湧々堂HOME 新譜速報 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック 廉価盤 シリーズ
旧譜カタログ チャイ5 殿堂入り 交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック


シリーズ・企画物/新譜速報1
※以前掲載したアイテムに、コメントのみを追加している場合もあります。
※新しい情報ほど、各カテゴリーの上の段に記載しています。
※発売済のアイテムも含めて、約3ヶ月間掲載しています。
※表示価格は全て税込みです。


23/12/30更新 24/2/9更新
企画・オムニバス シリーズ



企画・オムニバス等

Tahraの名盤を国内盤仕様で再発売!
オーケストラからピアニストのアルバムまで、多種多彩なヒストリカル音源の発掘で親しまれたtahra。ルネ・トレミーヌ(1944-2014) 氏が、公私にわたるパートナーのミリアム・シェルヘン(ヘルマン・シェルヘンの娘)とともに運営したヒストリカル・レーベルでしたが、 トレミーヌの死去にともない活動を休止。しかし、その豊富な音源は今もなお愛されています。Tahraの名盤16選を、オリジナルブック レット解説の翻訳つきで国内盤仕様で発売いたします。

King International
KKC-6817(2CD)
日本語解説付国内盤税込定価
フルトヴェングラー初出の運命
■CD1
アンリ・ジャトンによるインタビューI(質問:フランス語/フルトヴェングラー:ドイツ語)
アンリ・ジャトンによるインタビューII (質問:フランス語/フルトヴェングラー:ドイツ語)
ヘンデル:合奏協奏曲 ニ長調 op.6-5
ベートーヴェン:交響曲「運命」
■CD2
シューベルト:「ロザムンデ」〜間奏曲第3番#
モーツァルト:交響曲第40番ト短調 K550#
ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ(リハーサル&全曲)*
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
VPO#、BPO

録音:■CD1 1939年9月13日ベルリン(ドイツ帝国放送音源)
■CD2 1944年6月13日(ドイツ帝国放送音源) 、1953年4月(ベルリンRIAS放送音源)*
※旧品番:FURT.1014
フルトヴェングラーの(当時)未発表だった「運命」ほかを収録。オリジナルブックレットにはテープの日付についての考察なども記述されています。スイスの音 楽評論家、アンリ・ジャトン氏によるインタビューも収録(聞き手音声:フランス語、フルトヴェングラー:ドイツ語)。こちらも翻訳を掲載いたします。フルトヴェン グラーの肉声による極めて明確な回答ぶり、彼の語り口などもうかがい知ることができます。 (Ki)
King International
KKC-6819(1CD)
日本語解説付国内盤
税込定価

ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調 「英雄」 op.55 ハンス・クナッパーツブッシュ(指)
ミュンヘンPO

録音:1953年12月17日(ライヴ)
※旧品番:TAH.294
ハンス・クナッパーツブッシュ(1888-1965)のエロイカ。バイロイト音楽祭に出演していた1950年代、ミュンヘンにいた頃の録音。クナッパーツブッシュなら ではの、息の長いフレージングや「ため」などを堪能できます。 (Ki)
King International
KKC-6820(1CD)
日本語解説付国内盤
税込定価

ハンス・クナッパーツブッシュ
(1)リスト:交響詩「前奏曲」
(2)ニコライ:歌劇「ウィンザーの陽気な女房たち」序曲
(3) ワーグナー:「神々の黄昏」第1幕間奏曲(ジークフリートのラインへの旅)
(4)ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調
ハンス・クナッパーツブッシュ(指)
(1)(2) BPO、(3)VPO
(4)ベルリン国立歌劇場O

録音:(1)(2)1941年1月4日(RRGドイツ帝国放送)、(3)1940年5月12日(RRGドイツ帝国放送、スタジオ録音)、(4)1929年11月19日(オデオン音源)
※旧品番:TAH.309
当盤登場当時、ワーグナー:「神々の黄昏」より第1幕間奏曲(ジークフリートのラインへの旅)は初出でした。また、ベートーヴェンの交響曲第7番も貴重な復 刻として話題となりました。コントラスト、独特の「ため」など、クナッパーツブッシュの芸術をうかがうことができます。 (Ki)
King International
KKC-6821(1CD)
日本語解説付国内盤
税込定価

クララ・ハスキル・アーカイヴ
シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調
ヒンデミット:4つの気質*
クララ・ハスキル(P)
パウル・クレツキ(指)ハーグ・レジデンスO
ハンス・ロスバウト(指)南西ドイツ放送O(現バーデン=バーデン・フライブルクSWRSO)*

録音:1-3:1953年7月9日オランダ音楽祭でのライヴ録音、1953年3月4日スタジオ録音*
※旧品番:TAH.540
クララ・ハスキル(1895-1960)の録音を、tahraは積極的に発掘していました。ここでは、シューマンのピアノ協奏曲と、ヒンデミットの「4つの気質」(弦 楽オーケストラとピアノのための)を収録。ヒンデミットの作品は、バランシンの委嘱で完成されたバレエ曲。1943年に、ヴィンタートゥールSO、シェルヘン (1891-1966)(指)ルドルフ・アム・バッハ(1919-2004)のピアノで音楽がまず初演されました。1946年に、バレエとしても初演されています。古代ロー マ時代に提唱された、人間の性格を「憂鬱質」「多血質」「粘液質」「胆汁質」の4つに分類したもので、それぞれキャラクターがたった楽曲が続く作品で、ハスキ ルの録音は少なくとも4つが残されているうちの、ひとつ。攻撃的な「胆汁質」でのハスキルのエネルギーに満ちたピアノは必聴。ヒンデミットなどを得意としてい たロスバウト率いる弦楽オーケストラも、非常に熱の入った演奏です。
1961年に行われたクララ・ハスキルの追悼式に寄せられた指揮者イーゴリ・マルケヴィチ(1912-1983)の弔辞の抜粋が掲載されております(日本語訳あ り)。ハスキルがオーケストラと共演する際、団員のためにスイス・チョコレートを持参したことなど、彼女の気取りのない物腰と人柄がうかがわれるエピソードもあ り興味深い内容となっています。 (Ki)
King International
KKC-6822(3CD)
日本語解説付国内盤
税込定価

カール・ベーム

(1)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調 op.58
(2)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 op.73
(3)ベートーヴェン:「レオノーレ」序曲第3番
(4)ブラームス:交響曲第1番ハ短調 op.68
(5)ブルックナー:交響曲第7番ホ長調
全て、カール・ベーム(指)
(1)ブランカ・ムスリン(P)
シュトゥットガルトRSO
録音:1951年4月15日、ヴィラ・ベルク
(2)エリー・ナイ(P)、VPO
録音:1944年4月12日、ムジークフェラインザール(RRGドイツ帝国放送)、マグネットフォンコンサートNo.2542
(3)VPO
録音:1944年2月9日(RRGドイツ帝国放送)
(4)ベルリンRSO
録音:1950年10月8-9日
(5)VPO
録音:1943年6月4-5日、ムジークフェラインザール(RRGドイツ帝国放送)、マグネットフォンコンサートNo.2542〕

※旧品番:TAH.444
晩年を待たずして、ドイツ=オーストリア系の真の、そして最後の継承者とされたカール・ベーム(1894-1981)。ディースカウはベームについて「彼ほどスポ ンテニアスで、彼ほど素晴らしいテンポ感覚の持ち主はいなかった」て述べ、また別の歌手も「スイス時計のような精確さ」と尊敬された人生でした。ピアノのブラ ンカ・ムスリン(1917-1975)はアグラム(現クロアチア)に生まれ、パリでコルトー、イヴォンヌ・ルフェビュールらに師事しました。1958年からフランクフル トの音楽院で教鞭をとり、コンヴィチュニーの指揮でラヴェルやフランク(交響的変奏曲)、モーツァルトの協奏曲第20番などをコンヴィチュニーの指揮でエテルナ に録音するなど、興味深い活動をしています。エリー・ナイ(1882-1968)はドイツのピアニストで、1940年にボン市からベートーヴェン賞を受けました。ベー トーヴェンとブラームスの専門家として名を馳せたエリー・ナイの、テクニックと確信に満ちた演奏は、今なお圧倒的な迫力があります。ベームによる管弦楽も実に 立派で威厳に満ちています。 (Ki)
King International
KKC-6825(1CD)
日本語解説付国内盤
税込定価

ハンブルクのカール・シューリヒト
ブルックナー:交響曲第9番ニ短調
カール・シューリヒト(指)
北ドイツRSO

録音:1960年1月31日、2月1日(ハンブルク、ムジークハレ)
※旧品番:TAH.689
TAHRAによると、シューリヒトはブルックナーを100回以上指揮しており、その中でも9番をいちばん好んだ(38回)ということ。また、ブルックナーの交響 曲の中で初めて指揮したのも9番だったということです。シューリヒトにとって思い入れもひとしおの作品だったのかもしれません。この録音は発売当時初出の音 源でした。 (Ki)
King International
KKC-6826(1CD)
日本語解説付国内盤
税込定価

クナッパーツブッシュ&ブレーメンPO
ベートーヴェン:交響曲第2番ニ長調
ブラームス:交響曲第4番ホ短調 op.98
ハンス・クナッパーツブッシュ(指)、
ブレーメンPO

録音:1952年12月12日、ライヴ
※旧品番:TAH.4012
「この曲には古楽器演奏がよく似合う。したがって現代楽器の演奏ではきりりと冴えたワルターが本命となるが、それと並んでクナの怪物的演奏も、2番の前衛 性を別の面から捉えたものといえよう。(宇野功芳)」。第7番の終楽章のテンポは、現代の演奏家の演奏に慣れた耳には却って新鮮なくらいに遅いです。大きなフ レーズ、独特の「ため」など、クナッパーツブッシュの魅力を堪能できます。 (Ki)
King International
KKC-6827(2CD)
日本語解説付国内盤
税込定価

パリのカール・シューリヒト
(1)ブラームス:ドイツ・レクイエム
(2)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番ハ短調 op.37
(3)ブラームス:交響曲第4番ホ短調 op.98
カール・シューリヒト(指)
フランス国立O
エルフリーデ・トレッチェル(S)
ハ インツ・レーフス(バス)
クラウディオ・アラウ(P)

録音:(1)1955年2月10日シャンゼリゼ劇場 、(2)(3)1959年3月24日シャンゼリゼ劇場
※旧品番:TAH.678
カール・シューリヒト(1880-1967)は1949年から1965年にかけてしばしばフランスでも演奏していました。1956-58のEMI録音による音楽院管弦 楽団を指揮してのベートーヴェンの交響曲は、ドイツの指揮者がフランスのオーケストラを指揮して完成させた初のベートーヴェンの交響曲全集(ドイツ以外の国々 では高く評価)ということで歴史に名を残しフランスでも尊敬されていたドイツ指揮者として、tahraはシューリヒトの音源も多く発売しておりました。
歌詞訳はついておりません。また、オリジナル・ブックレットにも歌詞の掲載はありません。 (Ki)
King International
KKC-6829(1CD)
日本語解説付国内盤
税込定価

偉大なる演奏者:ピエール・モントゥー
ドビュッシー:祭り
シューベルト:交響曲第9番「グレイト」*
ピ エール・モントゥー(指)
ニューヨーク・フィルハーモニー管弦NYO*Vディスク
ボストンSO

録音:1944年11月5日、1956年9月9日*、モスクワ、ともにライヴ
※旧品番:TAH.659
ピ エール・モントゥー(指 揮 ) ニューヨークPO(ドビュッシー)*Vディスク ボストンSO 録音:1944年11月5日(ドビュッシー),1956年9月9日、モスクワ(シューベルト) ともにライヴ。 (Ki)
King International
KKC-6830(2CD)
日本語解説付国内盤
税込定価

フランス国立Oと名手たち
(1)ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調 「英雄」 op.67
(2)マーラー:さすらう若人の歌
(3)モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調 「トルコ風」 KV219
(4)ブラームス:交響曲第1番ハ短調 op.68
全てフランス国立O
(1)ラファエル・クーベリック(指)
録音:1956年2月29日、シャンゼリゼ劇場
(2)エウゲニア・ザレスカ(Ms)
カール・シューリヒト(指)
録音:1958年2月20日、シャンゼリゼ劇場
(3)クリスチャン・フェラス(Vn)
カール・シューリヒト(指)
録音:1955年2月3日、シャンゼリゼ劇場
(4)レオポルド・ストコフスキー(指)
録音:1958年5月13日、シャンゼリゼ劇場

※:旧品番:TAH.668
フランス国立Oの1950年代の録音。クーベリック、シューリヒト、ストコフスキというフランス外の豪華指揮者たちによる演奏です。ピアノ協奏曲のエウ ゲニア・ザレスカ(1910-1979)は、ポーランド・ウクライナ地域に生まれた歌手。1938年のウィーンでのコンクールで優勝し、1939年から演奏活動を開始。 1948年コヴェントガーデンに初出演、1952年にロンドンに移り住み、以降はイギリスを拠点に演奏活動を行っていました。この録音では曲が進むにつれ熱を帯 びる表現と力強い声が印象的です。ストコフスキーの指揮者デビューは1909年パリでのことでしたが、フランスの楽団との録音は数多くなく、貴重。クーベリック もフランスの楽団との音源は大変貴重。
フランス国立放送Oが1934年2月18日に誕生、その後、1964年にフランス放送協会ORTFが創設されたとき、その名称はORTF国立Oに なり、そして1974年、最終的にフランス国立Oと改称されました。この録音自体は1958年なのでフランス国立放送Oという名称でしたが、発売 当時含め現在はフランス国立Oとされているのでこのジャケットもそのようにタイトルがつけられております。ジャケット写真はこのオケを指揮するデジレ・ エミール・アンゲルブレシュトのもので、収録されている音楽とは関係ないものですが、アンゲルブレシュトは1934年3月13日にこのオケの初めてのコンサート を指揮したので使われているものと思われます。 (Ki)
King International
KKC-6832(2CD)
日本語解説付国内盤
税込定価

ストラディヴァリウスの饗宴
(1)
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 第4番 ニ長調 KV218
(2)モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調 「トルコ風」 KV219
(3)メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調 Op.64揮)
録音:1953年12月18日
(4)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.77
(1)クリスチャン・フェラス(Vn)
ナポリ・スカルラッティO
ピエトロ・アルジェント(指)
録音:1958年2月21日
(2)イダ・ヘンデル(Vn)
フェルッチョ・スカリア(指)
録音:1958年1月11日
(3)ジノ・フランチェスカッティ(Vn)
トリノRAIO
フェルナンド・プレヴィターリ(指)
録音:1953年12月18日
(4)ジョコンダ・デ・ヴィート(Vn)
バイエルンRSO
オイゲン・ヨッフム(指)
録音:1956年11月15日

※旧品番:TAH.670
フェラス(1933-1982)は1951年にベームの招きでベートーヴェンの協奏曲を演奏してキャリアをスタートさせました。アルコール依存症に苦しみ1975年 以降は演奏会もほとんど行わず、借金に苦しみストラディヴァリウスを売却しなければならなくなるという大変な人生でした。ここにはデビューして世界の注目を浴 びていた1958年の録音を収録、ふくよかにたっぷりと歌う、輝かしい音色を堪能できます。
イダ・ヘンデル(1928-2020)の公式デビューは1935年。1958年、当時30歳。あたりの空気を一瞬で変える雰囲気ある出だしから、神々しい演奏となっ ております。
フランチェスカッティ(1902-1991)はマルセイユに生まれ、ティボーの薫陶を受けたヴァイオリン奏者。ポルタメントたっぷりながら気品あふれる演奏はさす がです。1939年からはニューヨークに定住しておりました。1953年、50台前半の、あぶらののりきったころの演奏です。
ジョコンダ・デ・ヴィート(1907-1994)はイタリアに生まれ、ロッシーニ音楽院で非常に優秀な成績をおさめます。1932年、ウィーン国際ヴァイオリンコンクー ルで優勝、ヤン・クーベリックは彼女のことを激賞したといいます。ほどなくして彼女の名はヨーロッパ中に知られるようになります。1946年EMIのダヴィド・ビッ クネルにシャコンヌを録音するよう招かれ、1948年からEMIで録音を初めます。1948年エジンバラ音楽祭にも出演、1953年、イタリア政府は彼女に1690 年製ストラディヴァリウス「Toscano」を贈呈しようとしますが彼女はこれを辞退。終身教授に就任していたサンタ・チェチーリア音楽院がこの楽器を受け取り、そ れをジョコンダ・デ・ヴィートが使う、という形がとられました。ここに収録の録音は1958年。音質は年代を感じさせるものの、それでも非常に力強く輝かしい 演奏であることが感じられます。 (Ki)
King International
KKC-6834(2CD)
日本語解説付国内盤
税込定価

初出のパウル・ファン・ケンペン
(1)ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調
(2)チャイコフスキー:幻想序曲「ロメオとジュリエット」 [20:01]
(3)
マーラー:交響曲第1番「巨人」
パウル・ファン・ケンペン(指)
(1)ヴィルヘルム・ケンプ(P)
フランス国立放送O
録音:1955年9月1日、ブザンソン・フェスティヴァル(ライヴ)
(2)アムステルダム・コンセルトヘボウO
録音:1951年7月17-18日
(3)トリノRAIO
録音:1955年5月20日

※旧品番:TAH.714
初出の「巨人」。コンセルトヘボウやベルリン・フィルとの共演で知られるケンペンの、フランス国立放送管、コンセルトヘボウとの音源、そして大変珍しい「巨人」 (トリノRAIO)の演奏。「巨人」の終楽章の咆哮はものすごいものがあります。特に終幕の爆演ぶりは注目。オーケストラが巨匠ケンペンの棒のもと、一丸 となっていることが感じられ、クレッシェンドなどのデュナーミクのメリハリも見事です。ケンプのブラームスは非常に渋く、ひとつひとつのメロディが実に美しく歌 われております。ケンペンの情熱あふれるロマンティック濃厚な芸術を堪能できます。 (Ki)
King International
KKC-6836(2CD)
日本語解説付国内盤
税込定価

モニク・アース&ロベール・カサドシュ
■CD1 
モーツァルト:ピアノ協奏曲 第20番ニ短調 KV466
ラヴェル:左手のための協奏曲 ニ長調
■CD2 
バッハ:ピアノ協奏曲 ニ短調 BWV 1052
ブラームス:ピアノ協奏曲 第2番*
■CD1 
モニク・アース(P)
シャルル・ミュンシュ(指)ボストンSO
録音:1960年11月11日
■CD2 
ロベール・カサドシュ(P)
ポール・パレー(指)デトロイトSO
録音:1960年12月8日、1960年11月11日*

※旧品番:TAH.710
3人のフランス人指揮者がアメリカの偉大なオーケストラを率いていた時期がありました。サンフランシスコ響のピエール・モントゥー(1936年〜1952年)、 ボストン響のシャルル・ミュンシュ(1949年〜1962年)、デトロイト響のポール・パレー(1951年〜1962年)です。ミュンシュがボストンで、そしてパレーがデ トロイトで行なった4つの未発表レコーディングが収録されています。ピアニストはモニク・アースとロベール・カサドシュ、彼らもまたフランス人です。注目すべき はモーツァルトの『協奏曲 K.466』とバッハの『協奏曲 BMV1052』で、これらは(発売当時)初出音源です。
放送音源を使用しているので、CD1の冒頭にはアナウンサーによるプログラム・演奏者紹介の音声が入ります。 (Ki)
King International
KKC-6838(2CD)
日本語解説付国内盤
税込定価

ロベール・カサドシュ、ヴラド・ペルルミュテール
■CD1
(1)バッハ:3台のピアノによる協奏曲 BWV1063
(2)モーツァルト:ピアノ協奏曲 第12番 KV414
(3)モーツァルト:ピアノ協奏曲 第24番 KV491
■CD2
(1)モーツァルト:ピアノ協奏曲 第21番 KV467
(2)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調 op.37
■CD1 
ロベール・カサドシュ(P)
(1)ギャビー・カサドシュ、ロベール・カサドシュ、ジャン・カサドシュ(P)
フェルナンド・プレヴィターリ(指)
トリノRAIO
録音:1958年4月4日
(2)フランコ・カラッチオーロ(指)
ナポリ・スカルラッティO
録音:1958年3月28日
(3)ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指)
北ドイツRSO
録音:1954年3月22日
■CD2 ヴラド・ペルルミュテール(P)
(1)フェルナンド・ウーブラド(指)
ウーブラド室内O
録音:1956年12月16日
(2)ジャン・マルティノン(指)
フランス国立O
録音:1956年3月22日

※旧品番:TAH.666
1899年、パリでカタルーニャ人の音楽一家に生まれたロベール・カサドシュと、1904年ポーランドのコヴノ生まれのペルルミュテールの初出の協奏曲録音を 集めた2枚組。いずれも50台、活躍していた時期の録音です。ペルルミュテールはラヴェルやショパンで特に知られていますが、ここに収録のモーツァルトやベー トーヴェンも、清冽きわまりないタッチと繊細な表情づけが際立っています。 (Ki)
King International
KKC-6840(1CD)
日本語解説付国内盤
税込定価

アーベントロート/ピアノ協奏曲録音集
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第4番ト長調 Op.58
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番*
ヘルマン・アーベントロート(指)
ブランカ・ムスリン(P)
ギュンター・コーツ(P)*
ライプツィヒRSO

録音:1950年3月27日スタジオ録音、1950年9月18日スタジオ録音*
※旧品番:TAH.693
爆演指揮者として名をとどろかせているアーベントロートによる協奏曲の録音。崇高にして絶妙な表情づけは意外なほどに細やか。真の名指揮者であることを実 感できる内容です。
ブランカ・ムスリン(1917-1975)はアグラム(現クロアチア)に生まれ、パリでコルトー、イヴォンヌ・ルフェビュールらに師事しました。1958年からフラン クフルトの音楽院で教鞭をとり、コンヴィチュニーの指揮でラヴェルやフランク(交響的変奏曲)、モーツァルトの協奏曲第20番などをコンヴィチュニーの指揮でエ テルナに録音するなど、興味深い活動をしています。ギュンター・コーツ(1929年生まれ)はドイツのピアニストで、1948年のリスト・ピアノ・コンクールで優勝 しました。優勝間もない頃の録音で、若さとエネルギーに満ちた演奏です。 (Ki)
King International
KKC-6841(1CD)
日本語解説付国内盤
税込定価

ファルナディによるリスト
ハンガリー幻想曲/死の舞踏
ピアノ協奏曲第第1番*
ピアノ協奏曲 第2番*
エディト・ファルナディ(P)
サー・エードリアン・ボールト(指)
LPO、ウィーン国立歌劇場O*

録音:1956年3月3日、1959年3月15日*
※旧品番:TAH.723
ハンガリーの超絶技巧のピアニスト、エディト・ファルナディ(1921-1973)によるリスト。ファルナディは12歳でベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番を弾き 振りした神童。リスト音楽院ではアーノルド・セーケイ(リストの孫弟子)のクラスで、アニー・フィッシャーやゲオルク・ショルティらと共に学びました。驚異的な強 弱の表現の幅、オーケストラのような音色の幅を兼ね備えた稀有なピアニストでした。年代を感じさせる録音ではありますがそれでも彼女の技術や音楽は十分に堪 能できます。 (Ki)


NAXOS映像
NAX-2.110770(DVD)
NX-D10

NBD-0181V(Bluray)
NX-D10
音楽劇『ただ憧れを知る者だけが』 ウラジスラフ・スリムスキー(Br)
オレーシャ・ゴロヴニョーワ(S)
ケルシー・ローリタノ(Ms)
アンドレア・カレ(T)
ミコワイ・トロンブカ(Br)
ピアノ:マリウシュ・クウブチュク
ニコライ・ペーターゼン
フランクフルト歌劇場O団員
演出:クリストフ・ロイ

収録:2021年2月24日~26日 フランクフルト歌劇場(ドイツ)
収録時間:111分
音声:ロシア語
PCMステレオ2.0/DTS5.1(DVD)
PCMステレオ2.0/DTS-HD Master Audio5.1(Blu-ray)
字幕:日本語、英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、韓国語
画角:16/9 NTSC All Region
DVD…片面二層ディスク
Blu-ray…片面二層ディスク 1080i High Definition
本作は、世界中のオペラ・シーンで引く手あまたの演出家クリストフ・ロイが、チャイコフスキーがその生涯を通じて作曲した100曲余りの歌曲から24曲を抽 出し、数曲の器楽曲を加えて構成制作した音楽劇『ただ憧れを知る者だけが』――コロナ禍下のフランクフルト歌劇場での無観客上演の収録です。クリス トフ・ロイは、かつてチャイコフスキーの「エフゲニー・オネーギン」の演出をした際、同様に声楽作品である作曲家の「歌曲」を集中的に研究し、その結果、本 来はモノローグである歌曲を組み合わせてダイアローグとして立体化することにより、作曲家チャイコフスキーの生涯を象徴的なドラマとして描くことに思い至っ た、とインタビューで語っています。 作曲家になぞらえられた主人公に、世界の檜舞台で活躍するバリトンのウラジスラフ・スリムスキー、彼を取り巻く男女4人に舞台演技にも秀でた実力派の 歌手を起用。チャイコフスキーの憧憬、憂愁、諧謔、そして激情に彩られた歌曲の数々から編み出されたドラマが、深い余韻を伴って繰り広げられます。

SWR music
SWR-19132DVD(DVD)
NX-C05

SWR-19133BD(Bluray)
NX-C05
映像ドキュメンタリー〜アンネ=ゾフィー・ムター『ヴィヴァーチェ』

特典映像:ロジャー・フェデラー、アンネ=ゾフィー・ムター
リチャード・ヴンダーリヒの鼎談
(1)ヴァイオリンはペット15分
(2)アドレナリンと年齢15分
(3)残るもの8分
[アンネ=ゾフィー・ムターの対話者と収録地]
イェルク・ヴィトマン(作曲家)ミュンヘン
ダニエル・バレンボイム(ピアニスト・指揮者)ベルリン
スティーヴ・コーエン(マジシャン)ニューヨーク
ジョン・ウィリアムズ(作曲家)ハリウッド
ランバート・オルキス(ピアニスト)ミュンヘン
ロジャー・フェデラー(テニス・プレイヤー)チューリヒ

ジグリット・ファルティン監督
制作:2023年(ドイツ)
収録時間:129分(本編91分、特典38分)
音声:ドイツ語、スイスドイツ語、英語
視覚障害者のためのドイツ語副音声(本編映像のみ)
PCMステレオ2.0/DTS5.1(DVD)
PCMステレオ2.0/DTS-HD Master Audio5.1(Blu-ray)
字幕:日本語・ドイツ語・英語・韓国語
画角:16/9 NTSC All Region
DVD…片面二層ディスク
Blu-ray…片面二層ディスク 1080i High Definition
2023年6月29日、60歳の誕生日を迎えるアンネ=ゾフィー・ムターの半生の人生行路と現在を描く映像ドキュメンタリー『ヴィヴァーチェ』。旧東ドイツ、 デッサウ出身のジャーナリスト、ジグリット・ファルティンが3年間に渡りアーカイヴ映像の調査発掘を行い、さらに密着取材で新たに収録された世界各地の芸 術上の盟友たちとの対話、ペットや衣食の嗜好などについてのプライヴェート映像――これらの映像を巧みなモンタージュによって構成し不世出の天才ヴァ イオリニスト、ムターの人物像をビビッドに浮かび上がらせています。本編にちりばめられた演奏シーンを含むアーカイヴ映像には、ムターの少女時代からの数 多くのステージ映像に加えて、近年では2009年4月、バーデン=バーデンのクアハウスで開催されたNATOのサミット会合で当時のアメリカ大統領バラク・オ バマの臨席のもとに行われた演奏会(P伴奏ランバート・オルキス)のワンシーン、2020年2月、サントリーホールの室内楽演奏会でのイェルク・ヴィト マン作曲、弦楽四重奏曲『スタディー・オン・ベートーヴェン』のリハーサル風景など、貴重なカットが含まれています。 また息子リチャードと共に、テニス界のスーパー・スター、ロジャー・フェデラーをチューリヒの自宅に訪問して行った鼎談(本編と特典映像3編に収録)では、 憧れのアイドルに会って喜びはしゃぐ少女ファンのような、ほほえましいムターの素顔を見ることができます。

C Major
76-2808(DVD)

KKC-9797(DVD)
国内盤仕様
税込定価
ドキュメンタリー
『ハーケンクロイツの下のクラシック』〜マエストロとアウシュビッツのチェリスト
出演者:アニタ・ラスカー=ウォルフィッシュ、カトリン・アッカーマン、トーマス・アッカーマン、ダニエル・バレンボイム、アルブレヒト・デュムリング、スヴェン・フリードリヒ、シーリ・ギルバート、ノーマン・レブレヒト、トビアス・ライヒャルト、クリスティアン・ティーレマン、サイモン・ウォルフィッシュ、テレサ・ボントル‐チヒ

監督:クリスティアン・ベルガー
制作:2022年
画面:NTSC,16:9
音声:DD5.1
字幕:英独仏韓,日本語、86分
※国内盤=日本語帯・解説付
なぜフルトヴェングラーはナチス政権と係りを持ったのか、なぜ死の収容所で音楽が演奏されたのか? ドイツ国営国際公共放送(Deutsche Welle)制作のこのドキュメンタリー映像『ハーケンクロイツの下のクラシック』では、ナチス政権にとってなぜクラシック音 楽が重要だったのかを、第三帝国時代の音楽文化を象徴する二人を中心に描いています。ひとりは、ナチス政権時代にはすでにして大指揮者であったヴィルヘルム・ フルトヴェングラー。そしてもうひとりは、ユダヤ人として強制収容所に送られるも、音楽によって生き延びることができたチェロ奏者アニタ・ラスカー =ウォルフィッ シュです。さらにドキュメンタリーではダニエル・バレンボイム、クリスティアン・ティーレマンといった現在活躍する音楽家や、フルトヴェングラーの子供たちなどの インタビューも収録。苦悩に満ちた歴史とその背景を克明に記録しています。 ドキュメンタリーの主人公の一人フルトヴェングラー。1942年4月、戦況の悪化のなか、国民統合の象徴として総統誕生祝賀演奏会を指揮させようと画策した宣 伝大臣ゲッベルスの圧力の前についに屈服、ナチス党旗を前にして指揮する羽目に陥りました。この演奏はドイツ全土にラジオ放送され、ラジオ中継音源が遺ること に(KKC-4288/ヒトラーの第九)。演奏の終楽章一部はナチスの宣伝用ニュース映画に撮られました。本映像では、それらのアーカイヴ・フィルムを復元しカラー化。 歴史的ドキュメントが鮮明に映し出されます。 そしてもう一人の主人公は、ホロコースト生存者であるアニタ・ラスカー=ウォルフィッシュ。1925年にポーランドで生まれ現在94歳。1938年からナチス政権 下のベルリンでチェロを学び、1942年に姉妹とともに強制労働に従事させられ、1943年にアウシュビッツ絶滅収容所に移送。両親は殺害されてしまいましたが、 アニタはチェロが演奏できることから収容所を生き延びることができ、ベルゲン・ベルゼン強制収容所で解放されます。彼女はドキュメンタリーの中で歴史の証人と して、壮絶な収容所での生活を振り返っています。 アドルフ・ヒトラーと宣伝省大臣ヨーゼフ・ゲッベルスは、ドイツ音楽を第三帝国が世界において強力な地位にあるということを正当化し、聴衆の目をナチスの犯罪 からそらすために使われました。そして戦争の士気を保つために工場でも演奏会が行われています。フルトヴェングラーとベルリン・フィルが1942年2月26日 AEG工場で行った演奏会では、ヒトラーが愛好したワーグナーの「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲が演奏されています(KKC-5952/フ ルトヴェングラー帝国放送局(RRG)アーカイヴ1939-45に収録)。このように音楽は戦争遂行のために利用されていたのです。ただ音楽はプロパガンダに利用さ れ、破壊されただけではなかったということも、アニタの証言から感じ取ることができます。アニタはこう言います。「ナチスは多くのものを破壊しました。でも音楽は? 誰も破壊できません。」 (Ki)

Etcetra
KTC-9011(10CD)
古楽〜Et'cetera 40周年記念 ボックス・セット・コレクション
■CD1(KTC4011)〜女神の祈り〜オーストリアのマルガリータによる音楽の提供(1480-1530) ―
作曲者不詳:Triste suis de vostre langheur/ピエール・ド・ラ・リュー(c.1452-1518):A vous non autre servir habandone、Pour ung jamais ung regret me demeure/フランシスコ・デ・ラ・ト―レ(fl.1483-1504):Alta/作曲者不詳:Se je souspire / Ecce iterum novus dolor/ラ・リュー:Pour ung jamais ung regret me demeure、Mijn hert altijt heeft verlanghen/アレクサンダー・アグリコラ(1446-1506):Si dedero/ヤコブ・オブレヒト(c.1457/8-1505):Si sumpsero/アントワーヌ・ブリュメル(1460-c.1512/3):Tous les regretz quelques furent au monde/作曲者不詳:Fama malum、Soubz ce tumbel (Epitaphe de l'Amant Vert)、Me fauldra-il tousjours ainsi languir?/伝承曲(バッセダンス):クレーヴの踊り/ジョスカン・デ・プレ(c.1450-1521):もはや悲しみもなく
■CD2-3(KTC1409)〜 ハスラー:宗教音楽&世俗音楽集 ―
詩篇とキリスト教聖歌/聖歌集/宗教曲集/新ドイツ歌曲の楽しい園/マドリガーレとカンツォネッタの手法による新しいドイツ語の歌/マドリガーレ/カンツォネッタ
■CD4(KTC4028)〜ルネサンス期ヴェネツィアの音楽 ―
マノーリ・ブレッシ(1495-c.1571):デディケイティオ/アンニバーレ・パドヴァーノ(1527-1575):Mi ho scritto e sembre scrivo/バルトロメオ・スポントーネ(1530-1592):Li modi varij/チプリアーノ・デ・ローレ(c.1515-1565):Madonn’hormai mi vedo/ジョゼッフォ・グアーミ(1542-1611):ラ・トデスキーナ/アドリアーン・ヴィラールト(c.1490-1562):ダルチ・パドラム/パオロ・ヴェルジェッリ(c.1540):Pavolo come’l polo/ジョヴァンニ・アントーニオ・テルツィ:クラウディオ・ダ・コレッジョのカンツォン/アンドレア・ガブリエリ(1532-1585):サッシ・パラエ/クラウディオ・メールロ(1533-1604):ラ・グラティオーサ/ヴィラールト:Pianza’l Grego Pueta/メールロ:Donna, se l’occhio mio/A.ガブリエリ:Como viver mil posso?/ジャケス・デ・ヴェルト:Chel bello Epithimia/メールロ:ラ・レオノーラ/A.ガブリエリ:Saranda volde/イーヴォ・デ・ヴェント(1543/45-1575): Cando la bun caval/パドヴァーノ:Benedetta el gregaria、O Vui Greghette belle
■CD5(KTC4005)〜サー・アンソニーのための音楽 ―
ヤコブ・ルニャール(1545-1599):Litania Deiparae Virginis/フィリップ・ド・モンテ(1521-1603):Clamavi de tribulatione mea/カレル・ルイトン(1557-1620):In tribus placitum est Spiritui meo、カンツォン ト長調/デ・モンテ:Usquequo, Domine/オルランド・ギボンズ:ヴィオールのための4声のファンタジア/ウィリアム・バード(c.1540-1623):Ne irascaris Comine、 Have mercy upon me O God/モンテヴェルディ:Domine, ne in furore、カンターテ・ドミノ/ピーター・フィリップス(1560/1-1628):Alma redemptoris Mater/ジョン・ブル(c.1562-1628):ミゼレーレ ト長調(III)、リチャード・ディアリング(c.1580-1630):o Crux Ave, spes unica/ジョン・ブル:イン・ノミネ ニ短調(XII)/エルマン・オランデルス(c.1595-c.1640):O vos omnes/
トマス・トムキンス(1572-1656):ファンシー イ短調/ジョン・アムナー(1579-1641):Remember not, Lord, our offences/トムキンス:Turn into the Lord
■CD6(KTC1571)〜スペシャルニク写本 〜 1500年頃プラハのポリフォニー
■CD7(KTC1586)〜ルイージ・ロッシ:聖週間のためのオラトリオ
サラモーネ・ロッシ(1570-1630):シンフォニア・グラーヴェ/ルイージ・ロッシ(c.1597-1653):「聖週間のためのオラトリオ」より 第1部 Turba, Pilato/ダリオ・カステッロ(c.1590-c.1658):4声のソナタ第15番(シンフォニア)/L.ロッシ:「聖週間のためのオラトリオ」より 第1部 Demoni、Coro de’ demoni、第2部 Demoni、Maria ‘Tormenti non piu’、Maria ‘Asprissimi chiodi’、Maria ‘Errai, ah figlio errai’、Maria ‘Votisi’ - ‘Dolori’、Coro ‘Piangete, occhi piangete’/ドメーニコ・ベッリ(?-1627):「Orfeo dolente」より Numi d’Abisso/ルッツァスコ・ルッツァスキ(1545-1607):トッカータ/ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1642):トッカータ第4番/ジョヴァンニ・ピッキ(1561-1613):トッカータ
■CD8(KTC1320)〜スヴェーリンク:合唱作品集第3集 ―
主よ、われは御身を愛し奉る/詩篇109番/Tanto tempore vobiscum sum/詩篇77番/Che giova posseder cittadi e regni/Yeux qui guidez mon ame/Dolcissimo ben mio/おお 主イエス・キリストよ/詩篇114番/主を畏るることは/我が青春はすでに過ぎ去り/Qual vive Salamandra
■CD9(KTC1526)〜モンテヴェルディ:クリスマス礼拝の晩祷 ―
ジョヴァンニ・ガブリエリ(1554/7-1612):今日キリストは生まれたまいぬ/モンテヴェルディ:主は言われた、主をほめまつる、幸いなるかな、ほめたたえよ, しもべ達よ、いと高きところには神に栄光あれ、主を褒め称えよ/G.ガブリエリ:カンツォーナ第3番/モンテヴェルディ:すべての者の救い主なるキリストよ/キアーラ・マルガリータ・コッツォラーニ(1602-c.1677):いと高き所に栄光が神にあるように/モンテヴェルディ:マニフィカト
■CD10(KTC4026)〜ビンゲン:デンデルモンデの写本より
■CD1(KTC4011)
ミヒャル・ゴンドコ&コリーナ・マルティ(ディレクター)、ラ・モッラ

■CD2-3(KTC1409)
エリク・ファン・ネーヴェル(指)、
クレンデ

■CD4(KTC4028)
アンサンブル・ゼフィーロ・トルナ

■CD5(KTC4005)
エリク・ファン・ネーヴェル(指)、
クレンデ

■CD6(KTC1571)
カペラ・マリアーナ、ヴォイチェフ・セメラート(芸術監督)

■CD7(KTC1586)
カントルクス、フランク・アグステリッベ(指)、
サン=マルク礼拝堂アンサンブル

■CD8(KTC1320)
パウル・ファン・ネーヴェル(指)、
オランダ室内合唱団、
ウィレム・ブレマー(コルネット&バス・ダルシアン)、
レネ・ファン・ラーケン(テナー・ショーム&テナー・ダルシアン)、
ハリー・リース(アルト・サックバット)、
ヴィム・ベク(テナー&バス・サックバット)

■CD9(KTC1526)
エリク・ファン・ネーヴェル(指)、
クレンデ

■CD10(KTC4026)
ドース・マル〔カテリーン・ファン・ラエザム(ヴォーカル)、バルト・コーエン(リコーダー)、ライアム・フェネリー(フィドル)〕
Et'ceteraの創立40周年を記念するボックス・セット・コレクション第1巻は「古楽(アーリー・ミュージック)」。ラ・モッラ、クレンデ、カントルクス、オランダ室内合唱団など、オランダやベルギーを中心とする優れた古楽アンサンブル、ピリオド楽器奏者たちの演奏で、ヒルデガルト・フォン・ビンゲンからルネサンス期の秀逸なアルバムをセレクトした10枚組。Et'ceteraが創立当初からこだわるオーセンティシティ、レパートリーに適切な楽器や演奏方法の選択や、世界中の図書館やコレクションから発掘された新しい音楽の遺産を気軽に体験できるお得なボックス・セットです。
※当タイトルは限定生産のため、ご注文に対し十分な数量をご用意できない場合がございます。予めご了承下さい。
Etcetra
KTC-9012(11CD)
バロック音楽〜Et'cetera 40周年記念 ボックス・セット・コレクション
■CD1(KTC1695)〜トゥシェ・バッハ〜バッハ:フルート・ソナタ集
フルートとオブリガート・ハープシコードのためのソナタ イ長調 BWV.1032(補筆完成:レオナルト・シェルプ)/トリオ・ソナタ 変ロ長調 BWV.525a(リコーダーとハープシコードのための編曲版)/フルートとオブリガート・ハープシコードのためのソナタ ト短調 BWV.1020/フルートとオブリガート・ハープシコードのためのソナタ ロ短調 BWV.1030/ソナタ 変ロ長調 BWV.1031(リコーダーとオブリガート・ハープシコードのための編曲版)
■CD2-3(KTC1400)〜 バッハ:ゴルトベルク変奏曲
バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988/カノン風変奏曲「高き天よりわれは来たれり」BWV.769*
■CD4(KTC1293)〜バッハ・ファミリーとその友人たち
バッハ:ソナタ変ホ長調BWV.1031、ソナタ ト短調BWV.1020/クリストフ・シャフラート(1709-1763):二重奏曲変ロ長調/C.P.E.バッハ:ソナタ ト長調Wq.139/H.563/カール・フリードリヒ・アーベル(1723-1787):ソナタ第1番ハ長調/J.C.バッハ:ソナタ第6番変ロ長調
■CD5-6(KTC1429)〜ヴィヴァルディ&ケージ:8つの季節
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」/ケージ:4つのパートのための弦楽四重奏曲(バロック・オーケストラ版)
■CD7(KTC1578)〜シュッツ:葬送の音楽&バッハ:「平安と歓喜もてわれはいま」
シュッツ:葬送の音楽/ブクステフーデ:前奏曲ト短調 BuxWV.149、カンタータ「平安と歓喜もてわれはゆく」/ゲオルク・ベーム:天にまします我らの父よ/ヨハン・ヴァルター/バッハ:カンタータ第125番「平安と歓喜もてわれはいま」 BWV.125
バート・ネサン(指)、バッハプラス
■CD8(KTC1348)〜バッハ:フーガの技法 BWV.1080(1742年頃初稿版/世界初録音)
■CD9(KTC1365)〜バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ集
ソナタ第4番ホ短調BWV.528a(ダークセンによる再構築版)/ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ第1番ト長調BWV.1027/同第2番ニ長調BWV.1028/同第3番ト短調BWV.1029/ソナタ ニ短調BWV.964/コラール「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」によるトリオ(ダークセンによる再構築版)
■CD10(KTC1597)〜J.A.ファーバー:聖母被昇天のミサ
ヨハン・アダム・ファーバー:聖母被昇天のミサ/ヴィヴァルディ:オーボエ協奏曲イ短調 RV.431
■CD11(KTC1544)〜フィオッコ:哀歌集
ジョゼフ・エクトル・フィオッコ(1703-1741):聖水曜日の第1の哀歌イ短調(1733)、聖木曜日の第2のルソン ハ短調(1733)/ピエトロ・アントニオ・フィオッコ(1653-1714):リコーダーと通奏低音のためのソナタ ハ長調(ca.1698)/フィオッコ:聖水曜日の第2のルソン ホ短調(1733)、聖木曜日の第1の哀歌ト短調(1733)/P.A.フィオッコ:リコーダーと通奏低音のためのソナタ ト短調(ca.1710)/フィオッコ:聖金曜日のための第2のルソン変ロ長調(1733)
■CD1(KTC1695)
レオナルト・シェルプ(Fl)、
アンヌ=カトリーヌ・ビュッシェ(ハープシコード)

■CD2-3(KTC1400)
ピーター・ダークセン(チェンバロ&オルガン*)

■CD4(KTC1293)
アルフレード・ベルナルディーニ(バロック・オーボエ)、
長澤真澄(Hp)

■CD5-6(KTC1429)
ロドルフォ・リヒター(Vn)、バロック・オーケストラ「ビーロック」

■CD7(KTC1578)
バート・ネサン(指)、
バッハプラス

■CD8(KTC1348)
ピーター・ダークセン(Cemb)

■CD9(KTC1365)
カッサンドラ・ルックハルト(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
ピーター・ダークセン(Cemb)、
アルフレード・ベルナルディーニ(オーボエ&オーボエ・ダモーレ)

■CD10(KTC1597)
テラ・ノヴァ・コレクティーフ、
ヴラド・ウェーフェルベルヒ((指)クラリネット)、
ブノワ・ローラン(オーボエ、リコーダー)

■CD11(KTC1544)
アン・メルテンス(S)、
ヴィーラント・クイケン(バロック・チェロ)、
リヒテ・ファン・デル・メール(バロック・チェロ)、
クリス・フェルヘルスト(オルガン、
チェンバロ)、
ペーター・ファン・ヘイゲン(リコーダー)
Et'ceteraの創立40周年を記念するボックス・セット・コレクション第2巻は「バロック音楽」。音楽学者としても高名なオランダの名ハープシコード&オルガン奏者、ピーター・ダークセンが世界初録音して話題となった「初稿版フーガの技法」を始めとするバッハの名盤たちから、バッハ・ファミリー、ヴィヴァルディとジョン・ケージのクロスオーバー、そしてヨハン・アダム・ファーバーやジョゼフ=エクトル・フィオッコなどのEt'ceteraならではとも言えるベルギー縁の作曲家まで。ロドルフォ・リヒター、アルフレード・ベルナルディーニ、長澤真澄、ヴィーラント・クイケンなどの名ピリオド奏者たちの参加もポイントです。※当タイトルは限定生産のため、ご注文に対し十分な数量をご用意できない場合がございます。予めご了承下さい。お早目のご注文をお願いいたします。
Etcetra
KTC-9013(11CD)
古典派&ロマン派〜Et'cetera 40周年記念 ボックス・セット・コレクション

■CD1(KTC1420)〜シューベルト:歌曲集「白鳥の歌」
シューベルト:歌曲集「白鳥の歌」 D.957/森にて D.834/春に D.882/ヴィルデマンの丘で D.884/ブルックにて D.853/鳩の便り D.965a
■CD2(KTC1342)〜フランチェスコ・パスクアーレ・リッチ(1732ー1817):6つのシンフォニア Op.2(世界初録音)
■CD3(KTC1404)〜モーツァルト:初期ソナタ集
モーツァルト:ソナタ第11番変ホ長調 K.26、ソナタ第12番 ト長調 K.27、ソナタ第13番ハ長調 K.28/フランチェスコ・ペトリーニ(1744-1819):ソナタ第3番 ハ短調 Op.3/モーツァルト:ソナタ第14番 ニ長調 K.29、ソナタ第15番ヘ長調 K.30、ソナタ第16番 変ロ長調 K.31/ペトリーニ:ソナタ第6番 変ロ長調 Op.3
■CD4(KTC1379)〜ハイドン:弦楽四重奏曲集
ハイドン:弦楽四重奏曲第81番ト長調 Op.77-1, Hob.III-81/弦楽四重奏曲第82番ヘ長調 Op.77-2, Hob.III-82/弦楽四重奏曲第83番ニ短調 Op.103, Hob.III-83
■CD5-6(KTC4041)〜ブラームス:ピアノ四重奏曲集
ブラームス:ピアノ四重奏曲第1番ト短調 Op.25/ピアノ四重奏曲第3番 ハ短調 Op.60/ピアノ四重奏曲第2番イ長調 Op.26
■CD7(KTC4033)〜シューマン:合唱作品集
シューマン:4つの二重合唱曲Op.141/ロマンスとバラードOp.67/6つの歌Op.33より 夢見る湖、吟遊詩人、はすの花/4つの歌Op.59より ボーデン湖、おやすみ/ロマンス第1集Op.69より タンバリンを鳴らして、修道女/スペインのリーダーシュピールOp.74より インテルメッツォ、夜に、裏切られたのだ、私は愛されている
■CD8(KTC1643)〜モーツァルト:レクイエム(弦楽四重奏版)
モーツァルト:レクイエム ニ短調 K.626(ペーター・リヒテンタール編曲、弦楽四重奏版)/協奏的大六重奏曲(原曲:ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 変ホ長調 K.364、編曲者不詳、弦楽六重奏版)
■CD9(KTC1564)〜シベリウス:ヴァイオリンとピアノのための作品集
シベリウス:5つの小品 Op.81/ソナチネ Op.80/5つの田園舞曲 Op.106/4つの小品 Op.78
■CD10(KTC1641)〜チャイコフスキー:弦楽四重奏曲第3番
チャイコフスキー:弦楽四重奏曲第3番 変ホ短調 Op.30/弦楽六重奏曲 ニ短調 Op.70「フィレンツェの思い出」
■CD11(KTC1751)〜エベール・レーマンス(1741-1771):6つの四重奏曲 Op.3(フルートまたはオーボエ、バスーン、ヴァイオリンとチェロのための)
■CD1(KTC1420)
トーマス・オリーマンス(Br)、
マルコム・マルティヌー(P)

■CD2(KTC1342)
ヤン・ウィレム・デ・フリエンド(指)、
オランダ放送室内O

■CD3(KTC1404)
長澤真澄(シングルアクションハープ/J-M・ウォルターズ1785年製)、
寺神戸亮(バロック・ヴァイオリン/ジョヴァンニ・グランチーノ1690年製)

■CD4(KTC1379)
エディングSQ

■CD5-6(KTC4041)
テトラ・リラ〔川村奈菜(Vn)、
トニー・ニス(Va)、
ヘルト・デ・ビエヴレ(Vc)、
ヤン・ミヒエルス(P)〕

■CD7(KTC4033)
フランダース放送cho、
ボー・ホルテン(指)、
インゲ・スピネット(P)、
カレン・ルメール(S)、
ヒルデ・ヴェンケン(S)、
サーキ・ラマン(A)、
イヴァン・グーセンス(T)、
フィリップ・スーヴァジィ(Br)

■CD8(KTC1643)
ルスクヮルテット〔クセーニャ・ガマリス(Vn)、アンナ・ヤンチシナ(Vn)、クセニア・ズーレヴァ(Va)、ピョートル・カレトニコフ(Vc)〕、
イリヤ・ホフマン(Va)、
ミハイル・ネムツォフ(Vc)

■CD9(KTC1564)
カルロス・ダマス(Vn)、
アンナ・トマシク(P)

■CD10(KTC1641)
ルスクヮルテット〔クセーニャ・ガマリス(Vn)、アンナ・ヤンチシナ(Vn)、クセニア・ズーレヴァ(Va)、ピョートル・カレトニコフ)〕、イリヤ・ホフマン(Va)、ミハイル・ネムツォフ(Vc)

■CD11(KTC1751)
テラ・ノヴァ・コレクティーフ
Et'ceteraの創立40周年を記念するボックス・セット・コレクション第3巻は「古典派」と「ロマン派」。トーマス・オリーマンスが歌うシューベルトや長澤真澄&寺神戸亮によるモーツァルト、ベルギー在住のヴァイオリニスト川村奈菜が率いるブラームス、フランダース放送合唱団が歌うシューマン、弦楽四重奏版の「モーツァルト:レクイエム」などの名録音に、フランチェスコ・パスクアーレ・リッチやエベール・レーマンスなどのレア・レパートリーも加えた濃密なセレクションです。
※当タイトルは限定生産のため、ご注文に対し十分な数量をご用意できない場合がございます。予めご了承下さい。
Etcetra
KTC-9014(11CD)
20世紀〜Et'cetera 40周年記念 ボックス・セット・コレクション
■CD1(KTC1315)〜ヴァイル、プフィッツナー、バーバー:チェロ・ソナタ集
クルト・ヴァイル:チェロ・ソナタ/ハンス・プフィッツナー:チェロ・ソナタ嬰へ短調 Op.1/バーバー:チェロ・ソナタ Op.6
■CD2(KTC1433)〜グバイドゥーリナ:7つの言葉
グバイドゥーリナ(1931-):7つの言葉(クラシカル・アコーディオン、チェロと弦楽のための)/イン・クローチェ(クラシカル・アコーディオンとチェロのための)/カデンツァ(クラシカル・アコーディオンのための)/われ死者の復活を待ち望む(クラシカル・アコーディオンのための5楽章のソナタ)
■CD3(KTC1221)〜フランク・デニアー:廃墟に逃げ場所をみつけて
フランク・デニアー(1943-):廃墟に逃げ場所をみつけて/四重奏曲/カエル/考古学/Contained in a Strange Garden/The Tender Sadness of Tyrants as They Dance
■CD4(KTC1475)〜シュルホフ、ダンディ、ブリッジ:弦楽六重奏曲集
シュルホフ:六重奏曲/ダンディ:六重奏曲 Op.92/ブリッジ:六重奏曲変ホ長調
■CD5(KTC1397)〜To You〜ナース、ナマヴァール、フライメン、イェツ:ヴィオラ独奏&アンサンブル小品集
マイケ・ナース(1972-):地獄へ!(ヴィオラ独奏とアンサンブルのための)/レザ・ナマヴァール(1980-):Schreeuwuijl(ヴィオラ独奏とアンサンブルのための)/ヤン・ファン・フライメン(1935-2004):信心(ヴィオラ独奏のための)/ヴィルヘルム・イェツ(1959-):メメ(2本のヴィオラとアンサンブルのための)
■CD6(KTC1273)〜ディック・ファン・デル・ハルスト:カラ・ミア
ディック・ファン・デル・ハルスト(1899-1965):cara mia cara/di notte/aspetta ancora un giorno/ombre lunghe/e gia maggio/finalmente/non e mia questa voce/presto presto/non lo so/il corpo assorbe la notte/hai due possibilita/in do´ di´ ci ndeda/lamento del tempo che passa/tarantella degli sproloqui/dormi dormi/la bella sabadai
■CD7(KTC1525)〜ロビン・デ・ラーフ:作品集
ロビン・デ・ラーフ(1968-):ラージ・アンサンブルのための 「秋に寂しい人」/フルート協奏曲/サクソフォン、ホルン、パーカッション、ピアノと弦楽のための 「メグミ組曲」
■CD8-9(KTC1686)〜ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ&チェロ協奏曲集
チェロ・ソナタ ニ短調 Op.40/チェロ・ソナタ Op.147(ダニール・シャフランによるヴィオラ・ソナタからの編)/チェロ協奏曲第1番 Op.107/チェロ協奏曲第2番Op.126
■CD10(KTC1417)〜ヴォルフガング・ヴィーデフェルト:歌曲&室内楽作品集
ヴォルフガング・ヴィーデフェルト(1910-1985):ヴァイオリン・ソナタ/南アフリカの歌/2つのヴァイオリンのためのソナタ/ウォルト・ホイットマンの詩による歌
■CD11(KTC6007)〜シメオン・テン・ホルト:カント・オスティナート(ハープ&エレクトロニクス版)
■CD1(KTC1315):チェロ・ソナタ Op.6
キリーヌ・フィールセン (Vc)、
ジルケ・アーヴェンハウス (P)

■CD2(KTC1433)
イニャキ・アルベルティ(クラシカル・アコーディオン)、
アシエル・ポロ(Vc)、
ホセ・ラモン・エンシナル(指)
、バスク国立O

■CD3(KTC1221)
フランク・デニアー(指)、
バートン・ワークショップ

■CD4(KTC1475)
パルナッスス・アカデミー

■CD5(KTC1397)
今井信子(Va)、
スザンネ・ファン・エルス(Va)、
シェーンベルク・アンサンブル、
レインベルト・デ・レーウ(指)、
バス・ヴィーヘルス(指)

■CD6(KTC1273) 〜
エレス・ファン・ラーテム&カテライネ・ファン・ラーテム(声)

■CD7(KTC1525)
マリーケ・フランセン(Fl)、
アリエ・ファン・ベーク(指)
、ドーレン・アンサンブル

■CD8-9(KTC1686)
ヴィヴィアーヌ・スパノゲ(Vc)、
アンドレ・デ・フローテ(P)、
エミール・タバコフ(指)、
ソフィア・ソロイスツSO

■CD10(KTC1417)
ユリア・ブロンクホルスト(S)、トン・ハルトシューカー(P)、
内藤淳子(Vn)、他

■CD11(KTC6007)
インナー・アクト〔グウィネス・ウェンティンク(Hp)、ウーター・スノイ(エレクトロニクス)、アーノート・ハルスカンプ(ヴィジュアル)〕
Et'ceteraの創立40周年を記念するボックス・セット・コレクション第4巻は「20世紀」の音楽。日本でも大ヒットを飛ばしたシメオン・テン・ホルストの「カント・オスティナート」は、様々な編成でもリリースされましたが、ここではもっとも刺激的な「ハープ&エレクトロニクス版」を選択。ヴィヴィアーヌ・スパノゲ&アンドレ・デ・フローテによるショスタコーヴィチや、小林幸子(Vn)、山碕智子(Va)、齋藤千尋(Vc)などが参加したパルナッスス・アカデミーによる六重奏曲集(シュルホフ、ダンディ、ブリッジ)、オランダの女流チェリスト、キリーヌ・フィールセンが弾くチェロ・ソナタ集(ヴァイル、プフィッツナー、バーバー)なとの注目盤、そしてディック・ファン・デル・ハルスト、ロビン・デ・ラーフ、ヴォルフガング・ヴィーデフェルトら、「ダッチ・コンポーザー・シリーズ」からリリースされていた現代オランダの作曲家たちの音楽をご堪能いただけます。
※当タイトルは限定生産のため、ご注文に対し十分な数量をご用意できない場合がございます。予めご了承下さい。

GREY
GREYLIST-2022
(BOOK)
税込定価




グレイリスト/ 阿部昌和(著)
●1万5000タイトルの紹介本文の他さらに付属印刷物として
・仏盤/ 英盤 番号順リストと対比表(故正井氏による資料)
FALP-ALP/ FBLP-BLP/ FCX-33CX/ FC-33C/ SAXF-FCX-SAX-33CX/ ASDF-FALP-ASD-ALP
番号順+対比表リスト
FHX/ FJLP/ Les Discophiles Francais DF/ Pathe DTX DT PCX/ ODEON ODX OD
番号順リスト
・レコード各社の歴史とレーベル変遷
・リストあとがき集
・略語説明
上下巻セット(3200頁以上 )
B5版上製
小口三方染め
布張り
限定300部
オーディオマニア・レコードマニア垂涎の名店「グレイ」の店主阿部昌和氏が、90年代からヨーロッパ中を漂泊して仕入れた、貴重なヴィンテージレコード1 万5000枚を通信販売用にカタログ化した「グレイ・リスト」(1993年1月〜2012年11月)の完全書籍版。すべてのレーコードには、阿部氏自身が幾度も 聴いた上で、小島政二郎かくやの魅力的な紹介文を掲載。それぞれのレコードには、その無二の文章と録音データ、スタンパー、マトリクス、イコライザーカー ブ等の詳細データが添えられており、資料的価値も高く、ドキュメントとしての読み応えも存分の内容。
[阿部昌和氏より]
Grey Listは1993年1月から2012年11月までグレイレコード通販リスト全74冊分を番号順に編集して所収してあります。また通常の再生では違和感が ある盤にイコライザーカーヴを表示しました。初期盤再生で避けて通れないのがカーヴの選択です。 忘れられたレコードを聴いていると、未知の演奏のジャングルに分け入る気分になります。蛇あり、トカゲあり、ワニあり、極彩色の小鳥も見えてきます。クラシッ ク音楽は決して「きれいごと」などではありません。欲と静けさと激しさが絡みあって楽譜に映し込まれたものです。ですからクラシック音楽はエロスをずいぶ んと隠し持っています。古いレコードを聴くと、体が生き生きとしてくるのもそのせいかもしれません。好きなものは好き、嫌いなものは嫌い、と書きました。こ れは正直な日記です。
<著者プロフィール>
阿部昌和(あべ・まさかず)
1952年千葉県銚子市生まれ。40歳からヨーロッパ各地のレコードコレクタとの交流により、貴重盤を日本に持ち帰りgrey listで通信販売を開始。スイスTHORENS社製レコードプレイヤを修復する技術を習得し、トーレンスプレイヤのリストアで高い評価を現在も受け続けています。英GRAMOPHONE/ICRC誌に連載執筆(1995-6)、Coup d’Archetレーベル設立に協力。TESTAMENT社にも助言。アナログレコード・オーディオの世界的名伯楽。ブログ銚子の散歩道http://blog.livedoor.jp/thorens/

ACCENTUS Music
ACC-70503DVD
(7DVD)
20世紀の作曲家たち〜サティ、アイヴス、ケージ、ユン・イサン、ペンデレツキ、ペルト
■DVD1
ドキュメンタリー『サティスフィクション〜エリック・サティとともに歩む』
[ボーナス]
1. 風変わりな美女/グラウシューマッハー・ピアノ・デュオ
2. アーモンド入りのチョコレートのワルツ〜チューリップの小さな王女様が何ておっしゃったか知っている/マリア・エイドマン(P)
3. ノクチュルヌ第4番/シュテッフェン・シュライエルマッハー(P)
4. サティ風ストック・マーケット・レポート
■DVD2
アイヴズ:『Universe, Incomplete』
■DVD3
ドキュメンタリー『答えのないアイヴズ』〜アメリカ音楽の先駆者 (53’18)
■DVD4
『ユン・イサン〜南北朝鮮のはざまで』
■DVD5
ドキュメンタリー『ジョン・ケージ 音の旅』
[ボーナス]
・『4分33秒』(演奏:デイヴィッド・チューダー/インタビュー含む)
・セカンド・コンストラクション(ケルン打楽器四重奏団)
・ソナタとインタリュードよりソナタ第1番(シュテッフェン・シュライヤーマッハー)
・ウォーター・ミュージック(シュテッフェン・シュライヤーマッハー)
・インタビュー映像:ジョン・ケージ、マース・カニンガム、ロバート・ラウシェンバーグ
■DVD6
ペンデレツキ生誕80年コンサート
(1)広島の犠牲者に捧げる哀歌【クシシュトフ・ウルバンスキ(指)】
(2)ヴァイオリンとコントラバスのためのデュオ・コンチェルタンテ
(3)3つのチェロとオーケストラのためのコンチェルト・グロッソ」
(4)クレド
[ボーナス]ペンデレツキ、コンサートについて語る
■DVD7
『失楽園』〜アルヴォ・ペルト、ロバート・ウィルソン
■DVD1
監督:アンネ=カトリン・パイツ&ユーリアン・タバコフ
出演者:レオポルド・シュルヴァージュ、ローベル・キャビー、ジョルジュ・オーリック、
ジャン・コクトー、ロバート・オーリッジ、マン・レイ、アンリ・ソーゲ、ピエール・ベルタン、ヴァージル・トムソン、
ジャン・ピエール・アルマンゴー、パトリック・ル・モフ
■DVD2
演出:クリストフ・マルターラー
衣装:アンナ・フィーブロック
ティトゥス・エンゲル(指)
収録:2018年8月、ドイツ、ヤーフンデトハレ・ボーフム、ルール・トリエンナーレでの世界初演
映像監督:ミヒャエル・ベイヤー
■DVD3
監督:アンネ=カトリン・パイツ
■DVD4
監督:マリア・シュトットマイヤー
■DVD5
監督:アラン・ミラー、ポール・スマチュニュイ
■DVD6
(1)クシシュトフ・ウルバンスキ(指)
(2)アンネ・ゾフィー・ムター(Vn)、ロマン・パトコロー(Cb)、クシシュトフ・ウルバンスキ(指)
(3)ダニエル・ミュラー・ショット、アルト・ノラス、イヴァン・モニゲッティ(Vc)、シャルル・デュトワ(指)
(4)イヴォナ・ホッサ、エヴァ・ヴェシン (S) 、アグニェシカ・レフリス(Ms)、ラファウ・バルトミンスキー(T)、ニコライ・ディデンコ(Bs)、ポーランド国立歌劇場cho、ワルシャワ・フィルハーモニーcho、ワルシャワ少年cho、ワレリー・ゲルギエフ(指)
シンフォニア・ヴァルソヴィア、ポーランド国立歌劇場cho、ワルシャワ少年cho
収録:2013年11月23日/ポーランド国立歌劇場(ワルシャワ)
[ボーナス]
(日本語字幕付)
監督:ミヒャエル・バイヤー
■DVD7
監督:ギュンター・アッテルン

画面:16:9/NTSC
音声:DTS 5.1、DD5.1、
PCM ステレオ
字幕:独英仏韓,日本語
言語:英独
リージョン:All、601'57
鋭い視点で描くドキュメンタリー映像に定評のあるACCENTUS MUSICからリリースされている、20世紀を代表する作曲家たちのドキュメンタリー映像 を集めた 7 枚組DVDボックスが発売されます。
19 世紀末から20 世紀初頭のフランスで活躍したエリック・サティを描いた『サティスフィクション〜エリック・サティとともに歩む』。
アイヴズ未完の交響曲「ユニヴァース交響曲」の2018年ルール・トリエンナーレでの世界初演映像とアメリカ現代音楽の先駆者であったアイヴズの音楽 に迫るドキュメンタリー映像『答えのないアイヴズ』。
日本統治下の朝鮮半島で生まれた作曲家ユン・イサン(尹伊桑)[1917-1995]。彼がドイツを終の棲家としながらも、北朝鮮とのかかわりや、韓国の故 郷への望郷の念が描かれた『ユン・イサン〜南北朝鮮のはざまで』。
音の革命家なのか、それとも偶然性のエキスパートなのか? 作家なのか、それともアナーキーなのか? キノコの専門家なのか、それともパフォーマンス・ アーティストだったのか? 禅を極めた人だったのか、それとも料理人だったのか?様々な角度からジョン・ケージという人物像を築き上げた『ジョン・ケー ジ 音の旅』。
2020年3月この世を去った、ポーランド、そして戦後の前衛音楽界を代表する作曲家ペンデレツキの故郷での80歳を記念したコンサート映像。
ペルトとロバート・ウィルソンが共同で「アダムの受難」を制作する過程をドイツの映像作家ギュンター・アッテルンが収録した『失楽園』。 (Ki)

EUROARTS
20-64338(6DVD)

FALL OF THE BERLIN WALL〜ベルリンの壁崩壊30周年
■DVD1(113分)
ドキュメンタリー「平和革命とドイツ統一」(1999年制作/オリヴァー・ベッカー監督)
ドキュメンタリー「二つの都市、一人のマエストロ」(1992年制作/アラン・ミラー監督)
ドキュメンタリー「名曲発見〜メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲」(2007年制作/アンゲリカ・シュティーラー監督)
■DVD2(71分)
メンデルスゾーン:交響曲第4番『イタリア』
ムソルグスキー(ゴルチャコフ編):組曲『展覧会の絵』
■DVD3(82分)
メンデルスゾーン:ライプツィヒ・ゲヴァントハウスのガラ・コンサート
序曲「夏の夜の夢」Op.21
ヴァイオリン協奏曲 ホ短調Op.64
交響曲第3番イ短調「スコットランド」Op.56
「真夏の夜の夢」Op.61より結婚行進曲
■DVD4(90分)
クルト・マズア/ライフ・イン・ミュージック〜 アニヴァーサリー・ガラ・フロム・ライプツィヒ
ニコライ:『ウィンザーの陽気な女房たち』序曲
モニューシュコ:『ハールカ』〜マズルカ
ブラームス:愛の歌−ワルツ op.52より
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲ホ短調 op.72-2
チャイコフスキー:イタリア奇想曲
バーンスタイン:『ウェスト・サイド物語』〜マンボ
ガーシュウィン:『ポーギーとベス』より
デュカス:交響詩『魔法使いの弟子』
ビゼー:『カルメン』前奏曲
ジョピン:イパネマの娘
■DVD5(94分)
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」
■DVD6
ドキュメンタリー 「ベルリンの殿堂 クロール・オペラ」監督:イェルク・モーザー・メティウス(1990年)
■DVD2(71分)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO
クルト・マズア(指)
収録:1993年9月15,16日 ライプツィヒ、(ライヴ)
監督:エリザベス・ビルケ=メルツァー
■DVD3(82分)
フランク=ミハエル・エルベン(Vn)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO
クルト・マズア(指)
収録:1997年,ライプツィヒ・ゲヴァントハウス
監督:ボブ・コールス
■DVD4(90分)
ハラルト・シュミット(司会)
MDR放送合唱団
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO  クルト・マズア(指)
収録:2007年6月15,16日 ライプツィヒ、ゲヴァントハウス(ライヴ)
監督:ゲオルク・ヴューボルト
■DVD5(94分)
ジューン・アンダーソン(S)
サラ・ウォーカー(Ms)
クラウス・ケーニヒ(T)
ヤン=ヘンドリンク・ローテリング(Bs)
バイエルン放送cho
ベルリン放送choメンバー
ドレスデン・フィルハーモニー児童cho
バイエルンRSO
シュターツカペレ・ドレスデンのメンバー
ニューヨーク・フィルハーモニックのメンバー
ロンドンSOのメンバー
レニングラード・キーロフ劇場(現マリインスキー劇場)Oのメンバー
パリOのメンバー
レナード・バーンスタイン(指)
収録:1989年12月25日、旧東ベルリン、シャウシュピールハウス(現コンツェルトハウス)/ライヴ

画面:NTSC,4:3/16:9
音声:PCMステレオ、DD5.1、DTS5.1
字幕(DVD1,4,5):英語
総収録時間:516分
リージョン:All
1989年11月9日、ベルリンの壁が崩壊、2019年で30年が経ちました。この映像ボックスは、東西ドイツ統一の象徴的なドキュメンタリー、コンサー ト映像を集めた6枚組。 まず、クルト・マズアを中心とした映像集。旧東独の指揮者としてドレスデンPO(1967-1972年)ライプツィヒ・ヴァントハウ スO(1970-1996年)などドイツの名門オーケストラを牽引、社会活動にも積極的で、東西ドイツ統一の際も平和的解決に向けて奔走し、彼の 発言や行動は注目を集めました。ライプツィヒ・ゲヴァントハウスOとの演奏を中心に、彼の平和活動を追ったドキュメンタリー映像を含むものです。 そして、1989年12月25日、ベルリンの壁が崩壊したことを記念した一大イベント、バーンスタイン指揮によるベートーヴェンの「第9」の演奏会。最 後に幻のオペラ・ハウス「クロール・オペラ」の100年の歴史を描くドキュメンタリーが収録されています。

NAXOS
NAXOS-2.110583(DVD)
NX-C05
NBD-0082V(Bluray)
NX-C05


NYDX-10003(DVD)
国内盤仕様
税込定価
NYDX-10004(Bluray)
国内盤仕様
税込定価
音楽ドキュメンタリー/ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ〜『不屈の弓』
1.イントロダクション/2.幼年期と音楽教育/3.プロコフィエフ スヴャトスラフ・リヒテルとの共演。4.国際的名声/5.ライバル?/6.ガリーナ・ヴィシュネフスカヤ/7.1968年プラハ?アレクサンドル・ソルジェニーツィン/8.屈辱/9.追放/10.ショスタコーヴィチ/11.指揮者と教育者/12.帰郷/13.触発する人/14.エピローグ

★特典映像1(48分)
(1)チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲〜第7変奏/第8変奏とコーダ
(2)ベートーヴェン:『大公トリオ』
(3)バッハ:無伴奏チェロ組曲第2番〜IV.サラバンド
★特典映像2(40分)
ソルジェニーツィンとロストロポーヴィチ
オルガ・ロストロポーヴィチ、イレーナ・ストロポーヴィチ、ナターリャ・ソルジェニーツィン、イグナート・ソルジェニーツィンによる談話
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)

★特典映像1(48分)
(1)小澤征爾(指)ボストンSO
収録:1986年パリ
(2)メニューイン(vn)、ロストロポーヴィチ(vc)、ケンプ(p)
収録:1974年サル・プレイエル
(3)収録:1969年

総収録時間:167分
音声:フランス語・英語・ロシア語
ステレオ2.0(DVD)
ステレオ2.0(Blu-ray)
字幕:日本語・英語・フランス語・ロシア語・ドイツ語・韓国語
画面:16:9
REGIONAll(Code:0)・・・DVD
REGIONA.B.C
DVD…片面2層ディスク
Blu-ray・・・2層50GB 1080iHighDefinition
フィッシャー=ディースカウ、グールド、オイストラフ、リヒテル、メニューインなど数多くの音楽家のドキュメンタリー映像を制作し、世界的に高い評価を得ているフランスの巨匠映像作家ブリュノ・モンサンジョンの最新作。モンサンジョンが、特にそのテーマに関心を持つ「全体主義体制下の優れた音楽家に訪れる運命とそれに立ち向かう姿」。これらに肉薄する一連のドキュメンタリーは発表される度に大きな衝撃を与えてきました。これまでに【ダヴィッド・オイストラフ『人民芸術家?』1994】【スヴャトスラフ・リヒテル『エニグマ(謎)』1998】【ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー『赤い指揮棒』2004】この3作品が制作されましたが、今回は同じく、ソ連に生まれた芸術家で、その反体制姿勢により亡命を余儀なくされ時代に翻弄された音楽家ロストロポーヴィチがテーマです。【ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ『不屈の弓』2017】。この映像は、芸術家の苦悩と栄光を、未発表映像と彼を取り巻く人々の証言を交えながら丁寧に綴っていきます。特典映像として長編ドキュメンタリー【ソルジェニーツィンとロストロポーヴィチ】とロストロポーヴィチがチェロを演奏する「大公トリオ」全曲と小品の演奏映像が付属する豪華版です。ARTFIFA(国際芸術映画祭)2018受賞作品


ACCENTUS Music
ACC-20473DVD(2DVD)

KKC-9388(2DVD)
日本語帯・解説付
税込定価
ドキュメンタリー『音楽、権力、戦争そして革命』
第1部:第1次世界大戦の時代の音楽(監督:アンドレアス・モレル)
第2部:強いられた沈黙〜ロシア革命期の作曲家たち(監督:アンネ=カトリーン・パイツ)
第3部:音楽と権力(監督:マリア・ストッドマイヤー)
画面:16:9、NTSC
音声:PCMステレオ、DD5.1、DTS5.1
リージョン:All
総収録時間:165 ‘20
字幕:独英仏韓,日本語
2018年は第一次世界大戦終戦100周年にあたります。それを記念してドイツの映像レーベルACCENTUS MUSICから『音楽、権力、戦争そして革命』をテー マとした 3 篇のドキュメンタリーが発売されます。 第1部の「第1次世界大戦の時代の音楽」は、大戦の前後で変わったクラシック音楽の役割について考察しています。1914年7月28日大戦は勃発。その 一か月前にサラエヴォでオーストリア皇太子がセルビア人民族主義者に暗殺事件を口実にオーストリア=ハンガリー帝国がセルビアに宣戦布告しました。第一 次世界大戦以前は、音楽が政治的に利用されることはほとんどありませんでした。19世紀は貴族、資本家たちの教養という側面でクラシック音楽の存在がし 示されていた部分もありましたが、大戦がヨーロッパ中、世界中に深い傷を残し、変わり果てた世界で音楽に新しい役割を人々は見出すことになります。失わ れた世界の中で社会と密着した新たな楽曲を作り出そうとし、音楽は政治色を帯びていくこととなるのです。 第2部の「強いられた沈黙〜ロシア革命期の作曲家たち」では、ソ連の全ての芸術家がスターリン体制の犠牲となり、自由な表現を抑圧されていました。ここでは、 モソロフ、ルリエ、ロスラヴェッツ、プロコフィエフ、テルミンといった体制の犠牲となりその運命が左右された芸術家たちを取り上げています。30〜40年続 いた抑圧の状況から再起するには長い時間を要し、いまなおその危険と隣り合わせである政治手法についても憂慮すべきだと警鐘を鳴らしています。 第3部は、「音楽と権力」と題し、祖国の政治的な側面にも接している現代の音楽家(イヴァン・フィッシャー、ダニエル・バレンボイム、アンドラーシュ・シフ、 ワレリー・ゲルギエフ)らのインタビューを交え、“音楽の力”、“手段としての音楽”、“音楽で世界を変える” というテーマについて、切っても切れない「音楽と 権力」という関係について語ります。 (Ki)

Diapason
DIAPBOX-02(40CD)
初回限定盤
『レ・ザンディスパンサーブル・ド・ディアパゾン〜ディアパゾンが選んだ決定盤』BOX Vol.2
■DIAP-003
アルフレッド・デラー名唱集
バッハ:カンタータ第54番「いざ、罪に抗すべし」BWV.54
バッハ:カンタータ第170番「満ち足りた安らぎ、うれしい心の喜び」BWV.170
パーソンズ:パンドルフォ第1番「みじめで愚かなこの私」
キャンピオン:淑女たちには用はない
ダウランド:ぼくの受けた苦しみを
バートレット:あらゆる鳥のうちで
ダウランド:静かな夜から
パーセル:歌劇「妖精の女王」Z.629より 秘密の歌、不思議な歌、もしわれ富を望むなら Z.544、聖セシリアの祝日のためのオード「来たれ、歓喜よ」Z.339、歌劇「ダイオクリージャン」Z.627より アストレアとの別れ
■DIAP-006
(1)ブラームス:アルト・ラプソディ
(2)マーラー:亡き子をしのぶ歌
(3)バッハ:マタイ受難曲 BWV.244(抜粋)
■DIAP-008
メンデルスゾーン:作品集
(1)ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64
(2)ピアノ三重奏曲第1番ニ短調 Op.49
(3)弦楽四重奏曲第1番変ホ長調 Op.12より 第2楽章
■DIAP-013
ヨハン&ヨーゼフ・シュトラウス:作品集
(1)J・シュトラウス:ワルツ「朝刊」Op.279
 ワルツ「美しく青きドナウ」Op.314
 皇帝円舞曲 Op.437
ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ「オーストリアの村つばめ」Op.164
(2)メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」Op.26
(3)ロッシーニ:歌劇「セビリャの理髪師」序曲
 「どろぼうかささぎ」序曲
 「ブルスキーノ氏」序曲
 「絹のはしご」序曲
 「ウィリアム・テル」序曲
■DIAP-014
ラモー:クラヴサン組曲第2組曲ホ短調
 コンセールによるクラヴサン曲集第1組曲
バッハ:パルティータ第4番ニ長調 BWV.848
スカルラッティ:ソナタ K.215
 ソナタ K.492/ソナタ K.27
■DIAP-015
ショパン:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.35「葬送」
子守歌変ニ長調 Op.57
幻想曲ヘ短調 Op.49
ワルツ第6番変ニ長調 Op.64-1「小犬」
即興曲第2番嬰ヘ長調 Op.36
夜想曲第5番嬰ヘ長調 Op.15-2
マズルカ第23番ニ長調 Op.33-2
マズルカ第26番嬰ハ短調 Op.41-1
マズルカ第25番ロ短調 Op.33-4
マズルカ第17番変ロ短調 Op.24-4
マズルカ第37番変イ長調 Op.59-2
マズルカ第15番ハ長調 Op.24-2
マズルカ第13番イ短調 Op.17-4
■DIAP-018(2CD)
プラード・カザルス音楽祭でのカザルス
(1)バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番BWV.1009
(2)ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第5番ニ長調 Op.70-1「幽霊」
(3)ベートーヴェン:モーツァルトの歌劇「魔笛」の「恋人か女房か」の主題による12の変奏曲ヘ長調 Op.66
(4)バッハ:アリア BWV.590
(5)シューマン:ピアノ三重奏曲第1番ニ短調 Op.63
(6)モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番変ロ長調 K.595
(7)モーツァルト:演奏会用アリア「どうしてあなたが忘れられるでしょうか?」K.505
(8)カザルス:ピアノのための前奏曲
■DIAP-020
ブラームス:交響曲第1番
ハイドンの主題による変奏曲
■DIAP-021
ポール・パレー〜フランス名曲集
(1)シャブリエ:気まぐれなブーレ
(2)ラロ:歌劇「イスの王様」序曲
(3)ビゼー:「カルメン」組曲
(4)ビゼー:序曲「祖国」
(5)サン=サーンス:交響曲第3番「オルガン付き」
■DIAP-022
マーラー:歌曲集
(1)さすらう若人の歌
(2)亡き子をしのぶ歌
(3)ヴォルフ:歌曲集
いましめ/ことづて/新しい愛
火の騎士/心よ、考えよ
ムンメル湖畔の精霊
めぐりあい/4月の黄色い蝶
庭師/告白
さすらい人の夜の歌
ミケランジェロの3つの詩による歌曲集
■DIAP-028
(1)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
(2)リスト:ハンガリー狂詩曲第6番変ニ長調 S.244-6
葬送曲
サン=サーンスの「死の舞踏」S.555
忘れられたワルツ第1番嬰ヘ長調 S.215-1
ハンガリー狂詩曲第15番イ短調「ラコッツィ行進曲」S.244-15
ハンガリー狂詩曲第2番嬰ハ短調 S.244-2
メンデルスゾーンの「結婚行進曲」S.410
■DIAP-029
モーツァルト:レクイエム K.626
■DIAP-031
ベートーヴェン:ピアノ曲集
(1)ディアベッリの主題による33の変奏曲ハ長調 Op.120
(2)ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調 Op.57「熱情」
■DIAP-035
(1)ショパン:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.35「葬送」
録(2)ショパン:バラード第1番ト短調 Op.23
(3)バッハ/ブゾーニ:シャコンヌ ニ短調
(4)リスト:死の舞踏 S.126*
(5)スカルラッティ:ソナタ K.27、ソナタ K.11、ソナタ K.9、ソナタ K.322
(6)アルベニス:マラゲーニャ
■DIAP-038(2CD)
クララ・ハスキル・イン・コンサート
(1)ソレール:ソナタ ニ長調
(2)シューマン:アベッグ変奏曲 Op.1
(3)シューマン:子供の情景 Op.15
モーツァルト:デュポールのメヌエットによる9つの変奏曲 K.573
(4)モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番「ジュノム」*
(5)モーツァルト:ピアノ・ソナタ第10番ハ長調 K.330
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第18番変ホ長調 Op.31-3
(6)ハイドン:ソナタ ニ長調 Hob.XVI:37
シューベルト:ピアノ・ソナタ変ロ長調 D.960
■DIAP-040
シューマン:謝肉祭
シューベルト/リスト:さすらい人幻想曲
グルック:ズガンバーティ:メロディ
ショパン:バラード第3番ト短調
ショパン:夜想曲第2番変ホ長調 Op.9-2
ショパン:ワルツ嬰ハ短調
ショパン:ワルツ変イ長調
ショパン:ワルツ ホ短調
バッハ:パルティータ BWV.828(サラバンド)
リスト: 小人の踊り
シュトラウス2世/タウジヒ:人はただ一度生きる
メンデルスゾーン:紡ぎ歌
チャイコフスキー:トロイカで
ボロディン:スケルツォ
・ショパン/リスト:乙女の願い
・ショパン/リスト:家路
シューマン/タウジヒ:密輸入者
シューベルト/リスト:セレナード
■DIAP-048
(1)サン=サーンス:チェロ協奏曲イ短調 Op.33
(2)チャイコフスキー:ロココ風の主題による変奏曲
(3)シューマン:チェロ協奏曲
(4)シューマン:民謡風の5つの小品 Op.102
(5)ポッパー:妖精の踊り Op.39
■DIAP-052
ドビュッシー:作品集
(1)チェロ・ソナタ ニ短調
(2)フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ
(3)ヴァイオリン・ソナタ ト短調
(4)ステファヌ・マラルメの3つの詩
(5)バレエ音楽「遊戯」
(6)フランソワ・ヴィヨンの詩による3つのバラード
■DIAP-055(2CD)
チャイコフスキー:作品集
(1)交響曲第4番ヘ短調 Op.36
(2)交響曲第5番ホ短調 Op.64
(3)交響曲第6番ロ短調 Op.74「悲愴」■DIAP-061(2CD)
モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」
■DIAP-062
サティ:作品集
(1)バレエ音楽「パラード」
(2)ジムノペディ第1番
梨の形の3つの小品*
ジムノペディ第2番
自動記述法
ダフェネオ**
太った木製人形のスケッチとからかい
風変わりな美女*
(3)ソクラテスの死
(4)3つのジムノペディ(オーケストラ版/ドビュッシー編)より 第1番、第3番
(5)ジュ・トゥ・ヴ
■DIAP-064
マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調
■DIAP-066
アルトゥール・ルービンシュタイン〜ナイメーヘン・リサイタル
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調 Op.57「熱情」
ブラームス:間奏曲変ロ短調 Op.117-2
シューマン:謝肉祭 Op.9
ショパン:バラード第1番ト短調 Op.23
 練習曲ホ短調 Op.25-5
リスト:ハンガリー狂詩曲第12番嬰ハ短調
■DIAP-067
レオンハルトによるフォルクレ
クープラン:威厳、またはフォルクレ
フォルクレ:クラヴサン組曲第1番ニ短調
 クラヴサン組曲第4番ト短調より
 クラヴサン組曲第2番ト長調より
 クラヴサン組曲第5番ハ短調より
デュフリ:フォルクレ
■DIAP-068
グラナドス:組曲「ゴイェスカス」
わら人形
組曲「ロマンティックな情景」
■DIAP-069
スヴャトスラフ・リヒテル〜ザルツブルク・レコーディングス
シューベルト:ピアノ・ソナタ第19番ハ短調 D.958
シューマン:交響的練習曲 Op.13
 色とりどりの小品 Op.99
ブラームス:6つの小品 Op.118■DIAP-070
ドヴォルザーク:作品集
(1)交響曲第8番ト長調 Op.88
(2)ピアノ五重奏曲第2番イ長調 Op.81
■DIAP-071
クープラン:教区のためのミサ曲
■DIAP-073
パーセル:歌劇「ディドとエネアス」Z.626
■DIAP-075
フランク:作品集
(1)交響曲ニ短調
(2)ヴァイオリン・ソナタ イ長調
(3)交響的変奏曲
■DIAP-080
リスト:ピアノ・ソナタ(3種)
(1)(2)(3)ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178
■DIAP-083(2CD)
バッハ:作品集
(1)4台のチェンバロのための協奏曲イ短調 BWV.1065
(2)ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 BWV.1041
(3)2台のチェンバロのための協奏曲第2番ハ長調 BWV.1061
(4)オーボエとヴァイオリンのための協奏曲ニ短調 BWV.1060a
(5)チェンバロ協奏曲第5番ヘ短調 BWV.1056
(6)三重協奏曲イ短調 BWV.1044
(7)チェンバロ協奏曲第1番ニ短調 BWV.1052
(8)2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調 BWV.1043
(9)チェンバロ協奏曲第4番イ長調 BWV.1055
(10)ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調 BWV.1042
(11)チェンバロ協奏曲第2番ホ長調 BWV.1053
■DIAP-083(2CD)
フリッツ・ヴンダーリヒ名演集
(1)モンテヴェルディ:歌劇「オルフェオ」より Si non vedro piu mai
(2)バッハ:「復活祭オラトリオ」より わが死の苦しみは和らいで
(3)ベートーヴェン:「オリーヴ山上のキリスト」より エホバよ
(4)モーツァルト:歌劇「ツァイーデ」より Wack'rer Freund
(5)モーツァルト:歌劇「魔笛」より なんと美しい絵姿
(6)モーツァルト:歌劇「魔笛」より この少年たちの賢明な教えを
(7)モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」より Welch ein grauenvolles Bild、Nur ihrem friede
(8)モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」より Folget der Heissgeliebten
(9)モーツァルト:歌劇「後宮からの逃走」より コンスタンツェよ、また会えるとは!
(10)モーツァルト:歌劇「後宮からの逃走」より 何と不運な!
(11)シューベルト:セレナード D.889、彼女の絵姿 D.957-9
(12)ワーグナー:歌劇「さまよえるオランダ人」より 遠い海から嵐をついて
(13)ロルツィング:歌劇「ロシア皇帝と船大工」より Lebe wohl, mein flandrisch Madchen
(14)フロトー:歌劇「マルタ」より Nancy! Julia、Warte nur!-Mitternacht、Ach, so fromm
(15)コルネリウス:歌劇「バグダッドの理髪師」より So leb'ich noch
(16)ボワエルデュー:歌劇「白衣の婦人」より 来れ、優しい君よ
(17)マスネ:歌劇「マノン」より 目を閉じると
(18)トマ:歌劇「ミニョン」より さようなら、ミニョン
(19)スメタナ:歌劇「売られた花嫁」より Mit der Mutter、Armer Narr
(20)チャイコフスキー:歌劇「エフゲニーオネーギン」より Wohin, wohin
 歌劇「スペードの女王」より Ich muss Sie sprechen
(21)ツェラー:喜歌劇「小鳥売り」より Wie mein Ahnl zwanzig Jahr
(22)ブラームス:あの下の谷の底では、いとしい人よ
■DIAP-090
エミール・ギレリス〜名演集
(1)モーツァルト(ブゾーニ編):「魔笛」序曲(2台ピアノ4手連弾)*
(2)シューマン:4つの夜曲 Op.23
(3)メンデルスゾーン:スケルツォ ホ短調 Op.16-2
(4)バッハ(ブゾーニ編):前奏曲とフーガ ニ長調 BWV.532
(5)リスト:ハンガリー狂詩曲第6番
(6)スカルラッティ(タウジッヒ編):パストラーレとカプリス
(7)ラモー:村娘
(8)ルイエ(ゴドフスキー編):ジーグ
(9)シューマン(タウジッヒ編):密輸入者
(10)シューマン:夢のもつれ
(11)リスト(ブゾーニ編):モーツァルトの歌劇「フィガロの結婚」の主題による幻想曲
エミール・ギレリス(P)、ヤコフ・ザーク(P)*

※以上、分売時の品番と内容。収録順、収録内容は変更となる可能性がございます。予めご了承下さい。
■DIAP-003
アルフレッド・デラー(C.T)、グスタフ・レオンハルト(指)レオンハルト・バロック・アンサンブル、ニコラウス・アーノンクール(指)デズモンド・デュプレ(Lute)
録音:1954年
■DIAP-006
(1)キャスリーン・フェリアー(C.A)、エリク・トゥクセン(指)オスロ・PO&cho
録音:1949年
(2)キャスリーン・フェリアー(C.A)、オットー・クレンペラー(指)ロイヤル・コンセルトヘボウO
録音:1951年
(3)キャスリーン・フェリアー(C.A)、ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)ウィーンSO
録音:1950年
■DIAP-008
(1)ダヴィド・オイストラフ(Vn)、キリル・コンドラシン(指)ロシア国立SO
録音:1949年
(2)ダヴィド・オイストラフ・トリオ
録音:1948年
(3)ダヴィッド・オイストラフ(Vn)、ピョートル・ボンダレンコ(Vn)、ミハイル・テリアン(Va)、スヴャトスラフ・クヌシェヴィツキー(Vc)
録音:1950年
■DIAP-013
(1)録音:1957年
(2)録音:1956年
(3)録音:1958年
全て、フリッツ・ライナー(指)CSO
■DIAP-014
スコット・ロス(Cemb)
録音:1986年7月12日
■DIAP-015
ギオマール・ノヴァエス(P)
録音:1954年&1956年
■DIAP-018(2CD)
(1)パブロ・カザルス(Vc)
録音:1955年
(2)ルドルフ・ゼルキン(Vc)、シモン・ゴールドベルク(Vn)、パブロ・カザルス(Vc)
録音:1954年
(3)パブロ・カザルス(Vc)、ミェチスワフ・ホルショフスキ(P)
録音:1954年
(4)パブロ・カザルス(Vc)
録音:1951年
(5)ミェチスワフ・ホルショフスキ(P)、アレクサンダー・シュナイダー(Vn)、パブロ・カザルス(Vc)
録音:1952年
(6)ミェチスワフ・ホルショフスキ(P)、パブロ・カザルス(指)ルピニアン音楽祭O
録音:1951年
(7)ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(S)、パブロ・カザルス(指)ロンドン・コレギウム・ムジクム
録音:1959年
(8)ユージン・イストミン(P)
録音:1993年
■DIAP-020
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)ハンブルク北ドイツRSO
録音:1951年10月27日
■DIAP-021
(1)録音:1957年3月19日
(2)録音:1958年3月22日
(3)録音:1956年11月8日
(4)録音:1958年3月24日
(5)録音:1957年10月12日
全て、ポール・パレー(指)デトロイトSO、
マルセル・デュプレ(Org)
■DIAP-022
(1)ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)、オットー・アッカーマン(指)ケルンRSO
録音:1954年
(2)ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)、ルドルフ・ケンペ(指)BPO
録音:1955年
(3)ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)、ジェラルド・ムーア(P)
録音:1957年&1959年
■DIAP-028
(1)ウラディミール・ホロヴィッツ(P)、ジョージ・セル(指)ニューヨーク・フィルハーモニック
録音:1953年
(2)ウラディミール・ホロヴィッツ(P)
録音:1942年&1953年
■DIAP-029
カール・ベーム(指)ウィーンSO、ウィーン国立歌劇場cho、テレサ・シュティッヒ=ランダル(S)、イラ・マラニウク(A)、ワルデマール・クメント(T)、クルト・ベーメ(Bs)
録音:1956年
■DIAP-031
(1)録音:1957年
(2)録音:1947年
全て、ルドルフ・ゼルキン(P)
■DIAP-035
(1)録音:1960年
(2)録音:1957年
(3)録音:1948年
(4)録音:1961年
(5)録音:1955年
(6)録音:1942年
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(P)
ラファエル・クーベリック(指)トリノ・イタリアRSO*
■DIAP-038(2CD)
(1)録音:1934年
(2)録音:1938年
(3)録音:1956年
(4)録音:1953年
(5)録音:1957年
(6)録音:1952年
クララ・ハスキル(P)、パブロ・カザルス(指)*、プラド祝祭O*
■DIAP-040
セルゲイ・ラフマニノフ(P)
録音:1925年−1942年
■DIAP-048
(1)ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)、マルコム・サージェント(指)フィルハーモニアO
録音:1956年
(2)ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)、ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指)レニングラード・PO
録音:1960年
(3)ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)、ブリテン(指)LSO
録音:1961年
(4)ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)、ブリテン(P)
録音:1961年
(5)ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)、アレクサンドル・デデューヒン(P)
録音:1957年
■DIAP-052
(1)ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)、ブリテン(P)
録音:1961年
(2)ジャン=ピエール・ランパル(Fl)、ピエール・パスキエ(Va)、リリー・ラスキーヌ(Hp)
録音:1960年
(3)クリスチャン・フェラス(Vn)、ピエール・バルビゼ(P)
録音:1953年
(4)ベルナール・クルイセン(Br)、ジャン=シャルル・リシャール(P)
録音:1962年
(5)エルネスト・アンセルメ(指)スイス・ロマンドO
録音:1958年
(6)カミーユ・モラーヌ(Br)、ジャン・フルネ(指)ラムルーO
録音:1954年
■DIAP-055(2CD)
(1)アンタル・ドラティ(指)LSO
録音:1960年
(2)ピーエル・モントゥー(指)LSO
録音:1963年
(3)イーゴリ・マルケヴィチ(指)LSO
録音:1962年
■DIAP-061(2CD)
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)VPO、ウィーン国立歌劇場cho、エーベルハルト・ヴェヒター(ドン・ジョバンニ/バリトン)、レオンティーン・プライス(ドンナ・アンナ/ソプラノ)、ニコラ・ザッカリア(騎士長/バス)、チェーザレ・ヴァレッティ(ドン・オッターヴィオ/テノール)、エリーザベト・シュヴァルツコップ(ドンナ・エルヴィラ/ソプラノ)、ヴァルター・ベリー(レポレロ/バス)、グラツィエッラ・シュッティ(ツェルリーナ/ソプラノ)、ローランド・パネライ(マゼット/バス)
録音:1960年8月3日(ザルツブルク音楽祭)
■DIAP-062
(1)イーゴリ・マルケヴィチ(指)フィルハーモニアO
(2)フランシス・プーランク(P)、ジャック・フェヴリエ(P)*、ピエール・ベルナック(Br)**
(3)シュザンヌ・ダンコ(S)、ダリウス・ミヨー(指)ローマ・イタリアRSO
(4)3レオポルド・ストコフスキ(指)フィラデルフィアO
(5)ジャン・ヴィエネル(P)
録音:1937年−1956年 
■DIAP-064
ラファエル・クーベリック(指)ロイヤル・コンセルトヘボウO
録音:1951年
■DIAP-066
アルトゥール・ルービンシュタイン(P)
録音:1963年4月20日
■DIAP-067
グスタフ・レオンハルト(チェンバロ/ヘムシュ1751年製)
録音:2005年6月、シャトー・ド・フラウィンヌ(ベルギー)
■DIAP-068
アリシア・デ・ラローチャ(P)
録音:1961年
■DIAP-069
スヴャトスラフ・リヒテル(P)
録音:1971年−1972年
■DIAP-070
(1)コンスタンティン・シルヴェストリ(指)LPO
録音:1957年
(2)クリフォード・カーゾン(P)、ブダペストSQ
録音:1953年
■DIAP-071
ミシェル・ブヴァール(オルガン/イスナール1775年製)、スコラ・メリディオナリス
録音:1992年−1993年
■DIAP-073
エマ・カークビー(S)、デイヴィッド・トーマス(Bs)、ジュディス・ネルソン(S)、アンドルー・パロット(指)タヴァナー・プレイヤーズ
録音:1981年
■DIAP-075
(1)ピエール・モントゥー(指)CSO
録音:1961年
(2)ジノ・フランチェスカッティ(Vn)、ロベール・カサドシュ(P)
録音:1947年
(3)レオン・フライシャー(P)、ジョージ・セル(指)フィラデルフィアO
録音:1957年
■DIAP-080
(1)クラウディオ・アラウ(P)
録音:1977年11月、トロント
(2)シモン・バレル(P)
録音:1947年11月11日、カーネギー・ホール(ニューヨーク)
(3)ウラディミール・ホロヴィッツ(P)
録音:1932年11月12日、アビー・ロード・スタジオ3(ロンドン)
■DIAP-083(2CD)
(1)ラース・ウルリク・モーテンセン(Cemb)、トレヴァー・ピノック(Cemb)、マリエーケ・スパーンス(Cemb)、マークス・ムーリーン(Cemb)、コンチェルト・コペンハーゲン
録音:2011年
(2)モニカ・ハジェット(Vn)、トン・コープマン(指)アムステルダム・バロックO
録音:1987年
(3)2鈴木雅明(Cemb)、鈴木優人(Cemb)、バッハ・コレギウム・ジャパン
録音:2013年
(4)レイチェル・ポッジャー(Vn)、アレクサンドラ・ベラミー(Ob)、ブレコン・バロック
録音:2012年
(5)アンドレアス・シュタイアー(Cemb)、フライブルク・バロック・オーケストラ
録音:2014年
(6)セリーヌ・フリッシュ(Cemb)、パブロ・ヴァレッティ(Vn)、ディアナ・バローニ(トラヴェルソ)、カフェ・ツィンマーマン
録音:2008年
(7)オリヴィエ・フォルタン(Cemb)、マスク
録音:2006年
(8)レイチェル・ポッジャー(Vn)、ボヤン・チチッチ(Vn)、ブレコン・バロック
録音:2012年
(9)ベアトリス・マルタン(Cemb)、レ・フォリー・フランセーズ
録音:2009年
(10)モニカ・ハジェット(Vn)、トン・コープマン(指)アムステルダム・バロックO
録音:1986年
(11)ラース・ウルリク・モーテンセン(Cemb)、コンチェルト・コペンハーゲン
録音:2003年
■DIAP-083(2CD)
(1)ヘルムート・クレプス(T)、ヒッツアッカー音楽週間O
録音:1955年
(2)マルセル・クーロー(指)シュトゥットガルト・バッハ・オーケストラ
録音:1956年
(3)ベートーヴェン:「オリーヴ山上のキリスト」より エホバよ
ヘンク・スプルイト(指)オランダ放送O
録音:1957年
(4)アルフォンス・リシュナー(指)シュトゥットガルト放送O
録音:1956年
(5)カール・シューリヒト(指)シュトゥットガルト放送O
録音:1959年
(6)ヨーゼフ・カイルベルト(指)VPO&cho
録音:1960年
(7)エリーザベト・グリュンマー(S)、ハンス・ツァノテルリ(指)ベルリンSO
録音:1960年
(8)ホルスト・シュタイン(指)ベルリンSO
録音:1961年
(9)ベリスラフ・クロブカール(指)ベルリンSO
録音:1961年
(10)ルート=マルグレート・ピュッツ(S)、イシュトヴァン・ケルテス(指)ザルツブルク・モーツァルトテウムO
録音:1961年
(11)ロルフ・ラインハルト(P)
録音:1962年
(12)フランツ・コンヴィチュニー(指)ベルリン・シュターツカペレ、ベルリン・ドイツ・オペラcho
録音:1960年
(13)ベリスラフ・クロブカール(指)ベルリンSO、ベルリン・ドイツ・オペラcho
録音:1959年
(14)ベリスラフ・クロブカール(指)ベルリンSO、ベルリン・ドイツ・オペラcho
録音:1960年
(15)(16)(17)ハンス・ミュラー=クライ(指)バイエルン州立O
録音:1962年
(18ベリスラフ・クロブカール(指)ベルリンSO
録音:1961年
(19)ピラール・ローレンガー(S)、ルドルフ・ケンペ(指)バンベルクSO
録音:1962年
(20)メリッタ・ムセリ(S)、マインハルト・フォン・ツァリンガー(指)バイエルン州立O
録音:1962年
(21)フランツ・マルツァレク(指)ケルン放送O
録音:1960年
(22)ヨーゼフ・ミュラー=マイエン(P)
録音:1955年
全てフリッツ・ヴンダーリヒ(T)
■DIAP-090
(1)録音:1950年
(2)録音:1966年
(3)録音:1940年
(4)録音:1968年
(5)録音:1949年
(6)録音:1949年
(7)録音:1951年
(8)録音:1935年
(9)録音:1935年
(10)録音:1937年
(11)録音:1935年
エミール・ギレリス(P)、ヤコフ・ザーク(P)*
往年の名演奏家、またフランスを中心とする現役の演奏家たちの数ある名演の中から、フランスのクラシック音楽専門誌「ディアパゾン(Diapason)」が推薦する必聴録音を集めたシリーズ「レ・ザンディスパンサーブル・ド・ディアパゾン(Les Indispensables de Diapason)」の40枚組BOXの第2弾が完全限定生産で登場します! フランスの名演奏家たちの名演はもちろんのこと、リヒテルやギレリス、オイストラフ、マルケヴィチ、ラフマニノフなどロシア/旧ソ連の巨匠たちの録音、ホロヴィッツ&セルのチャイコフスキー(1953年録音)やレオンハルトのフォルクレ(2005年録音)など、ディアパゾン誌のネットワークを活かした様々な演奏がこのBOXセットのために集められました。 2016年にフランスで発売された第1番(DIAPBOX 01)は発売早々に完売となっており、今回の第2弾も大きな話題を呼ぶことでしょう! ※当タイトルは初回限定生産商品のため、生産数、入荷数に限りがございます。ご注文数に対して十分な数量をご提供出来ない可能性がございます。予めご了承下さい。


BERLINER PHILHARMONIKER
BPHR-001BOOK
(1BOOK)
写真集:モニカ・リッタースハウス(写真家)
『ムーヴィング ・ミュージック』〜ベルリン・フィルとラトル
写真:274 枚
総ページ数:264 ページ(英・独)
表紙:リネンテープ、
空押しエンボス、
写真付仕上げ
出版社:アレクサンダー・フェルラーク・ベルリン
重量:165g
サイズ:235×290
10年以上に渡り、サー・サイモン・ラトルとベルリン・フィルハーモニー管弦楽団を追いかけてきた写真家モニカ・リッタースハウスによる写真集『ムー ヴィング ・ミュージック』。 彼女は、ベルリンのフィルハーモニーでのコンサート、リハーサルはもちろんのこと、ベルリン・フィルが行うヨーロッパ各地でのコンサート及び世界各地 でのコンサート・ツアーにも同行し、指揮者、団員たちの本番、舞台裏などを撮ってきました。彼女はラトル、団員たちからの信頼も厚く、コンサート前 の緊張感、本番での集中力、コンサート終了後の熱気を一番近くで体験し、それを写真に残しています。またこの写真集は、ベルリン・フィルの記録であ るとともに、2018年で任期終了する音楽監督ラトルの回顧録でもあります。写真のほかに、フランクフルト総合新聞のジャーナリスト、エレオノーレ・ビュー ニングの紹介文や、団員のインタビュー(英・独)も収録されています。 (Ki)

Atlantic Crossing Records
ACR-0006(1CD)
NX-A14
ハンガリーの名曲集
フバイ:夜想曲第1番イ短調Op.42
ヴェイネル:ペレギ・ヴェルブンクOp.40
コダーイ:ヴァイオリンとピアノのためのアダージョ
ゴルトマルク:バラードト長調Op.54
ドホナーニ:ヴァイオリン・ソナタ嬰ハ短調Op.21
バルトーク:ルーマニア民俗舞曲BB68(ヴァイオリンとピアノ編)
フバイ:幻想風ツィガーヌOp.55-2
アウアー:ハンガリー狂詩曲Op.5
ケイ=トーマス・メルクル(Vn)
アンゲリカ・メルクレ(P)

録音:2015年4月ドイツミュンヘン高等音楽学校
ハンガリーの作曲家たちによるこれらのヴァイオリン作品は、情熱的で名人芸 に彩られているにもかかわらず、そのほとんど は普段耳にすることがありません。しかし、フバイの憂いに満ちた「夜想曲」を はじめ、美しいコダーイのアダージョ、アル バムの中核を成すドホナーニのソナタと、どれもが一度耳にすれば強烈な印象を 残す存在感のある作品です。ケイ=トーマ ス・メルクルが時に優しく、時には激しく、冴えた技巧と洗練された音色で聴かせます。
☆Youtube試聴→https://www.youtube.com/watch?v=-KbSuLaUU6o&feature=youtu.be

Atlantic Crossing Records
子どもの向けの朗読と音楽を融合させたアルバムをリリースしているドイツのレ ーベル。 設立したのは、日本でもお馴染みの指揮者準・メルクルの弟で、現在バイエルン 放送SOのヴァイオリン奏者、ケイ=トーマ ス・メルクルの妻キム・メルクル。彼女は自ら物語を書き、これを素晴らしい音 楽と融合させ、独特の世界を生み出しています。 朗読CDだけでなく、ケイ=トーマス・メルクルをソリストとして起用したアルバ ムもリリースしています。
Atlantic Crossing Records
ACR-0001(1CD)
NX-A14
ナレーターとヴァイオリン、弦楽オーケストラのための音楽物語「ストラディヴァリの贈り物」
音楽&ストーリー:キム・メルクル
ロジャー・ムーア(ナレーター)
ケイ=トーマス・メルクル(Vn)
スタジオ・オーケストラ
録音:モナコリヴィエラ・ラジオ
Atlantic Crossing Records
ACR-0002(1CD)
NX-A14
ナレーターとヴァイオリン、弦楽オーケストラのための音楽物語「アマティの夢」
音楽&ストーリー:キム・メルクル
ロジャー・ムーア(ナレーター)
ケイ=トーマス・メルクル(Vn)
スタジオ・オーケストラ
録音:モナコリヴィエラ・ラジオ

☆ACR-0001&ACR-0002
ACR-0001&ACR-0002 17世紀のイタリアを、名ヴァイオリン製作者ニコロ・アマティの弟子ラファエロ とともに巡る旅。語りは名優ロジャー・ム ーアが担当しています。ヴァイオリン演奏はケイ・トーマス=メルクルが担当。
☆ACR-0001のYoutube試聴→https://www.youtube.com/watch?v=zWK_iba4yAU
☆ACR-0002のYoutube試聴→https://www.youtube.com/watch? v=MAOTvKt7qR8&feature=youtu.be
Atlantic Crossing Records
ACR-0004(1CD)
NX-A14
音楽物語「ドリーム・オブ・ジャズ」
ストーリー&音楽:キム・メルクル
アウグスト・ツィルナー(ナレーター)
1940年代のクリーヴランドを舞台に、当時の人々が熱狂し、夢を追い求めた「ジャズ」の物語。
☆Youtube試聴→https://www.youtube.com/watch?v=O3-6yhFtBJY&feature=youtu.be
Atlantic Crossing Records
ACR-0005(1CD)
NX-A14
音楽物語「モーツァルト・マジカル・ナイト」
ストーリー:キム・メルクル
音楽:モーツァルト
1.宮廷で演奏するモーツァルト(ナレーション)/2.ピアノ協奏曲第19番ヘ長調
K459-第1楽章/3.ゴンドラで(ナレーション)/4.ピアノ協奏曲第19番ヘ長調K459-第3楽章/5.アマリエの城(ナレーション)/6.ピアノ・ソナタ8番イ短調K310-第2楽章/7.私の指の踊り(ナレーション)/8.ピアノ・ソナタ8番イ短調K310-第3楽章/9.湖で泳ぐ(ナレーション)/10.カスケード:ピアノ協奏曲第19番ヘ長調K459-第2楽章/11.ピアノ協奏曲第19番ヘ長調K459-第3楽章
ジェニファー・ラーモア(ナレーター)
【演奏…原盤Deutsche Grammopho】
エレーヌ・グリモー(P)
バイエルン放送室内O
7歳のモーツァルトが体験した宮殿での夢の物語。エレーヌ・グリモーの奏でる 流麗な協奏曲とソナタに載せて、楽しい物語 が展開されています。
Youtube試聴→
https://www.youtube.com/watch? v=koFx1SUjCW8&feature=youtu.be
Atlantic Crossing Records
ACR-0007(1CD)
NX-A14
音楽物語「へび使い」
ストーリー&音楽:キム・メルクル
カルヴァン・バーク(ナレーター)
キム・メルクル(Cl)
クリスティアン・グルーバー(G)
トビアス・オット(タブラ)
17世紀の古い物語。インドのアーグラに住む“へび使い”シバと彼の母、相棒 のコブラ「ボンジ」の物語を音楽に載せてお贈 りします。エキゾチックで夢幻的な世界が広がります。
Youtube試聴→https://www.youtube.com/watch? v=vvLwbXcklrQ&feature=youtu.be
Atlantic Crossing Records
ACR-0008(1CD)
NX-A14
音楽物語「闘牛士の歌」
ストーリー:キム・メルクル 1.グラナドス:スペイン舞曲Op.37-9ロマンティカ/2.リョベート:盗賊の歌/3. 一緒に歩こう(ナレーション)/4.ロドリ ーゴ:メヌエット・ポンポーソ/5.祖父の秘密(ナレーション)/6.アルベニス:ス ペインの歌Op.232-コルドバ/7.私たちの ギター(ナレーション)/8.デ・ファリャ:はかない人生/9.闘牛士の学校(ナレー ション)/10.アルベニス:スペイン組曲 Op.47-アラゴン/11.父の夢(ナレーション)/12.デ・ファリャ:三角帽子−粉屋の 踊り/13.その夜(ナレーション)/14.グラ ナドス:スペイン舞曲Op.37-2オリエンタル/15.安定(ナレーション)/16.グラナ ドス:スペイン舞曲Op.37-4ビリャネ スカ/17.牛への子守歌(ナレーション)/18.デ・ファリャ:恋は魔術師−魔法の輪 /19.ロドリーゴ:メヌエット・ポンポーソ /20.用意はできた(ナレーション)/21.デ・ファリャ:恋は魔術師−火祭りの踊り /22.ロドリーゴ:アレグロ・マ・ノン・トロ ッポ/23.沈黙(ナレーション)/24.アルベニス:スペインOp.165-タンゴ/25.祖 父の思い出(ナレーション)/26.デ・ファ リャ:はかない人生
カルヴァン・バーク(ナレーター)
グルーバー&マクラー・デュオ(G)
美しいギター・デュオが彩る闘牛士を目指す少年の物語。
☆Youtube試聴→https://www.youtube.com/watch?v=6bsFCFMM6V0&feature=youtu.be
Atlantic Crossing Records
ACR-0009(1CD)
NX-A14
フルートと弦楽オーケストラのための音楽物語「王の娘」
ストーリー&音楽:キム・メルクル
ジェニファー・ラーモア(ナレーター)
ナターリエ・シュヴァーベ(Fl)
ルーティストを夢見る王女ソフィアを巡る魅惑的な物語。オリジナルの美しい音楽が全編を彩っています。
☆Youtube試聴→https://www.youtube.com/watch?v=ttDWS53cPAI&feature=youtu.be
Atlantic Crossing Records
ACR-0010(1CD)
NX-A14
音楽物語「ヴェニスのチェリスト」
ストーリー:キム・メルクル
音楽:J.S.バッハ 1.無伴奏チェロ組曲第2番ニ短調:プレリュード/2.アデリーナ(ナレーション)/ 3.無伴奏チェロ組曲第1番ト長調:メヌ エットI/4.ウェディング(ナレーション)/5.無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調:ブ ーレI/6.ジャコモ・バンビーノ(ナレーシ ョン)/7.無伴奏チェロ組曲第1番ト長調:アルマンド/8.凍った心(ナレーション )/9.大運河(ナレーション)/10.無伴奏 チェロ組曲第4番変ホ長調:ブーレI/11.黄金の仮面(ナレーション)/12.無伴奏 チェロ組曲第6番ニ長調:アルマンド/ 13.チェリスタ・ベリッシモ(ナレーション)/14.無伴奏チェロ組曲第1番ト長調: プレリュード/15.祭り(ナレーション)/ 16.無伴奏チェロ組曲第5番ハ短調:サラバンド/17.おじいさん(ナレーション)/ 18.無伴奏チェロ組曲第4番変ホ長調: ジーグ
トーマス・ハンプソン(ナレーション)
ダニエル・ミュラー=ショット(Vc)
ミュラー=ショットのチェロとともに1725年のヴェニスを旅する物語。トーマス・ハンプソンがナレーションを担当。
☆Youtube試聴→https://www.youtube.com/watch?v=uFYdlmGtYWc&feature=youtu.be


EUROARTS
KKC-9152(5DVD)
税込定価
ブリュノ・モンサンジョン・エディションVol.3〜リヒテル、ロジェストヴェンスキー

[DVD 1]
スヴャトスラフ・リヒテル/謎(エニグマ)〜蘇るロシアの巨匠(第1部)(1998)

[DVD 2]
(1)スヴャトスラフ・リヒテル/謎(エニグマ)〜蘇るロシアの巨匠(第2部)(1998)
(2)トゥーレーヌ音楽祭〜モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番変ホ長調「ジュノム」K.271

[DVD 3] 4:3 DD2.0 音声:露
(1)赤い指揮棒 (2003)
(2)ロジェストヴェンスキー〜指揮者それとも魔術師? (2003)
(3)シュニトケ:死せる魂/プロコフィエフ:カンタータ「乾杯」

[DVD 4] 
ロジェストヴェンスキーの証言(第1部)

[DVD 5]
(1)ロジェストヴェンスキーの証言(第2部)
(2)アンドレイ・チェスノコフ〜テニス選手の肖像 (1989)
[DVD 1]
4:3  PCM STEREO 音声:露・独 

[DVD 2] 4:3 PCM STEREO 音声:露・独
(2)スヴャトスラフ・リヒテル(P)、
 ロリン・マゼール(指)フランス国立O (1966年ライヴ)

[DVD 3] 4:3 DD2.0 音声:露
(3)ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指)
 モスクワ・シンフォニック・カペレ&Cho
  ヴィクトリア・ポストニコワ(P)

[DVD 4] 16:9 PCM STEREO 音声:露・仏・英
1999、2002、2003、2015年収録

[DVD 5]16:9 PCM STEREO(1)、4:3 DD2.0(2) 音声:露・仏・英
(1)(第2部)1999、2002、2003、2015年収録
(2)監督:ブリュノ・モンサンジョン

全て日本語字幕付
NTSC/DTS 5.0
10h 42’ 00”
字幕:日本語,英仏独
日本語帯・解説付
モンサンジョンによるドキュメンタリー・シリーズの第3弾はロシア編。リヒテルに語らせた1998年制作の「謎(エニグマ)」は世界に衝撃を与えまし た。現在入手困難となっている同作品が驚きの価格で再発売となります。もちろん日本語字幕付き。また今回、1966年トゥーレーヌ音楽祭から、モーツァ ルト:ピアノ協奏曲第9番変ホ長調「ジュノム」をマゼール指揮フランス国立管弦楽団と共演した映像も初出。リヒテルの神業を味わえます。
今回の目玉はリヒテルでなく、読売日本交響楽団の名誉指揮者としておなじみ、今年9月にも来日が予定されているロジェストヴェンスキーのドキュメ ンタリーも3篇。そのうち2003年制作の「赤い指揮者」と「ロジェストヴェンスキー〜指揮者それとも魔術師?」は、今回日本語字幕を付けての再発売。 それにより、このドキュメンタリーの価値が倍増しました。ことにプロコフィエフがスターリンの還暦祝いに作曲したカンタータ「乾杯」の指揮全曲演奏に 傑作。裏で血の粛清を行っているのに慈悲深く偉大な首領様と讃えられる歌詞と、プロコフィエフ屈指の素晴らしい音楽のギャップ。ロジェストヴェンスキー が何とも言えない表情で指揮しているのが見ものです。 さらに衝撃なのが最新作「ロジェストヴェンスキーの証言」。ロジェストヴェンスキーはスターリン時代からプーチン時代までをしたたかに生き抜き、ソ 連=ロシアの楽壇の表と裏をつぶさに目撃した稀有な人物ながら、大のインタビュー嫌いでこれまで本心を明かしたことがありませんでした。それは命に かかわることゆえですが、その彼が4時間にわたり、国や同僚たちについて赤裸々に語ります。ショスタコーヴィチ、シュニトケに対する親愛の情に比べ、 政府、スターリン、フレンニコフほかへの容赦ない罵詈雑言はヴォルコフの「ショスタコーヴィチの証言」と重複する点も多く興味津々。スターリンとプロ コフィエフ両者が奇しくも亡くなった同日のモスクワの様子や、ストラヴィンスキーの来ソ、ゴロワノフの人情味あふれるエピソードは初めて聞くもので臨 場感たっぷり。さすが歴史の証人と申せましょう。オリジナル・ロシア語から字幕作成というのも貴重、ロシア音楽関係者必見の最重要資料です。
最終巻のおまけとして、音楽と全く関係のないソ連初のテニス・チャンピオン、アンドレイ・チェスノコフ(1966-)のモンサンジョンによるインタビュー も収録。ブルジョワのスポーツとしてソ連時代にほぼ姿を消していたテニスで、ロシア人として初めて4大大会に出場、1991年7月のカナダ・マスター ズではあの松岡修造と準々決勝まで進んだヒーロー。モンサンジョンの方法論は音楽と全く同じで、チェスノコフの口から政府の不当さと搾取を語らせ、 ソ連における音楽とスポーツが同じ扱いだったことを認識させてくれます。

ACCENTUS Music
ACC-20321DVD(DVD)
失楽園〜アルヴォ・ペルト/ロバート・ウィルソン(ドキュメンタリー) 監督:ギュンター・アッテルン

リージョン:All
NTSC 16:9
PCM Stereo
Dolby Digital 5.1
DTS 5.1
字幕:日本語,英独仏韓
55’ 33”
失楽園といっても渡辺淳一原作のアレではなく、旧約聖書「創世記」で蛇にそそのかされて禁断のリンゴを食べたため、エデンの園を追われる話。これ はペルトとロバート・ウィルソン共同で「アダムの受難」を制作する過程をドイツの映像作家ギュンター・アッテルンが監督した作品。ペルトとエストニア、 日本、ヴァチカンに追跡取材しています。驚くほど静謐な世界ながら、ペルトとウィルソンという偉大な個性が内面で激しく燃えるさまが感じ取れ興味津々。 (Ki)

