湧々堂HOME 新譜速報: 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り:交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE!! レーベル・カタログ チャイ5



Linn
(イギリス)



※「単価=¥0」と表示されるアイテムは廃盤です

※表示価格は全て税込み。品番結尾に特に表記のないものは全て1CD。BKD品番はオフィシャルのCD-R仕様です。
品番 内容 演奏者
AKD-425(2CD)
Linn〜40周年アニヴァーサリー・コレクション
■Disc 1 - Jazz & Popular
(1)ブラックウッド
(2)マン・イン・ザ・ステーション
(3)メイキン・ウーピー
(4)ハヴント・ウィ・メット
(5)ジョニー・アンド・マリー
(6)シーズ・ターニング
(7)トラブル・イン・マインド
(8)バッド・ニュース・オン・ザ・マウンテン
(9)ナヴィゲーティング
(10)雌羊を呼べ
(11)ホエン・ザ・サニー・スカイ・ハズ・ゴーン
(12)ウィズ・エヴリ・ブレス・アイ・テイク
(13)サーテイン・スマイル
(14)ジョニー・カム・レイトリー
(15)シッティン・アンド・ア・ロッキン
(16)アイ・ソート・アバウト・ユー
(17)ハッピー・ディス・ウェイ
(18)ア・ケース・オブ・ユー
(19)ノー・サレンダー
(20)ラヴ・ゴー・ラウンド
(21)ザッツ・アモーレ
■Disc 2 - Classical
(1)モーツァルト:交響曲第40番 第1楽章
(2)リスト:ラ・カンパネラ
(3)ラヴェル:弦楽のための小交響曲 第2楽章
(4)マッテイス:スコットランド風ユーモアに基づくグラウンド
(5)ヘンデル:合奏協奏曲第9番 第3楽章
(6)バッハ:復活祭オラトリオより
(7)プーランク:フルート・ソナタ 第1楽章
(8)バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番より クーラント
(9)ペティ:コンチェルティーノ 第3楽章
(10)作曲者不詳:プロピニャン・デ・メルヨール
(11)ムリニエ:Si L’Amour Comme On Dit
(12)ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
(13)ウムルシア:スペインのフォリア
(14)ヘンデル:オラトリオ「メサイア」より 「彼はレビの子らを清め」
(15)パーセル:ソナタ第3番 第3楽章
(16)ビクトリア:わがハープは悲しみの音に変わり
(17)バッハ:マタイ受難曲より 「わが心よ、おのれを潔めよ」
(18)ベルリオーズ:幻想交響曲 第2楽章
(19)ペルト:アリーナのために
■Disc 1
(1)エミリー・ベイカー
(2)クレア・マーティン
(3)ヒュー&クライ
(4)キャロル・キッド
(5)マーティン・テイラー
(6)マクラスキー・ブラザーズ
(7)バーブ・ジュンガー
(8)ジョン・ストロング
(9)エイミー・ダンカン
(10)イアン・ブルース
(11)フィオナ・マッケンジー
(12)クレア・マーティン&リチャード・ロドニー・ベネット
(13)マーティン・テイラー
(14)トミー・スミス
(15)ギル・マンリー
(16)マーティン・テイラー&ステファン・グラッペリ
(17)ジュディス・オーウェン
(18)イアン・ショウ
(19)メイヴ・オーボイル
(20)サラ・ムール
(21)レイ・ジェラート・ジャイアンツ


■Disc 2
(1)チャールズ・マッケラス(指)SCO
(2)ゲオルゲ=エマヌエル・ラザリディス(P)
(3)スコティッシュ・アンサンブル
(4)パラディアン・アンサンブル
(5)エイヴィソン・アンサンブル
(6)レトロスペクト・アンサンブル
(7)キャスリン・ブライアン(Fl)、RSNO
(8)リチャード・タニクリフ(Vc)
(9)ジリアン・ウェイア(Org)
(10)ニュー・ロンドン・コンソート
(11)キャサリン・キング(Ms)
(12)アルトゥール・ピツァーロ(P)
(13)ウィリアム・カーター(G)
(14)ダンディン・コンソート
(15)レトロスペクト・トリオ
(16)マニフィカト
(17)ダンディン・コンソート
(18)ロビン・ティチアーティ(指)SCO
(19)加藤訓子
Linnの40周年を記念する限定スペシャル・コレクション・アルバムは、1982年に立ち上げられたLinnのソフト部門「Linn Records」により録音されてきた、優秀録音からの選りすぐり2枚組セット。クレア・マーティン、キャロル・キッド、チャールズ・マッケラス、エイヴィソン・アンサンブル、ダンディン・コンソート、ロビン・ティチアーティ、加藤訓子など、Linnの誇る豪華アーティスト陣も勢ぞろい! レイチェル・ポッジャーやパメラ・トービーの参加するパラディアン・アンサンブルや、ステファン・グラッペリと共演したマーティン・テイラーなど、Linn Records初期の名盤からの収録もファンには嬉しい限りでしょう。高音質録音と一流アーティストによるパフォーマンスによって、2010年Gramophone Awardsでは「Label of the Year」も受賞したLinn Recordsの魅力のすべてが詰まっています。
エクストラ・コンテンツとして、Linnのチーフ・プロデューサーであり、レコーディング・エンジニアとしてLinnの優秀録音を支えつづけてきた(そして、タリス・スコラーズの録音エンジニアとしても知られる)、フィリップ・ホッブスが語る映像を収録。
AKP-389(1SACD)
スーパー・オーディオ・コレクションVol.5
■バーブ・ジュンガー(AKD 386)〜 サラ
■ウィリアム・カーター(CKD-343)〜 ソル:3つのメヌエットOp.11より 第7番イ短調 アンダンテ
■キャロル・キッド(AKD 377)〜 ムーン・ブルー
■フィオナ・マッケンジー(AKD 307)〜 晴れた空が過ぎて
■クレア・マーティン(AKD 359)〜 ウィズ・エヴリ・ブレス・アイ・テイク
■キャスリン・ブライアン(CKD-367)〜 プーランク:フルート・ソナタOp.164 第2楽章カティレーナ
■プリンス・コンソート(CKD-342)〜 ローレム:朝早く
■アルトゥール・ピツァーロ(CKD-355)〜 アルベニス:組曲「イベリア」第1巻 第2曲エル・プエルト
■パヴロ・ベズノシウク(CKD-366)〜 バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調より アダージョ
■ダンディン・コンソート(CKD-354)〜 バッハ:ミサ曲ロ短調(リフキン校訂ブライトコップ版2006)より キリエ・エレイソン
■ファンタズム(CKD-339)〜 ウォード:5声のファンタジア第2番 ラ・ロンディネッラ
■マニフィカト(CKD-348)〜 ロジエ:ミサ曲「主よ、われらの主は」より アニュス・デイ
■ピーター・ハーヴェイ(CKD-371)〜 シューベルト:歌曲集「冬の旅」より 菩提樹/
■クラシカル・オペラ・カンパニー(CKD-358)〜 アーン:歌劇「アルタクセルクセス」よりThe soldier, tir'd of war's alarms/エイヴィソン・アンサンブル(CKD-362)〜 ヘンデル:合奏協奏曲集Op.6より 第2番ヘ長調 第1楽章アンダンテ・ラルゲット
 レトロスペクト・アンサンブル(CKD-373)〜 バッハ:昇天節オラトリオBWV.11より Chorus Loben Gott in seinen Reichen
リン・レコーズの様々なアーティスト
2010年グラモフォン賞のレコード・オブ・ジ・イヤーに輝いた超高音質レーベル"リン・レコーズ(Linn)"のテクノロジーを凝縮した大人気SACDサンプラー第5弾!全世界が認める超高音質、トップレベルの演奏を存分に楽しめる充実の豪華サンプラーです!
BKD-005
17世紀イタリアの愛の歌
モンテヴェルディ:恋文
カッチーニ:この苦き涙
ペーリ:歌劇「エルリディーチェ」〜アリア「Per quel vago boschetto」
ディンディア:穏やかな西風が戻り、私の涙に獣たちも、Mentre Che'l cor
カリッシミ:女王マリア・ストゥアルダの哀歌
ロッシ:Quando spiega la notte
メールラ:子守歌による宗教的カンツォネッタ
ランディ:歌劇「聖アレッシオ」〜花嫁の哀歌
ストロッツィ:カンタータ, アリエッタと二重唱曲集 Op. 2〜 第14番 ヘラクレイトスの恋
ジル・フレッドマン(S)、
ナイジェル・ノース(テオルボ&アーチリュート)
数々のバロック・オーケストラやアンサンブルのソリストとして活躍し、現在でもチューリッヒ音楽院やハーグ王立音楽院の教授を務め、日本を含む世界中でマスター・クラスを開催している古楽系ソプラノ、ジル・フレッドマン。イギリスが誇るリュートの名手、ナイジェル・ノースの伴奏で、モンテヴェルディやディンディア、メールラ、ストロッツィなど17世紀イタリアのラヴ・ソングを歌います。
※CKD 005からの新装移行再発売。CKD 005は廃盤となります。
※Echoシリーズ(BKD規格)は、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
BKD-006
バロック・リュート
ヴァイス:ソナタ第29番イ短調 「不実な女」
 前奏曲ハ長調/ファンタジア.ハ長調
 フーガ.ハ長調
ヴィヴァルディ(ノース編):協奏曲ヘ長調
ヴァイス:ロジ伯爵の死を悼むトンボー
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番ニ短調 BWV.1004〜シャコンヌ
ナイジェル・ノース(Lute)
英国が誇る円熟のリューティスト、ナイジェル・ノースが録音したLinn Recordsの初期盤。リュートの名曲であるヴァイスの作品に、ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲 Op.3-9(RV.230)からリュート編曲された作品、そして最後にバッハの永遠の名曲「シャコンヌ」を配置した麗しのリュート・アルバム。
※CKD 006からの新装移行再発売。CKD 006は廃盤となります。
※Echoシリーズ(BKD規格)は、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
BKD-009
ルトスワフスキ:チェロとピアノのための変容 「グラーヴェ」
ウェーベルン:3つの小品 Op.11
ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調 Op.19
ウィリアム・コンウェイ(Vc)、
ピーター・エヴァンス(P)
長らくスコットランド室内Oの首席チェリストを務めたウィリアム・コンウェイによるルトスワフスキ、ウェーベルン、ラフマニノフのチェロ作品集。特に近現代の作品に定評のあるコンウェイが、20世紀の魅力的な作品たちを見事に弾いています。
※CKD 009からの新装移行再発売。CKD 009は廃盤となります。
※Echoシリーズ(BKD規格)は、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
BKD-010
あふれるよろこび〜17世紀イタリアとイギリスの音楽
ウッチェリーニ:ベルガマスカにもとづくアリア
マッテイス:ヴァイオリンのためのエア集より
ロック:ブロークン・コンソート第2集より 組曲第2番
シンプソン:「ジョン、来て、キスして」 によるディヴィジョン
ジョン・ブロウ:ソナタ.イ長調
ビアージョ・マリーニ:ソナタ
作曲者不詳:チャコーナ
ジェミニアーニ:スコットランドのエア
マッテイス:ヴァイオリンのためのエア集より
パーセル:シャコンヌ
マッテイス:スコットランドのユーモアによるグラウンド
パラディアン・アンサンブル

