湧々堂HOME 新譜速報 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック 廉価盤 シリーズ
旧譜カタログ チャイ5 殿堂入り 交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック


室内楽曲・新譜速報1


※発売済のアイテムも含めて、約3ヶ月間掲載しています。
※新しい情報ほど上の段に記載しています。
※表示価格は全て税込みです。





DOREMI
DHR-8197(2CD)
マルタ・アルゲリッチ&イヴリー・ギトリスLive
(1)モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ ト長調 K.301
 ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調 『春』 Op.24より 第4楽章 ロンド
(2)ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調 『クロイツェル』 Op.47
クライスラー:愛の悲しみ
(3)ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調 L.140
(4)クライスラー:美しきロスマリン
 愛の悲しみ
(5)チャイコフイスキー:ヴァイオリン協奏曲
(6)クライスラー:美しきロスマリン
(7)ギトリス:東風-西風 〜東洋と西洋の密なる出会いと幻想
マルタ・アルゲリッチ(P)
イヴリー・ギトリス(Vn)

(1)録音:2006年6月14日/ルガーノ
(2)録音:2003年6月7日/ルガーノ
(3)録音:2004年6月26日/ルガーノ
(4)録音:2011年7月26日/ヴァルビエ
(5)ポール・ロビンソン(指)トロントPO
 録音:1990年11月18日/トロント、マッセイ・ホール
(6)録音:2011年6月19日/ルガーノ
(7録音:2008年6月11日/ルガーノ
アルゲリッチとギトリスの貴重な共演音源を収録。比較的新しい録音が入っているのがDOREMIとしても珍しいです。 (Ki)

MDG
MDG-92722766
(1SACD)
ベートーヴェン(フンメル編):交響曲第2&5番
交響曲第2番op.36(32'37)
交響曲第5番op.67(31'45)
アンサンブル1800ベルリン【アンドレア・クリッツィング(フルートトラヴェルソ)、トーマス・クレッチマー(Vn)、パトリック・ゼペック(Vc)、ルーカス・ブロンディール(フルテピアノ)】
モーツァルトの弟子でベートーヴェンのライバルであったヨハン・ネポムク・フンメル。モーツァルトにピアノを師事し、アルブレヒツベルガーに 対位法、サリエリに声楽作品、ハイドンにオルガンを学ぶ。さらにベートーヴェンと並び称されるピアニストでもありました。また師ハイドンの後継としてエステルハー ジ家の宮廷楽長に就任。その後ワイマールの宮廷楽長を務めるなど古典派からロマン派へと移行する過渡期にあって重要な位置にあった人物です。作品は交響曲 を除く全てのジャンルを手がけ、作品数は200曲以上。その多くはピアノ作品でありました。
現代ではディスク配信など“音楽の再生装置”の恩恵を受けて、オペラや交響曲をはじめとする大編成の音楽も家庭で手軽に鑑賞できます。しかし18世紀半ば にはこうした大編成の音楽の再生は、それを小さな規模に編曲した合奏や独奏によって行なわれていました。また、それらの大編成ものの編曲版は当時の出版社 にとって大きな収入源でもありました。そうした背景からフンメルもモーツァルトやベートーヴェンのオーケストラ作品を室内楽用に編曲しています。フンメルはベー トーヴェンの交響曲第1〜7番までをフルート、ヴァイオリン、チェロとピアノ用に編曲しています。今回オリジナル楽器で18世紀の作品を演奏しているベルリンを 拠点とするアンサンブル1800が録音を開始します。 (Ki)

MDG
MDG-60322662(1CD)
20世紀初頭の音楽 / ソニック・アート・サクソフォン四重奏団
マックス・ブティング(1888-1976):陽気な音楽Op.38(ラジオ第2放送の音楽)(アンネグレート・トゥリー編)
アイスラー:組曲(シュテッフェン・シュライエルマッヒャー編)
アレクサンドル・モソロフ(1900-1973):3つの小品Op.23a(シュテッフェン・シュライエルマッヒャー編)
バルトーク:ルーマニアのクリスマス・キャロル(シュテッフェン・シュライエルマッヒャー編)
ハンス・ガル(1890-1987):5つの間奏曲Op.10(アンネグレート・トゥリー編)
ショスタコーヴィチ:ジャズ組曲第1番(クリストフ・エンツェル編)
ソニック・アート・サクソフォン四重奏団【エイドリアン・トゥリー(ソプラノ・サックス)、アレクサンダー・ドロシュケヴィッチ(アルト・サックス)、安泰旭(テナー・サックス)、アンネグレート・トゥリー(バリトン・サックス)】
2005年に結成されたサクソフォン四重奏団「ソニック・アート」。現在活動拠点はベルリンですが、メンバーの出身地はベラルーシ、オーストラリア、日本、ドイ ツという国際色豊かなアンサンブル。結成以来、クラクフ国際室内楽コンクール第1位およびグランプリ、ドイツ音楽週間賞、ベルガモ・クラシック音楽賞など国際 的なコンクールで数々の賞を獲得、またシュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭、クルト・ヴァイル音楽祭、など世界各地の音楽祭に出演し、その実力を認められて います。バロックから現代とレパートリーは幅広く、映画音楽も手がけるなど、彼ら独自のスタイルを持ち精力的に活動を行っています。本盤は「黄金の20年代」 とも呼ばれる20世紀初頭の音楽をサクソフォン4本に効果的に編曲し、色彩豊かな表現で鮮やかに演奏します。 (Ki)

CAvi music
85-53523(7CD)
モーツァルト:弦楽四重奏曲全集(第1番〜第23番) アルミーダSQ

録音:2014年〜2021年
ヘンレ社&音楽学者のヴォルフ=ディーター・ザイフェルトとの共同プロジェクトによる、アルミーダSQの『モーツァルト:弦楽四重奏曲集』(全5巻)がCD7枚組の全集となって登場!アルミーダSQは、ヘンレの新しい原典版モーツァルト弦楽四重奏曲全集のコンサルタントとしての役割を果たすなど、音楽の技術面でも最前線におり、演奏家と音楽学者との密接なコラボレーションにも積極的に取り組んでいます。彼らはモーツァルトの原典にあたることで、これまで見落とされていた細部を発見し、各パッセージを刺激的な、新たな方法で解釈することができるようになったのです。
「弦楽四重奏の父」であるハイドンのオペラにちなんで名付けられ、2006年にベルリンで設立されたアルミーダSQは、2012年にARDミュンヘン国際音楽コンクールで1等賞と聴衆賞、更に6つの賞を受賞しカルテットとしての華々しいキャリアをスタートさせました。2014年〜2016年にはBBCの「ニュー・ジェネレーション・アーティスト」に選ばれています。これまでC'AV-iレーベルを中心に10枚ほどのCDをリリースしていますが、中でもモーツァルトの弦楽四重奏曲集は第3巻(8553032)がBBCミュージック・マガジン「Instrumental Choice」、第4巻(8553205)がオーパス・クラシック賞「Chamber Music」「Classical Without Borders」、第5巻(8553496)がレコード芸術の海外盤Review特選に選ばれるなど、特に高い評価を得ています。

GWK
GWK-158(1CD)
天頂
ホルヘ・ヒメネス(b,1978)&ビーバー:パッサカリアT
ヨハンネス・チコーニア(c.1370-1412):太陽の光
チック・コリア:子供の歌第4番
ホルヘ・ヒメネス&ビーバー:パッサカリアU
バルトーク:飾り帯の踊り、トランシルヴァニアの踊り(44のデュオ より)
ホルヘ・ヒメネス&ビーバー:パッサカリアV
作曲者不詳:トリスタンの哀歌
ホルヘ・ヒメネス&ビーバー:パッサカリアW
チック・コリア:子供の歌第1番
ベリオ:Peppino
ホルヘ・ヒメネス&ビーバー:パッサカリアX
バルトーク:ゆりかごの歌(44のデュオ より)
クリストス・ハツィス(b.1935):ナディール
サティ:ジムノペディ第1番
アンナ・シュテーグマン(リコーダー)、
ホルヘ・ヒメネス(Vn、ヴィオラ、ヴィエール、エレクトロニクス)

録音:2021年7月7日-8日、Schuilkerk De Hoop(ディーメン、オランダ)
デイリー・テレグラフ紙に“シュテーグマンは、特にヴィヴァルディのソプラノ・リコーダーのための協奏曲ハ長調の見事な演奏で、そのヴィルトゥオジティのある第1楽章の後にさらなる熱狂的な喝采をもたらし、午後のスターの一人であることを証明した。”と絶賛されたリコーダー奏者、アンナ・シュテーグマン。ヴァイオリニストのホルヘ・ヒメネスとのデビュー・アルバム「LUNARIS」に続いて、彼女らならではの慣習や様式を超えたユニークな音世界を再び創造しています。14世紀から現代に至るまでのピアノやヴァイオリンのための様々な作品が印象的な編曲で並べられ、中世のメロディーとホルヘ・ヒメネスによる電子音が混ざり合うなど、その時代を超越したプログラムに魅了されます。

RUBICON
RCD-1105(1CD)
オブスキュラス〜近現代のトランペット作品集
ヤナーチェク:霧の中で(ハンフリス編)
マックスウェル・デイヴィス:羊と岸辺の間にある荒れ果てた礼拝堂のための連祷
メシアン:ヴォカリーズ - 練習曲
フィリッポス・ラスコヴィッチ:オストリア
レスピーギ:古風な舞曲とアリア 第1組曲(ハンフリス編)
武満徹:径(みち) - ルトスワフスキの追憶に
ルーシー・ハンフリス(Tp)、
ハリー・ライランス(P)
英国で最もエキサイティングかつ多才な若手トランペット奏者の一人、ルーシー・ハンフリスの最新アルバム『オブスキュラス』!「曖昧さ、不明瞭さ」をコンセプトにした本作では、20世紀と21世紀の素晴らしいトランペット作品を紹介するとともに、他の楽器のためのクラシック作品をトランペット用にアレンジして再創造しています。どれも独特な存在感を持つ作品ばかりですが、彼女の新鮮で独創的なアプローチによって、新たな命が吹き込まれています。霧に包まれたおぼろげな形から、死の向こう側まで、リスナーを未知の世界へと誘う1枚です。

Signum Classics
SIGCD-738(1CD)
スタンリー・シルバーマン:ピアノ三重奏曲集
ピアノ三重奏曲第2番「Reveille」(2011/2017)*
ピアノ三重奏曲第1番 「In celebration」(1989)
カリヒシュタイン=ラレード=ロビンソン・トリオ、スティング*

録音:2016年12月(第2番)、1995年12月(第1番)
ゲストアーティストにスティングを迎えた、カリヒシュタイン=ラレード=ロビンソン・トリオの最新アルバム。本作にはアメリカの著名な作曲家スタンリー・シルバーマン(1938-)が作曲した2つのピアノ三重奏曲が収録されています。第4楽章にスティングが参加する「ピアノ三重奏曲第2番」は、息子のベン・シルバーマン(テレビや映画の制作および配給会社であるReveilleの創設者)からの委嘱によるもので、2011年9月14日に9.11の10周年を記念して、スティングをゲストに迎えたトリオで初演されました。「ピアノ三重奏曲第1番」は、「何かジャジーな曲を書いて欲しい」というカリヒシュタイン=ラレード=ロビンソン・トリオのリクエストに応えたもので、彼らに捧げられています。いずれも難解さのない、洗練された曲調の作品です。40年以上にわたって共に活動し、数々の受賞歴をもつトリオの演奏でお楽しみください。

Signum Classics
SIGCD-734(1CD)
ヴォーン・ウィリアムズ&グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ集
ヴォーン・ウィリアムズ:ヴァイオリン・ソナタ イ短調
グリーグ
:ヴァイオリン・ソナタ第2番 ト長調 Op.13、
 「ペール・ギュント」よりソルヴェイグの歌(編曲:チャーリー・シーム)
チャーリー・シーム(Vn)、
イタマール・ゴラン(P)

録音:2022年2月14日-16日、サフロン・ホール(イギリス)
若きヴァイオリニスト、チャーリー・シームは1986年にロンドンで生まれ3歳からヴァイオリンを始めました。1998年から2004年までロンドンの王立音楽大学でイツァーク・ラシュコフスキに、2004年からはシュロモ・ミンツに師事し研鑽を積みました。LSO、ロッテルダム・フィル、ロイヤル・フィルといった主要なオーケストラと共に、シャルル・デュトワ、エドワード・ガードナー、ズービン・メータ、ヤニック・ネゼ=セガン、ロジャー・ノリントンらの巨匠たちと共演しています。
Signumレーベルでの第2弾となった前作、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲(SIGCD-704/PSIGCD-704)ではピツィカート誌の4つ星を獲得するなど、高い評価を得ました。今作ではSignumレーベル第1弾となった小品集(SIGCD-652)で共演したイタマール・ゴランとの共演によるヴォーン・ウィリアムズとグリーグのヴァイオリン・ソナタ集です。イタマール・ゴランは、ワディム・レーピン、マキシム・ヴェンゲーロフ、庄司紗矢香などの名手との共演でも知られている室内楽のスペシャリストであり、チャーリー・シームともこれまでに度々共演してきました。そのチャーリー・シームのロマンティックな音色を存分に活かして息の合った演奏を繰り広げます。
Signum Classics
SIGCD-733(3CD)
ベートーヴェン:後期弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲第12番 変ホ長調 Op.127
弦楽四重奏曲第14番嬰ハ短調 Op.131
弦楽四重奏曲第13番変ロ長調 Op.130
大フーガ 変ロ長調 Op.133
弦楽四重奏曲第15番イ短調 Op.132
弦楽四重奏曲第16番ヘ長調 Op.135
カリドルSQ

録音:2022年2月4日-8日、ゴア・リサイタル・ホール(アメリカ)
ニューヨークで活動するカリドルSQは、2016年に10万ドルという超高額賞金(室内楽では世界最高額)で知られるM-Prize国際室内楽コンクールで優勝し、国際的なキャリアをスタート。ボレッティ・ブイトーニ財団賞を獲得した最初の北米のアンサンブルとなり、BBCラジオ3のニュー・ジェネレーション・アーティストにも選ばれるなど世界から注目を浴び、2018年には優れた若手演奏家に贈られるエイヴリー・フィッシャー・キャリア・グラントも受賞しています。
Signumレーベルでのベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲録音シリーズの第1弾となる今作では、アルバン・ベルク四重奏団、エマーソンSQ、グァルネリSQなどの往年の名クヮルテットの解釈を参考にしながらも、現在の美学、研究に基づいた独自の解釈で演奏しています。2022年9月にはカーネギーホールで行われたアンドレ・プレヴィンの追悼コンサートでアンネ=ゾフィー・ムターと共演するなど今後の活躍が楽しみなカリドルSQのベートーヴェン・サイクルにご期待ください。

Diapason
DIAP-154(1CD)
モーツァルト:夜曲集

(1)セレナーデ KV525「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
(2)セレナーデ KV286「ノットゥルノ」
(3)セレナーデ KV239「セレナータ・ノットゥルナ」
(4)6つのノットゥルノ KV346/439a、436、437、438、439、549
(5)ラウラに寄せる夕べの想い KV523
(1)フェレンツ・フリッチャイ(指)BPO
録音:1960年
(2)ペーター・マーク(指)LSO
録音:1959年
(3)コリン・デイヴィス(指)フィルハーモニアO
(4)クリスティーネ・シェーファー(S)
グンドゥラ・ハインツ(S)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)、BPO木管グループ
録音:1990年
(5)イルムガルト・ゼーフリート (S)、ジェラルド・ムーア(P)
録音:1950年
フランスの世界的クラシック音楽専門雑誌である「ディアパゾン(DIAP-ason)」が音楽史に輝く名曲の歴史的名演を選出し、新たなマスタリングを施して復刻するシリーズ『レ・ザンディスパンサーブル・ド・ディアパゾン 〜ディアパゾンが選んだ決定盤』。
シリーズの第154巻として登場するのは、セレナーデやノットゥルノを集めたモーツァルトの夜曲集!
白血病のため48歳という若さで亡くなりつつも数々の名盤を生み出したマエストロ、フェレンツ・フリッチャイの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」を始めとして、モーツァルトをそのキャリアの中でも得意中の得意としていたペーター・マークの「ノットゥルノ」を収録!またモーツァルトをレパートリーに持つ名ソプラノ、クリスティーネ・シェーファーに、往年のバリトン歌手ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウの歌声まで収まった決定盤が登場です。

Danacord
DACOCD-946(1CD)
アナス・コペル(b.1947):室内楽作品集

(1)弦楽四重奏曲第4番
(2)マンドリンと弦楽四重奏のための協奏曲
(3)三重奏曲(ヴィオラ、クラリネットとピアノのための)
(1)ナイチンゲールSQ
(2)アロン・サリエル(マンドリン)、アイリスSQ
(3)ケーゲルシュタット三重奏団〔セーアン=フィリプ・ブリクス・ハンセン(クラリネット)、マリーエ・ルイーセ・ブロホルト・イェンセン(Va)、シャロテ・タニング(P)〕
アナス・コペルは、1947年、20世紀のデンマーク音楽を代表する音楽家のひとり、ヘアマン・D・コペルの子として生まれました。1960年代以降、作曲家とミュージシャンとしてさまざまな方法で音楽創造に挑み、1967年にロックグループ「SAV-age Rose」を共同で創設しました。ジャズ、ロック、バルカン音楽から、室内楽、バレエ音楽、映画音楽と、幅広いジャンルを手がけ、思いつくかぎりの楽器のための協奏曲をとっても40を越す作品を書いています。1990年代からは、自身の楽器「ハモンド B3オルガン」による即興音楽と並行して、伝統的な形式による作曲に力を注いでいます。
本アルバムは、アナスの古典的スタイルの室内楽作品を集成。「弦楽四重奏曲第4番」 は、2016年のヘリオス劇場の再開に際し、フォボー音楽協会から委嘱を受けて作曲され、10月30日、ナイチンゲールSQがフォボーで初演しています。「マンドリンと弦楽四重奏のための協奏曲」 は、アラン・シュリンの委嘱作です。シュリンに献呈され、2016年10月25日、彼がホルベク・アンサンブルと共演して初演しました。このアルバムのアロン・サリエル(b.1986)はイスラエルのプレーヤー。アイリスSQはポーランドのアンサンブルです。「三重奏曲」 は、モーツァルトの 「ケーゲルシュタット三重奏曲」と同じヴィオラ、変ロ管クラリネットとピアノのための作品です。モーツァルトの曲にちなむ名前をつけたデンマークの「ケーゲルシュタット三重奏団」の委嘱で作曲され、2020年2月27日、フレゼリクスベアのソールビェア教会で初演されました。

Paladino Music
PMR-0123(1CD)
ボッテジーニ:チェロとコントラバスのための大二重奏曲集
グラン・デュエット 第1番イ長調 BOT115
グラン・デュエット 第2番ニ短調 BOT116
グラン・デュエット 第3番 ホ長調 BOT117(ローラント・フライジッツァーによるチェロとコントラバス版)
マルティン・ルンメル(Vc)、
クリスティーネ・ホック(Cb)

録音:2022年2月、ヴァインベルク城(オーストリア、ケーファーマルクト)
19世紀イタリアの有名なコントラバス奏者・作曲家、ジョヴァンニ・ボッテジーニ(1821-1889)が18歳の頃に作曲した3つの大二重奏曲を収録。オリジナルは2台のコントラバスのための作品ですが、ここではローラント・フライジッツァーによるチェロとコントラバスのための編曲版を収録。マルティン・ルンメルとクリスティーネ・ホックは、楽器のさまざまな技巧を活かした、活気にあふれる演奏で、これらの楽曲の面白味を引き出しています。
20世紀イギリスの大チェリスト、ウィリアム・プリースの高弟であり、Paladinoのオーナーとしても大活躍しているオーストリアの名チェリスト、マルティン・ルンメル。教育者としても活動しつつ、チェロのためのエチュードを多数出版・録音しており、チェロ学習者のみならず、一般のリスナーにもそれらの音楽的魅力を伝えています。特に史上最も優れたチェリストのひとりであったとされるダーヴィト・ポッパー(1943-1913)の作品の約20年に渡る録音は、世界中で称賛されています。

Indesens Calliope Records
INDE-167(1CD)
プーランク:木管楽器のため室内楽作品集
ピアノと木管五重奏のための六重奏曲
オーボエ、ファゴットとピアノのための三重奏曲
オーバード(暁の歌)*
フランス組曲*
*=大滝雄久によるピアノと木管五重奏のための編曲版
モラゲス木管五重奏団【ミシェル・モラゲス(フルート&ピッコロ)、ダヴィド・ヴァルテール(オーボエ&コールアングレ)、パスカル・モラゲス(Cl)、ピエール・モラゲス(Hrn)、パトリック・ヴィレール(Fg)】
エマニュエル・シュトロッセ(P)

録音:2006年5月26-29日、カリエール=シュル=セーヌ音楽院(フランス)
長兄のミシェル、双子兄弟のパスカルとピエールのモラゲス三兄弟を中心として1980年に結成され、フランスを代表する木管アンサンブルとして国際的な活躍を続けているモラゲス木管五重奏団。2006年に録音されたプーランクの室内楽作品集が、上質な管楽器のレコーディングを続々と世に送り出すフランスのレーベル「Indesens(アンデサンス)」から復刻。
メンバー全員が名門パリ音楽院の出身で、さらにはメンバー全員がパリO、パリ・オペラ座O、フランス国立Oといったフランスのトップ・オーケストラで活躍するスーパー・アンサンブル、モラゲス木管五重奏団と、現代フランスを代表するピアニストの一人で、“ピアノを弾く詩人”とも称されるエマニュエル・シュトロッセに
という、管楽器王国フランスが誇る伝統のサウンドとフランス・ピアニズムで奏でるプーランク。
本アルバムは、フランス6人組の一人であるプーランクの最初の室内楽作品の傑作とも言われる三重奏曲から、フランス組曲の木管アンサンブル版(元はピアノ独奏版、小オーケストラ版、チェロとピアノの二重奏版)まで、プーランクが当時のフランス伝統のサウンドを
十二分に活かした名作の数々を、世界最高峰の名手たちの長きにわたり培われてきた絶妙なアンサンブルと、豊かな音楽性で奏でます。

フォンテック
FOCD-9877(1CD)
税込定価
バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ 第2番Sz76
武満 徹:妖精の距離
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第5番ト長調
リスト(ミルシュタイン編):コンソレーション(慰め)第3番 変ニ長調 S172-3
エルンスト(1812-1865):シューベルトの「魔王」による大奇想曲 op.26
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第2番イ長調 op.100
シャノン・リー(Vn)
ジェシカ・オズボーン(P)

録音:2022年9月15〜16日 仙台市宮城野区文化センターパトナホール
2019年6月に開催された第7回仙台国際音楽コンクール。受賞記念リサイタル、および記念レコーデ ィングは、通例翌年おこなわれていましたが、コロナ禍のため数回の延期を重ね、22年9月に実現い たしました。ヴァイオリン部門最高位入賞者シャノン・リーは、東京・仙台でのリサイタルを前にレ コーディングを敢行、演奏至難な独奏曲を含む超絶技巧プログラムを見事に弾ききっています。 21世紀におけるヴァイオリン演奏の可能性を示す、新たなスターの登場です。 (フォンテック)

Pentatone
PTC-5187046(1SACD)
「アメリカン・ラプソディ」
(1)ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
(2)ハリー・バーリー(1866-1949):サウスランド・スケッチーズ
(3)バーバー:「遠足」 Op.20
(4)フローレンス・プライス(1888-1953):ソナタ ホ短調
(5)ビリー・ホリデイ(1915-1959) / アーサー・ハーツォグ・ジュニア(1900-1983) / エリック・ドルフィー(1928-1964):「ゴッド・ブレス・ザ・チャイルド」
(6)デューク・エリントン(1899-1974) / ビリー・ストレイホーン(1915-1967):「サテン・ドール」
(7)デューク・エリントン:イン・ア・センチメンタル・ムード
(8)スティーヴィー・ワンダー(1950-):オーヴァージョイド
(9)キナーン・アズメ(1974-):エアポーツ・フォー・リード・クインテット
(10)ムーンドッグ(1916-1999):ニュー・アムステルダム

編曲:(1)(6)(8)(9)(10)ラーフ・ヘッケマ、(2)-(5)イェルテ・アルトゥイス、(7)オリヴァー・ボエクホールン
カレファックス・リード五重奏団
【オリヴァー・ボエクホールン(オーボエ 、コーラングレ 、ドゥドゥク)、バート・デ・カーテル(Cl)、ラーフ・ヘッケマ(アルト・サクソフォン、ヴォイス)、イェルテ・アルトゥイス(バス・クラリネット)、アルバン・ウェスリー(バスーン)】

録音:2022年7月/ドープスゲツィンデ教会(ハーレム)
「ポップスのメンタリティを備えたアンサンブル」と評され、圧倒的なテクニックで奏でるアンサンブルで高い評価を得ているリード五重 奏団“カレファックス”。
当アルバムはアメリカに焦点を当て、20世紀から現代までアメリカ音楽史を辿る実に興味深い内容!収録曲はガーシュウィンの名曲「ラプソディ・イン・ブルー」、 アフリカ系アメリカ人女性作曲家の第一人者フローレンス・プライスのソナタ、バーバーの「遠足」などのクラシックだけでなく、ジャズのビリー・ホリデイ、デューク・ エリントンの名ナンバー、さらにはスティーヴィー・ワンダー、ムーンドッグなど、アメリカ音楽を語る上で欠かせない作品を色彩豊かに奏でております。ジャンルを 超えた作品をここまで自由自在に演奏できるのは流石、カレファックスと申せましょう。
当団はこれまでMDGレーベルから数多くリリース。近年はPENTATONEレーベルから『隠された秘宝』(KKC-6198 / PTC-5186696)、『ディドとエネ アス』(PTC-5186758)、『バッハの音楽の捧げもの』(廃盤)をリリースしており、当アルバム『アメリカン・ラプソディ』は第4弾となります。リード・ファン はもちろんのこと、オーディオ・ファンにもおすすめしたいディスクです! (Ki)

ALBANY
TROY-1904(1CD)
トランペットとブラスのための音楽集
(1)デイヴィッド・シェーファー:シンシナトゥス・ファンファーレ
(2)エリック・モラレス:エラのために、
(3)エリック・モラレス:ブラック・バユー・ビグネッツ
(4)スティーヴン・セルパ:山の牧歌
(5)ダグラス・ヘドウィグ:ウッドマーヤ
(6)ジャン=フランソワ・ミシェル:スカラムーシュ
(7)ダグラス・ヘドウィグ:オブシディアン
(8)ダグラス・S・ブリストル:3つのスケッチ
(9)ハンナ・ライス:自由に
(10)ジェームズ・M.スティーヴンソン:金色のファンファーレ
(11)ダグラス・ヘドウィグ:魂の音楽
(12)ジョセフ・トゥリン:おお、来たれ、私の中に住め
(13)キース・カーンズ:探偵小説
エリック・シーレヴェルド(トランペット、フリューゲル・ホルン)
(1)(5)(10)アルトゥス・トランペット・アンサンブル
(2)(4)(6)(12)ジャスティン・ハヴァード(P)
(3)ブラック・バユー・ブラス
(8)クレヴェ四重奏団
(11)ポール・イーチャス(語り)
(12)アダム・ジョンソン(Tb)
(13)ラグニアッペ・ブラス

録音:2022年2月27、28日、5月1日
トランペット奏者エリック・シーレヴェルドのソロを中心としたブラス・アンサンブルのための曲 を収めたアルバム。アメリカの様々な作曲家のトランペット、ブラスの作品が聴ける。エリック・シ ーレヴェルドはニューヨークのブロンクス歌劇場O、ブロンクスOの首席奏者を 務める他、ゴッサム金管五重奏団、オーガニック五重奏団のリーダーを務めています。煌びやか なトランペットの響きが楽しめる一枚。
ALBANY
TROY-1905(1CD)
ヴィクトリア・ボンド(b.1945):作品集
(1)「青と緑の音楽」
(2)「芸術と科学」
(3)「古い陸地から」
(4)「飛ぶ夢」
(1)(4)カッサートSQ
(2)(4)マイケル・ケリー(Br)
ブラッドリー・ムーア(P)

録音:2018-2021年
ヴィクトリア・ボンドはアメリカの指揮者、作曲家。ジュリアード音楽院でロジャー・セッションズ に学んだ。このアルバムには彼女の近作が収められており、セッションズ譲りの堅実で新古典 主義的な作風が彼女の持ち味と云えます。二つの弦楽四重奏曲は時に新ロマン主義、表現主義 的に変化するバラエティに富んだ音楽。

LE PALAIS DES DEGUSTATEURS
PDD-029(1CD)
ロパルツ:チェロ・ソナタ第2番イ短調
マニャール:チェロ・ソナタ Op.20イ長調
アラン・ムニエ(Vc)、
アンヌ・ル・ボゼック(P/1917年製プレイエル)

録音:2021年6月13-15日/クーヴァン・デ・ジャコバン、メゾン・ジャボ、ボーヌ(フランス)
フランスが生んだチェロの巨匠アラン・ムニエ。2022年、傘寿を祝うリリース(録音は2021年)は19世紀同時代を生きたロパルツとマニャールのチェロ・ソ ナタ!共演はアンヌ・ル・ボゼックで1917年製のプレイエルを演奏しております。
ロパルツはパリ音楽院で学び、フランクかから影響を受けた作曲家。チェロ・ソナタ第2番は非常に美しく抒情性をもった作品です。一方マニャールも同学院で 学びマスネに師事。その後フランクに系統し、ダンディに師事しています。
非常に清らかなアラン・ムニエのチェロと知的にして表現力豊かなアンヌ・ル・ボゼックが奏でる極上のフランス音楽をご堪能ください。
二人が演奏する「フォーレ、シュミット、ケックラン」(PDD-019)も好評発売中です!キ

H.M.F
HMM-902396(2CD)
An Unexpected Mozart〜想定外のモーツァルト
■CD1
モーツァルト:教会ソナタ第13番ハ長調 K.329〔ヴァイオリン、オーボエ、ホルン、トランペット、ティンパニ、通奏低音、オルガン〕
 教会ソナタ第1番変ホ長調 K.67〔ヴァイオリン、オルガン〕
 教会ソナタ第14番ハ長調 K.328〔ヴァイオリン、通奏低音とオルガン〕
 プレリュード断片 K.624(Cemb)
 アリエット「鳥たちよ、毎年」(ソプラノ&チェンバロ)
 ジーグ ト長調 K.574(Cemb)
C.P.E.バッハ:ロマンス、12の変奏「コリンは16歳になったばかりだというのに」〔ソプラノ、チェンバロ〕
モーツァルト:教会ソナタ第8番へ長調 K.244〔ヴァイオリン、通奏低音とオルガン〕
ハイドン:笛時計のための作品 Hob.XIXより第13番 ハ長調、第2番ヘ長調、第23番ハ長調〔オルガン〕
モーツァルト:教会ソナタ第10番ハ長調 K.263〔トランペット、ヴァイオリン、通奏低音、オルガン〕
 ソルフェッジョ 第2番ヘ長調 K.393〔ソプラノ、オルガン〕
 教会用歌曲「おお、神の子羊」K.343-1〔ソプラノ、フォルテピアノ〕
 クラヴィーアのための組曲より「序曲」 K.399〔スクエア・オルガン〕
 クラヴィーアのための小葬送行進曲 ハ短調 K.453a〔スクエア・オルガン〕
ハイドン:笛時計のための作品 Hob.XIXより第27番 ト長調、第25番ニ長調〔オルガン〕
モーツァルト:教会ソナタ第4番ニ長調 K.144〔ヴァイオリン、通奏低音、オルガン〕
 アンダンテ ヘ長調 K.616〔オルガン〕
 教会ソナタ第15番ヘ長調 K.224〔ヴァイオリン、通奏低音、オルガン〕
■C2
モーツァルト:アダージョ ハ長調 K.356〔グラスハーモニカ〕
 教会ソナタ ニ長調 K.69〔ヴァイオリン、通奏低音、オルガン〕
 アダージョとアレグロ ヘ短調 K.594〔オルガン〕
 教会ソナタ第17番ハ長調 K.336〔ヴァイオリン、通奏低音、オルガン〕
 アダージョ ハ短調K.546(カンブラー編)とフーガ ハ短調 K.426〔2台チェンバロ〕
C.P.E.バッハ:ファンタジア「生きるべきか、死ぬべきか」Wq.202(ハムレット・ファンタジー)〔バリトン、チェンバロ〕
モーツァルト:リート「おいで、いとしのツィターよ」K.351〔バリトン、マンドリン〕
 ファンタジア ヘ短調 K.608〔オルガン〕
 教会ソナタ第2番変ロ長調 K.68〔ヴァイオリン、通奏低音、オルガン〕
 アリエット「淋しく暗い森で」K.308〔バリトン、フォルテピアノ〕
 リート「満足」K.349〔バリトン、マンドリン〕
 アダージョ K.593aとフーガ(レクイエム K.626よりのアレンジ/カンブラー編) ニ短調〔2台チェンバロ〕
 教会ソナタ第11番ト長調 K.274〔ヴァイオリン、通奏低音、オルガン〕
 教会ソナタ第12番ハ長調 K.278〔オーボエ、トランペット、ティンパニ、ヴァイオリン、通奏低音、オルガン〕
マリー・ペルボ(ソプラノ/K.307, Wq.118/6, K.393, K.343/1) マルク・モイヨン(バリトン/ Wq.202, K.351, K.308, K.349)
アンナ・シヴァザッパ(マンドリン/K.351, K.349) トーマス・ブロッホ(グラスハーモニカ/K.356)
ルイ=ノエル・ベスティオン・ド・カンブーラ(オルガン、チェンバロ、フォルテピアノ&指揮)
アンサンブル・レ・シュルプリーズ

録音:2020年&2021年
モーツァルトのあまり演奏される機会のない作品を集めた2枚組。グラスハーモニカやスクエア・ピアノ(P=オルガン)などといった特殊な楽器も用いられた、 どれも超一級の演奏でたのしめる作品集です。 ルイ=ノエル・ベスティオン・ド・カンブーラは1989年生まれのフランスのチェンバロ&オルガン奏者。オリヴィエ・ボーモン、ブランディーヌ・ランヌーに師事、ハル モニア・ノーヴァシリーズにも登場(HMN 916113)した、気鋭の奏者です。今回彼が注目したのは、モーツァルト作品の中であまり取り上げられる機会のない作品。 教会ソナタ(ミサの中で使われた単楽章のソナタ形式の楽曲)、委嘱作品、声楽家や楽器(めったに聴くことのできないグラスハーモニカなど)を紹介するための作品 など、珠玉の音楽の宝箱のような2枚組となっています。モーツァルトがオルガンに関しても相当の腕前と楽器についての理解があったことにもあらためて感じ入る内 容です。チェンバロもモーツァルト当時の楽器が用いられており、並々ならぬこだわりが随所に詰まった2枚組です。 [グラスハーモニカ] 1743年、アイルランド人のパッカリッジが水を入れた脚付きグラスの縁をこすって音を出し演奏することを思いつきます。その後1761年にグ ラスハーモニカは楽器として完成をみます。20〜54個(37が標準サイズ)のグラス(器)が棒に、互いに接触しないようにはめあわされ、器の直径によって音高が決 まります。奏者は濡れた指でグラスの縁をこすって演奏します。この楽器は、この音色が動物を怖がらせる、あるいは屈強な男が1時間で倒れる、演奏者を発狂させる (当時の原料の40%が鉛ガラス)といった理由で、ドイツのいくつかの都市で禁止され、1835年に姿を消すこととなります。が、パガニーニはこの楽器を「天使のオ ルガン」と呼び、モーツァルトのほかにもベートーヴェン、ドニゼッティ、R.シュトラウスらもこの楽器のために作品を書きました。ここで演奏されている楽器はガラス工 芸の巨匠ゲルハルト・フィンケンバイナーによるもので20世紀後半に製造されました。演奏しているトーマス・ブロッホは、数少ないプロ奏者として活躍する人物です。 [スクエア・オルガン] ピアノ=オルガンとも呼ばれ、オルガンとピアノの機能をあわせもつ楽器。オルガンとして、ピアノとして、あるいはオルガンとピアノの両方の機 構を同時に鳴らすこともできる楽器です。 (Ki)

MIRARE
MIR-578(1CD)
夜への頌歌
(1)ビゼー:耳に残るは君の歌声(「真珠採り」より)
(2)オーギュスタ・オルメス:夜と愛(「ルードゥス・プロ・パトリア」より)
(3)フォーレ:月の光Op.46の2
(4)シューベルト:セレナードD.957の4
(5)同:君こそわが憩いD.776
(6)同:夜D.983の4
(7)同:森の中の夜の歌D.913
(8)ドヴォルザーク:月に寄せる歌(「ルサルカ」より)
(9)グノー:輝かしい夜(「サン=マール」より)
(10)ブラームス:静かな夜にWoO34の8
(11)同:森の夜Op.62の3
(12)同:夜警「静かな胸の音」Op.104の1
(13)同:夜警「あなたは眠っているか」Op.104の2
(14)サン=サーンス:夜の静けさOp.68の1
(15)R・シュトラウス:夢の光Op.123の2
(16)ドビュッシー:雲(「夜想曲」より)
(17)同:祭(「夜想曲」より)

※編曲:ロラン・ピドゥー(1)-(15)、ルノー・ギウ(16)(17)
チェロ8【ロラン・ピドゥー、ラファエル・アッレギーニ、ヤニス・ブドリス、アルベリク・ブルノワ、ノエ・ドレダク、レオ・イスピル、エリオット・レリドン、ソニ・シェチンスキ】

録音:2022年10月9-13日 サル・コロンヌ
チェロ・アンサンブルといえば「ベルリン・フィルの12人」が有名ですが、その後8人アンサンブルが多く現れています。2006年ナントのフォルジュルネ音楽 祭で、ルネ・マルタンも巨匠ロラン・ピドゥーをリーダーとする「レ・ヴィオロンチェレス・フランセ」をプロデュース、2009年には「メディテーションズ」というア ルバムをリリースさせました。
その後ピドゥーは「タラン&ヴィオロンチェレス」という協会を創設し、若いチェリストの育成に務めています。そこから選んだ7名を率い、2023年ナントのフォ ルジュルネ音楽祭のテーマ「夜」にちなんだ新アルバムをリリース。作曲家たちがさまざまな夜の雰囲気を描いた声楽作品を基にピドゥーとルノー・ギウが編曲し ています。 (Ki)

PRAGA DIGITALS
PRD-250426(1CD)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第4番ハ短調Op.18の4
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第3番ヘ長調Op.73
シューベルト:弦楽四重奏曲第12番ハ短調「四重奏断章」
パガニーニ(ベルーギン編):カプリス第24番
オイストラフSQ【アンドレイ・バラーノフ、ロディオン・ペトロフ(Vn)、フョードル・ベルーギン(Va)、アレクセイ・ジーリン(Vc)】

録音:2018年1月15-18日 フラゲイ・スタジオ4(ブリュッセル)
名手アンドレイ・バラーノフ率いるオイストラフSQ。彼らの新アルバムはベートーヴェン、シューベルト、ショスタコーヴィチの名作四重奏曲3篇を集めています。
いずれも潜在的な怒りを内包した作品で、アンコール風に置かれたパガニーニの有名なカプリス(同団ヴィオラ奏者ベルーギン編)も焦燥感に満ちています。 バラーノフ以下若きロシアの名手たちは緊張感と刃物のような雰囲気を放ちながら、驚くべき高みを示しています。 (Ki)

Chandos
CHAN-20270(1CD)
ハイドン:ピアノ三重奏曲全集 Vol.2
ピアノ三重奏曲第35番ハ長調 Op.71-1(Hob.XV:21)(1795)、
 ピアノ三重奏曲第33番 ト短調 Op.70-2(Hob.XV:19)(1794)、 
 ピアノ三重奏曲第7番 ト長調 (Hob.XV:41)(c.1760)、
 ピアノ三重奏曲第21番 変ロ長調 Op.40-3(Hob.XV:8)(1784-85)、
 ピアノ三重奏曲第45番 変ホ長調 Op.86-3(Hob.XV:29)(1795)
レオニード・ゴロコフ(b.1967):ガスパールのために(2022)
トリオ・ガスパール

録音:2022年7月28日-29日、ポットン・ホール(イギリス、サフォーク)
トリオ・ガスパールによるハイドンのピアノ三重奏曲全曲録音の第2弾。ハイドンはその輝かしいキャリアの中で40曲以上ものピアノ三重奏曲を作曲しています。またそれだけ多くの作品が残っているにもかかわらず、それらの作品は各々が独自の特徴を持っており、魅力を持っています。このアルバムでは、それらの作品の中から初期から後期に渡って作曲された作品をバランスよく収録しています。そのためトリオ・ガスパールがいかにその時代のハイドンの特徴を捉えているかを十二分に味わうことが出来る内容となっています。また、このシリーズの興味深いところはハイドンのピアノ三重奏曲から触発された作品を、現代作曲家に依頼しており、このアルバムにはチェリストでもあるレオニード・ゴロコフの「ガスパールのために」が世界初録音されています。ハイドンの三重奏曲と、チェロ協奏曲から影響を受けたこの作品も是非お楽しみください。
トリオ・ガスパールは、2010年にドイツ、ギリシャ、イギリス出身のメンバーで設立され、その新鮮な解釈とアプローチで称賛されており、ヴィグモアホールやベルリン・フィルハーモニーといった世界の主要なコンサート・ホールで定期的に演奏を行っています。彼らはワイマールで行われたヨーゼフ・ヨアヒム室内楽コンクール、ウィーンでのハイドン国際室内楽コンクールなどで優勝しており、その演奏会では創設当時からハイドンの作品を積極的に取り上げています。

Da Vinci Classics
C-00657(1CD)
シューベルト〜1816年、19歳の詩人の旅
あこがれ「ただあこがれを知る者だけが」ニ短調 D.359/あこがれ「ただあこがれを知る者だけが」イ短調 D.481/8つのレントラー嬰ヘ短調 D.355/新しいレントラー ニ長調 D.370/11のレントラー変ロ長調 D.374/6つのエコセーズ D.421/ヴァイオリン・ソナタ(ソナチネ)第1番ニ長調 Op.137-1, D.384/ヴァイオリン・ソナタ(ソナチネ)第2番イ短調 Op.137-2, D.385/ヴァイオリン・ソナタ(ソナチネ)第3番ト短調 Op.137-3, D.408
ダヴィド・スカローニ(Vn)、
ジェラルド・フェリサッティ(P)

録音:2022年3月、パラッツォ・チーゴレ・マルティノーニ(チーゴレ、イタリア)
1816年。この年は、非常に優れた才能を持ちながら、どちらかといえば内向的な10代後半のシューベルトにとって特別な年でした。
この時期にシューベルトが書いたヴァイオリンのための「ソナチネ」は、多声の歌曲と同様の対話が繰り広げられ、懐かしさと希望、憧れと優しさが常に同居しています。
ヴァイオリンのダヴィド・スカローニは2012年にトリオ・ヘーゲルを設立。2019年にはデュオ・レニエを結成し、1876年にボローニャの楽器製作者ラッファエーレ・フィオリーニが製作したヴァイオリンを用いて活躍しています。
Da Vinci Classics
C-00659(1CD)
メンデルスゾーン:「無言歌集」より(ルカ・ルッソの編曲によるフルート&ピアノ版) ステファーノ・パッリーノ(フルート/ブルゲローニ FY501)、
マルタ・タッコーニ(P/YAMAHA CFX III)

録音:2021年3月、ザーラ・アウディトリアム
作曲家のルカ・ルッソは、メンデルスゾーンの「言葉のない歌(無言歌)」をフルートとピアノのために書き起こしたとき、フルートの音を通して文字通り「声」を「無言歌」に与えることに成功しました。
ステファノ・パリーノとピアニストのマルタ・タッコーニによるデュオは、メンデルスゾーンの旋律の存在感を強調しており、フルート&ピアノのために生まれ変わった「無言歌」は、より直接的な感情や情動を聴き手に確実に伝えてくれています。
Da Vinci Classics
C-00655(1CD)
ビザンティヌム〜ラヴェンナとボローニャの作曲家による未出版のフルート作品集
フィリッポ・ビッターシ(1997-):エルミオーネ
デニス・ザルディ(1974-):アポロとマルシア
マルコ・ロゼッティ(1978-):ノスタルジア
グラツィアーノ・リッカルディ(1997-):ラインソラビレ
パオロ・モリナーリ(1997-):カプリッチョ
マッテオ・ラモン・アルヴァロス(1971-):組曲「ストランバータ」
パトリツィア・モンタナーロ(1956-):フオーチ・シデラリ、プレリュード
フィリッポ・マッツォーリ(Fl)、
デニス・ザルディ(P)

録音:2022年6月、スクオラ・コムナーレ・ディ・ムジカ(ラヴェンナ、イタリア)
「ビザンティヌム 」というプロジェクトは、ソリストの芸術的な必要性から生まれたもので、自国の音楽的才能を代表し、紹介することを目的としています。
そこで、現在国内外で活躍している7人の作曲家を起用することとなり、偶然にもイタリアのボローニャとラヴェンナに生まれ、現在も在住しているメンバーが集まりました。
若手作曲家たちのアイディアが万華鏡のようなフルートの世界を展開してくれています。
Da Vinci Classics
C-00651(1CD)
ミケーレ・カターニア:戦争とモミの夢〜セグンド・デ・チョーモンの無声映画のための現代音楽 ファビオ・ソダーノ(Fl)、
ファビオ・コスタンティーノ(Cl)、
マウリツィオ・サレミ(Vc)、
ミケーレ・カターニア(P、シンセサイザー、エレクトロニクス)

録音:2022年7月25日-29日、ソノリア・スタジオ(スコルディア、イタリア)
19世紀後半〜20世紀前半のスペインの映画監督であるセグンド・デ・チョーモン(1871-1929)の無声映画に「21世紀」の音楽を付随するというユニークな企画。
アルバムタイトルにもなっている「戦争とモミの夢」は無声映画の傑作の1つであり、ミケーレ・カターニア(1984-)は、監督が提案した心理的な深みを取り戻すような音楽を創り出し、これらの無声映画をオペラの台本のように活用しています。
Da Vinci Classics
C-00647(1CD)
バッハ:フルート・ソナタ集
フルートとオルガンのためのソナタ BWV.1027(原曲:ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ)
フルートとオルガンのためのソナタ ロ短調 BWV.1030
フルートとオルガンのためのソナタ ト短調 BWV.1020
フルートとオルガンのためのソナタ変ホ長調 BWV.1031
フルートとオルガンのためのソナタ イ長調 BWV.1032
フランチェスコ・パドヴァーニ(Fl)、
ロベルト・ロレッジャン(Org)

録音:2017年8月、サンタ・マリア・デッレ・カルチェリ修道院(パドヴァ、イタリア)
年代や真贋の解明は難しいものの、ここに収録されたバッハの作品はいずれも18世紀初頭にドイツを席巻したフルート芸術の傑作たちばかり。
このアルバムのアーティストであるフルーティストのフランチェスコ・パドヴァーニとオルガニスト、ロベルト・ロレッジャンは、イタリアにおけるこの世代の最も権威のある演奏家たちですが、このCDでは敢えてチェンバロではなくオルガンを用いることによって、これらの有名な作品に新しいインスピレーションを与え、ユニークで多様な演奏に仕上げています。
Da Vinci Classics
C-00649(2CD)
ジョン・マーソン(1932-2007):ハープを伴う室内楽作品集
エル・ピカフロール/XI/2つの小品/ソナチナ/前奏曲、歌と踊り/エンザイムの歌/ケイトの誕生日の歌/レディ・ハーピスト/アルカディアのスケッチ/ワルツとプロムナード/エクスカージョンズ/3つのロマンス/組曲
ガブリエッラ・ダッロリオ(ハープ&芸術監督)
アンドルー・モーリー(指)、
オリヴィア・フレーザー(Ob)、
オリヴィア・ベル(S)、
ヘレン・ダニエル(S)、
アリシア・ステアンソン(Fl)、他

録音:2020年12月1日-2日、トリニティ・ラバン・コンセルヴァトワール大学(ロンドン、イギリス)
このCDは英国王立音楽院で学び、後にLSOの首席ハープ奏者となったコンポーザー=ハーピスト、ジョン・マーソンのオマージュ・アルバムです
オーケストラの音楽家としての経験を終えるとソロ活動に入り、その後、約30年に渡ってストラヴィンスキーやシナトラなどの作品の演奏や初演に携わってきました。
このCDに収録されている作品の多くは、作曲者が同僚や友人に捧げたものであり、世界の一流の音楽家たちに初演されるなど広く親しまれています。

Etcetra
KTC-1733(1CD)
ヘンリエッテ・ボスマンス:ピアノ三重奏曲 イ長調(1921)
ショーソン:ピアノ三重奏曲 ト短調 Op.3(1881)
マルタン:アイルランド民謡による三重奏曲(1925)
チェーホフ三重奏団
オランダとベルギーを拠点とするチェーホフ三重奏団は、音楽が演じうるキャラクターや役割を探求することへの愛から2016年に結成されたアンサンブル。室内楽作品を劇作品のように扱うアプローチが特徴で、歴史に基づく演奏方法(HIP)も取り入れつつ、国内外で知名度を高めています。
彼女たちのデビュー盤となる本作には、オランダの女性作曲家ヘンリエッテ・ボスマンス(1895-1952)の「ピアノ三重奏曲 イ長調」(世界初録音)や、後年オランダで活躍したスイスの作曲家フランク・マルタンの「アイルランド民謡による三重奏曲」など、オランダに縁のある作曲家の作品が選ばれています。ピアノは19世紀の理想に触発されたクリス・マーネ製作の平行弦ピアノを用いており、フォルテ・ピアノとモダン・ピアノの特徴を併せ持った独特のサウンドをお楽しみいただけます。

Goodies
78CDR-3894(1CDR)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第16番ヘ長調作品135 レナーSQ【イェノ・レナー(Vn1) 、ヨーゼフ・スミロヴィッツ(Vn2)、シャーンドル・ロート(Va) 、イムレ・ハルトマン(Vc)】

英 COLUMBIA L 1918/20
1926年11月29日ロンドン、ウィグモア・ホール録音
レナーSQは1918年にハンガリーのブダペストで結成された。メンバ ー全員がブダペスト音楽院出身。リーダーのイェネ・レナー(1894-1948)、第2 ヴァイオリンのヨーゼフ・スミロヴィッツとヴィオラのシャーンドル・ロート がイェネ・フバイ(1858-1937)の弟子、チェロのイムレ・ハルトマンがダヴィ ド・ポッパーに師事した。4人はブダペスト・オペラの楽員だった が、1918年のハンガリー革命を機にSQを結成した。2年に渡って田舎 の村にこもって練習を積んだ後、1920年にウィーンでデビューした。そこに居 合わせた作曲家のラヴェルが演奏に感動し、彼らをパリに招いた。 公演はセンセーショナルな成功を収めた。その後1922年にロンドン、1929年に アメリカにデビューした。1927年のベートーヴェン没後100年を記念して16曲の 弦楽四重奏曲中11曲(SPレコード40枚)をイギリス・コロンビアに録音した。(グッディーズ)


ONDINE
ODE-1394(2CD)
NX-C07

NYCX-10376(1CD)
国内盤仕様
税込定価
フォークト&テツラフ兄妹のシューベルト
ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調 D 898Op. 99
ノットゥルノ D 897Op. 148
ロンド D 895
ピアノ三重奏曲第2番変ホ長調 D 929Op. 100
アルペジオーネ・ソナタ イ短調 D 821
クリスティアン・テツラフ(Vn)
ターニャ・テツラフ(Vc)
ラルス・フォークト(P)

録音:2021年2月21-25日、2021年6月10-11日
「あまり時間が残されていないなら、お別れにはこれがふさわしい。君たち二人は最高だ。クリストフも実に素晴らしい。そしてフランツときたら。信じがたい。な んという表現。なんという壊れやすさ。なんという愛」 このアルバムの録音を聞いたラルス・フォークトがクリスティアン・テツラフとターニャ・テツラフに宛てた言葉です(「クリストフ」は録音プロデューサー兼エンジニアの クリストフ・フランケ、「フランツ」は作曲者のシューベルト)。 ドイツの中堅世代を代表するソリスト3人によるシューベルトの後期作品を集めたアルバムは、フォークトの早すぎる死により、このトリオの最後の録音となって しまいました。録音セッションが行われたのはフォークトが癌の診断を受ける少し前でしたが、彼はセッションの合間に痛みをこらえてソファに横たわることもあっ たそうです。しかし録音からはそのような気配は感じられず、端正で軽やかに、必要とあらば地響きを感じさせるほどの力強さでピアノを奏で、テツラフ兄妹と 一体となり触発し合って間然するところの無い音楽を奏でています。3人の技術・解釈は言うまでもなく最高水準で、後期シューベルトならではの天国的な 「歌」の魅力と、和声の変化がもたらす明暗の情感も十分に表出。フォークトが「僕の人生のすべてはここに向かっていたんじゃないかとさえ思える」と語った第 2番をはじめとする会心の出来。選曲の充実と相まって後期シューベルトの世界に深く浸れるアルバムとなっています。 輸入盤ブックレット(ドイツ語・英語)にはテツラフ兄妹がこの録音の思い出を7ページにわたって綴っており、フォークトを知る人は特別な思いを禁じ得ないで しょう。
国内仕様盤にはその全訳に加え、シューベルト研究家の堀朋平氏による解説が付きます。

TOCCATA
TOCC-0617(1CD)
NX-B03
エゴン・ヴェレス(1885-1974):室内楽作品集
4つの小品 - 弦楽三重奏のために Op. 105(1969)*
弦楽三重奏曲 Op. 86(1962)
4つの小品 - 弦楽四重奏のために Op. 103(1968)*
クラリネット五重奏曲 Op. 81(1959)
4つの小品 - 弦楽三重奏のために Op. 105(1971年版)
ガブリエラ・オパツカ=ボッカドーロ(Vn)
ピーター・シグレリス(Cl)
ヴェレス・アンサンブル【ハルトムート・リヒター(Vn)、ラリツァ・ナイデノヴァ(Va)、エヴァ・ミゼルスカ(Vc)】

録音:2020年10月13-15日
*=世界初録音
アルゼンチン生まれのソプラノとピアニストが母国の5人の作曲家の歌曲を演奏したアルバム。同国のすぐれた 文学作品から歌詞を採った作品を集めているとのこと。歌手のソレダド・カルドーソはバルセロナやクレルモン・ フェランの声楽コンクールに入賞し、ソフィア王妃音楽大学でアルフレート・クラウスやテレサ・ベルガンサに学び ました。テアトロ・レアルでの「フィガロの結婚」「ドン・カルロ」「マノン」をはじめとして多数のオペラに出演し、また 古楽のレパートリーを中心にALPHA、Glossa、HMF、NAXOSなどに録音があります。ヴィブラートをコント ロールした透明感のある発声と、温かみのある声質が魅力です。

Biddulph
BIDD-85023(3CD)
NX-D03
プリムローズSQ〜RCAビクター録音集成

【CD1】
(1)モーツァルト:弦楽四重奏曲第14番 ト長調 K. 387
(2)シューマン:ピアノ五重奏曲 変ホ長調 Op. 44*

【CD2】
(1)ハイドン:十字架上のキリストの最後の七つの言葉 Hob.III:50-56
(2)チャイコフスキー:弦楽四重奏曲第3番 変ホ長調 Op. 30〜 第3楽章 スケルツォ

【CD3】
(1)ブラームス:弦楽四重奏曲第3番 変ロ長調 Op. 67
(2)スメタナ:弦楽四重奏曲第1番 ホ短調
プリムローズSQ【オスカー・シュムスキー(Vn1)、ジョーゼフ・ギンゴールド(Vn2)、ウィリアム・プリムローズ(Va)、ハーヴェイ・シャピリオ(Vc)】
ヘスス・マリア・サンロマ(P)*

【CD1】
(1)録音:1940年/音源:未発表 78rpm records
(2)録音:1940年3月14日/RCA Victor 17620/23 (CS 96048143/49)

【CD2】
(1)録音:1940年2月6&15日、1941年1月22日/RCA Victor 17786/94(CS 96046789/99and 96047002/07)
(2)録音:1940年2月15日/未発表 78rpm records (matrix CS 96047062)
【CD3】
(1)録音:1941年1月15日、8月15日/未発表 78rpm records (Cs 96060325/30and 96067583/84)
(2)録音:1940年2月6&15日/RCA Victor 16313/16 (matrices Cs 96047008/14)
トスカニーニ率いるNBCSOからえり抜きの奏者たちが同響首席ヴィオラ奏者ウィリアム・プリムローズの下に結集したプリムローズSQ。プリ ムローズが回想録で「我々よりも演奏能力に秀でたカルテットは過去に存在しなかったと信じている」と記したのも納得できるメンバーでした。1938年に結成 されるや否や複数のレコード会社から誘いが舞い込んだそうで、その中からRCAビクターに録音を開始しましたが、残された録音はごく少しに留まりました。ア メリカ演奏家連盟が1942年に決定したストライキや、メンバーがソリストとしての活動を増やしたり、別のオーケストラにコンサートマスターとして引き抜かれた りしたこと等が理由のようです。 Biddulphは、RCAビクターからリリースされていたハイドン、シューマン、スメタナに未発表だったブラームスとチャイコフスキーを加えた2枚組を1992年にリリー スしましたが、完売して久しく、再発の要望が多かったそうです。この度、かつてイギリスの弦楽器専門誌『Strad』が復刻したことのあるモーツァルトを加えた3 枚組としてのリリースとなりました。尚、過去にBiddulphから発売された曲もリマスターされているとのことです。

ALPHA
ALPHA-867(1CD)
室内楽編成によるシェーンベルクとベルク作品集
シェーンベルク:浄夜 Op. 4(エドゥアルト・シュトイアーマン〔1892-1964〕編曲/ピアノ三重奏版)
 室内交響曲第1番Op. 9(アントン・ウェーベルン〔1883-1945〕編曲/五重奏版)
ベルク:ピアノ・ソナタ ロ短調 Op. 1(ティム・ミューレマン〔1993-〕編曲/五重奏版)
 アダージョ 〜室内協奏曲(作曲者自身の編曲によるクラリネット、ヴァイオリン、ピアノの三重奏版)
ヘット・コレクティーフ【トーン・フレット(フルート、ピッコロ)、ジュリアン・エルヴェ(Cl)、ヴィバート・アーツ(Vn)、マルテイン・フィンク(Vc)、トーマス・ディールチェンス(P)】

録音:2020年12月-2021年9月 ベルギー
もともと小さな編成のために書かれている、シェーンベルクの「浄夜」「室内交響曲」やベルクの「室内協奏曲」といった作品を3〜5名という極 小編成に編曲したものと、逆にベルクのピアノ・ソナタを五重奏へと拡大した編曲版を収録したアルバム。いずれの作品でもテクスチャがより 明確になっており、近現代作品の解釈に長けたヘット・コレクティーフらしい高い緊張感としなやかさを併せ持った演奏が、原曲とは一味違っ た魅力を最大限引き出しています。

SDA48
SDAV-10001(1CD)
税込定価
ヴィオラ・インフィニティ
ロッシーニ(飯田香編):歌劇「ウィリアム・テル」序曲
ジェイコブ(1895-1984):8つのヴィオラのための組曲
ボウエン(1884-1961):4つのヴィオラのためのファンタジー
チャイコフスキー(飯田香編):バレエ音楽「くるみ割り人形」」〜小序曲/行進曲/ロシアの踊り「トレパック」/ 花のワルツ
ハチャトゥリアン(飯田香編):バレエ音楽「ガイーヌ」より 剣の舞
モーツァルト(ロナルド・ディッシンガー編):アヴェ・ヴェルム・コルプス K. 618
SDA48(エスディーエーフォーティーエイト)
【須田祥子(Va)、大島亮(Va)、加藤大輔(Va)、長石篤志(Va)、飯田香(Va)、小中澤基道(Va)、平野幸世(Va)、古屋聡見(Va)、諫山翔一(Va)、高木真悠子(Va)、羽藤尚子(Va)、松本有理(Va)】

録音:2022年10月1日-2日、飛騨・世界生活文化センター
「ヴィオラという楽器の認知度を上げ、聴き手も弾き手も心から楽しめる音楽を」と いうコンセプトで2013年に立ち上げられたヴィオラ演奏集団「SDA48」。 NHK「ららら♪クラシック」のヴィオラ特集、NHK-FM「今日は一日ビオラ三昧」の生 ライブ出演などメディアの露出も多いSDA48。 このアルバム制作のためのクラウドファンディングも成功し、コロナ禍を経て満を持し てのセカンドアルバムです。 選りすぐりの12人のメンバー、総数48本の弦によるヴィオラのみのアンサンブルでお 届けします。 今回のアルバムでは、ヴィオラのために書かれた既存のオリジナル曲、ヨーク・ボウエ ンの「4つのヴィオラのためのファンタジー」、ゴードン・ジェイコブの「8つのヴィオラのため の組曲」に加え、ロッシーニの「ウィリアム・テル」序曲、チャイコフスキー の「くるみ割り 人形」より「小序曲」「行進曲」「トレパック」「花のワルツ」、ハチャトゥリアンの「剣の 舞」、モーツァルトの「アヴェ・ヴェルム・コルプス」というクラシックの名曲をSDA48メン バーの飯田香による編曲で収録。 人間の声に最も近いとされるヴィオラならではの、温かみのある音色、豊かで心地 よい響きをご堪能いただくことができます。 世界的にも珍しい、ヴィオラアンサンブルの稀有な作品をお楽しみください。

Audite
AU-97810(1CD)
「戦時の音楽」〜神話とメロディ
プロコフィエフ:5つのメロディ Op.35b
シマノフスキ:神話 Op.30
ラヴェル(コハンスキ編):亡き王女のためのパヴァーヌ
メシアン:幻想曲
コルンゴルト:組曲『空騒ぎ』からヴァイオリンとピアノのためのシェイクスピア劇への付随音楽(「花嫁の部屋の乙女」
「ドグベリーとヴァージェス 夜警の行進」「庭園の場」「仮面舞踏会 ホーンパイプ」)
シュテファン・ヘンペル(Vn )、
ダニエ ル・セロッシ(P)

録音:2021年10月21-24日/ニコデマス教会(ベルリン)
エグゼクティヴ・プロデューサー:ルトガー・ベッケンホーフ(アウディーテ)
シュテファン・ヘンペルとダニエル・セロッシ、独アウディーテ・レーベルからのデビュー盤は、20世紀前半、戦時に書かれたヴァイオリンとピアノのための作品 集です。ベートーヴェン、メンデルスゾーン、ブラームス、チャイコフスキーといった19世紀の名曲は旋律の力強さと名人芸を披露するような華やかな作品である のに対し、ここに収録したコルンゴルト、シマノフスキ、プロコフィエフ、メシアンの作品は、ヴァイオリンとピアノによる「新しい表現領域」を開拓したといえます。ヘ ンペルとセロッシの演奏はヴァイオリンとピアノが多様なイディオムに対応する普遍的な楽器であることを示しています。
当アルバムに収録していないボーナストラックとしてフォーレが1903年に作曲した「コンクール用小品」がアウディーテのWEBサイト(www.audite.de)か らフリー・ダウンロードできる予定です。 (Ki)

Alba
ABCD-513(1CD)
ブリッタ・ビューストレム(1977-):Diagonal Musik(対角線の音楽)(2017)(Vn、ホルンとプリペアド・ピアノのための)
 A Walk to Brahms(ブラームスへの散歩)(2019)(Vn、ホルンとピアノのための)
ブラームス:ホルン三重奏曲 変ホ長調 Op.40
2つの歌Op.91(ヴィオラ、ホルンとピアノによる)
マーリン・ブルーマン(Vn、V)
クリストファー・パークス(Hrn)
サイモン・クロフォード=フィリップス(P)

録音:2019年6月 ベールヴァルド・ホール(ストックホルム、スウェーデン)
マーリン・ブルーマンのヴァイオリン、クリストファー・パークスのホルン、サイモン・クロフォード=フィリップスのピアノ。スウェーデンRSOのコンサート マスター、首席ホルン奏者、客演指揮者のトリオによるアルバムです。 プログラムは、ブラームスの室内楽曲の最高傑作のひとつ「ホルン三重奏曲」を核に、スウェーデンのビューストレムが彼らの委嘱で作曲した「対角線の音楽」、彼 女がこのアルバムのために書いた「ブラームスへの散歩」、ブラームスがアルト、ホルンとピアノのために書いた「2つの歌」が「エピローグ」としてヴィオラ、ホル ンとピアノにより演奏されます。
ブリッタ・ビューストレム(1977?)の「対角線の音楽」は、スウェーデンのモダニスト画家、ウッレ・ベルトリング(1911?1981)の幾何学的図形の絵画から インスピレーションを得たという三重奏曲です。「きわめて明るい人工的色彩の三角形で構成されています。三角形の線は徐々に近寄りあいながら、ごく稀にしか交 わらない。交わる点はフレームの外にあるように見える」。「対角線の音楽」は、ベルトリングが「オープン・フォーム」と呼んだこの概念を12の短い楽章に作った 作品です。「音の対角線」とでもいえる効果を出すため、ヴァイオリンとホルンの音に似せて「プリペア」したピアノが演奏に使われます。
ビューストレムは、ひとつの作品から次の作品への「橋渡し」の小品として、目指す作品の素材を引用する、『Walks(散歩)』シリーズを作曲してきました。デュ オから大編成のオーケストラまで、これまでに20曲ほどが作られ、シューベルト、ブルックナー、シュトラウスの3つの曲が、コントラバス奏者リック・ストーティン の『Back to StockHome』(BIS SA-2379)で演奏されています。 (Ki)
Pentatone
PTC-5187040(1CD)
「大きな家」
ハイドン:弦楽四重奏曲第11番ニ短調 Op.9-4
ロック:ファンタジーヘ長調
リース:「“違う”幻想曲」〜組曲第5番ト短調より
リース:大きな家
ハイドン:弦楽四重奏曲第23番ヘ短調 Op.20-5
ルイージ・クァルテット【アレッサンドロ・ルイージ(第 1ヴァイオリン)、オリヴァー・カヴェー(第 2ヴァイオリン)、ル バ・トゥニクリフ(Va)、マックス・ルイージ(Vc)】

録音:2021年4月20-22日/スネイプ・モルティングス・コンサートホール、オールドバラ(イギリス)
ルイージ・クァルテットがマシュー・ロック(1621頃-1677)、ハイドン、オリヴァー・リース(1990-)の作品を収めたアルバム をリリース!約4世紀にわたるユニークな作曲家の組み合わせは、「過去」「現在」「未来」を表現しております。
2013年アレッサンドロとマックスの兄弟によって結成された当団は、カークマン・コンサート・ソサエティ・アーティスト賞、ロイヤル・フィルハーモニー協会賞(若 手弦楽奏者部門)を受賞。またバンフ国際弦楽四重奏コンクールをはじめとするコンクールでも評価されております。バロックから現代まで幅広いレパートリーを演 奏し、その表現力豊かな若いアンサンブルで国際的な評価を確立しています。 (Ki)
Pentatone
PTC-5187061(1CD)
リゲティ:弦楽四重奏曲第1番「夜の変容」(1953-1954)
アンダンテとアレグレット〜弦楽四重奏曲のための(1950)
弦楽四重奏曲第2番(1968)
ディオティマQ【ユン・ペン・チャオ(第 1ヴァイオリン)、レオ・マリリエ(第 2ヴァイオリン)、フランク・シュヴァリエ(Va)、ピエ ール・モルレ(Vc)】

録音::2022年8月31日-9月2日アルセナル劇場、メッツ(フランス)
現代音楽の演奏で非常に高い評価を得ているディオティマ四重奏団がPENTATONEレーベル初登場!期待の第1弾は2023年に生誕100年を迎えるジェルジュ・リゲティです!ハンガリー出身でウィーンに永住したリゲティは前衛音楽を推進し、独自の世界を作り上げました。
弦楽四重奏曲第1番「夜の変容」は4つの核となる音が様々に変容して姿をあらわし12のパートからなる作品。間をおかずに演奏されます。楽章ごとに落ち着いたテンポと急速なテンポとが交互に置かれ、中間部に一曲だけワルツのリズムで優雅に演奏される楽章があります。一方、弦楽四重奏曲第2番は1968年に書かれこちらは5つのパートからなります。ディオティマ四重奏団が作品ごとのキャラクターを見事に弾き分けて演奏しております。同曲集、新名盤誕生と申せましょう! (Ki)

Alba
ABCD- 469(1CD)
バッハ:フルート作品集 第1集
フルートと通奏低音のためのソナタ ホ短調 BWV 1034
フルートと通奏低音のためのソナタ ホ長調 BWV 1035
パルティータ イ短調 BWV 1013(ソロ・フルートのための)
フルートとオブリガート・キーボードのためのソナタ ト短調 BWV 1020
フルートとオブリガート・キーボードのためのソナタ 変ホ長調 BWV 1031
サミ・ユンノネン(Fl)
マルック・マキネン(Org)

録音:2015年10月28日?11月4日、2016年4月11日?14日 ナーンタリ教会(ナーンタリ、フィンランド)
バロック時代の室内楽と器楽の作品は、演奏のたびに異なる楽器が使われ、楽譜が再利用されることも行われていたました。バッハの「フルート・ソナタ」は、本 来は木製のトラヴェルソ・フルートで演奏され、チェンバロとヴィオール、あるいはその他の低音楽器が共演していたとされます。フィンランドのサミ・ユンノネンと マルック・マキネンのこのアルバムは、24カラット・ゴールドのフルートと、現代フルートに合わせてチューニングしたナーンタリ教会の17世紀オランダ様式のオ ルガンで演奏されます。 サミ・ユンノネン(1977?)は、ヘルシンキのシベリウス・アカデミー、リヨン国立高等音楽舞踊学校、王立デンマーク音楽アカデミーで学びました。2012年、ヘ ルシンキ・ミュージックセンターでデビュー・リサイタルを行い、2018年、テキサス州のヒューストンSOでソロ・デビューしました。アイスランドSOな どの首席フルート奏者を経験。フィンランドのピルッカンマーでフルート・アカデミーを創設、芸術監督を務めています。 マルック・マキネン(1973?)は、シベリウス・アカデミーのオッリ・ポルトハムに学び、オルガン演奏のディプロマを取得。修士号も持っています。2002年から シベリウス・アカデミーで教え、2007年から2016年までエストニアの教会音楽国際夏季アカデミーの芸術監督を務めました。  この第1集に収められたフルートとオブリガート・キーボードのための「ソナタ ト短調」(BWV 1020)と「ソナタ 変ホ長調」(BWV 1031)は、『バッハ作品 目録』に収録されているものの、フルートと通奏低音のための「ソナタ ホ短調」などの作品とはスタイルが異なることから、多くの研究者からC・P・E・バッハあ るいは同時代の人の手になる作品とみなされています。

Evil Penguin Records
EPRC-0050(1CD)
イン・メモリアムI
シューベルト:「しぼめる花」の主題による序奏と変奏曲 D802Op.160(原曲:フルートとピアノ)
ソナタ イ長調 D574Op.post.162(原曲:ヴァイオリンとピアノ)
ロンド ロ短調 D895Op.70(原曲:ヴァイオリンとピアノ)
幻想曲 ハ長調 D934(原曲:ヴァイオリンとピアノ)
ピーター・ウィスペルウェイ(Vc)
パオロ・ジャコメッティ(P)

録音:2014-2017年
2023年にウィスペルウェイが発表する「イン・メモリアム」シリーズの第1弾。今作は過去にリリースされたシューベルトとブラームスの録音プロジェクトから、 シューベルトの作品を抜粋して再構成したアルバムです。どれも元は別の楽器のために書かれた作品でありながら、チェロの音色にも非常にマッチする美しい名品 ばかり。ウィスペルウェイが厚い信頼を寄せるピアニスト、パオロ・ジャコメッティの伴奏も息ぴったりです。シューベルトの音楽は、音楽愛好家だったウィスペルウェ イの息子にも大きな影響を与えたそうです。
「2022年、60歳の誕生日を迎える半年前に、息子のドリアンが亡くなりました。私も家族もたいへんなショックを受け、毎日が根底から揺らいでいる状態です。 音楽を通して、前向きで建設的な癒しをもたらすことが、私の進むべき道だと思います。」(ピーター・ウィスペルウェイ)
2023年10月頃に「イン・メモリアムII」として、バッハとコダーイのソロからの新録音をリリース予定。 (Ki)

Goodies
78CDR-3892(1CDR)
ベートーヴェン:ヴィオリン・ソナタ第3番変ホ長調Op.12-3 フランツ・フォン・ヴェチェイ(Vn)
グィード・アゴスティ(P)

独 POLYDOR 62717/19
1934年11月24日録音
ヴァイオリンのフランツ・フォン・ヴェチェイ(1893-1935)はハンガリー出身。 8歳の時ブダペストでイェネー・フバイ(1858-1937)に師事し、2年後の10歳の時 ベルリンのヨーゼフ・ヨアヒム(1831-1907)に入門し神童として輝かしい道を歩 んだ。1910年代から20年代にはヨーロッパ屈指のヴァイオリニストとして名を 馳せ、一時はベラ・バルトークを伴奏者にして演奏旅行をしたこと もあった。フィンランドの作曲家ジャン・シベリウスはヴァイオリ ン協奏曲をヴェチェイに献呈した。ヴェチェイは作曲も手がけ超絶技巧を要す るヴァイオリン曲を数多く書いた。ピアノのグィード・アゴスティ(1901-1989) はイタリアのピアニスト。フェルッチョ・ブゾーニの弟子だった。(グッディーズ)

Simax
PSC-1384(1CD)
ペール・アルネ・グロルヴィーゲン - バンドネオン
ピアソラ:バンドネオンと管弦楽のための協奏曲「アコンカグア(Aconcagua)」(1979)*
ストラヴィンスキー:タンゴ(Tango)(1940 arr.1953)(室内管弦楽のための)*
ペール・アルネ・グロルヴィーゲン(1963-):風の中の心臓(Corazones en el viento)(2021)(コントラバス、ヴァイオリン、ピアノとバンドネオンのための)**
ピアソラ:3つのタンゴ(Tres tangos)(バンドネオン、弦楽オーケストラ、ピアノ、ハープ、打楽器のための)*
ペール・アルネ・グロルヴィーゲン(1963-):バレリタ(Valerita)(バンドネオン・ソロのための)
ペール・アルネ・グロルヴィーゲン(バンドネオン)
ベルリンRSO*
フランク・シュトローベル(指))*
グロルヴィーゲンQ**【アルヌルヴ・バルホルン(Cb) ダニエラ・ブラウン(Vn)
 ヨアキム・カー(P) ペール・アルネ・グロルヴィーゲン(バンドネオン)】

録音:2021年3月11日 ベルリン放送局(ベルリン)(「ピアソラ生誕100年」ラジオ放送ライヴ録音)、2021年10月30日
2021年は、アルゼンチンの作曲家、バンドネオンのヴィルトゥオーゾ、アストル・ピアソラの生誕100年のアニバーサリー・イヤーでした。アルゼンチン伝統の 踊りとクラシカル音楽とジャズを結合した「ヌエボ・タンゴ」は、各国で広く愛されるようになり、バンドネオン奏者の貴重なレパートリーとして定着しました。ノル ウェーのバンドネオン・ヴィルトゥオーゾ、ペール・アルネ・グロルヴィーゲン Per Arne Glorvigren(1963?)のアルバムは、「タンゴの父」ピアソラに捧げる オマージュとして作られました。
ピアソラがバンドネオンとオーケストラのために作曲した2つの作品は、新妻ラウラと子供たちとの生活に心の平安と幸せを見出した時代に書かれました。バン ドネオン協奏曲「アコンカグア」は、「アレグロ・マルカート」「モデラート」「プレスト - メランコリコ・フィナール」の3楽章で構成。アンデス山脈にある南米最高 峰の名を副題にとった作品は、ピアソラ作品の頂点ともみなされています。第1楽章のカデンツァはグロルヴィーゲンの自作が演奏されます。「3つのタンゴ」も「急 緩急」の3楽章の作品です。この2曲は、ベルリン放送の2021年3月11日「ピアソラ生誕100年」ラジオ放送のライヴ録音が収録されています。
ストラヴィンスキーの「タンゴ」は、ピアノのオリジナル曲を作曲者自身が室内オーケストラように編曲した「ポップ」な音楽。グロルヴィーゲンの「風の中の心臓」 は、ノルウェーのローセンダール室内楽祭のためピアニストのアンスネスから委嘱を受け、「ピアソラへのオマージュ(Hommage a Piazzolla)」として作曲され ました。バンドネオン・ソロの「バレリタ(Valerita)」は、アメリカに入ろうとしてリオグランデ河を渡りきれず、父親とともに溺死した2歳のサルヴァドールの少 女バレリアに捧げられた作品です。 (Ki)
Simax
PSC-1386(1CD)
50年代と今
ブローウェル(1939?):五重奏曲(1957)(ギターと弦楽四重奏のための)
シェティル・ヴォスレフ(1939?):2つのギターと打楽器のためのトロイカ(2019)
カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895?1968):五重奏曲 Op.143(1950)(ギターと弦楽四重奏のための)
スタイン=エーリク・オールセン(G)
[楽器 Guitar (Olsen):Daniel Friederich, made for him (No.821Paris 2008)]
弦楽四重奏【リカルド・オドリオソーラ(Vn)マヤ・ハウゲン(Vn)イルゼ・クリャヴァ(Va)ラグンヒル・サンネス(Vc)、エギル・ハウグラン(G)トロン・イェルステン・ダーレ(打楽器)】

録音:2021年9月10日-11日、10月13日?15日、アイスヴォーグ教会(ベルゲン、ノルウェー)
ノルウェーのギタリスト、スタイン=エーリク・オールセン(1953?)は、2019年に『パリ・リサイタル』(PSC-1361)をリリースしました。このアルバムは、 日本の「現代ギター」、アメリカの「サウンドボード(Soundboard)」、フランスの「クラシックギター(Guitare Classique)」といった雑誌メディアに取り上 げられ、高く評価されました。最新作『50年代と今』では、1950年代に作曲されたレオ・ブロウウェルとマリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコの「古典的」作品と、 現代ノルウェーのシェティル・ヴォスレフの2019年の作品を演奏。「ヨーロッパでもっとも重要なギタリストのひとり」の新たな印象深い側面を見ることができま す。
レオ・ブローウェルの「五重奏曲」は、彼の最初期の作品のひとつです。シンコペーションのリズム、五音音階の反復音型といったアフロ=キューバンの影響が多 くみられる「急緩急」の3楽章で書かれています。マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコの「五重奏曲」もギターと弦楽四重奏のための作品です。アンドレス・セ ゴヴィアからロサンジェルスの「ミュージック・ギルド」で演奏する室内楽曲として委嘱され、1950年の2月から3月にかけて作曲されました。「部分的にネオク ラシカル、部分的にネオロマンティックな、旋律豊かで穏やかな作品」(カステルヌオーヴォ=テデスコ)。最初と「フィナーレ」の「アレグロ」楽章が、「アンダンテ・ メスト」と「スケルツォ」の2つの楽章を挟む構成で書かれています。
シェティル・ヴォスレフは、オールセンが1973年から1977年にかけて音楽理論を教わった、ベルゲンの作曲家です。このころからコラボレーションが始ま り、2015年には「ギター五重奏曲」や「フルート、ギターと弦楽オーケストラのための二重協奏曲」などヴォスレフの曲だけのアルバム『SEONVEH』(PSC-1339)を作りました。「2つのギターと打楽器のためのトロイカ」は、2019年に書かれた最新のコラボレーション作品です。オールセンから「2つのギターと打 楽器」を提案されたヴォスレフは「ロシアのトロイカがインスピレーションとして『浮かんだ』」と語っています。『パリ・リサイタル』のエギル・ハウグランと、ベル ゲンのアンサンブル「BIT 20」の打楽器奏者トロン・イェルステン・ダーレ の共演による、初録音の作品です。  ブローウェルとカステルヌオーヴォ=テデスコの「五重奏曲」では、ベルゲン在住の音楽家による弦楽四重奏が共演。アルバムのセッションは、2021年の9月か ら10月にかけてベルゲンのアイスヴォーグ教会で行われました。『パリ・リサイタル』と同じサイモン・キルン の制作、アルネ・アクセルベルグの録音エンジニアリ ングです。 (Ki)

Pentatone
PTC-5186971(1SACD)
「バッハの女王」
バッハ(ユディト&ティネケ・ステーンブリンク編):
トリオ・ソナタ第5番BWV529
コラール「わが魂は主をたたう」 BWV648
トリオ・ソナタ第2番BWV526より
オルガン協奏曲 BWV592より第1楽章:アレグロ
協奏曲 BWV974より第2楽章:アダージョ
オルガン協奏曲 BWV592より第3楽章:プレスト
コラール「汝のうちに喜びあり」 BWV615
パッサカリア BWV582
大フーガ BWV542/2
コラール「主なる神よ、いざ天の扉を開きたまえ」BWV617
オランダ・バロック

録音:2021年9月20-22日/デ・ヴァルシェ教会(アムステルダム)
バロックのレパートリーを新鮮かつ現代的なアプローチで演奏するバロック・オーケストラ「オランダ・バロック」。PENTATONEレーベ ル第5弾はバッハのオルガン作品の傑作集!編曲は当団のリーダー、ユディト&ティネケ・ステーンブリンクが手掛けております。
オルガンのためのトリオ・ソナタは難曲としても知られるバッハ後期の傑作です。
ザクセン=ヴァイマール公エルンストやアレッサンドロ・マルチェッロが作曲し、バッハがオルガンまたは鍵盤のために編曲した協奏曲をユディト&ティネケ・ステー ンブリンクが室内オーケストラに網直しました。
このほか名曲パッサカリアや大フーガ、オルガン小曲集からの小品など、バッハのオルガン作品の数々を当団が色彩豊かに演奏しております。非常に心地よい装 飾とテンポ設定は当団ならでは。「オランダ・バロック」の新たな代表盤の登場といえましょう!
演奏はもちろんのことPENTATONEレーベルが誇る技術陣による高音質録音であることも注目です。 (Ki)

PAN CLASSICS
PC-10440(1CD)
ブラームス:クラリネット・ソナタ、クラリネット三重奏曲
クラリネット・ソナタ第1番へ短調 Op.120-1
クラリネット・ソナタ第2番変ホ長調 Op.120-2
クラリネット三重奏曲 イ短調 Op.114
チェン・ハレヴィ(Cl)
ヤン・シュルツ(フォル テピアノ)
クレ ア・ティリオン(チェロ )

録音:2022年3月25-29日/チューリッヒ、DRS放送スタジオ
1890年、57歳になったブラームスは作曲家としての引退を決意。しかし翌年の春にクラリネット奏者のリヒャルト・ミュールフェルトと出会い、作曲への情熱 が再燃して次々とクラリネットのための名作を生み出すことになります。ミュールフェルトの技術だけでなく、使っていたゲオルク・オッテンシュタイナー製の楽器の 音色もブラームスを刺激しました。この楽器は当時主流だったモダンなクラリネットよりも、ずっと柔らかく温かい音を持っています。
イスラエルのクラリネット奏者チェン・ハレヴィがオッテンシュタイナー製のレプリカ(A管・B♭管の2種)で演奏。フォルテピアノはヨハン・バプティスト・シュ トライヒャーと息子の制作した1871年のオリジナル楽器です。 (Ki)

Initiale
INL-15(1CD)
マリオネット
ラースロー・ライタ:マリオネットOp.26
ジャン・クラ:五重奏曲
ジョリヴェ:リノスの歌(フルート、弦楽三重奏とハープ版)
ル・バトー・イーヴル【サミュエル・カナーレ(Fl)、ゼレナ・マンガナス(Vn)、ヴァレンチン・シャペロ(Va)、ケヴィン・ブルダー(Vc)、ジャン=バティスト・アイユ(Vc)】

録音:2020年11月10-13日パリ音楽院
2015年結成のル・バトー・イーヴルはフルート、ハープ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロという変わった編成の五重奏団。この編成で書かれたジャン・クラの作 品を演奏するために集まり、その後常設化しました。
全員がストラスブール音楽院で学び、2017年大阪国際室内楽コンクール入賞を果たすなどその実力は高く評価されています。グループ名はランボーの同名の 詩(酔っぱらった船)からとっています。典雅な響きに癒されます。 (Ki)

Hanssler
HC-22029(1CD)
マルティヌー:ピアノ三重奏曲第1番「5つの小品」 H.193
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第3番ヘ短調 Op.65B.130
葵トリオ【小川響子(Vn)、伊東裕(Vc)、秋元孝介(P)】

録音:2022年2月16-18日/ペーター・マイヤー・ザール、レングモース、南チロル(イタリア)
第67回ミュンヘン国際音楽コンクールのピアノ三重奏部門で優勝した「葵トリオ」が、独ヘンスラー・レーベルよりマルティヌーのピアノ三重奏曲第1番「5 つの小品」 とドヴォルザークのピアノ三重奏曲第3番を収録したアルバムをリリースします!
最難関の同コンクールに日本人団体として初の優勝した彼らは、東京藝術大学、サントリーホール室内楽アカデミーで出会い2016年に結成。団名の「葵」 は奏者3人の名字の頭文字「Akimoto・Ogawa・Ito」をとり、花言葉の「大望、豊かな実り」に共感して名付けたそう。その非常に豊かな音楽で世界的 に注目されているピアノ三重奏団です!
当アルバムではチェコを代表するドヴォルザークとマルティヌーを取り上げました。非常に密度の濃い精緻な演奏は圧巻の一言。細部まで美しく奏でており、こ こに当曲を収めた新名盤誕生と申せましょう。 (Ki)

オクタヴィア
OVCX-00094
(1SACD+DVD)
税込定価
※初回限定DVD付
2023年1月25日発売
柴田花音 IN CONCERT
【CD】
シューマン:アダージョとアレグロ 変イ長調 作品70
ヒンデミット:無伴奏チェロ・ソナタ 作品25-3
シュニトケ:チェロ・ソナタ 第1番
カステルヌオーヴォ=テデスコ(ピアティゴルスキー編):ロッシーニの歌劇「セビリアの理髪師」より「フィガロ」
プロコフィエフ:チェロ・ソナタ ハ長調 作品119

【DVD】 ※初回限定パッケージのみ
カステルヌオーヴォ=テデスコ(ピアティゴルスキー編):ロッシーニの歌劇「セビリアの理髪師」より「フィガロ」
デュクロ:アンコール
柴田花音(Vc)、鈴木慎崇(P)

録音:2022年8月16-19日 高崎芸術劇場
リサイタル・録音・映像によって才能溢れる若手演奏家を多角的に紹介する、大友直人が贈る高崎 芸術劇場の「T-Shotシリーズ」第八弾。2021年、若きチェリストの登竜門・ビバホールチェロコンクールで 優勝、トロント王立音楽院にて研鑽を積む柴田花音。自由自在でのびのびとした音楽作りと、美しい 音色に彩られた華のある演奏が光るチェリストの初ソロCD+DVD。(オクタヴィア)
※初回限定300枚 特典DVD付き
※初回完売後は新品番にてCD(Hybrid Disc)のみのパッケージで販売いたします。

King International
KKC-4312(3SACD)
シングルレイヤー
税込定価
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集
■Disc1
(1)弦楽四重奏曲 第1番ヘ長調 作品18-1
(2)弦楽四重奏曲 第2番ト長調 作品18-2
(3)弦楽四重奏曲 第3曲 ニ長調 作品18-3
(4)弦楽四重奏曲 第4番ハ短調 作品18-4
(5)弦楽四重奏曲 第5番イ長調 作品18-5
(6)弦楽四重奏曲 第6番変ロ長調 作品18-6
■Disc2
(1)弦楽四重奏曲 第7番ヘ長調 作品59-1「ラズモフスキー第1番」
(2)弦楽四重奏曲 第8番ホ短調 作品作品59-2「ラズモフスキー第2番」
(3)弦楽四重奏曲 第9番ハ長調 作品作品59-3「ラズモフスキー第3番」
(4)弦楽四重奏曲 第10番変ホ長調 作品作品74「ハープ」
(5)弦楽四重奏曲 第11番ヘ短調 作品95「セリオーソ」
(6)弦楽四重奏曲 第12番変ホ長調 作品127
■Disc3
(1)弦楽四重奏曲 第13番変ロ長調 作品130
(2)弦楽四重奏曲 第14番嬰ハ短調 作品131
(3)弦楽四重奏曲 第15番イ短調 作品132
(4)大フーガ 変ロ長調 作品133
(5)弦楽四重奏曲 第16番ヘ長調 作品135
ズスケQ【カール・ズスケ(Vn1)、クラウス・ペータース(Vn2)、カール・ハインツ・ドムス(Va)、マティアス・プフェンダー(Vc)】