ACCENTUS Music
ACC-20208DVD(DVD)
ユン・イサン〜ドキュメンタリー「南北朝鮮のはざまで」
監督:マリア・ストッドマイヤー
リージョン:All
カラー 16:9 NTSC
PCM Stereo
Dolby Digital 5.1
DTS 5.1/60分
字幕:日本語,英独仏韓
日本統治下の朝鮮半島で生まれた作曲家ユン・イサン(尹伊桑)(1917-1995)。彼がドイツを終の棲家としながらも、北朝鮮とのかかわりや、韓国 の故郷への望郷の念が描かれています。彼と面識のあった音楽家、小学校教師時代の教え子、家族の証言をもとに、彼の祖国統一の悲願を辿ります。
チェロを熟知していた尹のチェロ協奏曲を軸に、韓国のチェロ奏者コ・ボンインが北朝鮮のオーケストラと平壌で上演する様子を、彼の悲願だった「音 楽による南北統一」にかぶらせ、深く考えさせられます。 尹は1963年に初めて北朝鮮を訪問、金日成、金正日と親しくその後頻繁に往来し、平壌には金正日の肝入りで国立尹伊桑研究所が創設されるほどの 扱いを受けました。ベルリン在住だった彼は、ヨーロッパでの北朝鮮による拉致に関与していたとも言われ、1967年にはKCIAに強制送還されて拷問の 末、朴大統領(先代)からスパイ容疑で死刑判決を受けます。それを当時のニュース映像を交え、手に汗握らせます。 音楽ファンはもとより、韓流ドラマ・ファン、北朝鮮問題に興味のあるすべての向きにオススメ。日本語字幕付き。 (Ki)




Etcetra
KTC-1530(10CD)
第二次世界大戦中に禁じられた音楽


CD1〜ヘンリエッテ・ボスマンス(1895−1952)
(1)フルートと室内オーケストラのためのコンツェルトシュトゥック
(2)ピアノとオーケストラのための詩曲
(3)ピアノとオーケストラのためのコンチェルティーノ
(4)チェロとピアノのための「静かな夜に」
(5)チェロ・ソナタ

CD2〜レックス・ヴァン・デルデン(1919−1988)
(1)弦楽オーケストラのための協奏曲
(2)小協奏曲
(3)ムジカ・シンフォニカ Op.93
(4)シンフォニア第3番 Op.45
(5)ヴァイオリン・ソナタ Op.82

CD3〜ヤン・ファン・ヒルセ(1881−1944)
(1)演奏会用序曲ハ短調
(2)九重奏曲
(3)弦楽四重奏曲(1922年,未完成)
(4)三重奏曲

CD4(2009年録音)〜ディック・カッテンブルク(1919−1944)
(1)アレグロ・モデラート
(2)フルートとピアノのための小品
(3エスカペイド
(4)パレスチナの歌曲
(5)コンポジションズ

CD5〜イグナーツェ・リリエン(1897−1964)
(1)モダン・タイムズ・ソナタ
(2)ディヴェルティメン
(3ヴェロニカ,ミーツカゼルネ,ハーベスト,瞑想的な4つの歌,怠惰な

CD6〜レオ・スミット(1900−1943)
(1)チェロ協奏曲
(2)シェムセルニハール
(3)ヴィオラ協奏曲
(4)三重奏曲

CD7(2009年録音)〜 ロジー・ヴェルトハイム(1888−1949)
(1)チェロとピアノのためのソナチネ
(2)ピアノとヴァイオリンのためのソナタ
(3)弦楽四重奏曲
(4)フルートとピアノのための「3つの小品」
(5)「ランスロット」のための3つの前奏曲
(6)3つのシャンソン
(7)2つの歌曲
(8)オランダの詩による4つの歌

■CD8
(1)ニコ・リヒター(1915−1945):2つの小品
(2)フルート,ヴィオラとギターのための三重奏曲
(3)弦楽四重奏曲
(4)フルート,ヴァイオリンとヴィオラのためのセレナード
(5)ピアノのためのソナチネ
(6)マリウス・フロートハイス(1914−2001):オルフェのトンボーのための
(7)室内ソナタ Op.42
(8)朝の歌
(9)室内ソナタ Op.17
(10)フルート協奏曲 Op.19

■CD9
(1)セム・ドレスデン(1881−1957):舞踏の閃光
(2)ヴィルヘルム・レティヒ(1892−1988):ヘブライのバラード第1巻
(3)レオ・コック(1893−1992):古い9つの旋律

■CD10
(1)ミシャ・ヒレスム(1920−1944):前奏曲
(2)シム・ゴッケス(1897−1943):4つの詩編
(3)ダニエル・ベリンファンテ(1893−1945):ピアノ・ソナタ第3番
(4)テオ・スミト・シビンガ(1899−1958):3つの映像
(6)マールテン・スパンヤールト(1892−1942):3つの歌曲
(7)ボブ・ハンフ(1894−1944):小組曲
(8)マルヨ・タル(1915−2006):5つの歌曲〕
CD1
(1)ジャック・ゾーン(Fl)、ヤク・ファン・ステーン(指)オランダ放送CO/1995年録音
(2)ドミトリー・フェルシュトマン(Vc)、エド・スパニャールト(指)オランダ放送CO/1993年録音
(3)ロナルド・ブラウティハム(P)、エド・スパニャールト(指)オランダ放送CO/1993年録音
(4)ドリス・ホッホシャイト(Vc)、フランス・ファン・ルート(P)/2000年録音
(5ドリス・ホッホシャイト(Vc)、フランス・ファン・ルート(P)/2000年録音
CD2
(1)オイゲン・ヨッフム(指)ロイヤル・コンセルトヘボウO/1968年録音
(2)オイゲン・ヨッフム(指)ロイヤル・コンセルトヘボウO/1964年録音
(3)ベルナルド・ハイティンク(指)ロイヤル・コンセルトヘボウO/1969年録音
(4)ジョージ・セル(指)ロイヤル・コンセルトヘボウO/1968年録音
(5)イザベル・ファン・クーレン(Vn)、ロナルド・ブラウティハム(P)/1994年録音
CD3
(1)ヤク・ファン・ステーン(指)オランダ放送CO/1998年録音
(2)ヴィオッタ・アンサンブル、エボニー・クヮルテット/1996年録音
(3)ヴィオッタ・アンサンブル、エボニー・クヮルテット/1996年録音
(4)ヴィオッタ・アンサンブル、エボニー・クヮルテット/1996年録音
CD4
(1)アスディス・ヴァルディマルスドッティル(Va)、マルセル・ヴォルムス(P)
(2)エレオノーラ・パメイエル(Fl)、マルセル・ヴォルムス(P)
(3ウルズラ・ショッホ(Vn)、エミ・オオイ・レズニック(Vn)
(4)イレーネ・マエッセン(S)、マルセル・ヴォルムス(P)
(5)マルセル・ヴォルムス(P)、ロデヴィーク・クロメリン(P)、マリーケ・ファン・デル・ヴェン(タップダンス)
CD5
(1)フランス・ファン・ルート(P)、マリーケ・ファン・コーテン(Vn)/1995年録音
(2)エレオノーレ・パメイエル(Fl)、フランス・ファン・ルート(P)/2002年録音
(3アンヤ・ファン・ヴィーク(Ms)、フランス・ファン・ルート(P)/1986年録音
CD6
(1)ピーター・ウィスペルウェイ(Vc)、エド・スパニャールト(指)オランダ放送CO/1993年録音
(2)エド・スパニャールト(指)オランダPO/1999年録音
(3)ダニエル・ライスキン(Va)、フィリップ・アントルモン(指)オランダCO/2000年録音
(4)イヴァー・ベリックス(Cl)、エディト・ファン・モエルガステル(Va)、フランス・ファン・ルート(P)/1999年録音
CD7
(1)ドリス・ホッホシャイト(Vc)、フランス・ファン・ルート(P)
(2)ウルズラ・ショッホ(Vn)、マルセル・ヴォルムス(P)
(3)ユトレヒトSQ
(4)エレオノーレ・パメイエル(Fl)、マルセル・ヴォルムス(P)
(5)エレオノーレ・パメイエル(Fl)、マルセル・ヴォルムス(P)、アスディス・ヴァルディマルスドッティル(Va)、マイケル・スターリング(Vc)
(6)イレーネ・マエッセン(S)、エレオノーレ・パメイエル(Fl)、マリア・ボン(P)
(7)イレーネ・マエッセン(S)、マルセル・ヴォルムス(P)
(8)イレーネ・マエッセン(S)、マルセル・ヴォルムス(P)
■CD8
(1)マリーケ・ファン・コーテン(Vn)、フランス・ファン・ルート(P)〕、ヘト・リク〔ヘンク・ネヴェン(Br)、フランス・ファン・ルート(P)〕
(2)エレオノーレ・パメイエル(Fl)、エディト・ファン・モエルガステル(Va)、マルティン・カーイ(G)
(3)マリーケ・ファン・コーテン(Vn)、ジャコビエン・ロズモンド(Vn)、エディト・ファン・モエルガステル(Va)、ドリス・ホッホシャイト(Vc)
(4)エレオノーレ・パメイエル(Fl)、ジャコビエン・ロズモンド(Vn)、エディト・ファン・モエルガステル(Va)
(5)フランス・ファン・ルート(P)/2003年録音
(6)エリカ・ヴァールデンブルク(Hp)
(7)エレオノーレ・パメイエル(Fl)、エリカ・ヴァールデンブルク(Hp)/2008年録音
(8)エレオノーレ・パメイエル(Fl)
(9)エレオノーレ・パメイエル(Fl)、フランス・ファン・ルート(P)/2005年録音
(10)レイモンド・デルノイエ(Fl)、マーク・スーストロ(指)ブラバント・オーケストラ/1996年録音
■CD9
(1)ラファエル・クーベリック(指)ロイヤル・コンセルトヘボウO/1954年録音
(2)ミハル・シャミール(S)、ヴァグ・パピアン(P)/2006年録音
(3)マルセル・ヴォルムス(P)、イレーネ・マエッセン(S)/2011年録音
■CD10
(1)マリアンネ・ボーア(P)/2012年録音
(2)オランダ室内Cho、クラース・ストック(指)/2011年録音
(3)マルセル・ヴォルムス/2005年録音
(4)エレオノーレ・パメイエル(Fl)、エリカ・ヴァールデンブルク(Hp)/2008年録音
(6)ヴィルケ・テ・ブルーメンストローテ(Ms)、フランス・ファン・ルート(P)/2006年録音
(7)ジャコビエン・ロズモンド(Vn)、マリア・ボン(P)/2005年録音
(8)マルヨ・タル(ヴォーカル&ピアノ/1960年録音
爆撃によるロッテルダムの壊滅、王家と政府のイギリスへの亡命、ナチス・ドイツによる占領など、大きな打撃を受けたオランダ。第二次世界大戦に翻弄され、この未曽有の戦争下で演奏を禁じられた19人のオランダの作曲家たちの音楽をまとめたボックス・セット。レオ・スミットやディック・カッテンブルクなどこの大戦によって命を落とした作曲家や、難を逃れ生き延びた作曲家たちが遺した音楽。
ヨッフム(CD2)やハイティンク(CD2)、セル(CD2)、ウィスペルウェイ(CD6)、ライスキン(CD6)、クーベリック(CD9)など、巨匠、名手たちの録音も含まれたこの作品集には、オランダの音楽はもちろんのこと、大戦下における20世紀前半オランダの歴史が凝縮されています。

JOHN HUNT
ISBN978-1-901395-30-3
(BOOK)
《ジョン・ハント・ディスコグラフィー》
フルトヴェングラー・ディスコグラフィー第7版
6th editionから15年あまり、待望の7th edition 発売!
●セッション録音、演奏会録音、放送録音、インタヴュー録音の全てを年代順に掲載。
●それぞれの録音は、SP、LP、CD、映像作品の順に英一仏・独・伊など各国のレコード番号を掲載。
●作曲家・作品別のインデックスをはじめ、オーケストラ、ソリスト別のインデックスを巻末に掲載。
JOHN HUNT
ISBN978-1-901395-29-7
(BOOK)
《ジョン・ハント・ディスコグラフィー》
austro-hungarian pianists〜リリー・クラウス/フリードリヒ・グルダ/イングリット・ヘブラー・ディスコグラフィー


■ボーナス
ジョン・ハントの回想録「LIFE WITH MUSIC」
特に、リリー・クラウスは、SP時代から非常に多くのレーベルに録音があり、今回のディスコグラフィーぱ大変貴重な資料!
●作曲家別、作品別にマイナー発売を含む全録音を掲載。
●SP、LP、CD、映像作品の発売番号を掲載。

Tony Palmers Film
TPDVD-149
(DVD-Video/NTSC)
ベンヤミン・シュミットの冒険 ベンヤミン・シュミット(Vn)、
小澤征爾(指VPO、他

※収録時間:102分/NTSC16:9(ALL/Regions)
クラシックのみならずジャズでも活躍するベンヤミン・シュミット。小澤征爾と共演した、ザルツブルグ音楽祭のリハーサルも収録!ユーディ・メニューイン国際ヴァイオリン・コンクール・クラシック部門で第1位入賞の他、様々な国際コンクールで優秀な成績を収めているウィーン生まれのヴァイオリニスト、ベンヤミン・シュミットのドキュメント&メイキングDVD。ザルツブルグ音楽祭のオープニング・コンサートで小澤征爾指揮、ウィーンPOと共演したコルンゴルトのヴァイオリン協奏曲のリハーサル風景とライヴ映像の一部も収録しており、ファンには貴重な映像作品となっています。
Tony Palmers Film
TPDVD-185
(DVD-Video/NTSC)
ヒンデミット〜巡礼者の成り行き トニー・パーマー(監督、編集)、他

収録時間:40分/NTSC/(ALL/Regions)
ドイツの作曲家で指揮者のパウル・ヒンデミット(1895ー1963)の没後50周年を記念し製作されたドキュメント。ナチス政権に弾圧を受けたヒンデミット、アドルフ・ヒトラーも登場する当時の映像も使用し、ヒンデミットの生きた時代に迫る。本作品には、オリジナル・マスターに起因する映像及び音声に乱れが一部含まれております、あらかじめご了承ください。
Tony Palmers Film
TPDVD-167
(DVD-Video/NTSC)
パルジファル〜ザ・サーチ・フォー・ザ・グレイル ワレリー・ゲルギエフ(指)
プラシド・ドミンゴ(パルジファル)、他

収録時間:116分/NTSC/16:9(ALL/Regions)
リヒャルト・ワーグナー(1813−1883)の歌劇「パルジファル」をドキュメンタリー化。劇中の指揮を振るうのはワレリー・ゲルギエフ、パルジファル役には世界各国で高い人気と評価を得ているスペイン生まれのテノール歌手で指揮者でもあるプラシド・ドミンゴ。トニー・パーマー監督の作品の中でも、この「パルジファル」は重要な作品の1つと言えます。
※本作品には、オリジナル・マスターに起因する映像及び音声に乱れが一部含まれております、あらかじめご了承ください。
Tony Palmer's Film
TPDVD-182
(DVD-Video/NTSC)
レディース&ジェントルメン ルネ・フレミング(S)、
ワレリー・ゲルギエフ(指)他

収録時間:122分/NTSC/16:9(ALL/Regions)
当代随一のソプラノと評される米国を代表するソプラノ、ルネ・フレミングのドキュメンタリー。幼少の頃やオフ・ショットの映像から、ステージでのリハーサルの風景も収録。ヴェルディの「レクイエム」のリハーサルで指揮を振るのはワレリー・ゲルギエフ。
※本作品には、オリジナル・マスターに起因する映像及び音声に乱れが一部含まれております、あらかじめご了承ください。
Tony Palmers Film
TPDVD-118
(DVD-Video/NTSC)
おお、運命の女神よ ドナルド・ラニクルズ(指
バイエルンRSO&Cho、他

収録時間:115分/NTSC/16:9(ALL/Regions)
ドイツの作曲家カール・オルフ(1895−1982)の代表作「カルミナ・ブラーナ」のドキュメンタリー・フィルム。ナチス・ドイツの時代背景とカール・オルフの創作活動に迫る。カール・オルフのインタビューも収録されており貴重な映像作品。
※本作品には、オリジナル・マスターに起因する映像及び音声に乱れが一部含まれております、あらかじめご了承ください。
Tony Palmers Film
TPDVD-172
(DVD-Video/NTSC)
ワーグナー一族 様々なアーティスト

収録時間:106分/NTSC(ALL/Region)
「歌劇王」として知られる作曲家リヒャルト・ワーグナー(1813−1883)とその家族をテーマにしたドキュメンタリー。リヒャルト・ワーグナーの子孫とナチス党との関連性なども取り上げており、資料としても一役買う作品。
※本作品には、オリジナル・マスターに起因する映像及び音声に乱れが一部含まれております、あらかじめご了承ください。

Tony Palmers Film
TPDVD-175(DVD)
ブリテン:歌劇 「燃える炉」 ベンジャミン・ブリテン(音楽監督)、他

※収録時間:56分/NTSC(ALL/Regions)
ベンジャミン・ブリテン(1913−1976)の歌劇 「燃える炉」。ブリテン自身が音楽監督として参加した、1967年オーフォード教会で行った録音のリハーサル、収録模様を収めたメイキング&ドキュメント。
※本作品には、オリジナル・マスターに起因する映像及び音声に乱れが一部含まれております、あらかじめご了承ください。(モノクロ)
Tony Palmers Film
FFDVD-8100(DVD)
ブリテン:夜想曲 ベンジャミン・ブリテン(指)
ピーター・ピアーズ(T)、
サイモン・ラトル(指)他

※収録時間:135分/NTSC/16:9
ベンジャミン・ブリテンの生誕100周年を記念してリリースされたドキュメンタリー。作品を通じてブリテンの作曲の背景や思想を紐解いてゆきます。映像にはブリテンの生涯のパートナーとしても知られるピーター・ピアーズも出演しています。
※本作品には過激な表現や暴力的な表現が一部含まれております、ご鑑賞の際はご注意下さい。
Tony Palmers Film
TPDVD-179(DVD)
ベンジャミン・ブリテン〜ア・タイム・ゼアー・ワズ ベンジャミン・ブリテン(指)
ピーター・ピアーズ、
レナード・バーンスタイン、
スヴャトスラフ・リヒテル、他

※収録時間:101分/NTSC(ALL/Region)
ベンジャミン・ブリテンのパートナーである、ピーター・ピアーズ(1910−1986)の依頼により1979年に製作さた、ブリテンの人生に迫るドキュメンタリー。ブリテン本人のインタビューはもちろん、製作を依頼したピアーズのブリテンへの想いを語ったインタビューも収録されています。
※本作品には、オリジナル・マスターに起因する映像及び音声に乱れが一部含まれております、あらかじめご了承ください。


NAGAOKA TETSUO
NAGAOKA-002
(BOOK+1SACD)
判型:A5 判
新・長岡鉄男の外盤A級セレクションVol.2
(1)「このホールエコーはすばらしい。壁にはね返ってくるようすがわかる」
モーツァルト:フルート四重奏曲第4番第1楽章[6'51]
モーツァルト:フルート四重奏曲第4番第2楽章[2'56]
モーツァルト:フルート四重奏曲第4番第3楽章[4'20]
(2)「直接音とエコーと、そのまたエコーの交錯のみごとさは特筆に価する」
ベートーヴェン:交響曲第7番〜第4楽章(ハルモニームジーク版)[5'11]
ベートーヴェン:「フィデリオ」序曲(ヴェンツェル・セドラック編)[6'05]
(3)「音場は広く深く、バス・ヴィオルの低域エネルギーには圧倒される」
フォルクレ:ヴィオール組曲よりアルマンド [6'27]
フォルクレ:ヴィオール組曲よりブーロン [4'15]
(4)「へたに耳を傾けると、そのまま未知の世界へ誘いこまれてしまいそう」
クープラン:クラヴサン曲集第 3 巻第 14 組曲〜恋の夜鳴きうぐいす [4'59]
クープラン:クラヴサン曲集第 3 巻第19 組曲〜坊さんと尼さん [3'41]
(5)「奇妙に素朴な味わいがある低めのコロラトゥーラ、曲目もポピュラー」
コロラトゥーラ名曲集〜夢 [5'32]
(6)「一瞬にして中世へタイムスリップ、生々しさと不気味さは類ないもの」
森・女・酒〜ファラララン[2'16]
森・女・酒〜ガイヤルド [1'17]
(7)「オルガンを知り尽くしたイゾワールの演奏は文句なしに安心して聴ける」
ルネサンスのオルガン〜クロード・ジェルヴェーズ:シャンパーニュのブランル、ブルゴーニュのブランル [1'23]
(8)「サウンドマニア向けの幻想、ダイナミズムとスケール感はけた外れ」
ベルリオーズ:幻想交響曲第5楽章[8'59]
■付録
SACD hybrid 「新・長岡鉄男の外盤A級セレクションVol.2 Sound Sampler」
(1)バルトルド・クイケン(フラウト・トラヴェルソ)、
 シギスヴァルト・クイケン(Vn)、
 ルシー・ファン・ダール(Va)、
 ヴィーラント・クイケン(Vc)
 ※原盤:ACC.10025(廃盤)

(2)オクトフォロス
 [ポール・ドンブレヒト(Ob)
 マルセル・ポンセール(Ob)
 ハンス・ルドルフ・シュタルダー(Cl)
 エルマー・シュミット(Cl)
 ピート・ドンブレヒト(Hrn)
 クロード・モーリー(Hrn)
 ダニー・ボンド(Fg)
 ドナ・アグレル(Fg)
 クロード・ヴァスマー(コントラ・ファゴット)]
 ※原盤:ACC.10034

(3)ジョルディ・サヴァール(ヴィオール)、
 クリストフ・コアン(ヴィオール)、
 トン・コープマン(クラヴサン)
 ※原盤:ES.9977(廃盤)

(4)ブランディーヌ・ヴェルレ(クラヴサン)
 ピエール・セシェ(フラウト・トラヴェルソ)
 ※原盤:JMXR.24510(廃盤)

(5)ドロシー・ドロウ(S)
 ※原盤:BIS.45

(6)ヨクラトレス・ウプサリエンセス
 ※原盤:BIS.120

(7)アンドレ・イゾワール(Org)
 ※音源:CAL.5901(廃盤)

(8)ヴァルジャン・コージアン(指)ユタSO
 ※音源:RR.11
オーディオ界において今なお語り継がれるカリスマ的オーディオ評論家・長岡鉄男氏。 氏が自らの目と耳で厳選した100枚のLPレコード紹介をはじめ、 外盤の基礎知識や掘り出し物を見つけるコツ、各レーベルの特徴、スペアナの見方など、優秀録音盤に出会うための方法を徹底ガイド。1989年より発 売された『長岡鉄男の外盤A級セレクション(全3巻)』。2013年に第1巻が復刊され、好評につき第2巻もこの度復刊いたしました。第1巻同様に 100タイトルの全てのジャケット写真を新たに撮り下ろし巻頭カラーで掲載しています。さらに特別付録としてSACD Hybrid サウンドサンプラーvol.2 付き。LP中古市場では高値がついているもの、CDとして再発売されたものの既に廃盤となっており入手困難な音源ばかり!サンプラーの選曲は第1巻 と同様に、氏の高弟であるオーディオ・ライターの炭山アキラ氏と高崎素行氏が厳選しています。 (Ki)

ARTHAUS
ARTH-108131C(Bluray)
芸術の300分〜収録された30人の芸術家たちの作品
アルブレヒト・デューラー「知られざる聖職者の肖像」1516/ポール・ゴーギャン「甘き夢」1894/レンプラント「放蕩息子の帰還」1668頃/ロヴィス・コリン「彼のイーゼルに書かれた自画像」1914/アンディ・ウォーホール「テキサスの人」1963/エドワード・ホッパー「夜の鷹」1942/サルヴァドール・ダリ「燃える麒麟」1937/ジョアン・ミロ「オランダのインテリア」1928/エルンスト・ルートヴィッヒ・キルヒナー「路上の5人の女たち」1913/ギュスターヴ・カイユボット「パリの通り」1877/アンソニー・ヴァン・ダイク「サムソンとデリラ」1628-1630/ゲオルグ・バゼリッツ「偉大なる友だち」1965/エドヴァルド・ムンク「橋の上の少女たち」1905/フランシスコ・デ・ゴヤ「巨人」1808-1812/ラファエル「ビント・アルトヴィティの肖像」1515/ジョン・エヴァレット・ミレー「オフェーリア」1851-1852/カジミール・マレーヴィチ「モスクワのイギリス紳士」1914/ウィレム・デ・クーニング「朝」「春」1983/ジョージア・オキーフ「白いパイプカズラ」1931/ミケランジェロ・カラヴァッジョ「リュートを弾く若者」1595頃/レオナルド・ダ・ヴィンチ「ジネーヴラ・ベンチの肖像」1474-1478/オットー・ディクス「フランダース」1934-1936/ソニア・ドローネ「エレクトリック・プリズム」1913/ユリウス・シュノル・フォン・カロルスフェルト「バプテスト派ヨハネの家族とキリストの家族」1817/マックス・リーバーマン「網を直している女性」1887-1889/カスパー・ダーヴィト・フリードリヒ「氷の海」1823-1824/ジャスパー・ジョーンズ「旗」1954-1955/アンドレア・マンテーニャ「キリストの受難」1456-1459/フランツ・フォン・シュトゥック「サロメ」1906/ポール・デルヴォー「ピグマリオン」1939
収録時間:10分×30
音声:ステレオ2.0/dd2.0
ナレーション…英,独(仏)
画面:16:9
REGION All(Code:0)
<BD>二層50GB1080iHigh Definition
世界中の偉大な博物館の収蔵品を紹介する人気テレビ・シリーズ。10分という番組内で様々な芸術作品の歴史を辿りながら、視聴者を探求の旅へと誘う興味深い映像です。番組では、各々の芸術家の代表作を通して、様々な視点でその作品を捉え、彼らの人生観と当時の時代背景を探っていきます。今回のBlu-rayは、オリジナルの画質を改善し、更なる美しい芸術を楽しむことができます。また大容量を生かし「30人分の映像」を収録。見ごたえあるものとなっています。
ARTHAUS
ARTH-102204C(DVD)
マリー・ヴィグマンダンスの魂
ノルベルト・ブーセ&クリストフ・デプラーによる映像
■ボーナス映像
マリー・ヴィグマンの日記「1920年代のアメリカ横断ダンス・ツアー」/1930年代のモーション・スタディ/マリー・ヴィグマンの最後の弟子、ヘルムート・ゴッチャイルドへのインタヴュー/サーシャ・ヴァルツへのインタヴュー(拡大版)
収録時間:52分+40分(ボーナス映像)
音声:独,仏ステレオ2.0/字幕:英
画面:16:9/REGION All(Code:0)
片面2層ディスク
ドイツのダンサー、マリー・ヴィグマン(1886-1973)は、コレオグラフィー、インストラクターであり、ドイツのモダン・ダンス「ノイエ・タンツ」の創始者として知られています。彼女は本名をカロリーネ・ゾフィー・マリー・ヴィークマンといい、ドイツのハノーファーで生まれました。1910年にドレスデンの新体操学校に入学し、1913年にはスイスのモンテ・ヴェリタに行き、モダンダンスの革新者ルドルフ・フォン=ラバン(RudolfvonLaban)とリトミックの開発者エミール・ジャック=ダルクローズから先鋭的な理論による指導を受けています。1920年にはドレスデンに「マリー・ヴィークマン舞踊学校」を開校し、1930年には教え子を引き連れ、アメリカを巡業、大成功を収めました。彼女の舞踊はアメリカでも高い人気を博し、1931年には弟子によってニューヨークに学校が建てられています。彼女のダンスは、師のルドルフ・フォン=ラバンとエミール・ジャック=ダルクローズの理論を忠実に実行したもので、これは当時のダンス界に革新をもたらし、数多くの後進たちを輩出しました。作品には非西洋の音を好んで使い、とりわけパーカッションの使い方には特徴があります。このドキュメンタリー・フィルムは彼女の傑出した才能と、サシャ・ヴァルツをはじめとした弟子たちの証言による、彼女の決して幸せとはいえなかったプライヴェートの生活を描き出すもので、知られざる天才の姿を丁寧に浮かび上がらせた、ダンス・ファン必見の映像です。

NMC
NMC-D204M(1CD)
ニュー・ミュージック・コレクション:合唱編
(1)ジュリアン・アンダーソン:4つのアメリカの合唱〜エデン
の美しい谷
(2)ジャイルズ・スウェイン:クライ〜スカイ
(3)ロバート・サクストン:私は夜明に目ざめるだろう〜第4 曲
(4)マイケル・フィニシー:ロンドンのわかりやすい雑草
(5)R.R.ベネット:呪文〜睡眠の呪文
(6)ブリテン:辺境で〜壁の時計
(7)アンソニー・ペイン:フェニックス・ミサ〜グローリア
(8)クリストファー・フォックス:門を開けろ
(9)アレクサンダー・ゲール:モーゼの死〜光を放つ男に
(10)バートウィッスル:子午線〜T
(11)ハワード・スケンプトン:炎の橋
(12)エリザベス・ラッチェンス:マニフィカト
(13)ブリテン:石炭の表情〜シフトが終わった
(1)ハルシー(指)
 バーミンガム市Cho
(2)(3)プール(指)BBC シンガーズ
(4)(8)(11)(12)ウィークス(指)
 エグザウディ
(5)ウィルコックス(指)
 フィルハーモニアO、バッハCho、
(6)スキッドモア(指)Ex カテドラ
(7)プール(指)
 BBCシンガーズ、
 フィリップ・ジョーンズ・ブラスEns
(9)クレオバリー(指)
 ケンブリッジ大学
音楽協会Cho器楽Ens
(10)ナッセン(指)
 ロンドン・シンフォニエッタ&Cho
(13)ブラビンズ(指)
 バーミンガム市Cho&現代音楽グループ
NMC
NMC-D205M(1CD)
ニュー・ミュージック・コレクション:電子音楽編
(1)ロジャー・スモーリー:パルス〜モメント16
(2)リチャード・バレット:トランスミッションU
(3)アナ・メレディス:アックスマン
(4)ラジミル・フィッシュマン:ドリーム・オブ・ビーイング
(5)クローディア・モリター:私の好きな音
(6)ドンチャ・デネヒー:pAt
(7)サラ・コリンズ:フォレスト・ピース
(8)バートウィッスル:オルフェウスの仮面〜最初の流れ雲
(9)ポール・ホイッティ:セヴン・ページズ2
(10)イヴリン・フィカラ:島(リミックス)
(11)ジョナサン・ハーヴェイ:バクティ〜U
(12)デヴィッド・ラムズデイン:大きな出会い〜鉱夫の賛歌
(13)デーヴ・プライス:リーのゲム
電子音楽、エレクトロニクス
(1)バーナス(指)BBC 響
(2)エッゲン(指)エリシオン&チカダEns
(3)ジョン・オーフォード(Fg)
(5)マイケル・チャンス(C-T)、
 ジョージ・モスレー(Br)
(6)ジョアンナ・マクグレガー(P)
(8)バリー・アンダーソン&イアン・ディアデン
(9)ジェーン・チャップマン(Cemb)
(13)ノスフェラトゥ
NMC
NMC-D206M(1CD)
ニュー・ミュージック・コレクション:管弦楽編
(1)リチャード・コーストン:ミレニアム・シーンズ〜Part1
(2)ドミニク・マルダウニー:オーボエ協奏曲〜T
(3)ニコラス・モー:ライフ・スタディーズ〜V
(4)リチャード・アイレス:No.36 ホルン・ノンチェルト〜
(5)セア・マスグレイヴ:乱流の風景〜海の怪物との夜明
(6)パヌフニク:チェロ協奏曲〜第2楽章
(7)バリー・ガイ:雨後〜\・]
(8)ジュディス・ウィア:森
(9)エリザベス・ラッチェンス:髑髏〜タイトル
(10)ロビン・ハロウェイ:管弦楽のための協奏曲第2番〜U
(11)グレース・ウィリアムズ:7つの橋変奏曲〜W
(12)ヒュー・ウッド:交響曲第1番〜第1楽章
(13)ジョー・カトラー:チェロと弦楽のための音楽〜止められな

(14)バートウィッスル:ガウェインの旅〜旅
(15)R.R.ベネット:戦士の帰還〜[
(1)コロン(指)ハレO
(2)ロイ・カーター(Ob)、
 ティルソン・トーマス(指)LSO
(3)マリナー(指)ASMF
(4)ウィム・ティンマーマンス(Hrn)、
 クルティヒ(指)ASKO
(5)ヴァンスカ(指)BBC響
(6)ロストロポーヴィチ(Vc)、
 ウルフ(指)LSO
(7)ヒコックス(指)
 シティ・オヴ・ロンドン・シンフォニア
(8)ブラビンズ(指)BBC響
(9)(11)(15)ヴァン・ステーン(指)BBC響
(10)ナッセン(指)BBC響
(12)A.デーヴィス(指)BBC響
(13)ロビン・マイケル(Vc)、
 ハーゼルウッド(指)BBC コンサートO
(14)ハワース(指)フィルハーモニアO
NMC
NMC-D207M(1CD)
ニュー・ミュージック・コレクション:ピアノ編
1.ヒュー・ワトキンス:4つのスペンサー小品〜クライドによる造船
2.サイモン・ホルト:黒いランタン
3.ジュリアン・アンダーソン:クルジュの近くのどこか
4.セイディ・ハリソン:インプレーサ・アモローザ〜ラビリンス
5.マイケル・ゼヴ・ゴードン:思い出に〜かつてあったタンゴ
6.ダイアナ・バレル:小熊
7.ジョナサン・ハーヴェイ:俳句
8.アンソニー・ペイン:賛歌〜トッカータ
9.R.R.ベネット:散歩道
10.リチャード・バレット:管U〜光輝く
11.ジョン・ホワイト:ピアノ・ソナタ第76 番
12.モーガン・ヘイズ:3つのディストレスド・サーフェイス〜黄色い
漆喰を剥がす
13.ジェラルド・バリー:トリオーチック・ブルース
14.タンシー・デーヴィス:抜け穴とリンチピン〜抜け穴
15.ブリテン:変奏曲〜W速く
16.ジェームズ・ディロン:元素の本〜第3 巻の5
17.ジュディス・ウィア:マイケルのストラススペー
18.スティーヴン・モンタギュー:頭の無い騎手
19.ピーター・マックスウェル・デーヴィス:私と一緒に、それと
も・・・?
20.ティペット:幻想ソナタ〜プレスト
21.マイケル・フィニシー:貨物列車ブルーズ
22.ナッセン:オフェーリアのラスト・ダンス
1.14.22.ヒュー・ワトキンス(P)
2.15.ロルフ・ハインド(P)
3.6.7.9.サリア・マイヤーズ(P)
4.ニッキー・ロセフ(P)
5.アンドルー・ゾリンスキー(P)
8.スーザン・ブラッドショー(P)
10.イアン・ペイス(P)
11.ロジャー・スモーリー(P)
12.ジョナサン・パウエル(P)
13.16.河合祝子(P)
17.21.マイケル・フィニシー(P)
18.フィリップ・ミード&スティーヴン・モンタギュー(P)
19.メルヴィン・タン(P)
20.フィリス・セリック(P)
NMC-レーベル25 周年を記念して、壮大な音のカタログともいうべき4つのオムニバスのタイトルが 発売。「合唱編」「電子音楽編」「管弦楽編」「ピアノ編」に分けられていて、NMC-レーベルから発売になっている音源を用い、ブリテン以降のイギリスの 20 世紀・21 世紀音楽を俯瞰する壮大なライン・ナップとなっています。

Linn
AKD-425(2CD)
Linn〜40周年アニヴァーサリー・コレクション
■Disc 1 - Jazz & Popular
(1)ブラックウッド
(2)マン・イン・ザ・ステーション
(3)メイキン・ウーピー
(4)ハヴント・ウィ・メット
(5)ジョニー・アンド・マリー
(6)シーズ・ターニング
(7)トラブル・イン・マインド
(8)バッド・ニュース・オン・ザ・マウンテン
(9)ナヴィゲーティング
(10)雌羊を呼べ
(11)ホエン・ザ・サニー・スカイ・ハズ・ゴーン
(12)ウィズ・エヴリ・ブレス・アイ・テイク
(13)サーテイン・スマイル
(14)ジョニー・カム・レイトリー
(15)シッティン・アンド・ア・ロッキン
(16)アイ・ソート・アバウト・ユー
(17)ハッピー・ディス・ウェイ
(18)ア・ケース・オブ・ユー
(19)ノー・サレンダー
(20)ラヴ・ゴー・ラウンド
(21)ザッツ・アモーレ
■Disc 2 - Classical
(1)モーツァルト:交響曲第40番 第1楽章
(2)リスト:ラ・カンパネラ
(3)ラヴェル:弦楽のための小交響曲 第2楽章
(4)マッテイス:スコットランド風ユーモアに基づくグラウンド
(5)ヘンデル:合奏協奏曲第9番 第3楽章
(6)バッハ:復活祭オラトリオより
(7)プーランク:フルート・ソナタ 第1楽章
(8)バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番より クーラント
(9)ペティ:コンチェルティーノ 第3楽章
(10)作曲者不詳:プロピニャン・デ・メルヨール
(11)ムリニエ:Si L’Amour Comme On Dit
(12)ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
(13)ウムルシア:スペインのフォリア
(14)ヘンデル:オラトリオ「メサイア」より 「彼はレビの子らを清め」
(15)パーセル:ソナタ第3番 第3楽章
(16)ビクトリア:わがハープは悲しみの音に変わり
(17)バッハ:マタイ受難曲より 「わが心よ、おのれを潔めよ」
(18)ベルリオーズ:幻想交響曲 第2楽章
(19)ペルト:アリーナのために
■Disc 1
(1)エミリー・ベイカー
(2)クレア・マーティン
(3)ヒュー&クライ
(4)キャロル・キッド
(5)マーティン・テイラー
(6)マクラスキー・ブラザーズ
(7)バーブ・ジュンガー
(8)ジョン・ストロング
(9)エイミー・ダンカン
(10)イアン・ブルース
(11)フィオナ・マッケンジー
(12)クレア・マーティン&リチャード・ロドニー・ベネット
(13)マーティン・テイラー
(14)トミー・スミス
(15)ギル・マンリー
(16)マーティン・テイラー&ステファン・グラッペリ
(17)ジュディス・オーウェン
(18)イアン・ショウ
(19)メイヴ・オーボイル
(20)サラ・ムール
(21)レイ・ジェラート・ジャイアンツ


■Disc 2
(1)チャールズ・マッケラス(指)SCO
(2)ゲオルゲ=エマヌエル・ラザリディス(P)
(3)スコティッシュ・アンサンブル
(4)パラディアン・アンサンブル
(5)エイヴィソン・アンサンブル
(6)レトロスペクト・アンサンブル
(7)キャスリン・ブライアン(Fl)、RSNO
(8)リチャード・タニクリフ(Vc)
(9)ジリアン・ウェイア(Org)
(10)ニュー・ロンドン・コンソート
(11)キャサリン・キング(Ms)
(12)アルトゥール・ピツァーロ(P)
(13)ウィリアム・カーター(G)
(14)ダンディン・コンソート
(15)レトロスペクト・トリオ
(16)マニフィカト
(17)ダンディン・コンソート
(18)ロビン・ティチアーティ(指)SCO
(19)加藤訓子
Linnの40周年を記念する限定スペシャル・コレクション・アルバムは、1982年に立ち上げられたLinnのソフト部門「Linn Records」により録音されてきた、優秀録音からの選りすぐり2枚組セット。クレア・マーティン、キャロル・キッド、チャールズ・マッケラス、エイヴィソン・アンサンブル、ダンディン・コンソート、ロビン・ティチアーティ、加藤訓子など、Linnの誇る豪華アーティスト陣も勢ぞろい! レイチェル・ポッジャーやパメラ・トービーの参加するパラディアン・アンサンブルや、ステファン・グラッペリと共演したマーティン・テイラーなど、Linn Records初期の名盤からの収録もファンには嬉しい限りでしょう。高音質録音と一流アーティストによるパフォーマンスによって、2010年Gramophone Awardsでは「Label of the Year」も受賞したLinn Recordsの魅力のすべてが詰まっています。
エクストラ・コンテンツとして、Linnのチーフ・プロデューサーであり、レコーディング・エンジニアとしてLinnの優秀録音を支えつづけてきた(そして、タリス・スコラーズの録音エンジニアとしても知られる)、フィリップ・ホッブスが語る映像を収録。

EUROARTS
20-66718C(DVD)
ドビュッシー〜音楽は習って身につくものではない
典型的なモンマルトルの住人?
非凡なピアニスト
牧神の午後への前奏曲
1889年万博での異国的音楽との新鮮な出会い
ペレアスとメリザンド
ドビュッシーの家庭
愛娘シュシュ
交響詩「海」
ドビュッシーとエンマ・バルダック
音楽は習って身につくものではない
■ボーナス映像:ドビュッシーの「子供の領分」全曲(ゾルターン・コチシュ演奏)
制作・監督:ジョルジュ・ガショー
ドビュッシーの伝記映画やドキュメンタリーはありそうであまりないため、待望の登場と申せましょう。「アルゲリッチの音楽夜 話」で話題を呼んだ音楽ドキュメタリー監督ジョルジュ・ガショーが2000年に制作したもので、ドビュッシーという稀代の天才がいかにして生まれたかを、 サティ、ジョージ・コープランド、マルグリット・ロンら親交のあった人々の証言と当時の資料から検証します。
タイトルはパリ音楽院の学生だったドビュッシーが、あまりに楽理を無視するため、恩師ギローが注意した際、ドビュッシーが返した言葉とされています。 当ドキュメンタリーでは、そうした革命児としてのドビュッシーのほか、優しいパパとして、絵画や骨董のオタクとして、自然とりわけ海を愛するさまざまな 素顔を見せてくれます。さらに、彼が生きた20世紀初頭のパリの映像を多数用いることで、その雰囲気を味わえます。
プライヴェートな生活を垣間見せる多くの写真のほか、ドビュッシーがピアノ・ロールに残した自作自演や、1904年にメアリー・ガーデンの伴奏をした 貴重な録音も豊富に収録。資料としても非常に貴重です。ほかにもリヒテルのピアノや、チェリビダッケ指揮ミュンヘン・フィルによる作品演奏の映像もち りばめられていて興奮させられます。
ボーナスとして、コチシュの弾く「子供の領分」全曲の映像が収められているのも嬉しい限り。ドビュッシーが身近に感じられるようになります。

King International
KKC-9040(DVD)
日本語解説付き
ドキュメンタリー『いかにしてケージから抜け出るか−ジョン・ケージとの一年間』〜フランク・シェーファーのレンズをとおして〜

【ドキュメンタリー】
■ナイト・ケージ・デー(1987年2月14-15日、ケルン)
■ローラトリオ(フィネガンス・ウェークによるアイリッシュ・サーカス)(1987年7月18日、ロイヤル・アルバート・ホール)
■ロサンジェルス・フェスティバル(1987年9月3-27日、ロサンジェルス)
■ニューヨーク(1987年10月3-7日、ニューヨーク)
■ユーロペラI&II(1987年11月12日、12月11日、フランクフルト)

【実験的映像集】
■チェスフィルムノイズ(1988/ 17:21) ジョン・ケージが監督した初の映像作品
■ワーグナーのリング(1987/ 4:24)〜ワーグナーの「指環」全曲の映像を4分24秒に縮小した実験
的映像
■NOPERA(1995/ 5:56)〜チェスに興じながら、実現しなかった新しいオペラについて語るケージ
■竜安寺(2011/ 60:37)〜フランク・シェーファーがチャンス・オペレーションの技法を用いて編
集した竜安寺の映像とともに
■ストペラI&II(1992/ 3:05)〜 ユーロペラI&IIの完全版に基づく実験的映像
監督:フランク・シェーファー

56分(ドキュメンタリー)
92分(映像集)
画面:カラー、
4 : 3(ドキュメンタリー)、
16:9(映像集)
音声:PCMステレオ
字幕:独英仏日
NTSC/Region 0
[EURO ARTS] 20.59168
ランク・シェーファーが監督を務めたジョン・ケージの映像作品。1982年から1990年にかけて、シェーファーは、ジョン・ケージの日常生活に密着、ケー ジの行動や対話を映像として記録していました。この映像素材をベースに、インタビュー、演奏シーン、そしてケージの人生に縁の深い様々な場所の映像(こ れらは16mmで撮影)を組み合わせた充実の内容です。音楽に対する深い理解と洞察があるからこそ可能な対話、シーンの選び方など非常に見事です。  さらに興味深いのが、実験的映像が収録されていること。14時間半に及ぶワーグナーのリング全曲の舞台映像を、3分40秒に縮めたものや、『竜安寺』 の音楽と実際の竜安寺の映像を組み合わせた作品など、興味津々です。  「私は、私自身にも、私の作品にも興味はないし、私から聴き手にコミュニケーションをとることにも興味はない。音自体が聴き手に直接届くことを望む。 それゆえ、作曲者というよりむしろ聴き手として音楽を作るのだ。」など、ケージ自身が語る言葉ひとつひとつが、ケージの音楽を読み解く貴重なヒントに 満ちています。 (Ki)

ARTHAUS
ARTH-101668A
(DVD)

ARTH-108073C
(Bluray)
ショルティ・センテナリー・コンサート 〜生誕100年を記念して
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」序曲
R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」
モーツァルト:歌劇「魔笛」〜「この神聖なる殿堂の中で」
ヴェルディ:歌劇「椿姫」〜「さようなら過ぎ去った日々よ」
モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」〜「奥様お手をどうぞ」
ヴェルディ:歌劇「リゴレット」〜「いとしき美しい娘」
マーラー:交響曲第5番〜「アダージェット」
バルトーク:管弦楽のための協奏曲
《アンコール》
スーザ:星条旗よ永遠なれ
アンジェラ・ゲオルギュー(S)
ルネ・パーペ(Bs)
テレサ・ゲヴォルギャン(S)
マティダ・パウルソン(Ms)
ロベルト・ゴメス=オルティス(T)
ロス・ラムゴビン(Br)
ワールド・オーケストラ・フォア・ピース
ヴァレリー・ゲルギエフ(指)
ヴァレリー・ショルティ(司会)
ピーター・マニウラ(映像監督)

収録:2012年10月21日 シカゴSOセンター ライヴ
収録時間:112 分+ボーナス
映像:ショルティの視点-「ワールド・オーケストラ・フォア・ピース」21分
音声:〈DVD〉ステレオ2.0/DD 5.1,
〈BD〉ステレオ2.0/dts-HD マスターオーディオ5.1
字幕:独,仏(ボーナス:独)
画面:16:9/REGION All(Code:0)
〈DVD〉片面2層ディスク
〈BD〉単層25GB 1080i FULL HD
偉大なる名指揮者ゲオルク・ショルティの「100 歳の誕生日」に開催された感動的なコンサートです。若き日の彼は、1938 年に指揮者としてデビューを飾るも、ユダヤ系だったこともありなかなか表舞台に立つことができませんでした。その間に戦争が勃発し、家族とは離れ離れになるという苦悩の日々を送りました。その後の彼は苦労の末に音楽界の頂点に立ちますが、いつも心の底には「音楽で平和を実現したい」ということと、「若い音楽家を支援したい」という思いがあったのです。 この信念をもとに彼はオーケストラを創設することを決意。この構想は1992 年にバッキンガム宮殿で開催された、彼の80 歳の記念演奏会の際に彼自身により発表されました。そして「音楽が持つ、平和の使節としての特別な力」に賛同した40 国あまり、81 人の音楽家たちがジュネーヴに集まり、1995 年に「ワールド・オーケストラ・フォア・ピース」として具現化したのです。彼らは金銭的報酬を受け取ることはなく、あくまでも息づく精神に賛同し、その体験に意義を見出すために、世界中から集結し、最高の音楽を演奏します。1997 年のショルティ逝去後はヴァレリー・ゲルギエフがその意思を継ぎ、「平和の大使」として積極的な活動を行っています。 このコンサートは、ショルティの100 回目の誕生日を讃えるものであり、オペラを愛したショルティと所縁の深かった歌手たちが、見事な歌唱を聴かせます。演奏された曲目もR.シュトラウス、マーラー、バルトークと言った「ショルティ」らしいものが選ばれています。コンサートに花を添えるのは元BBC の記者であった未亡人ヴァレリー・ショルティ。彼女の思いも天国のショルティに届いたことでしょう。
ARTHAUS
ARTH-101662A
(DVD)
真実のゲオルク・ショルティ プラシド・ドミンゴ/ヴァレリー・ゲルギエフ/アンジェラ・ゲオルギュー/キリ・テ・カナワ/マレイ・ペライア/ヴァレリー・ショルティ(ショルティの二人目の妻),他
アンディ・キング=ダッブス映像

収録時間:59分
音声:ステレオ2.0…英語
字幕:独,仏,西,日本語
画面:16:9
REGION All(Code:0)
片面単層ディスク
この映像は、ハンガリーの名指揮者ゲオルク・ショルティが、リストの「メフィスト・ワルツ」を指揮しているところから始まります。まさにタイトルのように。常に激しいエネルギーと大いなる野心を抱いていたショルティは、自らの夢の実現のためにはどんな戦いも厭うことはありませんでした。幼い頃から自らの才能を確信していた彼は「凡庸な姉を揶揄(彼独特のユーモアに満ちた表現)」し、姉の調子はずれの歌をピアノで真似することでオペラの魅力に取りつかれたと語ります。ピアニストとして勉強を続けながら、作曲、指揮も学び、まずはブダペストの劇場でコレペティトール(練習ピアニスト)の地位を得ますが、それに満足する彼ではありませんでした。1936 年にトスカニーニの目に留まり、その翌年には彼の助手を務めています。その後はピアニストとして腕を磨くも、1946 年には運よくバイエルン国立歌劇場の音楽監督に任命されるのです。その後の彼の躍進ぶりは目覚ましいものがありますが、決してその道は平坦ではありませんでした。この映像には、そんなショルティの孤軍奮闘する姿が丁寧に、時にはユーモラスに描かれていきます。合間には、キリ・テ・カナワが言う「女性好き」だったショルティの姿も挟み込まれます。彼の2 度の結婚、とりわけ2 人目の妻であったヴァレリーの証言も興味深いところです。若い演奏家たちを支援したいという彼の情熱を引き継いだゲオルギューの言葉にはまた違う彼の一面を見ることができるでしょう。彼の偉業であるDECCA との「指環」全曲録音についても、またR.シュトラウスとのエピソードについても、得るところの多いドキュメンタリー映像です。

EUROARTS
20-01738(DVD)
ドキュメンタリー:ベルリン・クロール・オペラ・ハウス〜ザ・ミドル・オブ・ジャーマニー 監督:イェルク・モーザー・メティウス
制作:1990年

59’ 00/NTSC/16:9
PCMステレオ
言語:独・英
リージョン:ALL
ドイツの中心、東ドイツ、ベルリン共和国広場にあったクロール・オペラ・ハウス。1844年に建設され、エンリコ・カルーソ、オットー・クレンペラー などの公演が催され、輝かしい芸術が花開きました。しかしナチスの台頭により劇場は閉鎖、その後建物はナチス議会の本部として使われ、第二次世界 大戦末期、クロール・オペラの建物は大破、1951年には跡形なく取り壊されてしまいます。 この映像はドイツ統合後の1990年に制作された番組をDVD化したもの。芸術家、音楽家が華々しく活躍した時代の舞台写真と装置・衣裳のデザイン 画などの画像が多数使われていたり、当時の劇場の様子を知るアーティストたちが熱心に語っていたりと、往時を偲ぶ内容となっています。 (Ki)

ARTHAUS
ARTH-108059C(DVD)
帝国オーケストラ〜ベルリンフィルと第三帝国
エンリケ・サンチェス・ランシュによる映像
収録時間:90分+10分(ポーナス映像…1942年のフルトヴェングラー&ベルリン・フィルによる「マイスタージンガー」序曲…AEGの工場にて)

音声:ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.1(Blu-ray)
字幕:独(オリジナル),英,仏,西,伊,韓,日本語
画面:16:9REGION All(Code:0)
DVD…片面2層ディスク
Blu-ray・・・単層25GB 1080i FULL HD
※101453と同内容
映画『ベルリン・フィルと子どもたち』の監督、エンリケ・サンチェス・ランシュが手がけたドキュメンタリー。2007年に創立125周年を迎えたベルリン・フィルハーモニーですが、楽団の長い歴史の中で長い歴史の中でタブー視されてきた1933年〜45年までのナチス政権下の「暗黒の歴史」にスポットを当てた作品です。1936年ベルリン五輪で指揮するリヒャルト・シュトラウスの初出映像をはじめ、ヒトラー生誕記念前夜祭でのフルトヴェングラーの第九、楽団をバックに演説するゲッベルスの映像などを収録。当時を振り返りながら語る楽員へのインタビューを元に、ドイツ帝国のプロパガンダとして利用された「第三帝国下の楽団」を検証していきます。

ARTHAUS
ARTH-101640A
(DVD)
ミュージック・イン・ジ・エア〜テレビ放送におけるクラシック音楽の歴史
ライナー=E.モリッツによる映像
<出演>
グレン・グールド
ヘルベルト・フォン・カラヤン
アンナ・ネトレプコ
レナード・バーンスタイン
イーゴリ・ストラヴィンスキー
アルトゥーロ・トスカニーニ
ピエール・ブーレーズ
ヨナス・カウフマン・・・他、多くの人々

収録時間:85分/
音声:ステレオ2.0
字幕:英語(オリジナル),ドイツ語,フランス語,スペイン語,イタリア語
画面:16:9/REGION All(Code:0)
DVD…片面2層ディスク
1843年、スコットランドのアレクサンダー・ベインが静止画像を電気信号に変換して、伝送する装置を開発しました。どちらかというとFAXに近いものですが、これを足掛かりにして数多くの研究者たちが「画像を信号化して送信すること」に力を費やしていきます。イギリス、アメリカ、ドイツ、イタリア、ロシア、そして日本と様々な国で技術革新が行われ、1929年には英国放送協会(BBC)が実験放送を開始するまでに至ります。そして、1935年にはドイツで定期試験放送が開始され、ベルリンオリンピックの中継が行われるまでになりました。BBCも1936年から定期的な放送を開始、以降75年近くに渡って数多くの番組を作りあげてきたのです。もちろん音楽番組はそのプログラムの中でも重要な役割を占めていて、それはコンサート・ホールの熱気を伝えるものであったり、歌劇場の興奮をそのまま家庭へ届けるものであったり、と、ホールのキャパシティの何万倍もの聴衆を興奮の渦に巻き込むためのツールとして、なくてはならないものとなっています。極めて初期のアーカイヴ画像であるトスカニーニやバーンスタインの画像、もしくはストラヴィンスキーの「火の鳥」は貴重であると同時に、カメラがとらえた「音楽」の一部の世界でもあります。ご家庭がコンサートホールになる一瞬。テレビを見る喜び。これらを認識させる興味深い映像です。

ARTHAUS
ARTH-101655A
(DVD)
クラシック音楽と冷戦〜(GDR…ドイツ民主共和国=東ドイツ)の音楽家たち <出演アーティスト、そして現代の証人たち>
ヘルムート・シュミット
ペーター・シュライアー
クルト・マズア/テオ・アダム
オトマール・スイトナー
ヨッヘン・コヴァルスキ
クリスティーネ・ミーリッツ
ジークフリート・マシューズ
ヴァルター・フェルゼンシュタイン他

収録時間:52分
音声:ステレオ2.0/ドイツ語
字幕:伊,英,仏,西,日本語
画面:16:9/REGION All(Code:0)
DVD…片面2層ディスク
1945年に第二次世界大戦が終焉を迎えた時、戦勝国は領土を拡張し、ドイツ東部や東ヨーロッパから1200万人のドイツ人を追放しました。そして戦勝国となったソ連とアメリカ合衆国は、世界を指導する超大国として君臨。ただし、それぞれの国の方針の違い(資本主義、自由主義と共産主義、社会主義の対立)によって、また新たな戦い「冷戦」が火ぶたを切ることになります。これは、1945年のヤルタ会議、1946年のポツダム会談を経て、少しずつ両国の相互不信が深まり、西欧諸国では共産主義勢力が伸張し、東ヨーロッパの国々にはソ連軍が進駐。1948年2月の「チェコスロバキア政変」でその方向性が決定付けられるのです。ドイツの首都ベルリンは4つに分割され、1949年には東西ドイツが分裂し独立。ソ連占領地区は東ドイツの首都、ベルリンとなります。西側3か国占領地域はドイツ連邦共和国の統治下となり、国境は封鎖。相互の往来はほとんど不可能となってしまいます(もちろん抜け道はあり)。ドイツ民主共和国は実質上社会主義国であり、秘密警察(シュタージ)が暗躍、言論の自由はほとんどないに等しかったのです。ただ文化的には華麗なる発展を遂げ、共産圏では異例の生活水準を実現しました。オペラハウスやコンサートホールが建立され、老舗のオーケストラや合唱団が復活するなど、この国の文化庁は目ざましい働きをしたと言えるでしょう。この映像は、そんな文化を愛する「特権階級」の人々の姿と、抑圧された東ベルリン労働者たちの姿を重ね合わせ、また、「音楽、演劇、スポーツでは西ドイツを大きくリードした」とされていた文化面の綻びを抉り出すべく、多くの人々の証言をつなぎ合わせることで、大きな問題を提起しています。

JOHN HUNT
frosch-1(BOOK)
JOHN HUNTのディスコグラフィー
R・シュトラウス:「影のない女」ディスコグラフィー
日付、上演場所、キャスト、指揮者、
オーケストラ、合唱団、
発売レコード番号、CD番号、各上演記録
R.シュトラウス 影のない女ディスコグラフィー 1933年のクレメンス・クラウスによる上演から現在にいたる同オペラ86回の上演の すべてが網羅されたディスコグラフィー。 日付、上演場所、キャスト、指揮者、 オーケストラ、合唱団、発売レコード番号、CD番号、そして各上演についての コメントを掲載。 尚、86回の上演記録は、ウィーン、ザルツプルク、ドレスデン、ミュンヘン、イタリア アメリカなど、その上演の地域ごとに集約して掲載されています。 また、指揮者別、キャスト別のデータも一覧になっています。 さらに交響的幻想曲「影のない女」のディスコグラフィーも掲載。 このディスコグラフィーを活用する人は、世界中に数えるほどしかいないかも知れないが 手にした人は、このディスコグラフィー自体に、大いなる存在感を感じることでしょう。

Linn
AKP-408(1SACD)
日本先行発売
リン・レコーズ〜ザ・スーパー・オーディオ・コレクションVol.6
レイジー・アフタヌーン(クレア・マーティン)
ライヒ:エレクトリック・カウンターポイント〜第3楽章(加藤訓子)
バード:5声のブラウニング(ファンタズム)
ヘンデル:《エステル》〜第3幕第1場(ダンディン・コンソート)
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第10番ハ長調K.330〜第2楽章(ゴットリーブ・ヴァリッシュ)
ブリテン:この島国でOp.11〜夜想曲(ジェイムス・ギルクリスト)
パーセル:ソナタト短調Z.790〜ラルゴ(レトロスペクト・トリオ)
モーツァルト:歌劇《アポロとヒュアキントス》〜去ってしまって下さい、残忍なお方よ!(クラシカル・オペラ)
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番ト長調BWV.1007〜クーラント(リチャード・タニクリフ)
マクミラン:永遠の光(カペラ・ノヴァ)
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲ヘ短調Op.8-4,RV.297《冬》〜第1楽章(パブロ・ベズノシウク&エイヴィソン・アンサンブル)
ブラームス:ドナウ川の岸辺に立つ家の窓から(プリンス・コンソート)
モーツァルト:オーボエ四重奏曲ヘ長調K.370〜第3楽章(スコットランド室内管弦楽団)
ロジエ:ミサ曲《ヒスパニアの王フェリペU世》〜アニュス・デイ(マニフィカト)
ベルリオーズ:幻想交響曲〜断頭台への行進(ロビン・ティチアーティ&スコットランドCO)
リン・レコーズのアーティストたち
〔( )内が演奏者〕
2010年には英グラモフォン賞のレーベル・オヴ・ジ・イヤーに輝くなど、全世界が認める高音質レーベル、リン・レコーズ(Linn Records)の超優秀録音とトップ・アーティストたちの優れた演奏を存分に味わえるSACD Hybridサンプラー第6弾!
2011年から2012年にかけてリリースされた新録音から集められた15トラック。オーディオ関係者にもご活用いただきたい他に類を見ないハイクォリティ・サンプラーです!


ACCENT
ACC-24271(3CD)
ラ・プティット・バンド〜ポートレート
■CD1:オペラ篇
グルック:オルフェオとエウリディーチェ
ペルゴレージ:リヴィエッタとトラコッロ同:奥様女中
モーツァルト:コジ・ファン・トゥッテ
 ドン・ジョヴァンニ、フィガロの結婚(すべて抜粋)
■CD2:バロック&古典派篇
ハイドン:天地創造
モーツァルト:レクイエム
リュリ:アルミード
ルベル:ファンテジー、田園の悦楽
ラモー:ダフニスとエグレ
ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲ニ長調RV403
 「四季」〜春
モーツァルト:カッサシオン.ト長調K.63
 ディヴェルティメント第7番ニ長調K.205
ハイドン:ディヴェルティメント.ヘ長調Hob.U-20
 チェンバロ協奏曲ト長調Hob.][-4(すべて抜粋)
■CD3:J.S.バッハ篇
カンタータ第178番「主なる神、われらがもとにあらざれば」BWV178
 第144番「汝のものを取りて去りゆけ」BWV144
 第61番「いざ来たれ異教徒の救い主よ」BWV61
 91番「イエス・キリストよ汝はたたえられよ」BWV91
ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調BWV1048
シギスヴァルト・クイケン(指)
ラ・プティット・バンド

録音:1982-2011年
2012年、創立40周年となるラ・プティット・バンド。それを記念して、彼らの30年以上にわたる録音から選りすぐってまとめたベスト・アルバム。彼らの処女作にあたるハイドンの「天地創造」から大バッハ、ヴィヴァルディ、リュリ、ルベル、ラモー、モーツァルトまでバラエティに富んだ曲目も魅力。ヴィヴァルディは「四季」の「春」、モーツァルトのレクイエム、バッハのブランデンブルク協奏曲第3番といった人気曲もしっかり収録、ラ・プティット・バンドの入門版としても最適のアルバムです。 (Ki)


Altus
ALTDVD-010(DVD)
ドキュメンタリー「チェリビダッケの庭」
モーツアルト:弦楽四重奏曲第15番、
交響曲第41番「ジュピター」、
レクイエム
ハイドン:交響曲第92番「オックスフォード」
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第3番
シューベルト:交響曲第5番
ブルックナー:交響曲第9番
バルトーク:管弦楽のための協奏曲
出演:セルジュ・チェリビダッケ
イオアン・チェレビダーキ監督

NTSC
ドルビーデジタル
日本語字幕付
映画「チェリビダッケの庭」は、波乱万丈の人生を送ってきたチェリビダッケが晩年を迎え、自らの音楽体験を若い学生やオーケストラそして聴衆にメッ セージとして伝えていく様を、独特の形で映像化した作品である。監督は、長男のセルジュ・イオアン・チェレビダーキ。映画の中で、父親であるチェリ ビダッケはドキュメント撮影の対象であると同時にドラマの主人公にもなっており、監督はこの作品を「ドキュドラマ」と称している。なお、チェリビダッケ というのはいわゆる通称であり、本名はチェレビダーキである。また、様々な印刷物において誤りが目立つため、ここにあらためて生没について記しておき たい。チェリビダッケは1912年7月11日(ルーマニアの旧暦では6月28日)に生まれ、1996年8月14日に他界した。 私は初上映に参集し、監督の依頼により日本語訳を担当することとなった。禅問答にも例えられるチェリビダッケの言葉を、限られた文字数の範囲で日本 語字幕に訳すのは、相当の意識の集中と勇気を要するが、極めて楽しみな仕事であった。 映画では、芸術家としての信条やブルックナーの音楽についての思いが、チェリビダッケ自身の口から雄弁に語られていく。指揮者のドキュメントは多々あ るが、このような映像作品をもつ指揮者はチェリビダッケのみであろう。  「チェリビダッケの庭」(訳者 石原良也)
■監督プロフィール
セルジュ・イオアン・チェレビダーキは 1968年、セルジュ・チェリビダッケを父に、イオアナ・チェレビダーキを母に生まれた。 アメリカ・インディアナ大学において演劇を専攻、さらにロンドンで演劇を学んだ。 フランス軍映像部において助監督を務める。 チェリ・プロダクションを設立。第1作として父チェリビダッケを描いた「チェリビダッケの庭」を監督。 映像作品の制作のほか、チェリビダッケ財団の運営、父親の録音遺産のリリース管理を行っている。 *ブルーレイディスクでの発売はございません。 (Ki)

限定数入荷!!
ローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団・自主制作盤

日本の代理店が急遽一回限り仕入れることとなったのに伴い、湧々堂では2012年6月22日に急遽値下げを決定しました!
ただ、いつ本国で在庫がなくなるか全くわかりませんので、この機会にぜひ!これは本当に買い逃すと後悔すること必至です!



歴代の常任指揮者たちによる超レアな名演集!113ページにも及ぶ貴重写真満載の解説書付き!!
ダニエレ・ガッティが主席指揮者を務めるローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団の自主制作盤が特別に入荷いたします。
歴代の常任指揮者たちによる超レアな音源を網羅しており、演奏内容もこれまた逸品揃い!
この種の企画商品は品切れになると再生産しない場合がほとんどですのでぜひこの機会にどうぞ!


Santa Cecilia
archivi-1937(8CD)







■CD:1
フランチェスコ・モリナーリ=プラデッリ(指)
 (1)パガニーニ:無窮動
 (2)ヴィヴァルディ:協奏曲集「四季」
 (3)ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
 (4)ドビュッシー:夜想曲〜「雲」
ヴィクトル・デ・サバタ(指)
 (5)ヴェルディ:「シチリアの夕べの祈り」序曲
■CD:2
ヴィクトル・デ・サバタ(指)
 (1)ワーグナー:「パルジファル」第1幕前奏曲
 (2)ストラヴィンスキー:花火
 (3)ラヴェル:「マ・メール・ロワ」〜親指小僧/パゴダの女王レドロネット/美女と野獣の対話
 (4)ドビュッシー:海
フランコ・フェラーラ(指)
 (5)ベートーヴェン:交響曲第8番
■CD3
グイド・カンテッリ(指)
 (1)ロッシーニ:「コリントの包囲」序曲
ジョン・バルビローリ(指)
 (2)ロッシーニ:「泥棒かささぎ」序曲
ウィリー・フェッロ(指)
 (3)ガーシュウィン:ラプソディー・イン・ブルー
フェルナンド・プレヴィターリ(指)
 (4)カセッラ:組曲「甕(かめ)」
  ペトラッシ:管弦楽のための協奏曲第1番
■CD:4
フェルナンド・プレヴィターリ(指)
 (1)レスピーギ:交響詩「ローマの松」
カルロ・マリア・ジュリーニ(指)
 (2)ケルビーニ:レクイエム.ハ短調
■CD:5
イーゴル・マルケヴィチ(指)
 (1)ダッラピッコラ:「囚われの歌」
ウォルフガング・サヴァリッシュ(指)
 (2)スポンティーニ:歌劇「ウエスタの巫女」序曲
ダニエレ・ガッティ(指)
 (3)ブラームス:交響曲第1番
■CD:6
ジュゼッペ・シノーポリ(指)
 ベートーヴェン:「エグモント」序曲
 チャイコフスキー:交響曲第5番
■CD:7
ジョルジュ・プレートル(指)
 (1)ブラームス:交響曲第3番
チョン・ミョンフン(指)
 (2)ブラームス:交響曲第4番
■CD:8
アントニオ・パッパーノ(指)
 (1)ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
 (2)ブーレーズ:ノタシオン
  レハール:ワルツ「金と銀」
  ポンキエッリ:歌劇「ジョコンダ〜時の踊り
■CD:1
(1)録音:1937年
(2)録音:1942年
(3)録音:1942年
(4)録音:1942年
(5)録音:1945年

■CD:2
(1)録音:1945年
(2)録音:1945年
(3)録音:1945年
(4)録音:1948年
(5)録音:1951年

■CD3
(1)録音:1949年
(2)録音:1947年
(3)録音:1953年
(4)録音:1956年ステレオ

■CD:4
(1)録音:1956年ステレオ
(2)録音:1952年モノラル

■CD:5
(1)録音:1954年モノラル
(2)録音:1993年デジタル
(3)録音:1997年デジタル

■CD:6
録音:1998デジタル

■CD:7
(1)録音:2010年デジタル
(2)録音:1996年デジタル

■CD:8
(1)録音:2005年デジタル
(2)録音:2008年デジタル
オペラ指揮者として有名なモリナーリ=プラデッリは、このオーケストラで指揮者デビューを飾リました。「四季」の“冬”ラルゴの超スローテンポの風情とピチカートの艶やかさにうっとり。こんな情緒溢れる演奏はもう聴けません。音も良質。それまでオペラが活動の中心だったデ・サバタも、1928年にこのオーケストラを振ってから管弦楽作品も本格的に手がけるようになりました。ラヴェルからも信頼され、「子供と魔法」の世界初演を果たしています。ここでもラヴェルの「マ・メール・ロア」が聴きもの。単なるメルヘンではなく、美女と野獣の対話のコーダの加速など豪快そのもの。
このオケの母体である聖チェチーリア音楽院で指揮の指導に当たったフランコ・フェラーラの演奏も、音源が少ないだけに貴重。
バルビローリのロッシーには、まず異常なほど音が鮮明なのに驚愕。もちろんバルビローリならではのウィットに富む語り口も素晴らしく、主部のキリッとしたリズム感と推進力も魅力。
プレヴィターリのによる「ローマ三部作」は、“祭り”と“噴水”は国内盤(SONY)でも発売されましたが、“松”はここでしか聴けません。
ガッティの「ブラ1」は冒頭ティンパニからやる気満々。正攻法ながら最後までその気力を貫徹し勇壮な音楽を築いて感動的。特に終楽章において、彫琢豊かで大人の風格を感じさせる演奏は近年稀でしょう。シノーポリによる2曲は超個性的。「エグモント」序曲は後半のテンポが演奏不能寸前の超高速!しかも上滑り感なし!
「チャイ5」はDGとは比較にならないほど入念で思慮に富んだ名演奏で、これほど真剣にチャイコフスキーの深層心理に肉薄した演奏は史上稀です。「チャイ5」のレヴューは、こちらをご覧下さい
プレートルの「ブラ3」も大推薦!第1楽章冒頭は強弱対比がユニーク。歌のセンスはやはり絶妙で、美しく歌うだけではなくその裏にドラマを確実に感じさせ、余韻を残しながら次の楽想に移るプレートルの音楽家魂が全編に漲ります。第2楽章も陰鬱さを感じさせずに愛の歌に徹し、アーティキュレーションとテンポ緩急に訴求力も名人技。第3楽章は涙なしでは聴けません。こんな強弱対比と吸い付くような呼吸を一体化させたフレージングは比類なし。
チョン・ミュンフンの「ブラ4」は、濃密かつ雄渾。持ち前の熱いフレージングに、オケの持ち味であるカンタービレが加味された味わいは格別。中でも終楽章コーダの凝縮力の高さは必聴!【湧々堂】

ARTHAUS
ARTH-108041C(Bluray)
カルロス・クライバー…無への足跡
エリック・シュルツによるドキュメンタリー・フィルム
カルロス・クライバー
プラシド・ドミンゴ
ブリギッテ・ファスベンダー
オットー・シェンク
ヴェロニカ・クライバー(実姉)
ミヒャエル・ギーレン
マンフレッド・ホーネック 他

収録時間:72分/音声:ステレオ2.0
字幕:英・独・仏・西・伊・日本語
画面:16:9/REGION All(Code:0)
単層25GB 1080i FULL HD
2004年7月11日、世界的名指揮者カルロス・クライバーは彼の愛車でミュンヘンからスロヴェニア東部の小さな町コンシチャへと向かいました。アルプス山脈を経由し、別荘まで6時間の道のり。その間、車中のオーディオにはウィーン・フィルとのブラームスの4番が入っていたと言います。その前に世界中の友人たちに「別れを告げるための」手紙を書いた彼。長きに渡る闘病生活、そして2003年に愛妻を亡くしたことで精神的にも追いつめられていた彼の苦悩は計り知れないものがあったに違いありません。完璧を目指せば目指すほど、己の未熟さを知る、このフィルムはそんな彼の孤独かつ天衣無縫な道行を辿りながら、友人や証言者たちの言葉を交え、時には演奏シーンを挿入し、彼が創り上げた音楽そのままの、丁寧な作品として創造されています。「彼がなぜレパートリーを拡大することがなかったのか・・・それは父の演奏した曲しか手掛けなかったからだ。」という言葉にも重さが感じられます。2010年、クライバー生誕80周年にドイツのServus TVで制作された作品です。


Kamprad
BOOK-MAHLER(BOOK)
「ライプツィヒのマーラー」
リッカルド・シャイー:序論 
クラウディウス・ベーム:編集者の序論
マーラーのバイオグラフィー
★マーラーのポートレート(1886-1888)
コンスタンチン・フロロス:マーラーの交響曲への道
ソニヤ・リーデル:ライプツィヒでのマーラー
★歴史的文書:プログラム、ビラ、サイン、楽譜
ヴェレナ・グロスクロイツ:マーラーと“マジック・ホルン”
ソニヤ・リーデル:ライプツィヒでのマーラーとその私生活
★マーラーのライプツィヒの住まい
シュテフェン・ヘルド:マーラーとライプツィヒにおけるユダヤ人のコミュニティー
トーマス・シンケース:シナゴーグとの衝突?
★ポートレート:マーラーと交流のあった人々
ソニヤ・リーデル:ライプツィヒでのマーラー、友情と出会い
ハーゲン・クンゼ:3人のウィーンの紳士
★歴史的風景:マーラーのライプツィヒ訪問
ソニヤ・リーデル:ライプツィヒでのマーラー、旅立ちと帰還
★風刺画、影絵、スケッチ(指揮をするマーラー)
アンリ‐ルイ・ド・ラ・グランジュ:マーラーの音楽についてのエッセイ
ライプツィヒでのマーラー、出演と作品のリスト
クラウディウス・ベーム編
ドイツ,2011年刊行
1886年から1888年に至るまでライプツィヒに滞在していた時のマーラーの資料集。詳細な解説や年譜、文献リスト、プログラム、楽譜、ビラ、写真、研究論文など、マーラー研究家はもちろん、一般のマーラー愛好家にも必須アイテムとなるであろう一冊。知られざるマーラーの素顔、ライプツィヒでの暮らしぶり、人的交流が多様な視点から徹底的に分析されています。さらに、マーラーが活躍していたころのライプツィヒの街や劇場内の写真、音楽室の肖像画からははかり知れない生き生きとしたマーラーのカリカチュアなども満載です。特に興味深いのは1886-1888までのライプツィッヒ歌劇場の楽長としてのオペラのリスト。ニキシュと振り分けていて想像力を刺激させられます。たとえば1887年の4月15日〜21日までマーラーは連日、「ホフマン物語」「ユグノー教徒」「ホフマン」「ドン・ジョヴァンニ」「ローエングリン」「ホフマン」「ワルキューレ」と精力的に振っていてそのエネルギーに驚かされます。ぜひご覧あれ!(ドイツ語、英語併記) (Ki)


韓国SONY-BMG
S-70686C(20CD)
CLASSIC RECORDINGS COLLECTION

CD1〜2
マーラー:交響曲第4番(*)
交響曲第5番
歌曲集「若き日の歌」より(**)

CD3〜4
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」
交響曲第9番

CD5〜6
バッハ:ブランデンブルク協奏曲 全曲
*1964年マールボロ音楽祭のカザルス、リハーサル付き

CD7〜8
ヴェルディ:レクイエム

CD9〜10
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ 全集

CD11〜12
ブラームス:交響曲 全集

CD13〜14
「ソロ・ピアノ」〜フィリップ・グラス自作自演集

CD15〜16
バッハ:ゴルトベルク変奏曲
イタリア協奏曲 BWV.971他
CD17〜18
ドヴォルザーク:交響曲第7〜9番 他

CD19〜20
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲集Op.18(第1番〜第6番)
CD1〜2
デシ・ハルバン(S)*/**
ブルーノ・ワルター(P)**、 (指)**以外
NYO **以外

CD3〜4
ブルーノ・ワルター(指)コロムビアSO

CD5〜6
パブロ・カザルス(指)マールボロ音楽祭O

CD7〜8
レナード・バーンスタイン(指)
LSO&cho
アーロヨ(S)、ヴィージー(Ms)、
ドミンゴ(T)、ライモンディ(Bs)

CD9〜10
ヘンリク・シェリング(Vn)

CD11〜12
ブルーノ・ワルター(指)NYO

CD13〜14
フィリップ・グラス(P)

CD15〜16
ロザリン・テューレック(Cemb,P)

CD17〜18
ジョージ・セル(指)クリーヴランドO

CD19〜20
ブタペストSQ(1951/52録音)

※クラムシェル・ボックス仕様、各CDは紙ジャケに収納されます。20ページ・ブックレット(韓、英語併記)、詳細別紙

VISTA VERA
VVCD-00216(1CD)
41年から45年まで〜ソヴィエト大祖国戦時歌謡集
ヒトラーの演説、スターリンの演説、
ユーリー・レヴィタンによる大祖国戦争開戦のアナウンス
(ショスタコーヴィチ:交響曲第7番、第1楽章の「侵攻の主題」をバックに)
アレクサンドル・アレクサンドロフ(1883-1946):聖戦(1941)
マトヴェイ・ブランテル(1903-1990):さらば、町よ、村よ(1941)/カチューシャ(1939-1941)
モデスト・タバチニコフ(1913-1977):たばこを吸おう(1941)
ワシーリー・ソロヴィヨフ=セドイ(1907-1979):波止場の夕べ(1941)
コンスタンチン・リストフ(1900-1983):待避壕で(1941)
ウラディーミル・ザハロフ(1901-1965):おお、霧と、私の霧よ(1942)
マトヴェイ・ブランテル:俺の恋人(1942)
アナトーリー・ノヴィコフ(1896-1984):ワーシャ=ワシリョク(1940)
エジー・ペテルブルクスキー(1897-1979):青いスカーフ(1939-1942)
ティホン・フレンニコフ(1913-2007):砲手の歌(1943)
ワシーリー・ソロヴィヨフ=セドイ:日の当たる沼地で(1943)
マトヴェイ・ブランテル:前方の森で(1943)
マルク・フラトキン(1914-1990):偶然のワルツ(1943)
アナトーリー・ノヴィコフ:暗い面持ちの少女(1940-1944)
ニキータ・ボゴスロフスキー(1913-2004):闇夜(1944)
マトヴェイ・ブランテル:従軍記者の歌(1943)
ワシーリー・ソロヴィヨフ=セドイ:ナイチンゲール(1944)
マトヴェイ・ブランテル:バルカンの星の下で(1944)
ワシーリー・ソロヴィヨフ=セドイ:俺たちは長らく家に帰ったことがない(1945)
アナトーリー・ノヴィコフ:道(1945)
ボリス・モクロウソフ(1909-1968):軍事車両運転手の歌(1946)
マルク・フラトキン:ベルリンへの道(1945)
イサーク・ドゥナエフスキー(1900-1955):俺はベルリンから来た(1945)
ユーリー・レヴィタンによるドイツのファシスト政権降伏のアナウンス
様々な演奏者

録音:1945-1986年
ソヴィエト大祖国戦争とは、第二次世界大戦のうちソヴィエト連邦がナチス・ドイツおよびその同盟国と戦った1941年6月22日から1945年5月9日までの戦い、いわゆる独ソ戦のこと。ロシアの戦中派の人たちにとっての「懐メロ」といってもよいかもしれない戦時歌謡を集めたアルバムです。

BERLIN CLASSICS
BC-18462(12CD+BOOK)
クラシック音楽史
◆CD
12枚を古楽、バロック、ウィーンの音楽、ロマン派、現代にわけて収録。
◆BOOK
布製ハードカバー、150頁、CDと同様に5つ時代に分割し、わかりやすく理解しやすいように編集。また独特でユニークな内容になるよう意識している。クラシック入門から愛好家まで幅広く親しまれる内容としている。また重要な作曲家にも焦点をあて、写真を多用し当時の生活なども紹介。
ハルトムート・モーラー教授による編集

NAXOS
NAXOS-2.110231(DVD)
コープランド〜ドキュメンタリー映画「都会」
ドキュメンタリー映画「都会」/1.ニューイングランドの片田舎/2.工場の町/3.都市の悪面/4.消防車と軽食用カウンター/5.日曜日の交通手段/6.科学と飛行/7.野球と水泳/8.満足の行く共通のニーズ/
スペシャル・フィーチャー:1.オリジナル・サウンド・トラックによる「都会」(1939)/2.ドキュメンタリー「あなたの子どもは遊び場でしたか?緑地帯、それとも水路?」(2000年)/3.ジョージ・ストニーとジョセフ・ホロウィッツの対話
ポスト=クラシカル・アンサンブル、アンヘル・ギル・オルドネツ(指)、ヨゼフ・ホロウィゥツ(芸術監督)、フランシス・グィナン(ナレーター)
NTSC(REGION All(Code:0))/16:9/131分/モノラル/ドルビー・デジタル2.0ステレオ/英・独語字幕/片面2層ディスク
1939年のニューヨーク万国博覧会のために制作されたこの映画は、都市計画者ルイス・マンフォードがナレーター用の文章を書き、ラルフ・シュタイナーとウィラード・ファン・ダイクが映画監督を務め、そしてアーロン・コープランドが音楽を付けるという、当時の最高人材が結集して作り上げた「永遠の財産」と言うべき作品です。とりわけこの音楽はあまりにも素晴らしく、「アメリカ音楽とコープランドのスタイルの驚くべきミッシングリング」としてロスアンジェルス・タイムス紙でも高く評価されたものです。この映像では、当時のサウンド・トラックをそのまま使用した映像と、新しく演奏された瑞々しい音楽を組み合わせた映像の2種類がお楽しみいただけます。当時のアメリカの市民たちの生き生きした生活風景は今見ても興味深いものです。

シリーズ


Melodiya再始動!
「Melodiya」としてリリースされていた旧譜はレーベル在庫限りの取り扱いとなり、新譜は新レーベルの「Melodiya x Obsession」から順次発売となります。
※今回の取り扱い再開に際し、MelodiyaのCD/LP等の売上がロシア政府やその関連企業に到達することが無いことを日本の輸入代理店が確認しております。


Melodiya x Obsession
SMELCD-1001087(2CD)
完全限定生産
ジャクリーヌ・デュ・プレ・イン・モスクワ
ソビエト連邦国歌イギリス国歌
ハイドン:交響曲第83番ト短調 《めんどり》
エルガー:チェロ協奏曲ホ短調 Op.85
シベリウス:交響曲第2番ニ長調 Op.43
ブリテン:青少年のための管弦楽入門 〜 XV.フーガ
ジャクリーヌ・デュ・プレ(Vc)
ジョン・バルビローリ(指)BBC響

録音(ライヴ):1967年1月7日、モスクワ音楽院大ホール/ステレオADD
「カラヤン・イン・モスクワ」や「グールド・イン・モスクワ」、「ブーレーズ・イン・モスクワ」、「ストラヴィンスキー・イン・モスクワ」、「ミュンシュ・イン・モスクワ」など、東西の音楽史的交流の貴重な記録を遺す人気シリーズ「ライヴ・イン・モスクワ」の最新巻として、「ジャクリーヌ・デュ・プレ・イン・モスクワ」がMelodiya x Obsessionから登場!
BBC交響楽団がジョン・バルビローリとピエール・ブーレーズと共に1967年に巡ったプラハ、レニングラード、モスクワのツアーのうち、1967年1月7日にモスクワ音楽院で行われた演奏会(指揮はバルビローリ)の様子を収録。1966年からロストロポーヴィチに学んでいたジャクリーヌ・デュ・プレがモスクワ市民に披露したエルガーのチェロ協奏曲はCDリリースされていましたが、開幕のソ連国歌&イギリス国歌から、ハイドンとシベリウスの交響曲、割れんばかりの拍手喝采、リハーサルの様子を伝えるボーナス・トラックまでの演奏会全体が初リリースとなります。
※当タイトルは完全限定生産(初回生産限定)のため、ご注文数に対して十分な数量をご提供出来ない可能性がございます。予めご了承下さい。初回生産分完売後は再生産時期未定となります。

Melodiya x Obsession
SMELCD-1000740(1CD)
完全限定生産
ダヴィド・オイストラフ・エディション Vol.1
チャイコフスキー
:ヴィオリン協奏曲
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 *、
 2つのユモレスク Op.87*
ダヴィド・オイストラフ(Vn)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮、
モスクワPO、モスクワRSO*

録音:1968年(チャイコフスキー)、1965年(シベリウス) ステレオ
チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲ほどダヴィド・オイストラフが頻繁に弾いた協奏曲はないでしょう。そう思われるほどこの作品は彼の節目に必ず弾かれていた作品で、どれだけ大切にされていたレパートリーなのかといううことがよくわかります。オイストラフが17歳でソリスト・デビューする際もこの作品を弾きました。また国際的に認められるきっかけとなったウジェーヌ・イザイ・コンクール(現在のエリザベート王妃国際音楽コンクール)の第1位を受賞した際もこの作品が重要な役割を果たしました。この「ダヴィド・オイストラフ・エディション Vol.1」に収められている演奏は、オイストラフが60歳を迎えた時のものでまさに油が乗り切った時の演奏と言ってもよいでしょう。技術面と表現力のバランスが非常に取れた演奏であり、若き日のゲンナジー・ロジェストヴェンスキーのサポートも絶妙です。
1965年にモスクワ放送交響楽団をオーケストラに迎えたシベリウスではスケールの大きな演奏を繰り広げています。

※当タイトルは完全限定生産(初回生産限定)のため、ご注文数に対して十分な数量をご提供出来ない可能性がございます。予めご了承下さい。初回生産分完売後は再生産時期未定となります。

Melodiya x Obsession
SMELCD-1000554(1CD)
完全限定生産
ダニール・シャフラン 〜 アンコール集
シューマン
(F.グリュッツマッハー編):アダージョとアレグロ Op.70
バッハ(A.ジロティ編):トッカータ, アダージョとフーガ ハ長調 BWV564〜U アダージョ
ボッケリーニ(M.コルティ編):弦楽五重奏曲ホ長調 G275 より V メヌエット
シュニトケ(D.シャフラン編):古い様式の組曲〜アレグロ
ラフマニノフ(A.ストライマー編):ヴォカリーズ
プロコフィエフ(M.ロストロポーヴィチ編):歌劇 《三つのオレンジへの恋》〜行進曲
シチェドリン(G.シンガー編):歌劇 《愛だけでなく》〜カドリーユ
シチェドリン(A.ジョージアン編):アルベニス風に
チャイコフスキー(J.ファン・リール編):なつかしい土地の思い出よる Op.42〜メロディー
チャイコフスキー( S.ギンズブルク編):6つの小品〜感傷的なワルツ ヘ短調 Op.51-6
イベール(M.マレシャル編):小さな白いロバ
ドビュッシー(A.ロレンス編):月の光
ラヴェル(P.バズレール編):ヴォカリーズ−ハバネラ形式の小品
サン=サーンス:白鳥
ドビュッシー(G.ペッカー編):吟遊詩人
シューマン(K.ダヴィドフ編):トロイメライ
ダニール・シャフラン(Vc)
アントン・ギンズブルク(P)

録音:1991年
若きムスティスラフ・ロストロポーヴィチとコンクールでは度々競い合い、賞を分かち合った旧ソ連のチェロ楽派を代表する偉大なチェリスト、ダニール・シャフラン。レニングラード音楽院ではアレクサンドル・シトリメルに師事、1943年よりモスクワ・フィルのソリストを務め、1950年にはプラハの国際チェロ・コンクールで優勝、その後、チャイコフスキー・コンクールの審査員も務めました。
本アルバムでは、シューマンのトロイメライや、チャイコフスキーの白鳥をはじめとする名曲を中心に、原曲はチェロのために作曲されなかったが、シャフランの同僚たちによって20世紀初頭あるいはそれ以前に編曲された作品が収められています。「チェロの詩人」と称された名匠による傑出したテクニックと、抒情性に満ちた美しい音色に魅了されるアンコール集の登場です。
※当タイトルは完全限定生産(初回生産限定)のため、ご注文数に対して十分な数量をご提供出来ない可能性がございます。予めご了承下さい。初回生産分完売後は再生産時期未定となります。

JVCケンウッド・ビクターエンタテインメントとキングインターナショナルのコラボ企画第3,4弾
2023年秋、スタニスラフ・ブーニンが10年ぶりの全国ツアーを開催します。1985年、第11回ショパン国際コンクールに17歳で優勝し、世界的なセンセーションを巻き起こしました。JVC ケンウッド・ビクターエンタテインメントはコンクール翌年の初来日時にNHKSOとの協奏曲ライヴとソロのセッション録音を行いました。長く入手困難だったこの2点に加え、コンクール時のライヴから選りすぐった決定版も復活。いずれも初SACDハイブリッド化でブーニンのすさまじい輝きが蘇りました。

King International
KKC-113(1SACD)
ブーニン・トルコ行進曲
ハイドン:ピアノ・ソナタ第23番ヘ長調
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番イ長調K.331「トルコ行進曲付」
ショパン:ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58
スタニスラフ・ブーニン(P)

録音:1986年8月21日福島市音楽堂
1985年にショパン国際コンクールで優勝したブーニンは翌夏に日本デビューを果たし、日本の音楽界に空前の「ブーニン・ブーム」を巻き起こしました。その 際の公演プログラムをツアー終了後に福島でセッション録音したもので、当時のブーニンの才気煥発ぶりを生き生きと再現しています。
コンクール受賞記念コンサートで一部を披露し注目されたハイドンのソナタ、最も好きな作曲家と答えたモーツァルトの輝かしさ、ショパンのソナタの圧倒的なエ ネルギーいずれも只者ではなく、ブーニンの個性が最高度に示された名演は今日でも燦然と光を放ちます。
今回、当時のスタッフが最新技術でリマスタリング、驚きの音質向上が見られます。 (Ki)

King International
KKC-114(1SACD)
ブーニン・東京コンサート・ライヴ
モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番イ長調K.488
ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11
スタニスラフ・ブーニン(P)
外山雄三(指)NHK響

録音:1986年8月8日昭和女子大学人見記念講堂(ライヴ)
ブーニン初来日時、NHKSOとの協奏曲の晩、東京の昭和女子大学人見記念講堂は一種異様な熱気が渦巻いていたといわれます。ブーニンの独奏は優等 生タイプではなく、自由奔放な即興性を主体としたもので、誰もが個性派大ピアニストの誕生と確信しました。
全体にテンポは速くフレッシュ極まりない感覚。19歳の青年ブーニンの示す強烈な存在感と説得力に満ちています。ありあまるテクニックの冴えと気迫にも圧倒 されます。
今回、当時のスタッフが最新技術でリマスタリング、驚きの音質向上が見られます。 (Ki)
King International
KKC-115(1SACD)
決定版・ショパン・コンクール・ライヴ
ショパン:ノクターン第5番嬰ヘ長調Op.15の2
エチュード第12番ハ短調「革命」Op.10の12
スケルツォ第4番ホ長調Op.54
プレリュード第13番嬰ヘ長調Op.28の13
プレリュード第14番変ホ短調Op.28の14
プレリュード第15番変ニ長調「雨だれ」Op.28の15
バラード第4番ヘ短調Op.52
ポロネーズ第6番変イ長調「英雄」Op.53
マズルカ第23番ニ長調Op.33の2
マズルカ第24番ハ長調Op.33の3
マズルカ第25番ロ短調Op.33の4
スタニスラフ・ブーニン(P)

録音:1985年10月/ワルシャワ・フィルハーモニーホール(ライヴ)
1985年10月にワルシャワで行われた第11回ショパン国際コンクール。予選からソ連の17歳の若者スタニスラフ・ブーニンの存在感が抜きんでていたこと が伝説となっています。
その実況録音から演奏の凄さと曲のポピュラリティをふまえ厳選し、1枚にまとめた決定版。いずれも自由奔放で輝く音色、小品でさえ聴き手を釘付けにするオーラに誰もが優勝を確信しました。収録された11曲すべてがまばゆく光り、その凄みは、38年を経た今日でもまったく色褪せないのが驚きです。
今回、当時のスタッフが最新技術でリマスタリング、驚きの音質向上が見られます。 (Ki)
King International
KKC-105(1SACD)
リヒテル&カガン1985年フライブルク・ライヴ
ハイドン:ピアノ・ソナタ第39番ニ長調Hob.]Y-24(リヒテル・ソロ)
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調Op.78「雨の歌」
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン・ソナタOp.134
スヴャトスラフ・リヒテル(P)、
オレグ・カガン(Vn)

録音:1985年3月6-8日/パウルスザール(フライブルク)「ダヴィド・オイストラフを偲ぶコンサート」ライヴ
キングインターナショナル&JVCケンウッド・ビクターエンタテイメントコラボ第3弾!。リヒテルが早世したヴァイオリニスト、オレグ・カガンと1985年3月にフライブルクで行ったコンサート。ビクターがライヴ収録した至宝音源を現在の最新技術 でリマスタリング、驚きの音世界に蘇りました。
リヒテルはカガンの才能を愛でたびたび共演していますが、このコンサートはカガンの師でリヒテルとも親しかったダヴィド・オイストラフを偲ぶコンサートという こともあり、両者の思いが強く出た稀代の名演が実現しました。ショスタコーヴィチはまさにオイストラフとリヒテルの録音を彷彿させます。ビクターの録音が細部 のニュアンスまで絶妙にとらえ、それを上回る感銘を与えてくれます。
さらに嬉しいのはリヒテルのソロ、ハイドンの「ピアノ・ソナタ第39番」も楽しめること。13分ほどの作品ながら、リヒテルの手にかかると驚くほど深い美しさ を湛えた世界を味わえます。 (Ki)
King International
KKC-106(1SACD)
リヒテル&バシュメト1985年フライブルク・ライヴ
ヒンデミット:ヴィオラ・ソナタ ヘ調Op.11の4
ブリテン:ラクリメOp.48(ダウランドの歌曲の投影)
ショスタコーヴィチ:ヴィオラ・ソナタOp.147
ユーリー・バ シュメト(ヴィオラ )
スヴャトスラフ・リヒテル(P)

録音:1985年3月6-8日/パウルスザール(フライブルク)「ダヴィド・オイストラフを偲ぶコンサート」ライヴ
キングインターナショナル&JVCケンウッド・ビクターエンタテイメントコラボ第3弾!。リヒテルは何人かの若手を殊のほか可愛がり共演していますが、なかでもヴィオラのバシュメトは「リヒテル・ファミリー」として知られています。その両者が 1985年3月にフライブルクで行ったコンサートを、ビクターがライヴ収録した至宝音源を現在の最新技術でリマスタリング、驚きの音世界に蘇りました。
全曲がヴィオラのオリジナル作品で、バシュメトの完璧な技巧と深い音色はもとより、ブリテンとショスタコーヴィチはリヒテルとも親交が深かったこともあり神 業の仕上がりとなっています。ことにショスタコーヴィチの高みは余人をもって代えがたい凄さで、曲の真の意味を納得させてくれます。 (Ki)

ANDRE CHARLIN〜完全限定の豪華仕様
24bit/96KHzのハイレゾ化&2022年最新リマスタリングのアンドレ・シャルランの名盤。
CD、同音源USBメモリ、レーベル・ロゴ入りの拭き取り布がセットになった
豪華装丁パックで完全限定リリース!
伝説のエンジニア、アンドレ・シャルランの名録音。これまでリリースされていたCD は16bit/44KHz でしたがこの度24bit/96KHz でリリースされます。リマスタリングのエンジニアは半世紀以上シャルランの音に惚れこみ、シャルラン・レーベルの存続に大きく貢献してい る名エンジニア、ブリュノ・ゴリエです。
ゴリエはシャルランの録音についての研究だけでなく、シャルランに関わるものの収集など「シャ ルラン愛」に満ちた人物。シャルランの遺産を後世に伝えるべく、並々ならぬ思いでマスタリングしており、実に生々しく、驚くべき熱量 で蘇ります!

Andre Charlin
SLC-17P
(CD+USBメモリ)
2022年リマスタリング
完全限定豪華仕様

ミヨー:屋根の上の牡牛 Op.58
世界の創造 Op.81
シャンゼリゼ劇場O、
ダリウス・ミヨー(指)

録音:1956年シャンゼリゼ劇場(パリ)
デジタライゼーション&リマスタリング:ブリュノ・ゴリエ(2022年)
伝説のエンジニア、アンドレ・シャルランの録音の中でも指折りの大名盤。ミヨー自身の指揮による自作自演集。代表作、「屋根の上の牡牛」は必聴です!この 香り高い演奏が2022年の最新リマスタリングでハイレゾ化(24bit/96KHz)されました。さらに当セットではCD、同音源USBメモリ(24bit/96KHzの WAV)、レーベル・ロゴ入りの拭き取り布(ホコリ取り)がセットになった豪華装丁仕様。50セットの完全限定リリースです! (Ki)

Andre Charlin
AMS-82P
(CD+USBメモリ)
2022年リマスタリング
完全限定豪華仕様

カンプラ:モテット「主がシオンの繁栄を回復したもうとき」(詩篇125番)
クリスマス・オラトリオ「われらの主イエス・キリストの降誕」
エディット・ゼーリヒ(S)、エリック・タピー(T)、ジャック・エルビヨン(Br)、マック・シェーファー(Org)
ストラスブール音楽院cho
ストラスブール・コレギウム・ムジクムO、ロジェ・ドゥラージュ(指)

録音:1966年サン・ルイ教会(ストラスブール)
デジタライゼーション&リマスタリング:ブリュノ・ゴリエ(2022年)
18世紀初頭、リュリとラモーの時代の狭間の世代を代表する音楽家カンプラ。とりわけ「優雅なヨーロッパ」のような歌劇作品で知られるカンプラですが、宮廷 だけでなく教会で活動を行っていたこともあり、教会音楽作品も多く残しています。今回は彼の教会作品の中からクリスマス・オラトリオと詩篇を収録。器楽伴奏 に乗って歌われるクリスマス・オラトリオは、聖夜を祝うにふさわしい壮大な響きにあふれています。2曲目の詩篇はカンプラ初期の作品。重厚で厳格な雰囲気と いうよりも、しなやかで軽快な響きが印象的な作品で、フランス・バロックならではの魅力を存分に感じられる作品といえましょう。2曲ともフランス舞曲のリズム が頻繁に使用されており、心地良いテンポ感に心満たされます。この名盤が2022年の最新リマスタリングでハイレゾ化(24bit/96KHz)されました。さらに当 セットではCD、同音源USBメモリ(24bit/96KHzのWAV)、レーベル・ロゴ入りの拭き取り布(ホコリ取り)がセットになった豪華装丁仕様。50セットの完全 限定リリースです! (Ki)

VOX AUDIOPHILE EDITION〜“エリート・レコーディングズ”
エリート・レコーディングズ制作音源の最新リマスター・プロジェクト始動 1965年に創設され、自然な音場空間とクリアな音像の録音によって世界のオーディオ・ファイルたちを唸らせたエ リート・レコーディングズ。彼らがVOXレーベルに残した録音から評価の高かったものを選び、24bit/192kHzでリ マスターするプロジェクトが始動します。イギリスを代表する録音エンジニアの一人マイク・クレメンツがアナログ・マス ターテープからのデジタル化を担当し、イギリスの大手録音プロダクションのK&A Productionsがマスタリングを行 います。「自然でダイナミックで正確」(米Stereophile)と評されたエリート・レコーディングズの名録音が最新 技術でリフレッシュされたシリーズはジャケット右上の「AUDIOPHILE EDITION」が目印です。
■エリート・レコーディングズ Elite Recordings …スイス生まれのエンジニア、マーク・オーボート Marc Aubort が1965年に創設。アメリカ生まれのプロデューサー、ジョアンナ・ニックレンツ Joanna Nickrenz を迎えてフリーランスの録音プロダクションとして活動し、このコンビで32年の間に600枚ほどの録音を制作しました。これらは VOX/Turnabout、VOX/Candide、Nonesuch、Vanguard、RCA、EMI、MMG、SONY、Reference Recordingなどからリリースされ、今 もって名録音と評価されているものが多くあります。
■マーク・オーボート Marc Aubort(1929-)…スイスに生まれ、1940年代にはヨーロッパで録音エンジニアとして活動を始めました。1958年にニューヨークに移住し、1958-65年にVanguard レーベルのチーフ・エンジニアを務めた後に独立し、1965年にエリート・レコーディングズを創設。 オーボートについてはアメリカのオーディオ系メディアが行ったインタビューが幾つかインターネットで読めます。基本的にはメイン・マイク2本で録音すること を好み、その理由を「作曲者のイメージに最も近いはずだから」と答えています。 オーボートの録音は、左右のスピーカーの間にホールのような広がりと奥行きのある音場が感じられることが多く、MercuryのLiving Presenceなどに 通じる臨場感があります。同時にオーケストラの各楽器の動きがマスの響きに埋もれないところも特徴です。米Tape Opとのインタビューで「ホールで 言えば何列目あたりで聞こえる音をイメージしているのか?」と問われたオーボートは「4列目か5列目。だただし客席から10フィート(約3m)宙に浮 いた所で、オーケストラを見渡すあたりになるだろう」と答えています。マイクについてはSchoeps社のコンデンサーマイクCM60を1960年代からずっと 使い続けていたそうです。グラミー賞にノミネートされること18回、受賞2回。
■ジョアンナ・ニックレンツ Joanna Nickrenz (1936-2002) …アメリカのシアトル生まれ。コンサート・ピアニストを目指して学び、ウィリアム・スタインバーグ時代のピッツバーグSOでピアニストを務めたことがあ り、室内楽でも演奏しました。シェーンベルク:ナポレオン・ボナパルトへの頌歌の録音がきっかけで録音の仕事に興味を持ち、エリート・レコーディング ズでマーク・オーボートのアシスタントとなり、間もなく録音プロデューサーと編集を任されることになりました。 ニックレンツは複雑なスコアの中のあらゆる音を聴きとってしまう能力でアーティストを驚嘆させ、”Ms. Razorears”(カミソリのような耳。今風に訳せ ば「神の耳」といったところでしょうか)と呼ばれました。オーボートはニックレンツを回想して「信じられない聴き取り能力。レジェンドだよ」と語っています。 スクロヴァチェフスキやスラットキンをはじめ、録音に際してレーベルがどこであっても彼女をプロデューサーに指名した指揮者が少なからずいました。グラ ミー賞へのノミネートは実に18回を数え、受賞は4回。1984年にはスラットキン指揮のデル・トレディチ:夏の日の思い出(Nonesuch)で年間最優 秀プロデューサーに選出。同部門で女性が受賞するのはグラミー賞史上初の快挙でした。
VOX
VOXNX-3013CD(1CD)
NX-B03
ラフマニノフ:交響曲第2番ホ短調 Op.27
ヴォカリーズ Op.34 No.14
セントルイスSO
レナード・スラットキン(指)

録音:1978年10月 セントルイス、パウ
エル・ホール(交響曲)
1979年 録音場所不詳(ヴォカリーズ)
レナード・スラットキンとセントルイスSOは1970年代半ばから1980年代冒頭にかけて、交響曲とピアノ協奏曲に合唱交響曲「鐘」やカンタータ「春」 までも含むラフマニノフの管弦楽作品全集をVoxに録音しました。その中から交響曲第2番とヴォカリーズを新リマスターでカップリング。交響曲第2番はグラ ミー賞の最優秀オーケストラ録音と最優秀録音技術の2部門にノミネートされた名演名録音です。 日本での初出時にも『レコード芸術』誌で「オーケストラをバランスよくまとめながら、息づくように自然なルバートを駆使して、ラフマニノフのなめらかな旋律をほ れぼれするほどつややかに歌わせている」(小石忠男氏による演奏評)、「広々とした音場の中にオケが展開する。奥行きもとれ、解像度高く、それでいて 全体はよく融け合っています。音はしなやかで艶があり、パートの定位ははっきりしていて、歪みや混濁は出ていない」(相澤昭八郎氏の録音評)と高く評価 されました。 スラットキンは交響曲第2番を30年後にデトロイト響と再録音しており、自家薬籠中におさめた作品を引き締まったテンポでドライヴして熱気と勢いを感じさ せる演奏となっています。一方の当盤では端正な造形で細部まで丁寧に彫琢し、この曲がまだ定番とは言えなかった当時において曲の真価を伝えようとす る真摯で熱い思いが伝わって来るような演奏となっています。最新リマスターによってリフレッシュされたサウンドをお楽しみください。 エリート・レコーディングズの制作、24bit/192kHzリマスターによるVOX AUDIOPHILE EDITIONの1枚。
VOX
VOXNX-3014CD(1CD)
NX-B03
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番
ピアノ協奏曲第3番ニ短調 OP.30
アビー・サイモン(P)
セントルイスSO
レナード・スラットキン(指)

録音:1975年11月(第2番)&1976年8月(第3番)
1920年ニューヨーク生まれのピアニスト、アビー・サイモン(1920-2019)とスラットキン、セントルイス響によるラフマニ ノフのピアノ協奏曲全集より、人気曲第2番と第3番のカップリング。 サイモンは3歳にしてラジオで聴いた音楽をピアノで完璧に再現できたといいます。5歳でピアノを学び始め、カーティス 音楽院でヨーゼフ・ホフマンに師事しました。自身を「19世紀のピアニスト」と呼び、ラフマニノフやプロコフィエフなどヴィ ルトゥオーゾ・ピアニストでもあった作曲家の作品に強い親近感を持っていました。評論家からは、ギラギラした超絶技 巧を前面に出すことを避け、うつろいやすい繊細さや詩情を漂わせた演奏が高く評価され、辛口評論家として知られ たハロルド・ショーンバーグは「スーパーヴィルトゥオーゾ」と絶賛しました。 ここに収録された2曲の演奏時間は31分50秒と39分36秒で現代の平均よりはやや短いのですが、第2番は大げ さにならない範囲での滑らかなテンポ操作と絶妙な歌い口によって表情豊かな音楽が奏でられていて「速さ」を感じさ せません。一方第3番は冒頭から鮮やかな快速テンポ。曲を通じて緩急の幅が第2番より大きくとられ、よりドラマ ティックな高揚が随所で聴かれます。スラットキンの「付け」の巧さにも感心。 エリート・レコーディングズの制作、24bit/192kHzリマスターによるVOX AUDIOPHILE EDITIONの1枚。
VOX
VOXNX-3012CD(1CD)
NX-B03
モーツァルト:ピアノ協奏曲第17番 ト長調 K.453
ピアノ協奏曲第27番変ロ長調 K.595
ミネソタO
スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ(指)

録音:1978年
ワルター・クリーンは1928年オーストリア生まれ。ピアノをアルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリに、作曲をパウル・ヒン デミットに師事した。ブゾーニ国際ピアノ・コンクールで優勝し、国際的に活躍。ウィーン古典派とロマン派の解釈で高 く評価されました。日本ではNHKSOとの共演やNHK教育テレビの趣味百科「ピアノでモーツァルトを」を通じ て、特にモーツァルト弾きとして今も敬愛されています。十八番としていた第27番の第3楽章ではモーツァルトの歌曲 「春へのあこがれ」K.596に基づく自作カデンツァを演奏しています。 エリート・レコーディングズの制作、24bit/192kHzリマスターによるVOX AUDIOPHILE EDITIONの1枚。
VOX
VOXNX-3017CD(1CD)
NX-B03
ベートーヴェン:序曲と劇音楽集
序曲「レオノーレ」第1番ハ長調 Op.138
序曲「レオノーレ」第2番ハ長調 Op.72a
序曲「レオノーレ」第3番ハ長調 Op.72b
序曲「フィデリオ」 ホ長調 Op.72c
劇音楽「アテネの廃墟」 Op.113より
 序曲
 トルコ行進曲 変ロ長調
 行進曲と合唱 変ホ長調「Schmuckt die Altare」*
ミネソタ・バッハ・ソサエティ*
ミネソタO
スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ(指)

録音:1978年-79年 録音場所不詳
スクロヴァチェフスキが黄金時代を築いたミネソタOとのVOX録音は、堅固な造形、力強い推進力、密度の 高い響きを持ち、演奏・録音共に評価の高いものが揃っています。ここではベートーヴェンのドラマティックな作品とスク ロヴァチェフスキ&ミネソタ管のベストマッチを聴くことが出来ます。
24bit/192kHzリマスターによるVOX AUDIOPHILE EDITIONの1枚。 [1]-[4]はエリート・レコーディングズの制作、 [5]-[7] はDennis Ronneyのプロデュース、ミネアポリスのSound 80Studiosの制作。

HMFの名盤SACD化シリーズ・3タイトル
H.M.F
HMSA-0060(1SACD)
シングルレイヤー
日本独自企画・限定盤
税込定価
ベートーヴェン:三重協奏曲 ハ長調 Op.56
交響曲第2番(作曲者自身の編曲によるピアノ三重奏曲版)
イザベル・ファウスト(Vn/ストラディヴァリウス「 スリーピング・ビューティ」)
ジャン=ギアン・ケラス(Vc/ジョフレド・カッパ1696年)
アレクサンドル・メルニコフ(フォルテピアノ/三重協奏曲:Lagrassa 1815年頃、エドウィン・ボインクのコレクションより、
三重奏:クリストフ・ケルン、2014年製/1795年製アントン・ヴァルター(ウィーン)・モデル、メルニコフ・コレクション)
フライブルク・バロック・オーケストラ、パブロ・エラス=カサド(指)

録音:2020年2&6月、テルデックス・スタジオ・ベルリン/2022年SACDリマスタリング
SACDシングルレイヤー盤(2022年リマスタリング)。ハルモニア・ムンディ・フランス・レーベルからハイレゾ音源をライセンスしてSACDリマスタリングを施し た、日本独自企画盤です。
ファウスト、ケラス、メルニコフ、そしてエラス=カサド&FBOによるベートーヴェンの三重協奏曲。シューマンの協奏曲プロジェクトも成功させた彼らの演奏に 大きな期待がかかります。
三重協奏曲は、弟子のルドルフ大公がピアノで知人たちと演奏するために書かれたといわれています。ですのでピアノ・パートは技巧的ではありませんが効果的 に書かれ、ヴァイオリンとチェロは各々楽器の響きを生かした主題が現れ、ピアノとオーケストラが調和します。オケとソロ楽器の素晴らしいバランス、自然なアー ティキュレーションで作品に対する既成概念を払拭するような、まさにこの顔ぶれでしか為し得ない水準での、名盤が誕生しました。 
そして、ベートーヴェン自身の編曲による響曲第2番のピアノ三重奏曲版。オーケストラ作品を少人数の室内楽で楽しむための編曲で、原曲とは違った魅力があ ります。ファウスト、ケラス、メルニコフの3人はベートーヴェンのピアノ三重奏曲集 [HMC 902125/ KKC 5385]をリリースしており、細やかな表情づけ、息の のむような美しい演奏を聴かせてくれているだけあって、お互いに自由に羽ばたいているのに、息はピタリと合っており、この版の決定版と言えるでしょう。このた びのSACD化により、各奏者たちの息遣いがより近く感じられるようです。 (Ki)
H.M.F
HMSA-0061(1SACD)
シングルレイヤー
日本独自企画・限定盤
税込定価
ペーテル・エトヴェシュ:ヴァイオリン協奏曲第3番「アルハンブラ」*
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」 
パブロ・エラス=カサド(指)パリO、
イザベル・ファウスト(Vn)*

録音:2019年9月、グランド・サルル・ピエール・ブーレーズ、フィルハーモニー・ド・パリ/2022年SACDリマスタリング
SACDシングルレイヤー盤(2022年リマスタリング)。ハルモニア・ムンディ・フランス・レーベルからハイレゾ音源をライセンスしてSACDリマスタリングを施し た、日本独自企画盤です。
エラス=カサドとパリ管による「春の祭典」!カップリングには、ソリストにイザベル・ファウストを迎えたエトヴェシュの「アルハンブラ」を収録!
1913年パリのシャンゼリゼ劇場で初演され、一大センセーションを巻き起こしたストラヴィンスキーのバレエ音楽「春の祭典」。反バレエ的な動き、バレエ界に とって大スキャンダルでもありましたが、同時に聴衆を驚かせたのは、5管編成という独特のオーケストラ編成から生み出される響き、そして不規則で鋭いアクセン ト、変拍子というストラヴィンスキーの斬新な音楽です。エラス=カサドの明晰な解釈とパリ管による精緻で多彩な色彩感をもつ演奏、個性的なパリ管の奏者たち の楽器一つ一つが良く響き、最高のアンサンブルで奏でています。第1部では、土着的な要素よりも知的で洗練された印象ですが、第2部では万華鏡のように、光 と色彩が目まぐるしく変化する演奏、それを躍動的かつ鮮やかに引き出すエラス=カサドの手腕にも脱帽です。このたびのSACD化により、より豊かな広がりのあ るサウンドでおたのしみいただけます。
カップリングのペーテル・エトヴェシュのヴァイオリン協奏曲第3番「アルハンブラ」。この作品は2019年7月12日にスペインのグラナダ音楽祭の委嘱作品とし て、イザベル・ファウスト、エラス=カサド指揮マーラー・チェンバー・オーケストラによって初演されています。スペイン・グラナダにある有名なアルハンブラ宮殿に 触発され、そして初演者であるイザベル・ファウスト、エラス=カサドの二人に捧げられています。エトヴェシュは、「宮殿の噴水、その次元、周囲の山々、アンダルシ アの素晴らしい夕日、これらすべてが私の作品の一部となりました。私が画家であったらそれを描いていたでしょう。」と語っています。また作品には、二人の名前 が音名として隠されています。ソリストには超絶技巧が要求されるうえ、吟遊詩人のうたう歌のような旋律などもちりばめられていますが、さすがファウスト。世界 を見事に描き切っています。 (Ki)
H.M.F
HMSA-0062(1SACD)
シングルレイヤー
日本独自企画・限定盤
税込定価
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲集
第6番変ホ長調 op.70-2 
第7番「大公」変ロ長調 op.97
アレクサンドル・メルニコフ(フォルテピアノ/Alois Graff, 1828頃(エドウィン・ボインクによる修復、メルニコフ蔵)
 イザベル・ファウスト(Vn/1704年ストラディヴァリウス「スリーピング・ビューティ」)
ジャン=ギアン・ケラス(Vc/Geoffredo Cappa 1696年)

録音:2011年9月テルデックス・スタジオ(ベルリン)/2022年SACDリマスタリング
SACDシングルレイヤー盤(2022年リマスタリング)。ハルモニア・ムンディ・フランス・レーベルからハイレゾ音源をライセンスしてSACDリマスタリングを施し た、日本独自企画盤です。
ファウスト、ケラス、メルニコフという豪華な三名によるベートーヴェンのピアノ三重奏曲集。このメンバーは、2004年にドヴォルザークのピアノ三重奏曲第4番 ホ短調Op.90「ドゥムキー」を録音していますが、それから時を経て、三人とも深みを増してからの録音とあって、期待が高まるところです。
第6番は、「幽霊」とならんで作品70として出版されたもので、「傑作の森」と称される中期に生み出された作品。ベートーヴェンのピアノ三重奏曲の中では比 較的地味な存在ですが、ベートーヴェン自身が非常に高く評価していた作品で、晴れやかな楽想が印象的な名作です。ファウストのヴァイオリンの伸びやかな音色 で聴くメロディがえもいわれぬ美しさ。それをささえるメルニコフの溌剌としたフォルテピアノと、ケラスのハリのある音色が、活き活きと美しいアサンブルを奏で ます。
「大公」は歴史上に燦然と輝く名曲にして大曲。冒頭のメルニコフによるひたひたとしたピアノ独奏に、ファウストのまばゆくまっすぐな音色のヴァイオリンと、ケ ラスの豊かな響きと推進力のあるチェロが加わると、これから始まる雄大な世界への期待が高まります。三人ともひとつひとつのフレーズを慈しむように、実に細 やかに表情づけを施しながら演奏しており、息をのむような美しい瞬間が随所に現れます。それでいて、作品の雄大なスケール感を感じさせる、音楽の広がり具合 も見事。奏者の懐の深さゆえの余裕のある出来栄えです。スケルツォでの弾むリズム、緩徐楽章での弦が織り成す美しいレガートは絶品です。終楽章の華やかな コーダは圧倒的です。室内楽史に燦然と輝く名曲の、決定的な名演がここに新たに誕生しました! このたびのSACD化により、三人のアンサンブルの空気感がより濃密に再現されています。

NHK交響楽団新シリーズ

King International
KKC-2191(1CD)
マルティノンのストラヴィンスキー
バレエ音楽「春の祭典」
バレエ組曲「火の鳥」(1919年版)*
ジャン・マルティノン(指)NHK響

録音:1963年5月20日、4月17日*/東京文化会館(モノラル・ライヴ)
ランスの名指揮者ジャン・マルティノンが1963年に10年ぶり2度目の来日をした際の貴重な音源が初出。初来日時に演奏した「春の祭典」の衝撃が語り草 となっていたため、ここに収められた公演も非常な注目を集めました。
練習に立ち会った外山雄三氏によれば、「春の祭典」は当時としては記録的な長時間かけて行い、そのおかげでこの作品が同団の完全なレパートリーになったと のこと。また「火の鳥」もフィナーレに入る直前の弦楽器の最弱音のトレモロだけをひどく念入りに練習させたとそうで、どちらもその成果を実際に確認できるの も、得難い価値と申せましょう。
お聴き苦しい箇所がございますが、マスターテープ劣化に起因するものです。予めご了承ください。 (Ki)

King International
KKC-2192(1CD)
マルティノン/プロコフィエフ&ルーセル
プロコフィエフ:交響曲第5番変ロ長調Op.100
ルーセル:交響曲第3番ト短調Op.42*
ジャン・マルティノン(指)
NHK響

録音:1963年5月11日、5月25日*/東京文化会館(モノラル・ライヴ)
フランスの名指揮者ジャン・マルティノンが1963年に10年ぶり2度目の来日をした際の貴重な音源。プロコフィエフの交響曲第5番はマルティノンの十八番 ですが、NHK響との演奏もエネルギーと力に満ち、その世界に引き込まれます。
ルーセルは作曲の恩師だったこともあり、マルティノンは多くの録音を残していますが、交響曲第3番はフランス国立放送Oとのライヴしかありませんで した。このNHK響との演奏は物凄い迫力と推進力がまさにルーセル音楽の真骨頂。58年前のNHK響のひたむきさにも感動させられます。
お聴き苦しい箇所がございますが、マスターテープ劣化に起因するものです。予めご了承ください。 (Ki)

King International
KKC-2193(1CD)
ジャン・フルネ/フォーレ他
フォーレ:レクイエムOp.48
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
ラヴェル:ラ・ヴァルス
ジャン・フルネ(指)NHK響
古澤淑子(S)、
ヨセフ・モルナール(Br)、
東京混声cho(1)

録音:1963年1月29日武蔵野音楽大学ベートーヴェンホール(ステレオ・ライヴ)
ランスの巨匠ジャン・フルネといえばフォーレのレクイエムが十八番で、4種の録音を残していますが、さらにもう一枚の名盤が世に出ます。2度目の来日時 1963年1月のライヴで、NHK響からフランス的な敬虔な祈りの響きを引き出しています。
注目は独唱者。ヨーロッパを本拠にした往年のソプラノ歌手古澤淑子の歌唱を聴くことができるのも興味津々ながら、バリトンは何とヨセフ・モルナール。言わ ずと知れた「日本ハープ界の父」ですが、彼はウィーン少年合唱団出身で、ハープ演奏のみならず歌手としても舞台に立ちましたが、歌唱を聴くことが全くできな いため非常に貴重。ここでは抑えた情感が感動的な歌唱を聴かせてくれます。
お聴き苦しい箇所がございますが、マスターテープ劣化に起因するものです。予めご了承ください。

全て初出!山田一雄&NFC響〜幻の録音集
ニッポン放送で1955年から2005年まで続き、音楽ファンから支持を受けていた「新日鉄コンサート」(1970年まではフジセイテツ・コンサート)。 既成のレコードを放送するのでなく、内外の名演奏家の実演を公開収録する趣旨だったゆえ、貴重音源が多数作られました。 今回は現在も根強いファンを持つ名指揮者山田一雄がNFC響と共演した貴重な音源で、すべて初出。NFCSOはニッポン放送のN、 フジセイテツのF、コンサートのCの頭文字から由来し、在京オーケストラから選抜した奏者による非常設団体。演奏技術は高く、60年以上前の 日本とは思えぬ見事な演奏を繰り広げています。初出音源のみならず、山田一雄のディスコグラフィにない作品も多く含まれ、ファン狂喜の内容となっ ております。
*古い音源を使用しているため、テープ劣化によるお聴き苦しい点もございます。予めご了承下さい。
King International
KKC-2517(1CD)
ベートーヴェン:交響曲集
(1)交響曲第8番ヘ長調 Op.93
(2)交響曲第9番「合唱」〜第4楽章
山田一雄(指)NFC響、
三宅春恵(S)、川崎静子(A)、柴田睦陸(T)、秋元雅一郎(Br)、玉川学園cho