※CKD-010からの新装移行再発売。CKD-010は廃盤となります。
パメラ・トービー、レイチェル・ポッジャー、ジョアンナ・レヴァイン、ウィリアム・カーターの創設メンバー4人による、パラディアン・アンサンブル最初期の録音。
※Echoシリーズ(BKD規格)は、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
BKD-050
4人でトリオ
ヘンデル:トリオ・ソナタ.ヘ長調 Op.2-4, HWV 389
テレマン:トリオ・ソナタ.ト短調 TWV 42:g9
ルクレール:序曲 ト長調 Op.13-1
ヘンデル:トリオ・ソナタ.ロ短調 Op.2-1, HWV 386b
クヴァンツ:ソナタ.ハ長調 QV 2:Anh.1
テレマン:トリオ・ソナタ第5番イ短調 TWV 42:a4(音楽の練習帳より)
パラディアン・アンサンブル

※CKD-050からの新装移行再発売。CKD-050は廃盤となります。
レイチェル・ポッジャーとパメラ・トービーが在籍した時代のパラディアン・アンサンブル(現パラディアンズ)の名盤の1つ。タイトルの通り、リコーダー、ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバ、ギター(リュート)の4人で演奏したトリオ・ソナタ集。
※Echoシリーズ(BKD規格)は、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
BKD-052
黄金時代の音楽Vol.1 〜 ヨーロッパ
ビクトリア:アヴェ・マリア
ゲレーロ:めでたしいとも聖なる乙女
アレグリ:ミゼレーレ
パレストリーナ:スターバト・マーテル
レベーロ:パニス・アンジェリクス
ジェズアルド:おお, すべての人よ
ビクトリア:わがハープは悲しみの音に変わり
ジョスカン・デ・プレ:アブサロム, 私の息子よ
ラッスス:義人らの魂は、私の魂死ぬがごとく悲し、恐れと震えが
フィリップ・ケイヴ(ディレクター)、
マニフィカト

※CKD 052からの新装移行再発売。オリジナル盤となるCKD 052は廃盤。
マニフィカトのデビュー録音となったアルバムで、アレグリのミゼレーレを含む、ビクトリア、ゲレーロ、パレストリーナ、ジョスカン、ラッススなど、ルネサンス音楽の黄金時代を彩った名作集。
※当タイトルはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
BKD-060
ビクトリア:レクイエム(死者のための聖務日課集) フィリップ・ケイヴ(ディレクター)、
マニフィカト

※CKD 060からの新装移行再発売。
オリジナル盤となるCKD 060は廃盤。
スペイン・ルネサンス最大の音楽家、トマス・ルイス・デ・ビクトリアの最高傑作「レクイエム(死者のためのミサ曲)」を含む「死者のための聖務曲集」全曲。このマニフィカト盤レクイエムも、タリス・スコラーズ、ザ・シックスティーンと並ぶ「三大名演」として君臨してきた名盤。特に、教会を包み込むような響きを余すところなく捉えた録音のクオリティは郡を抜いて評価が高い。
※当タイトルはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
BKD-085
ジョン・タヴナー:天使たちの涙
ソプラノ,ヴァイオリン,タンプーラ,弦楽のための 「安らけく旅立て」
独奏ヴァイオリンとテープのための 「わたしはいつでもあなたを見つめている」
独奏ヴァイオリンと弦楽アンサンブルのための 「天使たちの涙」
スコティッシュ・アンサンブル、
クリオ・グールド(ディレクター&ヴァイオリン)パトリシア・ロザリオ(S)、
マシュー・ロック(タンプーラ)

