンバウム(1966-):マンドリンとピアノのための二重奏曲(G. ネスターによるマンドリンとギター編)(2006/2019編)#
デュオ・マンタル
【メンバー】
ヤコブ・ロイヴェン(マンドリン)
アダム・レヴィン(G)
録音:2019年10月15-18日
St. Paul’s Church, Newmarket(カナダ)

*=世界初録音
#=このヴァージョンにおける世界初録音
現代イスラエルで活躍する作曲家によるマンドリンとギターのための作品集。これらの中には、古代 バビロニアのディアスポラ(離散したユダヤ民族)やイタリア、バルカン半島に住んでいたユダヤ系民族 "ラディーノ"に伝わる音楽、おなじみのクレズマー(ユダヤ民謡をルーツに持つ音楽)、そして近代アメ リカ音楽まで多岐にわたる影響を受けた曲が含まれています。伝統的なユダヤの旋律を用いたラヴ リーとベン=ハイム、愛へのオマージュを歌うロク、ジャズ風の味わいを持つローゼンバウムなど、どこか 哀愁漂う曲を奏でるのは、2017年にアメリカのギタリスト、レヴィンとイスラエルのマンドリン奏者ロイ ヴェンによって結成された「デュオ・マンタル」。ユダヤの歌を愛する彼らは、この楽器のデュオのための レパートリーを増やすためにイスラエルの作曲家たちに作品を依頼すると同時に、彼ら自身も積極 的にアレンジを行いヨーロッパ中で演奏活動を行っています。
NAXOS-8.660508
(2CD)
スピリドン・サマラス(1861-1917):歌劇「ベル=イル嬢」(1903) 騎士オービニー/ラッキー I…アンゲロ・シモス(T)
リシュリュー公爵…タシス・クリストヤニス(Br)
オーモント侯爵/ラッキー II…パヴロス・マロプーロス(Bs)
騎士オーヴレー…パンテリス・コントス(Br)
ガブリエル・ベル=イル嬢…マルタ・アラピス(S)
ド・プリー侯爵夫人…マリーナ・クリロヴィチ(S)
カヴァルcho
パザルジシュコSO
バイロン・フィデツィス(指)

録音:1995年6月16-22日
世界初録音
19世紀後半から20世紀初めにギリシャで活躍した作曲家スピリドン(スピロ)・サマラス。彼の名前 が歴史に刻まれたのは、1896年、アテネで開催された第1回近代オリンピックにおける『オリンピック 賛歌』の作曲家としてのことでした。一度演奏されただけで以降は忘れられてしまったものの、 1958年に国際オリンピック委員会総会(IOC総会)の第54次総会が東京で開催された際、ギ リシャで見つかったサマラスの手によるピアノ譜が届けられ、古関裕而がオーケストラ版に編曲したも のをNHKSOが演奏(指揮は山田一雄)、それからはこの古関編曲版が正式な『オリンピック 賛歌』として認定され、式典などで演奏されています。 そんなサマラス自身は、アテネで学んだ後、パリ音楽院でマスネの弟子として研鑽を積みました。そ の後イタリアへ行き歌劇作曲家として人気を博し、アテネに戻ってからも歌劇やオペレッタの作曲を 続け高く評価されました。この歌劇「ベル=イル嬢」はアレクサンドル・デュマの戯曲を原作とした、ロ マンティックで洗練された旋律が印象的な作品。全曲の総譜は残されていないため、指揮者フィデ ツィスが残された部分と、ピアノ・スコアから丹念に全曲を復元し、今回の演奏を行いました。ギリ シャを代表する歌手たちが参加し、この世界初録音を盛り立てています。

   NAXOS 2021年5月発売(2)
NAXOS-8.574143
(1CD)
フランソワ・オーベール(1782-1871):序曲集 第4集
歌劇「オロンヌ公」 S. 35(1842)より
 序曲
 第2幕 間奏曲と序奏…世界初録音
 第3幕 間奏曲
歌劇「フラ・ディアボロ」 S. 18(1830)より
 序曲
 第3幕 間奏曲
歌劇「媚薬」 S. 20(1831)より
 序曲
 第2幕 間奏曲…世界初録音
歌劇「ヴェルサイユの饗宴」 S. 29(1837)
ヴェルサイユのディヴェルティスマン…世界初録音
歌劇「ガルベの王の婚約者」 S. 49(1864)より…世界初録音
 序曲
 第1幕 終幕の踊り
 第2幕 間奏曲
 第3幕 メロドラマ
歌劇「アクテオン」 S. 26(1836) - 序曲
モラヴィアPO
ダリオ・サルヴィ(指)

録音:2019年12月
19世紀、フランスのオペラ界で強い影響力を誇ったフランソワ・オーベール。生涯に50作ほどの歌劇を作曲、当時のパリ・オペラ座ではワーグナーと人 気を二分するほどに高い評価を受けました。彼の作品はどれも優雅で洗練された旋律を持ち、歌劇の序曲だけを聴いてもその特徴が強く印象に残り ます。さまざまな世界初録音作品を含み、知られざるオーベールの序曲を紹介するダリオ・サルヴィによるシリーズもこのアルバムが第4集。最もよく知ら れる「フラ・ディアボロ」の序曲と間奏曲から、バロック風の趣をもつ「ヴェルサイユのディヴェルティスマン」、ほとんど上演記録のない「ガルベの王の婚約 者」の序曲と挿入曲まで、ロッシーニ風の色彩豊かな旋律とオーケストレーションに彩られた魅力あふれる作品が並びます。第3集とおなじくモラヴィア・ POによる演奏です。
NAXOS-8.551451(2CD)
ベートーヴェン:『運命』第1楽章〜13種類の聴き比べ

【CD1】
1. オットー・クレンペラー(指)
2. スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ(指)
3. ヤッシャ・ホーレンシュタイン(指)
4. ハンス・ロスバウト(指)
5. ロイ・グッドマン(指)
6. リスト編曲 ピアノ独奏版
7. ヘルムート・ミュラー=ブリュール(指)
8. アダム・フィッシャー(指)

【CD2】
1. ミヒャエル・ギーレン(指)
2. ロジャー・ノリントン(指)
3. ヘルベルト・ケーゲル(指)
4. ベーラ・ドラホシュ(指)
5.ロバート・トレヴィーノ(指)(全曲)
【CD1】
1. オットー・クレンペラー(指) ウィーンSO(1951)
2. スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ(指) ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送PO(2005)
3. ヤッシャ・ホーレンシュタイン(指) ウィーン・プロ・ムジカO(1956)
4. ハンス・ロスバウト(指) バーデン=バーデン南西ドイツRSO(1961)
5. ロイ・グッドマン(指) ハノーヴァー・バンド (1983)
6. コンスタンティン・シェルバコフ(P)(1988)
7. ヘルムート・ミュラー=ブリュール(指) ケルン室内O(2006)
8. アダム・フィッシャー(指) デンマーク室内O(2016)
【CD2】
1. ミヒャエル・ギーレン(指) シュトゥットガルトRSO(1970)
2. ロジャー・ノリントン(指) シュトゥットガルトRSO(2002)
3. ヘルベルト・ケーゲル(指) ドレスデンPO(1982-83)
4. ベーラ・ドラホシュ(指) ニコラウス・エステルハージ・シンフォニア(1995)
5. ロバート・トレヴィーノ(指)マルメSO(2019)
誰もが一度は耳にしている「ジャジャジャジャーン」で始まるベートーヴェンの交響曲第5番"運命"の冒頭部分。この2枚組は"運命"の第1楽章の13 種類の聴き比べができるという画期的なアルバムです。NAXOSとそのファミリー・レーベルの音源を網羅し、古くは1951年のクレンペラーやロスバウト の歴史的録音から、昨年大きな話題となったロバート・トレヴィーノの演奏(こちらは全曲が収録されています)、そしておなじみリストが編曲したピア ノ版も含む、様々な語り口による「ジャジャジャジャーン」をお楽しみいただけます。重厚な演奏から、近年流行のピリオド奏法までも味わえる、とにかく 至れり尽くせりの注目盤です。
NAXOS-8.573969
(1CD)
ベートーヴェン:三重協奏曲 Op. 56(カール・ライネッケによるピアノ三重奏曲編)
カール・ライネッケ(1824-1910):ピアノ三重奏曲第1番 Op. 38…世界初録音
ドゥッチョ・チェカンティ(Vn)
ヴィットリオ・チェカンティ(Vc)
マッテオ・フォッシ(P)

録音:2019年2月15-17日
最近、ベートーヴェンやモーツァルトの協奏曲を様々な作曲家が室内楽版に編曲した演奏が注目を集めてい ます。このアルバムではピアニストとしても名を馳せたカール・ライネッケがベートーヴェンの三重協奏曲をピアノ三 重奏に編曲したヴァージョンを聴くことができます。85歳という当時としては長命を得てロマン派の初期から後期 までを俯瞰したライネッケは、300曲以上の作品を残しており、中でも室内楽はブラームスを思わせる緻密な 作風を持つことで知られますが、このベートーヴェン作品の編曲は各々の楽器にソリスト的な役割が与えられた 演奏効果の高いもの。もちろん原曲の味わいは損なわれることなく、見事な出来栄えを誇っています。同時に 収録されたライネッケ自身のピアノ三重奏曲はメンデルスゾーンを思わせる美しく流麗な音楽。ゆったりとした序 奏に導かれる第1楽章、悠然とした旋律が魅力的な第2楽章、快活なスケルツォ楽章を経て堂々たる終楽 章に至る、伝統的な作風による作品です。
NAXOS-8.574004
(1CD)
ロドリーゴ:ギター作品集 第3集
ギターのための牧歌(1971)
2つの前奏曲(1977)
スペイン風ソナタ(1969)
古い歌(1960)(フルートとギター編)
暁へのセレナード(1982)(フルートとギター版)
セシリアのアルバム(1948)(P. ロメロによるギター編)
トリプティコ(1978)
2つの小さな幻想曲(1987)
ジェリル・レフィク・カヤ(G)
マリアン・ゲディジャン(Fl)

録音:2019年11月11-12日、2020年7月10日、2020年2月28日
20世紀スペインにおける偉大な作曲家の一人、ホアキン・ロドリーゴ。幼少期に得た病のため視力を失うも、ピアニ スト・作曲家として大成。なかでも「アランフェス協奏曲」はギター協奏曲における最高の作品の一つとして評価され るなど、ギター音楽の作曲家として広く認識されています。彼の作品はアルベニスやグラナドス、ファリャなどスペイン・ ロマン派の伝統を拡張するとともに、留学先のパリで培ったフランス印象派の様式も盛り込んだ独自性の高いもの。 このアルバムではソナタ形式で書かれた「ギターのための牧歌」にはじまり、ロドリーゴの娘セシリアに捧げられた愛らし いピアノ曲集をペペ・ロメロがギター用に編曲した「セシリアのアルバム」、そしてロドリーゴの最後のギター作品となった 「2つの小さな幻想曲」など、伝統と革新を融合させた様々な作品を楽しむことができます。演奏しているジェリル・レ フィク・カヤは2012年ジョアン・ファレッタ国際ギターコンクールで最優秀賞を獲得した1991年イスタンブール生まれ のギタリスト。NAXOSからはバリオスのギター作品など4枚のアルバムをリリース、高く評価されています。
NAXOS-8.579100
(1CD)
ロベール・グロロー(1951-):The Intimacy of Distance 距離の親密さ
距離の親密さ(2019)
私の緑陰深き森(2015)
魅惑的な三部作(2017)
シャーロット・ヴァインベルフ(S)
ブリュッセルPO
ロベール・グロロー(指)

録音:2019年7月1-2日、2020年8月31日-9月2日
世界初録音
ベルギーを拠点に活躍する作曲家・ピアニスト、ロベール・グロロー。もともとエリザベート王妃国際コンクールでの入 賞経験を持つコンサート・ピアニストであり、最近ではグラフィック・アーティストとしても活動をはじめ、また映画も制作 するというマルチな才能を発揮しています。作曲家としてはすでに50曲以上の作品を発表、英国文学と絵画、そし て大自然からインスピレーションを得るという彼の作品は「演奏する音楽家たちにも喜びを与える」という彼の哲学が 浸透した、どれも神秘的で独自の雰囲気を持っています。このアルバムには、彼が現在関心を抱いているというソプ ラノのための作品を中心に収録。オーケストラと声が協奏的に組み合わされた「命の要素が実現される道程」を探 求したというコントラスト豊かな「The Intimacy of Distance 距離の親密さ」と、穏やかな自然から題材を得た オーケストラ作品「My Green Shade Forest 私の緑陰深き森」。そしてオランダの画家ピーテル・パウル・ルーベ ンスの絵画からインスパイアされたという「Trittico incantevole 魅惑的な三部作」の三作品を聴くことができま す。
NAXOS-8.574280
(1CD)
期待の新進演奏家シリーズ〜アレクサンドル・コリャキン
リスト:巡礼の年 第1年 スイスS160/R10- 第6曲 オーベルマンの谷
ドビュッシー:喜びの島
ホルヘ・サストレ(1974-):ハエネラ「こだまと寺院」…世界初録音
フランク:ピアノ五重奏曲 ヘ短調
アレクサンドル・コリャキン(P)
ブレトンSQ【アン=マリー・ノース(Vn1)、アントニオ・カルデナス(Vn2)、アルベルト・クレ・エスペロン(Va)、ジョン・ストークス(Vc)】

録音::2019年5月1日、2019年5月6日
スペイン、アンダルシア地方のハエン市で毎年開催される(2020年は中止)「ハエン国際ピアノ・コンクール」。若 手ピアニストの登竜門であり、毎年スペインの作曲家が新作の課題曲を提供することでも知られる難関コン クールです。2019年度第61回コンクールの優勝者はロシア出身のアレクサンドル・コリャキン。9歳でピアノを始 めたという遅咲きですが、最初からコンサート・ピアニストを目指していたといい、10歳の時にはバッハからショパン まで、さまざまな曲による最初のリサイタルを行い、11歳でコンクールに優勝。サハ共和国の首都ヤクーツクの 音楽学校に入学し6年間の研鑽を積んだのち、ロシアのグネーシン音楽大学に進学しています。すでに500回 以上のリサイタルを行っているという俊英で、コンクールでも圧倒的な強さを発揮し、余裕ある演奏で優勝を勝 ち取っています。新作を含む独奏が高く評価されたのはもちろんのこと、フランクのピアノ五重奏曲での絶妙なア ンサンブルも見事であり、この演奏に対して室内楽賞も授与されました。
NAXOS-8.6604852
(2CD)
モニューシュコ:歌劇「ハルカ」 ハルカ…マルガレーナ・モレンドフスカ(S)
ヨンテック…ドミニク・ストヴィチ(T)
ヤヌシュ…ルーカス・ゴリンスキ(Bs-Br)
ストルニック…ラファウ・コルピク(Bs)
ゾフィア…マグダレーナ・ヴィルチンスカ=ゴシ(Ms)
ジェンパ…ダミアン・コニェチェク(Bs)
ポズナン国立モニューシコ・オペラcho
ポズナン国立モニューシコ・オペラO
ガブリエル・フムーラ(指)

録音:2019年11月11日(ライヴ)
ポズナン歌劇場(ポーランド)
ポーランドを代表する作曲家の一人、スタニスラフ(スタニスワフ)・モニューシュコ。ショパンより9歳年下であった 彼は、決してオペラを作曲しなかったショパンとは違い、ポーランド語を巧みに用いたオペラと声楽曲を数多く作 曲し「ポーランド歌劇の父」と呼ばれています。この歌劇《ハルカ》はモニューシュコの最もよく知られる作品の一つ で、村人たちが歌う力強いマズルカなどのポーランドの民族舞踊が散りばめられた聴き応えのある仕上がりとなっ ています。
NAXOS-8.579093
(1CD)
アルブレヒト・メンデルスゾーン(1874-1936): レナのための歌
. アラビアン・ナイトからの歌 - 私たちの愛の合図(1936)
1934年2月15日 「愛は花」(1934)
遠さと近さ(作曲年不詳)
夜に(作曲年不詳)
私自身に歌う時(1930)
私の最愛の人(1931)
もうひとつの幸せな歌(作曲年不詳)
愛の歌(1931)
フランコニアで最も美しい女性(作曲年不詳)
愛の(1930)
献呈(1931)
年老いた魔法使いの歌(1931)
子供の魔法の角笛からの5つの歌(1931)
民謡風に(1931)
入ってもいいよ、お偉い戦士どの(1931)
ガゼル(1931)
両目を閉じて(作曲年不詳)
愛の薔薇(1907年出版)
それは愛ですか(作曲年不詳)
1934年2月18日 「私の詩は逃れるだろう」(1934)
ソネット(1936)
2人が愛し合う時(1936)
ジュリアン・ベアード(S)
ライアン・デ・ライク(Br)
エヴァ・メンゲルコック(P)

録音:2019年3月16-19日、2019年6月6日
世界初録音
19世紀ロマン派の大作曲家フェリックス・メンデルスゾーン。彼は生涯に5人の子どもに恵まれ、4番目のフェリックス以外は成人し、それぞれ様々な分 野で活躍したことで知られています。このアルバムの作曲家アルブレヒトは、最長子カール・メンデルスゾーン・バルトルディの息子であり、歴史家の父の 姿を見て育った彼は、法学者、政治学者として活躍。1919年のヴェルサイユ条約の交渉時にはドイツ側のオブザーバーとして参加しました。同時に 優れたピアニストかつ作曲家で、また詩を出版しオペラの台本を書くなど祖父譲りの芸術的才能を見せたことでも知られています。このアルバムに収録 されているのは、彼の弟子で親友となったマグダレーナ(レナ)・ショッホに触発されて書かれた愛の歌。アイヒェンドルフやゲーテ、ハイネ、民謡などをテキ ストに用いたドイツ・リートの伝統を受け継ぐ美しい歌曲の中に、溢れんばかりの恋心が込められています。
NAXOS-8.506042
(6CD)
NX-D03
ジギスムント・タールベルク(1812-1871):ピアノ作品集
【CD1】ベッリーニの歌劇による幻想曲集
歌劇「ノルマ」のモティーフによる大幻想曲と変奏 Op. 12
歌劇「カプレーティとモンテッキ」のモティーフによる大幻想曲と変奏
Op.10
歌劇「テンダのベアトリーチェ」のモティーフによる幻想曲
歌劇「異国の女」のモティーフによる幻想曲 Op. 9
歌劇「夢遊病の女」のモティーフによる大奇想曲 Op. 46
【CD2】ドニゼッティのオペラによる幻想曲集
歌劇「連帯の娘」による幻想曲 Op. 68
歌劇「ドン・パスクワーレ」のモティーフによる幻想曲 Op. 67
歌劇「ルクレツィア・ボルジア」による幻想曲 Op. 50
歌劇「ランメルモールのルチア」アンダンテ・フィナーレによる変奏曲 Op. 44
歌劇「愛の妙薬」の舟歌による序奏と変奏曲 Op. 66
【CD3】 ロッシーニのオペラによる幻想曲集
歌劇「セミラーミデ」のモティーフによる幻想曲 Op. 51
歌劇「湖上の女」のモティーフによる幻想曲 Op. 40bis
歌劇「セビリアの理髪師」による大幻想曲 Op. 63
歌劇「エジプトのモーゼ」による大幻想曲 Op. 33
【CD4】 オペラによる幻想曲集
ヴェルディの歌劇「ラ・トラヴィアータ」にょる演奏会用大幻想曲 Op. 78
ヴェルディの歌劇「トロヴァトーレ」による演奏会用大幻想曲 Op. 77
ヴェルディの歌劇「仮面舞踏会」の思い出 Op. 81
ヴェルディの歌劇「リゴレット」の思い出 Op. 8
ロッシーニの歌劇「コリントの包囲」による幻想曲 Op. 3
ピアノに応用された歌の技法 Op. 70-第19番- ベッリーニ:歌劇「ノルマ」〜カヴァティーナ「清らかな女神よ」
【CD5】 『ポジリポの夜会』 ロッシーニを讃えて: 24の音楽的思考 Op. 75
【CD6】
ピアノ協奏曲 ヘ短調 Op. 5
ベートーヴェンの思い出 Op. 39
夜想曲 Op. 28
10のピアノ小品 Op. 36 - 第5番「イタリア風カンツォネッタ」
ため息、旋律の変奏
フランチェスコ・ニコロージ(P)



【CD1】
録音:1990年5月28日-6月2日
Concert Hall of the Slovak Philharmonic in Bratislava,(スロヴァキア)

【CD2】
録音:1991年1月7-12日
Moyzes Hall of the Slovak Philharmonic in Bratislava(スロヴァキア)

【CD3】
録音:1992年3月18-23日
Festetitch Castle, Budapest(ハンガリー)

【CD4】
録音:1993年11月10-14日
ブダペスト(ハンガリー)

【CD5】
録音:1995年10月22-23日
Concert Hall of Slovak Radio, Bratislava(スロヴァキア)

【CD6】
ラズモフスキーSO
アンドリュー・モグレリア(指)
録音:1995年10月21-23日、1996年5月5-6日
Concert Hall of the Slovak Radio in Bratislava(スロヴァキア)
スイス出身のピアニスト・作曲家、ジギスムント・タールベルク。14歳の時にロンドンでモシェレスにピアノ を学び、同年5月に最初の公開演奏会を開催。以降、フンメルやツェルニーに指導を受け、1835年 にパリへ赴きピアニストとして喝采を浴びます。とりわけリストとはお互いにライバル意識を燃やし、 1837年には直接対決を行い「タールベルグは世界一のピアニスト、リストは世界で唯一のピアニス ト」と称されたというエピソードも。晩年はナポリ近郊のポジリポに移住。亡くなるまでナポリ音楽院でピ アノを教えながら、悠々自適の生涯を送りました。 この6枚組には、リストを凌駕するほどの華麗なピアニズムが味わえるオペラのトランスクリプション集や ピアノ協奏曲、晩年に過ごしたポジリポで書かれた小品などを楽しめます。 演奏は1954年イタリア生まれのフランチェスコ・ニコロージ。超絶技巧の持ち主であるだけではなく、 タールベルク国際研究センターの会長として作品の研究、普及に努めています。
NAXOS-8.574096
(1CD)
ピアノバッソ - ピアノとコントラバスによる編曲集
トーマス・グスタフソン&アンドレアス・グスタフソン:イントロダクション(インプロヴィゼーション)
サン=サーンス:『動物の謝肉祭』 - 白鳥
ドビュッシー:『ベルガマスク組曲』 - 月の光
グリーグ:12の歌 Op. 33 - 第2曲 春
ヴィカンデル:すずらんの王様
ステンハンマル:春の夜
ヘンデル:歌劇「リナルド」 - 私を泣かせてください
ニールセン:劇音楽『母』Op. 41 - 霧が晴れていく
バッハ:G線上のアリア
バッハ:主よ、人の望みの喜びよ

*以外…トーマス・グスタフソンによるピアノとコントラバス編
ピアノバッソ【トーマス・グスタフソン(P)、アンドレアス・グスタフソン(Cb)】

録音:2018年11月1日
スウェーデンで活躍するユニット「ピアノバッソ」。ピアノとコントラバスの組み合わせから生まれる静かな 音楽は人々の耳を惹きつけてやみません。このアルバムで楽しめるのはグリーグやステンハンマル、ニー ルセンなどの北欧作品と、バッハやヘンデル、サン=サーンスなどの良く知られた曲に、ピアニスト、トー マス・グスタフソンがアレンジを施したもの。即興的要素とジャズ風な味わいがブレンドされた雰囲気あ る小品が並びます。 *スウェーデン限定アルバムでしたが、今回数量限定で日本発売します。

   NAXOS 2021年5月発売
NAXOS-8.574238
(1CD)
セプトゥーラ〜金管七重奏音楽集 第7集
ガーシュウイン:パリのアメリカ人(S. コックス、M. ナイトによる金管七重奏編)
コープランド:静かな都会(S. コックス、M. ナイトによるコールアングレと金管七重奏編)
ガーシュウィン:3つの前奏曲(M. ナイトによる金管七重奏編)
コープランド:バレエ組曲「アパラチアの春」(S. コックス、M. ナイトによる金管七重奏編)
セプトゥーラ(金管アンサンブル)
【メンバー】
フィリップ・コブ(E♭トランペット)
アラン・トーマス(B♭トランペット)
サイモン・コックス(B♭トランペット)
マシュー・ジー(Tb)
ピーター・ムーア(Tb)
マシュー・ナイト(Tb)
ダニエル・ウェスト(バス・トロンボーン)
サシャ・コウシュク=ジャナリ(テューバ)
パトリック・フラナガン(コールアングレ)
サイモン・コックス&マシュー・ナイト(芸術監督)

録音:2019年11月5-7日
8.574257…チャイコフスキー:バレエ音楽「くるみ割り人形」(ナレーション付き) 近年、ソリストとしても活躍するマシュー・ジーをはじめとする、ロンドンの名奏者たちが参加する金管ア ンサンブル"セプトゥーラ"。ロンドン王立音楽院のアンサンブル・イン・レジデンスを務める彼らによる「金 管七重奏のための音楽 第7集」はアメリカを代表する2人の作曲家、ガーシュウィンとコープランドの作 品集です「パリのアメリカ人」はガーシュウィン自身のパリ滞在に基づき、1920年代には世界で最も進 んだ都市の一つパリの活気と喧騒を音で描いたもの。かたやコープランドの「静かな都会」は昼間は喧 騒と活気にあふれるニューヨークの夜の静寂の中で織りなされる人間模様(もとは劇付随音楽)を描い た音楽。この対照的な2作品を彼らは絶妙なアレンジによって演奏。原曲とは異なる魅力を見せてい ます。そしてガーシュウィンの「3つの前奏曲」を経て、コープランドの「アパラチアの春」でアンサンブルの 輝かしい妙技が炸裂。楽器の特性と各奏者の持ち味を存分に生かしたサイモン・コックスとマシュー・ ナイトによるアレンジも聴きどころです。
NAXOS-8.574147
(1CD)
リスト:ピアノ曲全集 第58集
ナポリのカンツォーネ S248/R92 (第1版)(1842)
5つのハンガリー民謡 S245/R108(1873)
フス派の歌 S.234/R100(1840)
鐘が鳴る S238/R96(1850頃)
羊飼いファリボロ S236/R93(1844)
ベアルン地方の歌 S236/R94(1844)
ヴォロニンツェの落穂拾い S249/R101(1947頃)
ルージェ・ド・リール - ラ・マルセイエーズ S237/R95(1872-1880)
アンリ4世万歳 S239/R97(1841-49)
ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン(女王陛下万歳) S235/R98(1841-49)
ナポリのカンツォーネ S248/R92 (第2版 「ノットゥルノ」)(1842)
ドモンコス・チャバイ(P)

録音:2019年8月27-29日
アルバムに収録されているのは「5つのハンガリー民謡」をはじめ とする様々な国にまつわる作品です。「ナポリのカンツォーネ」は1842年の作品。通常演奏されるのは 1848年に改訂された第2稿(トラック17)で、演奏しやすいように半音低く移調されていますが、この アルバムには原調の「嬰ヘ長調」で書かれた初稿版(トラック1)も収録しています。「5つのハンガリー民 謡」はリストがピアニストとして活動を始めた50周年の祝賀会に向けて書いたもので、自らのハンガリー 愛を表明した作品です。他にはチェコや、古いフランスの歌、ポーランド民謡をモティーフにした曲(ト ラック12はショパンの「乙女の願い」と同じ旋律)や、おなじみの「ラ・マルセイエーズ」や「ゴッド・セイヴ・ ザ・クイーン」など親しみやすい旋律が華麗な装いで登場します。演奏しているチャバイはハンガリー出 身で現在ロンドンを拠点に活躍するピアニスト。目の覚めるような技巧の持ち主です。
NAXOS-8.574191
(1CD)
悪魔のカプリース
1. ホアキン・マラツ(1872-1912):スペインの印象- 第2曲 スペインのセレナード(1896頃出版)(F. タレガによるギター編)
2. サインツ・デ・ラ・マーサ(1903-1982):夜明けの鐘(1963)
3-5. トゥリーナ(1882-1949):ギター・ソナタ Op. 61(1930-31)
6. アントニオ・ルイス=ピポ(1934-1997):歌と踊り 第1番(1956)
7. マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968):悪魔のカプリース 「パガニーニへのオマージュ」 Op. 85(1935)
8. ポンセ:(1882-1948):スケルツィーノ・メヒカーノ(1909)(M.L. ラモスによるギター編)
9. レオ・ブローウェル(1939-):ラテン・アメリカの3つの小品 - 第1曲 高原の踊り(1962)
10. フェルナンド・ソル(1778-1839):ギター・ソナタ第1番ニ長調 「グラン・ソロ」 Op. 14(1810頃出版)
11. ヨハン・カスパール・メルツ(1806-1856): 3つの小品 Op. 65
- 第1曲 ハンガリー幻想曲(1857出版)
マベル・ミラン(G)
録音:2019年7月20-22日
1993年生まれの若きギタリスト、マベル・ミランのリサイタル・アルバム。スペインで生まれ、バレアレス諸 島の高等音楽院でペドロ・マテオに師事するほか、数多くの名教師たちからギターを学びました。同時 にマドリード・コンプルテンセ大学で法学を学び、2017年には修士号も取得したという才媛です。コン サート・アーティストとしては15歳でデビュー。ピアニストである姉セリアとともに、スペイン全土で30回を 超えるコンサート・ツアーを開催し人気を博したことでも知られます。また、ブローウェルのソナタ(ADLiB Music)で2017年のラテン・グラミー賞も獲得しました。このアルバムは、彼女が得意とするさまざまな 作品を集めた1枚。アンダルシアのリズムが横溢するマラツやトゥリーナの曲から、ロマンティックなポンセ とメルツの曲などギターの名作中の名作が並びます。とりわけ、タイトルにもなったカステルヌォーヴォ=テ デスコの「悪魔のカプリース」はミランの卓越したテクニックと音楽性が存分に発揮された見事な演奏。 目まぐるしく変化する楽想を巧みに描き出し、聴き手の耳を惹きつけてやみません。
NAXOS-8.574115
(1CD)
ロシア・ピアノ三重奏曲の歴史 第4集
アレンスキー:ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調 Op. 32(1894)
タネーエフ:ピアノ三重奏曲 ニ長調 Op. 22(1907)
ブラームス・トリオ【ニコライ・サチェンコ(Vn)、キリル・ロディン(Vc)、ナタリア・ルビンシテイン(P)】

録音:モスクワ音楽院大ホール(ロシア)
2017年1月10-11日、2017年6月7,9-10日
ブラームス・トリオによるロシア・ピアノ三重奏曲の伝統を追うシリーズ、第4集に登場するのはアレンス キーとタネーエフの三重奏曲。2人ともチャイコフスキーとラフマニノフの中間に位置する19世紀の終わ りに活躍した作曲家であり、その三重奏曲も、濃厚なロマンティシズムと美しい旋律に満たされた充実 した作風を持つ味わい深い仕上がりを見せています。アレンスキーの三重奏曲は「亡き芸術家への追 悼音楽」というロシアの伝統に則った作品で、1889年にこの世を去った名チェリスト、カール・ダヴィドフ に捧げられています。かたやタネーエフの三重奏曲は、特定の誰かのための作品ではありませんが、 チャイコフスキーの流れを汲む高度な作曲技法が遺憾なく発揮されています。どちらも19世紀ロシア 音楽における「ピアノ三重奏曲」のジャンルの発展に寄与し、さらなる進化の礎を築いた力作です。
NAXOS-8.574182
(1CD)
ニコス・スカルコッタス(1904-1949):波のダンス
36のギリシャ舞曲 第1集 AK 11(1931-35)
バレエ音楽「海」 AK 14 (室内オーケストラ版) (抜粋)(1949)…世界初録音
組曲第1番AK 3a - 大オーケストラのために(1929/1935)…世界初録音
アテネ国立O
ステファノス・ツィアリス(指)

録音:2019年7月18-19日、2019年7月20-23日、2019年7月24-25日
20世紀前半のギリシャ音楽界を牽引した功績で知られるスカルコッタス。アテネ音楽院でヴァイオリン を学び、ベルリンに留学。その後作曲に転向しパウル・ユオン、クルト・ヴァイル、フィリップ・ヤルナッハに 就いて学んだ彼は、シェーンベルクのマスタークラスに参加するなど、十二音音楽にも高い関心を寄せ ました。ギリシャに帰国後は、十二音技法を用いた作品を発表すると同時に、ギリシャの民族音楽を 元にした舞曲も数多く作曲。このアルバムには民族音楽の要素を存分に用いた「ギリシャ舞曲」と「組 曲第1番」の2作品を中心に収録。この組曲はスカルコッタスがベルリンに残してきた総譜を、後年彼 自身が記憶から再構築したもので、無調、新古典主義の要素がバランスよく取り入れられたユニーク な曲調を持っています。アルバム・タイトル「波のダンス」を含む1949年のバレエ音楽「海」は描写的な 曲。調性が支配する耳なじみのよい曲調です。 演奏するアテネ国立Oはスカルコッタスがヴァイオリニストとして在籍していたオーケストラ。同じ くツィリアスが指揮したスカルコッタス作品集第1集(8.574154)も高く評価されています。
NAXOS-8.574292
(2CD)
マルセル・ポート(1901-1988):交響曲全集

【CD1】
1-3. 交響曲第1番(1929)
4-6. 交響曲第2番(1937)
7-9. 交響曲第3番(1952)
【CD2】
1-3. 交響曲第4番(1970)
4-6. 交響曲第5番(1974)
7-9. 交響曲第6番(1978)
10-12. 交響曲第7番(1982)
ブリュッセルPO…CD1:1-3
ハンス・ロトマン(指)…CD1:1-3
ベルギーRSO…CD1:4-6
フランツ・アンドレ(指)…CD1:4-6
モスクワSO…CD1:7-9,CD2:4-12
フレドリク・デフレーセ(指)…CD1:7-9,CD2:4-12
アントワープPO…CD2:1-3
レオンス・グラス(指)…CD2:1-3

録音:1996年7月3日(Belgian Radio
recording)…CD1:1-3
1995年1月…CD1:7-9, CD2:4-6,
10-12
1994年10月…CD2:7-9
1971年11月5日…CD2:1-3(ADD)
1960年6月&7月(Belgian Radio mono
recording)…CD1:4-6(ADD/MONO)

原盤:MARCO POLO 8.223805…CD1:7-9, CD2:4-6,10-12
MARCO POLO 8.223775…CD2:7-9
Cultura 5073-3…CD2:1-3
20世紀ベルギーの作曲家マルセル・ポート。ブリュッセル音楽院で学んだ後、アントウェルペン音楽院 でベルギーで強い影響力を持っていた作曲家ポール・ジルソンに師事。さらにパリのエコールノルマル音 楽院でポール・デュカスに作曲を師事しました。1925年からはジルソンの弟子たちが組織したグループ "Les Synthetistes"のメンバーとして近代音楽の普及に尽力、また批評家としても『ベルギー音楽 批評』誌で15年にわたり、ジルソンとともに執筆を行いました。1960年からはベルギー作曲家連盟を 設立、初代会長の座に就いています。彼は、ジャズの要素をいち早く自作に採り入れたことで知られ、 代表作である7つの交響曲でもラヴェルやストラヴィンスキーの影響と、ジャズ風の旋律がうまく融合し た、色彩豊かな響きと力強いリズムを存分に味わうことができます。 この全曲収録盤には1960年の歴史的録音から1996年の録音まで、4人の指揮者と4つのオーケス トラによる演奏を収録。ポートが生前から高い人気を誇っていたことがうかがえます。


NAXOS
8.502507(25CD)
NX-L01
英国歌曲コレクション
【CD1】…8.557112
ウィリアム・ウォルトン(1902-1983):歌曲集
1. The Winds 風 (1918)
2. Tritons トリトンたち(1920)
3. Beatriz's Songベアトリスの歌(1942) (C.パーマー編)
4. Under the Greenwood Tree緑の森の木の下で(1936)

3 Facade Settings ファサードの3つの歌(1932)
5. No. 1. Daphne ダフネ
6. No. 2. Through Gilded Trellises 金色の格子の向こうに
7. No. 3. Old Sir Faulk 年老いたフォーク卿
Anon in Love 恋する人(1959)
8. No. 1. Fain would I change that note 喜んで調べを変えることもできよう
9. No. 2. O stay, sweet love とどまっておくれ 愛しい人
10. No. 3. Lady, when I behold the roses レディよ 私がバラの芽ぶくのを見るとき
11. No. 4. My love in her attire 恋人はその服で
12. No. 5. I gave her cakes and I gave her ale
ぼくは彼女にケーキをあげた 彼女にエールをあげた
13. No. 6. To couple is a custom カップルになることはひとつの習慣だ
A Song for the Lord Mayor's Table ロンドン市長の食卓のための歌(1962)
14. No. 1. The Lord Mayor's Table市長の食卓
15. No. 2. Glide Gently 滑り行け、穏やかに
16. No. 3. Wapping Old Stairs ワッピングの古い階段
17. No. 4. Holy Thursday 聖木曜日
18. No. 5. The Contrast コントラスト
19. No. 6. Rhyme 韻
3 Facade Settings ファサードの3つの歌(1932)(C.パーマー編)
20. No. 1. Long Steel Grass 長い鋼草
21. No. 2. Tango ? Pasodoble タンゴ ? パソドブレ
22. No. 3. Popular Song 流行歌
【CD2】…8.557113
アーサー・サマヴェル(1863-1937):無垢の歌 他
1. O mistress mine おお、わが愛しの人よ(1924)
2. Orpheus with his luteオルフェウスがリュートをとれば(1927出版)
3. Sweet Kateかわいいケイト(1897頃)
Songs of Innocence 無垢の歌(1889)
4. No. 1. The shepherd 羊飼い
5. No. 2. The blossom 花
6. No. 3. The lamb 子羊
7. No. 4. Nurse's Song 乳母の歌
Maud 連作歌曲集「モード」より(1898)
8. No. 1. Birds in the high Hall-garden 鳥たちは高い広間の庭の中
9. No. 2. Go not, happy day 行かないでくれ 幸せな日よ
10. No. 3. Come into the garden, Maud 入っておいで 庭の中へ モードよ

James Lee's Wife ジェイムズ・リーの妻(1907)
11. No. 1. James Lee's Wife speaks at the window ジェイムズ・リーの妻は窓辺で語る
12. No. 2. By the fireside 暖炉のそばで
13. No. 3. In the doorway 玄関口で
14. No. 4. On the cliff 断崖の上で
15. No. 5. Among the rocks 岩の間で
16. The Bargain バーゲン(1935出版)
17. Fain would I change that note 喜んで調べを変えることもできよう(1918)
18. Shepherd's cradle song 羊飼いの子守歌(1980出版)
19. Come to me in my dreams 夢の中で私のところに来て(1906)
20. Dainty little maiden 可憐な小さな乙女(1901)
21. When Spring returns春が戻ってくる時(1904)
The Shropshire Lad シュロップシャーの若者(1904)
22. No. 1. Lovliest of trees この世で一番いとおしい樹々
23. No. 2. When I was one-and-twenty 私が20と1歳だったときに
24. No. 3. There pass the careless people悩みを知らぬ人々が通る
25. No. 4. In summer-time on Bredon 夏の頃 ブリードンの丘で
26. No. 5. The street sounds to a soldier's tread 通りで兵士たちの行進の音がする
27. No. 6. On the idle hill of summer 夏の物憂い丘の上で
28. No. 7. White in the moon the long road lies 白く月明りの中 長い道が横たわる
29. No. 8. Think no more lad, laugh, be jolly 思い悩むな、若者よ
30. No. 9. Into my heart an air that kills ぼくの心の中に 命を奪う風が
31. No. 10. The lads in their hundreds 何百人の若者たち
【CD3】…8.557114
ヴォーン・ウィリアムズ:5つの神秘的な歌 他
1. It was a Lover and his Lass それは恋人と乙女(1922)
2. The Lawyer弁護士(1935)
3. The Splendour Falls 見事な滝(1896頃)
4. The Water Mill 水車(1922)
5. Tired 疲れた(1956)
6. Silent Noon 静かな真昼(1903)
7. Searching for Lambs 子羊を探す(1913)
8. Nocturne 夜想曲(1925)
9. Joy, Shipmate, Joy! 喜べ、船乗りよ、喜べ(1925)
10. Lord, come away 主よ、来たれ(1914)
11. Come Love, come Lord 来たれ愛、来たれ主よ(1914)
5 Mystical Songs 5つの神秘的な歌(1911)
12. Easter 復活祭
13. I got me flowers 花をとった
14. Love bade me welcome 愛はようこそと言った
15. The call 使命
16. Antiphon アンティフォナ
On Wenlock Edge ウェンロック・エッジで(1909)
17. On Wenlock Edge ウェンロック・エッジで
18. From far, from eve and morning 夕方から朝まで、ずっと
19. Is my team ploughing? 私の馬は耕しているか
20. Oh, when I was in love with you おお、私がお前を愛していたとき
21. Bredon Hill ブリドン・ヒル
22. Clun クラン

23. Dirge for Fidele フィデルのための挽歌(1890年代頃、1922出版)
【CD4】…8.557115
ピーター・ウォーロック(1894-1930):ダイシャクシギ 他

ダイシャクシギ(1920-22)
1. O Curlew, cry no more in the air おおダイシャクシギよ もう鳴くな
2. Pale brows, still hands and dim hair 蒼ざめた額 静かな手と柔らかな髪
3. I cried when the moon was murmuring to the birds
私は叫んだ 月が小鳥たちにつぶやいていた時に
4. Interlude 間奏曲
5. I wander by the edge of this desolate lake 私はこの岸辺をさまよう
Lillygay リリーゲイ(1922)
6. The Distracted Maid 捨てられたおとめ
7. Burd Ellen and Young Tamlane バード・エレンと若きタムレイン
8. Rantum Tantum ラントゥム タントゥム
9. Peter Warlock's Fancy ピーター・ウォーロックのファンシー(1924)
Peterisms, First Set ピーター主義、第1セット(1922)
10. Chopcherry さくらんぼ
11. A Sad Song 哀しい歌
12. Rutterkin ラターキン
13. My gostly fader わが聖霊なる父よ(1918)
14. Bright is the ring of words 輝かしきは言葉の響き(1918)
Saudades 郷愁(1916-17)
15. Along the stream 流れに沿って
16. Take, O take those lips away さあ 持って行け この唇をどこへでも
17. Heraclitus ヘラクレイトゥス
18. The cloths of Heaven 天の布(1916)
19. The frostbound wood 霜に覆われた木(1929)
20. Bethlehem Down ベツレヘムの夜明け(1930年版)
21. Sweet and twenty 甘く何度も(1924)
22. And wilt thou leave me thus? あなたは私をこのように残しますか?(1928)
23. Mr. Belloc's Fancy ベロック氏のファンシー(1921)

Peterisms, Second Set ピーター主義、第2セット(1922)
24. Roister Doiste rロイスター・ドイスター
25. Spring 春
26. Lusty Juventus 元気な若さ
27. The Bachelor 独身男(1922)
28. Away to Twiver アウェイ・トゥ・トゥイヴァー(1926)
29. Captain Stratton's Fancy ストラットン船長のファンシー(1920)
【CD5】…8.557116
ロジャー・クィルター(1877-1953):歌曲集
1. It was a lover and his lassそれは恋人と乙女(1921)
2. Take, O take those lips away 持って行け、あの唇を(1921)
3. O mistress mine おお、わが愛しの人よ(1905)
4. How should I your true love know
私がどうすればよいのかあなたの恋人は知ってるの?(1933)
5. Orpheus with his lute オルフェウスがリュートをとれば(1938)
6. Hark! Hark! the lark きけ!きけ!ひばり(1946)
7. Ca' the yowes to the knows 雌羊どもを呼び集めておくれ(1947)
8. Charlie is my darlingチャーリーは私の夫(1947)
9. Ye banks and braes
イエ・バンクスとボニー・ドゥーンの川のほとり(美しいドゥーン川の岸辺)(1947)
10. I arise from dreams of thee私はあなたの夢から生まれます(1929)
11. Music when soft voices die 優しい声がやむとき、楽の音は(1927)
12. Love's philosophy 愛の哲学(1905)
13. Spring is at the door 春はドアのところに(1914)
14. Passing dreams 夢を追って(1908)
15. Autumn evening 秋の夕べ(1910)
16. An old carol 古いキャロル(1924)
Three Pastoral Songs 3つの田園歌(1921)
17. i - I will go with my father a-ploughing 父さんと一緒に耕しに行く
18. ii - Cherry valley さくらんぼの谷間
19. iii - I wish and I wish 私は願いに願う