■Disc1
(1)録音:1978年1月31日〜2月3日、ドレスデン・ルカ教会
(2)録音:1976年11月2〜6日、ドレスデン・ルカ教会
(3)録音:1976年10月4,5日、ドレスデン・ルカ教会
(4)録音:1976年10月、ドレスデン・ルカ教会
(5)録音:1976年12月、ドレスデン・ルカ教会
(6)録音:1977年3月、ドレスデン・ルカ教会
■Disc2
(1)録音:1967年7月、ドレスデン・ルカ教会
(2)録音:1968年7月、ドレスデン・ルカ教会
(3)録音:1967年7月、ドレスデン・ルカ教会
(4)録音:1975年5月、ドレスデン・ルカ教会
(5)録音:1975年7月、ドレスデン・ルカ教会
(6録音:1978年1月31日〜2月3日、ドレスデン・ルカ教会
■Disc3
(1)録音:1979年5月28日〜6月1日、ドレスデン・ルカ教会
(2)録音:1980年1月14日〜18日、ドレスデン・ルカ教会
(3)録音:1977年4月5月、ドレスデン・ルカ教会
(4)録音:1979年7月、ドレスデン・ルカ教会
(5)録音:1978年1月〜2月、ドレスデン・ルカ教会
全盛期のエテルナのオリジナル・アナログ・レコードの音を限りなく再現すべく、マスターテープから新規デジタル・マスタリングした、キングインターナショナルの新シリーズ「ドイツ・シャルプラッテンETERNAの芸術」第2弾は、ズスケ四重奏団によるベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集。引き続き企画監修には、ヴィンテージレコードショップ「エテルナトレーディング」の店主で、日本にETERNAのレコードを流布させた“仕掛け人”でもある高荷洋一氏を招き、最大限アナログ・レコードに忠実な音質を目指すべく、徳間より受け継ぎ、キングレコードに保管されているマスターテープからSACD用に通常の3倍の時間をかけマスタリングを行いました。
1967年7月にスタートしたズスケ四重奏団によるベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲録音は徳間の要請により実現しました。完結したのは1980年1月。当時、徳間ジャパンのプロデューサーであった清勝也氏から全曲録音の打診があった際に、カール・ズスケは「10年待ってくれますか」と謙虚に答えたといいますが、まさに言葉通り満を持して完成されました。ドイツ正統派の奥深いベートーヴェン演奏を堪能するとともに、最良の指標であるオリジナルLP盤の音を念頭にカッティング技師の作業を追体験するようなSACDマスタリングを施し、ETERNAのオリジナルLPのクオリティを楽しむことができるセットです。またSACDシングルレイヤーの長時間収録の利点を生かし、CDだと7枚組にもなる8時間超の全集を3枚のSACDにまとめました。解説書には、ズスケ四重奏団の複雑な呼称の変遷など詳細に記されており、今まであまり語られることのなかったエテルナレーベルの歴史および販売史、さらに録音会場解説などエテルナレーベルの詳細情報を集約したエテルナ読本ともいえる解説書は必読です。 (Ki)

RAMEE
RAM-2108(1CD)
『知られざるベルリオーズ時代のオーボエ』 〜フランス初期ロマン派のオーボエ作品
ボクサ(1789-1856):夜想曲 ニ短調 Op.50-1
ギュスターヴ・フォクト (1781-1870):クレシェンティーニ作曲のヴォカリーズをオーボエで
スタニスラス・ヴェルースト(1814-1863):スペインの主題による幻想曲「アランフエス」Op.34
アンリ・ブロド(1799-1839):最愛の人の死に寄せる悲歌
カルクブレンナー:ロマンス 変イ長調 〜『エオリアン・ハープの溜息』Op.121より 第1曲(P独奏)
ヨハン・ペーター・ピクシス(1788-1874):ロマンツェ ホ短調 Op.35
ジギスムント・タールベルク:グレトリー作曲のオペラ『嫉妬深い恋人』のセレナーデ 〜『歌唱技法のピアノへの応用』Op.70より(P独奏)
ルイ=エマニュエル・ジャダン(1768-1853):夜想曲 イ短調
シューマン:月夜 〜『リーダークライス』Op.39より 第5曲
クリストファー・パラメタ(Ob)
※使用楽器:パリのギヨーム・アドレル1835年製作のオリジナル楽器
オリヴィア・シャム(P)
※使用楽器:ロンドン・エラール社1840年製のオリジナル楽器
ピッチ:A=426Hz

録音:2021年9月20-22日 クラクストン・スタジオ、ハムステッド、ロンドン
バロック期に宮廷楽団の楽器として弦楽合奏にいち早く加わり、近代的なオーケストラの歴史を早くから彩り続けてきた管楽器オーボエ。そ の発展史は意外に知られてはおらず、特に19世紀半ばにベーム式キーシステムが導入される前の楽器を独奏で聴ける機会は滅多にありま せん。ここでその未知領域に迫るのは、カナダの古楽器奏者でターフェルムジークやアリオン・バロック・オーケストラの一員として世界的な活躍 を続け、ATMAレーベルで18世紀型のオーボエを使った録音を世に問うてきたクリストファー・パラメタ。演奏に使ったのは1835年パリ製のオ リジナル楽器で、現代型の構造が発案される直前のオーボエの姿を伝える貴重なモデル。オリヴィア・シャムが弾くピアノもパリ・エラール社のロ ンドン支部で作られた1840年製オリジナルで、こちらも現代式の大型金属フレームが採用される少し前のモデルです。二人はショパンやベル リオーズがパリにいた時期、当時のオーボエのために綴られた作品を厳選。素材の温もりを感じさせる美音を通じ、初期ロマン派の作曲家た ちが思い描いたであろう19世紀本来のオーボエの音色を現代に甦らせます。フランス革命期に活躍したジャダンのスリリングな短調作品から リストの好敵手たちの独奏曲まで、当時の楽器ならではの音色と響きで超絶技巧一辺倒ではない魅力に気づかせてくれるピアノの存在感 も聴き逃せないところ。Ramee特有の美麗外装を裏切らない、確かな時代感に裏打ちされた初期ロマン派古楽器アルバムです。

Laplace Records
LPDCD-111(1CD)
税込定価
チェロ・アルバム=ヒナステラ&ピアソラ
ピアソラ:ル・グラン・タンゴ
ヴィラ=ロボス:黒鳥の歌
ヒナステラ:チェロ・ソナタ
 5つのアルゼンチン民謡
橋本專史(Vc)
高木梢(P)、内門卓也(P)

録音:2022年1月21日、2022年6月29日
橋本專史の十八番であるピアソラ『ル・グラン・タンゴ』をはじめ、神秘的な背景に 黒鳥が浮かぶヴィラ=ロボスの『黒鳥の歌』、チェロマニアにはたまらないヒナステラの 超絶的『チェロ・ソナタ』、同じくヒナステラから民俗感溢れる『五つのアルゼンチン民 謡』を収録。
■橋本專史 プロフィール Atsushi Hashimoto(Cello)
橋本專史は愛知県豊田市の出身。3才からチェロを始め、東京藝術大学音楽 学部チェロ専攻を卒業。ハンガリーのリスト音楽院に留学し、歌劇場のチェリストと して活動後、帰国。現在はアストル・ピアソラの作品を専門に奏する衝撃的な気 鋭のバンド“El Cielo 2020”で活躍する他、YouTubeチャンネルを開設し、チェリ ストとしては日本で最も多い登録者(再生回数)を記録しています。

Dynamic
CDS-7973(1CD)
NX-B03
主題と変奏
モシェレス(1794-1870):協奏的変奏曲 Op. 21
ベートーヴェン:6つの変奏曲(1817-18)
R・シュトラウス:序奏、主題と変奏(1879)
シューベルト:6つの歌曲(テオバルト・ベームによる編)【おやすみ/菩提樹/漁師の娘/セレナード/海辺で/鳩の使い】
ルイザ・セッロ(Fl…ミヤザワフルート 14K)
ブルーノ・カニーノ(P…Steinway D274)

録音:2022年2月28日
「主題と変奏」と題されたフルートとピアノのための作品集。19世紀に書かれた一連の変奏曲を紹介することで、このジャンルの魅力を探求していま す。「協奏的変奏曲」の作曲家モシェレスは数多くのピアノ曲で知られますが、この優美な作品ではフルートとピアノが同等に活躍します。ベートーヴェ ンの変奏曲は英国のアマチュア演奏家のために書かれた作品。親しみやすい主題が用いられています。R・シュトラウスの「序奏、主題と変奏」 は彼が15歳の時に書かれた曲。早熟な才能の発露が垣間見える技巧的な作品です。最後に置かれているのはシューベルトの歌曲を、フルートの性 能を向上させたことで知られるテオバルト・ベームが編曲したもの。シューベルトの旋律の美しさが生かされるとともに、フルートの魅力も伝えています。 イタリア出身、世界的に活躍するフルート奏者ルイザ・セッロと、日本でもおなじみの名手ブルーノ・カニーノの魅力的な二重奏で。
Dynamic
CDS-7976(2CD)
NX-C09
マリピエロ:弦楽四重奏曲全集
弦楽四重奏曲第1番- 「Rispetti e strambotti リスペットとストランボット」
弦楽四重奏曲第2番- 「Stornelli e ballate ストルネッロとバッターラ」
弦楽四重奏曲第3番- 「Cantari alla madrigalesca マドリガーレ風の歌」
弦楽四重奏曲第4番
弦楽四重奏曲第5番- 「Dei Capricci カプリッチョ風」
弦楽四重奏曲第6番? 「L'arca di Noe ノアの箱舟」
弦楽四重奏曲第7番
弦楽四重奏曲第8番- 「Per Elisabetta エリザベッタのために」
ヴェネツィアSQ【アンドレア・ヴィオ(Vn1)、アルベルト・バッティストン(Vn2)、ルカ・モラッスッティ(Va)、アンジェロ・ツァニン(Vc)】

録音:1996年5月7-10日、9月16-19日
20世紀に活躍したイタリアの作曲家マリピエロが1920年から64年にかけて作曲した8曲の弦楽四重奏曲を 収録した2枚組。当時声楽が優勢であったイタリアの音楽界において、器楽作品の復興に尽くした作曲家の 一人に挙げられるマリピエロは、ドビュッシーの影響が反映された自由な形式と、斬新な和声法を用いて実 験的な作品を書き続けました。新古典派の様式に基づく第1番と第2番、交響曲の縮小版のような第3番 と第4番、自身の演劇作品からインスパイアされたという第5番、更に色彩的な響きを追求していく第6番から 第8番まで、マリピエロの作風の移り変わりを味わえます。 1996年に録音され、その翌年にリリース、イタリアの音楽誌「Musica e Dischi」で高く評価されたアルバム を、マリピエロ没後50年を記念して再編集した2枚組です。

CPO
CPO-555193(1CD)
NX-B02
ブルーノ・ワルター(1876-1962):弦楽四重奏曲、ピアノ五重奏曲
弦楽四重奏曲 ニ長調(1903)…全曲世界初録音
ピアノ五重奏曲 嬰ヘ短調(1905)
アロン四重奏団【ルートヴィヒ・ミュラー(Vn)、バルナ・コボリ(Vn)、ゲオルク・ハマン(Va)、クリストフ・パンティヨン(Vc)】
マッシモ・ジュゼッペ・ビアンキ(P)

録音:2016年5月1-2日、2019年7月16日、2016年10月2-4日
20世紀の大指揮者として知られるブルーノ・ワルター。ピアニストとしてデビューしたのち、1896年、ハンブルク歌 劇場でマーラーに認められウィーン宮廷歌劇場の副指揮者に抜擢され、以降指揮者として成長していきます。彼 が作曲家として世間の注目を浴びたのは、主として初期のウィーン時代(1901-1912年頃)のこと。1903年に は彼の「弦楽四重奏曲ニ長調」を高名なロゼ四重奏団が演奏、また1905年にはワルター自身がピアノで参加し て「ピアノ五重奏曲嬰ヘ短調」が演奏され当時の音楽誌で高い評価を受けたということです。 この弦楽四重奏曲は、これまで第2、3、4楽章のみの存在が知られていましたが、録音の際の調査で、オースト リア国立図書館の音楽コレクションから全曲のコピーが見つかり今回のアロン四重奏団による全曲録音が実現し ました。当盤の演奏は、後期ロマン派の作曲家としてのワルターを知る手がかりとなる貴重な1枚です。

Resonus
RES-10311(1CD)
NX-B05
ヴォーン・ウィリアムズ:作品集
ピアノ五重奏曲 ハ短調
揚げひばり - 独奏ヴァイオリンとピアノのために(1914年オリジナル・ヴァージョン)
ロマンス- ヴィオラとピアノのために
旧詩篇歌第104篇に基づく変奏曲風幻想曲
マーク・ベビントン(P)
ダンカン・リデル(Vn)
アビゲイル・フェンナ(Va)
リチャード・ハーウッド(Vc)
ベンジャミン・カニンガム(Cb)
シティ・オブ・ロンドンcho
ロイヤルPO
ヒラリー・ダヴァン・ウェットン(指)

録音:2022年6月8-9日、7月28日
ヴォーン・ウィリアムズ生誕150年を記念した企画。このアルバム制作のきっかけとなったのは、最後に置かれた 演奏時間15分半の「旧詩篇歌第104篇に基づく変奏曲風幻想曲」で、ピアノ独奏と合唱及びオーケストラ を要する編成ゆえか演奏機会に恵まれませんが、マーク・ベビントンとヒラリー・ダヴァン・ウェットンはこの記念す べき年に新録音を発表すべく奮起しました。他にも演奏機会が多いとは言えない曲を収録。唯一の有名曲 「揚げひばり」はポピュラーなオーケストラ版ではなく、オリジナルのピアノ伴奏版で録音しています。

TOCCATA
TOCC-0188(1CD)
NX-B03
ヴァインベルク(1919-1996):ヴァイオリンとピアノのための作品全集 第4集
コンチェルティーノ イ短調 Op. 42-ヴァイオリンとピアノのために(1948)
2つの無言歌(1947)
3つの小品- ヴァイオリンとピアノのために(1934-35)
6. No. 1. Nocturn
ソナタの楽章(1944)
ソナタ- 2つのヴァイオリンのために(1959)
ユーリ・カルニッツ(Vn)
マイケル・チャーニ=ウィルス(P)
イーゴリ・ユゼフォヴィチ(Vn)

録音:2015年7月12日、2019年12月20日、2022年6月25日
TOCCATA CLASSICSの「ヴァインベルクのヴァイオリンとピアノのための作品全集」。最後を飾る第4集には彼が15歳の頃、ワルシャワ音楽院で学ん でいた時に書いた「3つの小品」をはじめ、1947年に書かれた、美しい旋律の中にも不安げな雰囲気が漂う「無言歌」、 ヴァイオリン・ソナタ第2番の ために書かれた「Largo」(後に別の曲「Lento」に差し替えられた)、スターリンの反ユダヤキャンペーンで1953年に逮捕され苦難の生活を送るも、公 式に名誉が回復された後に書かれた「ソナタ」などを収録。全作品を通して聴くことで、彼の個性が確立していく様子を窺うことができるでしょう。ヴァイ オリニスト、ユーリ・カルニッツは第2集で『ディアパゾン賞』を獲得、ヴァインベルク作品の解釈が高く評価されています。

SWR music
SWR-19124CD(1CD)
NX-B06
ショスタコーヴィチ:室内交響曲Op. 110a(原曲:弦楽四重奏曲第8番 ハ短調 Op. 110) (ルドルフ・バルシャイ編)
ピアノ協奏曲 第1番Op. 35
室内交響曲 Op. 49a(原曲:弦楽四重奏曲第1番)(ルドルフ・バルシャイ編)
マリア・メエロヴィチ(P)
セルゲイ・ナカリャコフ(Tp)
ドイツ放送フィルハーモニー
ピエタリ・インキネン(指)

録音:2020年11月16-19日、2020年11月4-8日(8日のみライヴ)、2022年2月8-11日
ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲を、彼の弟子であったルドルフ・バルシャイが弦楽合奏版に編曲した2曲の「室内交響曲」。優れたヴィオラ奏者、そして 作曲家でもあったバルシャイの編曲は、原曲を拡大しながらも決して緊張感を失うことがなく、これらはショスタコーヴィチも認め作品番号を付すほど見事な 仕上がりとなっています。 ピアノ協奏曲は1933年の作品。正式には「ピアノとトランペット、弦楽合奏のための協奏曲」であり、トランペットにもソリストとしてのテクニックが求められま す。ショスタコーヴィチ自身や他の作曲家、民謡まで様々な作品から引用された旋律が印象的な作品です。 ここでピアノを演奏するのは、アナトール・ウゴルスキの弟子であるマリア・メエロヴィチ。トランペットは日本でもおなじみの名手セルゲイ・ナカリャコフが担当して います。日本フィル・ハーモニーと2017年よりドイツ放送PO(ザールブリュッケン・カイザースラウテルンドイツ放送PO) の首席指揮者を務めるピエタリ・インキネンは、オーケストラから力強い音楽を引き出し、作品の魅力を伝えています。

Gramola
GRAM-99248(1CD)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第16番&第14番(弦楽合奏版)
弦楽四重奏曲第16番ヘ長調Op. 135(弦楽合奏版)
弦楽四重奏曲第14番嬰ハ短調 Op. 131(弦楽合奏版)
クラングコレクティフ・ウィーン
レミ・バロー(指)

録音:2020年10月7日(ライヴ)
Lorely-Saal、Penzing、ウィーン(オーストリア)
聖フローリアン修道院で行われる夏のブルックナー週間の常任指揮者を務め、ブルックナーの交響曲全曲の演奏と録音を続けているレミ・バロー。 ウィーン・フィル及びウィーン国立歌劇場Oの第1ヴァイオリン奏者を務めたこともあります。 2018年にはウィーンの5つのオーケストラ(ウィーン・フィル、ウィーン響、ウィーン放送響、トーンキュンストラー管、フォルクスオーパー管)のメンバーからな るオーケストラ、クラングコレクティフ・ウィーンを結成。Gramolaレーベルからハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルトの録音を出しています。 彼らが2020年のベートーヴェン・イヤーに取り組んだのが、後期の弦楽四重奏曲2曲を弦楽合奏で演奏するというもの。6/4/3/2/1の弦楽5部16 名から生まれる音楽は、精緻さと機敏さを損なうことなくサウンドに厚みと力強さをもたらしています。 ブックレットによれば、新型コロナ感染症のパンデミック対策により編成を絞らざるを得なかったことから生まれた窮余の一策だったそうですが、この深遠 な作品に相応しい深みが感じられる演奏となりました。



PRAGA DIGITALS
PRD-250425(50CD)
プラジャークSQ PRAGA DIGITAL全録音集 1992-2018
■CD1
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲第1番へ長調Op.18-1、第4番ハ短調Op.18-4第5番イ長調Op.18-5
■CD2
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第3番ニ長調Op.18-3、第2番ト長調Op.18-2、第6番変ロ長調Op.18-6
■CD3-4
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲集〜ラズモフスキー
弦楽四重奏曲第7番ヘ長調Op.59-1,弦楽四重奏曲第8番ホ短調Op.59-2,弦楽四重奏曲第9番ハ長調Op.59-3
■CD5
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲第10番変ホ長調Op.74「ハープ」、第11番へ短調Op.95「セリオーソ」
■CD6〜原盤:PRD250181(廃盤)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第12番変ホ長調Op.127、第14番嬰ハ短調Op.131
■CD7
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第15番イ短調Op.132、第16番ヘ長調Op.135
■CD8
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第13番変ロ長調Op.130、
大フーガ変ロ長調Op.133、
弦楽四重奏曲第13番の新たなフィナーレ(アレグロ/1825-6)
■CD9
(1)ベルク:弦楽四重奏曲Op.3、(2)抒情組曲、(3)抒情組曲〜第6楽章異版(ソプラノ独唱付)、(4)ウェーベルン:弦楽四重奏曲Op.28
■CD10
ボロディン:室内楽作品集Vol.1
(1)弦楽四重奏曲第2番ニ長調、(2)チェロ・ソナタロ短調、(3)ピアノ五重奏曲ハ短調
■CD11
ブラームス:弦楽四重奏曲第1番Op.51-1ハ短調,クラリネット五重奏曲Op.115 変ロ短調
■CD12
ブラームス:(1)弦楽四重奏曲第2番イ短調Op.51-2、(2)弦楽五重奏曲ト長調Op.111
■CD13
ブラームス:弦楽四重奏第3番変ロ長調Op.67,ピアノ五重奏ヘ短調Op.34
■CD14
ブラームス:(1)弦楽六重奏曲第1番変ロ長調Op.18、(2)同第2番ト長調Op.36
■CD15
ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第10番変ホ長調Op.51、13番ト長調Op.106
■CD16
ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第11番ハ長調Op.61、「糸杉」(弦楽四重奏版)
■CD17
ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第12番「アメリカ」Op.96、テルツェットOp.74、バガデルOp.47
■CD18
ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲イ長調Op.5、イ長調Op.81
■CD19
インドジヒ・フェルド(1925-2007):弦楽四重奏曲第4番J.61(1965)、弦楽四重奏曲第6番J.181(1993)、クラリネット五重奏曲J.194(1999)
■CD20
ハイドン:弦楽四重奏曲第36番イ長調Op.20-6(「太陽四重奏曲」より)、弦楽四重奏曲第67番ニ長調「ひばり」Op.64-5
ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第14番変イ長調Op.105 B.193(録音:1999年)
■CD21
ハイドン:弦楽四重奏曲
(1)Op.50-3変ホ長調、(2)Op.50-5ヘ長調「夢」、(3)Op.50-6ニ長調「蛙」
■CD22
ハイドン:弦楽四重奏曲「十字架上のキリストの最後の七つの言葉」Op.51
■CD23
ハイドン:3つの弦楽四重奏曲op.71(アポニー弦楽四重奏曲)
(1)第1番変ロ長調、(2)第2番ニ長調、(3)第3番変ホ長調
■CD24
ハイドン:エルデーディ四重奏曲第1集
弦楽四重奏曲第75番ト長調Op.76-1「エルデーディ」、第76番ニ短調Op.76-2「五度」、第77番ハ短調Op.76-3「皇帝」
■CD25
ハイドン:エルデーディ四重奏曲集Op.76第2巻
弦楽四重奏曲第78番変ロ長調「日の出」、第79番ニ長調「ラルゴ」,第80番変ホ長調
■CD26
ヤナーチェク:(1)弦楽四重奏曲第1番「クロイツェル・ソナタ」、(2)同第2番「ないしょの手紙」、(3)ヴァイオリン・ソナタ(1912/21)
■CD27
ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第1番「クロイツェル・ソナタ」、弦楽四重奏曲第2番「ないしょの手紙」
プロコフィエフ:弦楽四重奏曲第2番ヘ長調Op.92
■CD28
マルティヌー:弦楽四重奏曲第3番H.268、弦楽四重奏曲第6番、弦楽四重奏曲第7番(室内協奏曲)
■CD29〜原盤:PRDDSD250252、PRDDSD250221(廃盤)
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲変ホ長調Op.12(録音:2008年10月)、弦楽八重奏曲変ホ長調Op.20(録音:2005年1,5月)
■CD31
モーツァルト:「プロシャ王」弦楽四重奏曲集
(1)弦楽四重奏曲第21番K.575、(2)弦楽四重奏曲第22番K.589、(3)弦楽四重奏曲第23番K.590
■CD32
モーツァルト:(1)弦楽五重奏曲第5番ニ長調K.593、(2)弦楽五重奏曲第4番ト短調K.516
■CD33
モーツァルト:弦楽五重奏曲第4番ト短調K.516、ブルックナー:弦楽五重奏曲(1879) 
■CD34
モーツァルト:クラリネット五重奏曲イ長調K.581(録音:2002年1月)、ホルン五重奏曲変ホ長調K.407(録音:1995年6月)
ウェーバー:クラリネット五重奏曲変ロ長調Op.34(録音:2001年1月)
■CD35
モーツァルト:ピアノ協奏曲集
(1)第12番イ長調K414/385b、(2)第11番ヘ長調KV413/387a、(3)第13番ハ長調KV415/378b
■CD36
マーラー:ピアノ四重奏曲(未完)
シェーンベルク:弦楽四重奏曲第0番ニ長調、弦楽三重奏曲Op.45、ピアノ伴奏つきヴァイオリンのためのファンタジーOp.47
■CD37
シェーンベルク:弦楽四重奏曲第1番ニ短調Op.7、弦楽四重奏曲第2番嬰ヘ短調Op.10
■CD38
シェーンベルク:弦楽四重奏のためのスケルツォヘ長調、弦楽四重奏のためのプレストハ長調、室内交響曲Op.9(ウェーベルンによるピアノと弦楽四重奏編曲版)、弦楽四重奏曲第3番Op.30
■CD39
シェーンベルク:(1)弦楽四重奏曲第4番Op.37、(2)弦楽六重奏曲「浄夜」Op.4
■CD40
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第8番ハ短調Op.110、弦楽四重奏曲第7番嬰ヘ短調Op.108、ピアノ五重奏曲ト短調Op.57
■CD41
ショスタコーヴィチ:(1)弦楽四重奏曲第14番嬰ヘ長調Op.142、(2)弦楽四重奏のための2つの小品(1931)、(3)弦楽四重奏曲第15番変ホ短調Op.144
■CD42
シューベルト:(1)弦楽五重奏曲ハ長調D.956、(2)弦楽四重奏曲第7番ニ長調D.94
■CD43
シューベルト:(1)弦楽四重奏曲第13番イ短調D.804〈ロザムンデ〉、(2)弦楽四重奏曲第14番ニ短調D.810〈死と乙女〉
■CD44
シューベルト:弦楽四重奏曲第15番ト長調D.887
■CD45
シューマン:ピアノ五重奏曲変ホ長調、弦楽四重奏曲第1番イ短調Op.41
■CD46
スメタナ:弦楽四重奏曲第1番ホ短調「わが生涯より」、弦楽四重奏曲第2番ニ短調
シュールホフ:弦楽四重奏のための5つの小品
■CD47
スメタナ:弦楽四重奏曲第1番ホ短調「わが生涯より」、第2番ニ短調
(1)グリンカ:大六重奏曲変ホ長調、(2)チャイコフスキー:弦楽四重奏曲第1番ニ長調、(3)グリンカ:ベッリーニの歌劇「夢遊病の女」の主題による華麗なディヴェルティメント
■CD49
ツェムリンスキー:弦楽四重奏曲第1番イ長調Op.4、弦楽四重奏のための二章(1927)、弦楽四重奏曲第4番イ長調Op.25
■CD50
「プラジャーク・カルテット・イン・コンサート/国際エヴィアン賞受賞より30年」
(1)ハイドン:弦楽四重奏曲ニ長調Op.50-6「蛙」、(2)マルティヌー:弦楽四重奏曲第3番H26、(3)フェルト:サクソフォーン五重奏曲J194、(4)ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第16番ヘ長調Op.135
■CD1〜原盤:PRDDSD250183(廃盤)
録音:2002年12月、2003年1月&4月
プラジャークSQT
■CD2〜原盤:PRD250158
録音:2000年6月,2001年4月
プラジャークSQT
■CD3-4〜原盤:PRD250145および250146(いずれも廃盤)
録音:1999年10月/2000年7,10月
プラジャークSQT
■CD5〜原盤:PRDDSD250199(廃盤)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲集
録音:2003年7,9月
プラジャークSQT
■CD6〜原盤:PRD250181(廃盤)
プラジャークSQT
録音:2002年5,6月
■CD7〜原盤:PRD250133(廃盤)
録音:1999年3,8,9月プラハ
プラジャークSQT
■CD8〜原盤:PRDDSD250206(廃盤)
プラジャークSQT
録音:2003年11,12月
■CD9〜原盤:PRD250161(廃盤)
ヴァンダ・タベリィ(S(3))
録音:1999年11月&2000年10月
プラジャークSQT
■CD10〜原盤:PRDDSD250282(廃盤)
プラジャークSQT
ヤロミル・クレパーチ(P)、ヤン・ペルシュカ(Va)、マルティン・セドラーク(Vc)
録音:1999年3月、2000年1月、2011年5月
■CD11〜原盤:PRDDSD250227(廃盤)
パスカル・モラゲス(Cl)
プラジャークSQT
録音:2005年7,9月
■CD12〜原盤:PRDDSD250236(廃盤)
プラジャークSQT
(2)ウラジミール・ブカチュ(Va)
録音:2006年3,6月
■CD13〜原盤:PRDDSD250220(廃盤)
プラジャークSQT
イヴァン・クラーンスキー(P)
録音:2005年6月
■CD14〜原盤:PRDDSD250297
ペトル・ホルマン(Va)、ヴラディミール・フォルティン(Vc)
プラジャークSQU
録音:2013年6月
■CD15〜原盤:PRD250102(廃盤)
プラジャークSQT
録音:1996年4,6月
■CD16〜原盤:PRDDSD250198(廃盤)
プラジャークSQT
録音:2004年5,7月
■CD17〜原盤:PRD250110(廃盤)
プラジャークSQT
ヤロスラフ・トゥーマ(ハルモニウムOp.47)
録音:1998年1月
■CD18〜原盤:PRD250175(廃盤)
イヴァン・クラーンスキー(P) 
プラジャークSQT
録音:2002年6月
■CD19〜原盤:PRDDSD250239,350037より(いずれも廃盤)
プラジャークSQT
ヤン・マフ(Cl)
録音:2002年10月&2006年7,9月
■CD20〜原盤:PRD250169,250136より(いずれも廃盤)
プラジャークSQT録音:ハイドン/2001年6,9月、ドヴォルザーク/1999年4月
■CD21〜原盤:PRDDSD250251(廃盤)
プラジャークSQT
録音:2008年10,11月&2009年6月
■CD22〜原盤:PRDDSD250291(廃盤)
プラジャークSQU
録音:2011年11,12月
■CD23〜原盤:PRDDSD250289(廃盤)
プラジャークSQU
録音:2011年10月、2012年3,6月
■CD24〜原盤:PRD250069(廃盤)
プラジャークSQT
録音:1992年6月、1993年4月、1994年5月
■CD25〜原盤:PRD250070(廃盤)
プラジャークSQT
録音:1995年6月
■CD26〜原盤:PRD250108(廃盤)
ヴァーツラフ・レメシュ(Vn(3)) 萱原祐子(Pf(3)) 
プラジャークSQT
録音:1997年5,7月
■CD27〜原盤:PRDDSD250301およびPRD250174(いずれも廃盤)
パヴェル・フーラ(Vn/ヤナーチェク)
ヴァーツラフ・レメシュ(Vn/プロコフィエフ)
ヴラスティミル・ホレク(Vn)、ヨセフ・クルソニュ(Va)、ミハル・カニュカ(Vc)
録音:プロコフィエフ/2002年6月、ヤナーチェク/2013年3,10月
■CD28〜原盤:PRDDSD250254およびPRD250097(いずれも廃盤)
プラジャークSQT
録音:2009年1,6月、1996年1月(第7番のみ)
■CD29〜原盤:PRDDSD250252、PRDDSD250221(廃盤)
プラジャークSQT
コチアンSQ
■CD31〜原盤:PRD250026(廃盤)
プラジャークSQT
録音:1992年9,12月
■CD32〜原盤:PRD350012(廃盤)
プラジャークSQT
ハット・バイエルレ(Va) 
録音:2000年2月
■CD33〜原盤:PRD250104(廃盤)
プラジャークSQT
ヤン・ターリヒ(Va)
録音:1996年5月
■CD34〜原盤:PRDDSD250200、PR250095、PRD 250164(全て廃盤)
パスカル・モラゲス(Cl)
ヴラデミラ・クランシュカ(Hrn)
■CD35〜原盤:PRDDSD250298(廃盤)
スラーヴカ・ピエホチォヴァー=ヴェルネロヴァー(P)
パヴェル・ネイチェク(Cb)
プラジャークSQU
録音:2013年1月
■CD36〜原盤:PRD250168(廃盤)
プラジャークSQT
Op.47/ヴラスティミル・ホレク(Vn) 萱原祥子(P) 
録音:1994年5月、2001年9月
■CD37〜原盤:PRD250112(廃盤)
クリスティーネ・ホイットルシー(S/op.10) 
プラジャークSQ
プラジャークSQT
録音:1994年5月、1997年5月
■CD38〜原盤:PRD250278(廃盤)
プラジャークSQU
ヤロミル・クレパーチ(P/Op.9)
録音:2010年6,9月
■CD39〜原盤:PRDDSD250234(廃盤)
ヴラディーミル・ブカチュ(Va) ぺトル・プラウゼ(Vc) 
プラジャークSQT
録音:2007年1月
■CD40〜原盤:PRD250270(廃盤)
エフゲニー・コロリオフ(P) 
プラジャークSQU
録音:2009年11月、2010年1,4月
■CD41〜原盤:PRDDSD250306(廃盤)
プラジャークSQU
録音:2014年5,7月
■CD42〜原盤:PRDDSD250191(廃盤)
プラジャークSQT
マルク・コッペイ(Vc)
録音:2002年9月、2003年1月
■CD43〜原盤:PRD250091(廃盤)
プラジャークSQT
録音:1995年6月
■CD44〜原盤:PRDDSD250240(廃盤)
プラジャークSQT
録音:2007年11月
■CD45〜原盤:PRDDSD250265(廃盤)
エフゲニー・コロリオフ(P)
プラジャークSQT
録音:2009年10,11月
■CD46〜原盤:PRD250128,PRD250203(いずれも廃盤)
プラジャークSQT
録音:1998年9月、1999年1月(スメタナ)/2003年7,10,12月、2004年1月(シュールホフ)
■CD47〜原盤:PRDDSD350151
プラジャークSQV
録音:2017年10月
■CD48〜原盤:PRD250294(廃盤)
プラジャークSQU
ルーカス・クランスキー((1)(3)Pf)、パヴェル・ネイテク(Cb)、プラジャークQ
録音:2012年3,6月
■CD49〜原盤:PRD250107(廃盤)
プラジャークSQT
録音:1998年3,9月
■CD50〜原盤:PRDDSD350045(廃盤)
ラーフ・ヘッケマ(sax)
プラジャークSQT
録音:(1)(2)(4)2008年3月、(3)2006年11月(いずれもライヴ)

※原盤番号のところに廃盤とあるものは、2022年12月時点での状況です。

プラジャークSQT【ヴァーツラフ・レメシュ(Vn)、ヴラスティミル・ホレク(Vn)、ヨセフ・クルゾニュ(Va)、ミハル・カニュカ(Vc)
プラジャークSQU【パヴェル・フーラ(Vn)、ヴラスティミル・ホレク(Vn)、ヨセフ・クルソニュ(Va)、ミハル・カニュカ(Vc)】
プラジャークSQV【ヤナ・ヴォニャシュコヴァー(Vn)、ヴラスティミル・ホレク(Vn)、ヨセフ・クルソニュ(Va)、ミハル・カニュカ(Vc)】
1972年に創立されたプラジャークSQ。実に50年の歴史をもちます。これを記念して、PRAGA DIGITALSレーベルでの録音を50枚組のボック スで発売いたします。それぞれの盤は、ほぼ発売当初のままのカップリングで構成されていますが、組みなおされているものもいくつかございます。また、SACD Hybridで発売されていたものもすべてCDでのボックス化となります。ブックレットには創立当初からのメンバーであるヨゼフ・クルソニュ(Va)の対談が 掲載されており、この部分は日本語訳でお読みいただけます。 (Ki)

Ars Produktion
ARS-38350(1SACD)
トランペットとピアノのための作品集
ダニエル・シュニーダー:ソナタ(1990)
ハインリッヒ・ズーターマイスター:演奏会用ガヴォット(1993)
モーリス・ル・ブーシェ:スケルツォ・アパッショナート(1934)
ヤン・ヴィンデスハウゼン:Jay(2021)
マスネ:エレジー(1872)
イベール:即興曲(1951)
プーランク;おまえはこんな風(1943)
ジャン・ユボー:ソナタ(1943)
ピアソラ:オブリヴィオン(忘却)(1984)
ジョルジュ・ゾイカ(Tp)、
キョウコ・カシイ(P)

録音:2022年4月(ドイツ、ヴッパータール)
1988年ルクセンブルク出身のトランペット奏者、ジョルジュ・ゾイカによるトランペットとピアノのための作品集。音楽を聴いて色が見えるというゾイカが厳選した近現代作品からなるプログラムで、アルバムタイトルはインディゴ(藍)と名付けられています。彼は2007年からドイツのカールスルーエ音楽大学でラインホルト・フリードリヒにクラシック・トランペットを学び、2013年に修士号を取得。2020年からはルクセンブルク国立音楽院でクラシックトランペットと室内楽の教授を務め、コンサートではクラシックやジャズのみならず、さまざまなスタイルの音楽を演奏しています。
Ars Produktion
ARS-38351(1SACD)
サン=サーンス&タネーエフ:ピアノ四重奏曲
サン=サーンス:ピアノ四重奏曲 ホ長調(1851-53)
タネーエフ:ピアノ四重奏曲 ホ長調 Op.20(1902-06)
マレヴィチ・アンサンブル

録音:2021年12月(ドイツ、ヴッパータール)
名門ケルン音楽舞踊大学の教授陣によって構成される審査員によって厳格な芸術的品質基準を満たすと認められ、「Taste the Best」賞を受賞したマレヴィチ・アンサンブル。あまり知られていないサン=サーンス若書き(16歳〜18歳の頃)の爽やかなピアノ四重奏曲に、約半世紀を経てタネーエフが作曲したロマンティックな力作(演奏時間30分超)をカップリングするというユニークなプログラムで、その実力を披露します。

Paladino Music
PMR-0131(1CD)
フランク:チェロ・ソナタ イ長調(ジュール・デルサール編、原曲:ヴァイオリン・ソナタ)(1886)
イェルク・デムス:詩的なソナタ Op.8(1986)
マリア・クリーゲル(Vc)、
イェルク・デムス(P)

録音:1987年7月28日、聖ニコラス教会(ベルギー、デュルビュイ)
ドイツの名チェリスト、マリア・クリーゲルの70歳の誕生日(2022年11月)を記念し、当時LPでリリースされたイェルク・デムスとの1987年ライヴ音源がCDで再発売!
1981年に第2回ロストロポーヴィチ国際コンクールで優勝したクリーゲルの優れた音楽性は、その国際的な活躍と、1990年代に残した数多くの録音によって広く知られています。イェルク・デムスとの共演によるフランクの名作と、当時デムスが書いたばかりであった自作の「詩的なソナタ」を収録した、このキャリア初期(彼女の半生にあたるちょうど35年前)の貴重なライヴ録音は、クリーゲルの詩的な表現力と卓越した技術を証明するものであり、さらにデムスとの数十年にわたる芸術的パートナーシップの記録でもあるのです。
Paladino Music
PMR-0132(1CD)
ハイドン:ピアノ三重奏曲集
ピアノ三重奏曲 ハ長調 Hob.XV:27
ピアノ三重奏曲 変ホ短調 Hob.XV:31
ピアノ三重奏曲 ホ短調 Hob.XV:12
ピアノ三重奏曲 嬰へ短調 Hob.XV:26
ピアノ三重奏曲 ニ長調 Hob.XV:24
アルテンベルク・トリオ・ウィーン〔クリストファー・ヒンターフーバー(P)、ジユ・ヘ(Vn)、クリストフ・シュトラートナー(Vc)〕

録音:2021年5月(オーストリア)
ウィーン楽友協会のトリオ・イン・レジデンスを務めるアルテンベルク・トリオ・ウィーンによる、ハイドンの後期ピアノ三重奏曲集!アメリカのピアニスト・音楽学者のチャールズ・ローゼンは1971年の著書『古典派音楽の様式 The Classical Style』の中で、ハイドンの後期ピアノトリオは繊細で深い表現と名人芸の点で、モーツァルトのピアノ協奏曲と並んで「ベートーヴェン以前の最も輝かしいピアノ作品」であると述べています。実際にハイドンは1785年以降、3つの楽器の組み合わせや珍しい調性によって、ピアノ・ソナタや他の作品ではあまり見られない即興的な雰囲気を作り出すことに成功しました。ここではアルテンベルク・トリオ・ウィーンが選んだ5つの名作によって、ハイドンが決して過小評価されてはならない作曲家であることを再確認できます。

Da Vinci Classics
C-00636(1CD)
ダンツィ:クラリネット、またはバセットホルンとピアノのためのポプリとソナタ集
3つのポプリ
クラリネット・ソナタ
バセットホルン・ソナタ
ルイージ・マジストレッリ(クラリネット、バセットホルン)
、クラウディア・ブラッコ(P)

録音:2020年10月、ヴィッラ・ボッロメオ・オヴ・チェザーノ・マデルノ(イタリア)
数十年前までは忘れ去られていたドイツの大作曲家フランツ・ダンツィ(1763-1826)。
ダンツィは管楽五重奏(木管五重奏)という編成を最初に使った作曲家の一人と考えられており、その作品は名作として現在でも広く親しまれています。
ここに収録されたクラリネット作品も、魅惑的な旋律主題に続いて、挑戦的な技巧的変奏が施された非常によく練られた作品ばかり。
クラリネット、バセットホルンの特性を知り尽くした末に書かれた秀作群を、イタリア国際クラリネット協会の会長を務める重鎮で、カール・ライスターやディーター・クレッカーとの共演も数多いルイージ・マジストレッリが奏でます。
Da Vinci Classics
C-00640(1CD)
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集
ソナタ ハ長調 K.296
ソナタ ト長調 K.301
ソナタ ヘ長調 K.376
ソナタ変ロ長調 K.454
パオロ・アルディンギ(Vn)、
ブルーノ・カニーノ(P)

録音:2020年9月、ピエーヴェ・ヴェッキア・ディ・サンタ・マリア・デル・ジュディチェ(ルッカ、イタリア)
フランコ・グッリの高弟であるヴァイオリニスト、パオロ・アルディンギが2006年からコンビを組み続けている名匠ブルーノ・カニーノとのデュオで奏でるモーツァルトのソナタ4曲!
ザルツブルクの天才が遺した数々のヴァイオリン・ソナタの中からアルディンギとカニーノが選んだ4作品には、よりヴァイオリンの存在が引き立てられた「変ロ長調 K.454」が含まれています。
イタリアの名匠デュオが阿吽の呼吸で繰り出すモーツァルトをお楽しみ下さい。
Da Vinci Classics
C-00637(1CD)
テオドール・ゴーデ(1782-1846):ソナタ、セレナーデ&変奏曲集
ギターとフルートのためのソナタ Op.24
フルートとギターのための変奏曲 Op.28
フルートとギターのためのセレナーデ Op.40
ギターとフルートのためのソナタ Op.25
フルートとギターのためのテーマ・ヴァリエ Op.9
フルートとギターのためのセレナーデ Op.46
ジャンルカ・ニコリーニ(Fl)、
リッカルド・グエッラ(G)

録音:2022年4月
18世紀から19世紀にかけて書かれたギターに捧げられた室内楽は、そのほとんどが当時演奏法や新たな演奏技法を生み出していたコンポーザー=ギタリストたちによって作曲されたものであり、ここで取り上げられているテオドール・ゴーデも例に漏れずドイツで活躍したギタリストでした。
ここに収録されたフルートとギターのための作品では、シンプルなギターの伴奏、重要なテーマを提示するためにフルートとギターが交互に演奏する瞬間など、異なるスタイルと形式が組み合わさり、独自の作風を聴かせてくれています。
ジャンルカ・ニコリーニは、ジェノヴァのオルケストラ・フィラルモニカ・ジョヴァニーレで首席フルートを務めていた名手。現在はアレッサンドリアのヴィヴァルディ音楽院で教授として活躍しています。
Da Vinci Classics
C-00638(1CD)
ヴァイオリンとチェロ二重奏のための20世紀名作選
ラヴェル:ヴァイオリンとチェロのためのソナタ ハ長調
シュールホフ:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲
オネゲル:ヴァイオリンとチェロのためのソナチナ H.80
シュニトケ:ヴァイオリンとチェロのための「静寂の音楽」
デュオ・シノプシス〔イゴール・カンタレッリ(Vn)、グレゴリオ・ブティ(Vc)〕

録音:2021年9月、バディア・カヴァナ(パルマ、イタリア)
20世紀の約60年間をカバーし、その期間に生み出された「ヴァイオリンとチェロ」のための二重奏のための名作に焦点をあてた好プログラム。
音楽言語と形式の探求という茨の道を進み、独自のスタイルを生み出したラヴェル、シュールホフ、オネゲル、そしてシュニトケ。
様式の混合に新たな道を見出した大作曲家たちの作品を、2006年から活動しているイタリアのアンサンブル、デュオ・シノプシスが紐解きます。
Da Vinci Classics
C-00633(1CD)
ザ・ゴールデン・エイジ・プロジェクト
ルディ・ヴィードフ(1893-1940):サックス・オ・フン
ガーシュウィン:3つの前奏曲
ヴィードフ:はかないワルツ
ニック・ルッソニエッロ(1984-):組曲「港町」
ガーシュウィン:子守歌
シュールホフ:6つのジャズのスケッチ
ルッソニエッロ:ルディのワルツ
ニック・ルッソニエッロ(Sax)、
ザ・ゴールデン・エイジ・クヮルテット(弦楽四重奏)、
エッラ・ブリンチ(Va)、
ポール・ステンダー(Vc)
ジャズ黎明期のアメリカで活躍したルディ・ヴィードフに捧げる「ザ・ゴールデン・エイジ・プロジェクト」。
このレコーディングの主人公であるサクソフォニスト、ニック・ルッソニエッロは、ダンス・オーケストラやジャズ・クラブ、当時の豊かなストリングス・セクションの音色を想起させるよう、収録曲をサクソフォンとストリングスのためのヴァージョンにアレンジ。
ルッソニエッロは1920年代のガット弦を採用したSQと共演し、ヴァイオリンの名手フリッツ・クライスラー(ちなみにルディ・ヴィードフは『サクソフォンのクライスラー』の異名を持っていました)が広めたポルタメント、柔軟性、鮮やかなヴィヴラートを再現しています。

Edition HST
HST-119(1CD)
税込定価
J.B.ヴァンハル(1739-1813);弦楽三重奏曲集第2巻
弦楽三重奏曲集op.11(1772) から
第3番ヘ短調Weinmann VIa:f1
第2番ト長調Weinmann VIa:G3
第5番イ長調Weinmann VIa:A3
第6番ホ長調Weinmann VIa:E1
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ
リーダー;松井利世子、福本 牧(Vn)、小原 圭(Vc)

録音:2019年12月12日、東京・三鷹、風のホール・ライヴ
※全曲世界初録音
交響曲、弦楽四重奏曲を各100曲、作曲した」ヴァンハルであったが、弦楽三 重奏曲も100曲近く作曲していた。曲調は、第一、第二ヴァイオリンに重音を多用し、弦楽四重奏曲に勝るとも劣らな い様式となっています。 ※ヴァンハル弦楽三重奏曲カタログ・リスト表(A.Weinmann ヴァインマン編集)付き 。

Challenge Classics
CC-72940(1CD)
ロシアのチェロ・ソナタ集
カバレフスキー:チェロ・ソナタ Op.71
プロコフィエフ:チェロ・コンチェルティーノ Op.132より 第2楽章アンダンテ
シェバリーン(1902-1963):チェロ・ソナタ Op.51-3*世界初録音
マリーナ・タラソヴァ(Vc)
イヴァン・ソコロフ(P)

録音:2022年7月6日、8月10・11・18日/モスクワ、ヴィクトル・ポポフ・アカデミー・オブ・コラール・アーツ・スタジオ
プラハ、フィレンツェ、パリの国際コンクールに優勝し、長年にわたりロシアを代表するチェリストの一人である、マリーナ・タラソヴァによるロシア作品集。収録 された3曲は、すべてロストロポーヴィチに献呈されたものです。シェバリーンのソナタは世界初録音。
「カバレフスキーのソナタは20世紀のチェロ・レパートリーの中で最高の作品の一つであり、その哲学的で瞑想的な深さは比類がない。プロコフィエフのコンチェ ルティーノは、抒情性とロシアの土壌という、彼の中の稀な組み合わせの最も美しい例です。シェバリーンのソナタでは、古いモスクワのイメージ、教会の鐘の音、 水夫の踊りなどを体感することができます。」(マリーナ・タラソヴァ) (Ki)
Challenge Classics
CC-72920(1CD)
帰還
ラフマニノフ:『悲しみの三重奏曲』第2番Op.9(1907年版)
前奏曲 ロ短調 Op.32-10〜Th.Beijer編、ピアノ三重奏版(1988)
トリオ258[レスタリ・スホルテス(P)、エドゥアルド・パレデス・クレスポ(Vn )、レ オナ ルド・ベ セリング(Vc)]

録音:2022年8月4・5日ヒルフェルスム、MCO、第1スタジオ
2015年にアムステルダムのカイゼルスグラハト258にあるリハーサル室で結成された三重奏団「トリオ258」による演奏。
ラフマニノフが彼の作品の良き理解者であるピアニスト、ベンノ・モイセイヴィチにロ短調前奏曲について尋ねたところ、モイセイヴィチは「一言では言い表せな い。この作品は旅だ。旅して、〈帰って〉くる…」と答えました。その言葉をヒントに、「return=帰還」をテーマとした内容に仕立てられています。
美しくメランコリックなテーマが50分にわたる音楽の後に回帰する『悲しみの三重奏曲』第2番と、ロ短調前奏曲のピアノ・トリオのための編曲版を収録。そこ にパンデミックによって2年間音楽から隔離されていた音楽家が、本来の世界へと帰還するイメージが重ねられています。2023年のラフマニノフ生誕150年と いう節目も意識したアルバム。 (Ki)

TRIART
TTK-0096(1SACD)
B.ACH〜バッハ・フルート編曲集
To Bach/バッハ:無伴奏フルートのためのパルティータ イ短調 BWV1013(ケアステン・マッコール編曲/フルートとハープシコード)/ケアステン・マッコール:Zifix!(2本のフルート、2本のアルト・フルート、ハープシコード)
バッハ:フルート・ソナタ ハ長調 BWV1033(マッコール編曲/フルート、チェロとハープシコード)
マッコール:Ach(フルートとアルト・フルート)
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番ハ長調 BWV1005(マッコール編曲/2本のフルート、2本のアルト・フルート)
バッハ/パウル・フリック:Et Expecto(リアレンジメント)(フルート、アルト・フルート、バス・フルートの多重録音&エレクトロニクス)
バッハ:フルート・ソナタ イ長調 BWV1032(マッコール編曲/フルート、ヴァイオリン、チェロとハープシコード)
ケアステン・マッコール(Fl)、
オルガ・マティエヴァ(ハープシコード)、
ティエール・トップ(Vn)、
ベネディクト・エンツラー(Vc)、
マリヤ・セモテュク(Fl)、
ジュリー・ムラン(アルト・フルート)、
マリア・クリスティナ・ゴンサレス(アルト・フルート)
ロイヤル・コンセルトヘボウOの首席フルート奏者を長年務める名手、ケアステン・マッコールのソロ・アルバムが、オランダの高音質レーベルTRPTKからリリース!
何年か前に友人からイ長調ソナタ第1楽章の「完成版」(数小節だけ)を入手したことをきっかけに、この作品を自分なりに完成させ、様々な演奏で試し、修正し、破壊し、再構築し、そしてたどり着いたというフルート・ソナタ(BWV1032)は、ポリフォニックな構造をより明確にするために、ヴァイオリン、チェロを加えたトリオ・ソナタ版として編曲。更に、無伴奏フルート・パルティータ(BWV1013)はハープシコード伴奏を加え、ハ長調ソナタ(BWV1033)はフルートとチェロとハープシコードのバージョンに、無伴奏ヴァイオリン・ソナタ(BWV1005)はフルートとアルト・フルート計4本でそのポリフォニーの綾を紡ぎます。間には現代的な自作曲も挟み、極めて興味深いバッハ・フルート・アルバムが完成しました。
ケアステン・マッコール(カーステン・マッコール)はドイツ出身、1997年神戸国際フルート・コンクールで優勝、2000年ARDミュンヘン国際音楽コンクール第3位入賞。ザールブリュッケンRSOの首席フルート奏者をはじめ、ベルリン・フィル、バイエルン放送響、ニューヨーク・フィルで演奏。2005年から、オランダの名門ロイヤル・コンセルトヘボウO(RCO)の首席フルート奏者に就任。室内楽奏者としても世界的に有名で、ニュー・ミュージックのための「アンサンブル・エスト!エスト!!エスト!!!」を共同設立したほか、リノス・アンサンブルやRCOのメンバーで構成されるムジカ・レアーレなどのメンバーとしても活躍しています。
TRIART
TTK-0089(1SACD)
シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ D.821
シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第1番Op.105(ディミトリ・フェルシュトマンによるチェロとピアノ版)
ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ ニ短調 Op.40
ディミトリ・フェルシュトマン(Vc)、
ミラ・バスラウスカヤ(P)
60年以上の共演経験を持つ2人の名手が奏でる3つのチェロ・ソナタ。ディミトリ・フェルシュトマンは、モスクワ音楽院ではナターリャ・グートマンに師事し、1967年にはグリンカSQを創設した1945年生まれのロシア人チェリスト。幼少期をソビエト連邦で過ごし、1978年にオランダに移住。妻のミラ・バスラウスカヤと共に国内外の主要な舞台で定期的に演奏会を開いています。情熱的で歌心に満ちたアンサンブルに定評があり、2009年にCobraレーベルからリリースされた『チェロが歌うロシア歌曲』(COBRA0023)は海外メディアに絶賛されました。本作では彼らのお気に入りの作曲家が選ばれており、シューマンのヴァイオリン・ソナタはチェロのフェルシュトマンによってチェロ・ソナタ版に編曲されています。「私たちにとって最も身近な音楽を選びました。これらのロマンティックな楽曲が持つ独特の歌の特徴を強調したいのです。」「歌うことはロシアの音楽教育の基本であり、私たちの解釈の原点はまさにこの技術なのです。」

Danacord
DACOCD-909(1CD)
ホルンとピアノのための叙情的作品集
ボザ:頂上にて
サン=サーンス:ロマンス ホ長調 Op.67
デュカス:ヴィラネル
サン=サーンス:ロマンス へ長調 Op.36
ジェーン・ヴィネリ:ソナタ Op.7
ブライ・マリア・コロメル:幻想曲-伝説
アンリ・ビュッセル:カンテコール
ケクラン:ホルン・ソナタ Op.70
クラウディオ・フリュッキガー(ホルン、ナチュラルホルン/デュカス:ヴィラネル、サン・サーンス:ロマンス へ長調)、
ガリア・コラロヴァ(P)
チューリッヒ出身のホルン奏者、クラウディオ・フリュッキガーが麗しき音色で奏でる叙情的作品集。
フリュッキガーは、世界的ホルン奏者の一人、ラドヴァン・ヴラトコヴィチ(元ベルリンRSO首席ホルン奏者。バロック音楽から現代音楽まで幅広いレパートリーを誇り、1990年以降は国際的ソリスト、教育者として活躍。)の下で研鑽を積み、2011年からは世界最古のオーケストラのひとつとしても知られる、デンマーク王立Oで首席ホルン奏者として活躍。2017年には、スイスの作曲家、ハンス・スターリの委嘱によるホルン協奏曲を世界初演するなど、ホルンの現代レパートリーの開拓にも力を注いでいます。
本アルバムでは、ボザの人気作 「頂上にて」、サン=サーンスの2つのロマンス、パリ高等音楽院の入試課題曲として作曲されたデュカスの 「ヴィラネル」 など、ホルン奏者の重要レパートリーに数えられる名作を師匠譲りの抜群のテクニックと豊かな音楽性で奏でます。

Cobra Records
COBRA-0086(1CD)
エッセンシャルズ!〜 ロマン派のホルンのための独奏作品集
F.ヨーゼフ・シュトラウス:シューベルトの 「あこがれのワルツ」 による幻想曲 Op.2
シューマン:アダージョとアレグロ 変イ長調 Op.70
ベートーヴェン:ホルン・ソナタ へ長調 Op.17
R.シュトラウス:序奏,主題と変奏 変ホ長調 AV52
サン=サーンス:ロマンス ホ長調 Op.67
ロッシーニ:前奏曲,主題と変奏
エルヴェ・ジュラン(Hrn)、
ジルケ・アヴェンハウス(P)
※使用楽器:エンゲルベルト・シュミット
・フルダブル F/B♭with A stopping valve(ベートーヴェン&F.ヨーゼフ・シュトラウス)
・フルトリプル F/B♭/high E♭(その他の作品)

録音:2022年7月26日-29日、ライデン音楽堂(オランダ)
これまでに25枚ものアルバムをリリースしてきたジュランが新たに挑んだのは、バルブ機構の発展により、それまでは表現の難しかった細やかなパッセージの向上、音楽的表現力の幅が飛躍的に広がりを見せ始めた19世紀ロマン派の名作品集。ホルンの名手として広く知られたジョヴァンニ・プントのために書かれたベートーヴェンの 「ソナタ」 から、バルブ付きホルンの利点を取り上げた初期の独奏作品とされるシューマンの 「アダージョとアレグロ」、協奏曲、交響詩、オペラを通じてホルンの魅力を数多く見出したR.シュトラウスまで、現代へと通ずる傑作の数々をホルン界を牽引する名手の優れたテクニックと豊かな音楽性で描きます。

BIS
BISSA-2709(3SACD)
ステンハンマル:弦楽四重奏曲全集
(1)弦楽四重奏曲第1番ハ長調 Op.2(1894)
(2)弦楽四重奏曲第2番ハ短調 Op.14(1896)
(3)弦楽四重奏曲第4番イ短調 Op.25(1904-09)
(4)組曲『ロドレッシの歌』よりエレジーと間奏曲 Op.39(1919)
(5)弦楽四重奏曲第3番ヘ長調 Op.18(1897-1900)
(6)弦楽四重奏曲第5番ハ長調 Op.29「セレナード」(1910)
(7)弦楽四重奏曲 へ短調(1897)
(8)弦楽四重奏曲第6番ニ短調 Op.35(1916)
ステンハンマルSQ【ペータ・オロフソン(Vn1)、ペール・エマン(Vn2)、トニー・バウアー(Va)、マッツ・オロフソン(Vc)】

録音:(3)2011年4月&10月、(7)2011年10月、(4)(5)2012年6月、(6)(8)2012年12月、(2)2013年9月、(1)2013年12月/スウェーデン
スウェーデンを代表する作曲家、ヴィルヘルム・ステンハンマル(1871-1927)。その名を冠したステンハンマルSQによる 弦楽四重奏曲全集がセットになって登場します!
ステンハンマルは交響曲、協奏曲、声楽曲、オペラなど様々な音楽形態の作品を残しており、巨匠ブロムシュテットが積極的に演奏していることで、日本でも人気 を高めている作曲家です。その中でも弦楽四重奏曲はステンハンマルの芸術を知る上で最も優れた作品群です。当セットには世界初録音となった1897年作曲の ヘ短調の四重奏曲も収録しており、全集としての価値を非常に高めております。
2002年に結成したステンハンマルSQはその名の通りステンハンマルの作品を中心に演奏しており、スウェーデン国内外で高い評価を得ております。 近年、現代音楽にも力を入れアメリカ、イギリスなどの作曲家から多くの委嘱作品を依頼されております。当クァルテットならではの的確な解釈は、同作品群を知る 上で必聴と申せましょう。 ※ブックレットはオリジナルの3冊がクラムシェル・ボックスに封入されております。 (Ki)
BIS
BISSA-2489(1SACD)
サン=サーンス:作品集
(1)ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ短調 Op.75
(2)ヴァイオリン・ソナタ第2番変ホ長調 Op.102
(3)幻想曲 イ長調 Op.124
(4)子守歌 変ロ長調 Op.38(フィッツパトリック編曲によるヴァイオリンとハープ版
セシリア・シリアクス(Vn)
(1)(2)クリスチャン・イーレ・ハドラン(P)
(3)(4)スティーブン・フィッツパトリック(Hp)
楽器:ヴァイオリン:N. Gagliano (on loan from the Jarnaker Foundation)、ピアノ:Steinway D、ハープ:Lyon & Healy]

録音:(1)(2)2021年5月11&12日/リッラ・サレン(スウェーデン)、(3)(4)2021年8月16日/ストックホルム(スウェーデン)
「弦楽トリオZPR」でも知られるスウェーデンの名ヴァイオリニスト、セシリア・シリアクスがオール・サン=サーンス・プログラムに挑み ました!共演はユーハン・ダーレネとのアルバム『北欧ラプソディ』(BIS SA-2560)の録音でも知られる若手ピアニスト、クリスチャン・イーレ・ハドラン、そし てハープのスティーブン・フィッツパトリックです。
サン=サーンスの代表作ヴァイオリン・ソナタ第1番は終始ヴァイオリンとピアノの技巧的な掛け合いが魅力。ことに無窮動の終楽章の最終パート「アレグロ・モ ルト」は一度聴いたら忘れられないほど煌びやか。シリアクスとハドランは驚くべき演奏を展開しています。幻想曲と子守歌(フィッツパトリック編)ではハープと ヴァイオリンの美しいデュオをお楽しみいただけます! (Ki)

SONARE
SONARE-1059(1CD)
税込定価
藤原浜雄/ヴァイオリン・リサイタル 2022
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ長調 Op.12-1
ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ(1921)
ブラームス:ヴァイオリ・ソナタ第2番イ長調 Op.100
ヴィエニアフスキ:伝説 Op.17
 華麗なるポロネーズ(大二重奏曲)第2番 イ長調 Op.21
ブラームス(ヨアヒム編):ハンガリー舞曲第1番
ヴィエニアフスキ:スケルツォ・タランテラ Op.16
藤原浜雄(Vn)、三上桂子(P)

ライヴ録音:2022年6月8日浜離宮朝日ホール
日本を代表するヴァイオリニストの藤原浜雄と藤原の夫人、ピアニストの三上桂子。コロナ禍以降、約2年ぶりの新譜は2022年6月8日、浜離宮朝日ホールに おけるライヴ録音!収録作品はベートーヴェン(第1番)、ヤナーチェク、ブラームス(第2番)のヴァイオリン・ソナタを主軸に、ヴィエニアフスキの「伝説」「華麗 なるポロネーズ第2番」、ブラームス(ヨアヒム編)のハンガリー舞曲第1番、そしてヴィエニアフスキのスケルツォ・タランテラという充実のプログラムです!藤原 浜雄が奏でる輝かしく美しい音色と三上桂子の表情豊かな演奏。阿吽の呼吸から奏でられる二人の演奏は常に聴き手の心に届く唯一無二の世界が広がります!
藤原浜雄と三上桂子の共演盤、「ヴァイオリン・リサイタル 2020」(SONARE-1048)、「ヴァイオリン・リサイタル2017」(SONARE-1038)、「ヴァイオ リン・リサイタル2015」(SONARE-1028)、「ヴァイオリン・リサイタル2012」(SONARE-1016)、「ヴァイオリン・リサイタル2010」(SONARE-1005)、 「ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ集(1997年録音)」(SONARE-1009)も好評発売中です!
「藤原さんのリサイタルが2年ぶりで再開された。リベラルで飾らないお人柄は藤原さんの演奏にそのまま反映しています。少年のような初々しさと躍動感、そし てわくわくするような好奇心に満ちていて、その演奏を拝聴した後は清涼感で満たしてくれる」(西原稔 ライナーノーツより)

BRIDGE
BCD-9564(1CD)
演奏のありさま
(1)ロバート・カール:地面から上へ
(2)ジョン・マクドナルド:2部の降雪
(3)ロバート・カール:急上昇
(4)ロバート・カール:ブルーズ・ボックス
(5)(6)カール&マクドナルド:完全な別れの発掘
(7)ジョン・マクドナルド:ペラム・ルックアウトで
(8)ロバート・カール:足元にある物
(9)(10)カール&マクドナルド:与えること…と招待
ジョン・マクドナルド(P)
ロバート・ブラック(Cb)
スコット・ウールウィーバー(Va)

録音:(5)(6)2004年3月21日,4月1日 コネチカット州 ハートフォード、(3)2005年12月21日 マサチューセッツ州 ジル、(1)2006年2月21日 マサチューセッツ州 ジル、(2)(7)-(10)2018年9月23日 マサチューセッツ州 メドフォード
米国の作曲家、ロバート・カールとジョン・マクドナルドによる現代作品集。「演奏のありさま States of play」という題が付けられています。総じて静かで渋い作風。

GALLO
GALLO-1676(1CD)
フリッツ・ブルン(1878-1959):ヴァイオリン・ソナタ ニ短調(第1番)
(1907)
ヴァイオリン・ソナタ ニ長調(1951) *
チェロ・ソナタ(1952)*
アレッサンドロ・ファジュオーリ(Vn)
アンドレア・ムスト(Vc)
アレッシア・トファニン(P)

録音:2021年7月19-20日,8月11-12,30-31 日 イタリア ヴェネト州 パドヴァ県 サルメオーラ
*=世界初録音
スイスの作曲家、フリッツ・ブルン(1878-1959)のヴァイオリン及びチェロのためのソナ タを 3曲収録。フリッツ・ブルンはルツェルンの生まれ。ドイツのケルン音楽院で学んだ 後、スイスに戻りベルンを拠点に、1941年に引退するまで指揮者、指導者として長く活動 した。作風は、当時の多くのスイスの作曲家同様、ロマンティシズムの濃いもので、とりわ けニ長調のヴァイオリン・ソナタは充実しています。 ヴァイオリンのアレッサンドロ・ファジュオーリはヴェネツィアのベネデット・マルチェッロ音 楽院を修了。近代フランスの埋もれたヴァイオリン作品を発掘することで知られており、ピ アノのアレッシア・トファニンとコンビで様々な活動を行っています。アンドレア・ムストはヴィ チェンツァのアッリーゴ・ペドロッロ音楽院を修了後、クラーゲンフェルトやアーヘンでさら に学び、ドイツ語圏と北イタリアで活動しています。

CASCAVELLE
VEL-1677(1CD)
スイスの五重奏曲集
ギュスターヴ・ドレ(1866-1943):五重奏曲〜弦楽とピアノのための*
マルタン:パヴァーヌ「時の色」
フリッツ・バック(1881-1930):「詩」〜ピアノ,2つのヴァイオリンとチェロのための*
ウィーン・メロス・アンサンブル
アダルベルト・マリア・リーヴァ(P)

録音:2021年9月27-30日,2022年
2月 19,20日 オーストリア ウィーン
*=世界初録音
近代スイスの作曲家の五重奏を集めています。ギュスターヴ・ドレ(1866―1943)のピア ノと弦楽四重奏のための五重奏曲は1925年の作。暗くドラマティックな後期ロマン派風 の音楽で、ベルリンとパリで学んだドレらしくドイツ風でもありフランス風でもある。やや渋 めとはいえこれは隠れた傑作と言ってもよいでしょう。フランク・マルタン(1890―1974)の パヴァーヌ「時の色」は、ペローの童話「ロバの皮」に出て来る時の色の服(実現不可能 なもの)から採られた題名。童話を基にした穏やかで優しい弦楽五重奏曲。これも知ら れざる名曲。フリッツ・バック(1881-1930)はパリの生まれで、本名はフレデリック・アンリ という。30代でスイスに移り、主として宗教曲を手掛けた。この「詩」は5つの楽章に、「青 春時代」、「愛」、「幸福、嬉しい」、「苦しみ、悲しみ」、「闘争」と、人生の様々な局面を思 わせる題が付けられています。これもいたってロマン派的な音楽。 ウィーンの弦楽五重奏団、メロス・アンサンブルに、CASCAVELLEとGALLOで意欲的な CDをいくつも出しているピアニスト、アダルベルト・マリア・リーヴァが加わり、演奏も申し分 ない。

Stradivarius
STR-37216(1CD)
打楽器アンサンプル作品集
(1)ベンジャミン・ラング(b.1976):「オルフーザの峡谷」(2018)〜6人の打楽器奏者、3 台のピアノとチェレスタのための
サルヴァトーレ・シャリーノ(b.1947):「三十年に渡るざわめき」(1967-99)〜6 人の打楽器奏者のための
石島正博(b.1960):「イン・パラディスム(楽園にて)」(2020)〜6 人の打楽器奏者とエレクトロニクスのための *
マティアス・シュタイナウアー(b.1959):「波の測量」(2017-18)〜6人の打楽器奏者、3 台のピアノとチェレスタのための
シモーネ・マンクーゾ(指)
ルガーノ打楽器アンサンブル
向井響(エレクトロニクス)*

録音:2021年2-8月ルガーノ、スイス
ルガーノ打楽器アンサンブルはその名の通り、スイスにおけるイタリア語圏であるル ガーノに拠点を置くグループ。今やイタリア現代音楽界の重鎮シャリーノの世界初録音 作品から日本の桐朋学園大学で教鞭を執る石島正博の作品ほか新旧様々な世代の 作曲家の作品を収録。特殊奏法ばかりの斬新な音響で作曲するシャリーノ作品はここ では意外にも静けさに満ちた瞑想的な音楽。ライヴ・エレクトロニクスを伴う石島作品は 楽園を象徴するかのような鳥の声に似た響きで始まるが、やがてアフリカ風のリズムや ヴァレーズの「イオニゼーション」を想起させるパトカーのサイレンなどが入り、現代文明 への警鐘であろうか、聴き手に何らかの問題意識を想起させる秀作。この作品ではエレ クトロニクスを日本現代音楽界の若きホープ、向井響が担当しているのも注目。


ALPHA
ALPHA-885(1CD)
ヤナーチェク、ブラームス、バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ集
ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第3番ニ短調 Op. 108
バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ 第1番Op. 21、Sz. 75、BB 84
パトリツィア・コパチンスカヤ(Vn)
ファジル・サイ(P)

録音:2022年8月 テルデックス・スタジオ、ベルリン
今や鬼才の名を欲しいままにしているヴァイオリニスト、パトリツィア・コパチンスカヤ。2008年にリリースされた彼女のデビュー・アルバムでパート ナーを務めたのが、こちらも当時から鬼才の呼び声高いコンポーザー・ピアニスト、ファジル・サイでした。その後も共演を重ね、名コンビとしての 評判を揺るぎないものにしているこの二人が、およそ15年ぶりに録音に臨んだのがこちらのアルバム。お互いに「火山のように不屈の精神力と エネルギーを持つピアニスト」、「公演の度に異なったキャラクターと新しいストーリーを自然に繰り出してくる変幻自在なヴァイオリニスト」と評す る二人がここで聴かせるのは、バルトーク、ブラームス、ヤナーチェクによる全く異なった性格を持つソナタ3曲。2つの個性が時に寄り添い、時 にせめぎ合いながら紡ぐ音楽は、他では味わえない陶酔感と火花が飛ぶような激しさを併せ持つ唯一無二のもの。特にコパチンスカヤが「始 まりから終わりまで実に素晴らしい」と評するバルトークがハイライトで、終楽章の緊張感溢れる掛け合いは格別です。

BIS
BISSA-2550(1SACD)
ショスタコーヴィチ:日の目を見た作品集
(1)交響曲第14番Op.135「死者の歌」(作曲者によるソプラノ、バス、ピアノと打楽器版)
(2)未完のヴァイオリン・ソナタ(1945)
(3)革命の犠牲者追悼の葬送行進曲(1917?)(P曲)
(4)郷愁(1918?)(P曲)
(5)森の歌(1919)
(6)バガテル(1919)
(7)マーラー(ショスタコーヴィチ編):交響曲第10番断片(P・デュオ版)
ニコラ・スタヴィ(P、チェレスタ(1))
エカテリーナ・バカノワ(S)(1)、
アレクサンドロス・スタヴラカキス(Bs)(1)、
フロラン・ジョデレ(打楽器)(1)
パク・スーイエ(Vn)(2)、
セドリック・ティベルギアン(P)(7)

録音:2021年12月7-10日/ブレーメン放送ゼンデザール
ショスタコーヴィチ・ファン狂喜のアルバムが登場します。すべて稀少作品のうえ、収録時間76分のうち63分が世界初録音なのも驚き。
世界初録音2点のひとつ目は交響曲第14番「死者の歌」のショスタコーヴィチ自身によるピアノと打楽器用編曲。声楽と打楽器はそのまま、弦楽オーケス トラのパートをピアノに書き換えています。弦とは全く異なる音響が衝撃で、原作以上に尖った暴力性が聴きもの。単なる歌手の勉強用や作曲家同盟のプレゼン 用ではないのは打楽器が加わっていることからも伺え、独特な刺激と色彩を添えます。ここではフランス国立Oの名打楽器奏者フロラン・ジョデレがひと りで健闘、第3楽章と4楽章の重要なチェレスタ・パートはピアノのスタヴィが原作通り奏し、効果をあげています。
もうひとつはマーラーの交響曲第10番第1楽章のピアノ4手編曲。1920年代、彼の親友の音楽学者ソレルチンスキーがレニングラードに協会を設立する ほどマーラーに関心が高まっていました。ショスタコーヴィチも衝撃を受け、以後強い感化をうけることとなりました。編曲は1920年代後半と思われますが、 全曲ではなく最初の3分の1まで約8分の未完作品。仕事というよりは個人的な研究目的と協会員に聴かせるためで、最近ようやく日の目を見ました。マーラー とショスタコーヴィチをつなぐ絆なうえ、セコンドをティベルギアンが受け持っているのも豪華です。
フィルアップは、ショスタコーヴィチが正式に作曲を学び始めた少年時代に試作した4つのピアノ曲。ショパンやラフマニノフを思わす作風のなか、ピアニスティッ クな技法やグロテスクさも垣間見せ興味津々。さらに1945年に取り組みながら中止したヴァイオリン・ソナタの断章も貴重。ユン・イサンのヴァイオリン協奏 曲第3番ディスクで好演した韓国出身の若手パク・スーイエの熱演を楽しめます。
ニコラ・スタヴィは1975年生まれのフランスのピアニスト。ドミニク・メルレ門下で2000年の第14回ショパン国際コンクール入賞の実力派。ソプラノの バカノワは1984年生まれ。2013年のフェニーチェ劇場の来日公演で注目されました。ギリシャのバス、スタヴラカキスは2019年第16回チャイコフスキー 国際コンクール声楽部門優勝の注目の若手。両者とも新鮮な歌唱ぶりを堪能させてくれます。 (Ki)
BIS
BISSA-2616(1SACD)
「鏡像」
(1)ブライス・デスナー(1976-):トロンボーン五重奏曲より第1楽章
(2)ダウランド(ニコ・ミューリー編):「私の愛しい人が泣くのを見ました」
(3)ニコ・ミューリー(1981-):「オール・パーフェクションズ・キープ」(ダウランドの「わが窓より行け」による変奏曲)
(4)バルトーク(ディミタール・ボドゥロフ編):ブルガリン・リズム その1(ミクロコスモス第113番)
(5)ディミタール・ボドゥロフ(1979-):内なる声
(6)バルトーク(ボドゥロフ編):ブルガリン・リズムによる6つの舞曲より第2番(ミクロコスモス第149番)
(7)フォーレ(スティーヴン・フェルヘルスト編):漁師の歌
(8)JTフェルトハイス(ヤコブ・テル・フェルトハイス)(1951-):シラキュースのブルース
(9)サティ(ヨルゲン・ファン・ライエン編):グノシエンヌ第1番
(10)フローリアン・マグヌス・マイアー(1973-):糸
(11)シューマン(へールト・ヴァン・クーレン編):幻想小曲集 Op.12
(12)マルタイン・パディング(1956-):シューマンの最後の行列
(13)キエル・マイエリング(1954)
ヨルゲン・ファン・ライエン(Tb)
アルマSQ【マルク・ダニエル・ファン・ビーメン(Vn1)、ベンジャミン・ペレド(Vn2)、イェルン・ヴァウトストラ(Va)、クレモン・ペニエ(Vc)】

録音:2021年10月14-19日/ジンゲル教会、アムステルダム(オランダ)
「トロンボーンの歴史は15世紀にさかのぼりますが、この楽器のために書かれた室内楽のレパートリーは限られています。特に室内楽の 沢山の名曲が生まれた古典派からロマン派の時代、同時代の偉大な作曲家たちがトロンボーンのために書いた室内楽はありません」と語る鬼才トロンボーン奏者 イェルゲン・ファン・ライエンが、トロンボーンの新たなレパートリーの開拓に挑みました!
ファン・ライエンは室内楽の“王様”である弦楽四重奏との共演こそバロックから現代まで幅広いレパートリーを開拓できると考えこの録音を決意。ダウランド、 バルトーク、フォーレ、サティから新作委嘱まで実にカラフルな作品で構成しております。
ロッテルダム音楽院にてジョージ・ヴィーゲルに、リヨン国立高等音楽院にてミシェル・ベッケにそれぞれ師事したヨルゲン・ファン・ライエンは、ロッテルダム・ POの首席奏者を経て、1997年よりロイヤル・コンセルトヘボウOの首席奏者を務める世界トップクラスのトロンボーン奏者。「マク ミラン、ファーベイ、ベリオ:トロンボーン協奏曲集」(KKC-6180 / BIS SA-2333)がレコード芸術誌の特選盤に選出されるなど、多くのディスクでも高い評 価を得ております。

MDG
MDG-30722732(1CD)
ヨアヒム・ラフ:室内楽作品集Vol.3
弦楽八重奏 ハ長調 Op.176* 
ピアノ五重奏「幻想曲」ト短調Op.207b#
「トロヴァトーレ」「リゴレット」(Vnとピアノのため)+
ライプツィヒSQ【シュテファン・アルツベルガー(Vn)、ティルマン・ビューニング(Vn)、イーヴォ・バウアー(Va)、ペーター・ブルンス(Vc)】
エリザベス・ディングスタッド(Vn)*
フランク・ライネッケ(Vn)*
ドルテア・ヘムケン(Va)*
ペーター・ヘル(Vc)*
ルドルフ・マイスター(P)#
トロヴァトーレ&リゴレット
シュテファン・アルツベルガー(Vn)+
ルドルフ・マイスター(P)+
イス出身の中期ロマン派の作曲家ヨアヒム・ラフ。リストの助手としてオーケストレーションを務めるなど評価されます。後に独立し、生涯に交響曲11曲、弦楽 四重奏曲8曲、協奏曲など200曲以上の作品を残しています。しかし、ラフ自身は優れたピアニストであったにも関わらず公開演奏会はほとんど行わず、自己宣 伝は苦手で私生活はつつましいものでした。晩年はフランクフルトのホッホ音楽院の院長に就任し後進の指導にあたっていました。今回ラフの生誕200年を記念 して、第1集(MDG-30721872)、第2集(MDG-30722552)に続き、ライプツィヒSQが第3集をリリース。弦楽八重奏、ピアノ五重奏に加え、ア ンコール・ピースとして非常に珍しい2曲を収録しています。当時絶大な人気を誇っていた編曲家ジョゼフ・クフナーの名義でラフが書いたヴェルディの人気オペラ 「トロヴァトーレ」「リゴレット」のヴァイオリンとピアノ版は必聴です。 (Ki)

Capriccio
C-5473(2CD)
NX-C05
ヨーゼフ・ラーボア(1842-1924):室内楽作品集
【CD1】
五重奏曲 ニ長調Op. 11- クラリネット,ヴァイオリン,ヴィオラ,チェロとピアノのために
三重奏曲 ト短調- クラリネット,ヴィオラと左手ピアノのために
【CD2】
五重奏曲 ニ長調- オーボエ,クラリネット,ホルン,ファゴット
トルステン・ヨハンス(Cl)…CD1、CD2
ニナ・カーモン(Vn)…CD1:1-4
アンドレアス・ヴィルヴォール(Va)…CD1
アレクサンダー・ヒュルスホフ(Vc)…CD1:1-4、CD2:5-8
オリヴァー・トリンドル(P)…CD1、CD2
ユーリ・ヴァレンテイン(Ob)…CD2:1-4
プジェミスル・ヴォイタ(Hrn)…CD2:1-4
テオ・プラート(Fg)…CD2:1-4

録音:2020年6月13-14日…CD1:1-4
2020年10月29-30日…CD1:5-8
2020年12月14-16日…CD2
オーストリアの作曲家・ピアニスト、ヨーゼフ・ラーボアの室内楽作品集第4集。ラーボアは3歳の時に失明するというハンディを背負いながらも、音楽教 師として大成。シェーンベルク、アルマ・マーラーの最初の教師を務めた他、20世紀初頭の音楽家たちと親交を結びました。なかでも戦争で右手を 失ったパウル・ヴィトゲンシュタインを指導したことは彼の生涯にとっても大切な出来事であり、ブラームスを思わせる落ち着いた作風による80曲ほどの 作品のほとんどは裕福なヴィトゲンシュタイン家の尽力によって出版されました。このアルバムではヴィトゲンシュタインのための「左手ピアノのための」2作 品を含むクラリネットを用いた作品を収録。クラリネットはパウルの弟で後に言語学者として名をなしたルートヴィヒが演奏していた楽器であり、これらの 曲を聴くと彼が優れた奏者であったことが窺えます。 2001年に25歳の若さでケルンWDRSOの首席クラリネット奏者に就任したトルステン・ヨハンスを中心に、ラーボア作品を得意とするピアニス ト、オリヴァー・トリンドルら名手による演奏です。

BR KLASSIK
BR-900206(1CD)
NX-B09
1920年代の奔放なサウンド
1-6. トッホ(1887-1964):舞踊組曲 Op. 30- フルート,クラリネット,ヴァイオリン,ヴィオラ,コントラバスとパーカッションのために
7-13. クルト・ヴァイル:中世の七つの詩による『乙女の踊り』 Op. 10- ソプラノ,フルート,ヴィオラ,クラリネット,ホルンとファゴットのために
14-16. クシェネク(1900-1991):無伴奏混声合唱のための3つの合唱曲 Op. 22
17-22. バルトーク:舞踊組曲 Sz 77
アンナ=マリア・パリー(S)…7-13
ソリスト・・・バイエルンRSOの

メンバー
【コルビニアン・アルテンベルガー(Vn)…1-6
 ベネディクト・ハルネス(Va)…1-13
 ナタリー・シュヴァーベ (Fl)…1-13
 ベッティーナ・ファイス(Cl)…1-13
 ルーカス・リヒター(Cb)…1-6
 グイド・マルグランダー(パーカッション)…1-6
 ウルズラ・ケプザー(Hrn…7-13
 イェズス・ヴィッラ・オルドネス(Fg)…7-13】

バイエルン放送cho…14-16
ハワード・アーマン(指)…14-16
バイエルンRSO…17-22
クリスティアン・マチェラル(指)…17-22

録音:2021年4月12&13日 バイエルン放送スタジオ2…7-13
2022年3月22日 バイエルン放送スタジオ1…14-16
2017年3月8-10日 ガスタイク、フィルハーモニー…17-22
2023年はドイツの公共放送100周年にあたり、これを記念した企画がBR-KLASSIKから登場。 ベルリンのポツダム広場の一角からドイツの公共放送サービスが始まったのは1923年10月29日。ラジオは音 楽文化の普及と発展に非常に大きな役割を果たしました。当時のドイツでは第1次世界大戦の戦後処理で ハイパーインフレが経済を直撃し、社会を深刻な不安が覆うと同時に、ワイマール共和制の下で文化が爛熟 していました。このアルバムには1923年に作曲され、あるいは構想を得た作品を収録。モダニズムのもたらした 新しいサウンドが聞かれます。

Virtus Classics
VTS-16(2CD)
税込定価
フランク:ヴァイオリン/ピアノによる作品集
【CD1】
交響曲 ニ短調(エルネスト・アルデルによるヴァイオリンとピアノのための編曲版)
協奏二重奏曲 変ロ長調 Op.14〜ダレーラク作曲「グリスタン」のモチーフによる
ヴァイオリン・ソナタ イ長調
前奏曲,コラールとフーガ ロ短調
前奏曲,アリアと終曲 ホ長調
交響的変奏曲 嬰ヘ短調(グスタヴ・サマズイユによるピアノ・ソロのための編曲版)…世界初録音
前奏曲,フーガと変奏曲 ロ短調 Op.18(ハロルド・バウアーによるピアノ・ソロのための編曲版)
アンダンティーノ・クイエトーゾ Op.6
メランコリー〜自作のソルフェージュ教本からの編曲版
ニコラ・ドートリクール(Vn)
上野 真(P)

録音:2019年5月8〜10日三重県総合文化センター 大ホール、2021年11月24〜26日神奈川県立相模湖交流センター ラックスマンホール
2022年に生誕200周年を迎えたセザール・フランクの作品集。ヴァイオリンとピアノのために書かれた若き日の 作品から晩年の名作までを集め、ピアノ・ソロのための主要作品を含めた全9曲がアルバムに収められています。 中でもエルネスト・アルデルがヴァイオリンとピアノのために編曲した「交響曲」や、グスタヴ・サマズイユがピアノ独奏 用に編曲した「交響的変奏曲」などはとても希少な録音で、その凝縮された響きのミクロコスモス(小宇宙)に 聴く者を誘います。 フランスを代表するヴァイオリニスト、ニコラ・ドートリクールと日本のピアニストの上野真がタッグを組み、真摯な演 奏で『大器晩成』と言われるフランクの魅力を余すことなく描き出しています。

Challenge Classics
CC-72862(1CD)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集 第3集
ソナタ第9番イ長調 『クロイツェル』 Op.47
ソナタ第10番ト長調 Op.96
マイケル・フォイル(Vn)
マクシム・シュトシュラ(P)

録音:2020年7月13-14日ベルギー
第1集(第1・2・4・5番/CC-72860)、第2集(第3・8・6・7番/CC-72861)に続くベートーヴェンのソナタ全集完結編。ふたりの奏者が白熱した 協奏を繰り広げる第9番と、真に内省的な対話を織り成していく第10番。ヴァイオリン・ソナタというジャンルにかつてない広がりを与えた、ベートーヴェン最後 の2曲を収録しています。
2012年結成、2015年にヨーロッパ・ベートーヴェン・ピアノ協会の二重奏コンクールとサリエリ・ジネッティ国際室内楽コンクールで優勝を飾った「フォイル・ シュトシュラ・デュオ」による演奏。ヴァイオリンのマイケル・フォイルは2016年オランダ・ヴァイオリン・コンクールでも優勝している名手です。 (Ki)
Challenge Classics
CC-72939
メッセンジャー〜シルヴェストロフ:作品集
ヴァレンティン・シルヴェストロフ(1937-):メッセンジャー(1996) [p]
ポスト・スクリプトゥム(1990) [p/v]
3つの小品(子守歌-舟歌-子守歌)(2005) [p/v]
ピアノ・ソナタ第2番(1975) [p]
JSBへのオマージュ(2009) [p/v]
エピタフィウム(1999) [p/c]
5つの小品(エレジー-セレナーデ-間奏曲-舟歌-夜想曲)(2004) [p/v]
ダニエル・ローランド(Vn v )
ボリス・フェドロフ(P p )
マヤ・ボグダノヴィチ(Vc c)

録音:2022年7月30日、8月30・31日アムステルダム
1937年キエフ生まれ、前衛音楽を書いていた時期を経て、調性の響きを用いた作風にシフトし広く認知されるようになったシルヴェストロフ。無駄を削ぎ落し たシンプルな書法ながらも、一癖ある筆致が独特な美しさを生み出す小編成の楽曲を収録しています。淡い記憶の中から取り出した一瞬の響きを静寂な空間には りつけ固定し、光の角度が変わっていくのをただ眺めているような音楽は、優しいなぐさめと郷愁に満ちたもので、神秘的ですらあります。
「私は新しい音楽を書いているのではない。私の音楽は過去の音楽への応唱であり、反響なのだ」「たとえ文字通り歌うことができないとしても、音楽とはやは り歌である」(ヴァレンティン・シルヴェストロフ)

SONARE
SONARE-1058(1CD)
税込定価
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調 Op.24「春」
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調 Op.100
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第3番ハ短調 Op.45
ヴォルフガング・ダヴィッド(Vn)、
梯剛之(P)

