湧々堂HOME 新譜速報: 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り:交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE!! レーベル・カタログ チャイ5



Tactus
(イタリア)



Serie Bianca シリーズ



1986年にイタリアのボローニャでセラフィノ・ロッシによって設立されたTactus(タクトゥス)は、 イタリアのクラシック音楽を専門とするハイ・クオリティなインディペンデント・レーベルです。 およそ500におよぶカタログは11世紀のグレゴリオ聖歌からルネッサンス、バロック、ロマン派、そし て21世紀の現代音楽にいたるまで幅広くイタリアの音楽が集められ、主にイタリアのアーティストに よって演奏されてきました。優れたパフォーマー、技術者、および音楽学者との継続的な協力によって、 Tactusは毎年約20の新譜を発表しており、忘れ去られていたイタリア音楽のレパートリーを発掘し続 けています。演奏者には、ガッティやパンドルフォ、ジーニ、アレッサンドリーニなどイタリアを代表す る名手のほか、イタリアの若手演奏家も積極的に起用し、美しく素晴らしきイタリア音楽を世界に拡げ続けています。


※「単価=¥0」と表示されるアイテムは廃盤です。

※表示価格は全て税込み。品番結尾に特に表記のないものは全て1CDです。
品番 内容 演奏者
TCCAT-2010
タルティーニ:3声のためのソナタ ニ長調B.d2
同イ短調B.a1/同ニ長調B.d10
同ニ短調B.d2/同ハ長調B.c3
同ト長調B.g3
ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ第7番ト長調B.g2
同ソナタ ト短調B.g5《悪魔のトリル》
マルコ・ロリャーノ(Vn)、
アンサンブル・レスピーギ
イタリア音楽の宝庫"タクトゥス(Tactus)"の2010年版最新カタログをセットにした特別仕様盤が、完全数量限定&スペシャル・プライスで登場!ルッジェーロ・リッチ、リッカルド・ブレンゴーラ、サルヴァトーレ・アッカルドといった世紀の巨匠たちからヴァイオリンを学んだマルコ・ロリャーノは、バロック・ヴァイオリンの神様エンリコ・ガッティを送り出したタクトゥスが大プッシュする要注目の逸材であり、このタルティーニの「悪魔のトリル」はパガニーニの「24のカプリース」(TC-781602)などと並ぶロリャーノの代表盤、すなわちレーベルの現在の看板そのものなのです。ロリャーノのタルティーニを"耳"で愉しみ、タクトゥスのカタログを"目"で愉しむ。1度で2度愉しめるイタリア音楽ファン必聴必携の特別。
TCCAT-2010-2
エッセンシャル・オルガン〜イタリア・オルガン音楽の旅

パドヴァーノ:第6旋法によるトッカータ(マルコ・ギロッティ)
A・ガブリエリ:カンツォン(フランチェスコ・ディ・レルニア)
シャイデマン:神のひとり子なる主キリスト(グスタフ・レオンハルト)
レスコバルディ:リチェルカーレ第6番〜ファ・ファ・ソ・ラ・ファによる(フランチェスコ・タシーニ)/
メールラ:カンツォン・ラ・モンテヴェルデ(フランチェスコ・セラ)
パスクィーニ:かっこうのスケルツォによるトッカータ(エミリオ・トラヴェルソ)
A・スカルラッティ:トッカータ・アペルタ(フランチェスコ・タシーニ)
ヴィヴァルディ(バッハ編):アレグロ(ロベルト・ロレジャン)
D・スカルラッティ:ソナタK.77(マルコ・ギロッティ)
マルティーニ:オルガン・ソナタ第6番〜アダージョ(オッタヴィアーノ・テネラーニ)
ベルガモ:アレグレット・モデラート(マルコ・ルッジェーリ)
ロッシーニ:歌劇「セビリャの理髪師」序曲(ジュリアーナ・マッカローニ&フェデリカ・イアネラ)
レスピーギ:前奏曲ニ短調(アンドレア・マシナンティ)
ボッシ:スケルツォ(アンドレア・マシナンティ)
ドナーティ:前奏曲とブギー・ソプラ(グィド・ドナーティ)
クトゥスのオルガニストたち
〔曲目後の( )内が演奏者〕
イタリアのレーベルならではの充実した"イタリアのオルガン音楽"のカタログを持つタクトゥスから、"イタリアのオルガン音楽"のベスト・アルバムがカタログ付き限定&スペシャル・プライスで登場!16世紀のパドヴァーノからフレスコバルディ、スカルラッティ、ロッシーニ、レスピーギを経て現代のドナーティまで続くイタリア・オルガン音楽の旅。イタリアのオルガン音楽が歩んだ歴史や作風の移り変わりをこの"エッセンシャル・オルガン"が教えてくれます。
TC-100001
グレゴリオ聖歌:聖セヴェルスの典礼 ジャンニ・デ・ジェンナーロ(指)
アンサンブル・カリクスティヌス
TC-100002
グレゴリオ聖歌:神を崇めよ...その聖所にて ニコラ・ベリナッツォ(指)
スクリプトリア
TC-100003
グレゴリオ聖歌:ヴィア・デイ・ベアートゥス アンサンブル・オクトエコス
TC-100004
グレゴリオ聖歌:聖ニコラウスの聖務 ジャンニ・デ・ジェンナーロ(指)
アンサンブル・カリクスティヌス
TC-100005
グレゴリオ聖歌集〜Resonet Intonet
Responsori del Mattutino delle Domeniche di Avvento
Ufficio dei Pastori
Dalla Missa Maior di Natale
Dalla Messa Dell'Epifania
ヴェネツィア・スコラ・グレゴリアーナ
TC-100006
グレゴリオ聖歌〜生誕
洗礼者ヨハネの生誕
われらが主、イエス・キリストの生誕
ドム・ニコラ・M・ベリナッツォ(指)
スコラ・グレゴリアーナ・スクリプトリア
ロベルト・ロレッジャン(Org)
スコラ・グレゴリアーナ“スクリプトリア”はベネディクト修道会の修道院での活動を主としているイタリアの男声合唱団。その活動はクレモナ国際音楽祭で高く評価を受けました。 
TC-100007
グレゴリオ聖歌集〜Visitatio Sepulhri
12−15世紀パドゥア教会のグレゴリオ聖歌
ランフランコ・メンガ(指)
アンサンブル・オクトエコス
スコラ・グレゴリアーナ・ディ・ヴェネツィア
TC-200001
中世フィレンツェの典礼劇
アンティフォナ、ラウダ、カンターレ、
レスポンソリウム、セクエンティア、他(全25曲)
フェデリコ・バルダッツィ(指)
アンサンブル・サン・フェリーチェ
TC-210001
聖なる十字架を賛美せよ〜灰の水曜日の礼拝
Madia vita in morte sumus/
Pange melos lacrimosum/
Misereris omnium donune/
Bonum est confidere/
Kyrie/Dirigatur oratio mea/
O homo considera/
Processio in die veneris sancti/
Di, por que mueres en cruz?/
Dios te salve, Cruz preciosa
ランフランコ・メンガ(指)、
アンサンブル・オクトエコス、
スコラ・グレゴリアーナ・ディ・ヴェネツィア
キリスト教の復活祭の16日前にあたり、四旬節の初日となる「灰の水曜日」。指揮者のメンガが率いるイタリアの団体によって2007年の「灰の水曜日」に歌われた作曲者不詳の中世の宗教声楽作品を収録した荘厳な作品集。6世紀頃から中世にかけて四旬節は断食の期間と厳格に定められていたこともあり、中世当時の「灰の水曜日」の音楽の旋律と歌詞自体が敬虔な祈りとして響き渡ります。
TC-220002
中世の写本におけるヴィクトルとコロナの伝説 インウヌム・アンサンブル

録音:2020年10月
中世のレパートリー、特に13世紀から15世紀までの宗教的ポリフォニー作品の普及のために2003年に結成されたイタリアの古楽アンサンブル「インウヌム・アンサンブル(InUnum Ensemble)」が、中世の写本に残された二人の殉教者、聖ヴィクトルと聖コロナ(サンティ・ヴィットーレ・エ・コローナ)の伝説にちなむ作品を歌います。
TC-230001
学問音楽〜中世のゴリアードの歌
ヨハンネス・チコーニア、ベルナール・ド・クリュニー、
マルケット・ダ・パドヴァ、他の作品
ロベルト・メオ(指)
サトル・ムジケ
TC-250001
輝かしきフランチェスコ〜13世紀から16世紀におけるアッシジのフランチェスコのための音楽
チェラーノのトマス:聖フランチェスコのセクエンティア
デュファイ:グラドゥアーレ
ダ・スピラ: 貧しき人々に敬意を表せよ
作曲者不詳:ラウダリオ・ディ・コルトナより
作曲者不詳:おお、我らが父、聖なるフランチェスコよ/他
アノニマ・フロットリスティ

録音:2016年10月、アッシジ
フランシスコ会の創始者として知られるローマ・カトリックの聖人、アッシジのフランチェスコに捧げるために書かれた音楽の数々を収録。中世からルネサンス時代、13世紀から16世紀の間に生まれた聖歌が荘厳に響き渡ります。
演奏は男声ヴォーカルを中心とするイタリアの古楽グループ、アノニマ・フロットリスティ。その歌声とこ古楽器のアンサンブルが、神秘的な空間を創り上げています。タクトゥス・レーベルならではの充実の仕上りです!
TC-270001
ラウダリオ・ディ・コルトナ〜13世紀の神秘劇
元后、元后/De la Crudel Morte del Cristo/
アヴェ・ドンナ・サンクティッシマ/ Laudar Vollio per amore/
O divina virgo, flore/アルティッシマ・ルース/
アヴェ・レジナ・グロリオーサ/他(全16曲)
ジョヴァンニ・カルーソー(指)
アンサンブル・ヴォーカル・ラ・ドルチェ・ヴィスタ
TC-280001
Laude sulla Vita di Gesu〜13世紀イタリアのラウダ
Veglia dell'Annunciazione
Veglia della Nativita
Veglia della Passione e Morte
Miserere di Sessa Aurunca
Lauda della Resurrezione
ステファノ・アルバレッロ(ディレクター)
コンセントゥス・ルチェンシス、
イ・カントーリ・デル・ミゼレーレ
TC-280002
エグジット・ローザ〜13−14世紀ボローニャの写本Q.11からの歌曲 アンサンブル・コリンボス、
アレッサンドロ・フィオーリ(指)

録音:2010年8月
※世界初録音
ボローニャ国際音楽博物館&図書館に所蔵されていた13〜14世紀ボローニャの未出版の写本を、同じくボローニャの女声合唱団が厳粛に歌います。イタリア音楽史の空白部分を埋める資料としても価値のある録音です。
TC-280003
16世紀〜17世紀イタリアの修道院でのクリスマス
タエッジョ:幼子が生まれ
ソデリーニ:おおマリア
バダーラ:シンティラーテ・アミカエ・ステラ
マセンツィオ:ノエ・ノエ、
博士たちはその星を見て
コッツォラーニ:見よ大きな喜びを告げる
アサンドラ:キリストはお生まれになった
グレゴリオ聖歌:今日、我らの天の王が
ロータ:キリストはお生まれになった
マッサイーノ:羊飼いたちよ、汝らが見たものを語れ
レイナ:沈黙/シュペール:輝かしき日に
ストラータ:おお聖母マリア
カザーティ:イエスが生まれ
ペルコナ:アド・ガウディア
レオナルダ:グローリア(全曲世界初録音)
カンダーチェ・スミス(指)
カペラ・アルテミジア

録音:2011年6月、ボローニャ
16世紀から17世紀にかけて、イタリアの女子修道院で演奏されたクリスマスのための音楽集。当時のイタリアで修道女であり作曲家でもあったマリア・ザベリオ・ペルコナやイザベラ・レオナルダなどの珍しい宗教作品も収録。
TC-300001
イスタンピッテ〜イタリア中世の舞曲
ガエッタ/サルタレッロIV/イン・プリモ
パルラメント/ショミンチャメント・ディ・ジョイア
イサベラ/ラメント・ディ・トリスターノ/他(全15曲)
アンサンブル・ショミンチャメント・
ディ・ジョイア
[エリザベッタ・ディ・フィリッポ(ツィター、太鼓、他)
オルガ・エルコーリ(Hp、他)
ルイジ・ルポ(Fl-tr、他)
ルイジ・ポルシーニ(リュート、他)
ジャンフランコ・ルッソ(ヴィエール)]
TC-300003
中世イタリアの器楽舞曲集U
ベーリカ/フォンターネ
Dansa amorosa suo Troto
サルタレッロT/美徳の始まり
サルタレッロU/パルラメント
シャンソネッタ・テデスカT/イン・プロ
シャンソネッタ・テデスカV
トリスタンの哀歌
アニマ・ムンディ・コンソート
イタリアの古楽器演奏家ルカ・ブルネリ・フェリセティが率いる古楽アンサンブル「アニマ・ムンディ・コンソート」のアルバム第2弾。中世イタリアの器楽舞曲集の続編となる今回のリリースには、イタリア中部のウンブリア州から南トスカーナにかけて演奏が行われていたとされる11作品が収録されています。実はこのアルバム、ブリティッシュ・エアウェイズ(英国航空)の機内オーディオプログラムに使用されており、ヨーロッパで大反響を巻き起こしているそうです。
TC-300002
中世イタリアの器楽舞曲集 アニマ・ムンディ・コンソート
TC-321201
ランディーニ(1325-1397):バラータ集(全18曲) アンサンブル・カメラータ・ノヴァ
ルイジ・タリョーニ(指)
アンサンブル・チョミン・チアメント・ディ・ジョイア
TC-350001
高貴なる聖母〜聖母マリアをたたえる14世紀フィレンツェの音楽
パオロ・テノリスタ(?-1419):人々は楽しむ
フィレンツェ(1320頃-1364):グローリア(2声)
フィレンツェ:クレド(2声)
フィレンツェ(?-1372頃):クレド(2声)
作曲者不詳:アヴェ・ヴェルム・コルプス、他(全17曲)
ファビオ・ロンバルド(指)
ロム・アルメ(声楽&器楽)
TC-390001
中世と人文主義の間のヴェネツィアにおける音楽と政治 ランフランコ・メンガ(指)
アンサンブル・オクトエコス

録音:2016年6月、イタリア
中世の声楽曲のスペシャリスト、ランフランコ・メンガが率いる女声ヴォーカル・アンサンブル、"アンサンブル・オクトエコス"。15世紀初頭の経済成長と領土拡大の時代であったヴェネツィア共和国の音楽を歌います。
TC-400001
15世紀イタリアの音楽
ヨハンネス・ブレッサルト、アルノール・ド・ラタン、
ヨハンネス・デ・リンブルジア、J・ド・ピュロワ、
ピエール・フォンテーヌ、他の作品
アンサンブル・アルス・イタリカ
TC-400002
パオロ・グイニージの領主制時代の音楽(15世紀)
アンドレア・ステファーニ、
バルトボリーノ・ダ・パドヴァ、
ヨハンネス・オクトボーニ、
ヨハンネス・チコーニア、他の作品
アンサンブル・
カンティレーナ・
アンティクァ、
コンツェントゥス・
ルチェンシス
TC-400003
15世紀・エステ家宮廷の歌曲と舞曲
ジョヴァンニ・アンブロシオ、
ドメニコ・ダ・ピアチェンツァ、
グリエルモ・エブレオ、フラーテ・ジェラルド、
その他の作曲家、作者不詳の作品(全19曲)
ロシニョール
TC-400004
15-16世紀の音楽におけるワイン
婚礼がなされたり
Se fastu in quella vigna
めでたし、鮮やかなるぶどう酒の色
Nous Boirons du Vin Clairet
Bon vin, je ne te puis laisser
バコ、バコ、サント、イディオ/バッコ・バッコ
Adieu ces bons vins de Lannois
マルゴはぶどう畑を耕す
ラ・マグダレーナ/他(全12曲)
ドメニコ・バローニオ(指)
ラ・ロシニョール
TC-400006
15〜16世紀のイタリアにおける祈祷時のコントラファクタ集 アノニマ・フロットリスティ

録音:2014年8月、アッシジ(イタリア)
イタリアのアッシジで誕生した声楽と器楽による古楽アンサンブル、アノニマ・フロットリスティ。
15世紀から16世紀にかけてのイタリアの祈祷で演奏された「コントラファクタ」。"世俗"と"宗教"の両面を持ち合わせた当時の音楽を、イタリアのアンサンブルによる綿密な演奏で。
TC-400007
イタリア人文主義の音楽
ハインリヒ・イザーク、マルコ・カーラ、アンドレア・ディ・アンティキス、フアン・デル・エンシーナ、ドメニコ・ダ・ピアチェンツァ、アントワーヌ・ブリュメル、ギヨーム・デュファイ、他、作者不詳の作品集
アノニマ・フロットリスティ

録音:2019年1月、イタリア
15世紀中頃から16世紀初頭のイタリア宮廷の音楽。中世からルネサンスの音楽に特化した声楽と器楽のアンサンブル、「アノニマ・フロットリスティ」が、人文主義(ウマニスタ)の5つのフレスコ画に結び付けた、「権力」、「愛」、「祝祭」、「ダンス」、「信仰」のテーマに沿って、作者不詳の作品を中心に、イザーク、ブリュメル、デュファイらの作品も交えて構成しています。

TC-450002
ルネサンス時代ボローニャのミュージカル・フレスコ
ロッシーノ・ダ・マントヴァ:Lirum bililirum
マルケット・カラ:Poi che in van
ニコロ・ピファーロ:Per memoria di quel giorno
ルドヴィコ・フォリアーノ:以前、運命の女神は
ピエトロ・パウロ・ボローノ:ラ・トルジア
マルケット・カラ:Se amor non e/他
カペラ・ムジカーレ・サン・ジャコモ・マッジョーレ
ラファエロやミケランジェロが活躍した16世紀初期のイタリア。このイタリアのボローニャで踊りや祭りと一緒に演奏された大衆音楽を集めたタクトゥスらしいアルバム。
TC-450201
ボッシネンシス:リュートと歌のためのペトラルカ
第1巻・第2巻・第4巻 から
テレサ・ネスキ(S)
マッシモ・マルシェス(Lute)
TC-451901
(新装再発売)
スピナチーノ:リュートのためのタブラチュア編曲集 マッシモ・マルケゼ(ルネサンス・リュート)

録音:2005年1月、アレッサンドリア(イタリア)
出版された最古のリュート作品集と伝わる、フランチェスコ・スピナチーノ(1450 ca.−post 1507)の「リュートのためのタブラチュア編曲集」。
ヤコブ・リンドベルイやポール・オデットからリュートを学んだイタリアの名手マッシモ・マルケゼが、母国イタリアのリュート史に輝く重要作を丁寧に奏でます。
TC-460001
ボローニャ聖ペトローニオ大寺院の2基のオルガンVol.1〜ポー地方とフランドルの巨匠たち
バンキエーリ、
ルチオ・バルビエーリ、
アウレリオ・ボネッリ、
アントニオ・カヴァッツォーニ、
ジャン・ド・マック、
ドメニコ・フェラボスコ、
ヤーコポ・フォリアーノ、
フレスコバルディ、
タルクイニオ・メルラ、
エルコーレ・パスクィーニ
ピエトロ・フランチェーゼ、
ジュリオ・セーニ、
クラウディオ・ヴェッジョのオルガン作品
ルイジ・フェルナンド・
タリアヴィーニ、リューヴェ・タミンハ
TC-460301
初期イタリア・ルネサンス音楽に登場する動物たち
マルケット・カーラ、J.A.ダルツァ、
ジョスカン・デプレ、ニコラ・ピファーロ、フ
ランチェスコ・パタヴィーノ、
ミケーレ・ペゼンティ、
トロンボンチーノ、
J.B.ゼッソの作品
ロベルト・カッシオ(指)
アンサンブル・フォルトゥーナ
TC-470001
16世紀・ポー川周辺で活動した作曲家たちのオルガン作品集
トロンボンチーノ(1470頃-1535頃):フロットラ
カヴァッツォーニ(1485頃-1569頃):リチェルカーダ
カヴァツォーニ(1510頃-1577頃):ヒムヌス
ガブリエリ:トッカータ 第5旋法
 フランス風カンツォーナ
 リチェルカーレ 第1旋法
 イントナチオン第7旋法
 リチェルカーレ・アリオーソ
 ジョヴァンニ・ピッキ(16-17世紀):
 トデスカ/オルガンのためのバッロ
バンキエーリ:ソナタ第1番
 ディアロゴ第2番
 リチェルカーレ 第5旋法
 リチェルカール 第6旋法
 ソナタ第8番/カンツォーナ第11番
 ソナタ第3番/リピエーノ第1番
チーマ(1570頃-1630頃):カンツォーナ第9番
 カンツォーナ第13番
フレスコバルディ:トッカータ第5番
 カプリッチオ・パストラーレ
 カンツォーナ第6番
 聖体奉挙のためのトッカータ
 カプリッチォ第1番
マウリツィオ・リッチ(Org)
TC-470301
カピローラ:リュート曲集(1517) パオロ・ケリーチ(リュート&ビウエラ)

録音:2013年5月
16世紀初期のイタリアにおける器楽音楽の重要な作曲家であり、自らもリュート奏者としてブレシアを中心に活躍したヴィンチェンツォ・カピローラ(1474−1520)。
舞曲やリチェルカーレ、リュート用にタブラチュア編曲されたジョスカンや同世代の作曲家たちの声楽作品が収められた「リュート曲集(1517)」は、楽譜としてだけでなく、16世紀初頭のイタリアの器楽作品の歴史を伝える音楽史的資料としても重要な存在です。
スイスの古楽総本山バーゼル・スコラ・カントルムでホプキンソン・スミスに学んだイタリアを代表するリューティスト、パオロ・ケリーチがイタリア・ルネサンスの調べと歴史を奏でてゆきます。
TC-472001
トロンボンチーノ(1470頃-1535頃):ラウダ集とエレミヤ哀歌 マリア・ルイーザ・バルダサッリ(指)
アンサンブル・レ・ナシオン
TC-472002
トロンボンチーノ(1470頃-1535頃):Su su leva alza le ciglia
  Occhi miei lassi
 Si e debile il filo[器楽曲]
 Crudel fuggi se sai
 Queste non son piu lacrime
 Queste lacrime mie
 Alla guerra / Integer vitae
 Deus,in adiutorium
 Poiche voles la mia stella
ジョスカン・デ・プレ(1440頃-1521):いとおしき形見よ
マルケット・カーラ(1470頃-1725頃):いとおしき形見よ
  Vale,diva mia, va in pace
 Cum rides mihi[器楽曲]
 Adspcias utinam quae sit
 Ben mi credea passar
 Fabbe e fasoi
 Movesil vecchierel
 Hor chil cielo e la terra[器楽曲]
 Vox Clamantis in deserto
 Hor chio son de preson fora
マリア・ルイザ・バルダザーリ(指)
アンサンブル・ル・ナシオン
[アリダ・オリヴァ、
エレーナ・ビスクオラ(A)
マッテオ・ゼナッティ、
マジミリアーノ・パスクッチ(T)
アンドレア・ファヴァリ(Bs)
ルイジ・ルポ(Fl−tr)
パメラ・モンコボズキー(Fl)
ロゼッラ・クローチェ(Vn)
テレジナ・クローチェ(Vg)
ステファーノ・ロッコ(Lute)
マリア・ルイザ・バルダザーリ(Cemb)]
TC-490002
イザベラ・デステの手紙の中の音楽と音楽家
ロレンツォ・ダ・パヴィア:Lettera a Isabella d'Este, Venezia,4Settembre1503
マルコ・カーラ:Farsi che si forsi che no
バルトロメオ・トロンボンチーノ:Se mi duol esser gabato
チェーザレ・ゴンザーガ:Lettera a Isabella d'Este, Modena,2Dicembre1510
マルコ・カーラ:Cantai mentre nel core、Non e tempo d'aspectare
アノーニモ=マルコ・カーラ?:Dulces exuviae
イザベラ・デステ:Lettera a Ercole 1, Mantova,30Agosto1490
ヨハネス・マルティーニ:Flos Virginum、Les biens/Des biens d'amours、[senza testo]/[textless]、Tan que Dieu voldra
フェランテ・デステ:Lettera a sua sorella Isabella d'Este, Roma,20Ottobre 1495
アノーニモ:Morte! - Che Voy?、Non te smarrir cor mio
イザベラ・デステ:Lettera ad Anna d'Alencon, Mantova,24Novembre1517
アノーニモ:De tus biense
ジョスカン・デ・プレ?:Fortuna desperata
フランチェスコ・スピナチーノ:Adiu mes amours
ギャレオット・デル・カッレット:Lettera a Isabella d'Este, Casali,14Gennaio1497
バルトロメオ・トロンボンチーノ:Lassa donna i dolci sguardi、Se gran festa me mostrasti
エルコレ1世・デステ:Lettera a sua figlia Isabella d'Este, Ferrara,25 Ottobre1490
ピエトレクイン、コンペレ:Mais que ce fust secretement
アントワーヌ・ブリュメル:Esmu suy que plus ne porroie
ジョスカン・デ・プレ
:Una mosque de Biscayo
アノニマ・フロットリスティ

録音:2022年2月
イタリア・ルネサンス期の文化・芸術、そして政治に大きな影響を与えたマントヴァ侯妃、イザベラ・デステ(1474-1539)は、熱狂的な音楽愛好家であり、また自身も音楽家でありました。彼女がしたためた、或いは受け取った膨大な手紙の数々は、現代の古楽研究において、非常に重要な情報源と言えるでしょう。
アノニマ・フロットリスティは2008年に結成されたイタリアの古楽アンサンブルで、中世〜ルネサンス期の楽曲をレパートリーとし、活動しています。
TC-490701
シルヴェストロ・ガナッシ、ディエゴ・オルティス:ヴィオラ・ダ・ガンバのための作品全集 ベッティーナ・ホフマン(Gamba)
モード・アンティクォ
TC-500001
16世紀イタリア・ヴェネト地方の舞曲集
ピエトロ・パオロ・ボローノ、
ジャコモ・ゴルザニス(1520頃-1575/79)、
作曲者不詳の作品
コンソルト・ヴェネト
TC-500002
16世紀ナポリの田園詩
フィリッポ・アザイオロ、
ジャン・レオナルド・プリマヴェーラ、
オルランドゥス・ラッスス、作者不詳、他の作品
アンサンブル・サン・フェリーチェ
TC-500003
マドリガーレ集
カッチーニ:うるわしのアマリリ
パレストリーナ:野も丘も/私は傷ついた
ブル:野も丘も
ローレ:たとえ別れのときにも
パスクィーニ:たとえ別れのときにも
シャイト:ファンタジア「私は傷ついた」他(全16曲)
彌勒忠史(CT)
シルヴィア・
ランバルディ(Cemb)
TC-500004
アルヴィーゼ・コルナーロ時代のパドヴァの音楽(全16曲)
アントニオ・ストリンガリ(15世紀-16世紀):Poi ch'io son in libertate
 Son piu matti in questo mondo
イザーク:ラ・モッラ
ピエトロ・パオロ・ボローノ(16世紀):Pavana Monta su che son de
vella Saltarello della preditta
ニコロ・ピファロ(ca.1490-1562):Per amor fata solinga
アドリアン・ウィラールト(ca.1490-1562):Occhio non fu giamai che lachrimasse
エウスタシオ・ロマノ(15世紀〜16世紀):Pace non trovo et non ho da far guerra
ニコロ・ブロコ(15世紀-16世紀):O tiente a l'ora/他
コンソート・ヴェネト
[ラウラ・ファブリス(Vo)他]
TC-500301
フランチェスコ・コルテッチャ:フィレンツェ公の結婚式のための音楽(1539年) ガブリエル・ガリード(指)
アンサンブル・エリーマ他
TC-510001
ボローニャ聖ペトローニオ大寺院の2基のオルガンVol.2

アンドレア・ガブリエリ、
ジョヴァンニ・ガブリエリ:オルガン作品集
ルイジ・フェルナンド・タリアヴィーニ、
リューヴェ・タミンハ
TC-510002
ルネサンス&バロック期ヨーロッパのオルガン音楽
クラウディオ・ヴェッジョ(?):レセルカーダ 第1旋法
マルカントニオ・ガヴァッツォーニ(1485頃-1569頃):
プラス・デ・レグレス
パウル・ホフハイマー(1449-1537):レコルダーレ/タンデルナーク
ジョン・ブル(1562-1628):イン・ノミネ
ウィリアム・バード(1543-1623):女王のアルマン
ヤン・ピーテルスゾーン・スヴェーリンク(1562-1621):緑の菩提樹の下で
ハインリヒ・シャイデマン(1596-1663):ガイヤルド
フレスコバルディ:カプリッチョ第5番
フランシスコ・コレーア・デ・アラウホ(1583/4-1654):
ティエント第53番 第2旋法(音栓により鍵盤を2つに分割する)
シャイト(1587-1654):トッカータ
フローベルガー(1616-1667):ファンタジア第1番
ベルナルド・パスクィーニ(1637-1710):変奏曲
ヨハン・カスパル・ケルル(1627-1693):カンツォーナ第1番/トッカータ第1番
ルカ・スカンダーリ(Org)
TC-501201
ランベルティーニ:マドリガーレ集(1560) アンサンブル・フォルトゥーナ
TC-510301
カヴァツォーニ:リチェルカーレ、カンツォーナ、イムヌスとマニフィカト集 第1巻 セルジョ・ヴァルトロ(Org)
ノヴァ・スコラ・グレゴリアーナ
TC-510390
ジェローラモ・カヴァツォーニ:リチェルカーレ、カンツォーナ、イムヌスとマニフィカト集 第2巻 セルジョ・ヴァルトロ(Org)
ノヴァ・スコラ・グレゴリアーナ
TC-510391(2CD)
カヴァッツォーニ:オルガン作品全集
オルガン作品集第1巻
オルガン作品集第2巻
イヴァーナ・ヴァロッティ(Org)

録音:2013年6月
マントヴァを中心に活躍し、同地の聖バルバラ教会のオルガニストを務めるなど、16世紀イタリアのオルガン、器楽音楽の発展に寄与した作曲家、ジローラモ・カヴァッツォーニ(1506/12?−1577)のオルガン作品全集。
TC-510701
ガブリエリ:4声のミサ・ブレヴィス ファビオ・フランバ(Org)(指)
コンツェントゥス・ムジクス・パタヴィヌス室内cho
スコラ・グレゴリアーナ・スクリプトリア
世界初録音となる「4声のミサ・ブレヴィス」はオルガンが使用される他は、合唱のみで歌われる宗教作品。アンドレア・ガブリエリの声楽作品の卓越した作曲技法を証明する作品であり、イタリア作品の録音、発掘に定評のあるタクトゥス(Tactus)ならではの録音。 
TC-512201
ヴィンチ:3声のリチェルカーレ第2巻
2声の音楽第1巻
ディエゴ・カニッツァーロ(Org
シチリア島生まれの作曲家ピエトロ・ヴィンチ(1515−1584)はシチリア・ポリフォニー楽派の創始者であり、そのマドリガーレは当時のイタリアでも屈指の完成度を持った作品として絶大な評価を受けてきました。ヴィンチのオルガン作品を演奏するのは、イタリアのオルガニスト、ディエゴ・カニッツァーロ。シチリア島メッシーナのサン・パンタレオーネ大聖堂に設置されている1666年製のオルガンが厳かに鳴り響きます。
TC-520001
フィリポ・ネリ(1515-1596)のオラトリオ会の音楽
ジョヴァンニ・ジョヴェナーレ・アンチーナ、
ジョヴァンニ・アラシオーネ、パレストリーナ、
ステファノ・ラッツィの作品
ジュリオ・モナコ(指)
プロジェット・ムジカ
TC-520002
パヴァーヌ風の歌〜カンツォン、フロットラ、ヴィロッタ、マドリガーレ集
マルケット・カーラ、フランチェスコ・パタヴィーノ、
ジョヴァンニ・ルリーノ、ミケーレ・ペゼンティ、
トロンボンチーノの作品
ジョヴァンニ・トッファーノ(指)
コンソルト・ヴェネト
TC-520004
ミケランジェロ・ガリレイ&ヴィンチェンツォ・ガリレイ:リュート作品集
ミケランジェロ・ガリレイ(1575-1631):コッレンテ、
 ヴォルタ、トッカータ、サルタレッロ 全15曲
ヴィンチェンツォ・ガリレイ(c.1520-1591):パッサメッツォ、
 ファンタジア・オッターヴァ、
 リチェルカーレ・テルツォ、
 ガイヤルド 他 全17曲
クリスティアン・ツィンマーマン(Lute)

録音:2021年10月
ドイツのクリスティアン・ツィンマーマンがルネサンス期の2種のコピー楽器によって奏でたミケランジェロ・ガリレイとヴィンチェンツォ・ガリレイによるリュート作品集。天文学者として有名なガリレオ・ガリレイの父ヴィンチェンツォと兄弟にあたるとミケランジェロの作品で、ヴィンチェンツォはハープシコードやヴィオラ・ダ・ガンバにも造詣が深く息子たちに音楽を教えました。ガリレオ・ガリレイの作品は残っていませんが、ミケランジェロはマクシミリアン1世に仕え宮廷のリュート奏者としても活躍しました。
TC-521601
パレストリーナ:4声のマドリガーレ集 第1巻(全29曲) リナルド・
アレッサンドリーニ(指)
コンチェルト・イタリアーノ
TC-521602
パレストリーナ:ミサ「エテルナ・クリスティ・ムネラ(キリストの永遠の贈り物を)」
アルマ・レデンプトーリス・マーテル(あがない主の優しき母)
バビロンの流れほとりで
鹿が谷川の水を求めあえぐように
聖なる日は/ミサ・ブレヴィス
イルデブランド・ムーラ(指)
シャペル・ミュジカル・
ド・ラ・トリニテ・デ・モン
TC-521603
パレストリーナ:聖週間のエレミヤ哀歌集 フィリッポ・ブレッサン(指)
イ・カントーリ・ディ・ロレンツォ
TC-524101
コスタンツォ・ポルタ(1529-1601):ミサ・クアトゥオル・ヴォクム
マドリガーレ、モテット集
アンサンブル・ル・ナシオン
アンサンブル・
スペクルム・ムジチ
TC-526601
パドヴァーノ&スペリンディオ:オルガン作品全集
パドヴァーノ:第6旋法によるトッカータ、
 第6旋法によるリチェルカーレ、
 第1旋法によるトッカータ、
 第12旋法によるリチェルカーレ、
 第8旋法によるトッカータ
スペリンディオ:トッカータ第2番、
 第1旋法によるリチェルカーレ、
 フランス風カンツォン(Un gai berger)、
 フランス風カンツォン、
 第6旋法によるリチェルカーレ、
 フランス風カンツォン(Hor vienza vien)、
 フランス風カンツォン(Petit fleur)、
 第3旋法によるリチェルカーレ、
 フランス風カンツォン(Frais et gagliard)、
 トッカータ第1番
マルコ・ギロッティ(Org)
1553年に27歳という若さでヴェネツィアのサン・マルコ寺院のオルガニストに抜擢されたアンニーバレ・パドヴァーノ(1527−1575)と、その前年の1552年にパドヴァ大聖堂のオルガニストに就任したベルトルド・スペリンディオ(ca.1530−1570)という16世紀イタリアの天才オルガニストたちのオルガン作品集を網羅。フランチェスコ・ザニン2003年製のオルガンによる演奏。

TC-530001
ラウラ・ペペラーラへのマドリガーレ
ルッツァスキ:香しい手袋を取り
ヴェルト:愛しいわが生命よ
アゴスティーニ:香しい手袋を取り
ヴェルト:愛しいわが生命よ(チェンバロ演奏)
アゴスティーニ:あなたの歌により
ルッツァスキ:やさしいそよ風に秘められた歌、
 愛の鋭い矢、トッカータ、
 わが人の心,我々の愛が終わってしまうのなら、
 嘆かないでわが心よ、
 おお春よ,とし若き季節よ、
 ああ,すぐに来てください,愛しい人よ
ヴィルキ:やさしくそよぐそよ風、
 泉よ,川よ,そよ風よ、
 もし太陽と星のみを見るなら
アゴスティーニ:優しい調べのなかに、
 ああ,心を奪うこの歌は、
 うれしげに小鳥はさえずる
フレスコバルディ:トッカータ第9番
コンチェルト・セグレート
〔神谷美穂(S)、シルヴィア・フリガート(S)、シルヴィア・ランバルディ(Cemb)〕

録音:2009年10月15日−17日、フェラーラ
イタリアの詩人タッソーには"年若き巡礼者"、"第2の炎"と表現され、その神々しき歌声でマントヴァを訪れた君主アルフォンソ2世の心を動かし、フェラーラ宮廷における女流奏者のみのアンサンブルに歌い手として迎え入れられたラウラ・ペペラーラ。これは、アルフォンソ2世の宮廷で誕生した史上初(と言われる)女流奏者のみのアンサンブル"コンチェルト・デッレ・ダーメ"のため、そしてラウラ・ペペラーラのためにタッソーやオルシーナといった詩人、ルッツァスキ、ヴェルト、ヴィルキといった音楽家たちによって作詞、作曲された「マドリガーレ」を集め、当時の"コンチェルト・デッレ・ダーメ"の演奏、存在を再現させた画期的かつ斬新な録音なのです。日本人ソプラノ歌手の神谷美穂や、日本を代表するカウンタテナー、彌勒忠史もメンバーに名を連ねているコンチェルト・セグレートは、ルッツァスキ没後400周年の2007年に結成されたイタリアのアンサンブル。"1500年代後半のマドリガーレ"や"コンチェルト・デッレ・ダーメ"の演奏、研究を行い続けてきたコンチェルト・セグレートが、16世紀のフェラーラ宮廷で開催されていた貴族たちのための特別で美しきコンサートを鮮明に再現してくれます。
TC-530002
宗教音楽として編曲されたマドリガーレ集
モンテヴェルディ:主なる神、
おお栄光の殉教者よ、
イエス, あなたに、あなたの傷を、
に赤く光り、彼は激しく泣く、
悲嘆に暮れる魂、称賛を、
私が愛した魂、敬虔に、
あなたに, イエス・キリストよ、
それは美しい、あなたの栄光
A・ガブリエリ:いかに楽しいことでしょう、
キリストの花嫁ルチア、
わたしは野の花、苦悩の時に主を、
来てください, おおイエスよ、
いとも甘味なるイエスよ、
立って出ておいで美しい人よ
イ・カントーリ・ディ・サン・マルコ、
マルコ・ジェンマーニ(指)

録音:2011年5月、プレガンツィオール(イタリア)
16〜17世紀前半の北イタリア、ヴェネツィアで活躍した2人の大作曲家、アンドレア・ガブリエリ(1533−1585)とクラウディオ・モンテヴェルディ(1567−1643)。アクイリーノ・コッピーニやシモーネ・モリナーロ、ジローラモ・カヴァリエーリによって"宗教音楽"へと編曲されたマドリガーレの数々。ヴェネツィアの大聖堂、サン・マルコ寺院の歌手たちによるヴォーカル・アンサンブルのハーモニーからは、他の音楽家たちに影響を与え、世俗、宗教の両方で歌われたイタリアの「マドリガーレ」の存在感の大きさ、重要性が伝わってきます。
TC-530401
ギノルフォ・ダッターリ:ヴィラネッラ集(3、4、5声、1568年ヴェネツィア刊) ロベルト・カッシオ(指)
アンサンブル・フォルトゥーナ
TC-530701
アンドレア・ガブリエリ:ミサ曲「王の御旗は進み」
6声と7声のモテット集
イ・カントーリ・ディ・サン・マルコ、
マルコ・ジェンマーニ(指)

録音:2012年10月
16世紀イタリア、そしてヴェネツィア楽派を代表する音楽家の1人であり、サンマルコ寺院のオルガニストとして後世に大きな影響を与えたアンドレア・ガブリエリ(1533−1585)。
1572年に出版された「ミサ曲「王の御旗は進み」」と、1587年に出版された「6声と7声のモテット」を歌うのは、ヴェネツィア、サン・マルコ寺院のために書かれた中世、ルネサンス、バロックの音楽を採り上げ続けてきたイ・カントーリ・ディ・サン・マルコ。
アカデミア・ビザンチナの創設メンバーでもあるマルコ・ジェンマーニの指揮が、ヴェネツィア楽派の音楽史を荘厳に語ります。
TC-531201
ランベルティーニ(1530頃-1593):マドリガーレ集 第1巻(4声) フォルトゥーナ・アンサンブル
パコローニ・アンサンブル
TC-531301
ジョルジョ・マイネリオ:バッロ集 第1巻 ジョヴァンニ・トッファーノ(指)
コンソルト・ヴェネト
TC-531380(3CD)
メールロ:オルガン用タブラチュア譜によるトッカータ全集
第1巻(1598年、ローマ)
第2巻(1604年、ローマ)
トッカータ(1637‐1640年、未出版)
フランチェスコ・タシーニ(ヒストリカル・オルガン)

録音:2010年8月&10月
ヴェネツィアのサン・マルコ大聖堂でオルガニストを務め、16世紀後半のイタリアにその名を響かせたイタリア・ルネサンスの音楽家クラウディオ・メールロ(1533−1604)。トリノの国立大学図書館に保存されていた7曲の未出版のトッカータを加えたこの"全曲録音"は、サン・ペトローニオ大聖堂(ボローニャ)のバルダッサーレ・マラミーニ1596年製作、そしてサンタ・バルバラ大聖堂(マントヴァ)のグラツィアディオ・アンテニャーティ1565年製作のヒストリカル・オルガンでの演奏。メールロの"トッカータ"を、作曲者存命当時の響きで聴くことのできる貴重な資料としても重宝されることでしょう。
TC-531601
ビアージョ・ペショリーニ(1535-1613):マドリガーレ集第3巻(ヴェネツィア、1581) 世界初録音 トゥスケ・ヴォーチェス、
エリア・オルランド(ディレクター)

録音:2019年、プラト(イタリア)
この録音はイタリアのプラト出身のビアージョ・ペショリーニのマドリガーレ集第3巻(ヴェネツィア、1581)の研究から始まりました。地元出身の作曲者の作品を甦らせるために若手のプロ歌手とアマチュア歌手が集まり結成されたのが、トゥスケ・ヴォーチェスです。このマドリガーレ集第3巻が現存する唯一のもので29のマドリガーレから成っています。美しい楽曲も多く、トゥスケ・ヴォーチェスの情熱が伝わってきます。
TC-532201
アントニオ・ヴァレンテ(1520-1580頃):チェンバロのためのインタヴォラトゥーラ集(全16曲) フランチェスコ・セラ(Cemb、Org)
TC-533801
メールロ(1533-1604):聖処女マリアのミサ ロベルト・ロレジャン(Org)
ニコラ・M・ベッリナッツォ(指)
スクリプトリア・スコラ・グレゴリアーナ
TC-533802
メールロ(1533-1604):モテットと器楽作品集
ほむべきかな主よ/
オルガンのためのトッカータ 第2旋法/
アヴェ・マリア/カンツォーナ/
祝福されしエリザベス/
オルガンのためトッカータ 第6旋法
他(全20曲)
ラウラ・アントナス(S)
クオニアム(器楽グループ)
ピエトロ・パスクィーイ(Org)
TC-533803
メールロ:ミサ・アポストロルム
第1旋法によるトッカータ第1番
ラ・ジョレッテ/リチェルカーレ
第6旋法によるトッカータ第3番
スコラ・グレゴリアーナ・スクリプトリア、
ロベルト・ロレジャン(Org)
アンドレア・ガブリエリたちに競り勝ち、ヴェネツィアの聖マルコ大聖堂のオルガニストという名誉ある地位を手に入れたクラウディオ・メールロ(1533−1604)。16世紀イタリアでは当代最高のオルガニストと呼ばれたメールロだが、ヴェネツィア楽派の手法を用いた神聖な教会音楽への評価も非常に高い。
TC-540001
ムジカ・ノーヴァ(1540年ヴェネツィア刊)〜オルガン曲集
ディオジェニオ・ビガーリャ、グィリエルモ・ゴリン、
パラボスコ、ジュリオ・セーニ、
アドリアン・ヴィラールトの作品
リューヴェ・タミンハ(Org)
TC-540002
ムジカ・ノーヴァ(1540年ヴェネツィア刊)〜リコーダー曲集
ニコロ・ブノワ、ジェローラモ・カヴァッツォーニ、
ジュリオ・セーニ、グィリエルモ・ゴリン、
パラボスコ、アドリアン・ヴィラールト作曲のリチェルカーレ
ジョヴァンニ・タッファーノ(指)
コンソルト・ヴェネト
TC-540101
アンテニャーティ(1549-1624):カンツォーナ「ラ・マルティネンガ」/リチェルカーレ 第1旋法
カンツォーナ「ラ・ソルダ」/
カンツォーナ「浅瀬」
リチェルカーレ 第2旋法/
カンツォーナ「アンテニャーティ」
リチェルカーレ 第3旋法/
カンツォーナ「ラ・レゴナスカ」
リチェルカーレ 第4旋法/
カンツォーナ「とげ」
カンツォーナ「ボルガ」/
リチェルカーレ 第5旋法
カンツォーナ「森林」/
リチェルカーレ 第6旋法
カンツォーナ「ラ・セヴァッラ」/
リチェルカーレ 第7旋法
カンツォーナ「ラ・ロンジェーナ」/
リチェルカーレ 第8旋法
カンツォーナ「キャプテン」/
リチェルカーレ 第9旋法
カンツォーナ「ラ・ボッターナ」/
リチェルカーレ 第10旋法
カンツォーナ「ラ・ポンカローラ」/
カンツォーナ「ラ・モラータ」
リチェルカーレ 第11旋法/
カンツォーナ「ケープ」
リチェルカーレ 第12旋法
ポール・ケニョン(Org)
TC-540201
ロドヴィーコ・バルビ(1545−1604):晩課詩編曲集第1巻(世界初録音) ステファーノ・ロレンツェッティ(Org)、
アルベルト・ファブリツィオ・ダ・ロス(指)
スコラ・カントルム・ディ・サンタ・ジュスティーナ、
ダフネ・アンサンブル
バルビは、パドヴァのアントニアーナ礼拝堂の楽長を6年間務めるなど大きな貢献を果たし、修道会名誉楽長の称号を授与された16世紀イタリアの作曲家であり、修道士である。オルガンと合唱が交錯する「晩課詩編曲集」はバルビの高度な対位法を証明する重要な作品。
TC-540202
バルビ:晩課詩編曲集第2巻(世界初録音)
フレスコバルディ:トッカータ第11番
チマ:乙女なる神のみ母よ、御身の御誕生は
バルビ:コンフィテボル・アンジェロールム
フレスコバルディ:リチェルカーレ
バルビ:主は言われた
フレスコバルディ:カンツォーナ第3番
バルビ:主を崇めよ
フレスコバルディ:カンツォーナ第6番
バルビ:いかに幸いなことか
フレスコバルディ:フレスコバルダのアリア
バルビ:エルサレムよ、主を讃めたたえよ
フレスコバルディ:トッカータ第3番
バルビ:第5旋法のマニフィカト
ステファーノ・ロレンツェッティ(Org)、
ファブリツィオ・ダ・ロス(ディレクター)、
スコラ・カントルム・ディ・サンタ・ジュスティーナ、
ダフネ・アンサンブル
パドヴァのアントニアーナ礼拝堂、フェルトレ大聖堂、トレヴィーゾ大聖堂の楽長を歴任し、コンヴェンツァル会参事会から栄誉ある修道会名誉楽長の称号を授けられた16世紀イタリアの作曲家、修道士ロドヴィコ・バルビ(1545−1604)。先だって第1巻(TC-540201)がリリースされた「晩課詩編曲集」は、バルビが同世代の作曲家たちの中でも特に対位法、声楽作品の作曲法に長けていたことを証明する重要な曲集です。またイタリアの音楽史を解明するピースとしても重宝されるでしょう。
TC-540901
インジェニェーリ(1547-1592):聖木曜日のための音楽
詩篇69/詩篇71/詩篇75/レスポンソリウム
レクティオ・テルティア/他(全17曲)
ステファーノ・バスキーニ(指)
イル・コンヴィット・アルモニコ
(声楽アンサンブル)
TC-541301
マルヴェッツィ(1543-1599):5声と6声のマドリガーレ集
(全19曲)
ムジカ・フィグラータ
TC-541801
ロヴィーゴ:5声のための「主日のためのミサ曲」
 カンツォン第1番
メールロ:トッカータ第11番
カペラ・ムジカーレ・ディ・サンタ・バルバラ
ウンベルト・フォルニ(Org&指)

録音:。2014年12月4日、マントヴァでのライヴ
フランチェスコ・ロヴィーゴ(ca.1541−1597))は、マントヴァの宮廷礼拝堂、グラーツの宮廷礼拝堂で活躍した16世紀イタリアの作曲家、オルガニスト。ヴェネツィアでメールロから学んだ優れた作曲技法と、卓越したオルガン演奏の持ち主であり、その才能に惚れ込んだ各地の貴族から多くのオファーを受けたとされています。
「主日のためのミサ曲」は、ロヴィーゴの代表作であり、ここでは5人の歌い手たちと器楽のシンプルな編成が、作品が持つ荘厳な響きを余すことなく引き出しています。

TC-550002
ボローニャ、アペニン山脈の歴史的オルガン
シャイト:ベルガマスカ
作曲者不詳:ルッジェーロ/ルッジェーロ、ガイヤルド
作曲者不詳(イギリス):ロジェーロ
作曲者不詳(オランダ):アルマンド・デ・ラ・ノネット
アウグスト・ネルミガー:舞曲
ドメニコ・アルベルティ(1710頃-1740):パストラーレ
フランチェスコ・フェローチ(1673-1750):フーガ 5/パストラーレ
マルティーニ:ソナタ/エレヴァツィオーネ/トッカータ
ジュゼッペ・カルカーニ(1703-1779):パストラーレ
ルイジ・パルメリーニ(1768-1842):パストラーレ
ドメニコ・ジポリ(1688-1726):オッフェトリオ
ドニゼッティ:パストラーレ
ジュゼッペ・アリーゴ(?):エフェット・ディ・カリリョーネ
パドレ・ダヴィデ・ダ・ベルガモ(?):マルシア
エルネスト・ベクッチ(?):ソナタ
作曲者不詳:マルシア
ロッシーニ:ラ・カリタ/Dal tuo stellato soglio
エルネスト・ベクッチ:ソナタ
バルビエリ:ポストコムニオ
リューヴェ・タミンハ(Org)
TC-550003
チプリのオルガンの復興
カヴァッツォーニ(1485頃-1569以降):ボローニャのマルカントニオのリチェルカーレ
フォリアーノ(1468-1548):リチェルカーレ1/リチェルカルダ4
ジュリオ・セーニ(1501-1564):リチェルカーレ6
カヴァッツォーニ(1512頃-1577頃):ヒムヌス「Lucis Creator optime」/アヴェ・マリス・ステラ
フランシスコ・コレア・デ・アラウホ(1575/7-1654):ティエント第5番 第7旋法
聖処女の無原罪の懐妊の単旋律聖歌による3つのグローサ
Todo el mundo en general
フレスコバルディ:アヴェ・マリス・ステラ
 マニフィカト 第2旋法
 5度のトッカータ
 3度のトッカータ
 3度のカンツォーナ/カプリッチョ
マリア・グラツィア・フィリッピ(Org)
TC-550004
ルネサンス時代イタリアのオルガン曲集(全18曲)
ヤコポ・フォリャーノ(1468-1548):2つのリチェルカーレ
ガブリエリ(1533-1585):カンツォン "Qui la dira"
カヴァッツォーニ(c.1510-1577):すべての者の救い主なるキリストよ/
アヴェ・マリス・ステラ
フランチェスコ・スティヴォリ(c.1550-?):カンツォーネ(カンツォン?)V
ジョヴァンニ・ピッキ(fl.1600-1625):バッロ・オンガロ
フレスコバルディ:Canzon dopo l'Epistola/他
フランチェスコ・ディ・レルニア(Org)
TC-550006
ノヴァレーザのオルガン
ベルナルド・パスクィーニ(1637−1710):ベルガマスカ
ミケランジェロ・ロッシ(1601−1656):7度のトッカータ、
 7度のクーラント、
 パルテイータ・ソプラ・ラ・ロマネスカ、
 トッカータ第14番
ジローラモ・カヴァッツォーニ
(1506−1577):リチェルカーレ第2番、
 カンツォン
ヨハン・カスパール・ケルル
(1627−1693):奇想曲、
 カンツォーナ第4番、バッタリア
ョヴァンニ・デ・マック(1550−1614):フランス風カンツォン、
 半音階的、奇想曲、
 コンソナンツェ・ストラヴァガンツィ、
 カンツォーナ・アラ・フランチェーゼ
G・フレスコバルディ
:半音階的トッカータ、
 トッカータ第6番、ベルガマスカ
マーカス・ウッツ(Org)
デトモルト音楽大学で宗教音楽とオルガン奏法を学び、現在は合唱指揮者としても活躍するドイツの音楽家ウッツの演奏によるイタリアのオルガン作品集。録音が行われたノヴァレーザは、イタリア北西部の都市トリノに位置する街です。
TC-550007
グレゴリオ・アレグリ〜アルテンプス・コレクションの写本からの未出版作品集
アレグリ:カンツォーナ「ラ・スカンフォルティナ」、
人間の創造主よ, 栄えあれ、カンツォン「聖なるマリア」
ボノーミ:われは夜の床で
アネリオ:カンツォン(Bs)
アレグリ:ミサ曲「われは夜の床で」
アネリオ:カンツォン(C)
アレグリ:カンタータ「よこしまな眼よ、私を裏切らないでください」
アネリオ:カンツォン(A)
アレグリ:エレミアの哀歌、カンツォン〜シンフォニア
ムジカ・フレクサニマ・アンサンブル、
ファブリツィオ・ビゴッティ(指)

録音:2011年8月&9月、教皇庁宗教音楽研究所(ローマ、イタリア)
システィーナ礼拝堂で歌われた門外不出、教会音楽史上不朽の傑作「ミゼレーレ」の作曲者として高名なグレゴリオ・アレグリ(1582−1652)。イタリアの音楽学者で古楽演奏家のファブリツィオ・ビゴッティが、5年間にわたりイタリア、バチカンの図書館に所蔵されている楽譜や文献を研究した成果が、この「アルテンプス・コレクション」からの作品集。ガッレーゼ伯爵ジョヴァンニ・アンジェロ・アルテンプス(c.1586−1620)のコレクション(写本)に収められたまま眠りについていたイタリア・ルネサンスの遺産が、目覚めの時を迎える ――。
TC-550008
バンキエーリ:脂の木曜日の饗宴
アドリアーノ・バンキエーリ:脂の木曜日の饗宴(ヴェネツィア、1608)
ドラマトディア、
アルベルト・アッレグレッツァ((指)ドラマツルギー)

録音:2013年7月、2015年8月、2018年10月、イタリア
後期ルネサンスから初期バロック時代にかけて活躍したイタリアの作曲家、アドリアーノ・バンキエーリのマドリガル・コメディ「脂の木曜日の饗宴(Festino del Giovedi Frasso)」。謝肉祭(カーニバル)の期間中の最後の木曜日、四旬節の断食に備えて沢山のご馳走を食べるお祝いを描いた劇的なマドリガーレ集に、劇作家ジューリオ・チェーザレ・クローチェ(1550-1605)の仮面劇などが組み合わされて収録されています。演劇部分には、人気俳優エンリコ・ボナヴェーラも参加。
TC-550201
ジョヴァンニ・バッサーノ:モテット、マドリガーレとカンツォーナ・フランチェーゼ集(1591年刊)
パレストリーナ、ローレ、ヴィラールト、A.ガブリエリ、
ラッスス、マレンツィオ等のモテット、マドリガーレからの編曲
カンツォーナ・フランチェーゼ集の編曲作品
ムジカ・フィグラータ
TC-550401
カヴァリエリ:聖週間のための預言者エレミヤの哀歌とレスポンソリウム集 リヴィオ・ピコッティ(指)
パドヴァ古楽センター
TC-550701
ガブリエリ:さまざまな楽器のためのカンツォーナとソナタ集 ルネ・クレマンシック(指)
コンソルト・フォンテガーラ
TC-551301
ルーカ・マレンツィオ:通年の祝日のためのモテット集(1585年刊)Vol.1 ジュリオ・モナコ(指)
プロジェット・ムジカ
TC-551302
ルーカ・マレンツィオ:通年の祝日のためのモテット集(1585年刊)Vol.2 ジュリオ・モナコ(指)
プロジェット・ムジカ
TC-551303
ルーカ・マレンツィオ:二重・三重合唱のためのモテット集(8−12声) ジュリオ・モナコ(指)
プロジェット・ムジカ
TC-551304
ルーカ・マレンツィオ:サクレ・カンツィオネス(5、6、7声のモテット集) ジュリオ・モナコ(指)
プロジェット・ムジカ
TC-551401
ポンポニオ・ネンナ(1556-1618):4声のためのマドリガーレ集第1巻 パラッツォ・インカンタート・アンサンブル・ヴォカーレ
TC-551701

パオロ・クアリャーティ(ca.1555−1628):トッカータ、
リチェルカーレとカンツォーナ曲集
アーロン・エドワード・カルペーネ(Org)
TC-552701
コジモ・ボッテガーリ(1554-1620):リュート伴奏歌曲集
Amore l'altro giorno
Ora ch'ogni animal
L'inverno quando fiocca
In Toledo una donzella
Caro dolce ben mio / Mi parto
Che fai qua figlia bella?
Mi stare pone totesche
Che faro e che diro?
Filli gentil / Mi vorria trasformar
Trista sorte
Le sciocche donne
Occhi mei lassi
Donna,se 'l cor di ghiaccio
O dolce e vago
Vestiva i colli
Amor con ogni impero
Susanne un jour
Donna vaga e leggiadra
サンティナ・トマセッロ、
アメリゴ・ベルナルディ(Vo)
ベッティナ・ホフマン(Vg)
フェデリコ・マリア・サルデッリ(Fl)
ダニエル・ポリ(G)
パオロ・マカーティーニ(Perc)
ジャン・ルカ・ラストライオリ(リュート、G)
TC-551801
アンドレア・ロータ:ミサ「レズレクツィオ・クリスティ(キリストの復活)」
ジャコモ・アントニオ・ペルティ:マニフィカト
ルチオ・バリビエーリ、トロンベッティ:モテット
セルジョ・ヴァルトロ(指)
カペラ・ムジカーレ・ディ・サン・ペトローニオ
アヴィニョン・ヴォーカル・アンサンブル
テルツ少年cho
TC-552201
オラツィオ・ヴェッキ(1550−1605):モテット集
カンツィオーネ・サクレ集/御復活のミサ
ダニエレ・ボノンチーニ(ディレクター)
モデナ大聖堂カペラ・ムジカーレ
モデナに生まれモデナに没したイタリアの後期ルネサンス時代を代表する作曲家オラツィオ・ヴェッキの声楽のための宗教作品集。ヴェッキの宗教作品には卓越した和声、対位法の手法が見られ、ヴェッキの代名詞でもある劇音楽にも通ずる表現力も備えています。このヴェッキの宗教作品集のレコーディングの舞台となったのは、初期ロマネスク様式の傑作でユネスコの世界遺産にも登録されている「モデナ大聖堂」。2001年からディレクターの任にあるダニエレ・ボノンチーニの指揮によってモデナ大聖堂付きのヴォーカル・アンサンブル「カペラ・ムジカーレ」がモデナに縁の深いヴェッキの宗教作品を崇高に歌い上げています。
TC-552901
ビクトリア:聖週間聖務曲集(1585)〜ヨハネ受難曲 セルジョ・バレストラッチ(指)
ラ・スタジオーネ・アルモニカ
TC-552902
ビクトリア:おおなんと栄えあることか(モテット)
ミサ曲《おおなんと栄えあることか》
この聖人は法のため*
天をおいて聖なるものたちの魂は喜ぶ
聖なるマリアよ、憐れな者たちを急ぎ助けに来てください
老人は幼子を抱き
おお、大いなる神秘
おお、聖なる宴よ/わたしたちの病を
おお、あなたがた道を行く者はすべて
使徒たちは悲しんでいた(世界初録音)
テ・デウム(世界初録音)
来れ、創造主なる聖霊よ
ステファノ・バスキーニ(ディレクター)、
イル・コンヴィット・アルモニコ
イタリアのレーベル、タクトゥス(Tactus)が、ルネサンス期スペイン最大の作曲家トマス・ルイス・デ・ビクトリアのイタリア滞在時代の音楽に注目。ここでは名前もイタリア風に"トマゾ・ダ・ヴィットリア"と表記されており、1572年からスペイン帰国の前年となる1585年にかけてイタリアで作曲された"イタリア時代のビクトリア"による宗教作品のみが取り上げられています。ちなみに収録作品の中で「使徒たちは悲しんでいた」と「テ・デウム」の2作品は今回の録音が世界初録音。ステファノ・バスキーニが率いるイル・コンヴィット・アルモニコは、インジェニェーリの聖木曜日のための音楽(TC-540901)などで見事なハーモニーを聴かせてくれたイタリアのヴォーカル・アンサンブル。イタリア・ルネサンス音楽のスペシャリストとしても定評があり、神秘的な雰囲気を漂わせる歌声がイタリア時代のビクトリアの芸術を再現します。
TC-555401
ディルータ(1550頃-1612頃):4声のリチェルカーレ
トッカータ 第1旋法/
同 第2旋法/賛歌 第1旋法
メールロ(1533-1604):トッカータ 第3旋法
アントニオ・ロマニーニ(16世紀):トッカーター 第8旋法
バンキエーリ:リチェルカーレ 第6旋法他(全28曲)
マルコ・ギロッティ(Org)
TC-560001
グイード・レーニの時代の音楽 エンリコ・ガッティ(Vn)(指)
アンサンブル・アウローラ
TC-560002
Soror Mea,Sponsa Mea(全20曲)
グレゴリオ聖歌:香りの中で
フランチェスコ・マルティーニ:すべてが美しいお方
ジョヴァンニ・マリア・ナニーノ:私は色黒いが美しい
バンキエッリ:わたしの愛する人は
アルバ・トレシーナ:私の魂は溶けてしまいました/他
キャンディス・スミス(指)
カペラ・アルテミシア(cho)
TC-560201
バンキエーリ:歌曲集「音楽の真珠の首飾り」 マテルダ・ヴィオーラ、
パオラ・ロンケッティ(S)
ジョヴァンニ・カルーゾ(テオルボ)
ジーノ・ナッポ(Org/Cemb)
TC-560202
バンキエーリ:「オルガン奏法 Op.13」(1605) パウル・ケニョン(Org)
セルジオ・タバローニ(指)
タクトゥスcho
TC-560203
バンキエーリ:イル・ヴィルトゥオーソ
(カンツォネッタ、シンフォニアなど;全36曲)
アンサンブル・ヒポテシス
TC-560204
バンキエーリ:ジェメッリ・アルモニーチ
メタモルフォジ・ムジカーレ(音楽的変容)
レオポルド・ダゴスティーノ(ディレクター)、
アンサンブル・ヒポテシス
16世紀後半〜17世紀前半にかけてのイタリア、ボローニャで理論家、オルガニストとして重要な役割を果たしたアドリアーノ・バンキエーリ(1568−1634)。ここでは1609年に作曲された宗教音楽「ジェメッリ・アルモニーチ」、1601年に作曲された世俗音楽の曲集「メタモルフォジ・ムジカーレ」をミックス。両ジャンルに精通していたイタリア音楽界きっての理論家の手腕が、イタリアのアンサンブルによって1つのストーリーとして描かれています。
TC-560301
コルテッリーニ:5声のマドリガーレ集第3巻(世界初録音) ピエール・パオロ・スカトリン(ディレクター)、
ボローニャ室内cho
ボローニャで生まれボローニャで没したカミッロ・コルテッリーニ(1561−1630)は、同地の音楽一家に生まれ、ボローニャの市民音楽グループ"コンチェルト・パラティーノ"でコルネット奏者、音楽監督として活躍。
コルテッリーニが1586年に完成させたマドリガーレ集第3巻。同世代のモンテヴェルディやジェズアルドの存在感に隠れがちだが、トロンボーン奏者、コルネット奏者として培ったコルテッリーニの和声感が発揮された「マドリガーレ」は、当時のボローニャで誕生した傑作の1つです。
TC-560380(3CD)
コルテッリーニ:ミサ曲全集

(1)第1旋法によるミサ曲(4声)
(2)第6旋法によるミサ曲(5声
(3)第2旋法によるミサ曲(6声)
(4)第5旋法によるミサ曲(8声)
(5)第1旋法によるミサ曲(8声
(6)ミサ・サルヴァトリス・ムンディ(8声)
(7)聖母マリアの祝日のためのミサ曲(8声)
(8)ミサ・アンジェリス・カストディス(8声)
(9)聖カルロのミサ(8声)
(10)ミサ曲「主を信ず」(8声)
(11)ミサ・エクサウディ・メ・ドミネ(8声)
(12)ミサ・サルヴァム・メ・ファク(8声)
(1)コーロ・ポリフォニコ・ヒストリウム「ルパッキノ・ダル・ヴァスト」、ルイージ・ディ・トゥリオ(指)〕
(2)スーペル・パルテス・ヴォーカル・アンサンブル、カルミネ・レオンツィ(指)
(3コーロ・ダ・カメラ・ディ・ボローニャ、ピエール・パオロ・スカットリン(指)
(4)コーロ・ダ・カメラ・エクレクティカ・ディ・ボローニャ、クリスティアン・ジェンティリーニ&ミケーレ・ナポリターノ(指)
(5)コーロ・ダ・カメラ・ディ・ボローニャ、ピエール・パオロ・スカットリン(指)
(6)コーロ・チッタ・ディ・ローマ、マウロ・マルケッティ(指)
(7)ヴォカリア・コンソート・ローマ、マルコ・ベッリーニ(指)
(8)ストゥディウム・カンティクム・カリアリ、ステファニア・ピネイダー(指)
(9)〔コーロ・エウリディーチェ・ボローニャ、ピエール・パオロ・スカットリン(指)
(10)コーロ・ダ・カメラ・エウリディーチェ・ボローニャ、ピエール・パオロ・スカットリン(指
(11)カペラ・ムジカーレ・アルチヴェスコヴィレ・デッラ・バシリカ・ディ・サン・ピエトロ・ボローニャ、ミケーレ・ヴァンネッリ(指
(12)ミコーロ・ポリフォニコ・サン・アントニオ・アバテ、モニカ・マラキン(指)
カミッロ・コルテッリーニ(1561−1630)は、コルネット、トロンボーン奏者としても活躍した16〜17世紀イタリアの作曲家。コルテッリーには「協奏ミサ」形式の先駆者的存在でもあり、「聖カルロのミサ」のグローリアでは、ソプラノと金管楽器による協奏曲風のパッセージが登場する。コルテッリーニのミサ曲、しかも全集録音は非常に貴重。当時の教会音楽、協奏ミサ曲を知る上でも重要な資料となることでしょう。
TC-560701
ジェズアルド:マドリガーレ集 第4巻(5声、1596年刊) フランチェスコ・チェーラ(指)
アンサンブル・アルテ-ムジカ
TC-561301
モンテヴェルディ:マドリガーレとカンツォネッタ集
チェトラの音を合わせ/
あの高慢な眼差し/断ち切られた望み
美しい羊飼い/なんという甘美さで/
それはやはり誠か
タンクレディとクロリンダの戦い
カデッロ(S)
カルロ・ガイファ(T)
マンノ(T)
ロベルト・ジーニ(指)
アンサンブル・コンチェルト
TC-561302
モンテヴェルディ:ラプレゼンターティヴォ様式のマドリガーレ集
恋文/つれない女たちのバッロ
ニンファの嘆き
たとえそれが天の望む運命でも
ロベルト・ジーニ(指)
アンサンブル・コンチェルト
TC-561303
モンテヴェルディ:タッソのテキストによるマドリガーレ集
マドリガーレ集第1巻−第4巻から
リナルド・アレッサンドリーニ(指)
コンチェルト・イタリアーノ
TC-561304
モンテヴェルディ:1、2声のためのさまざまな宗教的曲集 ロベルト・ジーニ(指)
アンサンブル・コンチェルト
TC-561305
モンテヴェルディ:マドリガーレ集 第8巻〜第1部「戦いのマドリガーレ」 エマヌエラ・マルカンテ(指)
イル・ルッジェーロ
TC-561306
モンテヴェルディ:マドリガーレ集 第8巻〜第2部「愛のマドリガーレ」 エマヌエラ・マルカンテ(指)
イル・ルッジェーロ
TC-561307
モンテヴェルディ:アリアンナの嘆き/「音楽の戯れ」 ロジータ・フリザーニ(S)
マヌエラ・クステル(A)
フランチェスコ・チェーラ(指)
アンサンブル・アルテ=ムジチ
TC-561308
モンテヴェルディ:情け知らずの女たちのバッロ
タンクレディとクロリンダの戦い
フランチェスコ・ザーネ、
マウリツァ・バラツォーニ、他(歌)
サンドロ・ヴォルタ(指)
アンサンブル・シンフォニア・ペルジーナ
TC-561309
モンテヴェルディ:音楽の諧謔(1607年、ヴェネツィア) エサアンサンブル、
バスケニス・アンサンブル、
セルジオ・キエリーチ(指)