※CKD-085からの新装移行再発売。CKD-085は廃盤となります。
インド出身のソプラノ、パトリシア・ロザリオをフィーチャーし、インドの弦楽器タンプーラを使用した作品と、クリオ・グールドのソロが活躍する2作の、ジョン・タヴナー作品集。
BKD-089
エール・ド・クール〜17世紀フランスの宮廷歌曲
ムリニエ、バラール、ボエセ、ブザール、ゲドロン、作曲者不詳の作品
キャサリン・キング(Ms)、
チャールズ・ダニエルズ(T)、
ジェイコブ・ヘリングマン(Lute)

※CKD 089からの新装移行再発売。CKD 089は廃盤となります。
16世紀から17世紀にかけてフランスで発達した「宮廷歌曲エール・ド・クール」。美しい愛の歌をキャサリン・キングが自由に歌います。
※Echoシリーズ(BKD規格)は、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
BKD-095
ショスタコーヴィチ:室内交響曲
ショスタコーヴィチ(バルシャイ編):室内交響曲ハ短調 Op.110a(弦楽四重奏曲第8番からの編曲)
ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番
 弦楽八重奏のための2つの小品
スコティッシュ・アンサンブル、
クリオ・グールド(ディレクター&ヴァイオリン)、
ジョン・ウォレス(Tp)、
ソフィア・ラーマン(P)

※CKD-095からの新装移行再発売。CKD-095は、弊社在庫がなくなり次第廃盤となります。
スコティッシュ・アンサンブルのショスタコーヴィチ第1弾は、バルシャイ編の室内交響曲と、ピアノ協奏曲!
BKD-097
リュート練習曲集
ジョン・ダウランド、アントニー・ホルボーン、ダニエル・バチェラー、アルフォンソ・フェッラボスコ、トマス・モーリー、他の作品
ナイジェル・ノース(Lute)

※CKD-097からの新装移行再発売。CKD-097は廃盤となります。
英国が誇るリュート界の巨匠ナイジェル・ノースが演奏するのは、ジョン・ダウランドの息子であり作曲家、リュート奏者、楽譜編纂者だったロバート・ダウランドが1610年に出版した、様々な作曲家によるリュートの練習曲集。
※Echoシリーズ(BKD規格)は、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
BKD-111
21世紀のためのピアノ・アイコン
ペルト:アリヌシュカの治癒のための変奏曲
スカルソープ:ジリル
タヴナー:イパコエ
スカルソープ:「小さな時の書」〜シンギング・サン
ヤナーチェク:霧のなかで
スカルソープ:夜の曲集
モンポウ:呪文
エレナ・リウ(P)

※CKD-111からの新装移行再発売。CKD-111は廃盤となります。
新世紀を目前にした2000年に発売された21世紀のためのピアノ作品集。ジョン・タヴナーの「イパコエ」は、エレナ・リウに献呈され世界初録音となった作品。
BKD-117
イン・ザ・ビギニング〜コープランドとバーバーの無伴奏合唱作品集
コープランド:イン・ザ・ビギニング
バーバー:リインカーネーションズ Op.16、
 水の上で歌う Op.42-2、
 「4つの歌」より「天国−安息の地:修道女はヴェールをかぶる」 Op.13-1、
 「2つの合唱曲」より「柵を開け、おお死よ」 Op.8-2、
 「2つの合唱曲」より「殉教の乙女たち」 Op.8-1、
 アニュス・デイ(「弦楽のためのアダージョ」Op.11から作曲者自身による混声合唱への編曲)
コープランド:4つのモテット
ダンディン・コンソート、
ベン・パリー(指)
サリー・ブルース=ペイン(S)

※CKD 117からの新装移行再発売。CKD 117は廃盤となります。
ダンディン・コンソートによる、近代アメリカ、アーロン・コープランド&サミュエル・バーバーの無伴奏合唱作品集という貴重な音源が復刻!ソプラノ、メゾ、テノール、バス各3人、合計12人という少数精鋭で、ヴィヴラートを厳しく制限した透明度の高い合唱を披露。通称「バーバーのアダージョ」としても親しまれる超名曲「弦楽のためのアダージョ」の合唱バージョンも収録。
BKD-125
荒れ果てた森〜ギボンズ:鍵盤作品集
前奏曲[2]/ファンタジア[13]/荒れ果てた森[29]/ファンタジア[5]/ファンタジア[9]/パヴァン b[16]/ガリヤード[23]/コラント[39]/小前奏曲[4]/ファンタジア[10]/パヴァン[17]/グラウンド[26]/ファンタジア[11]/ファンタジア[12]/ソールズベリー卿のパヴァン「18]/ソールズベリー卿のガリヤード[19]/ファンタジア[6]/ファンタジア[8]/前奏曲[1]/無邪気な妖精の仮面劇[43]/ファンタジア[14]/イタリアのグラウンド[27]/小前奏曲[3]/二重オルガンのためのファンタジア[7]
ジョン・トール(Cemb、Org)
16世紀から17世紀にかけてもっとも優れたオルガニストとして活躍したオーランド・ギボンズの鍵盤音楽アンソロジー。ジョン・トールは、アンドルー・パロットのタヴァナー・プレイヤーズ、ロジャー・ノリントンのロンドン・バロック・プレイヤーズへの参加や、ナイジェル・ノース、アンドルー・マンゼとともにアンサンブル「ロマネスカ」を結成するなど、1980年代〜1990年代の古楽シーンで活躍した名手。
※CKD 125からの新装移行再発売。CKD 125は廃盤となります。
※Echoシリーズ(BKD規格)は、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
BKD-151
ヴィヴァルディ:協奏曲集
2つのフルート,2つのオーボエ,ヴァイオリン,チェンバロのための協奏曲「プロメテウス」 RV.572
オーボエのための協奏曲ニ短調 RV.454
2つのリコーダー,2つのオーボエ,ファゴット,2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調 RV.566
2つのホルンのための協奏曲 ヘ長調 RV.539
チェロのための協奏曲ト長調 RV.413
フルート,オーボエ,ファゴット,ヴァイオリン,通奏低音のための室内協奏曲ト短調 RV.107
フルートのための協奏曲 「夜」 ト短調 RV.439
リュートとヴィオラ・ダモーレのための協奏曲 RV.540
エイジ・オヴ・インライトゥメントO