ライヴ録音:2019年12月3日東京文化会館(小ホール)
精力的な活動を展開するピアニスト梯剛之とウィーンで共に学んだヴォルフガング・ダヴィッドによる奇跡のデュオ。2013年より行っているリサイタル・シリー ズではライヴ収録も行っており、当ディスクには 2019年のリサイタルからベートーヴェンのスプリング・ソナタ、ブラームスのヴァイオリン・ソナタ第2 番、そ してグリーグのヴァイオリン・ソナタ第 3番を収録しております!
このデュオを持ち味である、一音一音に敬愛を込めたエレガントな演奏は年々磨きがかかっており、当演奏では一層輝きを持った演奏を聴かせてくれます。阿 吽の呼吸から紡ぎだされる名演をお楽しみくさい!
「2019年リサイタルのライヴ録音であるこのCDは、伸びやかなベートーヴェンを起点として、19世紀後半のほぼ同時期に生み出された2曲を対置させる プログラムで構成されています。ダヴィッドと梯は、こうした個々性浮き彫りにしてくれています。」(高松佑介 ライナーノートより)

フォンテック
FOCD-9871(1CD)
税込定価
バックボーン・ジャパン(トロンボーン六重奏) スザート組曲
スザート(小田桐寛之 編):スザート組曲
ブルックナー(小田桐寛之 編):3つのモテット
小長谷宗一(小田桐寛之 編):ワン・デイ
ウーバー(小田桐寛之 編):パントマイム
クリスマス・ソング トミー・ペダーソン編:ジングル・ベル
 きよしこの夜/さやかに星はきらめき
 世の人忘るな/神の御子は今宵しも
宮沢賢治(西下航平・小田桐寛之 編):星めぐりの歌
バックボーン・ジャパン(トロンボーン六重奏)【青木昂 (読売日本SO 首席トロンボーン奏者 )
福田えりみ(大阪フィル首席トロンボーン奏者)
小田桐寛之(東京都SO 前首席トロンボーン奏者・日本トロンボーン協会会長)
井口有里(東京都SO トロンボーン奏者)
池上 亘(N響トロンボーン奏者)
篠崎卓美(読売日本SO バス・トロンボーン奏者)】

録音:2021年12月7〜9日 富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ
東京都SO 前・首席トロンボーン奏者 小田桐寛之を中心に、日本を代表する各オーケ ストラで活躍中のトロンボーン奏者6名によって結成されたバックボーン・ジャパン (Bachbone Japan)。 その名の通りメンバー全員がバック(Vincent Bach)のトロンボーンを使用するこのアン サンブルは、2019年10月の結成記念コンサートを皮切りに、コロナ禍でのライヴ配信など 積極的に活動を続けています。 幅広い世代から構成された、まるで家族のようなアットホームな六重奏。全員が同メーカー の楽器を愛用してきたアドバンテージもフルに活かし、暖かく一体感に富む演奏から切れ味 鋭い圧倒的なサウンドまで、変幻自在なパフォーマンスを展開しています。 トロンボーン・アンサンブルの理想郷がここにあります。 (フォンテック)
フォンテック
FOCD-9874(1CD)
税込定価
2022年12月7日発売
ヴァイオリンエイブル〜ディスカバリーvol.8
ヘンデルウィルヘルミ編)):
歌劇「セルセ」より オンブラ・マイ・フ(ラルゴ)
クライスラー:プニャーニの様式によるテンポ・ディ・メヌエット
チャイコフスキーウィリアムズ&プラットリー編)):
バレエ「白鳥の湖」Op.20より 白鳥/黒鳥
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第8番ト長調 Op.30-3
ワーグナー(ウィルヘルミ編):「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より 優勝の歌
シューマン:ヴァイオリン・ソナタ 第1番イ短調 Op.105
サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ
コルンゴルト:バレエ音楽「雪だるま」より セレナード
西本幸弘 (Vn) 、小口真奈 (P)

録音:2021年12月3日 仙台市宮城野区文化センターPaToNa ホール・ ライヴ
2014年より、ベートーヴェンのソナタ全曲演奏と東日本大震災復興支援音楽プログラムを組み合わせた “VIOLINable ディスカバリー”シリーズを続けるヴァイオリニスト西本幸弘。シリーズ第 8回となる今作 でも、バラエティに富んだプログラムを展開しています。 ピアニストとして迎えたのは、シリーズ初共演となる小口真奈(おぐち・まな)。現在はヨーロッパを拠点に 活躍し、ベルリンでは教鞭も執る小口は、西本とは同じ中学に通った同郷の友であり、また東京藝大という同 学の士でもあります。以来、日本とドイツでそれぞれにキャリアを積み重ねた両者は、時を経た本ツアーで念 願の共演を果たしました。 ふたりならではの暖かな一体感や、火花の散るような丁々発止の対話…幸福な邂逅をお楽しみください。 (フォンテック)

Goodies
78CDR-3884(1CDR)
ブッシュ=ゼルキン初期電気録音集
バッハ:ヴァイオリン・ソナタ ト長調 BWV.1021
ヴィヴァルディ(ブッシュ編):ヴァイオリン・ソナタ イ長調 作品2-1
ジェミニアーニ(ブッシュ編):シチリアーノ
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第3番変ホ長調作品12-3
アドルフ・ブッシュ(Vn)
ルドルフ・ゼルキン(P)

HMV DB1434(U.K.)Recorded 24 October 1929, Berlin 1.2. HMV DB1524(U.K.)Recorded 5 May 1931, London 3.4. HMV DB1519/20(U.K.)Recorded 5 & 7 May 1931, London 5.-8.
アドルフ・ブッシュ(1891-1952)はドイツの名ヴァイオリン奏者。1922年からピ アノのルドルフ・ゼルキン(1903-1991)とデュオを組んで活躍した。1936年ゼル キンはブッシュの娘イレーネと結婚したが、ゼルキンはナチスのユダヤ人迫害 を避けてアメリカに移住した。その後ブッシュもアメリカに渡り1939年に定住 した。 復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用 MC型カートリッジの上級モデル「ゼロSP 78rpm」(3mil 針)とコルグのNu 1DSD録音機を使用した。(グッディーズ)
Goodies
78CDR-3886(1CDR)
モーツァルト:弦楽四重奏曲第23番ヘ長調 K.590 ブダペストSQ
ヨーゼフ・ロイスマン(Vn1)
アレクサンダー・シュイナイダー(Vn2)
イシュトヴァン・イポリー(Va)
ミッシャ・シュナイダー(Vc)

米 VICTOR 16916/8(英HMV DB2514/6と同一録音)
1935年4月29-30日ロンドン、アビー・ロード EMI第3スタジオ録音)
ブダペストSQは1917年にブダペスト歌劇場Oのメンバー4人に よって結成され1967年に解散した。1932年に初代のリーダーだったエミール・ ハウザー(在籍1917-32)からヨーゼフ・ロイスマン(1900-1974)になり、アメリ カをベースに活動し20世紀中期最高のSQとして君臨した。アレクサ ンダー・シュナイダー(在籍1933-45、1955-67)は第2ヴァイオリン奏者で一時 期ソリストと自らの四重奏団を結成し活動していた。ヴィオラのイシュトヴァ ン・イポリー(在籍1917-36)はボリス・クロイト(在籍1936-67)に代わった。 チェロのオリジナル・メンバーであるハリー・ソン(在籍1917-30)はミッシャ ・シュナイダー(在籍1936-67)に代わった。ヴィオラのイポリーがオリジナル ・メンバーのハンガリー人、他はロシア人。 復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用 MC型カートリッジの上級モデル「ゼロSP 78rpm」(3mil 針)とコルグのNu 1DSD録音機を使用した。(グッディーズ)

Da Vinci Classics
C-00645(1CD)
ヴィオッティ&ロッラ:ヴィオラ二重奏集
ヴィオッティ:2本のヴィオラのための二重奏曲
ロッラ:ヴィオラ二重奏のための「トリネーゼ」
ヴィルジニア・ルカ(Va)、
フランチェスコ・ヴェルネロ(Va)

録音:2022年2月、パラッツォ・チーゴレ・マルティノーニ(チーゴレ、イタリア)
19世紀のヴィルトゥオーゾの典型的なイメージは、ほとんど信じられないような難曲を、しばしば即興の部分を交えて演奏する音楽家というものであり、ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィオッティとアレッサンドロ・ロッラ(1757-1841)は、まさにこのヴィルトゥオーゾに当てはまる音楽家でした。
ロッラはオーケストラ・プレーヤーとして、ヴィオッティはコンチェルトのソリストとして絶頂を極めており、19世紀有数のヴィルトゥオーゾとして当時のイタリアにおけるヴァイオリン・スクールの栄光を証明しています。
イタリアのヴィオラ・デュオ、ヴィルジニア・ルカとフランチェスコ・ヴェルネロが「2本のヴィオラ」という編成の醍醐味、ヴィルトゥオージティを存分に披露してくれています。
Urania Records
LDV-14095(2CD)
ドニゼッティ:弦楽四重奏曲集 Vol.2
弦楽四重奏曲第7番 ヘ短調(1819)*、
弦楽四重奏曲第9番 ニ短調(1821)*、
弦楽四重奏曲第10番 ト短調(1821)*、
弦楽四重奏曲第11番 ハ長調(1821)、
弦楽四重奏曲第12番 ハ長調(1821)、
弦楽四重奏曲第6番ト短調1(1817)
ミーチャSQ〔ジョルジアーナ・ストラッツーロ(Vn)、パスクアーレ・アレグレッティ・グラヴィーナ(Vn)*、ロレンツァ・マイオ(Vn)、カルミネ・カニアーニ(Va)、ヴェロニカ・ファブリ・ヴァレンツエラ(Vc)〕、バルタザール・ズニガ(アーティスティック・プロデューサー)
「ランメルモールのルチア」や「愛の妙薬」など数々の優れたオペラを世に送り出した19世紀前半のイタリアにおける最高峰のオペラ作曲家の1人、ドニゼッティの「器楽、室内楽作曲家」としての一面にフォーカスした好企画の第2弾。
前作の第1巻(LDV14065)は、ICMA(国際クラシック音楽賞)2022の室内楽部門にノミネートし、レコード芸術海外盤REVIEWでは「今月の推薦盤」に選ばれています。
室内アンサンブルの究極の形のひとつである弦楽四重奏で書かれたドニゼッティの室内楽作品は、オペラと変わらずその一曲一曲が際立っています。今回の演奏では一部ヴァイオリン奏者が変わっていることにも注目です。

Etcetra
KTC-1718(1CD)

PKTC-1718(1CD)
国内盤仕様
税込定価
月の光に〜フランダース・ロマン派のピアノ作品選集
シャルル・ルイ・ハンセンス(1802-1871):ピアノ・フォルテのための協奏曲 (作曲者による六重奏用編曲、1839年)
ペーター・ブノワ(1834-1901):舟歌 Op.2-2、幻想曲第3番Op.18、幻想曲第4番Op.20
ジャン・ファンデルヘイデン(1823-1889):フランダースのロマンスによる奇想曲 Op.4
フィリップ・ファンデン・ベルへ(1822-1885):月の光に(即興曲) Op.17、単純な旋律 Op.29、
サロンのマズルカ Op.30、
ピエ=ララ〜17世紀フランダースのポピュラー・ソングによるピアノのための幻想曲 Op.24
川口成彦(フォルテピアノ)、
18世紀オーケストラの奏者達 〔ソフィー・ヴェデル(Vn)、フランク・ポルマン(Vn)、森田芳子(Va)、アルベール・ブリュッヘン(Vc)、マギー・ウルクハルト(Cb)〕
※使用楽器(エドウィン・ブンク・コレクション):プレイエル1829年製、エラール1837年製、ブリュートナー1867年製

録音:2021年11月22日、ワロン協会(アムステルダム、オランダ)、2020年10月14日-15日、メノナイト教会(ハールレム、オランダ)
川口成彦は、1989年岩手県出身。東京藝術大学および、アムステルダム音楽院の古楽科修士課程修了。18世紀オーケストラ、{oh!} Orkiestra Historycznaなどとの協奏曲の共演や、2018年にはロイヤル・コンセルトヘボウOのメンバーと共に室内楽形式によるピアノ協奏曲のリサイタルをオランダにて開催するなど、モダン、ピリオド楽器の垣根を超えて第一線で活躍しています。これまでに、若手古楽器奏者の登竜門であるブルージュ国際古楽コンクール最高位をはじめ、第1回ローマ・フォルテピアノ国際コンクール(M. クレメンティ賞)優勝などの輝かしい受賞歴を持ち、2018年の第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクール第2位受賞により大きな注目を浴びる若手鍵盤楽器奏者のホープです。
本アルバムでは、古楽器修復の第一人者、エドウィン・ブンク氏所有の貴重な楽器を使用。ブンク氏が入念に調律を施し、万全の体制でこのレコーディングに臨んでいます。歴史的鍵盤楽器との様々な出会いを重ねていく中で培われてきた音楽性で、長い歴史を歩んできた名器の持つポテンシャルを十分に引き出し、19世紀当時のサロンへと誘います。
Etcetra
KTC-1780(1CD)
バッハ:ゴルトベルク変奏曲(弦楽三重奏版/ドミトリ・シトコヴェツキー編) サラゴン・トリオ
コロナによるパンデミックで感じた不確実な未来の中でバッハの音楽は誠実で快適さをもたらせてくれます。
フライブルクの家庭に生まれたサラゴン・トリオは、この時期に「ゴルトベルク変奏曲」を徹底的に研究することにしました。歴史的に基づいた奏法と、ドミトリ・シトコヴェツキーによる弦楽三重奏の要素を活かすためにモダン楽器とバロック弓の組み合わせで演奏されています。
Etcetra
KTC-1775(1CD)
カリマット〜ハープとチェロのための音楽
ブロッホ:祈り/マレ:ラ・フォリア
不詳:鳥の歌
マージダ・エル・ルーミー&イーサン・アル・モンザー:カリマット
マルセル・トゥルニエ:Promenade a l’automne
ショパン:夜想曲 嬰ハ短調
カリーム・バッグジーリ:Moto trankil
ラフマニノフ:ヴォカリーズ
グラナドス:アンダルーサ
ペルト:鏡の中の鏡
チャイコフスキー:感傷的なワルツ
デュオ・アズネム
双子の姉妹によるハープとチェロの異色デュオ。彼女たちの編成に合わせて編曲された作品など、自分たちが気に入った作品を多く集めたという作品集。アラブの歌手、マージダ・エル・ルーミーの作品ではオーケストラ編曲版を基にしてハープとチェロで表現しています。

Indesens
INDE-166(1CD)
バルトーク、ガリアーノ、ピアソラ
アイルランド民謡:テンプル・ヒル
バルト-ク:ルーマニア民俗舞曲
リシャール・ガリアーノ:トリプティク・ミュゼット
日本民謡:さくらさくら
宮城道雄:春の海
ピアソラ:タンゴ・フォー・4
ギジェルモ・ラゴ:シウダデス
ジャン=シャルル・リシャール:マッサー
アヴェナ四重奏団〔ニコラ・アラール(ソプラノサクソフォン)、ファビオ・チェーザレ(アルトサクソフォン)、辻本純佳(テナーサクソフォン)、アダム・キャンベル(バリトンサクソフォン)〕

録音:2021年2月-2022年3月、ストラスブール(フランス)
登録者数約10万人、総再生回数1000万回以上のYouTubeチャンネル[Sumika] Saxophoneでも知られる人気サクソフォニスト、辻本純佳をはじめ、フランスのニコラ・アラール、イタリアのファビオ・チェーザレ、南アフリカのアダム・キャンベルと国際色豊かなメンバーが集まり、2016年に結成されたアヴェナ四重奏団(クワチュール・アヴェナ/アヴェナ・サクソフォン四重奏団)。フランス・ストラスブールの音楽院で学び、2020年にはそれぞれが室内楽の修士号を取得しています。
サクソフォンによって旅と世界の文化を表現する、エキゾチックなプログラムが魅力のアヴェナ四重奏団が贈る本作は、リスナーをアイルランド、ルーマニア、フランス、日本、アルゼンチン、ウルグアイ、エチオピアといった国々をめぐる世界旅行へと連れてゆきます。アルバムの冒頭を飾るアイリッシュ・リール 「テンプル・ヒル」 は、辻本がサクソフォン用に書き下ろしたものです。

RUBICON
RCD-1102(1CD)
クライシス
ハイドン:十字架上のキリストの最後の7つの言葉より 1.序章
フランチェスコ・チュールロ(1987-):Hasta pulverizarse los ojos
ハイドン:十字架上のキリストの最後の7つの言葉より.私は渇く
シューベルト:弦楽四重奏曲第14番 ニ短調 「死と乙女」より 第3楽章
バルトーク:弦楽四重奏曲第6番より 第1楽章
ショスタコーヴィチ
:弦楽四重奏曲第8番 ハ短調より 第1楽章
ビルケ・ベルテルスマイアー(1981-):Krise
スティーヴ・ライヒ(1936-):WTC 9/11より 第3楽章
コミタス(1869-1935):Spring
メンデルスゾーン:弦楽四重奏第6番 へ短調より 第2楽章
スメタナ:弦楽四重奏曲第1番 ホ短調「わが生涯より」より 第4楽章
ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第1番「クロイツェル・ソナタ」
オスカル・エスクデロ(1992-):Post
クス・クァルテット
1991年のドイツ・ベルリンでの結成以来、欧州を中心に世界を席巻している世界屈指のSQ、クス・クァルテット(クスSQ)。2019年にサントリーホールで行われたベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲ライヴ録音(RCD1045)が大きな話題となった彼らの最新作は、過去250年間に作曲された、感情の不安定さや苦しみ、心理的なストレスが含まれる楽曲を集めたコンピレーション・アルバム!
中には、作曲家が個人的に深いトラウマを抱えていた時期に書かれた曲もありますが、こうした音楽は内省や慰め、瞑想のムードをもたらすこともあるのです。パンデミックおよびその後の生活のストレスと緊張、ウクライナで激化する戦争、気候変動、エネルギー不足、生活費の高騰……古典派や初期ロマン派の作品も含め、不安定で混沌とした2020年代を生きるリスナーにパワフルに作用する音楽が集められています。

CD ACCORD
ACD-298(1CD)
NX-C01
ヴァインベルク(1919-1996):弦楽四重奏曲第5番&第6番
弦楽四重奏曲第5番Op. 27(1945)
弦楽四重奏曲第6番Op. 35(1946)インプロヴィゼーションとロマンス - 弦楽四重奏のために(1950)…世界初録音
シレジアンSQ【シモン・クシェショヴィエツ(Vn1)、アルカディウシュ・クビツァ(Vn2)、ウカシュ・シルニツキ(Va)、ピオトル・ヤノシク(Vc)】

録音:2022年
シレジアンSQによるヴァインベルクの弦楽四重奏曲集第6作。第5番はメロディ、ユモレスク、セレナード といったタイトルが各楽章に付いており、小品集の趣があります。第6番は古典的な構成感を持つ作品。「インプロ ヴィゼーションとロマンス」は作品番号が付けられることなく、2018年まで演奏されることもありませんでした。作品は 第5番と似ており、アルバムの最後に置くとアンコール・ピースのように聞こえます。 ペア・ノアゴーとヨーン・ストルゴーズ

MPRMPR
MPR-114(1CD)
ウィリアム・ヘンリー・リード(1876-1942):弦楽四重奏曲 第4番ハ長調
伝説/弦楽四重奏曲 第5番イ短調
シーラスSQ【マーチン・スミス、スザンヌ・ロゼ(Vn)、モーガン・ゴフ(Va)、デイヴィッド・バロウズ(Vc)】

録音:2022年2月16-19日 パモジャ・ホール、ザ・スペース、セブンオークス・スクール、ケント、UK
LSOのコンサートマスターを1912年から1935年まで務め、エルガーの親しい友人として知 られるウィリアム・ヘンリー・リードによる、弦楽四重奏のための作品集。その情感豊かなメロディとハーモ ニーは英国音楽の王道を行くものです。

CPO
CPO-555279(1CD)
NX-B02
アドルフ・ブッシュ(1891-1952):室内楽作品集
弦楽四重奏のための9つの小品 Op. 45…世界初録音
弦楽四重奏曲 イ短調 Op. 57…世界初録音
フルート五重奏曲 ハ長調 Op. 68- フルート、ヴァイオリン、2つのヴィオラ、チェロのために…初CD化
ザラストロSQ【ラルフ・オーレンダイン(Vn)、ローマン・コンラッド(Vn、ヴィオラ)、ハンナ・ヴェルナー=ヘルフェンシュタイン(Va)、レーエル・ドナート(Vc)】
ディミトリー・ヴェッキ(Fl)

録音:2019年1月21-22日、5月20-21日
20世紀を代表するヴァイオリニスト、アドルフ・ブッシュ。ドイツに生まれ、学生時代から作曲家を目指していたとい う彼は、ヴァイオリンを演奏するかたわら、100を超える作品を遺しています。彼は10代の頃に出会って親交を結 んだマックス・レーガーから強い影響を受けており、作品にもレーガーが用いた和声言語が認められます。またモー ツァルトやブラームスの室内楽にも精通していたこともあり、古典派やロマン派の大作曲家たちの作曲技法も受け 継いでいます。彼は12音技法などの20世紀の様式を用いることはなく、そのため同時代の批評家たちから非難 されたこともありましたが、その独自の作風は聴くべきところザラストロSQはワインガルトナーやパウル・ユ オンの弦楽四重奏曲の録音で高く評価されている1994年にヴィンタートゥールで結成されたアンサンブル。後期 古典派からロマン派のレパートリーと得意としています。 フルートを演奏するヴェッキはスイスの奏者。トーンハレOの客演首席フルート奏者として日本にもたびたび 訪れています。

Biddulph
BIDD-85021(1CD)
アーロン・ロザンド/ファースト・レコーディングス
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第1番ト長調 Op. 78「雨の歌」
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第2番イ長調 Op. 100
ベートーヴェン:モーツァルトの歌劇「「フィガロの結婚」の「もし伯爵様が踊るなら」による12の変奏曲 ヘ長調 WoO 40*
べートーヴェン:ロンド ト長調 WoO 41*
ベートーヴェン:6つのドイツ舞曲 WoO 42*
アーロン・ロザンド(Vn)
アイリーン・フリスラー(P)

録音/初出
1956年/Vox PL 10.090、1961年/Vox SVBX-518F*
日本でもファンの多いアーロン・ロザンド(1927-2019)のVOXレーベル最初の録音を復刻したCDが登場。  ロザンドは、ポーランド移民で歌手の父親とロシア移民でピアニストの母の下、シカゴ 郊外のハモンドという町に生まれました。音楽の才能はめざましく、9歳でコンサート・デ ビュー、翌年にはフレデリック・ストック指揮のシカゴ響とメンデルスゾーンのヴァイオリン協 奏曲を共演しました。ロザンドの最初の先生レオン・サメティーニはオタカール・シェフチー クとウジェーヌ・イザイの弟子で、サメティーニ没後はレオポルト・アウアーの弟子エフレム・ ジンバリストにカーティス音楽院で師事。世に名高いフランコ=ベルギー楽派とロシア楽 派の双方の流れをくむこととなりました。 カーティス音楽院卒業時点で十分な技量を 身に着けていたロザンドですが、第2次世界大戦直後のアメリカでは欧州から流入した トップレベルの音楽家が席巻中でキャリアを築くのが難しく、当初はコマーシャル・スタジ オの仕事に就きます。しかし彼の才能に目をとめたナタン・ミルシテインがヨーロッパ行き を勧め、ヘンリク・シェリングが自らのマネージャーを紹介してロザンドを盛り立てました。
19世紀ロマン派の音楽に関して豊かな見識を持っていたロザンドに目をとめたのがVOXレーベルで、数多くのロマ ン派音楽を録音しました。しかしロザンドが最も敬愛していたのはドイツ・オーストリア音楽で、1961年にはベートー ヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集をVOXに録音しています。それに先立ち録音されたVOX録音の第1弾が、ここに 復刻されたブラームスの第1番と第2番のソナタ。1956年のモノラル末期の録音で、1957年に発売されたもの の、折からのステレオ・ブームの前に埋もれてしまいました。併録のベートーヴェンは1961年のステレオ録音。 Biddulphによれば、いずれもこれが初のCD復刻で、ブラームスはLP時代を通じても「初の再発売」とのこと。 ロザンドの演奏は今日から見れば速めのテンポによる明晰で歯切れの良いもの。音楽は淀みなく流れ、重音も 楽々と出て来ます。しかし、ここぞというところではテンポを落として歌い込み、「艶のある美音」を絵に描いたような トーンと相まって、とても魅力あるブラームスを奏でています。ピアニストのアイリーン・フリスラーはロザンドと同門の カーティス音楽院の出身でロザンドの妻になった人。Musical Appreciation Recordsにシューマン、ラヴェル、 チャイコフスキー、ラフマニノフのピアノ協奏曲やR・シュトラウスのブルレスケなどを録音した力量の持ち主で、 歯切れのよいテクニックでロザンドの明晰な音楽作りに貢献しています。

Willowhayne Record
WHR-076(3CD)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集(全10曲) クリストファー・ホワイト(Vn)
メラニー・ラインハルト(P)

録音:2019年8月-2020年8月 ライム・ツリー・スタジオ、グレート・ボウデン、レスターシャー、UK
ロンドンに生まれ英国王立音楽院とトロントの王立音楽院でヴァイオリンを学び、アメリカとヨーロッパでコ ンサートマスターやソリストとして活躍してきたクリストファー・ホワイト。カナダで出会ったメラニー・ラインハル トと共に、30年以上演奏し続けてきたというベートーヴェンのソナタを全集録音。

WERGO
WER-6437(1CD)
ストレート・ラン 〜セルゲイ・マインハルト(1981-):作品集
【CD】
(1)Rush(2019)〜大管弦楽、拡大されたアンサンブルとエレクトロニクスのための
(2)Flower's silence in empty guns(2012)〜ピアノ、ライヴエレクトロニクスとWiiセンサーのための
(3)Declare Independence(2014)〜ドラムセット、エレキギター、エレキベースとシンセサイザーのための
【映像】(解説書内のQRコードから視聴可能)
SMOG(2012)〜4人の器楽奏者とソレノイドのための
Construct - deconstruct(2018)〜サクソフォン四重奏、エレクトロニクスと映像のための
It's Britney, bitch!(2014)〜キーボードとライヴ映像のための
Blur Paralyzed(2018)〜ピアノとライヴ・エレクトロニクスのための
HeroIn(2017)〜エレキギター、エレクトロニクスと映像のための
Kurzschluss(2015)〜アンサンブル、ライヴエレクトロニクス、ソレノイド、ガラス板のための
クリスイティアン・パラージ((1)アコーディオン)
タル・ボトヴィニク((1)エレキギター)
ローター・ツァグロゼク((1)指揮)
ドイツ連邦青少年O((1))
パウロ・アルヴァレス((2)ピアノ)
セルゲイ・マインハルト((2)ライヴエレクトロニクス)
アンサンブル・エレクトロニック・ID((3))
セルゲイ・マインハルト(1981-)はポップカルチャーや現代テクノロジーに影響を受けた作曲家で、世界の急速な変化を反映できるものとして音楽を捉え、社 会的・政治的なトピックに焦点を当てた作品を発表しています。彼にとって音楽の中に生楽器とコンピューター、楽音とノイズは分け隔てなく自然に存在するもの で、ブリトニー・スピアーズの一節をもとにした作品などジャンルにもまったく囚われない世界観を持っています。ブックレットには映像作品を試聴できるQRコー ドがあります。

APARTE
AP-285(4CD)
ウジェーヌ・ワルキエ:フルートを含む室内楽曲集
■Disc1「演劇的」
(1) フルート五重奏曲イ長調Op.49(世界初録音)
(2) フルート四重奏曲第4番ニ長調Op.50(世界初録音)
■Disc2「絵画的」
(1) フルート・ソナタ第1番Op.89(世界初録音)
(2) フルート、チェロ、ピアノのための三重奏曲ニ短調Op.97(世界初録音)
■Disc3「詩人」
(1) 木管四重奏曲第4番変ロ長調Op.48(世界初録音)
(2) フルーティストの休息Op.47〜オーヴェルニュのロンド/ロンド/行進曲/月の光に
■Disc4「ヴィルトゥオーゾ」
(1) フルート二重奏曲第1番ロ短調Op.57(世界初録音)
(2) フルート三重奏曲第1番変ホ長調Op.93(3本のフルート)
(3) 大四重奏曲第2番ヘ長調Op.70(4本のフルート)
アレクシス・コセンコ(Fl)【ジャック・ベリッサン1830年頃製6キー(Op.47, 48, 49, 50, 57, 70)、
クレール・ゴドフロワ1840年頃製円錐管ベーム式木製(Op.93)、ルイ・ロット1858年製円筒管ベーム式銀製(Op.89)、
ルイ・ロット1881年製円筒管ベーム式銀製(Op.97)】
ダニエル・ゼペック(VnOp.49, 50)【ストリオーニ1780年製】、
ジローヌ・ゴーベール(VnOp.49)【クレパルによるストラディヴァリウス・レプリカ2021年製】、
レア・エンニーノ(ヴィオラOp.49, 50)【トニー・エシャヴィドル製】、
クリストフ・コワン(VcOp.49, 50, 97)【18世紀初期ガリアーノ】、
ミカエル・チャヌー(コントラバスOp.49)【エンリコ・マルケッティ1895年製】、
エドアルド・トルビアネッリ(POp.89, 97)【1843年プレイエル製】、
ニコラ・バルデイル(クラリネットOp.48)【グレンザー1810年頃製によるシュヴェンケ&ゼゲルケ社レプリカ】、
ダヴィド・ドゥコ(バスーンOp.48)【サヴァリーJr1823年製】、
ベノワ・ド・バールショニ(ホルンOp.48)【ラウー1820年頃製によるフレーズのレプリカ】、
アメリ・ミシェル(フルートOp.57, 70, 93)【テュルー1845年頃製によるスベイラン社レプリカ】、
アンヌ・パリゾ(Fl)【ゴートロ一世1850年頃製Op.70、ルイ・ロット1858年製Op.93】、
オリヴィエ・ベニシュ(フルートOp.70)【ジャン=ルイ・テュルー1840年頃製】

録音:2021年2月12日(Op.48)、3月11-15日(Op.49, 50, 93, 70, 47, 57)/サンピエール寺院(パリ)、3月22-24日/ドメーヌ・ミュジカル・ド・ペティニャック(Op.89, 97)
ウジェーヌ・ワルキエ(1793-1866)はフランスのフルート奏者で作曲家。テュルーにフルート、レイハ(ライヒャ)に作曲を師事しますが、フルートは次第に師 をおびやかす存在になったと伝えられる名手ぶりでした。
ワルキエは作曲の師レイハから人気オペラ・アリアのフルート編曲の仕事を紹介してもらい成功、以後名ピアニストのカルクブレンナーやタールベルクと共作して フルートとピアノのための派手な作品を次々に発表しました。同時にオンスローと親交を結び四重奏曲や五重奏曲などの古典的形式にも手を染めました。
このアルバムでは五重奏から二重奏までの純音楽作品を集めています。多くが世界初録音なうえ、ピリオド楽器によることも貴重。主役はフランスのピリオド・フ ルート界第一人者アレクシス・コセンコ。彼は1830年頃製6キーのものから1858年製円筒管ベーム式銀製まで4本のフルートを吹き分けています。いずれも作 品と同時期にもので、往時の響を味わえます。共演もヴァイオリンのゼペックやチェロのコワンをはじめ大物が華を添えているのも注目。
ワルキエはベルリオーズやショパンと同時代人ながら作風は古典派寄りで爽やか。フルートの技巧を華やかに披露するかたわら、民謡を採り入れたりユーモアに あふれた陽性な世界を楽しめます。 (Ki)

DUX
DUX-1691(1CD)
ペンデレツキ、アツコ・エザキ、クロシェル、他:アンサンブル作品集
アツコ・エザキ(b.1958):緞子(どんす)の舞
マルセル・チジンスキ(b.1971):ベテルギウス
ラース・カールソン(b.1972):Vindarna Vaxlar
アルトゥル・クロシェル(b.1973):ジェスチャー
ラファウ・ザパウァ(b.1975):スケルツォ
ペンデレツキ:弦楽四重奏曲第1番
エヴァ・ファビアニスカ=イェリニスカ(b.1989):ロッキング・ミュージック
セピア・アンサンブル・コンテンポラリー・ミュージシャンズ、
カタジナ・トマラ=イェディナク(指)

録音:2020年9月(ポーランド)
ポーランドの数少ない現代音楽アンサンブルの一つ、セピア・アンサンブルのアルバム。彼らにとっての「音楽の旅の始まり」というペンデレツキの弦楽四重奏曲第1番を除いて、この20年間の間に生まれた作品をチョイスしています。アメリカやウィーンで学んだ日本人作曲家、アツコ・エザキの「緞子(どんす)の舞」は、繻子織(朱子織)から作られる光沢のある紋織物、「緞子」からインスピレーションを得て作曲したもの。いくつもの異なるメロディ、リズム、音色のパターンが緞子の刺繍のごとく交わる作品です。
DUX
DUX-1468(1CD)
シマノフスキ:フルートとピアノのためのトランスクリプション集
シマノフスキ:アレトゥーサの泉 Op.30
練習曲変ロ短調 Op.4-3
前奏曲変ニ長調 Op.1-3
おとぎ話の王女様の歌 Op.31より「孤独な月」
おとぎ話の王女様の歌 Op.31より「ナイチンゲール」
スウォピエフニェ Op.46bis より「Slowisien」
前奏曲変ロ短調 Op.1-4
クルピエ地方の歌 Op.58(抜粋)
前奏曲ハ短調 Op.1-7/歌劇「ロジェ王」より ロクサーヌの歌
スウォピエフニェ Op.46bis より「Wanda」
前奏曲変ロ短調 Op.1-9
ヴォカリーズ・エチュード
カプリース第20番ニ長調
アガタ・イグラス(Fl)、
マリウシュ・ルトコフスキ(P)

録音:2018年3月(ポーランド)
フルートとピアノで演奏するシマノフスキのトランスクリプション・アルバム。シマノフスキはこの編成のための作品は一つも書きませんでした。しかしフルートの音色がそれぞれの作品の雰囲気と調和し、その音楽的、表現的な特質が見事に反映されていることがわかります。こうしてシマノフスキの音楽を新たな視点から聴き、その美しさと深さを改めて発見することができる、シマノフスキを愛するすべての音楽愛好家に捧げる最高の贈り物です。

Danacord
DACOCD-945(1CD)
不穏な時代
ハイドン:弦楽四重奏曲ニ短調 Op.76-2, Hob.III:76「五度」(1797)*
ハネ・トフテ・イェスパセン(b.1956):弦楽四重奏曲第1番「不穏な時代」(2020)**
ブリテン:弦楽四重奏曲第1番ニ長調 Op.25(1941)***
ノルディックSQ〔キアスティーネ・スナイダー(Vn1)、マス・ハウステズ・ハンセン(Vn2)、ダニエル・エークルンド(Va)、レーア・エミーリェ・ブランデール(Vc)〕

録音:2022年5月30日-31日、ハアスホルム教区教会(ハアスホルム、デンマーク)*/2月19日-20日**&5月22日-23日***、聖ラウレンティウス教会(ロスキレ、デンマーク)
ユラン半島北東部、デンマークのラナス市にある室内楽協会「BRAGE」(ブラーイ)は、1852年に設立され、芸術性を基本にしながら地域の人たちを楽しませることを目的とする活動を続けています。このアルバム「不穏な時代」は、協会の会長を務めるチェリストのアクセル・ニルセンと作曲家ハネ・トフテ・イェスパセンの2018年の会話から始まった弦楽四重奏プロジェクトから生まれました。
“1790年から2020年の歴史的展望をコンテクストに”と題したプロジェクト。ハイドンがフランス革命後の1797年に作曲した「エルデーティ四重奏曲」の弦楽四重奏曲ニ短調「五度」と、ブリテンが第二次世界大戦中の1941年に滞在していたカリフォルニアで作曲した弦楽四重奏曲第1番をメインに、そのコンテクストに沿ったイェスパセンの新作によるプログラムで構成。2020年春に予定されたノルディックSQによる初演がCOVID-19の最初のロックダウンで延期され、二度目のロックダウン直前の2020年11月4日に初演が実現しました。
ノルディックSQは2013年結成のアンサンブル。フェロー諸島出身のハイウルン・ペータセンの第1ヴァイオリン、デンマークのマス・ハウステズ・ハンセンの第2ヴァイオリン、スウェーデンのダニエル・エークルンドのヴィオラ、デンマークのレーア・エミーリェ・ブランデールのチェロというメンバー。彼らの音楽は高く評価され、デンマークのナショナル・レーベルDacapo Recordsのペレ・グズモンセン=ホルムグレーンの弦楽四重奏曲(第1集)とナンシー・ダルベアの弦楽四重奏曲に起用されました。この「不穏な時代」では、ペータセンが育児休暇に入ったため、デンマークのキアスティーネ・スナイダーが第1ヴァイオリンを担当。ロシア軍のウクライナ侵攻、気候変動により地球のいたるところで発生する災害、経済と政治の不安、さまざまな脅威、希望と平和のビジョンという思いをこめて制作されました。

RUBICON
RCD-1098(1CD)
ボイル:弦楽四重奏曲
アイナ・ボイル:弦楽四重奏曲 ホ短調
モーラン:弦楽四重奏曲第2番変ホ長調
ヴォーン・ウィリアムズ:「家庭の音楽」よりウェールズの讃美歌による3つの前奏曲
アイアランド:聖なる少年(1941年版)
ピアッティSQ
2015年のウィグモアホール国際弦楽四重奏コンクールでの入賞以来、世界各地で多彩なプログラミングを披露しているピアッティSQ。2020/21年シーズンにはHyperionレーベルの『ヴォーン・ウィリアムズ:歌曲集』(CDA68378)にも参加し、高い評価を受けました。本作には珍しいイギリスの弦楽四重奏曲が収録されており、「1950年以前のアイルランドで最も多作で重要な女性作曲家」とされるアイナ・ボイル(1889-1967)の作品は世界初の商業録音。彼女はカーネギー賞を受賞した女性作曲家としても知られており、一時期ヴォーン・ウィリアムズからレッスンを受けていました。そのほかアーネスト・ジョン・モーラン(1894-1950)の遺品の中から発見された弦楽四重奏曲、ヴォーン・ウィリアムズによるウェールズの讃美歌の編曲、アイアランドの有名な「聖なる少年」の弦楽版が収録されています。

Ars Produktion
ARS-38341(1SACD)
超越〜サクソフォン四重奏のための作品集
マーク・メリッツ(b.1966):タパス
キャロライン・ショウ(b.1982):Entr'acte(世界初録音)
ゲオルク・フリードリヒ・ハース(b.1953):サクソフォン四重奏曲
ウィリアム・オルブライト(1944-1998):幻想練習曲
フキオ・クァルテット

録音:2022年9月27日-29日
コロナ・パンデミックの経験と感情を表現したというこのアルバムは、キャンセルされたコンサートと、ライブを再開できるかどうか、またいつできるかについての不確実性の中で作成されました。2008年にケルンを拠点に活動を始めたフキオ・クァルテットは、サクソフォン四重奏の新しいレパートリーを中心に活動しており、有名な現代作曲家のみならず若手作曲家とも積極的にコラボレーションを行い、ヨーロッパだけでなく、アジアやアメリカなどでも演奏を行っています。
Ars Produktion
ARS-38620(1CD)
アモローソ〜チェロとギターのための作品集
アウグスト・ネルク(1862-1928):アモローソ-ワルツ・レント Op.160、
 セレナーデ Op.15-3
シューマン:「ミルテの花」より第24曲「君は一輪の花のように」
ゲオルク・ゴルターマン(1824-1898):練習曲-奇想曲 Op.54-4
エルガー:愛の挨拶 Op.12
エイミー・ビーチ:3 Compositions, Op. 40よりBerceuse
ネルク:スパニッシュ・セレナーデ Op.208-1
リスト:愛の夢第3番S.541-3
ネルク:マズルカ Op.120
シューマン:「ミルテの花」より第1曲「献呈」
チャイコフスキー:感傷的なワルツ Op.51-6
ゴルターマン:カプリッチョ Op.24
クライスラー:愛の悲しみ/ネルク:叙情的な記憶 Op.15-5
サン=サーンス:アレグロ・アパッショナート Op.43
サティ:ジュ・トゥ・ヴー
プーランク:愛の小径 FP.106
ネルク:ハンガリーのチャルダッシュ-幻想曲 Op.229
ニコル・ペーニャ・コマス(Vc)、
ダミアン・ランセル(G)

録音:2022年2月11日-12日
スパニッシュ・ギターと甘い音色のチェロという組み合わせによる作品集。この二つの楽器の取り合わせに魅力を感じたニコル・ペーニャ・コマスとダミアン・ランセルは作曲家たちの描く情熱、優しさ、欲望などといった愛の全ての側面を表現しています。チャイコフスキー、シューマン、リスト、エルガーといった作曲家たちの名曲の他、知られざるアウグスト・ネルクやエイミー・ビーチの貴重な作品まで網羅した小品集ながらも、それぞれの作品でみせる表現力豊かな歌いまわしは素晴らしく、聴きどころに溢れたアルバムです。

Quartz
QTZ-2151(1CD)
ブラームス・コネクション
ロベルト・フックス(1847-1927):チェロ・ソナタ第1番 ニ短調 Op.29(1878)
ブラームス:チェロ・ソナタ第1番 ホ短調 Op.38(1865-6)
ハインリヒ・フォン・ヘルツォーゲンベルク(1843-1900):チェロ・ソナタ第1番 イ短調 Op.52(1886)
ディミートリー・マスレニコフ(Vc)、
ザビーネ・ウェイアー(P)

録音:2022年4月12日-16日
ウィーン音楽院(現ウィーン国立音楽大学)の教授として多くの音楽家を育てたロベルト・フックスと、ブラームスの信奉者でありベルリン高等音楽院の教授を務めたハインリヒ・フォン・ヘルツォーゲンベルクといったブラームスと同時期にウィーンで活躍した作曲家の作品をまとめて収録した好企画。ディミートリー・マスレニコフはサンクトペテルブルクに生まれ、ロシアとフランスで音楽を学びました。12歳でモスクワの国際ソリストコンクールで受賞し、チェコ国際コンクールでも優勝しました。その後チャイコフスキー・コンクールやロストロポーヴィチ・コンクールでも優勝しています。このアルバムでも情感あふれる演奏でその実力を証明しています。

LAWO Classics
LWC1237(1CD)
アウト・オブ・ステップ〜サクソフォンのための作品集
マーク・アダリー(b.1960):アウト・オブ・ステップ
オラヴ・アントン・トンメセン(b.1946):厳粛な歌
ビョルン・クルーセ(b.1946):ギダの秘密
ラグンヒル・ソーデルリン(b.1945):フリースラントの風景
アンデシュ・エリーアソン(1947-2013):詩
オラヴ・ベルグ(b.1949):ユキノシタ
ラーシュ・リーエン(Sax)、
セルゲイ・オサドチュク(P)

録音:2020年2月11日-12日、9月15日-16日、ソフィエンベルグ教会(オスロ)
ノルウェー国立音楽大学で学び、「サクソフォーン・コンセントゥス」「アフィニス・アンサンブル」「オスロ・シフォニエッタ」などのアンサンブルで活動するサクソフォン奏者のラーシュ・リーエンと、彼が准教授として教えるトロムソ音楽院の同僚、モスクワ出身のピアニスト、セルゲイ・オサドチュクのデュオ・アルバム。現代ノルウェーとスウェーデンの作曲家たちが作曲した「図書館の蔵書リストに載っているだけではもったいない」という作品を広く聴いてほしい、という動機で作られました。
リーエンがコラボレーションを続けるマーク・アダリーが、リーエンとオサドチュクのために書いた 「アウト・オブ・ステップ」(同調していない)。オラヴ・アントン・トンメセンの 「厳粛な歌」 は、「ピアノのヴィルトゥオーゾ的な音のブランケット」を背景にサクソフォンが4オクターヴ以上の音域で演奏。ジョン=エドワード・ケリーのために書かれた作品。ビョルン・クルーセの 「ギダの秘密」 は、オスロのギダ通りに1989年に建設されたノルウェー国立音楽大学の新校舎落成を祝う作品。ラグンヒル・ソーデルリンが、デンマーク系ドイツの画家エミール・ノルデの表現主義スタイルの作品からインスピレーションを受け、ロルフ=エーリク・ニューストレムのために書いた 「フリースラントの風景」。スウェーデンのアンデシュ・エリーアソンが、ソプラノとピアノのために書いたトゥーマス・トランストローメルの詩による歌を改作した 「詩」。オラヴ・ベルグの 「ユキノシタ」 は、このアルバムのプロデューサー、ヴェーガル・ランドースの委嘱作です。

Eudora
EUDSACD-2301
(1SACD)
ハイドン、アルメイダ、ベートーヴェン:弦楽四重奏曲集
ハイドン:弦楽四重奏曲第42番ニ長調 Op.33-6 Hob.III:42
ジョアン・ペドロ・アルメイダ・モタ(1744-c.1817):弦楽四重奏曲ト短調 Op.7-1
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第1番ヘ長調 Op.18-1
プロティアンSQ

録音:2021年8月11日-13日、サラゴサ講堂(スペイン)
スペインの高音質レーベル、Eudoraによる、SACDとMQA-CDのハイブリッド仕様のシリーズから、新たな素晴らしいカルテットが登場。
プロティアンSQはスペイン出身の奏者を中心に2018年にバーゼルで誕生した新しいカルテットで、主に古典派とロマン派前期の音楽言語の様式的、修辞的、技術的側面の再発見に焦点を合わせて活動しています。「変幻自在な」「多方面な」といった意味の名前を冠する彼らはそれぞれベルリン、チューリヒ、フランクフルト、バーゼルの音楽大学で学んだメンバーで構成され、2020年にはビアージョ・マリーニ国際コンクールで第1位、そして2022年のヨーク古楽国際コンクールでも第1位を獲得するなど近年目覚ましい活躍を見せ注目を集めています。
CDのレコーディングは彼らが結成当初から大きな目的の一つとして掲げていたプロジェクトであり、結成からの3年間で醸成されたカルテットとしての結束、メンバーの成熟によってついにこれを実現する理想的な機会が訪れました。今回彼らがベートーヴェンとハイドンの作品に組み合わせたのは、ポルトガルとスペインで足跡を遺した作曲家、ジョアン・ペドロ・アルメイダ・モタの珍しい弦楽四重奏曲。憂鬱さ、穏やかな苦悩の中に情熱の爆発が散りばめられた19世紀初頭の作品で、スペイン芸術協会の代表を務める音楽学者、ラウール・アングロによるパフォーミング・エディションの世界初録音となります。スペイン音楽の遺産の再興に力を入れている彼らのメッセージが反映されたプログラムで、華々しいレコーディング・デビューを飾ります。
フォーマットはSACD Stereo/MultichannelとMQA-CDのハイブリッドを採用しており、CD層はMQA対応機器を使用することにより、ハイレゾ音源として再生することができます。
Eudora
EUDSACD-2206
(1SACD)
ロスト・イン・ヴェニス
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲ハ長調 RV182*
ヴェラチーニ:序曲第6番
ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲変ロ長調 RV788、ヴァイオリン協奏曲ト短調 RV320、
 4声のシンフォニア ニ長調 RV786*
マルチェッロ:ヴァイオリン協奏曲 Op.1-9
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲ホ長調 RV263*、2本のヴァイオリンのための協奏曲イ長調 RV521
ヴァディム・マカレンコ(Vn)、
インフェルミ・ダモーレ


録音:2022年1月10日-13日、サント・ドミンゴ教会(セゴビア、スペイン)*世界初録音
スペインの高音質レーベル、Eudoraによる、SACDとMQA-CDのハイブリッド仕様によるリリース。ヴェネツィアにフォーカスしたコンチェルト・アルバム。
ヴェネツィアにもっとも深い関わりを持つ作曲家ヴィヴァルディの世界初録音を含む作品を軸に、ザクセン選帝侯がヴェネツィアを訪れた1716年に同地で作曲されたと考えられているヴェラチーニの「序曲」と、ヴェネツィアの貴族であり作曲家であったベネデット・マルチェッロ(アレッサンドロ・マルチェッロの弟)のヴァイオリン協奏曲を収録。この2作品は写本がヴェネツィア音楽院(ベネデット・マルチェッロ音楽院とも)の図書館に所蔵されています。
ウクライナ出身のヴァディム・マカレンコと、彼のアンサンブルで、17〜18世紀のヴェネツィアやナポリの音楽の解釈に重点を置いた活動をしているインフェルミ・ダモーレはこの録音で、未完成のまま放置されたり、あるいは偶然ヴェネツィアにもたらされた「失われた」作品を通して、漠然とした、儚く、捉えがたい表現力と、バロック音楽の「発見の喜び」にオマージュを捧げたいと考えています。
フォーマットはSACD Stereo/MultichannelとMQA-CDのハイブリッドを採用しており、CD層はMQA対応機器を使用することにより、ハイレゾ音源として再生することができます。

CAvi music
85-53514(1CD)
マルタン、ヴラディゲロフ、トゥリーナ:ピアノ三重奏曲集
マルタン:アイルランドの民謡による三重奏曲(1925)
パンチョ・ヴラディゲロフ:ピアノ三重奏曲 変ロ短調 Op.4(1916)
トゥリーナ
:ピアノ三重奏曲 ロ短調 Op.76(1926)
トリオ・イマージュ

録音:2021年10月
マウリシオ・カーゲルのピアノ・トリオ全集(2014年のECHO賞でその年の最優秀初演録音賞を受賞)でセンセーションを巻き起こした若手アンサンブル、トリオ・イマージュの民族色豊かなピアノ三重奏曲集。アイルランドやケルトの民謡をベースにした複雑なリズムと独特のメロディーの組み合わせが魅力的なフランク・マルタン(1980-1974)の三重奏曲、ブルガリアのフォークロアの痕跡を色濃く残したパンチョ・ヴラディゲロフ(1899-1978)の記念碑的な三重奏曲、スペインのハーモニーとリズムを忠実に表現したホアキン・トゥリーナの色彩豊かな三重奏曲、彼らが是非リスナーに紹介したいと考えた3つの名作を収録しています。

Hyperion
CDA-68400(1CD)
ハフ、デュティユー、ラヴェル:弦楽四重奏曲集
スティーヴン・ハフ:弦楽四重奏曲第1番「6つの出会い」(2021)
デュティユー
:夜はかくの如し(1973-76)
ラヴェル:弦楽四重奏曲 ヘ長調(1902-03)
タカーチSQ〔エドワード・ドゥシンベア(Vn1)、ハルミ・ローズ(Vn2)、リチャード・オニール(Va)、アンドラーシュ・フェイェール(Vc)〕

録音:2022年2月7日-10日、ローン・ツリー・アーツ・センター(コロラド、アメリカ)
世界最高峰のSQ、タカーチSQに捧げられたスティーヴン・ハフの「弦楽四重奏曲第1番「6つの出会い」」を収録した注目作が登場!スティーヴン・ハフといえば、4つのグラミー賞ノミネート、2つの"Record of the Year"を含む8つのグラモフォン賞受賞を誇る、ピアノ王国ハイぺリオンを代表するピアニストとして知られていますが、近年は作曲家としても広く活躍しており、Hyperionレーベルだけでも、自作自演で録音した多数のピアノ作品の他、チェロ・ソナタやミサ曲がレコーディングされています。この作品は、同時収録されたデュティユーとラヴェルの作品に付随するものとして作曲されており、2021年12月8日にタカーチSQによって初演されています。副題の「(6つの出会い)Les Six rencontres」は「フランス6人組(Les Six)」が掛けられており、直接的な引用や言及はありませんが、6つの楽章に彼ら(プーランク、オネゲル、ミヨー、オーリック、デュレ、タイユフェール)の影響が仄めかされています。ハフはこの作品に対して「彼らの音楽言語を結びつけたものではなく、それらに欠けていたもの」を探求するために書かれたと述べています。
タカーチSQは1975年にブダペストのフランツ・リスト音楽院の学生であったガボル・タカーチ=ナジらによって結成され、1977年エヴィアン国際弦楽四重奏コンクールで一等賞と批評家賞を獲得し国際的な注目を浴び、ポーツマス、ボルドー、ブダペスト、ブラティスラヴァ等多くのコンクールで優勝してきた世界最高峰のSQのひとつです。2020年6月には、グラミー賞受賞(+3度のノミネート)で知られる世界的ヴィオリスト、リチャード・オニールが新たなメンバーとして加わりました。近年では2022年9月に来日公演を行っています。

カメラータ
CMCD-28383(1CD)
税込定価
2022年11月25日発売
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ集
ヴァイオリン・ソナタ 第4番イ短調 作品23
ヴァイオリン・ソナタ 第5番ヘ長調 作品24 「春」
ヴァイオリン・ソナタ 第10番ト長調 作品964
ヴィルフリート・和樹・ヘーデンボルク(Vn)
森泰子(P)

録音:2021年10月/長野
解 説  「…今回の和樹、泰子のデュオには、なんとも新鮮で清潔、初々しく て、作品が聴く人の耳に直接訴えてくる美しさがある(中略)今までの 演奏では気がつかなかった、ハッとするような清楚な音の美しさが現れ る。初々しい音楽へのアプローチにより、いろいろな発見を、いくつか の瞬間で感じることになった」(レコード・プロデューサー 井阪紘(ブックレットより))  
ウィーン・フィルの名手ヴィルフリート・和樹・ヘーデンボルクが、 森泰子をパートナーに迎え、新たなベートーヴェン:ヴァイオリン・ソ ナタ全集への一歩を踏み出しました!(カメラータ)

GENUIN
GEN-22800(1CD)
死の芸術
J.C.バッハ:わが命、今やつきぬ
バッハ:フーガの技法BWV.1080〜コントラプンクトゥスI、W
カンタータ「神にのみ わが心を捧げん」BWV.169〜
レチタティーヴォ「神の愛とは」とアリア
フーガの技法BWV.1080〜コントラプンクトゥスW、[
カンタータ「われは喜びて十字架を負わん」BWV.56〜「汝、おお美しい世界の姿は」
フーガの技法BWV.1080〜コントラプンクトゥス\、
コラール「われを憐れみたまえ、おお主なる神よ」BWV.721
コラール「汝の御前に、われは進まん」BWV.668
フーガの技法BWV.1080〜3主題によるフーガ
カンタータ「満ち足れる安らい、うれしき魂の悦びよ」BWV.170〜アリア
アンサンブル・イル・カプリッチョ【フリーデマン・ヴェツェル(Vn) 、ディートリンド・マイヤー(Vn) 、フロリアン・シュルテ(Va) 、ドミトリー・ディヒティアー(Vc) 、マティアス・ショルツ(ヴィオローネ)、エヴェリン・ライプ(Org)】
フランツ・フィッツトゥーム(カウンターテター)

録音:2022年1月3-5日聖マルティン協会、ミュールハイム
バッハの「フーガの技法」からの抜粋と死、永遠、約束をテーマとしたアリアとコラール 編曲を収録。本来はオルガンのための作品であるコラールの旋律を、声楽パートまたは ヴァイオリンで演奏しています。「死」をテーマとしているだけあってしっとりと物悲しく作品が 得も言われぬ美しさで演奏されています。 アンサンブル・イル・カプリッチョはフリーデマン・ヴェツェルが芸術監督を努める古楽アン サンブル。ルドヴィヒスブルク城音楽祭、ハレ・ヘンデル音楽祭、マウルブロン修道院コン サート、SWRシュヴェツィンゲン音楽祭などに参加して好評を得ています。
GENUIN
GEN-22791(1CD)
「むしろロマンティック」〜ユーフォニウムが語る美しい思い出
マスネ:タイスの瞑想曲
ベートーヴェン:君を愛すWoO.123
サティ:ジュ・トゥ・ヴー(お前が欲しい)
カリヴォダ:夜想曲第2-4番
ベートーヴェン:アダージョ・カンダービレ〜ピアノ・ソ
ナタ第8番「悲愴」Op.13より
シューマン:献呈
バッハ:羊は安らかに草を食み
フォーレ:子守歌Op.16
クライスラー:愛の悲しみ
フォーレ:シシリエンヌOp.78
シューマン:はすの花
ドヴォルザーク:私にかまわないでOp.82-1
シューマン:クルミの木
チャイコフスキー:感傷的なワルツOp.51-6
ドニゼッティ:アヴェ・マリア
デュオ・ジョヴィーヴォ【ファビアン・ブロッホ(ユーフォニウム)、ムリエル・ツァイター(P)】

録音:2021年10月11-13日フランクフルト・アム・マイン
ドイツのユーフォニウム奏者ファビアン・ブロッホと、ピアノなど複数の楽器をこなすムリエ ル・ツァイターによるデュオ・ジョヴィーヴォのCD第2弾(第1集はGEN22770)。 今回は有無を言わせぬ名旋律をユーフォニウムで甘く歌い上げています。
GENUIN
GEN-22803(1CD)
〜ドイツ音楽コンクール2021年受賞者〜 「トリオ・クラングスペクトルム」
ゼバスティアン・ファガールンド(b.1972):ブレス
ウロシュ・ロイコ(b.1954):ストーン・ウィンドV
ユッカ・ティエンスー(b.1948):プラスW
フリードリヒ・ゴルドマン(1941-2009):静けさ、ちょっと
ためらい
ルネ・クワン(b.1983):偽りの自由
ゲオルク・カッツァー(1935-2019):オクトパス
トリオ・クラングスペクトルム【パウラ・ブレランド(Cl) 、イェニファー・アスムス(Vc) 、アナ=カタリーナ・シャウ(アコーディオン)】

録音:2022年2月1-3日コロッセウム,リューベック
GENUIN 恒例のドイツ音楽コンクールの受賞者(このコンクールは複数受賞)による CD。 2021年の現代音楽アンサンブル部門の受賞者トリオ・クラングスペクトルムで、このトリオはク ラリネット、チェロ、アコーディオンの若手女性演奏家によって呼吸する楽器というコンセプトで 結成された。オリジナル作品を中心に、新しい音楽が情熱的かつ官能的に再現されています。

オクタヴィア
OVCC-00168(1SACD)
税込定価
2022年11月23日発売
カンタービレ
ピアソラ:ロマンティコ
コセンティーノ:タンゴ・フォー・ゲーリー
ベートーヴェン(山中惇史 編):アダージョ・カンタービレ(P・ソナタ第8番「悲愴」より 第2楽章)*
ヘンデル(山中惇史 編):オンブラ・マイ・フ
武満徹:小さな空 [編曲:山中 惇史]
 MI・YO・TA [編曲:沼尻 竜典]
挾間 美帆:マリンバのための小狂詩曲
細川 俊夫:想起
ラフマニノフ(山中惇史 編):前奏曲 作品23-4*
バッハ(エヴェリン・グレニー編):マタイ受難曲 BWV244
 第63曲コラール「おお、血と涙にまみれ御頭よ」
塚越慎子(マリンバ)
山中惇史(P)*

録音:2022年4月1-3日、埼玉・富士見市民文化会館(キラリふじみ)
人気マリンバ奏者、塚越慎子のデビュー15周年を飾るアルバムは、常に彼女が意識してきた「カンタービレ ―歌うように」をテーマに、自身の音楽人生を形づくった大切な楽曲を選びました。山中惇史による編曲 版も多く収録し、楽曲の新たな魅力が引き出されています。塚越の愛情に満ちた温かく優しいマリンバの 音色をお楽しみください。(オクタヴィア)

TYXart
TXA-22168(1CD)
ボヘミアの弦楽三重奏
ヨハン・バプティスト・ヴァンハル:ディヴェルティメント ト長調 W.Vlb:13
ローランド・ライストナー=マイヤー(1945-):弦楽三重奏曲 Op.158*
ヴァーツラフ・ピフル(1741-1805):弦楽三重奏曲第3番変ロ長調 *
マルティヌー:弦楽三重奏曲 第2番
ドイツ弦楽三重奏団【インゴルフ・トゥルバン(Vn)、ユルゲン・ウェーバー(Va)、 ライナー・ギンツェル(Vc)】

録音:2021年12月
*=世界初録音
世界初録音をともなうボヘミアの作曲家による弦楽トリオ集。ヴァンハルとピフルは初期古典派のスタイルで作品を書き、マルティヌーとライストナー=マイヤー は古典スタイルを土台としつつ自らの時代の感性を付加した作品を書きました。そのため統一感のあるプログラムとなっています。
結成40年をこえるドイツ弦楽三重奏団は多くの新作初演とCD録音をおこない、「ドイツ・レコード批評家賞」をはじめいくつもの賞を受賞している世界有数の 室内楽アンサンブルです。

Cherche-Midi Records
RCMP-00001(1CD)
税込定価
ルクー:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ
ドビュッシー:2つのアラベスク
 喜びの島
フォーレ:夢のあとに
イザイ:子どもの夢
寺本みなみ(P)
寺本みずほ(Vn)

録音:2021年5月21日, 2022年1月9日, 2月18日、 碧南市芸術文化ホール, エメラルド ホール
ピアニスト寺本みなみ、ヴァイオリニスト寺本みずほ、姉妹デュオによる ファーストアルバム。二人の所縁の地でもあるパリが繁栄した19世紀 後半から20世紀初頭「ベル・エポック」をテーマに、ベルギーの夭逝の 作曲家・ルクーの「ピアノとヴァイオリンのためのソナタ」、ドビュッシーのピ アノソロ曲「2つのアラベスク」「喜びの島」、フォーレの名曲「夢のあと に」、イザイの「子どもの夢」を収録。力強くも繊細な演奏スタイルに定 評のある二人の、姉妹ならではの阿吽の呼吸で紡ぐ音の世界が豊か に奥深く描き込まれた一枚となっています。

Dynamic-CD
CDS-7965(1CD)
NX-B03
ハーモニカと弦楽四重奏のための五重奏曲集
ゴードン・ジェイコブ(1895-1984):ハーモニカと弦楽四重奏のためのディヴェルティメント
ジェイムズ・ムーディ(1907-1995):ハーモニカと弦楽四重奏のための五重奏曲
トニー・キンゼイ(1927-):ハーモニカと弦楽四重奏のための五重奏曲
ジャンルーカ・リッテラ(ハーモニカ)
エネルジエ・ノーヴェQ【ハンス・リヴィアベッラ(Vn1)、バルバラ・チャンナメア=モルテ・リッツィ(Vn2)、イヴァン・ヴクチェヴィチ(Va)、フェリックス・フォーゲルザンク(Vc)】

録音:2017年9月2-4日
3人の現代英国作曲家によるハーモニカと弦楽四重奏のための作品集。美しく穏やかな旋律を持ち味とするゴー ドン・ジェイコブのディヴェルティメント、もともとハーモニカを愛し、数多くの作品を書いたジェイムズ・ムーディの技巧的 で派手な部分と内省的な部分を併せ持つ古典的な様式による五重奏曲、そして後期ロマン派の様式のもと、 ガーシュウィンとピアソラからの影響も感じさせる印象的な旋律を持つ、ジャズ・ドラマーとしても知られるトニー・ギン ゼイの五重奏曲が収録されています。見事な演奏を披露するジャンルーカ・リッテラは、クロマティック・ハーモニカで、 クラシックからジャズまで幅広いレパートリーを演奏する世界でも数少ない名手の一人です。

DIVINE ART
DDA-25232(1CD)
NX-B07
プロコフィエフ:バレエ組曲 - クラリネットとピアノのためのアレンジ
バレエ組曲『シンデレラ』 Op. 87
  I. The Dancing Lesson*
  II. Winter Fairy*
  III. Passepied*
  IV. Adagio*
 V. Oriental Dance**
 VI. Kubishka Variation**
 VII. Summer Fairy**
 VIII. Grasshoppers**
 IX. Spring Fairy**
 X. Dance of the Cavaliers**
 XI Grand Waltz**
バレエ組曲『ロメオとジュリエット』 Op. 64
 I. Juliet’s Entrance *
 II. Masks*
 III. Dance of the Knights *
 IV. Mercutio*
 V. Dance of the Girls with Lilies**
 VI. Gavotte**
 VII. Street Scene**
 VIII. Letter Scene**
 IX. Death of Tybalt**

*…B.プロルヴィチ編曲
**…I.スコット/M.マクミラン編曲
イアン・スコット(Cl)
ジョナサン・ヒギンズ(P)

録音:2021年11月7、8日
全てこの編曲による世界初録音
セルゲイ・プロコフィエフの全作品の中でも、広く愛されている『ロミオとジュリエット』と『シンデレラ』の2作のバレエ 曲。1950年代、ボリショイ劇場のクラリネット奏者ブロニスラフ・ブロルヴィチは2作から各4曲をクラリネットとピアノ のためにアレンジしました。これらのアレンジはこれまでに録音されたことがありません。今回のアルバムではロイヤル・ バレエ・シンフォニアの首席クラリネット奏者を務めるイアン・スコットとプロデューサー、マルコム・マクミランがオリジナル のオーケストラ版から新たに12曲をアレンジ、先の8曲を併せてこれまでにない見事な組曲を作り上げました。 原曲でクラリネットがフィーチャーされている曲が選ばれていることもあり、クラリネットのサウンドを活かしつつ、全く新し い角度からプロコフィエフ作品を楽しめる1枚に仕上がっています。

ANALEKTA
AN-29003(1CD)
シューマン:ヴァイオリン・ソナタ全集
ヴァイオリン・ソナタ 第1番イ短調 Op. 105
ヴァイオリン・ソナタ 第2番ニ短調 Op. 121
ヴァイオリン・ソナタ 第3番イ短調 WoO 27
アンドリュー・ワン(Vn/1744年製ミケランジェロ・ベルゴンツィ)
シャルル・リシャール=アムラン(P)

録音:2022年4月 サル・フランソワ・ベルニエ、ドメーヌ・フォルジェ、シャルルボワ、サンティレネ
2015年の第17回ショパン国際コンクールで第2位に選ばれ、今や世界中で活躍するシャルル・リシャール=アムランと、2008年からモントリ オールSOのコンサートマスターを務めるアンドリュー・ワン。彼らが2018年から2年をかけて完成させたベートーヴェンのヴァイオリン・ソナ タ全集は、カナダを中心にたいへん高く評価されており、ジュノー賞の小アンサンブル部門(2022)やフェリクス賞などを受賞しています。そんな 彼らが次に手掛けたのはシューマン。1851年に続けざまに書き上げた2つのソナタと、2年後に発表したディートリヒとブラームスとの共作 「F.A.E.ソナタ」のために自身が作曲した2つの楽章に、さらに2つの楽章を新たに書いて4楽章のソナタとして仕上げた第3番を収録。いずれ もベートーヴェンの後期ヴァイオリン・ソナタのようにヴァイオリンとピアノを対等に扱いつつ、2つの楽器に求められた高い表現力をバランスよく駆 使することで、ロマン派音楽の高みを実現する傑作です。ワンとリシャール=アムランは鋭いフレージングと繊細なタッチ、そしてダイナミックな表 情で、親密な中にも作品の美しさと厳しさを聴く者に伝える素晴らしい演奏を聴かせています。

FUGA LIBERA
FUG-802(1CD)
コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ Op. 8
エネスコ:ピアノ三重奏曲 第1番ト短調
ヤナーチェク:弦楽四重奏曲 第1番 「クロイツェル・ソナタ」
ジェレミー・ガルバーグ(Vc)
トリオ・コンソナンス【小島 燎(Vn)、ジェレミー・ガルバーグ(Vc)、岡田浩次郎(P)】
岡田修一、アレクサンドル・パスカル(Vn)
ヴィオライン・デペルー(Va)

録音:2022年2月24-28日 エリザベート王妃音楽院礼拝堂
しまなみ音楽祭などで来日もしているフランスのチェリスト、ジェレミー・ガルバーグを中心とした、フランスで 活躍する若きメンバーによる東ヨーロッパの室内楽作品集。ガルバーグを始めメンバーの切れ味の良いフ レーズ感と親密なアンサンブルが同居する、聴き応えのあるアルバムです。

CEDILLE
CDR-90000215(3CD)
NX-C10
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集 第3集
弦楽四重奏曲第12番変ホ長調 Op. 127
弦楽四重奏曲第13番変ロ長調 Op. 130
大フーガ 変ロ長調 Op. 133
弦楽四重奏曲第14番嬰ハ短調 Op. 131
弦楽四重奏曲第15番イ短調 Op. 132
弦楽四重奏曲第16番ヘ長調 Op. 135
ドーヴァーQ

録音:2021年1月16-19日、5月14-16日、7月21-24日
2013年、カナダで開催された“バンフ国際弦楽四重奏コンクール”で優勝を飾り、一躍世界的な注目を浴びたアメリカのドーヴァー四重奏団。グラミー賞ノミ ネート経験もあるこのアンサンブルのメンバーは、カーティス音楽院とライス大学シェパード音楽学校の卒業生で構成されており、アンサンブル名はサミュエル・ バーバーの作品「ドーヴァー・ビーチ」から採られています。 第1集、第2集と絶賛されたベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集を締めくくる第3集は、ベートーヴェンの晩年のほぼ2年間で作曲された作品で構成されて おり、柔和な表情を見せる第14番から最後の完成作品である第16番まで、作曲家が行きついた"至高の芸術"とされる5作が披露されます。 ドーヴァー四重奏団はこれまでにもコンサートでベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲演奏を行っており、中でも1955年から続くベートヴェン・シリーズで有名 なバッファロー大学での室内楽シリーズでは、ブダペスト、グァルネリ、クリーヴランドといった名門SQに続く起用となったことで話題になるなど、ベー トーヴェン演奏で特に高く評価されています。 ペア・ノアゴーとヨーン・ストルゴーズ

Solo Musica
SM-417(1CD)
NX-B03
ラストレッリ・チェロ・クァルテット
1. ミーシャ・デグチャレフ:Melody
2. キリル・ティモフェーエフ:City Rain
3. キーラ・クラフツォフ:The Walk
4. デグチャレフ:Blue Waltz
5-7. ティモフェーエフ:Impressions
8. デグチャレフ:Vocalise
9-16. ティモフェーエフ:Music For Children
17. クラフツォフ:Farewell to the Aliens
18. セルジオ・ドラブキン/キーラ・クラフツォフ/アナスタシア・クラフツォフ: Moonlight
19. デグチャレフ:Lullaby
20. ティモフェーエフ:Snow Lambada
21. ティモフェーエフ:The Old Boy
22. デグチャレフ:Rusty Sound
ラストレッリ・チェロ・クァルテット

録音:2022年4月シュトゥットガルト(ドイツ)
2002年に創設、以来独創的なレパートリーを演奏してきたラストレッリ・チェロ・クァルテット。アンサンブル名はイタ リアで生まれロシアで活躍した建築家バルトロメオ・ラストレッリ(1700-1771)から採られており、ロシアでバロック 後期の建築様式を確立させた大家に触発されたというユニークな活動を行っています。 当初は創設メンバーの一人であるセルジオ・ドラブキンによる室内楽曲からオーケストラ曲、チェロ作品のスタンダー ドをはじめ、ポピュラー音楽、ジャズ、クレズマー、タンゴのアレンジを組み合わせたアレンジ作品を演奏していました が、今作の結成20周年のアルバムでは、奏者たちそれぞれのオリジナル作品が披露されています。聴衆とのコミュ ニケーションとして音楽を用いるという彼らのスタンスによる演奏をお楽しみください。 ペア・ノアゴーとヨーン・ストルゴーズ
Solo Musica
SM-410(1CD)
NX-B03
1919年に作曲されたヴィオラ・ソナタ集
ヨーゼフ・リエラント(1870-1965):ヴィオラ・ソナタ ニ短調 Op. 73…世界初録音
ヒンデミット:ヴィオラ・ソナタ Op. 11No. 4
レベッカ・クラーク:ヴィオラ・ソナタ
マリオン・ルルー(Va)
ベルトラン・ジロー(P)

録音:2022年4月28-30日
第一次世界大戦終結の翌年である1919年、まだ世界が混乱していた時期に書かれたリエラント、ヒンデミット、 クラークの3曲のヴィオラ・ソナタを集めた1枚。収録されている作品の中でも、とりわけロマンティックな雰囲気を持 つベルギーの作曲家リエラントのソナタは世界初録音であり、ルルーは以前からこの作品に魅了されていたといいま す。他には短いながらも印象的で技巧的なヒンデミットのソナタ、英国の女性作曲家として名を馳せ、ヴィオラのた めの作品を数多く遺したクラークの代表作の一つであるヴィオラ・ソナタを聴くことができます。 演奏するマリオン・ルルーはフランス生まれのヴィオラ奏者。タベア・ツィンマーマンに師事し、現在はソロと室内楽の 両面で活躍しながら、ベルリン芸術大学で教鞭を執っています。また共演のピアニスト、ベルトラン・ジローは世界 中で活躍するヴェテラン奏者で、今作ではフランスの知られざるピアノ製造メーカー「ステファン・ポレロ(ポレーヨ)」 社のモデル「Opus 102」を使用。アルド・チッコリーニも絶賛した楽器を大胆に弾きこなしています。
Solo Musica
SM-388(1CD)
NX-B03
クリスマス用の金銀飾り
マルティン・ルター(1483-1546):Christmess- Im Himmel droben geht's hoch her
伝承曲:Es wird scho glei dumpa
(A. Hermenau による声、ブラス・アンサンブルとパーカッション編)
チャイコフスキー:くるみ割り人形 - 小序曲(F. Gerstbreinによるブラス・アンサンブルとパーカッション編)
トマス・ピゴール(1956-):Das schonste Geschenk(A. Hermenau による声、ブラス・アンサンブルとパーカッション編)
バッハ:目を覚ませと呼ぶ声が聞こえ BWV 140- コラール(U. Haiderによる声、ブラス・アンサンブルとパーカッション編)
レッド・ウェスト:If Every Day Was Like Christmas(M. Ambrosiusによる声、ブラス・アンサンブルとパーカッション編)
チャイコフスキー:くるみ割り人形 OP. 71a - 性格的な踊り(F. Gerstbreinによるブラス・アンサンブルとパーカッション編)
エッケハルト・ブッシュ/ヤコブ・フリーデリクス/リヒャルト・パッピク: Weihnachten
(M. Sakasによる声、ブラス・アンサンブルとパーカッション編)
伝承曲:Still o Himmel
(M. Mairerによるブラス・アンサンブルとパーカッション編)
オリヴァー・ギース:Ein neues Weihnachtslied(A. Veitによる声、ブラス・アンサンブルとパーカッション編)
フンパーディンク
歌劇「ヘンゼルとグレーテル」より
(E.Bartmannによる声、ブラス・アンサンブルとパーカッション編)
チャイコフスキー:くるみ割り人形 OP. 71a - 花のワルツ(F. Gerstbreinによるブラス・アンサンブルとパーカッション編)
伝承曲:Andachtsjodler
(U. Haiderによる声、ブラス・アンサンブルとパーカッション編)
ジョン・ラター(1945-):The Lord Bless You and Keep You
(E. Bartmannによる声、ブラス・アンサンブルとパーカッション編)
ゴルトムント(アンサンブル)
【メンバー】
アンナ・ファイト(ヴォーカル)
ミュンヘンPOの6人の奏者たち
 フローリアン・クリングラー(Tp)
 ベルンハルト・ペシュル(Tp)
 ウルリッヒ・ハイダー(Hrn)
 クヴィリン・ヴィラート(Tb)
 リッカルド・カルヴァリョーゾ(テューバ)
 ゼバスティアン・フェルシュル(パーカッション)】

録音:2021年6月5-7日
クリスマスにふさわしい華麗な響きを纏った1枚。 演奏は、ミュージカルで活躍する歌手アンナ・ファイトと、ミュンヘンPOの団員6人。アルバ ムには厳粛な賛美歌から、チャイコフスキーの「くるみ割り人形」からの3曲をはじめ、さまざまなアレンジが施された 名曲が収録されており、タイトル通り、クリスマスの華やかなオーナメントを思わせる極上のきらびやかな音色が楽し めます。

MSR
MS-1821(3CD)
チャールズ・シュリーター/レトロペクティヴ
■CD1-独奏
(1)オットー・ケティング(1935-2012):イントラーダ(1958)
(2)オネゲル:イントラーダ(1947)
(3)ジャン・ユボー(1917-92):トランペット・ソナタ(1944)
(4)ロバート・シュダーバーグ(1936-2013):室内音楽[
「C 管トランペットのためのソナタ」(1987)
(5)ノーマン・ボルター(b.1954):マーシャの贈り物(2005)
(6)エリック・イウェイゼン(b.1954):心からの歌(2007)
(7)トマス・スヴォボダ(b.1939):デュオ・コンチェルト(1997)
■CD2-室内楽
(1)イヴ・シャルドン(1902-2000):トランペットとチェロのためのソナタ(1958)
(2)ロバート・シュダーバーグ:室内音楽Z「セレモニーズ」(1984)
(3)ヒンデミット(1893-1963):トランペット・ソナタ(1939)
(4)ストラヴィンスキー:新しい劇場のためのファンファーレ(1964)
(5)プーランク:ホルン、トランペットとトロンボーンのためのソナタ(1922/1945)
(6)プーランク:アヴェ・ヴェルム・コルプス(1952)〜3本のトランペットのための
(7)ブリテン:聖エドムンズバリーのためにファンファーレ(1959)〜3本のトランペットのための
(8)サン=サーンス:七重奏曲〜トランペット、ピアノと弦楽五重奏のための(1879-80)
■CD3-管弦楽とウィンド・アンサンブル
(1)フンメル:トランペット協奏曲ホ長調
(2)アラン・ホヴァネス:聖グレゴリーの祈り(1946)
(3)ルース・ロモン(b.1930):オデッセイ(1997)
(4)ノーマン・ボルター:オン・ザ・カスプ(1999)
(5)ジェームズ・スティーヴンソン(b.1969):デュオ・ファンタスティーク(2007)
(6)アルベルト・ティベリオ(b.1935):ステートメンツ(2010)
チャールズ・シュリーター(Tp)

■CD1
(2)-(6)デボラ・デウォルフ・エメリー(P)
(7)ポール・ジェンキンス(Org)
■CD2
(1)ジョエル・メールシェル(Vc)
(2)(3)(8)デボラ・デウォルフ・エメリー(P)
(4)(6)(7)ジェイムズ・ティンズリー(Trp)
(5)ジェイムズ・サマーヴィル(Hrn)
(5)ロナルド・バロン(Trb)
(6)(7)ウィリアム・スペラデイ(Trp)
(8)ホーソーンSQ
(8)ローレンス・ウルフ(CB)
■CD3
(1)秋山和慶(指)九州SO
(2)(3)(6)ロナルド・フェルドマン(指)バークシャー室内O
(4)ノーマン・ボルター(指)フリークエンシー・バンド
(5)エリック・バーリン(Trp)
(5)ジェイムズ・パトリック・ミラー(指)UMassウィンド・アンサンブル

録音:2001-2010年
トランペット奏者チャールズ・シュリーターがこれまで録音したソロから室内楽、協奏曲までのレパートリーを集大成したア ルバム。シュリーターは2006年まで25年にわたりボストン響の首席トランペット奏者を務め、それ以前もクリーヴランド管、ミ ネソタ管などで首席を歴任したベテラン。優れた教師としても知られ、多くの弟子を育て、タングルウッド音楽祭や日本のくら しき作陽音大でも教えた経験がある。 このアルバムはヒンデミット、プーランクのソナタやストラヴィンスキーの小品など、トランペット世界では知られているが、一般 には馴染みのない作品が多数収録されており、貴重。トランペット・レスナーにとっては模範となる音源にもなるので必携。オ ーケストラとの協奏的作品ではフンメルの有名な作品からホヴァネスの珍しい作品まで揃っていてトランペット好きな人には 楽しめる内容。フンメルの協奏曲の伴奏はなんと秋山和慶率いる九州SO!

KAIROS
0015120KAI(1CD)
イヴァン・フェデーレ(b.1953):ヴァイオリンのための作品集
Viaggiatori della notte(無伴奏ヴァイオリンのための)(1983)/フランス組曲 II(無伴奏ヴァイオリンのための)(2009)/Thrilling Wings(無伴奏ヴァイオリンのための)(2014)/Elettra(5弦エレクトリック・ヴァイオリンとエレクトロニクスのための)(2013)/フランス組曲 VI b(5弦エレクトリック・ヴァイオリンとエレクトロニクスのための)(2014)
フランチェスコ・ドラツィオ(Vn、5弦エレクトリック・ヴァイオリン)、
フランチェスコ・アブレシア(ライヴ・エレクトロニクス)

録音:2021年8月(イタリア)
ブーレーズやベリオ、ドナトーニとの出会いが自身の創作の発展に決定的な影響を与えたというイタリアの現代音楽作曲家、イヴァン・フェデーレ(1953-)による、ヴァイオリンまたはエレクトリック・ヴァイオリンのための作品集。持ち前の好奇心と音色に対する敏感さが生み出す独創的なスタイルは弦楽器との関係においても明らかで、彼は音の色や粒子にまで興味を示しています。ヴァイオリンを弾くフランチェスコ・ドラツィオは、長年フェデーレと仕事をしており、フェデーレのヴァイオリンとオーケストラのための全作品を録音している理想的な解釈者です。
KAIROS
0015102KAI(1CD)
サムエル・セディージョ(b.1981)::Estudios
現象研究 I(Estudio de fenomeno)(弦楽四重奏のための)(2010-12)/現象研究 II(サクソフォン四重奏のための)(2012)/対位法研究 I(Estudio de contrapunto)(2人のヴァイオリン奏者ための)(2015-16)/対位法研究 II(2人のギター奏者ための)(2019-20)/現象研究 III(P四重奏のための)(2016-20)
UNTREFSQ、
ルミナ・アンサンブル、
アンサンブル・リミナール

録音:2021年〜2022年
ラテンアメリカで最も先鋭的な作曲家の一人、メキシコ出身のサムエル・セディージョ(1981-)による、様々な編成のアンサンブルのための作品集。セディージョは楽器から一切の基準を取り除き、創造性と驚異に満ちた魅力的な音世界を作り出しています。それぞれの作品には解釈する楽しみがあり、聴き手は没入感のあるサウンドを体験することができるでしょう。

Avie
AV-2561(2CD)
20for 2020
【Disc1】
1. ヴィエト・クオン(b.1990):チェロ八重奏のためのルーム・トゥ・ムーヴ(インバル・セゲフによる多重録音)
2. フェルナンド・オテロ(b.1972):チェロと弦楽オーケストラのための協奏曲
3. ジェイムズ・リー3世(b.1975):チェロとピアノのためのEKAH
4. ティモ・アンドレス(b.1985):チェロとピアノのためのAGITA
5. ソフィア・ベース(b.1996):チェロ、タブラとタンプーラのためのTAAL-NAAD NAMAN
6. ブルース・ウォロソフ(b.1955):チェロ・クワイアのためのラクリメ
7. アヴネル・ドルマン(b.1975):チェロとアコーディオンのためのELEGY FOR THE VICTIMS OF INDIFFERENCE
8. ヴィジェイ・アイヤー(b.1971):チェロとピアノのためのウィンドウ
9. クリストファー・セローン(b.1984):チェロとピアノのためのTHE PLEASURE AT BEING THE CAUSE
アンヘリカ・ネグロン(b.1981):チェロ、バンドネオンとエレクトロニクスのためのRUTA PANORAMICA
【Disc2】
1. ジョン・ルーサー・アダムズ(b.1953):8本のチェロのためのウィーピング・オヴ・ダヴズ
2. アドルファス・ヘイルストーク(b.1941):チェロとマリンバのためのHORA
3. グロリア・コーツ(b.1938):チェロ独奏のための子守歌
4. アガタ・ズベル(b.1978):ヴォイス、チェロとエレクトロニクスのためのユニゾーノV
5. クリストファー・タイラー・ニッケル(b.1978):チェロ八重奏と木管楽器のためのフラクチャーズ・オヴ・ソリチュード
モリー・ジョイス(b.1992):チェロとエレクトロニクスのためのイット・ハズ・ノット・テイクン・ロング
7. カミーユ・エル・バシャ(b.1989):ピアノ三重奏のためのダンス・ビトウィーン・ザ・ワールズ
8. オスカー・ベティソン(b.1975):チェロ、ピアノとエレクトリック・ギターのためのLA HIJA DEL NEON
9. インマヌエル・ウィルキンス(b.1998):独奏チェロのためのEXHALE
10. スチュワート・グッドイヤー(b.1978):チェロとピアノのためのTHE KAPOK
インバル・セゲフ(b.1973):チェロ四重奏のためのBEHOLD
インバル・セゲフ(Vc)
ブルックリン・ライダー〔ジョニー・ガンデルスマン(Vn)、コリン・ヤコブセン(Vn)、二コラス・コーズ(Va)、マイケル・ニコラス(Vc)、ゼイヴィア・フォーリー(Cb)/Disc1 tr.2〕、アンナ・ポロンスキ(P/Disc1 tr.3)、ティモ・アンドレス(P/Disc1 tr.4, 9)、マリ・タナカ(タンプーラ/Disc1 tr.5)、ヴィヴェク・パンディア(タブラ/Disc1 tr.5)、ジュリアン・ラブロ(アコーディオン/Disc1 tr.7、バンドネオン/Disc1tr.10)、ヴィジェイ・アイヤー(P/Disc1 tr.8)、イアン・ローゼンバウム(マリンバ)、シャーロット・マンディ(ヴォイス/Disc2 tr.4)、クリストファー・タイラー・ニッケル(オーボエ・ダモーレ、コールアングレ、バス・オーボエ/Disc2 tr.5)、ジェニファー・フラウチ(Vn/Disc2 tr.7)、カミーユ・エル・バシャ(P/Disc2 tr.7)、コンラッド・タオ(P/Disc2 tr.8)、オレン・フェイダー(エレクトリック・ギター/Disc2 tr.8)、スチュワート・グッドイヤー(P/Disc2 tr.10)、カレブ・ファン・デル・スヴァーフ(Vc/Disc2 tr.11)、カレン・ウズニアン(Vc/Disc2 tr.11)、ブルック・スペルツ(Vc/Disc2 tr.11)

録音:2020年ー2022年
インバル・セゲフは、イスラエル出身、ジュリアード音楽院やイェール大学音楽院で学び、17歳でズービン・メータ指揮の下イスラエル・フィルとベルリン・フィルにデビュー。パブロ・カザルス、パウロ、ワシントンの各国際コンクールで入賞し、現在はアメリカを中心に独創的な活動を続けている女流チェリストです。
Avie Records第3弾は、20人の作曲家たちによる委嘱作品集。元々はデジタル配信としてリリースされていましたが、2枚組のアルバムに集約されています。2020年に起こったCOVID‐19によるパンデミックは、多くの人々に社会的不安や悲しみを与えたと同時に、最前線で活動する医療従事者への賞賛と感謝の気持ちで人々が団結するきっかけにも繋がりました。過去2年間の出来事に深く影響を受けたインバル・セゲフは、このアルバムのタイトルでもある、「20 for 2020」という委嘱プロジェクトを立ち上げ、現代の優れた20人の作曲家をフィーチャー。作品の多くは、パンデミックやBLM運動、孤立、死といった暗いムードが反映されていますが、収束に向かう明るい兆しを示した作品など、21世紀における輝かしいチェロの作品の祭典を示した好企画です。

DUX
DUX-1780(1CD)
音楽の風景〜ギター四重奏によるクラシック名曲集
バッハ:ブランデンブルク協奏曲第3番より第1楽章
ボッケリーニ:ギター四重奏曲第4番より第3楽章&第4楽章(序奏とファンダンゴ)
ドビュッシー:夢想
グリーグ:ペール・ギュント組曲第1番より「アニトラの踊り」、ペール・ギュント組曲第2番より「ソルヴェイグの歌」
ムソルグスキー:交響詩「禿山の一夜」
パウロ・ベリナテイ(1950-):ビー玉遊びのバイヨン
ブローウェル(1939-):雨の降るキューバの風景
クラクフ・ギター四重奏団

録音:2020年(ポーランド、クラクフ)
非常に興味深い編曲と完璧なアンサンブルで、世界中の風景を巡る音楽の旅へ!
北から南まで、さまざまな国の作曲家によるクラシックの名曲を巧みなアレンジと予想外のサウンドで聴かせます。ベリナテイとブローウェルの作品はオリジナル、ムソルグスキーはブレンダン・レイクの編曲、残りの作品はジェレミー・スパークスの編曲に基づいています。インパクト大の交響詩「禿山の一夜」は必聴。

Etcetra
KTC-1734(1CD)
オランダの弦楽四重奏曲集
ヘンドリク・アンドリーセン(1892-1981):古典四重奏曲、
 イル・ペンシエーロ、
 弦楽四重奏のための 「L'Indifferent」
ヘルマン・ストラーテヒール(1912-1988):弦楽四重奏曲第3番
ヤン・ムル(1911-1971):弦楽四重奏曲
ルイ・アンドリーセン(1939-2021):...miserere...
マタンギSQ
20世紀のオランダ音楽に影響を与えたヘンドリク・アンドリーセンとその弟子たちによる弦楽四重奏曲集。ヘンドリク・アンドリーセンは作曲家オルガン奏者として活躍し、このアルバムに収められているヤン・ムルやヘルマン・ストラーテヒールの師でもありました。ユトレヒト音楽院やハーグの王立音楽院の院長を務めており教育者としても優秀であったことが分かります。

Onyx
ONYX-4226(1CD)
ブラームス・アナログ
ブラームス:チェロ・ソナタ第1番ホ短調 Op.38
チェロ・ソナタ第2番ヘ長調 Op.99
4つの厳粛な歌(Vcとピアノ版)
レオナルト・エルシェンブロイヒ(Vc)、
アレクセイ・グリニュク(P)
レオナルト・エルシェンブロイヒは1985年ドイツのフランクフルト生まれ、メニューイン・スクールとケルン音楽アカデミーで学び、BBCラジオ3のニュー・ジェネレーション・アーティスト、ドイツ公共ラジオ放送局とブレーメン・フィルハーモニック協会のアーティスト・イン・レジデンスに選ばれてきたエリート・チェリストです。
英グラモフォン誌の「エディターズ・チョイス」&「クリティクス・チョイス」、英BBCミュージック・マガジンの「チェンバー・チョイス」にそれそれ選ばれるなど大成功を収めたベートーヴェン録音(ONYX4196)から約3年半ぶりのリリースとなるブラームス!
ベートーヴェンではアナログ盤(LP)ヴァージョン(ONYXSET4196)も作成していたエルシェンブロイヒは、今作のブラームスでもレコーディングに非常にこだわりを見せています。イギリスの有名なアビー・ロード・スタジオにおいて、テープレ・コーダー、ビンテージ・マイク、長回しなどのアナログ・レコーディングの技術を使って録音され、一切のデジタル処理は行わずにCD化。1950年代後半から1960年代に録音されたサウンドを目標とし、ブラームスのソナタのために特定のサウンドを捉えたいとこだわり抜いた結果、まるでミュージシャンが実際にリスナーと同じ部屋にいるかのような、素晴しく親密で、暖かく、尚且つ鮮明なサウンドが実現しました。非臨床的で表面的に明るい印象のデジタル・サウンドではなく、LPの黄金時代の最高のサウンドが完璧にとらえられたとされる録音にご期待ください。オーディオ・ファンも要注目のブラームス・アルバムです!