20. Go, lovely rose 行け、麗しのばらよ(1923)
21. A last year's rose 夏の名残りのばら(1910)
22. Amaryllis at the fountain 泉に咲くアマリリス(1914)
23. I dare not ask a kiss あえてキスをしない(1926)
24. Now sleeps the crimson petal 深紅の花弁は眠りに就く(1904)
To Julia ジュリアへ(1906)
25. Prelude 前奏曲
26. i - The bracelet 腕輪
27. ii - The maiden blush はにかむ乙女
28. iii - To daisies デイジーに
29. iv - The night piece 夜の小品
30. v - Julia's hair ジュリアの髪
31. Interlude 間奏曲
32. vi - Cherry ripe 熟したさくらんぼ
33. 愛は夏の夜を通じて呼びかける(1940)
【CD6】…8.557117
ホルスト:リグ・ヴェーダからの讃歌 他

4 Songs 4つの歌 Op. 35(1916-17)
1. Jesu sweet 優しきイエスよ
2. My soul has nought but fire and ice 私の魂はただ火と氷を持つに過ぎぬ
3. I sing of a maiden 私は聖処女のことを歌う
4. My Leman is so true わが愛するお方は真なるお方なり
6 Songs 6つの歌 Op. 16(1903-04)
5. Calm is the morn 静かなる朝
6. My true love hath my heart 恋人は私のハートを持っていて
7. Weep you no more もう泣かないで
8. Lovely kind and kindly loving 愛らしき優しさと
9. Cradle Song 子守歌
10. Peace 平和
Vedic Hymns リグ・ヴェーダからの讃歌 Op. 24(1907-08)
11. Ushas (Dawn) ウシャス(夜明け)
12. Varuna I (Sky) ヴァルナI(空)
13. Maruts (Storm Clouds) マルト(嵐の雲)
14. Indra (God of Storm and Battle) インドラ(嵐との戦いの神)
15. Varuna II (The Waters) ヴァルナU(水)
16. Song of the Frogs 蛙たちの歌
17. Vac (Speech) ヴァーチュ(言葉)
18. Creation 創造
19. Faith 信仰
12 Humbert Wolfe Settings ハンバート・ウルフによる12の歌 Op. 48(1929)
20. Persephone ペルセフォネ
21. Things lovelier より素敵なもの
22. Now in these fairylands 今、おとぎの国で
23. A little music 小さな音楽
24. The thought 考え
25. The floral bandit 花盗人
26. Envoi 送信
27. The dream-city 夢の街
28. Journey's end 旅の終わり
29. In the street of lost time 失われた時間の街で
30. Rhyme 韻
31. Betelgeuse ベテルギウス
32. Margrete's Cradle Song マルグレーテの子守歌 Op. 4 No. 2(1896)
33. The Heart Worships 心の信仰(1907)
【CD7】…8.557201
ブリテン:ミケランジェロの7つのソネット 他
The Holy Sonnets of John Donne ジョン・ダンの神聖なソネット Op. 35(1945)
1. Sonnet VI:Oh my blacke Soule! おお私のよこしまな心よ
2. Sonnet XIV:Batter my heart 三位一体の神よ、私の心を祝したまえ
3. Sonnet III:O might those sighes and teares おお、このため息と涙が
4. Sonnet XIX:Oh, to vex me おお、私を悩ますとは
5. Sonnet XIII:What if this present もしこの贈り物が
6. Sonnet XVII:Since she whom I lov'd 私の愛した彼女が
7. Sonnet VII:At the round earth's imagin'd corners 丸い地球の果てというところで
8. Sonnet I:Thou hast made me あなたは私を創った
9. Sonnet X:Death, be not proud 死よ、おごるなかれ
7 Sonnets of Michelangelo ミケランジェロの7つのソネット Op. 22(1940)
10. Sonetto XVI:Si come nella penna e nell'inchiostro あたかもペンとインクで記したように
11. Sonetto XXXI:A che piu debb'io mai l'intensa voglia ああ、なぜ私は涙を流し
12. Sonetto XXX:Veggio co' be' vostri occhi un dolce lume おまえの美しい目によって
13. Sonetto LV:Tu sa' ch'io so, signior mie, che tu sai 私が思うようにおまえも
14. Sonetto XXXVIII:Rendete a gli occhi miei, o fonte o fiume 私の目に涙して
15. Sonetto XXXII:S'un casto amor, s'una pieta superna もし愛が純潔であるならば
16. Sonetto XXIV:Spirto ben nato, in cui si specchia e vede 美しい魂よ
Winter Words 冬の言葉 Op. 52(1953)
17. At Day-close in November 11月のたそがれに
18. Midnight on the Great Western 大西部の真夜中
19. Wagtail and Baby せきれいと赤ん坊
20. The Little Old Table 古い小さなテーブル
21. The Choirmaster's Burial 合唱長の埋葬
22. Proud Songsters 誇らしげな歌手たち
23. At the Railway Station, Upway 停車場にて
24. Before Life and After 生まれる前と死んでから
25. If it's ever Spring again かつて再び春が(1953)
26. The Children and Sir Nameless 子供たちと名なし卿(1953)
【CD8】…8.557118
リザ・レーマン:ひなぎくの花輪 他
1. Cherry Ripe 熟したさくらんぼ(1917出版)
…原曲:チャールズ・エドワード・ホーン(1786-1849):
The Daisy Chain ひなぎくの花輪(抜粋)(1893)
2. Fairies 妖精
3. Keepsake Mill 思い出の水車
4. If no one ever marries me もし誰も私と結婚しないなら
5. Stars 星
6. The Swing ブランコ
7. Mustard and Cress カイワレ菜
Bird Songs 鳥の歌(1906)
8. The Woodpigeon モリバト
9. The Starling ムクドリ
10. The Yellowhammer キアオジ
11. The Wren ミソサザイ
12. The Owl フクロウ
13. Magdalen at Michael's Gate マイケルの門のマグダラのマリア(1913)
14. Evensong 夕べの歌(1916出版)
15. Endymion エンディミオン(1899)
16. Music when soft voices die 優しい声がやむとき、楽の音は(作曲年不詳)
17. To a little red spider 小さな赤いクモへ(1903)
18. Dusk in the Valley 谷の夕暮れ(作曲年不詳)
19. The Lily of a Day一日だけのユリ(1917)
20. When I am dead, My dearest いとしい人よ、私が死んでも(1918)
Four Cautionary Tales and a Moral 4つの訓話と1つの教訓(1909)
21. Rebecca レベッカ
22. Jim ジム
23. Matilda マティルダ
24. Henry King ヘンリー王
25. Charles Augustus Fortescue チャールズ・オーガスタス・フォーテスキュー
26. My true friend hath my hat 私の本当の友達は私の帽子を持っている(1914)
Two Nonsense Songs from Alice in Wonderland
『不思議の国のアリス』から2つのナンセンスな歌(1908)
27. Mockturtle soup ニセウミガメのスープ
28. Will you walk a little faster? もう少し速く歩いてくれない?
【CD9】…8.557202
ブリテン:カンティクル第1番- 第5番他
1. カンティクル第1番「My Beloved is mine 愛したものはわがもの」 Op. 40(1947)
2. カンティクル第2番「Abraham and Isaac アブラハムとイサク」 Op. 51(19
The Heart of the Matter ザ・ハート・オブ・ザ・マター(1952)
3. Prologue - Fanfare:Where are the seeds of the Universal Fire
4. Reading:The earth of my heart was broken and gaped low - Fanfare
5. Reading:In the hour when the sapphire of the bone
6. Song:We are the darkness in the heat of the day
7. Reading:In such a heat of the earth
8. カンティクル第3番「Still Falls the Rain なお雨は降る」 Op. 55(1954)
The Heart of the Matter ザ・ハート・オブ・ザ・マター(1952)
9. Reading:I see Christ's wounds weep in the Rose on the wall
10. Epilogue - Fanfare:So, out of the dark
11. カンティクル第4番「Journey of the Magi 東方三博士の旅」 Op. 86(1971)
12. カンティクル第5番「The Death of Saint Narcissus 聖ナーシサスの死」 Op. 89(1974)
【CD10.11】…8.557220-21
ブリテン:民謡編曲集
【CD10】
第1集 イギリスの歌(1940-43)
1. The Salley Gardens サリー・ガーデン
2. Little Sir William かわいいサー・ウィリアムズ
3. The Bonney Earl o' Moray 美しいムライ伯爵
4. O can ye sew cushions? おまえはクッションが縫えるかい?
5. The trees they grow so high 高くのびる木
6. The Ash Grove とねりこの林
7. Oliver Cromwell オリヴァー・クロムウェル

民謡集(1940-41)
8. Greensleevesグリーンスリーヴス
9. I wonder as I wander さまよいながら私は不思議に思う
10. The Crocodile クロコダイル
第3集 ブリテン諸島の歌(1942-46)
11. The Plough Boy 鋤で耕す少年
12. There's none to soothe なぐさめる人もなく
13. Sweet Polly Oliver かわいいポリー・オリヴァー
14. The Miller of Dee ディー川の水車屋
15. The foggy, foggy dew 霜のかかった露
16. O Waly, Waly おお悲しい(広い河の岸辺)
17. Come you not from Newcastle? おまえはニューキャッスルの生まれではないのか
18. Pray Goody プレイ・グッデイ(1945-46)
第5集 ブリテン諸島の歌(1951-59)
19. The Brisk Young Widow 若く朗らかな未亡人
20. Salley in our Alley 横丁のサリー
21. The Lincolnshire Poacher リンカンシャーの密猟者
22. Early one morning ある朝早く
23. Ca' the yowes 雌羊どもを呼び集めておくれ
民謡集(1950年代頃)
24. The Holly and the Ivy 柊と蔦は
25. Soldier, won't you marry me? 兵士よ、私と結婚しませんか?
26. The Deaf Woman's Courtship 耳の不自由な女性の求愛
【CD11】
第4集 アイルランドの歌(1957)
1. Avenging and bright 復讐と栄光
2. Sail on, sail on 出航、出航
3. How sweet the answer どれほど甘い答えか
4. The Minstrel Boy 吟遊詩人の少年
5. At the mid hour of night 真夜中に
6. Rich and rare 裕福で稀
7. Dear Harp of my Country! 愛しきわが祖国のハープへ
8. Oft in the stilly night 多くの場合、静かな夜に
9. The last rose of summer 夏の最後のばら
10. O the sight entrancing ああ、なんと心を奪う眺め
第2集 フランスの歌(1942)
11. La Noel passe 昔のクリスマス
12. Voici le Printemps 春近く
13. Fileuse 糸紡ぎ
14. Le roi s'en va-t' en chasse 王は狩りに行く
15. Le belle est au jardin d'amour 愛の庭の美人
16. Il est quelqu' un sur terre それは空想のなか
17. Eho! Eho! こだま、こだま
18. Quand j'etais chez mon pere 父の家にいたとき
第6集 イギリスの歌(1956-58)
19. I will give my love an apple 恋人にリンゴをあげよう
20. Sailor-boy 少年水兵
21. Master Kilby キルビーの旦那
22. The Soldier and the Sailor 兵士と水夫
23. Bonny at Morn すがすがしい朝
24. The Shooting of his Dear 恋人を撃つ
25. The Stream in the Valley ドイツ民謡「谷の嵐」(1946年以前)
26. Unidentified folk song setting 詳細不明の民謡から(作曲年不詳)
【CD12】…8.557495
クィルター:民謡編曲集 他
The Arnold Book of Old Songs アーノルド・ブックの古い歌 - イギリスの歌(1947)
1. Drink to me only with thine eyes 君が眼にて酒を汲めよ
2. Over the mountains 山々を越えて
3. My Lady Greensleeves 私の乙女のグリーンスリーヴス…世界初録音:

Love at the Inn 宿屋での愛(1940)
4. Little Moth 小さな蛾…世界初録音:
5. Love calls through the summer night 愛は夏の夜を通じて呼びかける
6. If Love should pass me by 愛が私を通り過ぎるなら…世界初録音:
7. アイルランドの歌 - The Rose of Tralee トゥラリーのバラ(1941) …世界初録音:
アーノルド・ブックの古い歌 - アイルランドの歌(1947)
8. Believe me, if all those endearing young charms 春の日の花と輝く
9. Oh! 'tis sweet to think ああ、それは甘い考え
女声のためのパート・ソング(1919-53)
10. Come Lady-Day 女性の日、来たれ…世界初録音:
11. The Starlings スターリング…世界初録音:
12. To a Harebell by a Graveside 墓地のそばのブルーベル…世界初録音:
13. It was a lover and his lass それは恋人と乙女
アーノルド・ブックの古い歌 ? スコットランドの歌(1947)
14. Ye banks and braes 美しいドゥーン川の岸辺(ドゥーンの川のほとり)
15. Charlie is my darling チャーリーは私の夫
16. Ca' the yowes to the knowes 雌羊どもを呼び集めておくれ
女声のためのパート・ソング(1914-38) …世界初録音:
17. Where Go the Boats? 小舟はどこへ
18. Windy Nights 風の夜
19. Summer Sunset 夏の日没
アーノルド・ブックの古い歌 ? フランスの歌(1947) …世界初録音:
20. Le pauvre laboureur 貧しい耕作者
21. L'amour de mo 私の愛
22. Joli mois de mai 美しい五月
6つのデュエット(1933-53) …世界初録音:
23. Daisies after rain 雨上がりのデイジー(独唱版)
24. My heart adorn'd with thee あなたで飾られた私の心
25. The Passing Bell 通りすがりの鐘
26. Blossom-Time 花咲く時
27. Daisies after rain 雨上がりのデイジー(重唱版)
28. Weep you no moreもう泣かないで
新発見の歌曲(1917頃-42)
29. I got a robe 私はローブを得た
30. Tis St Valentine's Day 聖ヴァレンタインの日…世界初録音:
31. What will you do, love?
あなたは何をしますか?愛しますか?(melody by S. Lover) …世界初録音:
アーノルド・ブックの古い歌 ? イングランドとウェールズの歌(1947)
32. The Jolly Miller ジョリー・ミラー
33. Barbara Allen バーバラ・アレン
34. Three Poor Mariners 3人の貧しいマリナー
35. Since first I saw your face (melody by T. Ford) 最初からあなたの顔を見た
36. The Ash Grove とねりこの林
【CD13】…8.557644
フィンジ:花輪をささげよう 他
I Said to Love 私は恋人に言った Op. 19b(1928-56)
1. No. 1. I Need not Go 私は行かなくてよい
2. No. 2. At Middle-Field Gate in February 2月のミドル=フィールド・ゲートで
3. No. 3. Two Lips 2つの唇
4. No. 4. In Five-score Summers (Meditation) 百の夏に(瞑想)
5. No. 5. For Life I Had Never Cared Greatly人生を気にかけてこなかった
6. No. 6. I Said to Love 私は恋人に言った
Let us garlands bring 花輪をささげよう Op. 18(1929-42)
7. No. 1. Come Away, Come Away, Death 来たれ、来たれ、死よ
8. No. 2. Who is Silvia? シルヴィアは誰?
9. No. 3. Fear No More the Heat o' the Sun 太陽の熱をもう恐れるな
10. No. 4. O Mistress Mine おお私の恋人よ
11. No. 5. It was a Lover and his Lass 恋する若者と娘がいた
Before and after Summer 夏の前と後 Op. 16(1932-49)
12. No. 1. Childhood among the Ferns シダの茂みの中の幼年時代
13. No. 2. Before and After Summer 夏の前と後
14. No. 3. The Self-unseeing 自分を見ない人
15. No. 4. Overlooking the River 川の見晴らし
16. No. 5. Channel Firing 海峡砲撃
17. No. 6. In the Mind's Eye 心の目の中に
18. No. 7. The Too Short Time 短すぎる時
19. No. 8. Epeisodia エペイソディア
20. No. 9. Amabel アマベル
21. No. 10. He Abjures Love 彼は恋人に懇願する
【CD14】…8.557222
ブリテン:民謡編曲集 第2集

8 Folk Song Arrangements 8つの民謡編曲(1976)
1. Lord! I married me a wife やれやれ嫁はもらったが
2. She's like the swallow 彼女はツバメのように
3. Lemady レマディ
4. Bonny at morn すがすがしい朝
5. Bugeilio'r Gwenith Gwyn 白小麦の羊飼い(ひとり寂し)
6. Dafydd y Garreg Wen ホワイト・ロックのデイヴィッド
7. The False Knight upon the Road えせ戦士の行進
8. Bird Scarer's Song 鳥追いの歌
9. The Holly and the Ivy 柊と蔦は(1957)
10. King Herod and the Cock ヘロデ王とおんどり(1962)
11. The Twelve Apostles 十二使徒(1962)
12. The Bitter Withy 苦いウィジー(1962以前)

民謡集(管弦楽伴奏編)(1942頃-50年代)
13. Le roi s’en va-t’en chasses 王は狩りに行く
14. Fileuse 糸紡ぎ
15. Eho! Eho! こだま、こだま
16. La belle est un jardin d’amour 愛の庭の美人
17. Quand j'etais chez mon pere 父の家にいたとき
18. The Salley Gardens サリー・ガーデン
19. Little Sir William かわいいサー・ウィリアムズ
20. The Bonny Earl o’ Moray美しいムライ伯爵
21. O can ye sew cushions? おまえはクッションが縫えるかい?
22. Oliver Cromwell オリヴァー・クロムウェル
23. The Plough Boy 鋤で耕す少年
24. O Waly, Waly おお悲しい(広い河の岸辺)
25. Come you not from Newcastle? おまえはニューキャッスルの生まれではないのか
26. The Salley Gardens サリー・ガーデン
【CD15】…8.557643
ヴォーン・ウィリアムズ:旅の歌/命の家 他
Songs of Travel 旅の歌(1901-04)
1. The Vagabond 放浪者
2. Let Beauty awake 美しい人よ、目覚めよ
3. The Roadside Fire 道端の火
4. Youth and Love 青春と恋
5. In Dreams 不幸せな夢の中で
6. The Infinite Shining Heavens 無限に輝く空
7. Whither must I wander? 私はいずこにさすらうか
8. Bright is the ring of words 言葉の響きは明るく
9. I have trod the upward and the downward slope 私は斜面を下りて行く
The House of Life 命の家(1903)
10. Love-sight 恋する人々
11. Silent Noon 静かな真昼
12. Love’s Minstrels 恋を歌う吟遊詩人
13. Heart’s Haven 心の隠れ家
14. Death in Love 愛の死
15. Love’s Last Gift 愛の形見
16. リンデン・リー(1901)
4 Poems by Fredegond Shove フレデグンデ・ショーヴによる4つの詩(1925)
17. Motion and Stillness 動きと静けさ
18. Four Nights 四つの夜
19. The New Ghost 新たな亡霊
20. The Water Mill 水車小屋
【CD16】…8.557963
フィンジ:大地と大気と雨/ある詩人に/小道と踏み段を通って
Earth and Air and Rain 大地と大気と雨 Op. 15(1928-32)
1. No. 1. Summer Schemes 夏の計画
2. No. 2. When I Set Out for Lyonesse リヨネーズに旅立つ時
3. No. 3. Waiting Both お互いを待って
4. No. 4. The Phantom 幻影
5. No. 5. So I Have Fared だから私は出かけた
6. No. 6. Rollicum-Rorum ローリクム=ロールム
7. No. 7. To Lizbie Browne リズビー・ブラウンへ
8. No. 8. The Clock of the Years 時代の時計
9. No. 9. In a Churchyard 教会の庭に
10. No. 10. Proud Songsters 誇り高き歌鳥
To a Poet ある詩人に Op. 13a(1921-56)
11. No. 1. To a Poet a Thousand Years Hence 千年前の詩人に
12. No. 2. On Parent Knees 親の膝の上で
13. No. 3. Intrada イントラーダ
14. No. 4. The Birthnight 誕生の夜
15. No. 5. June on Castle Hill キャッスル・ヒルの6月
16. No. 6. Ode on the Rejection of St Cecilia 聖セシリアの拒絶のオード
By Footpath and Stile 小道と踏み段を通って Op. 2(1921-22)
17. No. 1. Paying Calls 呼んでいるのに
18. No. 2. Where the Picnic Was ピクニックはどこだった
19. No. 3. The Oxen 雄牛たち
20. No. 4. The Master and the Leaves 主人とその葉たち
21. No. 5. Voices from Things Growing in a Churchyard
教会の庭で育つものたちから聞こえる声
22. No. 6. Exeunt Omnes 退場
【CD17】…8.570414
フィンジ:ある若者の訓戒/地球が朽ちるまで/おお眼にも美しい
A Young Man's Exhortation ある若者の訓戒 Op. 14(1926-29)
1. No. 1. A Young Man's Exhortation ある若者の訓戒
2. No. 2. Ditty 小歌
3. No. 3. Budmouth Dears パドマウスの可愛い子ちゃんたち
4. No. 4. Her Temple 彼女の神殿
5. No. 5. The Comet at Yell'ham イェーラムの彗星
6. No. 6. Shortening Days 短縮された日々
7. No. 7. The Sigh ため息
8. No. 8. Former Beauties かつての美女たち
9. No. 9. Transformations 変化
10. No. 10. The dance continued 途切れない踊り
Till Earth Outwears 地球が朽ちるまで Op. 19(1927-56)
11. No. 1. Let me enjoy the earth 地球を楽しもう
12. No. 2. In years defaced 長い年月の内に醜くなり
13. No. 3. The Market Girl 市場の少女
14. No. 4. I look into my glass 鏡を覗きこんで
15. No. 5. It never looks like summer here 夏のようには見えない
16. No. 6. At a Lunar Eclipse 月食にて
17. No. 7. Life laughs onwards 人生は前に向かって笑う
Oh Fair to See おお眼にも美しい Op. 13(1925-56)
18. No. 1. I say 'I'll seek her side' 彼女のそばを探し求める、と私は言う
19. No. 2. Oh fair to see おお眼にも美しい
20. No. 3. As I lay in the early sun 朝日の中で横たわり
21. No. 4. Only the wanderer たださすらう者だけが
22. No. 5. To Joy 喜びに
23. No. 6. Harvest 収穫
24. No. 7. Since we loved 私たちが愛し始めてから
【CD18】…8.570201
オルウィン(1905-1985):蜃気楼/6つの夜想曲/海の風景/祈り
Mirages 蜃気楼(1970)
1. No. 1. Undine ウンディーネ
2. No. 2. Aquarium水族館
3. No. 3. The Honeysuckle ハニーサックル
4. No. 4. Metronome メトロノーム
5. No. 5. Paradise 楽園
6. No. 6. Portrait in a Mirror 鏡の中の肖像
6 Nocturnes 6つの夜想曲(1973)…世界初録音:
7. No. 1. Everything is Now 全ては今
8. No. 2. Summer Rain 夏の雨
9. No. 3. Visitation 変奏曲
10. No. 4. Summer Night 夏の夜
11. No. 5. Circle 環
12. No. 6. Response 返答
13. Slum Song スラム・ソング(1947) …世界初録音:
Seascapes 海の風景(1980)
14. No. 1. Dawn at Sea 海の夜明け
15. No. 2. Sea-Mist 海霧
16. No. 3. Song of the Drowned Man溺れた男の歌
17. No. 4. Black Gulls 黒いカモメ
Invocations 祈り(1977)
18. No. 1. Through the Centuries 数世紀もの間
19. No. 2. Holding the Night 夜を抱く
20. No. 3. Separation 離別
21. No. 4. Drought 渇き
22. No. 5. Spring Rain 春の雨
23. No. 6. Invocation to the Queen of Moonlight 月光の女王への祈り
24. No. 7. Our Magic Horse 私たちの魔法の馬
【CD19】…8.570467
アイアランド(1879-1962):5つの詩/もう森へなんか行かない/海ヘの情熱/サンタ・キアラ 他
1. Great Things レート・シングス(1925)
3 ongs to Poems by Thomas Hardyトマス・ハーディの詩による3つの歌(1925)
2. No. 1. Summer Schemes 夏の配色
3. No. 2. Her Song 彼女の歌
4. No. 3. Weathers お天気
5. Sea Fever 海への情熱(1913)
6. The Bells of San Marie サン・マリーの鐘(1919)
7. The Vagabond 放浪者(1922)
8. Santa Chiara サンタ・キアラ(1925)
2 Songs 2つの歌(1928)
9. No. 1. Tryst (In Fountain Court) あいびき(噴水のある庭で)
10. No. 2. During Music 音楽の間に
Marigold マリーゴールド(1913)
11. I. Youth's Spring - Tribute 青年期の春 - 賛辞
12. II. Penumbra 半影
13. III. Spleen 気まぐれ
14. I Have Twelve Oxen 私は12頭の雄牛を持っている(1918)

We'll to the Woods No More もう森へなんか行かない(1927)
15. I. We'll to the Woods No More もう森へなんか行かない
16. II. In Boyhood少年時代に
17. III. Spring will not wait 春は待つことなしに(P・ソロ)
5 Poems by Thomas Hardy トーマス・ハーディの5つの詩(1926)
18. No. 1. Beckon to me to come 私に合図を
19. No. 2. In my sage moments 賢明な瞬間に
20. No. 3. It was what you bore with you, Woman それはあなたとともに耐えたこと
21. No. 4. The tragedy of that moment 瞬間の悲劇
22. No. 5. Dear, think not that they will forget you あなたを忘れることはないと思う
23. 2つの歌 - 第2番The Cost 代価 (1916)
24. When I am Dead, my Dearest いとしい人よ、私が死んでも(1924)
25. Songs Sacred and Profane 神聖な歌と世俗的な歌
- 第4番The Salley Gardens サリー・ガーデン(1929-31)
26. Tutto e sciolto すべて、そして緩く(1932)
27. If There Were Dreams to Sell もしも売ることのできる夢があれば(1918)
【CD20】…8.572151
ガーニー(1890-1937):歌曲集
1. On the Downs 夜明けに(1919)
2. Ha'nacker Mill ハナッカーの水車屋(1922)
3. The Bonny Earl of Murray 麗しのマレイ伯(1925)…世界初録音:
4. The Cherry Trees 桜の木(1920)…世界初録音:
5. By a Bierside ここは聖なる都市(1916)
5 Elizabethan Songs 5つのエリザベス朝の歌(1913-14)
6. No. 1. Orpheus with his lute オルフェウスがリュートをとれば
7. No. 2. Tears 涙
8. No. 3. Under the greenwood tree 緑の木の下で
9. No. 4. Sleep 眠り
10. No. 5. Spring 春
11. 7つのサッフォーの歌 - The Apple Orchard リンゴの果樹園(1919)
12. All night under the moon 月の下の全ての夜(1918)
13. The Latmian Shepherd ラトミアの羊飼い(1920)
14. I will go with my father a-ploughing 父さんと一緒に耕しに行く(1921)
15. Last Hours 最後の時(1920)
16. Cathleen ni Houlihan キャスリーン・ニー・フーリハン(1919)
17. A cradle song 子守歌(1920)
18. The Fiddler of Dooney ドーニーのフィドル(1918)
19. Snow 雪(1921)
20. The Singer 歌い手(1919)
21. Nine of the clock 時計の九時(1920)
22. Epitaph in old mode 古いスタイルの墓碑銘(1920)
23. The Ship 船(1920)
24. The Scribe 筆記体(1918)
25. Fain would I change that note 快く私は注記を変更する(1918)
26. An Epitaph 墓碑銘(1921)
27. When Death to either shall come私が死にゆく時施行すること(1920)
28. Thou didst delight my eyes 汝は我が目を喜ばせた(1921)
29. The boat is chafing ボートのきしみ(1920)
30. Lights Out:No. 4. Lights Out 光の外(1919)
【CD21】…8.572426
バターワース(1885-1916):シュロップシャーの若者より6つの歌/サセックスの民謡 他
6 Songs from A Shropshire Lad シュロップシャーの若者からの6つの歌(1911)
1. No. 1. Loveliest of trees この世で一番いとおしい樹々
2. No. 2. When I was one-and-twenty 私が20と1歳だったときに
3. No. 3. Look not in my eyes 私の目をのぞきこまないで
4. No. 4. Think no more, lad 思い悩むな、若者よ
5. No. 5. The lads in their hundreds 何百人の若者たち
6. No. 6. Is my team ploughing? 馬どもは耕しているだろうか?
11 Folk Songs from Sussex 11のサセックス民謡 ? 第7番-第11番(1912)
7. No. 7. A brisk young sailor courted me 快活な若い船乗りが私に求愛したの
8. No. 8. Seventeen come Sunday 17歳よ 今度の日曜には
9. No. 9. Roving in the dew 露の中を歩くのが
10. No. 10. The true lover's farewell 誠実な恋人のお別れ
11. No. 11. Tarry trousers 煤けたズボン
Bredon Hill and Other Songs ブリードンの丘とその他の歌(1912)
12. No. 1. Bredon Hill ブリードンの丘
13. No. 2. O Fair enough are sky and plain おお とても美しい 空も野原も
14. No. 3. When the lad for the longing sighs 若者が憧れにため息つく時に
15. No. 4. On the idle hill of summer 夏の物憂い丘の上で
16. No. 5. With rue my heart is laden 悲しみに私の心は打ちひしがれている
17. I Will Make You Brooches 君のためにブローチを
18. I Fear Thy Kisses あなたのキスがこわい
19. Requiescat 安息
11のサセックス民謡 ? 第1番-第6番(1912)
20. No. 1. Yonder stands a lovely creature あそこに立ってるぞ 素敵な女が
21. No. 2. A blacksmith courted me ひとりの鍛冶屋さんが私を愛した
22. No. 3. Sowing the seeds of love 蒔きました 愛の種を
23. No. 4. A lawyer he went out one day ある弁護士がある日出かけた
24. No. 5. Come my own one 来てよ、私の恋人
25. No. 6. The cuckoo カッコウ
【CD22】…8.572514
ヴェナブルズ(1955-):愛の翼の上で/ヴェネチアの歌 他
On the Wings of Love 愛の翼の上で Op. 38(2006)…世界初録音:
1. I. Ionian Song イオニアの歌
2. II. The Moon Sails Out 月灯りの中、船は出て行く
3. III. Sonnet XI ソネット第11番
4. IV. Epitaph 墓碑銘
5. V. When you are Old あなたが年をとった時
Love's Voice 愛の声 Op. 22(1995)
6. I. Fortunate Isles 幸運の島
7. II. The Passing Stranger 通り過ぎる見知らぬ人
8. III. The Invitation to the Gondola ゴンドラへの誘い
9. IV. Love's Voice 愛の声
10. Midnight Lamentation 真夜中の哀歌 Op.6(1974)
6 Songs 6つの歌 Op. 33より(1999)
11. No. 5. Break, break, break ブレイク、ブレイク、ブレイク…世界初録音:
12. No. 4. The November Piano 11月のピアノ…世界初録音:
13. No. 3. Vitae Summa Brevis 命の短き要約
2 Songs 2つの歌 Op. 28
14. No. 1. Flying Crooked 歪んだ飛行(1998)
15. No. 2. At Midnight 真夜中に(1997)
6つの歌 Op. 33より(1999)
16. No. 6. The Hippo かば
17. At Malvern モールヴァンにて Op. 24(1998)
18. A Kiss キス Op. 15(1992)
【CD23】…8.572600
ブリテン:ウィリアム・ブレイクの歌と格言/売り言葉に買い言葉/民謡編曲集
Songs and Proverbs of William Blake ウィリアム・ブレイクの歌と格言 Op. 74(1965)
1. I. Proverb I:The pride of the peacock 箴言 I クジャクの誇りは
2. II. London ロンドン
3. III. Proverb II:Prisons are built 箴言 II 牢獄は法律の石をもて建てられ
4. IV. The Chimney-Sweeper 煙突掃除の少年
5. V. Proverb III:The bird a nest 箴言 III 小鳥は巣を
6. VI. A Poison Tree 毒の木
7. VII. Proverb IV:Think in the morning 箴言 IV考えるのだ、朝には
8. VIII. The Tyger 虎
9. IX. Proverb V:The tygers of wrath 箴言 V 怒れる虎はずっと賢いのだ
10. X. The Fly ハエ
11. XI. Proverb VI:The hours of folly 箴言 VI 愚者の時は時計で測ることができる
12. XII. Ah! Sun-flower! ああ、ひまわりよ
13. XIII. Proverb VII:To see a World 箴言 VII 一粒の砂の中に世界を見て
14. XIV. Every Night and Every Morn 毎晩、そして毎朝
Tit for Tat 売り言葉に買い言葉(1968)
15. No. 1. A Song of enchantment 魅惑の歌
16. No. 2. Autumn 秋
17. No. 3. Silver 銀
18. No. 4. Vigil 徹夜
19. No. 5. Tit for Tat 売り言葉に買い言葉
民謡編曲集(1941-58)
20. The Plough Boy 鋤で耕す少年
21. The Foggy, Foggy Dew 霧のかかった露
22. Tom Bowling トム・ボウリング
23. O Waly, Waly おお悲しい(流れは広く)
24. Oliver Cromwell オリヴァー・クロムウェル
25. The Ash Grove とねりこの林
26. The Salley Gardens サリー・ガーデン
27. There's none to soothe 慰めてくれる人もなく
28. Little Sir William 小さなサー・ウィリアム
29. Ca' the yowes 雌羊どもを呼び集めておくれ
【CD24】…8.573080
ジョナサン・ダヴ(1959-):連作歌曲集

Out of Winter アウト・オブ・ウィンター(2003)…世界初録音:
1. Song I 歌I
2. Song II 歌II
3. Song III 歌III
4. Song IV歌IV
5. Song V 歌V
6. Song VI 歌VI
Cut My Shadow わが影を棄てて(2011)…世界初録音:
7. No. 1. Surprise 驚き
8. No. 2. The Guitar ギター
9. No. 3. Song of the Dry Orange Tree 乾いたオレンジの樹の歌
Ariel アリエル(1998)
10. No. 1. Come unto These Yellow Sands 黄砂のもとに
11. No. 2. I Boarded the King's Ship! 私は王の船に乗り込んだ
12. No. 3. O, O, O オー、オー、オー
13. No. 4. All Hail, Great Master! 全ての雹よ、偉大なる巨匠
14. No. 5. Is There More Toil? より多くの苦労はあるの?
All You Who Sleep Tonight 今宵眠る全ての人へ(1996)…世界初録音:
15. No. 1. Condition 条件
16. No. 2. Telephone 電話
17. No. 3. Across 横切る
18. No. 4. Prandial Plaint 食事の嘆き
19. No. 5. Interpretation 解釈
20. No. 6. Mistaken 誤り
21. No. 7. God's Love 神の愛
22. No. 8. Dark Road 暗き道のり
23. No. 9. Door ドア
24. No. 10. Night Watch 夜警
25. No. 11. Voices 声
26. No. 12. Soon まもなく
27. No. 13. All You Who Sleep Tonight 今宵眠る全ての人へ
【CD25】…8.572706
ブリテン:誕生日のお祝い/この子らは誰? 他

A Birthday Hansel 誕生日のお祝い Op. 92(1975)
1. No. 1. Birthday Song バースデイ・ソング
2. No. 2. My Early Walk 私の早朝散歩
3. No. 3. Wee Willie Gray ウィー・ウィリー・グレイ
4. No. 4. My Hoggie 私の羊
5. No. 5. Afton Water アフトンの流れ
6. No. 6. The Winter 冬
7. No. 7. Leezie Lindsay リージー・リンジー
Who are these Children? この子らは誰? Op. 84(1969)
8. No. 1. A Riddle (The Earth) なぞなぞ(地球)
9. No. 2. A Laddie's Sang 若者の歌
10. No. 3. Nightmare 悪夢
11. No. 4. Black Day ついていない日
12. No. 5. Bed-time 就寝時間
13. No. 6. Slaughter 殺戮
14. No. 7. A Riddle (The Child You Were) なぞなぞ(あなたがいた子供)
15. No. 8. The Lark Lad ひょうきん者
16. No. 9. Who are these Children? この子らは誰?
17. No. 10. Supper 晩餐
18. No. 11. The Children 子供たち
19. No. 12. The Auld Aik 樫の老木
20. Cradle Song, "Sleep, my darling, sleep子守歌 「ねむれ、わが子よ、ねむれ」(1942)
21. O that I had ne'er been married ああ、私はこれまで結婚していなかった(1922)
22. Ca' the yowes 雌羊どもを呼び集めておくれ(1951)
23. There's none to soothe 慰めてくれる人もなく(1945)
24. O can ye sew cushions? おまえはクッションが縫えるかい?(1940)
25. The Bonny Earl o' Moray 美しいマリー伯爵(1940)
26. Bonny at morn すがすがしい朝(1976)
27. Come you not from Newcastle? おまえはニューキャッスルの生まれではないのか(1946)
28. Dawtie's Devotion ドウティーの献身(1969)
29. The Gully 大きなナイフ(1969)
30. Tradition伝統(1969)
4 Burns Songs バーンズの4つの歌(1975)(C.マシューズによるピアノ伴奏編)
31. No. 1. Afton Water アフトンの流れ
32. No. 2. Wee Willie ウィー・ウィリー
33. No. 3. The Winter 冬
34. No. 4. My Hoggie 私の羊
【CD1】…8.557112
フェリシティ・ロット(S)…1,3,5-7,14-19
マーティン・ヒル(T)…2,4,8-13,20-22
グレイグ・オグデン(G)…8-13
グレアム・ジョンソン(P)…1-7,14-22
録音:1996年10月2-3日、1997年5月1-2日
All Saint’s Church, East Finchley, London(UK)

【CD2】…8.557113
パトリシア・ロザリオ(S)…2,16-18,20,21
キャサリン・ウィン=ロジャース(Ms)…4-7,11-15,19
クリストファー・モルトマン(Br)…1,3,8-10,20,22-31
デューク四重奏団…11-15
グレアム・ジョンソン(P)
録音:1998年3月23-25日
All Saint’s Church, East Finchley, London(UK)

【CD3】…8.557114
アンソニー・ロルフ=ジョンソン(T)…1,3-4,7,10-11,17-23
サイモン・キーンリサイド(Br)…1-2,5-6,8-9,12-16,23
ロージア・フラー(Vn)…2,7
ジョン・メトカーフ(Va)…10-11
デューク四重奏団…17-22
グレアム・ジョンソン(P)
録音:1996年7月9-11日
Rosslyn Hill Chapel, London(UK)

【CD4】…8.557115
エイドリアン・トンプソン(T)…1-5,10-12,18,21,24-28
クリストファー・モルトマン(Br)…6-9,13-17,19-20,22-23,29
フィリッパ・デイヴィス(Fl) …1-5
クリスティン・ペンドリル(コールアングレ)…1-5
デューク四重奏団…1-5
ジョン・コンステイブル(P)…6-29
録音:1997年2月3,4,11日
All Saint’s Church, East Finchley, London(UK)

【CD5】…8.557116
リサ・ミルン(S)…1,4,7-9,11,13,15,17-19,21-22,24,33
アンソニー・ロルフ=ジョンソン(T)…1-3,5-6,10,12,14,16,20,23,25-30,32-33
ロージア・フラー(Vn)…17-19
イヴァン・マックレディ(Vc)…17-19
デューク四重奏団…25-32
グアム・ジョンソン(P)

録音:1977年9月29-30日、10月1日
All Saint’s Church, East Finchley, London(UK)

【CD6】…8.557117
スーザン・グリットン(S)…1-10,32
クリストファー・モルトマン(Br)…11-19,33
フィリップ・ラングリッジ(T)…20-31
ロージア・フラー(Vn)…1-4
スチュアート・ベッドフォード(P)…5-10
録音:1998年5月5-7日
St Silas Church, St Silas Place, Chalk Farm, London(UK)

【CD7】…8.557201
フィリップ・ラングリッジ(T)
スチュアート・ベッドフォード(P)
録音:1995年12月16-18日、1996年1月22日
Blackheath Concert Halls, London(UK)

【CD8】…8.557118
ジャニス・ワトソン(S)…1,4,6,8-13,15,19-20,28
キャサリン・ウィン=ロジャース(Ms)…2,14,17-18,21-23,25,28
トビー・スペンス(T)…5,26-28
ニール・デイヴィス(Br)…3,7,16,21,23-26,28
スチュアート・ベッドフォード(P)
録音:1997年4月1-3日
Rosslyn Hill Chapel, Hampstead, London(UK)

【CD9】…8.557202
フィリップ・ラングリッジ (T)…1-3,6,8,10-12
ジーン・リグビー(C.A)…2
デレク・リー・レイギン(C.T)…11
ジェラルド・フィンリー(Br)…11
フランク・ロイド(Hrn)…3-4,8,10
ジュディ・デンチ(朗読)…4-5,7,9
オージアン・エリス(Hp)…12
スチュアート・ベッドフォード(P)…1-3,6,8,10-11
録音:1996年3月19,20,23,24日
All Hallows, Gospel Oak, London(UK)

【CD10.11】…8.557220-21
ブリテン:民謡編曲集
【CD10】
フェリシティ・ロット(S)…3-4,16-17,22-26
フィリップ・ラングリッジ (T)…1-2,5-15,18-21,25-26
グレアム・ジョンソン(P)
録音:
1995年3月20-21日 St Giles Church, Cripplegate, London(UK)…1-8,10-24
1995年3月25日 Henry Wood Hall, London(UK)…25-26
1995年6月9日 St Paul’s Church, Knightsbridge, London(UK)…9

【CD11】
フィリップ・ラングリッジ(T)…1,4-5,7,10-11,17-25
フェリシティ・ロット(S)…2-3,6,8-9,12-16
クリストファー・ファン・カンベン(Vc)…25-26
カルロス・ポネル(G)…19-24
グレアム・ジョンソン(P)…1-18,25-26
録音:
1995年3月20-21日 St Giles Church, Cripplegate, London(UK)…1-24
1995年3月25日 Henry Wood Hall, London(UK)…25-26

【CD12】…8.557495
ディヴィッド・ウィルソン=ジョンソン(Bs-Br)…1,8-9,20-22,29,34-35
アマンダ・ピット(S)…2-6,10-19,23-28,30,32-33,36
ジョアン・トーマス(Ms)…3,10-13,17-19,25-28
フィリップ・ラングリッジ(T)…5,7,24,31
デイヴィッド・オーウェン・ノリス(P)
録音:2004年2月14-15日,8月31日,9月1日
Turner Sims Concert Hall, University of Southampton(UK)

【CD13】…8.557644
ロードリック・ウィリアムズ(Br)
イアン・バーンサイド(P)
録音:2004年8月12-14日
Potton Hall, Westleton, Suffolk, England(UK)

【CD14】…8.557222
フィリップ・ラングリッジ(T)…1-8,10-12,19-26
マーガレット・フィーヴィア(S)…9
ジュディス・ハリス(Ms)…9
ヴァーノン・カーク(T)…9
グレアム・タイタス(Br)…9
トーマス・アレン(Br)…13-18
オージアン・エリス(Hp)…1-8
BBCシンガーズ…9
サイモン・ジョリー(指)…9
ウェンハストン少年合唱団…10-12
デイヴィッド・オーウェン・ノリス(P)…10-12
クリストファー・バーネット(指)…10-12
ノーザン・シンフォニア…13-26
スチュアート・ベッドフォード(指)…13-26
録音:1995年1月21-22日 Snape Maltings Concert Hall, Suffolk(UK)…10-12
1995年2月20-25日 March at St Giles Cripplegate, London(UK)…1-8
1995年3月31日 All Saints Church, Gosforth, Newcastle(UK)…13-26
1995年6月9日 St Paul’s Knightsbridge, London(UK)…9

【CD15】…8.557643
ロードリック・ウィリアムズ (Br)
イアン・バーンサイド(P)
録音:2004年8月27-29日
Potton Hall, Westleton, Suffolk(UK)

【CD16】…8.557963
ロードリック・ウィリアムズ(Br)
イアン・バーンサイド(P)…1-16
サッコーニ四重奏団…17-22
録音:Potton Hall, Westleton, Suffolk(UK)
2005年8月27-28日…1-16
2006年1月10日…17-22