録音:2013年7月、マッサ(イタリア)
フランス風の様式に影響を受けたモンテヴェルディが作曲し1607年に出版された「音楽の諧謔」。3つの声楽パートと器楽演奏が織り成す「フランス的」な香りを漂わせるモンテヴェルディの傑作の1つです。
演奏はご当地イタリア、6名の歌い手たちによって1996年に結成された女声ヴォーカル・グループ(+バス1名)と、北西部の街ラ・スペツィアで創設された古楽アンサンブルの共演です。
TC-561390(2CD)
モンテヴェルディ:マドリガーレ集 第7巻 ロベルト・ジーニ(指)
アンサンブル・コンチェルト
カペラ・マウリツィアーナcho
TC-561601
ピッチニーニ:リュート、キタローネのための曲集 ルチアーノ・コンティーニ(リュート、キタローネ)
TC-561602
ピッチニーニ:リュート、キタローネのための曲集 第2巻(1639年ボローニャ刊) フランチェスカ・トレッリ(リュート、キタローネ)
TC-561901
アウレリオ・シニョレッティ:四旬節のためのミサと晩課
ミサ「ロクェバントゥル・ヴァリイス・リングイス」
主よ、われを助けたまえ/主は言われた
僕らよ、主をほめたたえよ/われ喜びに満てり
主が家を建てられるのでなければ/エルサレムよ、主をほめたたえよ
アヴェ・マリス・ステラ/マニフィカト
シンフォニア「ラ・レジナーナ」(8声、二重合奏)
セルジョ・バレストラッチ(指)
ラ・スタジオーネ・アルモニチ
TC-562201
ロドヴィコ・ダ・ヴィアダーナ(1560−1627):死者のための聖務曲集
死者のためのミサ曲
ジョヴァンニ・バティスタ・コランブロ(指)
カペラ・ムジカーレ・ディ・ヴィアダーナ、
ヴォカーレ・コンソーシアム
16世紀イタリア音楽の教会音楽の分野において、通奏低音付きの声楽作品に大きな影響を与え次の世代への道を敷いたヴィアダーナ。時には合唱のハーモニーに重なり、時にはオブリガートとして響くサックバットやコルネットの絶妙な存在感がヴィアダーナの優れた作曲技法を物語っている。16世紀イタリアの傑作と呼ぶに相応しい宗教作品です。
TC-562701
ジュリオ・ベッリ(1560頃-1621以降):ミサ「あなたは羊飼い」(1599) ファビオ・フランバ(指)
パタヴィヌス・コンセントゥス・ムジクス室内cho
ニコラ・ベリナッツォ(指)
スコラ・グレゴリアーナ・スクリプトリア
ロベルト・ロレッジャン(Org)
TC-563201
ジャコッビ:「裏切られたアウローラ」 グラン・コンソルト・リ・ストリメンティ
ロム・アルメ

TC-570001
アムステルダム旧教会のオルガン
シャイデマン:神のひとり子なる主キリスト*
ファン・ノールト
:詩篇第50番*
シャイデマン:トッカータ ト長調*
スヴェーリンク
:トッカータ ハ長調、
 大公のバッロ、エコー・ファンタジア.イ短調
作曲者不詳
(17世紀):3つの変奏曲
シャイト:ベルガマスカ
作曲者不詳
(17世紀):3つの変奏曲
シャイデマン
:主よあわれみ給え、よい羊飼いはよみがえられた
グスタフ・レオンハルト(Org)*、
マテオ・インブルーノ(Org)

録音:2004年9月7日−9日(DDD)&録音年月日不詳*(AAD/デジタル・リマスター)
かつてアムステルダムの"新教会"でオルガン奏者を務めていたレオンハルトと、"旧教会"の現首席オルガン奏者インブルーノ。2人の世界的名手が取り上げたのは、"旧教会"のオルガニストを務めていたネーデルラント楽派の最重要人物スヴェーリンクとその弟子であるシャイデマンとシャイト、そして"新教会"のオルガニストだったアントニ・ファン・ノールト(1620−1675)の音楽。"旧教会"と"新教会"、"過去"と"現在"の対比を通じて、スヴェーリンクから北ドイツ・オルガン楽派へと続く17世紀のオルガン音楽の歴史が描かれるます。
TC-570101
アレオッティ(1575−1646?):聖ヴィートの修道女
Sancta et immaculata virginitas
Hodie nata est beata Maria
Congratulamini mihi omnes
Exurgat Deus/Diligam te Domine
Surge propera amica mea
Beatus Laurentius
Miserere mei Deus/他 全23曲
キャンダス・スミス(ディレクター)、
カペラ・アルテミシア
ラファエッラ・アレオッティは若くしてフェッラーラの聖ヴィート女子修道院に入り、音楽の才能を伸ばしたイタリアの女流音楽家。修道院の重要な演奏団体「コンチェルト・グランデ」の指導を行い、その演奏は教皇クレメンス8世とスペイン女王から絶賛されたとされています。現存しているアレオッティの作品は僅かなだけに録音は貴重。全曲世界初録音。
TC-570201
ベルナルディ:4声のカンティレーナ様式によるモテット集(1613)(世界初録音) アンサンブル・カンティンバンコ、
ロベルト・バルコーニ(指)

録音:2011年11月
ステファノ・ベルナルディ(1577−1637)は、生まれ故郷のヴェローナ大聖堂の楽長を務め、ザルツブルク大聖堂でも活躍したイタリアの作曲家。ベルナルディは、逸早く採り入れたコンチェルタート様式と、伝統的なポリフォニーの書法を使い分けており、独唱の使用など声楽、器楽の両面で革新的な手法が用いられています。
TC-570301
カレッティ(1577-1642):マドリガーレ集第1巻
オリヴィエロ・バッリス:カンツォネッタ・アモローゼ・スピリチュアリ
ブルーノ・ジーニ(指)
ヌオーヴァ・ムジカ・ディ・クレマ
TC-570701
フランツォーニ:アッパラート・ムジカーレ Op.5 カペラ・ムジカーレ・ディ・サンタ・バルバラ、
ウンベルト・フォルニ(Org&指)

※録音:2016年12月4日、マントヴァ
アマンテ・フランツォーニ(1579−1630)は、マントヴァの聖バルバラ教会、フォルリ大聖堂の楽長などを歴任し、ゴンザーガ宮廷にも仕えた16〜17世紀イタリアの作曲家。その作品には、同じくゴンザーガ宮廷に仕えていたことでも知られるモンテヴェルディからの影響が見受けられています。
TC-571290(2CD)
レオネッティ(1575-1630):
マドリガーレとミサ曲集

5声のマドリガーレ集 第1巻(1617、ヴェネツィア)/
ミサ 第1旋法
ミサ・イル・テンポ・エ・ブレーヴ/
ミサ・フルティヴァ
ブルーノ・ジーニ(指)
ヌォーヴァ・ムジカ・ディ・クレーマ
モンテヴェルディcho
TC-571301
マイオーネ(1570頃-1627):さまざまなカプリッチョ集第1巻(1603)
[リチェルカーレ/フランス風カンツォーネ/
トッカータ/他(全16曲)]
フランチェスコ・タジーニ
(Cemb)
TC-571302
マイオーネ(1570頃-1627):さまざまなカプリッチョ集第2巻(1609)
[リチェルカーレ、カンツォーナ、
トッカータ、20のパルティータ、他
フランチェスコ・タジーニ(Cemb)
TC-571801
サロモーネ・ロッシ:さまざまなソナタ、シンフォニア、ブランドとクーラント集 第3巻
(1613-1623)
エマヌエラ・マルカンテ(指)
イル・ルッジェーロ
TC-571802
サロモーネ・ロッシ(1570-1630):マドリガーレ集 Op.8 ラウラ・ソーヴェ
TC-571803
サロモーネ・ロッシ(1570-1630頃):4声のためのマドリガーレ集第1巻
5声のためのマドリガーレ集より
ステファノ・ボゾロ(指)
ウテ・ムジカ・ポエシスEns.
TC-571804
サロモーネ・ロッシ(1570-1630頃):3声のためのソロモンの歌 から他 アンサンブル・ヒポテシス
[シグルド・ファン・ロンメル(T)
シンジア・ゾッティ(ガンバ)
ユリエン・ハインスワース(Vc)
イェルマ・ファン・アメルスフォート(テオルボ)
レオポルド・アゴスティーノ(Fl、(指))]
TC-572001
トラバーチ(1575-1647頃):リチェルカーレ、フランス風カンツォーナ、
カプリッチョ、ガイヤルド・・・第1巻
(全22曲)
ルカ・スカンダーリ(Org)
マリー・ブールニシエン、
フジムラ・マサコ(Hp)
ステファーノ・モラルディ(Cemb)(指)
モデルナ・プラティカ
[マイア・ジルベルシュテイン(Vn)
ジェラルディン・ロウ、
ヴァニア・ペドロネット(ヴィオール)
マルゲリータ・ダル・コルティヴォ(Vc)
オキオネッロ(Perc)]
TC-572002
トラバーチ(1575-1647頃):リチェルカーレとさまざまなカプリチョ・・・第2巻 ルカ・スカンダーリ(Org)
マリー・ブールニシエン、
フジムラ・マサコ(Hp)
ステファーノ・モラルディ(Cemb)(指)
モデルナ・プラティカ
[マイア・ジルベルシュテイン(Vn)
ジェラルディン・ロウ、
ヴァニア・ペドロネット(ヴィオール)
マルゲリータ・ダル・コルティヴォ(Vc)
オキオネッロ(Perc)]
TC-572801
スルピツィア・チェジス(1577-1619以降):宗教的モテット集 カンダス・スミス(指)
カペラ・アルテミジア
TC-580002
ルネサンス、バロック時代のアッフェッティ・ムジカーリ(音楽の情感)
ディ・フォッジア:Santi la bell'istoria
デル・ビアド:Guggi fuggi
ファルコニエリ:Begl'occhi lucenti
作曲者不詳:Ciaccona、Cecona
ディ・フォッジャ:Sy vos pretendeys
サンチェス:Usurpato tiranno
フレスコバルディ:Canzon Seconda a due canti
デ・ペルージャ:Sta pur ben nostro bel fusto
サンチェス:Accenti queruli
カレスターニ:Damigella tutta bella
作曲者不詳:Monicha
メールラ:Folle e ben chi si crede
ポセンティ:De' miei preghi tutt'altera
ファルコニエリ:O bellissimi capelli
マイネリオ:Schiarazzula marazzula
モンテヴェルディ:Si dolce e il tormento
メールラ:Sentiere una canzonetta
イン・タベルネ・ムジカ

録音:2014年5月
ルネサンス時代から初期バロック時代にかけてイタリアで演奏されたシャコンヌ、パッサカリア、カンツォネッタ、そしてヴィラネルなどの様々な様式が備えた"音楽の情感"を伝えてくれるプログラム。
TC-580301
ニコロ・コッラディーニ:カンツォン・フランツェーゼ(4声)といくつかのソナタ集 第1巻 から アウロス・コンソート
TC-581401
ディンディア:マドリガーレ、アリアとバレット集 ガブリエル・ガリード(指)
アンサンブル・エリーマ
TC-580402
ディンディア:独唱のための音楽 第5巻 マウリツィア・バラッツォーニ(S)
サンドロ・ヴォルタ(アーチリュート、スパニッシュ・G、キタローネ)
TC-580403
ディンディア:ソプラノ二重唱のための音楽
作品集第1巻(1609)/作品集第2巻(1915)
マテルダ・ヴィオラ、
パオラ・ロンケッティ(S)
ジョヴァンニ・カルーソー(テオルボ)
ジノ・ナッポ(Cemb)
ルイジ・ポルシーニ、
マルガレーテ・ティーセン(ガンバ)
オルガ、エルコリ(アルパ)
モンテヴェルディと同時代に活躍した作曲家であり、イタリア各地の音楽様式を積極的に自らの作品に採り入れたシジスモンド・ディンディア。ディンディアの作品の大半は声楽作品で構成されており、多数の優れた歌曲にはイタリア各地で吸収した作風が反映されています。通奏低音による伴奏のサポートを受けたヴィオラ、ロンケッティの両ソプラノが息の合った歌声を披露しています。 
TC-580600(12CD)
フレスコバルディ:鍵盤作品全集
●CD-1
4声のファンタジア第1巻(ミラノ、1608年)●CD-2:リチェルカーレとカンツォーナ・フランチェーゼ集(ローマ、1615)
●CD-3&4&5
チェンバロとオルガンのインタヴォラトゥーラによるトッカータとパルティータ第1巻(ローマ、1615&1637)
●CD-6:さまざまな主題とアリアによるカプリッチョ第1巻(ローマ、1624&1626)
●CD-7&8&9:チェンバロとオルガンのインタヴォラトゥーラによるトッカータ、カンツォーナ、賛歌、マニフィカト、ガリアルダ、コッレンテとパルティータ第2巻(ローマ、1627&1637)
●CD-10&11:音楽の花束(ヴェネツィア、1635年)
●CD-12:カンツォーナ・フランチェーゼ集(ヴェネツィア、1645年)
CD-1:フランチェスコ・タシーニ(Org)
CD-2:フランチェスコ・タシーニ(Org)
CD-3&4&5:セルジオ・ヴァルトロ(Cemb&Org)
CD-6:フランチェスコ・タシーニ(Org)
CD-7&8&9:セルジオ・ヴァルトロ(Cemb&Org)
CD-10&11:セルジオ・ヴァルトロ(Org)、
 アルベルト・トゥルコ(指)
 ノヴァ・スコラ・グレゴリアーナ、
 カペラ・ムジカーレ・ディ・サン・ペトローニオ
CD-12:ロベルト・ロレジャン(Cemb)

録音:1987年−2009年、ボローニャ&パドヴァ
1986年、セラフィーノ・ロッシによってボローニャで創設されたイタリアのレーベル、タクトゥス(Tactus)。この世界初となる『フレスコバルディの鍵盤作品全集』は、これまでに500タイトル以上の録音を全世界に向けて送り出すなど、創設から現在までイタリア音楽に情熱を注ぎ続けてきたタクトゥスの2010年、そしてレーベル史上最大級となるスペシャル・リリース!イタリアの初期バロックを代表する作曲家であり、同世代のモンテヴェルディが"マドリガーレ"を筆頭とした"声楽"ならば、フレスコバルディが大きく発展させたジャンルは"鍵盤音楽"。タクトゥスの快挙、『フレスコバルディの鍵盤音楽全集』には出版されている鍵盤作品全てが網羅されており、"イタリアのレーベル"&"イタリアのアーティスト"という全集完成に相応しい環境と演奏で大バッハを魅了した音楽が鳴り響きます!
TC-580602
フレスコバルディ:モテット集(全18曲) ディエゴ・カンタルーピ(指)
ラウラ・ソアーヴェ
TC-580603
フレスコバルディ:カンツォーナ・フランチェーゼ集第4巻(全11曲)/
「フレスコバルディ氏の小花集」より/
4つのカンツォーナ/
「カプリチオ集 第1巻」より
ロベルト・ロレッジャン(Cemb/スピネット)
TC-580604
フレスコバルディ〜フランドルへの旅
フレスコバルディ:ルッジェーロ/コレンテ
 トッカータ/
 カンツォーナ/パルティータ/他
アドリアン・ヴィラールト(1490頃-1562):オー・グロリオーサ・ドミナ
 第6リチェルカーレ
ルッツァスコ・ルッツァスキ(1545-1607):カンツォーナ
ピーター・フィリップス(1561頃-1628):幻想曲
 アマリリ・ディ・ジュビロ・ロマノ
ペーテル・コルネット(1575頃-1633):第9旋法のトッカータ/クーラント
作曲者不詳:大公のアリア
ジョヴァンニ:パオロ・チーマ(1570頃-1630):第6カンツォーナ/第14カンツォーナ
マウリッツィオ・クロチ(Org)
TC-580605
フレスコバルディ:カプリッチョ集第1巻[カプリッチョ第1番−第11番] フランチェスコ・タジーニ(Org)
ステファノ・ティンカーニ(Tb)
TC-580606
フレスコバルディ(1583−1643):カンツォーニ・ダ・ソナーレ(全21曲) アンサンブル・ヒポテシス
「アンサンブル・ヒポテシス」は、トラヴェルソ奏者のレオポルド・ダゴスティーノをリーダーとする古楽器によるイタリアの四重奏団です。
TC-580607
フレスコバルディ:4声のファンタジア集第1集 フランチェスコ・タシーニ(Org)
「4声のファンタジア集第1集」は、フレスコバルディがサン・ピエトロ大聖堂のオルガニストに就任した1608年にミラノで出版された12曲で構成される曲集。演奏には、ボローニャのサン・マルティーノ教会に設置されている歴史的オルガン(1556)を使用。
TC-580608
フレスコバルディ:リチェルカーレとフランス風カンツォン
リチェルカーレ第1番/リチェルカーレ第2番
リチェルカーレ第3番/リチェルカーレ第4番
リチェルカーレ第5番/リチェルカーレ第6番
リチェルカーレ第7番/リチェルカーレ第8番
リチェルカーレ第9番/リチェルカーレ第10番
カンツォン第1番/カンツォン第2番
カンツォン第3番/カンツォン第4番
カンツォン第5番
フランチェスコ・タシーニ(Org)
イタリアの初期バロック時代、特に鍵盤楽器の発展に大きな影響を与えたジローラモ・フレスコバルディ(1583−1643)のリチェルカーレとフランス風カンツォン集。演奏には、イタリア、ボローニャのサン・プロコロ教会にあるバルダッサーレ・マラミーニ1580年製作、フランチェスコ・ザニン2009年修復のオルガンを使用。
TC-580609
フレスコバルディ:チギ写本からの未出版作品集(Q. IV. 24, 25, 29)(全曲世界初録音) イヴァナ・ヴァロッティ(Org、1565年グラツィアディオ・アンテニャーティ制作)

録音:2019年7月
フレスコバルディの鍵盤作品全集(TC580600)に続き、タクトゥス(Tactus)レーベルはフレスコバルディの未出版作品の世界初録音に取り組み始めました。イヴァナ・ヴァロッティは、マントヴァの聖バルバラ教会にある、グラツィアディオ・アンテニャーティが1565年に制作したヒストリカル・オルガンを用いて、トッカータ、カンツォーナ、リチェルカーレなどの多彩なアンソロジーを演奏しています。各作品は、枢機卿ファビオ・チギと甥のフラヴィオ・チギを中心としたチギ家が収集した、17世紀の声楽作品と鍵盤作品の写本のコレクションであるチギ写本に収録されているものです。
TC-580680(3CD)
フレスコバルディ:トッカータとパルティータ集 第1巻 セルジョ・ヴァルトロ(Cemb、Org)
TC-580681(3CD)
フレスコバルディ:トッカータとパルティータ集 第2巻 セルジョ・ヴァルトロ(Cemb、Org)
TC-580690(2CD)
フレスコバルディ:フィオーリ・ムジカーリ(1635年刊) セルジョ・ヴァルトロ(Org)
カペッラ・ムジカーレ・ディ・サン・ペトローニオ女声cho
TC-580691(2CD)
フレスコバルディ:カプリッチョ集 第1巻(1624年刊) セルジョ・ヴァルトロ(Cemb)
TC-580701
マルコ・ダ・ガリアーノ:聖処女マリア被昇天ミサ ファビオ・ロンバルド(指)
ロム・アルメ(声楽&器楽ens.)
TC-585301
フランチェスコ・コロンビーニ(1588-1671):教会コンチェルトOp.7/モテット・コンチェルトOp.6 ベッティナ・ホフマン(ディレクター)
モード・アンティクォ
TC-590001
カンターテ・ドミノ
カヴァッリ:カンターテ・ドミノ
パオロ・コルネット:お前はなんと美しく輝かしい
フォンターナ:ファゴットとヴァイオリンのためのソナタ
ダリオ・カステッロ:ソプラノとファゴットのためのソナタ
モンテヴェルディ:主よ、われは心より汝に感謝せん
ダリオ・カステッロ:ヴァイオリンとファゴットのためのソナタ第8番他(全10曲)
リア・セラフィーニ(S)
ヴィアージョ・ムジカーレ
[アレッサンドロ・バレス、
パオロ・カンタメッサ(Vn)
パオロ・トニョン(Fg)
ピエトロ・パスクィーニ(ヴァージナル)
ピエトロ・プロッセル(テオルボ)]
TC-590002
地中海の古代ユダヤ人の歌曲集
カタール、ハレル、ショファー、
カディッシュ、アレル、
他(全16曲)
パオロ・ブコーニ・アンサンブル
古代ユダヤ人によって歌われていた歌曲を19世紀末にヴァイオリン奏者、作曲家として活動していたイタリア人フェデリコ・コンソロが編曲を行い1891年に出版を行った作品を集めたCD。パオロ・ブコーニ・アンサンブルは声楽、弦楽器やリコーダーで構成されている古楽アンサンブル。 
TC-590005
マドリガーレ選集 「四季折々の別荘の楽しみ」(ヴェネツィア、1601年)
ジョヴァンニ・ナニーノ(1544-1607):Chi di gare e rancori、Lasso, ch'il caldo estivo
ジョヴァンニ・クローチェ(1557-1609):春
レリオ・ベルターニ(ca.1554-ca.1624):夏
イッポリート・バックージ(1540-1609):秋
フィリッポ・デ・モンテ(1521-1603):冬
ルカ・マレンツィオ(1556-1599):Gia torna a rallegrar
オルランド・ディ・ラッソ:不確かな冬
リナルド・デル・メル(ca.1554-ca.1598):幸せな春
モーエンス・ペデルセン(ca.1583-1623):春は来たりぬ
ハインリヒ・シュッツ(1585-1672):おお春よ、恋の苦い甘さ、春は笑う
グルッポ・ヴォカーレ・アルシ&テシ、
トニ・コッラディーニ(指)

録音:2019年9月
ルネサンス時代の偉大な作曲家たちの作品からなるマドリガーレ集「四季折々の別荘の楽しみ」は、季節ごとの物語のエピソードのように連ねられた詩で構成されており、各曲は一年のさまざまな時期に現れる田舎の生活の楽しみを讃え、都会の華やかさから遠く離れた場所に住む人々がさまざまな月々に捧げる職業や娯楽を、生き生きとしたイメージの連続で描写しています。畑、川、花、木、変化に富んだ動物、羊飼い、農民、ワイン、果物、釣り、狩猟、水浴び、ニンフの踊りなどが、まるで聴き手の目の前に現れたかのように、アルカディアの世界の響きが感じられることでしょう。『マドリガーレ選集「ドリの勝利」(ヴェネツィア、1592年)』(TC590003)が絶賛されたトニー・コッラディーニとグルッポ・ヴォカーレ・アルシ&テシによる演奏です。
TC-590301
ダリオ・カステッロ(16世紀-17世紀):1声−4声のソナーテ・コンチェルターテ集(全10曲) ダニエラ・ドルチ(指)
ムジカ・フィオリータ
カステッロはイタリアの作曲家、管楽器奏者として活躍したとされていますが、彼の生い立ちに関する資料はほとんど残されていません。彼が残した作品は2巻(全29曲)のソナタが出版されており、ここに収録の作品はそのうちの一部。イタリア・レーベルならではの貴重な録音です。
TC-590601
ベネデット・フェラーリ(1597-1681):Musiche Varie A Voce Sola(14曲) イン・タベルナ・ムジカ
生地であるレッジョ・カラブリアから離れ、17世紀ベネツィアを主な活躍の場とした詩人であり作曲家であったベネデット・フェラーリ。初の公開商業オペラである「アンドロメダ」の作曲に携わった音楽家としてその名を知られています。イン・タベルナ・ムジカは、ルネサンス音楽とバロック音楽を専門とするソプラノ独奏と古楽器によるアンサンブル。
TC-590701
ファゾーロ:年間曲集(ヴェネツィア、1645) ベッラ・ジェリト、
ルカ・スカンダーリ(Org)

録音:2013年10月
ジョヴァンニ・バッティスタ・ファゾーロ(ca.1598−ca.1664)は、17世紀イタリアのシチリアで活躍した教会音楽家であり、フランシスコ会の修道士。 3つのミサ曲やレスポンソリウム、オルガンのための音楽で構成される「年間曲集(Annuale)」は、ファゾーロの現存する最も重要な作品集です。17世紀のシチリア島における教会音楽の歴史を伝えてくれる貴重な録音です。
TC-591201(2CD)
ジョヴァンニ・アントニオ・レオーニ(1590頃-1652以降):ヴァイオリン・ソナタ集 第1巻 Op.3(1652年ローマ刊) ダニエーレ・ボッカチョ(指)
セイチェント・イタリアーノ
TC-591301
タルクイニオ・メルラ(1594-1665):オルガン作品全集 フランチェスコ・チェーラ(Org)
TC-591302
タルクイニオ・メルラ(1594-1665):「転落したクルティオ」 ディエゴ・カンタルーピ(指)
ラウラ・ソアーヴェ
TC-591303
タルクイニオ・メルラ(1594-1665):カンツォン、舞曲と変奏曲集
ジェンナーロのバレット/チャコーナ/ラ・メルラ/
サラバンド/ラ・ストラーダ/アリア/他(全24曲)
ダニエラ・ドルチ(指)
ムジカ・フィオリタ
17世紀イタリアの作曲家でありヴァイオリン奏者、オルガン奏者としても活躍したタルクイニオ・メールラの作品集。メールラは当時のイタリアにおいて特に器楽曲、声楽曲の分野で突出した存在として大きな役割を果たした人物として知られています。  

TC-600001
修道院の歌〜17世紀ボローニャの女子修道院における音楽
ジュリオ・チェーザレ・アッレスティ、バンキエーリ、
ジョヴァンニ・バンチ、チェゼーナ、
ガブリエーレ・ファットリーニ、ロマーノ・ミケーリ、
ジャチント・クィンタニッラ、シスト・レイナ、
アスカーニオ・トロンベッティ、オッターヴィオ・ヴェルニッツィ、
ルクレツィア・オルジーナ・ヴィッツァーナの作品
カンダス・スミス(指)
カペラ・アルテミージア
TC-600002
ドメニコ・マリア・メッリ、ピエトロ・パオロ・メッリ:独唱のための音楽とテオルボ、リュートのための曲集 フランチェスカ・トレッリ(S、リュート、テオルボ)
TC-600003
17世紀ロンバルディアの女子修道院の音楽
カテリーナ・アッサンドラ、
ローザ・ジャチンタ・バダッラ、
キアーラ・マルガリータ・コッツォラーニ、
イザベッラ・レオナルダ、
ビアンカ・マリア・メーダ、
マリア・クサヴェリア・ペルコーナ、
クラウディア・フランチェスカ・ルスカ、
クラウディア・セッサの作品
カンダス・スミス(指)
カペラ・アルテミージア
TC-600004
ラヴェンナの修道士ジョゼッフォの曲集
作曲者不詳:モニカ/フィレンツェのアリア
 リチェルカーレ(3曲)
 トッカータ(2曲)/ロメーナ/パリエラ
 カッペリーナ
 ディンチェルト/パヴァニーリャ
 プラノ・センザ・ティトロ
フレスコバルディ:カンツォン・フランチェーゼ
 ガイヤルヂオ/ロマネスカ
シルヴィア・ランバルディ(Cemb)
TC-600007
聖マッテオ教会のオルガン
イグナツィオ・シュペルガー(1734−1808):ソナタ第1番ヘ長調
ベルナルド・パスクィーニ
(1637−1710):トッカータ、
 牧歌、パッサカリア
D・スカルラッティ:ソナタ へ長調K.366、
 牧歌K.513、ソナタ変ロ長調K.57
ガエターノ・ヴァレリ(1760−1822):大シンフォニア変ロ長調、
 ソナタ ハ長調、同ニ長調、
 シシリアーナ、シンフォニア ニ短調
エミリオ・トラヴェルソ(Org)
イタリア、ジェノヴァの聖マッテオ教会に設置されているヒストリカル・オルガンの演奏による作品集。エミリオ・トラヴェルソは、ジェノヴァの「フレンズ・オヴ・オルガン・ソサイエティ」の会長を務めるなど、数々の要職にあります。
TC-600008
グロンドーナのオルガン
フェリーニ:マントヴァのバッロ、
ナルシソ
:アレグロ、牧歌、
ヘンデル:オルガン協奏曲ヘ長調《ユダス・マカベウス》、
コレッリ:合奏協奏曲第8番ト短調Op.6-8〜牧歌、
ピストイエーゼ:トッカータ、エレヴァツィオーネ、
パコット:ソナタ第3番、
作曲者不詳
:アンダンテ・ヴォーチェ・ウマーナ、アンダンテ・ロンド、
ヴェンニ:主題と変奏
作曲者不詳
:ソナタ
レティツィア・ロミティ(Org)
イタリア北西部のコムーネ、グロンドーナの聖マリア・アッスンタ教会にある1837年製のオルガンによる17〜19世紀の作品集。19世紀ミラノのオルガン製作家、カルロ・ジュリアーニによって建造された歴史的オルガンの気品に満ちた響きを味わえます。
TC-600102
ジョヴァンニ・アラショーネ(1546-1600頃)編纂:聖処女マリアの新しいラウデ・アリオーソ集 2 ジュリオ・モナコ(指)
プロジェット・ムジカ
TC-600301
コツォラーニ:クリスマスの晩課(1650) カンダス・スミス(指)
カペラ・アルテミージア
TC-600311
カヴァッリ:聖母マリアのための晩課
トッカータ第1番 第5旋法
主よ、われを助けたまえ/主は言われた
僕らよ、主をほめたたえよ
われ喜びに満てり
主が家を建てられるのでなければ
エルサレムよ、主をほめたたえよ
マニフィカト/トッカータ第10番他アンティフォナ
フィリッポ・マリア・ブレッサン(指)
アテスティスcho&コンソート
TC-600312
カヴァッリ:死者のためのミサ曲
宗教的モテット集/ソナタ集
イサベル・アリアス・フェルナンデス(S) 他
ブルーノ・ジーニ(指)
クレマ・C・モンテヴェルディcho
クオニアム(Ens.)
アカデミア・ディア・パソン(ヴィオル・コンソート)
カントーリ・グレゴリアーニ(cho)
TC-600601
フェリーニ:チェンバロ作品集 ロベルト・ロレッジャン(Cemb)
TC-601801
ミケランジェロ・ロッシ:トッカータとクーラント集Vol.1 フランチェスコ・チェーラ(Cemb)
TC-601802
ミケランジェロ・ロッシ:トッカータとクーラント集Vol.2 フランチェスコ・チェーラ(Cemb)
TC-601803
ルビーノ:5声のレクイエム(鎮魂ミサ曲) カペラ・ムジカーレ・ディ・サンタ・マリア・イン・カンピテッリ・ディ・ローマ、
ストゥディオ・ディ・ムジカ・アンティカ「アントニオ・イル・ヴェルソ」ディ・パレルモ、
アンサンブル・ラ・カントリア、
ヴィンチェンツォ・ディ・ベッタ(指)

録音:2014年6月
その重要性から、古代より様々な勢力の争奪の的となり、複雑な歴史を歩んできたシチリア島のパレルモに大きな足跡を遺した17世紀イタリアの音楽家、ボナヴェントゥーラ・ルビーノ(1600−1653)。1953年に作曲された「レクイエム(鎮魂ミサ曲)」は、ルビーノのパレルモ大聖堂楽長時代の作品。バロック時代のシチリア島、パレルモの音楽史の一部を解き明かす音楽史的視点からも要注目のタイトル。
TC-601901
ベルナルド・ストラーチェ:「チェンバロとオルガンのための様々な曲の森」(全11曲) フランチェスコ・チェーラ(Cemb、スピネット)
TC-601902
ベルナルド・ストラーチェ:「チェンバロとオルガンのための様々な曲の森」第2巻 フランチェスコ・チェーラ(Cemb、Org)
ファビオ・トリコーミ(Perc)
TC-602801
カリッシミ:モテットと聖コンチェルト集
何と美しく輝かしい/ Laxentur cqeli/
さあ来なさい、私の愛するものよ/われらは改めん/
アレルヤ・ユビラート・エクレシア/祝福されし者/
人生は兵役のようなもの/めでたしわれらの愛/
私の心は燃えている/主よ御身の神殿に住まんとするは誰か/
われらに言いたまえ/人々よ、告げ知らせよ
ピエトロ・チェッカレッリ(指)
アンサンブル・イル・カンタール・ノーヴォ
2005年が生誕400年にあたるジャコモ・カリッシミは、17世紀のイタリアで大きな勢力を持っていた作曲家。また、オラトリオの分野で最初の重要な作曲家であり、多数のカンタータも有名。
TC-602802
カリッシミ:聖母マリアのオラトリオ/オラトリオ「ヨナ」 ガブリエレ・ミケーリ(指)
コンプレッソ・プロ・ムジカ・フィレンツェ
17世紀のイタリアで最も活躍した作曲家の一人であるカリッシミは、膨大な数の声楽曲を残している。中でも特に重要とされるのはオラトリオであり、その美しき様式美はドイツ、フランスの作曲家にも多大な影響を与えました。ここに収録されている2曲は、カリッシミのオラトリオの真髄を十分に堪能できる作品です。   (0305)
TC-610001
パット(1613頃活動)編纂:マドリガーレ集「息を引き取ったキリストの顔に注がれる聖母マリアの歌の涙」
アンジェリココ・パッテオ、
フランチェスコ・ドグナジー、
ステファノ・ベルナルディオ、
アマディオ・フレディ、
ペザリノ、クラウディア・セッサ、
アマンテ・フランツォーニ、他の作品
アリダ・オリヴァ(S)
アンサンブル・ラ・フローラ
[ミヒェル・ファン・ヘーテム(CT)
マッテオ・ゼナッティ(Bs)
アンドレア・ファヴァリ(Vc)
マッテオ・マッツォーニ(Lute)
ステファノ・ロッコ(Cemb)]
TC-610301
カッツァーティ(1616頃-1678頃):聖アンドレアの晩祷 フランチェスコ・
モイ(指)
アカデーミア・デリ・
インヴァギティcho&Ens.
TC-611801
ライナルディ:カンタータ、デュエットと哀歌(世界初録音)
Chi dice che il foco/Lectio U/Lectio V
Mentre nel mar cadea/Il vento de' sospiri
Il Peccator contrito/Lorinda al mio ritorno
Costanza in amore/Nonm te ne vien pieta?
Pallido muto e solo/Che dici amore?
ロジータ・フリザーニ(S)、
クリスティーナ・ジャンニコラ(S)、
ローマバロッカ・アンサンブル
当時有数の"建築家"としてだけでなく"音楽家"としての姿にもスポットライトが当てられ、ローマを中心に再評価が進むカルロ・ライナルディ(1611−1691)。ライナルディ・プロジェクトの一環として収録されたライナルディの声楽と古楽アンサンブルよる宗教作品は世界初録音。"建築家"と"音楽家"。天からニ物を与えられたライナルディの豊かな音楽的才能を現代に伝える貴重な録音です。
TC-611803
カルロ・ライナルディ:カンタータ&デュエット集 Vol.3
ライナルディ(1611-1691):Con lusinghe di sirena/Di', mio cor/Non replicarmi, Amor/なんて不幸なことか/Pupillette, ben si avvede/Deh, lasciatemi in preda al mio tormento/Occhi belli, s'io v'adoro/Siunger Gudi gladliga (Exsultate Deo)
アリアーナ・ミチェーリ(S)、マリカ・スパダフィーノ(S)、アントニオ・オルシーニ(T)、ローマバロッカ・アンサンブル、ロレンツォ・トッツィ(指)

録音:2019年10月、ローマ(イタリア)
カルロ・ライナルディは、ローマの建築家ジロラモ・ライナルディの息子で、彼自身も17世紀を代表する建築家でした。父の北イタリアのマニエリスム的作風をさらに壮大なバロック様式に発展させたことで知られています。そのカルロ・ライナルディはローマ大学で音楽を学んでおり、作曲家としても活躍していましたが、そのことはあまり知られていません。ローマバロッカ・アンサンブルの指揮者ロレンツォ・トッツィによって再発見され再評価されたその作品をお楽しみください。
TC-611901
サルヴァトーレ(1610-1688):オルガンのためのリチェルカーレ、カンツォン、トッカータ集 ディエゴ・カニッツァロ(Org)
TC-611990(2CD)
バルバラ・ストロッツィ(1619-1677):サクリ・ムジカーリ・アフェッティ Op.5 アウラータ・フォンテ〔神谷美穂(S)、アンナ・シンボリ(S)、アンドレア・アッリヴァベーネ(A)、ペリクリ・ピーテ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、ヴァレリア・モンタナーリ(Cemb)、ジュゼッペ・モナーリ(Org)〕

録音:2019年4月
世界初全曲録音
バルバラ・ストロッツィによるサクリ・ムジカーリ・アフェッティの全曲の世界初録音です。バルバラ・ストロッツィは17世紀に活躍した女流作曲家の中でも珍しく楽譜も出版されるほど評価されていました。声楽家としても活躍していたこともあり、彼女の楽曲で声の占める重要度は高く、この曲中でも神谷美穂をはじめとした歌手陣が非常に美しい声を響かせています。
TC-620001
ギルランダ・サクラ(ヴェネツィア;1625)(全18曲)
ガブリエリ:第7旋法によるイントナチオーネ
モンテヴェルディ:Currite populi /めでたし元后
カヴァッリ:カンテーテ・ドミノ
ダリオ・カステッロ:エクスルターテ・デオ
フレスコヴァルディ:トッカータ
アレッサンドロ・グランディ:ラウダ・シオン/カンターボ・ドミノ/他
フランチェスコ・チェラ(Org)
アンサンブル・アルテ・ムジカ
声楽のソロによるヴェネツィアのモテット集。アンサンブル・アルテ・ムジカはオルガン奏者フランチェスコ・セラによって、モテットやマドリガル、カンタータといったバロック時代の宗教作品の演奏を目的として結成された5人の声楽家と通奏低音よるアンサンブル。
TC-621101
ジョヴァンニ・レグレンツィ:4声と通奏低音のためのオラトリオ「人の心の売買」 アンサンブル・レグレンツィ
TC-621601
ポリェッティ:チェンバロ曲集「イル・ロシニョーロ」
組曲「ハンガリーの反乱」他
ロベルト・ロレッジャン(Cemb)
TC-621602
パンドルフィ・メアッリ:1本、または2本のヴァイオリンのためのトリオ・ソナタ集(1669年出版/ローマ) ファブリツィオ・ロンゴ(バロック・ヴァイオリン)、オペラ・クヴィンタ

録音:2013年5月、サンタ・マルゲリータ教会(カゼロッタ、フィレンツェ、イタリア)
インスブルックのオーストリア大公フェルディナントの宮廷楽師、メッシーナの都市楽師として活躍したコンポーザー=ヴァイオリニスト、ジョヴァンニ・アントニオ・パンドルフィ・メアッリ(1620−1669)。
技巧的なヴァイオリン・ソナタを遺し、自らもヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニストだったパンドルフィ・メアッリの生涯や作品の大半は謎に包まれているが、エンリコ・ガッティの研究によると、ドゥオーモでの口論の末、メッシーナのカストラート、ジョヴァンニ・マルケットを殺害してしまい、イタリアからフランス、スペインへと逃れ、各地の王室礼拝堂で活躍を続けたとされています。
1669年にイタリアのローマで出版され、現在はボローニャ市立音楽博物館に所蔵されている「トリオ・ソナタ集」は、スペインの音楽文化や舞曲の影響を感じさせるパンドルフィ・メアッリの秀作。
シチリア島のメッシーナ出身のバロック・ヴァイオリニスト、ファブリツィオ・ロンゴと自らが創設したアンサンブル、オペラ・クヴィンタの躍動感あふれる演奏が、作品の魅力を大きく引き出しています。作品、演奏ともに古楽ファン要チェック!
TC-621801
レイナ:2声、3声、4声、または5声のための「アルモニア・エックレシアスティコ」 コンツェントゥス・ヴォクム、
ミケランジェロ・ガブリエッリ(指)

録音:2013年2月
フランシスコ会の修道士でもあり、ミラノなど北イタリアの様々な教会でオルガニストとして活躍したとされるシスト・レイナ(1619/23−1664)。1653年にミラノで出版された宗教声楽作品集「アルモニア・エックレシアスティコ」は、ゴンザーガ家のルイジア・マリアーナに捧げられています。コンツェントゥス・ヴォクムは、コモ音楽院のルネサンス、バロックのスペシャリストたちで結成される声楽アンサンブル。
TC-623701
レオナルダ(1620-1704):1−4声のソナタ集[第1番−第12番] カペッラ・ストゥルメンテ・
デル・デュオモ・ディ・ノヴァラ
[セルヴィオ・ボーナ、
イゴール・デル・ヴェッキオ(Vn)
クラウディオ・ポーツ(Vc)
アルベルト・サーラ(Org)

TC-630201
ベラルディ:ヴァイオリンのためのシンフォニア集第1巻 Op.7 ファブリツィオ・ロンゴ(バロックVn)
アンナ・クレメンテ(Cemb)

録音:2013年5月
17世紀イタリアの音楽理論家、特に対位法の分野でその名を知られるアンジェロ・ベラルディ(1630−1694)。副題付きの6曲のカンツォーネで構成されている「ヴァイオリンのためのシンフォニア集第1巻」は、音楽理論の大家ベラルディの"作曲家"としての姿にスポットライトをあてた好企画。アカデミア・フィラルモニカ・ディ・ボローニャでバロック・ヴァイオリンを学び、自らも音楽学者であるファブリツィオ・ロンゴの18世紀ナポリ製の銘器が、器楽のためのイタリア・バロックの歌を歌います。
TC-630301
ジョヴァンニ・パオロ・コロンナ:主が建てられるのでなければ
モテット集/ラメンターツィオ集
フランチェスコ・チェーラ(指)
アンサンブル・アルテ-ムジカ
TC-630302
コロンナ:5声、トランペット、弦楽と通奏低音のためのオラトリオ「アブサロム」 アンサンブル・レ・ナシオン、
ラウラ・アントナス(S)、
エレーナ・ビスクオーラ(S)、
アルベルト・アレグレッツァ(T)、
マウロ・ボルジョーニ(Br)、
エレーナ・ベルトゥッツィ(S)

録音:2012年8月
17世紀ボローニャの作曲家で、当時屈指のオラトリオの大家でもあったジョヴァンニ・パオロ・コロンナ(1637−1695)。1684年にモデナで初演された「アブサロム」は、ボローニャの聖ペトロニオ大聖堂の象徴的楽器でもある"トランペット"が用いられたオラトリオです。
TC-630390(2CD)
ジョヴァンニ・パオロ・コロンナ:聖ペトローニオの祝日のための晩課詩篇曲集
主は言われた/主を恐れる者は幸いなり
僕らよ、主をほめたたえよ/マニフィカト
セルジョ・ヴァルトロ(指)
カペラ・ムジカーレ・ディ・サン・ペトローニオ
TC-630391(2CD)
ジョヴァンニ・パオロ・コロンナ(1637-1695):「聖ジュゼッペの死」[Il Transito di San Gioseppe] マリア・ルイサ・
バルダッサーリ(指)
アンサンブル・レ・ナシオン他
コロンナは17世紀北イタリアで活躍したボローニャ楽派の作曲家として知られています。聖ジュゼッペの行列(Il Transito di San Gioseppe)は、約1時間40分に及ぶ声楽付きの大作。
TC-630401
アントーニ(1636-1698):チェロのためのリチェルカータ集 Op.1(全12曲) アレッサンドロ・パルメリ(Vc)
TC-631801
ベルナルド・パスクィーニ(1637-1710):変奏曲とパルティータ集 シルヴィア・ランバルディ(Cemb)
TC-631802
パスクィーニ:モテット《クエナム・ポルテンタ》
フランス風カンツォン
リチェルカーレ/クーラント
モテット《主を祝せよ》
序奏と牧歌/パッサカリア
奇想曲
モテット《イアム・メ・リガスティス》
変奏曲/トッカータ
トッカータ第3番
アレクサンドラ・ニジート(オルガン&ディレクター)、
アンサンブル・アレア・ムジカ
イタリア・バロック時代の鍵盤音楽の作曲家として高名なベルナルド・パスクィーニ(1637−1710)。珍しい3曲のモテットと9曲のオルガン作品を組み合わせて構成されたプログラムは、鍵盤作品にも劣らぬパスクィーニの声楽作品の魅力を知れる貴重な機会。特にソプラノのカミラ・デ・ファレイロ、ガラッシの弟子であるアルト理子のハープが印象的。
TC-631803
パスクイーニ:オルガン作品集
トッカータ第7番
ファンタジア・ラ・ミ・ファ・ファ
ベルガマスカ/リチェルカーレ ニ長調
パッサカリア
トッカータ・アド・イスタンツァ・デル・メラーニ
ヴェルセッティ/フォリアによるパルティータ
ファンタジア・エ・ラ・ミ
フランス風カンツォーナ/タスタータ
変奏曲/トッカータ ト短調/パストラール
レツィティア・ロミティ(Org)

録音:2009年8月
ベルナルド・パスクイーニ(1637−1710)は、フレスコバルディとスカルラッティの橋渡し的存在として、イタリア鍵盤音楽界で重要な役割を担った17世紀イタリアの大作曲家。出版数こそ決して多くはないものの、パスクイーニの音楽はフレスコバルディの鍵盤作品にも匹敵する高い評価を受けた傑作が多数あります。
TC-631901
ストラデッラ:クリスマスのためのカンタータ
2つのヴァイオリン、チェロと通奏低音のためのシンフォニア集
クリスティーナ・ミアテッロ(S)
カテリーナ・カルヴィ(A)
エンリコ・カザッツァ(指)
アッカデーミア・
デラ・マニフィカ・コムニタ
TC-632202
G.B.ヴィターリ:室内ソナタ集 Op.14(1692)
組曲第1番/組曲第2番/組曲第3番
組曲第4番/組曲第5番/組曲第6番
イタリコ・スプレンドーレ

録音:2016年7月、アウディトリウム・サン・ロッコ(カルピ、イタリア)
イタリア、ボローニャの老舗レーベル「Tactus」から、G.B.ヴィターリの作品を掘り起こしていくという興味深い録音プロジェクトが始動!
イタリアのモデナは、当時エステ家によって統治されていたモデナ=レッジョ公国の首都で、ヴァイオリン愛好家でもあった公爵フランチェスコ2世によって多彩な音楽が生み出され、その豊富な音楽遺産はエステンセ図書館に保存されています。その遺産を世界に広める活動の最初のステップとして選ばれたのが、エステ宮廷で楽長を務めたジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィターリ(1632−1692)(息子のトマソ・アントニオ・ヴィターリも作曲家)の作品で、この「ヴィターリ・エディション」ではCD6枚にわたる作品の録音が予定されています。第1巻は、バッロ、ボレア、ミヌエット、ガヴォッタ、ジーガなどの明朗で楽しい舞曲が組み合わさった6つの組曲からなる室内ソナタ(Sonate da camera) Op.14です。
イタリコ・スプレンドーレは、芸術監督のアレッサンドロ・アンドリアーニ(エウローパ・ガランテの元チェリスト)と第1ヴァイオリン&指揮者のクラウディオ・アンドリアーニの兄弟が牽引する古楽アンサンブル。高い技術の演奏とともに、緻密な文献的アプローチと継続的な研究によって、ほとんど演奏されることのなかった知られざる作品を現代へと蘇らせています。
TC-632203
G.B.ヴィターリ:2本のヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集 Op.2(1682)
ソナタ第1番/ソナタ第2番/ソナタ第3番
ソナタ第4番/ソナタ第5番/ソナタ第6番
ソナタ第7番/ソナタ第8番/ソナタ第9番
ソナタ第10番/ソナタ第11番/ソナタ第12番
イタリコ・スプレンドーレ

録音:2015年10月、アウディトリウム・サン・ロッコ(カルピ、イタリア)
イタリコ・スプレンドーレによるヴィターリ・エディション第2巻は、2本のヴァイオリンが親密な対話を繰り返す、2本のヴァイオリンのためのソナタ集。その後コレッリのトリオ・ソナタ集やヴィヴァルディによって主流となっていくコンチェルタンテ様式を予感させるような華麗で活気ある作品です。
TC-632204
G.B.ヴィターリ:パルティータ集&ヴァイオリン・ソナタ Op.13(1689)
ヴィオローネのための様々なソナタによるパルティータ集〔c.1680〕
「Artificii Musicali」 Op.13(1689)より ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ第1番、
ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ第2番
ヴァイオリンのための様々なソナタによるパルティータ集〔c.1680〕
イタリコ・スプレンドーレ

録音:2017年10月、サン・ジローラモ教会(バニャカヴァッロ、イタリア)
イタリコ・スプレンドーレによるヴィターリ・エディション第3巻は、1680年頃に作曲されたパルティータ集と「Artificii Musicali」からの2つのヴァイオリン・ソナタ。パルティータ集はヴィオローネのための10曲とヴァイオリンのための8曲から構成される変奏曲。「Artificii Musicali(音楽の技術)」 Op.13は、ヴィターリの対位法の技術を体系化した60曲に及ぶ教則本で、バッハの偉大な作品の前に存在した対位法研究の特異な例の一つです。
TC-632205
G.B.ヴィターリ:ソナタ集 Op.5(1669)(2つ、3つ、4つ&5つの楽器のためのソナタ集)
ラ・セッシ/ラ・カンポーリ/ラ・マスドーニ/ラ・パラヴィンチーニ/ラ・グラティアーニ/ラルビチーニ/ラ・サンヴィターレ/ラ・グィドーニ/ラ・ラニョーニ/ラ・サッサテッリ(2本のヴァイオリン、アルト・ヴィオラとヴィオローネのための)/カプリッチョ・デット・イル・モルツァ(2本のヴァイオリン、アルト・ヴィオラとヴィオローネのための)/ラ・スカラブリーナ(2本のヴァイオリン、アルト、テナーとバスのための)
イタリコ・スプレンドーレ

録音:2016年12月&2017年11月、イタリア
イタリア、ボローニャの老舗レーベル「Tactus」が贈る、G.B.ヴィターリの作品を掘り起こしていくという興味深い録音プロジェクト。
イタリアのモデナは、当時エステ家によって統治されていたモデナ=レッジョ公国の首都で、ヴァイオリン愛好家でもあった公爵フランチェスコ2世によって多彩な音楽が生み出され、その豊富な音楽遺産はエステンセ図書館に保存されています。その遺産を世界に広める活動の最初のステップとして選ばれたのが、エステ宮廷で楽長を務めたジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィターリ(1632−1692)(息子のトマソ・アントニオ・ヴィターリも作曲家)の作品で、この「ヴィターリ・エディション」ではCD6枚にわたる作品の録音が発売されます。第4巻は、それぞれにモデナ地域の有力な貴族の名前が付けられた12のソナタ集 Op.5。各ソナタは編成もスタイルも多様で、実際の貴族の性格や特徴に関連付けられて作曲されたと考えられています。
イタリコ・スプレンドーレは、芸術監督のアレッサンドロ・アンドリアーニ(エウローパ・ガランテの元チェリスト)と第1ヴァイオリン&指揮者のクラウディオ・アンドリアーニの兄弟が牽引する古楽アンサンブル。高い技術の演奏とともに、緻密な文献的アプローチと継続的な研究によって、ほとんど演奏されることのなかった知られざる作品を現代へと蘇らせています。
TC-632206
G.B.ヴィターリ:様々なソナタ集Op.11(1684)(6つの楽器のためのフランスとイタリアの様々なソナタ集)
室内シンフォニア/組曲第1番/組曲第2番/組曲第3番/組曲第4番/組曲第5番/組曲第6番/組曲第7番/組曲第8番/組曲第9番/組曲第10番
イタリコ・スプレンドーレ

録音:2017年10月、イタリア
、シンフォニアと10の組曲からなる6声のソナタ集 Op.11。バッレッティ、カプリッチ、ガヴォッテ、ジーグ、ボレー、ゾッパ、サラバンダ、フランス風コレンテなど、フランス風とイタリア風の様々な舞曲による組曲で、フランスとイタリアの様式が精巧にブレンドされています。
TC-632207
G.B.ヴィターリ:2本のヴァイオリンのためのソナタ集 Op.9(1684)
ソナタ第11番/ソナタ第10番/ソナタ第5番/ソナタ第7番/ソナタ第6番/ソナタ第1番/ソナタ第4番/ソナタ第2番/ソナタ第12番/ソナタ第9番/ソナタ第3番/ソナタ第8番
イタリコ・スプレンドーレ

録音:2017年10月、イタリア
イタリコ・スプレンドーレによるヴィターリ・エディション、最終巻となる第6巻は、2本のヴァイオリンと通奏低音のための12のソナタ Op.9。こちらは印刷譜の形では現存しておらず、一部には激しい損傷もある手書き譜(マニュスクリプト)からイタリコ・スプレンドーレが修復・補完・再構築をして録音しています。
TC-632201
ヴィターリ:第2パッサカリア
カンポーリ/サンヴィターレ
グラティアーニ/パラヴィチーニ
グイドーニ/バレット/第3パッサカッリア
セッシ/ランゴーニ/第1パッサカリア
マスドーニ/アルビチーニ
クアドロ・ヒポテシス
[レオポルド・アゴスティーノ
(リコーダー、他)
チンツィア・ゾッティ
(ガンバ、他)
ディエゴ・
チェロフォリーニ(Vc)
マッジモ・ロンバルディ(G、他)]
TC-634301
ルスカ(1634-1704):カンタータ、トッカータとモテット集
ヴァージニス・プラウスス/
天の后喜びたまえ/トッカータ/
エイア・ヴェニテ/ソフリート・タチェット/
デ・プロファンダ・ヴァレ/ポンパ・テレナ/
Ad stupores accurrite/イエスの愛
作曲者不詳:トッカータ第2旋法/われは命の糧なり/
ヴァーセット第3旋法/同第2旋法/トッカータ第5旋法/
聖体奉挙のためのエコー形式のトッカータ/
トッカータ第3旋法第1番&第2番
ラウラ・アントナス、
モニカ・コレンティ(S)
セルジオ・フォレスティ(Bs)
ウーゴ・ナストルッチ(キタローネ)
クラウディオ・ポズ(Vc)
マルコ・ロッシ(Cemb、Org)
フランチェスコ・ルスカは17世紀イタリアのコモ大聖堂で活躍した作曲家ですが、その作品はあまり知られておらず、今回の収録曲も世界初録音。 
TC-640001
ファルコニエーリ&コッポラ:スペインの様式によるセイチェントのイタリア音楽 コロ・ポリフォニコ・サント・スピリト、
フランチェスコ・ピナモンティ(指)
カペラ・ムジカーレ・ディ・サン・ジャコモ・マジョーレ、
ロベルト・カシオ(指)

録音:2014年6月
共にバロック時代のイタリア、ナポリの宮廷楽長を務めたアンドレア・ファルコニエーリ(1585−1656)とフィリッポ・コッポラ(1628−1680)。セイチェント(1600年代)のイタリアにおける器楽による舞曲、声楽曲を、イタリア勢の演奏でたっぷりと。
TC-640201
ボノンチーニ(1670-1747):アリア、クーラント、サラバンド、ジーグとアルマンド集 Op.4 ジャンフランコ・イアンネッタ(Vn)
ダニエレ・プローニ(Cemb)
TC-640202
G・M・ボノンチーニ:室内カンタータと室内ソナタ集
室内カンタータ《プレギエーラ・ダマンテ・ア・ベラ・ドンナ》
室内ソナタ〜アルマンドとクーラント
アリア《ラ・パラヴィチーナ》
室内ソナタ第1番
室内カンタータ《クルデルタ・ディ・ベラ・ドンナ》
室内ソナタ〜アルマンドとサラバンド
アリア《ラ・ニグレラ》
室内ソナタ第3番〜アルマンドとクーラント
室内カンタータ《アマンテ・スプレツァート》
私の心よ、弱ってはならぬ
アリア《アンギスチオラ》
室内ソナタ第2番〜アルマンドとクーラント
室内カンタータ《クレオパトラ・モリボンダ》/4声のカノン
ラ・スカートラ・ダイ・スォーニ
イタリアの重要な音楽楽派の1つであるモデナ楽派の創始者として高名なG・M・ボノンチーニ。室内ソナタはモデナ楽派器楽分野の頂点と証され、室内カンタータ(カンタータ・ペル・カメラ)という形式、言葉を用いた最初の音楽家と伝えられるなど、G・M・ボノンチーニがイタリアの音楽に残した功績は計り知れないものがある。
TC-640280(3CD)
ベンボ:プロドゥショーニ・アルモニケ(和声の創造、1701年) アルモニア・デッレ・スフェーレ

録音:2017年10月&2018年7月、イタリア
1643年にヴェネツィアで生を受け、その後の紆余曲折(結婚の失敗とも伝わる)を経て、活躍の場をパリへと移した17世紀イタリアの女流作曲家、声楽家、アントニア・ベンポ(1643−1720)。
バルバラ・ストロッツィの師であるフランチェスコ・カヴァッリに作曲を学び、その作品の多くは太陽王ルイ14世に献呈されたと伝えられています。
「プロドゥショーニ・アルモニケ」は、声楽と器楽パリ時代の1701年に作曲され、他の作品と同じくルイ14世に捧げられた41曲のモテットで構成される曲集。ここでは特に日本人ソプラノ歌手、神谷美穂の活躍が際立っています。
TC-640290(2CD)
バッサーニ:オラトリオ「ジョーナ」 カルロ・ヴィストーリ(C.T)、ラウラ・アントナス(S)、マルゲリータ・ロトンディ(Ms)、マウロ・ボルジョーニ(Br)、ラファエーレ・ジョルダーニ(T)、アンサンブル・レナシオン、マリア・ルイーザ・バルダッサーリ(指揮&チェンバロ)

録音:2014年7月、聖母マリア降誕教会(ラヴェンナ、イタリア)
フェッラーラ大聖堂やサンタ・マリア・マッジョーレ教会の楽長として当時のイタリアの楽壇で存在感を放ったジョヴァンニ・バッティスタ・バッサーニ(1647/1650?−1716)。
1689年にモデナで初演された「ジョーナ」は、バッサーニの現存するオラトリオ(4曲)の1つ。モンテヴェルディとヴィヴァルディやペルゴレージの時代、宗教曲のスタイルの架け橋となったバッサーニの優れた手法を伝える貴重な全曲録音です。
■2014年にラ・ヴェネクシアーナのメンバーとして来日を果たしたマルゲリータ・ロトンディ、マウロ・ボルジョーニ、ラ・コンパーニャ・デル・マドリガーレのメンバーであるラファエーレ・ジョルダーニ、期待のカウンターテナー、カルロ・ヴィストーリなど、現在のイタリア古楽界で輝く名歌手たちの歌声、
そしてイタリアのルネサンス〜バロック音楽の秘曲発掘を得意とするアンサンブル・レナシオンの洗練された演奏が、バッサーニのオラトリオの魅力を余すことなく伝えてくれることでしょう。
TC-641201
ラウレンティ(1644-1726):ヴァイオリンとチェロのための室内ソナタ集 Op.1a オルフェイ・ファルネシアーニ
[マウリツィオ・カドッシ(Vn)
マルコ・フレッツアート(Vc)
レオナルド・モリーニ(Cemb)
ディエゴ・カンタルーピ(G)]
TC-642701
バッサーニ(ca.1647-1716):オペラ・プリマ(ボローニャ,1677) より
[ソナタ第1番−第12番]
アンサンブル・アルモニコ・チメント
TC-642702
バッサーニ:シレーヌたちのハーモニー
つれない女との別離に/
ラウラという名の美しい女性に
恋する心に寄せる喜ばしい希望/
アドニスの亡骸に涙するヴィーナス/
ソナタ ニ長調/アルミーダの涙/
愛しいひととの別離/
貧しさに絶望している恋人
彌勒忠史(CT)
シルヴィア・ランバルディ、
ヴァレリア・モンタナーリ
(Cemb)
TC-650001
ボローニャ楽派によるコンチェルタンテ様式の晩課曲集
ガエターノ・フランチェスキーニ:主は言われた
 僕らよ、主をほめたたえよ
トレッリ:ソナタ
ドメニコ・ガブリエリ:ソナタ
セルジョ・ヴァルトロ(指)
カペラ・ムジカーレ・ディ・サン・ペトローニオ
TC-650201
ボーニ:室内ディヴェルティメント集 Op.2 ドリーナ・フラーティ(マンドリン)
D.ロイ(Cemb)
TC-650290(2CD)
バッサーニ:ダヴィデの調和の霊感 Op.9 ノーヴァ・アルス・カンタンディ、
ジョヴァンニ・アッチャイ(指)

録音:2013年11月、ポルデノーネ(イタリア)
フェッラーラ大聖堂の楽長、ベルガモのサンタ・マリア・マッジョーレ教会の音楽監督などの要職を歴任し、モンテヴェルディとヴィヴァルディの時代を繋ぐ重要な教会音楽の作曲家であるジョヴァンニ・バッティスタ・バッサーニ(1647-1650?−1716)。1690年にヴェネツィアのジュゼッペ・サーラによって出版されたバッサーニの「ダヴィデの調和の霊感 Op.9」は、9つの詩篇、マニフィカト、リタニアから成る大作。コンチェルタート様式の大家バッサーニの優れた手腕が発揮された教会音楽です。バッサーニの時代のスペシャリストたち、ノーヴァ・アルス・カンタンディの演奏は、指揮者のジョヴァンニ・アッチャイのクリティカル・エディションによる世界初録音。
TC-650301
コレッリ:教会ソナタ集(トリオ・ソナタ集 Op.1、Op.2、Op.3〜抜粋) エンリコ・ガッティ(Vn)(指)
アンサンブル・アウローラ
TC-650302
コレッリ:室内ソナタ集(トリオ・ソナタ集 Op.2、Op.3、Op.4〜抜粋) エンリコ・ガッティ(Vn)(指)
アンサンブル・アウローラ
TC-650303
コレッリ:トリオ・ソナタ集 Op.4(1694、ローマ) エマヌエル・マルカンテ(指)
イル・ルッジェーロ
TC-650304
コレッリ:トリオ・ソナタ集 Op.3(1689) エマヌエル・マルカンテ(指)
イル・ルッジェーロ
TC-650305
コレッリ:トリオ・ソナタ集 Op.1(1681) エマヌエル・マルカンテ(指)
イル・ルッジェーロ
TC-650306
コレッリ:トリオ・ソナタ集 Op.2(1685) エマヌエル・マルカンテ(指)
イル・ルッジェーロ
TC-650307
コレッリ:合奏協奏曲 Op.6 Nos.1-6 フェデリコ・マリア・サルデッリ(指)
モード・アンティクォ
TC-650308
コレッリ:合奏協奏曲 Op.6 Nos.7-12 フェデリコ・マリア・サルデッリ(指)
モード・アンティクォ
TC-650309
コレッリ:リコーダー・ソナタ集 Op.5(1702) ジョヴァンニ・マリア・フィオレンティーノ(指)
イ・フィオーリ・ムジカーリ
TC-650701
ドメニコ・ガブリエリ:チェロのための作品全集
チェロ・ソナタ[ト長調/イ長調]/
リチェルカーレ[第1番−第7番]/
2台のチェロのためのカノン/
グラーヴェ/アレグロ/ラルゴ/プレスト
ベティーナ・ホフマン(Vc)
モード・アンティクォ
[アルフォンソ・フェディ(Cemb/Org)
ジァン・ルカ・ラストライオリ(テオルボ/G)
ロベルタ・デロルコ(Vc)]
TC-650702
ガブリエリ(1659−1690):オラトリオ《ボルゴーニャの聖シジスモンド》 エレーナ・ビスクオラ(A)、
ラウラ・アントナス(S)、
トリツィア・ヴァッカーリ(S)、
ファビオ・フルナーリ(T)、
アンドレア・ファヴァリ(Bs)、
アンサンブル・レ・ナシオン
ドメニコ・ガブリエリは、1680年に他界した師フランチェスキーニの後任として聖ペトロニオ大聖堂のチェロ奏者に就任するなど当時を代表するチェロの名手、または声楽作品の作曲家として名声を得た17世紀イタリアの音楽家。ガブリエリの宗教作品の代表作ながらも、なかなかお目にかかれない「ボルゴーニャの聖シジスモンド」では、劇的な場面を強調する際にガブリエリが重用した「伴奏付きアリア」が作品を形成する重要な要素として効果を発揮しています。
TC-650770(4CD)
ゲッツィ:オラトリオ、モテット、哀歌集
オラトリオ「アベル」
聖なる対話ダビデの勝利
オラトリオ「アダム」
サン・ミケーレ・アルカンジェロのための対話第2番
聖なる対話
オラトリオ「アブラハム」
聖母マリアのため対話第1番
聖なる対話
聖週間のためのエレミアの哀歌
カペラ・ムジカーレ・ディ・サン・ジャコモ・マッジョーレ・イン・ボローニャ、
ロベルト・カッショ(指)

録音:2007年−2015年
作曲家、音楽理論家、アウグスチノ会の修道士、神学学士など、様々な姿を持っていた16世紀後半〜17世紀前半イタリアの音楽家イッポーリト・ゲッツィ(1655ca.−1725ca.)の宗教声楽作品を集めた貴重な作品集。
旧約聖書に登場するアベル、アダム、アブラハム、ダビデを題材としたオラトリオやディアローグはゲッツィの代表作。イタリア、シエナの音楽の発展に寄与した知られざる大家です。

TC-651601
ポルフィリ:独唱のための室内カンタータ集第1巻 パメラ・ルッチャリーニ(S)、
アレッサンドロ・カルミニャーニ(C.T)、
ラボラトリオ・アルモニコ

録音:2013年9月、サン・ジュゼッペ教会(モンテヴェッキオ・ディ・ペルゴラ)
17世紀後半〜18世紀初期のイタリアで活躍した後期バロック時代の知られざる音楽家、ピエトロ・ポルフィリ(ca.1640−1714)。
作曲家であり、聖職者でもあったポルフィリの「室内カンタータ集第1巻」は、1692年にボローニャで出版され、ヨーロッパ各地へと広がった代表作。イタリア、セニガッリア近郊の教会で楽長を歴任した知られざる音楽家、ポルフィリの功績に光をあてます。
TC-651801
ロンカッリ(1654-1713):スペイン・ギターによるカプリッチョ・アルモニコ集〜組曲第1番−第4番/第7番/第8番 ジャコモ・パリンベッリ(G)
ロンカッリはイタリアのギター奏者、作曲家、伯爵。作曲家としてのロンカッリの作品は、ここに収録の《スペイン・ギターによるカプリッチョ・アルモニコ集》が唯一とされます。この作品は、イタリア式のギター・タブラチュアで書かれたもので、ソナタまたは組曲が9曲収められています。このCDにはその中から組曲を6曲収録。いずれも5−7楽章で書かれており、イタリア・バロック期のギター作品を知るうえで極めて重要な作品といえます。
TC-652090(2CD)
トレッリ:合奏協奏曲集 Op.8
クリスマスのためのパストラーレ付き12の合奏協奏曲(コンチェルト・グロッソ)集 Op.8(ボローニャ,1709)(2本のヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための)〔協奏曲第1番 ハ長調、協奏曲第2番イ短調、協奏曲第3番ホ長調、協奏曲第4番 変ロ長調、協奏曲第5番ト長調、協奏曲第6番 ト短調 「クリスマスのために」(クリスマス協奏曲)、協奏曲第7番 ニ短調、協奏曲第8番ハ短調、協奏曲第9番ホ短調、協奏曲第10番 イ長調、協奏曲第11番ヘ長調、協奏曲第12盤 ニ長調〕
ロベルト・ノフェリーニ(Vn)、
ジェレミー・キジョーニ(Vn)、
アンサンブル・ロカテッリ、
キアラ・カッターニ(指,Cemb)

録音:2020年7月、サン・ロレンツォ・マルティーレ教会(ダルミネ、ベルガモ)
「ピリオド楽器、ガット弦、ピリオド・ボウによるパガニーニのカプリース」(PTC781690/TC781690)の衝撃的な録音で話題を呼んだ、イタリアの鬼才バロック・ヴァイオリニスト、ロベルト・ノフェリーニ。イタリア音楽の宝庫Tactusレーベルからリリースされる新たなアルバムでは、トレッリの「合奏協奏曲集 Op.8」の全曲を録音!
ジュゼッペ・トレッリは1658年イタリア・ヴェネト州のヴェローナに生まれ、25歳で同市の大聖堂ヴァイオリニストに採用され、その後もボローニャ、アンスバッハ(バイエルン)、ベルリン、アムステルダムなどでヴァイオリニストやコンサート・マスターとして活動したヴァイオリニスト&作曲家。ヴェネツィア楽派、ローマ楽派、ナポリ楽派とともに、イタリア・バロック音楽の基幹をなすボローニャ楽派の名声と成功に貢献した作曲家の一人です。
1709年に弟のフェリーチェ・トレッリによって出版された、ジュゼッペ・トレッリの代表作「合奏協奏曲(コンチェルト・グロッソ) Op.8」は、特に有名な「クリスマス協奏曲(第6番) Op.8-6を始めとする一部や抜粋の録音は数多くあるものの、12曲全体のまとまった録音は少ないだけに、イタリアの鬼才ノフェリーニと、ソミスのアルバム(TC681908)でも共演したチェンバリスト、キアラ・カッターニ率いるアンサンブル・ロカテッリによる新たなレコーディングが重要なマイルストーンとなることでしょう。
TC-652801
ジョヴァンニ・マリア・カジーニ(1652−1719):オルガンのための《12の思い》 フランチェスコ・タシーニ(Org)
ジョヴァンニ・マリア・カジーニは17世紀後半から18世紀初期にかけてのイタリアで随一のオルガニストと称され、ヴェラチーニなどを育てたイタリア・バロックの音楽家。フィレンツェ大聖堂のオルガニスト、礼拝堂付き司祭などの要職を担ったカジーニの作品は、アレッサンドロ・スカルラッティからも絶賛されたほど。この「12の思い」の録音で使用されたオルガンは、1719年にアントニオ・フェリーチェ・パルリシーニによって製作され、2004年にリッカルド・ロレンツィーニの手で修復された歴史的価値も高い貴重な楽器。奇しくもこのオルガンが製作された年にカジーニはこの世を去っています。
TC-653201
ゲッツィ:3声のオラトリオ《アダム》
聖なる対話
聖週のための悲歌(全曲世界初録音)
ロベルト・カシオ(ディレクター)
サン・ジャコモ・マッジョーレ・カペラ・ムジカーレ
イッポーリト・ゲッツィ(ca.1650−ca.1709)は、生没年など詳しい経歴は不詳だがアウグスチノ会の修道士、神学士、モンテプルチャーノ大聖堂の楽長としての活躍が伝えられているシエナ出身の音楽家。アダムとイヴの物語を題材とした3声のオラトリオや、対話、悲歌の3作品は全曲世界初録音となる。ボローニャを拠点とする声楽と器楽のバロック演奏団体サン・ジャコモ・マッジョーレ・カペラ・ムジカーレの演奏も充実しており、知られざるイタリア音楽を高水準の演奏で紹介してくれます。
TC-660002
イタリア語カンタータ集2
ジュゼッペ・ボノンチーニ、
A・スカルラッティ
クリスティーナ・ミアテッロ(S)
グイード・モリーニ(Cemb)
アンドレア・フォッサ(Vc)
TC-660005
18世紀の愛の争い
A.スカルラッティ:インテルメッツィ「パランドラーナとザンベルルッコ」
作曲者不詳(18世紀):セルヴァッジャとダメータ
バルバラ・ディ・カストリ(A)、
マルセラ・ヴェンチューラ(A)、
ガストーネ・サルティ(Bs)、
チェーザレ・ラーナ(Bs)、
ロベルト・カーショ(指)、
カペラ・ムジカーレ・ディ・サン・ジャコモ・マッジョーレ