Nimbus Alliance
NI-6422(1CDR)
スメタナ&ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲集
スメタナ:弦楽四重奏曲第1番ホ短調「わが生涯より」
ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第12番ヘ長調 Op.96「アメリカ」、2つのワルツ Op.54
ウィハンSQ

録音:2020年5月17日&25日-26日、マルティヌー・ホール(プラハ、チェコ)
1985年にプラハ音楽アカデミーの学生たちによって結成されたウィハンSQは、「プラハの春」国際コンクール第1位を始めとして、数々の国際コンクールで受賞し、国際的な活躍をしています。度々来日公演も行っており2016年には結成30周年記念コンサートも行うなど、日本のファンにも馴染み深いウィハンSQ。聴力を失ったスメタナが自分の人生を振り返りつつ書き上げた「わが生涯より」と、その初演時のヴィオラを務めたドヴォルザークによる名曲「アメリカ」をカップリング。母国であるチェコの作曲家による作品を芳醇な響きで演奏するウィハンSQの名演に注目です。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

CLAVES
50-3059(1CD)
ゴーベール:室内楽曲集
(1)シチリアーナ〜フルートとピアノのための
(2)幻想曲〜フルートとピアノのための
(3)古代のメダル〜フルート、ヴァイオリンとピアノのための
(4)マドリガル〜フルートとピアノのための
(5)2つのスケッチ〜フルートとピアノのための
(6)3つの水彩画〜フルート、チェロとピアノのための
(7)バラード〜フルートとピアノのための
(8)タランテラ〜フルート、オーボエとピアノのための
(9)夜想曲とアレグロ・スケルツァンド〜フルートとピアノのための
(10)ギリシア風ディヴェルティメント〜2本のフルートとハープのための
(11)水の上〜フルートとピアノのための
(12)子守歌〜フルートとピアノのための
ノルウェン・ヴァルジン(Fl)、
マキ・ヴィーダーケアー(P)

アンサンブル・シャン・デュ・ヴォン【エレーヌ・マシェル(Fl)、ソウルナチェワ(Ob)、オリヴィエ・ブラシュ(Vn)、フリュラン・キュオンズ(Vc)、ジュリー・パロック(Hp)】

録音:2021年10月/シュタットハウス・ヴィンタートゥール(スイス)
パリ音楽院でタファネルからフルートを学んだ作曲家ゴーベールの室内楽曲集。作品の大半はフルートのために書かれており、このアルバムにはフルート・ソナタ 以外のフルートを伴う主要室内楽曲が収録されております。ラヴェルの友人でもあったゴーベールの作品は20世紀のフランス人作曲家らしい独特の香りがする魅 惑的なものばかり。5分ほどの小品が大半を占めますが、曲ごとに様相を変えるのもまた魅力。現在ヴィンタートゥール・ムジークコレギウムのソロ・フルート奏者 をつとめるノルウェン・ヴァルジンの豊かな表現で聴くゴーベールの世界、ご堪能ください!

TOCCATA
TOCC-0647
NX-B03
知られざるエネスコ 第2集
ジョルジェ・エネスコ:ヴァイオリン作品集

ルーマニア狂詩曲第1番イ長調 Op. No. 2(1901) (マルセル・スターン編 1957出版)
ルーマニアの印象- 無伴奏ヴァイオリンのために(1925)(S. ルプー編 2008)*
ソナタ・トルソー(1911)
協奏的即興曲 変ト長調(1903)
後悔(1898)(S. ルプーによる補筆完成版 2018)*
組曲第1番ト短調 「古い様式で」 Op. 3-Adagio(1897) (S. アルブ編 1929)*
ワルツ・レント「L’Enjoleuse 誘惑」(1902)*
ルーマニア奇想曲(1925-49)(C. ツァラヌによる補筆完成版 1994-96)*
シェルバン・ルプー(Vn)
イアン・ホブソン(P/指)*
ヴィオレラ・チウクル(P)
シンフォニア・ダ・カメラ

録音:2004年3月15日、2001年2月2日、2022年4月7、8日
*…世界初録音
ルーマニアの作曲家ジョルジェ・エネスコが生前番号を与えた作品はわずか33曲でしたが、実際には膨大な数の スケッチや下書き、草稿などが遺されており、現代の研究者や演奏家、作曲家たちがこれらを次々に復元してい ます。このアルバムでは世界初録音を含むオリジナル作品と、ルーマニアの研究者たちによる補筆完成版を名手 シェルバン・ルプーが演奏。実質的なヴァイオリン協奏曲である「ルーマニア奇想曲」など、珍しい作品が目白押し です。

BIS
BISSA-2558(1SACD)
「プロシャ王セット」
モーツァルト:弦楽四重奏曲第21番ニ長調 K.575 (プロシャ王第1番)
弦楽四重奏曲第22番変ロ長調 K.589(プロシャ王第2番)
弦楽四重奏曲第23番ヘ長調 K.590(プロシャ王第3番)
キアロスクーロQ【アリーナ・イブラギモヴァ(Vn/Anselmo Bellosio c.1780) 、パブロ・エルナン=ベネディ(Vn/Andrea Amati 1570)、エミリー・ホーンルンド(ヴィオラ/Willems,c.1700)、クレール・チリヨン(Vc/Carlo Tononi 1720)】

録音:2020年11月23-27日/ザ・ブリテン・スタジオ、スネイプ・モルティングス(イギリス)
現代屈指のヴァイオリニスト、アリーナ・イブラギモヴァ。ソリストとしてだけでなく、自身が率いるキアロスクーロ四重奏団も現代最 高のSQとして非常に高く評価されています。
期待の当アルバムは「プロシャ王セット」の名で知られるモーツァルトの弦楽四重奏曲第21〜23番の3篇です!この3篇はプロイセン(プロシャ)王フリー ドリヒ・ヴィルヘルム2世からの依頼により作曲したとされ、メロディアスな第21番、チェロを弾いた王のためにチェロの旋律の美しさが際立つ第22番、そ して物理学者でモーツァルト研究者でもあったアインシュタインが「モーツァルトのハイドンへの告別」と評した、弦楽四重奏曲最後の作品第23番と、それぞれ の個性が際立つ最高傑作です。
一切隙のないキアロスクーロ四重奏団の演奏はこのモーツァルトでも本領発揮。シャープにして実に温かみのある演奏は彼らでしか表現することのできない唯 一無二の世界が広がります。当曲集の新たな名盤登場と申せましょう。 (Ki)
BIS
BISSA-2535(1SACD)
モーツァルト、シューマン、ブルッフ、ストラヴィンスキー:クラリネット三重奏曲集
モーツァルト:三重奏曲 変ホ長調「ケーゲルシュタット」K.498
シューマン:おとぎ話 Op.132
ブルッフ:8つの小品 Op.83
ストラヴィンスキー:組曲「兵士の物語」(作曲家編曲によるクラリネット、ヴァイオリン、ピアノ三重奏版)
ウィグモア・ソロイスツ【マイケル・コリンズ(Cl)、イザベル・ファン・クーレン(ヴィオラ、ヴァイオリン)、マイケル・マクヘイル(P)】

録音:2020年8月24-26日/ウィグモア・ホール(ロンドン、イギリス)
2020年に結成された「ウィグモア・ソロイスツ」はイザベル・ファン・クーレンとマイケル・コリンズが中心となりウィグモア・ホールのディ レクターであるジョン・ギルホリーとのコラボレーションによって生まれた可変室内アンサンブル。シューベルトの八重奏曲(BIS SA-2597)のデビュー盤に次ぐ 第2弾はコリンズ、ファン・クーレン、マイケル・マクヘイル演奏によるクラリネット三重奏曲の主要作品集です!
モーツァルトの「ケーゲルシュタット三重奏曲」は、ボウリングの原型ケーゲルンをしているときに作曲されたと言われる作品。クラリネットはもちろんのことヴィ オラ、ピアノにも魅力的な旋律があらわれる名作です。
気さくで遊び心にあふれた雰囲気をもつシューマンの「おとぎ話」。気ままで快活な作品ながらシューマン晩年の1854年の作品です。
ブルッフ晩年の郷愁に溢れた「8つの小品」。ヴァイオリン協奏曲第1番があまりにも有名なブルッフですが、この上なく美しい旋律は「8つの小品」にも随所に あらわれます。
ストラヴィンスキーの「兵士の物語」は第一次世界大戦で多くのアーティストたちが困窮していた中、少人数で演奏可能、かつ巡業しやすいことを念頭に置いて 書かれた作品。しかし当時流行したスペイン風邪に、ストラヴィンスキー自身や関係者たちが次々と倒れ、巡業の計画は実現しなかったという、現代のコロナ禍とも 奇しくも重なって見える背景をもちます。当録音では作曲家編曲によるクラリネット、ヴァイオリン、ピアノ三重奏版で演奏。タンゴやジャズなどさまざまな要素を取 り入れた、ストラヴィンスキーの個性あふれる作品です。現代最高峰の名手による新たな名盤登場です! (Ki)

Initiale
INL-14(1CD)
ハイブリッド史
マーク・アンドレ:アン=フィニT〜プリペアード・ハープ、タムタムと大太鼓
ジョルジュ・アペルギス:フィデリテ(1982)〜ハープと声
ジャン=クロード・リセ:ルライ(1992)〜レバーハープとエレクトロニクス
アウレリオ・エドレル=コペス:スゥル(2009)〜ハープと声
ジャヌイベ・テジェラ:エンヴォル
アリス・ベリュグ(ハープ、打楽器、声)
ジャック・ワルニエ(エレクロニクス)

録音:2020年10月/パリ音楽院
ピアノを、ソルボンヌ大学で音楽学を専攻、ハープはモレッティやラングラメに師事しました。
このアルバムは5人現代作曲家によるハープと他楽器(媒体)のためのハイブリッドを追求する内容となっています。エレクトロニクス以外はすべてベリュグが一 人で演じていて多才ぶりを発揮していますが、ハープそしてベリュグの歴史までをひとことで表現。
作曲家もアペルギスのような重鎮から1970年代生まれのブラジルのふたりの若手エドレル=コペスとテジェラの強烈な色彩までハープの可能性を感じ取れる 内容となっています。 (Ki)

Pentatone
PTC-518700(1CD)
マルティヌー:チェロ・ソナタ集
チェロ・ソナタ第2番H.286(1941)
チェロ・ソナタ第1番H.277(1939)
チェロ・ソナタ第3番H.340(1952)
ヨハネス・モーザー(Vc)、
アンドレイ・コロベイニコフ(P)

録音:2022年3月/ドレンテ・スタジオ、ファルテルモント(オランダ)
多作曲家マルティヌーは交響曲をはじめ、アメリカ時代の産物が多く知られており、ここに収録した3つのチェロ・ソナタもまた同時代の作品です。第1番 (1939年)はチェロ奏者フルニエ、第2番(1941年)はマルティヌーの友人リブカ、第3番(1952年)は指揮者のキンドラーにそれぞれ献呈しており、 第二次世界大戦時の祖国チェコへの憧れなど、苦難の人生を歩みながらも希望と生命力溢れる音楽は、現代社会に生きる私たちの心にも響く作品です。フランス、 アメリカ、そしてチェコと異なる民族音楽を取り入れてきたマルティヌーらしく、各曲それぞれの個性があるのもまた魅力。モーザー、コロベイニコフの豊かな表 現で聴けるのは贅沢な限りです。
2016年録音のプロコフィエフ、ラフマニノフ、スクリャービンの作品をおさめたモーザー、コロベイニコフのアルバム(KKC-5711 / PTC-5186594) は高い評価を得ており、レコード芸術誌「特選盤」にも選出されています! (Ki)

Coviello
COV-92216
ババジャニアン&ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲集
アルノ・ババジャニアン(1921-1983):ピアノ三重奏曲 嬰へ短調
ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第2番 ホ短調
アレス三重奏団 【カルロッタ・マルクオーリ(Vn)、 マ ティア ス・バ ル ザット(チェロ)、アンドレア・ダマート(P)】

録音:2022年3月31日、4月3日/ヴッパータール、インマヌエル教会
ソ連時代のしがらみのなかで苦難の音楽人生をあゆんだ二人の作曲家のピアノ三重奏曲を収録。これらはレクイエムとして作曲されたという共通点があります。 ショスタコーヴィチは親友のイワン・ソレルチンスキー追悼のために、一方ババジャニアンは自身への鎮魂歌として、この三重奏を書きました。両曲とも暗い響きを 持ちながらも、「死」という避けられない問題を克服する「生命の強さ」を音楽によって見出すという姿勢が感じられます。切々とした歌が息長く展開される緩徐 楽章はことのほか感動的。
「アレス・トリオ」は、デュッセルドルフのシューマン音楽大学で出会った三人によって2019年に結成された三重奏団です。 (Ki)

Hanssler
HC-22011(1CD)
「SCHUBERT THE STRING QUARTETS PROJECT 2」
(1)シューベルト:弦楽四重奏曲第9番 ト短調D.173
(2)シューベルト:弦楽四重奏曲第7番ニ長調 D.94
(3)ステファン・ヨハネス・ハンケ(1984-):「熱きスケッチ」〜シューベルトへのオマージュ(2021)
(4)シューベルト:弦楽四重奏曲第6番ニ長調 D.74
アリンデSQ【【エウジェーニア・オッタヴィアーノ(第 1ヴァイオリン)、グッリエルモ・ダンドーロ・マルケージ(第 2ヴァイオリン)、エリン・カービー(Va)、バルトロメオ・ダンドーロ・マルケージ(Vc)】

録音:(1)(2)(4)2021年11月2-4日ハウス・デス・ルンドフンクス(ベルリン)、(3)2021年12月18日ドイッチュラン
トフンク・カンマームジークザール(ケルン)
シューベルトの歌曲からその名が付けられた2018年結成のクヮルテット、アリンデSQが2028年のシューベルト歿後200周年を目指して録音を進 めている一大企画。当シリーズではシューベルトの作品に挟み委嘱作も録音していきます。
第2弾となる当アルバムには弦楽四重奏曲第6、7、9番とステファン・ヨハネス・ハンケ(SJハンケ)の委嘱作で構成。SJハンケは1984年ドイツ、レーゲンス ブルク生まれ。2020年のシュレースヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭でヒンデミス賞を受賞するなど今注目の作曲家で、オペラやミュージカルなど意欲作を次々と発 表しています。 (Ki)

ミッテンヴァルト
MTWD-99069(1CD)
税込定価
貴志康一:知られざる作品群
ヴァイオリン・ソナタ
ヴァイオリンとピアノの為の小品【竹取物語/南蛮寺/南蛮船/スペイン女/海の詩】
ピアノ小品集【(行進曲T/アンダンテ/行進曲U/ モデラート/タンゴ】
石橋幸子(Vn) 、根岸由起(P)

録音:2021年8月30-31日スイス・チューリヒ・ラジオ放送局ホール
)2021年6月13日ロンドン・セントポールスクール・ワッセンホール
(使用楽器:ストラディヴァリ1710年「キング・ジョージ」)
貴志康一(1909-1937)は28年の生涯にバレエ音楽、オペレッタ、交響曲、ヴァイ オリン協奏曲に加えて多くのヴァイオリン曲と歌曲を作曲した。彼の生前に出版され たのは 6曲のヴァイオリン曲と 7つの歌曲であるが、それ以外に大量の楽譜が残さ れた。本アルバムは90年ぶりに演奏される初期作品と、ソナタを含む未発表の作品 群を核としています。 (中略)特筆すべきは、これらの作品が、貴志康一が所有していたストラディヴァリ 1710年「キング・ジョージ」によって演奏されたことです。ヴァイオリニストとして出発 した貴志は 1929年、ベルリンのエミール・ヘルマン商会で「キング・ジョージ」と出会 い、少なくとも1933年まで手にしていた。現在「キング・ジョージ」を貸与されている石 橋幸子さんによって埋もれていた楽譜にふたたび生命が吹き込まれた。貴志の愛器 と楽譜が90年ぶりに再会したのです。康一ファンとして、このうえない喜びだ。 (毛利眞人 ライナーノートより抜粋)
■使用楽器
ストラディヴァリ「キング・ジョージ」 1710 年生まれの「キング・ジョージ」は、ジョージ3世の所有物であり、本人の名にちなんで名付けられました。シュポーア 門下のベルンハルト・モリク(1802-1869)がドイツへ持ち込んだと言われています。また、ベルリンのヴァイオリン製作者で あるオーガスト・リチャーズ(1836-1893)が楽器のメンテナンスをしていたことで知られています。 ドイツ系アメリカ人の楽器商、エミル・ハーマンは 1929年頃にヴァイオリンを貴志康一に売却し、「キング・ジョージ」は日 本に初めて上陸したストラディヴァリとなります。 1933年に貴志の手を離れたこの楽器は現在、1983 年よりハービスロイティンガー財団に所蔵されています。 楽器は現在、石橋幸子が演奏しています。

FONE
SACD-224(1SACD)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ集
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調 Op.12-2*
ヴァイオリン・ソナタ第3番変ホ長調 Op.12-3**
ヴァイオリン・ソナタ第4番イ短調 Op.23***
サルヴァトーレ・アッカルド(Vn)、ステファニア・ラダエッリ(P)*、マリア・グラツィア・ベロッキオ(P)**、ラウラ・マンツィーニ(P)***

録音:2019年11月10日*、11月23日-24日***、2020年2月10日**、カーサ・デラ・ムジカ 「サーラ・デル・エルメリーノ」(ミラノ)
幼少期から抜きん出た才能を示し、1958年に17歳で挑んだパガニーニ国際コンクールで第1位を獲得して以来常にイタリア・ヴァイオリン界の第一線を走り続けてきた偉大なるヴァイオリニスト、サルヴァトーレ・アッカルド。2019年から2020年にかけて収録されたこのベートーヴェンのソナタ集では、アントニオ・サリエリに献呈された第2番と第3番、そしてベートーヴェンにとって初めての短調ソナタとなった第4番という初期の3作品を収録。FONEレーベルのオーナーでありレコーディング・エンジニアでもあるジュリオ・チェーザレ・リッチはノイマン製のU47、U48チューブマイクロフォンを使用し、音質調整、イコライジング、リバーブ、圧縮・膨張を一切行わず真の音色を持つ自然なサウンドを表現。マスタリングには自らが開発した、通常のCDよりも20%情報量の多い「シニョリッチ(Signoricci)」フォーマットを採用するなど徹底的に音質にこだわり、まるで録音会場の理想的な位置に置かれたアームチェアにリスナーが座って聴いているようなユニークな体験を提供します。
FONE
SACD-217(1SACD)
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ全集
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第1番ヘ長調 Op.8
ヴァイオリン・ソナタ第2番ト長調 Op.13
ヴァイオリン・ソナタ第3番ハ短調 Op.45
サルヴァトーレ・アッカルド(Vn)、
ステファニア・ラダエッリ(P)

録音:2020年2月12日-13日、カーサ・デラ・ムジカ 「サーラ・デル・エルメリーノ」(ミラノ)
2021年に80歳を迎えたイタリア・ヴァイオリン界の巨匠、サルヴァトーレ・アッカルドが2020年2月にミラノで録音したグリーグのヴァイオリン・ソナタ全集。グリーグは生涯で3つのヴァイオリン・ソナタを作曲しましたが、20代の頃に書かれた第1番と第2番、そして40代の頃に書かれた第3番のどれもが北欧的な情緒に満ちた美しい音楽で、グリーグ自身も高く評価していたといわれます。FONEレーベルのオーナーでありレコーディング・エンジニアでもあるジュリオ・チェーザレ・リッチはこの録音セッションでも、アビーロード・スタジオでのビートルズの録音やRCAの“リビング・ステレオ”シリーズの録音にも使用された、1947年と1949年製造のノイマン製U47、U48チューブマイクロフォンを使用。音のニュアンスや倍音の豊かさをすべて刻み込んだ他にはない非常に自然なサウンドを実現し、サーラ・デル・エルメリーノの音響を最大限に引き出しています。
FONE
SACD-236(1SACD)
ピアソラ:レビラード
ピアソラ:ミケランジェロ70/五重奏のためのコンチェルト/デカリシモ/ラ・カモーラ第3番/「トロイロ組曲」より バンドネオン/アディオス・ノニーノ/レビラード/天使の復活/エスクアロ(鮫)/ブエノスアイレスの夏
デュエッタンゴ×5〔フィリッポ・アルリア(P)、チェーザレ・キアッキアレッタ(バンドネオン)、ジョヴァンニ・ゾノ(Vn)、エンリコ・コラーピ(ダブル・ベース)、サルヴァトーレ・ルッソ(エレクトリック・ギター)〕

録音(ライヴ):2021年、ピアッジオ博物館オーディトリアム(イタリア)
ピサのポンテデーラにある世界有数のオートバイ・自動車メーカー、ピアッジオ(Piaggio)の本社に併設されているピアッジオ博物館(ムゼオ・ピアッジオ)で行われた、FONEミュージック・フェスティヴァルの2021年のライヴ録音。FONEレーベルからリリースされたアルバム「デュエッタンゴ(SACD167)」が大ヒットを記録したフィリッポ・アルリオとチェーザレ・キアッキアレッタをはじめとした名手たちによるピアソラの作品集。FONEレーベルのオーナーでありレコーディング・エンジニアでもあるジュリオ・チェーザレ・リッチのこだわりの音質で、ピアッジオ博物館オーディトリアムに響き渡る素晴らしいサウンドを追体験することができます。

CALLIOPE
CAL-22107(1CD)
ヴィエルヌ:室内楽作品集
ヴァイオリン・ソナタ ト短調 Op.23
ラルゴとカンツォネッタ(オーボエとピアノのための) Op.6
チェロ・ソナタ 変ロ短調 Op.27
2つの小品(ヴィオラとピアノのための) Op.5
アンサンブル・ル・デリュージュ

録音:2022年4月16日-17日、ザール・クロード・ドビュッシー(ジョワニー、フランス)
パリのノートルダム寺院のパイプオルガン奏者として活躍し、作曲家としても手腕を発揮したルイ・ヴィエルヌによる室内楽作品集。ヴィエルヌは若い頃よりセザール・フランクにその才能を見出され、パリ音楽院でフランクに師事し、その後1900年にノートルダム寺院のパイプオルガン奏者に就任しています。オルガン奏者であったヴィエルヌの作品はオルガン作品が多く知られていますが、室内楽の分野でも優れた作品を残しています。彼の特徴でもあるロマン派らしい美しい旋律による作品をお楽しみいただけます。
CALLIOPE
CAL-22108(4CD)
フランク:作品集
弦楽四重奏曲 ニ長調 FWV 9
ミサ曲 Op.12, FWV 61「天使の糧」
オーボエとピアノのための小品5
交響曲 ニ短調 FWV 48
ヴァイオリン・ソナタ イ長調 FWV 8
ヴァイオリン・ソナタ イ長調 FWV 8(Vcとピアノ版)
前奏曲,コラールとフーガ FWV 21
前奏曲,アリアとフィナーレ FWV 23
薔薇の結婚式
ベンガドールの王様
美しい芝生が広がるところ
壊された花瓶/リート
聖なる行列/夜想曲
ヨアヒムSQ、ブノワ・ドー(Tp)、
ヴァンサン・リゴ(Org)、
アレクサンドル・ガテ(Ob)、
ローラン・ヴァグシャル(P)、
ボルドー・アキテーヌ国立O、
ロベルト・ベンツィ(指)、他

録音:1972年-2022年
ベルギー出身でフランスで活躍したオルガニスト兼作曲家であるセザール・フランクは2022年に生誕200周年を迎えました。代表作である「交響曲 ニ短調」や「ヴァイオリン・ソナタ イ長調」はもちろん、多くの室内楽曲から歌曲までたっぷりと収録した4枚組BOXで登場!19世紀フランス音楽のエッセンスを感じることの出来るフランク作品集の決定盤です。
CALLIOPE
CAL-22106(1CD)

PCAL-22106(1CD)
国内盤仕様
税込定価
グノー&ダンディ:木管楽器のためのフランスの室内楽作品集
グノー:小交響曲
ダンディ:歌と踊り Op.50
パリOのソリストたち
ジャック・ロワイエ(Fl)、モーリス・ブルグ(Ob)、アラン・ドニ(Ob)、クロード・ドゥスュルモン(Cl)、ピエール・ブーランジェ(Cl)、ミシェル・ガルサン=マルー(Hrn)、ロベール・タッサン(Hrn)、アマウリー・ヴァレーズ (Fg)、イヴ・ドー(Fg)

録音:1975年、パリ
1967年〜79年までパリO首席オーボエ奏者を務め、ヴェーグ国際室内楽アカデミー音楽監督やジュネーヴ音楽院などで教鞭を執った他、世界各地でマスタークラスを開催するなど、オーボエ奏者、教育者として活躍したモーリス・ブルグによって、1972年にパリOのメンバーで結成されたモーリス・ブルグ管楽八重奏団(オーボエ×2、クラリネット×2、ホルン×2、ファゴット×2)の名録音が復刻。
本アルバムは、「近代フルートの父」と呼ばれるポール・タファネルが、木管楽器のレパートリーの充実を図る為に設立した「木管室内楽協会」に献呈されたグノーの 「小交響曲」(木管九重奏)と、ダンディが同協会の委嘱で作曲した 「歌と踊り」 が組み合わされています。フランス伝統のサウンドの礎を築いたと言っても過言ではない往年の名手達の色彩感に富んだ芳醇なサウンドと、妙技の数々を現代に伝えるフランス音楽ファン必携の1枚です。
上質な管楽器の録音を続々と世に送り出すフランスのレーベル、「Indesens(アンデサンス)」から同時期にリリースされるアルバム(INDE163)には、本アルバムと同内容のグノー、ダンディの作品を収録。70年代のパリOを支えてきた名手達と、その伝統を引き継ぐ現在の名手達の至芸を聴き比べることができる好企画です。

CAvi music
85-53517(1CD)
ウィーン 1913〜クラリネットとピアンのための作品集
エゴン・コルナウト(1891-1959):クラリネット・ソナタ へ短調 Op.5
ベルク
:4つの小品 Op.5
ブラームス:クラリネット・ソナタ第1番 へ短調 Op.120
コルンゴルト
:6つの簡素な歌 Op.9より第4番「愛の手紙」、別れの歌 Op.14より第1番「死の歌」(キリアン・ヘロルド編)
キリアン・ヘロルド(Cl)、
ハンスヤコプ・シュテムラー(P)

録音:2020年11月&12月、ハンス・ロスバウト・スタジオ(ドイツ、バーデン=バーデン)
1913年、シェーンベルクの「グレの歌」やストラヴィンスキーの「春の祭典」の初演が行われた西洋音楽史の中で最もスリリングな時代に、ウィーンで書かれた2つの作品に着目したクラリネット・アルバム。ひとつはフランツ・シュレーカーやロベルト・フックス、フランツ・シュミットらに師事したモラヴィア地方出身の作曲家エゴン・コルナウト(1891-1959)のクラリネット・ソナタ(世界初録音)。生前はとても人気があり、当時のウィーンの人々が実際に聴いていた「新しい音楽」とはコルナウトのような作曲家の作品でした。もうひとつはアルバン・ベルクの4つの小品で、師シェーンベルクへのオマージュといえるような前衛的な作品です。ベルクはシェーンベルクが1908年から1914年にかけて生み出した、極端に短い「格言的」なスタイルを用いつつ、シェーンベルクのピアノ作品からの直接的な引用を行っています。ドイツ・カンマーフィルハーモニーやSWRSOで首席クラリネット奏者を務めたキリアン・ヘロルドの演奏です。

Da Vinci Classics
C-00630(1CD)
19世紀フランス・ロマン派のトロンボーンのための作品集
エドヴィージュ・クレティアン(1859-1944):グランソロ 〜トロンボーンとピアノのためのアンダンテとアレグロ
ジュール・コーエン(1835-1901):アンダンティーノ
サミュエル・ルソー(1853-1904):トロンボーンのためのピアノ伴奏付き協奏的小品
ベルリオーズ:葬送と勝利の大交響曲より 「追悼の辞」
アドリアン・バルト(1828-1898):演奏会用独奏曲
トマ:ハムレットからの独奏曲
ジュール・ドゥメルスマン(1833-1866):序奏とポロネーズ Op.30
フランチェスコ・ヴェルツィッロ(b.1966):ポエム
ビゼー:歌劇 「カルメン」 より ハバネラ、ジプシーの踊り
フランチェスコ・ヴェルツィッロ(Tb)、
ダニーロ・デッレピアーネ(フォルテピアノ)
※使用楽器:
トロンボーン:JOSEPH GRAS - PARIS/KARL MONNICH-ERLBACH “KAROLUS” MODEL(序奏とポロネーズで使用)
フォルテピアノ:プレイエル1842

録音:2022年5月-6月、サラ・デッレ・フェステ(ジェノヴァ、イタリア)、D&Dスタジオ(ジェノヴァ、イタリア)
トロンボーンの起源は非常に古く、現在の楽器の祖にあたるサックバットが誕生したのが15世紀頃までに遡ります。それから500年以上もの間、基本的な構造は変わらず、オーケストラ、ジャズ、ブラス・バンド、吹奏楽など、多様なジャンルの音楽で用いられてきました。本アルバムでは、新機構としてバルブが開発されるなど、金管楽器が華々しい発展を迎えた19世紀フランスの作品を取り上げています。
19世紀フランスでは、ベルリオーズを始め、トマ、グノー、サン=サーンスなどの偉大な作曲家たちが、オーケストラ作品で積極的に用いるなど、トロンボーンへの評価が高まっていました。また、名門パリ国立高等音楽院のトロンボーン科が創設されたことにより、多くの同時代の作曲家が、トロンボーンの技術的および表現力を実証するために、フォルテピアノ、ピアノ、またはオルガンの伴奏を伴うトロンボーンのための独奏作品を多く残すなど、今日に至る重要なレパートリーが数多く誕生した時代でもあります。
イタリア、ジェノヴァ出身のコンポーザー=トロンボニスト、フランチェスコ・ヴェルツィッロは、ニコロ・パガニーニ音楽院で研鑽を積み、管楽器コンクール「チッタ・ディ・ジェノヴァ」でACADA-ENDAS賞を受賞。トロンボーンの独奏作品に焦点を当て、オルガン、ピアノ、室内アンサンブルとの共演など、勢力的に活躍しています。楽器の歴史にも精通しており、バロック期、ドイツ・ロマン派などのコピー、または当時のオリジナル楽器を演奏に用いており、本アルバムでも使用楽器に拘りを持ち、19世紀のフランスで作成された楽器でレコーディングに臨んでいます。オリジナル作品から、19世紀末のフランス・ロマン派作品を意識して作曲されたヴェルツィッロの自作の 「ポエム」 、しばしば他の楽器でも取り上げられることの多いカルメンのアレンジ版など、随所に拘りが詰め込まれた好企画です。
Da Vinci Classics
C-00626(1CD)
クラリネットとチェロを伴う現代イタリアのトリオ集
フランチェスコ・ペニーシ(1934-2000):4手連弾のための「5つの小品」(ルチアーノ・マリア・セッラの編曲によるクラリネット、チェロ&ピアノ版)
テレサ・プロカッチョーニ(1934-):クラリネット、チェロとピアノのための三重奏曲 Op.36
ニーノ・ロータ:クラリネット、チェロとピアノのための三重奏曲
アルド・クレメンティ(1925-2011):クラリネット、チェロとピアノのための「献身」
フランコ・ドナトーニ(1927-2000):クラリネット、チェロとピアノのための「エリー」、クラリネット、チェロとピアノのための「チェロッキ70」
ジョヴァンニ・ソッリマ(1962-):クラリネット、チェロとピアノのための「旅」
クレメンティ・トリオ〔ヴァネッサ・グラッソ(Cl)、キアーラ・ダパロ(Vc)、ジュリア・ルッソ(P)〕

録音:2021年9月、テアトロ・ニコラ・デリ・アンジェリ(モンテルポーネ、イタリア)
驚くべき多様性と柔軟性を持つクラリネット、チェロ、ピアノのトリオ。3つの楽器が持つ計り知れないほどのダイナミクス、アーティキュレーション、音色のパレットが、20世紀後半に書かれた、当時のイタリアを代表する作曲家たちによる作品の魅力を紹介してくれます。
クレメンティ・トリオは、シチリア島の作曲家アルド・クレメンティの名前を冠するイタリアの女流演奏家たちによるアンサンブル。
ソッリマ自身の編曲でトリオ版となった「旅(Voyage)」、そしてアルド・クレメンティから献呈された「献身」の世界初録音など、この編成のレパートリーを広げる優れた演奏が展開されています。
Da Vinci Classics
C-00621(1CD)
19〜20世紀のフルートを伴うフランス音楽集
ルーセル:笛吹きたち Op.27
ドビュッシー:シランクス
マルコ・ソッリーニ(1964-):バッハ風に Op.42、
 カンツォーナ Op.39
シャミナード:ロマンティックな小品 Op.9
タイユフェール:牧歌
オネゲル:牝山羊の踊り H.39
ボニ:笛のため息 Op.121
イベール
:小品
サン=サーンス:ロマンス Op.37
プーランク:ソナタ FP. 164
ルイーザ・セッロ(Fl)、
フィリップ・アントルモン(P)

録音(ライヴ):2021年8月11日&2022年3月1日、イタリア
イタリアの女流フルート奏者ルイーザ・セッロと、フランスの巨匠フィリップ・アントルモンのデュオによるコンサート・シリーズ「アルモニー・デッラ・セラ」のライヴ・レコーディング。
フランスのフルート・レパートリーの中でも最もよく知られた作品(ドビュッシーやサン=サーンスなど)や、あまり知られていない作品、そして2つの現代作品の世界初演を含む魅力ある旅に私たちを導いてくれるでしょう。
このディスクの主な特徴は、「現在の音楽は過去の音楽とどのように関連づけることができるのか」という問いに集約されており、セッロとアントルモンの演奏からその答えを見出すことが出来ます。
Da Vinci Classics
C-00627(1CD)
ピアソラ〜ワン・フォー・タンゴ〜バンドネオンと弦楽四重奏のための
ピアソラ(ザンベッリ編):アディオス・ノニーノ/天使のミロンガ/アレグロ・タンガービレ/ピアソラ・チェック・コレア/メディタンゴ/アストル組曲/ブエノスアイレスの四季/オブリビオン(忘却)
ジーノ・ザンベッリ(バンドネオン)、クヮルテット・バッツィーニ〔ダニエラ・サンガッリ(Vn)、リーノ・メーニ(Vn)、マルタ・ピツィオ(Va)、ファウスト・ソルチ(Vc)〕

録音:2021年3月、アウディトリアム・サン・ジョヴァンニ・ディ・コッカーリオ(イタリア)
まさにその絶対的なオリジナリティによって世界的名声を確立したタンゴの巨匠アストル・ピアソラ。
この「ワン・フォー・タンゴ」に収録されている曲は、ほとんどすべてイタリアと関係を持っているところがポイントです(ピアソラの父親は南イタリアの出身で、彼は多くのイタリア人移民と同じようにアメリカに渡っています)。
イタリアの土壌に深く刻み込まれているピアソラのルーツを、バンドネオンと弦楽四重奏の共演でお楽しみ下さい。没後30周年記念盤です。
Da Vinci Classics
C-00620(1CD)
ドミニク・ルメートル(1953-):様々な楽器のための独奏曲と二重奏曲
ロレイユ・ドゥ・シエル/カレイドスコープ/ヴィフ=アルジェント/オレンジとイエロー/プタハ/フリーセント2/イオン/ニックス
アラン・セロ(Va)、マリア・バスケス(グロッケンシュピール)、エティエンヌ・デ・ニス(ヴィブラフォン)、アリス・シッソコ(Va)、ヴァンサン・ロト(Va)、ジェローム・シュミット(バス・クラリネット)
フランスの作曲家ドミニク・ルメートル(1953)の室内楽は、ガストン・バシュラール(1884-1962)が書いた「あなたの無限とは何か教えてください、そうすれば私はあなたの宇宙の意味を知るでしょう」という言葉からインスピレーションを得て展開されています。
特に二重奏、デュエットでは、一方の楽器がもう一方の楽器を古典的に伴奏する「2人のためのソナタ」の可能性を超えて、重層的で複雑な表現を提供してくれます。

Indesens
INDE-163(1CD)

PINDE-163(1CD)
国内盤仕様
税込定価
グノー&ダンディ:木管楽器のためのフランスの室内楽作品集
グノー:小交響曲
ダンディ:歌と踊り Op.50
タファネル:木管五重奏曲ト短調
ピエルネ:パストラール Op.14-1
パリOのソリストたち
ヴァンサン・リュカ(Fl)、アレクサンドル・ガテ(Ob)、ジルダ・プラド(Ob)、フィリップ・ベロー(Cl)、オリヴィエ・デルベス(Cl)、アンドレ・カザレ(Hrn)、ジェローム・ルイヤール(Hrn)、マルク・トゥレネル(Fg)、助野由佳(Fg)

録音:2021年11月18日-21日、フィラルモニ・ド・パリ(フランス)
上質な管楽器の録音を続々と世に送り出すフランスのレーベル「Indesens(アンデサンス)」から、同国の名門パリ管弦楽団の木管セクションのメンバーによる「フランスの室内楽作品集」が登場。
本アルバムでは、「近代フルートの父」と呼ばれるポール・タファネルの木管五重奏曲から、木管楽器のレパートリーの充実を図る為にタファネルが設立した「木管室内楽協会」に献呈された、グノーの小交響曲(木管九重奏)まで、幅広い編成の作品を収録。絵画、建築、音楽をはじめとする多くの芸術文化の発展の中で華開いた「木管楽器」における極上の音楽を、19世紀末に生まれ、そして、今日に至るまで引き継がれながらも進化し続けてきたフランス伝統の色彩感に富んだサウンドでこの重要レパートリーを紡ぎます。
フランスの歴史あるレーベル、「Calliope(カリオペ)」から同時期にリリースされる復刻アルバム(CAL22106)に収録されたグノー、ダンディのコンセプトを本アルバムでも踏襲。70年代のパリ管弦楽団を支えてきた名手達の伝統が見事に引き継がれており、過去と現在の名手達の至芸をお楽しみいただける好企画。木管楽器関係者、フランス音楽ファン必携の大注目盤の登場です。

Diapason
DIAPCF-026(12CD)
ベートーヴェン:室内楽作品集Vol.1 〜 仏ディアパゾン誌のジャーナリストの選曲による名録音集


■CD1-2
(1)弦楽四重奏曲第1番ヘ長調 Op.18-1
(2)弦楽四重奏曲第4番ハ短調 Op.18-4
(3)弦楽四重奏曲第6番変ロ長調 Op.18-6
(4)弦楽四重奏曲第2番ト長調 Op.18-2
(5)弦楽四重奏曲3番ニ長調 Op.18-3
(6)弦楽四重奏曲第5番イ長調 Op.18-5

■CD3-4
(1)弦楽四重奏曲第7番ヘ長調 Op.59-1「ラズモフスキー1番」
(2)弦楽四重奏曲第8番ホ短調 Op.59-2「ラズモフスキー2番」
(3)弦楽四重奏曲第9番ハ長調 Op.59-3「ラズモフスキー3番」
(4)弦楽四重奏曲第10番変ロ長調 Op.74「ハープ」
(5)弦楽四重奏曲第11番ヘ短調 Op.95「セリオーソ」

■CD5
(1)2弦楽四重奏曲第12番変ホ長調 Op.127
(2)弦楽四重奏曲第14番嬰ハ短調 Op.131

■CD6
(1)弦楽四重奏曲第13番変ロ長調 Op.130
(2)大フーガ 変ロ長調 Op.133
(3)大フーガ 変ロ長調 Op.133

■CD7
(1)弦楽四重奏曲第15番イ短調 Op.132
(2)弦楽四重奏曲第16番ヘ長調 Op.135

■CD8
(1)ピアノと管楽のための五重奏曲 変ホ長調 Op.16
(2)ピアノ四重奏曲 変ホ長調 Op.16bis

■CD9
(1)弦楽五重奏曲 ハ長調 Op.29
(2)弦楽五重奏曲 ハ短調 Op.104

■CD10
(1)七重奏曲 変ホ長調 Op. 20
(2)六重奏曲 変ホ長調 Op.71

■CD11
(1)八重奏曲 変ホ長調 Op.103
(2)ロンディーノ 変ホ長調 WoO 25
(3)六重奏曲 変ホ長調 Op.81b
(4)メートリンク舞曲集 WoO 17より抜粋

■CD12
(1)ピアノ四重奏曲 変ホ長調 WoO 36-1
(2)ピアノ四重奏曲 ハ長調 WoO 36-3
(3)ピアノ四重奏曲 ニ長調 WoO 36-2
■CD1-2
(1)ブダペストSQ
録音:1952年
(2)バリリQ
録音:1952年
(3)ハンガリーSQ
録音:1953年
(4)アマデウスSQ
録音:1961年
(5)アマデウスSQ
録音:1961年
(6)バリリQ
録音:1952年
■CD3-4
(1)ハンガリーSQ
録音:1953年
(2)ブッシュSQ
録音:1941年
(3)ブダペストSQ
録音:1941年
(4)ブダペストSQ
録音:1951年
(5)ブダペストSQ
録音:1951年
■CD5
(1)ブダペストSQ
録音:1952年
(2)ジュリアードSQ
録音:1960年
■CD6
(1)イタリアSQ
録音:1953年
(2)ハリウッドSQ
録音:1957年
(3)バリリQ
録音:1952年
■CD7
(1)ハリウッドSQ
録音:1958年
(2)ブダペストSQ
録音:1951年
■CD8
(1)ルドルフ・ゼルキン(P)&フィラデルフィア木管五重奏団
録音:1953年
(2)フェスティヴァルQ
録音:1958年
■CD9
(1)ヴィルヘルム・ヒューブナー(Va)&バリリQ
録音:1953年
(2)ヴァルター・ゲルハルト(Va)&パスカルSQ
録音:1952年
■CD10
(1)ウィーン八重奏団
録音:1959年
(2)ウィーン・フィルハーモニー木管グループ
録音:1949年
■CD11
(1)ウィーン・フィルハーモニー木管グループ
録音:1949年
(2)ロンドン・バロック・アンサンブル
録音:1959年
(3)デニス・ブレイン(Hrn)、アラン・シヴィル(Hrn)、イングリッシュ・ストリング・カルテット
録音:1957年
(4)ロンドン・バロック・アンサンブル
録音:1957年
■CD12
(1)アルトゥール・バルサム(P)、パスカルSQメンバー
録音:1952年
(2)アルトゥール・バルサム(P)、パスカルSQメンバー
録音:1952年
(3)ゲンリフ・ネイガウス(P)、ベートーヴェンSQメンバー
録音:1949年
芸術の国フランスの世界的クラシック音楽専門誌、「ディアパゾン(DIAP-ason)」の自主製作レーベルの看板であるボックス・セット・シリーズの第26弾として、ベートーヴェンの室内楽作品集の第1弾が登場します!
ブダペストSQ、バリリ四重奏団など伝説のカルテットによる弦楽四重奏曲全集に加えて、デニス・ブレイン、ルドルフ・ゼルキン、ゲンリフ・ネイガウスなど往年の名奏者たちによるベートーヴェンの室内楽の名曲の数々を収録!
これぞディアパゾンだからこそ出来るベートーヴェン室内楽作品集の決定盤ともいうべきBOXが誕生しました。最新のリマスタリングで甦る名演奏の数々をお楽しみください!

Avie
AV-2558(1CD)
ニッケル:オーボエとオーボエ・ダモーレのためのソナタ&室内楽作品集
クリストファー・タイラー・ニッケル(b.1978):オーボエ・ソナタ(2019)*
オーボエ・ダモーレ・ソナタ(2018)*
無伴奏オーボエのための組曲(2020)
オーボエ・ダモーレ五重奏曲(2020)**
マリー・リンチ・ヴァンダーコーク(オーボエ、オーボエ・ダモーレ)、ペイジ・ロバーツ・モロイ(P)*、エドゥアルド・リオス(Vn)**、アンディ・リャン(Vn)**、オリヴィア・チュー(Va)**、エフェ・バルタシギル(Vc)**

録音:2021年6月5日&2022年3月14日、バスタ大学教会(ワシントン
クリストファー・タイラー・ニッケルによるオーボエやオーボエ・ダモーレのための室内楽作品集。ニッケルは、数々の賞に輝いている現代音楽作曲家でカナダ、アメリカ、ヨーロッパを中心に多くの国や地域で彼の作品は演奏されています。また映画やテレビのための作品も数多く作曲しており、多くの聴衆に聞かれています。オーボエ協奏曲集(AV2433)で好評を博しこのアルバムでも同じソリストであるマリー・リンチ・ヴァンダーコークがソリストを務めます。
マリー・リンチ・ヴァンダーコークは、これまでにクリーヴランドOのセカンド・オーボエ奏者を始めとして、ロサンゼルスPO、サンフランシスコSO、シカゴSOなどで客演首席オーボエ奏者を務め、2014年にシアトルSOの首席オーボエ奏者に就任しました。

NEOS
NEOS-12227(1CD)
ヴォールハウザー・エディション Vol.9
ルネ・ヴォールハウザー(b.1954):Aus der Tiefe der Zeit(ソプラノ、バリトン、フルート、クラリネット、ヴァイオリンとチェロのためのアンサンブル・ヴァージョン)(2019)
Duo fur Klarinette und Klavier(第2ヴァージョン)(2014/2018)
Miramsobale(ソプラノとヴァイオリンのための)(2019)
ヴァイオリンとピアノのための二重奏曲第2番(2019)
ピアノ三重奏曲第1番 「Im Tempo der Wahrnehmung」(Vn、チェロとピアノのための)(2019)
フルートとチェロのための二重奏曲第1番(2019)/Krahenhauber(ソプラノ、バリトンとパーカッションのための)(2019)
Mochlan(ソプラノとバリトンのための(2020)
アンサンブル・ポリソノ、エリア・ザイフェルト(Vn)、
ルネ・ヴォールハウザー(P)、
デュオ・シモルカ=ヴォールハウザー

録音:2019年&2020年、スイス
Neosから9枚目となるヴォールハウザーの作品集で、今回も様々な編成のアンサンブル作品(2018〜2020年頃の作品)を選んで収録。
1954年スイス出身のルネ・ヴォールハウザーは幅広いスタイルを持つ多才な音楽家でこれまでに1500以上の作品(室内楽、オーケストラ、舞台作品)を含む膨大な作品を生み出してきました。ロック、ジャズ・ミュージシャン、即興演奏家、歌曲伴奏者、アンサンブル・ポリソノの創設者兼芸術監督としての長い経験が、現代音楽の作曲家としての本業に結びついています。
指揮者、作曲家の他にバリトン歌手、ピアニストとしても現役で、今回の録音でもピアノ&バリトンで自身も参加しており、テキストもヴォールハウザーの詩を用いています。
NEOS
NEOS-12215(1CD)
ヘルヒェンレーダー:フルートと弦楽器のための作品集
マルティン・ヘルヒェンレーダー(b.1961):Rubaiyat(フルートとピアノのための)(2020)
Terzattacke(フルートのための)(2009)/Waves(フルートとオルガンのための)(2022)
The Tempest〜ウィリアム・シェイクスピアによるイマジナリー・シアター(フルートとギターのための)(1992)
Greek Blessing(ギターのための)(2013)/Sekundenschlaf(アルト・フルートのための)(2013)
Orion(Vcとオルガンのための)
弦楽四重奏曲第1番 「詩と変奏」(2001/2006)
フリードリヒ・ガウヴェルキ(Vc)、
マルティン・ヘルヒェンレーダー(オルガン&ピアノ)、
カリン・レヴァイン(Fl)、
ユルゲン・ルック(G)、
クス・クァルテット

録音:2021年&2022年、ドイツ
フリードリヒ・ガウヴェルキ(Vc)、マルティン・ヘルヒェンレーダー(オルガン&ピアノ)、カリン・レヴァイン(Fl)、ユルゲン・ルック(G)、クス・クァルテット
NEOS
NEOS-12212(1CD)
ウィリアム・ブランク:室内楽作品集
ウィリアム・ブランク(b.1957):Flow(オーボエ、トランペット、ハープ、ヴァイオリンとチェロのための)(2008)
OPHRYS(フルートとスモール・アンサンブルのための)(2019)
Refrain II(アンプリファイド・ハープ、ピアノと2人のパーカッショニストのための(2015)
(a)round(アルト・サクソフォンと7つの楽器のための)
コレギウム・ノヴム・チューリヒ、pre-art ソロイスツ、ボリス・プレヴィシッチ(ソロ・フルート)、
ザシャ・アルムブルスター(ソロ・サクソフォン)

録音:2021年&2022年、スイス
スイスの作曲家ウィリアム・ブランクによって2008年〜2019年にかけて書かれた室内楽作品集。親密さ、プライバシー、独奏楽器間の活発な相互作用。打楽器奏者としてキャリアをスタートさせ、オーケストラ活動に加え、様々なオリジナル編成で演奏し、ローザンヌ音楽大学で数十年にわたり教えてきたウィリアム・ブレイクの音楽活動の中で中心的な位置を占める室内楽を見つめ直すアルバムです。

DUX
DUX-1753(1CD)
バツェヴィチ/プロコフィエフ/ペルト:ヴァイオリンとピアノのための作品集
バツェヴィチ:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第4番
プロコフィエフ
:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第1番 Op.80
ペルト:フラトレス(Vnとピアノ版)
スラミタ・シルボフスカ(Vn)、
ミハウ・フランチュス(P)

録音:2021年6月24日-25日&28日-29日、シマノフスキ音楽院コンサート・ホール(カトヴィツェ、ポーランド)
カトヴィツェのカロル・ シマノフスキ音楽院で学び、2020年からは助教授として後進の指導にも力を注ぐスラミタ・シルボフスカ。ピエール・アモイヤル、ギドン・クレーメル、ピンカス・ズーカーマンなどの優れた教育者の下で学び、これまでに、レグニツァで開催された国際「ヤング・パガニーニ」ヴァイオリン・コンクール第1位、若いヴァイオリニストのためのポーランド全国コンクール第1位など、多くのコンクールで上位入賞に輝く実力派です。
本アルバムでは、母国の作曲家、バツェヴィチのソナタを始め、プロコフィエフのソナタ、ティンティナブリ様式(単純な三和音をまるで一つの鐘のように鳴らす手法)による書法で生み出された、ペルトの作品の中で最も演奏頻度が高い作品でもあるフラトレス(原曲は室内アンサンブルのための作品ですが、ペルト自身によるヴァイオリンとピアノ版)を組み合わせています。
DUX
DUX-1871(1CD)
オマージュ
ジャン・アプシル(1893-1974):5声の協奏曲 Op.38
ジャック・ピロワ(1877-1935):5つの俳諧
タンスマン:室内ソナチネ
ジャン・イヴ・ダニエル=ルシュール(1908-2002):中世組曲
クラクフ・ハープ五重奏団

録音:2021年8月23日-26日
クラクフ・ハープ五重奏団は、2019年に設立されハープ、フルート、弦楽三重奏という編成で構成され、ポーランドの室内楽団の中でも珍しい組み合わせとなっています。このアルバムはクラクフ・ハープ五重奏団と同じ編成であり創立100年を迎える「パリ器楽五重奏団」と関連のあった作曲家たちへのオマージュです。フランスの印象派、日本文化、20世紀のポーランド音楽など様々な様式に影響された曲集となっています。
DUX
DUX-1836(1CD)
インユニティ〜グダニスクからの現代音楽Vol.3
タデウシュ・ディクサ(b.1983):序曲(管弦楽のための)(2019)
アンジェイ・ジャデク(b.1957):ワルツ風(管弦楽のための)(2019)
ピオトル・イェンジェイチク(b.1993):フルートと弦楽オーケストラのための音楽
マレク・チェルニェヴィチ(b.1974):モイラ(金管6重奏と管弦楽のための)(2018/2021)
カミル・チェシリク(b.1991):マルチミラー(Pと管弦楽のための)(2021)
クシシュトフ・オルチャク(b.1956):エニー・ケース…(ソプラノと室内オーケストラのための)(2017)
グダニスク・スタニスワフ・モニューシュコ音楽アカデミーSO、
シルヴィア・ヤニャク=コビリンスカ(指)、他

録音:2021年11月
ポーランド最大の港湾都市であるグダニスクの音楽アカデミーに関係する現代作曲家たちの作品を集めたアルバム。ここ10年間に作曲された作品ばかりでポーランド音楽の今を収録しています。バロック音楽や、ジャズにポピュラー音楽、そしてウィーンのワルツなど様々なジャンルからインスピレーションを受けた作品の数々が並びます。
DUX
DUX-1833(1CD)
ドヴォルザーク&ババジャニアン:クラリネット三重奏曲集
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第4番 ホ短調 「ドゥムキー」 Op.90(演奏者によるクラリネット、チェロとピアノ編)
アルノ・ババジャニアン(1921-1983):ピアノ三重奏曲 嬰へ短調(演奏者によるクラリネット、チェロとピアノ編)
バルティック・トリオ〔アンジェイ・ヴォイチェホフスキ(Cl)、マチェイ・クワコフスキ(Vc)、ミロスワヴァ・スムリンスカ(P)〕

録音:2021年8月、スタニスラフ・モニューシュコ音楽アカデミー・コンサートホール(ポーランド、グダニスク)
チェコのアントニン・ドヴォルザークとアルメニアのアルノ・ババジャニャン(1921-1983)、全く異なる時代を生きながらも、民俗色の強い作品を残したという点で共通する2人の作曲家を引き合わせた1枚。1953年に作曲家自身のピアノ、ダヴィッド・オイストラフのヴァイオリン、スヴャトスラフ・クヌシェヴィツキーのチェロによって初演されたババジャニアンの三重奏曲は、アルメニア民謡とロシアの伝統的な作曲法の両方から影響を受けており、劇的なムードと波乱に満ちた曲展開が特徴です。バルティック・トリオは古典的な編成のトリオをクラリネット、チェロ、ピアノのために編曲することで、作品に新たな風を吹き込み、それらの意外な特質を明らかにすることに成功しました。
DUX
DUX-1817(1CD)
チェロとピアノのためのクラシックス&ディスカヴァリーズ
マルティヌー:ロッシーニの主題による変奏曲 H.290(1942)
ラフマニノフ:ヴォカリーズ Op.34-14(1912)
エルガー:愛の挨拶 Op.12(1888)
ジグムント・ストヨフスキ:無言歌
ルドミル・ルジツキ:夜想曲 嬰ハ短調 Op.30-2(1911)
サン=サーンス:白鳥(1886)
ヴィラ=ロボス:黒鳥の歌 W.122(1917)
シマノフスキ:前奏曲 ロ短調 Op. 1-1(バツェヴィチ編)
シューマン
:アダージョとアレグロ Op.70
ホセ・ブラガート:ミロンタン(1983)
ピアソラ
:ル・グラン・タンゴ(1982)、アヴェ・マリア(1984)
ヴワディスワフ・ジェレンスキ:子守歌 Op.32(1880)
クラクフ・デュオ

録音:2020年(ポーランド、クラクフ)
チェロとピアノのための有名作品と隠れた名品を巧みに織り交ぜた、珠玉の小品集。エルガーの「愛の挨拶」とストヨフスキの「無言歌」が並んでいますが、まったく違和感なく馴染んでいます。演奏も美しく、ストヨフスキ、ルジツキ、ジェレンスキなどポーランドの素敵な作曲家との出会いが嬉しい1枚です。
DUX
DUX-1797(1CD)
ドブジンスキ、コンツキ、クログルスキ:室内楽作品集 〜ポーランドの室内楽の忘れられたページより Vol.1
カロル・コンツキ(1813-1867):ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための大三重奏曲 ニ長調 Op.30
イグナツィ・フェリクス・ドブジンスキ(1807-1867):クラリネットとピアノのための二重奏曲 変イ長調 Op.47
ユゼフ・クログルスキ(1815-1842):ピアノ四重奏曲 ニ長調 Op.2*
ポーランド・ピアノ三重奏団、アンジェイ・ヴォイチェホフスキ(Cl)、ミロスワヴァ・スムリンスカ(P)、カロリーナ・ピアトコフスカ=ノヴィツカ(Vn)*、クシシュトフ・コメンダレク=ティメンドルフ(Va)*、マチェイ・クワコフスキ(Vc)*、ボグナ・チェルヴィンスカ=シムラ(P)*

録音:2021年7月、スタニスラフ・モニューシュコ音楽アカデミー・コンサートホール(ポーランド、グダニスク)
19世紀のポーランドの忘れられた室内楽を録音するシリーズがスタート!第1弾では、当時の有名な音楽一家、コンツキ家の長男カロル・コンツキ(1813-1867)、ショパンの師エルスネルによって「並外れた才能」と評されたイグナツィ・フェリクス・ドブジンスキ(1807-1867)、ワルシャワ音楽院で学び、若いころから成熟した作風の持ち主であったユゼフ・クログルスキ(1815-1842)の作品を収録。流れているのを聞いたら作曲家を尋ねずにはいられない、作り手の才能を感じる素敵な音楽ばかりです。

Anaklasis
ANA-021(1CD)
オジェホフスキ&ヴィエンツェク:ドラキュラの主題
ドラキュラの主題(THEMES OF DRACULA)(2020) パート1〜パート5(ヴォイチェフ・キラールがフランシス・フォード・コッポラ監督『ドラキュラ(ブラム・ストーカーの吸血鬼ドラキュラ)』のために書いた音楽にインスピレーションを得て作曲)
ピオトル・オジェホフスキ(P)、
クバ・ヴィエンツェク(アルト・サクソフォン)

録音:2021年12月、モノクロム・スタジオ(グニェヴォシュフ、ポーランド)
ポーランドの現代音楽・映画音楽作曲家ヴォイチェフ・キラール(1932-2013)は、『ゴッドファーザー』や『地獄の黙示録』の監督、フランシス・フォード・コッポラから直接依頼され、ブラム・ストーカーの小説『吸血鬼ドラキュラ』を原作とするアメリカ映画『ドラキュラ(Bram Stoker's Dracula)』(1992)の音楽を制作しました。現在ではカルト的な人気も博しているこのサウンドトラックを、ポーランドのピアニスト、ピオトル・オジェホフスキとサクソフォン奏者クバ・ヴィエンツェクが新たに再解釈・再創造した注目作。
ピオトル・オジェホフスキは1990年生まれのジャズ・ピアニスト、作曲家。クラクフ音楽院のあとバークリー(音楽院に留学し、若い世代のジャズ・ミュージシャンの中でもっとも頻繁に賞を受賞している一人として活動。即興演奏家、作曲家として多くの音楽スタイル、形式、ジャンルの要素を独自の方法で組み合わせ、創造的な分析と大胆な再解釈を施しています。
クバ・ヴィエンツェクは1994年ポーランドのリブニク生まれ。当初はチェロを学び、数年後にサクソフォンを始め、コペンハーゲンとクラクフの音楽院を卒業したサクソフォン奏者、作曲家。ジャズにクラシック、エレクトロニクス、フォーク、ロック、ヒップホップのインスピレーションを癒合させた音楽を作り、シンセサイザーとコンピュータはスタジオとライヴの両方で不可欠なツールとして使用しています。

RUBICON
RCD-1102(1CD)
クライシス
ハイドン:十字架上のキリストの最後の7つの言葉より 1.序章
フランチェスコ・チュールロ(1987-):Hasta pulverizarse los ojos
ハイドン:十字架上のキリストの最後の7つの言葉より5.私は渇く
シューベルト:弦楽四重奏曲第14番 ニ短調 「死と乙女」より 第3楽章
バルトーク:弦楽四重奏曲第6番より 第1楽章
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第8番 ハ短調より 第1楽章
ビルケ・ベルテルスマイアー(1981-):Krise
スティーヴ・ライヒ
(1936-):WTC 9/11より 第3楽章
コミタス(1869-1935):Spring
メンデルスゾーン:弦楽四重奏第6番 へ短調より 第2楽章
スメタナ:弦楽四重奏曲第1番 ホ短調「わが生涯より」より 第4楽章
ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第1番「クロイツェル・ソナタ」
オスカル・エスクデロ(1992-):Post
クス・クァルテット
1991年のドイツ・ベルリンでの結成以来、欧州を中心に世界を席巻している世界屈指のSQ、クス・クァルテット(クスSQ)。2019年にサントリーホールで行われたベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲ライヴ録音(RCD1045)が大きな話題となった彼らの最新作は、過去250年間に作曲された、感情の不安定さや苦しみ、心理的なストレスが含まれる楽曲を集めたコンピレーション・アルバム!
中には、作曲家が個人的に深いトラウマを抱えていた時期に書かれた曲もありますが、こうした音楽は内省や慰め、瞑想のムードをもたらすこともあるのです。パンデミックおよびその後の生活のストレスと緊張、ウクライナで激化する戦争、気候変動、エネルギー不足、生活費の高騰……古典派や初期ロマン派の作品も含め、不安定で混沌とした2020年代を生きるリスナーにパワフルに作用する音楽が集められています。

MELISM
MLSCD-036(1CD)
ビアラン&フランク:チェロ・ソナタ
フランク
:チェロ・ソナタ イ長調(原曲:ヴァイオリン・ソナタ)
アドルフ・ビアラン(1871-1916):チェロ・ソナタ 嬰へ短調
ギヨーム・マルティニェ(Vc)、
広瀬悦子 (P)

録音:2022年6月、サン=マルセル福音教会(フランス、パリ)
ギヨーム・マルティニェ&広瀬悦子が贈る、ベルギーの知られざる天才作曲家、アドルフ・ビアラン(1871-1916)の傑作!
ベルギーのもうひとりの天才、ギヨーム・ルクーの同時代人であり、先輩のフランクやダンディとも近い関係にあったビアランは、幼い頃から才能に恵まれ、ブリュッセルやヘントの音楽院で学びつつ、チェロ奏者としての訓練を受けていました。作曲家としても様々な作品を残し、1901年にベルギー・ローマ大賞を受賞していますが、最終的にはシャルルロワ音楽院の教師として地方で活躍したに過ぎず、今ではほとんど知られていない人物といって良いでしょう。1916年に出版された晩年のチェロ・ソナタには、完成された作曲技術と熱のこもった表現が見られ、聴くたびに発見がある、信じられないほどの豊かなアイデアが含まれています。ギヨーム・マルティニェと広瀬悦子は、この作品をより多くの人に知ってもらいたいと考え、本アルバムの録音を行いました。しなやかな旋律や循環形式の採用といった点で共通するフランクのチェロ・ソナタ(フランク自身が編曲を認めたヴァイオリン・ソナタのチェロ版)をカップリングしています。
フランスのチェリスト、ギヨーム・マルティニェは、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチの弟子であるマーク・ドロビンスキーに最初に師事し、その後渡米しボザール・トリオの創設者であるバーナード・グリーンハウスに師事、帰国後はパリ国立高等音楽院でフィリップ・ミュレールのクラスに参加していす。これまで7つの国際コンクールで入賞、13歳でオーケストラに入団し、モスクワ・ムジカ・ヴィヴァ、カザンSO、ウラル・フィルなどと多くのレパートリーの協奏曲を演奏。室内楽パートナーとしては、マルタ・アルゲリッチ、イヴリー・ギトリス、ミッシャ・マイスキーらと定期的に共演しています。
1999年マルタ・アルゲリッチ国際ピアノ・コンクールで優勝し、パリを拠点に活躍する才媛、広瀬悦子とギヨーム・マルティニェは、2021年9月にロシアのエカテリンブルグで出会い、早くも2022年の2月にはデュオとして演奏し、そのままコンサート・プログラムをレコーディングしたいと考え、このアルバムが作成されました。

ARCANA
A-537(1CD)
『光と闇の世界から』 〜C.P.E.バッハ:様々なフルート・ソナタ

C.P.E.バッハ
1-3. フルートと通奏低音のためのソナタ イ短調 Wq 128/H 555
4-6. フルートとオブリガート鍵盤のためのソナタ ト短調 BWV 1020/H 542-5
7-9. 無伴奏フルートのためのソナタ イ短調 Wq 132/H 562
10-12. フルートとオブリガート鍵盤のためのソナタ ニ長調 Wq 83/H 505
13-15. フルートと通奏低音のためのソナタ ホ短調 Wq 124/H 551
アカデミア・オットボーニ(古楽器使用)
 マヌエル・グラナティエロ(フラウト・トラヴェルソ)
  使用楽器:
  インスブルックのルドルフ・トゥッツ2016年製作の再現楽器
   (ブリュッセルのJ.H.ロッテンブルフ1740年頃製作のモデルによる)…1-6
  ジンゲン(ドイツ)のマルティン・ヴェンナー2019年製作の再現楽器
   (ベルリンのJ.J.クヴァンツ1750年頃製作のモデルによる)…7-9
  ブリュッセルのアラン・ウェーマール2013年製作の再現楽器
   (ドレスデンのA.グレンザー1760年頃製作のモデルによる)…10-12
  インスブルックのルドルフ・トゥッツ2006年製作の再現楽器
   (ブリュッセルのJ.H.ロッテンブルフ1740年頃製作のモデルによる)…13-15
 八島 優(Cemb)
  使用楽器:ポルト・サン・ジョルジオ(イタリア)のジューリオ・フラティーニ
   2014年製作の再現楽器(ベルリンのM.ミートケ1700年頃製作のモデルによる)
 マルコ・チェッカート(Vc)
  使用楽器:製作者不詳、18世紀イタリアのオリジナル楽器
ピッチ:A=415Hz…1-6,10-15/A=392…7-9

録音:2020年6月16-19日サン・フランチェスコ教会、コーリ(イタリア中部ラツィオ州ラティーナ県)
“エマヌエル・バッハの作品に接するとき、私は新しい世界への扉を開く思いがします――それは全く対照的なものごとが併存する、遥か彼方 にありながら同時にすぐそばにあるような世界です。[…中略…]人間の魂の奥の方で光と影が共存しているのを見据えながら、彼は啓蒙 主義全盛の当時を大きく踏み越えた音楽のありようを見据えていたのです”(マヌエル・グラナティエロ/原盤解説より) 大バッハの次男C.P.E.バッハはライプツィヒを離れてベルリンに向かい、フルートを愛好するプロイセンのフリードリヒ大王の鍵盤奏者をしていた 間、フルートのための作品を数多く作曲しました。時として緩急落差の激しい表現も厭わない変化に富んだ音使いは大王の好みとはやや趣 が違ったため、それらが王室で演奏される機会はほとんどなかったようですが、時代の最先端をゆく彼の音楽はベルリン市内の音楽愛好家た ちを中心に注目を集め、やがてハイドンやベートーヴェンなど後代の作曲家たちにも大きな影響を与えるものとなりました。ここではベルリンに 赴く前に書かれ長く父の作品と思われていたト短調のソナタのほか、大王に仕え始めて間もない時期までに綴られた作品を集め、当時の キーが少ない4分割モデルによるフルート4種を使い分けて、その独特な音楽世界の真相に迫ります。イタリア古楽界で多くのアンサンブルを 支えるチェロのマルコ・チェッカートを中心とするアカデミア・オットボーニの名手、マヌエル・グラナティエロの緩急巧みな吹き方は楽器と曲の造 形によく馴染み、チェンバロの味わいが映える八島 優のタッチ、豊かな情熱を感じさせるチェッカートの低音との一体感ある対話を通じ、音 楽の機微を細部まで鮮やかに浮き彫りにしてゆきます。

Gramola
GRAM-99274(1CD)
弦楽四重奏のための作品集
バッハ:フーガの技法 BWV 1080-コントラプンクトゥス I ニ短調
ハイドン: 弦楽四重奏曲 ニ長調「ひばり」 Op. 64-5 Hob. III:63- 第4楽章 フィナーレ Vivace
弦楽四重奏曲 変ロ長調 Op. 1-1Hob. III:1− 第2楽章 Adagio
モーツァルト:弦楽四重奏曲 ニ長調 K.575? 第3楽章 メヌエット Allegretto
メンデルスゾーン:カプリッチョ ホ短調 Op. 81
エルガー:ニムロッド(エニグマ変奏曲 第9変奏)(J. マイスル編)
ドヴォルザーク:弦楽四重奏のための糸杉第4番おお、私たちの愛は幸せではない」
シューマン:弦楽四重奏曲 イ短調 Op. 41-1- 第3楽章 スケルツォ Presto
プッチーニ:弦楽四重奏曲「菊」
ショスタコーヴィチ:バレエ『黄金時代』 Op. 22? ポルカ
ウェーベルン:Langsamer Satz 緩徐楽章 - 弦楽四重奏のために
バッハ:コラール前奏曲「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」 BWV 659
ウィーン・アリオーソSQ【マルテイン・クリメク(第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン)、リボル・メイスル(第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン)、ヴォルフガング・プロハスカ(Va)、ベネディクト・エンデルウェーバー(Vc)】

録音:2021年3月19日、5月26日、12月18日
「アリオーソ」の名を冠している通り「楽器を歌わせること」をモットーにするウィーン・アリオーソSQ。 1994年の結成以来、アンコールとして弾いてきたレパートリーから選んだ小品集です。しみじみとした味わいをも つ曲や、聴衆が微笑みそうな軽快な曲など、一晩のコンサートの感動を一層深めてくれそうな曲が揃っていま す。

CEDILLE
CDR-90000212(2CD)
NX-C10
フランスの弦楽三重奏曲集
アンリ・トマジ(1901-1971):ディヴェルティスマンの形式による弦楽三重奏曲*
ジャン・クラ(1879-1932):弦楽三重奏曲
エミール・グエ(1904-1946):弦楽三重奏曲
ジャン・フランセ:弦楽三重奏曲
ロベール・カサドシュ(1899-1972):弦楽三重奏曲*
ギュスターヴ・サマズイユ(1877-1967):トリオ形式の組曲*
ピエルネ:トリオ形式の小品集
ブラック・オーク・アンサンブル【デジレ・ルフストラート(Vn)、オーレリアン・フォルト・ペデルツォルト(Va)、デイヴィッド・カンリフ(Vc)
 
録音:2021年6月9-11日、2021年7月8日、2021年9月30日、2021年11月9日、2021年11月22日、2022年1月27日
*…世界初録音
シカゴを拠点に国際的に活躍する弦楽三重奏団「ブラック・オーク・アンサンブル」。この2枚組アルバムでは、2つ の世界大戦の間に書かれたスタイリッシュでウィットに富んだフランスの作品集を聴くことができます。 世界初録音を含む7つの作品は、そのほとんどが当時活躍したフランスのアンサンブル「パスキエ・トリオ」に献呈さ れたものです。プロヴァンス民謡を元にした美しいフィナーレが印象的なトマジの「ディヴェルティスマンの形式による 弦楽三重奏曲」、ブルターニュにもたらされたケルト音楽の影響が感じられるクラの三重奏曲、第二次世界大戦 の出征前夜に作曲されたというグエの三重奏曲、風刺の効いたピエルネの小品集など、どれも作曲家の個性溢 れる曲想を持っています。印象派風の神秘的な曲から、ジャズ風の軽やかな音楽まで様々な雰囲気を持つ音 楽をお楽しみください。 ペア・ノアゴーとヨーン・ストルゴーズ
CEDILLE
CDR-90000213(1CD)
NX-B04
サクソフォン作品集
1-4. スティーヴン・バンクス(1993-):Come As You Are*
5. デイヴィッド・マスランカ(1943-2017):Tone Studies:No.5Wie bist du, Seele 魂よ、お前はなんと美しく
6. ジョン・アンソニー・レノン(1950-):Distances Within Me
7-9. アマンダ・ハーバーグ(1973-):宮廷舞曲(ソプラノ・サクソフォンとピアノ版)**
10. エリヤ・ダニエル・スミス(1955-):アニムス(ソプラノ・サクソフォンとエレクトロニクス版)**
11-15. クリストファー・セローン(1984-):Liminal Highway(ソプラノ・サクソフォンとエレクトロニクス版)**
ジュリアン・ヴェラスコ(テナー・サクソフォン/アルト・サクソフォン/ソプラノ・サクソフォン)
ウィンストン・チョイ(P)
エリヤ・ダニエル・スミス(電子楽器)
クリストファー・セローン(電子楽器)

録音:2022年3月15-16日、2022年4月12-13日、3月3、5日
*…世界初録音
**…このヴァージョンによる世界初録音
Cedille Records創立30周年を祝して開催されたイヴェント「Emerging Artist Competition」の勝者、 サックス奏者のジュリアン・ヴェラスコ。ソプラノ、アルト、テナーサックスを自在に演奏するヴェラスコ、ソリストとしての 初アルバムは、彼が「今この瞬間の私の人生のさまざまな音楽的側面」を反映させるとともに「幸運にも、今の私 の周囲にいるユニークで素晴らしい人々」に敬意を表したプログラムを構成、現代のサクソフォンのために書かれた さまざまな作品を演奏しました。 アルバム・タイトルの元にもなった、世界初録音となるスティーヴン・バンクスの「Come As You Are」はアフリカ 系アメリカ人の宗教音楽に影響を受けた作品。またデイヴィッド・マスランカの「Tone Studies:No.5」はバッハ のコラールの旋律を元にしています。他にはジャズ・フュージョン風のアンソニー・レノンの「Distances within Me」、ルネサンスやバロックの宮廷舞踊を元にしたハーバーグの「宮廷舞曲」、そして作曲家たち自身も演奏に 参加するダニエル・スミスの「アニムス」とクリストファー・セローンの「Liminal Highway」。この全6作品が収録さ れています。 ペア・ノアゴーとヨーン・ストルゴーズ

IBS CLASSICAL
IBS-72022(1CD)
ロベルト・シエッラ(1953-):ピアノ作品集
リズムと音の研究(2017)
 エチュード第1番-第12番
抒情小品集(2018)
 第1番-第14番
若者のためのアルバム(2017)
マシュー・ベンクトソン(P)

録音:2021年10月24-27日
1953年プエルトリコ生まれの作曲家ロベルト・シエッラ。巧みなリズムと色彩感あふれる響きを駆使したオーケストラ作品で世界的に注目されています。この アルバムは3つのピアノ曲集を収録したもの。「ESTUDIOS RITMICOS Y SONOROS 」はショパンやリストの練習曲の伝統を継承した技巧的な作品 で、様々なテクニック、とりわけリズムを正確に刻むことが要求されています。14曲で構成された「PIEZAS LIRICAS 抒情小品集」はアルハンブラ宮殿をは じめとした多種多様な情景からインスパイアされた曲集。「ALBUM FOR THE YOUNG 若者のためのアルバム」はシエッラ自身の子供時代の思い出など が素朴な筆致で描かれています。 演奏するマシュー・ベンクトソンは音楽学者、作曲家としても活躍するピアニスト。現代音楽や演奏機会の少ない作品を好む彼は、ウィリアム・バードから ジェルジ・リゲティまで幅広いレパートリーを有しています。 ペア・ノアゴーとヨーン・ストルゴーズ

CPO
CPO-555521(2CD)
NX-D11
ベルトルト・ダムケ(1812-1875):室内楽作品集
ピアノ三重奏曲第2番ト短調 Op. 48
「La Demande」- ピアノのための性格的なアレグロ Op. 16
チェロ・ソナタ ニ長調 Op. 43
ピアノ三重奏曲第1番ホ長調 Op. 42
「La Veillee」 ヴァイオリンとピアノのための牧歌 Op. 38
「Les Saisons」 4つの性格的ピアノ小品 Op. 30
チェロとピアノのためのサロン風の2つの小品 Op. 39
ピアノ・トリオ・テン=ベルク - ヤン - シェーファー【イローナ・テン=ベルク(Vn)、ウェン=シン・ヤン(Vc)、ミヒャエル・シェーファー(P)】

録音:2021年1月2日、2021年3月29日、2021年8月4日
全て世界初録音
ドイツ、ハノーファー出身の作曲家ベルトルト・ダムケ。フランクフルトで神学を、その後フェルディナント・リースらから 音楽を学びました。10代でハノーファーの劇場ヴァイオリニストとなり、後には宮廷のヴィオラ奏者を務めながら、合 唱曲やオラトリオ、詩篇曲、カンタータを作曲。1840年代にサンクトペテルブルクに渡り、1853年まで在住。以 降、ブリュッセルを経て1859年にパリに移住、この地で生涯を終えます。パリではベルリオーズと親交を結び、ベル リオーズはダムケを「偉大な音楽家、芸術家」と呼んだということです。このアルバムに収録されているのは、パリの 国立図書館で発見され、2020年に出版されたダムケの室内楽の新版の楽譜による演奏。彼の作品に興味を 抱いていた名チェリスト、ウェン=シン・ヤンを交えた3人の演奏家たちによって、作曲からおよそ160年後にようやく 演奏、録音される運びとなりました。ベルリオーズが絶賛したダムケの作品は、一聴に値するものです。

Audite
AU-97772(1CD)
アルフレート・フーバー(1962-):室内楽曲集
(1)Impossibile〜チェロ、ピアノとパーカッションのためのソナタ Op.20
(2)Phi〜コントラバスとピアノのためのソナタ Op.27
(3)Pi〜ヴァイオリンとピアノのためのソナタ Op.32
(4)Plus Lucis〜ピアノ三重奏曲 Op.35
(3) エ ステ ル・ハフナー(Vn )、
(1) オトマール・ミュラー(チェロ)、
(2) ニーク・デ・グロート(Cb)、(1)マルティン・カーシュバウム( 打楽器 )、
(1)-(3)キャスリーン・クリッフェル(P)
(4)モルゲンシュテルン・トリオ【キャスリーン・クリッフェル(P)、ステファン・ヘンペウ(Vn)、エマヌエル・ウェーゼ(Vc)】

録音:(1)(2)2020年9月28日-10月2日ライディング、
(3)2020年8月31日クライネザール、
(4)2021年2月10-11日マリエンニュンスター
1962年生まれの作曲家アルフレート・フーバーの室内楽曲集。フーバーは医学と作曲を学び、2つの職業のキャリアを積んだ経歴の持ち主で、その音楽は独特 な構成、ジャズを思わせるリズム、そして打楽器も多用するのが特徴です。ここに収録された室内楽曲はどれも刺激的。しかし決して難解極めた音楽ではなく、様々 な要素が絡み合うのがクセになります。
作品27「ファイ(φ)」、作品32「パイ(π)」では、数字や数列の形式や比率を引き出した実に興味深い作品。一方、ピアノ三重奏曲 作品35は尊敬する作曲 家ベートーヴェンへのオマージュとして古典的なアプローチで主題を展開していきます。今後要注目の作曲家です! (Ki)

MDG
MDG-30722602(1CD)
ハイドン:弦楽四重奏曲集Vol.15
弦楽四重奏曲第22番ニ短調Op.9-4 Hob.III:22
弦楽四重奏曲第23(15)番変ロ長調 Op. 9No. 5, Hob.III:23
弦楽四重奏曲第24(16)番イ長調 Op. 9, No. 6, Hob.III:24
ライプツィヒSQ【シュテファン・アルツベルガー(Vn1)、ティルマン・ビューニング(Vn2)、イーヴォ・バウアー(Va)、ペーター・ブルンズ(Vc)】
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスOの首席奏者らにより、1988年に結成されたライプツィヒSQ。以後、彼らはSQとしての活動に専 念し、精緻なアンサンブルと正統的で明晰な解釈により、世界40ヶ国以上で賞賛を獲得しています。55人の作曲家の約200作品という膨大なレパートリーを持 つ彼らは、モーツァルト、ベートーヴェンから現代、編曲作品に至るまで幅広い作品を精力的に演奏しておりCDもすでに多数制作しています。現在進行中なのがハ イドンの弦楽四重奏曲全集。今回は、前作第14集(MDG-30722342)に続き、シュトルム・ウント・ドラング期に書かれた全6曲からなる作品9より残りの3 曲を収録しています。

FIRST HAND RECORDS
FHR-130(1CD)
ジョージ・クラム(1929-2022):作品集
夢の流れ(印象II)〜ヴァイオリン、チェロ、ピアノ、打楽器、グラスハーモニカのための(1976)
無伴奏チェロ・ソナタ(1955)
鯨の声〜フルート、チェロ、ピアノのための「鯨の声」(1971)
アンサンブル・ドリームタイガー
キャスリン・ルーカス(Fl)
アレクサンダー・バラネスク(Vn)
ロハン・デ・サラム(Vc)
ダグラス・ヤング(P)
ジェームス・ウッド(打楽器)

録音:1978年10月6日/オランダ、ミドルブルグ(ライヴ)
ジョージ・クラムが2022年2月6日に世を去った直後、ヒルフェルスムのKRO-NCRV放送から1978年オランダでのコンサート録音が発見されました。こ こには美しく独創的な『夢の流れ Dream Sequence』(1976)のヨーロッパ初演も収録されています。その貴重な音源のCD化。商業リリースとしては初出 です。

Coviello
COV-92211(1CD)
フラテッリーニのタンゴ
ミヨー:『屋根の上の牛』Op.58より フラテッリーニのタンゴ
ウジェーヌ・ボザ:フゲッタ - シシリエンヌ - リゴードン
プーランク:『城への招待』より タンゴ
アンリ・バロー:三重奏曲
アルフレード・バルビローリ:喜びのタンゴ / 官能のタンゴ / とても美しい
ピエール・ヴィスメール:セレナーデ
エルヴィン・シュルホフ:『5つのジャズ練習曲』より エドゥアルト・キュンネッケのためのタンゴ
マルティヌー:『ミニアチュアのフィルム』より タンゴ
マルク・ヴォーブルゴワン:三重奏曲
ストラヴィンスキー:タンゴ
トリオ・レザール【ステファン・エゲリング(オーボエ/ソプラノ&アルト・サリュソフォーン)、ヤン・クロイツ(クラリネット/ソプラノ、アルト&テナー・サリュソフォーン)、ステファン・ホフマン(ファゴット/バス&コントラバス・サリュソフォーン)】

録音:2021年5月14-17日フライブルク、エゲルザール
オーボエ、クラリネット、ファゴットからなるトリオ・ダンシュ編成による「トリオ・レザール」(蜥蜴のトリオ)。サックスのように一般化しなかった楽器、各種サリュ ソフォーンも用いているのが特徴です。
ミヨーの作品名にもなったパリの音楽キャバレー「屋根の上の牛 Le B?uf sur le toit」は、1920年代に芸術家、音楽家、知識人が集う場所でした。そこで はタンゴ、シャンソン、ジャズ、スウィング、伝統的なクラシック音楽など、あらゆる音楽が対等の立場で聴かれたといいます。その雰囲気を伝えるさまざまな作品 を収録したアルバムです。 (Ki)

POLYMNIE
POL-212165(1CD)
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ長調 Op.13
 ヴァイオリン・ソナタ第2番 ホ短調 Op.108
エリック・ラクルート(Vn)
ジャン=バティスト・フォンリュプト(P)

録音:2021年2月25-28日 フランス オー=ド=セーヌ県 セガン島
フランスのヴァイオリニスト、エリック・ラクルートの弾くフランクとフォーレのヴァイオリン・ ソナタ。エリック・ラクルートは 1976年生まれのフランスのヴァイオリニスト。パリ国立高等 音楽院の上級課程を修了。2003年からパリ国立歌劇場O(バスティーユ管弦楽 団)のソロ奏者を務めている。歌劇場で演奏しているためか、ラクルートのヴァイオリンは 温かみがあってよく歌い、そしてフランス近代からの伝統を色濃く残している。ジャン= バティスト・フォンリュプトのピアノもフランス的香りが豊かで、かつ作曲当時はこれらのソ ナタが伴奏においても非常に斬新だったことを思い出させるだけの積極性のあるもの。 これら3曲をまとめたCD としては出色の出来栄えではないだろうか。 ※解説の日本語訳あり。なお二人の名前は、エリック・ラクルー、ジャン=バティスト・フォン リュープ、フォンルーなどともカナ表記されるが、ここでは日本語訳の表記に従っている。 ※80分強の超長時間収録です。再生機器の環境にご注意ください。
POLYMNIE
POL-211164(1CD)
アンゲラン・リュール:チェロ作品集
リュール(b.1975):ラプソディ LWV50
 堂々とした組曲 LWV87c
 シシリエンヌとスケルツォ LWV170
 悲歌 LWV209/主題と変奏 LWV219
ブランダン(1893-1966):ロマンティックな小品
ゼバスティアン・ヴァン・カイク(Vc)
ベルトラン・ブライヤール(Vc)
アンゲラン=フリードリヒ・リュール=ドルゴルキー(P)

録音:2012年5月,2021年6月 フランス オーブ県 トロワ
POLYMNIE レーベルではすっかりおなじみのピアニスト、作曲家、アンゲラン=フリードリヒ・ リュール=ドルゴルキー(このCD では作曲家としてはアンゲラン・リュール名義)のチェロとピア ノのための作品集。チェロ奏者の一人に、今注目のフランスの四重奏団、ヴァン・カイク四重奏 団のチェロ奏者、セバスティアン・ヴァン・カイクが参加している。彼の独奏 CD は十数年ぶりの はず。ここではリュールの作品は擬バロックもしくは擬古典のものが多く、ヴァン・カイクの美音 が生きている。エミール・ブランダン(1893-1966)はリュールの親戚(great-granduncle 曽祖父 か曽祖母の兄弟)だという。 なお日本では四重奏団が「ヴァン・カイック四重奏団」と表記されることが多いが、van Kuijk(オ ランダでは珍しくない姓)はヴァン・カイクと発音する。

GENUIN
GEN-22792(1CD)
「ジャズィッシモ」
ローゼンブラット(b.1956):カルメン幻想曲
ピアソラ:タンゴの歴史〜ナイトクラブ 1960
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ第2番 ト長調
ガーシュウィン:「ポーギーとベス」〜うちの人は逝ってしまった
コジョカル(b.1983):万華鏡
ミヨー:映画幻想曲 Op.58b(「屋根の上の牛」の原曲)
マティアス・ヴェル(Vn)
リリアン・アコポヴァ(P)