放送日:1957.6.1(1)、1956年10.6(2)
録音:1956.9.29産経ホール(2)
フジセイテツコンサート放送1周年記念として1956年9月29日に産経ホールで、ベートーヴェンの交響曲第9番の終楽章が演奏されました。当時最高の 独唱陣、オーケストラはもちろん山田一雄指揮NFCSOでした。
山田一雄の第9は数種の録音が残されていますが、1956年当時はまだ第9を実演で頻繁に楽しめる時代でなかったこともあり満場の聴衆も熱狂、44歳の 山田も後年には見られない強烈なエネルギーを発散させています。翌年の第8番も活き活きとした推進力にあふれ、山田一雄壮年期の芸術を明瞭に伝えてくれ ます。 (Ki)
King International
KKC-2518(1CD)
(1)モーツァルト:交響曲第41番「ジュピター」
(2)ショパン(ダグラス/山田一雄編):レ・シルフィード
山田一雄(指)NFC響、

放送日:1969.6.7
山田一雄はモーツァルトの交響曲第40番「ジュピター」を得意とし、録音も数種残っていますが、さらなる名演が加わることとなりました。いずれの録音よ りも若々しいはつらつさに満ち、大きな音楽性を聴かせてくれます。
注目の珍品がショパン作品をオーケストレーションしたバレエ音楽「レ・シルフィード」。細かい記録が残っておらず。放送日から1950年代後半の収録とされ ています。名ピアニストでもあった山田は、あたかもオーケストラを弾くかのようにロマンティックな情感たっぷりの世界を聴かせてくれます。 (Ki)
King International
KKC-2519(1CD)
ハイドン:作品集
(1)交響曲第100番ト長調「軍隊」
(2)ヴァイオリン協奏曲第1番ハ長調
(3)セレナード
山田一雄(指)NFC響、
巌本真理(Vn)(2)

放送日:1956.7.20(1)、1961.9.30(2)、1961.9.30(3)
明快で推進力あふれるハイドンの音楽は山田一雄の音楽性と合っているように思われます。しかし残念なことに交響曲第101番「時計」などしか録音が残さ れていませんでした。ここに3作が登場、その魅力を垣間見ることができます。
「軍隊」は想像以上のきびきびした快演ですが、古典派ながらどこかマーラーの音楽さえ想像させるのが興味津々。ヴァイオリン協奏曲は巌本真理が独奏を 務めているのに注目。説得力満点です。フィルアップは名曲「セレナード」で、山田一雄ならではのたっぷり歌いこんだ美演となっています。 (Ki)
King International
KKC-2520(1CD)
(1)グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調
(2)シベリウス:フィンランディア
(3)グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲〜第1部
山田一雄(指)NFC響、
ワルター・ハウツィヒ(P)(1) 、
潮 田 益 子(Vn)(3)

放送日:1957.1.19(1)、1961.12.16(2)、1963.6.15(3)
録音:1956.12.29日本青年館(1)
山田一雄は協奏曲の指揮でも定評があり、フジセイテツコンサートでも名人技を残していました。グリーグのピアノ協奏曲は懐かしの名手ワルター・ハウツィ ヒが独奏を務めています。ハウツィヒといえばピアノの名作集で知られており、本格的な協奏曲は珍しいと申せましょう。
グラズノフのヴァイオリン協奏曲は同(1963)年にエリザベート王妃国際コンクールに第5位入賞を果たした潮田益子(1942?2013)の独奏。全曲でないの が残念ですが、新鮮かつ真摯な演奏。山田一雄のバックもグラズノフの色彩的なオーケストレーションを見事に再現しています。フィル・アップのシベリウスの「フィ ンランディア」は山田一雄ならではの爆演が聴きものです。 (Ki)
King International
KKC-2521(1CD)
(1)プロコフィエフ:ピーターと狼
(2)ブリテン:青少年の為の管弦楽入門
山田一雄(指)NFC響、
佐藤美子(1)、
高岡ォ一郎(2)(語り)

放送日:1956年5.19(1)、1961.12.16(2)
プロコフィエフの「ピーターと狼」とブリテンの「青少年の為の管弦楽入門」はともに子供も親しめる名作ですが、プロコフィエフが歿したのは当コンサート の3年前、ブリテンは山田より1歳年少という、まさに同時代の音楽でした。
両作品とも語りが重要ですが、「ピーターと狼」を佐藤美子、「青少年の為の管弦楽入門」を高岡ォ一郎が務めているのも注目。佐藤美子(1903?1982) は往年の名ソプラノ歌手。「カルメン」が当たり役で「カルメンお美」と称されるほどでした。母はフランス人で海外生活も長かったにもかかわらず、古風な日本 語の美しさに驚かされます。高岡ォ一郎はニッポン放送アナウンサーで長くフジセイテツコンサートのナレーションを務めましたが、1967年に開始された「オー ルナイトニッポン」の初代パーソナリティとしても人気を誇りました。山田一雄の音楽の語り口の巧さともどもプロの至芸を再認識させてくれます。 (Ki)

NHKレジェンド・シリーズ 7
カラヤン&ベルリン・フィル1966年来日公演SACD Hybrid化第2弾! 2019年6月に発売され大きな話題となったカラヤン&ベルリン・フィル1966年の来日公演ライヴ。SACD化を、とのご要望の多さ にお応えして再マスタリングを施し、SACD Hybrid盤での登場となります。カラヤンとベルリン・フィルを待ちわびた日本の各都市の 音楽ファンたちの熱い思いがますますリアルに伝わってくるようです。
※古い音源を使用しているため、テープ劣化によるお聴き苦しい点もございます。予めご了承下さい。

King International
KKC-2184SA
(1SACD)
(1)シューベルト:交響曲第8番「未完成」
(2)ブラームス:交響曲第2番
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)BPO

録音:1966年4月19日札幌市民会館(ステレオ・ライヴ)
東京でベートーヴェンの交響曲連続演奏会を終えたカラヤンとベルリン・フィルは仙台、北海道を回りました。後にも先にもただ一度きりの両者による その札幌公演の音がステレオで残されていました。曲はカラヤン十八番のシューベルトの「未完成」とブラームスの交響曲第2番。「未完成」では弱音の 緊張感と雄弁さに脱帽、ブラームスは低い重心のドイツ的な響きから、フィナーレの高らかな盛り上がりまでカラヤンの演出の魔術に酔わされます。当時 の北海道の音楽ファンの興奮ぶりもリアルに伝わってくる貴重な記録です。 (Ki)

King International
KKC-2185SA
(1SACD)
(1)ドヴォルザーク:交響曲第8番
(2)ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
(3)同:交響詩「海」
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)BPO

録音:1966年4月24日岡山市民会館(ステレオ・ライヴ)
カラヤンとベルリン・フィルは1966年4月24日に岡山で演奏会を行ないましたが、実業家の大原總一郎氏の強い希望で実現したとされます。当日 の演目は得意としたドヴォルザークの交響曲第8番と、ベルリン・フィルの精妙なアンサンブルが神業的なドビュッシー。ドヴォルザークは変幻自在で、 第3楽章の語り口の巧さは絶品。誰もが引きこまれてしまいます。 (Ki)

King International
KKC-2186SA
(1SACD)
(1)バッハ:ブランデンブルク協奏曲第6番
(2)ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲
(3)ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)BPO

録音:1966年4月26日松山市民会館(1)(2)、4月28日福岡市民会館(3)(ステレオ・ライヴ)
カラヤンとベルリン・フィルは1966年の来日公演の際、バッハのブランデンブルク協奏曲第6番を披露しましたが、ヴィオラ以下の中低弦楽器のみの 地味な音色ながら、むしろベルリン・フィルの均一な音色によりひとつの楽器のようでありながら、半拍ずつ遅れるカノンにより不思議な音響世界を作り 出しています。カラヤンのチェンバロも貴重。ブラームスとドヴォルザークもカラヤンの魔術にあふれた凄すぎる演奏。「新世界」は終始堂々と大きな音楽で、 曲の素晴らしさをあらためて実感できます。 (Ki)

King International
KKC-2187SA
(1SACD)
(1)モーツァルト:ディヴェルティメント第15番変ロ長調K.287
(2)R・シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)BPO

録音:1966年5月3日東京文化会館(ステレオ・ライヴ)
カラヤン&ベルリン・フィル1966年日本ツアーは5月3日の東京文化会館公演で千秋楽となりました。その時の録音が当ディスク。弦楽とホルンの みのモーツァルトのディヴェルティメント第15番と、大編成のオーケストラによるR・シュトラウスの「英雄の生涯」。ことに「英雄の生涯」はツ アー最後とあって白熱し、稀代の名演と伝説になりました。コンサートマスターのシュヴァルベのソロも見事で、ベルリン・フィルの名人芸満載で、長大な 作品を息もつかせずに聴き通させてくれます。 (Ki)

RICERCARの廉価盤による再発売シリーズ
"RICERCAR COLLECTION"
RICERCAR
RIC-138(2CD)
NX-A11
W.F.バッハ:室内楽作品集
【DISC 1】
トリオ・ソナタ 第1番ニ長調 F.47
フルート2、通奏低音(チェンバロ/チェロ)
フルート二重奏曲 第1番ホ短調 F.54
フルート2
ヴィオラ二重奏曲 第1番ト長調 F.60
ヴィオラ2
フルート二重奏曲 第2番ト長調 F.59
フルート2
.トリオ・ソナタ 第4番変ロ長調 F.50
フルート、ヴァイオリン、通奏低音(チェンバロ/チェロ)
フルート二重奏曲 第3番変ホ長調 F.55
フルート2
ソナタ(2台のチェンバロのための協奏曲) ヘ長調 F.10
チェンバロ2
【DISC 2】
トリオ・ソナタ 第3番イ短調 F.49
フルート2、通奏低音(チェンバロ/チェロ)
.フルート二重奏曲 第4番ヘ長調 F.57
フルート2
ヴィオラ二重奏曲 第2番ト短調 F.61
ヴィオラ2
トリオ・ソナタ 第2番ニ長調 F.48
フルート2、通奏低音(チェンバロ/チェロ)
フルート二重奏曲第5番変ホ長調F.56
フルート2
ヴィオラ二重奏曲 第3番ハ長調 F.62
ヴィオラ2
フルート二重奏曲第6番ヘ短調F.58
フルート2
リチェルカール・コンソート【パトリック・ビュークルス(Fl)、ダニエル・エティエンヌ(Fl)、山縣さゆり(Vn)、フランソワ・フェルナンデス(Va)、寺神戸亮(Va)、鈴木秀美(Vc)、ギィ・パンソン(Cemb)、フローリアン・ヘイエリック(第2チェンバロ)】

録音:1992年5月、10月
【旧品番】RIC297
リチェルカール・コンソート躍進期、今から見ると夢のようなメンバーによる、大バッハの長男ヴィルヘルムの作品集。ロマ ン派を先取りしたような疾風怒濤期の短調曲から典雅さがたまらない長調作品まで、弟カール・フィリップ・エマヌエルと も違う独特な作風が魅力。室内楽編成での緊密なアンサンブルで、演奏者たち自身が大いに楽しんでいる様が伝わ る素晴らしいアルバムです。2枚組で廉価盤1枚価格。
RICERCAR
RIC-140(1CD)
NX-A11
バッハ:オルガン作品集
トッカータとフーガ ニ短調 BWV565
トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV564
幻想曲とフーガ ト短調 BWV542
トッカータとフーガ ヘ長調 BWV540
トッカータとフーガ ニ短調 「ドリアン調」 BWV538
パッサカリア ハ短調 BWV582
ベルナール・フォクルール(Org)

録音・使用楽器:2008年9月 シュニットガー・オルガン(聖マルティヌス教会 フローニンゲン、オランダ)…1,3,6
1988年10月シュニットガー・オルガン(聖ルートガー教会 ノルデン、ドイツ)…2,5
1990年5月 ショット・オルガン(ムーリ修道院教会、スイス)…4
ベルギーのオルガンの巨匠、ベルナール・フォクルールによる「バッハ:オルガン作品全集」より、一番の人気曲「トッ カータとフーガ ニ短調」そして「パッサカリア」を中心にセレクトした名曲集。同様企画盤は何度か再発されたベストセ ラー。北ドイツ伝統をひくシュニットガーの銘器2基ほか歴史的楽器の味わいも魅力です。
RICERCAR
RIC-143(1CD)
NX-A11
マルク=アントワーヌ・シャルパンティエ: テ・デウム(我ら汝主を讃えん) H.146
器楽合奏によるミサ曲 H.513
クレール・ルフィリアトル(S)
フランソワ=ニコラ・ジェスロ(オートコントル)、
ブリュノ・ボテルフ(T)
ジャン=クロード・サラゴス(Bs)
ジャン・チュベリー(指)
ナミュール室内合唱団
レザグレマン(古楽器使用)…テ・デウム
ラ・フェニーチェ(古楽器使用)…ミサ

録音:2004年9月 Eglise du prieure de Cons-La-Grand-Ville (テ・デウム)
2004年10月 Eglise abbatiale de Pontigny (ミサ曲)
ウィーン・フィル「ニューイヤーコンサート」中継のオープニングでもお馴染みのファンファーレに始まるシャルパンティエの「テ・ デウム」と、オルガンが使えなかった教会で各種音栓の音色を管楽合奏で代用した異例のミサ曲を収録。リコーダーと 木管コルネットの名手チュベリー率いる精鋭古楽器集団がいてこそ実現した希有のアルバムです。俊才多きナミュール 室内合唱団のほか、ル・ポエム・アルモニークの花形でもあったクレール・ルフィリアトルほか独唱勢も才人が集い、妙な る声を聴かせます。
RICERCAR
RIC-144(1CD)
NX-A11
オクシタニアの夜 〜夜にまつわるトルバドゥール(中世南仏詩人)たちの歌
「夜が訪れる前まで」
マルカブリュ(1100頃〜1150頃):Lo vers comens 6’11
レーモン・ジョルダン (1178〜1195): Lo clar temps vei brunezir 7’49
ベルトラン・ド・ボルン (1140頃〜1205頃):Rassa tan creis 10’03

「夜のしじまに」
ベアトリツ・ド・ディア (1140頃〜1175以降):A chantar m’er 9’20
カダネ (1160頃〜1253頃):S’anc fui bela ni prezada 7’52
「夜が去ったあと」
ギロー・ド・ボルネーユ (1138頃〜1215頃):Reis glorios 8’52
ベルナッツ・ド・ヴェンタドルン (1125頃-12世紀末):Can l’erba fresch’ 9’02
レーモン・ド・ミラヴァル (1140頃〜1220頃):Cel que no volh auzir chanssos 3’51
ベランギエ・ド・パラゾル (1160頃〜1209):Tan m’abelis 5’26
セラドン(古楽器使用)【クララ・クトゥリ(S)、ポラン・ビュンドゲン(C.T)、ノルウェン・ル・ゲルン(中世フィドル、ラバブ)、フローラン・マリー(中世リュート)、グヴェナエル・ビアン(リコーダー、ゲムスホルン〔角笛〕)、リュドヴァン・ベルナテネ(各種打楽器)】
音楽監督:ポラン・ビュンドゲン

録音:2013年8月 サンティーユ聖母教会、フランス
カウンターテナーのポラン・ビュンドゲン率いるアンサンブル・セラドンによる、プロヴァンスからイタリアにかけて活動した吟遊 詩人たちの歌を集めたアルバム。
RICERCAR
RIC-146(1CD)
NX-A11
クルムホルン合奏によるルネサンスの響
き〜まずは、クルムホルンをお試しあれ〜

1. アルメーニュ(アルメイン)(ティールマン・スザート 1500頃〜1562)
2. ベルジュレット「聖ロク」(スザート)
3. ラ・モリスク(アフリカ風舞曲)(スザート)
4. ロンド「むかし、ひとりの娘がいて」(スザート)
5. パヴァーヌとガリヤルド「1,000ドゥカート」(スザート)
〜ドイツ・ルネサンスの歌と踊り〜
6. ライン川のほとり、アンデルナハで(ペトルス・アラミレ〔1470頃〜1536〕の写本による)
7. へ調のカルメン(ハインリヒ・イザーク: 1455〜1517)
8. わたしは異国からやって来ました(作曲者不詳)
9. まるまる太った修道士たち(作曲者不詳)
10. 修道士コンラートの踊るミサ(ヘッセン=カッセル方伯モーリッツ 1572〜1632)
11. 勇敢な男に妻ひとり(ルートヴィヒ・ゼンフル 1486〜1543)
12. パヴァーナ(作曲者不詳)
13. インスブルックよ、さようなら(イザーク)
14. わが心の奥底から(ピエール・ド・マンシクール1510頃〜64)
15. 詩編第37編「悪事を謀る者のことでいら立つな」(トーマス・シュトルツァー 1475〜1526)
〜“ストルト(曲がった棒)”――イタリアのクルムホルン〜
16. 5声の「ラ・スパーニャ」(ジョスカン・デプレ:1455〜1521)
17. 御婦人がた、ガリアルダを教わりたくば(バルタザーレ・ドナート1530〜1603)/
ジョヴァンニ・ドメーニコ・ダ・ノッラ(1510〜92)編曲
18. パヴァーナ「ラ・コルネッタ」(作曲者不詳)
19. サルタレッロ「ゾルジ」(作曲者不詳)
20. わしらはロマびと(ジプシー) (アドリアン・ヴィラールト 1490〜1562)
21. パヴァーナ「エル・ビソン」(作曲者不詳)
22. サルタレッロ「トゥトゥ」(作曲者不詳)
23. 老いて病めれば(ヴィラールト)
24. パヴァーナ「理性の死」(作曲者不詳)
25. フリウリ地方の踊り2様「ラルボシェッロ(苗木)」/
「プータ・ネーラ」(ジョルジオ・マイネリオ1530頃〜82)
〜フィレンツェの宮廷にて――幕間音楽劇〜
26. 見たまえ、神々しき牧人よ(フランチェスコ・コルテッチア 1502〜71)
27. 8声の「ラ・フィオレンティーナ」(ロドヴィーコ・ダ・ヴィアダーナ 1560頃〜1627)
〜クルムホルンの最後の輝き〜
28. 4声部のパドゥアーナ(パヴァーヌ)(ヨーハン・ヘルマン・シャイン1586〜1630)
29. 6声部のパッサメーズ(パッサメッツォ)(ミヒャエル・プレトリウス1571頃〜1621)
30. 5声部のガイヤルド(プレトリウス)
シンタグマ・アミーチ(古楽器使用)【エルザ・フランク、ジェレミー・パパセルジオー(クルムホルン、リコーダー、ボンバルド)、パトリック・デネッケル、ベルンハルト・シュティルツ、カタリーナ・アンドレス(クルムホルン、リコーダー)、シメン・ファン・メヘレン(クルムホルン、トロンボーン)、ダニ・ペラガッティ、ペーテル・ファン・ヘイヘン、ジェローム・ルジュヌ(クルムホルン)、アンナ・ダニレフスキ(リコーダー)、ギィ・パンソン(レガール卓上オルガン)、カトレイヌ・ファン・レアテム(S)、ディルク・スネリングス(Bs)】

録音:2006年7月、サンテーユ聖母教会、フランス/2007年9月、ボラン聖アポリネール教会、ベルギー
ルネサンス期に一世を風靡したクルムホルン(ドイツ語/イタリアではストルト、フランスでは主に低音域のものをトゥルヌ ブー)は、Jの文字のように曲がった形をした2枚リードの木管楽器。大きな音がしたため、野外での舞曲の演奏などに 適していました。このクルムホルンと、やはり2枚リードの楽器ボンバルド(ショーム)、そしてリコーダーを操るアンサンブル、 シンタグマ・アミーチによるアルバム。ゲストを加えて最大8本ものクルムホルンなどが鳴り響き(レーベル主宰者で音楽 学者でもあるジェローム・ルジュヌまでクルムホルン奏者として参加しています)、スザート編纂のダンスリー(舞曲集)を 始めとしたルネサンスの小品を多数収めた、たいへん楽しいRicercarきっての大ヒットアルバムです。
RICERCAR
RIC-148(1CD)
NX-A11
葬送のカンタータ集
テレマン:「しかし汝ダニエルよ」
クリスティアン・ルートヴィヒ・ボクスベルク(1670-1729):「家を整えておきなさい」
ゲオルグ・リーデル(1676-1738):「敬虔な魂の和する喜び」
バッハ:神の時こそいと良き時 BWV 106
リチェルカール・コンソート(古楽器使用)【グレタ・ド・レジェル(S)、ジェイムズ・ボウマン(C.T)、ギィ・ド・メ(T)、マックス・ファン・エフモント(Bs)、フレデリク・ド・ロース、パトリック・ドゥネッケル(リコーダー)、ユーゴ・レーヌ、パスカル・アーグ(Ob)、マルク・ミンコフスキ(Fg)、フランソワ・フェルナンデス、木村三穂子(Vn)、ヒスライヌ・ヴァウテルス、ジョルジュ・ロングレ(ヴィオラ・ダモーレ)、フィリップ・ピエルロ、ソフィー・ワティヨン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、ルール・ディールティーンス(Vc)、エリック・マトート(Cb)、イヴ・ルペラン、ヨハン・ハイス(Org)】

録音:1990年3月7-11日、イエス・キリスト哲学神学学院、へーフェルレー、ベルギー

【旧品番】RIC224
大バッハとテレマンのそれぞれ最初期の傑作2編を中心に、バロック期ドイツの追悼カンタータ―を集めたアルバム。レー ベル創設初期の録音ながら再発盤RIC224でもロングセラーを続けた一枚です。ジェイムズ・ボウマンを始めとした声 楽陣はもちろん、器楽陣にも主宰者フィリップ・ピエルロのヴィオールのほか、ファゴットにはマルク・ミンコフスキの名前が 見えるなど豪華なメンバーです。
RICERCAR
RIC-154(1CD)
NX-A11
マレ:王の就寝に捧ぐトリオ集
【DISC 1】
組曲 II a ト短調/組曲 I ハ長調
.組曲 V ホ短調
【DISC 2】
組曲 IV 変ロ長調/組曲 II b ト短調*
組曲 III ニ長調/組曲 VI ハ短調
【DISC 1】フランソワ・フェルナンデス、エンリコ・ガッティ (Vn)、マルク・アンタイ、ダニエル・エティエンヌ (Fl)、フィリップ・ピエルロ (バス・ヴィオール)、ヴァンサン・デュメストル (テオルボ)、シーベ・ヘンストラ (クラヴサン)

【DISC 2】フィリップ・ピエルロ (トレブル&バス*・ヴィオール)、ソフィー・ワティヨン (トレブル・ヴィオール)、ライナー・ツィパーリング (バス・ヴィオール)、フレデリック・デ・ルース、 パトリック・デネッケル (リコーダー)、ヴァンサン・デュメストル (ギター、テオルボ)、ブライアン・フィーハン (テオルボ)、シーベ・ヘンストラ (クラヴサン)、マルク・アンタイ、ダニエル・エティエンヌ (Fl)*

録音:1998年1月、3月ボーファイ洗礼者聖ヨハネ教会、ベルギー
【旧品番】RIC298
ヴィオールの名手として名を馳せ、作品もヴィオールのためのものが特に注目されるマレ。ここに収められたのは、フルー トやヴァイオリンを始めとした独奏楽器2つに通奏低音という編成で、ルイ14世の寝室で王が眠るまで演奏されていた という作品です。マレが自ら演奏するために書いた技巧的に華やかなヴィオール作品とは少し違う、典雅な一面をお 楽しみいただけます。フェルナンデス、ガッティ、ピエルロ、アンタイにル・ポエム・アルモニークのデュメストルなど、リチェル カール・コンソート躍進期ならではの演奏陣の豪華さにも注目。2枚組で廉価盤1枚価格。
RICERCAR
RIC-137(1CD)
NX-A11
16世紀アントウェルペンの音楽
1.Pierre Phalese:Passamezzo d’Anvers
2.Jacobus Clemens non Papa:Forbons
3.Tielman Susato:Pavane Si pas souffrir
Pierre Phalese:Gaillardes Si pour t’aymer,
l’Esmerillonne & Puis que vivre Ballo milanese
4.Jacobus Clemens non Papa:Justempus
5.Benedictus Appenzeller:Se dire je l’osoie
6.作者不詳::Le printemps faict florir
7.作者不詳::Viens tost
8.Pierre de Manchicourt:Pourquoy m’est tu tant ennemie
9.Benedictus Appenzeller:Gentils galans
10.Pierre Phalese:Branle simple 1, Branle communs 5 & 7,
Hoboken dans、Branle gay 3 & 6, Branle simple 1, Branle Mon amy & Branle 1
11.Emanuel Adriaenssen:Fantasia prima
12.Pierre Phalese:Allemande & Saltarello, Bruynsmedelyn,
Allemande & Saltarello Poussinghe
13.Lupus Hellinck:Nieuwe Almanack
14.Tielman Susato:Pavane Mille Regretz, Pavane Mille ducats, Gaillardes II, III & I
15.Pierre Phalese:Schiarazula Marazula
16.Orlando di Lasso:Matona mia cara
17.Emanuel Adriaenssen:Allemande Nonette
18.Andries Pevernage:Ardo Donna per voi
19.Tielman Susato:Danse du Roy, Bergerette, Le joly Bois,
Bergerette Les grands douleurs
20.Tielman Susato:Salve quae roseo
21.Tielman Susato:La Morisque
22.Pierre Phalese:Passamezzo d’Anvers
ラ・カッチャ(古楽器使用)
Mirella RUIGROK: recorder, crumhorn, bassoon
Elisabeth SCHOLLAERT:
schawm
Gunter CARLIER、
Simen VAN MECHELEN:
trombone
Peter VAN HEYGHEN:
recorder, crumhorn
Bernhard STILZ:
recorder, crumhorn
Karl-Ernst SCHRODER:
lute
Patrick DENECKER:
recorder, crumhorn,
bombard & direction
カペリャ・フラメンカ
Marnix DE CAT: countertenor
Jan CAALS: tenor
Stephan VAN DYCK: tenor
Lieven TERMONT: tenor
Dirk SNELLINGS: bass
【旧品番】RIC206902
16世紀のアントウェルペン(アントワープ)で演奏され、歌われ、出版された作品を集めたアルバム。クルムホルンやリ コーダーなどを中心とした賑やかで楽しいアンサンブルと歌声に、交易と商業の重要都市として最盛期を迎えた当時の アントウェルペンの活気を感じることが出来ます。
RICERCAR
RIC-139(1CD)
NX-A11
カルロ・ファリーナ(1600頃-1640):作品集
パヴァーナ第3番(第4曲集より)
『絶望したソナタ』と呼ばれる2声のソナタ(第5曲集より)
『海辺』と呼ばれる2声のカンツォン(第1曲集より)
『北アフリカの少女』と呼ばれる3声のソナタ(第1曲集より)
3声のバレット(第1曲集より)
3声のパッサメッツォ(第4曲集より)
『小麦粉(ファリーナ)』と呼ばれる2声のソナタ(第1曲集より)
酔狂なる奇想曲(カプリッチョ・ストラヴァガンテ)(第2曲集より)
クレマチス(古楽器使用)【ステファニー・ド・ファイー(Vn)、ジローラモ・ボティリエーリ(ヴァイオリン、ヴィオラ)、アンドレア・デ・カルロ、エルナン・カドラド、ジェローム・ルジュヌ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、エリック・マトート(Cb)、トーマス・ダンフォード(テオルボ、ギター)、レオナルド・ガルシア=アラルコン(室内オルガン、ヴァージナル、総指揮)】

録音:2008年11月
【旧品番】RIC285
イタリアのマントヴァに生まれたヴァイオリンの名手ファリーナ。イタリアのほか、シュッツが楽長を務めていたドレスデンの宮 廷楽団に於いてコンサート・マスターの座に就くなど活躍しました。ヴァイオリンの演奏技術の発展に貢献し、「酔狂な る奇想曲」(8)では、様々な特殊奏法も駆使して、犬や猫のほか様々な描写を行っています。ド・ファイーの切れの良 いテクニック、アラルコンの鮮烈な音楽運びなどが生きたアルバム。
RICERCAR
RIC-141(1CD)
NX-A11
ジョヴァンニ・フェリーチェ・サンチェス(1600頃-1679):モテット集
1. Iubilent in calis
2. Iste confessor domini colentes
3. Dulcis amor Iesu
4. ジローラモ・カプスベルガー:Toccata prima
5. Salvum me fac
6. Salve Regina
7. Ciaccona ? Domine ne memineris
8. Stabat Mater dolorosa
9. ルイジ・ロッシ:Ritornello
10. Vulnerasti cor meum
11. ミケランジェロ・ロッシ:Toccata settima
12. O Iesu mi dulcissime
13. Magnificemus in cantico
14. Ave maris stella
15. Laudemus viros gloriosos
スケルツィ・ムジカーリ
Celine Vieslet & Marie de Roy: soprano
Reinoud Van Mechelen: tenor
Olivier Berten: baritone
Sarah Ridy: triple harp
Eriko Semba: lirone
Romina Lischka: viols
Simon Linne: theorbo & archlute
Marc Meisel: organ & harpsichord
Lambert Colson: cornets
Justin Glorieux: violin
Daniel Boothe: violin & viola
Nicolas Achten: baritone, theorbo, harpsichord & direction
バロック期イタリアで歌手として活躍し、当時ヨーロッパ中にその名声が広まっていたというサンチェスが残した、主に宗教 的なモテット集。同時代の作曲家による器楽曲も取り混ぜた内容となっています。アクテンやメヘレンといった名手たち による美声の共演が楽しめるアルバムです。
RICERCAR
RIC-142(1CD)
NX-A11
エリザベト・ジャケ・ド・ラ・ゲール(1665-1729):ヴァイオリン・ソナタ集
ソナタ 第1番ニ短調
ソナタ 第2番ニ長調
ソナタ 第3番ヘ長調
ソナタ 第4番ト長調/短調
ソナタ 第5番イ短調
ソナタ 第6番イ長調
レ・ドミノ(古楽器使用)【フローランス・マルゴワール(Vn)、グイド・バレストラッチ(バス・ヴィオール)、ジョナサン・ルービン(テオルボ、ギター)、ブランディーヌ・ランヌー(クラヴサン)】

録音:2010年10月 サンティーユ聖母教会
【旧品番】RIC310
エリザベト・ジャケはパリの楽器職人の家庭に生まれ、クラヴサンの神童として評判となり、当時珍しい女性作曲家とし ても成功しました。後に、同じく鍵盤楽器奏者のマラン・ド・ラ・ゲールと結婚しています。ルイ14世がフランス生粋の音 楽を推進しイタリア音楽が迫害されていた頃の1707年、彼女はこのイタリア風ソナタ集を国王の御前で披露するとい う大胆な行為をみせましたが、国王はその仕上がりを大いにほめたたえたと伝えられています。鍵盤にはZig-Zag Territoiresにも名盤の多いブランディーヌ・ランヌー、ガンバにはAlphaでも活躍めざましいバレストラッチ…と名手ぞろ いのアンサンブルで、フローランス・マルゴワールが深い共感を持って作品を描いています。
RICERCAR
RIC-145(2CD)
NX-A11
ブクステフーデ:宗教カンタータ集
【Disc 1】
1. ああ主よ、わたしを祝福せず行ってしまわれるのですか BuxWV36
2. キリストと信心深い魂の対話――わが最愛の友はどこか BuxWV111
3. 何者も、我らを神の愛から引き離すことはできない BuxWV77
4. もし私があなたとともにあるというなら BuxWV107
5. イェス、わが友、わが喜び BuxWV59
6. この束の間の苦しみなど BuxWV48
7. 夜ごと、ふしどに恋い慕う人を求めても BuxWV50
【Disc 2】
1. おお慈悲ぶかく寛大なる、やさしき父よ BuxWV82
2. それは神の子ではなく、罪深き者たちの救いの泉 BuxWV6**
3. 神よ、わが心はいま歌い讃えようと BuxWV73
4. めでたきこと三つ BuxWV19
5. わたしはサローンの花BuxWV45
6. 主のしもべたちよ、主を讃美せよ BuxWV69*
7. わが父なる神のおられる天へと BuxWV32
8. 主に向かって新しい歌を歌え BuxWV98
9. 嘆きの歌 BuxWV76-2
グレタ・ド・レジェル、アニェス・メロン*(S)
アンリ・ルドロワ、ジェイムズ・ボウマン**(C.T)
ギィ・ド・メ、イアン・ハニーマン**(T)
マックス・ファン・エフモント(Bs)

リチェルカール・コンソート(古楽器使用)【フランソワ・フェルナンデス(ヴァイオリン、ディスカント・ガンバ)、ヒスライネ・ヴァウテルス、木村美穂子、 ミシェル・ソヴェ、マハティルデ・ヴェルナー(Vn)、フィリップ・ピエルロ(バス・ガンバ、ディスカント・ガンバ)、ソフィー・ワティヨン、上村かおり、ガイル・アン・シュレーダー、アンニク・レンヴァルト(バス・ガンバ)、ベルナール・フォクルール、ギィ・パンソン(Org)、マルセル・ポンセール、北里孝浩(Ob)、ハリー・リーズ、ヴィム・ベキュ(Tb)】

録音:1985-1990年 ボラン聖アポリネール教会(ベルギー)
ブクステフーデが残した宗教カンタータを、ボウマンを始めとする歌手陣で録音。器楽陣にも主宰のピエルロのほかフォク ルールやポンセールといった名手、上村かおり、木村美穂子、北里孝浩といった日本を代表する演奏家の名前もあり ます。2枚組で廉価盤1枚価格。
RICERCAR
RIC-147(1CD)
NX-A11
アンリ・デュモン(1610-1684):独唱のためのモテット
1. O fideles
2. Memorare
3. Paratum cor meum
4. Symphonia
5. In lectulo meo
6. Panis Angelicus
7. Allemanda gravis
8. Pavane
9. O aeternae misericors Deus
10. In lectulo meo
11. Domine non secundum
12. Symphonia XXVIII
13. Ave Virgo
14. Regina divina
レナール・オドモン(1580頃-1636):
15. In toto corde meo
16. O bone Jesu
17. Deus canticum novum
18. Peccavi super numerum
アンリ・ルドロワ(C.T)
ジェラール・レーヌ(C.T)…3,5,10

リチェルカール・コンソート【フィリップ・ピエルロ、ティティア・デ・ズヴァールト(トレブル&バス・ヴィオール)、ガイル・アン・シュレーダー(バス&テノール・ヴィオール)、フランソワ・フェルナンデス(Vn)、クロード・ワスメール(Fg)、ベルナール・フォクルール(Org)】

録音:1981年12月、1984年7月

RIC230 より抜粋
フランス17世紀の前半と後半をつなぐ重要作曲家、ベルギー出身のデュモンがアルト音域のために書いたプティ・モテ (独唱モテット)の数々。1988年に惜しまれつつ早逝したフランスのカウンターテナー歌手アンリ・ルドロワが、こちらも絶 大なカリスマ的人気を誇ったジェラール・レーヌと録音したこのアルバムは、フランス古楽に注目が集まりはじめた時流に 乗って大いに存在感を発揮、ロングセラーとなりました。オルガンには名手フォクルールが加わっているのも今からすると 実に贅沢です。リチェルカール・コンソート躍進期の魅力が詰まったフランス音楽アルバムです。
RICERCAR
RIC-149(1CD)
NX-A11
フレスコバルディ:室内楽と声楽曲
1. Se l’aura spira
2. Toccata per spinetta e violino
3. Se m’amate, io v’adoro
4. Begli occhi
5. Passacagli
6. O mio cor
7. Canzona la Bernardina
8. Ti lascio anima mia
9. La Frescobalda
10. Vanne, o carta amorosa
11. Canzona detta Laltera
12. Maddalena alla croce
13. Capriccio cromatico con ligature al contrari
14. Ohime che fur
15. Canzona la Nicolina
16. Gioite o selve
17. A miei pianti fine un di
18. Cosi mi disprezzate
マリアナ・フローレス(S)

クレマチス(古楽器使用)【ステファニー・ド・ファイー(Vn)、 アンドレア・デ・カルロ(バス・ガンバ)、 マリー・ブルジニアン(バロック・ハープ)、キート・ガート(テオルボ、バロック・ギター)、レオナルド・ガルシア・アラルコン(チェンバロ、オルガン、総指揮)】

録音:2009年6月、10月 サンティーユ聖母教会
【旧品番】RIC300
鍵盤作品の巨匠フレスコバルディが、器楽合奏あるいは器楽合奏とソプラノのために残した作品集。クレマチスは Ricercarレーベルに数多くの17世紀弦楽作品を録音しているグループで、このアルバムではアルゼンチン出身の鬼才 古楽指揮者アラルコンがパートナーとして共演、鍵盤の巨匠の多声音楽世界を死角なく探る好企画となっています。
RICERCAR
RIC-155(1CD)
NX-A11
ジョスカン・デプレ: (1450頃-1521):Nymphes des bois 4’46
ヨハンネス・オケゲム (1410-1497)
Mort tu as navre de ton dart 10’33
アントワーヌ・ブリュメル (1460頃-1512):Heth, cogitavit Dominus 8’08
ジョスカン・デプレ:Mille regretz 2’03
チプリアーノ・デ・ローレ (1515-1565)
Mon petit cueur 5’11
オルランドゥスr・アッスス:Suzanne un jour 3’18
チプリアーノ・デ・ローレ:. Ancor che col partire 2’33
ジョヴァンニ・ピエールルージ・ダ・パレストリーナ :Vestiva i colli 3’57
ドメーニコ・マッツォッキ (1592-1665):Oh se posteste* 5’18q
ケルビーノ・ヴェージヒ (1630年頃活躍):Ardo per voi, mia vita* 2’50
O rubella d’amor* 2’46
ロバート・フィアファクス (1464-1521):Ah Robin 2’11
英国王ヘンリー8世 (1491-1547):Helas, Madame 0’49
Though some saith 3’09
ルーカ・マレンツィオ (1563-1599):Zephyrus breathing 2’11
ヨアヒム・フォン・ブルク (1546-1610):Vom Olenberge 2’51
カスパー・オトマイア (1515-1553):Mein himmlischer Vater 5’07
モンス・ペザセン (1580頃-1623):Kyrie om Pasche a 5 2’05
Deus miseratur nostri a 5 5’20
Fader vor udi Himmerig a 5 1’16
ヴォクス・ルミヌス
リオネル・ムニエ(音楽監督)
*ラ・マーレ・ノストルム(ガンバ合奏/古楽器使用)
アンドレア・デ・カルロ(ヴィオラ・ダ・ガンバ&音楽監督)

録音:2010-2013年ボーファイ洗礼者聖ヨハネ教会(フランス)

編集盤
ルネサンスの素晴らしい声楽作品の数々を一度に聴くことの出来る、たいへん贅沢な一枚。

Danacord 〜『LPの時代から』
デンマークのDanacord Recordsは、1980年代初期に創設されました。当時、デジタル技術による録音は始まっていたものの、マーケットはアナログ録音とLPレコードが一般的だったため、アナログ・マスターによるLPレコードからスタート。数年後、マーケットの流れが明らかになって、デジタル録音のマスターを使ったCDのリリースを始めました。『LPの時代から(From the LP Years)』は、レーベルの初期にLPリリースされた、未CD化の音源をリリースするシリーズです。いずれもレーベル・オーナーのイェスパー・ブールがカタログに残しておきたいと思った貴重な記録です。デジタルへの復刻には可能な限りオリジナル・マスターのテープが使われ、主にAsinus Studioのクラウス・ビューリトの手でデジタル・マスターに変換されました。
Danacord
DACOCD-850(1CDR)
『LPの時代から』〜パガニーニ&カール・ニルセン
パガニーニ:チェントーネ・ディ・ソナタ第4番 イ長調 Op.64 no.4、
 ヴァイオリンとギターのためのソナタ第1番 イ長調 Op.2 no.1、
 ロマンス(「大ソナタ」 Op.39(カール・シャイト 編)から)、
 協奏的ソナタ イ長調 Op.61、
 チェントーネ・ディ・ソナタ第2番 ニ長調 Op.64 no.2
ニールセン:ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ長調 FS20(Op.9)、
 ヴァイオリン・ソナタ第2番 ト短調 FS34(Op.35)
キム・シューグレン(Vn)
ラース・ハニバル(G)
アネ・ウーラン(P)

録音:1983年(パガニーニ)、1984年(ニルセン)、コレモーテン・スタジオ(デンマーク)[DACO221, DA-CO222(stereo ADD)]
デンマークのヴァイオリニスト、22歳の時に最年少で王立デンマークOのコンサートマスターに就任したキム・シューグレンが録音したパガニーニのヴァイオリンとギターのための音楽とカール・ニルセンのヴァイオリン・ソナタが、新たなデジタル・リマスターで初めてCD リリースされます。
キム・シューグレンは、オーフス王立音楽アカデミーでヘンリク・サクセンスキョルとトゥター・ギウスコウに学び、17歳でデビュー。チェコ、ローマニア、アメリカに留学した後、コンサートマスターに選ばれました。ギターのラース・ハニバルは、オーフス王立音楽アカデミーでギター、ハーグの佐藤豊彦にリュートを学び、前妻ミカラ・ペトリと共演したコンサートや録音で知られています。ニルセンのソナタは、アネ・ウーランとの貴重な共演です。ウーランは、王立デンマーク音楽アカデミーでヘアマン・D・コペル、ローマでグイド・アゴスティに学びました。カール・ニルセンの全ピアノ作品やベートーヴェンのソナタ全曲の録音で親しまれ、多くの若い音楽家を育て慕われた芸術家です。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
Danacord
DACOCD-852(1CDR)
『LPの時代から』〜ブクステフーデ:チェンバロ作品集
ブクステフーデ:組曲 イ長調 BuxWV.243
クーラント・ジンプレ イ短調 BuxWV.245(8つの変奏曲)
組曲 ニ短調 BuxWV.233(愛の組曲)
アリアと3つの変奏曲「ロフィリス」 ニ短調 BuxWV.248
コラール幻想曲「わが愛する神に」 ホ短調 BuxWV.179
アリアと32の変奏曲 「ラ・カプリッチョーザ」 ト長調 BuxWV.215

[Bonus tracks]
パスクィーニ:ベルガマスカ
マルティーニ:ガヴォット へ長調
バッハ:パストラーレ へ長調 BWV.590
ウラ・カペル(Cemb)[楽器:ノイペルト・チェンバロ(1984年)]
ヤーノシュ・シェベシュチェーン(Org)
[シュトゥットガルト=フォイエルバッハ・シュタットキルヒェのヨハンネス・ロールフ・オルガン(1983年)]

録音:1986年2月、オッドフェロー・パレス・ホール(コペンハーゲン)[DACO236(ブクステフーデ)(stereo ADD)]、1984年5月、シュトゥットガルト=フォイエルバッハ・シュタットキルヒェ(ドイツ)[初リリース(Bonus)・(stereo ADD)]
ウラ・カペルによるブクステフーデのチェンバロ作品集。イ長調と『愛の組曲』の曲名で知られるニ短調の「組曲」、ブクステフーデと同時代の有名なデンマークの司教で詩人のトマス・キンゴの賛美歌 「夜の闇の方へ消えていく」 を主題にした「クーラント・ジンプレ」。バッハが 「ゴルトベルク変奏曲」 の終曲に使った「キャベツとカブ」、デンマークでは 「Bro Brille」 や 「オート麦を切れ」 の曲名で知られる子供の歌の旋律を主題とする変奏曲「ラ・カプリッチョーザ」は、当時のチェンバロ音楽を代表する作品のひとつとされています。ウラ・カペルは、1936年、ドイツ、ヴェストファーレンのミュンスターでデンマーク人の両親の元に生まれました。コペンハーゲンの王立デンマーク音楽アカデミーでピアノ、チェンバロとオルガンのディプロマを取得。パリとバーゼルでチェンバロ、インスブルックとムーリでオルガンの研究を続けました。1968年から1974年までコペンハーゲンのアカデミーでチェンバロを教え、1975年からはトマス・キンゴゆかりのスランゲロプ教会のオルガニストを務めました。「ボーナス・トラック」のオルガン曲は、ハンガリー生まれのヤーノシュ・シェベシュチェーン(1931−2012)が、シュトゥットガルトの教会に設置されたばかりのオルガンを弾いた演奏です。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
Danacord
DACOCD-859(2CDR)

『LPの時代から』〜ニルス・ヴィゴ・ベンソン(1919−2000):ピアノ作品集

■Disc 1
(1)木版画 Op.65
ニルス・ヴィゴ・ベンソン(P)
(2)コールアングレとピアノのためのソナタ Op.71
(3)ピアノ・ソナタ第5番Op.77
(4)パルティータ Op.38
ニルス・ヴィゴ・ベンソン(P)
(5)ピアノ・ソナタ第3番Op.44

■Disc 2
(1)音楽のモザイク Op.54(フルート、ヴァイオリン、チェロとピアノのための)
(2)ピアノ・ソナタ第18番Op.459、ピアノ・ソナタ第19番 Op.460
(3)ブゾーニ:ソナチネ第4番「1917年のキリスト生誕の日)」 BV.274
(4)スクリャービン:ピアノ・ソナタ第9番 Op.68
(5)ゴッフレード・ペトラッシ(1904−2003):ピアノのためのインヴェンション
■Disc 1
(1)ニルス・ヴィゴ・ベンソン(P)/録音:1954年、HMV KBLP 8(mono)※初CD化
(2)パウル・トフテ=ハンセン(コールアングレ)、ニルス・ヴィゴ・ベンソン(P)/録音:1952年、HMV KBLP 8(mono)※初CD化
(3)ニルス・ヴィゴ・ベンソン(P)/録音:1954年、HMV KALP 13(mono)]※初CD化
(4)ニルス・ヴィゴ・ベンソン(P)/録音:1946年、HMV Z 7013−15(mono)][Danacord DACOCD521−522]
(5)ニルス・ヴィゴ・ベンソン(P)/録音:1949年、HMV Z 7030−31(mono)][Classico CLASSCD561]
■Disc 2
(1)アイヴィン・ラフン(Fl)、アーネ・スヴェンセン(Vn)、ピエール・ルネ・オナンス(Vc)、ニルス・ヴィゴ・ベンソン(P)/録音:1954年、Triola TDLP 207(mono)]※初CD化
(2)ニルス・ヴィゴ・ベンソン(P)/録音:1986年6月、7月、ボーロプス高等学校(コペンハーゲン)(stereo][Danacord DACO225]
(3)ニルス・ヴィゴ・ベンソン(P)/録音:1986年6月、7月、ボーロプス高等学校(コペンハーゲン)(stereo]※初CD化
(4)ニルス・ヴィゴ・ベンソン(P)/録音:1986年6月、7月、ボーロプス高等学校(コペンハーゲン)(stereo][Danacord DACO225]
(5)ニルス・ヴィゴ・ベンソン(P)/録音:1986年6月、7月、ボーロプス高等学校(コペンハーゲン)(stereo]※初CD化
個性的な作曲スタイルをもち、20世紀デンマークでもっとも多作の作曲家のひとり、ニルス・ヴィゴ・ベンソンは、優れたピアニストとしても知られていました。J・P・E・ハートマンの孫でピアニストのカーアン・ベンソンを母にもち、1938年から1942年まで王立デンマーク音楽アカデミーで和声、対位法、オルガン、ピアノを学び、ディプロマ取得のコンサートで演奏したヒンデミットの 「ルードゥス・トナリス」 が「他のピアニストとはかなり違う、他と比べることのできないテクニックと表現」と評されたと言われます。このコレクションには、彼がキャリアの絶頂期に自作と彼のレパートリーの作品を弾いた録音が、初期の HMV 録音などを加えて収録されています。デンマークRSOのオーボエ奏者トフテ=ハンセンのために書いたモダニズムとネオクラシシズムの「ソナタ」。「パルティータ」は、1947年にコペンハーゲンで開催された国際現代音楽協会(ISCM)のコンサートで演奏して国際的に注目を集めた作品です。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
Danacord
DACOCD-854(1CDR)
『LPの時代から』〜新しい北欧のピアノ音楽
ニルス・ホルガー=ペータセン(b.1946):白昼のノクターン
ペア・クリスチャン・ヤコブセン(b.1940):間奏曲
マイ・ソンステヴォル(1917−1996):主題と4つの変奏 Op.2
ミケール・エードルンド(b.1950):燃えさしの中のラン(Pのためのタンゴ)
カーリン・マルムレーヴ=フォシュリング(1916−2005):視点:東西
グズロン・ロン(b.1930):マッチ Op.92−I. Moving…, II. With difficulty…, III. Longing, towards…, IV. Home
カウコ・クオスマ(1926−2013): 「スピクラ」(Pのための前奏曲集)から ソムニウム−夢, つながったもの, 彼方からの声
フォルケ・ストロムホルム(b.1941):冬の夜 Op.22 no.1(「2つのサーミの詩」から)
ニルス・ホルガー=ペータセン(b.1946):無調ファンタジー
[Bonus tracks]
ポウル・ルーザス(b.1949):見知らぬ兵士から届いた3通の手紙 Op.1
カール・オーウ・ラスムセン(b.1947):アリア・グリージャ I
エリサベト・クライン(P)
ハンガリー生まれのデンマークのピアニスト、エリサベト・クラインが、演奏した北欧の作曲家たちの新しいピアノ音楽。クラインが、1986年、オスロに近いバールムのへニ・オンスタード美術館(ホーヴィコッデン美術センター)で演奏した録音のことを彼女の子で作曲家のニルス・ホルガー=ペータセンから聞かされ、Danacord 初の現代ピアノ音楽アルバムとしてリリースした音源です。
クライン(1911−2004)は、トレンチーン(現スロヴァキア)で生まれ、ブダペストで育ちました。フランツ・リスト音楽院(リスト・フェレンツ音楽大学)で学び、ベーラ・バルトークにも数年間ピアノを教わりました。1939年にデンマークに渡って結婚、その後、オスロのノルウェー国立音楽大学で70歳になるまで教え、コペンハーゲンの王立音楽アカデミーの講師を務めました。現代音楽のスペシャリストとして国際的にも知られ、ブーレーズ、シュトックハウゼン、ジョージ・クラムの作品のヨーロッパ初演を手がけ、ヨーロッパ、アメリカ、イスラエル、メキシコで何度となく行ったリサイタルにより北欧の音楽を広めることにも尽力しました。このアルバムでは、彼女のために作られた曲を含む、デンマーク、ノルウェー、スウェーデン、フィンランドの作曲家による作品が演奏されます。「ボーナス・トラック」のルーザスとラスムセンの曲は、クラインが1975年にオーフス王立音楽アカデミーで行ったセッションのテープから選ばれた録音です。
録音:1986年、へニ・オンスタード美術館(バールム、ノルウェー)[DACOD237(stereo ADD)]、1975年、オーフス王立音楽アカデミー(オーフス、デンマーク)[初リリース(Bonus)(stereo ADD)]
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
Danacord
DACOCD-855(1CDR)
『LPの時代から』〜デンマークのポピュラーソング集(1929年−1932年)
誰を見ているんだ?(Gunnar Hall/Paul Anker)[Polyphon XS 41456]*/グレーテ、お話を聞いてごらん(Pat O’Henry(Henry Cansen)/Booge Muller)[Polyphon XS 41458]*/鳴れ、小さな鐘(Edward Brown/Aage Hermann)[Polyphon XS 41460]*/夜、一夜だけ(En Nat en eneste Nat)(Jose Main/Kay Rostgaard-Frone)[Polyphon XS 41456]*/ ピッピ!ピッピ!(鳥のポプリ)(arr. Teddy Petersen)[Polyphon XS 41470]*/父さん母さんごっこして遊ぼう(Fred Tarlan/Carl Hocheim)[Polyphon XS 41472]*/かつてフレゼリクスベアでは(ポプリ)(arr. Aage Juhl-Thomsen/Emil Reesen)[Polyphon XS 41440]**/コペンハーゲン・ワルツ(Ella Heiberg/Paul Anker)[Polyphon XS 41499]**/コペンハーゲン−カルンボー(ポプリ)(arr. Jens Warny)[Polyphon XS 41503]**/木立でみんなが踊っている(Carl Rydahl/Axel Breidal)[Polyphon XS 41554]**/ディデリ、ディデル、ディデレイ(フォックストロット)(Victor Cornelius/Carl Viggo Meincke)[Polyphon XS 41554]**/きれいな娘さんがいっぱい(Hector Sants/Alfred Kjerulf)[Polyphon XS 41709]**/小さなご婦人は人を楽しくしてくれる(Ejler Krahn/Fredrik Nygaard)[Polyphon XS 41709]**/弾けスペルマン、弾け(Frierich Eisenstein/Dan Folke)[Polyphon XS 41727]#/聴衆のワルツ 1932[Polyphon XS 50033]*/おやすみ、今夜はありがとう(G. Spenser)[Polyphon XS 50033]*/なぜ微笑んでいるんだ、モナリザ?(Robert Stolz/Alfred Holck/O. Schray)[Polyphon XS 50042]*/ヴェネツィア(Lauritz Howalt/Mogens Dam)[Polyphon XS 50042]*/愛することは生きること(Kai Normann Andersen/Booge Muller/Arvid Muller)[Polyphon XS 50050]*/のぞきあい(Kai Normann Andersen/Booge Muller/Arvid Muller)[Polyphon XS 50050]*
ヘルゲ・ロスヴェンゲ(T)、
ポール・ゴドウィン・ダンスオーケストラ */**/#
イリヤ・リヴシャコフ・ダンスオーケストラ *

録音:1929年 *、1930年 **、1931年#、1932年*、ベルリン[DACOD169(mono ADD)]
トマス・ビーチャムの「魔笛」でタミーノ役を歌ったデンマークのテノール歌手、ヘルゲ(ヘリエ)・ロスヴェンゲ(1897−1972)が、ベルリンのダンスオーケストラと共演して録音した「デンマークのポピュラーソング」コレクション。オペラ歌手としてベルリン・デビューした頃、ささやくように優しくバラードを歌う「クルーナー」としてのロスヴェンゲの記録です。デンマーク放送のアーカイヴと、このコレクションのアイデアを出したデンマーク放送のプロデューサー、ハンス・スコーロプの個人コレクションの78回転レコードを復刻した音源によるアルバムです。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

「MIRARE」 〜”FUTUR”シリーズ、始動!
MIRAREより、パリ国立高等音楽院の優秀な学生を紹介するシリーズ、”FUTUR”始動!第1弾は、注目度上昇中の岡田修一ほか3タイトル!
MIRARE
MIR-464(1CD)
シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第1番イ短調 op.105
 間奏曲(動きをもって、しかし速すぎずに)〜F.A.E.ソナタ第2楽章
ブラームス:スケルツォ(アレグロ)〜F.A.E.ソナタ第3楽章
クララ・シューマン:ヴァイオリンとピアノのための3つのロマンス op.22
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調 op.78
岡田修一(Vn)
クレマン・ルフヴュル(P)

録音:2017年12月
数々の国際コンクールで輝かしい成績を上げるなど注目度上昇中の岡田修一による、ローベルト&クララ・シューマン、そしてブラームスという、音楽 がめぐりあわせた天才3人による作品を集めた注目のプログラム。さらに彼らの友人であった大ヴァイオイリン奏者ヨアヒムに捧げられたF.A.E.ソナタの 楽章も収録されています。岡田修一の気品あふれる音色と抑制の効いた歌いまわしは圧巻。若くして巨匠の風格漂う音色と音楽に圧倒される1枚です。 ピアノのクレマン・ルフヴュルはパリ国立高等音楽院でロジェ・ムラロのクラスで学び、ジェームス・モットラム・マンチェスター国際ピアノコンクールで第 1位および聴衆賞を獲得、様々な音楽祭でもすでに活躍しています。
■岡田修一・・・1995年ボルドー生まれ。5歳よりヴァイオリンを始める。パリ国立高等音楽にてロラン・ドガレイユに師事。アンドレア・ポスタッキーニ、ジネッ ト・ヌヴー、フリッツ・クライスラーほか、名だたる国際コンクールで入賞を重ねる。音楽祭にも出演多数。タメスティ、ジャルスキ、デュメイらとの共演 も多数。トリオ・カントールを設立し、2016年よりシンガー・ポリニャック財団のサポートを受けています。現在、デュメイがディレクターを務めるエリザベー ト王妃音楽院に在籍中。
MIRARE
MIR-478(1CD)
「FOLK」
クライスラー:ラ・ヒターナ、序奏とアレグロ、中国の太鼓
ファリャ:はかなき人生
バルトーク:ルーマニア民俗舞曲 Sz.56
ファリャ:7つのスペイン民謡より‘ポーロ’‘アストゥーリアス地方の歌’‘ホタ’
サラサーテ:ボヘミアの歌
マスネ:タイスの瞑想曲
スコット・ジョプリン:エリート・シンコペーションズ(プレヴィン&パールマン編)
ドヴォルザーク(クライスラー編):スラヴ幻想曲
ブロッホ:ニーグン
サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ
ラヴェル:ツィガーヌ
トマ・ルフォー(Vn)
ピエール=イヴ・オディク(P)

録音:2018年10月1-5日
1994年マルセイユ生まれのトマ・ルフォーによるヴァイオリン名曲集。「FOLK」と題し、民謡などに大いにインスパイアされて書かれた作品をそろえ ました。トマ・ルフォーは13歳でギトリスに才能を認められた実力の持ち主。パリ国立高等音楽院でロラン・ドガレイユに師事しています。20代とは思 えぬ見得の切り方や歌い回し、確かで華やかな技巧、そしてフォルテでも決して乱れぬ美音により、極上の名曲集が出来上がっております。 ピアノのピエール=イヴ・オディクもパリ国立高等音楽院出身、2011年にはチャイコフスキー・コンクールで様々な弦楽器奏者の伴奏を務め高く評価さ れました。 (Ki)
MIRARE
MIR-486(1CD)
「SON」〜夢
ムソルグスキー:歌曲集「子供部屋」(全曲)
リスト:‘愛って何’、‘若き日の幸せ’、‘漁師の少年’、‘ローレライ’、
‘「どうやって」彼らは尋ねた’、‘すべての山の頂きに安らぎが’
ラフマニノフ:6つの歌曲op.38(全曲)
イリーナ・キシリャルク(S)
チェン・ユン=ホ(P)

録音:2018年9月
「夢」と題し、様々な歌曲を集めた1枚。ソプラノのイリーナ・キシリャルクは1990年ウクライナ出身、チャイコフスキー音楽院、ライプツィヒ音楽大学、 そしてパリ国立高等音楽院で学びました。バロック音楽からオペレッタに至るまで30ほどの役柄をレパートリーとしています。ロシア語、フランス語、英 語、ドイツ語、イタリア語を自在にあやつり、美しいことばの発音で世界を魅了する逸材です。ピアノを務めるのは台湾出身のチュン・ユン=ホ。彼女もパ リ国立高等音楽院で学んでおり、キシリャルクとは共演を重ねています。 (Ki)

ダナコード、LP時代の貴重な録音を復刻!『LPの時代から』
デンマークのDanacord Recordsは、1980年代初期に創設されました。当時、デジタル技術による録音は始まっていたものの、マーケットはアナログ録音とLPレコードが一般的だったため、アナログ・マスターによるLPレコードからスタート。数年後、マーケットの流れが明らかになって、デジタル録音のマスターを使ったCDのリリースを始めました。『LPの時代から(From the LP Years)』は、レーベルの初期にLPリリースされた、未CD化の音源をリリースするシリーズです。いずれもレーベル・オーナーのイェスパー・ブールがカタログに残しておきたいと思った貴重な記録です。デジタルへの復刻には可能な限りオリジナル・マスターのテープが使われ、主にAsinus Studioのクラウス・ビューリトの手でデジタル・マスターに変換されました。
Danacord
DACOCD-843(1CDR)
ラフマニノフ&プロコフィエフ:チェロ・ソナタ集
プロコフィエフ:チェロ・ソナタ ハ長調 Op.119
ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調 Op.19
ゲアト・フォン・ビュロウ(Vc)、
メレーテ・ヴェスタゴー(P)

録音:1981年10月、ヘアロフスホルム城(ネストヴェズ、デンマーク)[DACO205(stereo)]
プロコフィエフとラフマニノフのチェロ・ソナタ。ゲアト・フォン・ビュロウ Gert von Bulow(1946?)は、エアリング・ブレンダール・ベンクトソンに師事、王立デンマーク音楽アカデミーに進み、10年後に卒業。グレゴール・ピアティゴルスキーとピエール・フルニエの下でチェロ演奏の研究をつづけました。プロコフィエフとラフマニノフは、1981年10月、ネストヴェズ市のヘアロフスホルム城でのセッション録音です。Canzone Records のオーナーでプロデューサー、録音技師のイェスパー・ヤーアンセン Jesper Jorgensen が録音を担当。オリジナル・マスターからのデジタル復刻も彼が行っています。ピアニストのメレーテ・ヴェスタゴー Merete Westergaard(1938-)は、エスター・ヴァウニングに学び、パリ、ザルツブルク、ローマに留学しました。ソリストと室内楽の奏者として活動、王立デンマーク音楽アカデミーで講師として教え、学長も務めています。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります
Danacord
DACOCD-853(1CDR)
J・P・E・ハートマン&カール・ニルセン:弦楽のための音楽
(1)J・P・E・ハートマン(1805−1900):性格的小品 Op.81(弦楽オーケストラのための)
(2)カール・ニールセン(1865−1931):弦楽五重奏曲ト長調 FS5 CNW59(1888)
(3)ハートマン:組曲イ短調 Op.66(1864)(ヴァイオリンとピアノのための)、
 幻想曲アレグロ(1889)(ヴァイオリンとピアノのための)
テルマーニ・ファミリー
(1)弦楽オーケストラ、エミール・テルマーニ(指)
(2エミール・テルマーニ(Vn)、アニカ・テルマーニ(Vn)、イロナ・テルマーニ(Va)、アネテ・テルマーニ(Va)、ミハーイカ・テルマーニ(Vc)
(3)イロナ・テルマーニ(Vn)、アネテ・テルマーニ(P)

録音:1983年4月、聖アネ高等学校(ヴァルビュー、コペンハーゲン) [DACO209(stereo)(ハートマン)]
デンマーク・ロマンティシズムの作曲家、J・P・E・ハートマンとカール・ニルセンの作品。ヴァイオリニストのエミール・テルマーニ(1892−1988)は、当時ハンガリー王国領だったトランシルヴァニアに生まれ、コペンハーゲにン移り、ニルセンの娘アネ・マリーエと結婚。1933年の離婚後もニルセンの作品を積極的に演奏しました。ピアニスト、ヴァイオリニストとして多才のアネテ・シューラー(1904−1993)と再婚、アニカ、イロナ、ミハーイカの3人の娘をもうけています。
ハートマンの「3つの性格的小品」は、弦楽オーケストラのために彼が作曲した唯一の作品です。テルマーニが聖アネ高等学校に友人とプロのプレーヤーたちを集めて組んだ弦楽オーケストラによる演奏です。アネテ・テルマーニが娘のイロナと共演した「組曲」と「幻想曲アレグロ」は、ハートマンが75歳の誕生祝いに友人と家族から贈られたピアノで演奏されました。元のLPアルバムには、ユリウス・レントヘンがイロナ・テルマーニのヴィオラのために編曲したハートマンの小品が収録されていましたが、「オリジナル曲」でないため割愛。カール・ニルセンの弦楽五重奏曲のテルマーニ一家による珍しい録音が、代わりに収められています。※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 Danacord
DACOCD-858(2CDR)
ルビンシテイン:室内楽作品集
チェロ・ソナタ第1番ニ長調 Op.18(1852)、
チェロ・ソナタ第2番ト長調 Op.39(1857)
[Bonus CD]
ピアノ三重奏曲第5番ハ短調 Op.108(1883)*
ゲアト・フォン・ビュロウ(Vc)、
ホセ・リベラ(P)、
ペーテル・チャバ(Vn)*

録音:1984年、コレモーテン・スタジオ(ユラン、デンマーク)
デンマークのチェリスト、ゲアト・フォン・ビュロウ(1946−)を中心とするアントン・ルビンシテインの室内楽作品。ルビンシテインは、ロシアのナショナル・ロマンティシズムではなくシューマンやメンデルスゾーンたちのロマンティックな音楽に傾倒し、このアルバムに収録された2曲のチェロ・ソナタと、彼がコペンハーゲンでベートーヴェンの「皇帝協奏曲」を演奏する前年に作曲したピアノ三重奏曲第5番は、そのスタイルに沿った作品とされています。ピアニストのホセ・リベラ(1937−)はスペイン生まれ。バルセロナとロンドンのアカデミーで学び、スウェーデンのハンス・レイグラーフに師事しました。1960年からスウェーデンを本拠に活動、デンマークでも人気があったと言われます。ルーマニア生まれのヴァイオリニスト、「ムシカ・ヴィテ」「ヴィルトゥオージ・ディ・クフモ」の芸術監督としても知られるペーテル・チャバ(1952−)が加わったピアノ三重奏曲第5番は、さまざまな事情のためリリースされずにいた録音です。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
Danacord
DACOCD-851(1CDR)
2640★★
イェネー・フバイと生徒エミール・テルマーニ
(1)ヴェラチーニ(マリオ・コルティ 編):ラルゴ*
(2)カルロ・キアブラーノ(1723−1776):狩*
(3)グリゴラシュ・ディニク(1889−1949)(ヤッシャ・ハイフェッツ編):ホラ・スタッカート*
(4)イェネー・フバイ:織女たち
(5)シューマン(エミール・テルマーニ 編):ロマンス Op.28
(6)フバイ:チャールダーシュの情景 第4番「やあカティ」
(7)フバイ:チャールダーシュの情景 第2番
(8)サン=サーンス:序奏とロンド・カプリッチョーソ*
(9)ヘンデル:(フバイ 編):ラルゲット(「ソナタ第9番ロ短調」から)
(10).バッハ:G線上のアリア
(11)フバイ:子守歌 Op.79 no.9、間奏曲(「クレモナのヴァイオリン作り」 Op.40 から)
(12)フバイ:チャールダーシュの情景 第12番 Op.83「私の小さなパイプ」
(13)フバイ:チャールダーシュの情景 第5番 Op.33「バラトン湖の波」
(14)フバイ:Ugy-e Jani? Op.92
(1)(2)エミール・テルマーニ(Vn)、ジェラルド・ムーア(P)/録音:1935年、HMV DA1452
(3)エミール・テルマーニ(Vn)、アネテ・テルマーニ(P)/録音:1948年、Tono K8052
(4)エミール・テルマーニ(Vn)、ジェラルド・ムーア(P)/録音:1935年、HMV unpublished
(5)エミール・テルマーニ(Vn)、パール・キシュ(P)/録音:1935年、Clangor M 9326
(6)エミール・テルマーニ(Vn)、アネテ・テルマーニ(P)/録音:1959年、Quality HPL 3527
(7)エミール・テルマーニ(Vn)、ブダペストO員、フェレンツ・フリッチャイ(指)/録音:1942年、Radop;a SP 8026
(8)エミール・テルマーニ(Vn)、王立O、トマス・イェンセン(指)/録音:1947年、Tono X25086
(9)イェネー・フバイ(Vn)、オトー・ヘルツ(P)/録音:1929年11月4日、HMV AN418
(10)イェネー・フバイ(Vn)、ハンガリー・アカデミーO、ナーンドル・ソルト(指)/録音:1929年11月4日、HMV AN418
(11)イェネー・フバイ(Vn)、オトー・ヘルツ(P)/録音:1928年12月4日、HMV AN217
(12)イェネー・フバイ(Vn)、ハンガリー・アカデミーO、ナーンドル・ソルト(指)/録音:1929年10月31日、HMV AN442
(13)イェネー・フバイ(Vn)、オトー・ヘルツ(P)/録音:1928年12月4日、HMV AN1691
(14)マーリア・バシリデス(A)、イェネー・フバイ(Vn)、オトー・ヘルツ(P)/録音:1929年11月22日、HMV AN454

録音:[DACO150(mono)、初リリース *
デンマークのヴァイオリニスト、エミール・テルマーニ(1892ー1988)の初期録音と、彼が教わった、当時を代表するヴァイオリニスト、ハンガリーのイェネー・フバイ(1858ー1937)の残した数少ない録音の全曲が、新たな復刻でリリースされます。ハンガリー出身のテルマーニは、作曲家カール・ニルセンの娘、画家のアネ・マリーエと結婚、その後離婚するものの、生涯デンマークで活躍。誰もが知る人物として事実上すべてのデンマークのヴァイオリニストたちに影響を与え、フバイのスタイルを彼らに伝えました。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
Danacord
DACOCD-857(1CDR)
ライフ・カイサー(1919−2000):ホルン協奏曲、ピアノ音楽
ホルンと弦楽オーケストラのための協奏曲(1941−51)
オーボエ、ホルンとファゴットのための三重奏曲(1961)
ピアノのための北欧の小品
バガテル(1957)
アルバト・リンダー(Hrn)、
ヨーテボリSO、ドロン・サロモン(指)、
ヴィンセント・リンドグレーン(Ob)、
ユルヴァ・ホルムストランド(Fg)、
ライフ・カイサー(P)

録音:1982年4月、ヨーテボリ・コンサートホール(ヨーテボリ、スウェーデン)(協奏曲、三重奏曲)、1982年、コペンハーゲン(ピアノ音楽) [DACO223, DACO224(stereo)]
デンマーク文化省が主宰した「デンマーク音楽アンソロジー」のために Danacord Records が制作したカイサーの作品集。ライフ・カイサーは、1919年生まれ。王立デンマーク音楽アカデミーを卒業後、スウェーデンのトゥール・マンに指揮法、ヒルディング・ルーセンベリに作曲を学び、フランスのナディア・ブーランジェの下で作曲の研究をつづけました。母校のアカデミーで管弦楽法を教え、オペラとバレエを除くジャンルに多くの作品を残しています。「ホルン協奏曲」は2つの〈アンダンテ〉と〈アレグロ・エネルジーコ〉の3楽章の作品です。アルバト・リンダー(1937−)はデンマークのプレーヤー。ザルツブルクのモーツァルテウムOのソロ・ホルン奏者から、1969年にヨーテボリSOのソロ・ホルン奏者に就任しました。リンダーと共演するヴィンセント・リンドグレーンは、ヨーテボリ木管五重奏団のオーボエ奏者。ユルヴァ・ホルムストランドは、ヨーテボリSOのソロ・ファゴット奏者です。作曲者カイサー自身が演奏する「ピアノのための北欧の小品」は、アイスランドの「ふたご歌」、デンマーク最古の歌の断片、フェロー諸島のサンウー(砂の島)のチェーンダンスを踊る際に歌われるバラードをそれぞれ素材にした3曲の作品。「バガテル」は、1957年のクリスマスの直前にふたりの少女へのプレゼントとして作曲された音楽です。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

ニッポン放送開局65周年記念
ベルリン・ドイツ・オペラ 日生劇場1963
大好評の1963年ベルリン・ドイツ・オペラ日生劇場こけら落し公演のライヴ。「フィガロの結婚」」「フィデリオ」に続き、「ヴォツェック」とベートーヴェンの第9、今回初出の「トリスタンとイゾルデ」、最新リマスタリングを施し発売いたします。伝説のエンジニア半田健一氏の名録音が半世紀を経て新たに蘇ります。
*古い音源を使用しているため、テープ劣化によるお聴き苦しい点もございます。予めご了承下さい。
*このシリーズには歌詞対訳が付いておりません。ブックレット中のパスワードで、King InternationalホームページからPDFをダウンロードできます。

King International
KKC-2508 (3CD)
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」 トリスタン:ハンス・バイラー(T)、
イゾルデ:グラディス・クフタ(Ms)、
マルケ:ヨーゼフ・グラインドル(Bs)、
クルヴェナル:グスタフ・ナイトリンガー(Bs-Br)、
ブランゲーネ:カスチン・マイヤー(S)、
メロート:バリ・マックダニエル(Br)、
若い船乗り:ドナルド・グロープ(T)、牧童:マーチン・ヴァンチン(T)、
舵手:ワルター・ディックス(Bs)
ロリン・マゼール(指)
ベルリン・ドイツ・オペラO&cho

録音:1963年11月1日/日生劇場(ステレオ・ライヴ)
初出音源。ヴィーラント・ワーグナー演出。ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」第2日ですが、この5日前10月27日の公演が本邦初演でした。巨大な 舞台で知られるこの作品を日生劇場に収めることは至難の業でしたが、見事に克服し日本でバイロイトを再現しました。当時33歳のマゼールももちろん初来日。 マゼールの若々しい推進力あふれる演奏が新鮮。グラインドルのマルケ、ナイトリンガーのクルヴェナルもワグネリアン狂喜の配役で、聴衆の集中度も高く、本場 の空気感も最高です。 (Ki)

King International
KKC-2513(2CD)
ベルク:歌劇「ヴォツェック」 ヴォツェック:ワルター・ベリー(Br)、
鼓手長:ハンス・バイラー(T)、
アンドレス:ローレン・ドリスコル(T)、
大尉:ヘルムート・メルヒャルト(T)、
医師:ワルター・ディックス(Bs)、
第1の徒弟職人:マンフレット・ノエル(Bs)、
第2の徒弟職人:ペッカ・ザロマ(Br)、
白痴:マーチン・ヴァンチン(T)、
マリー:カスチン・マイヤー(Ms)、
マルグレート:アリス・エーリケ(A)
ハインリッヒ・ホルライザー(指)ベ
ルリン・ドイツ・オペラO&cho

録音:1963年11月6日/日生劇場(ステレオ・ライヴ)
ヴォルフ・フェルカー演出。日生劇場の記念すべきこけら落し公演ベルリン・ドイツ・オペラによるベルクの「ヴォツェック」は、10月25日公演が同曲の本 邦初演でもありました。無調的な手法によりながらも、心理的なサスペンス性は今日のテレビドラマや映画を先取りしたような劇的効果に満ちていて刺激的。演 奏も至難ながら、歌手たちが驚くほどの演技力を見せています。またホルライザーは全曲を暗譜で指揮し、関係者たちを驚かせたといわれています。 (Ki)

King International
KKC-2515(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」 エリザベート・グリュンマー(S)、
クリスタ・ルートヴィヒ(A)、
ジェームス・キング(T)、
ワルター・ベリー(Br)
カール・ベーム(指)
ベルリン・ドイツ・オペラO&cho

録音:1963年11月7日/日生劇場(ステレオ・ライヴ)
ベルリン・ドイツ・オペラ1963年日生劇場こけら落し公演の中、11月7日にベームの指揮でベートーヴェンの「第9」が一度だけ特別演奏されました。そ の貴重な記録。ベームとベルリン・ドイツ・オペラ管の「第9」というのも魅力ですが、オペラ出演のために来日していた超大物のグリュンマー、ルートヴィヒ、 キング、ワルター・ベリーが独唱を務めているのも豪華の極み。またベルリン・ドイツ・オペラの合唱の素晴しさが当時の日本の聴衆を魅了しきりました。すべ て外国人演奏家による「第9」演奏は日本初であったとされます。日本人を熱狂させたベームの「第9」、56年を経た今日でも衝撃度は全く色褪せていません。 (Ki)

「KAIROS」の創立20周年を記念した日本独自企画
オーストリアのみならず世界有数の現代音楽レーベルとして確固たる地位を築いている「KAIROS」の創立20周年を記念した、日本独自企画の特別シリーズをリリースいたします。 ウィーン・フィルやアンサンブル・アンテルコンタンポラン、ピエール・ブーレーズ、シルヴァン・カンブルラン、インゴ・メッツマッハーなど、世界的アーティストたちが名を連ねる「KAIROS」が築き上げてきた20年の歴史を凝縮したスペシャル・セレクション。 「KAIROS」レーベルがそのカタログの中から自信をもって選りすぐった「ベスト10タイトル」にご注目下さい!
※限定盤のため在庫が完売となり次第、取扱い終了となります。 お早目のご注文をお願いいたします。
KAIROS
KAISP-2001(2CD)
シューベルト(ハンス・ツェンダー編):テノールと小編成オーケストラのための「冬の旅」 クリストフ・プレガルディエン(T)、
シルヴァン・カンブルラン(指)、
クラングフォルム・ウィーン

録音:1999年2月20日−22日、モーツァルトザール、ウィーン・コンツェルトハウス(ウィーン、オーストリア)+
シューベルト、そしてドイツ・リートを代表する名作中の名作「冬の旅」を、現代ドイツのコンポーザー=コンダクター、ハンス・ツェンダーが、コンテンポラリー・テイストへとアレンジ!
当代有数のリート歌手であるクリストフ・プレガルディエンが歌い、シルヴァン・カンブルランが振るというコンビも非常に豪華です。
KAIROS
KAISP-2002(1CD)
ハース:24の楽器のための 「無駄に(In Vain)」 シルヴァン・カンブルラン(指)、
クラングフォルム・ウィーン

録音:2002年2月2日−4日、オーストリア放送(ORF)文化会館(オーストリア)
ミクロポリフォニーやミクロインターバルを用いるなど、リゲティの作風との共通点を持つとされるオーストリア、グラーツ出身のスペクトル楽派の現代作曲家、ゲオルグ・フリードリヒ・ハース(1953−)。「無駄に(In Vain)」は、24の弦楽器、管楽器、打楽器のために2000年に作曲された演奏時間60分超の大作(しかもこのCDでは1トラックのみ!)。WDRからの委嘱によって書かれハースの作品のテクスチュアを、カンブルランのタクトが見事に解析しています。
KAIROS
KAISP-2003(2CD)
グリゼー:「音響の空間」
ヴィオラ独奏のための「プロローグ」
7人の奏者のための「ペリオド」
18人の奏者のための「パルシエル」
33人の奏者のための「モデュラシオン」
大編成オーケストラのための「トランジトワール」
4本のホルンと大編成オーケストラのための「エピローグ」
ガース・ノックス(Va)、
アスコ・アンサンブル、
ステファン・アスバリー(指)、
ケルンWDR響

録音:2001年9月27日−28日、10月5日−6日&2002年2月14日−15日
トリスタン・ミュライユと共に「スペクトル楽派」の始祖となったフランスの現代作曲家ジェラール・グリゼー(1946−1998)。パリ音楽院ではメシアンに、パリ・エコール・ノルマルではデュティユーに師事し、その次の世代を担う才能の1人として期待を受けながらも、惜しくも1998年に52歳という若さで他界したことが惜しまれます。この「音響空間」は、音響のスペクトルの推移を表現したグリゼーの前期の代表作。ヴィオラは、アルディッティSQのメンバーとしても活躍したスペシャリスト、ガース・ノックスです。
KAIROS
KAISP-2004(2SACD)
ノイヴィルト:ムジーク・テアター 「ロスト・ハイウェイ」 ヨハネス・カリツケ(指)、
クラングフォルム・ウィーン、IEM(ライヴ・エレクトロニクス、
サウンド・プロジェクション)、
コンスタンス・ハウマン(レネ/アリス)、
ゲオルグ・ニグル(ピート)、
ヴィンセント・クロウリー(フレッド/整備士)、
デイヴィッド・モス(エディ氏)、
アンドルー・ワッツ(謎の人)、他

録音:2003年、バーセル劇場(グラーツ、オーストリア)
オルガ・ノイヴィルト(1968−)は、フランスのIRCAMでトリスタン・ミュライユに師事し、ルイジ・ノーノからも大きな影響を受けたオーストリアの作曲家。
ノイヴィルトは、デイヴィッド・リンチの映画「ロスト・ハイウェイ」を不条理音楽劇としてオペラ化。ノイヴィルトの鮮烈や音楽、エルフリート・イェリネクの台本のコラボレーションが、デイヴィッド・リンチの映画の世界の「オペラ化」に見事に成功しています。
KAIROS
KAISP-2005(1CD)
メシアン:彼方の閃光 インゴ・メッツマッハー(指)VPO

録音(ライヴ):2008年1月20日、ウィーン楽友協会大ホール(オーストリア)
20世紀フランスの巨匠オリヴィエ・メシアン(1908−1992)が、その生涯で最後に完成させた大規模な管弦楽作品であり、代表作の1つ「彼方の閃光」。ニューヨーク・フィルの創立150周年記念として委嘱されながらも、メシアンはその初演に立ち会えずに他界してしまっています。当盤の最大の驚きは、やはり何といってもオーケストラがウィーン・フィルであること!メッツマッハ―の指揮とウィーン・フィルの組み合わせが、メシアンの神秘性を巧みに表現した名演です。
KAIROS
KAISP-2006(1CD)
チン・ウンスク:作品集
ファンタジー・メカニーク*/Xi+
アクロスティコン=ボースピール**
二重協奏曲++
パトリック・ダヴァン(指)*、
デイヴィッド・ロバートソン(指)+、
大野和士(指)**、
ステファン・アスバリー(指)++、
アンサンブル・アンテルコンタンポラン、
ピーア・コムシ(S)**、
サミュエル・ファヴレ(打楽器)++、
ディミトリー・ヴァシラキス(P)++

録音:2004年1月*、1999年2月+、2004年2月**、2003年2月++
現在の韓国、そして世界の女流作曲家を代表する1人としてその名声を確立した陳銀淑(チン・ウンスク)の管弦楽作品集。ハンブルクでリゲティに師事し、自らの作風を確立した後、その作品はベルリン・フィルをはじめとする世界有数のオーケストラや指揮者、ソリストに取り上げられています。師である姜碩煕(カン・ソッキ)が尹伊桑(ユン・イサン)の弟子であることから、その系譜に連なる文字通り現代の韓国楽壇を代表する存在です。
KAIROS
KAISP-2007(1CD)
シャリーノ:弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲第7番
弦楽四重奏曲第8番
6つの短い四重奏曲
プロメテオSQ〔ジュリオ・ロヴィギ(Vn)、アルド・カンパナーリ(Vn)、カルメロ・ジャロムバルド(Va)、フランチェスコ・ディロン(Vc)〕

録音:2010年2月11日−13日、ザールラント放送音楽スタジオ(ドイツ)
ほぼ独学で作曲を学び、その独特の音響、音色を確立したイタリア、パレルモ出身の鬼才サルヴァトーレ・シャリーノ(1947−)の弦楽四重奏曲集。フルートなどの楽器の新たな特殊奏法を続々と生み出し、世界を驚かせてきたシャリーノ。収録されている2曲の弦楽四重奏曲も優れた音響の構成手腕が発揮された秀作であり、「6つの短い四重奏曲」は若き日の60年台から90年台までの30年間をかけて書き続けられた作品です。
KAIROS
KAISP-2008(1CD)
ピンチャー:作品集
トランペット独奏、ホルン独奏とアンサンブルのための 「ソニック・エクリプス」*
E.E.カミングスの詩によるソプラノと7つの楽器のための「トワイライト・ソング」+
無伴奏混声合唱(32声)のための「私は如何に恋煩っているか」〜 ソロモンの雅歌に基づく
ギャレス・フラワーズ(Tp)*
、デイヴィッド・バード=マロウ(Hrn)*、
マリソル・モンタルヴォ(S)+、
マティアス・ピンチャー(指)*/+、
インターナショナル・コンテンポラリー・アンサンブル*/+、
マーカス・クリード(指)#、
SWRヴォーカル・アンサンブル・シュトゥットガルト#

録音:2010年10月21日−22日*、2010年11月9日+、2009年11月21日#
70年台のドイツ出身の作曲家における最重要人物の1人として、現代音楽界の中で抜群の存在感を発揮し続けているマティアス・ピンチャー(1971−)の管弦楽曲、声楽曲、合唱曲を収録したポートレート・アルバム。
ヘンツェとの出会いが転機となり、ラッヘンマンやファーニホウからの影響も要所に感じさせるピンツァーの作品は、厳格ともいえる響きや表現が特徴の1つ。また、32声を要する混声合唱作品では、大胆かつ劇的な表現だけでなく、時折現れる荘厳かつ抒情的な響きが、他の作品とは異なるピンチャーの側面を教えてくれます。
KAIROS
KAISP-2009(1CD)
ice〜藤倉大:作品集
ギター独奏のための「スパークス」
アンサンブルのための「アイス」
アンサンブルとライヴ・エレクトロニクスのための「ファントム・スプリンター」
エレクトリック・ギター独奏とアンサンブルのための「廃棄された時間」
予め録音されたエレクトロニクスのための「私は歌う花々の夢を見た」
エレクトリック・ギター独奏とライヴ・エレクトロニクスのための「スパーキング・オービット」
ダニエル・リッペル(G)、
ジェイス・オグレン(指)、
マシュー・ウォード(指)、
インターナショナル・コンテンポラリー・アンサンブル

録音:2007年−2013年
ロンドンを活躍の場の拠点とし、着実に現在の日本を代表する作曲家の1人としての足場を固めた藤倉大(1977−)のカイロス(KAIROS)第1弾となった作品集。
優れた作曲技法に基づく緻密な作品はもちろんのこと、ユーモアやセンスにあふれる作品名、スタイルで話題を呼び続けている藤倉大の独奏曲から、ライヴ・エレクトロニクスとアコースティックのコラボまでを収録。日本の作曲界の新時代を担うその才能に接することのできる作品集です。インターナショナル・コンテンポラリー・アンサンブルの演奏もハイレベルです。
KAIROS
KAISP-2010(1CD)
チェルハ:打楽器協奏曲
インパルス*
マルティン・グルービンガー(打楽器)、
ペーター・エトヴェシュ(指)
ピエール・ブーレーズ(指)*
VPO

録音:2011年11月25日、ウィーン・コンツェルト・ハウス(ライヴ)&1996年8月15日、ザルツブルク祝祭大劇場音楽祭(ライヴ)
未完成に終わったアルバン・ベルクの「ルル」の補筆完成者としてもその名を知られるオーストリアの作曲家、フリードリヒ・チェルハ(1926−)の大迫力の協奏曲&管弦楽作品は、なんと2曲ともウィーン・フィルの演奏!
冒頭から名手グルービンガーの圧倒的な打楽器と、金管楽器セクションが圧巻の音圧を放つ「打楽器協奏曲」はペーター・エトヴェシュ、新ウィーン楽派の響き、影響を感じさせる「インパルス」は親交が深いピエール・ブーレーズの指揮によるもの。ウィーン・フィルの巧さも相まって素晴らしい完成度に仕上がっているカイロス(KAIROS)の代表盤の1つです。

Paladino創立10周年記念
プリース門下のチェリスト、マルティン・ルンメルによって2009年にウィーンで設立されたオーストリアを代表するレーベル「Paladino」の創立10周年を記念した、日本独自企画の特別シリーズをリリースいたします。巨匠アシュケナージを筆頭に、豪華アーティストたちが華々しく彩る「Paladino」レーベルの充実したスペシャル・セレクション。「Paladino」レーベルがそのカタログの中から自信をもって選りすぐった「ベスト10タイトル」にご注目下さい!
※限定盤のため在庫が完売となり次第、取扱い終了となります。 お早目のご注文をお願いいたします。
Paladino Music
PMRA-1001(1CD)
ドビュッシー:前奏曲集第1巻&第2巻 ウラディーミル・アシュケナージ(P)

録音:2017年10月29日、トーンザウバー・スタジオ(ウィーン、オーストリア)(第1巻)、1971年11月20日、ニューヨーク市立大学ハンター校(ニューヨーク、アメリカ)(第2巻)
ドビュッシーのアニヴァーサリー・イヤーのために新たに録音された2017年の「前奏曲集第1巻」、そして未発表のままとなっていた秘蔵音源である1971年のライヴ録音「前奏曲第2巻」。
ピアニストとしてのアシュケナージといえばショパンやラフマニノフ、シューベルト、シューマンなどのイメージが強く、ドビュッシーは意外なプログラムというイメージがありますが、流石はアシュケナージ。46年という長い歳月を経て遂に完成した「前奏曲」の全集は、アシュケナージのピアニストとしての懐の深さを証明する重要なプログラムと言えるでしょう。
Paladino Music
PMRA-1002(1CD)
ブラームス、シューマン、メンデルスゾーン&ゲルンスハイム:ヴァイオリンとピアノのための作品集
アルノルト・メンデルスゾーン:ヴァイオリン・ソナタ ハ長調 Op.71
シューマン:3つのロマンス Op.94
ゲルンスハイム:序奏とアレグロ・アパッショナート Op.38
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調 Op.108
フリーデマン・アイヒホルン(Vn)、
ホセ・ガリャルド(P)

録音:2008年10月6日−10日、SWRスタジオ(マインツ、ドイツ)
ドイツ、ミュンスター出身のヴァイオリニスト、フリーデマン・アイヒホルンは、ピエール・ローデの13曲のヴァイオリン協奏曲の世界初演を手掛けるなど、知られざる作品の発掘にも積極的に取り組み続けている実力派。
この2008年に収録されたドイツ・ロマン派のヴァイオリン作品集にも、メンデルスゾーンはメンデルスゾーンでも「フェリックス」ではなく「アルノルト」(フェリックス・メンデルスゾーンの従兄弟の息子)のソナタを収録するなど、その秘曲に対する探求心の高さが見て取れます。
Paladino Music
PMRA-1003(2CD)
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲
ソナタ第3番ハ長調 BWV.1005/ソナタ第1番ト短調 BWV.1001/パルティータ第1番ロ短調BWV.1002/パルティータ第3番ホ長調 BWV.1006/ソナタ第2番イ短調 BWV.1003/パルティータ第2番ニ短調 BWV.1004
デーネシュ・ジグモンディ(Vn)

録音:1995年5月、聖ヨハネ・バプティスト教会(ドイツ)
2014年にこの世を去ったハンガリーの知る人ぞ知る名ヴァイオリニスト、デーネシュ・ジグモンディ(1922−2014)が、1995年、73歳の時に収録したヴァイオリンの聖典、バッハの無伴奏ソナタ&パルティータ全曲録音。
録音の前年の1994年に50年以上に渡るデュオ・パートナーでもあった妻、アンネリーゼ・ニッセンを失ったジグモンディが、長年連れ添った妻への追悼としてレコーディングを行った慟哭、入魂の演奏であり、ジグモンディ自身の95歳を記念したパラディーノ(Paladino)レーベルから発売されました。
Paladino Music
PMRA-1004(1CD)
束の間の命〜ヘスケス:管弦楽作品集
ノッテッド・タンズ/時と幻滅
3つの瞑想曲「束の間の命」
クリストフ=マティアス・ミュラー(指)
BBCウェールズ・ナショナル・オーケストラ

録音:2017年9月19−20日、BBCホディノット・ホール(カーディフ、ウェールズ)
「マスク」など吹奏楽のための秀作を作曲するなど、様々な楽器、編成のための作品を生み出しているイギリスのコンポーザー、ケネス・ヘスケスの管弦楽作品集。2007年から2009年にかけてはロイヤル・リヴァプール・POのコンポーザー・イン・ハウスとして活躍するなど、現在のイギリスを代表する作曲家の1人として高い評価を受けています。ここに収録された3作品は、絵画や彫刻からインスピレーションを受けて作曲されたました。BBCウェールズ・ナショナルOの好演も光ります。
Paladino Music
PMRA-1005(1CD)
ブラームス:ホルン三重奏曲&ヴァイオリン・ソナタ
ピアノ、ヴァイオリンとホルンのための三重奏曲変ホ長調 Op.40
ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調 Op.78
ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調 Op.108
ヴォルフガング・ヴラダー(Hrn)、
ボジダラ・クスマノヴァ=ヴラダー(Vn)、
マグダ・アマラ(P)

録音:2016年3月、コンツェルトハウス・ウィーン(オーストリア)
ウィーン・フォルクスオーパーSOを経て、ウィーン・POおよびウィーン国立歌劇場Oので活躍中のホルニスト、ヴォルフガング・ヴラダーがウィンナ・ホルンで奏でるブラームスの「ホルン三重奏曲」がメイン・プログラム。
ヴォルフガング・ヴラダーは、オーケストラ・プレーヤーとしてはもちろんのこと、ウィーン・ヴィルトゥオージ、アイヒェンドルフ・クィンテット・ウィーンで活躍するなど、室内楽奏者としても超一流です。名手によるウィンナ・ホルンの響きを存分にお楽しみ下さい。
Paladino Music
PMRA-1006(1CD)
ソレール:鍵盤のためのソナタ集
ソナタ ホ短調 R.106/ソナタ変ニ長調 R.23/ソナタ ニ短調 M.29/ソナタ ハ長調 R.108「雄鶏」/ソナタ ヘ短調 R.72/ソナタ ハ短調 R.36/ソナタ ト短調 M.38/ソナタ変ニ長調 R.110/ソナタ ト長調 R.31/ソナタ ニ短調 R.25/ソナタ ホ短調 R.113/ソナタ ホ長調 R.34/ソナタ ニ短調 R.104/ソナタ ハ長調 R.9/ソナタ ニ短調 R.117「エン・モード・ドリコ」/ソナタ第27番ホ短調
クリストファー・ヒンターフーバー(P)

録音:2013年12月21−22日、コンツェルトハウス・ウィーン(オーストリア)
カタルーニャ出身でモンセラート修道院の聖歌隊員としても活躍したとされる18世紀スペインの聖職者であり音楽家、アントニオ・ソレール(1729−1783)が遺した500曲以上の作品の中から選ばれた16曲の鍵盤ソナタを収録。
ルドルフ・ケーラーやラザール・ベルマンなどにピアノを師事したクリストファー・ヒンターフーバーは、カーネギー・ホールやヨーロッパの主要ホールでのインターナショナル・シリーズでコパチンスカヤとデュオを組み絶賛を博すなど、室内楽奏者としても優れた手腕を発揮しているピアニストであり、名門ウィーン国立音楽大学の教授およびピアノ学部の学部長を務める大物でもあります。
Paladino Music
PMRA-1007(1CD)
ジェフスキー:「不屈の民」による36の変奏曲
バッハ:イタリア風アリアと変奏イ短調 BWV.989
クリストファー・ヒンターフーバー(P)

録音:2011年12月11-13日、フランツ・リスト・ゼントラム(ライディング、オーストリア)
アメリカ楽壇の巨星フレデリック・ジェフスキー(1938−)の代表作である「「不屈の民」による36の変奏曲」に、オーストリアの名手ヒンターフーバーが対峙!
約60分という「不屈の民」の長大な演奏の後、プログラムを掉尾を飾るのは大バッハの「イタリア風アリアと変奏」。現在アメリカの巨人と、音楽史上にその名を刻む大作曲家の芸術が数世紀の時を超えてリンクします。
Paladino Music
PMRA-1008(1CD)
ウラディーミル&ディミトリ・アシュケナージ 〜 父と息子
ゲーゼ:幻想小曲集 Op.43
エシュマン:幻想小曲集 Op.9
ライネッケ:幻想小曲集 Op.22
ニールセン:幻想的小品ト短調
シューマン:幻想小曲集 Op.73
ディミトリ・アシュケナージ(Cl)
ウラディーミル・アシュケナージ(P)

録音:2012年9月1−2日&2013年9月5日、フランツ・リスト・ゼントラム(ライディング、オーストリア)
世界的名匠ウラディーミル・アシュケナージと、息子で世界的クラリネット奏者であるディミトリ・アシュケナージの親子にとって意外にも初となるデュオ・アルバムのテーマは「ファンタジー(幻想曲)」。シューマンの傑作「幻想小曲集」からゲーゼ:、エシュマンまでを、アシュケナージ父子の程よい緊張感の中での音楽による対話が美しく、丁寧に紡いでいきます。
Paladino Music
PMRA-1009(2CD)
ベートーヴェン:チェロとピアノのための作品全集
チェロ・ソナタ第1番ヘ長調 Op.5-2/ヘンデルのオラトリオ「ユダス・マカベウス」の「見よ勇者は帰る」の主題による12の変奏曲ト長調 WoO.45/チェロ・ソナタ第2番ト短調 Op.5-2/モーツァルト歌劇「魔笛」の「娘か女か」の主題による12の変奏曲 Op.66/チェロ・ソナタ第3番イ長調 Op.69/モーツァルト歌劇「魔笛」の「恋を知る男たちは」の主題による7つの変奏曲変ホ長調 WoO.46/チェロ・ソナタ第4番ハ長調 Op.102-1/チェロ・ソナタ第5番ニ長調 Op.102-2
マルティ・ルンメル(Vc)、
ゲルダ・グッテンベルク(P)

録音:2004年10月27日−28日&2006年3月4日−5日、ブルックナーハウス(リンツ、オーストリア)
20世紀イギリスの大チェリスト、ウィリアム・プリースの高弟であり、パラディーノ・レーベル(Paladino)のオーナーとしても大活躍しているオーストリアのチェリスト、マルティン・ルンメルによるベートーヴェンのチェロ・ソナタ全集。チェロ・ソナタだけでなく変奏曲までを網羅しているルンメルのベートーヴェンは、雄弁で堂々、そして奥深さを感じさせてくれる秀演です。
Paladino Music
PMRA-1010(1CD)
スカルラッティ:「ギター版」鍵盤楽器のためのソナタ集(ギター編曲:ヴォルフガンク・レンドレ&アルベルト・メシルカ)
ソナタ ニ短調 K.1/ソナタ ニ短調 K.34/ソナタ イ長調 K.74/ソナタニ短調 K.77//ソナタ ロ短調 K.87/ソナタ ト長調 K.14/ソナタ イ短調 K.109/ソナタ ト長調 K.146/ソナタ イ長調 K.208/ソナタ ヘ短調 K.239/ソナタ イ長調 K.322/ソナタ ロ短調 K.376/ソナタ ロ短調 K.377/ソナタ ホ長調 K.380/ソナタ ヘ短調 K.466/ソナタ ニ長調 K.491
アルベルト・メシルカ(G)

録音:2007年4月、ミラノ
1984年、イタリア出身のアルベルト・メシルカは、ヴェネトのカステルフランコ音楽院、カッセル音楽院などで研鑽を積み、デンマークのオールボーやオランダのエンスヘーデ、ハンガリーのエンチュでの音楽祭でヤング・アーティスト・オヴ・ザ・イヤーに選ばれるなど、将来を嘱望されているギタリスト。メシルカが奏でるスカルラッティの鍵盤ソナタのギター編曲版は、1台のギターが醸し出す陰陽のコントラストが美しく、どことなく地中海の風景を連想させてくれる魅力的なアルバムです。

大指揮者ロジェストヴェンスキーが最晩年に読響と残した超名演!!
あのシャルク版ブルックナー5番をはじめとした、ロジェストヴェンスキー&読響の伝説の名ライヴがCD化!2018年に惜しくも世を去ったロシアの巨匠が日本の聴衆に贈った超名演、3タイトル同時発売。録音もたいへん素晴らしく、演奏の魅力を十二分に伝えてくれます!

Altus
ALT-411(1CD)
読響・第568回定期演奏会
ブルックナー
:交響曲第5番(シャルク版)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指)
読売日本SO

録音:2017年5月19日/東京芸術劇場(ライヴ)
もともと指揮する予定だったスクロヴァチェフスキが2月に世を去ったため、代役指揮者での演奏となったブルックナー5番。何と「ロジェストヴェンスキー」 が「シャルク版」で演奏する、ということになりとんでもない話題となった公演です。バンダを用い拡張された音楽がこれでもかと空間を満たす、歴史に残る超名演。 まさに唯一無二、空前絶後の音響をとくとご堪能ください! ロジェストヴェンスキーのブルックナーと言えば、様々な版を網羅したソビエト国立文化省SOとの全集がありますが、5番に関しては原典版を基本とし て一部シャルク版を採り入れた折衷版を使用していました。ゆえに堂々と「シャルク版」と銘打っての録音は初となります。そして演奏は期待をはるかに上回る素 晴らしさと巨大さ。その足取りはひとつひとつの響きを慈しむかのような悠々たるもので、管弦楽のバランス処理も見事。ブルックナーの美しい音楽にどっぷりと 浸れます。フィナーレのクライマックスで鳴り響くバンダを伴う大音響は幸福の極み。長い道のりのすべてが報われ、感動が押し寄せてくる最強のコーダです。 解説書は金子健志氏が執筆。演奏会プログラムに掲載した文章にさらに手を加え、シャルク版の説明はもちろん、当日の演奏についても詳細に記述されています。 ロジェストヴェンスキーはシャルク版を用いながらも細かな所で独自のアイデアを採用していたため、そのあたりの指摘も興味深いです。 (Ki)

Altus
ALT-412(1CD)
読響・第562回定期演奏会
ショスタコーヴィチ
:交響曲第10番ホ短調Op.93
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指)
読売日本SO

録音:2016年9月26日/サントリーホール(ライヴ)
泣く子も黙るロジェヴェンのショスタコ!ソ連時代の名演を思い出させつつも、晩年の境地をおおいに感じさせる音造りとなっており圧巻の演奏です。★第1楽章の静寂からして心をつかみます。過度な色付けを避けることによって、言いようのない寂しさが支配する世界を描き出すロジェストヴェンスキー。や がて旋律が動き出し音楽が激しい展開を見せると、まずは有無を言わさぬ巨大な演奏に驚かされますが、しかし同時に旋律それぞれの持つフレーズやリズムが生 き生きと伝わってくる見通しの良い音響であることにも気づかされます。これこそロジェストヴェンスキーならではの面白さで、様々な意味を内包するショスタコー ヴィチの音楽をあらゆる角度から磨き上げた演奏と言えます。全体的にテンポは遅めで、第2楽章はズッシリと重厚な演奏です。一見、明るくあっけらかんとし たフィナーレも入念に構築されており、キラキラとした響きにあふれながらもショスタコーヴィチの深淵を覗くような終結部は唯一無二の説得力と深みを持ってい ます。 解説書には坂入健司郎氏の書き下ろし原稿を掲載。指揮者の目線から見た当日の演奏の感想も含め、ロジェストヴェンスキー愛にあふれる文章となっています。 (Ki)

Altus
ALT-413(2CD)
読響・第191回日曜マチネーシリーズ
チャイコフスキー
:三大バレエ名曲選
[CD1]
『白鳥の湖』〜序奏/ワルツ/4羽の白鳥の踊り/ハンガリーの踊り/スペインの踊り/フィナーレ
『眠りの森の美女』〜ワルツ/パノラマ/アダージョ
[CD2]
『くるみ割り人形』第2幕
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指)
読売日本SO

録音:2016年9月25日/東京芸術劇場(ライヴ)
親しみやすい名曲コンサートに留まらない、驚くほど感動的な大演奏。包容力のある響きで迫力がありながら、美しく細やかな表情も見せます。壮大な音響絵 巻となって展開し聴く者の心を激しく揺さぶる、ロジェヴェン流の選曲で魅せる涙の名演!バレエ音楽を魅力的に演奏する魔術師、といったイメージのあるロジェストヴェンスキー。彼はそもそもボリショイ劇場で『くるみ割り人形』を振ってデビュー した指揮者であり、チャイコフスキーのバレエは十八番のレパートリーと言えます。その表現力はまさに舌を巻くレベルで、歌い上げるメロディがどこまでも美し いのはもちろん、悲しみと喜びが手を取り合い踊っているような感情の多彩さに耳を奪われます。儚い夢のような幻想性と現実の生々しい感覚が平然と同居した 世界はロジェストヴェンスキー最晩年の境地。オケのバランスも考え抜かれシンフォニックな充実ぶりが目覚ましく、この上なく贅沢な音楽を聴いているという幸 福感で心が満たされます。 解説書には許光俊氏の書き下ろし原稿を掲載。あまりの強烈さに客席で呆然とした、という当日の演奏を振り返っており、読み手にもその稀有な空気感を伝え てくれます。 (Ki)

Cala Signum始動!
「ロンドン・チェロ・サウンド」が新装再発売!
オーストラリアの指揮者ジェフリー・サイモンが設立し、その独創性溢れるプログラムとハイ・クオリティなサウンドで根強い人気を博してきたイギリスのCala Recordsが、Signum Classicsとの共同製作による新レーベル「Cala Signum」として新たにスタートします。「ロンドン・サウンド・シリーズ」や「ニューヨーク・フィルの首席奏者シリーズ」、「ストコフスキ協会シリーズ」などの人気シリーズを含め、Calaの豊富なカタログを彩ってきた名録音(旧譜)と新録音は、今後Cala Signumより順次発売予定となります。Cala Signumの今後にご期待ください!
※オリジナルのCalaは完売次第、順次廃盤となります。レーベル倉庫にもすでに在庫は僅かとなっている模様です。
Cala Signum
SIGCD-2007(1CD)
ロンドン・チェロ・サウンド
サン=サーンス(バルコム編):白鳥(動物の謝肉祭より)
ラフマニノフ(バルコム編):ヴォカリーズ
カザルス:チェロ・オーケストラのためのサルダーナ
リチャード・バルコム:グリーンスリーヴス組曲
バーンスタイン(バルコム編):トゥナイト(「ウェストサイド物語」より)
ジェフリー・サイモン(指)、
ロンドン4大オーケストラの40人のチェロ奏者たち〔LPO、ロイヤルPO、BBC響、フィルハーモニアOから〕

録音:1993年1月18日&4月2日、オール・ハロウズ教会(ロンドン)
※収録時間:約23分
ジェフリー・サイモンがロンドンのメジャー・オーケストラの名手たちを集めて指揮した超人気シリーズ「ロンドン・サウンド・シリーズ」。シリーズ第1弾となった「ロンドン・チェロ・サウンド」が新装再発売。サン=サーンスの「白鳥」、ラフマニノフの「ヴォカリーズ」、バーンスタインの「トゥナイト」などの永遠の名ナンバーがゴージャスなチェロ・オーケストラで蘇ります。
Cala Signum
SIGCD-2163(1CD)
サン=サーンス:レクイエム、他
歌劇 「黄色の姫君」 序曲
レクイエム ハ短調 Op.54
交響曲第3番「オルガン付き」
ジェフリー・サイモン(指)LPO
ハーロウ&イースト・ロンドンcho
ティヌケ・オラフィミハン(S)、
キャスリン・ウィン=ロジャース(A)、
アンソニー・ローデン(T)、
サイモン・カークブライド(Bs)、
ジェームズ・オドンネル(Org)

録音:1993年1月&4月、オール・ハロウズ教会(ロンドン)
ェフリー・サイモン&ロンドン・フィルによるサン=サーンスの名録音2タイトルがCala Signumよりリマスタリングされて新装再発売!
知られざるサン=サーンスの名作「レクイエム」と超有名曲「交響曲第3番「オルガン付き」」をカップリング。オルガン・ソロは、ウェストミンスター寺院のオルガニスト&音楽監督を務める名手ジェームズ・オドンネルです。
Cala Signum
SIGCD-2162(1CD)
サン=サーンス〜アフリカ
ピアノと管弦楽のための幻想曲 「アフリカ」 Op.89
劇音楽 「パリザティス」より エアーとバレエ
ホタ・アラゴネーサ Op.64
大幻想曲 「サムソンとデリラ」(ルイジーニ編)
フルート、クラリネットと管弦楽のための「タランテラ」 Op.6
サラバンドとリゴードン Op.93/死の舞踏(歌曲版) Op.40
フランス軍隊行進曲(アルジェリア組曲 Op.60より)
ミューズと詩人たち Op.132
歌劇 「アスカニオ」より バレエと終曲
ジェフリー・サイモン(指)LPO
グウェンドリン・モク(P)、
スーザン・ミラン(Fl)、
ジェームズ・キャンベル(Cl)、
ティナ・グルーエンバーグ(Vn)、
アンソニー・ローデン(T)、
ステファニー・チェイス(Vn)、
ロバート・トルーマン(Vc)

録音:1993年1月&4月、オール・ハロウズ教会(ロンドン)
ピアノと管弦楽がフル稼働する「アフリカ幻想曲」やフルートとクラリネット妙技を堪能できる「タランテラ」、テノール独唱を必要とする「死の舞踏」の原典版など滅多にお目にかかれないサン=サーンスのレパートリーが満載。スーザン・ミラン、ステファニー・チェイス、ロバート・トルーマンらの名手たちのソロにも注目。
Cala Signum
SIGCD-2092(1CD)
ドビュッシー:管弦楽編曲集〜沈める寺
沈める寺(前奏曲集第1巻より(ストコフスキ編)
喜びの島 (モリナーリ編)
2つのアラベスク(ムートン編)
海 L.111
ヒースの草むら(前奏曲集第2巻より/グレインジャー編)
スティリー風タランテラ(ラヴェル編)
子供の領分(カプレ編)
ジェフリー・サイモン(指)、
フィルハーモニアO

録音:1990年1月、セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会(ロンドン)
ジェフリー・サイモン&フィルハーモニア管によるドビュッシーの名録音2タイトルもCala Signumよりリマスタリングされて新装再発売!Cala最初期の録音の1つ。ストコフスキ、ラヴェル、グレインジャーらが編曲した珍しいオーケストラ版ドビュッシーを集めたアルバムとして話題となった録音です。
Cala Signum
SIGCD-2093(1CD)
ドビュッシー:管弦楽編曲集〜グラナダの夕べ
グラナダの夕べ(版画より/ストコフスキ編)
月の光(ベルガマスク組曲より/カプレ編)
パコダ(版画より/グレインジャー編)
亜麻色の髪の乙女(前奏曲集第1巻より/グライヒマン編)
夜想曲 L.98
クラリネットと管弦楽のための第1狂詩曲
小組曲(ビュセル編)
ジェフリー・サイモン(指)
フィルハーモニアO

録音:1990年1月、セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会(ロンドン)
珍しいオーケストラ版ドビュッシーを集めたアルバム第2弾。「月の光」、「亜麻色の髪の乙女」、「グラナダの夕べ」などの名曲が豪華なオーケストラ・サウンドで蘇ります。

ニッポン放送開局65周年記念〜伝説の名演シリーズ
日本を代表するラジオ局ニッポン放送は1954年開局で、2019年が65周年にあたります。開局以来クラシック音楽にも熱心で、1955年から2005 年まで「新日鉄コンサート」(1970年まではフジセイテツ・コンサート)を毎週放送、音楽ファンから支持を受けていました。既成のレコードを放 送する番組ではなく、内外の名演奏家の実演を公開収録する趣旨だったため、貴重音源が多数残されています。 それらを厳選のうえCD化するシリーズ開始となります。ほとんどが初めて日の目を見るどころか、存在さえ知られていなかったものばかり。今後、 驚きのラインナップをご期待ください。
*古い音源を使用しているため、テープ劣化によるお聴き苦しい点もございます。予めご了承下さい。
■田中希代子・幻の音源  
田中希代子(1932−1996)は輝かしい栄光と壮絶なる悲劇のピアニスト。1950年18歳で敗戦国の焦土から単身欧州に渡りパリ音楽院に 入学、5年後日本人として初めてショパン・コンクール入賞という快挙を成し遂げ、ヨーロッパで華々しい活躍をみせながらも12年後には膠原病 という不治の病で演奏生命を絶たれてしまいました。その軌跡を紹介すべく、没後10周年記念CDとして2006年にキングレコードより発売された 「田中希代子〜東洋の奇蹟」は各方面で反響を呼びました。 「戦後日本が生んだ最大の天才女性ピアニスト」とまで称賛された田中希代子の遺された数少ない音源を探し求める人は、いまも後を絶ちません。 これまで世に出た演奏は「戦慄が走る」「異常な興奮が甦る」と多くの方々から絶賛の嵐で迎えられました。 出つくしたと思われていた田中希代子の新たな音源が、ニッポン放送に残っていました。それも彼女がいちばん輝いていた1964年帰国時の公開録音で、他で聴くことのできないレパートリーが多いのも大歓迎。とんでもない幻の音源の出現と申せましょう。

King International
KKC-2501(1CD)
(1)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番「熱情」
(2)シューマン:クライスレリアーナOp.16(第3曲なし)
田中希代子(P)

録音:1964年12月7日/東京文化会館(ステレオ・ライヴ)
激しいパッションと力強い表現を魅力とした田中希代子にとり、ベート−ヴェンの「熱情ソナタ」はまさにうってつけの演目。明快な打鍵、物凄いエネルギーの放出による推進力に満ちた演奏で、聴き手を一瞬たりとも離さない魔力が独特。「クライスレリアーナ」も狂気と沈潜の振幅が極端なまでに大きく、誰にも真似の出来ないものとなっています。放送時間の都合で第3曲がカットされています。 (Ki)

King International
KKC-2502(1CD)
(1)ショパン:24の前奏曲Op.28
(2)同:ノクターンホ長調Op.62の2
(3)同:幻想即興曲Op.66
田中希代子(P)

録音:1964年6月2日都市センターホール(ステレオ・ライヴ)(3)、他は録音年月日不詳
田中希代子のショパンの「24の前奏曲」は、ポーランドで行なったコンサートのライヴがかつてリリースされていましたが、これは同年に東京で行なった初出ライヴ。こちらも得意曲だっただけに、その説得力と語り口の巧さに聴き惚れます。「幻想即興曲」のみ、2004年にリリースされたCD「新日鉄コンサートArchive」に収録されていました。 (Ki)

King International
KKC-2503(1CD)
(1)ショパン:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35「葬送」
(2)ショパン:バラード第1番ト短調Op.23
(3)ハイドン:ピアノ・ソナタ第46番変イ長調
田中希代子(P)

録音:1964年6月22都市センターホール(ステレオ・ライヴ)(2)、他は録音年月日不詳
これは奇跡! 田中希代子の「葬送ソナタ」と「バラード第1番」の演奏が残っていました。これがどちらも凄まじいのひとことに尽きるもので、まさに「戦慄が走る」という表現がぴったり。緊張感とボルテージの高さはもちろんながら、静かに歌う部分の美しさも絶品。一転ハイドンの古典的な均整美からこぼれる音楽の愉悦感も最高です。

King International
KKC-2504(1CD)
(1)モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番イ長調K.331「トルコ行進曲つき」
(2)スカルラッティ:ソナタヘ長調K.445(L.385)
(3)同:ソナタ変ホ長調K.193(L.142)
(4)同:ソナタ変ロ長調K.551(L.396)
(5)同:ソナタ変ロ長調K.544(L.497)
(6)同:ソナタト長調K.146(L.349)
(7)同:ソナタニ長調K.96(L.465)
+田中希代子の語り
田中希代子(P)

録音:1964年6月2日(1)、22日(2)-(7)/都市センターホール(ステレオ・ライヴ)
田中希代子はスカルラッティを得意としていたとされますが、ついに実際の音で堪能できます。6篇が選ばれていますが、いずれも生き生きとした音楽作りが輝く快演。どの曲にも大きな物語性を感じます。モーツァルトの「トルコ行進曲つきソナタ」は1960年にキングレコードのスタジオ録音がありますが、こちらはその4年後のライヴ。端正ながら独自の歌い回しがさすがです。 (Ki)

最新リマスター!!
ムラヴィンスキー&レニングラード・フィルの至芸
PROFILレーベルの貴重音源をALTUSが最新リマスターで国内盤化。丁寧な音造りでムラヴィンスキーの至芸を堪能できる保存盤です。

Altus

PALT-008(1CD)
ベルリオーズ:幻想交響曲*
ビゼー:歌劇『カルメン』より 3つの間奏曲
ビゼー:『アルルの女』より『ファランドール』
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラードPO

録音:1960年2月(ライヴ)*、1946年11月23日
『幻想交響曲』はロシアン・ディスクなどでも出ていた有名なライヴ録音。全曲盤としてはこれが唯一の『幻想』録音です。完璧に統率されたレニングラード・フィ ルの演奏は、単に鳴りの良い演奏を軽々と通り越して恐ろしいまでに切迫した音楽として有無を言わさず響き渡ります。常に張りつめた緊張感が空間を支配し心 が休まることはなく、時に逃げ出したくなるほどの厳しさ。「断頭台への行進」でテンポを揺らしつつうねりまくる旋律の壮絶さは一度聴いたら忘れられません。カッ プリングのビゼーでは怒涛の『ファランドール』がとにかく必聴です。 (Ki)

Altus
PALT-009(1CD)
R・シュトラウス:アルプス交響曲 エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラードPO

録音:1962年4月21日(ライヴ)
ムラヴィンスキー&レニングラード・フィルと実は相性ピッタリな『アルプス交響曲』。ムラヴィンスキーにとって唯一の録音ですが、同曲のあらゆる録音の中で もトップクラスの超名演として語り継がれてきた世紀のライヴです。細部まで眼を光らせ彫琢を施しながらも実に気宇壮大。ムラヴィンスキー底なしの創造力に打 たれます。R.シュトラウスの緻密で職人的な管弦楽法を完璧に音楽化し、鍛え上げたオーケストラの響きを武器に驚異的なダイナミクスの広さで登山風景を描い た、緊張感あふれる凄まじい演奏です。「雷雨と嵐、下山」の凄惨なまでのインパクトは空前絶後と言えましょう。 (Ki)

Altus
PALT-010(1CD)
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番
クリュズネル:ヴァイオリン協奏曲*
ダヴィド・オイストラフ(Vn)
ミハイル・ヴァイマン(Vn)*
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラードPO

録音:1956年11月30日、1957年3月20日(ライヴ)*
ムラヴィンスキーにとって重要なレパートリーである同時代のロシア作品。2曲とも初演メンバーによる録音です。オイストラフのショスタコーヴィチ1番は9 種録音があり、ムラヴィンスキーとの共演は3種。ここに収められた演奏は初演の約1年後にセッション録音されたもので、最高の出来とされる名録音です。指 揮者とソリストが互いの力を限界まで引き出し音楽を構築していく、凄みに満ちた一騎打ちがとくと味わえます。一方クリュズネルはPROFILが発掘したこれま で存在の知られていなかった音源。ロマン派の香りを纏った協奏曲で、この録音が初演時のもの。ヴァイオリンのミハイル・ヴァイマンは潮田益子や前橋汀子の 師でもある名匠で貴重な録音です。 (Ki)

H.M.FCamerata Obscura(暗室)シリーズ
ハルモニアムンディの旧譜(主にバロック音楽)を、アルルの国立写真学校とコラボレーションし、新しい写真を使用したジャケットイメージでお届けするシリーズ。
HMM-937213(1CD)
悪魔のトリル〜タルティーニ:ヴァイオリン作品集
(1)ヴァイオリン・ソナタ ト短調「悪魔のトリル」 
(2)「運弓法(コレッリの作品5からのガヴォットによる50の変奏曲)」より(10曲) 
(3)ヴァイオリン・ソナタ イ短調 
(4)スコルダトゥーラ・ヴァイオリンのためのパストラーレ
アンドルー・マンゼ(Vn)

録音:1997年5月27‐30日、カリフォルニア
指揮者としても活躍しているバロック・ヴァイオリンの鬼才アンドルー・マンゼが、「妖気」としか言いようがないオーラを放しつつタルティーニに挑んだ 名盤。夢枕に立った悪魔の弾くヴァイオリンをもとに作曲したという伝説で有名な「悪魔のトリル」は、17世紀の偉大なヴァイオリンのヴィルトゥオーゾ奏者に して作曲家、教師であたタルティーニの最高傑作。マンゼはこの作品を録音するにあたり、手稿譜、および初版を徹底的に精査し、いわば「マンゼ版」の楽譜 をもって演奏しています。さらに、タルティーニが意図したとおり、通奏低音(伴奏)も一切なし、文字通りヴァイオリン一本で演奏しています。世界中で絶賛さ れたベストセラー CDです。
HMM-932061(1CD)
(1)ルベル:四大元素 
(2)ヴィヴァルディ:四季
ミドリ・ザイラー(Vnソロ)、
ベルリン古楽アカデミー
録音:2009年9月(ベルリン、テルデックス・スタジオ)
生々しい「感触」「手触り」に満ちたルベルとヴィヴァルディ。 ルベル作品冒頭の「カオス」の不況和音は、耳と心にざらざらとした感触を与えますが、決して不快ではないところが、さすがベルリン古楽アカデミー。一気に 世界に引き込まれます。ヴィヴァルディの「四季」も、「夏」の嵐も、弦楽器の弓が弦にひっかかる感触、ミドリ・ザイラーのソロは、まるでロックかと思うよう な印象。アンサンブルが刻むリズムも、単に激しいだけでなく、打ち付ける雨粒、足元からずぶぬれになるような 錯覚をおぼえるようです。美しい風景画ではなく、どこまでもリアルな感触の「四季」をご堪能ください。 (Ki)
HMM-931462(1CD)
パーセル:アンセム集〜「メアリー女王の葬送の音楽」
「主にありて喜べ」「主よ、われらが罪を思い出したもうなかれ」
「シオンのラッパを吹き鳴らせ」「わが祈りを聞きたまえ」 他
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)
コレギウム・ヴォカーレ
録音:1993年1月
ヘレヴェッヘの真骨頂、陶器のようななめらかな音運びで葬送のための音楽が紡がれていきます。 
HMM- 931045(1CD)
モンドンヴィル:声またはヴァイオリン付きのクラヴサン曲集Op.5 ウィリアム・クリスティ(Cemb)
ユディット・ネルソン(S)
スタンリー・リッチー(Vn)
録音:1980年1月
1752年から1762年にかけて、コンセール・スピリチュエルの音楽監督を務めたモンドンヴィルは、当時のパリにおける最重要作曲家の一人でした。規模の 大きな「グラン・モテ」の作曲と演奏で一躍当時の音楽会の話題をさらったことで知られますが、彼の重要な足跡は室内楽にあります。その一つが、ここに収め られている「声またはヴァイオリン付きのクラヴサン曲集」。題名が示すとおり、奏者は、声かヴァイオリンのいずれかを選択できますが、一曲だけ声とヴァイオ リンの両方が必要なものがあります。どの楽章も独創性に溢れたテクスチュアで書かれており、後のモーツァルトやベートーヴェンが歩むこととなるソナタ形式の 礎となっているといわれています。 (Ki)