【CD17】…8.570414
ジョン・マーク・エインズリー(T)
イアン・バーンサイド(P)
録音:2006年11月27-28日
Potton Hall, Westleton, Suffolk(UK)

【CD18】…8.570201
ジェレミー・ヒュー・ウィリアムズ(Br)…1-13
エリン・マナハン・トーマス(S)…14-24
ジョン・ターナー(ソプラノ・リコーダー)…14-17
イアン・バーンサイド(P)
録音:2006年3月21-22日…18-24 Potton Hall, Westleton, Suffolk(UK)…18-24
2006年10月10-11日…1-13 Potton Hall, Westleton, Suffolk(UK)…1-13
2007年4月6日 Henry Wood Hall, London(UK)…14-17

【CD19】…8.570467
ロードリック・ウィリアムズ(Br)…1-16,18-27
アン・バーンサイド(P)

録音:2007年7月23-25日
Potton Hall, Westleton, Suffolk(UK)

【CD20】…8.572151
スーザン・ビックリー(Ms)
イアン・バーンサイド(P)
録音:2008年6月24-26日
Potton Hall, Westleton, Suffolk(UK)

【CD21】…8.572426
ロードリック・ウィリアムズ(Br)
イアン・バーンサイド(P)
録音:2010年1月11-13日
Potton Hall, Westleton, Suffolk(UK)

【CD22】…8.572514
リチャード・ホスフォード(Cl)…1-5
アンドリュー・ケネディ(T)
イアン・バーンサイド (P)
録音:2009年11月23-25日
Wyastone Concert Hall, Monmouth(UK)

【CD23】…8.572600
ロードリック・ウィリアムズ (Br)
イアン・バーンサイド(P)
録音:2011年1月4-6日
Potton Hall, Westleton, Suffolk(UK)

【CD24】…8.573080
ニッキー・スペンス (T)…1-6
パトリシア・バードン(Ms)…7-9,15-27
クレア・ブース(S)…10-14
アンドリュー・マシューズ=オーウェン(P)…1-9,15-27

録音:Menuhin Hall, Cobham, Surrey(UK)
2014年4月1-2日…1-9,15-27
2014年5月5日…10-14

【CD25】…8.572706
マーク・ワイルド(T)
ルーシー・ウェイクフォード(Hp)…1-7,26
デイヴィッド・オーウェン・ノリス(P)…8-25,27-34
録音:2009年8月17-19日
Turner Sims Concert Hall, University of Southampton(UK)
数多いナクソスの名盤の中でも、とりわけ高く評価されているのが、この『英国歌曲』のシリーズです。フィンジ、アイアランド、ガーニー、バターワース、クィ ルターなど19世紀後半から20世紀にかけて活躍した作曲家から、ブリテン、ヴェナブルズ、ダヴと言った近現代の作曲家までの多彩な歌曲を一挙収 録。素朴な旋律に精巧な編曲を施したブリテンの「民謡編曲集」や、若者の秘めた情熱を伝えるフィンジの一連の歌曲、第一次世界大戦の不安な 世情が反映されたガーニーやバターワースの歌曲など、イングランドの土地と風景、そして人間の感情の機微が丁寧に描き出された心尽くしの曲が並 びます。

   NAXOS 2021年4月発売(2)
NAXOS-8.574266
(1CD)
インカを通る道
アレハンドロ・トバル(1907-1975):カラマリー(1967)
アルフォンソ・レング(1894-1974):前奏曲第1番(1912)
アルベルト・ウィリアムズ(1862-1952):演奏会用序曲第1番
ホセ・カルロス・カンポス(1957-):田園舞曲(1981)…世界初録音
サントス・シフエンテス(1870-1932):「アイレス・トロピカレス」によるスケルツォ(1894)…世界初録音
セルソ・ガリード=レッカ(1926-):アンデス民族舞曲(1983)…世界初録音
エンリケ・ソロ(1888-1954):幻想的舞曲(1916)
フランシスコ・プルガル・ビダル(1929-2012):カスカイ(1989)…世界初録音
ノルウェー放送O
ミゲル・アルト=ベドヤ(指)

録音:2014年9月5日、2014年10月10日、2015年2月6日、2015年12月5日、2017年5月29日
「Caminos del Inca」とは南アメリカを横断する道路網。多くのインカの遺跡を含むペルー、ボリビア、エクアドル、チリ、アルゼンチン、コロンビアを横 断するこの道行には、さまざまな文化と伝統音楽が存在します。このアルバムに登場する作曲家たちの音楽には、これらの伝統とヨーロッパ文化の影 響が融合されたユニークな味わいが見てとれます。ここには後期ロマン派の音楽や民族舞踊、ストラヴィンスキーの音楽のような原始的な衝動、ポピュ ラー音楽からの影響、シンプルな美しさなどあらゆる要素が含まれており、これらのカラフルな音楽は聴き手を想像上の旅へといざないます。タンゴ風の リズムが躍動的なトバルの「カラマリー」、冒頭のエキゾチックな旋律が耳に残るカンポスの「田園舞曲」、多彩な表情を持つ5つの小品で構成されたガ リード=レッカの「アンデス民族舞曲」などどこから聴いても楽しい1枚を、ペルー出身のミゲル・アルト=ベドヤが、現在首席指揮者を務めるノルウェー 放送Oとともに見事な演奏で聴かせています。
NAXOS-8.573692
(1CD)
イギリスのギター音楽集 第2集
ジョン・ダウランド:ジョン・ラングトン氏のパヴァーヌ P. 14(1604以前) (G.A. デヴァインによるギター編)…世界初録音
ブリテン:ダウランドによるノクターナル- 「来たれ、深き眠りよ」によるリフレクション Op. 70(1963)
ジョン・ラター(1945-):古風な前奏曲(1980)
ラター:ロンド・カプリース(1976)
シリル・スコット(1879-1970):ギター・ソナチネ(1927)(J. ブリーム校訂)…世界初録音
ニコラス・モー(1935-2009):ミュージック・オブ・メモリー(1989)
グレアム・アンソニー・デヴァイン(G)

録音:2014年9月6,7日、2014年9月12日
イギリス出身の世界的ギタリスト、ジュリアン・ブリーム(1933-2020)は,ギター音楽の中心的なレパートリーを 占めるスペイン音楽だけではなく、自国の作品を積極的に演奏しました。その中にはイギリス・ルネサンス期の音 楽や、彼と同時代の作曲家たちに委嘱した多くの作品が含まれています。現代イギリスにおける名ギター奏者 グレアム・アンソニー・デヴァインはこれらの作品を21世紀に紹介することで、改めてブリームの偉大さを称えてい ます。ウォルトンやロースソーン、バークリー:作品などが収録された第1集に続く第2集では、自らリュートも演奏し たというブリームが愛奏したダウランド作品をはじめ、ブリームの依頼で書かれたブリテンによる名作「ダウランドによ る夜想曲」、現代イギリスを代表する作曲家ジョン・ラターの2作品と、世界初録音となるブリームが校訂したシ リル・スコットのソナチネ、そしてニコラス・モーの大作「ミュージック・オブ・メモリー」が演奏されています。
NAXOS-8.574203
(1CD)
ヨハン・ジモン・マイール(1763-1845):グローリア・ミサ ホ短調(1820頃-1834) (ベルガモ・アンジェロ・マイ図書館コレクション 108-14a-c, 85-17)
グローリア・ミサ ヘ短調(1820頃) (ベルガモ・アンジェロ・マイ図書館コレクション 114-21)
ドロタ・シュチェパンスカ(S)
アンナ・ファイト(S)
フレイア・アプフェルスタット(A),(S)
マリア・グラツィア・インサム(A)
マルクス・シェーファー(T)
ジー・ファン(T)
トーマス・シュティンメル(Bs)
エリア・メルゲ(Bs)
ジモン・マイールcho
コンチェルト・デ・バッスス
フランツ・ハウク(指)

録音:2019年6月23-27日
世界初録音
ドイツで生まれ、イタリアで活躍した古典派の作曲家ジモン・マイール。近年作品の紹介が進み、NAXOSレー ベルからも歌劇や声楽曲を中心に数多くの作品がリリースされています。このアルバムに収録された2つのミサ曲 は、マイールの存命当時、ヨーロッパ全土で高い人気を博した作品で、17世紀イタリアで流行した「ミサ・コン チェルタータ」(各々の曲は連続せず、独立して奏される)の様式に根差しています。60分近い大作であるホ 短調ミサ曲は、歌い手とオーケストラが巧みな掛け合いを聴かせる華麗な仕上がりを誇り、とりわけオーケスト ラ・パートの優れた対位法の書法が見事です。小振りの作品であるヘ短調ミサ曲は、時には憂いを帯びた旋律 が現れる印象的な作品。どちらもマイールの後期のスタイルの優れた作例として長く認識されていたものです。 1955年生まれの指揮者フランツ・ハウクは教会音楽のスペシャリストとして知られ、2003年にジモン・マイール 合唱団を設立。マイール作品を中心とした18-19世紀の合唱作品の紹介に尽力しています。
NAXOS-8.574297
(1CD)
エルマンノ・ヴォルフ=フェラーリ(1876-1948):ヴァイオリン・ソナタ第1番 - 第3番
ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調 Op. 1(1895)
ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調 Op. 10(1901)
ヴァイオリン・ソナタ第3番ホ長調 Op. 27(1943)
エマヌエーレ・バルディーニ(Vn)
ルカ・デッレ・ドンネ(P)

録音:2019年9月18,20,21日サラ・サンパウロ(ブラジル)
歌劇「マドンナの宝石」の美しい間奏曲が有名なイタリアの作曲家ヴォルフ=フェラーリ。若い頃には画家を志し ていたものの、10代の終わりに父の故郷であるドイツに移った頃から音楽に魅了され、ラインベルガーから対位 法を個人的に学び20代で作曲を手掛けるようになりました。1900年には自作のオペラ「チェネレントラ」をヴェ ネツィアで初演、その時は失敗に終わったものの、のちにブレーメンで上演し大成功を収めています。以降、数 多くのオペラを作曲し、イタリア・オペラ界の重鎮として評価されました。そんなヴォルフ=フェラーリ、作曲を始めた ばかりの頃と、晩年になってから数多くの器楽曲を作曲しましたが、これらのほとんどは現在に至るまで演奏され ることがありません。このアルバムには初期の作品であるヴァイオリン・ソナタ第1番と第2番、そして後期の第3番 を収録。息の長い旋律が美しい初期の2曲はもちろんのこと、神秘的な雰囲気を持つ第3番の美しさがとりわ け印象に残ることでしょう。
NAXOS-8.579033
(1CD)
サルヴァトーレ・ディ・ヴィットリオ(1967-): シンフォニア第3番、第4番他
コレッリアーナの頌歌(2016)
モンテヴェルディの主題による海のファンファーレ(2015)
ヴェネーレ(ヴィーナス)とアドニス、パヴァーヌ(2014)
パレルモ序曲(2013)
ティヴォリのエステ荘(2015)
シンフォニア第3番「シチリアの神殿」(2011)
古風なサラバンド(2018)
シンフォニア第4番「変容」(2014-19)
ケリー・ホール=トンプキンス(Vn)…8
ニューヨーク室内O
サルヴァトーレ・ディ・ヴィットリオ(指)

録音:2019年6月24-28日
コンサート・ホール、アデルフィ大学パフォーミング・アーツ・センター、ニューヨーク(USA)
世界初録音
最近リリースされたレスピーギの「リュートのための古風な舞曲とアリア」(8.573901)を指揮し、注目を浴びた ディ・ヴィットリオ。彼はシチリア島のパレルモで生まれ、ニューヨークで美術と古代哲学を学び、ローマとフィレン ツェ、ロンドンで指揮を始めました。その後ニューヨークを中心に活躍しています。また作曲家としては、イタリアの オーケストラ音楽の伝統に、モダンな味付けを施した華麗な作品を次々と発表、これらは高く評価されていま す。この第2集の作品集では、彼の故郷であるパレルモの文化や歴史を反映させた鮮やかな描写による華麗 な作品を聴くことができます。シンフォニア第3番では、シチリアの寺院の美しさが描かれ、シンフォニア第4番は古 代ローマの詩人オウィディウスが著した『変身物語』から題材が採られた、ヴィットリオ渾身の作品になっていま す。どの曲も耳なじみが良く、イタリア21世紀音楽の象徴とも言える素晴らしい仕上がりを見せています。演奏 はもちろんディ・ヴィットリオ自身によるもの。オーケストラを思う存分に鳴らしたレスピーギを思わせる壮麗な響き が聴きどころです。
NAXOS-8.574295
(1CD)
グアテマラ大聖堂アーカイヴからの音楽
ラファエル・アントニオ・カステリャーノス(1725頃活躍-1791):陽気な羊飼い(1778) (グアテマラ大聖堂アーカイヴ MS 127)
カステリャーノス:小さなジプシーがやって来る(1775)(グアテマラ大聖堂アーカイヴ MS 118)
ガスパール・サンス(1640-1710):スペイン・ギター指南 第2巻 - フォリア(1675出版) (R. サヴィーノによるギターとハープ編)
カステリャーノス:天国の天使(グアテマラ大聖堂アーカイヴ MS 118)(1789)(R. サヴィーノによる2声と室内アンサンブル編)
作者不詳(18世紀メキシコ):ヴァイオリン・ソナタ第26番、第27番 (メキシコ国立人類学博物館の複写、18世紀)
カステリャーノス:アル・デモニオ - シ・ペルフェッシオーナ・エル・アルティシモ(1782) (グアテマラ大聖堂アーカイヴ MSS 98, 147)(R. サヴィーノによる3声と室内アンサンブル編)
セバスティアン・ドゥロン(1660-1716):ああ、泣き悲しみ(1700) (グアテマラ大聖堂アーカイヴ MS 289)
カステリャーノス:ハカラの友のところへ(1785) (グアテマラ大聖堂アーカイヴ MS 157)
アルカンジェロ・コレッリ:室内トリオ・ソナタ ト長調 「チャコーナ」 Op. 2, No. 12
(1685出版)
ドゥロン:いけ、大気を乱せ(1700頃)(グアテマラ大聖堂アーカイヴ MS 261)
ジョセフ・デ・トレス(1670頃-1738):祝福された秘跡:あなたの壊れを和らげる (グアテマラ大聖堂アーカイヴ MS 669)(R. サヴィーノによる声、ヴァイオリンと室内アンサンブル編)
マヌエル・ジョゼフ・デ・キロス(?-1765):クラリネス・スアベス(1750頃) (グアテマラ大聖堂アーカイヴ MS 721)
フアン・アントニオ・デ・バルガス・イ・グスマン(1700頃活躍):ギター・ソナタ第8番ロ短調-Andante(1776出版) (メキシコ国立公文書館 Gallery 4, Virreinato, Secretaria de Camara, Box 349)
バルガス・イ・グスマン:ギター・ソナタ第9番ニ長調-Allegro(1776出版)(メキシコ国立公文書館 Gallery 4, Virreinato, Secretaria de Camara, Box 349)
キロス:イエス、イエス、イエス、そしてあなたは高みへ上がるもの(1743)(グアテマラ大聖堂アーカイヴ MS 712)
カステリャーノス:グアランガナの黒人(グアテマラ大聖堂アーカイヴ MS 179)(R. サヴィーノによる4声と室内アンサンブル編)
フアン・ガルシア・デ・セスペデス(1619-1678):この夜を生きる(1660頃)(ガブリエル・サルディバル・イ・シルバ私立図書館、グアナファト・メキシコ、17世紀)
エル・ムンド(古楽アンサンブル)
リチャード・サヴィーノ(指揮・編)

録音:2018年8月15日、2018年8月16日、2018年8月17日
スカイウォーカー・ランチ、ニカシオ、カリフォルニア(USA)

世界初録音…2,4,6,8,12,16
中南米におけるスペインの植民地では、17世紀から18世紀にかけて新たな文化が芽生えていました。スペイン がもたらした宮廷音楽は、南米の先住民たちに伝播していく間に当地の民謡の影響を受け、厳格な宗教音 楽すらも南米風に変化していったのです。このような文化の変遷を示す数多くの貴重な資料は、グアテマラの中 心にある「メトロポリタン大聖堂(グアテマラ大聖堂)」に保存されています。この壮麗な建造物は地域の大司教 座としてグアテマラシティの中心に位置し、これまでにも多くの地震に耐え、その都度修復を施されながら、人々 の心の拠り所として、また前述の通り、歴史的な資料の保管場所として大切な役割を果たしています。このア ルバムに収録された世界初録音6曲を含む17曲は、大聖堂に保存されている譜面からセレクトされたもの。ギ ター、ハープ、多彩なパーカッションと歌によるアンサンブルは、活気に満ちたリズムやエキゾチックな旋律を生き生 きと再現、当時の活況を想起させます。
NAXOS-8.574302
(1CD)
アダン:バレエ音楽『妖精の名付け子』全曲 クイーンズランドSO
アンドルー・モグレリア(指)


録音:1996年2月5-12日
ABCスタジオ、ブリスベン、クイーンズランド(オーストラリア)
世界初録音
※MARCOPOLO 8.223734-35より移行盤
バレエ『ジゼル』で知られるフランスの作曲家アドルフ・アダン。20代で28作もの舞台音楽を書きあげるなど才能 に溢れた彼は、1847年にパリで3つ目の歌劇場「テアトル・ナショナル座」を創設しましたが、その翌年に起きた 1848年革命の余波を受け、劇場は閉鎖され莫大な借金を抱えてしまいました。そんなアダンは『ジゼル』の他 にもいくつかのバレエ曲を作曲。この『妖精の名付け子』は1849年にパリ・オペラ劇場で初演された3幕からなる バレエ。田園地帯で繰り広げられる神の娘イサウレの恋物語が描かれた作品で、全編にわたる音楽は名作『ジ ゼル』を凌駕するほどの美しさを誇ります。しかし、録音は少なく、このアンドリュー・モグレリアとクイーンズランド交 響楽団による1996年の演奏が世界初録音です。
NAXOS-8.578189
(1CD)
メゾ・ソプラノとコントラルトのためのオペラ・アリア名曲集
1. ビゼー:歌劇「カルメン」 - 第1幕 セギディーリャ 「セビリアの砦の近くの酒場で」(カルメン)
2. モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」 K. 492- 第2幕 アリエッタ 「恋とはどんなものかしら」(ケルビーノ)
3. ロッシーニ:歌劇「チェネレントラ(シンデレラ)」 - 第2幕 「悲しみと涙のうちに生まれて」(チェネレントラ)
4. ヴェルディ:歌劇「マクベス」 - 第2幕 「日の光が薄らいで」(マクベス夫人)
5. グルック:歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」 - 第3幕 アリア 「エウリディーチェを失って」(オルフェオ)
6. ロッシーニ:歌劇「アルジェのイタリア女」 - 第1幕 「ひどい運命よ!愛の暴君よ!」(イザベッラ)
7. サン=サーンス:歌劇「サムソンとデリラ」 Op. 47 - 第2幕 「あなたの声に我が心は開く」(デリラ)
8. ドニゼッティ:歌劇「ルクレツィア・ボルジア」- 第2幕 「幸せでありたい方に秘密を教えましょう」(オルジーニ)
9. ロッシーニ:歌劇「セビリアの理髪師」 - 第1幕 カヴァティーナ 「今の歌声は」(ロジーナ)
10. ヴィヴァルディ:歌劇「狂乱のオルランド」 Anh. 84 - 第1幕 「深い闇の世界へ」(オルランド)
11. チャイコフスキー:歌劇「スペードの女王」 Op. 68 - 第1幕 「愛しの友達」(ポリーナ)
12. ドニゼッティ:歌劇「ラ・ファヴォリータ」 - 第3幕 「私のフェルナンド」(レオノール・デ・グスマン)
13. ヴェルディ:歌劇「アイーダ」 - 第4幕 「憎い恋仇はいなくなった」(アムネリス)
14. モーツァルト:歌劇「皇帝ティートの慈悲」K. 621 - 第1幕 アリア 「行こう、だが愛しい人よ」(セスト)
15. ヘンデル:歌劇「セルセ(クセルクセス)」HWV 40
- 第1幕 アリア 「安らぎの木陰…オンブラ・マイ・フ(ラルゴ)」(セルセ)
16. ロッシーニ:歌劇「セミラーミデ」 - 第1幕 ああ!あの日を絶えず思い出す(アルサーチェ)
17. ワーグナー:楽劇「ジークフリート」 - 第3幕 「私の眠りは夢見ることで」(エルダ)
18. ヴェルディ:歌劇「仮面舞踏会」 - 第1幕 「地獄の王よ、急ぎたまえ」(ウルリカ)
19. ビゼー:歌劇「カルメン」 - 第1幕 ハバネラ 「恋は野の鳥」(カルメン)
マルヤナ・リポフシェク(Ms)…1,5,7,15,19
ミシェル・ブリート(Ms)…2
エヴァ・ポドレス(C.A)…3,6,16
アグネス・バルツァ(Ms)…4,12
ニディア・パラシオス(Ms)…8
ソニア・ガナッシ(Ms)…9
ソニア・プリナ(C.A)…10
リュドミラ・シェムチュク(Ms)…11,18
バーバラ・ディヴァー(Ms)…13
タティアナ・トロヤノス(Ms)…14
デボラ・ハンブル(Ms)…17
マティアス・ゲルネ(Bs-Br)…17

録音:1987年-2017年
イタリア・オペラでは、一途で可憐な主人公をソプラノが担当、メゾ・ソプラノは侍女や乳母、友人など主人公を 助ける(もしくは罠にかける)といった補助的な役割を果たす役をあてられることがほとんどです。またコントラル トはしばしば男性役を演じ、舞台に倒錯的な魅力を与えています。しかしロッシーニはこの深く抒情的な声を愛 し「セビリアの理髪師」や「チェネレントラ」などでは主役を与えるとともに、他のオペラでも重要な役を与えること で、これらの深い声を存分に活用しています。またフランス・オペラでもメゾ・ソプラノが主役を歌うことが多く、サン =サーンスの「サムソンとデリラ」をはじめ、マスネの多くのオペラでもメゾ・ソプラノが主役を務めています。強烈な 妖艶さが求められるビゼーの「カルメン」もメゾ・ソプラノの独壇場。凄みと温かさを兼ね備えた女声の魅力が詰 まった1枚です。また、このアルバムには、NAXOS音源だけではなく、ORFEOやDYNAMICレーベルなどの歴 史的名演の音源が用いられています。
NAXOS-8.578191
(1CD)
バスとバリトンのためのオペラ・アリア名曲集
1. ロッシーニ:歌劇「セビリアの理髪師」 - 第1幕 カヴァティーナ 「私は町のなんでも屋」(フィガロ)
2. ビゼー:歌劇「カルメン」 - 第2幕 闘牛士の歌 「諸君の乾杯を喜んで受けよう」(エスカミーリョ)
3. グノー:歌劇「ファウスト」(1864年版)- 第2幕 第3場「金の子牛は立っている」(メフィストフェレス)
4. グノー:歌劇「ファウスト」(1864年版)- 第3幕 第10場「いいタイミングだ」 (メフィストフェレス)
5. ボーイト:歌劇「メフィストフェレ」 - 第2幕 ワルプルギスの夜 「これが世界か、空で、丸く」(メフィストフェレ)
6. オッフェンバック:歌劇「ホフマン物語」 - 第2幕 「きらめけ、ダイヤモンドよ」(ダペルトゥット)
7. モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」 K. 492 - 第1幕 アリア 「もう飛ぶまいぞこの蝶々」(フィガロ)
8. モーツァルト:歌劇「魔笛」 K. 620 - 第2幕 アリアと合唱 「おお、イシスとオシリスが」(ザラストロ、合唱)
9. ワーグナー:歌劇「さまよえるオランダ人」 - 第1幕 アリア 「期限は切れた」(ダラント)
10. ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」 - 第3幕 ヴォータンの別れ 「さらば、勇気ある輝かしき子よ!」(ヴォータン)
11. ロッシーニ:歌劇「ウィリアム・テル」 - 第3幕 フィナーレ アリア 「じっと動くな」(ウィリアム・テル)
12. ヴェルディ:歌劇「ナブッコ」 - 第2幕 レチタティーヴォ 「お前は預言者の言葉によって」(ザッカーリア)
13. ヴェルディ:歌劇「リゴレット」 - 第2幕 「悪魔め、鬼め」(リゴレット)
14. プッチーニ:歌劇「ラ・ボエーム」 - 第4幕 「年老いた外套よ、きいておくれ」(コッリーネ)
15. ヘンデル:歌劇「エイシスとガラテア」 HWV 49 - 第2幕 アリア 「さくらんぼより頬紅く」(ポリフェムス)
16. ロッシーニ:歌劇「エジプトのモーゼ」 - 第2幕「Dal Re de' Regi 」(モーゼ)(1819年ナポリ版)
17. マイヤベーア:歌劇「ユグノー教徒」- 第1幕 「Piff, paff, piff, cernons-les! ピフ、パフ、ピフ、行きましょう」(マルセル)
18. プッチーニ:歌劇「トスカ」 - 第1幕 テ・デウム 「」警吏を三人と…馬車を一台」(スカルピア、合唱)
ラド・アタネリ(Br)…1,2
カルロ・コロンバーラ(Bs)…3,4
サムエル・レイミー(Bs)…5,6
レナート・ジローラミ(Br)…7
クルト・リドル(Bs)…8
エーリヒ・クノート(Bs)…9
マティアス・ゲルネ(Br)…10
アンドリュー・フォスター=ウィリアムズ(Bs-Br)…11
ミケーレ・ペルトゥージ(Bs-Br)…12
エドゥアルト・トゥマジャン(Bs-Br)…13
イヴァン・ウルバス(Bs)…14
ヤン・オパラッハ(Bs)…15
ロレンツォ・レガッツォ(Bs-Br)…16
カン・スンウォン(Bs)…17
シルヴァーノ・カローリ(Br)…18

録音:1990年-2016年
オペラにおけるバリトンやバスなどの男声の低い声は、"主役を張る"というよりも主人公を滅亡に陥れる策謀的 な脇役や、王や司祭など威厳ある役、そしてコミカルな役を担当することが多く、中でもバスは悪魔役にうってつ けの声として認識されています。このアルバムに登場するのも「町の何でも屋」、「主人公の恋敵」、「神々の 王」、そして「悪魔」など低い声にぴったりの役どころ。歌手たちの美しい声と性格描写の巧みさが味わえる楽し い1枚です。また、このアルバムには、NAXOS音源だけではなく、DYNAMICレーベルからの名演の音源も用い られています。

DACAPO
MAR-8.201101
(11CD)
NX-G11
ペーター・ハイセ(1830-1879):歌曲集
【CD1】 NORDEN 北にて
1-4. Fire sange af Arne アーネの4つの歌
5. Du ar min egen あなたは私自身
6-10. Finske Sange フィンランドの歌
11-14. Bergmanden og Solveigs Sange 山の鉱夫とソルヴェイグの歌
15. Spillemand ヴァイオリン弾き
Sange fra ‘Fjeldsoen’ 山の湖の歌
16. 第1曲 Gunhilds romance グンヒルドのロマンス
17. 第2曲 Skjaldens sang スキャレンの歌
18. 第3曲 Vuggesang 子守歌
19-25. Bergliot ベルグリョート(声とピアノ版)
【CD2】 恋愛詩
1. En sommernat 夏の夜
2-6. Erotiske digte 恋愛詩
7. Natten var mild og kar 夜は優しくいとしく
8-14. Karlighedssange 愛の歌
15. Til Luna 月へ
16-21. En Sangkreds 連作歌曲
22-26. Liebeslieder 恋愛詩(ドイツ語歌唱)
【CD3】 GULDALDERBILLEDER 黄金時代の印象
1. En sanger 歌手は鳥のようだ
2. I skovens hojsale falken gra 森の中の高い広がりを灰色の鷹が
3. Vi larker under himlens bla 私たちは青空の下で戯れる
4. I skoven 森の中で
5. De to drosler 2羽のツグミ
6. Skovbal スコバル
7. Nar natten kaster sine skygger 夜が影を落とす時
8. Hvor tindrer nu min stjerne わたしの星はどこで輝いているのか
9. Savoyarddrengens sang サヴォアの少年の歌
10. Pigerne inde i skoven 森の中の少女
11. Gasepigen til glenten アヒル飼い少女
12. Husker du i host 4つの民謡 - 覚えているか、収穫の時に
13. Pa sondag aften kommer hun 日曜の夜、彼女はやってくる
14. Da bank pa mit vindu 私の窓をノックする
15. Ingen nat er for mork 暗すぎる夜はない
16. Han sa’e mig sa meget あの男はそこまで言ってくれたのに
17. Fawal Mari ファウォル マリ
18. Owli エウリ
19. Sov ind, mit sode nusseben おやすみ、私のかわいい赤ちゃん
20. Min skat 私の恋人
21. Nar dagen er bortgangen 一日が終わるとき
22. Afsked med vinteren 冬への別れ
23. Forvandling 変容
24. Langsel あこがれ
25. Sa fast mit hjerte banker 私の心臓は速く鼓動する
【CD4】 EFTERKLANGE こだま
1-7. Digte fra middelalderen トア・ランゲによる中世の詩
8. Til Ossian オシアンへ
9. Ossians sang til aftenstjernen 夕べの星のオシアンの歌
10. Ossians sang til manen 月のオシアンの歌
11. Duggen er falden 露が降りて
12-18. Romancer og Sange ロマンスと歌
19-23. トア・ランゲによる中世の詩(抜粋)
【CD5】 KENNST DU DAS LAND あなたはあなたの国を知っていますか
1. Nahe der Geliebten 恋人の近く
2. Madchen mit den roten Wangen 赤い頬の乙女
3. Madchen mit dem roten Mundchen 赤いくちびるの乙女
4. Es war ein alter Konig 昔、ひとりの年老いた王がいた
5. Genoveva mit dem Kinde im Gefangnis
監獄の中のゲノヴェーヴァと子供
6-10. Mellem sivene 葦の間に
11. Varsang i host 秋に歌う春の歌
12. Sommervise 夏の歌
13. Sang 歌
14. Standchenセレナード
15. Komm, klopf’ an mein Fenster 私の窓をノックする
16. Er sagte mir so vieles あの男はそこまで言ってくれたのに
17. Die Serenade des Konigssohns 皇太子のロマンス
18. Dornroschen's Traum 眠りの森の美女の夢
19. Wo blinket nun mein Sterne 私の星はどこで光っているの?
20. Abendlied auf dem Balkon バルコニーの夕べの歌
21. I syden 南部で
22-28. Sydlandske sange 南部の歌
【CD6】 THERE BE NONE OF BEAUTY’S DAUGHTERS
美しい娘はここにはいない
1. There be None of Beauty’s Daughters 美しい娘はここにはいない
2. Echo エコー
3. Ay, woken, O! ああ、あえてしなければならない
4. Childe Harold チャイルド・ハロルド
5. The Poor Soul Sat Sighing かなしい娘は楓の下で
6. Den stakkels pige sad かわいそうな女の子が座っていた
7. Childe Harolds afskedssang チャイルド・ハロルドの別れの歌
8. Blas, blas du vintervind 吹けよ、吹け、冬の風
9. Sig hvor fodes elskovs lyst 愛の欲望が生まれる場所
10-17. Sange af Shakespeare シェイクスピアの歌
18. Kaerlighedens filosofi 愛の哲学
19-24. Digte fra det engelsk 「英詩集」の詩
【CD7】 DYVEKE ディーヴェケ
1-7. Dyvekes Sange ディーヴェケの歌
8-10. Lauras sange ローラスの歌
11. Dans fra ‘Marsk Stig’ フィドルは踊りをさそう(声とピアノ編)
12-14. Ases sange オーセの歌
15. Ranes sang ラネスの歌
16. Marskens sang マルスケンスの歌
17. Dyvekes sang ディーヴェケの歌
18. Den elskede 最愛の人
19-25. Dyvekes lieder ディーヴェケの歌
【CD8】 VERSFORTALLING OG VAUDEVILLE 物語詩とヴォードヴィル
1. Ej ensom er jeg 私は孤独ではない
2. Nu er vintrens kolde tid 今は冬の寒い時期
3-9. Verner og Malin ヴェルナーとマリン
10. Morgenstjerne sang til blomster 花に歌う暁の星
11. Efter regnen 雨上がり
12. Gold er den jord 金色の地球
13. En fisk jeg fanged pa min krog 釣り針で獲った魚
14-19. Viser og sange 詩と歌
20. Vekselsang 交唱
21. Ingeborgs sang インゲボルグの歌
22. Fru Ingeborg インゲボルグ夫人
【CD9】 SVARMERIER 幻影
1-6. Farlige dromme 危険な夢
7. Om strommen mod dig bruser あなたが不利になっても
8. Armidas sang アルミーダの歌
9. Den unge laerkes forarssang 子ヒバリの春の歌
10. Stjerneblomsten 星の花
11. Hun sad og vented stille 彼女は座って静かに待った
12. Velsignet skibet vare 船に恵まれ
13. Halfdans sang ハルフダンの歌
14-18. Havfruens sange人魚の歌(抜粋)
19. Agnetes Vuggevise i havmandens slot アウネーテの子守歌
20. Han gynged pa havet 彼は海に揺れ
21. En sommeraften silde 夏の夜のニシン
22-27. Gefahrliche traume 危険な夢
28. Havfruens sidste sang 人魚の最後の歌
29. Farlige dromme:Det glimter med perler
危険な夢 - 真珠がきらめく
【CD10】- INDVIELSEN 就任式
1. Indvielsen 就任式
2. Herlige skov 美しい森
3. Glenten グレンテン
4. Aftensang 夕べの歌
5. Aladdins vuggevise アラディンの子守歌
6. Gulnares aftensang グルナーレの夕べの歌
7. Pa min moders grav 母の墓で
8. Tratter dig livets strom 人生に疲れた
9. Serenade セレナード
10. Nomadeliv 遊牧民
11. Orkenens son 砂漠の息子
12. Studenten sang sa ungdomsglad 生徒は若々しく歌った
13. Sommervise 夏の歌
14. Vuggesang 子守歌
15. Decemberskov 12月の森
16. Kongesonnens romance 皇太子のロマンス
17. Torneroses dromme 眠りの森の美女の夢
18. I “den lille skov” 小さな森の中で
19. Serenade セレナード
【CD11】 GUDRUN グドルーン
1-6. Gudruns sorg グドルーンの嘆き
7. Kampevise 英雄詩
8. Bjarkemal ビャルケモール
9. Den fangne venderkonge Skalks sang
捕らえられたベンダーの王スカルクスが歌った
10. Kong Haddings vise ハディング王の歌
11. Haddings vise ハディングの歌
12. Margretes vuggesang マルグレーテの子守歌
13. Samson サムソン
14. Det kom til kamp mellem vrede mand
怒った男たちの争いとなった
15-20. Seks krigssange 6つの戦争の歌
21-26. Gudrun’s grief グドルーンの悲しみ
【CD1】
アストリッド・ノルドシュタット(Ms)…1-3,12-14
イェンス・ソンダーガード(Br)…4,11,15
フランシーヌ・ヴィス(Ms)…5
シーネ・アスムッセン・マヌイット(Ms)…6-8,10
ボー・クリスティアン・イェンセン(T)…9
ヨハンネ・チーステド・ホイルン(Ms)…16,18-25
アレクサンレル・ノール(Br)・・・17
クリスティアン・ヴェステルゴー(P)…1-25

【CD2】
ヤコブ・ブロック・イェスペルセン(Bs-Br)…1,22-26
ラーシュ・ムラー(Br)…2-6
アレクサンダー・ノール(Br)…7
クララ・セシリエ・トムセン(S)…8
アダム・リース(T)…9-21
クリスティアン・ヴェステルゴー(P)…1-26

【CD3】
ブー・クリスティアン・イェンセン(T)…1,6,8,12,13,21
ヤコブ・ブロック・イェスペルセン(Br)…2,4,5,7,9,18
シーネ・アスムセン(S)…3
ヨハンネ・ヒュイルント(Ms)…10,11
ソフィー・エルケーア・イェンセン(S)…14-16
ラーシュ・ムラー(Br)…17
フランシーヌ・ヴィス(Ms)…19
アダム・リース(T)…20,22-25
クリスティアン・ヴェステルゴー(P)…1-25

【CD4】
アストリッド・ノルドシュタット(Ms)…1-7
ラーシュ・ムラー(Br)…8-10
ブー・クリスティアン・イェンセン(T)…11
ダヴィド・ダンホルト(T)…12-18
エルザ・ドライジヒ(S)…19-23
クリスティアン・ヴェステルゴー(P)…1-23

【CD5】
イェンス・ゾンダーガード(Br)…1,6-10
アダム・リース(T)…2-3,13-14
ヤコブ・ブロック・イェスペルセン(Bs-Br)…4
アストリッド・ノルドシュタット(Ms)…5
エルザ・ドライジヒ(S)…11-12,15-16
ダヴィド・ダンホルト(T)…17
クララ・セシリエ・トムセン(S)…18
ブー・クリスティアン・イェンセン(T)…19-20,22-28
シモン・ドゥース(Bs-Br)…21
クリスティアン・ヴェステルゴー(P)…1-28

【CD6】
アダム・リース(T)…1-4,9,19-24
シーネ・アスムセン(Ms)…5-6,11,13,15
シモン・ドゥーズ(Bs-Br)…7-8
ブー・クリスティアン・イェンセン(T)…10,12,14,16-17
クララ・セシリエ・トムセン(S)…18
クリスティアン・ヴェステルゴー(P)…1-24

【CD7】
マリ・エリクスモーン(S)…1-7
アストリッド・ノルドシュタット(Ms)…8-10,17
スティグ・フォーグ・アンデルセン(T)…11,15
クララ・セシリエ・トムセン(S)…12-14,19-25
アレクサンダー・ノール(Br)…16
ブー・クリスティアン・イェンセン(T)…18
クリスティアン・ヴェステルゴー(P)…1-25

【CD8】
ヤコブ・ブロック・イェスペルセン(Bs-Br)…1,6,18
シモン・ドゥース(Bs-Br)…2,16
ブー・クリスティアン・イェンセン(T)…3,7-9,19
アストリッド・ノルドシュタット(Ms)…4,16-17,20,22
クララ・セシリエ・トムセン(S)…5,10-11
ダヴィド・ダンホルト(T)…12-13
アレクサンダー・ノール(Br)…14,17,20
シーネ・アスムセン(S)…15,21
クリスティアン・ヴェステルゴー(P)…1-22

【CD9】
ボー・スコーフス(Br)…1-6,22-27
ラーシュ・ムラー(Br)…7
シーネ・アスムセン(S)…8、21
クララ・セシリエ・トムセン(S)…9
ブー・クリスティアン・イェンセン(T)…・10,20
ソフィー・エルケーア・イェンセン(S)…11,14-18,28
フランシーヌ・ヴィス(Ms)…12,19
ヤコブ・ブロック・イェスペルセン(Bs-Br)…13,29
クリスティアン・ヴェステルゴー(P)…1-29

【CD10】
アダム・リース(T)…1-2,7,9,19
シモン・ドゥース(Bs-Br)…3-5
ブー・クリスティアン・イェンセン(T)…6,11-12
ラーシュ・ムラー(Br)…8
アレクサンダー・ノール(Br)…10
クララ・セシリエ・トムセン(S)…13-15,17
ダヴィド・ダンホルト(T)…16
シーネ・アスムセン(Ms)…18
クリスティアン・ヴェステルゴー(P)…1-19

【CD11】
フランシーヌ・ヴィス(Ms)…1-6
ティグ・フォーグ・アンデルセン(T)…7,11,17-20
シモン・ドゥース(Bs-Br)…8-9,14
ヤコブ・ブロック・イェスペルセン(Bs-Br)…10,15-16
アストリッド・ノルドシュタット(Ms)…12
イェンス・ゾンダーガード(Br)…13
ヨハンネ・ヒュイルント(Ms)…21-26
クリスティアン・ヴェステルゴー(P)…1-26

録音:2016年10月-2018年1月デンマーク国立音楽大学、コンサート・ホール(デンマーク)
歌劇「王と元帥」で知られるデンマークの作曲家ペーター・ハイセ。両親は彼が弁護士になることを望んだものの、音楽の成績が良かったため本人は 作曲家を志し、ニルス・ヴィルヘルム・ゲーゼに師事して19歳から作曲を始めました。若いころにはデンマーク各地を回って数百曲の民謡を採取して おり、それを自身の歌劇「眠れる森の美女」などに用いています。1857年から1865年まではデンマーク東部の都市ソレの大学で教鞭をとるととも に、オルガニストを務めました。49歳の若さでこの世を去ったハイセの作品は、交響曲から室内楽、歌劇までさまざまなジャンルに及びますが、この11 枚組には彼が残した歌曲のほぼ全てを収録しています。ほとんどがデンマーク語のテキストを用いており、その魅力的な旋律はもちろん、充実したピア ノの伴奏部も含め、デンマークのロマン派歌曲における最高傑作と呼びうるものです。 シーネ・アスムセン(S)、ボー・スコウフス(Br)、アダム・リース(T)らデンマークにおける現代最高の歌手たちが集結しており、ピアノ伴 奏はハイセをはじめとしたデンマーク歌曲の研究者でもあるクリスティアン・ヴェステルゴーが担当しています。

   NAXOS 2021年4月発売
NAXOS-8.574187(1CD)
ジョルジュ・オンスロウ(1784-1853):弦楽五重奏曲集 第4集
弦楽五重奏曲第31番イ長調 Op. 75(1847-48)
弦楽五重奏曲第23番イ短調 Op. 58(1836)
エラン五重奏団【アレクサンドル・ニコラーエフ(Vn1)、カルレス・シベラ(Vn2)、ジュリア・フー(Va)、ベンジャミン・バートル(Vc)
マシュー・ベイカー(Cb)】

録音:2020年3月11-13日
フランス古典派の作曲家オンスロウ。ロンドンでクラーマーにピアノを学び、パリではレイハに作曲を学び、古典派 からロマン派への橋渡し的な作品を数多く書きあげました。貴族のたしなみとして狩猟を好み、その際の事故で 聴力を失うというアクシデントのためか「フランスのベートーヴェン」と呼ばれることもある彼ですが、生活に困窮して いたわけではなく、作曲活動はあくまでも趣味としてのもの。とりわけ弦楽のための作品が優れており、弦楽四重 奏曲も弦楽五重奏曲も各々30以上の作品が残されています。彼の弦楽五重奏曲は、少し前の時代に活躍 したボッケリーニのようなチェロに重点が置かれているものではなく、コントラバスの低音を存分に生かした重厚な 響きが特徴。これは、彼がコントラバスの名手ドラゴネッティと出会ったことで、アンサンブルにコントラバスを加える ことを決意し、充実した低音を持つ五重奏が完成したのです。第4集には晩年の成熟した作風による第31番 と、中期の第23番を収録。迫力ある響きが楽しめます。
NAXOS-8.579090(1CD)
フィリッポ・グラニャーニ(1768-1820):ギター二重奏曲 第1番-第3番(1809-1810頃)
二重奏曲第2番イ短調 - 2台ギターのために
二重奏曲第1番ニ長調 - 2台ギターのために
二重奏曲第3番ト長調 - 2台ギターのために
イェルゲン・スコグモ(第1ギター)/イェンス・フランケ(第2ギター)

録音:2019年7月29-31日セント・マーガレット教会、メープルダーラム、オックスフォードシャー、イングランド(UK)
イタリア古典派の作曲家グラニャーニ。著名なヴァイオリン製作者アントニオを父に持ち、最初はヴァイオリン、の ちにギターを学びギタリストとして活動を始めます。1800年代初頭にはミラノでギターを伴う室内楽作品を出 版、同時にドイツやパリで演奏会を重ね、1810年には革命後のパリに移住。この地で熟練したコンサート・プレ イヤーとして評判を取るとともに、著名なギタリスト、フェルディナンド・カルッリと交友を結んでいます。彼がパリに 移住を決めた頃に書かれたこの3つの二重奏曲は、グラニャーニの名技を示すかのような高い技術が要求され た、明るいイタリア気質に彩られた華麗な作品。ここで演奏するイェルゲン・スコグモとイェンス・フランケはこれまで にもアントワーヌ・ド・ロワイエ(8.573575)やホセ・フェレル(8.574011)の知られざるギター・アンサンブル曲を 録音して、高い評価を得ています。