録音:2001年5月、2017月4月(ボローニャ、イタリア)
モーツァルトも学んだと言われる、サン・ジャコモ・マッジョーレ教会の音楽院のたくさんのアーカイヴの中から、18世紀の幕間劇を取り上げた今作。男女のやり取りを描いた作品で、内容的にもアルトとバスのコミカルな歌声で軽快に歌い上げる楽観的な音楽が魅力となっています。
TC-660101
アルベルガーティ(1663-1735):マニフィカト
オラトリオ「La Beata Caterina da Bologna
Tentata di Solitudine」
ヴァレンティナ・ドメニカーリ(S)
マルチェラ・ヴェンチュラ(A)
アンドレア・フサーリ(T)
ガストーネ・サルティ(Bs)
ローベルト・カスチオ(指)
フォーテュナ・アンサンブル
TC-660103
アルベルガーティ:独唱のためのカンタータOp.13
ビクトリア:聖なるマリア 、
 年老いし女は男子をみごもり、
 恐れるなマリア、
 我はハトのごとき美しき人を見たり、
 我はめでたきかな、
 喜びたまえ乙女マリア、
 そなたの歩みのなんと美しきことか、
 アヴェ・マリア
アンサンブル・ラ・フローラ
ピッロ・アルベルガーティ(1663−1735)は、ボローニャを舞台として数多くの作品を生み出した17世紀〜18世紀イタリアの作曲家。ここでは、アルベルガーティの膨大な作品の中で特に高く評価されていた声楽作品に着目。アルベルガーティの"カンタータ"と、ビクトリアの"交唱とモテット"を交互に演奏することにより、演奏効果を高めています。
TC-660201
ビアンケッリ:カンタータとアリア集
マリオ・ビアンケッリ
(1660-1730):Torna o core/ため息ばかり/Sciolto il cor/Penero se m'odii/Per tutto ove il pensier/A Lidia ch'agli amanti/Son disperato/Vendetta,vndetta/Brillando il ciel/A voi che l'accendeste
アルスエンブル

録音:2022年8月
イタリアのリミニ出身の作曲家マリオ・ビアンケッリ(1660-1730)のカンタータとアリア集。リミニのガンバルンガ図書館には17世紀の古文書や典礼写本などが残されています。それらの中にはギターやヴァイオリンなどの楽器の演奏技術でヨーロッパ中に賞賛された音楽家ビアンケッリの貴重な作品も残されていました。それらの作品はこの知られざる作曲家ビアンケッリの唯一現存が確認されている楽曲となります。
TC-660301
F・クープラン:王宮のコンセール クラウディア・ルーファ(Ft)
パオロ・パンドルフォ(Gamba)
リナルド・アレッサンドリーニ(Cemb)
TC-661601
ペルティ:受難オラトリオ「聖墓のイエス」(1685) セルジョ・ヴァルトロ(指)
カペラ・ムジカーレ・ディ・サン・ペトローニオ
TC-661602
ジャコモ・アントニオ・ペルティ(1661−1756):ミサ曲/主は言われた/マニフィカト シルヴィア・ヴァエンテ(S)、
パメラ・ルチアリーニ(S)、
グローリア・バンディテリ(A)、
ヴィンチェンツォ・ディ・ドナト(T)、
ガストーネ・サルティ(Bs)、
パオロ・ファルディ(指)
ボローニャ・バロックO、
コロール・テンポリスcho
ジャコモ・アントニオ・ペルティは、60年という長きにわたってボローニャの聖ペトロニオ大聖堂で楽長を務めトレッリやマルティーニといった次代の巨匠を育て上げたイタリアの作曲家。自らが楽長を務めた聖ペトロニオ大聖堂のために作曲を行った「ミサ曲」は、熟達した作曲技法が発揮された壮麗な傑作。
TC-661604
トマソ・ペゴロッティ:和声の楽しみ オペラ・クヴィンタ

録音:2021年6月
公証人と音楽家を兼業していたトマソ・ペゴロッティ(1666-1749)による「和声の楽しみ」。父親から法律と音楽を学んだトマソ・ペゴロッティは両方の世界で活躍し、輝かしい経歴を持っていました。この作品は12のソナタによって構成されており、作曲者であるペゴロッティがヴァイオリンに関して技術的にもかなりの腕前を持っていたことが窺える作品となっています。
TC-660701
ガスパリーニ(1668-1727):室内カンタータ集(全9曲) スザンナ・リガッチ(S)
ガブリエレ・ミケーリ(Cemb)
ガスパリーニは1668 年イタリア生まれ。コレッリ、パスクイーニに師事し、アレッサンドロ・スカルラッティとの親交も厚かった作曲家。
TC-661901
A・スカルラッティ:カンタータと二重唱曲集 クリスティーナ・ミアテッロ(S)他
リナルド・アレッサンドリーニ
TC-661902
A・スカルラッティ:フルートと弦楽のための協奏曲集 フェデリコ・マリア・サルデッリ
(Ft、リコーダー)(指)
モード・アンティクォ
TC-661903
A・スカルラッティ:宗教的コンチェルト(モテット)集 Op.2 NO1-5 エマヌエラ・マルカンテ(指)
イル・ルッジェーロ
TC-661904
A・スカルラッティ:宗教的コンチェルト(モテット)集 Op.2 NO6-10 エマヌエラ・マルカンテ(指)
イル・ルッジェーロ
TC-661905
A・スカルラッティ:室内カンタータ集 クリスティーナ・ミアテッロ(S)
グローリア・バンディテッリ(Ms)
アンサンブル・アウローラ
TC-661906
A・スカルラッティ:シンフォニア第1番ヘ長調/同第2番ニ長調/同第3番ニ短調
同第4番ホ短調/同第5番ニ短調
同第6番イ短調/協奏曲ホ短調
エンリコ・カザッツァ(指)
マニフィカ・コムニタ・アカデミア
ドメニコの父親アレッサンドロ・スカルラッティの器楽曲を代表する「12のシンフォニア」(1715)から前半の6曲とフルートのための協奏曲を収録。マニフィカ・コムニタ・アカデミアは1990年から活動を開始したイタリアのバロック・アンサンブル。これまでにタクトゥス(Tactus)からは、フランチェスキーニ、ロンバルディーニ、ストラデッラ、タルティーニ、ヴェラチーニ、そしてA・スカルラッティのディスクをリリースしています。アンサンブルを率いるヴァイオリン奏者エンリコ・カザッツァは、カルミニョーラ、ビオンディ、ウォルフィッシュといった名匠たちからバロック奏法を学んだ才気あふれるイタリアのアーティスト。清々しさを感じさせてくれる演奏はハイレベル。ちなみにシンフォニア第7番〜第12番を収録した第2集は「TC 661907」としてリリースされています。
TC-661907
A・スカルラッティ:合奏協奏曲形式およびフルートのためのシンフォニア集
12のシンフォニア (1715) より
[シンフォニア第7番−第12番]
フルートのためのシンフォニア[ト長調/ヘ長調]
エンリコ・カザッツァ(指)
マニフィカ・コムニタ・アカデミア
TC-661911
A・スカラッティ:鍵盤楽器のための作品全集Vol.1
アルペジオ/フーガ/クーラント
トッカータ/第1旋法のフーガ
第2旋法のフーガ/第3旋法のフーガ
トッカータ/トッカータ/フーガ(アレグロ)
チェンバロのためのトッカータ
トッカータ/フーガ/フーガ
トッカータ、ラルゴ、アレグロ、フーガ
第1旋法によるトッカータ第7番
フランチェスコ・タシーニ(Cemb)
18世紀オペラのナポリ楽派の開祖と称さるアレッサンドロ・スカルラッティ。オペラやカンタータが特に有名なスカルラッティだが、鍵盤楽曲や器楽曲にも声楽作品に劣らぬ傑作を残しています。チェンバロとオルガンを高いレベルで弾きこなすフランチェスコ・タシーニは、ボローニャ音楽院出身で学んだイタリアの鍵盤奏者。イタリア音楽のスペシャリストであるタシーニは、タクトゥスを中心に45枚のディスクをリリースしています。
TC-661912
A・スカルラッティ:鍵盤楽器のための作品全集Vol.2
チェンバロのためのトッカータ ニ短調
チェンバロのためのトッカータ ニ短調
チェンバロのためのトッカータ ニ短調
チェンバロのためのトッカータ ニ短調
トッカータ ホ短調
チェンバロのためのトッカータ ト長調
トッカータ ニ長調
トッカータ第8番イ短調
トッカータ第10番へ長調
トッカータ ト長調
トッカータ第6番ニ短調
フランチェスコ・タシーニ(Cemb)
敢えてドメニコ・スカルラッティではなく、父であり一族の先代にしてナポリ楽派の開祖アレッサンドロ・スカルラティ(1660−1725)の鍵盤作品を紹介するというタクトゥスらしい好企画の第2弾。歌劇やカンタータに優れた作品を残しているA・スカルラッティの鍵盤楽曲も、多数のトッカータなどその類希な才能が発揮された作品が存在しています。Vol.1(TC-661912)から引き続き演奏は、ボローニャ音楽院出身でチェンバロとオルガンの名手フランチェスコ・タシーニ。約50枚の録音、特にイタリア作品の演奏へ高い評価が集まっています。
TC-661913
A・スカルラッティ:鍵盤楽器のための作品全集Vol.3
フーガ ニ短調
オルガン,もしくはチェンバロのためのトッカータ イ長調
フーガ ハ長調
オルガンのためのトッカータ ハ長調
チェンバロのためのトッカータ ハ長調
オルガンのためのトッカータ イ短調
オルガンのためのトッカータ ハ長調
オルガンのためのトッカータ ハ長調
トッカータ ハ長調/フーガ ヘ短調
トッカータ第3番ト短調
フランチェスコ・タシーニ(Org)

※使用楽器=イタリア、ピアツェンツァのサン・パオロ・アポストロ教会に設置されているアントニオ・サンガリ1854年製オルガン
ナポリ楽派の始祖アレッサンドロ・スカルラッティ(1660−1725)。この大家が遺した未出版の鍵盤作品の研究、蒐集を行い、「Opera Omnia per strumento a tastiera」として出版しているボローニャの出版社オルフェウス・エディションと連動した鍵盤作品全集第3巻は、前2巻の"チェンバロ"から"オルガン"へとシフト。
TC-661914
アレッサンドロ・スカルラッティ:鍵盤作品全集Vol.4
モデラート ハ短調
チェンバロのためのトッカータ.ハ長調
トッカータ第4番イ短調
ヴィヴァーチェ.イ短調
第1旋法によるトッカータ
アレグロ.ト短調/トッカータ第3番ト長調
トッカータ.ハ長調/トッカータ.イ短調
トッカータ.ニ短調
チェンバロのためのトッカータ.ヘ長調
トッカータ.ト長調
フランチェスコ・タシーニ(Cemb/18世紀、フェラーラ製)

録音:2011年10月、マッサ・フィナレーゼ(モデナ)
17世紀から18世紀にかけてのイタリアで隆盛を誇った音楽一族、スカルラッティ家の巨星アレッサンドロ・スカルラッティ(1660−1725)。タクトゥスの全集は、アンドレア・マシナンティとフランチェスコ・タシーニとの監修の下、ボローニャの出版社ウト・オルフェウス(Ut Orpheus)から12年をかけて発表された全6巻の鍵盤作品全集の楽譜とリンクした一大プロジェクト。楽譜の監修者でもあるタシーニが弾く楽器は、18世紀にイタリアのフェラーラで製作された作者不詳のイタリア・チェンバロ。声楽作品の陰に隠れてきたスカルラッティの鍵盤作品の魅力に近づける絶好の機会です!
TC-661915
アレッサンドロ・スカルラッティ:鍵盤作品全集 Vol.5
トッカータ ホ短調/トッカータ ニ短調
フォリア ニ短調/トッカータ ニ短調
アレグロ ニ短調/アンダンテ イ短調
トッカータ ニ長調/フーガ ホ短調
アレグロ ト短調/アンダンテ ト長調
ソナタ ヘ長調/トッカータ ニ長調
トッカータ ト長調/トッカータ ニ長調
アレグロ ニ長調/トッカータ変ロ長調
フランチェスコ・タシーニ(Org)

録音:2014年11月
タクトゥス(Tactus)ならではのイタリアの器楽音楽発掘プロジェクト、アレッサンドロ・スカルラッティの鍵盤作品全集も第5巻に到達。オルガンのための作品を集めたこの第5巻では、1836年に名工カルロ・セラッシによって製作されたヒストリカル・オルガン(Op.44)の使用。
TC-661991(2CD)
A.スカルラッティ:鍵盤作品全集 Vol.7
フーガ第1番ニ短調、フーガ第2番ニ短調、フーガ第3番 ニ短調、フーガ第4番ホ短調、フーガ第5番ホ短調、フーガ第6番 ヘ長調、フーガ第7番ヘ長調、フーガ第8番ト長調、フーガ第9番 ト長調、フーガ第10番イ短調、フーガ第11番 イ短調、フーガ第12番ハ長調、フーガ第13番 ハ短調、フーガ第14番ハ長調、フーガ第15番 ニ長調、Varie partite obbligate al basso ハ長調、アンダンテ ハ長調、フーガ ハ長調、Tastatura ハ長調、Toccata per cembalo イ長調、トッカータ ト長調、トッカータ第9番ト長調、トッカータ第4a番 ホ短調
フランチェスコ・タシーニ(Org、ハープシコード)

録音:2015年-2019年
ナポリ楽派の始祖的存在であるアレッサンドロ・スカルラッティの鍵盤作品の全曲を網羅するシリーズの第7巻。この2枚組でフランチェスコ・タシーニはA.スカルラッティの鍵盤用歌劇・オムニアをすべて録音したことになります。最初に収録された15のフーガは、ピアチェンツァのサンタ・マリア・ディ・カンパーニャ大聖堂の歴史的オルガンで演奏されています。

TC-670001
アダージョとカンタービレ〜イタリアのアダージョ
アルビノーニ:アダージョ
マルチェロ:アダージョ
ヴィヴァルディ
:ラルゴとカンタービレ
セバスティアーニ
:輝ける君が窓は早や暗し
ドニゼッティ:ラルゲット、ソロ
レスピーギ:アリア
ラヴァネッロ
:前奏曲〜子守歌
ランザート
:夕方の祈り
ミュール・ラルゴ
スカットリン
:ピッコラ組曲
ロータ
:哀歌/ジャルダ:哀歌
モリコーネ:ガブリエルのオーボエ
サルヴァドーリ:キルケの踊り
ジュリアーノ・ジュリアーニ(Ob)、
コンスタンス・フレイ(Vn)、
エマヌエラ・デグリ・エスポスティ(Hp)、
アンドレア・マンシナンティ(Org)、
アンジェラ・トロイロ(Vo)
アルビノーニ、マルチェロからロータ、モリコーネまで、古今のイタリア人作曲家たちによる珠玉の“アダージョ”集。作品ごとにオーボエとヴァイオリンが交代で主役を務めたり、オルガン伴奏によるデュオを組んだりと編成を変えながら優美で物悲しい名旋律を届けてくれるイタリアのアダージョ集です。オーボエ、オーボエ・ダモーレ、イングリッシュ・ホルンを持ち替えて瑞々しい音色を奏でているジュリアーノ・ジュリアーニは、ボローニャ歌劇場室内管弦楽団の奏者やボローニャ音楽院のオーボエ科教授を務めるイタリアのオーボエ界の重鎮。バックミュージックやヒーリング・ミュージックとしても効果的!
TC-670003
ラ・プリマ・ディーヴァ〜ファウスティーナ・ボルドーニのためのアリア集
サッロ:歌劇「捨てられたディドーネ」〜シンフォニア
トッリ:歌劇「グリゼルダ」〜Se amori ascoltero
カルダーラ:歌劇「ヴェンツェスラオ」〜Egra e languente
サッロ:歌劇「アスティアナッテ」〜シンフォニア、
 歌劇「パルテノーペ」〜Per abbattere il mio core、Begli occhi del mio ben
ボノンチーニ:歌劇「グリセルダ」〜シンフォニア
ヘンデル:歌劇「アレッサンドロ」〜Alla sua gabbia d'oro
ハッセ:歌劇「ヴィリアーテ」〜Si quei ferri、Non sdegnarti
アガタ・ビエンコウスカ(Ms)、
バロックヴェルク・ハンブルク、
イラ・ホックマン(Cemb&指)
後期バロック時代のイタリアが生んだプリマ・ディーヴァ、ファウスティーナ・ボルドーニ(1697−1781)にまつわるオペラ・アリアとオペラからのシンフォニア集。
世紀の美声とも称えられたファウスティーナのレパートリーを歌うメゾは、ポーランドのアガタ・ビエンコウスカ。フレスコバルディとモンテヴェルディ、バロック、ベルカント、近現代など、様々な時代や作風の作品を歌う東欧ポーランドの歌姫です。
TC-670004
ルネサンスからバロックにかけてのプーリア 〜 ナポリにおけるオルガンの伝統
ガエターノ・グレコ(1657-1728):インタボラトゥーラ
作曲者不詳(ガリポリ、18世紀):パストラーレ
ニコロ・ヨンメッリ(1714-1774):シャコンヌ
A・スカルラッティ:フーガとジーグ ニ長調
レオナルド・レーオ(1694-1744):パストラーレ
ジャコモ・インサングイネ(1728-1795):オルガンのためのソナタ
ロッコ・ロディオ (1530-1607):第3リチェルカータ、第5リチェルカータ
ニコラ・ボニファチオ・ログロスチーノ(1698-1764):ソナタ ト長調、ソナタ 変ロ長調
フェデレ・フェナローリ(1730-1818):パストラーレ
ジョヴァンニ・パイジェッロ(1740-1816):オルガンのためのソナタ
ニコラ・ポルポラ(1686-1768) :全音階・異名同音・半音階のフーガ
マルゲリータ・シッドゥルロ(Org)

録音:2018年11月
イタリアのプーリア(プッリャ)州モーラ・ディ・バーリのサンタントニオ教会にあるペトルス・デ・シモーネのヒストリカル・オルガン(1747年)を用いた、当地のオルガン作品集。アレッサンドロ・スカルラッティやニコラ・ポルポラ、レオナルド・レーオ、ニコロ・ヨンメッリ、ジョヴァンニ・パイジェッロなど、ナポリ楽派の先駆者から前期・後期のナポリ楽派まで、各時代を代表する偉大な作曲家たちの作品が選ばれています。
TC-670005
アーチリュート、ギターとハープシコードのための音楽
ガスパール・サンス(1640-1710):カナリア
ボッケリーニ:ファンダンゴ
スカルラッティ:ソナタ K 35アリア
アレッサンドロ・スカルラッティ:トッカータ第9番
アルカンジェロ・ローリ(17世紀):アルカンジェロのトッカータ
ドメニコ・ペレグリーニ(17世紀):Ciaccona in Parte variate alla vera Spagnuola
サンティアゴ・デ・ムルシア(1673-1739):コレッリのジーガ
ジョヴァンニ・ザンボーニ(1664-1721):サラバンダ
D.スカルラッティ:ソナタ K 517
アレッサンドロ・ピッチニーニ(1566-1638):2つのリュートのトッカータ
サンティアゴ・デ・ムルシア:ファンダンゴ
パオロ・リガーノ(1957):Corrispondenze
パオロ・リガーノ(アーチリュート、バロック・ギター)、
シンツィア・グアリーノ(ハープシコード)

録音:2021年2月
パレルモの音楽院で音楽を学んだパオロ・リガーノはH.スミスなどにリュートを師事しました。その後は国内外の主要なコンサートで活躍しており、ジョヴァンニ・ソッリマやエンリコ・オノフリなどと共演しています。このアルバムでは、17世紀の作曲家たちの作品を中心に、シンツィア・グアリーノと豊かな音楽を聴かせてくれています。グアリーノとはアリアンナ・アート・アンサンブルを共同設立しており、リガーノは芸術監督も務めています。
TC-670102
アルビノーニ:協奏曲集(5声) Op.5(1710) Nos.7-12 アンナ・トレンティン(指)
ラ・カメリステ
TC-670103
アルビノーニ:協奏曲集(5声) Op.7(1716)Vol.1 パオロ・ポッラストリ(Ob)(指)
シンフォニア・ペルジーナ
TC-670104
アルビノーニ:協奏曲集(5声) Op.7(1716)Vol.2 パオロ・ポッラストリ(Ob)(指)
シンフォニア・ペルジーナ
TC-670201
ビガーリャ:リコーダーと通奏低音のための7つのソナタ Op.2 マリア・ジョヴァンナ・フィオレンティーノ(指)
フィオーリ・ムジカーリ
TC-670202
ジョヴァンニ・ボノンチーニ(1670-1747):カンタータとソナタ集
よい香りの生垣で、ささやくオーラ、
チェンバロのためのディヴェルティメント第4番、
Lungi dalla mia Filli、Amo si,ma non so dire、
チェロ・ソナタ、
Dove bambino rivo、
チェンバロのためのディヴェルティメント第6番、
遠くにいる私 (世界初録音)
アウラータ・フォンテ〔神谷美穂(S)、ペリクリ・ピーテ(Vc)、ヴァレリア・モンタナーリ(Cemb)〕

録音:2018年11月
アウラータ・フォンテの神谷美穂のソプラノが柔らく響く、ジョヴァンニ・ボノンチーニのカンタータとソナタ集。ボノンチーニは、モデナ出身で父はヴァイオリニスト兼作曲家、弟は作曲家という音楽一家に育ちました。ボノンチーニ自身もチェロを学び作曲家として活躍します。その活躍は目覚ましくヨーロッパ各地に渡り、ミラノ、ローマやウィーン、ロンドンにパリと当時彼が多くの評価を受けていたのが窺えます。
TC-670203
ビガーリャ:ソプラノと通奏低音のためのカンタータ集
ディオゲニオ・ビガーリャ(1678-1745):Ah Santi Numi/Aure dolci,erbe molli,ameni fiori/Bel piacer d'un amante/Dove vai mio ben crudele/Ecco perfida Irene/Erano ancor immote/Filli,che vedo o cieli/Gran crudelta di stella/Non lasciarmi o bella speme
イ・ソリスティ・アンブロジアーニ

録音:2021年7月
18世紀前半にヴェネツィアで活躍した作曲家ディオゲニオ・ビガーリャ(1678-1745)によるソプラノと通奏低音のためのカンタータ集。同時代に活躍した作曲家アルビノーニ、特にヴィヴァルディの作品の一部にはビガーリャのからの引用が見られ、影響を受けていたことが窺えます。当時の作曲家たちに影響を与えた知られざるビガーリャの作品をお楽しみください。
TC-670291(2CD)
ビガーリャ:12のヴァイオリン・ソナタ Op.1
ディオゲニオ・ビガーリャ(1678-1745):ソナタ第1番/ソナタ第2番/ソナタ第3番/ソナタ第4番/ソナタ第5番/ソナタ第6番/ソナタ第7番/ソナタ第8番/ソナタ第9番/ソナタ第10番/ソナタ第11番/ソナタ第12番/チェロと通奏低音のためのソナタ ト長調
イ・ソリスティ・アンブロジアーニ

録音:2021年7月
18世紀前半にヴェネツィアで活躍した作曲家ディオゲニオ・ビガーリャ(1678-1745)によるヴァイオリン・ソナタ集。同時代に活躍した作曲家アルビノーニ、特にヴィヴァルディの作品の一部にはビガーリャのからの引用が見られ、影響を受けていたことが窺えます。当時の作曲家たちに影響を与えた知られざるビガーリャの作品の中から、1722年頃にアムステルダムで出版された『ベネディクト会の神父ビガーリャ氏によるヴァイオリン独奏またはフルートとチェロまたは通奏低音のための12のソナタ 作品1』の全曲と、1曲のチェロ・ソナタを収録しています。
TC-670301
カルダーラ:2つのヴァイオリンと通奏低音のための室内ソナタ集 Op.2 ディエゴ・カンタルーピ(指)
ラウラ・ソアーヴェ
TC-670302
アントニオ・カルダーラ(1670-1736):チェロ・ソナタ集
イ長調/ニ長調/ト長調/ニ短調/ヘ短調/変ロ長調/ニ短調
マルコ・フレッツァート(Vc)
ラウラ・ソーヴェ(器楽アンサンブル)
TC-670303
カルダーラ(1670-1736):教会音楽集
シンフォニア第4番「キリストの死と埋葬」/
ミサ・ドロローサ/聖なるモテット
ヴァレンティーノ・エルマコーラ(Org、Cm)(指)
イル・チメント・デリ・アフェッティ
スコラ・カントルム・S・ステファノ
17世紀後半イタリアの作曲家カルダーラの器楽曲、ミサ、モテットと各ジャンルの名曲を1枚に収めたタイトル。 
TC-671301
マリーノ:弦楽と通奏低音のための作品集
4つのソナタOp.3(5声)/3つのソナタop.6(4声)
4声の協奏曲(全曲世界初録音)
ナターレ・アルノルディ(指)
カルロ・アントニオ・マリーノ室内O

録音:2011年7月、ベルガモ
17世紀後半〜18世紀前半のイタリア、ベルガモで、ヴァイオリン奏者、作曲家として活躍し、サンタ・マリア・マッッジョーレ教会に音楽家として仕えていたカルロ・アントニオ・マリーノ(1670−1735)。弦楽のためのソナタ集はコレッリからの影響が見られ、チェロにヴァイオリンと同等の役割を与えるなど、優雅で大胆な書法が特徴です。
TC-671302
マリーノ:弦楽と通奏低音のための協奏曲とソナタ集
5声の協奏曲
ヴァイオリン・オブリガート付きの5声の協奏曲
3声のソナタ第2番 Op.6
3声のソナタ第4番 Op.6
4声のソナタ第8番 Op.6
4声のソナタ第10番 Op.6
4声のソナタ第12番 op.6
ステファノ・モンタナーリ(Vn)、
アンサンブル・バロッコ・カルロ・アントニオ・マリーノ、
ナターレ・アルノルディ(指)

録音:2014年11月、アルビーノ(イタリア)
ベルガモ近郊のアルビーノ出身で、サンタ・マリア・マッジョーレ教会に仕え、ヴァイオリンのヴィルトゥオーゾ、チェロ奏者、そして作曲家として活躍したマリーノ。コレッリからの影響が随所に現れるマリーノのヴァイオリン、弦楽器のための音楽は、バロック時代の北イタリアが育んだ秀作です。名手ステファノ・モンタナーリと、作曲者の名前を冠するイタリアのピリオド・アンサンブルが、マリーノの音楽の知られざる魅力を解き明かします。
TC-671501
オルランディーニ(1675-1760):3つのインテルメッツォ「イル・ジョカトーレ」 ヴィルジリオ・ビアンコーニ(Br)
マリア・ピア・モリオン(S)
フランチェスコ・モイ(Cemb)
サンドロ・ヴォルタ(指)
シンフォニア・ペルジーナ
TC-672201
ヴィヴァルディ:弦楽のための協奏曲集
弦楽のための協奏曲ト短調 RV154
ヴァイオリン協奏曲変ロ長調 RV367*
2つのヴァイオリンとチェロのための協奏曲ト短調 RV578*+
弦楽のための協奏曲ニ長調 RV124
ヴァイオリン協奏曲ト短調 RV302*
2つのヴァイオリンのための協奏曲イ短調 RV522*+
ファビオ・ビオンディ(Vn)*
アドリアン・チャモロ(Vn)+
リナルド・アレッサンドリーニ(指)
コンチェルト・イタリアーノ
TC-672202
ヴィヴァルディ:フルート協奏曲集Vol.1
RV427、RV533、RV438、
RV429、RV436、RV440
フェデリコ・マリア・サルデッリ(Ft)(指)
モード・アンティクォ
TC-672203
ヴィヴァルディ:オーボエ・ソナタ
RV28、RV34、RV48、RV51、RV53、RV81
ヘンデル氏の低音に基づくソナタ(4声)
パオロ・ポッラストリ(Ob)(指)
ヴィヴァルディ・コンソート
TC-672204
ヴィヴァルディ:フルート協奏曲集Vol.2
協奏曲 RV783、RV431、RV432(断章)
シンフォニア RV68
ソナタ RV48、RV51
カンタータ「疑いの影差して」
フェデリコ・マリア・サルデッリ(Ft)(指)
モード・アンティクォ
TC-672205
ヴィヴァルディ:オーケストラ抜きの協奏曲集
室内協奏曲 RV107、RV94
RV99、RV101、RV88、RV103
ヌオーヴォ・クィンテット・ディ・ヴェネツィア(リコーダー/Ft、Ob、Vn、Fg)
TC-672206
ヴィヴァルディ:複数の楽器のための協奏曲集
ヴァイオリン,2つのコルノ・ダ・カッチャ,ティンパニ,2つのオーボエ,ゴットのための合奏協奏曲ニ長調 RV562a
ヴァイオリン,独奏オーボ,2つのフルート,2つのオーボエ,ファゴットのための協奏曲ト短調 RV576「ザクセン王陛下に」
2つの独奏ヴァイオリン,2つのフルート2つのオーボエ,ファゴットのための協奏曲ニ短調 RV566
2つのホルンのための協奏曲ヘ長調 RV538
ヴァイオリン,2つのホルン,2つのオーボエ,ファゴットのための協奏曲ヘ長調 RV569
フェデリコ・マリア・サルデッリ(指)
モード・アンティクォ
TC-672207
ヴィヴァルディ:カンタータ集Vol.1
「愛よ、おまえの勝ちだ」 RV651
「エルヴィーラ、わが魂よ」 RV654
「そよ風よ、おまえはもはや」 RV652
「いとしきおまえと別れて」 RV661
「おまえの心はよくわかる」 RV668
「心なく生きる人も」 RV664
ロッサーナ・ベルティーニ(S)
フェデリコ・マリア・サルデッリ(指)
モード・アンティクォ
TC-672208
ヴィヴァルディ:カンタータ集Vol.2
「春風が草を渡り」 RV669
「夜も更けて」 RV655
「立ち去る波のざわめきに」 RV657
「生まれついたる厳しさで」 RV658
「山鳩を求めてむなしく」 RV659
「蝶々は舞う」 RV660
エレーナ・チェッキ=フェーディ(S)
フェデリコ・マリア・サルデッリ(指)
モード・アンティクォ
TC-672209
ヴィヴァルディ:カンタータ集Vol.3
「涙の泉今ぞ乾け」 RV656
「物思いにふけらず」 RV665
「天に紅の光立ち」 RV667
「遅かったのか」 RV662
「かわいいナイチンゲール」 RV796
「哀れなわが心」 RV653
ニッキー・ケネディ(S)
フェデリコ・マリア・サルデッリ(指)
モード・アンティクォ
TC-672210
ヴィヴァルディ:器楽付き独唱カンタータ集
憧れのひとみのもとへ RV682/ため息ついて何になろう RV679
何ゆえかくもたおやかに RV681/恋人から遠く離れて RV680
疑いの影さして RV678/腕の震え RV799
ニッキー・ケネディー(S)
モード・アンティクォ
TC-672213
ヴィヴァルディ:パリで発見された12の協奏曲 フェデリコ・マリア・サルデッリ(指)
モード・アンティクォ
TC-672214
ヴィヴァルディ:オペラ・アリア集 アンジェロ・マンゾッティ(男性ソプラノ)
パオロ・ファルディ(指)
ボローニャ・バロックO
TC-672215
ヴィヴァルディ:オルガン独奏用に編曲された協奏曲集 ロベルト・ロレッジャン(Cemb)
TC-672216
ヴィヴァルディ:チェンバロ用に編曲された協奏曲集
(編曲者不詳)
協奏曲「ラ・ストラヴァガンツァ」ニ短調 (ヴァイオリン協奏曲集「ラ・ストラヴァガンツァ」から ト短調 Op.4 NO6)
協奏曲へ長調(合奏協奏曲集「調和の霊感」 から ヘ長調 Op.3 NO7)
協奏曲「ラ・ストラヴァガンツァ」変ロ長調(ヴァイオリン協奏曲集「ラ・ストラヴァガンツァ」 から 変ロ長調 Op.4 NO1)
協奏曲イ長調(合奏協奏曲集「調和の霊感」 から イ長調 Op.3 NO5)(J・S・バッハ編曲)
協奏曲ニ長調 BWV972(合奏協奏曲集「調和の霊感」 から ニ長調 Op.3 NO9)
協奏曲ト長調 BWV973(ヴァイオリン協奏曲集 から ト長調 Op.7 NO8)
協奏曲ハ長調 BWV976(合奏協奏曲集「調和の霊感」 から ホ長調 Op.3 NO12)
協奏曲へ長調 BWV978(合奏協奏曲集「調和の霊感」 から ト長調 Op.3 NO3)
ロベルト・ロレッジャン(Cemb)
TC-672217
ヴィヴァルディ:マンドリン、リュートのための協奏曲と三重奏曲集
協奏曲ト長調 RV532(2つのマンドリンと通奏低音のための)
三重奏曲ハ長調 RV82(ヴァイオリン、リュートと通奏低音のための)
協奏曲ニ長調 RV93(2つのヴァイオリン、リュートと通奏低音のための)
三重奏曲ト短調 RV85(ヴァイオリン、リュートと通奏低音のための)
協奏曲ハ長調 RV425(マンドリンと通奏低音のための)
前奏曲 RV56(マンドリンと通奏低音のための)
ドロン・アンサンブル
[カルロ・アオンツォ、
パオラ・エスポジート(マンドリン)
サンドロ・ヴォルタ(リュート、マンドリン)
パトリツィア・デル・チオット、
バルバラ・ボガニーニ(Vn)
ソニア・ジャカローネ(Vc)
TC-672219
ヴィヴァルディ:管楽器のための協奏的ソナタ集
ソナタ ト短調 RV.58
リコーダーとファゴットのためのソナタ イ短調 RV.86
ソナタト長調 RV.57
チェロ・ソナタ変ロ長調 RV.47
ソナタ ト短調/協奏曲ト短調 RV.103
コレギウム・プロ・ムジカ
[ステファノ・バリャーノ(リコーダー)
パオロ・トニョン(Fg)
ルジェーロ・ヴァルトロ(Ob)
アルベルト・
ピサーニ(Vc)ピエル・マリオ・グロッソ(Cemb)
ジャンジャコモ・ピナルディ(テオルボ)]
TC-672220
ヴィヴァルディ:室内ソナタ集 Op.1 Nos.1-6 アルベルト・マルティーニ(指)
イ・フィラルモニチ
TC-672221
ヴィヴァルディ:室内ソナタ集 Op.1 Nos.7-12 アルベルト・マルティーニ(指)
イ・フィラルモニチ
TC-672222
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン・ソナタ集 Op.2 Nos.1-6 アルベルト・マルティーニ(指)
イ・フィラルモニチ
TC-672223
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン・ソナタ集 Op.2 Nos.7-12 アルベルト・マルティーニ(指)
イ・フィラルモニチ
TC-672224
ヴィヴァルディ:協奏曲集 Op.3「調和の霊感」 Nos.1-6 アルベルト・マルティーニ(指)
イ・フィラルモニチ
TC-672225
ヴィヴァルディ:協奏曲集 Op.3「調和の霊感」 Nos.7-12 アルベルト・マルティーニ(指)
イ・フィラルモニチ
TC-672226
ヴィヴァルディ:協奏曲集 Op.4「ラ・ストラヴァガンツァ」 Nos.1-6 アルベルト・マルティーニ(指)
イ・フィラルモニチ
TC-672227
ヴィヴァルディ:協奏曲集 Op.4「ラ・ストラヴァガンツァ」 Nos.7-12 アルベルト・マルティーニ(指)
イ・フィラルモニチ
TC-672228
ヴィヴァルディ:1つあるいは2つのヴァイオリンのための6つのソナタ Op.5 アルベルト・マルティーニ(指)
イ・フィラルモニチ
TC-672229
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集 Op.6 アルベルト・マルティーニ(指)
イ・フィラルモニチ
TC-672230
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集 Op.7 Nos.1-6 アルベルト・マルティーニ(指)
イ・フィラルモニチ
TC-672231
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集 Op.7 Nos.7-12 アルベルト・マルティーニ(指)
イ・フィラルモニチ
TC-672232
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集 Op.8「和声と創意の試み」 Nos.1-6 アルベルト・マルティーニ(指)
イ・フィラルモニチ
TC-672233
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集 Op.8「和声と創意の試み」 Nos.7-12 アルベルト・マルティーニ(指)
イ・フィラルモニチ
TC-672234
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集 Op.9「ラ・チェトラ」 Nos.1-6 アルベルト・マルティーニ(指)
イ・フィラルモニチ
TC-672235
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集 Op.9「ラ・チェトラ」 Nos.7-12 アルベルト・マルティーニ(指)
イ・フィラルモニチ
TC-672236
ヴィヴァルディ:フルートと弦楽のための6つの協奏曲 Op.10 アルベルト・マルティーニ(指)
イ・フィラルモニチ
TC-672237
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集 Op.10 Nos.1-6 アルベルト・マルティーニ(指)
イ・フィラルモニチ
TC-672238
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集 Op.10 Nos.7-12 アルベルト・マルティーニ(指)
イ・フィラルモニチ
TC-672239
ヴィヴァルディ:ソナタ&協奏曲集
協奏曲 ハ長調RV.554/
ヴァイオリンとオルガンのための協奏曲集
[ニ短調RV.541/ヘ長調RV.542/
ハ短調RV.766/ヘ長調RV.767/
リコーダー・ソナタ[ヘ長調RV.52/ニ短調]
イル・ロシニョーロ
イタリアのバロック・アンアンサンブルである「イル・ロシニョーロ」は、イタリア・バロック時代の作品の世界初録音や初演を手がけるなど、17世紀の作品を主なレパートリーとして活躍中。今回のヴィヴァルディ・アルバムでは、ヴァイオリンとリコーダーの独奏によるソナタと協奏曲を収録しています。 
TC-672240
ヴィヴァルディ:ファゴット協奏曲集
RV.483、RV.485、RV.497、
RV.501、RV.498、RV.484、RV.502
パオロ・カルリーニ(Fg)
アカデミア・フィラルモニチ・ディ・ヴェローナ
カルリーニはトスカーナ・オーケストラの首席ファゴット奏者。
TC-672241
オルガン用に編曲されたヴィヴァルディの協奏曲集
ヴィヴァルディフランチェスコ・タジーニ編曲:ヴァイオリン協奏曲;
ト短調 RV.328/イ短調 RV.356/ハ長調 RV.180/
ト短調 RV.333/ニ長調 RV.206/
協奏曲 ハ長調 RV.144/トリオ・ソナタ ホ短調 RV.67
フランチェスコ・タジーニ(Org)
TC-672242
ヴィヴァルディ:ファゴット協奏曲集
変ホ長調 RV.483/ニ短調 RV.481/ヘ長調 RV.488/変ロ長調 RV.502/
ヘ長調 RV.489/ハ長調 RV.474/変ロ長調「夜」RV.501
ロベルト・ジャッカーリャ(Fg)
アンサンブル・レスピーギ
ファゴット独奏のロベルト・ジャッカーリャは、イタリアの名門歌劇場であるフェニーチェ歌劇場管弦楽団で首席ファゴット奏者をつとめる実力者。お国物であるヴィヴァルディの協奏曲集をサポートするのは、Tactusの看板アンサンブル・レスピーギ。洗練された音色で安定感に満ちたヴィヴァルディを聴かせてくれます。 
TC-672244
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集 「四季」
グァルニエリ(1947-):四季*
マルコ・ロリャーノ(Vn)#
アンナマリア・モリーニ(Fl)
フェデリコ・フェッリ(指)
アンサンブル・レスピーギ
世界初録音となるグァルニエリの『四季(6楽章でこのCDでは約26分の演奏時間)』は現代風の作品と思いきや、各所にヴィヴァルディの『四季』のフレーズが散りばめられているという興味深い作品。ヴァイオリンのロリャーノは1967年ローマ出身。スウェーデンでのデビューを皮切りに国際的な活躍を見せています。使用のヴァイオリンはP. A. Testoreの1750年製。 
TC-672245
ヴィヴァルディ:オーボエ協奏曲集
ハ長調 RV.449/ニ短調 RV.454
イ短調 RV.461/ハ長調 RV.451
ト短調 RV.460/ヘ長調 RV.455
パオロ・グラツィア(Ob)
アンサンブル・レスピーギ
イタリアの名門、ボローニャ歌劇場管弦楽団の主席オーボエ奏者をつとめるパオロ・グラツィアとアンサンブル・レスピーギによるヴィヴァルディ。グラツィアは1994年に行われた国際オーボエ・コンクール東京で第1位を獲得するなどイタリア随一のオーボエ奏者に数えられています。オーボエ特有の艶のある音色を自在に駆使した好演奏。
TC-672247
ヴィヴァルディ:鍵盤楽器のための稀少作品集
ヴィヴァルディ:協奏曲ヘ長調RV.584、
 協奏曲ニ短調RV.541より 第2楽章、
 協奏曲ヘ長調RV.775(アンメット補完)、
 協奏曲ハ長調RV.774(アンメット補完)
バッハ:協奏曲第8番ロ短調BWV.979
ヴィヴァルディ:シンフォニア イ長調RV.Anh.85
J・G・ヴァルター
:協奏曲ロ短調
ヴィヴァルディ
:協奏曲ハ短調RV.766、
 協奏曲ト長調Op.3-3,RV.310、
 協奏曲ハ長調RV.Anh.76〜第2楽章(タルボット補完)、
 ラルゴとアンダンテRV.746、協奏曲ヘ長調RV.767
ファブリツィオ・アンメット(Vn&ディレクター)、
スポレート・オルフェオ・アンサンブル
未完に終わった楽曲を含むヴィヴァルディ“自身”による作品と、ヴィヴァルディの作品を題材として“後に”生まれた作品の2つをテーマとした世界初録音を含む稀少作品集。未完成の作品である「RV.775」、「RV.774」、「RV.Anh.76」の補筆完成版や、トレッリのヴァイオリン協奏曲が原曲という説が有力なバッハの「協奏曲第8番ロ短調BWV.979」では、敢えてヴィヴァルディの「RV.Anh.10」が原曲という説を取り入れるなどプログラム構成も非常に興味深いところ。この力作を演奏するスポレート・オルフェオ・アンサンブルは、ペルージャ出身のバロック・ヴァイオリン奏者ファブリツィオ・アンメットがディレクターとして率いるピリオド・アンサンブル。1988年の結成以来、歴史に埋もれた作品や曰く付きの作品などを積極的に取り上げています。
TC-672248
ヴィヴァルディ:オーボエと通奏低音のための協奏曲集
オーボエ協奏曲ハ長調RV.450
2つのオーボエのための協奏曲イ短調RV.536
オーボエ協奏曲ハ長調RV.447
2つのオーボエのための協奏曲ハ長調RV.534
オーボエ協奏曲ヘ長調RV.457
同ニ長調RV.453
2つのオーボエのための協奏曲ニ短調RV.535
パオロ・グラツィア(Ob)、
ロベルト・ヴァレリアーニ(Ob)、
アンサンブル・レスピーギ
現在のタクトゥス(Tactus)の中核アーティストの1つ、アンサンブル・レスピーギのヴィヴァルディは、オーボエ、もしくは2本のオーボエのために書かれた協奏曲集。浜松国際管楽器アカデミーの講師としても来日しているボローニャ歌劇場管の首席オーボエ奏者グラツィア、同じくボローニャ歌劇場管で活躍していたヴァレリアーニの瑞々しく豊潤な音色!この音色こそダブルリード楽器の魅力です。
TC-672249
ヴィヴァルディ:オーボエと通奏低音のための協奏曲集Vol.3
オーボエ協奏曲イ短調RV.462/同ハ長調RV.452/同ヘ長調RV.456/同変ロ長調RV.464/同ハ長調RV.448/同変ロ長調RV.465/同イ短調RV.463
パオロ・グラツィア(Ob)、
アンサンブル・レスピーギ
ボローニャ国立音楽院を首席卒業、特別栄誉賞受賞という輝かしい経歴を持ち、現在は名門ボローニャ国立歌劇場管弦楽団の首席奏者を務めるイタリアのトップ・オーボイスト、パオロ・グラツィアのヴィヴァルディ第3弾。母国ヴィヴァルディの作品を、ダブル・リード特有の瑞々しく豊潤で魅惑的な音色で丁寧に奏でるグラツィアのオーボエは間違いなく世界トップ・レベル。アンサンブル・レスピーギの洗練されたサウンドとのコンビネーションも絶妙。"これぞオーボエ!"という美しい音色をたっぷりと味わえます。
TC-672250
ヴィヴァルディ:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタOp.2より
ソナタ第2番イ長調RV.31
同第3番ニ短調RV.14
同第1番ト短調RV.27
同第4番ヘ長調RV.20
同第5番ロ短調RV.36
同第6番ハ長調RV.1
マルコ・セリーノ(ヴァイオリン/ストラディヴァリ1720)、
マルコ・テストリ(Vc)、
フランチェスコ・セラ(Cemb)、
ルカ・マルコナート(テオルボ)
1709年にヴェネツィアで出版され、コレルリの影響を残すなど後年のヴィヴァルディの作品とはまた違う作風を持った初期の名作「ヴァイオリン・ソナタ集Op.2」から6曲を収録。注目のヴァイオリンはローマ出身であのギュンター・ピヒラーの高弟、マルコ・セリーノ。ストラディヴァリ"Von Beckerath"を駆使するマルコ・セリーノのヴィヴァルディは、作品、演奏者、楽器、レーベル、録音場所の全てがイタリア!生命力豊かなヴィヴァルディの音楽を聴けます。
TC-672251
ヴィヴァルディ:ファゴットと通奏低音のための協奏曲集Vol.2
ファゴット協奏曲イ短調RV.497
ファゴット協奏曲ハ長調RV.472
ファゴット協奏曲ヘ長調RV.485
ファゴット協奏曲イ短調RV.499
ファゴット協奏曲ホ短調RV.484
ファゴット協奏曲イ短調RV.498
ファゴット協奏曲ト短調RV.495
ロベルト・ジャッカリア(Fg)、
アンサンブル・レスピーギ
ヴィヴァルディのファゴット協奏曲集Vol.2のソリストは、水の都ヴェネツィアの不死鳥、フェニーチェ歌劇場のオーケストラで1998年から首席奏者を務めるイタリアの名ファゴット吹きロベルト・ジャッカリア!名手の証しでもある艶やかで豊潤なファゴットの音色と、活き活きとしたピリオド・アンサンブルのブレンドから生まれるヴィヴァルディの音楽からは、ファゴットの"オーケストラの低音楽器"ではなく"ソロ楽器"としての
TC-672253
ヴィヴァルディ:2つのヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための協奏曲集
協奏曲ニ長調RV.513
協奏曲変ロ長調RV.526(アンメット補完版)
協奏曲イ長調RV.520(アンメット補完版)
協奏曲変ロ長調RV.764
協奏曲イ長調RV.521
協奏曲変ロ長調RV.528(アンメット補完版)
協奏曲ヘ長調RV.765
アンジェロ・チチリーニ(Vn)、
ルカ・ヴェントゥーリ(Vn)、
ファブリツィオ・アンメット(指)
オルフェオ・アンサンブル

録音:2009年8月10日−12日、スポレート(イタリア)
タクトゥスからユニークで質の高いヴィヴァルディをリリースしてきたイタリア、スポレートのオルフェオ・アンサンブル。世界初録音を含む「2本のヴァイオリン協奏曲集」では、イタリア・アントニオ・ヴィヴァルディ協会の国際学術委員会のメンバーでもあるファブリツォオ・アンメットの補筆により未完の「RV.526」、「RV.520」と「RV.528」の"全曲版"と出会うことが出来ます。
TC-672255
ヴィヴァルディ:4つの楽器のための協奏曲集
協奏曲ト短調 RV.103/協奏曲 ニ長調 RV.8
トリオ・ソナタ イ短調 RV.86/協奏曲ニ短調 RV.96
協奏曲ヘ長調 RV.100/協奏曲ニ長調 RV.91
イ・フィオーリ・ムジカーリ
〔マリア・ジョヴァンナ・フィオレンティーノ(リコーダー&トラヴェルソ)、ダリオ・ルイージ(バロック・ヴァイオリン)、パオロ・トニョン(バロック・バスーン)、ファビアーノ・メルランテ(アーチリュート&テオルボ&バロック・ギター)、マリア・ルイーザ・バルダッサーリ(Cemb)〕

録音:2011年11月、パドヴァ(イタリア)
ヴェネツィアが輩出したイタリア・バロックの巨星、赤毛の司祭ヴィヴァルディが遺した"リコーダー&トラヴェルソ"、"ヴァイオリン"、"ファゴット(バスーン)"、"通奏低音(ギターやチェンバロ)"が躍動する5つの協奏曲とトリオ・ソナタ!
イ・フィオーリ・ムジカーリは、イタリアのバロック・フルーティスト、マリア・ジョヴァンナ・フィオレンティーノにより創設されたピリオド・アンサンブル。1790年頃にリヨンで製作されたRust & Dubois製のバロック・バスーンを奏でる名手パオロ・トニョンの妙技が、イ・フィオーリ・ムジカーリのヴィヴァルディの好演を一層引き立てています。
TC-672259
ヴィヴァルディ:弦楽と通奏低音のための協奏曲とシンフォニア集
シンフォニア.ハ長調 RV.112
シンフォニア.ハ長調 RV.116
協奏曲ハ短調 RV.119
協奏曲ハ短調 RV.120
協奏曲ニ長調 RV.123
協奏曲ニ短調 RV.127
協奏曲ヘ長調 RV.141
シンフォニア.ト長調 RV.149
協奏曲ト短調 RV.152
協奏曲ト短調 RV.154
協奏曲ト短調 RV.156
協奏曲ト短調 RV.157
シンフォニア.ロ短調 RV.168
アルキチェンバロ〔マルチェロ・ビアンキ(Vn)、ジュリア・サルディ(Vn)、パオラ・ネルヴィ(Vn)、マウロ・リギーニ(Va)、クラウディオ・メールロ(Vc)、マッテオ・チケッティ(ヴィオローネ)、ダニエラ・デミチェリ(Cemb)〕

録音:2015年5月、アレッサンドリア
アルキチェンバロは、イタリアの室内楽団、アンサンブル・ロレンツォ・ペロージのバロック・アカデミーとして結成されたピリオド楽器使用のアンサンブル。母国の巨匠、赤毛の司祭ヴィヴァルディの"協奏曲"と"シンフォニア"では、バロック時代初期から古典派、イタリアの名作から秘曲までという幅広いレパートリーを誇るピリオド・アンサンブルならではの躍動感あふれる溌剌とした好演を繰り広げてくれています。
TC-672261
ヴィヴァルディ:宗教作品集
詩篇第112「主の僕たちよ主をほめたたえよ」ト長調RV.601
グローリアの導入歌「なぜ矢を」変ロ長調RV.637
ディクシット・ドミヌスの導入歌「草原にて歌え」ト長調RV.636
ミゼレーレの導入歌「草原ではなく」ヘ長調RV.641
グローリアの導入歌「深紅色で描かれた女」イ長調RV.642
ラウラ・アントナス(S)
ロベルト・バルコーニ(A)
オーケストラ・バロッカ「G.B.ティエポロ」
オーケストラ・バロッカ“G・B・ティエポロ”は18世紀イタリア・ヴェネツィアにおける美術界の巨匠である“ジョヴァンニ・バティスタ・ディエポロ”の名を冠するバロック・アンサンブル。
TC-672280(3CD)
ヴィヴァルディ:歌劇「テウッツォーネ」 グァスタッラ・オペラ・バロッカO
TC-672290(2CD)
ヴィヴァルディ:オラトリオ「凱旋するユディタ」(1716) バルバラ・ディ・カストリ:ユディタ
ルチア・スチャンニマニコ:ホロフェルネス
ニッキ・ケネディ:ヴァガウス
アレッサンドラ・ロッシ:アブラ他
フェデリコ・マリア・サルデッリ(指)
モード・アンティクォ
イタリア室内cho
TC-672290(2CD)
新装再発売
ヴィヴァルディ:オラトリオ「勝利のユディータ」 バーバラ・ディ・カストリ(ユディータ)、ルチア・スチャンニマニコ(ホロフェルネス)、ニッキ・ケネディ(ヴァガウス)、アレッサンドラ・ロッシ(アブラ)、ロウェーナ・アンケテル(ウジヤ)、
フェデリコ・マリア・サルデッリ(指)
モード・アンティクオ、イタリア室内cho
ヴィヴァルディはその生涯に3つのオラトリオ(「パロの神モーセ」「勝利のユディータ」「東方の三博士の礼拝」)を書いているが、「パロの神モーセ」「東方の三博士の礼拝」はスコアが消失しており、現在聴くことのできる唯一のオラトリオがこの「勝利のユディータ」です。1716年に作曲されたこの作品は、ヴェネツィアとトルコ人との戦争を愛国的な立場で描いたもので、合唱をはさみながら、レチタティーヴォとアリアが交替していく構成で作曲されています。モード・アンティクオはピリオド楽器によるアンサンブル。イタリアのアンサンブルらしく溌剌とした演奏を聴かせる。独唱者の表現力、テクニックも特筆もの。
TC-672291(2CD)
ヴィヴァルディ:チェロと通奏低音のためのソナタ集
ソナタ第1番変ロ長調 RV47/ソナタ第2番ヘ長調 RV41/ソナタ第3番イ短調 RV43/ソナタ第4番 変ロ長調 RV45/ソナタ第5番ホ短調 RV40/ソナタ第6番 変ロ長調 RV46/ソナタ第7番イ短調 RV44/ソナタ第8番 変ホ長調 RV39/ソナタ第9番ト短調 RV42
ボローニャ・バロック〔アントニオ・モスタッチ(独奏チェロ)、アントネッロ・マンツォ(Vc)、ペドロ・アルカセル・ドリア(テオルボ、ギター)、パオロ・ポティ(ハープシコード)〕

録音:2019年5月(ウィーン)
チェロという楽器の魂に高貴さを与え、チェロのためにも素晴らしい作品を多く生み出したヴィヴァルディが1720年〜30年頃に作曲し、亡くなる直前の1740年頃にパリで出版された6つのチェロ・ソナタに、筆写譜が確認されているものの出版がされていない3曲を加えた計9曲を収録した、事実上の「チェロ・ソナタ全集」。
ソリストのアントニオ・モスタッチはオーストリアのチロル祝祭Oで首席チェロ奏者を務めるボローニャが生んだ名手。ヤーノシュ・シュタルケル、フランコ・ロッシ、イヴァン・シフォローらに学び、ヴィットリオ・ヴェネト・コンクールをはじめイタリアの主要なコンクールを4つ制覇しています。ボローニャ・バロックとしてもアントニオ・ヴァンディーニのチェロ・ソナタ集(TC692202)で既にその実力を証明済み。この録音では、独奏パートにはモンタニャーナ派の1750年頃製、そして通奏低音パートにはコレッリのオーケストラでヴィオローネ奏者も務めていた弦楽器製作家、シモーネ・チマパーネによる1692年製の貴重な楽器が使用されています。
TC-672701
ボノンチーニ:イタリア語カンタータ集
Cieco Nume, Tiranno Spietato
Vidi in Cimento Due Vaghi Amori
Care Luci del Mio Bene
Che Tirannia di Stelle
Ah, Non Avesse, No, Permesso il Fato
グローリア・バンディテッリ(Ms)
クリスティーナ・ミアテッロ(S)
アンサンブル・アウローラ
TC-672702
ボノンチーニ:室内ディヴェルティメント第1番−第8番 セルジョ・バレストラッチ(指)
ラ・スタジオーネ・アルモニカ
TC-675201
ボノンチーニ:オラトリオ「洗礼者聖ヨハネの斬首」 アレッサンドロ・ヴォルタ(指)
グァスタッラ・テアトロ・デロペラ・バロッカO
TC-680001
チェロ独奏、二重奏、三重奏のためのソナタ集
ジャコブ・バゼーヴィ・“チェルヴェット”、
マルティーニ、チッリ、マルティーノの作品
ロベルト・ジーニ(指)
アンサンブル・コンチェルト
TC-680002
カンタータ&シンフォニア集
ボノンチーニ(1670-1747):Non ardisco pregarti, amata bella
カルダーラ:Io soffriro tacendo
ジョヴァンニ・ボノンチーニ:チェロのためのシンフォニア第1番
カルダーラ:Arda il mio petto amante
フランチェスコ・バルトロメオ・コンティ(1681-1732):Dimmi, o sorte nemica
カルダーラ:チェロのためのシンフォニア
エマヌエーレ・ダストルガ(1680-1757):Che ti giova, Amor crudele
アンドレア・ステファノ・フィオーレ(1686-1732):Di quel sguardo fatal
アウラータ・フォンテ〔神谷美穂(S)、ペリクリ・ピーテ(Vc)、ジャンジャコモ・ピナルディ(アーチリュート)、ヴァレリア・モンタナーリ(ハープシコード)〕

録音:2021年6月(バニャカヴァッロ、イタリア)
神聖ローマ皇帝レオポルト1世の時代以降ウィーンが音楽の都として発展しつつあった18世紀初頭、当時のウィーンで最も高く評価され深化していったスタイルの中でもとりわけ際立っていた室内カンタータ。中でもイタリア各地からやってきた作曲家や文人たちによって確立されたイタリア語のカンタータは、宮廷の教養ある娯楽のために好んで作曲され、写本の形で大量に流通し、主に1810年代から1840年代にかけて作られた膨大な量の書物に収集されました。現在、これらのカンタータは様々なコレクションや図書館に散在しており、重要な音楽学的研究の対象となっています。ここに収録される6曲のカンタータは、すべてウィーンのオーストリア国立図書館に所蔵されている写本から抜粋されたもので、いくつかの歴史的データと他の同時代の資料との照合によっておそらくすべてが1710〜1712年頃に作曲されたものと考えられています。
2021年にリリースされたボノンチーニのカンタータ集(TC670202)でも柔らかく響く歌声を聴かせた日本人ソプラノ、神谷美穂が今回も秀逸な歌唱を披露。カンタータと同時期に作曲されたボノンチーニとカルダーラによるチェロと通奏低音のためのシンフォニア2作品も収録されています。
TC-680201
バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ集 BWV1027-1029*
イタリア協奏曲 BWV971
ロベルト・ジーニ(Gamba;*)
ラウラ・アルヴィーニ(Cemb)
TC-680290(2CD)
バッハ:ゴルトベルク変奏曲 セルジョ・ヴァルトロ(Cemb)
TC-680301
フランチェスコ・コンティ:器楽を伴うカンタータ集
第3番「 Con piu lucidi candori 」*
第2番「 Ride il prato 」#
第1番「 Lontananza dell'amato 」*
第4番「 Vaghi augelletti 」#
ロッサーナ・ベルティーニ(S)*
アンナ・シンボーリ(S)#
アンサンブル・ラ・シニョリア
TC-680401
ドゥランテ:ソプラノとアルトのための12の二重唱曲 クリスティーナ・ミアテッロ(S)
クラウディオ・カヴィーナ(CT)
ラウラ・アルヴィーニ(Cemb)
ロベルト・ジーニ(Vc)
TC-680402
ドゥランテ:練習曲とディヴェルティメントの2部から成るソナタ集
トッカータ/フォリア
ラウラ・アルヴィーニ(Cemb)
TC-680403
ドゥランテ:ミゼレーレ、短い晩課(ヴェスプロ・ブレーヴェ)
マイオーネ:オルガンのためのトッカータ第2番
トラバーチ:オルガンのための第2旋法による4声のフーガ
アンサンブル・ストゥルメンターレ・サジタリオ、
アンサンブル・ヴォカーレ・イル・ドディチーノ
ポルポラやフェオと同時代に活躍したナポリ楽派の音楽家、フランチェスコ・ドゥランテ(1684−1755)の教会音楽集。オペラで名声を確立したポルポラやフェオとは異なり、器楽、室内楽、そして教会音楽の作曲家として名を広めたドゥランテ。通奏低音付きのア・カペラ「ミゼレーレ」とモテット様式の合唱作品「短い晩課」は、18世紀ナポリ楽派の教会音楽の発展に大きく貢献したドゥランテの重要作です。
TC-680701
ジェミニアーニ:フルートと通奏低音のためのソナタとアリア集 ロベルト・ロレッジャン(指)
フェスティーナ・レンテ
TC-680702
ジェミニアーニ:チェンバロ曲集 ロベルト・ロレッジャン(Cemb)
TC-680704
ジェミニアーニ:合奏協奏曲Op.3(チェンバロ編曲版/世界初録音) ステファーノ・デミチェーリ(Cemb)
師匠であるコレッリ、そしてヴィヴァルディやヘンデルと並び立つ名手として当時のイタリアとロンドンでその名を轟かせたジェミニアーニ。ロンドン時代に出版された「合奏協奏曲Op.3」。この作品を18世紀の音楽家トーマス・ビリングトンがチェンバロ独奏の用として編曲を行った版をタクトゥス(Tactus)が世界初録音!歯切れの良い演奏を聴かせてくれているトリノ生まれのチェンバロ奏者ステファーノ・デミチェーリは、オッタヴィオ・ダントーネの愛弟子。ウルビーノ古楽音楽祭ではダントーネのアシスタントを務めるなど、師からデミチェーリへの信頼の厚さがその実力を証明しています。
TC-680705
ギターと通奏低音のためのソナタ集
ジェミニアーニ:《ギターまたはチットラ奏法論》〜ソナタ ハ長調、同ハ短調、同ニ長調、同ニ短調、同ホ短調、同ト短調
ジョルダーニ:ソナタ ハ短調、同ハ長調、同ハ短調、同イ短調
ジャンパオロ・バンディーニ(G)、
フェデリコ・フェッリ(Vc)、
ダニエレ・プローニ(Cemb)
晩年のジェミニアーニが完成させた理論書、演奏法の指導書「ギターまたはチットラ奏法論」に収められている数々のソナタは、1つの作品としての完成度も非常に高く輝かしいものです。ジェミニアーニと同じくイタリアからロンドン、ダブリンへと渡った次世代の作曲家ジョルダーニのソナタ集をカップリング。
TC-680706
ジェミニアーニ(1687-1762):魅惑の森 エリーザ・バチョッキ・アンサンブル

録音:2017年10月5日、ルッカ室内楽音楽祭(イタリア)
イタリアの作曲家ジェミニアーニは、アレッサンドロ・スカルラッティやコレッリに師事し、理論家としても知られています。1754年に出版された「魅惑の森」は、トルクァート・タッソの叙事詩『エルサレム解放』のテキストを用いた演劇的パントマイムです。
ジェミニアーニの作品は器楽曲に重点が置かれており、チェロ・ソナタや、合奏協奏曲なども作曲しています。また論文発表なども活発で、特に1751年に発表された『ヴァイオリン奏法論』は非常に有名です。
TC-681301
マンフレディーニ:2つのヴァイオリンと通奏低音のための6つのソナタ アンサンブル・オルフェイ・フェルネシアーニ
フランチェスコ・マンフレディーニは17世紀末〜18世紀にかけてイタリアで作曲家、ヴァイオリン奏者として活躍し聖フィリッポ大聖堂の楽長の任にもあった人物。 
TC-681601
ポルポラ:オペラ・アリア集
歌劇《アデライーデ》〜Nobil Onda
歌劇《ミトリダーテ》〜Colomba sventurata
歌劇《ポーロ》〜Destrier che all'armi usato
歌劇《ナクソス島のアリアドネ》〜Misera che faro
歌劇《ポリフェーモ》〜Dolci fresche aurette、
Nell'attendere il mio bene、
Alto Giove、Senti il fato
歌劇《ミトリダーテ》〜Cessa Roma
歌劇《ヒュメナイオスの祝祭》〜Vaghi Amori
アンジェロ・マンゾッティ(ソプラニスタ)、
イ・ムジチ・デッラ・コンコルディア
近年再評価の気運が高まっている18世紀イタリアの音楽家ニコラ・ポルポラ(1686−1768)。ロンドンを舞台として繰り広げられたヘンデルとの覇権争い、ドレスデンでの弟子ハッセとの決別、カストラート歌手ファリネッリやウィーンで出合った若きハイドンの指導など、作曲家、教育者としてのポルポラにまつわるエピソードは数多い。本場イタリアのタクトゥスからの「オペラ・アリア集」には、ヘンデルと対立していたロンドン時代に作曲された「ナクソス島のアリアドネ」や「ヒュメナイオスの祝祭」からのアリアも収録。ソリストにイタリアのソプラニスタ、アンジェロ・マンゾッティを起用したのも、ポルポラの作品を歌った門弟ファリネッリの存在を意識してのものでしょう。
TC-681901
ドメニコ・スカルラッティ:室内カンタータ集Vol.1
「わたしに何を」/「もしおまえが忠実にわたしを愛するなら」
「わたしが言いたいのは」/「天よ、これはいかなこと」
ラヴィニア・ベルトッティ(S)
ダニエル・ボッカチョ(Cemb)(指)
アンサンブル・セイチェント・イタリアーノ
TC-681902
ドメニコ・スカルラッティ:室内カンタータ集Vol.2
「せめて時には眠りのうちに」/「泣きたまえ、苦しみに満ちた瞳」
「血の色に染め」/「偽りの言葉」
ラヴィニア・ベルトッティ(S)
ダニエル・ボッカチョ
(Cemb)(指)
アンサンブル・セイチェント・イタリアーノ
TC-681903
D・スカルラッティ:チェンバロのためのソナタ(1742)〜第1部(第1番−第14番) フランチェスコ・チェーラ(Cemb)
TC-681904
D・スカルラッティ:チェンバロ・ソナタ集Vol.2
K.57、K.58、K.59、K.60、K.61、
K.62、K.63、K.64、K.36、K.65、
K.38、K.66、K.67、K.68、K.69
フランチェスコ・チェーラ(Cemb)
TC-681905
D・スカルラッティ:チェンバロのためのソナタ集
[変ロ長調K.70/ト長調K.71/ハ長調K.72/ハ短調K.73/
イ長調K.74/ト長調K.75/ト短調K.76/変ロ長調K.57/
ニ短調K.77/ト短調K.43/ヘ長調K.78/ト長調K.79/
変ロ長調K.47/ハ短調K.48/ハ短調K.84/ヘ長調K.85/ハ長調K.86]
フランチェスコ・チェーラ(Fp/Cemb)
TC-681906
D・スカルラッティ:マドリードのミサ(4声のミサ)/スターバト・マーテル/ミサ・ブレヴィア《ラ・ステラ》 エレーナ・サルトーリ(指)
メロディ・カントレス
500曲以上のソナタを作曲したバロック時代の大作曲家ドメニコ・スカルラッティの宗教声楽作品集。ローマ時代に作曲された合唱と通奏低音のための「ラ・ステラ」、晩年のマドリード時代となる1754年に作曲されたとされる「マドリードのミサ」、そしてスカルラッティの宗教作品の代表作「10声のためのスターバト・マーテル」の3作品を収録。2001年に結成されイタリア内外の音楽祭などで活発な活動を展開するメロディ・カントレスが母国イタリアのアンサンブルならではの深い解釈を聴かせてくれます。
TC-681907
D・スカルラッティ:ソナタ ハ長調、
同ト短調、同K.82、同K.77、
 同ト長調、同ハ長調
ロレンツォ・デ・ロッシ(1720−1794):ソナタ第1番〜第6番
マルコ・ギロッティ(Org)
ドメニコ・スカルラッティとその同世代の作曲家であるロレンツォ・デ・ロッシのオルガンのための作品集。同じ時代を生きた2人のイタリア人作曲家が生んだ“ソナタ”の違いを聞き比べることが出来ます。このスカルラッティとデ・ロッシの作品からはイタリアの鍵盤音楽、特にオルガン音楽の充実度を改めて知らされます。
TC-681908
ジョヴァンニ・バッティスタ・ソミス:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ.Op.2 ロベルト・ノフェリーニ(Vn/ドン・ニコラ・アマティ1732年製)
キアラ・カッターニ(チェンバロ/フレンチモデル2段鍵盤/マティアス・クラマー1986年製)