TOCCATA NEXT
「知られざる作品」の録音にこだわるTOCCATAレーベルの新シリーズ。これまでのアルバムは一人の作曲家の作品を収録してきましたが、この「TOCCATA NEXT」は地域、歴史、様式など多彩なテーマに基づき、様々な作品を集めています。民族音楽やJAZZ風の作品まで、親しみやすく興味深い音楽が楽しめます。
TOCCATA
TOCN-0001(1CD)
NX-B03
アレヤンドロ・バスルト(1984-):
バスルト/マルケス:声楽と管弦楽作品集


アレヤンドロ・バスルト(1984-):Pequena Serenata Ranchera
 Jig Variations ジグ・バリエーション
アルトゥーロ・マルケス(1950-):Dibujos sobre un Puerto プレルトリコのホテル
 Mascaras 仮面
デイヴィッド・カーティス(指)
シェイクスピア・シンフォニア
モーガン・シマンスキ(G)
ジェミー・マクドゥーガル(T)
ガブリエラ・ダッローリオ(Hp)

録音:2018年6月10-12日Saint Jude-on-the-Hill, Hampstead Garden Suburb, London,UK
世界初録音
1943年に「イギリスとメキシコの関係強化」を目的として設立されたアングロメキシコ財団。70年以上に渡り、文化的 イベントを通じて両国の交流を図ってきました。設立75周年となる2018年に企画されたこのアルバムは、メキシコの2 人の現代作曲家の作品をイギリスで演奏するというまさに2つの国のかけはしとなるもの。なかでも、パスルトの「ジグ・バ リエーション」はシェークスピア時代のストーリーが根底に置かれた古典的な主題を、ギターと室内合奏で展開していくと いう作品で、イギリスとメキシコの文化がうまく融合した曲です。情熱的なテノールの歌唱が素晴らしい「プエルトリコのホ テル」も聴きものです。
TOCCATA
TOCN-0002(1CD)
NX-B03
エストニアの呪文 1
タウノ・アインツ:Vista むちうち-エレクトリック・ギターと混声合唱のための協奏曲(2013)
スヴェン・グリュンベルク:Kas ma Sind leian? 私はあなたを見つけようか?-室内合唱と7弦エレクトリックギターのための(2016)
ロベルト・ユルヘンダル:See oo oli pikk 夜は長かった-室内合唱と3台のエレクトリック・ギターのための(2013)
ラウル・ソート:Vaikusestki vaiksem 沈黙よりも静かな-室内合唱と2台のギターのための(2013)
アインツ:…teid taname あなたに感謝します…-混声合唱と即興のための(2013)
マルジ・ナイマン(G)…・1-2.6
アンドレ・マーカー(7弦エレクトリックギター)…3.6
ウィークエンド・ギター・トリオ…4.6
アイン・エイガン(フレットレス・ギター)…5.6
ポール・ダニエル(エレクトリック・ギター)…5.6
アンニカ・レームス(ヴォーカル)…5
エストニア・フィルハーモニー室内合唱団
カスパールス・プトニンス(指) 他

録音:2016年12月5-8日United Methodist Church in Tallinn
世界初録音
現代のエストニアにおける代表的な4人の作曲家たちの新作を収録。エストニアのお家芸である合唱をメインに、エレク トリック・ギターや弦楽器を配し、ユニークで独創的な音楽を創り上げています。声とギターが織りなすサウンドが魅惑的 なアインツの「Vista」、瞑想的なソートの「Vaikusestki vaiksem」など多彩な作品を楽しめます。
TOCCATA
TOCN-0003(1CD)
NX-B03
トロンボーンとシンフォニック・ウィンド・アンサンブルのための4つの協奏曲
ヤン・ヴァンデルロースト(1956-):コントラスツ(2016)
ソーレン・ヒルドガード(1962-12018):Rapsodia Borealis ラプソディア・ボレアリス(2002)
ジェームズ・スティーヴンソン:コンチェルト・ブラジリアーノ(2006)
ナイジェル・クラーク(1960-):Outrageous Fortune 思いがけない幸運(交響曲 第2番)(2016)
ブレット・ベイカー(Tb)
ナタリー・グレイディ(声優)
ミドル・テネシー州立大学ウィンド・アンサンブル
リード・トーマス(指)

録音:2016年3月3日。2016年9月14日。2018年2月7日、2018年10月10日
世界初録音
ヴァンデルローストやナイジェル・クラークといったブラスバンド界隈で有名な作曲家を含む4人の現代作曲家によるトロン ボーンをフィーチャーした協奏曲集。賑やかなヒルドガードとスティーヴンソン、緊迫感のある朗読が曲を盛り上げるクラー ク、タイトル通り第1部と第2部の対比が見事なヴァンデルローストと、作品ごとに多彩な表情が楽しめます。
TOCCATA
TOCN-0004(1CD)
NX-B03
スカンジナヴィアとエストニアの民謡集
グンナー・イーデンスタム/エリック・リドヴォール:ノーザン・ダンス
伝承曲:Springar after Solve Knut
アルネ・モデーン:教会の行進曲
エストニアのコラール:Ma kiitlen ykspainis ある男を讃えて
イーデンスタム:マリアのウェディング・ワルツ
エストニアのコラール:Oh Kristus valgus oled saa キリストの光を受けることができる
伝承曲:Polska in D after Sven Donat スヴェン・ドナートによるポルスカ ニ長調
イーデンスタム/リドヴォール:ノーザン・ストーリーズ
伝承曲:Ockelbogubbarnas favorit Polska from Gastrikland
伝承曲:Polska in A minor from the Sexdrega Collection
伝承曲:Polska in A minor after Karl Lindblad
伝承曲:Storhurven
伝承曲:Polska from Ostra Ryd after Anders Larsson
アレ・メラー:Svanen 白鳥
伝承曲:Polska from Are after Lapp-Nils
伝承曲:Storebraten: Polska after Olav Vestenfor
伝承曲:Polones in G major from Andreas Hook´s collection
伝承曲:March after Hans Brimi
イーデンスタム/リドヴォール:ノーザン・ベル
グンナー・イーデンスタム(Org…クリスティアンサンド大聖堂)
エリック・リドヴォール(ニッケルハルパ)

録音:2018年1月29-30日
世界初録音
ノルウェーとスウェーデンの伝承曲、エストニアのコラール、即興演奏…など様々な音楽の集まり。これらをオルガンとニッ ケルハルパ(スウェーデンの民族楽器。弓で演奏する撥弦楽器で、弓はタンジェントというキーで操作する)という珍しい 組み合わせで演奏する興味深いアルバム。演奏しているのはオルガニスト、イーデンスタムとニッケルハルパ奏者リド ヴォール。素朴な民謡での簡素で美しい響きと即興でのリズミカルで迫力ある響きのコントラストが印象的で、楽器の 魅力も存分に味わえます。

カラヤン&ベルリン・フィル 1966年来日公演 Vol.2

King International
KKC-2184(1CD)
カラヤン&BPO/来日公演/札幌
シューベルト:交響曲第8番「未完成」
ブラームス:交響曲第2番ニ長調Op.73
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
BPO

録音:1966年4月19日札幌市民会館(ステレオ・ライヴ)
東京でベートーヴェンの交響曲連続演奏会を終えたカラヤンとベルリン・フィルは仙台、北海道を回りました。後にも先にもただ一度きりの両者による その札幌公演の音がステレオで残されていました。曲はカラヤン十八番のシューベルトの「未完成」とブラームスの交響曲第2番。「未完成」では弱音の 緊張感と雄弁さに脱帽、ブラームスは低い重心のドイツ的な響きから、フィナーレの高らかな盛り上がりまでカラヤンの演出の魔術に酔わされます。当時 の北海道の音楽ファンの興奮ぶりもリアルに伝わってくる貴重な記録です。 (Ki)

King International
KKC-2185(1CD)
カラヤン&BPO/来日公演/岡山
ドヴォルザーク:交響曲第8番ト長調Op.88
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
 交響詩「海」
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
BPO

録音:1966年4月24日岡山市民会館(ステレオ・ライヴ)
カラヤンとベルリン・フィルは1966年4月24日に岡山で演奏会を行ないましたが、実業家の大倉總一郎氏の強い希望で実現したとされます。当日 の演目は得意としたドヴォルザークの交響曲第8番と、ベルリン・フィルの精妙なアンサンブルが神業的なドビュッシー。ドヴォルザークは変幻自在で、 第3楽章の語り口の巧さは絶品。誰もが引きこまれてしまいます。 (Ki)

King International
KKC-2186(1CD)
カラヤン&BPO/来日公演/松山、福岡
バッハ:ブランデンブルク協奏曲第6番変ロ長調BWV1051
(ラームス:ハイドンの主題による変奏曲Op.56a
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
BPO

録音:1966年4月26日松山市民会館、4月28日福岡市民会館* (ステレオ・ライヴ)
カラヤンとベルリン・フィルは1966年の来日公演の際、バッハのブランデンブルク協奏曲第6番を披露しましたが、ヴィオラ以下の中低弦楽器のみの 地味な音色ながら、むしろベルリン・フィルの均一な音色によりひとつの楽器のようでありながら、半拍ずつ遅れるカノンにより不思議な音響世界を作り 出しています。カラヤンのチェンバロも貴重。ブラームスとドヴォルザークもカラヤンの魔術にあふれた凄すぎる演奏。「新世界」は終始堂々と大きな音楽で、 曲の素晴らしさをあらためて実感できます。

King International
KKC-2187(1CD)
カラヤン&BPO/来日公演/東京(千秋楽)
モーツァルト:ディヴェルティメント第15番変ロ長調K.287
R・シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
BPO

録音:1966年5月3日/東京文化会館(ステレオ・ライヴ)
カラヤン&ベルリン・フィル1966年日本ツアーは5月3日の東京文化会館公演で千秋楽となりました。その時の録音が当ディスク。弦楽とホルンの みのモーツァルトのディヴェルティメント第15番と、大編成のオーケストラによるR・シュトラウスの「英雄の生涯」。ことに「英雄の生涯」はツ アー最後とあって白熱し、稀代の名演と伝説になりました。コンサートマスターのシュヴァルベのソロも見事で、ベルリン・フィルの名人芸満載で、長大な 作品を息もつかせずに聴き通させてくれます。

ザ・シックスティーン結成40周年記念!
ザ・シックスティーン"は、1979年にハリー・クリストファーズによって設立され、2019年に結成40周年を迎えるヴォーカル・アンサンブル。ルネサンスからバロック、ロマン派、そして近現代までの幅広いレパートリー、小編成からオーケストラを伴う大規模な作品まで多様なスタイルの音楽を最上級のパフォーマンスで表現し、英国が誇る合唱界の至宝として世界中で人気を博しています。
ザ・シックスティーンの結成40周年を記念して、自主レーベルCoroに録音してきた名盤から厳選した40トラックを収録したコレクション・アルバムがリリースされます。
CORO
COR-16172(2CD)
2019年12月31日まで
期間限定特価

ザ・シックスティーン 40周年記念コレクション
ヘンデル:あなたの名前は何とすばらしいことでしょう(オラトリオ 「サウル」 HWV.53より)
マクミラン:イザヤは預言し(ストラスクライドのモテット集より)
パレストリーナ:わが愛する者よ、立って(「ソロモンの雅歌」 より)
ビクトリア:おお、主イエス・キリストよ
パーセル:思いたもうな, 主よ Z.50
アレグリ
:ミゼレーレ − その進化
モンテヴェルディ:神よ、みこころならばわたしをお救いください(聖母マリアの夕べの祈り SV.206より)
メルガス:サルヴェ・レジナ(ようこそ天の女王)
タヴナー:神の御母の永眠への讃歌
ペルト:鹿の叫び
ピアサル:花輪を飾れ
タリス:おお、光より生まれし光
バード:今日こそ主の御業の日
ハリス:われらにもたらしたまえ、おお主なる神よ
ヘンデル:汝の御手は強くあれ(戴冠式アンセム 「汝の御手は強くあれ」HWV.259より)
シェパード:あなたの御手に委ねますT
パーソンズ:アヴェ・マリア
プラマー:すべてが美しいお方
フォーレ:サンクトゥス(レクイエムより)
バッハ:主なる神は日なり、楯なり(カンタータ第79番より)
ストラヴィンスキー:主よ、わたしの祈りを聞き(詩篇交響曲より)
マルタン:サンクトゥス&ベネディクトゥス(二重合唱のためのミサ曲より)
バッハ:キリエ・エレイソンU(ミサ曲ロ短調 BWV.232)
パレストリーナ:アヴェ・マリア
タリス:われらを憐れみたまえ
パーセル:シンフォニー/新しい歌を主に向かいて歌え(アンセム「新しい歌を主に向かいて歌え」Z.44より)
ヘンデル:こうして主の栄光が現わされ(オラトリオ 「メサイア」 HWV.56より)
メシアン:5つのルシャン
マクミラン:ギャラント・ウィーヴァー
ロボ:わがハープは悲しみの音に変わり
プーランク:サンクトゥス(ミサ曲ト長調 FP.89より)
モンテヴェルディ:グローリア(4声のミサ曲 SV.190より)
シュッツ:主よ、今こそあなたはあなたの僕を SWV.432
ミエルチェフスキ:祝福と光栄と
モーツァルト:主は言われた(証聖者の荘厳な晩祷 K.339より)
ブリテン:バルラロウ(おお親愛なる心 − 子守歌)(キャロルの祭典 Op.28より)
スケンプトン:囚われのアダムは横たわり
ローリゼン:おお、大いなる神秘
ブリテン:この小さな赤ん坊が (キャロルの祭典 Op.28より)
ヘンデル:あなたがたの声がひとつになり(オラトリオ「アレクサンダーの饗宴」 HWV.75より)
ザ・シックスティーン、
ハリー・クリストファーズ(指)
Coroの名録音の中からザ・シックスティーンの名唱を厳選した2枚組40トラック!すべての合唱ファンに贈る必携コレクションです!
日本限定特価! 40周年記念厳選16タイトル!
約150タイトルに及ぶCoroのカタログの中から、ザ・シックスティーンの多彩なプログラムを俯瞰できるよう選ばれた16タイトルのスペシャル・セレクション。
CORO
CORSP-4001(1CD)
ビクトリア:宗教作品集
サルヴェ・レジナ(5声)〔ようこそ天の王〕
アルマ・レデンプトリス・マーテル(5声)〔恵み深き救い主の母よ〕
すべての人よわれを祝福せよ(6声)
聖なるマリアよ/喜べ、処女マリア
ミサ「アルマ・レデンプトリス・マーテル」(8声)
賛歌「アヴェ・マリス・ステラ」〔ようこそ、海の星よ〕
第8旋法のマニフィカト
レジナ・チェリ(5声)〔天の女王〕
マリアよ、恐れるな
リタニア「祝福されしマリア」(8声
ハリー・クリストファーズ(指)、
ザ・シックスティーン

録音:2010年10月、オール・ハロウズ教会(ゴスペル・オーク、ロンドン)
2011年レコード・アカデミー賞音楽史部門賞受賞!☆没後400周年にリリースされたビクトリアの"聖母マリア"への音楽☆ザ・シックスティーンの偉大さを改めて決定付けた1枚!
CORO
CORSP-4002(1CD)
ヘンデル:戴冠式アンセム集
シバの女王の入場
戴冠式アンセム「わが心はうるわしい言葉にあふれ」HWV.261
オルガン協奏曲ヘ長調Op.4-4(原典版)
戴冠式アンセム「司祭ザドク」HWV.258
戴冠式アンセム「王は歓呼する」HWV.260
オラトリオ「イェフタ」より 序曲
オラトリオ「メサイア」HWV.56より 小羊は栄光を受けるべきもの、アーメン
ハリー・クリストファーズ(指)、
ザ・シックスティーン

録音:2008年6月、セント・ポール教会(ロンドン)
2009年英グラモフォン賞バロック・ヴォーカル部門受賞!☆同年にはグラモフォン賞"アーティスト・オヴ・ザ・イヤー"も受賞!☆ジョージ2世の戴冠式のために作曲された「戴冠式アンセム集」!
CORO
CORSP-4003(1CD)
パレストリーナVol.1〜聖母被昇天のミサ
ようこそ天の女王
マリアは天に昇らされたまいぬ
聖母被昇天のミサ(マリアは天に昇らされたまいぬ)
マリアは天に昇らされたまいぬ)
めでたし、天の女王
「ソロモンの雅歌」より わが愛する者よ, 汝すべてに美し、汝はわが心を奪いぬ、いばらの中のゆりのごとし
御身の唇より感謝の称賛が流れ出る
マリアは天に昇らされたまいぬ
めでたしマリア
ハリー・クリストファーズ(指)、
ザ・シックスティーン

録音:2011年2月、聖アルバン・ザ・マーター教会(ロンドン)
現在のザ・シックスティーンの代名詞ともなったパレストリーナ!☆記念すべき第1弾は、聖母被昇天のミサ曲!☆レコード芸術特選盤&ICMA(国際クラシック音楽賞)受賞!
CORO
CORSP-4004(1CD)
フォーレ:レクイエムOp.48
モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプスK.618、
 証聖者の荘厳な晩祷ハ長調K.339(ヴェスペレ)
ハリー・クリストファーズ(指)、
ザ・シックスティーン、
アカデミー・オヴ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ

録音:2007年8月2日、バービカン・ホール(ライヴ/ロンドン)
☆レパートリーの広さを改めて証明する機会となったフォーレの「レクイエム」ライヴ録音!アカデミー・オヴ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズと共演!
CORO
CORSP-4005(1SACD)
タリス:40声のモテット
タリス:御身よりほかにわれは(40声のモテット/ラテン語)
ギボンズ:おお、まことに忠実なるすべての心よ
バード:神よ、異邦人が御身の遺したる地に来たり
トムキンズ:汝は知らず
ギボンズ:神々の中の偉大なる神よ
トムキンズ:おお神よ、異教徒たちが来る
タリス:テ・デウム
トムキンズ:強くなれ
タリス:歌い崇めよ(40声のモテット/英語)
ハリー・クリストファーズ(指)、
ザ・シックスティーン

録音:2003年5月、オール・セインツ教会(ロンドン)
ルネサンスのポリフォニーの頂上、トマス・タリスの40声のモテット。☆ラテン語の「御身よりほかにわれは」と、英語版の「歌い崇めよ(Sing and glofify)」の2バージョン収録!☆SACDハイブリッド・マルチチャンネルで、神秘的な空間を体感!
CORO
CORSP-4006(1CD)
天の女王〜アレグリ:ミゼレーレ − その進化
アレグリ:ミゼレーレ − その進化(New Versionビラム=ウィグフィールド、クリストファーズ校訂)
パレストリーナ:キリエ、アニュス・デイT-V (「ミサ・レジナ・チェリ」より)、わが心は非難と悲惨を待ち受けた、スターバト・マーテル、わたしは自分のぶどう園を守らなかった、レジナ・チェリ・ラエターレ、あなたのほおは美しく飾られ
マクミラン:主が良いものを与えられるので、主は見ると(「ストラスクライド・モテット」より)、おお, 光り輝く夜明け、ミゼレーレ
ハリー・クリストファーズ(指)、
ザ・シックスティーン

録音:アレグリ:2012年10月、聖オールバン教会(ロンドン)
パレストリーナ(COR 16106より):2012年10月、聖オールバン教会(ロンドン)
マクミラン(COR-16096より):2011年1月、聖ジャイルズ教会(ロンドン)
教会音楽史上、最も美しく最も尊き傑作、グレゴリオ・アレグリの 「ミゼレーレ」 の新校訂版!!
CORO
CORSP-4007(1CD)
モンテヴェルディ:倫理的、宗教的な森 第2集
もろもろの国よ、主をほめたたえよ(第3)(詩篇 第117篇)/わたしは主に感謝する(第1)(詩篇 第111篇)/おお盲(めしい)し人よ/すべての人よ、喜びの声をあげよ/ 「4声の無伴奏ミサ曲」より「キリエ」、「グローリア」/神よ、あなたの兵士たちの(第2)/ 「4声の無伴奏ミサ曲」より「クレド」/殉教者たちが得た名高き喜びを(第1)/「4声の無伴奏ミサ曲」より「サンクトゥス」、「ベネディクトゥス」、「アニュス・デイ」/十字架にかけられ/その聖所で神をほめたたえよ(詩篇 第150篇)/かくて再び来たもう/いにしえ、わたしは立てられた(箴言 第8章:23-31)/主は言われる(第1)(詩篇 第110篇)
ハリー・クリストファーズ(指)、
ザ・シックスティーン

録音:2011年5月&11月、殉教者聖シラス教会(ロンドン)
「聖母マリアの夕べの祈り」と並ぶモンテヴェルディの宗教音楽の傑作!
CORO
CORSP-4008(1CD)
バッハ:ルター派ミサ曲集Vol.1
ミサ曲ト短調 BWV.235
カンタータ第102番「主よ、汝の目は信仰を顧みたもう」 BWV.102
ミサ曲ヘ長調 BWV.233
ハリー・クリストファーズ(指)、
ザ・シックスティーン

録音:2013年5月20日−24日、聖オーガスティン教会(ロンドン)
約20年振りの録音となったバッハ!☆「ロ短調ミサ」や「受難曲」と並ぶバッハの教会音楽の傑作 "ルター派ミサ曲集"!
CORO
CORSP-4009(1CD)
ブラームス:ドイツ・レクイエム(ピアノ4手連弾伴奏版) ジュリー・クーパー(S)、
イーモン・ドゥーガン(Bs)、
ゲイリー・クーパー&クリストファー・グリン(P/ベーゼンドルファー1872)、
ハリー・クリストファーズ(指)、
ザ・シックスティーン

録音:2006年10月26日、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)
1872年製ベーゼンドルファーで伴奏する連弾伴奏版の「ドイツ・レクイエム」!
CORO
CORSP-4010(1CD)
マクミラン:スターバト・マーテル ハリー・クリストファーズ(指)、
ザ・シックスティーン、
ブリテン・シンフォニア

録音:2014年6月、2016年10月31日ー11月1日、聖オーガスティン教会(キルバーン、ロンドン)
ザ・シックスティーンによる"現代作品"の代表的録音!当時世界初録音となった、ジェームズ・マクミランの「スターバト・マーテル」!
☆2017ディアパソン・ドール年間賞合唱部門受賞!
CORO
CORSP-4011(1SACD)
ビクトリア:レクイエム(1605)
めでたし、女王/幸いなるかな天の女王(5声)/黒くとも美しい/汝の足は何と美しきかな/われを連れ行きたまえ/幸いなるかな天の女王(8声)/わが魂は萎え/死者のためのミサ曲(レクイエム)
ハリー・クリストファーズ(指)、
ザ・シックスティーン

録音:2012年12月28日−29日、セント・オールバンズ(ホルボーン/イギリス)
タリス・スコラーズの演奏と並びビクトリアの合唱芸術を今に伝える名演中の名演。☆スペイン・ルネサンスの最高傑作、ビクトリアの「レクイエム」!SACDハイブリッド・マルチチャンネル録音!
CORO
CORSP-4012(1CD)
キャロルの祭典〜ブリテン:合唱作品集Vol.2
キャロルの祭典Op.28
羊飼いのキャロル/いちじくの木
乙女の歌うやさしい歌
ミサ・ブレヴィス ニ長調Op.63
みどり児はお生まれになったOp.3
ハリー・クリストファーズ(指)、
ザ・シックスティーン、
シオネド・ウィリアムズ(Hp)

録音:1991年1月、スネイプ・マルティングス・コンサート・ホール(サフォーク)&1992年9月、聖ミカエル教会(ハイゲイト)
ザ・シックスティーンが歌う「20世紀の音楽」の名盤!☆キリスト誕生の物語を題材としたブリテンの合唱音楽の最高峰「キャロルの祭典」!☆ドイツ・レコード批評家賞受賞!
CORO
CORSP-4013(3CD)
ヘンデル:オラトリオ「メサイア」HWV.56

■ボーナス・ディスク
オラトリオ「ソロモン」より シバの女王の入場/オラトリオ「エステル」より 神は我らが敵を滅ぼした/カンタータ「忘却の甘さの中で」/ハープ協奏曲変ロ長調/歌劇「アリオダンテ」より 第2幕へのシンフォニア、不実な女よ, 戯れるがいい/オラトリオ「サムソン」より 輝かしいセラフィムに
ハリー・クリストファーズ(指)、
ザ・シックスティーン、
キャロリン・サンプソン(S)、
キャスリン・ウィン=ロジャーズ(A)、
マーク・パドモア(T)、
クリストファー・パーヴェス(Bs)

録音:2007年11月、セント・ポール教会(ロンドン)
2009年"MIDEMクラシカル・アウォード"合唱部門賞受賞!☆ザ・シックスティーンによる2度目の「メサイア」録音。☆サンプソン、パドモア、パーヴェスら豪華ソリストもポイント!
☆ボーナス・ディスクとして、ヘンデルのオペラ&オラトリオ録音からのハイライトを収録!
CORO
CORSP-4014(1CD)
パレストリーナVol.6〜ミサ・ロム・アルメ(武装した人)(5声)
ミサ・ロム・アルメ(5声)
「ソロモンの雅歌」より 我が愛する者よ, 立ちて急げ、愛する方はわがもの、いざ起きて, 町を回らん
深き淵より
主よ、われを大切にしたまえ
日ごと罪をおかせしわれ
われが苦難の中に歩き回るとも
これらの町が受けし試練のことを
バビロンの川のほとりに
われが御身の慈悲を知らざれば
ハリー・クリストファーズ(指)、
ザ・シックスティーン

録音:2015年1月13日−15日、聖アルバン・ザ・マーター教会(ロンドン)
好調なリリースが続いたザ・シックスティーンのパレストリーナ第6弾。☆俗謡「武装した人(ロム・アルメ)」の旋律による「5声」のためのテノール・ミサ!
CORO
CORSP-4015(1CD)
プーランク:合唱作品集
サルヴェ・レジナ
悔悟の時のための4つのモテット
黒衣の聖母への連祷
クリスマスのための4つのモテット
雪の夕暮れ
アヴェ・ヴェルム・コルプス
ミサ曲ト長調
ハリー・クリストファーズ(指)、
ザ・シックスティーン

録音:2016年11月7日−10日、殉教者聖オルバン教会(ホルボーン、ロンドン)
ザ・シックスティーンの"フランス音楽"!
☆名作「ミサ曲ト長調」をはじめとするフランシス・プーランクの合唱作品集!
CORO
CORSP-4016(1CD)
パーセル:ジェームズU世のための歓迎歌集(ウェルカム・ソング集) ハリー・クリストファーズ(指)、
ザ・シックスティーン

録音:2016年6月8日−10日、聖オーガスティン教会(キルバーン、ロンドン、イギリス)
「パレストリーナ」、「スペイン・ルネサンス」、「ヘンデル」と並び立つザ・シックスティーンの代名詞、「パーセル」!☆2017年からスタートした新シリーズ、「王室行事のための作品集」!傑作「トランペットを吹き鳴らせ」を収録!

NHKレジェンド・シリーズ 5
カラヤン&ベルリン・フィル1966年来日公演
戦後21年、 東京オリンピックの2年後ですが、日本のクラシック音楽ファンの間で大騒ぎとなり、高額なチケットを求める徹夜の長蛇の列がニュース となりました。かくも当時の日本人を夢中にさせた幻の公演を初めてCD化。第1回発売は5夜連続で行なわれたベートーヴェンの交響曲全集、話題を集めたブルックナーの交響曲第8番、東京のみならず大阪でも話題となったフェスティバルホールのライヴ3点の登場となります。ご期待ください。

King International
KKC-2176(5CD)
ベートーヴェン交響曲全曲連続演奏会

■Disc 1(第1夜)
(1)序曲「コリオラン」Op.62
(2)交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」
(3)交響曲第5番ハ短調Op.67「運命」
■Disc 2(第2夜)
(1)交響曲第4番変ロ長調Op.60
(2)交響曲第7番イ長調Op.92
■Disc 3(第3夜)
(1)交響曲第1番ハ長調Op.21
(2)交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」
■Disc 4(第4夜)
(1)交響曲第2番ニ長調Op.36
(2)交響曲第8番ヘ長調Op.93
(3)レオノーレ序曲第3番Op.72b
■Disc 5(第5夜)
交響曲第9番ニ短調Op.125「合唱」
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S)、長野羊奈子(Ms)、ヨーン・ファン・ケステレン(T)、マルッティ・タルヴェラ(Bs)、
東京放送cho、東京混声cho、二期会cho、日本合唱協会、藤原歌劇団合唱部(合唱指揮:外山雄三)
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)BPO

■Disc 1 
録音:1966年4月12日・東京文化会館ライヴ)
■Disc 2 
録音:1966年4月13日・東京文化会館ライヴ)
■Disc 3 
録音:1966年4月14日・東京文化会館ライヴ)
■Disc 4 
録音:1966年4月15日・東京文化会館ライヴ)
■Disc 5 
録音:1966年4月16日・東京文化会館ライヴ)
全てステレオ
カラヤンとベルリン・フィルは1966年4月12日から16日にわたりベートーヴェンの交響曲の全曲コンサートを行いました。毎日のプログラミングは カラヤン自身が熟考し、最大の効果があがるように工夫されています。また最初に「コリオラン」、最後の第9の前に「レオノーレ第3番」という序曲を配し、 すべてがメインの第9へ向かうように設計されています。これについては連日会場で聴き詳しくレポートし、カラヤンの意図を分析した柴田南雄氏渾身の 名解説をブックレットに全文掲載しているのも無上の価値ありと申せましょう。
序曲「コリオラン」以外は初出。カラヤンとベルリン・フィルのベートーヴェン交響曲全集といえば、1961-2年、1975-77年、1982-84年録音の DG盤が有名ですが、まだ若さあふれる1966年のステレオ・ライヴが加わったことはまさに奇跡でファン狂喜。この来日公演は「ベートーヴェンの全交 響曲を連日演奏する」というカラヤンのからの条件付で実現したと言われ、それほど彼がベートーヴェンにこだわったことが伝わってきます。当時、この 一連の公演のチケットは高額ながら入手困難で、徹夜で求めるファンが社会現象としてニュースになりました。それほどまでに日本のクラシック・ファンを 夢中にさせた日本クラシック音楽史に残る重要な記録、ぜひお楽しみください。 (Ki)

King International
KKC-2181(2CD)
ブルックナー:交響曲第8番(ハース版) ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)BPO

録音:1966年5月2日/東京文化会館(ステレオ・ライヴ)
カラヤンとベルリン・フィル1966年来日公演のうち、ベートーヴェンの交響曲全曲シリーズとならんでクラシック・ファンの関心を集めたのがブルックナー の交響曲第8番。まだ日本でブルックナー・ブームが起こる以前でしたが、聴衆の強い集中力と熱気が伝わる壮絶なライヴで、ベートーヴェンがカラヤン とベルリン・フィル芸術の精神的な骨格を示してくれたとすれば、ブルックナーは血と肉づけを体験させてくれたと評されました。シンフォニックな充実度 も満点で、終演後の熱狂ぶりが当時の日本の音楽ファンの真摯さとして伝わります。 (Ki)

King International
KKC-2183(1CD)
R・シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」
ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)BPO

録音:1966年4月22日/大阪フェスティバルホール(ステレオ・ライヴ)
カラヤンとベルリン・フィルは1966年の来日ツアー中4月22日に、第9回大阪国際フェスティバルへ参加公演しました。その際のブラームスの交響 曲第1番がたいへんな名演で、関西の音楽ファンの心を掴んだことが今日でも語り草となっています。何とそれを音で聴くことが実現します。カラヤンな らではの演出の巧みさで、彼の世界へ引きずり込まれてしまいます。当日の演奏会ではカラヤン十八番のR・シュトラウスの「ドン・ファン」も披 露され、その名人芸でオーケストラの醍醐味を存分に味わせてくれます。 (Ki)

NHKレジェンド・シリーズ 4

King International
KKC-2174(1CD)
ミュンシュ/来日公演1966
(1)ドビュッシー:交響詩「海」
(2)フォーレ:組曲「ペレアスとメリザンド」
(3)ルーセル:交響曲第3番ト短調Op.42
シャルル・ミュンシュ(指)
フランス国立放送O

録音:1966年10月8日(1)(モノラル)、10月20日(2)(3)(ステレオ)/東京文化会館(ライヴ)
巨匠シャルル・ミュンシュは生涯に3度来日しましたが、その最後にして唯一フランスのオーケストラと共演した1966年10月の東京公演が、NHK によりステレオで録音され、その音源が残っていました。曲は彼が得意とした3篇ですが、東京公演の演奏にふれられるのは、思いがけないニュースと申 せましょう。
変幻自在なドビュッシー、フランス的な典雅さに満ちたフォーレも絶品ですが、驚くべきは今年が生誕150年のルーセルの交響曲第3番。物凄いエネ ルギーと力に満ちた、まさに爆演。終楽章など、しばしばミュンシュの咆哮が聞こえ、オーケストラも異常に白熱します。まるでロックのような交響曲で、 この場にいたら、さぞや興奮したであろう一端を味わえます。 (Ki)

King International
KKC-2175(1CD)
サヴァリッシュのブルックナー
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調
ヴァルフガング・サヴァリッシュ(指)
ウィーンSO

録音:1967年11月4日/東京厚生年金会館(ステレオ・ライヴ)
ヴォルフガング・サヴァリッシュといえばNHKSOとの関係で有名ですが、1967年のウィーンSO初来日時の指揮者でもありました。彼ら の東京公演が、NHKによりステレオで録音され残っていました。
曲はなんとブルックナーの交響曲第7番。定評あるサヴァリッシュのブルックナーですが、7番は他になかったと思われます。これがたいへんな名演で、 端正ながら大きく盛り上がり感動的。終演後、感極まった観客から歓声があがるのも納得できます。ブルックナーが1967年にすでに日本の聴衆を熱狂 させていた事実も感じることができます。 (Ki)

Orfeo 〜 MPシリーズ
1979年にミュンヘンで設立されたOrfeoレーベル。スタジオでの自主録音(紺色ジャケット)と放送局などの歴史的ライヴレコーディング(赤色ジャケット)の2種類からなる数多くのアルバムはLP時代から親しまれてきました。
21世紀を迎えOrfeoレーベルが提案するのは、これらの幅広いレパートリーの中から一つのテーマを選び、様々な時代の演奏を取り混ぜながら作品に親しむというシリーズ。2枚組の美しいジャケットと手頃な価格も含め、今後のラインナップが楽しみなシリーズです。
ORFEO
MP-1801(2CD)
NX-A13
バッハ:独奏ピアノのための音楽集

【CD1】
(1)イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV971
(2)インヴェンションとシンフォニアよりシンフォニア集 BWV787-801
(3)パルティータ 第1番変ロ長調 BWV825
(4)前奏曲とフーガ 変ホ長調 BWV552

【CD2】
(1)トッカータ ホ短調 BWV914
(2)フランス組曲 第2番ハ短調 BWV813
(3)パルティータ 第4番ニ長調 BWV828
(4)無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番-シャコンヌ(F.ブゾーニ編)
【CD1】
(1)エレーナ・クシュネローヴァ(P)
録音:2000年3月22日
(2)ヴァルダン・マミコニアン(P)
録音:1999年2月6-8日
(3)カール・ゼーマン(P)
録音:1965年
(4)コンスタンティン・リフシッツ(P)
録音:2005年11月30日-12月3日
【CD2】
(1)エレーナ・クシュネローヴァ(P)
録音:2000年3月22日
(2)エレーナ・クシュネローヴァ(P)
録音:2000年3月22日
(3)カール・ゼーマン(P)
録音:1965年
(4)ヴァルダン・マミコニアン(P)
録音:1999年2月6-8日
「音楽の父」バッハ。このアルバムでは4人のピアニストが演奏するバッハのピアノ曲を収録。バッハの時代にはチェン バロで演奏されたこれらの作品ですが、現代のピアノで演奏してもまた違った味わいが生まれます。演奏様式も時代に つれて変化し、1910年生まれのゼーマンのスタイルと1976年生まれのリフシッツのスタイルの違いもはっきりと示されて います。バッハ名曲集としても価値ある2枚組です。
ORFEO
MP-1802(2CD)
NX-A13
ボヘミアの音楽集

【CD1】
(1)ヴァンハル(1739-1813):交響曲 ト短調 Bryan g1
(2)フランツ・ベンダ(1709-1786):フルート協奏曲 イ短調
(3)コジェルフ(1747-1818):管楽のための交響曲 ニ長調
(4)ヨハン・セベック(1831-1914):クラリネット協奏曲 変ロ長調(原曲…ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ハ長調 WoO5(未完)より)

【CD2】
(1)フィビヒ(1850-1900):シャールカ Op.51-序曲
(2)ヨゼフ・ボフスラフ・フェルステル(1859-1951):ヴァイオリン協奏曲 第1番ハ短調 Op.88
(3)フィビヒ:交響曲第3番ホ短調 Op.53
【CD1】
(1)ミヒャエル・ヘルムラート(指)ミュンヘン・フィルハーモニック室内O
録音:1993年3月22-25日
(2)アンドラーシュ・アドリヤン(Fl)
ミラン・ムンツリンゲル(指)プラハ・アルス・レディヴィヴァ・アンサンブル
録音:1984年11月22-25日
(3)コンソルティウム・クラシクム
録音:1996年11月4-8日
(4)ディーター・クレッカー (Cl)
ミラン・ラジック(指)プラハ室内O
録音:2000年3月22-25日
【CD2】
(1)シルヴァン・カンブルラン(指)ウィーンRSO
録音:1998年5月8日
(2)アンドレア・ドゥカ・レーヴェンシュタイン(Vn)
ゲルト・アルブレヒト(指)ウィーンRSO
録音:1996年12月3-4日
(3)ゲルト・アルブレヒト(指)チェコPO
録音:1993年6月2日
16世紀からハプスブルク君主国の支配を受けていたボヘミア地方には様々な文化が流入するとともに、この地の作曲 家たちは積極的に他国に行き、その地の文化を吸収しながら独自のスタイルを創り上げました。古典派の時代、プラハ はヨーロッパ音楽文化の中で重要な立ち位置にあり、モーツァルトが訪れて作品を演奏するなど華やかな文化を誇って いました。この2枚組には、ボヘミア周辺で活躍した作曲家たちの作品を収録。古典派の作曲家ヴァンハルから、近代 のフェルステルまで独自の音楽を楽しむことができます。
ORFEO
MP-1803(2CD)
NX-A13
バルトーク:作品集

【CD1】
(1)ピアノ協奏曲 第2番Sz95

(2)ピアノ協奏曲 第3番Sz119

(3)弦楽四重奏曲 第3番Sz85

【CD2】
(1)弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽 Sz106

(2)管弦楽のための協奏曲 Sz116
【CD1】
(1)ジェルジ・シャーンドル(P)、フェレンツ・フリッチャイ(指)ウィーンSO
録音:1955年5月6日
(2)アニー・フィッシャー(P)、フェレンツ・フリッチャイ(指)バイエルンRSO
録音:1968年11月24日
(3)ヴェーグSQ【シャーンドル・ヴェーグ(Vn)、シャーンドル・ゾルディ(Vn)、ジェルジ・ヤンツェル(Va)、パウル・サボ(Vc)】
1968年10月8日 バイエルン放送スタジオ
【CD2】
(1)シャーンドル・ヴェーグ(指)ザルツブルク・カメラータ・アカデミカ
録音:1995年5月31日 ウィーン(ライヴ)
(2)ラファエル・クーベリック(指)バイエルンRSO
録音:1978年5月8日
バルトークの良く知られた作品を集めた2枚組。名演として名高いクーベリックの「管弦楽のための協奏曲」やハンガリー を代表するアンサンブル、ヴェーグSQによる「弦楽四重奏曲 第3番」、フリッチャイが指揮する2曲のピアノ 協奏曲は、アニー・フィッシャーとジェルジ・シャーンドルの演奏が収録されています。バルトーク入門としても最適なアルバ ムです。

NHKレジェンド・シリーズ 第3弾
1960年代の来日オーケストラ・ライヴ集


King International
KKC-2171
(CD)
STEREO
日本語帯・解説付
ケルテス〜初来日ライヴ録音集
ベートーヴェン:「エグモント」序曲
エルガー:序奏とアレグロOp.47
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番
J・シュトラウス:トリッチ・トラッチ・ポルカ
スコットランド民謡:蛍の光
イシュトヴァン・ケルテス(指)LSO

録音:1964年11月14日/東京文化会館(ステレオ・ライヴ)
1964年11月にロンドンSOは2度目の来日ツアーを行ないました。その際に指揮者として帯同したのが当時35歳のイシュトヴァン・ケルテス。 彼がロンドンSOの首席指揮者に任命される前年で、彼にとっても初来日でした。何と11月14日に東京文化会館で行われた演奏会がNHKにより ステレオで録音され、その音源が残っていました。
演目はいずれも注目ですが、ショスタコーヴィチの交響曲第5番はこれまでスイス・ロマンドOとの1962年のDecca盤しかなく、ロンドン交 響楽団との録音は驚愕。さらにエルガーからシュトラウスのポルカ、「蛍の光」まで披露。ケルテスの推進力と生気あふれる解釈を堪能できます。 (Ki)

King International
KKC-2172
(CD)
オーマンディ〜1967年大阪ライヴ
ヒンデミット:交響曲「画家マチス」
バルトーク:管弦楽のための協奏曲
ベルリオーズ:「ファウストの劫罰」〜ハンガリー行進曲
ユージン・オーマンディ(指)
フィラデルフィアO

録音:1967年5月4日/大阪フェスティバルホール(ステレオ・ライヴ)
LP時代に、その驚異的な技術とゴージャスなサウンドで一世を風靡したオーマンディとフィラデルフィアO。その初来日時の録音が残されていま した。オーマンディは数多くの録音が残されていますが、ライヴは珍しく貴重と申せましょう。
当アルバムは5月4日に大阪フェスティバルホールで行われた公演。ヒンデミットの「画家マチス」とバルトークの「管弦楽のための協奏曲」はそれぞ れ3種のセッション録音が残されていますが、ライヴではさらに熱気が加わりオーケストラの音の渦に包まれるかのようです。貴重なのがベルリオーズの「ハ ンガリー行進曲」。53年の古い録音しかなく、ファン必聴です。 (Ki)

King International
KKC-2173
オーマンディ〜1967年東京ライヴ
日本・アメリカ両国国歌
バッハ(オーマンディ編):トッカータとフーガ ニ短調BWV565
シベリウス:交響曲第2番
バーバー:弦楽のためのアダージョ
ユージン・オーマンディ(指)
フィラデルフィアO

録音:1967年5月12日/東京文化会館(ステレオ・ライヴ)
ユージン・オーマンディは1936年から1980年までフィラデルフィアOを44年にわたり指揮して、アメリカのオーケストラを代表する名コンビ となりました。彼らが1967年に初来日公演を行った際の貴重なライヴ音源が日の目を見ます。
オーマンディ自身がオーケストレーションしたバッハの「トッカータとフーガ」は、近代オーケストラの機能を駆使したものですが、ライヴでもオーケス トラ全体がひとつの楽器のように響くのに驚かされます。また作曲者も絶賛したという得意のシベリウスの豊かな響きも素晴らしい限り。「フィラデルフィア の弦」と讃えられる魅力もバーバーのアダージョで存分に味わうことができます。 (Ki)

マルセル・ペレス&アンサンブル・オルガヌム・シリーズ
1982年、フランスの音楽学者(グレゴリオ聖歌の権威)・作曲家・合唱指揮者・歌手のマルセル・ペレスによって結成された、主に6 世紀以降の、ヨーロッパ中世のレパートリーを中心に演奏するアンサンブル。ヨーロッパはもとより、北米・南米、アフリカ、中東でも 演奏会を行っており、ディスコグラフィは40ほどです。セナンク修道院にて結成、1984-2000年はロワオヨーモン財団のもと活動、 2001年からはモザイク修道院に拠点を移し、古楽のさらなる研究と、現代まで伝わる伝統をつなぐ活動を展開。聴く喜びだけでなく、 彼らが展開する調査研究プログラムは、音楽を思想史・精神史のよりどころの一つと位置付けています。
H.M.F
HMO-8901626(1CD)
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:聖ウルスラのラウデス マルセル・ペレス(指)
アンサンブル・オルガヌム

録音:1996 年 11 月18-22 日、シルヴァネ修道院
中世ドイツの修道院長、神秘家、作曲家、薬草学者、詩人・・・様々な伝説を持つ聖女ヒルデガルト・フォン・ビンゲン。彼女は当時の典礼や習慣に沿って 音楽作りましたが、しかし、彼女について残されている様々な伝説や言い伝えは、その音楽を歴史的文脈から切り離してしまっているといえるでしょう。アンサン ブル・オルガヌムは、ベネディクト会系女子修道会の伝統に光を当て、さらに、12世紀当時彼女が人々に与えた様々なインスピレーションに思いを馳せるような プログラムで彼女の作品を取り上げました。
H.M.F
HMO-8901538(1CD)
ノートルダム楽派のミサ曲集〜聖母誕生のためのミサ マルセル・ペレス(指
)アンサンブル・オルガヌム

録音:1994 年 10 月 8-11 日、コルバラコヴェント教会
現代に伝わる典礼音楽の歴史をさかのぼった1枚。13世紀のノートルダム楽派の聖母誕生のミサを再構築したもので、この後の時代のヨーロッパの宗教音 楽に大きな影響を与えた13世紀ポリフォニーの音楽が見事によみがえっています。
H.M.F
HMO-8901590(1CD)
ギョーム・ド・マショー(1300-1377):ノートルダム・ミサ曲 マルセル・ペレス(指)
アンサンブル・オルガヌム

録音:1995 年 11 月 20-24 日、シルヴァネ修道院
ギョーム・ド・マショーのノートルダム・ミサ曲は、作曲家名が特定されているものとしては最古の、典礼文に完全に則ったミサ曲。14世紀のフランス、イタ リアで顕著だった響きとリズムを一新した、革新的な作品として歴史上名高いものです。
H.M.F
HMO-8901480(1CD)
17〜18世紀パリの単旋律聖歌〜クリスマスのミサ マルセル・ペレス(指)
アンサンブル・オルガヌム

録音:1993年6月29-3日/オルガン・ソロは1993年7月1日、1993年10月11日
17−18世紀、バロック最盛期に、フランスの教会は、いわゆるグレゴリオ聖歌とひとくくりにされてしまった古きガリシア(ゴール)の聖歌を蘇らせようとし ていました。この復興運動は、カンプラの作品などで知られるように、美しいメロディがたくさん生み出されることとなりました。あらたなクラシックの賛美歌(聖 歌)がここに誕生しました。
H.M.F
HMO-8905302(1CD)
テンプル騎士団の聖歌集 マルセル・ペレス(指)
アンサンブル・オルガヌム

録音:2005 年12月、フォントゥヴロー王立修道院
中世ヨーロッパの騎士修道会であるテンプル騎士団は、音楽に関しての資料をほとんど残していません。しかし、ペレスとアンサンブル・オルガヌムは、その限 られた資料の中から、12世紀にまでさかのぼり、貴重な手稿譜を発見。テンプル騎士団の儀式のもようを現代に伝える貴重な録音となっています。
H.M.F
HMO-8905301(1CD)
カリクスティヌス(カリクストゥス)写本
聖ヤコブ(サンチャゴ)の夕べの祈り〜17世紀
マルセル・ペレス(指)
アンサンブル・オルガヌム

録音:2004 年 5月3-6日
9世紀以降、サンチャゴ=デ=コンポステラへの道は数知れぬ巡礼者たちを魅了し、様々な神話も生み出されました(聖ヤコブのことをスペイン語でサンチャ ゴといいます)。意外と見過ごされてきたのが、この聖地で実際に行われていた礼拝で歌われた音楽。サンチャゴの聖堂に保管されていたカリクスティヌス写本を、 ペレスが本格的に調査。これにより、貴重な手稿譜で伝えられる、当時の巡礼者たちに大きな感動を与えた様々な珠玉の音楽がよみがえりました。 (Ki)

NHKレジェンド・シリーズ
戦後、世界的なオーケストラが多数来日しました。その際、NHKがかなりの演奏会をライヴ収録しましたが、歴史的に価値のあるものも少なくありません。それらを厳選してリリース。第1弾は1959年のウィーン・フィル来日ツアーです。カラヤンの2種とボスコフスキーのウィンナ・ワルツが残されていました。カラヤンとウィーン・フィルの来日はこの時だけなため非常に貴重です。
*古い音源を使用している場合は、テープ劣化によるお聴き苦しい点もございます。予めご了承下さい。

King International
KKC-2166(1CD)
日本語帯・解説付
カラヤン/ブラームス:交響曲第1番ほか
日本・オーストリア両国国歌
モーツァルト:交響曲第40番
ブラームス:交響曲第1番
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
VPO

録音:1959年10月27日/旧NHKホール(ステレオ・ライヴ)
カラヤンとウィーン・フィルの来日公演は、当時破格の高額入場料ながらチケットを求め徹夜をする人々も多かったといわれます。それをNHKが収録し て放映しました。旧NHKホールでの公演はなんとステレオで収録されていました。カラヤン指揮による「君が代」に始まりますが、あまりの格調高さに 震えるほど。続くモーツァルトの40番もブラームスの1番も充実の極み、60年前の日本の聴衆と感動を共有できます。 (Ki)

King International
KKC-2167(1CD)
日本語帯・解説付
カラヤン/ブラームス:交響曲第4番ほか
テオドール・ベルガー:オイゲン王子物語
シューベルト:交響曲第8番「未完成」
ブラームス:交響曲第4番
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
VPO

録音:1959年11月6日/日比谷公会堂(モノラル・ライヴ)
カラヤンと同世代の作曲家テオドール・ベルガーの「オイゲン王子物語」は17世紀にオスマン・トルコを破ったオーストリアのオイゲン王子の戦いを描 いたもので、チャイコフスキーの「1812年」の近代版。オーケストラの効果を最大に発揮させる曲で、カラヤンの統率力とウィーン・フィルの名人芸に 圧倒されます。一方シューベルトの「未完成」のはかない美しさ、ブラームスの4番の深さにも感心させられます。 (Ki)

King International
KKC-2168(1CD)
日本語帯・解説付
ボスコフスキー/ウィーンのワルツとポルカ
ヨゼフ・シュトラウス:ワルツ「わが人生は愛と喜び」
 ポルカ「騎士」
 ポルカ・マズルカ「とんぼ」
J・シュトラウス:ワルツ「ウィーン気質」
 アンネン・ポルカ
 喜歌劇「くるまば草」序曲
 ワルツ「ウィーンのボンボン」
 シャンペン・ポルカ
 ピチカート・ポルカ
 ワルツ「ウィーンの森の物語」
 爆発ポルカ
 ポルカ「雷鳴と電光」
 ポルカ「狩り」
ヨハン・シュトラウス1世:ラデツキー行進曲
J・シュトラウス:ワルツ「美しく青きドナウ」
ウィリー・ボスコフスキー(指)
VPO

録音:1959年11月5日/東京体育館(モノラル・ライヴ)
ウィリー・ボスコフスキー(1909-1991)は、ウィーン・フィルのコンサートマスターから指揮者となった生粋のウィーン子。そのボスコフスキーが 1959年のウィーン・フィル来日公演で、ヴァイオリンの弾き振りによるシュトラウスのワルツとポルカをふんだんに聴かせたことが語り草となっています。 その音源が残っていて、今回15曲全曲をCD化。大半の日本の聴衆が、初めて本場ウィーンの香りに接して酔いしれたひとときを共有できます。モーツァ ルトやブラームスの演奏の際とは異なる、団員たちの寛ぎ楽しむ雰囲気が伝わってきます。 (Ki)

「Glossa Best!〜古楽の旅」
1992年に創立されたスペインの古楽レーベルGlossa(グロッサ)は、ギタリストのホセ・ミゲル・モレーノとヴァイオリニストのエミリオ・モレーノ兄弟、プロデューサーのカルロス・セスターによって設立されました。古楽隆盛の時代から四半世紀でヨーロッパを代表する古楽レーベルへと成長し、充実のレパートリー、優秀録音と美麗なパッケージ・デザイン、そして世界一流の優れた古楽演奏家たちによるハイ・クオリティな音楽を生み続けています。
「Glossa Best!〜古楽の旅」は、古楽の奥深き魅力を堪能できるよう、グロッサの豊富なカタログの中から選りすぐったタイトルを、数量限定・特別価格・日本語曲目表記オビ付き・矢澤孝樹氏によるGlossaレーベルの紹介コメントカード付きにてご提供いたします。
限定盤のため在庫が完売となり次第、取扱い終了となります。 お早目のご注文をお願いいたします。
Glossa
GCDBJ-1801(2CD)
限定盤
ベッリーニ:歌劇 「カプレーティとモンテッキ」 ファビオ・ビオンディ(指)、
エウローパ・ガランテ、ベルカント・コーラス、ヴィヴィカ・ジュノー(ロメーオ/メゾ・ソプラノ)、ヴァレンティナ・ファルカシュ(ジュリエッタ/ソプラノ)、ダビデ・ジュスティ(テバルド/テノール)、ファブリツィオ・ベッジ(ロレンツォ/バリトン)、ウーゴ・グアリアルド(カペッリオ/バス)

録音:2014年9月、テアトロ・フラヴィオ・ヴェスパシアーノ(リエーティ、イタリア)
巨匠ビオンディが呼び覚ます"ベッリーニの時代"の「カプレーティとモンテッキ」の全貌!
Glossa
GCDBJ-1802(1CD)
限定盤
ボッケリーニ:6つの小弦楽三重奏曲 Op.47
弦楽三重奏曲第1番イ長調(G.107)/弦楽三重奏曲第2番ト長調(G.108)/弦楽三重奏曲第3番変ロ長調(G.109)/弦楽三重奏曲第4番変ホ長調(G.110)/弦楽三重奏曲第5番ニ長調(G.111)/弦楽三重奏曲第6番ヘ長調(G.112)
ラ・レアル・カマラ〔若松夏美(Vn)、エミリオ・モレーノ(Va)、鈴木秀美(Vc)〕

録音:2014年3月25日−27日、三芳町文化会館コピスみよしホール(埼玉)
古楽界の世界的名手たち、そして現代におけるボッケリーニの最大の理解者たちの素晴らしきアンサンブル!
Glossa
GCDBJ-1803(1CD)
限定盤
カール・フリードリヒ・アーベル:ドレクセルの写本
組曲ニ長調/組曲ニ短調/組曲ニ長調/2つの小品イ長調
パオロ・パンドルフォ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)

録音:2008年2月、フラン=ワレ教会(ベルギー)
古楽界に大きな衝撃をもたらし、新たな世界を切り開いてきたパンドルフォが贈るドイツ古典派の天才アーベルの音楽!
Glossa
GCDBJ-1804(1CD)
限定盤
女王たち〜ヘンデル:オペラ・アリア集
歌劇 「ロターリオ」 より 小舟は海に戯れる
歌劇 「ポーロ」 より もしあなたの安らぎを邪魔するなら
歌劇 「ベレニーチェ」 より いいえ違います, 他の人に仕えることは、 裏切り者, 裏切り者
歌劇 「ジューリオ・チェーザレ」 より 序曲、この胸に息のある限り、わが運命の人よ、難破した船が嵐から、何ということ?おお神よ!、神よ私にお慈悲をかけて下さらぬなら
歌劇 「シピオーネ」 より 第3幕のシンフォニア、荒れ狂う海の中に在っても
歌劇 「アルチーナ」 より ああ私の心よ, お前は侮られた!
歌劇 「ジュスティーノ」 より あふれだす急流は
ロベルタ・インヴェルニッツィ(S)、
ファビオ・チョフィーニ(チェンバロ&指)、
アッカデミア・ヘルマンス

録音:2016年4月23日−26日、ソロメーオ(クチネッリ劇場/イタリア)
18世紀の優れた二人のソプラノ歌手、フランチェスカ・クッツォーニとアンナ・マリア・ストラーダが初演してきたアリアを現代の歌姫の歌声で!
Glossa
GCDBJ-1805(3CD)
限定盤
モンテヴェルディ:歌劇 「ウリッセの帰還」 クラウディオ・カヴィーナ(ディレクター)、
ラ・ヴェネクシアーナ
アニツィオ・ゾルツィ・ジュスティニアーニ(ウリッセ)、
ホセ・マリア・ロ・モナコ(ペネロペ)、
ロベルタ・マメリ(ミネルヴァ)、
櫻田 亮(テレーマコ/エウリーマコ)、
サルヴォ・ヴィターレ(ネットゥーノ)、
ジョルジア・ミラネージ(ジュノーネ)

録音:2011年10月、モンドヴィ(イタリア)
世界最高峰のモンテヴェルディの伝承者たちが贈る、3大オペラの1つであり晩年の代表作「ウリッセの帰還」!
Glossa
GCDBJ-1806(1SACD)
限定盤
ワイル:ベルリン・レクイエム、森に死す
ヒンデミット:死
ストラヴィンスキー:管楽八重奏曲
ミヨー:戦争カンタータ、平和のカンタータ
ポール・ヒリアー(指)、
フランダース放送cho、
イ・ソリスティ・デル・ヴェント

録音:2007年9月5日−7日、イエズス会教会(ベルギー)
ヒリアード・アンサンブルのリーダーとして一時代を築いたポール・ヒリアーがベルギーの名門合唱団とのタッグで贈る、「新古典主義音楽」をテーマとしたGlossaの新境地!
Glossa
GCDBJ-1807(2CD)
限定盤
フォーゲル:音楽悲劇 「金羊毛」 エルヴェ・ニケ(指)、
コンセール・スピリチュエル、
ニュルンベルク州立劇場cho
マリー・カリニーヌ(Ms)、
ジャン・セバスチャン・ブ(Br)、
ユーディト・ファン・ワンロイ(S)、
ジェニファー・ボルギ(S)、
フラチュヒ・バセーンス(S)、
マルティン・ニヴァル(T)

録音:2012年7月16日&27日、ニュルンベルク州立劇場(ドイツ)
フレンチ・ロマンティシズムのパイオニア。エルヴェ・ニケが振るフォーゲルの"金羊毛"!
Glossa
GCDBJ-1808(1CD)
限定盤
ヘイズ:ザ・パッションズ、
音楽のための頌歌
エヴェリン・タブ(S)、
ウルリケ・ホフバウアー(S)、
上杉清仁(C.T)、
デイヴィッド・マンダーロー(T)、
リサンドロ・アバディエ(Bs)、
アントニー・ルーリー(指)、
ラ・チェトラ・バロックオーケストラ・バーゼル、
バーゼル・スコラカントルムcho

録音:2008年10月、フォルクスハウス・バーゼル(スイス)
後期バロックの語法やギャラント様式、古典派の到来を予感させる作風、当時の芸術と科学に偏在していた"人間の情熱と感情"というテーマを巧みに表現したヘイズの音楽!
Glossa
GCDBJ-1809(1CD)
限定盤
カレザーナ:カンタータ「徹夜祭」、
 カンタータ「悪魔、天使と3人の羊飼い」、
 カンタータ「センブリ・ステラ・フェリーチェ、
 パルテノーペ・レッジャルダ」、
 カンタータ「東方三博士の礼拝」
ジアーニ:ソナタOp.17-7、ソナタOp.7-15
アントニオ・フローリオ(指)、
イ・トゥルキーニ、
マリア・グラツィア・スキアヴォ(S)、
ヴァレンティーナ・ヴァッリアーレ(S)、
フィリッポ・ミネッチャ(C.T)、
ジュゼッペ・デ・ヴィットリオ(T)、
ロザリオ・トターロ(T)、
ジュゼッペ・ナヴィリオ(Bs)

録音:2009年12月、セントロ・ディ・ムジカ・アンティカ・ピエタ・デイ・トゥルキーニ(ナポリ)
歴史に埋もれたイタリア、ナポリのバロック音楽の開拓者たち。☆ペルゴレージを魅了したカレザーナのカンタータ!
Glossa
GCDBJ-1810(1CD)
限定盤
バッハ:フーガの技法BWV.1080
1台のチェンバロによる〜コントラプンクトゥス1/コントラプンクトゥス2/コントラプンクトゥス3/コントラプンクトゥス4/コントラプンクトゥス5(12度)/コントラプンクトゥス6/コントラプンクトゥス7(フランス様式による)/コントラプンクトゥス8(拡大と反行による)/8度のカノン/コントラプンクトゥス9/コントラプンクトゥス10/拡大形による反行カノン/2台のチェンバロによる 〜 コントラプンクトゥス11(レクトゥス)*/コントラプンクトゥス12(インヴェルスス)*/コントラプンクトゥス13(レクトゥス)*/コントラプンクトゥス14(インヴェルスス)*/3主題によるフーガ*
ファビオ・ボニッツォーニ(Cemb)、
内村まり子(Cemb)*

録音:2008年9月、ブニク(オランダ)
イタリアの名鍵盤奏者ファビオ・ボニッツォーニが弾く、バッハ最晩年の傑作「フーガの技法」!

Pavane "Anthologia"
1978年に創設され、2018年で40周年を迎えたベルギーの歴史あるレーベル「Pavane(パヴァーヌ)」。創立40周年記念としてスタートする「Anthologia(アンソロジア)」は、同レーベルが保有する往年の名盤を復刻する注目のシリーズです。

Pavane
Anthologia
ADW-4001(1CD)
バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻 BWV.846−869より 前奏曲とフーガ第5番ニ長調 BWV.850、
 前奏曲とフーガ第12番ヘ短調 BWV.857
 前奏曲とフーガ第24番ロ短調 BWV.869
イタリア協奏曲ヘ長調 BWV.971
ユーリ・エゴロフ(P)

録音:1975年、スタジオ・グラヴィソン(ベルギー)
1974年のチャイコフスキー国際コンクールのピアノ部門で第3位、翌1975年のエリザベート王妃国際音楽コンクールで第3位に輝き、1977年のヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールでも聴衆から圧倒的な支持を得るなど、一躍世界的ピアニストとしてその名を轟かせたものの、1988年、エイズにより33歳という若さで他界した夭折の天才ピニアスト、ユーリ・エゴロフ(1954−1988)。エリザベート王妃国際音楽コンクールでの優勝直後に収録されたこのバッハは、その決して長いとは言えないキャリアの中で遺されたエゴロフの録音の1つ。ヤコフ・ザークの流れを汲み、西側へと活躍の場を求めた天才のバッハが蘇えります。

Pavane
Anthologia
ADW-4002(1CD)
モーツァルト:6つのウィーンのソナチネ
ソナタ第1番ハ長調/ソナタ第2番イ長調
ソナタ第3番ニ長調/ソナタ第4番変ホ長調
ソナタ第5番ヘ長調/ソナタ第6番ハ長調
シプリアン・カツァリス(P/スタインウェイ)


録音:1974年、ヘント(ベルギー)
驚異的な超絶技巧と極上の美音で聴き手を魅了し続けている世紀のミラクル・ヴィルトゥオーソ・ピアニスト、シプリアン・カツァリス。木管楽器のためのディヴェルティメントを原曲とするモーツァルトの「6つのソナチネ」はこのカツァリス盤が世界初録音!40年以上前に録音され、現在のカツァリスとは一味違う若き日のカツァリスの新鮮な演奏を聴くことの出来る貴重な記録です。

Pavane
Anthologia
ADW-4003(1CD)
ショパン:ピアノ作品集
幻想ポロネーズ変イ長調 Op.61
子守歌変ニ長調 Op.57
マズルカ第13番イ短調 Op.17-4
マズルカ第49番イ短調 Op.68-2
スケルツォ第3番嬰ハ短調 Op.39
24の前奏曲 Op.2
エフゲニー・モギレフスキー(P)

録音:1991年10月、スタジオ4(フラジェ、ベルギー)
ロシアン・ピアノ・スクールの最大流派の1つ、ゲンリフ・ネイガウスの愛弟子であり、1964年のエリザベート王妃国際ピアノ・コンクールを当時史上最年少の若さで制覇し、その名を世界に知らしめたエフゲニー・モギレフスキー(1945−)。代表的名盤であるコンドラシンとのラフマニノフの「ピアノ協奏曲第3番」以外の録音はほとんど知られてこなかっただけに、西側での初めての録音であり、90年代以降のモギレフスキーの知られざるピアニズムを刻印した1991年収録のショパン・アルバムの復活は大きな注目を集めることでしょう。

Pavane
Anthologia
ADW-4004(1CD)
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第14番ハ短調 K.457
シューベルト:ピアノ・ソナタ第13番イ長調 D.664,Op.120
 ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 Op.58
アレクサンドル・メルニコフ(P)

録音:1991年、サル・デルヴォー(ブリュッセル、ベルギー)
今を輝くロシアの名ピアニスト、アレクサンドル・メルニ コフが、1991年のエリザベート王妃国際音楽コンクールで の上位入賞直後に行ったファースト・レコーディング! 当時18歳の若き日のメルニコフが奏でているのは、モーツァ ルト、シューベルト、そしてショパンの3つのピアノ・ソナタ。 メルニコフのその後の輝かしい国際的なキャリアの出発点 となった演奏の復刻にご期待下さい!

仏ディアパゾン誌・選定による歴史的名演集!

Diapason
DIAP-105(2CD)
レナード・バーンスタイン名演集
(1)シューマン:交響曲第2番
(2)ベートーヴェン:序曲「レオノーレ」第3番
(3)メンデルスゾーン:序曲「ルイ・ブラス」
(4)チャイコフスキー:イタリア奇想曲
(5)ガーシュウィン:パリのアメリカ人*

(6)ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調+
(7)ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
レナード・バーンスタイン(指,P+)
NYO、RCAビクターSO*

録音:(1)1960年、(2)1960年、
(3)1960年、(4)1960年、
(5)1947年、(6)1958年、
(7)1962年
この『レ・ザンディスパンサーブル・ド・ディアパゾン〜ディアパゾンが選んだ決定盤』シリーズは、往年の名演奏家、またフランスを中心とする現役の演奏家たちの数ある名演の中から、フランスのクラシック音楽専門誌「ディアパゾン(Diapason)」が推薦する必聴録音を集めたシリーズです。フランスのマスタリング・スタジオ「Circe」のリマスタリングによって音質が向上した名演の数々をお楽しみ下さい。
2018年で生誕100周年を迎えたアメリカの巨匠レナード・バーンスタインとニューヨーク・フィルの名演集。1958年録音の「ラヴェル:ピアノ協奏曲」はバーンスタインが弾き振りを披露している有名な演奏です。
Diapason
DIAP-104(1CD)
アマデウス弦楽四重奏団名演集
(1)シューベルト:弦楽四重奏曲第10番変ホ長調 D.87
(2)ハイドン:弦楽四重奏曲第35番ヘ短調 Op.20-5
(3)モーツァルト:弦楽五重奏曲第3番ハ長調 K.515
(4)メンデルスゾーン:カプリッチョとフーガ ホ短調 Op.81-3
アマデウスSQ

録音:(1)1952年11月19日
(2)1952年5月25日
(3)1953年9月14日
(4)1955年
1948年にイギリスで結成され、50〜70年代を代表する弦楽四重奏としてその名を歴史に残すレジェンダリー・アンサンブル、アマデウスSQの1950年代の名演集。
Diapason
DIAP-103(1CD)
シャルパンティエ:宗教音楽集

(1)テ・デウム ニ長調 H.146
(2)フランス王、聖ルイ讃歌 H.365
(3)3声のマニフィカト H.73
(4)「強制された結婚」のためのアンテルメード H.494
(5)寂しい荒野よ H.469
(6)どうか返して下さい,私の喜びを H.463
(7)暖炉のそばで H.446
(8)ああ!なんて残念なこと H.443
(9)「ル・シッド」のスタンスによるエール H.457−459
(1)(2)サロメ・アレール(S)、
 ブリジット・シェヴィーニュ(S)、
 フランソワ=ニコラ・ジェスロ(オート・コントル)、
 ステファン・ファン・ダイク(T)、
 アルノー・マルツォラティ(Br)、
 ブルターニュcho、
 ル・パルルマン・ド・ミュジーク、
 マルタン・ジェステル(指)
 録音:2000年
(3)(4)ドミニク・ヴィス(C.T)、
 ミシェル・ラプレニー(T)、
 フィリップ・カントール(Br)、
 レ・ザール・フロリサン、
 ウィリアム・クリスティ(指)
録音:1980年&1982年
(5)(6)(7)(8)(9)アンリ・ルドロワ (オート・コントル)、
 リチェルカール・コンソート
録音:1987年
(10)コレスポンダンス、
 セバスティアン・ドゥセ(指)
 録音:2013年
フランス・バロックの隆盛期を代表する作曲家、マルカントワーヌ・シャルパンティエ(1643−1704)の「テ・デウム」をメインとした作品集。レ・ザール・フロリサンやリチェルカール・コンソート、コレスポンダンス、ル・パルルマン・ド・ミュジークなど、現在のフランス古楽界を牽引するアンサンブルによる演奏の数々を収録した豪華なプログラムです。
Diapason
DIAP-102(1CD)
ドビュッシー:ピアノ作品集
(1)版画/仮面
(2)映像第1集/映像第2集
(4)子供の領分
(4)喜びの島
練習曲第11番「組み合わされたアルペッジョのために」
(5)練習曲第1番「5本の指のために」
 練習曲第4番「6度のために」
(6)練習曲第10番「対比的な響きのために」
 練習曲第7番「半音階のために」
(1)ジャン=エフラム・バヴゼ(P)
 録音:2007年
(2)マルセル・メイエ(P)
 録音:1954年
(4)ロベール・カサドシュ(P)
 録音:1954年
(4)サンソン・フランソワ(P)
 録音:1962年
(5)ウラディミール・ホロヴィッツ(P)
 録音:1949年
(6)クララ・ハスキル(P)
 録音:1952年
没後100周年を迎えたフランス印象派の巨匠ドビュッシーのピアノ作品集。ハスキル、メイエ、フランソワ、カサドシュ、ホロヴィッツといった往年の名手たちの録音に加えて、現代屈指のドビュッシー弾き、ジャン=エフラム・バヴゼの「版画」と「仮面」(Chandos音源)が収録されています。
Diapason
DIAP-101(1CD)
レスピーギ:ローマの松〜管弦楽作品集

(1)ローマの松
(2)ローマの祭
(3)組曲「鳥」
(4)ある日お帰りになるならば
(1)フリッツ・ライナー(指)CSO
 録音:1959年
(2)アントニオ・ペドロッティ(指)チェコPO
 録音:1961年
(3)ヒュー・ウルフ(指)セント・ポールCO
 録音:1994年
(4)ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(S)、
 ジェラルド・ムーア(P)
 録音:1949年
フランスのディアパゾン誌が選んだレスピーギの「ローマの松」は、フリッツ・ライナー&CSOの1959年録音!ヒュー・ウルフの「鳥」、アントニオ・ペドロッティの「ローマの祭」に加えて、ビクトリア・デ・ロス・アンヘレスの歌う歌曲がボーナストラックとして収められています。
Diapason
DIAP-100(2CD)
J・シュトラウス:喜歌劇《こうもり》

(1)喜歌劇「こうもり」
(2)ワルツ「春の声」Op.410
(3)喜歌劇「踊り子ファニー・エルスラー」より 郊外のジーヴェリングで
ワルツ「ウィーンの森の物語」
(4)喜歌劇「ヴェネツィアの一夜」より 何とすばらしい眺め
(5)喜歌劇「ヴェネツィアの一夜」より ゴンドラに乗りなさい
(6)喜歌劇「ウィーン気質」(抜粋)
(7)喜歌劇「ジプシー男爵」序曲
(8)喜歌劇「ジプシー男爵」(抜粋)
(1)ユリウス・パツァーク(T)、ヒルデ・ギューデン(S)、アルフレート ペル(Br)、アントン・デルモタ(T)、ヴィルマ・リップ(S)、ジークリンデ・ヴァーグナー(A)、クルト・プレーガー(Br)、アウグスト・ヤレシュ(T)、クレメンス・クラウス(指)VPO、ウィーン国立歌劇場cho
録音:1950年
(2)ヴィルマ・リップ(S)、フェレンツ・フリッチャイ(指)BPO
録音:1952年
(3)リタ・シュトライヒ(S)、クルト・ゲーベル(指)ベルリンRIAS響
録音:1958年
(4)エーリッヒ・クンツ(Br)、アントン・パウリク(指)ウィーン・フォルクスオーパーO
録音:1949年
(5)フリッツ・ヴンダーリヒ(T)、フリート・ヴァルター(指)ベルリンSO
録音:1960年
(6)エリーザベト・シュヴァルツコップ(S)、ニコライ・ゲッダ(T)、エーリッヒ・クンツ(Br)、カール・デンヒ(Bs-Br)、エリカ・ケート(S)、エミー・ローゼ(S)、オットー・アッカーマン(指)フィルハーモニアO
録音:1954年
(7)フェレンツ・フリッチャイ(指)ベルリンRIAS響
録音:1953年
(8)セーナ・ユリナッチ(S)、ルドルフ・ショック(T)、マリアンネ・シュレーダー(Ms)、ゲオルク・ハン(Bs-Br)、フランツ・マルザレク(指)ケルンRSO
録音:1949年
ディアパゾン誌はヨハン・シュトラウス2世の「こうもり」のベスト1に、クレメンス・クラウス&ウィーン・フィルの1950年録音を選出!カップリングの他の作品も、オーストリア、ドイツ系の演奏家たちによる名演が数多く選ばれているところもポイントです。
Diapason
DIAP-099(1CD)
バッハ:管弦楽組曲集

(1)管弦楽組曲第3番ニ短調 BWV.1068

(2)管弦楽組曲第2番ロ短調 BWV.1067

(3)管弦楽組曲第1番ハ長調 BWV.1066

(4)管弦楽組曲第4番ニ長調 BWV.1069
(1)ディエゴ・ファソリス(指)イ・バロッキスティ
 録音:2001年
(2)レイチェル・ブラウン(Fl)、ロイ・グッドマン(指)ブランデンブルク・コンソート
 録音:1990年
(3)モニカ・ハジェット(指)アンサンブル・ソネリー
 録音:2008年
(4)カフェ・ツィマーマン
 録音:2011年
大バッハの「管弦楽組曲集」には、1990年から2011年にかけての比較的最近の演奏を収録。イ・バロッキスティやブランデンブルク・コンソート、アンサンブル・ソネリー、カフェ・ツィマーマンなど、4つのピリオド・アンサンブルの"個性"を1度に楽しむことができます。
Diapason
DIAP-098(2CD)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ集

(1)ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調 Op.24「春」
(2)ヴァイオリン・ソナタ第4番イ短調 Op.23]
(3)ヴァイオリン・ソナタ第3番変ホ長調 Op.12-3
(4)ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調 Op.12-2
録音:1936年
(5)ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調 Op.30-2
(6)ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調 Op.47「クロイツェル」
(7)ヴァイオリン・ソナタ第10番ト長調 Op.96
(1)ナタン・ミルシテイン(Vn)、ルドルフ・フィルクスニー(P)
 録音:1958年
(2)ジノ・フランチェスカッティ(Vn)、ロベール・カサドシュ(P)
 録音:1950年
(3)アドルフ・ブッシュ(Vn)、ルドルフ・ゼルキン(P)
 録音:1931年
(4)シモン・ゴールドベルク(Vn)、リリー・クラウス(P)
 録音:1936年
(5)エリカ・モリーニ(Vn)、ルドルフ・フィルクスニー(P)
 録音:1961年
(6)ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)、ベンノ・モイセイヴィチ(P)
 録音:1951年
(7)ユーディ・メニューイン(Vn)、ヘプツィバ・メニューイン(P)
 録音:1938年
ディアパゾン誌が選ぶベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ集には、1931年のアドルフ・ブッシュから1961年のエリカ・モリーニまで、7人の名ヴァイオリニストたちによる7つのソナタを収録。7人の世界的名匠たちのベートーヴェンの音楽に対するそれぞれのアプローチにもご注目下さい。
Diapason
DIAP-097(1CD)
シューべルト:即興曲&アルペジョーネ・ソナタ
(1)4つの即興曲 D.899, Op.90
 4つの即興曲 D.935, Op.142
(2)アルペジョーネ・ソナタ イ短調 D.821
(1)ルドルフ・フィルクスニー(P)
 録音:1948年
(2)ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)
 ベンジャミン・ブリテン(P)
 録音:1961年
シューベルトの2つの即興曲(D.899&D.935)は、20世紀チェコの名ピアニスト、ルドルフ・フィルクスニーの1948年の録音が選出。母国であるチェコの音楽はもちろんのこと、これらのシューベルトの演奏もフィルクスニーが遺した名演として高い評価を受けています。
Diapason
DIAP-096(1CD)
クープラン:ルソン・ド・テネブレ
(1)子守歌、またはゆりかごの中の愛
 花咲く果樹園
 軽はずみな女
 魅力的な女
(2)ルソン・ド・テネブレ第1番
(3)両棲類
 みごとな犬、またはおどけた恋
 フランスのフォリア、またはドミノ
(4)ルソン・ド・テネブレ第2番
(5)慎み深い女
 ミューズ=プランタン
 ガルニエ夫人
 勤勉な女
(6)ルソン・ド・テネブレ第3番
(1)アリーン・ジルベライシュ(チェンバロ/リュッカース1646年製、タスカン1780年製)
(2)アン・モノイオス(S)
ベルナール・クードゥリエ(Org)
アンヌ=マリー・ラスラ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
パスカル・モンテイエ(テオルボ)
(3)アリーン・ジルベライシュ(Cemb)
(4)サロメ・アレール(S)、マルタン・ジェステル(Org)、グイード・バレストラッチ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、ドロレス・コストヤス(テオルボ)
(5)アリーン・ジルベライシュ(Cemb)
(6)ジュリエット・ペレ(S)、ユジェニー・ワルニエ(S)、エマニュエル・マンドラン(Org)
フランス・バロックの大作曲家、フランソワ・クープラン(1668−1733)の「ルソン・ド・テネブレ」と「クラヴサン小品集」には、アリーン・ジルベライシュやサロメ・アレール、ベルナール・クードゥリエなど、フランス勢を中心としたアーティストたちによる演奏を収録。
Diapason
DIAPCF-011(14CD)
ブルックナー:交響曲&ミサ曲集
仏ディアパゾン誌のジャーナリストの選曲による名録音集


【CD1】
(1)交響曲第1番ハ短調(1877年稿、ハース版)
(2)ミサ曲第1番ニ短調(キリエ〜グローリア)

【CD2】
(1)ミサ曲第1番ニ短調(サンクトゥス〜アニュス・デイ)
(2)ミサ曲第3番ヘ短調

【CD3】
(1)交響曲第2番ハ短調(1877年稿、ハース版)
(2)序曲ト短調 WAB.98

【CD4】
(1)この所は神が作り給いぬ WAB.23
 奉献唱「乙女たちは主の前に招き入れられ」WAB.1
 アヴェ・マリア ヘ長調 WAB.6
 パンジェ・リングァ WAB.33
(2)交響曲第3番ニ短調(1888-1889年稿、レティッヒ版)

【CD5】
(1)交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」(1881年稿、ハース版)
(2)交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」(1889年稿、グートマン版)より 第3楽章:Scherzo

【CD6】
交響曲第5番変ロ長調(1878年稿、ハース版)

【CD7】
交響曲第5番変ロ長調(1878年稿、ノヴァーク版)

【CD8】
(1)ミサ曲第2番ホ短調
(2)弦楽五重奏曲ヘ長調 WAB.112

【CD9】
(1)交響曲第6番イ長調(ヒュナイスの写譜に基づくドブリンガー版)
(2)交響曲第6番イ長調(1881年稿、ハース版)より 第2楽章:Adagio. Sehr feierlich

【CD10】
交響曲第7番ホ長調(1885年稿、グートマン版)

【CD11】
(1)交響曲第7番ホ長調(1885年稿、グートマン版)
(2)正しい者の口は知恵を語る WAB.30
 エサイの杖は芽を出し WAB.52
 キリストはわれらのために WAB.11

【CD12】
ブルックナー 交響曲第8番ハ短調(ハース版)

【CD13】
(1)交響曲第9番ニ短調(1894年稿、オーレル版)
(2)テ・デウム ハ長調

【CD14】
(1)交響曲第9番ニ短調(1894年稿、ノヴァーク版)
(2)テ・デウム ハ長調
【CD1】
(1)ゲオルク・ルートヴィヒ・ヨッフム(指)RIAS響/録音:1956年/選定:ジャン=クロード・ユロ
(2)パトリシア・ブリントン(S)、ソーニャ・ドラクスラー(A)、ウィリアム・バランケンシップ(T)、フレデリック・ガトリー(Bs)、チャールズ・アドラー(指)ウィーンSO、ウィーンRSO/録音:1956年頃/選定:情報無し
【CD2】
(1)パトリシア・ブリントン(S)、ソーニャ・ドラクスラー(A)、ウィリアム・バランケンシップ(T)、フレデリック・ガトリー(Bs)、チャールズ・アドラー(指)ウィーンSO、ウィーンRSO/録音:1956年頃/選定:情報無し
(2)マリア・シュターダー(S)、クラウディア・ヘルマン(A)、エルンスト・ヘフリガー(T)、キム・ボルイ(Bs)、オイゲン・ヨッフム(指)バイエルンRSO&cho/録音:1962年/選定:情報無し
【CD3】
(1)フランツ・コンヴィチュニー(指)ベルリンRSO/録音:1951年/選定:ジャン=クロード・ユロ
(2)フレデリック・チャールズ・アドラー(指)ウィーンSO/録音:1952年頃/選定:ジャン=クロード・ユロ
【CD4】
(1)マルクス・クリード(指)シュトゥットガルトSWRヴォーカル・アンサンブル/録音:2007年/選定:情報無し
(2)クルト・ザンデルリンク(指)ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO/録音:1963年/選定:パトリック・セルズノヴィッチ
【CD5】
(1)ヘルマン・アーベントロート(指)ライプツィヒRSO/録音:1949年/選定:レミィ・ルイ
(2)クレメンス・クラウス(指)VPO/録音:1929年/選定:レミィ・ルイ
【CD6】
ヘルマン・アーベントロート(指)ライプツィヒRSO/録音:1949年/選定:ユーグ・ムソー
【CD7】
オイゲン・ヨッフム(指)バイエルンRSO/録音:1958年/選定:クリストフ・ハス
【CD8】
(1)マルクス・クリード(指)シュトゥットガルトSWRヴォーカル・アンサンブル、シュトゥットガルトSWRSOのメンバー/録音:2007年/選定:情報無し
(2)アマデウスSQ、セシル・アロノヴィッツ(Va)/録音:1953年/選定:ジョルジュ・ザイゼル
【CD9】
(1)フレデリック・チャールズ・アドラー(指)ウィーンSO/録音:1952年/選定:ジョルジュ・ザイゼル
(2)ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)BPO/録音:1943年/選定:ジョルジュ・ザイゼル
【CD10】
オイゲン・ヨッフム(指)BPO/録音:1952年/選定:クリストフ・ハス
【CD11】
カール・ベーム(指)VPO/録音:1943年/選定:レミィ・ルイ
(2)マルクス・クリード(指)シュトゥットガルトSWRヴォーカル・アンサンブル/録音:2007年/選定:情報無し
【CD12】
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)VPO/録音:1944年/選定:ユーグ・ムソー
【CD13】
(1)ウィルヘルム・フルトヴェングラー(指)BPO/録音:1944年/選定:ジャン=クロード・ユロ
(2)ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)VPO、ウィーン楽友協会cho、レオンタイン・プライス(S)、ヒルデ・レッセル=マイダン(A)、フリッツ・ヴンダーリヒ(T)、 ヴァルター・ベリー(Bs)/録音:1960年/選定:ジャン=クロード・ユロ
【CD14】
(1)エドゥアルト・ファン・ベイヌム(指)アムステルダム・コンセルトヘボウO/録音:1956年/選定:パトリック・セルズノヴィッチ
(2)ヴォルクマール・アンドレーエ(指)ウィーンSO、ウィーン楽友協会cho、エミー・ローゼ(S)、ヒルデ・レッスル=マイダン(A)、アントン・デルモータ(T)、ゴットロープ・フリック(Bs)/録音:1953年/選定:ジャン=クロード・ユロ
フランスで最も権威のあるクラシック音楽専門誌「ディアパゾン(Diapason)」の自主レーベルから、BOXセットの新譜が続々登場!
ディアパゾン誌のジャーナリストたちの推薦と、同誌のディスク・レビューの責任者であるガエタン・ノーローの監修によって選りすぐられたブルックナーのシンフォニーの名演集BOX! 「交響曲第4番」、「交響曲第7番」、「交響曲第9番」と「テ・デウム」はそれぞれ2種類の演奏(録音)が選ばれており、ディアパゾン誌の強いこだわりが感じられる内容となっています。 収録時間は約18時間!リマスタリングはこれまでと同じく、「Les Studios de Circe社」のイザベル・デイヴィが担当しています。
Diapason
DIAPCF-009(14CD)
シューベルト:室内楽作品集〜仏ディアパゾン誌のジャーナリストとフランスの世界的アーティストの選曲による名録音集


【CD1】
(1)幻想曲ハ長調 D.934
(2)二重奏曲イ長調 D.574
(3)ロンド・ブリランテ ロ短調 D.895
【CD2】
(1)ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ第1番ニ長調 D.384
(2)ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ第1番ニ長調 D.384
(3)ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ第2番イ短調 D.385
(4)ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ第3番ト短調 D.408
(5)「しぼめる花」の主題による序奏と変奏曲ホ短調 D.802
【CD3】
(1)アレグロ イ短調 D.947「人生の嵐」
 ロンド ニ長調 D.608
 性格的な行進曲ハ長調 D.886/1
 創作主題による変奏曲変イ長調 D.813
(2)ソナタ ハ長調「グランド・デュオ」
【CD4】
(1)幻想曲ヘ短調 D.940
(2)大行進曲第3番ロ短調 D.819-3
フランス風の自作主題によるディヴェルティメント ホ短調 D.823
 ロンド イ長調 D.951
 軍隊行進曲第1番ニ長調 D.733-1
 大行進曲第2番ト短調 D.819-2
(3)ハンガリー風ディヴェルティスマン ト短調 D.818
【CD5】
(1)ピアノ三重奏曲変ホ長調 D.897「ノットゥルノ」
 ピアノ三重奏曲変ロ長調 D.28「ソナタ楽章」
(2)アルペジョーネ・ソナタ イ短調 D.821
(3)華麗なるロンド ロ短調 D.895
(4)弦楽三重奏曲第1番変ロ長調 D.471
(5)弦楽三重奏曲第2番変ロ長調 D.581「ソナタ」
【CD6】
(1)ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調 D.898
(2)ピアノ三重奏曲第2番変ホ長調 D.929
【CD7】
(1)序曲ハ短調 D.8A
 弦楽四重奏曲第1番ト短調 D.18
 弦楽四重奏曲第2番ハ長調 D.32
 弦楽四重奏曲第6番ニ長調 D.74
(2)弦楽四重奏曲第10番変ホ長調 D.87
【CD8】
(1)弦楽四重奏曲第3番変ロ長調 D.36
 弦楽四重奏曲第4番ハ長調 D.46
 弦楽四重奏曲第5番変ロ長調 D.68
【CD9】
(1)八重奏曲ヘ長調 D.803
(2)弦楽四重奏曲第7番ニ長調 D.94
【CD10】
(1)弦楽四重奏曲第8番変ロ長調 D.112
 弦楽四重奏曲第14番ニ短調 D.810「死と乙女」
(2)弦楽四重奏曲第9番ト短調 D.173
【CD11】
(1)弦楽四重奏曲第14番ニ短調 D.810「死と乙女」
(2)弦楽四重奏曲第13番イ短調 D.804「ロザムンデ」
 弦楽四重奏曲第12番ハ短調 D.703「四重奏断章」
【CD12】
(1)弦楽四重奏曲第12番ハ短調 D.703「四重奏断章」
 弦楽四重奏曲第13番イ短調 D.804「ロザムンデ」
 弦楽四重奏曲第15番ト長調 D.887
【CD13】
(1)弦楽四重奏曲第15番ト長調 D.887
(2)弦楽四重奏曲第11番ホ長調 D.353
【CD14】
(1)ピアノ五重奏曲イ長調 D.667「ます」
(2)弦楽五重奏曲ハ長調 D.956
【CD1】
(1)ブロニスラフ・フーベルマン(Vn)、ボリス・ルバイキン(P)/録音:1944年
(2)フリッツ・クライスラー(Vn)、セルゲイ・ラフマニノフ(P)・録音:1928年
(3)オスカー・シュムスキー(Vn)、演奏者不明(P)/録音:1950年頃
【CD2】
(1)ヨーゼフ・シゲティ(Vn)、アンドール・フォルデス(P)・録音:1941年
(2)アルテュール・グリュミオー(Vn)、リッカルド・カスタニョーネ(P)/録音:1955年
(3)(4)ヴィリー・ボスコフスキー(Vn)、リリー・クラウス(P)/録音:1957年
(5)ギドン・クレーメル(Vn)、オレグ・マイセンベルク(P)/録音:1974年
【CD3】
(1)パウル・バドゥラ=スコダ&イェルク・デームス(P)/録音:1953年
(2)アルフレート・ブレンデル&エヴリーヌ・クロシェ(P)/録音:1962年
【CD4】
(1)ベンヤミン・ブリテン&スヴャトスラフ・リヒテル(P)/録音:1965年
(2)アルトゥール・シュナーベル&カール・ウルリッヒ・シュナーベル(P)/録音:1937年
(3)リリー・クラウス&ホメロ・デ・マガリャエス(P)/録音:1958年
【CD5】
(1)トリオ・ワンダラー/録音:2000年
(2)モーリス・ジャンドロン(Vc)、ジャン・フランセ(P)/録音:1952年
(3)ユーディ・メニューイン(Vn)、ヘプシバ・メニューイン(P)/録音:1938年
(4)ウィーン・コンツェルトハウスQ〔アントン・カンパー(Vn)、エーリッヒ・ヴァイス(Va)、フランツ・クヴァルダ(Vc)〕/録音:1953年
(5)ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)、ウィリアム・プリムローズ(Va)、グレゴール・ピアティゴルスキー(Vc)/録音:1960年
【CD6】
(1)ユージン・イストミン(P)、アレクサンダー・シュナイダー(Vn)、パブロ・カザルス(Vc)/録音:1951年
(2)ルドルフ・ゼルキン(P)、アドルフ・ブッシュ(Vn)、ヘルマン・ブッシュ(Vc)/録音:1935年
【CD7】
(1)アウリンSQ/録音:1995年&1997年
(2)ウィーン・フィルハーモニーSQ/録音:1962年
【CD8】
(1)ウィーン・コンツェルトハウスQ/録音:1952年
【CD9】
(1)レオポルト・ウラッハ(Cl)、カール・エールベルガー(Fg)、ゴットフリート・フォン・フライベルク(Hrn)、アントン・カンパー(Vn)、カール・マリア・ティッツェ(Vn)、エーリッヒ・ヴァイス(Va)、ギュンター・ヴァイス(Vc)、カール・フィアラ(Cb)/録音:1957年頃
(2)ウィーン・コンツェルトハウスQ
録音:1951年
【CD10】
(1)ブッシュQ/録音:1938年&1936年
(2)ウィーン・コンツェルトハウスQ/録音:1953年
【CD11】
(1)アマデウスSQ/録音:1956年&1951年
【CD12】
(1)コーリッシュQ/録音:1934年
【CD13】
(1)ケルビーニSQ/録音:1992年
(2)ウィーン・コンツェルトハウスQ/録音:1953年
【CD14】
(1)ウィーン八重奏団のメンバー:ワルター・パンホーファー(P)、ヴィリー・ボスコフスキー(Vn)、ギュンター・ブライテンバッハ(Va)、ニコラウス・ヒューブナー(Vc)、ヨハン・クルンプ(Cb)/録音:1950年
(2)ハリウッドSQ、クルト・レーア(Vc)/録音:1951年
シリーズ第9弾となるシューベルトの室内楽作品集には、ディアパゾン誌のジャーナリストたちや、ルノー・カプソン、フレデリック・ロデオン、アンヌ・ケフェレック、ジャン=ギアン・ケラス、ギヨーム・シュートル、エベーヌSQらの推薦によって選ばれた名演奏を約20時間分収録!リマスタリングは、引き続きフランスのマスタリング・スタジオ「Les Studios de Circe社」のイザベル・デイヴィが担当しています。
Diapason
DIAPCF-012(10CD)
ラフマニノフ:交響曲&ピアノ協奏曲集〜仏ディアパゾン誌のジャーナリストの選曲による名録音集


【CD1】
(1)ピアノ協奏曲第1番嬰ヘ短調 Op.1
(2)ジプシーの主題による奇想曲 Op.12
(3)ピアノ協奏曲第2番ハ短調 Op.18

【CD2】
(1)ピアノ協奏曲第2番ハ短調 Op.18
(2)ピアノ協奏曲第3番ニ短調 Op.30

【CD3】
(1)ピアノ協奏曲第3番ニ短調 Op.30
セルゲイ・ラフマニノフ(P)、ユージン・オー
(2)交響詩「死の島」Op.29
(3)交響詩「死の島」Op.29

【CD4】
(1)ピアノ協奏曲第4番ト短調 Op.40
(2)パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43
(3)パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43

【CD5】
(1)合唱交響曲「鐘」Op.35
(2)交響曲第1番ニ短調 Op.13

【CD6】
(1)交響曲第2番ホ短調 Op.27
(2)交響曲第2番ホ短調 Op.27より 第2楽章
(3)幻想曲「岩」Op.7

【CD7】
(1)交響曲第3番イ短調 Op.44
(2)交響的舞曲 Op.45

【CD8】
(1)歌劇「アレコ」
(2)老ジプシーの歌/アレコのカヴァティーナ
(3)若いジプシーのロマンス
(4)女たちの踊り/男たちの踊り

【CD9】
聖ヨハネ・クリソストモスの典礼 Op.31

【CD10】
(1)聖ヨハネ・クリソストモスの典礼 Op.31(続き)
(2)晩祷 Op.37
【CD1】
(1)バイロン・ジャニス(P)、キリル・コンドラシン(指)モスクワPO/録音:1962年/選定:ベルトラン・ボワサール
(2)エフゲニー・スヴェトラーノフ(指)ソヴィエト国立SO/録音:1973年/選定:ジャン=クロード・ユロ
(3)アール・ワイルド(P)、ヤッシャ・ホーレンシュタイン(指)ロイヤルPO/録音:1965年/選定:ロラン・ミュラロ
【CD2】
(1)ヴァルター・ギーゼキング(P)、ウィレム・メンゲルベルク(指)アムステルダム・コンセルトヘボウO/録音:1940年/選定:アラン・ロンペッシュ
(2)エフゲニー・モギレフスキー(P)、キリル・コンドラシン(指)モスクワPO/録音:1964年/選定:ジェッド・ディスラー
【CD3】
(1)セルゲイ・ラフマニノフ(P)、ユージン・オーマンディ(指)フィラデルフィアO/録音:1939−1940年/選定:ディアパゾン編集部
(2)セルゲイ・ラフマニノフ(指)フィラデルフィアO/録音:1929年/選定:パトリック・セルズノヴィッチ
(3)フリッツ・ライナー(指)CSO/録音:1957年/選定:パトリック・セルズノヴィッチ
【CD4】
(1)アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(P)、エットーレ・グラチス(指)フィルハーモニアO/録音:1957年/選定:エティエンヌ・モロー
(2)パガニーニの主題による狂詩曲/レオン・フライシャー(P)、ジョージ・セル(指)クリーヴランドO/録音:1957年/選定:ガエタン・ノーロー
(3)ベンノ・モイセイヴィチ(P)、ベイジル・キャメロン(指)LPO/録音:1938年/選定:ガエタン・ノーロー
【CD5】
(1)エリザヴェータ・シュムスカヤ(S)、ミハイル・ドヴェンマン(T)、アレクセイ・ボルシャコフ(Br)、キリル・コンドラシン(指)モスクワPO、アカデミー・ロシア共和国cho/録音:1963年/選定:ニコラ・ダーニー
(2)クルト・ザンデルリンク(指)レニングラードPO/録音:1950−1951年/選定:情報無し
【CD6】
(1)クルト・ザンデルリンク(指)レニングラードPO/録音:1956年/選定:クリストフ・ハス
(2)ユージン・オーマンディ(指)フィラデルフィアO/録音:1959年/選定:情報無し
(3)エフゲニー・スヴェトラーノフ(指)ソヴィエト国立SO/録音:1973年/選定:ジャン=クロード・ユロ
【CD7】
(1)エフゲニー・スヴェトラーノフ(指)モスクワRSO/録音:1962年/選定:ジャン=クロード・ユロ
(2)キリル・コンドラシン(指)モスクワPO/録音:1963年/選定:クリストフ・ハス
【CD8】
(1)エフゲニー・ネステレンコ(アレコ)、アレクサンドル・フェディン(若いジプシー)、ウラディミール・マトーリン(老ジプシー)、スヴェトラーナ・ヴォルコヴァ(ゼムフィーラ)、ライサ・コトヴァ(ジプシーの老婆)、ドミトリー・キタエンコ(指)モスクワPO、ソヴィエト国立放送cho/録音:1987年
(2)ボリス・グミリャ(Bs)、ワシリー・ネボルシン(指)ボリショイ劇場O/録音:不詳
(3)ニコライ・ゲッダ(T)、エリック・ヴェルバ(P)/録音:1959年
(4)ニコライ・ゴロワーノフ(指)ボリショイ劇場O/録音:1951年
選定:ディディエ・ヴァンモア(CD8全て)
【CD9】
ヴァレリー・ポリャンスキー(指)ロシア国立シンフォニー・カペラ/録音:1990年
【CD10】
(1)ヴァレリー・ポリャンスキー(指)ロシア国立シンフォニー・カペラ/録音:1990年
(2)クララ・コルカン(Ms)、コンスタンチン・オグネヴォイ(T)、アレクサンドル・スヴェシニコフ(指)ソビエト国立アカデミー・ロシアcho/録音:1965年
選定:ブノワ・フォーシェ(CD9&10)
ディアパゾン誌のジャーナリストたちの推薦による往年の名演を集めたBOXシリーズの第12弾は、シリーズ初となるロシア音楽!交響曲とピアノ協奏曲を中心としたラフマニノフの作品集です! これまでの第1弾〜第11弾のBOXとは異なり、コンドラシンやスヴェトラーノフ、ザンデルリンク、そしてラフマニノフの自作自演など、旧ソ連/ロシア勢の名演の数々が収録曲の大半を占めているところもこのラフマニノフBOXの大きな特徴と言えるでしょう。 リマスタリングは、第11弾までと同様、フランスのマスタリング・スタジオ「Les Studios de Circe社」のイザベル・デイヴィが担当しています。
Diapason
DIAPCF-010(14CD)
プッチーニ:オペラ集〜仏ディアパゾン誌のジャーナリストの選曲による名録音集


【CD1-2】
歌劇「マノン・レスコー」

【CD3-4】
歌劇「ラ・ボエーム」

【CD5-6】
歌劇「トスカ」

【CD7-8】
歌劇「蝶々夫人」

【CD9-10】
歌劇「西部の娘」

【CD11-12】
(1)歌劇「外套」
(2)歌劇「修道女アンジェリカ」
(3)歌劇「ジャンニ・スキッキ」

【CD13-14】
歌劇「トゥーランドット」
【CD1-2】
マリア・カラス、ジュゼッペ・ディ・ステファノ、ジュリオ・フィオラヴァンティ、フランコ・カラブレセ、ミラノ・スカラ座歌劇場O&cho、トゥリオ・セラフィン(指)他/録音:1957年7月18日&27日、ミラノ/選定:ステファン・グラント
【CD3-4】
レナータ・テバルディ、カルロ・ベルゴンツィ、ジャンナ・ダンジェロ、エットーレ・バスティアニーニ、チェーザレ・シエピ、サンタ・チェチーリア国立アカデミーO、トゥリオ・セラフィン(指)他/録音:1959年8月1日&9日/選定:イヴァン・A. アレシャンドレ
【CD5-6】
レナータ・テバルディ、リチャード・タッカー、レナード・ウォーレン、フェルナンド・コレーナ、クリフォード・ハーヴォー、メトロポリタン歌劇場O&cho、ディミトリ・ミトロプーロス(指)他/録音:1956年1月7日/選定:リシャール・マルテル
【CD7-8】
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス、ジュゼッペ・ディ・ステファノ、ティート・ゴッビ、アンナ・マリア・カナーリ、レナータ・エルコラーニ、ローマ歌劇場O、ジャナンドレア・ガヴァッツェーニ(指)他/録音:1954年7月26日&8月23日/選定:エマニュエル・ドゥピュイ
【CD9-10】
エレアノール・スティーバー、マリオ・デル・モナコ、ジャンジャコモ・グエルフィ、ピエロ・デ・パルマ、ヴィート・ススカ、フィレンツェ五月音楽祭O&cho、ディミトリ・ミトロプーロス(指)他/録音:1954年6月15日/選定:アンドレ・チュブフ
【CD11-12】
(1)エットーレ・バスティアニーニ、サルヴァトーレ・プーマ、アンジェロ・メルクリアーリ、エラルド・コーダ、北ドイツRSO、マリオ・コルドーネ(指)他/録音:1955年6月21日/選定:エマニュエル・ドゥピュイ
(2)レナータ・テバルディ、ジュリエッタ・シミオナート、ルチア・ダニエリ、フィレンツェ五月音楽祭O&cho、ランベルト・ガルデッリ(指)他/録音:1962年7月12日&26日/選定:ジャン=フィリップ・グロスペラン
(3)ティート・ゴッビ、ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス、カルロ・デル・モンテ、アンナ・マリア・カナーリ、ローマ歌劇場O&cho、ガブリエレ・サンティーニ(指)他/録音:1958年7月7日&27日/選定:クリスチャン・メルラン
【CD13-14】
ビルギット・ニルソン、ユッシ・ビョルリング、レナータ・テバルディ、ジョルジョ・トッツィ、アレッシオ・デ・パオリス、ローマ歌劇場O&cho、エーリヒ・ラインスドルフ(指)他/録音:1959年7月3日&11日/選定:ディディエ・ファン・モエレ
モーツァルトのオペラ集(DIAPCF-004)以来となるディアパゾン・レーベルのオペラBOXは「プッチーニ」!ディアパゾン誌のジャーナリストたちがベストと太鼓判を押した「トスカ」や「蝶々夫人」、「トゥーランドット」から「三部作」や「西部の娘」など、プッチーニの主要オペラ7作品(9作品)の名録音を集めています。リマスタリングは「Les Studios de Circe社」のイザベル・デイヴィが担当しています。

N響ライヴ・シリーズ〜エフゲニー・スヴェトラーノフ
ロシアの大指揮者エフゲニー・スヴェトラーノフ(1928-2002)は、73年の生涯に15回の来日公演を行っています。大半は手兵ソヴィエト国立交響楽団を率いてですが、NHK交響楽団の定期にも5度登場しています。今回はそのなかから初出のマーラーと協奏曲を中心に彼の巨匠芸をお楽しみください。
King International
KKC-2154(1CD)
マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調 エフゲニー・スヴェトラーノフ(指)NHK響

録音:2000年9月28日/NHKホール(ステレオ・ライヴ)
スヴェトラーノフは2000年の9月から10月にかけてNHK響に客演しましたが、これが最後の来日となりました。その際に話題となったマーラー の交響曲第5番がついにCD化。これまでN響は同曲をさまざまな指揮者と共演しましたが、そのどれとも異なる巨大さで、ことに恰幅良く金管を鳴ら すところなど、まるでチャイコフスキーのような音世界を創り上げていました。また「アダージェット」ではN響の弦の美しさをたっぷりと歌わせながら、 凛とした気品を保つ神業。演奏終演後の聴衆の興奮も聴きものです。 (Ki)
King International
KKC-2155(2CD)
マーラー:交響曲第6番「悲劇的」 エフゲニー・スヴェトラーノフ(指)NHK響

録音:1999年2月11日/NHKホール(ステレオ・ライヴ)
交響曲第6番は、マーラー作品のなかでも最もスヴェトラーノフ向きと思われ、炸裂する打楽器群、強圧的なマーチ、全体を覆う悲劇性はショスタコーヴィ チを連想させます。スヴェトラーノフは事実N響から驚くほど豊かな音を引き出し、80分を越える大曲を一気に聴かせてくれます。スヴェトラーノフなら ではの堂々としたマーラーを存分に味わえます。 (Ki)
King International
KKC-2157(2CD)
マーラー:交響曲第7番「夜の歌」 エフゲニー・スヴェトラーノフ(指)NHK響

録音:1997年9月11日/NHKホール(ステレオ・ライヴ)
スヴェトラーノフとN響によるマーラーの交響曲第7番はまさに期待通りの爆演を聴かせてくれる逸品。オーケストラを恰幅良く鳴らすだけでなく、テ ンポの幅も大きく歌わせ方も濃厚です。終楽章での光を放つ表現も独特。ロシア的なマーラーの魅力満点です。 (Ki)
King International
KKC-2158(1CD)
スヴェトラーノフ/ロシア管弦楽曲集
グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
チャイコフスキー:幻想序曲「ロメオとジュリエット」
ムソルグスキー:歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」〜序奏とポロネーズ
 歌劇「ホヴァンシチナ」〜第4幕への間奏曲*
ボロディン:歌劇「イーゴリ公」〜ダッタン人の踊り
リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲Op.34
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指)NHK響

録音:1999年2月26日、1993年2月3日*/NHKホール(ステレオ・ライヴ)
広いレパートリーを誇るスヴェトラーノフですが、やはりロシアのオーケストラ名曲は他の追随を許さぬ充実感と巧さ。ロシア音楽の醍醐味の楽しさと 醍醐味を満喫させてくれます。「ルスランとリュドミラ」序曲や「スペイン奇想曲」のにぎにぎしさ、「ロミオとジュリエット」の中間部や「ダッタン人の踊り」 のしみいるような歌い回しも絶品です。
King International
KKC-2159(1CD)
チェルカスキーとスヴェトラーノフ
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第2番*
スヴェトラーノフ:詩曲「オイストラフの想い出に」#
シューラ・チェルカスキー(P)
加藤知子(Vn)#
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指)NHK響

録音:1993年2月3日*、1999年2月26日/NHKホール(ステレオ・ライヴ)
スヴェトラーノフとN響のロシア協奏曲集。チャイコフスキーは珍しい第2番を最晩年のシューラ・チェルカスキー(1909-1995)と共演。当時84歳 の高齢ながら、有名な第1番以上に難技巧と体力が要求される作を見事に演奏。独特なねっとりした美音と語り口の巧さは健在で、スヴェトラーノフの サポートとあいまって19世紀風グランドマナーのピアニズムを聴かせてくされます。加藤知子はスヴェトラーノフ作曲による「詩曲」を演奏。スヴェトラー ノフの作風は美しく詩的メロディと色彩的なオーケストレーションが特徴で、陶酔的なひとときを楽しめます。 (Ki)

SWR Century Classics
SWR(南西ドイツ放送)が所有する音源の中でも、ブールのラヴェルやカンブルランのベルリオーズなど「名演」として知られる一連の演奏を復刻。お求めやすい低価格で販売するシリーズです。
SWR music
SWR-19501CD(1CD)
NX-A05
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲集(全8曲) イルジー・スターレク(指)
南西ドイツ放送カイザースラウテルンO

CD93.037の再発盤
チェコ出身の指揮者スターレク(1923-2011)は、ターリヒとアンチェルに指揮を学び、1953年から1968年までプラハ放送 SOの首席指揮者を務めた実力派。このスラヴ舞曲集はお国物ということもあり、極めて集中力の高い演奏が繰り広 げられています。
SWR music
SWR-19502CD(1CD)
NX-A05
R・シュトラウス:楽劇「ばらの騎士」組曲 Op.59 TrV 227
交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」 Op.28 TrV 171
交響詩「ドン・ファン」 Op.20 TrV 156
アンドレア・レーン (Vn)
オットー・アルミン(Vn)
ディートヘルム・ヨナス(Ob)
ジョルジュ・プレートル(指)
シュトゥットガルトRSO

CD93.012の再発盤
フランスの名指揮者プレートル(1924-2017)によるR・シュトラウスの管弦楽作品集。若い頃からシュトラウス作品を 好んでいたプレートル(1956年のパリでのデビューもシュトラウスの「アラベラ」パリ初演でした)、この演奏でも実に大らかで優 雅なシュトラウスを聴かせています。
SWR music
SWR-19503CD(1CD)
NX-A05
ベルリオーズ:演奏会用序曲集
序曲「ウェイヴァリー」 Op.1
序曲「宗教裁判官」 Op.3*
序曲「リア王」 Op.4**
序曲「ロブ・ロイ」
序曲「ローマの謝肉祭」Op.9#
序曲「海賊」Op.21
シルヴァン・カンブルラン(指)
バーデン・バーデン&フライブルク南西ドイツRSO

録音:2007年5月、2000年2月*、2003年2月***、2002年1月#
CD93.201の再発盤
2010年から読売日本SOの常任指揮者を務め、現代音楽を含む刺激的なレパートリーと演奏で聴衆を魅了する 指揮者シルヴァン・カンブルラン。この2007年に録音されたベルリオーズでも、普段あまり耳にすることのない珍しい作品を、 オーケストラの性能を存分に引き出し華麗に聞かせます。
SWR music
SWR-19504CD(1CD)
NX-A05
ラヴェル:管弦楽作品集
クープランの墓
歌曲集「シェエラザード」
古風なメヌエット
ツィガーヌ*
ダフニスとクロエ 第1組曲
ダフニスとクロエ 第2組曲
アーリーン・オジェー(S)
ピーナ・カルミレッリ(Vn)*
エルネスト・ブール(指)
バーデン・バーデン&フライブルク南西ドイツRSO

CD93.111の再発盤
フランスの名指揮者エルネスト・ブール(1913-2001)。ミュンシュとシェルヘンに指揮法を学んだブールは近現代の作品を得 意としていましたが、このラヴェルでも、精緻なオーケストレーションを生かし、華麗かつ緻密な演奏をしています。東洋風な雰 囲気を湛えた歌曲集「シェエラザード」で独唱を務めるのはアメリカ出身のソプラノ、オジェー。澄み渡った声が魅力的です。 長らくイ・ムジチ合奏団で活躍していたカルミレッリのヴァイオリンで聴く「ツィガーヌ」も素晴らしい演奏です。
SWR music
SWR-19505CD(1CD)
NX-A05
アメリカ近代音楽集
ガーシュウィン:ストライク・アップ・ザ・バンド:序曲
ハーシュウィン:子守歌
コープランド:キューバ組曲
モンカージョ(1912-1958):ウアパンゴ
ベンジャミン(1893-1960):ノース・アメリカン・スクエア・ダンス*
リヴィングストン(1915-2001):Mr.クリストファー・コロンブス**
ジョプリン(1867-1917):歌劇「トゥリーモーシャ」-2つのラグタイム
ロジャース(1902-1979):オクラホマ・メドレー
バーンスタイン:ミサ曲-シンプルソング#
ガーシュウィン:ガール・クレイジー:序曲#
クラウス・アルプ(指)…1-4.7.8
サウル・シェヒトマン(指)*
エルンスト・ヴェダム(指)**
カスパール・リヒター(指)#
南西ドイツ放送カイザースラウテルンO

CD93.021の再発盤
タイトルの「新世界より」はドヴォルザークの交響曲ではありません。ラグタイムの先駆者スコット・ジョプリンや、リチャード・ロ ジャース、コープランド、ガーシュウィン、バーンスタインなど、アメリカの近代名曲を集めたこのアルバムは、まさに「新世界から」 の音楽を聴くにふさわしい1枚です。
SWR music
SWR-19506CD(1CD)
NX-A05
シューベルト:交響曲第9番 ハ長調「ザ・グレート」D944.
劇音楽「魔法の竪琴」D644 序曲*
ロジャー・ノリントン(指)
シュトゥットガルトRSO

録音:2001年7月18-20日、2002年5月3日*
CD93.044の再発盤
ロジャー・ノリントン(指) シュトゥットガルトRSO 録音:2001年7月18-20日…1-4 2002年5月3日…5 CD93.044の再発盤
SWR music
SWR-19507CD(1CD)
NX-A05
ホルスト:組曲「惑星」
エルガー:弦楽セレナード
シュトゥットガルト南西放送声楽アンサンブル
シュトゥットガルト州立歌劇場cho
ロジャー・ノリントン(指)
シュトゥットガルトRSO

CD93.043の再発盤
バロックや古典派の作品を得意とするノリントンが演奏するホルストの惑星。重厚な和声を響かせ、たっぷりとメロディを歌わ せるロマンティックな演奏が主流である中にも、ノリントンの軽やかな演奏は他の名演と一線を画すものとして評価されていま す。

新人シリーズ「HARMONIA # NOVA」始動!
ハルモニアムンディが、久々に新人シリーズをお届けします。イザベル・ファウストやジャン=ギアン・ケラス、さらにはカルボナーレ(クラリネット)といった一流の音楽家たちも、このシリーズから出発しています。今回あらたに始まる「HARMONIA # NOVA」は、アーティストたち自身がプログラムを決めている、というのも注目。ハルモニアムンディが満を持して推薦するアーティストたち、ご期待ください!
H.M.F
HMN-916105(1CD)
HARMONIA NOVA #1
THE CURIOUS BARDS(ケルトの不思議な吟遊詩人)
・3つのスコットランドのエアのセット〔The Lads of Elgin/ The Hirhlandman kissed his mother/ The Fyket〕
・3つのアイルランドのエアのセット〔Sr.Ulick Burk/ The Soup of Good Drink/ The High Road to Dublin〕
・ウェストミーズの熊手(変奏を伴うアイルランド民謡)
・シンス・サウンディング・ドラムズ(アイルランドのエア)
・ハイランド・バトル〔The March/ They Mend their Pace/ The Battle Begins/ The Height of the Battle/ The Preparation
for a Retreat/ The Chief is Killed/ The Retreat/ The Lamentation for the Chief〕
・アイルランド&スコットランドからの3つのエアのセット〔Lady Herriot Hopes/ Sir Adam Ferguson’s reel/ Bonny Lads〕
・2つのアイルランドのエアのセット
・THE DUEL(マロウの熊手)(変奏を伴うアイルランド民謡)
・3つのアイリッシュ・エアのセット〔Mary O’Neill/ The Lads of Dunse/ Port Patrick〕
・Kilkenny is a handsome place(アイリッシュ・ソング)
・アイルランド&スコットランドからの3つのエアのセット〔Raddire en Ougnish/ Marquis of Huntly’s strathspey/ Mr Jo
Reid’s reel〕
・King of the Blind
・3つのスコットランド・エアのセット〔Miss Loraine of Kirkharles/ Fight about the Fire side/ Lochailis away to France〕
・Lady Anne Bothwell’s lament(スコットランド・ソング)
ザ・キュリアス・バーズ(THE CURIOUS BARDS/ケルトの不思議な吟遊詩人)
〔アリ・ボワヴェール (Vn)、ジャン=クリストフ・モレル(シターン)、サラ・ヴァン・オウデンホーヴェ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)〕

録音:2017年1月
ゲール、ケルトの音楽を演奏するために結成された5人のアンサンブル、ザ・キュリアス・バーズ。2015年から活動を始め、18世紀のアイルランドとスコッ トランドの作品を、残されている楽譜・資料を丹念に研究し、印刷譜に書かれているアーティキュレーション、それぞれの楽曲にふさわしいテンポなどを 再検証しながら演奏しています。彼らのアイルランド・スコットランドに対する愛情を感じるとともに、その豊かな音楽世界に酔いしれる1枚です。 (Ki)
H.M.F
HMN-916106(1CD)
HARMONIA NOVA #2
マルク・ブシュコフ
イザイ:ファンタジーop.32(ジャネット・ダンサンによるヴァイオリンとピアノ編曲版)
 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第6番 ホ長調 op.27-6
 ノルウェーの伝説(Legende norvegienne)※世界初録音
 ‘Si vous saviez(あなたが知っていたら)’(原曲:歌曲)
ショーソン:詩曲 op.25
マルク・ブシュコフ(b.1991):ファンタジー(2015)(無伴奏)、メロディー(2015)(無伴奏)
マルク・ブシュコフ(Vn/ Jean Baptiste Vuillaume, Paris, 1865)、ゲオルギー・ドゥブコ(P)

録音:2015年10月
1991年生まれのマルク・ブシュコフによるイザイほか作品集。ブシュコフはヴァイオリン奏者の一家に生まれ、5歳でヴァイオリン奏者だった祖父か ら手ほどきを受けました。数々の国際コンクールで入賞を果たしている逸材です。
イザイを敬愛してやまないブシュコフは、この録音にあたり様々に調査を進める中、ベルギー王立図書館で、無名の人物が図書館に寄付したばかりとい うイザイの自筆譜を発見します。しかも、それを演奏してよいと許可を得ました。早速に彼がとりかかったのが、このCDにも収録されている「ノルウェー の伝説」です。世界初録音となる「ノルウェーの伝説」は、1882年4月28日という日付が残っており、その2日後に、ベルゲンで初演されたことが新 聞にも記述されているもの。イザイはグリーグと面会をし、5月1日に、グリーグの自筆サインつき写真を受け取っています。5月14日にオスロで再びこ の作品が演奏されています。1880年に亡くなった、ノルウェーのヴィルトゥオーゾヴァイオリン奏者オーレ・ブルの息子、アレクサンドル・ブルに献呈さ れています。 イザイの晩年の作とされる「ファンタジー」の原曲は、オーケストラとソロ・ヴァイオリン奏者(オケのメンバー?)のために書かれた作品ですが、ショッ ト社から発行されているヴァイオリン独奏とピアノのための編曲版が残されているのみ。2楽章から成り、12音技法や、イザイならではの超絶技巧がみら れる秀作です。 ブシュコフ自身の作曲による無伴奏ヴァイオリンのための「ファンタジー」は、ウクライナの民謡に基づく変奏曲となっており、イザイのスタイルを思わ せるヴィルトゥオジックな作品。ブシュコフの亡き祖母に捧げる「メロディー」も穏やかでどこか懐かしさを感じさせる旋律が魅力です。
H.M.F
HMN-916107(1CD)
HARMONIA NOVA #3/ZUGUAMBE
コインブラのサンタ・クルース修道院の典礼のための音楽
■序(Invocatio)
Deus in adjutorium
■主の誕生(クリスマス)(In Nativitate Domini)
Octavo calendas Januarii / Calenda de Natal- Hodie nobis calorum Rex/ Responsorio/ Zente Pleto - [Vilancico] de
Negro/ [Tento do] 4o Tom(アゴスティーニョ・ダ・クルース (c.1590-1633))/ De pena en pena las ondas - [Vilancico]
■聖体祭(In festo Corporis Christi)
[Verso do] 6o tom por Dsolre (ディエゴ・デ・アルヴァラード(c.1570-1643))/ Credidi propter ? Salmo/ Sale
alumbrando a la tierra - [Vilancico]/ [Verso do 1o Tom] (ドム・ホルヘ(17世紀初頭)/ Ai amores, Ai mi Dios - [Vilancico]
■主の誕生(クリスマス)In Nativitate Domini
Octavo calendas Januarii - Calenda de Natal/ Al Neglio de Mandiga - [Vilancico] de Negro/ [Tento do] 4o Tom(アゴス
ティーニョ・ダ・クルース (c.1590-1633))/ Al son que los christales - [Vilancico]
■昇天祭(In Ascensio Domini festis)
Ascendo ad Patrem meum - [Responsorio breve]/ Oy que los Cielos se alegran - [Vilancico]
■Dimissio
Benedicamus Domino Pedro de Cristo(ドミノ・ペドロ・デ・クリスト(c.1550-1618))
ティアゴ・シマス・フレイレ(指)
カペラ・サンクテ・クルチス