※CKD 151からの新装移行再発売。CKD 151は廃盤となります。
アンソニー・ロブソン(ob)、アンドルー・クラーク(hr)、ロジャー・モンゴメリ(hr)、デイヴィッド・ワトキン(vc)、リサ・ベズノシウク(fl)、エリザベス・ケニー(lute)、キャサリン・マッキントッシュ(va)といった豪華メンバーによるヴィヴァルディ。様々な編成、楽器による協奏曲は、特定の指揮者やリーダーを置かずに素晴らしいアンサンブルを聴かせるOAEの魅力が引き立ちます。
※Echoシリーズ(BKD規格)は、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
BKD-158(1CDR)
バッハ:アルトのためのアリア集
管弦楽組曲第2番ロ短調 BWV.1067
マタイ受難曲 BWV.244より 「懺悔と悔い」
カンタータ第42番「されど同じ安息日の夕べに」 BWV.42より Wo zwei und drei versammlet sind
ミサ曲ロ短調 BWV.232より 「アニュス・デイ」
カンタータ第112番「主はわが信頼すべき羊飼いなり」 BWV.112より Zum reinen Wasser er mich weist
マタイ受難曲 BWV.244より 「哀れみたまえ、わが主よ」
キャサリン・キング(A)
ケティル・ハウグサンド(Cemb&指)、
ノルウェー・バロック・オーケストラ
ムジカ・セクレタのメンバーでもあるキャサリン・キングと北欧を代表するバロック・オーケストラが共演したバッハのアリア集。マタイ受難曲やカンタータからのアリアと、管弦楽組曲第2番を交互に収録。※CKD 158からの新装移行再発売。CKD 158は廃盤となります。
※こちらのタイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
BKD-174
パレストリーナ:ソロモンの雅歌(5声のモテトゥス集第4巻)
かの人の口で私に口づけせしめよ
われを連れ行きたまえ/われは黒けれど、美し
私はぶどう園を守らなかった
女性の中の美しい者よ、もし知らないなら
汝の頬はきじばとのごとく美し
ひと包みのミルラのように
見よお前は美しい、愛する者よ
わが愛する者よ、汝すべてに美し
お前は私の心を傷つけた
わが愛する者はいばらの中のゆりのごとし
王はわれを酒倉に連れゆき
その左手はわが頭の下に
私の愛する者の声
わが愛する者よ、立ちて急げ
私の親しい美しい人よ、立ち止まって
私の恋人は私のもの、そして私は彼女のもの/起きて町をまわろう
イェルサレムの娘らよ、私は誓う
彼の頭は純金のよう
わが愛する方は庭園の中に
わが愛する者よ、汝は美し
それは誰か
彼は私のくるみの園に降りて行った
お前の足は何と美しい
2つの乳房は2匹の子鹿
お前は何と美しく、輝かしい
お前の首は象牙の塔のよう
おいで、おいで恋人よ
フィリップ・ケイヴ(ディレクター)、
マニフィカト

※CKD 174からの新装移行再発売。オリジナル盤となるCKD 174は廃盤。
パレストリーナが残した数多い作品の中でも、この「ソロモンの雅歌」は「教皇マルチェルスのミサ」とともに、評価、人気ともに高い作品。旋律が複雑に絡み合う難しい作品だが、それを絶妙にコントロールするケイヴとマニフィカトの至芸には唖然とするほかない。
※当タイトルはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
BKD-176
ダウランドと同時代人によるイギリス・ルネサンス・バラッドの調べ
イョン・ダウランド、ウィリアム・バード、ジョン・ジョンソン、フランシス・カッティング、アントニー・ホルボーン、ジョン・ダニエル、トマス・ロビンソン、作曲者不詳の作品、他
ナイジェル・ノース(Lute)

※CKD 176からの新装移行再発売。CKD 176は廃盤となります。
4枚組のバッハ作品集(CKD 300)が今なお超名盤として輝く、英国が誇る円熟のリューティスト、ナイジェル・ノース。ジョン・ダウランドを中心とした、イギリスのリュート作品集で、イギリス・ルネサンスの美しき調べが蘇ります。
※Echoシリーズ(BKD規格)は、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
BKD-178
プーランク、プティ、バーバー:オルガン協奏曲集
プーランク:オルガン,弦楽,ティンパニのための協奏曲ト短調*
プティ:オルガン,弦楽,打楽器のためのコンチェルティーノ
バーバー:オルガンと管弦楽のためのトッカータ・フェスティーヴァ Op.36
ジリアン・ウェイア(Org)
デイヴィッド・ヒル(指)*、
レイモンド・レッパード(指)、
イギリス室内O

※CKD 178/CKD 180からの新装移行再発売。CKD 178は弊社在庫がなくなり次第廃盤、CKD 180は廃盤となります。。
イギリスの世界的女流オルガニスト、デイム・ジリアン・ウェイアが弾く、プーランク、プティ、バーバーのオルガン協奏曲集!特にプーランクのオルガン協奏曲は、1965年のプロムスでウェイアのデビューを飾り、その後も度々演奏しているウェイアの代名詞的作品。まだ管弦楽の録音が少なかった頃のLinnを代表する優秀録音盤として知られ、「リン40周年アニヴァーサリー・コレクション(AKD 425)」や、「グラモフォン賞2010 レーベル・オブ・ジ・イヤー 受賞記念盤(非売品)」などにも毎回音源が収録されています。
BKD-215
ラヴェル&ショスタコーヴィチ:室内交響曲集(バルシャイ編)
ラヴェル(バルシャイ編):弦楽のための小交響曲(弦楽四重奏曲ヘ長調からの編曲/世界初録音)
ショスタコーヴィチ(バルシャイ編):室内交響曲 Op.118a(弦楽四重奏曲第10番からの編曲)
スコティッシュ・アンサンブル、
クリオ・グールド(ディレクター&ヴァイオリン)

※CKD-215からの新装移行再発売。CKD-215は廃盤となります。
※Echoシリーズ(BKD規格)はレーベル・オフィシャルのCD-R仕様となります。
指揮者として活躍する前はボロディン・クヮルテット(当時は別名)のヴィオラ奏者として活動したルドルフ・バルシャイならではのアンサンブル能力、編曲技法が発揮された名盤。ラヴェルの作品はスコティッシュ・アンサンブルによる委嘱。
BKD-226
ブリテン:イリュミナシオン Op.18
フランク・ブリッジの主題による変奏曲 Op.10
テノール,ホルンと弦楽のためのセレナード Op.31
スコティッシュ・アンサンブル、
クリオ・グールド(ディレクター&ヴァイオリン)、トビー・スペンス(T)、
マーティン・オーウェン(Hrn)

※CKD-226からの新装移行再発売。CKD-226は廃盤となります。
ゲルギエフ、ミンコフスキ、ヒコックスそしてラトルといった大物指揮者との共演や多数のレコーディングを行っているテノール、トビー・スペンス。ロイヤル・フィルの首席ホルン奏者をつとめソリストとしても多くのオーケストラと共演を行っているマーティン・オーウェンといった2人のソリストをフィーチャーした、ブリテン・アルバム。
BKD-233
タリス:40声のモテット 《御身よりほかにわれは》
光の消ゆる前に/世の救い主
40声のモテット 《御身よりほかにわれは(スペム・イン・アリウム)》
断食し、涙を流し
おお、救いのための生け贄よ
エレミヤの哀歌T/エレミヤの哀歌U
ミゼレーレ/4声のミサ
フィリップ・ケイヴ(ディレクター)、
マニフィカト

※CKD 233からの新装移行再発売。SACDのオリジナル盤となるCKD 233は廃盤。
総勢40もの声部で歌われるモテット「御身よりほかにわれは(スペム・イン・アリウム)」は、トマス・タリスの名声を確立した最高傑作の1つ。タリス・スコラーズやザ・シックスティーンと並ぶ同曲屈指の名盤として知られているのが、このマニフィカトによるモテット、哀歌、ミサ集。指揮者を中心にソプラノ、アルト、テノール、バリトン、バスの1組×8グループがぐるりと囲み、それをLinn Recordsのテクノロジーが完全再現。
※当タイトルはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
BKD-234
コダーイ:ガランタ舞曲
バルトーク:弦楽器,打楽器,チェレスタのための音楽 BB 114, Sz.106、
弦楽のためのディヴェルティメント BB 118, Sz.113
チャールズ・マッケラス(指)
スコットランド室内O