録音:2013年12月、サン・ジローラモ教会(バニャカヴァッロ、イタリア)
コレッリを師に持ち、タルティーニの同世代で、プニャーニやジャルディーニを、さらにはフランスのルクレールも育成したコンポーザー=ヴァイオリニスト、ジョヴァンニ・バッティスタ・ソミス。パリのコンセール・スピリチュエルで自らの演奏が大絶賛を博すなど、イタリアの作風の発展、そしてイタリアとフランスを繋いだピエモンテ楽派の重鎮です。
1723年にトリノでソミス自身によって出版され、ヴィットーリオ・アメデーオ2世に献呈された「ソナタ.Op.2」は、自らの華麗で技巧的な演奏スタイルが反映された、コレッリの次の世代のイタリアを代表する傑作の1つ。
グリュミオーやアッカルド、ロマーノ、シュヴァルツベルグ、ヴェルニコフという錚々たる名匠たちにヴァイオリンを学び、モダン、ピリオドの両方を弾きこなすイタリアの次代の盟主ノフェリーニ。その天衣無縫のヴァイオリンが、ピエモンテ楽派の巨匠ソミスの知られざる傑作を再び音楽史の表舞台へと導く!
TC-682601
ジポーリ:オルガンとチェンバロのためのソナタ (1716)〜第2巻 [Band II] 「チェンバロのための作品集」
組曲〔ロ短調/ト短調/ハ長調/ニ短調〕
パルティータ〔ハ長調/イ短調〕
セルジョ・ヴァルトロ(Cemb)
TC-682602
ジポーリ:オルガンとチェンバロのためのソナタ(1716)〜第1巻
オルガンのための作品集
セルジョ・ヴァルトロ(Org)
TC-682603
ジポーリ:カンタータとソナタ集
カンタータ「おお、ダリーソ」
同「美しきエイレーネー」、
トッカータ ヘ長調
組曲第4番 ニ短調/同第2番 ト短調
ソナタ イ長調/他
エレーナ・チェッキ・フェーディ(S)
ルイジ・コッツォーリーノ(Vn)
ベッティーナ・ホフマン(Vc)
ジャン・ルカ・ラストラヨーリ(テオルボ、G)
アルフォンソ・フェーディ(チェンバロ)(指)
TC-682701
ベリンザーニ:マドリガーレ集 Op.6「愛の音楽」(2−5声、全13曲) フランチェスコ・モイ(指)
アッカデーミア・デリ・インヴァギーティ
TC-682702
ベリンツァーニ(1680-1757):チェンバロとチェロを伴うフルート・ソナタ集 Op.3〜
第1番/第3番−第8番/第10番−第12番
イ・フィオリ・ムジカーリ
[マリア・ジョヴァンナ・フィオレンティーノ(Fl)
パオロ・トニョン(Fg)
ピエトロ・ボスナ(Vc)
ピエトロ・プロッセル(アーチリュート)
ロベルト・ロレッジャン(Cemb)]
TC-682703
ベリンツァーニ(1680-1757):3声のための12の教会ソナタ集 アンサンブル・レスピーギのソリストたち
[ジャンフランコ・イアンネッタ(Vn)
フェデリコ・フェッリ(Vc)
ダニエル・プローニ(Cemb)]
TC-682901
ダライ(1687-1757):ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ(第1番−第6番) マウリツィオ・カドッシ(Vn)
フレツァート、ペドリーニ
TC-683801
郷愁の鏡〜ベネデット・マルチェッロ:声と楽器のための二重唱とカンタータ
「別れ」/「別離」/「郷愁」
フランチェスコ・モイ(指)
デーリ・インヴァギティ
[アンナ・シンボリ(S)
マルティン・オロ(CT)
リカルド・ヴァルトロ、
クラウディア・コンブス(Vn)
ジャンニ・マラルディ(Va)
レベッカ・フェリ(Vc)
フランコ・パヴァン(テオルボ)
マルチェロ・ガッティ(Ft)
フランチェスコ・モイ(Cemb)
TC-683802
マルチェッロ:リコーダーと通奏低音のためのソナタ集 Op.2 Nos.1-6 マルティノ・ノフェリ(リコーダー)
イル・ロッシニョーロ
弁護士、財務官といった一面も併せ持っていたイタリアの作曲家マルチェロのリコーダー・ソナタ集。第1番から第5番の最後にはチェンバロのための小品が加えられています。
TC-690001
イタリアのパストラーレ集Vol.1(17-18世紀)
フレスコバルディ:カプリッチョ・ファット・ソプラ・ラ・パストラーレ
ジポーリ:パストラーレ
コレッリ:パストラーレ
カルカーニ:パストラーレ
アルドロヴァンディーニ:パストラーレ
D.スカルラッティ:パストラーレ
パルメリーニ:パストラーレ第2番他
フランチェスコ・タシーニ(Org)
リア・セラフィーニ(S)
TC-690002
18世紀ナポリの宗教音楽
レオナルド・レオ:めでたし元后/ミゼレーレ
ペルゴレージ:めでたし元后
ニコロ・ヨンメッリ(1714-1774):ミゼレーレ.ト短調
申丹(S)
ルイジ・マルツォラ(指)
グルッポ・ヴォカーレ・カンテムス、
アンサンブル・アリオーネ
TC-690003
美徳と愛〜後期バロックのシンフォニアとアリア集
ニコラ・ポルポラ:歌劇「ポリフェーモ」よりAlto Giove
ヴィヴァルディ:歌劇「タメルラーノ」よりAnche il mar par che sommerga
ヘンデル:歌劇「アルチーナ」よりTornami a vagheggiar、歌劇「リナルド」よりLascia ch'io pianga、オラトリオ「時と心理の勝利」よりTu del ciel
カルロ・テッサリーニ:序曲「ラ・ストラヴァガンツァ」 Op.4
ニコロ・ ヨンメッリ:歌劇「見捨てられたディドーネ」よりAh non sai, bella Selene
フランチェスコ・アライア:シンフォニア ニ長調
イネス・ロランス(S)、
マウリツィオ・コラサンティ(指)、
ベネデット・マルチェッロ室内O

録音:2018年12月(イタリア、キエーティ)
ニコラ・ポルポラの壮大な「ポリフェーモ」のアリアから、ヴィヴァルディ、ヘンデル、ニコロ・ヨンメッリまで、美徳と愛をテーマとしたさまざまなバロック・アリアを収録したライヴCD。美徳と愛は、時に競争や対立をしながらも、お互いに補完し合い、結びつけようと努力するもので、バロックの世界の地平線を示す2つの星に喩えられるかもしれません。カルロ・テッサリーニとフランチェスコ・アライアの珍しいシンフォニアも聴くことができます。
TC-690201
バルサンティ(1690-1772):合奏協奏曲集 Op.3〜
第1番/第4番/第6番/第7番/第10番
アウセル・ムジチ
TC-690202
バルサンティ(1690-1772):フルート(リコーダー)のためのソナタ集
[第1番−第6番]
フィオーリ・ムジカーリ
[マリア・ジョヴァンナ・フィオレンティーノ(Fl)
ロベルト・ロレジャン(クラヴィチンバロ/Org)]
TC-690203
ブレシャネッロ:無伴奏ガリコーネのためのパルティータとシンフォニア集
ブレシャネッロ(1690-1757):前奏曲/シンフォニア第1番 ハ長調/パルティータ第5番変ロ長調/パルティータ第6番 ト短調/シンフォニア第7番ハ長調/シンフォニア第9番 変ロ長調/パルティータ第11番ハ短調/パルティータ第12番 ハ長調/パルティータ第15番ト短調/パルティータ第16番 ニ短調
ダヴィデ・レブッファ(ガリコーネ)

録音:2020年10月
リュート属の楽器の一種であるガリコーネのために書かれたブレシャネッロの作品集。ガリコーネは18世紀前半に流行した弦楽器で、一般的には「マンドーラ」と呼ばれ、地域や形状等によってカリション、コラション、ガリコーネ、ガリコン、カルケドン、ガリゾーナ、カレッツォーノ、コロチオン、ガリモンなど様々な名前で呼ばれています。13コース前後のリュートに比べ、6コース前後のこれらの楽器はよりシンプルで演奏しやすく、ドイツ、オーストリア、ボヘミアの貴族(一般的にプロの器楽奏者から排除されていた女性を含む)から愛用されていました。
ジュゼッペ・アントニオ・ブレシャネッロ(1690-1757)は、シュトゥットガルトのヴュルテンベルク公に仕えたカペルマイスター(宮廷楽長)でした。ブレシャネッロが1737年以降に作曲されたと思われるこの作品を演奏している楽器は、1754年製作のオリジナル楽器です。
TC-690801
ハッセ:オペラ・アリア集
行こう、だが愛しい人よ/裏切られ、軽蔑され/私を喜ばせたいのなら/男が/もし、私の不幸のすべてを/Al diletto che l'inonda/Fissa ne sguardi miei/Dell'amante l'alma bella/Eccomi non ferir/Amo, bramo e non dispero
エレーナ・デ・シモーネ(Ms)
アンサンブル・イル・モザイコ

録音:2016年7月、ボナヴィーゴ(イタリア)
生まれ故郷のドイツでは宮廷音楽家として成功を収め、師となったポルポラとの決裂、アレッサンドロ・スカルラッティとの友好、当代随一の名歌手ファウスティーナ・ボルドーニとの結婚などを経てイタリアでもその名を轟かせたヨハン・アドルフ・ハッセのアリア集。
妻であるファウスティーナの歌声のために書いたであろう美しきアリアを歌うのは、ヴェネツィア生まれのメゾ、エレーナ・デ・シモーネ。モーツァルトの「フィガロの結婚」のケルビーノ役でデビューを果たし、バロックから現代までの幅広いレパートリーを活かしてイタリア各地で活躍中です。
TC-691001
ロカテッリ:6つのトリオ・ソナタ Op.5 フェデリコ・マリア・サルデッリ(指)
モード・アンティクォ
TC-691202
ロカテッリ:フルートと通奏低音のためのソナタ集 Op.2Vol.1 ダニエレ・トニーニ(Ft)
イル・ルッジェーロ
TC-691203
ピエトロ・アントニオ・ロカテッリ:6つの協奏曲 Op.7
協奏曲第1番、協奏曲第2番、協奏曲第3番 協奏曲第4番、協奏曲第5番、協奏曲第6番「アリアンナの涙」
アンサンブル・バロック「カルロ・アントニオ・マリーノ」、
ナターレ・アルノルディ(指)

録音:2020年8月、プラダルンガ、ベルガモ(イタリア)
1600年代から1700年代に活躍したイタリアの作曲家兼ヴァイオリニストの名を冠したアンサンブル・バロック「カルロ・アントニオ・マリーノ」はイタリア各地のオーケストラで活躍する優秀な演奏者が集まって結成されました。イタリア後期バロックを代表する作曲家の一人、ロカテッリの作品をナターレ・アルノルディの指揮で華麗に演奏していきます。
TC-691301
ルイジ・メルチ:ファゴットと通奏低音のための6つのソナタ Op.3 パオロ・トニョン(Fg)
TC-691302
ルイス・マーシー(ルイジ・メルシ;1695頃-1750頃):6つのフルート・ソナタ集 Op.1 セルジオ・バレストラッチ(Fl)
ラ・スタジオーネ・アルモニカ
TC-691601
プラッティ:ソナタとトリオ・ソナタ集 パオロ・ポッラストリ(Ob)
アンサンブル・J.M.アンチューティ
TC-691602
プラッティ(1697-1763):フルート・ソナタ
第1番ニ長調/第2番ト長調/第3番ホ短調
第4番イ長調/第5番ハ長調「牧歌」/第6番ト長調
アンサンブル・フェスティーナ・レンテ
TC-691901
サンマルティーニ:2つのドイツ・フルートまたはヴァイオリンと通奏低音のための12のソナタ ジョヴァンナ・マリア・フィオレンティーノ(指)
イ・フィオリ・ムジカーリ
TC-691902
サンマルティーニ(1695-1750):フラウト・トラヴェルソとヴァイオリン
または通奏低音のための6つのソナタ Op.13
アンサンブル・J・M・アンチウティ
[クラウディオ・ルッファ(Fl-tr)
ステファノ・モンタナーリ(Vn)
パオロ・ポラストリ(Ob)
アルベルト・サンティ(Fg)
ガエターノ・ナシッロ(Vc)
ジョヴァンナ・ロスコ(Cemb)]
TC-692001
タルティーニ:ヴァイオリン・ソナタ集 Op.6
(1748;全6曲)
エンリコ・カサッツァ(Vn)
ロベルト・ロレッジャン(Cemb、Org)
TC-692002
タルティーニ:フルート協奏曲集
[ト長調 Gimo293/ニ長調 Gimo291/
ト長調 Gimo294/ヘ長調/ト長調]
マッシモ・メルチェッリ(Fl)
レスピーギ・アンサンブルのソリストたち
TC-692003
タルティーニ:トリオ・ソナタ集
ニ長調 D3/ハ長調 C3/ト長調 G3/ニ長調 D10/
ニ短調 d2/ト長調 G1/ニ長調 D11/ニ長調 D1
エンリコ・カサッツァ(Vn)(指)
ラ・マニフィカ・コムニタ
イタリア・バロックの大作曲家タルティーニ=悪魔のトリルというイメージが強く持たれていますが、今回収録されているトリオ・ソナタなど、他にも輝く作品が山ほど存在しています。ラ・マニフィカ・コムニタはイタリアのバロック・ヴァイロリンの名手、エンリコ・カサッツァがディレクターをつとめている古楽器アンサンブル。洗練されたパフォーマンスによるコンサート、録音はこれまでに高い評価を獲得しています。
TC-692004
タルティーニ:3声のためのソナタ
[ニ長調 B.d2/イ短調 B.a1/ニ長調 B.d10/
ニ短調 B.d2/ハ長調 B.c3/ト長調 B.g3]/
ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ
[第7番 ト長調 B.g2/ト短調 B.g5「悪魔のトリル」]
マルコ・ロリャーノ(Vn)
アンサンブル・レスピーギ
TC-692201
ヴェラチーニ(1690-1768):ヴァイオリン・ソナタ第1番−第7番 エンリコ・カサッツァ(Vn)
フランチェスコ・フェッラリーニ(Vc)
ロベルト・ロレッジャン(Cemb)
ヴェラチーニはフィレンツェの薬剤師の家庭に生まれ、ヴァイオリン・ソナタ集、歌劇、オラトリオなどの作品を残したイタリアの作曲家。タルティーニを圧倒するほどの演奏を披露していたヴァイオリンの名手としても知られています。エンリコ・カサッツァは、ラ・マニフィカ・コムニタを率いてTactusからリリースを行っているイタリアのヴァイオリン奏者。ファビオ・ヴィオンディとの共演を行うなど、ソリストとしても活発に活動中。  
TC-692202
ヴァンディーニ:チェロ・ソナタ集
ソナタ ハ長調/ソナタ イ短調
ソナタ変ロ長調/ソナタ ホ長調
ソナタ変ロ長調/ソナタ ハ長調
ボローニャ・バロック〔アントニオ・モスタッチ(ピッコロ・チェロ)、アントネッロ・マンツォ(Vc)、パオロ・ポティ(Cemb)〕

録音:2016年9月、イタリア
アントニオ・ヴァンディーニ(1691−1778)は、チェリスト、作曲家、修道士として、パドヴァ、ベルガモ、ヴェネツィアなどで活躍し、同世代のタルティーニと共にプラハでキンスキー家に仕えたとも伝わる18世紀イタリアのヴィルトゥオーゾ。1769年には妻に先立たれたタルティーニを自宅に迎えるなど、稀代のコンポーザー=ヴァイオリニストとの親交を温め続けたことも知られています。ボローニャ楽派を代表する完成度を誇りながらも、ヴィヴァルディやタルティーニの陰に隠れてきたヴァンディーニの傑作ソナタ集の魅力が、同郷の名手たちの快演によって広く知られることになるでしょう!チェロのアントニオ・モスタッチは、オーストリアのチロル祝祭Oなどで活躍するボローニャの名手。このヴァンディーニのソナタ集では、1750年頃にG.F.レオンポッリが製作した5弦のピッコロ・チェロを使用しています。
TC-692701
ブレシャネッロ(1690頃-1744):ギターのためのパルティータ集
[第1番−第6番]
ジョヴァンニ・カルッソ(G)
TC-693701
レオナルド・レオ(1694-1744):セレナータとカンタータ
「グローリアのティオンフォ」
「ソルゲ・リディア・ラ・ノッテ」
「スプレンデ・ピウ・デルウサート」
ラ・コンフラテルニタ・デ・ムジチ
[クリスティーナ・ミアテッロ(S)
エマヌエル・ビアンキ(T)
コジモ・プロンテッラ(Cemb)
フェデリコ・グリエルモ、
マウリツィオ・リッロ(Vn)
マリア・アントニエッタ・ロジート(Va)
ニコラ・フィオリーノ(Vc)
マウリツィオ・リア(Cb)
ロザリオ・コンテ(テオルボ)
TC-693702
レオナルド・レオ(1694-1744):4つのヴァイオリンのための協奏曲
ヴァイオリンのための行進曲
フルート協奏曲第1番*/同第2番*
マルチェロ・ガッティ(Fl-tr;*)
ラ・コンフラテルニータ・デ・ムジチ
レオは1694 年イタリア生まれの作曲家。当時のナポリでの劇音楽、教会音楽における重要人物。(04.12.21)

TC-700001
ヴェネツィアの舟歌集Vol.1〜17世紀 クリスティーナ・ミアテッロ(S)
カルロ・ガイファ(T)
エンリコ・ガッティ(Vn)
グイード・モリーニ(Cemb)
マッシモ・ロナルディ
ウーゴ・ナストラッチ
TC-700002
18世紀ヴェネツィアのフルート・ソナタ集
アンナ・ボン、G.フェランディーニ、
ベネデット・マルチェッロ、
G.B.ペシェッティ、
プラッティ、
ヴィヴァルディの作品
ステファーノ・ベート(Ft)
フランチェスコ・チェーラ(Cemb)
TC-700003
ヴェネツィアの舟歌集Vol.2〜18世紀
Contrasto tra la recamadora e la conzateste
Me sento che me bruso
Me cavo dal secco[器楽曲]
Contrasto tra cate e zaneta
Fermeve de sonar
Amor gia che son colto[器楽曲]
Minuetto da battello[器楽曲
Contrasto tra mare e fia
Ve lo digo con sti baffi[器楽曲]
Siora mare consoleme
Non ste a condanarme[器楽曲]
Contrasto tra mare e fia
Infin che il tempo e bello[器楽曲]
Sono i zerbini come le rose
Finche vi son dappresso
Minuetto da battello[器楽曲]
Tutte ste putte[器楽曲]
Me rallengro mia patrona
Minuetto da battello[器楽曲]
Viva le donne tutte
クリスティーナ・ミアテッロ、
ラヴィニア・ベルトッティ(S)
ロレンツォ・カヴァサンティ(Fl)
マリノ・ロゴマルジーノ(Vn)
エロ・マリア・バルベーロ(Cemb)
マッシモ・ロナルディ(Lute)
アルベルト・ゲレーロ(Vc)
TC-700004
18世紀のチェンバリストによるハープの為の音楽
D・スカルラッティ:ソナタ K 209、ソナタ K 19、ソナタ K 116
ガルッピ
:ソナタ イ長調、ソナタ ハ長調、ソナタ ヘ長調
ドメニコ・パラディーシ(1707-1791):ソナタ第6番よりトッカータ イ長調
チマローザ:ソナタ ヘ長調、ソナタ ハ長調、ソナタ イ長調
ジョヴァンニ・バッティスタ・ペシェッティ(1704-1766):ソナタ イ長調、ソナタ ハ長調
ロザンナ・ロルトン(Hp)

録音:2015年12月
スカルラッティを始め、ガルッピやチマローザなど18世紀イタリアのチェンバリストたちによるハープ作品集。チェンバロのために書かれたソナタのハープ版も含まれます。2014年のスオニ・ダルパ国際ハープコンクールで優勝を果たしたロザンナ・ロルトンは、20歳でロイヤル・フェスティヴァル・ホールにデビューして以来、英国内外で定期的にリサイタルを行っています。ソロキャリアの充実に加え、イヴァン・フィッシャー、ワシリー・ペトレンコ、ジャナンドレア・ノセダといった現代を代表するアーティストたちともコンサートやツアーを行っています。
TC-700201
ベソッツィ(1702-1793):オーボエと通奏低音のための6つの独奏曲(ソナタ第1番−第6番) アレッサンドロ・バッチーニ(Ob)
F.ペルフェッティ
S.チェレギン
TC-700202
ベソッツィ(1702-1793):オーボエ、ヴァイオリンとファゴットのための6つの三重奏曲
[第1番−第6番]
ルカ・ヴィニャーリ(Ob)
パヴェル・ヴェルニコフ(Vn)
パオロ・カルリーニ(Fg)
TC-700203
アレッサンドロ・ベソッツィ(1702-1793?):2つのオーボエを含むトリオ・ソナタ集 アンサンブル・バロッコ・
サン・スーシ
TC-700301
カリファーノ(18世紀活動):オーボエ、ファゴット、通奏低音のためのトリオ・ソナタ集
4声のソナタ ハ長調/3声のソナタ ハ長調/
4声のソナタ ヘ長調/4声のソナタ イ長調/
オーボエと通奏低音のためのソナタ/
4声のソナタ 変ロ長調
サン・スーシ・バロック・アンサンブル
TC-700701
ガルッピ(1706-1785):7つの協奏曲(4声) リッカルド・パラヴィチーニ(指)
ロッフェルタ・ムジカーレ
TC-700702
ガルッピ〜チェンバロの慰め
ガルッピ:ソナタ第1番ヘ長調
同第2番イ長調/同第3番ハ短調
同第4番ニ長調/同第5番変ロ長調
同第6番ホ長調
アンナリサ・マルテッラ(Cemb)
ヴェネツィアが生んだイタリア・バロックにおけるオペラ・ブッファの重要作曲家、バルダッサーレ・ガルッピの珍しいチェンバロ・ソナタ集。6つのソナタが収められた1782年に出版された曲集「チェンバロの慰め」は、1782年にヴェネツィアを訪れたロシア大公夫妻に捧げられています。オペラ・ブッファの大家として有名なガルッピですが、ロシア時代に得た名鍵盤奏者としての評価が物語る通り、その優れた作曲技法は鍵盤作品にも確実に発揮されています。ちなみに「チェンバロの慰め」の全曲収録盤としとも希少価値。
TC-701001
イベリア半島のアーカイヴに保管されていたプリア地方の音楽家たちのオペラ・アリア集
イグナシオ・ヘルサレム(1694-1744)、
レオナルド・レーオ(1694-1744)、
ニコラ・ログロスチーノ(1698-1765)の作品
アニバル・E.チェトランゴーロ(指)
アンサンブル・アルバロンガ
[クリスティーナ・ミアテッロ(S)
アキ・オサダ・チェスターリ(S)他]
TC-701301
マルティーニ:鍵盤楽器のための12のソナタ集(1742)〜第1番−第4番 スザンナ・ピオランティ(Cemb)
TC-701302
マルティーニ:オルガンまたはチェンバロのための12のソナタ・インタヴォラトゥーラ集Vol.2
[第5番/第6番/第7番]
スザンナ・ピオランティ(Cemb)
TC-701303
マルティーニ:オルガンまたはチェンバロのためのソナタ集〜第9番/第10番/第11番/第12番 スザンナ・ピオランティ(Cemb)
TC-701304
マルティーニ:オルガンまたはチェンバロのための6つのソナタ オッタヴィアーノ・テネラーニ(Org、Cemb)
TC-701305
マルティーニ:4声のシンフォニア集
[ニ長調(1751)/ヘ長調(1764)/ヘ長調(1751)/
ニ長調(1749)/変ロ長調(1754)/ヘ長調(1736)/
ニ長調(1751)/ヘ長調(1753)/
ニ長調(1750)/ヘ長調(1760)]
オッタヴィアーノ・テネラーニ(Cemb)(指)
イル・ロッシニョーロ
TC-701306
マルティーニ:トッカータ・オッフェルトリウム
エレヴァツィオーネ
ポスト・コンムニオ
レクイエム/ミサ・ソレムニス
エレナ・サルトーリ(Org)
メロディ・カントーレス*
イタリアだけでなく18世紀の音楽界で大きな役割を果たしたマルティーニの作品集。マルティーニは作曲家としても多数の作品を世に送り出したが教師として非常に有能な力を持っていたとされ、その弟子にはモーツァルト、J・C・バッハ、ヨンメッリなどの名前が見られる。収録されている《レクイエム》《ミサ・ソレムニス》ともオルガン独奏による宗教作品であり、《レクイエム》では混声合唱が加わる編成となっています。
TC-701690(2CD)
ドメニコ・パラディージ(1707-1791):チェンバロ・ソナタ集
ソナタ第1番アレグロ・ヴィヴァーチェ、ソナタ第2番アンダンテ・アレグロ、ソナタ第3番 プレスト・ラルゲット・エ・カンタービレ、ソナタ第4番 アンダンテ・メヌエット、ソナタ第5番プレスト・アレグロ、ソナタ第6番 ヴィヴァーチェ・アレグロ、ソナタ第7番アレグロ・プレスト、ソナタ第8番 アレグロ・プレスト、ソナタ第9番アレグロ・アンダンテ、ソナタ第10番 ヴィヴァーチェ・プレスト、ソナタ第11番モデラート・アンダンテ、ソナタ第12番 アレグロ・プレスト
マルコ・モラスキ(Cemb)
1707年生まれのドメニコ・パラディージは、ナポリ生まれの作曲家兼チェンバロ奏者、また教育者としても著名でした。ポルポラでの弟子であったと考えられ、A・スカルラッティ、D・スカルラッティの影響もみられ、近年評価の上がってきた作曲家の一人です。
TC-701901
サルヴォリーニ(1700頃-1770頃):教会音楽集
見よ、天使の糧を/死者のためのミサ
ミサ・ブレヴィス/ミサ/讃歌(全6曲)
マリア・ルイザ・バルダサッリ
&マリーナ・スカイオリ(指)
イ・ルオギ・デッロ・スピリト
TC-701902
サンマルティーニ:チェンバロ・ソナタ集
ソナタ ト長調(a)/ソナタ 変ホ長調
ソナタ ニ長調/ソナタ ト長調
ソナタ ハ長調/ソナタ 変ロ長調
ソナタ ハ長調/ソナタ ト長調(b)
スザンナ・ピオランティ(Cemb)

録音:2015年4月、イタリア
18世紀ミラノの器楽学校で主導的立場にあり、国際的にも名声を誇ったジョヴァンニ・バッティスタ・サンマルティーニ(1700−1775)の世界初録音となるチェンバロ・ソナタ集。スザンナ・ピオランティは、ジョヴァンニ・バッティスタ・マルティーニのチェンバロ作品集(TC701301〜701303)でドイツ・レコーディング批評家賞を受賞し、アンナ・クレメンティとのデュオでは、ボッケリーニの2台ピアノ版弦楽四重奏曲集(TC-740209)など、複数の録音で評価を得ている鍵盤楽器奏者。
TC-704401
サンマルティーニ:4声のノットゥルノ第1番−第7番 アンサンブル・ロッシニョーロ
[マリカ・テッシ(Fl)
マリア・パオラ・カヴァリーニ、
ラファエル・ティセオ(Vn)
ラファエル・ソレンティーノ(Vc)
オッタヴィアーノ・テネラーニ(Cemb)]
TC-704402
サンマルティーニ(1700−1775):三重奏曲第4番ハ長調/第5番ト短調
第3番イ長調/第1番ト長調
チェロ・ソナタ第3番ト長調
ロベルト・ノフェリーニ(Vn)、
ジャンフランコ・イアネッタ(Vn)、
アンドレア・ノフェリーニ(Vc)、
ブルーノ・カニーノ(Cemb)
膨大な数の作品を書き上げ古典派様式の発展に重要な役割を果たしたサンマルティーニ兄弟の弟、ジョヴァンニ・バティスタ・サンマルティーニの三重奏曲集。実力派揃いの演奏者陣を牽引する役割を担うようにナポリが生んだイタリア鍵盤界の名匠ブルーノ・カニーニが録音に参加しているところもファンにとって嬉しいポイント。 
TC-706901
ジュゼッペ・セリット(1700-1777):インテルメッツォI(2声)/インテルメッツォII(2声)
ドメニコ・サロー(1679-1744):プリア:ディ・ラスチアルティ/ラ・ミア・コスタンツァ
アントネッラ・タトゥルリ(S)
アンジェロ・デ・レオナルディス(Br)
ラ・コンフラテルニタ・デ・ムジチ
TC-710001
ヴィチェンツァの歴史的オルガン
G.メネゲッティ(1731-1794):ソナタ ト長調、/同 ハ短調/同 ハ長調
G.ダラ・ヴェッキア(1806-1848):牧歌/オルガン・ソナタ
P.ヴァルティノーニ(1959-):アリアと変奏他(全13曲)
エンリコ・ザノヴェッロ(Org)
1963年イタリア、ヴィチェンツァ出身のオルガン奏者エンリコ・ザノヴェロが三台のオルガンを使用して行った録音。全曲世界初録音。
TC-710090(2CD)
ギモ・コレクションのマンドリンの為の写本
ジョバンニ・バッティスタ・ヘルバシオ(c.1725-c.1785):マンドリンと通奏低音の為のソナタ [ms. Gimo141]、マンドリンと通奏低音の為のソナタ [mss. Gimo142-143] 、マンドリンと通奏低音の為のソナタ [ms. Gimo144]、マンドリンと通奏低音の為のソナタ [mss. Gimo145-146]、マンドリン二重奏曲 [mss. Gimo147-148]、2本のマンドリンと通奏低音の為のシンフォニア [ms. Gimo149]、2つのマンドリンと通奏低音の為の三重奏曲 [ms. Gimo150]
エマヌエレ・バルベッラ(1718-1777):2本のマンドリンの為のソナタ [ms. Gimo12]、2本のマンドリンの為のン重奏曲 [ms. Gimo13]、2本のマンドリンの為のソナタ [ms. Gimo14]、2本のマンドリンの為のソナタ [mss. Gimo15-16-17]、2本のマンドリンと通奏低音の為のソナタ [mss. Gimo18-19]
ジョアッキーノ・コッキ(1715?-1804?):2つのマンドリンと通奏低音の為のシンフォニア
不詳:2つのマンドリンと通奏低音の為の三重奏曲
アンサンブル・ガランテリー・ア・プレトッリのソリストたち

録音:2017年10月-2019年5月
スウェーデンの小さな町ギモ(Gimo)の名にちなんで名付けられたコレクションからマンドリンの作品を収録しました。このコレクションは、1762年頃にジェーン・ルフェーブルによって集められたイタリアの作品集です。
TC-710201
C.P.E.バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ集
ソナタ ハ長調 Wr136
ソナタ ニ長調 Wq137
トリオ ト短調 Wq.88
パオロ・パンドルフォ(Gamb)
リナルド・アレッサンドリーニ(Cemb)
TC-710601
カルロ・フェラーリ(1714-1790):6つのチェロ・ソナタ Op.1 オルネッラ・ガットーニ(Vc)
ラウラ・ベルターニ(Cemb)
TC-710701
ジャルディーニ:室内楽作品集
弦楽四重奏曲第6番
チェンバロ,ヴァイオリン,ヴィオラとチェロのための四重奏曲 Op.21-2
ヴァイオリン,2本のヴィオラとチェロのための四重奏曲 Op.23-1
ヴァイオリン,フルート,ヴィオラとチェロのための四重奏曲 Op.25-3
弦楽四重奏曲 Op.25-4
ミルスSQ〔フェデリカ・ヴィニョーニ(Vn1)、マッシミリアーノ・カネット(Vn2)、リッカルド・サヴィネッリ(Va)、ルカ・ヴァチェッリ(Vc)〕、
ジョルジオ・ボッティリオーニ(Va)、ニコラ・カンピテッリ(Fl)、アッティリオ・カントーレ(Cemb)

録音:2016年4月
皇太子の音楽教師として招聘されるなど、18世紀のイギリスでヴァイオリニストとして目覚ましい活躍を繰り広げたイタリアの音楽、フェリーチェ・ジャルディーノ(1716−1796)の四重奏曲集。ミルスSQは、アバドが設立したボローニャのモーツァルトOでも活躍した若手実力派操奏者たちにより、2008年9月に結成されたイタリアのアンサンブル。ハイドンからマデルナに至る幅広いレパートリーを誇り、クスSQやマリオ・ブルネロから高い評価を受けるなど、イタリアの室内楽界の次代を担うアンサンブルとして期待されています。
TC-710702
ジャルディーニ:2本のヴァイオリンのための6つの二重奏曲 Op.2
二重奏曲第1番ニ長調/二重奏曲第2番ヘ長調/二重奏曲第3番ハ長調/二重奏曲第4番イ長調/二重奏曲第5番ホ短調/二重奏曲第6番ト長調
アルシミー・デュオ〔アレッサンドロ・カッツァート(Vn)、シャロン・トマセッリ(Vn)〕


録音:2018年10月、バーリ(イタリア)
フェリーチェ・ジャルディーニ(1716−1796)は、ミラノ、パリ、ベルリン、そして特にロンドンで同地におけるイタリア音楽の発展に寄与した18世紀イタリアのコンポーザー・ヴァイオリニスト。
その作風はイタリアとドイツの伝統に通じており、典型的なギャラント様式の特徴を持っています。1751年の「6つの二重奏曲 Op.2」は、当時の王族ハインリヒ・フォン・プロイセンに献呈された作品です。
TC-711201
ピッチンニ(1728-1800):歌劇「からかわれた狡猾な女」〜シンフォニア
ヨンメッリ(1714-1774):ピアノと管弦楽のための協奏曲 ニ長調
ニコラ・フィオレンツァ(1700ca.-1764):ヴァイオリンとチェンバロのための協奏曲 ハ長調
シンフォニア ニ長調
アレッシオ・プラーティ(1750-1788):ピアノと弦楽合奏のための協奏曲 イ長調
レオナルド・レーオ(1694-1744):歌劇「アンドロマカ」〜シンフォニア
アントネッラ・クリスティアーノ(P)
マルコ・ロリアーノ(Vn)
イヴァノ・カイアッツァ(指)
オーケストラ・ソリスティ・パルテノペイ
TC-711601
ペルゴレージ:4つの室内カンタータ(ジョアッキーノ・ブルーノ編纂 Op.2)
「別離」/「別れ」/「秘めたる苦悶」
「オルフェウス」
アレッサンドラ・ロッシ・デ・シモーネ(S)
ロベルト・ジーニ(指)
アンサンブル・コンチェルト
TC-711602
ペルゴレージ:スターバト・マーテル
サルヴェ・レジナ
カティア・リッチャレッリ(S)
マヌエラ・クステル(A)
ジョルジョ・クローチ(指)
イ・フィラルモニチ
TC-711603
ペルゴレージ:スターバト・マーテル ベッティナ・ルボルトーネ(S)
キアラステラ・オノラティ(A)
フラヴィオ・エミリオ・スコーニャ(指)
ベネデット・マルチェッロcO
18世紀イタリアが生んだ偉大な作曲家ペルゴレージの代表作を本場イタリアのアーティストが熱演。 
TC-711604
ペルゴレージ:歌劇《奥様女中》 フェデリコ・ザネッロ(S)、
ミケーレ・ゴヴィ(Br)、マルコ・ダラーラ(指)
アンサンブル・レジーア・アカデミア
タクトゥスがリリースを進めるペルゴレージの声楽作品の第4弾は、音楽史に残る大作となった「奥様女中」!オペラ・セリア「誇り高き囚人」の幕間劇として作曲されながらもペルゴレージを代表する作品にまで上り詰めた「奥様女中」を演奏するのはご当地イタリアのアンサンブル。2003年に指揮者のマルコ・ダラーラを中心として結成されたアンサンブル・レジーア・アカデミアは、室内楽から18世紀オペラまでに対応するイタリアの若きアンサンブルです。
TC-711606
ペルゴレージ:歌劇「奥様女中」
サルヴェ・レジナ.ハ短調(ようこそ、天の女王)
フェデリコ・ベネッティ(Bs)、
アンジェラ・ニーシ(S)、
イ・ソリスティ・リリエンシ、
フラヴィオ・エミリオ・スコーニャ(指)

録音:2013年9月
「奥様女中」と「サルヴェ・レジナ」。イタリア、ナポリ楽派の巨匠、ペルゴレージの"世俗作品"と"宗教作品"を組み合わせ、その関連性に迫ったタクトゥス(Tactus)ならではのプログラム。歌劇「誇り高き囚人」のインテルメッツォ(幕間劇)として作曲され、本編である歌劇を上回る支持を得た「奥様女中」は、オペラの歴史における1つの転機となった重要作です。結核に侵され26歳という若さでこの世を去ったペルゴレージ最晩年の「サルヴェ・レジナ ハ短調」は、宗教曲であると同時に、世俗作品的な側面も持ち合わせています。夭折の天才ペルゴレージの"世俗作品"と"宗教作品"の2つの傑作を、イタリア勢の充実の演奏で。
TC-712701
バルベッラ(1718-1777):2つのヴァイオリンとチェロのための
「ハミルトン三重奏曲集」[ソナタ第1番−第6番]
アンサンブル・
レ・ムジケ・ダ・カメラ
バルベッラは1718 年イタリア、ナポリ生まれの作曲家兼ヴァイオリニスト。作品は弦楽器のための二重奏曲、三重奏曲が多数を占める。ヴァイオリン奏者としても有能でサン・カルロ歌劇場のオーケストラで活躍し、あのタルティーニの門下生でもあったという。
TC-713101
フェッラディーニ:チェンバロのための6つのソナタ シルヴィア・ランバルディ(Cemb)
18世紀イタリアのナポリ楽派に属する音楽家であり、プラハとも縁があったとされるアントニオ・フェッラディーニ(c.1718−1779)。他の"フェッラディーニ"の作品と混同されていたこともあってまだまだ知られていない作品も多いが、この「チェンバロのための6つのソナタ」は当時のザクセン選帝侯に献呈された代表作です。
TC-720001
18世紀ピエモンテ楽派のピアノ作品集
V・カルデラーラ:フォルテピアノのためのソナタ
G・カルデラーラ:チェンバロまたはピアノのためのソナタ
ピアッツァ:アンダンテ変ロ長調/
パコット:ソナチナ第2番
ヴィンチェンティ:チェンバロ・ソナタ
ペロッティ:ラルゲット ト長調
デレジブス:ソナタ ニ長調
マリオ・ステファーノ・トンダ(フォルテピアノ/ポール・マクナルティ2004年製作のアントン・ワルター・モデル)

録音:2010年12月
※全曲世界初録音
イタリア北西に位置するピエモンテで興った18世紀のピエモンテ楽派。ヴァイオリンの発展が目覚ましかったピエモンテの"ピアノ音楽"に着目した興味深いプログラム。ピエモンテ図書館で発見されたヴィンチェンツォ・カルデラーラ(1758−1802)やジャチント・カルデラーラ(1729−1803)たちの作品により、ピエモンテ楽派の"ピアノ音楽"の知られざる魅力が明らかとなります。
TC-720101
テレーザ・アニェージ:器楽伴奏付き歌曲集(1749年)
私は混乱している羊飼い/私の心は甘い動きで震え/話すのは私ではないので/最愛のライを泣かせないで/私は喜んで彼に従い/残酷なことを言わないで/牧師は冗談を言う/苦しみ、軽薄/古いの刑務所へ
エレーナ・ディ・シモーネ(Ms)、
アンサンブル・イル・モザイコ

録音:2018年1月、ヴェローナ(イタリア)
マリア・テレーザ・アニェージ(1720−1795)は、経歴や詳しい作曲歴などは謎に包まれているものの、1749年に作曲された「Arie con Istromenti」は、ザクセン選帝侯フリードリヒ・クリスティアンの妻であるマリア・アントーニアに捧げられており、イタリアのミラノを主な活躍の場としたとされる18世紀の女流音楽家。
その主な作品は歌曲と鍵盤作品であり、歴史に埋もれた知られざる女流作曲家の1749年の歌曲集が、エレーナ・ディ・シモーネの歌声で陽の目を見ます。
TC-720790(2CD)
ジョヴァンニ・バッティスタ・ジェルヴァージオ(18世紀):2本のマンドリンのための6つのデュエット Op.5(1786) デ・ボン・パローレ

録音:2020年2月
ジョヴァンニ・バッティスタ・ジェルヴァージオは18世紀のイタリアの作曲家兼マンドリン奏者でした。マンドリン奏者として人気のあったジェルヴァージオはヨーロッパ各地で演奏を行っていたようです。マンドリンの作品をいくつも残したジェルヴァージオは、奏法に関する書物も残しており当時のマンドリンの第一人者であったことがうかがえます。
TC-721401
ナルディーニ(1722-1764):ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集 アンサンブル・
アルディ・コル・ミオ
TC-721601
パオルッチ(1727-1777):アッシジの聖修道院図書館の草稿集
シンフォニア/今ぞ見よ
フラウト・トラヴェルソと弦楽のための協奏曲
主なる神/贖罪/他(全10曲)
ジュゼッペ・マリーノ(指)
アッシジ・フランチェスコ大聖堂
カペラ・ムジカーレ
イ・ソリスティ・ディ・ペルージャ
TC-730201
ベゾッツィ(1738-1791):2つのオーボエ、2つのホルンとファゴットのためのソナタ集
[第22番/第10番/第1番/第12番/
第2番/第21番/第13番/第14番]
ジュゼッペ・ナリン(ディレクター)
アンサンブル・バロッコ・サン・スーシ
17世紀から19世紀にかけて繁栄したイタリアの音楽一家ベゾッツィ一族の一人であるカルロ・ベゾッティ。ベゾッティ一族はオーボエ奏者を多く輩出しており、カルロも例に漏れずオーボエ奏者兼作曲家としてドレスデンを中心に活躍。また、カルロの演奏を聴いたレオポルド・モーツァルトから高く評価されたという逸話も残っています。全曲世界初録音。 
TC-730401
デマーキ:室内楽作品集
トリオ・ソナタ第5番イ長調
トリオ・ソナタ第6番ヘ短調
トリオ・ソナタ第7番ハ短調
2本のヴァイオリンのための二重奏曲変ロ長調
2本のヴァイオリンのための二重奏曲変ホ長調
ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ第1番変ホ長調
ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ第2番変ロ長調
トライゴノ・アルモニコ

録音:2014年3月、クレモナ(イタリア)
アレッサンドリアで生を受け、ジュネーヴやロンドンなどヨーロッパ各地で活躍した18世紀イタリアのコンポーザー=ヴァイオリニスト、ジュゼッペ・デマーキ(1732−1791)。現在では4つのヴァイオリン協奏曲をはじめとした17曲が比較的知られているものの、作品番号無しの室内楽作品なども、ボッケリーニのギャラント様式を思わせる秀作です。
TC-730601
フランチェスキーニ:ソナタ集 Op.1(第1番−第6番) エンリコ・カザッツァ(Vn)(指)
アッカデーミア・
デラ・マニフィカ・コムニタ
TC-731201
ロンバルディーニ:6つの弦楽四重奏曲 アッカデーミア・
デラ・マニフィカ
TC-731301
ジョヴァンニ・メネゲッティ(c.1730−1794):協奏曲とソナタ
ヴァイオリン協奏曲イ長調
同へ長調/ヴァイオリン・ソナタ イ長調
ヴァイオリン協奏曲ハ長調/同へ長調
同ニ長調/チェンバロ・ソナタ 変ロ長調
同ト短調(全曲世界初録音)
アルキチェンバロ・アンサンブル、
ジョヴァンニ・グリエルモ(Vn)、
エンリコ・ザノヴェッロ(Cemb&Org)
音楽家ガエターノ・メネゲッティの息子として1730年頃に生を受けた知られざるイタリアの作曲家ジョヴァンニ・メネゲッティ。ヴィチェンツァのアカデミア・アルモニカのために作曲されたカンタータなどの宗教声楽作品がメネゲッティの作品の中核と伝えられていますが、ここに収録された「協奏曲とソナタ」もイタリア北東部のヴィチェンツァの宝石と例えられる素晴らしい作品です。全曲世界初録音。
TC-731303
ジュゼッペ・ミッリコ:ハープ・ソナタ集
ソナタ第4番/Ho sparso tante lacrime/ソナタ第7番/La farfalletta che fra l’erbetta/Del mio destino ingiusto/ソナタ第10番/Fille se mai pretendi/ソナタ第12番/Alla vezzosa Fille/ソナタ第8番−ソナタ第9番/Per che sul mio crine/ソナタ第6番/Se i tuoi vezzosi lumi/ソナタ第5番−ソナタ第1番/Della tua rea perfidia/ソナタ第2番−ソナタ第3番/ヴァイオリンとハープのための二重奏/ソナタ第11番
エマヌエラ・デリ・エスポスティ(ハープ)
神谷美穂(S)、
ダニエラ・ヌッツォーリ(Vn)

録音:2016年6月&10月、イタリア
グルックの友人であり優れたハープ奏者&教師としても知られていた18世紀イタリアのカストラート、ジュゼッペ・ミッリコ(1737−1802)のハープ作品集。12のハープ・ソナタと、彌勒忠史とともにコンチェルト・セグレートのメンバーにも名を連ねている日本人ソプラノ神谷美穂が歌うハープ伴奏のカンツォネッタ、ヴァイオリンとハープのための二重奏を収録。
TC-733701
リダルティ(1730-1795):チェンバロのための協奏曲と室内楽曲
チェンバロ,ヴァイオリンと通奏低音のための協奏曲
フルートとチェンバロのための二重奏曲第1番
チェンバロ独奏のためのソナタ
ヴァイオリンとチェンバロのための二重奏曲第5番
パオラ・ポンチェット(Cemb)
アウセル・ムジチ
[アティリオ・モッツォ、
ラウラ・ミルリ(Vn)
ミケーレ・タツァーリ(Vc)
カルロ・イパータ(Fl-tr)]
TC-731601
プニャーニ:ヴァイオリン協奏曲集
ヴァイオリン協奏曲ニ長調
ヴァイオリン協奏曲イ長調
ロベルト・ノフェリーニ(バロックVn/ジュゼッペ・スカランペラ1865年製)、アラン・フレイレス・マグナッタ(指)オルケストラ・ヌオーヴェ・アッソナンツェ


※使用ヴァイオリン:ジュゼッペ・スカランペラ(1838-1902)、1865年製
※使用弓:ジョン・ドッド(1752-1839)、19世紀初期製
録音:2014年11月、オラトリオ・ディ・サン・フランチェスコ・ポヴェリーノ(フィレンツェ、イタリア)
ジョヴァンニ・バッティスタ・ソミスに師事し、コレッリの孫弟子にあたるプニャーニは、10歳という若さでトリノ・レージョ劇場のオーケストラにヴァイオリン奏者として参加するなど、早くからヴァイオリンのヴィルトゥオーゾとしての才を発揮。前古典派時代のイタリア、特にヴァイオリンの分野において目覚ましい活躍を繰り広げた18世紀を代表するコンポーザー=ヴァイオリニストの1人です。
ノフェリーニは「イ長調」の協奏曲と共に、1997年にポーランドのクラクフの図書館で、同国の音楽学者アダム・リーガーによって発見された「ニ長調」の協奏曲を録音。
タルティーニの形式を思い起こさせる「イ長調」と、ロカテッリの「ヴァイオリンの技法 Op.3」からの影響を感じさせる「ニ長調」。18世紀イタリアのヴィルトゥオーゾが遺した2つのヴァイオリン協奏曲を、現代のイタリアのヴィルトゥオーゾが、ピリオド楽器で流麗かつ華麗に奏でます。
TC-740001
ケルビーニ&カンビーニ:弦楽三重奏曲集
ケルビーニ:弦楽三重奏曲第1番ト長調、
 弦楽三重奏曲第2番ハ長調
カンビーニ:弦楽三重奏曲ヘ長調 Op.2-1、
 弦楽三重奏曲変ロ長調 Op.2-2、
 弦楽三重奏曲変ホ長調 Op.2-3
トリオ・ヘーゲル
〔ダヴィド・スカローニ(Vn)、ダヴィデ・ブラーヴォ(Va)、アンドレア・マルコリーニ(Vc)〕

録音:。2015年4月
トスカーナ生まれ、パリで活躍という共通点を持つ2人のイタリアの音楽家、ルイジ・ケルビーニとジュゼッペ・カンビーニの「弦楽三重奏曲集」。劇場での不遇を乗り越えパリ音楽院院長にまで上り詰めたケルビーニと、アフリカ旅行中に海賊の襲撃を受け奴隷にされたというエピソードが残るカンビーニの人生を作品から聴き取るのも面白い。ドイツの哲学者ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲルの名を冠するアンサンブルの好演も光ります。
TC-740201
ボッケリーニ:ヴァイオリンを伴うフォルテピアノのためのソナタ集 Op.5 エンリコ・ガッティ(Vn)
フランコ・アンジェレーリ(Fp)
TC-740202
ボッケリーニ:ヴァイオリンとチェロを伴うフォルテピアノのための6つのソナタ(1781) ガリマティアス・ムジクム
[ラウラ・アルヴィーニ(Fp)
エンリコ・ガッティ(Vn)
ロベルト・ジーニ(Vc)]
TC-740203
ボッケリーニ:フォルテピアノ、2つのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのための五重奏曲集
Op.56 NO1/5/6
ガリマティアス・ムジクム
[ラウラ・アルヴィーニ(Fp)
エンリコ・ガッティ(Vn)
ルイージ・
マンジョカヴァッロ(Vn)
エミリオ・モレーノ(Va)
ロベルト・ジーニ(Vc)]
TC-740204
ボッケリーニ:6つのヴァイオリン二重奏曲(1769) マルコ・ロリャーノ、
ジャンフランコ・
イアンネッタ(Vn)
TC-740205
ボッケリーニ:フルート五重奏曲集
ト長調 G.438/へ長調 G.440/変ロ長調 G.442
ニコラ・グイデッティ(Fl)
ヌォーヴォ・クァルテット・
イタリアーノ
チェロの名奏者としても有名だったボッケリーニのフルート五重奏曲集。フルートのグイデッティはランパルの下で学び、現在イタリアのフェラーラ市管弦楽団の首席奏者をつとめており、ヨーロッパ室内管などとも共演を行っています。
TC-740206
ボッケリーニ:チェロ協奏曲第2番ニ長調
変ロ長調(グルツマッヒャー編曲)
交響曲ニ長調G.490
ニ短調Op.12-4,G.506《悪魔の家》
フランコ・マッジオ・オルメツォウスキ(Vc)、
アンサンブル・レスピー
ソリストのオルメツォウスキはアンサンブル・レスピーギのチェロ奏者として活躍するイタリアのベテラン奏者。サヴァリッシュ、バーンスタインなど巨匠との共演経験を持つなど堂々たる演奏は流石の一言。タクトゥスの看板アーティストでもあるアンサンブル・レスピーギの洗練されたアンサンブルも健在!
TC-740208
ボッケリーニ:スターバト・マーテル(1781年初稿版) バルバラ・ヴィニュデッリ(S)
フラヴィオ・エミリオ・スコーニャ(指)
ベネデット・マルチェッロ室内O
高貴で荘厳な音楽ながら、どこか温かな雰囲気が溢れるボッケリーニの宗教音楽の中核的作品。この作品には初稿版、第2版と2つの版が存在しており、当盤に収録されているのは1781年に作曲されたソプラノ独唱と管弦楽伴奏による初稿版を使用した演奏です。スコーニャとマルチェロ室内管はペルゴレージのスターバト・マーテル(TC 711603)をタクトゥスへ録音しており、その演奏と解釈には定評があります。
TC-740209
ボッケリーニ:6つの弦楽四重奏曲Op.26(2台フォルテピアノ版/世界初録音) アンナ・クレメンテ(フォルテピアノ/ヨハン・シャンツc.1810−1815))
スザンナ・ピオランティ(フォルテピアノ/ヨハン・シャンツc.1800)

録音:2011年7月、フィレンツェ
18世紀イタリアの室内楽王ボッケリーニがスペイン時代の1778年に作曲した代表作、「6つの四重奏曲Op.26」の"世界初録音"となる2台のフォルテピアノ編曲版!ドイツ、ドレスデンのザクセン州立図書館に写本の形で所蔵されている2台のフォルテピアノ(Cemb)版は、編曲者は不明とされていますが、その楽譜の存在は「ピアノ四重奏曲」にも編曲された「Op.26」の音楽的価値の高さを物語っています。
イタリアの女流デュオが弾く楽器は、それぞれがウィーンの名工ヨハン・シャンツが製作したオリジナルのフォルテピアノ!ウィーンの銘器が奏でるボッケリーニの「Op.26」の知られざる姿。優美で躍動感あふれる演奏にただただ感嘆です。
TC-740301
カンビーニ:フルート、オーボエ、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための6つの五重奏曲 アッカデーミア・クラシカ・
ディ・ヴェネツィア
TC-740302
カンビーニ(1746-1825):6つの協奏的三重奏曲 Op.26 トリオ・トゥルテ
[ニコラ・グィデッティ(Fl)
エマヌエル・ベンフェナティ(Vn)
ロリス・ダル・ボ(Vla)]
TC-740303
カンビーニ:室内楽作品集
チェンバロ,ヴァイオリン,オーボエとチェロのための5つの四重奏曲(第1番ハ長調、第2番ハ長調、第3番イ長調、第4番ト長調、第5番ヘ長調)
ヴァイオリン,オーボエとチェロのための三重奏曲第5番ト長調 Op.45(全曲世界初録音)
サンスーシ・アンサンブル

録音:2011年12月、パドヴァ
ボッケリーニやマンフレーディ、ナルディーニと組んだ弦楽四重奏での成功、アフリカ旅行中に受けた海賊からの襲撃、モーツァルトとのトラブルなど、信憑性は定かではないが様々なエピソードを持つジュゼッペ・マリア・カンビーニ(1746−1825)。1770年代にフランスへと渡り、コンセール・スピリチュエルでの演奏、楽譜の出版、さらにはフランス革命の中を生き抜くなど、パリを活躍の舞台としたカンビーニの、快活で躍動感のある室内楽作品は高い評価を受けたとされています。
TC-741201
アンドレア・ルッケージ(1741-1801):シンフォニア ハ短調
レクイエム
ナディア・マンテッリ(S)
アレッサンドラ・ヴァヴァッソーリ(Ms)
エマヌエル・ダグアンノ(T)
フランチェスコ・アッゾリーニ(Bs)
G.バティスタ・コランブロ(指)
クレモナ・バロックO 他
アンドレア・ルッケージは18世紀に活躍したイタリア生まれの作曲家。1774年にベートーヴェンの祖父が務めていたボン宮廷楽長の座を引き継いだ人物としても知られていなす。4人のソリストと合唱、小編成オーケストラで演奏されるレクイエムはシンフォニアと共に貴重な録音。 
TC-741202
ルッケージ(1741-1801):オルガン・ソナタ集
ソナタ第1番 ハ長調/ソナタ第2番 へ長調/
8つのディヴェルティメント/ソナタ(1764)
ロベルト・ロレッジャン(Org)
TC-741203
アンドレア・ルッケージ(1741−1801):オラトリオ《イエス・キリストの受難》(世界初録音) アレッサンドラ・ヴァヴァッソーリ(A)、
パオラ・マンフレディーニ(S)、
マヌエル・ピエラテッリ(T)
アンジェロ・マンツォッティ(A)、
エレーナ・ベルトゥッツィ(S)、
ジョヴァンニ・バティスタ・コルンブロ(指)
コロ・デル・アカデミア・ムジカーレ・サン・ジョルジオ、
クレモナ・バロックO
アンドレア・ルッケージは18世紀に活躍したイタリア生まれの作曲家。1774年にベートーヴェンの祖父が務めていたボン宮廷楽長の座を引き継いだ人物としても知られています。オラトリオ《イエス・キリストの受難》は1776年にボンで作曲された約70分のオラトリオであり、その名の通りキリストの受難を描いています。このような埋もれたイタリアの作品の世界初録音が登場するのもタクトゥスならでは。
TC-742001
マジーニ(1741-1808):2つのヴァイオリンとチェロのための
三重奏曲三重奏曲 K.33/K.34/K.26/K.27
マルコ・ロリャーノ、
ジャンフランコ・
イアンネッタ(Vn)
ルイジ・プクセドゥ(Vc)
TC-742701
ブルネッティ(1744-1798):2つのヴァイオリン、ヴィオラ、ファゴットと
チェロのための6つの五重奏曲 Op.2
パオロ・カルリーニ(Fg)
サンドロ・マテラッシSQ
TC-744590(2CD)
トゥッリーニ:6つのチェンバロ・ソナタ(1795)
ヴァイオリン伴奏とチェンバロ独奏のフーガ付き「6つのチェンバロ・ソナタ」(1784)
ジュズィ・デ・ベラルディニス(フォルテピアノ)、
クリスティーナ・パルッチ(Vn)

※全曲世界初録音
18世紀後期〜19世紀初期のイタリアにおける「鍵盤ソナタ」を発展させた盲目の天才トゥッリーニ。1784年と1795年の「チェンバロ・ソナタ」は、イタリアのチェンバロからピアノ(フォルテピアノ)への過渡期を刻印した音楽史的観点からも貴重な資料となることでしょう。使用楽器のヨハン・フリッツ製作(1810年頃)のフォルテピアノと、ジョヴァンニ・トノーニ製作(1700年)のヴァイオリンの音色もこのディスクの大きな魅力です。
TC-745201
アンナ・ボン:フラウト・トラヴェルソのための「6つの室内ソナタ」 シルヴィア・モローニ(フラウト・トラヴェルソ)、
アンサンブル・オベロン
イタリアからドイツに渡りエステルハージ家の宮廷に仕えたアンナ・ボン(1740−?)は、脚本家の父と声楽家の母を持つヴェネツィア出身のイタリア人女流作曲家。モーツァルトが生まれた1756年に16歳のアンナ・ボンがニュルンベルクのバルタザール・シュミットから出版した「6つの室内ソナタ」は古典派時代の様式で作曲されており、トラヴェルソ・ソロのシンプルで美しい旋律、自身の演奏家としての経験が反映されたチェンバロの活躍が特徴的。
TC-750301
カンパニョーリ:6つのフルート四重奏曲
フルート四重奏曲第1番ニ長調
同第2番ト長調/同第3番ト長調
同第4番ホ短調/同第5番ヘ長調
同第6番変ロ長調
ニコラ・グイデッティ(Fl)、
マルコ・ロリャーノ(Vn)、トマソ・ポッジ(Va)
カ・パッカネラ(Vc)
バルトロメオ・カンパニョーリ(1751−1827)は、タルティーニの孫弟子にあたり、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のコンサートマスターへの就任、スウェーデン王立アカデミー会員への選出など、母国イタリアだけでなくドイツや北欧でもその勇名をはせたイタリアの音楽家。作曲家カンパニョーリの作品にはエチュードなど、特に自身が相当な腕前を持っていたヴァイオリンのための教育的作品が多く、この録音のように器楽を主役とした室内楽作品は珍しいです。ソロのニコラ・グイデッティは、イタリアのフェラーラ市管弦楽団の首席フルート奏者。ガッツェローニ、マリオン、ランパルといった名匠たちから学んだフルートの実力は本物。
TC-750601
フェデリーゴ・フィオリッロ(1755−ca.1823):フルートとヴァイオリン,ヴィオラのための三重奏曲集(第1番〜第6番) アンサンブル・アランティカ
1755年にオペラ作曲家であるイニャツィオ・フィオリッロの息子として生まれたフェデリーゴ・フィオリッロ。1788年からはロンドンでザロモン弦楽四重奏団のヴァイオリン奏者として活動を始めるなど相当な名手であったとされています。当盤には「36曲のカプリッチョ」と並ぶ代表作である「三重奏曲集」を収録しており、今回が世界初録音。 
TC-750702
ジュゼッペ・ジョルダーニ:宗教作品集
ミサ曲と夕べの祈り/タントゥム・エルゴU/オッフェルトリウム
コーロ・ゴッフレード・ペトラッシ、
ステファーノ・クッチ(指)
アレッサンドロ・アルベンガ(Org)

録音:2015年4月
ジュゼッペ・ジョルダーニ(1751−1798)は、チマローザの同世代であり、18世紀イタリア、ナポリの作曲家(トンマーゾ・ジョルダーニとは別人)。
主にオペラやバレエ音楽の作曲家としてその名を歴史に遺しているジュゼッペ・ジョルダーニの宗教作品のみを集めたタクトゥスならではの好企画の録音。
TC-750901
サリエリ:序曲、スケルツォとディヴェルティメント集 パオロ・ポッラストリ(Ob)
クァルテット・アマーティ
TC-750902
サリエリ:管楽合奏のための音楽 パオロ・ポッラストリ(指)
アンサンブル・イタリアーノ・
ディ・フィアーティ
TC-751690(2CD)
ピーオ:4声とオーケストラのためのオラトリオ「ジョナータ」 アンサンブル・イ・ルオーギ・デッロ・スピリート、
マリア・ルイーザ・バルダッサーリ(指)

録音:2010年12月のライヴ
アントニオ・ピーオ(1753−1795)は、イタリア、フェラーラで生まれ、ナポリの聖オノフリオ音楽院でパスクアーレ・アンフォッシから音楽を学んだ18世紀イタリアの音楽家。
ラヴェンナの資料館にスコアが保管されていたピーオのオラトリオ「ジョナータ」(1779)は、イタリア古典派の知られざるオラトリオ。18世紀イタリアにおける最も有名なオペラ作曲家だった師匠譲りの作曲技法が、「ジョナータ」で明らかになります。
TC-751801
アレッサンドロ・ロッラ(1757-1841):フルートとヴァイオリンのための二重奏曲集 ダニエル・ルッジェッリ(Fl)
マルコ・ロリャーノ(Vn)
TC-751802
アレッサンドロ・ロッラ(1757-1841):ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲集
[ト長調/変ホ長調/イ短調]
マルコ・ロリャーノ(Vn)
ルカ・サンツォ(P)
TC-751803
アレッサンドロ・ロッラ(1757-1841):6つのヴィオラ二重奏曲集 フランチェソ・ラトゥアーダ、
カルロ・バラト(Va)
TC-751805
アレッサンドロ・ロッラ(1757-1841):6つのフルート四重奏曲 マリオ・カルボッタ(Fl)
エラスムスSQメンバー
[ジャンバティスタ・ピアネッツォーラ(Vn)
マウリッツィオ・スキアーヴォ(Va)
クラウディオ・フリゲリオ(Vc)]
ロッラはイタリアのヴァイオリニスト、ヴィオラ奏者、作曲家。卓越した技巧を持つロッラは、演奏者としてだけでなくミラノ音楽院でヴァイオリンとヴィオラの主任としても活躍。また、多作な作曲家でしたが、そのほとんどは手稿譜でしか残されておらず、現在この作品が演奏される機会はあまりありません。 
TC-752201
ハープのための音楽 アントネッラ・チコッツィ(Hp)
TC-752801
クレメンティ:ソナタ変ロ長調Op.5-1(第2稿/1807)
3つのソナタOp.15
エンツォ・ポルタ(Vn)、
カルロ・マッツォーリ(フォルテピアノ)
「ピアノフォルテの父」、「ソナチネ」で知られる18世紀〜19世紀イタリアの作曲家クレメンティのヴァイオリンとピアノフォルテのためのソナタ集。Op.5で見られる卓越した対位法など、ヴァイオリンとピアノフォルテを対等に表現させた高度な作曲技法はクレメンティの名声を証明するもの。ボローニャ・テアトロ・コムナーレ管などで活躍したベテラン奏者ポルタが弾くミハイル・プラットナー(1735、ローマ)のヴァイオリンとマッツォーリの弾くフォルテピアノが作曲当時の響きを届けてくれます。
TC-760401
デ・グラッシ:6つのオルガン・ソナタ
ソナタ第1番ハ長調/ソナタ第2番ハ長調
ソナタ第3番ハ長調/ソナタ第4番変ホ長調
ソナタ第5番ニ短調/ニ長調
ソナタ第6番ハ長調〔未完成〕(全曲世界初録音)
マヌエル・トマディン(Org)

録音:2010年6月、パロッキアーレ教会(ウディネ)
イタリアのグラードで生まれたルイージ・デ・グラッシ(1760−1831)。チヴィダーレ・デル・フリウーリの大聖堂でオルガニストを務めるなど、北イタリアで活躍した音楽家。「6つのオルガン・ソナタ」は、ウディネの市立図書館に手稿譜が所蔵されていた作品。北イタリアのオルガンの巨匠の存在を裏付ける貴重な証拠となることでしょう。1858年製のザニン・オルガンの明るく柔らかな音色が愉しさを醸し出しています。
TC-760601
フェラーリ:ピアノ、ヴァイオリンとチェロのためのトリオ・ソナタ Op.25
ピアノ,ヴァイオリンとチェロのための三重奏曲 Op.11
コラード・ルッツァ(P)、
ミリアム・ダル・ドン(Vn)、
フェデリコ・マグリス(Vc)


録音:2013年9月、アルコ(イタリア)
絹織物商の家に生まれ、後にヨーロッパ各地を駆け巡る作曲家、音楽理論家となったジャコモ・ゴティフレド・フェラーリ(1763−1842)。
イタリア国外へと活躍の場を移したフェラーリは、作曲活動はもちろんのこと、主にフランスとイングランドで王侯貴族の音楽教師を務めたことでも知られています。
ハイドンやクレメンティ、そしてドゥシークと親交を深めたフェラーリでしたが、最も影響を受けたの作曲家は天才モーツァルト。その作品からはモーツァルトの音楽からの影響の大きさを感じ取ることができます。
TC-761301
ヨハネス・ジーモン・マイア(ビアンキーニ、バルバレスキ、トロンベッタ編):ピアノ協奏曲 ハ長調/ピアノ協奏曲 ハ長調
「シサラ」序曲
ピエロ・バルバレスキ(P)
パオロ・
ポンツィアーノ・チアルディ(指)
デッレトルリア室内O
TC-761302
モリーノ:ギターとヴァイオリンのためのソナタOp.2
ギターとヴァイオリンのためのソナタOp.7
ルチアーノ・トルトレッリ(G)、
マウロ・トルトレッリ(Vn)

録音:2013年7月
カルッリとのライバル関係、クロイツァーに献呈された「ヴァイオリン協奏曲第2番」でなどで知られるフランチェスコ・モリーノ(1768−1847)は、ピエモンテ軍のオーボエ奏者、トリノ・レージョ劇場のヴィオラ奏者としても活躍したイタリアの音楽家。ギタリストとしてパリで活躍したモリーノのギターを伴う室内楽作品は、現代でも重要なレパートリーとして親しまれています。イタリアの実力派ギタリストとヴァイオリニスト、ルチアーノとマウロのトルトレッリ兄弟が絶妙なコンビネーションを披露!
TC-761303
モンティ:ミゼレーレ(原典版)
カンタータ「Nelle ore desolate di Maria SS」
ミゼレーレ(マルコ・ジャチントゥッチによる復元版)
デ・ボン・パローレ、
マルコ・ジャチントゥッチ(指)

録音:2015年3月
イタリア、ペスカーラのペンネで生を受けた作曲家、ニコラ・モンティ(1767−1838)の宗教作品集。「ミゼレーレ」は、原典版(Miserere mei, Deus - Ampilus lave me)と、マルコ・ジャントゥッチの復元による全曲版の2種類を収録。
TC-761601
フランチェスコ・ポリーニ(1762−1846):奇想曲Op.28/ソナタ ハ短調Op.26-3
同ト短調Op.26-6/変奏曲とトッカータOp.53
コスタンティーノ・マストロプリミアーノ(フォルテピアノ)
フランチェスコ・ポリーニは、スロヴェニアのリュブリャナに生まれたイタリアの音楽家であり、ウィーン時代にはモーツァルトに師事していた経歴を持つ。ポリーニは、俳優や歌い手、作曲家、ヴァイオリン奏者、ピアニストなど多彩な才能を持ち合わせていたことも知られています。フォッジャ音楽院のディプロマを修了したマストロプリミアーノは1750年から1850年の作品を最重要レパートリーとするイタリアの鍵盤奏者。現在はペルージャ音楽院で室内楽の指導を行っています。
TC-762201
ガエターノ・ヴァレーリ(1760/64−1822):シンフォニア ニ長調
オルガン協奏曲ト長調
シンフォニア・ロンド ハ長調
シンフォニア ニ長調/同変ロ長調
オルガン協奏曲変ロ長調
シンフォニア ニ長調
ルカ・スカンダーリ(Org)、
ファブリツィオ・アメット(ディレクター)、
ヘルマンス・コンソート
ヴァレーリは絵画にも非凡な才能を示すなど、音楽、美術の両分野に精通していた18世紀イタリアの音楽家である。自らがオルガニストとして活躍していたこともあり、オルガン作品はヴァレーリの作品の中でも特に高く評価されています。全曲世界初録音。
TC-762290(2CD)
ヴァレーリ:オルガン作品集
6つのソナタ(ms.59.18)/オルガンとチェンバロのためのソナタ(ms.59.19)/行進曲(ms.59.35)/6つのソナタ(ms.59.16)より ソナタ第3番、ソナタ第6番/4手によるオウヴェルトゥーラ・リドッタ(ms.59.25)/ラルゴ(ms.59.34)/グランデ・シンフォニア(ms.59.21)/牧歌(ms.59.20)/6つのソナタ(ms.59.16)より ソナタ第1番、ソナタ第2番、ソナタ第4番、ソナタ第5番/4手によるソナタ(ms.59.15)
アレッサンドロ・ペリン(Org)、
ロベルト・ロレッジャン(Org)

録音:2013年9月−2014年5月
イタリア、パドヴァの音楽家ガエターノ・ヴァレーリ(1764−1822)は音楽と美術の両方で才能を発揮し、生涯に渡って絵画にも親しんだという多才家。ピアニストとしても優れた腕前の持ち主だったヴァレーリは、パドヴァ大聖堂の楽長、オルガニストという大役を担った同地を代表する音楽家の1人です。使用楽器は、ロヴィーゴ、カヴァッツァナのサン・ロレンツォ教会に設置されているジャコモ・バッザーニ&フィリ1832年製と、同じくロヴィーゴ、ポレゼッラのロザリオの聖母教会に設置されているガエターノ・カリード1797年製のヒストリカル・オルガン。
TC-770301
フェルディナンド・カルッリ(グイデッティ&パリャリーニ編):二重奏曲集
[ニ長調Op.158-1/ハ長調Op.158-2/イ長調Op.51-1/
ニ長調Op.51-2/ト長調Op.51-3/ハ長調Op.51-4/
ヘ長調Op.51-5/ニ長調Op.51-6]
ニコラ・グイデッティ(Fl)
マウリッツィオ・パリャリーニ(G)
TC-770701
アレッサンドロ・グラツィオーリ(1770-1834):21のオルガン・ソナタ アルベルト・グェルツォーニ(Org)
TC-770702
ジアネッラ:3つのデュオ・コンチェルタンテ Op.2 クラウディオ・オルテンシ(Fl)、
アンナ・パセッティ(ハープ)

2013年9月
ヴェネツィアのフェニーチェ劇場、ミラノ・スカラ座、パリ・オペラ座のためのオペラやバレエを作曲し、当時の大作曲家ドメニコ・チマローザの葬送にも携わったイタリア古典派の音楽家ルイジ・ジアネッラ(1770ca.−1817)。その生涯の多くの部分は謎に包まれているものの、パリでジャン=アンリ・ナーデルマンによって出版されたフルートとハープのための「Op.2」は、忘れられた作曲家ジアネッラの功績を知ることのできる貴重な機会です。
TC-771301
モランディ(1777-1856):4手のためのオルガン・ソナタ
シンフォニア・マルツィアーレ
序奏、主題と変奏と終曲 ヘ長調
ソナタ 変ロ長調/牧歌 ヘ長調
シンフォニア/大ソナタ ヘ長調
序奏、主題と変奏と終曲 ヘ長調
軍隊の行進
フェデリカ・イアンネッラ、
ジュリアーナ・マッカローニ(Org)
2人の女流オルガン奏者による4手連弾。壮大に鳴り響くオルガンは圧巻!全曲世界初録音。
TC-772801
コッリ:ハープのための作品集
前奏曲とワルツ/フランス風アリアと変奏
ハープ・ソナタ変ロ長調Op2-1
同ト長調Op.2-2/同ハ短調Op.2-3狩
ハープ・ソナタ変ホ長調Op.2-4
同ヘ長調Op.2-5/同ハ長調Op.2-6
フロラレーダ・サッキ(Hp/エラール1816)
イタリア出身の音楽一族"コッリ一族"に生まれ、ドゥセックにより波乱に満ちた生涯に巻き込まれた女流音楽家ソフィア・ジュスティーナ・コッリ(1775−1830?)の無伴奏ハープ作品集。ハイドンの「嵐」の初演に参加するなど一流の音楽家に成長したソフィアは、1792年にドゥセック(ドゥシーク)と結婚。ソフィアはその後もハーピスト、作曲家として活動を続けるものの、父と夫の共同経営会社が破産すると夫のドゥセックは妻を捨てて瞬く間にドイツへ逃亡してしまうなど、波乱の人生を過ごしたことでも知られています。自身のハーピストとしての演奏経験が反映されたソフィアの作品は、いずれも気品に満ちた旋律が特徴的。1816年に製作されたエラールのハープが、18世紀から19世紀を強く生き抜いた女流音楽家の音楽を美しく響かせます。
TC-780001
マッツィーニのギターで演奏される手紙の音楽
パガニーニ:「気まぐれ」 MS.37より第16番、第17番、第20番、第31番、第37番、第38番
ルイジ・モレッティ(c.1765-c.1850):大ソナタ Op.2より「アンダンテ・グラツィオーソ」
ジュリアーニ:ジョヴァンニ・パチーニの歌劇「アマジリア」の「Lo ti vidi e t'adorai」の主題による変奏曲 Op.128、
 ロッシニアーナ第5番Op.123
レゴンディ(1822-1872):練習曲第1番
ヨハン・カスパール・メルツ(1806-1856):オペラ・レヴュー Op.8-29(ヴェルディ:歌劇「椿姫」より)
ルイジ・リナルド・レニャーニ(1790-1856):36のカプリス Op.20より第2番、第7番、第36番
マルコ・バッターリャ(G)