NAXOS-8.574227(1CD)
パウル・ヴラニツキー(1756-1808):管弦楽作品集 第1集
歌劇「Die Poststation 郵便局」 - 序曲(1794)
交響曲 ハ長調 Op. 19「ドイツ皇帝フランツの戴冠式のための大交響曲」(1792)
交響曲 変ロ長調 Op. 33 No. 1(1798出版)
歌劇「Das Fest der Lazaronen ラザロンの饗宴」 - 序曲(1794)
歌劇「ラザロンの饗宴」 - 第2幕 セレナータ(1794)
マレク・シュティレツ(指)
チェコ室内Oパルドビツェ

録音:2019年11月25-28日
世界初録音
モラヴィア出身の作曲家パウル(パヴェル)・ヴラニツキー。地元で音楽と神学を学ぶも、活躍の機会を求めウィー ンに移住。1783年に当時スウェーデン王室の宮廷楽長を務めていたヨーゼフ・マルティン・クラウスに教えを請 い、その翌年にはエステルハージ宮廷の音楽監督に就任。以降、ウィーンで指揮者、作曲家として華々しく活 動するとともに、同い年生まれのモーツァルトとも交友を深め、モーツァルトの死後は未亡人コンスタンツェが亡き 夫の作品を出版するための手助けをしたことでも知られています。ウィーンの宮廷でも重用され、とりわけマリア・ テレジアの信頼は厚く、彼女の孫フランツ2世の戴冠式の際には華麗な交響曲を作曲しました。このアルバムに は、その『戴冠交響曲』(トラック2-5)をはじめ、1798年に出版された変ロ長調の交響曲と、2曲の歌劇の序 曲、セレナータを収録。当時の聴衆たちが熱曲した、巧みな管弦楽法に彩られた流麗な旋律を存分にお楽し みください。
NAXOS-8.574279(1CD)
ヴィドール(1844-1937):オルガン交響曲集 第5集
オルガン交響曲第5番ヘ短調 Op. 42 No. 1(1879)
オルガン交響曲第8番ロ長調 Op. 42 No. 4- 第4楽章 前奏曲(1887 オリジナル・ヴァージョン)
オルガン交響曲第6番ト短調 Op. 42 No. 2(1878)
クリスティアン・フォン・ブローン(Org)

録音:2020年3月22日聖ジョセフ教会、ザンクト・イングベルト(ドイツ)
オルガン交響曲とは、ヴィドールがオルガニストとして奉職していたサ ン=シュルピス教会のカヴァイエ=コル・オルガンの音色に触発されて書かれた作品群。オルガン1台で演奏する にもかかわらず「交響曲」と題された色彩豊かな音色と荘重な響きを持ち味にしています。このアルバムには第5 番と第6番を収録、1879年に書かれた交響曲第5番は5楽章で構成され、最終楽章にヴィドール作品の中 でも最も知名度の高い「トッカータ」が置かれた壮大な作品です。オルガンの響きが滝の如く降り注ぐこの「トッ カータ」は華麗な雰囲気で知られ、デンマークやノルウェー、英国王室での結婚式でも演奏されるなど高い人気 を博しています。第6番は5楽章形式で書かれており、1878年の"パリ万博"でヴィドール自身が初演した作 品。第5番とともにパリのアメル社から出版されました。またヴィドールは自身の作品を改訂することが多く、ここに 収録された第8番の第4楽章も、1901年の改訂の際に外されてしまった楽章です。
NAXOS-8.574224(1CD)
エドワード・グレグソン(1945-):インストゥルメンタル・ミュージック
3つのマチスの印象(1993)(フルートとピアノ版 2020)…世界初録音
セレナータ・ノットゥルナ - ヴァイオリンとピアノのために(1998)…世界初録音
Cameos カメオ-トランペットとピアノのために(1987)
オーボエ・ソナタ(1965)…世界初録音
Alarum アラルム - テューバのために(1993)
Love Goddess 愛の女神 - ヴィオラとピアノのために(2020)…世界初録音
17-19. ディヴェルティメント - トロンボーンとピアノのために(1968)
Tributes トリビュート集(抜粋)(2010)
 第3番:イーゴリ・ストラヴィンスキーに(リンダ・メリックのために)
 第2番:ジェラルド・フィンジに(ジョン・ブラッドベリのために)
 第5番:ベラ・バルトークに(マイケル・コリンズのために)
ハレOとBBCフィルハモニックのソリストたち
エイミー・ユール(Fl)
ユーリ・トルチンスキー(Vn)
ガレス・スモール(Tp)
ジェニファー・ギャロウェイ(Ob)
イワン・イーストン(テューバ)
ティモシー・プーリー(Va)
ケイティ・ジョーンズ(Tb)…
セルヒオ・カステリョ・ロペス(Cl)
ポール・ジェーンズ(P)

録音:2020年9月24-25日(作曲家臨席のもと)
1945年イングランド出身の作曲家エドワード・グレグソンの作品集。王立音楽アカデミーで作曲とピアノをアラ ン・ブッシュに師事、作曲部門で5つの賞を獲得しました。その後は優れた作曲家として、BBCフィルハーモニック やロイヤル・リヴァプールPO、ボーンマスSOやハレOなどから委嘱を受け る他、さまざまな著名ソリストのために協奏曲を作曲、また吹奏楽や金管アンサンブルのための作品も多く、 2016年にはブラック・ダイク・バンドに作品を提供するなどこの分野の貢献度の高さも知られています。教育者 としても名高く、ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジの音楽学部教授や、マンチェスター大学名誉教授として教 鞭を取り、1996年から2008年までは王立北部音楽大学の学長も務めました。このアルバムには半世紀にわ たって作曲された、さまざまな楽器をフィーチャーした作品を収録。どの曲も親しみやすく抒情的な旋律を持つ耳 なじみのよいもの。演奏するソリストは彼と関係が深い2つのSOから選ばれた俊英たちです。

   NAXOS 2021年3月発売 (2)
NAXOS-8.506038
(6CD)
NX-E04

NYCX-10216(6CD)
国内盤仕様
税込定価
プロコフィエフ:交響曲全集
【CD1】
交響曲第1番ニ長調 「古典」*
交響的絵画「夢」
交響曲第2番
【CD2】
スキタイ組曲 「アラとロリー」*
交響的スケッチ 「秋」 Op. 8(1910/改訂1915/1934)
交響曲第3番ハ短調 Op. 44
【CD3】
交響曲第4番ハ長調 Op. 112 (1929-30/1947改訂版)*
バレエ音楽「放蕩息子」 Op. 46
【CD4】
交響的組曲「1941年」 Op. 90
交響曲第5番変ロ長調 Op. 100
【CD5】
交響曲第6番変ホ短調 Op. 111*
ワルツ組曲 Op. 110
【CD6】
交響曲第7番嬰ハ短調 Op. 131
組曲「3つのオレンジへの恋」 Op. 33bis*
交響組曲「キージェ中尉」 Op. 60#
マリン・オルソップ(指)
サンパウロSO

【CD1】
録音:2014年3月20-22日*、2013年8月29-31日
【CD2】
録音:2014年3月20日*、2014年5月8-10日,12日
【CD3】
録音:2012年11月27-30日,12月2,3日*、2012年7月4-7日,9日
【CD4】
録音:2011年8月26-31日
【CD5】
録音:2015年4月15-18日,20日*、 2015年4月24-25日,27日
【CD6】
録音:2016年4月20-25日、2016年4月25日*、2016年4月25-29日#

※国内仕様盤は布川由美子氏による日本語解説付き
学生時代の研究成果が結実した1917年の第1番から、亡くなる1年前の1952年に書かれた第7番まで、プロコフィエフが 活動のほぼ全般に渡って作曲した7つの交響曲は、20世紀の交響曲作品の中でもとりわけ重要なツィクルスの一つとして認 識されています。この6枚組BOXは、バーンスタインや小澤征爾に薫陶を受けた指揮者マリン・オルソップと、彼女が2012年 から2019年まで首席指揮者を務めていたサンパウロSOによる交響曲と主要管弦楽作品を収録したコレクション。愉 悦感と激しさ、時にはアイロニーを湛えたプロコフィエフの多彩な音楽を表情豊かに奏でています。 「作曲家の意欲と活気に満ちた作品を演奏者が心から楽しんでいることが手に取るように伝わってくる。第一級の演奏だ。」 ― Allmusic.com(CD1について) 「劇的かつ高度に洗練された演奏を得て、第5交響曲が『切り札』になった。」― BBC Music Magazine(CD4について) 「サンパウロの音楽家たちは音楽と一体化しています。ワクワクさせ、ゾクゾクさせる演奏だ。」 ― The Arts Desk(CD5について)
NAXOS-8.579080
(1CD)
トロンボーンの旅 第2集 旅の歌
エルガー:海の絵 Op. 37(1899)
飛翔の歌 Op. 31 No. 2(1895)
 アラビアのセレナード(1914)
 スミルナにて(1905)
ヴォーン・ウィリアムズ:旅の歌(1901-1904)
スタンフォード:海の歌 Op.91(1904)*

※すべてマシュー・ジー編
マシュー・ジー(Tb)
クリストファー・グリン(P)
ロイヤルPOのトロンボーン奏者たち*
マシュー・ナイト(テナー・トロンボーン I)
ルーパート・ホワイトヘッド(テナー・トロンボーン II)
ジョシュ・サーチナ(バス・トロンボーン)


録音:2020年1月3-5日
ターナー・シムズ、サウザンプトン(イギリス)
世界初録音
トロンボーンの旅、第1集「冬の旅」(8.574093)で、歌詞を用いることなく、シューベルト歌曲をトロンボーンで表現したマシュー・ジー。彼はブラス・ア ンサンブル「セプトゥーラ」の首席トロンボーン奏者であり、2010年からロイヤル・フィルハーモニーの首席奏者を務め、ロンドン王立音楽アカデミーで後 進の指導にあたるだけでなく、ソリストとしても引く手あまたの活躍をしています。 この第2集は、20世紀初頭の英国音楽を探る旅。アルバムは3つの歌曲集を中心とする選曲となっており、全てがジーによるトロンボーンのためのアレ ンジです。冒頭のエルガーの「海の絵」は、もとはメゾ・ソプラノとオーケストラのための連作歌曲。穏やかな子守歌から、嵐の海まで様々な海の姿が描 かれています。ヴォーン・ウィリアムズの「旅の歌」はバリトンのための歌曲。高潔な旅行者が巡る旅のエピソードです。ジーが奏でるトロンボーンはまさに 歌うような表現を聴かせます。最後のスタンフォードの「海の歌」は、明快なハーモニーで海の魅力を伝える合唱を伴う連作歌曲。ジーはこの曲をトロ ンボーン・アンサンブルで演奏するようにアレンジし、原曲の魅力を存分に伝えています。
NAXOS-8.574106
(1CD)
リスト:ピアノ曲全集 第57集
歌の本第1集 S531/R209(1843頃)
ローレライ(第2稿)S532/R209/1(1861)
歌の本第2集(1847頃)
武装者の歌 S511/R202(1860頃)
アレクサンダー・ドッシン(P)

録音:2018年12月14-15日、2019年9月26-27日
華麗な技巧を駆使したピアノ曲で知られるリストは、生涯に80曲ほどの歌曲を作曲しました。その中の何曲か は何度も改訂が施されただけではなく、リスト自身がピアノ独奏用にも編曲しており、このアルバムに収録されて いるのは1843年に書かれた「歌の本第1集」と1847年の「歌の本第2集」です。第1集はゲーテなどドイツ語 歌曲集の編曲版。こちらは歌曲とともに出版されました。その後、歌曲版は改訂されて第2稿が出版されます が、ピアノ版は初稿のまま伝えられています(第1曲「ローレライ」のみ1861年に改訂されました…トラック7)。 第2集はフランス語歌曲集の編曲版。「おお、夢に来ませ」など歌曲として比較的演奏機会の多い曲が多く含 まれる曲集ですが、1985年まで出版されることがなかったこのピアノ版はほとんど耳にする機会がありません。最 後の「武装者の歌」は勇ましい男声合唱曲が原曲。超絶技巧作品を得意とするアレクサンダー・ドッシンの演 奏で。
NAXOS-8.574114
(1CD)
ロシア・ピアノ三重奏曲の歴史 第3集
リムスキー=コルサコフ:ピアノ三重奏曲 ハ短調(1897) (マキシミリアン・シテインベルクによる補筆完成版)
キュイ:アルジャントーにて Op. 40 第2番
 逸楽 ニ長調(1887)(ピアノ三重奏版)…世界初録音
ボロディン:ピアノ三重奏曲 ニ長調(1860)
ブラームス・トリオ【ニコライ・サチェンコ(Vn)、キリル・ロディン(Vc)、ナタリア・ルビンシテイン(P)】

録音:2018年1月20,21日、2018年4月8日、2018年6月1,2,4
ブラームス・トリオによるロシア・ピアノ三重奏曲の歴史、第3集。今作で紹介されるのは『ロシア5人組』のメン バーであるリムスキー=コルサコフとボロディン、キュイの作品です。リムスキー=コルサコフの三重奏曲は、作曲 家円熟期のブラームスを思わせる重厚な作品。しかし彼は自伝で「失敗作だった」と語っており、結局、完成に は至りませんでしたが、1930年に彼の弟子であったマキシミリアン・シテインベルクが補筆完成版を作成、こちら は1970年に出版されました。キュイの「逸楽」はピアノ独奏曲が原曲。抒情豊かな雰囲気を持つ小品。ボロ ディンの三重奏曲はノスタルジックな雰囲気を持ち、どこかメンデルスゾーンを想わせます。
NAXOS-8.579094
(1CD)
サクソフォン作品集
1. クルターグ(1926-):サイン、ゲーム、メッセージ- イン・ノミネ - all'ongherese(2001)
2. シュトックハウゼン(1928-2007): 友情をこめて Work No. 46 9/10(1977)〜 ソプラノ・サクソフォンのために
3. エクトル・パーラ(1976-):ヒューミッシュ(2005)
4. シモン・ステーン=アナセン(1976-):深き淵より(サクソフォンと打楽器版)(2000/2013改訂)
5. カルロス・ダヴィッド・ペラレス(1979-): テアトリーク(2009)…世界初録音
クルターグ:サイン、ゲーム、メッセージ
6. … ein Brief aus der Ferne an Ursula …遠いところからウルスラへの手紙(2014)
7. アンゲルス・シレジウス 薔薇(2010-2011)
8. サッフォー - 断章(1999)
9. エリオット・カーターへのオマージュ 第1曲 カプリッチョ(1998)
10. ローラン・ガスパル デセール(2005) 11. E少しの間(1997-1998)
12. シュトックハウゼン:歌劇「光」- 第1幕 暦年 Work No. 2. ex 47 (1977)(ソプラノ・サクソフォンとボンゴ編)
13. ミゲル・アンヘル・ベルビス(1972-): 狂女フアナ(2016)…世界初録音
1,6,8,9,11…セロ・ヒネルによるサクソフォン編
7,10…セロ・ヒネルによる声とサクソフォン編
セロ・ヒネル(ソプラノ・サクソフォン)…2,4,9,11,12
(アルト・サクソフォン)…6-8,10
(バリトン・サクソフォン)…1,3,5
(テナー・サクソフォン)・・13
(パーカッション)…4
マリア・バサル(S)…7,10
ジェニー・グエッラ(Vn)…13
カルレス・サルバドール(ボンゴ)…12
ミゲル・アンヘル・ベルビス(エレクトロニクス)…3,5,13

録音:2020年7月20-25日
スペインを拠点に活動する女性サクソフォン奏者セロ・ヒネル。7歳から音楽を学びはじめ、J.ルイス・ペレス、ペド ロ・イトゥラルデ、アンドレス・ゴメスらに師事したのち、フランスに留学。ボルドー音楽院で学びました。レパートリー はクラシックからコンテンポラリー、インプロヴィゼーション、電子音楽までと幅広く、クセナキスをはじめとした数多く の作曲家の作品の初演を行っています。また、クルターグからは、ブダペストで開催された生誕90周年記念音 楽会に招待され「イン・ノミネ」の演奏を行いました。以降、クルターグとは協力関係にあり、サックスのための新し い作品を生み出すプロジェクトに取り組んでいます。このアルバムでは、そのクルターグ作品を中心に、シュトック ハウゼンや同郷のスペイン作曲家の作品を披露。サクソフォンの魅力を全身全霊で伝えています。
NAXOS-8.574254
(1CD)
ジョン・エイブラハム・フィッシャー(1744-1806): 交響曲第1番- 第6番(1772出版)
交響曲第1番ホ長調
交響曲第2番ニ長調
交響曲第3番変ホ長調
交響曲第4番変ロ長調
交響曲第5番ニ長調
交響曲第6番ハ長調
ミヒャエル・ハラース(指)
チェコ室内Oパルドビツェ
ペトラ・ジュダールスカー (通奏低音)

録音:2020年1月20-23日
世界初録音
1744年、英国ダンスタブルで生まれたエイブラハム・フィッシャー。モードリン・カレッジで学び、優れたヴァイオリニ ストとして活躍するとともに、劇音楽の作曲家として活動。これらの舞台作品はコヴェントガーデンで上演され称 賛されました。残念ながらオーケストラ作品はほとんど忘れられてしまいましたが、このアルバムに収録された6つ の交響曲はヴォクソールの劇場で演奏され人気を博し、存命中に出版されたものです。6曲とも、マンハイム楽 派の影響が感じられる、豊かな色彩と響きのコントラストを備えたダイナミックな作品です。
NAXOS-8.574251
(1CD)
ジュディス・ビンガム(1952-):オルガン作品集
1. Heaven and Earth 天国と大地(2018)
Vanished London Churches 消えたロンドンの教会(2019)
2. Opening:Candlelight
3. I. St Michael’s, Crooked Lane in Candlewick ward
4. II. St Swithin, Candlewright Street:London Stone
5. III. St John Zachary:Midsummer’s Day
6. IV. The first St Stephen, Walbrook,
invisible above the ruins of the Mithraeum
7. V. The body of St Edmund is brought to
St Gregory by St Paul’s for safety, in 1016
8. VI. Old St Paul’s, 1666:Firelight
9. Bright Spirit ブライト・スピリット(2001) J.ビンガム、T.ウィンペニーによるオルガン編(2019)
10. Kalmar Rising カルマル・ライジング- 第1曲 The past beneath our feet 私たちの足元にある過去
11-13. Daphne’s Room ダフネの部屋(2017)
Roman Conversion ローマ人が変えたもの(2017)
14. I. San Clemente:a Mithraic temple lies under two medieval churches
15. II. Bernini’s Daphne and Apollo
16. III. The Sleeping Hermaphrodite
17. IV. William Shelley, son of an English poet is transformed
into seed and flowers
18. V. Porta Alchemica
19. Mountain Music 山の音楽(2018)
20. Missa brevis V ‘Behold the Sea‘ ミサ・ブレヴィス V 「海を見よ」- Voluntary:‘Eternal Procession’ ヴォランタリー 「永遠の行列」
トム・ウィンペニー(オルガン…Akerman & Lund社製)
ユーハン・ハマーストレム(コア・オルガン…Fredriksborg 1,20)、(ベル…10)

録音:2020年2月17-18日
世界初録音
イギリスの声楽家で女性作曲家、ジュディス・ビンガムのオルガン作品集。18歳で王立音楽アカデミーに入学 し、作曲を学んだ後、1983年からはBBCシンガーズに参加、20世紀作品を数多く歌い近代作品への見識を 深めました。作曲家として室内楽、器楽曲から声楽曲と幅広いジャンルの作品を書き続けており、NAXOSか らは2011年にオルガン作品(8.572687)をリリース、こちらでも即興性に富んだ魅力的な作品を聴くことがで きます。このアルバムには2017年以降に書かれた新作が収録されており、彼女の理解者であるトム・ウィンペ ニーがAkerman & Lund社製のオルガンで全ての作品を紹介しています。またトラック1の「天国と大地」、ト ラック20の「永遠の行列」では、ユーハン・ハマーストレムが弾く小振りの「コア・オルガン」の響きも融合、壮麗な 音に圧倒されます。

   NAXOS 2021年3月発売
NAXOS-8.574257
(1CD)
穏やかでロマンティックなピアノ・ミュージック 第2集
ピーター・ブレイナー:魔法のゴブレット
バッハ:前奏曲 第1番ハ長調 BWV 846 (P. ブレイナーによるフルート、ピアノと管弦楽編)
ブレイナー:We Reached This Far ウィー・リーチド・ディス・ファー
ブレイナー:Snowfall Song 降雪の歌(2020年版)
ブレイナー:Mama, Can You See Me? お母さん、私が見える?
フォーレ:パヴァーヌ Op. 50(P. ブレイナーによるピアノと管弦楽編)
ブレイナー:Come and Tell Me 私のところにきて、そして話して
ブレイナー:King of Hyperboles ハイパーボリィの王
ブレイナー:The Final Song 最後の歌(2020年版)
ブレイナー:That’s the Way She Is それが彼女のやりかた
ブレイナー:Where to Go, Where to Be? どこへ行くの?
ブレイナー:Just a Tiny Waltz ただの小さなワルツ
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」 - 第2楽章(P. ブレイナーによるピアノと管弦楽編)
ブレイナー:Sunday Morning on Sunday サンデー・モーニング・オン・サンデー
ヘンデル:私を泣かせてください(涙の流れるままに)(P. ブレイナーによるピアノと管弦楽編)
チャイコフスキー:四季 Op. 37b - 10月 秋の歌 (P. ブレイナーによるピアノと管弦楽編)
ハイドン:ピアノ協奏曲 ニ長調 Hob.XVIII:11 - 第2楽章 ウン・ポーコ・アダージョ(編曲:P. ブレイナー)
ブレイナー:Good Old Times グッド・オールド・タイムズ
ブレイナー:Elephant on a Parachute パラシュートに乗った象
チャイコフスキー:ただ憧れを知る者だけが(P. ブレイナーによるピアノと管弦楽編)
ヘンデル:主よ汝に感謝す(P. ブレイナーによるピアノと管弦楽編)
伝承曲:グリーンスリーヴス(P. ブレイナーによるピアノと管弦楽編)
バッハ:チェンバロ協奏曲 ヘ短調 BWV 1056- 第2楽章 ラルゴ(編曲:P. ブレイナー)
ピーター・ブレイナー(P)
ロイヤルPO

録音:2020年9月19-20日ヘンリー・ウッド・ホール、ロンドン(UK)
世界初録音
「ビートルズ・ゴー・バロック」などのユニークなアレンジ作品で知られるピーター・ブレイナー。彼はまた並外れた才能を持つ作曲家であり、ピアニストであ ることも忘れてはいけません。昨年リリースされ大好評を博した『穏やかでロマンティックなピアノ・ミュージック』第1集(8.574256)は、ピアノと管弦楽に よるオリジナル作品を収録したアルバムでしたが、第2集となるこのアルバムでは、洗練された旋律を持つオリジナル作品だけではなく、フルートのオブリ ガートが印象的なバッハの「前奏曲 第1番」や、ピアノの分散和音による伴奏が際立つドヴォルザーク「新世界より」などの有名曲のアレンジも含 まれており、一層親しみやすい雰囲気を備えています。 タイトル通り、疲れた心をそっとほぐしてくれるような、穏やかでロマンティックなピアノ曲を存分にお楽しみいただけます。
NAXOS-8.574205
(1CD)
ドヴォルザーク:ボヘミアの精神 弦楽四重奏曲集 第9集
弦楽四重奏曲第4番ホ短調 B.19(1870頃)
弦楽六重奏曲 イ長調 Op. 48 B.80(1878)*
ポロネーズ イ長調 B.94(1879)
ファイン・アーツQ【ラルフ・エヴァンス(Vn1)/エフィム・ボイコ(Vn2)
ジル・シャロン(ヴィオラ…1-3),(第1ヴィオラ)
ニクラス・シュミット(Vc)(第1チェロ)*】
アンナ・クレータ・グリバイツェヴィチ(第2ヴィオラ)*
イェンス・ペーター・マインツ(第2チェロ)*

シュテパン・シモニアン(P)

録音:2019年11月26-29日、2020年3月7日
NAXOSに於けるドヴォルザークの弦楽四重奏曲集は、第1集から第8集までプラハ・ヴラフSQの 演奏による民族色豊かなものでしたが、第9集では第4番と弦楽六重奏曲を、ベートーヴェンやモーツァルト、バ ルトークなど数多くの録音で知られるファイン・アーツ四重奏団が演奏。第4番はドヴォルザーク29歳頃の作品。 1968年まで出版されることがなかったため、あまり耳にする機会は多くありませんが、若きドヴォルザークの意欲 が漲る美しい旋律を持っています。全体は切れ目なく演奏されるものの、急-緩-急の3つに分かれており、中間 部はのちに「弦楽のためのノットゥルノ」Op. 40に改作されました。1878年に作曲された弦楽六重奏曲は、ド ヴォルザークがこの時までに作曲した作品の中で初めてチェコ以外で演奏され、彼の名前をヨーロッパ中に広め るきっかけとなった作品です。第2楽章と第3楽章にはチェコの民族舞踊の形式が用いられており、ボヘミアの精 神が遺憾なく発揮されています。
NAXOS-8.579059
(1CD)
ルクセンブルクの現代音楽 第1集
イヴァン・ボウマンス(1983-):Meiosis 減数分裂 Op. 106(2012)
マルコ・ピュッツ(1958-):Moods ムード(2013)
ジャノ・サナヴィア(1962-):Helice プロペラ(2014?15)
タチアーナ・ゼリアンコ(1980-):Sonata delle Farfalle ファルファッレのソナタ(2017)
ローランド・ウィルトゲン(1957-):Orbital Resonances 軌道共鳴(2018)
クリストフ・ケーニヒ(指)
ソリスツ・ヨーロピアンズ・ルクセンブルク

録音:2012年9月17日、2013年9月23日、2015年9月21日、2017年11月13日、2018年9月24日
世界初録音
ルクセンブルクを代表する5人の作曲家たちが、2010年から2020年にわたる10年間で作曲したオーケストラ 作品を収録した興味深い1枚。医学を研究する友人からヒントを得たというボウマンスの「減数分裂」、クラシッ ク音楽の大ファンであったという義父に捧げられたピュッツの「ムード」、ロシア出身の芸術家ソニア・ドローネのフレ スコ画「Palais de l’Air in Paris」からインスパイアされたというサナヴィアの「プロペラ」、イタリア・バロック期の作 曲家コレッリの作品をモティーフにし、自身の死生観を反映させたゼリアンコの「ファルファッレのソナタ」、天体力 学において、2つの天体が互いに重力を及ぼし合うことでその軌道が変化するという様子を音楽で描いたという ウィルトゲンの「軌道共鳴」。どの作品も鮮やかな音楽です。
NAXOS-8.574060
(1CD)
マンドリンとギターのための作品集
グイド・サントルソラ(1904-1994):マンドリンとギターのためのソナタ第6番(1981)
エルンスト・クシェネク(1900-1991):マンドリンとギターのための組曲 Op. 242(1989)
スティーヴン・ファンク・ピアーソン(1950-):Mountain Moor マウンテン・ムーア(1985)
トーマス・アレン・レヴァインズ(1954-):神の子どもたちはみな踊る - 村上春樹からの5つの印象
(2009)*
バーバラ・モンク・フェルドマン(1950-):The Pale Blue Northern Sky 青白い北の空(2007)*
マーレ・デュオ
【メンバー】
アニカ・ヒンシェ(マンドリン)
ファビアン・ヒンシェ(G)
ラファエル・オプハウス(G)…17

録音:2019年5月10-12日
Ermita de Sant Blai, Mallorca(スペイン)
*=世界初録音
国際的に活躍するマーレ・デュオ。15年に及ぶ活動の中で、マンドリンとギターのための音楽を追求、オリジナル からアレンジまで数多くの曲を演奏してきた彼らですが、2020年にはイタリアの作曲家ドメニコーニ作品をリリー ス(8.574061)、こちらも高い評価を受けました。今回のアルバムでも、2曲の世界初録音となる、20世紀後 半から21世紀にかけてアメリカで書かれたオリジナル作品を演奏、村上春樹作品からインスパイアされたトーマ ス・アレン・レヴァインズの「5つの印象」や、風変りな雰囲気を持つクシェネクの組曲、抒情豊かなサントルソラの 「ソナタ第6番」など、2つの楽器の響きが溶け合うユニークな作品を楽しめます。
NAXOS-8.669049
(1CD)
ダロン・エィリック・ハーゲン(1961-):歌劇「オーソン・リハーサル」(2018) オーソン・ウェルズ #1…オマール・ムレロ(T)
オーソン・ウェルズ #2…ロバート・フランケンベリー(T)
オーソン・ウェルズ #3…ロバート・オース(Br)
ロジャー・ザハブ(指)
フィフス・ハウス・アンサンブル

録音:2018年9月14-16日(ライヴ)
スチュードベーカーシアター、シカゴ(アメリカ)
世界初録音
40年に及ぶ作曲活動が高く評価され、グッゲンハイム財団賞をはじめ、ロックフェラー財団賞、ケネディ・セン ター・フリードハイム賞などを受賞したアメリカの作曲家ダロン・エィリック・ハーゲン。この「オーソン・リハーサル」は、 アメリカを代表する映画監督、俳優のオーソン・ウェルズを描いた映画版オペラ。偉大なる俳優が生と死の狭間 に立った瞬間、彼の心がメビウスの輪のようにループし、心の中の劇場で3人のアバターが、記憶、愛、後悔を 交えながら彼の意識を演じていくという筋立てになっています。実際の演奏と、録音済のサウンドを融合した不 思議な音も魅力的。このフィルムはアメリカ、ヨーロッパなどいくつかのフェスティヴァルで上演され、大好評を得て います。
NAXOS-8.574119
(1CD)
シューマン:歌曲集 第10集
3つの二声部の歌 Op. 43
4つの二重唱曲 Op. 34
トランプ占い Op. 31 No. 2
ロマンスとバラード 第3集 Op. 53〜第1曲 ブロンデルの歌/第2曲 ローレライ
ロマンスとバラード 第4集 Op. 64
3つの詩 Op. 29〜第1曲 田舎の歌/第2曲 歌
4つの二重唱曲 Op. 78
3つの歌 Op. 95
歌人の呪い Op. 139〜第4曲 プロヴァンスの歌(声とピアノ版)
XXXのための歌 Anh. M1:2
乙女の歌 Op. 103
夏の静けさ WoO7
カロリーネ・メルツァー(S)
アンケ・フォンドゥンク(Ms)
ジモン・ボーデ(T)
ウルリヒ・アイゼンロール(P)

録音:2019年10月24-27日ドイツ放送、室内楽ホール、ケルン(ドイツ)
シューマンが精力的に歌曲を書き始めたのは「歌の年」と呼ばれる1840年のことでした。この年はクララとの結 婚が成立し、それまでは、ほとんどピアノ曲ばかりを作曲していたシューマンですが、突然、クララへの溢れる思い が迸るかのように、「ミルテの花」や「女の愛と生涯」、「詩人の恋」をはじめとした120曲以上の歌曲、重唱曲と 歌曲集を書きあげます。このアルバムにはそのうちの12曲を収録、その多くが愛を主題として書かれています。そ の後もシューマンは折に触れ歌曲を作曲、中でも作品番号64の「ロマンスとバラード第4集」は歌劇に匹敵する ほどの充実した内容を持つ作品として知られています。また、アルバムには彼の関心が歌曲に向く前の17歳の 作品「XXXのための歌 Anh. M1:2」を収録。シューベルト風の素朴な味わいが新鮮です。

   NAXOS 2021年2月発売 (2)
NAXOS-8.573901
(1CD)
レスピーギ:古風な協奏曲 P. 75(1908)【S.D.ヴィットーリオによる比較校訂版(2019)使用】…世界初録音】*
『リュートのための古風な舞曲とアリア』第1組曲〜第3組曲
ダヴィデ・アローナ(Vn)*
サルヴァトーレ・ディ・ヴィットーリオ(指)
ニューヨーク室内O

録音:2019年6月24-28日
『ローマ三部作』で知られる近代イタリア音楽における器楽曲の先駆者の一人、レスピーギ。この『リュートのための古風な舞曲とアリア』は、彼がサン タ・チェチーリア音楽院教授を務めていた頃に研究していた16-17世紀の古いリュート作品をオーケストラ用に編曲したもの。4曲で構成された3つの 組曲で、シンプルなリュート曲が、レスピーギの手により表現力豊かな響きを持つ音楽に生まれ変わっています。なかでも典雅な旋律を持つ「シチリ アーノ」を含む第3組曲は演奏機会が多いことで知られます。1908年に作曲された「古風な協奏曲」もバロック期における"合奏協奏曲"のスタイル を持っていますが、初期の作品に批判的だったレスピーギは、この曲を発表する際「匿名の作曲家の作品を私が改訂した」とし、のちに「実は自分で 作曲した」と告白しています。ヴァイオリンが歌う技巧的な旋律が魅力的な作品です。この演奏では指揮者サルヴァトーレ・ディ・ヴィットーリオ自身の 比較校訂版が用いられています。
NAXOS-8.574129
(1CD)
モダン・トランペットの芸術 第2集
イベール:(1890-1962):即興曲(1951)
レイモン・ガロワ=モンブラン(1918-1994):サラバンドとフィナーレ(1949)
ジャン・ユボー(1917-1992):トランペットとピアノのためのソナタ(1943)
ピエール・サンカン(1916-2008):ラプソディ(1970)
フローラン・シュミット(1870-1958):3部の組曲 Op. 113(1954)
ジャニーヌ・リュエフ(1922-1999):モビール(1967)
アントワーヌ・ティスネ(1932-1998):Heraldiques 紋章(1975)
ジョリヴェ(1905-1974):Air de bravoure エール・ド・ブラヴール(1952)
ヒュー・モーガン(Tp)
レベッカ・ウィルト(P)

録音:2019年3月3-5日ポットン・ホール・スタジオ、サフォーク、UK
第1集(8.573995)でも高い評価を受けたシリーズ「モダン・トランペットの芸術」。20世紀から21世紀にかけ てトランペットとピアノのために書かれた様々な作品を集めるという趣旨のもと、第2集には20世紀フランスの作 品を収録。ピアニストとしても著名なジャン・ユボーが書いたジャズのテイストを持つ「ソナタ」、フローラン・シュミッ トの官能的な「組曲」、フォーレ作品の録音で知られるヴァイオリニスト、ガロワ=モンブラン作曲のミュートを用 いた不吉な音色で始まる「ラプソディ」、前衛的なティスネの「紋章」など、機知に富んだ魅惑的な音楽が並び ます。アンサンブル「セプトゥーラ」の創設メンバーであり、バーゼルSOの首席奏者も務めるヒュー・モーガ ンの超絶技巧でお楽しみください。使用楽器:YAMAHA
NAXOS-8.574164
(1CD)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番&第17番〜イグナーツ・ラハナー(1807-1895)による弦楽四重奏とコントラバスによる伴奏編(1884)
ピアノ協奏曲第9番「ジュノーム」K271
ピアノ協奏曲第17番ト長調 K453
(全てのカデンツァはモーツァルト作)
アーロン・ゴールドスタイン (P)
ファイン・アーツQ【ラルフ・エヴァンス(Vn1)、エフィム・ボイコ(Vn2)、ギル・シャロン(Va)、ニクラス・シュミット(Vc)】
アレクサンダー・ビッカード(Cb)


録音:2019年7月28-30日
演奏旅行に出かけることの多かったモーツァルトは、第11番から第14番までのピアノ協奏曲を、旅先でも演奏 しやすくするために「弦楽四重奏による伴奏」に置き換えています。またこの時代は、交響曲や協奏曲などの編 成の大きな作品も家庭で演奏できるように、数多くの編曲者が原曲に手を加えています。フンメルによるいくつ かの曲の編曲が良く知られていますが、この世界初録音となるラハナーの編曲はピアノ・パートには全く手を加え ることなく、伴奏部の弦楽四重奏にコントラバスを加え、豊かな響きが加わるように仕立てられています。今回 のアルバムに収録されているのは、人気の高い第9番「ジュノーム」と1784年作曲の第17番。前作と同じく、 ゴールドスタインのピアノとファイン・アーツ四重奏団、コントラバスのピッカードによる親密なアンサンブルでお楽し みください。
NAXOS-8.574277
(1CD)
シューベルト:17のレントラー/メヌエット
17のレントラー D.366(1824以前)
メヌエットとトリオ イ長調 D.334(1815)
メヌエットとトリオ イ短調 D.277a(1815)
3つのメヌエット D.380(1816)
2つのメヌエット D.91(1813)
16のレントラーと2つのエコセーズ Op.67 D.734(1826以前)
メヌエット 嬰ハ短調 D.600(1813)
トリオ ホ長調 D.610(1818)
メヌエットと2つのトリオ ホ長調 D.335(1813)
ダニエル・レプハルト(P)

録音:2019年8月14-16日
30のメヌエットとトリオを含む前作(8.574145)で好評を博したレプハルトによるシューベルトの一連の舞曲 集。これらには当時ウィーンの中流階級の人々の間で流行した三拍子の「レントラー」や「メヌエット」、スコットラ ンド風の舞曲である「エコセーズ」などが含まれており、技巧的には平易でありながら、魅力的で繊細な表情を 持っています。このアルバムには、シューベルトの自筆譜の中から生前に出版されなかったレントラーを集め、 1869年に出版された「17のレントラー」と"ウィーンの淑女たちのレントラー"の別名を持つ「16のレントラーと2 つのエコセーズ」を含む全44曲を収録。どの曲も愛らしく魅力的な楽想を持っています。
NAXOS-8.574186
(1CD)
アレクサンダー・キャンプキン(1984-):合唱作品集
True Light まことの光(合唱、オルガンとタムタム版)(2011)
ミサ・ブレヴィス(2009)
The First Kiss 初めての接吻(合唱と鍵盤版)(2015)
O Lord, in thee is all my trust おお主よ、汝にすべてをまかせん(2013)
Glorious, beauteous, golden-bright 輝かしく、美しく、黄金色に輝く(2018)
コリン・スピンクス(Org)
トリスタン・フライ(タムタム)
vOx(ヴォックス)室内cho
デイヴィッド・クラウン(指)

録音:2019年7月5-7日
世界初録音
1984年生まれのアレクサンダー・キャンプキンの合唱作品集。ヴィオラ奏者として活躍を始めた矢先、17歳で 難病である多発性硬化症の診断を受けた彼は、演奏家をあきらめ作曲家に転向。合唱とオルガンをオックス フォード大学で学び、その後、英国王立音楽院を経てウィーン国立音楽大学に留学し研鑽を積みました。以 来、タリス・スコラーズ、ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズ、BBC舞台芸術基金などの団体から委嘱された、 100作を超える、新鮮で魅力的な作品を発表しています。このアルバムには2011年作曲の「まことの光」と 2009年の「ミサ・ブレヴィス」他3曲を収録。浮遊感のある美しいハーモニーと、オルガンの荘厳な音が相俟って 独自の世界が生み出されています。オックスフォードを拠点とするvOx室内合唱団は2014年に指揮者デイ ヴィッド・クラウンによって創設された団体。ルネサンスから現代作品まで幅広いレパートリーを誇ります。
NAXOS-8.574265
(1CD)
五大陸のオーケストラ音楽
ロバート・フォケンズ(1975-):Uhambo Olunints 旅(2002)
ルビツァ・チェコフスカー(1975-):Shadow Scale シャドー・スケール(2005)
ハリー・スタフィラキス(1982-):Brittle Fracture 脆性破壊(2013)
ナーラ・ファロウク・マター(1971-):el-Ain 邪悪な眼(2005)
カルロス・サモラ(1968-):Sikuris シクリス(1999)(室内オーケストラ版 2009)
クリス・ゲンドール(1980-):Gravitas 重力(2010-2011)
アイゲリム・セイロヴァ(1987-):Pendulum. Evaporation 振り子、蒸発(2015)*
チャンギー・チェン(1984-):of an ethereal symphony 優美な交響曲(2015)
ミゲル・デル・アギーラ(1957-):The Giant Guitar ジャイアント・ギター Op.91(2006)
アウドゥン・アンドレ・サンヴィーク(Vc)*
ミゲル・ハース=ベドヤ(指)
ノルウェー放送O

録音:2018年10月12日、2019年1月31日-2月1日、2019年2月28日、2019年3月1日
世界初録音
2019年4月11- ペルーで生まれ、アメリカで学んだ指揮者ミゲル・ハース=ベドヤが選んだ5つの大陸で活躍する現代作曲家た ちの管弦楽作品集。収録された作曲家たちの出身国はそれぞれ南アフリカ、スロヴァキア、カナダ、エジプト、チ リ、ニュージーランド、カザフスタン、シンガポール、ウルグアイと多岐にわたり、その作品もバラエティに富んでいま す。さまざまな国籍やスタイル、ジャンルの違いを1つにまとめ、世界の融和を音楽に託したというこのアルバム は、21世紀のオーケストラ作品の可能性が追求されるとともに、ノーベル平和賞が授与される街オスロのオーケ ストラで演奏することにより、平和への願いも込められています。

   NAXOS 2021年2月発売
NAXOS-8.551447(1CD)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 Op.15
ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.19*
イゴール・レヴィット(P)
王笑寒 ワン・シャオハン(P)*
ヘルムート・ミュラー=ブリュール(指)
ケルン室内O