録音:2021年11月18-19日,2022年2月10日 ドイツ・フランクフルト・アム・マイン
ジャズの要素を盛り込んだクラシック音楽を集めている。「カルメン幻想曲」は、ハイ フェッツの演奏で有名なフランツ・ワックスマンのものではなく、ロシアの作曲家、アレ クサンドル・ローゼンブラット(1956-)の曲。元々はクラリネットとピアノのための曲だ が、作曲者自身がヴァイオリン用に編曲している。ビゼーの素材をモダンでお洒落な 音楽に仕立て直し、近年人気になっている。ヴラディスラフ・コジョカイ(1983―)はモ ルドヴァのチミシリア生まれのアコーディオン奏者。2003 年からミュンヘンを拠点に活 動している。マティアス・ヴェルと度々コンビを組んでいる仲間である。「万華鏡」は極 めてロマンティックな美しい小品。ミヨーの「屋根の上の牛」は有名だが、その原曲に あたる「映画幻想曲」は案外と録音が少なく、久々の新録音。 マティアス・ヴェルは、1993年、ミュンヘン生まれのヴァイオリニスト。彼の父はバイエル ンで絶大な人気を誇ったカバレットグルッペ、ビーアメーズル・ブロスンのヴェル3兄弟 の一人、ミヒャエル・ヴェルの息子。今や現代ドイツで最も注目されるヴァイオリニスト の一人だが、父のバンドの影響か、こうしたジャズ・テイストのクラシック音楽を引かせ ると借り物ではない生き生きした演奏を聞かせてくれる。リリアン・アコポヴァはウクライ ナ、キーウ生まれのピアニスト。天才少女として名を知られ、後にドイツに留学、ここで 活躍している。
GENUIN
GEN-22794(1CD)
レオ・ブローウェルとの出会い
ブローウェルb.1939):リエージュの思い出
ボセト(下絵,スケッチ)第1番
数世紀にわたるフォリア
プロヴァンスのラベンダー畑
時の戦い/タラントス/協奏的三部作
ルクス・ノヴァ・デュオ【リディア・シュミードル(アコーディオン) 、ホルヘ・パス・ヴェラステギ(G)】

録音:2021年10月5-8日 ドイツ ライプツィヒ
キューバの作曲家、レオ・ブローウェル1939-)のギター、アコーディオンの作品を集めた CD。ギター奏者でもあったブローウェルは多数のギター作品を書いているが、ギターとアコー ディオンのための作品はそれほど多くない。タンゴの要素が濃い作品が多いものの、総じて 刺激と憧れと同居した作風だ。 ルクス・ノヴァ・デュオ(新しい光の二重奏という意味)は、ペルーのギター奏者、ホルヘ・パス・ ヴェラステギと、ドイツのアコーディオン奏者、リディア・シュミードルによるデュオ。2012 年にバ ルセロナで結成され、現在はハンブルクを拠点に活動している。彼らはブローウェルから絶賛 されており、その期待に応えた見事な出来栄えだ。
GENUIN
GEN-22796(1CD)
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第5番ニ長調Op.102-2
ブラームス:チェロ・ソナタ第2番ヘ長調Op.99
シューマン:アダージョとアレグロ 変イ長調Op.70
アントアネタ・エマヌイロヴァ(Vc)
エンドリ・ニーニ(P)

録音:2021年 ドイツ ロストック
ブルガリア生まれのドイツのチェロ奏者、アントアネタ・エマヌイロヴァのおそらく初の独奏 CD。7歳の時にドイツに移住、ベルリンで学んだ後、ニューヨークのジュリアード音楽学校に 留学。2007年から 2011年までケルン・ギュルツェニヒOの首席チェロ奏者を務めた 後、マーラー室内Oおよびオベロン・トリオのチェロ奏者として活動、特に後者でのチ ェロは注目を浴びていた。満を持してのソロ・アルバムは、ベートーヴェン、ブラームス、シュ ーマンというドイツ王道3曲。彼女のチェロは意外や渋めの音色でじっくり弾き込むタイプ。い ずれの曲でも手応えがあるが、特にブラームスの第2 番ソナタでの味わい深さは素晴らしい。 エンドリ・ニーニはアルバニア生まれのピアニスト。雄弁かつ巧みな伴奏で、エマヌイロヴァの チェロを弾き立てている。

Goodies
78CDR-3883(1CDR)
モーツァルト:弦楽四重奏曲第15番ニ短調 K.421 ブレックSQ【ハリー・ブレック(Vn1)、エドワード・シルヴァーマン(Vn2)、ダグラス・トンプソン(Va)、ウィリアム・プリースVc)】

英 DECCA K923/5
1940年3月5日ロンドン、ウェスト・ハムステッド、デッカ・スタジオ録音
リーダーのハリー・ブレック(1910-1999)はロンドン生まれ。9歳でヴァイオリン を始め、トリニティ音楽院に学び、その後プラハでオタカール・シェフチーク (1852-1934)の薫陶を得た。ハレOに入団しながらマンチェスター音楽大 学でアーサー・カテラルの指導を受け、1930年にBBC響に入団し1936年ま で在籍、退団後ブレック四重奏団を結成した。第2次世界大戦中にメンバーのシ ルバーマンが心臓病で、トンプソンが飛行訓練中に死去、プリースの兵役など でメンバー交代があったが1950年まで活動を続けた。一方、戦時中の1942年に ロンドン・ウィンド・アンサンブルを設立して指揮活動をはじめ、1949年には ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズを設立して、1984年まで首席指揮者を 務めた。 復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用 MC型カートリッジの上級モデル「ゼロSP 78rpm」(3mil 針)とコルグのNu 1DSD録音機を使用した。(グッディーズ)

Passacaille
PAS-1122(1CD)
ダッラーバコ(1710-1805):チェロ作品集
チェロ・ソナタ 変ホ長調 ABV37
チェロ二重奏曲 ヘ長調 ABV48
チェロ・ソナタ ト長調 ABV28
チェロ二重奏曲 イ短調 ABV49
二重奏曲 ト長調 ABV47
チェロ・ソナタ第6番ニ短調 ABV45
エリナー・フレイ(Vc)
キャサリン・ジョーンズ(Vc)
ミケーレ・パゾッティ(テオルボ)
フェデリカ・ビアンキ(Cemb)

録音:2022年4月4-6日/アントワープ、AMUZ
ジュゼッペ・クレメンテ・ダッラーバコ1710-1805)は、作曲家兼ヴァイオリニストとして有名なエヴァリスト・フェリーチェ・ダッラーバコ1675-1742) の息子。バッハが無伴奏チェロ組曲を作曲したのとほぼ同時期に、ミュンヘンでチェロを習いながら、少年時代を過ごしていました。そして高い技術を得た数 年後、1729年にボンのケルン選帝侯の宮廷でチェリストとして働き始めたのを皮切りに、ロンドン、パリ、ウィーンなどヨーロッパ各地を渡って名声を集めます。 そんな息子ダッラーバコのチェロ作品は、フランスの優雅さ、ドイツの論理性、イタリアの名人芸、すべてを兼ね備えるバラエティに富んだ曲想が魅力。古楽チェロの 名人パオロ・べスキに師事したカナダ系アメリカ人のチェロ&ガンバ奏者、エリナー・フレイによる深みのある演奏でお楽しみください。低音に寄った編成から、独 特の輝きが立ちのぼります。 (Ki)

Cybele
CYBELE-362203S
シモン・ラクス(1901-1983):チェロ作品集
3つの演奏会用小品(1933)/ソナタ(1932)
パッサカリア(ヴォカリーズ)(1946)
対話(1964)/鍛冶屋の娘(1964/2020)
アデ ル・ビッター(Vc)
ホルガー・グロショップ(P)
ミーシャ・メイヤー(Vc)
シモン・ラクス(1901-1983)はワルシャワ出身で、1926年からフランスに永住した作曲家。1941年にユダヤ人であることを理由に強制収容所に送られ ましたが、収容所のオーケストラで指揮をすることで生き延びることができました。このアルバムは彼のチェロとピアノ及び、2台チェロのための作品を収録してい ます。
CYBELEレーベルならではのバイノーラル録音を含む高品質SACDハイブリッド盤。 (Ki)

RUBICON
RCD-1099(1CD)
リフレクションズ〜ショスタコーヴィチ&バツェヴィチ
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第5番 変ロ長調 Op.92、
 24の前奏曲 Op.34より第5番、第10番、第14番、第15番、第16番、第17番、第24番(弦楽四重奏編)
バツェヴィチ:弦楽四重奏曲第4番
アムステルダム・デュドックSQ
「21世紀のSQとして、演奏する音楽の意味を探り、過去の音楽を現代の聴衆のために新たな意味をもって反映させる最善の方法を常に探し求めている」というオランダ・アムステルダムの知的なカルテット、アムステルダム・デュドック四重奏団。ブラームスの弦楽四重奏曲でRubiconデビュー(RCD1077)した彼らの最新盤は、本心を隠して作曲したことで有名な2人の作曲家、ショスタコーヴィチとバツェヴィチを組み合わせた、挑戦的で示唆に富む1枚。1940年代後半、ソ連政権によるポーランド人弾圧の直後に書かれたバツェヴィチの弦楽四重奏曲第4番は、民族音楽の影響に満ちており、それゆえ当局に「受け入れられた」作品です。彼らのアンサンブル名は、音楽をこよなく愛したオランダの著名な建築家ウィレム・マリヌス・デュドック(1884-1974)に由来し、英ガーディアン紙は彼らの「しなやかで生き生きとした音と構造と細部への注意深い感覚」を称賛しています。
RUBICON
RCD-1082(1CD)
シューベルト:弦楽四重奏曲第10番&第15番
弦楽四重奏曲第10番変ホ長調 D87/弦楽四重奏曲第15番 ト長調 D887
ジュビリーSQ
2006年にロンドンの王立音楽アカデミーで結成された気鋭のクァルテット、ジュビリーSQ。ハイドンの弦楽四重奏曲でデビュー(RCD1039)した彼らのセカンド・アルバムは、シューベルトの対照的な2つの四重奏曲を組み合わせた1枚!
第10番はまだ10代であったシューベルトの陽気で歌心に満ちた楽想が魅力的な作品、第15番はシューベルト最後の弦楽四重奏曲で、劇的、暴力的、内向的、無邪気など、さまざまな感情が表現された傑作です。彼らのグループ名はメンバーが住んでいたロンドンの地下鉄「ジュビリー線」から付けられており、ヴァル・ティドーネ(2010年第1位)、セント・マーティン(2013年第1位)、シマノフスキ2014年第2位)、トロンハイム(2013年第3位)などの国際コンクールで入賞。シュカンパ、ウィハン、チリンギリアンなどの名アンサンブルのマスタークラスに参加して研鑽を積んでいます。

Delphian
DCD-34277(1CD)
美しき夕暮れ〜ドビュッシー、プーランク、ラヴェル、サティ
ドビュッシーマチェイ・クワコフスキ編):美しき夕暮れ
ドビュッシー:チェロ・ソナタ
ドビュッシーマチェイ・クワコフスキ&ジョナサン・ウェア編):ミンストレル(前奏曲集第1巻第12曲)
サティクワコフスキ編):グノシエンヌ第1番〜第3番
ラヴェルクワコフスキ編):ヴァイオリン・ソナタ第2番 ト長調
ドビュッシークワコフスキ&ウェア編):レントより遅く
プーランク:チェロ・ソナタ
ラヴェル:ハバネラ形式の小品
マチェイ・クワコフスキ(Vc)、
ジョナサン・ウェア(P)

録音:2021年12月8日-10日、セント・マークズ監督派教会(エジンバラ)
1996年ポーランドのグダニスク生まれの若き有望チェリスト、マチェイ・クワコフスキがDelphianに登場!
2015年ルトスワフスキ国際チェロ・コンクール第1位、2017年エリザベート王妃国際コンクール入賞など実績で注目をあびるクワコフスキによる、オール・フランス・リサイタル・プログラム。ドビュッシーとプーランクのチェロ・ソナタ、ラヴェルの「ハバネラ形式の小品」の他はクワコフスキとジョナサン・ウェアらが自らアレンジしてこの夢のようなプログラムを作成。スペイン風のスタイル、ブルーズやジャズの要素、パリのカフェのユーモアなどが、ドビュッシーやサティの「グノシエンヌ」の秀逸なトランスクリプションに反映されています。チェロ・ファン、アレンジ・ファン要チェック!
Delphian
DCD-34231(1CD)
マシュー・ケイナー(b.1986):室内楽作品集
ピアノ三重奏曲/チェロのための組曲
クラリネット五重奏のための「夜に」
バセット・クラリネットのための「飛行研究」
ヴァイオリンとピアノのための「5つのハイランドの情景」
マーク・シンプソンバセット・クラリネット)、
ガイ・ジョンストン(Vc)、
ベンジャミン・ベイカー(Vn)、
ダニエル・レープハルト(P)、
マティアス・バルザット(Vc)、
ゴールドフィールド・アンサンブル

録音:20202年1月&1月、ケンブリッジ
1986年生まれ、ロンドンを拠点に活動する作曲家マシュー・ケイナーの室内楽作品集。2013年ロイヤル・フィルハーモニック協会の作曲賞を受賞したケイナーの初のソロ・アルバム。バセット・クラリネットとチェロのための長大なソロ作品は、それぞれマーク・シンプソンとガイ・ジョンストンという豪華なソリストが演奏。Delphianでデビュー作「1942」の成功を収めたベンジャミン・ベイカーとダニエル・レープハルトのデュオにチェリストのマティアス・バルザットが加わりピアノ三重奏曲を、クラリネット奏者のケイト・ロマーノが率いるゴールドフィールド・アンサンブルがクラリネット五重奏のための「夜に(At Night)」を演奏しています。

DUX
DUX-1854(1CD)
カロル・ラートハウス(1895-1954):室内楽作品集
アイネ・クライネ・セレナード(クラリネット、ファゴット、ホルン、トランペットとピアノのための)Op.23(1927)
パストラーレと舞曲(Vnとピアノのための)Op.39(1937)
秋の歌(クラリネットとピアノのための)(1941)
3つのイギリス歌曲(声楽とピアノのための)Op.48(1941-43)
Five Moods After American Poets(声楽とピアノのための)Op.57(1946)
Dedication and Allegro 'Hommage a Chopin'(Vnとピアノのための)Op.64(1949)
ラプソディア・ノットゥルナ(Vcとピアノのための)Op.66(1950)
カロル・ラートハウス・アンサンブル〔マルチン・ハワト(Vn)、マルチン・モンチンスキ(Vc)、ピオトル・ラト(Cl)、アレクサンドラ・ハワト(P)、他

録音:2021年7月8日-10日
ユダヤ系オーストリア人作曲家、カロル・ラートハウス(1895-1954)による室内楽作品集。シュレーカーの愛弟子であったラートハウスは、ベルリンで教鞭を執るなど大成功していましたが、ナチス台頭によってパリ、ロンドンそしてニューヨークへと移り住み作曲家として活躍しました。演奏するカロル・ラートハウス・アンサンブルはその名の通りラートハウスの音楽を今に伝えます。
DUX
DUX-1860(1CD)
アレンスキー&ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲集
アレンスキー:ピアノ三重奏曲第1番ニ短調 Op.32
ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第2番 ホ短調 Op.67
ヴァントケ(Vn)、
パヴェル・パナシウク(Vc)〕

録音:2021年10月31日-11月1日
チャイコフスキーがニコライ・ルビンシテイン追悼のために作曲した「偉大な芸術家の思い出に」と同様に、追悼音楽として作曲されたアレンスキーの「ピアノ三重奏曲第1番」。名チェリストであったカルル・ダヴィドフのために作曲されアレンスキーの代表曲のひとつです。
ショスタコーヴィチの「ピアノ三重奏曲第2番」も同じく追悼音楽としてイワン・ソレルチンスキーのために作曲されました。
ベラルティ・トリオはこれら2曲の追悼音楽を三人の卓越したテクニックとそれぞれの表現力でドラマティックに演奏しています。
DUX
DUX-1861(1CD)
ノスコフスキ&フランク:ヴァイオリン・ソナタ集
ジグムント・ノスコフスキ(1846-1909):ヴァイオリン・ソナタ イ短調
フランク:ヴァイオリン・ソナタ 変イ長調
アダム・ヴァグネル(Vn)、
ダリウシュ・ノラス(P)

録音:2021年3月
ポーランドの音楽界の重鎮、ジグムント・ノスコフスキ(1846-1909)のヴァイオリン・ソナタを収録!作曲家として活躍しつつも教育者として優秀だったノスコフスキは、実質的に20世紀活躍したポーランドの作曲家の指導者と言えます。その作品ジャンルは幅広く、管弦楽曲はもちろんオペラや室内楽、声楽にまでに及び、特にポーランドの作曲家の中で初めて交響曲を作曲したと考えられています。
ポーランドのヴァイオリニスト、アダム・ヴァグネルは、シレジア・フィルハーモニーSOを始めとして、いくつかのオーケストラでコンサートマスターを務めており、またソリストとしても活躍し、ポーランドの国内外で高い評価を得ています。

Signum Classics
SIGCD-727(1CD)
ウォルトン&ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲集
ウォルトン:弦楽四重奏曲イ短調
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第3番ヘ長調 Op.73
アルビオンSQ 〔タムシン・ウェーリー=コーエン(Vn)、エマ・パーカー(Vn)、アン・ベイルビー(Va)、ナサニエル・ボイド(Vc)〕

録音:2021年7月24日ー26日、サフロン・ホール(エセックス、イギリス)
1986年ロンドン生まれ、巨匠ルッジェーロ・リッチが「私がこれまで出会った中でもっとも才能のある若きヴァイオリニスト」と絶賛し、2016-2017シーズンのECHOライジング・スターズに選出された英国ヴァイオリン界の才女、タムシン・ウェーリー=コーエン。2019年2月には無伴奏リサイタルや読響との共演で来日公演も成功させたタムシン・ウェーリー=コーエンが2016年に結成したイギリスの若きアンサンブル、アルビオンSQ。
ドヴォルザークの弦楽四重奏曲集に続くSignum第4弾は、第二次世界大戦直後、ソビエト連邦とイギリスというまったく異なる社会的、および政治的世界を生きた作曲家たちが残した傑作をカップリング。2019-20シーズンにはワシントンのフィリップス・コレクションでアメリカ・デビューを果たし、オックスフォード・リーダー、ストラトフォード、ベルファストなどの著名な国際音楽祭にも出演するなど、国際舞台で急速に地位を確率し続ける若き玄人たちの磨き上げられたアンサンブルにご注目ください。

Audax Records
ADX-11202(1CD)
ブラームス&ゲルンスハイム:ピアノ四重奏曲集 Vol.2
ブラームス:ピアノ四重奏曲第2番 ホ長調 Op.25
ゲルンスハイム:ピアノ四重奏曲第3番 ヘ長調 Op.47
マリアーニ・ピアノ四重奏団〔フィリップ・ボーネン(Vn)、バーバラ・ブントロックVa)、ペーター=フィリップ・シュテムラー(Vc)、ゲルハルト・フィールハーバー(P)〕

録音:2021年12月11日-14日、南西ドイツ放送(SWR)スタジオ
フォーレとエネスコ師弟のピアノ四重奏曲を探求したアルバム「イデー・フィクス」(Vol.1:GWK146/Vol.2:GWK138)などを録音してきたマリアーニ・ピアノ四重奏団の新プロジェクト、ブラームス&ゲルンスハイムのピアノ弦楽四重奏曲集第2弾が登場!
ブラームス作曲の「ドイツ・レクイエム」をゲルンスハイムが幾度となく指揮したことをきっかけに友情を深めていった二人の作品を組み合わせたこのプロジェクトの第1弾(ADX13780)は、ICMA(国際クラシック音楽賞)2022の室内楽部門にもノミネートされるなど高い評価を得ました。重厚で交響曲の響きを持つようなブラームスと、軽妙でバランスの取れたゲルンスハイムのピアノ四重奏曲の対比も楽しめるこのプロジェクト。対照的な二人の作品を同時収録することで、より二つの作品の魅力に気づかされることでしょう。
マリアーニ・ピアノ四重奏団は、ベルリン・フィルの奏者を務めるフィリップ・ボーネンを始め、いずれもソリストとして成功を収めたメンバーが四重奏団として奨学金を得て活動。洗練され且つ情熱的な演奏として評価が高く、2011年ドイツ音楽コンクールで注目を集めて以後、著名な音楽祭へ定期的に招聘され、欧州の主な室内楽演奏会場へ出演、2020年2月には人気真っ盛りのエルプ・フィルハーモニー室内楽ホールにデビューを果たしました。

CAvi music
85-53513(1CD)
ブラームス&コルンゴルト:ピアノ三重奏曲集
ブラームス:ピアノ三重奏曲第2番ハ長調 Op.87(1882)
コルンゴルト:ピアノ三重奏曲ニ長調 Op.1(1909/10)*
ファイニンガー・トリオ〔クリストフ・シュトロイリ(Vn)、ダヴィッド・リニカー(Vc)、アドリアン・オーティカー(P)〕

録音:2020年2月&6月*、ベルリン・フィルハーモニー室内楽ホール(ドイツ)
ベルリン・フィルのクリストフ・シュトロイリ、ダヴィッド・リニカーとスイスのピアニスト、アドリアン・オーティカーの3人で2005年に結成されたファイニンガー・トリオの新録音。これまでボヘミア、フランス、ロシアに焦点を当てたアルバムをリリースしてきた彼らですが、今作は昨年リリースされたブラームスのピアノ三重奏曲第3番とツェムリンスキーのピアノ三重奏曲を収録したアルバム(8553489)に続く、ブラームス・サイクルの第2巻という位置づけ。カップリングにはコルンゴルトのOp.1をチョイス。幼少期から多くの作品を世に送り出していたコルンゴルトが初めて作品番号を与えて出版されたピアノ三重奏曲は、弱冠12歳の少年による作品でありながら、既に作風が確立され、成熟した様式と性格を備えた驚くべき大作です。
Da Vinci Classics
C-00619(1CD)
アフレスコ・イタリアーノ〜チェロを伴う19世紀イタリアの音楽
ブゾーニ:小組曲 Op.23
チレア:ソナタ ニ長調 Op.38
マルトゥッチ:ソナタ嬰ヘ短調 Op.52
ルドヴィカ・ラナ(Vc)、
マッダレーナ・ジャコプッツィ(P)

録音:2021年11月、パラッツォ・チーゴラ・マルティノーニ(チーゴレ、イタリア)
3人ともイタリア出身であり、共通点も多いが相違点も多く、生年が同じブゾーニとチレア、そして10歳年上のマルトゥッチという「同世代」の作曲家たちの作品にフォーカス。
19世紀当時のイタリアにおいて、特にチェロとピアノのための重要品を残した数少ない音楽家である3人の決して演奏機会に恵まれていない佳作たちの再発見に誘うアルバムです。

Etcetra
KTC-1771(1CD)
スライディング・ドアーズ
フィンジ:「5つのバガテル」Op.23より「ロマンス」
ヘンデル
:「合奏協奏曲 変ロ長調」Op.3-2より「ラルゴ」
ロータ:クラリネット・ソナタ
ブゾーニ:エレジー、主題と変奏
フィンジ:「5つのバガテル」Op.23より「キャロル」
アンリ・ラボー:ソロ・ド・コンクール Op.10
プロコフィエフ:ヘブライの主題による序曲
マリーケ・フォス(Cl)、
カミエル・ボームスマ(P)、
アンサンブル
オランダのクラリネット奏者マリーケ・フォスによるクラリネット作品集。アムステルダム音楽院で学んだ彼女は、オランダ室内楽アンサンブルの創設メンバーであり、室内楽を中心にオランダ国内外で活躍しています。今作ではピアノ奏者のカミエル・ボームスマの他、複数の弦楽器奏者たちと共演し素晴らしい演奏を展開しています。

PRAGA DIGITALS
PRD-250424(1CD)
チャイコフスキー:弦楽六重奏曲ニ短調Op.70「フィレンツェの思い出」
シェーンベルク:浄夜Op.4(弦楽六重奏版)
オイストラフQ【アンドレイ・バラーノフ、ロディオン・ペトロフ(Vn)、フョードル・ベルギン(Va)、アレクセイ・ジーリン(Vc)】、ダニール・アヴストリフ(Va)、アレクサンドル・ブズロフ(Vc)

録音:2019年8月4-7日/フラジェ・スタジオ(ブリュッセル)
2012年にエリザベート王妃国際コンクール、ヴァイオリン部門で優勝したアンドレイ・バラーノフ率いるオイストラフ四重奏団。彼らが二人のロシアの名手をゲス トに六重奏に拡大、チャイコフスキーとシェーンベルクの名作に挑戦しました。
何より驚かされるのはチャイコフスキー作品でのテンションの高さ。バラーノフのメロディの表情豊かな歌い回しはロシア人ならではですが、一糸乱れぬアンサン ブルが恐ろしいほど。
チェロのゲスト奏者アレクサンドル・ブズロフはナタリヤ・グートマンの愛弟子でソリストとして注目されていましたが、2020年11月8日に脳梗塞のため38 歳で急逝、ロシア楽壇に大きな衝撃を与えました。そのおよそ1年前、彼最後の録音でもありますが、鬼気迫るものを感じさせます。
シェーンベルクの「浄夜」は室内楽版。濃厚かつ意味深長な表現で、近年禁欲的で柔らかな解釈が多いなか、独特な存在感を示します。六重奏ながら弦楽合奏の ような豊かな音量に驚かされます (Ki)

CONTINUO Classics
CC777-746(CD)
タネーエフ&プロコフィエフ
(1)タネーエフ:2つのヴァイオリンとヴィオラのための三重奏曲ニ長調Op.21
(2)タネーエフ:弦楽三重奏曲ニ長調
(3)プロコフィエフ:2つのヴァイオリンのためのソナタ ニ長調Op.56
(4)プロコフィエフ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ニ長調Op.115
ワンミュージック・インターナショナル・アンサンブル【クリストフ・ジョヴァニネッティ(Vn)(1)(2)(3)、リ・イビン(Vn)、(1)(3)(4)、ピエール=アンリ・ゼレブ(Va)(1)(2)、フィリップ・ミュレール(Vc)(2)】

録音:2022年1月/ヴィヴァルト・スタジオ。ラサール・シティ(南フランス)
ワンミュージック・インターナショナル・アンサンブルは中国出身のヴァイオリニスト、リ・イビン(李?彬)の主導で2011年に始まった「ワンミュージック・イン ターナショナル」の演奏団体。室内楽の普及と発展を目的とし、コンサートのみならずマスタークラス、公開リハーサル、各界の文化人とのディスカッションを行う活 動をしています。1度にひとつのプロジェクトを作ろうという発想からワンミュージックという名が生まれました。
その中心メンバー4名、リ・イビンのほかヴァイオリンのクリストフ・ジョヴァニネッティとヴィオラのピエール=アンリ・ゼレブ、チェロのフィリップ・ミュレールで タネーエフとプロコフィエフの室内楽4篇を披露。タネーエフとプロコフィエフは35年の世代差がありますが、幼いプロコフィエフの才能に気づいた母がタネーエフ に相談しに行ったところ、弟子のグリエールを紹介してくれたことで、孫弟子となりました。
どれもがあまり聴く機会のない作品ですが、構成の確かさとメロディを味わえます。ワンミュージック・インターナショナル・アンサンブルの演奏は技術の確かさ に加え、室内楽の楽しさをたっぷり味わわせてくれます。ことにプロコフィエフの2篇がこんなに魅力的だったかと驚かされます。 (Ki)

ANALEKTA
AN-28929(1CD)
金管五重奏によるクラシック作品集
ハチャトゥリアンバズ・ブラス編):剣の舞 〜『ガイーヌ』より
デュカス1エンリコ・O. ダストゥス編):魔法使いの弟子
サン=サーンスフランソワ・ヴァリエール編):死の舞踏
ガーシュウィン1フランソワ・ヴァリエール編):キューバ序曲
ルー・ポラック(スティーヴ・クーパー編):ザッツ・ア・プレンティ
クロード・ボラン(1ジャヴィエ・セバスティアン・アセンシオ編): アレーグル 〜『トゥート組曲』より
ピアソラジャヴィエ・セバスティアン・アセンシオ編):天使のミロンガ
  モントリオール午前零時(メドレー)
 フーガと神秘〜ブエノスアイレス午前零時〜ブエノスアイレスの秋〜ブエノスアイレスの春〜天使の死
バズ・ブラス【フレデリク・ガニョン(Tp)、シルヴァン・ラポワント(トランペット、フリューゲル・ホーン)、パスカル・ラフルニエール(Hrn)、ジャゾン・ド・カリュフェル(トロンボーン、ユーフォニアム)、シルヴァン・アルスノー(バス・トロンボーン、エレキ・ベース)

◎ゲスト
ジョナタン・オルデンガルム(Org)
ヴァレリー・ミロ(Hp)
フィリップ・チュウ(P)
コリンヌ・ルネ(ヴィブラフォン)
アラン・バスティアン(ドラム)
ジェレミー・デゾルニエトロンボーン、ユーフォニアム)

録音:2021年5月-2022年5月 モントリオール&ミラベル
2002年に結成されたバズ・ブラスはチューバの代わりにバス・トロンボーンを用いた、往年の「アメリカン・ブラス・クインテット」スタイルの金管五 重奏団。彼らのトータル8枚目、ANALEKTAレーベルでは3枚目となるアルバムは、カナダのミュージシャンたちをゲストに迎え、クラシックの名 曲からジャズの要素を盛り込んだボラン(ボリング)の作品、そしてピアソラまで幅広く収録しています。金管楽器の勢いや力業には偏らない、 バランスよく緊密なアンサンブルをお楽しみいただけます。 

ALPHA
ALPHA-884(1CD)
シューベルト:ピアノ三重奏曲 第1番 変ロ長調 Op. 99D 898
ピアノ五重奏曲 イ長調 「鱒」 D 667
ブッシュ三重奏団【マティウ・ファン・ベレン(Vn)、オリ・エプスタイン(Vc)、オムリ・エプスタイン(P)】
ダニエル・パルミツィオ(Va)
ナオミ・シャハム(Cb)

録音:2020年12月、 2021年1月ムジークハーフェン、ザーンダム、オランダ
2012年にロンドンで結成されたブッシュ三重奏団。メンバーのマティウがアドルフ・ブッシュの所有していたグァダニーニのヴァイオリンを使用して いることから、この名ヴァイオリニストの名前を冠しています。ALPHAレーベルで、ドヴォルザークのピアノを含む室内楽作品全集を完結させた 彼らが、続いて取り組んでいるシューベルトの第2弾。「冬の旅」などと同時期の作品ながら伸びやかな美しさを湛えたピアノ三重奏曲第1 番、二十代前半に書かれ活き活きとした曲想と親しみやすいメロディで広く人気のピアノ五重奏曲「鱒」を収録。彼ららしく起伏に富んだ 瑞々しい演奏で、これらの作品の魅力を最大限引き出しています。「鱒」で共演のダニエル・パルミツィオは数々のコンクールで入賞し、ソリス トとして活躍するヴィオラ奏者、指揮者。バッハのヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ(ヴィオラ版)とブラームスのヴィオラ・ソナタを集めた録音(Zefir Records)などで高く評価されています。ナオミ・シャハムはゲヴァントハウス管のコントラバス奏者を経て、ブタペスト祝祭管、マーラー・チェン バー、ウエスト・イースト・ディヴィアン管などで活躍しています。
ALPHA
ALPHA-873(1CD)
メンデルスゾーン弦楽四重奏曲全集 第1集 〜第1-3番
弦楽四重奏曲 第2番イ短調 Op. 13
弦楽四重奏曲 第1番変ホ長調 Op. 12
弦楽四重奏曲 第3番ニ長調 Op. 44-1
ヴァン・カイックQ【ニコラ・ヴァン・カイック(Vn)、シルヴァン・ファーヴル=ビュル(Vn)、エマニュエル・フランソワ(Va)、アンソニー・コンドウ(Vc)】

録音:2021年7月 アルスナル・ドゥ・メス、フランス
2012年にフランスで結成され、2015年にはウィグモア・ホール国際弦楽四重奏コンクールで優勝、ALPHAレーベルからモーツァルトを軸に 次々とアルバムをリリースし、2019年春には初来日も成功させたヴァン・カイック四重奏団が、メンデルスゾーンの弦楽四重奏曲全集に臨み ます。第1弾には第1番から第3番までを作曲順に収録。作曲家十代後半の作品で当時まだ冒険的であった短調で書かれた第2番、二 十歳の頃に書かれ第2番同様ベートーヴェンの影響が強い第1番、作曲家として演奏家として多忙な日々を送っていた二十代の終わりに 書かれた3曲のうちの1曲である第3番。ヴァン・カイック四重奏団は、若き日の2作品の瑞々しさと第3番の充実ぶりを、彼ららしい流麗な音 楽の語り口と躍動的な表現で聴かせます。
ALPHA
ALPHA-881(1CD)
『ザ・ホィール』 〜キャロライン・ショウ室内楽作品集
キャロライン・ショウ(1982-):1000個めのオレンジ 〜ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとピアノのための
ギュスターヴ・ル・グレイ 〜ピアノ独奏のための
ザ・ホィール 〜ピアノとチェロのための (イ・ジャルディーニ委嘱作品)
ボリス・ケルナー〜チェロとフラワー・ポッド(植木鉢)のための
あなたの御手に 〜チェロ独奏のための
石灰岩と石綿 〜チェロとヴィオラのための
イ・ジャルディーニ【岡田修一(Vn)、レア・エンニーノ(Va)、ポーリーヌ・ビュエ(Vc)、南 恵理子(パーカッション)、ダヴィド・ヴィオリ(P)】

録音:2021年10月ダリウス・ミヨー音楽院オーディトリアム、エクサン・プロヴァンス、フランス
1982年に生まれ、ニューヨークを拠点としてヴォーカル、ヴァイオリン、作曲、プロデュースで活躍するキャロライン・ショウ。2013年作曲の「8 声のためのパルティータ」でピュリッツァー賞を最年少で受賞、2020年のグラミー賞ではアルバム「オレンジ」が最優秀室内楽・小編成アンサン ブル・パフォーマンス賞を受賞し、今アメリカで最も話題となっている若手作曲家の一人です。ここではフランスを中心に活躍するアンサンブ ル、イ・ジャルディーニのメンバーによる室内楽作品を収録。どの作品も美しく、抒情性の中に前衛性やジャズ、エスニックなどの要素をスパイ スのように効かせており、聴きやすいだけでなく、凝った音がたいへん興味を引く音楽となっています。素焼きの植木鉢を音程別に並べ堅いマ レットで叩く独特な楽器が活躍する作品も収録。

KLARTHE
KLA-131(1CD)
4台のアコーディオン版「幻想交響曲」
ベルリオーズトロセ編):幻想交響曲(4台のアコーディオン版)
エオリーナ四重奏団【アンソニー・ミレット、ティボー・トロセ、ヨアン・ジュエル、テオ・ウルド(アコーディオン】

録音:2021年4月/ヴィルファヴァール農場ホール
有名曲を他楽器で演奏する編曲は、人々の好奇心をくすぐるせいか根強い人気があります。ベルリオーズの幻想交響曲といえばリストによるピアノ独奏用編曲が 有名ですが、どうしてもオーケストラのインパクトが強すぎる作品ゆえ、他の形態をほとんどイメージできなくなっているといえます。
その高峰・幻想交響曲を4台のアコーディオンで奏してしまおうという試みが当アルバム。もちろん完全版で演奏時間約51分。演奏者のひとりティボー・トロ セによる編曲で、楽器の性能と効果を熟知しているだけに予想を超える素晴らしさとなっています。
第1楽章冒頭から違和感なし。オルガンのようなシンセサイザーのような不思議な音世界に引き込まれます。ベルリオーズのメロディは音を長く伸ばすものが多 く見られますが、声や管楽器と同じく空気の力で音を出すアコーディオンは、ピアノよりも原曲のイメージを損なうことなく再現しています。
第2楽章のハープや第3楽章の遠雷、終楽章の鐘などアコーディオンのイメージから遠い楽器も独特のアイディアで説得力満点。第4楽章「断頭台への行進」の 物凄い迫力も聴きものです。第2楽章のワルツはフランスのアコーディオン、ミュゼットを彷彿させさえしてオシャレ。
幻想交響曲は1830年に作曲され、3年後に改訂されました。アコーディオンの起源は諸説ありますが、1820年代といわれています。いわば同時代のものな がら200年後にようやく共演を果たしたと申せましょう。
エオリーナ四重奏団はパリ音楽院卒業生により結成されたアコーディオン四重奏団。現代作品のほか、ムソルグスキーの「展覧会の絵」、チャイコフスキーの「悲 愴」、マーラーの4番など予想もしない作品をこの形態に移しています。要注目の団体です! (Ki)

La Dolce Volta
LDV-101(1CD)
ドヴォルザーク:「アメリカ」、8つのワルツほか
8つのワルツ op.54(第1番および第4番/ドヴォルザークによる編曲。第2,3番および5-8番/イジー・カバートによる編曲(2020年))
弦楽四重奏曲断片 ヘ長調 B.120
弦楽四重奏曲 ヘ長調 op.96B179「アメリカ」
ターリヒSQ【ヤン・ターリヒJr、ロマン・パトフカ(Vn)、ラディム・セドミドブスキ(Va)、ミヒャエル・カニュカ(Vc)】

録音:2022年3月4-6日、サウス・チェコ・フィルハーモニー
※日本語解説付
世界トップクラスのSQとして50年以上の歴史をもつターリヒSQ。チェコの室内楽音楽は彼らなくしては語ることができないといえるでしょ う。そんな彼らによる、「アメリカ」そして、8つのワルツ全曲(2曲はドヴォルザーク編曲、6曲は2020年にパヴェル・ハースSQの元メンバーでもあ るイジー・カバートによる編)、弦楽四重奏曲断片、という充実のプログラムによる新譜の登場!
8つのワルツはもともとはピアノ曲で、ピアノ四手のための「スラヴ舞曲集」に匹敵する人気と楽譜の売り上げを誇りました。その中でも当時人気を博した2曲 をドヴォルザーク自身が芸術家協会の演奏会のために、弦楽四重奏に編曲しました。民族的な躍動感に満ちた魅力的な作品です。のこる6曲は2020年の編曲で すが、原曲の魅力を最大限に引き出しています。弦楽四重奏断片は、ワルツと同時期に書き始められたものの、第1楽章のみ残され、生前は出版されることはな かった作品。ウェーバーの『魔弾の射手』のアガーテのアリアが印象的に引用されています。
ターリヒSQは、1964年、プラハ音楽院で学んでいたヤン・ターリヒJr.によって設立されました。1919年から1939年までチェコ・フィルの首席 指揮者を務めた叔父のヴァーツラフ・ターリヒにちなんでターリヒの名がグループ名につけられました。幅広い音楽活動やレコーディング活動を経ながら、すべて のメンバーは現在は入れかわっています。現在のファースト・ヴァイオリンのヤン・ターリヒ・ジュニアは創設者の息子です。また、昨シーズンから、パヴェル・ハー スSQのヴィオラ奏者でもあったラディム・セドミドブスキが加わっています。 (Ki)

Challenge Classics
CC-72912(1CD)
静寂から静寂まで
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ 遺作 イ短調(マシェレル編フルート版)
プーランク:フルート・ソナタ FP164
ピエルネ:フルート・ソナタ Op.36
マルタン:フルートとピアノのためのバラード
ヘレナ・マシェレル(Fl)
ヴェロニカ・クイケン(P)

録音:2021年2月2-5日/スイス、ベルムント、ラ・プレリー文化センター
バーゼルSOソリストやヴェルビエ祝祭Oメンバーを務め、他にも数々のオーケストラと共演しているスイスのフルート奏者、ヘレナ・マシェレルによ る1900年前後の美しいフルート作品集です。プーランク、ピエルネ、マルタンの楽曲はどれもフルートの魅力を大いに引き出した名品。ラヴェルのヴァイオリン・ ソナタの編曲版も楽器の音色にぴったりで違和感なく聴き惚れてしまいます。ピアノ伴奏はシギスヴァルト・クイケンの息女ヴェロニカ。モダンピアノによる録音は 珍しいですが、フルートと溶け合うように、美しく共演しています。
「録音とはいわば〈凍結〉されたものですが、私たちは音楽の〈生々しさ〉〈息づかい〉を引き出したいと願っています。作曲というのは子供と同じで、作曲家も また作品を支配するのではなく、世に送り出すだけで、作品自体が、独立して生きているのですから。」(ヴェロニカ・クイケン)

arcantus
ARC-20022(1CD)
ベートーヴェン:弦楽三重奏曲第1番変ホ長調 Op.3
弦楽三重奏曲第4番ニ長調 Op.9-2
弦楽三重奏曲第5番ハ短調 Op.9-3
弦楽トリオZPR【セシリア・シリアクス(Vn)、ヨハンナ・ペルソン(Va)、カティ・ライチネン( チェロ)】

録音:2017年10月/ヴェステロース・コンサートホール(スウェーデン)
1999年の結成以来、積極的な演奏活動を展開する「弦楽トリオZPR」。バッハのゴルトベルグ変奏曲およびモーツァルトのディヴェルティメントの録音で 多くの賞を受賞しています。当アルバムではベートーヴェンの弦楽三重奏曲から第1番、第4番、第5番を演奏。「この弦楽三重奏曲は私が今まで書いた中で最高 の作品だ!」とベートーヴェン自身が語っていた初期の傑作を弦楽トリオZPRの精緻な演奏で聴けるのは嬉しい限りです。 (Ki)

SOMM
SOMMCD-0658(1CD)
NX-B04
ピアノ・トリオによるストラヴィンスキー、ラヴェル
ストラヴィンスキー: 『プルチネッラ』組曲(R. バーチャル編)…世界初録音
リチャード・バーチャル(1984-):輪郭…世界初録音
キャロライン・ショウ(1982-):Gustave Le Gray
ギュスターヴ・ル・グレイ(A. イム編) …世界初録音
シェリル・フランシス=ホード(1980-):My Fleeting Angel わが儚い天使
ラヴェル:『ダフニスとクロエ』から情景(D. ノッツ編) …世界初録音
ミネルヴァ・ピアノ・トリオ【アニー・イム(P)、ミハウ・チヴィジェヴィチ(Vn)、リチャード・バーチャル(Vc)】

録音:2022年1月22-23日
2013年に結成されたミネルヴァ・ピアノ・トリオのデビュー・アルバム。「完璧な技術、高い成熟度、集中力、作品 への共感とエネルギーが感じられる」と高く評価される彼らは、このアルバムでストラヴィンスキーとラヴェルの代表 作と、3人の現代作曲家バーチャルとホード、ショウの作品を演奏、フランシス=ホード以外の作品は、どれも新 たなアレンジを施した世界初録音となります。

Solo Musica
SM-409(1CD)
NX-B03
カゼッラ/ラフマニノフ/山田耕筰:作品集
カゼッラ:シシリエンヌとブルレスケ Op. 23
ラフマニノフ:悲しみの三重奏曲第2番 ニ短調 Op. 9
山田耕筰:赤とんぼ(P三重奏編、冒頭にドイツ語と日本語による歌詞朗読付き)
ターリストリオ【エリーザ・グンマー(Vn)、岡田琢朗(Vc)、ヴェンツェル・グンマー(P)】

録音:2021年10月13-14日、2022年1月8日
ヴェンツェル&エリーザ・グンマー兄妹と堺市出身でチェリストの岡田琢朗が2011年に結成したピアノ・トリオ「ターリストリオ」。2012年のデビュー・コンサート で絶賛されて以来、ドイツを中心にオランダ、スイス、日本まで活動の幅を広げています。結成10年の節目に録音した当アルバムの解説では、収録した3 作品の魅力を、20世紀初頭における前衛的なネオクラシックの踊り(カゼッラ)、チャイコフスキーの死がもたらした衝撃と創作への霊感(ラフマニノフ)、日本 人の心の奥底に眠る、幼少時代に見た沈みゆく夕日(赤とんぼ)と述べています。洗練されたアンサンブルと豊かな情感の表出をお楽しみください。 ※ブックレットにはヴェンツェル・グンマー(岡田琢朗訳)による日本語解説が掲載されています。

ALBANY
TROY-1903(1CD)
「Ambiguous Traces(曖昧模糊)」〜パン・パシフィック・アンサンブル
ナロング・プランチャローン:「曖昧模糊」
ケンジ・バンチ:「ブリス・ポイント」
イプ・ホ・クウェン・オースティン:木管五重奏曲「鷲の眼」
チョン・キー・ヨン:「ラビリンスII」
デイヴィッド・ジャーヴィス:「ウィンウッド・プロジェクト」
陳怡(チェン・イー):木管五重奏曲第3番「中国の西からの組曲」
パン・パシフィック・アンサンブル【ソフィア・テガート(Fl) 、ケリ・E.マッカーシー(Ob) 、シャノン・スコット(Cl) 、マイケル・ガーザ(Fg) 、マーティン・D.キング(Hrn)】

録音:2018年12月/2020年1月
アジア系作曲家の演奏にこだわるパン・パシフィック・アンサンブルの ALBANY レーベルへ の第3弾(既発売は TROY1768、TROY1772)。今回もタイ、中華系アメリカ人、日系アメリカ人、 香港などアジア系の作曲家による木管五重奏曲集。それぞれの出自、民族性を活かした様々 な作品が聴ける、さながらアジアのおもちゃ箱といった趣の内容。パン・パシフィック・アンサン ブルは中国、東南アジア、アメリカの作曲家に作品を委嘱し、文化の架け橋となるべく結成され たグループ。

GRAND SLAM
GS-2278(2CD)
シューベルト:ヴァイオリンとピアノのための作品集
幻想曲 ハ長調 D.934Op.159
ロンド ロ短調 D.895Op.70
ソナチネ 第3番ト短調 D.408Op.137-3
ソナチネ 第2番イ短調 D.385Op.137-2
二重奏曲(ソナタ)イ長調 D.574Op.162
ソナチネ 第1番ニ長調 D.384Op.137-1
ミシェル・オークレール(Vn)、
ジュヌヴィエーヴ・ジョワ(P)

録音:1962年9月29日〜10月1日スタジオ・オシュ(パリ)
使用音源:Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より 
 オークレールとジョワが1962年に収録したシューベルトの「ヴァイオリンとピアノのための作品集」は、気品溢れるオークレールのヴァイオリンと明晰なタッチに よるジョワのピアノが融合された極上の逸品として、今もなお根強い人気を誇っています。今回入手した2トラック、38センチのオープンリール・テープは、磁気 テープの宿命であるゴーストがわずかに認められるものの、その鮮度、瑞々しさ、情報量の多さは全く驚くべきものでした! 既存のディスクとの違いは、どんな再 生装置であろうとも、その差は歴然とするはすです。だまされたと思って試してみてください。  また、オークレールは公演での来日はありませんでしたが、その昔、来日が計画されていました。その証拠も解説書に掲載しています。なお、録音データはアメリ カのディスコグラファー、マイケル・グレイ提供によるものです。(平林 直哉)

Resonus
RES-10305(1CD)
NX-B05
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲集 Op. 1
ピアノ三重奏曲 変ホ長調 Op. 1No. 1
ピアノ三重奏曲 ト長調 Op. 1No. 2
ラウティオ・ピアノ三重奏団【ジェーン・ゴードン(Vn)、ヴィクトリア・シモンセン(Vc)、ヤン・ラウティオ(フォルテピアノ)】

録音:2021年6月7-9日
このアルバムに収録された2曲のピアノ三重奏曲は、1793年から1795年頃にベートーヴェンが作曲した作品番 号1に含まれており、彼を庇護していたカール・リヒノフスキー侯爵に献呈されました。作品にはベートーヴェンの師 であるハイドンの影響が色濃く表れており、師譲りの疾走感あふれるリズムは、後にベートーヴェン室内楽作品の 特徴となるエネルギッシュなドラマ展開を、この初期作品においても高める効果を果たしています。 演奏するラウティオ・ピアノ三重奏団はピリオド楽器を用いて18世紀から19世紀作品を中心に演奏するアンサ ンブル。2016年に発表したモーツァルトの三重奏曲が高く評価されて以降、優れたアルバムを世に送り出すとと もに、近年はモダン楽器も操り、現代作曲家作品の初演も数多く行うなど活動の幅を広げています。

En Phases
ENP-009(1CD)
ハイドン:弦楽四重奏曲 Op. 54「第1トスト四重奏曲集」
弦楽四重奏曲 ハ長調 Op. 54-2(Hob. III:57)
弦楽四重奏曲 ト長調 Op. 54-1(Hob. III:58)
弦楽四重奏曲 ホ長調 Op. 54-3(Hob. III:59)
プソフォスQ【マティルド・ボルサレッロ・エルマン、ブリュエン・ル・メートル(Vn)、セシル・グラッシ(Va)、ギヨーム・マルティニェ(Vc)】

録音:2022年 ソワソン(フランス北東部イル・ド・フランス地方)
大阪国際室内楽コンクールやヴィットリオ・グイ国際コンクールなどを賑わせ第一線に出たのが今から20年ほど前。世界的に活躍する弦楽 四重奏団が少なくないフランスにあって、現代作曲家たちとの仕事も数多く成功させながらも比較的堅実にキャリアを重ねてきたプソフォス四 重奏団ですが、これまでの録音が19世紀から新ウィーン楽派を経てニコラ・バクリ、マルク・モネといった現代作品中心だったところ、今回は大 きく古典派に舵を切ります。ハイドンの作品54は、ウィーンを中心に同業者たちに多大な刺激を与えた作品33の曲集(1781)の後に続く弦 楽四重奏曲ラッシュの時期に作曲されたものの一つで、作曲家がパリやロンドンなど諸外国の大都市で絶大な名声を築きつつあった頃の 作。手堅い曲作りと民俗音楽的気配が絶妙のバランスで同居する注目作です。プソフォス四重奏団の解釈はピリオド奏法にも通じるヴィブ ラートを控えた軽やかな推進力の中、聴き込むほどに精巧な解釈やニュアンスの妙が奥深く、聴きどころに事欠きません。ト長調の四重奏曲 Hob. III-58では彼らの導き手でもあるイザイ四重奏団の解釈と同様、冒頭からほどなく一般的な版とはやや異なる細部も聴かれる点が 興味深いところ。スル・ポンティチェロ(弦の極端に駒寄りの部分を弾く奏法)や、さりげないグリッサンドなど思わぬところで耳を惹く仕掛も繰り 出しもしながら、徹底して作品の様式感を裏切らない音作りはまさに温故知新、堅牢な構成の中に遊び心がいたるところに潜むハイドンの 音楽を、このうえなく面白く聴かせる彼らの未来がますます楽しみでなりません。

Gramola
GRAM-99269(1CD)
NX-B08
モーツァルト:後期ヴァイオリン・ソナタ集
ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 K. 481
ヴァイオリン・ソナタ 変ロ長調 K. 454
ヴァイオリン・ソナタ イ長調 K. 526
前田朋子(Vn&ピアノ)

録音:2021年8月26-28日…ピアノ・パート
2021年10月4-6日…ヴァイオリン・パート
3歳からヴァイオリンを、4歳からピアノを学び、双方の楽器を自在に操る彼女の夢は「いつか一人で二つの楽器を弾いて録音してみたい」ということでした。 そして新型コロナ感染症のパンデミック下、ピアノに向かう時間を持てた彼女は、録音技師アレクサンダー・グリューンの協力によって、モーツァルトの3つのソナ タでピアノとヴァイオリンを演奏するという夢をかなえることができたのです。彼女がこれらの曲を選んだ理由は、師であるパウル・バドゥラ=スコダへの思い出と 感謝、共に演奏した幸福感からということで、ソナタ変ロ長調 K.481ではバドゥラ=スコダ作のカデンツァを用いるという力の入れようからも、その思いは存分 に伝わります。 彼女はまずピアノ・パートを録音し、それに合わせてヴァイオリンを演奏。完成したこのアルバムはウィーンの週刊誌"Falter"で取り上げられた他、ウィーン放 送局のラジオ番組でも特集が放送され大好評を得ています。レーベルによれば、このような試みはアルテュール・グリュミオーの1959年録音以来とのことで す。
Gramola
GRAM-99249(1SACD)
NX-C01
ハンガリーの音楽集
レハール:ハンガリー幻想曲 Op. 45- ヴァイオリンとピアノのために
レハール:歌とチャールダーシュ - 喜歌劇「ジプシーの愛」(1910)
レオポルド・フォン・アウラー(1845-1930):Deuxieme Reverie 夢 第2番- ヴァイオリンとピアノのために(1901)
ヨアヒム(1831-1907):ロマンス Op. 2No. 1- ヴァイオリンとピアノのために
ポングラーツ・カチョー(1873-1923):「O csak ne volnek」 - 喜歌劇「Janos Vitez」より
ブラームス(1831-1907):ハンガリー舞曲 第1番 ト短調 WoO 1/1- ヴァイオリンとピアノのために
ブラームス:ハンガリー舞曲 第16番ヘ短調 WoO 1/16- ヴァイオリンとピアノのために
イェネー・フスカ(1875-1960):「Leila belep?je」 - 喜歌劇「Gul Baba」より
カール・ボーム(1844-1920):「La Zingana」 Op. 102- ヴァイオリンとピアノのために
ミスカ・ハウザー(1822-1887):チャールダーシュ、ハンガリーの無言歌 Op. 38No. 2- ヴァイオリンとピアノのために
エメリッヒ・カールマン(1882-1953):「Lied der Sylva」- 喜歌劇「チャールダーシュ侯爵夫人」より
フバイ:「Hejre Kati」 Op. 32/4- チャールダーシュの情景より
チャイコフスキー:瞑想曲 Op. 42 No. 1- 「懐かしい土地の思い出」より
ラフマニノフ:ハンガリー舞曲 Op. 6No. 2- サロン小品より
クライスラー:ジプシーの女 - ヴァイオリンとピアノのために
コダーイ:ハンガリー舞曲 - ヴァイオリンとピアノのために
トーマス・アルベルトゥス・イルンベルガー(Vn)
パヴェル・カシュパル(P)
ブリギッタ・ジモン(S)

録音:2020年9月15-16日
CD層 … Stereo
SACD層 … Stereo、サラウンド5.0
19世紀後半のブルジョワ・サロンではハンガリー由来の曲がしばしば演奏され好評を博していました。このアルバ ムではそんな古き良き時代のサロンを再現。フバイ、コダーイら生粋のハンガリーの作曲家の心沸き立つような小 品、おなじみブラームスの「ハンガリー舞曲」、レハール、カールマンの喜歌劇からのアリアまで歌も交えた選曲で聴 き手を魅了します。ヴァイオリンを演奏するイルンベルガーの美音がたっぷりと捉えられた高音質の録音も聴きどこ ろです。

Orchid Classics
ORC-100203(1CD)
NX-B03
ピエール・ジャルベール(1967-):室内楽作品集
弦楽四重奏曲第4番(2008)
エア・イン・モーション(2019)*
弦楽四重奏曲第6番(カンティクル)(2017)
エッシャーSQ【アダム・バネット=ハート(Vn)、ブレンダン・スペルツ(Vn)、ピエール・ラポワント(Va)、ブルック・スペルツ(Vc)】
キャロル・ウィンセンス(Fl)*

録音:2021年11月11-13日
前作「STRING THEORY」(ORC100177)がBBC Music Magazineで絶賛されたアメリカ在住のフランス系カナダ人作曲家、ピエール・ジャルベール。 このアルバムでは、彼と長らく良い関係を築いてきたエッシャーSQの演奏による3つの作品を聴くことができます。また「エア・イン・モーション」でフ ルートを吹くキャロル・ウィンセンスの活動50周年も祝しています。3つの作品はそれぞれ異なるインスピレーションから生まれており、弦楽四重奏曲第4番は 螺旋や波形、迷宮などからアイディアを得たといい、また弦楽四重奏曲第6番は、ベルのような音を出す小さな円盤を用いて、儀式を想起させる作品となっ ています。エア・イン・モーション」はタイトル通り、金属柱を通り抜ける空気の流れが作品の元になっています。 ペア・ノアゴーとヨーン・ストルゴーズ

LAWO Classics
LWC-1243(1CD)
オリ・ムストネン(b.1967):弦楽四重奏曲第1番(2016)
ピアノ五重奏曲(2014)
オリ・ムストネン(P)、エンゲゴール四重奏団〔アルヴィド・エンゲゴール(Vn)、アレックス・ロブソン(Vn)、ジュリエット・ジョプリング(Va)、ヤン・クレメンス・カールセン(Vc)〕

録音:2021年5月31日-6月1日&9月7日-8日、ソフィエンベルグ教会(オスロ)
ピアニスト、指揮者そして作曲家として多角的に活躍しており、度々来日していることからも(2022年10月にもピアニストとして来日予定)日本のクラシック・ファンからも馴染み深いオリ・ムストネンによる室内楽作品集。ムストネンは「弦楽四重奏曲は多くの作曲家にとって最も重要で意味のある作品に思える」と語っており、自身が作曲するにあたり、ベートーヴェンとバルトークから多大なる影響を受けたと言います。それは音楽家としてだけでなく、一人の人間としても同じであると述べています。ムストネンの弦楽四重奏曲は多くの困難を乗り越え「闇から光へ」と向かい、フィナーレを迎えます。
ピアノ五重奏曲の第1楽章はドラマティックで情熱的な構成になっており、ムストネンの交響曲第2番「ヨハネス・アンゲロス」(歴史小説から着想を得た作品)によく似ていると彼は語っています。第2楽章はパッサカリアに類似した変奏曲集から成り、終楽章で第2楽章の素材が使われつつ、賛美歌の断片のようなものを奏でながら、フィナーレへと向かっていきます。
エンゲゴール四重奏団は、シャーンドル・ヴェーグ率いるモーツァルテウム・カメラータ・アカデミカ(現カメラータ・ザルツブルク)のコンサートマスターを務めていたノルウェーの名手、アルヴィド・エンゲゴールが2006年に設立しました。これまでにLAWOレーベルからモーツァルトの弦楽四重奏曲集(LWC1219)をリリースするなど活躍しています。

TRPTK
TTK-0092(1SACD)
バッハ:フルート・ソナタ集
フルート・ソナタ ロ短調 BWV 1030
フルート・ソナタ ホ長調 BWV 1035*
フルート・ソナタ イ長調 BWV 1032
フルート・ソナタ ホ短調 BWV 1034**
アイシャ・ウィルズ(トラヴェルソ)、
アルテム・ベログロフ(ハープシコード、
クラヴィコード*)、
オクタヴィー・ドスタレール=ラロンデ(Vc)**

録音:2022年5月31日-6月2日、ヴァルシェ教会(アムステルダム、オランダ)
5歳からフルートを始め、すぐにバロック音楽に興味を持ったというアイシャ・ウィルズ。彼女はカナダでスズキ・メソードのレッスンを受け幼い頃からヴィヴァルディのフルート協奏曲などに触れていました。12歳の時にカナダでトラヴェルソ奏者のマルテン・ロートに出会ったウィルズはその後、17歳の時にオランダへと渡り、アムステルダム音楽院でロートに師事しました。修士課程で古楽を重点的に学んだ彼女は、2017年に優秀な成績で卒業すると、2018年にアムステルダムで設立された古楽アンサンブル「ポストスクリプト」のメンバーとなり、ドイツのグラウン兄弟コンクールで第1位を獲得しています。グレン・グールドの「ゴルトベルク変奏曲」を聴いてバッハへの愛に気づかされたというアイシャ・ウィルズは、「今がフルート・ソナタを録音する時だ」といい、リズムとアンサンブルの流れの中で自然な形で装飾を施すなど、バッハだったらどうするかということに思いをはせながら演奏しています。

Indesens
INDE-162(1CD)
メルカダンテ&モーツァルト:お手をどうぞ 〜フルート四重奏曲集
メルカダンテ:フルート四重奏曲イ短調、
 モーツァルトの歌劇 「ドン・ジョヴァンニ」 より「お手をどうぞ」 による変奏曲
モーツァルト:フルート四重奏曲第4番イ長調 K.298、
 フルート四重奏曲第3番ハ長調 K.285b、
 フルート四重奏曲第2番ト長調 K.285a、
 フルート四重奏曲第1番ニ長調 K.285
ヴァンサン・リュカ(Fl)、
千々岩英一(Vn)、
ダヴィッド・ガイヤール(Va)、
エマニュエル・ゴーゲ(Vc)

録音:2021年5月29日-31日、スタジオ・リブレット(フランス)
上質な管楽器の録音を続々と世に送り出すフランスのレーベル「Indesens(アンデサンス)」から、名門パリOの首席奏者を務めるフランスの名フルーティスト、ヴァンサン・リュカと、同オーケストラの弦楽器セクションを支える3人の名手達が織り成すメルカダンテ&モーツァルトのフルート四重奏曲集という、フルート関係者必聴のアルバムが登場。
世界有数のフルーティストの1人であるヴァンサン・リュカは、14歳という若さでパリ国立高等音楽院に首席入学を果たし、同校を首席で卒業。トゥールーズ・キャピトルOに在籍した後、1989年にBPOに入団しアバド時代に6年間
在籍。現在は母国フランスの名門、パリOの首席奏者として活躍するフランス・フルート界のエリートです。
本アルバムでは、イタリア・オペラの重要な改革者と考えられ、器楽作品も数多く残しているメルカダンテの四重奏作品に、モーツァルトが1777年から1786年にかけて作曲したフルート四重奏曲をカップリング。ギャラント様式とロマンティックな妙技を集約した本アルバムでは、古典派のフルートの室内楽作品における並外れた技術的輝きを示しています。パリO副コンサートマスターの千々岩英一、首席ヴィオラ奏者のダヴィッド・ガイヤール、首席チェロ奏者のエマニュエル・ゴーゲという万全の態勢と、日本におけるフルートメーカーのパイオニア的存在である「ムラマツフルート」から生まれるリュカの麗しき音色で、当時の素晴らしき音楽を現代に伝えます。

FONE
2SACD-220(2SACD)
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ集
ヴァイオリン・ソナタ第1番ヘ短調 Op.80*
ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ長調 Op.94bis*
ヴァイオリンとピアノのための5つのメロディ Op.35bis*
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 Op.115
2本のヴァイオリンのためのソナタ ハ長調 Op.56**
サルヴァトーレ・アッカルド(Vn)、
マリア・グラツィア・ベッロッキオ(P)*
ラウラ・ゴーナ(Vn)**

録音:2020年2月14日-16日、カーサ・デラ・ムジカ 「サーラ・デル・エルメリーノ」(イタリア、ミラノ)
イタリアの偉大なヴァイオリニスト、サルヴァトーレ・アッカルドによるプロコフィエフのヴァイオリン作品集が、高音質を誇る「Fone」レーベルより登場。「Fone」は1983年にイタリアのレコーディング・エンジニア、ジュリオ・チェーザレ・リッチによって設立され35年以上の歴史を持ちます。今作ではジュリオ・チェーザレ・リッチが「聴き手に(録音会場の)理想のポイントに腰を掛けているかのようなユニークな体験をしてもらいたかった」と語っている通り、自然な音質を楽しむことが出来ます。
ミルシテインの弟子であり、ヴィオッティ国際音楽コンクール、ジュネーヴ国際音楽コンクールなどで入賞し、パガニーニ国際コンクールで第1位を獲得するなど若い頃からその才能を発揮してきたアッカルド。イタリアの偉大な芸術家の円熟の演奏を高音質でお楽しみください。

Da Vinci Classics
C-00605(1CD)
ミケーレ・アレーナ&レオ・チカラ:コンバージェンス
ラプソディア/インマジーニ・リフレッセ/リトラット/オシリス/ダイダロス/モト・インテリオーレ
シャロン・タマセッリ(Vn)、
アントニオ・ポントリエロ(Vn)、
リタ・マイオラーナ(Va)、
ジョエレ・チェッラ(Vc)、
ニコラ・パタ(P)、
アントニオ・セッラトーレ(Cl)、他

録音年月日不詳
クラシック音楽の教育を受けたミケーレ・アレーナと電子音響音楽を専門とするレオ・チカラが「コンバージェンス」という刺激的なタイトルの新しいプロジェクトを発表します。
国際的な賞を何度も受賞している折衷的な作曲家である彼らは、この作品の構成において「異なる地点から移動しながら徐々に同じ地点で終わる」というコンセプトを採用しています。
Da Vinci Classics
C-00603(1CD)
ツェルニー:ヴァイオリンとチェロのアドリブを伴う4手連弾のための性格的ソナタ集
ソナタ ト長調 Op.120「感傷的」
ソナタ ハ長調 Op.119「軍隊」
ソナタ ヘ長調 Op.121「田園風」
デュオ・ピアニスティコ・ディ・フィレンツェ〔サラ・バルトルッチ&ロドルフォ・アレッサンドリーニ〕、
クララ・フランチスカ・シェーテンザック(Vn)、
アウグスト・ガスバッリ(Vc)

録音:2022年4月、アッカデミア・バルトロメオ・クリストフォリ(フィレンツェ、イタリア)
ベートーヴェン、クレメンティ、フンメルに作曲を学び、師としてはリストとレシェティツキを指導し、さらにはその生涯で作品番号付きだけで861曲、未出版を含めると1000曲以上の作品を生み出したカール・ツェルニー。
近年、その功績が再び注目されているツェルニーの3つの異なる「特徴的」なタイトルが付けられている4手連弾、そしてヴァイオリンとチェロのアドリブを伴う「ソナタ集」が登場!
感傷的、軍隊、田園風といったタイトルを持つこれらのソナタは、その華麗なる表現力を基盤として、それぞれの作品が力強い個性を発揮している秀作です。
フィレンツェのピアノ・デュオ、サラ・バルトルッチとロドルフォ・アレッサンドリーニは30年以上のキャリアを誇り、ここでも抜群のコンビネーションを披露。
デュオ・ピアニスティコ・ディ・フィレンツェの演奏は、ツェルニーが音楽教師という枠を超え、同時代の偉大な作曲家の一人であったことを改めて証明してくれています。

BMC
BMCCD-075(1CD)
ラースロー・ヴィドフスキー(b.1944):弦楽のための作品集
12の弦楽四重奏曲/12のデュオ*
アウエルSQ、
アンドラーシュ・ケラー(Vn)*
、ゾルターン・ガール(Va)*

録音:1989年1月16日-18日*、2002年12月15日-18日(ハンガリー)
セゲド音楽院とブダペスト音楽院で学んだハンガリーの作曲家、ラースロー・ヴィドフスキー(b.1944)。1970年にペーテル・エトヴェシュ、ラースロー・シャーリらと共にブダペスト新音楽スタジオを設立して以来、作曲家や演奏家として様々な活動を展開しています。1980年代からは特にミニマル音楽に傾倒したスタイルの作曲を行っているほか、室内楽や管弦楽作品に加えてピアノやコンピューターのための作品も制作しています。

Paladino Music
PMR-0113(1CD)
ヴィルヘルム・ポップ:フルートとピアノのためのソナチネ全曲
6つのフルートとピアノのためのソナチネ Op.388 第1番ハ長調、第2番ト長調、第3番ニ長調、第4番 ヘ長調、第5番ハ長調、第6番ニ長調、
ハンガリー狂詩曲 Op.385
エリック・ラム(Fl)、加藤麻理(P)

録音:2021年12月6日、4チューン・スタジオ(ウィーン、オーストリア)
数多くの現代作曲家やアーティストたちと協力し200以上もの作品を初演してきたエリック・ラム。彼の働きにより21世紀のフルートのレパートリーは拡がり、17〜18世紀に作られ長く忘れられていた作品は陽の目を見ることになりました。このアルバムでは教育者としても知られたドイツのヴィルヘルム・ポップ(1828-1903)のフルートとピアノのためのソナチネを取り上げており、全曲録音は世界初となります。ポップは様々な協奏曲やソナタなどを研究し、その成果がこの6つのソナチネには集約されています。簡潔に作られているにも関わらず様々な要素を含んだこのソナチネは、聴くだけでなくフルート奏者のテキストとしても非常に優れた作品となっています。
ピアノ伴奏は、帯広出身の加藤麻理。1987年札幌ピアノコンクールと1991年ルガーノ国際ピアノコンクールを受賞し、尾高忠明やロリン・マゼールなどとの共演もあり国際的に活躍しています。

Tactus
TC-920003(1CD)

PTC-920003(1CD)
国内盤仕様
税込定価
フレンチホルンとピアノのための作品集
グスターヴォ・ロッサーリ(1827-1881)(監修:奥田英之):ヴェルディの歌劇「2人のフォスカリ」のいくつかのモティーフによるホルンとピアノのための幻想曲
ジョルジョ・フェッラーリ(1925-2010):ホルンとピアノのためのソナタ
スクリャービン:ホルンとピアノのためのロマンス
ファビアン・ペレス・テデスコ(b.1963):ホルンとピアノのための幻想曲
ドナート・セメラロ(b.1970):ホルンとピアノのためのバラードとサルサ
ニーノ・ロータ:ゴッド・ファーザーPart2 より 「愛は誰の手に」
ニロ・カラクリスティ(Hrn)、
ジャンカルロ・グァリーノ(P)

録音:2021年3月、サラ・マッフェイアーナ(ヴェローナ、イタリア)
国内盤仕様解説:ジャンカルロ・グァリーノ(日本語訳:山根悟郎)
サン・カルロ歌劇場Oやジュゼッペ・ヴェルディ歌劇場Oの首席ホルン奏者を務め、巨匠ズービン・メータからも絶賛された、イタリア・ブラス界を代表する名手達によって1999年に結成された金管五重奏団、「ゴマラン・ブラス」のメンバーとしても国際的に活躍するニロ・カラクリスティのソロ・アルバムがイタリア、ボローニャの老舗レーベル「Tactus」から登場。
当アルバムは、20世紀イタリアの作曲家の作品を中心に、様々なスタイルの作品をホルンとピアノで奏でる好企画。ヴェルディの歌劇をモチーフにしたロッサーリの幻想曲から、スクリャービンの初期の作品である旋律美溢れるロマンス、友人でもあるテデスコがカラクリスティの50歳記念に作曲した、暖かみのあるホルンの音色を活かした「バラード」と、情熱溢れる「サルサ」の2つの楽章から成る幻想曲、プログラムの締めには、映画「ゴッド・ファーザー Part2」のテーマを朗々と歌い上げます。

Chandos
CHAN-20243(1CD)
ミュージック・イン・エグザイル〜亡命者たちの音楽 Vol.6
アルベルト・ヘムシ(1898-1975):室内楽作品集(全曲世界初録音)
ギリシャの婚礼の踊り Op.37bis(Vcとピアノのための)
3つの古風な旋律 Op.30(セファルディ民謡集より、弦楽四重奏のための)
ピルプール・ソナタ Op.27(Vnとピアノのための)
五重奏曲 ト長調 Op.28(ヴィオラと弦楽四重奏のための)
瞑想曲 Op.16(アルメニアの様式で、チェロとピアノのための)
ARCアンサンブル

録音:2021年12月&2022年2月、トロント王立音楽院ほか(カナダ)
カナダにおける最も優れた文化大使であるARCアンサンブル(Artists of The Royal Conservatory)が注力する『ミュージック・イン・エグザイル〜亡命者たちの音楽』シリーズの最新巻は、セファルディムの伝統音楽を集め保存したことで有名なアナトリア(現トルコ)の作曲家、アルベルト・ヘムシ(1898-1975)の室内楽作品集。ARCアンサンブルは20世紀の全体主義体制下で抑圧され、その後も疎外され続けてきた音楽の研究と復興に力を注いでおり、シリーズではこれまでに「ベン=ハイム(CHAN 10769)」、「フィテルベルク(CHAN-10877)」、「シモン・ラクス(CHAN 10983)」、「カウフマン(CHAN-20170)」、「クレバノフ(CHAN 20231)」の計5巻がリリースされています。
アルベルト・ヘムシは1898年、アナトリア(現在のトルコ)のトゥルグトルに生まれ、イタリアで学んだセファルディム(スペイン系ユダヤ人)の作曲家。アナトリアには2000年以上前からユダヤ人が住んでいましたが、1492年のユダヤ人追放令により、スペインやポルトガルからセファルディムがやってきて、その人口は大幅に増加しました。その後、オスマン帝国の崩壊、ナチズムの台頭、イスラエルの建国、アラブ諸国での反ユダヤ主義の台頭により、人口が激減。ミラノの音楽院で修行したヘムシは、アナトリアに戻り、セファルディの伝統音楽をできるだけ多く集め、記譜することを決意しました。彼はバルトークやコダーイ、ヴォーン・ウィリアムズのような多くの作曲家同様、伝統的な旋律とそれを支える様々な演奏スタイルや慣習が、いかに自身の音楽にインスピレーションを与えてくれるかを理解していたのです。
Chandos
CHAN-10978(1CD)
シューベルト:弦楽五重奏曲&四重奏断章
弦楽五重奏曲ハ長調 Op.post.163,D 956(1828)*
弦楽四重奏曲ハ短調 D 703「四重奏断章」(1820)
ブロドスキーSQ〔クリシア・オソストヴィチ(Vn)、イアン・ベルトン(Vn)、ポール・キャシディ(Va)、ジャクリーン・トマス(Vc)〕、ラウラ・ファン・デル・ハイデン(Vc)*

録音:2021年12月13日-15日、セント・マイケル教会(イギリス、ハイゲート)
1972年の結成以降、世界の主要なステージで3,000を超えるコンサートを行い、70以上の録音をリリースしてきたイギリスを代表するアンサンブルの1つ、ブロドスキーSQ。今作では、世界的な活躍を見せ始めている注目の若手チェリスト、ラウラ・ファン・デル・ハイデンとのシューベルトの共演です。
ラウラ・ファン・デル・ハイデンは、1997年にイギリスに生まれ、9歳でデビュー。近年では、ファジル・サイとのデュオでチューリッヒ・トーンハレのステージに上がり、アンドルー・デイヴィスが指揮するメルボルンSOとの共演でBBCプロムス・オーストラリアのオープニング・コンサートに登場。また、カレイドスコープ・チェンバー・コレクティヴの団員であるなど、活躍の場を世界各地へと広げている要注目のチェリストです。
ブロドスキーSQは、結成50周年を迎えた記念すべきアルバムに、若きアーティストを迎えてシューベルトの遺作となった「弦楽五重奏曲」を選曲しました。通常の弦楽四重奏曲の編成にチェロを加え低音域がより充実されたこの作品は、抒情的で美しくシューベルトの作品の中でも名曲のひとつと言えるでしょう。

Hyperion
CDA-68394(1CD)

PCDA-68394(1CD)
国内盤仕様
税込定価
チェロ、黄金の10年1878-1888
ブルッフ:コル・ニドライ Op.47*(1881)
R・シュトラウス:チェロ・ソナタ ヘ長調 Op.6(1881、オリジナル版)
ドヴォルザーク:4つのロマンティックな小品 Op.75(1887、イッサーリス編)
ルイーゼ・アドルファ・ル・ボー(1850-1927):チェロ・ソナタ ニ長調 Op.17(1878)
エルンスト・ダーヴィト・ヴァーグナー(1806-1883):コル・ニドライ
アイザック・ネイサン(1790-1864):ああ、彼等のために泣け(イッサーリス編)
スティーヴン・イッサーリス(Vc)、
コニー・シー(P)、
オリヴィア・ジャゴース(Hp)*

録音:2021年7月5日-7日、ヘンリー・ウッド・ホール(イギリス、ロンドン)
国内盤仕様:解説:スティーヴン・イッサーリス(日本語訳:SOREL)
イギリスが誇る世界的名チェリスト、スティーヴン・イッサーリス最新作!チェロの歴史上、特に実りの多かった10年に着目した魅力たっぷりのプログラム!ブラームスの「チェロ・ソナタ第2番」や、チェロで演奏されることも多いフランクの「ヴァイオリン・ソナタ」、そしてサン=サーンスの「白鳥」やフォーレの「エレジー」が生まれた1880年代に焦点を合わせ、ブルッフの有名な「コル・ニドライ」(1881年出版)や、1880年に開催された新音楽時報(Neue Zeitschrift fur Musik)主催のコンクールに提出されたR・シュトラウスとルイーゼ・アドルファ・ル・ボーのソナタなどを取り上げています。(イッサーリスによれば、ドイツ・ロマン派の女性作曲家、ル・ボーのソナタはTwitterでのやりとりをきっかけにその存在を知り、この作品を収録するために、アルバム・タイトルを「1880年代」ではなく「1878-1888」にしたとのこと。)さらに脚注として、別の作曲家の手による「コル・ニドライ」や、ブルッフの「コル・ニドライ」に引用されているアイザック・ネイサン(「オーストラリア音楽の父」として知られる英国の作曲家、指揮者チャールズ・マッケラスはネイサンの子孫)の哀歌「ああ、彼等のために泣け Oh! weep for those」も収録されており、イッサーリスの巧みなキュレーションが光ります。イッサーリス自身による読み応えのある解説(国内仕様盤は日本語訳付き)と合わせてお楽しみください。

Paraty
PTY-1222285(1CD)
ボヘミアン・ラプソディ
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第2番ト短調Op.26
 ピアノ三重奏曲第4番ホ短調Op.90「ドゥムキー」
スーク:ピアノ三重奏のためのエレジー
トリオ・アタナソフ【ペルスヴァル・ジル(Vn)、サラ・スルタン(Vc)、ピエール =カロヤン・アタナソフ(P)】

録音:2021年4,5月/ダリウス・ミヨー音楽院カンプラ講堂(エクサンプロヴァンス)
2007年にパリ音楽院の学生たちで結成されたトリオ・アタナソフ。ハイドンからレーラ・アウエルバッハまで幅広いレパートリーを持つ彼らのCD第3弾は「ボ ヘミアン・ラプソディ」。
といってもクィーンの名曲をピアノ三重奏で演じるのではなく、彼らが愛してやまないドヴォルザークに挑戦。名作「ドゥムキー」をフレッシュな演奏で聴かせてく れます。最後をドヴォルザークの娘婿スークがチェコの作家ゼイエル追悼で作曲したエレジーの作曲者自身による三重奏版で締めくくる感動的な内容となっていま す。 (Ki)

オクタヴィア
OVCC-00166(1SACD)
税抜定価
2022年9月21日発売
レジェンド
シュミット:組曲 作品133
ジョルジュ:ラルモールの伝説
エネスコ:伝説
ロパルツ:アンダンテとアレグロ
ビッチュ:カプリッチョ
シャルリエ:ソロ・ド・コンクール
 ソロ・ド・コンクール 第2番
スパーク:協奏曲 (P・リダクション版)
菊本和昭 (Tp)、竹沢絵里子(P)

録音:2022年1月10,12,13日神奈川・相模湖交流
2021年に発売したソロ・アルバム「ジョーカー」のテーマ”東方への旅”に続き、当盤では西方へ目を向 けて選曲された音楽を収録しました。 NHKSO首席としての実力を誇る菊本の冴えわたるテクニックと、音楽性あふれる歌心 が、このアルバムでも存分に発揮されています。トランペットを知り尽くしたピアニスト竹沢絵里子 による温かい伴奏で、菊本の豊かな音色が遥かな空へ飛翔するかのような演奏です。(オクタヴィア)

Signum Classics
SIGCD-722(1CD)
打楽器奏者のソングブック
ジョン・メトカーフ(b.1964):ラヴ・ウィズアウト・ホープ
タンド・ジュゲデ(b.1972):The Ancestors Are Within
ダリオ・マリアネッリ(b.1963):アンイコール
ヤズ・アハメド(B.1983):Throw Your Pumpkin (& Pick Me Up)
ジョビィ・バージェス(b.1976):カム・スウィート・デス
グラハム・フィトキン(b.1963):スピーシーズ
ドブリンカ・タバコヴァ(b.1980):デザート・スイマーズ
ガブリエル・プロコフィエフ(b.1975):Dr Calvin Remembers
バージェス:テイク・ミー・ホーム
ジョビィ・バージェス(アルムグロッケン、アルフォン、バス・ドラム、クロタル、デスク・ベル、カリンバ、マリンバ、スペース・ハープ、SPD-SX、タイ・ゴング、ヴィブラフォン、ヴォコーダー、シロフォン)

録音:2021年
驚異のテクニックで驚かせ、イギリスのコンテンポラリー・アンサンブル、パワープラントのメンバーでもある打楽器奏者ジョビィ・バージェス。Signum(シグナム)レーベル5枚目のアルバムとなる今作は、様々な現代作曲家とコラボレーションした、ピッチド・パーカッションとエレクトロニクスのために書かれた打楽器奏者のソングブック。バージェスは幼い頃から、バッハやモーツァルトを始めとして、フィリップ・グラスやジョン・アダムスなどのクラシックの他、ジャズなどの幅広い音楽に囲まれて育ったと言います。
今作では、小説やアメリカの哲学者、国連の人口増加統計、そしてサウジアラビアの民話など様々な分野からインスピレーションを受けた現代作曲家の作品を、ジョビィ・バージェスが多彩な楽器を用いて表現しています。

Goodies
78CDR-3883(1CDR)
モーツァルト:弦楽四重奏曲第15番ニ短調 K.421 ブレックSQ【ハリー・ブレック(Vn1)、エドワード・シルヴァーマン(Vn2)、ダグラス・トンプソン(Va)、ウィリアム・プリース(Vc)】

英 DECCA K923/51940年3月5日ロンドン、ウェスト・ハムステッド、デッカ・スタジオ録音
1940年3月5日ロンドン、ウェスト・ハムステッド、デッカ・スタジオ録音 リーダーのハリー・ブレック(1910-1999)はロンドン生まれ。9歳でヴァイオリン を始め、トリニティ音楽院に学び、その後プラハでオタカール・シェフチーク (1852-1934)の薫陶を得た。ハレOに入団しながらマンチェスター音楽大 学でアーサー・カテラルの指導を受け、1930年にBBCSOに入団し1936年ま で在籍、退団後ブレック四重奏団を結成した。第2次世界大戦中にメンバーのシ ルバーマンが心臓病で、トンプソンが飛行訓練中に死去、プリースの兵役など でメンバー交代があったが1950年まで活動を続けた。一方、戦時中の1942年に ロンドン・ウィンド・アンサンブルを設立して指揮活動をはじめ、1949年には ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズを設立して、1984年まで首席指揮者を 務めた。(グッディーズ)

Alba
ABCD-512(1CD)
ソワレシュテュッケ(夕べの小品)
シューマン:幻想小曲集 Op.73(1849)(クラリネットとピアノのための)、
 3つのロマンスOp.28(1839)(Pのための)- 第2曲 簡素に(Einfach)
クララ・シューマン:3つのロマンス Op.22(Vnとピアノのための)
ニルス・W・ゲーゼ(1817?1890):4つの幻想的小品Op.43(1864)(クラリネットとピアノのための)
シューマン:ピアノ・ソナタ第2番ト短調 Op.22(1833?35)、3つのロマンス Op.94(1849)(オーボエとピアノのための)、
 夕べの歌
ラウリ・サッリネン(Cl)
[使用楽器:Henri Selmer Paris Recital in A & B♭]
アンナ・クヴァヤ(P)
[使用楽器:Steinway D]

録音:2021年5月14日?17日 クフモ芸術センター「レントゥア・ホール」(クフモ、フィンランド)
メシアンやベリオたちのソロ・クラリネット曲による『孤独の歌』(ABCD 413)のラウリ・サッリネン Lauri Sallinen(1982?)と、シベリウスやラヴェルの ピアノ曲を弾いた『河に住む』(ABCD 386)のアンナ・クヴァヤ Anna Kuvaja(1979?)のデュオによる『ソワレシュテュッケ』。フィンランドの音楽家ふたり は、COVID-19の引き起こした地球規模のパンデミックのせいで、われわれの生活から失われてしまったものを「ひとつの記録」して表すため、このアルバムを 作りました。 夕べの集いの音楽……親密さ、人と会うこと、一緒に音楽を作り、その瞬間を共有する。そのためにふたりがプログラムに選んだのは、ロベルトとクララのシューマ ン夫妻、そしてニルス・ゲーゼの曲。クラリネットとピアノのデュオの作品の他、ヴァイオリン、オーボエ、あるいは4手のピアノのために書かれた作品も含まれてい ます。 シューマンが1849年に作曲した「幻想小曲集」は、ハーモニー、旋律線、反復が出版譜と大きく異なる「手稿譜」を基本にした演奏。彼がクララ・ ヴィークに贈ったピアノ曲「3つのロマンス」から第2曲〈簡素に〉。クララ・シューマンがヴァイオリンとピアノのために書いた「アンダンテ・モルト(Andante molto)」「アレグレット:優しい語り口で(Alegretto: Mit zartem Vortrage)」「情熱をこめて速く(Leidenschaftlich schnell)」の「3つのロマンス」。 デンマークの「ロマンティスト」ニルス・W・ゲーゼの「4つの幻想的小品」は、第3曲の〈バラード〉が伝説の英雄物語を思わせる、作曲当時から人気を集めた作 品です。〈アンダンティーノ〉の第2楽章が美しいシューマンの「ピアノ・ソナタ ト短調」。オーボエとピアノのために書かれた「3つのロマンス」は、2つの〈速くなら ないで(Nicht schnell)〉の間に〈簡素に、心から(Einfach, innig)〉がはさまれる作品です。 プログラムの最後に「小さな子供と大きな子供のための12の4手のピアノ小品」から、シューマン自身が「ヴァイオリンとピアノ」の版を書いたという第12曲〈夕 べの歌〉がアンコールとして演奏されます。 (Ki)

BIS
BISSA-2509(1SACD)
「ドッピオ・エスプレシーヴォ」
(1)ヴィヴァルディ:協奏曲 ト短調 RV 531〜チェロ、コントラバス、弦楽と通奏低音のための(コントラバス・パート編曲:マレイン・ファン・プローイエン)
(2)ボッテジーニ:ラ・セレナータ〜ロッシーニのファンタジアよりカンツォネッタ(弦楽アンサンブル編曲:ボグスワフ・フルトク)
(3)ボッテジーニ:パッショーネ・アモローサ(弦楽アンサンブル編曲:ボグスワフ・フルトク)
(4)ヴィヴァルディ:アリア 「喜びと共に会わん」〜歌劇『ジュスティーノ』RV 717より(コントラバス、弦楽と通奏低音のための)(編曲:マレイン・ファン・プローイエン)
(5)エルンストボッテジーニ編):エレジー(弦楽アンサンブル編曲:マレイン・ファン・プローイエン)
(6)ヴィヴァルディ:協奏曲 ホ短調 RV 409〜チェロ、コントラバス、弦楽と通奏低音のための(コントラバス・パート編曲:マレイン・ファン・プローイエン)
(7)ボッテジーニ:デュエット〜ファゴット、コントラバスと弦楽のための(編曲:マレイン・ファン・プローイエン) 
リック・ストーティン(Cb)
(1)ヨハンネス・ロスタモ(Vc)
(2)(3)オリフィエル・テエリー(第2コントラバス)
(6)(7)ブラム・ファン・サムベーク(Fg)
カメラータRCO【シャーン・オーメン(Vn1)、クーン・スタペルト(Vn2)、エーディット・ファン・モエルガステル(Va)、フレット・エデーレン(Vc)、フェリックス・ラシュマル(Cb)】
クリスティアーン・エデーレン(Cemb)、
ゼーレン・ロイポルト(テオルボ)

録音:2021年10月/ジンゲル教会、アムステルダム(オランダ)
名コントラバス奏者、リック・ストーティンがイタリアの作曲家ヴィヴァルディとボッテジーニに焦点を当てたアルバムをリリース!
「コントラバスのパガニーニ」の異名をとったジョヴァンニ・ボッテジーニ(1821-1889)。ストーティンは常々ヴィヴァルディとボッテジーニが同時代に生ま れていれば、技巧的で魅力的なコントラバス協奏曲を沢山書いていただろうと確信しており、このアルバムのコンセプトが生まれました。
共演はカメラータRCOとブラム・ファン・サムベークらオランダの名手が揃いました。ストーティンの演奏は何といってもその美しさが魅力。これまでもコントラ バス=通奏低音というイメージを一新してきた彼でしかできない唯一無二の世界が広がります。アンサンブルに長けた名人たちの演奏でお楽しみください。 (Ki)

EVIDENCE
EVCD 091(1CD)
星のもとで
(1)リリー・ブーランジェ(ナンテ編):悲しみの夕べ
(2)ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲ト短調RV439「夜」
(3)イザイ(ナンテ編):悲しみの詩曲Op.12
(4)ルイ・トラヴノル:眠り(1734)
(5)アレックス・ナンテ:星のもと(2019)
(6)イザイ:子どもの夢Op.14
(7)ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲変ロ長調RV501「夜」
(8)リリー・ブーランジェ(ナンテ編):春の朝に
マリアンヌ・ピケッティ(Vn)、
ル・コンセール・イデアル

録音:2022年2月15-19日/ACB国立舞台(バル=ル=デュク)
パリ音楽院とジュリアード音楽学校で学び、パールマンやメニューインの薫陶を受けたマリアンヌ・ピケッティ。彼女を慕う人々と2013年に発足した団体ル・コ ンセール・イデアルの最新録音。
テーマは夜。各作曲家にとり夜とその魅力は何かを探る音楽の旅となっています。ヴィヴァルティの陽気な騒ぎ、リリー・ブーランジェの憂鬱な夜、イザイの詩的 な夢までフランス、イタリア、ベルギー、アルゼンチンの夜空を眺めるような味わいに満ちています。
1992年アルゼンチン生まれの作曲家アレックス・ナンテはピケッティと親しく、「星のもと」は彼女の委嘱作です。 (Ki)