録音:2023年2月
19世紀の革命家、ジュゼッペ・マッツィーニは音楽に情熱を持ち、ロンドンに設立したイタリア学校への支援のために毎年コンサートを開催するほどでした。
マッツィーニはギターを愛し、彼が所有していた楽器は現在も博物館等に保管されています。本アルバムでは、ジェノヴァの博物館、ピサの博物館にそれぞれ保管されているギターと、音楽を奏でるマルコ・バッターリャ自身が個人でコレクションしているギターの3本を使用し、演奏されています。
TC-780301
ヴィンチェンツォ・コッラ(1784−1861):フルートのための室内楽作品集
ピアノとフルートのための幻想曲Op.25
フルートとギターのための二重奏曲
フルート,ヴァイオリン,ヴィオラとギターのための四重奏曲
マリオ・カルボッタ(Fl)、
カルロ・バルツァレッティ(P)、
グイド・フィクトナー(G)、
マルコ・ビアンキ(Vn)、アリス・ビサンティ(Va)
19世紀前半のイタリアで器楽作品に取り組んだヴィンチェンツォ・コッラは、イタリアのシヴィック・テアトル・ヴォゲラでオーケストラの指揮者、チェンバロ奏者を務めていたとされています。マリオ・カルボッタはイ・ポメリッジ・ムジカーリ管弦楽団ではプレーヤー、ミラノ・クラシカ室内管弦楽団では芸術監督として活躍するイタリアのフルーティスト。
TC-780701
ジュリアーニ:ギターのための作品集
12のモンフェリーネ Op.12
「アポロの黄金」Op.111〜Studio 2-4
24の練習曲集 Op.48〜Esercizio(NO5)
オーストリア民謡によるやさしい12の変奏曲
スペインのフォリアによる6つの変奏曲/ソナタ
12のエコセーズ/メヌエット/スケルツォ
18の漸進的レッスン Op.51〜Studio 7
24の漸進的レッスン第1部 Op.139〜Studio 6
サンドロ・ヴォルタ(G)
18世紀イタリアでギターの第一人者として高い名声を誇り、出版された自作曲は当時いずれも絶賛を受けたジュリアーニの作品集。サンドロ・ヴォルタは17世紀〜18世紀イタリアのギター作品のの名演奏者として活躍しており多数の受賞歴を誇ります。当CDはエンハンスト仕様となっており、ジュリアーニ、ヴォルタの情報などがパソコンで閲覧できるようになっています。 
TC-780702
ジュリアーニ:ソプラノとギターのための作品集
6つのカヴァティーナOp.39/ワルツOp.57 より
6つの歌曲Op.89/アリアOp.95
クリスティーナ・クルチ(S)
アルド・ヴィアネッロ(G)
イタリアのビシェリエに生まれ、18世紀を代表するギター奏者であり作曲家としてその名を馳せたマウロ・ジュリアーニ。ソプラノとギターの作品3曲に加えてギター独奏によるワルツ集からの抜粋をカップリング。ボローニャのG・B・マルティーニ音楽院で研鑽を積んだソプラノ奏者クルチと、アンサンブル・ファブラ、トリオ・ペトラッシなどで活躍中のギタリストであるヴィアネロの演奏が爽やかな風を呼び込んでくれます。 
TC-780703
ジュリアーニ:声楽とギターのための作品集
大序曲 Op.61
6つのアリエッタ Op.95
ヘンデルの主題による変奏曲 Op.107
ロマンス Op.27
英雄ソナタ Op.150
6つのカヴァティーナ Op.39
歌劇「タンクレディ」の「こんなに胸騒ぎが」によるカヴァティーナ Op.79
ロッサーナ・ベルティーニ(S)、
ダヴィデ・フィッコ(G)

録音:2013年7月、イタリア
クラシック・ギターの歴史の中で燦然と輝くイタリア、ナポリのヴィルトゥオーゾ、マウロ・ジュリアーニ(1781−1829)。19世紀のコンポーザー=ギタリストが遺した声楽とギターのための美しき作品を歌うのは、モンテヴェルディの「聖母マリアの夕べの祈り」(OGCD 922807)がレコードアカデミー賞に選ばれたラ・コンパーニャ・デル・マドリガーレのメンバーとしても活躍中の名ソプラノ、ロッサーナ・ベルティーニ!イタリア古楽界屈指のギタリストの1人であり、レコーディング・エンジニア(前述のモンテヴェルディの「聖母マリアの夕べの祈り」でもエンジニアを担当)としても高名なダヴィデ・フィッコとのデュオが、ジュリアーニのメロディアスな旋律美と、ヴィルトゥオーゾならではのテクニカルなパッセージをたっぷりと聴かせてくれています。
TC-781601
パガニーニ:ヴァイオリンとギターのためのソナタ集 ジャンフランコ・イアネッタ(Vn)
ジャンニ・ランドローニ(G)
TC-781602
パガニーニ:24の奇想曲/別れのカプリッチョ マルコ・ロリャーノ(Vn)
TC-781603
マンドリンとギターのための作品集
フェルディナンド・カルッリ(1770−1841):2つの二重奏曲
フィリッポ・グラニャーニ
(1768−1820):2つの二重奏曲
パガニーニ
:ロヴェーネのためのソナタ、セレナータ、メヌエット
バルトロメオ・ボルトラッツィ
(1773−1820?):主題と変奏、「うつろな心」による序奏と変奏曲
セルジオ・ジジョッティ(マンドリン)、
ファビアーノ・メルランテ(G)
マンドリンとギターのために1800年代前半に作曲されたイタリアの作品集。1996年よりデュオ活動を開始したマンドリンのジジョッティとギターのメルランテは、マンドリンとギターのために書かれたオリジナル作品を得意としておりこれまでに数々のコンクールを勝ち取っています。また使用楽器へのこだわりも非常に強く、マンドリンはナポリ型、ジェノヴァ形、ブレッシャ型の3種類。ギターは、それぞれ1800年代前半に製作された貴重な楽器を用いています。2人の卓越した技巧が地中海の風と香りを吹き込んでくれる素敵なアルバムです。
TC-781606
パガニーニ:チェントーネ・ディ・ソナタ M.S.112 第1番-第6番(パガニーニの自筆原稿を用いた世界初録音) ジャンフランコ・イアネッタ(Vn)、
ワルター・ザネッティ(G)

録音:2018年9月
本アルバムはパガニーニの自筆原稿のみを使用した初めての録音で、チェントーネ・ディ・ソナタの最初の6つのソナタを収録しています。(チェントーネ・ディ・ソナタは18曲のソナタが3つの小冊子(a,b,cと記されている)に均等に分割して収められています。)作曲はおそらく1828年の終わり頃にプラハで始まり、パガニーニのヨーロッパ旅行中の11年間に渡って行われたと考えられます。またチェントーネというタイトルは、作曲家の死後、未発表の資料を再整理する作業の中で、さまざまな曲のコレクションを一般的に示す目的で、原稿に付けられたものと思われます。パガニーニらしい歌心に満ちたくつろぎの音楽をお楽しみください。
TC-781607
パガニーニ:ヴァイオリンとギターのための作品集
無窮動 Op.11
ソナタ イ長調Op.3-1
ソナタ ト長調Op.3-2
ソナタ ニ長調 Op.3-3
ソナタ イ短調 Op.3-4
ソナタ イ長調 Op.3-5
ソナタ ホ短調 Op.3-6
グランド・ソナタ イ長調 MS.3
カンタービレ ニ長調 Op.17
ロベルト・ノフェリーニ(バロックVn)
ドナート・ダントニオ(G)
※使用楽器:ヴァイオリン(ジュゼッペ・スカランペラ1865年製作、ガット弦)、弓(ジョン・ドッド、19世紀初頭製作)、ギター(マルコ・マグオロ製作)

録音:2019年11月、スタジオ・ジュゼッペ・モナーリ(モデナ、イタリア)
ジュゼッペ・スカランペラが1865年にパリで製作した「ヴァイオリン」にガット弦を張り、19世紀初頭に当時の著名な弓職人だったジョン・ドッドが製作した「弓」を組み合わせ、演奏時間が100分を超えるという衝撃的なパガニーニの「24のカプリース」を披露してくれたイタリアのヴァイオリニスト、ロベルト・ノフェリーニ。
2013年に録音され大きな反響を呼んだ「24のカプリース」以来となるノフェリーニのパガニーニは、ヴァイオリンとギターのための作品集!
今回パガニーニの「ヴァイオリンとギターのための作品集」を録音するにあたり楽器、弦、弓は「24のカプリース」を録音した時と同じ組み合わせを今回も採用し、現代イタリアの名工マルコ・マグオロ製作のギターと同じくイタリアのアクイーラ社(Aquila Corde Armoniche)のガット弦の組み合わせを駆使するイタリアの実力派ギタリスト、ドナート・ダントニオとコンビを組んだノフェリーニ。
ノフェリーニとダントニオのコンビはHIP(Historically Informed Performance)とピリオド楽器による演奏で、パガニーニとこの2つの楽器、ヴァイオリンとギターとの間に生まれた情熱を巧みに表現してくれています。
HIPとピリオド楽器の特性を最大限に演奏に反映させたノフェリーニ&ダントニオのパガニーニは、まさにヴァイオリンとギターが織り成す極上のベルカント。
「24のカプリース」に続くノフェリーニのパガニーニにご期待下さい!
TC-781690(2CD)
ピリオド楽器による24のカプリース
パガニーニ
:24のカプリース(ピリオド楽器、ガット弦、ピリオド・ボウによる世界初録音)
ロベルト・ノフェリーニ(Vn)

録音:2013年9月、ストゥディオ・モナーリ、マッサ・フィナレーゼ(モデナ、イタリア)
イタリア、ブレシア出身の名工ジュゼッペ・スカランペラ(1838−1902)が1865年にパリで製作した"ヴァイオリン"と"ガット弦"、イギリス、ロンドンの名工ジョン・ドッド(1752−1839)が19世紀初期に製作した"弓"の共演による、衝撃のパガニーニの「24のカプリース」全曲録音!そして演奏時間は、なんと約99分!モダン・ヴァイオリンでも演奏困難と言われるパガニーニの難曲中の難曲「24のカプリース」に、ピリオド楽器&弓、ガット弦というパガニーニの時代のスタイルで挑むのは、作曲者と同じイタリアのヴァイオリニスト、ロベルト・ノフェリーニ(1973−)。
アルテュール・グリュミオーやサルヴァトーレ・アッカルド、コラード・ロマーノ、ドラ・シュヴァルツベルグ、パヴェル・ヴェルニコフにヴァイオリンを学び、ブルーノ・カニーノとのアンサンブルでも活躍。パガニーニの作品を得意とするノフェリーニは、モダン、ピリオドの両方を弾きこなすイタリア・ヴァイオリン界の次代の盟主です。
TC-790001
ナポリのカンツォーネ集(1799-1887)
作曲者不詳:ファットゥーラ
カルッリ:ラルゲット・エスプレッシーヴォ
ナポリ民謡:舟歌−サンタ・ルチア
ジュリアーニ:ギターのための練習曲第23番 Op.50他(全15曲)
ステファノ・アルバレッロ(G、歌)
TC-790002
ナポレオン時代のギター伴奏付き歌曲集
カルロ・ミケーレ・アレッシオ・ソラ(1786−1829):Or che fra nube asconde、Quel cor che mi prometti
ドメニコ・プッチーニ
(1772−1815):Aure amiche、Senza l'amabile
ガエターノ・マラーニ:E taglia cor di vederme、Polacca
ジローラモ・クレッシェンティーニ
(1762−1846):Languir d'amore/他 全20曲
マウリツィア・バラッツォーニ(S)、サンドロ・ヴォルタ(G)
ナポレオン・ボナパルトが生きた同時代に活躍したイタリアの作曲家たちによる歌曲集。
TC-790003
イタリア・オペラの女性たち
プッチーニ:歌劇《ジャンニ・スキッキ》〜お父様にお願い、歌劇《ボエーム》〜私が町を歩くと
ベッリーニ:歌劇《ノルマ》〜清らかな女神よ
ヴェルディ:歌劇《仮面舞踏会》〜仮面舞踏会による幻想曲、歌劇《椿姫》〜ああ, そはかの人か…花から花へ
ベッリーニ:歌劇《カプレーティ家とモンテッキ家》〜ああ幾度か、ポップーリ・ファンタスティコ
ドニゼッティ:歌劇《ドン・パスクヮーレ》〜騎士はあのまなざしを
フェデリカ・ザネッロ(S)、
レ・プレイアディ、エレーナ・チェッコーニ(Fl)、
パオロ・デヴォッティ(アルパ)、
フランチェスカ・ファヴィット(Vc)
フェデリカ・ザネッロは、師であるミレッラ・フレーニに太鼓判を押され、イタリアのフィヴィッツァーノで行われた国際リリック・コンテストでは20歳で優勝を飾るなど評価急上昇中のイタリア人リリック・ソプラノ。プッチーニやベッリーニ、ヴェルディなどイタリアの名作オペラからのアリアを、母国を同じくするリリック・ソプラノ歌手ザネッロが叙情的に、そして感動的に歌い上げる。またアリアとアリアの隙間から響いていくるフルートの音色がアクセントとなって心地よく響きます。
TC-790401
ドニゼッティ:オーボエとピアノのためのサロン音楽
歌劇「ランメルモールのルチア」から
歌劇「ベリサリオ」から
二重唱/歌劇「ポリウト」から
歌劇「ラ・ファヴォリータ」
ソナタ/練習曲第1番
オーボエとピアノのための独奏曲
パオロ・ポラストリ(Ob)
ミケーレ・イノチェンティ(P)
TC-790402
ドニゼッティ:弦楽四重奏曲集
第5番/第4番/第6番
ベルニーニSQ
TC-790403
ドニゼッティ:ヴァイオリンとピアノのための作品集
:変奏曲 変ロ長調/変奏曲 ヘ長調
ソナタ/スケルツォ
インソリート・オットチェント

録音:2023年1月
オペラ作曲家として著名なガエターノ・ドニゼッティですが、声楽曲同様に器楽の室内楽作品を作り続けていました。その中からあまり知られていないヴァイオリンとピアノのための作品をこのアルバムでは収録しています。その作品はドニゼッティのオペラ同様に彼の並外れた才能を示しています。
TC-791301
メルカダンテ:宗教音楽とオペラ的様式によるシンフォニア集
ミサ(2人のテノール、バスとオルガンのための)
タントゥム・エルゴ(テノール、合唱、オルガンのための)
大シンフォニア
シンフォニア・カラッテリスティカ
オルガンのためのシンフォニア
マリア・ダル・ビアンコ(指)
コーエノビウム・ヴォカーレ
エンリコ・ザノヴェッロ(Org)
TC-791801
ロッシーニ(セドラク編):「セビーリャの理髪師」(管楽合奏版) パオロ・ポラストリ(Ob)
アンサンブル・イタリアーノ・ディ・フィアーティ
TC-791802
ロッシーニ:弦楽のためのソナタ集[第1番−第6番] アンサンブル・
ヴィルトゥオージ・イタリアーニ
TC-791803
ロッシーニ:小ミサ・ソレムニス レティツィア・カランドラ・ブルマット(S)、
キアラステッラ・オノラーティ(A)、
ジュリアーノ・ディ・フィリッポ(T)、
ロレンツォ・バテジオン(Bs)、
ミケランジェロ・カルボナーラ(P)、
エンリコ・マリア・ポリナンティ(P)、
アルベルト・パヴォーニ(ハーモニウム)、
フラヴィオ・エミリオ・スコーニャ(指)
ゴッフレド・ペトラッシ室内cho
ロッシーニが晩年となる1863年に作曲を行った「小ミサ・ソレムニス」は、4声の独唱と合唱、2台のピアノとハーモニウムの伴奏という編成で書かれた傑作。ちなみに1864年に初演が行われた「小ミサ・ソレムニス」は1867年に管弦楽伴奏への改訂が行われています。指揮者のスコーニャはこれまでにもボッケリーニの「スターバト・マーテル」(初稿版)などの録音を手懸けるなど、イタリアの声楽作品の演奏には定評があります。
TC-791804
オーボエ協奏曲集
ベッリーニ:オーボエ協奏曲変ホ長調
ロッシーニ
:オーボエと小管弦楽のための変奏曲、
 アンダンテと変奏曲
ショパン
:ロッシーニの《シンデレラ》の主題による変奏曲
ロッシーニ:弦楽のためのソナタ第1番
ドニゼッティ:アンダンテ・ソステヌート
 イングリッシュ・ホルンのための小協奏曲
フェルレンディス
:オーボエ協奏曲ヘ長調
アレッサンドロ・バッチーニ(Ob)、
ジョルジオ・ファブリ(指)
オルケストラ・フィラルモニカ・チッタ・ディ・アドリア
ハインツ・ホリガーを師と仰ぎ、現在イタリアのシチリア交響楽団で首席奏者として活躍中のオーボイスト、アレッサンドロ・バッチーニのコンチェルト・アルバム。ベッリーニやドニゼッティから、ロッシーニの「変奏曲」のオーボエ・アレンジなど、イタリア一色のプログラムをバッチーニがアドリアのオーケストラをバックに芳醇な音色で聴かせてくれます。
TC-791805
オルガン4手連弾によるロッシーニの序曲集(世界初録音)
ロッシーニ:歌劇《どろぼうかささぎ》序曲
歌劇《セビリャの理髪師》序曲
歌劇《セミラーミデ》序曲
歌劇《タンクレディ》序曲
歌劇《アルジェのイタリア女》序曲
歌劇《ウィリアム・テル》序曲
ジュリアーナ・マッカローニ(Org)、
フェデリカ・イアネラ(Org)
ここでは原曲のオーケストラ版を単純にコピーするのではなく、スコアをオルガンの特性を活かした形に再構成。カラフルでゴージャスなサウンド、軽快なリズム、壮大なスケール、シンバルの音・・・。オルガン4手連弾が繰り広げるロッシーニの「序曲集」の演奏は、まるでこれが原曲なのではないかと思えてしまうほど。ジュリアーナ・マッカローニとフェデリカ・イアネラは、イタリアのセニッガリア国際オルガン音楽祭やペーザロの国際オルガン音楽祭の芸術監督を務める凄腕の女流オルガニスト・コンビ。ロッシーニ存命当時に製作された1821年フラテッリ・セラッシ製の歴史的オルガンが奏でる「序曲集」です。
TC-791806
ロッシーニ:フルート四重奏曲集
フルート四重奏曲第1番ト長調
フルート四重奏曲第2番イ長調
フルート四重奏曲第3番変ロ長調
フルート四重奏曲第4番ニ長調
ニコラ・グイデッティ(Fl)、
アレッサンドロ・シモンチーニ(Vn)、
デメトリオ・コムッツィ(Va)、
ルカ・シモンチーニ(Vc)

録音:2012年1月
ロッシーニ作曲のフルート四重奏曲集。歌心にあふれたロッシーニの抒情的な旋律が美しい作品となっています。クヮルテットの中心となるフルートのニコラ・グイデッティはイタリアのフルート奏者でジャン=ピエール・ランパルらに師事しました。音色は必要以上に華美になることがなく、聴衆に心地よい音楽を届けてくれています。
TC-792401
カルロ・イヴォン(1798-1854):
オーボエのための作品集

ソナタ ヘ短調/
オーボエとピアノのための「カン・ノットゥルノ」/
6つの練習曲/2つのオーボエのための二重奏曲 ト長調/
2つのオーボエのための二重奏曲 変ホ長調/
3つのオーボエのためのカプリッチョ
アレッサンドロ・バッキーニ(Ob)
アレッサンドロ・カペッラ(P)
フランチェスコ・デ・ローサ(Ob)
キアラ・スタイバーノ(Ob)
TC-792901
ダヴィデ・ダ・ベルガモ(1791-1863):典礼のための音楽
幻想曲/祈祷/アレグロ・モデラート/
パストラーレ/大シンフォニア/他(全11曲)
マルコ・ルジェッリ(Org)
TC-792902
ダヴィデ・ダ・ベルガモ(1971-1863):演奏会のための音楽
シンフォニア ホ長調/シンフォニア ニ長調/
ソナタ ヘ長調/ソナタ 変ロ長調/
コンチェルティーノ/他(全8曲)
マルコ・ルジェッリ(Org)

TC-800001
イタリアのパストラーレ集Vol.2(19世紀)
ダ・ベルガモ:6声のパストラーレ
ドニゼッティ:パストラーレ
モランディ:パストラーレ
ボッシ:パストラーレ Op.59 NO2
パネライ:スオナータ・ア・セイ・マニ
モレッティ:パストラーレ
ペトラーリ:パストラーレ
バルビエリ:パストラーレ第1番他
ルカ・サルヴァドーリ、
フランチェスコ・タシーニ(Org)他
TC-800002
ロッシーニとタリアヴィーニ 〜 ボローニャのオルガン音楽(世界初録音)
ロッシーニ:愛
サントーリ:オッフェルトリウム、
 エレヴァツィオーネ
マッティオーリ:トッカータ・ブリランテ、
 前奏曲、小さなスケルツォ
パリシーニ:演奏会用トッカータ・ブリランテ
ガンディーノ:聖歌四篇
チェルターニ:インプロヴィッソ
レスピーギ:4声のフーガ
セルヴァ:瞑想曲
フゼール:コムニオーネ
タリアヴィーニ:ヒンデミットの主題によるパッサカリア
アンドレア・マシナンティ(Org)
19世紀ボローニャ最後のオルガン製作者の1人、アドリアーノ・ヴェラティ(1849−1911)が手掛けた芸術品とも呼べる歴史的オルガン(1888)による作品集。19世紀のロッシーニから20世紀のタリアヴィーニまで、ボローニャの10人の作曲家たちが書いたオルガン作品の饗宴を19世紀から生き続けるオルガンの音色で楽しめます。
TC-800003
ファゴットとピアノのためのオペラティック・ファンタジー
オルセッリ:ヴェルディの「椿姫」による回想
タンプリーニ: ドニゼッティの歌劇「ドン・パスクアーレ」による幻想曲
サヴィネッリ:ヴェルディの「イル・トロヴァトーレ」によるエストラッティ(ハイライト)
ガスペリーニ:ベッリーニの「夢遊病の娘」によるポプリ
フマガッリ:ヴェルディの「亡命者」
トリアーニ:ベッリーニの歌劇「海賊」の主題による幻想曲、
 ドニゼッティの歌劇「ランメルモールのルチア」によるディヴェルティメント
オルセッリ:ヴェルディの歌劇「仮面舞踏会」による幻想曲
ロベルト・ジャッカーリャ(Fg)
チョン・フン・ヨー(P)

録音:2013年3月、カステッロ・ディ・スピリンベルゴ(ポルデノーネ、イタリア)
イタリア、ヴェネツィアが誇る名門オペラハウス、フェニーチェ劇場のオーケストラで首席ファゴット奏者として活躍する名手ロベルト・ジャッカーリャ。19世紀の作曲家たちによる、イタリア・オペラの巨匠たち、ヴェルディ、ベッリーニ、ドニゼッティの音楽のパラフレーズは、まさに"声楽とファゴットの結婚"と呼べる傑作揃い。イタリアで隆盛を誇った「オペラ」とダブルリード楽器である「ファゴット」のコラボレーション。フェにーチェ劇場で多くのオペラに参加してきたジャッカーリャのファゴットには、豊かな歌心が息づいています。
TC-800004
ベッリーニ&ショパン:声楽&ピアノ作品集
ベッリーニ:マリンコーニア,
 やさしきニンフ、行け, 幸運の薔薇よ、
 銀行放つ美しき月、
 お願いだ, 我が美しき憧れの人、
 だがやはり満たしておくれ
ショパン:「17のポーランドの歌」より 望み、春、いとしき娘、闘士、スケルツォ第2番変ロ短調 Op.31
ベッリーニ:暗雲の後に
ショパン:夜想曲第4番ヘ長調 Op.15-1、
 アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調 Op.22
ベッリーニ:私は美しい乙女
ショパン:ベッリーニの歌劇「清教徒」の主題によるヘクサメロン変奏曲ホ長調の第6変奏
シルヴィア・マルティネッリ(S)、
アンドレア・トロヴァート(P)

録音:2013年5月
夭折の天才ベッリーニとショパン。イタリアとポーランドのロマン派を代表する巨匠たちの「歌曲」と「ピアノ作品」を組み合わせたプログラムが、両者の音楽の共通点や影響を解き明かしてゆきます。ベッリーニとショパンを歌うシルヴィア・マルティネッリは、マルゲリータ・リナルディに師事し、レナータ・スコットやマリア・キアーラ、ユリア・ハマリからも声楽を学んだイタリアのソプラノ。堂々たるテンポと雰囲気の演奏が印象的なイタリアのピアニスト、アンドレア・トロヴァートは、イタリアのストレーザ国際コンクールのドビュッシー賞など多くの受賞歴を持ちます。
TC-800005
19世紀イタリアのフルートとハープのための作品集
ミケランジェロ・ソラ:行進曲風に
トハ:夜想曲 Op.9
ボヴィオ:ディヴェルティメント
ガリボルディ:ラ・パッショーネ Op.8
トハ:夜想曲 Op.10
ボヴィオ:二重奏曲
クラウディオ・オルテンシ(Fl)、
アンナ・パセッティ(アルパ)

録音:2016年4月、ステュディオ・G・モナーリ(マッサ・フィナレゼ、モデナ、イタリア)
イタリアのフルーティスト、クラウディオ・オルテンシと、第1回大阪国際室内楽コンクール&フェスタの参加経験も持つハーピスト、アンナ・パセッティが2011年に結成したデュオが、19世紀のイタリアで重宝されたフルートとハープの組み合わせで、当時のパラフレーズ、デュエット、メロディを演奏。
古典派とロマン派が交錯した時代におけるフルートとハープによる室内楽の醍醐味をたっぷりと味わえるプログラムです。
TC-800007
19世紀のサルディーニャ島のオルガン音楽
ゴネーラ:サルデーニャの国歌
フスコ:ソナタ変ロ長調、牧歌
マサーラ:オルガン・ソナタ
作曲者不詳:奉献唱のためのソナタ第1番
ヴェーニ:主題と変奏
作曲者不詳:奉献唱のためのソナタ第3番
オネート:シンフォニア
デシー:アヴェ・マリア
ポルチレ:牧歌
ガリセイ:4声のフーガ
作曲者不詳:サルディーニャの踊り
フランチェスカ・アヨッサ(Org)

録音:2016年1月
統一戦争をへてイタリア王国が樹立されるなど、激動の時代を過ごした19世紀のサルディーニャ島で誕生したオルガン作品に焦点をあてた好企画。サルディーニャのオルガン作品を奏でる女流奏者フランチェスカ・アヨッラは州都カリアリの出身。地元のパレストリーナ音楽院で研鑽を積み、将来を嘱望されています。
TC-801201
クラリネットとピアノのための作品集
リヴェラーニ(1805-1877):クジュス・アニマム(ロッシーニ「スターバト・マーテル」より)
カヴァティーナ(ヴェルディ「椿姫」より)/
デュエッティーノ/セレナータ/
約束(ロッシーニ「音楽の夜会」より)/ラ・ゲテ/
ジョヴァニーレのアルバムのフラメンティ[第1番/第2番]
ゴリネッリ(リヴェラーニ編):マズルカ
ゴリネッリ(1818-1891):サロン用小品[第1番/第2番]
コッラード・ジュフレディ(Cl)
ジュゼッペ・ファウスト・モドゥニョ(P)
ドメニコ・リヴェラーニはイタリアの都市カステル・ボロニェーゼ出身。力強い音色と抜群のテクニックを駆使して、19世紀イタリアにおけるクラリネットのヴィルトゥオーソとして活躍した音楽家。イタリア国内のオーケストラやザルツブルクなどでも活躍し、現在はブッセート合奏団のディレクターを務めるコラード・ジウフェレディが19世紀の名手の作品を優雅に奏でたアルバム。
TC-810003
19世紀の未出版歌曲集
ファビオ・カンパーナ(1819-1882):ボローニャへのオマージュ
スタニスラオ・ロンジ(18223-1893):ロマンツァ
アントニオ・サンペリ(1828-1893):Una serenata a Sorrento
ガエターノ・コルティチェッリ(1804-1840):The ariette da camera
ミケーレ・レイチェル(19世紀):La rosa
ピエトロ・アントニオ・コッポラ(1793-1876):Rapito nell'estasi
ジュゼッペ・ビレッタ(1810-1894):Una memoria
フェデリコ・ヴェラーニ(1822-1907):Le rocher des aveux
アルトゥーロ・クィリチ(19世紀):バルカローラ
アレッサンドロ・ニーニ(1805-1880):La serenata del pastore
クリト・モデラッティ(1830-1907):Penso a te
ルイジ・ザンボ-ニ(1767-1837:La fioraia fiorentina
バルバラ・ヴィニュデッリ(S)、
ステファノ・マルフェッラーリ(P)

録音:2021年10月
19世紀、人々が音楽を楽しむのに身近にあったのは室内楽でした。それらを演奏するのはプロだけでなくアマチュアも参加し楽しんでいました。そういった音楽はロッシーニ、ドニゼッティ、ヴェルディなどの有名な作曲家によって残されたものもありますが、無名の作曲家によって残されたものも多数あります。ボローニャのリスト研究所に残されていた未出版の作品をこのアルバムでは収録しています。
TC-810201
アントニオ・ブゾッラ(1815−1871):ピアノ・ソナタ変ホ長調Op.1
同第2番ト長調/行進曲風にハ長調
夜想曲へ短調/2つのワルツ
アルド・フィオレンティン(P)
ドニゼッティとメルカダンテに師事した経歴を持ち、ベネデット・マルチェッロ・コンサート協会の設立に尽力したブゾッラ。聖マルコ大聖堂の楽長やイタリア・オペラの指揮者としてだけでなく、ヴェルディから「ロッシーニのためのミサ曲」への作品提供を要請されるなど19世紀イタリアの主要作曲家に相応しい功績を残しています。
TC-810204
アントニオ・バッジーニ(1818-1897):弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲第2番 ニ短調 Op.75
弦楽四重奏曲第4番ト長調 Op.79
弦楽四重奏曲第5番 ハ短調 Op.80
バッジーニSQ〔ダニエラ・サンガッリ(Vn)、リーノ・メーニ(Vn)、マルタ・ピツィオ(Va)、ファウスト・ソルチ(Vc)〕

録音:2019年7月(クレモナ、イタリア)
イタリアの作曲家兼ヴァイオリニストであったアントニオ・バッジーニ(1818-1897)の弦楽四重奏曲集。前作(TC810202)から続く2巻目で今回で弦楽四重奏全曲が揃うことになります。バッジーニは、パガニーニに認められ当時最高のヴァイオリニストの一人でした。また、シューマンやメンデルスゾーンからもその才能を認められていました。作曲家としては特に室内楽の分野で成功し、ミラノ音楽院で教授となってからは、カタラーニやマスカーニ、そしてプッチーニを指導したことで知られています。
TC-810701
ステファノ・ゴリネッリ(1818-1891):2つの親愛なる想い
24の前奏曲 Op.69/舟歌 Op.35
ジュゼッペ・ファウスト・モドゥーニョ(P)
ゴリネッリは1818 年イタリア、ボローニャ生まれの作曲家。ヴェルディ、ロッシーニといった作曲家が大活躍しオペラが非常に重要視された19 世紀イタリアにおいて、オペラではなく多数の鍵盤楽器のための作品を作曲しイタリア音楽界に新たなレパートリーを加えた作曲家です。
TC-810790(2CD)
エミリア・ジュリアーニ:ギター作品全集
6つの前奏曲 Op.46 より第1番/ベッリーニアーナ 第1番Op.2/メルカダンテの主題による変奏曲 Op.9/ベッリーニの主題による変奏曲 Op.3/6つの前奏曲 Op.46 より第2番/ベッリーニの主題による変奏曲 Op.1/ベッリーニアーナ 第2番Op.4/6つの前奏曲 Op.46 より第3番/ロッシーニの主題による変奏曲 0p.5/6つの前奏曲 Op.46 より第4番/ベッリーニアーナ 第3番Op.6/ベッリーニアーナ 第4番Op.7/6つの前奏曲 Op.46 より第5番/ベッリーニアーナ 第5番Op.8/6つの前奏曲 Op.46 より第6番/ベッリーニアーナ 第6番Op.11
フェデリカ・アルトゥオーソ(G)

録音:2014年9月、2015月8月(ヴェネツィア、イタリア)
作曲家マウロ・ジュリアーニの娘として生まれ、父と同じく作曲家そしてギター奏者として活躍したエミリア・ジュリアーニ(1813-1850)のギター作品全集。当時は女性作曲家に対して世間の目が厳しい時代だったため、彼女の作品がなかなか演奏される機会はありませんでした。チフスのため37年間という短い命で人生を駆け抜けた彼女の魂のこもった作品の数々を、フェデリカ・アルトゥオーソが蘇らせます。
TC-811290(2CD)
リスト:イタリアのインスピレーションとパラフレーズ集
ヴェルディの「シモン・ボッカネグラ」の回想
トロヴァトーレ・パラフレーズ
ヴェルディの「アイーダ」からの巫女たちの踊りと終幕の二重唱
エルナーニ・パラフレーズ
リゴレット・パラフレーズ
ドニゼッティの「ランメルモールのルチア」と「パリジーナ」の主題によるカプリッチョ風ワルツ
ベルリーニの「ノルマ」の回想
ペトラルカのソネット第47番、第104番、第123番
「巡礼の年」より ダンテを読んで、エステ荘の糸杉、ゴンドラの漕ぎ手、カンツォーネ、タランテラ
ロベルト・カペッロ(P)

録音:2001年と2005年のライヴ
1976年の「ブゾーニ賞」受賞ピアニストであり、2010年よりパルマのアッリーゴ・ボイト音楽院院長を務めているイタリア・ピアノ界の重鎮、ロベルト・カペッロのフランツ・リストの"イタリア"をテーマとしたピアノ作品集。1993年に創設されたイタリア、ミサノ・ピアノ音楽祭での2001年と2005年のライヴ・レコーディング。
TC-812101
ジュゼッペ・ウニア(1818-1871):ピアノ作品集
ヴェルディの「エルナーニ」のモティーフによる独奏ピアノの為の大幻想曲 Op.43
足の悪い悪魔 Op.45/愛の旗 Op.57
ペンシエーロ・フッジティーヴォ Op.72
ノットゥルノ・パテティコ Op.111
カスタ・ディーヴァ・ノルマ Op.117
村の鐘 Op.126
C.M.ウェーバーの舟歌 Op.133
オルタ湖の散歩 Op.135
ロウリー、レドヴァ・カプリシューズ Op.157
葬送行進曲 Op.158
フロトウの歌劇「マルタ」による華麗なディヴェルティメント Op.160
マッシミリアーノ・ジェノ(P)、
アンドレア・ヴィーニャ=タリアンティ(P)

録音:2020年7月
イタリアに生まれ、ヴァイマールではフンメルにも学んだジュゼッペ・ウニアは、イタリア国王に仕える宮廷ピアニスト、作曲家という肩書きを誇っていたものの、今日ではすっかりその存在が忘れ去られてしまっています。しかしマッシミリアーノ・ジェノとアンドレア・ヴィーニャ=タリアンティという2人のピアニストによって彼の作品が日の目を見る機会が訪れました。リコルディ、カンティ、ヴィスマラといった出版社から200点以上の出版物を出していることも、彼の音楽家としての成功を証明しています。
TC-812201
ヴェルディ:オーボエとピアノのためのサロン音楽
ディヴェルティメント「アッティラ」
幻想曲「ルイザ・ミラー」
ポプリ「リゴレット」
幻想曲「リゴレット」
幻想曲「イル。トロヴァトーレ」
パオロ・ポッラストリ(Ob)
ミケーレ・インノチェンティ(P)
TC-812202
ヴェルディ作品のオルガン編曲集
ルボウ編:レクイエム〜レクス・トレメンデ
S.モラルディ編曲:レクイエム〜ラクリモーサダエ
リスト編曲:レクイエム〜アニュス・デイ
C.フマガッリ編曲:歌劇「運命の力」、
 「椿姫」、「アイーダ」〜シンフォニア
歌劇「スティッフェリオ」〜オフェルトリオ
G.フォスキーニ編曲:歌劇「トロヴァトーレ」〜この恋を語るすべもなく他
ステファノ・モラルディ(Org)
TC-812203
管弦楽のためのオペラ
ヴェルディ:四重奏曲 ニ短調
レスピーギ:リュートのための古風な舞曲とアリア〜第3組曲
プッチーニ:菊の花
ロッシーニ:ソナタ第1番
アンドレ・ベルナルド(指)
アカデミア・イ・フィラルモニチO
イタリア出身の作曲家たちによる室内オーケストラのための作品を集めた作品集。イタリアの室内オーケストラであるアカデミア・イ・フィラルモニチの指揮を振るベルナルドは、ロンドン響、ロイヤル・フィル、ロンドン・フィルなど世界中のオーケストラへ客演を行っています。
TC-812205
ヴェルディ:室内アリア集
煙突掃除/見捨てられた女/星に/放浪/エリザよ、疲れた詩人は死んでゆく/徽章/乞食/ストルネッロ/詩人の祈り/ジプシーの女/乾杯/捨てられた女/乾杯(第2稿)/神秘/墓に近寄らないでほしい/思い出にひかれて/孤独な部屋で/暗い夜の恐怖の中で/日没/私は安らぎを失い/誘惑/悲しみに沈んで/物言わぬ墓は暗く/人生は苦悩の海/咲きはじめた花/憐れみ深い神よ/ああ優しい人よ、取り除いてください/主よ、憐れみたまえ/アヴェ・マリア
ダニエラ・ヌッツォーリ(Ms)、
ラウル・エルナンデス(T)、
マルチェロ・ロッシ(フォルテピアノ/コンラート・グラーフOp.2772)

録音:2013年11月、アッリーゴ・ボーイト音楽院(パルマ)
イタリア、セニガッリア出身のメゾ、ダニエラ・ヌッツォーリと、METやバルセロナのリセウ大劇場、ボリショイ劇場などで活躍するテノールのラウル・エルナンデスが歌うヴェルディの珠玉の室内アリア集。
マルチェロ・ロッシが奏でるフォルテピアノは、1836年から1841年にかけて名工コンラート・グラーフによって製作されたオリジナル(シリアルナンバー/Op.2772)。ヴェルディが生きた時代に製作された銘器の音色が当時の響きを再現します。
TC-812290(2CD)
ヴェルディ:歌劇「1日だけの王様(偽のスタニスラオ)」 ローマ・シンフォニエッタ、
ベルカント・コーラス、
ガブリエレ・ボノリス(指)
ミハイル・キリア(Br)、
シモーネ・アルベルティ(Br)、
アリス・クィンタヴァッラ(S)、
アンジェラ・ニシ(S)、
マルコ・フルソーニ(T)、
ダリオ・チョットリ(Br)、
ロベルト・ヴィルジッリ(T)、
マルコ・ヴィルジッリ(T)、
マルコ・ミリエッタ(T)、
リッカルド・チェルティ(Br)、
ディエゴ・プロコリ(P)

録音:2013年11月、ラツィオ州、リエーティのテアトロ・フラヴィオ・ヴェスパシアーノ
妻子を失い、失意のどん底にいたヴェルディが作曲した2曲目のオペラでありオペラ・ブッファの「1日だけの王様」。
ミラノ・スカラ座での初演の大失敗により、失敗作の烙印を押されてしまった「1日だけの王様」だが、このヴェルディ初期のオペラ・ブッファは近年再評価の機運が高まっています。
TC-812301
ワーグナー・オルガン・トランスクリプションズ
ワーグナー(ルメア編):楽劇「トリスタンとイゾルデ」前奏曲
歌劇「タンホイザー」〜夕星の歌
歌劇「ローエングリン」前奏曲
歌劇「タンホイザー」〜エリザベートの祈り
舞台神聖祝典劇「パルジファル」〜聖金曜日の音楽
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲
ジュリオ・メルカティ(Org)

※世界初録音
イタリアの秘曲を続々と発掘しているタクトゥス(Tactus)から珍しく19世紀ドイツ、ワーグナーの音楽が登場!しかもワーグナーはワーグナーでも、エドウィン・ヘンリー・ルメア(1866−1934)によるオルガンのためのトランスクリプション集!中でも「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲では、荘厳な雰囲気が原曲の五割増しに感じられるほどアレンジがフィット。ワーグナーとオルガンの相性は予想以上に良好です!

TC-820001
トスカニーニ、パルマのマエストロ〜声楽とピアノのための歌曲集
ボッテシーニ:私たちの歌
ダッチ:苦しみがこだまし、
 あなたの微笑み、ラ・トラディタ・モレンテ
カンパニーニ:私を愛して、
 あなたは今はいない
トスカニーニ:恋人の最期の願い、
 私はやきもち屋、生垣の花、悲嘆、
 ノイローゼ、ミニョンの歌、愛している、
 秋、子守歌(ピアノのための)
ピツェッティ:羊飼いたち、3つのペトラルカのソネット
シモーナ・チアンキ(S)、
ユウコ・ムラカミ(S)、
ドゼナナ・ムスタフィチ(S)、
ラファエレ・コルテシ
(P)
イタリアのパルマが生んだ巨匠、アルトゥーロ・トスカニーニの"指揮者"としてではなく"作曲家"しかも"歌曲"にスポットライトをあてたタクトゥスならではの個性豊かなイタリア歌曲集。故郷のパルマ音楽院では作曲を専攻していたが、ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」に魅せられチェロ科に転身してしまったトスカニーニ。作曲家を志した若き日のトスカニーニが書いた歌曲は、後年のスタイルを暗示しているかのような熱情的な作風が特徴的。
TC-820002
モルラッキ&トッリアーニ:オペラティック・ファンタジーズ
モルラッキ:ロッシーニの歌劇「エジプトのモーゼ」の主題による大幻想曲(フルート&ピアノ)
トッリアーニ:ロッシーニの歌劇「ウィリアム・テル」の主題による二重奏曲(ファゴット&フルート)
トッリアーニ:ドニゼッティの歌劇「ランメルモールのルチア」の主題によるディヴェルティメント(ファゴット&ピアノ)
モルラッキ:ヴェルディの主題による協奏的二重奏曲(フルート、ファゴット&ピアノ)
トリオ・ホルムズ
〔カルロ・タンポーニ(Fl)、フランチェスコ・ボッソーネ(Fg)、ステファーノ・ミケレッティ(P)〕

録音:2011年6月
オペラが隆盛を極めた19世紀のイタリアに生まれた木管楽器奏者、フルートのピエトロ・モルラッキ(1828−1868)と、ファゴットのアントニオ・トッリアーニ(1829−1911)。アカデミア・フィラルモニカ・ディ・ボローニャで発見された、ロッシーニの「ウィリアム・テル」の主題による二重奏曲など、イタリア・オペラの旋律から誕生した、19世紀イタリアの器楽による室内楽作品。ローマ聖チェチーリア音楽院Oの首席奏者、カルロ・タンポーニとフランチェスコ・ボッソーネが奏でる優雅で華麗な演奏で。
TC-820004
声とギターの為のベルカント
アントン・ディアベリ:ロッシーニの歌劇「タンクレディ」より「この胸の高鳴りが」
ヘンリー・ディアワート(19sec.):ロッシーニの歌劇「泥棒かささぎ」より「私の心は喜びに踊る」
ジュリアーニ:ジュゼッペ・ニコリーニの歌劇「田舎の結婚」」より「Amor,perche m'accendi」,ヨハン・ジモン・マイールの歌劇「I misteri eleusini」より「Confusa quest'alma」、フェルディナンド・パエールの歌劇「Il principe di Taranto」より「Quando vedo il pastorello」
フランソワ・ドイシー(1748-1806):ニコラ・ジンガレッリの「E pena troppo barbara」、フェルディナンド・パエールの歌劇「Griselda」より「Voi d'amante o dolci affetti」、ジャコモ・フェラーリの「Se tutti i mali miei」、フェルディナンド・パエールの歌劇「Il principe di Taranto」より「Dove sei don sesto amato」、ヨハン・ジモン・マイールの歌劇「Ginevra di Scozia」より「Se pietoso,amor,tu sei」
ジュリアーニ:チマローザの歌劇「秘密の結婚」より「Pria che spunti in ciel l'aurora」
ロジャー・ディアス(19sec.):ロッシーニの歌劇「チェネレントラ」より「悲しみと涙のもとに生まれて」
ジュリアーニ:ロッシーニの歌劇「タンクレディ」より「この胸の高鳴りが」
アレッサンドラ・ボーリン(S)
アレッサンドロ・マルチェッリ(ヒストリカル・ギター)

録音:2019年、プラト(イタリア)
イタリアの作曲家の歌劇・アリアをイタリアの作曲家やギター奏者が、ソプラノとギターの二人で演奏できるように編曲した作品を集めた珍しいアルバム。ピアノのようにオーケストラに負けない多機能なギターならではの伴奏と、アレッサンドラ・ボリンの表現力溢れた歌声をお楽しみください。
TC-820101
アマデオ:オルガン作品集
オッフェルトリウム
アレグロ・モデラート
アンダンテ・グラツィオーソ
アンダンテ・モデラート/アレグレット
モデラート/アレグレット/アダージョ
アンダンテ/モデラート
オッフェルトリウム/アヴェ・マリア
アンダンテ/4つの詩/4つの詩
5つの詩/5つの詩/4つの詩/3つの詩
ファビオ・メルリーニ(Org)、
ガブリエッレ・モウレン(S)

録音:2017年5月
エターノ・アマデオ(1820−1893)は、イタリア北西部の町、ポルト・マウリツィオ出身の音楽家。ルッカでジョヴァンニ・パチーニから音楽を学び、ボローニャではロッシーニに師事したアマデオはその才覚を高く評価され、ボローニャのアカデミア・フィラルモニカに推薦された経歴の持ち主です。その後、フランスへと渡り、カンヌ、マルセイユ、ニースを主な活躍の場としたアマデオは、高名なフランスのオルガン製作家カヴァイエ=コルと出会い、フランスのオルガン作品の音楽様式から多大な影響を受けたとされています。
TC-820201
ボッテジーニ(1821-1889):コントラバスとピアノのための作品集
エレジー/アレグレット・カプリッチョ
タランテッラ/カプリッチョ・デ・ブラブーラ
メロディ
ベッリーニの「夢遊病の女」の主題による幻想曲/
序奏とガヴォット/他
ガブリエル・ラギアンティ(Cb)
ティツィアーノ・メアッリ(P)
TC-821601
ピアッティ(1822-1901):無伴奏チェロのための奇想曲[Ops.22 & 25 ]
ダッラピッコラ:無伴奏チェロのためのシャコンヌ/間奏曲とアダージョ
アンドレア・ノフェリーニ(Vc)
TC-821701
ジョヴァンニ・クィリチ(1824−1896):オルガン作品集
オッフェルトリオのためのソナタ
エレヴァツィオーネのためのソナタ
コンスマツィオーネのためのソナタ
ポルケッティーナ・マルツィアーレ
オッフェルトリオのためのソナタ
エレヴァツィオーネのためのアンダンテ
コンスマツィオーネのためのソナタ
コンスマツィオーネのためのアレグレット・モデラート
エレヴァツィオーネのためのラルゲット
ヴァルツェッティーノ
アレグレット・グラツィオーソ
前奏後のためのアレグレット
前奏後のためのフィナーレ/リピエーノ
使徒書簡のためのアレグレット
オッフェルトリオのためのソナタ
エレヴァツィオーネのためのアンダンティーノ
コンスマツィオーネのためのソナタ
前奏後のためのポルカ・マルツィアーレ
マッシモ・ガッバ(Org)
ジョヴァンニ・クィリチは、北イタリアのパヴィーア近郊で生を受けた19世紀イタリアの作曲家。ミラノで研鑽を積みヴェルディの音楽から大きな影響を受けたクィリチは、オルガンのための小品を数多く作曲するなどイタリア・ロマン派のオルガン音楽の発展に力を注いだ人物。ユニークな仕掛けが隋所に施された親しみやすいオルガン作品には、陽気なイタリア音楽という印象がピッタリと当てはまります。

TC-830001
ハープのために編曲されたナポリ民謡とイタリアの名旋律集
カラミエロ:ナポリの思い出 Op.6、
 ミケーレ・ルタの歌劇「フォルナリーナのロマンス」による華麗なる幻想曲、
 テオドロ・コットラウの「かわいい小鳥」による小ディヴェルティメント Op.13、
 グルックのアリア「エウリディーチェを失って」Op.16、
 ペルゴレージの「シチリア舞曲(ニーナが床に臥して3日)」Op.14、
 「喜び」〜 ベートーヴェンの有名な旋律 Op.15、
 ヴェスヴィオのセレナータ Op.12
アルバーノ:ナポリ民謡「ひわ」による主題と変奏
グラツィアーニ:ヴェニスの謝肉祭 Op.38
レティツィア・ベルモンド(ハープ)

録音:2016年5月、サルッツォ(イタリア)
19世紀後半〜20世紀前半に活躍したイタリア・ハープ界の巨匠たちが、「ハープ独奏」のために編曲したナポリ民謡やイタリアの名旋律の数々を集めたイタリアのレーベル、タクトゥスならではの好プログラム。ハープの優美な音色、華麗なテクニックによって様々な表情を見せるナポリ、イタリアの美しく抒情的な旋律を、イタリアの名女流ハーピストの好演奏でじっくりとお楽しみください!
レティツィア・ベルモンドは1981年、トリノ出身のハーピスト。2001年、19歳でイスラエル国際ハープ・コンクールの第1位に輝くなど、様々なコンクールでの優勝、入賞歴を誇り、2008年にはクラウディオ・アバドの招きでモーツァルトOのレコーディングに参加。オランダのフルーティスト、ジャック・ズーンと共に、モーツァルトの「フルートとハープのための協奏曲」でソリストを務めた実績を持つ期待のハーピストです。
TC-830301
カラミエロ:ハープとピアノ、ハープ・ソロのためのオペラティック・ファンタジー集
ヴェルディの「椿姫」によるディヴェルティメント・ブリランテ Op.4
ヴェルディの「ドン・カルロ」によるディヴェルティメント
ヴェルディの「運命の力」による二重奏曲 Op.91
ヴェルディの「仮面舞踏会」による思い出 Op.17
ドニゼッティの「ポリウート」によるファンタジア・コンチェルタンテ Op.8
ヴェルディの「アイーダ」による幻想曲 Op.11
リコルド・ヴァリアート・デッラ・ノルマ Op.7
ベッリーニの「清らかな女神よ」による二重奏曲 Op.19
ベッリーニの「ノルマ」のフィナーレによる幻想曲 Op.9
ベッリーニの「夢遊病の娘」による幻想曲 Op.10
ハープとピアノのためのロッシーニの「セヴィリアの理髪師」のトランスクリプション Op.92
レティツィア・ベルモンド(Hp)
ツォルト・チェトネル(P)

録音:2014年7月
16世紀に始まったナポリにおけるハープの伝統を受け継いだ19世紀〜20世紀の音楽家、ジョヴァンニ・カラミエロ(1838−1938)。
ハーピスト、ナポリ音楽院の教授、作曲家として、ナポリにおけるハープのための音楽の発展に寄与したカラミエロの音楽は、ヴェルディやベッリーニなど、イタリアの大作曲家たちの名旋律をテーマとした華麗で技巧的なヴァリエーションが魅力。ちなみにズガンバーティのピアノ作品集でお馴染みのフランチェスコ・カラミエロはジョヴァンニの息子です。レティツィア・ベルモンドは1981年、イタリア、トリノ出身の女流ハーピスト。2012年までブリュッセルのモネ劇場の首席ハープ奏者として活躍し、2008年にはルツェルン祝祭Oにも招聘されたイタリア・ハープ界の才女です。
TC-830601
フマガッリ:オルガン作品集
6つの行進曲Op.80より
ディヴェルティメント形式による6つの練習曲Op.231より
スコーラ・オルガーノOp.233より
音楽的修得神学Op.235より
カプリッチョ「ラ・カッチャ」Op.257
オルガン・ソナタ ホ短調Op.290
ジョヴァンニ・フェルトリン(Org)

録音:2011年10月
イタリアのフマガッリ一族の生まれで、ディズマ・フマガッリの弟、ポリビオ・フマガッリ(1830−1900)のオルガン作品集。ミラノ音楽院の教授という要職に就き、マルコ・エンリコ・ボッシにもオルガンを教えたフマガッリのオルガン作品は、全盛を迎えたイタリア・オペラのスタイルから、新古典主義、ドイツの交響曲的なスタイル、フランスのスタイルへの移行を果たしています。サン・アゴスティーノ教会(トレヴィーゾ)のフラテッリ・セラッシ1858年製と、サント・ステファノ教会(イーゾラ・デッラ・スカーラ)のファリナーティ1932年製のオルガンによる演奏。
TC-830602
フマガッリ:オルガン作品集
華麗なギャロップ Op.203(世界初録音)
ジョージアタウン Op.275
ラ・カッチャ Op.257
スケルツィーノ
マクマホン Op.85(世界初録音)
トッカータとフーガ Op.298
ソナタ Op.189(世界初録音)
前奏の行進曲 Op.189(世界初録音)
幻想曲イ長調 Op.284-1
ソナタ第6番ヘ長調(世界初録音)
ヴェッツォーゾ(世界初録音)
オッフェルトリオ Op.189(世界初録音)
アスピラツィオーネ(世界初録音)
テンポ・ディ・ソナタ Op.256
ラ・ダンツァ・デグリ・アストリ
マルチャ・デッラ・グァルディア・ナツィオナーレ Op.87
ファビオ・レ(Org)

録音:2007年10月、ヴァレンツァ(イタリア)
19世紀のイタリアにおける器楽音楽の発展に大きな影響を与えたフマガッリ一族。ディズマ・フマガッリの弟、ポリビオ・フマガッリ(1830-1900)も、19世紀後半、特にオルガン作品の発展の功績でその名を知られる作曲家の1人です。イタリア、ヴァレンツァのドゥオーモに設置されているセラッシ・オルガン(1852年製)による演奏。
TC-830801
フルートとピアノのための作品集
ユーグ:幻想的ソナタOp.100
ケーラー
:村の踊り/
ユーグ
:協奏曲ニ長調Op.56、
 アレグロ・カプリチオーソp.93、
 夜想曲Op.94、ソナタ ヘ長調Op.95
ケーラー:協奏曲ト短調Op.97
フランチェスコ・ファランガ(Fl)、
ロレンツォ・バヴァーイ(P)
フルートのための作品や教則本で親しまれているルイジ・ユーグ(1836−1913)と、同じく現在では教則本の作曲者として名を知られるエルネスト・ケーラー(1849−1907)の本格的なコンサート・ピースを収録したフルート関係者必携盤!ヴェルディ、ロッシーニ、ドニゼッティ、プッチーニなどオペラの絶頂期にあった19世紀のイタリアで、フルート奏者、作曲家として活躍し続けたユーグとケーラーの抒情性に満ちた作品は現在まで脈々と受け継がれています。イタリア、ぺザーロのジョアキーノ・ロッシーニ音楽院で後進の育成にも携わるフランチェスコ・ファランガは、1962年ポテンツァ出身のフルーティスト。確かな技術と音楽性を兼ね備えた演奏がユーグとケーラーのフルート作品をじっくりと聴かせます。
TC-831601
ポンキエッリ(1834-1886):ミサ H.ラウール・ドミンゲス(指)
ミラノ・ポメリッジ・ムジカーリO
ポリフォニコ・クレモネーゼcho
TC-840003
ダンテの詩による歌曲集
ルイジ・コンフィダーティ(1772-1847):Francesca da Rimini
ドミニコ・アラレオーナ(1881-1928):Canti di Maggio Op.6-3
スタニスラオ・ガスタルドン(1861-1939):Il Sonetto di Dante
ルイジ・マンチネッリ(1848-1921):Sei Melodie n.1- Tanto gentile e tanto onesta pare
フィリッポ・マルケッティ(1831-1902):La Pia
ボーイト:Due Melodie di R. Schumann n.1- Canzone della sera
カステルヌオーヴォ=テデスコ:4 Sonetti da La Vita Nova - i. Cavalcando l’altr’ier per un cammino, ii. Negli occhi porta la mia donna Amore, iii. Tanto gentile e tanto onesta pare, iv. Deh, peregrini che pensosi andate
アントニーノ・パルミンテリ(1846-1915):La Pia
ハンス・フォン・ビューロー(1830-1894):Sonetto di Dante Alighieri op.22
ロッシーニ:Francesca da Rimini - Recitativo ritmato Faro come colui che piange e dice
プッチーニ:Storiella d’amore - Melodia Noi leggevamo insieme
ポンキエッリ:Noi leggevamo insieme
マリオ・ピラティ(1903-1938):Sonetto xv da La Vita Nova
フランチェスコ・モルラッキ(1784-1841):Lamento del Conte Ugolino
マヌエラ・カスター(Ms)
ラッファエーレ・コルテージ(P)、
ダフネ四重奏団

録音:2021年8月
偉大な詩人であるダンテは、何世紀にもわたりさまざまな芸術家にインスピレーションを与え続けてきました。本アルバムでは、19世紀〜20世紀半ばまでの時代に焦点を当て、プッチーニやロッシーニなどの著名な作曲家から、あまり知られてはいないものの、この時代において非常に重要な作曲家たちの音楽が散りばめられています。
TC-841602
パスクッリ:ジュゼッペ・ヴェルディの主題によるファンタジー
《椿姫》の楽しい想い出/《トロヴァトーレ》による幻想曲/《リゴレット》の想い出/《シチリア島の夕べの祈り》による大幻想曲/《仮面舞踏会》の主題による幻想曲第2番/アメリア 〜 《仮面舞踏会》の主題に基づく幻想曲
パオロ・グラツィア(オーボエ&イングリッシュ・ホルン)、
オルケストラ・センツァスピーネ、
マッテオ・パルメジャーニ(指)、
トマーゾ・ウサルディ(指)

録音:2019年6月、ヴォギエーラ(フェラーラ、イタリア)
※使用楽器:デュエット(YAMAHA)
インゴ・ゴリツキー、ハンスイェルク・シェレンベルガーの下で学び、第4回東京国際オーボエコンクールにて優勝。現在は、ボローニャ歌劇場Oの首席奏者として活躍するイタリア屈指のオーボイスト、パオロ・グラツィアが奏でるパスクッリの手によって彩られたヴェルディの名旋律集!浜松国際管楽器アカデミーの講師としての来日も多く、日本での活躍も多いグラツィアは、ピアノ伴奏版ではなくサルヴァトーレ・シナルディのアレンジによる弦楽オーケストラ伴奏版を採用。グラツィアの豊潤で優美なオーボエの音色と、イタリアの弦楽オーケストラのサウンドとのブレン
TC-834101
ヴィンチェンツォ・アントニオ・ペトラーリ(1832−1889):Sei Versetti
グランド・ソナタ/アダージョ ホ短調
ソナタ へ長調/アダージョ変イ長調
ソナタ ニ短調
マルコ・リモーネ(Org)
1832年にクレモナで誕生したペトラーリは、19世紀イタリアのオルガン音楽の発展に寄与するなど歴史に足跡を残しています。劇的で堂々たる作風を備えたペトラーリのオルガン作品を弾くマルコ・リモーネは、グイド・ドナーティ教授にオルガンを師事した期待のオルガニスト。
TC-840001
フィレンツェのユリ〜19世紀後期フィレンツェのマンドリン・オーケストラのための音楽
カルロ・ムニエル(1859−1911):フィレンツェのユリ
ルイージ・ビアンキ(19世紀後期〜20世紀初期):霧
エンリコ・マルチェルリ(1873−1907):幻想的ワルツ
カルロ・ムニエル:祈り
エンリコ・マルチェルリ:ジプシー風奇想曲
ジュゼッペ・ベルレンギ(1847−1902):フィレンツェの思い出
エンリコ・マルチェルリ:パトロール
カルロ・グラツィアーニ=ワルテル(1851−1927):ダンテとベアトリーチェ
カルロ・ムニエ:四重奏曲ニ長調
アンサンブル・ダ・カメラ・ジーノ・ネーリ、
ジョルジオ・ファブリ(指)

録音:2012年5月、シート・オヴ・アンサンブル・ジーノ・ネーリ(フェッラーラ、イタリア)
マンドリンのための音楽が隆盛を極めた19〜20世紀のイタリア。19世紀後期のフィレンツェで花開いたマンドリン・オーケストラのための傑作を集めたタクトゥス(Tactus)ならではの好企画!当時を代表するコンポーザー=マンドリニストたち、カルロ・ムニエルやルイージ・ビアンキ、エンリコ・マルチェルリなどが遺したマンドリン・オーケストラのための作品では、マンドリン、マンドラ、マンドロンチェロ、そしてギターとコントラバスが躍動!
ジョルジオ・ファブリによって1997年に結成されたフェッラーラのアンサンブル・ダ・カメラ・ジーノ・ネーリ(ジーノ・ネーリ・マンドリン・アンサンブル)は、日本でもお馴染みのイタリアの名門アンサンブル。本場のアンサンブルの卓越した演奏で、撥弦楽器マンドリンの魅力を存分に。
TC-840301
カポッチ:オルガン作品集
インノ・トリンファーレ/アリオーソ
アレグレット/前奏曲とフーガ
ノエルのためのオッフェルトリウム
スケルツォ/カンツォーナ
アレグロ・マエストーソ/悲歌
凱旋行進曲
マルコ・リモーネ(Org)
フィリッポ・カポッチ(1840−1911)は、サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラーノ大聖堂、ピーア礼拝堂楽長を歴任した19世紀後期〜20世紀初期イタリアのオルガニスト、作曲家。ローマを訪れたギルマンからの影響を受け、オルガン演奏法の改革に着手。また当時のイタリア王妃マルゲリータのオルガン指導を任されるなど、演奏家、作曲家、指導者として成功を収めています。
TC-841901
ズガンバーティ:ピアノ作品全集Vol.1
前奏曲とフーガOp.6/グルックのメロディ
夜想曲第5番Op.31/夜想曲第6番Op.33
オルゴール/ピアノのための「叙情小曲集」Op.23
ピアノのための「詩的な歌」Op.36
フランチェスコ・カラミエロ(P/スタインウェイ)
イタリアとイギリスのハーフであり、当時のイタリアで神童と称えられたジョヴァンニ・ズガンバーティ(1841−1914)。カラミエロが弾くピアノ作品全集はVol.3からVol.6が先にリリースされていたが、1999年に録音されたVol.1もタクトゥスから登場。オペラではなく、ピアノや室内楽に活躍の場を求めた異才の音楽も19世紀イタリアの音楽史を語る上で欠かせません。
TC-841902
ズガンバーティ:ピアノ作品全集Vol.2
3つの小品Op.42/勝利の練習曲
組曲Op.21/ガヴォットOp.14
3つの夜想曲Op.20
ベネディショーネ・ヌツィアーレOp.30
賛歌と行進曲/カンツォーネ・リトゥアナ
セレナーデ・ワルツ/恋はするもの
フランチェスコ・カラミエロ(P)

録音:2000年7月
リストに師事しワーグナーのドイツ音楽に影響を受けたイタリアの作曲家ジョヴァンニ・ズガンバーティ(1841−1914)のピアノ作品全集第2巻。隆盛を誇るイタリア・オペラとは別の道を歩み、生きた旋律、快活なパッセージを持つ作品を数多く生み出し、イタリアの「ピアノ音楽」を確立したズガンバーティの功績は大。
TC-841904
ズガンバーティ(1841-1914):ピアノ作品全集Vol.4
2つの演奏会用練習曲 Op.10
コンクールのための音楽
3つの即興曲 Op.29/3つの即興曲
狂詩曲/即興しながら
アレグロ・ヴィヴァーチェ
L'Emir de Bengador/ノエル*
フランチェスコ・カラミエロ(P)
フィリッポ・シアーノ(P)*
リストにその才能を認められ、19世紀イタリアのヴィルトゥオーソであるジョヴァンニ・ズガンバーティ。ズガンバーティは演奏だけでなく作曲や編曲にも積極的に取り組み、多数の作品を残すなど名実ともにイタリア鍵盤音楽界に大きな足跡を残した人物。世界初録音を多数含む今回の録音でイタリアのピアニスト、カラミエロはヒューイットやデミジェンコも愛用するファツィオーリを使用しています。 
TC-841905
ジョヴァンニ・ズガンバーティ(1841−1914):ピアノ作品全集Vol.5
前奏曲とトッカータ ト長調/変奏曲
ワルツ/小さなワルツ
ワルツ・ブリランテ
メランコリックなワルツ
スケルツォ ニ長調/同ニ短調
小さなセレナータ/ロマンス へ長調
2つの小品/プレスティメント
メランコリー/即興的な旋律/マズルカ
ベートーヴェンのメヌエット
4手連弾のための3つの小品*
フランチェスコ・カラミエロ(P)、
フランチェスコ・リベッタ(P)*
タクトゥスが進めるズガンバーティのピアノ作品全集も今回が第5巻。イタリアの神童として幼少の頃から才能を発揮したズガンバーティ。リストやワーグナーにも認められるなど19世紀イタリアにおけるヴィルトゥオーソとして祖国の鍵盤音楽の発展に尽力したことで知られます。ナポリ出身のピアノ奏者カラミエロは、フィルハーモニア管やニュルンベルク・シンフォニカーからソリストとして招かれる実力者。ちなみにカラミエロは、ヒューイットやデミジェンコによって一躍有名になったイタリアのファツィオーリを使用しています。ファツィオーリ・ファンは要チェックの1枚。
TC-841906
ズガンバーティ:ピアノ作品全集Vol.6
ズガンバーティ:交響曲第1番ニ長調Op.16(4手連弾版)
管弦楽のための葬送行進曲(作曲者による4手連弾編曲版/世界初録音)
リスト:交響詩《理想》S.106(ズガンバーティ編曲による4手連弾版)
フランチェスコ・カラミエロ(P)、
フランチェスコ・リベッタ(P)
コアなファンから高い支持を得ているリストの愛弟子、ジョヴァンニ・ズガンバーティ(1841−1914)のピアノ作品全集第6巻では、4手連弾のためのアレンジ作品を収録。師であるリストが見抜いたズガンバーティの才能は、19世紀イタリアの鍵盤音楽の隆盛に影響を及ぼすなど大きな役割を果たしている。ズガンバーティのアレンジによる師匠リストの交響詩も聴き物。ズガンバーティのピアノ作品集で継続的に演奏を務めるイタリアのピアニスト、フランチェスコ・カラミエロ。今回も使用ピアノはファツィオーリのモデルF278!
TC-841908
ズガンバーティ:ピアノ協奏曲ト短調 Op.15
序曲「コラ・ディ・リエンツォ」
子守歌 ― 夢(オーケストレーション:ジュール・マスネ)
フランチェスコ・カラミエロ(P)、
ファブリツィオ・ヴェントゥーラ(指)
ニュルンベルクPO

録音:2000年4月、ニュルンベルク・ステュディオ・コロッセウム(ドイツ)
フランツ・リストの愛弟子であり、ドイツではルビンシテイン、ワーグナーと親交を深め、オペラが栄華を極めた時代のイタリアで器楽音楽再興の中心的役割を担ったジョヴァンニ・ズガンバーティ(1841−1914)。ピアノ曲、室内楽曲、交響曲など"オペラ以外"のジャンルに取り組み、1878年から1880年にかけて作曲されたズガンバーティの「ピアノ協奏曲」は、後期ロマン派時代のイタリアで誕生し、ドイツからの影響とイタリアの伝統を兼ね備えた知られざる秀作です。オペラではなく、器楽作品を書き続け、作曲家、ピアニスト、教育者として活躍したズガンバーティが遺したイタリア・ロマン派の「ピアノ協奏曲」。ソリストはもちろんズガンバーティのスペシャリスト、フランチェスコ・カラミエロ!
TC-842090(2CD)
トスティ:ダンヌンツィオの詩による歌曲集
幻影!…(1880)/あけましておめでとう(1882)/楽譜か札束か?(1882)/子供たちと雪(1883)/白夜(1883)/Arcano(1884)/そうなってほしい(1885)/憂鬱(1887)/アマランタの4つの歌(1907)/二つの小夜想曲(1911)/子守歌(1912)/君なんかもう!…(1913)/La sera Poemetto(1916)/Consolazione Poemetto(1916)/Anima mia(1915)/ M’odi tu?(1916)/En Hamac!(1882)
ミケーレ・ペルトゥージ(Bs)、
ラッファエーレ・コルテージ(P)

録音:2012年11月
イタリアを代表する歌手ミケーレ・ペルトゥージと、伴奏ピアノのスペシャリスト、ラッファエーレ・コルテージによるトスティの歌曲集。このアルバムでは、トスティより17歳年下のイタリアの文豪ダンヌンツィオによる詩に音楽をつけたものを収録しています。トスティはダンヌンツィオの詩を愛し、30曲以上の歌曲を作曲したといわれています。
TC-850001
フルートとピアノのためのヴェルディのオペラによるパラフレーズ集
ジュリオ・ブリッチャルディ(1818−1881):「ドン・カルロ」による幻想曲第2番 Op.122(世界初録音)
エマヌエレ・クラカンプ(1813−1883):「椿姫」による幻想曲 Op.248
ヴィルヘルム・ポップ(1828−1903):「椿姫」による演奏会用ワルツ Op.278(世界初録音)
ポール=アグリコル・ジュナン(1832−1903):「リゴレット」による幻想曲 Op.19
ドナート・ロヴレーリョ(1841−1907):「リゴレット」による幻想的奇想曲 Op.15(世界初録音)
チェーザレ・チアルディ(1818−1877):「イル・トロヴァトーレ」による幻想曲(世界初録音)
パオロ・フルラーニ(1964−):無伴奏フルートのための「仮面舞踏会」の主題による変奏曲(世界初録音)
アルカディオ・バラッキ(Fl)、
アンドレア・トロヴァート(P)