録音:2015年11月
ポルトガル王国初期のもっとも重要な修道院、サンタ・クルース修道院に伝わる典礼音楽。コインブラ大学所蔵の貴重な未出版楽譜資料に基づく演奏 です。タイトルのZUGUAMBEは、感嘆語のようなもので、このディスクをレコーディングするにあたり、フレイレや演奏者たちが感じた音楽の素晴らし さをあらわしているということです。指揮をしているティアゴ・シマス・フレイレは、建築、リコーダー、コルネットの修士号をもつ音楽家。現在、博士課 程にて17世紀のポルトガルの未出版の音楽(楽譜)の研究と演奏を行っています。カペラ・メディテラニアなど名だたる古楽アンサンブルとの共演多数。 カペラ・サンクテ・クルチスはフレイレが結成したアンサンブルで、自ら音楽監督を務めています。このディスクでは指揮のほか、コルネットも担当しています。 (Ki)
H.M.F
HMN-916108(1CD)
HARMONIA NOVA #4
ジェラール弦楽四重奏団
シューマン:弦楽四重奏曲第3番 イ長調 op.41-3
ベルク:抒情組曲
クルターク:小オフィチウム(アンドレ・セルヴァンスキーをしのんで)
ジェラールSQ〔ルイス・カスターン・コチス(Vn)、ユディト・バルドレ・ヴィラロー(Vn)、ミケル・ホルダ・サウン(Vc)、イェスス・ミラレス・ロゲル(Vc)〕

録音:2017年4月
カタルーニャの作曲家、ロベルト・ジェラール(1896-1970)の名を冠した弦楽四重奏団、ジェラール弦楽四重奏団。2010年のデビュー以来、様々 なコンクールで入賞している実力派で、スペインはじめ、ヨーロッパで高く評価されています。ロベルト・ジェラールはカタルーニャにほど近い町に生まれ た作曲家で、20 世紀初頭、シェーンベルクの下で学んだこともありました。ジェラールがいたからこそ、ヴェーベルンやシェーンベルクはバルセロナをた びたび訪れ、その街の文化に驚嘆していました(まだファシズムが台頭する少し前でした)。 本CDで興味深いのが、クルタークの作品。これはクルタークが尊敬していた二人の作曲家、アンドレ・セルヴァンスキーとアントン・ヴェーベルンを追 悼して書かれたもの。セルヴァンスキーは、当時のハンガリーの若手作曲家に大きな影響を与えました。ジェラールイ弦楽四重奏団のメンバーは、クルター クと接したことはないものの、クルタークに近い人物たちから様々なアドヴァイスを受け、満を持してレコーディングに臨んでいます。ほか、シューマンや ベルク作品でも熱く緻密なアンサンブルで聴かせます。 (Ki)
H.M.F
HMN-916109(1CD)
HARMONIA NOVA#5
ブリュノ・フィリップ
ベートーヴェン(C.チェルニー編):ヴァイオリン・ソナタ 第9番「クロイツェル」
シューベルト:夜と夢 D827、
 死と乙女 D545、
 アルペジオーネ・ソナタ イ短調 D821、
 セレナーデD889
ブリュノ・フィリップ(Vc/Tononi)
タン ギ・ド・ヴィリアンクー ル( P/ スタインウェイ)

録音:2017年4月
ブリュノ・フィリップは1993年ペルピニャン生まれのチェロ奏者。2011年11月、アンドレ・ナヴァラ国際コンクールで第3位とベスト・リサイタル 賞を受賞、そして2014年には難関ミュンヘン国際音楽コンクールで第3位と聴衆賞を受賞、世界のオーケストラと共演、また、クレーメルやタベア・ツィ ンマーマンらと共演するなど、その実力が注目されている存在です。ブラームス&シューマンの作品集(EVCD 0012)でもすでに共演したドミニク・ド・ ヴィリアンクールと組んでの登場です。 ベートーヴェンのクロイツェル・ソナタを、ピアノ練習曲でもおなじみのカール・チェルニーがチェロとピアノ版に編曲したものが収録されています。ベートー ヴェンは、自身の作品(交響曲など)をピアノソロ用に編曲するようツェルニーに依頼していました。この編曲もベートーヴェンによるものかどうかは定か でありませんが、まずツェルニーはピアノ独奏用に編曲(1837年出版)、1822年頃に、このチェロとピアノ版を完成、チェロ・パートはベートーヴェンのチェ ロ・ソナタ第4,5番を初演したヨーゼフ・リンケを想定していたと考えられます。この版は1856年に出版されましたが長らく埋もれており、1990年になっ てドミトリー・マルケヴィッチによって再発見されました。ヴァイオリンの原曲とはまた違うスケール感で、ブリュノ・フィリップの豊かな音色とヴィリアン クールのヴィルトゥオジティに驚嘆。シューベルトの名曲アルペジオーネ・ソナタも若手とは思えぬ豊かな表情と、深く息のあったアンサンブルで聴かせます。 歌曲トランスクリプションも、歌詞の世界が浮かんでくるような情感豊かな演奏です。 (Ki)

デヤン・ブラヴニチャルの芸術
20世紀後半のスロヴェニアを代表するヴァイオリニスト、デヤン・ブラヴニチャル(Dejan Bravni?ar, 1937―)の録音がRTV SLOから一挙にCD5枚で登場。デヤン・ブラヴニチャルはリュブリャナで学んだ後、モスクワのチャイコフスキー音楽院に 留学しダヴィド・オイストラフに学んでいる。その後国際的に活躍したが、これまで録音がCDで出回った形跡はなく、今 回の5CDは貴重なものばかり。ブラヴニチャルのヴァイオリンは、質の良く柔らかい美音が特徴で、しかしそれをひけらか すようなことはせず、じっくり丁寧に音楽を紡いでいく。結果、穏やかでじんわり味わいが広がるような演奏が多い。おそ らくいずれも放送録音を元にしており、放送用のスタジオ録音と思われる。音質はまちまちだが、特記しているものを除 いてすべてステレオ録音。
スロヴェニア放送
ZKP-114700(1CD)
(1)チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35
(2)バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第 2 番Sz.112
デヤン・ブラヴニチャル(Vn)
(1)サモ・フバド(指)リュブリャナRSO
(2)ボゴ・レスコヴィチ(指)スロヴェニアPO

録音(1)1966 年9 月21 日、(2)1978 年
全てステレオ
デヤン・ブラヴニチャル集の第1 集。チャイコフスキーはまだ20 代の頃の若々しい演奏。 オイストラフ直伝の演奏といえるが、既にブラヴニチャルの個性は良く出ている。バルトーク は40 代に入ってからの充実した演奏。スロヴェニアはハンガリーの隣国で、バルトークの人 気も高い。
スロヴェニア放送
ZKP-114717(1CD)
(1)ラロ:スペイン交響曲
(2)シベリウス:ヴァイオリン協奏曲
(3)ラヴェル:ツィガーヌ
デヤン・ブラヴニチャル(Vn)
(1)ウロシュ・ラヨヴィッチ(指)スロヴェニアPO
(2)(3)サモ・フバド(指)リュブリャナRSO

録音:(1)1980 年、(2)1980 年(ライヴ録音)、全てステレオ
デヤン・ブラヴニチャル集の第2 集。いずれも1980 年、デヤン・ブラヴニチャルが43 歳 頃の充実した演奏。モスクワで学んだブラヴニチャルだが、その後ローマの聖チェチーリア 音楽院で、イ・ムジチでの活躍でも知られるピーナ・カルミレッリにも学んでおり、ロシア系の ヴァイオリニストとは異なった音色の明るさを持っている。ラロやラヴェルではそれが生きて いる。シベリウスはかなり元気のある演奏。
スロヴェニア放送
ZKP-114724(1CD)
(1)モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番 トルコ風」
(2)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
デヤン・ブラヴニチャル(Vn)
(1)サモ・フバド(指)
(2)アントン・ナヌート(指)
(1)(2)リュブリャナRSO

録音:(1)1976 年、(2)1984 年
全てステレオ
デヤン・ブラヴニチャル集の第 3 集。モーツァルトのトルコ風協奏曲はブラヴニチャルの 美質が遺憾なく発揮された名演。持ち前の美音をたっぷり披露しつながらモーツァルトの 音楽をいつくしむように扱い、安心感の大きい音楽に仕立てている。ブラームスは今年 (2017 年)に惜しまれつつ亡くなった、日本でも人気の高いスロヴェニアの名指揮者アント ン・ナヌート(1932-2017)が伴奏指揮。やや遅めのテンポによる悠然とした演奏。
スロヴェニア放送
ZKP-114731 (1CD)
(1)ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1 番
(2)メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調
(3)ストラヴィンスキー:ヴァイオリン協奏曲
デヤン・ブラヴニチャル(Vn)
(1)サモ・フバド(指)
(2)ウロシュ・プレヴォルシェク(指)
(1)(2)リュブリャナRSO
(3)エドガー・ドヌー(指)スロヴェニアPO

録音:(1)1969 年ステレオ、(2)1964 年モノラル、(3)1968 年ステレオ
デヤン・ブラヴニチャル集の第4 集。いずれもブラヴニチャルが20 代の若い頃の録音。 27 歳頃のメンデルスゾーンは彼の美音と丁寧な音楽作りが作品とピタリと合っている。ブル ッフもやや古典派よりに演奏したような端整な演奏。ストラヴィンスキーのヴァイオリン協奏 曲はストラヴィンスキーが南仏ニースに居住していた時期の新古典主義作品で、ブラヴニ チャルの演奏もモダンなパリというより風光明媚なニースという趣。ベルギー放送フィルハ ーモニー管弦楽団を長年率いたベルギーの名匠、エドガー・ドヌーが伴奏指揮。 デヤン・ブラヴニチャル集の第4 集。いずれもブラヴニチャルが20 代の若い頃の録音。
スロヴェニア放送
ZKP-114748(1CD)
(1)バッハ:無伴奏パルティータ第2 番 ニ短調 BWV1004―シャコンヌ
(2)モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第40番変ロ長調 K.454
(3)ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ長調 Op.12-1
(4)ストラヴィンスキー:イタリア組曲
デヤン・ブラヴニチャル(Vn)
(2)(4)アツィ・ベルトンチェリ(P)
(3)マリヤン・リポヴシェク(P)

録音:(1)1999 年ステレオ、(2)1992 年ステレオ、(3)1964 年モノラル、(4)1979 年ステレオ
デヤン・ブラヴニチャル集の第 5 集。20 代から 60 代までの様々な録音が集められてい る。1964 年のベートーヴェンでは瑞々しい音色がたいへんに魅力的。一方その28 年後の モーツァルトでは、音楽にふっくらとした味わいが芯まで染み込んでいてまさに名匠の芸。 悠然と風格を漂わせるバッハのシャコンヌ、極めて古典的な演奏のストラヴィンスキーのイ タリア組曲も優れもの。

N響ライヴ・シリーズ2018

King International
KKC-2134(1CD)
ストラヴィンスキーとN響伝説の共演
ストラヴィンスキー:交響詩「うぐいすの歌」
バレエ組曲「火の鳥」(1945年版)
花火
バレエ音楽「ペトルーシュカ」より*
イーゴリ・ストラヴィンスキー(指)
NHK響

録音:1959年5月1日大阪フェスティバルホール、5月3日日比谷公会堂* (全てモノラル・ライヴ)
大作曲家ストラヴィンスキーは1959年の4月から5月にかけ、一か月ほど日本に滞在しました。その間、NHK響で自作を指揮したことは、日 本音楽史の重大事として知られています。その際に演奏した「火の鳥」は映像で残されていて、世紀の巨匠がN響を振る感動的な光景を目にすることが できます。それらがついにCD化されました。「火の鳥」「うぐいすの歌」に加え、ペトルーシュカの抜粋が19分ほどありました。黛敏郎や岩城宏之が団 員として参加したといわれる伝説の演奏、永久保存の日本音楽史の宝と申せましょう。 (Ki)

King International
KKC-2135(1CD)
ベートーヴェン:「レオノーレ:序曲第3番
 交響曲第5番ハ短調Op.67「運命」
ショスタコーヴィチ:交響曲第1番ヘ短調Op.10
コンスタンティン・シルヴェストリ(指)
NHK響

録音:1964年4月11日東京文化会館(全てモノラル・ライヴ)
熱心なファンを持つルーマニア出身の指揮者コンスタンティン・シルヴェストリ。彼が1964年に来日し、NHK響を指揮した公演のうち、4月 11日の回をCD化。注目は他で聴くことのできないベートーヴェンの「運命」。シルヴェストリならではの自由な解釈が痛快です。また作曲者とも面識のあっ たショスタコーヴィチの交響曲第1番も興味津々。作品の芯をえぐる名演です。 (Ki)

King International
KKC-2136(1CD)
グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
ドヴォルザーク:序曲「謝肉祭」
ベルリオーズ:幻想交響曲Op.14
コンスタンティン・シルヴェストリ(指)
NHK響

録音:1964年4月21日東京文化会館(全てモノラル・ライヴ)
熱心なファンを持つルーマニア出身の指揮者コンスタンティン・シルヴェストリ。彼が1964年に来日し、NHK響を指揮した公演のうち、4月 21日の回をCD化。圧巻は幻想交響曲。第1楽章の表情の濃さと熱い音、逆に即物的な第4楽章、わざとらしさのない第5楽章いずれも緻密。N響 がシルヴェストリに終始興じているのも聴きものです。 (Ki)

King International
KKC-2137(4CD)
ウィリー・ボスコフスキー
■Disc 1
ウェーバー:歌 劇「オベ ロン」序 曲
モーツァルト:交響曲第35番ニ長調「ハフナー」
ベートーヴェン:交響曲第8番ヘ長調Op.93
■Disc 2
J・シュトラウス:「こうもり」序曲
 ポルカ「クラップフェンの森で」
 ワルツ「ウィーン気質」/トリッチ・トラッチ・ポルカ
 加速度円舞曲/ペルシャ行進曲
 チック・タック・ポルカ/ポルカ「浮気心」
 皇帝円舞曲
ヨゼフ・シュトラウス:ワルツ「うわごと」
 ポルカ・マズルカ「女心」
■Disc 3
J・シュトラウス:ポルカ「雷鳴と電光」
 ワルツ「美しく青きドナウ」/ポルカ「狩り」(2種)
 アンネン・ポルカ/ワルツ「千夜一夜物語」
 ピチカート・ポルカ
J・シュトラウスT:ラデツキー行進曲
ヨゼフ・シュトラウス:かじやのポルカ
 ワルツ「オーストリアの村つばめ」
 ワルツ「わが人生は愛と喜び」
 ポルカ「憂いもなく」/マズルカ「とんぼ」
 ポルカ「騎手」
エドゥアルト・シュトラウス:ポルカ「テープは切られた」
■Disc 4
J・シュトラウス:「くるまば草」序曲
 ワルツ「愛の歌」/新ピチカート・ポルカ
 エジプト行進曲/ワルツ「ウィーンの森の物語」
 ポルカ「ハンガリー万歳」/常動曲
 ワルツ「南国のばら」/ポルカ「観光列車」
ヨゼフ・シュトラウス:ポルカ「風車」
J・シュトラウスT:ラデツキー行進曲
ウィリー・ボスコフスキー(指)
NHK響

録音:1963年8月25旧NHKホール、31日、9月10日東京文化会館大ホール(全てモノラル・てライヴ)
ウィリー・ボスコフスキー(1909-1991)は、ウィーン・フィルのコンサートマスターから指揮者となった生粋のウィーン子。そのボスコフスキーが 1963年に、NHK響でシュトラウス一家の作品をふんだんに紹介したことは語り草となっています。そのすべてをCD化。ウィーン風のリズムにN 響が見事に応えているのも聴きものです。「狩のポルカ」ではピストルで打ち合う演出に会場も大ウケ。さらに彼がモーツァルトやベートーヴェンの交響曲 を指揮した珍しい音源も含め、残されたボスコフスキーとN響の全記録を公開します。 (Ki)
King International
KKC-2147(1CD)
クルツのロシア・バレエ作品集
カバレフスキー:組曲「道化師」(全10曲)*
チャイコフスキー:「くるみ割り人形」より5曲*
リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲
ハチャトゥリヤン:「ガイーヌ」〜ばらの乙女の踊り/子守歌/剣の舞
 「仮面舞踏会」〜ワルツ
プロコフィエフ:「3つのオレンジへの恋」〜スケルツォ/行進曲#
バーバー:弦楽のためのアダージョ#
エフレム・クルツ(指)
NHK響

録音:1962年5月5日*、5月26日旧NHKホール(公開収録)、6月7日# 東京厚生年金会館(全てモノラル・公開収録)
エフレム・クルツ(1900-1995)はロシア出身、革命後は欧米で活躍した指揮者で、1962年にN響と共演しました。ここではクルツ十八番のロシア・ バレエ及び劇音楽の小品を聴かせてくれます。いずれも華やかな舞台を彷彿させ、フィギュア・スケートでもお馴染みのハチャトゥリヤンの「仮面舞踏会」 のワルツもロシアならではの濃厚な歌い回しが絶品。運動会の定番音楽「ギャロップ」を含むカバレフスキーの「道化師」も貴重。バーバーの名作「弦 楽のためのアダージョ」も、クルツの手にかかるとまるでチャイコフスキーのようになるのに驚かされます。 (Ki)
King International
KKC-2148(1CD)
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番ニ短調Op.47
交響曲第9番変ホ長調Op.70*
エフレム・クルツ(指)
NHK響

録音:1962年4月14日旧NHKホール、5月15-17日東京文化会館 *(モノラル・ライヴ)
エフレム・クルツ(1900-1995)はペテルブルグ音楽院でグラズノフに師事しているので、ショスタコーヴィチの兄弟子にあたります。同じ時代の空気を 吸ったクルツのショスタコーヴィチは、さすがの説得力にあふれています。ことに名作第5番は他に録音がなく貴重。第9番は1949年のニューヨーク・フィ ルとの録音がありますが、こちらの方が新しくクルツの解釈が堪能できます。
King International
KKC-2149(1CD)
チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調Op.36
幻想序曲「ロミオとジュリエット」*
エフレム・クルツ(指)
NHK響

録音:1962年5月21日/杉並公会堂、6月7日/東京厚生年金会館* (全てモノラル・公開収録)
エフレム・クルツのチャイコフスキーといえばバレエ音楽の名盤が有名ですが、交響曲はあまり聴く機会がありませんでした。クルツがN響と共演したチャ イコフスキーの交響曲第4番が日の目を見ます。クルツは同年代ロシアのムラヴィンスキーやアノーソフと共通する大きさと推進力に満ち、ロシアならでは のチャイコフスキーを聴かせてくれます。「ロミオとジュリエット」の歌い回しも最高です。 (Ki)
King International
KKC-2150(2CD)
マルケヴィチとN響の全共演
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
ムソルグスキー:展覧会の絵
イーゴリ・マルケヴィチ(指)
NHK響

録音:1983年1月12日NHKホール(ステレオ・ライヴ)
ロシア出身のマルケヴィチは1983年に一度だけN響と共演しました。その時の名演は今日でも語り草となっています。今回すべてをCD化。最晩年 のマルケヴィチが到達した凄みと深みに慄然とさせられる、まさに歴史に残る演奏と申せましょう。

"Tactus"の名盤復刻シリーズ
「Serie Bianca」(ホワイト・シリーズ)
TB-692090(2CD)
タルティーニ:フルート協奏曲/悪魔のトリル
フルート協奏曲ト長調 Gimo 293
フルート協奏曲ニ長調 Gimo 291
フルート協奏曲ト長調 Gimo 294
フルート協奏曲ヘ長調
フルート協奏曲ト長調
3声のソナタ ニ長調 B.d2
3声のソナタ イ短調 B.a1
3声のソナタ ニ長調 B.d10
3声のソナタ ニ短調 B.d2
3声のソナタ ハ長調 B.c3
3声のソナタ ト長調 B.g3
ヴァイオリン・ソナタ第12番ト長調 B.g2
ヴァイオリン・ソナタ ト短調 B.g5 「悪魔のトリル」
マッシモ・メルチェッリ(フルート/CD 1)、
マルコ・ロリャーノ(ヴァイオリン/CD 2)、
アンサンブル・レスピーギ

録音:2003年3月(CD 1)&9月(CD 2)
イタリア音楽の宝庫"Tactus"の名盤復刻シリーズ 「Serie Bianca」(ホワイト・シリーズ)より、タルティーニの名盤2つがセットになって登場。18世紀最大のヴァイオリニストであったジュゼッペ・タルティーニの代表作「悪魔のトリル」を含むヴァイオリン・ソナタ集と、世界初録音となった珍しいフルート協奏曲集をカップリング。ルッジェーロ・リッチ、リッカルド・ブレンゴーラ、サルヴァトーレ・アッカルドといった世紀の巨匠たちからヴァイオリンを学んだマルコ・ロリャーノ、フェニーチェ歌劇場の首席奏者を務め現在はソリストとして活躍するイタリアのトップ・フルーティスト、マッシモ・メルチェッリの高い技巧で描くタルティーニです。
TB-580692(2CD)
フレスコバルディ:カプリッチョ集第1巻(1624) ―― カプリッチョ第1番〜第12番 セルジオ・ヴァルトロ(Cemb)

録音:1991年4月、ヴェローナ(イタリア)
ボローニャ出身、イタリア鍵盤界の鬼才セルジオ・ヴァルトロが弾いたフレスコバルディ。1615年に出版されたリチェルカーレ集の続編として書かれ、1624年にローマで出版された「様々な主題とアリアによる12のカプリッチョ集第1巻」。「バッハ:ゴルトベルク変奏曲」の録音(TCSS 1707)が、当時"最も遅い演奏"として話題を呼んだヴァルトロの悠々たるチェンバロで。カプリッチョ第10番など、ヴァルトロが朗々と歌うオブリガート・パートにも注目。
TB-790490(2CD)
ベルガモ:典礼のため&演奏会のためのオルガン音楽
CD1:典礼のための音楽
CD2:演奏会のための音楽
マルコ・ルッジェーリ(Org)

録音:2000年10月、ピアチェンツァ(イタリア)
19世紀イタリアを代表するオルガニスト&作曲家、ダヴィデ・ダ・ベルガモ(1791−1863)のオルガン作品集。典礼用の作品と演奏会用の作品でそれぞれ分売されていたものが、セットになってSerie Bianca(ホワイト・シリーズ)より登場。マルコ・ルッジェーリは、ノヴァーラ音楽院の教授、クレモナ大聖堂のオルガニストなどを務める鍵盤楽器奏者。イタリア、ピアチェンツァのサンタ・マリア・ディ・カンパーニャ大聖堂のセラッシ・オルガン(1825-1838)を使用。

Signum Classics 20th Anniversarry
1997年に創立され、2017年で20周年を迎えたイギリスのインディペンデント・レーベル「Signum Classics(シグナム・クラシックス)」は、創立当初の古楽系レパートリーに、キングズ・シンガーズ、フィルハーモニア管、エイジ・オヴ・インライトゥメント管、サンクト・ペテルブルク・フィル、マクリーシュ&ガブリエリ・コンソートなど世界的アーティストたちのシリーズが続々と加わり急成長を遂げています。
創立20周年を記念して、約500タイトルに及ぶカタログの中から厳選された日本限定企画の強力20タイトルを、期間限定で特別価格にてご案内いたします!
全タイトル、Signum Classicsの最新カタログ(豪華フルカラー157ページ)付き!
特価期間:2017年12月15日ご注文分まで
SIGSP-2001(1CD)
ハイ・フライト〜ウィテカー/ローリゼン/チルコット:合唱作品集
チルコット:すべての者らの瞳が
ローリゼン:おお、光より生まれし光
ウィテカー:黄金の光
チルコット:イーヴン・サッチ・イズ・タイム
ウィテカー:クラウドバースト
チルコット:ハイ・フライト(世界初録音)
ウィテカー:結婚
ローリゼン:おお、大いなる神秘
ウィテカー:アローン(世界初録音)、
 ストールン・チャイルド
チルコット:感謝祭(世界初録音)
キングズ・シンガーズ、
ルネ・クラウセン(指)
コンコルディアcho

録音:2003年&2010年−2011年、アメリカ&イギリス
全世界の合唱シーンを盛り上げる3人の作曲家たち、エリック・ウィテカー、モートン・ローリゼン、ボブ・チルコットの「合唱作品集」で、キングズ・シンガーズとコンコルディア合唱団が共演!
SIGSP-2002(1CD)
ポストカーズ〜フォーク・ソング&ポピュラー・ソング集
フランス民謡:待ちぼうけ
韓国民謡:アリラン
イギリス民謡:カシとトネリコ
フィンランド民謡:そこにわたしの愛しい人が
オーストラリア民謡:ボタニー・ベイ
イエペス:情熱のパシージョ
アブレウ:チコ・チコ・ノ・フバー
ドイツ民謡:荒野は陽が暮れて
アイルランド民謡:ダウン州の星
スコットランド民謡:我が恋人は赤い薔薇
デンマーク民謡:ある夏の日
アンダルシア民謡:エル・ビート
マンサネロ:コンティゴ・アプレンディ
中国民謡:在那遙遠的地方
グラッサー:エゴリ
黒人霊歌:小さいデヴィッド、ハープを弾いて
ライスフェルト:私の小さな緑のサボテン/他
キングズ・シンガーズ

録音:2014年3月25日−28日、デニントン・スタジオ(ウェリングボロー、イギリス)
イギリスが世界に誇る6人の英国紳士、ア・カペラのエンターテイナーたち、キングズ・シンガーズが、世界各地のフォーク・ソング&ポピュラー・ソングを歌う!
SIGSP-2003(1CD)
スクリャービン&ムソルグスキー
スクリャービン:ピアノ・ソナタ第3番嬰へ短調 Op.23、
 練習曲 Op.2-1、前奏曲嬰ハ短調 Op.9-1
ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」
ムソルグスキー(チェルノフ&バックス編):はげ山の一夜
アレッシオ・バックス(P)

録音:2015年1月23日−27日、ブリテン・スタジオ(スネイプ・モールティングス、イギリス)
浜松国際ピアノ・コンクール、リーズ国際ピアノ・コンクールを制覇したイタリアの貴公子アレッシオ・バックス。2014年の「東京・春・音楽祭」でも絶賛されたムソルグスキーの「展覧会の絵」!
SIGSP-2004(1CD)
ソリ〜無伴奏ヴァイオリン作品集
バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Sz.117
ベンジャミン:無伴奏ヴァイオリンのための3つの小品
カーター:無伴奏ヴァイオリンのための「4つの賛美」より 第1番、第2番
ペンデレツキ:カデンツァ
クルターク:6つの小品
タムシン・ウェーリー=コーエン(Vn)

録音:2014年9月20日−22日、メニューイン・ホール(イギリス)
1721年製のストラディヴァリウス「ex-Fenyves」を奏でる今を輝くイギリスの若き才女、タムシン=ウェーリー・コーエンのSignum第4弾、「無伴奏ヴァイオリン作品集」!
SIGSP-2005(1CD)
シマノフスキ&アーン〜ヴァイオリンとピアノのための作品集
シマノフスキ:ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 Op.9
アーン:ロマンス イ長調、
 ヴァイオリン・ソナタ ハ長調、
 夜想曲 変ホ長調
シマノフスキ:夜想曲とタランテラ Op.28
タムシン・ウェーリー=コーエン(Vn)、
ヒュー・ワトキンス(P)

録音:2015年4月1日−3日、サフラン・ホール(サフラン・ウェルデン、エセックス、イギリス)
イギリスの華麗なるヴァイオリニスト、タムシン・ウェーリー=コーエンが、20世紀前半のポーランドとフランスにおける"ヴァイオリンのための音楽"のコントラストを濃密に奏でてゆきます。
SIGSP-2006(1CD)
マーラー:交響曲第9番ニ長調 エサ=ペッカ・サロネン(指)
フィルハーモニアO
Mahler:Symphony N

録音(ライヴ):2009年3月22日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ロンドン)
"黄金時代"に突入したサロネンとフィルハーモニアOが渾身の力を振り絞り創造したマーラーの「交響曲第9番」!
SIGSP-2007(1CD)
ベルリオーズ:幻想交響曲Op.14
ベートーヴェン:「レオノーレ」序曲第2番
エサ=ペッカ・サロネン(指)フィルハーモニアO

録音(ライヴ):2008年9月28日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ロンドン)
2010年の来日公演でも披露されたサロネン&フィルハーモニア管の「幻想交響曲」!
SIGSP-2008(1CD)
マーラー:交響曲第6番イ短調 「悲劇的」 エサ=ペッカ・サロネン(指)フィルハーモニアO

録音(ライヴ):2009年5月28日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ロンドン)
サロネン自身がプロデュースしたコンサート・シリーズ「夢の都市、ウィーン1900〜1935」の中で演奏されたマーラーの「交響曲第6番」。2017年5月の来日公演でも大反響を呼んだ奇跡の「悲劇的」!
SIGSP-2009(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第9番 「合唱」 チャールズ・マッケラス(指)
エイジ・オヴ・インライトゥメントO、
ニュー・カンパニー、
アマンダ・ルークロフト(S)、
フィオーナ・ジェーンズ(Ms)、
ジョン・マーク・エインズリー(T)、
ニール・デイヴィス(Br)

※録音(ライヴ):1994年8月26日、アッシャー・ホール(エジンバラ)
2010年7月に他界した巨匠チャールズ・マッケラスの遺産、ベートーヴェンの「交響曲第9番」1994年ライヴ!
SIGSP-2010(2CD)
メンデルスゾーン:オラトリオ 「エリヤ」 Op.70(英語版)
ポール・マクリーシュ(指)
ガブリエリ・コンソート&プレーヤーズ、
ローズマリー・ジョシュア(S)、サラ・コノリー(Ms)、ロバート・マーレイ(T)、サイモン・キーンリーサイド(Br)、ジョンティ・ワード(トレブル)、ヴロツラフ・フィルハーモニー合唱団、チータム室内合唱団、ノース・イースト・ユース合唱団、タプロー・ユース合唱団、アルスター・ユース室内合唱団、ウィリアム・ホワイトヘッド(Org)

録音:2011年8月29日−9月1日、ワトフォード・コロッセウム(イギリス)&2012年2月26日、バーミンガム・タウン・ホール(イギリス)
総勢400人以上の巨大編成! 2011年のBBCプロムスで大成功を収めたメンデルスゾーンの「オラトリオ「エリヤ」」!
SIGSP-2011(1CD)
ビクトリア:テネブレ・レスポンソリウム テネブレ、ナイジェル・ショート(指)

録音:2012年12月28日−29日、セント・オールバンズ(ホルボーン/イギリス)
ザ・シックスティーン、キングズ・シンガーズのメンバーとして活躍したナイジェル・ショートにより2001年に結成されたイギリスの室内合唱団、テネブレが歌うスペイン・ルネサンスの至宝、ビクトリアの「テネブレ・レスポンソリウム」。
SIGSP-2012(1CD)
ブラームス&ブルックナー:モテット集
ブルックナー:エクアーレ第1番、エサイの杖は芽を出し、見よ大いなる司祭、キリストはわれらのために、この場所は神が作り給う/ブラームス:祝辞と格言 Op.109/ブルックナー:正しい者の口は/ブラームス:アヴェ・マリア Op.12、麗しきあなたの住まい(ドイツ・レクイエムより)/ブルックナー:アヴェ・マリア、あなたはことごとく美しく/ブラームス:3つのモテット Op.110、宗教的な歌曲 Op.30/ブルックナー:エクアーレ第2番
テネブレ、ナイジェル・ショート(指)

録音:2014年3月25日−28日、デニントン・スタジオ(ウェリングボロー、イギリス)
中世、ルネサンスの教会音楽から新作の委嘱初演まで幅広いレパートリーを誇るテネブレが歌う、ブルックナーとブラームスの「モテット」。
SIGSP-2013(1CD)
モーツァルト:歌劇 「ツァイーデ」 K.344 クラシカル・オペラ、イアン・ペイジ(指)
ソフィー・ベヴァン(S)
アラン・クレイトン(T)、
スチュアート・ジャクソン(T)、
ジャック・インブライロ(Br)、
ダレン・ジェフリー(Bs-Br)、
ジョナサン・マクガヴァン(Br)

録音:2016年3月10日−13日、聖オーガスティン教会(キルバーン、ロンドン)
今、イギリスで最もエキサイティングと称されるピリオド楽器使用のオペラ・カンパニー、イアン・ペイジ率いるクラシカル・オペラ。モーツァルトのオペラの全曲録音完成を目指すシリーズ第4弾は、未完のジングシュピール「ツァイーデ」!
SIGSP-2014(1CD)
モーツァルト:ホルン協奏曲全集
ホルン協奏曲第2番変ホ長調 K.417/断章ホ長調 K.494a/ホルン協奏曲第4番変ホ長調 K.495/ホルン協奏曲第3番変ホ長調 K.447/ホルン協奏曲第1番ニ長調 K.412/K.514/ホルン協奏曲楽章変ホ長調 K.370b & K.371
ロジャー・モンゴメリー(ナチュラルホルン)、
マーガレット・フォートレス(指&Vn)、
エイジ・オヴ・インライトゥメントO


※録音(ライヴ):2012年10月25日、クイーン・エリザベス・ホール(ロンドン)
OAEの首席ホルン奏者、ロイヤル・オペラ・ハウス管のホルン奏者として活躍するイギリスの名ホルニスト、ロジャー・モンゴメリーが "ナチュラルホルン"で吹くモーツァルトの「ホルン協奏曲全集」!
SIGSP-2015(1CD)
ベネデット・マルチェッロ:詩篇集(チャールズ・エイヴィソンによる英語歌詞版) ヴォーチェス8、レザンヴァンシオン

録音:2012年8月13日−17日、ノートルダム教会(エレマン、フランス)
英語の歌詞が付けられたヴァージョンは世界初録音。ヴォーチェス8のハーモニーが、歴史に隠れたイタリアの音楽の秘宝に光をあてる!
SIGSP-2016(1CD)
ドヴォルザーク:交響曲第8番
交響曲第9番 「新世界より」
尾高忠明(指)札幌SO

録音:2007年3月28日ー29日、札幌コンサートホールKitara
雄大なる北の大地から世界へ飛び立つ! 札幌SOの創立45周年記念事業の1つとして実現した、尾高&札響のドヴォルザーク!
SIGSP-2017(1CD)
チルコット:合唱作品集
羊飼いは歌う/ノヴァ!ノヴァ!
ハート・イン・ウェイティング
ピルグリム・イエス/イエス、スプリンギング
真冬のばら/眠る御子は
はと座とオリーヴの葉/リメンバー・ミー
シンプル・ピクチャーズ・オヴ・トゥモロー(明日の簡単な絵)
ハッピー・ザ・マン
故郷〜日本の歌による5つの合唱曲
我らの父よ/シーズ・オヴ・スターズ
ボブ・チルコット(指)
NFMヴロツワフ・フィルハーモニーcho

録音:2012年1月21日−22日、ヴロツワフ放送ヤン・カチュマレク・コンサート・ホール(ポーランド)
日本各地の合唱団によって歌われている注目作、日本の5つの民謡を混声合唱のために編曲した「故郷(ふるさと)」収録!
SIGSP-2018(1CD)
ハチャトゥリアン&ラヴェル
ハチャトゥリアン:組曲「スパルタクス」より エギナとバッカナリアのヴァリアシオン、スパルタクスとフリーギアのアダージョ、情景とクロタルムスの踊り、ガディスの娘の踊り〜スパルタクスの勝利、
組曲「ガイーヌ」より アイシェの踊り、バラの乙女たちの踊り、子守歌、クルドの若者たちの踊り、レズギンカ、剣の舞
ラヴェル:「ダフニスとクロエ」第2組曲
ユーリ・テミルカーノフ(指)
サンクトペテルブルグPO

録音:2005年12月(ハチャトゥリアン)、2010年12月(ラヴェル)、サンクトペテルブルク・フィルハーモニー大ホール
「レズギンカ」や「剣の舞」を含むハチャトゥリアン、そして同コンビの録音では珍しいフランス音楽、ラヴェルの「ダフニスとクロエ」!
SIGSP-2019(1CD)
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」
ラヴェル:組曲「マ・メール・ロワ」、
 管弦楽のための舞踏詩「ラ・ヴァルス」
ユーリ・テミルカーノフ(指)
サンクトペテルブルグPO

録音:2010年7月&12月、サンクトペテルブルク・フィルハーモニー大ホール
名匠ユーリ・テミルカーノフと手兵サンクトペテルブルク・フィル。初演100周年に満を持して登場した、テミルカーノフの「春の祭典」!
SIGSP-2020(1CD)
フォーレ:歌曲全集Vol.1
蝶々と花 Op.1-1/5月 Op.1-2/ある日の詩 Op.21/リディア Op.4-2/悲しみ Op.6-2/ある僧院の廃墟で Op.2-1/旅人 Op.18-2/トスカナのセレナード Op.3-2/ゆりかご Op.23-1/漁師の歌 Op.4-1/ヴォカリーズ(第29番)/シルヴィ Op.6-3/夢のあとで Op.7-1/ヴォカリーズ(第20番)/明け方 Op.39-1/捨てられた花 Op.39-2/アルペッジョ Op.76-2/水夫たち Op.2-2/歌を教える仙女 Op.27-2/ネル Op.18-1/5つのヴェネツィアの歌 Op.58/閉じられた庭 Op.106
ローナ・アンダーソン(S)、
ナイジェル・クリフ(Br)、アン・マレー(Ms)、
ジョン・チェスト(Br)、
イエスティン・デイヴィス(C.T)、
ベン・ジョンソン(T)、ジャニス・ケリー(S)、
ジョアン・ロジャース(S)、
マルコム・マルティヌー(P)

録音:2012年6月−2015年5月
イギリスの名ピアニスト、マルコム・マルティヌーのリードによるフランス歌曲シリーズ。プーランクに続く新シリーズ「ガブリエル・フォーレ」!

Tactus新選定15
世界有数の名演奏家たちによる名盤15タイトル、期間限定発売!
知られざるイタリア・ルネサンス、バロックの作曲家の紹介、近現代のイタリア音楽など幅広いレパートリーを世に送り出してきたTACTUSの膨大なカタログの中から、世界有数の名演奏家たちの名盤15タイトルを『Tactus新選定15』として新たに選定。 創立者セラフィノから二代目となるジャン・エンツォ・ロッシに受け継がれ、発展を続けるTACTUSの名盤15タイトルにご期待下さい!
2017年7月28日出荷分までの期間限定発売となります。また在庫が完売となり次第、販売終了となります。
Tactus
TCSS-1701(1CD)
ラウラ・ペペラーラへのマドリガーレ
ルッツァスキ:香しい手袋を取り
デ・ヴェルト:愛しいわが生命よ
アゴスティーニ:香しい手袋を取り
デ・ヴェルト:愛しいわが生命よ(チェンバロ演奏)
アゴスティーニ:あなたの歌により
ルッツァスキ:やさしいそよ風に秘められた歌、愛の鋭い矢、トッカータ、わが人の心, 我々の愛が終わってしまうのなら、嘆かないでわが心よ、おお春よ, とし若き季節よ、ああ, すぐに来てください, 愛しい人よ
ヴィルキ:やさしくそよぐそよ風、泉よ, 川よ, そよ風よ、もし太陽と星のみを見るなら
アゴスティーニ:優しい調べのなかに、ああ, 心を奪うこの歌は、うれしげに小鳥はさえずる
フレスコバルディ:トッカータ第9番
コンチェルト・セグレート
〔神谷美穂(S) シルヴィア・フリガート(S) シルヴィア・ランバルディ(Cemb)〕

録音:2009年10月15日−17日
アルフォンソ2世の宮廷で誕生した史上初(と言われる)女流奏者のみのアンサンブル"コンチェルト・デッレ・ダーメ"のため、そしてラウラ・ペペラーラのためにタッソーやオルシーナといった詩人、ルッツァスキ、ヴェルト、ヴィルキといった音楽家たちによって作詞、作曲された「マドリガーレ」を集め、当時の"コンチェルト・デッレ・ダーメ"の演奏、存在を再現したプログラム。ルッツァスキ没後400周年の2007年に結成されたイタリアのアンサンブルが、16世紀のフェラーラ宮廷で開催されていた貴族たちのための特別で美しきコンサートを鮮明に再現してくれています。
Tactus
TCSS-1702(1CD)
グイド・レーニの時代の音楽
フレスコバルディ:スピネッタとヴァイオリンのためのトッカータ、カンツォーナ第3番「ラ・ルッケジーナ」
パレストリーナ:「ああ、私は傷つき」に基づくロニョーニによるディミニューション
マリーニ:ロマネスカ
パレストリーナ:「草原と丘」に基づくセルマによるディミニューション、「私の髪のように」に基づくバッサーニによるディミニューション
デ・セルマ:カンツォン
デ・ローレ:「別れの時には」に基づくロニョーニによるディミニューション
カステッロ:ソナタ第1番
ロッシ:トッカータ第7番
モンタルバーノ:シンフォニア第4番
カステッロ:ソナタ第2番
ペセンティ:ガリアルダ第2番
エンリコ・ガッティ(バロックVn&音楽監督)、
アンサンブル・アウローラ

録音:1987年11月
イタリアに降り立ったバロック・ヴァイオリンの神様、エンリコ・ガッティのタクトゥス(Tactus)時代を代表する名盤「グイド・レーニの時代の音楽」。 ラファエロの再来と称され、ゲーテが「神の如き天才」と讃えたイタリア・バロック、ボローニャ派の名画家グイド・レーニ(1575−1642)が生きた時代に作曲されたイタリアのヴァイオリン音楽集。 それはアルカンジェロ・コレッリが登場する以前のイタリアにおけるヴァイオリン音楽の変遷、発展を刻印したエンリコ・ガッティとアンサンブル・アウローラの至高の名演です。
Tactus
TCSS-1703(1CD)
モンテヴェルディ:タッソのテキストによるマドリガーレ集
マドリガーレ集第2巻(1590)より 女よ、私が帰ると私の思いは、愛の神が狩りに行った時、私のクローリは優しくまどろんでいた、まだ陽は昇っていなかった、そして女は嘆息しながら言った
マドリガーレ集第1巻(1587)より 私は燃えている、燃えようが冷めようが、いとしい気持ちで
マドリガーレ集第3巻(1592)より 苦悩の日々を生きよう、愛する人の遺骸はどこへ、あなたのもとへ行くだろう
マドリガーレ集第2巻(1590)より、浜辺の花、不実な恋人よ、もし私から去るならば、最も甘い絆よ、恋人の燃える瞳をじっと見つめていた時に
マドリガーレ集第3巻(1592)より 去れ, むごき者、そこで血にまみれ、彼女が正気づいて
マドリガーレ集第4巻(1603)より 嘆きと溜め息
コンチェルト・イタリアーノ、
リナルド・アレッサンドリーニ(指)

録音:1989年
1984年にリナルド・アレッサンドリーニを主宰者として結成され、イタリアの古楽再興に大いなる功績を残してきたコンチェルト・イタリアーノ。 イタリアのタクトゥス(Tactus)にレコーディングされたモンテヴェルディは、イタリア・バロック最大の詩人トルクァート・タッソ(1544−1595)の詩を題材としたマドリガーレ集。 古典イタリア語に熟達した精鋭たちがまろやかなハーモニーで歌うモンテヴェルディには、まるで音楽劇のような説得力と存在感がある。 ちなみに録音当時のメンバーには、ラ・ヴェネクシアーナのリーダー、クラウディオ・カヴィーナも名を連ねています。
Tactus
TCSS-1704(1CD)
ストロッツィ:独唱のためのアリエッタ集 Op.6(1657)〔世界初録音〕 彌勒忠史(C.T)、
シルヴィア・ランバルディ(Cemb)

録音:2009年8月
モンテヴェルディ、師であるカヴァッリから優れた作曲技法を受け継ぎ、バルバラ・ストロッツィ(1619−1677)は、養父(実父説もある)の詩人、台本作家ジュリオ・ストロッツィから"選ばれた娘"と称され、神聖ローマ皇帝フェルディナント2世から支援を受けていたとされています。日本が世界に誇るカウンターテナー、彌勒忠史が、17世紀イタリアの女流作曲家がその作品に込めた情感を見事に歌い上げています。
Tactus
TCSS-1705(1CD)
マリーノ:弦楽と通奏低音のための協奏曲とソナタ集
5声の協奏曲/ヴァイオリン・オブリガート付きの5声の協奏曲/3声のソナタ第2番 Op.6/3声のソナタ第4番 Op.6/4声のソナタ第8番 Op.6/4声のソナタ第10番 Op.6/4声のソナタ第12番 op.6
ステファノ・モンタナーリ(Vn)、
アンサンブル・バロッコ・カルロ・アントニオ・マリーノ、
ナターレ・アルノルディ(指)

録音:2014年11月
オッターヴィオ・ダントーネ率いるアカデミア・ビザンティーナで、1995年から2012年まで第1ヴァイオリンとして活躍したイタリアが誇るバロック・ヴァイオリンのヴィルトゥオーゾ、ステファノ・モンタナーリ。近年は指揮者としても大活躍中のモンタナーリが、バロック時代の北イタリアが育んだ秀作でありコレッリからの影響が随所に現れるカルロ・アントニオ・マリーノ(1670−1735)の協奏曲とソナタを弾く!
Tactus
TCSS-1706(1CD)
ボノンチーニ:室内カンタータ集
オリンピアの嘆き*/愛しき人の優しい瞳*/盲目の神、残酷な暴君/ああ、 あなたは運命の許しを得ていない/試練にあって二つの優美な愛を見た/天の圧政
グローリア・バンディテッリ(C.A)*、
アンサンブル・アウローラ*

エンリコ・ガッティ(Vn)、ルイジ・マンジョカヴァッロ(Vn)、ロベルト・ジーニ(Vc)、ルチアーノ・コンティーニ(アーチリュート)、グイド・モリーニ(Cemb)〕
クリスティーナ・ミアテッロ(S)、
グイド・モリーニ(Cemb)、
アンドレア・フォッサ(Vc)

録音:1989年12月
イタリア古楽界の名歌手たち、バンディテッリとミアテッロが歌った名唱、ボノンチーニの室内カンタータ集もタクトゥスの初期の名盤の1つ。バンディテッリはガッティが率いるアンサンブル・アウローラ、ミアテッロはモリーニとフォッサと共演を果たすなど、兎にも角にも演奏者陣が豪華!
Tactus
TCSS-1707(2CD)
バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988 セルジオ・ヴァルトロ(Cemb)

録音:1989年6月23日−26日
ボローニャ出身、イタリア鍵盤界の鬼才セルジオ・ヴァルトロが弾くバッハの「ゴルトベルク変奏曲」。初出当時としては異例の全曲で『約101分』という演奏時間と独特の解釈が話題を呼んだ、知る人ぞ知るヴァルトロの代表盤です。
Tactus
TCSS-1708(1CD)
ジュゼッペ・サンマルティーニ:フラウト・トラヴェルソとヴァイオリンまたは通奏低音のための6つのソナタ Op.13
ソナタ第1番/ソナタ第2番/ソナタ第3番/ソナタ第4番/ソナタ第5番/ソナタ第6番
アンサンブル・J・M・アンチュティ
〔クラウディオ・ルッファ(フラウト・トラヴェルソ)、ステファーノ・モンタナーリ(Vn)、パオロ・ポラストリ(Ob)、アルベルト・サンティ(Fg)、ガエターノ・ナジッロ(Vc)、ジョヴァンナ・ロスコ(Cemb)〕

録音:1997年12月4日−6日
ジョヴァンニ・サンマルティーニの兄であり、オーボエ奏者、作曲家として活躍したジュゼッペ・サンマルティーニ(1695−1750)の遺作である「フラウト・トラヴェルソとヴァイオリンまたは通奏低音のための6つのソナタ」を、クラウディオ・ルッファやステファーノ・モンタナーリ、ガエターノ・ナジッロなど、当代屈指の名手たちの豪華アンサンブルで
Tactus
TCSS-1709(1CD)
タルティーニ:ヴァイオリン・ソナタ集 Op.6
ソナタ第1番ト長調/ソナタ第2番イ長調/ソナタ第3番ニ長調/ソナタ第4番イ長調/ソナタ第5番変ロ長調/ソナタ第6番ト長調
エンリコ・カサッツァ(Vn)、
ロベルト・ロレッジャン(Cemb&Org)

録音:2000年9月
エンリコ・カサッツァは、ファビオ・ビオンディのエウローパ・ガランテで長きに渡り中心メンバーとして大活躍したイタリアの名バロック・ヴァイオリニスト。自身が創設したアンサンブル、ラ・マニフィカ・コムニカの第1ヴァイオリン兼指揮者として、イタリア音楽を中心に数々の名演を送り出しています
Tactus
TCSS-1710(1CD)
ヴェネツィアの舟歌集 Vol.1 クリスティーナ・ミアテッロ(S)、
カルロ・ガイファ(T)、
アンサンブル・アウローラ
〔エンリコ・ガッティ(バロック・ヴァイオリン)、マッシモ・ロナルディ(アーチリュート&キターラ・バッテンテ)、ウーゴ・ナストゥルッチ(テオルボ&バロック・ギター)、グイド・モリーニ(Cemb)〕

録音:1989年3月28日−31日
18世紀のヴェネツィアで生まれたと伝わる美しく抒情的な「舟歌〜ゴンドラの歌」の数々を、ミアテッロ、ガイファの歌声、そしてガッティのヴァイオリンで堪能できるタクトゥス初期の隠れ名盤!情感豊かな歌声はもちろんのこと、ガッティのバロック・ヴァイオリンで聴く「ゴンドラの歌」は絶品です。ロナルディが弾く当時のイタリアの珍しい撥弦楽器「キタッラ・バッテンテ」の音色にも要注目です。
Tactus
TCSS-1711(1CD)
C.P.E.バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ集
ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ ニ長調 Wq.137/ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ ハ長調 Wq.136/ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ ト短調 Wq.88
パオロ・パンドルフォ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
リナルド・アレッサンドリーニ(Cemb)

録音:1989年
数々の古楽革命を巻き起こし続けてきたヴィオラ・ダ・ガンバの鬼才パオロ・パンドルフォが、リナルド・アレッサンドリーニとのデュオで1980年代末に録音したC.P.E.バッハの「ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ集」。パンドルフォの圧倒的な技巧、アレッサンドリーニの流麗な演奏は約30年が経過した今も色褪せない。
Tactus
TCSS-1712(1CD)
ジョヴァンニ・メネゲッティ:協奏曲&ソナタ集(エンリコ・ザノヴェッロ校訂)
ヴァイオリン協奏曲イ長調/ヴァイオリン協奏曲ヘ長調/ヴァイオリン・ソナタ イ長調/ヴァイオリン協奏曲ハ長調/ヴァイオリン協奏曲ヘ長調/ヴァイオリン協奏曲ニ長調/チェンバロ・ソナタ変ロ長調/チェンバロ・ソナタ ト短調
ジョヴァンニ・グリエルモ(Vn)、
エンリコ・ザノヴェッロ(Cemb&Org)、
アルキチェンバロ・アンサンブル

録音:2007年5月9日−11日
ガエターノ・メネゲッティの息子として1730年頃に生を受けた知られざるイタリアの作曲家ジョヴァンニ・メネゲッティ。ヴィチェンツァのアカデミア・アルモニカのために作曲されたカンタータなどの宗教声楽作品がメネゲッティの作品の中核と伝えられているが、ここに収録された「協奏曲とソナタ」もイタリア北東部のヴィチェンツァの宝石と例えられる素晴らしい作品です。
Tactus
TCSS-1713(1CD)
ボッケリーニ:6つのピアノ五重奏曲 Op.56
五重奏曲第1番ホ短調 G.407/五重奏曲第5番ニ長調 G.411/五重奏曲第6番イ短調 G.412
ガリマティアス・ムジクム
〔ラウラ・アルヴィーニ(フォルテピアノ)、ロベルト・ジーニ(Vc)、オディール・エドゥアール(Vn)、エンリコ・ガッティ(Vn)、エミリオ・モレーノ(Va)〕

録音:1991年7月
18世紀イタリアの室内楽王、ルイジ・ボッケリーニ(1743−1805)の名作を、本場イタリアが誇る世界有数のピリオド楽器奏者たちが演奏した名演奏。ガッティ、モレーノ、ジーニ、エドゥアール、そして2005年に他界したアルヴィーニの素晴らしきアンサンブルを存分に。
Tactus
TCSS-1714(2CD)
パガニーニ:24のカプリース(ピリオド楽器、ガット弦、ピリオド・ボウによる世界初録音) ロベルト・ノフェリーニ(Vn)

録音:2013年9月
イタリア、ブレシア出身の名工ジュゼッペ・スカランペラ(1838−1902)が1865年にパリで製作した"ヴァイオリン"と"ガット弦"、イギリス、ロンドンの名工ジョン・ドッド(1752−1839)が19世紀初期に製作した"弓"の共演による、衝撃のパガニーニの「24のカプリース」全曲録音!そして演奏時間は、なんと約100分!難曲中の難曲「24のカプリース」に、ピリオド楽器&弓、ガット弦というパガニーニの時代のスタイルでアプローチするのは、作曲者と同じイタリアのヴァイオリニスト、ロベルト・ノフェリーニ(1973−)。モダン、ピリオドの両方に精通するイタリアの次代の盟主です。
Tactus
TCSS-1715(1CD)
シヴォリ:ヴァイオリンとピアノのための作品集
タランテラ Op.21/夢/フィオーリ・ディ・ナポリ Op.22/変奏曲 Op.2/ロマンス 変ホ長調 Op.23/ロマンス 変イ長調 Op.23/「ランメルモールのルチア」の主題による序奏と華麗な変奏曲
マウロ・トルトレッリ(Vn)、
アンジェラ・メルーソ(P)

録音:2011年
イタリアが生んだヴァイオリンのヴィルトゥオーゾ、パガニーニに唯一弟子入りを認められた音楽家、カミッロ・シヴォリのヴァイオリン作品集。神童と称えられた才能、師匠譲りの超絶技巧、ヴァイオリン・コレクターとしての側面の持ち主であり、"パガニネット(小さなパガニーニ)"と呼ばれた天才の"音楽"に再びスポットライトがあたる。フランコ・グッリとボリス・ベルキンの高弟、マウロ・トルトレッリの熱演にも要注目です!

H.M.F〜[Resonances] music&monumentsシリーズ
ハルモニアムンディがお届けする、世界の名所旧跡にゆかりのある作品をあつめたシリーズ。美しい写真、作品当時の主な出来事などを記した年表やその場所のイラスト地図などもついた充実のブックレットは、英語とフランス語版で1冊ずつ入っているという豪華さ。歴史、世界の様々な場所に思いを馳せながら、美しい音楽(廃盤のものも含まれます)に浸れるシリーズとなっております。
HMX-2908546(2CD)
「サン・マルコ寺院&ヴェネツィア」ルネッサンス&バロック
■CD1
(1)G.ガブリエーリ(c.1553/56-1612):オルガンを含む合奏によるソナタとカンツォーナ集
(2)ハンス・レオ・ハスラー(1562-1612):ミサ「マリアは言われた」
■CD2
(1)G.ガブリエーリ:主よ、ききたまえ(Exaudi me Domine)16声
(2)モンテヴェルディ:聖マリアのための夕べの祈り(抜粋)
(3)倫理的宗教的森(抜粋)
(4)クラウディオ・メルロ(1533-1604):トッカータ
(5)モンテヴェルディ:アリアンナの嘆きより聖母マリアの悲しみ
■CD1
(1)コンチェルト・パラティーノ、ブルース・ディッキー
(2)アンサンブル・ヴォーカル・ヨーロピアン、
 ヘレヴェッヘ(指)
■CD2
(1)パウル・ファン・ネーヴェル(指)、
 ウエルガス・アンサンブル
(2)ルネ・ヤーコプス(指
 )コンチェルト・ヴォカーレ
(3)ウィリアム・クリスティ(指)
 レザール・フロリサン
(4)(5)マリー・クリスティーナ・キール(S)、
 コンチェルト・ソアーヴェ、
 ジャン=マルク・エメ(指)

録音:1986-2005年
サン・マルコ寺院&ヴェネツィア」ルネッサンス&バロックと題した2枚組。当時の音楽の聖地、サン・マルコ寺院で鳴り響いた音楽を集めており、 美しい宗教作品の響きに魅了されます。 (Ki)
HMX-2908548(2CD)
修道院の聖歌〜中世の聖歌、およびポリフォニー
[CD1](1)ミラノ、ベネヴェント、ローマ、古代ローマの教会でうたわれた聖歌
(2)グレゴリオ聖歌
(3)シトー会の聖歌
[CD2]ローマ時代
(1)西暦1000年:この世の終わりのためのミサ曲〜キリスト昇天のための中世の単旋聖歌とポリフォニー
(2)巡礼〜聖ヨハネの奇跡
(3)修道院の歌、リモージュとアキテーヌの聖歌
[CD1]
アンサンブル・オルガヌム、
マルセル・ペレス(指)
デラー・コンソート、
アルフレート・デラー(指)

[CD2]
(1)(2)アノニマス4
(3)シアター・オブ・ヴォイセズ、
ポール・ヒリヤー(指)

録音:1971-2009年
中世から13世紀頃にかけて、各地の重要な修道院で歌われていた聖歌などをあつめたセット。単旋律聖歌から、ポリフォニーまで、濃密な祈りの 音楽がつづきます。 (Ki)
HMX-2908550(2CD)
ロワール川の城々〜ルネッサンスの宮廷音楽

[CD1]戦争と王宮の晩餐
[CD2]ラブレーの楽しい宴〜16世紀前半のシャンソンと器楽音楽
[CD1]ジェレミー・バーロウ(指)
 ザ・ブロードサイド・バンド、
 アンサンブル・クレマン・ジャヌカン&ドミニク・ヴィス
[CD2]アンサンブル・クレマン・ジャヌカン&ドミニク・ヴィス

録音:1984-1994年
ヴィス&アンサンブル・クレマン・ジャヌカンの名盤、ラブレーの楽しい宴などを含む、ルネッサンスの宮廷音楽を集めたセット。 (Ki)
HMX-2908552(2CD)
ウェストミンスター寺院の音楽と音楽家たち〜タリスからブリテンまで
[CD1]
ロバート・ホワイト(c.1538-1574)、ロバート・パーソンズ(c.153-1570)、オルランド・ギボンズ(1583-1625)、クリストファー・ギボンズ(1615-1676)、パーセル(1659-1695)らの作品
[CD2]
ヴォーン=ウィリアムズ:天上からの真実、神に祝福された息子
ブリテン:聖と俗ほか
[CD1]スティレ・アンティコ、
 マギーガン、ヘレヴェッヘ他
[CD2]RIAS室内cho、
 マルクス・クリード(指)ほか

録音:1992-2012年
イギリスで戴冠式が行われるウェストミンスター寺院は英国の音楽の一大聖地。何世紀にもわたって、英国のオルガン奏者、歌手、作曲家たちはこ の寺院とかかわりを持っていました。ギボンズからブリテンまで、5世紀にわたる音楽が、寺院の回廊から本堂までのツアーを導いてくれるようです。 (Ki)
HMX-2908554(2CD)
「アルハンブラをたずねて」中世から20世紀までのグラナダ
[CD1]異種族混合の象徴
(1)アラブ=アンダルシアの音楽より
(2)スペインのセファルディの音楽より
(3)アルフォンソ賢王のための音楽
(4)カンシオンとエンサラーダ
(5)ハカラス!
[CD2]建築の夢
(1)ドビュッシー:「グラナダの夕べ」「ヴィーノの門」
(2)トゥリーナ:5つのジプシーの踊りop.55
(3)ファリャ:歌曲
(4)ファリャ:アンダルーサ、夜想曲
(5)ファリャ:はかなき人生
(6)ファリャ:スペインの庭の夜
[CD1]
(1)アトリウム・ムジケー&パニアグワ
(2)アリア・ムジカ&ミゲル・サンチェス
(3)ザ・デュファイ・コレクティヴ
(4)カアンサンブル・クレマン・ジャヌカン、ドミニク・ヴィス
(5)アンドルー・ローレンス・キング
[CD2]
(1)アラン・プラネス(P)
(2)アルベルト・ギノヴァール
(3)ベルナルダ・フィンク、アンソニー・シピリ
(4)ペリアネス(P)
(5)ポンス(指)グラナダ市O
(6)ペリアネス、ポンス、BBC響

録音:1976-2011年
グラナダは歴史的に重要な都市であるだけでなく、そのとりわけ有名なアルハンブラ宮殿や庭園は、西洋の多くの作曲家を魅了、音楽の題材とされ てきました。異国情緒たっぷりな作品をお楽しみ頂けます。 (Ki)
HMX-2908556(2CD)
サンスーシ宮殿の音楽〜フリードリヒ大王の宮廷
[CD1]
(1)グラウン(1703-1771):序曲とアレグロ
(2)フリードリヒ大王(1712-1786):フルートと通奏低音のためのソナタ
(3)C.P.E.バッハ:チェンバロ,弦と通奏低音のためのコンチェルト Wq20 ハ長調
 交響曲変ホ長調 Wq179
[CD2]
バッハ:音楽の捧げもの
[CD1]
(1)ベルリン古楽アカデミー
(2)ベルリン古楽アカデミー、
 クリストフ・フントゲブルツ(Fl)、アンティエ・シュロック(Fl)、ラファエル・アルパーマン(Cemb)
(3)ベルリン古楽アカデミー
[CD2]
モロニー(Cem)、スィー(Fl)、ハロウェイ(Vn)、リンデン(Vc)、クック(Cem)

録音:[CD1]2000-2011年、 [CD2]1987年
フリードリヒ大王(2世)は音楽を愛したことでも知られていますが、その居城であったサンスーシ宮殿にまつわる音楽を集めた2枚。 (Ki)
HMX-2908558(2CD)
ウィーン古典派逍遥
[CD1]ウィーンの歴史的風景
(1)モーツァルト:「魔笛」より(抜粋)
(2)ハイドン:「天地創造」より(抜粋)
(3)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番(全曲)
[CD2]サロンと家庭音楽
(1)モーツァルト:グルックの『メッカの巡礼』の「愚かな民が思うには」による10の変奏曲 ト長調 K455
(2)モーツァルト弦楽四重奏曲第19番 ハ長調 K465「不協和音」
(3)ベートーヴェン:遥かなる恋人にop.98
(4)シューベルト:踊りD826、人生の喜びD609
(5)シューベルト:月に寄す、野ばら
(6)シューベルト:ますD550
[CD1]
(1)ヤーコプス
(2)ヤーコプス
(3)ポール・ルイス(P)、
 ビエロフラーヴェク(指)BBC響
[CD2]
(1)アンドレアス・シュタイアー
(2)カザルスSQ
(3)ヘンシェル、シェーファー
(4)ペーターセン、フォンドゥング、ギューラ、ヤルノット、クリストフ・ベルナー
(5)ギューラ、ベルナー
(6)ゲルネ、アンドレアス・ヘフリガー

録音:2002-2013年
音楽の聖地、ウィーン。ウィーンで生まれ、ウィーンで活躍した作曲家たちの作品を集めました。 (Ki)
HMX-2908560(2CD)
「パリ」ドビュッシー 、ラヴェル 、サン = サ ーンス、サティ
[CD1]旧と新
(1)ドビュッシー:ラモー讃、ルーブルの思い出、金色の魚
(2)ラヴェル:古風なメヌエット、ソナチネ
(3)ショーソン:詩曲
(4)ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
(5)ラヴェル:シェエラザードより「魔法の笛」
(6)サティ:グノシエンヌ第3番
(7)アーン:私の詩に翼があったなら
(8)サティ:シテール島への船出
[CD2]想像とモダニズム
(1)ドビュッシー:「もう森へは行かない」
(2)サティ:シネマ
(3)サン=サーンス:ギーズ公の暗殺
(4)クルト・ヴァイル:セーヌ哀歌
(5)マックス・ボネ:夢のための小さなワルツ
(6)プーランク:パリへの旅、モンパルナス、ホテル
(7)サティ:彫刻再発見
(8)サティ:エンパイア劇場の歌姫
(9)メサジェ:恋人は二人
[CD1]旧と新
(1)アラン・プラネス(P)
(2)アレクサンドル・タロー(P)
(3)イザベル・ファウスト(Vn)、ベルリン・ドイツSO、マルコ・レトーニャ(指)
(4)フィリップ・ベルノー(Fl)、アリアーヌ・ジャコブ(P)
(5)ベルナルダ・フィンク、ベルリン・ドイツSO、ケント・ナガノ(指)
(6)アレクサンドル・タロー(P)
(7)コンスタンティン・ヴォルフ(Bs-Br)、トルング・サム(P)
(8)ファウスト、タロー
[CD2]想像とモダニズム
(1)アラン・プラネス(P)
(2)タロー&ル・サージュ
(3)アンサンブル・ミュジク・オブリク
(4)ファスベンダー(Ms)、コルド・ガーベン(P)
(5)カリン・キュストナー(アコーディオン)
(6)カルトホイザー(S)、ウジェーヌ・アスティ(P)
(7)ゲリエ(Tp)、タロー(P)
(8)ジュリエット、タロー(P)
(9)ドゥラヴォー(Ms)、イヴ・プリン(P)

録音:1997-2013年
音楽の都、パリ。フランスの作曲家、そしてパリにあこがれた海外の作曲家の作品を集めた2枚。現在入手困難なファウストのショーソン:詩曲が入っ ているのも見逃せません。 (Ki)

N響90周年記念シリーズ〜日本人指揮者篇2
大好評のNHK交響楽団90周年シリーズ、第3弾は日本人指揮者の第2回です。今回は若杉弘、尾高忠明、山本直純の3名。曲目も若杉のブルックナー、モーツァルト版の「メサイア」から、尾高尚忠未完の交響曲を感動的な父作子演するなど魅力満点。ことに当時大人気だった山本直純が自身ナレーションもつとめたブリテンの「青少年のための管弦楽入門」はユーモアたっぷりで抱腹絶倒。つづく「スター・ウォーズ」やルロイ・アンダーソンも楽しさいっぱいで、NHK交響楽団がボストン・ポップスさらにはビッグバンドのような響きを出す多才ぶりを発揮しています。

King International
KKC-2108(2CD)
若杉弘 T
(1)モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」
(2)同:交響曲第38番「プラハ」
(3)同:交響曲第41番「ジュピター」
(4)ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」
若杉弘(指) NHK響

録音:1995年5月18日(1)(2)(3)、1986年6月27日(4)/NHKホール(ライヴ)
若杉弘(1935-2009)は、東京藝術大学で伊藤栄一、金子登、斎藤秀雄に指揮を師事。1963年からNHK響の研究員として学ぶかたわら、 読売日本交響楽団、二期会、東京室内歌劇場の監督として活躍しました。さらにドイツ各地のオーケストラや歌劇場の音楽監督を務めるなど、ヨーロッ パで認められた日本の指揮者を代表する存在です。NHK響は1995年から死の時まで正指揮者を務めました。 当アルバムには若杉の魅力が最も発揮されたモーツァルトとブルックナーを収録。モーツァルトは気をてらわず、切れの良いリズム、きびきびとした音運 びを堪能できます。お宝は伝説となっているブルックナーの4番。何故か録音がないものの、若杉の気質と合い、稀有の感動的世界を作り上げています。 (Ki)

King International
KKC-2110(2CD)
若杉弘 U
ヘンデル(モーツァルト編):メサイア
豊田喜代美(S)、永井和子(Ms)
近藤伸政(T)、勝部太(Br))
日本プロ合唱連合
若杉弘(指) NHK響

録音:1992年1月27日/サントリーホール(ライヴ)
れも若杉弘ならではのレパートリー。ヘンデルの名作「メサイア」ながら、モーツァルトが近代オーケストラ用に編曲した版を使用。驚くべき生気と 推進力で大曲をあっという間に聴かせてしまう凄さ。歌手陣も素晴らしく、ヘンデルにモーツァルトの魅力が加わった最強の作品となっています。 (Ki)

King International
KKC-2112(3CD)
尾高忠明 T〜エルガー作品集
(1)交響曲第1番変イ長調Op.55
(2)交響曲第2番変ホ長調Op.63
(3)交響曲第3番ハ短調Op.88
(4)「威風堂々」第1番
(5)序奏とアレグロOp.47
(6)演奏会用序曲「フロワサール」Op.19
尾高忠明(指) NHK響

録音:1991年11月20日(1)、2009年5月15日(2)、2011年5月13日(3)、1975年7月23日(4)、1991年11月日(5)、2013年5月11日(6)/NHKホール(ライヴ)
高忠明(1947-)は1971年にNHK響で指揮者デビュー、以後数多く活躍し、2010年から正指揮者の任にあるNHK響の顔となって きました。彼はBBCウェールズ交響楽団の首席指揮者を務めるなどイギリスと縁が深く、NHK響でも積極的にイギリス作品を紹介しました。な かでもエルガーは絶品。ブルックナーやマーラーのような構成力はもとより、NHK響がイギリスならではの壮麗な響きを発しているのもさすがです。 (Ki)

King International
KKC-2115(2CD)
尾高忠明 U
(1)ブルックナー:交響曲第8番(ハース版)
(2)尾高尚忠:交響曲第1番(2楽章版)
尾高忠明(指) NHK響

録音:2007年6月2日(1)、2011年5月7日(2)/NHKホール(ライヴ)
尾高忠明はブルックナーを振りたくて指揮者になったといわれるほど、この作曲家に強い思い入れを持っているとされます。満を持して2007年6月に N響と披露した第8番は、あまりの深さ、音楽の大きさで聴衆を圧倒する名演だったと語り継がれています。それがついにCD化されました。カップリン グは尾高の父でやはりNHK響の前身・新交響楽団の指揮者を務めた尚忠(1911-1951)の未完の交響曲。近年発見された第2楽章付で、稀な 父作子演となっていて、壮絶かつ胸を打つ世界を作り上げています。 (Ki)

King International
KKC-2117(2CD)
山本直純
(1)ブリテン:青少年のための管弦楽入門
(2)ルロイ・アンダーソン:トランペット吹きの子守歌
 フィドル・ファドル/ラッパ吹きの休日
 シンコペー テッド・クロック
(3)レノン&マッカートニー:イエスタデイ
 ヘイ・ジュード
(4)ジョン・ウィリアムズ:「スター・ウォーズ」組曲(全3曲)
(5)ガーシュウィン:パリのアメリカ人
(6)バーンスタイン:「ウエストサイド物語」〜シンフォニック・ダンス
(7)ガーシュウィン:スワニー
山本直純(指) NHK響

録音:1979年3月25日(1)(2)(3)、1989年7月31日(4)、1990年8月1日(5)、
1991年7月31日(6)(7)/NHKホール(ライヴ)
山本直純(1932-2002)は昭和時代に放送等で絶大な人気を誇りました。陽気で豪快なキャラクターで、彼のおかげでクラシック音楽に興味を持った人々 も数知れません。そうした啓蒙的活動はもちろんながら、指揮者、作曲家としても天才で、NHK響をボストン・ポップスさながらに変身させています。 ブリテンの「青少年のための管弦楽入門」は自身がナレーターも務め、ユーモアたっぷりに楽器について教えてくれます。またジョン・ウィリアムズの「スター・ ウォーズ」、バーンスタインの「ウエストサイド物語」などクラシック様式で書かれた映画音楽やルロイ・アンダーソンの楽しいナンバーもポップな感覚満点。 高水準でクラシックの敷居を下げた最高の演奏をお楽しみいただけます。 (Ki)

REFERENCE RECORDINGS〜HRxシリーズ、続々発売!!
リファレンス・レコーディングスは、スペクトラルの設計者であり、HDCD の発明者でもあるキース・ジョンソン博士が30 年以上もチーフ・エンジニアを務めている高音質レーベル。そのRR がまたまた驚異の音質体験を教えてくれるフォーマットが『HRx』です。『HRx』は、パソコンとオーディオインターフェースを使用したPC オーディオやデジタル・ストリーム(DS)機器に対応するために、176.4kHz/24bit の圧縮しないWAV データを記録したDVD-R のこと。密度の濃い音質、臨場感、楽器の音の生々しさ、音空間をそのまま美しく再生できる驚異の音質。弦はさらにしなやかに、金管はより煌びやかに鮮明に聴くことが出来ます。通常のCD、SACD、DVD プレイヤーでは再生できませんが、『HRx』のハイサンプリング音源を是非体験してください。

REFERENCE
RR-136HRX
(DVD-ROM)
サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ Op.28
ミューズと詩人たちOp.132
交響曲第3番「オルガン付き」
ヤン・クライビル(Org)
ノア・ゲラー(Vn)
マーク・ギブス(Vc)
マイケル・スターン(指)
カンザスシティSO

録音:2013年6月、カウフマン・センターフォー・ザ・パフォーミング・アーツ、ヘルツベルク・ホール
アメリカの老舗高音質レーベルである、リファレンス・レコーディングスが、遂にサン=サーンスの「オルガン付き」を録音しました。名盤ひしめくサン=サー ンスの交響曲第3番は、オーディオ効果抜群の作品であるため、名録音、高音質という点でも注目される楽曲です。 
録音に使われたホールは、最近リファレンス・レコーディングスが積極的に録音しているカンザスシティ交響楽団の本拠地でもあるカウフマン・センターフォー・ ザ・パフォーミング・アーツ。2011年9月にオープンした新しいホールで、1800席規模のプロセニアム形式のステージを持つ劇場と、1600席規模のクラシッ ク用コンサートホールの2つのホールを持った大型複合文化施設。この建築の構造エンジニアリングに対しアメリカのコンサルタント技術者協会から「グランド・ コンセプター賞」が授与されるなど、このエリアは近年、カンザスシティで急速に発展している文化芸術の発信地として注目されています。パイプオルガンは、ホー ルの壁と一体化し、同様のアーチを形成しており、自然な音の広がりを演出します。巨大な編成と壮大な響きをもつ「オルガン付き」には非常に適したホール と言えるでしょう。マイケル・スターン率いるカンザスシティ響も、ホールの壮麗な響きに負けない、弦楽器の美しさ、管楽器の華やかさ、オルガンのフィナー レへ続く迫力は、爽快感があります。 カップリングとしては、ヴァイオリンが華々しく活躍する「序奏とロンド・カプリチオーソ」、チェロとヴァイオリンの二重協奏曲「ミューズと詩人たち」が収 録され、華やかな演奏効果を期待できるサン=サーンスの作品を楽しむことができます。 (Ki)
REFERENCE
RR-137HRX
(DVD-ROM)
ワイン・ダーク・シー
ダン・ウェルチャー(1948-):SPUMANTE
ドナルド・グラントハム(1947-):JAI ETE AU BAL
フランク・ティケリ(1958-):クラリネット協奏曲【RHAPSODY FOR GEORGE/ SONG FOR AARON/ RIFFS FOR LENNY】*
ジョン・マッキー(1973-):WINE DARK SEA(吹奏楽のための交響曲)
ジェリー・ジャンキン(指)
テキサス大学ウィンド・アンサンブル
ネイサン・ウィリアムズ(Cl)*
テキサス大学ウィンド・アンサンブルによるアルバム。1973年フィラデルフィア生まれの作曲家ジョン・マッキーの「WINE DARK SEA」が世界初録音さ れています。本作品はテキサス大学ウィンド・アンサンブル創立100周年記念として委嘱されました。ジョン・マッキーは、クリーヴランド音楽院でコリリアーノ、 ジュリアード音楽院でドナルド・エルブに師事したアメリカの若手。特に吹奏楽曲では人気があり、日本で初演された「翡翠」をはじめ広く演奏されています。 (Ki)
REFERENCE
RR-131HRX
(DVD-ROM)
ビゼー:交響曲ハ長調
「子供の遊び」Op.22
半音階的変奏曲(ワインガルトナー編)
サンフランシスコ・バレエO
マーティン・ウェスト(指)
マーティン・ウェスト指揮、サンフランシスコ・バレエ管によるビゼーのオーケストラ作品集。1855年に作曲された交響曲ハ長調は、ビゼーが17歳の時 の作品で生前は一度も演奏されず、80年後の1935年にワインガルトナー指揮によってようやく初演されました。また1961年にバランシン振付で「シンフォ ニー・インC」として、このサンフランシスコ・バレエで初上演された所縁のある作品です。シンプルでエレガントな響きが特徴のサンフランシスコ・バレエ管 にあった、南欧の明るく楽しい雰囲気をもつ作品で美しいメロディーが印象的に登場します。 「子供の遊び」はビゼーがピアノ連弾用に作曲した曲集で、全 12曲から5曲を選んで小組曲として管弦楽のために編曲しています。ここでは、残りの7曲をハーシー・ケイとロイ・ダグラスが編曲した版を使用して、全 12曲のオーケストラ・ヴァージョンで初録音しました。そしてビゼーがピアノ独奏曲として作曲した「演奏会用半音階変奏曲」を大指揮者ワインガルトナーが 編曲したダイナミックな作品「半音階的変奏曲」も収録されています。 (Ki)
REFERENCE
RR-132HRX
(DVD-ROM)
ヒンデミット:ウェーバーの主題による交響的変容
プロコフィエフ:組曲「3つのオレンジへの恋」
バルトーク:「中国の不思議な役人」組曲
マイケル・スターン(指)
カンザスシティSO

録音:2012年2月5-11日ヘルツベルク・ホール、カウフマン・センター・フォー・ザ・パフォーミング・アーツ
プロデューサー:デイヴィット・フロスト
 エンジニア:キース・O・ジョンソン
カンザスシティのダウンタウン南の端、アートギャラリーが立ち並ぶ、この街でも最もアーティスティックと言われるクロスロード・アート・ディストリク トに隣接する小高い丘の上に2011年9月にオープンしたカウフマン・センター・フォー・ザ・パフォーミング・アーツ。1800席規模のプロセニアム形 式のステージを持つ劇場と、1600席規模のクラシック用コンサートホールの2つのホールを持った大型複合文化施設です。クラシック用のコンサートホー ル(ヘルツベルク・ホール)は音響にも大変こだわっており、オーケストラの豊かな響きを十分に堪能することができます。この新しいホールを本拠地と するのがマイケル・スターン率いるカンザスシティ交響楽団。 収録されているのは、ヒンデミットのウェーバーの主題による交響的変容。この作品は交 響曲「画家マティス」と並んでヒン デミットの作品の中では最もよく演奏される曲。1943年にアメリカで作曲され、ヒンデミット独自の和声理論に基づ く 協和音と不協和音の交差が印象的な作品です。そしてプロコフィエフの組曲「3つのオレンジへの恋」。この作品は1921年にシカゴで上演されたオペ ラからの6曲を抜粋した作曲者自身の編曲による組曲版。オペラはイタリアの劇作家カルロ・ゴッツィが書いた童話に基づく作品。魔女に呪いをかけられ た王子が、3つのオレンジを求めて砂漠に行き、オレンジの一つからあらわれた王女と結婚する、という話で、プロコフィエフらしい遊び心と叙情が感じ られる個性的な音楽をマイケル・スターンの新鮮な表現で聴かせてくれます。 最後にバルトークの「中国の不思議な役人」組曲。荒々しく不協和な響き が全体を支配する「一幕もののパントマイム」と題された合唱が入るバレエ音楽が全曲のため、20分ほどに短縮された組曲版が比較的よく演奏されます。 豊麗さと力強いダイナミズムみなぎる演奏で締めくくられています。 (Ki)
REFERENCE
RR-133HRX
(DVD-ROM)
オルガン・ポリクローム〜フランスのオルガン作品集
ヴィドール:交響曲第6番よりアレグロ
シュミット:前奏曲ト短調Op.11
アラン:アグニ・ヤヴィシュタのための2つの舞曲
ボネ:演奏会用練習曲
デュリュフレ:スケルツォOp.2
デュプレ:前奏曲とフーガ ト短調Op.7-3
フランク:英雄的小品
ギルマン:カプリース Op.20-3
ヴィエルヌ:幻想的小品Op.51
ジグー:グランクール・ディアローグ
ヤン・クライビル(Org)

録音:2011年カウフマン・センターフォー・ザ・パフォーミング・アーツ、ヘルツベルク・ホール、カサヴァン製オルガン作品3875使用
数々の優秀録音を有しているレーベル、リファレンス・レコーディングスからまた一つ名録音が誕生しました。このアルバムはフランス作曲家によるオル ガンの名作を収録しています。オルガンの持つ魅力を全て紹介するような作品群で、音楽的にはもちろん音響的にも興味深い選曲です。珍しいシュミット の前奏曲ト短調も収録されています。演奏者はヤン・クライビル。彼女はカンザスシティのカウフマン・センターのオルガニストなどアメリカ中西部を中心 に活動しています。パイプオルガンのように重低音を奏でる楽器を再生する場合は強力なサブウーファーは必須。グラミー賞受賞経験のあるエンジニア、キー ス・ジョンソンの驚異的な録音は、すべてのオルガン・ファンとオーディオ愛好家に喜ばれることでしょうき
REFERENCE
RR-134HRX
(DVD-ROM)
ピアノとオーケストラのための踊り
ピエルネ:ファンタジー・バレエOp.6
リッカルド・カストロ(エレーラ):ヴァルス・カプリッチョOp.1
ショパン:クラコヴィアクOp.14
サン=サーンス:カプリス・ワルツ「ウェディング・ケーキ」Op.76
ウェーバー(リスト編):ポロネーズ・ブリラントOp.72
ゴットシャルク(ケイ編):グランド・タランテラOp.67
チャールズ・ウェイクフィールド・カドマン:マルディグラのダークダンサー(ピアノと管弦楽のための幻想曲)
ジョエル・ファン(P)
クリシュトフ・シャナール(指)
ノースウェスト・シンフォニエッタ

録音:2013年8月20-23日ラガークイスト・コンサート・ホール,レコーディング・エンジニア:キース・O・ジョンソン
アメリカで人気の技巧派ピアニスト、ジョエル・ファン。ヨーヨー・マのシルクロード・アンサンブルのメンバーとして参加、またカーネギーホール、ケネディー センターでの公演、さらにアメリカの情報番組「グッド・モーニング・アメリカ」、「レイト・ショー・ウィズ・デイヴィッド・レターマン」など国民的な番 組に出演し知名度をあげています。今回は、ピエルネ、カストロ、ショパン、サン=サーンス、ウェーバー、ゴットシャルク、カドマンの7人の作曲家によ る、舞踏をテーマとしたピアノとオーケストラの作品を集めたもの。 ピエルネは、ドビュッシーより1歳年下の作曲家で、作曲家としてはドビュッシーの影に隠れてしまっていますが、彼は指揮者として同時代の作曲家た ちの作品を積極的に演奏するなど大きな功績をあげています。ピアノとオーケストラのための「ファンタジー・バレエ」はピエルネが21歳の頃の作品ですが、 巧みな和声感覚と美しい旋律、熟達したオーケストレーションが発揮されています。ポーランドのクラクフ地方の民族舞踏の旋律が使われているショパンの 「クラコヴィアク」。そしてサン=サーンスの「ウェディング・ケーキ」。友人の結婚式のために作曲され、華やかなアルペジオとオケとピアノの優雅な掛け 合いが美しい作品です。 (Ki)

Heritageシリーズ、最新5タイトル
名盤復活シリーズ。デジボックス、ディスクはスリーブケースに収められています。簡易解説付。
H.M.F
HMY-2921939(2CD)
バッハ:ミサ・ブレヴィス
ミサ曲 イ長調 BWV 234
ミサ曲 ト長調 BWV 236
ミサ曲 ト短調 BWV 235
ミサ曲 ヘ長調 BWV 233
コンラート・ユングヘーネル(指)
カントゥス・ケルン
ザビーネ・ゲッツ、
ガブリエーレ・ヒエルダイス(S)
エリサベス・ポピエン、アレクサンダー・シュナイダー(A)
ヴィルフリード・ヨッヘンス、ハンス・イエルク・マンメル(T)
ヴォルフ・マティアス・フリードリヒ、セバスティアン・ノアック(Bs)

録音:2006年1月、5月
※リブレットはついていません。
ユングヘーネルによる、バッハの珠玉のミサ曲の登場。声楽メンバーも大分入れ替わった、新生カントゥス・ケルンによる声楽は、時に幻想的な美しさ に満ち、時に刺すように鋭く、えもいわれぬ神々しさに満ちています。以前に増して表情豊かになっています。[CD2] におさめられているミサ曲ト短調は、名作の誉れ高い作品。なんともいえぬ優しさに満ちた冒頭の器楽による前奏はこの世のものとは思えない美しさです。 歌が始まると一転、余計なものがそぎ落とされたストイックな声部間の掛け合いにハッとさせられます。厳かにして美しい、名演です。 (Ki)
H.M.F
HMY-2921736(2CD)
「戦いと愛のマドリガーレ」(全曲)
モンテヴェルディ:マドリガーレ集第8巻
ルネ・ヤーコプス(指)
コンチェルト・ヴォカーレ

※リブレットは含まれません
モンテヴェルディがこのマドリガーレ集第8巻を出版したのは71歳のこと。 極上の美に満ちたこれらの曲は、モンテヴェルディの宗教音楽の総決算的作品ともいえましょう。ヤーコプスによる名演、しかもうれしい全曲収録、貴重 な復活です。 (Ki)
H.M.F
HMY-2921949(2CD)
ヘンデル:オラトリオ「ソロモン」 サラ・コノリー(Aソロモン)
スーザン・グリットン(Sソロモンの王妃,第1の遊女)
キャロリン・サンプソン(Sシバの女王,第2の遊女)
マーク・パドモア(Tザドク,従者)
デイヴィッド・ウィルソン=ジョンソン(Bs レヴィ人)
ダニエル・ロイス(指)
ベルリン古楽アカデミー,
RIAS室内cho

※リブレットつき(英仏)
オラトリオ「ソロモン」は、1748年、ヘンデル63歳の作。旧約聖書の古代イスラエルの王ソロモンの、エルサレム神殿の建立、大岡裁き、そしてシ バの女王の入場、という3つの有名なエピソードを題材にしています。大きな編成の壮大な世界がダニエル・ロイスの精確な指揮でよみがえります。 (Ki)
H.M.F
HMY-2921584(2CD)
メンデルスゾーン:オラトリオ「聖パウロ」 メラニー・ディナー(S)
アンネッテ・マルケルト(Ms)
ジェイムス・テイラー(T)
マティアス・ゲルネ(Bs)
ヘレヴェッヘ(指)
コレギウム・ヴォカーレ
シャペル・ロワイヤル,
シャンゼリゼO

録音:1995年
※リブレットはついていません
メンデルスゾーンの「聖パウロ」について、シューマンは、「高貴なメロディ」と書いています。テキストと音楽の融合、オーケストレーションの巧みさ、 すべての点でメンデルスゾーンの才能が発揮されています。ヘンデルら、過去の偉大な作曲家によるオラトリオを凌駕するような力強さに満ちた傑作です。 (Ki)
H.M.F
HMY-2921396(3CD)
カンプラ:歌劇「イドメネ(イドメネオ)」(1731年改訂版) ベルナール・ドルトレ(Bs/ イドメネオ)
サンドリーヌ・ピオー(S/ エレクトル)
モニク・ザネッティ(S/ イリオーネ)
ジャン=ポール・フシェクール(T/ イダマンテ)ほか
ウィリアム・クリスティ(指)
レザール・フロリサン

録音:1991年10月
※リブレットはついていません
カンプラの「イドメネ(イドメネオ)」の台本は、アンドワーヌ・ダンシェの手によるもので、後のモーツァルトの「イドメネオ」もこの台本を題材にして います。このカンプラのイドメネオ改訂版は初演時から大成功をおさめました。250年たち、クリスティによるこの録音が発表された時も、聴衆、批評家 たちから熱狂的な賞賛を受けました。ピオーら充実キャストによる名演の貴重な復活です。 (Ki)

N響90周年記念シリーズ〜日本人指揮者篇1
日本語帯・解説付。
古い音源を使用している場合は、テープ劣化によるお聴き苦しい点がございます。予めご了承下さい。

King International
KKC-2102(1CD)
近衛秀麿〜レーガー他
レーガー:祖国への序曲Op.140
バッハ:管弦楽組曲第3番BWV1068
バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第2番
潮田益子(Vn)
近衛秀麿(指)NHK響

録音:1967年4月26日、5月3日東京文化会館(ステレオ・ライヴ)
近衛秀麿(1898-1973)は、1926年にNHK交響楽団の前身である新交響楽団を結成した、まさに生みの親。1927年2月20日に行われた第1 回演奏会も近衛の指揮で行われました。彼は生涯に92回NHK交響楽団のステージに登場しましたが、その最後の演奏会にあたる1967年5月3日 で潮田益子と共演したバルトークのヴァイオリン協奏曲第2番の音源が残っていました。前年行われた第3回チャイコフスキー国際コンクール、ヴァイオ リン部門第2位入賞を果たした潮田の煌めくような独奏にピッタリ合わせ、バルトークならではの活き活きとした世界を繰り広げます。またドイツ国歌が 高らかに謳われるレーガーの「祖国への序曲」、高貴の極みのバッハの管弦楽組曲第3番と、近衛芸術を堪能できます。 (Ki)

King International
KKC-2103(1CD)
山田一雄 T〜シベリウス他
黛敏郎:曼荼羅交響曲
シベリウス:交響曲第2番ニ長調Op. 43
山田一雄(指) NHK響

録音:1976年10月13日NHKホール(ステレオ・ライヴ)
山田一雄(1912-1991)は、1941年にN響の前身である新交響楽団の補助指揮者、翌年専任指揮者となり、同楽団を育て上げました。当アルバム は何と山田一雄が20年ぶりにN響定期に登場した記念すべき公演。黛敏郎の「曼荼羅交響曲」はN響世界一周演奏旅行でも聴くことができますが、 さすが日本の現代音楽の旗頭・山田一雄、驚きの説得力で魔術のように聴き手の心を掴みます。もうひとつは山田一雄貴重なレパートリーと言うことので きるシベリウスの交響曲第2番。山田ならではの大きなドラマを聴かせてくれます。 (Ki)

King International
KKC-2104(2CD)
山田一雄 U〜マーラー他
マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調
モーツァルト:交響曲第38番「プラハ」
 交響曲第41番「ジュピター」*
山田一雄(指) NHK響

録音:1985年2月13日NHKホール、1990年11月26日サントリーホール* (ステレオ・ライヴ)
N響史で欠くことのできぬ貢献者山田一雄(1912-1991)。草創期から200回以上NHK交響楽団のステージに登場した彼が晩年にN響と共演した 貴重な記録です。1985年2月13日の第953回定期公演は、もともとスウィトナーの予定ながら急病で来日不能となり、山田一雄の代役が実現したもの。 十八番のマーラーだけに自在かつ自然。心から感動させられます。モーツァルトの透明さも絶品です。 (Ki)

King International
KKC-2106(2CD)
岩城宏之のチャイコフスキー
交響曲第4番ヘ短調Op.36
交響曲第5番ホ短調Op.64*
交響曲第6番ロ短調Op.74「悲愴」#
岩城宏之(指) NHK響

録音:1968年3月17日東京文化会館、1974年6月19日*、1983年2月11日# 以上,NHKホール(全てステレオ・ライヴ)
NHK交響楽団の指揮者といえば岩城宏之(1932-2006)。1954年に指揮研究員として入団、1969年に正指揮者となり、亡くなるまでそのポストを 務めたまさにN響の顔と申せましょう。その岩城の十八番、チャイコフスキーの三大交響曲をお楽しみいただきます。第4番が35歳、5番が41歳、6 番が50歳と岩城の円熟の過程も見てとれます。ことに「悲愴」の大きく深い演奏は感動的。岩城宏之の芸術をたっぷり堪能できます。 (Ki)

LES ARTS FLORISSANTS & WILLIAM CHRISTIESシリーズ
ハルモニアムンディとレザール・フロリサンの新シリーズがはじまります! ウィリアム・クリスティ率いる名門レザール・フロリサン。1979年の結成後、80&90年代にハルモニアムン ディからリリースされた彼らの一連のアルバムは、シャルパンティエやラモーの知られざる傑作を取り上げ、 その高水準で斬新な演奏は世界中を驚かせました。 近年は2013年に自主レーベル「レザール・フロリサン」を立ち上げるなど精力的に活動していましたが、こ の度原点であるハルモニアムンディから、新譜及び名盤旧譜の復活シリーズがスタートします。今回ご案内 するのはその第1弾です。今後の展開に注目のシリーズが誕生しました。
H.M.F
HAF-8905276(1CD)
KKC-5626(1CD)
日本語帯・解説付
税込定価
愛は苦しみ〜厳粛なアリアと酒の歌
ミシェル・ランベール(1610-1696):秘密の炎
 やすらぎと影、そして静けさ
あ、今後は誰が約束しようなどと思うだろう
 心変わりするならば死を選ぶ
フランソワ・クープラン(1668-1733):怠け者の墓碑銘
 巡礼の女たち
ランベール:イリスは去った
 愛は苦しみ
シャバンソー・ド・ラ・バール(1633-1678):魂を虜にされると
マルク・アントワーヌ・シャルパンティエ(1643-1704):「無理強いの結婚」より新しいインテルメッツォ
ランベール:11.新しい季節に小鳥が歌いだす
 イリス、あなたの美しい瞳のために
 隔てられた恋人たち
オノレ・ダンブリュイ(c.1650-1700):私たちの森の快い静けさを
シャルパンティエ:赤ぶどう酒を飲んだあと
 火のそばで愛し合う
 深紅の小さな美しい瞳
ランベール:悲しい別れは私の悲しみをときあかす
 本当です、愛は魅力的
 全宇宙が愛に従う
レザール・フロリサン
エマヌエル・ド・ネグリ(ドゥスュ/S)
アンナ・レイノルト(バス-ドゥスュ/Ms)
シリル・オヴィティ(オート・コントル)
マルク・マウイヨン(バス・タイユ/Br )
リサンドロ・アバディエ(Bs)
フローレンス・マルゴワール(Vn)
タミ・トロマン(Vn)
ミリアム・リニョール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
トマス・ダンフォール(テオルボ)
ウィリアム・クリスティ(指)

録音:2013年12月ヴァンセンヌ音楽院ホール
古楽界の大御所ウィリアム・クリスティはフランス・バロック音楽、特にオペラと声楽作品の復興に多大な貢献し、現在の古楽界に大きな影響を与えて います。 本アルバムは、ランベール、シャルパンティエら17世紀フランスの作曲家による歌曲集。16世紀後半から17世紀中期にかけてフランスの上流階級で流 行した「エール・ド・クール(世俗歌曲)」を収録したアルバム。エール・ド・クールの中心的な作曲家ランベール、シャルパンティエの作品は、フランス・ バロックの開花初期の素朴な美しさが魅力。いずれも哀愁を帯びた旋律、それにヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバ、リュートの低旋律、和声、リズム を効果的に掛け合わせ情熱的に聴かせます。特にアルバムのタイトルにもなっているランベールの「愛は苦しみ(Bien que l’ amour…)」は優美で洗練 されたランベールの特徴が最も現れた美しい楽曲。そしてフランス・バロック中期から後期の代表的な作曲家F.クープランや、ルイ14世のシャペル付楽 団のオルガニスト、シャバンソー・ド・ラ・バール、ランベールの弟子のオノレ・ダンブリュイの作品も収録。 このアルバムに収められている作曲家たちは、同時代フランス・バロックとは言っても、フランス・ルイ王朝の栄華期に活躍したランベール、ラ・バール、シャ ルパンティエと衰退を見せた時期に活躍したダンブリュイ、F.クープランという2世代に分けられ、その対比を、音楽と詩という当時最も豊かであった文 化を組み合わせた歌曲という分野で表面化させたプログラミングも、さすがクリスティと思わせるポイントです。 (Ki)
H.M.F
HAF-8901083(1CD)
KKC-5627(1CD)
日本語帯・解説付
税込定価
シャルパンティエ:牧歌劇「花咲ける芸術」H.487 ジル・フェルドマン(平和の女神:ソプラノ)
アニェス・メロン(音楽の女神:ソプラノ)
グレゴリー・ラインハート(不和の女神:バリトン)
カトリーヌ・デュソー(詩の女神:ソプラノ)
ギュメット・ロランス(建築の女神:メゾ・ソプラノ)
ドミニク・ヴィス(絵画の女神:カウンターテナー)
フィリップ・カントール(ひとりの戦士:バリトン)
ウィリアム・クリスティ(指)レザール・フロリサン
戦士たち、復讐の女神たちの合唱:上記7名+ミシェル・ラプレニー(Br)

録音:1981年5月
1978年にウィリアム・クリスティによって結成されたレザール・フロリサン。この団体の名称となっているシャルパンティエの傑作、音楽劇「レザール・ フロリサン(花咲ける芸術)」。シャルパンティエは多作であり、宗教曲から世俗歌曲、歌劇など幅広いジャンルに取り組み、洗練された美しさをもつ楽曲 を残しています。本作「花咲ける芸術」はシャルパンティの巧みな劇作法と優美な楽しい音楽劇となっています。クリスティ&レザール・フロリサンによる 本盤は、フランス・バロックの現代復興の第一歩となった記念碑的な名盤。クリスティやドミニク・ヴィスのデビュー時ならではの若々しい輝きも聴きどこ ろです。 (Ki)
H.M.F
HAF-8901238(1CD)
KKC-5633(1CD)
日本語帯・解説付
税込定価
カンプラ:フランス語によるカンタータ集
アリオン、アモルとヒュメナイオスの争い、女たち、アエネアスとディド
ジル・フェルドマン(S)
ドミニク・ヴィス(C.T)
ジャン=フランソワ・ガルデル(Br)
ウィリアム・クリスティ(指)
レザール・フロリサン

録音:1986年
南フランスのエクサンプロヴァンス出身のアンドレ・カンプラ(1660-1744)は生来の劇場好きで、ノートル=ダム聖堂の楽長も務めていましたが、や がて舞台音楽の作曲に本腰を入れ成功しました。ここに収録されているカンタータも、貴族の館で上演されるため小規模ながらも、オペラと同様の手法 が盛り込まれたドラマティックな作品。フランス・バロックの権威、ウィリアム・クリスティと名カウンターテナー、ドミニク・ヴィスなどの優れた歌手を揃 えた文句なしの録音です (Ki)
H.M.F
HAF-8901297(1CD)
KKC-5629(1CD)
日本語帯・解説付
税込定価
ロッシ:聖週間のためのオラトリオ
オラトリオ「悔やむ罪人」*
アニェス・メロン(S)
ジル・フェルドマン(S)
マリー=クロード・ヴァラン(S)
ドミニク・ヴィス(オート=コントル)
ヴァンサン・ダーラ(オート=コントル)
イアン・ハニマン(T)
ミシェル・ラプレニー(T)
フィリップ・カントール(Bs)
フランソワ・フォシェ(Bs)
アントワーヌ・シコ(Bs)
ジル・フェルドマン(S)
モニク・ザネッティ(S)
ジェラール・レスヌ(オート=コントル)
ジャン=ポール・フシェクール(T)
ミシェル・ラプレニー(Br)
フランソワ・フォシェ(Bs)
ウィリアム・クリスティ(指)
レザール・フロリサン

録音:1984年2月、1986年7月*
17世紀前半、全盛を誇ったバルベリーニ家の庇護の下、様々な芸術が豪華を競っていたローマ。ローマ楽派の巨匠ルイージ・ロッシのバルベリーニ 家時代の作曲と伝えられているオラトリオは、バロック芸術の本質である明暗、歓喜と悲観、といった劇的な対照によって、オペラにも優る表現力を持つ。 豊かな表情と旋律美を、クリスティの洗練された抒情で聴かせます。 (Ki)
H.M.F
HAF-8901055
KKC-5632
日本語帯・解説付
税込定価
エティエンヌ・ムリニエ(1599-1676):モーセ讃歌 モニク・ザネッティ(フロール、第1のムーア人女性)
クレール・ブリュア(ダフネ、第2のムーア人女性)
ノエミ・リム(クリメーヌ、第3のムーア人女性)
ハワード・クルーク(ティルシス、スパカモン、外科医2)
ジャン=フランソワ・ガルデーユ(ドリラス、外科医1)
ジェローム・コレア(パン)
ドミニク・ヴィス(老女、夜警、第4のムーア人女性)
アラン・トレトゥ(ポリシネル)
ブリュノ・ボルテフ(夜警)
フランソワ・フォシェ(夜警)
アントワーヌ・シコ(夜警)
ジャン・ドートルメ(アルガン、入学有資格者)
イザベル・デロシェ(アンジェリク)
アドゥニ・レジェ=ミヨー(クレアトン)
ウィリアム・クリスティ(学長)
エドゥアール・ドゥノワイエル(博士) ジャン・フランソワ・ゲ(博士)
フィリップ・ショケ(博士)
 ダニエル・ボナルド(博士)
ジョナタン・リュバン(博士)
ウィリアム・クリスティ(指)
レザール・フロリサン

録音:1990年4月
文豪モリエールの「病は気から」は、羊飼いたちの太陽王ルイ14世への追従に始まり、思いを寄せる女性への愛の語らいを夜警に邪魔される男、周 囲の人々に医者に仕立てられる男など、現代にも通じるギャグとペーソスに溢れる喜劇。シャルパンティエの活気に満ちた音楽には冒頭から圧倒されます。 また、ドミニク・ヴィスの抜群にコミカルな演技、第3の幕間劇ではクリスティ自身も出演して、大いに笑わせてくれる最高の1作です。 (Ki)

H.M.F
HAF-8901091(1CD)
KKC-5628(1CD)
日本語帯・解説付
税込定価
ロッシ:2つのオラトリオ
オラトリオ「後悔した罪人」
オラトリオ「おお、哀れな瀕死の男のおろかさ」
アニェス・メロン(S) 
ジル・フェルドマン(S)
ギュメット・ロランス(A)
 ドミニク・ヴィス(オート=コントル)
ミシェル・ラプレニー(T) 
エティエンヌ・レストランガン(T)
フィリップ・カントール(Br)
グレゴリー・ラインハルト(Bs)
ウィリアム・クリスティ(指)
レザール・フロリサン

録音:1982年1月
ルイージ・ロッシは室内カンタータを多く残し、イタリア初期バロックの声楽曲の分野では当時のローマを代表する存在でした。この2つのオラトリオは、 ロッシの名声が確立した1640年頃の作品と考えられています。ロッシの音楽はローマで生まれ、その後ヨーロッパ全域に広まった声楽の新しいスタイル を代表するもので、優れた構成力、知性と想像力を駆使した鋭い審美眼に基づく音楽でした。 (Ki)
H.M.F
HAF-8901280(1CD)
KKC-5631(1CD)
日本語帯・解説付
税込定価
モンテクレール:ディドンの死〜カンタータ集
カンタータ集第1巻より第6曲「ディドンの死」(ソプラノ、ヴァイオリン、フルートと通奏低音のための)
カンタータ集第2巻より第7曲「意地悪な愛」(カウンターテナーと通奏低音のための)
カンタータ集第2巻より第3曲「愛の勝利」(テノールと通奏低音のための)
カンタータ集第3巻より第9曲「ルクレティアの死」(ソプラノ、2つのヴァイオリンと通奏低音のための)
カンタータ集第2巻より第6曲「プラムとティスベ」(ソプラノ、テノール、バス、ヴァイオリン、フルートと通奏低音のための)
アニェス・メロン(S) 
モニク・ザネッティ(S)
ジェラール・レスヌ(オート=コントル) ジャン=ポール・フシェクール(T)
ミリアム・ゲヴェルス(Vn)
ソフィー・デゥムール(Vn)
マルク・アンタイ(フルートトラヴェルソ)
ステファン・スタブス(テオルボ) 
エリザベス・マティファ(ヴィオール)
ウィリアム・クリスティ(指&Cemb)
レザール・フロリサン

録音:1988年3月
フランス・カンタータの黄金期を築いたミシェル・ピニョレ・ド・モンテクレール。モンテクレールは多くの作品は残しませんでしたが、鍵盤楽器以外 のあらゆる分野の楽曲を書いています。特に重要なのが3巻に渡るカンタータ集です。モンテクレールのカンタータは、歌と楽器を絶妙に組み合わせ展開 する劇的な表情と多彩な楽器の使用です。アニェス・メロンをはじめとした古楽のエキスパートたちの歌唱にレザール・フロリサンの巧みな表現力を楽し むことができます。 (Ki)
H.M.F
HAF-8901381(1CD)
KKC-5630(1CD)
日本語帯・解説付
税込定価
ラモー:オペラ「ピグマリオン」、
「ネレとミルティス」
ピグマリオン(一幕のバレエ付オペラ)
ハワード・クロック(ピグマリオン:テノール)
サンドリーヌ・ピオー(愛神;ソプラノ)
アニェス・メロン(セフィーズ:ソプラノ)
ドナティアンヌ・ミシェル=ダンサック(彫像:ソプラノ)
ネレとミルティス(一幕のバレエ付オペラ)
アニェス・メロン(ミルティス:ソプラノ)
ジェローム・コレア(ネレ:バス)
フランソワーズ・セムヤ(コリンヌ:ソプラノ)
ドナティアンヌ・ミシェル=ダンサック(アルゴス女:ソプラノ)
カロリーヌ・ペロン(アルゴス女:ソプラノ)

ウィリアム・クリスティ(指)
レザール・フロリサン

録音:1991年5月
50歳でオペラ作曲家としてデビューしたラモーは、その後29作品のオペラを残しています。その中で最高の成功作といわれる「ピグマリオン」と「ネ レとミルティス」を1枚に収録した名盤。両作品とも一幕のバレエ付オペラとして作曲されています。 自分がつくった彫刻に恋をする王ピグマリオンと愛する女性の心を確かめるために心変わりをしたフリをするネレ。ともにフランス・バロックならではのギャ ラントな雰囲気に溢れています。 (Ki)

TACTUS創立30周年記念リリース!
限定盤30タイトル!
知られざるイタリア・ルネサンス、バロックの作曲家の紹介、近現代のイタリア音楽など幅広いレパートリーを世に送り出してきたTACTUSの創立30周年記念リリースは、膨大なカタログの中から選りすぐられた30タイトルのスペシャル・エディション!
創立者セラフィノから二代目となるジャン・エンツォ・ロッシに受け継がれ、発展を続けるTACTUSのアニヴァーサリー・リリースに是非ともご注目下さい!
※ 2016年6月29日出荷分までの期間限定発売となります。
Tactus
TC-3001(1CD)
限定盤
歓喜し歓声を上げよ〜グレゴリオ聖歌集
祝福された乙女/めでたし、海の星/ソロモン王は神殿を建てた/われはひれ伏さん/あなたの住まいは何と麗しいこと/キリストに賛美/死の悲しみが/哀れみ、傷つき/賛美せよ、聖ベルナルド/イエスの入場/墓地で誰を探しているのか/主が葬られしとき/御身に請い願う、主よ/われは多くの罪を犯しぬ/歓喜し歓声を上げよ
アンサンブル・オクトエコス、
スコラ・グレゴリアーナ・ディ・ヴェネツィア、
ランフランコ・メンガ(指)
2006年に献堂900周年を迎えたイタリアのパルマ大聖堂。この歴史ある大聖堂で、14世紀から15世紀にかけて歌われたと伝わるグレゴリオ聖歌を、中世の声楽曲のスペシャリスト、アンサンブル・オクトエコスと、ヴェネツィアのベネデット・マルチェロ音楽院で学んだ歌い手たちによって結成されたスコラ・グレゴリアーナ・ディ・ヴェネツィアが歌います。
Tactus
TC-3002(1CD)
限定盤
14世紀のサンタ・マリア・マッジョーレのコラール集
アレルヤ/ロラーテ・チェリ/サンクトゥスT/キリエ/サンクトゥスU/グローリア/アレルヤ/サンクトゥス/パトレム/サンクトゥス/サルタレッロ/サンクトゥス/サルタレッロU/ベネディクタとベネラビリス/アニュス・デイ/アニュス・デイ/ランディーニ:愛よ、この乙女を
アンサンブル「デ・ボン・パローレ」
マルコ・ジャチントゥッチ(指)

録音:2013年2月、キエーティ(イタリア)
イタリア中部アドリア海沿岸のアブルッツォ州や周辺地域の音楽家たちによる聖歌を収めた「グアルディアグレーレ写本」。1979年までグアルディアグレーレに保管されていたサンタ・マリア・マッジョーレ(聖母マリアの聖堂)のための14世紀の音楽が、古楽アンサンブル、デ・ボン・パローレの異国情緒あふれる響きで、長き封印から解放されます。
Tactus
TC-3003(1CD)
限定盤
ガッフーリオ:ミサ・デ・カルネヴァル
スターバト・マーテル
モテット集
イル・コンヴィット・アルモニコ、
バスケニス・アンサンブル、
ステファノ・バスキーニ(指)

録音:2012年1月、ルニジャーナ(イタリア)
15世紀後期〜16世紀初期のイタリアにおける最も重要な音楽理論家の1人、フランキーノ・ガッフーリオ〔フランキヌス・ガッフリウス〕(1451−1522)の教会音楽集。代名詞でもある音楽理論に支えられ、優れた対位法と旋律を併せ持ったガッフーリオの教会音楽。音楽理論家としてはもちろんのこと、ベルガモ大聖堂の音楽監督、ミラノ大聖堂の楽長を歴任するなど、ガッフーリオが当時のイタリアの教会音楽の発展に与えた影響は大。
Tactus
TC-3004(1CD)
限定盤
カピローラ:リュート曲集(1517) パオロ・ケリーチ(リュート&ビウエラ)

録音:2013年5月
16世紀初期のイタリアにおける器楽音楽の重要な作曲家であり、自らもリュート奏者としてブレシアを中心に活躍したヴィンチェンツォ・カピローラ(1474−1520)。舞曲やリチェルカーレ、リュート用にタブラチュア編曲されたジョスカンや同世代の作曲家たちの声楽作品が収められた「リュート曲集(1517)」は、楽譜としてだけでなく、16世紀初頭のイタリアの器楽作品の歴史を伝える音楽史的資料としても重要な存在です。スイスの古楽総本山バーゼル・スコラ・カントルムでホプキンソン・スミスに学んだイタリアを代表するリューティスト、パオロ・ケリーチがイタリア・ルネサンスの調べと歴史を奏でてゆきます。
Tactus
TC-3005(1CD)
限定盤
アンドレア・ガブリエリ&モンテヴェルディ〜宗教音楽として編曲されたマドリガーレ集
モンテヴェルディ:主なる神、
 おお栄光の殉教者よ、
 イエス, あなたに、
 あなたの傷を、夜に赤く光り、
 彼は激しく泣く、悲嘆に暮れる魂、
 称賛を、私が愛した魂、敬虔に
 あなたに, イエス・キリストよ、
 それは美しい、あなたの栄光
A・ガブリエリ:いかに楽しいことでしょう、
 キリストの花嫁ルチア、
 わたしは野の花、
 苦悩の時に主を、
 来てください, おおイエスよ、
 いとも甘味なるイエスよ、
 立って出ておいで美しい人よ
イ・カントーリ・ディ・サン・マルコ、
マルコ・ジェンマーニ(指)

録音:2011年5月、プレガンツィオール(イタリア)
16〜17世紀前半の北イタリア、ヴェネツィアで活躍した2人の大作曲家、アンドレア・ガブリエリ(1533−1585)とクラウディオ・モンテヴェルディ(1567−1643)。アクイリーノ・コッピーニやシモーネ・モリナーロ、ジローラモ・カヴァリエーリによって"宗教音楽"へと編曲されたマドリガーレの数々。
ヴェネツィアの大聖堂、サン・マルコ寺院の歌手たちによるヴォーカル・アンサンブルのハーモニーからは、他の音楽家たちに影響を与え、世俗、宗教の両方で歌われたイタリアの「マドリガーレ」の存在感の大きさ、重要性が伝わってきます。
Tactus
TC-3006(1CD)
限定盤
オルランド・ディ・ラッソ(1532−1594):新しく、比類なく美しい作品集(ミュンヘン、1577年)
器楽版/声楽版*
パオロ・トニョン(ドゥルツィアン) 、
クラウディオ・ヴェル(ドゥルツィアン)、
グルッポ・ヴォカーレ・アルモニオーソインカント* 、
フランコ・ラディッキモア(指)*
後期ルネサンス時代のフランドル楽派の大家オルランド・ディ・ラッソ。1577年にミュンヘンで出版された、12の歌詞なしのビチヌウムを含む2声のための作品集「新しく、比類なく美しい作品集」を、ファゴットの祖先である"ドゥルツィアン"の二重奏で演奏したタクトゥスならではの好企画。器楽と声楽の両方でラッソのミュンヘン時代の優れた作曲技法を聴く。ドゥルツィアンの名手たちのアンサンブルにも要注目。
Tactus
TC-3007(1CD)
限定盤
ベルナルディ:4声のカンティレーナ様式によるモテット集(1613) アンサンブル・カンティンバンコ、
ロベルト・バルコーニ(指)

録音:2011年11月
ステファノ・ベルナルディ(1577−1637)は、生まれ故郷のヴェローナ大聖堂の楽長を務め、ザルツブルク大聖堂でも活躍したイタリアの作曲家。ベルナルディは、逸早く採り入れたコンチェルタート様式と、伝統的なポリフォニーの書法を使い分けており、独唱の使用など声楽、器楽の両面で革新的な手法が用いられています。
Tactus
TC-3008(1CD)
限定盤
マドリガーレ選集 「ドーリの勝利」(編纂:アンジェロ・ガルダーノ/出版:ヴェネツィア、1592年) 声楽グループ「アルシ&テージ」
トニー・コッラディーニ(指)
ルネサンス時代のイタリア、1592年にアンジェロ・ガルダーノにより、ヴェネツィアで出版されたマドリガーレ選集「ドーリの勝利」。ヴェネツィアの貴族であるレオナルド・サヌードに献呈された「ドーリの勝利」は、パレストリーナやガブリエリ、ストリッジョ、アネリオ、ヴェッキなど、29人の作曲家たちの"マドリガーレ"が集められた当時のイタリアのマドリガーレのハイライトとも言える豪華な選集なのです。後にマドリガル選集「オリアーナの勝利」を編纂するトマス・モーリーが参考にしたとも伝わる「ドーリの勝利」。イタリア・ルネサンスの貴重なマドリガーレ選集の録音は、イタリアのタクトゥスならではの好企画!
Tactus
TC-3009(1CD)
限定盤
ベラルディ:ヴァイオリンのためのシンフォニア集第1巻 Op.7 ファブリツィオ・ロンゴ(バロックVn)
アンナ・クレメンテ(Cemb)

録音:2013年5月
17世紀イタリアの音楽理論家、特に対位法の分野でその名を知られるアンジェロ・ベラルディ(1630−1694)。副題付きの6曲のカンツォーネで構成されている「ヴァイオリンのためのシンフォニア集第1巻」は、音楽理論の大家ベラルディの"作曲家"としての姿にスポットライトをあてた好企画。
アカデミア・フィラルモニカ・ディ・ボローニャでバロック・ヴァイオリンを学び、自らも音楽学者であるファブリツィオ・ロンゴの18世紀ナポリ製の銘器が、器楽のためのイタリア・バロックの歌を歌います。
Tactus
TC-3010(1CD)
限定盤
A・スカルラッティ&ボノンチーニ:室内カンタータ集
A・スカルラッティ:行け、ああ, 私のため息よ、ただ一瞬のために、私を苦しめるままに、クローリから離れて
ボノンチーニ:盲目の神, 残酷な暴君、ああ, あなたは運命の許しを得ていない、試練にあって二つの優美な愛を見た、天の圧政!
クリスティーナ・ミアテッロ(S)、
グイド・モリーニ(Cemb)、
アンドレーア・フォッサ(Vc)

録音:1992年頃
バロック時代、17〜18世紀のイタリア音楽、そしてマドリガーレのスペシャリストとしてその名と歌声を響かせてきた名ソプラノ、クリスティーナ・ミアテッロ。グイド・モリーニ、アンドレア・フォッサとの共演によるアレッサンドロ・スカルラッティ&ボノンチーニの室内カンタータ集は、ミアテッロの代表作の1つ。17世紀イタリアの室内カンタータの魅力を、イタリア古楽界の名ソプラノの歌声で。
Tactus
TC-3011(1CD)
限定盤
最初のディーヴァ、ファウスティーナ・ボルドーニのためのアリア集 アガタ・ビエンコウスカ(Ms)、
バロックヴェルク・ハンブルク、
イラ・ホックマン(Cemb&指)
後期バロック時代のイタリアが生んだプリマ・ディーヴァ、ファウスティーナ・ボルドーニ(1697−1781)にまつわるオペラ・アリアとオペラからのシンフォニア集。
世紀の美声とも称えられたファウスティーナのレパートリーを歌うメゾは、ポーランドのアガタ・ビエンコウスカ。フレスコバルディとモンテヴェルディ、バロック、ベルカント、近現代など、様々な時代や作風の作品を歌う東欧ポーランドの歌姫です。
Tactus
TC-3012(1CD)
限定盤
ヴィヴァルディ:オーボエと通奏低音のための協奏曲集Vol.3
オーボエ協奏曲イ短調RV.462/同ハ長調RV.452/同ヘ長調RV.456/同変ロ長調RV.464/同ハ長調RV.448/同変ロ長調RV.465/同イ短調RV.463
パオロ・グラツィア(Ob)
アンサンブル・レスピーギ
ボローニャ国立音楽院を首席卒業、特別栄誉賞受賞という輝かしい経歴を持ち、現在は名門ボローニャ国立歌劇場Oの首席奏者を務めるイタリアのトップ・オーボイスト、パオロ・グラツィアのヴィヴァルディ第3弾。母国ヴィヴァルディの作品を、ダブル・リード特有の瑞々しく豊潤で魅惑的な音色で丁寧に奏でるグラツィアのオーボエは間違いなく世界トップ・レベル。アンサンブル・レスピーギの洗練されたサウンドとのコンビネーションも絶妙。"これぞオーボエ!"という美しい音色をたっぷりと味わえます。
Tactus
TC-3013(1CD)
限定盤
1台、2台、または3台のチェロと通奏低音のためのソナタ集
ジョヴァンニ・バッティスタ・チッリ:ソナタ第1番ニ長調
ジャコッベ・バセヴィ・チェルヴェット:ソナタ第1番イ短調
ジョヴァンニ・バッティスタ・マルティーニ:ソナタ イ長調
マルティーノ:ソナタ第6番ホ短調
ジョヴァンニ・バッティスタ・チッリ:ソナタ第3番ニ長調
ジャコッベ・バセヴィ・チェルヴェット:ソナタ第6番ハ短調
アンサンブル・コンチェルト
〔ロベルト・ジーニ(Vc)、クラウディオ・フリジェッリ(Vc)、コロンナ・プレティ(Vc)、パオロ・リッツィ(Cb)、ラウラ・アルヴィーニ(Cemb)〕
舞台は18世紀前半のイタリア。ソロ楽器としてのチェロの魅力を存分に活かしたイタリアの大作曲家たちによる「ソナタ集」を、イタリア古楽界の重鎮であり、チェロ、ヴィオラ・ダ・ガンバの世界的名手ロベルト・ジーニと、アンサンブル・コンチェルトが奏でたタクトゥスの名盤。ジーニはもちろんのこと、ラウラ・アルヴィーニを筆頭とするイタリア古楽界の名奏者たちの共演は見事。
Tactus
TC-3014(1CD)
限定盤
タルティーニと諸国民の学校
タルティーニ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ ニ短調
メネギーニ:合奏協奏曲第5番ニ短調(原曲:タルティーニ)
ルドヴィコ・ジルメン:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ イ長調
ロンバルディーニ:2本のヴァイオリンのための二重奏曲第6番ハ長調
ナウマン:ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ ト長調
パジャン:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ニ長調 Op.1-1
グラウン:ヴァイオリン,弦楽と通奏低音のための協奏曲ト短調 GraunWV A:XIII:9
ナルディーニ:ヴァイオリン,弦楽と通奏低音のための協奏曲ヘ長調
ジョヴァンニ・グリエルモ(Vn)、
エンリコ・ザノヴェッロ(Cemb&Org)、
オルケストラ・バロッカ・アンドレーア・パッラーディオ

