湧々堂HOME 新譜速報 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック 廉価盤 シリーズ
旧譜カタログ チャイ5 殿堂入り 交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック


室内楽曲・新譜速報1


※発売済のアイテムも含めて、約3ヶ月間掲載しています。
※新しい情報ほど上の段に記載しています。
※表示価格は全て税込みです。




ATMA
ACD2-2842(1CD)
神話
ヴォーン=ウィリアムズ:揚げひばり(原曲:ヴァイオリンとピアノ)
ラヴェル:ソナチネ(原曲:ピアノ独奏)
ヤナーチェク:おとぎ話(原曲:チェロとピアノ)
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲(原曲:オーケストラ)
シマノフスキ:神話(原曲:ヴァイオリンとピアノ)

※すべてアリアーヌ・ブリッソンによるフルートとピアノのための編曲
アリアーヌ・ブリッソン(Fl)
オリヴィエ・ユベール=ブシャール(P)

録音:2021年5月10-12日/ケベック、ドメーヌ・フォルジェ、コンサートホール
フルーティストのアリアーヌ・ブリッソンによるトランスクリプション・アルバム。基本的に自ら編曲を施していますが、『牧神の午後への前奏曲』についてはギュ スターヴ・サマズイユ版(Vnまたはフルートとピアノのための編)を参考にしているようです。どの曲もフルートの音色が楽曲の幻想性をより豊かにし ていて、新たな魅力に気づかされます。
ATMA
ACD2-2865(1CD)
変身
アレクサンドル・グロッグ(1979-):ラ・フォリアによる3つの変奏曲 *
フランソワ・ヴァリエール(1978-):二重の独白
マルヤン・モゼティヒ(1948-):感傷的変容
キャロライン・リゾッテ(1969-):クロース・フォー・クロワール
アレクサンドル・グロッグ:白鳥から白鳥に
サン=サーンス:『動物の謝肉祭』より 白鳥
ケリー=マリー・マーフィー(1964-):もしもカエルを見たならば
ジェントル・ジャイアント:Cogs in Cogs *
ヴァレリー・ミロト(Hp)
ステファン・テトロー(Vc)
ベルナール・リッシュ(ドラム)*

録音:2021年11月15-18日/ケベック、ドメーヌ・フォルジェ、コンサートホール
ハープとチェロによる現代音楽集です。ラ・フォリア変奏曲はコレッリを思わせる古典的音楽。と思って聴いていたら最後はドラムセットを交えて盛り上がると いう仕掛け。さまざまな現代的センスによる変身を繰り返し、美しいサン=サーンスの『白鳥』も束の間、プログレッシブ・ロックからの編曲である『Cogs in Cogs』で幕を閉じるという奇抜アルバム。 (Ki)

Global Culture Agency
GCAC-1048(1SACD)
シングルレイヤー
レオニード・コーガン/ライヴ・イン・パリ1977&1982

(1)〈ライヴ・イン・パリ1977〉
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第2番ニ短調 BWV1004より サラバンド(アンコール)

(2)〈ライヴ・イン・パリ1982〉
シューベルト:ヴァイオリン・ソナチネ 第3番 ト短調 D.408
シューベルト:ヴァイオリンとピアノのための幻想曲 ハ長調 D.934
ブラームス:F.A.E.ソナタより スケルツォ ハ短調 WoO2
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第2番ニ短調 BWV1004より シャコンヌ
パガニーニ:カンタービレ ニ長調 Op.17
ファリャ(コハンスキー編):スペイン民謡組曲
プロコフィエフ:『ロメオとジュリエット』より 仮面(アンコール)
全て、レオニード・コーガン(Vn)

(1)エマニュエル・クリヴィヌ(指)、フランス放送ニューPO
(2)ニーナ・コーガン(P)

ライヴ録音:(1)1977年2月18日メゾン・ドゥ・ラ・ラジオ(ステレオ)
(2)1982年10月20日シャンゼリゼ劇場、パリ(ステレオ)

2022年新リマスター
初SACD化
pectrum SoundからCDでリリースされたものの廃盤となっているタイトルを、Global Culture AgencyがライセンスしてSACD化。フランス国立視聴 覚研究所(INA)所有のオリジナル音源(24bit/192kHz)から、国内で独自リマスターを施して商品化しています。
コーガンの貴重なパリ・ライヴ。まずは1977年、ベートーヴェンの協奏曲は温かみのあるふくよかなコーガンの独奏と、元ヴァイオリニストであった指揮者クリ ヴィヌらしいソリストに十分配慮した好サポートが、互いにみごとに高まり合う名演。アンコールも極上です。そして1982年、死の直前に娘ニーナのピアノ伴奏で 行われたリサイタルはさらに貴重な録音で、ブックレット所収の平林直哉氏による解説では「最晩年の澄み切った世界を思わせるような、心にしみいる演奏」とあ ります。無伴奏の『シャコンヌ』も忘れがたい感動の名演! (Ki)

DACAPO
MAR-6.220717(1SACD)
NX-B08
ホルンボー(1909-1996):弦楽四重奏曲集 第2集
弦楽四重奏曲第2番Op. 47(1949)
弦楽四重奏曲第14番Op. 125(1975)
クァルテット・セレーノ Op. 197posth.(1996)(弦楽四重奏曲第21番、ペア・ノアゴー編)
ナイチンゲールSQ

録音:2020年6月27-29日、12月19-22日
第1集(8.226212)がグラモフォン誌で高く評価された、ナイチンゲールSQによるヴァーフン・ホルン ボーの弦楽四重奏曲集。第2集には第2番、第14番、遺作となった「クァルテット・セレーノ」の3曲が収録されて います。 5楽章で構成された第2番は1949年の作品。それまでに10曲の弦楽四重奏曲を書いていたホルンボーは以前 の作品をすべて破棄し、1年半を費やして新たに第1番から第3番までを作曲したという力作です。1975年に作 曲された第14番は、第2番とはほぼ25年の隔たりがあり、その作風もかなり変化しています。6楽章がコンパクト にまとめられた幻想的な作品です。「クァルテット・セレーノ」はホルンボー未完の作品で、彼の弟子ペア・ノアゴー が補筆完成させました。 ナイチンゲールSQは2007年に結成されたコペンハーゲンを拠点とするアンサンブルです。

DACAPO
MAR-8.226127(1CD)
NX-B08
ニールス・ヴィゴ・ベンソン(1919-2000):木管五重奏曲集
木管五重奏のための変奏曲 Op. 21(1943)
ボプ・クィンテット Op. 80(1952)
木管五重奏曲第3番Op. 29(1944)
木管五重奏曲第4番Op. 59(1949)
木管五重奏曲第5番Op. 116(1958)*
カール・ニールセン・クィンテット

録音:2021年4月2-3、10-11、18日、5月9日
*以外=世界初録音
デンマーク現代音楽の象徴的存在として知られたニールス・ヴィゴ・ベンソン。1940年代より活動をはじめ、古典 派の形式を用いた独自の作風を開拓、1000作に近いユニークな作品を遺しています。 このアルバムには5曲の木管五重奏作品を収録。どの曲も親しみやすい旋律を持ち、ヴィルトゥオーゾ的な表現と 創意工夫に満ちた作品を楽しめます。 カール・ニールセン・クインテットは、2006年に結成されたデンマークのアンサンブル。各々のメンバーはアンサンブル でのキャリアと並行して、デンマークとスウェーデンのSOで活躍する名手たちです。

CEDILLE
CDR-90000211(1CD)
NX-B04
現代シカゴのトリオ集
ショーン・E・オペボロー(1981-):city beautiful…世界初録音
オーガスタ・リード・トーマス(1964-):...a circle around the sun...
シュラミト・ラン(1949-):Soliloquy
ミッシャ・ズプコ(1971-):Fanfare 80…世界初録音
ステイシー・ギャロップ(1969-):Sanctuary…世界初録音
リンカーン・トリオ【デジレ・ルフストラート(Vn)、デイヴィッド・カンリフ(Vc)、マルタ・アズナヴォーリアン(P)】

録音:2021年7月26-28日、2022年3月2-3日
アメリカの現代音楽界の中でも特に活況を呈しているのがシカゴ。このアルバムはシカゴを拠点とするリンカーン・ト リオが同地の現役作曲家5人の作品を演奏したもので、シカゴという街の音楽によるポートレートともいえるもので す。オペボローは"破壊的な美しさ""新鮮で新しく、大胆不敵"とワシントンポスト紙で絶賛された作曲家で、この 世界初録音となる「city beautiful」は3つの楽章を持ち、そのどれもがシカゴの特徴的な建築物を思い起こさ せます。リード・トーマスは"真のヴィルトゥオーゾ・コンポーザー"(ニューヨーカー誌)として、多くの賞を受賞した作曲 家。この「...a circle around the sun...太陽の周りの輪」はそれぞれの楽器に主役の座が与えられていま す。1991年にピューリッツァー賞を受賞したシュラミト・ランのSoliloquyは片思いを描いたという作品。彼女自身 の歌劇の音楽の断片が用いられています。ズプコもニューヨーク・タイムズ紙をはじめとする主要紙で賞賛され、米 国を代表するオーケストラや室内楽団に人気があります。この世界初録音となる祝祭的な「Fanfare 80」は、 楽器間のやりとりが見事な作品です。"シカゴで最も鋭い感性を持つ作曲家の一人"(シカゴ・トリビューン紙)と 評価されるギャロップの「Sanctuary」も世界初録音。Withoutでは亡き父の思い出を探す作曲者自身の姿 が、Withでは思い出の中で父と再会する喜びが描かれています。

MSR
MS-1800(6CD)
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ全集 +断章集
ハ長調 K.6(第1番)/ニ長調 K.7(第2番)/変ロ長調 K.8(第3番) /ト長調 K.9(第4番)/変ホ長調 K.26(第11番)/ト長調 K.27(第12番) /ハ長調 K.28(第13番)/ニ長調 K.29(第14番)/ヘ長調 K.30(第15番) /変ロ長調 K.31(第16番)/ハ長調 K.296(第24番)/ ト長調 K.301(第25番)/変ホ長調 K.302(第26番)/ ハ長調 K.303(第27番)/ホ短調 K.304(第28番)/ イ長調 K.305(第29番)/ニ長調 K.306(第30番)/ ヘ長調 K.376(第32番)/ヘ長調 K.377(第33番)/ 変ロ長調 K.378(第34番)/ト長調 K.379(第35番)/ 変ホ長調 K.380(第36番)/変ロ長調 K.454(第40番)/ 変ホ長調 K.481(第41番)/イ長調 K.526(第42番)/ ヘ長調 K.547(第43番)/ ソナタ断片 ト長調 K.Anh.47/ソナタ断片 イ長調 K.Anh.48/ ソナタ断片(アンダンテとアレグレット) K.404/ ソナタ断片(第37番) イ長調 K.402/ソナタ断片(アレグロ) 変ロ長調 K.372/ 幻想曲(ソナタ断章) ハ短調 K.396/ ソナタ断章(第38番)(アンダンテとアレグレット) ハ長調 K.403
アンドルー・スミス(Vn)、
ジョシュア・ピアース(P)

録音:2019年1月27日,2月12,13,24日,3 月19日,24日,4月14日,5月19日,6月16 日 米国 コネチカット州 フェアフィールド(ライヴ録音)
MSR がモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ全集を出した。しかも演奏、企画とも秀逸な もの。ヴァイオリンのアンドルー・スミスは英国出身で、英米を中心に活動しています。一 般的なヴァイオリンのレパートリーに加え、現代音楽を積極的に取り上げることでも知ら れています。ピアノのジョシュア・ピアースは MSR にかなりの録音をしており、その中には ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン(P協奏曲全集)、シューベルトなどから、ロ シアのピアノ協奏曲集、さらにはケージ作品集まで実に広範囲を手掛けるピアニスト。 そんな方向性の近い二人が生み出すモーツァルトのヴァイオリン・ソナタは、明快でサ ッパリとした感触のキリッとしたモーツァルト。加えてここには未完成作の録音がいろい ろ。断章ではあるもののいずれもモーツァルトならではの生き生きとした音楽なので、マ ニアには嬉しいもの。 この録音は米国、コネチカット州フェアフィールドの放送局WSHU の公開放送でのもの (会場は同放送局のザ・ストーン・ファミリー・アセンブリー・ホール)で、ジャケットにはラ イヴ・レコーディングとあるものの拍手はまったく入っていない。
MSR
MS-1780(1CD)
「天賦の才能」
ピアソラ:ル・グラン・タンゴ
ファリャ(マレシャル編):スペイン民謡組曲
バーバー:チェロ・ソナタ Op.6
チャイコフスキー:奇想曲集 Op.62
ミリアム・K.スミス(Vc)
ジェイコブ・ミラー(P)

録音:2020年9月 米国 オハイオ州 シンシナティ
米国の天才少女チェリスト、ミリアム・K.スミスの国際販売でのデビューCD。題名は ずばり「天賦の才能」。ミリアム・K.スミスは2006 年の生まれ。8歳でハイドンのチェロ協 奏曲第 1番を弾いて協奏曲デビューを果たす。以来米国各地で演奏活動を行ってい る。数年前に「着火 ignite」と題された CD を発表して好評を得た。この時のジャケット 写真はまだあどけない少女だったが、2020年録音のこの CD では既に大人の雰囲気 を醸し始め、それは演奏にも反映されています。瑞々しい音色と迷いのないボーイングは いかにも若々しい一方で、バーバーのチェロ・ソナタのような渋めの音楽での深みは到 底 10代半ばの少女の演奏とは思えない。ファリャのスペイン民謡組曲のような演奏効 果の高い曲でも彼女はむしろ抑え気味に弾いて内省的な美を追い求めています。もちろ んまだ成長途中で技術的な課題がないわけではないが、それでもスミスはこの時点で 非常に強い魅力を持ったチェリストであり、この CD を聞けば将来を期待しないわけに はいかないでしょう。ジェイコブ・スミスの伴奏もたいへん見事。
MSR
MS-1790(1CD)
「踊る夢」〜フランス近代&ピアソラ作品集
ドビュッシー(エスポジト&アキョル編):夢想
フォーレ(ウェブ編):子守歌
ドビュッシー(ノエル編):月の光
ピアソラ(エスポジト&アキョル編):夢/忘却/ミロンガ
フォーレ(モンロー&マスリ=フレッチャー編):夢の後に
ラヴェル(エスポジト&アキョル編):ハバネラ形式の小品
フォーレ(オウェンズ編):シシリエンヌ
ラヴェル(オウェンズ編):亡き王女のためのパヴァーヌ
ピアソラ(ヴェフマネン編):タンゴの歴史
ニコル・エスポジト(Fl)
チャータイ・アキョル(Hp)

録音:2021年8月 米国 アイオワ州 アイオワ・シティ
フルートとハープのデュオでフランス近代音楽を弾けば、それは優美さの極み。さら にピアソラが加わって、穏やかな午後に聞こうが、夜静かに聞こうが、極上の愉悦を味 わえるCD。 ニコル・エスポジトは米国のフルート奏者。彼女のフルートは音色が非常に美しいのだ が、ミヤザワフルートのMZ-1014金を使用しているとのこと。チャータイ・アキョルはトル コを代表するハープ奏者。1969年、バルケスィルの生まれ。アンカラ、ベルリンで学び、 マーラー室内Oなどで活躍した。
MSR
MS-1520(1CD)
ブラームス:チェロ・ソナタ第1番ホ短調Op.38
ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調Op.19
メアリー・コスタンツァ(Vc)
レイ・ピアポント(P)

録音:2016年3月16-18日米国 コネチカット州 レイクヴィル
米国のチェロ奏者、メアリー・コスタンツァの弾くブラームスとラフマニノフのソナタ。メアリー・ コスタンツァはニューヨーク州フェアポートの生まれ。カーティス音楽院を修了後、ロチェスター・ POなどで活動。現在はコネチカット州のグリニッチSOの副首席 奏者を務めています。軽めで柔らかい音色で温かく弾いています。伴奏のレイ・ピアポントはコネチ カット州のピアニスト。
MSR
MS-1701(1CD)
1919年のヴィオラ・ソナタ集
リロント:ヴィオラ・ソナタ Op.73
スラージュ:ヴィオラ・ソナタ Op.25
フート:ヴィオラ・ソナタ Op.78a
バントック:ヴィオラ・ソナタ ヘ長調〜第3 楽章
ヒラリー・ハーンドン(Va)
ウェイ=チャン・バーナデット・ロ(P)

録音:2020年8月13―15日 米国 テネシー州 ノックスビル
「1919」と題されたヴィオラ・ソナタ集。いずれの曲も1919 年に関わるものばかりです。 ジョゼフ・リロント Joseph Ryelandt(1870-1965) はベルギーの作曲家。日本ではジョセフ・ライ ラントやリエラント、さらにはベルギー人なのにドイツ語読みでヨーゼフ・リエラントなどと様々な カナ表記があるが、生地ブルッヘでの発音はジョゼフ・リロント。ヴィオラ・ソナタは 1919年に書 き上げられた。後期ロマン派的作風。 マルセル・スラージュ(1894-1970)はペルーのリマの生まれだが彼女が生まれて 5年ほどで一 家はフランスに引き上げる。ヴィオラ・ソナタは1919 年の作。ほんのりフランス風味の作風。 アーサー・フート(1853-1937)は米国、マサチューセッツ州セイラムの生まれ。ボストンを拠点に 活動した。ヴィオラ・ソナタは、1912年から1918 年に書かれたチェロ・ソナタから1919年に書き 改められたもの。ロマンティシズムの濃さと端正な作りが両立している隠れた佳作。 グランヴィル・バントック(1868―1946)はこの CD では最も有名な作曲家でしょう。英国、ロンドン の生まれ。ヴィオラ・ソナタは 1919年 7、8 月に書かれた。4つのヴィオラ・ソナタの中では最も 近代的な作風です。 ヒラリー・ハーンドンは米国を代表するヴィオラ奏者の一人。アメリカ・ヴィオラ協会の会長。埋も れたヴィオラ作品の発掘に力を入れ居ています。ウェイ=チャン・バーナデット・ロ(ロが本来の姓) は台湾出身のピアニスト。二人ともテネシー州を拠点に活動しています。
MSR
MS-1712(2CD)
サックス・スペクトラム 3」〜アルトおよびソプラノ・サキソフォンのための新しい音楽
グレン・ギリス(b.1956):逸脱
リチャード・ギリス(b.1955):永遠にとこれまでに
バーバラ・ヨーク(1949-2020):3つの奇妙な踊り
グレン・ギリス:敬意/漫画二重奏曲
デイヴィッド・キャプラン(1923-2015):格言
グレン・ギリス:組曲
グレン・ギリス&ジェイムズ・カニンガム(b.1954):ファンファーレ
 お忍び旅行/宇宙の組曲
ポール・スチャン:時の鐘
グレン・ギリス:嘆き/カプリッチョ
グレン・ギリス(アルトおよびソプラノSax)
ジェイムズ・カニンガム(ディジュリドゥ,ほら貝,打楽器)
ゲイリー・ゲーブル(歌)
ウェイン・ギースブレクト(エレクトロ=アコースティックス)
リチャード・ギリス(トランペット,フリューゲルホルン)
ボニー・ニコルソン(P)
サトラム・ラムゴトラ(タブラ,ドラムセット)

録音:2020-2021年 カナダ サスカチュワン州 サスカトゥーン
第1集(MS-1328)、第2集(MS-1524)に続くサックス・スペクトラムの第3 集。今回もサキソフ ォン奏者のグレン・ギリスが中心となって、ジャズ風、ポップス風、クラシック風の様々な作品を 演奏しています。ディジュリドゥはオーストラリアの先住民アボリジニが用いる管楽器。
MSR
MS-1729(1CD)
「熟慮」〜アリッサ・モリス:オーボエのための室内楽作品集
4つの個性(オーボエとピアノのための)
天気予報(オーボエと4つの打楽器奏者のための)
熟慮(無伴奏オーボエのための)
嵐の海の寓話(2つのオーボエとイングリッシュ・ホルンのための)
「27-72」(オーボエとピアノのための)
アリッサ・モリス(Ob)
アマンダ・アーリントン(P)
ヘザー・バクスター(Ob)
サラ・レンナー(イングリッシュ・ホルン)

録音:2020年2月10日,2021年3月6,13,24日,5月20,21日、米国 カンサス州立大学
米国のオーボエ奏者、作曲家のアリッサ・モリスの自作自演集。アリッサ・モリスは現在、カン ザス州のトピカSOの首席オーボエ奏者を務めています。「27-72」という奇妙な題は、引き 算ではなくて、米国テキサス州のベイラー大学で1972 年から2018年までオーボエを教えてい たドリス・デローチの在籍期間が彼女の27 歳から72歳だったことを示しています。
MSR
MS-1799(1CD)
ローレンス・ロウ(b.1956):ヴァイオリンとピアノのための作品集
ヴァイオリン・ソナタ(2011)
アダージョとセルティック・ダンス(2017)*
…喪失を思い(2017)
悲歌(2020)*
エミリーに霊感を与えられ(2021)
オーブリー・スミス・ウッズ(Vn)
レックス・ウッズ(P)
アレグザンダー・ウッズ(Vn)

録音:2018年,2021年 米国 ユタ州 プロヴォ
ローレンス・ロウのヴァイオリンとピアノのための作品を集めたCD。ローレンス・ロウは1956 年 生まれの米国の作曲家、なのだが作曲を始めたのは何と2003 年のこと。それまでロウはホルン 奏者、ホルン教師として数十年活動してきた。40 代後半になってホルン・ソナタなどを書いたと ころが非常に好評を得て、作曲家に転身した。このCD に収録されている5曲はいずれも平明 で静けさを湛えた優しい音楽で、それでいて芸術性が高い。技術的には平易で凝ったことはし ていないにもかかわらず音楽が魅力的なのは、ロウの感性の良さゆえでしょう。なかなかの掘り出 し物です。 オーブリー・スミス・ウッズは米国のヴァイオリニスト。21 世紀の音楽を得意としています。

フォンテック
FOCD-9849(1CD)
税込定価
2022年6月8日発売
トランペット作品集/辻本憲一
ピーター・マックスウェル・デイヴィス:トランペット・ソナタ
シャルル・シェーヌ:トランペット協奏曲
ジョゼフ・トゥリン:4つの小品
ウラディーミル・ペスキン:トランペット協奏曲 第1番ハ短調
辻本憲一(Tp)
松下倫士(P)

録音:2017年11月24・27・28日 富士見市民文化会館 キラリふじみ
読売日本SOの首席トランペット奏者として活躍する辻本憲一。25 年にわたりオーケストラでキ ャリアを積み重ねてきた辻本が、ようやく満を持して世に問う初のソロ・アルバムです。 デビュー作に選ばれたのは、彼がそのキャリアの中でじっくりと温めてきた、真摯かつ硬派なプログ ラム。イギリス・フランス・アメリカ・旧ソ連の4 作曲家による、時代性もスタイルもバラエティに富 んだ作品群を通し、聴きごたえ満点の充実した演奏を繰り広げます。 活躍著しい作曲家 松下倫士による、楽曲への深い洞察と盤石のテクニックを備えたピアノを得て、辻 本の経験に裏打ちされた豊かな音楽性と高度な技術が、ここに見事に結実しています。 (フォンテック)

Challenge Classics
CC-72909(1CD)
バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ集 BWV1027-1029
ソナタ第1番ト長調 BWV1027
ソナタ第2番ニ長調 BWV1028
ソナタ第3番ト短調 BWV1029
『音楽の捧げもの』BWV1079より 3声のリチェルカーレ ハ短調
セルゲイ・イストミン(ヴィオラ・ダ・ガンバ:1655年スタイナー製)
ヴィヴィアナ・ソフロニツキー(フォルテピアノ:1749年ジルバーマン製、ポール・マクナルティによるコピー)

録音:2021年7月
こだわりの楽器選択で奏でるバッハのガンバ・ソナタ集。1655年にヤコブ・シュタイナーが製作したヴィオラ・ダ・ガンバと、1749年ジルバーマン製フォルテ ピアノのコピーを使用しています。ジルバーマンピアノはバッハの生前から存在しており、この偉大なピアノ製作家とバッハは交流もあったとされています。独特の 爽やかで魅力的なサウンドが癖になりそうな1枚。 (Ki)

CPO
CPO-555164(6CD)
NX-G11
ボッケリーニ:24の弦楽四重奏曲
【CD1】…999123
弦楽四重奏曲集 Op. 2No. 1-6
【CD2】…999202
弦楽四重奏曲集 Op. 32No. 4-6
【CD3】…999206
弦楽四重奏曲集 Op. 33No. 1-6
【CD4】…999205
弦楽四重奏曲集 Op. 39&Op. 41No. 1-2
【CD5】…999070(CD1)
弦楽四重奏曲集 Op. 58No. 1-3
【CD6】…999070(CD2)
弦楽四重奏曲集 Op. 58No. 4-6
ソナーレQ…CD1
ノモスQ…CD2
レヴォリューショナリー・ドローイング・ルーム…CD3-6

録音:1990年6月…CD1
Zentralsaal, Bamberg(ドイツ)
1994年6月14-16日…CD2
All Saints Church, Old Heathfield, East Sussex(UK)
1994年2、6月…CD3
1991年10月15日、1993年2月23,24日…CD4
1992年10月…CD5、6
チェロ奏者として活躍したボッケリーニにとって、18世紀に発展した弦楽四重奏曲というジャンルは重要な位置を 占めており、全部で90曲ほどの作品を残しました。ここではCPOに録音のある24曲をお求めやすい価格のBOX として再リリースいたします。 CD1に収録された作品2は最初期のもの。彼がイタリアを去る前に書かれた作品で、サンマルティーニなどの諸先 輩の影響が見える「よく歌う」作品です。CD2の作品32は1780年頃の作品。ウィーン、ロンドン、パリで出版され 人気を得ました。CD3の作品33はハイドンの「ロシア四重奏曲」と同じ年の作品。6曲すべてが2楽章形式で書 かれています。CD4の作品39と41は、ボッケリーニがプロシア国王に贈った作品。チェロ好きの国王を喜ばせたと いわれています。CD5と6は晩年の作品で、第2番の最終楽章には当時流行していた「きらきら星」の旋律が効 果的に使われています。

Paladino Music
PMR-0122(1CD)
ミヒャエル・マウトナー(1959-)&オットー・M・ツィカン(1935-2006):Das Unterosterreichische Liederbuch
ミヒャエル・マウトナー:Gegenstimme(Pとヴァイオリンのための18の変容)
オットー・M・ツィカン:Verborgene Erinnerungen(P、チェロ、ヴィブラフォンのための三重奏曲)
ハインリヒ・シフ(Vc)、
オットー・M・ツィカン(P)、
クルト・プリホダ(ヴィブラフォン)

録音:1975年、1995年5月、2020年9月
20世紀後半のオーストリアを代表する重要な作曲家の一人、オットー・M・ツィカン(1935-2006)と、同じくオーストリア出身で、モーツァルテウム音楽院でゲルハルト・ヴィンベルガーに学び、ルトスワフスキ、デュティユー、ヘンツェらのマスタークラスを修了した作曲家・指揮者、ミヒャエル・マウトナー(1959-)による室内楽作品集。打楽器奏者のクルト・プリホダとツィカン自身のピアノ、そして2016年に亡くなったチェリストのハインリヒ・シフが参加した三重奏曲「Verborgene Erinnerungen(秘められた記憶)」は、今回初リリースとなるORFアーカイブからの貴重な音源です。

Chandos
CHAN-20244(1CD)
ハイドン:ピアノ三重奏曲全集 Vol.1
ハイドン:ピアノ三重奏曲第32番イ長調 Op.70-1(HOB.XV:18)(1794)、
ピアノ三重奏曲第38番ニ長調 Op.73-1(HOB.XV:24)(1795)、
ピアノ三重奏曲第40番嬰ヘ短調 Op.73-3(HOB.XV:26)(1795)、
ピアノ三重奏曲第23番変ホ長調 Op.42-3(HOB.XV:10)(1785)、
ピアノ三重奏曲第20番ニ長調 Op.40-2(HOB.XV:7)(1785)
ヨハネス・ユリウス・フィッシャー(b.1981):ワン・バー・ワンダー(HOB.XV:7の再構築)(2021)
トリオ・ガスパール

録音:2021年8月16日-18日、ポットン・ホール(イギリス、サフォーク)
トリオ・ガスパールによるハイドンのピアノ三重奏曲全曲録音がスタートしました。ハイドンはその輝かしいキャリアの中で40曲以上ものピアノ三重奏曲を作曲しています。またそれだけ多くの作品が残っているにもかかわらず、それらの作品は各々が独自の特徴を持っており、魅力を持っています。このアルバムでは、それらの作品の中から中期または後期に作曲された作品を収録しています。また、興味深いのはハイドンのピアノ三重奏曲から触発された作品を、現代作曲家に依頼しており、パーカッション奏者兼作曲家のヨハネス・ユリウス・フィッシャーによる作品が世界初録音されています。ハイドンの作品と、現代の視点から見たハイドンの作品をぜひ聴き比べてみてください。
トリオ・ガスパールは、2010年にドイツ、ギリシャ、イギリス出身のメンバーで設立され、その新鮮な解釈とアプローチで称賛されており、ヴィグモアホールやベルリン・フィルハーモニーといった世界の主要なコンサート・ホールで定期的に演奏を行っています。彼らはワイマールで行われたヨーゼフ・ヨアヒム室内楽コンクール、ウィーンでのハイドン国際室内楽コンクールなどで優勝しており、その演奏会では創設当時からハイドンの作品を積極的に取り上げています。

Da Vinci Classics
C-00581(1CD)
アルモニー・デッラ・セラ〜インターナショナル・コンサート・シリーズ Vol.1
モーツァルト:クラリネット五重奏曲イ長調 K.581
ブラームス:弦楽五重奏曲第2番イ短調 Op.51-2
ファブリツィオ・メローニ(Cl)、
クヮルテット・レオナルド〔サラ・パスティーネ(Vn)、ファウスト・チガリーニ(Vn)、サルヴァトーレ・ボレッリ(Va)、ロレンツォ・コシ(Vc)〕

録音(ライヴ):2021年8月9日、サンタ・マリア・デッラ・ピアッツァ教会(アンコナ、イタリア)
イタリアのインターナショナル・コンサート・シリーズである「アルモニー・デッラ・セラ」とのコラボレーションによるレコーディング・プロジェクトの第1弾。
ミラノ・スカラ座Oで首席クラリネット奏者として活躍したファブリツィオ・メローニが、若きアンサンブル、クヮルテット・レオナルドのサポートを得てモーツァルトの作品群の中でもピークの1つである「クラリネット五重奏曲」で見事な演奏と解釈を披露してくれています。
Da Vinci Classics
C-00575(1CD)
メンデルスゾーン:ヴァイオリン・ソナタ全集(ピリオド楽器による世界初録音)
ソナタ第1番ヘ長調(MWV.Q7)
ソナタ第2番ヘ短調(MWV.Q12)
ソナタ第3番ヘ長調(MWV.Q26)
ヴァレンティーナ・ニコライ(バロック・ヴァイオリン/製作者不詳1712年ヴェネツィア製)、
シモーネ・エル・オウフィル・ピエリーニ(フォルテピアノ/ヨハン・ハーゼルマン1800年製&コンラート・グラーフ1830年製)

録音:2021年2月、パラッツォ・アンニバルデスキ(モンテ・コンパトリ、イタリア)
ピリオド楽器の演奏、古楽奏法のスペシャリストであるヴァレンティーナ・ニコライとシモーネ・エル・オウフィル・ピエリーニのデュオが奏でる「ピリオド楽器」によるメンデルスゾーンのヴァイオリン・ソナタ集。
ウート・ウーギのユース・オーケストラでコンサート・ミストレスを務めた経歴を持つニコライのヴェネツィア製のバロック・ヴァイオリンと、ハーゼルマン(第1番)とグラーフ(第2番&第3番)のフォルテピアノを弾き分けるピエリーニのデュオが、並外れた美しさを持つメンデルスゾーンの1ページにまったく新しい光を当て、この編成のための19世紀初期に書かれた秀作3作品の洗練さのすべてを当時の響きで味わうことができます。
Da Vinci Classics
C-00574(1CD)
シューベルト〜ヴィオラとピアノのための作品集
春の想い D686B/笑いと涙 D.777/シルヴィアに寄す D.550/死と少女 D.531/糸を紡ぐグレートヒェン D.118/涙の讃歌 D.711/水の上で歌う D.774/おやすみ/風見の旗/セレナード D.957-4/ミニョンの歌/連祷 D.343/アルペジョーネ・ソナタ イ短調 D.821
デュオ・カラヴァッジョ〔トンマーゾ・ヴァレンティ(Va)、ジョイア・ジュスティ(P)

録音:2021年6月28日-29日、サン・ジョバンニ・バッティスタ教区教会(ルッカ、イタリア)
ヴィオラの甘く奥深き音色が奏でるシューベルトの「歌曲」と「アルペジョーネ・ソナタ」を収めた秀逸なプログラム。
2021年に結成されたイタリアのアンサンブル、デュオ・カラヴァッジョは、トンマーゾ・ヴァレンティのヴィオラがあらゆる瞬間を貫くシューベルトの音楽の叙情性を明確に描き出され、熟慮を重ねて選曲されたリートの数々が演奏とプログラムに花を添えています。

Albion Records
ALBCD-049(1CD)
ヴォーン・ウィリアムズ〜トゥルーロからのオルガン・トランスクリプションズ
富める人とラザロの5つのヴァリアント(デイヴィッド・ブリッグス編曲によるオルガン独奏版)
揚げひばり(デイヴィッド・ブリッグス編曲によるオルガン伴奏版)*
交響曲第5番ニ長調(デイヴィッド・ブリッグス編曲によるオルガン独奏版)
デイヴィッド・ブリッグス(Org)、
ルパート・マーシャル=ラック(Vn)*

録音:2021年8月11日-13日、トゥルーロ大聖堂(イギリス)
ヴォーン・ウィリアムズの知られざる作品、埋もれていた作品、未発表作品などを取り上げてきた、ヴォーン・ウィリアムズ協会の自主レーベル「アルビオン・レコーズ(AlbionRecords)」。このアルバムでは、ヴォーン・ウィリアムズの交響曲の中でも日本で演奏される機会が最も多い 「交響曲第5番」 をメインに、「富める人とラザロの5つのヴァリアント」 の2曲を貴重なオルガン編曲版で奏でます。また、民謡風の旋律を用いた美しい牧歌的雰囲気を持つ傑作の1つ 、 「揚げひばり」 をカップリングしています。「交響曲第5番」 は、1943年に完成。9つある交響曲の中でも最も温かみのある作品で、同時期に作曲が進められていたオペラ「天路歴程」の影響も受けています。また、シベリウスに献呈されたことでも有名です。
国際的なオルガン奏者として活躍するデイヴィッド・ブリッグスは、その音楽性、巧妙さで幅広い世代の聴衆を魅了。オーケストラ作品の編曲家としての一面を持つブリッグスは、ヴォーン・ウィリアムズ協会からの依頼で、本アルバムのためにこれらの曲を見事にオルガン版にまとめあげています。アルバムのタイトルにもある通り、イギリスのトゥルーロ大聖堂でレコーディングが行われ、教会という豊かな響きの空間と相まって、国内で最も優れた楽器の1つとして称される、「ウィリス神父オルガン」の勇

Orchid Classics
ORC-100198(1CD)
NX-B03
ラテン・アメリカの音楽集
ブローウェル(1939-):キューバの歌
ヴィラ=ロボス:黒鳥の歌W122
グアスタビーノ(1912-2000):パンパマパ
ポンセ:3つのメキシコ民謡より
Por ti mi corazon
エグベルト・ジスモンチ(1947-):水とワイン*
ポンセ:エストレリータ(ジジ&J.ハイフェッツ編)*
ピアソラ:ル・グラン・タンゴ
ヴィラ=ロボス:ペケーニャ組曲- Melodia メロディア
 波のように
ポンセ:ソナタ ト短調 - チェロとピアノのために
ピアソラ:Oblivion オブリビオン
ジョン=ヘンリー・クロフォード(Vc)
ビクトル・サンティアゴ・アスンシオン(P)
ジジ(G)*

録音:2021年10月5-8日
アメリカ出身のチェリスト、ジョン=ヘンリー・クロフォード。前作「DIALOGO」(ORC100166)ではブラームス、リゲ ティ、ショスタコーヴィチのチェロ・ソナタを披露しましたが、今作では趣向をがらりと変えたラテン・アメリカの音楽集 で魅力的な演奏を聴かせます。2019年の夏、第9回カルロス・プリエト国際チェロ・コンクールに出場するためにメ キシコへ赴いたクロフォード。コンクールでは首尾よく第1位を獲得し、公演のため何度もメキシコを行き来した彼 は、すっかりラテン・アメリカの音楽、文化、歴史に魅せられてしまいました。この「CORAZON=心」と題されたア ルバムでクロフォードはマヌエル・ポンセの「エストレリータ」をはじめ、ジスモンチの「水とワイン」、ピアソラの「ル・グラ ン・タンゴ」「オブリビオン」などよく耳にする曲をはじめ、メキシコのみならずブラジルやアルゼンチンの作品を紹介。こ の音楽は聴き手の心の琴線に触れ、ロマンスと情熱を呼び起こします。

Channel Classics
CCS-44022(1CD)
ニコロ・パガニーニ、アレッサンドロ・ロッラ: 弦楽器とファゴットのための室内楽作品集
パガニーニ:三重奏による6つのアレッサンドリーナ ホ短調 より 第1番*
 ヴァイオリンとファゴットのための協奏的二重奏曲 第1番
 三重奏による4つのワルツ ホ短調 より 第1番、第2番 *
 ヴァイオリンとファゴットのための協奏的二重奏曲 第3番
 メヌエット *
アレッサンドロ・ロッラ(1757-1841):三重奏による小協奏曲
パガニーニ:ヴァイオリンとファゴットのための協奏的二重奏曲 第2番
 6つの英国風コントルダンス(変奏付) *

*=2つのヴァイオリンと低音のための謝肉祭のディヴェルティメント より
アンドレア・ブレッサン(Fg)
ジョヴァンニ・グッツォ(Vn)
ガブリエル・シェク(Vn)
ダナ・ゼムツォフ(Va)
パウ・コディーナ(Vc)

録音:2021年3月 ヴィラ・サン・フェルモ、ロニーゴ、イタリア
ジャズもこなすファゴット奏者、アンドレア・ブレッサンの妙技が光るパガニーニ。ヴァイオリンとの二重奏曲を中心に、2つのヴァイオリンとの三重 奏曲、同時代のロッラによるヴィオラとチェロとの三重奏曲を収録しています。人気ヴィオラ奏者ダナ・ゼムツォフも参加。

GENUIN
GEN-22786(1CD)
ブラームス:クラリネット三重奏曲イ短調Op.114
クラリネット五重奏曲ロ短調Op.115*
トリオ・クロノス【アンドレアス・ランゲンブッフ(Cl) 、サイモン・デフナー(Vc)、ゴットリーブ・ヴァリッシュ(P)】
ホセ・マリア・ブルーメンシャイン(Vn)*
クリスティアン・スヴァイアラ(Vn)*
村上淳一郎(Va)*

録音:2017年4月1-18日、2019年12月22日ケルン、クラウス・フォン・ビスマルク・ザール
ブラームスのクラリネットを中心とした傑作室内楽を収録。クラリネットのアンドレア ス・ランゲンブッフとチェロのサイモン・デフナーはともにケルンWDRSOのメンバ ー。ピアノのゴットリーブ・ヴァリッシュはソリストとしてシノーポリ、ネヴィル・マリナー、ユ ーディ・メニューインとも共演している俊英。クラリネット五重奏で共演しているヴィオラ の村上淳一郎はN響の首席でケルン放送響の首席も務めたこともある若手のホープ。 ブラームス晩年の傑作を今が旬の奏者たちが奏でる珠玉の一枚。
GENUIN
GEN-22745(1CD)
黒ミサ〜アサセッロ四重奏団
アルトゥール・ルリエ(1892-1966):弦楽四重奏曲第1 番(1915)
クリストフ・シュタウデ(b.1965):弦楽四重奏曲第1 番(1986)
スクリャービン:「黒ミサ(P・ソナタ第9番)」(G.ペッソンによる弦楽四重奏のための編曲版)
イワン・ヴィシネグラツキー(1893-1979):弦楽四重奏曲第 2番〜四分音によるOp.18(1930/31)
アサセッロQ【ロスティスラフ・コジェフニコフ(Vn)、バルバラ・シュトライル(Vn) 、ユスティナ・シュリワ(Va)、テーム・ミョハネン(Vc)】

録音:2021年7月7-9日 ドイツ ライプツィヒ
これは大変珍しい作品集。アルトゥール・ヴァンサン・ルリエはロシア未来派の作曲家 でシェーンベルクとは異なる独自の12音技法による作曲を試みたり、世界初の図形楽 譜による作品を発表したり、と時代を超越した前衛作曲家。ここに収められた弦楽四重 奏曲はまだそこまでの前衛性には到達していないもののスクリャービンの影響を受けつ つ自由な無調による濃厚なロマンティシズムの芳香を放つ傑作。スクリャービン自身は 弦楽四重奏曲を一切残していないが、ここでは彼のピアノ・ソナタ「黒ミサ」の弦楽四重 奏版を収録。最初から弦楽四重奏として作曲されたかのような自然な編曲で、この編曲 により、スクリャービンがシェーンベルクの浄夜やベルクの抒情組曲に近い世界を築い ていたことが分かる。ヴィシネグラツキーは微分音音楽の先駆者として知られるが、この 第2弦楽四重奏曲でも後期ロマン派、民族主義的、表現主義的な語法の中で微分音 が使われています。いずれも他では入手困難な作品なので現代音楽ファンは必携!!
GENUIN
GEN-22779(1CD)
ハインツ・ヴィンベック(1946-2019):弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲第1番「気まぐれな時代」(1979)
弦楽四重奏曲第2番「夜の時間」(1979)
弦楽四重奏曲第3番「狩の四重奏曲」(1984)
レオポルド・モーツァルトQ【ダーセ・サルミナ=フリツェン(Vn)、ジヴァ・チグレネツキ(Vn)、クリスティアン・デーリング(Va)、ヨハネス・グートフライシュ(Vc)】

録音:2021年3月30-31日、10月12日
ハインツ・ヴィンベックはドイツの作曲家で指揮者としても活躍した。この世代の作曲家としては 珍しく、大編成の標題付きの交響曲を5つも作曲した。ここに収められた3 つの弦楽四重奏曲は 彼の比較的初期の作品だが、後期ロマン派、調性音楽、新古典主義を折衷しつつ、リゲティなど の音群書法の影響も感じさせるユニークな作品。ドイツのダルムシュタット楽派を中心とした前衛 音楽とは一線を画した様式で独自の路線を歩んだ作曲家でもある。レオポルド・モーツァルト四 重奏団は 2005年にアウグスブルク・フィルハーモニーのメンバーにより結成された弦楽四重奏 団。クラシック、現代音楽からジャズまで演奏するマルチな才能を持ったアンサンブルです。
GENUIN
GEN-22785(1CD)
「マグマ」〜ドロテー・エーベルハルト(b.1952)作品集
(1)マグマ(2020)〜木管五重奏のための
(2)ユントス(2015/16)〜ヴァイオリンとバス・クラリネットのための
(3)エクストラヴァガンツァ(2018)〜フルートとピアノのための
(4)エオス(2015)〜フルートとクラリネットのための
(5)ネオン(2012)〜クラリネットとピアノのための
(6)キマタ(波)(2014/15)〜ヴァイオリン、ホルンとピアノのための
(1)モネ五重奏団(木管五重奏)
(3)(4)アニッサ・バニアーマド(Fl)
(3)(4)(5)アクセル・グレメルシュパッハー(P)
(2)(5)ゾルタン・コヴァーチ(Cl)
(2)カテリナ・レンドル(Vn)
(6)トリオ・トリコロール

録音:2021年6月フランクフルト・フェストブルク教会
作曲家エーベルハルトは当初ピアノとアコーディオン、サックスを学び、後にロンドン・トリニテ ィ・カレッジでクラリネットを、ゴールドスミス・カレッジで作曲を学んだ。イギリスで学んだせいか、ド イツ流の前衛音楽色は薄く、新古典主義的、あるいは新ロマン派的な傾向の比較的親しみ易い 音楽。「エクストラヴァガンツァ」はフランス6 人組を思わせる粋で繊細な音楽。

299 MUSIC
NIKU-9045(1CD)
税込定価
レーガー:クラリネット・ソナタ集
クラリネット・ソナタ第1番変イ長調 op.49-1
クラリネット・ソナタ第2番嬰ヘ短調 op.49-2
クラリネット・ソナタ第3番変ロ長調 op.107
伊藤 圭(Cl)/長尾洋史(P)

録音:2021年9月14-15日 小出郷文化会館「大ホール」
世にあるクラリネット・ソナタのなかでも異彩を放つレーガーの 3曲。独自の 美学で綴られた作品は深遠かつ叙情的であり聴く者の心を奪う。ソロや室内楽 でも活躍する NHK SO首席クラリネット奏者・伊藤圭と様々な分野で多 岐にわたる活動を展開するピアニスト・長尾洋史が確かな技術と精妙なアンサ ンブルでレーガーが作品にこめた美と芸術の原理を紐解く。

LE PALAIS DES DEGUSTATEURS
PDD-026(1CD)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第3番 変ホ長調 Op.12-3
ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調 「春」Op.24
ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調 Op.30-2
ジェラール・プーレ(Vn)
ジャン=クロード・ファンデン・エイデン(P)

録音:2019年5月15-17日/ヴォーヌ・ロマネ村、ドメーヌ・ロマネ・コンティのラ・ゴワイヨット
フランスの至宝ジェラール・プーレ。日本でも活躍する巨匠が長きに渡り共演を続けているジャン=クロード・ファンデン・エイデンと2019年5月に収録したベー トーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第3番、第5番「春」、第7番をおさめたアルバムをリリースします!
ジェラール・プーレは1938年生まれ。父ガストン・プーレはドビュッシーのヴァイオリン・ソナタを作曲者と世界初演したことでも知られる名ヴァ イオリニスト。父をはじめジノ・フランチェスカッティ、ユーディ・メニューイン、ナタン・ミルシテインなど、20世紀の錚々たるヴァイオリニストから薫陶を受け、 なかでもヘンリク・シェリングの愛弟子として知られます。
一方ジャン = クロード・ヴァンデン・エインデンは 1947年ベルギー生まれ。1964年に開かれたエリザベート王妃国際音楽コンクールで当時史上最年少で 3位入賞を果たし、その後ヨーロッパを中心に演奏活動を展開している名手。ソロだけでなく室内楽奏者として国際的に評価されており、プーレとは「フランク& マニャール:ヴァイオリン・ソナタ集」(PDD-002)、「シューマン:ヴァイオリン・ソナタ集」(PDD-011)での録音でも知られます。
80歳を過ぎた現在も非常に安定した技術と軽やかで明るい音色を奏でるプーレ。しなやかなボウイングと香り高い音色で唯一無二の演奏を展開し、20世 紀の名演奏家達から受け継いだ、誰も真似することのできない豊かな音楽を聴かせてくれます。 (Ki)

TYXart
TXA-22167(1CD)
エミール・ジャック=ダルクローズ(1865?1950):チェロとピアノのための作品集
3つの小品 Op.48
『見捨てられたリズム』
組曲 Op.9/3つの素描
ピ=チン・チェン (Vc)
ベルンハルト・パルツ(P)

録音:2021年6月/チューリッヒ、SRF放送スタジオ
エミール・ジャック=ダルクローズ(1865?1950)はスイスの作曲家。500曲を超える歌曲に加え、いくつかのオペラ、祝典音楽、カンタータ、室内楽、ピアノ曲、 教育用音楽などを残した多作家で、生前はとても人気がありましたが死後すぐに忘れ去られてしましました。ここに収録されたチェロ作品はこの作曲家の魅力の再 発見に一役買うにちがいない魅力を持っています。 (Ki)

H.M.F
HMM-902429(1CD)
シュタイアーとディールティエンス
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第4番 ハ長調 op.102-1
11のバガテル op.119
チェロ・ソナタ第5番ニ長調 op.102-2(1815)
6つのバガテル op.126
アンドレアス・シュタイアー(フォルテピアノ/1827年ウィーン製コンラート・グラーフ・モデルのコピー(1996年クリストファー・クラーク製))
ロエル・ディールティエンス(Vc/マルテン・コルネリッセン、1994年(アントニオ・ストラディヴァリのコピー)
(弓/2003年ヘンク・コルネリッセン(ジョン・ドッドのコピー))

録音:2019年6月、テルデックス・スタジオ・ベルリン
ハル モニアムンディで 進 行 中の、ベートーヴェン・イヤー・シリーズ。シュタイアーと、ディール ティエンスによる、チェロ・ソナタおよびバガテル(シュタイアー独 奏) という注目新譜の登場です!チェロのロエル・ディールティエンスは、アンサンブル・エクスプロラシオンの創設者にして、チャイコフスキー・コンクールやライプ ツィヒ・バッハ・コンクールなど世界的なコンクールの審査員を歴任するなど、バロックおよびモダンの権威です。シュタイアーも、フォルテピアノ、チェンバロ、 そして時にはモダンのピアノもその自身の音楽性で見事に響かせるいわずとしれた現代の巨匠。現代の巨匠。注目の顔合わせです。
作品102のチェロ・ソナタは両曲とも1815年にさほど間をあけずに作曲されました。この時期はベートーヴェンが後期作風を模索していた時期で、従来の ソナタという枠組みを破るような、幻想的で瞑想的な色合いが強いもの。ディールティエンスとシュタイアーは、ファンタジーに満ちたアンサンブルを展開してい ます。
バガテルOp.119は1820-22年にかけてまとめられた曲集。1曲1曲は短いですが、その中にこれだけ深い世界と、様々な表情が込められていたのかと 驚かされる演奏です。そして時にはシュタイアーらしいビックリのしかけもあり、期待を裏切りません。1曲ごとに聴き終えた後の充実感がものすごいです。そし てop.126は、1823-24年、第九やミサ・ソレムニスと同時期に書かれ、「(後期の)弦楽四重奏のスケッチ」などともいわれている、ベートーヴェンの後期の 傑作群のエッセンスのすべてが凝縮されたような曲集です。シュタイアーは、ロマン派をも予感させるようなファンタジーと歌に満ちた演奏でつむいでいます。
ベートーヴェンの中期から後期に差し掛かる時期の、「既存の様式」の呪縛からはばたこうとする重要な傑作が、名手ふたりによって、最高のかたちでよみがえ りました。 (Ki)

Coviello
COV-92208(1CD)
女性作曲家を探して 第1集〜ロマン派の女性作曲家
エミーリエ・マイヤー(1812-1883):フルート・ソナタ ニ長調(原曲:ヴァイオリンとピアノ)
 夜想曲 Op.48
ラウラ・ネーツェル(1839-1927):タランテラ Op.33
 組曲 Op.33/ ユモレスク Op.37
 ロマンス Op.38/ ロマンス Op.40
 アンダンテ・レリジョーソ Op.48
 子守唄 Op.59/ ゴンドラの歌 Op.60
 子守唄 Op.69/ ハチドリ Op.72
ミリアム・テラーニ(Fl)
キャサリン・サラシン(P)

録音:2021年
ロマン派充実期の女性作曲家による作品集。フルートの新たなレパートリー開拓というテーマもあり、メインは「女性のベートーヴェン」とも呼ばれた作曲家エミー リエ・マイヤーのヴァイオリン・ソナタのフルート編曲版。とても自然なアレンジでフルートが美しく力強いメロディを歌います。その他の作品もフルートとピアノの もの。麗しい佳曲ばかりです。  (Ki)

Naive
V-7541(1CD)
カルロ・モンツァ(1735-1801):弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲 ハ長調 「対照的なライヴァルの恋人たち(Gli amanti rivali)」
弦楽四重奏曲 ニ長調 「オペラ・イン・ムジカ(opera in music)」
弦楽四重奏曲 ヘ長調 「火山のマグマ(la fucina di vulcano)」
弦楽四重奏曲 変ロ長調 「賭博者(il giuocatore)」
弦楽四重奏曲 ロ短調 「夜のディヴェルティメント(divertimento notturno)」
弦楽四重奏曲 変ホ長調「狩(la caccia)」
オペラ・イン・ムジカ
ファビオ・ビオンディ(Vn)
アンドレア・ロニョーニ(Vn)
ステファノ・マルコッキ(Va)
アレッサンドロ・アンドリアーニ(Vc)

録音:2019年7月26-28日、イタリア
ビオンディの新録音は、弦楽四重奏曲集。音楽史上はじめて4つの弦楽器のために作曲されたとされる作品です!作曲したのは、今ではほとんど知られていない ミラノ生まれの作曲家、カルロ・モンツァ(1735-1801)。モーツァルトが14歳でミラノに滞在したときにおそらく何等か接点があり、また、ストラヴィンスキー のプルチネルラのもとになった作品にはモンツァのものもあると考えられています。なぜビオンディがモンツァに着目したかというと、それはモーツァルトの研究が きっかけでした。モーツァルトは、14歳の時、イタリアの旅の中でミラノに滞在します。地元の音楽家や上流階級の人々に認められ、また紹介してもらうためにも、 当地の有力な音楽家のもとを訪れ、またその作品を研究していたはず。当時のミラノで特に有力な音楽家だったのが、ジョヴァンニ・バッティスタ・サンマルティー ニ、ジョヴァンニ・バッティスタ・ランプニャーニ、そしてカルロ・モンツァの3名でした。ただしモンツァがモーツァルトにとって実際にどのような存在だったかは(友 好的だったか等)まだ定かではありません。ビオンディは、約10年前に、プライヴェート・コレクションの目録にこの作品があるのを発見、しかし見ることしか許さ れなかったそう。以降ずっと演奏してみたくて気になっていたそうですが、音楽学者の友人が近年、フランス国立図書館に1冊だけ所蔵されていたコピー譜を発見 したのです。はたしてその作品は、交響曲のリダクションなどではなく、純粋に弦楽四重奏のために書かれたものでした。どちらかというとオペラのような作風で、 決して単なる「古典派」弦楽四重奏にとどまらない魅力を放ちます。さらにこれらの作品は標題音楽となっており、1曲1曲の個性豊かな展開にも注目。演奏して いるのは、ビオンディと、ビオンディ率いるエウローパ・ガランテのメンバーたち。ビオンディとオペラなどでもとことん協働しているだけあって、見事に息のあっ た演奏を展開しています! (Ki)

MDG
MDG-34222682(2CD)
シューベルト:ピアノ三重奏曲集
ピアノ三重奏曲 第2番変ホ長調 D.929(50’08)
ピアノ三重奏曲 第1番変ロ長調 D.898(41’16)
ノットゥルノ 変ホ長調 D.897(8’40)
ピアノ三重奏曲 変ロ長調 D.28「ソナタ楽章」(10’24)
ウィーン・ピアノ・トリオ【ヴォルフガング・レディク(Vn)、マティアス・グレドラー(Vc)、シュテファン・メンドル (P)】
世界有数の室内楽アンサンブルとして長い歴史を誇るウィーン・ピアノ・トリオは、1988年にピアニストのシュテファン・メンドルによって結成されました。 2015年からはカリフォルニア出身のヴァイオリニスト、デイヴィッド・マッキャロル、さらに2018年にはチェロのクレメンス・ハーゲンが加入しています。 本盤は、ウィーン・ピアノ・トリオのMDGデビューとなった2002 年に発売されたシューベルトの2枚のアルバムをセット化してリリース。発売当初から評価高かっ た彼らの演奏が、全集として聴けるのは嬉しいかぎりです。 シューベルトのピアノ三重奏曲第1,2番ともに40分を超える長大な演奏時間を要する最晩年(1827年頃)の作品。「第1番」は、快活な第1楽章、チェロのロ マンティックな旋律が印象的な第2楽章。そして舞曲的な第3楽章、第4楽章はロンド・ソナタ形式で、シューベルトならではの大きなスケールを感じる内容です。「第 2番」は、主題のユニゾンで開始される第1楽章は、古典的なソナタ形式のスタイルを踏襲しながらも、和声や複雑な展開に新さと個性が感じられます。そして第3 楽章はウィーン風のワルツで書かれた美しい旋律が印象的。 そして同じく晩年に書かれたものの、10分に満たない小品「ノットゥルノ」。これはおそらくは同時期に作曲された第1番D.898の一部として書かれたものではな いかと言われていますが、現在は単独で演奏されること多いです。最後に「ソナタ楽章」だけの初期作品。これはシューベルトがサリエリに師事していた頃の作品と 言われています。
MDG
MDG-90322436(1SACD)
スメタナ:ピアノ三重奏曲 ト短調 Op.15(30’48)
ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第1番ハ短調 Op.8(13'01)
 ピアノ三重奏曲 第2番ホ短調 Op.67(26'04)
トリオ・アルバ【リヴィア・セリン(Vn)、フィリップ・コンプロイ(Vc)、チェンチェン・チョウ(P)】

録音:2021年6月16-18日マリエンミュンスター修道院コンツェルトハウス
Audiomaxシリーズ。2009年に創設された若き情熱をもって結成されたトリオ・アルバ。団体名はイタリア語の「夜明け」とスウェーデン民謡の「日は沈みゆ く(Se Solen Sjunker)」から取られています。このスウェーデン民謡は、シューベルトのピアノ三重奏曲 第2番第2楽章にもインスピレーションを与えています。 スメタナが31歳の頃の作品で、4歳で亡くなった長女を思い書かれた作品ピアノ三重奏曲。起伏豊かな曲想のロマンティックな楽曲です。17歳ショスタコーヴィ チが当時恋をしていたタチヤーナ・グリヴェンコに献呈した第1番。そして親友であったイワン・ソレルチンスキーに献呈された第2番。 楽曲を深く読み込む深い知識と、また遊び心の兼ね備えたトリオ・アルバの演奏は聴くものに大きな感銘を与えます。

WERGO
WER-7402(1CD)
ヴォルフガング・リーム(1952-):チェロ作品集
弦楽三重奏曲第2番(1969)
グラート(1972) 〜チェロ独奏のための
彼方から(1993)〜チェロとピアノのための
デュオ・モノローグ(1986/88)〜ヴァイオリンとチェロのための*
弦楽三重奏曲 Op.9(1971)*
フリードリヒ・ガウヴェルキ(Vc)
アレクサンドラ・グレフィン=クライン(Vn)
アクセル・ポラス(Va)
フローリアン・ウーリヒ(P)

録音:2021年11月19-21日ケルン、ドイチュラントフンク、室内楽ホール
*=世界初録音
2022年3月13日に70歳の誕生日を迎えた現代音楽界の雄・ヴォルフガング・リームによるチェロ作品集。1歳年上のチェリストで、アンサンブル・モデル ンの首席奏者などとして活躍を重ねてきたフリードリヒ・ガウヴェルキによる演奏です。2人は1968年にエアランゲンで開かれた若い音楽家のためのコンクール で出会った旧知の仲。リーム作品を知り尽くした奏者による、極めてパーソナルなオマージュ演奏。世界初録音を含む内容です。

la musica
LMU-028(1CD)
イグアス
(1)ラミレス(ルーナ詩):矢の持ち主
(2)作者不詳17世紀:あわれみの聖母
(3)同:ああ、イエス・キリスト
(4)同:私の優しきイエス
(5)伝承曲:聖杯
(6)エグベルト・ジスモンチ:カラテ
(7)ヴィラ=ロボス(ルース・バジャダレス・コレア詩):ブラジル風バッハ第5番〜アリア
(8)ホルヘ・ファンデルモーレ:瀞場への祈り
(9)エドゥアルド・ファルー:ハンガデロの歌
(10)ジョビン:三月の雨
(11)レオポルド・ポロ・マルチ:水の夢
(12)ペドロ・ラウレンス(ホセ・マリア・コントゥルシ詩):わが愛のミロンガ
ラ・キメラ【バルバラ・クサ、ルアンダ・シケイラ(S)、ビア・クリーガー(歌)、ルイス・リゴウ(アンデス笛、歌)、ラウル・バルボーサ(アコーディオン)、エドゥアルド・エグエス(ギター、テオルボ、ビウエラ、指揮)】

録音:2020年2月26-29日/フラヴィンヌ城(ベルギー)
イグアスはスペイン語で「大いなる水」を意味する南米大陸を横切るラプラタ水系の大河。この河の流れに乗ってラテン・アメリカ諸国を音楽旅行。2001年結 成の古楽器団体ラ・キメラは当初ヴィオラ・ダ・ガンバ・コンソートでしたが、その音の特徴を残しつつもさまざまな楽器を加えてカラフルな世界を作り上げてい ます。メンバーも南米のみならずフランスやアフリカ、北欧まで多彩。
南米の古楽からヴィラ=ロボスの「ブラジル風バッハ第5番」のアリアや民謡、ジョビンのボサノヴァ、ペドロ・ラウレンスのタンゴまで南米音楽の魅力を堪能さ せてくれます。 (Ki)

PRAGA DIGITALS
PRD-250422(1CD)
フランク:ピアノ五重奏曲ヘ短調
ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第14番変イ長調Op.105*
プラジャーク四重奏団、
フランソワ・デュモン(P)

録音:2022年2月マルティヌー・ホール、2021年9月/ドモヴィナ・スタジオ*
2018年社主逝去のため制作が中断されていたPragaレーベル久々の新譜登場となります。曲は彼ら十八番のドヴォルザークの弦楽四重奏曲、それも最後の 14番。枯淡の穏やかさに始まりますが、最後は活気ある舞曲に終わる充実作です。チェコ舞曲のリズムの巧さはさすがお国ものと申せましょう。
1985年生まれのフランソワ・デュモンをピアノに迎えたフランクも注目。重厚な中の独特な官能性をデュモンが見事に表現しています。 (Ki)

Da Vinci Classics
C-00567(1CD)
リース、ツェムリンスキー&ロータ〜クラリネット三重奏曲集
リース:ピアノ、クラリネットとチェロのための三重奏曲変ロ長調 Op.28
ツェムリンスキー:クラリネット三重奏曲ニ短調 Op.3
ロータ:クラリネット、チェロとピアノのための三重奏曲
トリオ・ハルモニア〔リヴィア・タンショーニ(Cl)、リヴィア・デ・ロマニス(Vc)、ミケーレ・トツェッティ(P/ベヒシュタイン・モデルB/1899年製)〕

録音:2021年7月-9月、インプロント・レコーズ(ロッカ・プリオーラ、イタリア)
イタリア、ローマの名門、サンタ・チェチーリア音楽院で学んだ3人の若き実力派たちが繰り出す「クラリネット三重奏曲集」は練りに練られたプログラムが秀逸。
近年、知名度の向上と共にその作品に大きな注目が集まっているベートーヴェンの愛弟子フェルディナンド・リースの「Op.28」にツェムリンスキー、ロータが連なり、19世紀前半から20世紀後半に至る「クラリネット三重奏」の変遷の歴史を描いています。
主役を担うリヴィア・タンショーニはサンタ・チェチーリア国立アカデミーOやヤクブ・フルシャなどとの共演を重ねてきた若手女流。イタリア国内の主要音楽祭への招聘も多く高い評価を受けています。
Da Vinci Classics
C-00570(1CD)
モーツァルト:ピアノ四重奏曲集
ピアノ四重奏曲第1番ト短調 K.478
ピアノ四重奏曲第2番変ホ長調 K.493
ピエロ・バルバレスキ(P)、
トリオ・ヘーゲル〔ダヴィド・スカローニ(Vn)、ダヴィデ・ブラーヴォ(Va)、アンドレア・マルコリーニ(Vc)〕

録音:2021年2月5日-7日、ヴィラ・ボッシ(ボーディオ・ロンナーゴ、イタリア)
18〜19世紀ドイツの哲学者ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲルの名前をアンサンブル名に冠し、創立10周年を迎えたトリオ・ヘーゲルが取り組んだ入魂のモーツァルト2選。
ジモン・マイールの2つの協奏曲を録音するなど独墺系レパートリーの演奏にも定評があるピエロ・バルバレスキとの共演によるモーツァルトの室内楽プロジェクトはいずれも高い評価を受けています。
Da Vinci Classics
C-0056(1CD)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番&序曲集(Pとフルートを伴う室内楽編成版/全曲世界初録音)
ピアノ協奏曲第5番「皇帝」(イグナーツ・モシェレス編曲/ピアノ、フルートと弦楽五重奏版)
「アテネの廃墟」序曲(スティーヴン・フランシス・リンボルト編曲/ピアノ、フルート、ヴァイオリン&チェロ版)
バレエ音楽「プロメテウスの創造物」序曲(ヨハン・ネポムク・フンメル編曲/ピアノ、フルート、ヴァイオリン&チェロ版)
「エグモント」序曲(イグナーツ・モシェレス編曲/ピアノ、フルート、ヴァイオリン&チェロ版)
ファブリツィオ・ダッテリ(P/スタインウェイ)、
フィリッポ・ロガイ(Fl)、
アルベルト・ボローニ(Vn)、
グローリア・メラーニ(Vn)、
アン・ロッケン(Va)、
フィリッポ・ブルキエッティ(Vc)
、ガブリエレ・ラッギアンティ(Cb)

録音:2019年12月、レコ―ディング・スタジオ・ノッツァーノ・カステッロ(ルッカ、イタリア)&2020年11月、ヴィラ・ベルテッリ(ルッカ、イタリア)&2021年8月、アウディトリウム・V.ダ・マッサ・カッラーラ(ルッカ、イタリア)
音楽史上に燦然と輝き続ける名作中の名作、ベートーヴェンの「ピアノ協奏曲第5番「皇帝」」を親交が深かったボヘミア生まれのユダヤ系音楽家イグナーツ・モシェレスが「ピアノ、フルートと弦楽五重奏」という編成のために編曲を施した「室内楽版の皇帝」を収録した大注目盤!
当時、ベートーヴェンとその作品は音楽芸術の完成形であり、その姿と音楽は崇高な芸術性のために運命と戦う芸術家の英雄というロマン派の理想を体現するものでもありました。
ヴィルトゥオーゾたちが自らの演奏のために編曲を施し、新たなバージョンを生み出すことが称賛されていた時代に、ベートーヴェンがその才能を認め自身の最後の手紙の宛先とし、当時屈指のヴィルトゥオーゾとしても知られていたモシェレスが創り上げたピアノ、フルートと弦楽五重奏による「皇帝」。
弦楽四重奏が高音と低音のパートを補強し、フルートの音色が多様性と高音域の力強さを、そしてコントラバスが低音域に豊かな深みを与えてくれています。
モシェレス版の「皇帝」そしてピアノとフルートを伴う3曲の「序曲」の室内楽編成版の録音に取組んだのは、イタリア、ペルージャ音楽院の教授を務める実力派ピアニスト、ファブリツィオ・ダッテリや、フィレンツェ五月音楽祭Oでも活躍したヴィオラのアン・ロッケン、イ・ソリスティ・ヴェネティの首席コントラバス奏者のガブリエレ・ラッギアンティなどの世界的名手たち。
モシェレスやリンボルト、フンメルが「室内楽編成」へと生まれ変わらせて新たな命を吹き込まれたベートーヴェンの傑作たち。そのアンサンブルとサウンドに要注目!

Goodies
78CDR-3870(1CDR)
モーツァルト:弦楽四重奏曲第23番ヘ長調 K.590 レナーSQ【イェノ・レナー(Vn1)、ヨーゼフ・スミロヴィッツ(Vn2)、シャーンドル・ロート(Va)、イムレ・ハルトマン(Vc)】

英 COLUMBIA LX808/10
1939年2月8日ロンドン録音
レナーSQはハンガリーのブダペスト音楽院出身の4人によって1918年に 結成された。4人は1884年生まれと1885年生まれの同年代です。1920年のウィー ンでデビューした。デビュー前の2年間は田舎の村で共同生活をして1日12時間の練 習を重ねたと伝えられます。1922年にロンドン・デビュー、同時にイギリスColumbia の専属アーティストになった。この録音は結成後20年が経った頃のもの。熟成した 演奏を披露しています。(グッディーズ)

Ars Produktion
ARS-38597(1CD)
ラヴ・ストーリーズ
ピアソラ:ル・グラン・タンゴ
ヨハンナ・ドーデラー(b.1969):ブレイク・オン・スルー(2015)*
ゴードン・ハミルトン(b.1982):ロメオとジュリエット・イン・サラエボ(2017)*
カプースチン:ブルレスク Op.97、エレジー Op.96、
 ニアリー・ワルツ Op.98
ピアソラ:アヴェ・マリア(コンスタンチン・マナーエフ&ダナエ・デルケン編チェロとピアノ版) 
コンスタンチン・マナーエフ(Vc)、
ダナエ・デルケン(P)

録音:2020年10月19日-21日(ベルリン)

*=世界初録音
ピアソラの2曲を中心として愛の物語をコンセプトにした作品集。チェロのコンスタンチン・マナーエフは1983年にロシアに生まれ、モスクワ音楽院の特別音楽学校で、その後バーゼル音楽院で学び数々の音楽コンクールで受賞しました。2014年には、ベルリン・カメラータの演奏会でベルリン・フィルハーモニーにデビューしています。
1991年生まれのダナエ・デルケンは、7歳でユーディ・メニューインに認められ、スイスの音楽誌クレッシェンドやドイツのコンチェルティ・マガジンなどで国際的な評価を積み重ねているドイツの実力派ピアニストです。
Ars Produktion
ARS-38345(1SACD)
ウィーンからハリウッドへ
クライスラー:弦楽四重奏曲 イ短調
コルンゴルト:弦楽四重奏曲第3番ニ長調 Op.34、
 「から騒ぎ」からの3つの小品
ヘーゲルQ

録音:2021年10月26日-29日
ヘーゲル四重奏団のメンバーは、オーストラリア、アメリカ、カナダなどのヨーロッパ以外の出身者で構成されています。彼らは互いに自分たちが学ぶ音楽のルーツを求めてヨーロッパで出会い四重奏団を結成しました。このアルバムでは、彼らとは逆にヨーロッパから新世界アメリカへと旅立った二人の作曲家の作品を取り上げています。彼らは戦乱のため荒廃したヨーロッパから抜け出し、最終的にアメリカ国民となっています。ただコルンゴルトは映画音楽作曲家として大成功していた時でさえウィーンを恋しく思い、晩年新作を携えウィーンに戻りますが、受け入れられず失意のまま亡くなりました。しかし、ここで取り上げられている彼の作品は、美しい旋律に溢れていて、戦前ウィーンでの成功、その後のハリウッドでの成功を確かに感じさせてくれるものです。
Ars Produktion
ARS-38342(1SACD)
ブエノスアイレス・レゾナンス
オマール・マッサ:タンゴ・メディテーション第1番- イントロスペクション、ブエノスアイレス・リチュアル、ブエノスアイレス・レゾナンス、KAGELIANA、CANTO DEL PAYUN MATRU、タンゴ・レガシー
ピアソラ:タンガータ、ソレダード、
 エスクアロ、天使のミロンガ、
 ミケランジェロ70、オブリビオン、
 天使の死
ヒナステラ:優雅な乙女の踊り
(編曲:オマール・マッサ)
マッサ・トリオ〔オマール・マッサ(バンドネオン)、マルクス・ダウアート(Vn)、キム・バルビエ(P)

録音:2021年10月
アルゼンチン生まれのバンドネオン奏者兼作曲家であるオマール・マッサは、「ピアソラの非公式な後継者」と絶賛されアルゼンチンで最も優秀なバンドネオン奏者の一人と言われています。ピアソラ没後25年の際には、ピアソラ家よりアストル・ピアソラのバンドネオンを演奏することを許可され、その栄誉は未だに彼一人しか受けていません。ヴァイオリンのマルクス・ダウアートはマーラー室内Oの共同創設者の一人で、コンサートマスターとしても知られています。ピアノのキム・バルビエは、ソリストとして活躍する他、室内楽奏者としてベルリン・ピアノ・クァルテットのメンバーでもあります。三人の息の合った演奏でエレガントでありながらどこか哀愁の漂うタンゴの世界を作っていきます。

Glossa
GCD-922524(1CD)
ウィーンのムード〜18世紀後期のウィーン式コントラバスのための作品集
アントン・ツィンマーマン(1741-1781):協奏曲 ニ長調(コントラバス、2本のホルン、2本のヴァイオリン、ヴィオラ、通奏低音のための)
ヨハネス・シュペルガー(1750-1812):ソナタ ロ短調(コントラバスとチェロ「1790年」のための)
アンドレアス・リドル(1789年以前没)
フランツ・クサヴァー・ハンマー(1741-1817):ソナタ ヘ長調(オリジナルはニ長調)(ヴィオラ・ダ・ガンバ〔コントラバス〕と通奏低音のための)
カール・コハウト(1726-1784):協奏曲 ニ長調(コントラバス、2本のホルン、2本のヴァイオリン、通奏低音のための)
ハイドン:三重奏曲 ヘ長調 Hob. XI:121(オリジナルはイ長調)(バリトン〔コントラバス〕、ヴィオラ、通奏低音のための)
デイヴィッド・シンクレア(Cb)、
ライラ・シャイエーク(Vn)、
吉田爽子(Vn)、
マリアンナ・ドーティ(Va)、
ルーカス・ハンベルガー(Va)、
クリストフ・コワン(Vc)、
ヨナタン・ペシェク(Vc)、
アレクサンドル・ザネッタ(Hrn)、
シャンチ・リー(Hrn)、
ジョルジョ・パロヌッツィ(ハープシコード)

録音:2019年3月&4月、Adullam Stiftung礼拝堂(バーゼル、スイス)
古楽教育、古楽研究の総本山として知られるスイスの古楽専門音楽大学、バーゼル・スコラ・カントルム(SCB/スコラ・カントルム・バジリエンシス)。Glossaとバーゼル・スコラ・カントルムのコラボレーション企画 "Glossa SCB Series" の最新作では、古典派時代のウィーンで用いられた「ウィーン式コントラバス」が主役。ウィーン古典派が始まった頃、ウィーンやブラティスラヴァには優れたコントラバス奏者が何人もいて、この楽器のためのもっとも重要なソロ作品が書かれました。5本の弦にフレットが用いられた特殊な楽器を操るのは、SCBで歴史的コントラバスの講師を努め、世界でも数少ないウィーン式コントラバスの専門家であるカナダ人コントラバス奏者デイヴィッド・シンクレア。さらに、共演する古楽器アンサンブルには、ライラ・シャイエーク、クリストフ・コワン、吉田爽子、ヨナタン・ペシェク、ジョルジョ・パロヌッツィなど、古楽演奏の第一線で活躍する若手奏者たち(すべてSCBの教師と元生徒)が参加しており、音楽史的・学術的価値とともに、1つの芸術作品としても一級のアルバムとなることでしょう。

Stradivarius
STR-37215(1CD)
「コレスポンデンス」〜バッハ:チェロ・ソナタとベリオ&ブーレーズ
バッハ:チェロ・ソナタ第1 番ハ長調BWV1027
ベリオ:セクエンツァXIV(2002)〜無伴奏チェロのための
バッハ:チェロ・ソナタ第2番ニ長調BWV1028
ブーレーズ(1925-2016):「12のノタシオン」〜ピアノのための
バッハ:チェロ・ソナタ第3番ト短調BWV.1029
マルティナ・ルディッチ(Vc)、
ミケーレ・ガンバ(P)

録音:2021年ミラノ
バッハの本来はヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのための 2つのソナタを間に挟みつ つ現代の独奏チェロの名曲ベリオのセクエンツァ XIV(コンクールで取り上げる演奏家も 多い)、ブーレーズ初期の傑作ピアノ独奏曲「12 のノタシオン」を配したユニークなアル バム。ベリオ作品では特殊奏法を含むチェロのあらゆる機能、可能性が追及されます。意 外にも民族的なリズムも現れ、前衛音楽だが親しみ易い作品。ブーレーズのノタシオン は12音技法で書かれた名作。バッハ、ベリオ、ブーレーズのカップリングからヨーロッパ 音楽史のこれまで見えなかった新たな側面が見えてくるか?チェロのマルティナ・ルデ ィッチはクロアチア出身。ヴェルディ音楽院で学び、アバド率いるマーラー・ユーゲント・ オーケストラに参加、現在はソロ、室内楽で活躍する才媛。ピアノのミケーレ・ガンバはミ ラノ出身。ルディッチと同じヴェルディ音楽院でピアノと作曲を学び現在は指揮者として の活動も始めている若き俊英。
ACCENT
ACC-24380(1CD)
ポケットモーツァルト〜ヴァイオリン二重奏編曲集
『魔笛』より
私は鳥刺し / 可愛い子よ、お入りなさい / 恋を知る男たちは(2つのヴァイオリンまたは2つのフルートのためのMozard氏による編曲 / B. Schott, Mainz 1794)

二重奏曲第5番イ短調
アレグロ・アジタート(P・ソナタ第8番 K310第1楽章) / プレスト・アッサイ(P・ソナタ第8番 K310第3楽章)(2つのヴァイオリンのための12の二重奏曲 Op.70/ Jean Andre, Offenbach 1800)

『フィガロの結婚』より
自分で自分がわからない / もう飛ぶまいぞこの蝶々 / 愛の神よ、安らぎを与えたまえ / 恋とはどんなものかしら(L. Hagenaar音楽倉庫 / Amsterdam, 1800)

二重奏曲第6番ニ長調
アレグロ・マエストーゾ(弦楽四重奏曲第21番 K575第1楽章) /アンダンティーノ・コン・ヴァリアツィオーニ(P・ソナタ第6番 K284第3楽章)
(2つのヴァイオリンのための12の二重奏曲 Op.70 / Jean Andre, Offenbach 1800)

『魔笛』より
復讐の炎は地獄のように我が心に燃え / 愛の喜びは露と消え / 愛しい人よ、もうお会いできないのでしょうか / 恋人か女房が(2つのヴァイオリンまたは2つのフルートのためのMozard氏による編曲 / B. Schott, Mainz 1794)

二重奏曲第3番
アンダンテ・グラツィオーソ(P・ソナタ第11番 K331第1楽章) / アレグロ・アラ・トゥルカ(P・ソナタ第11番 K331第3楽章)(モーツァルトによる2つのヴァイオリンのための3つの二重奏曲 / Pleyel, Paris 1899)
フロリアン・ドイター 、
モニカ・ワイズマン(Vn )

録音:2021年3月24‐26日/ドイツ、ヴァイセンブルン城
いつの時代も、ポケットに入るような手軽さで持ち歩ける音楽を人々は欲しています。現代では時と場所を選ばずどんな曲でも簡単に聴くことができますが、録 音というものがない時代はコンサートがなければ自分で演奏するしかありませんでした。そのためモーツァルトのオペラのような聴く機会の限られる人気作品は、 室内楽に編曲したものが大流行し、様々な編曲版がつくられ出版されました。このCDではヴァイオリン二重奏という最小限の編成に生まれ変わった版を紹介。ピ アノ・ソナタ等からの編曲もあります。単純な旋律に還元されたすっきりとした譜面ながらも、原曲の魅力を損なわない巧妙なアレンジが楽しいアルバム。当時の 人々がこれらを弾き、聴いて、オリジナルの響きを想像してわくわくしていたのだと思うと、この編曲版がとても愛らしく感じてくることでしょう。 (Ki)


SWR music
SWR-19114CD(4CD)
NX-D03
クリスチャン・フェラス〜SWR録音集 1953-72年
【CD1】
(1)ルベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調「クロイツェル」 Op. 47
(2)ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調
(3)ラヴェル:ツィガーヌ
【CD2】
(4)ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調「春」 Op. 24
(5)エネスコ:ヴァイオリン・ソナタ第3番 イ短調 Op. 25
(6)シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第2番 ニ短調 Op. 121
【CD3】
(7)ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 (カデンツァ…クライスラー)
(8)チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
【CD4】
(9)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲(カデンツァ…クライスラー)
(10)ベルク:ヴァイオリン協奏曲
クリスチャン・フェラス(Vn)

(1)-(6)ピエール・バルビゼ(P)
(7)(8)(10)南ドイツRSO(シュトゥットガルトRSO)
(7)(8)ハンス・ミュラー=クライ(指)
(9)バーデンバーデン南西ドイツRSO
(9)ヘルベルト・ブロムシュテット(指)
(10)ミヒャエル・ギーレン(指)

録音:1953年11月12日…CD1
1959年9月25日 …CD2
1954年3月22日…CD3:1-3
1957年3月28日 …CD3:4-6
1972年2月10日 …CD4:1-3
1970年11月27日(ライヴ) …CD4:4-5
CD1-3…モノラル
CD4…ステレオ
フランスを代表するヴァイオリニストの一人、クリスチャン・フェラス(1933-1982)。気品を湛えつつも音楽に没入し、時に激しい情熱のほとばしりが感 じられる演奏で聴衆を魅了、戦後フランスを代表するヴァイオリニストとして国際的に活躍しました。1961年と71年には来日公演も行いましたが、 1982年に悲劇的な死を遂げ、世界中のファンを悲しませました。フェラスは戦後のドイツでも人気が高く、各地の放送局が収録・放送した演奏が CD復刻されていますが、このセットはベルクを除く全曲がオリジナル・マスターからの初CD化。ヴァイオリン音楽のファンは注目のリリースです。
フェラスの父は、ジネット・ヌヴー、ローラ・ボベスコ、イヴリー・ギトリスらを教えたマルセル・シャイリー門下のヴァイオリニストで、その父の指導を受けたフェ ラスは早くから才能を発揮。8歳の年の1941年にニース音楽院に入学を認められると3年目にはヴァイオリンと室内楽で一等となり、1944年には更 なる高等教育のためにパリ音楽院を紹介され、ルネ・ベネデッティにヴァイオリンを、ジョゼフ・カルヴェに室内楽を師事。2年後の1946年には室内楽と ヴァイオリンで一等となり卒業。同年、13歳でラロのスペイン交響曲とベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を演奏してパリ・デビューを果たしました。 1947年にエネスコと出会って教えをうけるようになったフェラスは、後年「テクニック面では多くの人から学びましたが、音楽の解釈という点では、私はエ ネスクの弟子です」と語っています。1948年にはユーディ・メニューインが審査員長を務めるスヘーヴェニンヘン国際コンクールで優勝、翌年には、ロン =ティボー国際コンクール(当時の名称)で1位なしの第2位を受賞。この時にピアニスト、ピエール・バルビゼの演奏を聴いて感激したフェラスは、終生 続く名デュオを組むこととなります。1949年に若きジネット・ヌヴーが、53年にはジャック・ティボーが世を去ると、フェラスはフランス楽壇の期待を背負う 存在となり、またヘルベルト・フォン・カラヤンが録音に好んでフェラスを起用したことも手伝って名声は世界的なものとなりました。
この4枚組のBOXセットは、ヴァイオリンのレパートリーの中でもとりわけ重要な作品が収録されているのが嬉しいところ。 いずれも堂々たる演奏ですが、中で特筆すべきは、まずCD2のエネスコのソナタ第3番。後の1962年の録音よりも全体的にテンポは速めで、即興 的な高揚感が伝わります。フェラス&バルビゼ・デュオの絶頂期の記録です。 CD3では、チャイコフスキーの第1楽章におけるカデンツァでの即興的な音運びがフェラスの真骨頂。 CD4のブロムシュテットと共演したブラームスは当時から評判になっていたもので待望のCD化。ベルクの協奏曲は、フェラスがフランス初演を行って以 後、得意としていたレパートリーであり、ギーレンの分析的な指揮も見事です。
全て、オリジナルマスターテープより今回のリリースのために全て新たにマスタリングを行うことで、1950年代のモノラル録音でも鮮烈な音色が再現され ており、フェラス・サウンドが味わえます。

Goodies
78CDR-3870(1CDR)
モーツァルト:弦楽四重奏曲第23番ヘ長調 K.590 レナーSQ【イェノ・レナー(Vn1)、ヨーゼフ・スミロヴィッツ(Vn2)、シャーンドル・ロート(Va)、イムレ・ハルトマン(Vc)】

英 COLUMBIA LX808/10
1939年2月8日ロンドン録音
レナーSQはハンガリーのブダペスト音楽院出身の4人によって1918年に 結成された。4人は1884年生まれと1885年生まれの同年代です。1920年のウィー ンでデビューした。デビュー前の2年間は田舎の村で共同生活をして1日12時間の練 習を重ねたと伝えられます。1922年にロンドン・デビュー、同時にイギリスColumbia の専属アーティストになった。この録音は結成後20年が経った頃のもの。熟成した 演奏を披露しています。 復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用MC型 カートリッジ(3mil針)とコルグのNu 1DSD録音機を使用した。(グッディーズ)

CEDILLE
CDR-90000207(1CD)
NX-B04
クラリネットとピアノのための作品集
ブラームス:クラリネット・ソナタ第1番 ヘ短調 Op. 120No. 1
 クラリネット・ソナタ第2番変ホ長調 Op. 120No. 2
ジェシー・モンゴメリー(1981-):Peace…世界初録音
ウェーバー:協奏的大二重奏曲 変ホ長調 Op. 48J. 204
アンソニー・マクギル(Cl)
グロリア・チェン(P)

録音:2020年10月31日-11月2日
ニューヨーク・フィルの首席クラリネット奏者、アンソニー・マクギルのソロ・アルバム。マクギルはニューヨーク・フィルの楽団上初のアフリカ系アメリカ人の首 席奏者で、その卓越した音楽性と顕著な活動によって2020年にはエイヴリー・フィッシャー賞を受賞しました。 伴奏を務めるグロリア・チェンは、マクギルとリンカーン・センター室内楽協会で頻繁に共演しているピアニストで、このアルバムは彼らの15年間にわたる 友情から生まれたものです。 収録曲はブラームスの2曲のクラリネット・ソナタとウェーバーの協奏的大二重奏曲を中心にしており、2人の奏者の卓越した技巧と、音のやりとりが楽 しめます。また、世界初録音となる「Peace in 2020」はシカゴSOのコンポーザー・イン・レジデンスを務めるジェシー・モンゴメリーの新作。新型 コロナ感染症のパンデミックによる混乱した世界に平和が訪れることを願って書かれた作品です。
CEDILLE
CDR-90000208(1CD)
NX-B04
オーボエとピアノのための作品集
ヒンデミット:オーボエ・ソナタ
パヴェル・ハース(1899-1944):オーボエ組曲 Op. 17
ウィリアム・ボルコム(1938-):オーバード(朝の歌)
ブリテン:テンポラル・ヴァリエーションズ
ジョゼ・シケイラ(1907-1985):オーボエとピアノのための3つの練習曲
クレメント・スラヴィツキー(1910-1999):オーボエとピアノのための組曲
アレックス・クライン(Ob)
フィリップ・ブッシュ(P)

録音:2021年7月12-18日
1964年ブラジル生まれ、長らくシカゴSOの首席奏者を務めたアレックス・クラインとピアニスト、フィリップ・ブッシュによる20世紀に活躍した作曲 家のオーボエ作品集。 アルバムに登場するチェコ、ドイツ、イギリス、アメリカ、ブラジルの作曲家たちは、いずれも当時の政治的混乱に巻き込まれ、祖国を追われ、また収容 所で亡くなるなど厳しい状況に置かれました。しかし彼らはみな、そのような状況の中で素晴らしい作品を遺しています。 ヒンデミットのオーボエとピアノのためのソナタは、スイスに亡命していた1938年の作品。パヴェル・ハースのオーボエとピアノのための組曲は、ナチスによ るチェコスロバキア占領のさなかの作品で、彼の師レオシュ・ヤナーチェクの伝統を感じさせます。ボルコムの「オーバード」は1980年代初頭の核戦争の 恐怖の中で書かれましたが、ほのかな希望が感じられます。ブリテンの「テンポラル・ヴァリエーションズ」は第二次世界大戦の前夜に書かれた作品で、 作曲者の反軍国主義を表現しています。シケイラの「オーボエとピアノのための3つの練習曲」は、彼がブラジルの軍事独裁政権から逃亡する直前に 書かれました。最後の「オーボエとピアノのための組曲」は当時共産主義政権であったチェコの当局によって音楽家としてのキャリアを断たれたスラヴィツ キーの作品です。
CEDILLE
CDR-90000209(1CD)
NX-B04
チェロとピアノのための作品集
コミダス・ヴァルタベド(1869-1935):
Chinar es, keranal mi
 Tsirani Tsar
 Garoun A…ピアノ・ソロ
 Al Ailux/Krunk
ハチャトゥリアン:イヴァンが歌う(A. ハッカライネンによるチェロとピアノ編)
 エレバン(Vcとピアノ編)
アルノ・ババジャニアン(1921-1983):エレジー…ピアノ・ソロ
 アリアと舞曲
アーヴェルト・テルテリャーン(1929-1994):チェロ・ソナタ
伝承曲:Sari Siroun Yar (S. クラジアンによるェロとピアノ編)
アレクサンドル・アルチュニアン(1920-2012):即興曲
ヴァシュ・シャラフィアン(1966-):Petrified Dance 石化した踊り
ピーター・ボイヤー(1970-):アララト山…世界初録音
アニ・アズナヴォーリアン(Vc)
マルタ・アズナヴォーリアン(P)