録音:2007年6月10日、2007年5月26日*
ケルン・フィルハーモニー、ドイツ
1987年、ソ連出身のイゴール・レヴィット。8歳の時にドイツに移住、2009年ハノーファー音楽演劇メディア 大学を卒業。2005年、テルアヴィヴのア ルトゥール・ルービンシュタイン・コンクールに最年少で参加して入賞。早くから注目されて来ましたが、2018年のギルモア・アーティスト賞と、2018年 のロイヤル・フィルハーモニック協会の「年間最優秀器楽奏者賞」を受賞するなど、ヨーロッパで人気がブレイク。2020年6月にはサティのヴェクサシオン を作曲家の指示通り840回繰り返して演奏する模様をインターネット中継して大きな話題となりました。2021年3月にはベルリン・フィルにデビューの 予定です。日本では2017年にキリル・ペトレンコ指揮のバイエルン国立管と共演、2019年でも東京・春・音楽祭でリサイタルを行い、絶賛されまし た。2021年5月に紀尾井ホールで2日連続ベートーヴェンのソナタ選集を弾く予定です。 ht tps:// kioihall.jp/category/concert/kioihall?ky=2021& km=5#post_0512 今回、2007年にNAXOSに録音していたベートーヴェンの「ピアノ協奏曲第1番」を 再発売し、その才能を味わうという企画です。 ちなみにピアノ協奏曲第2番を演奏しているワン・シャオハンは中国出身。北京中央音楽院を卒業後ハノーファーで学び、ベートーヴェン・コンクール (ボン)やヴァン・クライバーン・コンクールなどで入賞。世界各地で演奏し、2012年からは北京中央音楽院の教授を務めています。
NAXOS-8.574234
(1CD)
サン=サーンス:吹奏楽のための編曲集
行進曲「東洋と西洋」 Op.25
歌劇「サムソンとデリラ」 Op.47-第3幕「バッカナール」(D.リー・スタイガーによる吹奏楽編)
歌劇「サムソンとデリラ」 Op.47-第1幕「ダゴンの乙女たちの踊り」(D.ゴッドフリーによる吹奏楽編)
英雄的行進曲 Op.34(F.ウィンターボトムによる吹奏楽編)
アルジェリア組曲 Op.60-第4曲-フランス軍隊行進曲(D.ゴッドフリーによる吹奏楽編)
速歩 Op.86(A.ジョスノウによる吹奏楽編)
勝利に向かって Op.152(D.ドンデイヌによる吹奏楽編)
神聖な行進曲 Op.107(E.ドリスコルによる吹奏楽編)
組曲『動物の謝肉祭』-第1曲「序奏と獅子王の行進曲」(M.パーソンズによる吹奏楽編)
戴冠式行進曲 Op.117(L.ブレマンによる吹奏楽編)
歌劇「ヘンリー八世」 第2幕-バレ・ディヴェルティスマン (L=P.ローレンデューによる吹奏楽編)
準・メルクル(指)
ロイヤル・エア・フォース・カレッジ・バンド
録音:2019年12月16-18日
86歳という長い生涯を生きたサン=サーンス。ロマン派から印象派への変遷を目の当たりにしながらも、古典的な作風を捨てることなく、晩年に至るま で、東洋的な雰囲気を融合させた美しい旋律を生み出し続けた作曲家です。交響曲や協奏曲、室内楽など多彩なジャンルにわたる膨大な曲を書 きましたが、残念なことにその中には吹奏楽のための作品はほとんどありません。しかし、彼の旋律に魅了された後世のアレンジャーたちがいくつかの名 作に編曲を施し、素晴らしい吹奏楽作品を創り上げています。名アレンジャーとして知られるダニエル・ゴッドフリーによる「ダゴンの乙女たちの踊り」や、 ルイ=フィリップ・ローレンデューによる歌劇「ヘンリー八世」のバレエ音楽など、原曲を凌駕する壮麗な音色で彩られた作品を、準・メルクル指揮するロ イヤル・エア・フォース・カレッジ・バンドの演奏でお聴きください。
NAXOS-8.579083
(1CD)
ルイ14世の宮廷におけるフルート音楽
クレランボー(1676-1749):シンフォニア第7番 ホ短調 Sonata detta La Magnifique ソナタ「ラ・マニフィーク(壮麗)」
リュリ:愛の勝利:ディアーヌのためのリトルネッロ
ランベール(1610-1696):Airs a 1-4 partiesより Vos mepris chaque jour, Ritournelle リトルネッロ「あなたのさげすみは毎日」
 On a beau feindre, Ritournelle リトルネッロ「私たちは美しいふりをする」
レビエ(1639-1717頃):舞踊組曲-第99番メヌエット(フルート版)
ドルネル(1680頃-1756以降):フルート組曲 ロ短調 Op.2 No.2-第3楽章 サラバンド「La Descosteaux ラ・デコストー」
ド・ヴィゼー(1660頃-1733頃):テオルボとリュートのための小品集 - 組曲第9番ホ短調-第4楽章 サラバンド(フルートと通奏低音版)
オトテール(1673-1763):Recueil d'airs serieux et a boire 『真面目な歌、酒の歌』よ
り- いつか聞いたことがある - わたしには後悔でしかない(フルートとチェンバロ版)
F.クープラン:趣味の融合:コンセール第8番ト長調- 第8曲 荘重に、そして優美に サラバンド 「Vous qui craignez que l'Amour 恋の神が気になるあなたは」
オトテール:トリオ・ソナタ ニ長調 Op.3 No.2
ミシェル・ド・ラ・バル(1675-1745):リコーダーのための小品集第2巻:組曲第9番 ト長調 Sonate L'Inconnue ソナタ「知られざるもの」
F.クープラン:趣味の融合:コンセール第13番 ト長調(2本のフルート版)
マレ:トリオによる小品集:組曲第2番 ト短調(抜粋)
 I. Prelude プレリュード
 II. Fantaisie ファンタジー
 IV. Sarabande II サラバンド II
 VI. Gigue ジーグ
 IX. Menuet II メヌエット II
 X. Plainte 嘆き
 XII. Petite Passacaille 小パッサカーユ
バルトルド・クイケン(トラヴェルソ)
イマヌエル・ディヴィス(トラヴェルソ)
アーニー・タニモト(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ドナルド・リヴィングストン(Cemb)

録音:2017年10月17-19日

世界初録音…7,8-9,10,12,13,14,
2本のフルート版世界初録音…21-24
「フルート」という名称は最初は縦型のリコーダーを指し、横笛は「フラウト・トラヴェルソ(トラヴェルソとも)」と呼び区別していました。17世紀初頭の横 笛フルートはピッチの調節ができず、半音を出すことも至難の業でしたが、17世紀後半になるとさまざまな改良が加えられ、管を分割したり、楽器の 形状に改良を加えた他、トーンホール(音孔)を増やすなどの試みが次々となされていきます。世界初録音の7曲を含むこのアルバムには、17世紀 後半のフランスにおける芸術の庇護者として知られるルイ14世が愛したフルート作品と、その後に生まれた18世紀前半の洗練された作品が並べられ ています。F.クープランの「コンセール第13番」でのクイケンとデイヴィス、2本のフルートのみの鄙びた音色による旋律の歌い交わしが聴きどころです。
NAXOS-8.574209
(1CD)
ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第1番&第2番
弦楽四重奏曲第1番「クロイツェル・ソナタ」 JW Vii/8(1923)
弦楽四重奏曲第2番「ないしょの手紙」 JW Vii/13(1928)
ソネット ニ短調 JW Vii/2(1875)-R.イェルステンによる弦楽四重奏版…世界初録音
ソネット イ長調 JW Vii/1(1875)-R.イェルステンによる弦楽四重奏版…世界初録音
ニュージーランドSQ【ヘレーネ・ポール(Vn1)、モニーク・ラピンズ(Vn2)、ジリアン・アンセル(Va)、ロルフ・イェルステン(Vc)】

録音:2019年7月29-31日
晩年のヤナーチェクが抱いた狂おしいまでの恋心と創作への情熱から生まれた様々な傑作。その中には2曲の 弦楽四重奏曲が含まれます。トルストイの名作『クロイツェル・ソナタ』に触発された弦楽四重奏曲第1番につい ては、主人公が妻の不倫を知って苦悩する場面から最後の幕切れまでが克明に音にされており、また「ないしょ の手紙」と題された第2番では、さらに思い人カミラへの強い気持ちが表明されています。この極めて私的な心 情が反映された作品を演奏するのは、1987年に結成されたニュージーランドSQ。メンデルスゾーン やブラームスなどのロマン派作品から現代作品まで幅広いレパートリーを持つアンサンブルです。同時収録の2つ のソネットは1875年の作品。こちらではヤナーチェクの若々しい作風を味わえます。
NAXOS-8.570628
(1CD)
ブライト・シェン(1955-):Let Fly 飛び立て-ヴァイオリンとオーケストラのための協奏曲(2013)*
オーケストラのための協奏曲『Zodiac Tale ゾディアック物語』(2006/2016改訂)
Suzhou Overture 蘇州序曲(2019)*
ダン・シュウ(Vn)
ブライト・シェン(指)
蘇州SO*、上海SO

録音:2018年3月19-20日上海シンフォニー・ホール、2019年8月28-30日金鶏湖コンサート・ホール、蘇州*
世界初録音
中国出身、アメリカを拠点に活躍する作曲家ブライト・シェン。このアルバムにはヴァイオリンが縦横無尽に豊か な旋律を奏でるヴァイオリン協奏曲と、楽しい『ゾディアック物語』、そして風景の描写が鮮やかな「蘇州序曲」の 3作品が収録されています。名手ギル・シャハムに献呈されたヴァイオリン協奏曲は「Let Fly 飛び立て」の副題 がつけられており、ここにはシャハムのイメージと、彼の娘フェイフェイ(中国語で飛ぶの同音異語)の名がかけられ ています。3つの楽章は切れ目なく演奏され、2楽章と3楽章の間にはカデンツァが置かれており、ここでは奏者 の自由な発想が求められます。『ゾディアック物語』は中国の干支をテーマにした作品。日本の干支には登場し ないネコも姿も描かれています。中国で最も長い歴史を誇る蘇州をテーマにした「蘇州序曲」では、この都市の 過去と現在の姿を鮮やかなオーケストラの色彩を駆使して描き出しています。
NAXOS-8.555180
(1CD)
サリヴァン(1842-1900):バレエ音楽『魔法の島』(1864)…世界初録音
バレエ音楽『テスピス』(1871)
アンドリュー・ペニー(指)
RTEコンサート・オーケストラ

録音:1992年4月13-16日
※MARCO POLO 8.223460の移行盤
「ミカド」をはじめとしたウィリアム・ギルバートとの共作による数々のオペラで知られる作曲家アーサー・サリヴァン。 幼い頃から王室礼拝堂の合唱隊に加入し、14歳で王立音楽アカデミーに入学。2年間学んだ後、ライプツィ ヒに留学し指揮と作曲を学びました。1862年にロンドンに戻ったサリヴァンは、シェイクスピアの「テンペスト」の付 随音楽を作曲、その次に手掛けたのがこのバレエ音楽『魔法の島』でした。妖精の住む島に漂着した船員を主 人公にしたこの音楽は、コヴェントガーデンで初演され高い評価を受けています。世界初録音となったこの演奏 では、初演時にサリヴァンがカットした箇所を研究者ロデリック・スペンサーセルウィン・ティレットが復元、指揮者ペ ニーが完全な形として再現しています。もう1曲の『テスピス』はギルバートとの共作ですが、現在では断片のみ が残存するオペラ&パントマイム。こちらは同じくスペンサーとティレットによるバレエの復元版が演奏されていま す。

   NAXOS 2021年1月発売(2)
NAXOS-8.574286
(1CD)

NYCX-10189(1CD)
国内盤仕様
税込定価
バッハ、シューベルト、シューマン 他
ヴィラ=ロボス編曲による合唱曲集
1. メンデルスゾーン:無言歌集 第2巻 Op.30-第3曲 ホ長調(1932)
2-3. バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻
- 前奏曲とフーガ第8番 変ホ短調/嬰ニ短調 BWV853(1938)
4. シューマン:トロイメライ(1933)
5. バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻 - フーガ第1番ハ長調 BWV846(1932)
6. シューベルト:セレナード(1933)
7. バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻 - フーガ第21番変ロ長調
BWV866(1932)
8. ショパン:ワルツ 第7番嬰ハ短調(1932)
9. バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻 - 前奏曲第22番変ロ短調
BWV867(1932)
10. ラフマニノフ:前奏曲 嬰ハ短調 Op.3-2「鐘」(1934)
11. バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第2巻-前奏曲第14番 嬰ヘ短調 BWV883(1937)
12. マスネ:エレジー(1932)
13. バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第2巻-フーガ第5番 ニ長調 BWV874(1932)
14. ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調 「悲愴」 Op.13
- 第2楽章 アダージョ・カンタービレ(1932)
15. ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第9番(1945)(合唱版)
ヴァレンティナ・ペレッジ(指)
サンパウロ交響cho

録音:2019年8月5日…1-3
2019年8月6日…5,7,9,12
2019年8月8日…4,6,11,13
2019年8月9日…8,10,14
2019年8月10日…15

2-3.15を除き、全て世界初録音
1-14…H.ヴィラ=ロボスによる合唱編…()内は編曲年
【歌詞】
6…Ludwig Rellstab原詩(Arthur Nestrovskiによるブラジル語翻訳)
12…Louis Gallet詩
他は歌詞無し(ヴォカリーズ)

*国内仕様盤には日本ヴィラ=ロボス協会会長 木許裕介氏の解説・歌詞日本語訳が付属します。
クラシックの名曲をアレンジして歌った録音は過去に多くありますが、これはヴィラ=ロボスによる合唱編曲という点に注目! ブラジルの民族音楽に根差したオーケストラ作品やギター曲で知られるヴィラ=ロボス。彼は生涯に1000曲ほどの作品を書きましたが、その中には数 多くの合唱作品があります。このアルバムでは、その中でもとりわけ珍しい“ヴィラ=ロボスによるバッハからロマン派作品の合唱編曲版”を収録。これら は主としてリオデジャネイロで活動していた「Choir of the Orfeao dos Professores=教師の合唱団」のために書かれたもので、ほとんどが1933 年から1935年の間に初演されています。原曲の多くは鍵盤曲ですが、ヴィラ=ロボスはこれらを見事にアレンジ。ベートーヴェンやシューベルト、シュー マン、ショパンなどの良く知られた旋律が声による交響楽として生まれ変わっています。すべてア・カペラ(無伴奏)、2曲以外は歌詞を持たないヴォカ リーズなので純粋に音楽として楽しめるのも魅力。また、ここには彼が敬愛したバッハの『平均律クラヴィーア曲集』からの合唱アレンジが全て含まれて います。
NAXOS-8.573866
(1CD)
リスト:ハンガリー民謡の主題による幻想曲
ハンガリー民謡の主題による幻想曲 S123/R458 「ハンガリー幻想曲」(1849-1852)  ゴラン・フィリペツによるパフォーミング・エディション
スペイン狂詩曲 S254/R90 「スペインのフォリアとホタ・アラゴネーサ」(1858)
フェルッチョ・ブゾーニによるピアノと管弦楽編 BV B58(1894)
深き淵より S691/R668『楽器による詩篇』ジェイ・ローゼンブラットによる補筆完成版(1955)
死の舞踏 S126/R457(1849)(「深き淵より」の第1稿)フェルッチョ・ブゾーニ編(1819) BV B72
ゴラン・フィリペツ(P)
イムレ・コラール(指)コダーイPO

録音:2019年8月25-28日
若いころのフランツ・リストは数多くのコンサートを行い、煌めくような超絶技巧で聴衆を魅了しました。円熟期 には後進の指導も熱心に行い、彼の周囲には若い音楽家たちが大勢集まるようになりました。その中の一 人、イタリア出身のフェルッチョ・ブゾーニはリストの音楽に心酔し「リストのピアノ曲は、ピアノ芸術のアルファにし てオメガである」と賛辞を送り、作品の校訂、編曲を行ったことで知られています。このアルバムにはブゾーニに よる「スペイン狂詩曲」と「死の舞踏」のアレンジ版と、「ピアノ協奏曲第3番」の校訂で知られる音楽学者ジェ イ・ローゼンブラット(1955-)が補筆完成版を作成した「深き淵より」、そして現代におけるリスト研究の第一 人者でピアニスト、ゴラン・フィリペツが自由なカデンツァを加えた「ハンガリー民謡の主題による幻想曲」の4曲 を収録。リストの後継者たちが織りなす素晴らしい世界をご堪能ください。
NAXOS-8.551406
(1CD)
ハンガリーのセレナード
シャーンドル・ヴェレシュ(1907-1992):Szatmari Tancok
サトゥマーレの踊り - 弦楽三重奏のために
ゲザ・フリード(1904-1989):弦楽三重奏曲 Op.1(1926)
ヴェレシュ:ヴァイオリンとチェロのためのソナチネ(1928頃)
フェレンツ・ファルカシュ(1905-2000):ノットゥルノ Op.2 - 弦楽三重奏のために(1927)
ラースロー・ヴァイネル(1916-1944):弦楽三重奏曲/セレナード(1938)
ヴェレシュ:Somogyi Tancok ショモジーの踊り - 弦楽三重奏のために
レジェー・コーカイ(1906-1962):セレナード - ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのために(1956)
オッフェンブルク弦楽三重奏団【フランク・シーリ(Vn)、ロルフ・シーリ(Va)、マルティン・メルカー(Vc)】

録音:2019年10月4日-10月7日
20世紀初頭のハンガリーでは、バルトークとコダーイが民族音楽を熱心に収集、研究を行い自身の作品にも 取り入れました。これらの研究成果は次世代の作曲家たちにも受け継がれ、ハンガリーの伝統的な旋律を用 いた作品が次々と生まれました。リスト音楽院の教授を務め、クルターグやリゲティを指導したファルカシュ、コ ダーイに師事しバルトークの助手を務めたヴェレシュ、ハンガリー放送の音楽ディレクターを務め、リスト研究家 として知られるコーカイ、コダーイに学び将来を嘱望されるも強制収容所で命を落としたヴェイネル、同じく戦時 中は迫害されながらもなんとか生き延び、戦後はオランダで活躍したフリード。ポスト・バルトーク&コダーイ世 代の作曲家によるハンガリー色豊かな音楽をお聴きください。
NAXOS-8.574007
(1CD)
オーベール(1782-1871):序曲集 第3集
ロンドン万博の開幕のための大序曲(1862)
歌劇「舟歌、または愛と音楽」 S.38(1845)より…世界初録音
 序曲
 第2幕 間奏曲
 第3幕 エール・ド・ダンス
歌劇「白頭巾」S.27(1836)より…世界初録音
 序曲
 第2幕 間奏曲
 第3幕 間奏曲
歌劇「レストック、または陰謀と愛」 S.24(1834)より
 序曲
 第2幕 間奏曲…世界初録音
歌劇「ポルティチの唖娘」S.16(1828)-序曲
歌劇「愛の夢」S.51(1869)より
 序曲
 第3幕 間奏曲…世界初録音
歌劇「誓い、または贋金つくり」S.22(1832)-序曲
ダリオ・サルヴィ(指)
モラヴィアPO

録音:2019年11月19-22日
フランスのロマン派オペラの頂点を築いた作曲家の一人、ダニエル・フランソワ・オーベール。彼は50作ほどの歌 劇を作曲しましたが、現在それらが上演されることはほとんどありません。活躍当時はワーグナーと人気を二分 するほどの評価を得ていたオーベールの歌劇から序曲と間奏曲を紹介するこのシリーズ、第3集には比較的 知られる「ポルティチの唖娘」の序曲を含む、6作品からの序曲と間奏曲、そして1862年にサウスケンジントン で開催された「第2回ロンドン万博」の開幕に寄せた大序曲を収録。この曲の冒頭に現れる印象的なホルン の重奏は、ロシア出身の振付家ヴィクトル・グゾフスキーの“グラン・パ・クラシック”で効果的に用いられていま す。今作もダリオ・サルヴィが振るモラヴィアPOの演奏で。
NAXOS-8.559850
(1CD)
スーザ(1854-1932):吹奏楽のための作品集 第20集
Oh, How I've Waited for You おお、どれほどあなたを待ったことか(1926)〜ナット D.エイヤー&H.カートンのオリジナル・メロディによる
「エル・カピタン」より吹奏楽のための第1幻想曲(1895) V.ラゴーネによる編曲、D.スターン編集
喜歌劇「クリスと不思議なランプ」- 第2幕 ペイシェント・エッグ(1899)(吹奏楽版)
喜歌劇「フリーランス」 - 第2幕 「歴史の謎」愛した少女たち(1905)(吹奏楽版)
喜歌劇「許婚」 - 第2幕 スノー・ベイビー(1897)(吹奏楽版)
A Bouquet of Beloved Inspirations いとしきインスピレーションの花束(1921)
Good-Bye グッド・バイ(1892)
Follow the Swallow フォロー・ザ・スワロー(1892)
R.ヘンダーソンのオリジナル・メロディによる
キース・ブライオン(指)
英国王立ウェールズ音楽大学
ウィンド・アンサンブル

録音:2017年9月24-26日
19世紀のバンド音楽発展に貢献した“マーチ王”スーザ。この第20集にはブロードウェイで人気を博したメロ ディを用いた「おお、どれほどあなたを待ったことか」をはじめ、自作のオペレッタ「エル・カピタン」からの幻想曲 や、他の歌劇からの旋律を吹奏楽用にアレンジした曲、楽員たちが次々と舞台から姿を消していく、ハイドン の「告別」からアイデアを得た「グッド・バイ」(最後は、その日が給料日だったことを思い出した楽員たちが慌て て舞台に戻ってくるという趣向)など、ユーモラスな作品が並びます。
NAXOS-8.574244
(1CD)
アメリカのパーカッション作品集
ケージ(1912-1992):ファースト・コンストラクション (in Metal)(1939)〜6人のパーカッション奏者と一人のアシスタントのために
ヒナステラ(1916-1983):魔術的アメリカに寄せるカンタータ Op.27(1960)〜ドラマティック・ソプラノとパーカッション・オーケストラのために
ルー・ハリソン(1917-2003):ヴァイオリンとパーカッションのための協奏曲(1959)
ヴァレーズ(1883-1965):Ionisation イオニザシオン
パークラマ・パーカッション・アンサンブル
シーネ・アスムセン(S)
ニクラス・ヴァレンティン(Vn)
ジャン・トレル(指)

録音:2009年3月6日 ライヴ、2013年3月9日、2014年3月8-9日、2015年11月8日
近代アメリカのパーカッションのための作品集。1935年から45年にかけて打楽器のための作品を集中的に作 曲したケージの「ファースト・コンストラクション」は、彼の師であるシェーンベルクが提唱した十二音技法を打楽 器に持ち込み、16種類の楽器とサンダーマシンで演奏するというものです。ヒナステラの「魔術的アメリカに寄 せるカンタータ」は戦争、自然現象、愛など人間の生活にまつわる事象が、コロンブス以前の古いテキストで語 られるという壮大な作品。ルー・ハリソンの協奏曲は十二音の技法にインドやアフリカ音楽の要素を取り入れ た独自の作風による協奏曲。朗々と歌うヴァイオリンとパーカッションの荒々しい響きが融合し、見事な音楽を 創り上げています。ヴァレーズの「イオニザシオン」は打楽器のための音楽の先駆的作品の一つ。5分ほどの小 品でありながらも、消防車用のサイレンまでを含む37の楽器の音色が交錯し、素晴らしい音の風景を描き出 していきます。
NAXOS-8.574113
(1CD)
ロシア・ピアノ三重奏曲の歴史 第2集
チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲 イ短調 「偉大な芸術家の思い出に」Op.50(1881)
パウル・パブスト(1854-1897):ピアノ三重奏曲 イ長調(1895)
ブラームス・トリオ【ニコライ・サチェンコ(Vn)、キリル・ロディン(Vc)、ナタリア・ルビンシテイン(P)】

録音:2017年6月1-2日、2018年6月7,8,15日モスクワ音楽院 大ホール、ロシア
ブラームス・トリオによるロシア・ピアノ三重奏曲の歴史 第2集。 第1集(8.574112)では、このジャンルの幕開けとなるアリャビエフ、グリンカ、アントン・ルビンシテインの作品が 紹介されましたが、第2作では記念碑的作品であるチャイコフスキーの「偉大な芸術家の思い出に」と東プロ イセン出身でロシアで活躍したピアニスト、作曲家パウル(パーヴェル)・パプストのピアノ三重奏曲を収録。チャ イコフスキーの作品は、彼の旧友ニコライ・ルビンシテインへの追悼音楽であり、長大な2つの楽章で構成され た重厚な作品です。パプストの三重奏曲はほとんど知られていませんが、こちらはニコライの兄、アントン・ルビン シテインを偲んで書かれた作品。イ長調をメインとしていますが、長調と短調の間を揺れ動く、流麗なハーモ ニーが特徴です。
NAXOS-8.551442
(1CD)
マンドリン&ギター・リサイタル
イェンス=ウーヴェ・ポップ(1967-):Night Train to Odessa オデッサへの夜行列車
クリス・シーリ(1981-):Raining at Sunset 日暮れに雨が降る
サイモン・メイヤー(1953-):The Buttermere Waltz バターメア・ワルツ
ヨッヘン・ロス(1976-):Waltz for D ワルツ・フォー・D
バッハ:無伴奏チェロ組曲 第6番 ニ長調 BWV1012- IV サラバンド(O.ケルベラー編)
ダウランド:The Frog Galliard かえるのガイヤルド P.23(編曲者不詳)
グラナドス:スペイン風舞曲 Op.37 - 第5番アンダルーサ(J.M.ムーラ編)
イェンス=ウーヴェ・ポップ:Jodaeiye 別離
スカルラッティ:ソナタ ト短調 K.88/L.36/P.8(J.ベーア編)
サイモン・メイヤー:Dance of the Water Boatmen 水中に棲む虫の踊り
イェンス=ウーヴェ・ポップ:Nessiah ネシア
伝承曲(J.ヨハンソン編):Emigrantvisa 移民の歌
エスビョルン・スヴェンソン(1964-2008):Ajar アジャール
イェンス=ウーヴェ・ポップ(G)
ヨッヘン・ロス(マンドリン)

録音:2019年10月14日-15日
1967年生まれのギタリスト、イェンス=ウーヴェ・ポップ。2005年から「デイヴィッド・オルロフスキー・トリオ」に参 加、伝統的なクレズマー・ミュージック、クラシック、ジャズを融合させた音楽で人々を魅了してきましたが、マン ドリンのヨッヘン・ロスとはそれ以前の1997年からコラボレーションを開始し、主としてスコットランドの民族音楽 と20世紀作品を演奏しています。このアルバムにはスカルラッティやダウランド、バッハなどのバロック以前の作品 からグラナドス、伝承曲、オリジナル曲まで、スタイルの違う様々な作品が収録されていますが、ギターとマンドリ ンが醸し出す美しく繊細な響きは、どの曲にもどこか懐かしい風情をもたらしています。彼らの自発的な対話を 捉えるために、録音の際は3テイクまでしか録らなかったという拘りのアルバムです。
NAXOS-8.551439
(1CD)
初期バロックの音楽
作曲者不詳:ロドリーゴ・マルティネス
サンティアゴ・デ・ムルシア(1685-1732): ファンダンゴ
ジョヴァンニ・フェリーチェ・サンチェス(1600-1679):Accenti queruli 嘆きの調べをそよ風に乗せて
タルクィニオ・メールラ(1595-1665):チャコーナ
モンテヴェルディ:苦しみはかくも甘き
アンドレア・ファルコニエーリ(1586-1656): チャコーナ
ステファノ・ランディ(1587-1639):人生のパッサカリア
シャヴァーシュ・ラスターニ(1986-):Hiwdah Angosht
フアン・アラニェス(生年不詳-1649):チャコーナ:素敵な人生
ディエゴ・オルティス(1510-1570):第2レセルカーダ-第5-第2
アンリ・ル・バイイ(生年不詳-1637):私は狂気「痴れ者のパッサカーユ」
カプスベルガー/ピッチニーニ:第3前奏曲/様々な技法によるチャコーナ
ファルコニエーリ:パッサカリア
マルコ・ウッチェリーニ(1603-1680):第5アリア: ベルガマスカによる
Cembaless チェンバレス(古楽アンサンブル)

【メンバー】
チャン・シェンユ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
シュテファン・コイム(バロックギター、アーチリュート)
ダヴィッド・ハンケ(リコーダー)
エリザベート・フォン・シュトリツキ(S)
アンナベル・オペルト(リコーダー)
ロベルト・フェルミューレン(テオルボ)
シャヴァーシュ・ラスターニ(トンバク、ダフ、ダルヤー、クゼ、アドゥフェ、グングル)

録音:2019年
2014年に設立された古楽アンサンブル「チェンバレス」。アンサンブル名の通り「チェンバロを用いることなく」ヴィ オラ・ダ・ガンバやテオルボ、アーチリュートを中心に、多彩な打楽器を加えたユニークな編成を取り、様々な作 品を演奏しています。2015年にケルンの古楽センターで開催したリサイタルで大成功を収め、以降、着実に 活動の幅を広げるチェンバレス、この「人生のパッサカリア」と名付けられたアルバムでは、生きていくことにつきも のの、心痛、裏切り、誘惑、無常、興奮、楽しさと笑いなどの感情に即した作品を、大胆に楽しく、そして情 熱的に演奏します。シェンユの饒舌なガンバ、ソプラノのシュトリツキの清冽な歌唱、リコーダーのオペルトの超 絶技巧、さまざまな打楽器を自在に操るラスターニなど、各々の奏者の妙技をお楽しみください。
NAXOS-8.579077
(1CD)
セシリア・マクドウォール(1951-):オルガン作品集
Celebration セレブレーション(2014)
First Flight ファースト・フライト(2019)…世界初録音
O Antiphon Sequence アンティフォン・ゼクエンス(2018)…世界初録音
George Herbert Trilogy「ジョージ・ハーバート」三部作-第2曲 Sacred and Hallowed Fire 神聖な炎(2013/2020改訂)
Wo Gott der Herr nicht bei uns halt
主なる神、われらがもとにあらずば(2011)…世界初録音
3 Antiphons 3つのアンティフォン(2006)…世界初録音
George Herbert Trilogy「ジョージ・ハーバート」三部作-第3曲 Church Bells Beyond the Stars 星の彼方の教会の鐘(2013)
4つのピアノ・ソロ-第3番パヴァーヌ(1999) (W.フォックスによるオルガン編 2020)…世界初録音
George Herbert Trilogy「ジョージ・ハーバート」三部作 -第1曲 Sounding Heaven and Earth 天と地の響き(2010)…世界初録音
ルーシー・ハンフリス(Tp)
ウィリアム・フォックス(オルガン…1963年 J.W.ウォーカー製)
1951年、ロンドンで生まれたセシリア・マクドウォール。若い頃は教師として後進を指導していた彼女ですが、 40代になってから作曲家になることを志し、ヨーゼフ・ホロヴィッツらに師事、合唱作品がすぐさまアイバーズ作 曲家賞にノミネートされるなど注目を集めます。彼女のスタイルは滑らかなメロディ・ラインと時折織り込まれる 絶妙な不協和音であり、これらは文学や建築といったジャンルから触発されているといいます。このオルガンの ための作品集は、マクドウォール自身がとても楽しんで作曲したというもので、バッハの未完成小品を補筆完 成させるプロジェクトにも参加した彼女の手腕が発揮された、多彩な作品を存分に楽しめます。
NAXOS-8.660459
(1CD)
ドッジソン(1924-2013):室内オペラ「マーガレット・キャッチポール - 離れた2つの世界」全4幕 アンサンブル・ペルペトゥオ
ジュリアン・パーキンス(指)
マーガレット・キャッチポール…ケイト・ホーデン(S)
ウィル・ロード…ウィリアム・ウォレス(T)
ジョン・ルフ…ニコラス・モリス(Bs)
ジョン・バリー…アリステア・オルレンショー(Br)
クルソー…リチャード・エドガー=ウィルソン(T)
コッボルド夫人…ダイアナ・ムーア(Ms)
ステッビング医師…ピーター・ウィルコック(Bs)
裁判官…マシュー・ブルック(Bs)
パルマー夫人…ユリア・スポルセン(S)

録音:2019年7月5-7日
世界初録音
1924年にロンドンで生まれたドッジソン。彼の両親は画家であり、「不思議の国のアリス」で知られるルイス・ キャロル(本名チャールズ・ラトウィッジ・ドジソン)は遠い親戚でした。18歳の時に王立海軍に徴兵され4年間 従軍、その後は王立音楽院で作曲と音楽理論を学び、1950年から作曲家として活動を始めます。この室 内オペラ「マーガレット・キャッチポール - 離れた2つの世界」は、サフォークで生まれ、馬を盗んだ罪でオーストラ リアに移送されるも、脱獄して隠遁生活を送った実在の女性マーガレットを主人公に据えた物語。細やかな 人物設定と美しい言葉使い、素朴な音楽が魅力的なオペラです。

NAXOSヒストリカル 2021年1月発売
NAXOS-8.111411
(1CD)
フリッツ・クライスラー:録音全集 第10集(1928-1929)
●ビクター・トーキング・マシーン・カンパニー
(第1スタジオ、カムデン、ニュージャージー、1928年2月28日…1/11月30日…2-6/12月6日…8-11)
1. ヴィンターニッツ:操り人形の踊り
2. ドヴォルザーク:ヴァイオリン・ソナチネ ト長調 Op.100, B.183 - 第2楽章 ラルゲット (Take 5)
3. ドヴォルザーク:ヴァイオリン・ソナチネ ト長調 Op.100, B.183 - 第2楽章 ラルゲット (Take 6)
4. ラヴェル:スペイン狂詩曲 - 第3楽章 ハバネラ (Take 1)
5. ラヴェル:スペイン狂詩曲 - 第3楽章 ハバネラ (Take 3)
6. ゴドフスキー:トリアコンタメロン - 第1番 タンジールの夜
7. ドヴォルザーク:スラヴ舞曲集 第1巻 Op.46, B.78 - 第2番ホ短調
8. ドヴォルザーク:スラヴ舞曲集 第2集 Op.72, B.145 - 第8番変イ長調
9. クライスラー:ベートーヴェンの主題によるロンディーノ
10. ホイベルガー:喜歌劇「オペラ舞踏会」 Op.40 - 第3幕 真夜中の鐘「別室へ行きましょう」 (Take 4)
11. ホイベルガー:喜歌劇「オペラ舞踏会」 Op.40 - 第3幕 真夜中の鐘「別室へ行きましょう」 (Take 5)
●ビクター・トーキング・マシーン・カンパニー
(ビクター・スタジオ、ニューヨーク、1928年12月21日)
12. ドヴォルザーク:ヴァイオリン・ソナチネ ト長調 Op.100, B.183 - 第2楽章 ラルゲット (Take 9)
13. ドヴォルザーク:ジプシーの歌 Op.55, B.104 - 第4曲 我が母の教え給いし歌
●RCAビクター
(28 West 44thストリート・スタジオ、ニューヨーク、1929年12月16日…14-16/12月17日…17-18/12月18日…19-22/12月23日…23-25/
12月24日…26-27)
14. ラヴェル:ヴォカリーズ - ハバネラ形式のエチュード (Take 3)
15. ラヴェル:ヴォカリーズ - ハバネラ形式のエチュード (Take 4)
16. ファリャ:7つのスペイン民謡 - 第4曲 ホタ (Take 3)
17. ホイベルガー:喜歌劇「オペラ舞踏会」 Op.40 - 第3幕 真夜中の鐘「別室へ行きましょう」(Take 13)
18. 伝承曲:ロンドンデリーの歌
19. クライスラー:クープランの様式によるルイ13世の歌とパヴァーヌ(ヴァイオリンとピアノ版)
20. クライスラー:美しきロスマリン(Take 1)
21. クライスラー:美しきロスマリン(Take 3)
22. ブランドル:愛するオーガスティン - 古いリフレイン
23. ファリャ:7つのスペイン民謡 - 第4曲 ホタ (Take 5)
24. グルック:歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」 - 第2幕 精霊の踊り
25. クライスラー:道化役者のセレナード
26. シューベルト:劇音楽『キプロスの女王ロザムンデ』 D.797 - バレエ音楽第2番ト長調
27. クライスラー:クープランの様式による気取った曲

※F. クライスラーによるヴァイオリンとピアノ編…2-8,10-11,13,16-18,22-24,26
G.カトリーヌによるヴァイオリンとピアノ編…14-15
フリッツ・クライスラー(Vn)
カール・ラムソン(P)
ウォード・マーストンによる復刻
1925年、電気式録音によるSPレコードが発売されたとき、クライスラーはまだ活動の絶頂期にありました。こ の第10巻には1928年から1929年にかけての一連の録音を収録、当時最新鋭の技術で、50代前半のク ライスラーの美しい音色が存分に捉えられています。1928年3月、カーネギーホールでのコンサートを行い、そ の後はヨーロッパ・ツアーを行い好評を博すなど、この時期のクライスラーはトップクラスの地位を保っていました が、実は、1925年にアメリカの市民権を得たヤッシャ・ハイフェッツらの台頭や、1929年の妻ハリエットの病、 兄フューゴの逝去、ウォール街大暴落などにより、彼の生活はストレスに晒されていたようです。しかし、そんな 中での一連の録音は、彼ならではの絶大な求心力を持っています。未発表テイクの貴重な音源を含む魅力 的な1枚です。

   NAXOS 2021年1月発売
NAXOS-8.574218
(1CD)
マレット楽器のための協奏曲集
アレクシス・オルリッチ(1955-):マリンバ協奏曲(2004)…世界初録音
カール・ジェンキンス(1944-):ラ・フォリア(2004)
ネッド・ローレム(1923-):マレット協奏曲(2003)…世界初録音
エヴリン・グレニー(パーカッション/グロッケンシュピール、マリンバ、ヴィブラフォン、シロフォン)
ジャン・トレル(指)
香港市室内O

録音:2013年5月29日,6月1日
2013年5月31日,6月1日
2013年6月1日
イギリスのパーカッション奏者エヴリン・グレニー。12歳でほとんど聴覚を失うというハンディキャップを背負いながら、1989年にグラミー賞を受賞するする など、世界でも有数のソロ・パーカッショニストとして活躍しています。このアルバムでは彼女のために作曲された3つの作品が収録されており、体中で音 楽を感じるというグレニーの素晴らしさを体感できます。 まず、冒頭のミニマリズムとエスニックの影響を受けているというオルリッチの協奏曲では5オクターブのマリンバを使用、煌めくような技巧が披露されます。 次の「ラ・フォリア」はアディエマスで有名なカール・ジェンキンスの作品。15世紀に大流行した旋律が変幻自在な変奏を伴いドラマティックに現代に蘇 りました。最後のローレムの「マレット協奏曲」は4種の楽器を縦横無尽に操ることで、多彩かつ洗練された響きを持つ音楽が紡ぎ出されます。ジャン・ トレルが指揮する香港市室内Oもグレニーの演奏を存分に引き立てています。
NAXOS-8.559854
(1CD)
ジョン・アダムズ(1947-):父はチャールズ・アイヴズを知っていた(2003)
ハルモニーレーレ(和声学) (1985)
ジャンカルロ・ゲレーロ(指)
ナッシュヴィルSO

録音:2018年10月5-7日、2019年10月25-27日
現代アメリカ音楽界を代表する作曲家の一人ジョン・アダムズ。初期には“ミニマル・ミュージック”の提唱者として 名を馳せていましたが、21世紀を迎えてからは大編成による色彩的なオーケストレーションと人間味あふれる表 現に重きを置くようになり、歌劇「ドクター・アトミック」や「シティ・ノワール」などの話題作を発表しています。このア ルバムには2003年の「父はチャールズ・アイヴズを知っていた」と1985年の「ハルモニーレーレ(和声学)」の2作 品を収録。「父はチャールズ・アイヴズを知っていた」はモートン・フェルドマンが提起したタイトルであり、実際にアダ ムズの父がアイヴズを知っていたかはわかっておらず、あくまでも彼が多大な影響を受けたというチャールズ・アイヴ ズへのオマージュ作品です。ハルモニーレーレは1980年代の成功作。タイトルはシェーンベルクの著書から採られ ています。ミニマリズムを残しつつ、後期ロマン派的な大編成オーケストラ・サウンドが壮麗な効果をあげており、 欧米ではコンサートのレパートリーとして定着している曲。近年は読響、N響で演奏されるなど、日本でも脚光を 浴びています。
NAXOS-8.573935
(1CD)
LE TOMBEAU DE CLAUDE DEBUSS 『ドビュッシーのトンボー』と関連作品
「La Revue musicale」誌『ドビュッシーのトンボー』特集(1920)より
1. デュカス:牧神のはるかな嘆き
2. ファリャ:ドビュッシーの墓碑銘のための賛歌(ピアノ版)
3. フローラン・シュミット:ドビュッシーの思い出
そして牧神は月光を浴びた麦畑のなかに横たわる(幻影 Op.70 第1番)
4. サティ:ドビュッシーの思い出
30年にわたる賞賛と甘い友情を記念して: 私は一体どうしたら良いのか
5. マリピエロ:ドビュッシーの思い出:レント
6. ストラヴィンスキー:管楽器のための交響曲の断章
- ドビュッシーの思い出に
7. グーセンス:ドビュッシーの思い出 Op.28
8. バルトーク:ソステヌート・ルバート
(ハンガリー農民歌にもとづく即興曲 Op.20 BB83より第7番)
9. ルーセル:ミューズたちのもてなし 「ドビュッシーの思い出に」
10-13. ラヴェル:ヴァイオリンとチェロのためのソナタ(1922)
14. ストラヴィンスキー:管楽器のための交響曲(1920/1947)
15. ファリャ:ドビュッシーの墓碑銘のための賛歌(G版)
トマー・レフ(P)…1-9
ヤンナ・ガンデルマン(Vn)…10-13
ドミトリ・ヤブロンスキー(Vc)…10-13
ルーベン・セルッシ(G)…15
シャロン・ロストルフ=ザミール(S)…4
テルアヴィヴ大学ブフマン=メータSO…14
ゼーヴ・ドルマン(指)…14

録音:2017年11月20日、2018年1月15日、2018年4月5日、2020年3月20日、2020年4月24日
1918年に55歳でこの世を去ったドビュッシー。その早すぎる死から2年を経た1920年12月、パリで同年創刊 されたばかりの音楽雑誌「La Revue musicale」がドビュッシーの思い出に捧げる特集号を発行しました。ド ビュッシーから影響を受けた9人の作曲家がそれぞれ作品を寄稿、これらはドビュッシーの美学を反映させながら も、各々のスタイルが強く打ち出されており、当時のパリの音楽界を象徴する作品集となったのです。このアルバ ムは「ドビュッシーのトンボー」編纂100年を記念し録音されたもの。これまで断片的に知られていた作品を完全 に網羅し、またそこには含まれていない「ドビュッシーの思い出」に捧げられた3つの作品も添えて、100年前のパ リを想起させます。
NAXOS-8.573884
(1CD)
シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ
ピアノ三重奏曲第2番
アレクサンドル・ルーディン(アルペジョーネ,チェロ)
アーポ・ハッキネン(フォルテピアノ…コンラート・グラーフ 1827年製)
エーリヒ・ヘーバルト(Vn)

録音:2019年9月26-28日
現在チェロで演奏されることが多いシューベルトの「アルペジョーネ・ソナタ」ですが、もともとは1823年頃にウィーン の楽器製造者ヨハン・ゲオルク・シュタウファーが発明した6弦の弦楽器「アルペジョーネ」のために書かれた曲。し かし作品が出版された1871年には楽器自体が廃れてしまい、代替えの楽器で演奏されることが当たり前に なってしまいました。20世紀半ば頃からこの楽器の復刻が進み、実際にアルペジョーネでの演奏を聴く機会も増 えてきました。このアルバムではダニール・シャフランに師事したチェリスト、アレクサンドル・ルーディンがアルペジョー ネを巧みに扱い、独特のニュアンスを持つ音色を紡ぎ出しました。ピアノ三重奏曲では楽器をチェロに持ち替え、 ヴァイオリンのヘーバルト(モザイク四重奏団メンバーで、ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスのコンサートマス ター)、フォルテピアノのハッキネンと共にシューベルト晩年の大作を堂々と演奏しています。
NAXOS-8.551430
(1CD)
ドッペルバウアー(1918-1989):チェロとピアノのための作品集
チェロ・ソナタ第1番WV570(1952)
前奏曲とフーガ WV511- ピアノのために(1955)
5つの小品 WV572- チェロとピアノのために(1984)
小組曲第2番WV513- ピアノのために(1956)
無伴奏チェロのためのソナタ第1番WV559,1(1978)
インヴェンション - ピアノのために WV518
マルティン・メルカー(Vc)
アンナ・アダミーク(P)

録音:2019年4月18-20日
世界初録音
1918年、オーストリアのオーバーエスターライヒ州、ヴェルスで生まれたドッペルバウアー。彼はグラーツで作曲と チェロ、オルガンを学び、1940年から1946年までユーゴスラビアで従軍した後にヴェルスに戻り、教区教会のオ ルガニスト、聖歌隊長に就任します。その後はザルツブルクのモーツァルテウム音楽院で更に作曲の研鑽を積 み、リンツのブルックナー音楽院で音楽理論と作曲の講師を務め、後に教授に昇進するとともに、モーツァルテウ ム音楽院の副学長も務めています。 作曲家としては、ほぼ全てのジャンルにわたって600曲を超える作品を作曲、とりわけオルガン曲と合唱作品は 国際的なレパートリーとして広く演奏されています。このアルバムには世界初録音となる彼のチェロとピアノのため の作品を収録。複雑な対位法を駆使した音楽です。
NAXOS-8.574061
(1CD)
ドメニコーニ(1947-):マンドリンとギターのための作品集
Durandarte ドゥランダルテ(2015)
Le citta e gli occhi - Zemrude 都市と目 - ゼムルード(2013/2018年改訂)
Tempelmusik 神殿の音楽(2018)
Palastmusik 宮殿の音楽(2018)
Tarantula precox あまりにも早く成長したタランチュラ(2013)
マーレ・デュオ
【メンバー】
アニカ・ヒンシェ(マンドリン)
ファビアン・ヒンシェ(G)