録音:2012年9月
イタリア・バロックの巨匠ジュゼッペ・タルティーニと、1727年頃にタルティーニが創設したヴァイオリン・スクール「諸国民の学校(La Scuola delle Nazioni)」での弟子たち、グラウンやナルディーニ、ナウマン、パジャンなどのヴァイオリン作品集。演奏は、イタリア合奏団、新イタリア合奏団で活躍し、サンタ・チェチーリア国立アカデミーOではコンサートマスターを務めたイタリア・ヴァイオリン界の名匠ジョヴァンニ・グリエルモが率いるオルケストラ・バロッカ・アンドレーア・パッラーディオ。タルティーニとその弟子たちの作品集では、1712年製のカルカニウスのヴァイオリンを奏でるグリエルモの音色と解釈が味わい深い。
Tactus
TC-3015(1CD)
限定盤
ジョルダーニ:声楽とオルガンのための「奉献唱」 ダニエラ・ヌッツォリ(Ms)、
マルチェロ・ロッシ(Org)

録音:2011年6月、モッロヴァッレ(イタリア)
チマローザと同世代のイタリア、ナポリの作曲家ジュゼッペ・ジョルダーニ(1751−1798)。「カロ・ミオ・ベン」の作曲者トンマーゾ・ジョルダーニと混同されてしまうことの多いジュゼッペ・ジョルダーニだが、オラトリオやバレエ、オペラなど舞台作品の作曲家としてイタリア、ナポリに残した足跡は大。
Tactus
TC-3016(1CD)
限定盤

カルッリ:未出版のギター作品集
ギターのための3つの小ソナタ Op.81
ギターのための6つの異なる小品による曲集 Op.99
ギターのための3つのロンドー Op.172
ラファエレ・カルピーノ(G)
独学でギター奏法を習得し、生まれ故郷のナポリからパリへと渡り、大成功を収めたイタリアを代表するコンポーザー=ギタリスト、フェルディナンド・カルッリ(1772−1841)の未出版作品集。
フェルナンド・ソルが台頭するまで、パリで絶対的な名声と評価を得ていたカルッリ。ギターのためのメソッド、多作家としても有名なカルッリだが、自作の出版に関しては決して恵まれているとは言えなかっただけに、未出版作品の録音の登場は歓迎されることでしょう。
Tactus
TC-3017(1CD)
限定盤
ジアネッラ:3つのデュオ・コンチェルタンテ Op.2 クラウディオ・オルテンシ(Fl)、
アンナ・パセッティ(ハープ)

録音:2013年9月
ヴェネツィアのフェニーチェ劇場、ミラノ・スカラ座、パリ・オペラ座のためのオペラやバレエを作曲し、当時の大作曲家ドメニコ・チマローザの葬送にも携わったイタリア古典派の音楽家ルイジ・ジアネッラ(1770ca.−1817)。その生涯の多くの部分は謎に包まれているものの、パリでジャン=アンリ・ナーデルマンによって出版されたフルートとハープのための「Op.2」は、忘れられた作曲家ジアネッラの功績を知ることのできる貴重な機会です。
Tactus
TC-3018(1CD)
限定盤
コルブラン:声楽とハープのためのイタリア語アリア集
舟歌/歌曲集第1巻(1805)
歌曲集第2巻(1808)
6つのイタリア語の小さなアリア(1808)
6つのイタリア語の小さなアリア(1809)
カヴァティーナ・オ・カンツォネッタ
マリア・キアーラ・ピッツォーリ(S)、
マリアンネ・グブリ(ハープ)
スペイン王室礼拝堂のヴァイオリニストを父に持ち、カルロ・マルティネッリとジローラモ・クレシェンティーニに声楽を学んだスペインのソプラノ歌手、イザベッラ・コルブラン(1784−1845)。マドリードからパリ、ミラノへ。そしてナポリで名ソプラノとしての地位を確立したコルブランは、1822年にロッシーニと結婚。ロッシーニの歌劇「セミラミス」は、妻であるコルブランのために作曲された作品です。ロッシーニを魅了し、当時のナポリのオペラに大きな影響を与えた歌声の持ち主、イザベッラ・コルブランの女流作曲家としての才能を現代に伝える歌曲集。鮮明となった19世紀イタリア歌曲の歴史の1ページを聴く――。
Tactus
TC-3019(1CD)
限定盤

モルラッキ&トッリアーニ:オペラティック・ファンタジーズ
モルラッキ:ロッシーニの歌劇「エジプトのモーゼ」の主題による大幻想曲(フルート&ピアノ)
トッリアーニ:ロッシーニの歌劇「ウィリアム・テル」の主題による二重奏曲(ファゴット&フルート)
トッリアーニ:ドニゼッティの歌劇「ランメルモールのルチア」の主題によるディヴェルティメント(ファゴット&ピアノ)
モルラッキ:ヴェルディの主題による協奏的二重奏曲(フルート、ファゴット&ピアノ)
トリオ・ホルムズ〔カルロ・タンポーニ(Fl)、フランチェスコ・ボッソーネ(ファゴット)、ステファーノ・ミケレッティ(P)〕

録音:2011年6月
オペラが隆盛を極めた19世紀のイタリアに生まれた木管楽器奏者、フルートのピエトロ・モルラッキ(1828−1868)と、ファゴットのアントニオ・トッリアーニ(1829−1911)。アカデミア・フィラルモニカ・ディ・ボローニャで発見された、ロッシーニの「ウィリアム・テル」の主題による二重奏曲など、イタリア・オペラの旋律から誕生した、19世紀イタリアの器楽による室内楽作品。ローマ聖チェチーリア音楽院Oの首席奏者、カルロ・タンポーニとフランチェスコ・ボッソーネが奏でる優雅で華麗な演奏で。
Tactus
TC-3020(1CD)
限定盤
ハープ・デュオのためのヴェルディの演奏会用パラフレーズ集
デ・ロッキス:ヴェルディの歌劇「エルナーニ」より 「乾杯の合唱」と「芝生に光る露のごとく」 Op.13、
 ヴェルディの歌劇「エルナーニ」のモチーフによるポプリ Op.14
カラミエッロ:ヴェルディの歌劇「エルナーニ」によるデュエット
ザマーラ:ヴェルディの歌劇「ルイザ・ミラー」によるディヴェルティスマン、
 ヴェルディの歌劇「リゴレット」によるディヴェルティスマン
アルキミア・デュオ〔アリーチェ・カラデンテ(ハープ)、アレッサンドラ・ヅィヴェリ(ハープ)〕

録音:2013年2月、マッサ・フィナレーゼ(イタリア)
タクトゥスが集めたヴェルディの演奏会用パラフレーズ集は、ピアノや管楽器ではなく「2台のハープ」のためのオリジナル作品!19世紀〜20世紀初期のイタリアの音楽家たち、マリアンナ・クレティ・デ・ロッキス(1822−1890)、ジョヴァンニ・カラミエッロ(1838−1938)、アントニオ・ザネッラ(1829−1901)の"ヴェルディの旋律"をテーマとした作品は、全てが優雅で華麗。2台のハープの調べに乗ってイタリアに舞った優美なる音楽。ハープ・デュオのために生まれ変わったヴェルディの旋律も、また格別です。
Tactus
TC-3021(1CD)
限定盤
ズガンバーティ:ピアノ協奏曲ト短調 Op.15
序曲「コラ・ディ・リエンツォ」
子守歌 ― 夢(オーケストレーション:ジュール・マスネ)
フランチェスコ・カラミエロ(P)、
ファブリツィオ・ヴェントゥーラ(指)
ニュルンベルクPO

録音:2000年4月、ニュルンベルク・ステュディオ・コロッセウム(ドイツ)
フランツ・リストの愛弟子であり、ドイツではルビンシテイン、ワーグナーと親交を深め、オペラが栄華を極めた時代のイタリアで器楽音楽再興の中心的役割を担ったジョヴァンニ・ズガンバーティ(1841−1914)。
ピアノ曲、室内楽曲、交響曲など"オペラ以外"のジャンルに取り組み、1878年から1880年にかけて作曲されたズガンバーティの「ピアノ協奏曲」は、後期ロマン派時代のイタリアで誕生し、ドイツからの影響とイタリアの伝統を兼ね備えた知られざる秀作です。
オペラではなく、器楽作品を書き続け、作曲家、ピアニスト、教育者として活躍したズガンバーティが遺したイタリア・ロマン派の「ピアノ協奏曲」。ソリストはもちろんズガンバーティのスペシャリスト、フランチェスコ・カラミエロ!
Tactus
TC-3022(1CD)
限定盤
フルートとピアノのためのヴェルディのオペラによるパラフレーズ集
ジュリオ・ブリッチャルディ(1818−1881):「ドン・カルロ」による幻想曲第2番 Op.122(世界初録音)
エマヌエレ・クラカンプ(1813−1883):「椿姫」による幻想曲 Op.248
ヴィルヘルム・ポップ(1828−1903):「椿姫」による演奏会用ワルツ Op.278(世界初録音)
ポール=アグリコル・ジュナン(1832−1903):「リゴレット」による幻想曲 Op.19
ドナート・ロヴレーリョ(1841−1907):「リゴレット」による幻想的奇想曲 Op.15(世界初録音)
チェーザレ・チアルディ(1818−1877):「イル・トロヴァトーレ」による幻想曲(世界初録音)
パオロ・フルラーニ(1964−):無伴奏フルートのための「仮面舞踏会」の主題による変奏曲(世界初録音)
アルカディオ・バラッキ(Fl)、
アンドレア・トロヴァート(P)

録音:2013年6月、フィレンツェ音楽院(イタリア)
ジュゼッペ・ヴェルディと同じ時代を生きたコンポーザー=フルーティストたちの作品集、"ヴェルディ・パラフレーズ"は、ヴェルディの音楽の偉大な存在感、当時のコンポーザー=フルーティストたちのヴィルトゥオージティがあふれる好プログラム。イタリアの現代作曲家パオロ・フルラーニの無伴奏作品を含む5作品が世界初録音。アルカディオ・バラッキは、ルイジ・ケルビーニ音楽院で鬼才ロベルト・ファブリツィアーニに師事し、イギリスの王立音楽アカデミーでも研鑽を積んだイタリアの実力派フルーティスト。
Tactus
TC-3023(1CD)
限定盤
カラーチェ:マンドリンとギターのための作品全集
スペイン舞曲 Op.105
セレナータ・マリンコニカ Op.120
ポロネーズ Op.36/舟歌 Op.20
タランテラ Op.18/マズルカ第6番 Op.141
サルタレッロ Op.79/ボレロ第2番 Op.161
勇気ある人のマズルカ Op.57
結婚 Op.123/舞曲集 Op.13
デュオ・ジギオッティ〔セルジオ・ジギオッティ(マンドリン)、ファビアーノ・メルランテ(G)〕

録音:2003年5月
19世紀後半〜20世紀前半のイタリアで活躍したマンドリンのヴィルトゥオーゾ、ラファエレ・カラーチェ(1863−1934)。
イタリアが生んだマンドリンのレジェンド、カラーチェの作品や奏法論は、今日まで続くマンドリンのための音楽や奏法の礎になったと称されています。1996年に結成されたデュオ・ジギオッティの演奏が、軽快なリズム、美しいメロディの中に佇む奥深い響きを伝えてくれています。
Tactus
TC-3024(1CD)
限定盤
ボッシ:オルガン作品全集Vol.10
行列の行進 Op.68
オルガンのための6つの小品 Op.70
行進曲(ルカ・サルヴァトーリ校訂)
2つの小品 Op.94
5つの小品 Op.104/断章ヘ短調
エントラータ(リッカルド・カスタネッティ校訂)
アンドレア・マシナンティ(Org)

録音:2012年
2011年に生誕150周年を迎えた19世紀後期〜20世紀前期のイタリアのコンポーザー=オルガニスト、マルコ・エンリコ・ボッシ(1861−1925)のオルガン作品全集第10巻。ヴェネツィア音楽院、ボローニャ音楽院、サンタ・チェチーリア音楽院の院長を歴任し、ニューヨークへの演奏旅行からの帰路の途中、船上でこの世を去ったイタリア・オルガン界の巨匠の遺産を世に送り出すシリーズです。ボッシが生きた時代に製作された4台のオルガン、ベルガモのカッラーラから出版されたクリティカル・エディションの使用など、楽器、楽譜にもこだわったタクトゥス(Tactus)の自信作です。
Tactus
TC-3025(1CD)
限定盤
ズガンバーティ:ピアノ作品全集Vol.7
祝典序曲「祭典シンフォニア」(ズガンバーティ編曲4手連弾版)
ピアノのための2つの小品(Y:ゴンドレッタ、Z:モデラート ― ピウ・モデラート ― レント)
モチーフ
セレナティナ/ガヴォッタ Op.14
バッハの管弦楽組曲 ロ短調(ズガンバーティ編曲ピアノ版)
夜想曲 ト長調
夜想曲 Op.3「ベッリーニのアルバムより」
フランチェスコ・カラミエロ(P)、
フランチェスコ・リベッタ(P)

録音:2012年11月&2000年11月
フランツ・リストの愛弟子であり、19世紀後半のイタリアにおける器楽音楽再興の中心人物の1人、ジョヴァンニ・ズガンバーティ(1841−1941)。ルビンシテインやワーグナーと親交を結び、リストという偉大な後ろ盾を得たズガンバーティのピアノ作品は、本格的な再評価が待たれる19世紀の器楽音楽の知られざる傑作です。自身のオーケストラ作品の4手連弾編曲や、バッハの管弦楽組曲のピアノ版への編曲など、アレンジャーとしても優れた手腕を発揮したことで知られています。
Tactus
TC-3026(1CD)
限定盤
ヴォルフ=フェラーリ:弦楽セレナーデ変ホ長調
ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.26
ラウラ・マルツァドーリ(Vn)、
マルコ・ズッカリーニ(指)
オルケストラ・チッタ・ディ・フェラーラ

録音:2012年4月14日、テアトロ・コムナーレ・フェラーラでのライヴ
「マドンナの宝石」やコミック・オペラの知名度が先行してしまうが、多くの器楽曲も遺したイタリアとドイツのハーフ、エルマンノ・ヴォルフ=フェラーリ(1876−1948)。オペラが隆盛を誇った時代のイタリアで、美貌のアメリカ人ヴァイオリニスト、ギラ・ブスタボのために書かれた「ヴァイオリン協奏曲」。生きた旋律美、ストレートな感情が表現された近代イタリアの知られざる秀作です。ソリストのラウラ・マルツァドーリは、ピエトロ・ジャコモ・ロジェーリ1715年製のヴァイオリンを奏でるイタリアの若き女流ヴァイオリニスト・カルミニョーラやブロンに学んだ将来が楽しみな有望株です。
Tactus
TC-3027(1CD)
限定盤
ピラーティ:ピアノのための組曲&バガテル集
ピアノと弦楽オーケストラのための組曲
バガテル集第1巻/バガテル集第2巻
ジョヴァンニ・ネシ(P)、
アンドレア・ヴィテッロ(指)
オルケストラ・ナショナーレ・アルテス

録音:2013年1月&7月
20世紀ナポリの早世の作曲家、マリオ・ピラーティ(1903−1938)のピアノ作品集。早くからその才能を発揮し、カリアリやミラノ、パレルモ、故郷のナポリで教鞭を執りながら、作曲家として活躍したピラーティ。病のため第二次世界大戦直前の1938年にこの世を去ったピラーティの音楽は、ピツェッティからの影響、19世紀の伝統的な形式と20世紀の響きが同居する近代イタリアの知られざる秀作です。
Tactus
TC-3028(1CD)
限定盤
クラリネットのための近現代作品集
デ・ロッシ・レ:カチューチャ
ゴッタルド:アルルカンの歌と踊り
アザロヴァ:アウトヴォイス、アウトステップ&アウトウォーク/テスティ:ジュビラスT
ルッピ:マーニ第1番
デ・ロッシ・レ:クロスグリ(カシス)
レノスト:チーロチーロ
O・スミス:礼拝式
ベリオ:セクエンツァ第9番
ティリンカンティ:クラリネットロジア
ホセ・ダニエル・シリグリアーノ(Cl)

録音:2013年7月
ベリオの「セクエンツァ第9番」や、ジャズにインスパイアされて生まれたティリンカンティの「クラリネットロジア」など、様々な種類のクラリネットのための作品集。近現代作品のスペシャリスト、ホセ・ダニエル・シリグリアーノが、圧巻のテクニックで次々と20〜21世紀の無伴奏クラリネット作品を吹きこなす。
Tactus
TC-3029(1CD)
限定盤
ガスリーニ:フルート作品集
アリア・コン・フィギュア/コーラス
ル・カリヨン・フー/トライエットリー
ロガール/フルート協奏曲
ロベルト・ファブリチアーニ(Fl)、
マッシミリアーノ・ダメリーニ(P)、
エツィオ・モンティ(指)
オルケストラ・フィラルモニカ・ディ・ローマ

録音:2012年8月−9月
1929年ミラノ出身でジャズ、映画音楽の作曲家としても有名なジョルジオ・ガスリーニが、1955年から2011年にかけて作曲した6つのフルート作品。中でも2011年作曲の「フルート協奏曲」は、打楽器の使い方が印象的であり、映画音楽的なイメージを抱かせてくれる力作。ガスリーニから作品の献呈を受けたイタリアの超絶技巧フルーティスト、ロベルト・ファブリチアーニのテクニック、表現力、近現代作品の解釈はここでも健在。
Tactus
TC-3030(1CD)
限定盤
ジャンムッソ:ピアノ作品集
即興曲/ピアノと弦楽のための協奏曲
ソナタ/ジェネシ・ディ・ウン・テマ・インファンティレ
インヴェンション
エンリコ・マリア・ポリマンティ(P)、
アンドレア・ノフェリーニ(Vc)、
ファウスト・アンセルモ(指)弦楽オーケストラ
現代イタリアの作曲家、フランチェスコ・ジャンムッソ(1970−)のピアノが主役の室内楽作品集。スタインウェイ、ベーゼンドルファー、ヤマハを弾き分けるポリマンティのピアノ、ノフェリーニが弾くトマーソ・バレストリエリ1759年製のチェロ、そしてジャンムッソの作品が世紀を越えて共演する。

ハイレゾBlu-ray シリーズ
スタジオでのマスターテープを初めて圧縮しないそのままの形でディジタル処理することによって可能になったピュア・サウンドが体験出来ます。24 ビットのビットレートと 192kHz のサンプリングレートにより、オリジナルの音を聴く全く新しい方法が可能となりました。
ARTHAUS
ハイレゾBDシリーズ
ARTH-109178(Bluray)
ヴェルディ:レクイエム マーガレット・プライス(S)/ジェシー・ノーマン(Ms)/ホセ・カレーラス(T)/ルジェッロ・ライモンディ(Bs)
LSO
エディンバラ祝祭Cho
クラウディオ・アバド(指)

収録:1982 年エディンバラ国際音楽祭ライヴ収
収録時間:87 分
音声:ステレオ2.0
192kHz/48kHz/字幕:なし
画面:4:3/REGION All(Code:0)
Blu-ray…単層25GB 1080i High Definition(Upscale)
1981 年にスカラ座の初来日公演を成功させ、日本でも爆発的な人気を獲得したクラウディオ・アバド。このエディンバラでの公演はその1 年後に行われたもので、当時全盛期のアバド、彼と良好な関係を保っていたロンドンSOと合唱団、そして4 人の最高のソリストたちとの密度の高い演奏は、79 年のスカラ座との録音とも違う緊迫感に満ちたものとして、非常に高く評価されています。「祈りの音楽」でありながらもまるでオペラのような迫力を持つこのレクイエムを、アバドはヴェルディ(1813-1901)の意図を忠実に汲み取り、時にはドラマティックに、時には真摯に受け止め的確な形で表現。「怒りの日」を中心に、深遠な情景を描き出すことに成功しています。究極の名演です。
ARTHAUS
ハイレゾBDシリーズ
ARTH-109179(Bluray)
ティペット:歌劇「プリアモス王」(映画) プリアモス王…ロドニー・マッキャン(Bs-Br)/アンドロマケー…サラ・ウォーカー(S)/パリス…ハワード・ハスキン(T)/ヘレン…アン・メイソン(Ms)/ヘキュバ…ジャネット・プライス(S)/アキレス…ニール・ジェンキンス(T)/ヘクトル…オマール・エブラヒム(ヴォーカル)
ケント・オペラO&cho
ロジャー・ノリントン(指)
ニコラス・ハイトナー(プロデュース)
デヴィッド・フィールディング(デザイン)/ポール・ピャント(照明)/ロビン・ロウ(TVディレクター)

収録:1985 年オペラからの映画
収録時間:138 分/音声:英語歌唱(オリジナル)ステレオ2.0
192kHz/48kHz/字幕:英,独,仏,西
画面:4:3/REGION All(Code:0)
Blu-ray…二層50GB 1080i High Definition(Upscale)
1962 年に作曲されたマイケル・ティペット(1905-1998)の歌劇「プリアモス王」。ギリシア神話に登場する人物で、イーリオス(トロイア)の王ラーオメドーンの子であり、トロイア最後の王となったとされています。正妻ヘカベとの間に10 人以上の子を成したほか、母親の違う子供たちが100人以上(息子50 人、娘50 人)いたとされる豪傑ですが、トロイア落城の際にアキレウスの子、オプトレモスに殺害されてしまいます。高潔な人格者であり、その人柄は他国にも知れ渡っていたようですが、神託を信じ息子パリスを山に捨てるなど、流されやすい面も持っています。この映像は1985 年の演奏を収録したもので、簡素な装置と白を基調にした衣装、照明は時代を超越した人間ドラマを描き出します。各々の歌手の名唱もさることながらノリントンの作りだす意欲的で刺激的な音楽は耳を捉えて離しません。まずは冒頭の金管楽器の咆哮をお聞きください。凄すぎです。
ARTHAUS
ハイレゾBDシリーズ
ARTH-109180(Bluray)
モーツァルト:レクイエムニ短調K626 エディット・マティス(S)/トゥルデリーゼ・シュミット(Ms)/ペーター・シュライヤー(T)/グウィン・ハウエル(Bs)/バイエルン放送SO&Cho
コリン・デイヴィス(指)
フーゴ・ケーヒ(TVディレクター)
コルビアニアン・マイヤー(プロデュース)

収録:1984 年ミュンヘンヘラクレスザール
収録時間:60 分/音声:ステレオ2.0
192kHz/48kHz/字幕:なし
画面:4:3/REGION All(Code:0)
Blu-ray…単層25GB 1080i High Definition(Upscale)
。コリン・デイヴィスはモーツァルトのレクイエムを何度も録音していますが、この1984 年の映像は独唱者たちの素晴らしさがとりわけ高く評価されているものです。最近のピリオド奏法によるモーツァルトとは一線を画した、強い主張と美しい音色、深い精神性を満喫できる名演です。
ARTHAUS
ハイレゾBDシリーズ
ARTH-109181(Bluray)
マイアベーア:歌劇「アフリカの女」 セリカ…シャーリー・ヴァーレット(S)/ヴァスコ・ダ・ガマ…プラシド・ドミンゴ(T)/イネス…ルート・アン・スヴェンソン(S)/ネルスコ…ジュスティーノ・ディアス(Br)/ドン・ペドロ…ミヒャエル・デヴリン(Bs)/ドン・ディエゴ…フィリップ・スキナー(Bs)他
サンフランシスコ歌劇場O&cho、バレエ団
マウリツィオ・アレーナ(指)

収録:1988 年サンフランシスコ歌劇場ライヴ
収録時間:194 分/音声:フランス語(オリジナル)
ステレオ2.0 192Khz/48KHz
字幕:英,独,仏,伊,西
画面:4:3/REGION All(Code:0)
Blu-ray…単層25GB 1080i High Definition(Upscale)
マイアベーア(1791-1864)最後のオペラ「アフリカの女」は、インドに航海したヴァスコ・ダ・ガマを主人公として作曲されたもの。本来なら1837 年「ユグノー教徒」の翌年に上演されるための歌劇でしたが、なかなか完成に至らず、結局25 年後の1862 年、マイアベーアの死の2 年前にようやく完成された作品です。本人はタイトルもそのまま「ヴァスコ・ダ・ガマ」にする予定だったようですが、初演前にこの世を去ってしまったため、勝手に短縮され、タイトルも「アフリカの女」に変更され、この形が現在知れ渡るようになったのです。(元の形の歌劇「ヴァスコ・ダ・ガマ」はcpo レーベルから発売されています)とは言え、現在では全曲が演奏されることはほとんどなく、甘美な「おお、パラダイス」のアリア1 曲だけが歌われるのみです。しかし、随所に美しい旋律があり、またエキゾチック風味も程よく効いた楽しい作品です。ここではドミンゴがその美声を生かし見事なドラマとして魅せてくれています。
ARTHAUS
ハイレゾBDシリーズ
ARTH-109182(Bluray)
ベルリオーズ:ファウストの劫罰 マルガレーテ…アンネ・ゾフィー・オッター(Ms)/ファウスト…キース・ルイス(T)/メフィストフェレス…ホセ・ファン・ダム(Br)/ブランデル…ピーター・ローズ(Bs)
CSO&CSO合唱団
ゲオルク・ショルティ(指)

収録:1989 年ロンドンロイヤル・アルバート・ホールライヴ収録/収録時間:134 分/音声:仏語歌
唱ステレオ2.0 192Khz/48KHz
字幕:仏,英,独,西/画面:4:3
REGION All(Code:0)
Blu-ray…二層50GB 1080i High Definition(Upscale)
この映像は、1969 年から1991 年まで、20 年以上の長きに渡り、シカゴSOの音楽監督を務めたゲオルク・ショルティが退任する2 年前、楽団とコーラスを率いてプロムスに出演した際のライヴです。ダム、オッターの名唱とともに、ベルリオーズの派手なオーケストレーションを極限まで再現したパワフルな演奏が話題となったライヴです。
ARTHAUS
ハイレゾBDシリーズ
ARTH-109183(Bluray)
プロコフィエフ:バレエ「シンデレラ」
振付…マギー・マラン
シンデレラ…フランソワーズ・ジュイエ/継母…ドミニク・レーヌ/姉妹たち…ジェーン・プレステッド,ダニエル・パテール/父…パトリック・アゾパルティ/妖精の母…ナタリー・ドゥラシース/王子…ベルナール・コシャール
リヨン国立歌劇場O
ヤコヴ・クライスベルク(指)
ジーン・シュワルツ(追加音楽)
モンセラート・カサノバ(装置&衣装)
ジョン・スプラッドベリー(照明)
ハンス・ロイタースヴェルト(TV ディレクター)

収録:1989 年リヨン国立バレエ
収録時間:87 分/音声:ステレオ2.0 192kHz/48kHz
字幕:なし/画面:4:3
REGION All(Code:0)
Blu-ray…単層25GB 1080i High Definition(Upscale)
フランスの名コレオグラファー、マギー・マランの振付で観るプロコフィエフ(1891-1953)の名作バレエ「シンデレラ」です。マランは1951 年、スペインからの亡命者であった両親の元に、フランスのトゥールーズで生まれ、幼い頃からクラシック・バレエを学び、最初はパリ国立高等音楽学校・舞踊学校に進学、ストラスブール・バレエ団で、クラシック・バレエのダンサーとなりますが、コンテンポラリー・ダンスに興味を持ち、1970 年からはモーリス・ベジャールの主宰する「ムードラ・バレエ・スクール」に入学、その後、1974 年に「20 世紀バレエ団」に入団し、コンテンポラリー・ダンサーとしての才能を開花させます。1977 年に退団、アルシュ・バレエ・シアターを結成し、その翌年には振付師としても認められ、素晴しい作品を創り上げることになるのです。この「シンデレラ」は登場人物が皆、無表情のかぶり物を付けることで、等身大の人形に変化するという設定で、彼らは生命を吹き込まれることで、初めて動きを得ることができるのです。全てはおもちゃ箱の中の世界であり、妖精はロボット、シンデレラはおもちゃの車に乗って王子と舞踏会へ出かけるのです。ここで観る者は全て、子ども時代を思い出すとともに、時として挿入される録音された子どもの声に攪乱され、少しずつ、この不思議な世界へと惹きこまれていくことでしょう。シンデレラを踊るフランソワーズ・ジュイエ(顔は見えません)の見事なダンスにも魅了されるはずです。
ARTHAUS
ハイレゾBDシリーズ
ARTH-109184(Bluray)
プッチーニ:歌劇「ボエーム」 ミミ…ミレッラ・フレーニ(S)/ロドルフォ…ルチアーノ・パヴァロッティ(T)/ムゼッタ…サンドラ・パチェッティ(S)/マルチェッロ…ジーノ・キリコ(Br)/コッリーネ…ニコライ・ギャウロフ(Bs)/ショナール…スティーヴン・ディクソン(Br)
他/サンフランシスコ歌劇場O&cho
ティツィアーノ・セヴェリーニ(指)
フランチ
ェスカ・ザンベッロ(舞台演出)/テイヴィッド・ミッチェル(装置)/ジェンヌ・バットン、ピータ
ー・J.ホール(衣装)/ブライアン・ラージ(映像ディレクター)

収録:1988 年、サンフランシスコ歌劇場ライヴ
収録時間:116 分/音声:イタリア語(オリジナル)
ステレオ2.0 192kHz/48kHz
字幕:英,伊,独,仏,西
画面:4:3/REGION All(Code:0)
Blu-ray…単層25GB 1080i High Definition(Upscale)
ボエーム」といえば、1972 年にパヴァロッティとフレーニが録音した名盤が有名ですが、この映像はそれから16 年を経た実際の舞台での彼らの共演をライウ収録したものです。収録時に50歳を過ぎていたパヴァロッティですが、全く衰えのない美声に深い表現力が加わった素晴らしい歌唱を披露しています。フレーニ、キリコ、ギャウロフ、バチェッティら共演者にも恵まれ、作り物ではない「心温まる友情」が溢れ出ています。ザンベッロの演出は奇妙な読み替えなどのないスタンダードな解釈。全てにおいて落ち着いた、良い「ボエーム」です。
ARTHAUS
ハイレゾBDシリーズ
ARTH-109185(Bluray)
チャイコフスキー:バレエ音楽「白鳥の湖」

〈スペシャル映像〉ナタリア・マカロワによるイントロダクション
ナタリア・マカロワ(振付)
フレデリック・アシュトン&マリウス・プティパ(原振付)
出演:オデット/オディール…エヴリン・ハート/ジークフリート…ピーター・シャウフス/ベンノ…マーティン・ジェームズ/女王…エリザベス・アンダートン/ロスバルト…ジョニー・エリアセン
ロンドン・フェスティヴァル・バレエ
デンマーク放送SO
グラハム・ボンド(指)
トーマス・グリム(TV ディレクター)
ギュンター・シュナイダー=ジームセン(衣装,装置,背景デザイン)

収録:1988 年デンマークオーフスDr スタジオ
収録時間:116 分
音声:英語(イントロダクション)ステレオ2.0 192kHz/48kHz
字幕:独,仏/画面:4:3
REGION All(Code:0)
Blu-ray…二層50GB 1080i High Definition(Upscale)
数多くの名演が生まれるチャイコフスキー(1840-1893)のバレエ「白鳥の湖」。この映像はロンドン・フェスティバル・バレエ(現イングリッシュ・ナショナル・バレエ)による、ナタリア・マカロワ版の振付を用いたものです。20 年以上の長いキャリアを持つ、キーロフ・バレエ出身の名バレリーナ、マカロワの革新的な解釈は、愛と裏切り、死への恐れに焦点を当て、邪悪な呪いの力を壊すために立ち向かう主人公の姿を描き出します。カナダが生んだ世界のプリマ、イヴリン・ハートはオデットとオディールの2 役で、見事に光と闇の対比を演じ分けています。またジークフリート役はデンマーク出身のペーター・シャウフスが担当。伸びやかでしなやかな体躯が魅力的です。マカロワ自身が担当するストーリーの解説も含まれています。
ARTHAUS
ハイレゾBDシリーズ
ARTH-109186(Bluray)
ドリーブ:バレエ音楽「コッペリア」
振付…マギー・マラン
スワニルダ…フランソワ・ジュリー/フランツ…ジョズ・ザバラ/コッペリウス…ネルセス・ボヤジャン/コッペリア…マリア・ブラウン
リヨン歌劇場O/ケント・ナガノ(指)
ヨルゴス・ルーコス(演出)/ルノー・ゴロー(装置)/ピエール・コロマー(助手)/モンセラート・カサノバ(衣装)/フィリップ・ドルラン(映像写真素材)/トーマス・グリム(プロデューサー&演出)

収録:1994 年リヨン・ナショナル・オペラ
収録時間:61 分
音声:ステレオ2.0 192kHz/48kHz
字幕:なし/画面:16:9
REGION All(Code:0)
Blu-ray…単層25GB 1080i High Definition(Upscale)
この映像は舞台を現代に移し、ムービー・フィルムで撮影されたもので、細部やカメラワークなどにもなかなか粋な趣向が凝らされています。常に独特の世界を描き出すマギー・マランの振付はここでも時にグロテスクささえも伴いながら、観客を夢幻的な世界へといざないます。マギー・マランは1951 年、スペインからの亡命者であった両親の元に、フランスのトゥールーズで生まれ、幼い頃からクラシック・バレエを学び、最初はパリ国立高等音楽学校・舞踊学校に進学、ストラスブール・バレエ団で、クラシック・バレエのダンサーとなりますが、コンテンポラリー・ダンスに興味を持ち、1970 年からはモーリス・ベジャールの主宰する「ムードラ・バレエ・スクール」に入学、その後、1974 年に「20 世紀バレエ団」に入団し、コンテンポラリー・ダンサーとしての才能を開花させます。1977 年に退団、アルシュ・バレエ・シアターを結成し、その翌年にはコレオグラファーとしても認められ、素晴しい作品を創り上げることになるのです。
ARTHAUS
ハイレゾBDシリーズ
ARTH-109187(Bluray)
スティル・ライフ・アト・ザ・ペンギン・カフェ

スティル・ライフ・アト・ザ・ペンギン・カフェ

ドキュメンタリー「ペンギン・カフェ・オーケ
ストラ」サイモン・ジェフスとのドキュメンタリー映像
〈スティル・ライフ・アト・ザ・ペンギン・カフェ〉
ロイヤル・バレエ/ジェレミー・アイアンズ(イントロダクション・ナレーター)/サイモン・ジェフス(音楽)/デヴィッド・ビントレー(コレオグラフィー&ディレクター)/キース・ベケット(ディレクター)/カーチャ・クラウソーヴァ(プロデューサー)/イアン・マーティン&エリック・アブラハム(エギュゼクティヴ・プロデューサー)

〈ドキュメンタリー〉
サイモン・ジェフス(音楽)/アンドリュー・ハリーズ(演出)/ポール・ティッケル(プロデューサー)/メルヴィン・ブラッグ(編集)

収録時間:39 分(バレエ)+51 分(ドキュメンタリー)
音声:ステレオ2.0 192kHz/48kHz
字幕:仏,独,西,韓/画面:4:3
REGION All(Code:0)
Blu-ray…単層25GB 1080i High Definition(Upscale)
「ペンギン・カフェ・オーケストラ」とは、イギリス出身の音楽家サイモン・ジェフスを中心としたアンサンブルで、活動を始めたのは1972 年頃ですが、1976 年にブライアン・イーノが主宰するレーベル「OBSCURE」からデビューしたことで一躍人気を獲得することとなりました。ベートーヴェン、ローリングストーンズ、西アフリカの音楽、アイルランドの音楽など様々なルーツの音楽をベースに、アンビエント、ミニマル、テクノなどの技法を自在に操る彼らの創造物は、当時の先鋭的なアーティストたちを魅了したのです。このバレエは「ペンギン・カフェ」の音楽を用い、熱狂的なキャバレーを舞台に「人に似たペンギン」たちが踊るもので、独創的なセットと興味深い振付、衣装などに目を奪われます。そしてこのアルバムのメインとも言える50 分のドキュメンタリー映像では、1997 年に急逝したサイモン・ジェフスへのインタビューを見ることができます。一つの時代を切り開いたアーティストの飾らない素顔です。

MDG
MDG-103-1859-1(1LP)
限定盤
パガニーニ:ヴァイオリンとギターのためのソナタ集
ソナタ・コンチェルタータ/ソナタ Op.2-3
ソナタ Op.2-6/グランド・ソナタ
カンタービレ
ライナー・クスマウル(Vn)、
ソーニャ・プルンバウアー(G)

録音:2003年5月3日ー5日
※ドイツ、パラス社のプレスによる、180g重量盤!
1993年から98年までベルリン・フィルの首席コンサート・マスターを務め、ベルリン・バロック・ゾリステンを率いるドイツの巨匠、ライナー・クスマウルのパガニーニがアナログ盤で登場!
※こちらのタイトルは限定生産となりますため、お早めにご注文ください。また限定生産の性質上、ご注文枚数を確保できない可能性がございます。予めご了承ください。
MDG
MDG-130-1881-1(2LP)
限定盤
モーツァルト:ピアノ・ソナタ集(グリーグ編2台ピアノ版)
モーツァルト(グリーグ編):ピアノ・ソナタ第5番ト長調 K.283
 ピアノ・ソナタ第14番ハ短調 K.457、
 ピアノ・ソナタ第15番ハ長調 K.545
グリーグ:ペール・ギュント第1組曲 Op.46&第2組曲 Op.55(2台ピアノ版)
ピアノ・デュオ・トレンクナー&シュパイデル

録音:2005年2月、6月
※ドイツ、パラス社のプレスによる、180g重量盤!
数々の交響曲や管弦楽曲の2台ピアノ版を録音してきた実績のある、エヴェリンデ・トレンクナーとソントラウト・シュパイデルによるピアノ・デュオ。グリーグ編曲による"2台ピアノ版"モーツァルトのピアノ・ソナタと、"2台ピアノ版"ペール・ギュント組曲という、トレンクナー&シュパイデル・デュオならではのカップリング。
※こちらのタイトルは限定生産となりますため、お早めにご注文ください。また限定生産の性質上、ご注文枚数を確保できない可能性がございます。予めご了承ください。
MDG
MDG-143-1880-1(1LP)
限定盤
デュポール:チェロ協奏曲第5番ニ長調
チェロ協奏曲第4番ホ短調
ペーター・ヘル(Vc&指)
ホフカペレ・ワイマール

録音:2009年3月25日ー27日
※ドイツ、パラス社のプレスによる、180g重量盤!
モーツァルト・ピアノ四重奏団の創設メンバー、ペーター・ヘルが弾く、18世紀フランスのコンポーザー=チェリスト、ジャン=ルイ・デュポールの世界初録音となったチェロ協奏曲集。
※こちらのタイトルは限定生産となりますため、お早めにご注文ください。また限定生産の性質上、ご注文枚数を確保できない可能性がございます。予めご了承ください。
MDG
MDG-103-1726-1(1LP)
限定盤
ショパン:ヴァイオリンとピアノのための編曲作品集
サラサーテ編:ワルツ Op.34-3、夜想曲 Op.9-2
アウアー編:リトアニアの歌 Op.74-16
フーベルマン編:ワルツ Op.64-2
サラサーテ編:夜想曲 Op.27-2
フーベルマン編:ワルツ Op.70-1
サラサーテ編:ワルツ Op.64-3
フーベルマン編:夜想曲 Op.37-2
ツェルネ編:子守歌 Op.57
サラサーテ編:ワルツ Op.34-2
ヨアンナ・モンドロシュキエヴィチ(Vn)、
パウル・グルダ(P)

録音:2004年7月17日ー19日
※ドイツ、パラス社のプレスによる、180g重量盤!
パヴロ・サラサーテやブロニスラフ・フーベルマン、レオポルト・アウアーなど、歴代の名ヴァイオリニストたちがアレンジしてきたショパン作品集。ポーランド出身でフーベルマンの系譜を継ぐ女流ヴァイオリニスト、ヨアンナ・モンドロシュキエヴィチと、フリードリヒ・グルダの長男パウル・グルダによる演奏。
※こちらのタイトルは限定生産となりますため、お早めにご注文ください。また限定生産の性質上、ご注文枚数を確保できない可能性がございます。予めご了承ください。

N響85周年シリーズ

King International
KKC-2043(1CD)
ジョルジュ・シフラ
カバレフスキー:歌劇「コラ・ブルニヨン」序曲
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
リスト:ピアノ協奏曲第1番
ジョルジュ・シフラ(P)、
岩城宏之(指)NHK響

録音:1964年5月9日日比谷公会堂(ステレオ)
シフラの初来日時の公演記録。
チャイコフスキーの第1楽章は冒頭からパワー炸裂と思いきや、意外にも節度を持った丹念な打鍵を続けますが、畳かけるシーンでの猛進ぶりはやはりシフラならでは。第2楽章は、シフラは歌心に欠けるとイメージを覆す可憐なフレージングが印象的。終楽章はなんと言ってもコーダの刃こぼれ皆無の上行音型の凄さにご注目。
リストは、冒頭のオケの導入で、第1音を異様に引き伸ばすのがユニーク。シフラのピアノはここでも緩急自在。しっとりと歌わせるべき箇所と猛烈に突進するシーンのコントラストが明確で、そのギャップの大きさが独特の魅力につながっています。終楽章2:49以降の痛快さは空前絶後。締めくくりにはサラリとグリッサンドが追加され、実に粋!【湧々堂】
King International
KKC-2077(2CD)
デュトワのチャイコフスキー
交響曲第4番ヘ短調Op.36
交響曲第5番ホ短調Op.64*
交響曲第6番ロ短調「悲愴」#
シャルル・デュトワ(指)
NHK響

録音:2001年6月13日、2008年12月17日*、2007年1月17日#/サントリーホール(ステレオ)
デュトワのチャイコフスキーの三大交響曲といえば、1988-1990年のモントリオール交響楽団とのデッカ盤が有名ですが、NHK交響楽団との円熟の 名演が登場します。まず何より柔らかく美しい響きに魅了されます。ロシア的色彩は希薄ながら、チャイコフスキーの交響曲をこれほどふくよかに美しく歌 わせた演奏は稀と申せましょう。4番でのドラマ、「悲愴」での諦念ももちろん不足はなく、さらに全体がバレエ音楽のような華やかさに満ちていてさすがデュ トワと申せましょう。 (Ki)
King International
KKC-2079(2CD)
プレヴィン/メンデルスゾーン他
メンデルスゾーン
:交響曲第4番「イタリア」
ドヴォルザーク:交響曲第8番
ブラームス:大学祝典序曲
 交響曲第4番ホ短調Op.98
アンドレ・プレヴィン(指)
NHK響

録音:1995年10月25日、12月9日 NHKホール(ステレオ)
66歳のプレヴィンがNHK交響楽団と共演した貴重な記録。メンデルスゾーンの「イタリア」の輝くばかりの演奏に魅了されます。その流麗さ、推進 力に満ちた音楽性はいつまでも聴いていたくなる素晴らしさ。プレヴィンならではの優しさが光ります。カラフルなドヴォルザーク、淡々としながらも滋味 あふれるブラームスと、いずれも絶品。N響がウィーン・フィルのような響きを紡ぎ出しているのも注目です。

King International
KKC-2081(2CD)
カイベルト/ブルックナー他
ハイドン
:交響曲第94番「驚愕」
モーツァルト:交響曲第41番「ジュピター」#
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」*
ヨゼフ・カイルベルト(指)
NHK響

録音:1968年5月14日、21日*、22日# 東京文化会館(ステレオ)
“カイルベルト、死の2ヶ月前の壮絶ライヴ!”
カイルベルトの死の2ヶ月前、最後の来日時のあまりにも感動的な名演集。質実剛健なその至芸をたっぷり堪能することが出来ます。
ハイドンは、媚びるような表情が一切なく、どこまで言ってもスコアを上の音符を立体的に構築することに専心。第2楽章でも中低音を重視した響きで構えが大きく、極めて純音楽的進行を貫くのが逆に新鮮。びっくりにの一撃は、レオノーレ第3番序曲の冒頭のような勇壮さ。ニヤリとする素振りすら見せません。第3楽章ではリズムの重心が常に下方へ向かい、無骨さの極み。終楽章に至っても吹きれたような晴朗な空気が立ち込めることを固く禁じた強固な音楽が流れます。聴き手を夢見心地にさせないという点ではクレンペラー以上かもしれません。
そのスタイルが更に作品と融合し、強い説得力を放つのがモーツァルト。第1楽章第1主題で弦の音価を厳格に統制し、0:35からのフレーズを鉄壁のイン・テンポで押し切る男らしさにシビれる方も多いことでしょう。弱音の多用を避けた第2楽章での克明なニュアンス表出も絶品!これを聴くと、多くの指揮者が繊細さに囚われるあまり音楽を萎縮させてしまっていることに気付かされます。終楽章は、カイルベルトの尋常ならざる意思力に圧倒されっぱなし。0:31で一瞬ルフとパウゼを挟むのは旧スタイルの名残りですが、その確信的なアプーローチを前にして、古臭いなどという印象など微塵も与えません。
ブルックナーは、精緻な演奏に慣れた耳には大掴みな演奏に感じるかもしれませんが、少なめの残響と、今ほど技術的に洗練されていないオケの機能性が、良い意味での雑味となってかけがえのない味わいに転じています。音楽の築き方はハイドン、モーツァルトと基本的に同じで、後付けのニュアンスなど一切ない実直なダイナミズムに溢れたもの。第1楽章展開部の猛々しい響きはカイルベルト節そのもの。第2楽章も主張が強く、瞑想的なニュアンスとは一線を画します。終楽章の内容の濃さも圧倒的。5:29〜6:30までの響きの充実ぶりには当時のN響の持てる力のすべてが凝縮れており、その最後の一音まで渾身の音を出し尽くしているのが分かります。そして腰を抜かすほど凄いのがコーダ!「格調」とか「透徹」といった衣を完全に脱ぎ去った異常な高揚感!どんな敬虔なブルックナー・ファンでも、これほどの音楽的な衝動に異を唱えることなでできましょうか!
とにかく、ブルックナーの音楽のゴツゴツとした造型の妙味をこれほど痛感させる演奏はなく、もちろん将来も望めません。【湧々堂】

生誕100年記念!
ジャン・フルネ(指)東京都交響楽団 5タイトル再発売!

フランスの伝統を受け継ぎながらも、ドイツ音楽にも大変造詣が深く、世界各国で活躍したジャン・フルネ(1913/4/14−2008/11/3)。親日家でもあり、国内の多くのオーケストラを指揮しましたが、中でも東京都交響楽団との絆は強く、1978年の初客演以来、四半世紀にわたり密接な関係を続け、1989年からは名誉指揮者の称号が贈られました。引退公演も2005年12月に都響と行ない話題となりました(ジャン・フルネ/ラストコンサート FOCD-9270) 2013年の4月14日で生誕100年を迎えるジャン・フルネの偉業を称え、都響との選りすぐりの名演5タイトルを一挙再発売いたします。
2013年4月14日発売
フォンテック
FOCD-9587
ベートーヴェン:交響曲 第3番「英雄」 ジャン・フルネ(指)東京都SO

録音:2000年5月東京芸術劇場
フォンテック
FOCD-9588
ビゼー:交響曲第1番
ブラームス:交響曲 第3番*
ジャン・フルネ(指)東京都SO

録音:2000年5月13日サントリーホール、2001年7月20日東京芸術劇場*
フォンテック
FOCD-9589
ベルリオーズ:幻想交響曲
ラヴェル:「ダフニスとクロエ」第2組曲*
ジャン・フルネ(指)東京都SO

録音:2001年6月11日、2000年5月9日* 東京文化会館
フォンテック
FOCD-9590
ラヴェル:道化師の朝の歌
ワーグナー:ジークフリート牧歌
ドビュッシー:遊戯
デュカス:魔法使いの弟子
ジャン・フルネ(指)東京都SO

録音:2002年4月13&25日 サントリーホール
フォンテック
FOCD-9591
ブラームス:ピアノ協奏曲 第2番
ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調*
ジャン・フルネ(指)東京都SO
伊藤恵(P)

録音::2001年6月20日東京芸術劇場、2002年4月13日サントリーホール*

Glossa Cabinet
Glossa Cabinet
GCD-C81301(1CD)
ルクレツィアの旅〜17世紀イタリアのハープ作品集
デンティーチェ:ファンタジア、
 ガリアルダ・ベッラ/
ルッツァスキ:トッカータ
デッラルパ:ルクレツイア・ジェンティル
マイオーネ:トッカータ
作曲者不詳:トッカータ
モンテヴェルディ:私があなたを愛しているのを
ライモンド:カッサンドラ
トラバーチ:トッカータ、
 技巧的なパルティータ
マイオーネ:リチェルカーレ
トラバーチ:アンシデーテミ・プル
カプスベルガー:トッカータ
ピッチニーニ:トッカータ、
 変奏曲風パルティータ、コレンテ、
 チャッコーナ
フレスコバルディ:トッカータ、
 パッサカリア
作曲者不詳:ソン・フォンテ・エ・フィウミ、
 カンツォーネ、東の門より
ガリレイ:トッカータ
マラ・ガラッシ(ダブル・ハープ)

録音:1998年7月、クラウツェット(イタリア)
「ルクレツィアの旅」は、イタリアの名ハーピスト、ジョヴァンニ・レオナルド・デッラルパ(c.1525−1602)の弟子で、16〜17世紀に活躍したとされるルクレツィア・ウルバーナの軌跡を追ったマラ・ガラッシならではの創造性豊かなプログラム。デンディーチェやルッツァスキ、マイオーネ、トラバーチ、デッラルパなど、ルクレツィア・ウルバーナがナポリやフィレンツェ、ローマなどイタリア各地で弾いたであろうハープのための音楽、マラ・ガラッシのダブル・ハープの暖かな音色が、聴き手を17世紀イタリア、「ルクレツィアの旅」へと誘います。
Glossa Cabinet
GCD-C81402(1CD)
ゲレーロ:レクイエム
埋葬の音楽
マイケル・ヌーン(ゲスト・コンダクター)、
リチャード・チータム(ディレクター)、
オーケストラ・オヴ・ザ・ルネサンス

録音:1999年2月&7月、セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会(ロンドン)
スペイン・ルネサンスの大作曲家フランシスコ・ゲレーロ(1528−1599)の没後400年記念としてリリースされたこの「レクイエム」は、1599年11月スペインのセビーリャ大聖堂で執り行われたゲレーロ自身の「葬儀ミサ」と「埋葬の音楽」の"再現"を試みた歴史的快挙!このディスクにはゲレーロの音楽だけでなく、当時の慣習に従って音楽的に再現されたゲレーロの葬儀の模様の両面が収められています。 ルネサンス時代の歴史の中の1日を切り取り、詳細な裏付けの下に、その時間に演奏されたプログラムを再現してきたオーケストラ・オヴ・ザ・ルネサンス。ゲレーロの「レクイエム」は、スペイン・ルネサンス音楽の研究家でもあるマイケル・ヌーン渾身の音楽史探究であり芸術作です。
Glossa Cabinet
GCD-C80004(1CD)
アントニオ・デ・カベソン(1510−1566):鍵盤作品集
Pisne me pulvenir(クレキヨンによる)
シュザンヌ
われが苦悩したる時、主に
愉快な羊飼い(クレキヨンによる)
第4旋法によるティエント第7番
別れの時は
「イタリア風パヴァーヌ」によるディフェレンシア
私の最後のため息
「クレキヨンのシャンソンによるインタビュレーション」〜ジュ・プレ・ザン・グレ
Aiuli vous sola verdura(ルプスによる)
「騎士の歌」によるディフェレンシア
第5旋法によるティエント第9番
第2旋法によるティエント第1番
ドゥビンセラ
「ミラノ風ガイヤルド」によるディフェレンシア
「だれがわたしの心の苦しみを言うのか」によるティエント第4番
だれがわたしの心の苦しみを言うのか
第1旋法によるティエント第3番
ジョスカンのミサ曲「祝福された聖処女」の「聖霊とともに」によるティエント第12番
第8旋法によるティエント第8番
はかない喜びのために(クレキヨンによる)
パンジェ・リングァ第4番
「牛を見張れ」によるディフェレンシア
エンリコ・バイアーノ(Cemb)

録音:1998年3月、プニャノ(ピサ、イタリア)
スペイン・ルネサンスの盲目の大作曲家でありオルガニスト、アントニオ・デ・カベソン(1510−1566)の鍵盤作品集。
「ティエント」や「ディフェレンシア」など優れた鍵盤作品を遺したカベソンは、国王カルロス1世(カール5世)、フェリペ2世に仕え、宮廷で才能を発揮し、スペインの鍵盤音楽の発展に多大な影響を与えた偉才です。スペイン・ルネサンスのカベソンの音楽を弾くのは、イ・トゥルキーニ(旧カッペッラ・デッラ・ピエタ・デ・トゥルキーニ)の創設メンバーであり、イタリア、ナポリ出身の鍵盤奏者エンリコ・バイアーノ。その刺激的で華麗なる技巧、独特のセンスが発揮されたエンリコ・バイアーノ・ワールドは、現代イタリア有数のチェンバロ演奏に触れることの出来る貴重な空間です。
Glossa Cabinet
GCD-C80005(1CD)
トマス・ルイス・デ・ビクトリア:聖金曜日の音楽
作曲者不詳:王たちは起ちあがり、彼らは私の衣服を互いに分け合い
ビクトリア:彼らはその母に言いぬ
カルドーソ:神殿の幕は二つに裂け
作曲者不詳:主は悪しき者を笑われる、わたしに逆らって立ち上がり
ビクトリア:まるで強盗に立ち向かうように
ビクトリア:わたしのいとしい魂を
作曲者不詳:わたしのために報復してくださる神よ、偽りの舌をもってわたしに語り
ビクトリア:彼らはわたしを引き渡した、わたしの目はかすみ
ジョアン・パウ・プジョル:ヨハネ受難曲
ビクトリア:おお, 道ゆくすべての者よ、わが民よ
ラ・コロンビーナ
〔マリア・クリスティーナ・キール(S)、
クラウディオ・カヴィーナ(A)、
ジョゼップ・ベネー(T)、
ジョゼップ・カブレ(Br)〕

録音:1997年4月、サン・ビセンス(ウス、フランス)
スペインの教会音楽でキリストの受難と十字架上の死去を記念する「聖金曜日」の典礼を再現するのは、アルゼンチン生まれの古楽系ソプラノ、マリア・クリスティーナ・キール、ラ・ヴェネクシアーナのリーダー、クラウディオ・カヴィーナ、テノールのジョゼップ・ベネー、バリトンのジョゼップ・カブレの創設メンバー4人。スペイン・ルネサンスの巨匠ビクトリアの「教会音楽」、バルセロナ、サラゴサで活躍した同世代の音楽家ジョアン・パウ・プジョル(1570−1626)「ヨハネ受難曲」が、ラ・コロンビーナの優れたアンサンブルと深みのあるハーモニーによって1つの「聖金曜日」音楽として結び付きます。
Glossa Cabinet
GCD-C80006(1CD)
ゴンザーガ宮廷におけるユダヤのポリフォニー
サラモーネ・ロッシ(c.1570−c.1630):5声のシンフォニア
 オルナスティ・イル・ヴェッジョ(第1部)
 ジア・デル・ヴォルト(第2部)
 ケテル、5声のガリアルダ、
 安らかに眠れ!(第1部)、
 死の影におおわれて彼は言った(第2部)、
 5声のシンフォニア・グラーヴェ、
 あなたは行ってしまう、
 私の心よ, 弱ってはならぬ
ジョン・ウィルビー:おいで、心地よい夜よ
ロッシ:バレフ、オデハ・キ・アニタニ
 イトガダル
カッツァーティ:ギシラルディのアレマーナ
 バルケリーナのジーガ
アンサンブル・ダエダルス
ロベルト・フェスタ(指)
カテリーネ・ファン・レーテム(S)、
パスカル・ベルタン(A)、
アイタン・ソレク(T)、ジョゼップ・ベネ(T)
ジョゼップ・カブレ(Br)

録音:1996年10月、ヘント(ベルギー)
イタリア、マントヴァの大公夫妻に作品の献呈を行い、同地のゴンザーガ宮廷で活躍したユダヤ教徒のイタリアの音楽家サラモーネ・ロッシ(c.1570−c.1630)。ルネサンスからバロックへの時代の変化の中を生きたロッシは、トリオ・ソナタや二重奏の発展に貢献し、ユダヤ教の典礼音楽にルネサンスのポリフォニーを採り入れるという斬新なアイディアを実現させた音楽家として歴史にその名を残しています。
ロベルト・フェスタが率いるアンサンブル・ダエダルスは1986年にジュネーヴで結成されたスイスの古楽アンサンブル。ジュネーヴ古楽センターやバーゼル・スコラ・カントルムで学んだ一流の古楽奏者たちのイタリア・プログラムは高い評価を受け続けています。

BOMBA "Russian Performing School"
2010年に発売されたロシアの名演奏家たちによるライヴ録音シリーズ。スリップケース仕様。ステレオ時代の演奏でもモノラル録音、音源に関するデータ(主にソヴィエト時代のテレビ放送か映像作品が音源と推測されます)表示や解説文がない、表記はすべてキリル文字という一般的でないアイテムであることから期間限定的な扱いとなります。すでに在庫僅少となっているアイテムも考えられますので、お早目のオーダーをお願い申し上げます。

BOMBA
BOMBCL-033-592
(1CD)
ロシアの名演奏家 Vol.1 エフゲニー・キーシン
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番*
スクリャービン:前奏曲ト短調 Op.27-1
 前奏曲ロ長調 Op.27-2
 前奏曲嬰ヘ長調 Op.37-2
 前奏曲ロ長調 Op.37-3
 前奏曲ト短調 Op.37-4/練習曲嬰ハ短調 Op.42-5
ラフマニノフ:絵画的練習曲イ短調 Op.39-6
ショパン:夜想曲嬰ヘ短調 Op.48-2
 スケルツォ変ロ短調 Op.31
 幻想曲ヘ短調 Op.49
エフゲニー・キーシン(P)
アルノリト・カッツ(指)ノヴォスビルスクPO*

録音:ライヴ、モノラル
BOMBCL-033-593
(1CD)
ロシアの名演奏家 Vol.2 レオニード・コーガン
クライスラー:ウィーン奇想曲*
パガニーニ:カンタービレ+
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調「クロイツェル」Op.47#
クライスラー:道化師のセレナード
 愛の悲しみ/美しきロスマリン
ベートーヴェン:トルコ行進曲
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
レオニード・コーガン(Vn)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指)モスクワRSO*
ナウム・ヴァリテル(P)+
ニーナ・コーガン(P)#
アルノリト・カッツ(指)ソヴィエト国立SO

録音:ライヴ、モノラル
BOMBCL-033-594
(1CD)
ロシアの名演奏家 Vol.3 ミハイル・プレトニョフ
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.37*
メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲第1番ト短調 Op.25+
ミハイル・プレトニョフ(P)
ヴラディーミル・フェドセーエフ(指)モスクワRSO*
パーヴェル・コーガン(指)モスクワ国立SO+

録音:ライヴ、モノラル
BOMBCL-033-594/2
(1CD)
ロシアの名演奏家 Vol.4 ミハイル・プレトニョフ
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1番嬰ヘ短調 Op.1*
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 Op.23+
ミハイル・プレトニョフ(P)
ワシーリー・シナイスキー(指)ソヴィエト国立SO*
アレクサンドル・ラザレフ(指)モスクワPO+

録音:ライヴ、モノラル
BOMBCL-033-595
(1CD)
ロシアの名演奏家 Vol.5 ミハイル・プレトニョフ
モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番イ長調 K.448*
リスト:ハンガリー狂詩曲第9番変ホ長調「ペシュトの謝肉祭」
 ハンガリー狂詩曲第12盤嬰ハ短調
ラフマニノフ:パガニーニの主題による変奏曲+
ミハイル・プレトニョフ(P)
ヴィクトル・トレチャコフ(指)ソヴィエト国立室内O*
ユーリー・テミルカーノフ(指)レーニングラードSO+

録音:ライヴ、モノラル
BOMBCL-033-596
(1CD)
ロシアの名演奏家 Vol.6 アンドレイ・ガヴリーロフ
バッハ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調 BWV1054
ピアノ協奏曲第5番ヘ長調 BWV1056
ピアノ協奏曲第1番ニ短調 BWV1052
アンドレイ・ガヴリーロフ(P)
ユーリー・ニコラエフスキー(指)室内O

録音:ライヴ、モノラル
BOMBCL-033-596/2
(1CD)
ロシアの名演奏家 Vol.7 アンドレイ・ガヴリーロフ
バッハ:ピアノ協奏曲第7番ト短調 BWV1058*
ショパン:12の練習曲 Op.10
 バラード第1番ト短調 Op.23
アンドレイ・ガヴリーロフ(P)
ユーリー・ニコラエフスキー(指)室内O

録音:ライヴ、モノラル
BOMBCL-033-597
(1CD)
ロシアの名演奏家 Vol.8 ヤコフ・フリエール
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第17番「テンペスト」
ショパン:舟歌 嬰ヘ長調 Op.60
 夜想曲変ホ長調 Op.9-2
 夜想曲ハ短調 Op.48-1
 ワルツ変ニ長調 Op.64-1
リスト:ピアノ協奏曲第2番*
ヤコフ・フリエール(P)
マクシム・ショスタコーヴィチ(指)
モスクワRSO*

録音:ライヴ、モノラル
BOMBCL-033-598
(1CD)
ロシアの名演奏家 Vol.9 ダニール・シャフラン
チャイコフスキー:感傷的なワルツ
ラフマニノフ:ヴォカリーズ
プロコフィエフ:バレエ「石の花」より ワルツ
ショパン:チェロ・ソナタ ト短調 Op.65
 ポロネーズ Op.3
シューマン:チェロ協奏曲イ短調 Op.129*
ダニール・シャフラン(Vc)
アントン・ギンズブルク(P)
アルヴィド・ヤンソンス(指)ソヴィエト国立SO*

録音:ライヴ、モノラル
BOMBCL-033-599(1CD)
ロシアの名演奏家 Vol.10 ダヴィド・オイストラフ
クライスラー:愛の悲しみ*
シューベルト:ワルツ=カプリス+
 アンダンティーノ#
バッハ:2つのヴァイオリンの為の協奏曲**
コレッリ:合奏協奏曲 Op.6-4++
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ##
ダヴィド・オイストラフ(Vn(++以外)、指(**/++))
不詳伴奏者(P)*
フリーダ・バウエル(P)+
スヴャトスラフ・リヒテル(P)#
イーゴリ・オイストラフ(Vn)**
モスクワ・フィルハーモニーPO(**/++)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指) モスクワPO##

録音:ライヴ、モノラル
BOMBCL-033-600
(1CD)
ロシアの名演奏家 Vol.11 ヴラディーミル・スピヴァコフ
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」*
グローリア+
マクヴァーラ・カスラシヴィリ(S)+
タマーラ・シニャフスカヤ(Ms)+
オルフェオン・ドノスティアラ(合唱+)
モスクワ・ヴィルトゥオーゾ室内O
ヴラディーミル・スピヴァコフ(Vn*、指)

録音:ライヴ、モノラル
BOMBCL-033-601
(1CD)
ロシアの名演奏家 Vol.12 ヴラディーミル・スピヴァコフ
ロディオン・シチェドリン(1932-):ユモレスク
ヨゼフ・シュトラウス:ルドルフスハイムの人々
J・シュトラウス:チック・タック・ポルカ
エドゥアルト・シュトラウス:休みなく 
J・シュトラウス:雷鳴と電光
ルロイ・アンダーソン:フィドル=ファドル
ビゼー(シチェドリン編):組曲「カルメン」
ヴラディーミル・スピヴァコフ(指)
モスクワ・ヴィルトゥオーゾ室内O

録音:ライヴ、モノラル
BOMBCL-033-657
(1CD)
ロシアの名演奏家 Vol.13 ヴラディーミル・スピヴァコフ
ヴィヴァルディ:弦楽合奏の為の協奏曲イ長調 RV158
 2つのヴァイオリンの為の協奏曲イ短 調 RV552*
 ヴァイオリン協奏曲ホ短調 RV278+
モーツァルト:オーボエ協奏曲ハ長調 K.314#
バッハ:管弦楽組曲第3番〜アリア
ボリス・ガルリンスキー(Vn)*
アレクセイ・ウトキン(Ob)#
モスクワ・ヴィルトゥオーゾ室内O
ヴラディーミル・スピヴァコフ(Vn(*/+)、指)

録音:ライヴ、モノラル
BOMBCL-033-657/2
(1CD)
ロシアの名演奏家 Vol.14 ヴラディーミル・スピヴァコフ
バッハ:ヴァイオリン協奏曲第2番イ短調 BWV1041*
モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラの為の協奏交響曲変ホ長調 K.364/320d+
アルビノーニ:アダージョ*
バッハ:管弦楽組曲第2番〜メヌエット,バディネリ#
ユーリー・バシュメト(Va)+
ヴァレンチン・ズヴェレフ(Fl)#
モスクワ・ヴィルトゥオーゾ室内O
ヴラディーミル・スピヴァコフ(Vn(*/+)、指)

録音:ライヴ、モノラル
BOMBCL-033-650
(1CD)
ロシアの名演奏家 Vol.15 スヴャトスラフ・リヒテル
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調 Op.2-1
ピアノ・ソナタ第7番ニ長調 Op.10-3
ピアノ・ソナタ第9番ホ長調 Op.14-1
ピアノ・ソナタ第12番変イ長調 Op.26
スヴャトスラフ・リヒテル(P)

録音:ライヴ、モノラル
BOMBCL-033-651
(1CD)
ロシアの名演奏家 Vol.16 スヴャトスラフ・リヒテル
シューベルト:ヴァイオリン・ソナタ.イ長調 Op.162 D.574*
シューマン:おとぎの絵本(ヴィオラとピアノの為の)Op.113+
ショパン:チェロ・ソナタ.ト長調 Op.65#
オレグ・カガン(Vn)*
ユーリー・バシュメト(Va)+
ナタリア・グートマン(Vc)#
スヴャトスラフ・リヒテル(P)

録音:ライヴ、モノラル
BOMBCL-033-658
(1CD)
シューマン:ウィーンの謝肉祭の道化芝居Op.26
ドビュッシー:前奏曲集第1巻〜野を渡る風
 前奏曲集第2巻〜オンディーヌ
ラフマニノフ:前奏曲嬰ト短調 Op.32-12
ハイドン:ピアノ・ソナタ第33番ハ短調 Hob.XVI:20
スヴャトスラフ・リヒテル(P)

録音:ライヴ、モノラル
BOMBCL-033-659
(1CD)
ロシアの名演奏家 Vol.18 スヴャトスラフ・リヒテル
バッハ:ピアノ協奏曲第6番ヘ長調 BWV1057*
モーツァルト:ピアノ協奏曲第18番変ロ長調 K.456+
ハイドン:ピアノ協奏曲ニ長調 Hob.XVII:11#
スヴャトスラフ・リヒテル(P)
マリーナ・ヴォロシツォヴァ、
コンスタンチン・ミハイロフ(Fl)+
ユーリー・ニコラエフスキー(指)モスクワ音楽院室内O*
キリル・コンドラシン(指)モスクワPO+
ユーリー・ツィリュク(指)ミンスク室内O#

録音:ライヴ、モノラル
BOMBCL-033-660
(1CD)
ロシアの名演奏家 Vol.19 グリゴリー・ソコロフ、ニコライ・ペトロフ
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調 Op.30*
ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ+
グリゴリー・ソコロフ(P)*
ドミートリー・キタエンコ(指)モスクワPO*
ニコライ・ペトロフ(P)+

録音:ライヴ、モノラル
BOMBCL-033-660/2
(1CD)
ロシアの名演奏家 Vol.20 ニコライ・ペトロフ、スタニスラフ・ブーニン
リスト:パガニーニによる超絶技巧練習曲集(1838)*
ショパン:ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 Op.58+
ニコライ・ペトロフ(P)*
スタニスラフ・ブーニン(P)+

録音:ライヴ、モノラル

カメラータ〜マスター・クォリティの高音質をCD感覚の操作性で
話題の音楽ソフト『ハイレゾオーディオ・ブルーレイディスク』発売
ディスクをセットしてボタンを押すだけ!
手軽に24bit/96kHz以上のハイレゾリューション音源を楽しめるブルーレイディスク
●CD感覚の操作性とシンプルなメニュー画面
●ブルーレイの情報量を活かした高音質(ハイ・ビット/ハイ・サンプリング)サウンド
●シンプルな曲目一覧のメニュー静止画のみを収録することで、映像信号による音声信号への影響を極力軽減
●サンプリング周波数96kHz、量子化ビット数24bit、リニアPCM、2ch STEREOを標準収録
(BD規格に準拠。192kHz/24bit収録ディスクも発売)
●すべてのブルーレイ・プレーヤーで再生可能
Next CDの本命、『ハイレゾオーディオ・ブルーレイディスク』!!
本来、マスター音源にはCDに収録されている「音」を遥かに凌ぐ高音質(ハイ・ビット/ハイ・サンプリング)サウンドが収録されています。これらの一部は、高音質音楽配信などですでにリリースされていますが、それらの高音質音源を楽しむには専門的な知識が必要で、一部のユーザーにしか認知されていませんでした。今回発売するブルーレイを使った音楽ソフト『ハイレゾオーディオ・ブルーレイディスク』は、CD感覚で高音質音源を楽しむことをコンセプトのひとつに掲げ、“誰もが手軽に楽しめるハイ・ビット/ハイ・サンプリング音源”を実現します。
必要なのはブルーレイディスクの再生環境だけ。まさに、Next CDと呼ぶに相応しい音楽ソフトです。
カメラータ
CMBDM-80001
(Bluray)
ハイレゾオーディオ・ブルーレイディスク
驚異のデュオ/ベルリン・フィルハーモニック・デュオ
ロッシーニ:チェロとコントラバスのためのデュオ ニ長調
L.クープラン:チェロとコントラバスのための協奏曲 ト長調
モーツァルト:チェロとコントラバスのためのソナタ 変ロ長調 K.292
バリエール:チェロとコントラバスのためのソナタ ホ長調
ベルリン・フィルハーモニック・デュオ
【イェルク・バウマン(Vc)
クラウス・シュトール(Cb)】

録音:1976年3月 ほか/ベルリン
ロッシーニの書いたチェロとコントラバスのデュオは、長く忘れられていた名曲で、イタリアのカンタービレの極致といえる美しい歌 に満ちた作品です。このことを世に認めさせたのが、ベルリン・フィルのチェロとコントラバスの名手、バウマンとシュトールの卓越し た演奏とその録音でした。録音会場は、ベルリンのテルデック・スタジオ。このスタジオは、元は東西に分かれる前のベルリンの中心 街ウンター・デン・リンデンからすぐ近くのところにあった木造の映画館。それを改造したため、床は木造で、コンクリートとは違った 暖かい音の反響が、当時のこのスタジオの特質でした。チェロとコントラバスの豊かな倍音を伴ったハーモニーをとらえたアナログ録 音は、ヨーロッパでも大好評を博しました。  埋もれた名曲に光を当て、優れた演奏と録音で話題となった名盤が、ブルーレイ・ディスクに登場! 録音会場で奏でられたその本来 のクォリティを、ブルーレイ・ディスクが鮮明に伝えます。カメラータ・レーベルの原点がここに在ります。(カメラータ)
カメラータ
CMBDM-80002
(Bluray)
ハイレゾオーディオ・ブルーレイディスク
2012年12月20日発売
ハイドン:交響曲 第101番ニ長調 Hob.T:101 「時計」
モーツァルト:弦楽のためのアダージョとフーガ ハ短調 K.546
シューベルト:交響曲第5番変ロ長調 D.485
ハンス・ペーター・オクセンホファー(指)
フィルハーモニック・アンサンブル・ウィーン“モーツァルティステン”


録音:2009年6月 ほか/ウィーン
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の精鋭を中心に結成された実力派アンサンブル、フィルハーモニック・アンサンブル・ウィー ン“モーツァルティステン”によるアルバム。ウィーンゆかりの作曲家、J. ハイドン、モーツァルト、シューベルトの作品を収録。 ウィーンの音楽芸術の伝統を守り、「オーストリア訛り」を継承しながら、あたかも作品がいま生まれ出たかのような溌剌とした演奏を 展開するこの団体ならではの名演が、ブルーレイ・ディスクとなりました。名曲の清新な魅力と聴く喜びをさらに高い鮮度で聴衆に伝 えます。(カメラータ)
カメラータ
CMBDM-80003
(Bluray)
ハイレゾオーディオ・ブルーレイディスク
2012年12月20日発売
コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ Op.8
リゲティ:無伴奏チェロ・ソナタ
H.ガル:無伴奏チェロ・ソナタ Op.109a
タマーシュ・ヴァルガ(Vc)

録音:2008年12月/ウィーン
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の首席チェロ奏者タマーシュ・ヴァルガによる無伴奏チェロ作品集。ヴァルガは、彼の故国ハ ンガリーを代表する作曲家ゾルタン・コダーイおよびジェルジー・リゲティと、近年再評価が進んでいるオーストリア生まれの作曲家 ハンス・ガルの無伴奏チェロ・ソナタを熱演。ヴァルガの豊かな感性と深い思考のもとでじっくり練られた演奏が、ブルーレイ・ディス クによって余すところなく聴き手に示され、大きな感動をもたらします。(カメラータ)


N響85周年記念シリーズ 第4弾

King International
KKC-2045(1CD)
若き日のマイスキー
ハイドン:チェロ 協奏曲第1番ハ長調Hob.VIIb-1*
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調 Op.104
バッハ:無伴奏チェロ組曲第5番〜サラバンド
ミッシャ・マイスキー(Vc)、
フェルディナント・ライトナー(指)*
オットマール・スウィトナー(指)
NHK響

録音:1986年5月14日*、1988年3月16日 NHKホール
“若きマイスキーがライトナーと共に築いた麗しのハイドン!”
まずは、ハイドンの何という素晴らしさ!マイスキーのチェロはもぎたての果実のようにフレッシュでありながら、若さに任せた感を与えず、強弱の振幅を抑制して、古典的な様式美の中に豊かな表現を結実。通奏低音を含めてライトナーが敷き詰めた典雅な雰囲気と見事な協調を図った賜物でしょう。終楽章はエッジを立てたスポーティな演奏が多いですが、ここではテンポは快速ながら歌心を絶やさず、しっとりとした余韻すら残すのです。
ドヴォルザークは、一層表現が大きくなりますが、こちらも濃厚でありながら繊細なフレージングが心を捉えます。第1楽章第2主題など、実にリリカル。終楽章は、スウィトナーを尻目に物凄い気迫で迫り続けますが決して空回りせず、気品も確保。郷愁の限りを尽くします。【湧々堂】

King International
KKC-2056(1CD)
デュトワ/N響常任指揮者就任記念コンサート
ラヴェル:道化師の朝の歌
ベルリオーズ:幻想交響曲
シャルル・デュトワ(指)NHK響

録音:1996年12月21日 NHKホール
デュトワがN響が初共演を果たしてから既に約9年を経過しているので、この時点で既ににデュトワならではのクリアで絶妙なバランスを誇るアンサンブルを確立していたことがわかります。 
2曲ともデュトワの十八番だけに、どこをとっても確信と安定感に満ちたニュアンス。一切デフォルメのないアプローチはややもすると模範解答的な演奏に陥りがちですが、デュトワは「ツボを絶対に外さない」安心感を聴き手に与えた上で、ただただ音楽の素晴らしさを味わい尽くす方向へと自然に誘い、確実な手応えに到達することを改めて実感できます。終楽章の最後の追い込みで、金管の細かい音型を取りこぼしなく吹かし尽くし、最後の一音まで高潔さ確保していますが、その背後には団員の尋常でない緊張感もあったことでしょう。その緊張も含めた濁りのない響きの飛翔!これ真の巨匠芸です。【湧々堂】

King International
KKC-2060(2CD)
プレヴィンのモーツァルト
歌劇「フィガロの結婚」序曲
ピアノ協奏曲第24番ハ短調 K.491
交響曲第39番変ホ長調K.543
アイネ・クライネ・ナハトムジークK.525*
交響曲第40番ト短調 K.550*
交響曲第38番ニ長調「プラハ」#
アンドレ・プレヴィン(P,指)NHK響

録音:1998年5月9日、1995年10月19日*、1999年5月28日# NHKホール
現役指揮者中の最巨匠として絶大な人気を誇るプレヴィン、NHK交響楽団との共演によるモーツァルト集が待望のリリースとなります。自身が独奏も務 めるピアノ協奏曲第24番はまさに珠玉の名演。少しも力むことなく、自然にモーツァルトの愉悦感を醸し出しています。「アイネ・クライネ・ナハトムジー ク」はウィーン・フィルを想わせる優雅さに満ち、3篇の交響曲もプレヴィンならではの優しい音楽性が滲み出ています。プレヴィンとNHK交響楽団の演 奏における最高の精華はモーツァルトで聴ける、というファンも多い、世にも美しく癒しに満ちたアルバムです。※アーティスト・ロイヤリティの関係で、他のタイトルよりも値段が高く設定されています。 (Ki)

期間限定発売!! "タクトゥス・スーパー・セレクション"
その圧倒的な質と量によって、「イタリア音楽の宝庫」として世界に君臨するクラシック・レーベル"Tactus(タクトゥス)"。中世から近現代までの幅広いイタリア音楽をカバーし、イタリアの名手や優れた若手演奏家による個性的なアルバムが目白押し。この"スーパー・セレクション"では、500タイトルに及ぶカタログのなかから、特に最高のアルバム20タイトルを厳選。
2012年12月14日(金)出荷分までの期間限定発売となります。但し、限定盤につきレーベル在庫完売となり次第、取り扱い終了となります。
Tactus
TCSS-001(1CD)
パドヴァーノ&スペリンディオ〜オルガン作品全集
アンニーバレ・パドヴァーノ(1527−1575):第6旋法によるトッカータ
 第6旋法によるリチェルカーレ
 第1旋法によるトッカータ
 第12旋法によるリチェルカーレ
 第8旋法によるトッカータ
ベルトルド・スペリンディオ(ca.1535−1570): トッカータ第2番
 第1旋法によるリチェルカーレ
 フランス風カンツォン(Un gai berger)
 フランス風カンツォン
 第6旋法によるリチェルカーレ
 フランス風カンツォン(Hor vienza vien)
 フランス風カンツォン(Petit fleur)
 第3旋法によるリチェルカーレ
 フランス風カンツォン(Frais et gagliard)
 トッカータ第1番
マルコ・ギロッティ(Org)
「1553年に27歳という若さでヴェネツィアのサン・マルコ寺院のオルガニストに抜擢されたアンニーバレ・パドヴァーノと、その前年の1552年にパドヴァ大聖堂のオルガニストに就任したベルトルド・スペリンディオという16世紀イタリアの天才オルガニストたちのオルガン作品集を網羅。 フランチェスコ・ザニン2003年製のオルガンによる演奏によって、16世紀イタリアンの知られざる名曲をマルコ・ギロッティにより奏でられます。
Tactus
TCSS-002(1CD)
ラウラ・ペペラーラへのマドリガーレ
ルッツァスコ・ルッツァスキ(1545−1607):香しい手袋を取り
ジャケス・デ・ヴェルト(1535−1596):愛しいわが生命よ
ロドヴィコ・アゴスティーニ(1534−1590):香しい手袋を取り
ジャケス・デ・ヴェルト:愛しいわが生命よ(チェンバロ演奏)
ロドヴィコ・アゴスティーニ:あなたの歌により
ルッツァスコ・ルッツァスキ:やさしいそよ風に秘められた歌
 愛の鋭い矢 / トッカータ
 わが人の心,我々の愛が終わってしまうのなら
 嘆かないでわが心よ
 おお春よ,とし若き季節よ
 ああ,すぐに来てください,愛しい人
パオロ・ヴィルキ(1551−1610):やさしくそよぐそよ風
 泉よ,川よ,そよ風よ
 もし太陽と星のみを見るなら
ロドヴィコ・アゴスティーニ:優しい調べのなかに
 ああ,心を奪うこの歌は
 うれしげに小鳥はさえずる
フレスコバルディ(1583−1643):トッカータ第9番
コンチェルト・セグレート
イタリアの詩人タッソーには"年若き巡礼者"、"第2の炎"と表現され、その神々しき歌声でマントヴァを訪れた君主アルフォンソ2世の心を動かし、フェラーラ宮廷における女流奏者のみのアンサンブルに歌い手として迎え入れられたラウラ・ペペラーラ。 これは、アルフォンソ2世の宮廷で誕生した史上初(と言われる)女流奏者のみのアンサンブル"コンチェルト・デッレ・ダーメ"のため、そしてラウラ・ペペラーラのためにタッソーやオルシーナといった詩人、ルッツァスキ、ヴェルト、ヴィルキといった音楽家たちによって作詞、作曲された「マドリガーレ」を集め、当時の"コンチェルト・デッレ・ダーメ"の演奏、存在を再現させた画期的かつ斬新な録音です。 日本人ソプラノ歌手の神谷美穂や、日本を代表するカウンタテナー、彌勒忠史もメンバーに名を連ねているコンチェルト・セグレートは、ルッツァスキ没後400周年の2007年に結成されたイタリアのアンサンブル。 "1500年代後半のマドリガーレ"や"コンチェルト・デッレ・ダーメ"の演奏、研究を行い続けてきたコンチェルト・セグレートが、16世紀のフェラーラ宮廷で開催されていた貴族たちのための特別で美しきコンサートを鮮明に再現してくれます ――。
Tactus
TCSS-003(1CD)
グイド・レーニの時代の音楽
フレスコバルディ:スピネッタとヴァイオリンのためのトッカータ
カンツォーナ第3番「ラ・ルッケジーナ」
パレストリーナ:「ああ、私は傷つき」に基づくロニョーニによるディミニューション
ビアージョ・マリーニ(1594−1663): ロマネスカ
パレストリーナ:「草原と丘」に基づくセルマによるディミニューション
「私の髪のように」に基づくバッサーニによるディミニューション
バルトロメオ・デ・セルマ(1580−1638):カンツォン
チプリアーノ・デ・ローレ(1515−1565):「別れの時には」に基づくロニョーニによるディミニューション
ダリオ・カステッロ(1590−1658):ソナタ第1番
ミケランジェロ・ロッシ(1601−1656) トッカータ第7番
バルトロメオ・モンタルバーノ(1598−1651) シンフォニア第4番
ダリオ・カステッロ:ソナタ第2番
マルティーノ・ペセンティ(1600−1648):ガリアルダ第2番
エンリコ・ガッティ(Vn&音楽監督)
アンサンブル・アウローラ
イタリアに降り立ったバロック・ヴァイオリンの神様、エンリコ・ガッティのタクトゥス(Tactus)時代を代表する名盤「グイド・レーニの時代の音楽」。 ラファエロの再来と称され、ゲーテが「神の如き天才」と讃えたイタリア・バロック、ボローニャ派の名画家グイド・レーニ(1575−1642)が生きた時代に作曲されたイタリアのヴァイオリン音楽集。 それはアルカンジェロ・コレッリが登場する以前のイタリアにおけるヴァイオリン音楽の変遷、発展を刻印したエンリコ・ガッティとアンサンブル・アウローラの至高の名演である。ジャケット・デザインにはグイド・レーニ1626年の作品「聖母戴冠」が用いられています。
Tactus
TCSS-004(1CD)
モンテヴェルディ:タッソのテキストによるマドリガーレ集
マドリガーレ集第2巻(1590)より
女よ、私が帰ると私の思いは/愛の神が狩りに行った時 /私のクローリは優しくまどろんでいた/まだ陽は昇っていなかった/そして女は嘆息しながら言った/マドリガーレ集第1巻(1587)より/私は燃えている/燃えようが冷めようが/いとしい気持ちで

マドリガーレ集第3巻(1592)より
苦悩の日々を生きよう /愛する人の遺骸はどこへ/あなたのもとへ行くだろう

マドリガーレ集第2巻(1590)より
浜辺の花 /不実な恋人よもし私から去るならば/最も甘い絆よ/恋人の燃える瞳をじっと見つめていた時に

マドリガーレ集第3巻(1592)より
去れ、むごき者/ そこで血にまみれ/彼女が正気づいて

マドリガーレ集第4巻(1603)より
嘆きと溜め息
リナルド・アレッサンドリーニ(指)
コンチェルト・イタリアーノ
1984年にリナルド・アレッサンドリーニを主宰者として結成され、イタリアの古楽再興に大いなる功績を残してきたコンチェルト・イタリアーノ。 イタリアのタクトゥス(Tactus)にレコーディングされたモンテヴェルディは、イタリア・バロック最大の詩人トルクァート・タッソ(1544−1595)の詩を題材としたマドリガーレ集。 古典イタリア語に熟達した精鋭たちがまろやかなハーモニーで歌うモンテヴェルディには、まるで音楽劇のような説得力と存在感があります。 ちなみに録音当時のメンバーには、ラ・ヴェネクシアーナのリーダー、クラウディオ・カヴィーナも名を連ねています。
Tactus
TCSS-005(12CD)
フレスコバルディ:鍵盤作品全集 フランチェスコ・タシーニ(Org)、
セルジオ・ヴァルトロ(Cemb&Org)、
ロベルト・ロレジャン(Cemb)
1986年、セラフィーノ・ロッシによってボローニャで創設されたイタリアのレーベル、タクトゥス(Tactus)。この世界初となる『フレスコバルディの鍵盤作品全集』は、これまでに500タイトル以上の録音を全世界に向けて送り出すなど、創設から現在までイタリア音楽に情熱を注ぎ続けてきたタクトゥスのレーベル史上最大級となるスペシャル・リリース! イタリアの初期バロックを代表する作曲家であり、同世代のモンテヴェルディが"声楽"ならば、フレスコバルディが大きく発展させたジャンルは"鍵盤音楽"。このBOXセットには、出版されている鍵盤作品全てが網羅されており、"イタリアのレーベル"&"イタリアのアーティスト"という全集完成に相応しい環境と演奏で大バッハを魅了した音楽が鳴り響きます。
Tactus
TCSS-006(1CD)
ストロッツィ(1619−1677):独唱のためのアリエッタ集 Op.6(1657) 彌勒忠史(C.T)、
シルヴィア・ランバルディ(Cemb)

※世界初録音
イタリアを拠点に声楽家、演出家、作曲家、教育者として多才な才能を発揮する日本が誇るワールドクラスのカウンターテナー、彌勒忠史。バッサーニの「シレーヌたちのハーモニー」(TCSS-007)以来となる新録音は、17世紀イタリアの女流作曲家バルバラ・ストロッツィ! 養父(実父説もある)の詩人、台本作家ジュリオ・ストロッツィから"選ばれた娘"と称され、神聖ローマ皇帝フェルディナント2世から支援を受けていたとされている。モンテヴェルディ、師であるカヴァッリから受け継いだ様式、声楽家としての視点が反映された自由で抒情的な表現が見られる「アリエッタ集」は、ストロッツィが自立した女流作曲家であったことの確実な証しです。
Tactus
TCSS-007(1CD)
ジョヴァンニ・バッティスタ・バッサーニ(ca.1650−1716):シレーヌたちのハーモニー
つれない女との別離に
ラウラという名の美しい女性に恋する心に寄せる喜ばしい希望
アドニスの亡骸に涙するヴィーナス
ソナタ ニ長調
アルミーダの涙
愛しいひととの別離
貧しさに絶望している恋人
彌勒忠史(C.T)
シルヴィア・ランバルディ(Cemb)、
ヴァレリア・モンタナーリ(Cemb)
イタリアのパドヴァで生まれたバッサーニは、アレッサンドロU世の宮廷楽長、アカデミア・デラ・モルテの楽長を歴任。1687年にはフェラーラ大聖堂の楽長へと就任し、その功績から「フェラーラのバッサーニ」と呼ばれるなど17世紀のイタリア音楽に多大な影響を残した音楽家である。ここで歌われているソプラノのための6曲のカンタータには愛を主題とした詩が用いられており、哀愁を帯びた美しき旋律が心に直接響いてくる。またブックレットには彌勒忠史自身の翻訳による3ページの日本語解説が封入されており、バッサーニのカンタータについての詳細が日本語で読めるのも嬉しい。 イタリアを拠点として世界規模での活躍を続けるカウンターテナー、彌勒忠史。豊かな表情と透明感にあふれる彌勒忠史の歌声は、聴き手に深い感動と新たな発見を与えてくれます。
Tactus
TCSS-008(1CD)
ヴィヴァルディ:チェンバロ用に編曲された協奏曲集
ヴィヴァルディ(編曲者不詳):協奏曲「ラ・ストラヴァガンツァ」ニ短調(ヴァイオリン協奏曲集「ラ・ストラヴァガンツァ」〜ト短調 Op.4 No.6)、
ヴィヴァルディ(バッハ編):協奏曲ニ長調 BWV.972(合奏協奏曲集「調和の霊感」〜ニ長調 Op.3 No.9)
ヴィヴァルディ(編曲者不詳):協奏曲ヘ長調(合奏協奏曲集「調和の霊感」〜ヘ長調 Op.3 No.7)、
ヴィヴァルディ(バッハ編):協奏曲ト長調 BWV.973(ヴァイオリン協奏曲集〜ト長調 Op7 No.8)、
ヴィヴァルディ(編曲者不詳):協奏曲「ラ・ストラヴァガンツァ」変ロ長調(ヴァイオリン協奏曲「ラ・ストラヴァガンツァ」〜変ロ長調 Op.4 No.1)、
ヴィヴァルディ(バッハ編): 協奏曲ハ長調 BWV.976(合奏協奏曲集「調和の霊感」〜ヘ長調 Op.3 No.12)、
ヴィヴァルディ(編曲者不詳):協奏曲イ長調(合奏協奏曲集「調和の霊感」〜ヘ長調 Op.3 No.5)、
ヴィヴァルディ(バッハ編):協奏曲ヘ長調 BWV.978(合奏協奏曲集「調和の霊感」〜ヘ長調 Op.3 No.3)
ロベルト・ロレジャン(Cemb)
ロレジャンの超絶技巧で生まれ変わる、名曲「ラ・ストラヴァガンツァ」&「調和の霊感」!
Tactus
TCSS-009(1CD)
ヴィヴァルディ:鍵盤楽器のための稀少作品集
ヴィヴァルディ:協奏曲ヘ長調 RV.584
協奏曲ニ短調 RV.541より 第2楽章
協奏曲ヘ長調 RV.775(アンメット補完)
協奏曲ハ長調 RV.774(アンメット補完)
バッハ:協奏曲第8番ロ短調 BWV.979
ヴィヴァルディ:シンフォニア イ長調 RV.Anh.85(原曲:ヴィヴァルディ RV.Anh.10)/
ヨハン・ゴットフリート・ヴァルター(1684−1748):協奏曲ロ短調 RV.275(原曲:ヴィヴァルディ RV.275)
ヴィヴァルディ:協奏曲ハ短調 RV.766
協奏曲ト長調 Op.3-3、RV.310
協奏曲ハ長調 RV.Anh.76〜第2楽章(タルボット補完)
ラルゴとアンダンテ RV.746
協奏曲ヘ長調 RV.767
ファブリツィオ・アンメット(Vn&ディレクター)、
スポレート・オルフェオ・アンサンブル
未完に終わった楽曲を含むヴィヴァルディ“自身”による作品と、ヴィヴァルディの作品を題材として“後に”生まれた作品の2つをテーマとした世界初録音を含む稀少作品集。 未完成の作品である「RV.775」、「RV.774」、「RV.Anh.76」の補筆完成版や、トレッリのヴァイオリン協奏曲が原曲という説が有力なバッハの「協奏曲第8番ロ短調BWV.979」では、敢えてヴィヴァルディの「RV.Anh.10」が原曲という説を取り入れるなどプログラム構成も非常に興味深い。 この力作を演奏するスポレート・オルフェオ・アンサンブルは、ペルージャ出身のバロック・ヴァイオリン奏者ファブリツィオ・アンメットがディレクターとして率いるピリオド・アンサンブル。1988年の結成以来、歴史に埋もれた作品や曰く付きの作品などを積極的に取り上げてるなど、その取り組みへの注目度はかなり高い。
Tactus
TCSS-010(1CD)
D・スカルラッティ:カンタータ・ダ・カメラ第1巻
カンタータT
おおニーチェ、わたしに何を、カンタータU
もしおまえが忠実にわたしを愛するなら、カンタータV
わたしがいいたいのは、カンタータX
天よ、これはいかなこと
ラヴィニア・ベルトッティ(S)
ダニエル・ボッカチオ(指、Cemb)、
アンサンブル・セイント・イタリアーノ

世界初録音
Tactus
TCSS-011(1CD)
D・スカルラッティ:カンタータ・ダ・カメラ第2巻(世界初録音)
カンタータW
せめて時には眠りのうちに、カンタータY
泣きたまえ、苦しみに満ちたひとみよ、
カンタータZ
血の色に染め、
カンタータ[
偽りの言葉
ラヴィニア・ベルットティ(S)、
ダニエル・ボッカチオ(指、Cemb)
アンサンブル・セイント・イタリアーノ
鍵盤楽器のためのソナタを多く作曲したドメニコ・スカルラッティであるが、宗教曲、声楽の分野においても重要な作品を数多く残している。カンタータについては少なくとも60曲以上を書いたとされているが真実性は疑わしいものもあります。スカルラッティのカンタータというと通常アレッサンドロ・スカルラッティの作品がイメージされるだけにこの録音は貴重です。こういったレパートリーを録音するとはさすがイタリア・レーベルだ。 セイセント・イタリアーノはダニエル・ボッカチオによって1999年に創設されたピリオド楽器によるアンサンブル。
 17世紀から18世紀のイタリア音楽を主なレパートリーにしているこのアンサンブルのメンバーはそれぞれヨーロッパの有名な音楽学校で音楽を学んでおり、アーリー・ミュージックのスペシャリストたちです。
Tactus
TCSS-012(1CD)
C・P・E・バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ集
ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ ニ長調 Wq.137
ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ ハ長調 Wq.136
ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ ト短調 Wq.88
パオロ・パンドルフォ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
リナルド・アレッサンドリーニ(Cemb)
数々の古楽革命を巻き起こし続けてきたヴィオラ・ダ・ガンバの鬼才パオロ・パンドルフォが、リナルド・アレッサンドリーニとのデュオで1980年代末に生み出したC.P.E.バッハの「ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ集」。 パンドルフォの圧倒的な技巧、アレッサンドリーニの流麗なチェンバロが、才気渙発たるC.P.E.バッハのヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタを繰り広げます。
Tactus
TCSS-013(1CD)
ボッケリーニ:フォルテピアノ、ヴァイオリンとチェロのための6つのソナタ
ソナタ第1番ー第6番
ガリマティアス・ムジクム
ラウラ・アルヴィーニ(フォルテピアノ)
エンリコ・ガッティ(バロックVn)
ロベルト・ジーニ(Vc)
"フォルテピアノ"のラウラ・アルヴィーニ、"ヴァイオリン"のエンリコ・ガッティ、"チェロ"のロベルト・ジーニ。 イタリア古楽界の3巨頭と言っても過言ではない3人の名手たちのアンサンブル、ガリマティアス・ムジクムが奏でるイタリアの室内楽王"ボッケリーニのソナタ集。 お互いの活かし方を完全に心得た名手たちの典雅で愉悦をもたらすボッケリーニは、2005年に他界したラウラ・アルヴィーニの遺産です。
Tactus
TCSS-014(1CD)
ボッケリーニ:6つの弦楽四重奏曲Op.26(2台フォルテピアノ版/世界初録音) アンナ・クレメンテ(フォルテピアノ/ヨハン・シャンツc.1810−1815)
スザンナ・ピオランティ(フォルテピアノ/ヨハン・シャンツc.1800)
18世紀イタリアの室内楽王ボッケリーニがスペイン時代の1778年に作曲した代表作、「6つの四重奏曲Op.26」の"世界初録音"となる2台のフォルテピアノ編曲版! ドイツ、ドレスデンのザクセン州立図書館に写本の形で所蔵されている2台のフォルテピアノ(Cemb)版。編曲者は不明とされていますが、その楽譜の存在は「ピアノ四重奏曲」にも編曲された「Op.26」の音楽的価値の高さを物語っています。イタリアの女流デュオが弾く楽器は、それぞれがウィーンの名工ヨハン・シャンツが製作したオリジナルのフォルテピアノ!ウィーンの銘器が奏でるボッケリーニの「Op.26」の知られざる姿。優美で躍動感あふれる演奏に感嘆します。
Tactus
TCSS-015(1CD)
ロッシーニ:オルガン4手連弾によるロッシーニの序曲集
歌劇 「どろぼうかささぎ」序曲
歌劇 「セビリャの理髪師」序曲
歌劇 「セミラーミデ」序曲
歌劇 「タンクレディ」序曲
歌劇 「アルジェのイタリア女」序曲
歌劇 「ウィリアム・テル」序曲
ジュリアーナ・マッカローニ(Org)、
フェデリカ・イアンネッラ(Org)
19世紀イタリアが生んだ不動の名作ロッシーニの序曲集をオルガンで、しかも4手連弾で弾いてしまうという仰天の演奏が登場!ここでは原曲のオーケストラ版を単純にコピーするのではなく、スコアをオルガンの特性を活かした形に再構成。カラフルでゴージャスなサウンド、軽快なリズム、壮大なスケール、シンバルの音・・・。オルガン4手連弾が繰り広げるロッシーニの「序曲集」の演奏は、まるでこれが原曲なのではないかと思えてしまうほど。ジュリアーナ・マッカローニとフェデリカ・イアネラは、イタリアのセニッガリア国際オルガン音楽祭やペーザロの国際オルガン音楽祭の芸術監督を務める凄腕の女流オルガニスト・コンビ。ロッシーニ存命当時に製作された1821年フラテッリ・セラッシ製の歴史的オルガンが奏でる「序曲集」。
Tactus
TCSS-016(1CD)
カミッロ・シヴォリ(1815−1894):ヴァイオリンとピアノのための作品集
タランテラ Op.21/夢
フィオーリ・ディ・ナポリ Op.22
変奏曲 Op.2
2つのロマンスOp.23
「ランメルモールのルチア」の主題による序奏と華麗な変奏曲
マウロ・トルトレッリ(Vn)、
アンジェラ・メルーソ(P)
イタリアが生んだヴァイオリンのヴィルトゥオーゾ、ニコロ・パガニーニに唯一弟子入りを認められた音楽家、カミッロ・シヴォリのヴァイオリン作品集。童と称えられた才能、師匠譲りの超絶技巧、ヴァイオリン・コレクターとしての一面。"パガニネット(小さなパガニーニ)"と呼ばれた天才の"音楽"に再びスポットライトがあたります。 フランコ・グッリとボリス・ベルキンの高弟、マウロ・トルトレッリの熱演にも要注目です!
Tactus
TCSS-017(1CD)
トスカニーニ、パルマのマエストロ〜声楽とピアノのための歌曲集
ジョヴァンニ・ボッテジーニ(1821−1889):私たちの歌**
ジゥースト・ダッチ(1840−1915):苦しみがこだまし***
 あなたの微笑み**
 ラ・トラディタ・モレンテ*
グスターヴォ・カンパニーニ(1879−1962):私を愛して***
あなたは今はいない***
アルトゥーロ・トスカニーニ(1867−1957)恋人の最期の願い*私はやきもち屋*
 生垣の花***/悲嘆**/ノイローゼ*
 ミニョンの歌***/愛している*
 秋*/子守歌(ピアノのための)
イルデブランド・ピツェッティ(1880−1968):羊飼いたち**
 3つのペトラルカのソネット**
シモーナ・チアンキ(S)*、
ユウコ・ムラカミ(S)**
ドゼナナ・ムスタフィチ(S)***、
ラファエレ・コルテシ(P)
イタリアのパルマが生んだ巨匠、アルトゥーロ・トスカニーニの"指揮者"としてではなく"作曲家"しかも"歌曲"にスポットライトをあてたタクトゥスならではの個性豊かなイタリア歌曲集。 故郷のパルマ音楽院では作曲を専攻していましたが、ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」に魅せられチェロ科に転身してしまったトスカニーニ。作曲家を志した若き日のトスカニーニが書いた歌曲は、後年のスタイルを暗示しているかのような熱情的な作風が特徴的である。トスカニーニだけでなく「皇紀2600年奉祝曲」の作曲家ピツェッティ、「コントラバス協奏曲」のボッテジーニの歌曲もかなり興味深い。イタリア音楽ファンのライブラリーをさらに充実させてくれる歌曲集の登場です。
Tactus
TCSS-018(1CD)
ジョヴァンニ・ズガンバーティ(1841−1914):ピアノ作品全集 Vol.6
交響曲第1番ニ長調 Op.16(4手連弾版)管弦楽のための葬送行進曲(作曲者による4連弾編曲版/世界初録音)
リスト:交響詩「理想」 S.106(ズガンバーティ編曲による4手連弾版)
フランチェスコ・カラミエロ(P)、
フランチェスコ・リベッタ(P)
コアなファンから高い支持を得ているリストの愛弟子、ジョヴァンニ・ズガンバーティのピアノ作品全集第6巻では、4手連弾のためのアレンジ作品を収録。 師であるリストが見抜いたズガンバーティの才能は、19世紀イタリアの鍵盤音楽の隆盛に影響を及ぼすなど大きな役割を果たしている。ズガンバーティのアレンジによる師匠リストの交響詩も聴き物。 ズガンバーティのピアノ作品集で継続的に演奏を務めるイタリアのピアニスト、フランチェスコ・カラミエロ。使用ピアノはファツィオーリのモデルF278!
Tactus
TCSS-019(1CD)
アルフォンソ・レンダーノ(1853−1931):ピアノ作品集
舟歌 /スラヴ舞曲/悲しきワルツ
夜想曲変イ長調/夜想曲ホ長調
即興曲/マズルカ.ヘ短調
葬送行進曲/風変わりなセレナータ
デュエッティーノ/幽霊のガヴォット
フォレッティのガヴォット
ステファーノ・セヴェリーニ(P/ファツィオーリF278)
ピアノの第3ペダル、レンダーノ・ペダルの考案者、アルフォンソ・レンダーノのピアノ作品集。ナポリ音楽院在籍がわずか6か月で終わってしまったレンダーノだが、1866年のタールベルク師事をきっかけにピアニストとしての道を本格再開。パリ、ロンドン、ライプツィヒでもピアノを学び、19世紀イタリアの器楽音楽の復興に尽力した音楽家の1人です。
Tactus
TCSS-020(1CD)
ニーノ・ロータ(1911−1979):フルート作品集
5つのやさしい小品 /エレジ
アレグロ・ヴェローチェ
フルート・ソナタ
2本のフルートのための 「3つの小品」*
映画音楽のテーマによる幻想曲
ロベルト・ファブリチアーニ(Fl)
マッシミリアーノ・ダメリーニ(P)、
ルイゼラ・ボッテオン(Fl)*
『自身の本業はクラシックの作曲家であり、映画音楽は趣味にすぎない』と主張し続けた20世紀を代表する映画音楽の巨匠、ニーノ・ロータの生誕100周年記念として発売され、話題を呼んだアルバム。「ヴァイオリン・ソナタ」からフルート用に編曲された「フルート・ソナタ」、「ゴッドファーザー」や「山猫」、「道」など、往年の名映画のテーマがフルート作品へと生まれ変わった「幻想曲」など、プログラミングもユニーク。そしてフルート・ソロには、ハイパーバス・フルートまでを吹きこなすイタリアの鬼才ロベルト・ファブリチアーニを起用。

Spectrum Soundアナログ・コレクター・シリーズ Vol.1

Spectrum Sound
CDSMAC-001(1CD)
アナログ・コレクター・シリーズ Vol.1
バッハ:「おお人よ、汝の大いなる罪を嘆け」BWV622(チェロ&ピアノ版)
ハイドン:メヌエット/ウェーバー:ポロネーズ
アルベニス:マラゲーニャ
ニン:グラナディーナ/ショパン:ポロネーズ
フォーレ:エレジー/ラヴェル:ハバネラ
ドビュッシー:前奏曲
ストラヴィンスキー:ロシアの歌
ブロッホ:ニーグン
フランクール:ラルゴとアレグロ
ピエール・フルニエ(Vc)
ナウム・ワルター(P)

録音:1961年、モスクワ(モノラル)
使用原盤:Russian Melodiya D-08379 Blue label ED 2 Original LP
巨匠フルニエが1961年にモスクワで収録した貴重な録音を初CD化!バッハのオルガン小曲のチェロ編曲版やヴァイオリンでおなじみのブロッホのニー グンなど、フルニエの歌心に満ちた演奏を楽しめます。モノラルながら非常にリアルな復刻にも注目。 (Ki)

Spectrum Sound
CDSMAC-002(1CD)
アナログ・コレクター・シリーズ Vol.2
(1)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
(2)ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番「クロイツェル」
(1)レオニード・コーガン(Vn)
 キリル・コンドラシン(指)
 フィルハーモニアO
 録音:1959年、ロンドン(ステレオ)
 使用原盤:U.K EMI Columbia SAX 2307 Blue Silver label ED 1 STEREO Original LP

(2)ジョセフ・フックス(Vn)、
 アルトゥール・バルサム(P)
 録音:1952年、モノラル
 使用原盤:U.S.A Decca DL 9640 Gold Label ED 1 LP
ァイオリン曲の素晴らしい復刻が期待できるスペクトラム・サウンド。コレクター・シリーズ第2弾は、巨匠レオニード・コーガンのブラームスの協 奏曲とカップリングにフックスのクロイツェルです。コーガンは流石!と思わせるブラームスでコンドラシンとの息もぴったりです。現代のヴァイオリニスト にも通じる完璧なまでのテクニックと、コーガンでしか表現することのできない豊かなヴィブラートを堪能できます。またカップリングにはフックスのクロイ ツェルが納められております。温かみのあるふくよかな音色です。 (Ki)

Spectrum Sound
CDSMAC-003(1CD)
アナログ・コレクター・シリーズ Vol.3
(1)ファリャ:恋は魔術師〜スペイン舞曲、
グラナドス:インテルメッツォ、アンダルーサ
アルベニス:マラゲーニャ
カサド:愛の言葉、緑の悪魔の踊り

(2)ショパン:練習曲 「別れの曲」Op.10-3
グリーグ:ソルヴェーグの歌
ゴダール:子守歌
サン=サーンス:白鳥
(1)ヤーノシュ・シュタルケル(Vc)
 レオン・ポーマーズ(P)
 使用原盤:U.S.A Period SPL 584 'Round the world Spain' ED 1 LP
 録音:1950年代(モノラル)

(2)アンドレ・レヴィ(Vc)、アンドレ・コラール(P)
 録音:1950 年代(モノラル)
 使用音源:French Lumen LD 1-433A 45rpm Red black letter ED 1 MONO LP
シュタルケルのスペインの作曲家の小品集。通常ヴァイオリンで弾かれることの多いファリャの作品を朗々としたチェロの演奏で聴かせてくれます。カッ プリングは、レヴィです。演奏の別れの曲、ソルヴェーグの歌も聴き逃せません! (Ki)

Spectrum Sound
CDSMAC-004(1CD)
アナログ・コレクター・シリーズ Vol.4
(1)ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲(カデンツァ:ヨアヒム)

(2)ショスタコーヴィチ:4つの前奏曲
クライスラー:ウィーン奇想曲
ハチャトゥリヤン:アイシェの踊り
ヴュータン:ロンディーノ Op.32-2
プロコフィエフ:ロメオとジュリエット〜「仮面」
ブロッホ:ニーグン
グラズノフ:前奏曲〜ライモンダ
サラサーテ:バスク奇想曲
(1)レオニード・コーガン(Vn)、
 コンスタンティン・シルヴェストリ(指)
 パリ音楽院O
 録音:1959年11月、パリ(ステレオ)
 使用原盤:French EMI CVD 850 D ED 2 STEREO Original LP

((2)レオニード・コーガン(Vn)、
 アンドレイ・ミトニク(P)
 録音:1958年、アメリカ(モノラル)
 使用原盤:U.S.A RCA LM 2250 Shaded dog ED 1 LP
ーガン1959年の名演、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲です。ヨアヒムのカデンツァを披露しています。カップリングには1958年にアメリカで 収録したヴァイオリン小曲集が納められております。どれをとっても絶品の内容です。 (Ki)

Spectrum Sound
CDSMAC-005(1CD)
アナログ・コレクター・シリーズ Vol.5
(1)メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
ブルッフ:スコットランド幻想曲 Op.46

(2)シューベルト:ロンド.イ長調
ラヴェル:ツィガーヌ
(1)アルフレード・カンポーリ(Vn)、
 エイドリアン・ボールト(指)LSO
 録音:1958年5月6-8日、ロンドン(ステレオ)
 使用原盤:U.K LONDON (Same as U.K DECCA SXL 2026)、CS 6047 FFSS Grooved Pancake ED 0 STEREO LP

(2)エーリヒ・レーン(Vn)、
 ワルター・マーティン(指)ハンブルク・PO
 録音:1950年代(モノラル)
 使用原盤:German Telefunken TW 30032 Black gold Label ED 1 MONO LP
表情豊かに歌い上げるアルフレード・カンポーリのメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲とハンブルクの北ドイツ放送交響楽団の初代コンサート・マス ターでハンブルク弦楽四重奏団の第一ヴァイオリンのエーリヒ・マーティンのシューベルトのロンドとラヴェルのツィガーヌを収録。 (Ki)

Spectrum Sound
CDSMAC-006(1CD)
アナログ・コレクター・シリーズ Vol.6
(1)コレッリ:グラーヴェ
ヴィヴァルディ:シシリエンヌ
バッハ:サラバンド
ヴィヴァルディ:ラルゴ
シューベルト:悲しい歌
シューマン:トロイメライ
ラロ:ロシアの歌

(2)シューベルト:アルペッジョーネ・ソナタ
ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ.ニ短調
(1)ベルナルド・フォントネ(Vc)
 マリー=ルイーズ・ジロー(Org)
 録音:1961年(モノラル)
 使用原盤:French DEVA CEL 2 ED 1 MONO LP

(2)ダニール・シャフラン(Vc)、
 リディア・ペチェルスカヤ(P)
 録音:1960年、ニューヨーク(ステレオ)
 使用音源:U.K RCA Victrola (U.K Decca Pressing) VICS 1298 Plum Silver label ED 1 Stereo LP
フォントネのチェロとジローのオルガンによる小品集。のびやかなチェロの音が雄大なオルガンの響きと合っています。またカップリングはシャフラン演 奏のアルペジョーネとショスタコのチェロ・ソナタで瑞々しく歌いあげ、その美しい音色を聴くことができます。 (Ki)

グレン・グールド〜生誕80年&没後30年記念リリース!
全てのスタジオ録音をほぼ作曲家/作品/時代別に再構成し、お買い得価格で再発売!
●「グールド〜COLLECTION VOL.12」ブラームス・アルバムには、これまで日本でしかCD化されていなかった1959年録音の間奏曲イ長調が含まれています。
●「グールド〜COLLECTION VOL.19」は、グールドが1957年と1959年にザルツブルク、モスクワ、レニングラードで行った演奏のライヴ・レコーディングを集めた2枚組。
SONY
887-25411822(2CD)
グールド〜COLLECTION VOL.1
■DISC 1
ゴルトベルク変奏曲BWV988(録音:1955年/MONO)
平均律クラヴィーア曲集第2巻〜第14番嬰ヘ短調BWV883〜フーガ、
第9番ホ長調BWV878〜フーガ(1957年/MONO)
■DISC 2
ゴルトベルク変奏曲BWV988(1981年/デジタル録音)
グレン・グールド(P)
SONY
887-25411882(3CD)
グールド〜COLLECTION VOL.2
インヴェンションとシンフォニアBWV772〜801(録音:1964年)
トッカータ ニ長調BWV912/
トッカータ 嬰ヘ短調BWV910/
トッカータニ短調BWV913
トッカータハ短調BWV911/
トッカータト短調BWV915/
トッカータト長調BWV916/
トッカータホ短調BWV914(1963年、1976年、1979年)
グレン・グールド(P)
SONY
887-25411892(4CD)
グールド〜COLLECTION VOL.3
バッハ:イギリス組曲(全6曲)
第1番イ長調BWV806/第2番イ短調BWV807
第3番ト短調BWV808
第4番ヘ長調BWV809/第5番ホ短調BWV810
第6番ニ短調WWV811
フランス組曲(全6曲) (1972年、1973年)
第1番ニ短調BWV812/第2番ハ短調BWV813
第3番ロ短調BWV814/第4番変ホ長調BWV815
第5番ト長調BWV816/第6番ホ長調BWV817
フランス風序曲ロ短調BWV831(1971年、1973年)
グレン・グールド(P)
SONY
887-25412692(4CD)
グールド〜COLLECTION VOL.4
バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻(前奏曲とフーガ第1番BWV846〜第24番BWV869)
平均律クラヴィーア曲集第2巻(前奏曲とフーガ第1番BWV870〜第24番BWV893)
年)
グレン・グールド(P)

録音:1962年、1963年、1965年、1966年、1967年、1969年、1971年
SONY
887-25412772(4CD)
グールド〜COLLECTION VOL.5
バッハ:パルティータ(全6曲)(録音:1957年、1959年、1962年、1963年)
第1番変ロ長調BWV825/第2番ハ短調BWV826/
第3番イ短調BWV827/第4番ニ長調BWV828
第5番ト長調BWV829(MONO/ただし第1曲・第7曲はステレオ)
第6番ホ短調BWV830(MONO/ただし第1曲・第7曲はステレオ)
プレリュードとフーガイ短調BWV895
プレリュードとフゲッタニ短調BWV899
プレリュードとフゲッタホ短調BWV900
プレリュードト長調BWV902/1a
半音階幻想曲ニ短調BWV903/幻想曲(とフーガ)ハ短調BWV906/
幻想曲ト短調BWV917/幻想曲ハ短調BWV919/9つの小プレリュードより6曲
6つの小プレリュード(BWV933〜938)
イタリア協奏曲ヘ長調BWV971(1959年録音)
イタリア協奏曲ヘ長調BWV971(1981年デジタル録音)
協奏曲ニ短調(マルチェルロのオーボエ協奏曲による)BWV974
イタリア風アリアと変奏イ短調BWV989
フーガハ長調BWV952
フゲッタハ短調BWV961/フーガハ長調BWV953(録音:1959年、1971年、1979年、1980年、1981年)
フーガの技法BWV1080〜コントラプンクトゥス第1番〜第9番(オルガン:1962年)
グレン・グールド(P)
SONY
887-25412802(2CD)
グールド〜COLLECTION VOL.6
ピアノ協奏曲第1番ニ短調BWV1052(モノラル)
ピアノ協奏曲第2番ホ長調BWV1053
ピアノ協奏曲第3番ニ長調BWV1054
ピアノ協奏曲第4番イ長調BWV1055
ピアノ協奏曲第5番ヘ短調BWV1056
ピアノ協奏曲第7番ト短調BWV1058
グレン・グールド(P)
レナード・バーンスタイン(指)コロンビアSO(第1番)
ウラディミール・ゴルシュマン(指)コロンビアSO(第2番〜5番、第7番)

録音:1957年、1958年、1967年、1969年
SONY
887-25412822(2CD)
グールド〜COLLECTION VOL.7
バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのための6つのソナタBWV1014〜1019(録音:1975年、1976年)
第1番ロ短調BWV1014/第2番イ長調BWV1015/
第3番ホ長調BWV1016/第4番ハ短調BWV1017
第5番へ短調BWV1018/第6番ト長調BWV1019
ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのための3つのソナタBWV1027〜1028(録音:1973年、1974年)
第1番ト長調BWV1027/第2番ニ長調BWV1028/第3番ト短調BWV1029
グレン・グールド(P)
ハイメ・ラレード(Vn)
レナード・ローズ(Vc)
SONY
887-25412862(6CD)
グールド〜COLLECTION VOL.8
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集
第1番ヘ短調Op.2-1
第2番イ長調Op.2-2/第3番ハ長調Op.2-3
第5番ハ短調Op.10-1
第6番ヘ長調Op.10-2/第7番ニ長調Op.10-3
第12番変イ長調Op.26「葬送」
第8番ハ短調Op.13「悲愴」
第9番ホ長調Op.14-1/第10番ト長調Op.14-2
第13番変ホ長調Op.27-1
第14番嬰ハ短調Op.27-2「月光」
第15番ニ長調Op.28「田園」
第23番ヘ短調Op.57「熱情」
第16番ト長調Op.31-1
第17番ニ短調Op.31-2「テンペスト」
第18番変ホ長調Op.31-3
第30番ホ長調Op.109(モノラル)
第31番変イ長調Op.11(モノラル)
第32番ハ短調Op.111(MONO
グレン・グールド(P)
SONY
887-25412872(2CD)
グールド〜COLLECTION VOL.9
ベートーヴェン:創作主題による32の変奏曲ハ短調 WoO. 80
創作主題による6つの変奏曲ヘ長調 Op. 34/
エロイカの主題による15の変奏曲とフーガ変ホ長調Op. 35
7つのバガテル Op. 33
6つのバガテル Op. 126
ピアノ・ソナタ第24番嬰ヘ長調Op.78「テレーズ」
グレン・グールド(P)
SONY
887-25412882(3CD)
グールド〜COLLECTION VOL.10
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番
ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58*
ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.19**
ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37**
ピアノ協奏曲第5番「皇帝」#
グレン・グールド(P)
ヴラディーミル・ゴルシュマン(指)コロンビアSO*
レナード・バーンスタイン(指)NYO**
レナード・バーンスタイン(指)コロンビアSO
レオポルド・ストコフスキー(指)アメリカSO
SONY
887-25412892(2CD)
グールド〜COLLECTION VOL.11
ベートーヴェン&ワーグナー
ベートーヴェン(リスト編):交響曲第5番運命」
ベートーヴェン(リスト編):交響曲第6番田園」〜第1楽章
ワーグナー:ジークフリート牧歌(オリジナル編成による演奏)
ワーグナー(グールド編):楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕前奏曲
ワーグナー(グールド編):楽劇「神々の黄昏」〜「夜明けとジークフリートのラインへの旅」
ワーグナー(グールド編):ジークフリート牧歌
グレン・グールド(P)
グレン・グールド(指) トロントSO員
SONY
887-25412902(2CD)
グールド〜COLLECTION VOL.12
ブラームス:4つのバラード Op. 10/2つのラプソディ Op. 79
間奏曲集
変ホ長調Op.117-1/変ロ短調Op.117-2
嬰ハ短調作品Op.117-3/変ホ短調Op.118-6
ホ長調Op.116-4/イ短調Op.76-7
イ長調Op.76-6ロ短調Op.119-1/イ短調Op.118-1
イ長調Op.118-2(1960年録音)
間奏曲イ長調Op.118-2(1959年録音)
グレン・グールド(P)
SONY
887-25412932(2CD)
グールド〜COLLECTION VOL.13
ハイドン:ピアノ・ソナタ集
第42番ニ長調Hob.XVI:42
第48番ハ長調Hob.XVI:48
第49番変ホ長調Hob.XVI:49(1981年録音)
第50番ハ長調Hob.XVI:50
第51番変ホ長調Hob.XVI:51
第52番変ホ長調Hob.XVI:52
第49番変ホ長調Hob.XVI:49(1958年MONO録音)
グレン・グールド(P)
SONY
887-25413572(4CD)
グールド〜COLLECTION VOL.14
ハイドン:ピアノ・ソナタ第1番〜3番
トランペット・ソナタ
バス・チューバ・ソナタ
ホルン・ソナタ/アルト・ホルン・ソナタ
トロンボーン・ソナタ
歌曲集「マリアの生涯」
グレン・グールド(P)
ギルバート・ジョンソン(Tp)
エイブ・トーチンスキー(バスYub)
ホルン・ソナタ〜メーソン・ジョーンズ(Hrn)
アルト・ホルン・ソナタ〜メーソン・ジョーンズ(Hrn)
トロンボーン・ソナタ〜ヘンリー・チャールズ・スミス(Tb)
ソクソラーナ・ロスラック(S)
SONY
887-25413592(5CD)
グールド〜COLLECTION VOL.15
モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集&協奏曲
第1番ハ長調K.279/第2番ヘ長調K.280
第3番変ロ長調K.281
第4番変ホ長調K.282/第5番ト長調K.283
第6番ニ長調K.284
第7番ハ長調K.309/第8番イ短調K.310
第9番ニ長調K.311/第10番ハ長調K.330(1970年録音)
第11番イ長調K.331「トルコ行進曲付き」
第12番ヘ長調K.332/
第13番変ロ長調K.333/第14番ハ短調K.457
第15番ハ長調K.545/第16番変ロ長調K.570
第17番ニ長調K.576/第18番ヘ長調K.533+494
幻想曲ハ短調 K. 475/幻想曲ニ短調 K. 397
ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491
ピアノ・ソナタ第10番ハ長調K.330(1958年MONO録音)
幻想曲とフーガハ長調 K.394(モノラル)
グレン・グールド(P)
ロバート・クラフト(指)CBC響
SONY
887-25413642(4CD)
グールド〜COLLECTION VOL.16
シェーンベルク作品集
3つのピアノ曲 Op.11/ 5つのピアノ曲 Op.23
6つのピアノ小品 Op.19/ ピアノ組曲 Op. 25
2つのピアノ小品Op. 33a & b
ピアノ協奏曲 Op.42
ヴァイオリンとピアノのための幻想曲 Op.47
ナポレオン・ボナパルトに寄せる頌歌Op.41
2つの歌曲 Op.1/4つの歌曲 Op.2
歌曲集「架空庭園の書」Op.15
6つの歌曲Op.3/2つのバラード Op. 12
3つの歌曲 Op.48/2つの歌曲 Op. 14
2つの歌曲 Op. post/8つの歌曲 Op. 6
グレン・グールド(P)
ロバート・クラフト(指)CBCSO
イズラエル・ベイカー(Vn)
ジュリアードSQ、ジョン・ホートン(語り)
ドナルド・グラム(Bs-Br)、エレン・フォール(S)
ヘレン・ヴァンニ(Ms)、コーネウス・オプトフ(Br)
SONY
887-25413702(2CD)
グールド〜COLLECTION VOL.17
R・シュトラウス:オフィーリアの3つの歌Op.67
イノック・アーデン Op.38
ピアノ・ソナタ.ロ短調 Op. 5
5つのピアノ小品 Op. 3
グレン・グールド(P)
エリーザベト・シュヴァルツコップ(Sp) /
クロード・レインズ(朗読)
SONY
887-25413722(2CD)
グールド〜COLLECTION VOL.18
ルネサンス&バロック
バード:パヴァーヌとガイヤルド第1番
ギボンズ:幻想曲ハ長調、
 アルマンド(イタリア風グラウンド)
バード:ヒュー・アシュトンのグラウンド、
 パヴァーヌとガイヤルド第6番
ギボンズ:ソールズベリー爵のパヴァーヌとガイヤルド
バード:ヴォランタリー
ギボンズ:セリンジャーのラウンド
ヘンデル:組曲第1〜4番 HWV 426〜429(チェンバロ)
スカルラッティ:ソナタ.ニ長調K.430(L463)、
 ニ短調K.9(L413)、ト長調K.13(L486)/
C.P.E.バッハ:ヴュルテンベルク・ソナタ第1番イ短調 Wq. 49-1
グレン・グールド(P)