録音:2021年8月11-13日
アルメニア出身、シカゴで活躍するチェロ奏者アニ・アズナヴォーリアンとピアニスト、マルタ・アズナヴォーリアンが、故郷の作曲家の美しい作品を演奏し た1枚。 アルバムは、20世紀初頭に活躍したアルメニア正教会の司祭で作曲家・音楽学者のコミタスがアレンジした古代の民謡で始まり、ハチャトゥリアンの 故郷エレバンへの輝かしい頌歌へと続きます。次にハチャトゥリアンの次世代の作曲家、ババジャニアンとテルテリャーンの作品が置かれ、アルチュニア ン、シャラフィアンと現代の作品へとつながれていきます。シャラフィアンの「Petrified Dance」は戦闘で命を落としたアルメニアの戦士を思う作品。 最後の収録曲、世界初録音となる「アララト山」はこのデュオによる委嘱作。アララト山は旧約聖書のノアの箱舟が流れ着いた場所とされています が、古くはアルメニア人の住む場所で、トルコ領となった今もアルメニア人からは「霊峰」と崇められ、創造力の源泉となっています。
CEDILLE
CDR-90000210(1CD)
NX-B04
サード・コースト・パーカッション
ダニー・エルフマン(1953-):パーカッション・クァルテット
フィリップ・グラス(1937-):メタモルフォーシス I
ジン(1987-):Perspective
フルトロニクス&サード・コースト・パーカッション:Rubix
サード・コースト・パーカッション(アンサンブル)
フルトロニクス(フルート・デュオ)

録音:2020年10月26-29日、2021年5月17-21日、2022年1月14-15日
世界初録音
シカゴを拠点として活躍するグラミー賞を受賞した「サード・コースト・パーカッション」。BBCミュージックマガジンをはじめ、批評家からも絶賛されている アンサンブルです。今作には4人の作曲家の作品を収録。どれも世界初録音になります。 ダニー・エルフマンは4回アカデミー賞にノミネートされた映画音楽作曲家。『シザーハンズ』『バットマン』(第1作)『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』をは じめ100以上の映画音楽を担当する卓越した音楽家です。このパーカッション・カルテットは、4楽章の交響曲のような構成を持ち、インドネシアのガ ムランや、ショスタコーヴィチ作品を思わせるユニークな音響が用いられています。フィリップ・グラスの「メタモルフォーシス I」はサード・コースト・パーカッ ションのアレンジによるマリンバ、ビブラフォン、グロッケンシュピール、メロディカでの演奏。エレクトロニクス・ミュージシャン"Jlin ジン"の「Perspective」は もともと電子音楽として作られた作品を、サード・コースト・パーカッションがライヴで演奏できるヴァージョンに編曲。美しくも複雑な音楽を見事に演奏 しています。「Rubix」はニューヨークで活躍するフルート・デュオ"Flutronix"との即興的なコラボレーションです。

ALPHA
ALPHA-835(1CD)
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ 第1集
チェロ・ソナタ 第1番ヘ長調 Op. 5-1
チェロ・ソナタ 第2番ト短調 Op. 5-2
チェロ・ソナタ 第3番イ長調 Op. 69*
ブリュノ・コクセ(Vc)
アントニオ・ストラディバリウス1726製作楽器(ロマン派様式に調整)によるシャルル・リシェ2019年製作の再現楽器
モード・グラットン(フォルテピアノ)
ウィーンのヨハン・アンドレアス・シュタイン18世紀後期製作楽器によるヘラルト・タインマン2012年製作の再現楽器
ジョン・ブロードウッド1822年製オリジナル楽器*

録音:2020年11月23-27日ヴィルファヴァール農園、リムーザン、フランス
チェロを中心に様々な中低弦古楽器を操り、最新研究成果を反映させた数々の企画盤で私たちを楽しませ続けているブリュノ・コクセが、 十代の頃からの夢だったというベートーヴェンのソナタを録音しました。フォルテピアノは、フィリップ・ヘレヴェッヘはじめ多くの古楽演奏家から篤 い信頼を集め、コクセ率いるアンサンブル、レ・バッス・レユニでも鍵盤を担当するモード・グラットン。使用されたフォルテピアノは、第1番と第2 番ではベートーヴェンが初めて手に入れたメーカーと考えられるシュタインの再現楽器、第3番では作曲家が最後まで所持していたとされる メーカー、ブロードウッドのオリジナルを使用。いずれも作曲年代にあわせた選択ということではないようですが、音色の違いを聴けるのは大き な楽しみです。活き活きとしたコクセのチェロに、多彩な表現で知られるグラットンのピアノが絡み、両者とも楽器の限界に挑むかのような振幅 の激しい表現を聴かせてくれるのが魅力で、第2番冒頭の強打と直後の弱音などでは、何ごとかと驚かされるほど。演奏に全く堅いところがな く、聴いていてどこかすっきりとした感覚を呼び起こすほどに自由で闊達、さらに古楽器ならではの個性的な響きがアクセントとなり、非常に気 持ちの良いアルバムに仕上がっています。たくさんの巨匠たちが残してきたこれら傑作の名盤の系譜に、新たに連なる一枚といっても過言では ないでしょう。

Cypres
CYP-8620(1CD)
オー・チェリ・イン・アメリカ
ガーシュウィン(セバスティアン・ワルニエ編):序曲 〜「ポーギーとベス」より
フローレンス・プライス(1887-1953)/コリンナ・ラルディン編曲:
アメリカにおけるエチオピアの影
ハロルド・ノーベン(1978-):American Wanders アメリカの放浪者たち
ヘンリーの場合
ポールの場合
レニーの場合
ファッド・リヴィングストン(ラルディン編曲): イマジネーション
レナード・バーンスタイン(ワルニエ編): ウエスト・サイド・ストーリー
デューク・エリントン(1899-1874)、ビリー・ストレイホーン(1915-1967)/ミシェル・エール編曲:デュークズ・マジック
オー・チェリ(Vc八重奏)

録音:2021年10月12-15日
モネ劇場サル・フィオッコ、ブリュッセル
ベルギー、フランスを中心にオーケストラや室内楽などで活躍するチェロ奏者8人が集まった「オー・チェリ」、4枚目のアルバム。ベルギーの作曲 家ハロルド・ノーベンのオリジナル作品のほか、ベルギー出身のジャズピアニスト、ミシェル・エールとメンバーによる編曲で、アフリカ系アメリカ人 女性初の作曲家フローレンス・プライスと、ガーシュウィン、バーンスタイン、そしてジャズの名曲を収録。ブリュッセル在住の日本人奏者、西村 志保さんを含むメンバーの、息の合った演奏と歌心が魅力的です。

Resonus
RES-10296(1CD)
NX-B05
アーネスト・モーラン(1894-1950):室内楽作品集
ヴァイオリン・ソナタ ホ短調(1923)
2つのヴァイオリンのためのソナタ(1930)*
チェロとピアノのための前奏曲(1943)
ピアノ三重奏曲 ニ長調(1920)
フィデリオ三重奏団【ダラ・モーガン(Vn)
ティム・ギル(Vc)
メアリー・ダレー(P)】
ニッキー・スウィーニー(Vn)*

録音:2021年5月1-2日
イギリスの作曲家アーネスト・モーランの室内楽作品集。アイルランドを愛し、ヴァレンティア島に2年間居住、その後の1934年頃から亡くなるまでケ ンメアで過ごし、この地を第2の故郷としました。このアルバムに収められた室内楽作品は、どれもアイルランドでの体験がメロディに影響を与えていると されています。初期のピアノ三重奏曲からはラヴェルの影響が感じられますが、全体にスケールが大きく、第2楽章ではチェロがアイルランド民謡風の 旋律を歌いあげます。「ヴァイオリン・ソナタ」ホ短調は彼の師ジョン・アイアランドを思わせる陰鬱な雰囲気を持ちながらも、ヴァイオリンの名人芸も発 揮された見事な作品です。1930年の「2つのヴァイオリンのためのソナタ」はこの当時としては珍しい編成による作品であり、彼のヴァイオリンに対する 愛が感じられます。1943年の「チェロとピアノのための前奏曲」は後に結婚することとなるチェリスト、ピアーズ・コートモアのために書かれた美しい曲で す。 アイルランドと強いつながりを持つフィデリオ三重奏団とヴァイオリニストのニッキー・スウィーニーの演奏で。

Biddulph
BIDD-85015(1CD)
ナタン・ミルシテイン AFRS録音集 他
1-4. ヴィヴァルディ:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 Op. 2-2RV. 31(フェルディナント・ダヴィット編)
5-7. ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 Op. 100
8. マスネ:タイスの瞑想曲(マルタン・ピエール・マルシック編)
9. ラヴェル:ハバネラ形式の小品(ジョルジュ・カトリーヌ編)
10. ヴィエニャフスキ:エチュード・カプリース イ短調 Op. 18-4
11. ヴィエニャフスキ:スケルツォ・タランテッラ Op. 16
12. シューマン:夕べの歌
13. マスネ:タイスの瞑想曲(マルタン・ピエール・マルシック編)
14. リムスキー=コルサコフ:くま蜂の飛行
15. グルック:歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」よりメロディ(フリッツ・クライスラー編)
16. スーク:ブルレスカ
17. ラロ:ペイン交響曲 Op. 21より 第5楽章 ロンド
18. シューベルト:アヴェ・マリア D.839
19. シューベルト:歌曲集『白鳥の歌』より セレナード D.957
20. メンデルスゾーン:歌の翼に Op. 34-2
21. フォーレ:夢のあとに Op. 7-1
22. ポルディーニ:踊る人形(フリッツ・クライスラー編)
23. フォスター:故郷の人々
(Vnと管弦楽のための編曲:ルロイ・アンダーソン)・・・18-23
ナタン・ミルシテイン(Vn)

ヴァレンティン・パヴロフスキー(P)・・・1-11
アルトゥール・バルサム(P)・・・12-14
ジョーゼフ・カーン(P)・・・15-16
NBCSO、アーサー・フィードラー(指)・・・17
RCAビクターSO、アーサー・フィードラー指揮・・・・・・18-23

録音/原盤
1944年/AFRS ‘Basic Music library’・・・1-11
1944年5月/V Disc 251・・・・12-14
1949年6月26日/Voice of America “Great Artists” series 122・・・15-17
1950年1月17日&19日 ニューヨーク、マンハッタン・センター/RCA Victor 49-1280/82in set WDM 1404・・・18-23
20世紀を代表するヴァイオリストの一人ナタン・ミルシテインがAFRS(Armed Forces Radio Service)に行った全ての録音と、1944年から50年 のアメリカ録音を復刻した貴重盤。 ナタン・ミルシテインは1903年の大みそかにウクライナのオデーサ(オデッサ)に生まれました。母の勧めでヴァイオリンを始め、7歳でピョートル・ストリヤル スキーの門下となり(同門の後輩にダヴィッド・オイストラフ)、11歳でグラズノフのヴァイオリン協奏曲を作曲者の指揮で演奏。1916年にはサンクトペ テルブルク音楽院でレオポルト・アウアーに学び、特に同門のハイフェッツやザイデルらに刺激を受けたといいます。1921年にはキーウ(キエフ)でホロ ヴィッツと出会ってデュオを結成しましたが、1925年にロシアを出国すると二度と戻りませんでした。ウィーンでのミルシテインの演奏会にはシェーンベル ク、ベルク、ハルトマンらが詰めかけ、1926年にミルシテインに会ったイザイは「私に教えられることは何も無い」と言ったと伝えられます。1928年にはア メリカに移住し、1942年には市民権を取得しましたが、第二次世界大戦後はパリやロンドンにも拠点を持って活動を続けました。 トラック1から11はアメリカ軍が第2次大戦中に開設した放送サービスAFRS(Armed Forces Radio Service)のためにミルシテインが行った録音 のすべてで、ブラームスのソナタ第2番、ラヴェルのハバネラ形式の小品、ヴィエニャフスキのエチュード・カプリースは後にスタジオ録音することがなかった ので貴重です。他には同じくアメリカ軍の兵士向けに制作されたV Discの音源、ラジオ局Voice of America制作の音源、更に1950年にRCAに 行った録音を復刻。18-23のオーケストラ用編曲がルロイ・アンダーソンというのも注目です。
*当CDの音源はLPレコードから復刻しました。ブラームスのソナタ第2番については1943年11月の録音としている資料もありますが、レーベルに確 認したところ1944年録音との見解でした。

B RECORDS
LBM-041(2CD)
NX-D07
ブラームス室内楽作品全集 第10集〜ピアノ連弾作品集
シューマンの主題による変奏曲 変ホ長調 Op. 23
16のワルツ Op. 39
ワルツ集 「愛の歌」 Op. 52a
ワルツ集 「新・愛の歌」 Op. 65a
ハンガリー舞曲集 WoO 1
エリック・ル・サージュ(P)
テオ・フシュヌレ(P)

録音:2021年10月21、23日 La Courroie, Entraigues-sur-la-Sorgue(ライヴ)
ル・サージュを中心に、ブラームスの室内楽作品全てをライヴ録音するプロジェクトの最終巻。先に全集としてBOXで発売されましたが、未発 売だった第10集が分売で登場しました。元は混声四重唱と連弾のために書かれ、後に連弾だけで演奏出来るように改作された「愛の歌」 「新・愛の歌」、管弦楽編曲でも多くの人を魅了している「ハンガリー舞曲集」を中心に収録。プロジェクトを先導したル・サージュと、2018年 ジュネーヴ国際コンクールの覇者テオ・フシュヌレによる息の合ったデュオが、美しいメロディで知られるこれらの作品の魅力を十二分に引き出 しています。

MClassics
MYCL-00014(1CD)
税込定価
エタンセル Etincelle
スパーク:トロンボーン協奏曲
ストラヴィンスキー(D-B.ピエナール編):プルチネッラ組曲
アーバン:「ヴェニスの謝肉祭」による変奏曲
郡恭一郎(Tb)
神永睦子(P)

録音:2021年6月8-10日神奈川、相模湖交流センター ラックスマンホール
シエナ・ウインド・オーケストラなどで活躍するトロンボーン奏者、郡恭一 郎の最新アルバムです。スパークの大作「トロンボーン協奏曲」、トロン ボーンで奏でるストラヴィンスキー「プルチネッラ組曲」やトランペットで有 名な「ヴェニスの謝肉祭」を収録。かなりの高い技術を要求される難曲 に挑戦するという、意欲作です。郡恭一郎の心意気が伝わるような重 厚なサウンド。見事にサポートする神永睦子の美しいピアノも聴きもの です。

BIS
BISSA-2640
(3SACD)
ブリテン:弦楽四重奏のための音楽
(1)弦楽四重奏曲第2番ハ長調 Op.36
(2)3つのディヴェルティメント(1936)
(3)小組曲(1929)
(4)弦楽四重奏曲 ニ長調(1931/74)
(5)弦楽四重奏曲第1番ニ長調 Op.25
(6)アラ・マルシア(1933)
(7)弦楽四重奏曲第3番Op.94
(8)シンプル・シンフォニー Op.4
(9)ラプソディ(1929)
(10)小弦楽四重奏曲(1930)
(11)幻想曲 ヘ短調(1932)
(12)弦楽四重奏曲 ヘ調(1928)
エンペラーQ【マーティン・バージェス(Vn1)、クレア・ヘイズ(Vn2)、フィオナ・ボンズ(Va)、ウィリアム・スコフィールド(Vc)】

録音:(1)-(4)2007年3月、(5)-(7)2005年5月、(8)-(12)2011年4月/ポットンホール、サフォーク州(イングランド)
エンペラー四重奏団によるブリテンの「弦楽四重奏のための音楽」がお買い得なセットになってリリースいたします。王立音楽カレッジで ジョン・アイアランド(1879-1962)に作曲を学んだブリテンは、新鮮で現代感覚にあふれた作品を残した20世紀イギリスの最大の作曲家です。
映画音楽、オペラ、合唱曲など各ジャンルを手がけましたが、作曲初期から晩年に至るまで作曲した室内楽曲もまたブリテンの音楽を語る上で必要不可欠な産物 です。弦楽四重奏曲は付番されている3篇のほかに1931年作曲1974年に改訂しスネイプ・モルティングズ、オールドバラ音楽祭で初演した作品など初期から 晩年までこの演奏形態に作品を残しました。
シンプル・シンフォニー Op.4はブリテン20歳のときに作曲され、弦楽オーケストラまたは弦楽四重奏のための4楽章から成る楽曲(T.「騒がしいブレー」 U.「陽気なピツィカート」V.「感傷的なサラバンド」W.「浮かれた終曲」です。15分ほどの作品ですがそれぞれに個性をもち、とりわけ第2曲「陽気なピツィカー ト」は非常に印象的です。また、小弦楽四重奏曲は16歳の時に作曲したとは思えぬほどの完成度で、親しみやすさを排した力作と言えましょう。
イギリスが誇るエンペラー四重奏団が生き生きとした躍動感と緻密なアンサンブルでブリテンの世界を魅力的に演奏しております。 (Ki)

H.M.F
HMM-902643(1CD)
ショパン:チェロ・ソナタ ト短調 op.65
ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調 op.19
ジャン=ギアン・ケラス(Vc/1696年製ジョフレド・カッパ)
アレクサンドル・メルニコフ(P/エラール [メルニコフ所有 ](ショパン)、スタインウェイ(ラフマニノフ))

録音:2020年9月8-11日、テルデックス・スタジオ、ベルリン
ケラスとメルニコフ、最高の組み合わせによるふたりが、ショパンとラフマニノフを録音しました!ケラスの高貴にして弱音までもが美しすぎるチェロ。そして メルニコフの透明かつ繊細なタッチが際立つピアノ。名手ふたりによる、ロマン派の名曲にまたあらたな名盤が誕生しました。
ジャン=ギアン・ケラス(Vc)とアレクサンドル・メルニコフ(P)という世界最高峰のふたりによる演奏のベートーヴェンのチェロとピアノの作品全集(KKC 5402およびHMC 902183)は、世界で絶賛され、2014年第52回「レコード・アカデミー賞」大賞銅賞・室内楽部門も受賞しています。このベートーヴェ ンから時を重ね、他の編成での共演もはさみながら、ますますそのアンサンブルの息の感度と精度に磨きがかかったところショパンのチェロ・ソナタは、 生前に出版された最後の作品。ラフマニノフのチェロ・ソナタは1901年、ラフマニノフ20代終わり、ピアノ協奏曲第2番を完成して取り組んだ作品。苦悩 に満ちた遺書のようなショパンと、ほとばしる抒情と輝きに満ちたラフマニノフの2作品ともロマン派の名作として人気ですが、このふたりの演奏で聴けるのは 格別の喜びがあります。ピアニストが書いたソナタでもあり、メルニコフは楽器をかえてそれぞれの作品の理想的な響きを実現しているも注目。
全編をとおしてケラスの音色が実に高貴。そして深い悲しみをたたえた音色、美しすぎる弱音。ケラスが常に深化を遂げていることが感じられます。メルニコ フはショパンの前奏からその音色で一気に聴き手を世界に引きこみます。ショパンではエラール、ラフマニノフではスタインウェイとピアノを変えて演奏。ラフマ ニノフでは、ロマンティシズムにおぼれることなく、繊細で透明感ある音色で怒涛のようなパッセージを展開しております。ショパンでもラフマニノフでも、チェ ロとピアノで完璧にバランスのとれた、そして息のあった対話が繰り広げられています。ショパンもラフマニノフも様々な名演が存在しますが、あらたな決定的 名盤の登場といえるでしょう。 (Ki)

FIRST HAND RECORDS
FHR-119(1CD)
ヴァイオリン・オデッセイ
グラジナ・バツェヴィチ(1909-1969):オベレク第1番(1949)*
モシェ・ゾルマン(1952-):放浪(1994)*
ジョゼフ・アクロン(1886-1943):子供の組曲 Op.57(c.1925)(ハイフェッツ編)**
ドーラ・ペヤチェヴィチ(1885-1923):ヴァイオリン・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.43(1917)*
シルベストレ・レブエルタス(1899-1940):Afilador(1924)* / Tierra p’a las macetas(1924)*
アリ・オスマン(1958-2017):Afromood(2010)**/***
ガオ・ピン(1970-):Questioning the Mountains(2008)*
ガレス・ファー(1968-):Wakatipu(2009)
エルヴィン・シュルホフ(1894-1942):ヴァイオリン・ソナタ第2番(1927)**
ウィリアム・グラント・スティル(1895-1978):Summerland(1935)*
イタマール・ゾルマン(Vn)
イェヴァ・ヨコバヴィチューテ(P)*
クワン・イ(P)**
ジュリア・トンプソン(タンバリン)***

録音:2021年2月23-25日/ノースカロライナ州、デューク大学、ボールドウィン公会堂
コロナによる世界的なロックダウンを受けて、米国在住のヴァイオリニスト、イタマール・ゾルマンは新しいレパートリーの発掘に時間を費やしました。ニュージー ランドからアメリカへ、そしてスーダン、中国、ロシア、ポーランドと、幅広い地域の魅力的な作品を演奏。滅多に聴くことのできない文化の多様性を楽しめます。ク ロアチアの女性作曲家ドーラ・ペジャチェヴィチや、チェコの作曲家エルヴィン・シュルホフのソナタなどは聴き応えもかなりのもの。 (Ki)

Champs Hill Records
CHRCD-166(1CD)
2530★★
ザ・サクソフォン・クレイズ
ジャスティン・リング&フレッド・ハーガー(ルディ・ヴィードフ編):ハンガリー舞曲
ルディ・ヴィードフ&ドメニコ・サヴィーノ:Dans l’orient
シュルホフ:ホット=ソナタ
ヴィードフ:Waltz-Llewellyn、Valse Marilyn
ヴァイル(ジョナサン・ラドフォード&アシュリー・フリップ編):「三文オペラ」よりマック・ザ・ナイフ、楽しい人生のバラード、ポリーの歌、タンゴ・バラード、キャノン砲の歌
ショスタコーヴィチ(ラドフォード&フリップ編):「舞台管弦楽のための組曲」よりワルツ第2番
ガーシュウィン(長生淳編):ラプソディ・イン・ブルー
ジョナサン・ラドフォード(Sax)、
アシュリー・フリップ(P)

録音:2021年4月12-14日、チャンプス・ヒル・ミュージック・ルーム(イギリス)
サクソフォン奏者のジョナサン・ラドフォードは、イギリスのチータム音楽学校で学び、その後パリ国立高等音楽院でクロード・ドゥラングルに師事し、王立音楽大学では博士号を取得しています。彼はコモンウェルス・ミュージシャン・オヴ・ザ・イヤーやロイヤル・オーバー・シーズ・リーグでゴールド・メダルを獲得しています。クラシック作品をアレンジしたものから、現代曲まで幅広いレパートリーを持っており、デビュー・アルバムとなったこのアルバムでは、特に1920年代と30年代の作品を中心に収録しています。彼は「このアルバムが、狂騒の20年代の重要なアイコンに敬意を表すると同時に、ジャンルを超えたサックスの多様な性質を祝福することを願っています」と語っています。

Diapason
DIAP-146(2CD)
ベートーヴェン:室内楽作品集

(1)ピアノ三重奏曲第7番変ロ長調 Op.97「大公」
(2)ピアノ三重奏曲第5番ニ長調 Op.70-1「幽霊」
(3)弦楽四重奏曲第15番イ短調 Op.132
(4)弦楽四重奏曲第16番ヘ長調 Op.135
(1)オイストラフ・トリオ〔ダヴィッド・オイストラフ(Vn)、スヴャトスラフ・クヌシェヴィツキー(Vc)、レフ・オボーリン(P)〕
録音:1958年
(2ブッシュ=ゼルキン・トリオ〔アドルフ・ブッシュ(Vn)、ヘルマン・ブッシュ(Vc)、ルドルフ・ゼルキン(P)〕
録音:1951年
(3)ハリウッドSQ
録音:1958年
(4)ブダペストSQ
録音:1951年
フランスの世界的クラシック音楽専門雑誌である「ディアパゾン(Diapason)」が音楽史に輝く名曲の歴史的名演を選出し、新たなマスタリングを施して復刻するシリーズ『レ・ザンディスパンサーブル・ド・ディアパゾン 〜 ディアパゾンが選んだ決定盤』。第146巻は、ベートーヴェンの室内楽作品集!
オイストラフ・トリオとブッシュ=ゼルキン・トリオによるピアノ三重奏曲の名曲「大公」と「幽霊」、ハリウッドSQとブダペストSQによるベートーヴェン後期四重奏曲。
往年の名トリオ、名四重奏団による格調高い至極の演奏が新たなマスタリングで鮮やかに蘇ります。

Signum Classics
SIGCD-712(1CD)
ベルク、ウェーベルン、シェーンベルク
ベルク:弦楽四重奏曲 Op.3
ウェーベルン:弦楽四重奏のための 「Langsamer Satz」
シェーンベルク:弦楽四重奏曲第2番Op.10
ヒースSQ、
キャロリン・サンプソン(S)

録音:2019年12月11日-13日、ストーラー・ホール(マンチェスター、イギリス)
2002年に結成されたイギリスの精鋭アンサンブル、ヒースSQのニュー・アルバムがSignum Classicsからリリース!
シェーンベルク、ベルク、ウェーベルンの新ウィーン楽派による弦楽四重奏のための作品で、20世紀初頭の並外れた音楽的発展の足跡を辿ります。第3&第4楽章でソプラノ独唱が参加するシェーンベルクの弦楽四重奏曲第2番では、バッハ・コレギウム・ジャパンやキングズ・コンソート、ガブリエリ・コンソートなどと共演しイギリス有数の古楽系ソプラノとして活躍するキャロリン・サンプソンが参加している点も大きなポイントです。
ヒースSQは2002年にロイヤル・ノーザン・カレッジ・オヴ・ミュージックで結成され、2008-2012のYCAT(ヤング・クラシカル・アーティスツ・トラスト)の代表に選ばれ、ボルレッティ=ブイトーニ財団の特別アンサンブル奨学金を受賞。2013年にはロイヤル・フィルハーモニー協会のヤング・アーティスト賞を受賞し、2016年にはマイケル・ティペットのアルバムでグラモフォン賞を受賞するなど、カリスマ的人気を誇り、ウィグモア・ホールとの長年のリレーションシップを継続しながら、英国各地とヨーロッパで活動を続けています。

Chandos
CHAN-20242(1CD)
サミュエル・コールリッジ=テイラー(1875-1912):初期室内楽作品集
九重奏曲 へ短調 Op.2「グラドゥス・アド・パルナッスム」
ピアノ三重奏曲 ホ短調
ピアノ五重奏曲 ト短調 Op.1
カレイドスコープ・チェンバー・コレクティヴ

録音:2021年10月、ポットン・ホール(イギリス、サフォーク)
「きらびやかで、変幻自在な若い音楽家のアンサンブル」カレイドスコープ・チェンバー・コレクティヴ!BBCラジオ3新世代アーティスト・スキームを通じて出会ったピアニストのトム・ポスターとヴァイオリニストのエレーナ・ユリオステによって結成され、カリスマ的なプログラミングと卓越した音楽性で聴衆を熱狂させている気鋭のアンサンブルの最新盤は、シエラレオネ系のイギリス人作曲家、サミュエル・コールリッジ=テイラー(1875-1912)の初期室内楽作品集!生前には出版されることの無かった貴重な3作品(すべて短調)を収録しています。
カンタータ「ハイアワサの婚礼の祝宴」で知名度を高め、アメリカへの演奏旅行では「アフリカのマーラー」と呼ばれるほどの成功を収めたサミュエル・コールリッジ=テイラー。本アルバムの収録曲は、すべてロンドンの王立音楽大学(RCM)在学中の1893年から94年にかけて作曲されたもので、生前には出版されることの無かった作品です。2000年代初頭になってようやくRCMのアーカイヴに残る資料から演奏用のエディションが作成されましたが、今回カレイドスコープ・チェンバー・コレクティヴは改めて手稿譜を調査し、それらのエディションに含まれていた多くの不正確な情報の修正を行いました。37歳の若さで亡くなったコールリッジ=テイラーの創造的才能がいかに早熟であったかを、気鋭のアンサンブルの演奏で味わうことができる貴重な1枚です。

NIFC
NIFCCD-136(1CD)
レッセル、シューマン、ショパン:室内楽作品集
フランティシェク・レッセル(c.1780-1838):大三重奏曲 変ホ長調 Op.4(P、クラリネットとホルンのための)(c.1806)
シューマン:幻想小曲集 Op.73(クラリネットとピアノのための)(1849)
ショパン:三重奏曲 ト短調 Op.8(ロレンツォ・コッポラ編/クラリネット、チェロとピアノのための)(1828 lub/or 1829)
アンサンブル・ディアローギ〔クリスティーナ・エスクラペス(ピリオド・ピアノ/ブッフホルツc.1825-26モデル&グラーフc.1819モデル)、ロレンツォ・コッポラ(Cl)、クリスティン・フォン・デア・ゴルツ(Vc)、バルト・アールベイト(Hrn)〕

録音:2020年8月、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
ポーランド国立ショパン研究所の自主レーベル「NIFC」による『ショパンの時代の音楽』シリーズから、「ショパンと彼のヨーロッパ国際音楽祭2020」で行われた、アンサンブル・ディアローギのアルバムが登場です。アンサンブル・ディアローギは、創設者の一人であるフォルテピアノ奏者のクリスティーナ・エスクラペスと、フライブルク・バロック・オーケストラやラ・プティット・バンドなどの世界の主要なバロック・オーケストラと共演しているロレンツォ・コッポラ、1991年から2004年までフライブルク・バロック・オーケストラのメンバーであったクリスティン・フォン・デア・ゴルツ、そしてフライブルク・バロック・オーケストラの首席ホルン奏者のバルト・アールベイトといった凄腕揃いのアンサンブルです。2019年には一部メンバーは違いますが、来日公演も行っており非常に話題となりました。このアルバムでは、ハイドンに師事したポーランドの作曲家フランティシェク・レッセルと、シューマンとショパンの作品を、古楽アンサンブルとは思えないほど表情豊かに演奏しています。名手たちが集ったアンサンブル・ディアローギの圧巻の演奏をお楽しみください。

Prima Facie
PFCD-171(1CD)
ルース・ギップス:ピアノ&室内楽作品集
ルース・ギップス(1921-1999):チェロ・ソナタ Op.63*
妖精の靴屋*/主題と変奏 Op.57a
牛とロバ〜序奏と頌歌
Opalescence Op.72
無伴奏チェロのためのスケルツォとアダージョ Op.68*
コントラバス・ソナタ Op.81*
ジョゼフ・スプーナー(Vc)、
デイヴィッド・ヘイズ(Cb)、
ダンカン・ハニーボーン(P)

録音:2020年10月25日、2021年3月28日&7月27日(イギリス)
*世界初録音
20世紀のイギリスに生き、近年再び注目を集め始めている女流作曲家、ルース・ギップスの作品集。これまでにChandosレーベルなどからいくつかの録音を発売されていましたが、世界初録音を4曲含む新しいアルバムが彼女の生誕100周年を記念して録音されました。幼少期に書かれた最初の作品「妖精の靴屋」から最後の作品「コントラバス・ソナタ」まで収録しており、イギリス音楽史に確かな足跡を刻んできたルース・ギップスの世界を堪能することができます。

CALLIOPE
CAL-22101(1CD)
リスト、ラインベルガー、サン=サーンス
リスト:オルフェウス
ラインベルガー:組曲 Op.149
サン=サーンス:死の舞踏
ガブリエル・ベスティオン・ド・カンブーラ:ラインベルガー追悼のための変奏曲
アンリ=モリス・シュータ:瞑想
トリオ・オルフェウス〔フランシーヌ・トラシエ(Vn)、ステファン・ゼーダー(Vc)、ガブリエル・ベスティオン・ド・カンブーラ(Org)〕

録音:2021年11月2日&5日、聖パウル・聖ルイス教会(パリ、フランス)
パガニーニ国際コンクール入賞のフランシーヌ・トラシエや、ジャン=ルイ・フローレンツ国際オルガン・グランプリ第1位獲得のガブリエル・ベスティオン・ド・カンブーラ(カンブラス)らで結成された、ヴァイオリン、チェロ、オルガンという異色のトリオ。このアルバムでは、19世紀の作品から現代作曲家の作品まで幅広く収録しました。特にラインベルガーの作品は素晴らしく、オルガンがオーケストラのように厚く響く場面では、その和音に支えられヴァイオリンとチェロがソリストのように振舞うかと思えば、室内楽らしく三者が溶け合い美しいアンサンブルを奏でる場面も持ち合わせています。この組み合わせでしか成しえない極上の音楽をお楽しみください

MELO CLASSIC
MC-2048(2CD)
クリスティアン・フェラス/ドイツでのヴァイオリン・リサイタル1953-1965年

(1)ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調Op.24
シューマン:ヴィオリン・ソナタ第2番ニ短調Op.121
エネスコ:ヴァイオリン・ソナタ第3番イ短調Op.25
(2)ラヴェル:ツィガーヌ
(3)シューベルト:ピアノ・ソナタ第3番ト短調D408Op.137
(4)バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第2番Sz76
(5)ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第4番イ短調Op.23
(6)ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第10番ト短調Op.96
クリスティアン・フェラス(Vn)
ピエール・バルビゼ(P)

(1)録音:1959年9月25日西ドイツエッティンゲンライヴ(モノラル)
(2)録音:1953年11月12日西ドイツシュトゥットガルト放送スタジオ(モノラル)
(3)録音:1954年5月5日西ドイツケルン放送スタジオ(モノラル)
(4)録音:1959年10月2日西ドイツハンブルク放送スタジオ(モノラル)
(5)録音:1960年4月31日西ドイツフランクフルト放送スタジオ(モノラル)
(6)録音:1965年3月19日西ドイツケルン放送スタジオ(モノラル)
MELOCLASSICご贔屓のクリスティアン・フェラス(1933-1982)のドイツでのヴァイオリン・ソナタを中心に収録。ピアノはもちろんピエール・バルビゼ(1922-1990)ベートーヴェンの3曲、シューマン、エネスコの3曲はいずれも商業録音も残したが、ここではよりのびのびしているように思われます。シューベルトとバルトークは商業録音はなかったのではないか。いずれにおいてもフェラスの自由で魅惑的なヴァイオリンを、バルビゼの懐深い伴奏がしっかり受け止めている名演だ。
MELO CLASSIC
MC-3016(1CD)
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ/東ベルリンでのリサイタル1964年
ブラームス:チェロ・ソナタ第2番ヘ長調Op.99
ブリテン:チェロ・ソナタハ長調Op.65
ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタニ短調Op.40
ポッパー:妖精の踊りニ長調Op.9
バッハ(シロティ編):アダージョトッカータ、アダージョとフーガハ長調BWV564から
ドビュッシー(ロンキーニ編):ミンストレル
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)
アレクサンドル・デデュヒン(P)

録音:1964年3月4日東ドイツベルリンライヴ(モノラル)7911
今回のMELOCLASSICの発売の目玉。1964年3月4日、東ベルリンのマルクス=エンゲルス・アウディトリウムでのムスティスラフ・ロストロポーヴィチのリサイタルのライヴ録音。36歳のロストロポーヴィチは極めて充実しており、音そのものが気迫に漲っています。ブラームス、ブリテン、ショスタコーヴィチの各ソナタはもちろん絶品。十八番のポッパーの「妖精の踊り」はロストロポーヴィチにしてもとりわけ熱気に満ちた演奏。録音もモノラルながら明快良好で、ロストロポーヴィチ・ファン、チェロ・ファン、ぜひ聞くべき1枚だ。

Forgotten Records
fr-1830D(1CDR)
プラハSQ 〜ハイドン:弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲第35番ヘ短調 Op.20-5*、
弦楽四重奏曲第58番ハ長調 Op.54-2#
プラハSQ[[ブジェティスラフ・ノヴォトニー(Vn1)、カレル・プジビル(Vn2)、フベルト・シマーチェク(Va)、ズデニェク・コニーチェク(Vc]

録音:1959年4月10日-11日#、13日-14日#、1959年6月24日-26日*、すべてプラハ
※音源:Supraphon DV 5643
Forgotten Records
fr-1832(1CDR)
スメタナSQ 〜シューベルト:弦楽四重奏曲集
第14番ニ短調 D.810「死と乙女」*、
第12番ハ短 D.703「四重奏断章」#
スメタナSQ [イジー・ノヴァーク(Vn1)、リュボミール・コステツキー(Vn2)、ヤロスラフ・リベンスキー(Va)、アントニーン・コホウト(Vc)]

録音:1954年9月6日-11日*、1955年10月7日-9日#
※音源:Supraphon DV 6361LPV 308
Forgotten Records
fr-1833(1CDR)
ケラーSQ他〜モーツァルト
弦楽五重奏曲 ト短調 K.516*、
クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581#
ケラーSQ [エーリヒ・ケラー(Vn1)、ハインリヒ・ツィーエ(Vn2)、フランツ・シェッスル(Va)、マックス・ブラウン(Vc)]
エーリヒ・ジハーマン(Va2)*
アロイス・ハイネ(Cl)#

録音:1958年5月23日*、31日#、(ステレオ)
※音源:Le Club Francais du Disque CFD 167、MUSICISC RC 680

fra bernardo
FB-2122377(1CD)
バッハ:無伴奏チェロ組曲 Vol.3
バッハ:組曲第6番ニ長調 BWV.1012
ヨハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハ(1732-1795):チェロと通奏低音のためのソナタ イ長調(Wf X/3)、
 チェロと通奏低音のためのソナタ ト長調(Wf X/1)
ヨハン・フィリップ・バッハ(1752ー1846):スコットランドの旋律と変奏(世界初録音)
フランチェスコ・ガッリジョーニ(Vc)、
ロベルト・ロレジャン(ハープシコード

パドヴァのC.ポッリーニ音楽院で学んだあとバロック・チェロやヴィオラ・ダ・ガンバも専門的に学び、ヴェニス・バロック・オーケストラの創設メンバーとしてジュリアーノ・カルミニョーラらと多くの演奏・録音に参加してきたバロック・チェリスト、フランチェスコ・ガッリジョーニの弾くバッハ無伴奏チェロ組曲。
第3集では残った「組曲第6番」に、バッハ・ファミリーのチェロ・ソナタをカップリング!
「ビュッケブルクのバッハ」とも呼ばれた大バッハの下から2番目の息子、ヨハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハの2つのチェロ・ソナタに、ザクセン=マイニンゲンの宮廷画家&オルガニストであったヨハン・フィリップ・バッハ(大バッハからすると、はとこの孫といった遠縁)の世界初録音となる「スコットランドの旋律と変奏」が収録されています。

Kaleidos
KAL-63182(1CD)
クラリネット、アコーディオン、チェロ
ペドロ・イトゥラルデ(b.1929):小さなチャールダーシュ
ピアソラ:チキリン・デ・バチン
ヘラルド・マトス・ロドリゲス(1897-1948):ラ・クンパルシータ
伝承曲:クレズマー組曲
ピアソラ:タンゴの歴史
ハチャトゥリアン:剣の舞
ジョン・ノーブル(b.1931):猫たち
リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行
ピアソラ:オブリビオン
ミヨー:ブラジレイラ
ピアソラ:タンティ・アンニ・プリマ
バルトーク:ルーマニア民俗舞曲
ギヨーム・コネソン(b.1970):ディスコ・トッカータ
ヘルムート・クアカーナック(b.1956):アルマンド・メレル
トリオ・コン・アバンドーノ

録音:2013年8月(デトモルト)
才気煥発な才能を世に問う若手アーティストの録音を中心とする「エディション・ポートレイト」からのリリース。
2006年に設立されたトリオ・コン・アバンドーノは、ピアソラの作品を演奏することを中心に活動しており、クラリネット、アコーディオン、チェロといった独特な編成となっています。Kaleidosレーベル2作目となるこのアルバムでは、ピアソラの「タンゴの歴史」をメインとして、ハンガリー音楽から生まれたチャールダーシュ、東欧系ユダヤの音楽をルーツに持つクレズマーなど、タンゴだけでなくあらゆるジャンルの音楽に挑戦しており、彼女たちの音色同様、カラフルな音楽を存分に収録しています。
Kaleidos
KAL-63092(1CD)
タンゴ・エト・ヌエボ
ピアソラ:ブエノスアイレスの春、ブエノスアイレスの秋、天使の死、ル・グラン・タンゴ
フランセ:主題と変奏
ゲオルク・カッツァー(b.1935):オクトパス
ベルント・ヘンシュケ(b.1948):ラプソディ、パ・ド・トロワ
トリオ・コン・アバンドーノ

録音:2008年6月30日-7月5日
2006年にクラリネット、アコーディオン、チェロという異色の組み合わせで結成されたトリオ・コン・アバンドーノ。彼女たちは特にピアソラの作品を自分たちの編成にアレンジして演奏することに力を入れており、このアルバムでもピアソラの代表作を中心に収録しています。また、トリオ・コン・アバンドーノのために作曲されたベルント・ヘンシュケによる「ラプソディ」と「パ・ド・トロワ」ではその特色ある編成を存分に活かして新しい色彩のアンサンブルを醸し出しています。
トリオ・コン・アバンドーノのデビューCDとなったこの「タンゴ・エト・ヌエボ」は、音楽と他の芸術との繋がりに注目したシリーズ「エディションK」からリリースされており、ジャケットやブックレットには、ドイツの画家&彫刻家Hans-Werner Berretzの作品が掲載されています。

Hyperion
CDA-68380(1CD)
リース(1784-1838):ピアノ三重奏曲&六重奏曲集
大六重奏曲 ハ長調 Op.100*
序奏とロシア舞曲 Op.113-1#
ピアノ三重奏曲 ハ短調 Op.143+
六重奏曲 ト短調 Op.142§
ナッシュ・アンサンブル〔サイモン・クロフォード=フィリップス(P)*+、ステファニー・ゴンリー(Vn)*+、ジョナサン・ストーン(Vn)*、ローレンス・パワー(Va)*、エイドリアン・ブレンデル(Vc)*#+、グレアム・ミッチェル(ダブルベース)*§、ベンジャミン・フリース(P)#§、ヒュー・ウェブ(Hp)§、リチャード・ホスフォード(Cl)§、ウルスラ・ルヴォー(バスーン)§、リチャード・ワトキンス(Hrn)§〕

録音::2021年5月10日-12日、殉教者聖サイラス教会(ケンティッシュ・タウン、ロンドン)
1964年創立、世界トップレベルの名手たちを擁し、ロンドンのウィグモア・ホールのレジデント・チェンバー・アンサンブルを務めるナッシュ・アンサンブル。多種多様な編成を駆使し、300超の世界初演を含む様々なスタイルの音楽を録音・演奏し、英国最高のアンサンブルの1つとして注目を集めてきました。Hyperionを中心にこれまで90タイトル以上のアルバムを録音し、イギリスのグラモフォン賞やBBCミュージック・マガジン賞にも度々ノミネートや受賞を果たしており、2021年にもジョン・ピッカードの作品集でグラモフォン賞の現代曲部門に輝いています。
本作では、ベートーヴェンの弟子、同僚、友人として知られてきたフェルディナント・リースの様々な編成の室内楽曲を取り上げました。生涯に渡って数多く書かれたリースの室内楽作品の中から、ピアノ三重奏曲(第4番)、ピアノと弦楽五重奏による「大六重奏曲」(第2楽章では「夏の名残のばら」で知られるアイルランドの旋律が使われる)、チェロとピアノのための「序奏とロシア舞曲」、そして当時流行していたピアノとハープのデュオ(もしくは2台ピアノ)にクラリネット、バスーン、ホルン、ダブルベース(もしくはヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)が伴奏するという珍しい編成の「六重奏曲」を収録。作曲家としての評価は未だ途上にありながらも、非常に魅力的な音楽を遺してきたリースの遺産を知る絶好の機会となるでしょう。
今回も、ステファニー・ゴンリー(vn)、ジョナサン・ストーン(vn)、ローレンス・パワー(va)、エイドリアン・ブレンデル(vc)、グレアム・ミッチェル(db)、サイモン・クロフォード=フィリップス(p)、リチャード・ワトキンス(hr)など、一流のソリストとしても活躍する名手たちが一堂に会し、その妙技を存分に発揮しています。

Paladino Music
PMR-0124(1CD)
ラートハウス:ヴァイオリンとピアノのための作品集
ヴァイオリン・ソナタ第1番op.14(1925)
ヴァイオリンとピアノのための組曲 Op.27(1927)
ヴァイオリン・ソナタ第2番Op.43(1937)
デディケイションとアレグロ Op.64(1949)
マテウシュ・ストシェレツキ(Vn)、
アンジェイ・シュロンザク(P)

録音:2020年11月、クシシュトフ・ペンデレツキ・コンサートホール(ポーランド、ラドム)
フランツ・シュレーカーの愛弟子の一人として知られるオーストリア=ハンガリー帝国出身の天才的な作曲家、カロル・ラートハウス(1895-1954)のヴァイオリンとピアノのための作品集。この編成での作品はわずか5曲しかないとされていますが、どの作品もラートハウスの芸術的遺産の中で非常に重要な部分を占めており、彼の多才ぶりを証明するものとなっています。長年にわたってラートハウスの音楽を研究しているマテウシュ・ストシェレツキとアンジェイ・シュロンザクのデュオが、これらの傑作を洞察に満ちた解釈で演奏しています。
Paladino Music
PMR-0050(1CD)
モーツァルト・(リ)インヴェンションズ
モーツァルト:歌劇「魔笛」K 620より「私は鳥刺し」、歌劇「魔笛」K 620より「なんと素晴らしい響き、二重奏曲 ト長調 K 423(フルートとチェロ版)、アレグロ ハ長調、「ロンドンのスケッチブック」よりK Anh.109b-1(K 15a)、メヌエット ト長調 K 1(1e)、メヌエット ヘ長調 K 2、アレグロ 変ロ長調 K 3、アンダンテ ヘ長調 K 6、メヌエット ニ長調 K 7、K 15HH、K 33b、二重奏曲 変ロ長調 K 424(フルートとチェロ版)、
モーツァルト
:歌劇「魔笛」K 620より「娘か可愛い女房が一人」、
モーツァルト
:歌劇「魔笛」K 620より「なんという魔法の強い響きか」
(全曲 エリック・ラム&マルティン・ルンメル編)
アンサンブル・パラディーノ〔エリック・ラム(Fl)、マルティン・ルンメル(Vc)〕

録音:2014年9月24日-25日
モーツァルトの楽曲をフルートとチェロの編成に編曲し、新たな魅力を再発見できるアンサンブル・パラディーノによる本アルバム。「パラディーノ(Paladino)」レーベルのオーナーとしても大活躍しているオーストリアの名チェリスト、マルティン・ルンメルも参加し、モーツァルトの楽曲を二人という小さな編成ながら、損なうことなくカラフルに描いています。

Forgotten Records
fr-1814(1CDR)
オネゲル、ミヨー:ヴィオラ・ソナタ、管楽作品集
オネゲル:ヴィオラ・ソナタ H.28(1920)*
ミヨー:ヴィオラ・ソナタ第2番Op.244(1944)*
組曲「ルネ王の暖炉」(1939) #
室内交響曲 より」[第1番Op.43「春」 /第2番 Op.49「パストラール」 /第3番Op.71「セレナード」 /第5番Op.75]+
クラース・ブーン(Va)*
コル・デ・フロート(P)*
オランダ管楽五重奏団[アドリアン・ボンセル(Fl)、サム・ジルフェルベルフ(Ob)、ヨス・ドント(Cl)、ケース・フェルスネイ(Hrn)、アントン・ドーメルニク(Fg)]#
ダリユス・ミヨー(指)ミュージカル・マスターピース室内O+

録音:1947年7月+ 、1952年7月11日-12日*、1953年#
Forgotten Records
fr-1816(1CDR)
ニューヨーク木管五重奏団
プーランク:六重奏曲(1931-39) *
ウォリングフォード・リーガー(1885-1961):ピアノと管楽管五重奏の為の協奏曲 Op.53(1953)*
フランセ:五重奏曲(1949)
タファネル:五重奏曲 ト短調(1876)
ニューヨーク木管五重奏団[S・バロン(Fl)、J・ロス(Ob)、D・グレイザー(Cl)、A・ワイスバーグ(Fg)、J・バロウズ(Hrn)]
フランク・グレイザー(P)*

録音:1960年* 、1961年、
※音源:Concert-Disc CS-221* CS-220、 EVEREST SDBR 3081* SDBR 3080


ARCANA
A-207(19CD)
NX-J01
ハイドン:弦楽四重奏曲全集(全58曲/編曲作品・真偽不明曲を除く)
【DISC 1】弦楽四重奏曲集 Op.9
(1)弦楽四重奏曲 ニ短調 Op.9-4(Hob. III:22)
(2)弦楽四重奏曲 ハ長調 Op.9-1(Hob. III:19)
(3)弦楽四重奏曲 ト長調 Op.9-3(Hob. III:21)
【DISC 2】弦楽四重奏曲集 Op.9(続き)
(1)弦楽四重奏曲 変ホ長調 Op.9-2(Hob. III:20)
(2)弦楽四重奏曲 変ロ長調 Op.9-5(Hob. III:23)
(3)弦楽四重奏曲 イ長調 Op.9-6(Hob. III:24)
【DISC 3】弦楽四重奏曲集 Op.17
(1)弦楽四重奏曲 ヘ長調 Op.17-2(Hob. III:26)
(2)弦楽四重奏曲 ホ長調 Op.17-1(Hob. III:25)
(3)弦楽四重奏曲 ニ長調 Op.17-6(Hob. III:30)
【DISC 4】弦楽四重奏曲集 Op.17(続き)
(1)弦楽四重奏曲 ハ短調 Op.17-4(Hob. III:28)
(2)弦楽四重奏曲 変ホ長調 Op.17-3(Hob. III:27)
(3)弦楽四重奏曲 ト長調 Op.17-5(Hob. III:29)
【DISC 5】弦楽四重奏曲集 Op.20「太陽四重奏曲集」
(1)弦楽四重奏曲 ト短調 Op.20-3(Hob. III:33)
(2)弦楽四重奏曲 変ホ長調 Op.20-1(Hob. III:31)
(3)弦楽四重奏曲 ハ長調 Op.20-2(Hob. III:32)
【DISC 6】弦楽四重奏曲集 Op.20「太陽四重奏曲集」(続き)
(1)弦楽四重奏曲 ヘ短調 Op.20-5(Hob. III:35)
(2)弦楽四重奏曲 イ長調 Op.20-6(Hob. III:36)
(3)弦楽四重奏曲 ニ長調 Op.20-4(Hob. III:34)
【DISC 7】弦楽四重奏曲集 Op.33「ロシア四重奏曲集」
(1)弦楽四重奏曲 ト長調 Op.33-5(Hob. III:41)
(2)弦楽四重奏曲 変ホ長調「冗談」 Op.33-2 (Hob. III:38)
(3)弦楽四重奏曲 ロ短調 Op.33-1(Hob. III:37)
【DISC 8】弦楽四重奏曲集 Op.33「ロシア四重奏曲集」(続き)&スペイン四重奏曲
(1)弦楽四重奏曲 ハ長調「鳥」 Op.33-3(Hob. III:39)
(2)弦楽四重奏曲 ニ長調 Op.33-6(Hob. III:42)
(3)弦楽四重奏曲 変ロ長調 Op.33-4(Hob. III:40)
(4)弦楽四重奏曲 ニ短調「スペイン四重奏曲」 Op.42(Hob. III:43)
【DISC 9】弦楽四重奏曲集 Op.50「プロシア四重奏曲集」
(1)弦楽四重奏曲 変ロ長調 Op.50-1(Hob. III:44)
(2)弦楽四重奏曲 ハ長調 Op.50-2(Hob. III:45)
(3)弦楽四重奏曲 変ホ長調 Op.50-3(Hob. III:46)
【DISC 10】弦楽四重奏曲集 Op.50「プロシア四重奏曲集」(続き)
(1)弦楽四重奏曲 嬰ヘ短調 Op.50-4(Hob. III:47)
(2)弦楽四重奏曲 ヘ長調「夢」 Op.50-5(Hob. III:48)
(3)弦楽四重奏曲 ニ長調「蛙」 Op.50-6(Hob. III:49)
【DISC 11】弦楽四重奏曲集 Op.54「第1トスト四重奏曲集」
(1)弦楽四重奏曲 ト長調 Op.54-1(Hob. III:58)
(2)弦楽四重奏曲 ハ長調 Op.54-2(Hob. III:57)
(3)弦楽四重奏曲 ホ長調 Op.54-3(Hob. III:59)
【DISC 12】弦楽四重奏曲集 Op.55「第2トスト四重奏曲集」
(1)弦楽四重奏曲 イ長調 Op.55-1(Hob. III:60)
(2)弦楽四重奏曲 ヘ短調「剃刀」Op.55-2(Hob. III:61)
(3)弦楽四重奏曲 変ロ長調 Op.55-3(Hob. III:62)
【DISC 13】弦楽四重奏曲集 Op.64「第3トスト四重奏曲集」
(1)弦楽四重奏曲 ニ長調「ひばり」 Op.64-5 (Hob. III:63)
(2)弦楽四重奏曲 変ホ長調 Op.64-6(Hob. III:64)
(3)弦楽四重奏曲 ハ長調 Op.64-1(Hob. III:65)
【DISC 14】弦楽四重奏曲集 Op.64「第3トスト四重奏曲集」(続き)
(1)弦楽四重奏曲 ト長調 Op.64-4(Hob. III:66)
(2)弦楽四重奏曲 変ロ長調 Op.64-3(Hob. III:67)
(3)弦楽四重奏曲 ロ短調 Op.64-2(Hob. III:68)
【DISC 15】弦楽四重奏曲集 Op.71「第1アポニー四重奏曲集」
(1)弦楽四重奏曲 変ロ長調 Op.71-1(Hob. III:69)
(2)弦楽四重奏曲 ニ長調 Op.71-2(Hob. III:70)
(3)弦楽四重奏曲 変ホ長調 Op.71-3(Hob. III:71)
【DISC 16】弦楽四重奏曲集 Op.74「第2アポニー四重奏曲集」
(1)弦楽四重奏曲 ハ長調 Op.74-1(Hob. III:72)
(2)弦楽四重奏曲 ヘ長調 Op.74-2(Hob. III:73)
(3)弦楽四重奏曲 ト短調「騎士」 Op.74-3(Hob. III:74)
【DISC 17】弦楽四重奏曲集 Op.76「エルデーディ四重奏曲集」
(1)弦楽四重奏曲 ト長調 Op.76-1(Hob. III:75)
(2)弦楽四重奏曲 ニ短調「五度」 Op.76-2(Hob. III:76)
(3)弦楽四重奏曲 変ロ長調「太陽」 Op.76-4 (Hob. III:78)
【DISC 18】弦楽四重奏曲集 Op.76「エルデーディ四重奏曲集」(続き)
(1)弦楽四重奏曲 ハ長調「皇帝」 Op.76-3(Hob. III:77)
(2)弦楽四重奏曲 ニ長調 Op.76-5(Hob. III:79)
(3)弦楽四重奏曲 変ホ長調 Op.76-6(Hob. III: 80)
【DISC 19】弦楽四重奏曲集Op.77「ロプコヴィツ四重奏曲集」&弦楽四重奏曲 Op.103
(1)弦楽四重奏曲 ト長調 Op.77-1(Hob. III:81)
(2)弦楽四重奏曲 ヘ長調 Op.77-2(Hob. III:82)
(3)弦楽四重奏曲 ニ短調 Op.103(Hob. III:83) (未完)
フェシュテティーチQ(古楽器使用/a=421Hz)【イシュトヴァーン・ケルテース(Vn/ミラノの逸名職人 18世紀製作)、エリカ・ペテーフィ(Vn/ウィーンのマティアス・ティーア 1770年製作)、ペーテル・リゲティ(ヴィオラ/ボルツァーノのマティアス・アルバヌス 1651年製作)、レジェー・ペルトリニ(Vc/フランスの逸名職人 17世紀製作)】


【DISC 1】【DISC 2】
録音:1998年8月6-9日、20-22日 カーロイ・チェコニチ宮殿、ブダペスト
【DISC 3】【DISC 4】
録音:1993年11月16-19日 1994年3月12-15日、カーロイ・チェコニチ宮殿、ブダペスト
【DISC 5】【DISC 6】
録音:2005年9月29日-10月5日 ハンガリー国立フィルハーモニー・リハーサルホール、ブダペスト
【DISC 7】【DISC 8】
録音:2006年4月28日-5月3日 ハンガリ―国立フィルハーモニー・リハーサルホール、ブダペスト
【DISC 9】【DISC 10】
録音:1999年8月6-15日 カーロイ・チェコニチ宮殿、ブダペスト
【DISC 11】【DISC 12】
録音:2001年10月19-26日 カーロイ・チェコニチ宮殿、ブダペスト
【DISC 13】【DISC 14】
録音:2002年7月21-29日 カーロイ・チェコニチ宮殿、ブダペスト
【DISC 15】【DISC 16】
録音:1994年11月27-30日、1995年4月27-30日カーロイ・チェコニチ宮殿、ブダペスト
【DISC 17】【DISC 18】
録音:1996年4月8-12日、1997年5月1-3日 カーロイ・チェコニチ宮殿、ブダペスト
【DISC 19】
録音:1997年8月28-31日、カーロイ・チェコニチ宮殿、ブダペスト
「交響曲の父」ハイドンは室内楽の作曲にも優れ、弦楽四重奏の理想形確立に大きな貢献をなしたため「弦楽四重奏曲の父」と しても知られています。四つの楽器を適切に組み合わせてゆく上でのノウハウが凝縮されたこれらの作品は定期的に6曲ないし3曲ずつ揃え て曲集として刊行され、作曲家存命中に全集が編纂されるほど高い人気を誇っただけでなく、後世にも繰り返し楽譜が再版され金字塔的 存在として愛され続けました。それだけに、19世紀以降の演奏習慣の変化によって作曲時の企図が見えづらくもなった面もあると考えられま すが、20世紀末から21世紀初頭にかけハイドンゆかりの国ハンガリーのフェシュテティーチ四重奏団が残したこの全曲録音は、オリジナル楽 器を用い、二つのヴァイオリンを対向配置にする当時の慣例を採用して刻まれ、作曲当時の作品像に迫った画期的録音として世界的に注 目されました。収録順も現在の作品整理番号に拘らず、初版時の曲順を出来る限り再現し、ハイドンの意図に沿おうという徹底ぶり(なお Op. 17のNo. 4と6、Op. 20のNo. 5と2など、収録時間の関係で必ずしも本来の意図通りにならなかったところもあり、演奏者としては悔 しい思いをしたようです)。単なる古楽器演奏の枠を超えた比類ない解釈の確かさに、直接音を重視し4人の奏者の深い音楽性をありあり と伝えるArcanaならではのエンジニアリングもあいまって、時代を越えて再訪すべき価値に満ちています。数年にわたるプレス切れから待望の カタログ復活。新たな聴き手にも自信を持ってお勧めできる名演中の名演です。

ALBANY
TROY-188(1CD)
南北アメリカのチェロ作品集
アンドレ・メーマリ:大きな湾II (2020) *
ジョージ・ウォーカー(1922-2018):チェロ・ソナタ(1957)
ダニエル・クロジャー:ノクチュルヌ(1997) *
カマルゴ・グアルニエリ(1907-93):チェロ・ソナタ第2番(1955)
バーバー:チェロ・ソナタOp.6(1932)
セサル・グエラ=ペイシェ(1914-93):3つの小品(1957)
グレゴリー・ソーアー(Vc)
ハイディ・ルイーズ・ウィリアムス(P)

録音:2021年5月24-27年フロリダ州立大学ルビー・ダイアモンド:・コンサート・ホール
*=世界初録音:
20〜21世紀の南北アメリカの作曲家によるチェロとピアノのための二重奏曲集。メー マリはブラジル出身。「大きな湾 II」はモダン・ジャズとロックの要素をクラシックに取り入 れた歯切れのよい快作。ウォーカーはアフリカ系アメリカ人としては先駆的なクラシック の作曲家。彼のチェロ・ソナタは20世紀前半の音楽の諸要素を取り入れつつ独自のリ リシズムを展開する。バーバーのソナタはアダージョの作曲家らしく抒情的な旋律が横 溢する秀作。グアルニエリはブラジルの作曲家で近年注目されています。ゲラ=ペイシェ もブラジル出身。彼の3つの小品はブラジルの民族音楽やポピュラー音楽の要素を取 り入れた親しみ易い音楽。
ALBANY
TROY-1881(1CD)
ブラームス(1833-97):ヴァイオリン・ソナタ全集
ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調「雨の歌」Op.78
ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調Op.10
ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調Op.108
スケルツォ楽章ハ短調Wo02
リモール・トレン=インマーマン(Vn)
ハテム・ナディム(P)

録音:2017年12月アレグロ・レコーディング・スタジオ
リモール・トレン=インマーマンはロシア出身の若手ヴァイオリニスト。モスクワのグネーシ ン国立音楽院で学んだ後、イスラエルのエルサレム音楽アカデミーに留学、現在はアメリカ で活動、メータやデュトワなど巨匠たちと度々共演しています。しっとりした柔らかい音色が魅 力的で、このブラームスもたっぷりと歌い込んだ秀演。将来有望なヴァイオリニトの登場であ る。
ALBANY
TROY-1888(1CD)
「ヒプノシス」〜近現代のロマンティックなフルートとハープのための音楽
イベール:間奏曲
ハーマン・ベーフティンク(b.1953):「四季」
ベンジャミン・ゴダール(1849-1895):組曲よりアレグレット
イアン・クラーク(b.1964):「ヒプノシス」
ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
ロンダ・ラーソン(b.1962):スウィート・シンプリシティ*
パスカル・プルースト(b.1959):前奏曲と舞曲
ジョセフ・ジョンゲン:ダンス・レント
ジョン・ラター(b.1945):ワルツ
フォーレ:シシリエンヌ
ハーマン・ベーフティンク:トワイライト
アラン・ホヴァネス:「アドニスの庭」
ジョン・マーソン(1932-2007):春の花
ドン・ベイリー(Fl)
ローラ・ローガン・ブランデンバーグ (Hp)
カーラ・ワイルドマン(バウロン) *

録音:2021年6月1-3日
19世紀後半から今世紀までのロマンティックで美しいフルートとハープのための作品を収 録。イベールの間奏曲はフルート奏者の間ではよく知られた甘美な小品。ドビュッシーのピアノ 曲「亜麻色の髪の乙女」はまるでこの編成のために書かれたような編曲で見事。合唱音楽で有 名なラターのワルツは粋な小品。多作家で知られたホヴァネスの「アドニスの庭」はフランス印象 派と神秘主義が融合した独特の雰囲気を持った佳品。

ALPHA
ALPHA-763(1CD)
ユダヤの祈りの音楽
ブロッホ:『ヘブライ組曲』より I. ラプソディ
ラヴェル:『2つのヘブライの歌』より I. カディッシュ
ジョン・ウィリアムズ(ジョアン・ファルジョ編): 『シンドラーのリスト』のテーマ
ブルッフ:『8つの小品』 Op. 83より V. ルーマニアの歌
伝承曲/ファルジョ編:モレニカ
ブロッホ:『ユダヤ人の生活から』(全曲)
ショスタコーヴィチ:『ユダヤの民族詩より』 Op. 79より IX. よい生活
ベーラ・コヴァーチ(1937-2021):ショレム・アレイヘム、ロヴ・ファイドマン!
ブルッフ:コル・ニドライ Op. 47
プロコフィエフ:ヘブライの主題による序曲 Op. 34
アンサンブル・コントラスト【アルノー・トレット(Va)、アントワーヌ・ピエルロ(Vc)、ジョアン・ファルジョ(P)】

カリーヌ・デエ(S)
ピエール・ジェニソン(Cl)
デボラ・ネムタヌ(Vn)
サラ・ネムタヌ(Vn)
ブロッホの作品を軸に、ユダヤの人々の祈りが込められたクラシックの室内楽作品を収めたアルバム。全体に、静かな祈りに動的な要素も加 わった、たいへん美しいアルバムです。唯一収められた映画音楽の「シンドラーのリスト」は、ヴィオラとチェロのみによる味わい深い編曲。
ALPHA
ALPHA-858(1CD)
『波と影』 〜弦楽九重奏によるドビュッシー:海 他
ドビュッシー:練習曲 第4番〜練習曲集 第1巻 より
 雪の上の足跡 〜前奏曲集 第1巻 より
 パスピエ 〜ベルガマスク組曲 より
 月の光 〜ベルガマスク組曲 より
ルナ・パール・ウールフ(1973-):コンタクト
ドビュッシー:海
※ドビュッシー作品の編曲は全てティボー・ベルタン=マギによる
コレクティフ9(4Vn、2Va、2Vc、1Cb)

録音:2021年9月13-15日 サン=オーギュスタン教会、ミラベル、ケベック、カナダ
マーラー作品の編曲を収めたアルバム(ALPHA-770)で大きな話題を集めたモントリオールの弦楽九重奏アンサンブル、コレクティフ9によるド ビュッシーほか。ドビュッシー作品の編曲は全て、コントラバスを担当するメンバーのベルタン=マギによります。「雪の上の足跡」の静謐な味わ い、コラールのフレーズが帯びる美しさなど、なるほどと思わせる上手い編曲で、ピアノとはまた一味違う色彩を帯びているのがなんとも魅力 的。また「月の光」の編曲は、冨田勲のモーグ・シンセサイザー版へのオマージュとなっています。アメリカの女性作曲家ルナ・パール・ウールフに よる「コンタクト」は、クジラの親子が水中で呼び合う声にインスパイアされた、コレクティフ9のためのオリジナル作品。

Capriccio
C-7430(12CD)
NX-E05
フランツ&カール(1826-1900)・ドップラー: フルートのための作品全集
【CD1】 フルートのための作品全集第1集
1. ハンガリーの主題による幻想曲 Op. 35(F&C)
2. ベートーヴェンの主題による幻想曲 Op. 46(F) *
3. アメリカの主題による二重奏曲 Op. 37(オリジナル版)(F) *
4. オーベールの歌劇「ポルティチの唖娘」によるポプリ(フルートとピアノ版)(F) *
5. 「最近のハンガリー音楽の真珠」より最も人気のあるチャールダッシュ第1巻(C) *
6. ウェーバーの歌劇「プレチオーザ」によるポプリ(F) *
7. マイアベーアの歌劇「ディノーラ」によるポプリ(F) *
8. ヴェルティの歌劇「リゴレット」の主題による協奏的二重奏曲(F&C) *
【CD2】フルートのための作品全集第2集
1. アンダンテとロンド Op. 25(F)
2. 羊飼いの旋律(C) *
3. F. A. ボワエルデューの歌劇「白衣の婦人」からのお気に入りの小品(F) *
4. 「最近のハンガリー音楽の真珠」より最も人気のあるチャールダッシュ第2巻(C) *
5. W. A. モーツァルトの歌劇「ドン・ジョヴァンニ」によるポプリ(F) *
6. グノーの歌劇「ファウスト」によるポプリ(F) *
7. クラーマー=F. ドップラー:欲望*
8. プラハの思い出(1853年、2つのフルートと管弦楽版)(F&C) *
【CD3】フルートのための作品全集第3集
1. ハンガリーの主題による小二重奏曲 Op. 36(F)
2. W.A. モーツァルトの歌劇「フィガロの結婚」からのお気に入りの小品(フルートとピアノ版) (F) *
3. 「最近のハンガリー音楽の真珠」より最も人気のあるチャールダッシュ第3巻(C) *
4. アントニオ・ザマーラ=F. ドップラー:カシルダ幻想曲(F)
5. フロトウの歌劇「マルタ」によるポプリ(F) *
6. ドニゼッティの歌劇「連隊の娘」によるポプリ(F) *
7. J. S. バッハ=F. ドップラー:バッハの瞑想曲(バッハ-グノーの「アヴェ・マリア」に基づく) (F) *
8. バダジェフスカ=F. ドップラー:乙女の祈り Op. 4(F. ドップラーによるフルートとピアノ編) *
9. 愛の歌 Op. 20(フルートと管弦楽編) (F) *
【CD4】フルートのための作品全集第4集
1. シューベルトの歌劇「陰謀者たち」の主題による演奏会用パラフレーズ Op. 18(F)
2. ハンガリー田園幻想曲 Op. 26(F)
3. 夜想曲 Op. 17(F)
4. エロールの歌劇「ザンパ」による小品(F) *
5. 「最近のハンガリー音楽の真珠」より最も人気のあるチャールダッシュ第4巻(C) *
6. 歌劇「セビリアの理髪師」によるポプリ(F)
7. マイアベーアの歌劇「悪魔ロベール」による2つのポプリ 第1番(F) *
8. マイアベーアの歌劇「悪魔ロベール」による2つのポプリ 第2番(F) *
9. 華麗なるワルツ Op. 33(S. エスクーラによる2つのフルートと管弦楽編)(F&C) *
【CD5】フルートのための作品全集第5集
1. プラハの想い出 Op. 24(F&C)
2. A.ブラウンの歌曲”ひとりぼっち”による幻想曲 Op.41(F)
3. サロン風マズルカ Op. 16(F)
4. モーツァルトの「魔笛」からお気に入りの小品(F) *
5. 「ハープ三重奏」夜想曲(F) *
6. F. エルケルの歌劇「フニャディ・ラースロー」からのポプリ(C) *
7. ベッリーニの歌劇「ノルマ」からの二重奏曲(F) *
8. アンダンテ(F) *
9. 「ハンガリーのエア」による変奏曲(FもしくはC) *
10. F. ドップラー/ザマーラ:エルネスト2世の歌劇「カジルダ」の主題による幻想曲*
【CD6】フルートのための作品全集第6集
1. 華麗なるワルツ Op. 33(2つのフルートとピアノ版)(F&C)
2. 愛の歌 Op. 20(F)
3. 森の小鳥 Op. 21(フルートと4台のホルン版) (F)
4. C.M. ウェーバーの歌劇「魔弾の射手」によるお気に入りの小品(フルートとピアノ版)(F) *
5. F. エルケルの歌劇「バーンク・バーン」によるポプリ (C) *
6. オーベールの歌劇「ポルティチの唖娘」によるポプリ(2つのフルート版)(F) *
7. モデラート(フルートとピアノ版) (F) *
8. ハンガリーの主題による幻想曲 Op. 35(2つのフルートと管弦楽版)(C) *
【CD7】フルートのための作品全集第7集
1. リゴレット幻想曲 Op. 38(F&C)
2. 大幻想曲 ヘ長調(F) *
3. W.A. モーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」によるお気に入りの小品(F) *
4. マイアベーアの「アフリカの女」によるポプリ(F) *
5. エロールの「ザンパ」によるポプリ(F)
6. 牧歌(フルートとピアノ版)(C) *
7. ハンガリー田園幻想曲 Op. 26(A. クロッチュによるフルートと管弦楽編)
8. ヴァラキア地方の歌 Op. 10(J. ヘルメスベルガーによるフルートと管弦楽編)*
9. 夜想曲 Op. 19(R. ジャンクニッケルによるフルート、ホルン、ヴァイオリンと弦楽オーケストラ編)*
【CD8】フルートのための作品全集第8集
1. アデリーナ・パッティ夫人の思い出に〜ベッリーニ「夢遊病の女」の主題によるパラフレーズ Op.42(F)
2. 子守歌 Op.15(F)
3. 幻想曲「ヴァラキア地方の歌」 Op.10(F)
4. 牧歌「リジの思い出に」 Op.34(F)
5. F.ドップラーのハンガリー歌劇「イリカ」によるポプリ(C) *
6. ベッリーニ「ノルマ」によるお好みの小品(F) *
7. ボワエルデュー「白衣の婦人」による二重奏(F) *
8. ベートーヴェン「クロイツェル・ソナタ」 Op.47〜第2楽章の主題による幻想曲(F) *
9. ハンガリーの主題による独奏用の3つの変奏曲 Op.4(C) *
【CD9】フルートのための作品全集第9集
1. 祝祭劇「故郷」よりシュタイアーマルクの歌とチロルの歌 Op.39
(M.ワーヘマンスによる2本のフルートとピアノ編)(F) *
2. 夜想曲 Op.19(フルート、ヴァイオリン、チェロとピアノ版)(F)
3. ハンガリーのモティーフによる小二重奏曲(フルート、ヴァイオリンとピアノ版)(F)
4. 前へ、速足(フルートとピアノ版) (F) *
5. ユングマン:ホームシック Op.117(F.ドップラーによるフルートとピアノ編) *
6. フランツ・ドップラー:黒人の歌(2本のフルートとピアノ編) *
7-13. ジェルジ・チャーサール:歌劇「クマニア人」〜7つの好きな歌(K.ドップラーによるフルートとピアノ編) *
14-16. 2本のフルートのための協奏曲 ニ短調(F)
【CD10】フルートのための作品全集第10集
1. アメリカの主題による小二重奏曲 Op.37(F)
2. ハンガリーのエアによる変奏曲〜フルートとピアノのための(C)
3-6. 2つのフルートとピアノのためのソナタ ハ長調 Op. 25(F)
7-14. ハンガリーの有名な聖歌と行進曲(フルートとピアノ版)(C)*
15-18. ヤコブ・シュミット=F. ドップラー: 2つのソナチネ Op.32(F) *
19. オペラ「フサールの2人」序曲(フルートとピアノ編)(F) *
20. ヴァイトマンストルスト風狩猟の音楽(4つの フルート編)(F) *
21. 牧歌「晩鐘」(4つのフルート編)(F) *
【CD11】フルートのための作品全集第11集
1. 「ハンガリーの羊飼いの歌」による幻想曲
(J.P. シュルツェ、S. エスクーラによる2つのフルートとピアノ編)(F&C)
2. ペストの思い出(S. エスクーラ、O. アコスタによる2つのフルート、ヴァイオリンとピアノ編)*
3. フランツ・ドップラーの歌劇「フサールの2人」よりアリア
(S. エスクーラによる声、2つのフルートとピアノ編)(F) *
4. チャールダーシュ Op.40(S. エスクーラによる2つのフルートとピアノ編)(F) *
5-32. ハンガリー民謡集 第1巻(フルートとピアノ版)(抜粋)(C)*
33. 牧歌「森の小鳥」 Op.21(フルートとハーモニウム版)(F) *
34. アルベルト・ユングマン:なつかしさ Op.96(F. ドップラーによるフルートとピアノ編) *
35. イザーク・シュトラウス:ポルカ「黒い森の時計」(F. ドップラーによるフルートとピアノ編)*
【CD12】フルートのための作品全集第12集
F.ドップラーに献呈された作品と彼自身の歌劇、および同時代に作曲された歌劇からの主題による作品集
1. エドムント・ジンガー(1830-1912)&ハンス・フォン・ビューロー(1830-1894):ドップラーの歌劇「イルカとフサール募兵」の主題による協奏的幻想曲〜フルートとピアノのために
2. アンタル・シポス(1839-1923):ドップラーの歌劇「ベニョフスキ」の主題による幻想曲 Op.26〜フルートとピアノのために
3. F.F.ヴェルトハイム(1814-1883):ドニゼッティの歌劇「ランメルモールのルチア」の主題による幻想曲〜フルートとピアノのために*
4. ジュリオ・ブリッチャルディ(1818-1881):巨匠ドニゼッティの歌劇「連隊の娘」による幻想曲 Op.27〜フルートとピアノのために*
5. スッペ:牧歌「初恋」〜フルートとピアノのために
6. カーロイ・パタチッチ(1795-1880):ドップラー-チャールダーシュ〜2本のフルート、ヴァイオリン、ヴィオラとコントラバスのために*
7-15. ジャン=デジレ・アルトー(1803-1881): 第1組曲より〜3本のフルートのために*

※曲名横のアルファベットは作曲者を示しています。
(F&C):フランツ&カール/(F):フランツ/(C):カール
【CD1】
クラウディ・アリマニー(Fl)
工藤重典(Fl)…1
ヤーノシュ・バーリント(Fl)…6
アンドレア・グリミネッリ(Fl)…8
ジョアン・エスピーナ(Vn)…3
アラン・ブランチ(P)…1-3
ミシェル・ワーヘマンス(P)…4、7
マルタ・グヤーシュ(P)…5
エルチェ市SO…8
レオナルド・マルティネス(指)…8

【CD2】
クラウディ・アリマニー(Fl)
工藤重典(Fl)…1
ヤーノシュ・バーリント(Fl)…2
カール=ハインツ・シュッツ(Fl)…5
クララ・ノヴァーコヴァー(Fl)…8
イングリット・ケルテシ(S)…2
アラン・ブランチ(P)…1
ミシェル・ワーヘマンス(P)…2、3
マルタ・グヤーシュ(P)…4
ジョン・スティール・リッター(P)…6
ローベルト・レーアバウマー(P)…7
エルチェ市SO…8
レオナルド・マルティネス(指)…8

【CD3】
クラウディ・アリマニー(Fl)
工藤重典(Fl)…1、6、7
クリスティーネ・イカール(Hp)…4
ナビ・カベスタニー(Vc)…7
アラン・ブランチ(P)…1
ミシェル・ワーヘマンス(P)…2、7
マルタ・グヤーシュ(P)…3
ジョン・スティール・リッター(P)…5
ペドロ・ホセ・ロドリゲス(P)…8
エルチェ市SO…9
レオナルド・マルティネス(指)…9

【CD4】
クラウディ・アリマニー(Fl)
工藤重典(Fl)…1
マッシモ・メルチェッリ(Fl)…6
ヴァルター・アウアー(Fl)…9
アラン・ブランチ(P)…1-3
ミシェル・ワーヘマンス(P)…4
マルタ・グヤーシュ(P)…5
ジョン・スティール・リッター(P)…7、8
エルチェ市SO…9
レオナルド・マルティネス(指)…9

【CD5】
クラウディ・アリマニー(Fl)
工藤重典(Fl)…1
ロバート・エイトケン(Fl)…7
クリスティーネ・イカール(Hp)…5
カテジーナ・エングリホヴァー(Hp)
ルイス・クラレット(Vc)…5
アラン・ブランチ(P)…1-3
ミシェル・ワーヘマンス(P)…4、8、9
ジョン・スティール・リッター(P)…6
バルセロナ歌劇場SO…10
グエラシム・ヴォロンコフ(指)…10

【CD6】
クラウディ・アリマニー(Fl)
工藤重典(Fl)…1
マクサンス・ラリュー(Fl)…6
ヤーノシュ・バーリント(Fl)…8
バルチノ・ホルン四重奏団…3
アラン・ブランチ(P)…1、2
ミシェル・ワーヘマンス(P)…4、7
フランチェスコ・ニコロージ(P)…5
エルチェ市SO…8
レオナルド・マルティネス(指)…8

【CD7】
クラウディ・アリマニー(Fl)
工藤重典(Fl)…1
フィリップ・ピエルロ(Fl)…5
ハビエル・ボネ(Hrn)…9
クリスティアン・キヴ(Vn)…9
アラン・ブランチ(P)…1
ミシェル・ワーヘマンス(P)…2-4、6
エルチェ市SO…7
レオナルド・マルティネス(指)…7
ムルシア州SO…8
ビルヒニア・マルティネス(指)…8
テラッサ48室内O…9

【CD8】
クラウディ・アリマニー(Fl)
工藤重典(Fl)…1
フィリップ・ベルノルド(Fl)…7
Artur Nogues(Hrn)…4
アラン・ブランチ(P)…1-3
ジョン・スティール・リッター(P)…4
ミシェル・ワーヘマンス(P)…5、6
マラガPO…8
クリスティアン・ポラック(指)…8
エルチェ市SO…9
レオナルド・マルティネス(指)…9

【CD9】
クラウディ・アリマニー(Fl)
ウカシュ・ドゥゴシュ(Fl)…1
ゲルゲイ・イッツェーシュ(Fl)…6
クレマン・デュフォー(Fl)…14-16
クリスティアン・キヴ(Vn)…2
Peter Kovats (Vn)…3
マグダレーナ・クリステア(Vc)…2
ミシェル・ワーヘマンス(P)…1、4-13
ジョン・スティール・リッター(P)…2
フランチェスコ・ニコロージ(P)…3
ペドロ・ホセ・ロドリゲス(P)…7-13
コルドバO…14-16
ホアン・ルイス・モラレダ(指)…14-16

【CD10】
クラウディ・アリマニー(Fl)
ジャン=ピエール・ランパル(Fl)…1
ポール・エドムンド=デイヴィス(Fl)
…3-6
イベリア・フルート三重奏団…20、21
ジョン・スティール・リッター(P)…1
ジョルト・バログ(P)…2-14
アストリッド・シュタインシャーデン(P)
…15-19

【CD11】
クラウディ・アリマニー(Fl)
ヤーノシュ・バーリント(Fl)…1、2、4
アレクサンドラ・ミレティチ(Fl)…3
クリスティアン・キヴ(Vn)…2
サラ・ブランチ(S)…3
ビセンス・プルネス(ハーモニウム)…33
エーヴァ・マダラース(P)…1
カティア・ミシェル(P)…2-4
ジョルト・バログ(P)…5-32、34
アルベルト・モラレダ(P)…35

【CD12】
クラウディ・アリマニー(Fl)
エドゥアルド・サンチェス(Fl)…7-15
マリアーノ・バス(Fl)…7-15
ラファエル・レオーネ(Fl)…6
アーツSQのメンバー…6
Dmitri Smyshlyaev (Cb)…6
ミシェル・ワーヘマンス(P)…1、3、5
ドニ・パスカル(P)…2
ペドロ・ホセ・ロドリゲス(P)…4

録音:2007-2020, Catalonia(スペイン)
*=世界初録音
数多くの技巧的なフルート作品で知られるハンガリー出身のドップラー兄弟。2人とも卓越したフルート奏者 であり、また兄は当時、オペラや舞台作品の作曲家として一世を風靡していました。彼らのフルート曲は、 兄弟がツアーで演奏するために書かれたものがほとんどで、それらは、同時代の歌劇のメロディから主題が取 られた華麗な変奏曲や、フルート協奏曲、二重奏曲であり、いずれもヨーロッパ中で大人気を誇った作品ば かりです。また当時活躍した音楽家たちとも親交があり、曲を献呈しあうなど相互に強い影響を及ぼしてい ます。 長年に渡ってドップラー作品の研究を続け、このプロジェクトを完成させたスペインのフルート奏者クラウディ・ アリマニーは、自身が全曲で演奏。またデュオ作品では工藤重典やヤーノシュ・バーリントが共演するほか、 マクサンス・ラリュー、ジャン=ピエール・ランパルら巨匠たちも登場、時にはヴァイオリンやハープ、オーケストラ とともに華麗な共演を繰り広げています。

OUR recordings
MAR-6.220679
(1SACD)
NX-B06
メシアン:世の終わりのための四重奏曲 クリスティーナ・オストラン(Vn)
ジョニー・テシエ(Cl)
ヘンリク・ダム・トムセン(Vc)
ペア・サロ(P)

録音:2020年6月6、7日
メシアンの最も有名な作品の一つ「世の終わりのための四重奏曲」は、第二次世界大戦中の1940年にドイツ軍の捕虜となったメシアンが収容所で 書いた作品。そこで出会った音楽家、チェリストのエティエンヌ・パスキエとクラリネット奏者アンリ・アコカ、ヴァイオリン奏者ジャン・ル・ブレール、そしてメシ アン自身のピアノのために書かれており、メシアンが愛する鳥の声や神への賛美が至るところに顕れる名作に仕上がっています。 デンマーク国立SO(DRRSO)のコンサートマスター、クリスティーナ・オストランと首席クラリネット奏者ジョニー・テシエ、同じく首席チェロ 奏者ヘンリク・ダム・トムセンの3人に加え、デンマークを拠点に活動するピアニスト、ペア・サロは、この曲をコンサートで何度も演奏しており、満を持して の録音となりました。DXD352.8kHz/32bitでの録音、マルチ・チャンネルを含むSACDでの発売です。

OEHMS
OC-493(1CD)
NX-B03
デュボワ、ダンディ、カプレ:作品集
テオドール・デュボワ(1837-1924):十重奏曲(1909)
ダンディ:歌と踊り Op. 50(1898)
アンドレ・カプレ(1878-1924):ペルシャ組曲(1900)
ポリフォニア・アンサンブル・ベルリン
【メンバー】
フラウケ・ロス(Fl)
ウパマ・ムッケンシュトゥルム(Fl)
マルティン・ケーゲル(Ob)
ラファエル・グロッシュ(Ob)
ベルンハルト・ヌッサー(Cl)
ガブリエーレ・ケーゲル(Cl)
イェルク・ペーターゼン(Fg)
ヘンドリク・シュット(Fg)
オーザン・ツァカル(Hrn)
マルクス・ブルガイヤー(Hrn)
ヨハネス・ヴァツェル(Vn)
マリア・ミュッケ(Vn)
ヘンリー・ピーパー(Va)
トーマス・レセラー(Vc)
ウルリヒ・シュナイダー(Cb)

録音:2020年11月30日-12月1日、14、15日
ベルリン・ドイツSOのメンバーによって結成された"ポリフォニア・アンサンブル・ベルリン"による近代フランスの 室内楽作品集。デュボワ、ダンディ、カプレ、この3人は同時代の作曲家たちの影に隠れ、あまり目立つことはあり ませんが、フランス音楽の発展において重要、かつ独自の役割を果たした人たちです。デュボワはパリ音楽院でトマ に指示、ローマ大賞を受賞後、マドレーヌ寺院の楽長に就任するとともに、パリ音楽院の教授として多くの後進を 育てました。宗教曲やバレエ作品を残しましたが、この弦楽五重奏と木管五重奏の組合せによる十重奏曲は後 期の作品で、厚みのある和声が特徴です。「フランスの山人の歌による交響曲」で知られるダンディの「歌と踊り」は フルート、オーボエ、クラリネット2本、ファゴット2本、ホルンの七重奏曲。フランクを思わせる歌部分と軽妙な曲調 が魅力的な踊りの部分からなる作品です。ドビュッシー作品のオーケストラ編曲で知られるカプレの「ペルシャ組曲」 はエキゾチックな旋律を粋に用いた管楽十重奏曲。管のみの軽やかな響きが魅力的です。

CPO
CPO-555312(1CD)
NX-B02
フェルディナンド・ヒラー(1811-1885):ピアノ四重奏曲第3番イ短調 Op. 133
ピアノ五重奏曲 ト長調 Op. 156
オリヴァー・トリンドル(P)
ミンゲットQ【ウルリヒ・イズフォルト(Vn1)、アンネッテ・ライジンガー(Vn2)、アロア・ゾリン(Va)、マティアス・ディーナー(Vc)】

録音:2010年1月30-31日、4月10,11日
ドイツのロマン派時代に活躍したフェルディナント・ヒラー。10歳から作曲をはじめ、ヨハン・ネポムク・フンメルに師 事、ピアニストとして才能を開花させるとともに作曲の腕を磨きました。以降、作曲家・指揮者としてヨーロッパ全 域で名を馳せましたが、死後は残念なことにその名声が忘れられ、作品の演奏機会も失われてしまいました。 このアルバムに収録された2つの作品、ピアノ四重奏曲第3番とピアノ五重奏曲はヒラーの円熟期である1860年 代から70年代に作曲されたもの。ピアノ四重奏曲第3番は、ピアノ・パートの華やかさが際立つ、シューマンの影 響を感じさせる劇的で創造力に富んだ作品。終楽章はイ長調に転じ輝かしく終わります。ピアノ五重奏曲はより 抒情的で、第1楽章の主題が最終楽章にも現れて統一感を持たせています。 初演時こそ高く評価されたものの、コンサート・レパートリーになることのなかったこれら不遇の作品を、ミンゲット四 重奏団とオリヴァー・トリンドルが見事な演奏で聴かせます。
CPO
CPO-555488(1CD)
NX-B02
ロンバルディーニ=ジルメン(1745-1818):6つの弦楽四重奏曲
弦楽四重奏曲 変ロ長調 Op. 3-2
弦楽四重奏曲 ト短調 Op. 3-3
弦楽四重奏曲 ヘ長調 Op. 3-5
弦楽四重奏曲 変ロ長調 Op. 3-4
弦楽四重奏曲 変ロ長調 Op. 3-1
弦楽四重奏曲 ホ長調 Op. 3-6
ロンバルディーニQ【エリザベート・ヴィースバウアー(Vn1)、グロリア・テルネス(Vn2)、ロシ・ハーベルル(Va)、チェチリア・ジポス(Vc)】

録音:2021年2月9-12日
イタリアの女性作曲家・ヴァイオリニスト、マッダレーナ・ロンバルディーニ=ジルメンの弦楽四重奏曲集。ヴェネ ツィアで貴族の家に生まれるも幼くして両親を亡くし、7歳でヴェネツィア女子孤児院に引き取られました。そ こで音楽教育を受けた彼女はヴァイオリン演奏の才能を見出され、ジュゼッペ・タルティーニに師事し研鑽を 積み ました。その後、ヴァイオリニストのルドヴィコ・ジルメンと結婚、夫婦で演奏旅行に出かけるなど、18世 紀にプ ロの音楽家として活躍した数少ない女性の一人として名を遺しています。「最初に弦楽四重奏曲を 作曲し た女性」とも言われる彼女の6つの四重奏曲はどれも2つの楽章で構成されており、豊かな情感が感 じられます。演奏は作曲家の名を冠した「ロンバルディーニ四重奏団」が担当、共感溢れる演奏を聴かせま す。

Sono Luminus
DSL-92254(1CD)
NX-B05
ルペルト・チャピ(1851-1909):弦楽四重奏曲第3番・第4番
弦楽四重奏曲第3番ニ長調
弦楽四重奏曲第4番ロ短調
ラテンアメリカQ