録音:2019年5月7-9日
世界初録音
「地中海協奏曲」(8.573977)をはじめ、数々のギター作品が高く評価されるイタリアの作曲家、カルロ・ドメニ コーニ。今作では珍しいギターとマンドリンのデュオのための作品を聴くことができます。彼の西洋音楽と東洋音楽 の融合が感じられる作風は、この作品集でも至るところに感じられ、とりわけ「神殿の音楽」と「宮殿の音楽」は 特徴が顕著に表れたオリエンタルな旋律が聴こえてきます。中世の騎士の遍歴を描いた「ドゥランダルテ」では心 に訴える愛の歌や哀歌などが切々と歌われ、また「あまりにも早く成長したタランチュラ」では狂乱の舞曲をお楽し みいただけます。演奏は2004年から共演を重ねるマーレ・デュオ。このアルバムでは「都市と目」を除いた全ての 曲が2人のために書かれています。
NAXOS-8.551440
(1CD)
Carmina Predulcia 15世紀、シェーデル歌集からの音楽
作曲者不詳:In hoffenung thu ich leben
私は希望を持って生きていく(シェーデル歌集、15世紀)
デュファイ(1397-1474):もしも顔が青いなら
作曲者不詳:Ach scheyden bitter ああ、別れは苦い(シェーデル歌集、15世紀)
作曲者不詳:In suser wonne guthe 甘い至福の優しさで(シェーデル歌集、15世紀)
作曲者不詳:O lib wie sus dein anfanck ist
おお愛よ、あなたの始まりはどれほど甘いのか(シェーデル歌集、15世紀)(パフォーマンス1)
作曲者不詳:Le serviteur infortune 不幸な僕(シェーデル歌集、15世紀)
作曲者不詳:O lib wie sus dein anfanck ist
おお愛よ、あなたの始まりはどれほど甘いのか(シェーデル歌集、15世紀)(パフォーマンス2)
パウマン(1410-1473):Wiplich figur 女性らしい姿
デュファイ:alheureulx cueur, que vieulx tu faire? (アンサンブル編)
作曲者不詳:Aus far ich hin 私が決めた私の最愛の人(シェーデル歌集、15世紀)
アンサンブル・アルマーラ(古楽器使用)

録音:2019年1月、8月
ニュルンベルク出身のドイツ・ルネサンス期の歴史家、ハルトマン・シェーデル(1440-1514)。この時代における もっとも重要な博学者であり、また医師、人道主義者でもあった彼は、印刷機を使用した最初の地図製作者 の一人としても名を遺しています。彼は書籍や美術、音楽のコレクターでもあり、これらを編集したおよそ600冊 の本は、人々の知識向上のために大いに役立つものとなりました。この「Carmina Predulcia」はシェーデルが 編纂した歌集の一つ。ほとんどは作曲者不詳の歌ですが、中にはデュファイなどの名前も含まれており、この時代 にどのような曲が流行していたのかを知ることができます。バーゼル・スコラ・カントルムで学んだエリザベート・パヴェ ルケが主宰する古楽アンサンブル「アルマーラ」の演奏で。
NAXOS-8.579063
(1CD)
オルランド・ディ・ラッソ:バイエルンの結婚式〜1568年、バイエルンのヴィルヘルム5世とロレーヌのレナータの結婚式のための音楽
オルランド・ディ・ラッソ:
1. Te Deum laudamus われら神であるあなたを讃えん(6声)
2. Gratia sola Dei 神の恵みのみ(6声)
3. Allala pia calia アッラーラ・ピア・カリア(4声)
4. Canta, Georgia, canta 歌え、ジョルジアよ歌え(6声)
5. Hai, Lucia, bona cosa ハイ、ルチアいい奴(4声)
6. Lucia, celu, hai biscania ルチア、チェル、ハイ・ビスカニア(4声)
7. O Lucia, miau オ・ルチア・ミャウ(3声)
8. Cathalina, apra finestra カタリーナよ、窓を開け(6声)
9. Chi chilichi キ・キリキ(6声)
10. Matona, mia cara 私のいとしい人、マトナよ(4声)
11. Se si alto pon gir mie stanche rime もし気力の失せた私の詩が(5声)
フィリッポ・アッツァイオロ(1530-1540頃生まれ、1570年以降没、1557年-1569年活躍):
12. Chi passa per'sta strada この道を歩む者
オルランド・ディ・ラッソ:
13. Mi me chiamere ミ・メ・キアメーレ(5声)
14. Par ch’hai lasciato あなたは去ったよう(4声)
15. Zanni! Piasi, Patro? ザンニ!はい、ご主人(8声)
エリック・ライス(指)
アンサンブル・オリゴ

録音:2016年8月24-28日
バイエルン公ヴィルヘルム5世(1548-1626)は、幼少期からイエズス会の教育を受け、信仰深き王として反宗 教改革を推進した人として知られます。1568年2月にミュンヘンで行われた大公ヴィルヘルム5世と公爵令嬢レ ナータ・フォン・ロートリンゲンの成婚の儀には、5600人を超える騎士たちや数多くの関係者が参加し、市民を 交え豪勢かつ華やかな祝祭が行われました。人々は着飾った騎士たちによる馬上試合や、イエズス会の演劇を 楽しみ、また1556年から宮廷楽長を務めていたオルランド・ディ・ラッソ(ラッスス)も華やかな演奏会を開催しまし た。このアンサンブル・オリゴによるアルバムは、当時の記録に基づき、その時の演奏会の模様を自由に再現した もの。ラッソのテ・デウムを中心に即興のコメディなどを交え、16世紀に演奏されていた音楽に光を当てています。
NAXOS-8.573657
(1CD)
チェレプニン(1873-1945):バレエ音楽『アルミードの館』 ヘンリー・シェク(指)
モスクワSO

録音:1994年11月
モスフィルム・スタジオ、モスクワ、ロシア
※MARCO POLO 8.223779より移行盤
サンクトペテルブルク出身の作曲家ニコライ・チェレプニン。リムスキー=コルサコフに師事、指揮者として活動しな がら作曲をはじめます。彼は1909年から1914年にかけてセルゲイ・ディアギレフのロシア・バレエ団に指揮者とし て参加し、最初のパリ公演でも指揮者を務めており、数々のバレエを手掛けた他、1911年のシーズンには フォーキンの振付で自作の『アルミードの館』を初演。フランスの古城で起きる神秘的な物語を生き生きと描いた このバレエは大好評を博しました。チャイコフスキーを思わせる息の長い旋律と、フランスの印象派の影響を融合 させた美しい響きが魅力的な作品です。
NAXOS-8.571408
(1CD)
ビレット・コンチェルト・エディション 第10集
モーツァルト:ピアノ協奏曲 第21番&第22番
イディル・ビレット(P)
エンデル・サクプナル(指)
ブルサ地域国家SO

録音:2019年11月28日
1941年トルコ生まれのイディル・ビレット。彼女は未だ楽譜を読むことができない4歳の頃からバッハとモーツァルト を愛し、ラジオで聴いたり自身でも奏でていたといいます。1949年にはパリでヴィルヘルム・ケンプに会い、将来一 緒にコンサートでモーツァルトを弾くことを約束。4年後の1953年に2人は約束を実現させ「2台のピアノのための 協奏曲」を演奏し、パリのシャンゼリゼ劇場で2400人の聴衆を熱狂させました。このようにモーツァルト作品が体 の一部になっているビレット、この2019年のトルコにおける演奏会でも、木訥なタッチで愛情あふれるモーツァルト を披露しています。

   NAXOS 2020年12月発売
NAXOS-8.506039
(6CD)
NX-D05

NYCX-10179(6CD)
国内盤仕様
税込定価
ヴィラ=ロボス:交響曲全集
【CD 1】
交響曲第1番「知られざるもの」 (1916)
交響曲第2番「昇天」 (1917-1944)
【CD 2】
交響曲第3番「戦争」 (1919)
交響曲第4番「勝利」 (1919)
【CD 3】
交響曲第6番「ブラジルの山並みについて」 (1944)
交響曲第7番(1945)
【CD 4】
交響曲第8番(1950)
交響曲第9番(1952)
交響曲第11番(1955)
【CD 5】
交響曲第10番『アメリンディア』(1953)〜テノール、バリトン、バスと
混声合唱、オーケストラのためのオラトリオ
【CD 6】
バレエ音楽『ウイラプルー』 (1917)
交響曲第12番(1957)
マンドゥ=サララ (1940)
*交響曲第5番は楽譜消失のため欠番となっています。
サンパウロSO
イサーク・カラブチェフスキー(指)

【CD5】
レオナルド・ネイバ(Br)
サウロ・ジャバン(Bs)
サンパウロSOchoメンバー(T)
サンパウロSOcho
【CD6】
サンパウロ交響cho&児童cho

録音:2017年2月13-16日(第1番)
2017年2月20-23日(第2番)
2012年2月26日-3月5日(第3番&第4番)
2011年2月21日-3月5日(第6番&第7番)
2015年2月10-13日(第8番)
2016年2月16-19日(第9番)
2016年2月23-26日(第11番)
2013年2月2-16日(第10番)
2014年2月28日〜3月7日(第12番、ウイラブルー)
6月19-21日(マンドゥ=サララ)
場所:ブラジル、サラ・サンパウロ
エイトル・ヴィラ=ロボスは「20世紀ブラジルの芸術音楽における最も重要な創造的貢献をした人物」と評されています。彼はクラシックの技 法にブラジルの民族音楽を採り入れた作風で数多くの作品を残しましたが、その中で11曲の交響曲はとりわけ異彩を放っています。交響曲 第1番からは、彼が当時関心を寄せていたフランス音楽からの影響が感じられますが、第2番以降の交響曲には、ブラジル音楽特有の熱気 と抒情が溢れています。第3番から第5番までの交響曲は、第一次世界大戦終結を記念し、ブラジル政府から委嘱された作品ですが、残 念なことに「平和」と題された第5番は楽譜が消失してしまいました。当時の社会不安も反映された激しい作風が魅力です。以降はエキゾ チックな雰囲気を湛えた第6番、打楽器の響きを駆使した第7番など民族音楽の要素に満ちた作品が続き、サンパウロ市創立400周年の 記念行事のために書かれた第10番は、大規模な声楽パートを伴う実質的なオラトリオとして成立しています。第11番に続く第12番は、70 歳を迎えた作曲家による回顧的な雰囲気を湛えた豊かな旋律を持つ交響曲。 この全集は、ヴィラ=ロボスの本格的な交響曲作家としての全貌を明らかにするのみならず、20世紀の非ヨーロッパ諸国において交響曲に 代表されるクラシック音楽文化がどのように受容されていったか、その一端を物語る貴重なドキュメントでもあります。 広島県出身でブラジルで学び、サンパウロSO合唱団等の指揮者を務め、日本とブラジルの音楽交流に功績のあった宗像直美さん (2020年3月没)が合唱指揮で参加しているのも貴重な記録です。
*国内仕様盤の解説書には、指揮者で日本ヴィラ=ロボス協会の会長を務める木許裕介氏による充実した解説を掲載。第10番とマンドゥ・サララは歌詞日本語訳付き。
NAXOS-8.551400
(1CD)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 Op.37(V. ラハナーによるピアノと弦楽五重奏編)
ピアノ協奏曲第4番ト長調 Op.58
(V. ラハナーによるピアノと弦楽五重奏編)*
ハンナ・シバイエヴァ(P)
ユトレヒトSQ
ルイス・カブレラ(Cb)

録音:2019年4月20日、2019年5月13日*
ピアノ協奏曲第1番と交響曲第2番を収録した前作(8.551431)に続く、室内楽版のベートーヴェン作品集。 今作はヴィンツェンツ・ラハナー(1811-1893)の編曲によるピアノ協奏曲第3番と第4番を収録。どちらもオーケス トラ・パートは弦楽五重奏に置き換えられており、透明感に満ちた軽やかな響きが楽しめます。ピアノを演奏してい るシバイエヴァはミンスクの音楽一家の生まれ。6歳からピアノを始めて神童と評され、11歳から国際的なキャリア をスタートさせたピアニストです。2008年からは「新ヨーロピアン・アンサンブル」のメンバーとして活躍し、主として管 弦楽作品を室内楽に編曲し演奏するというプロジェクトに力を注いでいます。
NAXOS-8.574226
(1CD)
ノヴァーク(1870-1949):管弦楽作品集 第1集
南ボヘミア組曲 Op.64(1936-1937)
トマンと森の精 Op.40(1906-1907)
マレク・シュティレツ(指)
モラヴィアPO

録音:2019年10月29-31日
チェコの作曲家ヴィーチェスラフ・ノヴァークの作品集。プラハ音楽院でドヴォルザークに師事し、作曲を志した彼は、 20代の時に自ら収集したモラヴィアやスロヴァキアの民族音楽の研究を続けながら、野心的な管弦楽曲を数多く 書き上げました。NAXOSにおける管弦楽作品集シリーズ第1作となるこのアルバムには代表作『南ボヘミア組曲』 と「トマンと森の精」を収録。チェコ期待の指揮者マルク・シュティレツの躍動感あふれる音楽をお楽しみください。 1908年に初演された「トマンと森の精」はヨーロッパの古い伝説をベースにした、R・シュトラウスの「サロメ」 の「七つのヴェールの踊り」を思わせる濃厚な響きが印象的です。1936年から1937年に書かれた『南ボヘミア組 曲』は後期ロマン派の作風とボヘミア民謡を融合させた、4つの楽章からなる美しい旋律を持つ作品。初演を担っ た指揮者エーリヒ・クライバーのお気に入りとして知られており、彼は1955年の「プラハの春音楽祭」でもこの曲を 演奏しています。
NAXOS-8.559682
(1CD)
ライヒ(1936-):エイト・ラインズ/シティ・ライフ 他
2台、またはそれ以上のピアノのための音楽(1964)…世界初録音
エイト・ラインズ-アンサンブルのために(1979/1983)
ヴァーモント・カウンターポイント-フルートとテープのために(1982)
ニューヨーク・カウンターポイント-クラリネットとテープのために(1985)
シティ・ライフ-アンサンブルのために(1995)
ホルスト=シンフォニエッタ
イェルク・シュヴァイベンツ(P II)
アンヌ・パリソー、デルフィーヌ・ロシュ(Fl)
アンドレア・ナジ(Cl)
クラウス・ジモン(P.指)

録音:2006年5月24日、2009年11月20日 、2010年1月10,11日
20世紀後半のアメリカ音楽界におけるもっとも重要な人物の一人スティーヴ・ライヒ。ミニマル・ミュージックだけでは なく、持ち前の探求心による表現法の拡大から生まれた様々な音楽は、ジャズや電子音楽など多岐に渡る分野 のアーティストたちに多大な影響を与えています。このアルバムには1960年代から1990年代までに作曲された5 作品を収録。1964年の「2台、またはそれ以上のピアノのための音楽」は9つのコードで構成された作品で、リズム や繰り返す回数は奏者たちに任された自由度の高いもの。1979年の八重奏曲は典型的なミニマル・ミュージック で、のちの1983年に「エイト・ラインズ」へと再構成されています。「ヴァーモント・カウンターポイント」と「ニューヨーク・ カウンターポイント」は同種の楽器から生まれる多層的な響きが陶酔を生む作品。大都市の波打つ活気を再現 することが試みられています。1994年の「シティ・ライフ」はニューヨークの雑多な風景が切り取られた、これまでより も更に大規模な構成とストーリーを持つ作品。サンプリングされたクラクションや生活音などが見事な音楽に昇華し ています。フライブルクを拠点とする室内アンサンブル、ホルスト=シンフォニエッタの緻密な演奏で。
NAXOS-8.574102
(1CD)
モソロフ(1900-1973):交響曲第5番(1965)
ハープ協奏曲(1939)
テイラー・アン・フレッシュマン(Hp)
アルトゥール・アルノルト(指)
モスクワSO

録音:2019年1月21-22日、2019年1月28-30日
世界初録音
力強い曲想で知られる交響的エピソード「鉄工場」の作曲家アレクサンドル・モソロフ。“ロシア・アヴァンギャルド音 楽”の第一人者として知られ、とりわけ1920年代には「この時代の革命的な精神の証」として賞賛され、前述の 「鉄工場」は破壊主義や機械崇拝を具現化する作品として世界的な知名度を獲得しました。しかしソビエト連 邦作曲家同盟を追われてからは活躍の場を奪われただけでなく、1937年には「反ソビエトのプロパガンダ」として 逮捕、投獄され8年間に渡り強制労働を強いられるなど、酷い迫害を受けてしまいます。このアルバムに収録され た2作品のうち「ハープ協奏曲」は苦しい状況の中、彼の師であったグリエールの作品から影響を受け書かれてお り、オーケストラの響きが悲痛な雰囲気を漂わせる中、ハープが典雅な音楽を奏でます。また「交響曲第5番」は 精神的リハビリ後の1965年に作曲された彼の最後の大作。雄大な旋律に導かれた第1楽章、表情を刻々と変 える第2楽章を経て、激しい終楽章に至り最後は高らかに勝利を歌うという古典的な様式に則った3楽章形式で 書かれています。
NAXOS-8.574263
(1CD)
ブルーサ(1954-):管弦楽作品集 第4集
交響曲第2番Op.22(2000-2010、2017年オーケストレーション)
5. シンプリー・ラルゴ Op.21
ダニエレ・ルスティオーニ(指)
アルスターO

録音:2019年7月31日 ライヴ
アルスター・ホール、ベルファスト、北アイルランド
1954年ミラノ生まれの女性作曲家、エリザベッタ・ブルーサの管弦楽作品集。2002年に第1集と第2集が発売 された後、10年以上の空白期を経て2015年に第3集、そしてこの第4集の発売という息の長いシリーズです。交 響曲第2番はスケッチの完成に10年を要した大作。更にオーケストレーションが施されるまでに7年の歳月が必要 とされました。古典的な4楽章形式で書かれており、豊かな響きに彩られた印象的な作品です。第1楽章は、金 管のファンファーレが至るところに出現する第1主題を経て、マーラーの第6番の緩徐楽章にも似た美しい第2主題 が続きますが、平穏はすぐに乱され、また騒乱の音楽が戻ってきます。第2楽章は穏やかな中に不安を秘めた音 楽。第3楽章はせわしないスケルツォです。決然とした最終楽章では、冒頭の動機が最後まで曲を支配し、うちの めされるかのように曲を閉じます。ブルーサが「悲しみに満ちた短い“言葉のない歌”」と呼ぶシンプリー・ラルゴも美し い音楽です。
NAXOS-8.573994
(1CD)
ハリス(1945-):交響曲第6番「最後の手紙」(2015)
フェイス(2018)

※全てヴィンセント・オサリバン(1937-)の詩による
アリソン・ベル(S)
フィオーナ・キャンベル(Ms)
ヘンリー・チュウ(T)
ジョエル・アモサ(Br)
ジョルダーノ・ベッリンカンピ(指)
アントニー・ヘルムス(指)
ヴォイシズ・ニュージーランド室内cho
オークランドPO

録音:2016年7月21日、2018年4月19日 ライヴ
世界初録音
ニュージーランド生まれの作曲家ロス・ハリスは、数々のユニークな作品で注目を浴びるとともに、30年以上の長き にわたり、ヴィクトリア大学のウェリントン音楽科で教鞭を執り、この国の音楽発展に貢献している人物です。彼の 交響曲はどれもメッセージ性の高い内容で知られますが、この「最後の手紙」と題された交響曲第6番も、ニュー ジーランドを代表する詩人ヴィンセント・オサリバンの4つの詩を効果的に用いた作品。死と絶望、音楽による慰め が融合した瞑想的で美しい音楽です。「フェイス」は第一次世界大戦で顔を負傷した兵士のトラウマを描いてお り、テキストは同じくヴィンセント・オサリバンの詩を使用。調性と無調を揺れ動く音楽は個人的な悲しみを一層強 く歌い上げています。
NAXOS-8.574221
(1CD)
ドメニコ・スカルラッティ:鍵盤のためのソナタ全集 第26集
1. ソナタ ヘ短調 K.463/L.471/P.512
2. ソナタ ヘ長調 K.316/L.299/P.193
3. ソナタ ニ長調 K.415/L.S11/P.175
4. ソナタ ニ長調 K.435/L.361/P.466
5. ソナタ イ長調 K.453/P.280
6. ソナタ ハ長調 K.514/L.1/P.389
7. ソナタ 変ロ長調 K.361/L.247/P.214
8. ソナタ ホ長調 K.380/L.23/P.483
9. ソナタ ニ長調 K.333/L.269/P.338
10. ソナタ ト長調(バリャドリッド、メトロポリタン大聖堂アーカイヴ所蔵の手稿)
11. ソナタ ニ短調(バリャドリッド、メトロポリタン大聖堂アーカイヴ所蔵の手稿)
12. ソナタ イ長調(バリャドリッド、メトロポリタン大聖堂アーカイヴ所蔵の手稿)
13. ソナタ イ長調(カタロニア図書館所蔵の手稿 No.31)
14. ソナタ ホ長調(カタロニア図書館所蔵の手稿)
15. ソナタ イ長調(チェンバロのための本)(ポルトガル文化遺産研究所の手稿)
16. ソナタ ニ長調(リアル王立音楽学校所蔵の手稿)
17. ソナタ イ長調(リアル王立音楽学校所蔵の手稿)
18. ソナタ ニ短調(トリノ大学図書館所蔵の手稿)
19. ソナタ ト長調(トリノ大学図書館所蔵の手稿)
20. ソナタ ハ長調(モンセラートのベネディクト教会所蔵の手稿)
21. ソナタ ト長調(モンセラートのベネディクト教会所蔵の手稿)
22. ソナタ ト長調(モンセラートのベネディクト教会所蔵の手稿)
ブルーノ・ヴラヘク(P)

録音:2019年10月10日
2019年10月11日
2019年10月12日
2019年12月1日
2019年12月5日
NAXOSの人気シリーズ、ドメニコ・スカルラッティのソナタ集。以前は全555曲とされていた彼のソナタですが、最近 の研究では600曲近くが存在することがわかっており、この第26集にも研究者ラルフ・カークパトリックが附番した 「555曲」以外の、様々な場所に保管されているソナタが13曲収録されています。すでにバリャドリッドのメトロポリ タン大聖堂所蔵のソナタは、スカルラッティの真筆と認定されており、他の作品も研究中ではありますが、ほぼスカ ルラッティの作品とみなされています。 軽やかなタッチによる演奏は1986年クロアチア生まれのブルーノ・ヴラヘク。作曲家としても活躍する新進気鋭の ピアニストです。
NAXOS-8.579075
(1CD)
オーストラリアのピアノ・デュエット&デュオ作品集
グレインジャー:リンカンシャーの花束- 第2曲 ホークストウの農場(2台ピアノ版)(1937)
デイヴィッドソン(1965-):苦悩の芸術(2012)…世界初録音
グレインジャー リンカンシャーの花束 - 第6曲 行方不明のお嬢さんが見つかった(踊りの歌)(2台ピアノ版)(1937)
フォード(1957-):オン・リフレクション(2012-2013) …世界初録音
デンソン(1960-):ミル・ライフ(2018) …世界初録音
ブルンビー(1933-2018):3つのやさしいピアノ二重奏曲(1980) …世界初録音
ハミルトン(1982-):ショーター/ロンガー(2015) …世界初録音
ハミルトン:リアムとアンナの子供たちのための子守歌(2014) …世界初録音
ニール(1972-):エチュード 1(2016)…世界初録音
ヒンドソン(1968-):ヴィジブル・ウェポン(2013) …世界初録音
ヴィニー=グリンバーグ・ピアノ・デュオ

録音:2019年4月6日
2019年4月28日
2019年7月28日
2019年10月13日
オーストラリアの近現代2台ピアノと連弾のための作品を集めたユニークなアルバム。タイトルの「苦悩の芸術」とは 1950年代、アメリカのラジオ番組で司会者とパーシー・グレインジャーが対話を行った際の録音から彼の声を元に 仕上げた作品。一般に連想されるグレインジャーの音楽は陽気なものですが、本人は「音楽は苦悩の芸術だ」と 語っており、その言葉をもとに民謡風の音楽が展開していくという異色作。作曲家のデイヴィッドソンは「グレイン ジャーの言葉で音楽の枠組みを作りたかった」と語っており、その試みは確かに成功しているといえるでしょう。他に はオーヴァー・ダビングを駆使した「ミル・ライフ」や電子楽器を用いたハインドソンの「ヴィジブル・ウェポン」など実験的 な作品が揃っています。
NAXOS-8.574145
(1CD)
シューベルト:30のメヌエットとトリオ/8つのレントラー
8つのレントラー 変ロ長調 D.378(1816)
5つのエコセーズ 変イ長調 D.697(1820)
30のメヌエットとトリオ D.41(1813)
2つのエコセーズ Op.33 D.783(1823/1824)
ダニエル・レプハルト(P)

録音:2019年8月14-16日
シューベルトの作品の中で、かなり重要な位置を占めているのが一連の舞曲です。とはいえショパンのようなワルツ ではなく、当時ウィーンの中流階級の人々の間で流行した三拍子の“レントラー”や“メヌエット”、スコットランド風の 舞曲である“エコセーズ”がほとんどであり、1分に満たない小さな曲から、トリオを持つ三部形式のメヌエットまで多 彩な曲がひしめいています。どの曲も平易に書かれており、演奏自体は容易ですが、ウィーン風の舞曲が持つ独 特の味わいを出すのは至難の業です。「30のメヌエットとトリオ」は実際には20曲しか残っていません。その理由は 不明ですが、どれも簡潔にまとめられたオシャレな曲です。
NAXOS-8.574272
(1CD)
ジュリアーニ(1781-1829):ロッシーニアーナ第1番 - 第6番
ロッシーニアーナ第1番Op.119(1820-1823頃)
ロッシーニアーナ第2番Op.120(1820-1823頃)
ロッシーニアーナ第3番Op.121(1820-1823頃)
ロッシーニアーナ第4番Op.122(1820-1823頃)
ロッシーニアーナ第5番Op.123(1820-1823頃)
ロッシーニアーナ第6番Op.124(1827/1828出版)
ゴラン・コリヴォカピチ(G)

録音:2019年9月7-9日
18世紀から19世紀にかけて、ギターのヴィルォルオーゾとして一世を風靡したマウロ・ジュリアーニ。この当時はロッ シーニの歌劇が流行しており、多くの作曲家がその中の人気曲を素材にした作品を書きましたが、ジュリアーニもそ の例にもれず「ロッシーニ風」と題した6つの曲を遺しました。ロッシーニの旋律が次々と現れるこの作品にはジュリ アーニが持てるギターの演奏技術が全て注ぎ込まれており、完璧に演奏するためには、高い表現力とテクニックが 要求されます。見事に全曲を弾ききったゴラン・コリヴォカピチは1979年、ベオグラード生まれのギタリスト。2004 年GFA(Guitar Foundation of America=アメリカ・ギター財団)国際ギターコンクールで優勝したほか、 17の国際ギター・コンクールの優勝経験を持つ名手です。
NAXOS-8.579084
(1CD)
コントジョルゴス(1945-):ギターのための作品集
海の晩課(2015)
コンソナータ(2014)
エレジー1980(1980/2006改訂)
万華鏡(2006)
エモーションズ(2018)
パヴロス・カネラキス(G)
ヴァンジェル・ニーナ(Vc)

録音2015年2月19日…11-14
2016年12月28日・・・1-5
2018年3月27日…10,15
2018年5月17日・・・6-9
世界初録音
ギリシャ生まれの作曲家コントジョルゴスのギター作品集。彼は1960年代から70年代にかけて、ソングライター、 アレンジャー、指揮者として活躍し、多くのポップス歌手たちのために70曲以上のバラードを書くなどジャンルを超え た活動をしています。このアルバムに収録された「ギターのための作品」はどれも親しみやすい曲調で書かれており、 一度聴いたら忘れられないほどの強い印象を残します。郷愁を誘う旋律が美しい「海の晩課」、チェロの切ない調 べを伴う「コンソナータ」、このアルバムの中では最も先鋭な響きを持つ「エレジー1980」、1960年代のポップスを 思わせる「万華鏡」、技巧的な「エモーションズ」とコントジョルゴスの幅広い世界を堪能する1枚です。ギリシャの ヴェテラン・ギタリスト、パヴロス・カネラキスの情感豊かな演奏で。
NAXOS-8.574163
(1CD)
ミヒャエル・ハイドン(1737-1806):聖ニコライ・トレンティーニのミサ 他
聖ニコライ・トレンティーニのミサ MH109(1768)
罪なき幼な子の祝日のための晩課(1774-1787)(N. ラングによる補筆完成版)
わが魂 MH452(1787)
ジェンニ・ハーパー,エミリー・オーウェン(S)
ヘレン・チャールストン(Ms)
マルコ・セフェル(Org)
ロウズ・バロック・プレイヤーズ(古楽器使用)
セント・オールバンズ大聖堂少女聖歌隊
トム・ウィンペニー(指)

録音:2019年7月23-24日
ヨーゼフ・ハイドンの5つ下の弟ミヒャエル・ハイドン。ウェーバーの師として知られ、古典派から初期ロマン派を繋ぐ橋 渡しとしての重要な役割を担った音楽家の一人です。40曲以上の交響曲を始め、フルートやヴァイオリンのための 協奏曲、数多くの室内楽曲などを遺しましたが、残念なことに偉大な兄の名声の影に隠れ、現代でもその作品が 正当に評価されているとは言い難い状況です。しかし、彼の音楽は色彩豊かで独創的であり、決して兄に劣るも のではありません。とりわけ宗教曲は彼の作品の中心的位置を占めるもので、どれも活力ある音と抒情的な旋律 に満ちています。「聖ニコライ・トレンティーニのミサ」はミヒャエルの初の大規模な宗教曲で、13世紀イタリアのアウグ ステノ修道士聖ニコラウスに捧げられています。当時の修道院では女性が歌うことは禁じられていましたが、この作 品の初演時には、後に彼と結婚したマグダレーナ・リップがソロを務めたと推測されています。「罪なき幼な子の祝 日のための晩課」は当時のザルツブルク大聖堂の聖職者ニコラウス・ラングによって補筆完成された詩篇による作 品集です。トム・ウィンペニーの共感溢れる指揮による闊達な演奏でお楽しみください。
NAXOS-8.579086
(1CD)
レグレンツィ(1626-1690):聖母マリアのリタニとアンティフォナ
Op.7
ノーヴァ・アルス・カンタンディ【アレッサンドロ・カルミナーニ(S)
アンドレア・アッリヴァベーネ(C.A)
マッシモ・アルティエリ(T)
ジャンルカ・フェッラリーニ(T)
マルチェロ・ヴァルジェット(Bs)
イヴァナ・ヴァロッティ(Org)】
ジョヴァンニ・アッチャイ(指)

録音:2018年4月23-25日
世界初録音
17世紀ヴェネツィアで活躍した作曲家ジョヴァンニ・レグレンツィ。北イタリアの後期バロック音楽の発展に寄与しま した。1681年にヴェネツィアの聖マルコ大寺院の副楽長に就任、1685年には楽長に昇進し、アルビノーニやロッ ティなど数多くの弟子を育てた功績だけではなく、バッハとヘンデルが対位法を学ぶ際、彼の旋律を主題にしたこと でも知られています。オペラや器楽曲など多彩な作品を遺しましたが、この「聖母マリアのリタニとアンティフォナ」は 活動の初期である1662年の作品で、モンテヴェルディの伝統を受け継ぎながらも、当時としては劇的な性格と野 心的な作風を持つ、まばゆいばかりの美しさを見せています。1998年に設立されたノーヴァ・アルス・カンタンディ は、ルネサンスとバロック期の未知のレパートリーを探求する声楽アンサンブル。これまでにレーオやブルーンスを始め とした希少な作品を録音し、その素晴らしさを聴き手に届けています。指揮者アッチャイは、現在ジュゼッペ・ヴェル ディ音楽院の音楽学科の名誉教授を務める音楽学者としても活躍するヴェテランです。
NAXOS-8.660492
(3CD)
ロッシーニ:歌劇「マティルデ・ディ・シャブラン または美女と鉄の心」(1821年ローマ原典版) コッラディーノ…ミケーレ・アンジェリーニ(T)
マティルデ・ディ・シャブラン…サラ・ブランチ(S)
ライモンド・ロペス…ツォン・シ(Bs)
エドガルド・ロペス…ヴィクトリア・ヤローヴァヤ(C.A)
アリプランド…エマヌエル・フランコ(Br)
イシドーロ…ジューリオ・マストロトターロ(Br)
アルコ伯爵夫人…ラミア・ブーク(Ms)
ジナルド…リカルド・セグエル(Bs-Br)
エゴルド/ロドリーゴ…フリアン・ヘナオ・ゴンザレス(T)
ホセ・ミゲル・ペレス=シエーラ(指)
グレツキ室内cho
クラクフ・パッショナルトO


録音:2019年7月16,18,27日
第31回 ヴィルトバート ロッシーニ音楽祭バート・ヴィルトバート トリンクハレ, ドイツ
1821年にロッシーニが作曲した歌劇「マティルデ・ディ・シャブラン」。ロッシーニは、もともと1幕だけ作曲してあった 「マティルド」を完成させローマで演奏するつもりでしたが、さまざまな事情で断念。台本作家のフェレッティは別の原 作「コルラディーノ」を提示し、了承したロッシーニは作曲を進めましたが、劇場に告知してあったタイトルである「マ ティルド」はそのまま生かし、最終的に「マティルデ・ディ・シャブランまたは美女と鉄の心」というタイトルを付けたという ものです。ローマでの初演の評判はまずまずだったものの、後にナポリで再演された時には、ロッシーニは作品を大 幅に改訂し「ナポリ版」として流布することとなります。この上演では原典版であるローマ初演版を使用。数多くの 登場人物が入り乱れる楽しい歌劇を、1981年生まれ、2004年から2009年までアルベルト・ゼッダの助手を務 めた気鋭の指揮者ペレス=シェーラがコミカル、かつ手堅くまとめています。

   NAXOS 2020年11月発売(2)
NAXOS-8.551431
(1CD)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 Op.15(ヴィンツェンツ・ラハナー(1811-1893)によるピアノと弦楽五重奏版)*
交響曲第2番ニ長調 Op.36(ベートーヴェンによるピアノ三重奏版)
ハンナ・シバイエヴァ(P)
アミナートSQ
バス・フリーヘンタルト(Cb)*

録音:2020年5,6月
最近、注目を集めるベートーヴェン作品の室内楽編曲版。今作にはロマン派の作曲家ヴィンツェンツ・ラハナーによ る「ピアノ協奏曲第1番」のピアノと弦楽五重奏版と、ベートーヴェン自身による「交響曲第2番」のピアノ三重奏 版を収録。協奏曲を編曲したラハナーは、モーツァルト作品の編曲で知られるイグナーツの4歳下の弟であり、ブ ラームスとクララ・シューマンに高く評価された音楽家として歴史に名を遺しています。このアレンジはドイツのピアニス ト、教師ジグムント・レーベルトの提案でラハナーが学習用として作ったものであり、ソリストの学生は第2ピアノの伴 奏、もしくはこのオーケストラよりも簡潔な響きを奏でる弦楽五重奏版の伴奏を選ぶことができたというものです。 ベートーヴェン自身の編曲による「交響曲第1番」は当時流行したビーダーマイヤー(身近で日常的なものに目を 向ける活動)の流れにのり、大きな編成の音楽作品を家庭で気楽に演奏するためのもの。原曲とは違う味わい を持っています。ミンスクで生まれ、オランダで活動するシバイエヴァがピアノを担当しています。
NAXOS-8.574264
(1CD)
イタリア・バロックのクリスマス協奏曲
コレッリ:合奏協奏曲 ト短調 Op.6 No.8〜クリスマス・イヴのために
トレッリ(1658-1709):合奏協奏曲 ト短調 Op.8 No.6〜祝福されたクリスマスのための牧歌の形による協奏曲
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 ホ長調 RV270〜安らぎ:いとも聖なるクリスマスのために
マンフレディーニ(1684-1762):合奏協奏曲 ハ長調 Op.3 No.12〜祝福されたクリスマスのために
ロカテッリ(1695-1764):合奏協奏曲 ヘ短調 Op.1 No.8〜聖なるクリスマスのために
フレデリック・フロム(Vn)
ラース・ウルリク・モルテンセン(指)
コンチェルト・コペンハーゲン

録音:2020年1月13-15日
18世紀に入る頃、イタリアのクリスマス協奏曲に特別の伝統が生まれました。これはイエスが生まれ、飼い葉桶に 寝かされる時、幼子を見守る動物や羊飼いを描いた牧歌(6/8拍子か12/8拍子によるパストラーレ)を組み込む ことで、コレッリのいくつかの協奏曲が知られていますが、他の作曲家もこの様式による作品を数多く書いています。 このアルバムには、そのようなクリスマス協奏曲を収録。デンマークを代表する演奏家モルテンセン率いるコンチェル ト・コペンハーゲンの演奏は、落ち着いた響きを存分に生かした美しいものです。演奏家が拠点とする北欧のクリス マスのお祝いは、ヴァイキングが冬至の頃に行った「ユール」祭りが起源とされています。人々は貯蔵していた食べ物 を料理し、大きな薪を燃やして悪霊をなだめ、太陽の復活を祝うものですが、クリスマスの喜びは世界共通です。
NAXOS-8.574177
(1CD)
フンパーディンク(1854-1921):劇付随音楽集
歌劇「いやいやながらの結婚」-第2幕 前奏曲(1905)
付随音楽『ヴェニスの商人』(1905)
付随音楽『奇跡』組曲(1912)(編曲:A. ロッター)…世界初録音
バラード「ケヴラールへの巡礼」(1878年原典版)…世界初録音
付随音楽『女の平和』(1908)…世界初録音
アンドレア・チュダーク(S)
ルクサンドラ・ヴォーダ・ファン・デア・プラス(C.A)
ハリー・ファン・デア・プラス(T)
ロバート・ベネシュ(Org)
ダリオ・サルヴィ(指)
マルメ歌劇場O&cho

録音:2019年8月13-17日
子供むけ歌劇「ヘンゼルとグレーテル」で知られる作曲家フンパーディンク。彼は他にもワーグナー譲りの重厚なオー ケストレーションを用いた歌劇や、数多くの劇音楽を書いています。このアルバムでは、主としてフンパーディンクの劇 付随音楽を収録。これまで見過ごされてきた、革新的でロマンティックな作風による音楽がダリオ・サルヴィの指揮 でここに蘇ります。中でも『奇跡』は初期のフルカラーによる無声映画のための作品で、この映画の上演のためにフ ルサイズのオーケストラと合唱団、教会の鐘や群衆の騒音までが準備されたという大がかりな演出を伴っていまし た。ここではアドルフ・ロッターの編曲による組曲版が収録されていますが、良く知られた旋律も散りばめられた、当 時の情景が目に浮かぶような壮大な音楽です。他にはカンタータ形式の「ケヴラールへの巡礼」や劇付随音楽『女 の平和』など世界初録音を3曲含みます。
NAXOS-8.574148
(1CD)
リスト:ピアノ曲全集 第56集〜前奏曲と詩的で宗教的な調べ
1. 眠りから覚めた子供への祈り S171c
◇「詩的で宗教的な調べ - 眠りから覚めた子供への賛歌」の第1版(1840)
前奏曲と詩的で宗教的な調べ S171d(1845-1846)
2. 第1曲 変ホ長調 「前奏曲」
3. 第2曲 ハ短調 「ランガール」
4. 第3曲 ホ長調
5. 第4曲 変ニ長調 「大いなる幻影」(L. ハワードによる補筆完成版)
6. 第5曲 変ト長調
7. 第6曲 イ長調 「アテンテ」(L. ハワードによる補筆完成版
8. 第7曲 ホ長調 「代案」
9. 第8曲 変ニ長調 「M.K.」(L. ハワードによる補筆完成版)
10. 詩的で宗教的な調べ S154/R13(1833-1834)
11. 2つの伝説 S175/R17 - 第2曲 波の上を渡るパオラの聖フランチェスコ(簡易版)(1863頃)
12. 行進曲 嬰ハ短調 「プロジンスキー・フラグメント」 S701v(1846)
13. ピアノ小品 変ニ長調 S189b(作曲年不明)
14. アルバムの綴り 変イ長調 「ポルトガル」 S166b(1844)
15. アルバムの綴り 変イ長調 S166c(1844頃)
16. アルバムの綴り 「リヨン前奏曲」 S166d/1 (断章)(1844)
17. アルバムの綴り 「オムニトニーク前奏曲」 S166e(1844頃)
18. アルバムの綴り 「ブラウンシュヴァイク前奏曲」 S166f/1(1844)
19. アルバムの綴り 「セレナード」 S166g(1840年代?)
20. アルバムの綴り ト長調 「アンダンテ・レリジョーソ」 S166h(1846頃)
ローマン・コシャコフ(P)

録音:2019年8月7-9日
リストのピアノ作品全集第56集。リストは思い入れのある自作に何度も改訂を施しましたが、この「詩的で宗教的 な調べ」もそんな曲集の一つ。現在よく知られているのは1853年の第3稿 S.173の10曲からなる組曲ですが、 今回のアルバムの中心を成すのは2001年に出版された第1稿 S.171dの8曲。リストのピアノ曲全曲録音で知 られるレスリー・ハワードが校訂したスコアが用いられています。トラック10は単独で作曲され、後に第4曲「死者の 追憶」へと改訂された最も初期の作品です。トラック1は第6曲「眠りから覚めた子供への賛歌」の原型ですが、こ の曲は別の合唱曲としても作り直されるほどにリストのお気に入りでした。トラック2の「前奏曲」は第3曲「孤独の中 の神の祝福」にフレーズが用いられているなど、リストの曲に対する思いの変遷が見て取れます。他、断片的な作 品を収録。ロシアの若きピアニスト、コシャノフのデビュー・アルバムです。
NAXOS-8.551445
(1CD)
ヴァイオリンとピアノによる「メフィスト・ワルツ」
リスト:メフィスト・ワルツ第2番S515/R182
調のないバガテル S216a/R60c
メフィスト・ワルツ第3番S216/R38
メフィスト・ポルカ S217/R39
メフィスト・ワルツ第1番「村の居酒屋での踊り」 S514/R181
アンドレ・パルフェノフ(1972-):メフィスト・アンコール〜リストの「メフィストワルツ」第4番に基づく自由な変奏*

*以外=A.パルフェノフによるヴァイオリンとピアノ編)
パルフェノフ・デュオ【イウリアナ・ミュンヒ(Vn)/アンドレ・パルフェノフ(P)】

録音:2020年6月-8月
1972年ロシア生まれのピアニスト・編曲家アンドレ・パルフェノフによるリストの「メフィスト・ワルツ」。彼はこの一連の 作品を"誕生"から"死"までの人間の一生になぞらえ、ただ譜面を転写するのではなく、「調のないバガテル」のよう な前衛性の高い作品を挿入することで、20世紀と21世紀の対話的要素を持たせています。そして最後にジャズ 風の自作「メフィスト・アンコール」を置き、変幻自在な表現を目論んだアルバムの意図を完成させています。ヴァイ オリンを演奏するのは、パルフェノフと共演の多いイウリアナ・ミュンヒ。パルフェノフと息のあった音楽を聴かせます。
NAXOS-8.551438
(1CD)
女性作曲家の音楽集
アマンダ・レントヘン=マイエル(1853-1894):ヴァイオリン・ソナタ ロ短調(1873)
クララ・シューマン:3つのロマンス Op.22-第1番-ヴァイオリンとピアノのために
エイミー・ビーチ(1867-1944):ロマンス Op.23-ヴァイオリンとピアノのために
リリー・ブーランジェ(1893-1918):春の朝に-ヴァイオリンとピアノのために
リリー・ブーランジェ:夜想曲-チェロとピアノのために
ドーラ・ペヤチェヴィチ(1885-1923):ピアノ三重奏曲 ハ長調 Op.29
トリオW【イングリッド・ヴェンデル(P)、カタリーナ・ヴィンマー(Vn)、シュテファン・ベルシュ(Vc)】

録音:2018年10月7,8日、2019年3月19,20
女性が作曲することについて偏見の多かったロマン派の時代、そして近代にかけて活躍した女性作曲家たちの作 品を集めた1枚。アマンダ・マイエルは1872年にストックホルム音楽大学で初の「音楽監督」の称号を獲得。その 後ライプツィヒで学び、ブラームスやグリーグ、クララ・シューマンと親交を結びいくつかの作品を作曲した後、ユリウス・ レントヘンと結婚。以降は作曲に専念し、41歳でこの世を去った作曲家・ヴァイオリニスト。彼女の友人たちを思わ せるロマンティックな美しい作品が特徴です。クロアチア出身のペヤチェヴィチは最近注目が高まる作曲家。残され た56作品が次々と録音されています。他、リリー・ブーランジェ、エイミー・ビーチ、クララ・シューマンの作品を収録。 これらのエレガントで個性的な曲をドイツの3人の奏者による「トリオW」が熱意を込めて演奏しています。
NAXOS-8.573892
(1CD)
ウォルトン(1902-1983):ヴァイオリンとピアノのための室内音楽作品集
ピアノ四重奏曲(1918-1919/1974-1975改訂)#
トッカータ-ヴァイオリンとピアノのために(1922-1923)*
2つの小品(1944-1950頃)(H.マクドナルド編)
ヴァイオリン・ソナタ(1947-1949)
マシュー・ジョーンズ(Vn)
アナベル・スウェイト(P)
サラ=ジェーン・ブラドリー(Va)
ティム・ロウ(Vc)