録音:2013年6月、フィレンツェ音楽院(イタリア)
イタリアの雄、タクトゥス(Tactus)が贈るフルートとピアノのための"ヴェルディ・パラフレーズ"は、ジュゼッペ・ヴェルディと同じ時代を生きたコンポーザー=フルーティストたちの作品集。ヴェルディの音楽の偉大な存在感、当時のコンポーザー=フルーティストたちのヴィルトゥオージティがあふれる好プログラム。イタリアの現代作曲家パオロ・フルラーニの無伴奏作品を含む5作品が世界初録音。アルカディオ・バラッキは、ルイジ・ケルビーニ音楽院で鬼才ロベルト・ファブリツィアーニに師事し、イギリスの王立音楽アカデミーでも研鑽を積んだイタリアの実力派フルーティスト。
TC-850002
19世紀〜20世紀のオーボエ作品集
シニガーリャ:シューベルトの「野ばら」による主題と12の変奏曲 Op.19
ボルツォーニ:カンツォーネ・ボエマ、メヌエット、幻想曲
ガリボルディ:椿姫のモチーフによるモザイク
ドニゼッティ:オーボエ・ソナタ
ズガンバーティ:グルックのメロディ
ザネッラ:アンダンテとスケルツォ
ロンゴ:オーボエのための組曲
ロータ:エレジー
ルチアーノ・フランカ(Ob)
フィリッポ・パンティエリ(P/ベヒシュタイン1922年製)

録音:2012年6月、テアトロ・マラテスタ(モンテフィオーレ・コンカ、イタリア)
ミラノ・スカラ座Oの首席奏者として活躍し、チェゼーナのブルーノ・マデルナ音楽院で教授を務めるイタリアの名オーボイスト、ルチアーノ・フランカが奏でるリサイタル・プログラム。
19世紀のドニゼッティ、ズガンバーティから20世紀のロータまで。イタリアで生まれたオーボエのための名旋律を、名手の豊潤な音色で。
TC-850003
ヒストリカル・トランペットのためのオペラ・トランスクリプションズ
ザニケッリ:ヴェルディの「リゴレット」の回想〔B♭管トランペット/ウィンナヴァルヴ/ランポーネ&カッツァーニ20世紀前半製〕
ロサッリ:ヴェルディの「椿姫」のモチーフによる幻想曲〔B♭管コルネット/フランソワ・ペリネ式ピストンヴァルヴ/ベッソン1906年頃製〕
カッチャマーニ:ベッリーニの「清教徒」の「いとしい乙女よ、あなたに愛を」によるポプリ〔G管トランペット・コントラルト/ウィンナヴァルヴ/シャルル・マイヨン19世紀後半製〕
フォレスティエ:ドニゼッティの「ドン・パスクアーレ」のモチーフによる幻想曲〔A管コルネット/フランソワ・ペリネ式ピストンヴァルヴ/ベッソン19世紀後半製〕
ヴェルディ:アダージョ〔E♭管キー・トランペット/クリスティアン・ボスク2014年製〕
スピーガ:「セビリアの理髪師」によるヴァリエーションが付いたポプリ〔A管コルネット/ハインリヒ・シュトルツァー式/ピストンヴァルヴ/ダグラス19世紀後半製〕
フォレスティエ:ベッリーニの「ノルマ」の主題による変奏曲〔B♭管コルネット/フランソワ・ペリネ式ピストンヴァルヴ/ベッソン1906年頃製〕、ロッシーニの「セビリアの理髪師」の主題による変奏曲〔B♭管コルネット/フランソワ・ペリネ式ピストンヴァルヴ/ベッソン1906年頃製〕
アーバン:ロッシーニの歌劇「チェネレントラ」のアリアによるエア・ヴァリエ〔B♭管コルネット/フランソワ・ペリネ式ピストンヴァルヴ/アラリ19世紀後半製〕
ミケーレ・サンティ(ヒストリカル・トランペット)、
マルコ・アルロッティ(Org)

録音:2015年4月
オリジナル楽器の四重奏団、アンサンブル・オットーニ・ロマンティチを主催するミケーレ・サンティは、イジノ・コンフォルツィ、ガブリエレ・カッソーネ、プロスペロ・グリセンディに師事し、2015年の「プレミオ・クラウディオ・アバド」コンクールで優秀な成績を収めた実績を持つイタリアのトランペット奏者。
ミケーレ・サンティはランポーネ&カッツァーニのB♭管トランペット(20世紀初頭)やベッソンのB♭管コルネット(1906年頃)など7本のヒストリカル・トランペット&コルネットを吹き分け、1874年製のヒストリカル・オルガンとのアンサンブル、華麗なテクニックとフレージングを披露してくれています。
TC-851301
マルトゥッチ:ヴァイオリン・ソナタ ト短調Op.22、
 メロディ、3つの小品Op.67
ズガンバーティ(1841−1914):2つの小品Op.24、
 舟歌Op.29
ルカ・ブラガ(Vn)、ルチア・ピタウ(P)
19世紀イタリアで作曲家、指揮者として活躍したマルトゥッチとリストの弟子であり、ピアノの名手として名を馳せたスガンバーティによるヴァイオリンとピアノのための作品を集めたタイトル。ルカ・ブラガはミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ音楽院出身のヴァイオリン奏者。ソロ奏者、室内楽奏者としてイタリアをはじめとしたヨーロッパを中心に演奏活動を行っています。     (0722)
TC-851303
マルトゥッチ:チェロとピアノのための作品全集
チェロ・ソナタ嬰ハ短調 Op.52
2つのロマンス Op.72/3つの小品 Op.69
ヤコポ・フランチーニ(Vc)、
アレッサンドロ・デリャヴァン(P)

録音:2015年2月、ブレシア(イタリア)
19世紀後期、オペラが隆盛を誇るイタリアにおいて、絶対音楽を掲げ、器楽音楽の復興に尽力したジュゼッペ・マルトゥッチ(1856−1909)。室内楽の代表作「チェロ・ソナタ」を含む3作品を取り上げるのは、ブルネロやソッリマの薫陶を受けたフィレンツェのチェリスト、ヤコポ・フランチーニと、注目度急上昇中のピアニスト、アレッサンドロ・デリャヴァンのデュオ!ブラームスやシューマンなど、ドイツ・ロマン派を思わせる作風を特徴とし、器楽復興の立役者となったマルトゥッチのチェロ作品の醍醐味をフランチーニとデリャヴァンの好演奏で。

TC-860001
テデスキ、ガレオッティ、モルターリ〜ハープ作品集
テデスキ:即興的練習曲 Op.37、
 組曲 Op.34
ガレオッティ:幻想曲 Op.138、
 伝説 Op.139、
 スケルツォ=カプリース Op.159
モルターリ:ステュディ・ギャランティ、
 ソナチナ・プロディジオ
エレオノーラ・ヴォルパート(Hp)

録音:2014年4月
19世紀後半〜20世紀後半にかけて活躍した3人の作曲家たち、ルイジ・マウリツィオ・テデスキ(1867−1944)、チェザーレ・ガレオッティ(1872−1929)、ヴィルジリオ・モルターリ(1902−1993)のハープ・ソロ作品集。
エレオノーラ・ヴォルパートは、チリ、サンティアゴ・フィルの首席奏者としても活躍したイタリアの女流ハーピスト。イタリア国内、ヨーロッパ各地のハープ・コンクールで優勝、入賞を続けるなど、その演奏は高い評価を受けています。使用ハープはライオン&ヒーリーのスタイル30。
TC-860002
フィレンツェのオルガン作品〜メディチ家時代からイタリア統一まで
イザーク:パレ・パレ
マルヴェッツィ:高く美しき天より
デ・カヴァリエーリ:おお、何という新しい奇跡
フレスコバルディ:アリアと変奏、4声のカンツォーナ、カプリッチョ
作曲者不詳:パッサカリア ト短調
カッシーニ:気がかり
フェローチ:エレヴァツィオーネ ニ長調、
 パストラーレ、フーガ ハ長調
ケルビーニ:オルガンのためのソナタ
作曲者不詳(19世紀):オッフェルトリウム ニ長調、
 エレヴァツィオーネ ハ短調、
 聖体拝領祈願 ト長調
作曲者不詳(19世紀):オッフェルトリウム ハ長調、
 エレヴァツィオーネ 変ロ長調、
 トッカータ ニ長調
ベッリーニ:エレヴァツィオーネ
カサモラータ:エレヴァツィオーネ、
 聖体拝領祈願
マリオーニ:コラール第12番ホ短調、
 コラール第5番ヘ長調
ガブリエレ・ジャコメッリ(Org)

録音:2014年11月、サン・ロレンソ教会(フィレンツェ)
1865年にイタリア王国の首都に制定されてから150周年を迎えたフィレンツェ(1871年にローマに遷都)。メディチ家による統治時代から、イタリア統一までの数百年間、文化の都として栄えつづけたフィレンツェの歴史をヒストリカル・オルガンのサウンドと当時の作品で聴く。使用楽器は、アントニオ・フィリッポ・トロンチ1773年製とフラテッリ・セラッシ1864年製のオルガン。
TC-860003
マルチェッリ、モッツァーニ、ムニエル:マンドリンとギターのための作品集
カルロ・ムニエル(1859−1911):演奏会用円舞曲 Op.241
エンリーコ・マルチェッリ(1873−1901):恋人たちのセレナード
ムニエル:ビッツァリア〜演奏会用奇想曲 Op.201
マルチェッリ:スペイン風小セレナード
ムニエル:ロッシーニアーナ〜演奏会用幻想曲 Op.131
 演奏会用ポロネーズ
ルイジ・モッツァーニ(1869−1943):夕暮れ − 夢
マルチェッリ:ジプシー風奇想曲
ムニエル:プレギエラ(祈り)
マルチェッリ:常動曲
ムニエル:宝石の舞曲集 Op.229
マルチェッリ:ガヴォッタ第3番
ムニエル:スペイン風奇想曲 Op.276
デュオ・ジジョッティ・メルランテ〔セルジオ・ジジョッティ(マンドリン)、ファビアーノ・メルランテ(G)〕

録音:2015年7月、ボローニャ(イタリア)
セルジオ・ジジョッティとファビアーノ・メルランテによるマンドリンとギターのデュオ。19世紀後半から20世紀にかけてマンドリンや様々な楽器のヴィルトゥオーゾ、教師、ディレクターなどとしてイタリアの音楽シーンをリードした3人の作曲家、エンリーコ・マルチェッリ、ルイジ・モッツァーニ、カルロ・ムニエルが書いたマンドリンとギターのための作品集。劇的でエキゾチックで巧妙なテーマにインスパイアされた旋律を、様々なヴィンテージ楽器で演奏しています。
TC-860201
ブゾーニ:弦楽四重奏曲第1番 ハ長調 Op.19
弦楽四重奏曲第2番 ニ短調 Op.26
ウェーベルンSQ
TC-860301
カラーチェ:マンドリンとギターのための作品全集
スペイン舞曲 Op.105
セレナータ・マリンコニカ Op.120
ポロネーズ Op.36/舟歌 Op.20
タランテラ Op.18/マズルカ第6番 Op.141
サルタレッロ Op.79/ボレロ第2番 Op.161
勇気ある人のマズルカ Op.57
結婚 Op.123/舞曲集 Op.13
デュオ・ジギオッティ
〔セルジオ・ジギオッティ(マンドリン)、
ファビアーノ・メルランテ(G)〕

録音:2003年5月
19世紀後半〜20世紀前半のイタリアで活躍したマンドリンのヴィルトゥオーゾ、ラファエレ・カラーチェ(1863−1934)。イタリアが生んだマンドリンのレジェンド、カラーチェの作品や奏法論は、今日まで続くマンドリンのための音楽や奏法の礎になったと称されています。1996年に結成されたデュオ・ジギオッティの演奏が、軽快なリズム、美しいメロディの中に佇む奥深い響きを伝えてくれています。
TC-860303
カラーチェ:ギター作品全集
マズルカ Op.107/愛の二重奏曲 Op.129/シルヴィア Op.181/バルカローラ Op.100/メヌエット・ポンポーソ Op.173/レジネッタ Op.109/ノットゥルノ Op.172/セレナテルラ Op.166/ヴァルス・レント Op.163/ピッコロ・ロンド Op.130/セレナータ・ヴァーナ Op.183/人形の踊り Op.171/スペインのセレナータ Op.167/Mon Capitan qui passe Op.99/練習曲第1番(1〜4ポジションの敏捷性)/練習曲第2番(1〜5ポジション)/練習曲第3番(アルペッジョ)/練習曲第4番/練習曲第5番
ロベルト・グアルニエーリ(G)

録音:2022年1月
19世紀後半〜20世紀前半のイタリアで活躍したマンドリンのヴィルトゥオーゾ、ラファエレ・カラーチェ(1863-1934)。イタリアが生んだマンドリンのレジェンド、カラーチェの作品や奏法論は、今日まで続くマンドリンの為の音楽や奏法の礎になったと称されています。その彼が残した作品は約200程といわれていますが、そのほとんどはマンドリンとリュートの為のものでした。このアルバムではカラーチェの珍しいギター作品を集めています。
TC-861501
オレーフィチェ:室内アリア集
ヴェネツィアの素描、「リーリカ集」(1903)より、
「リーリカ集」(1920)より、
遺作集より「日本の短歌」
ジュゼッペ・ヴェネツァイアーノ(T)、
アドリアーノ・バッシ(P)

録音:2014年1月
1901年に作曲された歌劇「ショパン」の作曲家としてもその名を知られるジャコモ・オルフィーチェ(1865−1922)の全曲世界初録音となる室内アリア集。オレフィーチェの研究家でもあるピアニスト、アドリアーノ・バッシの解釈が、近代イタリアの知られざる歌曲の魅力を引き出してくれます。
TC-861901
シニガーリャ:チェロとオーケストラのための「ロマンスとユーモレスク」Op.16
ヴァイオリン協奏曲イ長調 Op.20
弦楽オーケストラのための2つの性格的小品 Op.35より 第1番:雨の歌
ラウラ・マルツァドーリ(Vn)、
フェルナンド・カイダ・グレコ(Vc)、
マルコ・ズッカリーニ(指)フェラーラ市O

録音(ライヴ):2013年1月15日、テアトロ・コムナーレ・フェラーラ(イタリア)
ユダヤ系の家庭に生まれ、作曲家であると同時に登山家でもあったレオーネ・シニガーリャ(1868−1944)。初期ロマン派、とりわけメンデルスゾーンの影響を受け、ウィーン滞在中にはブラームスに傾倒したシニガーリャ。1900年以降のプラハ時代にはドヴォルザークに師事し、自らが採取した民謡を自身の音楽に反映させるスタイルを確立していきます。
ここに収録されている「ロマンスとユーモレスク」と「ヴァイオリン協奏曲」は、ドヴォルザークと出会う前、1890年代後半のウィーン滞在時代に作曲された作品。中でも雄大なホルン・ソロで幕を開ける「ヴァイオリン協奏曲」は、シニガーリャが登山したであろう山々の風景が目に浮かぶかのような作品です。
ソリストのラウラ・マルツァドーリは、2008年にチューリッヒ芸術大学で名教師ザハール・ブロンに師事したイタリアの女流ヴァイオリニスト。2014年には25歳の若さでミラノ・スカラ座Oのコンサートミストレスに抜擢され、同オーケストラの牽引役として大きな期待が寄せられています。使用楽器は、1783年製のG.B.グァダニーニ「ex-Kleynenberg」。
TC-862001
テデスキ(1867-1944):ハープのための室内楽作品集
ハープとヴァイオリンのための「エレジー」Op.22
ハープ独奏のための「プレッソ・イル・ムリノ」Op.19
ハープとヴァイオリンのための幻想曲 Op.48
ハープとチェロのためのドラマティックな即興曲 Op.33
ヴァイオリンとピアノのためのセレナード Op.28/
ハープとヴァイオリン、チェロのための組曲
アントネッラ・ツィコッツィ(Hp)
マルコ・ログリアーノ(Vn)
フランチェスコ・ソレンティーノ(Vc)
TC-862090(2CD)
テバルディーニ:オルガン作品全集&宗教合唱作品集
オルガンと合唱のためのソナタOp.26
アレルヤ/6つのオルガン小品Op.16
オルガン・コラールOp.43
オルガンと金管のためのソナタOp.26bis
4声のための5つのモテットOp.17
合唱とオルガンのための宗教カンタータOp.10
ジュリオ・メルカティ(Org)、
アントニオ・グレコ(指)
コーロ・コンスタンツォ・ポルタ、
アントニオ・クエロ(Tp)、
アルフレード・ミリアヴァッカ(Tb)
ファブリツィオ・スパノ(Tb)、
アレックス・ソルディ(Tb)、
ジャンルカ・ボンディ(Hrn)、
キアラ・バレストラ(Hrn)

録音:2011年6月
※全曲世界初録音
ピツェッティの師でもある19世紀後期〜20世紀前半のイタリアの音楽家、ジョヴァンニ・テバルディーニ(1864−1952)。作曲家、指揮者としてだけでなく、音楽学者としてはパレストリーナの権威としても高名であり、このオルガンと宗教合唱作品は、テバルディーニが目指した教会音楽改革の成果の一部です。
TC-862701
マルコ・エンリコ・ボッシ(1861-1925):幻想曲+
アヴェ・マリアOp.50(*/#/+)
サルヴェ・レジナOp.8(*/+)
ヴァイオリンとオルガンのためのアダージョOp.84(#/+)
サンクトゥスとベネディクトゥス(*/+)
神は偉大なり/アヴェ・マリア(第2)+
アヴェ・マリアOp.50-1(*/#/+)
ダフネとクローエ(田園曲)Op.142-2+
スケルツォOp.95+
アンプロンプチュ(即興)
ア・ラ・ショパン Op.49-3+
ジャンヌ・ダルク+**
イラリア・トルチアーニ(S)*
マルコ・ビアンキ(Vn)#
アンドレア・マチナンティ(Org)+
TC-862702
ボッシ(1861-1925):テンポ・ディ・スオナータ Op.3
夕べの歌 Op.92 NO1
葬列 Op.132 NO2
追憶 Op.113 NO4
死者のためのミサ曲 Op.83
アンドレア・マシナンティ(Org)
ピエール・パオロ・スカットリン(指)
ボローニャ・エウリディーチェcho
マルコ・エンリコ・ボッシはイタリアの音楽一家に生まれ、作曲家、世界的なオルガン奏者として活躍したが航海中に亡くなるという最期をとげた音楽家。全曲世界初録音。
TC-862704
ボッシ:ピアノ三重奏曲全集
ピアノ三重奏曲第1番ニ短調Op.107
ピアノ三重奏曲第2番ニ長調Op.123「トリオ・シンフォニコ」
シューベルトリオ
ロッシーニ、ドニゼッティ、ヴェルディやプッチーニなどの"オペラ"が隆盛を誇ったイタリアで、ズガンバーティらと共に敢えて"オペラ以外"の音楽の復権に力を注いだマルコ・エンリコ・ボッシ(1861−1925)。ナポリ音楽院、ボローニャ音楽学校、サンタ・チェチーリア音楽院の校長を歴任したボッシの室内楽作品は、特にドイツの後期ロマン派からの影響がうかがえます。当時のイタリアで"オペラ"という牙城に敢然と立ち向かっただけに、ボッシの室内楽作品の完成度はかなりのもの。ボッシの音楽とイタリアのアンサンブル、シューベルトリオの演奏が、イタリアはオペラだけじゃないということを教えてくれます。

TC-862705
ボッシ:チェロとピアノ&ヴァイオリンとピアノのための作品全集Vol.1
バヴェーノのひらめきOp.4a
ロマンスOp.89/アルバムの綴りOp.111心の歌/ペッツォ・リリコ第2番
2つの小品Op.119/シエナの聖カテリーナ
ロベルト・ノフェリーニ(Vn)、
アンドレア・ノフェリーニ(Vc)、
ジュリオ・ジュラート(P)

録音:2011年5月
※全曲世界初録音
タクトゥス(Tactus)が2011年の重要作曲家として掲げたニーノ・ロータとマルコ・エンリコ・ボッシ(1861−1925)。2011年で生誕150周年を迎えたボッシは、オペラが隆盛を誇った19世紀イタリアの中で、オペラ以外のジャンル、器楽や室内楽の再興に力を注いだ音楽家として高い評価を受けています。「シエナの聖カテリーナ」は、ドイツの後期ロマン派音楽から影響を受けたボッシの代表作の1つです。
TC-862706
ボッシ:4手連弾のためのピアノ作品全集
ワルツ形式の組曲 Op.93
管弦楽のための組曲 Op.126(4手連弾版)
マズルカ Op.6-2/カプリチェット Op.9
スケルツォ Op.11-1
サヴォア家とペトロヴィチ家の結婚行進曲 Op.110-4
メヌエット Op.127-1
ポンキエッリ(ボッシ編):田園風景
パオラ・ボルガンティ(P)、
ジュリオ・ジュラート(P)

録音:2012年5月
19世紀後半〜20世紀前半のイタリアを代表するオルガニストであり、ヴェネツィア、ボローニャやローマの音楽院で教鞭を執るなど教育者としても活躍したマルコ・エンリコ・ボッシ(1861−1925)。イタリアのピアニスト、パオラ・ボルカンティとジュリア・ジュラートは、ブラームスからの影響も感じさせるボッシの4手連弾作品のレコーディングのために、原典版の楽譜や未出版の手稿譜を用いるなど、ボッシの意図した演奏の再現に力を注いでいます。イタリア・オペラ隆盛の時代に生まれたピアノ4手連弾作品。タクトゥス(Tactus)ならではのユニークなプログラムです。
TC-862712
ボッシ:オルガンのための作品集Vol.2
ペロージ(ボッシ編):マルコ受難曲
キリストの変容(全曲世界初録音)
アンドレア・マシナンティ(Org)
オペラが隆盛を誇っていたイタリアで、敢えてオペラ以外の作品の復興に精力を注いだ音楽家マルコ・エンリコ・ボッシ(1861−1925)のオルガン作品集第2巻。イタリアの同世代の作曲ロレンツォ・ペロージの2大宗教作品を、コモ大聖堂のオルガニストを務め、当時最高のオルガニストとも称されたボッシがオルガンのためにアレンジ。オルガンの持つ特性を知り尽くすボッシの手腕が発揮されたアレンジは実に見事。崇高で荘厳な雰囲気を漂わせるオルガン作品です。
TC-862713
ボッシ:オルガンのための作品集Vol.3
オルガン・ソナタOp.3a/6つのソナタ
大いなる喜びは真なるものOp.54
4つの小品Op.59
アンドレア・マシナンティ(Org)
コモ大聖堂のオルガニストという地位と栄誉を掴み、イタリアで初めてのコンサート・アーティストとしての名声を得たマルコ・エンリコ・ボッシ。現在では優れたオルガン作品の作曲家として高い知名度を誇るボッシのオルガン作品を、イタリア・オルガン作品のスペシャリスト、アンドレア・マシナンティが、作曲者存命当時の1875年にジュゼッペ・ベルナスコーニによって製作されたオルガンで弾いて荘厳に響かせる。大胆な和声進行なども、ボッシのオルガン作品の魅力。
TC-862714
ボッシ:オルガンのための作品集Vol.4
ソナタOp.3b/序曲Op.3/3つの小品Op.92
前奏曲/アヴェ・マリア(第2番)
トレ・ペッツィ・ダOp.142/間奏曲
カプリフオーコOp.127-3
インテツメッツォ・リリコ/リチェルカーレ
アンドレア・マシナンティ(Org)
オペラが隆盛を誇った時代のイタリアで、コンサート・オルガニストとして世界的名声を得たマルコ・エンリコ・ボッシ(1861−1925)のオルガン作品集の第4集。人気、注目がオペラに集まる中で、オルガンや室内楽などオペラ以外の音楽に取り組み続けたボッシの音楽は壮麗にして壮大。スケールの大きなイタリアのオルガン音楽です。
TC-862716
ボッシ:オルガン作品全集Vol.6
祝祭前奏曲/3つの小品Op.74
3つの小品Op.97/3つの練習曲Op.105
オルガンのための練習曲(ルカ・サルヴァドーリ補完)
オルガンのための練習曲
6つの小品Op.113
アンドレア・マシナンティ(Org)

録音:2010年5月−9日
※全曲世界初録音
ポンキエッリから作曲を学び、ナポリ音楽院、ボローニャ音楽院、聖チェチーリア音楽院の院長を歴任したが、1925年に志半ばにしてニューヨークからの帰国途中に船上で没したボッシ。コモ大聖堂のオルガニストとして活躍したボッシは当時最高のオルガニストと称されており、その経験から生まれたオルガン作品は、19世紀後期〜20世紀初期イタリアの器楽音楽の至宝です。
TC-862717
ボッシ:オルガン作品全集Vol.7
英雄的小品Op.128
演奏会用小品ハ短調Op.130
オルガンのための5つの小品Op.132(全曲世界初録音)
アンドレア・マシナンティ(Org)

録音:2011年8月
2011年に生誕150周年を迎えたイタリア・オルガンの大家マルコ・エンリコ・ボッシ(1861−1925)のオルガン作品全集第7巻。ザンドナイの「ジュリエッタとロメオ」をテーマとした「英雄的小品」や、力強い「演奏会用小品」など、1906年から1910年の充実期に作曲された3作品を収録。カルロ・ヴェゲッツィ=ボッシが1897年に製作したイタリア、クネオのサクロ・クオーレ教会のオルガンによる演奏。
TC-862718
ボッシ:オルガン作品全集Vol.8
幻想曲 Op.64a/英雄的行進曲 Op.72
オルガンのための練習曲「オザンナ」
性格的な2つの小品/アヴェ・マリア
レティシア・セレステ/行進曲風に
ソロ・ディ・クラリネット/教会のアリア
オルガン二重奏のための「司祭の入場」*
アンドレア・マシナンティ(Org)、
フランチェスコ・タシーニ(Org)*

録音:1998年−2011年
2011年に生誕150周年を迎え、タクトゥスが全集完結を目指しているマルコ・エンリコ・ボッシ(1861−1925)のオルガン作品全集第8巻。第8巻には、1889年の「幻想曲」や1891年の「英雄的行進曲」、死の直前となる1924年の「アヴェ・マリア」など晩年の作品を収録。作曲と同時期(1891年、1901年、1902年)のオルガン、1993年製のザニン・オルガンなど、演奏楽器への徹底したこだわりも魅力。
TC-862720
ボッシ:オルガン作品全集Vol.10
行列の行進 Op.68
オルガンのための6つの小品 Op.70
行進曲(ルカ・サルヴァトーリ校訂)
2つの小品 Op.94/5つの小品 Op.104
断章ヘ短調
エントラータ(リッカルド・カスタネッティ校訂)
アンドレア・マシナンティ(Org)

録音:2012
ヴェネツィア音楽院、ボローニャ音楽院、サンタ・チェチーリア音楽院の院長を歴任し、ニューヨークへの演奏旅行からの帰路の途中、船上でこの世を去ったイタリア・オルガン界の巨匠の遺産を世に送り出すシリーズです。ボッシが生きた時代に製作された4台のオルガン、ベルガモのカッラーラから出版されたクリティカル・エディションの使用など、楽器、楽譜にもこだわったタクトゥス(Tactus)の自信作です。
TC-862721
ボッシ:オルガン作品全集 Vol.11
交響的練習曲
スケルツォーゾ/断章
前奏曲
交響的練習曲 Op.78
フランチェスカーニの時代
瞑想曲 op.144
アンドレア・マシナンティ(Org)

録音:2013年−2014年
タクトゥス(Tactus)の名物シリーズとして定着した、19世紀後期〜20世紀前期のイタリアのコンポーザー=オルガニスト、マルコ・エンリコ・ボッシ(1861−1925)のオルガン作品全集第11巻。
ヴェネツィア音楽院、ボローニャ音楽院、サンタ・チェチーリア音楽院の院長を歴任し、ニューヨークへの演奏旅行からの帰路の途中、船上でこの世を去ったイタリア・オルガン界の巨匠。第11巻には「スケルツォーゾ」、2012年に復元された2014年に復元された「断章」などを収録。
TC-862722
ボッシ:オルガン作品全集Vol.13
ヘンデル(ボッシ編):アダージョ(協奏曲Op.4-3より)、アンダンテ・ヴァリアト(協奏曲Op.4-1)
ワーグナー(ボッシ編):マルコ・エンリコ・ボッシによる5つの編曲
ドビュッシー(ボッシ&ロケ編):亜麻色の髪の乙女
サン=サーンス(ボッシ&レメア編):死の舞踏 Op.40
アンドレア・マシナンティ(Org)

※使用楽器:カヴァイエ=コル1894年製作(サンタントワーヌ・デ・キャンズ・ヴァン教会、パリ)
録音:2015年10月、パリ(フランス)
19世紀後半〜20世紀初期のイタリアにおける最も重要なオルガニストの1人、マルコ・エンリコ・ボッシ(1861−1925)。フレスコバルディの鍵盤作品全集を完成させたタクトゥスがライフワークとしているボッシのオルガン作品全集の第13集は、ワーグナーやヘンデルなど様々な作曲家の作品の編曲集です。
TC-862790(2CD)
ボッシ:オルガン作品全集 Vol.12
マルコ・エンリコ・ボッシ編曲〜ツィポリ:カンツォーナ
フレスコバルディ:フーガ
ナルディス:ブレーヴェ・ペンシエロ・エレジアコ・コンポスト
フレスコバルディ:聖体奉挙のためのトッカータ
マルティーニ:変奏付きアリア
ポルポラ:フーガ
バッハ:フゲッタ、シンフォニア第9番
A・ガブリエリ:カンツォーナ
ヘンデル:ソナタ HWV.36
バッハ:ひとよ、汝がつみの BWV.622
パイジェッロ:ヴァイオリン、チェロとオルガンのためのソナタ
バッサーニ:ラルゲット
ポラローリ:フーガ
フレスコバルディ:前奏曲とフーガ、半音階トッカータ、トッカータ、カンツォン第6番
パラフーティ:聖体奉挙
ツィポリ:聖体奉挙
作曲者不詳:教会アリア
ペシェッティ:アレグロ
マルティーニ:アダージョ、前奏曲
アンドレア・マシナンティ(Org)、
ジョヴァンニ・バッティスタ・ファブリス(Vn)、
エレーナ・ペレラ(Vc)

録音:2013年&2015年
サンタ・チェチーリア音楽院などの校長を歴任し、当時を代表するオルガニストとしてその名を馳せたマルコ・エンリコ・ボッシ(1861−1925)。タクトゥス・レーベルのライフワークとなったオルガン作品全集の第12集には、ボッシの編曲による大作曲家たちの鍵盤作品の数々を収録。イタリアはヴィチェンツァ、ティエーネ教会に設置されているカリード製のヒストリカル・オルガンによる演奏。

TC-870001
ファーノ&オミッツォーロ:チェロとピアノ、ピアノ独奏のための作品集
ファーノ:チェロ・ソナタ ニ短調、
 チェロとピアノのための2つの小品
オミッツォーロ:ソナタ・ブレーヴェ
ファーノ:ピアノ独奏のための「追憶」
ロッコ・フィリッピーニ(Vc)、
アンドレア・バケッティ(P)

録音:011年−2013年の録音。
師であるマルトゥッチのイタリア的な作風を受け継ぎ、ドイツではブゾーニの影響を受けたグイド・アルベルト・ファーノ(1875−1961)と、1969年のエリザベート王妃国際コンクール作曲部門3位を受賞したシルヴィオ・オミッツォーロ(1905−1991)。 ブルーノ・カニーノ、マリーナ・シルブと共に結成したミラノ三重奏団のメンバーであり、ローマ・サンタチェチーリア音楽院教授の教授としても高名な名手ロッコ・フィリッピーニと、バッハの快演が記憶に新しい、イタリア、ジェノヴァ出身の天才ピアニスト、アンドレア・バケッティの強力デュオが、オペラ後の20世紀イタリアで活躍した2人の作曲家の秀作を奏でる。
TC-870401
ダンブロージオ:弦楽四重奏&五重奏のための作品集
アルフレード・ダンブロージオ:組曲 Op.8(弦楽五重奏のための)
弦楽四重奏曲 Op.42
En Badinant(弦楽五重奏のための)
間奏曲のワルツ(弦楽五重奏のための)
パヴァーヌ(弦楽五重奏のための)
Reve(弦楽五重奏のための) 
アルコスQ、フリードリヒ・ティーレ(Vc)、
玉山みお(Cb)

録音:2022年4月
世界初録音
ナポリの作曲家でヴァイオリニスト、アルフレード・ダンブロージオの弦楽四重奏&五重奏のための作品集。ダンブロージオは、サラサーテなどに師事し、当時は人気のある作曲家でした。ヴァイオリニストとしても活躍し、従兄弟であるルイジ・ダンブロージオ(のちのサルヴァトーレ・アッカルドの師)と四重奏団を組んで自作を演奏していました。
TC-870601
フゼッラ:ヴァイオリンとピアノのための音楽
ノヴェッラ/スケルツォ・セレナータ
イディリオ/村の祭り/秋の歌
ポーランド風舞曲/瞑想曲/メヌエット
アレグロ・エネルジコ
スウェーデンのアリア/田園のスケルツォ
サンダーグ/ピッフェラーリ/花祭りの歌
悲しみの歌/トレンタレミ/海の歌/カプリ
ファラリオーニ/ナポリのスケルツォ
マウロ・トルトレッリ(Vn/19世紀製)、
アンジェラ・メルーソ(P/1905年製)

録音:2009年10月
※世界初録音
19世紀末のイタリア、ナポリで生まれたガエターノ・フゼッラ(1876−1972)は、エジプトから極東、スウェーデンを巡るなど、世界各国を渡り歩いたナポリの渡り鳥です。ナポリ民謡、自らが訪れた国々の旋律、また時にはクライスラー的な雰囲気を漂わせるフゼッラのヴァイオリン小品は、近代ナポリの名作として再評価されても不思議ではありません。
TC-871801
レスピーギ:アダージョと変奏曲(チェロとピアノのための)
グレゴリオ聖歌による2つの前奏曲(ピアノのための)
9つの叙情歌(ソプラノとピアノのための)
オルガンのためのオペラ作品
ロルナ・ウィンゾール(S)
ヴァッリ(Vc)
ステファーノ・マルフェラーリ(P)
アンドレア・マチナンティ(Org)
TC-871802
レスピーギ:オルガンのための作品集
3つの前奏曲/アリア
前奏曲/アンダンテ
エレヴァツィオーネ/5つの前奏曲
組曲 ト長調*
アンドレア・マチナンティ(Org)
アルフォンソ・スカラノ(指)
ミラノ・クラシカcO*
TC-871804
レスピーギ:4手ピアノのための作品集
交響詩 「ローマの松」*/リュートのための古風な舞曲とアリア 第1組曲*/4手ピアノのための6つの小品/リュートのための古風な舞曲とアリア 第2組曲*/交響詩 「ローマの噴水」*
*=作曲者自身の編曲による4手ピアノ版)
ガブリエーレ・バルドッチ(P)、
フランチェスコ・カラミエッロ(P)

録音:2016年9月、ヴィラ・カラミエッロ(エルコラーノ、ナポリ)
多様なイタリア音楽を世界に発信してきたイタリア、ボローニャの老舗レーベル「Tactus」から、オットリーノ・レスピーギの「4手ピアノ」のための作品集が登場!
"オーケストラの魔術師"レスピーギを代表する作品、「ローマ三部作」からの2曲と、「リュートのための古風な舞曲とアリア」の第1〜第2組曲を、自作のピアノ協奏的作品でもソリストを務めるなど優れたピアニストでもあったレスピーギ自身が編曲した4手ピアノ・ヴァージョン。当時ピアノ独奏版やピアノ4手版が出版されることは慣習的に行われていましたが、通常出版社から依頼されるのとは逆に、レスピーギは自ら4手版を書き出版社へ提案していました。素晴らしいオーケストレーションの作品として知られたこれらの曲を、レスピーギは注意深く編曲し優れたセンスを発揮。単なる「簡略化」ではなく、和音やメロディーの構成、複雑なパッセージや作曲上のアイデアの中核を明確に浮かび上がらせる見事なアレンジ版を実現しています。
レスピーギの明媚なオーケストラを繊細なピアノ連弾で披露するのは、ロンドンのトリニティ音楽カレッジ教授やルガーノ音楽祭のアンバサダーを務め、マルタ・アルゲリッチともしばしばデュオで共演しているガブリエーレ・バルドッチと、ズガンバーティ(全7巻のピアノ作品全集とピアノ協奏曲)やマルトゥッチ(2巻のピアノ作品集と2巻のピアノ協奏曲集)などのアルバムを録音し、イタリア音楽の発掘で知られるフランチェスコ・カラミエッロの二人の名手です。
TC-871890(2CD)
レスピーギ:ヴァイオリンとピアノのための作品全集
5つの小品/ヴァイオリン・ソナタ ロ短調
アレグレット・ヴィヴァーチェ
ヴァイオリン・ソナタ ニ短調/6つの小品
マルコ・ロリャーノ(Vn)、
マウリツィオ・パチャリエッロ(P)
どことなくブラームスの音楽を感じさせる「ソナタ ロ短調」など、"管弦楽作品"とはまた違ったレスピーギの作曲技法の妙を感じさせてくれる5作品はどれも傑作。作曲者の名を冠するアンサンブル・レスピーギのリーダー、名手マルコ・ロリャーノのヴァイオリンが、レスピーギのヴァイオリン作品を情熱的に描ききります。
TC-871901
スカレロ:ヴァイオリンとピアノのための作品集
ソナタ ニ短調 Op.12
3つのワルツ=カプリース Op.16
無伴奏ヴァイオリンのための3つのカプリッチョ Op.2
パガニーニによる変奏曲 Op.15
マウロ・トルトレッリ(Vn)、
アンジェラ・メルーソ(P)

録音:。2012年11月
母国を離れアメリカで名教師としてその名を馳せたイタリアの音楽家、ロサリオ・スカレロ(1870−1954)の作曲家としての功績にスポットライトをあてた好企画。イタリアからイギリス、オーストリアを経てアメリカへと渡り、同地でバーバーやロータ、メノッティ、フォスなど、次の世代の大作曲家たちを育成したスカレロ。後期ロマン派の流れを汲むヴァイオリンのための室内楽作品集は、近代イタリアに遺されていた知られざる秀作です。
TC-872201
ヴェネツィアーニ(1878-1958):語りと弦楽合奏のための「ポンポーサのベネディクト会修道院」
語りと弦楽合奏のための「パリジーナ」
アルノルド・フォア(語り)
ジョルジョ・ファブリ(ディレクター)
フェラーラ・アドリア音楽院弦楽O
TC-872202
ヴィットーレ・ヴェネツィアーニ(1878-1958):室内歌曲集
13のロマンス/5つのメロディ/秋の夕暮れ/子どもの歌
ベアトリーチェ・パルンボ(S)、
ジャン・フランンチェスコ・アモローソ(P)

録音:2020年7月
ミラノ・スカラ座合唱団の指揮者として有名なヴィットーレ・ヴェネツィアーニ(1878-1958)の室内歌曲集。ヴィネツィアーニの録音は、マリア・カラスのベッリーニ:歌劇「ノルマ」の録音(1954)をはじめ、さまざまなものが残っていますが、作曲家としてのカタログも決して短いものではなく、かなりの数の合唱曲、いくつかの歌劇、交響的作品、室内楽曲、そして民謡やヘブライ語のメロディーを合唱曲に編曲した一連の作品などが眠っています。世界初録音となる本アルバムの収録作品は、音楽的言語の多様性にもかかわらず、室内楽として定義することができ、当時のイタリアの様式と、社会的背景の両方の進化を明確に表しています。
TC-872301
ヴォルフ・フェラーリ:オーボエと小管弦楽のためのコンチェルティーノ《牧歌》、
イングリッシュホルンと小管弦楽のためのコンチェルティーノ Op.34(世界初録音)
チマローザ(ベンジャミン編):オーボエ協奏曲
A・ペドローロ:オーボエのためのコンチェルティーノ
アレッサンドロ・バッチーニ(Ob&イングリッシュホルン)、
ジョルジオ・ファブリ(指)
オルケストラ・フィラルモニカ・チッタ・ディ・アドリア
イタリア有数のオペラ作曲家として知られるヴォルフ・フェラーリのオーボエ作品などを収録したイタリアのオーボエ協奏曲集が本家タクトゥス(Tactus)から登場。ソリストのアレッサンドロ・バッチーニは現在シチリア交響楽団の主席オーボエ奏者を務める同国でも指折りの名手。ヴォルフ・フェラーリの美しい旋律をバッチーニが豊潤な音色で聴かせてくれます。
TC-872303
ヴォルフ=フェラーリ:弦楽セレナーデ変ホ長調
ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.26
ラウラ・マルツァドーリ(Vn)、
マルコ・ズッカリーニ(指)
オルケストラ・チッタ・ディ・フェラーラ

録音:2012年4月14日、テアトロ・コムナーレ・フェラーラでのライヴ録音。
「マドンナの宝石」やコミック・オペラの知名度が先行してしまうが、多くの器楽曲も遺したイタリアとドイツのハーフ、エルマンノ・ヴォルフ=フェラーリ(1876−1948)。オペラが隆盛を誇った時代のイタリアで、美貌のアメリカ人ヴァイオリニスト、ギラ・ブスタボのために書かれた「ヴァイオリン協奏曲」。生きた旋律美、ストレートな感情が表現された近代イタリアの知られざる秀作です。ソリストのラウラ・マルツァドーリは、ピエトロ・ジャコモ・ロジェーリ1715年製のヴァイオリンを奏でるイタリアの若き女流ヴァイオリニスト・カルミニョーラやブロンに学んだ将来が楽しみな有望株です。
TC-872502
ザネッラ(1873-1949):五重奏曲 ニ短調Op.64
九重奏曲 ハ短調Op.45
マリア・カテリーナ・カルリーニ(Vn)
リタ・マスカーニャ(Vn)
ウィルヘルムス・ヤンセン(Va)
マルコ・デーチモ(Vc)
レオナール・コロンナ(Cb)
ロベルト・グリェルモ(P)
リウ・ジン(Fl)
グイド・カンパーナ(Ob)
ダヴィド・フェリチ(Cl)
フランコ・シャーラ(Fg)
19世紀〜20世イタリアの作曲家ザネッラの弦楽器と木管楽器とピアノのための室内楽作品集。作曲だけでなく指揮活動も活発に行っており、パルマ王立歌劇場、南アフリカの歌劇団の指揮者として指揮を振っていたそうです。
TC-872503
アミルカーレ・ザネッラ(1873−1949):ヴァイオリンとピアノのための《詩》
ヴァイオリン・ソナタ嬰へ短調Op.71
チェロ・ソナタ イ長調Op.72
マルコ・ロリャーノ(Vn)、
フリーデル・ベルトルド(Vc)、
マルコ・アルピ(P)
パルマ音楽院でボッテジーニに作曲を師事したザネッラは南アフリカでの生活を経て、母校であるパルマ音楽院の院長に就任。ピアニストや指揮者としても有能だったザネッラの実力はその作品にも表れています。アンサンブル・レスピーギとのコンビで多くの録音を残しているロリャーノ、1998年のブレッシャ国際室内楽コンクールの覇者であるベルトルドの表現力豊かな演奏が作品の魅力を引き出しています。
TC-874301
オレステ・ラバネッロ(1871−1938):作品集
幻想曲Op.31
ヴァイオリンとオルガンのためのソナタヘ短調
ロマンティックな前奏曲Op.39-1
ヴァイオリンとオルガンのための瞑想Op.117-3
ゴシック風前奏曲Op.40-1
北欧の歌Op.40-2/4つの小品Op.112
ヴァイオリンとオルガンのためのアンダンテOp.117-1
オルガン・ソナタ二短調
アンドレア・マシナンティ(Org)、
クリスティアーノ・ロッシ(Vn)
マルコ・エンリコ・ボッシと並ぶ当時のイタリアを代表するオルガンのヴィルトゥオーソ、即興演奏の名手として名を馳せたオレステ・ラバネッロの作曲家としての姿を紹介するオルガン作品集。ヴェネツィアのサン・マルコ大聖堂では第1オルガニスト、パドヴァのサン・タントニオ大聖堂では聖歌隊指揮者などイタリア教会音楽の要職を務めたラバネッロの作品を奏でるのは、北イタリアの銘器ザニン・オルガン(1929年製)。ボローニャ生まれの名手マシナンティが作曲家としてのラバネッロの功績を教えてくれます。
TC-880001
カゼッラ&ペラキオ〜ハープ作品集
カゼッラ:ハープ・ソナタ Op.68、悲しい子守歌
ペラキオ:ソナタ第1番、ハープのための3つの小品、小川への牧歌
アレッサンドラ・ヅィヴェリ(ハープ)

録音:2016年1月
1883年トリノ生まれという共通点を持つ2人のイタリア人作曲家、アルフレード・カゼッラ(1883−1947)とルイージ・ペラキオ(1883−1966)のハープ作品集!誕生日、出生地以外にも、20世紀イタリアの名女流ハーピニスト、クレリア・ガッティ・アルドロヴァンディへの作品献呈、フランス音楽からの影響など、共通点が多いカゼッラとペラキオ。イタリアのハーピスト、アレッサンドラ・ヅィヴェリが、隆盛を誇ったオペラではなく器楽に情熱を注いだ作曲家たちのの録音。
TC-880002
アッシジのサン・フランチェスコ聖堂のアリア
アレッサンドロ・ボローニ(1820-1896):Apostrofe a Maria/アヴェ・マリア ト長調/聖母マリアへの贈り物/神を歓喜せよ/Justorum animae/聖家族への捧げもの/Qui tollis/地は震え/ドメニコ・ステッラ(1881-1956):主よ、あなたを崇拝します/アヴェ・ヴェルム/O Bella mia speranza/アントニオ・アレマンノ(1936):absorbeat/Dio per sempre/Supplica a Cristo bambino/アヴェ・マリア
メグミ・アカヌマ(S)、
フィリッポ・ファリネッリ(P)

録音:2017年6月、2019月11月(ウンブリア音楽センター、イタリア)
アッシジのサン・フランチェスコ聖堂に仕える三人の神父による作品を集めたアリア集。19世紀のボローニ神父、19世紀から20世紀はステッラ神父、そして20世紀のアレマンノ神父と三代の作品を収録しています。これらの作品は、ほとんどが忘れ去られてしまっていましたが、その芸術性の高さは素晴らしく、後世に伝えるためにも今回の録音が行われることとなりました。ライナーノーツはピアノのファリネッリが書いておりこれらの作品に対する意気込みが感じられます。
TC-880701
ゴッフレード・ジャルダ(1886−1973):オルガンのための作品集
オルガンのための3つの小品Op.50
瞑想Op.43
オルガンのための3つの小品Op.51
演奏会用アレグレットOp.64/
カント・セラフィコOp.70
Alla fonte di Cristo Op.71
L'Annunciazione Op.72
リベラ・ファンタジアOp.73
アンドレア・マシナンティ(Org)
20世紀イタリアの知られざるゴッフレード・ジャルダは、ヴェルデイの友人だったフランチェスコを父に持つイタリアの音楽一家に生まれたサラブレッド。1929年にはウィーンの聖シュテフェン大聖堂で演奏を行うなど、国内外で精力的な活動を展開によってオルガンの名手としての名声を確立しました。全曲世界初録音!
TC-880702
ガゾッティ:室内アリア集
Alla luna/L'infinito
Il sabato del villaggio/Povera fogliaNon mi destar ch'io sogno
O giovinezza... addio!/他
クリスティーナ・バルビエリ(S)
ルカ・サルティーニ(P)

録音:2014年7月
1886年、モデナ出身の知られざる作曲家、ルイジ・ガゾッティ(1886−1923)。ボローニャ音楽院で作曲を学んだガゾッティの室内アリアは、プッチーニ、レオンカヴァッロやマスカーニのスタイルを彷彿とさせる。ガゾッティの復権に携わるソプラノ、クリスティーナ・バルビエリも作曲者と同じくモデナ出身。フィラデルフィアのパヴァロッティ・コンクールなどでの入賞歴を持ちます。
TC-881301
マリピエロ:チェロとピアノのための作品集
チェロ・ソナタ(世界初録音)
無限の中の歌(世界初録音)/ソナチナ
閉ざされた園/虫
幽霊(Da Bizzarrie Luminose Dell'Alba Del Meriggio Della Notte)
ルカ・パッカネラ(Vc)、
サブリナ・アルベルティ(P)
20世紀イタリアにおけるフランス印象主義の具現者、ジャン・フランチェスコ・マリピエロ(1882−1973)。マリピエロは、対位法の師ボッシから離れての独学時代、ワーグナーの弟子である盲目の作曲家ズマレーリャのアシスタント、「春の祭典」の初演、盟友カゼッラとの出会い、聖チェチーリア音楽院コンクールでの4作品入賞などを経て、フランス印象主義、イタリア古典音楽を取り入れた独自の作風を確立させています。ロヴィーゴ音楽院のディレクター、指揮者としても活躍するチェロ奏者パッカネラ、チェゼーナ国立音楽院の教授を務めるヤブロンスカヤの門弟アルベルティの好演が、マリピエロ印象主義の豊かな色彩感を描き出します。マリピエロ&印象主義ファン要注目盤!
TC-881302
マリピエロ:ピアノ作品集
Bizzarrie luminose dell'alba del meriggio della notte
印象/アルメニア/昼寝/虫/閉ざされた園
ファリャの「恋は魔術師」のパントマイムによる変奏曲
サブリナ・アルベルティ(P)

録音:2013年12月、クアルティエーレ(イタリア)
レスピーギやカゼッラ、ピツェッティたちと共に、イタリアにおける器楽音楽の復興に尽力した「80年世代」の1人、ジャン・フランチェスコ・マリピエロ(1882−1973)。近代イタリアにおける有数のシンフォニストであり、モンテヴェルディとヴェルディの楽譜の校訂者として後世にその名を遺したマリピエロは、イタリア古典派とフランス印象派の折衷的な作風を持つ優れたピアノ作品を数多く生み出しています。演奏は、近代イタリア音楽を得意とするイタリア、ボローニャの女流ピアニスト、サブリナ・アルベルティ。マリピエロはもちろんのこと、ブゾーニやリヴィアベッラ、カステルヌオーヴォ=テデスコなどを積極的に取り上げるなど、近代イタリア音楽に寄せる情熱は並々ならぬものがあります。
TC-881602
フランチェスコ・バリッラ・プラテッラ:室内楽作品集
プラテッラ(1880-1955):アンダンテ/さようなら/アニタの死 Op.11/Stati d'anima Op.27/軍歌 Op.34/Inno Associazione Lughese "Baracca"/勝利の賛美歌 Op.29/La Canzone di Baracca/Marcia Futurista/戦争 Op.32/La Canzone di Mabima/Arrivo di Automobili/ロマンツァ Op.24/La Strada Bianca/子守歌 Op.43/La Canta della Calciocianamide/Alla beata Vergine di Bagnolo/死/La ricreazione umanizzata del mondo
プラテッラ・アンサンブル

録音:2014年6月、2015年1月
マスカーニに師事したフランチェスコ・バリッラ・プラテッラ(1880-1955)は、20世紀初頭のイタリアで起こった芸術運動「未来派」に属する作曲家であり音楽学者でした。第一次世界大戦後には民俗音楽の研究に専念し、故郷ロマーニャ地方の音楽に関する重要な研究とコレクションを発表しています。
TC-881801
ランツァート:ヴァイオリンとピアノのための作品集
無言歌 Op.2-1/スペインの踊り Op.12-1
子守歌 Op.12-3/瞑想曲 Op.13
ギャロップ/セレナータ/愛の歌
夕べの祈り/カッコウ
悲しみのセレナータ
セレナード・ガランテ
アンダルシアのセレナード Op.41
明かりの周りの蝶々 Op.42
アラビアの太鼓/天使祝詞の時 Op.44
朝の歌/ハンガリー風カプリッチョ
セレナータ・コケット/アルレッキナータ
お嬢さんの踊り
パオロ・モラ(Vn)、ミロ・マルターニ(P)

録音:2016年11月、バガンツァ
ヴァイオリニスト、指揮者、作曲家として活躍し、トスカニーニが指揮するミラノ・スカラ座Oでコンサートマスターを務めた20世紀前半のイタリアの音楽家、ヴィルジリオ・ランツァート(1883−1937)。作曲家として交響詩や室内楽作品、オペラ、オペレッタ、サウンドトラック、声楽曲など、様々なスタイルの音楽を書いたランツァートのヴァイオリン作品は良い時代のサロン風。時にはクライスラー風であり、また時には民族色を感じさせる魅力的な作品が並んでいます。
TC-882370(4CD)
ヨン:オルガン作品全集
勝利のキリスト/シチリアのクリスマス/幼子イエス/追憶/心のさざ波/古いメヌエットとミュゼット/セッティモ・ヴィットーネのクリスマス/エコー/夜のハープ/トリオ・アッロッターヴァ/シチリアの笛/栄光の賛歌/ソナタ・ロマンティカ/ソレント風の牧歌/グレゴリオ協奏曲/イタリア狂詩曲/牧歌(ソナタ第4番)/ユモレスク/哀歌/降臨/行進曲−牧歌/スぺランツァ/哀歌/アメリカン・ラプソディ/牧歌的前奏曲「幸福な日」/ソナタ第1番/トッカータ/演奏会用練習曲/コンサーティーナ/演奏会用練習曲第2番/半音階的ソナタ
エリサ・テグリア(Org)

録音:2016年−2017年、イタリア
生まれ故郷のイタリアと移住先のアメリカの両国で、20世紀前半を代表するオルガニストの1人として高く評価されたピエトロ・アレッサンドロ・ヨン(1886−1943)のオルガン作品全集というタクトゥス(Tactus)の面目躍如たる意欲作。マルコ・エンリコ・ボッシ、ジョヴァンニ・テバルディーニ、オレステ・ラヴァネッロの同世代であり、バチカン、ローマ、ニューヨーク、フィラデルフィアで活躍したヨンのオルガン作品がこれほどまとまって発売となるのはもちろん初めて。近代イタリアにおけるオルガン史を補完する重要なセットとなることでしょう。
TC-890090(2CD)
珍しい19世紀から20世紀のオルガン作品
【CD1】
ヴィンチェンツォ・フェローニ(1858-1934):Pezzo per organo:Corale-Fuga(1891)
ジョヴァンニ・ズガンバーティ(1841-1914):Benedizione nuziale Op.30
フランチェスコ・パオロ・ネリア(1874-1932):ノスタルジア Op.16
ジョバンニ・バティスタ・ポレーリ(1855-1923):ファンタジア ヘ長調(1900)
フランチェスコ・パオロ・ネリア:アヴェ・マリア‐祈り
アッリーゴ・カペレッティ(1877-1916):ファンタジア ホ短調、神への望み
ドメニコ・ベルランドー(1868-1922):スケルツォ、offertorio
【CD2】
ジェレミア・ピアッツァーノ(1841-1921):前奏曲
ピエトロ・マグリ(1873-1937):コラールと3つの変奏曲(1911)
フランコ・ヴィッタディーニ(1884-1948):「12のオリジナル作品」より「コラール」、dall'Organista Liturgico:Elevazione V
アレッサンドロ・デ・ボニス(1888-1965):Laetitia,Finale per organo
エットーレ・ポッツォーリ(1873-1957):前奏曲,アンダンテ・モルト・ソステヌート
ジョルダーノ・ノフェリーニ(1934-1977):Contemplazione,Andante Mistico(1967)
ジュゼッペ・チコニャーニ(1879-1921):Domine,Exaudi Vocem Meam Op.65
ロレンツォ・ペロージ(1872-1956):前奏曲 ヘ長調(1890)
ルイジ・ボッタッツォ:アンダンテ・カンタービレ 変ロ長調 ILB34、
 アレグレット・パストラル(1900) Op.120-3
アンドレア・トスキ(Org)

録音:2020年4月
ボローニャのオルガニストであるアンドレア・トスキは、これまでにも19世紀から20世紀の音楽を中心としたアルバムをタクトゥス(Tactus)からリリースしてきました。今回のアルバムでは、普段まず耳にすることのない珍しい作品を中心とした企画となっています。現代音楽にも深い造詣があるトスキの演奏は、その深い洞察力からなる説得力のある演奏となっています。
TC-890390(2CD)
カステルヌオーヴォ=テデスコ:歌曲&ピアノ作品集
【CD-1/歌曲集】 L'infinito op.22/Il libro di Dolcina/La serafiesolana/Piccino piccio (ninna nanna) op.26/2preghiere per i bimbi d'Italia op.29/La barba bianca op.28/La canzone della vita/Briciole op.8/Ore sole op.52/Stelle cadenti.12 liriche brevi op.6/Quattro sonetti da La vita nova op.41/Ninna nanna per l'album di una bimba op.4/I naviganti op.13[pianoforte solo]
【CD-2/ピアノ作品集】 La sirenetta e il pesce turchino op.18/2. Vitalba e Biancospino op.21/Cipressi op.17/Questo fu il carro della morte op.2/Il raggio verde op.9/Alghe op.12/Epigrafe op.25/Le stagioni op.33/Tre poemi campestri op.44
ヴァレンティーナ・ヴァニーニ(Ms)、
ジュゼッピーナ・コーニ(P)

録音:2021年7月-8月
1895年にフィレンツェで生まれたマリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコは、イタリアの作曲家、ピツェッティに師事し、生涯で200曲以上を作曲しました。ギターのための楽曲が有名ですが、ピアノ曲や管弦楽曲など、幅広い楽曲を遺しています。
イタリア系ユダヤ人だったカステルヌオーヴォ=テデスコは、ファシズムから逃れるため、1939年にアメリカへ渡り、ハリウッドにて映画音楽の世界で活躍しますが、本アルバムにはイタリアで盛んに活動できた1920年代までの作品が収録されています。

TC-900001
イタリアのパストラーレ集Vol.3(20世紀)
ディ・ドナート:パストラーレ
カポッチ:アンダンティーノ・パストラーレ
レモンディ:ミュゼット Op.93
バンビーニ:パストラーレとミュゼット
ボッシ:ノエル
デスデリ:パストラーレ
タリアヴィーニ:コーラル・パストラーレ
リヴィアベッラ:パストラーレ
ラヴァネッロ:インノ・アンジェリコ他
アンドレア・マチナンティ(Org)
マリオ・ベデッティ(Ob)他
TC-900004
弦楽とオルガンのためのトランスクリプション集
レスピーギ(ヴィターリ編):チャコーナ
コレッリ(シェリング編):パストラール
テバルディーニ:フーガ ト短調(フレスコバルディによる)
ヴィヴァルディ(フォン・ダメック編):ラルゴ.ニ短調
ロカテッリ(シェリング編):葬送シンフォニア
ヴィヴァルディ(シェリング編):ラルゴ.ハ短調
アルビノーニ(ジャゾット編):アダージョ
ボッティ:哀歌 ホ短調
イ・ソリスティ・ラウデンシ、
ファビオ・メルリーニ(指&Org)

録音:2014年4月
"弦楽器"と"オルガン"のための作品へと姿を変えた、イタリアの音楽史上に輝く巨匠たち、ヴィヴァルディ、コレッリ、ロカテッリ、レスピーギなどの名旋律。アルビノーニの「アダージョ」以外の7作品の"弦楽&オルガン"ヴァージョンは世界初録音。
TC-900005
退廃音楽からの作品集
レオーネ・シニガーリャ:フルートと弦楽オーケストラのための「小組曲」 Op.45*、
 弦楽オーケストラのための2つの性格的小品 Op.35
クルト・ゾンネンフェルト:弦楽オーケストラのための夜想曲*
アルド・フィンツィ:クラリネットと弦楽オーケストラのためのパヴァーヌ
ヴィート・レヴィ:弦楽のためのアダージョ*
レヴィ:ヴァイオリン協奏曲二短調 「我が妻へ」*
アビマO、
ヴェルディ・シビック・ウィンド・オーケストラ、
ロベルト・ファブリチアーニ(Fl)、
ダヴィデ・カサーリ(Cl)、
ジャコッベ・ステヴァナート(Vn)

録音(ライヴ):2014年6月、2018年10月−11月、イタリア

(*=世界初録音
レオーネ・シニガーリャをはじめとする、ナチス・ドイツによって「退廃音楽」とみなされ迫害された作曲家たちの作品を復権するプログラム。トリエステで行われたウルマン音楽祭を含む複数のライヴで演奏された未出版のオーケストラ作品と室内楽作品で、約半数は世界初録音となるものです。
TC-900601
サンドロ・フーガ(1906-1994):チェロ・ソナタ集
チェロ・ソナタ第1番(1936)、
チェロ・ソナタ第2番(1973)*、
チェロ・ソナタ第3番(1989)* *世界初録音
ウンベルト・アレアンドリ(Vc)、
フィリッポ・ファリネッリ(P)

録音:2019年1月-2021年2月、プラト
1906年トリノに生まれたサンドロ・フーガは、ピアニスト兼作曲家でした。その作風は前衛的なものというよりは、伝統的な音楽に近く耳当たりのいいものではありますが、独自の世界観を持っており聞く耳を退屈させない魅力を持っています。チェリストのウンベルト・アレアンドリはイタリアで活躍中の奏者で特に室内楽に力を入れていることもあり、フィリッポ・ファリネッリと息の合った演奏を繰り広げています。
TC-901301
マルゴーラ:弦楽のための音楽とオーボエのための協奏曲
トリティコ/パルティータ/アリオーソ
ピッコロ協奏曲
オーボエと弦楽のための協奏曲
夜想曲とフーガ/6つのマドリガル
ヴァージナルの作曲家たちによる音楽
パオロ・グラツィア(Ob)、
フェデリコ・フェッリ((指)アンサンブル・レスピーギ
フランコ・マルゴーラ(1908−1992)は、アンコナではアルフレード・カゼッラの下で作曲を学び、ピアノ協奏曲は文字通りミケランジェリの手でも演奏された20世紀イタリアの作曲家。マルゴーラは20世紀のイタリアに現れた器楽作品の作曲家として認知されており、弦楽アンサンブルのための作品とオーボエ協奏曲を収録したこのプログラムはマルゴーラの手腕を知ることができる貴重な録音です。
TC-901380(3CD)
マルゴーラ:ピアノ独奏作品全集
4つのソナチネ DC112
ソナチナ Op.26, DC71
6つのやさしいソナチネ DC108
ソナタ DC113/ソナタ第2番 DC117
ソナタ第3番 DC118
ソナタ第4番 DC122
ソナタ第5番 DC308/4つの小品
3つの小品 DC111
15のやさしい小品 DC160
15のやさしい小品 DC179
9つの小品/2つの前奏曲
モザイク DC95/5つの小品
アレッサンドロ・デリャヴァン(P)

録音:2016年11月、ミラノ
2009年のヴァン・クライヴァーン国際ピアノ・コンクールで審査委員長特別賞を受賞し、現在はメジャー作品から知られざる秘曲までを幅広く取り上げているイタリアの個性派ピアニスト、アレッサンドロ・デリャヴァンが母国のレーベル「Tactus」に登場!ここでデリャヴァンが弾いているのは、これまでの録音の中でも最も(?)マニアックと言っても過言ではない20世紀イタリアの鬼才、フランコ・マルゴーラ(1908−1992)のピアノ作品であり、しかも独奏曲の全曲という徹底ぶり。カゼッラやピツェッティに師事したエリートでありながら、第二次世界大戦中には抑留も経験した苦労人。20世紀のイタリアにおける器楽作品の発展に寄与した音楽家の1人です。
TC-901601
ペトラッシ(1904−2003):ギターのための作品集
夜の音/セレナータ第2番/ヌンク
アリア/ソプラノとギターのための《ローマ平原の歌》
アンジェロ・コローネ(G)、
コラード・デ・ベルナルト(Cemb)、
ソニア・マウラー(マンドリン)、
マッシモ・デ・ロレンツィ(G)、
ラウラ・プグリエーセ(P)
ダラピッコラ、シェルシと並び立ち20世紀イタリアを代表する作曲家に数えられているペトラッシ。数々の作曲コンクールの審査員を務めるだけでなく、自らの名を冠した「ペトラッシ国際作曲コンクール」で次代の才能の発掘に尽力したことでも知られています。ここにはギターのための独奏曲だけでなく、ソプラノとギターのデュオである「ローマ平原の歌」を聴くことができます。イタリアのレーベルによるペトラッシ・アルバムはギター・ファンは要チェックの1枚!
TC-901602
ピラーティ:ピアノのための組曲&バガテル集
ピアノと弦楽オーケストラのための組曲
バガテル集第1巻/バガテル集第2巻
ジョヴァンニ・ネシ(P)、
アンドレア・ヴィテッロ(指)
オルケストラ・ナショナーレ・アルテス

録音:2013年1月&7月
0世紀ナポリの早世の作曲家、マリオ・ピラーティ(1903−1938)のピアノ作品集。早くからその才能を発揮し、カリアリやミラノ、パレルモ、故郷のナポリで教鞭を執りながら、作曲家として活躍したピラーティ。病のため第二次世界大戦直前の1938年にこの世を去ったピラーティの音楽は、ピツェッティからの影響、19世紀の伝統的な形式と20世紀の響きが同居する近代イタリアの知られざる秀作です。
TC-901603
ゴッフレド・ペトラッシ(1904-2003):無伴奏ソロ作品集
ヴァイオリンの為の「Elogio per un'ombra」(1971)、ギターの為の「Nunc」(1971)、ハープの為の「Flow」(1980)、フルートの為の「Souffle」(1969)、ピアノの為の「トッカータ」(1933)、ギターの為の「Suoni notturni」(1959)、ヴィオラの為の「Violasola」(1978)
アレッサンドロ・カッツァート(Vn)、
ラーポ・ヴァンヌッチ(G)、
フランチェスカ・ティラーレ(Hp)、
アルカディオ・バラッキ(Fl)、
ヴァネッサ・ソトギウ(P)、
アレッシオ・トーロ(Va)

録音:2020年
20世紀のイタリア現代音楽を代表する作曲家ゴッフレド・ペトラッシの無伴奏ソロ作品集は、ヴァイオリニストとのアレッサンドロ・カッツァートによって企画されました。無調や、十二音技法によるその作品の評価は高い評価を得ています。またペトラッシ国際作曲コンクールの審査委員長を務め、新たな才能の発掘にも尽力しました。フルートの作品では日本の尺八を思い起こすような独特な作品となっています。
TC-901901
シェルシ:ピアノ作品集
4つのイラスト/組曲第9番「Ttai」
ロセッラ・スピノーザ(P)

録音:2016年2月、ミラノ
イタリアで初めて十二音技法による作品を残した作曲家であり、他の作曲家たちの関与による共同作業での作曲が死後に発覚されるなど、今もなおその作品には謎が残る20世紀イタリアのジャチント・シェルシ(1905−1988)のピアノ作品集。
1953年に作曲された「4つのイラスト」、ピアノのための組曲第9番を演奏しているのはロゼッラ・スピノーザ。現代音楽の演奏に定評があるイタリアの女流コンポーザー=ピアニストです。
TC-910701
ジェルヴァシオ(1910-1994):フルート、ヴァイオリン、
ギターと管弦楽のための三重協奏曲 Op.131
ヴァイオリン、ギターと弦楽合奏のための二重協奏曲 Op.114
ヴァイオリンのためのインヴィテイション「回転木馬」のテーマ他
マリオ・カルボッタ(Fl) 他
ヴィート・クレメンテ(指)
ルカーナSO
TC-910702
ゴリーニ:弦楽とピアノのための作品集
チェロ・ソナタ
ヴァイオリンのための2つの練習曲
ヴィオラ・ソナタ/パヴァーナ
ピアノと弦楽四重奏のための五重奏曲
ジェシカ・オディ(Vn)、クミコ・サカモト(Vn)、
モーガン・オショーネシー(Va)、
ブリジット・パスカー(Vc)、
ヤクブ・チョルチェフスキ(P)

録音:2013年8月
マリピエロの弟子で20世紀のイタリアを代表するコンポーザー=ピアニストの1人、ジーノ・ゴリーニ(1914−1990)の"作曲家"としての功績にスポットライトをあてた室内楽作品集。
その作風からは、師であるマリピエロの影響を感じさます。
TC-910001
歓喜のモテット〜16世紀から20世紀まで
ジョヴァンニ・マリア・ナニノ(1544-1607)、
ビクトリア(1548-1611)、
フェリス・アネリオ(1560-1630)、
ジョヴァンニ・フランチェスコ・アネリオ(1567-1630)、
ジロラモ・フレスコバルディ、
ジュゼッペ・オッタヴィオ・ピトーニ(1657-1743)、
ベルナルド・パスキーニ(1637-1710)、
ジョヴァンニ・ジョルジ(18世紀初頭-1762)、
ジョヴァンニ・キティ(1715-1759)、
カサーリ(1715-1792)、
ドメニカ・バルトルッチ(1917-)、
ヴァレンティノ・ミセラキス(1943-)、
アウグスト・モリコーニ(1907-)の作品
カペレ・ムジカーレ・
デ・ラ・トリニテ・デス・モンツ
TC-910003
バンフィールド&レヴィ:室内歌曲集
ラファエロ・デ・バンフィールド(1922-2008):声楽とピアノのための室内歌曲(1941-1948)
ヴィート・レヴィ(1899-2002):4つのアナクレオン律(1920)、
 ピアノのための10の前奏曲(1933)、
 ピアノのための子守歌(全曲世界初録音)
ダニエラ・マッズカート(S)、
エリア・マクリ(P)