録音:2014年1月14-16日
スペインの作曲家チャピは主にサルスエラ(スペイン語によるスペイン風オペラ)作曲家として活躍しましたが、その長 いとは言えない生涯の晩年に弦楽四重奏曲を4曲作曲しています。第3番はニ長調を採りながら短調に傾斜した 激しく悲劇的な雰囲気の濃い作品。緩徐楽章を持たない第4番はロ短調ながら軽妙さや躍動感のある作品で す。 演奏する「ラテン・アメリカSQ」はその名の通り、ヴィラ=ロボスやチャベスなどの南米の音楽と、その基に なったスペインの音楽を得意とするアンサンブルです。メキシコ人の3兄弟を中心として1982年に結成、以降独自 のレパートリーを開拓、幾度もグラミー賞にノミネートされるほどの実力を持っています。
Sono Luminus
DSL-92255(1CD)
NX-B05
チェロとギターのための作品集
ドビュッシー:アラベスク 第1番 ホ長調
マリアーン・ブドシュ(1968-):A New York Minute…世界初録音
シューベルト:糸を紡ぐグレートヒェン Op. 2, D. 118
フローレンス・ベアトリス・プライス(1887-1953):寂れた庭園
ビヨンセ(1981-):プレイ・ユー・キャッチ・ミー
ロバート・ビーザー(1954-):「山の歌」より(Vcとギター編)
ボッケリーニ:チェロ・ソナタ第6番 イ長調 G. 4
ジョン・レノン/ ポール・マッカートニー
ブラックバード
エリナー・リグビー
ポール・ブラントリー(1961-):エリゼの娘たち…世界初録音
C&J. グリーンウッド/E. オブライエン/P. J.セルウェリ/T. ヨーク:デイドリーミング
メシアン:世の終わりのための四重奏曲- 第5楽章 イエスの永遠性への賛歌
ボイド・ミーツ・ガール【ルペルト・ボイド(G)、ローラ・メトカーフ(Vc)】

録音:2021年4月19-22日
Boy meets Girl ボーイ・ミーツ・ガールにギタリストの名前(Boyd)を引っかけたデュオ、ボイド・ミーツ・ガール。二 人は結婚して一緒に暮らしており、スタジオも近くにあったことからパンデミックの間も新曲のリサーチ、アレンジ、リハー サルそして録音を続けることが出来ました。そうした中で生まれたのがこのアルバム。ドビュッシーの穏やかな美しさ、 ボッケリーニの楽しい躍動感といったクラシック作品のみならず、アパラチア地方に伝わったスコットランドやアイルランド 民謡の哀調を帯びた世界(トラック6-9)、更には二人が大ファンだというビートルズ(同12&13)、ビヨンセ(同 5)、レディオヘッド(同15)の曲も収めています。

VIRTUS CLASSICS
VTS-18(1CD)
税込定価
モダン・タイムズの妙巧
ジークフリート・カルク=エーレルト:ソナタ・アパッショナータ 嬰ヘ短調 作品140
ヒンデミット:8つの小品
ドホナーニ:パッサカリア 作品48-2
ヒンデミット:カノン風ソナチネ 作品31-3*
ジークフリート・カルク=エーレルト:30のカプリス 作品107
バッハ(瀬尾和紀編):チャッコーナ(無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番ニ短調WV 1004より)
瀬尾和紀(Fl)
パトリック・ガロワ(第2Fl)*

録音:2006年〜2010年、フィンランド、ユヴァスキュラ近郊
近年、ピアノ演奏やプロデューサーとして多彩な活動をする瀬尾和紀が、本来の 楽器であるフルート、それも無伴奏作品でその真価を問う1枚が登場。 選ばれた作品はカルク=エーレルトの「30のカプリス」を中心に、ドホナーニ、ヒンデ ミットの近代作曲家の小品と、瀬尾自身がアレンジしたバッハの無伴奏ヴァイ オリンのためのパルティータ第2番より「チャッコーナ」というもので、2本のフルートで 演奏されるヒンデミットの「カノン風ソナチネ」には、彼の師であるパトリック・ガロワが 参加。なんとも贅沢で聴きごたえのある1枚に仕上がっています。 カルク=エーレルトはドイツ後期ロマン派のオルガニスト兼作曲家。木管楽器のた めの作品も数多く、なかでも第一次世界大戦中、軍楽隊でライプツィヒ・ゲヴァント ハウスのフルーティスト、カール・バルトゥザット(Carl Bartu?at)と親交を持ったこと でフルートのための重要な作品を残しました。この「30のカプリス」は副題に"グラドゥ ス・アド・パルナッスム=パルナッソス山への階梯"と付けられており、芸術や学問の 聖地とされるパルナッソス山へ段階を踏んで登っていくように、高度な技術を磨いて いくための練習曲との意味合いを持つ曲集。フルートを愛する人ならば、ぜひ聴い ていただきたい重要な作品です。 最後に置かれたバッハのチャコーナでの緊張感に満ちた音楽も聴きどころ。

TYXart
TXA-21165(1CD)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調『クロイツェル』 Op.47
B.A.ツィンマーマン:ヴァイオリン・ソナタ(1950)
ブラームス:ヴィオラ・ソナタ 変ホ長調 Op.120-2
デュオ・マイス・ユー 【ブルクハルト・マイス(Vn 、ヴィオラ )、ユー・ジヨン(P)】

録音:2021年
2016年の結成以来、ヴァイオリンとピアノ、そしてヴィオラとピアノのための作品に力を注いできたデュオ・マイス・ユー。ブルクハルト・マイスがヴァイオリン とヴィオラの両方を弾き分けるという珍しいデュオで、それぞれの楽器の名作を贅沢に収録。 (Ki)

Passacaille
PAS-1087(2CD)
シューベルト:ヴァイオリンとピアノのための作品全集
ソナタ(ソナチネ)第1番ニ長調 D384(Op.137-1)
ソナタ(ソナチネ)第3番ト短調 D408(Op.137-3)
幻想曲 ハ長調 D934(Op.posth.159)
華麗なるロンド ロ短調 D895(Op.70)
ソナタ イ長調『デュオ』 D574(Op.posth.162)
ソナタ(ソナチネ)第2番イ長調 D385(Op.137-2)
ナーマン・スルシン(Vn;Carlo Antonio Tononi, 1725)
ピート・クイケン(フォルテピアノ;Joseph Schantz, Vienna, c1828, restored by Edwin Beunk)

録音:2019年12月23-29日ブリュッセル、2020年3月11-12日ヘント
多作家シューベルト、ヴァイオリンとピアノのための作品はちょうどCD2枚分ということもあり、競合盤ひしめく人気ジャンルです。おそらくアマチュア音楽家に アピールするために「ソナチネ」と名付けられた3曲は、大胆な調性の扱いがモーツァルト讃的音楽に深みを与えた、初期作品にして完成度の高い作品。そして晩 年に書かれた『デュオ』や『幻想曲』は豊かな名人芸が特徴で、時にピアノがオーケストラのように響きます。
ピート・クイケンとナーマン・スルシンは、古楽器演奏者の立場から10年以上にわたりこれらの作品の研究を重ね、シューベルトの精神を正しく表現することに 心血を注ぎました。「シューベルトはあらゆる技巧のトリックを駆使し、常に形式を発明し、これ以上ないシンプルさから無限の多様性を引き出している」と語る彼 らの、説得力あふれる演奏をご堪能ください。 (Ki)

PROSPERO CLASSICAL
PROSP-0045(1CD)
アパッショナルト 〜情熱のヴィオラ
シューマン:おとぎの絵本 Op.133
ヴュータン:エレジー Op.30
ブリッジ:ヴィオラとピアノのための2つの小品
ファリャ:7つのスペイン民謡(マーク・サッバ編)
マーク・サッバ(Va)
イリアー ヌ・レイエズ(P)

録音:2021年
ヴィオラのレパートリーを探求するマーク・サッバによる、「ロマン派のヴィオラ音楽」をテーマにしたアルバムです。ヴィオラのくぐもった響きで歌われる、情熱を秘めた音楽たち。ファリャは自らの編曲版。
■マーク・サッバ
1988年、ニューヨーク生まれのヴィオラ奏者。3歳でヴァイオリンを始め11歳でヴィオラに転向。姉の弾くチェロにも魅了されたという。今井信子らに師事し、アムステルダム音楽院を優秀な成績で卒業。マンハッタン国際音楽コンクール1位等を受賞。ベルギー国立Oソリスト。ズービン・メータから激賞され、イスラエル・フィルハーモニックの客演首席ヴィオリストに招かれたことも。2011年にはスイスのヴェルビエ音楽祭でイヴリー・ギトリスと共演し、ギトリスに「ヴィオラのパガニーニ」と評された。2016年にベルギー人ピアニストのイリアーヌ・レイエズとデュオを結成、ヴィオラとピアノのためのレパートリーを果敢に探求しています。2017年よりベルギーのモンス王立音楽院ヴィオラ科教授を務める。 (Ki)

DIVINE ART
DDA-25226(1CD)
NX-B07
フィンジ/ブラームス:クラリネットとピアノのための作品集
ジェラルド・フィンジ:5つのバガテル
ブラームス:私の歌 Op. 106No. 4*
 間奏曲 ロ短調 Op. 119No. 1*
 間奏曲 イ長調 Op. 118No. 2*
 調べのように私を通り抜ける Op. 105No. 1*
クラリネット・ソナタ第1番ヘ短調 Op. 120 No. 1
*=ジョン・レネハンによるクラリネットとピアノ編
ヘレン・ハーバーション(Cl)
ジョン・レネハン(P)

録音:2021年5月1-3日
英国のクラリネット奏者ヘレン・ハーバーションのアルバム。大怪我が元で作曲家に転向、自然からインスピレーショ ンを受けた作品を発表し高く評価されたハーバーションですが、近年演奏家として再起し、ピアニスト兼アレン ジャーのジョン・レネハンとコンビを組み多彩なレパートリーを披露しています。2021年に録音された前作「Found in Dreams」(DDA-25225)では、夢をテーマにした小品をレネハンとともに演奏、このなかにもフィンジとブラーム スの作品が含まれていましたが、このアルバムではこの時に一緒に録音されていたブラームスのクラリネット・ソナタ第 1番と歌曲、ピアノ曲のアレンジ版と、フィンジの「5つのバガテル」の全曲が収録されています。ハーバーションの豊か な音楽性が遺憾なく発揮された渾身の演奏をお聴きください。

Avie
AV-2493(1CD)
ブラームス:チェロ・ソナタ集
チェロ・ソナタ第1番ホ短調 Op.38/7つの歌曲(ノーバート・ソルター&ダーヴィド・ゲリンガス編曲チェロとピアノ版)〔野の静寂 Op.86-2、歌の調べのように Op.105-1、サッフォー頌歌 Op.94-4、子守歌 Op.49-4、愛のまこと Op.3-1、愛の歌 Op.71-5、私の眠りはますます浅く Op.105-2〕/チェロ・ソナタ第2番ヘ長調 Op.99
アントニオ・メネセス(Vc)、
ジェラール・ヴィス(P)

録音:2021年6月28日-30日、SRFスタジオ(チューリッヒ)
1957年ブラジル出身、アントニオ・ヤニグロからチェロを学び、1977年ARDミュンヘン国際音楽コンクール、1982年チャイコフスキー国際コンクールで優勝に輝いたブラジルが誇る世界的チェリスト、アントニオ・メネセス。伝説的なボザール・トリオのメンバーとして活躍し、晩年のカラヤンに高く評価され「チェロの帝王」とも呼ばれたメネセスの65歳とチャイコフスキー・コンクール優勝40周年(そしてARDコンクール優勝45周年)を祝う記念碑的な新録音。
ブラームスの2つのチェロ・ソナタに、ノーバート・ソルターとダーヴィド・ゲリンガスが編曲した歌曲のチェロ・アレンジメンツを組み合わせた注目のプログラム! メネセスのブラームスと言えば、ムター、カラヤン&ベルリン・フィルと共演した二重協奏曲の名盤があるだけに、円熟のメネセスが繰り出す馥郁のブラームスにも大きな期待が掛かります。伴奏は、シューマン&シューベルト(AV2112)やメンデルスゾーン(AV2140)のアルバムでも共演してきた朋友ジェラール・ヴィス(ジェラルド・ワイス)です。

Ars Produktion
ARS-38135(1SACD)
ファンタジー
シューマン:おとぎの絵本 Op.113
ブラームス:ヴィオラ・ソナタ第1番ヘ短調 Op.120-1
ヒンデミット:ヴィオラ・ソナタ Op.11-4
シューマン:幻想小曲集 Op.73
原麻理子(Va)、
有吉亮治(P)

録音:2012年11月
ヴィオラとピアノの日本人デュオによるアルバム。シューマン唯一のヴィオラ作品であるおとぎの絵本、クラリネットのために書かれた作品ながらしばしばヴィオラでも演奏される幻想小曲集、そしてヴィオラ奏者にとって重要な作品であるブラームスとヒンデミットのヴィオラ・ソナタを収録。
原麻理子(原ハーゼルシュタイナー麻理子)は桐朋女子高等学校音楽科を経て2007年に同大学を卒業。ジュネーヴ音楽院、ケルン音楽院でも研鑽を積み、今井信子、アントワン・タメスティ、スティーヴン・イッサーリスなどの名手に師事。2006年のヨハネス・ブラームス国際コンクールヴィオラ部門で第2位を獲得し、ウィーンを拠点にヨーロッパや日本でソリスト、室内楽奏者として活躍しています。
有吉亮治は東京藝術大学卒業、日本音楽コンクール第1位をはじめ国内外のコンクールで入賞しているピアニスト。東京シティ・フィルハーモニックO、東京SOなどと共演しているほか、世界各地で演奏活動を展開しています。

Eudora
EUDSACD-2201
(1SACD)
エレジー
チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲イ短調 Op.50
ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第2番ホ短調 Op.67
トリオ・アリアーガ

録音:2020年8月17日ー19日、オーディトリオ・デ・サラゴサ モーツァルト・ホール(スペイン)
スペインの高音質レーベル、Eudoraによる、SACDとMQA-CDのハイブリッド仕様シリーズ最新作。大切な人の死がもたらす深い悲しみが芸術的な創造性を刺激して生まれた、ロシアの2人の大作曲家によるピアノ・トリオを収録したアルバムです。「偉大な芸術家の思い出に」という通称でも知られるチャイコフスキーのピアノ三重奏曲は、自身の作品を献呈するなど非常に親しい関係にあったニコライ・ルビンシテインへの追悼音楽として作曲されたもの。荘重な空気に支配された長大で技巧的な作品です。一方ショスタコーヴィチのピアノ三重奏曲第2番は、ショスタコーヴィチの親友であり、助言者でもあった音楽学者・評論家のイワン・ソレルチンスキーへ捧げられた作品。ショスタコーヴィチは彼の訃報に言葉では言い表せないほどの悲しみに包まれたそうです。
この2つの悲痛な想いが込められた音楽を奏でるのはスペインの同世代を代表するピアノ・トリオとして知られるトリオ・アリアーガ。メンバーはそれぞれ数々のコンクールでの受賞歴や多くのCDのリリースなど、ソリストとして国際的な実績を誇っており、その極めてハイレベルな演奏はこれまでもグラモフォン誌やBBCミュージック・マガジン誌に高く評価されています。
フォーマットはSACD Stereo/MultichannelとMQA-CDのハイブリッドを採用しており、CD層はMQA対応機器を使用することにより、ハイレゾ音源として再生することができます。

PASCHENrecords
PR-220072(1CD)
「血しおしたたる」の旋律に基づく作品集 (似顔絵 Ebenbild)
ハンス・レーオ・ハスラー(1564-1612):マドリガルによるディミニューション 「わが心は千々に乱れ」
ヨハン・ゴットリープ・ヤーニチュ(1708-1763):四重奏曲 ト短調 「おお、血と涙にまみれた御頭よ」
バッハ:マタイ受難曲より「われを知り給え、わが守り手よ」
フレデリック・セプティムス・ケリー(1881-1916):弦楽三重奏曲 ロ短調よりロマンス
バッハ:マタイ受難曲より「おお、血と涙にまみれた御頭よ」/シャルル・ボクサ(1789-1856):四重奏曲 ニ短調
バッハ:マタイ受難曲より「いつしか私がこの世に別れを告げるとき」
テオ・フェルベイ(1959-2019):無限への4つのプレリュード(2013)
バッハ:クリスマス・オラトリオより「如何にしてわれは汝を迎えまつり」、フーガの技法 BWV1080より3つの主題による4声のフーガ

(曲間に 「わが心は千々に乱れ」の朗読あり)
ユーリ・ヴァレンティン(Ob)、
トリオ・ディロワーズ

録音:2020年7月
.S.バッハがマタイ受難曲の中に何度も転用したことで有名な「血しおしたたる(おお、血と涙にまみれた御頭よ)」の旋律に基づく作品を集め、オーボエと弦楽三重奏で演奏した意欲的なプログラム。アルバムはこの旋律の生みの親であるハスラーの「わが心は千々に乱れ」に始まり、有名なバッハのマタイ受難曲やクリスマス・オラトリオを取り上げながら、ボクサやフェルベイといった珍しい作品を紹介します。各トラックの間では「わが心は千々に乱れ」の朗読も行われるなど、CDによる総合芸術を目指した1枚です。演奏の質の高さも特筆されます。

Nimbus Alliance
NI-6427(1CDR)
ベル・イリュージョン〜オーガスタ・リード・トマス:作品集
(1)知識を創出し人類の生活を啓発せよ(72ベルのカリヨンのための)(2021)
(2) 言葉の翼に(ソプラノと弦楽四重奏のための)(2021)
(3)BEBOP RIDDLE(ソロ・マリンバのための)(2020)
(4)RING OUT WILD BELLS TO THE WILD SKY(ソロ・ソプラノ、合唱とオーケストラのための)(1999)
(5)ENCHANTED INVOCATION(ソロ・ヴィブラフォンと5アンティークシンバルのための)(2020)
(6) SONOROUS EARTH(世界中のベルとオーケストラのための)(2017)
(1)ジョーイ・ブリンク(カリヨン)、ジョセフ・ミン(カリヨン)、エミリー・キム(カリヨン)、ジョアン・フランシスコ・シダ(カリヨン)ほか
(2) クリスティーナ・バックラック(S)、ブライアン・ホン(Vn)、ベンジャミン・ベイカー(Vn)、ジョーダン・バク(Va)、アレクサンダー・ハーシュ(Vc)
(3)&(5)ジョン・コークヒル(パーカッション)
(4)ワシントン合唱芸術協会、カーメン・ペルトン(S)、ノーマン・スクリブナー(指)
(6) サード・コースト・パーカッション、シカゴ・フィルハーモニック、スコット・スペック(指)

録音:1、4、6はライヴ録音
1964年生まれのアメリカの作曲家オーガスタ・リード・トマスは、シカゴ大学の作曲部門で教鞭を執っています。彼女はアメリカ芸術文学アカデミーによって「アメリカ音楽で最も有名で広く愛されている人物の1人」と評されており、ロストロポーヴィチ、サロネン、ナッセンなどに支持され、特に1997年から2006年はシカゴ響のコンポーザー・イン・レジデンスとしてバレンボイムやブーレーズから信頼を得ていました。このアルバムでは、カリヨンを始めとする鐘を使用した楽曲を中心に荘厳で、エレガント、かつ叙情的な彼女の音楽を堪能することが出来ます。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

Paladino Music
PMR-0061(1CD)
オリジナル・クラシックス
ドメニコ・マラカルネ:主題と変奏
フランソワ=アドリアン・ボワエルデュー:ハープとピアノのための二重奏曲第4番 変ホ長調
アレッサンドロ・ロッラ(1757-1841):アンダンティーノと変奏
ヨーゼフ・ヴェルフル(1773-1812):ハープとピアノのための大二重奏曲 変ロ長調 Op. 37
デュオ・プラセディス〔プラセディス・フーク=リュッティ(Hp)、プラセディス・ジェネヴィエーヴ・フーク(P)〕

録音:2014年8月
ハープとピアノのための貴重なレパートリーを次々と録音している親子アンサンブル、デュオ・プラセディス。本アルバムでは、18世紀から19世紀に活躍した作曲家の作品を集めており、「フランスのモーツァルト」といわれたフランソワ=アドリアン・ボワエルデューや、パガニーニの師として知られるアレッサンドロ・ロッラなどのハープとピアノのためのオリジナル作品を収録しています。
Paladino Music
PMR-0058(2CD)
シューベルト・(リ)インヴェンションズ
シューベルト:ギター、フルート、ヴィオラとチェロのためのノットゥルノ ニ長調 D Anhang U/2(原曲:ヴェンツェル・マティーカ)/アルペジョーネ・ソナタ ロ短調 D 821(Vcとギター版)/ハンガリーのメロディ(アンジェロ・ジラルディーノ&アルベルト・メシルカ編ギター版/世界初録音) D 817/ピアノ・ソナタ ト長調 D 894よりメヌエット(フランシスコ・タレガ編ギター版)/ソプラノとギターのための歌曲集(フランツ・フォン・シュレヒタのマニュスクリプトより/世界初録音)〔アルプスの狩人 D 588、水の上で歌うD 774、遥かな人へのあこがれ D 770、小川のほとりの若者 D 638、夜の曲 D 672、ロザムンデ D 797、羊飼いの嘆きの歌 D 121、あこがれ D 879、旅人の夜の歌T D 224、哀愁 D 772〕/ソプラノとギターのための歌曲集(ナポレオン・コスト&ティルマン・ホップシュトック編)〔死と少女 D 531、夜の歌 D 314〕/ギターのための歌曲集(ヨハン・カスパール・メルツ編)〔涙の讃歌 D 711、「冬の旅」より郵便馬車 D 911/13、「白鳥の歌」より愛のたより D 957/1、「白鳥の歌」よりセレナード D 957/4、「白鳥の歌」よりすみか D 957/5、「白鳥の歌」より漁師の娘 D 957/10 FP185〕
アンサンブル・パラディーノ〔アルベルト・メシルカ(G)、他〕

録音:2014年9月
ギターを中心としたシューベルト作品の編曲集。アルペジョーネ・ソナタのギター伴奏版や、「冬の旅」、「白鳥の歌」の抜粋をギターで演奏したものなど、シューベルトの名曲を普段とは違った角度で捉えることが出来、新たな発見が生まれる一枚となっています。
Paladino Music
PMR-0109(1CD)
ポッパー:チェロとピアノのための作品集 Vol.1
東洋風セレナーデ Op.18(1878)/小ロシアの歌による幻想曲 Op.43(1881)/スペイン舞曲 Op.54(1883-87)/ハンガリー狂詩曲 Op.68(1893)/スコットランド幻想曲 Op.71(1897)/ヴェネツィアの舟歌
マルティン・ルンメル(Vc)、
加藤麻理(P)

録音:2020年9月&2021年4月、ヴァインベルク城(オーストリア、ケーファーマルクト)
20世紀イギリスの大チェリスト、ウィリアム・プリースの高弟であり、Paladinoのオーナーとしても大活躍しているオーストリアの名チェリスト、マルティン・ルンメル。教育者としても活動しつつ、チェロのためのエチュードを多数出版・録音しており、チェロ学習者のみならず、一般のリスナーにもそれらの音楽的魅力を伝えています。特に史上最も優れたチェリストのひとりであったとされるダーヴィト・ポッパー(1943-1913)の作品の約20年に渡る録音は、世界中で称賛されています。
本作にはポッパーの代表作である「ハンガリー狂詩曲」をはじめ、スペイン、スコットランド、ヴェネツィアなど、世界各国の民族音楽の影響を受けた音楽が収録されています。ルンメルの高度なテクニックと暖かみのあるチェロの音色は、ポッパーの演奏と彼の音楽が19世紀末の聴衆に与えたのと変わらぬ効果を生み出しています。ポッパーのあまり知られていない作品(例えば魅力的な「スコットランド幻想曲」)にも、ポッパーの有名曲と同じような価値があることに気づかせてくれる1枚です。

Onyx
ONYX-4227(1CD)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第15番&第16番
弦楽四重奏曲第15番イ短調 Op.132
弦楽四重奏曲第16番ヘ長調 Op.135
エーネス・クヮルテット〔ジェームズ・エーネス(Vn1)、エイミー・シュワルツ・モレッティ(Vn2)、リチャード・オニール(Va)、エドワード・アーロン(Vc)〕
地球上に存在する完璧なヴァイオリニストの1人」(英デイリー・テレグラフ紙)など圧倒的評価を受け、2019年の第61回グラミー賞ではアーロン・ジェイ・カーニスのヴァイオリン協奏曲(ONYX-4189)で見事「最優秀器楽賞」を受賞したほか、2021年にはグラモフォン賞の「アーティスト・オヴ・ジ・イヤー」に輝いたカナダのヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニスト、ジェームズ・エーネス。エーネスを始め、2020年からは名門タカーチSQの新メンバーにも加わった名ヴィオラ奏者リチャード(・ヨンジェ)・オニールや、バルトークの二重奏曲集(CHAN 10820)でエーネスとの見事なデュオを聴かせてくれたエイミー・シュワルツ・モレッティなどの名手が集い、「ドリーム・チーム」(米Strings誌)と評されるSQ、エーネス・クヮルテット。
2020年のベートーヴェン・イヤーに計画されていた録音プロジェクトはCOVID-19によって大きく変更を余儀なくされ、イギリスでのレコーディングは断念。代わりにアメリカでレコーディングを行い、イギリスの名レコーディング・プロデューサー、サイモン・キルン(これまで多くのレーベルで400超のレコーディングに携わり、エーネスの主要なアルバムも担当)がロンドンからリアルタイムでセッションをモニタリングするという現代のテクノロジーを活かしたレコーディングが実現しました。2週間のうちにOp.74以降の弦楽四重奏曲すべてを録音し、過去3巻のリリースでも数多の名盤に比肩しうる圧倒的な完成度の高さで話題を呼んだベートーヴェンの後期弦楽四重奏曲録音プロジェクト。最終巻となる第4巻は、第12番、第13番と同時期の1825年に病を乗り越えて作曲された第15番と、死の数ヶ月前に完成されたベートーヴェン最後の名作、第16番。メンバーが「この2週間の濃密な期間に録音した4枚のCDは、いつまでも大切な宝物になるでしょう。」と語る特別なプロジェクトがついに完結します。

CAvi music
85-53483(1CD)
クララ&シューマン
クララ・シューマン:ヴァイオリンとピアノのための3つのロマンス Op.22
シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第1番イ短調 Op.105、
 ヴァイオリンとピアノのための3つのロマンス Op.94、
 ヴァイオリンとピアノのための「F.A.E.ソナタ」
エルンスト(1814-1865):「夏の名残のばら」による変奏曲
ソフィー・ワン(Vn)
フロリアン・グレムザー(P)

録音:2019年3月、b-sharpスタジオ(ベルリン)
0歳でのバーデンバーデン音楽祭へのデビュー以来、国際的な注目を集める若手ヴァイオリニスト、ソフィー・ワンが、シューマンに傾倒するドイツ生まれのピアニスト、フロリアン・グレムザーとの共演で奏でるシューマン夫妻の作品集。ソフィー・ワンは1999年台湾出身。ライナー・クスマウル、イゴール・オジム、ボリス・クシュニールの下で学び、ハンス・アイスラー音楽大学にてニン・フェンに師事しました。台湾の主要なコンサートホールに登場しているほか、ドイツでも数々のオーケストラや音楽祭に定期的に招待されており、2016年にはラルス・フォークトが芸術監督を務めるシュパヌンゲン・ハイムバッハ室内音楽祭にもデビューするなど着実にその名声を高めています。
今回選曲されたのはシューマンがクララ・シューマンへのクリスマス・プレゼントとして贈った「3つのロマンス」、またそれをきっかけとして今度はクララ・シューマンがブラームスへのクリスマス・プレゼントとして贈ったといわれる「3つのロマンス」、クララ・シューマンがヨーゼフ・ヨアヒムと何度も演奏したシューマンの「ヴァイオリン・ソナタ第1番」、シューマンがアルベルト・ディートリヒ、ブラームスと共に作曲した「F.A.E.ソナタ」など、シューマン夫妻がデュッセルドルフに滞在していた1849年から1854年にかけて生まれたもの。夫妻がアルベルト・ディートリヒ、ブラームス、ヨーゼフ・ヨアヒムらの友人たちと絶えず交流しお互いを刺激し合っていた時期に作曲された、親密で充実した作品の数々です。

decurio
DEC-007(1CD)
スーク&ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲集
スーク:弦楽四重奏曲第2番Op.31
ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第13番 Op.106
ベルリン・フィルハーモニーSQ〔ヘレナ・マドカ・ベルク(Vn)、ドリアン・チョージ(Vn)、パク・キョンミン(Va)、クリストフ・ヘーシュ(Vc)〕

録音:2020年1月(スーク)&2021年3月(ドヴォルザーク)、ベルリン・フィルハーモニー室内楽ホール(ドイツ)
ベルリン・フィルハーモニーSQ(Philharmonic String Quartet Berlin)は、ベルリンPOの若い世代の音楽家を代表する、国際的で多才、芸術的で情熱的なSQです(※1985年創立のPhilharmonia Quartet Berlinとは別団体)。2018年にヘレナ・マドカ・ベルク(Vn)、ドリアン・チョージ(Vn)、パク・キョンミン(Va)という3人の若いフィルハーモニー・メンバーが熱意を持って音楽を作りたいという想いから新しいアンサンブルを設立し、ソリストとして活躍するクリストフ・ヘーシュ(ベルリン・フィルのメンバーではないが、ベルリン・フィル・ストリング・アンサンブルなどにも参加しているチェリスト)とともに、新鮮な刺激と卓越した音質で聴衆に感動を与えることを目指して活動しています。
彼らのファースト・レコーディングとなるのは、ドヴォルザークとスークの対照的でありながら密接に関連する2つの弦楽四重奏曲(両曲とも、ボヘミア四重奏団としてスークが初演しています)。プラハ音楽院での師弟、義理の親子(スークはドヴォルザークの娘と結婚)といった深い関係にも関心を寄せながら2つの四重奏曲を深い視点で読み解き、ベルリン・フィル・アンサンブルの偉大な伝統のサウンドを背負って、豊かで重厚なハーモニーを描いています。
decurio
DEC-006(1CD)
ディメンションズ〜ペルト、グリーグ、シュニトケ
ペルト:フラトレス(Vcとピアノのための)
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第3番(スカナヴィ編チェロとピアノ版)
シュニトケ:チェロ・ソナタ第1番
ぺルト:鏡の中の鏡(Vcとピアノのための)
●ボーナス・トラック
グリーグ:夢 Op.48-6(6つの歌より/スカナヴィ編チェロとピアノ版)
イヴァン・スカナヴィ(Vc)、
ディーナ・イヴァノヴァ(P)

録音:2021年1月27日-29日、フリードリヒ・エーベルト・ハレ(ドイツ)
ロシア出身の若きチェリストとピアニストによる二重奏、デュオ・スカナヴィ=イヴァノヴァによるファースト・アルバムは、チェロとピアノで演奏されるペルトの傑作「フラトレス」と「鏡の中の鏡」に、シュニトケのチェロ・ソナタ、自らチェロ版にアレンジしたグリーグのヴァイオリン・ソナタを組み合わせた意欲的なプログラム。
1996年生まれのイヴァン・スカナヴィと1994年生まれのディーナ・イヴァノヴァは、共にモスクワのチャイコフスキー音楽院で学んでいながら、初めて出会ったのはヴァイマールのフランツ・リスト音楽アカデミーで、その後2018年にデュオを結成。ヴォルフガング・エマニュエル・シュミット、グレゴリー・グルツマン、ラリッサ・コンドラチェワらの偉大なミュージシャンと共演し、ヴァイマールでフランク、ショスタコーヴィチのソナタによるリサイタルも成功させています。

Etcetra
KTC-1750(1CD)
ブランコ、ラヴェル、ヴィラ=ロボス:ヴァイオリン・ソナタ集
ルイス・デ・フレイタス・ブランコ:ヴァイオリン・ソナタ第1番
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ第2番 ト長調
ヴィラ=ロボス
:ヴァイオリン・ソナタ第2番「ファンタジア」
ブルーノ・モンテイロ(Vn)、
ジョアン・パウロ・サントス(P)
ポルトガル最高のヴァイオリニスト、ブルーノ・モンテイロとジョアン・パウロ・サントスの二人にとってこのアルバムに収録された三曲は何度となく演奏してきたなじみの曲。ところが、ルイス・デ・フレイタス・ブランコとヴィラ=ロボスの二曲は、一般的にあまり演奏される機会もなく、まだまだ認知されていない作品です。しかしながらその作品は、ポルトガルとブラジルの主要な作曲家二人の才能を反映している素晴らしい作品であり、この演奏でこれらの評価に貢献できることをブルーノ・モンテイロは望んでいます。

Tactus
TC-881602(1CD)
フランチェスコ・バリッラ・プラテッラ:室内楽作品集
プラテッラ(1880-1955):アンダンテ/さようなら/アニタの死 Op.11/Stati d'anima Op.27/軍歌 Op.34/Inno Associazione Lughese "Baracca"/勝利の賛美歌 Op.29/La Canzone di Baracca/Marcia Futurista/戦争 Op.32/La Canzone di Mabima/Arrivo di Automobili/ロマンツァ Op.24/La Strada Bianca/子守歌 Op.43/La Canta della Calciocianamide/Alla beata Vergine di Bagnolo/死/La ricreazione umanizzata del mondo
プラテッラ・アンサンブル

録音:2014年6月、2015年1月
マスカーニに師事したフランチェスコ・バリッラ・プラテッラ(1880-1955)は、20世紀初頭のイタリアで起こった芸術運動「未来派」に属する作曲家であり音楽学者でした。第一次世界大戦後には民俗音楽の研究に専念し、故郷ロマーニャ地方の音楽に関する重要な研究とコレクションを発表しています。

Kaleidos
KAL-63482(1CD)
ヒラー&ウルシュプルフ:チェロ・ソナタ集
フェルディナント・ヒラー(1811-1885):チェロ・ソナタ第2番イ短調 Op.172、
 セレナーデ第1番Op.109
アントン・ウルシュプルフ(1850-1907):チェロ・ソナタ ニ長調 Op.29
ヨアンナ・サフリン(Vc)、
ポール・リヴィニウス(P)

録音:2019年4月(フランクフルト)
共にフランクフルトで生まれた作曲家フェルディナント・ヒラーとアントン・ウルシュプルフのチェロ・ソナタ世界初録音です。ヒラーは、作曲家兼ピアニスト、そして指揮者としても活躍し、メンデルスゾーンの後任としてライプツィヒ・ゲヴァントハウスOの指揮者も務めました。ロベルト、クララ・シューマンとも交流のあったヒラーの音楽は叙情的な旋律が美しくまさにドイツ・ロマン派といった情緒に溢れています。ウルシュプルフは、リストに薫陶を受け、ブラームスとも交流していました。生前は後期ロマン派を代表する作曲家として知られていましたが、残念ながらその作品が死後演奏される機会はなくなってしまいました。しかしその作品は、当時の評価が頷ける素晴らしいものです。
ポーランドのチェリスト、ヨアンナ・サフリンはウィーン・フィルのメンバーで設立されたウィーン チェロ・アンサンブル5+1のメンバーとしても活動しています。その懐の深い誠実な演奏は、聴衆に深い感動を与えてくれるでしょう。
Kaleidos
KAL-63312(1CD)
シューベルト&シューマン Vol.1
シューベルト:ピアノ三重奏曲第2番 変ホ長調 Op.100(D 929)
シューマン:ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調 Op.63
モルゲンシュテルン・トリオ

録音:2014年9月
これまでに数々の賞に輝いているモルゲンシュテルン・トリオのKaleidosレーベル・デビュー・アルバムは、古典派からロマン派への架け橋になったシューベルトの作品と、ドイツ・ロマン派を代表する作曲家シューマンの作品。シューマンのピアノ三重奏曲第1番は現在でも人気曲のひとつで、ベートーヴェンの作品のように「夜から光へ」向かっていくような構造になっており、ニ短調からニ長調へと広がっていきます。シューベルトのピアノ三重奏曲第2番は、原典版が使用されており第4楽章が晩年のシューベルトらしく長大なものになっています。モルゲンシュテルン・トリオはそれらの作品を、持ち前の繊細な演奏で細かなニュアンスまで明瞭なバランスで聴かせてくれています。
Kaleidos
KAL-63582(1CD)
ヴィーヴァ・ポローニア!
オギンスキ(1765-1833):ポロネーズ「祖国への別れ」
ヴィエニャフスキ:クヤヴィアク
ショパン:3つのマズルカ Op.63
ミェチスワフ・カルウォヴィチ(1867-1909):Mow do mnie jeszcze
シマノフスキ:マズルカ集 Op.50No.1-4
ロマン・スタトコフスキ(1859-1925):アラ・クラコヴィエンヌ
パデレフスキ:伝説 Op.16-1
シマノフスキ:前奏曲 Op.1-1
シモン・ラクス(1901-1983):Dyzio Marzyciel
シマノフスキ: Piesni Muezzina Szalonego
バツェヴィチ:Oberek
ヴィエニャフスキ:マズルカ「Dudziarz」
アニア・ヴェグリー(S)、
ロマン・オヘム(Vn)、
オスカル・イェジョル(P)

録音:2020年12月、センデザール(ブレーメン)
ポーランドの歴史は、波乱に満ちていて1795年に地図上からその存在がなくなり、1918年になって独立を取り戻すなど困難な時代が続きました。このアルバムではドイツとポーランドのアーティスト三人が、音楽でその歴史を紐解いていきます。ショパンを代表としてポーランドには優れた作曲家が多く、ポーランドの伝統音楽を巧みに取り入れた作品や、むしろ時代を先取りしたような現代に通じるような作品まで、激動の時代を生きた作曲家たちの音楽をご堪能ください。
Kaleidos
KAL-63572(1CD)
ピアソラ
ピアソラ:天使の死/タンゴの歴史/オブリビオン(忘却)/タンゴ・エチュード第4番/タンゴ・エチュード第6番/ブエノスアイレスの四季/ル・グラン・タンゴ/チキリン・デ・バチン
トリオ・コン・アバンドーノ
世界の音楽を紹介する「エディション・デル・ムンド」の新録音は、クラリネット、チェロ、アコーディオンのユニークなトリオで贈るピアソラ名曲アルバム。
2006年に設立されたトリオ・コン・アバンドーノは、クラリネット、チェロ、アコーディオンといった珍しい組み合わせのアンサンブルで、彼らにとってピアソラの存在とその音楽は特別なものでした。ピアソラの音楽はこれまでにも様々な編成によってアレンジされ演奏されてきましたが、トリオ・コン・アバンドーノの演奏は、クラリネット、チェロ、アコーディオンの3つの楽器でなじみのある、しかし全く新しいブレンドでピアソラの音楽を伝えてくれます。
Kaleidos
KAL-63562(1CD)
シューベルト&シューマン Vol.2
シューベルト:ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調 Op.99(D 898)
シューマン:ピアノ三重奏曲第2番 ヘ長調 Op.80
モルゲンシュテルン・トリオ

録音:2021年7月、ドイツ
これまでに様々な賞を獲得(ウィーン、メルボルン、ARD、KLRITA)し、カーネギーホールやウィーン楽友協会、そしてアムステルダム・コンセルトヘボウなど主要な舞台で演奏を行ってきたモルゲンシュテルン・トリオによる、Kaleidosレーベルでの「シューベルトとシューマン作品集」の第2弾。彼らの特徴でもあるニュアンスの精度の高さ、また全体的な解釈のバランスの良さが存分に活かされた上質の演奏となっています。

Stunt Records
STUCD-22032S(2CD)
完全数量限定盤
クラシック
I Think of You(原曲:ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番)
The Lamp is Low(原曲:ラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」)
If You Are but a Dream(原曲:A・ルビンシテインのロマンス)
Theme from Swan Lake(原曲:チャイコフスキーの「白鳥の湖」)
My Reverie(原曲:ドビュッシーの「夢想」)
Yours is My Heart Alone(原曲:レハールのオペレッタ「微笑みの国」からのアリア)
Moon Love(原曲:チャイコフスキーの交響曲第5番)
Humoresque(原曲:ドヴォルザークの「ユーモレスク」)
Skymning(原曲:ショパンの「別れの曲」(練習曲 Op.10-3)
スコット・ハミルトン(ts)、ヤン・ラングレン(p)、ハンス・バッケンルート(b)、クリスチャン・レト(ds)

録音:2021年11月、ニレント・スタジオ(スウェーデン)

※ Stuntの最新コンピレーション盤(SU 9104-2)が封入された限定盤!
※コンピレーション盤がなくなり次第、通常盤での取り扱いとなります。
時代を超えたサウンド、非の打ち所の無いセンス、完璧な意思決定によりジャズ界の王道を歩み続けるアメリカの巨匠テナー、スコット・ハミルトンのStunt Records第6作目となる新録音!
「CLASSICS」と題された本作は、クラシック音楽の有名なテーマをジャズ・クァルテットに再構築した、創造的で愉悦のプログラム。ラフマニノフ、ラヴェル、ルビンシテイン、チャイコフスキー、ドビュッシー、レハール、ドヴォルザーク、ショパンなどの様々な名旋律を芳醇なジャズに昇華。軽やかでムーディーなスウィングを響かせてくれる強力リズム・セクションは、Stuntにおけるスコット・ハミルトンの前作、「デニッシュ・バラード&モア」(OSTUCD18102)でも素晴らしい共演を果たしてきた、ヤン・ラングレン(ヤン・ルンドグレーン)(p)、ハンス・バッケンルート(b)、クリスチャン・レト(ds)の北欧強力トリオです。スコット・ハミルトンの重厚濃密なテナーで編み上げる素敵なクラシカル・ナンバーにご期待ください!

Challenge Classics
CC-72888(1CD)
影より出でて 〜女性作曲家のチェロ作品集
クララ・シューマン:3つのロマンス
メル・ボニ:セレナーデ Op.46-1
リリ・ブーランジェ:悲しき夕べ
ヘンリエッテ・ボスマンス(1895-1952):印象(
ファニー・メンデルスゾーン:幻想曲 ト短調 / カプリッチョ 変イ長調
ルシア・スワルツ(Vc)
エレナ・マリノヴ ァ(P)

録音:2021年7月7-9日ハールレム、フィルハーモニー
Challenge Classicsレーベルとのコラボレーションが20周年を迎えたルシア・スワルツによる、5人の女性作曲家に焦点を当てたアルバムです。女性が作 曲家として生きていくことには大変な困難を伴う時代があって、名声を得ることもなかったが、それでも音楽史上に大きな功績を残した強い女性がいたのだ、とい うふうにをスワルツはコメントしています。
収録されているのは2人のドイツ人(ファニー・メンデルスゾーンとクララ・シューマン)と2人のフランス人(メル・ボニとリリ・ブーランジェ)、そしてオラン ダのヘンリエッテ・ボスマンス。ボスマンスはドイツ・ロマン派からフランス印象派に向かい、独自の作曲法を追求した作曲家です。 (Ki)
Challenge Classics
CC-72914(1CD)
ノルウェー物語
クリシュナ・ナガラジャ:弦楽四重奏のための「ストリンガー」(2020)
無伴奏ハルダンゲルヴァイオリンのための「ノルウェー組曲」(2019)*
クリシュナ・ナガラジャ(ハルダンゲルヴァイオリン)
Meta4(弦楽四重奏)

録音:2021年5月9-10日フィンランド、ヘルシンキ
2021年6月4-7・17・18・29・30日イタリア、メーダ*
ノルウェーの民族楽器ハルダンゲルヴァイオリン(ハーディングフェーレ)を奏でる作曲家、クリシュナ・ナガラジャの作品集。現代音楽ともワールドともクロスオー バーとも言い切れない独特の世界です。弦楽四重奏曲『ストリンガー』はノルウェーのフォークダンスである「スプリンガー」と「ストリング」を掛け合わせたタイト ルで、西洋音楽の結晶ともいうべき編成の音楽に異質な世界観が組み合わされます。また『ノルウェー組曲』ではハルダンゲルヴァイオリンの独奏によって民俗的 な語り口の糸が紡がれていき、いつしか恍惚とした、狂おしいほどの感情へと膨らんでいきます。 (Ki)

PROSPERO CLASSICAL
PROSP-0028(1CD)
歌う葦 〜2つのオーボエとコーラングレのための作品集
ベートーヴェン:『ドン・ジョヴァンニ』の「お手をどうぞ」の主題による変奏曲 ハ長調 WoO.28
アントニン・ヴラニツキー(1761-1820):三重奏曲 ハ長調
ルドルフ・ガンツ(1877-1972):2つのピアノ小品 Op.31「小さなスフィンクス」「小さなエルフ」(2020年ホリガー編)
ベートーヴェン:三重奏曲 ハ長調 Op.87
ハインツ・ホリガー(1939-):小三重奏曲「En c(h)oeur - encore」(2020)
ハインツ・ホリガー(Ob)
アンドレア・ビショフ(Ob)
マリー=リーゼ・シュープバッハ(コーラングレ)

録音:2021年2月21-23日チューリッヒ、SRFスタジオ
現代クラシック界における巨匠の一人として、80歳を超えてもなおエネルギーと好奇心、音楽への欲求に満ちあふれた活動を展開しているスイスのオーボエ 奏者・指揮者・作曲家ハインツ・ホリガー(1939-)。その根幹部分と言えるオーボエ奏者としての今が刻まれた大注目アルバムです。2本のオーボエとコーラン グレという稀少なダブルリード三重奏作品を、この上なく見事な演奏で堪能いただけます。近年、指揮者としての名声が上がっているホリガーですが、やはりオー ボエの巧さも凄まじい!
ベートーヴェンがモーツァルトの主題を用いた変奏曲WoO.28は生涯をかけて完成させた変奏曲技法の神髄の一端を示す鮮やかな初期作品。また三重奏曲 Op.87はほとんど交響的な性格を帯びており、3つの均質な声部からシンフォニックな広がりが発現します。ベートーヴェンの友人であるブラニツキーのトリオ も、おおらかで独創的な形式と高い作曲技術が印象的な充実作。
ルドルフ・ガンツは1877年にチューリッヒで生まれ、1972年にシカゴで亡くなった音楽家。チェロを学び、ピアノの腕前はホロヴィッツやルービンシュタイ ンと比較されるほどで、ラヴェルの『夜のガスパール』の「スカルボ」や、ブゾーニの第2ソナチネの献呈者でもあります。ホリガー自らピアノ曲をオーボエ・ト リオに編曲して演奏。
ホリガー自作の「En c(h)oeur - encore」は、コーラングレ奏者のマリー=リーゼ・シュープバッハへの誕生日プレゼントとして書かれたもの。「一度でい いから、ハ長調で、半音階や四分音、複雑なリズムの無いものを書いてほしい」という彼女の願いから生まれた作品で、彼女の名前(Schupbach)からとった 音名SCHに基づく、3つの長調による多調で書かれています。タイトルも「En coeur(心で)/En choeur(コーラスで)/encore(アンコール)」と三重 の意味があり、短くもセンスあふれる爽やかな佳品。 (Ki)

Printemps des Arts de Monaco
PRI-036(1CD)
マウリシオ・カーゲル(1931-2008):アクースティカ(1968-1970) クレーフェルト、TAMシアター
テープ再生:マウリシオ・カーゲル

録音:2007年3月31日&4月1日/モンテカルロ春の芸術祭
2009年にZig-Zag Territoireレーベルから発売されたものの、わずかな流通量で廃盤となってしまったアルバムが移行再発売!前衛音楽最先端に生きた カーゲルの名作『アクースティカ』。たいへんマニアックな内容ですので心してお聴きください。
1931年のクリスマス・イブに生まれ、2008年9月18日に亡くなったカーゲル。この『アクースティカ』は、「音楽は沈黙から生まれ、沈黙へと還る」「音の 発し手が音楽(楽音)として意識して発していれば、それは音楽である」といった、音楽というものを定義しようとする試みに対する挑戦のような作品。カーゲルの 代表作とする人もいます。題名のとおり音響そのものを丸ごとデザインしたような世界で、あらゆるアコースティックな音が5人の奏者によって奏でられつつ、そ のバックではあらかじめ収録された電子音のテープが断続的に流れるという作品。楽器は実に様々で、鍵盤のように調律・整頓されたカスタネット、親指ピアノ、 さらには風船の口にトロンボーンのマウスピースをつけたものや、髪の毛をとかす櫛に薄い紙をあわせ、吹いたりこすったりして音を出す楽器、3ひねりくらいある 「楽器」が登場します。これらの奏法指定が書かれた200ものカードがあり、奏者たちはそれを選んで相互即興のように様々に演奏していきます。聴いていて、歯 に響く音や頭痛がしそうな音もありますが、それでも音の発信者は「音楽」として奏でているわけで、でも、これを音楽としてよいのか、と真剣に悩んでしまうよう な、「音楽とは何ぞや」という問題をあらためて考えさせられる、カーゲルから私たちへの永遠の挑戦状のような作品です。偶然性の音楽という要素を楽しむため、 このアルバムでは2種の演奏(芸術祭で公開された演奏と無観客での演奏)が収録されています。テープ再生で最晩年のカーゲルが参加しているのも貴重です。
50ページほどのブックレットには楽曲解説(仏英独)、譜面の一例、演奏時の写真をカラーで掲載しております。仏ディアパソン・ドール5受賞ディスク。 (Ki)

Hortus
HORTUS-204(1CD)
アド・ペルペトゥアム・JSB・メモ
(1)ヒンデミット:「葬送音楽」(ドバース&マリエによるヴィオラとオルガン編)
(2)バッハ:「キリストは死の縄目につながれたり」BWV625〜オルガン小曲集より
(3)ゴルカ・クエスタ:「死と生」〜ヴィオラとオルガンのための
(4)バッハ:「愛するイエスよ、わが願いを聞きたまえ」BWV649〜シュープラー・コラールより
(5)ロイク・マリエ:「そのとき、彼らの目が開かれた」〜ヴィオラとオルガンのための
(6)バッハ:「主なる神よ、いざ天のとびらを開きたまえ」BWV617〜オルガン小曲集より
(7)エディト・カナート・デ・チジ(1950-):「私は空を見た」〜ヴィオラとオルガンのための
(8)バッハ:「イエス・キリストよ、賛美をうけたまえ」BWV604〜オルガン小曲集より
(9)ベルント・アロイス・ツィンマーマン:無伴奏ヴィオラ・ソナタ「讃美を受けたまえ、汝イエス・キリストよ」
(10)マリエ:前作で扱った主題による即興演奏
(1)(3)(5)(7)(9)カルステン・ドバース(Va)、(1)-(8)(10)ロイク・マリエ(Org)

録音:2021年/オルガンパーク(アムステルダム)
使用楽器:(1)(5)(10)ザウアー・オルガン、(2)(6)(8)ユートピア・オルガン、(3)(4)(7)ヴェルシューレン・オルガン
ヴィオラ奏者カルステン・ドバースとオルガン奏者ロイク・マリエによるアルバム「アド・ペルペトゥアム・JSB・メモリアム」。ヒンデミットの「葬送音楽」(イギリ ス国王ジョージ5世の訃報を知ったヒンデミットがその追悼のために書いた4楽章構成の作品。最終楽章にコラール「汝の御座の前にわれは歩む」を引用していま す。)をオルガンと演奏したいというドバースがマリエに依頼したところから始まった録音計画。「葬送音楽」に現れるコラールからドバースとマリエはバッハ の作曲のコラールとそのコラールをもとに作曲されたオリジナル作品を並べるというアイディアが生まれ選曲しました。
当録音ではオルガンパークの3台のオルガンを弾き分けているのも注目。時代を超えた作品ながらヴィオラとオルガンの対話で生まれる唯一無二の世界を作り 出しております。 (Ki)
Hortus
HORTUS-168(1CD)
「フラウト・アッコンパニャート」
バッハ
(1)フルートと通奏低音のためのソナタ ホ短調 BWV1034
(2)2本のフルートと通奏低音のためのソナタ ト長調 BWV1039
(3)パルティータ第6番ホ短調 BWV830よりトッカータ
(4)フルート、ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ト長調 BWV1038
(5)オブリガート・チェンバロとフルートのためのソナタ ロ短調 BWV1030
(1)(2)(4)(5)パトリック・ビュークルス(トラヴェルソ)
アンサンブル・カフェ・ミリ【(1) - (5)エリザベート・ジョワイエ(クラヴサン)、
(1)(2)(4)ロミーナ・リシュカ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
(4)ディルク・ヴァンダーレ(Vn)、(2)柴田俊幸(トラヴェルソ)】

録音:2017年10月14-16日ヘント芸術大学内ミリー・コンサートホール(ベルギー)
コレギウム・ヴォカーレ・ゲントの首席フルート奏者を務めているパトリック・ビュークルスがバッハのフルート(トラヴェルソ)と通奏低音のためのソナタを 録音しました。
繊細で深みがあり極めて技巧的なフルートのパートもあるソナタ ホ短調 BWV1034、ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ第1番 ト長調 BWV1027と同一曲であ る2本のフルートのソナタ ト長調 BWV1039(注目のフルート奏者柴田俊幸も演奏!)、エリザベート・ジョワイエのクラヴサン独奏によるパルティータ第6番から トッカータ、ブランデンブルク協奏曲第3番の最終楽章を思わせるフルート、ヴァイオリンのソナタ ト長調 BWV1038、そして屈指の名作オブリガート・チェンバ ロとフルートのためのソナタ ロ短調 BWV1030を収録。名手ビュークルスが気心の知れたアンサンブル・カフェ・ミリのメンバーとともに温かい音色で奏で、聴 き手を“カフェ・ツィンマーマン”の世界に誘います。 (Ki)

Audite
AU-97798(1CD)
「起源」
トーマス・ブローメンカンプ(1955-):「7つのデザート・リズミクス」〜木管五重奏のための(2006)
マンフレート・トロヤーン(1949-):ソナタ第3番〜木管五重奏のための(1991 / 1995)
マクシミリアン・グート(1992-):「ンゴマ(NGOMA)」〜木管五重奏のための(2020)
リゲティ:「6つのバガテル」〜木管五重奏のための(1953)
アルンドス木管五重奏団【アンナ・シャハ(Fl)、志茂嘉彦(Ob)、クリスティーネ・シュテムラー(Cl)、リサ・ロジャー ス(Hrn)、メアレ有香(Fg)】

録音:2021年7月12-15日イムマヌエル教会、ヴッパータール(ドイツ)
ケルン音楽大学、ライン・ドイツオペラで学んだ新進気鋭の5人の演奏家により2013年結成されたアルンドス木管五重奏団。アントン・ガルシア・アブリル国 際室内楽コンクール(2014年)、カスティーリャ・イ・レオン国際室内楽コンクール(2015年)など数々の国際コンクールでの入賞歴を誇る当団が独auditeレー ベルよりついにデビュー・アルバム「起源(ORIGIN)」をリリースします!
当団はノルトラインヴェストファーレン州を本拠に活躍するドイツの木管五重奏団。躍動的かつ魅力的なアンサンブルで聴衆を虜にしてきました。その演奏は 「ウィットに満ちた表現能力、個々の完璧な演奏能力、そして官能的なプレゼンテーションが大きな一枚板となり、心に強く語りかけてくる。」(西ドイツアルゲマイ ネ新聞)など、演奏技術の高さはもちろんのこと豊かな表現力でも高く評価されています。
収録作品はジェルジ・リゲティ、トーマス・ブローメンカンプ(1955-)(数々の国際作曲コンクールに入賞しており、リゲティからもその才能 を高く評価されている作曲家)に加えて世界初録音となるマンフレート・トロヤーン(1949-)、マクシミリアン・グート(1992-)の4篇。リゲティ初期の作品「6 つのバガテル」にはバルカンの民族音楽が、グートの「ンゴマ」にはアフリカのトランス音楽が、そしてトロヤーンとブローメンカンプの作品にはフランスのモダニズ ムの精神が反映されており、20世紀から21世紀へ脈々と継承される生命力にあふれる音楽をフルート、オーボエ、クラリネット、ホルンそしてファゴットという木 管五重奏の演奏でご堪能いただけます。
これだけ多様な表情を見せる4人の作曲家の作品を当団は阿吽の呼吸で見事に演奏。アルバム・タイトル「ORIGIN」には“原点”としてのCDデビューだけで なく、歴史的な意義や遺産の“起源”や“発端”などの多角的な意味が込められています。 このジャンルの新たな魅力に気づかせてくれる名盤が生まれました!

Pentatone
PTC-5186873(1CD)
「私のパリ」
ドビュッシー:前奏曲〜『放蕩息子』より
ドビュッシー:月の光
フォーレ:夢のあとに
フォーレ:コンクール用小品
マスネ:タイスの瞑想曲
シャミナード:小協奏曲 ニ長調 Op.107
プーランク:フルート・ソナタ FP 164
パラディス:シチリアーノ
サン=サーンス:ロマンス ニ長調 Op.37〜フルートとピアノのための
リリ・ブーランジェ:夜想曲〜2つの小品より
モーツァルト:ソナタ ホ短調 K.304/300c
ラヴェル:ハバネラ形式の小品
サティ:ジムノペディ第1番
ドビュッシー:メヌエット〜『小組曲』より
ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
ビゼー(ダニエル・レーン編):カルメン組曲
アナ・デ・ラ・ヴェガ(Fl)、
パウル・リヴィニウス(P)

録音:2020年7月21-23日/パラス・リヒテナウ、ポツダム(ドイツ)
PENTATONEレーベルからリリースしたモーツァルトとミスリヴェチェクのフルート協奏曲集(PTC-5186723)で高い評価を得たフルート界の新星アナ・デ・ ラ・ヴェガ。その後、同レーベル第2弾でリリースしたハイドンとカール・シュターミッツの協奏曲集(PTC-5186823)では若手オーボエ奏者ラモン・ オルテガ・ケロとの共演でも優れた演奏を披露し、続く第3弾『バッハ・アンボタンド』(KKC-6355 / PTC-5186893)では「人間として、また作曲家として のバッハの新しい視点」で選曲したアルバムで一層注目を高めています。
PENTATONEレーベル期待の第4弾はドビュッシー、プーランク、サン=サーンス、ラヴェル、ビゼー、フォーレなどフランスのエスプリ漂う作品を集めたアルバ ム「私のパリ」!共演は優れた室内楽奏者として知られるピアニスト、パウル・リヴィニウスです。アナ・デ・ラ・ヴェガらしい軽やかで表情豊かな演奏はフランスの 作品にもマッチしており聴き手に幸福感を与えてくれます。
最後に収録された「カルメン組曲」はダニエル・レーン編曲版で演奏しています。レーンは1979年生まれ。ベルリンPOのコンサートマ スターだったエーリッヒ・レーンが祖父、バイエルンRSOのコンサートマスターだったアンドレアス・レーンが父という音楽一家に生まれたヴァイオリニスト・ 編曲家。編曲作品の演奏・録音にも力を入れていますが、この「カルメン組曲」はフランソワ・ボルヌ(1840-1920)、パブロ・デ・サラサーテ、 イェネー・フバイ(1858-1937)、ウラディミール・ホロヴィッツ(1903-1989)、フランツ・ワックスマンがそれぞれ編曲した同曲からの いわば“いいとこどり”の超絶技巧編曲。アナ・デ・ラ・ヴェガの卓越した演奏でフルートの華やかな音色をご堪能いただけます。
イギリス人とアルゼンチン人の両親の間にオーストラリアで生まれたアナ・デ・ラ・ヴェガはシドニー大学でマーガレット・クロフォードに師事。その後パリにてレ イモンド・ギオの最後の弟子として研鑽を積みました。現在、ヨーロッパを中心に精力的な演奏活動を展開しており、“傑出した才能”(ウィグモアホール)、“真の 芸術家”(カドガンホール)、“ファースト・クラス”(ベルリン・フィルハーモニー)など、各演奏会で絶賛されています。 (Ki)

APARTE
AP-273(3CD)
フォーレ:室内楽作品集U
ピアノ四重奏曲第1番ハ短調Op.15
セレナードOp.98〜チェロとピアノ
ピアノ四重奏曲第2番ト短調Op.45
(2)ピアノ五重奏曲第2番ハ短調Op.115
弦楽四重奏曲ホ短調Op.121
シモン・ザヌイ(P)(
ピエール・フシュヌレ(Vn)、ラファエル・メルラン(Vc)、マリー・シルム(Va)
ストラーダQ【ピエール・フシュヌレ、サラ・ネムタヌ(Vn)、リーズ・ベルトラン(Va)、フランソワ・サルク(Vc)】

録音:2021年3月17-26日/ジャン=ピエール・ミケル講堂(ヴァンセンヌ)
2018年5月にaparteレーベルから2枚組のフォーレ室内楽作品集をリリースしたピアノのシモン・ザウイやヴァイオリンのピエール・フシュヌレが待望の第2 弾に挑戦。
今回は3枚組で、ピアノ四重奏曲とピアノ五重奏曲各2篇をメインに、フォーレ最後の作品でもある弦楽四重奏曲という力作揃いなのが注目です。ピアノ四重奏 はフシュヌレのほか、チェロのラファエル・メルラン、ヴィオラのマリー・シルムと共演。ピアノ五重奏曲と弦楽四重奏曲はストラーダ四重奏団によりますが、ヴァイ オリンをフシュヌレとサラ・ネムタヌが担っているのに注目です。
意外にもピアノ五重奏曲2篇と弦楽四重奏曲、チェロ曲「セレナード」は20世紀の作品。ドビュッシーが印象主義作風を確立した以降の作もあり、新しい時代の 空気が流れていることも再認識させてくれます。 (Ki)
APARTE
AP-289(1CD)
レベッカ・クラーク:ヴィオラ作品集
(1)ヴィオラ・ソナタ (1919)
(2)モルフィウス(1917)
(3)古いイングランドの調べによるパッサカリア (1940-1)
(4)ヴィオラとチェロのための2つの小品(1916頃)
(5)アイルランドのメロディ〜ヴィオラとチェロのための(1918頃)
(6)ドゥムカ~ヴァイオリン、ヴィオラ、ピアノのための (1941)
(7)チャイニーズ・パズル (1921)
ヴァンシアーヌ・ベランジェ(Va)
ダナ・チョカルリエ(P)YAMAHA CFX使用
エレーヌ・コルレット(Vn)(6)、ディヴィッド・ローウェルス(Vc)(4)(5)(6)

録音:2021年7月6-9日/サン・ピエール寺院(パリ)
ヴァンシアーヌ・ベランジェは2003年から2008年までマンフレッド四重奏団のメンバーを務めた女性ヴィオラ奏者。ソロ、アンサンブルに限らずヴィオラの魅 力を普及させることに熱心で、このアルバムもこだわりを感じさせます。
レベッカ・クラークはイギリス出身の女性作曲家。自身ヴィオラ奏者としても活躍したため、ヴィオラ作品ことにソナタは近年幅広く演奏されて います。ここでは彼女の作曲したヴィオラ独奏曲を集めています。
注目はヴィオラとチェロの二重奏による「アイルランドのメロディ」。長く失われたとされていましたが、近年草稿が発見されここで世界初録音となりました。「さ らばククレイン」と「ロンドンデリーの歌」から成り、ヴィオラとチェロの魅力が存分に生かされています。ピアノをルーマニア出身の名手ダナ・チョカルリエが担っ ているのも豪華です。 (Ki)


オクタヴィア
OVCX-00092
(1SACD+DVD)
2022年4月20日発売
※DVDは初回限定パッケージ
上野通明 IN CONCERT(初回限定盤)
■CD
バッハ:無伴奏フルートのためのパルティータ イ短調 BWV1013(Vc版)
ヒンデミット:ピアノとチェロのための3つの小品 作品8より 第2曲『幻想小品』
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ 第2番ト短調 作品5-2
ドビュッシー:チェロ・ソナタ ニ短調
プーランク:チェロ・ソナタ FP.143
■DVD
ドビュッシー:チェロ・ソナタ ニ短調
●特典映像
※初回限定200枚 特典DVD付き
※初回完売後はCD(Hybrid Disc)のみのパッケージとなります。
上野通明 (Vc)、須関裕子 (P)

録音:2022年1月16-19日高崎芸術劇場
リサイタル・録音・映像によって才能溢れる若手演奏家を多角的に紹介する、大友直人 が贈る高崎芸術劇場の「T-Shotシリーズ」第5弾。 2021年10月、ジュネーブ国際音楽コンクール チェロ部門で日本人初の優勝を果たし、世 界の注目を集める上野通明。ダイナミックで、豊かな表現力が光る若きチェリストの初ソ ロCD+DVDがタイムリーに登場です、(オクタヴィア)
■上野 通明(Vc) Michiaki Ueno, violoncello
パラグアイに生まれ、幼少期をスペイン・バルセロナで過ごす。2009年、若い音楽家のためのチャイコフスキー国際 音楽コンクールに13歳で日本人初の優勝。翌2010年、ルーマニア国際音楽コンクール最年少第1位、ルーマニ ア大使館賞、ルーマニアラジオ文化局賞を併せて受賞。2014年、ヨハネス・ブラームス国際コンクール優勝。 2018年、ヴィトルト・ルトスワフスキ国際チェロコンクール第2位。2021年、ジュネーヴ国際音楽コンクールチェロ部 門日本人初の優勝、併せて3つの特別賞を受賞。これまでにソリストとしてワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽 団、ロシアSO、ジリナ室内O、読売日本SO、新日本フィルハーモニーSO、東京フィ ルハーモニーSO、東京SO等、国内外のオーケストラと多数共。テレビ朝日「題名のない音楽会」、 NHK BS「クラシック倶楽部」、NHK-FM「リサイタル・ノヴァ」等に出演。岩谷時子音楽文化振興財団より Foundation for Youth、岩谷時子賞奨励賞、京都青山音楽賞新人賞受賞。故馬場省一、イニアキ・エチェ パレ、毛利伯郎、ピーター・ウィスペルウェイに師事。主にヨーロッパと日本で積極的に演奏活動を行い、更なる研 鑽を積む。 使用楽器は1758年製P.A.Testore(宗次コレクションより貸与)。
オクタヴィア
OVCL-00782
(1SACD)
税込定価
2022年4月20日発売
上野通明 IN CONCERT(通常盤)
バッハ:無伴奏フルートのためのパルティータ イ短調 BWV1013(Vc版)
ヒンデミット:ピアノとチェロのための3つの小品 作品8より 第2曲『幻想小品』
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ 第2番ト短調 作品5-2
ドビュッシー:チェロ・ソナタ ニ短調
プーランク:チェロ・ソナタ FP.143
上野通明 (Vc)、須関裕子 (P)

録音:2022年1月16-19日高崎芸術劇場
高崎芸術劇場「T-Shotシリーズ」第6弾 『上野通明 IN CONCERT Recorded at Takasaki City Theatre 2022』 は初回限定200枚、特典DVD付きとなっておりますが、 限定数量到達後は、CDのみ(DVD無し)のパッケージとして販売いたします。 本商品は、そのCDのみ(DVD無し)のパッケージとなります。

Goodies
78CDR-3865(1CDR)
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第7番変ロ長調 作品97「大公」 アルトゥール・ルービンシュタイン(P)
ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)
エマヌエル・フォイアマン(Vc)

米 RCA VICTOR 11-8482/86
1941年9月12日&13日ニューヨーク録音
「百万ドル・トリオ」と呼ばれたこのトリオの代表作。日米開戦の3カ月前にニュ ーヨークで録音された。ピアノのアルトゥール・ルービンシュタイン(1887-1982) はポーランド出身。20世紀を代表するピアニストの一人。前半生をヨーロッパで、 後半生はアメリカで活躍した。演奏家キャリアは80年以上。ヴァイオリンのヤッ シャ・ハイフェッツ(1901-1987)は旧ロシア帝国のヴィリナ生まれ。 3歳でヴァ イオリンをはじめ、1910年にサンクトペテルブルク音楽院に入学し、名ヴァイオ リン教師レオポルド・アウアー(1845-1930)に師事した。第1次世界大戦(1914- 1918)中に一家でアメリカに渡り、1925年にアメリカの市民権を得た。その後大 ヴァイオリニストとして君臨した。チェロのエマヌエル・フォイアマン(1902- 1942)はウクライナのコロミア生まれ。ライプツィヒの音楽院で名教授ユリウス ・クリンゲル(1859-1933)に師事した。ナチスを逃れて一時スイスに居を構えた が1938年アメリカに移住した。フィラデルフィアのカーティス音楽院で教える一 方、上記の二人とのトリオで活躍したが、1942年に40歳の若さでニューヨークで 死去した。(グッディーズ)
Goodies
78CDR-3866(1CDR)
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調作品108 パウル・コハンスキ(Vn)
アルトゥール・ルービンシュタイン(P)

日VICTOR JD-41/3(英HMV DB17828/30と同一録音)
1932年6月15日ロンドン、小クイーンズ・ホール録音
パウル・コハンスキ(1887-1934)は 7歳の時ウクライナのオデッサで、レオポルド ・アウアー門下のエミル・ムウィナルスキに師事。1898年ムウィナルスキはワル シャワに行き、1901年ワルシャワ・フィルハーモニーを創設すると、14歳のコハン スキをコンサートマスターに任命した。その後コハンスキはワルシャワの上流階級 の支援をうけブリュッセルの王立音楽院に留学、4年後に首席で卒業した。ほどな くポーランド出身の大ピアニスト、アルトゥール・ルービンシュタイン(1887-1982) と出会い、ロンドン、ニューヨークにデビュー、1924年から没年までジュリアード 音楽院で教鞭をとりながら演奏活動を続け、1934年に癌のため死去した。享年47歳。 原盤番号の末尾の卍印はEMIのアラン・ブラムレイン(1903-1942)が開発した新型 カッターを採用した録音の印で、程なく□印に変わった。(グッディーズ)

Dynamic
CDS-7938(1CD)
NX-B03
パガニーニ:弦楽とギターのための四重奏曲
ギター四重奏曲第15番イ短調 MS 42
ギター四重奏曲第14番イ長調 MS 41
ギター四重奏曲第7番ホ長調 MS 34
パガニーニ・アンサンブル・ウィーン【マリオ・ホッセン(Vn)、マルタ・ポトゥルスカ(Va)、リリアーナ・ケハヨヴァ(Vc)、アレクサンダー・スヴェーテ(G)】

録音:2020年7月12日、2021年2月18日
ヴァイオリンの超絶技巧の持ち主として知られたパガニーニ。実はギターの演奏にも秀でており、一時期はギターの ための作品も多く書いていました。そんなパガニーニのギター四重奏曲は15作が出版されており、これらをすべて 録音するというシリーズの第1集(CDS7912)も好評を博しています。この第2集には独創的なメロディが楽しめ る第7番、よりヴィルトゥオーゾ的で、ヴァイオリニストとしてのパガニーニの魅力が存分に発揮された第14番、ヴィオ ラの深く印象的な音色がまるでオペラのような表現力を醸し出す第15番の3曲を収録。第1集と同じくパガニー ニの研究家として知られる名手マリオ・ホッセンが設立したウィーンを拠点に活躍するアンサンブル"パガニーニ・アン サンブル・ウィーン"による演奏でお楽しみください。
Dynamic
CDS-7953(1CD)
NX-B03
ジャコモ・ゴティフレード・フェラーリ(1763-1842): ハープとピアノのための二重奏曲集
第1二重奏曲 Op. 13(1798頃)
第2二重奏曲 Op. 20(1802頃)
第3二重奏曲 Op. 27(1810頃) ? 2つのホルン伴奏つき
第4二重奏曲 Op. 32(1810頃) ? 2つのホルン伴奏つき
パオラ・ペルッチ(Hp)
Double-movement and eight-pedal harp by Erard(London, 1811/20ca.)
カルロ・マッツォーリ(フォルテピアノ)
Michael Weis (Prague, 1800ca.),restored by “Laboratorio di Restauro del Fortepiano” (Florence, 2015)
エルサ・ボネッティ(ナチュラルホルン)
ルカ・デルプリオーリ(ナチュラルホルン)
Jungwirth, after Courtois (1802)&Lausmann (19th century)

録音:2018年11月-2019年2月
※古楽器による世界初録音
ジャコモ・ゴティフレード・フェラーリはイタリアのロヴェレートで生まれ、ナポリで学んだ後、フランスで過ごすものの 革命から逃れロンドンに定住。1780年代後半のパリとロンドンの音楽界で高い評価を得た作曲家です。オ ペラ・声楽の分野での成功が目立ちましたが、2曲のピアノ協奏曲やピアノ・ソナタ、ヴァイオリンまたはフルー トを伴うソナタも数多く残しています。 このアルバムに収録されたピアノとハープのための4つの二重奏曲は、ハイドンやモーツァルトへの敬愛が感じら れる美しい旋律を持つ作品で、彼の作風の特徴が明確に示されています。スケルツォ楽章を欠く第2番以 外は、流麗なアレグロ楽章、表情豊かな緩徐楽章、快活なスケルツォ、躍動豊かなロンドと定型の4楽章 で構成されていますが、第3番と第4番にはホルンの伴奏が付くなど響きの変化も工夫されています。復元 楽器を含む18-19世紀の楽器による演奏は、作曲当時の雰囲気を伝えます。

Orchid Classics
ORC-100190(1CD)
NX-B03
バスーンの大平原
スクリャービン:練習曲 変ロ短調 Op. 8No. 11(グレゴール・ピアティゴルスキー編)
ショスタコーヴィチ:24の前奏曲 Op. 34より(ベルトラン・エノー編)
 前奏曲 第6番:Allegretto
 前奏曲 第13番:Moderato
 前奏曲 第14番:Adagio
 前奏曲 第15番:Allegretto
 前奏曲 第16番:Andantino
 前奏曲 第24番:Allegretto
リムスキー=コルサコフ:ばらに魅せられたナイチンゲール Op. 2No. 2
チャイコフスキー:夜想曲 ニ短調 Op. 19No. 4(オリジナルのチェロ・カデンツァ付き)(イヴァン・コスティアン編)
レーラ・アウエルバッハ(1973-):エア「I Walk Unseen」
グリンカ:エレジー「誘惑しないで」
ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調 Op. 19
ローラ・デスクール(Fg)
パロマ・クアイダー(P)

録音:2021年8月22-24日
2019年に開催された「第16回チャイコフスキー国際コンクール」木管楽器部門に第4位入賞、注目を集めたフランス出身のファゴット奏者、ローラ・デスクー ル。このアルバムでは、チェロのための作品やピアノ曲、声楽曲などさまざまな作品をファゴットで演奏、その優れた技巧と音楽性を披露しています。ラフマニノフ のチェロ・ソナタなど、収録作品のいくつかは、デスクール自身とピアニストのクアイダーが編曲することで、ファゴットの新しいレパートリーを開拓しました。
【ローラ・デスクール】 パリ国立高等音楽院で学んだ後、バーミンガムで開催された国際ダブルリード協会(IDRS)のヤングコンクールで優勝。以降数々のコンクールに入賞する とともに、19歳でパリOに入団、その才能が早くから知られていました。2017年からフランクフルト歌劇場Oのソロ・ファゴット奏者を務めるとと もに、ロイヤル・コンセルトヘボウ管やマーラー室内O、バンベルクSOなどと共演しています。 自身の楽器の可能性を追求するとともに、楽器の魅力を多くの人々に伝えたいと願う彼女は、最近、映像作家のピエール・デュゴウソンとともにファゴットを紹 介するビデオ・シリーズを立ち上げるなど、多彩な活動を行っています。

CD ACCORD
ACD-292(1CD)
NX-C01
ルトスエアー五重奏団
ポール・プロイサー(1974-):5[+1]- 管楽五重奏のための3つの小品(トランペットの即興とともに)(2018)
ニコレット・ブジンスカ(1989-):樫の冠- 管楽五重奏のために(2017)
ニコラ・コウォジェイチク(1986-):Ranwers ウィングオーヴァー
 バス・クラリネットと管楽五重奏のためのコンチェルタンテ(2019)
ネイト・ウーリー(Tp)
トマシュ・ジムワ(バス・クラリネット)
ルトスエアー五重奏団【ヤン・クシェショヴィエツ(Fl)、カロリナ・スタルマホフスカ(Ob)、マチェイ・ドボシュ(Cl)、アリツィア・キエルザルスカ(Fg)、マテウシュ・フェリンスキ(Hrn)】

録音:2019年12月17-18日、2021年6月30日
2017年にリリースされた「Canto for Winds」(ACD-234)で近現代の作品で見事なアンサンブルを披露した" ルトスエアー五重奏団"。今作はタイトルの5[+2]の通り、2人のゲスト: アメリカのジャズ・アメリカのジャズ・トラン ペッター、ネイト・ウーリーとバス・クラリネット奏者トマシュ・ジムラをゲストに迎え、実験的、かつ斬新な響きを追 求、何度でも聴きたくなるアルバムを作り上げました。 アルバムには、ミニマル風の音型を繰り返すアンサンブルをバックにトランペットが即興を奏でるプロイサーの「3つの 小品」、樫の木の枝が生い茂る様子をモチーフにした神秘的な雰囲気に満ちたブジンスカの「樫の冠」、航空、空 気力学、宇宙など"空気"に関する主題を扱ったコウォジェイチクの「ウィングオーヴァー」の3作品が収録されていま す。

MClassics
MYCL-00023(1CD)
税込定価
GARDEN WINDS〜岩瀬貴浩:作品集
1.Calling You/2. 彩風
3. Shine/4. 追憶の日々
5. 大切なあなたへ/6. ホワイト・ロマンス
7. もう一度笑顔/8. 星空の下で
9. 眠れぬ夜は/10. 午前5時の目醒め
11. 君を迎え、送る春/12. Friends
13. 帰り道/14. 大丈夫
GARDEN WINDS【山本直人(Ob)、岩瀬貴浩(P)】

録音:2021年9月15-16日 東京、稲城市iプラザ「DXD352.8kHz録音」
元名古屋フィルの首席オーボエ奏者、現在ソリストで活躍する山本直人と、 コンポーザーピアニストとして活躍する岩瀬貴浩のユニット「GARDEN WINDS」のデビューアルバムです。全曲岩瀬によるオリジナル作品。情感豊か なメロディが風となり、人々に優しくそよいでいきます。人の感性に訴えかけるよ うな美しいオーボエの音色。キラキラと星のように煌めくピアノの音粒。音楽が人 に寄り添い、励まし、時に慰める。心の隙間を暖かく満たしてくれる珠玉の曲 集です。

FUGA LIBERA
FUG-795(4CD)
NX-E07
生誕200年記念、フランク:室内楽作品全集


【DISC 1】
(1)ヴァイオリン、チェロとピアノのための大三重奏曲 ハ短調 (1834)
(2)ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための協奏的三重奏曲 第1番嬰へ短調 Op. 1-1(1843)
ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための協奏的三重奏曲 第2番変ロ長調 Op. 1-2「サロンの三重奏曲」 (1843)

【DISC 2】
(1) ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための協奏的三重奏曲 第3番ロ短調 Op. 1-3(1843)
(2) ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための協奏的三重奏曲 第4番ロ短調 Op. 2(1843)
(3) ヴァイオリンとピアノ伴奏のためのアンダンテ・クイェトーゾ Op. 6(1844)
(4) 弦楽五重奏の伴奏付きピアノ独奏曲 ホ長調 Op. 10(1844頃)

【DISC 3】
(1) ピアノとヴァイオリンのための協奏的二重奏曲 第1番Op. 14(1844)
(2) 初見曲 (1877)
(3)ピアノ五重奏曲 ヘ短調 (1878)
(4)ヴァイオリン・ソナタ イ長調 (1886)

【DISC 4】
(1)メランコリー(ソルフェージュからの編) (1885頃)
(2)チェロ・ソナタ イ長調(ジュール・デルサールによるヴァイオリン・ソナタからの編) (1888)
(3)弦楽四重奏曲 (1890)
【DISC 1】
(1)エルネスト三重奏団【ナターシャ・ロケ・アルシーナ(P)、スタニスラス・ゴセ(Vn)、クレメン・ダミ(Vc)】
(2)フランク・ブラレイ(P)、アンナ・アガフィア・エグホルム(Vn)、アリ・エヴァン(Vc)
【DISC 2】
(1) フランク・ブラレイ(P)、アンナ・アガフィア・エグホルム(Vn)、アリ・エヴァン(Vc)
(2) アレクサンドル・チェノルキアン(P)、岡田修一(Vn)、ゲーリー・ホフマン(Vc)
(3) レオン・ブレフ(Vn)
ジャン=クロード・ファンデン・エイデン(P)、4) サリ・カン・ゲウレク(P)、カルスキ四重奏団【カヤ・ノヴァク、ナタリア・コタルバ(Vn)、ディーデ・フェルプスト(Va)、ジュリア・コタルバ(Vc)、リップ・コルマン(Cb)】
【DISC 3】
(1) 岡田修一(Vn)、ジャン=クロード・ファンデン・エイデン(P)
(2) アンナ・アガフィア・エグホルム(Vn)、ジャン=クロード・ファンデン・エイデン(P)
(3)ジョナタン・フルネル(P)、オーギュスタン・デュメイ、岡田修一(Vn)、ミゲル・ダ・シルヴァ(Va)、ゲーリー・ホフマン(Vc)
(4)ロレンツォ・ガット(Vn)、ジュリアン・リベール(P)
【DISC 4】
(1)アンナ・アガフィア・エグホルム(Vn)、ジャン=クロード・ファンデン・エイデン(P)
(2)ステファニー・ファン(Vc)、ジャン=クロード・ファンデン・エイデン(P)
(3)アドルノ四重奏団【エドアルド・ツォージ、リウ・ペッリチアリ(Vn)、ベネデッタ・ブッキ(Va)、 ステファノ・チェラート(Vc)】
録音:2019年4月-2022年1月 ベルギー
ベルギーを代表する作曲家セザール・フランクの生誕200年を記念し、その室内楽作品を全て収めた4枚組のアルバムが作曲家の母国の レーベルFuga Liberaから登場。エリザベート王妃音楽院(Queen Elisabeth Music Chapel)、ロマン派フランス音楽センター (Palazetto Bru Zane)との企画によるもので、音楽院で教鞭を執るアーティストを中心とした、オーギュスタン・デュメイ、岡田修一、フラン ク・ブラレイ、ジョナタン・フルネルなどの豪華な演奏陣が顔を揃えています。フランクが12歳になる直前に書き上げた単楽章のピアノ三重奏 曲に始まり、有名なヴァイオリン・ソナタ、ピアノ五重奏曲を経て最晩年の弦楽四重奏曲までを作曲年代順(Vc・ソナタは編曲年)に収 録。子供の頃から既にフランクらしさを垣間見せる早熟ぶりに驚かされつつ、オルガニストとして多忙だった時期の約30年の空白を経て、円 熟期へ向かってより深みを増していく過程を堪能することができます。

BRIDGE
BCD-9563(1CD)
スティーヴン・ジャッフェ(b.1954)の音楽Vol.4
(1)ライト・ダンス(室内協奏曲第2番)
(2)弦楽四重奏曲第2番「エオリアンとシルヴァン・フィギュア」
(3)4つの部分からなるソナタ
(1)ダ・カーポ室内プレイヤーズ
(2)ボロメオSQ
(3)デイヴィッド・ハーディ(Vc)
ランバート・オーキス(P)

録音:(1)2017年5月17日、(2)2012年9月23日、(3)2021年8月7日
スティーヴン・ジャッフェはノース・カロライナ在住のアメリカの作曲家。ジョージ・ロックバー グ、ジョージ・クラムに師事した。このアルバムは BRIDGE で 4 枚目となる彼の作品集。室内ア ンサンブル、弦楽四重奏、チェロ・ソナタが収められています。「ライト・ダンス」はミニマル・ミュー ジックと新ロマン主義、ジャズを折衷したスタイルで、その軽やかでポップな音楽はポスト・ミニ マルの作曲家マイケル・トーキーに相通じるものがある。弦楽四重奏曲第2 番は新古典主義を 思わせ、「4 つの部分からなるソナタ」は半音階主義で書かれた厳しい現代音楽。
BRIDGE
BCD-9566(2CD)
カール・コーン(b.1926):フルートのための作品集
(1)「遭遇」(1966)/(2)4 つのフルートのために(1989)/ (3)3 つの小品(1958)/(4)ロマンツァ(1972)/ (5)カンティレーナ(1982)/ (6)対話(2009)〜フルート、ピッコロ、ピアノのための/ (7)同義語(1974) /(8)船尾材(1993)/(9)モア(2005)〜4 つのフルートのための/(10)3 つのモア・ピース(2018)/ (11)コンコード(1986)/(12)ア・バー・フォー・スリー(2016)/ (13)カンティレーナ2012(2012)/ (14)独白(2007)〜Fl 独奏のための/(15)回想(2021)
レイチェル・ルディッチ(Fl)
(1)(8)(10)(15)カール・コーン(P)
(2)(9)ダニエル・レマー(Fl)、クリスティーン・タヴォラッチ(Fl)、サラ・ウェイス(Fl)
(3)(4)(7)(12)(13)ゲイル・ブランケンバーグ(P)
(5)マーク・ロブソン(Org)
(11)ジャック・サンダース(G)
(12)アンドリュー・マッキントッシュ(Vn)

録音:1996年((8)以外)、(8)2021年
カール・コーンはウィーン出身のアメリカの作曲家。戦渦を逃れて 13 歳で渡米し作曲をウォ ルター・ピストンに学んだ。パロマ・カレッジで 40 年以上教鞭を執り、その時の弟子にはフラン ク・ザッパも含まれます。このアルバムはフルートを中心とした彼の全生涯に渡る作品が収められ ています。1950〜60 年代の作品は同世代の他の多くの作曲家と同じく 12 音技法で書かれてい るが、その後は調性的、ロマン派的な要素が含まれた折衷的な作風に次第に変遷していって います。エリオット・カーター、レオン・カーシュナーと並ぶアメリカの保守派を代表する作曲家の 貴重な作品集。

CPO
CPO-777306(1CD)
NX-B02
リース:弦楽四重奏曲集 第4集
弦楽五重奏曲 ハ長調 Op. 37*
弦楽四重奏曲 イ短調 Op.150 No. 1
シュパンツィヒ・クァルテット【アントン・シュテック(Vn)、カティア・グリュットナー(Vn)、クリスティアン・ゴーセス(Va)、ヴェルナー・マツケ(Vc)、ラケル・マサデス(Va)*】

録音:2019年3月13-16日
フェルディナンド・リースの弦楽四重奏曲シリーズ第4弾。このアルバムには作曲家としてのリースの重要性を確認できる2作品が収録されています。 ベートーヴェンの弟子であるリースは、ピアノ曲だけではなく、生涯を通じて弦楽四重奏曲や五重奏曲の作曲に力を注いでいました。 1809年に書かれたハ長調の弦楽五重奏曲は、1790年代に「シュパンツィヒ・クァルテット」を創設したヴァイオリニスト、イグナーツ・シュパンツィヒに献 呈されたもので、ヴァイオリンをはじめとした各楽器の妙技が存分に楽しめる作品に仕上がっています。 また、1826年に書かれたイ短調の弦楽四重奏曲は、4/4拍子ではじまる第1楽章が、わずか4小節後に6/8拍子の短い動機で遮られるなど、かな りユニークな作風を持っています。この曲は、1827年、当時の音楽専門誌で「リースの作曲に慣れ親しみ、その中に特異なものを認めた者は誰で も、この作品に魅了され、稀に見る喜びを味わうでしょう。彼の作品はすべて高貴で壮大な性格を持ち、堅固です。」と絶賛されています。 演奏はベートーヴェンの友人でもあったシュパンツィヒの名を冠するシュパンツィヒ・クァルテット。当時の雰囲気を伝える典雅な演奏をお楽しみください。

Forgotten Records
fr-1767(1CDR)
スタニスラスSQ 〜ブラームス&ブロッホ
ブラームス:ピアノ四重奏曲第1番*
ブロッホ:ピアノ五重奏曲第1番Op.33 #
クリスティアン・イヴァルディ(P)
アレクシ・ギャルペリーヌ(Vn)*
ポール・フェントン(Va)*
ジャン・ド・スポングレ(Vc)*
スタニスラスSQ[ローラン・コッセ、ジー・リー(Vn)、ポール・フェントン(Va)、ジャン・ド・スポングレ(Vc)]#

録音:2004年4月19日* 、1994年12月19日#、ともにライヴ
Forgotten Records
fr-1773(1CD)
ヤナーチェク弦楽四重奏曲集
第1番ホ短調「クロイツェル・ソナタ」*
第2番「内緒の手紙」#
スメタナSQ [イジー・ノヴァーク(Vn1)、リュボミール・コステツキー(Vn2)、ヤロスラフ・リベンスキー(Va) アントニーン・コホウト(Vc)]

録音:1955年10月9日-10日#、20日-23日
※音源:Supraphon DV 5264 ALPV 298 SUA 10276
Forgotten Records
fr-1782(1CDR)
ヤナーチェクSQ
ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第1番ホ短調「クロイツェル・ソナタ」*
弦楽四重奏曲第2番「内緒の手紙」#]
ヤロスラフ・クヴァピル(1892-1958):弦楽四重奏曲第4番+
ヤナーチェクSQ[イジー・トラーヴニチェク(Vn1) 、アドルフ・シーコラ(Vn2)、イジー・クラトフヴィル(Va)、カレル・クラフカ(Vc)]

録音:1956年3月5日-6日# 、1957年12月16日-17日+、18日-19日*
※音源:Supraphon DV 5431、LPV 452

KAIROS
0015114KAI(1CD)
クイ・ドン(1966-):ペインテッド・ライツ
カリフォルニアの海岸線 California Shoreline(ソプラノ、弦楽四重奏とプリペアド・ピアノための)(2017)/バラバラになった梯子 Scattered Ladder(2台のマリンバと4人の打楽器奏者のための)(2009)/一体性の中の差異 Differences within Oneness(弦楽四重奏のための)(2009)/ペインテッド・ライツ Painted Lights(混声合唱と児童合唱、2つの合唱のための)(2010)
アルディッティSQほか

録音:2014-2019年
バレエ、オーケストラ、室内楽、合唱、エレクトロアコースティック、映画音楽、マルチメディアアート、即興演奏など、多様なジャンルやスタイルで作曲を行う中国系アメリカ人作曲家クイ・ドン(1966-)の作品集。アメリカで書かれた彼女の作品には、前衛的な実験音楽、ジャズ、その他の民族音楽の影響がユニークに統合されていると同時に、西洋のクラシック音楽への深い敬意と、自身のルーツとの深い文化的つながりが保たれています。初めて聴いた際には「この音楽はすべて同じ人が作ったのか?」と考えてしまうようなアルバムですが、繰り返し聴くと一見バラバラな各作品の共通点に気づくことでしょう。
KAIROS
0015025KAI(1CD)
サミュエル・アンドレーエフ(b.1981):室内楽作品集
検証/ストッピング/5つの小品/パッセージ/ミュージック・ウィズ・ノー・エッジズ/ストラスブール四重奏曲
オリヴィエ・モーレル(指,パーカッション)、
大久保彩子(指,Fl)、ハナツミロワール