録音:2019年4月1日、2019年4月2日#、2019年6月19日*
ブリテン、レイフ・ヴォーン・ウィリアムズと並ぶ20世紀のイギリス音楽を代表する作曲家の一人、ウィリ アム・ウォルトン。このアルバムに収録されているのは、1918年から1950年までに書かれたヴァイオリンとピアノを用 いた全ての作品です。ドビュッシーを思わせるピアノ四重奏曲は1919年に完成されたものの、総譜が失われてし まったため、ウォルトンによって何度も改訂が繰り返されており、エルガーやラヴェル作品からの引用も見られる初期 の若々しさに成熟の作風が融合した特異な作品に仕上っています。トッカータも初期の作品で、刺激的な音のぶ つかり合いが楽しい曲です。1951年に初演された「2つの小品」は彼が力を入れていた映画音楽「ヘンリー五世」 のメロディを用いたもの。第2楽章が大規模な変奏曲形式で書かれたヴァイオリン・ソナタは、イェフディ・メニューイン の委嘱作。抒情的な旋律が美しいソナタです。
NAXOS-8.579067
(1CD)
クララ&ロベルト・シューマン:ヴァイオリンとピアノのための音楽集
クララ・シューマン:3つのロマンス Op.22(1853)
シューマン:3つのロマンス Op.94(ヴァイオリンとピアノ編)(1849)*
◇幻想小曲集 Op.73(ヴァイオリンとピアノ編)(1849)**
◇おとぎの絵本 Op.113(ヴァイオリンとピアノ編)(1851)#
◇ヴァイオリン・ソナタ 第3番イ短調 WoO2(1853)##
リン・ハオリ(Vn)
リュウ・ジャナン(P)

録音:2019年11月2-3日**、2019年11月3-6日##、2019年11月8-9日*、2019年11月13-15日#、2019年12月5-6日
早すぎる晩年に近づきつつあったシューマンは、1849年頃から室内楽作品に力を入れました。もともとクラリネット のために書かれた「幻想小曲集」や「おとぎの絵本」では、憂鬱な雰囲気の中に抒情があふれます。後にクララも同 名の曲を書いた「ロマンス」は、夫妻の音楽的対話と言えるでしょう。1853年の「ヴァイオリン・ソナタ第3番」は 日々揺れ動く精神状態を抱えながら、革新的な作風を探求していたシューマンの創作意欲が反映された曲。クラ ラ・シューマン は出来栄えに満足せず出版を躊躇、1956年になってようやく初出版されたという曰くつきの作品で すが、晩年のシューマンならではの即興的で複雑なフレーズが印象的な力作です。
NAXOS-8.574207
(1CD)
ヴィドール(1844-1937):オルガン交響曲全集 第4集
オルガン交響曲第8番ロ長調 Op.42 No.4(1887)
ローマ交響曲 Op.73(1900)
クリスティアン・フォン・ブローン(Org)

録音:2019年10月3日聖ヨーゼフ教会・ザンクトイングベルト、ドイツ
好評シリーズ、ヴィドールのオルガン交響曲全集。第4集には一連の作品の中でも最高峰に位置する第8番と、 実質的に第10番となるローマ交響曲の2曲を収録。アルベルト・シュヴァイツァーが「驚異」と評した荘厳な和音で 始まる第8番は、6楽章で構成されたオルガンならではのきらびやかな表現と技巧を駆使した作品。第3楽章と第 4楽章の間にはもともと前奏曲が置かれていましたが、1901年にヴィドール自身によって削除されており、第4楽 章はバッハのパッサカリアを思わせる主題をさまざまな変奏曲が彩っています。ローマ交響曲はグレゴリオ聖歌が巧 みに織り込まれた美しい曲。初演はパリではなく、ベルリンのロマンティック・オルガンを用いて行われました。冒頭の 音の絡み合いや、楽想の展開などに工夫が凝らされた作品です。第3集と同じく、ドイツのオルガニスト、ブローンの 演奏です。
NAXOS-8.551432
(1CD)
ヴィオラのための作品集
フョードル・ドルジーニン(1932-2007):無伴奏ヴィオラ・ソナタ(1959)
ヴァインベルク(1919-1996):無伴奏ヴィオラ・ソナタ第3番Op.135(1982)
ヴュータン:無伴奏ヴィオラのためのカプリッチョ「パガニーニへのオマージュ」ハ短調Op.55
グラジナ・バツェヴィチ(1909-1969):ポーランド風カプリッチョ(1949)(J.コスマーラによるヴィオラ編)
クシシュトフ・コメンダレク=ティメンドルフ(Va)
1988年ゲルハルト・エルンスト弦楽器製作ワークショップ、オイゲンシュティヒト製

録音:2017年3月13,14日
「革命 Revolution」と「ヴィオラ Viola」を融合させたタイトル「ReVIOLAtion」が特徴、ポーランドの俊英ヴィオラ 奏者コメンダレク=ティメンドルフ渾身のアルバム。どの曲も無伴奏ヴィオラのために書かれており、張りつめた緊張 感が心地よい1枚です。冒頭のドウジーニンは、ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲の初演で知られるベートーヴェ ンSQのヴィオラ奏者を務めた人。この曲でもショスタコーヴィチの作品を思わせる重苦しい雰囲気が感 じられます。同じくショスタコーヴィチの友人ヴァインベルクの作品は、思いの他諧謔性に満ちたユニークな作風。 ヴュータンの「パガニーニへのオマージュ」は技巧性の高い小品。同じくパツェヴィチの作品は「カプリッチョ」というタイト ル通り、変幻自在な曲想を持つ小品。コメンダレク=ティメンドルフ高い演奏技術を駆使し、見事な演奏を聴かせ ます。
NAXOS-8.559855
(1CD)
ゴンパー(1954-):協奏曲集、ムーンバースト
チェロ協奏曲(2019)*
コントラバス協奏曲(2018)
ムーンバースト(2018)
ティモシー・ギル(Vc)
ヴォルカン・オーホン(Cb)
エマニュエル・シフェール(指)
ロイヤルPO

録音:2019年12月12日 ヘンリー・ウッド・ホール、ロンドン*
2019年1月7日 カドガン・ホール、ロンドン
世界初録音
ロンドンで学び、アメリカを拠点に活躍する作曲家デイヴィッド・ゴンパーの協奏曲集。複雑なオーケストラの伴奏か ら浮かびあがる独奏楽器の音色に関心を持っているというゴンパー。チェロ協奏曲では、絶え間ない動きが印象的 な第1楽章と、夢みるような第2楽章の対比が素晴らしく、「影」をテーマにしたコントラバス協奏曲では、楽器の音 色を用いて様々な影や日蝕の光の効果を探ります。トラック5の「ムーンバースト」は以前リリースされた「サンバース ト」(2015年作曲)に関連があり、彼の過去10年の作曲活動の経験を生かした作品となっています。ゴンパー 作品の演奏を得意とするスイスの指揮者シフェールが、今回も優れた演奏を聴かせます。
NAXOS-8.660495
(3CD)
マイアベーア:歌劇「ロミルダとコンスタンツァ」 テオバルド…パトリック・カボンゴ(T)
レテッロ…ハビエル・ポベダーノ(T)
ロミルダ…キアラ・ブルネッロ(C.A)
ロタリオ…セザール・コルテス(T)
コンスタンツァ…ルイザ・ファトヨル(S)
アルベルトーン…エマヌエル・フランコ(Br)
アンニーナ…クレール・ガスコワン(Ms)
ピエロ…ジュリオ・マストロトターロ(Br)
ウーゴ…ティモフェイ・パヴレンコ(Bs)
ルチアーノ・アコチェッラ(指)
グレツキ室内合唱団
クラクフ・パッショナルトO

録音:2019年7月17,19,26日 「ヴィルトバートのロッシーニ」 第30回音楽祭
Trinkhalle Bad Wildbad, Germany
ユダヤ系ドイツ人の歌劇作曲家マイアベーア。主としてフランスでの活躍が知られていますが、若いころはロッシーニ に憧れ、何曲かのイタリア語による歌劇を作曲しています。この「ロミルダとコンスタンツァ」は、26歳の若き作曲家初 の成功作。いくつかのトラブルを乗り越えながらも、1817年にバドヴァで初演され「天才の作品」と大絶賛されまし た。その後、ヴェネツィア、ミラノ、フィレンツェ、コペンハーゲン、ミュンヘンで上演され幅広い人気を獲得しました。プロ ヴァンス王国における架空の王位継承を取り巻く陰謀と男女の愛を描いた内容で、劇的な展開に美しい旋律を 絡めた聴きどころの多い作品です。主役のロミルダにはメゾ・ソプラノ(もしくは)アルトの声が用いられており、女性 の落ち着きと感情の強さが表現されています。この"ヴィルトバートのロッシーニ"音楽祭では初演時のオリジナル・ ヴァージョンが演奏されています。

   NAXOS 2020年11月発売
NAXOS8.574019(1CD)
コルンゴルト(1897-1957):組曲 Op.23
ピアノ五重奏曲 ホ長調 Op.15
スペクトラム・コンサーツ・ベルリン【ボリス・ブロフツィン(Vn)、クララ・ジュミ・カン(Vn)、ギャレス・ルベ(Va)、トルレイフ・テデーン(Vc)、エルダー・ネボルシン(P)、フランク S.ドッジ(芸術監督)】

録音:イエス・キリスト教会、ベルリン
2019年11月25-26日、26-27日
ピアノ三重奏曲などを収録した前作(8.574008)に続く、ベルリンの名アンサンブル“スペクトラム・コンサーツ・ベルリン” が演奏するコルンゴルトの室内楽作品集。今作では更に多彩な表現力を駆使し、コルンゴルト作品の持つ華やかさを 歌い上げます。『組曲』は1930年の作品。戦争で右手を失ったピアニスト、パウル・ヴィトゲンシュタインのために書かれ た曲で、ピアノ・パートは左手だけで奏するように作曲されていますが、複雑な対位法が随所に用いられており、演奏難 度は非常に高く、決して両手が紡ぎ出す響きに劣ることはありません。荘重な前奏曲とフーガ、軽やかなワルツ…と曲 ごとに表情が変わり、聴き手の耳を飽きさせることがありません。1922年の「ピアノ五重奏曲」は歌劇「死の都」の大成 功の直後に書かれた美しい作品。伸びやかな旋律と厚みのあるハーモニーが魅力的。
NAXOS8.579081(1CD)
ベートーヴェン:リ・コンポーズド〜パウル・シュトルック(1961-)によるチェロ・ソナタとヴァイオリン・ソナタの編曲集
チェロ・ソナタ第3番イ長調 Op.69〜パウル・シュトルック(1961-)によるチェロと弦楽アンサンブル編(2019)
ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調「クロイツェル」Op.47〜パウル・シュトルックによるヴァイオリンと弦楽アンサンブル編(2019)
ルカ・クッツェー(Vc)
ミクレン・ライパン(Vn)
アレクサンダー・ギルマン(芸術監督)
LGTヤング・ソロイスツ

録音:2020年1月6-7日テルデック・スタジオ、ベルリン
世界初録音
べートーヴェン生誕250周年を記念し、ロシア出身の編曲家パウル・シュトルックが中期の名作室内楽2曲を、ソリスト と弦楽アンサンブルのためにアレンジ。シュトルックは原曲のチェロ/ヴァイオリン・パートはそのまま残し、ピアノ・パートのみ を膨らませ、音の豊かさを追求しました。1803年に書かれた「クロイツェル・ソナタ」はベートーヴェン自身が“ほとんど協 奏曲のように、相競って演奏されるヴァイオリン助奏つきのピアノ・ソナタ”と題した通り、ヴァイオリンとピアノが緊張感に満 ちた掛け合いを聴かせる雄大な作品。シュトルックはピアノ伴奏部を拡大し、豊かな色彩を与えることで、ヴァイオリン協 奏曲のような味わいをもたらしています。チェロ・ソナタ第3番は1808年の作品。チェロの雄弁な歌を遮ることなく、オー ケストラに変換されたピアノ・パートが美しく寄り添います。ソリストを務めるのは、ニューヨーク・タイムズ紙で絶賛された ヴァイオリニスト、ライパンと数々のコンクールで入賞歴を誇るカナタの女性チェリスト、クッツェーの2人。バックを務めるア レクサンダー・ギルマン率いるLGTヤング・ソロイスツの颯爽たる演奏も見事です。
NAXOS8.574138(1CD)
フローラン・シュミット(1870-1958):バレエ音楽『サロメの悲劇』 他
バレエ音楽『サロメの悲劇』 Op.50(1910年版)
水の上の音楽 Op.33(1898)(声と管弦楽版)…世界初録音
バレエ音楽『オリアーヌと愛の王子』組曲 Op.83bis(1934-1937)
伝説 Op.66(1918)(ヴァイオリンと管弦楽版)…世界初録音
スーザン・プラッツ(Ms)
ニッキ・チョーイ(Vn)
バッファロー女声cho
ジョアン・ファレッタ(指)
バッファローPO

録音:2019年3月4日、2020年3月8日
ドイツ系フランス人の家庭に生まれ、パリ音楽院でマスネとフォーレに師事し1900年にローマ大賞を受賞したフ ローラン・シュミット。印象派の作風に、彼が愛好していたというワーグナー風の響きを融合した精緻な管弦楽法 は、後の作曲家たちに強い影響を与えました。彼の代表作の一つ『サロメの悲劇』はストラヴィンスキーに献呈さ れた付随音楽で、バレエ・リュスによってバレエ化された後、管弦楽組曲(交響詩)として改訂された曲。物語 には、新約聖書のサロメのエピソードの他、旧約聖書の「ソドムとゴモラ」のエピソードも取り入れられており、最後 は神の怒りによる天変地異で幕を閉じるという劇的な展開が待っています。他には世界初録音となる「水の上 の音楽」と、原曲のサックス・ソロをヴァイオリンに置き換えた「伝説」、振付家イダ・ルビンシュタインの依頼で書か れたバレエ音楽『オリアーヌと愛の王子』からの組曲を収録。ジョアン・ファレッタは、前作『アントニーとクレオパトラ 組曲』(8.573521)と同じくバッファロー・フィルから厚みのある豊かな音色を紡ぎだし、理想的なシュミットの音 楽を創り上げています。
NAXOS8.574287(1CD)
LETTERS 大切な手紙から生まれた合唱曲集
タリク・オリーガン(1978-)&アリス・グッドマン(1958-):A Letter of Rights 権利の手紙(2015)
デイヴィッド・フェネシー(1976-):Triptych 三部作
ポール・ヒリアー(指)
アイルランド室内O&cho

録音:2018年1月18-19日
2019年11月4日
この「Letter 手紙」と題されたアルバムは、人類にとって重要な手紙と音楽を融合させた合唱曲集です。 イギリスの作曲家タリク・オリーガンの「権利の手紙」は、1215年の「マグナ・カルタ(イギリス連合王国の不成典 憲法を構成する法律の1つ)」制定800年を記念して作曲されたカンタータ。台本作家アリス・グッドマンは、 63ヶ条からなる条文より第39条と第40条のテキストを用い、8つのセクションからなる音楽に仕上げました。フェ ネシーの『三部作』は、精神に異常をきたした女性が夫にあてて書いた「ミヒャエルへの手紙」、記憶を失った人 間の心からの叫び「覚えていない」、日本の無人島、端島(軍艦島)の建物の壁に書かれた落書きと更級日 記の文言を組み合わせた「端島のリフレイン」の3曲からなる、存在、期待と憧れ、絶対的な存在について思い を馳せた組曲です。ポール・ヒリアーとアイルランド室内合唱団・Oが夢幻的な音楽を紡ぎ出します。
NAXOS8.574281(1CD)
中世の音楽とペルト…そして、その先にあるもの
キャロライン・ショウ(1982-):And the Swallow そしてツバメ
作者不詳:Venite a laudare 来たりて讃えよ(コルトーナのラウダ集)
ジュリア・ウルフ(1958-):Guard My Tongue 悪を語らず、偽りを語らず
作者不詳:Cristo e nato キリストは生まれた(コルトーナのラウダ集)
作者不詳:Laude novella sia cantata 新たな賛美よ歌われよ(コルトーナのラウダ集)
アルヴォ・ペルト:Drei Hirtenkinder aus Fatima ファティマより来たれる3人の羊飼いの子供たち
ペルト:Kleine Litanei 小さな連祷
ペルト:Virgencita ビルヘンシータ
作者不詳:Oi me, lasso, e freddo lo mio core  ああ、かわいそうに、私の心は冷たい(コルトーナのラウダ集)
作者不詳:Altissima luce 最も崇高な光(コルトーナのラウダ集)
作者不詳:Sia Laudato San Francesco  聖フランチェスコは讃えられん(コルトーナのラウダ集)
ペルト:Habitare fratres in unum 団結して一緒に
 Alleluia tropus アレルヤ・トロプス
 Ja ma kuulsin haale… (And I heard a voice…) そして私は声を聞いた
ポール・ヒリアー(指)
アルス・ノヴァ・コペンハーゲン

録音:2019年1月26-27日、6月24日
2020年1月8日ガルニソン教会、コペンハーゲン
名指揮者ポール・ヒリアーとアルス・ノヴァ・コペンハーゲンが贈る「…and…」 と題された印象的なアルバム。 1980年代後半に巻き起こった“アルヴォ・ペルト・ブーム”を牽引したヒリアーが選んだのは、ペルト、ジュリア・ウル フ、キャロライン・ショウの宗教的作品と、13世紀に中部トスカーナ地方で作られた「コルトーナのラウダ集」からの 曲の組み合わせ。明確な調性が生まれる以前の音楽と、緩やかに調性が崩壊した後の音楽は驚くほどに似た 風合いを持ち、800年の時を隔てた作品から生まれた幽玄な音世界は聴き手の耳にまっすぐ届きます。美しく 澄み切った人の声のハーモニーを存分に味わっていただけることでしょう。
NAXOS8.559875(1CD)
ガーシュウィン:ピアノ協奏曲 ヘ調、他
ガーシュウィン:ピアノ協奏曲(1925)
ガーシュウィン自身の記譜と演奏に基づくT.フリーズによる新比較校訂版
ジョン・ハービソン(1938-):ギャツビーを思い出して(1985)
ジョーン・タワー(1938-):セコイア(1981)
ウォルター・ピストン(1894-1976):交響曲第5番(1954)
ケヴィン・コール(P)
デイヴィッド・アラン・ミラー(指)
ナショナル・オーケストラ・インスティテュート・フィルハーモニック

録音:2019年6月13-15日
近代アメリカを象徴する4つの作品を集めたアルバム。 「ラプソディ・イン・ブルー」で大成功を収めたガーシュウィンが、次に手掛けた本格的なピアノ協奏曲は、ジャズ・ バンドの伴奏ではなくフル・オーケストラを用いたもの。ガーシュウィンはオーケストレーションを学ぶために理論書を 読み、自費で楽員を集め試演まで行ったという力のいれようでした。このアルバムでは、作曲家自身の記譜に拠 る新しい校訂版が用いられており、ガーシュウィンの最初の構想が反映されています。他に収録されているのは、 ハービソンのダンス音楽「ギャツビーを思い出して」、そそり立つ大木を描いたタワーの「セコイア」、20世紀アメリカ 音楽の発展に寄与したピストンの古典的な作風による「交響曲第5番」。年に1回、オーディションでメンバーが 選定される有望な若手たちによるナショナル・オーケストラ・インスティテュート・フィルハーモニックの見事な演奏で お楽しみください。
NAXOS8.574269(1CD)
ギターのためのクリスマス・キャロル集
シュルツ:御子が現れ給うた
伝承曲:聖母の御子
伝承曲:甘き喜びのうちに
伝承曲:コヴェントリー・キャロル
伝承曲:一輪のばらが咲いて
伝承曲:牧人ひつじを
グルーバー:きよしこの夜
伝承曲:荒野の果てに
伝承曲:3艘の船を見た
ホプキンズJr.:われらは来りぬ(われら三人、オリエントの王なり)
ニールセン:宗教的合唱と歌曲 FS 83 - 第1曲 話さねばならない驚き
伝承曲:小牛と灰色のロバの間に
ヌードクヴィスト:クリスマス、輝くクリスマス
伝承曲:世の人忘るな
エーベル:静かに雪が降り
リグオーリ:あなたは星々から降りてくる
ガントレット:ダビデの村に
伝承曲:おお、モミの木よ
ヘイワード:クリスマスの鐘*

*以外=ロッシーニ・ヘイワードによる編曲
ロッシーニ・ヘイワード(ギター、歌、パーカッシヴ・エフェクツ)

録音:2020年3月13日、2020年4月17日、2020年6月14日
世界初録音:1981年ロンドン生まれのギタリスト・アレンジャー、ロッシーニ・ヘイワード。音楽とは無縁の家に育ったため、彼が 初めてクラシック・ギターを手にしたのはオックスフォード大学セイント・アンズ・カレッジ在学中のことでした。すぐさま クラシック・ギターの魅力に取りつかれ、20歳の時にギターを学び始めるも、その1年後には大学から奨学金を獲 得、名手ギルバート・バイベリアンに師事し、その才能を開花させました。その後は、ギター演奏も続けるとともに、 近年はアレンジャーとしても活躍。枠にとらわれない“新しいギター作品のレパートリー”を追求しています。このア ルバムに収録された一連のクリスマス・キャロルは、2018年に「きよしこの夜」をギター用に編曲したのが始まりで あり、そのアイデアがどんどん膨らみ、ついには18曲もの作品が生まれたといいます。また彼は、いくつかのキャロル に歌や他の楽器によるオーヴァーダビングを施し、実に聴き応えのある曲に仕立てあげました。
NAXOS8.574259(1CD)
クラシック・ギター・トランスクリプションの芸術
ジェズアルド(1566-1613):主君のフランス風カンツォン(C.デジュールによるギター編 2017)…世界初録音
バッハ:半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903(C.デジュールによるギター編 2016)
ベルク:ピアノ・ソナタ Op.1(1908-1909/1926) (C.デジュールによるギター編 2014)…世界初録音
バルトーク:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ BB124(1944) (C.デジュールによるギター編 2015)…世界初録音
クリストフェ・デジュール(編曲・ギター)

録音:2019年6月8日、2019年8月17日、2019年9月21日、2019年11月9日
フランス出身のギタリスト・アレンジャー、クリストフェ・デジュール。過去にリリースされたギター・トリオのための「アル ベニス:「イベリア」(8.557064)とグラナドス:作品集(8.557709)は、演奏するトリオ・カンパネッラの妙技も相 俟って、高い評価を受けています。 今作では、デジュール自身が編曲したジェズアルド、バッハ、ベルク、バルトークの4つの作品を演奏。バッハのフー ガでの見事な対位法の扱いや、バルトークの活発なリズム処理など、ギター演奏の可能性を極限まで押し広げ た素晴らしいアレンジと技巧を披露しました。
NAXOS-8.574112(1CD)
ロシア・ピアノ三重奏曲の歴史 第1集
アリャビエフ(1787-1851):ピアノ三重奏曲 変ホ長調(1815)
アリャビエフ:ピアノ三重奏曲 イ短調(1834)
グリンカ:三重奏曲 ニ短調 「悲愴」(1832)(J.フジマリーによるピアノ三重奏編)
アントン・ルビンシテイン(1829-1894):ピアノ三重奏曲 ト短調 Op.15-2(1851)
ブラームス・トリオ【ニコライ・サチェンコ(Vn)、キリル・ロディン(Vc)、ナタリア・ルビンシテイン(P)】

録音:2017年1月21-22日、2017年6月3-4日、2018年1月18-19日
ピアノ三重奏曲は、ロシアの室内楽作品の歴史の中でとりわけ重要な位置を占めています。 この全5巻からなるシリーズでは、さまざまな作品を採り上げながら、ロシア・ピアノ三重奏曲の歴史を探っていき ます。ロシアにおけるこのジャンルの幕開け的作品は、1815年に作曲されたアリャビエフの「三重奏曲 変ホ長 調」であり、未完成でありながらモーツァルトを思わせるエレガントで活気に満ちた味わいを持っています。1834 年に書かれたイ短調も優美ではありますが、ピアノの妙技が存分に発揮されているとは言えず、まだまだロシア音 楽特有の個性を有してはいません。しかし同じ頃に書かれたグリンカの「悲愴」三重奏曲の憂鬱な雰囲気は、 後のロシアの作曲家たちにも大きな影響を与えています。アントン・ルビンシテインの三重奏曲は、作曲家自身 が優れたピアニストであったこともありピアノが大活躍する作品です。ロシア期待の若手奏者によるアンサンブル 「ブラームス・トリオ」の洗練された演奏で。

   NAXOS 2020年10月発売
NAXOS-8.574008
(1CD)
コルンゴルト:ピアノ三重奏曲 ニ長調 Op.1(1909-1910)
弦楽六重奏曲 ニ長調 Op.10(1914-1916)
スペクトラム・コンサーツ・ベルリン【ボリス・ブロフツィン(Vn)、クララ=ジュミ・カン(Vn)、ギャレス・ルベ(Va)、ユラ・リー(Va)、イェンス・ペーター・マインツ(Vc)、トルレイフ・テデーン(Vc)、エルダー・ネボルシン(P)、フランク S.ドッジ(芸術監督)】

録音:2019年11月27-28日、2019年5月1-2日
“モーツァルトの再来”と呼ばれたコルンゴルト。9歳でカンタータを作曲、11歳の時に書いたバレエ音楽「雪だる ま」がウィーン宮廷歌劇場で皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の臨席のもと初演され、大好評を博したほどの神童でし た。このアルバムに収録された2曲の室内楽作品は、いずれも10代のコルンゴルトによって書かれたもの。ピアノ 三重奏曲は初の作品番号が付された彼にとっての自信作。12歳の作品にもかかわらず、後のコルンゴルトを思 わせる妖艶な旋律に満ちており、作風が早いうちから完成されていたことを感じさせます。その6年後に完成した 弦楽六重奏曲は更に洗練された書法による雄大な曲。ブラームスの弦楽六重奏曲の様式を更に発展させた 緻密な対位法が随所に用いられています。名手たちが集うスペクトラム・コンサーツ・ベルリンの演奏で。
NAXOS-8.573626
(1CD)
バッハ:無伴奏チェロ組曲第2集〜ジェフリー・マクファーデンによるギター編(2010-2011)
無伴奏チェロ組曲第4番変ホ長調 BWV 1010
無伴奏チェロ組曲第5番ハ短調 BWV 1011
無伴奏チェロ組曲第6番ニ長調 BWV 1012
ジェフリー・マクファーデン(G)

録音:2018年1月17-19日トリニティ・カナダ合同教会、 ニューマーケット、オンタリオ、 カナダ
2019年9月12日聖ポール・カナダ聖公会、 ニューマーケット、オンタリオ、カナダ
カナダ出身のギタリスト、ジェフリー・マクファーデンがギター独奏用にアレンジしたバッハの無伴奏チェロ組曲。マク ファーデンは、作品が元々持つハーモニーをさらに複雑に増強させ、時には調性も変更し、バッハが要求する対 位法を明確に再現、画期的なギター作品として生まれ変わらせています。とりわけ高音弦(E弦)を追加した5弦 の楽器のために書かれた第6番は、チェロで演奏するには困難な作品とされていますが、これは却ってギターにとっ て有利であり、闊達な前奏曲から組曲を締めくくる装飾的なジーグまで、マクファーデンは軽やかな響きを生かし た見事な演奏を披露しています。
NAXOS-8.574273
(1CD)
ブラームス:ドイツ・レクイエム クリスティーナ・ガンシュ(S)
マティアス・ヴィンクラー(Br)
ラルフ・オットー(指)
マインツ・バッハcho
ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送PO

録音:2019年11月22、25日
クリスティーナ・ガンシュ(S)…5 マティアス・ヴィンクラー(Br)…3、6 ラルフ・オットー(指) マインツ・バッハ合唱団 ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送 PO 録音:2019年11月22、25日
NAXOS-8.574208
(1CD)
ラハバリ(1948-):わが母なるペルシャ 第3集
交響詩第9番「ノヘ・カーン」(バリトン・サクソフォンと管弦楽版)(2018)
ヴァイオリン協奏曲「ノヘ・カーン」(1972)からの改作
アレクサンダー・ラハバリ(指)
ラディスラフ・ファンチョヴィッチ(バリトン・サクソフォン)、(Cメロディ・サクソフォン)
レザ・フェクリ(T)
ユリア・クロイター(Hp)
キリル・ストヤノフ(マリンバ、ヴィブラフォン、パーカッション)
パルヴィツ・ヤハヤヴィ(ズルハネ・トンバク、ダフ)
プラハ・メトロポリタンO

録音:2019年4月27日 チェコ・TVミュージック・スタジオ、プラハ
2019年8月24日 トンスタジオ・ルーム66、ウィーン
世界初録音
イラン生まれの指揮者アレクサンダー・ラハバリは優れた作曲家でもあり、これまでに作曲された交響詩は、いず れもイラン伝統の旋律とリズムを持ち、歌付きの曲ではイランの詩人の詩を用いた民族色豊かな雰囲気を持っ ています。 第3集には第9番と第10番の交響詩を収録。第9番は、1972年に作曲されたヴァイオリン協奏曲をバリトン・ サクソフォンとオーケストラのために編曲。第1番と同じタイトルの「ノヘ・カーン」とはイランの伝統儀式で活躍する 歌手のことで、ここではバリトン・サックスがもの悲しい旋律を歌います。第10番「モルシェド」はイランに伝わる伝 統競技「ズールハーネ」の間に語りを担当する人のこと。彼らの目的は勇壮な軍歌や詩を朗読し、アスリートたち を応援するものです。こちらの曲はリズミックかつノリの良い音楽が展開し、ここにテノールが朗々と歌を合わせま す。
NAXOS-8.574256
(1CD)
ブレイナー(1957-):Caressing Your Soul 心を優しく包む
穏やかでロマンティックなピアノ・ミュージック

1. 小さな雪の結晶
2. ア・グレイッシュ・ソネット
3. サンデー・モーニング・オン・サーズデー
4. 女優は家へ帰る
スロヴァキア舞曲集(ピアノ版)
5. 第4番フメンネーの小さな教会
6. 第10番王の山の上で
7. 第14番私はアメリカで夢をみていた
8. 第2曲 彼らは私を結婚させるだろう
9. アッパー・ウエスト・サイド
10. ラトビアのロマンス
11. すべての始まりの地
12. 小さな夕べの音楽
13. 少し絶望的な
14. これが私が見たもの
15. シックス・センス
16. スロヴァキア舞曲集-第7番子守歌 II(ピアノ版)
17. アップ・ザ・ストリーム
18. フォロー・マイ・ハート
19. インスタント・アンド・スウィート
20. フール・オン・ザ・プレイン
21. 人生の下書き
22. これもまた過ぎ去るだろう
ピーター・ブレイナー(P)

録音:2020年2月17-18日ワイアストン・コンサート・ホール、モンマス、UK
世界初録音
「ビートルズ・ゴー・バロック」などのユニークなアレンジ作品で知られるピーター・ブレイナー。彼はまた並外れた才 能を持つ作曲家であり、またピアニストであることも忘れてはいけません。このアルバムはブレイナーが2019年から 2020年にかけて作曲した一連のピアノ曲を自身で演奏したもの。中にはブレイナーの故郷スロヴァキアへの思い が込められた、2015年作曲の「スロヴァキア舞曲」の一部をピアノ用にアレンジした曲も含まれています(オリジナ ルの管弦楽版は8.574184に収録)。どれも穏やかでタイトル通り、聴き手の心を優しく包むかのような、穏やか な雰囲気と魅力的な旋律を持つ作品です。
NAXOS-8.574180
(1CD)
クアン・ナイチョン/ジョエル・ホフマン:作品集
クアン・ナイチョン -廼忠(1939-):山の記憶(ヴァイオリンとチャイニーズ・オーケストラ版(2016年編))
ジョエル・ホフマン(1953-):ノーチラス・シンメトリー(2018)
 ヴァイオリン協奏曲第2番「春の雪」(2018)
チョーリャン・リン(Vn)
チェン・リーピン(指)
台北中華楽団

録音:2019年7月1-3日、2019年9月16-17日
北京生まれのクアン・ナイチョン(1939-)の「山の記憶」は、もともとバンフ(板胡=中国の伝統的な胡琴の仲 間)の協奏曲でしたが、ここでは独奏楽器をヴァイオリンに替え、新たな響きを模索しています。台湾にそびえる 阿里山の壮大な風景から想起された作品は3つの楽章で構成されており、中国伝統の楽器群の伴奏に乗って ヴァイオリンが悠然たる旋律を歌い上げます。ジョエル・ホフマン(1953-)はカナダ生まれ。長らくシンシナティ大学 の音楽院で作曲科の教授を務めており、東ヨーロッパの民俗音楽や、中国の伝統音楽などを研究、そのエッセ ンスを採り入れた彼の作品は、世界中で高く評価され数多くのオーケストラで演奏されて好評を博しています。 このアルバムの2曲はどちらも中国の伝統楽器を主体として西洋型オーケストラを模した「チャイニーズ・オーケスト ラ」のために書かれたもの。2つのヴァイオリン協奏曲では、台湾出身でアメリカを拠点に世界で活躍している チョーリャン・リンが、音楽の心を伝える名演奏を披露しています。
NAXOS-8.574031
(1CD)
ショスタコーヴィチ:歌曲とロマンス集
クルイロフによる2つの寓話 Op.4(1922)-第1番 こおろぎとあり(声とピアノ版)
日本の詩人の詞による6つの歌 Op.21a(1928-1932)〜第2曲 辞世 /. 第4曲 最初で最後の機会
レールモントフの詩による2つのロマンス Op.84(1950)〜第1曲 バラード /. 第2曲 カフカスの朝
マリナ・ツヴェターエヴァの詩による6つの歌曲 Op.143(1973)〜第2曲 どこからこんなしとやかさが/第5曲 いや、太鼓を打つのだ
4つの歌 Op.46〜 第1曲 復活
6つの歌 Op.62〜第5曲 ソネット第66番/第6曲 王様の出陣
ユダヤの民族詩より Op.79〜第3曲 子守歌 /第5曲 警告
ギリシャの歌(1952-1953)〜第2曲 ペントザリス /第3曲 ゾロンゴ
スペインの歌 Op.100(1956)〜第1曲 さらば、グラナダ / 第2曲 星くず
風刺 「過去の絵画」 Op.109〜第2番春の目覚め/ 第4番思い違い/自作全集への序文とそれにについての短い考察 Op.123(1966)
ミケランジェロの詩による組曲 Op.145a〜第11曲 不滅
マルガリータ・グリツコヴァ(Ms)
マリア・プリンツ(P)

録音:2019年7月8-11日
バイエルン放送 第2スタジオ、ミュンヘン
ショスタコーヴィチは活動のほぼ全般にわたり歌曲を書き続けました。彼の音楽に良くみられる風刺の精神はここ でも健在で、使われた詩もシェイクスピアからレールモントフ、マリナ・ツヴェターエヴァまで多彩。時にはユダヤの民 俗詩や日本の大津皇子までもが素材となるなど、ショスタコーヴィチの創作意欲の幅広さが伺えます。ロシアのメ ゾ・ソプラノ、グリツコヴァが曲想にあわせ、表情豊かな歌唱を聴かせます。
NAXOS-8.574217(1CD)
R・シュトラウス:舞踊組曲/ディヴェルティメント
フランソワ・クープランのクラヴサン曲による舞踏組曲 TrV 245
フランソワ・クープランのクラヴサン曲によるディヴェルティメント Op.86
準・メルクル(指)
ニュージーランドSO

録音:2019年10月29-31日
1919年、ウィーン国立歌劇場の総監督に任命されたR・シュトラウス。彼は改装されたばかりのホーフブルク王宮内のレドゥーテンザールの ために、新しいバレエ音楽の作曲を始めます。やがて完成したのは、フランス・バロック期の作曲家フランソワ・クープランの鍵盤作品をもとにした8 曲からなる「舞踏組曲」でした。作品は1923年2月のカーニヴァルで発表され、シュトラウスならではの贅をこらしたオーケストレーションで大勢の 聴衆を魅了しました。また、1941年にはバイエルン歌劇場で上演される「鳴り止んだ祝祭 Verklungene Feste」のため、ディヴェルティメントを 新たに作りましたが、その際、舞踏組曲から一部を転用しています。 1910年作曲の「ばらの騎士」が翌年初演され大成功を収めたシュトラウス。その後も数多くの作品を書きましたが、20世紀の潮流である十二 音や無調を用いることのなかったこれらの作品は「時代に乗り遅れている」とされてしまい、現在でも正当に評価されているとはいいがたい状況で す。このアルバムでは「ばらの騎士」以降に書かれた珍しい彼のバレエ音楽を準・メルクルの素晴らしい指揮で堪能、シュトラウスの飽くなき探求心 を探ることができます。 国内仕様盤には、日本におけるR・シュトラウス研究の第1人者、広瀬大介氏の解説が付属します。
NAXOS-2.110672(DVD)
NX-C09

NBD-0119V(Bluray)
NX-C09
メサジェ(1853-1929):歌劇「フォルテュニオ」 フォルテュニオ…シリル・デュボワ(T)
ジャクリーヌ:アンドレの妻…アンヌ=カトリーヌ・ジレ(S)
アンドレ:公証人…フランク・ルゲリネル(Br)
クレヴァロシュ隊長…ジャン=セバスティアン・ブ(Br)
ランドリー…フィリップ=ニコラ・マルタン(Br)
ダザンクール中尉…ピエール・デルエ(T)
ヴェルボワ中尉…トーマス・ディア(Bs)
マドロン…アリエノール・フェイ(Ms)
ルイ・ラングレー(指)
レ・ゼレマン室内cho
シャンゼリゼ劇場O

収録 2019年12月14、16日
パリ・オペラ=コミック座
共同制作:オペラ=コミック座 / ロレーヌ国立歌劇場

収録時間:119分
フランス語歌唱
字幕:日本語・英語・フランス語・ドイツ語・韓国語
映像:16/9 NTSC All Region 片面2層(DVD、Blu-ray)
1080i High Definition(Blu-ray)
音声:LPCM 2.0 & DTS Digital Surround 5.1(DVD)
LPCM 2.0 & DTS-HD Master Audio 5.1(Blu-ray)
街の名士、公証人のアンドレは、歳の離れた美貌の妻ジャクリーヌの貞操が心配でなりません。その街にやって来た連隊の新任隊長クラヴァロッ シュは希代の女たらし、直ちにジャックリーヌに目をつけ彼女の寝室に忍びこみます。同じ頃、純情な田舎の青年フォルテュニオが公証人見習いと してアンドレ家にやって来て、ジャックリーヌに一目惚れ... 1907年6月オペラ=コミック座で初演されたメサジェの「フォルテュニオ」。19世紀前半に活躍したフランス・ロマン主義の詩人・作家ミュッセの戯曲 「燭台」に基づいた台本に、当時オペラ=コミック座の指揮者、作曲家として活躍していたメサジェが軽やかで美しい音楽を作曲。この「フォルテュ ニオ」は同劇場の人気演目となったのですが、第二次大戦後は忘却の淵に沈んでしまいます。その後、50年の時を経てメサジェ再評価の機運 が高まり、2009年のシーズンに、この作品はオペラ=コミック座のレパートリーに返り咲きました。本映像では、美貌のヒロイン、ジャクリーヌをソプラ ノのアンヌ=カトリーヌ・ジレ、素朴な青年フォルテュニオをテノールのシリル・デュボワら充実した歌手陣が歌唱演技を繰り広げ、ルイ・ラングレーの 練達のタクトに導かれたシャンゼリゼ劇場Oの軽快で伸びやかな演奏が華を添えています。クリスチャン・ラクロワによるベル・エポックを彷彿 とさせる優美な舞台衣装も見どころ。
NAXOS-2.110664(DVD)
NX-C09

NBD-0114V(Bluray)
NX-C09
バレエ『カルメン』全2幕 【プリンシパル・ダンサー】
カルメン…レベッカ・ビアンキ
ドン・ホセ…アマール・ラマザール
リュカ…アレッシオ・レッツァ
ローマ歌劇場バレエ団
イリ・ブベニチェク(振付)
音楽:構成とオーケストレーション・・・ガブリエーレ・ボノリス
ジョルジュ・ビゼー
イサーク・アルベニス
カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968)
マヌエル・デ・ファリャ
ガブリエーレ・ボノリス(1961- )
ルイス・ローラセブ(指)
ローマ歌劇場O

収録 2019年2月3日ローマ歌劇場、イタリア
収録時間:107分
字幕:なし
映像:16/9 NTSC All Region 片面2層(DVD、Blu-ray)
1080i High Definition(Blu-ray)
音声:イタリア語・英語
LPCM 2.0 & DTS Digital Surround 5.1(DVD)
LPCM 2.0 & DTS-HD Master Audio 5.1(Blu-ray)
本作品は気鋭の振付家イリ・ブベニチェクが生み出した、新時代の「カルメン」の舞台映像です。イリ・ブベニチェクはハンブルク国立歌劇場バレエ 団、ドレスデン国立歌劇場バレエ団のプリンシパルダンサーとして、ジョン・ノイマイヤーをはじめ、ジョージ・バランシン、イリ・キリアン、ナチョ・ドゥアト など現代振付の巨匠たちの作品を踊った経歴を持ち、振付家に転身した現在は著名なバレエ団やダンサーのための振付を行い、高く評価され ています。 このバレエ『カルメン』でブベニチェクは、ビゼーを中心にアルベニス、カステルヌオーヴォ=テデスコ、ファリャなど多彩な南欧の音楽を用いてカルメンの 物語を舞踊で造形、見事なステージを実現しました。カルメン役のレベッカ・ビアンキ、ホセ役のアマル・ラマザールと闘牛士リュカ役のアレッシオ・ レッツァを中心に、ローマ歌劇場バレエ団のダンサーたちが鮮烈な舞踏を繰り広げます。
NAXOS-8.574178(1CD)
マスネ:管弦楽作品集
『ブルメール』序曲(1900)
交響詩「幻影」(1891)
バレエ音楽『エスパダ』組曲(1908)
劇音楽『復讐の女神たち』-組曲(1876年版)
『フェードル』序曲(1873)
アレクセイ・キセリオフ(チェロ独奏)
ジャン=リュック・タンゴー(指)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナルO

録音:2019年8月27-28日グラスゴー・ロイヤル・コンサート・ホール、新オーディトリアム、UK
フランス・ロマン派の作曲家マスネは、70年の生涯に30曲近くのオペラを完成させ、「タイス」や「マノン」などは現在でも歌劇 場の重要なレパートリーとして頻繁に演奏されています。彼はバレエや組曲、劇付随音楽などのオーケストラのための作品も 数多く残しており、甘美な旋律と叙情性、フランス風の洒脱な雰囲気を備えたこれらの作品もまた、マスネの創作活動の一 面を集約するものです。このアルバムでは、フランス・オペラを得意とするジャン=リュック・タンゴーの指揮による演奏で、イベリア 地方の色彩と魅力的なリズムに満ちたバレエ音楽『エスパダ』と、ギリシャ神話に登場するエレクトラの復讐の場面を描いた劇 音楽『復讐の女神たち』を中心に、マスネのオペラ以外の色彩豊かな作品を収録。また、リストの交響詩をモデルにした「幻 影」ではマスネの巧みなオーケストレーションが楽しめます。
NAXOS-8.574239(1CD)
バロック期のヴァイオリン・ソナタ集
ジョヴァンニ・モッシ(1680頃-1742):室内ソナタ ホ短調 Op.6 No.9(1733年出版)…世界初録音
ジョヴァンニ・ステファーノ・カルボネッリ(1694-1773):室内ソナタ 第10番ト短調(作曲年不詳)
コレッリ:ヴァイオリン・ソナタ ハ長調 Op.5 No.3(1700年出版)
モッシ:ソナタ ニ短調 Op.1 No.1(1716年出版)
 ソナタ ト長調 Op.1 No.3(1716年出版)
カルボネッリ:室内ソナタ 第9番ホ短調(作曲年不詳)
オーガスタ・マッキー・ロッジ(バロック・ヴァイオリン)
ダグ・バリエット(ヴィオローネ)
エズラ・ゼルツァー(バロック・チェロ)
アダム・コッカーハム(テオルボ,(バロック・ギター)
エリオット・フィグ(Cemb)