※CKD 234からの新装移行再発売。CKD 234は廃盤となります。
モーツァルトの交響曲集を始めとする数々の超名録音を残したチャールズ・マッケラスとSCOのコンビ。マッケラスが得意とする東欧系、コダーイ&バルトークの作品集は、小編成オーケストラによる見通しの良い演奏で、発売当時から話題を呼んだもの。
※Echoシリーズ(BKD規格)は、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
BKD-242
トランペッツ・ザット・タイム・フォアゴット
ラインベルガー:2つのトランペットとオルガンのための組曲Op.149
R・シュトラウス:組曲「町人貴族」Op.60より3つの楽章
エルガー:ソナタ第2番
ジョナサン・フリーマン=アットウッド(ピッコロ・トランペット)、
ジョン・ウォーレス(E♭&B♭トランペット)
コルム・カーリー(Org)

※CKD 242より新装移行再発売。CKD 242は廃盤となります。
ジョナサン・フリーマン=アットウッドと英国トランペット界の重鎮、ジョン・ウォーレスの共演。まさに役者が揃ったトランペット・アルバム。広大なヘレフォード大聖堂でトランスクリプションによるトランペット作品集が高らかに響く!
BKD-248
ショパン:ピアノ作品集
ワルツ第1番変ホ長調 Op.18 「華麗なる大円舞曲」
ワルツ第9番変イ長調 Op.69-1 「別れのワルツ」
ワルツ第2番変イ長調 Op.34-1 「華麗なる円舞曲」
ワルツ第 変ホ長調 Op.post.
幻想即興曲(即興曲第4番)嬰ハ短調 Op.66
夜想曲第17番ロ長調 Op.62-1
夜想曲第20番嬰ハ短調 Op.post.
夜想曲第8番変ニ長調 Op.27-2
夜想曲第2番変ホ長調 Op.9-2
ポロネーズ第6番変イ長調 Op.53 「英雄」
マズルカ第16番変イ長調 Op.24-3
マズルカ第50番ヘ長調 Op.68-3
マズルカ第17番変ロ短調 Op.24-4
マズルカ第10番変ロ長調 Op.17-1
スケルツォ第2番変ロ短調 Op.31
アルトゥール・ピツァーロ(P/ブリュートナー)

※CKD-248より新装移行再発売
アルトゥール・ピツァーロが弾くショパン名曲集! ピツァーロの代名詞、ドビュッシーも愛用したドイツの銘器ブリュートナー・ピアノにより、幻想即興曲や英雄ポロネーズなどの名曲を重厚に奏でています。2010年のショパン・イヤーでは、ショパン独奏ピアノ曲の"全曲"演奏会を開き、ポルトガルのショパン弾きとしても名を轟かせているピツァーロ。2012年の来日公演でもショパン・リサイタルを聴かせて、再び人気となった名盤。
※当タイトルはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
BKD-251
ジェミニアーニ:チェロと通奏低音のためのソナタ集Op.5
「クラヴサン曲集」より 前奏曲、
ヴィヴマン ニ長調Op.4-1、
タンドレメント.ト短調Op.1-6、
ヴィヴマン.ニ短調Op.4-4
ハープシコードのための小品集より「ソナタ」変ロ長調(after Op.5-4)
アリソン・マギリヴリー(Vc)、
デイヴィッド・マギネス(Cemb)、
エリヒオ・キンテイロ(アルト・ギター)、
ヨゼフ・クロウチ(Vc)

※CKD 251からの新装移行再発売。CKD 251は廃盤となります。
レイチェル・ポッジャーのアンサンブル「ブレコン・バロック」のメンバーとしても活躍する女流チェリスト、アリソン・マギリヴリー(マクギリブレイ)が弾く、ジェミニアーニのチェロ・ソナタ集も、Echoシリーズより復刻。
※Echoシリーズ(BKD規格)は、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
BKD-252
ヘンデル:オペラ・アリア集
歌劇「ゴールのアマディージ」より 冥界の神ディースのもとから
歌劇「ダイダミア」より M'hai resa infelice
歌劇「ジュリアス・シーザー」より この胸の息のある限り
歌劇「ロタリオ」より 小舟は海に戯れる
歌劇「ロデリンダ」より 闇よ,涙よ、Se'l mio duol
歌劇「シピオーネ」より Tutta raccolta ancor
歌劇「アリオダンテ」より Orrida a gl'occhi miei
歌劇「リナルド」より ああ、酷い人
歌劇「ラダミスト」より Sommi Dei、Barbaro partiro
エマ・ベル(S)、
リチャード・エガー(指)
スコットランド室内O

※CKD 252からの新装移行再発売。CKD 252は廃盤となります。
イギリス期待のソプラノ、エマ・ベルのリリース第2弾となったヘンデル。エマ・ベルは1998年にキャスリーン・フェリアー賞を受賞、2000年にはBBCの「ニュー・ジェネレーション・アーティスト」として契約し、目覚ましい活躍を見せました。
BKD-278
ブラームス:クラリネット五重奏曲ロ短調 Op.115
モーツァルト:弦楽五重奏曲第4番ト短調 K. 516
グラズノフ:東洋の夢 Op.14-2
スウィーニー:若い朝
レスリー・シャッツベルガー(Cl)、
フィッツウィリアムSQ

※CKD-278からの新装移行再発売。CKD-278は廃盤となります。
アラン・ハッカーの弟子であるイギリスのピリオド楽器奏者、シャッツベルガーをゲストに迎えたクラリネット五重奏曲集。イギリスの名門ピリオド・オーケストラであるロンドン・クラシカル・プレーヤーズやイングリッシュ・バロック・ソロイスツでも演奏を行っているシャッツベルガーは、イギリス随一の女流ピリオド楽器奏者として名高い注目のアーティストです。フィッツウィリアムSQのサポートも心強い。
※Echoシリーズ(BKD規格)はレーベル・オフィシャルのCD-R仕様となります。
BKD-282
リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178
パガニーニによる大練習曲 S.141
ゲオルゲ=エマヌエル・ラザリディス(P)

※CKD-282からの新装移行再発売。CKD-282は廃盤となります。
※Echoシリーズ(BKD規格)はレーベル・オフィシャルのCD-R仕様となります。
2006-2007シーズンの“ECHO Rising Star”に選ばれたギリシャのピアニスト、ゲオルゲ=エマヌエル・ラザリディスのデビュー盤。硬質に煌々と輝くロ短調ソナタは絶品。
BKD-291
快楽の園
ディエゴ・オルティス:低音旋律によるレセルカーダ第2番
ファン・エイク:人は夜何をする、最も美しい娘ダフネが、道化師
ダリオ・カステッロ:ソナタ第2番
ジョン・ダウランド:悲しみよ、とどまれ
ヨハン・ショップ:涙のパヴァーヌ
ダウランド:もう泣くな、悲しみの泉よ
ジョヴァンニ・バッサーノ:ある日スザンナは
オルティス:定旋律によるレセルカーダ第2番
ジョヴァンニ・バティスタ・フォンターナ:ソナタ第6番
ビアージョ・マリーニ:パッサカリア
フォンターナ:ソナタ第2番
ファン・エイク:アマリリ麗し
オルティス:「甘き想い出」によるレセルカーダ第1番
バッサーノ:フレ&ガイヤール
パメラ・トービー(リコーダー)、
アンドルー・ローレンス=キング(ハープ&プサルテリー)

CKD 291より新装移行再発売。SACDのオリジナル盤となるCKD 291は廃盤となります。
パラディアン・アンサンブル(現:パラディアンズ)の創設メンバーで、ソリストとしても世に名高いスコットランドが生んだ世界的リコーダー奏者パメラ・トービーの名盤がエコー・シリーズに登場!ルネサンス時代から初期バロック時代にかけての作品を集めた今回の「快楽の園」では、超絶技巧を要する凄まじい速さのパッセージを持った作品と、陰影を感じさせるメロディアスな作品の対比が印象的。
BKD-292
悪魔のトリル
タルティーニ:ソナタ.ト短調Op.1-4「悪魔のトリル」、
 同ト短調Op.1-10「捨てられしディドーネ」、
 同ホ短調Op.1-5、
 同イ長調Op.1-13「パストラーレ」、
 グラーヴェ.二短調
ヴェラチーニ:ソナタ.イ長調Op.1-7
パラディアンズ