録音:2016年&2018年(ストラスブール)
パーカッショニストのオリヴィエ・モーレルとフルーティストの大久保彩子によって2010年に誕生したハナツミロワールは、主に室内楽を演奏するアンサンブルに加え、パフォーマー、クリエイターなども所属する芸術集団です。大久保彩子はストラスブール国立地方音楽院を最高位の成績で卒業した日本のフルート奏者で、このカナダの作曲家、サミュエル・アンドレーエフの録音には指揮とフルートの両方で参加しています。
KAIROS
0015091KAI(1CD)
ステファノ・スコダニビオ(1956-2012):弦楽四重奏曲集
Visas(1985/1987)/Lugares que pasan - a Adolfo Castanon(1999)/Altri Visas (2000)/Mas Lugares (su Madrigali di Monteverdi) - a Luciano Berio (2003)
アルディッティSQ

録音:2016年4月10日-14日、テアトロ・ラウロ・ロッシ(イタリア)
イタリア生まれの作曲家兼コントラバス奏者であるステファノ・スコダニビオによる弦楽四重奏曲集。コントラバス奏者としても優秀で数十の曲が彼のために作られるほどでしたが、その才能は作曲家としても活かされました。コントラバスに精通していた作曲家らしく、コントラバスの特色を最大限生かした作品を残しています。また弦楽器の作品も多数残しており、倍音を効果的に使い、新たな音楽を生み出しました。
KAIROS
0015066KAI(1CD)
マールトン・イッレーシュ(b.1975):水彩画とサイコグラム
クラリネットのための3枚の水彩画(2014)
アコーディオン、ピアノと弦楽三重奏のための3枚の水彩画(2016/2020)
サイコグラム T.ヴィオラのための“Jajgatos” (wailing) (2013/2016)
クラリネット、ヴァイオリン、チェロとピアノのための3枚の水彩画(2017/2020)
サイコグラム U.クラリネットのための“Rettegos” (fearful)(2015)
小アンサンブルのための3枚の水彩画(2018/2020)
サイコグラム V.チェロのための“Durcaskodos” (sulking)(2019/2021)
アンサンブル・ルシェルシェ

録音:2020年11月23日-25日、2020年12月17日-18日、2021年7月23日(ドイツ)
マールトン・イッレーシュはハンガリー、ブダペスト生まれの作曲家兼ピアニストです。彼は1994年までハンガリーのジェールでピアノ、作曲そして打楽器を学んだ後、チューリッヒの音楽院と、バーゼル音楽院の研究所で学びました。2008年にはエルンスト・フォン・ジーメンス音楽賞の作曲家賞を受賞しています。
アンサンブル・ルシェルシェは、1985年以降600以上の世界初演を行い特に現代音楽に注力してきました。今作でもピッチを固定することなく独自の方法で作曲されたイッレーシュの作品を、徹底的に鍛えられたその技術で具現化しています。

AUSTRIAN GRAMMOPHONE
AG-0026(1CD)
ブラームス&ヒンデミット:コントラバス・ソナタ集
ブラームス:チェロ・ソナタ第1番ホ短調 Op.38(ヨーゼフ・ニーダーハンマーによるコントラバスとピアノ版)
ヒンデミット:コントラバス・ソナタ
ヨーゼフ・ギルゲンライナー(Cb)、
マティアス・ゲルストナー(P

録音:2021年2月(スイス、ヴィンタートゥール)
スイスのコントラバス奏者ヨーゼフ・ギルゲンライナーのデビュー・アルバム。ウィーンの名コントラバス奏者ヨーゼフ・ニーダーハンマーがブラームスのチェロ・ソナタ第1番を編曲したコントラバス・ソナタと、このジャンルでは比較的有名なヒンデミットのコントラバス・ソナタを収録しています。ブラームスのチェロ・ソナタは文字通り音域の変化によって深みを増しており、オーケストラの各楽器のベストをソナタの中で披露しようというヒンデミットの試みも、この2人の演奏によって見事に成功しています。コントラバスを愛する人だけでなく、ソロ楽器としてのコントラバスをまだよく知らない人も必聴の1枚です。

Chandos
CHAN-20174(1CD)
ヴァインベルク:弦楽四重奏曲集 Vol.2
ヴァインベルク:弦楽四重奏曲第1番Op.2/141(1937,rev.1985)/弦楽四重奏曲第7番 Op.59(1957)/弦楽四重奏曲第11番Op.89(1965-66)
アルカディアSQ〔アナ・トローク(Vn)、レスヴァン・ドゥミトル(Vn)、トライアン・ボアラ(Va)、ツォルト・トローク(Vc)〕

録音:2021年11月17日-19日、ポットン・ホール(サフォーク)
アルカディアSQによるヴァインベルクの弦楽四重奏曲全集の第2集が登場です。ヴァインベルクの四重奏曲を熱烈に支持しているアルカディアSQは「ヴァインベルクの音楽は、未知の闇に囲まれた光の輝きのようなものであり、その影を薄くすることが我々の目標になりました。」と語っており、前作の「弦楽四重奏曲集Vol.1」(CHAN-20158)はBBCラジオ3のレコード・レビューで「Record of the Week」に選ばれ、ICMA(国際クラシック音楽賞)2022の室内楽部門にノミネートしています。
第2集でも作曲時期の異なる三曲を選んで収録。1937年に書かれた第1番は、十代の頃に作曲されましたが、晩年に大幅に改訂され再出版されました。第7番は、ポーランドからロシアへの移住と1953年の投獄の経験を経てからの作品になります。第11番は、ちょうどヴァインベルクが最初のオペラを作曲している時期と重なっており、初演はボロディンSQによって行われ、この作品は彼の長女に捧げられています。
アルカディアSQは、2006年にルーマニアのゲオルゲ・ディマ音楽アカデミーの生徒たちによって結成。2009年ハンブルク国際室内楽コンクール、2011年アルメレ国際室内楽コンクール、2012年ウィグモア・ホール・ロンドン国際弦楽四重奏コンクール、そして2014年の大阪国際室内楽コンクールで優勝し、同世代のもっともエキサイティングなSQのひとつとして活躍しています。
Chandos
CHAN-20167(1CD)
音楽の記憶
ラフマニノフ:ピアノ三重奏曲第1番ト短調「悲しみの三重奏曲」(1892)
ブラームス:ピアノ三重奏曲第1番 Op.8(1853-rev.1889)
ラヴェル:ピアノ三重奏曲 M67(1914)
ニーヴ・トリオ〔アンナ・ウィリアムズ(Vn)、ミハイル・ヴェセロフ(Vc)、エリ・ナカムラ(P)〕

録音:2021年9月21日-23日、ポットン・ホール(サフォーク)
「寛大で心温まる、非常に魅力的な演奏」と「英BBCミュージック・マガジン」に評されるニーヴ・トリオは、その世代の最高のアンサンブルの一つです。2010年にアメリカ、ロシア、日本の若き才能が集い結成されたこのトリオは、ゲール語で「明るく」、「晴れやかな」といった意味の名前を持つ、"ニーヴ・トリオ(Neave Trio)"と名づけられました。Chandosレーベル4枚目のアルバムのテーマは「記憶」。ラフマニノフの最初期のピアノ三重奏曲は同じロシアの作曲家チャイコフスキーの「偉大な芸術家の思い出」から影響を受けています。ブラームスの初期のピアノ三重奏曲にはクララ・シューマンへの気持ち(片思い)が表れています。ラヴェル唯一のピアノ三重奏曲には第一次世界大戦への恐怖と不安がうかがえます。

それぞれの巨匠たちがピアノ三重奏曲という小さな編成の作品に描いた思いをニーヴ・トリオは見事に音楽として表現しています。

CAvi music
85-53492(1CD)
ヒンデミット、プーランク、バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ集
ヒンデミット:ヴァイオリン・ソナタ Op.11-1(1935)
プーランク:ヴァイオリン・ソナタ(1942/43)
バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第1番(1921)
エリアス・ダヴィッド・モンカド(Vn)、
ハンスヤコブ・ステームラー(P)

録音:2021年5月(ドイツ、ミュンヘン)
2021年のヴァルセージア国際音楽コンクール(Vn部門)とウラディーミル・スピヴァコフ国際ヴァイオリン・コンクールで第1位を受賞した期待の若きヴァイオリニスト、エリアス・ダヴィッド・モンカドのデビュー・アルバム!「アーティストとして、作曲家たちが全体主義体制や迫害、抵抗、亡命などの時事問題にどう対処したかを観察するのはとても興味深い」と語るモンカドは、「歴史の中で最もスリリングでドラスティックな時代」である20世紀に焦点を当て、デビュー盤としては少々ハードともいえるヒンデミット、プーランク、バルトークの3作品を取り上げ、見事な演奏・解釈を繰り広げています。

「プーランクのソナタには、隠された情熱、厳しい残忍性、圧倒的な苦痛が感じられます。ヒンデミットのソナタでは、物悲しさ、舞踏的、そして英雄的な要素が対比され、並置されています。バルトークの音色は信じられないほど精巧で、作品全体に苦悩のムードが漂っています」(エリアス・ダヴィッド・モンカド)
CAvi music
85-53283(1CD)
クラリネット五重奏曲集
モーツァルト:クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581
ブラームス:クラリネット五重奏曲 ロ短調 Op.115
バルドゥイン・ズルツァー:インヴェンション(2012)
マティアス・ショルン(Cl)、
ミネッティ四重奏団

録音:2012年6月、12月(オーストリア)
ウィーンを拠点にしているミネッティ四重奏団は、ウィーン国立音楽大学でアルバン・ベルク四重奏団のメンバーに師事しました。シューベルト国際音楽コンクールとハイドン国際室内楽コンクールで優勝した彼らは、ヨーロッパの主要なホールに定期的に出演しており、ファジル・サイやシャロン・カム、ウィーン・フィルやベルリン・フィルのメンバーとも共演しています。このアルバムでは、ウィーン・フィルの首席クラリネット奏者マティアス・ショルンを迎えてウィーンにゆかりのある作曲家たちの作品を取り上げています。
CAvi music
85-53278(1CD)
マウリシオ・カーゲル(1931-2008):ピアノ三重奏曲集
ピアノ三重奏曲第1番(1984/85)
ピアノ三重奏曲第2番(2001)
ピアノ三重奏曲第3番(2006/07)
トリオ・イマージュ

録音:2011年6月、シュパヌンゲン音楽祭(ドイツ)
2014年のECHO賞でその年の最優秀初演録音賞を受賞したトリオ・イマージュによるマウリシオ・カーゲルのピアノ三重奏曲集。アルゼンチンのブエノスアイレス出身のカーゲルは、曲中の奇抜な演出で知られており、指揮者に演奏中倒れることや、ティンパニ奏者には楽器に飛び込むことを指示した曲などで有名です。

CALLIOPE
CAL-2195(1CD)
3つの楽器のための四重奏曲集
ヘルマン・ベーレンス(1826-1880):社交四重奏曲第3番 Op.72
メンデルスゾーン:序曲「ルイ・ブラス」
フンメル
:春のセレナーデ Op.37
ベーレンス:社交四重奏曲第4番 Op.80
アントワーヌ・ムルラ(P)、
マリー・オリヴォン(P)、
エクトル・ブルガン(Vn)、
シリエル・ゴラン(Vc)

録音:2021年2月16日-19日(フランス)
「3つの楽器のための四重奏曲」とは、ピアノ1台4手連弾とヴァイオリン、チェロによる4人のアンサンブル(P三重奏の連弾版)のために書かれた作品。現在では非常に珍しい編成ですが、19世紀には非常に人気のあった編成です。世界初録音として行われたこのアルバムの傑作の数々を、素晴らしい室内アンサンブルでお楽しみください。

RUBICON
RCD-1078(1CD)
ドップラー兄弟&クーラウ:ロマン派の技巧的なフルート作品集
フランツ・ドップラー&カール・ドップラー:ハンガリーの主題による幻想曲
フランツ・ドップラー:アンダンテとロンド Op.25
フリードリヒ・クーラウ:2本のフルートとピアノのための三重奏曲 ト長調 Op.119
フランツ・ドップラー:ハンガリー田園幻想曲 Op.26
フランツ・ドップラー&カール・ドップラー:リゴレット幻想曲 Op.38
フランツ・ドップラー:アメリカの主題による二重奏曲 Op.37
ノエーミ・ジェーリ(Fl)、
ゲルゲイ・マダラシュ(Fl)、
アレクサンダー・ウルマン(P)
ゾルターン・コチシュにも称賛されたハンガリーを代表するフルート奏者ノエーミ・ジェーリ(1983-)と、同じくハンガリー出身、2019年からリエージュ・フィルの音楽監督を務めるなど、指揮者としての活躍中のゲルゲイ・マダラシュ(1984-)による、フランツ・ドップラーの生誕200年(2021年)を記念したフルート・アルバム!
フルートのための名作を数多く残しつつ、オペラやバレエなどの舞台音楽や、リストの「ハンガリー狂詩曲」のオーケストレーションなど、より大規模な作品においても才能を発揮したハンガリーの作曲家・フルート奏者、フランツ・ドップラーと、その弟でフルートのヴィルトゥオーソや指揮者、作曲家として活躍したカール・ドップラー(1825-1900)による、2本のフルートとピアノのための作品を中心に収録。加えて、ドップラー兄弟と同じくフルートのための名作を多数残しつつ、オペラや協奏曲、室内楽曲、ピアノ曲など多彩なジャンルで活躍したデンマークの作曲家フリードリヒ・クーラウ(1786-1832)の三重奏曲をカップリングしています。どちらも演奏効果に偏りがちなヴィルトゥオーゾの作品と異なり、楽器の特性を活かしつつ、音楽的にも充実しているのが特徴です。

FONE
SACD-219Analog
(1SACD)
ドビュッシー&ラヴェル:ヴァイオリンとピアノのための作品集
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調、ベルガマスク組曲より「月の光」(アレクサンドル・ローレンス(1881-1948)編)、前奏曲集より「ミンストレル」(作曲家自編)、前奏曲集より「亜麻色の髪の乙女」(アーサー・ハルトマン(1881-1956)編)、忘れられた小唄より「巷に雨のふるごとく」(アーサー・ハルトマン(1881-1956)編)
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ、2つのヘブライの歌より「カディッシュ」(ルシアン・ガルバン(1877-1959)編)、フォーレの名による子守歌、ハバネラ形式の小品、ツィガーヌ(演奏会用狂詩曲)
サルヴァトーレ・アッカルド(Vn)、
ラウラ・マンツィーニ(P)

録音:2019年11月、カーサ・デラ・ムジカ 「サーラ・デル・エルメリーノ」(イタリア、ミラノ)
イタリアの偉大なヴァイオリニスト、サルヴァトーレ・アッカルドが2019年11月にミラノで録音したドビュッシーとラヴェルの作品集。オーディオ・ファン向けに、新たに「アナログ・マスター盤」のSACDが登場。
先に発売されていた同内容収録の「SACD219」はデジタル・マスターからのSACD化でしたが、今回はより自然でリアルな音質を実現するために、アナログ・マスターからステレオDSDに変換されSACDが作られました。
FONE
SACD-218Analog
(1SACD)
サラサーテ:ヴァイオリンとピアノのための作品集
マラゲーニャ Op.21-1/ハバネラ Op.21-2/アンダルシアのロマンス Op.22-1/ホタ・ナヴァーラ Op.22-2/プレイェーラ Op.23-1/サパテアード Op.23-2/スペイン舞曲 Op.26-1/スペイン舞曲 Op.26-2/アンダルシアのセレナード Op.28/アディオス・モンターニャス・ミアス Op.37/ホタ・アラゴネーサ Op.27/バスク奇想曲 Op.24/ナバーラ Op.33(2本のヴァイオリンのための)*
サルヴァトーレ・アッカルド(Vn)、
ラウラ・ゴーナ(Vn)*、
ラウラ・マンツィーニ(P)

録音:2019年11月、カーサ・デラ・ムジカ 「サーラ・デル・エルメリーノ」(イタリア、ミラノ)
イタリアの偉大なヴァイオリニスト、サルヴァトーレ・アッカルドが2019年11月にミラノで録音したサラサーテ作品集。オーディオ・ファン向けに、新たに「アナログ・マスター盤」のSACDが登場。
先に発売されていた同内容収録の「SACD218」はデジタル・マスターからのSACD化でしたが、今回はより自然でリアルな音質を実現するために、アナログ・マスターからステレオDSDに変換されSACDが作られました。

Avie
AV-2512(1CD)
憧れ
バーバー:ノックスビル,1915年の夏
チャールズ・グリフス(1884-1920):フィオナ・マクラウドの3つの詩
アンドレ・プレヴィン(1929-2019):テノールとピアノのための4つの歌
ジョン・カンダー(b.1927):サリバン・バルーからの手紙
ヴァイル:ウォルト・ホイットマンの4つの歌
ジョン・マシュー・マイヤーズ(T)、
マイラ・ホアン(P)

録音:2020年11月15日&17日(ニューヨーク)
テノールのジョン・マシュー・マイヤーズの評価は今日、急速に高まっています。今作がデビュー・アルバムとなりますが、ちょうど同じ時期にメトロポリタン・オペラのハムレットに出演します。このアルバムでは、アメリカとアメリカ移民の作曲家の作品を中心にマイヤーズが美しく陽気な声を披露しており、あまりテノールでは歌われることのないバーバーの作品も歌っています。南北戦争の将校サリバン・バルーによる手紙を歌詞にしたジョン・カンダーの作品は感動的です。最後にはドイツの作曲家、クルト・ヴァイルの作品も収録されています。ジョン・マシュー・マイヤーズは、「このアルバムの各曲は、憧れ、分離、孤独、または距離だけでなく、親密さとつながりへの憧れの感覚もあります」と話しています。
テノールのジョン・マシュー・マイヤーズはカリフォルニア南部の出身で、マンハッタン音楽学校で学びました。ニューヨークフィル・ハーモニックやロサンゼルスPOなどとの共演をはじめとして、現代作品などにも起用されており近年その評価は高まっており、注目の若手テノール歌手です。
Avie
AV-2455(1CD)
シャイニング・ナイト
コレッリ(ポクソン編):ラ・フォリア*
バッハ(キャンベル編):G線上のアリア*
パガニーニ:カンタービレ*
ポンセ(ハイフェッツ編):エストレリータ(リトル・スター)#
ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第5番よりアリア*
デューク・エリントン(1899-1974)(デ・ローサ編):イン・マイ・ソリチュード*
ピアソラ(ヴァレラス編):タンゴの歴史*
ヒューゴ・ペレッティ(1916-1986)、ルイジ・クレアトーレ(1921-2015)、ジョージ・デヴィッド・ワイス(1921-2010)(ポクソン編):好きにならずにいられない*
ブローウェル(b.1939):Laude al Arbol Gigante(Laude to the Giant Sequoia Tree)*
モートン・ローリゼン(b.1943):Dirait-On#、シュア・オン・ディス・シャイニング・ナイト#
アン・アキコ・マイヤース(Vn)、
ジェイソン・ヴィーオ(G)*、
ファビオ・ビディーニ(P)#

録音:2021年11月4日-6日、ジッパー・ホール、コルバーン・スクール
自然、詩、愛をテーマにしたアン・アキコ・マイヤース、4年ぶりの新作が登場。タイトルにもなっている「シュア・オン・ディス・シャイニング・ナイト」の作曲者モートン・ローリゼンとのやりとりから始まったこのアルバムでは、コレッリやバッハなどのクラシック音楽は、グラミー賞受賞のギター奏者ジェイソン・ヴィーオとの共演による新たなアレンジにより、さらなる魅力を引き出しており、ヴィラ=ロボスやピアソラといったラテンの曲も収録しています。また、20世紀を象徴するデューク・エリントンの「イン・マイ・ソリチュード」や、ロックンロールのスター、プレスリーの歌声で知られる「好きにならずにいられない」はより親しみやすいアレンジに仕上がっています。コロナ禍の暗い時代に優しさと明るさをもたらすアン・アキコ・マイヤースからの贈り物ともいえるこのアルバムは、クラシック・ファンのみならず、全ての音楽ファンにお楽しみいただけます。
ドイツ系アメリカ人の父親と日本人の母親の間に生まれたアン・アキコ・マイヤースは、11歳でロサンジェルス・フィルと共演し以降世界中のトップ・オーケストラと共演。複数のアルバムが米ビルボードのクラシカル・チャートで第1位に輝き、2014年にはビルボードのもっとも売れているクラシック器楽奏者にも選ばれています。
Avie
AV-2492(1CD)
パラダイス・ファウンド〜ブルース・ウォロゾフ:チェロとピアノのための作品集
チェロ・ソナタ第1番「パラダイス・ファウンド」/チェロ・ソナタ第2番「惑星のためのレクイエム」/キルケ―/森(エイプリル・ゴーニックのための)
サラ・サンタンブロージョ(Vc)、
ブルース・ウォロゾフ(P)

録音:2021年7月22日-23日、オクターヴ・オーディオ、ニューヨーク(アメリカ)
アメリカの作曲家兼ピアニストのブルース・ウォロゾフによるチェロとピアノのための作品集です。彼の最初のチェロ・ソナタとなった「パラダイス・ファウンド」はコロナ禍の2020年に作曲されました。ウォロゾフは、この作品について「自分自身と将来の聴衆に、美しい世界はまだ残っていると伝えたかった」と話しています。チェロ・ソナタ第2番は「惑星のためのレクイエム」と題し、気候変動がテーマになっている、ソナタ形式のレクイエムになっています。ブルースとジャズの影響も受けているウォロゾフの作品を、グラミー賞受賞のチェリスト、サラ・サンタンブロージョが奏でます。
Avie
AV-2502(1CD)
イカロス〜エレーナ・ルーアー(b.1963):作品集
1. 弦楽四重奏曲第7番「千羽鶴」(2019)
2. クラリネットと弦楽四重奏のための「イカロス」(2018)
3. ピアノと弦楽四重奏のための「世界は回る」(2016)
4. 弦楽四重奏曲第8番のための組曲「昆虫の踊り」(2020)
デルガニSQ(1)、ボロメオSQ(2,3)、ジョン・マナシー(クラリネット、2)、ドナルド・ベルマン(P、3)、アルネイス四重奏団

録音:2019年9月3日-4日(3)、9月5日-6日(2)、2021年5月22日-23日(4)、WGBHボストン
2021年4月28日-29日、ワイルドイッシュ・シアター(アメリカ)
ウィリアム・ボルコムとヴィンセント・パーシケッティの門下生で、ジャズをオスカー・ピーターソンとエディ・ラスから学んだアメリカの女流作曲家、エレーナ・ルーアーによる、歴史と文学にまつわる作品集。弦楽四重奏曲第7番「千羽鶴」ではアメリカの収容所における日本人の強制収容、クラリネットと弦楽四重奏のための「イカロス」ではギリシャ神話をテーマにして作曲されています。これまでにもAvieレーベルで室内楽作品のアルバムをリリースしてきたエレーナ・ルーアー。様々なアーティストが集まった今作で改めて彼女の作品をお楽しみください。

Harp&Company
CD-505047(2CD)
コンコーネ・ルイージ(c.1800):ハープとバスーンのためのソナタ集
ソナタ第1番/ソナタ第2番/ソナタ第3番/ソナタ第4番/ソナタ第5番/ソナタ第6番
ラシェル・タリトマン(Hp)、
マヴロウデス・トロウルス(バスーン)
イスラエル、テルアビブ出身の世界的ハーピスト、ラシェル・タリトマンが設立した「ハープ音楽に特化」した世界でも珍しい自主レーベル、「ハープ・アンド・カンパニー(Harp & Company)」から、現在ではほとんど知られていないコンコーネ・ルイージのソナタ集が登場です。彼は19世紀前半にイタリアのトリノで生まれたと考えられています。彼はハープ奏者、作曲家そして教育者としてしられ、フランスのパリで活躍しました。この時代のハープやバスーンのオリジナルの楽譜はあまり残っていないため、貴重な作品といえるでしょう。

Urania Records
LDV-14087(2CD)
ベートーヴェン:フルートのための作品全集
フルート、ファゴットとピアノのための三重奏曲ト長調 WoO.37/フルートとピアノのためのソナタ変ロ長調 WoO Anh.4/フルート、ヴァイオリンとヴィオラのためのセレナード ニ長調 Op.25/主題と6つの変奏曲 Op.105/主題と10の変奏曲 Op.107/2本のフルートのためのアレグロ&メヌエット WoO.26
エンツォ・カロリ(Fl)、アンナ・マルティニョン(P)、ユ・ジュンフン(P)、カルロ・ラッザーリ(Vn)、ジャンカルロ・ディ・ヴァクリ(Va)、ロベルト・ジャッカーリャ(Fg)、ヴァルター・ザンピロン(Fl)

録音:2019年9月、マジスター・アレア・スタジオ(プレガンツィオール、イタリア)
作品番号で目録化されているか、されていないかに関わらず、楽聖ベートーヴェンがその生涯において作曲した「フルート」のための作品の全てを網羅した2枚組。
10代の頃、1786年に着手された「三重奏曲」など若かりし日の秀作から後期の作品までを収めており、「フルート」という視点からベートーヴェンの作曲技法、芸術を知ることの出来る魅力的なプログラムです。
エンツォ・カロリは、キジアーナ音楽院で名匠セヴェリーノ・ガッゼローニにフルートを学び、フェニーチェ歌劇場OやローマRAI国立SOのフルート奏者を歴任し、1970年代にはジュゼッペ・シノーポリと共にアンサンブルを結成するなどして活躍した現代のイタリアを代表する名フルーティストの1人。
フルート奏者としてだけでなく指揮者としても活躍し、パドヴァやヴィチェンツァの音楽院でフルートを指導するなど教育者としてもその名を知られています。

TRPTK
TTK-0084(1SACD)
南の色彩〜スペインとフランスのサクソフォン作品集
アルベニス:組曲 「スペイン」 Op.165より タンゴ
ポール・モーリス:プロヴァンスの風景
アルベニス
:「イベリア」第1巻より エボカシオン
ファリャ:7つのスペイン民謡より ムーア人の織物、アストゥリアス地方の歌、カンシオン、ナナ、ホタ、ポロ
ラヴェル:ハバネラ形式の小品
ヴィラ=ロボス
:黒鳥の歌
フランセ:5つのエキゾチック・ダンス
ミヨー:「スカラムーシュ」 Op.165dより ブラジレイラ
クルト・ヴァイル:ユーカリ
フェムケ・エイルストラ(Sax)、
セリア・ガルシア=ガルシア(P)

録音:2021年6月24日-26日、ヴェストフェスト教会(スキーダム、オランダ)
スペインとフランスのカラフルなサウンドを高音質で!
フェムケ・エイルストラは、オランダの若手女流サクソフォン奏者で結成されたシレーネ・サクソフォン・クヮルテットの創設者であり、結成34年を誇るオランダの名門アンサンブル、アウレリア・サクソフォン・カルテットの2代目ソプラノ・サクソフォンを担当する、同世代でもっとも成功を収めたサクソフォン奏者の一人。ヨーロッパでもっとも若い女性教授の一人として、29歳の時からフローニンヘンのプリンス・クラウス音楽院で教鞭を執っており、2020年からはオランダのザルトボメルで開催されるエミー・ヴェルヘイ音楽祭の芸術監督に任命されています。
フェムケ・エイルストラとスペインにルーツを持つピアニスト、セリア・ガルシア=ガルシアは、ロイヤル・コンセルトヘボウOでショスタコーヴィチの「ジャズ組曲第2番」を演奏した際に出会い、すぐに「デュオ・エイルストラ・ガルシア」を結成。彼女たちによるファースト・アルバム「南の色彩(Colores del Sur)」は、スペインとフランスの(そしてブラジルへも楽しい寄り道をした)サクソフォン作品集。マルセル・ミュールへ捧げられたサクソフォンのための名作であるポール・モーリスの「プロヴァンスの風景」から、アルベニスやファリャの名曲からのアレンジ、南米や異国情緒をテーマにしたラヴェルやフランセの作品、パリへ留学したヴィラ=ロボスと、逆にブラジルに滞在し同地の音楽を吸収したミヨーの作品といった凝ったプログラミングが魅力。南ヨーロッパと南アメリカ、陽気さと哀愁が同居する独特のサウンドを、Trptkの高品質録音でお贈りします。
TRPTK
TTK-0001(1CD)
インヴィシブル・リンク〜シュニトケ、ヴァスクス、ペルト
シュニトケ:ソナタ第1番Op.129(Vcとピアノのための)
ペトリス・ヴァスクス:Gramata Cellam 「The Book」(無伴奏チェロのための)
ペルト
:フラトレス(Vcとピアノのための)
マヤ・フリードマン(Vc)、
ダニエル・コール(P)

録音:2015年1月、オランダ
ロシア・モスクワ出身の多才なチェロ奏者マヤ・フリードマン(1989-)による、ソビエト連邦の時代に書かれた3作品の見えない繋がりを探った1枚!このシンプルな構成のアルバムでは、彼女が「時代を超越した感覚と、究極の真実への衝動が込められている」と語るシュニトケ、ヴァスクス、ペルトらの作品の間に存在する見えない繋がりを、マヤ自身との関係を絡め探求しています。その考察は、単なる「同時代を生きた3者の関係性」にとどまらず、最も純粋で極端な感情と、永遠に続く時間の静寂そのものとの繋がりにまで及んでいます。演奏、コンセプト含め極めて芸術性の高いアルバムといえるでしょう。
チェロを弾き始めた幼少期から神童と呼ばれていたというマヤ・フリードマンは、その後ユーリ・バシュメット財団に引き抜かれ、様々なTV・ラジオ番組にも出演し活躍している多才なアーティストです。名教師として知られるドミトリー・フェルシュトマン(リザ・フェルシュトマンの父)に師事。彼女は2019年に音楽家垂涎のオランダ・クラシック・タレント・アワードを獲得しており、プロコフィエフの歌劇「火の天使」をピアニストのアルテム・ベログロフとともにチェロとピアノのために編曲したアルバム(TTK-0009)は、アメリカのStereophile誌で「ここ20年で聴いた最高の室内楽アルバム」と絶賛されました。
TRPTK
TTK-0071(1SACD)
イン・モトゥ
ニーノ・ロータ:九重奏曲
マルティヌー:九重奏曲
メンデルスゾーン:交響曲第4番 イ長調 Op.90 MWV N16(九重奏版)
インターコンチネンタル・アンサンブル

録音:2021年5月17日-19日、ヴェストフェスト教会(スキーダム、オランダ)
インターコンチネンタル・アンサンブルは、4人の弦楽器奏者と5人の管楽器奏者からなるアンサンブルです。彼らは2012年にアムステルダムで結成され、メンバーは「Intercontinental(大陸間)」という名前の通り、メキシコ、スペイン、ポルトガル、チェコ、ルクセンブルグ、オランダと様々な国のアーティストが参加しており、九重奏のレパートリーを拡げるため、交響曲を九重奏に編曲して演奏する活動も行っています。今作ではメンデルスゾーンの交響曲第4番を取り上げており、通常のオーケストラで演奏する時とは違い、フレージングや個々のニュアンスがシビアに問われる九重奏版で、卓越したアンサンブル能力をみせています。その他のプログラムにはニーノ・ロータとマルティヌーの作品を選んでおり、コロナ禍の録音となりましたがあえて明るい曲調のものが収録されています。
TRPTK
TTK-0060(1SACD)
時代の精神
ストラヴィンスキー:「イタリア」組曲
リリ・ブーランジェ:哀しみの夜に
ナディア・ブーランジェ:チェロとピアノのための3つの小品
エネスコ:チェロ・ソナタ第2番 ハ長調 Op.26-2 
アナスタシア・フェルレヴァ(Vc)、
フランク・ファン・デ・ラール(P)

録音:2020年8月21日-24日、ヴェストフェスト教会(スキーダム、オランダ)
20世紀初めのパリ。ブーランジェ姉妹はその音楽の中心にいました。女性として初めてローマ大賞を受賞し、作曲家として認められたにも関わらず24歳の若さで亡くなってしまったリリ・ブーランジェ。その姉でコープランドやロイ・ハリスなどを育てた教育者として有名なナディア・ブーランジェ。このアルバムに収録されている「イタリア」組曲の原型となり、新古典主義音楽のはしりとなった「プルチネルラ」を作曲したストラヴィンスキー。そして彼らと同時期に活躍し、ルーマニアの民族音楽から影響を受けていたジョルジェ・エネスコ。パリで活躍した新古典主義音楽の作曲家に取り組んだこのアルバムでアナスタシア・フェルレヴァたちは、特にエネスコの作品に対して「かなりの年月の間、私たちはこの作品に集中的に取り組み、コンサートで頻繁に演奏し、毎回何か新しいものを発見しました」と述べています。
チェロのフェルレヴァは2018年ハンス・アイスラー音楽大学で修士号を取得しています。彼女の演奏は、確かな説得力があり、その情熱的で魅惑的な解釈と、最後の音まで有機的で鮮やかさと強さを持ったフレージングは高い評価を受けています。
TRPTK
TTK-0072(1SACD)
カント・インテルノ
ボッテジーニ:「ヴェニスの謝肉祭」による序奏と変奏曲、
 協奏的大ニ重奏曲
クーセヴィツキー:アンダンテ Op.1-1、
 小さなワルツ Op.1-2、悲しい歌 Op.2
 ユモレスク Op.4
シューマン:幻想小曲集 Op.73(コントラバスとピアノによる演奏)
フランク:ヴァイオリン・ソナタ(コントラバスとピアノよる演奏)
ルイス・カブレラ(Cb)、
ユスティナ・マイ(P)、
シルヴィア・フアン(Vn)

録音:2020年11月〜2021年1月
ロンドンSOの首席コントラバス奏者を務めたリナト・イブラギモフ(アリーナ・イブラギモヴァの父)に師事し、大きな影響を受けたというスペインのコントラバス奏者、ルイス・カブレラ(1985-)のデビュー・アルバム。彼はヨーロッパの有名なオーケストラと数多く共演し、2006年からはオランダPOに在籍、首席コントラバスを務めています。彼が子供の頃から憧れていた音楽(それがコントラバスのために書かれたものかどうかは問わない)を集めたという本作には、ボッテジーニやクーセヴィツキーといった偉大なコントラバス奏者の作品だけでなく、シューマンやフランクの名作の編曲も含まれています。特にフランクのヴァイオリン・ソナタのコントラバス版は圧巻。

Centaur
CRC-3874(1CDR)
チェンバー・ミュージック・(リ)ディスカヴァリーズ
1. ヤン・ファン・ヒルセ:フルート、ヴィオラとヴァイオリンのための三重奏曲
2. ペトル・エベン:3つの静かな歌
3. レオ・スミット:フルート・ソナタ
4. ヴァインベルク:フルート、ヴィオラとピアノのための三重奏曲 Op.127
5. ボリス・ブラッハー:フルート・ソナタ
スザンヌ・スニゼク(Fl)、
キース・ハン(ヴィオラ、1)、
アーロン・シュウェーベル(Vn、1)、
ベンジャミン・バターフィールド(テノール、2)、
アレクサンドリア・リ(P、2,4)、
ユーミ・キム(P、3,5)、
ジョアンナ・フッド(ヴィオラ、4)

録音:2017年5月-6月(カナダ)
フルート奏者のスザンヌ・スニゼクは、現在カナダのビクトリア大学にて教鞭を執っています。彼女はミッドサウス・フルート・コンクール(USA)とUArtsコンチェルト・コンクールで1位、ニューヨーク・フルートクラブ・コンクールで2位を獲得しました。フリーランスのオーケストラ奏者または室内楽奏者として活動しています。
※当タイトルはレーベルオフィシャルのCD-R盤となります。CentaurレーベルのCDをプレスしている製造工場、アメリカ合衆国テネシー州チャタヌーガのWTSmedia社で製作されています。
Centaur
CRC-3889(2CDR)
遠い旅〜クリストス・チツァロス:作品集
3つの前奏曲 〜 ピアノ独奏のための神話のトリプティク/ヴァイオリンとピアノのための序奏と踊り*/シースケープ/5つの夏の小品/オーボエ、B♭管クラリネットとピアノのための幻想曲**/抒情的バラード
クリストス・チツァロス(P)、
ジョン&ジョセフ・イレラ(Vn)*、
ジョン・ディー(Ob)**、
J.デイヴィッド・ハリス(Cl)**

録音:2019年5月、10月、11月&2020年1月、2月(アメリカ)
キプロス出身のコンポーザ・ピアニスト、クリストス・チツァロスは、13歳でアテネの国際コンクール、1992年にはピアノ教育学においての作曲コンクールで優勝を飾り、作曲家としても幅広く活動を展開しています。チツァロスの作風は、ギリシャとキプロスの神話に見られる地中海の風景と豊かなイメージに深く影響を受けており、本アルバムでは、自作自演のピアノ・ソロ、室内楽作品を取り上げています。
※当タイトルはレーベルオフィシャルのCD-R盤となります。CentaurレーベルのCDをプレスしている製造工場、アメリカ合衆国テネシー州チャタヌーガのWTSmedia社で製作されています。
Urania Records
WS-121383(2CD)
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ全集
チェロ・ソナタ第1番ヘ長調 Op.5-1/チェロ・ソナタ第2番ト短調 Op.5-2/チェロ・ソナタ第3番イ長調 Op.69/チェロ・ソナタ第4番ハ長調 Op.102-1/チェロ・ソナタ第5番ニ長調 Op.102-2/ヘンデルのオラトリオ「ユダス・マカウベス」の主題による12の変奏曲ト長調 WoO.45/「魔笛」の主題による7つの変奏曲変ホ長調 WoO.46/モーツァルトの歌劇「魔笛」の「恋人か女房か」の主題による12の変奏曲ヘ長調 Op.66
ピエール・フルニエ(Vc)、
フリードリヒ・グルダ(P)

録音:1959年
※STEREO/ADD
その生涯で3度、ベートーヴェンのチェロ・ソナタ全集を録音したピエール・フルニエ。その中からウラニア・レコーズが選んだ演奏は、グルダとの共演による1959年の演奏。
その演奏の充実ぶりは、このグルダとの共演盤が3度のベートーヴェン全集の中で最も人気が高いと称されていることの証明と言えるでしょう。
Urania Records
WS-121380(2CD)
バッハ:ヴァイオリン・ソナタ集
ソナタ第1番ロ短調 BWV.1014
ソナタ第2番イ長調 BWV.1015
ソナタ第3番ホ長調 BWV.1016
ソナタ第4番ハ短調 BWV.1017
ソナタ第5番ヘ短調 BWV.1018
ソナタ第6番ト長調 BWV.1019
シュープラー・コラール集 BWV.645-650*
前奏曲とフーガ イ短調 BWV.543**
パルティータ第3番ホ長調 BWV.1006#
ヘンリク・シェリング(Vn)、
ヘルムート・ヴァルヒャ(ハープシコード&オルガン)

録音:1969年、1947年*、1962年**、1968年(ライヴ)#
シェリングとヴァルヒャ。20世紀を代表する2人の巨匠の共演によって生まれたバッハのヴァイオリン・ソナタ集の名演奏。
シェリングのヴァイオリンの素晴らしさはもちろん、大家ヴァルヒャの厳格とも言える演奏との融合は現在でも高く評価され続けています。

fra bernardo
FB-2211700(1CD)
バッハ:フルート・ソナタ&パルティータ
バッハ:フルート・ソナタ ホ短調 BWV 1034*/フルート・ソナタ ホ長調 BWV 1035*/無伴奏フルートのためのパルティータ イ短調 BWV 1013*/フルート・ソナタ ロ短調 BWV1030*/ブランデンブルク協奏曲第6番変ロ長調 BWV1051#
リンデ・ブルンマイア=トゥッツ(バロック・フルート)*、ラース・ウルリク・モルテンセン(Cemb)*、エドゥアルト・メルクス(バロック・ヴィオラ)#、エディト・シュタインバウアー(バロック・ヴィオラ)#、ニコラウス・アーノンクール(ヴィオール)#、グスタフ・レオンハルト(ヴィオール)#、フリーダ・クラウゼ=リチャウアー(バロック・チェロ)#、ブルーノ・ザイドルホーファー(Cemb)#、ヨゼフ・メルティン(指)#

録音:2005年1月11日-14日、マウアーバッハ・カルトジオ会修道院ライブラリー*/1950年、カジーノ・バウムガルテン(ウィーン)#
リンデ・ブルンマイア=トゥッツは、インスブルックでリコーダーと医学を学び、バーゼルのスコラ・カントルムでハンス=マルティン・リンデに、ハーグ王立音楽院でバルトルト・クイケンにフルートを師事しました。彼女はソリストとして、古楽オーケストラと数多く共演しており、バッハ・コレギウム・ジャパン、フライブルク・バロックO、バルタザール=ノイマン・アンサンブル、ル・コンセール・デ・ナシオンそして18世紀オーケストラなどと演奏しています。このアルバムでも一流のオーケストラに招かれる実力を存分に発揮し、ラース・ウルリク・モルテンセンとの息の合ったバッハを聴かせてくれています。
古楽の分野において多大な功績を残したグスタフ・レオンハルト。彼の没後10周年を記念して非常に貴重な録音をエクストラトラックとして収録しています。戦後間もない1950年に「ブランデンブルク協奏曲第6番」を古楽器で世界で初めて録音した音源が登場です。メンバーも非常に豪華で古楽の第一人者ばかり。指揮はウィーンの古楽研究の先駆者のひとり、ヨゼフ・メルティン。その他にもメルティンの教え子のエドゥアルト・メルクスに、20世紀を代表する古楽器奏者で指揮者であるニコラウス・アーノンクール、そして、グスタフ・レオンハルトはチェンバロではなくヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)を演奏しています。その後来る古楽器ブームの先駆けとなる録音をぜひご堪能下さい。

Da Vinci Classics
C-00546(1CD)
クラリネットとピアノのための19世紀の幻想小曲集
シューマン:幻想小曲集 Op.73
ゲーゼ:幻想小曲集 Op.43
ライネッケ:幻想小曲集 Op.22
ヴィンディング:3つの幻想小曲集 Op.19
シューマン(ダル・サント&マラスカ編):幻想小曲集 Op.111
ルイージ・マラスカ(クラリネット/フリッツ・ヴーリッツァーC100)、ガブリエレ・ダル・サント(P/ボルガートL282)

録音:2021年7月、モンテ・マグレ教会(ヴィチェンツァ、イタリア)
シューマンの傑作であり現在もクラリネットの主要レパートリーとして愛され続けている「幻想小曲集 Op.73」。
この「19世紀の幻想曲集」では、シューマンの傑作を冒頭に据えつつ、デンマークのゲーゼとヴィンディング、ドイツのライネッケの「幻想小曲集」をカップリング。
そしてプログラムのラストを飾るのは、ピアノのために書かれたシューマンの"もう1つ"の「幻想小曲集 Op.111」のクラリネット&ピアノ編曲版という、徹底的に「幻想小曲集」にこだわった意欲作です!
ドイツ管のクラリネット、フリッツ・ヴーリッツァーC100を愛用するルイージ・マラスカは1993年にヴィチェンツァ音楽院を卒業したイタリアのプレーヤー。
1992年から2014年までヴィチェンツァのオリンピコ劇場のクラリネット奏者を務め、2001年にはアンサンブル・ミューザゲートを創設するなど、オーケストラプレーヤー、室内楽奏者、そしてソリストとして活躍してきました。
Da Vinci Classics
C-00549(1CD)
オペラティック・ソワレ〜ヴェルディ、プッチーニとマスカーニ以降のクラリネットとピアノのためのファンタジア集
ルイージ・バッシ(1833-1871):ヴェルディの歌劇「リゴレット」による演奏会用幻想曲
ドナート・ロヴレッリョ(1841-1907):ヴェルディの歌劇「椿姫」のモチーフによる幻想曲 Op.45
ジュゼッペ・レオネージ(1833-1901):ヴェルディの歌劇「運命の力」によるソロとロマンス
カルロ・デッラ・ジャコマ(1858-1929):マスカーニの歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」による幻想曲 Op.83、
 プッチーニの歌劇「トスカ」による幻想曲 Op.171
エマヌエレ・サルヴァトーレ・アンザローネ(Cl)、
パオラ・ガブリエッラ・ミラッツォ(P/スタインウェイ)

録音:2021年10月-12月、スタジオ・ラ・ギ・ア・ラ・ムジカーレ(モディカ、イタリア)
ヴェルディやプッチーニ、マスカーニといった大作曲家たちが活躍し、オペラが隆盛を誇った19〜20世紀前半のイタリア。
このオペラが大ブームとなっていた時代において、これらの作曲家たちの作品を題材とした器楽、特にクラリネットのための「ファンタジア(幻想曲)」が誕生し、イタリアの器楽復興の一躍を担いました。
ヴェルディ、プッチーニ、マスカーニの音楽をベースとした幻想曲などの演奏会用作品を奏でるのは、名匠アントニー・ペイの門弟であるエマヌエレ・サルヴァトーレ・アンザローネ。
ローマのサンタ・チェチーリア国立アカデミーではアレッサンドロ・カルボナーレにも学んでおり、ソリストとしてだけでなく、オルケストラ・メディテラネア・ディ・クラリネッティの首席奏者としてレコーディングを行っています。
Da Vinci Classics
C-00544(1CD)
コンティニュアム〜バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ全集(Vc&アコーディオン版)
ソナタ ト長調 BWV.1027、ソナタ ニ長調 BWV.1028、ソナタ ト短調 BWV.1029
モシェレス:バッハの「平均律クラヴィーア曲集第1巻」による幻想曲第15番&第24番
デュオ・アランビック〔ニコロ・ニグレッリ(Vc)、マルゲリータ・ベルランダ(アコーディオン)〕

録音:2021年11月、ディジチューブ・スタジオ(マントヴァ、イタリア)
大バッハの3曲のヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ(BWV.1027〜1029)を「ヴィオラ・ダ・ガンバとハープシコード」ではなく、「チェロとアコーディオン」という異色のコンビで演奏したユニークなレコ―ディングが登場!
チェロとアコーディオンを組み合わせた結果として、2つの楽器の音色が見事に調和しアコーディオンの音色がより一層引き立っています。
バッハの時代にはまだアコーディオンは存在していませんでしたが、デュオ・アランビックは、ダイナミクス、アーティキュレーション、バランスの面においても歴史的な情報に基づいた演奏法を採用し、原曲の魅力を際立たせる演奏を目指しています。
このチャレンジングなバッハ・プログラムに取り組むデュオ・アランビックは、バロックからコンテンポラリーまでをレパートリーとするイタリアのアンサンブル。
2013年にイタリアのカステルフィダルドで開催された「ワールド・オヴ・アコーディオン」第1位、2018年のストレーザ国際音楽コンクール第2位の受賞歴を誇るなど非常に高い評価を受けています。

The Lost Recordings
(Fondamenta)
TLR-2203040(2CD)
未発表ベルリン・スタジオ・レコーディング
1. バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 BWV1004
2. フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 FWV8
3. ラヴェル:ツィガーヌ
4. ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調「春」
5. ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第7番 ハ短調 Op.30-2
6. バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番 ホ長調 BWV1006より 前奏曲
ヘンリク・シェリング(Vn)、
ギュンター・ルートヴィヒ(P、2,4)
マリヌス・フリプセ(P、3,5)

録音:1963年4月19日-20日(1,3)、1962年4月27日-29日(2)、1962年4月27日(4)、1963年4月19日(5)、ベルリン=ブランデンブルク放送第3ホール〔モノラル〕/1982年2月8日(ライブ)(6)、ベルリン=ブランデンブルク放送グラント・ホール〔ステレオ〕
フランスのレーベル "Fondamenta" が貴重音源を高音質に復刻するシリーズ「The Lost Recordings」が、レーベル名も「The Lost Recordings」へと変えて始動。今回は20世紀を代表するヴァイオリニスト、ヘンリク・シェリングの未発表ベルリン・スタジオ・レコーディングです。「The Lost Recordings」シリーズお馴染みの「Phoenix Mastering」(※)によって丁寧にリマスタリングされたその音源は、モノラルながら(6のみステレオ)鮮やかにシェリングの演奏を伝えてくれます。
ヘンリク・シェリングの代名詞ともいえるバッハの「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」を全曲録音した1955年盤と1967年盤のちょうど間の時期にあたる1962年から1963年の貴重な未発表音源をCD2枚にたっぷりと収録しました。この時期のシェリングはまさに全盛期といえる頃で、神々しいまでの美しさを携えたバッハ、ロマンティシズムと気品に溢れたフランク、端正でありながらも歌心も忘れないバランス感覚が研ぎ澄まされたベートーヴェン。どの曲をとっても20世紀の巨匠シェリングの妙技が味わえる、すべてのクラシック・ファンにおすすめの内容となっています。モノラルながらもそれを感じさせない迫力の演奏は圧巻です。
※「Phoenix Mastering(フェニックス・マスタリング)」とは、フランスのオーディオ・メーカー "Devialet(ドゥヴィアレ)"のテクノロジーを駆使して開発した、アナログ録音の正確な復刻を可能にする独自の復元プロセスです。

IDIS
VERMEER-40032(1CD)
ヴィットリオ・フェッレガーラ(1927-2011):室内楽作品集
冬の音楽(1983) 〜ヴァイオリン、チェロとピアノのための
秋の音楽(1986) 〜弦楽四重奏のためのマーラーへのオマージュ
早春(1988) 〜ピアノ五重奏のための
夏の夜(1994) 〜ピアノ五重奏のための子守唄(1980) 〜フルートとピアノのための
子守唄(1981) 〜クラリネットとピアノのための
ミューズの子(1985) 〜オーボエ独奏のための練習曲
アクローム・アンサンブル

録音:2021年12月/ミラノ、ノーヴェノーヴェ・スタジオ
ヴィットリオ・フェッレガーラ(1927-2011)はイタリアの作曲家。数学と物理学を学んだ後、ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ音楽院を卒業。1955、56年に ダルムシュタット現代音楽講習会に参加し、1960年から2004年までイタリア現代音楽協会の幹事を務めたほか、世界中の現代音楽祭に参加し、審査員や審査 員長を務めました。ヒンデミット的なポリフォニーと十二音技法を結合した50年代の手法に始まり、前衛時代の興亡とともに自らの語法を常に洗練させていった フェッレガーラ。このCDは1980年から1994年にかけて書かれた室内楽作品を集めたもので、20世紀を代表するイタリア人作曲家の創作の極意が伝わって くる貴重なアルバムです。 (Ki)

H.M.F
HMSA-0046(1SACD)
シングルレイヤー
日本独自企画
限定盤
税込定価
ドビュッシー:最後の3つのソナタ集
1-3. ヴァイオリン・ソナタ ト短調(1917) 
4. 英雄の子守歌-ベルギー国王アルベール1世陛下とその兵士たちをたたえて(1914) 
5.アルバムのページ(負傷者の服のための小品)(1915) 
6-8. フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ ヘ長調(1915) 
9. エレジー(1915) 
10-12. チェロ・ソナタ ニ短調(1915) 
13. 「燃える炭火に照らされた夕べ」 (1917)
1-3.イザベル・ファウスト(Vn/ストラディヴァリウス"スリーピング・ビューティ")
アレクサンドル・メルニコフ(P)
4-5.タンギ・ド・ヴィリアンクール(P)
6-8.マガリ・モニエ(フルート/1880年、ルイ・ロット、製造番号2862/調整:ベルナール・デュプラ)
アントワン・タメスティ(ヴィオラ/ストラディヴァリウス「マーラー」、1672年製)
グザヴィエ・ド・メストレ(ハープ/エラール社製、19世紀末のルイ16世のスタイル/調整:レ・シエクル)
9.タンギ・ド・ヴィリアンクール(P)
10-12.ジャン=ギアン・ケラス(Vc)
ハヴィエル・ペリアネス(P)
13.タンギ・ド・ヴィリアンクール(P)

録音:1-5, 9-13:2016年12月、2017年12月、2018年1-2月、テルデックス・スタジオ・ベルリン
6-8:2017年6月、シテ・ド・ラ・ミュジーク、パリ
現代最高のヴァイオリン奏者イザベル・ファウストが参加した、ハルモニア・ムンディ・レーベルのドビュッシー・イヤーの企画盤「最後の3つのソナタ集」(2018 年度第56回レコード・アカデミー賞銅賞・室内楽曲部門受賞)がSACDシングルレイヤーで登場。オーディオ評論家・角田郁雄氏の技術監修のもと、関口台スタジ オでリマスタリングを施した、日本独自企画・限定盤です。
ドビュッシーは晩年様々な楽器のためのソナタを6つ作曲しようと考えていましたが、実際にはここに収録された3作を書き上げた翌年に亡くなってしまいま す。文字通り最後の作品となったヴァイオリン・ソナタはファウストとメルニコフの演奏。他の晩年の作品も、綺羅星のごとく名を連ねた名手たちです。このたびの SACD化により、より一層豊かなサウンドでおたのしみいただけます。 ディスクは、ドビュッシーの文字通り最後の作品となったヴァイオリン・ソナタから始まります。冒頭でメルニコフが奏でる繊細きわまりない和音から一気に世界 に引き込まれます。ファウストの演奏は、独特のミステリアスでかわいたような空気を漂わせつつも、非常にきめこまやかな表情づけで、一音一音、休符までも聴 きの逃してはならぬ、と思わせられる演奏です。フルート、ヴィオラとハープのためのソナタについてドビュッシーは友人にあてた手紙の中で「これは私が作曲の仕 方を今よりは多少知っていた頃の作品だ。何年の前のドビュッシー、そう、『夜想曲』の頃のドビュッシーのようだ」と語っています。『ビリティスの歌』や『6つの古 代墓碑銘』と、古のフランスのクラヴサン音楽の典雅さが融合したようで、独特の魅力にあふれた本作を、最高のメンバーで聴けます。マガリ・モニエは2003年よ りフランス放送POの首席フルート奏者を務め、2004年のミュンヘン国際音楽コンクールで優勝した名手。ハルモニア・ムンディでは初登 場となります。彼女が演奏しているルイ・ロット(ルイ・ロット/1855年に工房を立ち上げ1951年まで存在していたオールド・フルートの代表格)のフルートは、 ジョゼフ・ランパル[1895-1983]そしてその息子ジャン=ピエール・ランパル[1922-2002]らが演奏していたもの、また、ハープはレ・シエクルも用いている楽器 で、まさにドビュッシーの頃の音色で楽しむことができるという意味でも貴重な演奏となっております。 最後の3つのソナタの中では最初に完成したチェロ・ソナタ。ここではケラスと、スペインのペリアネスという顔合わせによる演奏でお聴き頂きます。作品の世界に 一歩踏み込んだ、繊細な色彩の描き分けが見事。より細やかな表情づけがなされており、絶妙な間合いの中にも「あそび」が感じられる演奏となっております。な お、ケラスは2008年にアレクサンドル・タローとドビュッシーのチェロ・ソナタを録音しておりますが、そちらはシャープさが際だった演奏で、10年の時を経ての 変化にも感じ入る演奏となっております。 ピアノ独奏作品もすべて晩年のもの。奏でるのはタンギ・ド・ヴィリアンクール。フランスでは若くして名手としてソロに室内楽にバリバリと活躍、リストのような超 絶技巧はもとより、古典から現代ものまで完璧に弾きこなすテクニックは圧巻です。 ドビュッシーの晩年の作品世界の多様性に、名手たちのきめこまかな演奏によってあらためて感じ入る1枚となっております。 (Ki)
H.M.F
HMSA-0047(1SACD)
シングルレイヤー
日本独自企画
限定盤
税込定価
ウェーバー:ヴァイオリンのオブリガートつきのピアノのための6つの段階的ソナタ(アマチュアのために作曲、捧げられた)op.10
 第1番ヘ長調op.10-1
 第2番ト長調op.10-2
 第3番op.10-3 ト長調
 第4番変ホ長調op.10-4
 第5番イ長調op.10-5
 第6番ハ長調op.10-6
四重奏曲(Vn、ヴィオラ、チェロとピアノのための)変ロ長調 op.8
イザベル・ファウスト(Vn/1704年製ストラディヴァリス「スリーピング・ビューティ」)
アレクサンドル・メルニコフ(フォルテピアノ'Lagrassa'(1815年ca.,エドウィン・ボインクのコレクションより))
ボリス・ファウスト(ヴィオラ/ガエターノ・ポラストリ)
ヴォルフガング・エマニュエル・シュミット(Vc/マッテオ・ゴフリラー)

録音:2011年6月、テルデックス・スタジオ(ベルリン)
イザベル・ファウストによる、ドイツ・ロマン主義の重要な作曲家、ウェーバーの作品集がSACDシングルレイヤーで登場。ハルモニア・ムンディ・レーベルよりハ イレゾ・マスターの提供を受け、関口台スタジオでリマスタリングを施した、日本独自企画・限定盤です。
ドイツにおけるロマン主義運動の重要な先駆者であり、多芸多才な楽長、明晰な批評家として、さらには華々しいピアニストとしても活躍したウェーバー。『魔弾 の射手』やピアノ曲が非常に有名ですが、室内楽はわずか9曲(完成されたもの)しかのこしていません。そのうち8曲は、ウェーバー自身、かなりの名手であった 楽器、ピアノを含む編成のものとなっています。イザベル・ファウストを中心とする豪華メンバーのこの録音では、ウェーバーの才能の輝きに満ちた室内楽作品が、 ファウストにしか奏でることのできないまばゆい音色に導かれ、いきいきと再現されています。メルニコフの溌剌とした気魄に満ちたフォルテピアノの音色も見 事。なお、四重奏曲で共演しているヴィオラのボリス・ファウストは、イザベルの兄。そしてチェリストも来日経験もある中堅シュミットということで、注目盤の登場 といえましょう。
6つのヴァイオリン・ソナタは、1810年の夏の終り頃、出版社のヨハン・アントン・アンドレの依頼を受けて作曲されたもので、家庭内で、いわゆるアマチュアの 人々が音楽演奏を楽しむための楽曲がならびます。ウェーバーはあまりこの仕事に乗り気ではなかったことが手紙などにも残されていますが、その内容は実に多 彩で、ウェーバーの才気に満ちたもの。カスタネットが打ち鳴らされるようなボレロ(第2番第1楽章のキャッラテーレ・エスパニョーロ)や、バラライカの音色を思 わせるエア・リュス(第3番第1楽章)など、多国籍の情緒が感じられ、また、魅力的なメロディー、そこかしこに、魔弾の射手のアリアを彷彿とさせる華やかなパッ セージも盛り込まれていて、「アマチュアのための」とされてはいますが、非常に充実した内容となっています。アンサンブルをたのしむことにも主眼がおかれた作 品だけあって、ファウストとメルニコフとの、丁々発止のやりとりにも注目です!
四重奏曲は、1809年9月、ウェーバーが22歳のときに完成された作品。なんといっても聴きどころは第2楽章。弦楽器の半音的な動きをみせるハーモニーに始 まる印象的な問いかけにピアノが応えたかと思うと突然の休止小節、そしてピチカートによるカデンツァが続く、というなんとも謎めいた出だしの楽章です。この 楽章だけ、1806年に完成、残りの楽章は後になって書かれたことがわかっています。ピアノの短い導入に始まり、瑞々しいロマンティックなメロディーのきらめき が美しい第1楽章、弦楽器の美しい音色が冴えわたる充実した第2楽章、エスプリの効いた短い第3楽章、そして、終楽章では、弦楽器3者のフーガ風なやりとりの 中、ピアノが縦横無尽に華麗にかけめぐります。
ファウストの、どこまでもまっすぐな音色で奏でられるウェーバーの書いた旋律美、メルニコフの才気と知性が冴えるピアノ・パート、そしてアンサンブルの妙。す べてがとびきりのクオリティのウェーバー作品集。珠玉の1枚の登場です。 (Ki)
H.M.F
HMSA-0048(1SACD)
シングルレイヤー
日本独自企画
限定盤
税込定価
シューベルト:八重奏曲 ヘ長調 op.166, D803
5つのメヌエットと5つのドイツ舞曲 D89より〔原曲:弦楽四重奏曲/オスカー・ストランスノイによる八重奏編曲版〕 第3番 メヌエット,第5番メヌエット
イザベル・ファウスト(Vn/ストラディヴァリウス'スリーピング・ビューティ'(1704))
アンネ・カタリーナ・シュライバー(Vn/製作者不明、オランダ、1700年頃)
ダヌシャ・ヴァスキエヴィチ(ヴィオラ/製作者不明、ボヘミア、1860年頃)
クリスティン・フォン・デア・ゴルツ(Vc/製作者不明、ウィーン、1800年頃)
ジェームス・マンロ(コントラバス/G.パノルモ、ロンドン、1827)
ロレンツォ・コッポラ(クラリネット/11キー、B管、ウィーン、1820年頃モデル/6キー、C管、J.B.メルクライン・モ
デル/ともにアニエス・グエルーによるコピー(2010))
トゥーニス・ファン・デア・ズヴァールト(ホルン/Courtois neveu aine, Paris, 1802)
ハヴィエル・ザフラ(バスーン/W. Triebert, Paris, 1805)

録音:2017年7月5-7&9日、テルデックス・スタジオ・ベルリン
世界的ヴァイオリン奏者、イザベル・ファウストが参加したシューベルトの八重奏曲がSACDシングルレイヤーで登場。ハルモニア・ムンディ・レーベルからハイレ ゾ・マスターの提供を受け、キング関口台スタジオでリマスタリングを施した、日本独自企画・限定盤です。SACD化により、まるで演奏の現場に居合わせたよう な、豊かな空間の広がりも感じるようです。
クラリネット、ホルン、バスーン、弦楽四重奏、そしてコントラバス、という編成のシューベルトの八重奏曲。シューベルトの室内楽でもっとも編成が大きな作品 で、これまでにも多くの巨匠たちが録音をしてきましたが、イザベル・ファウストが、豪華共演者陣と、ピリオド楽器で録音しました!シューベルトの、音楽に生きる 喜びが込められているともいわれる「八重奏曲」。心打つ旋律、そしてシューベルトの楽器の采配の妙に感動する瞬間の連続のような作品です。そしてきわめつけ は絶美の第2楽章。各奏者の旋律の受け渡しなど、シューベルトの音楽の素晴らしさ、そして素晴らしい演奏者たちが「アンサンブル」することによって生じる化学 反応にあらためて感じ入るばかりです。シューベルトの音楽世界の旅において、これ以上の仲間はなかった、とファウストが語るメンバーによる八重奏曲。極上の 70分となっています。
弦楽奏者はすべてフライブルク・バロック・オーケストラやオーストラリア室内管のメンバー、そして管楽器もフライブルク・バロック・オーケストラでもおなじも のコッポラ(Cl)とズヴァールト(Hrn)、ザフラ(バスーン)といった、ピリオド楽器の最前線で活躍する奏者たち。彼らの奏でるピリオド楽器の、親密 な音色が、作品のもつ色彩感が鮮やかによみがえらせ、ひとつひとつのパッセージが活き活きと語り出しているようです。
シューベルトの八重奏曲は、1824年3月に作曲された、シューベルトの室内楽でもっとも編成の大きな作品。クラリネットを愛したフェルディナント伯のリクエ ストで作曲されました。伯爵は当時弁護士の家で行われていた音楽の夕べでしばしば演奏し、そこにシューベルトも出入りしていました。伯爵は、モーツァルトや ベートーヴェンの弦楽四重奏の優れた演奏者としても知られたヴァイオリン奏者、シュパンツィヒとも共演していました。ベートーヴェンの七重奏曲が当時大評判 となっていたので、それと同様の作品を、とシューベルトに依頼したといいます。シューベルトの死後20年以上経過した1853年に第4,5楽章を除いたかたちで一 度出版され、1875年に全曲出版されました。弦楽四重奏「ロザムンデ」や「死と乙女」と同じ時期に作曲され、直後には「美しき水車小屋の娘」も完成するなど、 非常に充実した時期の作品となっています。当時の交響曲や弦楽四重奏曲などのスタンダードであった4楽章構成でなく、ベートーヴェンの七重奏曲と同じ6楽章 の構成をとっており、これはディヴェルティメント、つまりはどちらかというと楽しみのためという色合いが強いものとなっています。天上の美しさの旋律に満ちた 作品です。
「5つのメヌエット」は演奏機会が少ない弦楽四重奏作品。この録音のために、2つのメヌエットを八重奏版に編曲して演奏しています。編曲をしたのはアルゼン チン系フランス人のオスカー・ストランスノイ、ファウストの友人でもあり、室内オペラやカンタータ、歌曲などの分野でも知られています。シューベルトが書いた宝 石のようなパッセージのひとつひとつを見事に八重奏用に編みなおし、この作品の魅力を私たちに気づかせてくれます。このたびのSACD化により、すべての楽器 の音色がよりなめらかに、より近く感じられるようです。

Challenge Classics
CC-72901(1CD)
『起源』
マルタン:アイルランド民謡による三重奏曲
ティグラン・マンスリアン(1939-):ヴァイオリン、チェロとピアノのための5つのバガテル
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第4番ホ短調『ドゥムキー』 Op.90, B.166
デ ルタ・ピアノ・トリオ
[ ジェラルド・スプロンク(Vn )、アイリーン・エンズリン( チェロ)、ヴェラ・コー パ ー(P)]
録音:2021年8月23-25日/ヒルフェルスム、MCO-1スタジオ
2013年にオランダの音楽家で結成されたデルタ・ピアノ・トリオのChallenge Classicsレーベル・デビュー盤。3つの異なる時代の三重奏曲が収められて いますが、どれも民謡をベースにした楽曲という共通点があります。アルメニアの作曲家ティグラン・アンスリアンの『バガテル』を経て、ピアノ・トリオの名品『ドゥ ムキー』を聴くと何か世界がつながったような感覚に。

KLARTHE
KLA-069(1CD)
「英国など」
アーノルド:ディベルティメント Op.37(1952)〜フルート、オーボエとクラリネットのための
ブリテン:幻想曲 Op.2(1932)〜オーボエと弦楽三重奏のための
ヴォーン・ウィリアムズ:ピアノ五重奏曲 ハ短調(1903)
アーノルド:3つのシャンティ Op.4(1943)〜管楽五重奏のための
アンサンブル・テトラクティス【シュワ・ウー(Vn)、アンナ・シメレー(Vn)、ドミニク・ミトン(Va)、ジョルジュ・ドゥノワ(Vc)、バティスト・マソン(Cb)、アリス・ヴァンサン(Fl)、ファブリス・フェレ(Ob)、クリスチャン・ゲオルギー(Cl)、シルヴァン・ギヨン(Hrn)、ダミアン・ローズ(Fg)、シルヴィア・コーラー(P)】

録音:2018年7月
20世紀前半のイギリス音楽を集めた多彩で非常に機知に富んだ作品をアンサンブル・テトラクティスのメンバーが演奏。若きブリテンの眩い幻想曲、ヴォーン・ ウィリアムズの牧歌的な叙情性あふれるピアノ五重奏曲、アーノルドの光り輝く映画音楽など、実に楽しいアルバムです!

SUPRAPHON
SU-4306(1CD)
ブラームス:室内楽曲集
(1)ピアノ五重奏曲 ヘ短調 Op.34(1864)
(2)弦楽五重奏曲第2番ト長調 Op.111(1890)
(1)ボリス・ギルトブルク(P)、
(2)パヴェル・ニクル(Va)
パヴェル・ハースQ【ヴェロニカ・ヤルーシコヴァー(Vn1)、マレク・ツヴィーベル(Vn2)、ルオシャ・ファン(Va)、ペテル・ヤルーシェク(Vc)】

録音:(2)2021年11月6&7日、(1)2021年11月13&14日/ドモヴィナ・スタジオ(プラハ)
界が注目する実力派クァルテット、パヴェル・ハース四重奏団。スプラフォン・レーベル9枚目となる当ディスクはブラームス!ヴィオラ奏者ルオシャ・ファン を新メンバーとして迎えたはじめての録音です。
当団は英グラモフォン・アワード2011ではドヴォルザークの「アメリカ」を収録したディスク(KKC-5170 / SU-4038)がレコード・オブ・ザ・イヤーを受賞。 以後リリースしたスメタナの弦楽四重奏曲第1番「わが生涯より」&第2番(KKC-5668 / SU-4172)、ドヴォルザークのピアノ五重奏曲&弦楽五重奏曲第3 番(KKC-6100 / SU-4195)、ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲第2、7、8番(KKC-6101 / SU-4271)はレコード芸術誌「特選盤」をはじめ、英グラ モフォン、仏ディアパソンなど、著名な雑誌の賞を総なめにしてきた現代屈指のSQです。
当団初録音となるブラームスはピアノ五重奏曲と弦楽五重奏曲第2番を選曲しました。ピアノ五重奏曲は当編成の最高傑作。巨大でありながら精緻な構成、 若さみなぎる情熱などブラームス特有のやわらかさと諦観が流れています。2013年にエリザベート王妃国際音楽コンクールで第1位を獲得したピアニスト、ボ リス・ギルトブルクと息の合った演奏を聴かせてくれます。
カップリングの弦楽五重奏曲第2番では創設メンバーのひとりパヴェル・ニクルとの共演。この作品はもともと交響曲第5番で発想されたもので、晩年のブラー ムスとは思えないほど男性的な強さ、元気旺盛な情熱、そして新鮮な創意にあふれています。当団ならではの緊張感に満ちた丁々発止のやりとりが聴きものです! (Ki)

MDG
MDG-90322376
(1SACD)
ノーマン・オニール(1875-1934):室内楽作品集
ピアノ三重奏曲イ短調Op.7(1900)
コントラバスとピアノのための「ソリロクィー」(1926)
チェロとピアノのためのソナタ(1896)
ヴァイオリンとピアノのための組曲変ロ短調
アンサンブル・カラー
フローリアン・シュトライヒ(チェロ)
サラ・ヒラー(P/使用楽器:1901年製のスタインウェイ「Manfred Burki」)
ゲスト:ファビアン・リーザー(Vn)
ファティマ・アグ エロ・バ カス(Cb)
アイルランド系のイギリス人作曲家ノーマン・オニール。フランクフルトのホッホ音楽院でイヴァン・クノルに師事。その後は同音楽院で作曲を学び英語を話す仲 間で構成される「フランクフルト・グループ」に所属していました。今回録音に参加したアンサンブル・カラーのメンバーは、音楽院で教鞭を取り、その中で先人た ちの痕跡を探っているうちに、この度ノーマン・オニールの作品群に出会い録音することとなりました。 作品7のピアノ三重奏曲は、オニールがイギリス出身であることが顕著にわかる独創的な旋律が印象的。20世紀初頭の他の作曲家が行ったようにオニールの作品 にも和声表現の実験的な試みを行った痕も見られますが、ホッホ音楽院で学んだ、中央ヨーロッパの古典的技法と、オニールの故郷のイディオムを組み合わせ、彼 自身の調性言語を生み出しています。 アンサンブル・カラーは今後も20世紀初頭の知られざる作品を発掘することに意欲を示しています。

Pentatone
PTC-5186884(2CD)
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ全集
チェロ・ソナタ第1番ヘ長調 Op.5-1
チェロ・ソナタ第2番ト短調 Op.5-2
チェロ・ソナタ第3番イ長調 Op.69
チェロ・ソナタ第4番ハ長調 Op.102-1
チェロ・ソナタ第5番ニ長調 Op.102-2
アリサ・ワイラースタイン(Vc)、
イノン・バルナタン(P)

録音:2020年10月コンラッド・プレビーズ舞台芸術センター(カリフォルニア)
チェロ界の女王ワイラースタインが厚い信頼を寄せるバルナタンとベートーヴェンのチェロ・ソナタを全曲録音しました!5つのチェロ・ソナタは、ベートーヴェ ンの作品のなかでも最も魅力的かつ叙情的な音楽であり、ベートーヴェンの芸術的成長をたどることができる作品です。
ベートーヴェンの友人グライヒェンシュタイン男爵献呈された第3番は、音楽史上初めてチェロとピアノが完全に対等な関係で書かれたいわばチェロ・ソナタ の分岐点といえる作品。以後のチェロ・ソナタにも大きな影響を与えた傑作です。現代最高峰の二人が奏でる注目の新録音です!
「イノン・バルナタンとは2008年に初共演し、素晴らしい音楽的パートナーシップを築いてきました。以来、チェロとピアノのためのデュオ作品のほぼすべて のレパートリーを世界中で演奏していく中で、私たちは親しい友人にもなりました。2020年私たちはベートーヴェン・イヤーにチェロ・ソナタ全曲を録音するこ とに決めました。コロナ禍の中、サンディエゴの美しいコンラッド・プレビーズ舞台芸術センターで、1週間にわたりベートーヴェンの音楽に没頭することができ ました。困難な時代に完成したこの録音ができたことに喜びを感じております。」(アリサ・ワイラースタイン)

La Dolce Volta
LDV-85(1CD)
シューベルト:弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲第13番イ短調 D804「ロザムンデ」
弦楽四重奏曲第14番ニ短調 D810「死と乙女」
エルメスSQ【オメール・ブシェーズ(Vn1)、エリーゼ・リュウ(Vn2)、ユン=シン・ロウ・チャン(Va)、ヤン・ルヴィオノワ(Vc)】

録音:2020年7月15-18日
リヨン国立高等音楽院内で2008年に結成されたエルメスSQ。ラヴェル四重奏団をはじめ、イザイ、アルテミスなどの指導で研鑽を積みました。さら に、アルフレッド・ブレンデルにも影響を受け、今日も定期的に氏のもとで学んでいます。そんな彼らは、シューベルト演奏はブレンデルに多大なる影響を受けてい る、と語ります。ジュネーヴ国際コンクール優勝をはじめ、世界で輝かしい成績を収めているカルテットの、現時点での深みと、今後のさらやなる飛躍に大きく期待 させられる内容です。

Initiale
INL-11(1CD)
ブレヒトの詩の世界
ハンス・アイスラー:パルムシュトレム(1924)、Uber den Selbstmord(自殺について)(1939)、Anrede
an den Kran 'Karl'(クレーンを"カルル"と呼びかけることについて)(1929)、Vier Wiegenlieder fur Arbeitermutter (働く
母親のための4つの子守歌)、Spruch(格言)、Die Zuchthause Kantate(監獄カンタータ)、Lied einer deutschen Mutter
(ドイツの母の歌)、Die Ballade von der 218(パラグラフ218によるバラード)、Ballade von der Judenhure Marie
Sanders(ユダヤの娼婦マリー・ザンデルスのバラード)、Mutter Beimlein、Marie, weine nicht(マリーよ泣くな)
グラシアーヌ・フィンジ(b.1945):Histoires de Monsieur Keuner(クーナー氏の物語)
マリー・スーベストル(S)、
フィオナ・モンベ(指)、
マキシム・ジロー(Fl)、
ジョセフィーヌ・ブザンソン(クラリネット、バス・クラリネット)、
アントワーヌ・コンブルッツィ(Cl)、
ロザルタ・ルカ(Vn)、
クレマン・バトレル=ジュナン(Va)、
ゴーティエ・ブルタン(Vc)、
ロマン・ルヴォー(P)、
クレマン・ダルル(P)

録音:2020年1月13-17日
マリー・スーベストルはパリ音楽院で声楽を学んだ逸材。20世紀および21世紀の音楽を中心に演奏活動を行っています。とりわけアイスラーの作品には愛着 が強く、研究しています。アイスラーはシェ-ンベルクのもとで学びましたが、師とは訣別。労働運動や共産主義に系統し、詩人にして劇作家のベルトルト・ブレヒト (1898-1956)と政治的にも芸術的に友情を結びます。 1924年のパルムシュトレムは師に命じられて書き始めた「月につかれたピエロ」のような作品(パロディ)ですが、どこかにただようユーモアや気楽さは、すでに 師とは違うことを示しています。続く作品も、詩のタイトルだけを見ていると不安になるようですが、その楽曲は映画音楽のような雰囲気のものあり、たいへん聴 きやすいもので、アイスラーが師とは異なる道を歩んだことをあらためて感じる1枚です。さらに1作品、このディスクのために委嘱作曲された、現代フランス作 曲家(やはりアイスラーを敬愛している)グラシアヌ・フィンジによる作品も収録。こちらもシュプレヒシュティンメ的要素もある作品ですが、独特の魅力を放ちます。 アイスラーの魅力再発見の1枚です。 (Ki)

EVIDENCE
EVCD-086(1CD)
ラヴェルへの感化
(1)ラヴェル(エスプレ編):スペイン狂詩曲〜祭り
(2)ラヴェル(エスプレ編):夜のガスパール
(3)ラフマニノフ(クザン編):チェロ・ソナタOp.19〜第2楽章アレグロ・スケルツァンド
(4)ダニエル・アランゴ=プラダ:プリズム(2021)〜3台のプリペアード・マリンバのための
(5)ファリャ:はかなき人生〜スペイン舞曲第1番(エスプレ編)/スペイン舞曲第2番(クザン編)
(6)フォーレ(トリオSR9編):ゆりかごOp.23の1
トリオSR9【ポール・シャンガルニエ、ニコラ・クザン、アレクサンドル・エスプレ(マリンバ)】
カイリー・クリストマンソン(ヴォーカル)(6)、アストリグ・シラノシアン(Vc)(3)、シャニ・ディルカ(P)(1)

録音:2021年9月29日、10月27-31日/シテ・ド・ラ・ミュジーク
10年ほど前にリヨンで結成されたトリオSR9。これまでnaive レーベルからマリンバ・トリオによるバッハ集やバロック舞曲集をリリースしてきましたが、今回 はevidenceレーベルからラヴェルを中心とした作品に挑戦。
メインは3台のマリンバによる「夜のガスパール」。オリジナルはラヴェル作品中最難のピアノ曲ですが、無謀にもマリンバのみにしているのが聴きものです。
ラヴェルはフランスの作曲家ですが、スペインとロシアの音楽から影響を受けているとされます。ここではラフマニノフのチェロ・ソナタのアブない感覚の第2楽 章とファリャのフラメンコ風なスペイン舞曲をマリンバで見事に表現しています。さらにラヴェルの恩師フォーレの優しい子守歌も収録。
3台のマリンバのみならず、ラヴェルの「スペイン狂詩曲」の祭りにはフォルジュルネ音楽祭でお馴染みのスリランカ系の名手シャニ・ディルカ、ラフマニノフのソ ナタはアストリグ・シラノシアン、さらにフォーレではカナダのシンガーソングライター、カイリー・クリストマンソンという豪華ゲストが参加しているのも注目です。 (Ki)

DACAPO
MAR-6.220716
(1SACD)
NX-B06
カスパー・ロフェルト(1982-):室内楽作品集
1-2. Dichotomy ダイコトミー(2020) - アンサンブルのために
3. Entourage II (2013)- ヴァイオリン、ホルンとピアノのために
4. Forward! (2014/20改訂)- コントラバス、クラリネット、ハープ、ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのために
5. Around (2015) ? チェロとピアノのために
6. Stay (2012) ? フルート、クラリネット、ヴァイオリンとチェロのために
renade pour Ionesco イヨネスコのための物語(2009/19改訂)- アンサンブルのために
7. I. Ouverture 序曲
8. II. Berceuse 子守歌
9. III. Intermezzo 間奏曲
10. IV. Conversation avec Louis et Gustav ルイとグスタフの会話
11. V. Intermezzo 間奏曲
12. VI. A Room With No Windows or Doors 窓もドアもない部屋
13. Cantando カンタンド(2007/19改訂) - アンサンブルのために
デンマーク・チェンバー・プレイヤーズ
【メンバー】
ステファン・トラン・ゴック(Vn)
クリスティアン・エレゴー(Vn)…4、6、7-13
ピオトル・ゼラズニ(Va)
トビアス・ラウトゥルプ(Vc)
スヴェン・メルビー(Fl)
ソム・ハウィー(Cl)
グンナー・エクホフ(Fg)
ヤコブ・ケイディング(Hrn)
メッテ・フランク(Hp)
ヤコブ・ヴェスト(P)
アンネ・マリー・グラナウ(指)…1、2
イアン・ライアン(指)…4、6-13

録音:2021年2月2-3、8-10日、9月24日
世界初録音
デンマークの作曲家カスパー・ロフェルトの作品集。ベント・セアンセンやペア・ノアゴーに師事、学生時代から才能 を嘱望されてきました。ロフェルトは過去作品やジャズ、タンゴなどさまざまな素材を自在に扱い、独自の音楽を作 り上げることで知られており、これまでにもアコーディオン奏者のビャーケ・モーエンセンとコラボしたアルバム (8.226564)などで、その作品が高く評価されています。 このアルバムでは彼の美学「Dichotomy=Dichotomy=二分法、両極端、矛盾などの意味」がタイトルに付 されており、楽章ごとの対比や、対照的、相容れないものを素材に選んだ様々な作品が並んでいます。また不条 理演劇作家として知られるルーマニアの劇作家、ウジェーヌ・イヨネスコからインスパイアされた「イヨネスコのための 物語」も異彩を放つ作品です。デンマーク・チェンバー・プレイヤーズの妙技でお楽しみください。

ALPHA
ALPHA-797(1CD)
アンタイル、フェルドマン、ケージ、ベートーヴェン作品集
フェルドマン(1926-1987):小品 〜ヴァイオリンとピアノのための (1950)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第7番 ハ短調 Op. 30-2 (1802)
ジョン・ケージ:夜想曲 〜ヴァイオリンとピアノのための (1947)
アンタイル:ヴァイオリン・ソナタ 第1番(1923)
フェルドマン:エクステンション 1 〜ヴァイオリンとピアノのための (1951)
パトリツィア・コパチンスカヤ(Vn)
ヨーナス・アホネン(P)

録音:2020年12月 ラジオ・スタジオ・チューリヒ、スイス
鬼才パトリツィア・コパチンスカヤがジョージ・アンタイルを取り巻く世界を描きあげたアルバム。「未来派ピアニスト」を自称していたアンタイルは ベートーヴェンを崇拝しており、リサイタルの際自らの作品の前に好んでその曲を演奏していたということで、ここにはベートーヴェンの個性が色 濃く出始めた時期のヴァイオリン・ソナタ第7番を収録。はじけるような個性的な解釈はコパチンスカヤならではです。アルバムの核となっている もう一つの作品は、アンタイル自身のヴァイオリン・ソナタ第1番。ヨーロッパに渡り、「狂乱の時代」のパリでピカソやストラヴィンスキーらと交流を 持った彼は、詩人エズラ・パウンドに恋人でヴァイオリニストのオルガ・ラッジを紹介され、彼女のためにこの作品を書きました。当時のパリの雰 囲気をよく反映した、サティやミヨーなどにも通じる洒脱で躍動感のある作品です。その後生まれ故郷のアメリカに戻って親交を深めたのが モートン・フェルドマンやジョン・ケージで、彼らによる実験性あふれる作品も収録しています。ここでコパチンスカヤと共演するのは、彼女が自 分の「ドッペルゲンガー」と呼ぶフィンランドのピアニスト、ヨーナス・アホネン。二人の息の合った切れ味鋭い演奏が、それぞれの曲の魅力を引き 立てています。
ALPHA
ALPHA-798(1CD)
ドビュッシー:弦楽四重奏曲 ほか
ドビュッシー:弦楽四重奏曲 ト短調 Op. 10 L. 85
 フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ L. 137
イヴ・バルメール(1978-):風に舞う断片
ドビュッシー(バルメール編):抒情的散文 L. 84
ジュリエット・ユレル(Fl)
エマニュエル・セイソン(Hp)
ジョディ・デヴォス(S)
ヴォーチェQ【サラ・ダヤン(Vn)、セシル・ローバン(Vn)、ギヨーム・ベッカー(Va)、リディア・シェリー(Vc)】

録音:2021年4月 ポワチエ・テアトル・オーディトリアム(TAP)、フランス
ヴォーチェ四重奏団が新たに取り組むプロジェクト、「POETIQUES DE L'INSTANT 瞬間の詩」。ドビュッシーとラヴェルが弦楽四重奏のた めに書いた名作を他の作品や新作と併せて並べ、一対の絵画のように関連付けたプログラムを構成しようとする企画の第1弾。ドビュッシー の名作弦楽四重奏曲では心地よい緊張感を湛えながら美しい演奏を聴かせ、名手ユレルとセイソンがヴィオラのベッカーと共に奏でるソナタ では、その先進性をよく捉えた刺激的な音楽が楽しめます。パリ高等音楽院の教授を務めるイヴ・バルメールによる、ベルギーのワロン地方の 詩人フィリップ・ジャコテの作品にインスパイアされた弦楽四重奏のための「風に舞う断片」は、ノイズを取り入れた激しい表現。これが一つの頂 点となり、ドビュッシーが自身の散文に曲をつけた歌曲をバルメールが弦楽四重奏とソプラノのために編曲した「抒情的散文」では、活躍目覚 ましいデヴォスが登場し、余韻が美しく後を引いて幕を閉じます。

Biddulph
BIDD-85013(1CD)
ダヴィッド・オイストラフ/メロディア稀少録音集
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番 ト短調 BWV 1001
メトネル:ヴァイオリン・ソナタ第3番ホ短調「エピカ」 Op. 57*
ザーラ・レヴィーナ(1906-1976):ヴァイオリン・ソナタ第1番(1928)#
アレクサンドル・ゴリデンヴェイゼル(P)
ザーラ・レヴィーナ(P)

録音:全てモノラル
1947年10月1日、1959年 *、1948年 #
オデッサ(現ウクライナ)に生まれたダヴィッド・オイストラフ(1908-1974)が20世紀のヴァイオリニストたちの中でも抜きん出て巨大な存在であったこと は論を俟ちません。Biddulphは、オイストラフのメロディア録音の中から復刻盤が存在しない、または入手困難と思われるものをとりあげ、ここにCD 化します。 オイストラフは古典からロマン派にかけてのレパートリーに優れた演奏を聴かせましたが、バッハの無伴奏ヴァイオリン曲についてはソナタ第1番を一度 録音しただけ。バッハの音楽については「厳格過ぎても、気持ちを出し過ぎてもいけない」と語っており、この復刻は彼のアプローチを音で証言する貴 重なものです。 演奏時間45分を要する長大なメトネルのソナタ第3番では共演者にも注目。アレクサンドル・ゴリデンヴェイゼル(1875-1961)は現モルドバのベッサ ラビアに生まれたピアニスト・作曲家で、モスクワ音楽院でジロティらに学び、ラフマニノフと親交を持ち、後にフェインベルク、ニコラーエワ、ベルマン、カ プースチンらを育てました。メトネルの高難度なピアノ・パートを受け持ち、オイストラフと対等にわたり合っています。この曲の記念碑的録音です。 ザーラ・レヴィーナ(1906-76)はクリミア生まれの作曲家・ピアニストで、オイストラフがオデッサにいた頃から交流があったといいます。ソナタ第1番は急 -緩-急の3楽章構成で15分あまりの作品。荘重な緩徐楽章とユーモラスで急速なテンポによるフィナーレが対照的です。 ブックレットにはTully Potter氏による8ページに及ぶオイストラフの評伝が掲載され、オイストラフの孫ヴァレリー・オイストラフ氏提供の貴重な写真が 掲載されています。

ATHENE
ATH-23212(1CD)
NX-B07
モーツァルト:6つのソナタ「パラティーヌ」K301-306
ソナタ第18番ト長調 K 301
ソナタ第19番変ホ長調 K 302
ソナタ第20番ハ長調 K 303
ソナタ第21番ホ短調 K 304
ソナタ第22番イ長調 K 305
ソナタ第23番ニ長調 K 306
ダニエル=ベン・ピエナール(P)
ピーター・シェパード・スケアヴェズ(Vn)

録音:2019年7月25-27日
1777年10月末、パリへ赴く途中に立ち寄ったマンハイムでモーツァルトが書き始めたのは「クラヴィーア二重 奏曲」と呼ぶピアノとヴァイオリンのためのソナタでした。翌年までに6曲が完成、1778年11月に「作品1」と して出版され、パラティーヌ(プファルツ)選帝侯妃マリア・エリーザベト・アウグステに献呈されました。ニ長調 K306を除くと、どれも2楽章形式で書かれており、これは当時全盛を誇っていたヨハン・クリスティアン・バッハ 作品に倣ったものと考えられています。現代のヴァイオリン・ソナタとは違い、主役はピアノでヴァイオリンはどち らかというと伴奏役。しかし各々の楽器が紡ぎだす旋律は絶妙のバランスを持ち、有機的に結びついていま す。 演奏しているダニエル・ベン=ピエナールはバロックから初期ロマン派の作品を得意とするピアニスト。英国王 立音楽院の教授を務め、AVIEレーベルやLINNレーベルから多くのアルバムを発表するベテラン。名手ピー ター・シェパード・スケアヴェズが弾くヴァイオリンとともに見事な演奏を聴かせます。

Solo Musica
SM-390(1CD)
NX-B03
民衆音楽のインスピレーション
ファリャ:7つのスペイン民謡より(M.マルシャルによるチェロとピアノ編)
 No. 1. El pano moruno ムーア人の織物
 No. 5. Nana ナナ
 No. 6. Cancion 歌
 No. 7. Polo ポーロ
  No. 3. Asturiana アストゥーリアス地方の歌
  No. 4. Jota ホタ
ヤナーチェク:おとぎ話 JW VII/5
シューマン:民謡風の5つの小品 Op. 102
ヒナステラ:チェロ・ソナタ Op. 49
ダーヴィト・ポッパー:ハンガリー狂詩曲 Op. 68
エステレ・レヴァーツ(Vc)
アナイス・クレスタン(P)