録音:2019年1月25-26日サムライ・ホテル・レコーディング・スタジオ、ニューヨーク、USA
16世紀に登場したヴァイオリン。この楽器の奏法を確立したのがイタリアの作曲家コレッリでした。彼が作曲した12曲 の「ヴァイオリン・ソナタ Op.5」は現在でも教則本に用いられるほど、優れた作品として評価されています。また、当時 さまざまな形態によって書かれていたヴァイオリン・ソナタに一定の形式を導入。とりわけ緩-急-緩-急の「教会ソナタ」 は、他の作曲家にも模倣され、数多くの作品が書かれました。18世紀には彼の奏法を学び、伝統を受け継いだイタ リアのヴァイオリニストたちがヨーロッパ各地に移住し、演奏スタイルとイタリアの様式を広めていきます。このアルバムに は、そのコレッリと次世代の作曲家モッシ、カルボネッリのソナタが収録されており、魅力的な旋律の中にコレッリの強い 影響を窺い知ることができます。ここでソリストを務めるマッキー・ロッジはニューヨークとパリを拠点とするバロック・ヴァイオ リン奏者。妙技と即興性が高く評価されています。
NAXOS-8.574179(1CD)
20-21世紀の合唱作品集
エセンヴァルズ(1977-):星々(2011)
ダヴ(1959-):彼に七つの星を創ることを求めよ(1995)
エセンヴァルズ:おお、救い主なるいけにえよ(2009)
ガワーズ(1936-2014):ガリラヤ人たちよ(1987)
ストップフォード(1977-):アヴェ・マリア(2017)
マクドウォール(1951-):黄金の光によって(2010)
デュブラ(1964-):めでたし、十字架よ、唯一の望みよ(1994)
ロクサナ・パヌフニク(1968-):愛あるところに神ありて(2017)
トッド(1970-):キリストは明けの明星(1995)
ラター(1945-):このうるわしき大地に(合唱とオルガン版)(1980)
ミーラー(1975-):めでたし、海の星よ(2013)
ウィアー(1954):2つの人間の讃歌 - 第2番 流星のように(1994)
ウィテカー(1970-):黄金の光(2000)
ガブリエル・ジャクソン(1962-):夜の星の創り主(2000)
チルコット(1955-):ソールズベリー・モテット集(2009)
マーティン・フォード(Org)
ムリエル・ダニエルズ(Vc)
サラ・ミストリー(ベル)
ジェレミー・バックハウス(指)
ヴァサーリ・シンガーズ

録音:2019年10月18-20日
英国を代表する合唱団のひとつ「ヴァサーリ・シンガーズ」。1981年、指揮者ジェレミー・バックハウスが創設、以来、近代作 品を中心とした幅広いレパートリーで聴衆を魅了しています。とりわけ2008年にガブリエル・ジャクソンに委嘱した「レクイエム」 はNAXOSレーベルに録音され(8.573049)、イギリスのクラシック・チャートで5位を記録しました。アンサンブル結成40年を 記念して制作された今回のアルバムのテーマは「星」。近現代の数多い合唱作品からバックハウスによって選び出された曲の 多くは、彼らにとってなじみ深いイギリスの作曲家の作品ですが、ラトヴィアのエセンヴァルスとデュプラの美しい作品や、3人の 女性作曲家、ウィアー、マクドウォール、ロクサナ・パヌフニクの作品も選択することで、プログラムに多様性をもたせています。合 唱団と指揮者の揺るぎない信頼から生み出される見事なアンサンブルをお楽しみください。
NAXOS-8.574146(1CD)
D.スカルラッティ:鍵盤のためのソナタ全集 第25集
1. ソナタ ヘ長調 K.167/L.329/P.200
2. ソナタ ホ長調 K.206/L.257/P.307
3. ソナタ ハ長調 K.243/L.353/P.394
4. ソナタ 変ホ長調 K.307/L.115/P.449
5. ソナタ ヘ長調 K.350/L.230/P.413
6. ソナタ 変ホ長調 K.371/L.17/P.264
7. ソナタ ロ短調 K.409/L.150/P.436
8. ソナタ ヘ長調 K.437/L.278/P.499
9. ソナタ イ短調 K.451/L.243/P.366
10. ソナタ ニ長調 K.480/L.S8/P.381
11. ソナタ ハ長調 K.501/L.137/P.385
12. ソナタ ト長調 K.538/L.254/P.542
13. ソナタ ト長調 K.153/L.445/P.235
14. ソナタ イ長調 K.221/L.259/P.215
15. ソナタ 変ホ長調
K.252/L.159/P.203
16. ソナタ ニ長調 K.281/L.56/P.289
17. ソナタ ヘ長調 K.297/L.S19/P.448
18. ソナタ イ長調 K.343/L.291/P.495
パスカル・パスカレフ(P)

録音:2019年8月19-21日
ドメニコ・スカルラッティはスペイン女王マリア・バルバラのために数多くのソナタを作曲しましたが、自筆譜は失われてお り、そのほとんどは女王の所有物だったとされるヴェネツィア筆写譜に収録されています。ただ作品の作曲年代は特定 されておらず、現在では研究者カークパトリックや、ロンゴによる番号で整理されています。NAXOSでは全曲録音にあ たり、若手を中心としたさまざまなピアニストを起用。演奏家による表現の違いも味わっていただけます。この第25集で 見事な演奏を披露するのはブルガリア出身のパルカル・パスカレフ。彼は2014年、ソフィア国立音楽アカデミーを卒業 後ロンドンに留学。アンソニー・ヒューイットとパスカル・ネミロフスキーの元で研鑽を積み、数多くのコンクールに入賞して いる期待の新鋭です。
NAXOS-8.660487(1CD)
アヴォンダーノ(1714-1782):歌劇「月の世界」全3幕(1765)
(1994年 サンカルロ劇場より委嘱された短縮版)
タリア劇場、リスボン、ポルトガル
エックリティーコ:偽天文学者…フェルナンド・ギマラインス(T)
ブオナフェーデ:豪商…ルイス・ロドリゲス(Bs)
エルネスト:騎士…ジョアン・ペドロ・カブラル(T)
チェッコ:エルネストの従僕…ジョアン・フェルナンデス(Bs)
クラリーチェ:ブオナフェーデの娘…スザンナ・ガスパール(S)
フラミーニア:ブオナフェーデの娘…カルラ・カラムージョ(S)
リゼッタ:ブオナフェーデの召使い…カルラ・シモインス(S)
マルタ・アラウージョ&マルコス・マガリャインス(芸術監督)
オス・ムジコス・ド・テージョ

録音:2017年9月24-26日
世界初録音
ポルトガル王ジョアン5世の宮廷に召し抱えられていたイタリア人ヴァイオリニスト、ピエトロ・ジョルジョ・アヴォンダーノを父 としてリスボンに生まれたペドロ・アントニオ・アヴォンダーノ(1714-1782)。父のあとを追うように1754年に宮廷音楽 家となった彼は、時の王で、イタリア・オペラを愛したジョゼ1世のためにバレエの音楽を作曲するように求められました。 その翌年、リスボンを襲った大地震のために人々の生活は一変しますが、彼は音楽家たちのギルドを強化し、生活に 困った同業者たちを支援するなど大活躍を果たします。この「月の世界」は残存するアヴォンダーノの唯一のオペラ。当 時人気を誇ったゴルドーニの台本によるもので、ガルッピやガスマンをはじめ、後にハイドンも同じ題材でオペラを書いて いますが、彼の作品は、軽妙な登場人物たちの描写や、オーケストラの積極的な伴奏など、他の作曲家の作品に比 肩しうる仕上がりを誇っています。 なお、この上演では、1990年代に作成された短縮版が用いられました。
NAXOS-8.579061
(1CD)
アレクセイ・ショー(1970-):大包囲戦の心像(2014-16)
ヴェルディアーナ(管弦楽版)(2015)
セルゲイ・スムバチャン(指)LSO

録音:2019年4月1日、2019年6月4日
アレクセイ・ショーの「大包囲戦の心像」は1565年に実際に起きた“マルタ包囲戦”を題材にした壮大な作品です。約 200隻の船のオスマン帝国軍によるマルタ島侵攻は、歴史上最も情け容赦ない、血塗られた戦いの一つとして記録 に残るもので、約4か月の激しい攻防の末、マルタ騎士団が包囲軍の撃退に成功しています。ショーは、オスマン帝国 軍が侵略を始めるところから、様々な人々の感情を交えながら戦いのクライマックスと最後の勝利の祝砲までを、迫真 の表現で描き出していきます。まるで目の前で戦いが起きているかのような迫真の音楽が壮大なオーケストラの響きで 展開します。「ヴェルディアーナ=ヴェルディ風」は、ヴェルディの音楽をサンバ、ボサノヴァ、タンゴのスタイルに変身させた 楽しい作品。緊迫感に満ちたヴェルディのドラマが南国の雰囲気に包まれます。

   NAXOS 2020年9月発売(2)
8.574130(1CD)
ラター(1945-):ブラスによるアンセム、讃歌とグローリア
2つの讃歌(1974)
グローリア(1974)*

※全てL.ヴェルトメンによるブラスバンド編
リチャード・マーシャル(コルネット・ソロ)
ブラック・ダイク・バンド
ニコラス・チャイルズ(指)…1-12
ダリウス・バッティワラ(指)*
シェフィールド・フィルハーモニー合唱団*

録音:2019年7月4日,10月17日、2019年10月21日*
世界初録音
ロンドン出身の作曲家ジョン・ラター(1945-)。少年時代にはハイゲイト校の聖歌隊員として、ブリテンの指揮のもと 1963年の「戦争レクイエム」の初録音に参加、その後はケンブリッジ大学のクレア・カレッジで音楽を学び、学生時代から作曲を始 め、その才能を磨きました。1981年には自身の合唱団「ケンブリッジ・シンガーズ」を設立、自作を含め数多くの作品を録音し、合 唱音楽の普及に努めています。彼の作品は英国教会にまつわるものがほとんどですが、日本でも評判が良く「レクイエム」や「マニ フィカト」がしばしば演奏されています。このアルバムではラターの名曲をブラスバンド版に編曲、演奏は世界中で広く愛されているブ ラック・ダイク・バンドが担当しました。有名な「ピエ・イエズ」ではボーイ・ソプラノのソロ・パートをコルネットが演奏するなど、作品に新 たな光を当てています。
8.574214(2CD)
イザイ:無伴奏ヴァイオリンのための6つのソナタ Op.27(未完のOp.27 bisを含む)
ソナタ 第1番ト短調(献呈:ヨゼフ・シゲティ) Op.27 No.1
ソナタ 第2番イ短調(献呈:ジャック・ティボー) Op.27 No.2
ソナタ 第3番ニ短調 「バラード(Ballade)」
(献呈:ジョルジェ・エネスコ) Op.27 No.3
ソナタ 第4番ホ短調(献呈:フリッツ・クライスラー) Op.27 No.4
ソナタ 第5番ト長調(献呈:マチュー・クリックボーム) Op.27 No.5
ソナタ(ブリュッセル・コンセルヴァトワール蔵、イザイの楽譜帳から) Op.27 bis
ソナタ 第6番ホ長調 (献呈:マヌエル・キロガ) Op.27 No.6
ニクラス・ヴァレンティン(Vn)

録音:2019年4月1-7日,11月25-29日
ベルギーが生んだ偉大なヴァイオリニスト、ウジェーヌ・イザイ。演奏家として成功を収めるとともに、作曲家としても 多くの重要な作品を生み出し、後世に多大なる影響を与えました。彼の代表作である「無伴奏ヴァイオリンのための6つのソナタ」 は彼と親交のあった6人のヴァイオリニストに1曲ずつ献呈された難易度の高い作品です。今回の録音では、“ラヴェルニュ手稿譜” と呼ばれるイザイの楽譜帳から2017年に発見された「未完のソナタ」ハ長調も含まれているところに注目。この曲は、本来「第6 番」として構想されたものの、イザイは第3楽章の途中で作曲をやめてしまい、現在知られている第6番が新たに書き直されたという もの。この原稿が含まれた楽譜帳は、イザイの死後、友人のヴァイオリニスト、フィリップ・ニューマンの元に渡り、ニューマンからベル ギーの女性ヴァイオリニスト、ジョゼット・ラヴェルニュに受け継がれたため、長らくその存在が知られることはありませんでしたが、ラヴェ ルニュが2015年に亡くなったことに伴い、ブリュッセルのコンセルヴァトワール図書館に寄贈され、ようやく一般の人々に開示されたの です。イザイの音楽をこよなく愛するヴァイオリニスト、ヴァレンティンの真摯な演奏でお聴きください。
8.574202(1CD)
コダーイ/リゲティ:無伴奏チェロのための作品集
コダーイ(1882-1967):ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲 Op.7(1914)
リゲティ:無伴奏チェロ・ソナタ(1948/53)
コダーイ無伴奏チェロ・ソナタ Op.8(1915)
ガブリエル・シュヴァーベ(Vc)
ヘレン・ヴァイス(Vn)…1-3

録音:ゼンデザール、ブレーメン、ドイツ
2019年10月9-10日…6-8
2019年10月29-30日…1-5
コダーイと言えば、ハンガリー民謡を基にした数多くの合唱作品で知られますが、1914年の「ヴァイオリンとチェロのための二 重奏曲」と、その翌年の「無伴奏チェロ・ソナタ」は、コダーイの初期を代表する名作として押しも押されぬ人気を誇っていま す。中でも緊張感と美しい音色に満ちた「無伴奏チェロ・ソナタ」は、演奏の難易度の高さと楽器から生まれる多彩な響き の効果も相俟って、チェリストたちの憧れの作品になっています。一方「ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲」は気まぐれな ヴァイオリンの音色と包容力溢れるチェロの音色が融合し、民族色豊かな歌を情熱的に奏でる作品。やはり高度な技術 が求められる傑作です。リゲティのソナタは2楽章からなる作品。第1楽章は彼がブダペストのリスト・アカデミー在籍中の 1948年に学友のために作曲した小品ですが、演奏されることのないまま放置されてしまいます。1953年にチェロ用の新 曲を求められた際に超絶技巧を要する第2楽章を新たに書き加えてソナタとしました。しかしソ連の影響下にあった作曲 家組合に演奏を拒否されてしまったというエピソードを持つ作品です。NAXOSイチオシのチェリスト、シュヴァーベの強靭、 かつしなやかな演奏が作品の真価を伝えます。
8.574184(1CD)
プレイナー(1957-):スロヴァキア舞曲集(2015) スタニスラフ・パルーフ(Vn)
ボリス・レンコ(アコーディオン)
マリアン・フリードル(ホイッスル,ベル,フヤラ,ジューズ・ハープ)
アルベルト・フルボフチャーク(トロンボーン・ソロ)
ロベルト・ヴィズヴァーリ(コントラバス・ソロ)
ピーター・ブレイナー(指)
スロヴァキアPO

録音:2018年9月10-13日スロヴァキア・フィルハーモニー・コンサート・ホール,ブラティスラヴァ、スロヴァキア
「ビートルズ・ゴー・バロック」での絶妙なアレンジが愛されるNAXOSレーベルが誇るアレンジャー、ピーター・ブレイナー。彼は スロヴァキア近代音楽の立役者の一人、アレクサンドル・モイゼスに作曲を学び高度なオーケストレーションを身に着けたこ とでも知られています。このアルバムでは彼のオリジナル作品「スロヴァキア舞曲集」をたっぷりお楽しみいただけます。もともと は15年ほど前、ロンドンSOより「ブラームスのハンガリー舞曲をアレンジしてほしい」という依頼を受けた際に、オリジナ ル曲も書き始めたというブレーナー。彼が時間をかけて完成させたのが、ブラームスとドヴォルザークによって確立された「スラ ヴ舞曲」の伝統に則り、民謡の旋律をたっぷり使いながら、民族楽器の名手たちを紹介していくというこの舞曲集。聴き手 にとっても、フヤラ(スロヴァキアの羊飼いが吹くフルート)や、ベル、アコーディオンなどが奏でるユニークな音色に触れる良い 機会となります。16曲各々には彼の人生に関連あるタイトルが付されているだけではなく、使われた旋律はどれもブレイ ナー自身にとっても思い出があるものばかりという、作曲家の強い思い入れがこもった楽しい曲集です。
8.574250(1CD)
プロイセン王フリードリヒ2世(1712-1786):フルート・ソナタ集
アレッサンドロ・デ・マルキ(1962-):前奏曲 イ短調…世界初録音
フリードリヒ2世:フルート・ソナタ イ短調 SpiF 14…世界初録音
フリードリヒ2世:フルート・ソナタ ハ長調 SpiF 82
アレッサンドロ・デ・マルキ:
フリードリヒ2世のソナタ ハ長調「テンポ・ジュスト」による変奏曲…世界初録音
フリードリヒ・ヴィルヘルム・マルプルグ(1718-1795):
フーガとカプリッチョ Op.1 - 第1曲 前奏曲…世界初録音
フリードリヒ2世:フルート・ソナタ ハ短調 SpiF 84
フリードリヒ2世:フルート・ソナタ イ長調 SpiF 114…世界初録音
フリードリヒ2世:フルート・ソナタ ヘ長調 SpiF 118
アレッサンドロ・デ・マルキ:前奏曲 ト短調…世界初録音
フリードリヒ2世:フルート・ソナタ ト短調 SpiF 116…世界初録音
クラウディア・シュタイン(Fl)
アンドレアス・グレーガー(Vc)
アレッサンドロ・デ・マルキ(フォルテピアノ)

録音:2019年5月31日-6月3日
プロイセン王として国の強大化を実現する一方、当時の先進的な文化芸術も取り入れて啓蒙専制君主として国を治め たフリードリヒ2世(1712-1786)。その功績から『フリードリヒ大王』と呼ばれ称えられました。音楽をこよなく愛した王の宮 殿には、クヴァンツやグラウン、C.P.E.バッハらが集い、王自身も自らフルートを演奏して妙なるアンサンブルを楽しんだという 記録が残っています。宮廷を訪れたバッハに即興演奏のテーマを与え、それが後に「音楽の捧げ物」の主題となったことは 有名ですが、王は自身で演奏するためのソナタも多数作曲、その数は100曲を優に越えています。このアルバムでは王の ソナタを6曲収録してその作曲の才能の片鱗を伝えると共に、曲の合間にはアレッサンドロ・デ・マルキが書いた即興的な 小品が演奏されており、これがまた当時の宮廷での一場面を彷彿させるような絶妙な効果をあげています。
8.574216(1CD)
アントン・ルビンシテイン(1829-1894):『舞踏会』 Op.14(1854/1871改訂) ウォーレン・リー(P)

録音:2019年11月22-23日
ワイアストン・コンサート・ホール、モンマス、UK
ロシアの作曲家・ピアニスト、アントン・ルビンシテイン(1829-1894)。9歳で演奏会を開くほどの楽才に恵まれた彼は、や がてリストに並ぶピアノの名手として名声を確立。作曲家としても壮大な交響曲や歌劇などで評価されました。しかし、ドイ ツ寄りの作風を好んでいたためか、第二次世界大戦後のロシアでは彼の作品が演奏されることが少なくなり、ごく少数のピ アノ曲以外、ほとんどが忘れられてしまいました。このアルバムに収録された「舞踏会」もそんな忘れられた作品の一つ。現 代のコンサート・ホールで演奏されることはまずありませんが、なかなか聞きごたえのある曲集です。踊り手の入場で曲が始 まり、華やかな曲が次々と出現。軽やかなダンスが繰り広げられ、雰囲気はギャロップで最高潮に達します。曲集の最後は 踊り手たちの興奮を鎮めるかのような静かな回想「夢」で終わるという、ウェーバーの「舞踏への勧誘」を思わせるこの「舞踏 会」を名手ウォーレン・リーが表情豊かに演奏しています。
8.573803(1CD)
アミーロフ(1922-1984):『千夜一夜物語』他
弦楽オーケストラのための交響曲 「ニザーミーの追悼のために」(1941)
組曲「千夜一夜物語」(1979/2017改訂)
(編曲:F.バダルベイリ、D.ヤブロンスキー)
ドミトリー・ヤブロンスキー(指)
キエフ・ヴィルトゥオージO

録音:2018年4月15-16日、2019年2月2-3日
フィクレト・アミーロフ(1922-1984)は、20世紀アゼルバイジャンにおける最も著名なクラシック音楽作曲家の1人であり、 以前リリースされた作品集(8.572170)でも聴けるように、アゼルバイジャンの伝統的な民族的なメロディー「ムガム」を初 めてオーケストラ作品に取り入れた人物として知られています。このアルバムには古代イスラムの詩人で哲学者ニザーミー (1141-1209)の生誕800年である1941年に作曲された「ニザーミーの追悼のために」と、組曲「千夜一夜物語」を収 録。「ニザーミーの追悼のために」では偉大な詩人の姿がライトモティーフで表現され、作品全体に統一感が与えられてお り、神秘的で力強い作品に仕上っています。「千夜一夜物語」はもともとバレエ音楽として作曲されたもので、後に組曲と して再編成されたもの。リムスキー・コルサコフの「シェエラザード」を思わせる幻想的な雰囲気を纏いながらも、要所要所に 織り込まれる、パーカッションを巧みに用いた妖艶な舞曲が強いアクセントとなっています。映画音楽も得意としたアミーロフ ならではの、色彩豊かなオーケストラの響きが存分に楽しめる1枚です。アミーロフ作品を愛するヤブロンスキーは、今作で も見事な音楽を聴き手に届けています。
8.574066(1CD)
ロス(1972-):Architexture アーキテクスチャー
ジャズ・カルテットとウィンド・アンサンブルのための音楽

1. Alvaro アルバロ(2019)
2. Richard リヒャルト(2019)
3. Maya マヤ(2019)
4. Antoni アントニ(2019)
5. Development One ディベロップメント・ワン(2019)
6. Glebe Cottage グリーブ・コテージ(2019)
7. Development Two ディベロップメント・トゥー(2019)
8. Development Three ディベロップメント・スリー(2019)
9. Daniel ダニエル(2019)
10. Development Four ディベロップメント・フォー(2019)
11. ブリンクウェルズ・コテージ(F.フォスによる「エニグマ変奏曲 Op. 36- 第9変奏 「ニムロッド」のテナー・サクソフォンとウィンド・アンサンブル編)(2019)
12. オスカル(2019)
セバスチャン・ギレ(ソプラノ・サクソフォン…1,4,6,9,12)、(テナー・サクソフォン…2,3,5,7,8,10,11)
フローリアン・ロス(P)
ダヴィッド・ヘルム(ベース)
ファビアン・アレンズ(ドラム)
スザンネ・ブルメンタール(指)
イヴェント・ウィンド・アンサンブル
【メンバー】
ルーシー・ドライヴァー(アルト・フルート)
マシュー・ヒガム(Fl)
アニャ・シュミエル(Ob)
キュサン・ジョン(Cl)
クリストフ・デメーテル(Cl)
アンブロワーズ・ドジャート(Fg)
クリス・ウィードル(Hrn)

録音:2019年6月29日-7月2日
世界初録音
ドイツで活躍する中堅ジャズ・ピアニスト、フローリアン・ロス。「musical explorer=音楽の冒険者」と呼ばれるロスは、イ ンプロヴィゼーションの名手であるだけではなく、アレンジャーとしても知られており、様々な趣向の音楽を心地良い音のブレ ンドで聴かせます。 このアルバムには、世界中を巡った彼が、各地の建物とその建築家を音で描いた曲を収録。ノリの良い曲からしっとりとした 雰囲気の曲まで多彩な音楽が詰まっています。ポルトガルで開催された世界博のパビリオンを建築したアルバロ、ベトナム の退役軍人記念館をデザインしたマヤ・リン、スペインを代表するアントニ・ガウディ、1960年代に作られた米国のガレー ジ・ハウス、そしてエルガーの愛したコテージなどをモデルに導き出された音楽は、まさに音で描かれた建造物と言えるでしょ う。ドイツ有数のサックス奏者ギレのニュアンス豊かな演奏も聴きどころです。
8.573827(1CD)
ゾマー(1837-1922):歌曲集 第1集
ミンネザング 「タンホイザー」から8つの歌 Op.5より
2つの歌 Op.22
33のハーメルンの笛吹きによる歌曲『フーノルト・シングーフ』 Op.4(抜粋)
最後の花 Op.30
5つの歌 Op.1/ローレライ Op. 7
4つの歌 Op.40
ヨッヘン・クプファー(Bs-Br)
マルセロ・アマラウ(P)

録音:2017年5月8-11日
ハンス・ゾマー(1837-1922)はドイツの作曲家。数多くの劇音楽や歌劇、そして美しい旋律を持つ多くの歌曲を残しまし たが、一部の曲を除いてはほとんど演奏されることなく、21世紀の初頭まで歴史の流れの中で眠っていました。彼は実は 専門の音楽家ではなく、本業はブラウンシュヴァイク工科大学の数学科教授。「屈折学」の専門家であり、高名な研究 者でした。しかし、ゾマーは作曲に対して強い関心を抱き、ライプツィヒではシューマン、ブラームス、ヨアヒムらを含むサークル に属しています。40代からは精力的に作品を書き続け、R・シュトラウスからは「優れた芸術家」と称賛されました。 しかし著作権を管理する立場にあったためか、自作の出版についても制限を設けてしまい、晩年の作品はどれも未発表の まま残されました。このアルバムの歌曲もほとんどが世界初演であり、ゾマーの作品を理解するのに一役買うことでしょう。ド イツの歌手ヨッヘン・クプファーの滑らかな声は作品の美質を引き出しています。

   NAXOS 2020年9月発売
NAXOS-8.574274
(2CD)
マネン(1883-1971):ヴァイオリン協奏曲第3番/交響曲第2番
ヴァイオリン協奏曲第3番「イベリコ」(sin tono) Op.A-37(1940)
交響曲第2番「イベリカ」Op.A-47(1954-1958)
アナ・マリア・バルデラマ(Vn)
ダレル・アン(指)
バルセロナSO

録音:2018年6月25-27日ラウディトリ、パウ・カザルス・ホール、バルセロナ、スペイン
世界初録音
バルセロナ出身の作曲家フアン・マネン(1883-1971)。近代スペインを代表する作曲家アルベニスやグラナドス、ファリャに続く、 トゥリーナと同時代の作曲家です。他の作曲家たちがピアノ曲を重視したのに対し、彼は専らヴァイオリニストとして活動し、ドイツを 中心に、ヨーロッパからアメリカで4000回以上のリサイタルを行って、同国人のサラサーテを凌駕する才能の持ち主として高く評価 されました。一時期は世界的な人気を誇り、1959年、76歳まで演奏活動を続けたマネンですが、公式録音をほとんど残さなかっ たためか、現在ではほとんど顧みられることがありません。作曲家としては7作の歌劇を始め、数多くの管弦楽曲から歌曲までを残 しており、このアルバムに収録された交響曲と協奏曲は、どちらもロマンティックな雰囲気を湛えたスペイン情緒豊かな作品です。 2011年のサラサーテ国際コンクールに優勝したスペインの若き奏者バルデラマの伸びやかな音で奏でます。
NAXOS-8.574015
(1CD)
ボロン(1965-):子羊から聞こえるあなたの声
Your Voice Out of the Lamb 子羊から聞こえるあなたの声(2014)
Four Lessons of Darkness 暗闇の4つのレッスン-エレクトリック・チェロとオーケストラのための(2008)
Dogmatic Pleasures ドグマティック・プレジャーズ(2018)
ミカラ・ペトリ(リコーダー)
ペア・サロ(キーボード)
ミカエラ・フカチョヴァー(独奏チェロ)
クリストフ・ポッペン(指)
オーデンセSO
ヨハネス・モーザー(エレクトリック・チェロ)
ニコラス・ミルトン(指)
ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送PO
ヤデル・ビニャミーニ(指)

録音:2011年4月15日、2011年4月17日
2015年5月18-22日、2019年2月26日
世界初録音
国際的に活躍する指揮者ファブリース・ボロン。数多くのコンサートの傍ら、NAXOSをはじめ、cpoレーベルやCapriccioレーベル などを中心に多彩な作品を録音しています。彼は作曲家としても、「珍しい音色に対する鋭い耳を持つ作曲家」として独特な音を 用いた作品で注目を集めています。このアルバムには、彼の個性がよく表れた3つの作品を収録。「Your Voice Out of the Lamb 子羊から聞こえるあなたの声」は名リコーダー奏者ミカラ・ペトリの依頼により作曲されたもので、タイトルはジェネシスの 「The Lamb Lies Down On Broadway」のもじりです。バッハやメンデルスゾーンなどさまざまな音楽を断片的に引用しなが ら、リコーダーを“正気を逸した声”を発する楽器として扱った上で、ポップミュージックの要素も感じさせるジャンルレスな作品です。エ レクトリック・チェロを用いた「暗闇の4つのレッスン」、相反する言葉が並んだタイトルがユニークな「ドグマティック・プレジャーズ」と、ど の作品もポップスやジャズを含む現代の音楽語法を用いた楽しいものばかり。ただし、ボロン自身は、自作を「クロスオーバー」と考 えるべきではないと語っています。何と呼ぶのが最もふさわしいのかは、聴き手の判断に任されることでしょう。
NAXOS-8.573985
(1CD)
ミャスコフスキー/グラズノフ:チェロのための作品集
ミャスコフスキー: チェロとピアノのためのソナタ 第1番 Op.12(1911)
 チェロとピアノのためのソナタ 第2番 Op.81(1948)
グラズノフ(1865-1936):2つの小品 Op.20(1888)
吟遊詩人の歌 Op.71(1900)
アンドレアス・ブランテリド(Vc)
ベンクト・フォシュベリ(P)

録音:2019年12月27-30日
近代ロシアを代表する2人の作曲家、ミャスコフスキーとグラズノフのチェロ作品を集めた1枚。 ミャスコフスキーは27曲の交響曲を作曲したことで知られる人。ペテルブルク音楽院ではプロコフィエフと同級であり、学生 時代から意気投合し、生涯にわたる友情を結んだというエピソードも知られます。19世紀初頭には先鋭な響きを模索しま したが、1930年代には政府の方針もあって、若干古典的な作風に戻っており、ここで聴ける2曲のチェロ・ソナタも調性感 を持つ聴きやすい音楽になっています。 グラズノフも生涯保守的な作風を守った人で、作品はどれも平穏な雰囲気を持っています。とりわけこの「2つの小品」は民 謡風の旋律を自由に扱った美しい作品。「吟遊詩人の歌」も哀愁溢れる魅力的な小品です。スウェーデン=デンマーク 人チェリスト、アンドレアス・ブランテリドの美音をお楽しみください。dB Productuinsから多数のアルバムをリリースするス ウェーデンのピアニスト、フォシュベリの伴奏も聴きどころです。
NAXOS-8.574149
(1CD)
リスト:ピアノ作品全集 第55集
エドゥアルド・ラッセンの音楽からヘッベルの「ニーベルンゲン」とゲーテの「ファウスト」より第1曲 ニーベルンゲン S496/1/R176/1(1878)
エドゥアルド・ラッセンの音楽からヘッベルの「ニーベルンゲン」とゲーテの「ファウスト」より第2曲 ファウスト S496/2/R176/2(1878)
エドゥアルト・ラッセンのカルデロンの幻想的演劇『全ての魔法に勝る愛』のための交響的間奏曲S497/R175(1882)
オペラ・アリアと変奏曲のスケッチ S701h/1 (断章)(作曲年不明)
マイアベーア - 歌劇「悪魔ロベール」の地獄のワルツ S701h/2 (断章)(作曲年不明)
ドニゼッティの歌劇「ルクレツィア・ボルジア」のモティーフによる幻想曲 S400/R154
(「ルクレツィア・ボルジア」の回想の第1稿:第2番 シャンソンとブーレ-デュオ-フィナーレ)(1840)
ドニゼッティ-「ルチア」と「パリジーナ」の2つのモティーフによるワルツ・カプリース S401/R155(1842)
ウェーバー - 劇音楽『プレチオーザ』から「孤独なり我は、ひとりにあらねども」 S453/R286(1848)
メンデルスゾーン-劇付随音楽『夏の夜の夢』-結婚行進曲と妖精の踊り S410/R219(1849-50)
アンドレイ・イヴァノフ(P)

録音:2019年7月29-31日
リストのピアノ曲全集、今作は彼と同世代の作曲家たちのオペラや劇音楽のピアノ版編曲という、リストが最も得意とした 分野の作品を集めた1枚。その中の一人、エドゥアルド・ラッセンはデンマーク生まれの作曲家。リストは彼の才能を見抜 き、当時のワイマール宮廷楽長の代理として推薦、自作の歌劇を指揮するように薦めたほどです。ラッセンが作曲した一連 の「ファウスト」の音楽は当時高い人気を誇り、リストもこれらの曲の一部をピアノ用に編曲しました。また、ヘッベルの「ニー ベルンゲン」は1861年に初演された戯曲で、ラッセンは序曲を含む11曲の音楽を劇のために買いており、リストはその中 の2曲を編曲しています。ここでのリストの編曲は、若い頃のような派手な技巧を駆使することなく、落ち着いた味わいを 持っています。後半のドニゼッティやウェーバー、メンデルスゾーン作品の編曲は、リストの面目躍如といった華麗な作品。中 でも「結婚行進曲」では付点リズムの使い方がユニークな味わいを見せています。1990年、ベラルーシ生まれのイヴァノフ はセンスの良いリズム感でこの曲をスマートに仕上げました。アルバムに添えられた2曲のフラグメント(断片)は恐らくリスト の若い頃の作品。完成していたらどれほど素晴らしい曲になっていたことでしょうか。
NAXOS-8.573870
(1CD)
ニールセン:ヴァイオリン作品全集
ヴァイオリン・ソナタ第1番イ長調 Op.9,FS 20 CNW63(1895)
ヴァイオリン・ソナタ第2番Op.35,FS 64 CNW64(1912/1919)
前奏曲、主題と変奏曲 Op.48,FS 104 CNW46(1922-23)
前奏曲とプレスト Op.52,CNW47(1927-28)
ヴァイオリン・ソナタ ト長調 FS 3b CNW62(1881-82)
ロマンス ニ長調 CNW61(作曲年不明)
ロマンス ト長調 CNW60(1888)…世界初録音
ポルカ イ長調 FS 1 CNW44(1873頃)…世界初録音
挨拶(断章)CNW45(1890)…世界初録音
ハッセ・ボロプ(Vn)
アンドリュー・ストープ(P)

録音:2019年3月14-16日、2019年4月13-14日
幼少期から優れた音楽的才能を発揮したニールセン。中でも彼が最も得意としたのはヴァイオリンの演奏でした。20代か ら30代にかけてデンマーク王立Oで第2ヴァイオリン奏者を務め、ヴェルディのオペラのデンマーク初演に携わるなど プロの奏者として活躍しただけあって、彼のヴァイオリン作品には、楽器を知り尽くした人ならではの旋律の歌わせ方が随所 に感じられます。 このアルバムには彼が作曲したヴァイオリンのための作品を全曲収録。初期の作品、ト長調ソナタからはモーツァルトの香り が漂いますが、円熟期の作品「ヴァイオリン・ソナタ第2番」はニールセンが模索した「発展的調性」(調性からの離脱)が 見られるだけでなく、後に友人のアドヴァイスにより、若干冗長であった第1楽章に大きな変更が加えらるなど、作品の完成 度を高めるためのさまざまな工夫が凝らされています。後期の作品48と作品52はバッハ作品から想起されたものですが、 特殊奏法やダブルストップなどが多用された実験的、かつ後期のニールセン作品が持つ独自の晦渋な作風が模索された 作品です。デンマーク出身、アメリカを中心に活躍するヴァイオリニスト、ハッセ・ボルプの味わい豊かな音色が耳に残りま す。
NAXOS-8.574213
(1CD)
フックス(1847-1927):ヴァイオリン・ソナタ 第1番-第3番
ヴァイオリン・ソナタ第1番嬰ヘ短調 Op.20(1877)
ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ長調 Op.33(1883)
ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調 Op.68(1901)
チョン・ヘジン(Vn)
ウォーレン・リー(P)

録音:2019年11月24-26日
ロベルト・フックス(1847-1927)はオーストリアの作曲家。彼の卓越した作曲技術は、滅多に人を褒めることがなかったブ ラームスでさえをも感嘆させたといいます。とりわけオーケストラ作品における音の使い方が見事で、彼のセレナードは当時 大人気を獲得しました。またウィーン音楽院の楽理科教授として多くの生徒を指導したことでも知られ、その中には20世 紀音楽を牽引した音楽家たち、マーラー、ヴォルフ、シベリウス、ツェムリンスキー、マデトヤ、コルンゴルトなど錚々たる名前 も見られます。作曲家としては前述のセレナードを始め、多くの作品を残しており、この24年間に渡って書かれた3曲のヴァ イオリン・ソナタは、フックスの美質である緻密な構成と繊細な響きが際立つ魅力的な作品。時折聞こえてくるハンガリー民 謡風の旋律も印象に残ります。演奏しているチョン・ヘジンは香港舞台芸術アカデミー(HKAPA)で西崎 崇子に学ん だヴァイオリニスト。豊かな表現力と美しい音色が特徴です。
NAXOS-8.660476
(1CD)
ブロンザルト(1840-1913):歌劇「イェリーとベーテリー」全1幕(1871-72) イェリー…ハリー・ファン・デア・プラス(T)
ベーテリー…キャロライン・ブルカー(S)
トーマス…ローレンス・カレイジアン(Br)
父…ゼンケ・タムス・フライアー(Bs)
子…トルステン・エデン(Boy-S)
ダリオ・サルヴィ(指)
マルメ歌劇場O

録音:2019年7月29日-8月2日
スウェーデン人の両親を持ち、ロシアのサンクトペテルブルクで生まれたインゲボルク・フォン・スタルク。熱心な音楽愛好家の 父母のおかげで、14歳の時にはすでに優れた演奏家として知られるまでになった彼女は、更なる飛躍を求め1858年にワ イマールへ留学。偉大なフランツ・リストにピアノを師事します。ライプツィヒ、ドレスデン、パリでコンサートデビューした後、 1861年には、リストの取り巻きの一人、ハンス・ブロンザルト・フォン・シェレンドルの2番目の妻となり、更に華々しい活躍が 期待されましたが、1867年に夫がハノーファー王立劇場の総監督に就任したことで、国家政策のため、公の場で演奏す ることを禁じられてしまいました。その後の彼女は作曲をすることで、その芸術的才能を磨き、歌劇をはじめ50曲以上の歌 曲などを発表。1873年に初演されたゲーテの戯曲に基づく歌劇「イェリーとベーテリー」は大成功を収めました。山奥で年 老いた父と暮らすベーテリー、彼女に恋心を抱く農家の息子イェリー。イェリーの友人の退役軍人トーマス。この3人の恋模 様が描かれたこの歌劇は、歌の間に対話が組み込まれたジングシュピールの伝統に属しており、ウェーバーやワーグナーを 思わせる美しい旋律に満ちています。
NAXOS-8.574206
(1CD)
ヴィドール(1844-1937):オルガン交響曲集 第3集
オルガン交響曲第7番イ短調 Op.42, No.3(1885)
ゴシック交響曲 Op.70(1895)
クリスティアン・フォン・ブローン(Org)

録音:2019年8月25日聖ヨーゼフ教会、サンクト・イングベルト、ドイツ
ヴィドールのオルガン交響曲集の第3集。今作に収録されているのは第7番と実質上の「第9番」である「ゴシック交響 曲」。第7番では、冒頭の力強いパッセージが全体を牽引し、時に現れる平穏な雰囲気さえも、荒々しくかき乱しながら 終盤のクライマックスへと進んでいきます。オルガンの響きを極限まで生かしたドラマティックな音楽が強い印象を残します。ゴ シック交響曲も緊張感に満ちたフレーズで幕を開け、美しいアンダンテ楽章を経て、壮大な終楽章へと向かいます。最終 楽章の冒頭はシンプルなコラールが置かれていますが、さまざまな変奏を経て絢爛たるトッカータへと導かれるという構成に なっており、奏者に非常に高い演奏技術を要求しつつ、巨大なオーケストラに匹敵する音響効果を引き出しています。タ イトルの「ゴシック」とは、もともとはルーアン大聖堂の広大なゴシック様式の礼拝堂を指していますが、曲全体はグレゴリオ 聖歌に基づく主題に拠っています。ヴィドールはこの作品をとても愛しており、自身のコンサートで頻繁に演奏したという記 録が残っています。ドイツを中心にオルガニスト、教師として活躍するブローンの演奏で。
NAXOS-8.574029
(1CD)
シューマン:歌曲集 第9集
ロマンスとバラード 第2集 Op.49(1840)
2つのバラード Op.122 - No. 1. 荒野の少年のバラード(1852-53)
ロマンスとバラード 第1集 Op.45
2つのバラード Op.122 - No. 2. 逃亡者(1852-53)
5つのリート Op.40(1840)
美しいヘートヴィヒ Op.106(1849)
3つの歌 Op.31 - No. 3. 赤毛のハンナ(1840)
4つの驃騎兵の歌 Op.117(1851)
歌人の呪い Op.139 - No. 7. バラード(声とピアノ版)(1852)
デトレフ・ロート(Br)
ウルリヒ・アイゼンロール(P)

録音:2018年11月5-8日
シューマンの歌曲が文学的にも優れているとされるのは、彼が選択したテキストによるものです。この第9集でもハイネやシ ラー、アイヒェンドルフなどの詩が使われており、シューマンはこれらに素晴らしい曲を付けています。中でもよく知られているの が、作品番号49のロマンスとバラード。“ラ・マルセイエーズ”の旋律が効果的に用いられた「二人の擲弾兵」はもちろんのこ と、2人の兄弟が同じ少女を好きになったため、決闘で決着をつけるという「憎み合う兄弟」のような、物語りに沿った劇的 な音楽がつけられているのも、シューマンの才能ならではのものでしょう。アルバムではバリトンのデトレフ・ロートが情感豊か な歌を歌い、ピアノのアイゼンロールが当意即妙のピアノを聴かせます。

NAXOS 2020年8月発売
NAXOS-8.574085(1CD)

NYCX-10157(1CD)
国内盤仕様
税込定価
ファジル・サイ(1970-):ヴァイオリン作品全集
ヴァイオリン・ソナタ 第2番「カズ山」Op.82(2019)…世界初録音
クレオパトラ Op.34(2010)
ヴァイオリン・ソナタ 第1番Op.7(1997)
ヴァイオリン協奏曲「ハーレムの千一夜」Op.25(2007)
フリーデマン・アイヒホルン(Vn)
ファジル・サイ(P)
アイクット・コセレルリ (パーカッション)
クリストフ・エッシェンバッハ(指)
ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送PO

録音:2019年11月25日、2019年4月23-24日、2019年4月24日、2019年2月18-19日
※国内仕様盤には日本語解説付き
鬼才ピアニストとして知られ、数多くのファンを持つトルコ出身のファジル・サイ。彼は同時に優れた作曲家として数 多くの作品を発表しています。1997年に書かれた、青春期特有の若々しい感性に満ち溢れたヴァイオリン・ソナ タ第1番は、トルコのモティーフが効果的に用いられており、とりわけ、第2楽章は「トルコの宮殿で演奏されるジャ ズ」を思い起こさせるユニークな曲。第4楽章にはサイの人気曲「ブラックアース」そっくりのフレーズも聞かれます。 最新作のヴァイオリン・ソナタ第2番「カズ山」は古くから信仰の対象であったトルコの「カズ山」に分布する金鉱を 採掘するために大規模な森林伐採が行われたことを嘆いたサイが、メッセージを込めて書き上げたもの。印象的 なピアノの強烈な打鍵で幕を開け、第2楽章でのヴァイオリンが奏でる鳥の声や、舞曲を思わせる第3楽章のテー マなど、さまざまなエピソードが盛り込まれており、作品は演奏者アイヒホルンに捧げられています。ソナタの伴奏を サイ自身が務