※CKD-292からの新装移行再発売。CKD-292は廃盤となります。
レイチェル・ポッジャーやパメラ・トービーらによって創設され、英国を代表する古楽器クヮルテットとして活躍したパラディアン・アンサンブル。幾度かのメンバー交代を経て、名称を「パラディアンズ」へ変更し新たなスタートを切った際に発売された名盤「悪魔のトリル」がEchoシリーズより復刻。
※Echoシリーズ(BKD規格)は、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
BKD-293
リムスキー=コルサコフ:交響組曲 「シェエラザード」
交響詩 「サトコ」 Op.5
スペイン奇想曲 Op.34
アルトゥール・ピツァーロ(P)、
ヴィタ・パノマリオヴァイテ(P)

※CKD 293からの新装移行再発売。CKD 293は廃盤となります。
入手困難となり復刻が望まれていたアルトゥール・ピツァーロの「リムスキー=コルサコフ」がEchoシリーズより登場!
「シェエラザード」を筆頭とする管弦楽の名曲3曲。「シェエラザード」と「スペイン奇想曲」の2作品は作曲者自身によるアレンジで、「サトコ」は、リムスキー=コルサコフの妻であり優れたピアニストとしても知られたナデージダによるアレンジで「ピアノ・デュオ版」となって披露される!
※Echoシリーズ(BKD規格)は、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
BKD-301
マクミラン:テネブレ
「ストラスクライドのモテット集」より
入祭唱/ミサ・ブレヴィス/テネブレ
カペラ・ノヴァ、アラン・タヴナー(指)

※CKD 301からの新装移行再発売。CKD 301は廃盤となります。
スコットランドを代表する作曲家ジェームズ・マクミランの宗教合唱作品集。アラン・タヴナー率いるカペラ・ノヴァはこれまでに60曲を超える作品の初演を手懸けるなど、新作の演奏には定評がある。またカペラ・ノヴァは1987年から20年以上に渡りマクミランと良好な関係を保ち続けており、その作品の演奏や理解度の高さは群を抜いています。
BKD-314
メシアン:室内楽作品集
世の終わりのための四重奏曲
主題と変奏
ピアノと弦楽四重奏のための小品
幻想曲/黒つぐみ
ヘブリデス・アンサンブル、
ウィリアム・コンウェイ(芸術監督&Vc)、
アレクサンダー・ヤニチェク(Vn)、
サラ・ビヴァン・ベイカー(Vn)、
キャサリン・マーウッド(Va)、
ローズマリー・エリオット(Fl)、
マキシミリアーノ・マルティン(Cl)、
フィリップ・ムーア(P)

※CKD 314からの新装移行再発売。CKD 314は廃盤となります。
ヨーロッパで目覚しい活躍を展開している若手アーティストたちの精鋭集団、ヘブリデス・アンサンブル。ヨーロッパ室内管の首席チェロ奏者でもあるコンウェイ、スコットランド室内管(SCO)のディレクターを務めたヤニチェク、同じくSCOの木管セクションを支えるクラリネット奏者マルティンなど凄腕のアーティストたちが集っており、これまでに40人を超える作曲家の新作初演を手懸けるなど近現代作品の演奏、解釈には特に定評があります。
BKD-320
モーツァルト:行進曲ニ長調K.237
セレナード第4番ニ長調K.203(カデンツァ:ヤニチェク)
ディヴェルティメント第11番ニ長調K.251
アレクサンダー・ヤニチェク(ディレクター&Vn)
スコットランドCO

※CKD 320からの新装移行再発売。SACDのオリジナル盤となるCKD 320は廃盤。
シャーンドル・ヴェーグのカメラータ・アカデミカでも活躍したオーストリアのヴァイオリニスト、アレクサンダー・ヤニチェク。ヤニチェクがディレクターとヴァイオリンを務めるスコットランド室内管のモーツァルト第2弾も、エコー・シリーズより登場。ヴェーグ仕込みの本場モーツァルトで優雅なるセレナードとディヴェルティメントを味わえます。
※当タイトルはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
BKD-332
パーセル:4声のソナタ集
4声のソナタ第1番ロ短調/同第2番変ホ長調/同第3番イ短調/同第4番ニ短調/同第5番ト短調/同第6番ト短調/同第7番ハ長調/同第8番ト短調/同第9番ヘ長調「黄金のソナタ」/第10番ニ長調
レトロスペクト・トリオ〔ソフィー・ジェント(Vn)、マシュー・トラスコット(Vn)、ジョナサン・マンソン(バス・ヴィオール)、マシュー・ホールズ(チェンバロ&オルガン)〕

※CKD 332より新装移行再発売。SACDのオリジナル盤となるCKD 332は、廃盤となります。
キングス・コンソートのアソシエイト・ディレクター、アーティスティック・ディレクター(音楽監督)を務めたチェンバリスト、マシュー・ホールズが率いる「レトロスペクト・アンサンブル」のレビュー録音盤。パーセルの生誕350周年を記念した、「黄金のソナタ」を含む4声のソナタ集がエコー・シリーズから登場。
BKD-336(2CDR)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37
ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58
ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」
アルトゥール・ピツァーロ(P/ブリュートナー)、
チャールズ・マッケラス(指)
スコットランド室内O

※CKD-336より新装移行再発売。
モーツァルトの交響曲集に代表されるLinn黄金コンビ、チャールズ・マッケラスとスコットランド室内O、そして1990年にリーズ国際ピアノ・コンクールを制したポルトガルの巨星、アルトゥール・ピツァーロ。リン・レコーズを代表する世界的奏者の共演となったベートーヴェンが、新たにスタートする「エコー・シリーズ(echo series)」より新装再発売! 当初の予定であった第3番、第4番の録音が迅速に進み、予定のなかった第5番「皇帝」まで一気に録音してしまったというエピソードを持ち、その圧倒的なパフォーマンス、完成度は言わずもがな! Classic FMでは「Disc of the Week」に選ばれ、数々のファイヴ・スター・レビューを獲得した名盤です!
※当タイトルはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
BKD-339(1CDR)
ウォード:5声&6声のコンソート・ミュージック ファンタズム、エミリア・ベンジャミン(テノール・ヴィオール)、ミッコ・ペルコラ(バス・ヴィオール)
ファンタズムのLINN移籍第1弾。ギボンズの同世代のイギリス人作曲家ジョン・ウォード(ca.1589−1638)のコンソート・ミュージック集。英グラモフォン賞2010ノミネート、英BBCミュージック・マガジン「BBC Music Choice」選定。
※CKD 339からの新装移行再発売。CKD 339は弊社在庫がなくなり次第廃盤となります。
※こちらのタイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
BKD-366(2CDR)
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータBWV.1001−BWV.1006 パヴロ・ベズノシウク(バロックVn)

※CKD-366からの新装移行再発売。CKD-366は廃盤となります。
そのバロック・ヴァイオリンは"スター・クォリティ"と称され、ビーバーの「ロザリオのソナタ」全曲演奏で古楽界に大きな衝撃を残したバロック・ヴァイオリンの鬼才パヴロ・ベズノシウク。2010年に発売され好評を博したバッハの無伴奏ヴァイオリン&パルティータ全曲盤が、Echoシリーズより再登場!
※Echoシリーズ(BKD規格)は、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
BKD-373
バッハ:復活祭オラトリオBWV.249
昇天節オラトリオBWV.11
キャロリン・サンプソン(S)、
イェスティン・デイヴィス(C.T)
ジェイムス・ギルクリスト(T)、
ピーター・ハーヴェイ(Bs)、
マシュー・ホールズ(指)
レトロスペクト・アンサンブル

※CKD 373からの新装移行再発売。CKD 373は廃盤となります。
古楽界の若き巨匠マシュー・ホールズの音楽監督就任により、旧キングズ・コンソートから新たに姿へと生まれ変わったレトロスペクト・アンサンブル。ソリストには現代最高峰の古楽系ソプラノ、キャロリン・サンプソンを筆頭に、イェスティン・デイヴィス、ジェイムス・ギルクリスト、ピーター・ハーヴェイという名歌手たちが集う!