録音:2021年4月5-9日
歌や舞踊で伝承されている民衆の音楽は、しばしば芸術音楽の素材となってきました。作曲家は芸術的な 普遍性を求めて民族性を薄める場合もあれば、異国情緒を表現するために民族音楽の要素を強調して 用いることもありました。近現代では民衆の音楽は、ナショナリズムの表現や、抑圧されている民族の自立・ 解放の意思表明として社会性を帯びることもあります。ヒナステラは異国で望郷の思いを募らせ、その表現と して母国の民族音楽の要素を用いたチェロ・ソナタを作曲しました。 フランスやドイツの音楽学校で学んだレヴァーツとクレスタンはヒナステラの母国アルゼンチンで行われていた音 楽祭で出会って意気投合。かねてから温めていたこの企画をパンデミックのさなかに実現させ、アルゼンチンに 加えてスペイン、チェコ、ドイツ、ハンガリーそれぞれの民族性を帯びた作品を歌いあげています。

ODRADEK RECORDS
ODRCD-419(1CD)
バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第1 番Sz.75(1921)
ヴァイオリン・ソナタ第2 番Sz.76(1922)
ルーマニア民族舞曲 Sz.56 (1915 年ゾルタン・セーケイ編曲版)
フランツィスカ・ピーチ(Vn)
林田麻紀(P)

録音:2021年5月24-26日 スタジオ・オドラデク・ザ・スフィアース
ヴァイオリンのフランチィスカ・ピーチは旧東ドイツ出身。東ベルリンでヴェルナ ー・ショルツに師事後、いくつかの国内コンクールに入賞。西側に移住後はジュリ アードで学んだ。いくつかのオーケストラでコンサート・ミストレスを勤めた後、現在 は室内楽とソロ活動に専念しています。AUDEITE レーベルから多数のソロ・アルバ ムが発売になっています。ピアノの林田麻紀はフランスでベルナルト・リンガイセン、 ドイツでカール=ハインツ・カンマーリングに学び、現在フランチィスカ・ピーチとデ ュオを組んで精力的に活動しています。 彼女たちは攻撃的で激しいバルトークの 2 つのヴァイオリン・ソナタを繊細に時に 凄絶な美しさで演奏、神経質なまでに刻々と変化するフレーズ、リズムのニュアン ス、表情を見事に弾き切っています。同作品の新しいスタンダードといってよい録音 の登場。オドラデクの音質も優秀。

ODRADEK RECORDS
ODRCD-424(1CD)
「大西洋の海水」〜ガリシアの作曲家による管弦楽曲集
(1)フェルナンド・ブイド(b.1980):「パサクセス」(2016)
(2)ファン・ドゥラン(b.1960):「モンテアグド宮殿の入り口」(2014)
(3)オクタビオ・バスケス(b.1972):「生と死の未亡人」(2014)
(4)エドゥアルド・スートゥーリョ(b.1968):「仕事と夜明けの門(さらに他のユークロニア)」(2016)
ポール・ダニエル(指)
ガリシア王立フィルハーモニー
(1)ラケル・ロヘンディオ(S)、
(2)アルバ・バレイロ(Hrp)、
(3)クリスティーナ・パト(バグパイプ)

録音:2017年6月、2018年7月スペイン・ガリシア
ガリシアとはスペインの自治州のひとつでスペインの北西に位置し大西洋に面した場所。 巡礼と大聖堂で有名なサンチャゴ・デ・コンポステラはこの地にある。このディスクはこの土地 出身の様々な世代の作曲家によるヴァラエティに富んだ管弦楽曲を収録しています。同郷の 作家ゴンザロ・ヘルモの詩によるブイドの声楽曲「パサクセス」は起伏に富んだ抒情的な力 作。卓越した管弦楽法が聴き手を惹きつける。ドゥランの「モンテアグド宮殿の入り口」はハリ ウッドの映画音楽を思わせる(ジョン・ウィリアムスばりの管弦楽法が)華麗なハープ協奏曲。 バスケスの「生と死の未亡人」は珍しい一種のバグパイプ協奏曲で中世ルネサンス風の音楽 と現代音楽が激突する。スートゥーリョの「夜明けの仕事と門」は20 世紀の鬼才画家フランシ ス・ベーコンの絵からインスピレーションを受けて作曲されたという巨大な交響詩。管弦楽の 色彩と機能を存分に発揮させた渾身の力作。

ALBANY
TROY-1879(1CD)
「別れの曲」〜バーバラ・ホワイト尺八作品集
(1)「仏陀の微笑みon East 23rd」(2009)
(2)「木漏れ日の中の仏法僧」(2009)
(3)「知足・鈴慕」(2012)
(4)「悪魔の喉をかき切れ(鬼の首をとれ)」(2016)
(5)「隠れ家」(2017-8)
(6)「仏陀は竹の中で呼吸する」(2009)
(7)「別れの曲」(2016)
ライリー・リー(尺八)
(3)(4)(5)(7)バーバラ・ホワイト(Cl)
(7)チャールズ・マクドナルド(ドローン&ギター)

録音:(1)(5)2017年9月20日、(2)(3)(4)2019年7月8日以上プリンストン大学
(7)2017年9月6-8日ハリファックス
作曲者バーバラ・ホワイトの生年は公表されていないがブックレット記載の写真から中堅 以上の世代と思われます。彼女は日本の尺八に大変興味を持っており、このアルバムでは尺 八独奏および作曲者自らクラリネットを担当して尺八との二重奏、さらに尺八、クラリネット、 ギター、ドローンによるアンサンブルのための作品が収録。尺八奏者のライリー・リーは 1970 年に来日し二代目星田一山、二代目酒井竹保ほかに師事、日本人以外で初めて大 師範の免状を取得した。
ALBANY
TROY-1882(1CD)
「リトル・スペクタクル」〜クラリネット&バス・クラリネット二重奏作品集
アレックス・テンプル(b.1983):「こればかりは仕方がない」(2006,rev.2017)
ラスティ・バンクス(b.1974):「二枚貝」(2017)
サラ・ホリック(b.1984):「ディストリクト・グルーヴス」(2018)
コーリー・ダンビー(b.1991):「リトル・スペクタル」(2018,rev.2021)
メレディス・バターワース(b.1987):「少なくとも」(2017,rev.2020)
ジョン・ドラムヘラー(b.1957):「死角からの眺め」(2001,rev.2013)
ジェシカ・リンゼイ(b.1978):「野獣」(2020,rev.2021)
スペイシャル・フォーセス・デュオ【クリスティ・バンクス(Cl, バスCl)、ジェシカ・シンゼイ(Cl, バスCl)】

録音:2018年1月、6月、2021年5月
スペイシャル・フォーセス・デュオとは「宇宙のちから」二重奏団という意味。このアルバム には演奏者自作を含むアメリカの様々な世代の現代作曲家の作品を収録。純粋なクラリネ ット二重奏の他、コンピューター音響、ライヴ・エレクトロニクスやコンピューターの打ち込み リズム・セクション、シンセザイザーなどを加えた作品もあり、ヴァラエティに富んでいます。

スロヴェニア放送
ZKP-117626(1CD)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ集 Op.12
ヴァイオリン・ソナタ第1 番ニ長調 Op.12-1
ヴァイオリン・ソナタ第2 番イ長調 Op.12-2
ヴァイオリン・ソナタ第3 番変ホ長調 Op.12-3
ラナ・トロトヴシェク(Vn)
マリア・カニゲラール(P)

録音:2020 年8 月3,4 日 スロヴェニア リュブリャナ(ライヴ録音)
スロヴェニアのヴァイオリニスト、ラナ・トロトヴシェクと、カタルーニャのピアニスト、マリア・カ ニゲラールによるベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集の第1 集、Op.12 の3 曲、第1 番から第 3 番。トロトヴシェクの瑞々しく良く伸びる音色がベートーヴェン 20 代の作品にとても 映えています。しかも若きベートーヴェンの内面の情熱、次世代を切り開く意欲もバシバシ伝わ って来る。またこれら3 曲は比較的ピアノの比重が高く、マリア・カニゲラールがまた実に絶妙 で、とりわけ緩徐楽章が素晴らしい。
スロヴェニア放送
ZKP-117633(1CD)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5 番ヘ長調Op.24 「春」
ヴァイオリン・ソナタ第6 番イ長調Op.30-1
ヴァイオリン・ソナタ第8 番ト長調Op.30-3
ラナ・トロトヴシェク(Vn)
マリア・カニゲラール(P)

録音:2020 年8 月3,4,6 日 スロヴェニア リュブリャナ(ライヴ録音)
ラナ・トロトヴシェクとマリア・カニゲラールによるベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集の 第 2 集。聞き慣れた名曲「春」も二人の手にかかると実に新鮮。力強いベートーヴェンでは表 に出てこない繊細な美感がすこぶる生きています。彼女たちは第6 番でさらに本領発揮、下手を するとあまり印象に残らないこの曲から柔らかい幸福感をたっぷり引き出しています。 ※バックインレイカードでの1 曲目の英文表示がヴァイオリン・ソナタ第1 番ニ長調 Op.12-1 と誤っています(スロヴェニア語表記では正しい表記)。
スロヴェニア放送
ZKP-117640(1CD)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第4 番イ短調Op.23
ヴァイオリン・ソナタ第9 番イ長調Op.47「クロイツ
ェル」
ラナ・トロトヴシェク(Vn)
マリア・カニゲラール(P)
録音:2020 年8 月3,4,6 日 スロヴェニア リュブリャナ(ライヴ録音)
ラナ・トロトヴシェクとマリア・カニゲラールによるベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集 の第 3 集。比較的地味とされる短調作品の第 4 番が彼女たちの手にかかると情熱の迸る名 曲になります。そしてクロイツェル・ソナタの見事なこと。二人の女性奏者が全力で駆け抜けてい く素晴らしい熱演。ライヴ録音ということもあって、取りつかれたような集中力に引き込まれます。
スロヴェニア放送
ZKP-117657(1CD)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第7 番 ハ短調 Op.30-2
ヴァイオリン・ソナタ第10 番ト長調 Op.96
ラナ・トロトヴシェク(Vn)
マリア・カニゲラール(P)

録音:2020 年 8 月 6 日 スロヴェニア リュブリャナ(ライヴ録音)
スロヴェニアのヴァイオリニスト、ラナ・トロトヴシェクと、カタルーニャのピアニスト、マリア・カ ニゲラールによるベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集の第 4 集。ベートーヴェンのヴァ イオリン・ソナタでも「クロイツェル」と「春」に次ぐ傑作、第 7 番ハ短調はほの暗く静かに情熱 が燃える素敵な演奏。ベートーヴェン 40 代の作品、第 10 番ではグッと落ち着きと深みを感 じさせる演奏で、後期のベートーヴェンを予感させる演奏を繰り広げています。
スロヴェニア放送
ZKP-116971(1CD)
「シルエット」〜ラリタ・スヴェテ・リサイタル
(1)トマーシュ・スヴェテ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ
(2)バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2 番ニ短調 BWV.1004〜シャコンヌ
(3)トマーシュ・スヴェテ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2 番
(4)イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3 番 ニ短調 「バラード」
(5)プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第1 番ヘ短調 Op.80
ラリタ・スヴェテ(Vn)、
(5)エフゲニ・シナイスキ(P)

録音:2019 年 スロヴェニア リュブリャナ
スロヴェニア系のヴァイオリニスト、ラリタ・スヴェテのおそらく初の CD。ラリタ・スヴェテは 1996 年、ウィーンの生まれ。父はスロヴェニアの作曲家、トマーシュ・スヴェテ。4 歳からヴァ イオリンを学び、7 歳でデビュー。その後はオーストリアとスロヴェニアを拠点として欧米で活 躍しています。このCD は父の作品も含め無伴奏曲を並べ、メインにはプロコフィエフのヴァイ オリン・ソナタ第 1 番を据えるという意欲的な内容。若い瑞々しい音色だが、勢いで弾くよう なことはなく、柔らかい弓使いで潤いのある音楽を紡いでいます。(簡易収納紙ケース)

オクタヴィア
OVCX-00092
(1SACD+DVD)
2022年4月20日発売

※初回限定200枚・特典DVD付き
上野通明 IN CONCERT
【CD】
.バッハ:無伴奏フルートのためのパルティータ イ短調 BWV1013 (Vc版)
ヒンデミット:ピアノとチェロのための3つの小品 作品8 より 第2曲『幻想小品』
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ 第2番ト短調 作品5-2
ドビュッシー:チェロ・ソナタ ニ短調
プーランク:チェロ・ソナタ FP.143
【DVD】 ※初回限定パッケージのみ
ドビュッシー:チェロ・ソナタ ニ短調
上野 通明 (Vn)
須関 裕子 (P)

録音:2022年1月16-19日高崎芸術劇場
※初回完売後はCD(Hybrid Disc)のみのパッケージとなります。
リサイタル・録音・映像によって才能溢れる若手演奏家を多角的に紹介する、大友直人が贈る高 崎芸術劇場の「T-Shotシリーズ」第5弾。 2021年10月、ジュネーブ国際音楽コンクール チェロ部門で日本人初の優勝を果たし、世界の注 目を集める上野通明。ダイナミックで、豊かな表現力が光る若きチェリストの初ソロCD+DVDがタ イムリーに登場です。録音の様子はオーディオ誌でも取り上げられ、演奏・録音ともに高水準の 音楽をお楽しみください。        [発売元・(公財)高崎財団]

Coviello
COV-92117(1CD)
ロックダウン 〜打楽器アンサンブル作品集
マーティン・ヘネケ:前奏曲第1番
ネボイシャ・ヨハン・ジヴコヴィッチ:トリオ・フォー・ワン
フランク・ザッパ:ブラック・ページ #1(ステイホームVer.)
タン・ドゥン:祈りと祝福
フランク・ザッパ:ブラック・ページ #1、#2(コンサートVer.)
スコーピオンズ:ハリケーン (feat.ハーマン・ラレベル)
マーティン・ヘネケ:L.A.
パーカッション・アンダー・コンストラクション
ノンジャンルのパーカッション・アンサンブル集団「パーカッション・アンダー・コンストラクション」。彼らの記念すべき最初のレコーディングはコロナによるロッ クダウンで中断を余儀なくされました。しかし逆境を糧に創作は続けられ、エネルギーに満ちたアルバムが完成。アルバムの両端にはグループのメンバーであるマー ティン・ヘネケの作品が置かれています。最後の「L.A.」はシンセも採り入れた楽曲で、現代社会の不安感をあおるサウンド。
フランク・ザッパの「ブラック・ページ」は真っ黒になるほど音符が敷き詰められた楽譜からその名が来ているという作品。
クラシックのアルバムではまずお目にかかれないスコーピオンズの「ハリケーン」(Rock You Like a Hurricane)では、本家ドラマーのハーマン・ラレベルが ゲスト参加!マニア垂涎! (Ki)

Alba
ABCD-511(1CD)
ハッリ・ヴェスマン(1949-):室内楽作品集
ピアノ四重奏曲(1985)*
前奏曲とシシリエンヌ(Preludi ja Sicilienne)(1984)(P三重奏のための)
ピアノ三重奏曲第1番(1981)
ピアノ三重奏曲第2番「修辞学(Retorinen)」(1992)
ピアノ三重奏曲第3番(2000)
KAAAS三重奏団【アンネマリー・オーストレム(Vn )、ウッラ・ランペラ(Vc)、ティーナ・カラコルピ(P)】
ハンナ・パッカラ(Va)*

録音:2021年5月31日?6月6日 スネルマンホール(コッコラ、フィンランド)
KAAAS三重奏団(カーオス三重奏団)は、2011年に創設されたアンサンブル。ヴェゲリウス・チェンバー・ストリングズ芸術監督のアンネマリー・オーストレ ム Annemarie Astrom のヴァイオリン、オストロボスニア室内Oメンバーのウッラ・ランペラ Ulla Lampela のチェロ、『もっと別のフィンランドのヴァ イオリン作品集』(ABCD 507)を録音したティーナ・カラコルピ Tiina Karakorpi のピアノ。3人の苗字のアルファベットを並べ、フィンランド語の「混沌(カ オス)」を意味するグループ名がつけられました。ヴェッスマンの室内楽曲は、彼女たちが創設以来ずっと考えていたプロジェクトのひとつでした。 ハッリ・ヴェッスマン Harri Wessman(1949?)は、現代フィンランドで独自の道を歩む作曲家のひとり。「モダニストの語法に背を向け……ロマンティックな心 情と内面的なリリシズムに支えられた作品……」(キンモ・コルホネン)を書いてきました。1987年の「トランペット協奏曲」がもっともよく知られ、児童合唱の ための「雪の下の流れは力なく(Vesi Vasyy Lumen Alle)」などの合唱曲も親しまれています。60を超す数の彼の室内楽の作品から、このアルバムでは、ピ アノのついた5曲が演奏されます。 (Ki)

PROSPERO CLASSICAL
PROSP-0037(1CD)
風の戯れ 〜木管楽器のための編曲集
フォーレ:3つの無言歌 Op.17
レイナルド・アーン:5つのメロデイ(クロリスに/極上の時/5月/ティンダリス/レナムール)
ドビュッシー:子供の領分
ラヴェル:古風なメヌエット
サティ:冷たい小品より 3つの歪んだ踊り
プーランク:村人たち
リーズ・イン・モーション

録音:2021年4月16-19日/チューリヒ、ZKOハウス
オーボエ、サックス、クラリネット、バスクラリネット、ファゴットというちょっぴりめずらしい編成による木管五重奏団「リーズ・イン・モーション」。バーゼル音楽 院で出会い2017年に結成された若いクインテットで、すべてリード楽器なため均質かつ自由な変化の利く音響が特徴です。メンバーはいずれもソリスト、室内楽 奏者、オーケストラ奏者として活躍する名手であり、五重奏団としての活動も音楽祭への参加など多岐にわたっています。
このアルバムはフランス音楽のアレンジ集となっており、潤いのある美しい旋律がこの編成にぴったり。とろけるような和声と伸びやかな歌に彩られたすてきな アルバムです。アーンの「クロリスに」はG線上のアリアを思わせる印象的なバスが涙を誘う逸品! (Ki)
PROSPERO CLASSICAL
PROSP-0016(1CD)
1824年 〜チェロとギターのための作品集
ロッシーニ:チェロとコントラバスのための二重奏曲 ニ長調
フンメル:チェロとピアノのためのソナタ イ長調 Op.104
ロンベルク(1767-1841):三重奏曲第1番ホ短調(Vc、ヴィオラ、コントラバス)
シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ イ短調(Vcとギター版)
クリストフ・ダンゲル(Vc;Bernardus Stoss製、ウィーン、1815年)
エ ルス・ビ ー セマンス(フォル テピアノ)
カティヤ・ポラン(Va)
ステファン・プライヤー(Cb)
ステファン・シュミット(G)

録音:2019-2020年
ベートーヴェンの交響曲第9番初演を始め、多くの出来事があった「1824年」という年に光を当て、チェロに特別な役割を与えた4人の作曲家の素晴らしい音 楽を集めたアルバム。古楽器による質の高い演奏で当時の空気感がよみがえります。とても魅力的なギター伴奏版「アルペジョーネ」など、チェロを中心とした様々 な編成が楽しめる1枚。
クリストフ・ダンゲルは、バーゼル室内Oの首席奏者としてアントニーニ指揮のハイドン全集録音プロジェクトに参加しているほか、イル・ジャルディーノ・ アルモニコ、アニマ・エテルナ、シャンゼリゼOなどでも活躍する古楽器チェロの名手。Harmoniamundiレーベルから発売されているジャン=ギアン・ケ ラスが弾いたヴィヴァルディのチェロ・ソナタ集では通奏低音チェロを担当しています。 (Ki)

NoMadMusic
NMM-001(1CD)
フランスのヴァイオリン・ソナタ集
シュヴィヤール:ヴァイオリン・ソナタ ト短調 Op.8
フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番イ長調 Op.13
ジェダルジュ:ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調 Op.12
ジャン=ジャック・カントロフ(Vn)、
アレクサンドル・カントロフ(P/YAMAHA CFX)

録音:2014年11月/フランス
今話題のピアニスト、アレクサンドル・カントロフが17歳のときに父ジャン=ジャック・カントロフと共演した3人の仏作曲家のヴァイオリン・ソナタ集!
ジャン=ジャック・カントロフは言わずと知れた名ヴァイオリニスト。数多の名録音がありますが、やはりフランスものは別格のすばらしさ。ここに収録したカミー ユ・シュヴィヤール(1859-1923)、ガブリエル・フォーレ、アンドレ・ジュダルジュ(1856-1926)という3人の作曲家が書いたソナタを 格調高く演奏します。シュヴィヤールとジュダルジュは録音自体が少ないだけに彼らが録音してくれたことは喜ばしい限り。息の合った父子共演をご堪能ください!
1997年生まれのアレクサンドルは父親譲りの音楽的才能の持ち主。16歳のときにはナントおよびワルシャワでのラ・フォルジュルネでシンフォニア・ヴァルソ ヴィアと共演し、ラフマニノフのパガニーニの主題による狂詩曲を披露。抜群のテクニックと情感豊かな演奏で聴衆を熱狂させました。そして、2019年に開催され た16回チャイコフスキー国際コンクールでフランス人としてはじめて優勝。本選ではチャイコフスキーのピアノ協奏曲第2番を演奏し、有名な第1番を上回る高度 なテクニックを要する難曲をコンクールの場で見事に披露したことでも話題となりました。BISレーベルからリリースが続いており、すべてのディスクで高い評価を 得ております。今後ますますの活躍が期待されております! (Ki)

Naive
V-7159(3CD)
デイオティマSQ
[CD1]
ステファノ・ジェルヴァゾーニ(b.1962):clamour--弦楽のための第3の四重奏曲
闇への6つの手紙(2つのニュース)six lettres a l’obscurite (und zwei nachrichten)
ストラーダ・ノン・プレサ strada non presa
[CD2]
ジェラール・ペソン(b.1958):吸ってー、とめて respirez ne respirez plus (弦楽四重奏曲第1番)
bitume (弦楽四重奏曲第2番)
サイドピース nebenstuck
farrago (弦楽四重奏曲第3番)
[CD3]
エンノ・ポッペ(b.1969):buch
zwolf(独奏チェロのための)
tier(弦楽四重奏のための)
freizeit(弦楽四重奏のための)
ディオティマSQ
パ スカル・モラゲス( クラリネット)

録音:[CD1]2017年11月、2018年7月/[CD2]2016年2月/[CD3]2016年12月
ッジノ効いた活動で注目を集めているディオティマSQ。同じく現代に生き、その中でも最先端をいく、ジェルヴァゾーニ、ペソン、ポッペという三名 の作曲家たちの作品を集めました。彼らはそれぞれ、弦楽四重奏という枠組みの中で、新しい書法を見事に打ち立てています。ジェルヴァゾーニ作品は熱狂と静寂 の効果を探求、ペソンは作品内でブラームスを引用(クラリネットのモラゲスが演奏)しつつも静寂と音の間を漂うような作品を書いています。そしてポッペの作品 は、永遠に変容し続ける細胞を念頭に置きながら、ユーモアにも満ちたものとなっております。
ディオティマSQ---1996年パリ国立高等音楽院の卒業生らによって結成。とりわけブーレーズやラッヘンマンと近しく仕事をしていた。トマス・アデ ス、細川俊夫、トリスタン・ミュライユや現代の多くの作曲家たちに新作を委嘱。現代の作品に活動の重きをおきつつも、ベートーヴェン、シューベルト、第二次ウィー ン楽派の作品にも積極的に取り組んでいます。若き作曲家とSQを招いてのディオティマ・アカデミーを開催するなど、その活動は多岐にわたっています。 (Ki)

KLARTHE
KLA-070(1CD)
「四季」
(1)ピアソラ:「ブエノスアイレスの春」
(2)トマジ:「春」
(3)ピアソラ:「ブエノスアイレスの夏」
(4)バーバー:「夏の音楽」
(5)ピアソラ:「ブエノスアイレスの秋」
(6)ヒグドン:「秋の音楽」
(7)ピアソラ:「ブエノスアイレスの冬」
(8)マクドウォール:「冬の音楽」
アキロン五重奏団【マリオン・ラランクール(Fl)、クレール・シリャーコプス(Ob)、ステファニー・コー(Cl)、マリアンヌ・ティルキャン(Hrn)、ギャエル・エベー(Fg)】

録音:2017年7月30日-8月2日ストラスブール
2006年ミュンヘン国際コンクールで優勝した女性5名によるフランスの木管五重奏団「アキロン五重奏団」。フルートのマリオン・ラランクールはフランソワ= グザヴィエ・ロト率いるレ・シエクルの首席奏者を務め、ラヴェルの「ダフニスとクロエ」(KKC-5760 / HMM-905280)やドビュッシーの「牧神の午後への 前奏曲」(KKC-5998 / HMM-905291)のディスクでも演奏を披露している名手。また、バッハとライヒを組み合わせたソロ・アルバム(NMM-090)もリリー スしております。
当アルバム「四季」では気候変動の問題とクラシック音楽界における女性の地位向上など、現代の大きな社会問題を「四季」になぞらえ、演奏を通して問う内容 となっております。収録作品はピアソラの「ブエノスアイレスの四季」にトマジ、バーバー、ジェニファー・ヒグドン(1962-)、セシリア・マクドウォール(1951-) の四季にまつわる作品を収録。このようなテーマに対する意識を高め、また木管楽器への興味を持ってもらうことが当団の大きな目的であり願いです。アキロン五 重奏団は2020年に結成20周年を迎え、今後も積極的な活動が続いていきます! ※当アルバムは環境問題に配慮し再生紙が使用されております。またシュリンクはされておりません。なお、バーコード添付のため日本流通分は袋に入れた形で出 荷いたします。 (Ki)
KLARTHE
KLA-078(1CD)
「ホーム」〜20世紀のチューバ作品集
(1)ペンデレツキ:カプリッチョ〜チューバのための
(2)ピアソラ:『タンゴの歴史』より「I.売春宿 1900」「II.カフェ 1930」「III.ナイトクラブ 1960」(チューバとマリンバ編)
(3)ドゥーダ:ファンタジアII Op.29-2
(4)クレガル:チューバ協奏曲〜チューバ、ピアノとパーカッションのための
フローリアン・ヴィールゴシック(チューバ)
(2)マテュー・ドロー(マリンバ)、
(3)コリーヌ・ジャジェ(Hp)、
(4)マキ・ベルキン(P)、パトリック・メンデス(パーカッション)

録音:2018年7月ブザンソン地方音楽院、フランシュ=コンテ地域圏(フランス)
フランス管楽器の若手演奏家の紹介に力を注いでいるKlartheレーベルからチューバの達人フローリアン・ヴィールゴシックが登場!ヴィールゴシックは現在モ ンテカルロPOのソロ・チューバ奏者をつとめる傍らソロ活動でも注目される若手有望株です。
吹奏楽やオーケストラでは馴染みの楽器ながら独奏楽器としてのイメージがないチューバですが、この楽器魅力をもっとみんなに知ってもらいたいという思いか らこのアルバムを制作しました。
当アルバムではドイツ、ポーランド、アルゼンチン、フランスとさまざまな作曲家の作品を選び、ソロから室内楽までその魅力を凝縮した内容になっております。 ヴィールゴシックの類い稀な才能が光る注目の録音です! (Ki)
KLARTHE
KLA-006(1CD)
「アトラクション」
(1)エマニュエル・セジョルネ:アトラクション
(2)ジェラール・ガスティネル:デュオ・コンプライシス
(3)ジェラール・ペロタン:ヴィオリンバ
(4)ジャン=クロード・ジャンジャンブル:舞踏組曲
デュオ・コントラスト【エリック・ラクルー(Vn)、ダミアン・プチジャン(マリンバ)】

録音:2015年2月/スタジオ・セクスタン(マレコフ)
ァイオリンのエリック・ラクルーとマリンバのダミアン・プチジャンによる「デュオ・コントラスト」が現代作曲家に委嘱した4作を録音しました。ともにパリ国 立高等音楽院で学んだ二人。それぞれの活動の一方で音楽性が一致したことによりすぐにデュオを結成し、定期的に演奏活動を続けております。オリジナル曲が少 ないだけに編曲と新作委嘱に力を入れております。当アルバムでは彼らの委嘱作を披露しております。今後この二人がこのジャンルを盛り上げていくことは間違い ないでしょう! (Ki)
KLARTHE
KLA-009(1CD)
妄想の一瞥
(1)シューマン:ロマンス第1番Op.94の1(トマーシュ)
(2)同:ロマンス第2番Op.94の2(テレザ)
(3)同:ロマンス第3番Op.94の(サビナ)
(4)ショパン:前奏曲ホ短調Op.28の4(刹那)
(5)ブラームス:クラリネット・ソナタ第1番Op.120の1〜第2楽章(星の上)
(6)ドヴォルザーク:母が教えたまいし歌(かくあらねばならぬか?)
(7)タレガ(ノールマン編):アルハンブラの思い出(一瞥)
(8)タイユフェール:ヴォカリーズ(同じ奇妙な幸福)
(9)ドヴォルザーク:母が教えたまいし歌(かくあるべし !)
フレデリク・バル(演者)、
ジャン=マルク・フォルツ(Cl)
アニャ・リンデル(Hp)

録音:2014年1月/ラ・ビュイッソンヌ(ペルヌ・レ・フォンテーヌ)
1968年のソ連の軍事侵攻時のプラハを舞台にしたミラン・クンデラの小説「存在の耐えられない軽さ」はカウフマン監督により映画化されて有名になりました。 このアルバムは同小説の9つの部分を女優フレデリク・ベルが演じ、クラリネットのジャン=マルク・フォルツとハープのアニャ・リンデルが彩を添えます。
映画でダニエル・デイ=ルイスが演じたトマーシュ、ジュリエット・ビノシュが演じたテレザ、レナ・オリンの演じたサビナをそれぞれシューマンの「3つのロマンス」 で描き、舞台となっているチェコのドヴォルザークの「母が教えたまいし歌」を、ベートーヴェンが弦楽四重奏曲第16番の終楽章に書いた「かくあらねばならぬか?」 「かくあるべし!」というモットーの具体化として用います。
フレデリク・ベルは甲高いアニメ声の持ち主で、声優としても活躍しています。ハープのアニャ・リンデルはストラスブール出身でマリエル・ノールマン門下。 2001年にコンサート鑑賞中、嵐のためにプラタナスの倒木が直撃し、下半身不随となりました。ハープに不可欠なペダル操作を独自の工夫で克服、見事な演奏を 披露してくれます。とりわけ恩師ノールマンのハープ独奏用編曲によるタレガの「アルハンブラの思い出」では美しい語り口に引き込まれます。
KLARTHE
KLA-136(1CD)
創造女性
マルグリット・カナル:ヴァイオリン・ソナタ
クララ・シューマン:3つのロマンスOp.22
メル・ボニ:ヴァイオリン・ソナタ嬰ヘ短調
エイミー・ビーチ:ロマンスOp.23
デュオ・アルマ【クララ・ダンシン(Vn)、アンナ・ジュバノヴァ(P)】

録音:2020年12月27-30日/パリ地方音楽院講堂
2012年のフォルジュルネ金沢で公演したフランスの実力派クララ・ダンシンとロシア出身のアンナ・ジュバノヴァ。両者が創作家としての女性(女性作曲家)の ヴァイオリン曲を集めたアルバム。
注目なのがマルグリット・カナル(1890-1978)のヴァイオリン・ソナタ。フランスで最初の指揮者となった女性で、日本を代表する歌手・古澤淑子の留学時 の師匠でもありました。彼女のソナタを聴くことができるのは存外の慶びと申せましょう。 (Ki)
KLARTHE
KLA-139(1CD)
内なる旅
(1)ラヴェル:ヴァイオリンとチェロのためのソナタ
(2)バッハ:4つのデュエットBWV802-805
(3)ファリャ(セドリック・グラネル編):6つのスペイン民謡
(4)ラヴェル(デュオ・セグル編):カディッシュ
(5)ガーシュウィン(ダヴィド・ブルサー編):エンブレイサブル・ユー/私の好きな人/霧の日
デュオ・セグル【ミカエル・セグル(Vn)、ニコラ・セグル(Vc)】、
ノエミ・ウェウスフェルド(ヴォーカル)(3)(4)(5)

録音:2000年11月23-26日/サル・モリエール(リヨン)
ヴァイオリンとチェロの二重奏で活躍する兄弟ミカエルとニコラによるデュオ・セグル。この編成による最も有名なラヴェルのソナタを中心に聴かせてくれます。 ★興味深いのはファリャの「スペイン民謡」、ラヴェルの「カディッシュ」、ガーシュウィンのソング・ブックをノエミ・ウェイスフェルドのヴォーカルと共演しているこ と。20世紀初頭風なジャケットを含め、古き良き時代の雰囲気たっぷりな幸せな時を楽しめます。 (Ki)

Hanssler
HC-21001(1CD)
ユーラシアン・ゴールド
(1)メトネル:ヴァイオリン・ソナタ第1番ロ短調Op.21
(2)同:ヴァイオリン・ソナタ第2番ト長調Op.44
(3)カウツナー:金海綿(2017)
ヴィクトリア・エリーザベト・カウンツナー(Vn)、オレグ・ポリャンスキー(P)(1)(2)、
UKOREVV(ユニヴァーサル・コリアン・オーガニック・アンサンブル。ヴィクトリア&ヴィルトゥオージ)
【イ・スンヒ(奚琴)、キム・ヒョヨン(ピリ、笙簧)、ヴィクトリア・エリーザベト・カウンツナー(Vn)】(3)

録音:2021年秋/ベートーヴェンザール(ハノーファー・コンベンションセンター)
ドイツ・ヴァイオリン界期待のヴィクトリア・エリーザベト・カウンツナーはヘンスラー・レーベルからイザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ全集をリリースして注目 されましたが、近年はアジアとりわけ韓流に強い共感を寄せ、今回のアルバムはソウルの昌徳宮前に佇む姿をジャケットに用いるほどの惚れ込みようです。
アルバムのメインはメトネルのヴァイオリン・ソナタ2篇。カウンツナーは15年来これらを研究し各地で弾きましたが、とりわけソウルのメトネル協会の発足ガラ で披露されて韓国のファンの心を掴んだとされています。
カウンツナーは自作自演「金海綿」も聴きもの。2017年の作で、ヴァイオリンと奚琴、ピリ、笙簧など朝鮮半島の伝統楽器のアンサンブルで、暗い海の底で何百 年も生きる金色の海綿が最後は金の星になる様を描き、グレタ・トゥーンベリの気候危機へアジアとヨーロッパともに考えようという高邁な思想が込められている とのこと。韓国の伝統音楽からK-Popの要素まで含み、カウンツナーの韓流愛があふれています。
カウンツナーの用いる1735年製グヮルネリ・デル・ジュスの銘器は、かつてフェルディナンド・ダヴィドがメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を初演した時 の楽器で、深みある魅力的な音をたっぷり味わせてくれます。 (Ki)
Hanssler
HC-21051(1CD)
マリア・バッハ(1896-1978):(1)ピアノ五重奏曲 イ短調「ヴォルガ」 〜2つのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとピアノのための(1927/28)
(2)チェロ・ソナタ ハ短調(1924)
(3)無伴奏チェロ組曲 ヘ短調(1922)
(1)(2)オリヴァー・トリンドル(P)、
(1)ニーナ・カーモン(Vn)、
(1)マリーナ・グローマン(Vn)、
(1)オイキュ・カンポラ(Va)、
(2)(3)アレクサンダー・ヒュルスホフ(Vc)

録音:(1)2021年7月6&7日、(2)2020年11月30日-12月1日、(3)2021年8月18日/
WDRフンクハウス、クラウス・フォン・ビスマルク・ザール(ケルン、ドイツ)
オーストリアの作曲家マリア・バッハ。両親からピアノとヴァイオリンの手ほどきを受け音楽家を目指しウィーン音楽大学ではヨーゼフ・マルクスに作曲を師事。 1921年に作曲家としてデビューし生涯400以上の作品を残しました。そのほとんどが歌曲、合唱曲、ピアノ曲です。当アルバムではマリア・バッハの意欲作であ る室内楽を収録しております。
1930年から31年にかけてマリア・バッハはパリで過ごしグラズノフら著名な作曲家とのと出会いに恵まれました。また同時期、デュカスが彼女の作品を称賛 するなど、1930年代に入り評価されていきました。ピアノ五重奏曲「ヴォルガ」は彼女の出世作。華やかなピアノ・パートと美しい弦楽器の掛け合いが魅力で、ロ シアの演奏家からも多大な影響を受けたマリア・バッハの独自の世界が広がります。 (Ki)

CPO
CPO-555534(4CD)
NX-E05
ベルンハルト・モリーク(1801-1869):弦楽四重奏曲全集
【CD1】…777149
弦楽四重奏曲 第3番ヘ長調 Op. 18 No. 1
弦楽四重奏曲 第4番イ短調 Op. 18 No. 2
【CD2】…777276
弦楽四重奏曲 第5番変ホ長調 Op. 18 No. 3
弦楽四重奏曲 第6番ヘ短調 Op. 28
【CD3】…777336
弦楽四重奏曲 第1番ト長調 Op. 16
弦楽四重奏曲 第2番ハ短調 Op. 17
【CD4】…777632
弦楽四重奏曲 第7番変ロ長調 Op. 42
弦楽四重奏曲 第8番イ長調 Op. 44
マンハイムSQ

録音:2003年7月21、22日、2004年4月26、27日、2006年11月13-15日、2007年4月16-18日、2009年1月20-22日
ニュルンベルクでファゴット・ヴァイオリン奏者の父の下に生まれたベルンハルト・モリーク(モーリック)。6歳で公開演奏を行うなど神童ぶりを発揮。ルイ・ シュポアにヴァイオリンを師事し、23歳でシュトゥットガルト宮廷劇場の宮廷楽長兼コンサートマスターに就任。ヨーロッパの至る所でツアーを行い高い 名声を得ていました。またベーム式フルートの開発者であるテオバルト・ベームと親しく、彼のためにフルート協奏曲も書いています。 モリークはヴァイオリン作品を多く遺しており、なかでも8曲の弦楽四重奏曲は古典派とロマン派の端境期に位置する傑作として称えられており、イギリ ス滞在時に書かれた作品番号42と44の2曲はヴィクトリア女王を含むイギリスの聴衆たちを興奮の渦に巻き込んだといわれています。 古典派作品を得意とするマンハイムSQの演奏で全曲をお楽しみください。
CPO
CPO-555341(1CD)
NX-B02
マリア・バッハ(1896-1978):ピアノ五重奏曲/弦楽五重奏曲/チェロ・ソナタ
ピアノ五重奏曲「ヴォルガ」(1928)- 2つのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとピアノのために
弦楽五重奏曲(1936)- 2つのヴァイオリン、ヴィオラ、2つのチェロのために
チェロ・ソナタ(1924)
クリスティーネ・ブッシュ(Vn)-
エレーネ・メイパリアーニ(Vn)
クラウス・クリスタ(Va)
マティアス・ヨハンセン(Vc)
コンラディン・ブロトベク(第2チェロ)
塩地 亜希子(P)
タカイユキエ(P)

録音:2018年10月29日-11月1日、2020年7月8日
世界初録音
オーストリアのピアニスト・作曲家マリア・バッハ(エミーリエ・マリア・バロネス・フォン・バッハ)。父ロベルトはヴァイ オリンを嗜む弁護士で、彼女の母親エレノアはマーラーやブラームスの下で演奏経験もある優れた歌手とい う音楽一家で育った彼女は、幼い頃から音楽家を志し、5歳からピアノとヴァイオリンを学んでいます。1919 年、ウィーン音楽大学に入学。ヨーゼフ・マルクスに作曲を師事した彼女は1921年に作曲家としてデ ビュー。この時期にロシアの指揮者、作曲家のイヴァン・ボウニコフと知り合い、指揮法と管弦楽法を教わる とともに、ヨーロッパ中へ演奏旅行を行うなど良い関係を築きました。やがて1930年代には当時の新聞紙 上で素晴らしい評価を受けるなど本格的な作曲家として成功を収め、ウィーンの出版社ドブリンガーは彼 女の作品に興味を示し、ピアノ五重奏曲「ヴォルガ」を出版しています。 このアルバムには彼女の代表的な3つの作品を収録。驚異的なヴィルトゥオージティを持つピアノ・パートや 弦楽器の豊かな音色を駆使した作品はどれも聴き応えのあるものです。 1943年、評論家であり作曲家でもあるフリッツ・スコルツェニーは、ウィーンの新聞に「マリア・バッハの作品に は、エキゾチックさ、魅力的な旋律、詩的なインスピレーションなどのさまざまな要素が組み合わされている」 と書きましたが、これは彼女の音楽が生み出す魅力を的確に表現しています。

Gramola
GRAM--99251(2SACD)
NX-D03
ブラームス:ピアノ三重奏曲集
【SACD1】
ピアノ三重奏曲第1番ロ長調 Op. 8(1890年改訂版)
ピアノ三重奏曲第2番ハ長調 Op. 87
【SACD2】
ピアノ三重奏曲第3番ハ短調 Op. 101
クラリネット(Va)、チェロとピアノのための三重奏曲 イ短調 Op. 114
トーマス・アルベルトゥス・イルンベルガー
(Vn…CD1、CD2:1-4/ヴィオラ…CD2:5-8)
ダヴィド・ゲリンガス(Vc)
リーリャ・ジルベルシュタイン(P)

録音:2021年2月24-26日、4月10-13日
1985年ザルツブルク生まれのトーマス・アルベルトゥス・イルンベルガー。15歳の時にチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲のソリストとしてブリュッセルの パレ・デ・ボザールにデビューして大きな注目を集め、以降ヨーロッパや日本を含むアジアの主要なコンサートホールで演奏を重ねています。2004年に GRAM-olaレーベルと専属契約を結び、40作を超えるアルバムをリリース。ブラームスは2006年にヴァイオリン・ソナタ全曲を録音していますが、今作は チェロのダヴィド・ゲリンガスとピアノのリーリャ・ジルベルシュタイン、この2人の名手とともにクラリネット三重奏曲を含む、3つの三重奏曲を演奏していま す。1854年に書かれるも、その35年後に改訂された第1番、エネルギッシュなユニゾンで始まる第2番、円熟期に完成された第3番、どれもブラーム スらしい緻密に張り巡らされた対位法と、美しい旋律を持つ充実した作品で、ウルンベルガーたち3人の奏者は、高揚感を湛えながら旋律を紡いでい きます。最後に置かれたクラリネット三重奏曲は晩年の名作。ヴィオラで演奏することも可能であり、ここでイルンベルガーはヴァイオリンをヴィオラに持ち 替え、哀愁漂う旋律を美しく奏でています。

TOCCATA
TOCN-0012(1CD)
NX-B03
イヴァン、アレクサンドル、ニコライ・チェレプニンの室内楽作品集
アレクサンドル・チェレプニン
1. ロマンス WoO(1922) ? ヴァイオリンとピアノのために…世界初録音
2. エレジー Op. 43(1927) - ヴァイオリンとピアノのために…世界初録音
3. アラベスク Op.11 No. 5(1921) - ヴァイオリンとピアノのために…世界初録音
ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調 Op. 14(1921)
4. I. Allegro moderato
5. II. Larghetto
6. III. Vivace
ニコライ・チェレプニン(1873-1945):
7. 抒情詩曲 Op. 9(1900) ? ヴァイオリンとピアノのために
8-9. アンダンテとフィナーレ Op. posth(1943)- ヴァイオリンとピアノのために…世界初録音
イヴァン・チェレプニン(1943-1998):
10. Pensamiento 思考(1996) ? フルートとピアノのために
11. トランジションのカデンツァ(1963) - フルート、クラリネットとピアノのために…世界初録音
クァン・ユアン(Vn)…1-9
スー=エレン・ヘルシュマン=チェレプニン(Fl)…10-11
イアン・グライツァー(Cl)…11
デイヴィッド・ウィッテン(P)…1-10
ドナルド・バーマン(P)…11

録音:1997年2月9日(ライヴ) First and Second Church,マサチューセッツ(USA)…11
2002年1月3日 Emerson Studio, Arlington,マサチューセッツ(USA)…10
2019年4月17、18日 Recital Hall of The Performing Arts Center, Purchase College,
ニューヨーク州立大学(USA)…1、2、3、7、8-9
2021年7月27日 Concert Hall of Drew University,Madison, ニュージャージー(USA)…4-6
このアルバムでは、ロシアの音楽一家「チェレプニン家」の3世代にわたる作品を紹介しています。 ニコライ・チェレプニンはサンクトペテルブルク出身。法律家を志すも断念し音楽家に転向。サンクトペテルブルク音楽院にてニコライ・リムスキー=コルサコフに 師事し、指揮者として1909年から1914年にかけてセルゲイ・ディアギレフのロシア・バレエ団に参加しました。1918年にジョージアにわたり、その後パリへ亡 命。フランス印象主義音楽の影響を受けた作品を残しています。彼の息子アレクサンドルもサンクトペテルブルク出身。ニコライから音楽を学ぶとともに、父が かかわっていたバレエ・リュスの関係者から多大な影響を受けました。家族とともに移住したパリではフランス6人組と親交を持ち、その後はロシアやアゼルバイ ジャン、ペルシャなどの民謡を採取、1930年代には日本を含むアジアを訪れ、若手作曲家の指導を行っています。そしてアレクサドルの三男であるイヴァン も幼い頃から母でピアニストのミン・チェレプニンからピアノのレッスンを受けるなど音楽に親しんできました。7歳の時に両親がデポール大学で教職を得たのに 伴いシカゴに移住、ハーバード大学でレオン・キルヒナーに師事、ヨーロッパではピエール・ブーレーズ、カールハインツ・シュトックハウゼンのレッスンを受け、 1972年にはハーバード大学、電子音楽スタジオのディレクターに就任、亡くなるまでこの職にありました。 この録音は、世界初録音を含む様々なスタイルの作品を収録。イヴァンの未亡人でフルート奏者のスー=エレン・ヘルシュマン=チェレプニンも亡き夫の作品 に参加、印象的な演奏を披露しています。

フォンテック
FOCD-2587(1CD)
2022年3月31日発売
現代日本の作曲家 第57集/たかの舞俐:作品集

(1)「Lilaea」(リラエア)2021

(2)「Schneekoenigin’s Arie」(雪の女王のアリア)2018

(3)「Remnants of Love」(愛の残骸)2017

(4)「Elegy」(エレジー) (2013-14 改訂2021)

(5)「Are you going with me?」(アー・ユー・ゴーイング・ウイズ・ミー?)1987

(6)「Corridors of Light」(光の通り道)2012

(7)「In a Different Way」(イン・ア・ディファレント・ウェイ) 2021

(8)「Adieu and Rebirth」(アデューと再生) (2014-15)
(1)松本寛子(Fl)
土橋庸人(G)
(2)坂本朱(Ms)
井出朋子(Fl)
藤村俊介(Vc)
(3)大坪純平、岡本和也(G)
(4)野口千代光、花田和加子(Vn)
(5)會田瑞樹(ヴィブラフォン )
中川俊郎(P)
(6)井手朋子(Fl)
(7)たかの舞俐 指揮 ヨシダダイキチ(シタール)
カネコテツヤ(パカーワジ)
鈴木舞(Vn)
笹沼樹(Vc)
丁仁愛(Fl)
松下洋(Sax)
會田瑞樹(打楽器)
(8)會田瑞樹(ヴィブラフォン)
中川俊郎(P)
日本の作曲家の創作活動の成果である作品の記録。これを系統的・持続的に行うことを目的に、1992 年から制作・販売を続 けるCDシリーズ「現代日本の作曲家」。第57集は、「クラッシック音楽でもない、アヴァンギャルドでもない、様々なジャン ルの音楽が境界を越えて一つの新しい世界になっている音楽」を掲げる作曲家 たかの舞俐の作品集成です。たかのは自らの音 楽創造について、こう述べています。 「まず、私の作曲理念の基本は、師リゲティとの学びの中にある。 それは、しっかりとした作曲技法(Handwerk)に基づいた自分自身のオリジナリティーのある作品を作曲することであり、 また、ジャンルを超えた様々な分野の音楽や芸術に対する探求心や興味を持って、自分自身の音の世界を常に豊かに広げていく ことです。 東京は、様々なジャンルの国際色豊かな音楽が多彩に混在している都市です。これらの音楽は、私の中に吸収され、濾過され ていき、互いに結び付いて、最終的には、独自の「音」の世界となって現れでていく。それは、クラッシック音楽でもない、ア ヴァンギャルドでもない、様々なジャンルの音楽が境界を越えて一つの新しい世界になっている音楽です。 また、私は近年、アコースティックの楽器だけでなく、Cubaseなどのエレクトロニクス・DTMやSuperColliderといった音響 プログラミング言語を使った音楽作品も多く手がけてきた。 現在、世界的なコロナ禍の中で、デジタル化はより幅広く、不可避なものになっており、デジタルやプログラミングの概念は、 次の世代の基盤になっていくものと考えています。しかし、いつの時代でも人々がその生涯の中で愛や憎しみ、悲しみ、癒し、寂 しさ、など様々な感情を体験することに変わりはない。未来の世代に向けた意識と共に、人間が持ち続ける普遍的な感情を表現 する音楽を創造していくことを目指しています。」 (フォンテック)

KLARTHE
KLA-013(1CD)
「光」
佐藤聰明:「光」
バリー・コッククロフト:メルボルン・ソナタ
ペルト:鏡の中の鏡
グレアム・フィトキン:ゲート
ロス・エドワーズ:ラフト・ソング・アット・サンライズ
バリンダー・セホン:グラデーション
メシアン:「イエスの永遠性への賛歌」〜世の終わりのための四重奏曲より第5楽章

※すべてサクソフォンとピアノによる演奏
ジェローム・ララン(Sax)、
ミヒャエル・エルツシャイド(P)

録音:2015年7月5-7日オルネー=スー=ボワ(フランス)
このアルバムはジェローム・ラランがサクソフォンのレパートリーを豊かにしたいという思いから選曲されたもので、「世界各地への音楽の旅と出会い」をテーマ に7曲が収録されております。
佐藤聰明の「光」はミニマルでスピリチュアルな音楽が特徴。フィトキンの「ゲート」はサクソフォンとピアノの2つの楽器が完璧に調和した注目作。ペルトの「鏡 の中の鏡」エドワーズの「ラフト・ソング・アット・サンライズ」は宇宙的な気配を感じさせるまるで間奏曲のよう。華麗なイメージのサクソフォンという楽器ですが、 ラランの演奏でまた新しい顔をのぞかせいます。 (Ki)
KLARTHE
KLA-071(1CD)
「旅日記 第1集」〜ベートーヴェン&クラ
(1)ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第3番ニ長調 Op.18-3
(2)ジャン・クラ:弦楽四重奏曲第1番「私のブルターニュへ」
ミディ=ミニュイQ【ファビエンヌ・タッコラ(Vn((1)1st、(2)2nd))、ジャック・ボヴァレ(Vn((2)1st、(1)2nd))、デルフィーヌ・アンヌ(Va)、クリストフ・ウダン(Vc)】

録音:2018年11月1&2日/ラ・セーヌ・ミュジカル(フランス)
ミディ=ミニュイ四重奏団がジャン・クラの作品を録音!クラはラヴェルやドビュッシーと同時代を生きた近代フランス音楽の作曲家のひとり。生前は海軍士官と して活躍しながら作曲活動を続けたことでも知られます。アンリ・デュパルクに師事したクラの作風は、ラヴェルやドビュッシーら印象派の響きを持ちつつ、ロマン 派の情緒を併せ持ったもの。流麗な旋律の中にほんのり香るメランコリックな響きが絶品です。弦楽四重奏曲第1番「私のブルターニュへ」は1909年クラがブレ ストで造船技師をしていた時代の作品。溌剌とした瑞々しさに満ちており、ショーソンの室内楽を思わせるこの上なく美しい旋律が魅力です。ベートーヴェンの弦楽 四重奏曲第3番とともにミディ=ミニュイ四重奏団が美しく奏でます。 (Ki)
KLARTHE
KLA-039(1CD)
アレクサンドル・ドワシー/フレンチ・アルバム
カプレ:秋の印象
ダンディ:コラール変奏曲
ジョージズ・スポルク:伝説
マスネ:タイスの瞑想曲
ドビュッシー:狂詩曲
シュミット:伝説 Op.66
ミヨー:スカラムーシュ Op.165b
フォーレ:ゆりかご Op.23-1
アレクサンドル・ドワシー(Sax)
クラウディーヌ・シモン(P)

録音:2015年10月/スタジオ・セクスタン(パリ)
サクソフォン奏者アレクサンドル・ドワシーがフレンチ・アルバムをリリース!ドワジーはアドルフ・サックス国際サクソフォン・コンクール(1998年)に弱冠18 歳で優勝、またミュンヘン国際音楽コンクール(2001年)のサクソフォン部門で第2位(最高位)を受賞している実力派。選曲は自身が最も大事にしてきたレパー トリーで構成しております。フランスのエスプリ漂う作品はどれも魅力的。タイスの瞑想曲をサクソフォン版ではヴァイオリンとは一味違う新鮮な響きが生まれてお ります。 (Ki)
KLARTHE
KLA-082(1CD)
「パルス」/ヴァンサン・ダヴィド:自作自演集
(1)ミラージュ/(2)エクラ・デコー
(3)シラージュ/(4)ニュエ・アルダント
(5)エクラ・デコー/(6)イン・パルス
ヴァンサン・ダヴィド((1)(3)(5)ソプラノ・サクソフォン、(2)(4)(6)アルト・サクソフォン)
(1) (6)セバスチャン・ヴィシャール(P)
(4)ジュリアン・ル・パープ(P)
(6)ニコラ・クロス(Cb)、(6)エリック・エシャンパル(ドラムス)

録音:(1)(2)(3)(5)(6)2017年7月10&11日、(4)2018年2月20日/フランス
多彩なサクソフォン奏者ヴァンサン・ダヴィドの自作自演集。時にリリカルに、また時にリズミカルなサクソフォンの魅力と可能性を最大限引き出したこのアルバ ムでは、ソロからドラム、コントラバス、ピアノとの四重奏を含む、多彩なプログラムで構成されております。 (Ki)
KLARTHE
KLA-051(1CD)
「スペインのため息」
アルベニス(ドーフレンヌ編):スペイン組曲第1集 Op. 47より「アストゥリアス(伝説)」「グラナダ(セレナータ)」「セビーリャ」「カディス」
ファリャ(ドーフレンヌ編):歌劇「はかなき人生」よりスペイン舞曲第1番&第2番
グラナドス(ドーフレンヌ編):スペイン舞曲集Op. 37より第2番「オリエンタル」
アルバレス(ドーフレンヌ編):「スペインのため息」
ヒメネス(ドーフレンヌ編):サルスエラ「ルイス ・アロンソの結婚」
ビゼー(モルヴァン編):カルメン組曲【「前奏曲」「ハバネラ」「アラゴネーズ」】
アルベニス(ヴィバール編):2つの性格的小品 Op.164より第2曲「タンゴ」
リバーテ(ドーフレンヌ編):アグエロ
サラサーテ(ドーフレンヌ編):スペイン舞曲集 Op.23から第6番「ザパテアード」
※以上、すべてサクソルン四重奏版
Opus 333【ジャン・ドーフレンヌ、ヴィアニー・ドプラン、コレンティン・モルヴァン、パトリック・ヴィバール(サクソルン)】

録音:2018年/フランス
管楽器の名演奏家を次々と紹介している仏Klartheレーベルからまたしても注目のアンサンブルが登場!サクソルン四重奏団「Opus 333」によるオール・ス ペイン・プログラムです!
サクソルン(saxhorn)とは19世紀中ごろベルギーの管楽器製作者アドルフ・サックスが考案した一連の金管楽器群の総称。チューバと似ていますがソプラニー ノからバスまで7種が存在し、円錐状の管を持ちサクソフォンと同様に音色の統一が図られているのが特徴です。この楽器に特化した「Opus 333」のアンサンブ ルは実に見事!スペインの名曲をメンバーが四重奏用に編曲しております。情熱のプログラムをお楽しみください! (Ki)
KLARTHE
KLA-024(1CD)
「マトリョーシカ」
チャイコフスキー(ドプラン編):バレエ音楽「眠りの森の美女」Op. 66より「序奏」
チャイコフスキー(ドプラン編):バレエ音楽「くるみ割り人形」Op. 71より「コーヒー(アラビアの踊り)」「トレパーク(ロシアの踊り)」
チャイコフスキー(ドプラン編):「松林で鳴いたのはかっこうではない」
ドヴォルザーク(ドーフレンヌ編):アメリカ組曲 ニ長調 Op.98, B.184
チャイコフスキー(ヴィバール編):「なぜ歓声は静まり返るのか?」「暇もなく、時もなく」
ムソルグスキー(ドプラン編):スケルツォ 変ロ長調
グリンカ(マクナマラ編):歌劇「ルスランとリュドミラ」Op.5より「序曲」
トマジ(ドプラン編):「生きるべきか死すべきか」*
※以上、すべてサクソルン四重奏版
Opus 333【ジャン・ドーフレンヌ、ヴィアニー・ドプラン、コレンティン・モルヴァン、パトリック・ヴィバール(サクソルン)】
フレデリック・ストーフル(語り)*

録音:2015年/フランス
ブラスバンドでおなじみの「サクソルン」。サクソルン(saxhorn)とは19世紀中ごろベルギーの管楽器製作者アドルフ・サックスが考案した一連の金管楽器群 の総称。チューバと似ていますがソプラニーノからバスまで7種が存在し、円錐状の管を持ちサクソフォンと同様に音色の統一が図られているのが特徴です。
気鋭の演奏者で構成されたサクソルン四重奏団「Opus 333」のデビュー・アルバム「マトリョーシカ」にはチャイコフスキー、ムソルグスキー、ドヴォルザーク、 グリンカの名作を収録。また最後にはサクソルンとの縁が深いフランスのレパートリーへのオマージュとしてアンリ・トマシの「生きるべきか死すべきか(Etre ou ne pas etre)」を演奏。ここではオリジナルのサクソルン四重奏に語りを加えております。他ではなかなか聴くことのできない、珍しいアンサンブルの妙技をご 堪能ください! (Ki)
KLARTHE
KLA-085(1CD)
「ビッグ・バン」
フェレール(ジョーンズ 編):レ・コル ニション〜ソウル・ボ サノヴァ
プラード:マンボマニア
ヘンデル:「私を泣かせてください」
アーレン:「虹の彼方に」
パウエル:「クラリナード」
キャロウェイ:「ベティの家出」
ベシェ:「小さな花」
グルック:メロ ディ
ロッシーニ:「セビリアの理髪師」序曲
バーンスタイン:マンボ
モンティ(エオ編):チャールダッシュ
西部の踊り(伝承曲)
ヴィヴァルディ:「ラルゴ」
エネスコ:「チョカーリア」
ミザルー(伝承曲)
スマック:ゴーファー
ポール・サイモン/マイケル・ジャクソン:追憶の夜〜ビリー・メット・ジェイムズ
レッドベター:ブラック・ベティ
ブラウン:アイ・フィー ル・グッド
レ・ボン・ベック【フローラン・エオ(Ebクラリネット、Bbクラリネット、ミュージカル・ソー)、エリック・バレ(Bbクラリネット)、ローラン・ビエンヴェヌ(バセットホルン)、イヴ・ジャンヌ(バスクラリネット)、ブリュノ・デムイエール(ドラム、パーカッション)】

録音:2019年1月18日/ムードン・スタジオ(フランス
クラリネット四重奏とパーカッションによるアンサンブル「レ・ボン・ベック」。1996年に創設されたクラリネット音楽劇団でフランスを中心に世界各地で活躍。 2010年の来日公演も話題となりました。フランスの名門を卒業した気鋭の演奏家により結成された名人が「楽しさ」をモットーに唯一無二の演奏を展開します。 (Ki)

SUPRAPHON
SU-431(1CD)
「シランクス」
(1)バルトーク:民族舞曲 Sz.56 BB 68
(2)ドビュッシー:「月の光」
(3)ドビュッシー:「パスピエ」
(4)オネゲル:牝山羊の踊り
(5)カプレ:「夢」
(6)カプレ:「小さなワルツ」
(7)メシアン:「香りの天使」〜『栄光の御体』より
(8)メシアン:「栄光の御体の力と俊敏さ」〜『栄光の御体』より
(9)ポルムベスク(アルヴィンテ編):「ホラ・プラホヴァ」
(10)ポルムベスク(アルヴィンテ編):「Hora detrunchia?ilor」
(11)ヴァレーズ:「密度21.5」
(12)ドビュッシー:「夢想」
(13)ドビュッシー:「シランクス」
リーゼロッテ・ロキータ(パンフルート)、
エリシュカ・ノヴォトナー(P)

録音:(13)2003年6月、
(1)(3)(9)2020年11月、
(4)(7)(8)(11)2020年12月、
(2)(5)(6)(10)(12)2021年4月
チェコ放送第1スタジオ(オストラヴァ)
古代ギリシャの時代から存在が知られているパンフルート(パンパイプ)。その魅力を凝縮したアルバムの登場です!20世紀に入りルーマニアの民族音楽「ナイ」 をもとに管の本数を増やすなどの改良がなされ、現在広く演奏されるパンフルートが誕生しました。これによりダミアン・ルカ、ラドゥ・シミオン、ニコライ・ピルヴ、 ゲオルゲ・ザンフィル、シミオン・スタンチュらの名手が生まれ、この楽器の演奏を世界各地で行ってきました。
リーゼロッテ・ロキータはこの“ビッグ・ファイブ”のうち4人に師事し、ルーマニアを何度も訪れ、ナイ及びパンフルートの演奏技術を磨いてきた名手。このアル バムではパンフルートの可能性を広げる幅広いクラシック・レパートリーを演奏しており、オネゲル、カプレ、メシアンなど原曲がフルート・ピアノ・オルガンの作品 も演奏しております。また「望郷のバラード」でも有名なルーマニアの作曲家ポルムベスクの民族舞踊ホラの作品も収録していることも注目です。ロキータほどの 優れた音楽家がいれば、それぞれの作曲家は間違いなくパンフルートのための曲も書いただろうと思わせる名演を披露しております! (Ki)
SUPRAPHON
SU-4305(1CD)
シューマン:室内楽曲集
(1)ピアノ四重奏曲 ハ短調 WoO 32(1829)
(2)クラリネット、ヴィオラとピアノのための「おとぎ話」Op.132(1853)
(3)ピアノ四重奏曲 変ホ長調 Op.47(1842)
ドヴォルザーク・ピアノ四重奏団【スラーヴカ・ヴェルネルロヴァー=ペホチョヴァー(P)、シュチェパーン・プラジャーク(Vn)、ペトル・ヴェルネル(Va)、ヤン・ジェダーンスキー(Vc)】

録音:(1)2021年10月2&3日、(2)2021年10月5日、(3)2021年12月19&23日マルティヌー・ホール(プラハ)
ドヴォルザークのピアノ四重奏曲の録音(SU-4257)でも知られるドヴォルザーク・ピアノ四重奏団がオール・シューマン・プログラムのアルバムを発表しました。
天才シューマンが18歳の時に作曲したピアノ四重奏曲 ハ短調。ベートーヴェンやシューベルトを影響がみられるこの作品を当録音ではドラハイム補筆 版で演奏。若書きながら繊細な旋律とともに力強さを併せ持った魅力的な作品です。一方、1842年に書かれたピアノ四重奏曲 変ホ長調 Op.47は、バッハ やベートーヴェンの影響を受けながらもシューマンの語法で書かれた傑作。そして、1853年の「おとぎ話」はシューマン晩年の名作でライン川に投身自殺を図る 前年に書かれたもの。10代から晩年まで様々な表情を見せる3篇をお楽しみいただけます。
ヨゼフ・ヴラフ、イヴァン・モラヴェッツ、ラン・シュカンパなどから薫陶をえたチェコ出身のメンバーで結成されたドヴォルザーク・ピアノ四重奏団がシューマン の奥深い世界を描き出します! (Ki)

Hanssler
HC-21059(1CD)
レーラ・アウエルバッハ:24の前奏曲
(1)24の前奏曲(Vnとピアノ)
(2)前奏曲第8番の追伸
(3)前奏曲第22番の追伸
(4)オソコルキ(断片)(全10曲)
アヴィタ・デュオ【カーチャ・メラー(Vn)、クセニヤ・ノーシコワ(P)】

録音:2021年6月13-17日/ボックスマン・ビル・コンサートホール(アイオワ・シティ)
ロシア出身のピアニストで、アウエルバッハ作品を積極的に演奏・録音しているクセニヤ・ノーシコワが、17歳の愛娘カーチャ・メラーとヴァオリンとピアノのた めの作品集に挑戦しました。
カーチャ・メラーは6歳でリタイタルを開き、12歳でオーケストラと共演した神童。15歳前後からアメリカ国内のコンクールに上位入賞し、ナショナル・ヤングアーチ スト基金の奨学生にもなっています。ロシア語も堪能でアウエルバッハともロシア語でコミュニケーションをとる才女でもあり、今後目を離せない新人と申せましょう。
レーラ・アウエルバッハは「24の前奏曲」という形態に強い興味を持ち、ピアノ独奏、ヴァオリンとピアノ、ヴィオラとピアノ、チェロとピアノの同名異作を生み出 しています。ヴァオリンとピアノのものは1999年の作で、ワジム・グルズマンに献呈されました。グルズマンの録音もBISレーベルにありますが、ここでは第8番 と22番の追伸が初録音されている点が注目。もうひとつの初録音が「オソコルキ」。「断片」を意味するロシア語で、ギドン・クレーメルの自伝からインスピレーショ ンを受けたもの。2004年にクレーメルとアウエルバッハが初演した重要作ながらCD録音は初めてとなります。ショスタコーヴィチ、シュニトケ直系のロシア音楽 の世界を味わえます。 (Ki)

CONTINUO Classics
CC777-743(1CD)
情熱〜クララ・シューマン、ブラームス、ヨアヒム
ブラームス:ヴィオラ・ソナタ第1番ヘ短調Op.120の1
 ヴィオラ・ソナタ第2番変ホ長調Op.120の2
クララ・シューマン:3つのロマンス
ヨアヒム:ヘブライの旋律(全3曲)
 ロマンス
ピエール・レネール(Va)、
広瀬悦子(P)

録音:2021年3月/スタジオ・ゼクエンツァ
広瀬悦子Continuo Classic初登場。広瀬といえばフランス作品や、技巧的なロシア作品のイメージがありますが、ドイツ作品でも正確で格調高い演奏を聴か せます。今回は1966年生まれのフランスのベテラン・ヴィオラ奏者ピエール・レネールとの共演。レネールはカシュカシアン、バシュメトに師事し、パリ・バスティー ユOの奏者を務めています。これまでのディスクはパガニーニの「24のカプリス」全曲や、ヴュータンのヴィオラとピアノのための作品全集など技巧的作品 や珍品が中心でした。今回は珍しくドイツ作品、それもブラームス最晩年のソナタに挑戦しています。さらにクララ・シューマンの「3つのロマンス」、ヨアヒムのオリ ジナル作品「ヘブライの旋律」なども加え、作品・人間的に強い関係のあった3者を一堂に会しています。
ブラームスの2篇のヴィオラ・ソナタは1894-5年にクラリネット・ソナタとして書かれ、作曲者本人によりヴィオラ版が作られました。同じ曲ではありますが、 重音が可能なヴィオラゆえ和音奏法が現れる点でクラリネット版とは趣を異にしています。
レネールのヴィオラは深い音色が魅力。またたっぷりとした歌いまわしも見事で、ブラームスの緩徐楽章やクララおよびヨアヒム作品の旋律美に陶然とさせられ ます。
ブラームスもクララ・シューマンもピアニストだったため、ピアノ・パートが難しく書かれていますが、広瀬悦子は雄弁かつ華麗な演奏を披露。渋いはずの世界に 独特の色合いを添えています。 (Ki)

APARTE
AP-266(2CD)
シューベルト:最後の弦楽四重奏曲
弦楽四重奏曲第15番ト長調D887
弦楽四重奏曲第14番ニ短調D810「死と乙女」
アヴィヴQ

録音:2021年5月13-16、22-24日/ファロー城(ローザンヌ)
1997創設のイスラエルの団体アヴィヴ四重奏団がAparteレーベル登場。今回はシューベルトの最後の2篇の弦楽四重奏曲に挑戦。弦の国イスラエルだけに 豊かでつややかな音色、深い表現など見事な芸術を聴かせてくれます。 (Ki)

Profil
PH-22003(10CD)
ジャン・フルニエ名演集
■Disc1
ベートーヴェン
(1)ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調 Op.12の1
(2)ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調 Op.12の2
(3)ヴァイオリン・ソナタ第3番変ホ長調 Op.12の3
(4)ヴァイオリン・ソナタ第4番イ短調 Op.23
■Disc 2
ベートーヴェン
(1)ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調 Op.24「春」
(2)ヴァイオリン・ソナタ第6番イ長調 Op.30の1
(3)ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調 Op.30の2
■Disc 3
ベートーヴェン
(1)ヴァイオリン・ソナタ第8番ト長調 Op.30の3
(2)ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調 Op.47「クロイツェル」
(3)ヴァイオリン・ソナタ第10 番ト長調 Op.96
■Disc4 
モーツァルト
(1)ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調K.216
(2)ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調K.219「トルコ風」
(3)ピアノ三重奏曲第7番ト長調K.564
■Disc5
(1)モーツァルト:ピアノ三重奏曲第5番ホ長調K.542
(2)同(クライスラー編):「ハフナー・セレナード」 K.250〜ロンド
(3)クライスラー:フリーデマン・バッハのスタイルによるグラーヴェ
(4)同:コレッリの主題による変奏曲
(5)同:カルティエのスタイルによる「狩り」
(6)グルック(クライスラー編):「オルフェオとエウリディーチェ」〜メロディ
(7)クライスラー:フランクールのスタイルによるシチリアーナとリゴドン
(8)同:プニャーニのスタイルによるテンポ・ディ・メヌエット
(9)同:プニャーニのスタイルによる前奏曲とアレグロ
(10)シューベルト(クライスラー編):「ロザムンデ」〜バレエ音楽第2番
(11)クライスラー:ウィーン奇想曲
(12)アルベニス(クライスラー編):タンゴOp.165の2
(13)ファリャ(クライスラー編):スペイン舞曲第1番
(14)クライスラー:クープランのスタイルによるルイ13世の歌とパヴァーヌ
(15)同:ポルポラのスタイルによるメヌエット
■Disc6 
(1)ストラヴィンスキー:イタリア組曲
(2)ブロッホ:ニーグン
(3)マルティノン:無伴奏ヴァイオリンのためのソナチネ
(4)スーク:4つの小品Op.17
■Disc7 
(1)ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ
(2)フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番イ長調Op.13
(3)同:ヴァイオリン・ソナタ第2番ホ短調Op.108
■Disc8
(1)ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第7番変ロ長調Op.97「大公」
(2)ハイドン:ピアノ三重奏曲第28番ニ長調]X:16
(3)同:ピアノ三重奏曲第39番ト長調]X:25
■Disc9
(1)シューベルト:ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調D898
(2)ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調Op.102
■Disc10 
(1)ブラームス:ピアノ三重奏曲第1番ロ長調Op.8
(2)ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第4番ホ短調Op.90「ドゥムキー」
(3)ハイドン:ピアノ三重奏曲第45番変ホ長調]X:29
ジャン・フルニエ(Vn)

■Disc1
ジネット・ドワイアン(P)
録音:1952年4-5月(1)(4)、1953年6月(2)(3)

■Disc 2
ジネット・ドワイアン(P)
録音:1953年6月(1)、1952年4-5月(2)、1954年3-4月(3)

■Disc 3 
ジネット・ドワイアン(P)
録音:1954年3-4月(1)(2)、1952年4-5月(3)

■Disc4 
ミラン・ホルヴァート(指)ウィーン国立歌劇場O(1)(2)、
パウル・バドゥラ=スコダ(P)、アントニオ・ヤニグロ(Vc)(3)
録音:1952年(1)(2)、1953年頃(3)

■Disc5
パウル・バドゥラ=スコダ(P)、
アントニオ・ヤニグロ(Vc)(1)、
アンドレ・コラー ル(P)(2) - (15)
録音:1953年頃(1)、1956年頃(2)-(15)

■Disc6 
アンドレ・コラー ル(P)(1) (2) (4)
録音:1956年1月

■Disc7 
ジネット・ドワイアン(P)
録音:1953年11月(1)、1952年4-5月(2)(3)

■Disc8
パウル・バドゥラ=スコダ(P)、
アントニオ・ヤニグロ(Vc)
録音:1952年(1)、1953年(2)(3)

■Disc9
パウル・バドゥラ=スコダ(P)(1)、
アントニオ・ヤニグロ(Vc)(1)(2)、
ヘルマン・シェルヘン(指)ウィーン国立歌劇場O(2)
録音:1952年10月(1)、1951年(2)

■Disc10 
パウル・バドゥラ=スコダ(P)、
アントニオ・ヤニグロ(Vc)
録音:1953年(1)、1954年(2)、1937年頃
ジャン・フルニエ(1911-2003)は往年のヴァオリニスト。名チェロ奏者ピエール・フルニエの実弟ですが、ヨーロッパでは兄と同じく巨匠として人気を誇りま した。
ジャン・フルニエの妻はピアニストのジネット・ドワイアンで、両者共演によるベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集やフォーレ、ドビュッシーのソナタ、またピ アノのバドゥラ=スコダ、チェロのヤニグロによるピアノ三重奏による録音もありましたが、現在入手困難となっています。
それらをまとめ10枚組とした好企画が登場。さらにホルヴァートと共演したモーツァルトの協奏曲、シェルヘンと共演したブラームスの二重協奏曲も典雅極まり ない美演。またクライスラーの小品集も絶品ですが、作曲者存命中にこれだけ凝った選曲をしているのも興味津々。古き美しきフランス風ヴァイオリン芸術を堪能 できます。 (Ki)


Signum Classics
SIGCD-706(1CD)

PSIGCD-706(1CD)
国内盤仕様
税込定価
シューベルト:ヴァイオリン・ソナタ、ロンド、幻想曲
ソナタ イ長調 Op.posth.162, D.574
 幻想曲 ハ長調 Op.posth.159, D.934 ロンド ロ短調 Op.70, D.895
ヴィクトリア・ムローヴァ(Vn)、アラスター・ビートソン(フォルテピアノ)

録音:2021年9月7日-9日、エリアル・スタジオ(ノース・ヨークシャー、イギリス)/プロデューサー:マシュー・バーリー
※国内盤:解説日本語訳&日本語曲目表記オビ付き/解説:アラスター・ビートソン(日本語訳:生塩 昭彦)
現代のもっとも偉大なヴァイオリニストの一人、ヴァイオリンの女王ヴィクトリア・ムローヴァが、2022年に創立25周年を迎える英国の老舗インディペンデント・レーベル「Signum Classics」へ移籍! 類稀な多才さと真摯な音楽性を備え、バロックや古典派からブラジル音楽、フュージョンや実験音楽を含む現代音楽まで、音楽の幅を拡げ続けてきたムローヴァ。記念すべきSignum第1弾は、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ集(PONYX4221/英BBCミュージック・マガジン「Chamber Choice」選定)でも素晴しい録音を聴かせてくれたスコットランド出身のピアノ&フォルテピアノ奏者、そして室内楽奏者としても華々しい活動を続けているアラスター・ビートソン(アラスデア・ビートソン)との共演によるシューベルトです!
使用楽器は、バッハの一連の録音(ソナタ集〔OONYX4020〕、無伴奏ソナタ&パルティータ〔OONYX4040〕)で使用して話題を呼んだイタリアの銘器G.B.グァダニーニにガット弦とクラシカル・ボウという組み合わせ。フォルテピアノは、ポール・マクナルティが製作した1819年製グラーフのレプリカ。シューベルトではまだ珍しいヒストリカル楽器による演奏で、シューベルトの最後の10年間にわたる3つの作品を収録。幻想曲の恐ろしいまでのヴィルトゥオーゾ性を一貫した技巧と芸術性で克服したムローヴァの圧倒的パフォーマンスにご注目ください。ちなみに幻想曲 D.934はカティア・ラベックと共演したアルバム「リサイタル」(ONYX4015)ではストラディヴァリウスでの録音も残しているため、グァダニーニを手にしたムローヴァがどのように進化してきたのか興味深い聴き比べも楽しめます。

Orlando Records
OR-0052(1CD)
無伴奏クラリネット作品集2 Solitary CHAN-ges 2
ヘルベルト・ラウアーマン:…m…(2017)
ミヒャエル・アマン:Kassiber (2011)
森本恭正(Yuki Morimoto):Winterfries I (1997)
ウラディミール・パンチェフ:Spiele(4本のクラリネットと1人のクラリネット奏者のための) (1994)
チェ・キョンジュ:Pastorale (1997)
トーマス・ハイニッシュ:MUMMENSCHAN-Z(2021)
ヘルベルト・ラウアーマン:…m… (クラリネットと室内アンサンブルのための)(2017)*
ステファン・ノイバウアー(Cl) 、
ウィーン大学アンサンブル、
ルネ・シュタール(指)

録音:2021年1月〜6月、2018年12月*(オーストリア、ウィーン)
ウィーン・フィルの首席を務めたペーター・シュミードルや、名手ヨハン・ヒンドラーに師事したオーストリアのクラリネット奏者ステファン・ノイバウアー(1971-)による、無伴奏アルバム第2弾。第1弾(OR0006)と異なり、収録曲はすべてノイバウアーのために書かれたもので、日本人作曲家の森本恭正(Yuki Morimotoとして活動)以外はみな初登場の作曲家となります。ヘルベルト・ラウアーマンの「…m…」のみ室内アンサンブル伴奏バージョンも収録。

AUSTRIAN GRAMMOPHON
AG-0025(1CD)
シューマン・ゴーズ・タンゴ
シューマン:民謡風の5つの小品 Op.102、
 アダージョとアレグロ Op.70、
 スペインの愛の歌 Op. 138(演奏者自編)
ホセ・ブラガート(1915-2017):ミロンタン、
 グラシエラとブエノスアイレス
ピアソラ:ブエノスアイレスの秋(ブラガード編)*
ロジャー・モレロ・ロス(Vc)、
アリカ・コヤマ・ミュラー(P)、
サラ・クバルシ(Vn)*

録音:2021年3月(ドイツ、クレーフェルト)
シューマンとタンゴ!スペイン・カタルーニャ出身のチェリスト、ロジャー・モレロ・ロスと、ドイツ・デュッセルドルフ出身のピアニスト、アリカ・コヤマ・ミュラーのユニークなデビュー・アルバム!シューマンの作品とタンゴの最高芸術であるブラガートやピアソラの作品が交互に演奏されるプログラムは、一見すると「相容れない」音楽の組み合わせに思えますが、スペインとドイツ出身の両名の編曲によるシューマンの「スペインの愛の歌」を組み込むことによって、アルバム全体を見事にまとめあげています。ブックレット冒頭には、シューマンが若い音楽家に向けた次の助言が引用されています。「すべての民謡を熱心に聴くように。民謡は最も美しい旋律の宝庫であり、さまざまな国の性格を覗くことができます。」

Centaur
CRC-3837(1CD)
2本のクラリネットとピアノのための作品集
チャールズ・カミレーリ(1931-2009):ディヴェルティメント第1番
イワン・ミュラー(1786-1854):協奏的二重奏曲変ホ長調 Op.23
カール・ベールマン(1810-1885):協奏的二重奏曲 Op.33
アドルフ・ルロイ(1827-1880)&ウジェーヌ・ジャンクール(1851-1901):ベッリーニの「夢遊病の女」による二重奏曲
フランク・アドリアン・ホルツカンプ(b.1966):ムジカ・マソニカ、オルフェオとエウリディーチェ
フランツ・チブルカ(1946-2016):s'Zwitscherl
ロルフ・ウェーバー(Cl)、
バーバラ・ハイルマイヤー(クラリネット、バス・クラリネット)、
カズエ・ツヅキ(P)

録音:2019年8月(オレゴン)
スイスとドイツ、日本という3つの国のアーティストの共演による、2本のクラリネットとピアノのためのロマンティックな作品集。クラリネット奏者のロルフ・ウェーバーとバーバラ・ハイルマイヤーは1990年代にミュンヘンで出会い、2015年に日本のピアニスト、カズエ・ツヅキを加えたトリオでドイツやアメリカで定期的に演奏しています。
Centaur
CRC-3829(1CD)
デイヴィッド・ローブ(b.1939):室内楽作品集
セツネ/5つの夢/霧/「Como la rosa en el guerto」による幻想曲/3人の冬の友人/組曲第4番/旧正月のサイクル/カノン
宮田耕八朗(尺八)、
坂田誠山(尺八)、坂井敏子(箏)、他

録音:1975年〜1998年
日本や中国をはじめとした民族楽器にも関心を持ち、様々な作品を発表しているアメリカの現代作曲家、デイヴィッド・ローブの作品集。2本の尺八のための「セツネ」、箏のための「霧」といった和楽器の作品から、チェロと琵琶のための作品「3人の冬の友人」や4本のオーボエのための「カノン」など、バラエティに富んだプログラムで楽しませてくれます。
Centaur
CRC-3873(1CD)
バーンスタイン、リムスキー=コルサコフ、エギルソン、ハトルグリームソン:木管五重奏曲集
バーンスタイン(トランスクリプション:ドン・ステュワート):キャンディード序曲
リムスキー=コルサコフ(編曲:ジョナサン・ラッセル):シェヘラザード
アルニ・エギルソン(b.1939):ブレア
ハブリジ・ハトルグリームソン(b.1941):インタルシア
チヌーク・ウインズ〔ノーマン・メンザレス(Fl)、ローレン・ブラッカービー(Ob)、キャメロン・ウィンロー(Cl)、マドレーヌ・フォルカーツ(Hrn)、ドリアン・アンティパ(Fg)〕

録音:2019年3月17日-21日、第1会衆派教会(グレートフォールズ、アメリカ)
モンタナ州のグレートフォールズSOのメンバーによって、1992年に結成された木管五重奏団「チヌーク・ウインズ」。当初は、フルート、オーボエ、ファゴットの首席奏者達による三重奏でしたが、ホルンとクラリネットを加え、五重奏の形式へ拡大。古典的な作品から、地元の作曲家をフィーチャーした作品、アレンジ作品など、幅広いジャンルをコンサートのプログラムに取り入れ、ハイクオリティでエネルギーに満ちた演奏を送り届けています。
本アルバムでは、オーケストラは勿論、吹奏楽でも人気の「キャンディード序曲」から始まり、リムスキー=コルサコフの交響組曲「シェヘラザード」では、各楽器の特性を十分に活かし、見事にその世界観を描いています。
Centaur
CRC-3851(1CD)
バッハ:フーガの技法
コラール前奏曲「汝の御前にわれは進まん」
ミュージシャンズ・オヴ・アストン・マグナ

録音:2018年7月21日(アメリカ、ライヴ録音)
アストン・マグナは、アメリカを拠点としている古楽アンサンブルのひとつです。30年近くダニエル・ステップナーが芸術監督を務めており、1589年から1850年代の作品を指揮してきました。アストン・マグナ以外の活動では、ボストン美術館トリオの創設メンバーであったり、18世紀オーケストラのアシスタント・コンサートマスターを6年間務めるなど古楽に精通したアーティストです。このアルバムでは、アストン・マグナのメンバーを率いてライヴならではのスリリングな演奏を聞かせています。
編成は、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、ハープシコード、フルート、オーボエ&オーボエ・ダ・カッチャ、ファゴット(すべて古楽器使用)。
Centaur
CRC-3682(1CD)
20世紀のトランペット作品集
ゲディケ:演奏会用練習曲 Op.49
ヒンデミット:ソナタ
ブロッホ:プロクラメーション
エネスコ:伝説
ラヴェル:ハバネラ形式の商品
オネゲル:イントラーダ
伝承曲:鳥の歌
ロデリック・マクドナルド(Tp)、
ミギョン・キム(P)

録音:2016年〜2017年頃、ジュリエット・J.ロッシュ・リサイタルホール(ニューヨーク、アメリカ)
250年を超える歴史を誇る由緒あるオーケストラであるライプツィヒ・ゲヴァントハウスOで、1989年から2005年まで首席トランペット奏者を務めた、名手ロデリック・マクドナルドが奏でる20世紀のトランペットのための名作品集。
マクドナルドは、1988年に当時の音楽監督であった名匠クルト・マズアより、ライプツィヒ・ゲヴァントハウスOを始め、ライプツィヒ・オペラ、聖トーマス教会の首席奏者の地位に任命され、奏者としてのキャリアを積み上げて来ました。彼のその素晴らしいサウンドは、日本フィルハーモニーSO、ヴィルトゥオージ・サクソニア 、バッハ・コレギウム・ミュンヘン、ライプツィヒ・バッハO、ライプツィヒ室内O、スーパー・ワールド・オーケストラ(東京)などとの共演により世界中で高い評価を得ています。2014年からは、奏者だけでなく指揮者としても活動の場を広げ、ニューイングランドSOの音楽監督を務めています。本アルバムは、名匠から厚い信頼を得てきた音楽性、テクニック、そして、その艶やかなサウンドを存分に堪能できる1枚と言えるでしょう。
Centaur
CRC-3847(1CD)
デイヴィッド・ポスト作品集
ヴァイオリン・ソナタ(2007)#
「バッハ=ブゾーニ」のコラール前奏曲による変奏曲とフーガ(2005)+
チェロ・ソナタ(2017)*
ピアノ・ソナタ(2015)$
アリッサ・ワン(Vn)#、
ルーティン・リ(P)#、
スティーヴン・ベック(P)+$
、サミュエル・マギル(Vc)*、
ベス・レヴィン(P)*
デイヴィッド・ポストはニューヨーク市に生まれ、シカゴ大学、ニュー・スクール・フォー・ソーシャル・リサーチ、ブランダイス大学で学びました。臨床心理士の肩書も持つ彼は、ASCAP賞やニューイングランド・リード・トリオ作曲コンクールの最優秀賞などを受賞しています。このアルバムに収められた「「バッハ=ブゾーニ」のコラール前奏曲による変奏曲とフーガ」は著名なピアニストのシモーネ・ディナースタインに高く評価されました。
Centaur
CRC-3875(1CD)
フランスのフルート作品集
フォーレ:幻想曲 Op.79
シャミナード:コンチェルティーノ Op.107
ラヴェル:ハバネラ形式の小品
サティ:グノシエンヌ第3番、ジムノペディ第1番
ボルヌ:カルメン幻想曲
マスネ:タイスの瞑想曲
ドビュッシー:とだえたセレナード
 亜麻色の髪の乙女、
 ミンストレル、月の光
プーランク:フルート・ソナタ
キャシー・カー(Fl)、
デナイン・ルブラン(P)

録音:2020年8月〜10月(ルイビル・アメリカ)
アメリカ・ケンタッキー州のルイビルOの首席フルート奏者でありルイビル大学の教授も務めるキャシー・カーが奏でるフランスの名曲集。プーランクのソナタやシャミナードのコンチェルティーノなどフルートのために書かれた作品の他、ピアノやヴァイオリンの名曲をフルート&ピアノ版で収録しています。
Centaur
CRC-3903(1CDR)
BOOTLEG〜バストロンボーンのための作品集
ブラッド・エドワーズ(b.1963):Latchn Duets - テナー&バストロンボーンのための*
マーティン・ヘーベル(b.1990):セレニティ ー バストロンボーン、チェロとピアノのための三重奏曲**
ケネス・フックス(b.1956):バストロンボーン協奏曲$
ウィリアム・ティモンズ(b.1985):ストレンジ・ウェイファーラー - バストロンボーンとルーピング・ステーションのための
ラス・ゾカイテス(バストロンボーン)、
ティモシー・アンダーソン(Tb)*、
ジーナ・ペッツォーリ(Vc)**、
ウィリアム・A.マーフィー(P)**、
アメリカ陸軍軍楽隊"パーシングズ・オウン"$、
アンドルー・エッシュ大佐(指)$

録音:2020年9月12日-13日、シンシナティ大学音楽学部(アメリカ)、2020年3月10日-13日、フォート・マイヤー陸軍基地(アメリカ)
ゾカイテスは、これまでにベルゲンPO、デイトン・フィルハーモニック、オランダSOとの共演や、アメリカン・ブラス・クインテットとの共演では、オランダ・ラジオ放送4へ出演。2014年と2018年に開催されたレッチェ・トロンボーン・フェスティヴァルでは、フェスティヴァル・コーディネーターを務め、ゾルタン・キス、キャロル・ジャービス、ランダル・ホーズ、シュテファン・シュルツなど、世界有数のトロンボーン奏者たちとも共演をしています。
本アルバムは、6年をかけて作曲家達と描いてきた、アパラチアの民謡や民謡の要素に基づいた作品を取り上げています。マーティン・ヘーベルの「セレニティ」では、バストロンボーンらしい美しく暖かい音色で、朗々とした旋律を見事に歌い上げ、ウィリアム・ティモンズの「ストレンジ・ウェイファーラー」では、ルーピング・ステーションを用いて、自身の音を重ねながらひとつの作品を描いていくなど、室内楽から大編成のバンドをバックにした協奏曲まで、バストロンボーンの魅力を凝縮した1枚に仕上がりました。
※当タイトルはレーベルオフィシャルのCD-R盤となります。CentaurレーベルのCDをプレスしている製造工場、アメリカ合衆国テネシー州チャタヌーガのWTSmedia社で製作されています。