PREISER
PRCD-91566(1CD)
ウィーンはお好き
クライスラー(H. Hodl編):前奏曲とアレグロ
ベートーヴェン(W. Kornberger編):クロスオーヴァー・ベートーヴェン
レハール、チャーチル(W. Kornberger編):ウィーンのメランジェ
J.シュトラウス(F. Klinger & H. Hodl編):シュトラウス・メドレー
チャイコフスキー(H. Hodl編):バレエ音楽集
ファラン・アンサンブル(H. Salmhofer編):Amiri 3- 東洋の魔法
ガレスピー、パパレッリ(H. Hodl編):チュニジアの夜
モーツァルト、ブルーベック(W. Kornberger編):典型的なヴォルフガング
H. Hodl:夢遊病
ウィーン・クラリネット・コネクション

録音:2021-2022年/オーストリア、プフシュテッテン
4人のクラリネット奏者からなるグループによるアルバム。音楽の街ウィーンが誇る伝統への敬意を、自由なアレンジと共に奏でます。ベートーヴェン「運命」や モーツァルト「トルコ行進曲」といった古典作品を用いつつ、ジャズの要素も詰まった大胆な展開を見せます。 (Ki)
PREISER
PRCD-91573(1CD)
ゴールデン・ルーツ
バッハ:イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV971
モーツァルト:アダージョとフーガ ハ短調 K.546
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番ハ短調『悲愴』 Op.13より 第3楽章
シェーンベルク:親愛なる太陽よ、私を照らして
クリストフ・ディーンツ:クヌーデル・ポルカ
伝承曲:Purbacher Galopp
伝承曲:Meraner Jodler, Steirer, Ischler Schleuniger
ゲラルド・レッシュ:Grid
クリスティアン・マウラー:Surivisation
フィリップ・ガイス:Imaginary Dances
アウレウム・サクソフォン・カルテット
すべての音楽は根幹でつながっている、と言わんばかりにクラシック、ジャズ、ワールドミュージック、民族音楽の根源的な融合を試みたサックス四重奏アルバム。 クラシックの編曲はいたって正攻法。シェーンベルクのアカペラ合唱曲が美しい。 (Ki)

BAM International
BAM-20626(1CD)
タンゴの歴史
ブ ルー、ディープ、タン ゴ
カルメン・タンゴ/ラ・カレシタ
自由/笑顔のように/赤のタンゴ
湖上のタンゴ/ルイスのアダージョ
タンゴ・ヴァルス Op.2
ジュゼッペ・パンターノ(P)
アンサンブル・コンチェルタンゴ

発売:2021年
ルゼンチン・タンゴの世界に新しい音、新しい歴史を求めたアルバム。踊りを盛り上げるためではなく、「純粋に鑑賞するための音楽」としてアレンジされ演奏 されています。ピアニストのジュゼッペ・パンターノが作編曲を手掛け、指揮者のクラウディオ・ヴァダニーニがオーケストレーションを施しました。タンゴの主役バ ンドネオンのソロにも弦楽やピアノの合いの手をつけて単調さを防ぐなど、対位法や変奏といったクラシック的な作曲技法が用いられ、アンサンブルとしての面白 さを高めています。 (Ki)

FUKINOTO
FUKI-601(2CD)
税込定価
ハイドン:エルデーディ弦楽四重奏曲集Op.76(全6曲)
(1)弦楽四重奏曲 ト長調 op.76-1
(2)弦楽四重奏曲 ニ短調『五度』op.76-2
(3)弦楽四重奏曲 ハ長調『皇帝』op.76-3
(4)弦楽四重奏曲 変ロ長調『日の出』op.76-4
(5)弦楽四重奏曲 ニ長調『ラルゴ』op.76-5
(6)弦楽四重奏曲 変ホ長調 op.76-6
クァルテット・ベルリン=トウキョウ【守屋剛志(Vn)、ディミトリ・パヴロフ(Vn)、松本瑠衣子(Vc)、杉田恵理((1)(3)ヴィオラ)、ケヴィン・トライバー((2)(4)(5)ヴィオラ)、グレゴール・フラーバー((6)ヴィオラ) 】

録音:(1)2016年6月23日、(2)2017年6月24 日、(3)2016年1月20日、(4)2017年
1月28日、(5)2018年2月24日、(6)2018年6 月30日、六花亭ふきのとうホール、札幌(ライヴ録音)
クァルテット・ベルリン=トウキョウは 2011 年の結成以来オルランド国際コンクール 優勝。ベルリンと東京を中心に国際的活躍を続ける秀英。六花亭札幌本店ふきのと うホールのレジデントカルテットを務める傍らラ・フォル・ジュルネへの出演や各国の 音楽祭に頻繁に出演。一昨年から(新型コロナのための中断を挟みながら)ベルリン などドイツ3都市でベートーヴェンの弦楽四重奏曲演奏会を開催した。 彼らのデビューCD に選ばれたのはハイドンの傑作作品 76全曲です。その演奏は 平衡感覚に優れたアンサンブルと清潔感あふれる音色、深く、拘りのある解釈によっ てクァルテット演奏に新しい息吹を与えています。レコード芸術誌 2022年 9月号で特 選盤にも選出された。

Kaleidos
KAL-63402(1CD)
Amen Hayr Surb〜アルメニアの宗教音楽とバッハ
ムヒタル・アイリヴァネツィ(ca.1230-1297):Sirt im sasani
コミタス(1869-1935):Ter voghormea
サハク・G・ドゾラポレツィ(7th century A.D.):Vor nshanav amenahaght
バッハ:インヴェンション第11番ト長調 BWV782
ドゾラポレツィ:Zorutyun surb Khachi/ネルセス・シュノルハリ(1102-1173):Nayeac sirov
グリゴール・G・パフラヴニ(1093-1166):Ov zarmanali
バッハ:「無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 ニ短調 BWV1004」よりサラバンド、インヴェンション第4番 ニ短調 BWV775
マカル・エクマリアン(1856-1905):Miayn Surb
グリゴー・ナレカッツィ(951-1003):Havun Havun
エクマリアン:Amen Hayr Surb
バッハ:インヴェンション第13番イ短調 BWV784、「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ長調 BWV1005」よりラルゴ
コミタス:Hamenayni
ナレカッツィ:Havun Havun
コミタス:Hamenayni
アイリヴァネツィ:Sirt im Sasani
バッハ:インヴェンション第14番変ロ長調 BWV785
コミタス:Avetis tsnndyan
ホヴァネス・イルズンカツィ(ca.1230-1293):Aysor dzaynn Hayrakan
バッハ&イルズンカツィ:「無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ ホ長調 BWV1006」より前奏曲
作者不詳:Orhnutyun eric mankanc
リリト・トノヤン(Vn)
ダヴィト・メルコニアン(Vc)

録音:2017年8月(ノイス)
アルメニアのヴァイオリニストとチェリストによるアルメニアの宗教音楽作品集。合間にバッハの名曲を挟みながら、本来であれば歌唱付きの作品であるアルメニアの宗教音楽作品をインストゥルメンタルにアレンジし演奏しています。彼女たちのアイデンティティである祖国の作品とバッハの作品を組み合わせることにより、より神聖な世界を音楽で作り出しています。

GALLO
GALLO-1667(1CD)
カルージュの聖堂の音楽
ブルーンス:前奏曲 ホ短調
コレッリ:トリオ・ソナタ イ短調 Op.1-4
シャルジンスキ:「イエスよ、私の希望よ」
バッハ:「イエスよ、私の確信よ」 BWV728
バッハ:「今こそ喜べ、愛するキリストの仲間たちよ)」 BWV734
バッハ:「私は心から望む」 BWV727
バッハ:カンタータ「主は私たちのことを思ってい
る」 BWV196〜「主は祝福する、主を恐れる人を」
バッハ:前奏曲とフーガ ニ短調 BWV539
C.P.E.バッハ:最後の審判の日 Wq.197
C.P.E.バッハ:ゲッセマネのイエス Wq.198/29
C.P.E.バッハ:アダージョ ニ短調 Wq n.v. 66 H352
ハイドン:「主の御名によって来る者は讃えられよう」
モーツァルト:教会ソナタ 変ホ長調 K.67
モーツァルト:教会ソナタ 変ロ長調 K.212
モーツァルト:教会ソナタ ハ長調 K.336
マルチェロ・ジャンニーニ(Org)
マリエタ・イーヴァ・セーラル(S)
ジュリエット・ルマイラク(Vn)
ジョナタン・ニュベル(Vn)
カロリーナ・プウィヴァチェフスカ(Vc)

録音:2021年9月7-12日 スイス ジュネーヴ州 カルージュ
スイス、ジュネーヴ近郊の町カルージュの聖堂の建立200 周年を記念した録音(おそらく演奏 会と並行した収録、拍手やなどは無い)。聖堂備え付けのオルガン(1962 年製)はもちろん、弦 楽三重奏やソプラノも加わった多彩な内容。 マルチェロ・ジャンニーニは 1983年から 20 年近くこの聖堂のオルガン奏者を務めています。マリ エタ・イーヴァ・セーラルはスロヴェニア出身のソプラノ。ジュネーヴ高等音楽院で学び、スイスを 中心に活躍しています。ジュリエット・ルマイラクはフランスのバロック・ヴァイオリン奏者。2017 年に バロック音楽団体、ル・コンセール・ユニヴェルセルを結成し活躍しています。カロリーナ・プウィヴ ァチェフスカは1994年生まれのポーランドのチェロ奏者。

WERGO
WER-5128(1CD)
樹と金属、パーカッションの色彩 〜エンヨット・シュナイダー:打楽器協奏曲集
エンヨット・シュナイダー(1950-):
(1)打楽器とオーケストラのための協奏曲『樹の秘密』(2017)
(2)金属スクラップとオーケストラのための協奏曲『マシーン・ワールド』(2018)
ステファン・ブラム(1963-):
(3)『金属の研究』(2021)
デイヴィッド・クリストファー・パンツェル(1985-):
(4)『冬景色 Fuyugeshiki』 〜冬の歌(2021)
デイヴィッド・クリストファー・パンツェル(打楽器(1)(4))
ステファン・ブラム(打楽器(2)(3))
ガブリエル・ヴェンツァーゴ(指)ニュルンベルクSO((1)(2))

録音:2021年12月14-21日ニュルンベルク、コンレグスホール
多作なドイツの現代作曲家エンヨット・シュナイダーによる打楽器協奏曲を2曲収録。樹と金属に焦点をあてたアルバムで、有機的な生命の世界と、無機的で生 命のないものを対比させた造りに。打楽器には、にれの木や鉄くずなどが使われ、イマジネーション豊かに様々な色彩を打ち出しています。達者な打楽器奏者ふた りの活躍が聴きもの。このふたりの自作独奏曲をカップリングしています。 (Ki)

ATMA
ACD2-2835(1CD)
パリ、12台のギター
ローラン・ディアンス:ハムサ
ドビュッシー:ベルガマスク組曲(Renaud Cote-Giguere編)
アーノード・デュモンド:アレグロ・バルバロ
ラヴェル:マ・メール・ロワ(Dave Pilon編)
アーノード・デュモンド:サンローランの灯り
フォレスターレ

録音:2021年9月18-20日/ケベック、ドメーヌ・フォルジェ・コンサートホール
12人のギターとコントラバスからなるカナダのアンサンブル「フォレスターレ」によるフランス・アルバム。現代ポップスにまで通じる和声を編み出した印象派の ラヴェルとドビュッシーの楽曲をギター合奏用に編曲し、ギターのためのオリジナル作品と組み合わせています。『サンローランの灯り』はピンク・フロイドの音楽 に触発されて書かれた、エレキギター独奏とクラシックギター・アンサンブルのための作品。 (Ki)

H.M.F
HMM-902343(1CD)
INVISIBLE STREAM(見えない流れ)
ラファエル・アンベール(b.1974):Akim's Spirit(アキムの心)
ワーグナー:夕星の歌(タンホイザーより)
シューベルト:音楽に寄す(D 547)
アンベール:マイ・クレズマー・ドリーム
オーネット・コールマン(1930-2015):ビューティ・イズ・ア・レア・シング
アンベール:イメージの音楽
ハンス・アイスラー:小さなラジオに(An den kleinen Radioapparat)
アンベール:ソー・ロング・ラジオ・ヴォイス、亡命者
レイモン・ル・セネシャル(b.1930)/ピエール・バルー(1934-2016):水の中のダイヤモンド
ラファエル・アンベール(サックス/Henri Selmer Paris)
ジャン=ギアン・ケラス(Vc/Gioffred Cappa)
ピエール=フランソワ・ブランシャール(P)
ソニー・トゥルペー(ドラム、ka ドラム(ハンドドラム))

録音:2022年2月、ドイツ、エルマウ城
世界が認める語り口と技術で、作曲家の時代や国境やジャンルを超えて、自身の音楽を聴かせるチェロ奏者ケラスと、ジャズやクラシックのボーダーを超えた音 楽を聴かせるサックス奏者アンベールによる、豪華共演アルバムの登場。 ふたりは2016年のエクサン・プロヴァンス音楽祭のアソシエイト・アーティストを務め、そこでの演奏は聴衆に熱い感動を呼び起こしました。アルバムのタイトル 「Invisible Stream(見えない流れ)」とは、様々な境界を越えつつ、人々、アーティスト、即興演奏家、音楽家をつなぐ「見えない流れ」のこと。まさにケラスた ちがここで展開している音楽、また彼らの活動自体を言い表したしたタイトルとなっています。
クラシックの楽曲をジャズ風にアレンジしたもの、また、現代作曲家やアンベール自身による作品を、彼ら独自の世界観で聴かせます。「夕星の歌」ではメロディ はケラスのチェロが担当。半音階が多用された旋律と、美しくも官能的なアンサンブルとの絡みに思わずドキっとさせられるようです。シューベルトの「音楽に寄す」 はアンベールがメロディを奏でます。歌では息の関係で難しいと思われるゆったりとしたテンポで進められる中、ドラムも非常に効果的に響きます。
ちなみに録音場所であるエルマウ城は、2022年のG7サミットでも使われた風光明媚な自然の中に位置します。 (Ki)

ANTARCTICA
ANTAR-034(1CD)
モーツァルト:クラリネットを伴う室内楽作品集
クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581
クラリネット、ヴィオラ、ピアノのための『ケーゲルシュタット・トリオ』変ホ長調 K.498
クラリネット五重奏のためのアレグロ 変ロ長調 K.Anh.91(516c)
クラリネット、バセットホルン、弦楽三重奏のためのアレグロ ヘ長調 K.Anh.90(580b)
エディ・ヴァノオーストハーゼ(Cl)
ツェムリンスキーSQ
ヘールト・カラールト(P)
ダニー・コースジェンス(バセットホルン)

録音:2021年4月19-20日/アントワープ、メイル宮殿、鏡の間
ブリュッセル・フィルの首席クラリネット奏者、エディ・ヴァノオーストハーゼによる、モーツァルトのクラリネットのための室内楽曲集。これまで何度も取り上げ演 奏してきたという名品五重奏・三重奏に、あらためて新鮮な気持ちで、ゼロから向き合い録音に臨んだというアルバムです。チェコの名門カルテットとの共演によ る美しい音楽をお楽しみください。モーツァルトのクラリネットがさらに味わえるカップリングも秀逸です。 (Ki)

SUPRAPHON
SU-4320(1CD)
ヨゼフ・ベネシュ(1795-1873):弦楽四重奏曲第2番ヘ長調 Op.30
弦楽四重奏曲第1番ト長調 Op.28「フェルディナント・ラウプに捧ぐ」*
マルティヌーQ【アデーラ・シュタイノホロヴァー(Vn1)、ルボミール・ハヴラーク(Vn2)、ズビニェフ・パジョウレク(Va)、イトカ・ヴラシャーンコヴァー(Vc)】

録音:2021年11月15&17日、2021年12月3&10日*/ドモヴィナ・スタジオ(プラハ)
名団体マルティヌー四重奏団。これまでセルゲイ・タネーエフの五重奏曲全集(SU-4176)やペトル・エベンの室内楽曲集(SU-4232)など、知られざる名 曲を紹介することにも力を注いでいます。
ヨゼフ・ベネシュはボヘミアとモラヴィアの国境にある村バテロフに生まれ。19歳でウィーンとリュブリャナに移り住み、ヨーロッパ各地でコンサートを開いたヴァ イオリンの名手として知られ、イタリアではパガニーニやローラとも親交を深めています。演奏家として活躍する一方、リュブリャナのフィルハーモニー協会の音楽 監督、ウィーンの音楽アカデミーの教授など、名だたるポストを歴任しています。
作曲家としての才能も発揮したベネシュですが、作品のほとんどが、自身が弾くために書いたヴァイオリン独奏作品です。しかし、現在ベネシュの作品はほとん ど残っておりません。彼の最後の作品である2つの弦楽四重奏曲(それぞれ1865年と1871年に出版)は、彼がソリストとしてのキャリアから退いた晩年の作 品。どのパートも非常に技巧的な要素が散りばめられており、高い演奏技術を要します。なお、第1番は同時代を生きたヴァイオリニスト、フェルディナント・ラウプ (1832-1875)に捧げています。これほどまでに美しい作品を現代の名手が蘇らせたことは非常に喜ばしいことと申せましょう。 (Ki)

CPO
CPO-555130(1CD)
NX-B02
アンリ・マルトー:弦楽四重奏曲全集 第3集
弦楽四重奏曲第3番Op. 17
8つの歌曲 Op. 10*
カリーヌ・デエ(S)
イサシSQ【アンナ・ボイガス(Vn)、細田 千香子(Vn)、カーステン・ドーバーズ(Va)、ガイ・ダネル(Vc)】

録音:2017年10月28-29日、2018年3月28-29日*
イサシSQによる、フランス出身、スウェーデンに帰化したヴァイオリニスト、アンリ・マルトーの弦楽四重 奏曲全集。この第3集に収録されている第3番は1916年に書かれ、彼の全作品中、最も演奏機会の多い曲 です。第一次世界大戦でドイツとフランス両国からスパイと疑われるなどの苦難に満ちた体験が反映された、自伝 的作品ともいえる要素を持っています。第1楽章はゆったりとしたテンポと耳なじみの良いハーモニーで始まります が、耳障りなトリルを多用した旋律が唐突に現れて平安を乱します。悲痛な旋律で始まる第2楽章は、半音階 的な激しいパッセージで曲が断ち切られ、聴き手に恐怖感を与えるような激しく不安定な音の奔流が現れます。 ウィンナ・ワルツ風の第3楽章は失われた古き良き時代を想起させ、終楽章ではさまざまな楽想が現れ、最終的 には明るく陽気に曲が閉じられます。1905年に書かれた「8つの歌曲」は歌と弦楽四重奏の融合を目指した作 品。フランスのヴェテラン歌手、カリーヌ・デエがしっとりとした美声を聴かせます。
CPO
CPO-555405(1CD)
NX-B02
エドゥアルド・ナプラヴニク(1839-1916):ピアノ四重奏曲 イ短調Op. 42
ヴァイオリン・ソナタ ト長調 Op. 52
オリヴァー・トリンドル(P)
ニーナ・カーモン(Vn)
ディヤン・メイ(Va)
ユストゥス・グリム(Vc)

録音:2020年8月1-4日
チェコ出身の作曲家・指揮者エドゥアルド・ナプラヴニク(ナープラヴニーク)。14歳で両親を失うも、プラハでオルガ ンを学び名をあげた彼は、1861年にロシアから招かれサンクトペテルブルクで貴族の私設オーケストラの指揮者に 就任します。以降着々と実力を高め、1869年にはマリインスキー劇場の首席指揮者に就任。1916年までおよ そ半世紀にわたり同歌劇場オーケストラを(指)リムスキー=コルサコフを始めとした数多くの歌劇作品の初演を 行うなど、ロシアの音楽シーンに大きな貢献をしました。オーケストラの楽器の音色を知り尽くしたナプラヴニクは、 小さな楽器編成の作品にもその特性を生かし、極めて色彩豊かな響きを持つ音楽を書き上げました。このアルバ ムに収録された2作品も、チャイコフスキーを思わせる息の長い情熱的なメロディと、ポリフォニックな仕上がりを特 徴としています。ピアノのオリヴァー・トリンドルとヴァィオリンのニーナ・カーモンを中心とする、ドイツで活躍する名手た ちによる演奏です。

FUGA LIBERA
FUG-804(1CD)
『トリプティク 三連祭壇画』 〜バッハによるジャズと古楽のクロスオーバー
<Miseria 困窮>
1. B-A-C-Hによるインプロヴィゼーション
バッハ
2. カンタータ 『泣き、嘆き、悲しみ、おののき』 BWV 12より シンフォニア〜 『泣き、嘆き、悲しみ、おののき』 によるインプロヴィゼーション
3. カンタータ 『深き苦しみの淵より、われ汝に呼ばわる』 BWV 38より 合唱(第1曲)

<Transitio 移行>
4. カンタータ 『片足は墓穴にありてわれは立つ』 BWV 156より シンフォニア
5. 前奏曲 変ロ短調 BWV 867によるインプロヴィゼーション
6. チェンバロ協奏曲 第1番BWV 1052より アダージョ(第2楽章)
 ジャン・ポール・エスティヴェナート(1985-):
7. Transition 移行 (Part 1& Part 2)

<Transfiguratio 変容>
 バッハ
8. オーボエ協奏曲 BWV 1053R より シチリアーノ(第2楽章)
9. チェンバロ協奏曲 第1番BWV 1052より アレグロ(第1楽章)
10. カンタータ 『安らぎと喜びもてわれは行く』 より 合唱(第1曲)
    (バート・ジョリス編)
※ いずれの作品にも、演奏者による編曲と即興が加えられています。
ジャン・ポール・エスティヴェナート(Tp)
マルセル・ポンセール(Ob)
アンソニー・ロマニウク(チェンバロ、ピアノ、オルガン)

イル・ガルデリーノ(古楽器使用)【ヤン・デ・ヴィンネ(Fl)、ヨアンナ・フシュチャ、近藤倫代(Vn)、カート・デ・コック(Va)、イラ・ギヴォル(Vc)、サム・ゲルトマンス(Cb)】

録音:2022年6月 フラジェ、スタジオ4、ブリュッセル
ベルギーのジャズ・シーンで最も注目されているアーティストの一人、トランペット奏者のジャン・ポール・エスティヴェナートと、バロック・オーボエ の名手マルセル・ポンセールが出会い、ポンセールとヤン・デ・ヴィンネが主宰するイル・ガルデリーノと共に作り上げたバッハ・アルバム。さらに、 バロックから現代、ポピュラー音楽までをまたにかける活躍で今話題の鍵盤奏者、アンソニー・ロマニウクも参加し、インプロヴィゼーションやオリ ジナル曲も盛り込んだ異色の内容に仕上がっています。ポンセールが奏でる表情豊かなオーボエとエスティヴェナートのアドリブを交えたトラン ペットを中心に、全体にしっとりとした味わいのなか、さりげなくも鮮やかな絡みを聴かせるロマニウクの鍵盤の存在感にも注目です。コントラバ スのサム・ゲルトマンスもベルギーで活躍するジャズ・ベーシスト。

FARAO
B-108117(1CD)
クラリネットとピアノのための幻想小曲集
アウグスト・ヘンドリク・ヴィンディング(1835-1899):3つの幻想小曲集 Op.19
ヨハン・カール・エシュマン(1826-1882):2つの幻想小曲集 Op.9
シューマン(1810-1856):幻想小曲集 Op.73
ニルス・ウィルヘルム・ゲーゼ(1817-1890):4つの幻想小曲集 Op.43
ライネッケ(1824-1910):幻想小曲集 Op.22
ゲオルク・アルツベルガー(Cl)
ユリアン・リーム(P)

録音:2022年2月/ダッハウ、ルートヴィヒ・トーマ・ハウス
詩や自然や精神状態からインスピレーションを受け、幻想の世界を描いていったロマン派の性格的小品。そこから生まれた『幻想小曲集』というジャンルはシュー マンの楽曲がよく知られていますが、このCDでは計5人の作曲家の『幻想小曲集』が聴けます。ゲーゼとライネッケはシューマンの音楽に魅せられた作曲家で、ヴィ ンディングはこの二人の弟子。エシュマンは同時代の作曲家にして今ではほとんど忘れられた人物です。
ゲオルク・アルツベルガーは2006年から2017年までベルリン・ドイツ・オペラOに在籍したクラリネット奏者。首席代理にはじまり、2016年からは 首席奏者として活躍しました。 (Ki)

Spectrum Sound
CDSMBA-113(1CD)
リサイタル・アット・シャトレ劇場2006
シューベルト:ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調 Op.137-1D.384
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第35番 イ長調 K.526
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第10番 ト長調 Op.96
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第28番 変ホ長調 K.380より第2楽章「アンダンテ・コン・モート」
イザ ベ ル・ファウスト(Vn)
アンドレアス・シュタイアー(フォルテピアノ)

ライヴ録音:2006年3月19日/シャトレ劇場(パリ)
Licensed by Radio France
スペクトラム・サウンドがラジオ・フランスと正規ライセンス契約で CD化している注目シリーズ。音源はフランス・ミュジック(ラジオ・フランスが所有および運 営する公共ラジオ・チャンネル)が録音した正規初出音源です。
当アルバムはイザベル・ファウストがアンドレアス・シュタイアーと共演した2006年3月、パリのシャトレ劇場におけるライヴからシューベルトのヴァイオリン・ソ ナタ(Vnとピアノのためのソナチネ)第1番、モーツァルトのヴァイオリン・ソナタ第35番 イ長調 K.526、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第10番、 そしてアンコールで演奏されたモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ第28番 変ホ長調 K.380の第2楽章を収録しております!
当ライヴではシュタイアーはフォルテピアノを演奏しています。1曲目のシューベルトから予定調和とは無縁の、スリリングにして緻密な演奏を披露。同曲はファウ ストのディスコグラフィにはない作品だけに非常に貴重です。モーツァルトやベートーヴェンは二人の真骨頂。お互いが得意とする作曲家の作品だけに必聴。これぞ デュオの極みといえる演奏です!
完全限定盤につき、お早目のお求めをおすすめいたします。 ※ジャケット写真は2017年、オーストリアのグムンデンにおけるライヴで撮影されたもので当ライヴの写真ではございません。

APARTE
AP-295(1CD)
ラヴェル:ヴァイオリンとピアノのための作品全集
ピアノ協奏曲〜アダージョ・アッサイ(サマズイユ編)
ヴァイオリン・ソナタ
ハバネラ形式による小品(セオドア・ドニー編)
ヴァイオリン・ソナタ(遺作)
フォーレの名による子守歌
5時のフォックストロット〜歌劇「子供と魔法」(アスラン編)
2つのヘブライの歌(ガルバン編)
ツィガーヌ
エルザ・グレーテル(Vn)、
デヴィッド・ライヴリー(P)

録音:2021年12月27-29日/フラゲ(ブリュッセル)
エルザ・グレーテルは1980年生まれのフランスのヴァイオリニスト。15歳の誕生日にパリ音楽院でプルミエ・プリを受賞した後、ルッジェーロ・リッチほかに 師事した実力派。
ラヴェルのヴァイオリン曲といえばソナタやツィガーヌが有名ですが、このアルバムは全オリジナル曲のほか、興味深い他人の編曲物も集めています。中でもサマ ズイユによるピアノ協奏曲の第2楽章や、アスランによる「子供と魔法」の「5時のフォックストロット」は世界初録音。余裕の技巧で、オシャレなラヴェルの音世界 を堪能させてくれます。 (Ki)

Stradivarius
STR-37227(1CD)
「ライヴ・イン・ボローニャ」〜ポーランドのチェロ作品
シマノフスキ:ソナタ ニ短調 Op.9(原曲:ヴァイオリン・ソナタ)
ルトスワフスキ:ザッハー変奏曲
クシシュトフ・メイエル(b.1943):カンツォーナOp.56
ショパン:チェロ・ソナタ Op.65
ルカ・フィオレンティーニ(Vc)
ヤクブ・トゥホジェフスキ(P)

録音:2014年9月5日 イタリア ボローニャ(ライヴ)
ポーランドの作曲家のチェロ曲を集めた CD。シマノフスキのヴァイオリン・ソナタは 1904年の作でまだロマンティシズムたっぷりの名曲。これをチェロで弾くとよりしっとりと した情感が強まり実に美しい。ルトスワフスキのザッハー変奏曲は、スイスの指揮者、パ ウル・ザッハー(1906-1999)の 70歳の誕生日のために書かれたもの。クシシュトフ・メイ エル(1943-)は現代ポーランドを代表する作曲家。最後にショパンのチェロ・ソナタ。 ルカ・フィオレンティーニ1966年、イタリア、ヴェネツィア生まれのチェロ奏者。ミラノ音楽 院でロッコ・フィリッピーニに学んでいます。かつてVPOの (したがってウィーン国立歌劇場Oの)チェロ奏者を務めていた。その後ミラノ・ス カラ座Oの首席チェロ奏者に就任。イタリア人チェロ奏者というと明るく朗々と歌 うイメージだが、フィオレンティーニのチェロは端正でじっくりした味わいのあるものだ。 ヤクブ・トゥホジェフスキ(Jakub Tchorzewski チョルツェウスキに非ず)はポーランドのピ アニスト。ポーランドの埋もれた作曲家の作品を積極的に取り上げることで知られている が、演奏は非常に誠実で味わい深いものです。

Eudora
EUDSACD-2205
(2SACD)
バッハ:ヴァイオリン・ソナタ集
ソナタ第1番ロ短調 BWV1014
ソナタ第2番 イ長調 BWV1015
ソナタ第3番ホ長調 BWV1016
ソナタ第4番ハ短調 BWV1017
ソナタ第5番ヘ短調 BWV1018
ソナタ第6番ト長調 BWV1019
アンドニ・メルセロ(Vn)、
アルフォンソ・セバスティアン(ハープシコード)

録音:2020年8月28日-30日&10月9日-11日、サン・ミゲル教会(スペイン、サラゴサ
スペインの高音質レーベルEudora!SACDとMQA-CDのハイブリッド仕様でリリースされる、バッハのヴァイオリン・ソナタ集!演奏はカザルスSQの元メンバー、アンドニ・メルセロ!スペイン・サラゴサにあるサン・ミゲル教会の没入感ある音響効果と、メルセロの温かみのあるシルバートーンを、Eudoraのレコーディング・エンジニア、ゴンサロ・ノケが見事に捉えています。Eudoraが満を持して送り出すこの新たな録音は、多くのリスナーにとって嬉しい驚きとなることでしょう。
「私たちは、これらの作品を録音するという冒険に乗り出す時が来たと感じました。この音楽への無条件の愛、バッハの音世界への情熱、私たちの人生を照らしてくれる芸術への尊敬の証として……そしてより個人的なレベルでは、アンドニと私が初めて一緒に演奏してから30年、生涯にわたる素晴らしい友情の30年を祝う最高の方法として。」(アルフォンソ・セバスティアン)

Anaklasis
ANA-020(1CD)
レジェンド〜ヘンリク・ヴィエニャフスキの音楽にインスパイアされたアルバム
アダム・バウディフ/H.ヴィエニャフスキ:クヤヴィアク(眠り)/無言歌/ポーランドの歌/カプリス第1番/創作主題による変奏曲(マエストーソ)*/創作主題による変奏曲/悲歌的アダージョ (パート1)/伝説/悲歌的アダージョ (パート2)/マズルカ
アダム・バウディフ・クインテット〔アダム・バウディフ(Vn、ルネサンス・ヴァイオリン)、マレク・コナルスキ(テナー・サクソフォン)、ウカシュ・オイダナ(P)、ミハウ・バランスキ(ダブル・ベース)、ダヴィド・フォルトゥナ(ドラムス)〕、
アガタ・シムチェフスカ(Vn)*

録音:2021年12月、ポーランド放送(ワルシャワ)
1945年にクラクフで設立されたポーランド最大級の音楽出版社「ポーランド音楽出版社(PWM Edition)」が運営するレーベル「Anaklasis(アナクラシス)」より、電子音楽や即興音楽など新たな音楽世界を紹介する「REVISIONS」シリーズの注目新譜がリリース!
現在ポーランドで大きな話題を集めているジャズ・ヴァイオリニスト&コンポーザー、アダム・バウディフが、ポーランド・ロマン派を代表する偉大なヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニスト、ヘンリク・ヴィエニャフスキの音楽を斬新なアプローチで料理した1枚。
アダム・バウディフは10代で既にその非凡な才能を発揮して注目を浴び、カトヴィツェ音楽院、バークリー(:音楽院で高度な教育を受け、国内外のジャズ、クラシック、ポップスを代表するアーティストと共演。ヨーロッパ各地から日本、韓国、中国、アメリカ、カナダ、アゼルバイジャン、インドネシアで演奏し、モントルー、ロンドン、ワルシャワ、ドイツなどの国際的なジャズ・フェスティヴァルに参加。これまで、ジャズを中心とした8枚のアルバムをリリースしていますが、今作ではヴィエニャフスキの旋律と彼の民族音楽への関心にインスパイアされたナンバーでアルバムを完成させました。
ヴァイオリン、テナー・サックス、ピアノ、ウッド・ベース、ドラムスのジャズ・クインテットで、民族的なサウンドからバロック、ロマンティック、ポスト・クラシカル、ジャズ、インプロヴィゼーションなどの様々なスタイルでヴィエニャフスキの音楽を表現しています。ヴァイオリン愛好家もジャズ・クロスオーヴァー・ファンも要チェック!

Pavane
ADW-7600(1CD)
ラフマニノフ:チェロとピアノのための作品集
チェロ・ソナタ ト短調 Op.19
チェロとピアノのための2つの小品 Op.2
チェロとピアノのための歌(ロマンス) ヘ短調
「幻想的小品集 Op.3-3」より「メロディ ホ短調」
「パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43」より「第18変奏」
ヴォカリーズ Op.34-14
ジョルダン・グレゴリス(Vc)、
ステファン・デ・メイ(P)

録音:2021年9月、ロイセレデ(ベルギー)
フランスでチェロを始め、クレルモン=フェラン音楽院で学び、その後ロンドンの王立音楽大学にて研鑽を積んだチェリスト、ジョルダン・グレゴリスによるラフマニノフのチェロとピアノのための作品集。グレゴリスは2013年からスイスを拠点にしており、チェロ・クァルテットやジャズ・クインテット、そして現代音楽アンサンブルにも参加するなど室内楽の分野で様々な活躍を見せています。
ラフマニノフの「チェロ・ソナタ」はラフマニノフの代表作「ピアノ協奏曲第2番」と同じように非常に精巧に作られ、音楽的にも非常によく似た名曲で、特にそのチェロ・パートは、声楽のような抒情的なものになっています。その抒情的な旋律をグレゴリスはまさに歌うようにチェロを操り、彼の織り成すラフマニノフの世界に引き込むような圧巻の演奏を披露しています。

Urania Records
LDV-14090(1CD)
バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバとハープシコードのためのソナタ全曲 BWV1027-29(ヴィオラとハープシコード版)
ソナタ ト長調 BWV1027
ソナタ ハ長調 BWV1028
ソナタ ト短調 BWV1029
ハープシコードのための組曲 イ短調 BWV818a
ルカ・ラッザリーニ(Va)、
ニコラ・レニエロ(オルガン、ハープシコード)

録音:2022年4月
.バッハの「ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ」をヴィオラとハープシコードで奏でるという注目版。以前C.P.E.バッハの「ヴィオラ・ダ・ガンバとハープシコードのためのソナタ集」をヴィオラとハープシコードで演奏した(LDV14079)同じアーティストの組み合わせで、今回はアダージョ楽章のみオルガンへ変更するというさらに興味深い試み。
現在はピリオド楽器アンサンブルのイル・トラッティメント・アルモニコのリーダーとして、イタリアの古楽シーンで活躍しているルカ・ラッザリーニが、「ヴィオラ・ダ・ブラッチョ」で演奏されたであろうソナタを、マッシミリアーノ・ダッラ・コスタが020年に製作したアントニオ・ストラディヴァリ1734年製のレプリカを用いて演奏し、それに寄り添うニコラ・レニエロのオルガンによって新たな音色を生み出します。

NEOS
NEOS-12115(1CD)
クワイエチュード・フラジール
ウリ・ヨハネス・キークブッシュ:太ったベルタとブラック・コーヒー(P、パーカッションのためのコンプロヴィゼーション)
真夜中(フルート、ヴィオラ、ピアノとパーカッションのための)(2017)
ウィーンからのメッセージ(フルート、ヴィオラ、ピアノとパーカッションのための)(2021)
銀食器(ヴィオラ、パーカッションのためのコンプロヴィゼーション)
クワイエチュード・フラジール(はかない静けさ)(フルート、ヴィオラ、ピアノとパーカッションのための)(2018)/息を止めないで(フルートとピアノのための)(2019)
カルーセル(回転木馬)(フルート、ヴィオラ、ピアノとパーカッションのための)(2021)
リーフェンツァイト(Riefenzeit)(Pとパーカッションのための)(2015/2021)
フルス(ひょうたん笛)の踊り(フルス、パーカッションのためのコンプロヴィゼーション)
シュラクル(Schlakl)(Pとパーカッションのための)(2020)
トリド四重奏曲(フルート、ショーム、ヴィオラ、ピアノ、パーカッションのためのコンプロヴィゼーション)
アブゲザング(Abgesang)(フルート、ヴィオラ、ピアノとパーカッションのための)(2017)
ベイビー・ゾマー・キークテット〔ギュンター・ベイビー・ゾマー(パーカッション、コンプロヴィゼーション)、ウリ・ヨハネス・キークブッシュ(作曲、ピアノ/ブリュートナー・グランド・ピアノ)、カタリナ・ゾマー(フルート、フルス、ショーム、コンプロヴィゼーション)、ラウラ・シュトローブル(ヴィオラ、コンプロヴィゼーション)〕

録音:2021年11月15日-17日、ライプツィヒ
ピアニスト、作曲家、教師として充実したキャリアを積んできたウリ・ヨハネス・キークブッシュと、現代ヨーロッパ・ジャズを代表するドラマー&パーカッショニストの一人、ギュンダー・ベイビー・ゾマー。20年間近く一緒に演奏し、純粋な即興演奏からキークブッシュの作曲が注目されるようになっていった彼らが、舞台芸術、視覚芸術、文学アーティストなど様々な芸術プロジェクトで活動するフルート奏者カタリナ・ゾマーと、音楽家、研究家として様々な編成で新しい音楽への情熱を追求し続けているヴィオリスト兼作曲家ラウラ・シュトローブルと組んだクァルテットが、『ベイビー・ゾマー・キークテット』。
ニュー・アルバム『クワイエチュード・フラジール』では、キークブッシュが作曲した作品をベースに、それぞれのメンバーによるコンプロヴィゼーション(Comprovisation/作曲〔Composition〕と即興〔Improvisation〕を組み合わせた用語)による作品が挟まれ、先進的なフリー・ジャズと最新のクラシック音楽が相関しながら両者の間を彷徨う、新しい創造空間を切り拓いています。
NEOS
NEOS-1220910(2CD)
ニコラウス・A・フーバー:作品集
(1)Angel Dust(トロンボーンとアコーディオンのための)(2007/08)
(2)Blanco y Verde(フルートとクラリネットのための)(2018)
(3)Ohne Holderlin(コントラバスとピアノのための)(1992)
(4)En face d’en face(ラージ・オーケストラとテープのための)(1994)
(5)ALGOL(AIONのためのポストリュ―ド)(エア・ドローイングとジューズ・ハープを伴うピアノのための)(2019)
(6)Rose Selavy(アンサンブルとテープのための)(2000)
(7)AION(4チャンネル・テープと匂いのための)(1968)
(1)マイク・スヴォボダ(Tb)、シュテファン・フッソング(アコーディオン)
録音:2009年12月15日(世界初演のライヴ録音)
(2)エーリク・ドレッシャー(Fl)、マティアス・バットション(Cl)
録音:2019年9月6日(ライヴ)
(3)文屋充徳(Cb)、キャサリン・ヴィッカーズ(P)
録音:2001年6月21日
(4)フランクフルトRSO、フリードリヒ・ゴルトマン(指)
録音:1998年2月20日
(5)キャサリン・ヴィッカーズ(P)
録音:2021年7月8-9日
(6)ムジークファブリーク、ジャック・メルシエ(指)
録音:2001年3月3日(世界初演のライヴ録音)
(7)WDR電子音楽スタジオ
録音:1972年3月27日
シュトックハウゼンやノーノに師事したドイツの作曲家ニコラウス・A・フーバー(1939-)が50年以上にわたって作曲した作品の数々を世界初録音で収めた、充実の2枚組!各作品は1968年から2019年の間に書かれたもので、純粋な電子音楽である「AION」から、ピアノ、二重奏、アンサンブルのための音楽、そして大オーケストラとテープのための「En face d'enface」まで、多岐にわたっています。「作曲するときはいつも聴き手のことを考える」「私自身が最初の、そして繰り返し聴くリスナーである」と語るフーバー。ブックレットの作品紹介からは、彼の視覚芸術、文学、自然科学、哲学、つまり人間と社会に対する幅広い関心が伺え、彼の音楽からは、これらの外的な影響をいかに豊かな想像力で作曲のプロセスに転換しているかが伺えます。

アールアンフィニ
MECO-1074
(Blu-spec CD2)
税込定価
スーパーチェリスツ/ザ・スーパーチェリスツ
1. リベルタンゴ(A.ピアソラ/小林幸太郎 編)
2. G線上のアリア(バッハ/小林幸太郎 編)
3. ウィリアム・テル序曲(G.ロッシーニ/W.トーマス=ミフネ 編)
4. 白鳥(C.サン=サーンス/小林幸太郎 編)
5. チャルダーシュ(V.モンティ/小林幸太郎 編)
6. 舞踏会の美女(L.アンダーソン/小林幸太郎 編)
7. ラ・クンパルシータ(G.M.ロドリゲス/小林幸太郎 編)
8. 「カルメン」組曲第1番?前奏曲(G.ビゼー/小林幸太郎 編)
9. カルメン幻想曲(G.ビゼー/W.トーマス=ミフネ 編)
10. エレジー(古川展生/小林幸太郎 編)
11. 2年ぶりの春(西方正輝)
12. 鳥の歌(カタロニア民謡/P.カザルス?小林幸太郎 編)
スーパーチェリスツ【江口心一 、大宮理人、奥泉貴圭、小林幸太郎、佐山裕樹、中条誠一 、西方正輝、古川展生、森山涼介、山本大】

録音:2022年7月12日 & 13日
聴く者の耳、目、心、すべてを奪いにきたチェリストたち。奏者全員がそれを可能にする実力と魅力を持ちながら常に進化するアンサンブル、それこそが「スー パーチェリスツ」です。目を見張るほどの高度な技術を駆使しながらも、その難易度の高さを感じさせることなく、むしろその難しさすら楽しんで演奏する姿には 驚愕するでしょう。各アーティスト全員がソロ・チェリストとして活躍するからこその高次元のテクニック、深い音楽性、パッション溢れる熱いエネルギーを是非ご 堪能下さい。
◆スーパーチェリスツ  
スーパーチェリスツは、2018年ヴァイオリニストの高嶋ちさ子の呼びかけにより結成されたチェリストのみによるグループ。  それぞれのメンバーが、ソロ・リサイタルや室内楽、オーケストラなど様々なジャンルで活躍しているが、その確かな技巧、深い音楽性、さらにエンターテ イメント性溢れるパフォーマンスは高い評価を得ている。  人数は固定せずにコンサートによってフレキシブルに対応しているが、概ね8名〜10名で演奏することが多い。メンバーの小林幸太郎は演奏と共 に、多くの楽曲の編曲も手がけ、スーパーチェリスツのオリジナリティを高めている。結成以来、高嶋ちさ子のコンサートツアーを中心に日本全国で公演 を行っている。  当アルバムのレコーディング参加メンバーは、江口心一、大宮理人、奥泉貴圭、小林幸太郎、佐山裕樹、中条誠一、西方正輝、古川展生、森山涼 介、山本大の10名からなる。 (2022年8月現在)

CAvi music
85-53018(2CD)
ヴァルター・ブラウンフェルス:弦楽四重奏曲全集
弦楽四重奏曲第1番イ短調 Op.60
弦楽四重奏曲第2番ヘ短調 Op.61
弦楽四重奏曲第3番ホ短調 Op.67
弦楽五重奏曲 嬰へ短調 Op.63*
ミンゲQ、
イェンス=ペーター・マインツ(Vc)*

録音:2018年〜2021年、ドイツ放送カンマームジークザール(ドイツ、ケルン)
ドイツ・ケルンを本拠地とするミンゲ四重奏団が、同地で多くの音楽家を育成し、彼らの芸術に決定的な役割を果たした人物、ヴァルター・ブラウンフェルス(1882-1954)に敬意を表し、弦楽のために書かれたすべての室内楽作品を録音!
二つの大戦の間に活躍したブラウンフェルスは、作曲家、ピアニストとして広く尊敬を集めていましたが、1933年にはユダヤ系であることを理由に、芸術活動を完全に制限されてしまいます。ここに収録された4つの作品は1944年から1947年の間、つまり戦争末期と戦後間もない時期に書かれたもので、特に自身の歌劇「受胎告知」(ポール・クローデル原作)の主題に基づく第1番は、そうした悲惨な時代の出来事(彼の息子の一人は東部戦線で亡くなっています)と彼のゆるぎない信念を物語るものとなっています。

KLARTHE
KLA-141(1CD)
エリーズ・ベルトラン〜愛の手紙
エリーズ・ベルトラン
(1)変奏曲風にOp.7(2018)〜ピアノ
(2)ヴァイオリンとチェロのためのソナタOp.8(2018)
(3)典礼の印象Op.2(2016)〜フルートとピアノ
(4)モザイクOp.4(2016-7)〜フルートとクラリネット
(5)愛の手紙Op.10(2019-20)〜フルートと弦楽三重奏
(6)12の前奏曲Op.1(2015-6)〜ピアノ
ダナ・チョカルリエ(P)(1)、
カロリーヌ・デボンヌ(Fl)(3)-(5)、
イオネル・ストレバ(P)(3)、
エルミーヌ・オリオ(Vc)(2)(5)、
ジョー・クリストフ(Cl)(4)、
ポール・ジエンタラ(Va)(5)、
エリーズ・ベルトラン(Vnとピアノ)(2)(5)(6)

録音:2021年11月/サル・コロンヌ
エリーズ・ベルトランは2000年南仏トゥーロン生まれの女性作曲家。作曲のみならずヴァイオリン、ピアノも一級で女優ばりの容姿を持つことから、今後人気が 出そうな注目株です
5歳からピアノ、8歳からヴァイオリンを学び、11歳から独学で作曲も始めたという天才で、後にパリ音楽院で作曲をニコラ・バクリに、ヴァイオリンをロラン・ ドガレイユに師事、2019年のジネット・ヌヴー国際コンクールで2位の実力を示しています。
このアルバムはベルトラン10代の室内楽作品を集めています。Op.1の「12の前奏曲」では彼女のピアノ演奏を堪能できます。またヴァイオリンとチェロのた めのソナタと愛の手紙ではヴァイオリニストとして参加、才女ぶりを発揮しています。デュリュフレの「レクイエム」からの影響が明瞭なフルート曲「典礼の印象」は 重要なレパートリーになりそうな魅力作です。
KLARTHE
KLA-135(1CD)
エグザイル
(1)モアッティ:旅
(2)ブロッホ:バール・シェム(全3曲)
(3)ヴァンサン・ル・クアン:茨の森
(4)モアッティ:夢
(5)エサ=ペッカ・サロネン:学ばざる笑い
(6)モアッティ:涙
(7)同:夜明け
(8)同:ミヒャエルのためにクレズマー
(9)ジョアン・ファルジョ:あなたが愛する時
(10)リリー・ブーランジェ:ノクチュルヌ
(11)バイイ:ネオン
(12)ル・クアン:ナセル
(13)フィオナ・モンベ:ヴィ=ル・ヴォルテ
エル ザ・モアッティ(Vn 、声 、バロック・ヴァイオリン)
シュザンヌ・ベン・ザクン(P)(2)(9)(10)、
ヴァンサン・ル・クアン(Sax)(3)(12)、
ジュリア・マカレス(Va)(11)、
フィオナ・モンベ(Vn)(13)

録音:2021年9月2-6日/アトリエ「金の手」
エルザ・モアッティは1992年生まれのヴァイオリニスト。アルジェリア系ユダヤ人の父、フランス、ネイティヴ・アメリカの血を引く母という出自を持ち、パリ音 楽院でステファニー=マリー・ドゥガンとカトリーヌ・モンティエに師事。クラシックからジャズ、ワールドまで幅広いジャンルで活躍しています。
テーマはエグザイル(亡命、移民)。ユダヤへのこだわりも込めているようですが、ブロッホの名作「バール・シェム」から自作まで聴き応え満点。自作曲のいくつ かのタイトルがフィンランド語だったり、名指揮者サロネンの曲も入っているのは、モアッティがヘルシンキのシベリウス・アカデミーでも学んだことを示しています。
モアッティのヴァイオリンはツィゴイネルワイゼンやチャルダーシュ風の濃厚な感情に満ちていて聴く者の心を震わせます。

PROSPERO CLASSICAL
PROSP-0032(1CD)
ラフマニノフ・ストーリーズ
ラフマニノフ:チェロとピアノのための小品 Op.2
前奏曲集 Op.23より 第4曲 ニ長調
チェロ・ソナタ ト短調 Op.19
12の歌 Op.21より 第7曲 ここはすばらしい場所
6つの歌 Op.38より 第3曲 ひなぎく / 第5曲 夢
ヴィオラ独奏のためのラフマニノフの主題によるカプリッチョ(前奏曲Op.23-5に基づく)
14の歌 Op.34より 第14曲 ヴォカリーズ
マティス・ロシャ(Va)
エルデム・ミシルリオグル(P)

録音:2021年3月26-29日/ベルギー
コロナとロックダウンが契機となって、ヴィオラ奏者のマティス・ロシャは自身のレパートリーを見つめ直し、ラフマニノフの音楽に行き着きました。チェロ作品や 歌曲を独自にヴィオラのために編曲し、ロシアのメロディに新たな色彩を与えています。
PROSPERO CLASSICAL
PROSP-0033(1CD)
ボヘミアン・ラプソディ 〜ピアノ三重奏曲集
スメタナ:ピアノ三重奏曲 ト短調 Op.15
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第4番ホ短調『ドゥムキー』
オリヴァー・シュニーダー・トリオ 【アンドレアス・ヤンケ(Vn)、ベンヤミン・ニッフェネッガー(Vc)、オリヴァー・シュニーダー(P)】

録音:2020年5月23-24日/スイス
スメタナのピアノ三重奏曲とドヴォルザークの『ドゥムキー』、ふたつのボヘミア室内楽の名作を収録。アルバム・タイトルは「ボヘミアン・ラプソディ」。フレディ・ マーキュリーとの関連については、音楽学者エヴァ・ゲジーネ・バウアーがブックレットで詳しく説明しています。(独英仏のみで、日本語はつきません) (Ki)

ODRADEK RECORDS
ODRCD-374(1CD)
「コンテンポ・コントラスティ」
ピエール・サンドラン(1490-1561):「従軍して私の心が凝り固まったとき」
アトリ・ヘイミール・スヴェインソン(1938-2019):「ステファン・ホロドゥル・グリムソンの詩による4 つの断章」(2000)
フアン・デル・エンシーナ(1468-1529):「可憐な勇気」
ジャコブス・デ・ミラルテ(ca.1500?):「さぁ、食事にゆこう!」
スヴェイン・ルドヴィク・ビョルンソン(b.1962):「損失?」(1999)
トマス・モーリー(1557-1602):「Sleep Slum'bring Eyes」
ジョン・アンソニー・スペイト(b.1945):「今宵は長し」〜中世イギリスの詩による(2000)
アレグザンダー・スコット(ca.1520-1582/3):「Depairte, Depairte」〜ビザンティン写本より(ca.1545)
クレマン・ジャヌカン(1485-1558):「昔一人の娘が」
コントラスティ・アンサンブル【カミーラ・セーデルベルク(リコーダー)、マルタ・グドルン・ハルドルスドッティル(Vn, Gamba, Voice) 、オロフ・セセリャ・オスカルスドッティル(Gamba, Vc) 、スノーリ・オルン・スノーラソン(Lute, Guiter)、ステーフ・ヴァン・オーステルホウト(Perc)】

録音:2001年3月21日/2003年5月7日ヴィジスタザル教会,アイスランド
氷河と火山とオーロラの国アイスランドからユニークなアルバムが登場。アイスランドといえば歌姫ビョークの出身国であ り、以前よりポップ・ミュージック・シーンでこの国は注目されていましたが、クラシックの分野でも近年、個性的なアーティスト がたくさん輩出されています。2000年に結成されたグループ、コントラスティ・アンサンブルもそのひとつ。リコーダー、ヴァイ オリン、ヴィオラ・ダ・ガンバ、ヴォーカル、打楽器による 5人組でヨーロッパの中世、ルネサンス音楽とアイスランドの現代音 楽を組み合わせたユニークなプログラミングで注目を集めています。遠い時を隔てた 2種類の音楽が出会う時、そこには不 思議な化学反応が生じ、どこにも存在しない異次元の世界へと聴き手を導きます。アイスランドの現代作曲家の作品は現代 曲といっても民族音楽のテイストを持ったどこかなつかしいもので中世ルネサンス音楽との相性も抜群。北方の茫漠とした荒 野、そこに咲く一凛の小さな花、吹き出す間欠泉とフィヨルド。ひんやりとしたアイスランドの自然が見えてきそうな一枚です。
ODRADEK RECORDS
ODRCD-427(1CD)
「内なる旋風」
ジェームズ・レイ(b.1957):フルートとピアノのためのソナチネ(2007)
ダニエル・サンチェス・ベラスコ(b.1972):ダンス・プレリュード(2020)
ゴンサロ・カシエリェス・カンブロル(1931-2020):運命のワルツ(2014)
エリセンダ・ファブレガス(b.1955):フルート・ソナタ第1番(1995)
ホセ・エリソンド(b.1972):リモンチェッロ(2018)
パブロ・アギーレ(b.1961):フーガ(1997)
 距離(2002)
 耳をつんざくような情熱(1991)
マイク・マウアー(b.1958):フルート・ソナタ第3番(2003)
ロベルト・アルバレス(Fl)、
クセニーア・ヴォフミアニナ(P)

録音:2020年9月5、6日スー・トン音楽院レコーディング・スタジオ
ジャズ、ラテンのイディオムを持った20〜21 世紀のフルートとピアノのための作品を集め た一枚。フルートのロベルト・アルバレスはこれまでにカペラデス国際音楽コンクール、アン ヘル・ムニェス・トカ賞、シウタット・デ・マンレサ賞など国際的な賞を受賞し、現在シンガポ ールSOの団員の傍ら、ソロ奏者として活躍しています。ピアノのヴォフミアニナは18 歳 の時、シンガポールの南洋芸術学院でボリス・クラリェヴィッチに師事の後、英国王立音楽 院(ロンドン)で音楽学士号を取得、ウクライナのハリコフ国立教育大学で更に研鑽を積ん だ若手。このディスクが彼らのデビュー・アルバムとなります。作品はいずれも20 世紀後半から 21世紀に書かれたものだが、いわゆる現代音楽ではなく、ジャズ、ラテンの影響を受けも のからフランス印象派、新古典主義を思わせる美しく親しみやすいものばかり。フルート・フ ァンのみならず多くのクラシック・ファンにお薦め。
ODRADEK RECORDS
ODRCD-434(1CD)
ミケル・ウルキーサ(b.1988)作品集
「アイ・ナルト・ビー・クロード・オン・ザ・フロルト(2018) 〜ソプラノと室内アンサンブルのための
コントラプルマ(2016)〜ピアノのための
5つの小品(2012) 〜ヴァイオリン、チェロとピアノのための
「ヘビとはしご(セレナータ)」(2016) 〜ハープ、ピアノ、打楽器、ヴァイオリン、ヴィオとチェロのための
灯りが輝く(2015) 〜フルート、クラリネット、ピアノ、打楽器、ヴァイオ
リン、ヴィオラとチェロのための
ジンツィル(2012) 〜フルート、アコーディオン、ヴィオラ、ギター、チェレスタと打楽器のための
ランスタン・ドンネ(アンサンブル)
マリオン・タッソー(S)

録音:2021年7月5-8日国立音楽創作センター,アルフォールヴィル、フランス
ミケル・ウルキーサはスペイン、バスク地方出身の若手作曲家。パリ高等音楽学校でジュ ラール・ペッソンに学んだ後、2022年にジーメンス音楽財団の作曲賞を受賞。現在パリを 拠点に活動し、ヨーロッパのアンサンブルのために盛んに作品を発表しています。彼の作風 を一言で語るのは容易ではない。活動拠点がパリということから想像されるスペクトル楽派 からの影響はほぼ皆無。楽器の特殊奏法から醸し出される独自のユーモア、ノイズ、人を 喰ったようなアイロニカルな音の身振りにユニークな音楽観が感じられ、視覚なしの音だけ で聴くシアター・ピースといった趣き。オーストリアのオルガ・ノイヴィルトに継ぐ、新しいアイ ロニカル、ユーモア世代の作曲家の登場。

MSR
MS-1673(1CD)
「夜想曲とロマンス」〜ゲオルク・ゴルターマン(1824-1898):チェロとピアノのためのサロンのための小品集
夜想曲ロ短調Op.59-1
3つのサロンのための小品Op.92より2曲
3つの象徴的なロマンスOp.95
3つの言葉のないロマンスOp.90
3つの夜想曲Op.125/ほか全22曲
キャサリン・デッカー(Vc)
パク・ウンヒ(P)

録音:2019年8月30日-9月1日ウィスコンシン大学
ゲオルク・ゴルターマンは 19世紀初頭から世紀末まで活躍したハノーバー出身のドイツの 作曲家。世代としてはシューマンとブラームスの中間に当たる。チェリストとして音楽 家のキャリアを開始したが、後に作曲に専念するようになり、チェロ協奏曲や交響曲などを多 数発表した。作風は前述の通り、シューマンとブラームスの中間世代ということと関係あるの か、それとも中期ロマン派の様式というものが、そもそもこういうものなのか、ある時はシューマ ン、またある時はブラームスといった具合に、シューマンとブラームスを結ぶ過渡的な様相を呈 しており、なかなか興味深い。彼は自ら演奏するため多くのチェロとピアノのためのサロン向き の小品を残しており、このディスクにはいずれも流麗で美しい旋律の佳品が揃っています。
MSR
MS-1788(1CD)
「こどもの遊び」
ブラームス:5つの歌曲Op.49(1868)
シヒョン・オム(b.1999):「サーカス」組曲(2014/2020)
エドワード・ナイト(b.1961):「七日月」(2010)
ラヴェル:マ・メール・ロワ(1910)
グリエール:ゆりかごの歌(1909)
エンヘイク【キム・ウォンカク(Cl)、M.ブレント・ウィリアムズ(Vn) 、キャサリン・デッカー(Vc) 、パク・ウンヒ(P)】

録音:2021年8月3-7日
クラリネット、チェロ、ヴァイオリン、ピアノによる子供のための音楽集。オリジナル作品はシヒョ ン・オムの「サーカス組曲」とエドワード・ナイトの「七日月」で他は編曲作品。ブラームスは有名 な「ブラームスの子守歌」が含まれる歌曲集のアレンジ。ラヴェルの「マ・メール・ロワ」はなかな か秀逸なアレンジで、この編成のために作曲されたかのよう。グリエールの「ゆりかごの歌」は小 品ながら優美な旋律が魅力的。 エンヘイクのメンバー、チェロのデッカー(:とピアノのパクの2人による「ゴルターマン:チェロ作品 集(MS1673)」も今回発売になります。

ENSENBLE MODERN
EMCD-050(1CD)
「ポリグロット」〜現代のコントラバス作品集
(1)ヴィト・ジュライ(b.1979):「100頭の女性」(2017) 〜ソプラノとコントラバスのための
(2)オンドジェイ・アダーメク(b.1979):「チェンバー・ノイズ」(2010)〜チェロとコントラバスのための
(3)エリオット・カーター:フラグメント(2007
(4)ブライアン・ファーニホウ(b.1943):キリストの復活
(2017)〜コントラバスと弦楽四重奏のための
(5)レベッカ・ソーンダーズ(b.1967):激情(2009) 〜コントラバスとアンサンブルのための
(6)カイヤ・サーリアホ(b.1952):フォリア(1995) 〜コントラバスとエレクトロニクスのための
(7)ポール・カノン(b.1987):トランジション(2019)
(8)ベルンハルト・ガンダー(b.1969):「テイク・ファイヴ・フォー・スリー」(2019) 〜コントラバスと2人の打楽器奏者のための
ポール・カノン(Cb)
(1)リンナット・モリアー(S)
(2)エヴァ・ベッカー(Vc)
(4)アルディッティQ
(5)エンノ・ポッペ(指)
アンサンブル・モデルン
(6)フェリックス・デュレーアー(ライヴ・エレクトロニクス)
(8)ライナー・レーマー(Perc)&デイヴィッド・ハラー(Perc)

録音:録音:2017-2021年
アンサンブル・モデルンのコントラバス奏者ポール・カノンは生粋のドイツ人かと思 いきやアメリカ北西部出身。14歳でシアトル響の首席に抜擢される神童で、その後い くつかのオーケストラを経て2014年よりアンサンブル・モデルンのメンバーになった。 彼はコントラバスのための新作の拡充に努めており、このディスクに収められた作品 のほとんどが彼のために作曲された。ソロから声楽入り、ライヴ・エレクトロニクス入り、 弦楽四重奏、オーケストラとのコラボレーションなど様々な編成の作品が収められて おり、いずれもコントラバスの新たな可能性を感じさせる作品揃い。

オクタヴィア
OVCC-00165(1SACD)
税込定価
2022年8月24日発売
Song & Dance
作者不詳(高嶋圭子 編):ウプサラの歌曲集 より
 肉となりし御言葉
 私は黒髪の女
 彼女は聖母
 リウ・リウ・チウ、守り人
メンデルスゾ-ン(清水真弓 編):野外で歌う6つの歌曲 より
 緑の中で
 森への別れ
 ナイチンゲール(小夜啼鳥)
 狩の歌
ドビュッシー(レヴィン 編):3つのシャンソン-シャルル・ド・オルレアンの詩による
ラヴェル(清水真弓・土井詩織 編):3つのシャンソン
シャイト:4声のカンツォン「コルネット」
シベリウス:3つの合唱曲(6つの男声合唱曲、組曲「恋する者」より)
ベートーヴェン(今村康 編):オラトリオ「オリーブ山のキリスト」より第5曲「彼はここだ!」 (兵士と使徒の合唱)
ファリャ(清水真弓 編):7つのスペイン民謡より第5曲「ナナ」
ドヴォルザーク(ラービー編):スラブ舞曲第1番
レスピーギ(清水真弓 編):組曲「シバの女王ベルキス」より第3曲「戦いの踊り」
スパーク(清水真弓 編):イーナの歌
ウィーラン(清水真弓 編):「リバーダンス」より「キャスリーン伯爵夫人」
ヌス:詩織のブルース
クレスポ:3つのミロンガ
ブラウン(清水真弓 編):雨に唄えば
ミューズ・トロンボーン・カルテット【清水真弓(Tb)、土井詩織(Tb)、遠藤理奈(Tb)、児島瑞穂(バス・トロンボーン、ユーフォニアム)】
武田怜奈(パーカッション)

録音:2022年1月13-15日高崎芸術劇場
世界で活躍する女性トロンボーン奏者が集まり結成された「ミューズ・トロンボーン・カルテット」のデビュー アルバム。CDタイトルが表すとおり、時代も様々な古今東西の「歌」と「踊り」の音楽が集められました。 確かな技術と表現力を持つメンバーだからこそ成しえる躍動感と疾走感のある演奏です。トロンボーン四 重奏だけでなく、ユーフォニアムや打楽器が加わったバラエティ豊かな編曲も楽しみの一つ。 個性あふれるメンバーによる、色鮮やかなトロンボーン・アンサンブルの世界をご堪能ください。(オクタヴィア)
オクタヴィア
OVCX-00101(1CD)
税込定価
2022年8月24日発売
追憶
V.アザラシヴィリ:追憶
 バレエ「ヘヴィスベリ」〜女たちの踊り/ガシャイレバ/ジジアが家を出るシーンと少女たちの踊り/ノスタルジー/ノクターン
M.ダヴィタシュヴィリ:ポエム *
A.マチャヴィリアニ:民族舞踊
 ドルリ *
民謡::バトネビ
 ヴァ・ギョルコ・マ 〜私を愛
していないの?
S.ツィンツァゼ:サチダオ
 メロディア/ モルミ
G.チュビニシヴィリ:ムハンバジ 〜あなたをどれだけ
心配しているかを知ったなら
相曽賢一朗(Vn)
ヴァレリア・モルゴフスカヤ(P)

録音:2022年1-2月、2014年5月*、アレグロ・レコーディングス
東方と西洋の中間に位置する、黒海に面した小さな国ジョージア(旧グルジア)からの小品 集。この土地で古くから培われた独特な伝統音楽様式は、ジョージアの作曲家によって受け継 がれています。このCDに収録されたヴァイオリンとピアノによる美しいメロディーは、私たち日本人 の心にも響くことでしょう。(オクタヴィア)

Goodies
78CDR-3879(1CDR)
ブラームス:ピアノ四重奏曲第1番ト短調作品25 ルドルフ・ゼルキン(P)
ブッシュSQメンバー【アドルフ・ブッシュ(Vn1)、フーゴー・ゴッテスマン(Va)、ヘルマン・ブッシュ(Vc)】

英 COLUMBIA LX 8685/89
1949年5月25日ロンドン、アビー・ロードEMI第3スタジオ録音
ブッシュSQのリーダー、アドルフ・ブッシュ(1891-1952)と、ブッ シュの娘婿でピアニストのルドルフ・ゼルキン(1903-1991)が第2次世界大戦後 の1949年にロンドンのアビー・ロードで録音した一枚。ピアノ四重奏曲第2番 作品26は1932年に開設間もない同スタジオでHMVに録音されていた(78CDR-3790)。 この時のヴィオラ奏者はカール・ドクトルだった。 復刻には「音のエジソン」http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用 MC型カートリッジ、スピリッツ(4mil針)とコルグのNu 1DSD録音機を使用した。(グッディーズ)

Linn
CKD-697(1CD)
ヴェルディ:弦楽四重奏曲 ホ短調
チャイコフスキー:弦楽四重奏曲 第1番ニ長調 Op. 11
プッチーニ:菊
シュターツカペレ・ベルリンSQ【ヴォルフラム・ブランドル、クシシュトフ・スペチャル(Vn)、ユリア・デイネカ(Va)、クラウディウス・ポップ(Vc)】

録音:2020年1月10、12日 ピエール・ブーレーズ・ザール、ベルリン、ドイツ
2017年、シュターツカペレ・ベルリン(ベルリン国立歌劇場O)の弦楽セクションのリーダーたちが、 音楽監督ダニエル・バレンボイムの提言により結成したSQ。ヨーロッパの様々なホールで演 奏してきた彼らが初CDのために選曲したのは、彼らにとってたいへん身近であるオペラ作曲家たちによる 弦楽四重奏曲です。ヴェルディとプッチーニという、イタリア・オペラを代表する2人の巨匠が手掛けた珍し い室内楽と、各方面に名作を残したロシアの大作曲家による有名な「アンダンテ・カンタービレ」を含む作 品。そのオペラの数々に日常的に親しんでいる彼らならではの、大仰に歌い上げるではなく、メロディを大 切にした歌心に溢れる演奏をお楽しみいただけます。

TOCCATA
TOCC-0554(1CD)
NX-B03
デイヴィッド・マシューズ(1943-):弦楽四重奏曲全集 第5集
弦楽四重奏曲第14番Op. 145(2016-17)
弦楽四重奏曲第15番Op. 159(2021)
弦楽四重奏曲第13番Op. 136(2014-15)

●デイヴィッド・マシューズによる弦楽四重奏編曲集…()内は編曲年
エルガー:ため息(2018)
モーツァルト:メヌエット K. 355/576b(2014)
モーツァルト:ジーグ K. 574(2014)
ベートーヴェン:バガテル WoO56(2014)
グルーバー(1787-1863):きよしこの夜(2018)
シューマン:美しい五月に(2004)
マシューズ:マイケル・ティペットのためのカノン(1974)
マイケル・バークリー:のためのカノン(1998)
レベッカ・リー(S)
ジェス・ダンディ(C.A)
ジェームズ・ロビンソン(T)
ウィル・ドーズ(Br)
クロイツェルQ【ピーター・シェパード・スケアヴェズ(Vn)、ミハイロ・トランダフィロフスキ(Vn)、クリストン・ハリソン(Va)、ニール・ヘイド(Vc)】

録音:2017年11月24日
2022年1月24日
2018年11月27日
2021年5月27日
全て世界初録音
「ティペットとブリテンの後継者」と見做されるイギリスの現代作曲家、ディヴィッド・マシューズの弦楽四重奏曲全曲録音の第5集。ここでは2010年以降に 作曲された最新の3つの四重奏曲(第16番は作曲中)を中心に聴くことができます。第13番と第14番で聴かれる「鳥のさえずり」を模した音は彼の定番で あり、第15番のフーガはベートーヴェンの後期作品を思わせるとともに、英国民謡の影響も感じさせます。中でも第13番は彼の友人、ピーター・スカルソー プの死を悼んで作曲されたもの。4人の独唱者による声楽アンサンブルを伴う、ベルクの「抒情組曲」やヴォーン・ウィリアムズの「音楽へのセレナーデ」のような 作品です。この3作品は全てクロイツァー四重奏団のために書かれています。他には彼が弦楽四重奏版に編曲したエルガーやモーツァルトらの古典作品と、 敬愛する2人の作曲家に捧げたカノンが収録されています。

OMF
KCD-2097(1CD)
税込定価
シューベルト:ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ ニ長調 作品137第1番
イザイ(1858?1931):無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 作品27第4番
武満徹:妖精の距離
パガニーニ(1782?1840):魔女の踊り 作品8
柳田茄那子(Vn)
居福健太郎(P)

録音:2021年9月13日-14日
ロンドンの英国王立音楽院と同大学院で学び、すでに数々の協奏曲やリサイタルで客席を魅了してきた柳田茄那子さんが、名ピアニスト 居福健太郎さんとともに、さらなる高みに羽ばたく。20世紀を代表するヴァイオリニスト、ハンガリー出身のジョルジュ・パウクのもとで磨きをか けた基礎的な メカニック、音楽的なテクニックが花開いたと評すべきか。日本音楽財団貸与の銘器ストラディヴァリウス Samazeuilh サマズィユの音色も、 シューベルトと時空を超えた小品を組み合わせた選曲も素敵だ。 曲の様式美を嫌味なく、無理なく紡ぐヴァイオリンで、音楽の句読点に意を払ったフレージングが心地よい。古典組曲の構成に想いを寄せ た鮮やかなイザイ、ドビュッシーの世界とも相愛の若き日の武満徹。いずれも聴かせる。彼女は、私が私がと主情を強く掲げた恣意(しい) 的なヴァイオリンを弾かない。曲の表面をなぞることでよしとしない。(奥田佳道)

ANALEKTA
AN2-9298(1CD)
『寄港地ブエノスアイレス』 〜ピアソラ作品集
オブリビオン(忘却) (ホセ・ブラガート編)
タンゴの歴史 (ドミートリー・ヴァレラス編)
ル・グラン・タンゴ
アディオス・ノニーノ
ブエノスアイレスの四季 (ホセ・ブラガート編)
ルイーズ・ベセット(P)
マルク・ジョキッチ(Vn)
クロエ・ドミンゲス(Vc)

録音:2021年12月9-11日 ドメーヌ・フォルジュ・コンサート・ホール、サンイレネ、ケベック、カナダ
多芸な音楽家であり、ピアノの魔術師と讃えられるカナダのピアニスト、ルイーズ・ベセット(バセット)。ヴィム・スタティウス・ミュラーのピアノ作品 を収めた「寄港地キュラソー」(AN29845)に続くシリーズ第2弾は、同国のヴァイオリニストとチェリストと共に、ピアソラの作品を集めた一枚で す。ベセットのピアノがアンサンブルを引っ張り、情熱溢れる演奏を聴かせています。

MARCO POLO
MAR-8.206006(6CD)
NX-F10

NYCX-10339(6CD)
国内盤仕様
税込定価
ヴィラ=ロボス:弦楽四重奏曲全集
【CD1】…8.223389
弦楽四重奏曲第1番(1915)
弦楽四重奏曲第8番(1944)
弦楽四重奏曲第13番(1951)
【CD2】…8.223390
弦楽四重奏曲第17番(1957)
弦楽四重奏曲第11番(1947)
弦楽四重奏曲第16番(1955)
【CD3】…8.223391
弦楽四重奏曲第4番(1917)
弦楽四重奏曲第14番(1953)
弦楽四重奏曲第6番(1938)
【CD4】…8.223392
弦楽四重奏曲第5番(1931)
弦楽四重奏曲第9番(1945)
弦楽四重奏曲第12番(1950)
【CD5】…8.223393
弦楽四重奏曲第3番(1916)
弦楽四重奏曲第15番(1954)
弦楽四重奏曲第10番(1946)
【CD6】…8.223394
弦楽四重奏曲第2番(1915)
弦楽四重奏曲第7番(1942)
ダニュビウスQ【ユディト・トート(Vn1)、アデール・ミクローシュ(Vn2)、ツェツィリア・ボドライ(Va)、イロナ・リブリ(Vc)】

録音:ハンガリー
【CD1】
1990年10月10-19日
【CD2】
1990年10月15-16日
1991年1月28-30日
1991年2月11-15日
【CD3】
1991年4月18-19日
1991年4月22-25日
1991年5月20-23日
【CD4】
1992年5月18-23日
【CD5】
1992年6月15-19日
1991年7月1-2日
【CD6】
1992年11月12-16日
税抜卸価格:\5,600(掛率70%) 好評の「交響曲全集」と「ピアノ作品全集」に続いて、ついに「弦楽四重奏曲全集」が発売!ヴィラ=ロボスは生涯に17曲もの弦楽四重奏曲を残してお り、腕利きのチェリストであった彼にとって弦楽四重奏を作曲することは、深い喜びを伴うものであったようだ。 ショーロスやブラジル風バッハ、あるいは交響曲と異なり、編成が固定されたこのジャンルにおいても、彼はグリッサンド、フラジオレットに左手ピッツィカートなど 技巧の限りを尽くして「新しいサウンド」を作り出そうとする。たとえば第3番、通称「ポップコーン」の第2楽章を耳にして驚かないものがいるだろうか!本全集 は、音楽愛好家のみならず弦楽奏者にとっても必聴のディスクとなるでしょう。 --日本ヴィラ=ロボス協会会長/指揮者:木許裕介
古典的な様式に則った作品から、大胆にブラジル民謡やタンゴを取り入れたもの、果ては無調に至るまで、自らの内からほとばしる音楽にふさわしい器を求 め続けたヴィラ=ロボス。その創造の軌跡が集約された弦楽四重奏曲全17曲がここにBOX化! ※国内仕様盤には指揮者で日本ヴィラ=ロボス協会会長の木許裕介氏による日本語解説が付属します。

MIRARE
MIR-584(1CD)
バッハ=アーベル・ソサエティ
J.C.バッハ:四重奏曲第2番ニ長調 WKO 194(6つの四重奏曲 op.8より)
 プレリュード ニ短調 WK205(バス・ヴィオールのための27の小品より)
四重奏曲 ト長調(WKO 227)
カール・フリードリヒ・アーベル(1723-1787):プレリュード(バス・ヴィオールのための27の小品より)
 ソナタ ハ短調(通奏低音とヴィオラ・ダ・ガンバのための10のソナタより)
 四重奏曲 ト長調
 2本のフルート、2つのヴァイオリンとチェロのためのソナタ op.3-1
ハイドン:スコットランド歌曲集より「メアリーの夢」「私はいとしい人を内緒で愛す」
ヨハン・ザミュエル・シュレーター(1753-1788):チェンバロ五重奏曲 ハ長調 op.1、ソナタ第6番(6つのソナタ op.6より)
レ・ゾンブル〔マルゴー・ブランシャール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、シルヴァン・サルトル(Fl)、フィオナ・マガウン(Ms)、テオティム・ラングロワ・ド・スワルテ(Vn )、ジュスタン・テイラー(Pフォルテ)、ハンナ・サルツェンシュタイン(Vc)〕

録音:2021年2月
1765年、ロンドンに居を構えたヨハン・クリスチャン・バッハは、友人のカール・フリードリヒ・ア-ベルとともに、英国初の予約制定期演奏会である「バッハ・ アーベル・コンサート」を設立しました。人気音楽家たちが出演し、時にはハイドンの作品をイギリスで初めて演奏するなど、当時の音楽シーンを先取りした豪華な 内容のサロンでした。ここでは、ジュスタン・テイラーやド・スワルテといった若手注目株の奏者たちも参加のアンサンブル”レ・ゾンブル”が、18世紀後半のロン ドンの催しの典雅な世界に聴き手をいざないます。 (Ki)

Forlane
FOR-16902(1CDR)

ドビュッシー:チェロ・ソナタ ニ短調
フォーレ:悲歌 Op.24
 蝶々 Op.77/シシリエンヌ Op.78
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調(Vcによる演奏)
ドミニク・ド・ヴィリアンクール(Vc)
アンヌ・ケフェレック(P)

録音:1988年6月サル・アディアール、パリ,60'56(旧UCD16585 の再発売)
旧UCD 16585の久しぶりの再発。ケフェレックとヴィリアンクールによるドビュッシー、 フォーレ、フランクという夢のような共演。ケフェレックの知性、感性ともに洗練されしかも 内なる情熱も感じさせるピアノと、ヴィリアンクールの詩的で精神世界の豊かなチェロが ピタリと合い、実にうまく噛み合っています。ドビュッシーのチェロ・ソナタでは、憂鬱な戯 れとでも言うべき不思議な世界が繰り広げられます。フォーレの悲歌が雄大にして繊細に 響き、シシリエンヌでは深い哀感が広がる。そして傑作フランクのヴァイオリン・ソナタが ヴィリアンクールのチェロで奏でられると、豊かな愉悦に満たされます。未聴ならばぜひ聞 くべき演奏です。

スロヴェニア放送
ZKP-117909(1CD)
ブラームス(1833-97):ピアノ五重奏曲ヘ短調Op.34
ショスタコーヴィチ(1906-75):ピアノ五重奏曲ト短調Op.57
カープ・アルテム・コレクティヴ【ミハ・ハース(P)、ラナ・トロトヴシェク(Vn) 、ミラディン・バタロヴィッチ(Vn) 、ネイク・ミコリッチ(Va)、ニコライ・サイコ(Vc)】

録音:2019年5月、リュブリャナ 68'47
新旧 2つのピアノ五重奏曲の傑作を収録。カープ・アルテム・コレクティヴは学生時代の 仲間で結成されたスロヴェニアの室内アンサンブル。それぞれソリストとして活動する一方 で定期的に集まりコンサートを開催しています。1stVn のラナ・トロトヴシェクはゲルギエフ指揮 のマリンスキー劇場Oとの共演でデビューして以来、ロンドン響、ロイヤル・フィルと も共演、タン・ドゥンの作品でもソリストを務めるなど国際的に活躍している実力派。」
スロヴェニア放送
ZKP-115820(1CD)
マティヤ・クレチッチ(b.1988)作品集
「ノー・ウォーク、ノー・トーク」(2018) 〜ヴァイオリンとチェロのための
「レニーの100周年のために」(2018) 〜フルート、オーボエ、イングリッシュ・ホルン、クラリネット、フレンチ・ホルン、ファゴット、ピアノのための
「前奏曲とエレジー」(2014-2015) 〜2つのヴァイオリンのための
「カット」(2017)〜混声合唱とアンサンブルのための
「肉屋の娘」(2016)〜無伴奏混声合唱のための
「秋の静けさ」(2010/2018)〜ドゥドゥクと弦楽のための
マティヤ・クレチッチ(Vn)
エマ・クレチッチ(Vc)
トーン・トムシッチ音楽院cho
ボシュチャン・ゴムバッチ(ドゥドゥク)
シモン・クレチッチ(指)
スロヴェニア放送弦楽オーケストラ ほか

録音:2019年
マティヤ・クレチッチはスロヴェニアの若手作曲家。クラーゲンフルト(オーストリア)の地域の 音楽学校でヴァイオリンと作曲を学び、現在は映画や演劇に楽曲を提供、またロック・バンドと も共演するボーダー・レスの作曲家、ヴァイオリニストとして活動しています。この作品集は彼のそ うした活動を反映してか、クラシックの編成でありながら軽妙、ポップで親しみ易い作品でまと められています。さしずめスロヴェニアのマイケル・トーク(アメリカのポスト・ミニマルの作曲家)とい ったところ。「レニーの 100周年のために」は言わずと知れたレナード・バーンスタインに捧げら れた作品で、そんなところに彼の音楽嗜好が窺い知れます。その反面、ドゥドゥク(二重リードによ るアルメニアの民族楽器で篳篥とサックスを合わせたような独自の音色を出す)と弦楽合奏のた めの「秋の静けさ」ではゆったりした音楽のなかにひなびたリリシズムを表現されています。
スロヴェニア放送
ZKP-117800(1CD)
「XYLOCORDA」〜マリンバとギターのための作品集」
ティレン・スラカン(b.1993):2つの像
ヴェンデリン・ビッツァン(b.1982):ヴァルデルスランドにて
ウロシュ・ロイコ(b.1954):ミクロルディイとペトラズミ
マチャズ・ヤルツ(b.1954):夢
ペーター・シャヴリ(b.1961):シロ・コルダ
エマヌエル・セジョルネ(b.1961):カリエンタ
ペトラ・ヴィドマール(マリンバ)
イジドル・エラゼム・グラフェナウアー(G)

録音2019年、2020年
CD の最後に収録されているエマヌエル・セジョルネ(フランスの作曲家でマリンバ協奏曲が 有名)以外はスロヴェニアの作曲家です。全てマリンバとギターというありそうでない編成のた めに書かれています。マリンバのペトラ・ヴィドマールはリュブリャナ音楽院で学んだ後、スロヴェ ニア放送響のティンパニー奏者の傍らソリストとしても活動しています。ギターのグラフェナウアー はリュブリャナ音楽院で学んだ後、ヴェニスのベネデット・マルチェロ音楽院、ザグレブ音楽院 で研鑽を積み、古典、ジャズ、フラメンコなど様々なジャンルを横断するギタリストとして活躍し ています。内容はいずれも民族音楽やポップスの影響が感じられる親しみ易いもの。

Kaleidos
KAL-63372(1CD)
ヴァルター・ヴァヒスムート〜音楽夜会とサロン音楽
Venezianisches Gondellied Op.90(1961)/慈悲 Op.37(1923)/即興曲 Op.87(1959)/夕暮れ Op.67(1949)/スペインの踊り Op.8(1906)/森のおとぎ話 Op.47(1935)/Verklungene Melodie Op.62(1942)/クレオパトラ Op.28(1918)/即興円舞曲 Op.44(1932)/ヴィジョン Op.89(1960)/アンダンテ・レリジオーソ Op.61(1941)
ユリア・パルシュ(Vn)、
コルネリア・ヴァイス(P)

録音:2016年2月(デトモルト)
東プロイセンに生まれたヴァルター・ヴァヒスムート(1882-1964)は、ドイツの作曲家兼ヴァイオリニストとして活躍しました。ヴァイオリンをヨーゼフ・ヨアヒムらに師事した彼は後期ロマン派の影響を受けています。また、19世紀から20世紀を生きたヴァヒスムートはロマン派から近代、近代から現代への転換期を肌で感じており、その激動の時代を生き抜いた音楽家の一連の作品をお楽しみいただけます。

Da Vinci Classics
C-00597(1CD)
ジョヴァンニ・ダミアーニ(1966-):室内楽作品集
トラムタ. リアッフィオーラ(2009/世界初録音)
目覚めの時の贈り物(2011)
それぞれが選択した弓(2018)
クアント・ヴィヴィ・スプレンディ(2004)
マッキナ(2017)/メランコリア・ジェネロサV(2016)
マルコ・サルヴァッジョ(Cl)、
フラヴィオ・ヴィルジ(G)、
ジョヴァンニ・ダミアーニ(P、ハープシコード、チェレスタ)
ゼフィール・アンサンブル、プロメテオ・アンサンブル

録音:2013年-2018年
アルド・クレメンティ、ノーノ、ブッソッティ、ラッヘンマンに作曲を師事し、1982年から本格的に作曲を開始したイタリアの作曲家ジョヴァンニ・ダミアーニが2004年から2018年の間に作曲した6曲の室内楽作品を収録。
ジョヴァンニ・ダミアーニは広大な現代芸術の世界において、予め用意された安易な音楽の枠に自分をはめ込むことをほとんど許さない作曲家であり、独自の作風を貫いています。
ゼフィール・アンサンブルやプロメテオ・アンサンブルといったトップレベルの解釈者によって、この作曲家のユニークで詩的な世界がよく捉えられています。
Da Vinci Classics
C-00590(1CD)
ジュゼッペ・ヴェルディの音楽に基づくオーボエのためのカプリース集
ジョヴァンニ・ダエッリ(1800-1860):リゴレット幻想曲/ラッファエーレ・パルマ(1815-1883):歌劇「仮面舞踏会」によるリメンブランツェ(思い出)/リコルダーノ・デ・ステファーニ(1839-1904):歌劇「アッティラ」のモチーフに基づくディヴェルティメント、歌劇「トロヴァトーレ」のモチーフに基づくファンタジア、歌劇「十字軍のロンバルディア人」のモチーフに基づくディヴェルティメント/ジュゼッペ・ガリボルディ(1833-1905):歌劇「椿姫」によるモザイコ(モザイク)
シルヴァーノ・スカンツィアーニ(Ob)、
マルコ・アルピ(P)

録音:2001年5月、サン・マルティーノ教会(クレモナ、イタリア)
19世紀の有名な作品をテーマとした時に思い浮かぶのはピアノ、フルート、ヴァイオリン、そしてオーボエ。
ミラノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院で木管楽器の室内楽科教授を務めるシルヴァーノ・スカンツィアーニはこのアルバムを、今日ほとんど顧みられることのないこの特別なレパートリーに捧げることに。
まず第一にヴェルディの旋律の横断性が、オーボエを含むほとんどすべての楽器に到達し適応することができたことを証明し確認し、第二に、19世紀におけるソロ楽器としてのオーボエの技術的、表現的可能性の真の探求としてプログラムを構成しています。
Da Vinci Classics
C-00592(1CD)
ビーチ:室内楽作品集
ヴァイオリンとピアノのためのロマンス Op.23/ヴァイオリンとピアノのためのソナタ Op.34/ヴァイオリン、チェロとピアノのための三重奏曲 Op.150/ヴァイオリンとピアノのための3つの小品 Op.40(作曲者自身の編曲によるチェロ版)/夢に描く Op.15(作曲者自身の編曲によるチェロ版)
トリオ・オレロン〔ジュディス・シュタフ(Vn)、アルナウ・ロヴィラ・イ・バスコンプテ(Vc)、マルコ・サンナ(P)〕

録音:2022年1月、パラッツォ・チゴラ・マルティノーニ(ブレッシャ、イタリア)
アメリカにおいて初めて成功を収めたとされるコンポーザー=ピアニスト、エイミー・ビーチ(1867-1944)の室内楽作品集。
作曲において「色」との結びつきを重視していたというビーチの作品を奏でるのは2018年にケルンで結成されたトリオ・オレロン。
2022-23シーズンにはベルリン・フィルハーモニー、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス、デュッセルドルフ・トーンハレ、ポツダム・ニコライザールなどへの出演が決まっています。
Orlando Records
OR-0039(1CD)
無言歌集
メンデルスゾーン(ハイフェッツ編):無言歌集 Op.19-1
ファニー・ヘンゼル:リート Op.8-3
カール・フィルチュ(1830-1845):無言歌
マリア・ニーダーベルガー(1949-):Santis Thoughts(2008)
ルート・デュレンマット
(1951-):Der Traum einer verlorenen Stadt(2016)
マリア・シマノフスカ:狩り
シャミナード:セレナーデ Op.29
ルート・デュレンマット:Vom Winde getragen(2016)
ジュディス・クラウド(1954-):子守歌(1996)
ピアソラ:タンティ・アンニ・プリマ
ヤン・ベラン(1959-):Strange Words the Wind Tossed(2016)
ヤン・クベリーク(1880-1040):メロディ
レネ・クーベリック(Vn)、
パトリツィオ・マッツォーラ(P)