SONY
887-25413732(2CD)
グールド〜COLLECTION VOL.19
ライヴ
バッハ:ゴルトベルク変奏曲
 3声のシンフォニア*〜第5、14、11、10、15、7、6、12、13、3、4、8、9番
 ピアノ協奏曲第1番ニ短調 BWV1052**
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.19#
グレン・グールド(P)
ラディスラフ・スロヴァーク(指)
レニングラードPO

録音:1959年8月25日、ザルツブルクでのライヴ録音/MONO
1957年5月7日、モスクワでのライヴ録音/MONO*
1957年5月18日、 レニングラードでのライヴ録音/MONO**
1957年5月18日、 レニングラードでのライヴ録音/MONO#
SONY
887-25413742(4CD)
グールド〜COLLECTION VOL.20
スクリャービン:ピアノ・ソナタ第3番
 ピアノ・ソナタ第5番
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番
スクリャービン:2つの小品Op.5
グリーグ:ピアノ・ソナタ Op. 7
シベリウス:3つのソナチネ Op. 67、
 キュリッキ Op. 41
ベルク:ピアノ・ソナタ Op.1
クルシェネク:ピアノ・ソナタ第3番 Op.92-4
モラヴェッツ:幻想曲ニ短調
アンハルト:ファンタジア/
エテュ:ピアノのための変奏曲 Op.8
ペントランド:影法師
シューマン:ピアノ四重奏曲変ホ長調Op.47
ビゼー:半音階的変奏曲、ノクターン第1番
グレン・グールド(P)
ジュリアード四重奏団のメンバー

SONY
886-91961142
(38CD+6DVD)
バッハ・エディション集大成
■DISC 1
ゴルトベルク変奏曲BWV988
■DISC 2
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調作品19
バッハ:ピアノ協奏曲第1番
■DISC 3(モノラル録音
パルティータ第5番ト長調BWV829
平均律クラヴィーア曲集第2巻〜第14番嬰ヘ短調BWV883〜フーガ、第9番ホ長調BWV878〜フーガ・パルティータ第6番ホ短調BWV830
■DISC 4
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番ハ長調作品15
バッハ:ピアノ協奏曲第5番ヘ短調BWV1056
■DISC 5・イタリア協奏曲ヘ長調BWV971
パルティータ第1番変ロ長調BWV825
パルティータ第2番ハ短調BWV826
■DISC 6 ・フーガの技法BWV1080〜コントラプンクトゥス第1番〜第9番
■DISC 7
平均律クラヴィーア曲集第1巻Vol.1(前奏曲とフーガ第1番BWV846〜第8番BWV853)
■DISC 8
パルティータ第4番ニ長調BWV828
パルティータ第3番イ短調BWV827
トッカータ ホ短調BWV914
■DISC 9
・平均律クラヴィーア曲集第1巻Vol.2(前奏曲とフーガ第9番BWV854〜第16番BWV861)
■DISC 10
インヴェンションとシンフォニアBWV772〜801
■DISC 11
平均律クラヴィーア曲集第1巻Vol.3(前奏曲とフーガ第17番BWV862〜第24番BWV869)
■DISC 12
ピアノ協奏曲第3番ニ長調BWV1054
ピアノ協奏曲第5番ヘ短調BWV1056
ピアノ協奏曲第7番ト短調BWV1058
■DISC 13
平均律クラヴィーア曲集第2巻Vol.1(前奏曲とフーガ第1番BWV870〜第8番BWV877)
■DISC 14(疑似ステレオ)
ゴルトベルク変奏曲BWV988
■DISC 15
ピアノ協奏曲第2番ホ長調BWV1053
ピアノ協奏曲第4番イ長調BWV1055
■DISC 16
平均律クラヴィーア曲集第2巻Vol.2(前奏曲とフーガ第9番BWV878〜第16番BWV885)
■DISC 17
平均律クラヴィーア曲集第2巻Vol.3(前奏曲とフーガ第17番BWV886〜第24番BWV893)
■DISC 18
スローターハウス5 オリジナル・サウンドトラック
ピアノ協奏曲第5番ヘ短調BWV1056
ゴルトベルク変奏曲(1955年録音)〜第18変奏、第25変奏
ブランデンブルク協奏曲第4番〜第3楽章
ピアノ協奏曲第3番ニ長調BWV1054
■DISC 19
・フランス組曲第1番BWV812〜第4番BWV815
■DISC 20
フランス組曲第5番BWV816&第6番BWV817
フランス風序曲ロ短調BWV831
■DISC 21
ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのための3つのソナタBWV1027〜1029
■DISC 22、DISC 23
ヴァイオリンとチェンバロのための6つのソナタBWV1014〜1019
■DISC 24、DISC 25
イギリス組曲第1番BWV806〜第6番WWV811(全6曲)
■DISC 26
トッカータ第1集(ニ長調BWV912、嬰ヘ短調BWV910、ニ短調BWV913)
■DISC 27
トッカータ第2集(ハ短調BWV911、ト短調BWV915、ト長調BWV916、ホ短調BWV914)
■DISC 28
小プレリュードとフーガ集
6つの小プレリュード(BWV933〜938)
プレリュードとフゲッタニ短調BWV899
プレリュード.ト長調BWV901/1
プレリュード.ト長調BWV902/1a
フゲッタ.ト長調BWV902/2
9つの小プレリュード〜6曲
フーガ.ハ長調BWV952
フゲッタ.ハ短調BWV961
フーガ.ハ長調BWV953
プレリュードとフーガ.イ短調BWV895
プレリュードとフゲッタ.ホ短調BWV900
■DISC 29
リトルバッハブック〜ゴルトベルク変奏曲〜アリア(1955年録音)
6つの小プレリュード〜BWV933、BWV934
インヴェンションとシンフォニアBWV772〜801〜インヴェンション第1番、第8番、第4番、第14番
パルティータ第1番変ロ長調BWV825〜メヌエット/ジーグ
イギリス組曲第3番ト短調BWV808〜ガヴォットI&II
平均律クラヴィーア曲集第1巻〜前奏曲とフーガ第21番、第5番
フランス組曲第5番ト長調BWV816〜 ガヴォット/ブーレー/ジーグ
平均律クラヴィーア曲集第1巻〜前奏曲とフーガ第1番
フゲッタハ短調BWV961
9つの小プレリュードBWV924〜932〜BWV924
ェンション第10番、第3番、第13番、第6番、第15番
フランス組曲第3番ロ短調BWV814〜メヌエット〜トリオ
フランス組曲第6番ホ長調BWV817〜メヌエット/ブーレー/ジーグ
イギリス組曲第2番イ短調BWV807〜ブーレーI/ブーレーII〜ブーレーI/ジーグ
■DISC 30
ゴルトベルク変奏曲(1981年デジタル録音)
■DISC 31(モノラル録音)
ゴルトベルク変奏曲BWV988
平均律クラヴィーア曲集第2巻〜前奏曲とフーガ第14番嬰ヘ短調BWV883、第7番変ホ長調BWV876、第22番ロ短調BWV891、第9番ホ長調BWV878
■DISC 32(モノラル録音)
ゴルトベルク変奏曲/3声のシンフォニア〜14曲*
■DISC 33
死後発表されたバッハ音源集1
イタリア協奏曲ヘ長調BWV971(1981年デジタル録音)
協奏曲ニ短調(マルチェルロのオーボエ協奏曲による)BWV974
アルビノーニの主題によるフーガロ短調BWV951
アルビノーニの主題によるフーガイ長調BWV950
イタリア風アリアと変奏 イ短調BWV989
半音階幻想曲ニ短調BWV903
幻想曲(とフーガ)ハ短調BWV906
幻想曲ト短調BWV917、幻想曲ハ短調BWV919
■DISC 34
死後発表されたバッハ音源集2
フーガの技法BWV1080〜(CBC音源)
コントラプンクトゥス第1番、第2番、第4番、第9番*、第11番*、第13番*、第14番(未完)
(*1967年モノラル録音)
BACHの名によるプレリュードとフーガ変ロ長調BWV898
平均律クラヴィーア曲集第2巻〜前奏曲とフーガ第9番BWV878、第14番嬰ヘ短調BWV883(1970年モノラル録音/CBC音源)
ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第4番ハ短調BWV1017(1965年モノラル録音/CBC音源)
ユーディ・メニューイン(vn)
■DISC 35
グレン・グールド・コンサート・ドロップアウト(1968年4月)
■DISC 36
グールド、ドイツ語でバッハの音楽を語る(1971年12月)
■DISC 37
グールド、ゴルトベルク変奏曲新録音についてティム・ペイジと語る(1982年8月)
■DISC 38(モノラル録音)
ゴルトベルク変奏曲BWV988〜アウトテイクス(1955年)
3声のシンフォニア〜セッション・テイクス(1955年)
■DISC 39 (DVD)
CBC TVの映像[1957年〜1962年]
『クライスラー・フェスティヴァル』 [1957年2月20放映]より
エレーヌ・グラントによるイントロダクション*
パルティータ第5番ト長調BWV829 〜II.アルマンド、IV.サラバンド、V.クーラント
『女王陛下のための挨拶と音楽』 [1957年10月13日放映]
イントロダクション*
ピアノ協奏曲第5番ヘ短調BWV1056〜第2&3楽章
ポール・シャーマン(指)CBCSO
ピアノ協奏曲第1番ニ短調BWV1052 [1957年(10月22日)放映]
トーマス・メイヤー(指)オタワSO
パルティータ第2番ハ短調BWV826より(リハーサル) [1958年放映]
『グレン・グールド・オン・バッハ』 [1962年4月8日放映]
イントロダクション*
前奏曲とフーガ変ホ長調 BWV.552*
グールドによるイントロダクション*
カンタータ第54番「いざ、罪に抗すべし」BWV.54
ラッセル・オバーリン(C-T)
グールドによるイントロダクション*
フーガの技法 BWV.1080〜コントラプンクトゥス第4番
グールドによるイントロダクション*
ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調 BWV.1050
ジュリアス・ベーカー(fl)、オスカー・シュムスキー(vn)
■DISC 40(DVD)
『CBCスペシャル音楽の世界よい聴き手』 [1970年2月18日放映]・イントロダクション
インタヴュー
平均律クラヴィーア曲集第2巻〜前奏曲とフーガ第14番嬰ヘ短調BWV883、第3番嬰ハ長調BWV872、第22番変ロ短調BWV891、第9番ホ長調BWV878
■DISC 1
1955年録音

■DISC 2
レナード・バーンスタイン(指)
コロンビアSO

■DISC 4
ウラディミール・ゴルシュマン(指)
コロンビアSO

■DISC 12
ウラディミール・ゴルシュマン(指)
コロンビアSO

■DISC 14
1955年擬似ステレオ

■DISC 15
ウラディミール・ゴルシュマン(指)
コロンビアSO

■DISC 18
スローターハウス5 オリジナル・サウンドトラック
ウラディミール・ゴルシュマン(指)コロンビアSO(ピアノ協奏曲)
パブロ・カザルス(指)マールボロ音楽祭O(ブランデンブルク協奏曲)

■DISC 21
レナード・ローズ(Vc)

■DISC 2〜DISC 23
ハイメ・ラレード(Vn)

■DISC 30
1981年デジタル

■DISC 31
1954年CBC放送音源、1954年〜1952年CBC放送音源*

■DISC 32(モノラル録音)
1959年ザルツブルク・ライヴ
1957年モスクワ・ライヴ*
発売されたバッハ作品の全アルバムを、初出時の曲目構成とオリジナル・デザインによって紙ジャケット仕様で再現したCD30枚、没後に発売されたライヴ録音を含むさまざまな演奏、インタビューなど、まさに「グールドのバッハ」のすべてを収録!最晩年のブルーノ・モンサンジョン制作による伝説的な「ゴルトベルク変奏曲」の演奏映像を含むDVDにして6枚分の映像も収録され、グールドがバッハに関して残した足跡が集大成されています。永久保存版としての豪華仕様パッケージ・銀の箔押し・布張りの厚紙製アウター・ボックスに収納・各ディスクは初出LPのデザインによる紙ジャケットに収納・オールカラーのハードカヴァー別冊解説書付き(オリジナルLPの全ライナーノーツ、ドイツでのグールド研究の権威ミヒャエル・シュテーゲマンによる書き下ろし解説などを掲載)

DSO Live
1900年に活動を開始したアメリカの名門オーケストラ、ダラス交響楽団による自主制作レーベルです。1945年にアンタル・ドラティを音楽監督に迎え飛躍的向上を遂げたことで知られます。その後はパウル・クレツキ、ゲオルク・ショルティ、エドゥアルド・マータらの薫陶を受け、1994年から2006年まではアンドルー・リットンが音楽監督を務めていました。2008年にオランダ生まれのヤープ・ファン・ズヴェーデンを音楽監督に迎え、更なる飛躍が期待されています。本拠地であるモートン・マイヤーソン・シンフォニー・センターのホールは音響の良さでも定評があり、とりわけ天井近くに設けられた可動式の74のドアを自由自在に開閉することで残響が変えられるという、すばらしいホールの仕組みは、他では見ることができません。

DSO Live
DSOLIVE-001
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」p.67
交響曲第7番イ長調Op.92*
ヤープ・ファン・ズヴェーデン(指)ダラスSO

録音:2007年11月1-4日、2007年11月8-11日* ダラスマイヤーソン・シンフォニー・センター,マクダーモット・コンサート・ホール
史上最年少でコンセルトへボウ管のコンサートマスターを務めたヤープ・ファン・ズヴェーデンですが、90年代からは指揮者へと転向、着々とキャリアを積み重ねてきました。2008年に、先代アンドルー・リットンの後任としてダラスSOの音楽監督に就任が決まりましたが、これはその直前、2007年11月の「ベートーヴェン祭」での記録です。5番も7番も、最近の潮流通り、比較的軽やかに始まりますが、小気味よいテンポと、入念に解釈の施された細部の処理が興味深く、すぐに引き込まれてしまうこと間違いなし。どちらの曲も終楽章での盛り上がりがすごく、この指揮者の昔のハーグのベートーヴェンに比べても、著しく深化していることがわかるでしょう。これは素晴らしいの一言です。

DSO Live
DSOLIVE-002
チャイコフスキー:交響曲第5番
イタリア奇想曲Op.45*
ヤープ・ファン・ズヴェーデン(指)ダラスSO

録音:ダラスマイヤーソン・シンフォニー・センター,マクダーモット・コンサート・ホール
2009年1月15-17日、2009年5月21-23日*
このチャイコフスキーは、ズヴェーデンがダラスSOの音楽監督に就任して初のシーズンにライブ収録された演奏です。重心が低めの響きと、精緻なニュアンス、そして最終楽章のエキサイティングなエンディングに至るまでの緩やかなテンション上昇など全てが考え抜かれた交響曲第5番はこの曲を数多く聴いてきた熟練の耳をも唸らせる迫真の出来栄えです。イタリア奇想曲の祝祭的な雰囲気もgood。暖かさと鋭さを兼ね備えた美しすぎるチャイコフスキーです。

DSO Live
DSOLIVE-003
チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調Op.36
組曲第4番「モーツァルティアーナ」*
ヤープ・ファン・ズヴェーデン(指)ダラスSO

録音:2009年9月17-20日、2010年9月15-16日* ダラスマイヤーソン・シンフォニー・センター,マクダーモット・コンサート・ホール
チャイコフスキーの対照的な2つの作品を収録した興味深い1枚。作曲家自身が「強い標題性を持っている」と述べたという第4交響曲は、暗く重い第1楽章、夢心地の第2楽章、暴力的とも言える第3楽章を経て、終楽章で厳しい運命との戦いに勝利する様を描いているものです。もう一つの作品「組曲第4番」はモーツァルトの作品に触発されたもので、シンプルな原曲がチャイコフスキーらしい華麗なオーケストレーションで歌われるところが人気の秘密です。とりわけ第3曲「祈り」は、あの「アヴェ・ヴェルム・コルプス(リストがピアノ用に編曲したもの)」が原曲。ひたすら美しさに浸れることでしょう。ズヴェーデン率いるダラスSOは、交響曲においては衝撃的で重厚な響き、そして組曲では繊細な響きを紡ぎ出すことに成功しています。

DSO Live
DSOLIVE-004
スティーブン・スタッキー:1964年8月4日
1.最も悲しい瞬間/2.史学者たち/3.大統領執務室T/4.私は戦いの一部になりたい/5.アメリカの隠れた本心/6.大統領執務室U/7.悲歌/8.ミシシッピからの手紙/9.大統領執務室V/10.8月4日/11.知っていたら/12.大切なのは忘れぬこと
ンディラ・マハジャン(S)
ロドニー・ギルフリー(Bs-Br)
クリスティーン・ジェプソン(Ms)
ヴェイル・ライドアウト(T)
ヤープ・ファン・ズヴェーデン(指)
ダラスSO&Cho

録音:2011年5月6日ダラスマイヤーソン・シンフォニー・センター,マクダーモット・コンサート・ホール
この「世俗オラトリオ1964年8月4日」は、アメリカの第37代副大統領および第36代大統領であった、リンドン・ベインズ・ジョンソン(1908-1973)の生誕100年を称えるためにスタッキー(1949-)が作曲、2008年9月18日に初演された作品です。とは言え、内容は重く、決してジョンソン大統領の働きを賛美したものではないことは確かです。、1960年頃に激化したと言われるベトナム戦争ですが、ケネディ大統領から政権を引き継いだジョンソン大統領は、1964年8月4日の北ベトナム海軍の魚雷艇誤爆事件(トンキン湾事件)を口実に、翌8月5日から大規模な軍事行動を行うこととなります。この作品は、その8月4日のジョンソン大統領とマクナマラ長官の行動に、同日、公民権運動の労働者の3人の遺体がミシシッピ州で発見された事件も絡め、ホワイトハウスの電話テープ、殺害された労働者の母親からの手紙、ジョンソン大統領のスピーチなどが巧妙に織り込まれた、緊迫感あふれる音楽を描き出しています。

SERENADE〜廃盤だった以下のアイテムが、期間限定で復活!!
2012年7月末までオーダーいただいたものを制作します。それ以降は再び廃盤となります。
諸事情により、上記の期間よりも〈早期終了〉することもあり得ますので、ご承知おき下さい。
Serenade
SEDR-2001(1CDR)
ベルリン・フィルと偉大な指揮者たち第1巻
(1)ワーグナー:「パルジファル」第3幕転景音楽
(2)ウェーバー:「オイリアンテ」序曲*
(3)サン・サーンス:交響詩「死の舞踏」*
(4)グルック:「アウリスとイフィゲニア」序曲*
(5)ワーグナー:「さまよえるオランダ人」序曲
(6)ポピー:バレエ組曲<'32>*
(7)シャブリエ:狂詩曲「スペイン」*
(8)ベートーヴェン:「フィデリオ」序曲*
(9)グルック:「アルチェステ」序曲
(1)アルフレッド・ヘルツ(指)<'14.9.16>
(2)マックス・フォン・シリングス(指)<'21>*
(3)ブルーノ・ザイトラー=ヴィングラー(指)<'23>*
(4)ユリウス・プリューヴァー(指)<'28>*
(5)カール・シューリヒト(指)<'30.1.13>
(6)アロイス・メリヒャル<'32>*
(7)ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指)<'38.3.10-11>*
(8)ヘルマン・アーベントロート(指)<'38.10.1>*
(9)ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)<'42.10.28>

全て、BPO
*印=世界初CD化
●アルフレッド・ヘルツ Alfred Hertz(1872-1942)…フランクフルト生まれ。ドイツ各地で活躍したのちにニューヨークのメトに渡り、そこで主にドイツ・オペラの指揮者として活躍した。これはベルリン・フィルの最初の録音として知られるが、この時の全録音はNaxos  8.11049/50のCDに含まれる。マックス・フォン・シリングス Max von Schillings(1868-1933) デューレン生まれ。バイロイト、ベルリン国立歌劇場で活躍、フルトヴェングラーの先生としても知られる。
●ブルーノ・ザイトラー=ヴィンクラー Bruno Seidler-Winkler(1880-1960)… ベルリン生まれ。ピアニスト、指揮者で、のちにドイツ・グラモフォンの録音の音楽監督を務め、レコードの黎明期に多数の録音を行った。このSPの盤面には表示がないために独奏者名は不明である。録音時期から推定すると、当時の主席Henry Holstであるかもしれない。
●ユリウス・プリューヴァー Juliusu Pruwer(1870-1943)…ウィーン生まれ。ベルリン高等音楽院教授。ベルリン・フィルのポピュラー・コンサートのシリーズをしばしば指揮していた。
●アロイス・メリヒャル Alois Melichar(1896-?)…ウィーン生まれ。フリーの指揮者、映画音楽の作曲家として活躍。なお、作曲家Popyについては経歴不詳。  【平林直哉】
 
Serenade
SEDR-2002(1CDR)
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)VPO

録音:1944年12月16日
原盤:URANIA URLP7095
このディスクの演奏は“ウラニアのエロイカ”と呼ばれるもので、フルトヴェングラーの録音遺産の中でも特に有名なもの。この演奏はこれまで実に多種多様なレーベルからおびただしい数のLP、CDが発売されているが、熱心なファンの間ではいまだにオリジナル盤LPであるURLP7095の音質が最も鮮明とされている。しかし、このオリジナル盤LPは現在相当な高値で取り引きされているために、その音質を実際に確かめることの出来た人は少数である。そのため、本CDRではそのオリジナルLPの音質を可能な限り忠実に再現し、少なくともその雰囲気だけでも多くの人に味わってもらえるように制作されたものである。これを聴くと、確かにLP特有の歪みは感じられるものの、各パートの明確さや、彫りの深さは他のどのLPやCDよりも優れており、一部のファンがオリジナル盤を探し求めている理由もそれなりに理解出来るものと思われる。なお、オリジナルのLPは通常の回転数で再生すると半音近くもピッチが高いが、これは通常のCDプレーヤー、あるいはCDRプレーヤーで再生することを考慮すると、最も標準的なピッチに修正せざるを得なかった。また、このオリジナルのLPは現在の録音特性RIAAで再生すると中高域が出過ぎて派手な音質となり、この派手さが音質の良さだと勘違いされる場合もあるが、むろんここでは当時の録音特性に合わせて復刻されている。 【平林直哉】 
Serenade
SEDR-2003(1CDR)
ベートーヴェン:「コリオラン」序曲*、
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲**、
ブラームス:交響曲第4番#
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)BPO

録音:1943年6月27-30日*、
1943年12月12−15日*、#
(原盤:Melodiya 33D09867/8*、#、33D01085/4**のLP)
米URANIA盤LP/URLP7095よりの復刻盤であるベートーヴェンの「英雄」(SEDR2002)を制作したところ、予想以上に反響があり、と同時にさまざまなオリジナルLPの復刻を希望する声が届いた。しかしながら、いくらオリジナル盤とはいえ、過去に流通しているLP、CDと同等、もしくはそれ以下の音質のものを復刻しても意味がないので、素材には十分吟味する必要があった。ところが、SEDR2002を制作した直後に極めて保存状態の良いメロディア盤LPを複数入手することが出来、試聴の結果、その中でもいわゆる〈たいまつレーベル〉と呼ばれるブラームスの交響曲第4番、ベートーヴェンの「コリオラン」序曲のLPが鮮明な音質であることが判明した。しかも、幸いなことにこのLPはスクラッチ・ノイズも驚くほど少ないので、ここで新たに復刻することになった。LPの音質を限りなく忠実に復刻するという方針は今回も変わってはいないが、以下に述べる点が異なっている。オリジナルのLPの順序は第1面に交響曲第4番の第1、2楽章、第2面に同じく第3、4楽章、続いて「コリオラン」序曲となっている。当初はこの順番通りに2曲だけ収録する予定だったが、これではあまりにも収録時間が短いので、ベートーヴェンの交響曲第9(Melodiya33D010851/4、ピンク・レーベル)の第4面に入っているハイドンの主題による変奏曲を入れ、演奏会風に表記のような曲順に入れ替えた。従って、このCDRでは交響曲第4番と「コリオラン」がメインで、変奏曲はあくまでも付録となる。なお、録音データはオリジナルLPには表記されていないので、このCDRでは種々の資料を参考にして明記してある。  【平林直哉】
Serenade
SEDR-2004(1CDR)
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱つき」 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)BPO

録音:1942年3月
原盤:メロディアLP 33D010851/4
ブラームスの第4(SEDR2003)は〈たいまつレーベル〉であるが、この第9は〈ピンク・レーベル〉である。未確認の情報によると、この第9もまた〈たいまつ〉が最も鮮明な音質らしいが、それを確認する手だては今のところ全くない。本来であれば〈たいまつレーベル〉のLPも入手し、この〈ピンク・レーベル〉と比較して、良い方を出すべきであろう。だが、いくら〈たいまつ〉とはいえ、やはり問題なのは保存状態である。つまり、保存状態の良くない〈たいまつ〉と、状態の良い〈ピンク〉となると選択はむずかしくなるだろう。また、音録り、リマスタリングも最終的な音質に大きくかかわってくる。この復刻に使用したLPは、あるコレクターから提供されたものだが、その人物によると、海外の倉庫に眠っていた手つかずの、つまりは全くの新品であるという。しかも、私たちにとって幸いだったのは、その提供者がフルトヴェングラーの信奉者ではなく、盤面がほとんどすり減らされていなかったことである。従って、現時点でこのCDRは当時のメロディアの第9の音を偲ぶには最適な資料となりうる、このように考えて復刻を決意した次第である。また、若干の補足をさせていただくと、この第9は第1楽章と第2楽章が第1面に、第2面には第3楽章、第3面には第4楽章がそれぞれ収録されている。第4面に入っているブラームスの〈ハイドンの主題による変奏曲〉はすでに復刻したSEDR2003に含まれている。なお、復刻に際しては原音を可能な限り忠実に再現し、大きなノイズ除去以外の音質調整は一切行っていないのは、これまでと全く同じである。  【平林直哉】
Serenade
SEDR-2005(1CDR)
ベルリオーズ:幻想交響曲、
R・シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」*
ブルーノ・ワルター(指)NBC響

録音:1939年4月1日、1940年3月2日*
驚異的とも言える鮮明な音質!完全にワルターの意思を汲んだオケのの反応も素晴らしく、「幻想」第2楽章のまさに夢見るようなアゴーギクや、第4楽章のピチカートの激烈な衝撃、機能美全開の猛進の末、後半で猛烈なアッチェレランドを掛ける手法などなど、ワルターの満足気な様子が目に浮かびます。そして終楽章の何という素晴らしさ!冒頭の悪魔の嘲笑は弦の巧さが尋常でなく、古今を通じて最も不気味!!ピアノを重ねる鐘の音のおどろおどろしさと相まって、怒りの日の漆黒の闇にも戦慄が走り、曲が進むに連れてすべての表現が地に染まる様には手に汗握ります。それにしてもオケの技術の見事なこと!もやもやした箇所が全くないアンサンブルの妙と確信に満ちたニュアンスの連続に古さなど感じている暇はありません!【湧々堂】
ワルター/NBC響の録音は、これまでさまざまなレーベルから発売されていたが、このディスクに含まれた演奏は過去にいかなる形でもリリースされていないものである。NBC響は言うまでもなく、トスカニーニに徹底的に鍛えられたオーケストラであり、この演奏にもそのトスカニーニの刻印が明瞭である。しかし、テンポや表情をはじめ、音楽はワルターそのものであるし、指揮者の意図を先回りして表現してしまうようなオーケストラの反応の良さに、ワルターも満足だったのではと想像している。特にこのディスクに含まれた2曲は従来のワルターの録音であれば、それらしい迫力がないと指摘されるところだが、その点についての不満はこの録音の場合、完全に解消されていると言っていいだろう。なお、提供されたテープには収録場所が記載されていないが、音の状態やいくつかの断片的な資料から推測すると例の8Hスタジオでの収録と思われる。しかし、完全に裏がとれていないので、ジャケットにはあえて記載しなかった。また、復刻にあたっては基本的には最低限の音質補正しかしていないので、若干の不備はあるものの、全体の音質は当時としては破格な高音質であると思う。この SEDR2005〜7が好評であれば、他レーベルで出ていた音源を新たに復刻することも検討している。  【平林直哉】
Serenade
SEDR-2006(1CDR)
ブラームス:交響曲第1番、
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲*
スメタナ:交響詩「モルダウ」*
ブルーノ・ワルター(指)NBC響

録音:1939年3月1日、1940年3月2日*
ワルター/NBC響の録音は、これまでさまざまなレーベルから発売されていたが、このディスクに含まれた演奏は過去にいかなる形でもリリースされていないものである。NBC響は言うまでもなく、トスカニーニに徹底的に鍛えられたオーケストラであり、この演奏にもそのトスカニーニの刻印が明瞭である。しかし、テンポや表情をはじめ、音楽はワルターそのものであるし、指揮者の意図を先回りして表現してしまうようなオーケストラの反応の良さに、ワルターも満足だったのではと想像している。なお、提供されたテープには収録場所が記載されていないが、音の状態やいくつかの断片的な資料から推測すると例の8Hスタジオでの収録と思われるが、完全に裏がとれていないのでジャケットにはあえて記載しなかった。また、復刻にあたっては基本的には最低限の音質補正しかしていないので、若干の不備はあるものの、全体の音質は当時としては破格な高音質であると思う(交響曲第1番には若干回転ムラがあるが)。また、この SEDR2005〜7が好評であれば、他レーベルで出ていたワルター/NBCの音源を新たに復刻することも検討している。  【平林直哉】
Serenade
SEDR-2007(1CDR)
ヘンデル:合奏協奏曲Op.6-2、
ワーグナー:ジークフリート牧歌*
ブラームス:交響曲第2番#
ブルーノ・ワルター(指、P)NBC響

録音:1940年2月17日、1939年4月8日*、1940年2月7日#
このディスクに含まれるヘンデル、ワーグナーが世界初出の音源で、さらにヘンデルはワルターの初のレパートリーという貴重なものである。ところが、提供されたテープに「作品6の12」と明記されていたために、予告の段階でうっかりこの誤情報を流してしまい、一部に混乱を招いたことはお詫びせねばならない。また、ブラームスは1940年2月24日と表示されたEklipse T5と同一の演奏である。日付について、現時点では当盤とEklipse盤のどちらが正しいかの判断を下せるだけの材料がないため、ここでは提供されたテープの表記に従っている。ちなみに、最近イタリアで出版されたワルターの写真集『BRUNO WALTER/LA PORTA DELL'ETERNITA VOL.3』(MICHELE SELVINI)の巻末のディスコグラフィにはEklipse盤の日付は2月17日と記されている。なお、Eklipse盤は最新の技術を駆使してノイズをきれいに除去しているが、このSERENADE盤は基本的にはもとのテープの音質をそのまま生かしており、その音質の違いはかなり大きいので、機会があれば聴き比べていただきたい。また、このSERENADE SEDR2005〜7のワルター/NBCのシリーズの原テープにはアナウンスも入っているが、そのアナウンスが全部入っているものや、途中で切れているものなどバラツキがあったため、ディスク化に際してはすべてカットした。  【平林直哉】
Serenade
SEDR-2008(1CDR)
ベートーヴェン:交響曲第4番
ベートーヴェン:交響曲第7番*
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)BPO

録音:1943年6月27-30日、1942年11月31日*
原盤:Melodiya D09083/4、
Meolodiya D02779/80*
このCDRはメロディアの初期LPより復刻したものである(第4番がホワイト・レーベル、第7番がイエロー・レーベルをそれぞれ使用)。最初の第4番は全楽章ともに聴衆入りのライヴ演奏である。この録音は低音にハム音が混入しているが、これは言うまでもなくLP通りである。このハム音の除去は容易であるが、それを行うと音質は間違いなく軽く、安っぽいものに変貌するので、そのままにしておいた。逆に言えば、のちの復刻盤はこのハム音を除去しているので、その分軽くなっているとも考えられる。第7番の方は第4番よりはもともと軽い音質であるが、それでもこのCDRは従来の多くの復刻盤よりは豊かに響くはずである。また、第4楽章の冒頭は数々の文献にあるとおり、欠落している。近年になって再プレスされたメロディアのLP、CDによって完全版が初めて日の目を見たが、それまでは再現部の冒頭をコピーして編集したものが世界中に流布していたのである。このCDRのように欠落のまま復刻する方針には異論があろうが、今や伝説と化した事故を実際に音で確かめられる復刻盤が、世の中にひとつくらいはあってもよいのではないかと思っている。  【平林直哉】
Serenade
SEDR-2009(1CDR)
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
ウェーバー:「魔弾の射手」序曲
R・シュトラウ:交響詩「ドン・ファン」
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)BPO

録音:1944年3月20-22日*、**、
1942年2月15-17日#
原盤:Melodiya D027777/8*、
Melodiya 33M10-41233/4**、#
メロディアLPからの復刻盤であるブラームス第4(SEDR2003)、ベートーヴェン第9(SEDR2004)を発売して以降、幸いにもフルトヴェングラーのメロディア盤LPを十数枚入手した。それらを過去のLP、CD等と比較試聴し、復刻に値する結果が得られると判断したものだけを、今回、 SEDR2008、2009、2010、2011の4枚として発表することになった。このCDRでは「田園」がホワイト・レーベル、それ以外はピンク・レーベルから復刻したものである。これらのLPが、過去に発売されたメロディアのLPの中でも最高の音質かどうかは判断できないが、現時点では望みうる最上の音質であると考えている。とにかく、このCDRはその昔出ていた伝説のメロディア盤がどのような音であったか、それを知るひとつの手がかりとして世に問うたもので、各方面からのご意見、ご批判をいただければ幸いである。  【平林直哉】
Serenade
SEDR-2010(1CDR)
シューベルト:交響曲第9番「グレート」
R・シュトラウス:4つの歌曲(森の幸福/愛の賛歌/誘惑/冬の恋)*
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)BPO、
ペーター・アンデルス(T)

録音:1942年5月31日ー6月1日、1942年2月15-17日*(原盤:Melodiya D010033/4、
Melodiya 33M10-41233/4*)
このCDRはメロディアのホワイト・レーベル(シューベルト)、ピンク・レーベル(R.シュトラウス)から復刻したものである。ホワイト・レーベル、イエロー・レーベル、たいまつレーベルは1950年代後半から1960年頃に製造されたもののようだが、それぞれについての詳細は明かではない。一方、ピンク・レーベルは1960年代から1970年代初頭にかけて製造されたようである。いつ頃製造されたものが、あるいは何色のレーベルのフルトヴェングラー盤が最上の音質かについては諸説あるが、少なくともこの復刻盤では現時点で望みうる最上の音質で楽しめるように心がけている。  【平林直哉】
Serenade
SEDR-2011(1CDR)
ベートーヴェン:交響曲第5番(2種の演奏) ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)BPO
録音:1943年6月27-30日、1926年

原盤:Melodiya D05800/1、
Polydor(日本)60024/8
(174/5bm、216/8bm、
179bm、3301/2bm、214/5bm)
1943年の演奏はメロディアのピンク・レーベルから復刻したもので、出来上がりの音質はまずまずであると思う。しかし、この復刻CDRでは、むしろ音の良くない1926年の演奏が重要である。このSPは一時期アコースティック録音(ラッパ吹き込み)説が出たほど、当時としても良くない録音とされていた。確かにその通りであるが、SPを再生してみると、ピアニシモは極端すぎるほど弱く繊細であり、逆にフォルティシモの爆発は凄まじい。つまり、音の悪さも確かにあるが、演奏自体がもともと破格であったことも、結果としての音質に大きく影響しているように思われる。また、第2楽章で第4面は185小節冒頭で終わっているが、第5面は176小節から戻って演奏されている。つまり、復刻する際にはダブっている9小節は破棄されねばならないが、このCDRではボーナス・トラックとして盤に刻まれたすべての音を聴くことが出来るようにしてある。さらに、周知の通り、第3楽章にはオリジナルの演奏に欠落がある。  【平林直哉】
Serenade
SEDR-2012(1CDR)
ハイドン:交響曲第86番
モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」*
シューベルト:交響曲第5番#
ブルーノ・ワルター(指)NBC響

録音:1940年2月10日、1940年2月17日*、1940年3月9日#)
SEDR2005〜2007の3点は大半が初出の音源であったが、今回のSEDR2012〜2014の3点は過去にいずれかのレーベルで出ていた実績のあるもので、初発売の音源は含まれていない。しかしながら、当シリーズはこれまで通り復刻に際しては過度のノイズ・カットを施していないために、過去に出ていたLP、CD等とは印象が大きく異なっている。なお、Arturo Toscanini THE NBC YEARS(M. H. Frank、 Amadeus Press)の本の巻末にある演奏記録では1940年2月10日はハイドンの交響曲第88番となっているが、これは明らかに誤りである。  【平林直哉】
Serenade
SEDR-2013(1CDR)
ウェーバー:「オベロン」序曲
ハイドン:交響曲第92番「オックスフォード」
ベートーヴェン:交響曲第1番*
ブルーノ・ワルター(指)NBC響

録音:1939年3月18日、1939年3月25日*
Serenade
SEDR-2014(1CDR)
スメタナ:「売られた花嫁」序曲
シューベルト:交響曲第9番「グレート」*
モーツァルト:メヌエットK.568、399#
ドイツ舞曲K.605#
ブルーノ・ワルター(指)NBC響

録音:1940年3月2日、1940年2月24日*、1940年3月9日#
Serenade
SEDR-2015(1CDR)
ブラームス:弦楽四重奏曲第1番
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番「春」*
ブッシュSQ
[アドルフ・ブッシュ、ブルーノ・シュタウトマン、フーゴー・ゴッテスマン、ヘルマン・ブッシュ]、
アドルフ・ブッシュ(Vn)*、ルドルフ・ゼルキン(P)*

録音:1951年1月25日ヘッセン放送・ライヴ(世界初出)、1933年5月17日*
ブラームスの弦楽四重奏曲第1番は、今回初めて公開されるものである。ブッシュ弦楽四重奏団は1951年1月から2月にかけて戦後初めてのドイツ公演を行ったが、これはその一貫である。この日のライヴはヘッセン放送によって中継放送されたが、当日のほかのプログラムや収録場所は残念ながら不明である。この時の4人のメンバーはブッシュ弦楽四重奏団最後のメンバーで、この公演のあった年の暮れにブッシュが引退を表明し、この団体は活動を停止している。なお、上記のドイツ公演は、新星堂SGR8518〜20のCDでも聴くことが出来る。(このSGR盤の解説ではドイツ公演は2月としか書いていないが、実際は1月より行われている)
一方の「春」は有名なHMV録音である。このCDRでは米ビクター盤を使用しているが、これはカートリッジで再生する場合、HMVのSP盤は高音に独特のきついノイズを発生するためである。コレクターの中には文字通りオリジナルの固執する人も多いが、あのHMV盤独特の針音は一般のリスナーにとってはあまりにも過酷である。では、HMV盤を使用して高域のノイズを処理出来れば良いが、これが非常にむずかしく、たいていは無惨な結果に終わってしまう。このビクター盤による復刻はSPの原音を100%再現出来たとは言えないものの、従来の復刻盤では聴けなかった、暖かく伸びやかな音質で楽しんでいただけると思う。 
 【平林直哉】
Serenade
SEDR-2016(1CDR)
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」(改訂版) ブルーノ・ワルター(指)NBC響

録音:1940年2月10日ライヴ
ブルックナーの交響曲の〈改訂版〉は特に第5、第9に象徴されるように、今日では第三者の手を経た“改悪版”として認識されている。しかし、ブルーノ・ワルターら、当時ブルックナーをレパートリーとしていた指揮者たちは皆、〈改訂版〉をごく当たり前に振っていたのである。その理由は簡単である。その当時は〈改訂版〉しか世の中に存在していなかったからである。その後、1935年からロベルト・ハースによって〈ハース版〉が、1951年からはレオポルド・ノヴァークによってそれぞれ〈原典版〉が出版されたが、ほとんどの指揮者がハース、あるいはノヴァークの〈原典版〉に宗旨替えをしつつも、細部には〈改訂版〉の痕跡を残している例はいくつも知られている。ワルターの指揮する「ロマンティック」の録音は、このNBC盤とは別にコロンビア響を振ったステレオ録音が有名だが、そこにも明らかに〈改訂版〉の残滓がある。   【平林直哉】
Serenade
SEDR-2017
ブルックナー:交響曲第8番(改訂版) ブルーノ・ワルター(指)NYO

録音:1941年1月26日ライヴ
ワルターの指揮した交響曲第8番の録音は目下のところ、これしか知られていない。ワルターは後年、この曲を指揮した際には〈原典版〉を用いたことはまず間違いはないだろう。しかし、それがどのようなものだったか、現時点では全く想像の域を出ない。   【平林直哉】
Serenade
SEDR-2018(1CDR)
ラロ:スペイン交響曲
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番「クロイツェル」*
ベートーヴェン:ロマンス第2番**
バッハ(ヴィルヘルミ編):G線上のアリア#
ジャック・ティボー(Vn)
ジャン・マルティノン(指)
オルケストル・ナショナル、コルトー(P)*、
ハロルド・クラクストン(P)**、#

録音:1953年2月19日、1929年5月27-28日*、1925年11月25日**、1927年2月14日#
このディスクに含まれるラロの「スペイン交響曲」は初めて公開されるライヴ録音である。この録音はアセテート盤から起こしたテープを苦心して編集したもののようだが、ディスク化に際しては以下の部分を編集した。まずひとつは第1楽章の39小節がダブっていたが、これはカットするだけで問題はなかった。問題はスケルツァンドの80小節めとロンドの100小節めの、それぞれ1小節分の欠落であった。欠落の原因は不明だが、ともかく最初は他のティボーの演奏で欠落を埋めて編集したが、修正すると逆に編集箇所の不自然さがいっそう目立つこととなったために、やむなくオリジナルのままを採用した。また、オーケストラ名については、音源供給元や他の資料にもOrchestre Nationalとしか表記していないので、それをそのまま表記した(恐らくは、フランス国立であると思うが)。そのほかの演奏はHMVのSPを復刻したもので、音源としての目新しさはない。しかし、これまで同様にSP盤独特の音の伸びを大切に復刻したもので、個人的には「クロイツェル」がまずまずの出来ではないかと思っている。   【平林直哉】
Serenade
SEDR-2019(1CDR)
クナッパーツブッシュT
ブラームス:交響曲第4番、
チャイコフスキー:「くるみ割り人形」組曲*
ハンス・クナッパーツブッシュ(指)
ケルンRSO、BPO*

録音:1953年5月8日、1950年2月2日*
ブラームスの方はクナッパーツブッシュの演奏の中でも特に個性的なものとして知られているが、これまで発売されたLP、CD等は音質が今ひとつでああり、その真価を堪能するまでにはいたらなかったように思う。ところが最近入手したテープは状態がかなり良く、ごく一部に音のカスレや揺れ、または小さな音で別の音楽が聴こえてくる部分(第1楽章の後半部分など)もあるが、全体的には十分に鑑賞に堪えうると判断し、CDR化を決断した次第である。チャイコフスキーの方はTahraから出ているものと全く同一である。Tahraの方はノイズをやや抑えめにして聴きやすく処理してあるが、このCDRではそのような処理は基本的には行っていない。部分的には明らかに低音が過剰と思われるが、そのようなデコボコに手を加えるとどうしても雰囲気感が損なわれてしまうので、最終的にはほとんど原音のままを採用した。もしもお聴き苦しい場合は、アンプのトーンコントロールやグライコ等で調節していただきたい。   【平林直哉】
Serenade
SEDR-2020(1CDR)
クナッパーツブッシュU
ブラームス:交響曲第3番*
ニコライ:歌劇「ウィンザーの陽気な女房たち」序曲
J・シュトラウス:歌劇「こうもり」序曲
ヨハン&ヨゼフ・シュトラウス:ピチカート・ポルカ
コムツァーク:ワルツ「バーデン娘」
ハンス・クナッパーツブッシュ(指)BPO

録音:1944年9月9日*、1950年2月2日
原盤:Melodiya 33M10-4175/78*
ブラームスはメロディアのLP(33M10-41175/78)からの復刻である。この2枚組LPはブルックナーの交響曲第4番「ロマンティック」(この演奏はSEDR2021でCDR化)と組み合わされており、いささか詰め込み気味ではあるものの、それでも従来のLP、CD等よりも良い結果が得られると判断してCDR化した。金管楽器がマイクに近いためか、時おり刺激的に響くが、これを抑えすぎると今度は弦楽器のふくよかさが失われるために、そのあたりの操作はあまり過剰にならぬように配慮した。なお、メロディアのLPには録音データは記載されておらず、このCDRでは『ハンス・クナッパーツブッシュ・ディスコグラフィ』(吉田光司著、キングインターナショナル)に準拠している。ニコライ以下はベルリンでのライヴである。「ウィンザー」や「こうもり」の終わりの拍手は何やらわざとらしいが、カットすると唐突な感じがするのでそのままにしておいた。また、「こうもり」では冒頭がフェイド・イン気味になっているが、これはオリジナルのままである(同一演奏のTahra盤も同様にフェイド・イン気味になっている)。   【平林直哉】
Serenade
SEDR-2021(1CDR)
クナッパーツブッシュV
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」(改訂版)
ハンス・クナッパーツブッシュ(指)BPO

録音:1944年9月8日
原盤:Melodaiya
 33M10-41175/78
このブルックナーは2枚組4面のうちの3面にカッティングされたもので、同じLPの3面から4面にカッティングされているブラームスの交響曲第3番は当シリーズの(SEDR2020)に含まれている。使用している版はいつものように改訂版だが、改訂版にはない表情が随所に付加されているがこの演奏の特色でもある。なお、LPには例によって録音データは記載されていないので、このCDRでは『ハンス・クナッパーツブッシュ・ディスコグラフィ』(吉田光司著、キングインターナショナル)に準拠している。   【平林直哉】
Serenade
SEDR-2022(1CDR)
ブルックナー:交響曲第8番 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)BPO

録音:1949年3月15日
これはアメリカのコレクターから提供されたテープをもとに復刻したものである。この演奏は最初期のLP(ロココ、ディスココープ、日本コロムビア)が良い音だったと一部では評判だが、今回のテープはそのLPなどと音の傾向が似ているため、同系列のコピーと思われる。この録音は全体的に入力が過剰気味で、特に強い音では歪みがちになるが、逆によく知られているCDなどには見られない、異様なまでの生々しさがある。過去にCDR化したクナッパーツブッシュ指揮、ベルリン・フィル(SEDR-2019、2020)の録音も、同じティタニア・パラストの収録でありながら、眼前で演奏しているような生々しい音質だった。フルトヴェングラー、ベルリン、そしてティタニア・パラストの録音で、このような傾向の音のものはほとんどない。つまり、フルトヴェングラー/ベルリン・フィルの録音テープも、どこかにお化粧を施していない、会場の雰囲気を生々しく伝える録音テープが残っているのではと思っている。なお、第3楽章10分27秒にやや大きな音ゆれがあるが、これは原テープによるものである。   【平林直哉】
Serenade
SEDR-2023(1CDR)
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)BPO

録音:1950年6月20日
このCDRはヨーロッパのコレクターより提供されたテープをもとにしている。今回CDR化した理由は、より良い音質で聴けるという点もさることながら、それ以上にピッチの問題があった。過去に出たこの1950年演奏の「英雄」のLP、CDは、同じくベルリン・フィルの2種の「英雄」の1952年盤と比較すると明らかにピッチが低い。フルトヴェングラー/ベルリン・フィルの演奏で、たとえば年代が離れて複数以上の演奏を比較した場合(ベートーヴェンの第5= 1947、1954、ブラームス第3=1949、1954、シューベルト「グレート」=1942、1953など)、はっきりと聴き取れるようなピッチの違いは見られない。つまり、1950年と1952年の2種の「英雄」とのピッチは、ほかの録音と比べると突出して差があるのである。もちろん、1950年6月当時、従来のLP、CDのピッチで演奏した可能性も否定は出来ない。しかし、常識的に考えて、従来のピッチが誤りである可能性の方が強いと判断、今回のCDR化では1952年のピッチに近づけて復刻した。むろん、この措置はあくまでも個人的な見解であり、絶対的なものではないのでご批判、ご意見は甘受したい。なお、第3楽章の48秒〜51秒付近に音ゆれとノイズが入るが、これは原テープに混入しているもので、除去は出来なかった。 【平林直哉】
Serenade
SEDR-2029(1CDR)
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」 ハンス・クナッパーツブッシュ(指)ミュンヘンPO

録音:1953年12月17日
クナの代表的な「英雄」が太く生々しい音質で聴けます。この「英雄」はTahra、セブンシーズ等のレーベル、あるいはLP時代にチェトラ系の原盤で1950年、バイエルン放送響として出されたものと同一の音源である。今回使用した原盤はヨーロッパのコレクターから入手したもので、これまで出ていたLP、CD等よりもいっそう情報量が豊かな音質のためにCDR化を決意した次第である。日本ハンス・クナッパーツブシュ研究会のホームページ(http://www.syuzo.com)によると、この日は12月16日、17日の2日間に行われた公演の2日目にあたり、プログラムは以下のようなものだった。ヴォルフ:イタリアのセレナード、ザルムホファー:ヴァイオリン協奏曲(独奏:フリッツ・ゾンライトナー)、ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」、この3曲の中でザルムホファー(Franz Salmhofer)のみ未CD化。ゾンライトナーは当時のミュンヘン・フィルの首席奏者で、彼の独奏はクナの指揮するブラームスの二重協奏曲でも聴くことが出来る。   【平林直哉】

エクストン・ラボラトリー・ゴールド・ライン
究極の音が更に高みへ、新マスタリング・シリーズ堂々登場!

「EXTON LABORATORY GOLD LINE」とは?
1. 同レーベルの中でも音楽的、オーディオ的に高品位なものを厳選。妥協を排したリマスタリング
  が施され、SACDハイブリッドとしてリリース。

2. オリジナル・マスターからのリマスタリングを行い、膨大な種類のアクセサリー類より最適合な
  ものを厳選し使用。高精度クロックや電源そのものの見直しなど、一切の妥協を排した環境の
  中で作業されました。DSDレコーディングされたものだからこその繊細な音場、空気感を実現。
  アナログレコーディングされているものにはない再現性を獲得しています。

3. 非圧縮SACDハイブリッド盤(HQ-SACD)を採用。当社が2007年より提唱している最上位SACD
  ハイブリッド盤であるHQ-SACDは他社でも採用され、すでにマーケットに広く認知されているも
  のです。

4. 高級感のある豪華デジパック仕様。

5. ブックレットには、担当エンジニアのコメントやレコーディングに使用した機材表、マイク・セッティ
  ング図を掲載。オーディオ・ファンは必見です。
EXTONレーベルが満を持して登場させるシリーズが「EXTON Laboratory Gold Line」です。EXTONのタイトルの中で高品位なものを5タイトル厳選。中でも「ストラヴィンスキー:春の祭典、ミューズの神を率いるアポロ/ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン&オランダ放送フィル」は2008年レコード・アカデミー賞管弦楽部門を獲得。音楽ファン、オーディオ・ファン共に大きな話題となったタイトルで、ベストセラーとなりました。これらのタイトルを、長年積み重ねてきた録音技術の応用と独自のマスタリングのノウハウを再度完全結集させる作業を行い、当時は最上級と思われたサウンドもこの独自のテクノロジーにより更なる新境地まで導くことに成功しました。(オクタヴィア)
オクタヴィア
OVXL-00050(1SACD)
2012年6月21日発売
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」(1947年版)
バレエ音楽「ミューズの神を率いるアポロ」(1947年版)
ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン(指)
オランダ放送PO

録音:2006年8月21-25日 ヒルヴェルサム、MCOスタジオ
ズヴェーデン&RFOによる代表的名盤「春の祭典」。完璧にまとまった弦楽器の旋律のうねりと管楽器の鮮やかに弾ける音色が、端から端まで、たっぷりと音を埋め尽くした色濃くダイナミックな演奏です。さらにカップリングの「ミューズの神を率いるアポロ」では、強烈な厳格さでつくり込んだズヴェーデンの“確実性のある音楽”が垣間見える演奏です。ズヴェーデンの思う音、思う曲の流れ、全てがズヴェーデンの完璧なシナリオに従って進んでゆきます。史上最強のストラヴィンスキーがここに登場です。2008年レコードアカデミー賞管弦楽部門受賞した「春の祭典」の名盤です。 (オクタヴィア)
オクタヴィア
OVXL-00051(1SACD)
2012年6月21日発売
ブラームス:交響曲第4番 チョン・ミョンフン(指)チェコPO

録音:2011年2月17、18日 プラハ・ルドルフィヌム、ドヴォルザークホール
本録音でチョン・ミョンフンはチェコ・フィルの美しい弦セクションを存分に際立たせ、豊かな響きを導き出しました。さらに情熱的なタクトにより、熱狂的名演を披露。チョン・ミョンフンの細部へのこだわりと、持ち味が存分に発揮され、演奏に厳しいプラハの聴衆を大いに盛り上げました。EXTONレーベル初登場となる同コンビによる録音。リマスタリングを新たに施すことにより、チェコ・フィル=ルドルフィヌムのサウンドがさらに昇華され待望のSACD−Hybrid盤に仕上がりました。 (オクタヴィア)
オクタヴィア
OVXL-00052(1SACD)
2012年6月21日発売
ムソルグスキー:「展覧会の絵」、
「夢想」、「涙」、「瞑想」
清水和音(P)

録音:2004年8月9−12日東京音楽大学・J館スタジオにて収録
ロシア音楽を最も得意とする清水和音が、ムソルグスキーの「展覧会の絵」を弾くこのタイトル。上質でなめらかな音色、勇壮でコントラストに溢れた音色のバランスが非常に良く取れており、録音・演奏共に密度の高い音が響きます。特にバーバ・ヤガーの楽章(9トラック目)などは迫力の和音が体感できます。また「展覧会の絵」のほかに、ムソルグスキーの「夢想」、「涙」、「瞑想」という大変珍しい小品もカップリングで組まれています。 (オクタヴィア)
オクタヴィア
OVXL-00064(1SACD)
2012年6月21日発売
チャイコフスキー:交響曲第5番、
スラヴ行進曲
小林研一郎(指)チェコPO

録音:1999年2月25-26日プラハ「芸術家の家」ドヴォルザーク・ホール
エクストン・レーベル発足の記念碑的な一枚であり、 商用として世界に先駆けて発売されたSACDソフトであった小林、チェコ・フィルによるチャイコフスキー第5番。 往年のチェコ・フィルのサウンドと「炎のコバケン」による熱演が、 初リリース以来多くの音楽ファンから支持され続けてきました。 今回、改めて作業を一から見直した入念なリマスタリングを施し再登場。 今、その名盤が新たな息吹を吹き込まれ、グレードアップして蘇ります。 (オクタヴィア)
オクタヴィア
OVXL-00065(1SACD)
2012年6月21日発売
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
ロマンス第1番、第2番
木野雅之(Vn)
ペーター・イレイニ(指)ハンガリーSO

2011年3月31日、4月1日ブタペスト・ハンガリー放送第22スタジオにて収録
オーディオファン達からの絶大な支持を受け、最優秀録音盤と評価された木野雅之のベートヴェン・ヴァイオリン協奏曲。オーディオファンから支持を受けるに至ったのは、その入念なマスタリング作業にありました。 エクストンのエンジニア達が持つ様々なノウハウを注ぎ込んだ当盤を、今回、改めてその作業を一から見直し更に入念なリマスタリングを施し再登場。最上位フォーマットの利点を更に駆使した究極のマスタリングにて 木野雅之の持つ、太く豊麗なヴァイオリンの音色お楽しみ下さい。 (オクタヴィア)

シングルレイヤーSACD新譜4タイトルリリース!!
「シングルレイヤーSACDはハイブリッド盤よりも良質のDSDの音である!」という声に応えて、EXTONの優秀録音盤がシングルレイヤーSACDとしてリリース。より純度の高いDSDの高音質をお楽しみ下さい!

オクタヴィア
OVGL-00019
(2SACD)
シングルレイヤー
2012年5月23日発売
バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻 アブデル=ラーマン・エル=バシャ(P)

録音:2010年10月29,30日、11月1,2日 埼玉・秩父ミューズパーク
ピアノ界の新たな巨匠として日本でも人気の高いエル=バシャの最新アルバムがシングルレイヤーに登場です。エル=バシャがこだわる名器ベヒシュタインによるバッハの調べは、極上の美しさが薫り、神聖なる世界へと導きます。各誌にも絶賛された極美のピアニズムの世界はDSDの特徴と最高のマッチングを見せます。(オクタヴィア)
オクタヴィア
OVGL-00020
(1SACD)
シングルレイヤー
2012年5月23日発売
ワーグナー:管弦楽曲集U
「ワルキューレ」〜ワルキューレの騎行
「妖精」序曲/ファウスト序曲
「リエンツィ」序曲
「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第3幕前奏曲
ジークフリート牧歌
エド・デ・ワールト(指)オランダ放送PO

録音:2004年8月23-27日 ヒルヴェルサム、MCOスタジオ
名匠エド・デ・ワールトの得意レパートリー、ワーグナーの管弦楽集Uがシングルレイヤー盤として登場。DSDによる「ワルキューレの騎行」の迫力は聞き逃せません。美しい弦楽を堪能できる「ジークフリート牧歌」など色彩豊かなワーグナーの管弦楽曲が豊かなサウンドで再現されます。(オクタヴィア)
オクタヴィア
OVGL-00022
(1SACD)
シングルレイヤー
2012年5月23日発売
マーラー:交響曲第4番 マンフレッド・ホーネック(指)
ピッツバーグSO
スンハエ・イム(S)

録音:2010年1月25-31日 ピッツバーグ、ハインツホール
日本だけでなくヨーロッパでも高い評価を受けるホーネック&ピッツバーグ響のマーラーシリーズより2012年インターナショナル・クラシカル・ミュージック・アワード交響曲部門を受けた第4番がシングルレイヤーとして登場です。ホーネックの音楽の特徴である細部にまでこだわる繊細な響きとピッツバーグ響によるエネルギッシュな充実したサウンド。それらがあわさりマーラーが求めた空間性を形成することに成功してます。(オクタヴィア)
オクタヴィア
OVGL-00023
(1SACD)
シングルレイヤー
2012年5月23日発売
サイド・バイ・サイド 八城一夫(P)、原田政長(B)
潮先郁男(G)、五十嵐武要(Dr)

録音:1974年2月20日 青山タワーホール、1974年3月8日イイノホール
菅野沖彦氏が録音を手がけたオーディオ・ラボ・シリーズ。1970年代に当時最高の技術を駆使した高品位録音で一世を風靡したオーディオ・ラボの歴史的音源を、純粋なDSD、非圧縮シングルレイヤー盤で登場です。日本のみならず海外でも話題となった名盤が、シングルレイヤー盤によって聴けるという贅沢をお楽しみください。(オクタヴィア)

ギ・ボヴェ〜フィリピン各地に建て られた6つの歴史的オルガンを弾く!

GALLO
GALLO-1361(1CD)
ボホール島のオルガン
■ロアイ教会の歴史的オルガン
 アントニオ・ヴァレンテ(1520-1581):ロ・バッロ・デリントルキア
 セバスティアン・アギレラ・デ・エレディア(1570-?):トーノ第1番
 作者不詳:イタリア民謡
 トレス・ヴェルガーラ(1661-1727):レジストーソ
■ロボック教会の歴史的オルガン
 フェルランド・エギグレン(1743-?): 協奏曲
 パブロ・ブルーナ(1611-1679):ティエント
 フランシスコ・ペレス・ガヤ(1766-1850):ソナタ
■バクレイヨン教会の歴史的オルガン
 カルレス・バゲル(1768-1808):シンフォニア
 ホセ・エリアス(1678-1755):ピエッツァ
 作者不詳:ティンバレス
ギ・ボヴェ(Org)

録音:2011年2月、ボホール島
世界的オルガニスト、スイスのギ・ボヴェが非常に興味深いアルバムをリリース。それはスペインの植民地時代にフィリピン各地に建て られた6つの歴史的オルガンを使用しての録音です。これはフィリピンに根付いた教会音楽を知る上での貴重な資料と言えましょう。
ボホール島は、フィリピン中部ヴィサヤ諸島の島の一つで、世界最小級の霊長類の生息地フィリピンメガネザルとしても知られています。この島は1500 年代からスペインの植民地となり、その影響からスペイン教会も数多くつくられました。このアルバムではボホール島の3つの歴史的オルガンが使用され、 当時演奏されたであろう作品をボヴェは選曲しております。 (Ki)
GALLO
GALLO-1362(1CD)
ネグロス島/バコンの歴史的オルガン
ギ・ボヴェ(1942-):フィリピンへのトリビュート「即興演奏」
イラリオン・エスラーバ(1807-1878):スペイン・オルガン曲集から「前奏曲」、他
フェリペ・ゴリーティ(1839-1896):エスペランツァ、2つのバスク民謡集
エドゥアルド・トーレス(1882-1934):シャンソン
ペドロ・アルベニス(1793-1855):スペイン・オルガン曲集から「オフェルトリオ」
ギ・ボヴェ(Org)

録音:2011年2月、ネグロス島
ネグロス島もボホール島と同じ、フィリピン中部のヴィサヤ諸島にある島の一つで、フィリピンで4番目に大きい島です。砂糖の生産地として有名です。 この島もスペイン人来航によりキリスト教会も数多く建てられました。ボヴェはバコンの歴史的オルガンを用いて、19世紀の作品を中心に収録。またフィ リピンへのトリビュート曲としてボヴェの即興演奏も納められております。 (Ki)
GALLO
GALLO-1363(1CD)
マニラ、イントラムロス、サン・アグスティン教会の歴史的オルガン
セバスティアン・アギレラ・デ・エレディア(1570-?):「幸いなるかな女王」
アントニオ・デ・カベソン(1510-1566):メモリー
フランシスコ・コレア・デ・アラウホ(1584-1654):ティエント
D・スカルラッティ:ソナタ.ニ長調K.287
 ニ長調 K.288、ト長調 K.328、
 ハ長調 K.255
作者不詳:パッサカリア
ギ・ボヴェ(Org)

録音:2011年2月、マニラ
イントラムロスは16世紀にスペイン人たちによって建てられた、フィリピンの首都マニラの最古の地区です。スペインの植民地時代には、イントラムロ スはマニラそのものだと考えられていました。ここマニラにはサン・アグスティン教会をはじめ、マニラ大聖堂、サン・イグナシオ教会など多くの教会がた てられました。この録音で使用されたサン・アグスティン教会の歴史的オルガンは非常に明るい音色が魅力の楽器です。ボヴェはこの楽器の音色にふさわ しいスカルラッティの鍵盤曲を収録しました。 (Ki)
GALLO
GALLO-1364(1CD)
ラスピニャスの歴史的オルガン(バンブーオルガン)
ギ・ボヴェ(1942-):フィリピンへのトリビュート「即興演奏」
イラリオン・エスラーバ(1807-1878):スペイン・オルガン曲集から「前奏曲」、他
フェリペ・ゴリーティ(1839-1896):エスペランツァ、2つのバスク民謡集
エドゥアルド・トーレス(1882-1934):シャンソン
ペドロ・アルベニス(1793-1855):スペイン・オルガン曲集〜「オフェルトリオ」
ギ・ボヴェ(Org)

録音:2011年2月、ラスピニャス
ラスピニャスは、フィリピンのマニラ首都圏にある都市です。ここのラスピニャス教会には、世界で唯一、竹で作られたパイプオルガンがあることで知ら れており、本録音ではその貴重な音を楽しむことができます。 (Ki)
GALLO
GALLO-1360(4CD)
6つの歴史的オルガン
■ボホール島のオルガン
■ネグロス島、バコンの歴史的オルガン
■マニラ、イントラムロス、サン・アグスティン教会の歴史的オルガン
■ラスピニャスの歴史的オルガン(バンブーオルガン)
ギ・ボヴェ(Org)

録音:2011年2月、フィリピン
スイスのギ・ボヴェがスペインの植民地時代にフィリピン各地に建てられた6つの歴史的オルガンを使用しての録音集(GALLO-1361~GALLO-1364) の4枚組セット商品です。 (Ki)

N響85周年記念シリーズ第3弾
既発売のタイトルはこちらをご覧下さい。

King International
KKC-2047(2CD)
ワルター・クリーンのモーツァルト
ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466
ピアノ協奏曲第24番ハ短調 K.491#
ピアノ協奏曲第23番イ長調 K.488##
ピアノ協奏曲第27番変ロ長調 K.595*
ワルター・クリーン(P)
ホルスト・シュタイン(指)
若杉弘(指)*、NHK響

録音:1980年2月9日東京文化会館、
1983年3月2日#、1977年12月9日##、1989年12月1日* 以上NHKホール(全てステレオ)
ウィーンならではの優雅なピアニズムを日本に伝えてくれた名手ワルター・クリーン(1928-1991)。彼がNHK響と共演したモーツァルトの協奏 曲が蘇ります。水晶のようにクリアなタッチと清潔な音楽性はモーツァルトにぴったりなうえ、ホルスト・シュタインがまた絶妙な伴奏を施しています。ピ アノ協奏曲第27番では、歌曲「春へのあこがれ」をモチーフにしたカデンツァも披露していて、当時非常な話題となりました。 (Ki)
湧々堂がかねてからメーカーにCD化を要請していた名盤が復刻!特に若杉が伴奏を務めた「27番」は、N響によるモーツァルトととしては5本の指に入る名演奏と確信しております!【湧々堂】

King International
KKC-2049(2CD)
シルヴェストリ〜エキゾチック作品集
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲
エネスコ:ルーマニア狂詩曲第1番*
チャイコフスキー:交響曲第4番#
アルヴェーン:スウェーデン狂詩曲第1番 「夏至の徹夜祭」#
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第1番Op.46-1#
コンスタンティン・シルヴェストリ(指)
NHK響

録音:1964年4月5日、3月21日*、5月2日# 以上,東京文化会館(全てステレオ)
“綺麗事全廃!ただの奔放ではなく確信に裏打ちされた本音の音楽!”
シルヴェストリとN響との唯一の共演となった1964年のライヴ音源集。モノラルながら、演奏の凄さを体感するのに十分な音質です。演奏内容に触れる前に書解説書について一言。シルヴェストリと宇野功芳氏による当時の対談記事が掲載されており、まずこれが興味深いのです!EMIに残した数々の録音からも、自身の閃きを信じて奔放なスタイルに徹していたことは十分認識できますが、楽譜の正確な再現よりも魂を重視すること、レコードと実演では解釈を変えることなどへの強い信念を窺い知ることができます。それとは別に、シルヴェストリの芸術について記した解説文の中に「爆演系」という単語が出てきますが、実際の音源を聴くと、単に血気発散を目指したものとは意味合いが異なることに気付かされます。つまり、血の「勢い」ではなく血の「臭い」を徹底的に曝け出すことを常に考えていたと思われるのです。そのことを特に痛感するのは、チャイコフスキーの第4楽章冒頭。単に暴走を目指すのであればこんな屈折したテンポ設定(特に0:45〜0:53)はありえません。第1楽章冒頭動機の斉奏もアーティキュレーションといい発作的なテンポ加速といい不健康の極みで、お行儀の良い演奏からは湧き出るはずもない人間のドロドロした内面を露骨に表出。第1主題の泣きじゃくり方は常識も良識も通用せず、人間の業が丸出し。
「新世界」は御存知の通りシルヴェストリのトレードマーク。そのレコード録音での暴走ぶりがこの指揮者のイメージを決定づけたとも言えますが、対談記事にもあるように、レコードの録音ではテンポや強弱のコントラストを敢えて抑えてスッキリとしたアプローチを取ることで、結果的に推進力に満ちた名演が実現したという事実に気づきます。ポルタメントの多用、音価の自在な伸縮、アクセントの位置、強弱を付ける箇所等々…レコード録音では封印していアプローチをここでぶちまけています。第1楽章序奏では、2小節ごとに過去を振り返るように呼吸を挟む迫真のニュアンスにドッキリ!主部は、第1主題のアクセントの腰が誰よりも強靭で、全体の気迫も尋常ではありません。しかし感情に任せているようでいて、声部バランスは精妙に制御され、第2主題も弦に移ってからテンポを落とすなど、知的な設計が全体を引き締めているので散漫な印象を与えず、終始手に汗握ります。第2楽章は速めのテンポで朴訥さを際立たせ、草書風の佇まいが魅力。圧巻はやはり終楽章。EMI盤よりも全てのニュアンスが倍加して表出され、弾丸的な推進力もEMI盤以上。5:56からの弱音の浸透力はお聴き逃しなく!こうした透明度の高い響きから芳しい香りを引き出す裏技も持つことに意外性を感じる方も多いことでしょう。そしてコーダの猛烈な鳴りっぷりと最後の和音のフェルマータの意味深さ!!腹をくくって強固なアンサンブルを貫徹するN響もあっぱれ!
「スペイン奇想曲」と「ルーマニア狂詩曲」は、共にこれ以上不可能と思えるのめり込みの激しさで、各曲の演奏史の頂点をなす超名演!
「スペイン奇想曲」は「変奏曲」の色彩濃淡のコントラスの強烈さが驚異的で、「ジプシーの歌」のとことん肉感的な艶めかしさにも鳥肌が立ちますが、なんと11:58では空前絶後のギアチェンジが出現しますのでくれぐれも御用心!最後の「ファンダンゴ」は大噴火!
「ルーマニア狂詩曲」は、何と言ってもfffの旋律4のトゥッティ以降の音の塊の威力に唖然。非人道的な打楽器強打、決死のアンサンブル貫徹ぶり!これがN響、いや日本のオケで実現していたのです!
「スラブ舞曲」は間違いなく史上最速でしょう。しかも繰り返し部分で粋な強弱対比を盛り込むセンス!このテンションで全16曲演奏していたら、団員は誰も生きて帰れなかったでしょう。
綺麗事からは何も生まれないという信念を貫いたこれらの演奏を聴くと、亡き立川談志が定義した「落語とは人間の業の肯定」という言葉が思い出されてなりません。【湧々堂】

King International
KKC-2051(2CD)
ノイマン〜「新世界」他
スメタナ:歌劇「売られた花嫁」序曲
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
ヤナーチェク:シンフォニエッタ*
 タラス・ブーリバ*
ベートーヴェン:交響曲第1番*
ヴァーツラフ・ノイマン(指)NHK響

録音:1978年12月1日、12月7日*(CD2)  NHKホール(共にステレオ)
日本にもたびたび客演しておなじみのチェコの巨匠ヴァーツラフ・ノイマン。1978年の公演では母国を代表するスメタナ、ドヴォルザーク、ヤナーチェ クを採り上げ、NHK響から濃厚なボヘミア色を引き出しています。特に十八番の「新世界交響曲」は格別で、しみじみとした味わいは感動的です。 珍しいのがベートーヴェンの交響曲第1番。ノイマン節のユニークな世界に浸れます。 (Ki)

King International
KKC-2053(3CD)
ホルスト・シュタインのベートーヴェン
交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」
交響曲第5番ハ短調Op.67「運命」*
交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」*
交響曲第7番イ長調Op.92#
ホルスト・シュタイン(指)NHK響

録音:1985年11月6日NHKホール、1992年4月26日サントリーホール*、1989年2月3日NHKホール#(全てステレオ)
シュタインのベートーヴェンを演奏する際のスタンスを徹底的に思い知ることができる興味深いセットです。シュタインは、「ベートーヴェン」という名を耳にするだけで恐れ慄いたそうですが、いかにベートーヴェンを別格の存在として崇めていたか、ここに収録されている曲を聴けば一目瞭然。さらに同シリーズのシベリウスやロシア音楽集の親方気質を反映した演奏と比べれば、指揮するにあたって異なるセンサーを用いていたことは歴然です。
とにかく全4曲に見事なまでに共通しているのは「遊び」のなさ。自我の混入を避け、スコアおありのままに鳴らすことに徹する姿勢は朝比奈以上で、パワー炸裂とか剥き出しの闘志などは入る余地さえありません。バスをたっぷり利かせた弦を主体とし、特定の声部を突出させずにたっぷりと鳴らし、作品の立体感を意図的に強調することも厳禁。まるでシュタインが自分自身と格闘しているかのような独特の緊張が終始漲っているのです。
そのストイックな姿勢が顕著に表れているのが、「運命」第1楽章。遅めのテンポで一音たりとも取りこぼしの内容に刻印し、テンポの微妙な揺らぎさえ許しません。終楽章に至っても、音の量感は凄まじい一方で、造型の誇張や声部解析は最小限に抑え、勝利宣言のような付加価値もないので、痛快さとは無縁の余韻が漂います。
さすがに「田園」ともなれば優雅さが漂うと思ったら大間違い。第1楽章の一点一画も蔑ろにしない強い意志に変わりはなく、メロディアスに流れることも厳しく律しています。それでも音楽が停滞することなく、明確なその意志力が独特の推進性につながっています。第4楽章は音の風圧が壮絶ながら、全体の声部が渾然一体となることに細心の注意が払われています。のどかさを演出せずしっかり鳴らすことに徹するのは終楽章でも同じ。聴き進むうちに、一般的に思い描く「田園交響曲」のイメージは脳裏から消え去り、作品のあるがままの姿を堪能していただけることでしょう。
「第7番」も「舞踏の権化」というレッテルは無用。誠心誠意ひたむきに音楽に打ち込むだけです。終楽章は、第5番の終楽章同様に鳴りっぷりが半端ではありませんが、やはり爆演に逃げ込まない精神力に頭が下がります。【湧々堂】

King International
KKC-2058(2CD)
アシュケナージ〜ブリュッセル・ライヴ他
モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467
 ピアノ協奏曲第22番変ホ長調K.482
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番*
 バレエ音楽「黄金時代」〜ポルカ*
ウラディーミル・アシュケナージ(Pと指)
NHK響

録音:1975年5月26日東京文化会館、2004年7月10日ブルージュ、コンセルトヘボウ*(共にステレオ)
アシュケナージ、ピアニストとNHK響首席指揮者両方の顔を見ることが出来るアルバム。ピアノ協奏曲は、当時38歳のアシュケナージが弾き 振りしたもので、若きアシュケナージならではの輝かしいモーツァルトを聴くことができます。ショスタコーヴィチの交響曲第5番は、NHK響が 2004年7月に行ったベルギー、ブリュッセルでの公演で、非常な熱演のうえ、当地の聴衆の反応も興味津々。貴重な記録の復活です。 (Ki)

オクタヴィア〜シングルレイヤーSACD新譜4タイトルリリース!!
「シングルレイヤーSACDはハイブリッド盤よりも良質のDSDの音である!」というお客様の声に答えてEXTONの優秀録音盤がシングルレイヤーSACDとしてリリース。より純度の高いDSDの高音質をお楽しみ下さい!
オクタヴィア
OVGL-00015(1SACD)
シングルレイヤーSACD
2012年3月28日
ワーグナー:管弦楽曲集T
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕前奏曲
歌劇「ローエングリン」第1幕前奏曲
歌劇「ローエングリン」第3幕前奏曲
「パルジファル」第1幕への前奏曲
歌劇「さまよえるオランダ人」序曲
楽劇「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死
劇「タンホイザー」序曲
エド・デ・ワールト(指)オランダ放送PO

録音:2003年8月25-29日ヒルヴェルサム、MCOスタジオ
オクタヴィア
OVGL-00016(1SACD)
シングルレイヤーSACD
2012年3月28日
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」 ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン(指)
オランダ放送PO

録音:2006年4月4-7日ヒルヴェルサム、MCOスタジオ
オランダの新たなカリスマ指揮者ヤープ・ヴァン・ズヴェーデンのEXTONデビュー盤がシングルレイヤーSACD盤として再登場。細部にまでこだわり抜いた繊細な響きとブルックナーらしい雄大な響き。オランダ放送フィルの豊かな弦楽アンサンブルが美しく広がります。シングルレイヤー盤の全く濁りのない純粋な響きをお楽しみ下さい。
オクタヴィア
OVGL-00017(1SACD)
シングルレイヤーSACD
2012年3月28日
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番
室内交響曲
ニコライ・アレクセーエフ(指)
アーネムPO

録音:2010年12月8-10日アーネム、ムシス・サクルム、コンサートホール
パワフルでロシア色に染まったサウンドで魅了するアレクセーエフとアーネム・フィルのショスタコーヴィチ 交響曲第5番がシングルレイヤーSACD盤で登場。ロシア伝統的な奏法にこだわり、現代的な美音とソヴィエト的な演奏をあわせる新時代のショスタコーヴィチとなっています。
オクタヴィア
OVGL-00018(1SACD)
シングルレイヤーSACD
2012年3月28日
ラフマニノフ:2台ピアノのための組曲第1番&第2番
6つの小品
清水和音、菊地裕介(P)

録音:2011年4月13-15日静岡・ヤマハ テストスタジオ
日本を代表するピアニスト清水和音と若手の旗手菊地裕介がデュオを組んだ話題作がシングルレイヤーSACDとして登場。数多くのオーケストラとの共演や室内楽の経験をもとに2台ピアノの極みといえるラフマニノフに真っ向から挑んだアルバムです。ピアニズムの極地がシングルレイヤーSACDとして復刻です。

ブリュッセル・フィルの自主制作レーベル

BPR
BPR-001(1CD)
ドビュッシー:海/牧神の午後への前奏曲
夜想曲
ミシェル・タバシュニク(指)ブリュッセルPO

録音:2010年7月14-17日、スタジオ4
1935年に創立されたベルギーのオーケストラ、ブリュッセルPO(旧フランダース放送管弦楽団)が自ら立ち上げたBPR-レーベルから、記念すべきファーストCDがリリースされます!ヨーロッパで最高の音響として名高いスタジオ4でリハーサルを重ね、コンサートの本拠地としてボザールで演奏を重ねているほか、ブリュッセルのコンセルトヘボウなどでも演奏を重ねるオーケストラ。古楽から現代曲まで手掛ける実力派で、2012年もドイツ、オーストリアへの演奏ツアーを予定するなど、ヨーロッパ各地で活躍しています。2008年よりスイスの名匠ミシェル・タバシュニクが音楽監督を務めており、現代音楽も交えながら聴衆に魅力的なプログラムを提供しています。ファーストCDに収録されているのはドビュッシーの管弦楽曲。「海」、「牧神」「夜想曲」と傑作ぞろいの聴き応え十分なプログラムとなっています。ベルギーのオーケストラではありますが、その響きには柔らかくも芯のあるフランス的なハーモニーも感じられます。タバシュニクの巧みな指揮の下、綿密に組まれたアンサンブルは聴き所。録音場所はもちろん、スタジオ4です! (Ki)

BPR
BPR-002(1CD)
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
スラヴ舞曲集第1集Op.46
ミシェル・タバシュニク(指)ブリュッセルPO

録音:2011年7月5、6日 スタジオ4
“タバシュニクの職人芸が光る、洗練美と民族色の絶妙な融合!”
透明度の高いテクスチュアと洗練されたフレージングを駆使しながら、内声部を有機的に絡ませ、作品全体の構成感にも配慮しながら堅実に音楽を再現するタバシュニクのセンスが光る一枚です。
「新世界」第1楽章序奏の丁寧なフレージングには本物の共感が宿り、清潔感も満点。これが全楽章を通じて貫徹されています。第2楽章も清々しさを感じさせ、第3楽章第2トリオをレガートで歌い上げるセンスの高さも必聴。終楽章は共感の熱さが最も迸り、6:43からのテーマの味わい深さは格別。コーダではアッチェレランドが掛かりますが、その作為を感じさせないしなやかな推進力もタバシュニクの芸の懐の深さを反映したものと言えましょう。
更に素晴らしいのが「スラブ舞曲」。ヨーロッパで最高と評されるスタジオ4の音響効果も手伝って、響きは常にクリアでありながらシンフォニックな厚みも同時に引き出し、各曲の持ち味が余すところなく生かされています。まず第1曲の、感覚的な洗練さを超えた意外なまでの土俗的雰囲気に耳を奪われます。音の色彩も「新世界」とは異なる原色志向。第2曲はテンポ設定が実に鮮やかで、そこには共感の限りが尽くされています。第4曲の前半部分は単純なフレーズが繰り返されますが、その陰影の豊かさ、テンポの微妙な揺らぎと完全連動したニュアンスの変化の妙にビックリ。微に入り細に入り表情を付け過ぎると素朴な味わいが後退しかねませんが、第8曲では十分にリズムを沸き立たせながらも、ニュアンスの勘所だけを確実におさえ、あとはオケの自発性に任せたような伸びやかさです。物々しい響きで圧倒する演奏とは明らかに異なる手作り感をご堪能下さい。ソロ・パートの力量の高さにもご注目を。
※初回プレス分には、「新世界」第1楽章8:40付近で編集ミス(リズムの繰り返しが1回多い)がありますが、2回目以降のプレスでは修正されるそうです。  【湧々堂】

スイスが誇る女流ヴァイオリニスト
ウルズラ・バグダザルヤンツの秘蔵音源集
GALLO
GALLO-1248(1CD)
ウルズラ・バグダザルヤンツVo.1
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調BWV1003
ナルディーニ:ヴァイオリン・ソナタ.ニ長調#
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ変ロ長調K.378*
バルトーク:ラプソディ第1番*
ウルズラ・バグダザルヤンツ(Vn)
ルチアーノ・スグリッツィ(P)
フェルナンド・ケーザー(P)*

録音:1963年、1960年#、1969年*
[リマスタリング2008年]
GALLO
GALLO-1249(1CD)
ウルズラ・バグダザルヤンツVo.2
シェック:変奏ソナタOp.22
ヴァイオリン・ソナタ.ニ長調Op.16
ヴァイオリン・ソナタ.ホ長調Op.46
ウルズラ・バグダザルヤンツ(Vn)
ギーゼラ・シェック(P)

録音:1961年[リマスタリング2008年]
GALLO
GALLO-1250(1CD)
ウルズラ・バグダザルヤンツVo.3
シェック:ヴァイオリン協奏曲Op.21
グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲*
ウルズラ・バグダザルヤンツ(Vn)
フランチェスコ・ダヴァロス(指)
レオポルド・カゼッラ(指)*
ルガーノ放送O

録音:1970年、1960年*
[リマスタリング2008年]
GALLO
GALLO-1251(1CD)
ウルズラ・バグダザルヤンツVo.4
ウルズラ・バグダザルヤンツ:ヴァイオリンとピアノのためのポエム
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタK.378〜第1楽章**
ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ.ヘ長調#
ナルディーニ:ヴァイオリン・ソナタ.ニ長調より第1楽章*
パガニーニ:ヴァイオリン・ソナタOp.12-3#
ウルズラ・バグダザルヤンツ(Vn)
フェルナンド・ケーザー(P)**
ブルーノ・サラディン(P)#
ルチアーノ・スグリッツィ(P)*

録音:1960-1969年[リマスタリング2008年]
GALLO
GALLO-1352(1CD)
ウルズラ・バグダザルヤンツVo.5
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタト長調K.301*
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番「クロイツェル」Op.47イ長調
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調Op.108
ウルズラ・バグダザルヤンツ(Vn)
ルチアーノ・スグリッツィ(P)*
ブルーノ・サラディン(P)

録音:1963年*、1964年ライヴ
[リマスタリング2011年]
非常に力強く、そして優美に歌いあげるスイスの女流ヴァイオリニスト、ウルズラ・バグダザルヤンツの貴重な録音5タイトルを一挙ご紹介。ルーマニア人の父とスイス人の母のもとに1934年スイスのヴィンタートゥールに生まれたバグダザルヤンツは、ヴァイオリニストであった母に手ほどきを受け、幼少の頃よりその才能を開花させてきました。10歳の時には舞台にたちベートーヴェンのロマンス第2番を弾き周囲を驚かせました。バグダザルヤンツの演奏はとてもあたたかく、存在感のある音色そしてストレートな解釈が特徴で、聴き手に心地よさを与えます。一音一音の粒立ちのよさとフレージングの大きさは彼女の特質と言えましょう。レパートリーはJ.S.バッハからモーツァルト、バルトークと広く、また、オトマール・シェックをはじめとする生まれ故郷のスイスの作曲者のOp.(オトマールの娘、ピアニストのギーゼラとも度々共演)も積極的に演奏、録音してきました。今回のCDリリースにあたりリマスタリングもされました。バグダザルヤンツの全盛期を知れる貴重なシリーズと言えましょう。(Ki)

N響85周年記念シリーズ第2弾

King International
KKC-2017(3CD)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集 ウィルヘルム・ケンプ(P)
森正(指)NHK響

録音:1970年4月7日(1‐3番)、9日(4、5番)
全て、東京文化会館・ステレオ・ライヴ
5度目の来日をした際のベートーヴェンのピアノ協奏曲連続演奏シリーズを収録。ケンプというとお決まりのように「技巧型ではなく精神で奏でる」と評されますが、その技巧とは何を指しているのでしょうか?子供でも判別できる「音を外す」ことを言うのなら、あのポリーニだって外すことはあります。逆に技巧派と言われる人でも音色の使い分けができない人は存在します。ここでの特に初期の作品を聴くと、そういう疑問が増大するばかりです。
とにかく、語り口からこぼれる人間的な優しさ、独特の緊張に裏打ちされた揺るぎないフレージングの魅力はかけがえの無いものです。また当時ケンプは75歳でしたが、精神は全く枯れていないばかりか、モーツァルトの影響を意識した小じんまりした演奏にも傾くことなく、内面に強靭な意志を湛えた求心力の高い演奏となって繰り広げられます。「第1番」第1楽章展開部、最後の急降下音型の鮮烈さ、カデンツァでの渾身のアクセントを伴う打鍵など、まさに名人の語り口そのもの!「第3番」第1楽章主題最後の音の、決して感覚的な切れ味からは引き出し得ない強靭な重みとその直後の柔和なニュアンスのコントラスのと妙も精神とテクニックのバランスの絶妙さの表れではないでしょうか。終楽章冒頭もタッチは柔らかいのにそこに宿る意志は揺るぎなく、フレージングに一貫した緊張をもたらしているのが感じ取れます。
「皇帝」では、第1楽章6:50以降、アクセントが少しのあざとさも帯びずに生命力を与えるさまをお聴き逃しなく。
森正の指揮も絶妙。ピアノを引き立てながらも当たり障りのない伴奏に終始するのではなく、確かな造形力を持ってベートーヴェンに相応しい音像を築いています。【湧々堂】

King International
KKC-2020(2CD)
リヒテル&ベルマン
モーツァルト:ピアノ協奏曲第22番*
 ピアノ協奏曲第27番*
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
スクリャービン:練習曲変ロ短調Op.8-11/嬰ニ短調Op.8-12
ラフマニノフ:前奏曲嬰ハ短調Op.3-2
ベートーヴェン(ルビンシテイン編):トルコ行進曲
スヴャトスラフ・リヒテル(P)*、
ラザール・ベルマン(P)
ルドルフ・バルシャイ(指)*
岩城宏之(指)、NHK響

録音:1970年9月15日東京文化会館*、1977年10月6日NHKホール
全てステレオ・ライヴ
“鉄のカーテンを越えてやって来た二人の巨匠ピアニストの初来日公演”
リヒテルによるモーツァルトの「第22番」は、まずオケの導入の重厚な響きにびっくりさせられますが、それに続くリヒテルのピアノは例によって内省の極み。優しく微笑みながらもどこか暗さを秘めたフレージングと音色はリヒテル以外の何物でもなく、展開部ではそのニュアンスの陰影が更に深まります。そんなリヒテルの芸術性と作品の持ち味が完全に一致を見る第2楽章は感動の極み。終楽章はタッチの質がこれ以上望みようのない厳選され尽くされたまろやかさ!5:01以降の「慈しみ」などという単純な形容では収まらない感興豊かさ、6:39からの弦のピチカートと完全に同化した幻想的なニュアンスなど、聴き逃せないシーンの連続です。
「第27番」はブリテンとの共演による録音も存在しますが、残念ながらリヒテルの大きな弾き損じがあっただけに、この来日ライヴの復刻は垂涎!しかも、録音の良さも含め、ブリテン盤以上に表現の訴求力が深く、それでいながら、演奏者の個性が作品を飛び越えることなく完全に調和しながら幽玄のニュアンスが紡ぎ出される様に涙を禁じえません。特に第2楽章の琴線に触れる情報量の多さは驚異的で、その全てを受け止めるには、聴き手にも相当の覚悟が必要でしょう。
作品も芸風もリヒテルと対照的なのがベルマン。チャイコフスキーでは想像通りの豪放なピアニズムを披露し、終楽章2:03から倍にテンポを落とすなどユニークな解釈も見られますが、ここでもむしろソロ作品の説得力の高い演奏にご注目を。妖艶なスクリャービン。そして極めつけは、ベルマンのトレードマークとも言える「トルコ行進曲」。超重量級の快演で、存在感絶大です。 【湧々堂】

King International
KKC-2022(2CD)
ギレリス&ゲルバー
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
バッハ(ジロティ編):前奏曲ロ短調
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番*
エミール・ギレリス(P)
ブルーノ・レオナルド・ゲルバー(P)*、
ヴァルフガング・サヴァリッシュ(指)
NHK響

録音:1978年4月19日、1980年4月9日*
全て、NHKホール・ステレオ・ライヴ
“サヴァリッシュの盤石の指揮で実現した、二人のピアニストの絶頂期の名演!”
2人のピアニストにとって十八番といえる作品であるだけに質の高い演奏であることは聴く前から予想できるにもかかわらず、これ程感動させられるとは!もう誤解を恐れず、両者のスタジオ録音を上回る名演と断言せずにはいられません。
「皇帝」は、ギレリスの絶頂期の幕開きを告げる素晴らしさ。強打鍵はもちろんのこと些細な弱音にも毅然とした芯が宿り、表現意欲も極めてアグレッシブ。第1楽章のカデンツァなど、いきなりインテンポで飛び込んだかと思うと繊細なアルペジョまであっという間に音楽が流れ、こんな短いカデンツァだったかと思うくらい聴き取るべきニュアンスが豊富。そういう意味では、第2楽章はまさに時間を忘れさせる究極の美しさで、終楽章に進まずこのままこの夢のニュアンスに浸っていたいと思うほど。しかしその終楽章、冒頭主題のテンポに誰にも有無を言わせぬ強靭な意思が脈打つのを聴いて早々にノックアウト。テンポそのものに音楽性が漲るという奇跡をぜひご体感ください。
ゲルバーは、これがN響との初共演ですが、これまた月並みな感動では済まされません!第1楽章で最初に強打鍵で圧倒する箇所(3:35付近以降)の、音が割れる寸前の強烈な打ち込みと神々しさに、さっそくブラームスを徹底的に堪能しているという実感が得られます。ゲルバーは手が小さいことでも有名ですが、6:37以降で更に熾烈を極める強打の応酬は、その重量感といいタッチの高潔さといい、どうしてこんなことが可能なのでしょう?そしてコーダでのトリルの尋常ならざるヴォルテージも、これ以上のものがあれば是非お教え下さい。緩やかな第3楽章でさえ弱音の底流には熱い精神が絶え間なく息づき、決して聴き手を安らぎを与えることはありません。感覚的にメランコリックなフレージングであってもも綺麗に横滑りさせるのではなく、ブロック的な構築を貫徹している点も、まさにブラームス以外の何物でもありません。聴き手に息をつかせる瞬間を敢えて探せば終楽章の前半ですが、気がつけば巨匠サヴァリッシュを向こうに回すほどの風格と精神高揚力に全身鳥肌!ゲルバーはこの曲を弾くために生まれてきたとしか思えません。  【湧々堂】

King International
KKC-2024(2CD)
シュヒターの「新世界」
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」*
レスピーギ:交響詩「ローマの松」*
ドヴォルザーク:交響曲第8番
スメタナ:交響詩「モルダウ」
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第10番ホ短調Op.72-2
ウィルヘルム・シュヒター(指)NHK響

録音:1959年3月21日、1959年11月8日(ステレオ・ライヴ)*、1959年10月4日(モノラル・ライヴ) 以上,旧NHKホール
“ただの鬼トレーナーではない!シュヒターの深い歌心と色彩感覚にご注目を!”
1959年から62年までN響の常任指揮者を務めたドイツの指揮者シュヒターの、厳しいトレーニングの成果を凝縮した貴重な録音集。
シュヒターのお披露目演奏会である「新世界」は、トスカニーニ張りの快速テンポで厳格な構成力が際立つ演奏。第1楽章の第2主題では明確に減速処理を行い、続くフルートの小結尾主題もノスタルジックな性格を確実に刻印するなど、シュヒターの強固な意志に一切の揺るぎはありません。終結部のトランペットのクレッシェンドもスコアの指示を露骨なまでに厳守。終楽章も感傷を排したイン・テンポ進行。団員の決死の形相が眼に浮かぶほど緊張が渦巻いまています。シュヒターの唸り声も随所に聞かれます。
それに対して「交響曲第8番」は、第1楽章の序奏からローカルな味わいを全面に出し、フルートソロも懐かしさを噛み締める風情を漂わせる、「新世界」と同じ指揮者とは信じがたいほど。主部に入ってからも推進力よりも濃厚なアゴーギクを盛り込みながら感情のひだに訴えるフレージングを敢行。2:22からの弦のフレーズのなんと物憂げなこと!第2楽章の滑り出しも同様に憂い満点。呼吸の大きさと余韻の深さが心の響きます。更に第3楽章では後ろ髪をひかれる風情がますます濃厚となり、第2主題直前で一旦ルフト・パウゼを挿入してからテンポを落として中間部へ入るその情感たるや、溜息が出るばかりです。3:28からの弦のフレージングでは、掛けられる全ての箇所にポルタメントを付加しますが、嫌らしいどころか音が結晶化し切っているので芳しさの限り!終楽章冒頭のファンファーレはごく標準的なテンポで始まりますが、続くチェロの主題はこれまた郷愁の塊!主部はまさにシュヒターならではの厳格な構成力を駆使して凝縮力の高い演奏を展開しますが、それでも「新世界」終楽章のような向こう見ずな推進力とは別物。
驚愕の名演がスラブ舞曲!全曲の中で最も感傷的なこのOp.72-2の性格を更に押し広げ、緩急自在の即興的なテンポ変動を交えながら感情の揺れをここまで徹底的に炙り出した演奏が他にあったでしょうか?しかも中間部との音像コントラストの実に鮮やかなこと!
しかし、全収録曲の中で白眉は「ローマの松」でしょう。まず驚くのが音質の良さ!「新世界」同様ステレオ収録ですが、こちらは放送のために万全の体制で行われた録音(拍手なし)で、ホールの空間的な広がりまで見事に捉えられています。妥協のないリズムの躍動はもちろんのこと、「カタコンブ」に象徴されるように幻想的な音の色彩の表出と、しなやかなフレージングの訴求力の高さ、綻びが皆無に近いアンサンブルの質の高さなど、驚異の連続!。そして最後は、恐ろしく陰影の濃いド迫力の「アッピア街道」に打ちのめされることになります。【湧々堂】

King International
KKC-2026(2CD)
マタチッチ〜ワーグナー他
ウェーバー:「魔弾の射手」序曲*
ワーグナー:「リエンツィ」序曲**
 「さまよえるオランダ人」序曲
 「タンホイザー」序曲
 「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕前奏曲
ヤナーチェク:シンフォニエッタ##
コダーイ:組曲「ハーリ・ヤーノシュ」##
ストラヴィンスキー:組曲「火の鳥」(1945年版)#
ロヴロ・フォン・マタチッチ(指)NHK響

録音:1969年5月27日東京文化会館*、
1973年12月27日、1975年12月4日**、
1973年12月5日#、1973年12月14日## 以上,NHKホール
全てステレオ・ライヴ
“「ハーリ・ヤーノシュ」〜間奏曲の面白さは空前絶後!”
指揮姿はぶっきぼうでも、全身から溢れ出る強烈なオーラで団員を奮起させるマタチッチの芸の威力をまざまざと思い知らせれる2枚組です。
ワーグナーは、細部を精緻に突き詰めるスタイルとは対照的な演奏。テンポ自体はごく標準的なのに、弾丸のような推進力が常に漲り、オケ全体がマタチッチの放つオーラに自然に突き動かされて体当りしている姿が目に浮かびます。特に、刻々と変化するテンポに伴って多彩なニュアンスが現出され、終結部で豪放な迫力を見せる「オランダ人」は聴きもの!「マイスタージンガー」もまさに弾丸モード。
ディスク2では、まず「ハーリ・ヤーノシュ」が強烈!ハンガリー的な民族色以上に音の凄みで圧倒し続け、空前絶後のドラマティックな演奏となっていますます。“ウィーンの音楽時計”は速めのテンポで畳み掛け、この上なく豪奢。“間奏曲”も猛獣のような勢いで突進する一方で、ツィンバロンのソロに配慮してオケの音量を慎重に加減する配慮も見られます。腰を抜かしそうになるのが、ツィンバロンのカデンツァを引き立てるために、オケのフレーズの最後を延々と引き伸ばし、「さあお聴きあれ!」と言わんばかりに名人芸に華を持たせる粋な計らい!そのツィンバロン・ソロの土臭いというよりもドギツいまでの派手さも必聴!
「火の鳥」は、珍しい1945年版による演奏。スヴェトラーノフもN響と同じ版で大名演を聴かせましたが、その重戦車のような演奏とは異なり、リズムのエッジを立て、表情の明暗、硬軟のコントラストを克明に表出。“王女たちのロンド”は単なるノスタルジックな演奏ではなく、0:21からのオーボエの旋律から0:49までをカデンツァ風に一息で描くフレージングの妙からイチコロ!他の版との響きの違いが最も顕著な“終曲”も個性満点。2:14からの八分音符の鋭利な刻みは、ピアノの響きを強調して、独特のドライな色彩を引き出し、1919年版の朗々と歌う四分音符のフレーズとの差異を露骨に表出!度肝を抜かれます。【湧々堂】

King International
KKC-2028(3CD)
ブラームス:交響曲全集
交響曲第1番ハ短調Op.68
交響曲第2番ニ長調Op.73*
交響曲第3番ヘ長調Op.90**
悲劇的序曲Op.81#
交響曲第4番ホ短調Op.98##
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指)
NHK響

録音:1973年6月23日NHKホール(柿落し公演)
1971年5月8日東京厚生年金会館*
1972年4月19日東京文化会館**
1972年5月4日東京文化会館#、
1975年4月23日NHKホール##
全てステレオ・ライヴ
サヴァリッシュ40代後半の活気漲る演奏。基本的に過剰な物々しさや大きなテンポの緩急は避け、音楽の推進力を際立たせていますが、ピンポイント的にガクッとテンポ落として見得を切る箇所も散見され、そこにはいかにも大家然とした余裕と言うよりは厳格な統制の痕跡を感じさせるのが特徴的で、N響の団員も襟を正して緊張の面持ちで臨んでいる様子が目に浮かびます。このコンビのブラームスは後年のさらに円熟した演奏も存在しますが、ここでのストレートな内燃エネルギーの凝縮力と放射の鋭敏な切り替えは、この時期ならではの魅力で、第1番の終楽章コーダの思い切ったインテンポでの畳み掛けなどはその好例でしょう。
交響曲もさることながら、忘れてはならないのは「悲劇的序曲」の濃密な名演!【湧々堂】

King International
KKC-2031(2CD)
スウィトナーのマーラー
交響曲第1番ニ長調「巨人」
交響曲第2番ハ短調「復活」*
オットマール・スウィトナー(指)
NHK響、曽我栄子(S)、辻宥子(Ms)、
国立音楽大学cho

録音:1973年1月12日東京文化会館、1979年1月12日NHKホール*
共にステレオ・ライヴ
スウィトナーの素直で純朴な歌心が生きた演奏であると同時に、スウィトナーのマーラーに対する基本姿勢を改めて窺わせる意味深い復刻です。
「巨人」第1楽章序奏部の春の日差しを思わせる明朗で温かな響き!これこそまさにスウィトナーのマーラーを象徴するものではないでしょうか。主部以降は、自然な流れに任せているようでいて木管の些細なフレージングにも愛情を滲ませ、表情にもデリカシーが香り、頬に吸い付くような風合いの音楽が流れます。「明朗」といえば、第3楽章冒頭のコントラバスのソロの伸びやかさにはには一瞬驚かされます。息も絶え絶え歩むイメージとは正反対で、過剰な女々しさや消沈を露骨に晒すのはスウィトナーの趣味とは反し、「希望の光のない音楽なんて耐えられない」という声が聞こえてきそうですが、それで脳天気な音楽に成り下がるどころか、嘘のない共感が聴く側の心を捉えて離さないのです。イタリア人の血も引くスウィトナー特有のカンタービレの魅力も満載。終楽章ももったいぶった表情は避けることでかえって音楽の構造がクッキリと浮上し、4:18からの弦の熱い愛情迸るカンタービレもビリビリと胸に迫ります。必要十分な推進力とダイナミズムもしっかり確保されていることは言うまでもなく、コーダの熱気は圧巻。終演後の聴衆の熱狂も大いに頷けます。
更なる名演が「復活」!深刻にならざるをえないこの曲でもスウィトナーのスタンスは同じで、いわゆる「毒」を前面に出さないのですが、音楽の充実感は破格で、特に9:07付近からの厳格に低速を貫徹して強固に意志を刻印するシーンでも明らかなように、内容自体は踏み込みの強い濃厚なものとなっており、それが感動に直結!この感覚、プレートルのマーラーに心底共鳴された方ならお分かりいただけるのではないでしょうか。辻宥子が歌う「原光」は稀に見る名唱ですが、終楽章の素晴らしさといったらもう尋常ではありません!アンサンブルの精度も含め、N響のマーラー演奏史上これは屈指の名演奏と言えましょう。合唱の歌い始めのニュアンス!明らかに普通のモードではありません!しかもこの合唱の奇跡的な素晴らしさはこの一瞬の出来事ではなく、コーダでは絶対的な存在感を示し、スウィトナーのとてつもなく大きな包容力とともに宇宙規模のスケール感に発展するのです。 【湧々堂】

King International
KKC-2033(2CD)
ホルスト・シュタインのシベリウス
交響曲第2番ニ長調Op.43
トゥオネラの白鳥Op.22-2*
交響詩「フィンランディア」**
交響曲第1番ホ短調Op.39**
交響曲第7番ハ長調Op.105#
ホルスト・シュタイン(指)NHK響

録音:1975年2月26日、1981年2月6日* 以上,東京文化会館
1987年11月18日#、1990年2月8日** 以上,NHKホール
全てステレオ・ライヴ
“作品のイメージに囚われず「音楽のあり方」を実証したシュタインの偉業!”
シュタインお得意のシベリウスですが、録音年も会場も異なるにもかかわらず、全てにシュタインらしさがはっきり刻印されていることに驚きを禁じえません。重心を低く保って中低域をたっぷり響かせる音楽作りは、本領のドイツ音楽でもシベリウスでも基本的に変わらず、どんな音楽にでも適用できる特有のセンスを持ちあわせていた指揮者だったことをを再認識させられます。
交響曲第2番は、第1楽章の弦の導入部で優しく温かな語り口心を捉えます。響きは意外なほど洗練されており、特に弦のテクスチュアの美しさは格別。主旋律を主体とした音像作りにもかかわらず、音楽が皮相なものにならずに奥行きと豊かさを感じさせるのも並外れた音楽家魂の象徴。聴きものはやはり終楽章。朴訥とした表情の中にも揺るぎない確信と共感が漲り、スケールも雄大。音量増大によるものではなく音楽の構え自体が大きいので、その安定感は抜群。
「トゥオネラの白鳥」は、しなやかな呼吸と精妙な響きの統制、心からの共感によって、単に陰鬱な音楽ではなく真に詩的なニュアンスを表出。しかも内省一辺倒ではなく、情感を大きく揺さぶりながらフレージングを繰り返すので実にドラマチック。こんな心のこもった「トゥオネラ」は、久々に聴いた気がします。
交響曲7番も大名演。シベリウス晩年の内省的な情緒を重視した演奏が多い中で、音の隈取を克明に描き、音楽的なうねりを注入しながら人間味溢れる名演奏を披露。響きのクオリティを十分に吟味しつくしながらも音楽が全く痩せることがないという、シュタインの音楽作りの魅力も十分に堪能できます。1:46からの弦のトレモロのなんという意味深さ!5:01からの金管の深遠さ!11:55からの旋律の表面的な透徹など物ともしない骨太な精神が宿る響きもシュタイン節。アンサンブルの精度の高さも特筆もの。
このCDの最高峰は交響曲第1番!やはり第1楽章冒頭の響きはいかにも凍てつく北欧の空気感とは異なりますが、一途な共感一本で勝負したような温かさ。これが心を捉えて離さないのです。親分肌のシュタインを彷彿とさせる思いきりの良い進行が作品のドラマ性と完全に融合して醸し出される勇壮さが実に魅力的。7:57からの物凄い呼吸の膨らませ方と幸福の謳歌ぶりは鳥肌必至!コーダは任侠映画のような凄み。第3楽章の音楽を根底から揺さぶる独特の牽引力が並ではなく、この楽章をこれほど濃密に描いた演奏も稀でしょう。もちろんティンパニの打ち込みも魂の叫び。終楽章に至っては全てがパーフェクト!スケール感はもちろんのこと包容力という点でこれにまさる演奏がありましょうか?8:40からの気の遠くなるほど熱いフレージングと意味を満々と湛えた分厚い響きのオーラ!ここまま死んでもいい…とさえ思えるほど感動的です。【湧々堂】

King International
KKC-2035(2CD)
ブロムシュテットのマーラー
交響曲第4番ト長調
交響曲第5番嬰ハ短調*
ヘルベルト・ブロムシュテット(指)NHK響
中嶋彰子(S)、

録音:2001年4月28日
1985年12月5日* 
共にNHKホール/ステレオ・ライヴ
ブロムシュテットならではの衒い皆無のマーラー。いわゆるマーラーらしい毒にはどこにもなく、古典的なフォルムの中で品格を持って丹念に音楽を奏でることに終始しており、エキセントリックなマーラーに疲れた耳には新鮮に響きます。 【湧々堂】

King International
KKC-2037(2CD)
ノイマンの「わが祖国」
スメタナ:交響詩「わが祖国」
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第1集&第2集(全曲)
ヴァーツラフ・ノイマン(指)NHK響

録音:1978年12月13日
1990年11月9日
共に、NHKホール/ステレオ・ライヴ
“「スラブ舞曲」の原点を思わせる深い見識と味わい!”
「わが祖国」は、N響との初共演。節度と品格を湛えた演奏で、内声バランスやアクセントに凝ったり、民族色を強烈に打ち出すこともなく、徹底的に自然体の佇まいを重視しているので、最後まで安心して作品に魅力に浸ることができます。ただ、終曲のコーダはN響の自発性も手伝って、チェコ・フィルとの共演ではあまり見せない爆発力も発揮しています。なお音源劣化のせいか、「モルダウ」の途中から「シャルカ」までは左チャンネルが詰まったような音になっています(第4曲目から回復)。
一方の「スラヴ舞曲」は、N響との最後の共演から。これが名演奏!ノイマンの指揮によるこの作品はスタジオ録音のCDで聴き尽くしたつもりでいましたが、表情の一つ一つに細心の注意をはらい、閃きに富んだニュアンスを盛り込んでいたことには気づきませんでした。終始落ち着いたテンポで貴重として、シンフォニックな手応えよりも素朴な情感を大切にした演奏で、特にテンポの速い部分において、過度に速くならないように節制することによって生まれる馥郁たる雰囲気はかけがえのないものです。Op.46の1曲目からその悠然としたテンポ感にはっきりとしたコンセプトが感じられ、しかも必要十分なスケール感も確保されているので味わいもひとしお。プレストのOp.46-8も同様。これを聴くと、猛烈なスピードでまくし立てる指揮者の見識をつい疑いたくなります。
Op.46-6もここまでゆったりしたテンポを採用していたことにあらためて驚かされます。ノイマンは他の作品で3拍子系の曲でゆったりしたテンポを取って鄙びた雰囲気を出すことが多いですが、ここでもその効果と味わいは絶大。この1曲を聴くだけでも損はありません。過度な物々しさを避けたOp.72-5の品格あるアプローチも忘れられません。Op.72-8の黄昏の雰囲気とノスタルジーも他の指揮者とは比べ物にならない程の余韻を残し、最後の一音まで純朴。正直なところ、この1曲は最後まで通して聴いた経験が殆どありません。他の曲に比べ演奏時間が長いせいもありますが、綺麗なメロディーが延々と流れるという印象しか与えない演奏ばかりだったのです。N響団員の多くが、この演奏を特に忘れられない名演と語っているそうですが、大いに頷けます。【湧々堂】

King International
KKC-2039(2CD)
ライトナーのベートーヴェン
交響曲第5番「運命」/交響曲第7番*
序曲「レオノーレ」第2番**
交響曲第6番「田園」#
フェルディナント・ライトナー(指)NHK響

録音:1983年7月8日、1981年3月14日*、1981年3月18日**、1986年5月7日#
全て、NHKホール/ステレオ・ライヴ
“渋いサウンドに隠されたドイツ精神の貫徹!!”
ライトナーの演奏評には、必ずと言ってよいほど“劇場叩き上げの堅実さ”とか“極めて地味”といったという形容がされます。確かにガツンと腹に響くサウンドとは無縁ですが、決して何もしていないわけではなく、例えば指揮者なしで演奏した場合に、こうした響きには絶対にならないことを考えれば、テンポにも響きにも確固としたヴィジョンを頑固に貫いていたことは明らかで、なによりも、その地味な響きから作品自体の持ち味を浮かび上がらせる指揮芸術はかけがえのないものだったと改めて痛感させられます。
ここに聴く「レオノーレ第2番」も、冒頭で強固にティンパニを打ち鳴らすことで強靭な力感をアピールするのが通例ですが、ここではそんな手法は邪念でしかないとばかりに、燻したような響きがじんわりと広げます。しかし、主要主題が盛り上がるシーンではまさに精神的な高揚を見せ、厳しい締めつけ感のない自然体の造形力の中から独特の風格美を生み出しており、作品そのものに発言させる流儀の貫徹ぶりには本当に頭が下がります。
その徹底してけれん味のない芸風が生きているのが「田園」。全ての楽章が無理のないテンポで、絵葉書的なイメージとは一線を画したスコアの丹念な再現に専心。キリッとしたリズム感と見通しの利いたハーモニー表出といった昨今の風潮と最も顕著な違いを示しているのが第3楽章。ゆったりとしたテンポ、中低域をベースとした厚みのある響きと、決してリズムを独り歩きさせない音の抽出から、温かな情感が引き出されます。当然第4楽章でも感覚に訴える仕掛けなど皆無。調和のとれた響きからはみ出ることなく、聴き手のイマジネーションに問いかけます。終楽章に至っては、完全にニュートラル運転のように指揮者の存在は影を潜めますが、無機質な響きはどこにもなく、そこはかとない味わいがじんわりと広がります。
「運命」は、朝比奈隆の指揮を更に渋くしたような、リズムのエッジを立てず、音の隈取りも磨きをかけない古色蒼然としたスタイルの極み。あくまでも弦楽器群を主体とした、かつてのドイツの伝統的なスタイルを全ての楽章で貫徹。特に終楽章は、ここまで外面的な効果を排して「精神的な高揚」のみを目指した演奏は稀有で、その味わい深さも他に類例を見ません。なお、第1楽章だけでなく終楽章においてもリピートを敢行しているのはこの世代の指揮者としては予想外。
「第7番」も基本的に同じスタイルですが、あまりにも意外なのは、終楽章開始直後0:34から突如として強靭なフォルティッシモで斉奏させ、その直後に音量を落とすというコントラストを築いている点。これはM・ヤンソンスが来日公演でも行なっていた手法ですが、その芸の懐の深さといえば、その差はあまりにも歴然としています。 【湧々堂】

King International
KKC-2041(2CD)
ヴァント〜ヘンデル、モーツァルト他
ヘンデル:「王宮の花火の音楽」序曲
モーツァルト:セレナード第9番K.320「セレナード」*
ベートーヴェン:レオノーレ序曲第3番*
ヘンデル:オルガン協奏曲第1番**
モーツァルト:セレナード第7番K.250「ハフナー」#
ギュンター・ヴァント(指)NHK響
リオネル・ロッグ(Org)**

録音:1982年4月7日、1979年11月9日*、1979年11月9日**、1983年12月2日#
全て、NHKホール/ステレオ・ライヴ
“「ハフナー・セレナード」はN響のモーツァルト演奏史上トップクラスの名演”
ヴァントが他の指揮者とは桁違いに厳しい練習を要求したという事実は、1曲目の「王宮の花火の音楽」の冒頭数秒聴いただけでも明白。表面上はしなやかでもアンサンブルは透徹を極め、寸分の淀みもありません。リズムも豊かに弾みながらも厳格。5:51〜7:02で次第に沈静化していく様はブルックナーを思わせる敬虔さ。2曲のモーツァルトもヴァントの十八番ですが、高潔な音楽作りが決して窮屈になることなく、また交響曲のような構造重視に傾き過ぎることなく、モーツァルトの至純な楽想を引き立てるのに大きく貢献しています。「ポストホルン」は第2楽章トリオのフルートとファゴットの慎ましい対話、第4楽章の匂い立つメルヘンにはヴァントの音色センスが如実に反映。終楽章は手応え満点。団員には自ら楽しむことを厳しく戒め、聴衆を一人の残らず納得させる演奏に徹せよというミッションを忠実に守ったような演奏で、後半の立体的な造型の打ち立て方はまさに巨匠芸。
それに対して意外なのは「ハフナー」での吹っ切れたようなオケのレスポンス!既出の音源も存在しますが、特に第1楽章の主部以降でこれほど自発的なアンサンブルが作品の魅力を残さず開花させていた演奏はなかったと思います。第2楽章もヴァントにしては主情的といえるほどフレージングの陰影が濃厚。第4楽章はリズム感が瑞々しく、ヴァイオリン・ソロも臆することなく伸びやか。第5楽章はトリオにご注目。短調に転じることによる緊張とそこはかとない哀愁とのブレンド具合はこれ以上望みようがありません。再び長調に戻る際の弦のトリルがまた鮮烈!第6楽章は何と優しい微笑み掛けでしょう!まるでビーチャムのようです。テンポといいリズムの弾力加減といい、全てがそのニュアンスに向けられており、ヴァントのあまり語られないロマンティックな情感の豊かさも再認識。
「レオノーレ」ももちろん名演。冒頭の一撃で、金管とティンパニが核となった響きからフルートが残り弦につながるという段階的な推移がここまではっきり感じられる演奏もあまり例がないでしょう。

Orchestral Concert

東欧旧共産圏のオーケストラがイギリスを訪れた際にコンサートホールでの実況録音を担当していたイギリス人エンジニア、ジェフリー・テリーが自身の手でそのマスターテープからCD化し世界のファンに供給するために創設したレーベルです。



湧々堂では、以下のCDのほぼ全てを視聴しましたが、以下のような明らかな欠陥があります。
 (1)キュルキュルというノイズが常に付きまとい、MP3ファイルから安易にダビングしたかんじ
 (2)一部のトラックで、冒頭の音が欠落
 (3)音がこもり気味
 (4)ステレオとモノラルが入れかわる…
特に(1)はほぼ全タイトルに共通しており、音楽を味わうことはほぼ不可能です。

極端に古い音源でもないのになぜこのようなことが起きるかの、代理店からメーカーに問い合わせてもらったところ、
「オリジナル・マスターテープのクオリティを補正せずそのままCD化することをポリシーとしている」との回答でした。
オリジナルのものか事後のものかにかかわらず、こういう鑑賞に耐えられない代物をなぜ流通させるのか、理解に
苦しみます。
レーベルの主宰は長くチェコに済む高齢の英国人で対応も紳士的だそうですが、湧々堂としてはお勧めできないことを
敢えてお知らせいたします。

※湧々堂では、「ステレオと表記しながら左右チャンネル逆」や「音のピッチがおかしいのに直そうとしない」メーカーや
代理店とは、一切と取引をしないことにしております。
Orchestral Concert
OCCD-1/2008(1CD)
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
ヤン・ノヴァーク:フィルハーモー舞曲集*
ディーリアス:歌劇「イルメリン」前奏曲
 歌劇「コアンガ」〜ラ・カリンダ」
イジー・ヴァルトハンス(指)ブルノPO

録音:1966年10月22日、ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、ライヴ
イジー・ヴァルトハンス(1925-)は1962年から1978年までブルノPOの首席指揮者を務めました。*は商業録音として世界初出となる楽曲。
Orchestral Concert
OCCD-2/2008(1CD)
ウォルトン:序曲「スカルピーノ」*
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番***
ミロスラフ・カベラーチ(1908-1979):反映 Op.49#
ラヴェル:スペイン狂詩曲+
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第15番 Op.72-7(アンコール)+
ピーター・ケイティン(P)**
スデニェク・コシュラー(指)
ヴァーツラフ・スメターチェク(指)#
プラハSO

録音:1967年2月8日*、1968年3月6日#、
ロンドン・ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、ライヴ(*/#)、1967年2月13日ノッティンガム(イギリス)・アルバート・ホール、ライヴ+
Orchestral Concert
OCCD-3/2009(1CD)
アルフレード・カンポーリ&ピーター・ケイティン
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第42番イ長調 K.526*
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調 Op.30 No.2*
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調 Op.108+
アルフレード・カンポーリ(Vn)
ピーター・ケイティン(P)