Chandos
CHAN-20259(1CD)
アマルコルド・ドゥン・ダンゴ
ピアソラ:勝利(マルコ・アルボネッティ編)
カルロス・ガルデル(1890-1935):ポル・ウナ・カベサ(ダニエーレ・ディ・ボナヴェントゥーラ編)
ダニエーレ・ディ・ボナヴェントゥーラ(b.1966):サンクトゥス/アリエル・ラミレス(1921-2010):アルフォンシーナと海
アローヨ(1861-1919):エル・チョクロ(ボナヴェントゥーラ編)
ガルデル:閉ざされた瞳(ボナヴェントゥーラ編)
ピアソラ:ジャルダン・ドアフリク(アルボネッティ&ボナヴェントゥーラ編)
リシャール・ガリアーノ(b.1950):クロードのためのタンゴ(ガリアーノ&アルボネッティ編)
ボナヴェントゥーラ:コラーレ、タンゴ、グラドゥアーレ
ピアソラ:ブルーノとサラ(アルボネッティ&ボナヴェントゥーラ編)
ホルヘ・アンドレース・ボッソ(b.1966):タンゴーズ・ゲダンケ
マルコ・アルボネッティ(ソプラノ・サクソフォン)、ダニエーレ・ディ・ボナヴェントゥーラ(バンドネオン)、オルケストラ・フィラルモニカ・イタリアーナ

録音:2021年9月8日-10日、テアトロ・マシーニ(ファエンツァ、イタリア)
19世紀半ばに開発されたサクソフォンとバンドネオン。バンドネオンはドイツで宗教音楽を演奏するオルガンの代替品として使われていましたが、ドイツ人によってタンゴの中心地ブエノスアイレスに持ち込まれました。そしてタンゴ演奏の中心になっていきます。サクソフォンはベルギーで開発され、アメリカ大陸へと渡っていきます。情熱的なタンゴの世界を奏でるのに最適なサクソフォンの音色と即興性に長けたバンドネオンの共演をお楽しみください。
イタリアを代表するサクソフォン奏者のマルコ・アルボネッティは、ニューヨーク、カーネギー・ホール・デビューが高く評価され、世界中でソリスト&指導者として活動しています。特にピアソラの音楽へ熱い情熱を持ち続けており、博士論文の研究ではブエノス・アイレスに赴き、作曲家のオリジナルのスコアを調べ、ピアソラ夫人のラウラ・エスカラーダや詩人のオラシオ・フェレール、ミュージシャンのパブロ・シーグレルやホセ・ブラガートらにインタビューも行ってピアソラの音楽への理解を深め、前作ではピアソラ作品集(CHAN-20220)をリリースしています。今作では、そのピアソラ作品だけでなく、タンゴの巨匠たちの作品を数多くアレンジし、取り上げています。

CAvi music
85-53042(1CD)
メシアン:世の終わりのための四重奏曲 イブ・ハウスマン(Cl)、
アマティス・トリオ〔レア・ハウスマン(Vn)、
サミュエル・シェパード(Vc)、メンジー・ハン(P)〕

録音:2018年4月、SWRスタジオ、カイザースラウテルン(ドイツ)
クラリネット奏者のイブ・ハウスマンは、エヴァルト・コッホとメナヘム・プレスラーに師事し、ジェルジュ・クルターグの影響を強く受けています。20歳でライプツィヒRSOの首席クラリネット奏者、22歳でベルリン国立歌劇場の首席クラリネット奏者になりました。ソリストとして演奏する一方で、ジャズ・ピアニストのミヒャエル・ヴォルニーと共演するなど、様々なジャンルで活躍しています。
アマティス・トリオ(アマティス三重奏団)は、ドイツのヴァイオリニスト レア・ハウスマン、イギリスのチェリスト サミュエル・シェパード、オランダ/中国のピアニスト メンジー・ハンによって2014年にアムステルダムで結成。2016-2018のBBCの新世代アーティスト、2018/2019のECHO(ヨーロッパ・コンサート・ホール機構)のライジング・アーティストに選ばれ、2019年夏にはBBCプロムス・デビューも果たしています。2020年にはC'Aviレーベルからデビュー・アルバム(8553477)をリリースしています。
第二次世界大戦中オリヴィエ・メシアンがドイツ軍に捕らわれ捕虜となった際に作曲した「世の終わりのための四重奏曲」。曲想についてメシアンは『ヨハネの黙示録』に基づくものだと自ら語っており、天地創造の6日の後の7日目の安息日が延長し不変の平穏な8日目が訪れるということが由来となって、8楽章から成っています。

Ars Produktion
ARS-38330(1SACD)
第2幕〜九重奏のためのオペラ組曲集
プッチーニ:組曲「ラ・ボエーム」
R.シュトラウス:組曲「エレクトラ」
チャイコフスキー:組曲「エフゲニー・オネーギン」

※全てシュテファン・ポツマン編曲
アンサンブル・ミヌイ〔アンナ・マルゴウレツ(Vn)、ヘルムート・ロッソン(Vn)、ネイツ・ミコリッチ(Va)、ヴィルヘルム・プフレガール(Vc)、アンナ・グルヒマン(Cb)、ジークリンデ・グレシンガー(Fl)、シュテファン・ポツマン(Cl)、マーカス・ヘラー(Hrn)、クレメンス・ベーム(Fg)〕

録音:2021年1月、インマヌエル文化センター(ヴッパータール、ドイツ)
主にオーストリアのクラーゲンフルト市立劇場のケルンテンSOで活躍する「5人の弦楽器奏者+4人の管楽器奏者」の「九重奏」、アンサンブル・ミヌイがクリアなサウンドと絶妙の一体感で楽しませてくれる小編成によるオペラの世界!
2016年にケルンテンSOの団員を中心として結成された九重奏団であるアンサンブル・ミヌイは、ベートーヴェンの「九重奏曲 Op.20」やシューベルトの「八重奏曲D.803」の定番レパートリーだけでなく、大編成によるオペラの小編成化とその演奏に積極的に取り組んでおり、オペラ愛好家には新たな視点をもたらし、そして新たな聴衆をオペラの世界に招くという重要な役割を担っています。
クラリネット奏者のシュテファン・ポツマンによって編曲された、「ラ・ボエーム」、「エレクトラ」、「エフゲニー・オネーギン」の3曲は、小編成化されたことにより、これまでになく音が細分化された状態で聴衆の耳に届きます。第1幕と題された前作(ARS38290)では「ばらの騎士」、「トスカ」、「ルサルカ」を取り上げており、こちらも併せてお楽しみください。
Ars Produktion
ARS-38337(1SACD)
伝説と神話
クーラウ:ウェーバーの歌劇「オイリアンテ」の主題による変奏曲 Op.63
フランソワ・ボルヌ(1840-1920):エルフのダンスとバラード
ブレット・ディーン(b.1961):無伴奏フルートのための「悪魔」
ライネッケ:フルート・ソナタ Op.17「ウンディーネ」
ポール・タファネル:「魔弾の射手」による幻想曲
リリア・シュタイニンガー(Fl)、
エリカ・ル・ルー(P)

録音:2021年2月3日-5日、テルデック・スタジオ
1994年ベルリンで音楽家の両親の間に生まれたリリア・シュタイニンガーは、若くしてその才能を開花させます。14歳の時にはベルリン・ドイツSOのソリストとしてデビュー、ベルリン芸術大学のシュテルン音楽院に入学しロスヴィタ・シュテーゲに師事しました。その後ウィーン国立音楽大学ハンスゲオルク・シュマイザーに師事、20歳の時にはベルリン・フィルのカラヤン・アカデミーの会員になり多くのリハーサルやコンサートに参加しました。その後も数々のコンクールで高い評価を得て、ソリストとして活躍しています。

APARTE
AP-276(1CD)
.バッハ:ヴァイオリン・ソナタ集
(1)ヴァイオリン・ソナタ ト長調BWV1021
(2)ヴァイオリン・ソナタ ホ短調BWV1023
(3)ヴァイオリン・ソナタ ハ短調BWV1024
(4)フーガ ト短調BWV1026
(5)ガヴォットBWV1019a
(6)ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ イ長調BWV.Anh.153
(7)ヴァイオリン・ソナタ ハ短調(作者不詳)
ゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ(Vn )、アンネカトリン・ベラー(Vc)、トルステン・ヨハン(Cemb)

録音:2021年5月フライブルク・アンサンブルハウス
ライブルク・バロック・オーケストラのリーダーとしても活躍するバロック・ヴァイオリン奏者ゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ。これまでバッハの無伴奏ヴァ イオリンのためのパルティータとソナタ、ヴァイオリン協奏曲集をリリースして高い評価を受けてきましたが、今回は通奏低音付きのソナタ集に挑戦。
と言っても有名なBWV1014〜9の6篇ではなく、ほとんど顧みられない3つのソナタとフーガをとりあげているのが大歓迎。また長らくバッハ作とされなが ら現在はテレマン作と認定されたイ長調BWV.Anh153と作者不詳の1720年代のハ短調のソナタを収録。さらにヴァイオリン・ソナタ第6番ト長調BWV1019 の第3楽章として書いたガヴォットも聴けるのも存外の慶びと申せましょう。
バッハの受容と研究のうえでなおざりにできぬ作品をゴルツの演奏で堪能できるのはぜいたくな限り。チェロのアンネカトリン・ベラーとチェンバロのトルステ ン・ヨハンが絶妙なアンサンブルを創り出しています。 (Ki)

SONARE
SONARE-1055(1CD)
税込定価
ウィーンの光と影
クライスラー:美しきロスマリン
 愛の悲しみ/愛の喜び
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
エルガー:愛の挨拶
ラヴェル:ツィガーヌ
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調 Op.24「春」
大塚野乃子(Vn)、米根弥恵(P)

録音:2019年11月&12月/ふるさと新座館ホール(埼玉県)
ヴァイオリニスト大塚野乃子がアルバム『ウィーンの光と影』をリリース!クライスラーの名曲、サラサーテ「ツィゴイネルワイゼン」、エルガー「愛の挨拶」、ラヴェ ル「ツィガーヌ」、ベートーヴェン「スプリング・ソナタ」を収録。師ヴォルフガング・ダヴィッドも推薦する大塚のふくよかで温かい音色で奏でる珠玉の名曲集です!
「私は「美しきロスマリン」「愛の悲しみ」「愛の喜び」の演奏に心を動かされました。これらの作品には相反するように思える感情が、それぞれ隣り合い補い合 いながら共存しているのです。これは、末期のオーストリア帝国に特有な情感です。ウィーンに長く住むことで、野乃子はこの街の精神をその独特なユーモアととも に吸収してきたのです。」(ヴォルフガング・ダヴィッド)

KLARTHE
KLA-079(1CD)
アフリカの印象
(1)モリバ・コイタ:ソロとフランコ・マンディンガの小品
(2)ケヴィン・ヴォランズ:弦楽四重奏曲第1番「ホワイトマン・スリープス」
(3)フレデリク・オーリエ:アフリカの印象
(1) モリバ・コイタ(ンゴニ 、タマ )
ベーラQ【ジュリアン・デュウドガール(Vn)、フレデリク・オーリエ(Vn)、ジュリアン・ブタン(Va)、リュック・ドドルイーユ(Vc)】

録音:(1)2013年3月27-30日、(2)2012年10月11-13日&2017年6月26日、(3)2012年10月13日/マヌル県ランス(フランス)
ーラ四重奏団は結成当時「おそるべき子供たち」とフランスで称されたクァルテット。ベーラ・バルトークの名前をとっていることもあって、バルトークはもち ろん中心のレパートリーとして据え置き、近現代の作品を積極的に取り組んでいます。
当アルバムではなんとアフリカ音楽を録音!ワールドミュージックにも興味を持つ彼らは民族楽器コラやピグミーのポリフォニックな歌に惹かれOcoraレーベル の現地録音を何度も聴いてきたといいます。演奏法、作曲法などまるで違うアフリカの民族音楽ですが、モリバ・コイタとの出会いによって彼らはますますアフリカ 音楽の魅力に取りつかれていきました。また、当団のヴァイオリン奏者フレデリク・オーリエが作曲した「アフリカの印象」も収録。ジャンルを超えた世界を見事に表 現しております!
「2016年9月22日、マリの独立記念日にモリバ・コイタが亡くなりました。彼は間違いなく世界におけるマリの最も偉大な文化大使の一人でした。このCDを 彼に捧げます。」(フレデリク・オーリエ(ベーラ四重奏団))
KLARTHE
KLA-077(1CD)
嵐の三兄弟
シュルホフ:弦楽四重奏曲第1番
ハース:弦楽四重奏曲第2番Op.7
クラーサ:主題と変奏
ベーラQ【ジュリアン・デュウドガール(Vn)、フレデリク・オーリエ(Vn)、ジュリアン・ブタン(Va)、リュック・ドドルイーユ(Vc)】

録音:2017年4月10-14日アルセナル・シテ・ミュジカル・メッツ(フランス)
第二次世界大戦の混乱のなか、何百万人ものユダヤ人が暗殺されましたが作曲家パヴェル・ハース(1899-1944)、ハンス・クラーサ(1899-1944)、エ ルヴィン・シュルホフ(1894-1942)もその犠牲者です。知識人、モダニスト、共産主義者、そして並外れた音楽家であった3人。彼らの色彩感豊かで官能的な 音楽をベーラ四重奏団が情熱的に奏でます。仏ディアパソン・ドール5受賞ディスク。 (Ki)
KLARTHE
KLA-021
(CD+DVD[PAL])
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第集
■CD
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第3番ハ短調 Op.1-3
 ピアノ三重奏曲第2番ト長調 Op.1-2
クリストフ・アッシュ:アンインストール
■DVD[PAL]
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第1番変ホ長調 Op.1-1
トリオ・レオ【パブロ・シャツマン(Vn)、ギヨーム・ラフィーユ(Vc)、ジャン =ミシェル・ダイエ(P)】

録音:2014年7月7-9日/ノール県立トゥールコワン音楽院(フランス)
ウィーンでハイドンに学んでいた若きベートーヴェンが「Op.1」として世に問うたのは3つピアノ三重奏曲でした。師ハイドンが得意としたこのジャンルですが、 野心的な音使いが随所に現れるこれらの作品はさすがベートーヴェンといえ、重苦しいハ短調で締めくくる第3番など作曲家の個性がうかがえます。このアルバム では第3番、第2番、アッシュの「アンインストール」を挟んで、第1番(第1番のみDVD※)という曲順に並べました。
クラシック、ジャズ、現代音楽など幅広いジャンルで活躍する作曲家クリストフ・アッシュ。「アンインストール」はベートーヴェンの第2番のフィナーレをベースに、 ベートーヴェンの作品がもつエネルギーを共鳴させるイメージで作曲しました。シャツマン、ラフィーユ、ダイエという名手が揃ったトリオ・レオがこれらの作品を雄 弁で奏でます。仏ディアパソン・ドール5受賞ディスク。 (Ki)
※DVDは「リージョン・フリー」(All region)ですが、PAL規格で制作されているので、PAL対応の機器、PAL/NTSC変換機能のある機器、あるいはPCで 再生してください。
KLARTHE
KLA-015(1CD)
「タンゴの歴史」〜ピアソラ:作品集
「忘却」/「アディオス・ノニーノ」
「天使のミロンガ」
「売春宿 1900」〜『タンゴの歴史』より
「カフェ 1930」〜『タンゴの歴史』より
「ナイトクラブ 1960」〜『タンゴの歴史』より
「言葉のないミロンガ」
アヴェ・マリア「タンティ・アンニ・プリマ」
「いつもブエノスアイレスに帰る」
「ミロンガ・アン・レ」
「サンバ・ニーニャのアリア」

※以上、すべてクラリネットとピアノ版
フローラン・エオ(Cl)、
マルセラ・ロッジェーリ(P)

録音:2015年3月マルボス・スタジオ(パリ)
オーボエ奏者フレデリック・ターディとファゴット奏者ジュリアン・アルディが2008年の音楽祭で共演したことをきっかけに結成したアンサンブル「インスピレー ションズ」。その後ピアニストのシモン・ザウィが加わり、オーボエ、ファゴット、ピアノのためのトリオ作品を中心に演奏活動を展開しております。
プーランク、フランセのトリオはこの演奏形態としては有名な作品ですが、そのほかは録音が少ないだけに実に興味深い内容です。ロベール・プラネルの「アンダ ンテとスケルツォ」、ジョリヴェのソナチネ、そしてフローラン・シュミットのリリスムの傑作「渦まき」(クラリネット奏者のニコラ・バルディルーが参加)と彼らなら ではの選曲で構成されており、オーボエとファゴットの温かい音色とピアノのかけあいが実に魅力的です!
KLARTHE
KLA-028(1CD)
「スター・ブラス」
(1)デイヴィッド・ギリングハム・Jr.(1947-):ホエン・ スピークス・ザ・シグナル・トランペット・トーン
(2)ジャン=パスカル・バンテュス(1966-):バッカス協奏曲
(3)マーク・リス(1963):サクレ・ジュルネ
(1)クレマン・ソーニエ(Tp)、
(2)ファブリス・ミリシェ(Tb)、
(3)フランソワ・テュイエ(チューバ)
オルケストル・ダルモニー・ド・ラ・レジョン・サント、
フィリップ・フェッロ(指)

録音:2015年サントル=ヴァル・ド・ロワール(フランス)
フィリップ・フェッロ率いるオルケストル・ダルモニー・ド・ラ・レジョン・サント(OHRC)のアルバム「スター・ブラス」はフランスを代表する金管楽器奏者ク レマン・ソーニエ(Tp)、ファブリス・ミリシェ(Tb)、フランソワ・テュイエ(チューバ)をソリストに迎えた協奏的作品集。OHRCからの委嘱作 品2曲(バンテュスとリス)を含むオリジナル曲を通して、ソリストの妙技はもちろんのこと金管楽器のキラキラとした華やかさを体感できるアルバムです。 (Ki)

CLAVES
50-3024(1CD)
ソプラノと弦楽四重奏
ベルク(ハイメ・ミュラー編):『7つの初期の歌』(ソプラノと弦楽四重奏版)
ダルブレー:『7つの歌』〜ソプラノと弦楽三重奏のための【世界初録音】
マーラー(イーヴォ・バウアー編):『亡き子をしのぶ歌』(ソプラノと弦楽四重奏版)
リサ・タタン(S)
アンサンブル・オリオン【ノエル =アンネ・ダルベレイ(Vn)、ヨアキム・カモン=ヴィオク(Vn)、ジュリー・ル・ガック(Va)、ルネ・カマカロ(Vc)】

録音:2021年6月&9月/聖ミヒャエル教会、マイリンゲン(スイス)
マーラーの『亡き子をしのぶ歌』、ベルクの『7つの初期の歌』、ダルブレーの『7つの歌』をおさめたアルバム。「愛」、「喪失」、「運命」など人生の様々な場面 を美しい旋律をのせて歌います。当録音ではソプラノのリサ・タタンがアンサンブル・オリオンと共演し、弦楽三重奏または弦楽四重奏の伴奏でお届け。ベルクはア ルテミスSQの第2ヴァイオリンとして16年間活動したハイメ・ミュラーが、マーラーはライプツィヒSQのヴィオラ奏者イーヴォ・バウアーがそ れぞれ弦楽四重奏版に編曲。彼らの編曲としては世界初録音です。
スイス人作曲家のジャン=リュク・ダルブレー(1946-)はベルン音楽学校にてクラリネット、(指)作曲を学んだのち作曲家として活躍。これまでにピエール・ ブーレーズ、ハインツ・ホリガーなど現代屈指の作曲家・演奏者に師事し、ジャンルにとらわれないダルブレー独自の表現が魅力の作曲家です。
ソプラノのリサ・タタンはリヨン音楽院とローザンヌ高等音楽院フリブール校でBCJの客演でもおなじみのクリスチャン・イムラーに師事。チューリッヒ芸術大学 にてリナ・マリア・アカーランドのもとで研鑽を積みました。歌曲だけでなくオペラ、演劇、モダンバレエなど多方面で活躍しているソプラノです。 (Ki)

Spectrum Sound
CDSMBA-100(2CD)
完全限定盤
イザベル・ファウスト/リサイタル・イン・フランス2010
(1)ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調「春」Op.24
 ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調「クロイツェル」Op.47
 ベートーヴェン:6つのドイツ舞曲 WoO 42より第1番 ヘ長調【アンコール】
(2)バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ト短調 Sz.117より第1楽章
(3)バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ト短調 Sz.117より第2楽章〜第4楽章
 バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ長調 BWV1005
 バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004
(1)イザベル・ファウスト(Vn)
アレクサンドル・メルニコフ(P)
ライヴ録音:2010年3月28日シャトレ劇場(パリ)

(2)イザベル・ファウスト(Vn)
ライヴ録音:2010年7月23日ペ・ド・ラ・メイジュ(フランス)

(3)イザベル・ファウスト(Vn)
ライヴ録音:2010年7月23日ペ・ド・ラ・メイジュ(フランス)
これまでINA(フランス国立視聴覚研究所)とのライセンスによるCDリリースを実現してきたSpectrum Sound。今度はRadio Franceとのライセンス契 約を実現させました。音源はFrance Musique(Radio Franceが所有および運営する公共ラジオ・チャンネル)が録音した正規初出音源です!
記念すべき第1弾はなんとイザベル・ファウストの2枚組!メルニコフとの共演でベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第5番「春」&第9番「クロイツェル」 (2010年3月28日、シャトレ劇場におけるライヴ録音)、バルトークの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ、そして.バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番&パル ティータ第2番(2010年7月23日、ペ・ド・ラ・メイジュにおけるライヴ録音)というこれ以上ないほどの充実のプログラムを収めております!
メルニコフとのベートーヴェン。「春」は2008年に、「クロイツェル」は2006年にそれぞれ録音していますが、このライヴではまさに成熟したアンサンブルを披 露。ライヴでも一切隙のない上質な演奏を聴かせてくれます。
バルトークいえば1996年録音の衝撃のデビュー盤で披露しており、このアルバムは新人のアルバムとしては異例の1997年英国グラモフォン賞を受賞しまし た。15年ほどだった当ライヴでも異次元の集中力と抜群のテクニックで魅了します。そしてファウストの代表盤であるバッハ。神がかった「シャコンヌ」を含め大 注目の演奏です。 完全限定盤につき、お早目のお求めをおすすめいたします。

NEOS
NEOS-12117(1CD)
チェンビ・アン(b.1967,安承弼/アン・スンピル):作品集
(1)「音の集合体」(2019) 〜ピアノとエレクトロニクスのための
(2)「星座」(2003)〜ヴァイオリンとピアノのための
(3)「Hyun.Oh(海底の魚の夢、光への欲求)(1998/2016 改訂) 〜ピアノ、打楽器とエレクトロニクスのための
(4)「ルサック/泡からの水の変容」(1997) 〜管弦楽と30 人の音楽家のための
(1)(2)(3)プロドロモス・シメオニディス(P)
(2)メリーゼ・メリンガー(Vn)
(3)アダム・ヴァイスマン(Perc)
(4)レナート・リヴォルタ(指)
ヌーベル・アンサンブル・インストゥルメンタル・デュ・コンセルヴァトワール

録音:(1)2021年3月1日、(2)2021年2月27日-3月1日、(3)2017年4月13日、(4)1998年
チェンビ・アンはベルリンを拠点に活動する中国出身の作曲家。上海音楽院で学んだ後、パリ 国立高等音楽院でスペクトル楽派の作曲家ジェラール・グリゼイに師事、1998 年に電子音楽で 一等賞を取った。韓国で活躍していたこともあり韓国語読み(Seungpil An)でも通じています。 彼の作風は電子音楽とスペクトル音楽を学んだだけあって、アコースティック楽器と電子音響の 融合、生楽器の奏法における電子音楽的応用、打楽器への偏愛など、音色の変容に主な関心 が注がれています。「音の集合体」では特殊奏法のピアノと予め録音された(人の声を含む)具体 音、コンピュータの電子音がパッチワークのようにコラージュされます。「ルサック」は管弦楽の咆哮 と静寂が繰り返される中で響きの色彩のグラデーションが次第に変容してゆくプロセスが美しい。
NEOS
NEOS-12124(1CD)
ダビド・モリナー(b.1991):作品集
(1)「ファンタジーとピアノ」(2012/rev2020)
(2)ソロ I「純粋な F の永続的なエコー」(2016)〜ヴィブラフォン独奏のための
(3)「コーディネートとは!調整されていないのか・・・(二羽の小鳥)」(2015)〜フルートとソプラノ・サックスのためのデュオ
(4)ソロ II「官能的な D の変動するエコー」(2017)〜マリンバ独奏のための
(5)三重奏曲「地球の音」(2015)〜ファゴット、チェロと打楽器のための
(6)ソロIII「t]k]の浸透点」(2018)〜ボディ・パーカッションのための
(7)弦楽四重奏曲第 3 番「心に残る楽章(Eindringlicher Satz)」(2020)
(8)ソロ IV「・・・欲望のオルガスム的流出・・・」(2020)〜スネア・ドラムのための
(9)構造I「青のエロス」(2016)〜アンサンブルのための
ダビド・モリナー(Perc)
フェビアン・パニセーリョ(指)
プルーラル・アンサンブル

録音:2020年11月28-29日
ダビド・モリナーはスペインの作曲家、打楽器奏者。作曲をパスカル・デュサパン、イェルク・ ヴィトマンに師事した。演奏しながら奏者が奇声を発したり、何らかの演劇的アクションをしたり、 体の一部を叩くボディ・パーカッション、シュヴィッタース(1887-1948)の音響詩のような手法はケ ージ、カーゲルや日本の中川俊郎あたりを思わせ、それ自体はもはや今となっては古臭い様 式だが、そうしたダダ、ネオ・ダダ的な方法を今日的な感覚でよみがえらせようとしている作曲 家として近年ヨーロッパで注目されています。「欲望のオルガスム的流出」では奏者はスネア・ドラ ムを叩きながらひたすら意味不明な奇声を発し続ける。人を喰ったようなタイトルといい、赤塚 不二夫的ユーモアとセンス・オブ・ナンセンスを持った作曲家。カーゲルが好きな人なら気に入 るかも。

GENUIN
GEN-22765(1CD)
フルートとギターのための音楽
ロバート・ビーザー(b.1954):4 つの山の歌
ラヴィ・シャンカール:魅惑の夜明け
ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第5 番〜アリア
武満徹:海へ
ピアソラ:タンゴの歴史
デュオ・マティック・エチュマン【クリスティアン・マティック(Fl)、トーマス・エチュマン(G)】

録音:2020年12月7-9日 ドイツ ミュンヘン
ドイツのフルート奏者、クリスティアン・マティックのGENUIN への3 枚目のCD、ただし今回は 伴奏がマティアス・フートのピアノではなく、トーマス・エチュマンのギター。フルートとギターのた めの 20 世紀の作品を集めています。フルートとギターの相性はとてもよく、特にしっとりとした美感 に優れています。ラヴィ・シャンカールの「魅惑の夜明け」、エイトル・ヴィラ=ロボスのブラジル風バ ッハ第 5 番のアリア、武満徹の「海へ」、ピアソラの「タンゴの歴史」といった有名曲に加え、1954 年、ボストン生まれの米国の作曲家、ロバート・ビーザーの「4 つの山の歌」も素晴らしい。 クリスティアン・マティックはミュンヘンで学んだドイツのフルート奏者。近現代のフルート音楽を 得意としています。ギター奏者のトーマス・エチュマンとは 2005 年以来コンビを組んで活動してい る。
GENUIN
GEN-22770(1CD)
「セレンディピティ」
スパークダイアモンド:協奏曲〜第3 楽章
ヴァーヘルスト:ダンゾン
ブルガリア民俗舞踊:ガンキノ・ホロ
サン=サーンス:白鳥
ダニエル・ホール:セレンディピティ
ファビアン・ブロッホ:街歩き
ジョヴィーヴォ:第1 の前奏曲における瞑想
ボーズウィック:フヌッグ
サンドストレム:ソング・ティル・ロッタ
モンティ:チャルダーシュ
クロード・フランソワ&ジャック・ルヴォー:マイ・ウェイ
ワルトトイフェル:スケーターズ・ワルツ
ヴォルフガング・ゾルガー:バリトン・レヒナー
カール・ヘス:故郷の鳥
ハンス=ユグル・ゾマー:アルプホルンの精神
ダニエル・シュナイダー:カラチ
デュオ・ジョヴィーヴォ【ファビアン・ブロッホ(ユーフォニウム,ヴンダーホルン,アルプホルン,ピアノ) 、ムリエル・ツァイター(P,ヴァイオリン,フルート)】

録音:2021年7月16-18日 ドイツ ライプツィヒ
ドイツのユーフォニウム奏者ファビアン・ブロッホと、ピアノなど複数の楽器をこなすムリエル・ ツァイターによるデュオ・ジョヴィーヴォの楽しい CD。ジョヴィーヴォ Giovivo とはイタリア語の gioa 喜びと生き生きとした vivo の合成語。名前の通りいずれの曲も生き生きと楽しい演奏だ。 ファビアン・ブロッホの自作とジョヴィーヴォとしての作品も含まれます。

BRIDGE
BCD-9546(2CD)
ジョージ・パール(1915-2009):独奏・二重奏作品集
(1)無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1 番
(2)無伴奏クラリネットのための3 つのソナタ (ソナタ第1 番、ソナタ第2 番、ソナタ第3番)
(3)チェロとピアノのためのソナタ
(4)ダブルベースのためのモノディ第2 番
(5)バスーン・ミュージック
(6)9つのバガテル
(7)ヘブライの調べ
(8)音楽の捧げもの
(9)ほとんど幻想曲のようなソナタ
(10)チェロとピアノのための抒情小品
(11)無伴奏バスーンのための3 つのインヴェンション
(12)無伴奏パルティータからのサラバンド
(13)バラード
(1)アレクシ・ケニー(Vn)
録音:2017年11月20日、ニューヨーク州ワシントンハイツ
(2)チャールズ・ナイディック(Cl)
録音:2017年8月27日、ニューヨーク
(3)ジェイ・キャンベル(Vc)
コノー・ハニック(P)
録音:2017年11月20日、ニューヨーク州ワシントンハイツ
(4)エドウィン・バーカー(Cb)
録音:2009年5月28日、ボストン
(5)スティーヴン・ディブナー(Fg)
録音:2005年4月13日、ニューヨーク州ワシントンハイツ
(6)オラシオ・グティエレス(P)
録音:2005年3月24日、ニューヨーク州ワシントンハイツ
(7)ジェイ・キャンベル(Vc)
録音:2017年12月18日、ニューヨーク州ワシントンハイツ
(8)レオン・フライシャー(P)
録音:2014年1月7日、フィラデルフィア
(9)チャールズ・ナイディック(Cl)
マイケル・ブラウン(P)
録音:2016年5月27日、ニューヨーク
(10)ジェイ・キャンベル(Vc)
シャーリー・パール(P)
録音:2017年11月20日、ニューヨーク州ワシントンハイツ
(11)スティーヴン・ディブナー(Fg)
録音:2005年4月13日、ニューヨーク州ワシントンハイツ
(12)カーティス・マコンバー(Vn)
録音:2005年4月5日、ニューヨーク州ワシントンハイツ
(13)リチャード・グード(P)
録音:1984年11月15日、ニューヨーク
20世紀の米国を代表する作曲家の一人、ジョージ・パール(1915―2009)の、独奏および二 重奏の器楽作品を集めています。しかもピアノのレオン・フライシャーやオラシオ・グティエレス、ク ラリネットのチャールズ・ナイディックといった一流奏者も加わっています。バラードは作品を献呈さ れたリチャード・グードの演奏(Nonesuch録音)。いずれの作品も現代的な静かな佇まいが美し い作品ばかりです。

Goodies
78CDR-7860(1CDR)
税込定価
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調作品24「春」 アレクサンドル・モギレフスキー(Vn)
レオニード・クロイツアー(P)

日 POLYDOR 5027/29
1931年東京録音
アレクサンドル・モギレフスキー(1885-1953)はウクライナのオデッサ生まれ。 7歳でヴァイオリンを始めロストフの音楽学校で学んだ後モスクワに出てヤン・ グルジマリに師事した。モスクワではSQを組織したり教員生活を送っ た後1922年にパリに移住し、ヴァイオリン奏者でSQのリーダーのリュ シアン・カペー(1873-1928)とも親交をもった。ロシア系の豊麗な音色に加えて フランス風の洗練された独自の音色を身につけた。1926年11月初来日、1930年に 再度来日してから1953年に亡くなるまで、演奏家として、また優れた教師として 日本の音楽界に多大な貢献をした。ピアノのレオニード・クロイツァー(1884- 1953)はロシア生まれの名ピアニスト。1931年初来日。1933年に再来日。近衛秀 麿の要請で帰国せず1937年から亡くなるまで東京音楽学校(現東京藝術大学)教授 をつとめた。これは第1回の来日時の録音。(グッディーズ)

BIS
BISSA-2567(1SACD)
シェーンベルク:弦楽四重奏曲第1番ニ短調 Op.7(1904-05)(46'38)
弦楽四重奏曲第3番Op.30(1927)(32'01)
グリンゴ ルツ・クヮル テット【イリア・グリンゴルツ(Vn:アントニオ・ストラディバリウス’ex-Prove’(クレモナ 1719年製作)) 、アナヒット・クルティキャン(Vn:カミッロ・カミッリ(マントヴァ 1733年製作))、シルヴィア・シモネスク(ヴィオラ:ヤコブス・ヤヌアリウス(クレモナ 1660年製作)、クラウディウス・ヘルマン(Vc:ジョヴァンニ・パオロ・マッジーニ(ブレシア 1600年頃製作))】

録音:2021年3月24-27日SRFスタジオ(チューリッヒ)
ります。シェーンベルクの第2番と第4番を収めたアルバム(BIS SA-2267)の録音から約5年、ついに第1番と第3番を録音しま した!
十二音音楽の創始者として20世紀音楽に最も大きな影響を残した作曲家の一人、シェーンベルク。1908年頃より無調を試みましたが第1番は1905年の作 品です。調性に基づいた作品ですが、その対位法的な技巧と単一楽章形式の試みなど、注目すべき点の多い初期作品です。単一楽章といっても当演奏では46分 ほどの大曲。緊張感をもったこの作品ですが当団は集中を切らすことのない演奏を展開しております。
第1番作曲から四半世紀弱。第3番は1927年の作品です。十二音の技巧によって作られた4楽章構成のこの作品ですが、第1番同様主要主題の音形によっ て静かに終わります。当団の引き締まった演奏はシェーンベルクの作品にマッチしております (Ki)

KLARTHE
KLA-045(1CD)
ラヴェル:弦楽四重奏曲 ヘ長調(サクソフォン四重奏版)
メンデルスゾーン:弦楽四重奏のための4つの小品 Op.81(サクソフォン四重奏版)
モーフィン・クァルテット【クリストフ・グレーズ(ソプラノ・サクソフォン)、エディ・ロペズ(アルト・サクソフォン)、アントニー・マルクン=アンリオン(テナー・サクソフォン)、マチュー・ドゥラージュ(バス・サクソフォン)】

録音:2015年11月/ラ・フェルム・ド・ヴィルファヴァール(フランス)
気鋭のサクソフォン奏者が集まったモーフィン・クァルテットがなんとメンデルスゾーンとラヴェルの弦楽四重奏曲をサクソフォン四重奏で録音しました!当 アンサンブルはパリ国立高等音楽院でクロード・ドゥラングルに師事。在学中にモーフィン・クァルテットを結成しました。2012年に開かれた第7回大阪国際室 内楽コンクール&フェスタの第2部門(管楽アンサンブル)で第1位を受賞。以後フランスを拠点に世界各地で演奏活動を展開しております。
ラヴェルの弦楽四重奏曲いわずと知れた名曲。その繊細にして情景美あふれる旋律と、きりりとしまった構成が絶妙な作品ですが、サクソフォン四重奏版で は華やかさ煌びやかさ加わりこの作品の新たな魅力を引き出しております。
1849年に出版されたメンデルスゾーンの弦楽四重奏のための4つの小品は、第1曲、第2曲が未完の弦楽四重奏曲第7番の2つの楽章と考えられていま す。当アンサンブルの演奏は見事の一言につき抜群のアンサンブルとパフォーマンスを展開しております。サクソフォン四重奏の新レパートリーを生み出すこと に精力的に取り組んでいるモーフィン・クァルテットの今後の活動にもご期待ください!! (Ki)
KLARTHE
KLA-108(1CD)
「コントラスト」
(1)クレズマー組曲(伝承曲)
(2)ブルッフ:コル・ニドライ Op.47
(3)バーンスタイン:ウエスト・サイド・ストーリー組曲
(4)ヴァレンテ(ソル編):ルネサンス舞曲
(5)ピアソラ:忘却
(6)ビゼー:カルメン組曲
(7)バッサーノ:シュザンヌはある日
(8)ピアソラ:ピアソラーダ
デュオW【ヴァンサン・バラス((1)(4)(7)ソプラノ・サクソフォン、(3)(5)(6)(8)アルト・サクソフォン、(2)(6)バリトン・サクソフォン)、ヴァンサン・テヴェナ(Org)】

録音:2020年4月11-15日/サン=ピエール大聖堂(ジュネーヴ)
2005年以来サクソフォン奏者ヴァンサン・バラスとオルガンのヴァンサン・テヴェナによる「デュオW」は独創的かつカラフルなアレンジで聴衆を魅了してき ました。
当アルバム「コントラスト」では時代とジャンルを超えた内容をテーマに2つの楽器の可能性を革新的な方法で引き出しています。
クレズマーのメロディにはじまり、ヘブライの古い聖歌「コル・ニドライ」のオリジナルの旋律を変奏した幻想曲であるブルッフの「コル・ニドライ」、バーンスタ インの傑作「ウエスト・サイド・ストーリー」、ビゼーの「カルメン」、そしてピアソラの「忘却」など、実に多彩なプログラムをお届けします!なお、バラスは曲ごとに 楽器を吹き分けており各曲のアレンジもまた実に興味深いものとなっております。 (Ki)
KLARTHE
KLA-019(1CD)
「クローシング・ザ・ライン」
イダ・ゴトコフスキー(1933-):抒情的三重奏曲(1984)【世界初録音】
メラニー・ボニ(1858-1937):トリオ形式の組曲 Op.59(1899)
フィンジ:「クローシング・ザ・ライン」(2015)
リリー・ブーランジェ:『空の開けたところ』より第5曲「ぼくのベッドの裾のところに」(1913-14)
トリオ・オンプラント【クララ・アブ(Vn)、エミリー・ウルトヴァン(Sax)、アンヌ・ド・フォルネル(P)】

録音:2015年9月7-10日/マント・アン・イヴリーヌ(フランス)
ヴァイオリン、サクソフォン、ピアノという珍しい組み合わせのトリオ・オンプラント。その音楽は親しみやすく聴き手に新たな世界を誘います。当アルバムはイ ダ・ゴトコフスキー、メラニー・ボニ、フィンジ、リリー・ブーランジェを組み合わせた興味深い選曲です。 (Ki)
KLARTHE
KLA-004(1CD)
「フレンチ・タッチ」
(1)タファネル:木管五重奏曲
(2)ヴェルディエ:「アマゾンの夢」
(3)オンスロウ:木管五重奏曲 ヘ長調 Op.81
(4)ベッファ:「5時」
クラルテ五重奏団【クレマン・デュフォー(Fl)、マルク・ラシャ(Ob)、ジュリアン・シャボ(Cl)、ギヨーム・ビダー(Fg)、ピエール・レモンディエール(Hrn)】

録音:2015年2月/リュエイユ=マルメゾン(フランス)
クラルテ五重奏団によるフランスの木管五重奏曲集。タファネルとオンスロウの木管五重奏曲はこのジャンルの代表曲。同時代を象徴するリリシズムをあら わした傑作です。一方、クラルテ五重奏団の委嘱作ヴェルディエの「アマゾンの夢」とベッファの「5時」は木管五重奏が生み出すことのできるリズム、コントラス トそして色彩感を表現しております。 (Ki)
KLARTHE
KLA-053(1CD)
「屋根の上のブラス」
ボリス・ヴィアン:シュルレアリストの歌
プーランク:酒飲みの歌
サティ:『スポーツと気晴らし』より「序(食欲不振のコラール)」「狩」「イタリア喜劇」「ピクニック」「タンゴ」「いちゃつき」
ミヨー(ドゥセ編):牛と牛
サティ:あなたが欲しい
 ピカデリー
 いいとも、ショショット
プーランク、タイユフェール:『エッフェル塔の花嫁花婿』より「将軍の話(プーランク)」「カドリーユ(タイユフェール)」「トルヴィルで水浴する女の踊り(プーランク)」
サティ:組み立てられた3つの小品
ミヨー:やわらかいキャラメル
パリ金管五重奏団【クレマン・ソーニエ(Tp)、シャリー・ヴィロトー(Tp)、ブノイ・ド・バルソニー(Hrn)、ジョナタン・レイス(Tb)、ジェレミー・デュフォール(チューバ、ヴォーカル)】

録音:2018年/フランス
名手が集結したパリ金管五重奏団。「屋根の上のブラス」というユニークなタイトルはもちろんミヨーの「屋根の上のヴァイオリン弾き」からもじったもの。当 団の委嘱作を作曲したボリス・ヴィアンからそのタイトル名のアイディアをもらいました。 当アルバムではプーランク、ミヨー、サティなど同時代のフランスらしいユーモアと皮肉さがあらわれた作品を金管五重奏という新たな視点から表現。茶 目っ気たっぷりなこれらの作品を自由自在に演奏しております。管楽器の録音でも非常に定評のあるKlartheレーベルらしい、聴き手の興味をそそる1枚と 言えましょう。

MDG
MDG-95122536
(1SACD)
オルゲルプンクト〜ブレーメンのザウアー・オルガン VOL.2
1.ロッシーニ(リスト編):スターバト・マーテル〜嘆き憂い
2-4.アルノ・ハンセン(1894-1950):Quartett IV
5.リヒャルト・エコールド(fl 1871 -1903):アダージョ
6.フリードリヒ・アウグスト・ベルケ(1795 -1874):「復活祭の朝」のモティーフによるファンタジア(ジギスムント・リッター・フォン・ノイコム)
7.ハンセン:オペラメロディー集〜大混成曲第2番
8.グスタフ・アドルフ・メルケル(1827-1885):アリオーソ
9.レーガー:ロマンツェ
A.ヘンゼル:
10.レチタティーヴォとアダージョ
11.アダージョ
12.ベルケ:ファンタジアOp.58
13.マックス・ペーテルス(1849 -1927):エレジーOp.9
14.パウル・ヴェシュケ(1867-1940):行進曲
デュオ・グロスアルテ【リア・ズーター(ザウアー・オルガン)、フアン・ゴンザレス・マルティネス(テナー・トロンボーン、バス・トロンボーン)】

フランツ・クーン・トロンボーン・カルテット【ハリー・リース(アルト・トロンボーン)、ラファエル・ロビンス(テナー・トロンボーン)、フアン・ゴンザレス・マルティネス(バス・トロンボーン)、トゥラル・イスマイロフ(バス・トロンボーン)】

録音:2021年7月27-28日、8月3-4日、ディー・グロッケ・ブレーメン
ブレーメンのディー・グロッケのザウアー・オルガンは、世界有数の圧倒的響きを誇り、時代の流行に流されず、1928年の完成時の姿で歴史的価値を保っ ています。当時の大聖堂のオルガニストであったエドゥアルト・ネスラーは「この楽器の美しさと音の響きの豊かさは、このグロッケ・ホールの素晴らしい音響に まさに適している」と述べています。完成から数年後ネスラーは、ストップの追加要望する手紙をザウアー社長宛に出していますが、それは追加されることな く、今もオリジナルの状態で残っています。
435Hzというオリジナルのピッチも現在まで保たれていますが、今日のアンサンブル演奏には低すぎます。今回、フアン・ゴンザレス・マルティネス率いるフ ランツ・クーン・トロンボーン・カルテットは、1920年代のオリジナル・トロンボーンを用いて当時の響きを蘇らせます。トロンボーンの革命をもたらしたのは、 戦前のベルリン・フィルで活躍した名手パウル・ヴェシュケ。彼の先駆的な演奏テクニックと名工フランツ・クーンによる名器により、当時はまさにトロンボーン 全盛時代。本作では、ロッシーニからレーガーまで、グロッケ・オルガンの豊かな響きとともに現代トロンボーンの往時を堪能できる1枚となっています。 (Ki)
MDG
MDG-30411812(1CD)
ラフ:室内楽作品集
七重奏曲 ト短調 Op.178
ピアノ五重奏曲 イ短調 Op.107
アンサンブル・ヴィラ・ムジカ
再発売。スイス・ロマン派のヨアヒム・ラフの室内楽作品集。
MDG
MDG-93822506(1CD)
エディション・ホーフカペレ1〜ハルモニームジーク
ベートーヴェン:八重奏曲 Op.103
八重奏のロンディーノ変ホ長調 WOo25
六重奏曲Op.71
グレトリ:歌劇「獅子心王リシャール」〜 組曲第2番(フランツ・エーレンフリート編)
ライヒャ(レイハ):管楽パルティータ(六重奏曲)
ロレンツォ・コッポラ(芸術監督)
ボン宮廷楽団(ボン・ベートーヴェンOのメンバー)
山本啓太(オーボエ1)
スザンネ・ファン・ズーレン=ルッカー(オーボエ2)
ハンス=ヨアヒム・モーマン(クラリネット1)
フローリアン・ギスリング(クラリネット2)
ダニエル・ローミュラー(ナチュラルホルン1)
ローハン・リヒャルツ(ナチュラルホルン2)
鈴木 優人(ファゴット1)
ヘニング・グロスカース(ファゴット2)
フランク・ゴイアー(Cb)

録音:2021年1月27-29日、5月21-22日
当シリーズは、古楽器のスペシャリストでもあるロレンツォ・コッポラが、ベートーヴェンを主軸に、周辺の音楽、作曲家にも焦点を当て、当時の宮廷 音楽「ハルモニームジーク」を再現していく試み。録音に使用されたボン=バート・ゴーデスベルクのロココ調のホールの響きも美しく、MDGの立体的 な録音で当時の雰囲気を楽しむことができます。18世紀後半に流行した「ハルモニームジーク」。木管楽器を主体とし、ホルンやコントバラスを加えた アンサンブルで、当時は大編成の作品を手軽に楽しむために、オペラやオーケストラの作品から編曲され演奏されていました。このアルバムでは、楽聖 ベートーヴェンの生誕の地ボンを本拠地とし、1907年に設立されたボン・ベートーヴェンOのメンバーによって編成された、クラリネットの名 手でもあるロレンツォ・コッポラ率いるボン宮廷楽団による演奏でお聴きいただけます。
ベートーヴェンのボン時代、マクシミリアン選帝侯の食卓音楽のために書かれた「八重奏曲」。美しい旋律がふんだんにちりばめられ、作曲技法的に も実に凝って作られており、一種の娯楽のための音楽としては超一級の作品。そしてボンで完成した八重奏曲は、ウィーンでハイドンの指導により改訂 され、その際に新しいフィナーレとして書かれたのが、8本の管楽器による美しい響きが特徴の「ロンディーノ」。さらに故郷ボンを離れウィーンに渡っ たベートーヴェンが、ピアニストとしての地位を確立する前のウィーン初期に書かれた、2本のホルン、2つのヴァイオリン、ヴィオラとチェロという珍し い編成の六重奏曲も収録されています。その他ベートーヴェン以外の当時の作曲による作品も取り上げられています。ベートーヴェン自身も気に入っ て、ピアノの変奏曲にもメロディを引用しているグレトリの 歌劇「獅子心王リシャール」。18世紀後半絶大なる人気を博していたグレトリ。前述のよう な理由で、オペラのような大規模作品を頻繁に上演することは難しいため、この人気作「獅子心王リシャール」も、宮廷のオーボエ奏者であったフラン ツ・エーレンフリートが編曲したハルモニームジーク版で瞬く間に人気作となりました。そしてベートーヴェンと同い年のチェコの作曲家ライヒャ(レイ ハ)の六重奏曲。ボンの宮廷楽団ではフルート奏者を務め、ウィーンでもベートーヴェンと親交があったといいます。管のための重要な作品を多く残し ています。 (Ki)

Hanssler
HC-21062(1CD)
フリューリング:ピアノ五重奏曲 嬰ヘ短調 Op.30(1892)*
ピアノ四重奏曲 ニ長調 Op.35(作曲年不詳)
オリヴァー・トリンドル(P)、ダニエル・ギグルベルガー(Vn)、ローラント・グラッスル(Va)、フローリス・マインダース(Vc)、ニーナ・カーモン(Vn)*

録音:2020年5月29&30日、2021年3月29&30日* クラウス・フォン・ビスマルク・ザール(ケルン)
オーストリア=ハンガリー帝国のレンベルク生まれの作曲家カール・フリューリング(1868-1937)のピアノ四重奏曲&五重奏曲をオリヴァー・トリンドルが録 音しました。フリューリングはウィーン音楽院でピアノを、アントン・ドーアに音楽理論をフランツ・クレンにそれぞれ師事。同院にてリスト賞を受賞していることか らもピアノの名手であったことがわかります。
サラサーテやフーベルマンと共演した記録もある音楽家ですが、ユダヤ人であることから作曲家としてのキャリアを積むことに困難を極め、ウィーンにて貧困のう ちに死去。現在演奏機会がめったにないフリューリングですが、室内楽曲、ピアノ曲を中心に合唱曲などを残しております。
ここに収録したピアノ五重奏曲、ピアノ四重奏曲は優れたピアニストとして活躍したフリューリングらしい巧みなピアノ・パートとユーモアにあふれた弦楽パートの 折り重なりが実に美しい作品。19世紀、20世紀の知られざる作品を積極的に取り上げているトリンドルがダニエル・ギグルベルガー、ローラント・グラッスルら 名手とともに質の高い演奏を披露しております。 (Ki)

ATMA
ACD2-2846(1CD)
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第4番ホ短調 Op.44-2
ラヴェル:弦楽四重奏曲 ヘ長調
ジョヴァンニ・ソッリマ(1962-):イタリアへの旅 第1曲 フェデリコ2世
サグネSQ

録音:2021年2月8-10日ケベック、ドメーヌ・フォルジェ、コンサートホール
アルカンSQとして1989年に結成され豊富な活動実績とレコーディング経験を積んできたカルテットが、サグネSQと改称して1枚目の アルバムをリリース。メンバーはそれぞれサグネ・ラック・サン・ジャンSOの首席奏者であり、確かな技術を持ったカルテットです。
第1ヴァイオリンのマリー・ベジャンは当団結成後に生まれ、若くして新加入したメンバーで、アルバムに新鮮な色彩感をもたらし、若書きの作品であるメンデ ルスゾーンやラヴェルのカルテットから特別な瑞々しさを引き出しています。 (Ki)
ATMA
ACD2-2834(1CD)
パリ1847年 〜ウジェーヌ・ジャンクール(1815-1901):の音楽
(1)ファゴットのための3つの小さなソナタ第1番 ハ長調(第2ファゴットまたはチェロの伴奏付)
(2)ドニゼッティ『愛の妙薬』ロマンスの編曲(第2ファゴットまたはチェロの伴奏付)
(3)ファゴットのための3つの小さなソナタ第2番 ヘ長調(第2ファゴットまたはチェロの伴奏付)
(4)ベッリーニ『ノルマ』カヴァティーナの編曲(第2ファゴットまたはチェロの伴奏付)
(5)ファゴットのための3つの小さなソナタ第3番 変ロ長調(第2ファゴットまたはチェロの伴奏付)
(6)シューベルト『セレナーデ』の編曲(第2ファゴットまたはチェロの伴奏付)
(7)ファゴットのための3つの大きなソナタ第3番 ニ長調(第2ファゴットまたはチェロの伴奏付)
(8)ファゴットのための3つの大きなソナタ第1番 ト長調(第2ファゴットまたはチェロの伴奏付)
(9)ファゴットのための3つの大きなソナタ第2番 ハ長調(第2ファゴットまたはチェロの伴奏付)
マテュー・ルシエ(Fg)
カミーユ・パケット=ロワ(Vc)
シルヴァン・ベルジュロン(G)
バレリー・ミロト(Hp)

録音:2021年3月29-31日/ケベック、ミラベル、聖アウグスティヌス教会
ファゴットの名手であり偉大な教師であったフランスの作曲家、ウジェーヌ・ジャンクールを紹介するめずらしいアルバム。楽器の発展に貢献した彼の作品は 学習者のメソッドにして高い音楽性が感じられるもの。自由にのびのびと歌うファゴットが実に気持ち良いです (Ki)

WERGO
WER-6438(1CD)
イーラン・チャオ(1988-):作品集
(1)ゆらぎ1a / Fluctuation Ia (2015/2016)〜ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、フルート、クラリネット、ピアノ、カホンのための
(2)林檎のうしろ / behind the apples (2018)〜6つの声のための
(3)タッチ2 / TOUCH II (2015/2016)〜ヴィオラ、ギター、フルート、クラリネット、ピアノのための
(4)ピッ / Piep (2014/15)〜2つのKORG MA-1メトロノームのための
(5)ヨイク / Joik (2014)〜フレームドラム独奏のための
(6)或いは本質に先立つ嫌悪 / Oder Ekel kommt vor Essenz (2017/2018)〜声と管弦楽のための
(1)アンサンブル・ルシュルシュ
(2)ノイエ・ヴォーカルゾリステン
(3)アンサンブル・ルシュルシュ
(4)ディルク・ロスブラスト、クリスティアン・ディアシュタイン (電子メトロノーム)
(5)クリスティアン・ディアシュタイン (フレームドラム)
(6)フィストン・ナセル・ムワンザ・ムジラ(声)、ピーター・ルンデル(指)、ベルリン・ドイツSO

録音:2020-2021年
器楽、パフォーマンス、サウンド・インスタレーション、ビデオアート等の様々な芸術の境界線上に自然と存在する、イーラン・チャオの作品集。室内楽や重唱の 編成を持つ作品も伝統的なクラシック音楽とは全く違って、電子音楽や映像、色彩の推移といったものと同じ感覚で描かれています。「Piep」は一風変わった 電子メトロノームの2重奏で、2人の打楽器奏者が操作し、リズムや音程、チューニング機能などを駆使してピコピコと掛け合います。CD収録の6曲に加えて、 ブックレット内のQRコードにアクセスすると4つの映像作品も見ることが出来ます。 (Ki)

Audite
AU-97794(1CD)
コダーイ:チェロのための作品集
(1)無伴奏チェロ・ソナタ Op.8(1915)
(2)チェロ・ソナタ嬰ヘ短調 Op.4(1909-1910)
(3)チェロのピアノのためのソナチネ(1921-1922)
(4)ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲Op.7(1914)
マルク・コッペイ(Vc)
(4)バルナバーシュ・ケレメン(Vn)、
(2)(3)マタン・ポラト(P)

録音:(2)(3)2020年9月6日、(1)2020年9月7日、(4)2020年9月8日/ニコデマス文化教会(ベルリン)
丁寧な音楽づくりで定評のある実力派チェリスト、マルク・コッペイ。近年は独auditeレーベルから積極的なリリースが続いております。当アルバムではコダーイ に挑みました。
ハンガリーを代表する作曲家コダーイ。バルトークと協力して自国の民謡を収集し、それらの民謡を自身の音楽的語法の礎とした作曲家として知られます。様々 なジャンルに作品を残していますがチェロのための作品は現代のチェリストの必須レパートリーとなるほどの傑作揃い。なかでも無伴奏ソナタはバッハの組曲以来 の誉れ高い20世紀の傑作に讃えられます。
このほかラ・フォル・ジュルネ音楽祭でも来日でもおなじみの俊英ピアニスト、マタン・ポラトとの共演でチェロ・ソナタとソナチネを、ハンガリーの名手バルナバー シュ・ケレメンと共演で二重奏曲も収録してるのも注目すべきところ。コッペイの表情豊かな演奏で聴くコダーイは当楽曲を収めた新スタンダードの誕生といえる 充実の内容です!
コッペイはストラスブール生まれ。パリ国立高等音楽院で学んだ後、18歳でバッハ国際コンクールにおいて優勝し一躍世界から注目を集めることになりまし た。その後のキャリアは華々しく、ソリストとしてはインバル、クリヴィヌ、ギルバート、佐渡裕などの指揮者と共演。室内楽奏者としてのキャリアも充実しており、ピ リス、ベロフ、デュメイ、ムローヴァ、パユなどから厚い信頼を得ております。またイザイSQ(1995年から2000年)のメンバーとして数多くの録音を 残しております。現在はパリの国立高等音楽院で教鞭を執るほか、ザグレブ・ソロイスツ合奏団の芸術監督として活躍の幅をさらに広げております。

SKARBO
DSK-4193(1CD)
ワールド・ピッコロ Vol.4〜「台風の目」
(1)ミュルサン:ソナタ Op.57〜ピッコロとピアノのため(2015)
(2)ミュルサン:「風」 Op.90〜ピッコロのため(2019)
(3)シュワルツ:「独白」〜ピッコロとヴィオラのための(2015)
(4)デ・パブロ:「バレッタ」〜ピッコロのための
(5)ホリガー:「pour Roland Cavin」〜ピッコロ、フルートとアルトフルートのための(2005)
(6)バルトロメー:「悲歌」〜ピッコロのための(2018)
(7)ムルタカ:「風が吹けば飛ぶ」〜 ソプラニーノ・サクソフォンとピッコロのための
(8)フレミオ:「台風の目」〜ピッコロのための(2002)
(9)久保洋子:「Configuration」〜2つのピッコロとピアノのため(2012)
(10)ローラン・マルタン:「幻想曲」〜ピッコロとアルトフルートのための(2005)
(11)ウェルナー:「夜曲」〜ピッコロとピアノのための(1975/1985)
(12)モエーヌ:「pour piccolo」〜ピッコロのための(2008)
(13)ウズノフ:「テール・アデリー」〜ピッコロとピアノのための(2014)
ジャン=ルイ・ボーマディエ(ピッコロ)
(3)ピエール・アンリ・ゼレブ(Va)、
(5)ゲルゲイ・イッツェーシュ(アルトフルート)、
(5)ロドルフォ・モンテーロ(Fl)
(7)ジョエル・ヴェルサヴォー(Sax)、
(9)ピエール・モンティ(ピッコロ)、
(10)クララ・レース(アルトフルート)
(1)ヴェロニク・ポルツ(P)、
(11)(12)(13)ジャック・レイノー(P)、
(9)久保洋子(P)

録音:2018年-2020年/スタジオ・アリス、マンティエ(フランス)
ピッコロ演奏の第一人者として当楽器のレパートリーの拡大と伝播に邁進するフランスの名手ジャン=ルイ・ボーマディエ。仏スカルボ・レーベルから数多くの CDをリリースしており、なかでも“ワールド・ピッコロ”シリーズは注目を集めております。当アルバムはその第4弾です!
今回も多数の委嘱作を含め世界の作曲家が手掛けた実に興味深いピッコロ作品を収録。フロランティーヌ・ミュルサン(1962-)、エリオット・シュワルツ (1936-2016)、ルイス・デ・パブロ(1930-2021)、ハインツ・ホリガー(1939-)、ピエール・バルトロメー(1937-)、ザド・ムルタカ(1967-)、マルセル・フレ ミオ(1920-2018)、久保洋子(1956-)、ローラン・マルタン(1959-)、ジャン=ジャック・ウェルナー(1945-2017)、アラン・モエーヌ(1942-)、そしてア レクサンドル・ウズノフ(1955-)という多彩な作曲家の作品をお楽しみいただけます。
ジャン=ルイ・ボーマディエは、マルセイユ音楽院、パリ国立音楽院で名教授達の下に学び、ピッコロの活躍度を上げるべく世界の名だたる指揮者との共演を 果たす逸材で、特に日本では絶大なる支持を得ております。澄んで生き生きした音色、軽快なリズム、豊かな表情が彼の持ち味です。ワールド・ピッコロ Vol.1 「中央ヨーロッパ」(DSK-4132)、ワールド・ピッコロ Vol.2「絵葉書」(DSK-4149)、ワールド・ピッコロ Vol.3「スウィート・ドリーム」(DSK-4165)も好評 発売中です。 (Ki)
SKARBO
DSK-4207(1CD)
ヴァイオリンとギターで紡ぐピアソラ
(1)「バチンの少年」
(2)『ブエノスアイレスの四季』
(3)「リベルタンゴ」
(4)「オブリヴィオン(忘却)」
(5)「わたしはマリア」
(6)「アヴェ・マリア〜昔々」
(7)「天使の死」/(8)「不在」
(9)ジャン=マリー・ルマルシャン:『アストル・ピアソラへのオマージュ』【「冬の光」/「タンゴ」】
サラ・シャネル(Vn)、
オリヴィエ・ペルモワンヌ(G)
(8)(9)マチアス・コレ(G)

録音:2021年9月17日スタジオ・ラ・オート・エピーヌ、ヴィルヌーヴ=シュル=ヨンヌ(フランス)
仏スカルボ・レーベルでおなじみのヴァイオリニスト、サラ・シュナルとギタリスト、オリヴィエ・ペルモワンヌが共演したピアソラ・アルバムの登場です!2021 年のピアソラ生誕100周年にあわせて取り組んできたこのデュオが情熱的なパフォーマンスを展開。
最後に収録したのはフランスのコンポーザー・ギタリスト、ジャン=マリー・ルマルシャンの「アストル・ピアソラへのオマージュ」。この作品ではギタリスト、マチ アス・コレも加わり、2つのギターとヴァイオリンのトリオで演奏。偉大な作曲家ピアソラへの敬愛を込めた作品で締めくくります。
シュナルは女性作曲家のヴァイオリン曲を集めたアルバム(DSK-4150)を、ペルモワンヌは世界各地の民族色あふれるギター曲を集めたアルバム(DSK-1144)や「エコー」(ピアソラ、ヴィラ=ロボス、ジャックミン、ジャクボウスキ)(DSK-1178)をリリースしております。 (Ki)

Channel Classics
CCSSA-44222(1SACD)
NX-C05
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ集
ヴァイオリン・ソナタ 第1番ニ長調 Op. 12-1
ヴァイオリン・ソナタ 第5番ヘ長調 Op. 24 「春」
ヴァイオリン・ソナタ 第10番ト長調 Op. 96
レイチェル・ポッジャー(Vn/「マウリン」クレモナのアントニオ・ストラディヴァリ1718年製)
クリストファー・グリン(フォルテピアノ/エラール1840年製)

録音:2021年5月 セント・ジョンズ教会、アッパー・ノーウッド、ロンドン
バッハ、ヴィヴァルディ、モーツァルトなどの演奏で世界中を魅了し、「英国の比類なき栄誉あるバロック・ヴァイオリニスト」(TIMES紙)と讃えら れるレイチェル・ポッジャーと、グラミー受賞歴を誇りトロンボーン版「冬の旅」(8.574093)でのマシュー・ジーとの共演も記憶に新しい鍵盤奏 者、クリストファー・グリンによるベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタが登場。二人の共演は前作の補筆完成版モーツァルトのヴァイオリン・ソナタ 集(CCSSA42721)に続いて2作目となります。ベートーヴェンが残した10曲のヴァイオリン・ソナタのうち、20代後半のベートーヴェンが初め て書いた「ヴァイオリンの助奏付きクラヴィーア・ソナタ」とされる第1番、明るく美しい曲想で最も人気が高く「春」の愛称を持つ第5番、唯一 作曲家活動後期に書かれロマン派の片鱗を感じさせる最後の第10番という、幅広い時期の作品を収録。ポッジャーはここで英国王立音 楽院が所有する1718年製ストラディヴァリの名器を使用し、グリンの奏でる1840年製エラールと共に、粒だった音色で音楽の流れの綾を 明確に紡ぎ、それぞれの作品の性格を巧みに描き分けて素晴らしさを伝えています。マルチ・チャンネルを含むSACDでの発売です。

Avanti Classic
AVA-10682(1CD)
ブラームス:ヴィオラ・ソナタ(Vc版)
ヴィオラ・ソナタ 第1番ヘ短調 Op. 120-1 (Vcによる演奏)
ヴィオラ・ソナタ 第2番変ホ長調 Op. 120-2 (Vcによる演奏)
4つの厳粛な歌 Op. 121 (Vcによる演奏)
アレクサンドル・クニャーゼフ(Vc)
カスパラス・ウィンスカス(P)

録音:2020年 スタジオ・レジデンス、リトアニア
当初クラリネットのために書かれヴィオラ・ソナタへと改作された2つのソナタは、ここでのクニャーゼフの演奏を聴くと、むしろチェロのために書かれ たのではないかと錯覚してしまうほどの説得力を持っています。表現はよりダイナミックかつ深くなり、隅々にまで漲る歌心はまさにクニャーゼフの 独壇場といったところ。カップリングは、ブラームスにとってほぼ最後の作品(この後にオルガンのためのコラール集あり)となった、バスとピアノのた めの歌曲をチェロとピアノで演奏しています。共演はカーネギー・ホールを始めとする世界の主要ホールで大きな喝采を浴び、「アルゲリッチ・ ウィズ・フレンズ 2018」(AVA10572)ではエフゲニ・ボジャノフとのデュオも聴かせていた、リトアニア出身のウィンスカス。ブラームス最晩年の白 鳥の歌とのいえるこれらの作品に、新たな光を当てる素晴らしいパフォーマンスを聴かせています。

CD ACCORD
ACD-291(1CD)
NX-C01
ミェチスワフ・ヴァインベルク(1919-1996): 弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲第2番Op.
弦楽四重奏曲第3番Op. 14(1944)
弦楽四重奏曲第4番Op. 20(1945)
シレジアSQ【シモン・クシェショヴィエツ(Vn1)、アルカディウシュ・クビツァ(Vn2)、ウカシュ・シルニツキ(Va)、ピオトル・ヤノシク(Vc)】

録音:2021年ポーランド国立シマノフスキ音楽アカデミー、コンサート・ホール、カトヴィツェ(ポーランド)
ポーランドのワルシャワに生まれたヴァインベルク。1937年5月に最初の弦楽四重奏曲を作曲したのち、ナチスの侵攻を避けて1939年にソ連に移っ てミンスク音楽院でワシリー・ゾロタレフから作曲を学び、11月に第2番となる弦楽四重奏曲を書き始めました。これは翌年の3月13日に完成、彼の 母と妹に捧げられます。この作品は45年後、作曲家自身によって改訂されており、新たな作品番号であるOp.145が付されました。このアルバムで は1986年の改訂稿が演奏されています。 1943年9月、モスクワに居を構えたヴァインベルクはミャスコフスキーやショスタコーヴィチと親交を結び、新作の演奏や出版の機会を得るために作曲 家連盟に入会しました。そして翌年の1944年2月に弦楽四重奏曲第3番の作曲を始めます。当時のモスクワでは弦楽四重奏曲は大層人気があ り、このヴァインベルクの新作も例に漏れず人気を獲得しました。また1946年にはボリショイ劇場四重奏団がヴァインベルクから献呈された弦楽四重 奏曲第4番を初演、これは1959年に出版され話題になっています。この作品から聞こえてくるのは主として戦争の響きであり、冒頭の2楽章では敵 の侵攻と英雄的なものを表し、第3楽章は葬送行進曲。これは当時のトレンドともいえる音楽でした。フィナーレはメンデルスゾーンの八重奏曲を想 起させますが、これは意図的なものなのか偶然なのかはわかっていません。ポーランドのシマノフスキ音楽院卒業生が結成したシレジア四重奏団の演 奏でお聴きください。

Solo Musica
SM-368(2CD)
NX-D03
アレクサンダー・シャイヒェト(1887-1964)〜スイス初の室内オーケストラ創設者
【CD1】
アレクサンダー・シャイヒェト:音楽による伝記
【CD2】
音楽作品集 - アレクサンダー・シャイヒェトの仲間たちによる
マックス・エッティンガー:2つのユダヤ民謡による幻想曲- ヴァイオリンとピアノのために
リリー・ライフ=ゼルトリウス(1866-1958):練習曲形式の小さな変奏曲- ピアノのために
ヨアヒム・ストゥチェフスキー(1891-1982):6つのイスラエルの旋律- チェロとピアノのために
ストゥチェフスキー:ソリオクィア - 無伴奏ヴィオラのために
ヴァルター・ラング(1896-1966):組曲 Op. 20- チェロとピアノのために
ハンス・ショイブレ(1906-1988):ピアノのための変奏曲- パウル・ブルクハルトの「シュヴァルツァー・ヘヒト」の誕生日デュエットによる
ヴィリー・ブルクハルト(1900-1955):ソナタ- 無伴奏ヴィオラのために
ブロッホ:3つの夜想曲- ピアノ・トリオのために
語り…ラウラ・リーンハルト/グラツィラ・ロッシ
ペーター・ホッティンガー/ヘルムート・フォーゲル
音楽…ミリアム・チョップ(Vn、ヴィオラ)
アンドレア・ヴィースリ(P)
ヨナス・クライエンビュール(Vc)
テキスト、監督…マルティン・クロイツベルク
コンセプト…アンドレア・ヴィースリ
監修…イレーネ・フォルスター/アンネ=マイ・リュッティ・ビムラー

録音:2020年12月14、15日、2020年10月29-30日、11月28-30日
ウクライナ生まれのヴァイオリニスト、指揮者であるアレクサンダー・シャイヒェト(1887-1964)は、スイスの現代音楽発展の立役者でした。1920年 「チューリッヒでは演奏機会の少ない作品、未発表の作品、特別な価値のある作品を演奏する」ことを目標にして、スイス初の室内Oである チューリッヒ室内Oを設立。1920年から1943年の間に、スイスの現代作曲家の作品を含む51作の世界初演と215作のチューリヒ初演を 行い、スイスを越えて世界にその名声を広めることになる新しい音楽的才能を発掘しました。しかし1943年、ユダヤ人移民であったシャイヒェトは音 楽監督の地位を退き、チューリッヒ室内Oは解散してしまいました (現在も活動を続ける同名のオーケストラは、1945年にエドモンド・ド・シュ トウツによって設立されたアンサンブルで、2つの団体に直接のつながりがあるわけではありません)。 2020年はそのチューリッヒ室内Oの設立100周年であり、"Zivilstand Musiker:Alexander Schaichet und das erste Kammerorchester der Schweiz"(市民の音楽家:アレクサンダー・シャイヒェトとスイス初の室内O)という本が出版されるとともに、 現地ではさまざまなイベントが開催されました。その一環としてシャイヒェトの芸術的遺産を保管しているチューリッヒ中央図書館の主導でこの2枚組が 製作され、彼の先駆的な音楽活動に光が当てられています。CD1では彼の伝記が彼と所縁を持つ音楽とともに語られ(ドイツ語)、CD2では彼が紹 介した様々な近代スイス作曲家の音楽を聴くことができます。

Biddulph
BIDD-85012(1CD)
シューベルト、フランク、ドビュッシー:ヴァイオリン作品集
シューベルト:幻想曲 ハ長調 D 9349*
  華麗なロンド ロ短調 D 8959*
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
フォーレ:子守歌
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調
ラヴェル:ハバネラ形式の小品
デイヴィッド・ネイディアン(Vn)
デイヴィッド・ハンコック(P)

録音:不明(モノラル)*、1958年 ニューヨーク(ステレオ)
デイヴィッド・ネイディアン(1926-2014)の父はフェザー級のボクサーでしたが、クラシック音楽への情熱を持ち、独学でヴァイオリンを学んだといいます。 ネイディアンは4歳でヴァイオリンを始め、2年後にはデイヴィッド・マネスに見いだされてニューヨークのマネス音楽大学に学費免除で招かれました。 14歳でリサイタル・デビュー及びニューヨーク・フィルと初共演、その後もアドルフ・ブッシュとイヴァン・ガラミアンに師事して研鑽を積みます。1944年には 陸軍歩兵として徴兵されて欧州戦線に送られそうになりますが、ネイディアンに気づいたフィラデルフィアOの首席ファゴット奏者の働きかけで、 軍楽隊のコンサートマスターとなり、戦後はソリストとして活動しました。 1965年にニューヨーク・フィルのコンサートマスターを長く務めたジョン・コリリアーノが退任し、後任が公募されると、全米各地から応募した錚々たる顔 ぶれを圧倒し、オーディションで全会一致で選ばれたのがネイディアンでした。バーンスタインはオーディションで彼を絶賛し、篤い信頼を寄せました。 バーンスタインが音楽監督を退任した翌年、ネイディアンもニューヨーク・フィルを去りましたが、4シーズンという短い任期ながら「ニューヨーク・フィルの 顔」として強い印象を残したと言われます。 ソリストとしてのネイディアンはジョージ・セル、スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ、小澤征爾らの指揮でコンチェルトを演奏しましたが、録音スタジオでも 引く手あまたで、ビル・エヴァンス(Symbiosis)、ビリー・ジョエル(52nd Street)、シネイド・オコナー(Am I Not Your Girl?)らのアルバムでコンサー トマスターを務めるなど、数多くのトップアーティストの録音に参加。坂本龍一のアルバム(Heatbeat及び1996)にもヴァイオリンで参加しています。 このCDはネイディアンのデビュー・アルバムに未発売だったシューベルトを加えたもの。卓越した技巧と端正な造形、豊かなヴィブラートと明るめの音色 が当時の彼の姿を伝えます。フランス・ベルギー音楽を集めたデビュー・アルバムはMonitor-MC 2017(モノラル)が初出ですが、その2年後に出た同 内容のステレオ版(Monitor-MCS 2017)から復刻しています。シューベルトの2曲は関係者のもとに遺されたテスト・プレス盤(モノラル)から復刻し たもので、初の一般発売となります。

DIVINE ART
DDA-25225(1CD)
NX-B07
クラリネットのための作品と編曲集
フォーレ:夢のあとに(J.レネハン編)
ヘレン・ハーバーション:昨日見た夢
ジョン・レネハン 夏を夢見て
シューマン:トロイメライ(J.レネハン編)
ハーバーション: 愛のささやき
伝承曲:深い河(J.レネハン編)
ドビュッシー:美しき夕暮れ
ハーバーション: 夕闇に心安らぐ
ハーバーション:永遠に君を愛する
エルガー: カント・ポポラーレ
レネハン:沈思
フィンジ:『5つのバガテル』より 第3番キャロル
フィンジ:『5つのバガテル』より 第4番フォルラーナ
ブラームス:間奏曲 イ長調 Op. 118 No. 2
ブラームス:クラリネット・ソナタ第1番 Op. 120 No. 1 - 第3楽章 アレグレット・グラツィオーソ
ハーバーション:愛は終わらない
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」- 第2楽章(J.レネハン編)
ジョセフ・ホロヴィッツ:クラリネット・ソナタ- ? Con Brio
ハーバーション: 夢でみつけたもの
ヘレン・ハーバーション(Cl)
ジョン・レネハン(P)

録音:2021年5月1-3日
英国のクラリネット奏者、作曲家ヘレン・ハーバーションは自然界から深く影響を受けており、四季の変化や森、海などから得たインスピレーションを音 楽にすることに情熱を傾けています。このアルバムは前作「Found in Winter」(DDA-25191)の続編であり、今作でも彼女の良き理解者であるピ アニスト、ジョン・レネハンとともにハーバーションが自作を交えた「夢」や「夜」にまつわる様々な作品を演奏しています。人気の高いフィンジの「バガテ ル」やドヴォルザークの「家路」なども含む変化に富んでいて味わい深い選曲で、ハーバーションの美しいクラリネットの響きが楽しめます。ハーバーション の5歳のお孫さんが書いたかわいらしい絵がジャケットに用いられています。

Cypres
CYP-8615(1CD)
ルドゥ、シャリーノ、アッツァン、ハリック作品集
クロード・ルドゥ(1960-):官能的に、衝撃的に (2018)-ヴァイオリン、チェロ、フルート、クラリネット(バス・クラリネット持ち替え)、ピアノのための
シャリーノ(1947-):5声のアリオーソ(2018、2019改訂)-ヴァイオリン、チェロ、フルート、クラリネット(バス・クラリネット持ち替え)、ピアノのための
マウリツィオ・アッツァン(1987-):他なる空間 (2017)-ヴァイオリン、チェロ、ピッコロ、バス・クラリネットとピアノのための
エリス・ハリック(1986-):木になるために (2016)-ヴァイオリン、チェロ、バス・フルート(フルート持ち替え)、バス・クラリネットとピアノのための
アンサンブル・フラクタルズ【マリオン・ボルジェル(Vn)、ディエゴ・コウチーニョ(Vc)、レナータ・カンバロヴァ(Fl)、バンジャマン・マネロル(Cl)、ジアン・ポンチ(P)】

録音:2020年11月6-8日
フラジェ(スタジオ1)、ブリュッセル、ベルギー
フランス、ブラジル、そしてウズベキスタンにルーツを持つメンバーが2012年に結成し、同時代音楽の演奏で実績を築いてきたアンサンブル・フ ラクタルズ。そのレパートリーの中から重要な3作品を初めてのCDのために選びました。アジアや日本に造詣の深いベルギーのクロード・ル ドゥ、シシリア島出身のサルヴァトーレ・シャリーノといった大御所のほか、イタリアのマウリツィオ・アッツァン、エストニアのエリス・ハリックといった若 い世代の音楽まで、切れ味鋭い感性と緊密なアンサンブルで聴かせます。

Da Vinci Classics
C-00525(1CD)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集 Vol.3
ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調 Op.12-2
ヴァイオリン・ソナタ第3番変ホ長調 Op.12-3
ヴァイオリン・ソナタ第6番イ長調 Op.30-1
ヴァイオリン・ソナタ第8番ト長調 Op.30-3
ユリア・ベリンスカヤ(Vn)、
ステファノ・リゴラッティ(P)

録音:2017年3月17日ー19日、クラシカ・ヴィヴァ・レコ―ディング・スタジオ(ドルノ、イタリア)
20世紀のロシア、旧ソ連の大作曲家であるセルゲイ・ベリンスキーを父に持ち、モスクワ音楽院とウィーン国立音楽大学でヴァイオリンを学んだロシアの女流奏者ユリア・ベリンスカヤと、ミラノ音楽院(ジュゼッペ・ヴェルディ音楽院)で研鑽を積み、コンポーザー=ピアニスト、指揮者、オルガニスト、チェンバリストとしてマルチな活躍を見せるイタリアのステファノ・リゴラッティとのデュオによるベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集がいよいよ完結!
ジョヴァンニ・バッティスタ・グァダニーニ1745年製のヴァイオリンで4曲のソナタを奏でるベリンスカヤ。西欧とロシアの両方の伝統を受け継ぐ女流奏者の流麗なるベートーヴェンが堂々の完結です!

Hyperion
CDA-68342(1CD)
ヴォルデマール・バルギール(1828-1897):ピアノ三重奏曲集
ピアノ三重奏曲 第1番ヘ長調 Op.6
ピアノ三重奏曲第2番変ホ長調 Op.20
レオノーレ・ピアノ三重奏団

録音:2021年2月、ヘンリー・ウッド・ホール(イギリス、ロンドン)
ロマン派の知られざる名作を掘り起こすイギリスの俊英トリオ、レオノーレ・ピアノ三重奏団!これまでアレンスキー、ラロ、タネーエフ&リムスキー=コルサコフ、ピクシス、パリー、リトルフと続いてきた彼らのディスコグラフィに新たに加わるのは、クララ・シューマンの異父弟にしてブラームスの親友でもあった、ヴォルデマール・バルギール(1828-1897)のピアノ三重奏曲!