録音:2010年2月&2018年11月(スイス)
音楽はすべての芸術の中心であり、言語や絵画表現を超越したものである
ロマン派の時代に発展したこの概念は、多くの作曲家にインスピレーションを与え、今日でもなお影響を与え続けています。伝説の名ヴァイオリニスト、ヤン・クベリーク(クーベリック、指揮者ラファエル・クーベリックの父)の孫であるレネ・クーベリックと、ルツェルンの音楽院で学んだスイスのピアニスト、パトリツィオ・マッツォーラが、「無言歌」というジャンルに分類される珠玉の音楽を紹介します。マッツォーラは女性音楽家の作曲活動や、音楽におけるジェンダーの議論を促進するプロジェクト「Femmusicale」を立ち上げており、このアルバムにもファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル、セシル・シャミナード、ルート・デュレンマットなど、女性作曲家の作品が数多く収録されています。

EM Records
EMRCD-076(1CD)
エクスプローリング・スピリット
ピーター・マックスウェル・デイヴィス(1934-2016):無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
リチャード・パンチェフ(b.1959):ヨークシャー民謡による幻想曲 Op.102(Vnとチェロのための)、
 序奏とアレグロ第1番 Op.97-1(Vnとチェロのための)、
 序奏とアレグロ第2番 Op.97-2(2本のヴァイオリンのための)
アラン・ギブス(b.1932):ヴァイオリンとチェロのための「エニグマ二重奏曲」
ルパート・マーシャル=ラック(Vn)、
ジョゼフ・スプーナー(Vn、Vc)
近代・現代イギリスの知られざる作品や新作を続々と送り出しているthe English Music Festivalの自主レーベル「EM Records」が贈る、ヴァイオリンとチェロのための作品集。22の変奏曲からなるピーター・マックスウェル・デイヴィスのヴァイオリン・ソナタを皮切りに、現代イギリスの3人の作曲家の音楽を探求します。この録音セッションが始まる前日に亡くなったルパート・マーシャル=ラックの父親に捧げられています。

ORFEO
C-240221(1CD)
NX-B08
グリーグ・フォー・チェロ
グリーグ:チェロ・ソナタ イ短調 Op. 36
ヴァイオリン・ソナタ 第3番ハ短調 Op. 45 No. 3*
間奏曲 イ短調 EG 115
希望にみちて Op. 26No. 3*
みなしご Op. 4No. 1*
私は希望を持って人生を生きる Op. 70No. 2*
母の墓のそばで Op. 69No. 3*
秘めた愛 Op. 39No. 2*

*=ダニエル・ミュラー=ショットによるチェロとピアノ編
ダニエル・ミュラー=ショット(Vc)
ヘルベルト・シュフ(P)

録音:2020年8月27-29日バイエルン放送第2スタジオ、ミュンヘン(ドイツ)
2019年にドイツの権威ある音楽賞「Opus Klassik オーパス・クラシック」を受賞、ますます注目が高まるドイツのチェリスト、ダニエル・ミュラー=ショット。彼 の最新作はグリーグのチェロ・ソナタを含む作品集です。グリーグのチェロのためのソナタは、1883年、兄のために作曲したOp. 36のイ短調1曲が残されてい るのみ。そこでミュラー=ショットは編曲の腕を活かし、ヴァイオリン・ソナタ第3番をチェロのためにアレンジ。グリーグの息の長い旋律と、チェロの深い響きを存 分に生かした演奏を披露しています。そして後半ではやはりミュラー=ショットが編曲した5つの歌曲を収録。彼の繊細な感覚が活かされたこれらの歌曲は、 歌詞がなくとも思いが伝わる素晴らしい仕上がりとなっています。 歌曲集の前に置かれた短い「間奏曲」はチェロのためのオリジナル作品で短いながらも美しい作品。23歳の若いグリーグの情熱をミュラー=ショットは見事に 描きだしています。 ピアノ伴奏を務めるのは、OEHMSレーベルをはじめとした数多くのアルバムをリリースするベテラン、ヘルベルト・シュフ。ミュラー=ショットとは長年のデュオ・ パートナーであり、ここでも息のあった演奏を聴かせます。

Simax
PSC-1385(1CD)
源泉
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第2番 ト長調 Op.13(1867)
ビャルネ・ブルースタ(1895-1978):民話組曲(Eventyrsuite)(Vn・ソロのための)【1.自然とフルドラ(ファンタジア)2.ヴェスレフリック(アレグレット)3.子守歌(アンダンテ)4.トロルの水車場(アレグロ)】
カール・グスタフ・スパッレ・オールセン(1903-1984):ロムの6つの古い村の歌(1929 rev.1929/49)(マス・エーリック・オッデ(1991-)編)(Vnとアコーディオンのための)
ラッセ・トーレセン(1949-):YR Op.23(1991)(Vn・ソロのための)
サンデル・ティングスタ(Vn)
イングフリ・ブライエ・ニューフース(P)
マス・エーリク・オッデ(アコーディオン)

録音:2021年9月21日-25日 ソフィエンベルグ教会(オスロ、ノルウェー)
エドヴァルド・グリーグは、かつて、ライプツィヒでの留学を終え、コペンハーゲンで2年間を過ごした後、ローマに行きました。この旅を思いついたわけは、彼が、 「民俗音楽やナポリの歌が高められた」イタリアのオペラに接することで、芸術音楽が民俗音楽からどのように発展することができるのかを理解したいためだった、 と言われています。そしてグリーグは、ノルウェーで人々が代々伝えてきた音楽を芸術音楽に再生することにより、「ノルウェーのアイデンティティ」を示すことに力 を注ぎました。「民俗音楽は、誇りをもち、純粋で真正でなければならない。なぜならそれが、これからのノルウェーの音楽作りすべての基礎となるに違いないから だ」(エドヴァルド・グリーグ)
アークティック・フィルハーモニックのヴァイオリニスト、サンデル・ティングスタ Sander Tingstad(1991-)のアルバム『源泉』は、ノルウェーの民俗音楽 が作曲家の音楽と演奏家の演奏スタイルに与えたインスピレーションをさまざまな姿で示すというコンセプトで制作されました。
グリーグ Edvard Grieg の「ヴァイオリン・ソナタ第2番 ト長調」は、彼がノルウェー固有の文化を構築することを真剣に考えていた時代、1867年の夏にク リスチャニア(現、オスロ)で作曲されました。彼の3曲の「ソナタ」のなかでもっとも「ノルウェー」の色彩が濃く、約10年後に彼が「民俗音楽と芸術音楽」を美 しく融合させることになる「第3番」への足がかりとなった作品とみなされています。
この曲で共演するピアニスト、イングフリ・ブライエ・ニューフース Ingrid Breie Nyhus(1978-)は、民俗音楽学者スヴェン・ニューフースの子に生ま れ、伝承の音楽に囲まれて育ちました。「フォークとピアニズムの間の解釈と演奏」をテーマにした論文で博士号を取得。グリーグの「スロッテル」(Simax PSC 1287)を父の校訂した「新ピアノ版」で録音して注目されました。「ヴァイオリン・ソナタ」のこの演奏では、ティングスタと彼女の「即興」の音楽によって第1楽 章から第2楽章への橋渡しが行われます。
スパッレ・オールセン Carl Gustav Sparre Olsen の「ロムの6つの古い村の歌」は、『ペール・ギュント』で知られるグーブランスダーレンのロムで出会っ た伝承の歌から選んだ6曲を素材にした作品です。ソロ・ピアノのために書かれ、ヴァイオリンとピアノ、ヴァイオリンと弦楽オーケストラの版も作られました。この アルバムでは、マス・エーリク・オッデ Mads Erik Odde(1991-)による「ヴァイオリンとアコーディオン」のための編曲が演奏されます。オッデは、ロム生まれ。 オスロのノルウェー国立音楽大学の民俗音楽修士号を取得、アルバム『Logne Slattar』で2021年のスペルマン賞(ノルウェー・グラミー賞)を受賞しています。
ビャルネ・ブルースタ Bjarne Brustad の「民話組曲」は、ヴァイオリンとヴィオラのプレーヤーでもあった彼のもっともよく知られた作品です。美女の姿をし た森の妖精フルドラ、ヴェスレフリック、トロルといったノルウェー民話のキャラクターをヴァイオリン・ソロの音楽に描いています。この作品とラッセ・トーレセン Lasse Thoresen の「ハルダンゲル・フィドルの曲に聞こえる」「YR」(名詞で「こぬか雨」形容詞で「群れた」)は、単に民俗音楽からインスピレーションを得 たクラシカル音楽というだけでなく、2つの異なる世界を融合させ、新しい表現形式を創りあげた作品です。 (Ki)

Alba
ABCD-516(1CD)
4つの衝動
ヨハン・クヴァンダール(1919-1999):ホルン四重奏曲 Op.73(1988)
アッツォ・アルミラ(1953-):4つのホルンのための小シリーズ(1987)
ダニエル・ヴァイセト・シェレスヴィーク(1985-):4つの衝動
マシュー・ホイットール(1975-):アンセム II(1975)
テリエ・ビョルン・レシュタード(フォース・ライン 編):レチタティーヴォとファンファーレ Op.130
エルッキ・メラルティン(ホルゲル・フランスマン編):4つのホルンのための小四重奏曲 Op.185(1936ed. 1990)
フォース・ライン・ホルン四重奏団【タニヤ・ニソネン(Hrn)、パウリーナ・コスケラ(Hrn)、マリア・ルフタネン(Hrn)、メルヴィ・フットゥネン(Hrn)】

録音:2020年 ヴァリストテレス・スタジオ(Varistoteles Studios)(ヘルシンキ、フィンランド)
フォース・ライン・ホルン四重奏団 は、2016年、フィンランドの「トップ」女性ホルン奏者4人が結成したアンサンブルです。トゥルク・フィルハーモニック管 弦楽団のホルン奏者タニヤ・ニソネン Tanja Nisonen。タンペレ・フィルハーモニックOのパウリーナ・コスケラ Pauliina Koskela。マルクス・マク スニーティやエサ・タパニに学びフィンランドRSOやフィンランド国立歌劇場などでエクストラとして参加するフリーランスのマリア・ルフタネン Maria Luhtanen。トゥルク・フィルハーモニックOのメンバー、メルヴィ・フットゥネン Mervi Huttunen。ノルウェーの作曲家ダニエル・シェレスヴィークの「4 つの衝撃(Fire Impulser)」から着想を得て、デビュー・アルバムのプログラムをすべて北欧の作品とすることが決まったと言います。
ノルウェーのヨハン・クヴァンダール Johan Kvandal は主にネオクラシカルなスタイルの作家として知られます。「ホルン四重奏曲」は「マエストーゾ、アダー ジョ・マ・ノン・トロッポ」「スケルツォ:アレグロ」「ラルゴ - アレグロ」の3楽章。ノルウェー・ホルン・クラブ Norsk Hornklubb の委嘱で作曲された作品です。 フィンランドのアッツォ・アルミラ Atso Almil の「遊び心」と「メロディ」が楽しい「アレグロ」「レント・インモービレ」「アレグレット」の「小シリーズ」。
シェレスヴィーク Daniel Weiseth Kjellesvik の「4つの衝動」は、作曲家としての彼の最初の作品です。「首をもたげる白鳥の動き」からインスピレーショ ンを得て作曲したという終曲が「ホルンの広いサウンドレンジと豊かな音色のレンジ」による4曲の作品に発展していきました。
フィンランド在住のカナダの作曲家マシュー・ホイットール Matthew Whittall の「アンセム II」は、ユニゾンのカノン。ノルウェーのテリエ・ビョルン・レシュター ド Terje Bjorn Lerstad の「レチタティーヴォとファンファーレ」は、女性プレーヤーのために書かれ、「夢見るような」オープニングから「ファンファーレ」に展 開していく作品です。
フィンランド後期ロマンティシズムのエルッキ・メラルティン Erkki Melartin が作曲した「アレグレット」「アンダンテ」「アレグロ」の「小四重奏曲」は、1936 年に作曲。翌年、メラルティンが亡くなる1週間前の2月7日、彼の誕生日を記念するラジオ放送で初演されました。フィンランドのホルン音楽の「父」と言われる ホルゲル・フランスマン Holger Fransman が編曲した、もっとも広く知られた版による演奏です。
クヴァンダールとレシュタードの曲は、これが初めての録音です。

H.M.F
HMX-2932100(5CD)
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲全集+三重協奏曲
[CD1]変ホ長調 op.1-1、ト長調op.1-2
[CD2]ハ短調 op.1-3、変ロ長調 op.11-1、変ホ長調op.44
[CD3]ニ長調op.70-1(「幽霊」)、 変ホ長調 op.70-2
[CD4]変ロ長調 op.97(「大公トリオ」)、ト長調 op.121a(「私は仕立て屋カカドゥ」の主題による10の変奏曲とロンド)、
変ホ長調 WoO 38、変ロ長調 WoO 39
[CD5]三重協奏曲 ハ長調 op.56
トリオ・ヴァンダラー〔ジャン=マルク・フィリップス=ヴァイジャベディアン(Vn、ペトルス・グアルネリウス(1748、ヴェネツィア))/ラファエル・ピドゥー(Vc、Goffredo Cappa(1680))/ヴァンサン・コック(P)〕
ケルン・ギュルツェニヒO、
ジェイムズ・コンロン(指)

録音:CD1-4/ 2010年12月、2011年9月/テルデックス・スタジオ(ベルリン)
これ以上の演奏は望めないのでは、と思わされてしまうベートーヴェン。名トリオ、トリオ・ヴァンダラーによる結成25周年を迎えた頃に録音したピアノ三重奏全集の再登場盤[原盤:HMC-902100(国内仕様KKC-5635・レコード芸術特選)ともに廃盤]。まず何と言っても、ヴァンサン・コックのピアノの粒のそろったタッチ(特に初期作品)がひときわ輝きを放ちます。ベートーヴェン自身が素晴しいピアニストであったことを実感させる、素晴しく充実したピアノ・パートは圧巻です。魅惑の旋律とかけあいを展開するヴァイオリンとチェロも、全てが完璧に融合しています。それぞれの奏者の技量の高さが同じくらいにハイレヴェルで、音楽の方向も同じだからこそのこのアンサンブルは、他ではなかなか得られないものではないでしょうか。そして三重協奏曲は、LDC2781142(2001年発売)およびHMG502131で発売されていたもの(カップリングの「エグモントのための音楽」はこのボックスには含まれません)。三重協奏曲で魅せるトリオ・ヴァンダラーの極上の対話に注目したい名盤です。オーケストラは名門ケルン・ギュルツェニヒ管。コンロンの指揮のもと、かっちりとしたアンサンブルを展開しています。
18世紀の終り、ピアノ三重奏曲は、ピアノ・ソナタの延長線上にあるもの、いわばヴァイオリンやチェロが、ピアノの補強やアクセント的な役割を担うものとされ、弦楽四重奏よりも一段軽めなジャンルで、三楽章構成で、最終楽章は軽やかで優雅なロンドで書かれるのが常でした。ベートーヴェンはこの慣習に終止符を打つべくピアノ三重奏曲op.1を1795年、世に出しました。弦楽四重奏曲と同じように四楽章構成にし、終楽章をソナタ形式で書くことにより、音楽に深いドラマと交響曲のように雄大さを与えました。そして自身がピアニストとして舞台に招かれることを前提として作曲したため、とりわけこのop.1はピアノ・パートの充実が目立ちます。そんな野心に溢れた若きベートーヴェンのop.1に始まり、交響曲第3,5,6番などを書いた充実期(1810年前後)に生み出されたop.70など、ベートーヴェンが折に触れ作曲し続けたピアノ三重奏曲は、どの作品も、またどの作品の各パートも目を見張る充実ぶり。慣習の3楽章構成で、最終楽章がロンドの作品もありますが、どれもベートーヴェンの野心と情熱、才能と創意に満ちています。そんなピアノ三重奏の全曲を、トリオ・ヴァンダラーの素晴しい演奏で心行くまで堪能できる、贅沢なセットです。
トリオ・ヴァンダラーはパリ国立高等音楽院の卒業生三名によって1987年に結成されました。1999年にハルモニアムンディで録音をはじめ、これまでに発売されたCDはどれも極めて高く評価され、特にメンデルスゾーンのトリオ集(HMC901961)はニューヨーク・タイムズ紙でも決定盤として紹介されました。古典派、ロマン派から現代までの幅広いレパートリーを可能にするそれぞれのメンバーの技量の高さで、テレパシーともいわれる

ANIMAL MUSIC
ANI-105(1CD)
ブラームス(バボラーク、アスラマス編):弦楽五重奏曲第2番 ト長調 Op.111【世界初録音】
グラズノフ:「牧歌」〜ホルンと弦楽四重奏のための
グラズノフ:セレナード第2番
シベリウス(バボラーク編):五重奏曲 ト短調「フィンランドのホルン」(原曲:弦楽三重奏曲)【世界初録音】
ラデク・バボラーク(Hrn)
バボラーク・アンサンブル【ミラン・アル=アシャブ(Vn)、マルティナ・バチョヴァー(Vn)、カレル・ウンテンミュラー(Va)、ハナ・バボラコヴァー(Vc)】

録音:2021年/ソノ・レコーズ、ノウゾフ(チェコ)
ホルン界の鬼才ラデク・バボラーク。コロナ禍においても来日を実現するなど日本でも絶大なる人気を博します。当アルバムでは「フレンチホルンと弦楽四重奏」 の作品をお届け。ブラームスの弦楽五重奏曲第2番をバボラークとアスラマスが編曲したホルン+弦楽四重奏版を中心に瑞々しい抒情と旋律にあふれたグラズノフ の「牧歌」「セレナード第2番」、そしてシベリウスの弦楽三重奏曲をバボラークが編曲・改編した五重奏曲「フィンランドのホルン」です。ロマン派の名作曲家の、 この上なき美しい旋律をバボラーク率いるメンバーが奏でます。 (Ki)

GENUIN
GEN-22769(1CD)
「雨の歌」〜ヴィオラ作品集
チャイコフスキー:涙が震える Op.6-4
ラフマ二ノフ:夜の神秘的な静けさ Op.4-3
ダウランド:もし私の嘆きが
ブリテン:ラクリメ〜ダウランドの歌曲の投影 Op.48
プロコフィエフ(ボリゾフスキー編):「ロメオとジュリエット」Op.64〜ジュリエットの死
ブラームス:余韻 Op.59-4
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調 Op.78「雨の歌」 (ヴィオラ演奏)
カロリーヌイ・エレラ(Va)、
リリト・グリゴリヤン(P)

録音:2021年5月11-13日 ドイツ フランクフルト・アム・マイン
オリジナル、編曲交えたヴィオラ演奏。ブラームスのヴァイオリン・ソナタ第 1番や、 チャイコフスキー、ラフマニノフらの歌曲などをヴィオラで演奏すると、重心が下がって 雰囲気がだいぶ変わる。プロコフィエフの「ロメオとジュリエット」は、ロシアのベートー ヴェン四重奏団のヴィオラ奏者、ワジム・ボリソフスキーによる編曲。ヴィオラのオリジ ナル曲であるブリテンのラクリメも含め、ヴィオラの魅力がいっぱいです。 カロリーヌイ・エレラは、モスクワ生まれでベルリンを拠点に活動しているヴィオラ奏 者。モスクワ中央音楽学校、ベルリンのハンス・アイスラー音楽院を修了。2018年には ユーリ・バシュメット国際ヴィオラ・コンクールで第1位を獲得。タベア・ツィンマーマンの 高弟です。
GENUIN
GEN-22560(1CD)
ハイドン:フルート、ヴァイオリン、チェロのための6 つのディヴェルティメント(ピリオド楽器とモダン楽器による2種の演奏)
第1番ニ長調 Hob.IV:6
第2番ト長調 Hob.IV:7
第3番ハ長調 Hob.IV:8
第4番ト長調 Hob.IV:9
第5番イ長調 Hob.IV:10
第6番ニ長調 Hob.IV:11
アンナ・ジュトゥヌヒナ(フルート・トラヴェルソ,フルート)
スヴェトラーナ・ラマザノヴァ(バロックVn)、
フロリアン・シュトライヒ(バロックVc)
ヘイリー・バロック(Vn)、
ディミトリ・ゴルノフスキー(Vc)

録音:2021年8月 ドイツ フランクフルト・アム・マイン
ハイドンの6つのディヴェルティメントを、ピリオド楽器とモダン楽器の2 種の演奏で 収録した興味深い CD。フルートはどちらもアンナ・ジュトゥヌヒナの演奏。ジュトゥヌヒ ナはロシア北西部のアルハンゲリスクの生まれ。8 歳でフルートを学び始め、地元の音 楽院、サンクト・ペテルブルク音楽院で学んだ後、オランダのマーストリヒト音楽院で学 んだ。二つの演奏は、ピリオド演奏とモダン演奏で、音色やピッチの違いはもちろん、 楽器や音楽の在り方という点まで直に比べられるので興味深い。もちろんどちらの演 奏も極めて高水準だ。 ※87分の超長時間収録のCDです。プレイヤーによってはうまく再生されない場合が ありますのでご注意ください。
GENUIN
GEN-22784(1CD)
フランク:弦楽四重奏曲 ニ長調
ピアノ五重奏曲 ヘ短調
エリオットQ【マリャーナ・オジポヴァ(Vn)、アレクサンダー・ザックス(Vn)、ドミトリー・ハハリン(Va)、ミヒャエル・プロイス(Vc)】
ディミトリ・アブロギン(P)

録音:2021年9月7-10日 ドイツ カイザースラウテルン
エリオット四重奏団の3枚目のCD は、フランク。2014 年結成で、2019年のドイツ音楽コ ンクールで受賞したエリオット四重奏団がメキメキと実力を高めていることがよく分かる。弦楽 四重奏曲の冒頭のなんとも言えぬ豊かな香りからは、彼らが単に優秀なSQでは ないことがよく分かる。ディミトリ・アブロギンが加わったピアノ五重奏曲でも、過度に劇的に 演奏することなく、じっくりと作品の近代性とロマンティシズムを滲み出しています。 ディミトリ・アブロギンはロシア生まれのピアニスト。モスクワのグネーシン・アカデミーを修了 後、ドイツ、フランクフルト・アム・マインの音楽舞台芸術大学で学び、ここでフォルテピアノも 学んでいます。2018年、川口成彦が第2位となったことで日本でも話題になった第1 回ショパ ン国際ピリオド楽器コンクールで名誉賞を受賞。2021 年には国際ドイツ・ピアニスト賞を受 賞。詩的な表現に冴えを見せるピアニストです。
GENUIN
GEN-22790(1CD)
エミリー・マイヤー(1812-1883):ピアノ三重奏曲 ニ短調
ピアノ三重奏曲第3番変ホ長調
ピアノ三重奏曲 イ短調
ハノーファー・ピアノ三重奏団【カタリーナ・ゼルハイム(P) 、ウツィア・マジャール(Vn) 、ヨハネス・クレプス(Vc)】

録音:2021年11月22-23日 ドイツ ハノーファー
19世紀のドイツの作曲家、エミリー・マイヤー(1812-1883)のピアノ三重奏曲集。エミリー・ マイヤーは北ドイツ、フリートラントの生まれ。20 代末にシュテッティン(現在のポーランドの シュチェチン)に移り、バラードで有名な作曲家カール・レーヴェに学んだ。オ ペラを含む広い分野の作曲を精力的に行ったという点で、ドイツ音楽史上初の本格的女性 作曲家だったと言えるでしょう。そして彼女の作品は女性作曲家としてなどという括りがまった く不要な魅力的なものです。ここ数年、彼女の交響曲の録音が立て続けに発売されてい るが、このピアノ三重奏曲集もエミリー・マイヤーの素晴らしい才能を堪能するに打って付け のものだ。 ハノーファー・ピアノ三重奏団は、ベートーヴェンのピアノ四重奏曲集(GEN-19673)に続く2 枚目の CD。埋もれていたマイヤーのピアノ三重奏曲の素晴らしさに驚いて演奏会で取り上 げ、それがこの録音につながっているという。たしかに共感に溢れた素晴らしい演奏だ。ドイ ツ・ロマン派の室内楽曲が好きな人にはお勧め。 ※81分強の超長時間収録の CD です。プレイヤーによってはうまく再生されない場合があ りますのでご注意ください。
GENUIN
GEN-22559(1CD)
フルートとピアノのためのフランスの音楽
ボザ:アグレスティード Op.44
カプレ:夢想と小さなワルツ
鈴木理香:遠いかすかな記憶2
フォーレ:フルートとピアノのためのコンクール用小品
棚田文紀:こだまする森3
フォーレ:ソナタ第1番イ長調 Op. 13(原曲 ヴァイオリン・ソナタ)
古賀敦子(Fl)
棚田文紀(P)

録音:2021年7月7-9日 ドイツ ライプツィヒ
※日本語解説付き
GENUINの看板アーティスト、フルートの古賀敦子の新譜。今回は棚田文紀の伴奏 でフランスとフランス関連の音楽を収録しています。アンドレ・カプレの「夢想と小さなワル ツ」は19世紀末のフルートとピアノための作品でも特に美しい名曲。ウジェーヌ・ボザの アグレスティードは1942年作ながらロマンティシズムに満ち溢れています。ガブリレル・フ ォーレの2曲に加え、棚田と鈴木理香というパリで活動する二人の日本人の作曲家の 作品を含めているのが特徴。いずれの曲でも古賀のパリ仕込みのフルートの美しく華 やかな音色が映え、しかも日本的わびさびも生きています。 古賀敦子は福岡県福岡市の生まれ。パリ国立高等音楽院フルート科を第1位で卒業。 数々のコンクールで優勝、入賞を果たす。2001年からマクデブルク・フィルハーモニー SOに所属しています。棚田文紀は1961年、岡山県岡山市の生まれ。東京芸術大 学作曲家を卒業後、パリ国立高等音楽院を修了。パリを拠点に活躍しており、1991年 から同音楽院のフルート科のピアニスト、2014から室内楽教授を務めています。

MClassics
MYCL-00026(1CD)
税込定価
ボトムズ・アップ・ユーフォニアム・テューバ・カルテット
マルティーノ:ファンタジー
ヨーク
:PCカルテット「トラディショナル・ヴァリューズ」
ジェイコブ:4つの小品
フォーヴス:コズミック・ヴォヤージュ
ペイン:テューバ四重奏曲
ブラ:セレスティアル組曲
新井秀昇:小序曲
 祈りー東日本大震災被災者のためのー
 祭輪舞
スティーヴンス:パワー
スノーデン:テイク・ディス・ハンマー
新井秀昇(ユーフォニアム)
安東京平(ユーフォニアム)
次田心平(テューバ)
ピーター・リンク(テューバ)

録音:2021年12月20-22日 埼玉・富士見市民文化会館(キラリふじみ)
超重量級最強カルテット“Bottoms Up”デビュー! オーケストラやソリストとして活躍する人気ローブラスプレイヤー4人が結 集したボトムズ・アップ・ユーフォニアム・テューバ・カルテットのデビューアル バムです。ソリストとして活躍著しいユーフォニアムの新井秀昇と安東 京平。オーケストラだけでなくソリスト、アンサンブルでも定評のある次田 心平とピーター・リンク。彼らの奏でる圧倒的なテクニックと重量級のサ ウンド!包み込むような柔らかい音色から突き動かすようなパワフルな ビート感など幅広い音楽に驚くことでしょう。また、新井のオリジナルの 曲も収録。圧巻の縦横無尽に展開変化する重低音。ユーフォニアム とテューバによる最強アンサンブルをお楽しみ下さい。

CPO
CPO-555276(1CD)
NX-B02
ハンス・ガル(1890-1987):ピアノ四重奏曲/組曲 他
四重奏曲 イ長調- 左手ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのために(1926)…世界初録音
組曲 - ピアノのために(1922)
コンチェルティーノ- ピアノと弦楽オーケストラのために(1934)…世界初録音
即興曲 - ヴィオラとピアノのために(1940)
ゴットリープ・ヴァリッシュ(P)
アーロン四重奏団のメンバー【バルナ・コーボルル(Vn)、ゲオルク・ハーマン(Va)、クリストフ・パンティヨン(Vc)】

フランツ・リスト室内O
ハルトムート・ローデ(指,Va)

録音:2019年3月
2019年5月
2019年7月
オーストリア生まれの作曲家ハンス・ガルのピアノを伴う室内楽作品集。ブラームスを崇拝していたガルは、終 生後期ロマン派の作風を遵守し、常に旋律美に溢れた作品を書き続けていました。 このアルバムに収録されているのはガルが1922年から1940年の間に書いた作品で、うち2曲は世界初録 音。メインとなるのは、戦争で右手を失ったピアニスト、パウル・ヴィトゲンシュタインのために書いたピアノ四重 奏でしょう。各々が際立つ性格を持つ4つの楽章で構成されたこの曲はまさにガルの真骨頂と呼べる作品で あり、ウィーン古典派の伝統を受け継いだ美しい旋律はとても耳なじみのよいものです。 同じく世界初録音となる、ピアノと弦楽オーケストラのための「コンチェルティーノ」も古典的様式を好んだガル の美質が表れた作品です。古典から近現代作品までを弾きこなすピアニスト、ゴットリープ・ヴァリッシュを中 心としたアンサンブルでお楽しみください。

Queen Elisabeth Competition
QEC-2022(4CD)
NX-E07
エリザベート王妃国際音楽コンクール2022〜チェロ部門
■DISC 1
(1)ルトスワフスキ: チェロ協奏曲
(2)イェルク・ヴィトマン(1973-):5Albumblatter (5つのアルバムの綴り)
(3)ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲 第1番変ホ長調 Op. 107
■DISC 2
(1)ハイドン:チェロ協奏曲 第2番ニ長調 Hob. VIIb:2(カデンツァ:ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ)
(2)ハイドン:チェロ協奏曲 第1番ハ長調 Hob. VIIb:1(カデンツァ:ダヴィド・ゲリンガス - ブリテン)

(3)ボッケリーニ:ソナタ ハ短調 G. 2
(4)ボッケリーニ:ソナタ ト長調 G. 15
(5)イザイ:グラーヴェ 〜無伴奏チェロ・ソナタ ハ長調 Op. 28より
■DISC 3
(1)ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ ニ短調 Op. 40
(2)フランク:チェロ・ソナタ イ長調 FWV 8
(3)シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ
■DISC 4
(1)リゲティ:無伴奏チェロ・ソナタ
(2)ブリテン:チェロ・ソナタ ハ長調 Op. 65
(3)シュニトケ:チェロ・ソナタ 第1番Op.
129
(4)ダーン・ヤンセンス(1983-):Wie aus der Ferne (遠くから聞こえるよ
うに)
(5)ヒンデミット:幻想小品 Op. 8-2
(6)シューマン:幻想小曲集 Op. 73
■DISC 1
(1)チェ・ハヨン(Vc)(韓国) 第1位
(2)マルセル・ヨハネス・キッツ(エストニア) 第3位
(3)チェン・イバイ(Vc)(中国) 第2位
ブリュッセル・フィルハーモニック ステファヌ・ドゥネーヴ(指)
■DISC 2
(1)マルセル・ヨハネス・キッツ(Vc)
(2)ブライアン・チェン(カナダ) 第6位
ワロニー王立室内O
ヴァハン・マルディロシアン(指)
(3)オレクシー・シャドリン(Vc)(ウクライナ) 第4位
セバスチャン・コンベルティ(通奏低音Vc)
(4)ムン・テグク(Vc)(韓国) 入賞
カレル・ステイラーツ(通奏低音Vc)
(5)ユン・ソル(Vc)(韓国) 入賞
■DISC 3
(1)ペタル・ペイチッチ(Vc)(セルビア) 第5位
タチアーナ・チェルニチカ(P)
(2)ステファニー・ファン(Vc)(ベルギー) 入賞
ダーナ・プロトポペスク(P)
(3)エレミアス・フリードル(Vc)(オーストリア) 入賞
ビクトル・サンティアゴ・アスンシオン(P)
■DISC 4
(1)チェン・イバイ(Vc)
(2)チェ・ハヨン
タチアーナ・チェルニチカ(P)
(3)オレクシー・シャドリン(Vc)
ダーナ・プロトポペスク(P)
(4)ムン・テグク(Vc)
ノレーン・ポレーラ(P)
(5)チョン・ウチャン(Vc)(韓国) 入賞
(6)サムエル・ニーダーハウゼル(Vc)(スイス) 入賞
ホセ・ガリャルド(P)

録音:2022年5月9-21日 フラジェ、ブリュッセル
2022年5月30日-6月4日 ファイン・アーツ・センター、ブリュッセル
世界3大コンクールの1つとされ、ファイナリストは本選前の1週間隔離生活を送るなど、過酷な内容で知られる「エリザベート王妃国際音楽 コンクール」。ピアノ、ヴァイオリン、チェロ、声楽と年によって内容が変わりますが、2022年はチェロ部門が開催されました。この優勝者チェ・ハ ヨンを始め、ファイナリスト全12人の演奏を収めた4枚組が登場。若きコンテスタントたちの熱演が生々しく記録されています。

MDG
MDG-90322466
(1SACD)
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」(ハーモニームジーク/トリオダンシュ版)
モーツァルト/ウルフ=グイド・シェーファー編)):
「ドン・ジョヴァンニ」(ハルモニームジーク/トリオ・ダンシュ版)KV527
演奏会用アリアより
「ああ、明したまえ、おお神よ」 KV178(コーラングレと弦楽三重奏)
「岸辺近く願いぬ」 KV368(オーボエと弦楽三重奏)
「幸せの影よ〜私はおまえを残して行く」KV255(コーラングレと弦楽三重奏)
オペラ「皇帝ティートの慈悲」KV621より
「私は行くが、君は平和に」
「夢に見し花嫁姿」
トリオ・ロゾ ー【レイチェル・フトスト(オーボエ、コーラングレ)、ウルフ=グイド・シェーファー(Cl)、マルテ・レファート(Fg)】
カトリン・ラブ ーズ(Vn)
タイア・リジィ(Va)
ファブリツィオ・シッラ(Vc)

録音:2021年12月17,18日、2022年1月8,9日、マリエンミュンスター修道院コンツェルトハウス
18世紀、モーツァルトのオペラは歌劇場だけでなく、家庭用、サロン用としてハルモニームジークとして管楽合奏でも親しまれました。再生機器のなかった時代、 多くの人が音楽に親しむ手段として人気を得ていました。リード木管楽器であるオーボエ、クラリネット、ファゴットによる三重奏トリオ・ダンシュの演奏団体として 活躍しているトリオ・ロゾーは、これまでに「コジ・ファン・トゥッテ」(MDG90321446)や「皇帝ティートの慈悲」(MDG90320956)といったモーツァルト の作品を演奏してきました。今回稀代のプレイボーイの華麗なる恋の遍歴と衝撃的な最期を描いた人気作「ドン・ジョヴァンニ」を録音しました。また加えてそれぞ れがソロとなり弦楽三重奏と演奏した演奏会用アリアも収録した興味深い内容です。

Kaleidos
KAL-63452(1CD)
スプリングタイム
ピアソラ(トリオ・コン・アバンドーノ編):ブエノスアイレスの四季
リシャール・ガリアーノ(b.1950)(ハンス=ギュンター・ケルツ編):クロードのタンゴ
ペーター・ルートヴィヒ(b.1951)(ヨアナ・ヴァルバノヴァ編):リスボア
伝承曲(トリオ・コン・アバンドーノ編):クレズマー組曲*
アウグスト・ネルク(1862-1928)(ボリス・ビョルン・バッガー編):ハンガリーのチャールダーシュ幻想曲 Op.229
ベートーヴェン(ブラック・オウルビック編):失われた小銭への怒り
バーンスタイン:クラリネット・ソナタ
スヴァンテ・ヘンリソン(b.1963):Off Pist
アンダーソン(オットー・エッケルマン編):タイプライター
トリオ・コン・アバンドーノ、
ヨアナ・ヴァルバノヴァ(パーカッション)*
才気煥発な才能を世に問う若手アーティストの録音を中心とする「エディション・ポートレイト」からのリリース。2006年にクラリネット、チェロ、アコーディオンというユニークな編成で結成されたトリオ・コン・アバンドーノ。特にピアソラの作品を重要視している彼女たちは今作でも「ブエノスアイレスの四季」をプログラムに取り上げています。またその他にもクラシック、タンゴ、クレズマーまで今回のアルバムでもバラエティに富んだ作品の数々で楽しませてくれています。
Kaleidos
KAL-63542(1CD)
ルール地方のフィールド〜ポエトリースラムとクラシック音楽の融合 〜
プッチーニ:弦楽四重奏曲「菊」 嬰ハ短調 より「エレジー」(室内オーケストラ版)
ハイドン:ヴァイオリン協奏曲第4番 ト長調 Hob.VII a / 4
ミヨー:弦楽四重奏曲第1番 Op.5(1912)(室内オーケストラ版)
シベリウス:弦楽オーケストラのための即興曲
フィリップ・マティアス・カウフマン(b.1970)編曲:Steigerlied(伝統的な鉱夫の歌)
ヤーソン・バーチュ(朗読)、
アンサンブル・ルール

録音:2020年10月(ヴッパータール)
1994年生まれのミュージシャンであり作家でもあるヤーソン・バーチュとアンサンブル・ルールの意欲的なコラボレーション。ポエトリースラム(詩の朗読)とクラシック音楽を融合させたこのアルバムは、産業で栄えたドイツのルール地方の変化の様子を、クラシック音楽の曲中または曲間に詩の朗読を挟むという新しいスタイルで表現しています。
2012年にルール地方で設立されたアンサンブル・ルールは、指揮者を置かないスタイルで演奏するプロの室内オーケストラで、その弦楽オーケストラは最高レベルの演奏を保っています。

Etcetra
KTC-1729(1CD)
ヴァイオリン、チェロとピアノのための作品集
ショーソン:ピアノ三重奏曲 ト短調 Op.3
イザイ:悲劇的な詩(Vnとピアノのための) Op.12、
 瞑想曲(Vcとピアノのための) Op.16
ブルーノ・モンテイロ(Vn)、
ミゲル・ホーシャ(Vc)、
ジョアン・パウロ・サントス(P)
「ポルトガル最高のヴァイオリニストの一人」(リスボンの日刊紙"デイリー・プブリコ")、「今日のもっとも有名なポルトガルのミュージシャンの一人」(リスボンの週刊紙"ウィークリー・エクスプレッソ")、「艶のある黄金の音色」(アメリカの音楽誌"ファンファーレ")、「豊かなヴィブラートから生み出される輝く色彩」(イギリスの権威ある弦楽器専門誌"ストラッド")など、国際的なメディアで絶賛されてきたモンテイロが弾くヴァイオリンそしてチェロとピアノのための作品集。ショーソンの「ピアノ三重奏曲」はパリの国際音楽協会で初演され好評を得ました。師であるフランクの助言によって徹底的に精巧に作られた傑作です。

CALLIOPE
CAL-2188(1CD)
フランク&ショパン:チェロ・ソナタ集
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調(Vcとピアノ版)
ショパン:チェロ・ソナタ ト短調 op.65
クセニヤ・ヤンコヴィチ(Vc)、
ジャクリーヌ・ブルジェ=モーヌリ(P)

録音:2020年10月、シャトー・ファロー(スイス、ローザンヌ)
ロシアとセルビアの音楽家の家庭に生まれ、9歳でベオグラードPOと共演、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ、ピエール・フルニエ、アンドレ・ナヴァラらに師事したチェロのクセニヤ・ヤンコヴィチと、ジュネーブ音楽院で学び、13歳のときにパリのシャンゼリゼ劇場でモーツァルトの協奏曲を弾いて鮮烈なデビューを飾ったピアノのジャクリーヌ・ブルジェ=モーヌリ、2人の名手がスイスの歴史あるマナーハウスで奏でたフランク&ショパン。周囲の山々やレマン湖の眺め、シャトー・ファローの建築や、録音会場となった部屋の持つ音楽的歴史が、彼女たちと作品とを強く結び付けてくれたといいます。ブルジェ=モーヌリは、パデレフスキからショパンにまで遡るポーランドの伝統的なピアノ奏法を受け継いだピアニスト、ジャン・ファシナに学んでいる点もポイントです。
CALLIOPE
CAL-22104(1CD)
ピッコロ万歳
ブラームス:ハンガリー舞曲集より(4曲)
テオバルト・ベーム:カプリッチョ Op.26-16
バンジャマン・ゴダール:ワルツ Op.116
クライスラー:愛の悲しみ
ヨアキム・アンデルセン:常動曲 Op.8
サン=サーンス:歌劇「アスカニオ」よりエール・ド・バレエ/フィリップ・ゴーベール:2つのエスキス
バッハ:フルート・ソナタ 変ホ長調 BWV1031
グルック:精霊の踊り
モーツァルト
:フルート・ソナタ ハ長調 K.14
モーリス・ジョベール:巴里祭(A Paris dans chaque faubourg)
ジャン=ルイ・ボーマディエ(ピッコロ)、
ヴェロニク・ポルツ(P)

録音:2022年2月(フランス)
エンターテインメントでありながら、感動と喜びにあふれたピッコロのためのプログラム!ジョセフ・ランパルとジャン=ピエール・ランパルのランパル親子に師事し、フランス国立Oでは12年間に渡って首席ピッコロ奏者を務め、フランスにおけるピッコロの第一人者として活躍してきた名手、ジャン=ルイ・ボーマディエが奏でるクラシック名曲集。「ハンガリー舞曲」「愛の悲しみ」といった有名曲や、「精霊の踊り」のようなフルート名曲集でおなじみの作品、さらにベームやアンデルセン、ゴーベールといったフルート奏者にとってはお馴染みの作曲家の作品を、ピッコロで違和感なく披露しています。

Onyx
ONYX-4239(2CD)
ラフマニノフ:ピアノ三重奏曲第1番ト短調
ピアノ三重奏曲第2番 ニ短調 Op.9(1906年改訂版)
2つのサロン風小品 Op.6(ロマンス、ハンガリー舞曲)
ヴァイオリンとピアノのためのロマンス
ゴパック(原曲:ムソルグスキー)
2つの小品 Op.2(前奏曲、東洋風舞曲)
チェロとピアノのためのロマンス(1890)
チェロ・ソナタ ト短調 Op.19
パヴェル・ゴムツィアコフ(Vc)、
アンドレイ・コロベイニコフ(P)、
タチアーナ・サムイル(Vn)

録音:2020年12月&2021年1月、チャイコフスキー記念国立モスクワ音楽院大ホール(ロシア)
ロシアの新世代を代表する名手が揃ったラフマニノフの室内楽作品集!デュメイ、ピリス、ゲルギエフがその才能を高く評価し、ピリスと共演したアルバム(ドイツ・グラモフォン)はグラミー賞にもノミネートされたパヴェル・ゴムツィアコフ(Vc)、2004年第3回スクリャービン国際コンクール優勝、2005年第2回ラフマニノフ国際コンクール第2位&聴衆賞受賞など、数々のコンクール受賞歴と海外公演歴を持つアンドレイ・コロベイニコフ(P)、そして2014年のソチ・オリンピック閉会式でソリストの大役を務めあげ、「伝統的なロシア・ヴァイオリンの系譜における最高傑作」と称されたタチアーナ・サムイル(Vn)。素晴らしい実力を有する3名が、母国の偉大な作曲家、若きラフマニノフが遺した室内楽作品の魅力に迫ります。

LAWO Classics
LWC-1242(1CD)
ラウドマウス・ビューティー〜バストロンボーンのための演奏会用小品集
1. ベンテ・ライクネス・トーシェン(b.1980):ラッシュ・ダークネス - グレアリング・ライト
2-4. エルンスト・ザクセ:トロンボーン協奏曲ヘ長調
5. アンリ・トマジ(1901-1971):生きるべきか死ぬべきか
6-8. トシュタイン・オーゴール=ニルセン(b.1964):エルダの娘たち
9. ヤン・サンドストレム(b.1954):ロッタへ捧ぐ歌
10. チャールズ・スモール(1927-2017):カンバセーション
11. アレクセイ・レベデフ(1924-1993):バストロンボーン協奏曲第1番
クレア・ファー(バストロンボーン)、
スヴェッレ・リーセ(トロンボーン/tr.7)、
ペッテル・ヴィンルート(トロンボーン/tr.10)、
シセル・ヴァルスタ(ハープ/tr.9)、
インゲル=リーセ・ウルスルード(オルガン/tr.2-4)、
シーグスタイン・フォルゲルー(P/tr.11)、
ノルウェー・トロンボーン・アンサンブル(tr.5)

録音:2021年5月28日、8月30日&9月6日、NRKラジオ・コンサート・ホール(オスロ、ノルウェー)/Recorded in DXD 24bit/352.8kHz
ノルウェー放送Oバストロンボーン奏者、クレア・ファーによる魅惑のリサイタル・プログラム。クレア・ファーは、ノルウェー国立音楽大学を卒業後、フリーランスの音楽家として、オスロPO、ノールショピングSOを長期にわたり歴任し、ノルウェーやヨーロッパの多くのオーケストラ、アンサンブルと共演。2013年からは、現在のノルウェー放送Oバストロンボーン奏者のポジションに就いています。
本アルバムでは、トロンボーン4大協奏曲のひとつに数えられるザクセの協奏曲から、柔らかく、愛情に満ちたメロディが描かれたサンドストレムの 「ロッタへ捧ぐ歌」、シェイクスピアのハムレットの独白からインスピレーションを得て作曲された、トマジの 「生きるべきか死ぬべきか」(トロンボーン四重奏ではあるが、バストロンボーンがソロ(生死の質問に答える)という役割を持つ珍しい作品)、このレコーディングのために委嘱されたノルウェーの現代作曲家、ベンテ・ライクネス・トーシェンの新作まで、様々な編成で奏でるバストロンボーンのための作品を集約。力強くも時には繊細なメロディ、色彩感と柔軟性に富んだ音色で、オーケストラを支える低音楽器とはまた一味違った、バストロンボーンのソロ楽器としての魅力を引き出しています。

fra bernardo
LWC-1240(1CD)
乱暴な優しさ/シュケリピ/ポラコ
ペール・アルネ・グロルヴィーゲン(b.1963):乱暴な優しさ(弦楽四重奏とバンドネオンのための)〔筋肉質のタンゴ、
ゆっくりしたミロンガ、グルーヴィーなミロンガ(スケルツォ)〕
シュケリピ(P、チェロ、バリトンとバンドネオンのための、ヤン・エーリク・ヴォルの詩)〔世界の道、単語テスト(自己掘削)、
気をつけて、ポルノ詩、詩人と世界、文化週間、GNORE民謡*〕**
ポラコ(弦楽四重奏とバンドネオンのための)〔前奏曲(エネエルジーコ)、
時、ポルスカ(ファンデンのポルスダンス)、葬送のタンゴ(ショパンによる)
ペール・アルネ・グロルヴィーゲン(バンドネオン)、
ディオティマ四重奏団〔ユン=ペン・チャオ(Vn)、コンスタンス・ロンザッティ(Vn)、フランク・シュヴァリエ(Va)、ピエール・モルレ(Vc)〕
GLO2020〔ベルント・オーラ・ヴォールングホーレン(バリトン、lurk*)、クリスチャン・イーレ・ハドラン(P)、オイヴィン・ギムセ(Vc)〕

録音:2020年8月3日-4日、マヌーリ・スタジオ(パリ)&2020年9月26日-27日、ソフィエンベルグ教会(オスロ)**
ノルウェーのバンドネオン奏者で作曲家のペール・アルネ・グロルヴィーゲン(b.1963)の3つの作品。「Tango(タンゴ)」と「Angst(不安)」を組み合わせて「tangst」と彼が呼ぶ、バンドネオンの加わった室内楽のための音楽です。ド・ラクロの小説『危険な関係』からインスピレーションを得て「撞着語法(オクシモロン)」によるタイトルをつけた「Violent Tenderness(乱暴な優しさ)」と、アルゼンチン・タンゴのシンガー、ロベルト・ゴジェネチェのニックネームで「ポーランドの」を曲名にした「Polaco(ポラコ)」の2曲は、世界的に活動するフランスのディオティマ四重奏団との共演。
「Kykelipi(シュケリピ)」は、グロルヴィーゲンがハイスクールの時代に知り、「いかめしく真面目でロマンティックなものとばかり思っていた『詩』に対する見方から解き放ってくれた」と言うヤン・エーリク・ヴォルの1969年の詩集『Kykelipi』から採った詩に作曲したピアノ、チェロ、バリトンとバンドネオンのための歌曲集。終曲「GNORE民謡」では、長さ約2mの柳の棒の一端に靴をくくりつけて共鳴箱を叩いて演奏する「lurk」という珍しいリズム楽器(ノルウェーの音楽グループ「Vommol Spellmannslag」が開発)が用いられています。グロルヴィーゲンが2020年に結成、サーリアホ、シューベルト、ピアソラやバッハの作品を演奏してきた気鋭のアンサンブル 「GLO2020」による録音です。

TRPTK
TT-K0048(1CD)
ブラックバード・(レ)ヴォリューション
ウェーバー:協奏的大二重奏曲 Op.48
ベルク:クラリネットとピアノのための4つの小品 Op.5
パオロ・ゴリーニ:ブロークン・チェーン
ブラームス:3つの間奏曲 Op.117
ボリス・ベゼマー:アイ・ラヴ・ユー
ジェラルド・ゴッツィ:ザ・アンダーウォーター・ライフ・オヴ・バス・クラリネット
デュオ・エバノ〔マルコ・ダネージ(Cl)、パオロ・ゴリーニ(P、キーボード)〕

録音:2019年11月
デュオ・エバノはジュゼッペ・ヴェルディ音楽院が主催した室内楽プロジェクトで出会ったイタリア人クラリネット奏者のマルコ・ダネージとパオロ・ゴリーニがアムステルダムで再会したことを機に結成されました。彼らのファースト・アルバムとなった今作では、特徴でもある古典作品だけでなく現代作品も積極的に取り上げており、ピアノだけでなくキーボードも用いて独自の音楽を表現しています。
TRPTK
TTK-0044(1CD)
ピート=ヤン・ファン・ロッスム:ピッコロとピアノのための俳句「Anemoon tot wolk」
アラン・セガール:最後のカクテル
バート・スパーン:ハロ(Halo)
ヤン・フリーント:ピッコロとピアノのためのソナタ
ネッド・マガウアン:Rickshaw Zip
イロンカ・コルソフ(ピッコロ)、
ラルフ・ファン・ラート(P)

録音:2019年8月
「ピッコロは新しい時代に入った」と語るイロンカ・コルソフ。彼女はピッコロを自律的なソロ楽器であると捉え、オランダでピッコロ・プロジェクトを設立しました。多くのオランダの作曲家の協力を得てレパートリーを拡げており、その中からピッコロとピアノの編成による作品を集めて収録しています。ピッコロという楽器の多様性と表現力の可能性を感じさせるイロンカ・コルソフの演奏にご注目ください。

Ars Produktion
ARS-38302(1SACD)
オーボエ、ファゴットとピアノのための室内楽曲集
フランセ:オーボエ、ファゴットとピアノのための三重奏曲(1994)
ダニエル・シュナイダー(b.1961):オーボエとファゴットのための組曲「シンフォニーク」(2019)
プーランク:オーボエ、ファゴットとピアノのための三重奏曲 Op.43(1926)
ヴィラ=ロボス:オーボエとファゴットのための二重奏曲 W 535(1957)
クリストフ・ハルトマン(Ob)、
マティアス・ラーチ(Fg)、
アンナ・キリチェンコ(P)

録音:2019年11月
20世紀から21世紀にかけて作曲されたオーボエ、ファゴットとピアノのための作品集。それぞれの作曲家の特徴を名手たちが見事に表現。まるで語り合っているかのような多彩な音楽が聴きどころです。
オーボエは、1992年からBPOの首席奏者であるクリストフ・ハルトマン。ソリストとしてだけでなく、アンサンブルでも活躍する彼は、このアルバムでも世界的に評価されている圧巻のパフォーマンスをみせています。
ファゴットのマティアス・ラーチは、2001年には「プラハの春」国際コンクールで1位、ARDミュンヘン国際音楽コンクールのファゴット部門でも2位を獲得。チューリッヒ・トーンハレOおよびルツェルン祝祭Oの首席奏者を務めている名手が変幻自在の表現力で聴かせます。
Ars Produktion
ARS-38346(1SACD)
マンドリンのハンブルク・ガイド
石橋敬三(b.1983):サザナミガゼル
カール・フリードリヒ・アーベル(1723-1787)(フロリアン・クラウス・ルンプ編):アレグロ WKO 198
マーク・サマー(b.1951)(ルンプ編):Julie-O
ラファエレ・カラーチェ(1863-1934):前奏曲第16番 Op.152
クリス・アクアヴェッラ(b.1975):ジャーニー・トゥ・パザルジク
堀雅貴:Remembrance Op.12
ヴィクター・キオラフィデス(b.1961):Diferencias
堀雅貴:Remembrance2 Op.25
フロリアン・クラウス・ルンプ(b.1986):Irish Stew
石橋敬三:朝日 ハ ノボル
堀雅貴:Remembrance3 Op.26
ルンプ:子守唄
アルバート・ジョン・ウェイト(1866-1945)(ルンプ編):マイ・レディ・ジャズ
フロリアン・クラウス・ルンプ(マンドリン、バロック・マンドリン、オクターヴ・マンドリン、リュート・カンタービレ)

録音:2021年5月22日-26日(ハンブルク)
フロリアン・クラウス・ルンプは、7歳からマンドリンを始め、ケルンの音楽舞踊大学で学びました。このアルバムでは、様々な種類のマンドリンを駆使して、石橋敬三などの現代活躍しているアーティストの作品を中心に収録。マンドリンの素朴で明るい音色を活かした温かい音楽に溢れたアルバムに仕上がっています。
Ars Produktion
ARS-38339(1SACD)
音楽の真珠〜フルートとハープのための20世紀のオリジナル作品集
デジレ=エミール・アンゲルブレシュト:フルートとハープのためのソナタ Op.56(1919)
ローウェル・リーバーマン:ソナタ Op.56(1996)
アミ・マアヤニ:フルートとハープのためのアラベスク第2番(1973)
ネッド・ローレム:ブック・オヴ・アワーズ(1975)
ルトスワフスキ:フルートとハープのための3つのフラグメント(1953)
レ・コニヴァンス・ソノール〔オディル・ルノー(Fl)、
エロディ・レボー(Hp)〕

録音:2021年1月
2014年にオディル・ルノーとエロディ・レボーによって創設されたフルートとハープという珍しい組み合わせで生まれたデュオ、レ・コニヴァンス・ソノール。彼女たちは18世紀から現代曲まで幅広いレパートリーを持っており、このアルバムでは20世紀のオリジナル作品を、彼女たちならではの息の合った演奏で披露しています。

Guild
GMCD-7827(1CD)
スーザン・スペイン=ダンク&ルース・ギップス:ヴァイオリンとピアノのための作品集(世界初録音)
スーザン・スペイン=ダンク(1880-1962):ソナタ第3番 ハ短調(c1910)、
 ヴァイオリン・ソナタ ロ短調よりロマンス(1908)、
 レ・シルフィード(c1926-29)
ルース・ギップス(1921-1999):ヴァイオリンとピアノのためのソナタ Op.42(1954)、
 ヴァイオリンとピアノのためのラプソディ Op.27a(1943)、
 エヴォケイション Op.48(1956)
パトリック・ウェストネージ(Vn)
エリザベス・ダン(P)

録音:2021年8月-10月(イギリス)
2人のイギリス人女性作曲家による、ヴァイオリンとピアノのための作品集、世界初録音! イギリス南東部の海辺の町フォークストンの出身であったスーザン・スペイン=ダンク(1880-1962)は早くからヴァイオリンの才能を発揮し、21歳のときにギルドホール音楽院に入学、その後王立音楽院(RAM)で作曲とヴァイオリンを学びました。同世代の音楽家としては、ヨーク・ボーウェン、ベンジャミン・デイル、アーノルド・バックス、マイラ・ヘスなどの名を挙げることができます。これまでに録音されたもののなかでは、弦楽四重奏のための作品の人気が高いほか、オーケストラのための楽曲も数多く残しており、それらはプロムスでも取り上げられています。ルース・ギップス(1921-1999)もイギリス南海岸の海辺のリゾート地、ベクスヒル=オン=シーに生まれた作曲家で、彼女は16歳の時に王立音楽院に入学、後にダラム大学に移って、ゴードン・ジェイコブやレイフ・ヴォーン・ウィリアムズらに師事しました。彼女もオーケストラのための優れた作品を数多く残しており、Chandosレーベルからは交響曲第2番や第4番を収めたCD(CHAN20078)がリリースされています。ギップスは当時の女性に対する差別意識に大きな影響をうけた人物でもあり、その点でも重要視すべき作曲家だと言えるでしょう。

ALPHA
ALPHA560(1CD)
ブリッジ、ブリテン、ドビュッシー:チェロ・ソナタ集
ブリッジ:チェロ・ソナタ ニ短調 H. 125
ドビュッシー:チェロ・ソナタ L. 135
ヤナーチェク:おとぎ話
ブリテン:チェロ・ソナタ Op. 65
トルルス・モルク(Vc)
ホーヴァル・ギムセ(P)

録音:2021年6月 ソフィエンベルク教会、オスロ、ノルウェー
ノルウェー出身の名手トルルス・モルクが、20世紀に生まれた4つのチェロ作品を収録したアルバムをALPHAからリリース。第1次世界大戦中 に書かれたブリッジとドビュッシーのソナタは、戦争への絶望、抵抗、平和や美への希求など当時の世相と作曲家の心理状態が大きく反映し たもの。ブリッジに才能を見出されたというブリテンが1961年に書いたソナタは名手ロストロポーヴィチとの出会いから生まれており、彼に捧げ られています。ヤナーチェクが1910年に書いた3楽章の作品は「おとぎ話」と名付けられ、ヴァシリー・ジュコーフスキーの詩に基づいて作曲され たもの。モルクはこれらの作品に寄り添いうように歌い、大きな包容力で聴かせます。ピアノは長年共演を続けるホーヴァル・ギムセ。

ALPHA
ALPHA-871(1CD)
ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調 (Pと八重奏版)ほか
1. フィリップ・グラス(リーズ・ボレル編):Invitation 〜映画『フォッグ・オブ・ウォー』 より
2. ダヴィッド・シャルマン(1980-):ゲタリー …世界初録音
3. サン=サーンス:水族館(ソロ・ピアノ版) 〜『動物の謝肉祭』 より
4. アルベルト・イグレシアス(1955-):O Night Divine 〜映画『O Night Divine』 より
5-7. ラヴェル(ルカ・アンリ編):ピアノ協奏曲 ト長調 (Pと八重奏版)
8. アルベルト・イグレシアス:Piano Bar y coro infantil (「 Salvador 」)〜映画『ペイン・アンド・グローリー』 より
9. ストラヴィンスキー:ロシアの踊り 〜『ペトルーシュカ』 より
10. ホセ・アントニオ・ドノスティア(1886-1956):悩み 〜『21のバスク風前奏曲』 より
11. アルベニス:海辺にて 〜『旅の思い出』 より
12. ラモー:未開人 〜『新クラヴサン組曲集』 より
13. サラサーテ:ピエールと子守歌 Op. 17
14. クープラン:バスク人 〜『クラヴサン曲集第2巻』 より
15. アルマン・アマール(1953-):ゲルシュタインのテーマ(Vnとピアノ版) 〜映画『ホロコースト-アドルフ・ヒトラーの洗礼-(Amen.)』 より
16. マックス・リヒター(ドミトリー・スミルノフ編):Andante/Reflection (End Title) 〜映画『戦場でワルツを』 より
17. イーグルス/ニコラ・ヴォルムス編曲:ホテル・カリフォルニア
18. ラ・ファム/ニコラ・ヴォルムス編:Sur la planche
オーレル・マルタン(P、芸術監督)
ドミトリー・スミルノフ(Vn)…5-7、13、15、16
アドリエン・ボワソー(Va)…5-7、16
カロリーヌ・シプニエフスキ(Vc)…5-7、16
セレスタン・ゲラン(Tp)…5-7
マチルド・カルデリーニ(Fl)…5-7
アモリ・ヴィデュヴィエ(Cl)…5-7
ニコラ・ラモト(打楽器)…5-7
ドミ・エモリーヌ(アコーディオン)…5-7
ヴィクトル・ジャコブ(指)…5-7

録音:2022年4月ラ・ファブリク・ド・オンド、サンペー=シュル=ニヴェール、フランス
パリ音楽院のほかクレモナやロンドンでも学んだピアニスト、オーレル・マルタンが、故郷であるフランス領バスクの港町ゲタリーに思いを馳せて 作ったアルバム。メインとなるのはバスク地方出身の大作曲家ラヴェルによるピアノ協奏曲で、ここではピアノと8人の奏者による小規模編成 にアレンジされた版を使用しており、気心の知れた友人たちと息の合った演奏を聴かせます。そのほかバスクや海の印象を元にした、あるいは 近い雰囲気を持つ有名無名の曲が集められた、たいへん美しいアルバム。ラストには、原曲の持つイメージを大胆にデフォルメして重いピアノ 曲に生まれ変わった「ホテル・カリフォルニア」と、フランスのバンド、ラ・フェムの曲をほぼそのままピアノに置き換え中間部にサン=サーンスの「水 族館」のフレーズを挿入した「Sur la planche(サーフボードの上で)」という、ロック作品を2曲収録しています。

Biddulph
BIDD-85017(1CD)
ミュージカル・アート四重奏団
米コロムビア録音集 - ハイドン&シューベルト

ハイドン:弦楽四重奏曲 ハ長調 Op. 54No. 2Hob.III:57
 弦楽四重奏曲 ニ長調 Op. 64No. 5「ひばり」*
シューベルト:弦楽四重奏曲第10番 変ホ長調 Op. 125No. 1D. 87**
 弦楽四重奏曲第11番ホ長調 Op. 125No. 2 D. 353〜III Menuetto#
 弦楽四重奏曲第13番 「ロザムンデ」 Op.29D. 804##
 きけきけひばり D. 889(コンラッド・ヘルド編)+
ミュージカル・アートQ【サッシャ・ヤコブセン(Vn1)、バーナード・オッコ(Vn2)、ポール・バーナード(Vn2)、ルイス・カウフマン(Va)、マリー・ルマート・ロサノフ(Vc)】

録音/原盤
1927年1月27日、4月7日 US Columbia 97320/22-D [set 69] (W 98326/27, W 98309/10& W 98328)
1927年4月21日 US Columbia 973*
1928年3月28日 British Columbia 6473/75(W 98488/92)**
1928年3月12日 US Columbia 67416-D [in set 86] (W98487)#
1928年1月9、11、12日 US Columbia 67413/16-D [set 86] (W98435/36, W98440/42& W98446/47)##
1928年4月11日 British Columbia 6475 (W 98517)+
ジュリアード音楽院の前身Instiute of Musical Artの教師と卒業生たちが1926年に結成したミュージカル・アート四重奏団(MAQ)。その米コロ ムビア録音を復刻・集成しました。MAQは、まだ室内楽の人気が高くなかった時代のアメリカで、ペロレ四重奏団(ヴィオラのリリアン・フックスが在籍)と 共に、アメリカ生まれの気鋭のSQとして注目され、MAQを聴いたグレゴール・ピアティゴルスキーは「今まで聞いたSQのベスト」 と称賛しました。 20年以上の活動歴がありながら録音が少なく、また冒頭に収められたハイドンの作品54-2はハイドンの弦楽四重奏曲の(抜粋ではなく全楽章を通 しての)世界初録音であったことから、これは貴重な復刻です。ハイドンとシューベルト、それぞれの「ひばり」にちなんだ曲を収めているのも目を引きま す。 創設者でリーダーのサッシャ・ヤコブセンは帝政ロシアの支配下にあったヘルシンキでユダヤ系の家族に生まれました。レオポルト・アウアーに学びました が、その後帝政ロシアの不安定化で国外へ逃れ、アメリカに渡り、そこで活躍します。ガーシュウィンが1921年に作曲した"Mischa, Yascha, Toscha, Sascha"のサッシャとはヤコブセンのことで、当CDのブックレット最終ページにはこの曲の歌詞が印刷されています(ちなみに、ミッシャはエルマ ン、ヤッシャはハイフェッツ、トッシャはザイデル)。 原盤解説書には弦楽器演奏の歴史に詳しいタリー・ポッター氏による充実した解説(英文12ページ)が掲載されています。

ES-DUR
ES-2086(1CD)
NX-B09
ホルンとピアノのための作品集
シューマン:アダージョとアレグロ 変イ長調 Op. 70- ホルンとピアノのために
グノー:6つのメロディ-ホルンとピアノのために
R・シュトラウス:ホルン協奏曲第2番 変ホ長調 (ホルンと2台ピアノ版)
キルヒナー(1942-2020):トレ ポエミ-ホルンとピアノのために
アドリアン・ディアス・マルティネス(Hrn)
小田井郁子(P)
ウルリケ・パイヤー(P)

録音:2021年5月29、30日、6月5-7日
シューマンの言葉「始めに湧いた想いは、えてして最高で一番自然なものだ」をきっかけに、スペインのホルン奏者アドリアン・ディアス・マルティネスが作 品の「生まれたての姿」に迫ろうとしたアルバム。タイトルの「Manu Scriptum」は、ラテン語で「手書き」を意味します。 マルティネスは、デュッセルドルフとツヴィッカウのシューマン研究所の協力で「アダージョとアレグロ」の自筆譜(タイトルは「ロマンスとアレグロ」)を研究。上 に挙げたシューマン自身の言葉に反して加筆修正が多く書きこまれ、判読に苦労しましたが、当時のシューマンの考えや心境に触れる思いだったそう です。 グノーの「6つのメロディー」は自筆譜が見つからなかったものの、1839年に出版された初版楽譜を見つけることが出来たので、これを使用。リヒャルト・ シュトラウスの「ホルン協奏曲第2番」は、オーケストレーション前のピアノ伴奏による自筆譜が存在したことが判明しており、自筆譜そのものは所在不 明ながら、研究者や関係者の協力でそのコピーを見ることが出来ました。そこではピアノ・パートが3段、時に4段で書かれていたため、この録音では2 台ピアノで演奏しています。 最後に置かれたキルヒナーの作品は名ホルン奏者マリー=ルイーズ・ノイネッカーに捧げられた曲。ノイネッカーに師事した マルティネスは、この作品に込められた新しい響きや音色、演奏効果の追求を丹念に表現し、このアルバムを彼女に捧げています。 共演は1992年 からハンス・アイスラー音楽大学で伴奏者を務める小田井郁子。 ※ ブックレットにはアドリアン・ディアス・マルティネスによる解説の日本語訳が掲載されています。

DB Productions
DBCD-203(1CD)
Reflections リフレクションズ
コープランド:『アパラチアの春』
ガーシュウィン:「アイ・ガット・リズム」変奏曲(イアン・ファリントン編)*
 「ウタンミラからの眺望」によるリフレクション
スヴァンテ・ヘンリソン(1963-):コープランド:『アパラチアの春』(エンディングの異稿版)
ヴェステロース・シンフォニエッタ
サイモン・クロフォード=フィリップス(指,P)
リナ・ニーベリ(ヴォーカル)

録音:2021年6月7-11日
ストックホルムを拠点に活躍するイギリスの指揮者サイモン・クロフォード=フィリップスが指揮するさまざまな作品を集めた1枚。アルバムはコープランドの 『アパラチアの春』で幕を開け、ガーシュウインの「アイ・ガット・リズム」変奏曲が続きます。メインとなるのはスウェーデンの伝承曲「Visa fran Utanmyra ウタンミラからの眺望」の旋律を元に、7人の現代作曲家が書き上げた曲集で、各々5分未満の小品ですが、作曲家の個性が生かされ た聴きごたえのあるものとなっています。アルバムの最後には『アパラチアの春』の終曲の異稿版を収録。こちらも興味深い選曲になっています。 ヴェステロース・シンフォニエッタは1883年創設された、現在33人のメンバーからなるオーケストラ。定期コンサートや子供、若者向けのコンサートなどを 含めた幅広い活動で多くの聴衆を魅了しています。

Channel Classics
CC-72916(1SACD)
ムーネへのオマージュ 〜ラヴェル:ヴァイオリンのための作品集
(1)フォーレの名による子守歌
(2)ヴァイオリン・ソナタ ト長調
(3)ヴァイオリンとピアノ・リュテアルのための演奏会用狂詩曲『ツィガーヌ』
(4)ヴァイオリンとチェロのためのソナタ
リナ・トゥール・ボネ(Vn)
マルコ・テストーリ((4)チェロ)
ピエール・ゴア((1)(2)ピアノ、(3)ピアノ・リュテアル)

[使用楽器]
ヴァイオリン:1724年Carlo Tononi製 / 弓:1915年Jules Fetique製
チェロ:2020年Renzo Mandelli製 / 弓:Louis Bazin製
ピアノ:1935年Hautrive社製
ピアノ・リュテアル:1910年プレイエル社製ピアノにリュテアルを取付けて演奏
録音:2022年3月4-7日/ベルギー、ブリュッセル、楽器博物館(MIM)
近年評価が著しく高まっているスペインのヴァイオリニスト、リナ・トゥール・ボネがラヴェルの作品集をリリース。フランスの名女流ヴァイオリニスト、エレーヌ・ ジュルダン=モランジュ(1892-1961)へのオマージュとなっており、これまで古楽中心のレパートリーで攻めてきたボネの新境地がうかがえる意欲作です。
エレーヌ・ジュルダン=モランジュはラヴェルから「Moune ムーネ」の愛称で呼ばれ厚い信頼をうけた人物で、『ヴァイオリンとチェロのためのソナタ』(1921) の初演を任され、『フォーレの名による子守歌』(1922)、『ヴァイオリン・ソナタ』(1923-27)も彼女のために書かれました。また技巧的な『ツィガーヌ』 (1924)の作曲にあたっても、パガニーニの『24の奇想曲』を参考にしつつ、ラヴェルは彼女からヴァイオリン書法への多くの助言をもらいます。
エレーヌは関節リウマチを患い、若くして演奏活動からリタイアせざるを得ませんでした。完成した『ツィガーヌ』も弾くことが出来ず、献呈・初演者はヨアヒ ムの血を引くハンガリーのヴァイオリニスト、イェリー・ダラーニとなりました。1927年の『ヴァイオリン・ソナタ』初演もやはり同じ理由でエネスコにその任 がまわります。しかしエレーヌの存在があったからこそ、これら一連のヴァイオリン作品が生まれたことを忘れてはなりません。
ラヴェル時代の弓とガット弦、歴史的ピアノを使用した演奏です。『ツィガーヌ』では作曲家自身が指定しているもののあまり聴く機会のない「ピアノ・リュテ アル」が登場。これはツィンバロンのような音色が出せるアタッチメントをピアノに取り付けたもので、ロマ音楽を表現したこの曲においてきわめて独特な効果が 発揮されます。ボネの活き活きとして緩急自在な表現もみごとで、エレーヌへの強い思いがアルバム全体を彩る音色と雰囲気にみずみずしい生命力を付加してい ます。

MIRARE
MIR-626(1CD)
モーツァルト:クラリネット作品集
(1)クラリネット協奏曲イ長調K.622
(2)クラリネット五重奏曲イ長調K.581
ラファエル・セヴェール(Cl)
ラルス・フォークト(指)パリ室内O(1)
モディリアーニSQ(2)

録音2021年10月6-8日フィラルモニ・ド・パリ(1)
2022年2月1-2日サル・コロンヌ(2)
フランスの若き天才クラリネット奏者セヴェール待望のモーツァルト。1994年生まれ、日本クラリネット協会主催ヤング・クラリネット・コンクールに12歳でグ ランプリ受賞、クラリネット界の未来を担う逸材と期待されています。
当アルバムは共演の豪華さも注目。協奏曲は名ピアニスト、ラルス・フォークトが指揮を務めるパリ室内O、五重奏曲はモディリアーニSQが花 を添えています。フランス風にオシャレで洗練された音楽作りながら、熱いエネルギーも感じさせ充実感たっぷり。要注目のクラリネット奏者です。

MDG
MDG-60322452(5CD)
グラズノフ:弦楽四重奏曲全集
弦楽四重奏曲 第3番ト長調 作品26「スラヴ」
弦楽四重奏曲 第5番ニ短調 作品70
弦楽四重奏曲第2番ヘ長調 作品10
弦楽のためのエレジー 作品105
弦楽四重奏曲第4番イ短調 作品64
弦楽四重奏のための組曲 ハ長調 作品35
弦楽五重奏曲 イ長調 作品39
ミハイル・スターリング(Vc)
弦楽四重奏曲第6番変ロ長調作品106
5つのノヴェレッテ作品15
弦楽四重奏曲第1番ニ長調 作品1
弦楽四重奏曲第7番ハ長調 作品107『過ぎ去りし日々へのオマージュ』
ユトレヒトSQ

録音:2003年〜2011年
オランダの実力派カルテット、ユトレヒトSQが長年取り組んできたグラズノフの弦楽四重奏曲の録音が5枚組の全集として発売されます。グラズノフ は、7曲の弦楽四重奏曲を残していますが、作曲年は17才の天才作曲家として当時の聴衆を驚かせた第1番から、晩年ソ連からパリに移った時に書かれた第7番 までの長きにわたっており、グラズノフの創作スタイルの変遷が弦楽四重奏曲を通して感じ取ることができます。 (Ki)
MDG MDG-90322586(1SACD)
ヨハン・ウィルヘルム・ウィルムス:フルートのための室内楽作品集 Vol.2
ソナタ イ長調 作品33
トリオ ニ長調 作品6
ソナタ ニ長調 作品18‐1
ソナタ ト長調 作品18‐2
ヘレン・ダブリングハウス(Fl)
セバスティアン・ベラクダル(P)
ハンナ・ヴィンツェンス(Vc)
ベートーヴェンと同時代を生きた作曲家ヨハン・ヴィルヘルム・ヴィルムスによるフルートとピアノのためのソナタ集第2集。 ヴィルムスは、ライン川中流部右岸のベルギッシェスラント地方の小さな村にに生まれ、父や兄からピアノと作曲の手ほどきを受け、フルートを独学で学びます。 1791年19歳のときにアムステルダムに渡り、そこでフルート奏者、ピアニスト、オルガニスト、そして興行師としても活躍。その後、アムステルダムの裕福な美術 収集家の娘と結婚し、彼も大きな恩恵を受けます。そして暇を見つけては、作曲をするという生活をしていましたが、それでも彼の作曲家としての評判は高く、ライ プツィヒのゲヴァントハウスでも演奏され、その演奏にはE.T.A.ホフマンも肯定的な批評を書いたとされています。ヴィルムスは、1815年オランダ王国が成立を きっかけに行われた、新たな国歌のコンテストを受け、見事に採用されます(1932年まで)。「外国人」であった彼の音楽が採用されたというのは、彼の才能がオ ランダで広く認められていたということでしょう。
第1集( MDG90321496)に続く本作は、フルートとピアノの作品に加え、チェロを含んだトリオ作品も収録されています。チェロは、1800年前後に使用さ れていたピアノの低音・高音の弱点を単に補うのではなく、音楽的な相乗効果を持って書かれている点で、ロマン派の先駆的な作品です。そして作品33のソナタ は、フルートの扱い方を熟知したヴィルムスらしい充実した内容。ヘレン・ダブリングハウスの凛々しく心地よい音色は一音一音説得力があり、さらにMDGのバラ ンスの取れた録音による立体的な録音は、当時オランダのサロンで愛された名曲に新たな息吹を吹き込みます。 (Ki)
MDG
MDG-30722552(1CD)
ヨアヒム・ラフ:室内楽作品集Vol.2
弦楽四重奏第5番ハ長調 作品138
弦楽四重奏第7番変ホ長調 作品192-2
ライプツィヒSQ【シュテファン・アルツベルガー(Vn)、ティルマン・ビューニング(Vn)、イーヴォ・バウアー(Va)、ペーター・ブルンス(Vc)】
スイス出身の中期ロマン派の作曲家ヨアヒム・ラフ。リストの助手としてオーケストレーションを務めるなど評価されます。後に独立し、生涯に交響曲11曲、弦楽 四重奏曲8曲、協奏曲など200曲以上の作品を残しています。しかし、ラフ自身は優れたピアニストであったにも関わらず公開演奏会はほとんど行わず、自己宣 伝は苦手で私生活はつつましいものでした。晩年はフランクフルトのホッホ音楽院の院長に就任し後進の指導にあたっていました。今回ラフの生誕200年を記念 して、第1集(MDG-30721872)に続き、ライプツィヒSQが世界初録音となる弦楽四重奏曲第5番と『美しき水車小屋の娘』(Schone Mullerin) と呼ばれている第7番を録音しました。

Coviello
COV-92205(1CD)
ザルツブルクのつながり
〜モーツァルト父子&ミヒャエル・ハイドン

レオポルト・モーツァルト:セレナータ ニ長調 Sign. V 1451(1762頃)
モーツァルト:チェンバロ、ヴァイオリンとチェロのためのソナタ ヘ長調 K.13(1764)
ミヒャエル・ハイドン:ディヴェルティメント ニ長調より アンダンティーノ (1764)
 ラルゲット Perger Nr. 34(1763頃)
レオポルト・モーツァルト:チェンバロ、ヴァイオリンとチェロのための三重奏曲 イ長調 LMV XI:3(1750頃)
 アルペンホルンを伴うシンフォニア・パストラーレ (1755頃)
ヘニング・ヴィークラーベ(トロンボーン、アルペンホルン、指)
カプリコルナス・アンサンブ ル・シュトゥットガルト

録音:2021年3月9-11日シュトゥットガルト、マルティン・ルター福音教会
モーツァルト父子と、フランツ・ヨーゼフの弟ミヒャエル・ハイドンは同時期にザルツブルクで活動していました。古典派初期にあたる当時の頃のザルツブルクで は遊び心のある気軽で優雅な音楽が流行しており、3人もその趣味にあった音楽を残しています。トロンボーンや羊飼いの角笛が独奏に用いられた楽曲もあり牧 歌的な雰囲気が漂います。 (Ki)

TOCCATA
TOCC-0497(1CD)
NX-B03
ドナルド・フランシス・トーヴィ(1875-1940): 室内楽作品集 第3集〜チェロ・ソナタ全集
ドナルド・フランシス・トーヴィ:2つのチェロのためのソナタ ト長調(1912)*
バッハ:前奏曲 ハ短調 BWV 999(D.F.トーヴィによるチェロとピアノ編)(1887)#…世界初録音
トーヴィ:無伴奏チェロ・ソナタ ニ長調 Op. 30(1912頃)
トーヴィ:チェロ・ソナタ ヘ長調 Op. 4(1900)#
アリス・ニアリー(Vc)
ケイト・グールド(Vc)*
グレーテル・ダウズウェル(P)#

録音:2008年7月4-6日
イギリスの音楽学者・作曲家ドナルド・トーヴィ。オックスフォード大学でヒューバート・パリーに作曲を学び、若いうちから作曲に勤しみました。卒業後 はヴァイオリニストのヨアヒムと親しくなり、ピアニストとしてブラームスのピアノ五重奏を演奏するなど、一連の室内楽コンサートで活躍。また当時最も優 れた音楽評論家の一人として活躍すると同時に、バッハやベートーヴェンのピアノ作品の校訂者としても名を遺しています。トーヴィは、20世紀を代 表するチェリストの一人、パブロ・カザルスとも親交があり、その交流からはチェロのための協奏曲と、このアルバムに収録された2つのチェロのためのソナ タが生まれています。どの曲もブラームスを思わせる息の長い旋律を持つとともに、無伴奏チェロ・ソナタの終楽章における巨大なパッサカリアでは超絶 技巧も要求されます。世界初録音となるバッハの前奏曲ハ短調の編曲は、12歳のトーヴィの手になるもの。もともとのリュート曲に美しいチェロの旋 律が加えられています。
TOCCATA
TOCC-0654(1CD)
NX-B03
ヘンリエッテ・ボスマンス(1895-1952):初期の室内楽作品集
ヴァイオリン・ソナタ(1918)…世界初録音
アリエッタ(1917)…ヴァイオリンとピアノ版での世界初録音
ピアノ三重奏曲(1921)…世界初録音
ソラレク・ピアノ三重奏団【マリーナ・ソラレク(Vn)、ミリアム・ロウバリー(Vc)、アンドルー・ボットリル(P)】

録音:2022年4月6、7日
アムステルダム生まれの女性作曲家ヘンリエット・ボスマンスの室内楽作品集。音楽一家に生まれ、母親か らピアノを学びピアニストとして活躍。ヨーロッパ各地で演奏会を行い、とりわけ自国のロイヤル・コンセルトヘ ボウOとは数多くの共演を果たしています。彼女は10代の終わりから作曲を始め、まずピアノ曲や 室内楽曲を書き、その後はオーケストレーションを学び、協奏曲などの編成の大きな作品も遺しています。 このアルバムには彼女の20代前半から半ばの作品が収録されており、ヴァイオリン・ソナタとピアノ三重奏曲 は世界初録音となります。この時期の彼女の作品は、フランス印象派やスペイン民謡、そして中東からの影 響が感じられる情熱が迸るもの。バッハやレーガーを思わせるヴァイオリン・ソナタも聴きどころです。

Musiques Suisses
NXMS-7006(1CD)
アルベルト・メシンガー(1897-1985):弦楽四重奏曲第3番/第5番 他
弦楽四重奏曲第3番ニ短調 Op. 8(1923)
弦楽四重奏曲第5番「Colloqui」 Op. 48(1940/1954改訂)
ハニー・ビュルギ夫人のための葬送音楽(1938頃)
ラズモフスキーQ【ドーラ・ブラチコヴァ(Vn1)、アンドレア・ザクセル(Vn2)、ゲルハルト・ミュラー・ブラチェ(Va)、アリーナ・クデレヴィチ(Vc)】

録音:2021年7月21-23日
世界初録音
バーゼルで生まれたアルベルト・メシンガーは幼い頃から音楽に興味を示すも、音楽を学ぶことを許されたのは20歳になってからでした。まずベルン音楽院で 音楽理論とピアノを学び、ライプツィヒ音楽院に留学。ここで作曲をパウル・グレーナーに学びました。その後はミュンヘンで研鑽を積みましたが、経済的理由 で中断。スイスに帰国後は、カフェハウスでピアニストとして数シーズンを過ごしながら、合唱曲、室内楽曲、管弦楽曲などを作曲。この時期の作品が後にス イスの音楽界で注目を浴びることとなります。1937年にはベルン音楽院でピアノと音楽理論を教えるようになりましたが、数年後には健康上の理由から職を 辞し、スイス南部ヴァレー州のザースフェーで趣味の山歩きを楽しみながら、フリーランスの作曲家としての人生を送りました。1953年にはバーゼル市の音楽 賞を受賞、音楽学者のハンス・エッシュから「近年におけるスイスの作曲家の中で最も多才で想像力に富んだ人物」と高く評価されています。作風はマック ス・レーガーやR・シュトラウスの影響を受けており、半音階的和声から無調、1956年頃からは12音も取り入れた音楽は独自の魅力を放っていま す。 このアルバムにはいずれも世界初録音となる3つの作品を収録。弦楽四重奏曲第3番は、まるでモーツァルトの第15番の弦楽四重奏を思わせる開始部で すが、すぐに現代的な和声が加わり、この曲が20世紀の作品であることに気付かされることでしょう。第5番は「Colloqui 対話」と題された6つの楽章で構 成され曲。彼が自信を喪失していた頃の作品ですが、仕上がりは素晴らしく、とりわけ1954年の改訂版は簡潔な形式と無駄のない音使いが特徴です。 「ハニー・ビュルギ夫人のための葬送音楽」は彼を支援していた人物で、この曲は彼女が生前にメシンガーに委嘱していたもの。パウル・クレー作品のコレク ターでもあった夫人の個性的な性格を音楽で表現しています。

Goodies
78CDR-3876(1CD)
シューマン:ピアノ五重奏曲変ホ長調作品44 リュセット・デカーヴ(P)
ブイヨンSQ
ガブリエル・ブイヨン(Vn1)
アルベール・ロカテッリ(Vn2)
アンリ・ブノワ(Va)
カミーユ・ドゥローベル(Vc)

仏 DISQUES GRAMOPHONE DB5138/41
1941年3月18日パリ、ペルーズ・スタジオ録音
ピアノのリュセット・デカーヴ(1906-1993)は幼少時からマルグリット・ロン (1874-1966)に師事し、パリ音楽院では1923年にイヴ・ナット(1890-1956)のクラ スで一等賞を得た。その後音楽院でロンやナットの助手になり1947年に教授に選 任され1976年に引退するまでその地位にあった。門下生にはラベック姉妹、ブル ーノ・リグット、パスカル・ロジェ等がいます。ブイヨン四重奏団はガブリエル ・ブイヨン(1896-1984)によって結成された。ヴィオラのアンリ・ブノワとチェ ロのカミーユ・ドゥローベルはカペー四重奏団のメンバーだった。デカーヴと ブイヨン四重奏団はこのシリーズでフランクのピアノ五重奏曲(78CDR-3713)が 出ています。(グッディーズ)
Goodies
78CDR-3877(1CD)
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第33番変ホ長調 K.481 リュセット・デカーヴ(P)
アンドレ・アスラン(Vn)

仏 DISQUE GRAMOPHONE W1573/74
1941年3月17日パリ、ペルーズ・スタジオ録音
ピアノのリュセット・デカーヴ(1906-1993)は幼少時からマルグリット・ロン (1874-1966)に師事し、パリ音楽院では1923年にイヴ・ナット(1890-1956)のクラ スで一等賞を得た。その後音楽院でロンやナットの助手になり1947年に教授に選 任され1976年に引退するまでその地位にあった。門下生にはラベック姉妹、ブル ーノ・リグット、パスカル・ロジェ等がいます。アンドレ・アスラン(1895-1993 )はフランスのヴァイオリン奏者。パリ音楽院出身。(グッディーズ)

Salamandre
SALAM-001(2CD)
「プラハ、パリ、ニューヨーク」
〜マルティヌー室内楽作品集

(1)3つの抒情的メロドラマ
(2)クラリネットとピアノの為のソナティーヌ
(3)三重奏曲 H300(フルート、ヴィオラとピアノ)
(4)トランペットとピアノの為のソナティーヌ
(5)バレエ「調理場レビュー」(フランス語朗読付き)
(6)バレエ「調理場レビュー」(チェコ語朗読付き)
アンサンブル・カリオペ
(5)ヴァンサン・フィギュリ(朗読)
(6)ソーニャ・チェルヴェナー(朗
読)

録音:2013年 12月,2014年 2,7月 フランス パリ
(5)(6)=世界初録音
マルティヌーの室内楽作品を集めた CD2枚。目玉は「3 つの抒情的メロドラマ」。1913年、 マルティヌーがまだ23 歳頃の作品。3曲ともハープを多用し、幻夢的色彩を広げた名曲。これ が世界初録音との記載がある。クラリネットとピアノの為のソナティーヌとトランペットとピアノの ためのソナティーヌは人気曲。三重奏曲はオリジナルはフルート、チェロとピアノだが、フラン ス,米国のフルート奏者ルイ・モイーズ(マルセルの息子)が、妻ブランシュ・オネガーがヴィオ ラで演奏するためにマルティヌーから許可を得て置き換えたもの。「調理場レビュー」は 1927年に初演された、小アンサンブル伴奏による 1幕のバレエ。レビューは英語のここから採られ た組曲の方が知られているかもしれないが、バレエは10 曲あり、ジャズを取り入れたりしていて コンパクトながら楽しめる作品。ここにはフランス語朗読とチェコ語朗読の2 種収録しています。 ソーニャ・チェルヴェナーはチェコのメッゾソプラノ。1960 年代にバイロイト音楽祭でも活躍し たという大ベテランで、録音当時は 88歳くらいだったはず。女優としてまだ活躍しています。ヴ ァンサン・フィギュリはフランスの俳優、音楽家、詩人。