録音:1963年9月24日クロイドン(イギリス)・フェアフィールド・ホール・ライヴ*、1973年・ロンドン・サウスゲート・アルフレード・カンポーリの自宅+
Orchestral Concert
OCCD-4/2009(1CD)
チェコ三重奏団
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第5番ニ長調「幽霊」Op.70-1
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第4番ホ短調「ドゥムキー」Op.90
マルティヌー:ピアノ三重奏曲第2番ニ短調 から 第3楽章(アンコール)
チェコ三重奏団
[ヨセフ・パーレニーチェク(P)
イヴァン・シュトラウス(Vn)
サシャ・ヴェチトモフ(Vc) ]

録音:1972年10月15日ロンドン・クイーン・エリザベス・ホール、ライヴ
Orchestral Concert
OCCD-5/2009
ベートーヴェン:「エグモント」序曲
コダーイ:ガランタ舞曲集
ブラームス:交響曲第1番ハ短調 Op.68
ベルリオーズ:ラコッツィ行進曲(アンコール
ヤーノシュ・フェレンチク(指)
ハンガリー国立SO

録音:1966年2月26日・ロンドン・ロイヤル・フェスティヴァル・ホール・ライヴ
Orchestral Concert
OCCD-6/2009(1CD)
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調 クルト・マズア(指)

ベルリン・シュターツカペレ

録音:1967年11月17日ロンドン・ロイヤル・フェスティヴァル・ホール・ライヴ
Orchestral Concert
OCCD-7/2009(1CD)
フランチシェク・シュクロウプ(1801-1861):チェコスロヴァキア国歌
スーク(1874-1935):アスラエル交響曲ハ長調 Op.27
イジー・ヴァルトハンス(指)ブルノPO

録音:1968年11月13日ロンドン・ロイヤル・フェスティヴァル・ホール・ライヴ
Orchestral Concert
OCCD-8/2009(1CD)
バッハ:管弦楽組曲第1番ハ長調 BWV1066
 ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調 BWV1042*
モーツァルト:ディヴェルティメント第7番ニ長調 K.205
ハイドン:交響曲第6番ニ長調「朝」
バッハ:管弦楽組曲第3番〜アリア(アンコール)
ゲルハルト・ボッセ(Vn*,指)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス・バッハO

録音:1966年10月ロンドン・セントパンクラス・タウン・ホール、ライヴ
Orchestral Concert
OCCD-9/2009
ドヴォルザーク:序曲「自然の中で」Op.91 チェロ協奏曲ロ短調 Op.104*
スーク(1874-1935):組曲「おとぎ話」Op.16(歌劇「ラドゥースとマフレナ」Op.16 より)
サシャ・ヴェチトモフ(Vc)*
ミロシュ・ゼレンカ(指)
ボヘミアSO(中部ボヘミアSO)

録音:1973年5月27日ポジェブラディ劇場(チェコ)、ライヴ
Orchestral Concert
OCCD-10/2010(1CD)
ドヴォルザーク:交響曲第8番ト長調 Op.88
R・シュトラウス:交響詩「死と変容」Op.24
スデニェク・コシュラー(指)プラハSO

録音:1967年3月13日ノッティンガム(イギリス)・アルバート・ホール、ライヴ
Orchestral Concert
OCCD-11/2010(1CD)
ピーター・ケイティン ショパン・リサイタル
17のポーランドの歌 Op.74〜乙女の願い(No.1)/私の愛しい人(No.12)/指輪(No.14)/遊び(No.4)
ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 Op.58
スケルツォ第4番ホ長調 Op.54
マズルカ ト短調 Op.24-1
アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズ変ホ長調 Op.22
夜想曲嬰ヘ長調 Op.15-2
ワルツ嬰ハ短調 Op.64-2
ピーター・ケイティン(P)

録音:1966年10月29日、クロイドン(イギリス)、フェアフィールド・ホール、ライヴ
Orchestral Concert
OCCD-12/2011(1CD)
ブリテン:ヴァイオリン協奏曲 Op.15*
チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調 Op.36
モニュシュコ:歌劇「幽霊屋敷」第4幕から マズルカ(アンコール)
ヴァンダ・ヴィウコミルスウカ(Vn)*
ヴィトルト・ロヴィツキ(指)
ワルシャワPO

録音:1967年4月7日、ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、ライヴ
Orchestral Concert
OCCD-13/2012(1CD)
ベートーヴェン:序曲「レオノーレ」第3番
ハイドン:交響曲第88番ト長調 Hob.1:88
パウル・デッサウ(1894-1979):ベルトルト・ブレヒトの記念に
マーラー:さすらう若者の歌*
アンネリーゼ・ブルマイスター(A)*
クルト・マズア(指)
ベルリン・シュターツカペレ

録音:1967年11月17、18日ロンドン・ロイヤル・フェスティヴァル・ホール・ライヴ、ヘイスティングズ・ホワイト・ロック・パヴィリオン、ライヴ
Orchestral Concert
OCCD-14/2012(1CD)
ショスタコーヴィチ:交響曲第10番ホ短調 Op.93 ヴァーツラフ・スメターチェク(指)プラハSO

録音:1968年3月6日・ロンドン・ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、ライヴ

エクストン・ラボラトリー・ゴールド・ライン
EXTON LABORATORY GOLD LINE

1999年6月よりスタートした日本発のクラシック・レーベルEXTONは、クラシック・ファンはもとより多くのオーディオ・ファンに強い支持を受け続け、クラシック・シーンにおいてなくてはならないレーベルとなってゆきました。また、どこよりも早くDSDレコーディングに取り組み、普及がまだまだ進んでいないSACDハイブリッド盤を多数リリース。オーディオ・ファイルとしてファンを虜にした音作りと、最先端の技術を次々取り入れ、「お客様へ、よりクオリティの高い音を届ける」というレーベル・ポリシーを貫く販売を展開してきました。
2011年EXTONレーベルが満を持して登場させるシリーズが「EXTON Laboratory Gold Line」です。EXTONのタイトルの中で高品位なものを3タイトル厳選。中でも「ストラヴィンスキー:春の祭典、ミューズの神を率いるアポロ/ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン&オランダ放送フィル」は2008年レコード・アカデミー賞管弦楽部門を獲得。音楽ファン、オーディオ・ファン共に大きな話題となったタイトルで、ベストセラーとなりました。これらのタイトルを、長年積み重ねてきた録音技術の応用と独自のマスタリングのノウハウを再度完全結集させる作業を行い、当時は最上級と思われたサウンドもこの独自のテクノロジーにより更なる新境地まで導くことに成功しております。
このリリースにあたって実際このタイトルを担当したプロディーサー&エンジニアが妥協を一切排したリマスタリングを行い、音楽的にもオーディオ的にも大幅に向上しております。EXTONがさらに進化している証明ともなりました。
「EXTON LABORATORY GOLD LINE」とは?
1.同レーベルの中でも音楽的、オーディオ的に高品位なものを厳選。妥協を排したリマスタリングが施され、SACDハイブリッドとしてリリースします。
2.オリジナル・マスターからのリマスタリングを行い、膨大な種類のアクセサリー類より最適合なものを厳選し使用。高精度クロックや電源そのものの見直しなど、一切の妥協を排した環境の中で作業されました。DSDレコーディングされたものだからこその繊細な音場、空気感を実現。アナログレコーディングされているものにはない再現性を獲得しています。
3. 非圧縮SACDハイブリッド盤(HQ-SACD)を採用。当社が2007年より提唱している最上位SACDハイブリッド盤であるHQ-SACDは他社でも採用され、すでにマーケットに広く認知されているものです。
4. 高級感のある豪華デジパック仕様。
5. ブックレットには、担当エンジニアのコメントやレコーディングに使用した機材表、マイク・セッティング図を掲載。オーディオ・ファンは必見です。
オクタヴィア
OVXL-00050(1SACD)
発売日:2011.10.26
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」(1947年版)
バレエ音楽「ミューズの神を率いるアポロ」(1947年版)
ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン(指)
オランダ放送PO

録音:2006年8月21?25日ヒルヴェルサム、MCOスタジオ
ズヴェーデン&RFOによる代表的名盤「春の祭典」。完璧にまとまった弦楽器の旋律のうねりと管楽器の鮮やかに弾ける音色が、端から端まで、たっぷりと音を埋め尽くした色濃くダイナミックな演奏です。さらにカップリングの「ミューズの神を率いるアポロ」では、強烈な厳格さでつくり込んだズヴェーデンの“確実性のある音楽”が垣間見える演奏です。ズヴェーデンの思う音、思う曲の流れ、全てがズヴェーデンの完璧なシナリオに従って進んでゆきます。史上最強のストラヴィンスキーがここに登場です。2008年レコードアカデミー賞管弦楽部門受賞した「春の祭典」の名盤です。(オクタヴィア)
オクタヴィア
OVXL-00051
発売日:2011.10.26
ブラームス:交響曲第4番 チョン・ミョンフン(指)チェコPO

録音:2011年2月17、18日 プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルザークホール
本録音でチョン・ミョンフンはチェコ・フィルの美しい弦セクションを存分に際立たせ、豊かな響きを導き出しました。さらに情熱的なタクトにより、熱狂的名演を披露。チョン・ミョンフンの細部へのこだわりと、持ち味が存分に発揮され、演奏に厳しいプラハの聴衆を大いに盛り上げました。EXTONレーベル初登場となる同コンビによる録音。リマスタリングを新たに施すことにより、チェコ・フィル=ルドルフィヌムのサウンドがさらに昇華され待望のSACD-Hybrid盤に仕上がりました。(オクタヴィア)
オクタヴィア
OVXL-00052(1SACD)
発売日:2011.10.26
ムソルグスキー:「展覧会の絵」、
「夢想」「涙」「瞑想」
清水和音(P)

録音:2004年8月9-12日東京音楽大学、J館スタジオにて収録
ロシア音楽を最も得意とする清水和音が、ムソルグスキーの「展覧会の絵」を弾くこのタイトル。上質でなめらかな音色、勇壮でコントラストに溢れた音色のバランスが非常に良く取れており、録音・演奏共に密度の高い音が響きます。特にバーバ・ヤガーの楽章(9トラック目)などは迫力の和音が体感できます。また「展覧会の絵」のほかに、ムソルグスキーの「夢想」、「涙」、「瞑想」という大変珍しい小品もカップリングで組まれています。(オクタヴィア)

全て初CD化!N響85周年記念シリーズ
日本を代表するオーケストラNHK交響楽団は、今年10月5日に創立85年を迎えます。それを記念して、過去の名演の中から選りすぐりを初CD化。他では手に入りません。いずれも伝説となった公演だけに、それを耳にできることは信じ難い嬉しさと申せましょう。マスタリングはALTUSが担当。また、それぞれの演奏についての「音楽の友」誌あるいは「音楽芸術」誌に掲載された、当時の批評を採録。高名な評論家が褒めたり貶したりしているものを読みつつCDに耳を傾けることで、文章と実演を自身で確認できるという新しい試みです。
第1弾は全8タイトル。第2弾は12月、第3弾は来年2月を予定致しております。ご期待下さい。

King International
KKC-2001(2CD)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
D・スカルラッティ:ソナタ.ホ長調K.380(L.23)
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番*
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番*
ワルター・ギーゼキング(P)
エミール・ギレリス(P*)、
クルト・ヴェス(指)
ウィルヘルム・ロイブナー(指)*
NHK響

録音:1953年3月21日 日比谷公会堂/モノラル、1957年10月12日共立講堂/モノラル*
2人のピアニストの全盛を伝えきった貴重なドキュメント!曲目的に珍しくないからといって聴き逃したら大きな損失です!ギーゼキングは当時58歳で、これがただ一度の来日。知的に制御されたペダリング、アーティキュションに確信が漲り、求心力の高い演奏から放たれるパワーがモノラルにもかかわらずビシビシ伝わります。「皇帝」は、可憐な弱音から威厳溢れる強打鍵まで、音の芯が一切ぶれることなく推進力を確保しているのがいかにもギーゼキングらしく、第1楽章は18分弱の高速で駆け抜けます。新即物主義の騎手というイメージとは裏腹に、第2楽章では柔軟なアゴーギクを交えて心からのフレー0ジングが聴かれ、タッチの美しさも特筆もの。終楽章は感情剥き出しといえるほどリズムの躍動を最優先した凄みを効かせ、4:27からの激しさは腰を抜かすほど衝撃的。それでも音楽の造形を崩さないところは流石です。引き締まった伴奏を繰り広げるヴェスの指揮も聴きもの。
一方ギレリスもこれが初来日(41歳)。当時の新聞評にもその会場の興奮ぶりが掲載されましたが、こうして録音を通じてもその様子がリアルに目に浮かぶほど白熱的。チャイコフスキーは、ライナーとのスタジオ録音の何倍もギレリスの資質の全てを出し尽くしており、その気迫と推進力、オケとの一体感において、ギレリスの同曲異演盤を大きく凌駕していると言えましょう。終楽章など最初から最後まで火の玉モード!コーダの追い込みに至ってはホロヴィッツの全盛期と双璧の異常ヴォルテージに達し、それを受けてN響が負けじと応酬するのですからたまりません!ベートーヴェンは打って変わって内省的なタッチを聞かせますが、それでも音楽自体は萎縮せず、明るい希望を湛えながら息の長いフレージングを築いています。2曲とも後年の円熟した演奏もありますが、この時期の没入スタイルの最高の演奏であることは間違いなく、それを引き出したのは、決然としたダイナミズムを持つロイブナーの指揮であることも間違いないでしょう。
全てモノラルですが、両ピアニストの特色は余すことなく明瞭に捉えられているのも嬉しい限りです。【湧々堂】

King International
KKC-2003(2CD)
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調K.216
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲*
アイザック・スターン(Vn)
クルト・ウェス(指)
ジャン・マルティノン(指)*
NHK響

録音:1953年9月24日、1953年10月28日 全て日比谷公会堂/モノラル*
スターン初来日のライヴ。当時まだ30代ながら、その音楽は既に円熟しており、勢いに走ったり感覚的な美しさに傾かない真摯な演奏スタイルが確立していたことを窺わせます。中でもベートーヴェンは聴きもので、じっくりとしたテンポで一貫し、持ち前の強めの弓圧も、ここでは精神的な深みを湛えながら美しく輝き、音色コントロールに掛ける集中力も見事としか言いようがありません。マルティノンの男性的な伴奏とのコンビネーションも絶妙!【湧々堂】

King International
KKC-2005(2CD)
ラヴェル:ピアノ協奏曲*
リスト:ピアノ協奏曲第1番**
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番
 ピアノ協奏曲第4番#
アルトゥーロ・ベネデッティ=ミケランジェリ(P)*,**、
フリードリヒ・グルダ(P)、
アレクサンダー・ルンプフ(指)*,**
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指)
ロヴロ・フォン・マタチッチ(指)#
NHK響

録音:1965年4月3日*、5月31日**、1967年2月22日、1969年5月2日# 全て東京文化会館/ステレオ
当時異端視されていた二人のピアニストの初来日時のライヴを収録。このN響シリーズは、ほぼ全てのライナーに当時の批評記事が掲載されていますが、ここではその異端ぶりを受け止め切れない評論家の文章が載っています。その反応は確かに隔世の感はありますが、ただミケランジェリが弾くリストだけは、今聞いても普通ではありません。まずこの曲をステレオで聴けるのは大変貴重。それだけに禁欲的な佇まいとタッチの厳格な峻別ぶりが恐いほどリアルに伝わります。特に第3楽章では、音価の保ち方、左右声部のバランスなど非の打ち所のない潔癖さが顕著に現れ、激辛の音楽に変貌。随所に入るトライアングルまでも凍りついています!終楽章も、一瞬でもウキウキした顔を見せたらそっと刺されそうな緊張感!技巧のデモンストレーションを徹底的に排して、音楽を克明に鳴らすことのみに専心した演奏…と言えますが、その裏ではその技巧に尋常でない磨きをかけていたことを改めて痛感させる演奏です。
同じ異端でも、ミケランジェリと好対照なのがグルダ。音楽する楽しみを皆で共有したいという意欲に溢れた演奏で、特に第4番は、マタチッチのスケールの大きな指揮も含めて感動的です。【湧々堂】

King International
KKC-2007(2CD)
ボロディン:交響曲第2番
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
シューベルト:ロザムンデ序曲*
 交響曲第9番「ザ・グレイト」*
 「ロザムンデ」〜バレエ音楽第2番*
ジョゼフ・ローゼンストック(指
ウィルヘルム・ロイブナー(指)*
NHK響

録音:1977年2月16日、2月4日NHKホール/ステレオ、1964年1月19日NHKホール/モノラル*
N響の基礎を築いたローゼンストックが指揮する2曲は、現在のNHKホールでの唯一の録音で、しかもステレオ!ロシア的な野趣よりも、細部を蔑ろにしない厳格さと品格を感じさせる演奏です。ボロディンでは特に第2楽章が、ホルンの感動的なソロも含めてフレージングの美しさが際立ちます。
「悲愴」では第1主題などでロマンティックなアゴーギクが見られますが、全体の構築は常に見通しがよくスタイリッシュ。情に流されないストイックなアプローチが光り、緊張感溢れる演奏を展開。第1楽章展開部や第3楽章の声部バランスの完璧さは驚異的で、呼吸の振幅の素晴らしさには、ローゼンストックが如何にスケールの大きな音楽性を保持していたかを思い知らされます。終楽章冒頭は節度をもって滑り出しますが、逆にこれ見よがしに絶叫しないそのスタイルがチャイコフスキーの音楽自体を更に高みへと昇華させており、独特の威厳を醸し出しています。ローゼンストックがこの最後の公演以降、事実上引退生活に入ってしまったことが痛恨の極みです。
一方のロイブナーは生粋のウィーン人で、ローゼンストックとはまさに好対照の音楽作りながら、ここで聴く限り、なかなかに引き締まった音像を築き、推進力のある演奏を繰り広げています。
「グレート」は、全体に穏健なテンポ感で進行しますが、第1楽章序奏から首部への移行や、第2主題への場面転換はメリハリが効き、決してなんとなく優雅に流すという意味での「ウィーン風」な演奏ではありません。ただ、第3楽章中間部だけは、鄙びたウィーンの田舎風。終楽章コーダは、なんとクレッシェンドで締めくくります!
なお、このシーズンにはウィーン・フィルのウィルヘルム・ヒューブナーが客演コンサートマスターを務めたそうですが、「ロザムンデ」序曲の序奏部で、浮き上がったように甘美な音を奏でているのが彼かもしれません。【湧々堂】

King International
KKC-2009(2CD)
ブルックナー:交響曲第2番(ノヴァーク版)
交響曲第4番「ロマンティック」(ノヴァーク版)*
オットマール・スウィトナー(指)NHK響

録音:1980年11月27日NHKホール/ステレオ、1971年12月6日東京文化会館/ステレオ*
スウィトナーらしい、重厚でありながらも一切深刻ぶらないブルックナー。
「第4番」は、スウィトナー初来日時の演奏で、ライナーに掲載されている大木正興氏の文章にある通り、N響の自発性がいかんなく発揮されているのが特徴的。第1楽章から実に清々しく、第2主題がこれほど虚飾なく素直に歌われることも珍しいのではないでしょうか。第2楽章さえも常に明るい日差しが立ち込め、和声の見通しもよく、インテンポを貴重とした進行が清々しい空気を運びます。第3楽章は荒削りなほど推進力満点。終楽章も一切身構えた所がなく、音楽の輪郭を明確にしながら生の歓びを謳歌。9:42からの極めてロマンティックなはずの弦の楽想が、野武士のように荒くれているのにも驚愕。
更に感動的なのが「第2番」。これは、マタチッチ晩年の「第8番」と並ぶ名演奏と叫ばずにはいられません!
「第2番」も必要以上に表情を後付けせずに、素直な進行を目指した点では「第4番」と同じですが、この9年間のスウィトナーの円熟には目を見張るばかりです。第4番とは曲想が異なる点を差し引いても、内省的な深みが格段に増していることは第1楽章第2主題で既に明らかで、スウィトナーの持ち味である歌の要素もバランスよく配合。そしてコーダの響きの雄渾さ!第2楽章は最初の出だしからオーラを感じ、ホルンの副主題が登場する前の静謐さや、3:31からの主題回帰のしなやかさは心を捉えて離しません。コーダの難関ホルンも敢闘賞もの。第3楽章も粗野な楽想をそのまま放出せず、音の凝縮ぶりが素晴らしく、格調高い緊張が漲ります。その緊張は終楽章で更に熱く強固となり、N響もコンディションを崩さず、自発的な音楽奉仕に専心。魂を感じない音など一音も存在しません。この名演だけでスウィトナーをブルックナー指揮者と格付けなどできませんが、少なくとも「第2番」に関しては、曲の構造面のみならず、音の全てに精神を凝縮し尽くした点で、古今を通じて決して忘れてはならない存在だと確信した次第です。【湧々堂】

King International
KKC-2011(2CD)
ワーグナー:「神々の黄昏」〜ジークフリートのラインの旅/葬送行進曲
 「ジークフリート」〜森のささやき
 「ローエングリン」〜第1幕前奏曲/第3幕前奏曲
 「リエンツィ」序曲
 「トリスタンとイゾルデ」〜イゾルデの愛の死
ハチャトリアン:組曲「仮面舞踏会」*
リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」*
ホルスト・シュタイン(指)NHK響

録音:1973年2月5日、1975年2月21日、2月26日東京文化会館/ステレオ、1990年2月2日NHKホール/ステレオ*
ワーグナーはシュタインの日本デビューの1973年から、N響名誉指揮者に任命された1975年までの演奏を収録。シュタインには同様のワーグナー作品集の録音が他にもありますが、その鬱蒼とした雰囲気を湛えた音色の味わいと呼吸のうねらせ方、渾身の表現意欲の結晶度は、この録音がダントツと言えましょう。シュタインは当時まだ40代で、「ジークフリートのラインの旅」で顕著なように、キビキビとしたリズムの弾力と推進力は、時にトスカニーニを思わせるほど。「リエンツィ」のような軽い作品でも運動会的な浮かれた響きではなく、着実にブロックを積み上げて重厚な響きを形成する劇場叩き上げの匠の技には、時を忘れて聴き入るばかりです。特に序奏部の深みは出色。「トリスタンとイゾルデ」は、フレーズが綺麗に水平に流れるだけでなく、無骨な造型と芯のある拍節がまさに純正ドイツの響きで、官能的な味付けを表面的に施す必要など感じさせない求心力の高さ。そして圧巻は「葬送行進曲」!
ディスク2は、シュタインがワーグナーとは別の意味で愛着を持ち続けたロシア音楽集。リズムの腰の入れ方はドイツ的とも言えますが、そこには常に嘘のない表現の衝動が宿っているので、慣れない作品を無理やり振ったような据わりの悪さなどもちろん皆無。
「仮面舞踏会」の“ワルツ”や“マズルカ”の愛嬌たっぷりのニュアンスだけでもそれは明らかでしょう。最後の“ギャロップ”も金管にスパイスを効かせるロシア的アプローチとは異なり、全体のブレンド感を重視した骨太な演奏で、有無を言わせぬ説得力。
「シェエラザード」がこれまた大名演!これは、シュタインのN響との共演の中で、後年のR・シュトラウス:「英雄の生涯」などと並ぶ屈指の名演奏です!徹頭徹尾各パートが意味深く響き、かつ緊密に融合し合った演奏で、第1楽章だけでも、単なる情景描写ではなく、純音楽的なイメージの増幅力が尋常ではありません。第2楽章は、まずオーボエ・ソロが鳥肌ものの巧さ!泣かせます!その他のシーンでも管楽器ソロの巧さはどれも信じ難いものばかりですが、このオーボエは特に必聴。そして中間部の起伏の豊かさ!第3楽章の包容力のあるロマンも、聴き手の心の深部にじっくりと語り掛けます。中間部の音色の遠近法的なコントラストの絶妙さにも唖然。8:37の壮大な音像の広がりと色彩のリアルさも聴きもの。終楽章もスピード感で畳み掛けるのではなく、どこまでも熟成の音楽。舞台上の登場人物が演技しやすい最適な音楽を常に提供しているような、劇場叩き上げ指揮者の面目躍如たる棒さばき!難破シーンも音量で度肝を抜く魂胆など皆無で、音楽の有機的な流れを重視。スカっとした爽やかな演奏にはない、音楽のひだの風合いを是非感じていただきたいものです。【湧々堂】

King International
KKC-2013(2CD)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番
ヘンデル:ハープシコード組曲第7番ト短調HWV.432〜パッサカリア
サン=サーンス:交響曲第3番「オルガン付き」#
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲*
 夜想曲*〜「雲」/「祭」*
デュカス:魔法使いの弟子*
ラヴェル:道化師の朝の歌*/ボレロ*
エリック・ハイドシェック(P)、
アンドレ・イゾアール(Org)
ピエール・デルヴォー(指)NHK響

録音:1978年11月8日、11月15日#、1978年11月17日* 全てNHKホール/ステレオ*
N響の過去の演奏の中でCD化して欲しいものはたくさんありますが、中でも個人的に最も熱望していたのがこのデルヴォーの演奏会でした。改めてCDで聴くとあの日の感動が偶然のものではなかったことが確認できるだけでなく、デルヴォーにしか成し得ないふんわり漂うようなハーモニーの感覚とリズムの洒脱さ、日本のオケとは思えぬ音色に驚きを禁じえず、感動もひとしおです。
まずはDisc2。「牧神の午後の前奏曲」は、出だしの音からびっくり!なんと柔らかく頬に擦り寄る音色でしょう。フルートに続のくホルンの合いの手は、ヴィブラートの掛かり具合といい色香といい、フランスのオケと錯覚するほど。0:43のハープの入り方は、直前の全休止との間合いの良さも含め、砂に水が染みこむように優しく浸透。その瞬間に全身がとろけそうです。第1主題の変奏部分(3:19〜)の各パートの音は、小さな花火のように可憐に飛び散り、第2主題はシルキーで伸びやか。中間部主題はメロディアスな美しさだけでなく、弦の背後でピコピコうごめく木管の音型を浮揚させて愛の営みを彷彿とさせるのです。信じ難い名演です。
デュカスは、終止チャーミングでパステルカラーの音彩の魅力に溢れています。曲の進行と共に後半は深くなり、音の重心は軽く維持したまま緊張感を確実に高めていく手腕は流石。コーダ直前の脱力感と透明な音色も魅力。最後のトゥッティがまた洒脱の極み!
「道化師の朝の歌」もテンポの伸縮といい色変の放ち方といい、簡単に真似できる代物ではありません!リズムを決して深く打ち込み過ぎないことで人懐っこい雰囲気が湧き立ち、音楽の流動性もグンとアップ。ファゴット・ソロが始まると空気は一変!テンポを落として弦が密やかな空気を醸し、スーッと音が浸透。その浸透力がまた心に染み入るのです。
「ボレロ」は18分以上要するスローテンポ。高圧的な威厳とは異なり、ここでも終始小粋。段階的な音の積み上げが説明調にならず、気がつくと華やかな大団円に達しています。小太鼓をかなり全面に出しているのも特徴的。
Disc1のモーツァルトも絶品。ハイドシェックは例によって独自のアゴーギクと強弱対比を駆使して自身の美学を貫徹。デルヴォーもそれに完全に付き従っています。特に終楽章の陰影の濃さは比類なし。通常に比べてかなり強い打鍵にも確信が満ちており、深みのある弱音との対比によって、恐ろしく意味深い音楽に変貌しています。
しかしなんといっても目玉はサン・サーンス。TV放映で見た時の感動が鮮やかに蘇ると同時に、30年以上も前の記憶がいかに曖昧で、当時は大切なニュアンスを聴き漏らしていたかを思い知らされました。
第1楽章冒頭は、柔らかなテクスチュアで詩的な雰囲気満点。主部はゆっったりとしたテンポでハーモニーのニュアンスを確認するように着実に進行。楽想が変わるたびに律儀にテンポを落とすのには、一時代前のロマンティックな音楽作りの名残を感じさせます。音の全てが愛くるしい表情を浮かべて語りかけ、今まで聴いてきた演奏が立体的な構築を最優先したものばかりだったことに気付かされます。音楽は小じんまりするどころか自然なスケール感を確保し、聴き手を包み込む懐の深さによって大きな宇宙を形成しているのです。アダージョに入ると涙を禁じ得ない美しさ!スコアからこれ以上音楽的要素を炙り出しようがないというほど、美の全てがここに凝縮されていると言っても過言ではありません。そして第2楽章後半はデルヴォーの色彩センスの大放出!テンポはスローで悠然と進行しますが、スヴェトラーノフのように下から突き上げるようなスケール感とは好対照で、浮揚する音の波動を捉え、空気感で勝負するようなこんな奥義、ちょっと他では聴けません。名手イゾアールのオルガンはかなり盛大で、金管も容赦なく全面に突出させていますが、それは決して部分的な演出ではなく、そのバランスでなければイメージする全体像を表出できない信念に満ちているので、説得力も絶大。
コーダの大きなテンポの落とし方も感動的。徹頭徹尾、この作品がフランス音楽であること痛感させる素晴らしき演奏です。
N響の適応力の高さにも改めて感服。フランス風イディオムをなぞるだけでなく、NHKホールの絵が浮かばないほど、フランスの音なのです。それを短い練習期間のうちにやってのけたのがデルヴォー。この2枚組は音の良さも手伝って、そのデルヴォーの魅力の全てを捉えきった初めての録音と言わずにいられません。【湧々堂】

King International
KKC-2015(2CD)
シューベルト:交響曲第9番「ザ・グレイト」
ブルックナー:交響曲第8番(1890年版)*
ギュンター・ヴァント(指)NHK響

録音:1979年11月9日、1983年12月15日* 全てNHKホール/ステレオ
ヴァントがブレイクする直前にN響と共演した記録。
シューベルト
はその初来日時の公演ですが、これが凄い!有名なベルリン・フィルとの録音なども存在しますが、それらにはない魅力が満載。否、ヴァント最高の「グレート」言いたい逸品です!第1楽章序奏はゆったりと何の変哲もなく流れているようでいて、各パートの音は鋼のような強さを宿し、早々にドイツ精神の底力を見せつけます。BPOとの録音ももちろん素晴らしいですが、ここでは初共演ゆえの慣れ合いのなさとも相まって、絶対に譲れない意地のようなものを強烈に感じさせるのです。主部以降も音楽の骨格は終始強靭。対旋律や金管の裏打ちリズムも妥協を許さず表出させ、恐ろしく立体的な音像が聳え立ちます。終結部に向かう13:24からのテンポの落とし方、刻印の強さも他の録音にはない魅力。第2楽章は強弱対比の意思が明確で、それが説明調にならないのは流石。2:27から次の楽想へ移る際のインテンポによる強烈なエネルギー放射にはびっくり!少しでもテンポを落としたら許さないというヴァントの形相が目に浮かびます。中間部は高潔の極み。ここでもオケに休息を与えないのは言うまでもありません。終楽章は速めのテンポで推進力満点ですが、0:57のように金管の対旋律を徹底表出させるなど、独特の骨のある造型力も大発揮。N響のアンサンブルも最後まで本気。
全く同じ事がブルックナーにも当てはまり、他の異演盤を凌ぐ意志の強さに圧倒されます。この1983年の共演がN響との共演は最後になってしまいましたが、1979年と比べてN響もヴァントの手法に慣れたと見えて、一層自発的な演奏を繰り広げています。しかし、細部へのこだわりと音楽の仕組みを明らかにするヴァントの意志は相変わらず強靭で、その精神力には敬服するばかりです。中でも第3楽章の祈りの深さは異演盤と比べても出色で、音の末端まで緊張が浸透し尽くしています。終楽章の迫力も強烈ですが、人間臭さ丸出しのそれとは異なる超然とした精神の塊として飛翔を続けます。やはりここでもN響は疲れ知らずでヴァントの要求に応え尽くし、遂にはN響のブル8演奏史上最高といえる感動的なコーダに持ち込むのです!
ヴァントは同じ作品でも、その都度アーティキュレーションやアクセントなど綿密に洗い直していましたが、その音楽構造にかける意志をここまで強く感じさせる演奏も珍しく、しかもその全てが音楽的な感興に結びついているのですから感動もひとしおです。シュトゥットガルト時代のチェリビダッケが最もチェリビダッケらしかったという言い方ができるのと同様に、この時のヴァントが最もヴァントらしかったとも言えるのではないでしょうか。【湧々堂】

Tactus〜創立25周年記念・特別限定盤!
1986年にイタリアのボローニャでセラフィノ・ロッシ(1927−2009)によって設立されたイタリアのレーベル"TACTUS(タクトゥス)"。知られざるイタリア・ルネサンス、バロックの作曲家の紹介、近現代のイタリア音楽など幅広いレパートリーを世に送り出してきたTACTUSの創立25周年記念リリースは、膨大なカタログの中から選りすぐられた25タイトルのスペシャル・エディション!日本先行発売!創立者セラフィノから二代目となるジャン・エンツォ・ロッシに受け継がれ、発展を続けるTACTUSのアニヴァーサリー・リリースにご注目下さい!
 ※ 2012年2月28日出荷分までの期間限定発売となります。Tactusのカタログはこちら
TC-2501(1CD)
イタリアの器楽舞曲集Vol.1
シャンソネッタ・テデスカU/イザベラ
ガエッタ/美しい花の踊り
サルタレッロW/サルタレッロV
サンギリオ/トロット/喜びの始まり
シャンソネッタ・テデスカW
マンフレディーナとマンフレディーナのロッタ
アニマ・ムンディ・コンソート
「中世イタリアの器楽舞曲集Vol.2」がヨーロッパで大反響を呼んだイタリアの古楽器アンサンブル、アニマ・ムンディ・コンソートの原点となった演奏。14世紀後半から15世紀前半にかけて中世イタリアで演奏された15の器楽舞曲、ドゥクチアやエスタンピー、サルタレッロ、シャンソネッタが、数世紀の時を越えて超一級のアンサンブルによって再現されます。
TC-2502
16世紀初期イタリア・ヴェネト地方の舞曲集 コンソート・ヴェネト、
トファーノ・ジョヴァンニ(ディレクター)
16世紀の最初の10年間でフランスの宮廷をはじめとしてヨーロッパで大流行したイタリアの舞曲を集めた作品集。
イタリア北部のヴェネト地方からヨーロッパへと広がり、多くの人々を魅了したパヴァーヌやガイヤルド、サルタレッロ・・・。12人の古楽系器楽奏者たちによるヴェネトのアンサンブル、コンソート・ヴェネトの演奏で16世紀の流行をお愉しみ下さい。
TC-2503
ラウダリオ・ディ・コルトナ〜13世紀の神秘劇
元后、元后
デ・ラ・クルーデル・モルテ・デル・クリスト
アヴェ・ドンナ・サンクティッシマ
ラウダール・ヴォリオ・ペル・アモーレ
オー・ディヴィナ・ヴァーゴ、フローレ
アルティッシマ・ルース
アヴェ・レジナ・グロリオーサ/他
ジョヴァンニ・カルーソー(ディレクター)、
アンサンブル・ヴォーカル「ラ・ドルチェ・ヴィスタ」
ラウダリオ・ディ・コルトナ(コルトナ・ラウダ)とは、イタリア、トスカーナ州のコルトナにあるエトルリア・アカデミー図書館で19世紀に発見、所蔵されている中世13世紀の写本。聖フランチェスコとも深い関わりがあり、イタリア語で歌われた宗教歌謡、民衆の讃美歌「ラウダ」。偶然発見された歴史的写本に収められた音楽で、中世イタリアの音楽史をたどります。
TC-2504
16世紀ナポリのヴィラネッラ集
フィリッポ・アッツァイオロ、
アドリアーノ・ウィラールト、
ジャン・レオナルド・プリマヴェーラ、
ジャコモ・ゴルザニス、ドメニコ・ダ・ノーラ、
オルランド・ディ・ラッスス、
アントニオ・バルジェス、作曲者不詳の音楽
アンサンブル・サン・フェリーチェ
田舎の歌、農民の歌、田園曲などとも呼ばれ、南イタリアのナポリで16世紀に流行した歌あり踊りありの「ヴィラネッラ(ヴィラネスカ)」。ヴィラネッラは、後の17〜18世紀にナポリ楽派が生まれる音楽文化の発信地、ナポリの音楽的土壌を豊かにした多声世俗歌曲です。
TC-2505
バンキエーリ:ジェメッリ・アルモニーチ
メタモルフォジ・ムジカーレ(音楽的変容)
レオポルド・ダゴスティーノ(ディレクター)、
アンサンブル・ヒポテシス
16世紀後半〜17世紀前半にかけてのイタリア、ボローニャで理論家、オルガニストとして重要な役割を果たしたアドリアーノ・バンキエーリ(1568−1634)。ここでは1609年に作曲された宗教音楽「ジェメッリ・アルモニーチ」、1601年に作曲された世俗音楽の曲集「メタモルフォジ・ムジカーレ」をミックス。両ジャンルに精通していたイタリア音楽界きっての理論家の手腕が、イタリアのアンサンブルによって1つのストーリーとして描かれています。
TC-2506
ボッケリーニ:スターバト・マーテル(1781年初稿版) バルバラ・ヴィグヌデッリ(S)、
フラヴィオ・エミリオ・スコーニャ(指)
ベネデット・マルチェロ室内O
高貴で荘厳な音楽ながら、どこか温かな雰囲気が溢れるボッケリーニの宗教音楽の中核的作品。この作品には初稿版、第2版と2つの版が存在しており、当盤に収録されているのは1781年に作曲されたソプラノ独唱と管弦楽伴奏による初稿版を使用した演奏です。
TC-2507
カヴァッリ:死者のためのミサ曲(レクイエム)
宗教モテットとソナタ
イェツァベル・アリアス・フェルナンデス(S)、
フロリン・セサル・オウアトゥ(ソプラニスタ/C-T)、
ロベルト・クィンタレッリ(A)、
ミヒャエル・パウムガルテン(T)、
ジャンルカ・ブラット(Bs)、
ブルーノ・ジーニ(指)
クレマ・C・モンテヴェルディcho
クオニアム、アカデミア・ディア・パソン
モンテヴェルディから作風とヴェネツィア楽派の中心的存在の座を受け継いだフランチェスコ・カヴァッリ(1602−1676)。オペラの成功により自身の名声と評価を高めたカヴァッリの宗教音楽は決して多くはないものの、自らの記念碑として作曲した晩年の作品「レクイエム」はヴェネツィアで生まれた隠れた傑作です。
TC-2508
チェジス:宗教モテット集(1619)
今日、見事な/カンターテ・ドミノ
イオ・ソ・フェリト・シ/ユビラーテ・デオ
イル・ミオ・ピウ・ヴァゴ・ソレ
ペッコ・シニョーレ
サルヴェ・ジェンマ・コンフェッソールム
おお、輝かしき十字架よ
神を讃えて歌おう
天使は羊飼いたちに告げた
主なる神をたたえよ/おおイエスの優しき名
スターバト・マーテル
ヒク・エスト・ベアティッシムス
クェスト・エ・ラ・ベラ...
おお 主イエス・キリストよ/神のみ母よ
マグダラのマリア/われヨハネを見る
生まれたまいし御子/博士らは星を見
父のもとへ昇る/パルヴルス・フィリウス
カンダーチェ・スミス(指)
カペラ・アルテミシア
スルピツィア・チェジス(1577−1619ca)は、モデナの聖アゴスティーノ女子修道院の修道女として、また1619年に作曲された「宗教モテット集」で知られるイタリアの女流作曲家。1991年にボローニャで女流演奏家たちのみで結成されたカペラ・アルテミシアの演奏が、同じイタリアのモンテヴェルディやガブリエリの音楽を彷彿とさせます。
TC-2509
ドゥランテ:ミゼレーレ、
 短い晩課(ヴェスプロ・ブレーヴェ)
マイオーネ:オルガンのためのトッカータ第2番
トラバーチ:オルガンのための第2旋法による4声のフーガ
アンサンブル・ストゥルメンターレ・サジタリオ、
アンサンブル・ヴォカーレ・イル・ドディチーノ
オペラで名声を確立したポルポラやフェオとは異なり、器楽、室内楽、そして教会音楽の作曲家として名を広めたナポリ楽派の音楽家、フランチェスコ・ドゥランテ(1684−1755)。通奏低音付きのア・カペラ「ミゼレーレ」とモテット様式の合唱作品「短い晩課」は、18世紀ナポリ楽派の教会音楽の発展に大きく貢献したドゥランテの重要作です。
TC-2510
A・ガブリエリ:4声のミサ・ブレヴィス(世界初録音) ファビオ・フランバ(指&Org)、
コンセントゥス・ムジクス・パタヴィヌス室内cho
スコラ・グレゴリアーナ・スクリプトリア
後期ヴェネツィア楽派やドイツ南部の作曲家に多大な影響を与えたアンドレア・ガブリエリ(1510−1586)。ジョヴァンニ・ガブリエリの叔父でもアンドレアはジョヴァンニに混同されてしまうことが多いが、宗教作品から世俗作品までの幅広い分野に多彩な作品を残すなど16世紀後期の最も重要な作曲家の1人として数えられています。
世界初録音となる「4声のミサ・ブレヴィス」はオルガン伴奏付きの合唱によって歌われる宗教作品です。
TC-2511
ガルッピ:チェンバロの慰め
ソナタ第1番ヘ長調/同第2番イ長調
同第3番ハ短調/同第4番ニ長調
同第5番変ロ長調/同第6番ホ長調
アンナリサ・マルテッラ(Cemb)
ヴェネツィアが生んだイタリア・バロックにおけるオペラ・ブッファの重要作曲家、バルダッサーレ・ガルッピ(1706−1785)の珍しいチェンバロ・ソナタ集。6つのソナタが収められた1782年に出版された曲集「チェンバロの慰め」は、1782年にヴェネツィアを訪れたロシア大公夫妻に捧げられています。オペラ・ブッファの大家として有名なガルッピだがロシア時代に得た名鍵盤奏者としての評価が物語る通り、その優れた作曲技法は鍵盤作品にも確実に発揮されています。ちなみに「チェンバロの慰め」の全曲収録盤は珍しいだけに貴重な録音となるでしょう。
TC-2512
ギターと通奏低音のためのソナタ集
ジェミニアーニ:「ギターまたはチットラ奏法論」〜ソナタ.ハ長調、
 同ハ短調、同ニ長調、同ニ短調、
 同ホ短調、同ト短調
ジョルダーニ:ソナタ ハ短調、
 同ハ長調、同ハ短調、同イ短調
ジャンパオロ・バンディーニ(G)、
フェデリコ・フェッリ(Vc)、
ダニエレ・プローニ(Cemb)
祖国イタリアではA・スカルラッティとコレッリから音楽を学び、作曲家としてだけでなくヴァイオリンの名手としてロンドンやダブリンで大絶賛を博したフランチェスコ・ジェミニアーニ(1687−1762)の「通奏低音付き"ギター"ソナタ集」。晩年のジェミニアーニが完成させた理論書、演奏法の指導書「ギターまたはチットラ奏法論」に収められている数々のソナタは、1つの作品としての完成度も非常に高く輝かしい。
TC-2513
ヨンメッリとナポリ楽派の作曲家たち
ニコロ・ヴィート・ピッチンニ(1728−1800):歌劇「からかわれた狡猾な女」からのシンフォニア
ニコロ・ヨンメッリ(1714−1774):ピアノと管弦楽のための協奏曲ニ長調
ニコラ・フィオレンツァ(1700ca.−1764):ヴァイオリンとチェンバロのための協奏曲ハ長調、
 シンフォニアニ長調/
アレッシオ・プラーティ(1750−1788):ピアノと弦楽合奏のための協奏曲イ長調
レオナルド・レオ(1694−1744):歌劇「アンドロマカ」からのシンフォニア(全曲世界初録音)
アントネッラ・クリスティアーノ(P)、
マルコ・ロリアーノ(Vn)、
イヴァノ・カイアッツァ(指)
オーケストラ・ソリスティ・パルテノペイ
「ピッチンニ派」、「グルック派」の論争に巻き込まれながらもイタリア、フランス両国のオペラ界で中心的な役割を果たしたピッチンニ。イタリアのオペラ改革で重要な役割を担いディッタースドルフ、ヴァーゲンザイルに大きな影響を与えたオペラ、宗教音楽の作曲家ヨンメッリ。ナポリ王国王立礼拝堂のヴァイオリニストをつとめ作曲家としても18世紀初頭南イタリアにおける協奏曲と交響曲の発展に尽力したフィオレンツァ。ピッチンニ勧めでナポリに学びイタリア、フランスで活躍したプラーティ。当時のナポリで劇場音楽、教会音楽の主要作曲家として位置付けられていたレオ。18世紀ナポリで重要な役割を果たしながらも、歴史の陰に隠れてきた5人の音楽家たちの貴重な作品集。全曲世界初録音。
TC-2514
マルチェロ:リコーダーと通奏低音のためのソナタ集Op.2
ソナタ第1番ヘ長調/トッカータ
ソナタ第2番ニ短調/フーガ
ソナタ第3番ト短調/フーガ
ソナタ第4番ホ短調/ソナタ
ソナタ第5番ト長調/ソナタ
ソナタ第6番ハ長調
マルティノ・ノフェリ(リコーダー)、
イル・ロッシニョーロ
弁護士、財務官といった一面も併せ持っていたイタリアの作曲家べネデット・マルチェロ(1686−1739)のリコーダー・ソナタ集。第1番から第5番の最後にはチェンバロのための小品が加えられています。イタリアの鍵盤奏者、指揮者、音楽学者として活躍するオッタヴィアーノ・テネラーニを中心とするイル・ロッシニョーロはピリオド楽器を使用するイタリアの古楽アンサンブル。
TC-2515
メールロ:ミサ・アポストロルム
第1旋法によるトッカータ第1番
ラ・ジョレッテ/リチェルカーレ
第6旋法によるトッカータ第3番
スコラ・グレゴリアーナ・スクリプトリア、
ロベルト・ロレジャン(Org)
アンドレア・ガブリエリたちに競り勝ち、ヴェネツィアの聖マルコ大聖堂のオルガニストという名誉ある地位を手に入れたクラウディオ・メールロ(1533−1604)。16世紀イタリアでは当代最高のオルガニストと呼ばれたメールロだが、ヴェネツィア楽派の手法を用いた神聖な教会音楽、"作曲家メールロ"への評価も非常に高い。
TC-2516
マルティーニ:トッカータ・オッフェルトリウム
エレヴァツィオーネ/ポスト・コンムニオ
レクイエム/ミサ・ソレムニス
エレーナ・サルトーリ(Org)、
メロディ・カントレス
ジョヴァンニ・バティスタ・マルティーニ(1706−1784)は作曲家としても多数の作品を世に送り出したが教師として非常に有能な力を持っていたとされその弟子にはモーツァルト、J・C・バッハ、ヨンメッリなどの名前が見られる。「レクイエム」、「ミサ・ソレムニス」ともオルガン独奏を主とした宗教作品であり「レクイエム」では混声合唱が加わる編成となっています。
TC-2517
パガニーニ:24のカプリース
別れのカプリッチョ
マルコ・ロリャーノ(Vn)
アントニオ・サルヴァトーレ、ルッジェーロ・リッチ、リッカルド・ブレンゴーラ、サルヴァトーレ・アッカルドといった巨匠たちからヴァイオリンを学んだマルコ・ロリャーノは1967年ローマ生まれ。ヴァイオリン音楽史上において革命的な作品であるパガニーニの「24のカプリース」を、あのエンリコ・ガッティを輩出したタクトゥス(Tactus)が見出したイタリアのヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニストが熱演!
TC-2518
ペルゴレージ:歌劇「奥様女中」 フェデリコ・ザネッロ(S)、
ミケーレ・ゴヴィ(Br)、
マルコ・ダラーラ(指)
アンサンブル・レジーア・アカデミア
オペラ・セリア「誇り高き囚人」の幕間劇として作曲されながらもペルゴレージの代表作にまで上り詰めた「奥様女中」をご当地イタリアのアンサンブルが演奏!。2003年に指揮者のマルコ・ダラーラを中心として結成されたアンサンブル・レジーア・アカデミアは、室内楽から18世紀オペラまでに対応するイタリアの若きアンサンブルです。
TC-2519
ロッラ:6つのフルート四重奏曲
四重奏曲第1番ハ長調
四重奏曲第2番変ホ長調
四重奏曲第3番ニ長調
四重奏曲第4番ホ短調
四重奏曲第5番イ長調/四重奏曲変ロ長調
マリオ・カルボッタ(Fl)、
エラスムスQ団員
〔ジャンバティスタ・ピアネッツォーラ(Vn)、マウリッツィオ・スキアーヴォ(Va)、クラウディオ・フリゲリオ(Vc)〕
ヴァイオリニスト、ヴィオラ奏者、作曲家として活躍したアレッサンドロ・ロッラ(1757−1841)は演奏家としてだけでなく、名門ミラノ音楽院でヴァイオリン科とヴィオラ科の主任として後進の育成にも手腕を発揮した19世紀前期のイタリア楽壇のキーマン。作曲家としては多作家であったにもかかわらずそのほとんどは手稿譜でしか残されなかったため、現在ではロッラの音楽が演奏、録音される機会は非常に少なく珍しい。
TC-2520
ロッシーニ:小ミサ・ソレムニス レティツィア・カランドラ・ブルマット(S)、
キアラステッラ・オノラーティ(A)、
ジュリアーノ・ディ・フィリッポ(T)、
ロレンツォ・バテジオン(Bs)、
ミケランジェロ・カルボナーラ(P)、
エンリコ・マリア・ポリナンティ(P)、
アルベルト・パヴォーニ(ハーモニウム)、
フラヴィオ・エミリオ・スコーニャ(指)
ゴッフレド・ペトラッシ室内cho
ロッシーニが晩年となる1863年に作曲を行った「小ミサ・ソレムニス」は、4声の独唱と合唱、2台のピアノとハーモニウムの伴奏という編成で書かれた傑作である。ちなみに1864年に初演が行われた「小ミサ・ソレムニス」は1867年に管弦楽伴奏への改訂が行われています。指揮者のスコーニャはこれまでにもボッケリーニの「スターバト・マーテル」(初稿版)などの録音を手懸けるなど、特にイタリアの宗教声楽作品の演奏には定評があります。
TC-2521
ストロッツィ:奏されるべきカプリッチョ集Op.4(世界初録音) エレーナ・サルトーリ(Org&Cemb)

録音:2008年6月
グレゴリオ・ストロッツィ(ca.1615−ca.1687)は、南イタリアのナポリの教会で活躍した後、ローマ法王の公証人となったイタリア・ルネサンスの作曲家。ストロッツィの音楽の中で最も重要とされるオルガン、またはチェンバロのための「Op.4」では、当時用いられた鍵盤楽器のための形式のほとんどが使われています。
TC-2522
タルティーニ:フルート協奏曲集
フルート協奏曲ト長調(Gimo293)
フルート協奏曲ニ長調(Gimo291)
フルート協奏曲ト長調(Gimo294)
フルート協奏曲ヘ長調/フルート協奏曲ト長調
マッシモ・メルチェッリ(Fl)、
アンサンブル・レスピーギのソリストたち
18世紀最大のヴァイオリニストであったジュゼッペ・タルティーニ(1692−1770)の珍しいフルート協奏集。世界初録音。フェニーチェ歌劇場の首席奏者を務め現在はソリストとして活躍するイタリアのトップ・フルーティスト。マイケル・ナイマンからフルート協奏曲を献呈された名手です。
TC-2523
ヴィオッティ:ヴァイオリン二重奏のための「6つのセレナータ」Op.23
セレナータ第1番〜第6番
マルコ・ロリャーノ(Vn)、
ジャンフランコ・イアンネッタ(Vn)
タルティーニ亡き後、 パガニーニが登場するまでの間、最も影響力のあったイタリアのヴァイオリニスト&作曲家ジョヴァンニ・バティスタ・ヴィオッティ(1755−1824)。その作品のほとんどがヴァイオリンのための音楽であり、当時としては斬新な"ヴァイオリン二重奏"というスタイルを用いるなど、作曲家としてのヴィオッティの非凡な才能が発揮されています。
TC-2524
ヴィヴァルディ:ファゴット協奏曲集
ファゴット協奏曲変ホ長調RV.483
ファゴット協奏曲ニ短調RV.481
ファゴット協奏曲ヘ長調RV.488
ファゴット協奏曲変ロ長調RV.502
ファゴット協奏曲ヘ長調RV.489
ファゴット協奏曲ハ長調RV.474
ファゴット協奏曲変ロ長調「夜」RV.501
ロベルト・ジャッカーリャ(Fg)、
アンサンブル・レスピーギ
ファゴット独奏のロベルト・ジャッカーリャはイタリアの名門歌劇場であるフェニーチェ歌劇場Oで首席ファゴット奏者を務めるイタリア有数の実力者。お国物であるヴィヴァルディの協奏曲集をサポートするのはタクトゥスの看板アーティスト、アンサンブル・レスピーギ。ダブルリード楽器ならではの瑞々しく洗練された音色で安定感に満ちたヴィヴァルディを聴かせてくれます。
TC-2525
ツィポリ:カンタータとソナタ集
カンタータ「おお、ダリーソ」
カンタータ「美しきエイレーネー」
トッカータ ヘ長調/組曲第4番ニ短調
組曲第2番ト短調/ソナタ イ長調/他
エレーナ・チェッキ・フェディ(S)、
ルイジ・コッツォーリーノ(Vn)、
ベティーナ・ホフマン(Vc)、
ジャン・ルカ・ラストライオリ(テオルボ&ギター)、
アルフォンソ・フェディ(Cemb&指)
ヨーロッパから南米へと渡り、イタリア・バロック音楽を伝えた大航海時代の"伝道師"ドメニコ・ツィポリ(1688−1726)。南米各地を巡ったツィポリは、司祭に叙階される前に結核に倒れるが、その音楽が南米にもたらした影響の大きさは計り知れません。

Piano Classics 新譜
Piano Classics
PCL-0001(1CD)
ラフマニノフ:ピアノソナタ第2番
楽興の時〜変ホ短調Op.16-2
リラの花Op.21-5、
幻想的小品集〜道化師Op.3-4、
コレルリの主題による変奏曲
チャイコフスキー(ラフマニノフ編):子守歌
メンデルスゾーン(ラフマニノフ編):真夏の夜の夢〜スケルツォ
ニコライ・ルガンスキー(P)

原盤:Challenge Classics
Piano Classics
PCL-0002(1CD)
フランク:ピアノ曲集
前奏曲,コラールとフーガ、
前奏曲,フーガと変奏曲、
前奏曲,アリアと終曲、他
イェルク・デームス(P)

※原盤:M.A.T. Germany
Piano Classics
PCL-0004(1CD)
ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番
ムソルグスキー:展覧会の絵
ウラディーミル・オフチニコフ(P)
マキシム・ショスタコーヴィチ(指)
フィルハーモニアO

※原盤:Phoenix Music
Piano Classics
PCL-0005(1CD)
カバレフスキー:ピアノソナタ第1番〜第3番
4つの前奏曲Op.5
ルトゥール・ピサロ(P)

※原盤:Phoenix Music
Piano Classics
PCL-0007
ジョージ・クラム:マクロコスモス第1集、第2集 ロベール・グロロ(P)

原盤:Challenge Music,
Piano Classics
PCL-0008(2CD)
モーツァルト:ピアノ協奏曲集
第20番K.466、第23番K.488、
第24番K.491(カデンツァ;E.フィッシャー作/モラヴェッツ編)
第25番K.503(カデンツァ;C.ライネッケ作/モラヴェッツ編)  
イヴァン・モラヴェッツ(P)
ネヴィル・マリナー(指)アカデミーCO

録音:1995年
※原盤:Haenssler
Piano Classics
PCL-0009(2CD)
ヴォジーシェク(1791〜1825):ピアノ曲集
幻想曲Op.12、ソナタOp.20、
変奏曲Op.19、即興曲Op.7、
狂詩曲Op.1、望みOp.3、楽しみOp.4
アルトゥール・ピサロ(P)

※原盤:Phoenix Music
Piano Classics
PCL-0010(2CD)
バッハ:ゴルトベルク変奏曲 エフゲニー・コロリオフ(P)

Retrospective 再始動!
しばらく活動が停止しておりましたレトロスペクティヴですが、心機一転リリースを再開いたしました(以前のタイトルは全て廃盤です)。

Retrospective
RETR-0001(1CD)
チャイコフスキー:マンフレッド交響曲 ユーリ・シモノフ(指)LSO
ロッド・エルムス(Org)

録音:1989年
※原盤:Collins Clssics
この「マンフレッド」は、シモノフがCollins Clssicsに行なった録音の中でもR・シュトラウスの「英雄の生涯」と並んで決して忘れることができない圧倒的説得力を誇る名演であるばかりか、音質も含めて同曲録音の頂点を成す究極の演奏と言えましょう。第1楽章序奏部でのバス・クラリネットとファゴットによるマンフレッドの主題に込められた苦悩と絶望、それに続く弦のの悶絶のうねりなど、拍節を縦割りに刻むことをあえて避けながらも徹底的に表出するあたり、その早速シモノフの入念なアプローチに全身凍りつきます!一方でアルタルテの主題は単なる美しさを超えて儚さを湛え、ドラマのコントラストを克明に抽出し尽くします。16:16のトゥッティは、全ての幻想を打ち砕き現実の淵へ突き落とす激烈さ!ここからコーダまでは、自らを血祭りに上げるようなパワーが噴射し、超優秀録音の効果とも相まって、スコアに書かれた破格のの大絵巻を高潔な構築力で再現。この大音量が破綻しないだけでも大変なことですが、最後まで神々しさを保つシモノフの力量には言葉も出ません。第2楽章はコーダで消え入るピアニッシモの精妙さ、ピチカートの繊細さに息を飲むばかり。圧巻は終楽章。冒頭部分でテンポの緩急を大胆に付けるところから通り一遍の演奏でないことは明らか。とにかく大音量でも各声部が混濁せずに鳴り渡るり、音の打ち降ろしの求心力が凄いのです!暗雲立ち込める中間部も実に意味深く、第1楽章コーダの再現箇所は空前絶後の大迫力で圧倒!14:50以降の追い込みはホルンも打楽器もまさに渾身。オルガンの鳴りっぷりも壮麗の極み! 【湧々堂】
Retrospective
RETR-0002(1CD)
バルトーク:管弦楽のための協奏曲
コダーイ:管弦楽のための協奏曲
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス(指)LSO

※原盤:Collins Clssics
Retrospective
RETR-0003(1CD)
シベリウス:交響曲第2番
カレリア組曲Op.11
アレクサンダー・ギブソン(指)ロイヤルPO

録音:1989年
※原盤:Collins Clssics
交響曲はChandosへの録音以上に鳴りっぷりがよく、アプローチも直裁。けれん味のない堂々とした構築で安心してッ作品の素晴らしさを堪能できます。「カレリア」も持って回った表情は一切無く、熱い共感も押し付けでなく、フレージングの進行と共に自然に湧き上がります。第2曲などは淡白に聴こえるほどですが、その媚びないクールさから滲み出る情感が涙を誘うのです。第3曲の肩の力の抜けきった軽いリズム感も作品の持ち味を生かし切っており、声部バランスも絶妙。特に管楽器の音の立ち上がりのしなやかさは、この曲のウキウキするような気分を更に引き出しています。【湧々堂】
Retrospective
RETR-0004(1CD)
V=ウィリアムス:オーボエと弦楽のための協奏曲
グリースリーヴス幻想曲(グリーヴズ編)、
揚げひばり、タリスの主題による幻想曲
ジュリア・ガードウッド(Ob)
ロバート・ハイドン・クラーク(指)
コンソート・オブ・ロンドン

※原盤:Collins Clssics

Retrospective
RETR-0005(1CD)
ブラームス(シェーンベルク編):ピアノ四重奏曲Op.25
ラフマニノフ(レスピーギ編):5つの「音の絵」
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指)LPO

録音:1990年
※原盤:Collins Clssics
ピアノ四重奏曲は、シェーンベルクのアレンジの色彩力をこれ程リアルに表出した演奏も珍しいのではないでしょうか。ロジェストヴェンスキーの持ち味である粘着力のあるフレージングと大きな造型力がふんだんに注入されて聴き応え満点です。第1楽章第2主題はなんと慈愛に満ちた歌でしょう!第2楽章はロシア的な暗さが底辺でくすぶり続け、ブラームスの音楽の持つ沈痛な空気感と結びついて独特の切なさが溢れます。第3楽章中間部の重量級の音像の打ち立て方と色彩の容赦無い放出量は圧巻!初めて聴くような衝撃を受けること必至です。終楽章は熟練技のオンパレードで、古今を通じてスケール感、わくわく感はダントツ!!冒頭のエキゾチックな佇まいがひたひたと迫る様からして並の演奏でないことは十分に予感できますが、各声部が互いに軋み合いながら発せられるハーモニーは、苦渋の果てにようやく這い出たような緊迫感が極めて濃厚。色彩にはどす黒い情念が渦巻き、どこまでの重心の低いリズムとやや遅めのテンポがそのドロドロ感に一層拍車を掛けるのです。4:04からのチェロの泣きは、完全にラフマニノフ化!コーダの重戦車の突進にも鳥肌!
ラフマニノフ=レスピーギも超名演!ここでの放射力も尋常ではなく、まるでロジェストヴェンスキーのために書かれた作品であるかのような物凄い説得力。リズムブラームスの時とは異なり切れ味をもって俊敏に立ち回ります。やはり終曲のコーダは大地陥没モード!【湧々堂】

ALIA VOX〜ヘリテージ・シリーズ
ALIA VOX
AVSA-9880(1SACD)
モーツァルト:レクイエム ニ短調K.626、
フリーメーソンの葬送音楽ハ短調K.477
ジョルディ・サヴァール(指)
モンセラート・フィゲーラス(S)、
クラウディア・シューベルト(A)、
ゲルト・テュルク(T)、
ステファン・シュレッケンベルガー(Bs)、
ル・コンセール・デ・ナシォン、
ラ・カペッラ・レイアル・デ・カタルーニャ

録音:1991年8月アルザス県ゲブウィレル、ドミニコ会教会
ALIA VOX
AVSA-9879(1SACD)
シビラ(巫女)の歌(カタルーニャ)
ラテンのシビラ
プロヴァンスのシビラ
カタルーニャのシビラ
モンセラート・フィゲーラス(Vo)
ジョルディ・サヴァール(指)
ラ・カペッラ・レイアル・デ・カタルーニャ

録音:1988年3月カルドーナ城参事会教会
ALIA VOX
AVSA-9881(1SACD)
古きカタルーニャの歌〜哀歌と伝説曲
1「鳥の歌」、2「紡ぐ人」、3「王の息子」、
4「先生」、5「アルノー伯爵」、
6「マリアニェータ」、7「泥棒の歌」、
8「アメリアの遺言」、
9子守唄「お母さん、私を泣かさないで」、
10子守唄「神の母」、
11ロマンス「収穫人たち」(歴史的元歌)、
12「収穫人たち」(カタルーニャ国歌)
モンセラート・フィゲーラス(S)、
1&9:アリアンナ・サヴァール(S、Hrp・ドッピア)、
1:フェラン・サヴァール(Vo)、
5:フランセスク・ガリゴサ(T)、
ジョルディ・サヴァール(指)
ラ・カペッリャ・レイアル・デ・カタルーニャ

録音:1988年7月、1990年2月、2004年、2005年カタルーニャ自治州カルドーナ城参事会教会、他
サヴァールの旧作を最新技術で蘇らせるヘリテージ・シリーズ。最新作はフィゲーラスの美声を堪能できる3作。フィゲーラス、テュルクら強力声楽陣を擁して演奏された名作、モーツァルトのレクイエム。フィゲーラスの独唱と、地中海地方に伝わる古謡を集めたことにより評価が高い「シビラ(巫女)の歌(カタルーニャ)」。また、彼らの故郷カタルーニャ地方の歌を集めた「古きカタルーニャの歌〜哀歌と伝説曲」では、ヘリテージ・シリーズ初めての試みとして、オリジナル・アルバムに関連する新しい録音を加え、よりアルバム・コンセプトを深めています。フィゲーラスの豊かで流麗な声が、聴く者の身を音楽に委ね、心から楽しませてくれます。初発売当初から名盤の声が高いこれらのアルバムが、その特長を生かした、より美しい音で蘇りました。 (Ki)

新レーベル「ICA CLASSICS」
ICA-インターナショナル・クラシカル・アーティスツは、イギリス・ロンドンのウォータールーに本拠を置き、世界的な著名アーティストを多く抱え、数多くの演奏会を成功させている業界最大手のマネージメントカンパニーです。2010年だけでも、スカラ座のアジアツアーや、ゲルギエフとマリリンスキーによるチャイコフスキー・チクルスツアー、ビシュコフ&WDRのツアーなど、非常に精力的な活動を見せています。そのICAがこの2011年1月、業界初となるアーティストマネージメントグループ自ら運営するCD/DVDレーベル「ICA CLASSICS」を設立します。音源はBBC放送やケルンWDR、ボストン交響楽団の過去アーカイブから抽出したもので、一部の音源を除き、そのほとんどが商業リリース初出となります。
 
ICA CLASSICS
ICAC-5000(1CD)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番
ピアノ協奏曲第3番*
エミール・ギレリス(P)
エイドリアン・ボールト(指)
ニュー・フィルハーモニアO

録音:1967年7月10日、1967年7月13日* ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(全てステレオ)
ギレリスのベートーヴェンと言えば、マズアやセルとの共演が知られていますが、この録音は1967年のライブで、その翌年のセルとの第5番(これは稀代の名演とされる)に匹敵するほどの素晴らしい演奏の記録です。タイム誌の批評家、ウィリアム・マンは第3番の演奏会の後に「第1楽章から生気に満ち溢れ、堅固で明瞭な音、そして尊厳に満ち溢れたラルゴ、的確なテンポによる活発なロンド」と大絶賛の記事を書き、他の全ての批評家たちも、このボールトとの演奏に惜しみない称賛を贈ったという名演です。
ICA CLASSICS
ICAC-5001(1CD)
マーラー:交響曲第2番「復活」 ステファニア・ヴォイトヴィチs
アニー・デロリー(A)
ウィリアム・スタインバーグ(指)
ケルンRSO&cho

録音1965年9月10日ケルン放送第1ホール
933年にケルンで生まれた指揮者、ウィリアム・スタインバーグの「復活」です。ユダヤ系であったため、1933年にフランクフルト歌劇場からの引退を余議なくされ、1936年にパレスチナへ移住し、そこでパレスチナ交響楽団を結成、指揮者を務めます。その後、第二次世界大戦後に欧米の楽団に復帰、さまざまな活動を行いますが、トスカニーニの招きにより、アメリカへ行き、1945年から1954年までバッファロー・フィル、1952年から1976年まではピッツバーク交響楽団の指揮者として活躍、並行してボストン交響楽団とロンドン・フィルハーモニー管弦楽団を指揮するなど、まさに八面六臂の活躍をしました。アメリカでは、マーラーの作品を頻繁に演奏したのですが、録音としては1952年のキャピトル・レコードのための第1番交響曲だけしか知られていませんでした。この「復活」のスタジオ録音は彼の「偉大なるマーラー指揮者」としての足跡を辿る貴重なものです。独唱者には1954年「プラハの春国際音楽コンクール」のソプラノ部門で第1位を獲得したポーランドのソプラノ、ヴォイトヴィチと、オランダの名アルト、デロリーを起用。
ICA CLASSICS
ICAC-5002(1CD)
ブラームス:ドイツ・レクイエム
モーツァルト:セレナードニ長調「セレナータ・ノットゥルナ」*
ブラームス:ドイツ・レクイエムのリハーサル
エリザベス・グリュンマー(S)
ヘルマン・プライ(Br)
ケルン放送cho
オットー・クレンペラー(指)ケルンRSO

録音:1956年2月20日…1.3、1954年10月25日* ケルン放送第1ホール(モノラル録音)
20世紀の偉大なる指揮者の一人、クレンペラーの指揮による「ドイツ・レクイエム」です。クレンペラーのドイツ・レクイエムは、1961年録音のフィルハーモニア管との演奏が超名演として知られていますが、こちらはケルン放送交響楽団との演奏。ソリストには容姿淡麗、高貴なる歌唱が知られるソプラノ、グリュンマーと、稀代の名バリトン、プライを起用。悠然たる合唱も魅力です。ボーナス・トラックとして収録された緊迫感溢れるリハーサルの模様も興味深いところです。もう1曲収録されたモーツァルトのセレナードも生気漲る演奏です。良好な保存状態を保ったオリジナル・テープからのCD化も嬉しいところです。
ICA CLASSICS
ICAC-5003(1CD)
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番*
 狂詩曲Op.79-1/カプリッチョOp.76-2
ショパン:夜想曲Op.27-2
 ワルツOp.64-2
ファリャ:火祭の踊り
アルトゥール・ルービンシュタイン(P)
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指)
ケルンRSO

録音:1966年5月23日(ステレオ)*、1963年4月20日(モノラル)
ショパンのスペシャリストとして知られる名ピアニスト、ルービンシュタイン。彼は前半生はヨーロッパで、後半生はアメリカ合衆国で活躍しました。、そんな彼にとってこの1963年の録音は歴史的な重要性を持っています。戦争のため、1914年を最後に決してドイツで演奏することのなかったルービンシュタインですが、戦後になって、このオランダのナイメーヘンで演奏会を開催。もちろんドイツからも多くの聴衆が詰めかけ、大絶賛を送ったのでした。この日のプログラムの前半はメディチ・マスターズ(MM029)として既出、この盤で一夜の演奏会が完全に復元されることとなります。収録曲のメインはブラームスの協奏曲のライヴ録音で、スタジオ録音とは違った自発的で素晴らしい音楽を聴くことができます。こちらも良好に保存されたオリジナル・テープからの復刻です。
ICA CLASSICS
ICAC-5005(1CD)
ブルックナー:交響曲第3番(1888/1889第3稿)
ザンデルリングへのインタヴュー(インタヴュアー:ピエール・バートン=ページ)*
クルト・ザンデルリンク(指)
BBCノーザンO(現BBCフィルハーモニック)

録音:1978年4月21日、1982年7月21日*
ブルックナーの交響曲の中でも、ザンデルリンクがとりわけ愛したのが、この第3番です。少なくとも8種類の録音が知られており、この78年のものも名演として語り継がれることでしょう。彼特有の美しい弦の響き、悠然としたテンポ設定、緊密、かつ作為のない自然な音楽の流れに身を浸していると、なぜ彼が、ブルックナーの最高の解釈者の一人として称賛されているのかがわかるような気がします。1982年に行われた約10分間のインタヴューでは、彼自身の経歴から、敬愛するクレンペラーへの惜しみない称賛までが語られます。ポール・ベイリーによる光り輝くようなリマスタリングで。
ICA CLASSICS
ICAC-5006(2CD)
ヴェルディ:歌劇「椿姫」 ヴィオレッタ…マリア・カラス(S)
アルフレード…チェーザレ・ヴァレッティ(T)
ジョルジョ・ジェルモン…マリオ・ザナッシ(Br)他
ニコラ・レッシーニョ(指)
コヴェント・ガーデン王立歌劇場O&cho

録音:1958年6月20日ロンドン、コヴェント・ガーデン、ロイヤル・オペラ・ハウス(モノラル)
ICA・アンビエント・マスタリング・プロセス
カラス・ファンの間ではおなじみのコヴェント・ガーデンの1958年、カラスの「椿姫」です。彼女における最高のヴィオレッタ歌唱として知られ、幾度もリマスタリングされて様々なレーベルから出されていますが、なかなか納得の行く音では聴くことができなかったというもの。今回、個人蔵の音源をICAの最新リマスタリング技術を用いて、ポール・ベイリーが素晴らしい音質に仕上げました。不必要な残響などを付け加えることなく、リアルな音像を追求しました。彼女の素晴らしい歌声だけでなく全ての共演者、指揮者ともども彼女の迫力に飲まれ、舞台が少しずつ熱を帯びていく様をじっくりとお楽しみいただけることでしょう。
ICA CLASSICS
ICAC-5007(1CD)
チャイコフスキー:交響曲第1番「冬の日の幻想」
ストラヴィンスキー:火の鳥(1945年版)*
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指)
BBC響、フィルハーモニアO*

録音:2002年4月19日、1996年6月5日* ロンドンバービカン・ホール(デジタル・ステレオ)
ヴェトラーノフの圧倒的名演がここにもあります。この2002年4月のチャイコフスキーの交響曲第1番は彼の死の2カ月前の録音で、ロンドンで開いた最後のコンサートの中の1曲です。以前から非正規盤として流通し、ファンを落涙させていた伝説の名演です。かたや「火の鳥」は今まで公式サイトのみにその存在が記されていた幻のフィルハーモニア管との演奏!ついにここでヴェールを脱ぎます。
ICA CLASSICS
ICAC-5008(1CD)
ジョルジュ・シフラ
C.P.E.バッハ:アンダンティーノロ短調
D.スカルラッティ:ソナタヘ長調
 ソナタハ長調/ソナタイ長調/
 ソナタト長調
クープラン:クラヴサン組曲第6組曲第1番「収穫をする人々」
リスト:スペイン狂詩曲
 ハンガリー狂詩曲第2番
バッハ(リスト編):幻想曲とフーガS463*
リスト:葬送曲*
ジョルジュ・シフラ(P)

録音:プラハ1955年(モノラル)トゥリン、
1959年1月22日(モノラル)*
こちらもシフラの知られざる録音です。以前LPとしてリリースされ、その後CDとしての再発はありませんでした。彼のレパートリーとしては珍しいスカルラッティのソナタの何と斬新なこと!彼の最良のテクニックが誇示されています。リストに関しては、何も申し上げることがないでしょう。ボーナス・トラックに収録されたバッハ=リストの「幻想曲とフーガ」も初CD化です。ポール・ベイリーの細心のリマスタリングで、リアルな音がよみがえりました。
ICA CLASSICS
ICAD-5009(DVD)
R・シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」*
ルドルフ・ケンペ(指)
ロイヤルPO、BBC響

録音:1974年8月27日ロイヤル・アルバート・ホール、1975年8月29日ロイヤル・アルバート・ホール*
ドヴォルザークの「新世界より」は音のみがBBC Legendsよりリリースされていますが、映像として見ることができる日が来ようとは、誰しも夢にも思わなかったに違いありません。彼の精悍なる指揮姿の何と感動的なこと。全てのプレーヤーに詳細なるガイダンスを与え、曲の全貌を見通し、スコアの全てに潜む美しい旋律に光を当てます。「英雄の生涯」ではR・シュトラウスのオーソリティとして知られる彼らしく、スコアを用いることなく、素晴らしい音楽を紡ぎだしています。「ケンペは現代における危険な誘惑…誇張、捏造を成功裡に回避し、原型を忠実に再現した。」とフィッシャー=ディースカウが絶賛し、またイギリスのプレーヤーたちは、そんな彼のスタイルに大いなる信頼を寄せ、彼と演奏することに絶大なる喜びを見出したのです。
ICA CLASSICS
ICAD-5010(DVD)
シューベルト:ピアノ三重奏曲集
ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調D898
ピアノ三重奏曲第2番変ホ長調D929
ボザール・トリオ
[メナヘム・プレスラー(P)、イシドア・コーエン(Vn)、バーナード・グリーンハウス(Vc)]

収録:1978年11月21日&1987年12月13日エディンバラシグネット・ライブラリー
世界的に著名な米国のピアノ三重奏団として知られるボザール・トリオのシューベルトです。1955年に結成時、彼らの最初のコンサートを聴いた指揮者ミュンシュが、「こんなに素晴らしいトリオはコルトー、ティボー、カザルスの演奏以来聴いたことがない」と大絶賛したことで知られています。メンバーは、ヴァイオリンのみ2代目にあたるイシドア・コーエンが担当しています。彼らのレパートリーはとても幅広く、古典から近代曲まで、どれも定評がありますが、とりわけシューベルトの甘やかな解釈は聴き物で、同曲のPHILIPSへの録音でも知られる通り、これらの曲に潜む真実を描き出した演奏は、他の追従を許すことがありません。
ICA CLASSICS
ICAD-5011(DVD)
エルガー:交響曲第2番
創作主題による変奏曲「エニグマ」**
ゲオルク・ショルティ(指)LPO

録音:1973年2月13日、1979年9月25日*
ショルティのエルガーです。この交響曲第2番は、同夜の演奏曲「コケイン序曲」とともに、聴衆から称賛を浴びました(彼はこの第2交響曲と大変得意としていて、後にロンドン交響楽団の首席指揮者として招聘されるきっかけとなった1975年のコンサートでも、この曲を演奏していました)。ショルティとエルガーは大変相性が良いのか、彼のレコード・プロデューサーの一人であるジェームズ・マリンソンも「ショルティによるエルガーの交響曲は、その新鮮なアプローチと、素晴らしい音響で、彼の最も素晴らしい録音のうちの2つである」とコメントしています。もちろんエニグマも感動的な名演。ショルティ自身も、「私はエルガーを愛していて、中でも「エニグマ」は傑作です」と語っています。快速テンポ、恐るべき集中力、そして輝かしいフィナーレ。まさに最高傑作です。
ICA CLASSICS
ICAD-5012(DVD)
ヴァイオリン協奏曲集
バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV1043
モーツァルト:協奏交響曲K364*
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲#
ダヴィド・オイストラフ(Vn&Va*)
イーゴリ・オイストラフ(Vn)
コリン・デイヴィス(指)イギリスCO
イェフディ・メニューイン(指)モスクワPO*
キリル・コンドラシン(指)モスクワPO#

収録ロ1961年2月18日、1963年2月28日*、1963年2月19日# ロイヤル・フェルティヴァル・ホール
このDVDは勿論オイストラフが主役ですが、他にも見所はたくさんあります。息子イーゴリとの共演であるバッハとモーツァルトでは、彼の父親としての素顔を垣間見ることができるでしょう。モーツァ
ルトでは彼がヴィオラを弾いています。また、そこで指揮をするメニューインはオイストラフの友人で、またとないコンビネーションを聴かせてくれます(このコンサートの後半プログラムでは、オイストラフの指揮でメニューインがベートーヴェンの協奏曲を奏でたのでした)。ブラームスで指揮棒を執るのはコンドラシン。彼の創り出す巨大で雄大なバックを従え、オイストラフが悠然たるブラームスを奏でます。2人の巨匠の息詰まる戦い、そして紡ぎ出された至福のアダージョ。言葉に尽くせない素晴らしさです。
ICA CLASSICS
ICAD-5013(DVD)
ギャリック・オールソン
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番*
ショパン:スケルツォ第1番
ショパン:ポロネーズ変イ長調
リスト:葬送曲
ギャリック・オールソン(P)
ジェームズ・ロッホラン(指)BBC響
収録:1978年7月31日*、1974年4月12日…2-4 ロイヤル・アルバート・ホール
この映像は、1970年のショパン国際ピアノ・コンクールで優勝を飾ったアメリカのピアニスト、ギャリック・オールソンの演奏です。彼はショパン作品全集も録音していましたが、長らく入手困難で、最近ようやく別レーベルから再リリースされたため、人気が再燃の兆しを見せています。この映像の中のショパンとリストは、コンクールの4年後のコンサートを収録したもので、まだ26歳の瑞々しい感性に溢れた力強い演奏を聴くことができます。特にリストの「葬送曲」はあまりの素晴らしさに、リスト嫌いの人もその考えを改めるのではないでしょうか。ブラームスはそのまた4年後の演奏で、これを見れば彼の音楽性が更に円熟を極めたことを確認できるはずです。
ICA CLASSICS
ICAD-5014(DVD)
ラヴェル:バレエ音楽「マ・メール・ロワ」
ドビュッシー:管弦楽のための映像〜「イベリア」*
ドビュッシー:海#
シャルル・ミュンシュ(指)ボストンSO

収録:1958年2月4日、1961年10月31日*、1958年10月28日# ハーヴァード大学サンダース・シアター 
このミュンシュの時代のボストン交響楽団のコンサートは、なかなか公にされることなく、研究者の間でも「幻」とされてきました。ミュンシュは1955年にボストン交響楽団との公演をテレビで放送、これらは彼の人気を高めるとともに、その後のコンサートの映像収録について、大きな可能性を見出したのです。今回発売の映像は、そんなテレビ放送用のアーカイブを、最先端の技術で復元。歴史上価値あるものとして、お茶の間に届けることに成功したのです。こちらはミュンシュのフランス音楽集です。彼のドビュッシーとラヴェル演奏は、元より高い評価を受けていますが、ここでも、そんな彼の自発性に富み、刺激的な演奏を見ることができるのです。
ICA CLASSICS
ICAD-5015(DVD)
ワーグナー/フランク/フォーレ
ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第3幕(抜粋)
フランク:交響曲ニ短調*
フォーレ:「ペレアスとメリザンド」組曲#
シャルル・ミュンシュ(指)ボストンSO

収録:1960年3月8日、1961年3月14日*、1959年4月7日# ハーヴァード大学サンダース・シアター
こちらは同じシリーズのワーグナー、フランク、フォーレという演目です。ワーグナーでの人間味溢れる幅広い音楽性、定評あるフランクでの堅固な解釈、礼儀正しく、まことに響きの美しいフォーレ、などミュンシュの多彩な魅力をとことん味わえる映像です。
ICA CLASSICS
ICAD-5016(DVD)
ベートーヴェン:作品集
ベートーヴェン:「プロメテウスの創造物」(抜粋)
 交響曲第4番*
 交響曲第5番「運命」#
シャルル・ミュンシュ(指)ボストンSO

収録:1960年3月8日、1961年4月18日*、1959年11月3日# ハーヴァート大学サンダース・シアター
こちらはミュンシュのベートーヴェンです。バレエ「プロメテウスの創造物」は彼としては珍しいバレエ音楽の一夜からのプログラムです。第4番の交響曲は明るく楽しく、また炎のように燃えるベートーヴェンを見ることができるでしょう。5番での各楽器が織り成すアンサンブルの見事さと、快速テンポは、まさにミュンシュの真骨頂。当時の評論家たちが大絶賛したわけがよくわかります。
ICA CLASSICS
ICAD-5017(DVD)
シマノフスキ:交響曲第3番「夜の歌」
交響曲第4番「協奏交響曲」
ラファウ・バルトミンスキ(T)
エヴァ・マルツキ(Vn)
ポーランドcho
ヤン・クシシュトフ・ブロヤ(P)
アントニ・ヴィット(指)ワルシャワ国立PO

収録ワルシャワ・フィルハーモニック・ホール2009年11月19日ライヴ
こちらはICAレーベルの最新映像です。09年の収録で勿論5.1チャンネル対応のスペキュタクラーな音も楽しめます。NAXOSレーベルでのシマノフスキ、ペンデレツキなど一連のポーランドの作品を始めとする膨大なレパートリーを見てもわかるように指揮者アントニ・ヴィトは現代屈指の指揮者の一人として間違うことなき地位を確立していると言えるでしょう。この映像はヴィトが得意とするシマノフスキの交響曲2曲を収録したものです。色彩感溢れる2つの交響曲は神秘的であり、ポーランドの民族性を豊かに反映した作品で第3番はテノール独唱とヴァイオリン独奏を伴い、また第4番ではピアノ独奏を伴うという特異な楽器編成を取っているところも魅力です。ヴィトの入念な演奏は作品に秘められた様々なメッセージが直接届くような真摯なもの。まさにシマノフスキのオーソリティと申せましょう。
ICA CLASSICS
ICAD-5018(DVD)
マーラー:交響曲第6番「悲劇的」 ハルトムート・ヘンヒェン(指)モネSO

収録:2009年9月6日ブリュッセルパレ・デ・ボザール
この公演は、モネ交響楽団とヘンヒェンとのマーラー・チクルスの中の1曲です。彼はマーラーとワーグナーの解釈者としてつと有名であり、様々なオーケストラと120以上もの録音を重ね、また研究者として、多くの本を著してもいます。そんな彼の演奏はドラマティックな表現と、斬新な解釈に彩られており、聴き手における既存の「マーラーの6番の概念」を覆してしまうほど強烈な印象を残すものです。

Dynamicレーベルの新シリーズ〜デリーツィエ・ムジカーリ
DYNAMIC社から、新しい“お買い得”のシリーズ、「デリーツィエ・ムジカーリ」が始動。「音楽の喜び」という意味のこのシリーズでは、DYNAMIC社の旧譜から優れた音源を選び抜き、廉価盤として再リリースいたします。美味しそうなお菓子のジャケット写真も特徴です。

DM-8001(1CD)
ビーバー親子:トランペット、弦楽と通奏低音のためのソナタ集

カール・ハインリヒ・フォン・ビーバー:ソナタ(クラリーノ、4つのトランペット、弦楽、ティンパニと通奏低音のための)
パスカリス・ソナタ(4つのトランペット、弦楽、通奏低音)
3つのクラリーノ・ソナタ(トランペット、弦楽、通奏低音)
ソナタ(4つのトランペット、弦楽、ティンパニ、通奏低音)
ハインリヒ・イグナツ・フランツ・フォン・ビーバー:5声のソナタ第4番(トランペット、弦楽、通奏低音)
描写ソナタ(ヴァイオリン独奏、弦楽、通奏低音)
パルティータ第5番(トランペット、弦楽、通奏低音)
5声のソナタ第7番(2つのヴァイオリン、通奏低音)
ガブリエレ・カッソーネ(ナチュナル・トランペット)
アントーニオ・フリジェ(Org)
アンサンブル・ピアン・アンド・フォルテ
旧CDS234。ハインリヒ・イグナツ・フォン・ビーバー(1644−1704)と、カール・ハインリヒ・フォン・ビーバー(1681−1749)による、様々な種類のソナタを集めています。ガブリエレ・カッソーネは、1960年生まれのイタリアのトランペット奏者。様々な古楽団体でソリストとして活躍しています。 (Ki)
DM-8002(1CD)
フュルステナウ:フリーメイソンのための音楽
6つの歌(独唱者、男声合唱、フルート、ギター)
12の小品Op.16(フルート、ギター)
6つの歌(独唱者、男声合唱、フルート、ギター)
マリオ・カルボッタ(Fl)
アルド・マルティノーニ(G)
ディエゴ・ファソリス(指)
スイス・イタリア語放送男声cho
旧CDS250。ドイツのフルート奏者カスパール・フュルステナウ(1772−1819)による、フリーメーソンのための音楽。今ではバロック音楽の指揮者として大人気のディエゴ・ファソリスの比較的初期の録音です。 (Ki)
DM-8003(1CD)
サンマルティーニ:チェンバロ協奏曲イ長調
フルート協奏曲ニ長調
フルート協奏曲イ長調
オーボエ協奏曲第9番変ロ長調
オーボエ協奏曲第12番ハ長調
ドナテッロ・ビアンキ(Cenb)
パオロ・フェリガート(Fl)
フランチェスコ・クワランタ(Ob)
パオロ・スッパ(指)イ・ムジチ・アンブロジアーニ
旧S2020。ジュゼッペ・サンマルティーニ(1695−1750)は、ミラノ生まれで、ロンドンで活躍したオーボエ奏者、作曲家。ここに収録されている5つの協奏曲はいずれも世界初録音でした。チェンバロ協奏曲は、サンマルティーニの没後1754年に出版された曲。2曲のフルート協奏曲は、初期の作品と推測されているもの。2曲のオーボエ協奏曲は、英国図書館所蔵の手稿譜に収められているもの。 (Ki)

Hyperion創立30周年記念リリース!
アニヴァーサリー・エディション30!

1980年設立、今年記念すべき創立30周年を迎えたイギリスのハイペリオン・レコーズ(Hyperion)。有名無名を問わない幅広いレパートリーの紹介、才能あふれる演奏家の起用、そしてオーディオ・ファンを魅了するハイクォリティ・サウンド。世界中から絶大な支持を集めるハイペリオンの厳選30タイトルが、30周年記念スペシャル・プライス&スリップ・ケース付き特別仕様で限定登場!30タイトルは全て日本語曲目表記オビ付き(コメント付き)となります!
※限定盤につきレーベル在庫完売とな次第、取り扱い終了となります。お早目のご注文をお願いいたします。
CDA-30001(2CD)
バッハ:無伴奏チェロ組曲
無伴奏チェロ組曲第1番ト長調BWV.1007、
第2番ニ短調BWV.1008、
第3番ハ長調BWV.1009、
第4番変ホ長調BWV.1010、
第5番ハ短調BWV.1011、
第6番ニ長調BWV.1012/
カタルーニャ民謡〜鳥の歌 (サリー・ビーミッシュ編曲)/
無伴奏チェロ組曲第1番〜前奏曲 (アンナ・マグダレーナの筆写譜による)、
無伴奏チェロ組曲第1番〜前奏曲 (ヨハン・ペーター・ケルナーの筆写譜による)、
無伴奏チェロ組曲第1番〜前奏曲 (ヨハン・クリストフ・ヴェストファル・コレクションによる)
スティーヴン・イッサーリス(Vc)

録音:2005年12月4日−8日&2006年7月17日−19日、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)
イッサーリスは「理論的ではなく個人的な感触」と注釈を置いた上で、この偉大な組曲に本能的に感じてきたキリスト教のストーリーを当てはめています。イッサーリス自身がブックレットにしたためたそのストーリーの副次的なテキストとは、キリストの生誕、オリヴ山での苦悶、聖霊の降臨、神殿におけるキリストの公開、十字架への磔、キリストの復活。この興味深いストーリーを踏まえて聞くことで、モダンでもなくピリオドでもない新たなる「無伴奏チェロ組曲」の姿を垣間見ることが出来ます。
CDA-30002(1CD)
バッハ:ゴルトベルク変奏曲BWV.988 アンジェラ・ヒューイット(P/スタインウェイ)

録音:1999年8月28日−9月1日、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)
ヒューイットの"現代最高のバッハ弾き"としての名声を決定的なものとした永遠の名盤「ゴルトベルク変奏曲」。
CDA-30003(1CD)
バッハ:協奏曲第1番ニ短調BWV1052
協奏曲第7番ト短調BWV1058
ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調BWV1050*
三重協奏曲イ短調BWV1044*
アンジェラ・ヒューイット(P/ファツィオーリ)、
アリソン・ミッチェル(Fl)*、
リチャード・トネッティ(指&Vn*)、オーストラリア室内O

録音:2005年2月4日−5日&9日 シドニー音楽院フェアブリュッヘン・ホール(オーストラリア)
タリアの銘器ファツィーリとの出会いを果たしたヒューイットにとって初の協奏曲録音となったのが、このバッハの鍵盤楽器のための協奏曲集。南半球オーストラリアの国宝級アーティスト、トネッティ&オーストラリア室内管のパフォーマンスも絶品。
CDA-30004(1CD)
バッハ:トッカータとフーガ ニ短調BWV.565
トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調BWV.564
トッカータとフーガ ヘ長調BWV.540/
ドリア調のトッカータとフーガ ニ短調BWV.538
パッサカリア ハ短調BWV.582
クリストファー・ヘリック(Org)

録音:1990年5月6日−8日、ゾーフィンゲン市教会(スイス)
ハイペリオンのオルガン録音を支え続けてきた英国紳士クリストファー・ヘリックが弾くバッハ。スイス、ゾーフィンゲン市教会のメッツラー・オルガンが、大バッハの「トッカータとフーガ ニ短調」を荘厳に響かせます。
CDA-30005(1CD)
ブラームス:チェロ・ソナタ第1番ホ短調Op.38
ドヴォルザーク:森の静けさOp.68-5、
 ロンド ト短調Op.94
スーク:バラード ニ短調Op.3-1、
 セレナード イ長調Op.3-2
ブラームス:チェロ・ソナタ第2番へ長調Op.99
スティーヴン・イッサーリス(Vc)
スティーヴン・ハフ(P)

録音:2005年5月2日−4日、ブリストル、ブランドン・ヒル、セント・ジョージ教会(イギリス)
旧録音から20数年という時を経てブラームスのチェロ・ソナタの再録音を決心したイッサーリス。イッサーリス自身が並々ならぬ決意と意欲、そして覚悟を持って臨んだブラームスは、バッハやラフマニノフに勝るとも劣らぬミスター・ガット弦の名演です。
CDA-30006(1CD)
ショパン:ピアノ作品集
子守歌変ニ長調Op.57
ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35「葬送」
2つの夜想曲Op.27
舟歌嬰ヘ長調Op.60
ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58
マルク=アンドレ・アムラン(P)

録音:2008年3月15日−17日、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)
一見意外とも思える"アムラン"と"ショパン"の組み合わせ。これまでロマン派ではシューマンやリスト、ブラームス、古典派ではハイドンの録音を行い、いずれも世界規模での大成功を収めており、超絶技巧作品以外の実績、演奏も規格外。運命的とも言える"ピアノの超人"と"ピアノの詩人"の出会いが、ショパンの演奏史に新たな1ページを刻みます。
CDA-30007(1CD)
フォーレ:ピアノ四重奏曲集
ピアノ四重奏曲第1番ハ短調Op.15
ピアノ四重奏曲第2番ト短調Op.45
ドーマス〔スーザン・トムズ(P)、クリシア・オソストヴィッチ(Vn)、ロビン・アイルランド(Va)、ティモシー・ヒュー(Vc)〕

録音:1985年2月25−26日、レスリン・ヒル礼拝堂(ハムステッド)
ドーマスは1979年のプロシア・コウヴ国際音楽セミナー(シャンドール・ヴェーグ主宰)をきっかけに結成されたイギリスの室内楽アンサンブル。そのときの水際だった演奏がきっかけで、常設グループ結成に発展。フォーレのピアノ四重奏曲は「ドーマスと言えばフォーレ」として長く親しまれ称賛されてきたハイペリオン屈指の名盤。これこそハイペリオンの醍醐味なり。
CDA-30008(1CD)
フォーレ:レクイエムOp.48(1893年版)
ラシーヌ讃歌Op.11/小ミサ曲
タントゥム・エルゴOp.65-2
アヴェ・ヴェルム・コルプスOp.65-1
メアリー・シアーズ(S)、
イザベル・プルナール(S)、
マイケル・ジョージ(Br)、
マシュー・ベスト(指)コリドン・シンガーズ、
イギリス室内O、ジョン・スコット(Org)

録音:1987年11月20日−21日&1988年1月25日&1989年2月10日、セント・ジュード=オン=ザ=ヒル教会(ハムステッド)
1973年にマシュー・ベストによって結成され、合唱王国イギリスの数ある合唱団の中でもトップ・クラスであり続けたコリドン・シンガーズ。ハイペリオン初期の名唱フォーレの「レクイエム」は、近代イギリス音楽と並ぶコリドン・シンガーズの代表的名盤。その価値は、これほどの名曲であり、録音から20年以上が経過した今でもハイペリオンが再録音を行わないという現実が証明しています。
CDA-30009(1CD)
神の息のかかった翼〜ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:セクエンツィアとヒムヌス集
鳩はじっと見つめていた(聖マクシミーヌスのためのセクエンツィア)
めでたし、高潔な御方(聖母マリアの賛歌)
おお火のような精霊よ(精霊のためのセクエンツィア)
おおイェルサレムよ(聖ルーベルトの賛歌)
おお聖体よ(聖エリカウリスのためのセクエンツィア)
めでたし、おお葉の茂りし若枝よ(聖母マリアの賛歌)
おお忠実なる街の舞の長(聖ディジボードゥスのためのセクエンツィア)
おお聖堂よ(11000人の侍女のためのセクエンツィア)
エマ・カークビー(S)、
クリストファー・ペイジ(ディレクター)、
ゴシック・ヴォイセズ〔エミリー・ファン・エーヴラ(S)、ポピー・ホールデン(S)、ジュディス・スティル(S)、マーガレット・フィルボット(コントラルト)、アンドルー・パロット(テナー)、ホワード・ミルナー(テナー)、ドーリーン・マスケット(シンフォニア)、ロバート・ホワイト(リード・ドローン)〕

録音:1981年9月14日、ハムステッド聖ユダ教会(ロンドン)
ゴシック・ヴォイセズのディレクターをつとめるクリストファー・ペイジが、自らビースバーデンのヘッセン州立図書館の写本に基づき楽譜を校訂し用いたこの演奏は、ヒルデガルト・フォン・ビンゲン復興のきっかけとなった名演。中世のドイツ貴族の家系に生まれたヒルデガルトは15歳から修道院に入り、神の道に仕えることとなった世界最古と伝わる女流作曲家。生まれながらに超自然宗教的幻視の能力を持ち、神を内なるものとして感じることができたと伝わっています。カークビー&ゴシック・ヴォイセズの演奏も超優秀。
CDA-30010(1CD)
モーツァルト:クラリネット協奏曲イ長調K.622
クラリネット五重奏曲イ長調K.581*
シア・キング(バセットCl)、
ジェフリー・テイト(指)イギリス室内O、
ガブリエリSQ*

録音:1985年3月25日−26日&7月10日−11日、セント・バーナバス教会(ロンドン)
シア・キングのモーツァルトは、作曲者が意図した響きを再現するために、現代のクラリネットではなくバセット・クラリネットを使用。バセット・クラリネットのモーツァルトは現在でこそホープリッチの名演などが存在するが、シア・キングの録音は80年代中期に逸早くクラリネット界における古楽復興のきっかけとなった画期的な録音。80年代中期に古楽演奏に逸早く取り組んだシア・キングの先見の明に驚かされま。
CDA-30011(1CD)
モーツァルト:ピアノ四重奏曲第1番ト短調K.478
ピアノ四重奏曲第2番変ホ長調K.493※
ポール・ルイス(P)、
レオポルド弦楽三重奏団

録音:2002年12月6日−8日、ポットン・ホール(サフォーク)
ブレンデル門下の高弟であり、1994年のロンドン国際ピアノコンクール第2位受賞や1000人目のスタインウェイ・アーティスト選出などの栄誉に輝いてきた英国の巨匠候補ポール・ルイス。ベートーヴェン、シューベルト、リスト弾きとしても名高いポール・ルイスだが、名手ローレンス・パワーを擁するレオポルド弦楽三重奏団とのモーツァルトも押さえておいてもらいたい秀演です。
CDA-30012(1CD)
モーツァルト:踊れ、喜べ、幸いなる魂よ!〜ソプラノのためのアリア集
喜ばしき天の女王K.108
ヴェスペレ「証聖者の盛儀晩課」ハ長調K.339より 主をほめたためよ
主の保護のもとにK.198
グラドゥアーレ「神の母、聖なるマリア」ヘ長調K.273
モテット「踊れ、喜べ、幸いなる魂よ」K.165(ザルツブルク版)
戴冠式ミサ曲ハ長調K.317〜神の子羊
「主日のための晩課」ハ長調K.321〜主をほめたたえよ
喜ばしき天の女王K.127
キャロリン・サンプソン(S)、
ロバート・キング(指)
キングズ・コンソート&cho

録音:2005年10月29日−31日、カドガン・ホール(ロンドン)
古楽界の巨匠たちから絶大な信頼を寄せられているイギリスの古楽系ソプラノ、キャロリン・サンプソンが歌う極上のモーツァルトのアリア集。サンプソンのモーツァルトは、ハイペリオンが2006年のモーツァルト・イヤーの最重要アイテムとして送り出した演奏であり、伸びやかで気品のある歌声、そしてザルツブルク・ヴァージョンを使用した「踊れ、喜べ、幸いなる魂よ(エクスルターテ・ユビラーテ)」の最後のハイCの美しさが感動を届けてくれます。
CDA-30013(1CD)
ペルト:トリオディオン
勝利の後に(世界初録音)
ヌンク・ディミッティス(今汝は私を逝かせたまう)(世界初録音)
…の子であった…
わたしはまことのぶどうの木
リトルモアの小冊子(世界初録音)
トリオディオン
わが心はハイランドに(世界初録音)
サルヴェ・レジナ(めでたし天の女王)(世界初録音)
スティーヴン・レイトン(指)ポリフォニー、
デイヴィッド・ジェームズ(C.T)、
クリストファー・バワーズ=ブロードベント(Org)

録音:2003年1月2−5日、テンプル教会(ロンドン)
2003年1月、作曲者立ち会いのもとロンドンのテンプル教会で収録されたペルトのトリオディオンは、2003年度ハイペリオン・ワールド・セールスのトップを記録した大ヒット作。時代やジャンルといった枠組みを超越し、現代に渦巻く喧騒、矛盾、欲望の全てを浄化するかのようなペルトの合唱作品が、音楽に秘められた"力"の大きさに気付かせてくれます。
CDA-30014(2CD)
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲全集
ピアノ協奏曲第1番嬰ヘ短調Op.1
ピアノ協奏曲第4番ト短調Op.40
パガニーニの主題による狂詩曲Op.43
ピアノ協奏曲第2番ハ短調Op.18
ピアノ協奏曲第3番ニ短調Op.30
スティーヴン・ハフ(P)、
アンドルー・リットン(指)ダラスSO

録音:2004年4−5月(協奏曲)、2003年6月29日(狂詩曲)/録音会場:ユージン・マクダーモット・コンサート・ホール、モートン・H・メイヤーソン・シンフォニー・センター(ダラス)
英国の名手スティーヴン・ハフの協奏曲録音の頂点に位置するリットン&ダラス響とのラフマニノフ。グラモフォン賞など世界のレコード賞に輝き続けるハフが、過剰なセンチメンタル・アプローチを排し作曲家自身の演奏に立ち帰った演奏は、ここ日本でも大絶賛を博すなど世界各国でラフマニノフ全集の新たな決定盤と称されています。
CDA-30015(1CD)
ラフマニノフ:24の前奏曲
前奏曲嬰ハ短調 Op.3-2
10の前奏曲 Op.23/13の前奏曲 Op.3
スティーヴン・オズボーン(P)

録音:2008年8月7日−8日、20日−21日、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)
メシアンやティペット、アルカンなど膨大な作品を自由自在に弾きこなすスコットランドの風雲児オズボーンが、自身のコンサート・レパートリーに加えたラフマニノフの「前奏曲」。イギリスでのオズボーンの人気はヒューイットやアムランを凌ぐとさえ言われており、スコットランド魂が宿る演奏には常に熱い注目が注がれています。
CDA-30016(1CD)
ラフマニノフ:晩祷Op.37 マシュー・ベスト(指)コリドン・シンガーズ

録音:1990年9月21日−23日、セント・オールバンズ大聖堂(ロンドン)
1994年にレコーディングが行われた「聖ヨハネ・クリソストモスの典礼」(CDH 55318)も高い評価を受けるなどラフマニノフの宗教作品の演奏にも定評があるベスト&コリドン・シンガーズ。深い精神性をたたえ、透明感にあふれたハーモニーが、ロシア正教会のための奉神礼音楽を響かせる。演奏にはイギリスの作曲家イヴァン・ムーディ(1964−)の校訂譜を使用しています。
CDA-30017(1CD)
ラッター:レクイエム
光の創造主への賛歌
わが心の中の神/ゲール人の祝福
カンターテ・ドミノ/私の目を覚まさせよ
セント・パトリックの祈祷
コーラル・ファンファーレ/甘い夜の誘い
わが真の愛はわが心に/神は汝を賛美せし
スティーヴン・レイトン(指)ポリフォニー、
ボーンマス・シンフォニエッタ、
ローザ・マニオン(S)

録音:1997年1月7−9日、ラムジー修道院(ハンプシャー)
英国合唱界の神様ラッターの代表作「レクイエム」を、名門合唱団「ポリフォニー」が取り上げたディスク。1985年にアメリカで初演された「レクイエム」は、作曲者自ら「フォーレやブラームスに追随すべく書かれた」と語る作品で、その親しみやすさから瞬く間にスタンダードの地位を占めるに至りました。日本の合唱団が取り上げる機会も多い。
CDA-30018(1CD)
サン=サーンス:ピアノ協奏曲集
ピアノ協奏曲第2番ト短調Op.22/ピアノ協奏曲第4番ハ短調Op.44/ピアノ協奏曲第5番ヘ長調Op.103「エジプト風」
スティーヴン・ハフ(P)、サカリ・オラモ(指)バーミンガム市SO

録音:2000年1月22−24日&9月6−8日、バーミンガム・シンフォニー・ホール
ハフのサン=サーンスは、1978年から2007年までの"英グラモフォン誌年間最優秀ディスク"の中から選出された最高の1枚に贈られる「ゴールド・ディスク賞」に輝いた文字通り名盤中の名盤。ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズを代表するベストセラー・アルバムであり、録音が完了した時点で既にハフとオラモのコンビネーションが話題になっていたというのも、演奏の素晴らしさを知ると思わず納得。
CDA-30019(1CD)
シューベルト:弦楽四重奏曲第14番ニ短調D.810「死と乙女」/弦楽四重奏曲第13番イ短調D.804,Op.29「ロザムンデ」 タカーチSQ〔エドワード・ドゥシンベル(第1ヴァイオリン)、カーロイ・シュランツ(第2ヴァイオリン)、ジェラルディン・ウォルサー(Va)、アンドラーシュ・フェイェール(Vc)〕

録音:2006年5月22日−25日、セント・ジョージ教会(ブリストル)
セル幅17年間所属したデッカからハイペリオンへと活躍の場を移したタカーチSQの移籍第1弾がこのシューベルトの「死と乙女」&「ロザムンデ」。ヴィオラがサンフランシスコ響の首席奏者ジェラルディン・ウォルサーへと交代となり新体制となったタカーチSQの第1歩として話題を呼んだ。もちろん演奏も申し分なし!=637
CDA-30020(1CD)
シューベルト:歌曲集「美しき水車小屋の娘」 イアン・ボストリッジ(T)、
グレアム・ジョンソン(P)、
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(語り)

録音:1995年10月26−28日、1994年12月10日(朗読)
哲学と歴史の博士号を持ち、ワーグナーのヘルデン・テノールに代表されるような重厚長大型とはまったくタイプを異にする知性派ボストリッジのシューベルト。この「水車小屋の娘」では、ミュラーの一連の原作詩からシューベルトが選ばなかった6つのテキストをフィッシャー=ディースカウに朗読してもらうという、類を見ない試みを実践しています。
CDA-30021(1CD)
シューベルト:歌曲集「冬の旅」 マティアス・ゲルネ(Br)、
グレアム・ジョンソン(P)

録音:1996年8月4−7日
ドイツ・リートの第1人者、世界有数のシューベルト歌手として君臨する名バリトン、マティアス・ゲルネがハイペリオンの「シューベルト歌曲全集」2度目の登板で歌った1996年録音の「冬の旅」。今から10数年前のシューベルトでの圧倒的な存在感は、その後のゲルネの飛躍を予感させていたのだろう。名伴奏者グレアム・ジョンソンの存在も欠かせない重要なポイント。
CDA-30022(1CD)
シューマン:ピアノ三重奏曲集
ピアノ三重奏曲第1番ニ短調Op.63
ピアノ三重奏曲第2番ヘ長調Op.80
フロレスタン・トリオ〔アンソニー・マーウッド(Vn)、リチャード・レスター(Vc)、スーザン・トムズ(P)〕

録音:1998年5月2日−4日、ブリストル、ブランドン・ヒル、セント・ジョージ教会(イギリス)
旧ドーマスのメンバーから枝分かれして98年に発展的再結成されたフロレスタン・トリオのデビュー・ディスク。ドーマスの中心メンバーだったピアノのトムズにマーウッドやレスターといった実力者たちが加わったアンサンブルは、このシューマンでいきなり1999年の英グラモフォン賞受賞という快挙を達成。現在もハイペリオンの室内楽を支え続けています。
CDA-30023(1CD)
ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番ハ短調Op.35*
ピアノ協奏曲第2番ヘ長調Op.102
シチェドリン:ピアノ協奏曲第2番
マルク=アンドレ・アムラン(P)、
マーク・オキーフ(Tp)*、
アンドルー・リットン(指)BBCスコティッシュSO

録音:2003年3月31日−4月1日、ケアード・ホール(イギリス)
スーパー・ヴィルトゥオーゾ、マルク=アンドレ・アムランの超絶技巧が全曲を通じて炸裂するピアノ・ファン鳥肌もののショスタコーヴィチ&シチェドリン。ピアニストとしてショスタコーヴィチの録音経験を持つリットンのサポートが、アムランをさらなる自由を与えています。冴えわたる技巧に唖然!茫然!
CDA-30024(1CD)
タリス:合唱作品集
おお、救い主なるいけにえよ
断食し、嘆きつつ/世の救い主よT
主よ、御身が手に/世の救い主よU
エレミアの哀歌T/おお、聖なる宴
おお、光より生まれし光
光の消ゆる前に/エレミアの哀歌U
御身よりほかにわれは(40声のモテット)
デイヴィッド・ヒル(指)
ウィンチェスター大聖堂聖歌隊

録音:1989年7月5日−7日、ウィンチェスター大聖堂(イギリス)
カトリックとプロテスタントの狭間で生き抜いたトマス・タリスの大作、5声8群、40声のモテット「スペム・イン・アリウム(御身よりほかにわれは)」。ルネサンス時代のポリフォニー音楽の到達点とも言える壮大なタリスの傑作を混濁することなくクリアに響かせるウィンチェスター大聖堂聖歌隊と、その響きを引き出した当時の音楽監督で英国合唱界の名匠デイヴィッド・ヒルの手腕も見事。
CDA-30025(1CD)
ヴォーン・ウィリアムズ:音楽へのセレナード
5つの神秘的な歌
クリスマス・キャロルによる幻想曲
組曲「野の花」
マシュー・ベスト(指)コリドン・シンガーズ、
イギリス室内O

録音:1990年2月18日−19日&6月4日
ハイペリオンの近代イギリス音楽の録音から30タイトルの中にただ1つ選ばれているのが、このヴォーン=ウィリアムズの「音楽へのセレナード」。イギリスのレーベルならではのプログラミングはもちろんのこと、イギリスの近現代音楽を得意とするマシュー・ベストとコリドン・シンガーズの演奏も格別。
CDA-30026(1CD)
ビクトリア:レクイエム
作曲者不詳:われは信ず、
 わが贖い主は生きたまう
ビクトリア:わが魂は生活に疲れたり
作曲者不詳:われは甦りであり、
 生命である−ほめたたえよ、
 イスラエルの神である主を
ビクトリア:レクイエム、
 わがハープは悲しみの調べに変わり、
 主よ, 私を永遠の死より解き放ち給え
デイヴィッド・ヒル(指)
ウェストミンスター大聖堂聖歌隊

録音:1987年1月28日−30日、ウェストミンスター大聖堂(イギリス)
ハイペリオンの黎明期を支えたイギリスの名門ウェストミンスター大聖堂聖歌隊。デイヴィッド・ヒル時代のウェストミンスター大聖堂聖歌隊の名唱と言えばパレストリーナの「教皇マルチェルスのミサ」が思い浮かぶが、このビクトリアの「レクイエム」もパレストリーナと並び宗教音楽史に残るであろう名演中の名演である。「レクイエム」の厳粛なハーモニーは、いつしか神の声へ ――。
DA-30027(1CD)
ヴィヴァルディ:リュート&マンドリン協奏曲集
2つのマンドリンのための協奏曲ト長調RV.532
トリオ・ソナタ ト長調RV.85
マンドリン協奏曲ハ長調RV.425
協奏曲ニ長調RV.93
トリオ・ソナタ ハ長調RV.82
ヴィオラ・ダモーレとリュートのための協奏曲ニ短調RV.540
ポール・オデット(バロック・リュート&ソプラノ・リュート&マンドリン)、
パーリー・オヴ・インストゥルメンツ

録音:1984年12月1日−2日
リュートの神様と崇められる巨匠ポール・オデットが、2種類のリュートとマンドリンを弾き分けてのヴィヴァルディ。リュート、マンドリンのシンプルで艶やかな音色をここまで美しく、そして楽しく聴かせてくれる演奏には今後も簡単には出会うことはできないかも。
CDA-30028(1CD)
ウィテカー:合唱作品集
私はこの素晴らしき日を神に感謝する
我は花の中に自らを潜ませ/眠り
アイ・ウィル・ウェイド・アウト
行け、うるわしのバラよ
ダビデが聞いたとき/希望、信仰、命、愛
クラウドバースト/君の手のユリとともに
結婚/水の夜/少年と少女
彼女の聖なる魂が舞い上がる
ルクス・アルムクェ(黄金の光)
スティーヴン・レイトン(指)ポリフォニー

録音:2005年1月3日−5日、テンプル教会(ロンドン)
「ラスベガスを食い尽くすゴジラ」、「ゴースト・トレイン」といった斬新な吹奏楽作品で旋風を巻き起こしたアメリカ新世代の奇才エリック・ウィテカー(1970−)の合唱作品集。人間の声で雨を表現した「クラウドバースト」など、既存の概念にとらわれないウィテカーの音楽が、合唱新世紀の到来を実感させてくれる。ハイペリオンが誇る黄金コンビ、レイトン&ポリフォニーも文句なしに素晴らしい。
CDA-30029(1CD)
フランスのピアノ三重奏曲集
フォーレ:ピアノ三重奏曲ニ短調Op.120
ドビュッシー:ピアノ三重奏曲ト短調
ラヴェル:ピアノ三重奏曲イ短調
フロレスタン・トリオ〔アンソニー・マーウッド(Vn)、リチャード・レスター(Vc)、スーザン・トムズ(P)〕

録音:1999年3月10−12日、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)
2000年度のロイヤル・フィルハーモニック協会室内楽部門賞を受賞するなど、イギリスを代表する常設ピアノ・トリオとして認知されているフロレスタンのフランス音楽プログラム。フォーレの作品が晩年、ドビュッシーの作品がティーンエイジ、ラヴェルの作品が壮年期と、書かれた年代もスタイルも違う3つの作品をそれぞれ端的に描き分けるフロレスタンの表現力の広さに多くの称賛が集まりました。

CDA-30030(1CD)
ニューワールド・シンフォニー〜ラテン・アメリカのバロック音楽
作曲者不詳:ハナクパチャ・クシクイニン
パディーリャ:ミサ「われはシャロンの花」〜キリエ、グローリア
フェルナンデス:シコーチ
パディーリャ:ミサ「われはシャロンの花」より クレド
アラウホ:星の仲間の兄弟は
パディーリャ:ミサ「われはシャロンの花」〜サンクトゥス、ベネディクトゥス
ロボ:モテット「我が竪琴は悲しみに」
パィーリャ:ミサ「われはシャロンの花」〜アニュス・デイ
フランコ:サルヴェ・レジナ
作曲者不詳:カパック・エテルノ・ディオス
アラウホ:聖ヨハネのための賛歌
ツィポリ:ミサ「サン・イグナシオ」〜キリエ、グローリア
ゼスピーデス:コンビダンド・エスタ・ラ・ノーチェ
ジェフリー・スキッドモア(指)
エクス・カシドラ

録音:2002年10月10日−12日、オール・セインツ教会(ロンドン)
かつてはマヤ・アステカ文明やインカ文明など、高度の神殿文化を生み出しながら、16世紀以降、外部からの征服に従属してきたラテン・アメリカ諸国のバロック秘曲集。パディーリャの名作ミサ「われはシャロンの花」を軸に、スペイン、ポルトガル、イタリアからラテン・アメリカ諸国に渡り、そこで没した作曲家たちの珠玉の作品をちりばめたこのディスクは、中世音楽史ジャンルに興味を持つ人々にとって大いに注目に値するものといえるましょう。

BD MUSIC
超豪華顔ぶれによる名曲揃いのCD2枚+新進気鋭のアーティストが作曲家の生涯を美しいイラストで描いたブック。
BD MUSIC
BDCL-382(2CD)
パブロ・コレア(b.1979)が描くモーツァルトの生涯+歴史的名演
[CD1]交響曲&協奏曲
@交響曲第40番ト短調K550
Aピアノ協奏曲第27番
Bヴァイオリン協奏曲第3番
[CD2]室内楽
@弦楽四重奏曲第15番ニ短調K421
Aヴァイオリン・ソナタ変ロ長調K454
B弦楽五重奏曲ト短調K516
[CD1]
@ギュンター・ヴァント(指)ケルン・ギュルツェニヒO(1959年/STEREO)
Aクララ・ハスキル(P)、フリッチャイ(指)バイエルン国立O(1957年/MONO)
BD・オイストラフ(指&Vn)、フィルハーモニアO(1958年/STEREO)
[CD2]
@スメタナQ(1956年/STEREO)
Aグリュミオー(Vn)、クララ・ハスキル(P)(1956年MONO)
BグリアーQ、ウィリアム・プリムローズ(Vn)(1959年STEREO)
超豪華顔ぶれによる名曲揃いのCD2枚+新進気鋭のアーティストが、作曲家の生涯を美しいイラストで描いたブック。
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BDCL-384(2CD)
ラヴェル〜ミシェル・コンヴァーサンが描くラヴェルの生涯+歴史的名演
[CD1]
@亡き王女のためのパヴァーヌ
Aピアノ協奏曲ト長調
B夜のガスパール
Cピアノ三重奏曲イ短調
Dロンサールここに眠る
[CD2]
@ダフニスとクロエ第2組曲
A歌劇『子供と魔法』より
Bボレロ
Cシャブリエ風に
[CD1]
@マニュエル・ローゼンタール(指)パリ国立オペラ座O(1959年ステレオ)
Aダニエル・ワイエンベルク(P)、エルネスト・ブール(指)シャンゼリゼ劇場O(1957年モノラル)
Bヴラド・ペルルミュテール(P)(1955年モノラル)
Cハイフェッツ(Vn)、ピアティゴルスキー(Vc)、ルービンシュタイン(P)(1950年モノラル)
Dジェラール・スゼー(Br)、ヴァンデルノート(指)パリ音楽院O
[CD2]
@シャルル・ミュンシュ(指)ボストンSO、新英国音楽院・同卒業生cho(1955年ステレオ)
Aフロール・ワン(Ms)、マリ=リーズ・ド・モンモラン(A)、ジュヌヴィエーヌ・トゥレーヌ(S)、アドリエンウ・ミリエット(A)、シュザンヌ・ダンコ(S)、ユーグ・キュエノー(T)、ピエール・モレ(Br)、スイス・ロマンドO、エルネスト・アンセルメ(指)(1954年ステレオ)
Bローゼンタール(指)パリ国立オペラ座O(1959年ステレオ)
Cカサドシュ(P)(1952年モノラル)
超豪華顔ぶれによる名曲揃いのCD2枚+新進気鋭のアーティストが、作曲家の生涯を美しいイラストで描いたブック。
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BDCL-386(2CD)
アントニオ・ラポン&ファウスト・ヴィタリアーノが描くストラヴィンスキーの生涯

[CD1]
@火の鳥(1945年版)
Aペトルーシュカ(1911年版)
Bピアノと管楽器の協奏曲
[CD2]
@春の祭典(1913年)
Aバレエ『きつね』より
Bエボニー・コンチェルト
Cカンティクム・サクルム
[CD1]
@イーゴル・ストラヴィンスキー(指)NYO(1946年モノラル)
Aアンセルメ(指)スイス・ロマンドO(1957年ステレオ)
Bニキタ・マガロフ(P)、アンセルメ(指)スイス・ロマンドO(1955年ステレオ)
[CD2]
@ピエール・モントゥ(指)ボストンSO(1951年モノラル)
Aアンセルメ(指)スイス・ロマンド管(1955年ステレオ)
Bストラヴィンスキー(指)ウッディ・ヘルマン(Cl)、ウッディ・ヘルマンズ・バンド(1946年モノラル)
Cストラヴィンスキー(指)リチャード・ロビンソン(T)、ロサンゼルス・フェスティバルcho&SO(1957年ステレオ)
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BDCL-390(2CD)
クレール・ブロウが描くサン=サーンスの生涯
[CD1]
@交響曲第3番「オルガン付」
Aチェロ協奏曲第1番 イ短調op.33
B動物の謝肉祭
[CD2]
@ピアノ協奏曲第4番ハ短調op.44
A序奏とロンド・カプリチオーソop.28
Bピアノ三重奏曲
Cファゴット・ソナタ
[CD1]
@シャルル・ミュンシュ(指)ボストンSO、ザムコヒアン(Org)、バーナード・ジゲラ(P)、レオ・リトウィン(P)(1959年)
Aロストロポーヴィチ(Vc)、サージェント(指)フィルハーモニアO(1956年ステレオ)
Bマルケヴィッチ(指)フィルハーモニアO、ゲザ・アンダ、ベラ・シキ(P)(1954年モノラル)
[CD2]
@ジャンヌ=マリー・ダレ(P)、ルイス・フォルスティエ(指)フランス国立ラジオ放送O(1955年モノラル)
Aマイケル・レビン(Vn)、アルチェオ・ガッリエーラ(指)フィルハーモニアO(1956年モノラル)
Bラヴェル三重奏団(1985年ステレオ)
Cクラウス・トゥーネマン(Fg)、リカルド・レケホ(P)(1990年ステレオ)


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