1828年、ドイツ・ベルリンで生まれたバルギールは、18歳の時にメンデルスゾーンの推薦とシューマン夫妻の支援を受けライプツィヒ音楽院に入学、そこでピアノをモシェレスに、作曲をニルス・ゲーゼとユリウス・リーツに師事します。バルギールの才能はシューマンによって重要視されたほか(シューマンは自身の管弦楽作品のピアノ連弾用編曲をバルギールに依頼しています)、ブラームスからも高く評価されました。お互いの作品について語り合い、時には批評し合う関係となったバルギールとブラームスは、協力してショパンとシューマンの作品校訂に取り組んだことでも知られています。

ベートーヴェンの交響曲第9番とよく似たスケルツォ主題を持つピアノ三重奏曲第1番は、出版時に有益な助言を与えてくれたシューマンに「深い尊敬の念」を込め献呈されています。その約6年後に作曲された第2番は、恩師ユリウス・リーツに捧げられました。どちらも工夫が凝らされ、親しみやすい旋律がふんだんに用いられた、魅力あふれる作品となっています。

LAWO Classics
LWC-1230(1CD)
タンゴ・フォー・ストリングス
アニバル・トロイロ(1914-1975)(スヴェッレ・インドリス・ヨーネル編):下町のロマンス
ヘラルド・マトス・ロドリゲス(1897-1948)(ヨーネル編):ラ・クンパルシータ
ミゲル・マタモロス(1894-1971)(ヨーネル編):『黒い涙』による変奏曲
ピアソラ:オブリビオン(忘却)*
伝承曲(ヨーネル編):別離**
スヴェッレ・インドリス・ヨーネル(b.1963-):レトロロンガ
ピアソラ:アヴェ・マリア***、鮫、孤独
ペドロ・ラウレンス(1902-1972)(ヨーネル編):わが愛のミロンガ
エラクリオ・フェルナンデス(1851-1886)(ヨーネル編):解き放たれた悪魔
アレハンドロ・スカルピノ(1904-1970)&フアン・カルダレラ(1891-1978)(ヨーネル編):パリのカナロ
アンヘル・ビジョルド(1861-1919)(ヨーネル編):エル・チョクロ
オルケステル・インラネ、アトレ・スポンベルグ(Vn、ヴァイオリン・ソロ **)、
ヒルデ・スポンベルグ(Vc・ソロ)*、
ビャルネ・マグヌス・イェンセン(ジャズ・ヴァイオリン・ソロ)**、
アン=ヘレン・モーエン(S)***

録音:2020年10月12日-14日 ヤール教会(バールム)、2021年5月4日 ソフィエンベルグ教会(オスロ、ノルウェー)
ノルウェーのプロ・アンサンブル「オルケステル・インラネ Orkester Innlandet」の「タンゴ・アルバム」。このグループは、1990年、ロルフ・ベッケルンにより「ヨーヴィク・シンフォニエッタ」としてインラネ郡のヨーヴィクに創設されました。ヨーヴィク出身で国際的な活動で知られるヴァイオリニスト、アトレ・スポンベルグ Atle Sponberg が2000年から芸術監督を務め、クラシカル音楽とジャンルを超えたプログラムによるコンサートと録音活動を行っています。このアルバムでは、「ラ・クンパルシータ」「パリのカナロ」「エル・チョクロ」といった曲に代表される伝統的タンゴ、「オブリビオン(忘却)」をはじめとするピアソラの作品、そして、このアルバムの編曲を手がけたスヴェッレ・インドリス・ヨーネル Sverre Indris Joner(b.1963-)が作曲した「ミロンガ」「レトロロンガ」を演奏。ピアソラの「アヴェ・マリア」のソロを、バロックから現代の音楽まで、どんなレパートリーの曲も素敵に歌うと定評のあるノルウェーのソプラノ、アン=ヘレン・モーエン Ann-Helen Moen が歌っています。

MUSICAPHON
M-56987(1CD)
ネオテリック〜クラリネットとピアノのための作品集
プーランク:クラリネット・ソナタ
ドビュッシー:第1狂詩曲
ショーソン:アンダンテとアレグロ
マグヌス・リンドベリ(b.1958):アセキア・マドレ
ペルト:鏡の中の鏡
ロルフ・マルティンソン(b.1956):幻想的組曲
アンドレアス・ヘルマンスキ(Cl)
ヴァレール・ブルノン(P)

録音:2020年10月9日-11日(ヴッパータール、ドイツ)
ケルン音楽舞踊大学で学んだクラリネット奏者、アンドレアス・ヘルマンスキの1枚。アンサンブル・アコーデスのソロ・クラリネット奏者やリューデンシャイト室内Oのアーティスト・イン・レジデンスを務めた経歴を持つ実力派です。このアルバムはコンクールの課題曲としても採用される20世紀のクラリネット作品の傑作2曲に、現代の北欧の作曲家の編曲物を含む作品を組み合わせています。ヘルマンスキがこのアルバムの最後に収録されているロルフ・マルティンソンの幻想的組曲をドイツ初演した際には、ヴェストファーレンポスト紙に「軽快な運指と素早いタンギング、一貫して美しい音色で印象的なパフォーマンス」と称賛されました。

DUX
DUX-1809(1CD)
エストニアのピアノ三重奏曲集
アルトゥール・レンバ(1885-1963):ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調
ヘイノ・エッレル(1887-1970):2つの抒情的小品
アルヴォ・ペルト:モーツァルト=アダージョ、半音階(スカラ・クロマティカ)
リホ・エスコ・マイメッツ(1988-):3つの瞑想曲
ピアノ・トリオ「ポル=ヴァレマ=ポル」〔マリ・ポル(Vn)、ヘンリー=デイビッド・ヴァレマ(Vc)、ミーケル・ポル(P)〕

録音:2020年1月19日&11月25日-26日&12月1日、エストニア音楽アカデミー大ホール(タリン、エストニア)
エストニア国立SOのアーティスト・イン・レジデンスに任命されるなど、母国エストニアを代表するピアニストとして活躍するミーケル・ポル。
ミハイル・ゲルツ&エストニア国立SOとの共演によるラフマニノフ&トゥビンの協奏曲集に続くアルバムは、自身が参加するピアノ・トリオ「ポル=ヴァレマ=ポル」によるエストニアのピアノ三重奏曲集!
19世紀末〜20世紀のレンバとエッレル、現在も活躍中のマイメッツとペルトを組み合わせることにより、近代エストニアの室内楽シーンの変遷を巧みに表現しています。
2013年に結成された「ポル=ヴァレマ=ポル」は2021年にベルリン・コンチェルトハウスとハンブルク・エルプフィルハーモニーへのデビューを果たすなど着実に活躍の場を広げており、エストニア音楽の普及にも尽力しています。
DUX
DUX-1820(1CD)
エモーションズ〜フルートとオルガンのための美しい小品集
ノスコフスキ:子守歌
パデレフスキ:メロディ Op.16-2
シマノフスキ:子守歌 Op.52、クルピエ地方の歌
ペンデレツキ:ミステリオーソ
ウカシェフスキ:アリオーソ
ヴォシ:アリア
ベーム:ポロネーズ・デ・カラファ Op.8a
メンデルスゾーン:ズライカ Op.34-4、慰め Op.71-1、歌の翼に Op.34-2
グルック:精霊の踊り
フォーレ:コンクール用小品/ボザ:アリア
キラール:ヴォカリーズ、愛のテーマ
ロレンツ:アヴェ・マリア
モリコーネ:ガブリエルのオーボエ
カッチーニ:アヴェ・マリア
ウカシュ・ドゥゴシュ(Fl)、
ロマン・ペルツキ(Org)

録音:2020年2月26日-27日、ポーランド・バルティック・フレデリク・ショパン・フィルハーモニック(グダニスク、ポーランド)
ミュンヘン音楽大学、パリ国立高等音楽院、イェール大学という世界有数の名門校で研鑽を積み、ヤンソンス、メータ、レヴァイン、ロペス・コボスなどの名指揮者たちとの共演経験を持つポーランド・フルート界の名手ウカシュ・ドゥゴシュが、オルガン伴奏で奏でる名旋律の数々。
ノスコフスキやパデレフスキ、シマノフスキ、ペンデレツキ、ウカシェフスキといった母国ポーランドの大作曲家たちの作品をはじめ、メンデルスゾーン、フォーレ、ボザの名曲、そして映画音楽のミハウ・ロレンツやモリコーネの作品を経てカッチーニの「アヴェ・マリア」でフィナーレを迎えるという魅力的なプログラムです。
DUX
DUX-1814(1CD)
ヤン・ノヴァク(1921-1984):室内楽作品集
ルスティカ・ムーサU/カプリッチョ/ソナチナ/春の踊り/ミマス・マジクス
マルチン・カスプルジク(P)、
レナータ・ジョンソン=ヴォイトヴィチ(S)、
ジャゴダ・ピエトルシアク=カスプルジク(Fl)、
ヴォイチェフ・バフェルトウスキ(Vc)、
ミハウ・ロト(P)

録音:2019年8月&9月、ポーランド
ヤン・ノヴァクは20世紀チェコのクラシック音楽の作曲家。主に60年代に活躍しており、クラシック音楽だけでなく、母国のカレル・カヒーニャの映画のための音楽や、チェコのアニメーション映画の中心的存在であるアニメーター、イジー・トルンカとカレル・ゼーマンの映画のためにも作曲を行いました。
またイアヌス・ノヴァークというペンネームで、現代ラテン語の詩人としても活躍し、1970年のアムステルダムのラテン詩コンクールでマグナ・ラウスを受賞した実績を持つマルチ・アーティストです。

CALLIOPE
CAL-2196(1CD)

PCA-L2196(1CD)
日本語解説国内盤
税込定価
アンコール!〜 ビゼー、ラヴェル、フォーレ
ビゼー:歌劇 「カルメン」 より 第3幕への間奏曲
J・シュトラウス&ヨーゼフ・シュトラウス:ピッツィカート・ポルカ
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲集 Op.72より 第2番
リムスキー=コルサコフ:サルタン皇帝より 熊蜂の飛行
ビゼー:歌劇 「カルメン」 第2幕より ジプシーの歌*
ファリャ:恋は魔術師より 火祭りの踊り
グリーグ:ノルウェー舞曲集 Op.35より 第2番
ファルカシュ:古いハンガリー舞曲集より 第5番
バルトーク:ルーマニア民俗舞曲集より 足踏み踊り
ショスタコーヴィチ:ジャズ組曲第2番より ワルツ第2番*
ビゼー:子供の遊び Op.22より こま回し
 歌劇 「カルメン」 より 第2幕への間奏曲
シューベルト:楽興の時 D 780 Op.94 より 即興曲(第3番)
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲 Op.46より 第8番
日本民謡:紅葉
ショスタコーヴィチ:黄金時代 Op.22より ポルカ
グリーグ:2つの悲しい旋律 Op.34より 第2番 過ぎし春
フォーレ:組曲 「ペレアスとメリザンド」 Op.80より 第3曲シシリエンヌ*
フラッケンポール:ポップ・スイートより ラグタイム
スイス民謡:グリオンのモンフェリーヌ*
ヤン・ヴァン・デル・ロースト:リクディムより フィナーレ
ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調 M.83より 第2楽章アダージョ・アッサイ*
モラゲス木管五重奏団 〔ミシェル・モラゲス(フルート&ピッコロ)、ダヴィッド・ワルター(オーボエ&コールアングレ)、パスカル・モラゲス(Cl)、ピエール・モラゲス(Hrn)、パトリック・ヴィレール(Fg)〕、
クレール・デゼール(P)*

録音:2000年4月20日-22日、クラマール音楽院ホール(フランス)
長兄のミシェル、双子兄弟のパスカルとピエールのモラゲス三兄弟を中心として1980年に結成され、フランスを代表する木管アンサンブルとして国際的な活躍を続けているモラゲス木管五重奏団の結成20周年を迎えた2000年に収録された名録音が復刻。
メンバー全員が名門パリ音楽院の出身で、さらにはメンバー全員がパリO、パリ・オペラ座O、フランス国立Oといったフランスのトップ・オーケストラで活躍するスーパー・アンサンブル、モラゲス木管五重奏団。同じくフランスを代表する世界的奏者であるクレール・デゼールという玄人たちが奏でるまさに夢のようなアンコール・ピース集です。
本アルバムは世界最高峰のテクニックは勿論のこと、各々の楽器の魅力を消すことなく見事に渡り合う絶妙なアンサンブルと音楽性、そして、聴衆の心を掴むユーモア溢れる愉しさが揃った管楽器ファン、木管楽器関係者必聴の1枚と言えるでしょう。

Indesens
INDE-155(1CD)

PINDE-155(1CD)
日本語解説国内盤
税込定価
1900年頃のパリの音楽 Vol.3〜オーボエの芸術
ゴダール(1849-1895):スコットランドの風景
サン=サーンス:オーボエ・ソナタ Op.166
ピエルネ(1874-1952):田園幻想曲
ブレヴィル(1861-1949):オーボエ・ソナタ
ケクラン:はるかに Op.20
ヴィエルヌ:ラルゴ、カンツォネッタ
ゴベール:2つの小品
フランク:小品第5番
フォーレ:無言歌 Op.17-3
アレクサンドル・ガテ(Ob)、
ローラン・ヴァグシャル(P)

録音:2021年6月24日-25日、ストゥーディオ・リブレット(フランス)
管楽器王国フランスが誇る名手達、エリック・オービエ(コルネット)(INDE152)、ヴァンサン・リュカ(Fl)(INDE153)に続く、1900年頃のパリの音楽第3弾は、名門"パリO"の首席オーボエ奏者を務めるアレクサンドル・ガテが登場。
ガテは、7歳からオーボエを始め、14歳の時にトゥールーズ音楽院で金メダルを受賞。これまでに1999年のフェルナンド・ジレ国際オーボエ・コンクール、2000年の国際オーボエ・コンクール(東京)でともに第1位、2002年にはARDミュンヘン国際音楽コンクールで第3位(1位2位なし)を受賞するなど、数々の国際コンクールで輝かしい成果を収めています。ベルリンPO、ロイヤル・コンセルトヘボウO、バイエルンRSO、マーラー室内Oなど、世界で最も権威のあるオーケストラとも共演し、ソリスト、室内楽奏者としても活躍しています。
本アルバムは、19世紀を締めくくり、20世紀への展望を示す、パリ万博史上最大規模となった博覧会の年でもある1900年頃のパリの音楽を集約。絵画、建築、音楽をはじめとする多くの芸術文化が華々しい発展を遂げる中で生まれた極上の音楽を、多くの聴衆を魅了して来た名オーボエ奏者の艶やかな音色と、卓越したテクニックで描きます。

Stradivarius
STR-37178(1CD)
近代イタリアのチェロ・ソナタ集
グイード・アルベルト・ファーノ(1875-1961):チェロ・ソナタ ニ短調Op.7
チレア:チェロ・ソナタ ニ長調Op.38
マルトゥッチ:チェロ・ソナタ嬰ヘ短調Op.52
ダニーロ・スクィティエリ(Vc)
エンツォ・オリーヴァ(P)

録音:年月日不記載
オードトリアム・パルコ・デラ・ムジカ・スタジオI
19 世紀末から 20 世紀前半にかけて活躍したイタリアの作曲家によるチェロ・ソナタ集。いず れもヴェルディ、プッチーニ、マスカーニらの影に隠れて今日ではあまり知られていないイタリア の作曲家の珍しい室内楽です。ファーノはマルトゥッチの弟子でこの時期のイタリアの作曲家 としては珍しく歌劇は2 曲のみ、多くの交響曲、協奏曲、室内楽を作曲した。彼のチェロ・ソナタ はブラームスの影響を受けた堅固な構成を持った力作。チレアは「アドリアーナ・ルクヴルー ル」で一部のオペラ・ファンには知られた作曲家。彼のチェロ・ソナタはイタリア・ヴェリズモ・オペ ラの悲しげな旋律に溢れた秀作。この時期のイタリアの作曲家で全く歌劇を書かなかったマル トゥッチのチェロ・ソナタはドイツ音楽の構築性とロシア音楽を思わせる民族性が融合した大 作。19 世紀後半〜20 世紀前半の歌劇以外のイタリア音楽史の空白を埋める貴重なディスク。
Stradivarius
STR-37187(1CD)
フルートとギターのための作品集
武満徹:「海へ」(1981)〜アルト・フルートとギターのための
フランセ:ソナタ(1984)
カステルヌーヴォ=テデスコ:ソナチネOp.205
ブローウェル(b.1939):ソナタ「水の神話」(2009)
コルダ・エ・ベントゥ・デュオ【フランチェスカ・アペッドゥ(Fl) 、マリア・ルチャーニ(G)】

録音:2020年7月10-11日
コルダ・エ・ベントゥ・デュオはフルートとギターのアンサンブルで 2013 年に結成され、ヨーロ ッパのいくつかの室内楽のコンクールで優勝、すでにBrilliant classics からCD デビューしてい る若手。このディスクでは武満の「海へ」を皮切りに 20 世紀のフルートとギターの作品を演奏し ています。武満作品は欧米人の演奏にありがちなエキゾチシズムとは無縁の品の良い演奏に仕 上がっています。フランセ作品はプーランク、ミヨーの延長線上にあるフランス流新古典主義の小 粋な音楽で、このコンビの良さが最もよく表れている秀演。録音も優秀。
Stradivarius
STR-37202(1CD)
ハンス・ウルリヒ・シュテープス(1909-1988):リコーダー作品集
ファンタジア・コン・エコー(1974) (J.v.エイクの旋律による)
ソナタ 変ホ長調(1951)
ソナタ ハ短調「前古典派の手法で」(1972)
前奏曲「人生の明日」(1972)
「不滅」(1971)
フリオーソ、ジーグとアリア(1988)
ソナタ「古い様式で」(1956) *
動き「一つの主題による楽章」 *
カロリーナ・パーチェ(リコーダー)
ミレッラ・ヴィンチグエーラ(P)

録音:2020年8月18-21日 ヴェレットゥリ文化と音楽の家
*=世界初録音:
ハンス・ウルリヒ・シュテープスはドイツの作曲家、リコーダー奏者でウィーン音楽院で長年教 鞭を執っていた。演奏の傍ら、リコーダーのための作品を多数作曲し、リコーダーのレパートリ ーの拡充に尽力した。彼の作風は現代音楽とは無縁でバロック、前古典派の様式にときおり、 20 世紀風和声を織り交ぜるなどした新古典主義風のもので大変親しみやすいもの。リコーダー 奏者のカロリーナ・パーチェはローマ出身でルネサンスから現代音楽までをこなす才媛。

NBB
NBB-41(1CD)
低音の四季(The LOW SEASONS)
(1)4スプリング・ベース(6:25)
(ジョヴァンニ・ダンツィ&ミケーレ・ガルディエリ:フィオレンティーナの朝/ストラヴィンスキー:春の祭典/ヴィヴァルディ&ピーギ:低音の春/カルロス・サンタナ:春/ヨハン・シュトラウスU:春の声/アメリゴ・カゼッラ&ガエタノ・トト・サヴィオ:いまいましい春/ピアソラ:ブエノスアイレスの春)
(2)4ベーシズ 4サマー(6:57)
(ヴィヴァルディ&ピーギ:低音の夏/ブルーノ・マルティーノ:エスターテ[夏]/ジム・ジェイコブズ&ウォーレン・ケイシー:夏の夜/レイ・ドーセット:イン・ザ・サマータイム/パウル・セルジオ&マルコス・ヴァーリ:サマー・サンバ)
(3)4エヴァー・オータム(5:11)
(ジャック・プレヴェール&ジョゼフ・コズマ:枯葉/ヴィヴァルディ&ピーギ:低音の秋/ダンテ・パンツーティ&カミーリョ・バルゴニ:秋のコンチェルト/ジェフ・ウェイン、ゲイリー・オズボーン&ポール・ヴィグラス:フォーエヴァー・オータム/ラルフ・バーンズ&ウディ・ハーマン:アーリー・オータム)
(4)4ビドゥン・ウィンター(5:12)
(ヴィヴァルディ&ピーギ:低音の冬/ポール・サイモン:冬の散歩道/ピアソラ:ブエノスアイレスの冬)
(5)フィオレンティーニ&カロソネ:コントラバスでダウン〜コンシリオ&パンツェリ:マラマオ......なぜ死んだ?〜ジャック・トロンベイ:パンチョ(2:48)
(6)エロティック・ベース・メドレー(7:07)
(レディ・マーマレード/アイ・ウォナ・ビー・ラヴド・バイ・ユー/アバジュール/ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ/ユー・キャン・リーヴ・ユア・ハット・オン)
(7)ブランマー&シーザー&カスッチ:ジャスト・ア・ジゴロ〜アイ・エイント・ガット・ノーボディ
(8)-(10)月の三部作
(ムーンフラワー/グアルダ・チェ・ルナ[月夜のセレナーデ]/ティンタレラ・ディ・ルナ[月影のナポリ])
(11)久石譲:人生のメリーゴーランド(ハウルの動く城)
(12)低音からモリコーネを見る(モリコーネ・メドレー)
(ウエスタン Once Upon a Time in The West/続・夕陽のガンマン The Good, the Bad and the Ugly/ミッション Gabriel‘s Oboe (The Mission)/ナータへの愛のテーマ Love Theme for Nata (Nuovo Cinema Paradiso)/プレイング・ラヴ Playing Love(The Legend of the Pianist on the Ocean)
ザ・ベース・ギャング(コントラバス四重奏)【アメリゴ・ベルナルディ、アルベルト・ボチーニ、アンドレア・ピーギ、アントニオ・シャンカレポーレ】
(3)-(7)ジュゼッペ・サッバティーニ(Vo)

録音:2020 年10 月15-16 日、12 月8-13 日、2021 年2 月20 日ヴィラ・ルッチェライ,プラト
トラックは 12 個あり、1〜4 はヴィヴァルディの四季に他の作曲家やポップスの名曲を絡めた MIX!彼らの定番と言うべき ものです。そしてこのCD には名テノール歌手のジュゼッペ・サッバティー二が友情出演しています。それもそのはずサッバテ ィー二はローマのサンタ・チェチーリア音楽院でコントラバスを学んでローマ RAI(放送協会O)でコントラバス奏者を 務めた後テノール歌手としてデビューした、いわばベースギャングメンバーの友人なのです。 後の方のトラックには「月」をテーマにした名曲集、それに、なんと久石譲の「ハウルの動く城」のメインテーマが収められてい る。最後のトラックは昨年亡くなった「エンニオ・モリコーネ」の素晴らしいヒット曲のメドレーです。

Challenge Classics
CC-72887(1CD)
暗闇よ、ご機嫌よう〜モンテヴェルディからビリー・アイリッシュまで、死に捧ぐオード
モンテヴェルディ:私を死なせて(アリアンナの嘆き)
ビリー・アイリッシュ(2001-)、フィニアス・オコネル(1997-):私が行く前に聞いて
シューベルト:死と乙女 Op.7-3 D.531
ニック・ケイヴ(1957-):ミルヘイヴンの呪い
シューベルト:若者と死 D.545
ジョージ・クラム(1929-):サンティアゴの月の踊り
ランディ・ニューマン(1943-):戦前のドイツでは*
ベルンハルト・ラング(1957-):烏
デンジャー・ダン(1983-):殺人へのオード
アイヴズ:チャーリー・ラトレッジ
アンドリュー・リッパ(1964-):死はすぐそこの角まで** (アダムス・ファミリーより)
ケージ:18の春のすてきな未亡人
シューマン:夜の歌 Op.96-1
リーム(1952-):マリーナ・ツヴェターエワの2つの詩
マーラー:原光(「子供の不思議な角笛」より)
R.シュトラウス:解き放たれて Op.39-4
デュパルク:恍惚
ベルク:4つの歌曲 Op.2
ヤン・フェルミューレン(1923-1985):死ねば草の下に臥せ
コルンゴルト:別れの歌 Op.14より 死の歌 / 私の憧れを理解することはできない / 月、おまえは再び昇る
オリヴィア・フェアミューレン(Ms)
ヤン・フィリップ・シュルツェ(P、電子オルガン CX3)
アンドレ・フーヴェルマン(トランペット*)
ヤン・フィリップ・シュルツェ、ハンナ・マイヤー、モエト・ヤブロンスキー、フレイヤ・ミュラー、ヨハネス・シュワルツ(ヴォーカル**)

録音:2021年
メゾソプラノ歌手、オリヴィア・フェアミューレンによる、「愛」を突き詰めた1枚目のCD(品番:CC-72835)に続くChallenge Classicsレーベル2枚目 のアルバム。今回は「死」をとことん突き詰めた内容で、様々な世紀、スタイル、ジャンルの楽曲をこれまでになかったほど幅広くプログラミング。非常にスリリング な流れで構成され、死が「生き生きと」迫ってきます。
あらゆる作曲家は、いつも革新的なアプローチで「死」を表現してきました。半音階や濁った響きを多用したり、ときには豊饒で華麗な和声をあえて使ったり。や がて調性は崩壊し、ケージはさらに一歩進んで、閉じたピアノの蓋の上で音符を叩くようにピアニストに指示します。それらが表現する死のイメージは実に多様であ り、憂鬱、絶望、憧れ、欲望、さらに安らぎや希望、光すらも含まれています。表情豊かな歌声が、聴き手の想像力を大いに刺激します。 (Ki)
Challenge Classics
CC-72893(1CD)
音景
エルガー:ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 Op.82
フローレンス・プライス(1888-1953):廃園
メンデルスゾーン:ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調
メンデルスゾーン:無言歌 Op.62より 第1曲「5月のそよ風」(クライスラー編)
ロビン・デ・ラーフ(1968-):ヴァイオリン・ソナタ第2番『北大西洋の光』(カーネギーホール・バージョン)
カステルヌオーヴォ=テデスコ:海のささやき(ハイフェッツ編)
トスカ・オプダム(Vn)
アレクサンダー・ウルマン(P)

録音:2021年6月18-20日オランダ、アムステルダムザール、RCOハウス
オランダ人ヴァイオリニスト、トスカ・オプダムによる「サウンドスケープ(音景)」と題されたアルバム。「ある風景を呼び覚ます音楽」というのがテーマで、収録 された作品は2曲ずつソナタと描写的な音楽とが対となっており、関連した視覚的なイメージを想起させます。

KLARTHE
KLA-001(1CD)
「狂詩曲」
(1)ドビュッシー:第1狂詩曲
(2)サラサーテ(バルディルー編):カルメン幻想曲
(3)ショーソン:アンダンテとアレグロ
(4)チャイコフスキー(アレクサンドル・シャボ編):「くるみ割り人形」による変奏曲
(5)サン=サーンス:クラリネット・ソナタ 変ホ長調 Op.167
(6)ドビュッシー:第1狂詩曲(クラリネットと管弦楽版)
ニコラ・バルディルー(Cl)
(1)-(5)佐々井佑子(P)
(6)チョン・ミョンフン(指)フランス放送PO

録音:(1)-(5)2014年1月リュエイユ=マルメゾン音楽院(フランス)(セッション)、
(6)2013年11月8日サル・プレイエル(フランス)(ライヴ)
鬼才クラリネット奏者ニコラ・バルディルーの妙技を堪能できる充実の1枚!バルディルーはサン ・モール・デ・フォセ地方音楽院、パリ国立高等音楽・舞踊学 校を卒業し、ミュンヘンARD国際コンクール(1998年)、ニューヨークヤング・アーティスト(2001年)で優勝。度々来日している大人気のクラリネット奏者です!
当アルバムの収録曲はドビュッシーの「第1狂詩曲」、ビゼー=サラサーテ(バルディルー編)の「カルメン幻想曲」、ショーソンの「アンダンテとアレグロ」、チャ イコフスキー(アレクサンドル・シャボ編)の「くるみ割り人形」による変奏曲、サン=サーンスのクラリネット・ソナタという技巧を堪能できる内容。なおドビュッシー の「第1狂詩曲」では、佐々井佑子とのピアノ伴奏版とチョン・ミョンフン(指)フランス放送POとのオーケストラ伴奏版の2種を収録!クラ リネットの魅力がつまった強力盤の登場です! (Ki)
KLARTHE
KLA-002(1CD)
「オペラ座の夕べ」
ビゼー=サラサーテ:カルメン幻想曲(ニコラ・バルディルー編曲による4つのクラリネット版)
チャイコフスキー:「くるみ割り人形」による変奏曲(アレクサンドル・シャボ編曲による4つのクラリネット版)
ドリーブ:歌劇『ラクメ』より「花の二重唱」(甲田健一編曲による4つのクラリネット版)
ロッシーニ=シャボ:「セビリアの理髪師」による変奏曲(アレクサンドル・シャボ編曲による4つのクラリネット版)
ヴェルディ=アメ:リゴレット幻想曲(フランク・アメ編曲による4つのクラリネット版)
ヴァンドームQ【フランク・アメ(Cl)、ニコラ・バルディルー(Cl)、アレクサンドル・シャボ( クラリネット)、ジュリアン・シャボ( クラリネット)】

録音:2014年2月リュエイユ=マルメゾン音楽院(フランス)
2002年、室内楽への情熱で結ばれた4人のクラリネット奏者、フランク・アメ、ニコラ・バルディルー、アレクサンドル・シャボ、ジュリアン・シャボによって結 成されたヴァンドーム四重奏団。ヴァンドーム(Vendome)とはフランスのサントル=ヴァル・ド・ロワール地域圏、ロワール=エ=シェール県のコミューンでその 地名から名がつけられました。「オペラ座の夕べ」と題された当アルバムはビゼー、チャイコフスキー、ドリーブ、ロッシーニ、ヴェルディの名作をクラリネット四重奏 版で演奏した注目の1枚です!
ニコラ・バルディルーはソロで「カルメン幻想曲」「くるみ割り人形」を収めたアルバム(KLA-001)をリリースしていますが、ここではクラリネット四重奏版で 録音しております。
メンバーのアレクサンドル・シャボ作曲によるチャイコフスキーの「くるみ割り人形」による変奏曲は@.「小序曲」、A.「行進曲」、B.「タランテラ」、C. 「金平 糖の精の踊り」、D.「トレパーク」、E.「コーダ」で構成。キラキラとしたチャイコフスキーの世界を4人の名手が見事に表現しておりこれだけでも聴きものです。当 団の名人芸を存分にお楽しみください!
「クラリネットは常にオペラやバレエ作曲家には欠かせない楽器で、その自然な音色とニュアンスを技巧的なパッセージにのせて表現可能であることから「人間 の心を映す鏡」のように用いられてきました。このアルバムは最もオペラ、バレエの作品からクラリネット四重奏版による編曲でお届けします。」(ヴァンドーム四重 奏団)
KLARTHE
KLA-046(1CD)
「創造」
ニコラ・バクリ(1961-):4声のソナタ
カロル・ベッファ(1973-):花火
ティエリー・エスケシュ(1965-):グラウンドW(パッサカイユW)
ギヨーム・コネソン(1970-):前奏曲とファンク
ブルーノ・マントヴァーニ(1974-):フェイス・ア・フェイス
ヴァンドーム四重奏団【フランク・アメ(Cl)、ニコラ・バルディルー(Cl)、アレクサンドル・シャボ(Cl)、ジュリアン・シャボ(Cl)】

録音:2011年12月サン=ピエール教会(パリ)&2016年6月アニエール=シュル=セーヌ(フランス)
2002年、室内楽への情熱で結ばれた4人のクラリネット奏者、フランク・アメ、ニコラ・バルディルー、アレクサンドル・シャボ、ジュリアン・シャボによって結 成されたヴァンドーム四重奏団。ヴァンドーム(Vendome)とはフランスのサントル=ヴァル・ド・ロワール地域圏、ロワール=エ=シェール県のコミューンでその 地名から名がつけられました。「オペラ座の夕べ」(KLA-002)に続くアルバム「創造」は現代を代表する作曲家5人の作品を録音しました。
当団による編曲とオリジナル作品の委嘱という2つの軸で選曲されたこのアルバムには、ニコラ・バクリの「4声のソナタ」【委嘱作品】ではじまり、ベッファの「花 火」、エスケシュの「グラウンドW」、コネソンの「前奏曲とファンク」、そしてマントヴァーニの「フェイス・ア・フェイス」という実に多彩なプログラムで構成されて おります。 (Ki)
KLARTHE
KLA-023(1CD)
「フォルクローレ」
ドヴォルザーク:ロンド ト短調 Op.94(1891)
コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ Op.8(1915)
ヤナーチェク:おとぎ話(1910/1923)
ポッパー:ハンガリー狂詩曲〜チェロとピアノのための(1894)
ジュリー・セヴィッラ・フライス(Vc)
アントワーヌ・ド・グロレ(P)

録音:2015年2月リュエイユ=マルメゾン音楽院(フランス)
ジュリー・セヴィッラ・フライスは現在ソーシャルネットワーク「LinkedIn」で世界で最もフォローされているアーティストの一人で、これにより世界的な発信力 そしてコラボレーションを続ける気鋭のチェリスト。
「フォルクローレ」と題した当アルバムではチェコ、ハンガリー出身の作曲家に焦点を当て、ドヴォルザーク、コダーイ、ヤナーチェク、ポッパーの作品を収録しまし た。それぞれ民族音楽研究から生み出された土着のメロディが魅力でまさにフォルクローレを楽しめる1枚となっています。 (Ki)
KLARTHE
KLA-008(1CD)
フォーレ:チェロ作品集
チェロ・ソナタ第1番ニ短調 Op.109
3つの歌 Op.7より第1曲「夢のあとに」(Vcとピアノ版)
シチリアーナ Op.78
セレナード Op.98
チェロ・ソナタ第2番ト短調 Op.117
悲歌 Op.24/ロマンス Op.69
子守歌 Op.16(Vcとピアノ版)
ダミアン・ヴェントゥーラ(Vc)、
ニコラ・ブランキエ(P)

録音:2014年4月29&30日サン=ピエール教会、パンピニー(スイス)
フランスのチェリスト、ダミアン・ヴェントゥーラがフォーレ・アルバムをリリース!共演のニコラ・ブランキエは「フォーレの作品は官能と精神性が密接に結びつ いた音楽で、この神秘的な作品の核心に迫る思いで演奏しました。」と語っています。
渋く甘悲しい音色が魅力のヴェントゥーラのチェロの演奏。豊かなメロディがチェロとピアノに随所に現れるフォーレの作品を情感こめて演奏しております。
サン=サーンスのチェロ協奏曲第1番などを収録したアルバム(KLA-112)も好評発売中です。 (Ki)
KLARTHE
KLA-042(1CD)
「夜と氷の中で」クリストフ・シュトルツェネッガー(1976-):作品集

(1)組曲「夜と氷の中で」Op.19〜10の管楽器と打楽器のための
(2)「アナクロンU」Op.11〜管楽五重奏のための10の小品
(1)ジュネーヴ高等音楽院の管楽十重奏団【アルベルト・アクーナ・アルメラ(Fl)、グレゴリー・シャリエ(Fl)、
シリル・ルフランソワ(Ob)、カミーユ・アンドレ(Ob)、タンギー・ガラヴァルダン(Cl)、アッレッサンドロ・ベヴェラーリ(Cl)、シルヴァン・ルートワイラー(Fg)、ジャンヌ・シフェルレ(Fg)、ジョフリー・ポーティエ=ドゥベ(Ob)、アニェス・ショパン(Ob)】
ドリアン・フレット(パーカッション)、アントワーヌ・マルギール(指)
(2)アンサンブル・シグマ【アン=ローレ・パンティヨン(Fl)、ナタリー・グリュング(Ob)、セヴェリーヌ・ペエネ(Cl)、イゴール・アーシュ(Fg)、クリストフ・シュトルツェネッガー(Hrn)】

録音:(1)2015年11月21日ソルネタン寺院
(2)2015年11月9日&10日アンセルメ・スタジオ(ジュネーヴ)
マルチな才能の持ち主クリストフ・シュトルツェネッガー。当アルバムではコンポーザーとしてシュトルツェネッガーの2篇を収録しております。
組曲「夜と氷の中で」は、2014年にノルマンディー地方Oの委嘱作。世界初演は2015年1月にカーンで行われ、その後ノルマンディー全域で演奏さ れています。管楽10人とパーカッションが溶け合う物語性の強い組曲です。
「アナクロンU」は、2006年にビエンヌSOの管楽五重奏団の委嘱作。スイス、フランス、ベルギー、ドイツなどこれまでに50回以上演奏され、カナダでは ATMA Classiqueレーベルでもおなじみの木管五重奏団「ペンタドル」が当作をレパートリーにしたことにより有名になりました。「アナクロン」はシュトルツェネッ ガーが作曲する作品群のシリーズ。ここに収録した第2集「アナクロンU」は管楽五重奏のために書かれた10の小品。メロディアスな旋律が印象的で実に馴染み のよい音楽です。 (Ki)
KLARTHE
KLA-065(1CD)
「乞うご期待」
(1)グラナドス(ガブリエル・フィリポ編):「詩的なワルツ集」(序奏と7曲)
(2)ジャン=クロード・ジャンジャンブル(1975-):「鋼の天の息吹」【世界初演】
(3)トーマス・エンコ(1988-):6人のためのゲーム【世界初演】
(4)デリク・ブルジョワ(1941-):ソナタ Op.21〜金管五重奏のための
(5)アルトゥロ・マルケス(1950-)(フィリポ編):ダンソン第2番
ローカル金管五重奏団【フランソワ・プティプレ(Tp)、ジャヴィエル・ロゼット(Tp)、ブノワ・コレット(Hrn)、ロマン・デュラン(Tb)、タンクリード・サイマーマン(チューバ)】
(3)トーマス・エンコ(P)、
(5)マティルド・ヌエン(P)、
(5)シリル・ガ ベ( パー カッション )

録音:2018年7月ドゥエ地方音楽院(フランス)
2015年結成のローカル金管五重団。結成3周年を祝し録音した彼らのデビュー・アルバム「乞うご期待」はグラナドス、ジャン=クロード・ジャンジャンブル、トー マス・エンコ、デリク・ブルジョワ、アルトゥロ・マルケスという多様な作品を集めた注目作。
当団はパリ国立高等音楽院の卒業生5人で構成され2016/2017年のシーズンにはシェルジェール・ブラス・フェスティヴァルでも演奏しております。また 2017年に開催された第9回大阪国際室内楽コンクール&フェスタの管楽アンサンブル部門にて第3位を受賞している若手実力派です。
当アルバムの注目はフランス・ジャズ界の貴公子トーマス・エンコの作品も収録していること。エンコは2014年にコットンクラブに初登場するなど日本でもそ の名が知られる若手注目株で、子供時代からヴァイオリン、ピアノを演奏し、作曲も手掛けているマルチな才能の持ち主です。コンセルヴァトワール在学中にリリー スしたファースト・アルバム『エスキス』が2008年の“ジャンゴ賞”で最優秀新人賞を獲得するなど、その才能は世界的に知られています。ローカル金管五重団 と自身のピアノ演奏による「6人のためのゲーム」もエンコのセンスが光る作品です。
最後に収録したアルトゥロ・マルケス作曲のダンソン第2番は2018年に惜しくも亡くなったエル・システマの設立者ホセ・アントニオ・アブレウへのオマージュ として演奏されました。ローカル金管五重団の最新アルバム「ラヴェル - ドビュッシー - フィリポ」(KLA-134)と併せてお楽しみください。

CLAVES
50-3025(1CD)
「スイスの顔」
プロコフィエフ:交響的物語「ピーターと狼」Op.67
サン=サーンス:「動物の謝肉祭」(オリジナル版)
クリストフ・シュトルツェネッガー(1976-):「時間の衝突」
アレクサンドル・マストランジェロ(1989-):金管五重奏のための「10のミニチュア」
伝承曲(トーマス・リューディ編):「S’isch abe-n-e Monsch uf Arde」
ジャン・アントーニ・デルングス(1935-2012):6つのバガテル Op.117b
リシャール・デュビュニョン(1968-):「シェルゾフレニア in C」
クルト・シュトルツェネッガー(1949-):「Li plaisi de mouodzonai」
ジャン=フランソワ・ミシェル(1957-):「Faces」
ジュネーヴ・ブラス【バティスト・ベルノー(Tp)、リオネル・ワルター(Tp)、クリストフ・シュトルツェネッガー(ホルン、アルプホルン)、ダヴィド・レイ(Tb)、エリック・レイ(チューバ)】

録音:2021年2月/ラ・ショー・ド・フォン(スイス)
「演奏は一級品というほかない」と評される金管五重奏団「ジュネーヴ・ブラス」がスイスの現代作曲家に焦点を当てたアルバムをリリースします。収録曲はす べて金管五重奏のためのオリジナル作品。「スイスの顔」というアルバム・タイトル通り名手が揃う当団が現在のスイスの音楽シーンを現した質の高い演奏をお楽し みいただけます。
リシャール・デュビュニョンは、パリ音楽院とロンドンの王立音楽院で作曲を学び修士号を取得。その後2002年にはパリの美術アカデミーよりピエール・カル ダン賞、2014年にはスイスのヴォードワ文化財団賞を受賞。その活躍が評価され2015年にはSACEMグランプリを受賞しています。ニューヨーク・タイムズ紙 が「遊び心のある現代的感覚に牽引されている」と評するなど、その音楽は現代作曲家の作品の中でも異彩を放ちます。
ジュネーヴ・ブラスのメンバーで作曲家でもあるクリストフ・シュトルツェネッガーはKlartheレーベルから「ホルンの秘密」(KLA-123)をリリース。ピアニス トとしても活躍し、R・シュトラウスの作品集(KLA-114)もリリースしています。 (Ki)

MUSICAPHON
M-56957(1CD)
【初紹介旧譜】
ポンセ:ギター・ソナタ集
ソナタ・メキシカーナ/南のソナチネ
ギター・ソナタ第3番
ギターとハープシコードのためのソナタ*
マキシミリアン・マンゴールド(G)、
クリスチャン・ニークイスト(ハープシコード)*

録音:2014年8月
偉大なギター奏者アンドレス・セゴビアとの出会い以降、数多くの優れたギター作品を生み出した20世紀メキシコの重要な作曲家、ポンセ:。ポンセの最初のギター・ソナタ「ソナタ・メキシカーナ」は、印象派的な和声、ポリリズム、強いコントラストにもかかわらず形式的に統一された構成、そして何よりも、この時代のギターレパートリーの中で最も美しいといっても過言ではない緩徐楽章など、後のより成熟したギター音楽の特徴をすべて示しています。

DUX
DUX-1747(1CD)
ポートレーツ〜フランスの音楽さまざま
ジャン=フェリ・ルベル:ソナタ第6番ロ短調
アントワーヌ・フォルクレ(1672-1745):ラ・ルクレール
ルイ=アントワーヌ・ドルネル(c.1680-1756):ソナタ第4番ニ長調「ラ・フォルクレ」
アントワーヌ・フォルクレ:ラ・クープラン
フランソワ・クープラン:王宮のコンセール第3番イ長調
ルイ=アントワーヌ・ドルネル:ソナタ第2番ニ長調「ラ・クープラン」
ジャン=フェリ・ルベル:ソナタ第4番ホ短調「ラ・フォルクレ」
{oh!}トリオ〔マルティナ・パストゥシュカ(Vn)、クシシュトフ・フィルルス(バス・ヴィオール)、アンナ・フィルルス(クラヴサン)〕

録音:2018年7月、ポーランド国立RSO室内楽ホール(カトヴィツェ、ポーランド)
コンサートミストレスのマルティナ・パストゥシュカとマネージャーのアルトゥル・マルケが中心になり、2012年にカトヴィツェで設立されたポーランドのピリオド・オーケストラ「{oh!} オルキェストラ・ヒストリチナ」(ヒストリカル・オーケストラ 「oh!」)。
ポーランド内外で注目を集めるこのピリオド・オーケストラのメンバーによって結成されたピリオド楽器使用の小編成アンサンブル「{oh!}トリオ」によるフレンチ・プログラムが登場します!
ルベルのソナタ第6番で始まり、フォルクレの「ルクレール」、ドルネルの「フォルクレ」、フォルクレの「クープラン」など、プログラムの選曲も非常に魅力的。
「{oh!} オルキェストラ・ヒストリチナ」のコンミス、マルティナ・パストゥシュカが1637年にフィレンツェのヴァレンティノ・シアーニによ
DUX
DUX-1711(1CD)
パラレルズ〜ヴァイオリンとピアノのための作品集
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第25番ト長調 K.301
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ
エルスネル:ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調 Op.10-1
シマノフスキ:バレエ音楽「ハルナシェ」より 舞曲
タンスマン:ヴァイオリンのための5つの小品
オリアーナ・マステルニャク(Vn)、
ジュスティーナ・ダンチョフスカ(P)

録音:2021年3月&5月、クシシュトフ・ペンデレツキ・ユーロピアン・センター(ルスワビツェ、ポーランド)
パラレリズム、パラレル。これらの言葉に象徴されるこのヴァイオリンとピアノのためのアルバムでは、比較的近い時期に作曲されたモーツァルトの「K.301」とエルスネルの「Op.10-1」を組み合わせることにより、ポーランドの音楽とヨーロッパの音楽の融合を試みています。
さらにラヴェル、シマノフスキ、そしてタンスマンという特徴ある作風の作品を加えることにより、ヨーロッパの潮流の中に存在する様々な音楽言語を表現しています。
ヴァイオリンのオリアーナ・マステルニャクは、2012年1月にウィーンのムジークフェラインにデビューを果たし、2014年にポーランドのSQメッセージズ・クヮルテットを創設。ポーランド内外で活躍中の女流奏者です。
DUX
DUX-1746(1CD)
コントラバスとピアノのためのコンテンポラリー・ソナタ集
グバイドゥーリナ(1931-):コントラバスとピアノのためのソナタ
ローウェル・リーバーマン(1961-):コントラバスとピアノのためのソナタ Op.24
フランク・ポルト(1941-):コントラバスとピアノのためのソナタ第2番
マレク・ロマノフスキ(Cb)、
ハンナ・ホレクサ(P)

録音:2017年2月&2018年4月、カトヴィツェ(ポーランド)
グバイドゥーリナとリーバーマンに、アメリカのプロトという現役で活躍する現代の大作曲家たち3人によるコントラバスとピアノのための「コンテンポラリー」ソナタ集。
コントラバスのマレク・ロマノフスキは2016年にドイツのルートヴィヒスルストで開催されたヨハネス・マティアス・シュペルガー国際コンクールで優勝した実績の持ち主。
2014年にはプロトの「パガニーニの主題による9つの変奏曲」のオーケストラ伴奏版のポーランド初演を担当するなど、現代作品の演奏、解釈を得意としています。
DUX
DUX-1709(1CD)
リサイタル〜ペンデレツキ、リュウ&ショスタコーヴィチ
ペンデレツキ:無伴奏チェロ組曲
リュウ・ジェジュン(1970-):チェロとピアノのためのソナタ第2番
ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ Op.40
アルト・ノラス(Vc)、
ラルフ・ゴトーニ(P)

録音:2021年3月、ナーンタリ(フィンランド)
北欧フィンランドを代表するチェリストであるアルト・ノラス(1942-)と、同じくフィンランド出身の世界的ピアニストであるラルフ・ゴトーニのデュオという豪華なコンビによる近現代のチェロ・リサイタル・プログラム!
ショスタコーヴィチの大作にして傑作である「チェロ・ソナタ Op.40」をプログラムの掉尾に据えつつ、オープニングにはポーランドのペンデレツキの「無伴奏チェロ組曲」を配置。
そしてペンデレツキとショスタコーヴィチの間に加えた作品は、「ナーンタリ音楽祭」に招聘されるなどフィンランドとも縁の深い韓国人作曲家リュウ・ジェジュンが2018年に作曲したばかりの「チェロ・ソナタ第2番」。
ポーランド、韓国、そしてロシア(旧ソ連)において20世紀から21世紀にかけて誕生した3つのチェロ作品の深い魅力を、フィンランドの巨匠たちが抜群のコンビネーションで掘り下げます。
DUX
DUX-1821(1CD)
モダン・ララバイ
エンジョット・シュナイダー(1950-):子守歌
ヤヌシュ・ビエレツキ(1961-):子守歌
ユスティナ・コヴァルスカ=ラソン(1985-):子守歌
イゴール・シュチェルバコフ(1955-):子守歌
アダム・ヴェソウォフスキ(1980-):子守歌
メンディ・メンジクイ(1958-):子守歌
パヴェウ・ウカシェフスキ(1968-):子守歌
パヴェウ・ミキエティン(1971-):子守歌
アダム・スワヴィンスキ(1935-):子守歌
イェジー・コルノヴィチ(1959-):子守歌
ジョアンナ・ブルズドヴィチ(1943-):子守歌
マルチン・ブラジェヴィチ(1953-2021):子守歌
ピオトル・モス(1949-):子守歌
イウォナ・キシエル(1972-):子守歌
ダイ・ボー(1988-):子守歌
アガタ・キエラル=ドウゴシュ(Fl)、
カルロス・ペーニャ・モントーヤ(Hp)

録音:2020年7月14日-15日、ポーランド・バルティック・フレデリク・ショパン・フィルハーモニー室内楽ホール(グダニスク、ポーランド)
フルートとハープのデュオが奏でる、ポーランドとポーランド国外の現代の作曲家たちによる「子守歌」を集めたユニークなプログラム。
日本では合唱作曲家として知られるウカシェフスキを筆頭に、15曲の様々な「子守歌」が聴き手に穏やかな時間をもたらしてくれます。
フルートのアガタ・キエラル=ドウゴシュは、現在のポーランドのフルート界を代表する奏者の1人。2021年にフレデリク・アウォードにもノミネートされるなど、国内外での様々な受賞歴を持つポーランドの名手です。

Chandos
CHAN-20218(1CD)
メンデルスゾーン:弦楽五重奏曲集
弦楽五重奏曲第1番イ長調 Op.18,MWV R 21(1826‐27,revised 1832)
弦楽五重奏曲第2番変ロ長調 Op.87,MWV R 33(1845)
ドーリックSQ〔アレックス・レディントン(Vn)、イン・シュエ(Vn)、エレヌ・クレモン(Va)、ジョン・マイヤーズコフ(Vc)〕、ティモシー・リダウト(Va)

録音:2021年5月13日-15日、ポットン・ホール(イギリス、サフォーク)
第6回大阪国際室内楽コンクール第1部門を制覇し、英グラモフォン誌では『最も優れた若手SQの1つ』と絶賛され、シャンドスが次世代のメイン・アーティストとして期待を寄せるイギリスのアンサンブル、ドーリックSQ。これまでにメンデルスゾーンの録音では、弦楽四重奏全曲録音を達成し、第1巻(CHAN-20122)ではオーストラリアのライムライト・マガジンで「2019年の年間最優秀賞(室内楽)」にノミネート、第2巻(CHAN-20257)は英グラモフォン誌「2021年12月エディターズ・チョイス」やBBCミュージック・マガジン「2022年1月チェンバー・チョイス」に選ばれるなど好評を博しました。
弦楽四重奏曲に続いて録音されたこの弦楽五重奏曲集は、若きスター・ヴィオラ奏者ティモシー・リダウトを迎えて行われました。第1番はメンデルスゾーンが「「真夏の夜の夢」序曲」を作曲したのと同時期(17歳)に作られ、その後改訂され出版に至りました。第2番は亡くなる2年前静養先のフランクフルトで作曲された晩年の作品です。メンデルスゾーンの初期と後期の作品で、ドーリックSQとティモシー・リダウトの豊かな表現力溢れる演奏をご堪能ください。
Chandos
CHAN-20232(1CD)
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集
ヴァイオリン・ソナタ 変ロ長調 Op.7-3, K.454
ヴァイオリン・ソナタ ト長調 Op.1-1, K.301
ヴァイオリン・ソナタ ハ長調 Op.1-3, K.303
ヴァイオリン・ソナタ イ長調 Op.1-5, K.305
フランチェスカ・デゴ(Vn)、
フランチェスカ・レオナルディ(P)

録音:2021年3月23日-25日、ファツィオリ・コンサート・ホール(サチレ、イタリア)
1989年イタリア出身、朗々たる響き、説得力のある解釈、隙のないテクニックを誇り、国際的なシーンでもっとも人気を集める若きヴァイオリニストの一人、フランチェスカ・デゴ。2021年11月には待望の再来日が実現し、NHKSOと見事なパガニーニを聴かせてくれました。パガニーニ自身が所有し愛奏したヴァイオリンを使用した「イル・カノーネ」(PCHAN-20223/CHAN-20223)で華麗なChandosデビューを果たし、ロジャー・ノリントンとの共演によるモーツァルトのヴァイオリン協奏曲集(PCHAN-20234/CHAN-20234)が英BBCミュージック・マガジンで「レコーディング・オヴ・ザ・マンス(2021年11月)」に選ばれるなど好評を博したフランチェスカ・デゴが、長年のリサイタル・パートナーでもあるフランチェスカ・レオナルディとともにモーツァルトのソナタ集も録音!
17年間という、人生の半分以上、キャリアのすべての期間で共に演奏し、全幅の信頼を寄せてきたフランチェスカ・レオナルディとの、親密で歓びに満ちたモーツァルト。長年演奏してきたK.454のソナタ(第32番)を中心に、作品1の「パリ・ソナタ」からの3曲(第18番、第20番、第22番)で、優雅で華やぐモーツァルトのひと時を紡いでゆきます。

ALPHA
ALPHA-790(1CD)

NYCX-10288(1CD)
日本語訳解説付国内盤
税込定価
『ダンス・ウィズ・ミー』 〜20世紀のダンス・ミュージック
グレン・ミラー(ビル・エリオット編):ムーンライト・セレナーデ - スロー・フォックス
カルロ・ベルトラン・ルイス(エリオット編)):キエン・セラ - チャ-チャ
クルト・ワイル、ロジェ・フェルネ(エリオット編):ユーカリ - タンゴ-ハバネラ
バニー・マニロウ(グレッグ・アンソニー・ラッセン):コパカバーナ - サルサ
ジョージ・ハミルトン・グリーン、ウォレス・アーウィン(ビル・カーン編):フラッフィー・ラッフルズ - ワン-ステップ
ロベルト・シュトルツ(1880-1975):君を愛す - イングリッシュ・ワルツ
ジョン・シェーンベルガー(エドムンド・ヘンシュ編):ささやき - クイック-ステップ
ザビア・クガート(エリオット編):マイ・ショール - ルンバ
フレデリック・ロウ、アラン・ジェイ・ラーナー(エリオット編):一晩中踊れたら - ウィンナ・ワルツ
ウィンギー・マノン(エリオット編):イン・ザ・ムード - ジャイブ
カオマ(アンソニー・ラッセン編):ランバダ - サンバ
エルガー(レオ・アルトク編):愛の挨拶 - スロー・ダンス
バーバラ・ハンニガン(S)
ルシエンヌ・ルノダン=ヴァリ(Tp)

ベルラーヘ・サクソフォン・クァルテット【ラエス・ニーダーシュトラッサー(ソプラノ・サクソフォン)、ペーター・ヴィフ(アルト・サクソフォン)、フアニ・パロップ(テナー・サクソフォン)、エヴァ・ヴァン・フリンスヴェン(バリトン・サクソフォン)】

ルートヴィヒO【イングリッド・ヘーリングス(Fl)、バート・デ・カーター(Cl)、ルシエンヌ・ルノダン=ヴァリ(Tp)、ラエス・ニーダーシュトラッサー(ソプラノ・サクソフォン)、エヴァ・ヴァン・フリンスヴェン(バリトン・サクソフォン)、ナディア・ウェイゼンベーク、フロール・ル・クルトレ(Vn)、フランク・ブラッケー(Va)、ミヒャエル・ミュラー(Vc)、ウィルマー・デ・ヴィッサー(Cb)、ヘンリー・ケルダー(P)、ヤン・ルル・ハメルスマ、ニルス・メリフステ(パーカッション)】

録音:2021年5月 スタジオ5、ヒルフェルスムMCO、オランダ
※ 国内仕様盤 日本語解説・歌詞大意…片桐卓也
オランダの6つのオーケストラのメンバーが、新たなる表現の場として2012年に結成したルートヴィヒO。オーケストラ発足時からコラボ レーションを続けているバーバラ・ハンニガンと共にこれまで、『クレイジー・ガール・クレイジー』(ALPHA293)、『ラ・パッショーネ』(ALPHA586 /NYCX-10136)といったアルバムをリリースしており、いずれも世界的に高い評価を得ています。そのメンバーによる小編成のバンドが演奏 するダンス・アルバムが登場。ハンニガンが4曲でヴォーカルを担当するほか、2枚のソロ・アルバムも好調でクラシックからジャズまでこなす″裸足 のトランペッター″ルシエンヌが「コパカバーナ」でソロを聴かせ、バンドのメンバーとしても参加しています。また2021年に「ゴルトベルク変奏曲」 のリリースで大きな話題となったベルラーヘ・サクソフォン・クァルテットも登場。「愛の挨拶」から「ランバダ」まで、様々なダンス・ミュージックが次 から次へと現れる、たいへん楽しいアルバムです。
ALPHA
ALPHA-792(1CD)
ブラームス:弦楽六重奏曲 集
弦楽六重奏曲 第1番変ロ長調 Op. 18
弦楽六重奏曲 第2番ト長調 Op. 36
ベルチャSQ【 コリーナ・ベルチャ(Vn)、アクセル・シャシェル(Vn)、クシシュトフ・ホジェルスキ(Va)、アントワーヌ・ルデルラン(Vc)】
タベア・ツィンマーマン(Va)
ジャン=ギアン・ケラス(Vc)

録音:2021年3月 ウィーン・コンツェルトハウス
人気、実力共に現在最高のアンサンブルの一つ、ベルチャSQ。ブラームスの名作、弦楽六重奏曲を演奏するにあたり 演者に選んだのは、いずれも現代を代表する名手であり、友人でもあるタベア・ツィンマーマンとジャン=ギアン・ケラスでした。6人は 3月、コロナ禍の中ヨーロッパ・ツアーを敢行、キャンセルとなった公演もあったものの、ルクセンブルクやハンブルクで大きな成功を収め 音に臨んでいます。前向きな躍動感を常に感じさせるテンポ、旋律の美しさを余すところなく表現する伸びやかな歌、6人のテクニッ 性、親密さと緻密さを併せ持つ鉄壁のアンサンブルが、作品の魅力を十二分に引き出しています。アマデウスQ、アルバン・ベルクQ 年の名四重奏団の伝統を引き継ぐとともに、ピリオド解釈など現代の風を呼吸する彼らならではのブラームス像を感じ取ることの出 晴らしいアルバムです。
LPHA
ALPHA-768(1CD)

NYCX-10286(1CD)
日本語訳解説付国内盤
税込定価
C.P.E.バッハ:フルート・ソナタ集
フルートとオブリガート鍵盤のためのトリオ・ソナタ ニ短調 Wq 145/H 569
フルートとオブリガート鍵盤のためのトリオ・ソナタ ニ長調 Wq 83/H 505
無伴奏フルートのためのソナタ イ短調 Wq. 132/H 562
フルートとオブリガート鍵盤のためのトリオ・ソナタ ハ長調 Wq 149/H 573
鍵盤のための自由なファンタジア 嬰ヘ短調 Wq 67/H 300
フルートとオブリガート鍵盤のためのトリオ・ソナタ ロ短調 Wq 143/H 567
フランソワ・ラザレヴィチ(フラウト・トラヴェルソ)
使用楽器:ドレスデンのアウグスト・グレンザー(18世紀)製作のモデルによるアングレーム(フランス)のウジェーヌ・クライネン2002年製作の再現楽器

ジュスタン・テイラー(フォルテピアノ)
使用楽器:ウィーンのアントン・ヴァルター(1752-1826)製作のモデルによるディヴィショフ(チェコ)のポール・マクナルティ2017年製作の再現楽器

録音:2019年、ベーフェル、ベルギー
※国内仕様盤 解説日本語訳…白沢達生
フラウト・トラヴェルソ(古楽器フルート)だけでなく民俗楽器にも通暁、フランス各地の伝統的なバグパイプやミュゼットの名手としても知られる 俊才フランソワ・ラザレヴィチ。ALPHAレーベルで幾多の名盤を制作してきた彼の共演者には、大バッハのソナタ集(ALPHA490)でのチェン バロの鬼才ジャン・ロンドー、アイルランド伝統音楽のアルバム(ALPHA234)での異才ヴァイオリン奏者デイヴィッド・グリーンバーグなど抜きん 出た個性の持ち主が目立ちますが、今回は近年躍進目覚ましいフランスの古楽鍵盤奏者ジュスタン・テイラーとの録音となっています。しか も大バッハの次男、個性という点ではこちらも申し分ないユニークな天才C.P.E.バッハの作品集は嬉しいリリース。父の多声音楽への関心を 受け継ぎながら、刻一刻と変わりゆく人心の機微を音の響きへと変えてゆく多感主義的作風は時代に先駆けた存在感で、18世紀半ばの 作品にしてロマン派を先取りするような瞬間があちこちに聴かれます。彼を長く雇いながら冷遇し続けたフリードリヒ大王はフルートを愛奏し、 フォルテピアノに普及当初から関心を寄せ続けた音楽愛好家。C.P.E.バッハがその宮廷で綴った作品を中心に、ラザレヴィチとテイラーは楽 器の自然な響きの魅力を十全に引き出しながら、一瞬ごと音楽性に満ちたデュオを繰り広げてゆきます。この二人の間にしか生まれえない 音空間の味わいを、ALPHAならではの自然なエンジニアリングの響きで楽しめるのも嬉しいところ。奏者二人それぞれの音楽小宇宙を堪能 できる独奏曲も収録されており、隅々まで聴き深め甲斐のある1枚に仕上がっています。

TOCCATA
TOCC-0638(1CD)
NX-B03
ノア・マックス(1998-):室内楽作品集
孤独の歌集- チェロとピアノのためのソナチネ(2019-20)
星座(2018?19) - 独奏クラリネットのための
日没のスケッチ- 独奏ピアノのための3つのソネット(2020)
滞在 (in memoriam Melanie Daiken メラニー・ダイケンの思い出に)- 弦楽三重奏のために(2017)
それは波のように押し寄せてくる (アレックス・ロスの思い出に) - 独奏ピアノのために (2018?19)
宝庫:- 独奏オーボエのための3つのバガテル(2020)
ピアノ三重奏のために(2018?19)*
レイモンド・ブライエン(Cl)
フィリップ・ヘイワース(Ob)
ゾーイ・ソロモン(P)
ブロンプトンQのメンバーたち【マヤ・ホルヴァート(Vn)、キンガ・ヴォイダルスカ(Va)、ウォリス・パワー(Vc)】

バービカン・ピアノ三重奏団【ソフィー・ロケット(Vn)、ロバート・マックス(Vc)、ジェームズ・カービー(P)】

録音:2020年10月5-6日オックスフォード(UK)、2020年11月3-4日
※世界初録音
1998年、ロンドンの音楽一家に生まれたノア・マックス。すでに作曲家・指揮者として着実にキャリアを築いています。また、彼は画家、詩人としても 活動する多彩なアーティストです。このデビュー・アルバムには彼の様々な作品を収録。室内楽を好むというマックスの作品は、どれも独自の作風と現 代的なテイストを持っていますが、ところどころに過去の英国の作曲家、エルガー、フィンジ、ハウエルズ、ヴォーン・ウィリアムズらの巨匠の作風に通じる 抒情性が感じらます。新型コロナ感染症によるロックダウンの状況下で書かれた「孤独の歌集」はタイトル通り音楽で孤独を描いたもの。他のすべて の作品も、友人たちの死についての瞑想や、仄かな喪失感を伴っているのが特徴です。

SOMM
SOMMCD-0645(1CD)
NX-B04
ジョヴァンニ・ボッテジーニ(1821-1889):弦楽五重奏曲集
弦楽五重奏曲第2番ホ短調*
弦楽五重奏曲第1番「大五重奏曲」 ハ短調
弦楽五重奏曲第3番イ長調*
レオン・ボッシュ(Cb)
イ・ムジカンティ【タマーシュ・アンドラーシュ(Vn)、ベネディクト・ホランド(Vn)、ロベルト・スミセン(Va)、サラ=ジェーン・ブラッドリー(Va)、リチャード・ハーウッド(Vc)、アーシュラ・スミス(Vc)】

録音:2021年6月14-15日
*=世界初録音
イタリアの作曲家・指揮者ジョヴァンニ・ボッテジーニの生誕200年を記念したアルバム。幼い頃からヴァイオリ ンの演奏に秀でていましたが、ミラノ音楽院では、家庭の事情で奨学金を得られる楽器であったコントラバス を選択、1年後には優秀な成績で卒業したというボッテジーニ。卒業時に獲得した賞金で名器を購入し、 演奏活動に邁進。「コントラバスのパガニーニ」と呼ばれるまでになりました。このアルバムには世界初録音と なる2曲を含む、3つの弦楽五重奏曲を収録。この3曲は各々楽器編成が異なり、第2番ホ短調はボッケ リーニが好んだチェロが2台用いられた編成を取り、第3番はモーツァルトやメンデルスゾーン風のヴィオラ2台を 用いた編成、そしてメルカダンテに献呈された第1番ハ短調は、コントラバスが用いられたボッテジーニならでは の作品に仕上がっています。イ・ムジカンティと、このアルバムがSOMM RECORDINGSデビューとなるコント ラバスの名手レオン・ボッシュによる伸びやかな演奏で、歌心あふれる作品をお楽しみください。

Capriccio
C-5446
NX-B05
ヨーゼフ・ラーボア(1842-1924):クラリネット三重奏曲 ホ短調(1917)
チェロと左手ピアノのためのソナタ - 第2番 ハ長調(1918)
アンサンブル・トリス【イェルク・ヴァハゼネッガー(Cl)、ゲルハルト・ヴァイツ(Vc)、ホルガー・ブッシュ(P)】

録音:2020年7月21-23日、11月16-17日
CAPRICCIOレーベルが力を入れているオーストリアの作曲家・ピアニスト、ヨーゼフ・ラーボア(ラボル)の3作 目となる室内楽曲集。ラーボアは幼い頃に天然痘のため失明するというハンディを背負いながらも、教育者 として多くの門弟を育てました。中でも戦争で右手を失ったピアニスト、パウル・ヴィトゲンシュタインを指導した ことは、彼にとって大切な出来事であり、ラーボアの80曲ほどの作品は、そのほとんどが裕福なヴィトゲンシュ タイン家の働きかけによって出版されています。このアルバムに収録された「チェロと左手ピアノのためのソナタ」 もヴィトゲンシュタインに献呈されており、技巧的なピアノの使い方には両者の親密な関係が感じられます。ク ラリネット三重奏曲の憂愁を帯びた曲想を持つアダージョには、ラーボアと親しかったブラームスの影響を思わ せる旋律が聞き取れます。3人の名手による「アンサンブル・トリス」による演奏です。

Stunt Records
STUCD-21122(1CD)
ヤコプ・アートヴェズン/メタモルフォーシス
1. アラビアの踊り(チャイコフスキーの「くるみ割り人形」から)
2. バルコニーのバラード(プロコフィエフの「ロメオとジュリエット」から)
3. 金魚(ドビュッシーの「映像」から)
4. 前奏曲(ラヴェルの「クープランの墓」から)
5. メヌエット(ラヴェルの「クープランの墓」から)
6. フォルラーヌ(ラヴェルの「クープランの墓」から)
7. フランシスのテーマ(プーランクの「六重奏曲」から「アレグロ・ヴィヴァーチェ」)
8. グラドゥス博士(ドビュッシーの「子供の領分」から)
ヤコプ・アートヴェズ(G)、
マクス・アートヴェズ(Ob/except #3)、
ベン・ベシアコウ(P/#2, 3)、
フェリクス・モーセホルム(ベース/except #4)、
コルネリア・ニルソン(ドラム/except #3)、
エリエル・ラソ(パーカッション/#3)、
キアスティーネ・スナイダー(Vn/except #3, 4)、
スティーネ・ハスビアク・ブラント(Va/except #3, 4)、
ヨエル・ラークソ(Vc/except #3, 4)

録音:2021年3月27日-28日、ザ・ヴィレッジ・スタジオ(コペンハーゲン)
ヨーロッパとニューヨークを主な舞台に活動、今日のジャズ・シーンのもっとも偉大なプレーヤーのひとりといわれる若いギタリスト、ヤコプ・アートヴェズと、デンマーク国立SOの首席オーボエ奏者を経て、王立デンマーク音楽アカデミーで教えながらソリストと室内楽奏者として活動するマクス・アートヴェズ(1965-)のコラボレーション。「ジャズとクラシカル音楽という2つのジャンルには、はっきりとした違いがありながら、ハーモニー、そして、声の調子によって示すものを変えることができるという部分で重なっています。それは、両方のジャンルの聴き手と音楽家にとって新しい発見のチャンスでもあります」(マクス・アートヴェズ)。
チャイコフスキーのバレエ「くるみ割り人形」の「アラビアの踊り」、プロコフィエフの「ロメオとジュリエット」のバルコニーの場面の音楽による「バルコニーのバラード」、ドビュッシーの「金魚」と「グラドゥス博士」、ラヴェルのピアノ曲「クープランの墓」からオーボエとギターのデュエットで演奏する「前奏曲」と、「メヌエット」と「フォルラーヌ」、プーランクが木管楽器とピアノのために書いた「六重奏曲」の楽章による「フランシスのテーマ」。
1990年のベン・ウェブスター賞に選ばれたピアニストのベン・ベシアコウや2011年のデンマーク・ジャズ賞を受けたキューバ出身のエリエル・ラソをはじめとする実績のあるプレーヤーが共演するトラック、弦楽三重奏が加わるトラックと、変化をつけながら「オリジナルの素材を新たな想像の目でみつめた、愛と情熱の」『Metamorphosis』(変容)です。


CPO
CPO-555153(1CD)
NX-B02
シューベルト:ヴァイオリンとフォルテピアノのためのソナタ全集
ソナタ ト短調 D 408
ソナタ ニ長調 D 384
ソナタ ト短調 D 408
ソナタ イ長調 D 574*
レーナ・ノイダウアー(Vn…1743年製ロレンツォ・グァダニーニ: ガット弦使用)
ヴォルフガング・ブルンナー(フォルテピアノ)
1810年頃フランツ・ミュンゼンベルガー(ウィーン)製: W.ブルンナー所蔵
1830年頃コンラート・グラーフ(ウィーン)製: コマンド財団所蔵*

録音:2017年7月21-23日、2017年12月8日バイエルン放送第2スタジオ(ドイツ)
2006年、15歳の時にアウグスブルクで開催された『レオポルト・モーツァルト国際コンクール』で第1位を受賞した 後、ソリスト、室内楽奏者として活躍するヴァイオリニスト、レーナ・ノイダウアー。今作では1743年製のロレン ツォ・グァダニーニにガット弦を張り、美しく典雅な音色でシューベルトのヴァイオリン作品を演奏しています。1816 年に書かれた3作は、アントン・ディアベリが出版時に「ソナチネ」と名付けたため、現在でもしばしばこの名前で呼 ばれます。美しい旋律にあふれた短くシンプルな作品です。しかし、そのわずか1年後に作曲されたイ長調のソナ タは、構造も複雑になっており、演奏時間も20分を超える長さを持つ意欲作です。 ここで伴奏を務めるブルンナーは、製作年代の違う2台のフォルテピアノを駆使し、作品の持ち味を最大に生か しています。
CPO
CPO-555367(1CD)
NX-B02
ショスタコーヴィチ/ヴァインベルク:歌曲とピアノ三重奏曲集
ショスタコーヴィチ:7つのロマンス Op. 127 - ソプラノ、ヴァイオリン、チェロとピアノのために
 ピアノ三重奏曲第1番Op. 8
ヴァインベルク(1919-1996):ユダヤの歌 Op.13
 アレクサンドル・オラトフスキによるソプラノ、ヴァイオリン、チェロとピアノ編(2004)
 ピアノ三重奏曲 Op. 24
カテリーナ・カスパー(S)
トリオ・ヴィヴェンテ

録音:2020年2月18-21日
20世紀ソ連で活躍したショスタコーヴィチとヴァインベルク。年齢こそ違うものの、ショスタコーヴィチはヴァインベル クの才能を認め、ヴァインベルクはショスタコーヴィチから多大な影響を受けるなど、2人は親しい交友関係を続け ました。 トリオ・ヴィヴェンテのヴァイオリニストであるアンネ=カタリーナ・シュラウバーは、ショスタコーヴィチの「7つのロマンス」 の初演をめぐる話をラジオ放送で聴いて感動し、ぜひこの曲をレパートリーに取り入れたいと思っていました。ロシ ア語で歌える適切な女性歌手を探し出すまでには思いのほか時間がかかりましたが、カタリーナ・カスパーに出 会ったことで遂に実現。そしてシュラウバーはヴァインベルクの三重奏曲を研究しているときに、ショスタコーヴィチと ヴァインベルクの緊密な結び付きを実感し、ここに2人の作曲家の歌曲と三重奏曲を組み合わせたこのアルバム が誕生しました。表現力豊かな歌唱と親密なアンサンブルをぜひお楽しみください。
CPO
CPO-999068(1CD)
NX-A11
エネスコ:弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲第1番 変ホ長調 Op. 22 No. 1(1916-20)
弦楽四重奏曲第2番 ト長調 Op. 22 No. 2(1951)
アテネウム・エネスクQ【コンスタンティン・ボグダナス(第1ヴァイオリン)、フローラン・シゲティ(第2ヴァイオリン)、ドン・ラルカヴァ、ドレル・フォデレアヌ(Vc)】

録音 1992年5月16-19日
ルーマニアを代表する作曲家として知られるジョルジェ・エネスクですが、若い頃にフランスで学んだため、初期の 室内楽作品には師であるフォーレの影響が感じられます。 このアルバムに収録された2曲の弦楽四重奏曲のうち、第1番はどことなくパリの雰囲気をまとった流麗な旋律を 持つ美しい音楽。とはいえ、曲が始まると微妙な和声に導かれ、調性感が崩れていくところが20世紀の音楽で す。1950年頃に書かれた第2番は更に自由な作風を持ち、第2楽章のチェロの官能的な旋律などすでに調性 を逸脱した、不思議な音の戯れを楽しむことができます。以前発売されていたアテネウム・エネスク四重奏団によ る名演の復活です。

Channel Classics
CCS-44122(1CD)
ベートーヴェン: 管楽八重奏曲、他
モーツァルト:セレナード 第12番 ハ短調 K. 388 「ナハトムジーク」
ベートーヴェン: ロンディーノ 変ホ長調 WoO 25
 八重奏曲 変ホ長調 Op. 103
MIB管楽アンサンブル【ロッサーナ・カルヴィ、エリカ・ランピン(オーボエ)、コッラード・オルランド、アントニオ・グラツィアーニ(クラリネット)、アンドレア・ブレッサン、デニス・カルリ(ファゴット)、ロリス・アンティガ、ヴィンチェンツォ・ムソーネ(ホルン)】

録音: 2021年3月 ヴィラ・サン・フェルモ、ロニーゴ、イタリア
イタリア各地のオーケストラで活躍する管楽器奏者たちが、管楽合奏曲のレパートリーの数に比して公演で演奏され る機会の少なさを解消したいと、自ら結成した管楽アンサンブルによるCHANNEL CLASSICSからの初CD。モー ツァルトとベートーヴェンという大作曲家2人による、このジャンルの王道ともいえる2作品と、親しみやすいロンディーノを 収録しています。瑞々しい歌心と丁寧なアンサンブルがたいへん心地よい演奏です。

MClassics
MYCL-00013(1CD)
税込定価
Brass Ensemble ROSE with You
ボイス(ケイブル 編):ウィリアム・ボイス組曲
エヴァルド:五重奏曲 第2番 変ホ長調 作品6
クーツィール:スメタナの「モルダウ」の主題によるメタモルフォーゼス 作品102*
モノー(照喜名有希子 編):愛の讃歌
オルコット(照喜名俊典 編):マイ・ワイルド・アイリッシュ・ローズ
ブラスアンサンブル・ロゼ【稲垣 路子(トランペット)、近藤 万里子(トランペット)、杉浦 美紀(ホルン)、照喜名 有希子トロンボーン)、加藤 日名子(チューバ)】
松村 依里(ハープ)*

録音:2021年9月7-9日愛知、碧南市芸術文化ホール エメラルドホール
女性金管楽器アンサンブルの先駆け、ブラスアンサンブル・ロゼの記念すべき 20周年アルバムです。美しい響きと緻密なアンサンブルでファンを魅了してきた 「ロゼ」。今作では、王道というべきエヴァルドをはじめ、「モルダウ」をモチーフとし た珍しいハープとの六重奏曲など彼女らのこだわりと魅力が詰まった内容です。 20年という長い年月の中で、花開き実ってきた色彩豊かなサウンドと絶妙なア ンサンブル。輝かしい金管アンサンブルの調べをお楽しみ下さい。

ALPHA
ALPHA-789(1CD)
『ロマンス』 〜オーボエとピアノのための作品集
シューマン:3つのロマンス Op. 94 オーボエとピアノのための
エルガー:愛の挨拶 Op. 12 (オーボエとピアノのための編曲)
レオポルト・ヴァルナー(1847-1913):ロマンティックなスタイルによる3つの小品 オーボエとピアノのための
マリーナ・ドラニシニコヴァ(1929-1994):詩曲 オーボエとピアノのための
クララ・シューマン:3つのロマンス Op. 22 (オーボエとピアノのための編曲)
カブリエル・ピドー(Ob)
ホルヘ・ゴンサレス・ブアハサン(P)

録音: 2021年1月 サル・コロンヌ、パリ
フランスの権威ある音楽賞「ヴィクトワール・ド・ラ・ミュジーク・クラシック」に於いて2020年「インストゥルメンタル・ソリスト・オブ・ザ・イヤー」を受 賞した、パリ生まれの若きオーボエ奏者ガブリエル・ピドー。弦楽器奏者の家系に生まれヴァイオリンを学んでいましたが、7歳のころ敢えて弦 楽器から離れオーボエに転向したという彼は、パリ国立高等音楽院に学びモダン楽器はもちろんピリオド楽器の奏法も身につけ、 Sarbacanes(サルバカーヌ/フランス語で吹き矢の意)というピリオド管楽器合奏団の主要メンバーでもあります。またVIVALDI GUYSと いうユニット名で、テクノ調にアレンジされたヴィヴァルディの協奏曲に合わせてオーボエを吹き、踊る動画を公開して話題になったという一面 も。そんな彼のデビュー・アルバムは、オーボエのためのロマンティックな作品を集めたもの。ロベルト・シューマンの有名作、素晴らしい作品なが ら知られておらず、今回が初めての録音と思われるヴァルナーの「3つの小品」、逆にこの作品のみで知られるドラニシニコヴァの「詩曲」を収 録。さらにエルガーの「愛の挨拶」とクララ・シューマンの「3つのロマンス」という、ヴァイオリンのために書かれた作品も軽やかな味わいで演奏して います。さらっとした歌いまわしでメロディラインの美しさを十二分に表現する手腕は、新しい世代の器楽奏者らしい素晴らしいもの。共演は キューバ出身のピアニストで、ソロやアンサンブルで既に高い評価を得ているホルヘ・ゴンサレス・ブアハサン。

KLARTHE
KLA-123(1CD)
「ホルンの秘密」
(1)フランツ・シュトラウス:ホルンのための17の演奏会用練習曲集(ベートーヴェンの交響曲のテーマによる)より第10番(交響曲第5番「運命」)
(2)クリストフ・シュトルツェネッガー:2 つのレアの歌
(3)ロード・テニスン:ブロウ、ビューグル、ブロウ
(4)クリス・ガーランド:メモリアル・ソナタ
(5)ブリテン:テノール, ホルンと弦楽のためのセレナード Op. 31より「プロローグ」
(6)ワルター・デ・ラ・マーレ:ザ・ホルン
(7)クルト・シュトルツェネッガー:コルニュセン
(8)ベルンハルト・クロル:讃美
(9)アルフレッド・ド・ヴィニー:角笛
(10)クリストフ・シュトル ツェネッガー:ロ マンス
(11)クルト・シュトルツェネッガー:バラード〜ホルンとピアノのため
(12)ハンス・シュトルツェネッガー:ラルゴ
(13)ブラームス:練習曲(アンダンディーノ)
(14)ジョン・ウィリアムズ:アーリントン
(15)クリストフ・シュトルツェネッガー:ルカのための伝説曲
(16)ユスティヌス・ケルナー:アルプホルン
(17)クルト・シュトルツェネッガー:トリフト
クリストフ・シュトルツェネッガー((1)-(4)(6)-(15)Hrn、(5)(16)(17)アルプホルン)、
ジュリー・フォルティエ(P)

録音:2000-2021年/フランス
ホルンのクリストフ・シュトルツェネッガーとピアノのジュリー・フォルティエ。「デュオ・スフォルツァンド」として長らく共演していますが、このアルバムでは過去 20年の間に録音したホルンを語るうえで必須の作品を集めました。名手だからこそ表現できるこの1枚はホルン・ファン狂喜のアルバムといえましょう!
「雄々しく誇り高くも、優しく親密に聴こえる多面的な要素をもつ楽器「ホルン」。遠くからでもあたたかくベルベットのような音色に気づくことができます。フレ ンチ・ホルンはバロック時代以降あらゆる作品で登場し、金管楽器の中で唯一ほとんどの古典派の交響曲の登場する楽器です。もちろん金管楽器であることは間 違いないですが、木管楽器、弦楽器そして声楽は時にホルンを「自分たちの仲間」だと思うこともあるでしょう。ロマン派の作曲家たちは、しばしばホルンに主役の 座を与えてきました。そして20世紀の映画音楽はホルンなしには成立しません。フレンチ・ホルンにはどんな秘密があるのでしょうか?このアルバムはその問いに 答えるべく、この20年間に録音した数々の音源を集めたものです。非常に珍しい作品、今日まで録音されたことのない作品も含まれますが、私がこの楽器の本質 を表している思う曲、つまり雄々しく誇り高くも、優しく親密なホルンの作品に出会うことができるでしょう。」(クリストフ・シュトルツェネッガー)

MDG
MDG-30722342 (1CD)
ハイドン:弦楽四重奏曲集Vol.14
弦楽四重奏曲第19番ハ長調op. 9, 1 (Hob. III: 19)
弦楽四重奏曲第20番変ホ長調op. 9, 2 (Hob. III:20)
弦楽四重奏曲第21番ト長調op. 9, 3 (Hob. III: 21)
ライプツィヒSQ【シュテファン・アルツベルガー( 第1ヴァイオリン)、ティルマン・ビューニング(Vn2)、イーヴォ・バウアーヴァ、ペーター・ブルンズ(Vc)】
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスOの首席奏者らにより、1988年に結成されたライプツィヒSQ。以後、彼らはSQとしての活動に専 念し、精緻なアンサンブルと正統的で明晰な解釈により、世界40ヶ国以上で賞賛を獲得しています。55人の作曲家の約200作品という膨大なレパートリーを持 つ彼らは、モーツァルト、ベートーヴェンから現代、編曲作品に至るまで幅広い作品を精力的に演奏しておりCDもすでに多数制作しています。現在進行中なのがハ イドンの弦楽四重奏曲全集。今回は、全6曲からなる作品9より3曲を収録しています。この曲集は第1ヴァイオリンに華麗なパッセージが多く、高度な技術が求め られています。 (Ki)

SUPRAPHON
SU-4310(1CD)
「エレメンツ」〜バーバー、ヒンデミット、ペルト、ニールセン、トマジ:木管五重奏曲集
バーバー:夏の音楽 Op.31
ヒンデミット:小室内音楽 Op.24-2
ペルト:小五重奏曲 Op.13
ニールセン:木管五重奏曲 Op.43
トマジ:世俗と神聖な5つの踊り
ベルフィアト五重奏団【オト・レイプリハ(Fl)、ヤン・ソウチェク(Ob)、 イルジ ー・ヤヴーレク(Cl)、ヤン・フデ チェク(Fg)、カテジナ・ヤヴールコヴァー(Hrn)】

録音:2021年5月、6月、10月/ルドルフィヌム、ドヴォルザーク・ホール(プラハ)
現在チェコを拠点に活躍する新進気鋭の木管五重奏団、ベルフィアト五重奏団。スプラフォン・レーベルよりリリースしている母国チェコの作曲家フェルステル、 ハース、ヤナーチェクの作品を収めたアルバム(SU-4230)、そしてライヒャ(レイハ)を収めたアルバム(SU-4270)でも卓越した技術と豊かな表現力で高く評 価されました。
期待の第3弾は木管五重奏曲の20世紀の最重要レパートリー5篇を録音!いずれもベルフィアト五重奏団にとってかけがえのない音楽です。ニールセンは最初 に演奏し団結成のきっかけにもなった思い出深い作品。トマジの「世俗と神聖な5つの踊り」は2011年に開かれたアンリ・トマジ国際木管五重奏コンクールで同 曲の最優秀賞を受賞し、現在当団の十八番として演奏しております。この他の3篇もこのアルバムも当団のキャリアにおいて重要な作品です。
1922年から1964年にかけての5篇は、それぞれの作曲家の個性と固有の「要素(エレメンツ)」を持ち、母国の多様な音楽的伝統を表しています。バーバー、 ヒンデミット、ペルト、ニールセン、トマジとそれぞれが個性的であるからこそ音色の違いや表現の幅が際立ち豊かなハーモニーを奏でています。今や世界のトップ クラスの団に成長した当団の思いが詰まったアルバムが完成しました! (Ki)

MIRARE
MIR-594(1CD)
ファニー&フェリックス・メンデルスゾーン
ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル(1805-1847):ピアノ三重奏曲 ニ短調 op.11
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲 ニ短調 op.49
トリオ・ショーソン

録音:2021年4月
結成20年を迎えたトリオ・ショーソン。2021年に結成20年を迎えました。いつもみずみずしく、勢いがよくあたたかみのある演奏で、世界中で高く評価され ています。ラ・フォル・ジュルネ音楽祭で来日もしており、彼らの演奏は絶賛されました。そんな彼らがこのたび録音したのが、メンデルスゾーン。ファニーとフェリッ クス姉弟のピアノ三重奏曲をカップリングしました。フェリックスのピアノ三重奏曲はピアノ・パートが難しいことでも知られていますが、この演奏はそうしたことを まったく感じさせない、心地よい疾走感に満ちた演奏。そして、ファニーは弟のフェリックスを上回る才能の持ち主とはよくいわれていますが、この盤を聴くと、ファ ニーの作品の素晴らしさがあらためてよくわかります。なによりトリオ・ショーソンの音楽が素晴らしい1枚です。
マチュー・ハンドシェヴェルケル(Vn) パリ音楽院でレジス・パスキエらに師事。2012年から2015年まで、ルクセンブルク・フィルのソリストを務める。パリ管でも演奏していた。2018年よりトリオ・ ショーソンに参加。使用楽器は2003年JF製”ザ・リトル・プリンス”。 アントワン・ランドフスキ(Vc) トリオ・ショーソン創設メンバー。パリ音楽院でフィリップ・ミュレルに師事、最高位で卒業。さらにヴォルフガング・ベッチャーの下でも研鑽を積む。プレートルギー レン、アルミン・ジョルダンら指揮者とも共演。トリオ・ショーソンでの活動のほか、音楽祭を主宰。使用楽器は1852年製シャルル=アドルフ・モカテル。 ボリス・ド・ラロシュランベール(P) パリ音楽院でジェラール・フレミー、ニコラ・アンゲリッシュに師事。トリオ・ショーソンが演奏する編曲作品の多くの編曲を手がけてもいます。 (Ki)
MIRARE
MIR-488(5CD)
シューベルト:弦楽四重奏曲全集
[CD1]〜ハーモニー
弦楽四重奏曲第1番D18
弦楽四重奏曲第4番ハ長調 D46
弦楽四重奏曲第13番イ短調 D804「ロザムンデ」
[CD2]〜歌の技法
弦楽四重奏曲第2番ハ長調 D32
弦楽四重奏曲第6番ニ長調 D74
弦楽四重奏曲第10番変ホ長調 D87
[CD3]〜古典派の精神
弦楽四重奏曲第3番変ロ長調 D36
弦楽四重奏曲第8番変ロ長調 D112
弦楽四重奏曲第11番ホ長調 D353
[CD4]〜魂の感傷
弦楽四重奏曲第5番変ロ長調 D68
弦楽四重奏曲第9番ト短調 D173
弦楽四重奏曲第14番ニ短調 D810「死と乙女」
[CD5]〜光と影
弦楽四重奏曲第12番ハ短調 D703「四重奏断章」
弦楽四重奏曲第7番ニ長調 D94
弦楽四重奏曲第15番ト長調 D887
モディリアーニSQ【アムリ・コエイトー(Vn/1773年製グァダニーニ)、ロイック・リョー(ヴァイオイン/1780年製グァダニーニ)、
ローラン・マルフェング(ヴィオラ/1660年製マリアーニ)、フランソワ・キエフェル(Vc/1706年製マッテオ・ゴフリラー”ex-Warburg”)】

録音:第1,2,3,5,6,11番/2021年2,3月、第4,8,9,10番/2021年10月、第12,13,14,15番/2021年9月
シューベルトの弦楽四重奏曲は、どれもが美しい旋律と抒情に満ちた、音楽史上の至宝。2003年に結成されたモディリアーニSQが、2021年の 2月から10月まで、ほぼ1年間をかけてじっくり全曲録音に取り組みました。一挙にボックスセットとしてリリースします。
全体をとおして素晴らしいバランスのアンサンブル。ひとつのパートが旋律を奏でている時も、他のパートも実に気持ちよいバランスで響いており、ハーモニー を奏でているひとつひとつの瞬間のどこを切り取っても、端正で美しいバランス。それぞれの出るところと引くところの駆け引きも見事。縦と横の線の完ぺきな バランス、そして心地よい抑制感、つねに豊かに漂う抒情、と実に美しいシューベルトの登場です。

APARTE
AP-287(1CD)
無限〜近代クラリネット・ソナタ集
プーランク:クラリネット・ソナタ
バーンスタイン:クラリネット・ソナタ
ヴァインベルク:クラリネット・ソナタ
プロコフィエフ(ケント・ケナン&パブロ・バラガン編):フルート・ソナタ(クラリネット版)
パブロ・バラガン(Cl)、
ソフィー・パチーニ(P)

録音:2021年6月30日‐7月2日/南西ドイツ放送カイザースラウテルン・スタジオ
20世紀の大物作曲家によるクラリネット・ソナタ集。1962年作のプーランクを除き、すべて第二次世界大戦中に作曲されています。プロコフィエフはフルート・ ソナタをアメリカの作曲家ケント・ケナンと当ディスクの演奏者パブロ・バラガンがクラリネット用に編み直した版。もともとフルートの難曲として知られますが、ク ラリネットではさらに難しいものとなっていて、バラガンの妙技を味わえます。
パブロ・バラガンは1987年スペイン生まれのクラリネット奏者。故郷とバーゼルで学び、バレンボイムに認められ、ウエスト=イースタン・ディヴァンOの 奏者を務めています。それもあってか、バーンスタインやヴァインベルクらのユダヤ色(ジャズとクレズマー)濃厚な作品にも力を入れているのが特徴です。
ピアノをアルゲリッチが後継者と目しているソフィー・パチーニが担っているのも注目。1991年生まれで、2010年からルガーノのアルゲリッチ音楽祭でお馴 染みの存在。これらの4作品は作曲者がいずれもピアノの名手だったこともあり、単なる伴奏ではありあせん。パチーニはバラガンと対等に競い、ダイナミックな演 奏を聴かせてくれます。

DUX
DUX-1756(1CD)
ヴァインベルク:ヴァイオリンとピアノの為のソナタ集
ヴァイオリンとピアノの為のソナタ第2番Op.15
ヴァイオリンとピアノの為のソナタ第5番 Op.53
ヴァイオリンとピアノの為のソナタ第6番 Op.136bis
ミハウ・コヴァルチク(Vn)、
ダグマラ・ニェジェラ(P)、
マテウシュ・ロゼク(P)

録音:2020年8月26日-28日、ヘンリク・ミコワイ・グレツキ・シレジアン・フィルハーモニー・コンサート・ホール(カトヴィツェ、ポーランド)
高い評価を受けているドゥクス(Dux)レーベルの「ヴァインベルク・シリーズ」の最新巻として登場するのは、中期と晩年の3作品を収録した「ヴァイオリン・ソナタ集」!
ワルシャワからソ連へ亡命し、ジダーノフ批判を経て同地での逮捕、その後の名誉回復という波乱に満ちた生涯を送ったヴァインベルク。
ここでは「第2番」がモスクワ移住前後の1944年、「第5番」が逮捕された年の1953年、晩年の1982年に作曲され自らの母親に捧げられた「第6番」という形で、ヴァインベルク自身の生涯の出来事とリンクした3作品が選ばれています。
ヴァインベルクのヴァイオリン・ソナタを奏でるヴァイオリニストはポーランドのミハウ・コヴァルチク。
カトヴィツェのシマノフスキ音楽アカデミーで学んだ後、2021年にはシレジア室内Oのリーダーに招聘された若き実力者です。

Delphian
DCD-34272(1CD)
ふたつの世界の間
オルランド・ディ・ラッソ:寒い暗い夜(シニ・シモネン編)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第15番 イ短調 Op.132
トーマス・アデス(b.1971):4つの四重奏曲
ダウランド:来たれ深き眠りよ(シニ・シモネン編)
カスタリアンSQ〔シニ・シモネン(Vn)、ダニエル・ロバーツ(Vn)、シャルロット・ボネトン(Va)、クリストファー・グレイヴズ(Vc)〕

2021年6月14日-16日、グレイフライヤーズ教会、エディンバラ(イギリス)※2021年6月24日-25日
古代ギリシャの都市、デルファイにあったといわれるカスタリアの泉にちなんで名づけられたカスタリアンSQは、2011年に結成されました。ハノーファー音楽演劇大学でクス・クァルテットのヴァイオリン奏者オリヴァー・ヴィレに師事し、2015年リヨン室内楽コンクールで1位、2016年バンフ国際弦楽四重奏コンクールで3位を獲得しました。その他にもサイモン・ロウランド=ジョーンズ、デイヴィッド・ウォーターマン、イザベル・カリスィウスなどにも影響を受けました。2019年には「Royal Philharmonic Society Young Artist of the Year」にも選ばれ、ここ近年活躍が期待されているアーティストです。
今回のプログラムでは、ルネサンス、古典、現代と時代の異なる作曲家の作品を選んでおり、それらの作品を極めて効果的に弾き分けて、その技術力の高さとレパートリーの広さを物語っています。類まれなる表現力を持った実力派クァルテットの演奏をお楽しみください。
Delphian
DCD-34258(1CD)
スチュアート・マクレー:室内楽作品集
私はプロメテウス(2018)*
ダーク・リキッド(2020)
イクシオン(2013)
cladonia bellidiflora(2014,rev.2020)
Tol-Pedn(1999)
マックスウェル・デイヴィス追悼の為のレント(2016)
こぐま座(2020)
fthinoporinos(2001)
Diversion (The room behind the room behind the room)(2020)
たとえ話(2013)#
ヘブリディーズ・アンサンブル、
ジョシュア・エリコット(T)*、
マーカス・ファーンズワース(Br)#

録音:2021年8月12日-14日、クイーンズ・ホール、エディンバラ(イギリス)
かつてスコットランド室内Oの首席チェリストを務めたウィリアム・コンウェイが創設者兼芸術監督として活躍するスコットランドを代表する室内楽団の1つ、ヘブリディーズ・アンサンブル(ヘブリデス・アンサンブル)。1976年スコットランドのインヴァネスに生まれ、ヴァイオリン協奏曲など多数の曲がBBCプロムスで初演され、イギリスの現代作曲家の中でも特に繊細な感情を表現することに優れた作曲家スチュアート・マクレーの室内楽作品集です。
スチュアート・マクレー自身も打楽器奏者として「Tol-Pedn」に参加。「私はプロメテウス(I am Prometheus)」は、ヘブリディーズ・アンサンブルが初演した作品。「こぐま座(Ursa Minor)」は、ヘブリディーズ・アンサンブルとデルフィアン・レコーズのために書かれた作品。「たとえ話(Parable)」はヘブリディーズ・アンサンブルによる委嘱&アンサンブルへの献呈作品です。「Tol-Pedn」を除く全曲世界初録音。
Delphian
DCD-34280(1CD)
クラリネットとピアノの為のフランス音楽
サン=サーンス:クラリネット・ソナタ 変ホ長調 Op.167
ショーソン:アンダンテとアレグロ
プーランク:クラリネット・ソナタ FP184
エドワード・マクガイア(b.1948):悲歌的ワルツ
グスタボ・トルヒーリョ(b.1972):思い出
ピエルネ:カンツォネッタ Op.19
ゴーベール:幻想曲
ドビュッシー:小曲 L.120
オネゲル:ソナチネ H.42
マキシミリアーノ・マルティン(Cl)、
スコット・ミッチェル(P)

録音:2021年6月24日-25日、パース・コンサート・ホール(オーストラリア)
スペインのカナリア諸島にあるテネリフェ島出身のクラリネット奏者マキシミリアーノ・マルティンによる「デルフィアン(Delphian)」レーベルへのソロ・レコーディング・プロジェクト第2弾の登場です。前回の第1弾では故郷テネリフェ島のオーケストラとの協奏曲集(DCD-34250)をリリースし、好評を博したマキシミリアーノ・マルティン。今作ではフランスの作曲家を中心とした器楽曲を収録しました。
マキシミリアーノ・マルティンは長年の間スコットランド室内Oの首席奏者として活動しているほか、客演首席奏者として、ヨーロッパ室内O、ベルゲンPO、バーミンガム市SOなどに出演し、アバド、ハイティンク、コリン・デイヴィスなどの指揮者と共演しています。室内楽奏者としても、ロンドン・コンコード・アンサンブルのメンバーとして活躍しています。今アルバムでは、フランスの作曲家の作品の他に、スコットランド出身のエドワード・マクガイアと、テネリフェ島出身のグスタボ・トルヒーリョの作品もプログラムに取り入れています。バッハの「ゴルトベルク変奏曲」の合唱+古楽アンサンブル版編曲(COBRA0050)でも話題を呼んだグスタボ・トルヒーリョは、マキシミリアーノ・マルティンとテネリフェ島の同じ村の出身という深い個人的繋がりも持っており、トルヒーリョのクラリネット協奏曲第1番 「Travesia」はマルティンのために書かれています。今回世界初録音となる「思い出(Souvenir)」は、その協奏曲から素材を使用して2021年に完成した作品で、カナリア諸島の有名な民謡などが使われています。
Delphian
DCD-34274(1CD)
ソング オリビア・チェイニー(b.1982):ローマの休日
バルバラ・ストロッツィ(1619-1677):「エウテルペの遊戯 Op. 7」より「裏切り!」
アヤナ・ウィッター=ジョンソン:線を引く
フィリップ・ヴェナブルス(b.1979):写真
クララ・シューマン:美しさゆえに愛しているのですか Op.12-2
リリ・ブーランジェ:反映、期待
エレノア・アルベルガ(b.1949):深く青い海
ヘレン・グライム(b.1981):Council Offices(Bright Travellers, - 5)
スーザン・ローラバー(b.1987):Mah Didam
ジェレミー・サーロウ(b.1976):静かな歌
ケリー・アンドルー(b.1978):フルーツ・ソング
エミリー・ホール(b.1978):Befalling
ザ・ハーメス・エクスペリメント〔アン・デンホルム(Hp)、オリバー・パッシュリー(クラリネット、バス・クラリネット)、エロイーズ・ウェルナー(ソプラノ&共同ディレクター)、マリアン・スコフィールド(Cb)、ハンナ・グジェシュキエヴィチ(共同ディレクター)〕