録音:2019年12月
ソプラノのダニエラ・マッズカートとピアニストのエリア・マクリによる、20世紀イタリア・トリエステの2人の作曲家、ヴィート・レヴィ(1899-2002)とラファエロ・デ・バンフィールド(1922-2008)の世界初録音。高名な音楽家、エッセイスト、音楽評論家であったレヴィと、高貴な血統を持ち、オーストリア・ハンガリーの伝説的な軍用航空パイロット、「トリエステの鷲」ことゴットフリート・フォン・バンフィールド(1890-1986)の息子であったラファエロ・デ・バンフィールドは、異なる社会的背景を持ちながらも、その存在は密接に結びついていました。レヴィはデ・バンフィールドを音楽の研究に導き、そのおかげで彼はマリア・カラスやヘルベルト・フォン・カラヤンといった20世紀の世界文化遺産的な著名人と交流を持つことができました。人種法によって迫害されたレヴィ(『退廃音楽からの作品集』 TC900005)は、戦争が終わるまで逃げ隠れしなければなりませんでしたが、政権に奪われたトリエステの教壇の椅子に戻ることができました。70年代にはデ・バンフィールドもトリエステに戻り、ジュゼッペ・ヴェルディ劇場の館長や、スポレートの有名なドゥエ・モンディ音楽祭のディレクターを務めました。
TC-910004
マルゴーラ&レスピーギ:チェロ作品集
フランコ・マルゴーラ:チェロ協奏曲 dC91(1949年 ガスパール・カサドに献呈)
 夜想曲 dC762(ジョヴァンニ・ソッリマ完成版)*
 ペル・チェッリ・ディヴィジ dC761(ジョヴァンニ・ソッリマ改訂版)*
 チェロ・ソナタ ホ長調 dC233
レスピーギ:チェロと管弦楽のためのアダージョと変奏
ヤコポ・フランチーニ(Vc)
ジョヴァンニ・ソッリマ(Vc)*、
アレッサンドロ・デリャヴァン(P)、
パオロ・ロンゴ(指)、
トリエステ・ヴェルディ歌劇場O

録音:2010年3月、2017月6月、2019年4月(イタリア)
イタリア人作曲家フランコ・マルゴーラは、レスピーギやピツェッティといった「80年世代」に影響を受けたこともあり、その作風は新古典主義に基づくものでした。そのマルゴーラのチェロ作品は、激動の20世紀の陰影を感じさせるような部分を持ちつつ、抒情的なものです。特にチェロ・ソナタの美しい描写は、マルゴーラの魅力を伝えてくれます。小品ではありますが、フランチーニとソッリマのふたりによるチェロ二重奏の作品二曲も聞き逃せない充実の内容となっています。
TC-920002
クラリネットのための近現代作品集
デ・ロッシ・レ:カチューチャ
ゴッタルド:アルルカンの歌と踊り
アザロヴァ:アウトヴォイス、
 アウトステップ&アウトウォーク
テスティ:ジュビラスT
ルッピ:マーニ第1番
デ・ロッシ・レ:クロスグリ(カシス)
レノスト:チーロチーロ
O・スミス:礼拝式
ベリオ:セクエンツァ第9番
ティリンカンティ:クラリネットロジア
ホセ・ダニエル・シリグリアーノ(Cl)

録音:2013年7月
ベリオの「セクエンツァ第9番」や、ジャズにインスパイアされて生まれたティリンカンティの「クラリネットロジア」など、様々な種類のクラリネットのための作品集。近現代作品のスペシャリスト、ホセ・ダニエル・シリグリアーノが、圧巻のテクニックで次々と20〜21世紀の無伴奏クラリネット作品を吹きこなします。
TC-920401
ヴェッキア:宗教作品集
キリエとグローリア、神の天使、大天使聖ミカエルへの祈り、イエスが十字架につけられたまいし時
プーランク:グローリア(ヴェッキア版)
ジョヴァンナ・ダミアン(S)、
スコラ・サン・ロッコ、
クヮルテット・ディ・トロンベ・ディ・ヴェネツィア、
シルヴィオ・チェレギン(Org)、
フランチェスコ・エルレ(指)

録音:2014年10月&11月
ヴォルファンゴ・ダッラ・ヴェッキア(1923−1994)は、ゴッフレード・ペトラッシとフェルナンド・ゲルマーニに作曲を師事した20世紀イタリアの作曲家、オルガニスト、教育者。ヴェッキアの宗教作品と、ヴェッキアによるソプラノ、合唱とオルガン・ヴァージョン(1994)のプーランクの「グローリア」をカップリング。の録音。
TC-921301
マリヌッツィ:ピアノ作品集
パルティータ/ポポラーレの主題によるディヴェルティメント
ラガーリーダー(全曲世界初録音)
マルティーナ・コッリ(P)、
ロゼッラ・ルビーニ(P)

録音:2011年3月
イタリアの指揮者ジーノ・マリヌッツィの息子で、映画音楽の作曲家、父と同じ指揮者として活躍したニューヨーク生まれのイタリア人音楽家ジーノ・マリヌッツィ・ジュニア(1920−1996)。マリヌッツィ・ジュニアは、イタリアで初めて電子音楽の世界を探究した作曲家であり、2台ピアノ、4手連弾のための音楽からも実験的な響きが生まれ出ます。
TC-921980(3CD)
サントゥッチ:宗教音楽集
フルートとオルガンのための「聖母マリアの生涯」
トランペット、弦楽とオルガンのための「子守歌」
ハープとオルガンのための「アレルヤ・モードU」
イングリッシュホルンとオルガンのための「預言者エレミアの哀歌」
オルガンのための「天国の門」
合唱、トランペットとオルガンのための「息子たちよ、娘たちよ」
メゾ・ソプラノと合唱、オルガンのための「アヴェ・マリア」
無伴奏合唱のための「アヴェ・マリア」
女声合唱のための「御身が庇護の下に」
トランペットとオルガンのための「コルトナのラウダ」
メゾ・ソプラノとオルガンのための「アヴェ・マリア」
テノールとオルガンのための「アヴェ・マリア」
メゾ・ソプラノ、テノールとオルガンのための「御身が庇護の下に」
ヴァイオリンとオルガンのための「小さな水彩画」
トランペットとオルガンのための「ヘブライ狂詩曲」
オルガンのための「コホーテク彗星」
コマーチ・ボスキ(Fl)、アントニオ・クエロ(トランペット)、ダニエラ・ヌッツォーリ(メゾ・ソプラノ&ヴァイオリン)、ラウル・エルナンデス(T)、アガサ・ボセディ(ハープ)、ジュリアーノ・ジュリアーニ(コール・アングレ)、イ・ソリスティ・ラウデンシ、スコラ・カントルム・パオロ・グリエルメッティ、ジュゼッペ・モナーリ(Org)

録音:2015年−2016年
イタリア、モンテ・カステッロ出身の司祭で、ボローニャ、サンタ・マリア・デイ・セルヴィ教会のカペラ・ムジカーレのカペルマイスターを務め、作曲家としても活躍したペレグリーノ・サントゥッチ(1921−2010)が遺した宗教音楽の数々。トランペットやフルートなどの管楽器を効果的に用いた作風が特徴的。
TC-922201
トザッティ:ピアノ作品全集
3つの演奏会用練習曲
ラ・ソナタ・デル・スッド(世界初録音)
演奏会用アレグロ(世界初録音)
ドイツ風ソナタ/7つの前奏曲とフーガ
ダニエレ・アドルネット(P)

録音:2015年6月
20世紀イタリアのコンポーザー=ピアニスト、ヴィエーリ・トザッティ(1920−1999)のピアノ作品全集。師であるペトラッシとピツェッティの作風、ロマン派のスタイルを受け継ぎながら、独自のテイストを加えたトザッティの音楽は、近現代のイタリア、器楽の分野における重要な作品です。
TC-922301
ザルディーニ:オルガン作品集
ソナタ第1番/簡素なミサ曲
ラ・ピエーヴェ・ディ・カッシーナ
セラフィカの瞑想/前奏曲とアレグロ
アリオーソ/幻想曲ハ長調/コラーレ
間奏曲/メヌエット
ピア・ダミアーノ・ペレッティ(Org)、
ヴェローナ・ダッラーバコ音楽院室内Cho
クリスティーナ・ザネッロ(Org)、
マリオ・ラナーロ(指)

録音:2015年4月−5月&1993年10月
マリピエロの孫弟子にあたる20世紀イタリアの音楽家、テレンツィオ・ザルディーニ(1923−2000)。特に合唱の分野で目覚ましい活躍を展開したザルディーニは、20曲のミサ、8つのカンタータ、85のマドリガル、350のモテットという膨大な数の作品を遺しています。
TC-930101
フランチェスコ・ダヴァロス(1930-2014):ソプラノ付きの五重奏曲(1986)、
ピアノ五重奏曲(1967)(全曲世界初録音)
レスリー・ヴィスコ(S)、
ヌースQ、
フランチェスコ・カラミエッロ(P、ベヒシュタイン D282)

録音:2018年10月
指揮者としても有名なフランチェスコ・ダヴァロス(1930-2014)は、スペイン-ナポリに起源を持つ古い貴族出身の音楽家で、作曲家、教師、エッセイスト、哲学者でもありました。彼の芸術表現としての音楽への興味は、父カルロの音楽コレクションと、彼が客人たちと共有した長時間のリスニング体験のおかげで、幼い頃から始まっていました。ダヴァロスの最初の作曲は、彼が常にモデルとしていたマーラーの交響曲2番とブルックナーの一連の交響曲に影響されたものであったといいます。本アルバムには、珍しいソプラノ付きの五重奏曲と、通常の編成(2本のヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ピアノ)による五重奏曲の2曲が収められています。前者には詩人パーシー・ビッシュ・シェリー(1792-1822)とニコラウス・レーナウ(1802-1850)のテキストが用いられています。
TC-931301
モッソ:オルガンのための組曲、
 オルガヌム集、
 ハーモニウムのための3つの小品
ヒンデミット:オルガン・ソナタ第1番
レティツィア・ロミティ(Org)
カルロ・モッソ(1932−1995)はフランス出身のイタリア人作曲家。イタリアの名門トリノ音楽院で合唱と作曲を学んだモッソの作品リストには、近現代的なモダンな音楽と、ヒンデミットの旋律をテーマとした「3つの小品」など様々な要素を取り入れたユニークな作品が同居しています。
TC-931901
シモーニ:室内楽作品集
弦楽四重奏曲第2番 Op.23「オルトレ・ラ・ヴィタ」
弦楽四重奏曲第6番 Op.54
ヴァイオリン、チェロとピアノのためのピアノ三重奏曲「ポエメット・ロマンティコ」
弦楽四重奏曲第8番 Op.67
アンサンブル・レスピーギ

録音:2010年12月、ボローニャ(イタリア)
電気工学と作曲の両面で活躍したイタリアのエンジニアであり音楽家、ルチアーノ・シモーニ(1932−2010)。ヨハネ・パウロ2世の追悼のために作曲された「レクイエム」、ボローニャ大学の創設900周年記念の「ミサ・ソレムニス」が代表作として知られています。
この室内楽作品集には、全9曲の弦楽四重奏の中から、70年台の「第2番」、90年台の「第6番」、2000年台の「第8番」の3作品、1981年の「ピアノ三重奏曲」を収録。「第8番」はチェンバロのオブリガート付きというユニークなスタイルの作品です。
TC-931902
シルヴァーノ・ブッソッティ:フルートとパーカッションの為の作品
Sypario、Authoritratto - esemplare di Roberto Fabbriciani、Tutti. Delle notti Sylvane、Cardellino, Cinciallegra, Ciuffolotto e Cormorano、Autotono、Tutti. Alcuni、Tutti. Scrigno、Rara Dolce、Serpe
ロベルト・ファブリチアーニ(Fl)、
ジョナサン・ファラッリ(パーカッション)

録音:2019年
今アルバムは、イタリアの鬼才シルヴァーノ・ブッソッティ(1931-2021)生誕90年の月にオマージュとしてリリースされることになりました。ブッソッティは作曲家のみならず、画家、映画監督、ピアニストなど多方面で活躍した芸術家の一人です。演奏は生前ブッソッティの親友であり協力者であった、イタリアを代表するアーティストの二人、ロベルト・ファブリチアーニとジョナサン・ファラッリです。
TC-931903
シモーニ:ミサ・ソレムニス
ルチアーノ・シモーニ
(1932-2010):ミサ・ソレムニス(独唱、合唱と管弦楽のための)
エディス・ボルソス(S)、
ミハイ・ラザール(T)
トゥルグ・ムレシュPO&cho
ロメオ・ルンブ(指)

録音:2007年6月
1987年に作曲されたシモーニの大作である「ミサ・ソレムニス」は、当時ローマ教皇だったヨハネ・パウロ2世に捧げられました。ボローニャで初演されたあと、ポーランド西部のヴロツワフでも演奏され、大成功を収めた作品で、シモーニの代表作の1つとなっています。

TC-940001
カルミナ・ノヴァ〜コンテンポラリーの中の伝統
スカットリン:ナンナ・ナンネ、
 アッドンナ・ヴァ・サ・フィルメナ
クルティ:ペア・ム・パスカ・ケン・キスメ
スカットリン:哀歌、めでたし女王
タシーニ:ヴィタドロT&U/他(全曲世界初録音)
ラティーノバルカニカ・アンサンブル

録音:2009年&2010年
カルミナ・ノヴァとは、イタリアやバルカン半島の伝統音楽を採り入れるなど、現代と伝統の両面を持ち合わせた独唱、合唱音楽を世に送り出すプロジェクト。ここには難解な実験的な音楽と一線を画し、伝統的な手法を用いた現代イタリアの祈りの音楽があります。
TC-940401
ドナーティ・プレイズ・ドナーティ
グイド・ドナーティ(1949−):ケパサ?前奏曲/小さなフーガ
トゥ・チューン/セルヴァ・キアラ
レクイエム/インBとインS/即興曲
インC♭/イル・カント・デル・マティーノ
グランド・オッフェルトリオ・ブリランテ
アウェク・トゥ・ライフ!
スケルツォ・ファンタジア/練習曲
トッカータ/シンフォニア・オルガニカ第1番
前奏曲とブーギー
グイド・ドナーティ(Org)
イタリア北部の都市ベルガモのモッツォで生まれた現代イタリアを代表するオルガンの巨匠グイド・ドナーティによる自作自演集。トリノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院で後進の育成にもあたっているドナーティの作品は難解な現代音楽ではなく、伝統的な手法を用いながらも「前奏曲とブーギー」のようにユニークな表現を組み込むなど独自色を打ち出しています。
TC-941901
サケッティ:オルガン作品集
幻想的ソナタ/悲歌と幻想曲Op.1
変奏と幻想曲Op.2/メディタティオ
G.E.D.H.による前奏曲パッサカリア
ジョアキーノ・ロッシーニのために
リチェルカーレ・ヴァリアト
ムジカーリ・ペンシエリ/大練習曲
マルコ・リモーネ(Org)

録音:2010年7月
※世界初録音
オルガニスト、チェンバリスト、ピアニスト、指揮者として2300回を超えるコンサートを経験し、150枚を超える録音を残してきた現代イタリアの重鎮アルトゥーロ・サケッティ(1941−)。敢えて"演奏家"ではなく"作曲家"としてのサケッティに光をあてたタクトゥスらしい貴重なプログラム。
TC-941903
ピエル・パオロ・スカットリン(b1949):散在する韻と音 〜合唱、声楽、器楽作品集
エクスタシー、忘れないでください、ユリシーズ、フーガ第8番、Incantesimo sciamanico、朝、エリナー・リグビー、ノミ、Baccsnti、Bagatella in contappunto、あなたを失うことはない、おやすみなさい、ムーン・リバー、4つの詞、十二支、ことわざ、Anteo 世界初録音
エウリディーチェ合唱団、
ボローニャ室内合唱団、
ピエル・パオロ・スカットリン(ディレクター)

録音:2018年5月-2020年1月
1949年ボローニャ生まれで指揮者、作曲家として活動しているピエル・パオロ・スカットリンによる作品。ボローニャの現代作曲家として多くの作品の初演を指揮し、エウリディーチェ合唱協会の芸術監督を長年務めるなど、合唱団の指導者としても重鎮である彼の作品にはビートルズの楽曲が引用されていたり、よく知られている「ムーン・リバー」が引用されていたりと様々な要素が含まれています。
TC-950005
ソプラノとギターの為の歌曲集
パオロ・キリチーニ(1964-):Inotturni(2019)/パオロ・ジェミニアーニ(1960-):Me ne vado(2020)/アンドレイナ・コスタンティーニ(1955-):An hini a garan(2019)/キアラ・ベナーティ(1956-):Quattro liriche da Idilli non autorizzati(2001)/ロナルド・トマジーニ(1994-):Move il sole e l’altre stelle(2019)/ニコラ・エヴァンジェリスティ(1964-):Triptychon(2020)/ファビオ・ルッピ(1992-):Medley(2019)/ビアンカマリア・フルジェーリ(1935-):Due liriche(2012)/ジャン・パオロ・ルッピ(1959-):Due quadri sacri(2017), Estratto(2019)/パオロ・ウゴレッティ(1956-):Proverbi(2001), Despedida(2020), Todas as cartas de amor(2019)/マルコ・ベッルッツィ(1965-):A Common Song(2020)
エクストラテンポーラデュオ〔バルバラ・ヴィニュデッリ(S)、モニカ・パオリーニ(G)〕
イタリア・ボローニャに所縁のある現代作曲家のギター伴奏歌曲を集め、ボローニャ出身の二重奏、エクストラテンポーラデュオが演奏した1枚。(Tactusレーベルの所在地もボローニャです。)2020年に書かれたばかりの同時代作品も含まれています。バルバラ・ヴィニュデッリとモニカ・パオリーニの両名はこれらの作品(全曲世界初録音とのこと)で表現されている多様な形式と主題を、最も適切な方法で表現することに成功しています。
TC-950008
リソス
フランチェスコ・ペンニージ(1934-2000):エチュード=ラプソディ
フランチェスコ・フィリデーイ(b.1973):テクスチャー
ロベルト・ヴェトラーノ(b.1982):アクースティカ
ルーズベ・ラフィー(b.1981):Echoes from the Lagoon
カルメン・フィッツァロッティ(b.1992):スローイング・ダウン・イン・アン・イラティック D946
メフディ・ハヤミ(b.1980):疑念の微笑み
アドミール・シュクルタイ(b.1969):鋼鉄の涙
ソナー・トリオ

録音:2022年10月
20世紀から21世紀にかけて作曲されたフルート、クラリネット、ピアノの編成による室内楽作品集。最初に収録された2曲以外はこの3人に奉げられており、全て世界初録音の作品です。
TC-950301
ディエゴ・コンティ(1958-):ヴァイオリンとピアノの為の作品集
アラル(2013)/エラスムス・ラム(2014)/フーガ(2010)/ヴェラチーニ・リスタイリング(2009)/ヴィットリオの為の夜想曲(2011)
ダニエラ・カンマラーノ(Vn)、
アレッサンドロ・デリャヴァン(P)

録音:2019年1月(ドイツ)
ヴァイオリンの名手でもあるイタリアの現代作曲家、ディエゴ・コンティ(1958-)のヴァイオリン作品集。同じTactusレーベルから発売されている、シューマンのチェロ協奏曲の編曲版などを収録した『チェロと弦楽の為の作品集』(TC950302)と同じ年に世界初録音されたもので、演奏はイタリアの才能ある名手ダニエラ・カンマラーノとアレッサンドロ・デリャヴァンが担当しています。コンティの作品のインスピレーションは実に多彩で、SFからポップの"混入"まで、古典的な形式と個人的なひと時の両方が源になっています。ヴァイオリンとピアノが見事なバランスを保っている点にも注目すべきでしょう。
TC-950601
21世紀のフルート〜ロベルト・ファブリチアーニのための未出版作品
ロンバルディ:シリンクスのエコー
パンニ:リンヴェルノ・デル・ファウノ
グレゴ:バリンジェネシ
マンツォーニ:708
ファブリチアーニ:クアンド・ソルジェ・イル・ソレ
グアルニエリ:Sull'onda notturna del mare infinito
ロベルト・ファブリチアーニ(Fl&バスFl&コントラバスFl)

※世界初録音
常にフルートの新しい可能性を追求し続ける現代作品の鬼、ロベルト・ファブリチアーニのために作曲された"未出版"の無伴奏作品集。
自らハイパーバス・フルートを創作してしまうなど、凄まじい行動力で周囲を驚かせてきたファブリチアーニに贈られた一癖も二癖もある無伴奏作品との対決が聴きどころ。
TC-951201
カルロ・アレッサンドロ・ランディーニ(1954−):管弦楽作品集
シンフォニア イ長調
タイム・オン・ターゲット
シンフォニア ロ長調
ミドラーシュ・テムラー
レナウ・ピカール=ラランヌ(指)
ポワトゥ=シャラントゥO、
ヤーノシュ・エルデーイ(指)ブダペスト・フィルハーモニア、他
カルロ・アレッサンドロ・ランディーニは、ジュゼッペ・ヴェルディ音楽院で作曲とピアノを学び現在も活躍中のイタリアの作曲家。管弦楽作品、しかも現代作品の録音はタクトゥスとしては非常に珍しいレパートリー。
TC-951202
カルロ・アレッサンドロ・ランディーニ(b.1954):ミサ・ノヴェム・ヴォークム アンサンブル・フルール=ド=リス、
ジョルジョ・ウバルディ(ディレクター)

録音:2018-2020年
1954年生まれのカルロ・アレッサンドロ・ランディーニは、イタリア人現代作曲家です。パリ音楽院にてオリヴィエ・メシアンに師事しました。卒業の際は教授陣満場一致で首席で卒業、その後アメリカで修士を取得し、数々の賞を受賞しています。「ミサ・ノヴェム・ヴォークム」では、アンサンブル・フルール=ド=リスがア・
TC-951203
カルロ・アレッサンドロ・ランディーニ(b.1954):ピアノ・ソナタ第7番 マッシミリアーノ・ダメリーニ(P)

録音:2020年1月
1954年生まれのカルロ・アレッサンドロ・ランディーニは、イタリア人現代作曲家です。パリ音楽院にてオリヴィエ・メシアンに師事しました。卒業の際は教授陣満場一致で首席で卒業、その後アメリカで修士を取得し、数々の賞を受賞しています。56分を超えるこの作品は、わずか1トラックで構成されており、その間演奏者は休むことなく演奏し続けるという珍しいものです。ランディーニはスマートフォンなどであらゆる情報をザッピングできる現代を否定しています。イタリアを代表するピアニストで南ドイツ新聞(Suddeutsche Zeitung)から「ミケランジェリ、ポリーニと並ぶ現代のイタリアを代表する三大巨匠の1人」と大絶賛されたマッシミリアーノ・ダメリーニの演奏です。
TC-960001
トラスフィグラツィオーネ 〜 フルートとハープのための音楽
デ・ロッシ・レ:エピストラリオ・インヴェンタト
ヴォルピ:メッセージ#2
ボー:2つの小品
シティーノ:ウナ・コルトリナ・ダ・ウェスト・エッグ
レッタリアーティ:マンドラゴラ
トラヴェルシ:グリ・アビティ・デル・マレ
ベネデッティ:ネル・フレド・シエロ・ディンヴェルノ
ピアチェンティーニ:ジョーキング・バーズ
デュオ・ナルテックス
〔アンドレア・ビアジーニ(Fl)、マリア・キアラ・フィオルッチ(Hp)〕、
マルタ・ヴルピ(S)、
セルジオ・レオーネ(Br)、
ラウラ・マンチーニ(打楽器)、
ステファノ・クッチ(指)
この「トラスフィグラツィオーネ(変容)」は、1950年台以降に生まれたイタリアの作曲家たちが、2000年から現在までにかけて作曲したフルートとハープのためのデュオを世界に向けて発信するプロジェクト。 イタリア、ペルージャの若手デュオが、21世紀の室内楽作品で息の合ったアンサンブルを披露してくれています。
TC-960002
20世紀のトリエステにおける教会音楽集
ラドーレ:主は言われた、
 サンクトゥス、アニュス・デイ、
 天使のパン、
 第1旋法のマニフィカトによる詩
ソフィアノプロ:グローリア、
 サンクトゥス、マニフィカト、
 聖霊よ来たりたまえ、魂のため息、
 復活の生贄は、イル・ミオ・ベーネ、
 天の女王
ロベルト・ブリソット:詩篇23番「主は羊飼い」、
 ペンテコステの2つのヴィジョン、マニフィカト
グルッポ・インコントロ、
リタ・スソフスキー(指)
ウラディーミル・マテシッチ(Org)

録音:2017年3月
スロベニアとの国境に位置するイタリア北東部の都市、トリエステにおける20世紀の教会音楽を、同地の声楽&器楽グループ、グルッポ・インコントロの演奏で発掘、紹介するというタクトゥス(Tactus)ならではの企画。オルガンはウディネのサン・ジョヴァンニ・ボスコ教会に設置されているザニン・オルガン(2012年製)を使用しています。
TC-960004
チェロ・エクステンション〜21世紀の無伴奏チェロ作品集
アンドレア・マンツォーリ(1977-):アブストラクト・パッセージ T
ソニア・ボー(1960-):プロローグ、インテルメッツォ・ア・カプリッチョ
アンドレア・マンツォーリ:アブストラクト・パッセージ V
ウンベルト・ペドラリオ(1978-):ポリフォニー T、ポリフォニー U
アンドレア・マンツォーリ:アブストラクト・パッセージ W
アレッサンドラ・ラヴェーラ (1977-):In−stabile equilibrio/D'intenso svanire
アンドレア・マンツォーリ:アブストラクト・パッセージ X
パオロ・ロサート(1959-):Ombre T、Ombre U
アンドレア・マンツォーリ:アブストラクト・パッセージ U
アレッサンドラ・ベッリーノ(1970-):間奏曲 T. Comodo,come una danza...、間奏曲 U. Dentro un soffip...
アンドレア・マンツォーリ:アブストラクト・パッセージ Y、Logiche da una persistenza T、Logiche da una persistenza U
フェルナンド・カイダ・グレコ(Vc)
※使用楽器 Claude Augustin Miremont 1880

録音:2015年6月、2017月6月11日(ペスカーラ、イタリア)
ブエノスアイレス出身のフェルナンド・カイダ・グレコは、1880年クロード・オーギュスタン・ミルモン製のチェロを用いて、バッハから現代曲まで幅広いレパートリーを持つ奏者です。今作では、マンツォーリの「アブストラクト・パッセージ」を挟みながら、同時代の作曲家の作品を収録した意欲的なものとなっています。また、現代曲をスチール弦ではなくあえてガット弦を用いて弾いているところも聴きどころとなっています。
TC-960201
オルランディーニ:ミサ・エト・ロクア・アド・コル・エユス
サルヴェ・レジナ/主を畏るる者は幸いなり
アンジェロ・マンツォッティ(S)、
フランシス・プーランク女声室内cho、
マッテオ・カヴィッキーニ(P)、
マッテオ・ブラリア・オルランディーニ(指)
"レジスタンス"を掲げる現代イタリアの作曲家ロベルト・ブラリア・オルランディーニ(1960−)の宗教作品集。単純に難解な現代音楽に"反抗"するのではなく、古典的な手法とモダンな響きのミックスがオルランディーニのカラー。全曲世界初録音。
TC-960202
ベッラフロンテ:協奏曲集
ピッコロ協奏曲「魂の迷宮」
ヴァイオリン協奏曲「ディスカントゥス」
ファゴット協奏曲「ツァイト」
ソプラノ・サクソフォン協奏曲「ムラレス」
ニコラ・マッツァンティ(ピッコロ)、
フランチェスコ・ドラツィオ(Vn)、
パトリック・デ・リティス(Fg)、
フェデリコ・モンデルチ(Sax)、
ウィーン・コンツェルト・フェライン、
ディルク・フェルミューレン(指)

録音:2009年4月
※全曲世界初録音
ファゴット協奏曲「ツァイト(Zeit)」がムジークフェラインのオフィシャル・シーズンで演奏されるなど、現代イタリアにおける管楽器、弦楽器作品のリーディング・コンポーザー、ラファエレ・ベッラフロンテ(1961−)の協奏曲集。
フィレンツェ五月音楽祭管のピッコロ奏者ニコラ・マッツァンティ、イタリア・サクソフォン界の重鎮フェデリコ・モンデルチなど、ソリストも強力!難解な作曲技法のみに傾倒しないベッラフロンテの世界を、ウィーン・コンツェルト・フェラインが精巧な完成度で繰り広げます。
TC-960203
ベッラフロンテ:ギター作品集
ギター独奏のための「ラプソディア・メトロポリターナ」
ギターとマリンバのための「マルッカの踊り」
バスーンとギターのための「組曲第1番」
ギターとフルートのための「ウェイ・オブ・マイ・センス」
ギターと弦楽四重奏のための「5のための」
ギター独奏のための「タランテラ」
ダビデ・ディ・イエンノ(G)、
フィリッポ・ラッタンジ(マリンバ)、
パトリック・デ・リティス(Fg)、
アルド・フェッランティーニ(Fl)、
クァルテット・グァダニーニ

録音:2014年11月
イタリアの作曲家ラファエレ・ベッラフロンテ(1961−)は、トリエステのテアトロ・ロゼッティの芸術監督を務めるなど幅広く活躍中。特に器楽、室内楽作品に定評があります。
TC-960204
ラファエレ・ベッラフロンテ(1961-):ギター作品集2021
ギターとバンドネオンの為の「Acrobatic stomp」(2020)、Flexis(2020)、ギターとマリンバの為の「Cristalli di sale」(2001/2020)、フィルム(2020)、ギターとマリンバの為の「シャーウッドの森」、Bole、ギターとマンドリンの為の「ランニング・アフター・ザ・ドリーム」(2008)、ヴァイオリンとギターの為の「組曲第1番」(1994/2016)
ダヴィデ・ディ・イエンノ(G)、
マリオ・ステファノ・ピエトロダルキ(バンドネオン)、
フィリッポ・ラッタンツィ(マリンバ)、
ティツィアーノ・パッラディーノ(マンドリン)、
ルカ・マルツィアーリ(Vn)
Tactusから過去にリリースされたギター作品集(TC960203)から2枚目のギター作品集。ラファエレ・ベッラフロンテの作品は特に室内楽や器楽曲に定評があります。
TC-960301
カルタ:ソプラノと弦楽オーケストラのための「エミリー・ディキンソンの詩による12の歌曲」 大林奈央果(S)、
ガブリエーレ・デル・サント(指)、
ヌォーヴァ・オルケストラ・ペドロッロ

録音:2018年2月、ヴィチェンツァ(イタリア)
1896年以降、276人の作曲家の1615曲を超える作品においてその詩が題材とされ、音楽学者のエンリコ・マリア・ポリマンティによる研究では2007年にはこの数字が倍増したという結果が出るなど、時代を越えて親しまれ続けている19世紀の天才詩人エミリー・ディキンソンの詩。
イタリアのコンポーザー=ピアニストであり、主にジャズ・シーンでその才能を発揮している音楽家、フランチェスコ・カルタ(1969−)が、ディキンソンの詩を題材としてソプラノと弦楽オーケストラのための12曲から成る歌曲集を作曲。形而上学(メタフィジカル)的な一面を巧みに表現した秀作が、ディキンソンの詩を題材とする作品群に加わりました。
このカルタの12の歌曲を歌うのは、現在イタリアで活動する日本人ソプラノ、大林奈央果。武蔵野音楽大学からヴィチェンツァ音楽院へと渡り、古楽シーンを中心に活躍しています。
TC-960701
マウリツィオ・グエルニエーリ(1962-):室内楽作品集
グアルニエリ:エレメンタ T Breath/エレメンタ U (Fluctus, Lumina,Pulvis...sulla W corda, Nihil)/ライトスケープ/エレメンタ Z (Notturno, Aube, Apres-dinnada, Vesprada, Furiant-Nottutno)/Con Templum Coeli/弦楽四重奏曲 2 Immaginare sonori Rapsodico(Mnodico/Poliritmico, Dinamico/Statico, Cromtico, Armonico, Elgiaco)/Adoro te Devote
ジャコモ・スカルポーニ(Vn)、
セバスティアーノ・セヴェーリ(Vc)、
アドリアーノ・ピッチオーニ(Cb)、
マルコ・ヴェントゥルッツォ(Fl)、
クリスティーナ・マーレイ(P)、
ラティーノ・バルカニカ・アンサンブル、
ミルスSQ、エウリディーチェcho

録音:〔Tr1,6〕2018年5月(ブドリオ、イタリア)、〔Tr.2-5,12〕2017月11月(ヴェネツィア、イタリア)、〔Tr.7-11,13-18〕2019年1月、〔19〕2019年1月(ボローニャ、イタリア)
マウリツィオ・グエルニエーリ(1962-)は、「エレメント」をテーマとした特に弦楽器を中心とした室内楽曲のシリーズを進めています。それらの曲は2つのテーマに分けられることができ、ひとつは「人と自然との思索」もうひとつは「人とその内面との思索」です。時にはフルートや声楽も加わるなど様々な編成で描き出される独特の世界、常に緊張感を失わない神秘的な響きに満ちています。
TC-961301
アンドレア・マティ&フランコ・ポッジアーリ・ベルリンゲリ:作品集
フルートと古いオルガンのためのソナタ 1209-001
オルガンのためのフラメンコ 1412-004
フルートのためのフラメンコ 1507-004
アルパのフラメンコ 1011-003
コントラバスのためのフラメンコ 209-004
四重奏曲 3112 インフィニト
序奏、主題と変奏 2807-005
コロッキオ・ソノロ/ヌツィアーレ
ハバ・コン・テンポ 2102-003
ルカ・マーニ(Fl)
オペラ・アルモニカ
TC-961601
ポッダ:室内楽作品集
失った愛の歌/インヴェンション第1番
プロムナード第1番/プロムナード第2番
プロムナード第3番/プロムナード第4番
インヴェンション第2番/追悼の辞
インヴェンション第3番
ディスグレガショーニ/灯台守
パッサカリア
ラウラ・アントナス(S)、
ジョルジオ・ディ・ジョルジ(Fl)、
ヤコポ・フランチーニ(Vc)、
ララ・マクリ(Hp)

録音:2012年10月−2013年6月
現代イタリアの作曲家、指揮者、マルコ・ポッダ(1963−)の室内楽作品集。合唱指揮者としても活躍するポッダの作品は、室内楽作品から「ロメオとジュリエット」や「ジュリアス・シーザー」などの舞台作品までと幅広い。トリエステ・ヴェルディ劇場の首席フルーティスト、ジョルジオ・ディ・ジョルジの参加がポイント。
TC-962001
マルコ・タラッリ(b.1967):ボローニャの聖ペトロニウスのミサ曲 ヴェロニカ・シメオーニ(Ms)、シモーネ・アルベルギーニ(Br)、ボローニャ市立劇場cho、ボローニャ市立劇場児童cho、ボローニャ市立劇場O、アントニーノ・フォリアーニ(指)

録音:2021年9月、ボローニャ市立劇場(イタリア)
ボローニャの守護聖人ペトロニウスに敬意を表して、ボローニャ市や大聖堂、市立劇場などが協力して、ソリスト、合唱団、児童合唱団とオーケストラによる大ミサ曲が、イタリア現代作曲家を代表するマルコ・タラッリによって作曲されました。タラッリは、ラクイラ音楽院で学んだ後、ブダペストのフランツ・リスト・アカデミーなどでも研鑽を積み、交響曲、オペラなど幅広いジャンルで評価を得ています。
ソリストには、ヴェロニカ・シメオーニとシモーネ・アルベルギーニが起用されており、壮大なミサ曲に華を添えています。

TC-970201
ベデッティ(1976-):ピアノ作品集
練習曲(2004)/変奏曲(2002)
ティツィアーノ・ベデッティ(P)
TC-970290(2CD)
エドアルド・ブルーニ(b.1975):ハイパー・クロノス 〜室内楽作品集
ソナタ・ロマンチカ、TRE DANZE UNGHERESI、ソナタ・エソティカ、ファンタジア、エレジー、SONATA SURREALISTA、QUATTRO PEZZI SURREALISTI、TOBRUK'42、ALGOL
エドアルド・ブルーニ(P)、
ジュゼッペ・バルティ(Vc)、
カルロ・ラザリ(Vn)、
アレクサンデル・モンテヴェルデ(Va)、
ロベルト・パングラッツィ(パーカッション)他

録音:2004年-2020年(イタリア)
世界初録音
1975年生まれのエドアルド・ブルーニはイタリアのピアニストであり、作曲家です。ピアノをアーノルド・コーエン、ラザール・ベルマン、アンドラーシュ・シフなどに師事し、このアルバムでもピアノを披露しています。彼は調性と無調性を統合することを目的とした独特の作曲法を用いています。
TC-970301
カスタニェッティ:オルガン、チェンバロのための作品集
ラグタイム/ノエル/トッカータ第1番
おおこうべは血にまみれ
《涙の流れるままに》による変奏曲/トッカータ第2番
人よ、汝の罪の大きさを嘆け
カンティレーナ・ジャポニカ/木曽節/パスピエとジーグ
ステファノ・イノチェンティ(Org,Cemb)
1977年モデナ出身のリッカルド・カスタニェッティは、パルマ音楽院のディプロマでオルガン演奏法と作曲法の1等賞を獲得した経歴の持ち主。伝統的な手法、ヘンデルのテーマによる変奏曲、さらには日本の民謡の旋律などを用いたユニークな作品を次々と発表しているイタリアのオルガン界に現れたホープです。
TC-970304
カヴァローネ:ホロス〜室内楽&管弦楽作品集
ホロス/ダイモン/マーキュシオ/ポルテ/イン・クエスト・メトロ・クアドロ
ロベルト・ファブリチアーニ(Fl)、
ストローマ・アンサンブル、
マグヌス・アンデション(G)、
パスカル・ガロワ(Fg)
ロハン・デ・サラム(Vc)、
グァダニーニ四重奏団、他

録音:2010年−2017年
1975年生まれのイタリアのコンポーザー=ピアニストであり詩人、パオロ・カヴァローネのポートレート・アルバム。オットリーノ・ レスピーギ・ラティーナ音楽院の作曲家教授を務める傍ら、アメリカやカナダ、ニュージーランドでも教鞭を執るなど世界各地で活躍しているイタリアの作曲家です。ロベルト・ファブリチアーニやパスカル・ガロワの参加がポイント!
TC-970601
フォルリヴェジ:作品集
電子音楽〜Elements、Through the Looking-Glass
日本の伝統楽器のための作品 〜 Ugetsu、En La Soledat i el Silenci、Chinmoku no Tsuki
室内楽作品〜Two Ornaments、RosenlebenT、RosenlebenU、La Pointe a la Droite du Coeur
声楽作品 〜 Spem in Alium、Petite Priere、Audivi Vocem
編曲作品 〜 Ave Maris Stella、Stella Splendens、The Unanswered Question
サミュエル・ダンスコム(Cl)、
ルイーザ・エスピゴレ(P)、
カルロ・フォルリヴェジ(Org)、
シエラ・フランク(P)、
ジュディス・ハマン(Vc)、
稲垣聡(P)、入江要介(尺八)、
ベッティーナ・ライトナー(Org)、
京都室内O「ランサンブル・デュ・タン」、他
文部科学省給費生として来日し、東京音楽大学で湯浅譲二に作曲を師事した経歴を持つカルロ・フォルリヴェジ(1971−)は、武満徹作曲賞入選、アイヌの音楽の研究など日本と縁の深いイタリアの作曲家。
母国ではボローニャ音楽院、ジュゼッペ・ヴェルディ音楽院、サンタ・チェリーリア音楽院といった同国の名門で研鑽を積んだ後、IRCAM(フランス)、DIEM(デンマーク)でコンピューター音楽を学ぶなど、現在のイタリア楽壇で注目を集める現代音楽のスペシャリストです。
TC-970701
ジャンムッソ:ピアノ作品集
即興曲/ピアノと弦楽のための協奏曲
ソナタ/ジェネシ・ディ・ウン・テマ・インファンティレ
インヴェンション
エンリコ・マリア・ポリマンティ(P)、
アンドレア・ノフェリーニ(Vc)、
ファウスト・アンセルモ(指)弦楽オーケストラ

※全曲世界初録音
現代イタリアの作曲家、フランチェスコ・ジャンムッソ(1970−)のピアノが主役の室内楽作品集。スタインウェイ、ベーゼンドルファー、ヤマハを弾き分けるポリマンティのピアノ、ノフェリーニが弾くトマーソ・バレストリエリ1759年製のチェロ、そしてジャンムッソの作品が世紀を越えて共演します。

TC-980090(2CD)
フルートXXI
[Disc 1]
モリコーネ:フルートとnastro magneticoのための「カデンツァ」
カスタルディ:フルートとアドリブ・ピアノのための「カデンツァ・ディンガンノ」
カヴァローネ:フルートアンサンブルのための「ホロス」
シプシュ:フルート独奏のための「ディック・トレイシーと哀れな若者の物語」
シャリーノ:フルート独奏のための「モルガナ」
ステファン・プロック:フルート独奏のための「Baci sul vento」
マウリチオ・ソテーロ:フルート独奏のための「ア・ロベルト」
ファーニホウ:フルートと管弦楽のための「想像の牢獄 2」
[Disc 2]
ソルビアーティ:フルート独奏のための「イビ・ボーン・ファブリケイター」
ソボルドーニ:無伴奏バス・フルートのための「L’inaugurazione dell’eco II」
ジョルジォ・コロンボ・タッカーニ:フルート独奏のための「レストレス・ホワイト」
タッカーニ:無伴奏バス・フルートのための「アイレス・ダーク」
ダッロンガーロ:フルート独奏のための「跡」
コスミ:フルート独奏のための「ゲハルト III」
マンヌッチ:フルート独奏のための「ソロ」
デイヴィスムーン:ピッコロ独奏のための「I... 霧」
デイヴィスムーン:ピッコロ独奏のための「II... branches against a withe sky」
ヴァレンティーニ:フルート独奏のための「コバルト・ブルー」
ファンティチーニ:コントラバス・フルート独奏のための「アン・ムジル」
カンポヴェルデ:フルート独奏のための「光」
サンマルキ:フルートとnastro magneticoによる「ジェズアルドのオマージュ」
ロベルト・ファブリチアーニ(Fl)

録音:2014年9月、アレッツォ(イタリア)
イタリア・フルート界の鬼才、ロベルト・ファブリツィアーニが吹く現代作品集。エンニオ・モリコーネ、サルヴァトーレ・シャリーノ、ブライアン・ファーニホウら現代を代表する作曲家たちがファブリチアーニのために書いてきた21曲を収録した充実の2枚組。ファブリチアーニの超絶技巧や特殊奏法も満載の、素晴らしき現代フルートのパノラマです。フルート関係者要注目!
TC-991601
ペロッティ:オラトリオ「フランカ・ダ・ヴィタルタ」 カルロッタ・コロンボ(S)、
アンナ・ピローリ(S)、
クリスティーナ・カルツォラリ(Ms)、
レナート・カデル(Br)、
コーロ・ヴォクス・シルヴァエ、
フェデリコ・ペロッティ(指)

録音:2018年4月、ピアチェンツァ(イタリア)
イタリア、コモのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院で作曲とオルガンを学んだピアチェンツァ出身の若手作曲家フェデリコ・ペロッティ(1993−)の壮大なオラトリオ。
イタリア、ピアチェンツァ生まれと伝わるイタリアの修道女、フランカ・ダ・ヴィタルタ(1175−1218)を題材とした4部構成のオラトリオであり、作曲だけでなく作詞もペロッティが手掛けています。

TCSC-631804
ベルナルド・パスクィーニ(1637-1710):15の二台のハープシコードのためのソナタ
ソナタ第1番ニ長調、ソナタ第2番ハ長調、ソナタ第3番 ニ短調、ソナタ第4番変ロ長調、ソナタ第5番 ロ短調、第6番ホ短調、ソナタ第7番ヘ長調、ソナタ第8番 ト短調、ソナタ第9番ハ短調、ソナタ第10番 ホ短調、ソナタ第11番ト短調、ソナタ第12番 変ロ長調、ソナタ第13番イ短調、ソナタ第14番 ト短調、ソナタ第15番イ短調
マリーナ・スカイオリ(ハープシコード)、
フランチェスコ・タシーニ(ハープシコード)

録音:2019年10月(ベルティノーロ、イタリア)
パスクィーニは、その生涯で鍵盤作品に関するいくつかの本を出版しています。それらの本のうち、1691年から1702年に作成された3冊は現在1冊にまとめられたものになって伝えられています。それらによると、パスクィーニの鍵盤のための作品は、主に甥のために作られた練習曲であると考えられています。特に通奏低音を学ぶには優れた教科書となっています。とはいえ音楽的にも優れているのは言うまでもありません。スカイオリとタシーニの息の合った演奏で、美しい音楽となって蘇ります。
TCSC-720102
マリア・テレーザ・アニェージ(1720-1795):歌劇 「ソフォニスバ」よりアリア集
Recitativo introduttivo Forse men di Roma、Aria Dall'eterno fellice soggirno、Aria Dubbia ancor、Aria Da me che in te riposa、Aria Pensa che in te riposa、Aria Spera Roma、Aria Dille che se catene non vuol、Aria Forse verra quel di、Aria La tua sol fra l'alme belle
エレーナ・デ・シモーネ(Ms)、
アンサンブル・イル・モザイコ

録音:2019年7月(サン・ヴィトコーリ教会、イタリア)
イタリアの女性作曲家マリア・テレーザ・アニェージの生誕300年を記念して録音されました。作曲された当時、歌劇「ソフォニスバ」は演奏された様子はなく、彼女自身が演奏されることを望んで歌劇場へスコアを送ったものの実現されなかったようです。歌詞の内容から想像すると、当時ウィーンで人気のあった歌手ヴィットーリア・テージを想定して書かれたようですが、実際には非公式で演奏された様子はあるものの、歌劇場での演奏はされなったようです。しかし、そのアリアは当代きっての人気歌手を想定して書かれたものだけに、時に難解な歌唱を求められるような聴き応えのある作品に仕上がっています。
TCSC-760602
ジャコモ・ゴティフレド・フェラーリ(1763-1842):ハープとピアノのための作品集
ハープとピアノのための二重奏曲 第2番 Op.20(1795?)、
2台ホルンの伴奏つきハープとピアノのための二重奏曲 第3番Op.27(1795年以前)、
2台ホルンとタンバリンの伴奏つきハープとピアノのための15のディヴェルティメント Op.24(1800?)
ロベルタ・アレッサンドリーニ(Hp)、
コッラード・ルッツァ(P)

録音:2015年12月(トレント、イタリア)
18世紀イタリアの作曲家ジャコモ・ゴティフレド・フェラーリ(1763-1842)は、幼い頃から音楽の才能に溢れていました。青年期を過ごした修道院では多くのドイツ音楽を、またナポリに滞在した折には短い時間ではありましたがパイジェッロに教えを乞うことができました。その後パリやロンドンなどヨーロッパ各地で様々な作曲家の影響を受けたフェラーリでしたが、最も影響を受けたのはモーツァルトでした。ハープとピアノのための作品もそのモーツァルトの影響をうかがわせるような快闊で明るいものが多くなっています。編成もユニークで、ホルンやタンバリンが良いアクセントとして使われています。
TCSC-950302
ディエゴ・コンティ(1958):チェロと弦楽合奏のための作品集
チェロと弦楽合奏のための「メネスク」(2018)
シューマン:チェロ協奏曲 イ短調 Op.129
ディエゴ・コンティ:弦楽合奏のための「月、呪われた月」(2009)
アントニオ・モスタッチ(Vc)、
ヴィルトゥオージ・ディ・ミンスク

録音:2019年10月(ミンスク、ベラルーシ)
現代イタリアの作曲家ディエゴ・コンティが、アントニオ・モスタッチからベラルーシの首都ミンスクで行うコンサートのために作曲を依頼されました。「メネスク」はミンスクに伝わる巨人伝説をモチーフにした曲で、当初は分かり合えなかった巨人「メネスク」とその他の人々が最後は手を取り合い、ミンスクの町を作ったという物語を曲にしたものです。チェロを「メネスク」、その他の人々を弦楽合奏にあてはめ、最初は対立していたのの最後はハッピーエンドになる様子を見事に描いています。音楽も一部で東ヨーロッパの音楽を取り入れていたり、古典的な要素、現代的な要素をバランスよく取り入れた作品になっています。

期間限定発売!! "タクトゥス・スーパー・セレクション"
その圧倒的な質と量によって、「イタリア音楽の宝庫」として世界に君臨するクラシック・レーベル"Tactus(タクトゥス)"。中世から近現代までの幅広いイタリア音楽をカバーし、イタリアの名手や優れた若手演奏家による個性的なアルバムが目白押し。この"スーパー・セレクション"では、500タイトルに及ぶカタログのなかから、特に最高のアルバム20タイトルを厳選。
2012年12月14日(金)出荷分までの期間限定発売となります。但し、限定盤につきレーベル在庫完売となり次第、取り扱い終了となります。
TCSS-001
パドヴァーノ&スペリンディオ〜オルガン作品全集
アンニーバレ・パドヴァーノ(1527−1575):第6旋法によるトッカータ
 第6旋法によるリチェルカーレ
 第1旋法によるトッカータ
 第12旋法によるリチェルカーレ
 第8旋法によるトッカータ
ベルトルド・スペリンディオ(ca.1535−1570): トッカータ第2番
 第1旋法によるリチェルカーレ
 フランス風カンツォン(Un gai berger)
 フランス風カンツォン
 第6旋法によるリチェルカーレ
 フランス風カンツォン(Hor vienza vien)
 フランス風カンツォン(Petit fleur)
 第3旋法によるリチェルカーレ
 フランス風カンツォン(Frais et gagliard)
 トッカータ第1番
マルコ・ギロッティ(Org)
「1553年に27歳という若さでヴェネツィアのサン・マルコ寺院のオルガニストに抜擢されたアンニーバレ・パドヴァーノと、その前年の1552年にパドヴァ大聖堂のオルガニストに就任したベルトルド・スペリンディオという16世紀イタリアの天才オルガニストたちのオルガン作品集を網羅。 フランチェスコ・ザニン2003年製のオルガンによる演奏によって、16世紀イタリアンの知られざる名曲をマルコ・ギロッティにより奏でられます。
TCSS-002
ラウラ・ペペラーラへのマドリガーレ
ルッツァスコ・ルッツァスキ(1545−1607):香しい手袋を取り
ジャケス・デ・ヴェルト(1535−1596):愛しいわが生命よ
ロドヴィコ・アゴスティーニ(1534−1590):香しい手袋を取り
ジャケス・デ・ヴェルト:愛しいわが生命よ(チェンバロ演奏)
ロドヴィコ・アゴスティーニ:あなたの歌により
ルッツァスコ・ルッツァスキ:やさしいそよ風に秘められた歌
 愛の鋭い矢 / トッカータ
 わが人の心,我々の愛が終わってしまうのなら
 嘆かないでわが心よ
 おお春よ,とし若き季節よ
 ああ,すぐに来てください,愛しい人
パオロ・ヴィルキ(1551−1610):やさしくそよぐそよ風
 泉よ,川よ,そよ風よ
 もし太陽と星のみを見るなら
ロドヴィコ・アゴスティーニ:優しい調べのなかに
 ああ,心を奪うこの歌は
 うれしげに小鳥はさえずる
フレスコバルディ(1583−1643):トッカータ第9番
コンチェルト・セグレート
イタリアの詩人タッソーには"年若き巡礼者"、"第2の炎"と表現され、その神々しき歌声でマントヴァを訪れた君主アルフォンソ2世の心を動かし、フェラーラ宮廷における女流奏者のみのアンサンブルに歌い手として迎え入れられたラウラ・ペペラーラ。 これは、アルフォンソ2世の宮廷で誕生した史上初(と言われる)女流奏者のみのアンサンブル"コンチェルト・デッレ・ダーメ"のため、そしてラウラ・ペペラーラのためにタッソーやオルシーナといった詩人、ルッツァスキ、ヴェルト、ヴィルキといった音楽家たちによって作詞、作曲された「マドリガーレ」を集め、当時の"コンチェルト・デッレ・ダーメ"の演奏、存在を再現させた画期的かつ斬新な録音です。 日本人ソプラノ歌手の神谷美穂や、日本を代表するカウンタテナー、彌勒忠史もメンバーに名を連ねているコンチェルト・セグレートは、ルッツァスキ没後400周年の2007年に結成されたイタリアのアンサンブル。 "1500年代後半のマドリガーレ"や"コンチェルト・デッレ・ダーメ"の演奏、研究を行い続けてきたコンチェルト・セグレートが、16世紀のフェラーラ宮廷で開催されていた貴族たちのための特別で美しきコンサートを鮮明に再現してくれます ――。
TCSS-003
グイド・レーニの時代の音楽
フレスコバルディ:スピネッタとヴァイオリンのためのトッカータ
カンツォーナ第3番「ラ・ルッケジーナ」
パレストリーナ:「ああ、私は傷つき」に基づくロニョーニによるディミニューション
ビアージョ・マリーニ(1594−1663): ロマネスカ
パレストリーナ:「草原と丘」に基づくセルマによるディミニューション
「私の髪のように」に基づくバッサーニによるディミニューション
バルトロメオ・デ・セルマ(1580−1638):カンツォン
チプリアーノ・デ・ローレ(1515−1565):「別れの時には」に基づくロニョーニによるディミニューション
ダリオ・カステッロ(1590−1658):ソナタ第1番
ミケランジェロ・ロッシ(1601−1656) トッカータ第7番
バルトロメオ・モンタルバーノ(1598−1651) シンフォニア第4番
ダリオ・カステッロ:ソナタ第2番
マルティーノ・ペセンティ(1600−1648):ガリアルダ第2番
エンリコ・ガッティ(Vn&音楽監督)
アンサンブル・アウローラ
イタリアに降り立ったバロック・ヴァイオリンの神様、エンリコ・ガッティのタクトゥス(Tactus)時代を代表する名盤「グイド・レーニの時代の音楽」。 ラファエロの再来と称され、ゲーテが「神の如き天才」と讃えたイタリア・バロック、ボローニャ派の名画家グイド・レーニ(1575−1642)が生きた時代に作曲されたイタリアのヴァイオリン音楽集。 それはアルカンジェロ・コレッリが登場する以前のイタリアにおけるヴァイオリン音楽の変遷、発展を刻印したエンリコ・ガッティとアンサンブル・アウローラの至高の名演である。ジャケット・デザインにはグイド・レーニ1626年の作品「聖母戴冠」が用いられています。
TCSS-004
モンテヴェルディ:タッソのテキストによるマドリガーレ集
マドリガーレ集第2巻(1590)より
女よ、私が帰ると私の思いは/愛の神が狩りに行った時 /私のクローリは優しくまどろんでいた/まだ陽は昇っていなかった/そして女は嘆息しながら言った/マドリガーレ集第1巻(1587)より/私は燃えている/燃えようが冷めようが/いとしい気持ちで

マドリガーレ集第3巻(1592)より
苦悩の日々を生きよう /愛する人の遺骸はどこへ/あなたのもとへ行くだろう

マドリガーレ集第2巻(1590)より
浜辺の花 /不実な恋人よもし私から去るならば/最も甘い絆よ/恋人の燃える瞳をじっと見つめていた時に

マドリガーレ集第3巻(1592)より
去れ、むごき者/ そこで血にまみれ/彼女が正気づいて

マドリガーレ集第4巻(1603)より
嘆きと溜め息
リナルド・アレッサンドリーニ(指)
コンチェルト・イタリアーノ
1984年にリナルド・アレッサンドリーニを主宰者として結成され、イタリアの古楽再興に大いなる功績を残してきたコンチェルト・イタリアーノ。 イタリアのタクトゥス(Tactus)にレコーディングされたモンテヴェルディは、イタリア・バロック最大の詩人トルクァート・タッソ(1544−1595)の詩を題材としたマドリガーレ集。 古典イタリア語に熟達した精鋭たちがまろやかなハーモニーで歌うモンテヴェルディには、まるで音楽劇のような説得力と存在感があります。 ちなみに録音当時のメンバーには、ラ・ヴェネクシアーナのリーダー、クラウディオ・カヴィーナも名を連ねています。
TCSS-005(12CD)
フレスコバルディ:鍵盤作品全集 フランチェスコ・タシーニ(Org)、
セルジオ・ヴァルトロ(Cemb&Org)、
ロベルト・ロレジャン(Cemb)
1986年、セラフィーノ・ロッシによってボローニャで創設されたイタリアのレーベル、タクトゥス(Tactus)。この世界初となる『フレスコバルディの鍵盤作品全集』は、これまでに500タイトル以上の録音を全世界に向けて送り出すなど、創設から現在までイタリア音楽に情熱を注ぎ続けてきたタクトゥスのレーベル史上最大級となるスペシャル・リリース! イタリアの初期バロックを代表する作曲家であり、同世代のモンテヴェルディが"声楽"ならば、フレスコバルディが大きく発展させたジャンルは"鍵盤音楽"。このBOXセットには、出版されている鍵盤作品全てが網羅されており、"イタリアのレーベル"&"イタリアのアーティスト"という全集完成に相応しい環境と演奏で大バッハを魅了した音楽が鳴り響きます。
TCSS-006
ストロッツィ(1619−1677):独唱のためのアリエッタ集 Op.6(1657) 彌勒忠史(C.T)、
シルヴィア・ランバルディ(Cemb)

※世界初録音
イタリアを拠点に声楽家、演出家、作曲家、教育者として多才な才能を発揮する日本が誇るワールドクラスのカウンターテナー、彌勒忠史。バッサーニの「シレーヌたちのハーモニー」(TCSS-007)以来となる新録音は、17世紀イタリアの女流作曲家バルバラ・ストロッツィ! 養父(実父説もある)の詩人、台本作家ジュリオ・ストロッツィから"選ばれた娘"と称され、神聖ローマ皇帝フェルディナント2世から支援を受けていたとされている。モンテヴェルディ、師であるカヴァッリから受け継いだ様式、声楽家としての視点が反映された自由で抒情的な表現が見られる「アリエッタ集」は、ストロッツィが自立した女流作曲家であったことの確実な証しです。
TCSS-007
ジョヴァンニ・バッティスタ・バッサーニ(ca.1650−1716):シレーヌたちのハーモニー
つれない女との別離に
ラウラという名の美しい女性に恋する心に寄せる喜ばしい希望
アドニスの亡骸に涙するヴィーナス
ソナタ ニ長調
アルミーダの涙
愛しいひととの別離
貧しさに絶望している恋人
彌勒忠史(C.T)
シルヴィア・ランバルディ(Cemb)、
ヴァレリア・モンタナーリ(Cemb)
イタリアのパドヴァで生まれたバッサーニは、アレッサンドロU世の宮廷楽長、アカデミア・デラ・モルテの楽長を歴任。1687年にはフェラーラ大聖堂の楽長へと就任し、その功績から「フェラーラのバッサーニ」と呼ばれるなど17世紀のイタリア音楽に多大な影響を残した音楽家である。ここで歌われているソプラノのための6曲のカンタータには愛を主題とした詩が用いられており、哀愁を帯びた美しき旋律が心に直接響いてくる。またブックレットには彌勒忠史自身の翻訳による3ページの日本語解説が封入されており、バッサーニのカンタータについての詳細が日本語で読めるのも嬉しい。 イタリアを拠点として世界規模での活躍を続けるカウンターテナー、彌勒忠史。豊かな表情と透明感にあふれる彌勒忠史の歌声は、聴き手に深い感動と新たな発見を与えてくれます。
TCSS-008
ヴィヴァルディ:チェンバロ用に編曲された協奏曲集
ヴィヴァルディ(編曲者不詳):協奏曲「ラ・ストラヴァガンツァ」ニ短調(ヴァイオリン協奏曲集「ラ・ストラヴァガンツァ」〜ト短調 Op.4 No.6)、
ヴィヴァルディ(バッハ編):協奏曲ニ長調 BWV.972(合奏協奏曲集「調和の霊感」〜ニ長調 Op.3 No.9)
ヴィヴァルディ(編曲者不詳):協奏曲ヘ長調(合奏協奏曲集「調和の霊感」〜ヘ長調 Op.3 No.7)、
ヴィヴァルディ(バッハ編):協奏曲ト長調 BWV.973(ヴァイオリン協奏曲集〜ト長調 Op7 No.8)、
ヴィヴァルディ(編曲者不詳):協奏曲「ラ・ストラヴァガンツァ」変ロ長調(ヴァイオリン協奏曲「ラ・ストラヴァガンツァ」〜変ロ長調 Op.4 No.1)、
ヴィヴァルディ(バッハ編): 協奏曲ハ長調 BWV.976(合奏協奏曲集「調和の霊感」〜ヘ長調 Op.3 No.12)、
ヴィヴァルディ(編曲者不詳):協奏曲イ長調(合奏協奏曲集「調和の霊感」〜ヘ長調 Op.3 No.5)、
ヴィヴァルディ(バッハ編):協奏曲ヘ長調 BWV.978(合奏協奏曲集「調和の霊感」〜ヘ長調 Op.3 No.3)
ロベルト・ロレジャン(Cemb)
ロレジャンの超絶技巧で生まれ変わる、名曲「ラ・ストラヴァガンツァ」&「調和の霊感」!
TCSS-009
ヴィヴァルディ:鍵盤楽器のための稀少作品集
ヴィヴァルディ:協奏曲ヘ長調 RV.584
協奏曲ニ短調 RV.541より 第2楽章
協奏曲ヘ長調 RV.775(アンメット補完)
協奏曲ハ長調 RV.774(アンメット補完)
バッハ:協奏曲第8番ロ短調 BWV.979
ヴィヴァルディ:シンフォニア イ長調 RV.Anh.85(原曲:ヴィヴァルディ RV.Anh.10)/
ヨハン・ゴットフリート・ヴァルター(1684−1748):協奏曲ロ短調 RV.275(原曲:ヴィヴァルディ RV.275)
ヴィヴァルディ:協奏曲ハ短調 RV.766
協奏曲ト長調 Op.3-3、RV.310
協奏曲ハ長調 RV.Anh.76〜第2楽章(タルボット補完)
ラルゴとアンダンテ RV.746
協奏曲ヘ長調 RV.767
ファブリツィオ・アンメット(Vn&ディレクター)、
スポレート・オルフェオ・アンサンブル
未完に終わった楽曲を含むヴィヴァルディ“自身”による作品と、ヴィヴァルディの作品を題材として“後に”生まれた作品の2つをテーマとした世界初録音を含む稀少作品集。 未完成の作品である「RV.775」、「RV.774」、「RV.Anh.76」の補筆完成版や、トレッリのヴァイオリン協奏曲が原曲という説が有力なバッハの「協奏曲第8番ロ短調BWV.979」では、敢えてヴィヴァルディの「RV.Anh.10」が原曲という説を取り入れるなどプログラム構成も非常に興味深い。 この力作を演奏するスポレート・オルフェオ・アンサンブルは、ペルージャ出身のバロック・ヴァイオリン奏者ファブリツィオ・アンメットがディレクターとして率いるピリオド・アンサンブル。1988年の結成以来、歴史に埋もれた作品や曰く付きの作品などを積極的に取り上げてるなど、その取り組みへの注目度はかなり高い。
TCSS-010
D・スカルラッティ:カンタータ・ダ・カメラ第1巻
カンタータT
おおニーチェ、わたしに何を、カンタータU
もしおまえが忠実にわたしを愛するなら、カンタータV
わたしがいいたいのは、カンタータX
天よ、これはいかなこと
ラヴィニア・ベルトッティ(S)
ダニエル・ボッカチオ(指、Cemb)、
アンサンブル・セイント・イタリアーノ

世界初録音
TCSS-011
D・スカルラッティ:カンタータ・ダ・カメラ第2巻(世界初録音)
カンタータW
せめて時には眠りのうちに、カンタータY
泣きたまえ、苦しみに満ちたひとみよ、
カンタータZ
血の色に染め、
カンタータ[
偽りの言葉
ラヴィニア・ベルットティ(S)、
ダニエル・ボッカチオ(指、Cemb)
アンサンブル・セイント・イタリアーノ
鍵盤楽器のためのソナタを多く作曲したドメニコ・スカルラッティであるが、宗教曲、声楽の分野においても重要な作品を数多く残している。カンタータについては少なくとも60曲以上を書いたとされているが真実性は疑わしいものもあります。スカルラッティのカンタータというと通常アレッサンドロ・スカルラッティの作品がイメージされるだけにこの録音は貴重です。こういったレパートリーを録音するとはさすがイタリア・レーベルだ。 セイセント・イタリアーノはダニエル・ボッカチオによって1999年に創設されたピリオド楽器によるアンサンブル。
 17世紀から18世紀のイタリア音楽を主なレパートリーにしているこのアンサンブルのメンバーはそれぞれヨーロッパの有名な音楽学校で音楽を学んでおり、アーリー・ミュージックのスペシャリストたちです。
TCSS-012
C・P・E・バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ集
ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ ニ長調 Wq.137
ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ ハ長調 Wq.136
ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ ト短調 Wq.88
パオロ・パンドルフォ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
リナルド・アレッサンドリーニ(Cemb)
数々の古楽革命を巻き起こし続けてきたヴィオラ・ダ・ガンバの鬼才パオロ・パンドルフォが、リナルド・アレッサンドリーニとのデュオで1980年代末に生み出したC.P.E.バッハの「ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ集」。 パンドルフォの圧倒的な技巧、アレッサンドリーニの流麗なチェンバロが、才気渙発たるC.P.E.バッハのヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタを繰り広げます。
TCSS-013
ボッケリーニ:フォルテピアノ、ヴァイオリンとチェロのための6つのソナタ
ソナタ第1番ー第6番
ガリマティアス・ムジクム
ラウラ・アルヴィーニ(フォルテピアノ)
エンリコ・ガッティ(バロックVn)
ロベルト・ジーニ(Vc)
"フォルテピアノ"のラウラ・アルヴィーニ、"ヴァイオリン"のエンリコ・ガッティ、"チェロ"のロベルト・ジーニ。 イタリア古楽界の3巨頭と言っても過言ではない3人の名手たちのアンサンブル、ガリマティアス・ムジクムが奏でるイタリアの室内楽王"ボッケリーニのソナタ集。 お互いの活かし方を完全に心得た名手たちの典雅で愉悦をもたらすボッケリーニは、2005年に他界したラウラ・アルヴィーニの遺産です。
TCSS-014
ボッケリーニ:6つの弦楽四重奏曲Op.26(2台フォルテピアノ版/世界初録音) アンナ・クレメンテ(フォルテピアノ/ヨハン・シャンツc.1810−1815)
スザンナ・ピオランティ(フォルテピアノ/ヨハン・シャンツc.1800)
18世紀イタリアの室内楽王ボッケリーニがスペイン時代の1778年に作曲した代表作、「6つの四重奏曲Op.26」の"世界初録音"となる2台のフォルテピアノ編曲版! ドイツ、ドレスデンのザクセン州立図書館に写本の形で所蔵されている2台のフォルテピアノ(Cemb)版。編曲者は不明とされていますが、その楽譜の存在は「ピアノ四重奏曲」にも編曲された「Op.26」の音楽的価値の高さを物語っています。イタリアの女流デュオが弾く楽器は、それぞれがウィーンの名工ヨハン・シャンツが製作したオリジナルのフォルテピアノ!ウィーンの銘器が奏でるボッケリーニの「Op.26」の知られざる姿。優美で躍動感あふれる演奏に感嘆します。
TCSS-015
ロッシーニ:オルガン4手連弾によるロッシーニの序曲集
歌劇 「どろぼうかささぎ」序曲
歌劇 「セビリャの理髪師」序曲
歌劇 「セミラーミデ」序曲
歌劇 「タンクレディ」序曲
歌劇 「アルジェのイタリア女」序曲
歌劇 「ウィリアム・テル」序曲
ジュリアーナ・マッカローニ(Org)、
フェデリカ・イアンネッラ(Org)
19世紀イタリアが生んだ不動の名作ロッシーニの序曲集をオルガンで、しかも4手連弾で弾いてしまうという仰天の演奏が登場!ここでは原曲のオーケストラ版を単純にコピーするのではなく、スコアをオルガンの特性を活かした形に再構成。カラフルでゴージャスなサウンド、軽快なリズム、壮大なスケール、シンバルの音・・・。オルガン4手連弾が繰り広げるロッシーニの「序曲集」の演奏は、まるでこれが原曲なのではないかと思えてしまうほど。ジュリアーナ・マッカローニとフェデリカ・イアネラは、イタリアのセニッガリア国際オルガン音楽祭やペーザロの国際オルガン音楽祭の芸術監督を務める凄腕の女流オルガニスト・コンビ。ロッシーニ存命当時に製作された1821年フラテッリ・セラッシ製の歴史的オルガンが奏でる「序曲集」。
TCSS-016
カミッロ・シヴォリ(1815−1894):ヴァイオリンとピアノのための作品集
タランテラ Op.21/夢
フィオーリ・ディ・ナポリ Op.22
変奏曲 Op.2
2つのロマンスOp.23
「ランメルモールのルチア」の主題による序奏と華麗な変奏曲
マウロ・トルトレッリ(Vn)、
アンジェラ・メルーソ(P)
イタリアが生んだヴァイオリンのヴィルトゥオーゾ、ニコロ・パガニーニに唯一弟子入りを認められた音楽家、カミッロ・シヴォリのヴァイオリン作品集。童と称えられた才能、師匠譲りの超絶技巧、ヴァイオリン・コレクターとしての一面。"パガニネット(小さなパガニーニ)"と呼ばれた天才の"音楽"に再びスポットライトがあたります。 フランコ・グッリとボリス・ベルキンの高弟、マウロ・トルトレッリの熱演にも要注目です!
TCSS-017
トスカニーニ、パルマのマエストロ〜声楽とピアノのための歌曲集
ジョヴァンニ・ボッテジーニ(1821−1889):私たちの歌**
ジゥースト・ダッチ(1840−1915):苦しみがこだまし***
 あなたの微笑み**
 ラ・トラディタ・モレンテ*
グスターヴォ・カンパニーニ(1879−1962):私を愛して***
あなたは今はいない***
アルトゥーロ・トスカニーニ(1867−1957)恋人の最期の願い*私はやきもち屋*
 生垣の花***/悲嘆**/ノイローゼ*
 ミニョンの歌***/愛している*
 秋*/子守歌(ピアノのための)
イルデブランド・ピツェッティ(1880−1968):羊飼いたち**
 3つのペトラルカのソネット**
シモーナ・チアンキ(S)*、
ユウコ・ムラカミ(S)**
ドゼナナ・ムスタフィチ(S)***、
ラファエレ・コルテシ(P)
イタリアのパルマが生んだ巨匠、アルトゥーロ・トスカニーニの"指揮者"としてではなく"作曲家"しかも"歌曲"にスポットライトをあてたタクトゥスならではの個性豊かなイタリア歌曲集。 故郷のパルマ音楽院では作曲を専攻していましたが、ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」に魅せられチェロ科に転身してしまったトスカニーニ。作曲家を志した若き日のトスカニーニが書いた歌曲は、後年のスタイルを暗示しているかのような熱情的な作風が特徴的である。トスカニーニだけでなく「皇紀2600年奉祝曲」の作曲家ピツェッティ、「コントラバス協奏曲」のボッテジーニの歌曲もかなり興味深い。イタリア音楽ファンのライブラリーをさらに充実させてくれる歌曲集の登場です。
TCSS-018
ジョヴァンニ・ズガンバーティ(1841−1914):ピアノ作品全集 Vol.6
交響曲第1番ニ長調 Op.16(4手連弾版)管弦楽のための葬送行進曲(作曲者による4連弾編曲版/世界初録音)
リスト:交響詩「理想」 S.106(ズガンバーティ編曲による4手連弾版)
フランチェスコ・カラミエロ(P)、
フランチェスコ・リベッタ(P)
コアなファンから高い支持を得ているリストの愛弟子、ジョヴァンニ・ズガンバーティのピアノ作品全集第6巻では、4手連弾のためのアレンジ作品を収録。 師であるリストが見抜いたズガンバーティの才能は、19世紀イタリアの鍵盤音楽の隆盛に影響を及ぼすなど大きな役割を果たしている。ズガンバーティのアレンジによる師匠リストの交響詩も聴き物。 ズガンバーティのピアノ作品集で継続的に演奏を務めるイタリアのピアニスト、フランチェスコ・カラミエロ。使用ピアノはファツィオーリのモデルF278!
TCSS-019
アルフォンソ・レンダーノ(1853−1931):ピアノ作品集
舟歌 /スラヴ舞曲/悲しきワルツ
夜想曲変イ長調/夜想曲ホ長調
即興曲/マズルカ.ヘ短調
葬送行進曲/風変わりなセレナータ
デュエッティーノ/幽霊のガヴォット
フォレッティのガヴォット
ステファーノ・セヴェリーニ(P/ファツィオーリF278)
ピアノの第3ペダル、レンダーノ・ペダルの考案者、アルフォンソ・レンダーノのピアノ作品集。ナポリ音楽院在籍がわずか6か月で終わってしまったレンダーノだが、1866年のタールベルク師事をきっかけにピアニストとしての道を本格再開。パリ、ロンドン、ライプツィヒでもピアノを学び、19世紀イタリアの器楽音楽の復興に尽力した音楽家の1人です。
TCSS-020
ニーノ・ロータ(1911−1979):フルート作品集
5つのやさしい小品 /エレジ
アレグロ・ヴェローチェ
フルート・ソナタ
2本のフルートのための 「3つの小品」*
映画音楽のテーマによる幻想曲
ロベルト・ファブリチアーニ(Fl)
マッシミリアーノ・ダメリーニ(P)、
ルイゼラ・ボッテオン(Fl)*
『自身の本業はクラシックの作曲家であり、映画音楽は趣味にすぎない』と主張し続けた20世紀を代表する映画音楽の巨匠、ニーノ・ロータの生誕100周年記念として発売され、話題を呼んだアルバム。「ヴァイオリン・ソナタ」からフルート用に編曲された「フルート・ソナタ」、「ゴッドファーザー」や「山猫」、「道」など、往年の名映画のテーマがフルート作品へと生まれ変わった「幻想曲」など、プログラミングもユニーク。そしてフルート・ソロには、ハイパーバス・フルートまでを吹きこなすイタリアの鬼才ロベルト・ファブリチアーニを起用。