BKD-409
ウェーバー:木管楽器のための協奏曲集
クラリネット協奏曲第1番ヘ短調Op.73
クラリネット小協奏曲変ホ長調Op.26
ファゴット協奏曲ヘ長調Op.75
ホルン小協奏曲ホ短調Op.45
マキシミリアーノ・マルティン(Cl)、
ピーター・ウィーラン(Fg)
アレック・フランク=ゲミル(Hrn)
アレクサンダー・ヤニチェク(ディレクター)、
スコットランド室内O

※CKD 409からの新装移行再発売。CKD 409は在庫がなくなり次第廃盤となります。
ソリストとしても大活躍中のマキシミリアーノ・マルティンやピーター・ウィーランなど、スコットランド室内Oの名プレイヤー達が躍動するウェーバー。
※Echoシリーズ(BKD規格)は、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
BKD-486
ギボンズ:ヴィオール合奏のためのコンソート集
6声のファンタジア/5声のイン・ノミネ
4声のヴァージナル音楽と5声のマドリガル
3声のファンタジア/6声のアンセム
6声のダンスとディヴィジョン
ファンタズム
〔ローレンス・ドレイフュス(トレブル・ヴィオール&ディレクター)、ウェンディ・ガレスビー(トレブル&テノール・ヴィオール)、ジョナサン・マンソン(テノール・ヴィオール)、マルック・ルオヤラン=ミッコラ(バス・ヴィオール)〕
スザンナ・ペル(テノール・ヴィオール)、森川麻子(バス・ヴィオール)

※AVIE/AV 0032からの新装移行再発売。Avie/AV 0032は廃盤となります
チューダー朝からジャコビアン時代のイギリスで活躍したオーランド・ギボンズのヴィオール・コンソート集は、2004年の英グラモフォン賞で古楽部門賞に輝いたファンタズムの名盤。
アンセムとマドリガル、ファンタジアとダンスなどのユニークなコレクションは、16世紀イングランドのヴィオール・コンソートの様式を鮮明につたてくれる貴重な録音です。
BKD-487
4つの気質(フォー・テンペラメンツ)
タリス:ソルフィング・ソング
バード:女王様おやすみなさい(プレリュードとグラウンド)
パーソンズ:ロバート・パーソンズ氏の歌
タリス:4声のイン・ノミネU
パーソンズ:5声のイン・ノミネV、
デ・ラ・クール
フェッラボスコ:5声のパヴァン
バード:「4声のミサ曲」より キリエ
フェッラボスコ:5声のイン・ノミネ第2番
バード:「4声のミサ曲」より グローリア
タリス:4声のイン・ノミネ第1番
バード:「4声のミサ曲」より クレド
フェッラボスコ:5声のイン・ノミネ第1番
バード:「4声のミサ曲」より サンクトゥス
フェッラボスコ:5声のイン・ノミネ第3番
バード:「4声のミサ曲」より アニュス・デイ
パーソンズ:ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ
フェッラボスコ:4声のファンタジア
バード:6声のパヴァン、6声のガリアード
パーソンズ:トランペットが鳴り響く歌
フェッラボスコ:スール・ラ・ロゼ(6声のファンタジア)
ファンタズム〔ローレンス・ドレイフュス(トレブル・ヴィオール&ディレクター)、ウェンディ・ギレスピー(トレブル・ヴィオール)、ジョナサン・マンソン(テノール・ヴィオール)、マルク・ルオラヤン=ミッコラ(バス・ヴィオール)〕
森川麻子(テノール&バスヴィオール)、エミリア・ベンジャミン(バス・ヴィオール)

※Avie/AV 2054からの新装移行再発売。Avie/AV 2054は廃盤となります。
「4つの気質(フォー・テンペラメンツ)」には、バード、フェッラボスコ、パーソンズそしてタリスといった16世紀のエリザベス朝で活躍した4人の作曲家の作品をヴィオール演奏で収録。バードの「4声のミサ曲」など、音楽史上有数の名作がファンタズムのヴィオールによる演奏によって見事に表現されています。

BKD-523(2CD)
ラヴェル:ピアノ作品全集
ラ・ヴァルス/グロテスクなセレナード
鏡/水の戯れ/夜のガスパール
前奏曲/ハイドンの名によるメヌエット
ソナチネ/古風なメヌエット
高貴で感傷的なワルツ/ボロディン風に
シャブリエ風に
亡き王女のためのパヴァーヌ
組曲「クープランの墓」
アルトゥール・ピツァーロ(P)

※CKD 290、CKD 315からの新装移行再発売。CKD 290は廃盤、CKD 315は在庫がなくなり次第廃盤となります。
リーズ国際コンクールを制したポルトガルの巨星、アルトゥール・ピツァーロが弾く、モーリス・ラヴェルのピアノ作品集! しばらく入手困難となっていたラヴェルが、Echoシリーズより2枚組みのセットになって待望の復刻です。
※Echoシリーズ(BKD規格)は、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
BKD-556(1CDR)
ジョン・ジェンキンズ:6声のコンソート集 ファンタズム、
エミリア・ベンジャミン(テナー・ヴィオール)、
ミッコ・ペルコラ(バス・ヴィオール)
ウィリアム・バードらの作り上げた音楽の基礎を発展させる形で、17世紀イギリスで活躍したとされるジョン・ジェンキンズ(1592−1678)のコンソート集も、LinnのEchoシリーズより復刻。※AV 2099からの新装移行再発売。AV 2099は廃盤となります。
※こちらのタイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
BKD-557(1CDR)
ジョン・ジェンキンズ:5声のコンソート集 ファンタズム、ミッコ・ペルコラ(バス・ヴィオール)
ファンタズムのジェンキンズ第2弾は、「5声」のコンソート集。現存するだけでも800曲以上の器楽作品を残したジェンキンズ。王政復古の時代を生き抜いたジェンキンズの作品を美しいハーモニーで聴かせてくれます。
※AV 2120からの新装移行再発売。AV 2120は廃盤となります。
※こちらのタイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

CKD-071
17世紀イタリアの修道院からの恍惚と献身の歌
ルクレツィア・ヴィッツァーナ:コンポニメンティ・ムジカーリ(1623)
ムジカ・セクレタ、
キャサリン・キング(Ms)

※廃盤となっていたCKD-071の再発売となります。
3月8日の「国際女性デー」に向けて再発売されるのは、性別によりその音楽的功績を見過ごされてきた17世紀の女性作曲家、ルクレツィア・ヴィッツァーナの音楽。
ムジカ・セクレタはデボラ・ロバーツ、テッサ・ボナー、キャロライン・トレヴァーなどタリス・スコラーズにも名を連ねる歌手たちによって結成されたヴォーカル・アンサンブル。
CKD-075
タリス:4声のミサ、エレミヤの哀歌&モテット集
テ・ルーチス・アンテ・テルミヌム(日の暮れる前に)
サルヴァトール・ムンディ(世の救い主)
スペム・イン・アリウム(汝のほかに望みを託す者はない)
イン・イェユニオ・エト・フレートゥ(断食し/涙を流し)
オー・サルタリス・オスティア(おお/救いのためのいけにえよ)
預言者エレミヤの哀歌I
預言者エレミヤの哀歌II
ミゼレーレ/4声のミサ
フィリップ・ケイヴ(指)マニフィカト(cho.)