録音:2021年2月15日-17日グレイフライヤーズ教会、エディンバラ(イギリス
唯一無二の響きを持つザ・ハーメス・エクスペリメントの世界観が満載!
ハープ、クラリネット、ソプラノ、コントラバスという異色の編成で2013年に結成されたコンテンポラリー・アンサンブル、"ザ・ハーメス・エクスペリメント"のセカンド・アルバム。多くの現代作曲家に作品を委嘱し、RPS Award(ロイヤル・フィルハーモニック協会賞)2019のヤング・アーティスト・カテゴリーにノミネートした他、ロイヤル・オーヴァーシーズ・リーグのミックスド・アンサンブル賞(2019)、ノンクラシカルズ・バトル・オヴ・ザ・バンド(2014)などの賞を受賞してきました。。
デビュー・アルバムとなった前作(DCD-34244)は、英グラモフォン誌の「Editor's Choice」、プレスト・ミュージックの「Presto Recordings of the Year 2020」などに選ばれました。今作でも積極的に彼らのために書かれた委嘱作品を多数収録するという意欲作です。クラシックから現代曲といえどもどこか民謡調に聞こえ懐かしさをもたらすような楽曲まで幅広い音楽を、独特な編成から生み出される魅惑的で神秘的な音色で聴かせてくれます。
共同ディレクターを務めるエロイーズ・ウェルナーは、マイケル・カディガン・トラスト賞2018、リンダ・ハースト現代声楽賞2017、リーズ・リーダーのヤング・アーティスト2018を受賞した、フランス生まれでロンドンを拠点とするソプラノ&作曲家。2022年6月にはDelphianからデビュー・アルバムのリリースも予定しているエロイーズ・ウェルナーの唯一無二の美声にご注目ください。
Delphian
DCD-34235(1CD)
マーティン・サックリング:ザ・チューニング
ザ・チューニング(2019)〜 メゾ・ソプラノとピアノの為の
夜想曲(2013)〜 ヴァイオリンとチェロの為の
弦楽五重奏曲「Emily’s Electrical Absence」(2017, rev. 2018)*
彼女の子守歌(2019/20)〜 無伴奏チェロの為の
マルタ・フォンタナルス=シモンズ(Ms)、
クリストファー・グリン(P)、
オーロラ・オーケストラの首席奏者たち、
フランシス・レヴィストン(朗読)*

録音:2021年4月6日-8日、ヨーク大学ジャック・ライオンズ・コンサート・ホール(イギリス)
1981年にグラスゴーに生まれたマーティン・サックリングは、ケンブリッジ大学のクレア・カレッジとロンドン大学のキングズ・カレッジで音楽学を学びました。2013年から2018年はスコットランド室内Oのアソシエイト・コンポーザーでした。今作で演奏しているオーロラ・オーケストラとも繋がりは強く、これまでにも彼の作品をオーロラ・オーケストラが初演を行っています。彼らが演奏する弦楽五重奏曲は、イギリスの詩人フランシス・レヴィストンが詩をつけ朗読し、シューベルトとエミリー・ディキンソンへのオマージュとなっています。

GENUIN
GEN-22763(1CD)
ヴァイオリンとハープのための作品集
リテルバンド(1914-79):ヘブライの3 つのバラード
ラヴェル(エッケ編):ツィガーヌ
ライナ(1928-2021):ヴァイオリンとハープのための組曲(1998)
ハヤム(b.1978):ノイケルンからのさまよう妖精
ダマ−ズ(スミス編):タンゴ
ピアソラ:カフェ1930
マスネ:タイスの瞑想曲
エーファ=クリスティアーナ・シェーンヴァイス(Vn)
キルステン・エッケ(Hp)

録音:2020 年12 月2-4 日、62'46
ヴァイオリンとハープのための近現代の作品を収録している。マスネのタイスの瞑想曲 やラヴェルのツィガーヌのような有名曲もあるが、珍しい作品もまた素晴らしい。ロマン・ リテルバンド(1914―1979)はポーランドのウッチの生まれ。ユダヤ系だったために第二 次世界大戦を避けスイスに移住、さらにカナダのモントリオール、米国のシカゴに移っ て活躍した。トーマス・ライナ(1928―2021)はハンガリー、ブダペスト生まれのピアニス ト、作曲家。ロンドンで活躍したのち、南アフリカのケープタウンに移り住んだ。「ヴァイオ リンとハープのための組曲」は印象派的な美しい作品である。フーシャル・ハヤム(1978 ―)は英国のベッドフォードの生まれの。イラン系で、ペルシャ音楽を取り入れた作品を 書いている。ジャン=ミシェル・ダマーズ(1928―2013)はフランスの作曲家。 エーファ=クリスティアーナ・シェーンヴァイスはベルリン在住のヴァイオリニスト。ベルリ ン・ドイツ交響楽団の首席第2ヴァイオリン奏者を務めている。キルステン・エッケはドイ ツのハープ奏者。
GENUIN
GEN-22760(1CD)
「明暗」〜マルティン・クリストフ・レーデル(b.1947) 作品集
(1)管弦楽のためのブルックナー=エッセイ
(2)「影の線」ヴァイオリン、チェロ、ピアノのための幻想曲 Op.53
(3)「こっそりと」女声独唱のための夜想曲 Op.77
(4)「囚われの瞬間」ピアノのための鏡幻想曲 Op.82
(5)「明暗」オルガンのためのパッセージ集 Op.97
(6)クラリネットとピアノのための夜曲Op.96
(1)ミシェル・タバシュニク(指)
ハノーファーNDR放送フィルハーモニー
録音:1983年1月20-21日 ハノーファー
(2)ウルフ・シュナイダー(Vn)
マルティン・レール(Vc)
エッカルト・ハイリガーズ(P)
録音:2004年4月2日 ヴィッテン=ヘルデッケ
(3)ニコル・ピーパー(Ms)
録音:2021年4月16日 デトモルト
(4)ハイドルン・ホルトマン(P)
録音:2021年2月26日 フランクフルト・アム・マイン
(5)フリートヘルム・フランメ(Org)
録音:2021年3月17日 デトモルト
(6)フェリックス・ブルックラッハー(Cl)
有元裕子(P)
録音:2021 年9 月22 日 デトモルト
ドイツの作曲家、マルティン・クリストフ・レーデルは1947年、ドイツのデトモルトの生まれ。 父親は高名なフルート奏者、クルト・レーデル。1971年からデトモルト音楽大学で教職に就 き、1979年には作曲の教授、さらに1993年から2001年には楽長を務めた。作風は現代的か つ晦渋なもの、辛口な中にもドイツの伝統を感じさるもの。 有元裕子(ありもとひろこ)は鹿児島生まれ、鹿児島大学教育学部音楽家を卒業後デトモル ト音楽大学に留学、デトモルトを拠点にドイツを中心に活躍しているピアニスト。

TOCCATA
TOCC-0585(1CD)
NX-B03
パール・ヘルマン(1902-1944):現存する作品全集 第2集〜弦楽のための作品集
二重奏曲(第2番) - ヴァイオリンとチェロのために(1929-30)
組曲 - 無伴奏ヴァイオリンのために(1919)…世界初録音
三声のインヴェンション(1922)…世界初録音
二重奏曲(第1番) - ヴァイオリンとチェロのために(1920)…世界初録音
弦楽三重奏曲(1921)
ピアノ三重奏曲(1921)
マルコ・コモンコ(Vn)
テオドレ・クチャル(Va)
デニス・リトヴィネンコ(Vc)
ミロスラフ・ドラハン(P)

録音 2021年4月25-28日
1902年にブダペストでユダヤ系の家庭に生まれたパール・ヘルマン。1915年から1919年にかけてフランツ・リス ト音楽院でバルトークとコダーイから作曲を学び、室内楽の教師であったレオ・ヴァイネルの元で最初の作品を書 いています。チェロは名教師アドルフ・シッファーに指導を受け、学生時代から頻繁に演奏を行い、16歳の時に はチェロ奏者として世界的な活動を始めました。作曲家としても多くの作品を発表しましたが、生前に出版され たのは2作だけであり、他の作品はほとんどナチスによって破棄されてしまいました。現在、遺された彼の作品を収 集する試みが進められており、この第2集には弦楽のための作品が収録されています。ハンガリーの伝統的な旋 律を効果的に用いたこれらの作品は、バルトークの後継者としてふさわしい仕上がりを見せています。

Biddulph
BIDD-85011(1CD)
アメリカン・アート四重奏団
ハイドン:弦楽四重奏曲 ニ長調 「ひばり」 Op. 64 No. 5
モーツァルト:クラリネット五重奏曲 イ長調 K. 581*
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 変ホ長調 Op. 74#
アメリカン・アートQ【ユーディス・シャピロ(Vn1)、ロバート・スーシェル(Vn2)、ヴァージニア・マジェフスキ(Va)、ヴィクター・ゴットリープ(Vc)】
ベニー・グッドマン(Cl)*

録音/初出レコード番号
1953年/RCA Victor LBC 1073
1951年1月4日/Columbia ML 4483*
1953年/RCA Victor LBC 1073#
アメリカン・アート四重奏団はユーディス・シャピロとヴィクター・ゴットリープの夫妻を軸に1942年にロスアンジェルスで結成され、1963年にヴィクターが 亡くなるまで活動を続けました。夫妻はカーティス音楽院の同窓生で、ユーディスはエフレム・ジンバリストに、ヴィクターはフェリックス・サモンドに学びま した。当時のアメリカ西海岸では映画会社が高額の予算でオーケストラを雇い、サウンドトラックの録音を活発に行っていましたが、音楽家の中にはそ れに飽き足らず「シリアスな新作」に取り組むグループも出て来ました。アメリカン・アート四重奏団もその一つで、同時代のアメリカ音楽への取り組み で評価される一方、古典のレパートリーはここに録音された3曲がすべて。快速テンポを基調にした明晰な演奏で、ハリウッドやジュリアードといったアメ リカ最高峰のSQに匹敵すると評価された演奏の一端を知ることが出来ます。モーツァルトのクラリネット五重奏曲では「キング・オヴ・スウィ ング」ベニー・グッドマンが参加。グッドマンは1938年にブダペスト四重奏団と同曲を録音していましたが、英国の名手レジナルド・ケルが欧州の戦禍 を逃れて渡米してくると、頼み込んで1948年からクラシック音楽の演奏を学び直しました。この再録音はその成果を披露するものです。

Hyperion
CDA-68322(1CD)
メンデルスゾーン:ヴァイオリン・ソナタ集
ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調 MWV Q26(1838)
ヴァイオリン・ソナタ ヘ短調 Op.4 / MWV Q12(1823)
ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調 MWV Q7(1820)
ヴァイオリン・ソナタ ニ調 MWV Q18(断片、恐らく1820年代後半)
アリーナ・イブラギモヴァ(Vn)、
セドリック・ティベルギアン(P)

録音:2021年1月19日-21日、殉教者聖サイラス教会(ケンティッシュ・タウン、ロンドン)
バロックから新作委嘱作品までをモダン楽器とピリオド楽器の双方で演奏するロシアのヴァイオリンのミューズ、アリーナ・イブラギモヴァ。ロックダウン中に鋭く磨き上げ、レコード芸術「特選盤」他、BBCミュージック・マガジン「Instrumental Choice」、ICMA(国際クラシック音楽賞)ノミネート、Presto「レコーディング・オヴ・ザ・イヤー2021」ノミネートなど世界中で絶賛を浴びたパガニーニ(PCDA68366/CDA68366)に続く大注目の新録音は、メンデルスゾーンのヴァイオリン・ソナタ集!
2012年にリリースされたメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲集(PCDA67795/CDA67795)でも、有名なホ短調の協奏曲に加え、演奏される機会の少ないニ短調の協奏曲も収録して大成功を収めたイブラギモヴァ。今回のソナタ集でも、唯一生前に出版されたOp.4のヘ短調ソナタに加え、メニューインが発掘・校訂・出版した1838年作曲のヘ長調ソナタ(ここではメニューインが大幅に手を加えていない、オリジナル版を収録)、1820年(メンデルスゾーンが11歳頃)に書かれたヘ長調ソナタ、そして1820年代後半に着手され第1楽章の断片だけが残されたニ長調/ニ短調のソナタ、計4曲を収録。これまで、モーツァルト、シューベルト、ラヴェル、ブラームス、フランクなど多くのアルバムで共に素晴らしい芸術を作り上げてきたセドリック・ティベルギアンの繊細で豊かなピアノとともに、メンデルスゾーンの多彩なヴァイオリン作品の真髄に迫ります。


B RECORDS
LBM-038(16CD)
NX-J01
ブラームス:室内楽作品全集(ライヴ録音集)
<第1集 ピアノ四重奏曲> (LBM011)
■DISC1
ピアノ四重奏曲 第1番ト短調 Op. 25
ピアノ四重奏曲 第3番ハ短調 Op. 60
■DISC2
ピアノ四重奏曲 第2番イ長調 Op. 26
<第2集 弦楽五重奏曲、六重奏曲> (LBM012)
■DISC3
弦楽五重奏曲 第1番ヘ長調 Op. 88
弦楽五重奏曲 第2番ト長調 Op. 111
■DISC4
弦楽六重奏曲 第1番変ロ長調 Op. 18
弦楽六重奏曲 第2番ト長調 Op. 36

<第3集 管楽器を伴う作品集> (LBM015)
■DISC5
クラリネット五重奏曲 ロ短調 Op. 115
クラリネット三重奏曲 イ短調 Op. 114
■DISC6
クラリネット・ソナタ 第1番ヘ短調 Op. 120-1
クラリネット・ソナタ 第2番変ホ長調 Op. 120-2
ホルン三重奏曲 変ホ長調 Op. 40
<第4集 ヴァイオリン・ソナタ> (LBM020)
■DISC7
ヴァイオリン・ソナタ 第1番ト長調「雨の歌」Op. 78
ヴァイオリン・ソナタ 第2番イ長調 Op. 100
ヴァイオリン・ソナタ 第3番ニ短調 Op. 108
ヴァイオリン・ソナタ イ短調「F.A.E.ソナタ」〜第3楽章 スケルツォ ハ短調 WoO2
<第5集 ヴィオラ・ソナタ ほか> (LBM023)
■DISC8
ヴィオラ・ソナタ 第1番ヘ短調 Op. 120 No.1
ヴィオラ・ソナタ 第2番変ホ長調 Op. 120 No.2
2つの歌 Op. 91 - 歌とヴィオラ、ピアノのための
<第6集 弦楽四重奏曲、ピアノ五重奏曲> (LBM026)
■DISC9
弦楽四重奏曲 第1番ハ短調 Op. 51-1
弦楽四重奏曲 第2番イ短調 Op. 51-2
■DISC10
弦楽四重奏曲 第3番変ロ長調 Op. 67
ピアノ五重奏曲 ヘ短調 Op. 34
<第7集 チェロ・ソナタ> (LBM028)
■DISC11
チェロ・ソナタ 第1番ホ短調 Op. 38
チェロ・ソナタ 第2番ヘ長調 Op. 99
<第8集 ピアノ三重奏曲> (LBM029)
■DISC12
ピアノ三重奏曲 第1番ロ長調 Op. 8(1890-91年改訂版)
ピアノ三重奏曲 第2番ハ長調 Op. 87
■DISC13
ピアノ三重奏曲 第3番ハ短調 Op. 101
<第9集 2台ピアノのための作品集> (LBM032)
■DISC14
ハイドンの主題による変奏曲 変ロ長調 Op. 56b
2台のピアノのためのソナタ ヘ短調 Op. 34b
<第10集 ピアノ連弾作品集> 初発売
■DISC15
シューマンの主題による変奏曲 変ホ長調 Op. 23
16のワルツ Op. 39
ワルツ集 「愛の歌」 Op. 52a
ワルツ集 「新・愛の歌」 Op. 65a
■DISC16
ハンガリー舞曲集 WoO 1
■DISC1
■DISC2
ピエール・フシュヌレ(Vn)
リーズ・ベルトー(Va)
フランソワ・サルク(Vc)
エリック・ル・サージュ(P)

■DISC3
■DISC4
ピエール・フシュヌレ(Vn)
岡田修一(Vn)
リーズ・ベルトー(Va)
アドリアン・ボワソー(Va)
フランソワ・サルク(Vc)
ヤン・ルヴィオノワ(Vc)
録音:2018年3月7日

■DISC5
■DISC6
ピエール・フシュヌレ(Vn)
デボラ・ネムタヌ(Vn)
リーズ・ベルトー(Va)
フランソワ・サルク(Vc)
フローラン・ピュジュイラ(Cl)
ジョエル・ラスリー(Hrn)
エリック・ル・サージュ(P)
録音:2017年10月2日

■DISC7
ピエール・フシュヌレ(Vn)
エリック・ル・サージュ(P)
録音:2018年10月31日

■DISC8
リーズ・ベルトー(Va)
サラ・ローラン(C.A)
エリック・ル・サージュ(P)
録音:2019年2月22・25日、9月18日

■DISC9
■DISC10
ストラーダ四重奏団【 ピエール・フシュヌレ(Vn)、サラ・ネムタヌ(Vn)、リーズ・ベルトー(Va)、フランソワ・サルク(Vc)】
エリック・ル・サージュ(P)
録音:2019年2月15日

■DISC11
フランソワ・サルク(Vc)
エリック・ル・サージュ(P)
録音:2019年9月18日

■DISC12
■DISC13
ピエール・フシュヌレ(Vn)
フランソワ・サルク(Vc)
エリック・ル・サージュ(P)
録音:2019年11月22日

■DISC14
エリック・ル・サージュ(P)
テオ・フシュヌレ(P)
録音:2019年1月31日

■DISC15
■DISC16
エリック・ル・サージュ(P)
テオ・フシュヌレ(P)
録音:2021年10月21、23日

全てライヴ
エリック・ル・サージュ、フランソワ・サルク、ピエール・フシュヌレらフランスで活躍するアーティストを中心に、ブラームスの室内楽作品全曲をライヴ録音(拍手入り)するプロジェクトが完結。お得なBOXセットとして登場しました。艶やかな音色と緊密なアンサンブルから生まれる、優美にして情熱的なブラームスを存分にお楽しみいただけます。第10集のピアノ連弾作品集(2枚組)は、このBOXが初発売となります。

FUGA LIBERA
FUG-792(1CD)

NYCX-10272(1CD)
国内盤仕様
税込定価
バッハ:フルート・ソナタ集 ほか
バッハ-ロマニウク-柴田:サラバンドによるファンタジア
(無伴奏フルートのためのパルティータ BWV 1013による)
バッハ:フルート・ソナタ ホ長調 BWV 1035
バッハ:フルート・ソナタ ホ短調 BWV 1034
ロマニウク:インプロヴィゼーション
バッハ:フルート・ソナタ ロ短調 BWV 1030
バッハ-ロマニウク-柴田:アンダンテによるファンタジア(トリオ・ソナタ第4番ホ短調 BWV 528による)
柴田俊幸(フラウト・トラヴェルソ/1720年頃アイヒェントプフ製に基づく2020年製作、1745年クヴァンツ製に基づく2021年製作)
アンソニー・ロマニウク(チェンバロ/1711年ドンゼラーグ製に基づく1996年製作)
(フォルテピアノ/1749年ジルバーマン製に基づく2013年製作)
a'=402Hz

録音:2021年5月25-27日 ブリュッヘ・コンセルトヘボウ大ホール
ベルギーを拠点に活動しながら、たかまつ国際古楽祭の芸術監督を務めるほか、ソロ活動やアンサンブルなど国際的に活躍する柴田俊幸と、チェンバロから フェンダー・ローズといった様々な鍵盤楽器を用いて、バロックからジャズまでを弾いたソロ・デビュー盤『鐘』(ALPHA631)が大きな話題となったアンソニー・ロマ ニウク。現代と古楽を楽器でも演奏ジャンルでも飛び越えていく2人が出会い、バッハのフルートと鍵盤楽器のための作品を録音しました。彼ららしい即興や 創作を交えた、たいへん興味深い内容となっています。 「バッハが21世紀にタイムスリップし、ポップス,ジャズ、ロック ・ミュージシャン達と交流があったならば、どのような演奏をしたのだろうか?」 2年前、アンソニー・ロマニウクは私にこう語りました。 あれから2年を経て完成したアルバムは、全くアカデミックな響きがしないにも関わらず、バッハの頃の演奏法と芸術の非再現性を忠実に守ったものになりまし た。18世紀の「言語」を使いこなす我々2人の音楽家が、現代のジャズ、ロック、ポップスの歌心を練り込んだ新しいバッハ像を構築しようとしたと言い換えるこ ともできるでしょう。 単なる古楽のCDではなく、音楽を愛するすべての人に向けたバッハのCD、多くの人に聴いて頂きたいです。--柴田俊幸(国内仕様盤解説より抜粋)

DIVINE ART
DDA-25229(1CD)
NX-B07
ヘリテージ
バーンスタイン:「ウェスト・サイド・ストーリー」 - アメリカ
ラファエル・ソラノ(1931-):U世界の春
ピアソラ:オブリビオン
ハチャトゥリアン:バレエ『ガイーヌ』 - アイシャの踊り
カルロス・ガルベル(1890-1935):Por Una Cabeza(J. ウィリアムズ編)
ウィリアム・グラント・スティル(1895-1978):組曲- ヴァイオリンとピアノのために
グラナドス:スペイン風舞曲第5番(F. クライスラー編)
リムスキー=コルサコフ:『シェエラザード』- 東洋風舞曲(F. クライスラー編)
バーンスタイン:「ウェスト・サイド・ストーリー」 - SOMEWHERE
アルベニス:スペイン Op. 165 - 第2曲 タンゴ(F. クライスラー編)
バーンスタイン:「ウェスト・サイド・ストーリー」 - I Feel Pretty
コールリッジ=テイラー(1875-1912):深い河 Op. 59 No. 10
 Aisha’s Prayer アイシャの祈り(M. ラバゼヴィチ編)
アイシャ・サイード・カストロ(Vn)
マルティン・ラバゼヴィチ(P)

録音:2019年4月19-21日
1989年、ドミニカ共和国生まれのヴァイオリニスト、アイシャ・サイード・カストロのリサイタル・アルバム。選ばれているのはスペイン、ラテン・アメリカ、アメリカの ルーツを持つ作品が中心であり、なかでもドミニカの作曲家ラファエル・ソラーノや、黒人作曲家サミュエル・コールリッジ=テイラーの曲には彼女が特別な親近 感を抱いています。またハチャトゥリアンの「アイシャの踊り」は彼女が15歳の時から愛奏している曲でもあります。アルバムの最後を締めくくるのは、ピアニスト、 マルティン・ラバゼヴィチが彼女のために特別にアレンジした「アイシャの祈り」。誰もが知っている「アメイジング・グレイス」を含む讃美歌の美しいメドレーです。 アイシャはドミニカ共和国の名誉文化親善大使も務めており、社会的に恵まれない人々にクラシック音楽を届けるために慈善事業にも献身的に取り組んで います。
DIVINE ART
DDA-21239(2CD)
NX-C04
ジョナサン・エストルンド(1975-):さまざまな作品集

【CD1】
1. イマゴのテーマ
2. 忘却の水
3. バッハのシチリアーノによるパラフレーズ
4. バッハのトッカータ ニ短調による幻想曲
5. Les Oiseaux et Francois 鳥とフランソワ
6. レーガー:マリアの子守歌 Op. 76 No. 52(エストルンドによる歌と室内アンサンブル編)
7. クリスマスの雪
8. バッハの「甘き死よ来たれ」によるパラフレーズ
9. 星月夜
10. Mondspiegel (ベートーヴェンの月光ソナタによる幻想曲)
11. 緑の春
12. 夢と月
13. 6月の夜
14. 庭の明かり
15. 鬼火
16. 真夜中の時間
17. フィール
【CD2】
1. ティターニア
2. スウェーデンのフォークダンス
3. 白熱する弦の上での踊り( スウェーデン狂詩曲)
4. ラ・シレーナ
5. カラカル城
6. わが真実の愛(スカボロフェアによる幻想曲第2番)
7-13. 2つのクラリネットのためのブーケ組曲
14-15. 夢の力
16. 道化師
17. 夢見るフルート
18. イマゴのテーマ 2
エヴリン・ボロガ(朗読)
エフゲニー・ブラフマン(P)…CD1:17、CD2:4
ナタリー・グラインズ(P)…CD1:17
ステファン・カッサール(P)…CD1:1、CD2:5,18
ガブリエラ・ダッロリオ(Hp)…CD1:2
ミリアム・ハイドバー・ディキンソン(Fl)…CD1:1、6、7、9、16、CD2:5、17、18
カロリーネ・デルゲ(P)…CD2:3、14、15
オレグ・エゴロフ(Hrn)…CD2:4
リナ・フェレンツ(Ms)…CD1:6-9、12、16、CD2:1、16
ヴァルター・ガッティ(P)…CD1:14
サーシャ・グリニュク(P)…CD1:4、10、15、CD2:6
クリスティーネ・エリザベス・ヘーニング(Cl)…CD2:2、6-13
ウラディーミル・ハーリン(P)…CD2:2、6-13
アンドレアス・ラーケ(指)…CD1:8、12.CD2:1、16
ウルズラ・ルヴォー(Fg)…CD1:15
ヤン・リー(ヴィオラ/ヴァイオリン)…CD1:8、12
パオラ・ネルヴィ(Vn)…CD1:11
アンナ・ノークス(Fl)…CD1:2
小倉 幸子(Va) …CD1:2
アンドレア・パドラッツィーニ(P)
ローレンス・パーキンス(Fg)…CD1:6、7、9、16
マルタ・ポトゥルスカ(Va)…CD1:3
エレナ・サッコマンディ(Va)…CD1:11
マリア・ザゴリンスカヤ(S)…CD2:4
マウロ・ザッパラ(P)…CD1:3
ソロイスツ・オブ・ニズニー・ノヴゴロドの弦楽アンサンブル…CD2:4
コーロ・カリオペ…CD1:13
オルケストラ・ダ・カメラ・デル・ロカルネーゼ…CD1:6、7、9、16

録音:2019-2020年
スウェーデン出身の作曲家ジョナサン・エストルンドの作品集。若い頃から音楽家を志し、スウェーデンの大学で ヤン・サンドストレムらに師事。これまでに100曲近くの作品を書き上げています。この新しいアルバムには、オー ケストラ作品から声楽曲、合唱曲、器楽曲、室内楽曲などさまざまなジャンルの作品を収録。その多くは自然 からインスパイアされたフランス語のタイトルを持つ印象派風の作品ですが、バッハやベートーヴェン作品を元にし た曲もあり、その曲調はどれもウィットに富んだ聴きやすいものばかり。このアルバムを録音するために大規模なソ リストのチームが結成され、彼らは各地に集まり、しばしばコロナ禍の影響を受けながらも2年間にわたり演奏を 繰り広げました。聴きごたえのある2枚組です。

Cypres
CYP-8610(1CD)
クラリネットを伴う室内楽作品集
ブラームス:クラリネット、チェロ、ピアノのための三重奏曲 イ短調 Op. 114
ベルク:クラリネットとピアノのための4つの小品 Op. 5
 アダージョ 〜室内協奏曲より、作曲者によるヴァイオリン、クラリネット、ピアノのための編曲版
ツェムリンスキー:クラリネット、チェロ、ピアノのための三重奏曲 ニ短調 Op. 3
アンサンブル・ケオプス【タチアーナ・サムイル(Vn)、マリー・アランク(Vc)、ロナルド・ヴァン・スパーンドンク(Cl)、ムヒディン・デュルオグル(P)】

録音:2020年7月、2021年7月 フラジェ(スタジオ1)、ブリュッセル
ベルギーを中心に活動するアンサンブル・ケオプスによるドイツ・オーストリアの室内楽作品。グループの中心人物の一人、ロナルド・ヴァン・ス パーンドンクのクラリネットを全面的に押し出し、ロマン派から新ウィーン楽派へと移り行く時代の作品と、この楽器との相性の良さを再認識さ せてくれます。

Cantaloupe
CA-21166(1CD)
NX-B05
マーティン・ブレスニック(1946-):弦楽四重奏曲第4番、他
弦楽四重奏曲第4番「The Planet on the Table テーブルの上の惑星」
Parisot パリソット
オペレ・デッラ・ムジカ・ポヴェーラ- 第12曲 Bird as Prophet 預言者としての鳥
Bundists バンディスト
ブレンターノSQ
アシュリー・バスゲート(Vc)
エリー・トヨダ(Vn)
リサ・ムーア(P)

録音:2019年10月、2019年10月
アメリカの現代音楽、映画音楽作曲家マーティン・ブレスニックの作品集。 2019年に作曲された弦楽四重奏曲「The Planet on the Table テーブルの上の惑星」は難解な作風で 知られるモダニズム詩人、ウォレス・スティーヴンスの詩に触発されており、記憶の霧の中から浮かび上がる音を 伝えるために書かれたという作品。続いて独奏チェロのための「パリソット」、シューマンの「預言の鳥」のタイトルか らイメージを膨らませた「Bird as Prophet」の2曲、最後はピアニスト、リサ・ムーアによるリゲティを思わせる技 巧的なピアノ曲「Bundists」で幕を閉じるという1枚です。

SOOND
SND-22020(1CD)
NX-B09
フィリップ・グラス(1937-):弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲 第9番「リア王」 (2021)
弦楽四重奏曲 第8番(2018)
タナSQ

録音:2021年
2010年に結成され、古典のレパートリーに新しい風を吹き込むほか、同時代音楽の演奏を積極的に展開しているタナSQ。今 回のアルバムでは、フィリップ・グラスが2019年にブロードウェイのために書いた「リア王」の音楽を元に再構成した、弦楽四重奏曲第9番を世 界初録音しています。またシューベルトの影響も受けたという弦楽四重奏曲第8番も収録。古典への傾倒を強くした、新たなグラスの側面を 聴くことが出来ます。タナSQは既に第1番から第7番も録音しているため、今作で現時点のグラスの弦楽四重奏曲全てを録音 していることになります。

MDG
MDG-30322382(1CD)
ピアソラ / タンゴ
ブエノスアイレスの四季
ファイヴ・タンゴ・センセーションズ
悪魔の組曲
※編曲:ソニック・アート
ソニック・アート・サクソフォン四重奏団 【エイドリアン・トゥリー(ソプラノ・サックス)、アレクサンダー・ドロシュケヴィッチ(アルト・サックス)、安泰旭(テナー・サックス)、アンネグレート・・トゥリー(バリトン・サックス)】
ヴァレンティン・バット(アコーディオン)
2005年に結成されたサクソフォン四重奏団「ソニック・アート」。現在活動拠点はベルリンですが、メンバーの出身地はベラルーシ、オーストラリア、日本、ドイ ツという国際色豊かなアンサンブル。結成以来、クラクフ国際室内楽コンクール第1位およびグランプリ、ドイツ音楽週間賞、ベルガモ・クラシック音楽賞など国際 的なコンクールで数々の賞を獲得、またシュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭、クルト・ヴァイル音楽祭、など世界各地の音楽祭に出演し、その実力を認められて います。バロックから現代とレパートリーは幅広く、映画音楽も手がけるなど、彼ら独自のスタイルを持ち精力的に活動を行っています。
本作は、「ソニック・アート」によるサクソフォン四重奏編曲によるピアソラ・アルバム。タンゴを元にクラシック、ジャズの要素を融合させた独自の演奏形態を産 み出した作曲家バンドネオン奏者、アストル・ピアソラ。2021年3月11日に生誕100周年を迎えた現在でもなお、ピアソラの作品は色褪せることなく、今でも 世界中で演奏され続けています。収録曲は名曲「ブエノスアイレスの四季」。「ソニック・アート」による躍動的な見事なアレンジで聴きごたえのある作品に仕上がっ ています。そしてアコーディオンを加えた「ファイヴ・タンゴ・センセーションズ」。この作品は晩年のピアソラが現代音楽のスペシャリスト、クロノス・カルテットの ために書いたもの。最後に『悪魔の組曲』と呼ばれる3作品「悪魔のタンゴ」「悪魔のロマンス」「悪魔をやっつけろ」。妖艶で美しい旋律が印象的で、まろやかで 官能的な音色を存分に表現できるサクソフォン四重奏ならではの演奏を聴かせてくれます。 (Ki)

Hortus
HORTUS-205(1CD)
「告別の歌」
ショパン:チェロ・ソナタ ト短調 Op.65
 ワルツ第2番イ短調 Op.34-2*
フランショーム:幻想曲「告別の歌」Op.9
 3つの夜想曲 Op.15
ショパン:24の前奏曲より*【第4番ホ短調、第6番 ロ短調、第7番イ長調、第13番嬰ヘ長調、第15番 変ニ長調「雨だれ」、第17番変イ長調、第20番 ハ短調】
*=フランショーム編曲によるチェロとピアノ編
ジュリエット・サルモナ(Vc)、
カテリーヌ・ニキティーヌ(P)

録音:2021年/フランス
ショパンとフランショームの作品を名手サルモナとニキティーヌが録音しました!ジュリエット・サルモナは3歳のときにその音に魅了され、楽器を練習し始めた という神童で、8歳のときにはパリ地方音楽院でマルセル・バルドンに師事。その後、パリ国立高等音楽院でジャン=マリー・ガマール、ジェローム・ペルヌーに師 事し研鑽を積みました。現在ソリストとして活躍する一方、ツァイーデSQのチェリストとても活躍。NOMAD MUSICレーベルからベートーヴェンのクロ イツェル・ソナタ(弦楽五重奏版)、弦楽四重奏曲第3番(NMM-079)、モーツァルトの歌劇「魔笛」からの抜粋(弦楽四重奏編曲版)、弦楽四重奏曲第14番「春」 ト長調 K.387(NMM-060)、ハイドンの弦楽四重奏曲第44-49番(NMM-027)などをリリースしております!
一方、カテリーヌ・ニキティーヌはソリストとして活躍する一方、姉妹デュオとしてオルガンとピアノという異色の組み合わせで録音もしており、HORTUSレーベ ルからムソルグスキーの「展覧会の絵」、チャイコフスキーの「眠れる森の美女」組曲を収めたアルバム『おとぎ話』(HORTUS-554)をリリースしております。
オーギュスト=ジョゼフ・フランショーム(1808-1884)はチェリスト、作曲家として活躍。ショパンはこの才能豊かな音楽家にショパン唯一のチェロ・ソナタを 献呈しております。当アルバムではフランショームのオリジナル作品である幻想曲「告別の歌」、3つの夜想曲も収録。そしてフランショームが編曲したワルツ第2番 と24の前奏曲から7曲をチェロとピアノ版でお届けします。サルモナの発音のよい音色とその音を包み込むようなニキティーヌの鮮やかな演奏が最大の魅力。こ の才能に溢れた二人がショパンとフランショームの演奏は格別です! (Ki)

H.M.F
HMM-905351(1CD)
HORN & PIANO
ベートーヴェン:ホルン・ソナタ ヘ長調 op.17
フェルディナンド・リース:ホルン・ソナタ ヘ長調 op.34
ジョヴァンニ・プント:ホルン協奏曲第1番(P編曲版)
フランツ・ダンツィ:ホルン・ソナタ 変ホ長調 op.28
トゥーニス・ファン・デア・ズヴァールト(ホルン(cor solo by Couesnon, 1900))
アレクサンドル・メルニコフ(フォルテピアノ)
使用楽器:(2)クリストフ・ケルン制作1796年製アントン・ヴァルター・モデル、
(1)(3)(4)1830年頃のアロイス・グラフ・モデルエドウィン・ボインク修復

録音:2020年1月、テルデックス・スタジオ・ベルリン
ナチュラルホルンの奏者として世界に名をはせる名手ズヴァールトと、ピアノのメルニコフによるデュオ・アルバムの登場。18 世紀のホルンの名手で、ベートー ヴェンにもホルン・ソナタの筆を執らせた、ジョヴァンニ・プント(本名ヤン・ヴァーツラフ・スティフ)ゆかりの作品をプログラムしています。ズヴァールトのプ ントについての博士研究が下地となったアルバムです。
ズヴァールトが使用している楽器は、19 世紀頃に主にフランスで制作されていた、コール・ソロ、つまりオーケストラではなく、ソロのホルン奏者のための楽器。 その中でも、低音域も出る楽器、コール・バッスを使用。マウスピースは通常使い慣れたものより2ミリ広いコルバスのためのものを使っています。これのおかげで、 ホルンの音色がよりベルベットのようになり、つんざくような音色がでなくなり、さらに音域の跳躍もこなせるとのこと。プント自身、16曲のホルン協奏曲をの こし、さらにプントが亡くなった後も同時代の作曲家たちが名手プントに触発されてホルンのための作品を書きました。その中からの選りすぐりを、名手ズヴァー ルトと、メルニコフによるフォルテピアノというこれ以上ない理想的な組み合わせで聴くことができる、貴重なアルバムです。

Avie
AV-2490(1CD)
ラフ:チェロとピアノの為の作品全集
チェロとピアノの為の二重奏曲 Op.59
2つの幻想小曲集 Op.86
2つのロマンス(Vcとピアノ版) Op.182
チェロ・ソナタ ニ長調 Op.183
クリストフ・クロワゼ(Vc)、
オクサナ・シェフチェンコ(P)

録音:2021年8月11日-15日、チューリッヒ放送スタジオ(スイス)
クリストフ・クロワゼは1993年生まれ、17歳でニューヨークのカーネギー・ホール・デビューを果たし、国際的に活動するスイスの注目チェリスト。オーストリアのブラームス国際コンクールやドイツのベルリン国際音楽コンクールを含む、アメリカ、中国、イタリア、スイスなど数々のコンクールで第1位を受賞しており、2017年にはスイス・アンバサダーズ・アウォード(スイス大使賞)も受賞しています。
スイスの作曲家ヨアヒム・ラフの美しく抒情的な作品は、生前ヨーロッパ各地で演奏され親しまれていましたが、今日では再評価の動きがあるもののまだまだ演奏される機会が少ない現状です。しかし、ラフの室内楽作品の中でも特に注目されるべき作品として、チェロのために作曲された作品があげられます。1850年代半ばドイツで有名だったバーンハード・コスマンと出会い、チェロの奏法を学んだことがそのロマンティックな作品に影響を与えています。
2022年はヨアヒム・ラフの生誕200年&没後140年にあたります。2010年のスコットランド国際ピアノ・コンクールで見事優勝を果たしたオクサナ・シェフチェンコを伴奏に迎えて、クリストフ・クロワゼがアニヴァーサリー・イヤーにふさわしい演奏を聴かせてくれています。

Globe
GLO-5280(1CD)
無言歌集〜黄金期のジャズ
Est-ce Mars/Fantasia Amarilli/Kakafonie/Ballo del Granduca/Lachrimae Pavaen/Suite from Valerius' Gedenck-clanck/Daphne/Susanne un jour/Questa dolce Sirena/Anchor che col partire/Suite Pannekoeck/Gisterdag/Passamezzo antico/Onder de linde groen/Passamedley or Pasticcio antico
カメラータ・トラジェクティナ

録音:2021年9月29日-10月2日(ミデルブルフ、オランダ)
1974年の設立以来、オランダの様々な歌を世に発信し続けてきたカメラータ・トラジェクティナが、初となる純粋な器楽のみのアルバムを録音。アムステルダム・ブリスク・リコーダー四重奏団も主宰するオランダの名リコーダー奏者、サスキア・コーレンによるリコーダーやヴィオラ・ダ・ガンバ他、ハープ、リュート、ギター、シターンなどによるアンサンブルです。
今日、ガーシュウィンの「サマータイム」がジャズにおけるスタンダード・ナンバーとしてあらゆる形のカヴァーやアレンジで親しまれていますが、そういった作品の自由な解釈や楽しみ方は遥か前の時代から存在していました。カメラータ・トラジェクティナのメンバーは、ダウランドやスウェーリンクといった16世紀の音楽やイギリスの古い民謡から、ビートルズの「Yesterday」に至るまで、時代やジャンルを超えた様々な音楽を、自由で画期的なアレンジと即興を交え、まるで新しい作品を生み出すように演奏しています。

KAIROS
0018010KAI(2CD)
キャサリン・ラム(1982-):集合体 aggregate forms
弦楽四重奏曲(two blooms)(2009)/divisio spiralis(2019)
ジャック四重奏団

録音:2021年2月、オクターヴェン・オーディオ(アメリカ、ニューヨーク)
ャサリン・ラム(1982-)は、音色の相互作用や、純正律における拡張された和声空間を探求しているアメリカの作曲家。4つの弦楽器の持続音の連続が生み出す、普段あまり耳にすることのない類の不思議な音楽が、メロディー、ハーモニー、音色、身体、精神といったものの間にある人工的な区分を消し去り、私たちの日常の聴覚のすぐ向こう側に広がっている豊かな世界を聞かせてくれます。

オクタヴィア
OVCL-00766(1SACD)
税込定価
2022年1月26日発売
Touche le coeur
サン=サーンス:エレジー ニ長調 作品143
フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ 第1番イ長調 Op.13
 子守唄 Op.16
 アンダンテ Op.75
 シチリアーヌ Op.78
ラヴェル:ハバネラ形式の小品
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調
ドビュッシー(ハイフェッツ編):美しき夕暮れ
千葉 清加(Vn)
上田 晴子(P)

録音:2021年8月30-9月1日東京・稲城iプラザ
日本を代表するヴァイオリニスト千葉清加は、日本フィルハーモニーSO アシスタント・コンサートマ スターを務める傍ら、国内外のオーケストラとソリストとして共演、TV・雑誌などのメディアにも多数出演す るなど多岐に渡る分野で活動する実力派ヴァイオリニスト。 ファースト・アルバムとなる「Touche le coeur」と題した当盤。パリ在住のピアニスト上田晴子を迎え、 国内外で未曾有の危機に直面する中「心に触れる」と意を込めて、一人でも多くの方へ心に潤いを届け たいと想い紡がれた音楽。収録曲は恩師の一人であるフランス・ヴァイオリン界の巨匠ジェラール・プーレ 氏から作品の真髄を教わったというフランスの作曲家による名曲でまとめ、色彩豊かな音楽とヴァイオリン の音色が相まってフランス・エスプリの世界へ誘います。(オクタヴィア)
オクタヴィア
OVCL-00774(1SACD)
税込定価
2022年1月26日発売
タンティ・アンニ・プリマ(アヴェ・マリア)
谷川賢作:スケッチ・オブ・ジャズ2
―ピアノ(左手)とヴァイオリンのために
 1. アンリーズナブル・パッション 〈ガトー・バルビエリに〉
 2. エンドレス・エクスキューズ 〈マッコイ・タイナーに〉
 3. ア・ソング・アフター・ダーク 〈マル・ウォルドロンに〉
 4. レイジー・スーザンズ・ワルツ 〈チック・コリアに〉
 5. オールド・グランパズ・シンプル・ジョーク 〈フレディ・グリーンに〉
ピアソラ:ブエノスアイレスの夏 (編曲:啼鵬)
 悪魔のロマンス (編曲:啼鵬)
 鮫 (編曲?啼鵬)
 タンティ・アンニ・プリマ (編曲:啼鵬)
 オブリビオン (編曲:啼鵬)
 オブリビオン (編曲:ベリ・クヤラ)
西村英将:かもめ
ヤンネ舘野 (Vn)
舘野泉 (P)

録音:2016年12月、2018年8月 エイヴェレ・マナー(エストニア)
ジャズの名アーティストへのオマージュから生まれた谷川作品は、どれもが幻想の翼を広げてくれる ような独創的魅力の連なりで、その縦横無尽に張られたジャズ・イディオムの網を、スリリングにくぐ り抜けていく紋様が、圧巻。ドラマティックなリズムや甘美なメロディに包まれたピアソラでは、2人の 絶妙な呼吸が聴きものです。最後は早逝の作曲家、西村英将の愛すべき小品で閉じられるこ のアルバム、デュオの香り高きフレーバーとアンティームな気分で全編が彩られています。(オクタヴィア)
オクタヴィア
OVCX-00091(1CD+DVD)
税込定価
2022年1月26日発売
戸澤采紀 IN CONCERT【初回限定盤 DVD付】
【CD】
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ K.454
サン=サーンス:ヴァイオリン・ソナタ 第1番 作品75
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ 第1番 作品80

【DVD】※初回限定パッケージのみ
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ 第1番 より 第2楽章
特典映像
戸澤 采紀 (Vn)
林 絵里 (P)

録音:2021年10月28-31日高崎芸術劇場

※初回限定200枚 特典DVD付き
※初回完売後はCD(Hybrid Disc)のみのパッケージとなります。
リサイタル・録音・映像によって才能溢れる若手演奏家を多角的に紹介する、大友直人 が贈る高崎芸術劇場の「T-Shotシリーズ」第5弾。 日本音楽コンクールでは最年少優勝を果たし、数多くの賞を受賞してきた戸澤采紀はそ の卓越したテクニックと感性で聴衆を魅了します。類稀なる耳の良さと正確な音程そして その小柄で優美な姿からは想像できないほどのダイナミックな演奏をお楽しみください。 [発売元・(公財)高崎財団]
オクタヴィア
OVCL-00773(1SACD)
税込定価
2022年1月26日発売
戸澤采紀 IN CONCERT【通常盤】
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ K.454
サン=サーンス:ヴァイオリン・ソナタ 第1番 作品75
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ 第1番 作品80
戸澤 采紀 (Vn)
林 絵里 (P)

録音:2021年10月28-31日高崎芸術劇場
高崎芸術劇場「T-Shotシリーズ」第5弾!『 戸澤采紀 IN CONCERT Recorded at Takasaki City Theatre 2021』は初回限定200枚、特典DVD付きとなっておりますが、限 定数量到達後は、CDのみ(DVD無し)のパッケージとして販売いたします。本商品は、その CDのみ(DVD無し)のパッケージとなります。限定数量到達後は本商品を出荷させていただ きますことをご了承ください。(オクタヴィア)

Challenge Classics
CC-72866(1CD)
バッハ:ヴァイオリンとチェンバロの為のソナタ集 第1集
第1番ロ短調 BWV1014
第2番イ長調 BWV1015
第3番ホ長調 BWV1016
寺神戸亮(Vn;Andrea Guarneri 1665 Cremona)
ファビオ・ボニッツォーニ(チェンバロ;Willem Kroesbergen, Utrecht, after Couchet)

録音:2020年10月12-14日/イタリア、ノマーリオ
バロック・ヴァイオリンの名手・寺神戸亮がChallenge Classicsレーベル初登場。1996年以来の再録音となるバッハのヴァイオリン・ソナタをリリースします! 今作は第1集として、第1〜3番を収録。ハーグ王立音楽院の同僚として知り合い、2019年に初共演したチェンバロ奏者ボニッツォーニとの共演。「私たちは共通 の音楽言語を持ち、同じように音楽にアプローチすることが出来る」と寺神戸は語っており、楽器間の対位法的掛合いが鍵となるこのソナタはまさに二人にうって つけと言えましょう。
全6曲からなるバッハのヴァイオリン・ソナタは無伴奏ヴァイオリンや無伴奏チェロの作品と同じく、バッハが注意深く練り上げ組み上げた画期的な曲集です。こ れらを重要なレパートリーとして演奏してきた寺神戸(Vc組曲はスパッラでの録音がある)、時間をかけてバッハと対峙し深めてきた熟練の解釈がここに結実し ています。それは音楽に敬意を払い謙虚な姿勢で臨んだもので、奇抜さのまったくない高貴な演奏。力強くも澄み切ったあたたかな音色で、「バッハは私たちの人 生の喜び」と語る寺神戸の心境がまっすぐに伝わってくる内容となっています。
ファビオ・ボニッツォーニはコープマンに学んだイタリアのオルガン、チェンバロ奏者。名だたる古楽オーケストラと共演するほか、自らのアンサンブル「ラ・リゾ ナンツァ」を結成し活躍中。同レーベルからはバッハのチェンバロ協奏曲(第1集:CC-72773/第2集:CC-72800)をリリースしています。
ブックレット解説は寺神戸本人によるもの。国内仕様盤(KKC-6466)は日本語訳付きです。

KLARTHE
KLA-134(1CD)
金管五重奏で聴くドビュッシー&ラヴェル
(1)ドビュッシー(フーフ・ステケテー編):「亜麻色の髪の乙女」 L.117
(2)ラヴェル(ガブリエル・フィリポ編):弦楽四重奏曲 ヘ長調 M.35より第2楽章「十分に活き活きと。きわめてリズミカルに」
(3)ドビュッシー(フィリポ編):「レントより遅く」
(4)ラヴェル(フィリポ編):ピアノ協奏曲 ト長調より第2 楽章「アレグロ・アッサイ」【金管五重奏とピアノ版】
(5)フィリポ:金管五重奏の為の3つの舞曲【世界初演】
(6)ドビュッシー(フィリポ編):「月の光」L.75
(7)ドビュッシー(フィリポ編):舞曲「スティリー風タランテッラ」
(8)ドビュッシー(ジャヴィエル・ロゼット編):弦楽四重奏曲 ト短調 Op.10 L.113より第3楽章「アンダンティーノ、甘く表情豊かに」
(9)ラヴェル(フィリポ編):「ドゥルシネア姫に心を寄せるドン・キホーテ」 M.84
(10)ドビュッシー(フィリポ編):「牧神の午後への前奏曲」【金管五重奏とピアノ版】
ローカル金管五重奏団【フランソワ・プティプレ(Tp)、ジャヴィエル・ロゼット(Tp)、ブノワ・コレット(Hrn)、ロマン・デュラン(Tb)、タンクリード・サイマーマン(チューバ )】
(4)(10)マティルド・ヌエン(P)

録音:2020年8月、2021年4月/シテ・ドゥ・ラ・ミュージック
2015年結成のローカル金管五重団。パリ国立高等音楽院の卒業生5人で構成され2016/2017年のシーズンにはシェルジェール・ブラス・フェスティヴァ ルでも演奏しております。また2017年に開催された第9回大阪国際室内楽コンクール&フェスタの管楽アンサンブル部門にて第3位を受賞している若手実力派 です。
期待のセカンド・アルバムではラヴェル、ドビュッシーの作品を収録。アルバム作成の経緯は2018年、フランスの「音楽の日Fete de la Musique」の演奏 会で「亜麻色の髪の乙女」の演奏を聴いたガブリエル・フィリポが金管五重奏でこんなにもうまく演奏ができることに驚いたことがきっかけ。「その他の作品も弾 いてほしい!」という思いからドビュッシー、ラヴェルの名作を彼らのために編曲しました。金管ならではの音色の豊かさ、コントラストの美しさを最大限に引き出し た編曲で、原曲では気づくことのできない新たな魅力にも出会えます。またフィリポが彼らのために書いた「3つの舞曲」の世界初演も収録しております。 (Ki)

KLARTHE
KLA-113(1CD)
ニコラ・バクリ:弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲第9番Op.140(2015)
弦楽四重奏曲第8番Op.112(2008-09)
弦楽四重奏曲第7番Op.101(2006-07)
プソフォスSQ【マチルド・ボルサレロ・エルマン(Vn)、ブルーエン・ル・メートル(Vn)、セシル・グラッシ(Va)、ギヨーム・マルティニェ(Vc)】

録音:2020年9月19-22日/パリ
フランス現代を代表する作曲家ニコラ・バクリの弦楽四重奏曲集。ティペット、ショスタコーヴィチ、ブリテン、デュティユー、ヴァインベルクら、20世紀の偉大な 作曲家の弦楽四重奏曲からも影響を受けたというバクリ。これまで11曲の弦楽四重奏曲を作曲していますが当アルバムでは第7、8、9番を演奏しております。プ ソフォスSQがキリッとした演奏を披露しております。
KLARTHE
KLA-049(1CD)
「星座」
ラヴェル:弦楽四重奏曲 ヘ長調 M.35
デュティユー:弦楽四重奏曲「夜はかくのごとく」
ドビュッシー:弦楽四重奏曲 ト短調 Op.10
プソフォスSQ【エリック・ラクルー(Vn)、ブルーエン・ル・メートル(Vn)、セシル・グラッシ(Va)、
ギヨーム・マルティニェ(Vc)】

録音:2016年5月/デュルタル城(フランス)
プソフォスSQがラヴェル、デュティユー、ドビュッシーというフランスを代表の弦楽四重奏曲を集めたアルバムをリリース。
ラヴェルの弦楽四重奏曲はいわずと知れた名曲。繊細にして情景美あふれる旋律と、きりりとしまった構成が絶妙な作品です。
「夜」に秘められた妖しくも官能的な世界が薫るデュティユーの作品では、ピツィカート、グリッサンド、フラジョレットなど様々な技巧が散りばめられております。
そしてドビュッシーの作品は1893年にイザイ四重奏団献呈され、フランスを代表する弦楽四重奏曲として頻繁に演奏されております。現代のフランスの弦楽四 重奏団を代表するプソフォスSQが母国の名作を美しく奏でます。

King International
KKC-085(1CD)
アルペジョーネ・ソナタ〜デュオ・ハヤシ
シューベルト:アルペジョーネとピアノの為のソナタ イ短調D821
シューマン:ロマンスOp.28-2(ユリウス・ベッキ編)
(3)シューベルト:セレナーデD957-4(A.ペイツィク)
チャイコフスキー:ノクターンOp.19-4(ヴィルヘルム・フィッツェンハーゲン、ダヴィド・ゲリンガス編)
ショパン:ノクターン第20番嬰ハ短調 遺作(グレゴール・ピアティゴルスキー編)
ラヴェル:亡き王女の為のパヴァーヌ(モーリス・マレシャル編)
シューベルト:アヴェ・マリア
ムファット:アリオーソ(ガスパール・カサド編)
クライスラー:アンダンティーノ(マルティーニの様式による)
プーランク:セレナード〜歌曲集「陽気な歌」(モーリス・ジャンドロン編)
アルベニス:タンゴOp.165-2(モーリス・マレシャル編)
サン=サーンス:ロマンス ヘ長調Op.36
デュオ・ハヤシ【林俊昭(Vc)、林由香子(P)】

録音:2020年12月14?16日、ハクジュ・ホール(東京)
1987年以来大阪フィルの首席チェロ奏者を務める林俊昭。ナヴァラやフルニエに師事した日本チェロ界の巨匠として活躍しています。彼は室内楽普及を目指し て夫人の林由香子とデュオ・ハヤシを結成、2022年には49年に及ぶ演奏活動を続けています。
そのベテラン・デュオ待望の新録音登場です。「アルペジョーネ・ソナタ」をメインに、セレナーデやアヴェ・マリアなどシューベルト作品のほか、ショパン、チャイ コフスキー、サン=サーンス、ラヴェル、プーランクの名旋律を堪能できます。多くはピアノ曲や歌曲の編曲ですが、フィッェンハーゲン、ピアティゴルスキー、マレシャ ル、カサド、ジャンドロンといった名チェロ奏者によるもので、チェロの機能と魅力を存分に発揮させています。渋く甘いチェロの音色をお楽しみください。 (Ki)

APARTE
AP-271(1CD)
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第3番ヘ長調Op.73
弦楽四重奏曲第8番ハ短調Op.110
ノーヴスQ

録音:2021年5月/カイザースラウテルンSWRスタジオ
若手韓流SQ、ノーヴス四重奏団によるショスタコーヴィチ。1946年作の第3番と1960年作の8番はおよそ四半世紀の開きがあり、人を小馬鹿に したような前者と深刻な後者いずれもショスタコーヴィチの個性満点。両者ともバルシャイが室内交響曲に編曲していることでも知られますが、ノーヴス四重奏団 の真摯なアプローチに心打たれます。

ALPHA
ALPHA-762(1CD)
『BLEU』 〜ショパン、プーランク:チェロ・ソナタ
ショパン:チェロ・ソナタ Op. 65
プーランク:メランコリー
 チェロ・ソナタ FP 143
 あなたはこんなふう 〜メタモルフォーシス FP 121 より
バルバラ(1930-1997):9月(なんて素敵な季節)
イ・ジャルディーニ【ポーリーヌ・ビュエ(Vc/ヴォーカル)、ダヴィド・ヴィオリ(P)】

録音:2020年10月 ピエール・ベルジェ・オーディトリアム、イヴ・サン・ローラン美術館、マラケシュ、モロッコ
アルバム『夜』(ALPHA589/NYCX-10146)でヴェロニク・ジャンスと共演したアンサンブル、イ・ジャルディーニからチェロとピアノの2人による アルバム。ショパンとプーランクのチェロ・ソナタを中心とした内容で、幅広く豊かな表情がたいへん魅力的です。ラストにはフランスの伝説的 シャンソン歌手バルバラの名曲を収録し、チェロのピュエが、ここでは美しい歌声を披露しています。

Orchid Classics
ORC-100194(1CD)
NX-B03
富田心 ORIGINS オリジンズ
エネスコ:幼き頃の印象 Op. 28-1「辻音楽師」
プーランク:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ FP119
リリー・ブーランジェ:ヴァイオリンとピアノのための2つの小品より. 夜想曲
フバイ:カルメンによる華麗な幻想曲
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ第2番 ト長調
ドビュッシー:美しき夕暮れ(J. ハイフェッツ編)
富田 心(Vn)
サイモン・キャラハン(P)

録音:2021年8月23-25日
「ORIDGINS」と名付けられたこのアルバムには、幼い頃からヴァイオリンを奏でていた彼女が特別の思い 入れを持つ曲が集められています。冒頭に置かれたのは1940年に作曲されたエネスコの「幼き頃の印 象」から「辻音楽師」。民俗音楽風の要素を持つ即興的なメロディーが印象的な作品は、アルバムの幕 開けにふさわしいものです。スペインの詩人フェデリコ・ガルシーア・ロルカを偲んで書かれたプーランクのソナ タや、戦争の辛い経験が反映されたリリー・ブーランジェの「夜想曲」が続き、富田と同じく音楽一家に生 まれたフバイの作品が演奏されます。そしてジャズを思わせるラヴェルのソナタ、最後は若きドビュッシーの名 作「美しき夕暮れ」で幕を閉じるという考え抜かれた選曲が現在の彼女の心情を語り尽くします。

Resonus
RES-10294(1CD)
NX-B05
シベリウス:ヴァイオリンとピアノのための作品集
4つの小品 Op. 78
アンダンテ・カンタービレ ト長調 JS 33
5つの小品 Op. 81
5つの田園舞曲 Op. 106
4つの小品 Op.115
3つの小品 Op. 116
フェネラ・ハンフリーズ(Vn)
ジョセフ・トング(P)

録音:2020年10月27-28日
前作「シベリウス:ヴァイオリン協奏曲」(RES10277)で素晴らしい演奏を披露したハンフリーズ。今作では同じくシベリウスがヴァイオリンとピアノのために書いた 魅力的な小品を演奏しました。収録されているのは、1887年に作曲された若々しい「アンダンテ・カンタービレ」から第一次世界大戦の真っ只中に書かれたに もかかわらず明るく抒情的な「4つの小品」Op. 78、同時期の「5つの小品」Op. 81、交響曲第7番と同時期に書かれた「5つの田園舞曲」Op. 106、晩年 のシベリウスが到達した境地から生まれた味わい深い「4つの小品」Op. 115と「3つの小品」Op. 116までと、さまざまな時代の作品が並べられています。 英国出身のフェネラ・ハンフリーズは、2018年「BBCミュージック・マガジン」のインストゥルメンタル・アワードを受賞したヴァイオリニスト。室内楽とソロの両面で活 躍しており、その演奏はBBC、ClassicFMのほか、ドイツ、カナダ、オーストラリア、韓国のラジオとテレビで紹介されています。また、ピーター・マクスウェル・デイヴィ スやサリー・ビーミッシュをはじめとした多くの現代作曲家が彼女のために作品を書いています。

MClassics
MYCL-00012(1SACD)
税込定価
Dance〜東京六人組
R.シュトラウス( 磯部周平編):7つのヴェールの踊り(楽劇「サロメ」より)
プロコフィエフ( 松下倫士編):バレエ音楽「ロメオとジュリエット」 (ハイライト)
ダンディ:サラバンドとメヌエットOp.72
ラヴェル(浦壁信二編):ラ・ヴァルス
ハチャトゥリアン(竹島悟史編):レズギンカ(バレエ音楽「ガイーヌ」より)
東京六人組【上野由恵(Fl)、 荒絵理子(Ob)、金子平(Cl)、福士マリ子(Fg)、福川伸陽(Hrn)、三浦友理枝(P)】

録音:2021年8月12-14日東京都、稲城市立iプラザホール
色鮮やかに舞うメロディ!東京六人組が誘う華麗なる舞踏会! オーケストラ奏者またはソリストとして活躍著しいスーパープレーヤー6人が集い 2015年に結成された東京六人組の最新アルバムです。今作のテーマはずば り「ダンス」。オーケストラの作品で人気の高い楽曲を選りすぐり、見事なアレン ジも相まって、“東京六人組”色全開となりました。バレエ音楽のもつ躍動感や 心奪われるような美しいメロディ。そして喜びに満ちた東京六人組サウンド! オーケストラにも負けないような色彩感と充足感。このアルバムには音楽の要 素がすべて詰め込まれていると言っても過言ではないでしょう。名手6人による 圧倒的な技術と絶妙なアンサンブルは必聴です。アンサンブル結成6年を超 え、表現の幅もさらに広がり、独自の世界を創る東京六人組が舞い踊りま す!
MClassics
MYCL-00025(1CD)
税込定価
It would be fantastic
テルモ・マルケス:アレグロ・ソナタ
ヘンデル:協奏曲 ト短調
ユリウス・ヤコブセン:テューバ・ブッフォ
ヴォーン・ウィリアムズ:イギリス民謡による6つの練習曲
バッハ:イタリア協奏曲 BWV971より第3楽章 Presto
ヤン・クーツィール:コンチェルティーノ

●ボーナストラック
エルガー:愛のあいさつ*
林裕人(Tub)
新居由佳梨(P)、川瀬賢太郎(P)*

録音:2021年9月28-30日神奈川県、相模湖交流センター ラックスマンホール
才能溢れる若きテューバ奏者、林裕人デビュー! 現在名古屋フィルのテューバ奏者として活躍する林裕人のデビュー・アルバムで す。東京藝術大学在学中に名古屋フィルに入団。オーケストラ奏者だけでなく ソリストとしても活躍し注目を集めるブラス・プレーヤーです。デビュー盤には彼 の多岐に渡る才能を存分に収録。完璧な技術を披露するマルケスやヤコブセ ン、クーツィールなどの現代音楽から、テューバという低音楽器で華麗に奏でる バッハ:イタリア協奏曲など聴く者を圧倒します。ヴォーン・ウィリアムズで聴かせ る極美のテューバサウンド!またボーナス・トラックには人気実力派指揮者のひ とり、川瀬賢太郎がピアノで友情出演。「彼のテューバの音色が大好きだ。暖 かい音がする。彼が名フィルに入ってオケの音も暖かくなった。それはきっと彼の 心の暖かさが音に出ているのでしょう。」と川瀬は語ります。注目のテューバ奏者 林裕人のサウンドをお聴き下さい!

Khaggavisana
KHAGGA-003(1CD)
税込定価
孤独の中の神の祝福
リスト:忘れられたワルツ第1番 S.215/R.37
巡礼の年 第3年 エステ荘の噴水 
詩的で宗教的な調べ S173/R14 - No. 3 孤独の中の神の祝福
パガニーニ大練習曲 S141/R3b - No. 3 嬰ト短調 「ラ・カンパネッラ(鐘)」
スペイン狂詩曲
尾関友徳(P)

録音:2021年8月11日、12日 津幡町文化会館シグナス
1853年出版の「詩的で宗教的な調べ」第3番と、祈りの鐘として全ての人々 に捧げる「ラ・カンパネッラ(鐘)」をはじめF.Lisztの作品5作を収録したアルバ ム。 未知の感染症による厄災から、立ち上がろうとする人達へ届ける音楽を。すべ ての自分と向き合う人々へ祝福を。いつも希望を忘れぬように。 表題の『孤独の中の神の祝福』を中心として、穏やかな祈りを捧げる一枚。

PERCUSSIONS DE STRASBOURG
PDS-121
(1CD+BOOK)
NX-D11
クセナキス:プレイアデス、ペルセファサ ストラスブール・パーカッション・グループ

録音:2021年7月17、20日 オトピエール劇場、ストラスブール、フランス
1962年の結成からメンバー・チェンジを繰り返しながら第一線で活躍し、2022年に60周年を迎えるストラスブール・パーカッション・グループ の記念アルバムは、クセナキスが6人の打楽器奏者のために書き、同グループが初演した名作2曲を集めたもの。いずれも彼らによるアルバム とパフォーマンスがこれまでも高い評価を得ている作品の、最新録音となります。1979年、ミュルーズのフランス国立ラン歌劇場にて、同劇場 のバレエ団と共に初演された「プレイアデス」は、6人の奏者がマリンバやヴィブラフォンなどの鍵盤楽器、太鼓類、金属によるSIXXEN(ジクセ ン)という名の創作楽器という3つの楽器群を操り、楽器群ごとの3つのパートと全ての楽器類が登場する「総合」の計4つのパートで構成さ れ、その演奏順は奏者たちに委ねられています。奏者を取り囲むように聴衆を配することを一つの理想としており、濃密かつ高速なアンサンブ ルと渦巻くようなサウンドが大きな魅力です。1969年にイランのシラーズ-ペルセポリス芸術祭で初演された「ペルセファサ」は、「プレイアデス」 とは逆に6人の奏者が聴衆を取り囲むような配置を求めており、様々な素材を用いた楽器の音が立体的に響く様や、めまぐるしいフレーズの 中で方々へ移動するアクセントなどが、聴く者を虜にします。このアルバムでは、これら作品の特性を体験するためヘッドフォンでの鑑賞を推 奨とのこと。約70ページに及ぶブックレット(仏語・英語/白黒)には解説のほか、初演時や再演時の歴代メンバーや作曲者の貴重な写真が 満載です。

BIS
BISSA-2498(1SACD)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第4番ハ短調 Op.18-4
弦楽四重奏曲第5番イ長調 Op.18-5
弦楽四重奏曲第6番変ロ長調 Op.18-6
キアロスクーロQ【アリーナ・イブラギモヴァ(Vn/Anselmo Bellosio c.1780) 、パブロ・エルナン=ベネディ(Vn/Andrea Amati 1570) 、エミリー・ホーンルンド(ヴィオラ/Willems,c.1700) 、クレール・チリヨン(Vc/Carlo Tononi 1720)】

録音:2019年9月9-12日/ゼンデザール、ブレーメン(ドイツ)
現代屈指のヴァイオリニスト、アリーナ・イブラギモヴァ率いるキアロスクーロ四重奏団のベートーヴェンの第2弾がはやくも登場。 当アルバムには弦楽四重奏曲第4-6番を収録しております。2005年結成の当団は当初から楽曲の深い解釈で注目を集め、演奏活動とともに録音にも積極的 に取り組んできました。BISレーベルからはこれまでにハイドンとシューベルトを録音。そのいずれのディスクも高い評価を得ており、なかでもハイドンの弦楽 四重奏曲第77番「皇帝」はレコード芸術誌の特集「新時代の名曲名盤500」で同楽曲の第1位に選ばれました。結成当時から変わらぬメンバーで、さらなる 進化を遂げている名団体です!
作品18の6つの弦楽四重奏曲。第1-3番を収めたアルバム(KKC-6403 / BIS SA-2488)はレコード芸術特選盤となり演奏・録音の両面から絶賛され ました。1798 年から1800 年頃までに書き上げ 1801年に出版された作品18。30 歳になろうかというベートーヴェンがついに挑んだこのジャンルではその 生き生きとしたアンサンブルを楽しめる作品群で初期作品ながらベートーヴェンの個性と編み込まれた楽曲構成はさすがの一言です。キアロスクーロ四重奏団な らではのシャープにして実に温かみのある演奏は同曲集の新たな名盤誕生と申せましょう。(団名の“Chiaroscuro(キアロスクーロ)”はコントラストを印象づ ける明暗法そして陰影法を意味します)。 (Ki)

Etcetra
KTC-1748(1CD)
パリ〜狂乱の1920年代
ミヨー:屋根の上の牡牛 Op. 58*
プーランク:「仮面舞踏会」の終曲によるカプリッチョ FP 155*
オネゲル:夏の牧歌 H.31*
ポンセ:ギターとハープシコードの為のソナタ
マルタン:時の光彩のパヴァーヌ*
ヴィラ=ロボス:「ブラジル民謡組曲」より「ショリーニョ」
ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカからの3楽章」より「ロシアの踊り」*
ラヴェル:亡き王女の為のパヴァーヌ M.19*
サティ:グノシエンヌ第1番
ミヨー:スカラムーシュ Op.165b*
マルティヌー:「調理場のレビュー」より「チャールストン」H.161*
*デュオ・アデントロ編曲
デュオ・アデントロ〔サスキア・ファン・ヘルゼーレ(P)、マールテン・ファンデンベムデン(G)〕
ブリュッセル王立音楽院で結成され、2018年5月に行われたトゥエンツ・ギター・フェスティヴァルでのギター付き室内楽の為のコンペティションで優勝を果たしたギターとピアノの二重奏、デュオ・アデントロのセカンド・アルバム。この編成での新たな可能性を見出した前作(KTC1637)同様、名曲のアレンジを中心とした構成。今作は狂乱の時代と呼ばれた1920年代のパリやその周辺に縁のある作曲家たちの作品を集めており、そのほとんどは彼ら自身による編曲で演奏されています。

Da Vinci Classics
C-00509(1CD)
川辺での音楽〜クラリネット、ヴァイオリンとピアノの為の20世紀の音楽
ストラヴィンスキー:「兵士の物語」より 組曲
ミヨー:組曲
ハチャトゥリアン:三重奏曲
メノッティ:三重奏曲
トリオ・マンフレディ〔サラ・トマイウオロ(Cl)、ジョヴァンナ・セヴィ(Vn)、アンジェロ・ナスート(P)〕

録音:2021年10月、モルフェッタ(イタリア)
室内アンサンブルの中で最も多様な音色を得ることができる編成の1つ、「クラリネットとヴァイオリン、ピアノ」のトリオの為の作品集。
弦楽器と木管楽器のヴィルトウオージティにピアノが絡みながら繰り広げれるアンサンブルのレコーディングのために選ばれたのは、ストラヴィンスキーの「トリオ版」の「兵士の物語」をはじめ、ミヨー、ハチャトゥリアン、そしてメノッティの計4作品!
トリオ・マンフレディは、20世紀作品の演奏を得意とし、ヴィチェンツァのテアトロ・オリンピコOで活躍するヴァイオリニスト、ジョヴァンナ・セヴィを中心として結成されたアンサンブル。
2016年にアルド・チッコリーニ賞を授与されたピアノのアンジェロ・ナスート、ボローニャのテアトロ・コムナーレなどで活躍するクラリネットのサラ・トマイウオロが、ジョヴァンナ・セヴィと充実のアンサンブルを披露してくれています。
Da Vinci Classics
C-00510(1CD)
フルートとギターの為のソナタ集
ロベルト・ディ・マリーノ:ソナタ
ラダメス・グナッターリ:ソナチナ
ブローウェル:ソナタ第1番
フランコ・マルゴーラ:ソナタ第4番
カステルヌオーヴォ=テデスコ:ソナチナ Op.205
デュオ・マッシミーノ=ラモンダ〔ヴェロニカ・ラモンダ(Fl)、マルティーナ・マッシミーノ(G)〕

録音:2021年、IRR(リヴァーラ、イタリア)
ロッサーナ・べルティーニともコンビを組むコンポーザー=ギタリストでありエンジニア、ダヴィデ・フィッコがサウンド・エンジニアを務めたフルートとギターによるデュオの為のソナタ集。
抜群の相性の良さを見せ、特にラテン系の作曲家が好んだフルートとギターのデュオ。ブローウェルやマルゴーラ、カステルヌオーヴォ=テデスコの作品を奏でるのは、イタリアの女流奏者たちのアンサンブル、デュオ・マッシミーノ=ラモンダ。
2015年の結成後、イタリア、クーネオのジョルジョ・フェデリコ・ゲディーニ音楽院やイギリス、ロンドンの王立音楽大学でコンビを磨き続けてきた気鋭のアンサンブルです。
Da Vinci Classics
C-00514(1CD)
ルイージ・モグロベホ(1969-):スオーノ・セーニョ
ファースト・ムーヴ/セカンド・ムーヴ
サード・ムーヴ/フォース・ムーヴ
デュエット第1番&第2番
5つのスケッチ
ゲームT
ゲームU
ゲームV
ゲームW
ゲームX
マリル・グリエコ(Fl)、パスクアリーノ・リッツォ(Ob)、セバスティアーノ・チェルヴォ(Fl)、ニコラ・ロマーニョ(Hrn)、ドメニコ・チェラソ(Tp)、アレッサンドロ・スキアヴォ(Tb)、バッジョ・フィエッロ(チューバ)、ルイージ・モグロベホ(P&打楽器

録音:2001年、ブルー・スタジオ(ヴァッロ・デッラ・ルカーニア、イタリア)
1969年生まれのルイージ・モグロベホはイタリアの作曲家、音楽教師。ナポリのサン・ピエトロ・ア・マイエッラ音楽院で作曲法を学ぶのと同時にロックやポップスのジャンルでも活躍し、アレンジャー、サウンド・エンジニアとしての一面を持つ音楽家です。
ここでは1993年から2001年にかけて作曲された12曲の主に管楽器のために書かれた室内楽作品がまとめられています。
Da Vinci Classics
C-00517(1CD)
オーロル〜フルート、ファゴットとハープの為の19世紀&20世紀のフランス音楽集
シャルル・エドゥアール・ルフェーヴル(1843-1917):バラード
ピエール・ヴェローヌ(1889-1939):スペインの印象 Op.68
ポール・ラコンブ(1837-1927):感傷的なディアローグ(世界初録音)
アンリ・ガニュバン(1886-1977):牧歌(世界初録音)
ベルナール・アンドレ(1941-):古風な形式による舞踏組曲「ブルトゥイユの想い出」(世界初録音)
ドビュッシー:ヒースの茂る荒れ地
テオドール・デュボワ(1837-1924):カノン形式による2つの小品
ジョリヴェ(1905-1974):クリスマスの牧歌
アンサンブル・ファイネ〔フィリッポ・マッツォーリ(Fl)、マッシミリアーノ・デンティ(Fg)、マルタ・ペットーニ(Hp)〕、ダヴィデ・バンディエリ(Cl)

録音:2021年9月17日-19日、サントゥアリオ・デル・サントクロチフィッソ(ボーディオ・ロンナーゴ、イタリア)
フルートとファゴットが単独で室内楽をするのは珍しく、ピアノの代わりにハープを使うという「フランス的」な発想で書かれた19〜20世紀のフランス人作曲家(と同時期にフランスで活躍した作曲家による)たちの作品集。
ここには「国粋主義」の影響下で生まれた様々な作品があり、極めてフランス的な味わいを感じることができます。ピエール・ヴェローヌの「スペインの印象」のような最も「異国的」な作品でさえ、フランス派の作曲と和声のテイストが見られます。
演奏は2016年にイタリアで結成されたアンサンブル・ファイネ。室内楽の為の新たなレパートリーの探求、知られざる作品の発掘に取り組むアンサンブルです。
現在、ローザンヌ室内Oの首席クラリネット奏者を務め、ルツェルン祝祭Oやマーラー室内Oでも活躍したダヴィデ・バンディエリの参加が演奏の魅力をさらに高めています。
Da Vinci Classics
C-00516(1CD)
バリトン、ヴィオラとチェロの為の三重奏曲集
ハイドン:バリトン三重奏曲ニ長調 Hob.XI:113
アロイージオ・ルイージ・トマジーニ:ディヴェルティメント第9番イ長調
ハイドン:バリトン三重奏曲ロ短調 Hob.XI:96
トマジーニ:ディヴェルティメント第8番ニ長調
ハイドン:バリトン三重奏曲ニ長調 Hob.XI:97
パトヒ・モンテーロ(Br)、
フランチェスカ・ヴェントゥーリ・フェッリオーロ(Va)、ジョルジオ・カサティ(Vc)

録音:2021年7月15日-17日、ヴィラ・ボッシ(ボーディオ・ロンナーゴ、イタリア)
ハイドンがエステルハージ家の宮廷楽長を務めていた時代の当主だったニコラウス1世が好んでいたと伝わるヴィオール属の楽器バリトン。
このような関係もあり膨大な数のバリトンの為の作品を書いたハイドンの「バリトン三重奏曲」と、そのハイドンが率いていたエステルハージ家の宮廷楽団でリーダーを務めたアロイージオ・ルイージ・トマジーニの「ディヴェルティメント」をカップリング。当時のエステルハージ家の宮廷楽団の充実ぶり、バリトンの存在感の高さを表現しています。
このハイドン&トマジーニ作品集で主役を担うのはパトヒ・モンテーロ。ロベルト・ジーニにヴィオラ・ダ・ガンバを学び、エウローパ・ガランテやアンサンブル・コンチェルト、イル・ジャルディーノ・アルモニコ、イ・トゥルキーニなどで活躍する実力者です。
Da Vinci Classics
C-00512(1CD)
19世紀のサロン音楽(全曲世界初録音)
メンデルスゾーン(アドルフ・クーグラー編):「夏の夜の夢」より 夜想曲
シューベルト(ニコライ・ハンセン編):「交響曲第8番」より 第1楽章
シューベルト(アルベルト・レムヒルト編):ロンド Op.107
モーツァルト(フォン・ロベルト・シャーブ編):歌劇「ドン・ジョヴァンニ」序曲
モーツァルト(アメデ・メロー編):歌劇「ドン・ジョヴァンニ」より お手をどうぞ、セレナード
マスカーニ(アウグスト・フォン・ラインハルト編):歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より 間奏曲
ピエトロ(ピエール)・ペルニ(1822-1908):モーセの祈り Op.120、椿姫への前奏曲第1番Op.118-1、椿姫への前奏曲第2番 Op.118-2、「椿姫)〜ポルカ、「リゴレット」より 四重奏 Op.106-1、「仮面舞踏会」〜五重奏と賛歌 Op.108
チャイコフスキー(クラウディオ・ブリツィ編):組曲「くるみ割り人形」より 仮面舞踏会
ズガンバーティ:テ・デウム・ラウダムス Op.28
クラウディオ・ブリツィ(ハーモニウム&ハーモニーノ)、ジュリオ・ジュラート(P)、ロベルト・ノフェリーニ(Vn)、アンドレア・ノフェリーニ(Vc)、アンナ・ノフェリーニ(Va)、ロベルト・ルビーニ(Cb)

録音:2016年6月&2017年4月、ボローニャ(イタリア)
19世紀のヨーロッパで大流行した楽器ハーモニウム(ハルモニウム)を含む編成に編曲され、当時のサロンやドローイング・ルーム(応接間、客室)で演奏された名作の数々を集めたユニークなプログラム!
19世紀ヨーロッパの社交場であると同時に文化、芸術の発信地でもあったサロンの風景を音楽を通じて現代に再現するという試みに取り組んだのは、イタリアの音楽一家ノフェリーニ・ファミリーを中心とする名手たち。
ピリオド楽器とガット弦に組み合わせによるパガニーニの「Op.1」で大きなインパクトをもたらしたロベルト・ノフェリーニとチェロのアンドレア・ノフェリーニの兄弟に負けじと活躍しているのが、ハーモニウムのクラウディオ・ブリツィ。
クラヴィオルガンやハーモニウム=チェレスタ、ハーモニウムクラヴィアなどのコレクターとしても有名な人物であり、これらの珍しい楽器を弾きこなすことが出来る貴重な演奏家です。
大作曲家たちの名曲と19世紀の優れた編曲、そしてハーモニウムが活躍するアンサンブルのどこか不思議で魅力的なサウンドが、「19世紀のサロン」の光景を見せてくれています。
Da Vinci Classics
C-00522(1CD)
フルートとギターの為の新しい作品たち
フレデリック・ロウスキ:閉じたドアが外側に開く
ジョーダン・バーグ:時間
アレクサンドル・ウー:CTRLLRTC
アレクサ・リン:サブマァジャンス
カーメル・クリエル:ブライトネス&コントラスト
ジョン・J・クレイヴン:過ぎ去った時代の反射
ニック・マイン:合成のモテット
ケヴィン・テリー:アガダ・アゴラ
ジョン・フラネク:オジジアン・サイクルズ
アンアスィスティドゥ・フォールド〔ソーニャ・ホールラッハー(Fl)、フラヴィオ・ヴィルツィ(G)〕

録音:2021年8月18日-20日、文化センター(ライプツィヒ、ドイツ)
日本の京都を拠点として様々なジャンルの電子音楽の作曲に取組んでいるフレデリック・ロウスキなど9人の作曲家たちが生み出したフルートとギターの為の「新しい」音楽集。
先進的な現代作品に取り組むアンアスィスティドゥ・フォールドは、2011年に結成されたフルートとギターのデュオ。特にドイツの現代作曲家マンフレート・シュターンケとの数年間に渡るコラボレーションが大きな成果を上げるなど、現代音楽のフィールドで活躍を続けています。

Skani
SKANI-129(1CD)
エインフェルデのヴァイオリン・ソナタ集
マイヤ・エインフェルデ(b.1939):ヴァイオリン・ソナタ第1番
ヴァイオリン・ソナタ第2番(1985)
ヴァイオリン・ソナタ第3番
ソロ・ヴァイオリンの為のソナタ
マグダレーナ・ゲカ(Vn)、
イヴェタ・ツァリテ(P)
ラトビアのヴァイオリニスト、マグダレーナ・ゲカ(b.1992)は、ソリスト、室内楽奏者としてロンドンのウィグモアホールをはじめとするヨーロッパのコンサートホールに出演してきました。2014年の秋、ラトビアSOと共演してデビュー、ラトビアの聴衆に名前を知られるようになったと言われます。彼女のデビューアルバム。ラトビアでもっとも名を知られる女性作曲家のひとり、エインフェルデの4曲の「ヴァイオリン・ソナタ」を演奏しています。マイヤ・エインフェルデ(b.1939)は、教会オルガニストの母から音楽を教わり、アルフレード・カルニンシュ音楽学校、ヤーセプス・メディンシュ音楽大学と進み、1966年からラトビア音楽院でヤーニス・イヴァノフスに作曲を学びました。合唱と室内楽の為の作品を主に手がけ、アイスキュロスの詩に作曲した室内オラトリオ「地の端で」で1997年のバーロウ作曲コンペティションの第1位を獲得しました。インドゥリス・スナとイルガ・スナのために書かれた「ヴァイオリン・ソナタ第1番」。ラトビア民謡をモチーフに加えた「ヴァイオリン・ソナタ第2番」と、そのほかの2曲は、「驚くべきヴァイオリニスト、真の音楽の戦士」と彼女が語るヤーニス・ブラフスのために作曲された作品です。リガで生まれ、王立ストックホルム音楽大学でステファン・ボイステンとマッツ・ヴィードルンドに学んだイヴェタ・ツァリテが共演しています。

Ars Produktion
ARS-38594(1CD)
ムーヴメンツ〜ヴァイオリン作品集
ラヴェル:ツィガーヌ
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ長調 Op.13
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 Op.27-3
アンナ・シュルツ(Vn)、
ジェラルド・ワイス(P)

録音:2021年6月19日-22日、SRS放送スタジオ、チューリッヒ(スイス)
2004年スイスのバーゼルに生まれたアンナ・シュルツは、2016年ブリュッセルで開かれた「若いヴァイオリニストの為のアルテュール・グリュミオー・コンクール」において第2位になるなど、スイスの優れた若手ヴァイオリン奏者のひとりに数えられています。彼女は2歳の時に初めてヴァイオリンを手に取り、最初は母親からレッスンを受けました。現在はミュンヘンでユリア・フィッシャーに師事しており、2019年からはグシュタード・フェスティヴァル・ユース・オーケストラのコンサートマスターを務めるなど今後の活躍が期待されます。
Ars Produktion
ARS-38604(1CD)
イタリアからペルシャへ
アントニオ・パスクッリ(1842-1924):ドニゼッティの歌劇「ラ・ファヴォリータ」の主題による協奏曲、みつばち
レザ・ヴァリ(1952-):9つのペルシャ民謡
モジタバ・アスカーリ(1985-):Palinderome
ケイヴァン・ヤーヤ(1983-):対話
メヘラーン・ロウハーニ(1946-):アンダンテ・アンド・アレグロ
アリアン・ゲイターシ(Ob)、
ソロウシュ・サーデギー(P)

録音:2021年1月10日
アリアン・ゲイターシは、11歳からオーボエを始め、テヘランの音楽学校を優秀な成績で卒業しました。また、テヘラン現代音楽フェスティヴァルで第1位を獲得し、テヘランSOなどの首席オーボエ奏者として活躍しています。今作では、通常は伝統楽器などで録音されるペルシャの珍しい音楽を、オーボエとピアノで録音しています。あまり耳にすることのない楽曲ですが、魅力ある作品が収録されています。

DREYER-GAIDO
CD-21130(1CD)
パリからの声
プーランク:ハートの女王(声楽とピアノの為の歌曲集 「くじ」 FP178 より/ヴァイオリンとピアノの為の編)、ヴァイオリン・ソナタ FP119
イザイ:子供の夢 Op.14(Vnと管弦楽の為の/ヴァイオリンとピアノの為の編)、悲劇的な詩 Op.12(Vnと管弦楽の為の/ヴァイオリンとピアノの為の編)
フォーレ:ゆりかご Op.23-1(声楽とピアノの為の/ヴァイオリンとピアノの為の編)、
 ヴァイオリン・ソナタ第1番 Op.13
ヤーメン・サーディ(Vn)、
ナターリア・ミルステイン(P)

録音:2021年7月1日-3日、ベルリン・オルベルク教会(ドイツ)
ナザレの神童、ヤーメン・サーディのデビュー・レコーディングが、ドイツのDreyer Gaidoレーベルからリリース!
ヤーメン・サーディは、1997年イスラエルのナザレに生まれ、バレンボイム・サイード・アカデミーで、イスラエル・フィルのコンサートマスター、チャイム・タウブに指導を受け、11歳でバレンボイムが指揮するウェスト=イースタン・ディヴァンOに入団、6年後には同オーケストラのコンサートマスターに就任した神童。パウル・ベン=ハイム・コンクールとアヴィヴ・コンクールで第1位、クレルモン・コンクールで第2位など数々の賞を受賞。2021年7月には、ライスラーが9年間(1936-1945)使用したことでも知られる銘器、1734年製のストラディヴァリウス "Ex Lord Amherst of Hackney, Ex Fritz Kreisler"を貸与されることが発表され、英ストラッド誌などでニュースになるなど、大きな期待を寄せられる天才ヴァイオリニストです。
注目のデビュー・アルバムは、ヤーメン・サーディが、ARDミュンヘン国際音楽コンクールで第3位入賞した近衛剛大らと共に結成したピアノ五重奏団「キャンティ・アンサンブル(Chianti Ensemble)」の仲間でもあるナターリア・ミルステインのピアノ伴奏で贈る、フランスのヴァイオリン作品集。フォーレとプーランクのヴァイオリン・ソナタに歌曲や協奏的作品からの編曲ものも組み合わせた魅惑のフレンチ・プログラムで、その迸る才能を魅せつけます。
DREYER-GAIDO
CD-21135(1CD)
カム・アウト, カイオーニ!
作曲者不詳:カム・アウト, カイオーニ、3つの舞曲、アイ・ジャスト・フィール、フォーギヴ・ミー、スコットランド舞曲
モンテヴェルディ:おお善きイエスよ
作曲者不詳:哀歌、聖ベルナルド、甘い思い出、サラバンダ
ラッスス:第1旋法によるマニフィカト
ヤコブス・ガルス・ハンドル(1550-1591):あなたは私の友
作曲者不詳:クーラント1、クーラント2、ザ・カウント、ジ・アザー・ジプシーズ
ブラック・ペンシル〔ホルヘ・イサーク(リコーダー)、マッタイス・クーネ(パンフルート)、エスラ・ペールヴァンリ(Va)、マルコ・カッスル(アコーディオン)、エンリク・モンフォート(パーカッション)〕

録音:2020年12月、スタジオ・ラドン(アムステルダム)
2010年に結成され、アムステルダムのコンセルトヘボウでデビュー・コンサートを行ったヴィルトゥオーゾ・アンサンブル「ブラック・ペンシル」。リコーダー、パンフルート、ヴィオラ、アコーディオン、パーカッションというユニークな編成のアンサンブルのために特別に作曲された新作や独自の古楽アレンジによる冒険的な作品など、幅広いレパートリーに重点を置いて活動。現代音楽のアンサンブルとしてこれまでに彼らに捧げられた150以上の新作を初演しています。
最新アルバムの「Come Out, Caion!」は、トランシルヴァニアの修道僧ヨハンネス・カイオーニが編纂した、346以上の膨大で多様な音楽で構成されるコレクション「カイオーニ写本」から16曲が選ばれています。

CANTATE
C-58041(1CD)
アメイジング・グレイス〜トランペットとオルガンの為のアンコール集
ハンス・ウーヴェ・ヒールシャー(1945-):ファンタジア・グレゴリアーナ Op.45
エンリコ・パシーニ(1937-):カンタービレ”フォー・ユー”
ハンス=ペーター・グラーフ(1954-):組曲 Op102
レモ・ジャゾット(1910-1998):アダージョ ト短調
ドニゼッティ(K-H.ハルダー編):ソナタ ヘ長調
バッハ:主よ,人の望みの喜びよ
バッハ(K-H.ハルダー編):シオンは物見らの歌を聞き
ヴィヴァルディ(K-H.ハルダー編):「グローリア」よりドミネ・デウス
ヒールシャー:アメイジング・グレイス
カール=ハインツ・ハルダー(Tp)、
イェルク=ハンネス・ハーン(Org)

録音:2007年5月
カール=ハインツ・ハルダーは、ベルリンRSOに入団した後、マンハイム国立歌劇場を経て、最終的にシュトゥットガルトRSOのトランペット奏者として活動しました。バロック音楽にも精通していおり、シギスヴァルト・クイケンとの共演もしています。このアルバムでは、持ち前の暖かみのある柔らかな音色で、バッハやヴィヴァルディの名曲から「アルビノーニのアダージョ」として知られるジャゾットの名旋律や現代の作品まで、珠玉のアンコール・ピースを吹き分けています。バッハを除く全曲(全編曲版)は世界初録音です。