Tactus新選定15
世界有数の名演奏家たちによる名盤15タイトル、期間限定発売!
知られざるイタリア・ルネサンス、バロックの作曲家の紹介、近現代のイタリア音楽など幅広いレパートリーを世に送り出してきたTACTUSの膨大なカタログの中から、世界有数の名演奏家たちの名盤15タイトルを『Tactus新選定15』として新たに選定。 創立者セラフィノから二代目となるジャン・エンツォ・ロッシに受け継がれ、発展を続けるTACTUSの名盤15タイトルにご期待下さい!
2017年7月28日出荷分までの期間限定発売となります。また在庫が完売となり次第、販売終了となります。
TCSS-1701
ラウラ・ペペラーラへのマドリガーレ
ルッツァスキ:香しい手袋を取り
デ・ヴェルト:愛しいわが生命よ
アゴスティーニ:香しい手袋を取り
デ・ヴェルト:愛しいわが生命よ(チェンバロ演奏)
アゴスティーニ:あなたの歌により
ルッツァスキ:やさしいそよ風に秘められた歌、愛の鋭い矢、トッカータ、わが人の心, 我々の愛が終わってしまうのなら、嘆かないでわが心よ、おお春よ, とし若き季節よ、ああ, すぐに来てください, 愛しい人よ
ヴィルキ:やさしくそよぐそよ風、泉よ, 川よ, そよ風よ、もし太陽と星のみを見るなら
アゴスティーニ:優しい調べのなかに、ああ, 心を奪うこの歌は、うれしげに小鳥はさえずる
フレスコバルディ:トッカータ第9番
コンチェルト・セグレート
〔神谷美穂(S)
シルヴィア・フリガート(S)
シルヴィア・ランバルディ(Cemb)〕

録音:2009年10月15日−17日
アルフォンソ2世の宮廷で誕生した史上初(と言われる)女流奏者のみのアンサンブル"コンチェルト・デッレ・ダーメ"のため、そしてラウラ・ペペラーラのためにタッソーやオルシーナといった詩人、ルッツァスキ、ヴェルト、ヴィルキといった音楽家たちによって作詞、作曲された「マドリガーレ」を集め、当時の"コンチェルト・デッレ・ダーメ"の演奏、存在を再現したプログラム。ルッツァスキ没後400周年の2007年に結成されたイタリアのアンサンブルが、16世紀のフェラーラ宮廷で開催されていた貴族たちのための特別で美しきコンサートを鮮明に再現してくれています。
TCSS-1702
グイド・レーニの時代の音楽
フレスコバルディ:スピネッタとヴァイオリンのためのトッカータ、カンツォーナ第3番「ラ・ルッケジーナ」
パレストリーナ:「ああ、私は傷つき」に基づくロニョーニによるディミニューション
マリーニ:ロマネスカ
パレストリーナ:「草原と丘」に基づくセルマによるディミニューション、「私の髪のように」に基づくバッサーニによるディミニューション
デ・セルマ:カンツォン
デ・ローレ:「別れの時には」に基づくロニョーニによるディミニューション
カステッロ:ソナタ第1番
ロッシ:トッカータ第7番
モンタルバーノ:シンフォニア第4番
カステッロ:ソナタ第2番
ペセンティ:ガリアルダ第2番
エンリコ・ガッティ(バロックVn&音楽監督)、
アンサンブル・アウローラ

録音:1987年11月
イタリアに降り立ったバロック・ヴァイオリンの神様、エンリコ・ガッティのタクトゥス(Tactus)時代を代表する名盤「グイド・レーニの時代の音楽」。 ラファエロの再来と称され、ゲーテが「神の如き天才」と讃えたイタリア・バロック、ボローニャ派の名画家グイド・レーニ(1575−1642)が生きた時代に作曲されたイタリアのヴァイオリン音楽集。 それはアルカンジェロ・コレッリが登場する以前のイタリアにおけるヴァイオリン音楽の変遷、発展を刻印したエンリコ・ガッティとアンサンブル・アウローラの至高の名演です。
TCSS-1703
モンテヴェルディ:タッソのテキストによるマドリガーレ集
マドリガーレ集第2巻(1590)より 女よ、私が帰ると私の思いは、愛の神が狩りに行った時、私のクローリは優しくまどろんでいた、まだ陽は昇っていなかった、そして女は嘆息しながら言った
マドリガーレ集第1巻(1587)より 私は燃えている、燃えようが冷めようが、いとしい気持ちで
マドリガーレ集第3巻(1592)より 苦悩の日々を生きよう、愛する人の遺骸はどこへ、あなたのもとへ行くだろう
マドリガーレ集第2巻(1590)より、浜辺の花、不実な恋人よ、もし私から去るならば、最も甘い絆よ、恋人の燃える瞳をじっと見つめていた時に
マドリガーレ集第3巻(1592)より 去れ, むごき者、そこで血にまみれ、彼女が正気づいて
マドリガーレ集第4巻(1603)より 嘆きと溜め息
コンチェルト・イタリアーノ、
リナルド・アレッサンドリーニ(指)

録音:1989年
1984年にリナルド・アレッサンドリーニを主宰者として結成され、イタリアの古楽再興に大いなる功績を残してきたコンチェルト・イタリアーノ。 イタリアのタクトゥス(Tactus)にレコーディングされたモンテヴェルディは、イタリア・バロック最大の詩人トルクァート・タッソ(1544−1595)の詩を題材としたマドリガーレ集。 古典イタリア語に熟達した精鋭たちがまろやかなハーモニーで歌うモンテヴェルディには、まるで音楽劇のような説得力と存在感がある。 ちなみに録音当時のメンバーには、ラ・ヴェネクシアーナのリーダー、クラウディオ・カヴィーナも名を連ねています。
TCSS-1704
ストロッツィ:独唱のためのアリエッタ集 Op.6(1657)〔世界初録音〕 彌勒忠史(C.T)、
シルヴィア・ランバルディ(Cemb)

録音:2009年8月
モンテヴェルディ、師であるカヴァッリから優れた作曲技法を受け継ぎ、バルバラ・ストロッツィ(1619−1677)は、養父(実父説もある)の詩人、台本作家ジュリオ・ストロッツィから"選ばれた娘"と称され、神聖ローマ皇帝フェルディナント2世から支援を受けていたとされています。日本が世界に誇るカウンターテナー、彌勒忠史が、17世紀イタリアの女流作曲家がその作品に込めた情感を見事に歌い上げています。
TCSS-1705
マリーノ:弦楽と通奏低音のための協奏曲とソナタ集
5声の協奏曲/ヴァイオリン・オブリガート付きの5声の協奏曲/3声のソナタ第2番 Op.6/3声のソナタ第4番 Op.6/4声のソナタ第8番 Op.6/4声のソナタ第10番 Op.6/4声のソナタ第12番 op.6
ステファノ・モンタナーリ(Vn)、
アンサンブル・バロッコ・カルロ・アントニオ・マリーノ、
ナターレ・アルノルディ(指)

録音:2014年11月
オッターヴィオ・ダントーネ率いるアカデミア・ビザンティーナで、1995年から2012年まで第1ヴァイオリンとして活躍したイタリアが誇るバロック・ヴァイオリンのヴィルトゥオーゾ、ステファノ・モンタナーリ。近年は指揮者としても大活躍中のモンタナーリが、バロック時代の北イタリアが育んだ秀作でありコレッリからの影響が随所に現れるカルロ・アントニオ・マリーノ(1670−1735)の協奏曲とソナタを弾く!
TCSS-1706
ボノンチーニ:室内カンタータ集
オリンピアの嘆き*/愛しき人の優しい瞳*/盲目の神、残酷な暴君/ああ、 あなたは運命の許しを得ていない/試練にあって二つの優美な愛を見た/天の圧政
グローリア・バンディテッリ(C.A)*、
アンサンブル・アウローラ*
〔エンリコ・ガッティ(Vn)、ルイジ・マンジョカヴァッロ(Vn)、ロベルト・ジーニ(Vc)、ルチアーノ・コンティーニ(アーチリュート)、グイド・モリーニ(Cemb)〕
クリスティーナ・ミアテッロ(S)、
グイド・モリーニ(Cemb)、
アンドレア・フォッサ(Vc)

録音:1989年12月
イタリア古楽界の名歌手たち、バンディテッリとミアテッロが歌った名唱、ボノンチーニの室内カンタータ集もタクトゥスの初期の名盤の1つ。バンディテッリはガッティが率いるアンサンブル・アウローラ、ミアテッロはモリーニとフォッサと共演を果たすなど、兎にも角にも演奏者陣が豪華!
TCSS-1707(2CD)
バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988 セルジオ・ヴァルトロ(Cemb)

録音:1989年6月23日−26日
ボローニャ出身、イタリア鍵盤界の鬼才セルジオ・ヴァルトロが弾くバッハの「ゴルトベルク変奏曲」。初出当時としては異例の全曲で『約101分』という演奏時間と独特の解釈が話題を呼んだ、知る人ぞ知るヴァルトロの代表盤です。
TCSS-1708
ジュゼッペ・サンマルティーニ:フラウト・トラヴェルソとヴァイオリンまたは通奏低音のための6つのソナタ Op.13
ソナタ第1番/ソナタ第2番/ソナタ第3番/ソナタ第4番/ソナタ第5番/ソナタ第6番
アンサンブル・J・M・アンチュティ
〔クラウディオ・ルッファ(フラウト・トラヴェルソ)、ステファーノ・モンタナーリ(Vn)、パオロ・ポラストリ(Ob)、アルベルト・サンティ(Fg)、ガエターノ・ナジッロ(Vc)、ジョヴァンナ・ロスコ(Cemb)〕

録音:1997年12月4日−6日
ジョヴァンニ・サンマルティーニの兄であり、オーボエ奏者、作曲家として活躍したジュゼッペ・サンマルティーニ(1695−1750)の遺作である「フラウト・トラヴェルソとヴァイオリンまたは通奏低音のための6つのソナタ」を、クラウディオ・ルッファやステファーノ・モンタナーリ、ガエターノ・ナジッロなど、当代屈指の名手たちの豪華アンサンブルで
TCSS-1709
タルティーニ:ヴァイオリン・ソナタ集 Op.6
ソナタ第1番ト長調/ソナタ第2番イ長調/ソナタ第3番ニ長調/ソナタ第4番イ長調/ソナタ第5番変ロ長調/ソナタ第6番ト長調
エンリコ・カサッツァ(Vn)、
ロベルト・ロレッジャン(Cemb&Org)

録音:2000年9月
エンリコ・カサッツァは、ファビオ・ビオンディのエウローパ・ガランテで長きに渡り中心メンバーとして大活躍したイタリアの名バロック・ヴァイオリニスト。自身が創設したアンサンブル、ラ・マニフィカ・コムニカの第1ヴァイオリン兼指揮者として、イタリア音楽を中心に数々の名演を送り出しています
TCSS-1710
ヴェネツィアの舟歌集 Vol.1 クリスティーナ・ミアテッロ(S)、
カルロ・ガイファ(T)、
アンサンブル・アウローラ
〔エンリコ・ガッティ(バロック・Vn)、マッシモ・ロナルディ(アーチリュート&キターラ・バッテンテ)、ウーゴ・ナストゥルッチ(テオルボ&バロック・ギター)、グイド・モリーニ(Cemb)〕

録音:1989年3月28日−31日
18世紀のヴェネツィアで生まれたと伝わる美しく抒情的な「舟歌〜ゴンドラの歌」の数々を、ミアテッロ、ガイファの歌声、そしてガッティのヴァイオリンで堪能できるタクトゥス初期の隠れ名盤!情感豊かな歌声はもちろんのこと、ガッティのバロック・ヴァイオリンで聴く「ゴンドラの歌」は絶品です。ロナルディが弾く当時のイタリアの珍しい撥弦楽器「キタッラ・バッテンテ」の音色にも要注目です。
TCSS-1711
C.P.E.バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ集
ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ ニ長調 Wq.137/ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ ハ長調 Wq.136/ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ ト短調 Wq.88
パオロ・パンドルフォ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
リナルド・アレッサンドリーニ(Cemb)

録音:1989年
数々の古楽革命を巻き起こし続けてきたヴィオラ・ダ・ガンバの鬼才パオロ・パンドルフォが、リナルド・アレッサンドリーニとのデュオで1980年代末に録音したC.P.E.バッハの「ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ集」。パンドルフォの圧倒的な技巧、アレッサンドリーニの流麗な演奏は約30年が経過した今も色褪せない。
TCSS-1712
ジョヴァンニ・メネゲッティ:協奏曲&ソナタ集(エンリコ・ザノヴェッロ校訂)
ヴァイオリン協奏曲イ長調/ヴァイオリン協奏曲ヘ長調/ヴァイオリン・ソナタ イ長調/ヴァイオリン協奏曲ハ長調/ヴァイオリン協奏曲ヘ長調/ヴァイオリン協奏曲ニ長調/チェンバロ・ソナタ変ロ長調/チェンバロ・ソナタ ト短調
ジョヴァンニ・グリエルモ(Vn)、
エンリコ・ザノヴェッロ(Cemb&Org)、
アルキチェンバロ・アンサンブル

録音:2007年5月9日−11日
ガエターノ・メネゲッティの息子として1730年頃に生を受けた知られざるイタリアの作曲家ジョヴァンニ・メネゲッティ。ヴィチェンツァのアカデミア・アルモニカのために作曲されたカンタータなどの宗教声楽作品がメネゲッティの作品の中核と伝えられているが、ここに収録された「協奏曲とソナタ」もイタリア北東部のヴィチェンツァの宝石と例えられる素晴らしい作品です。
TCSS-1713
ボッケリーニ:6つのピアノ五重奏曲 Op.56
五重奏曲第1番ホ短調 G.407/五重奏曲第5番ニ長調 G.411/五重奏曲第6番イ短調 G.412
ガリマティアス・ムジクム
〔ラウラ・アルヴィーニ(フォルテピアノ)、ロベルト・ジーニ(Vc)、オディール・エドゥアール(Vn)、エンリコ・ガッティ(Vn)、エミリオ・モレーノ(Va)〕

録音:1991年7月
18世紀イタリアの室内楽王、ルイジ・ボッケリーニ(1743−1805)の名作を、本場イタリアが誇る世界有数のピリオド楽器奏者たちが演奏した名演奏。ガッティ、モレーノ、ジーニ、エドゥアール、そして2005年に他界したアルヴィーニの素晴らしきアンサンブルを存分に。
TCSS-1714(2CD)
パガニーニ:24のカプリース(ピリオド楽器、ガット弦、ピリオド・ボウによる世界初録音) ロベルト・ノフェリーニ(Vn)

録音:2013年9月
イタリア、ブレシア出身の名工ジュゼッペ・スカランペラ(1838−1902)が1865年にパリで製作した"ヴァイオリン"と"ガット弦"、イギリス、ロンドンの名工ジョン・ドッド(1752−1839)が19世紀初期に製作した"弓"の共演による、衝撃のパガニーニの「24のカプリース」全曲録音!そして演奏時間は、なんと約100分!難曲中の難曲「24のカプリース」に、ピリオド楽器&弓、ガット弦というパガニーニの時代のスタイルでアプローチするのは、作曲者と同じイタリアのヴァイオリニスト、ロベルト・ノフェリーニ(1973−)。モダン、ピリオドの両方に精通するイタリアの次代の盟主です。
TCSS-1715
シヴォリ:ヴァイオリンとピアノのための作品集
タランテラ Op.21/夢/フィオーリ・ディ・ナポリ Op.22/変奏曲 Op.2/ロマンス 変ホ長調 Op.23/ロマンス 変イ長調 Op.23/「ランメルモールのルチア」の主題による序奏と華麗な変奏曲
マウロ・トルトレッリ(Vn)、
アンジェラ・メルーソ(P)

録音:2011年
イタリアが生んだヴァイオリンのヴィルトゥオーゾ、パガニーニに唯一弟子入りを認められた音楽家、カミッロ・シヴォリのヴァイオリン作品集。神童と称えられた才能、師匠譲りの超絶技巧、ヴァイオリン・コレクターとしての側面の持ち主であり、"パガニネット(小さなパガニーニ)"と呼ばれた天才の"音楽"に再びスポットライトがあたる。フランコ・グッリとボリス・ベルキンの高弟、マウロ・トルトレッリの熱演にも要注目です!

名盤復刻シリーズ
“Tactus Serie Bianca ”
TB-521604
パレストリーナ:4声のマドリガーレ集第1巻 リナルド・アレッサンドリーニ(指)
コンチェルト・イタリアーノ、
グロリア・バンディテッリ(S)、
クラウディオ・カヴィーナ(C.T)
サンドロ・ナリア(T)、
ジュゼッペ・マレット(T)、
ダニエレ・カルノヴィチ(Bs)、
アンドレア・ダミアーニ(Lute)

録音:1992年12月、聖ドメニコ修道院ボロニーニ講堂(ボローニャ)
イタリア古楽界の名匠リナルド・アレッサンドリーニとコンチェルト・イタリアーノの貴重な録音がまた一つ復刻。ソリストに、クラウディオ・カヴィーナやジュゼッペ・マレット、サンドロ・ナリアなどを迎えて歌うのは、1555年(パレストリーナがシスティーナ礼拝堂で歌う教皇聖歌隊に任命された年)に出版された世俗的マドリガーレ集の第1巻。教会音楽家として語られることの多いパレストリーナによる世俗マドリガーレの、数少ない本格的演奏の重要なアルバムとして知られる名盤です。
TB-580692(2CD)
フレスコバルディ:カプリッチョ集第1巻(1624) ―― カプリッチョ第1番〜第12番 セルジオ・ヴァルトロ(Cemb)

録音:1991年4月、ヴェローナ(イタリア)
ボローニャ出身、イタリア鍵盤界の鬼才セルジオ・ヴァルトロが弾いたフレスコバルディ。1615年に出版されたリチェルカーレ集の続編として書かれ、1624年にローマで出版された「様々な主題とアリアによる12のカプリッチョ集第1巻」。「バッハ:ゴルトベルク変奏曲」の録音(TCSS 1707)が、当時"最も遅い演奏"として話題を呼んだヴァルトロの悠々たるチェンバロで。カプリッチョ第10番など、ヴァルトロが朗々と歌うオブリガート・パートにも注目。
TB-601990(2CD)
ストラーチェ:チェンバロとオルガンのための様々な曲の森 フランチェスコ・チェーラ(クラヴィチェンバロ、スピネッタ、オルガン)、
ファビオ・トリコーミ(パーカッション)

録音:2000年1月、イタリア
アンサンブル・アルテ・ムジカを指揮した多くの録音でも知られるイタリアの鍵盤楽器奏者、指揮者のフランチェスコ・チェーラ。2巻に分けて発売されていた、ベルナルド・ストラーチェの「様々な曲の森(Selva di varie compositioni d'intavolatura)」が、Tactus Serie Bianca(ホワイト・シリーズ)からセットになって登場。
17世紀後半に活躍したストラーチェの生涯についてはあまり良く分かっていないが、現存する作品はすべて「チェンバロとオルガンのための様々な曲の森」に収められおり、イタリアの鍵盤音楽を研究する上では、フレスコバルディとパスクィーニを結ぶ重要作品とされています。
TB-692090(2CD)
タルティーニ:フルート協奏曲/悪魔のトリル
フルート協奏曲ト長調 Gimo 293
フルート協奏曲ニ長調 Gimo 291
フルート協奏曲ト長調 Gimo 294
フルート協奏曲ヘ長調
フルート協奏曲ト長調
3声のソナタ ニ長調 B.d2
3声のソナタ イ短調 B.a1
3声のソナタ ニ長調 B.d10
3声のソナタ ニ短調 B.d2
3声のソナタ ハ長調 B.c3
3声のソナタ ト長調 B.g3
ヴァイオリン・ソナタ第12番ト長調 B.g2
ヴァイオリン・ソナタ ト短調 B.g5 「悪魔のトリル」
マッシモ・メルチェッリ(フルート/CD 1)、
マルコ・ロリャーノ(ヴァイオリン/CD 2)、
アンサンブル・レスピーギ

録音:2003年3月(CD 1)&9月(CD 2)
イタリア音楽の宝庫"Tactus"の名盤復刻シリーズ 「Serie Bianca」(ホワイト・シリーズ)より、タルティーニの名盤2つがセットになって登場。18世紀最大のヴァイオリニストであったジュゼッペ・タルティーニの代表作「悪魔のトリル」を含むヴァイオリン・ソナタ集と、世界初録音となった珍しいフルート協奏曲集をカップリング。ルッジェーロ・リッチ、リッカルド・ブレンゴーラ、サルヴァトーレ・アッカルドといった世紀の巨匠たちからヴァイオリンを学んだマルコ・ロリャーノ、フェニーチェ歌劇場の首席奏者を務め現在はソリストとして活躍するイタリアのトップ・フルーティスト、マッシモ・メルチェッリの高い技巧で描くタルティーニです。
TB-731202
ロンバルディーニ:6つの弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲第1番変ホ長調/弦楽四重奏曲第2番変ロ長調/弦楽四重奏曲第3番ト短調/弦楽四重奏曲第4番変ロ長調/弦楽四重奏曲第5番ヘ長調/弦楽四重奏曲第6番ホ長調
アカデミア・デッラ・マニフィカ・コムニタ〔エンリコ・カサッツァ(Vn)、イザベッラ・ロンゴ(Vn)、マッシモ・ピーヴァ(Va)、フランチェスコ フェッラリーニ(Vc)〕

録音:1999年1月、イタリア
ファビオ・ビオンディのエウローパ・ガランテで長きに渡り中心メンバーとして大活躍したイタリアの名バロック・ヴァイオリニスト、エンリコ・カサッツァが率いる"アカデミア・デッラ・マニフィカ・コムニタ"は、バーゼル・スコラ・カントルムやシエナのアカデミア・チギアーナなどで研鑽を積んだ古楽器奏者たちが集い、1990年に結成したイタリアのピリオド・アンサンブル。 タルティーニに師事し、モーツァルトやJ.C.バッハを含む同時代の音楽家に評価されていたにもかかわらず、現代では忘れられてしまっていた18世紀イタリアの女流作曲家、マッダレーナ・ロンバルディーニ(マッダレーナ・ラウラ・ロンバルディーニ=ジルメン/1735−1799)の貴重な録音が、Tactus Serie Bianca(ホワイト・シリーズ)より復刻。
TB-790490(2CD)
ベルガモ:典礼のため&演奏会のためのオルガン音楽
CD1:典礼のための音楽
CD2:演奏会のための音楽
マルコ・ルッジェーリ(Org)

録音:2000年10月、ピアチェンツァ(イタリア)
19世紀イタリアを代表するオルガニスト&作曲家、ダヴィデ・ダ・ベルガモ(1791−1863)のオルガン作品集。典礼用の作品と演奏会用の作品でそれぞれ分売されていたものが、セットになってSerie Bianca(ホワイト・シリーズ)より登場。マルコ・ルッジェーリは、ノヴァーラ音楽院の教授、クレモナ大聖堂のオルガニストなどを務める鍵盤楽器奏者。イタリア、ピアチェンツァのサンタ・マリア・ディ・カンパーニャ大聖堂のセラッシ・オルガン(1825-1838)を使用。
TB-791807
ロッシーニ:「セビリアの理髪師」(セドラク編/ハルモニームジーク版) パオロ・ポラストリ((Ob)
イタリアーノ・ディ・フィアーティ

録音:1997年1月、モンテヴァルキ(イタリア)
ロッシーニの名作オペラ 「セビリアの理髪師」のハルモニームジーク版という、"イタリア音楽の宝庫" Tactusならではの注目盤がSerie Biancaシリーズから復刻!"ハルモニームジーク"とは、18世紀後半に流行した管楽合奏(木管アンサンブル)の形態で、数々のオペラや交響曲がハルモニームジーク用に編曲されています。この「セビリアの理髪師」は、ベートーヴェンの「フィデリオ」やモーツァルトの「後宮からの逃走」のハルモニームジーク編曲でも知られるヴェンツェル・セドラク(1776−1851)による編曲。18世紀の式典やパーティーで人々を楽しませた"ハルモニームジーク版"による優雅な「セビリアの理髪師」をどうぞ。
TB-711605
ペルゴレージ:4つの室内カンタータ Op.2
カンタータ第1番 「別離」
カンタータ第2番 「別れ」
カンタータ第3番 「秘めたる苦悶」
カンタータ第4番 「オルフェオ」
アレッサンドラ・ロッシ・デ・シモーネ(S)、
ロベルト・ジーニ(指)
アンサンブル・コンチェルト

録音:1991年2月、聖ドメニコ修道院(ボローニャ)
チェロ、ヴィオラ・ダ・ガンバの名手として高名なイタリアの名匠、ロベルト・ジーニが振ったペルゴレージの室内カンタータ集。ジョヴァンニ・バッティスタ・ペルゴレージ(1710−1736)は、オペラ作曲家として知られるナポリ楽派の作曲家。1736年に出版された4つの室内カンタータ(カンタータ・ダ・カメラ)は、第4番「オルフェオ(Nel chiuso centro)が特に知られており単独で演奏・録音される機会も多いが、4つのカンタータをまとめて、それも高い水準の演奏で録音した貴重な盤。NHK-FMの番組「古楽の愉しみ」では、2014年2月5日にこの録音からカンタータ第1番が放送されています。

TACTUS創立30周年記念リリース!
限定盤30タイトル!
知られざるイタリア・ルネサンス、バロックの作曲家の紹介、近現代のイタリア音楽など幅広いレパートリーを世に送り出してきたTACTUSの創立30周年記念リリースは、膨大なカタログの中から選りすぐられた30タイトルのスペシャル・エディション!
創立者セラフィノから二代目となるジャン・エンツォ・ロッシに受け継がれ、発展を続けるTACTUSのアニヴァーサリー・リリースに是非ともご注目下さい!
※ 2016年6月29日出荷分までの期間限定発売となります。
TC-3001
限定盤
歓喜し歓声を上げよ〜グレゴリオ聖歌集
祝福された乙女/めでたし、海の星/ソロモン王は神殿を建てた/われはひれ伏さん/あなたの住まいは何と麗しいこと/キリストに賛美/死の悲しみが/哀れみ、傷つき/賛美せよ、聖ベルナルド/イエスの入場/墓地で誰を探しているのか/主が葬られしとき/御身に請い願う、主よ/われは多くの罪を犯しぬ/歓喜し歓声を上げよ
アンサンブル・オクトエコス、
スコラ・グレゴリアーナ・ディ・ヴェネツィア、
ランフランコ・メンガ(指)
2006年に献堂900周年を迎えたイタリアのパルマ大聖堂。この歴史ある大聖堂で、14世紀から15世紀にかけて歌われたと伝わるグレゴリオ聖歌を、中世の声楽曲のスペシャリスト、アンサンブル・オクトエコスと、ヴェネツィアのベネデット・マルチェロ音楽院で学んだ歌い手たちによって結成されたスコラ・グレゴリアーナ・ディ・ヴェネツィアが歌います。
TC-3002
限定盤
14世紀のサンタ・マリア・マッジョーレのコラール集
アレルヤ/ロラーテ・チェリ/サンクトゥスT/キリエ/サンクトゥスU/グローリア/アレルヤ/サンクトゥス/パトレム/サンクトゥス/サルタレッロ/サンクトゥス/サルタレッロU/ベネディクタとベネラビリス/アニュス・デイ/アニュス・デイ/ランディーニ:愛よ、この乙女を
アンサンブル「デ・ボン・パローレ」
マルコ・ジャチントゥッチ(指)

録音:2013年2月、キエーティ(イタリア)
イタリア中部アドリア海沿岸のアブルッツォ州や周辺地域の音楽家たちによる聖歌を収めた「グアルディアグレーレ写本」。1979年までグアルディアグレーレに保管されていたサンタ・マリア・マッジョーレ(聖母マリアの聖堂)のための14世紀の音楽が、古楽アンサンブル、デ・ボン・パローレの異国情緒あふれる響きで、長き封印から解放されます。
TC-3003
限定盤
ガッフーリオ:ミサ・デ・カルネヴァル
スターバト・マーテル
モテット集
イル・コンヴィット・アルモニコ、
バスケニス・アンサンブル、
ステファノ・バスキーニ(指)

録音:2012年1月、ルニジャーナ(イタリア)
15世紀後期〜16世紀初期のイタリアにおける最も重要な音楽理論家の1人、フランキーノ・ガッフーリオ〔フランキヌス・ガッフリウス〕(1451−1522)の教会音楽集。代名詞でもある音楽理論に支えられ、優れた対位法と旋律を併せ持ったガッフーリオの教会音楽。音楽理論家としてはもちろんのこと、ベルガモ大聖堂の音楽監督、ミラノ大聖堂の楽長を歴任するなど、ガッフーリオが当時のイタリアの教会音楽の発展に与えた影響は大。
TC-3004
限定盤
カピローラ:リュート曲集(1517) パオロ・ケリーチ(リュート&ビウエラ)

録音:2013年5月
16世紀初期のイタリアにおける器楽音楽の重要な作曲家であり、自らもリュート奏者としてブレシアを中心に活躍したヴィンチェンツォ・カピローラ(1474−1520)。舞曲やリチェルカーレ、リュート用にタブラチュア編曲されたジョスカンや同世代の作曲家たちの声楽作品が収められた「リュート曲集(1517)」は、楽譜としてだけでなく、16世紀初頭のイタリアの器楽作品の歴史を伝える音楽史的資料としても重要な存在です。スイスの古楽総本山バーゼル・スコラ・カントルムでホプキンソン・スミスに学んだイタリアを代表するリューティスト、パオロ・ケリーチがイタリア・ルネサンスの調べと歴史を奏でてゆきます。
TC-3005
限定盤
アンドレア・ガブリエリ&モンテヴェルディ〜宗教音楽として編曲されたマドリガーレ集
モンテヴェルディ:主なる神、
 おお栄光の殉教者よ、
 イエス, あなたに、
 あなたの傷を、夜に赤く光り、
 彼は激しく泣く、悲嘆に暮れる魂、
 称賛を、私が愛した魂、敬虔に
 あなたに, イエス・キリストよ、
 それは美しい、あなたの栄光
A・ガブリエリ:いかに楽しいことでしょう、
 キリストの花嫁ルチア、
 わたしは野の花、
 苦悩の時に主を、
 来てください, おおイエスよ、
 いとも甘味なるイエスよ、
 立って出ておいで美しい人よ
イ・カントーリ・ディ・サン・マルコ、
マルコ・ジェンマーニ(指)

録音:2011年5月、プレガンツィオール(イタリア)
16〜17世紀前半の北イタリア、ヴェネツィアで活躍した2人の大作曲家、アンドレア・ガブリエリ(1533−1585)とクラウディオ・モンテヴェルディ(1567−1643)。アクイリーノ・コッピーニやシモーネ・モリナーロ、ジローラモ・カヴァリエーリによって"宗教音楽"へと編曲されたマドリガーレの数々。
ヴェネツィアの大聖堂、サン・マルコ寺院の歌手たちによるヴォーカル・アンサンブルのハーモニーからは、他の音楽家たちに影響を与え、世俗、宗教の両方で歌われたイタリアの「マドリガーレ」の存在感の大きさ、重要性が伝わってきます。
TC-3006
限定盤
オルランド・ディ・ラッソ(1532−1594):新しく、比類なく美しい作品集(ミュンヘン、1577年)
器楽版/声楽版*
パオロ・トニョン(ドゥルツィアン) 、
クラウディオ・ヴェル(ドゥルツィアン)、
グルッポ・ヴォカーレ・アルモニオーソインカント* 、
フランコ・ラディッキモア(指)*
後期ルネサンス時代のフランドル楽派の大家オルランド・ディ・ラッソ。1577年にミュンヘンで出版された、12の歌詞なしのビチヌウムを含む2声のための作品集「新しく、比類なく美しい作品集」を、ファゴットの祖先である"ドゥルツィアン"の二重奏で演奏したタクトゥスならではの好企画。器楽と声楽の両方でラッソのミュンヘン時代の優れた作曲技法を聴く。ドゥルツィアンの名手たちのアンサンブルにも要注目。
TC-3007
限定盤
ベルナルディ:4声のカンティレーナ様式によるモテット集(1613) アンサンブル・カンティンバンコ、
ロベルト・バルコーニ(指)

録音:2011年11月
ステファノ・ベルナルディ(1577−1637)は、生まれ故郷のヴェローナ大聖堂の楽長を務め、ザルツブルク大聖堂でも活躍したイタリアの作曲家。ベルナルディは、逸早く採り入れたコンチェルタート様式と、伝統的なポリフォニーの書法を使い分けており、独唱の使用など声楽、器楽の両面で革新的な手法が用いられています。
TC-3008
限定盤
マドリガーレ選集 「ドーリの勝利」(編纂:アンジェロ・ガルダーノ/出版:ヴェネツィア、1592年) 声楽グループ「アルシ&テージ」
トニー・コッラディーニ(指)
ルネサンス時代のイタリア、1592年にアンジェロ・ガルダーノにより、ヴェネツィアで出版されたマドリガーレ選集「ドーリの勝利」。ヴェネツィアの貴族であるレオナルド・サヌードに献呈された「ドーリの勝利」は、パレストリーナやガブリエリ、ストリッジョ、アネリオ、ヴェッキなど、29人の作曲家たちの"マドリガーレ"が集められた当時のイタリアのマドリガーレのハイライトとも言える豪華な選集なのです。後にマドリガル選集「オリアーナの勝利」を編纂するトマス・モーリーが参考にしたとも伝わる「ドーリの勝利」。イタリア・ルネサンスの貴重なマドリガーレ選集の録音は、イタリアのタクトゥスならではの好企画!
TC-3009
限定盤
ベラルディ:ヴァイオリンのためのシンフォニア集第1巻 Op.7 ファブリツィオ・ロンゴ(バロックVn)
アンナ・クレメンテ(Cemb)

録音:2013年5月
17世紀イタリアの音楽理論家、特に対位法の分野でその名を知られるアンジェロ・ベラルディ(1630−1694)。副題付きの6曲のカンツォーネで構成されている「ヴァイオリンのためのシンフォニア集第1巻」は、音楽理論の大家ベラルディの"作曲家"としての姿にスポットライトをあてた好企画。
アカデミア・フィラルモニカ・ディ・ボローニャでバロック・ヴァイオリンを学び、自らも音楽学者であるファブリツィオ・ロンゴの18世紀ナポリ製の銘器が、器楽のためのイタリア・バロックの歌を歌います。
TC-3010
限定盤
A・スカルラッティ&ボノンチーニ:室内カンタータ集
A・スカルラッティ:行け、ああ, 私のため息よ、ただ一瞬のために、私を苦しめるままに、クローリから離れて
ボノンチーニ:盲目の神, 残酷な暴君、ああ, あなたは運命の許しを得ていない、試練にあって二つの優美な愛を見た、天の圧政!
クリスティーナ・ミアテッロ(S)、
グイド・モリーニ(Cemb)、
アンドレーア・フォッサ(Vc)

録音:1992年頃
バロック時代、17〜18世紀のイタリア音楽、そしてマドリガーレのスペシャリストとしてその名と歌声を響かせてきた名ソプラノ、クリスティーナ・ミアテッロ。グイド・モリーニ、アンドレア・フォッサとの共演によるアレッサンドロ・スカルラッティ&ボノンチーニの室内カンタータ集は、ミアテッロの代表作の1つ。17世紀イタリアの室内カンタータの魅力を、イタリア古楽界の名ソプラノの歌声で。
TC-3011
限定盤
最初のディーヴァ、ファウスティーナ・ボルドーニのためのアリア集 アガタ・ビエンコウスカ(Ms)、
バロックヴェルク・ハンブルク、
イラ・ホックマン(Cemb&指)
後期バロック時代のイタリアが生んだプリマ・ディーヴァ、ファウスティーナ・ボルドーニ(1697−1781)にまつわるオペラ・アリアとオペラからのシンフォニア集。
世紀の美声とも称えられたファウスティーナのレパートリーを歌うメゾは、ポーランドのアガタ・ビエンコウスカ。フレスコバルディとモンテヴェルディ、バロック、ベルカント、近現代など、様々な時代や作風の作品を歌う東欧ポーランドの歌姫です。
TC-3012
限定盤
ヴィヴァルディ:オーボエと通奏低音のための協奏曲集Vol.3
オーボエ協奏曲イ短調RV.462/同ハ長調RV.452/同ヘ長調RV.456/同変ロ長調RV.464/同ハ長調RV.448/同変ロ長調RV.465/同イ短調RV.463
パオロ・グラツィア(Ob)
アンサンブル・レスピーギ
ボローニャ国立音楽院を首席卒業、特別栄誉賞受賞という輝かしい経歴を持ち、現在は名門ボローニャ国立歌劇場Oの首席奏者を務めるイタリアのトップ・オーボイスト、パオロ・グラツィアのヴィヴァルディ第3弾。母国ヴィヴァルディの作品を、ダブル・リード特有の瑞々しく豊潤で魅惑的な音色で丁寧に奏でるグラツィアのオーボエは間違いなく世界トップ・レベル。アンサンブル・レスピーギの洗練されたサウンドとのコンビネーションも絶妙。"これぞオーボエ!"という美しい音色をたっぷりと味わえます。
TC-3013
限定盤
1台、2台、または3台のチェロと通奏低音のためのソナタ集
ジョヴァンニ・バッティスタ・チッリ:ソナタ第1番ニ長調
ジャコッベ・バセヴィ・チェルヴェット:ソナタ第1番イ短調
ジョヴァンニ・バッティスタ・マルティーニ:ソナタ イ長調
マルティーノ:ソナタ第6番ホ短調
ジョヴァンニ・バッティスタ・チッリ:ソナタ第3番ニ長調
ジャコッベ・バセヴィ・チェルヴェット:ソナタ第6番ハ短調
アンサンブル・コンチェルト
〔ロベルト・ジーニ(Vc)、クラウディオ・フリジェッリ(Vc)、コロンナ・プレティ(Vc)、パオロ・リッツィ(Cb)、ラウラ・アルヴィーニ(Cemb)〕
舞台は18世紀前半のイタリア。ソロ楽器としてのチェロの魅力を存分に活かしたイタリアの大作曲家たちによる「ソナタ集」を、イタリア古楽界の重鎮であり、チェロ、ヴィオラ・ダ・ガンバの世界的名手ロベルト・ジーニと、アンサンブル・コンチェルトが奏でたタクトゥスの名盤。ジーニはもちろんのこと、ラウラ・アルヴィーニを筆頭とするイタリア古楽界の名奏者たちの共演は見事。
TC-3014
限定盤
タルティーニと諸国民の学校
タルティーニ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ ニ短調
メネギーニ:合奏協奏曲第5番ニ短調(原曲:タルティーニ)
ルドヴィコ・ジルメン:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ イ長調
ロンバルディーニ:2本のヴァイオリンのための二重奏曲第6番ハ長調
ナウマン:ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ ト長調
パジャン:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ニ長調 Op.1-1
グラウン:ヴァイオリン,弦楽と通奏低音のための協奏曲ト短調 GraunWV A:XIII:9
ナルディーニ:ヴァイオリン,弦楽と通奏低音のための協奏曲ヘ長調
ジョヴァンニ・グリエルモ(Vn)、
エンリコ・ザノヴェッロ(Cemb&Org)、
オルケストラ・バロッカ・アンドレーア・パッラーディオ

録音:2012年9月
イタリア・バロックの巨匠ジュゼッペ・タルティーニと、1727年頃にタルティーニが創設したヴァイオリン・スクール「諸国民の学校(La Scuola delle Nazioni)」での弟子たち、グラウンやナルディーニ、ナウマン、パジャンなどのヴァイオリン作品集。演奏は、イタリア合奏団、新イタリア合奏団で活躍し、サンタ・チェチーリア国立アカデミーOではコンサートマスターを務めたイタリア・ヴァイオリン界の名匠ジョヴァンニ・グリエルモが率いるオルケストラ・バロッカ・アンドレーア・パッラーディオ。タルティーニとその弟子たちの作品集では、1712年製のカルカニウスのヴァイオリンを奏でるグリエルモの音色と解釈が味わい深い。
TC-3015
限定盤
ジョルダーニ:声楽とオルガンのための「奉献唱」 ダニエラ・ヌッツォリ(Ms)、
マルチェロ・ロッシ(Org)

録音:2011年6月、モッロヴァッレ(イタリア)
チマローザと同世代のイタリア、ナポリの作曲家ジュゼッペ・ジョルダーニ(1751−1798)。「カロ・ミオ・ベン」の作曲者トンマーゾ・ジョルダーニと混同されてしまうことの多いジュゼッペ・ジョルダーニだが、オラトリオやバレエ、オペラなど舞台作品の作曲家としてイタリア、ナポリに残した足跡は大。
TC-3016
限定盤
カルッリ:未出版のギター作品集
ギターのための3つの小ソナタ Op.81
ギターのための6つの異なる小品による曲集 Op.99
ギターのための3つのロンドー Op.172
ラファエレ・カルピーノ(G)
独学でギター奏法を習得し、生まれ故郷のナポリからパリへと渡り、大成功を収めたイタリアを代表するコンポーザー=ギタリスト、フェルディナンド・カルッリ(1772−1841)の未出版作品集。
フェルナンド・ソルが台頭するまで、パリで絶対的な名声と評価を得ていたカルッリ。ギターのためのメソッド、多作家としても有名なカルッリだが、自作の出版に関しては決して恵まれているとは言えなかっただけに、未出版作品の録音の登場は歓迎されることでしょう。
TC-3017
限定盤
ジアネッラ:3つのデュオ・コンチェルタンテ Op.2 クラウディオ・オルテンシ(Fl)、
アンナ・パセッティ(ハープ)

録音:2013年9月
ヴェネツィアのフェニーチェ劇場、ミラノ・スカラ座、パリ・オペラ座のためのオペラやバレエを作曲し、当時の大作曲家ドメニコ・チマローザの葬送にも携わったイタリア古典派の音楽家ルイジ・ジアネッラ(1770ca.−1817)。その生涯の多くの部分は謎に包まれているものの、パリでジャン=アンリ・ナーデルマンによって出版されたフルートとハープのための「Op.2」は、忘れられた作曲家ジアネッラの功績を知ることのできる貴重な機会です。
TC-3018
限定盤
コルブラン:声楽とハープのためのイタリア語アリア集
舟歌/歌曲集第1巻(1805)
歌曲集第2巻(1808)
6つのイタリア語の小さなアリア(1808)
6つのイタリア語の小さなアリア(1809)
カヴァティーナ・オ・カンツォネッタ
マリア・キアーラ・ピッツォーリ(S)、
マリアンネ・グブリ(ハープ)
スペイン王室礼拝堂のヴァイオリニストを父に持ち、カルロ・マルティネッリとジローラモ・クレシェンティーニに声楽を学んだスペインのソプラノ歌手、イザベッラ・コルブラン(1784−1845)。マドリードからパリ、ミラノへ。そしてナポリで名ソプラノとしての地位を確立したコルブランは、1822年にロッシーニと結婚。ロッシーニの歌劇「セミラミス」は、妻であるコルブランのために作曲された作品です。ロッシーニを魅了し、当時のナポリのオペラに大きな影響を与えた歌声の持ち主、イザベッラ・コルブランの女流作曲家としての才能を現代に伝える歌曲集。鮮明となった19世紀イタリア歌曲の歴史の1ページを聴く――。
TC-3019
限定盤
モルラッキ&トッリアーニ:オペラティック・ファンタジーズ
モルラッキ:ロッシーニの歌劇「エジプトのモーゼ」の主題による大幻想曲(フルート&ピアノ)
トッリアーニ:ロッシーニの歌劇「ウィリアム・テル」の主題による二重奏曲(ファゴット&フルート)
トッリアーニ:ドニゼッティの歌劇「ランメルモールのルチア」の主題によるディヴェルティメント(ファゴット&ピアノ)
モルラッキ:ヴェルディの主題による協奏的二重奏曲(フルート、ファゴット&ピアノ)
トリオ・ホルムズ〔カルロ・タンポーニ(Fl)、フランチェスコ・ボッソーネ(ファゴット)、ステファーノ・ミケレッティ(P)〕

録音:2011年6月
オペラが隆盛を極めた19世紀のイタリアに生まれた木管楽器奏者、フルートのピエトロ・モルラッキ(1828−1868)と、ファゴットのアントニオ・トッリアーニ(1829−1911)。アカデミア・フィラルモニカ・ディ・ボローニャで発見された、ロッシーニの「ウィリアム・テル」の主題による二重奏曲など、イタリア・オペラの旋律から誕生した、19世紀イタリアの器楽による室内楽作品。ローマ聖チェチーリア音楽院Oの首席奏者、カルロ・タンポーニとフランチェスコ・ボッソーネが奏でる優雅で華麗な演奏で。
TC-3020
限定盤
ハープ・デュオのためのヴェルディの演奏会用パラフレーズ集
デ・ロッキス:ヴェルディの歌劇「エルナーニ」より 「乾杯の合唱」と「芝生に光る露のごとく」 Op.13、
 ヴェルディの歌劇「エルナーニ」のモチーフによるポプリ Op.14
カラミエッロ:ヴェルディの歌劇「エルナーニ」によるデュエット
ザマーラ:ヴェルディの歌劇「ルイザ・ミラー」によるディヴェルティスマン、
 ヴェルディの歌劇「リゴレット」によるディヴェルティスマン
アルキミア・デュオ〔アリーチェ・カラデンテ(ハープ)、アレッサンドラ・ヅィヴェリ(ハープ)〕

録音:2013年2月、マッサ・フィナレーゼ(イタリア)
タクトゥスが集めたヴェルディの演奏会用パラフレーズ集は、ピアノや管楽器ではなく「2台のハープ」のためのオリジナル作品!19世紀〜20世紀初期のイタリアの音楽家たち、マリアンナ・クレティ・デ・ロッキス(1822−1890)、ジョヴァンニ・カラミエッロ(1838−1938)、アントニオ・ザネッラ(1829−1901)の"ヴェルディの旋律"をテーマとした作品は、全てが優雅で華麗。2台のハープの調べに乗ってイタリアに舞った優美なる音楽。ハープ・デュオのために生まれ変わったヴェルディの旋律も、また格別です。
TC-3021
限定盤
ズガンバーティ:ピアノ協奏曲ト短調 Op.15
序曲「コラ・ディ・リエンツォ」
子守歌 ― 夢(オーケストレーション:ジュール・マスネ)
フランチェスコ・カラミエロ(P)、
ファブリツィオ・ヴェントゥーラ(指)
ニュルンベルクPO

録音:2000年4月、ニュルンベルク・ステュディオ・コロッセウム(ドイツ)
フランツ・リストの愛弟子であり、ドイツではルビンシテイン、ワーグナーと親交を深め、オペラが栄華を極めた時代のイタリアで器楽音楽再興の中心的役割を担ったジョヴァンニ・ズガンバーティ(1841−1914)。
ピアノ曲、室内楽曲、交響曲など"オペラ以外"のジャンルに取り組み、1878年から1880年にかけて作曲されたズガンバーティの「ピアノ協奏曲」は、後期ロマン派時代のイタリアで誕生し、ドイツからの影響とイタリアの伝統を兼ね備えた知られざる秀作です。
オペラではなく、器楽作品を書き続け、作曲家、ピアニスト、教育者として活躍したズガンバーティが遺したイタリア・ロマン派の「ピアノ協奏曲」。ソリストはもちろんズガンバーティのスペシャリスト、フランチェスコ・カラミエロ!
TC-3022
限定盤
フルートとピアノのためのヴェルディのオペラによるパラフレーズ集
ジュリオ・ブリッチャルディ(1818−1881):「ドン・カルロ」による幻想曲第2番 Op.122(世界初録音)
エマヌエレ・クラカンプ(1813−1883):「椿姫」による幻想曲 Op.248
ヴィルヘルム・ポップ(1828−1903):「椿姫」による演奏会用ワルツ Op.278(世界初録音)
ポール=アグリコル・ジュナン(1832−1903):「リゴレット」による幻想曲 Op.19
ドナート・ロヴレーリョ(1841−1907):「リゴレット」による幻想的奇想曲 Op.15(世界初録音)
チェーザレ・チアルディ(1818−1877):「イル・トロヴァトーレ」による幻想曲(世界初録音)
パオロ・フルラーニ(1964−):無伴奏フルートのための「仮面舞踏会」の主題による変奏曲(世界初録音)
アルカディオ・バラッキ(Fl)、
アンドレア・トロヴァート(P)

録音:2013年6月、フィレンツェ音楽院(イタリア)
ジュゼッペ・ヴェルディと同じ時代を生きたコンポーザー=フルーティストたちの作品集、"ヴェルディ・パラフレーズ"は、ヴェルディの音楽の偉大な存在感、当時のコンポーザー=フルーティストたちのヴィルトゥオージティがあふれる好プログラム。イタリアの現代作曲家パオロ・フルラーニの無伴奏作品を含む5作品が世界初録音。アルカディオ・バラッキは、ルイジ・ケルビーニ音楽院で鬼才ロベルト・ファブリツィアーニに師事し、イギリスの王立音楽アカデミーでも研鑽を積んだイタリアの実力派フルーティスト。
TC-3023
限定盤
カラーチェ:マンドリンとギターのための作品全集
スペイン舞曲 Op.105
セレナータ・マリンコニカ Op.120
ポロネーズ Op.36/舟歌 Op.20
タランテラ Op.18/マズルカ第6番 Op.141
サルタレッロ Op.79/ボレロ第2番 Op.161
勇気ある人のマズルカ Op.57
結婚 Op.123/舞曲集 Op.13
デュオ・ジギオッティ〔セルジオ・ジギオッティ(マンドリン)、ファビアーノ・メルランテ(G)〕

録音:2003年5月
19世紀後半〜20世紀前半のイタリアで活躍したマンドリンのヴィルトゥオーゾ、ラファエレ・カラーチェ(1863−1934)。
イタリアが生んだマンドリンのレジェンド、カラーチェの作品や奏法論は、今日まで続くマンドリンのための音楽や奏法の礎になったと称されています。1996年に結成されたデュオ・ジギオッティの演奏が、軽快なリズム、美しいメロディの中に佇む奥深い響きを伝えてくれています。
TC-3024
限定盤
ボッシ:オルガン作品全集Vol.10
行列の行進 Op.68
オルガンのための6つの小品 Op.70
行進曲(ルカ・サルヴァトーリ校訂)
2つの小品 Op.94
5つの小品 Op.104/断章ヘ短調
エントラータ(リッカルド・カスタネッティ校訂)
アンドレア・マシナンティ(Org)

録音:2012年
2011年に生誕150周年を迎えた19世紀後期〜20世紀前期のイタリアのコンポーザー=オルガニスト、マルコ・エンリコ・ボッシ(1861−1925)のオルガン作品全集第10巻。ヴェネツィア音楽院、ボローニャ音楽院、サンタ・チェチーリア音楽院の院長を歴任し、ニューヨークへの演奏旅行からの帰路の途中、船上でこの世を去ったイタリア・オルガン界の巨匠の遺産を世に送り出すシリーズです。ボッシが生きた時代に製作された4台のオルガン、ベルガモのカッラーラから出版されたクリティカル・エディションの使用など、楽器、楽譜にもこだわったタクトゥス(Tactus)の自信作です。
TC-3025
限定盤
ズガンバーティ:ピアノ作品全集Vol.7
祝典序曲「祭典シンフォニア」(ズガンバーティ編曲4手連弾版)
ピアノのための2つの小品(Y:ゴンドレッタ、Z:モデラート ― ピウ・モデラート ― レント)
モチーフ
セレナティナ/ガヴォッタ Op.14
バッハの管弦楽組曲 ロ短調(ズガンバーティ編曲ピアノ版)
夜想曲 ト長調
夜想曲 Op.3「ベッリーニのアルバムより」
フランチェスコ・カラミエロ(P)、
フランチェスコ・リベッタ(P)

録音:2012年11月&2000年11月
フランツ・リストの愛弟子であり、19世紀後半のイタリアにおける器楽音楽再興の中心人物の1人、ジョヴァンニ・ズガンバーティ(1841−1941)。ルビンシテインやワーグナーと親交を結び、リストという偉大な後ろ盾を得たズガンバーティのピアノ作品は、本格的な再評価が待たれる19世紀の器楽音楽の知られざる傑作です。自身のオーケストラ作品の4手連弾編曲や、バッハの管弦楽組曲のピアノ版への編曲など、アレンジャーとしても優れた手腕を発揮したことで知られています。
TC-3026
限定盤
ヴォルフ=フェラーリ:弦楽セレナーデ変ホ長調
ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.26
ラウラ・マルツァドーリ(Vn)、
マルコ・ズッカリーニ(指)
オルケストラ・チッタ・ディ・フェラーラ

録音:2012年4月14日、テアトロ・コムナーレ・フェラーラでのライヴ
「マドンナの宝石」やコミック・オペラの知名度が先行してしまうが、多くの器楽曲も遺したイタリアとドイツのハーフ、エルマンノ・ヴォルフ=フェラーリ(1876−1948)。オペラが隆盛を誇った時代のイタリアで、美貌のアメリカ人ヴァイオリニスト、ギラ・ブスタボのために書かれた「ヴァイオリン協奏曲」。生きた旋律美、ストレートな感情が表現された近代イタリアの知られざる秀作です。ソリストのラウラ・マルツァドーリは、ピエトロ・ジャコモ・ロジェーリ1715年製のヴァイオリンを奏でるイタリアの若き女流ヴァイオリニスト・カルミニョーラやブロンに学んだ将来が楽しみな有望株です。
TC-3027
限定盤
ピラーティ:ピアノのための組曲&バガテル集
ピアノと弦楽オーケストラのための組曲
バガテル集第1巻/バガテル集第2巻
ジョヴァンニ・ネシ(P)、
アンドレア・ヴィテッロ(指)
オルケストラ・ナショナーレ・アルテス

録音:2013年1月&7月
20世紀ナポリの早世の作曲家、マリオ・ピラーティ(1903−1938)のピアノ作品集。早くからその才能を発揮し、カリアリやミラノ、パレルモ、故郷のナポリで教鞭を執りながら、作曲家として活躍したピラーティ。病のため第二次世界大戦直前の1938年にこの世を去ったピラーティの音楽は、ピツェッティからの影響、19世紀の伝統的な形式と20世紀の響きが同居する近代イタリアの知られざる秀作です。
TC-3028
限定盤
クラリネットのための近現代作品集
デ・ロッシ・レ:カチューチャ
ゴッタルド:アルルカンの歌と踊り
アザロヴァ:アウトヴォイス、アウトステップ&アウトウォーク/テスティ:ジュビラスT
ルッピ:マーニ第1番
デ・ロッシ・レ:クロスグリ(カシス)
レノスト:チーロチーロ
O・スミス:礼拝式
ベリオ:セクエンツァ第9番
ティリンカンティ:クラリネットロジア
ホセ・ダニエル・シリグリアーノ(Cl)

録音:2013年7月
ベリオの「セクエンツァ第9番」や、ジャズにインスパイアされて生まれたティリンカンティの「クラリネットロジア」など、様々な種類のクラリネットのための作品集。近現代作品のスペシャリスト、ホセ・ダニエル・シリグリアーノが、圧巻のテクニックで次々と20〜21世紀の無伴奏クラリネット作品を吹きこなす。
TC-3029
限定盤
ガスリーニ:フルート作品集
アリア・コン・フィギュア/コーラス
ル・カリヨン・フー/トライエットリー
ロガール/フルート協奏曲
ロベルト・ファブリチアーニ(Fl)、
マッシミリアーノ・ダメリーニ(P)、
エツィオ・モンティ(指)
オルケストラ・フィラルモニカ・ディ・ローマ

録音:2012年8月−9月
1929年ミラノ出身でジャズ、映画音楽の作曲家としても有名なジョルジオ・ガスリーニが、1955年から2011年にかけて作曲した6つのフルート作品。中でも2011年作曲の「フルート協奏曲」は、打楽器の使い方が印象的であり、映画音楽的なイメージを抱かせてくれる力作。ガスリーニから作品の献呈を受けたイタリアの超絶技巧フルーティスト、ロベルト・ファブリチアーニのテクニック、表現力、近現代作品の解釈はここでも健在。
TC-3030
限定盤
ジャンムッソ:ピアノ作品集
即興曲/ピアノと弦楽のための協奏曲
ソナタ/ジェネシ・ディ・ウン・テマ・インファンティレ
インヴェンション
エンリコ・マリア・ポリマンティ(P)、
アンドレア・ノフェリーニ(Vc)、
ファウスト・アンセルモ(指)弦楽オーケストラ
現代イタリアの作曲家、フランチェスコ・ジャンムッソ(1970−)のピアノが主役の室内楽作品集。スタインウェイ、ベーゼンドルファー、ヤマハを弾き分けるポリマンティのピアノ、ノフェリーニが弾くトマーソ・バレストリエリ1759年製のチェロ、そしてジャンムッソの作品が世紀を越えて共演する。


Tactus Serie Bianca
TB-550702
G.ガブリエリ:様々な楽器のためのカンツォーナとソナタ集(1615) ルネ・クレマンシック(指)
コンソート・フォンテガーラ
16世紀後半、ルネサンスからバロックへと移り変わる過渡期の時代に活躍したイタリアの作曲家、ジョヴァンニ・ガブリエリ(1557−1612)。作曲家の死後1615年に出版された「カンツォーナとソナタ集」は、5声から12声までのカンツォン、14声、15声、22声、そして3本のヴァイオリンのためのソナタ21曲からなる器楽曲集。「イタリア音楽の宝庫」Tactusより1996年に発売され、長らく定番アイテムとして親しまれてきた名盤の復活です。
Tactus Serie Bianca
TB-600602
フェッリーニ:チェンバロ作品集
タスタータ/マントヴァの踊り
トロンベッタ/コレンテ/ロッタ
パッサガッリ/フィオレンツァのアリア
スパニョレッタ/チャッコーネ
バレット/トッカータ/ガリアルダ/他
ロベルト・ロレジャン(Cemb)
1660年代にローマで活躍したとされる、イタリアの作曲家、チェンバリスト、ジョヴァンニ・バッティスタ・フェッリーニ(1601−1674)の稀少なアルバム。
現代では耳にする機会の少ない作曲家だが、いくつもの写本に作品が収録されており、当時は広く流布されていたことが伺えます。
ロレジャンは、Tactusではフレスコバルディの鍵盤作品全集などに参加した腕利きの鍵盤奏者。
Tactus Serie Bianca
TB-670390(2CD)
カルダーラ:室内ソナタOp.2&チェロ・ソナタ集
2本のヴァイオリンと通奏低音のための室内ソナタ Op.2
チェロと通奏低音のためのソナタ集
マルコ・フレッツァート(Vc)、
ディエゴ・カンタルーペ(指、テオルボ)
ラウラ・ソアーヴェ・アンサンブル
ヴェネツィアで生を受け、マントヴァ、バルセロナ、ローマ、ウィーンに大きな足跡を残したイタリア後期バロックの巨匠アントニオ・カルダーラ(1670−1736)。歌劇、宗教曲の重要な作曲家とされるカルダーラが遺した、ヴァイオリンとチェロのためのソナタ集を、イタリア、クレモナのピリオド・オーケストラ、ラウラ・ソアーヴェの演奏で。
Tactus Serie Bianca
TB-751903
サリエリ:序曲、スケルツォ、ディヴェルティメント集
弦楽四重奏のための序曲第1番
弦楽四重奏のための序曲第2番
歌劇 「ダナオスの娘たち」 序曲
オーボエと弦楽四重奏のためのコンチェルティーノ
ディヴェルティメント第1番
ディヴェルティメント第2番
ディヴェルティメント第3番
ディヴェルティメント第4番/フーガ
アマティSQ
パオロ・ポラストリ(Ob)
モーツァルトと同世代のイタリア出身の作曲家、アントニオ・サリエリ(1750−1825)。モーツァルトとの対立や毒殺陰謀説などのエピソードが注目され、音楽面での功績がなかなか正当に評価される機会に恵まれてこなかったサリエリの室内楽作品集。弦楽四重奏で奏される「ダナオスの娘たち」の序曲に、2つの序曲。4つのディヴェルティメント。そして、ブリュッセル王立音楽院でパウル・ドンブレヒトに学んだイタリアのオーボイスト、パオロ・ポラストリがソリストを務めるコンチェルティーノなど、録音の機会の少ないサリエリの弦楽四重奏、貴重な録音の復刻です。

Tactus Serie Bianca シリーズ
Tactusの名盤中を新装パッケージで再発売するシリーズ。
TB-460090(2CD)
ボローニャ、サン・ペトロニオ聖堂のオルガン
■アンドレア・ガブリエリとジョヴァンニ・ガブリエリ〜
G・ガブリエリ:第1旋法による8声のカンツォン
A・ガブリエリ:第1旋法によるイントナツィオーネ、
 第1旋法によるリチェルカーレ、
 第6旋法によるイントナツィオーネ、
 リチェルカール・アリオーソ、
 モテット「いでよ、シオンのおとめたちよ」
G・ガブリエリ:第9旋法によるフーガ、
 第2旋法によるトッカータ、
 カンツォン「ラ・スピリタータ」、
 カンツォン「ソ・ソ・ラ・ソ・ファ・ミ」
A・ガブリエリ:第5旋法によるトッカータ、
 カンツォン・アリオーサ、
 ファンタジア・アレグラ、
 私は若い娘、フランス風カンツォン
G・ガブリエリ:4月の訪れに、
 第1旋法によるトッカータ、
 第1旋法によるリチェルカーレ、
 第2旋法によるカンツォン、
 第12旋法によるカンツォン、
 カンツォン第12番
■ポー平原とフランドルの作曲家たち〜ボネッリ:トッカータ「クレオパトラ」
ヴェッジョ:リチェルカータ
フォリアーノ:リチェルカータ、
 リチェルカータ
セニ:リチェルカーレ第6番、リチェルカーレ第11番
バルビエリ:モテット「我らの大地は賛美の歓びに沸く」
フランチェーゼ:第6旋法によるイントナツィオーネ
M・A・カヴァッツォーニ:プラス・ネ・レグレス
G・カヴァッツォーニ:リチェルカーレ第3番
フェッラボスコ:私は若い娘
フレスコバルディ:カンツォーナ
パスクィーニ:トッカータ、不協和音、
 カンツォーナ
メールラ:半音階的トッカータ、カンツォーナ
ボネッリ:トッカータ「アタランタ」
ルイジ・フェルディナンド・タリアヴィーニ(Org)、
リウウェ・タミンハ(Org)


録音:1990年3月、サン・ペトロニオ聖堂(ボローニャ)
イタリア、ボローニャの守護聖人、聖ペトロニウス(サン・ペトロニオ)を祀るゴシック様式の教会、サン・ペトロニオ聖堂。バチカンのサン・ピエトロ大聖堂よりも大きな教会を作ることが許されず、現在も未完成というエピソードを持ちます。バルダッサーレ・マラミーニ(?−1614)が1596年に製作したオルガン、ロレンツォ・ダ・プラト(1417−1492)が1471年から75年にかけて製作した2つのヒストリカル・オルガンを弾いているのは、タリアヴィーニとタミンハというイタリア・オルガン界の2人の巨匠。"2人とガブリエリ"と"ポー平原とフランドル地方"の音楽が、サン・ペトロニオ聖堂に響き渡ります。
TB-570001
アムステルダム旧教会のオルガン
シャイデマン:神のひとり子なる主キリスト*
ファン・ノールト:詩篇第50番*
シャイデマン:トッカータ ト長調*
スヴェーリンク:トッカータ ハ長調、
 大公のバッロ、
 エコー・ファンタジア.イ短調
作曲者不詳(17世紀):3つの変奏曲
シャイト:ベルガマスカ
作曲者不詳(17世紀):3つの変奏曲
シャイデマン:主よあわれみ給え、よい羊飼いはよみがえられた
グスタフ・レオンハルト(Org)*、
マッテオ・インブルーノ(Org)

録音:2004年9月7日−9日&録音年月日不詳*
かつてアムステルダムの"新教会"でオルガン奏者を務めていたレオンハルトと、"旧教会"のオルガン奏者インブルーノ。2人の世界的名手が取り上げたのは、"旧教会"のオルガニストを務めていたネーデルラント楽派の最重要人物スヴェーリンクとその弟子であるシャイデマンとシャイト、そして"新教会"のオルガニストだったアントニ・ファン・ノールト(1620-1675)の音楽。"旧教会"と"新教会"、再調律が行われる"前"のレオンハルトと"後"のインブルーノのコントラストを通じて、スヴェーリンクから北ドイツ・オルガン楽派へと続く17世紀のオルガン音楽の歴史が描かれる――。
TB-650390(2CD)
コレッリ:トリオ・ソナタ集
トリオ・ソナタ集Op.1(教会ソナタ)〜ソナタ第5番変ロ長調Op.1-5/ソナタ第9番ト長調Op.1-9/ソナタ第11番ニ短調Op.1-11/ソナタ第12番ニ長調Op.1-12
トリオ・ソナタ集Op.3(教会ソナタ)〜ソナタ第4番ロ短調Op.3-4/ソナタ第9番ヘ短調Op.3-9/ソナタ第11番ト短調Op.3-11/ソナタ第12番イ短調Op.3-12
トリオ・ソナタ集Op.2(室内ソナタ)〜ソナタ第1番ニ長調Op.2-1/ソナタ第7番ヘ長調Op.2-7/ソナタ第10番ホ長調Op.2-10/ソナタ第12番ト長調Op.2-12
トリオ・ソナタ集Op.4(室内ソナタ)〜ソナタ第1番ハ長調Op.4-1/ソナタ第3番イ長調Op.4-3/ソナタ第4番ニ長調Op.4-4/ソナタ第10番ト長調Op.4-10
エンリコ・ガッティ(バロックVn&音楽監督)、
アンサンブル・アウローラ
〔ルイジ・マンジョカヴァッロ(バロックVn)、ロベルト・ジーニ(バロックVc)、ルチアーノ・コンティーニ(アーチリュート)、グイド・モリーニ(Cemb&Org)〕
17世紀後半のイタリアに現れた同国における最初のヴァイオリンの巨匠コレッリ。最初の4つのトリオ・ソナタ集は、奇数「Op.1」と「Op.3」が"教会ソナタ"として、偶数の「Op.2」と「Op.4」が"室内ソナタ"として作曲されており、オルガン(教会ソナタ)とチェンバロ(室内ソナタ)を使い分けているのも特徴の1つです。
TB-650701
ドメニコ・ガブリエリ:チェロ作品全集
チェロと通奏低音のためのソナタ.ト長調
チェロと通奏低音のためのソナタ.イ長調
7つのリチェルカーレ
チェロと通奏低音のためのソナタ.ト長調
ベッティーナ・ホフマン(バロックVc)
モード・アンティクオ

録音:1999年7月、フィレンツェ
17世紀の天才チェリストとして華々しい活躍を見せたドメニコ・ガブリエリ(1651−1690)。ボローニャのサン・ペトロニオ聖堂のチェロ奏者に就任するなど、普及しつつあったチェロの名手として欧州各地にその名を轟かせ、音楽史上最初にチェロ作品を作曲したと伝わるなど、後世に大きな功績を遺しています。ガブリエリの「7つのリチェルカーレ」や「3つのチェロ・ソナタ」は、チェロという楽器の歴史の1つの出発点となった重要な作品です。


このページのトップへ


このサイト内の湧々堂オリジナル・コメントは、営利・非営利の目的の有無に関わらず、
これを複写・複製・転載・改変・引用等、一切の二次使用を固く禁じます
万一、これと類似するものを他でお見かけになりましたら、メール
でお知らせ頂ければ幸いです




Copyright (C)2004 WAKUWAKUDO All Rights Reserved.