KLARTHE
KLA-062(2CD)
シントニア五重奏団によるドビュッシー
■CD1
ドビュッシー:星の夜
眠る森のお姫さま
嫌な天気だから「もう森へは行かない」の諸相
アンジェラスの鐘
葉ずえを渡る鐘の音
ミンストレル(Vnとピアノ版)*
パントマイム/スケルツォ
春が来た
荒れた寺にかかる月
蝶々/金色の魚
ロマンス/まぼろし
ヴァイオリン・ソナタ ト短調*
■CD2
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲(ブノワ・メニュによるピアノ五重奏版)
艶なる宴第1集
もう家のない子供たちのクリスマス(メニュによるソプラノとピアノ五重奏版)
チェロ・ソナタ ニ短調
噴水(メニュによるソプラノとピアノ五重奏版)
マラルメの2つの詩
尊室傑:霧の中の一片【世界初録音】
マヤ・ビリャヌエヴァ(S)、
ロマン・ダヴィド(P)
シントニア五重奏団【ステファニー・モラリー(Vn)*、ティボー・ノアリ(Vn)、キャロライン・ドニン(Va)、パトリック・ランゴ(Vc)】

録音:2018年1月3-8日エスパラナード
ソプラノのマヤ・ビリャヌエヴァとピアニストのロマン・ダヴィド、そしてシントニア五重奏団によるドビュッシーのアルバム。ブノワ・メニュ編曲による「牧神の午 後への前奏曲」のピアノ五重奏版など、このアルバムのために編曲された編曲作品も収録。またエピローグとしてベトナム人作曲家尊室傑による「霧の中の一片」 の世界初録音も収録しております。 (Ki)

Pentatone
PTC-5186987(1CD)
「受難」
(1)ハイドン:序曲 ニ長調 Hob.Ia:4
(2)ハイドン:「ベレニーチェ、何しているの?」Hob.XXIVa:10
(3)ベートーヴェン:シェーナとアリア「いいえ、心配しないで」WoO.92a
(4)モーツァルト:シェーナ「もうよい、すべてわかった」とロンド「心配しないで、愛する人よ」K.490)
(5)ハイドン:交響曲第49番ヘ短調Hob.I:49「受難」
(6)ハイドン:アリア「独り、物思いながら」Hob.XXIVb:20
(7)ベートーヴェン:シェーナとアリア「おお、不実なる者よ」Op.65
クリスティー ナ・ランツハー マ ー(S)
ベルリン古楽アカデミー、
ベルンハルト・フォルク(音楽監督)

録音:2020年9月10-13日イエス・キリスト教会、ダーレム(ベルリン)
PENTATONEレーベルからも積極的なリリースが続いている名人集団ベルリン古楽アカデミー。「受難」と題した当アルバムは名ソプラノ歌手クリスティーナ・ ランツハーマーを迎えて愛と憧れと喪失を歌ったハイドン、ベートーヴェン、モーツァルトのシェーナとアリア、そしてハイドンの交響曲第49番「受難」を収録してお ります。ベートーヴェンのイタリア語のアリアを含む1800年前後の最も優れた声楽作品と、劇的で表現力豊かな「受難交響曲」を牧歌的な素朴さから豪快な怒り まで、さまざまな角度からお届けします。
ベルリン古楽アカデミーは「ヘンデル:6つの合奏協奏曲&12の合奏協奏曲」(PTC-5186271)、「ヘンデル:オラトリオ『メサイア』(1742年ダブリン版)」 (PTC-5186853)、「テレマン:歌劇『ミリヴァイス』」(PTC-5186842)、「ハイドン:歌劇『無人島』」(PTC-5186275)をリリース。一方、ランツハーマー は、「ベートーヴェン:歌劇『フィデリオ』」(PTC-5186880)のマルツェリーネ役など数多くの録音で高い評価を得ています。

Arte dellarco Japan
ADJ-067(1CD)
ハイドン:バリトン・トリオ集
(1)第101番ハ長調 Hob.XI:101
(2)第96番ロ短調 Hob.XI:96
(3)第125番ト長調 Hob.XI:125
ハイドン:バリトン・トリオ集
(4)第109番ハ長調 Hob.XI:109
(5)第87番イ短調 Hob.XI:87
(6)第97番ニ長調 Hob.XI:97「エスターハージ侯爵の命名祝日のために」
ライナー・ツィパーリング(Br)、
若松夏美(Va)、鈴木秀美(Vc)

録音:2018年3月13-15日六花亭 ふきのとうホール(札幌)
エスターハージ候ニコラウスが愛好していた楽器「バリトン」。ヴィオラ・ダ・ガンバに似た楽器で共鳴弦をネックの後ろ側ではじくことができるのが特徴です。 ハイドンはこの楽器を含むおびただしい作品を残しておりヴィオラ、チェロを伴うバリトン・トリオは1770年代半ばまでに、少なくても126曲を残しています。当 アルバムには6曲を収録しました。
こんにちではほとんど弾かれなくなった「バリトン」を名手ライナー・ツィパーリングが演奏。若松夏美、鈴木秀美という古楽界の名手たちとともにハイドンが想 定した楽器で演奏、録音した当アルバムは非常に喜ばしいことと言えます。ハイドンのミニチュア・ワールドをご堪能ください! (Ki)

LAWO Classics
LWC-1238(1CD)
リチェルカーレ
ヨハン・クヴァンダール(1919-1999):弦楽三重奏曲 Op.12
フィン・モッテンセン(1922-1983):三重奏曲 Op.3
エドヴァルド・フリフレート・ブレイン(1924-1976):三重奏曲 Op.15
ベッティル・パルマル・ヨハンセン(b.1954):リチェルカーレ(1996)(弦楽三重奏曲のための)
SSENS Trio(エッセンス・トリオ)〔ソルヴェ・シーゲルラン(Vn)、ヘンニンゲ・ランドース(Va)、エレン・マルグレーテ・フレショー(Vc)〕

録音:2020年5月12日-13日、12月11日&2021年3月10日、ソフィエンベルグ教会(オスロ)
「SSENS Trio(エッセンス・トリオ)」は、グリーグ三重奏団のソルヴェ・シーゲルランとエレン・マルグレーテ・フレショー 、オスロPOのヘンニンゲ・ランドースの3人が2014年に結成。これまでにベートーヴェンの弦楽三重奏曲(LWC1122)とモーツァルトの「ディヴェルティメント変ホ長調」(LWC1170)のアルバムを LAWO Classics に録音していました。
アルバム第3作となる今回はノルウェーの作曲家による4つの作品を演奏しています。ヨハン・クヴァンダール(1919-1999)が、新しいヨーロッパ音楽の中で独自の音楽表現を探求した「弦楽三重奏曲」。続くフィン・モッテンセン(1922-1983)の「三重奏曲」は、「自身の声」をもつ3つの弦楽器がそれぞれの旋律をダイナミックに交流させる作品で、当時のノルウェーでもっとも新しい技法と様式の音楽を追求した彼の、最初の公の場でのコンサートで演奏された作品です。エドヴァルド・フリフレート・ブレイン(1924-1976)の「三重奏曲」は、モチーフとテーマをリズミカルに展開させた変奏曲のスタイルによる1楽章の作品。そして古いスタイルの「リチェルカーレ」から始まり、予定調和の調性に従わない「新たな道」が探られる、ベッティル・パルマル・ヨハンセン(b.1954)の「リチェルカーレ」。すべて20世紀に生み出された作品で、過去の2つのアルバムとはまた違ったトリオの表情を楽しむことができます。

Da Vinci Classics
C-00584(1CD)
カインズ・エヴォリューション〜ケージ、マルティエッロ&ウゴレッティ
ケージ:ファースト・コンストラクション、セカンド・コンストラクション、サード・コンストラクション
ダヴィデ・マルティエッロ:ここでは悪魔以上のものが恐れられ
パオロ・ウゴレッティ:トロピカル・アイリッシュ、エレクトリック・サクラ
イクオス・パーカッション〔ルカ・ヴァノーリ、ジャンマリア・ロマネンギ、ファビオ・ズリアーニ、ジョルジオ・カルヴォ、ニコロ・ジョヴァンニ・デムルタス〕

録音:録音年月日、録音場所記載無し
打楽器とその発展の大部分は、現代音楽の世界、ひいては20世紀一般と密接に結びついており、イタリアのアンサンブル、イクオス・パーカッションは打楽器のために多くのものを築き上げた3人の作曲家、ケージ、マルティエッロ、ウゴレッティの作品を取り上げます。
イクオス・パーカッションは2016年結成。イタリアを中心とするヨーロッパからオーストラリア、そしてアジアの韓国、中国など世界各地で活躍するアンサンブルです。

Hyperion
CDA-68364(1CD)
ハイドン 弦楽四重奏曲集 Op.42, 77& 103
弦楽四重奏曲 ニ短調 Op.42
弦楽四重奏曲 ト長調 Op.77-1
弦楽四重奏曲 ヘ長調 Op.77-2
弦楽四重奏曲 ニ短調 Op.103
タカーチSQ〔エドワード・ドゥシンベア(Vn1)、ハルミ・ローズ(Vn2)、リチャード・オニール(Va)、アンドラーシュ・フェイェール(Vc)〕

録音:2021年4月、ローン・ツリー・アーツ・センター(アメリカ、コロラド)
グラミー受賞ヴィオリスト、リチャード・オニールが参加した新体制によるタカーチSQのハイドン!1975年にブダペストのフランツ・リスト音楽院の学生であったガボル・タカーチ=ナジらによって結成され、1977年エヴィアン国際弦楽四重奏コンクールで一等賞と批評家賞を獲得し国際的な注目を浴び、ポーツマス、ボルドー、ブダペスト、ブラティスラヴァ等多くのコンクールで優勝してきた世界最高峰のSQのひとつ、タカーチSQ。2020年6月には、グラミー賞受賞(+3度のノミネート)で知られる世界的ヴィオリスト、リチャード・オニールが新たなメンバーとして加わり、新体制となりました。
Hyperionレーベル移籍後のハイドンの弦楽四重奏曲は、過去にOp.71(CDA-67793)とOp.74(CDA-67781)をリリースしていますが、新体制ではこれが初。本作は「ロプコヴィッツ四重奏曲」として知られるOp.77の2曲と、老ハイドンの衰えぬ創意を物語る晩年のOp.103(最後の弦楽四重奏曲、未完)、そして短いながらも豊かな内容を持つOp.42の4作品を収録しています。過去作のハイドンは弦楽器の専門誌『The Strad』で非常に高く評価されており、新体制でのアプローチにも期待が高まります。

CAvi music
85-53496(2CD)
モーツァルト:弦楽四重奏曲集 Vol.5
弦楽四重奏曲第11番 変ホ長調 K.171
弦楽四重奏曲第13番ニ短調 K.173
弦楽四重奏曲第15番ニ短調 K.421
弦楽四重奏曲第3番 ト長調 K.156
弦楽四重奏曲第5番ヘ長調 K.158
弦楽四重奏曲第10番 ハ長調 K.170
弦楽四重奏曲第16番変ホ長調 K.428
アルミーダSQ

録音:2019年1月、2020年1月&3月&12月、ベルリン(ドイツ)
アルミーダSQによるモーツァルトの弦楽四重奏曲集第5弾。「弦楽四重奏の父」であるハイドンのオペラにちなんで名付けられ2006年にベルリンで設立されたアルミーダSQは、2012年にARDミュンヘン国際音楽コンクールで1等賞と聴衆賞更に6つの賞を受賞しカルテットとしての華々しいキャリアをスタートさせました。2014年〜2016年にはBBCの「ニュー・ジェネレーション・アーティスト」に選ばれています。またVol.3(8553032)は、BBCミュージック・マガジンで「Instrumental Choice」に選ばれ高い評価を得ています。シリーズ当初から変わらない、作品への徹底的な探求心から生まれる細部へのこだわりが反映されたその演奏は、鮮烈な印象と感動を与えてくれるものになっています。
CAvi music
85-53028(1CD)
エコール・ド・パリのヴィオラ
マルティヌー:ヴィオラ・ソナタ H.335(1936)
アレクサンドル・チェレプニン:ヴァイオリン・ロマンス イ長調 WoO(1922)(ヴィオラとピアノ版)
ティボール・ハルシャーニ(1898-1954):ヴィオラ・ソナタ(1953/54)
タンスマン:ヴィオラとピアノのためのアラ・ポラッカ(1985)
A.チェレプニン:ヴァイオリンとピアノのためのエレジー Op.43(1927)(ヴィオラとピアノ版)
マルセル・ミハロヴィチ(1898-1985):ヴィオラ・ソナタ Op.47(1941)
ディアン・メイ(Va)、
オリヴァー・トリーンドル(P)

録音:2019年12月、2020年1月、バイエルン放送スタジオ2、ミュンヘン(ドイツ)
第一次世界大戦と十月革命をきっかけに無数の芸術家たちが東ヨーロッパからパリへと移住しました。特にロシア人が多く、父ニコライ・チェレプニンとともにパリへ亡命したアレクサンドル・チェレプニンもその一人でした。A.チェレプニンは常に新しい音楽を求めており、「ヴァイオリン・ロマンス」では後期ロマン派の影響が感じられますが、「ヴァイオリンとピアノのためのエレジー」ではより近代的な響きを持っています。このアルバムでは、A.チェレプニンの他にも各国からパリに集い「エコール・ド・パリ」を結成した作曲家たちのヴィオラ作品が収められています。
ヴィオラ奏者のディアン・メイは2018年にARDミュンヘン国際音楽コンクールでヴィオラ部門の最優秀賞と聴衆賞、並びにいくつかの特別賞を受賞し、国際的に注目を集めました。2019年の秋からミュンヘンPOの首席ヴィオラ奏者を務め、2022年10月からはBPOの首席ヴィオラ奏者に就任予定です。

Chandos
CHAN-20256(1CD)
ファニー&フェリックス・メンデルスゾーン:室内楽作品集
メンデルスゾーン:ピアノ六重奏曲 ニ長調 Op.post.110MWV Q 16
ファニー・メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲 ニ短調 Op.11H-U 465、
 ピアノ四重奏曲 変イ長調 H-U 55
カレイドスコープ・チェンバー・コレクティヴ

録音:2021年11月、ポットン・ホール(イギリス、サフォーク)
カリスマ的なプログラミングと卓越した音楽性で聴衆を熱狂させている気鋭のアンサンブル、カレイドスコープ・チェンバー・コレクティヴが『アメリカの五重奏曲集』(CHAN20224)と『コールリッジ=テイラー:初期室内楽作品集』(CHAN20242)に続きリリースする最新盤は、メンデルスゾーン姉弟の室内楽作品集!近年優れた作曲家として、急速に再評価されつつあるファニー・メンデルスゾーン(1805-1847)の貴重な室内楽曲2作品と、弟のフェリックス・メンデルスゾーンが15歳の時にわずか14日ほどで書き上げ、生前は出版されることの無かったピアノ六重奏曲を組み合わせ、天才姉弟の早熟さと、密接に絡み合っていながら異なる両者の音世界、そしてアンサンブルのフレッシュな音楽性を同時にアピールする1枚です。

ファニーの「ピアノ四重奏曲 変イ長調」は17歳の時に書かれたもので、ソナタ形式に対する挑戦ともいえる、伝統とは異なる何かを成し遂げようとする意志が感じられる作品。一方「ピアノ三重奏曲 ニ短調」は1847年4月に初演されたファニー最期の年の作品ですが、こちらもフィナーレなど驚くほど冒険的に書かれており、彼女がこの後プロの作曲家としてどんな活躍を見せたか想像したくなる意欲作です。間違いなくもっと広く演奏されるべき作品だといえるでしょう。フェリックスの「ピアノ六重奏曲 ニ長調」は、ピアノ、ヴァイオリン、2本のヴィオラ、チェロ、コントラバスという珍しい編成のために書かれた作品で、華麗なピアノパートは姉弟が熱中したウェーバーの「ピアノと管弦楽のための小協奏曲(コンツェルトシュテュック)」の影響を受けています。
Chandos
CHAN-20247(1CD)
ブリッジ&ブリテン:ヴィオラ作品集
ブリッジ:チェロ・ソナタ ニ短調 H125(エレヌ・クレモンによるヴィオラとピアノ編)、
 小川にしなだれて柳が茂っている H173(ブリテンによるヴィオラとピアノ編)、
 3つの歌曲 H76(中声、ヴィオラとピアノのための)
ブリテン:エレジー(無伴奏ヴィオラのための)、
 ラクリメ〜ダウランドの歌曲の投影 Op.48(ヴィオラとピアノのための)
エレヌ・クレモン(Va)、
サラ・コノリー(Ms)、
アラスター・ビートソン(P)

録音:2021年12月、ポットン・ホール(イギリス、サフォーク)
かつてフランク・ブリッジとブリテンが使用していたヴィオラを演奏するエレヌ・クレモンは、英グラモフォン誌で『最も優れた若手SQの1つ』と絶賛されたイギリスのアンサンブル、ドーリックSQのヴィオリスト。彼女はこの楽器を初めて演奏したときから、ブリッジとその愛弟子ブリテン、2人の作曲家と、両者を結びつけるこの特別な楽器のための証となるアルバムを作りたいという野望をもっていました。ブリテンは、第二次世界大戦の勃発でアメリカへの船旅に出なければならなくなったとき、ブリッジから餞別としてヴィオラを贈られ、その後、2人は二度と会うことはなかったといいます。ブリッジとブリテンのヴィオラ作品を、彼らの愛と尊敬のシンボルであった楽器で録音し、彼らが耳にしたであろう音を作り出したい。彼女の野望は2021年の冬、サラ・コノリーとアラスター・ビートソンを迎えた豪華メンバーによるレコーディングで現実のものとなりました。

TRPTK
TTK-0036(1CD)
ショスタコーヴィチ&ラフマニノフ:チェロ・ソナタ集
ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ ニ短調 Op.40
ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調 Op.19
アレクサンダー・ヴァレンベルク(Vc)、
ジュゼッペ・グァレーラ(P)

録音:2018年12月17日-19日、アイントホーフェン音楽堂(オランダ)
1998年生まれのオランダのチェリスト、アレクサンダー・ヴァレンベルクは、5歳からチェロを始め、8歳から18歳までアムステルダム音楽院でモニーク・バーテルスに師事しました。その後、バレンボイム・サイード・アカデミー、クローンベルク・アカデミーで研鑽を積み、2016年にチェロ・ビエンナーレ・コンクールで第1位を獲得、アントニオ・ヤニグロ国際チェロ・コンクールとブリテン国際チェロ・コンクールなどで第1位を獲得しており、ソリストや室内楽奏者としてオランダを中心に活躍しています。
彼のデビュー・アルバムとなる今作では、ヴァレンベルクの父親が生まれ育ったロシアの作曲家ショスタコーヴィチとラフマニノフが選ばれています。
TRPTK
TTK-0027(1CD)
ザ・コレクターズ
ヤン=ペーター・デ・グラーフ:聖クレメンスの鐘
ヤニス・キリヤキデス:ワンス・ゼア・ワズ
モーリッツ・エッゲルト:ザ・コレクターズ
ザムエル・ペンダーバイン:恥知らず
コンスタンティン・ナポロフ(パーカッション)、
エケ・シモンズ(P)

録音:2018年7月
パーカッションとピアノのための作品集。ファツィオリのグランドピアノの美しい響きと、パーカッションの様々な音色(電子楽器も含まれる)が楽しめる一枚です。ヤン=ペーター・デ・グラーフの「聖クレメンスの鐘」は、イギリスの童謡「オレンジとレモン」が動機となって作られており、ヤニス・キリヤキデスの「ワンス・ゼア・ワズ」も伝統的な童謡に基づいた作品となっています。
パーカッション奏者のコンスタンティン・ナポロフは、1987年にウクライナで生まれました。2009年にキーウでパーカッションと管弦楽の修士号を得て、国内外の12のコンクールで優勝しました。またウクライナ国立POの首席奏者も務めました。

MUSICAPHON
M-56956(1CD)
パウル・ユオン(1872-1940):ヴィオラを伴う室内楽作品集
ヴィオラ・ソナタ ニ長調 Op.15
ヴィオラ・ソナタ ニ長調 Op.82a
ロマンス Op.7
トリオ・ミニアチュール Op.18*
ロスヴィータ・キリアン(Va)、
白神典子(P)、ルパート・ヴァヒター(Cl)*

録音:2012年9月
白神典子参加!ドイツで活躍したスイス系ロシア人作曲家パウル・ユオン(1872-1940)のヴィオラを中心とした室内楽作品集!ロシアでアレンスキーやタネーエフに学び、ドイツではクララ・シューマンの異父弟バルギールに師事したユオンは、室内楽を中心に交響曲から歌劇まで、ほぼすべてのジャンルに作品を残しています。さらに理論家、教育者としても活躍し、フランスのフィリップ・ヤルナッハ、ギリシャのニコス・スカルコッタス、ブルガリアのパンチョ・ヴラディゲロフなどさまざまな国の若き才能を育てました。スイス人でもロシア人でもドイツ人でもない、またロマンチシストではなく、モダニストでもなく、フォークロリストでもない、そんなユオンの複雑で一筋縄ではいかない作風をお楽しみください。

MUSICAPHON
M-36965(1CDR)
ジャスト・ストリングス!〜 ギターとハープのための現代作品集
ディッター・マック:コーコン(2011)
イェルグ=ペーター・ミットマン:ラウラ・セレーナ(2008)
ティモ・ヨウコ・ヘルマン:ソナチネ(2010)
レネ・メンゼ:ソナタ(2009)
ファイト・エルトマン=アベーレ:夜の響き(2012)
コルト・マイエリング:ノウル(2012)
マクシミリアン・マンゴールド(G)、
ミリアム・シュレーダー(Hp)

録音:2014年6月
「いま芸術的に最も興味深いドイツ人ギタリストのひとり」(フォノ・フォルム誌)と評されるマクシミリアン・マンゴールドと、フランスの名手カトリーヌ・ミシェルに師事したドイツのハーピスト、ミリアム・シュレーダーによる、ギターとハープという珍しい編成のための現代作品集。収録作品はすべてこの2人のために作曲されたものです。(M56965からの再発売)
※当タイトルは、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

DUX
DUX-1808(1CD)
喜びのための音楽〜フランセ:オーボエを伴う室内楽作品集
オーボエ、クラリネットとファゴットのためのディヴェルティスマン
イングリッシュホルン、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための四重奏曲
フルート、オーボエ、クラリネット、バス・クラリネット、ファゴットとホルンのための六重奏曲
オーボエ、ファゴットとピアノのための三重奏曲
カロリナ・スタルマホフスカ(オーボエ、イングリッシュホルン)、マウゴジャタ・ヴァシュチョネク(Vn)、マリア・シェッティ(Va)、コンラッド・バルギエウ(Vc)、バルトシュ・パツァン(Cl)、トマシュ・ジムワ(バス・クラリネット)、クシシュトフ・フィエドゥキエヴィチ(Fg)、ダグマラ・ニェジェラ(P)、ルトスエアー五重奏団

録音:2017年4月14日、5月28日、2018年5月18日&2020年6月20日、ポーランド国立RSO室内ホール(ポーランド、カトヴィツェ)
本アルバムの主役といっても過言ではないカロリナ・スタルマホフスカは、ポーランドの古都カトヴィツェを本拠とし、ヨーロッパ全土で名演を繰り広げている東欧の名門、ポーランド国立RSOで首席&ソロ・オーボエ奏者を務める名手。また、ポーランド国立RSOのソリストで構成されたルトスエアー五重奏団のメンバーとしても活躍しています。彼女は、シマノフスキ音楽院でトマシュ・ミツカに師事し、2019年に博士号を取得。これまでに、ワルシャワで開催された第7回木管アンサンブル全国大会のリード・トリオ部門で第2位、第3位、ウッチで開催されたオーボエ&ファゴット奏者のための国際アカデミック・コンクールで2つの特別賞を受賞し、ソリストとしては、ポーランド国立RSO、シンフォニア・ヴァルソヴィア、ジェロナ・グラPOと度々共演し、ポーランド国内外の音楽祭にも参加しています。アルバムのタイトルでもある「喜びのための音楽」に相応しく、三重奏から六重奏まで、多様な編成でフランセの優美な世界を奏でていきます。
DUX
DUX-1698(1CD)
21世紀の器楽アンサンブル作品集
マウリシオ・カーゲル:ラグタイム・アウス・ヴェステン(Pとパーカッション版)
フランコ・ドナトーニ:アルページュ
パヴェウ・シマンスキ:A.W.のためのバガテル
ブリジッタ・ミュンテンドルフ:シヴァーズ・オン・スピード
ピオトル・ぺシャト:イエス・キリストの生涯と受難
リカルド・エイツィリク:RE / WIND / RE / WRITE(FAST-BREAK VERSION)
スプウジェルニア・ムジチナ・コンテンポラリー・アンサンブル〔編成:フルート、クラリネット、サクソフォン、ファゴット、トランペット、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、パーカッション、ピアノ〕

録音:2021年7月4日-7日(ポーランド)
クラクフを拠点とする現代音楽アンサンブル、スプウジェルニア・ムジチナ・コンテンポラリー・アンサンブルは、国際現代音楽音楽祭「ワルシャワの秋」をはじめ、サクラムプロファナム、オーディオアート、ELEMENTI、AXes、ムジカ・モダニナ・イン・ウッチ、ネオアルテ・イン・グダニスクなど、国内で最も重要な音楽イベントでも繰り返し取り上げられています。アンサンブルのレパートリーは、オリヴィエ・メシアン、ピエール・ブーレーズ、ルチアーノ・ベリオ、モートン・フェルドマン、フランコ・ドナトーニ、ジョージ・クラムなど、20世紀の最も偉大な人物の作品と、実験やマルチメディアを取り入れた若い世代の作品を組み合わせています。
DUX
DUX-1783(1CD)
カンヴァセーションズ〜近現代のクラリネット作品集
ヴァインベルク:クラリネットとピアノのためのソナタ Op.28
ペンデルツキ:クラリネットとピアノのための3つの小品
プロコフィエフ:フルート(Vn)とピアノのためのソナタ ニ長調 Op.94(クシシュトフ・グジボフスキによるクラリネット・トランスクリプション版)
ポール・パターソン(b.1947):クラリネットとピアノのためのカンヴァセーションズ Op.25
デュオ・カロス〔クシシュトフ・グジボフスキ(Cl)、フィル・リオティス(P)〕

録音:2021年5月27日-30日(ポーランド)
ポーランド出身の名手、クシシュトフ・グジボフスキが奏でる近現代アルバム。グジボフスキは、ドイツの伝説的クラリネット奏者、ザビーネ・マイヤーのマスター・スタディを優等で卒業し、ヴォルフガング・マイヤーとエドゥアルト・ブルンナーに室内楽を師事。定期的にヨーロッパ中の著名な音楽祭にも招待され、ソリストとして、ロンドン・ガラ・オーケストラ、ポーランド国立RSO、ポーランド・シンフォニア・ユヴェントゥスOなどとの共演や、モーツァルト生誕225周年を記念して結成されたアマデウス・ウィンド・アンサンブル(メンバーは、LSOの奏者や著名なポーランドの楽器奏者、ソリストなど)のメンバーとして室内楽奏者としても国際的に活躍しています。

Tactus
TC-810204(1CD)
アントニオ・バッジーニ(1818-1897):弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲第2番 ニ短調 Op.75
弦楽四重奏曲第4番ト長調 Op.79
弦楽四重奏曲第5番 ハ短調 Op.80
バッジーニSQ〔ダニエラ・サンガッリ(Vn)、リーノ・メーニ(Vn)、マルタ・ピツィオ(Va)、ファウスト・ソルチ(Vc)〕

録音:2019年7月(クレモナ、イタリア)
イタリアの作曲家兼ヴァイオリニストであったアントニオ・バッジーニ(1818-1897)の弦楽四重奏曲集。前作(TC810202)から続く2巻目で今回で弦楽四重奏全曲が揃うことになります。バッジーニは、パガニーニに認められ当時最高のヴァイオリニストの一人でした。また、シューマンやメンデルスゾーンからもその才能を認められていました。作曲家としては特に室内楽の分野で成功し、ミラノ音楽院で教授となってからは、カタラーニやマスカーニ、そしてプッチーニを指導したことで知られています。

ODRADEK RECORDS
ODRCD-425(1CD)
シューマン:アダージョとアレグロ 変イ長調 Op.70
 幻想小曲集 Op.73
 民謡風の5つの小品 Op.102
シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ D821
アドルフ・グティエレス・アレナス(Vc)
ホス・デ・ソラウン(P)

録音:2021年10月26-28日 スペイン ・バレンシア州 アリカンテ
※日本語解説付き
ミュンヘン生まれのスペイン人チェロ奏者、アドルフ・グティエレス・アレナスの ODRADEK への第2弾。第1弾のベートーヴェンのチェロ・ソナタ全集(ODRCD 407)が大変素晴らしい 演奏で驚かされたが、このシューマンとシューベルトはさらに輪をかけて充実しています。 アレ ナスのチェロはまさにドイツとスペインの美点の融合で、細部をおろそかにしないキッチリした 音楽が下地にありつつ、そこから流麗な歌と体の底から突き上げるような情熱が加わってい る。有名なシューベルトのアルペジョーナ・ソナタでは、かなり動的に揺らしているにもかかわ らずそれがシューベルトらしい慎ましい佇まいを壊すことがない。シューマンではロマンティシ ズムがよりストレートで、とりわけ幻想小曲集の大きくうなる情感が素晴らしい。ホス・デ・ソラウ ンはスペインのピアニスト。バレンシア生まれだが、20 年以上米国で暮らして米国籍も持って います。2014 年にジョルジュ・エネスコ国際コンクールで第1 位を獲得。現在はマドリッド在住。

Challenge Classics
CC-72902(1CD)
くつろぎのモーツァルト
モーツァルト:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ ハ長調 K.296(マンハイム、1778)
ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲 K.423 (ザルツブルク、1783)
ピアノのための幻想曲 ニ短調 K.397(1782頃)
ヴァイオリン、ヴィオラとピアノのための『ケーゲルシュタット・トリオ』 変ホ長調 K.498(アルタリア版、1788)
シギスヴァルト・クイケン(Vn)
サラ・クイケン(Va)
マリー・クイケン(フォルテピアノ)

録音:2021年11月23‐25日ベルギー、コルトレイク
ヴァイオリン、ヴィオラ、ピアノという身近な楽器のために書かれ、モーツァルト自身や彼の親族が演奏していたかもしれない音楽を、ぜいたくにもクイケン・ファ ミリーの演奏で聴くアルバム。くつろいだ雰囲気の演奏ですが、選曲は巧妙かつバラエティ豊かで、優しい音色と確かな知見が織りなす独特の魅力を持っています。 サラ・クイケンとマリー・クイケンはシギスヴァルトのご息女。
両楽器が完璧に平等に扱われ、極めて協奏的な対話が繰り広げられるヴァイオリンとヴィオラの二重奏曲は、モーツァルトがそれぞれの楽器をいかに熟知してい たかを物語る逸品。ピアノのための『幻想曲』はモーツァルトにとって特別な調であるニ短調で書かれており、弦楽四重奏、ピアノ協奏曲、レクイエムでも見られる ような、深く暗く、しかしエネルギーにあふれた音楽が展開されます。『ケーゲルシュタット・トリオ』は、もともとクラリネット、ヴィオラ、ピアノのために書かれた曲 で、変ホ長調はフリーメイソンの象徴でもあります。このCDではクラリネットをヴァイオリンの音域に合わせて移し替えた版を使って演奏。編成としてはこちらの方 が一般的で、浸透しやすかったかもしれません。
フォルテピアノは1785年頃にヨハン・アンドレアス・シュタインが製作した楽器の忠実なコピーを使用。同時代のチェンバロと同等の大きさの楽器です。モーツァ ルトはこの楽器製作者の大親友でした。 (Ki)
Challenge Classics
CC-72906(1CD)
ダーク・ヴェルヴェット 〜音楽的自伝
イジドラ・ゼベリャン / ヴェリコ・ネナディチ:ヴァイオリンとピアノのための『ダーク・ヴェルヴェット』(2006/2021)
ティボール・ハルティヒ:無伴奏ヴァイオリンのための『モノローグ』*(1993)
カリオペ・ツパキ:無伴奏ヴァイオリンのための『イジドラのための歌』*(2020)
イジドラ・ゼベリャン:ヴァイオリン、女声とピアノのための歌『ああ、死よ、私の愛よ』*(2011)
ルドルフ・ブルーチ:無伴奏ヴァイオリンのための『グスラルスカ』*(1993)
アレクサンドラ・ヴレバロフ:ヴァイオリンとプリペアドピアノのための『ハルティヒ座』*(2021)
ティボール・ハルティヒ:ヴァイオリンとチェロのための『対話』*(1990)
ヴェリコ・ネナディチ:ヴァイオリンとピアノのための二連画『アリアとリフ』*(2022)
フアン・フェリペ・ワレル:無伴奏ヴァイオリンのための『小切手、塩、祭、月 』(1997)
フロリアン・マグヌス・マイヤー:無伴奏ヴァイオリンのための『エーリッヒ・ツァンの音楽』*(2022)
ユリア・ハルティヒ(Vn 、歌 )
ライネケ・ブロークハンス(P)
マヤ・ボグダノヴィッチ(Vc)

録音:2022年3月17-19日ヒルフェルスム、MCO
*世界初録音
ユーゴスラビアの音楽一家に生まれ、1994年からオランダに在住しているヴァイオリニスト・歌手のユリア・ハルティヒによるアルバム。自らのアイデンティティ を8人の作曲家による10曲で表現。自分のために書かれた音楽の数々を、あらゆる感情をのせて正直に歌い、演奏する、豊饒な表現力に打たれる1枚です。 (Ki)

MIRARE
MIR-572(1CD)
ドビュッシー、アーン、ストラヴィンスキー
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ
レイナルド・アーン:ヴァイオリン・ソナタ ハ長調
ストラヴィンスキー:協奏的二重奏曲
アイレン・プリッチン(Vn)
ルーカス・ゲニューシャス(P)

録音:2021年12月1-3日/サンクトペテルブルグ放送局
クルレンツィス率いるムジカ・エテルナ初来日時のコンサートマスターを務め話題となったアイレン・プリッチン。2019年の第16回チャイコフスキー国際コンクー ルのヴァイオリン部門4位でしたが、その前(2015年第15回)のピアノ部門第2位だったルーカス・ゲニューシャスと魅力的なアルバムを作りました。
ドビュッシー(1917)、アーン(1926)、ストラヴィンスキー(1932)のオリジナル曲を並べていますが、それぞれ1910年代、20年代、30年代のパリ文化移 りかわりを香らせつつ作曲者たち独自の美学を示しています。
大歓迎なのがレイナルド・アーンのソナタ。魅力的なメロディにあふれ近年録音も増えていますが、真打の登場となります。プリッチンは一目惚れで虜になったそ うで、彼に紹介されたゲニューシャスも「自分の人生の困難な時期を慰め癒してくれ、以来アーンはシューベルトと同等に彼の音楽的思考を支配する存在になった」 と絶賛しています。
両者の思いの強さにより、単に流麗でさわやかなだけでなく、ベルエポック文化への苦い郷愁や相方だった文豪プルーストとの親密な対話など複雑な思いが見 えて来て、この作品の新たな評価へつながる見事な演奏となりました。

KLARTHE
KLA-148(1CD)
ファンタジー
リリー・ブーランジェ:春の朝に
シューマン:幻想小曲集Op.73
リリー・ブーランジェ:夜想曲
ウジェニー・アレシアン:アルツァフ幻想曲
ドヴォルザーク(クライスラー編):スラヴ幻想曲
クライスラー:ウィーン狂詩的小幻想曲
シェーンベルク:幻想曲Op.47
アンドレ・マテュー:欲望
同:ブラジル幻想曲
メシアン:幻想曲
サマズイユ:悲歌的幻想曲
ジャン=サミュエル・ベズ(Vn)、
ジャン=リュック・テリアン(P)

録音:2021年8月29-31日、9月1日/デルタ大ホール(ナミュール、ベルギー)
ブリュッセルを基盤に活躍するヴァイオリニスト、ジャン=サミュエル・ベズとカナダ・ケベック州出身のピアニスト、ジャン=リュック・テリアンによる意欲的なア ルバム。
テーマは「ファンタジー」。各地の風物を盛り込んだ幻想曲から、精神的な幻まで非現実の世界を描いています。凝った選曲のなかでも、「カナダのモーツァルト」 と称されながら39歳で歿した早熟の天才アンドレ・マテュー(1929-1968)の作品に注目。全く現代的でなく、美しいメロディに酔わされます。 (Ki)

CPO
CPO-555446(1CD)
NX-B02
シューベルト/ブルグミュラー:アルペジオーネのための作品集
シューベルト:アルペジオーネとフォルテピアノのためのソナタ イ短調 D821
無言歌 - アルペジオーネとフォルテピアノのためのシューベルト歌曲編曲集
朗読…詩 ウォルター・スコット:Hymne an die Jungfrau 乙女への賛歌- 詩集 『湖上の美人』より
アヴェ・マリア Op. 52No.6D 839
朗読…詩 ルートヴィヒ・レルシュタープ:Standchen セレナード
セレナード D 957
朗読…詩 ヴィルヘルム・ミュラー:Gute Nacht おやすみ
おやすみ Op.89, No.1D911
朗読…詩 マティアス・クラウディウス:Der Tod und das Madchen 死と乙女
死と乙女 Op.7No.3D 531
朗読…詩 ヴィルヘルム・ミュラー:Gefror’ne Thranen 凍った涙
凍った涙 Op.89No.3D 911
ブルグミュラー:3つの夜想曲 - アルペジオーネとギターのための
ロレンツ・ドゥフトシュミット(アルペジオーネ)
パウル・グルダ(ハンマークラヴィーア…1824年製コンラート・グラーフ)
ダヴィッド・ベルクミュラー (ギター…1814年製ヨハン・ゲオルク・シュタウファー、オリジナル)
クリス・ピヒラー(朗読)
ミヒャエル・ダングル(朗読)

録音:2020年12月15-18日
1820年代にウィーンのギター製造者ヨハン・ゲオルク・シュタウファー(1778?1853)により発明された、6弦の弦 楽器「アルペジオーネ」。ギターのような24のフレットを持ちながら、チェロの特性も備えており「ギター・チェロ」という 別名でも呼ばれ、発明から10年間ほどは高い人気を誇りましたが、やがて歴史の中に消えてしまいました。このア ルバムではヴィオラ・ダ・ガンバ奏者として知られるドゥフトシュミットがアルペジオーネの復元楽器を使い、名作「アル ペジオーネ・ソナタ」を演奏。共演がパウル・グルダで、楽器がアルペジオーネが発明されたのと同じ1824年製のグ ラーフのオリジナルという点も見逃せません。5つの歌曲ではその直前に歌詞の朗読を入れることで、歌の無いアル ペジオーネの演奏でも楽しめるようにしています。ピアノ 教則本の作曲家として知られるブルグミュラーの「3つの夜 想曲」はギターの伴奏で演奏。こちらもアルペジオーネの発案者であるシュタウファーのオリジナル楽器を使うという 徹底ぶりです。企画から演奏までこだわり抜いた一枚をお楽しみください。

MClassics
MYCL-00028(1CD)
税込定価
ニュー・ファゴット・レパートリー Vol.2〜素晴らしい友情
ドヴィエンヌ:四重奏曲 ト短調 作品73-3
スティーブンソン(1949-2021):ミニチュア・カルテット
ガーフィールド(1924-):四重奏曲(1950)
モーツァルト:ファゴットとチェロのためのソナタ 変ロ長
調 K.292
フランセ:ファゴットと弦楽のためのディヴェルティスマン
尾詩音里(Vn)
叶澤尚子(Va)
アイリス・レゲヴ(Vc)
佐渡谷綾子(Cb)

録音:2021年12月26-29日 岐阜、クララザール(じゅうろく音楽堂)
現在名古屋フィルの首席ファゴット奏者として活躍するゲオルギ・シャシ コフのソロ・アルバム第2弾。今作では、名古屋フィルの仲間たちがサ ポートし、ファゴットを中心とした室内楽作品集となりました。日頃音楽 を共に作り上げているからこそ出来る、絶妙なアンサンブルと豊かな響 き。音の一つ一つから音楽をする喜びを感じ取ることが出来るでしょう。 クラシカルなスタイルのドヴィエンヌから現代的な響きのフランセ、また モーツァルトのオリジナルのチェロとのソナタなど、多面的にファゴットの彩 り豊かな音色が存分に収録されています。輪となって広がる音楽をぜ ひお聴き下さい。

YARLUNG RECORD
YR-89457(1CD)
NX-C05
アントニオ・リジー・アット・ザ・ブロード
1. ヒナステラ:パンペアーナ第2番 Op. 21
2. ホセ・ブラガート(1915-2017):グラシエラとブエノスアイレス
3. ヒナステラ:5つのアルゼンチン民謡 Op. 10- トリステ
4. ヒナステラ:5つのアルゼンチン民謡 Op. 10- サンバ
5. オスバルド・ゴリホフ(1960-):オマラモール
6. ピアソラ:オブリビオン
7. ヒナステラ:プネーニャ第2番「パウル・ザッハーへのオマージュ」 Op. 45
8. ピアソラ:天使のミロンガ(J. ブラガート編)
9. ピアソラ:ル・グラン・タンゴ
10. ラロ・シフリン:パンパス
アントニオ・リジー(Vc)
ブライアン・ペッツォーネ(P)…1、3、4、6、8-10
パブロ・モッタ(Cb)…2、6、9
フィリップ・レヴィ(Vn)…8
キャピトル・アンサンブル…2、6、9

録音:2009年6月8-9日
※YR-27517からの品番移行
ヒナステラ、ピアソラ、ゴリホフなど、名作曲家たちがアルゼンチンの民族音楽の伝統からインスピレーションを 得たであろう作品を収録。ソロ楽器としてのチェロを強調し、魅力的な音色を存分にいかしたこれらの「アル ゼンチン・タンゴ」はどれも輝かしく躍動的なものばかりです。はるか彼方に感じられるアメリカ・インディアンたち の音楽と、クレオール(中南米やカリブ海生まれのスペイン人)たちの心の声を描き出した情熱的な演奏とし て2011年の発売時に高く評価されたチェリスト、アントニオ・リジーのアルバムの再発売。 レーベル15周年を記念し、Sonorus SHI18の技術を用いて、Agfa formula 468のアナログテープに記 録された全ての位相情報とコンテンツを引き出し、リマスターを施すことで更に鮮やかで3次元的な音像が作 り上げられています。

Solo Musica
SM-396(1CD)
NX-B03
幼き頃の印象〜エネスコ:作品集
五重奏曲 ニ長調 - ピアノ、2つのヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための(1896)
オーバード - ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための
遠くのセレナーデ - ヴァイオリン、チェロとピアノのための
オマージュ - フォーレの名による小品
幼き頃の印象 Op. 28
籠の中の鳥と鳩時計
ジル・アパップ(Vn)
アンサンブル・ラロ【アレクサンドル・シトコヴェツキー(Vn)、アンナ=リーサ・ベズロドニー(Vn=ゲスト)、ラズヴァン・ポポヴィチ(Va)、ユストゥス・グリム(Vc)、ダイアナ・ケトラー(P)】

録音:2019年6月20-21日、2021年9月27日
アンサンブル・ラロとヴァイオリニスト、ジル・アパップの新譜「Impressions d'enfance 幼き頃の印象」。アルバムにはルーマニアの作曲家、ジョル ジュ・エネスコの5作品が収録されています。 エネスコ若き日の憧れであったブラームスの影響が強く感じられる「ピアノ五重奏曲 ニ長調」は、1897年、16歳の時にパリで開催した初の自作演奏 会で演奏された作品です。ピアノと弦楽三重奏のための「オーバード」とピアノ三重奏曲「遠くのセレナーデ」は、エネスコが敬愛する師ガブリエル・フォー レから称賛された魅力的な作品。フォーレの名前を旋律の動機とした「オマージュ」にも詩的で夢幻的な雰囲気が漂っています。アルバムタイトルでも ある「幼き日の印象」はエネスコ晩年の傑作。彼が3歳の時に初めて街角のヴァイオリン弾きに出会ったときの記憶をはじめとして、時のかなたに霞み つつある幼少期の夢や印象を音で描こうとした作品。この曲でヴァイオリンを弾くジル・アパップはアルジェリア生まれのフランス人で、強靭なテクニックを 持ち、特にロマ音楽のホットな演奏で人気を博しています。 アンサンブル・ラロは、シューマンの「ダヴィド同盟」の中で相対する創造精神に均衡をもたらす力として描かれる「ラロ博士」にちなんだグループです。

Solo Musica
SM-364(1CD)
NX-B03
オルガンとヴァイオリンのための作品集
アンリ・マルトー:幻想曲 Op. 27- オルガンとヴァイオリンのための…世界初録音
レーガー:12の小品より Op. 59
 Nr.5トッカータ ニ短調
 Nr.6フーガ ニ長調
フィリップ・ヴォルフルム(1854-1919):ソナタ第2番ホ長調 Op.10よりII. Andante - Gemasigt und etwas feierlich
マルトー:前奏曲とパッサカリア Op.23-1
カール・ヘラー:幻想曲 Op. 49- ヴァイオリンとオルガンのための
エドガー・クラップ(Org)
インゴルフ・トゥルバン(Vn)

録音: 2020年11月9日-11日
オルガンとヴァイオリンの組み合わせによる作品を集めた1枚。アンリ・マルトーの「幻想曲」及び「前奏曲とパッサカ リア」は、バロック期の様式に倣って書かれており、これは作曲当時彼が住んでいたオーバーフランケンのリヒテンベ ルクで使われていたオルガンの温かい音色にインスパイアされたものです。他はレーガーとラインベルガーにオルガン を師事したヴォルフルム、バンベルクでオルガン奏者の父のもとに生まれたヘラーの作品を収録。荘厳なオルガンと 華やかなヴァイオリンの音色が溶け合う美しい響きをご堪能ください。 オルガニストのエドガー・クラップは1947年バンベルク生まれ。1971年、ミュンヘンARD音楽コンクールで第1位を 獲得し世界的な活躍をはじめるとともに、フランクフルト音楽大学でオルガンの指導にあたり、ザルツブルクのモー ツァルテウムで客員教授を務めた後、ミュンヘン音楽大学の教授に就任、2012年に引退するまでその職にあり ました。インゴルフ・トゥルバンはベルリン・フィル、ミュンヘン・フィルとの共演をはじめ、世界の主要なコンサートホー ルでソロ演奏を行うヴァイオリニスト。これまでほとんど演奏されたことのない作品を積極的に広めていることでも知 られています。

SOMM
SOMMCD-0653(1CD)
NX-B04
英国の室内楽作品集
クライヴ・ジェンキンス(1938-):オーボエのための3つの小品(オーボエと弦楽版)*
ジェラルド・フィンジ:エクローグ Op.10
ドン・シャーマン(1932-):雨のヴェニス*
アラン・リダウト(1934-1996):フルートと弦楽のためのコンチェルティーノ*
ウィリアム・ロイド・ウェバー(1914-1982):田舎の印象- フレンシャム・ポンド(水彩画)(ピーター・シグレリスによるクラリネットと弦楽版)*
ロナルド・ビンジ(1910-1979):The Watermill 水車
エライアス・パリシュ・アルヴァーズ(1808-1848):ハープと弦楽のためのコンチェルテイーノ - ロマンス*
セシリア・マクドウォール(1951-):Y Deryn Pur 聖なる鳥(クラリネットと弦楽編)*
シャーマン:17歳、もうすぐ18歳*
ジョーゼフ・ホロヴィッツ(1926-2022):クラリネットと弦楽のためのコンチェルタンテ*
ロビン・ミルフォード(1903-1959):ジョン・ピール氏逝去
ジェンキンス:ピアノと弦楽のためのコンチェルティーノ*
マーガレット・フィンガーハット(P)
ガブリエラ・ダッローリオ(Hp)
ピーター・シグレリス(Cl)
ジュディス・ホール(Fl)
マイケル・ストウ(Ob)
ピーター・フィッシャー(Vn・指揮)
ロンドン室内アンサンブル

録音:2020年9月9日、2009年12月1日、2015年12月6日
*…世界初録音
19世紀から21世紀にかけてのイギリス室内楽作品を集めたアルバム。イギリスを代表するソリストたちをゲストに迎え、フィンジの「エクローグ」を始めとした名 作が、2022年に創立25周年を迎えるロンドン室内アンサンブルにより演奏されています。またアルバムには、マーガレット・フィンガーハットに献呈されたクライ ヴ・ジェンキンスの「コンチェルティーノ」や、このリサイタルのためにジェンキンスが特別に編曲したオーボエのための3つの小品、最近世を去ったジョーゼフ・ホロ ヴィッツの「クラリネットと弦楽のためのコンチェルタンテ」、そして「オペラ座の怪人」などミュージカルでおなじみアンドルーと、チェリストのジュリアンの父で、オルガ ニストとしても名を馳せたウィリアム・ロイド・ウェバーの『祖国の印象』から「フレンシャム池」などの9曲の世界初録音が含まれています。 ロンドン室内アンサンブルは、1997年にヴァイオリニスト、ピーター・フィッシャーによって設立されたアンサンブル。ロンドンの主要オーケストラや室内楽団から 厳選された奏者で構成され、幅広く公演を行い高く評価されており、新作の演奏も積極的に行っています。

DIVINE ART
DDA-25235(1CD)
NX-B07
素晴らしきサー・ジョン〜ジョン・マンドゥエルを称えて
アダム・ゴーブ(1958-):Aria for Sir John サー・ジョンのためのアリア
ジョン・マンドゥエル(1928-2017):エレジー
 レチタティーヴォとアリア
 3つのルネサンスの歌
 Bell Birds from Nelson
 夜想曲とスケルツォ
 Tom’s Twinkle
マイケル・バークリー:(1948-):ダーク・ワルツ
ウィリアム・オルウィン(1905-1985):『無垢の歌』から5つの歌
リチャード・ストーカー(1938-2021):マグダラのマリアの改悛
ジョン・ターナー(リコーダー)
ヴィクトリアSQb
ベネディクト・ホランド(Vn)
キム・ベッカー(Va)
ジェニファー・ラングリッジ(Vc)
リンダ・メリック(Cl)
レイチェル・スピアーズ(S)
ピーター・ローソン(P)

録音:2021年6月24日、2021年7月13日、2021年10月22日
作曲家、BBCのプロデューサー、英国王立ノーザン音楽大学の初代校長、ヨーロッパ・オペラ・センターの創設者として活躍した、20世紀における英国音 楽界の中心的人物ジョン・マンドゥエル(1928-2017)。このアルバムは偉大な「サー・ジョン」へのオマージュとして、多岐にわたる世代の作曲家たちの作品 を紹介した「サー・ジョンのための歌」(DDA-25210)の続編です。 マンドゥエル自身の作品を中心に、彼と深い関わりを持つアダム・ゴーブ、マイケル・バークリー:、ウィリアム・オルウィン、リチャード・ストーカーの4人の作品を収 録。20世紀の室内楽と声楽曲を楽しめる見事な1枚になっています。レーベルおなじみのリコーダー奏者、ジョン・ターナーを筆頭に、マンチェスター周辺を拠 点に活躍する奏者たちの親密な演奏が聴きどころです。

KLARTHE
KLA-047(1CD)
「黙示録」
ヴィターリ(シャルリエ編):シャコンヌ
ピアソラ:ヴィオレタンゴ
ピアソラ:アヴェ・マリア
ピアソラ:メディ・タンゴ
ゾロタリョフ:ロンド・カプリチオーソ
ヴラソフ:グラグ
ヴォイテンコ:黙示録
シャラーエフ:冬
※ すべての 編曲:ジュリアン・ブ ークリエ & ディミトリ・ブ ークリエ
ジュリアン・ブークリエ(Vn)、
ディミトリ・ブークリエ(アコーディオン)

録音:2015年12月22&23日/ペルヌ=レ=フォンテーヌ県(フランス)
20世紀の名ヴァイオリニストがこぞって録音したヴィターリのシャコンヌ。オルガン伴奏で演奏されることはありますが、当アルバムではなんとアコーディオン伴 奏版!演奏はヴァイオリンのジュリアン・ブークリエ、アコーディオン、ディミトリ・ブークリエの兄弟デュオでお届けします。
2005年、デュオとして本格的に活動を開始した彼らはラジオ・フランス音楽祭、リール・ピアノ・フェスティバル、ランス音楽祭などに出演。グラスゴー、カス テルフィダルドなどの国際室内楽コンクールで上位入賞しています。
当アルバムは結成10周年を記念し、満を持して録音したデビュー盤。ヴァイオリンの名曲からアルゼンチンタンゴの熱気、雄大なロシア音楽まで、ブークリエ兄弟 の選曲は実に幅広く、このデュオの可能性を感じさせる内容となっています。 (Ki)
KLARTHE
KLA-041(1CD)
「ヒバロの音楽」〜火の鳥とその他編曲集
(1)シューマン:森の情景 Op.82より第7曲「予言の鳥」
(2)ラメゾン:ワカニ 1
(3)グリーグ:ペール・ギュント組曲第1番Op.46&第2番 Op.55より「朝」「オーセの死」「アニトラの踊り」「イングリッドの嘆き」「ペール・ギュントの帰郷」「ソルヴェイグの歌」
(4)ラメゾン:ワカニ 2
(5)ドビュッシー:夜想曲第2曲「祭」
(6)ラメゾン:ワカニ 3
(7)ストラヴィンスキー:「火の鳥」
(8)ラメゾン:ワカニ 4
(9)サティ:ジムノペディ第1番
(10)ベルリオーズ:『ファウストの劫罰』のアリア「燃える恋の思いに」
※すべての編曲:エティエンヌ・ラメゾン
アンサンブル・ゼリグ【(2)(4)(6)アンヌ=セシル・キュニオ(Fl)、(4)(6)エティエンヌ・ラメゾン(Cl)、(4)(6)(8)シルヴィア・レンツィ(Vc&ヴィオラ・ダ・ガンバ)、イリス・トロシアン(Hp)、ジェラルディー ヌ・ドゥトロンシー(P)、エリサ・ユマネス(Perc)、(10) イヴァン・モラー ヌ( テノー ル )】

録音:2015年9月1-5日/ヴァル=ド=マルヌ県(フランス)
アマゾン川上流のマラニョン川に住む少数民族「ヒバロ族」。干し首の風習で知られ、かつてはワカニ、アルタム、ムシアクという3つの根本的な霊魂の存在を信 じていました。当アルバムはアンサンブル・ゼリグのクラリネット奏者で作曲家のエティエンヌ・ラメゾンが、「鳥」「祭」などヒバロ族の暮らしを想起させるクラシッ ク編曲作品に加えて、ワカニ(死後も蒸気となって存続する、人間固有の霊)からインスピレーションを得て作曲した作品を収録しています。 (Ki)
KLARTHE
KLA-048(1CD)
「ご招待」

【ブラジル】
セザル・カマルゴ・マリアーノ:クリスタル
アントニオ・カルロス・ジョビン:お 馬 鹿さん
エルメート・パスコアル:ベベ
ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第 5番
【キューバ】
イグナシオ・セルバンテス:いつも「はい」
セルバンテス:3つの衝撃
セルバンテス:ご招待
セルバンテス:素敵な娘
(9)エルネスタ・レクオーナ:仮装行列
【メキシコ】
ポンセ:何があっても
【アルゼンチン】
サウル・コセンティーノ:カヤオとサンタ
コセンティーノ:アストルの思い出に
コセンティーノ:トッカータ・ポルテーニャ
ピアソラ:タンゴの歴史より第2曲「カフェ 1930」
ピアソラ:ビジュージャ

【 ボ ーナストラック/ バイノーラル 3D サウンド】
マリアーノ:クリスタル
ポンセ:何があっても
レクオーナ:仮装行列
※すべての編曲:セバスチャン・オートマユー&マリエル・ガール
デュオ・インテルメッツォ【セバスチャン・オートマユー(バンドネオン)&マリエル・ガール(P)】

録音:2017年2月16-19日/ソネ(フランス)
ピアノとバンドネオンのカッコ良いサウンド!このアルバムに登場するラテンアメリカの作曲家たちは、自国の民謡を基に複雑かつ洗練された解釈で音楽を作り上 げています。当アルバムでは演奏の「デュオ・インテルメッツォ」がバンドネオンとピアノの二重奏版に編曲。このアレンジを通じてラテン・アメリカ音楽の魅力的な サウンドを際立たせています。ボーナストラックのバイノーラルの3Dサウンドで収録した3曲も聴き逃せません。 (Ki)

ORF
ORFCD-3248(1CD)
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第1 番変ホ長調Op.1/1
ハンス・ガル(1890-1987):古いウィーンのホイリゲの旋律による変奏曲Op.9
ブラームス:ピアノ三重奏曲第1 番ロ長調Op.8
トリオ・ヴィジョン【エカテリーナ・フロローヴァ(Vn)/ペーター・ソモダーリ(Vc)/
ドロシー・カデム=ミサーク(P)】

録音:2020年7月31日、8月4日ウィーン、ORFラジオ文化ハウス大ホール
ドイツ、オーストリアの古典派からロマン派にかけてのピアノ三重奏曲を収録。ハンス・ ガルはあまり知られていないが、ユダヤ系のオーストリアの作曲家で後半生はイギリスで 活躍した。ブラームスの弟子に作曲を師事し、シェーンベルクより 15歳若いが、ウィーン の古典様式に沿った伝統的な作風で生涯、調性による作曲を続けた。このディスクでは 古いウィーン民謡の主題による作品を収録、古きよきウィーンの風情溢れる佳品。

TOCCATA
TOCC-0591(1CD)
NX-B03
ドン・バンクス(1923-1980):声楽と室内楽作品集
三重奏曲− ホルン、ヴァイオリンとピアノのために(1962)
5つの北国の民謡(1953)*
ロローグ、夜の小品と2人の奏者のためのブルース-クラリネットとピアノのために(1968)
3つの練習曲 -チェロとピアノのために(1954)
ソナチネ 嬰ハ短調 ? ピアノのために(1948)
ソナタ- ヴァイオリンとピアノのために(1953)
タイレイド- メゾ・ソプラノと室内アンサンブルのために(1968)*
ロバート・ジョンソン(Hrn)
オーレ・ベーン(Vn)
ジェニー・ダック=チョン(Ms)
フランチェスコ・チェラータ(Cl)
ジェフリー・ガートナー(Vc)
ロワン・フェミスター(Hp)
デイヴィッド・キム=ボイル(サイレン)
アリソン・プラット、ダリル・プラット、ジョシュア・ヒル(パーカッション)
ダニエル・ヘルスコヴィッチ(P)

録音:2020年9月21日、2020年9月24日、2020年11月5日
*=世界初録音
ドン・バンクス(本名:ドナルド・オスカー・バンクス)はオーストラリアの作曲家。若い頃にマティアス・セイバーに師事、ジャズに傾倒していた師の影響を受け、 自身もジャズに没頭。イギリスのジャズ・プレイヤー、タビー・ヘイズと親しく、彼のためにいくつかの曲を書いています。1950年代にはロンドン現代音楽セン ターで指揮者エドワード・クラークの秘書を務めたのち、1967年から68年までは新音楽振興協会(SPNM)の会長を務めるなど要職を歴任、また教育者と しても多くの後進を育てました。 このアルバムには彼の室内楽と声楽作品が収録されています。鋭いドラマ性と抒情性を湛えたホルン三重奏曲や、親しみやすい旋律を持つ「5つの北国の 民謡」などバンクスの多彩な作品を楽しめます。また「Tirade」はオーストラリアの詩人ピーター・ポーター(1929-2010)の詩を用いた1968年の作品。3人 の打楽器奏者が奏でる約30の楽器からなる巨大なパーカッションアンサンブルと、ハープ、ピアノによる音楽は、まるで即興演奏のようですが、実はすべての 音が楽譜に記されており、ここにメゾ・ソプラノのシュプレヒゲザング風の歌が絡み、ドラマティックな音楽を作り上げていきます。

TOCCATA
TOCC-0650(1CD)
NX-B03
エマヌエル・モール(1863-1931):ヴィオラのための作品集
前奏曲とフーガ P182? 弦楽四重奏のために(1917)
前奏曲 ホ長調Op.123-ヴィオラとピアノのために(1910?12)(ヘーゲマン編, 2021)
抒情小曲集Op.139-弦楽四重奏のために
ロマンス P202-ヴィオラとピアノのために(1895)
コンチェルトシュテュック 嬰ハ短調 P166- ヴィオラとピアノのために
コンチェルトシュテュック 嬰ハ短調 P167-ヴィオラとオーケストラのために(ベラルドによるオーケストレーション, 2020)
ディルク・ヘーゲマン(Va)
ダーヴィッド・バール(P)
ローゼンシュタインSQ【マイケル・スー、イ・ソウン(Vn)、ディルク・ヘーゲマン(Va)、マルクス・ティリアー(Vc)】
アニマ・ムジケCO
マーティアス・アンタル(指)

録音:2021年7月16-17日、2021年11月9-11日
世界初録音
後期ロマン派の作曲家エマヌエル・モールの作品集。ハンガリーに生まれ、ウィーンでブルックナーに師事、ピアニス トとしてアメリカやヨーロッパで演奏し、イギリス国籍を取得するもスイスに移住。亡くなるまでこの地で過ごしまし た。彼の作品は当時の演奏家たちが挙って演奏し、ベルリンのジムロック社、ミラノのリコルディ社など、主要な出 版社から総譜が出版されました。また晩年は楽器の発明家としても名を馳せ、手鍵盤を上下2段に重ねた「エマ ヌエル・モール式ピアノフォルテ」は、あのモーリス・ラヴェルも絶賛しました。しかし性格は気難しく、歯に衣着せぬ発 言のため多くの友人を失ったとも言われています。このアルバムには彼のヴィオラを用いた作品を収録。技巧的、 かつ抒情を湛えた複雑な音楽は、聴き手に深い満足感を与えることでしょう。

Biddulph
BIDD-85016(2CD)
NX-B10
オシー・レナルディ/レミントン録音集 - パガニーニ、他
パガニーニ:24のカプリース Op. 1よ第1番ー第12番(P伴奏版)*
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調**
パガニーニ:24のカプリース Op. 1より第13番ー第24番(P伴奏版)#
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ ト長調+
オシー・レナルディ(Vn)
ユージン・ヘルマー(P)*,#
ユージン・リスト(P)**.+

録音/原盤
1953年/Remington R-199-146(matrix RE-33-1158/59)*
1953年/Remington R-199-148(matrix RE-33-1156)**
1953年/Remington R-199-152(matrix RE-33-1170/71)#
1953年/Remington R-199-148(matrix RE-33-1157)+
名ヴァイオリニストの多くは、早くから名教師に才能を見出されて育てられ、同門の名手たちと一つの流派を成すかのように活躍するものですが、オ シー・レナルディはやや異なる環境で育ち、33歳の若さで早世しました。それゆえに彼の演奏スタイルや技巧はヴァイオリン・ファンにとって独特の魅力 を持ち、興味を惹くものとなっています。 レナルディは1920年4月26日にウィーンでオスカー・ライス Oskar Reissとして生まれました。近所の人が演奏するヴァイオリンに魅せられた5歳のオ スカー少年は両親を説得してヴァイオリンを手にし、以後8年にわたってほぼ独学で毎日5、6時間の練習を続けたそうです。 13歳の時にイタリアのメラーノで旅芸人の一座に加わり、ジャグラー、ダンサー、コメディアンらと共に舞台を務め、その時のマネージャーが考案したイタ リア風の名前オシー・レナルディをその後も名乗りました。 レナルディは1937年にアメリカに移り、翌年1月にはニューヨークでのデビュー・リサイタルがニューヨーク・タイムズで絶賛されます。1939年10月にカー ネギーホールでパガニーニの24のカプリース全曲(P伴奏版)を演奏した際には、同地のヴァイオリニストが多数駆けつけて大きな話題となりまし た。 1941年には米陸軍の軍楽隊に志願し、除隊までの間に500回近く演奏。終戦後は2年間勉強に専念した後にコンサートを再開。1953年に ニューヨークのルウィソーン・スタジアムでチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を演奏した時は7千人もの聴衆が集まりました。しかし同年12月3日に 自動車事故で死去。33歳の早過ぎる死でした。あいにく新聞がストライキをしていたため訃報が出ず、アメリカ音楽界が彼の死に気付くのが遅れたと 言われています。レナルディの愛器グヮルネリ・デル・ジェスは奇跡的に救い出され、今ではリチャード・トネッティが演奏しています。 レナルディのパガニーニは人気がありました。1940年にはRCAにカプリース全曲を録音、このCDに復刻されたレミントン盤は不慮の死を遂げる前に 行われていた再録音です(いずれもピアノ伴奏版)。 モノラル末期の録音だけにヴァイオリンの音に張りや艶が感じられ、また微妙な音色の変化も聞き取ることが出来る、良好な復刻となっています。

IBS CLASSICAL
IBS-32022(1CD)
ヘンデル:リコーダー・ソナタ全集
ソナタ ニ短調 HWV367a
ソナタ ヘ長調 HWV 369
ソナタ イ短調 HWV 362
ソナタ ハ長調 HWV 365
ソナタ 変ロ長調 HWV 377
前奏曲 ヘ短調 HWV 548(アーチリュート独奏編)
ソナタ ト短調 HWV 360
ダビド・アンティク(リコーダー&指揮)
メディテラニア・コンソート【イグナシ・ホルダ(チェンバロ、オルガン)、フアン・カルロス・デ・ムルデル(アーチリュート、バロックギター)、レオナルド・ルッケルト(Vc)】

録音:2019年10月25-27日
ヘンデルのリコーダー・ソナタは少なくとも4曲(HWV360、362、365、369)あり、他にもリコーダーのための作品 とされる曲が2曲(HWV367a、377)あります。どの曲もシンプルで美しいリコーダーの旋律と通奏低音の華やか な伴奏が特徴で、これらはヘンデルが仕えていたイギリス王室の人たちのために書かれたとされています。このアル バムではこれら6曲を演奏。アンティクは4種類のリコーダーを用い、旋律に即興的な装飾を施し魅力的な演奏を 披露しています。 ダビド・アンティクはムルシア音楽院でフルートとリコーダーを学び、在学中に数々の賞を受賞。卒業後には各地で 更に研鑽を積み、ユトレヒトやリヨンを中心とした音楽祭に出演、高く評価されています。50枚以上のアルバムを 発表し高く評価される他、コンテンポラリー・ダンスのバックを務め、またスペインを拠点に教育者としても活躍してい ます。

Forgotten Records
fr-1834(1CDR)
ヴラフSQ /ドビュッシー&ラヴェル
ドビュッシー:弦楽四重奏曲 ト短調*
ラヴェル:弦楽四重奏曲 ヘ長調#
ヴラフSQ[ヨセフ・ヴラフ(Vn1)、ヴァーツラフ・スニーチル(Vn2)、ヨセフ・コジョウセク(Va)、ヴィクトル・モウチュカ(Vc)]

録音:1959年3月31日#、4月1日-3日#、6月15日-16日*、18日-20日* 、ステレオ
※音源:Supraphon DV 5569SUA 10083SUA ST 50063
Forgotten Records
fr-1838(1CDR)
ベートーヴェン:弦楽三重奏曲集
ト長調 Op.9-1/ ハ短調 Op.9-3
バイロイト祝祭管弦楽三重奏団[マックス・カルキ(Vn)、エミール・ケシンガー(Va)、フリッツ・ゾンマー(Vc)]

録音:1956年12月6日
※音源:Telefunken BLE 14065

CAvi music
85-53154(1CD)
シューベルト&シュニトケ:弦楽四重奏曲集
シューベルト:弦楽四重奏曲 ハ短調 D810 「死と乙女」
シュニトケ
:弦楽四重奏曲第3番
アサセッロQ

録音:2009年4月、8月
アサセッロ四重奏団は、ロシア、ポーランド、スイス出身の四人が、学生時代に室内楽のクラスで出会いバーゼルで結成されました。彼らはその後ケルンでアルバン・ベルク四重奏団のマスタークラスに参加し、数々のコンクールで受賞歴があります。現代音楽にも積極的に取り組んでおり、シュニトケの作品では、持ち前のテクニックをいかんなく発揮しています。

Indesens
INDE-019(1CD)
サン=サーンス:管楽器を伴う室内楽作品集
サン=サーンス:バスーン(バソン)とピアノのためのソナタ Op.168/クラリネットとピアノのためのソナタ Op.167/オーボエとピアノのためのソナタ Op.166/ホルンとピアノのためのロマンス Op.36/トロンボーンとピアノのためのカヴァティーヌ Op.144/トランペット、弦楽五重奏とピアノのための七重奏曲変ホ長調 Op.65*
モーリス・ブルグ(Ob)、モーリス・アラール(バスーン)、モーリス・ギャベー(Cl)、ジャック・トゥーロン(Tb)、ジルベール・クルジエ(Hrn)、ロジェ・デル・モット(Tp)、アニー・ダルコ(P)、パスカルSQ*、ガストン・ロジェロ(Cb)*、ジャンヌ=マリー・ダルレ(P)*

録音:1957年&1976年(パリ、フランス)
新古典派時代のフランスを代表する最重要作曲家、サン=サーンスの管楽器を伴う室内楽作品集。サン=サーンスが長い生涯の最後の年に残した3つの管楽器のための傑作ソナタ(バスーン、クラリネット、オーボエ)を中心に、フランスの管楽器演奏の伝統を受け継ぐ名手達が大変薫り高い演奏を聞かせています。また、マルグリット・ロンに師事した名女流ピアニスト、アニー・ダルコによる万全のサポートで各作品の素晴らしさをより一層引き立たせています。
Indesens
INDE-023(2CD)
アネモス&Co〜トロンボーンのための作品集
【CD1】
サスキア・アーポン:トロンボーン四重奏曲第1番
ピアソラ:ミスマ・ペーナ
ブルックナー:キリストは我らのために
ジュール・ルフランソワ:ル・ヌメロ・ダヌメ(トロンボーン三重奏)*1
ブルジョワ:トロンボーン四重奏曲 Op.117より 第1楽章
ラウル・デ・バロス:ブラジルの歌
マイケル・デイヴィス:トロンボーン・インスティテュート・オヴ・テクノロジー(トロンボーン二重奏)*2
ジュール・コアン:アンダンティーノ
ヒダシュ:アルテーバ より 第1楽章(トロンボーン三重奏)*3
ラウル・デ・バロス:ナ・グローリア
【CD2】
(1)ワーグナー:歌劇 「ローエングリン」 より エルザの大聖堂への行進
(2)アーサー・プライヤー:スコットランドの釣鐘層(ソロ・トロンボーン&四重奏版)
(3)ダヴィド・レイエス:スリーピング・ウェーヴス
(4)アーバン:ヴェニスの謝肉祭
(5)ナイマン:フリューゲル・ホルンとピアノ
(6)サミュエル・テルノイ:P・コム・ピアソラ
(7)アルベール・コーバン:テウタテス, 神秘的幻想曲
(8)バイヴィル・リュック:Arobase
(9)アレン・チェイス:パッサカリア
(10)ジュール・ルフランソワ:オスティナート第5番
【CD1】
アネモス・トロンボーンQ〔トマ・レモンディエール(テナー)*2、ジュール・ルフランソワ(テナー)*1,*3、
ロバン・ランシャール(テナー*1&アルト*3)、ジョスカン・シュフォール(Bs)*1,*2,*3〕

【CD2】
(1)アネモス・トロンボーン四重奏団、ジェラール・エヴラール、二コラ・デヴワ、ダヴィッド・ケスメッケル(Tb)
(2)アネモス・トロンボーン四重奏団、クロード・ルマクル(ソロ・トロンボーン)
(3)アントワーヌ・アキスト(ビューグル)、ファビエンヌ・クルッツェン(P)
(4)トリオ・テュルビュランス〔クロエ・ギサルベルティ(P)、ダヴィッド・ギャリエ(コルネット)、アントワーヌ・ギャネイ(オフィクレイド)〕
(5)アントワーヌ・アキスト(ビューグル)、ファビエンヌ・クルッツェン(P)
(6)アネモス・トロンボーン四重奏団、ジャン・フィリップ・ナブレ(ソロ・トロンボーン)
(7)トリオ・テュルビュランス
(8)アネモス・トロンボーン四重奏団、アントワーヌ・アキスト(ビューグル)
(9)ステファーヌ・ラベリ(指)、アネモス・トロンボーン四重奏団、アンサンブル Koolysteryk(トロンボーン五重奏)、オーレリアン・オノレ(Tb)
(10)アネモス・トロンボーン四重奏団、キャロリン・ササル(ヴォイス)
フランス、リュエイユ=マルメゾン地方音楽院で、アラン・マンフラン(元パリ・トロンボーン四重奏団メンバー)のもとで研鑽を積んだ学生を中心に、2005年に結成されたアネモス・トロンボーン四重奏団。彼らのレパートリーは、バロックから、ジャズ、アルゼンチン・タンゴまで幅広いジャンルを網羅。トロンボーン四重奏のためのオリジナル作品は勿論のこと、知られざる作品やアレンジ作品の開拓にも力を注いでいます。
当レコーディングに於いても、その情熱に満ちた探求心を見事に2枚組のアルバムとして集約。1枚目は、ジャズ・トロンボーン奏者でもあるマイケル・デイヴィスの二重奏作品から、トロンボーンらしい美しいハーモニーを奏でるブルックナーまで、アネモスのメンバーによる色彩感溢れるサウンド作りを堪能。2枚目では、多くのゲストプレイヤーを迎え、ビューグルやオフィクレイドといった珍しい楽器を用いた作品から、トロンボーン十重奏で奏でる大編成作品まで充実の内容に仕上がっています。

DUX
DUX-1781(2CD)
クナピク&グレツキ:作品集
イントロダクション(ナレーション)
エウゲニウシュ・クナピク(b.1951):歌曲「When...」 〜 ソプラノと弦楽オーケストラのための
グレツキ:弦楽四重奏曲第3番「... songs are sung」 Op.67
クナピク:長い旅 - 4つの歌曲集〜ソプラノ、バリトンと弦楽オーケストラのための
グレツキ:弦楽四重奏曲第2番「幻想曲風に」 Op.78
シルヴィア・オルシンスカ(S)、
モニカ・センドロフスカ(S)、
トマシュ・ラク(Br)、
シレジア室内O、
マチェイ・トマシェヴィチ(指)、
スワヴォミル・ホラント(ナレーター)

録音:2020年11月15日-17日&12月17日-19日(カトヴィツェ)
2021年に生誕70周年を迎えた現代ポーランドの偉大な芸術家、エウゲニウシュ・クナピクが2020年に作曲した2つの新作を収録したアルバムが登場。声楽と弦楽オーケストラのための作品と、彼の師であるヘンリク・ミコワイ・グレツキの弦楽四重奏曲を組み合わせています。クナピクの新作を知る絶好の機会となるだけでなく、作曲スタイルの発展における師弟関係の直接的な影響を発見することができるアルバムです。
DUX
DUX-1765(1CD)
ポーランドのチェロ小品集
フェリクス・ノヴォヴィエイスキ(1877-1946):歌劇「バルト海の伝説」の主題による幻想曲 Op.28
アレクサンデル・ヴィエルホルスキ(1802-1821):主題と変奏
エマヌエル・カニア(1827-1887):ロマンス Op.9
イグナツィ・アントニ・メイエル(1830-1857):マズルカ Op.1
ヘルベルト・スパーリング&スタニスワフ・シュチェパノフスキ(1811-1877):欲望 - サロン風小品 Op.46
マウリツィ・カラソフスキ:夕暮れ Op.3
ジグムント・ノスコフスキ(1846-1909):メロディー Op.3-1
ヴワディスワフ・ゼレンスキ(1837-1921):ロマンス Op.40
ハリーナ・クシジャノフスカ(1867-1937):エレジー Op.40
ヴワディスワフ・アロイス(1860-1917):演奏会用マズルカ Op.47
アンナ・ヴローベル(Vc)
マウゴジャタ・マルチク(P)

録音:2021年3月24日-29日(ポーランド)
全曲が世界初録音となるチェロとピアノのための小品集。ショパン音楽院でアンジェイ・ヴローベル氏のクラスを卒業したアンナ・ヴローベルは、新作の初演やポーランド放送アマデウス室内Oとの共演などで活躍。2014年からは、ショパン音楽大学(旧・ショパン音楽院)で指導も行っています。
DUX
DUX-1847(1CD)
ゴードン・ジェイコブ:ヴィオラ作品集
ヴィオラとピアノのためのソナチネ
クラリネットとヴィオラのための小組曲
クラリネット、ヴィオラとピアノのための三重奏曲
無伴奏ヴィオラのための変奏曲
ヴァイオリンとヴィオラのための「前奏曲、パッサカリアとフーガ」
ヤドヴィガ・スタネク(Va)、
ボリス・ビニエツキ(Cl)、
ボレスワフ・シャルキエヴィチ(Vn)
マグダレナ・スヴァトフスカ(P)

録音:2019年6月&10月、2020年11月(ポーランド、ブィドゴシュチュ)
スタンフォードやヴォーン・ウィリアムズに学んだ20世紀イギリスの作曲家、ゴードン・ジェイコブ(1895-1984)のヴィオラ作品集。「ウィリアム・バード組曲」が良く知られているジェイコブは、バロックや古典派の音楽を愛する保守的な作風の持ち主で、1948年に作曲された「前奏曲、パッサカリアとフーガ」にもモダン・バロックの雰囲気が漂っています。偉大なヴィオリスト、ライオネル・ターティスらの活躍によってヴィオラの存在感が高まった近現代イギリス。本作に収録された親しみやすくも個性的な5つの作品は、当時のイギリス音楽におけるヴィオラの型破りな存在感を示しています。ヴィオラ愛好家のみならず、すべての器楽ファンにとって注目に値する1枚です。
DUX
DUX-1835(1CD)
シューマン&ブラームス:室内楽作品集
シューマン:カノン形式の6つの練習曲 Op.56(ドビュッシーによる2台ピアノ編曲版)、
 アンダンテと変奏曲 変ホ長調 Op.46
ブラームス:ホルン三重奏曲 変ホ長調 Op.40
トマシュ・ダロフ(Hrn)、
ヴォイチェフ・フダラ(Vc) 、
アグニエシュカ・コピンスカ(P)、
ピオトル・コピンスキ(P)、
キンガ・トマシェフスカ(Vn)、
タデウシュ・トマシェフスキ(Hrn)

録音:2020年(ポーランド、カトヴィツェ)
チェロやホルンをフィーチャーしたドイツ・ロマン派の名作と、ドビュッシーが編曲した「カノン形式の6つの練習曲」を収録。シューマンとブラームス、2人の大作曲家の対照的な人柄が音楽にはどのように反映されているのか。ポーランドで学んだ気鋭の音楽家たちが解き明かします。
DUX
DUX-1755(1CD)
マテウシュ・リチェク:チェロ作品集
無伴奏チェロのための「隠された光」
ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲
チェロとエレクトロニクスのための「崩壊の兆し」
チェロ協奏曲 幻影
トマシュ・スクヴェレス(Vc)、
ユイ・イワタ=スクヴェレス(Vn)、
マテウシュ・リチェク(エレクトロニクス)、
ニュー・ミュージック・オーケストラ、
シモン・ビヴァレツ(指)

録音:2019年11月&2021年8月(ポーランド)
ポーランド有数の大学都市ヴロツワフの音楽アカデミーで学び博士号を取得、作曲家向けコンクールでの受賞歴も多数ある現代音楽の作曲家、マテウシュ・リチェク(1986-)のチェロ作品集。ソロ、デュオ、ライヴエレクトロニクスと様々な編成による作品がバランスよく収録されています。(ライヴ・エレクトロニクスでは作曲家自身が演奏に参加。)ほとんどの作品は、本作で演奏を担当する優れたチェリスト、トマシュ・スクヴェレスに捧げられています。
DUX
DUX-1745(1CD)
才能溢れるコンツキ兄弟〜ヴァイオリンとピアノのための作品集
カロル・コンツキ(1813-1867):マズルカ Op.29、
 大幻想曲 Op.27
アポリナリ・コンツキ(1824-1879):マズルカ様式によるサロン風の小品 Op.4、
 ドニゼッティの歌劇「ランメルムールのルチア」の主題による大幻想曲 Op.2、
 アリャビエフの歌曲「ナイチンゲール」によるパラフレーズ Op.22
スワヴォミラ・ヴィルガ(Vn)、
イザベラ・ヴィルガ(P)

録音:2021年7月(ポーランド)
19世紀ポーランドの有名な音楽一家、コンツキ家の長男カロル・コンツキ(1813-1867)と、末子のアポリナリ・コンツキ(1824-1879)による室内楽作品集。カロルのほかアントニ・コンツキ(1816-1899)とスタニスワフ・コンツキ(1820-1892)がピアニストとして活躍したのに対し、アポリナリはヴァイオリンで有名になり、その演奏はパガニーニからも称賛されています。特に「ランメルムールのルチア幻想曲」が人気を博しました。どの作品も初期ロマン派様式の佳品として、心地よく楽しむことができます。
DUX
DUX-1792(1CD)
バツェヴィチ:ピアノ五重奏曲集
グラジナ・バツェヴィチ:ピアノ五重奏曲第1番(1952)、
 ピアノ五重奏曲第2番(1965)
アレクサンデル・タンスマン:ピアノ五重奏のための5声の音楽(1955)
ユリア・コチュバン、
メッセージズ四重奏団

録音:2021年7月25日-27日(ウッチ、ポーランド)
ポーランド出身で新古典主義の影響を受けた作曲家二人のピアノ五重奏曲集。バツェヴィチ後期の作品となるピアノ五重奏曲は、たびたび登場する不協和音など激しい部分もありながらも、彼女の特徴であるエレガントさも持ち合わせています。タンスマンの「ピアノ五重奏のための5声の音楽」は、バロック音楽から影響を得ており、ポリフォニーとホモフォニーを巧みに組み合わせています。
DUX
DUX-1729(1CD)
マルチン・ブワジェヴィチ(1953-2021):ヴァイオリンとアコーディオンのためのソナタ「ナイト・フル・オヴ・シンズ」(2019)
ヴァイオリンとアコーディオンのための二重協奏曲(2015-2016)
カロリナ・ミコワイチク(Vn)、
イーヴォ・イェディネツキ(アコーディオン)、
ミロスワフ・ヤチェク・ブワシュチク(指)、
シレジア・フィルハーモニーSO

録音:2021年8月4日、2019年10月27日
ポーランドの作曲家マルチン・ブワジェヴィチによる2つの世界初録音作品。ヴァイオリンとアコーディオンというポーランドのデュオの緊密な協力によって生まれたこのアルバムは、作曲家の死後数か月でリリースされました。
マルチン・ブワジェヴィチは1953年にワルシャワで生まれ、カトリック神学アカデミーで哲学を学び、ワルシャワの音楽アカデミー(現在のショパン音楽アカデミー)でマリアン・ボルコフスキに作曲を師事しました。自身の作曲活動だけでなく、現代音楽の普及にも尽力し、国際ニュー・ミュージック・フォーラム・フェスティヴァルなどのディレクターも務め、200以上のコンサートを開催しました。
DUX
DUX-1822(1CD)
エルスネル、クログルスキ、ドブジンスキ
1-8. ユゼフ・エルスネル(1769-1854):六重奏曲 ニ長調
5-8. クログルスキ(1815-1842):八重奏曲 ニ短調 Op.6
9-12. ドブジンスキ (1807-1867):弦楽六重奏曲 変ホ長調 Op.39
ヤクブ・クシュリク(P,1-8)、
ゾフィア・ノイゲバウアー(フルート,1-8)、
アドリアン・ヤンダ(クラリネット,1-8)、
マリア・マホヴスカ(ファースト・ヴァイオリン,1-12)、
カミル・スタニチェク(セカンド・ヴァイオリン,5-12)、
マテウシュ・ドニェツ(ヴィオラ,1-12)、
マグダレーナ・ボヤノヴィチ(ファースト・チェロ,1-12)、
アガタ・ドブジャンスカ(セカンド・チェロ,9-12)、
トマシュ・ヤヌフタ(コントラバス,1-12)

録音:2021年9月3日-5日(ワルシャワ、ポーランド)
ポーランドの作曲家ユゼフ・エルスネルとその弟子であるユゼフ・ウワディスワフ・クログルスキとイグナツィ・フェリクス・ドブジンスキによる室内楽作品集。ショパンの師として知られているエルスネルは、ヴァイオリニストや指揮者としても活躍した他、教育者として大変優れておりワルシャワ音楽院を設立するなどして、優秀な作曲家を育て上げました。彼らポーランド初期ロマン派の作曲家たちによる大変美しい作品の数々をご堪能ください。
2021年の第18回ショパン国際ピアノ・コンクールで小林愛実と同位となる第4位(同大会でのポーランド人最高位)に入賞し話題を呼んでいる名手、ヤクブ・クシュリクの参加にも注目です。
DUX
DUX-1848(1CD)
アドリアン・ロバク(b.1979):リフレクションズ
ヴィオラ・ダ・ガンバとハープシコードのための5つの小品/パルドシュ・ド・ヴィオルとハープシコードのための協奏曲/オルガンのためのトリオ・インスピレーション/コントラバスとオルガンのための「A la recherche d'un maitre」
アンナ・フィルルス(ヴィオラ・ダ・ガンバ、パルドシュ・ド・ヴィオル、コントラバス)

録音:2021年8月23日-26日、11月23日-24日、11月25日
1979年にポーランドのビトムに生まれたアドリアン・ロバクは、カトヴィツェの音楽アカデミーで学びました。その際音楽理論も学び、優れた研究成果を残したことにより文化大臣から奨学金も得ています。ロバクは管弦楽曲、合唱、電子音楽、映画音楽など幅広い作品を作曲しており、それらの作品はポーランド国立RSOなどによって、ポーランド国内の「ミコウフ音楽の日」やイタリアの音楽祭などで演奏されています。

Eudora
EUDSACD-2204
(1SACD)
シャドウズ
ファニー・メンデルスゾーン(1805-1847):ファンタジア ト短調
メンデルスゾーン:チェロ・ソナタ ニ長調 Op.58
クララ・シューマン:3つのロマンス Op.22
グスタフ・イェナー(1865-1920):チェロ・ソナタ ニ長調
ロレンソ・メセゲル(Vc)、
マリオ・モーラ(P)

録音:2021年2月27日-3月1日、ミゲル・デリベス文化センター(スペイン、バリャドリッド)
スペインの高音質レーベル、Eudoraによる、SACDとMQA-CDのハイブリッド仕様によるリリース。
フェリックス・メンデルスゾーンの姉、ファニー・メンデルスゾーンとクララ・シューマンの女性作曲家の作品と、ブラームスに唯一公式に師事したことで知られているドイツの作曲家グスタフ・イェナーの珍しい作品を高音質でお楽しみいただけます。
バルタザール=ノイマン・アンサンブル、バーミンガム市SOのメンバーとして活躍しているチェリストのロレンソ・メセゲル。彼は、マドリードの王立音楽院でイアゴバ・ファンロに、ザルツブルク・モーツァルテウム大学でエンリコ・ブロンツィに師事しました。その後ロンドンの王立音楽院でも研鑽を積みました。オーストラリアのリーツェン国際コンクール、ポルトグルアーロ国際音楽祭で最優秀賞を獲得し、その他にも数々のコンクールで受賞しています。12歳からソリストとして演奏している他、セイキロス四重奏団の創設メンバーとして室内楽の分野でも活躍しています。
フォーマットはSACD Stereo/MultichannelとMQA-CDのハイブリッドを採用しており、CD層はMQA対応機器を使用することにより、ハイレゾ音源として再生することができます。

Tactus
TC-850006(1CD)
マルトゥッチ&カゼッラ&クレメンティ:三重奏曲集
マルトゥッチ:三重奏曲第1番 ハ長調 Op.59
カゼッラ:シチリアーナとブルレスカ Op.23b
クレメンティ
:三重奏曲 Op28-2
エスペロス・ピアノ・トリオ〔フィリッポ・ラマ(Vn)、ステファノ・グアリーノ(Vc)、リッカルド・ザドラ(P)

録音:2021年4月
イタリア生まれの三人の作曲家、マルトゥッチ、カゼッラ、クレメンティのピアノ三重奏曲を収録したこのアルバム。演奏はカメラータ・ザルツブルクやマントヴァ室内Oの首席チェロ奏者であるステファノ・グアリーノとソリストや室内楽奏者として国内外で活躍しているフィリッポ・ラマ、リッカルド・ザドラによるエスペロス・ピアノ・トリオ。彼らはイタリアの主要なコンサートホールで定期的に演奏活動を行っています。
Tactus
TC-950303(1CD)
ディエゴ・コンティ(b.1958):ヴァイオリンとパーカッションのための音楽
夢(二人のパーカッションのための)(2016)
Altrimondi(Vnとパーカッションのための)(2017)
Forme del tempo(