録音:1995年-2000年
CKD-085
ジョン・タヴナー:作品集
ソプラノ,ヴァイオリン,タンプーラ,弦楽のための「安らけく旅立て」
ソロ・ヴァイオリンとテープのための
「わたしはいつでもあなたを見つめている」
ソロ・ヴァイオリンと弦楽のための
「天使たちの涙」
クリオ・グールド(Vn)
パトリシア・ロザリオ(S)
マシュー・ロック(タンプーラ)
スコティッシュ・ナショナル管ウィンド・アンサンブル
CKD-089
エール・ド・クール
ムリニエ、バラール、ボエセ、ブザール、
ゲドロンの作品
キャスリーン・キング(Ms)
チャールズ・ダニエルズ(T)
ジェイコブ・ヘリングマン(Lute)
CKD-092
タヴナー:トリサジオン
J.ホワイト:へぼ詩製造機
パーカー:ゴールデン・セクション
ナイマン:マスク・アリア
マティアス:サマー・ダンス
マクミラン:アダムの肋骨
ウォレス・コレクション(Tp/Hr/Tb/Tub)
CKD-095
ショスタコーヴィチ:室内交響曲Op.110a(バルシャイ編曲)
ピアノ協奏曲第1番
弦楽八重奏のための2つの小品
ソフィア・ラーマン(P)
ジョン・ウォーレス(Tp)
クリオ・グールド(Vn、指)
BTスコティッシュ・アンサンブル
CKD-096
ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲Op.81
弦楽四重奏曲「アメリカ」
シドロフ・クァルテット
マーティン・ロスコー(P)
CKD-097
ロバート・ダウランド編:
「さまざまなリュート練習曲集」(1610)
ナイジェル・ノース(Lute)
CKD-100
太陽王の楽園
ルベル:様々な性格の舞曲集
ムリニエ:プレリュード、シャコンヌ
マラン・マレ:サント・コロンブ氏へのトンボー
 組曲 ニ長調
クープラン:えりぬきのミュゼット
 居酒屋のミュゼット
パラディアン・アンサンブル
CKD-101
ジェイムズ・オズワルド:歌曲集 キャスリーン・ボット(S)
イアン・ペイトン(T)
コンチェルト・カレドニア
AKD-103
トミー・スミス〜ジグノペディ
サティ、グリーグ、バルトーク/他のアレンジ
トミー・スミス(Sax)
マレー・マクラクラン(P)
CKD-105
キャンピオン:イングリッシュ・エア
来たれ楽しい日よ/気持ちの良い西風
戻っておいで、気まぐれな旅行家よ
夏の日の没落/彼女のリュートならば
わが心よ今こそ砕け死せよ
わたしの愛する人は誓った
わたしの心配はこれらのご婦人方へではなく
さあ行こう、優しき愛よ、汝へ
火よ、火よ/すべてのものは青白く
ジャックとジョアン/彼女の顔に庭園が
Fain would I wed
愛しい人よ、私を締め出さないで
Culd my heart more tongues employ
優しさは彼女の答え
ひとつふたつの秘めた恋
美しさはしかし地獄の苦しみ
しばしば私はため息を/不平を言わねば
Leave prolonging thy distress
The Cypress curtain of the night is spread
光の創造主
Never weather−beaten Saile
マイケル・チャンス(CT)
ナイジェル・ノース(Lute)
イングリッシュ・エア[レイチェル・エリオット(S)、マーク・パドモア(T)、ピーター・ハーヴィー(Br)]
コンコーディア[マーク・レヴィ、アリソン・マッキルヴリー、ジョアンナ・レヴァイン(ヴィオール)]
CKD-109
フィリップ・ロジェ:私は悲しい主よ
 ミサ・エゴ・スム・クイ・スム
 主はわが羊飼い/私は罪を犯した
 私の魂は生きることに疲れ
ゴンベール:私は私としてここにある
フィリップ・ケイヴ(指)マニフィカト
CKD-111
21世紀のためのピアノ・イコン
ペルト:アリヌシュカの治癒のための変奏曲*
スカルソープ(1929-):ジリル(Djilile)
ジョン・タヴァナー(1944-):イパコエ(Ypakoe)
スカルソープ:「小さな時の書」〜シンギング・サン
ヤナーチェク:霧のなかで
スカルソープ:夜の曲集
モンポウ:呪文
エレーナ・リュー(P)
CKD-113
天国との対話〜コッツォラーニ:モテット集
コッツォラーニ(1602-1677頃):汝,大地の王国にて神に歌わん
神のしもべ
汝清らかなり、おおキリストよ
何故に我ら悲劇の中へ
マグダラのマリアは(墓に)立つ
万歳,最愛なる母よ
汝歌え,高らかに/おお、天国の民よ
来たれ皆よ
ムジカ・セクレタ[デボラ・ロバーツ、テッサ・ボナー(S)、キャサリン・キング(Ms)、メアリー・ニコルズ、キャロライン・トレヴァー(A)、ディヴィッド・ミラー(キタローネ)」
ジョン・トール(Org)
CKD-117
コープランド&バーバー:無伴奏合唱作品集
コープランド:イン・ザ・ビギニング
 4つのモテット(1921)
バーバー:リインカーネーションズ Op.16
 水の上で歌う Op.42-2
4つの歌〜天国−安息の地:
修道女はヴェールをかぶる Op.13-1
2つの合唱曲 Op.8[柵を開け、おお死よ/殉教の乙女たち]
アニュス・デイ(弦楽のためのアダージョ
Op.11より作曲者の編曲)
サリー・ブルース=ペイン(S)
ベン・バリー(指)ダンディン・コンソート
CKD-118
合唱巡礼〜チューダー朝教会音楽の栄光
バード:正しき者の魂は
シェパード:あなたの手のうちに
 われらを解放したまえ
タヴァナー:おお輝ける栄光
ウィリアム・マンディ:私は幼く
タリス:「ミサ・プエル・ナートゥス・エスト」〜グローリア
ジョン・ブラウン:サルヴェ・レジナ
ハリー・クリストファーズ(指)シックスティーン
CKD-125
ギボンズ:鍵盤作品集
前奏曲/幻想曲/荒れ果てた森
幻想曲/幻想曲/パヴァーン
ガリヤード/コラント/小さい前奏曲
幻想曲/パヴァーン
グラウンド/幻想曲/幻想曲
ソールズベリー卿のパヴァーヌ
ソールズベリー卿のガイヤルド
幻想曲/幻想曲/前奏曲
無邪気な妖精の仮面劇/幻想曲
イタリアのグラウンド
小さい前奏曲
二重オルガンのための幻想曲
ジョン・トール(Org、Cemb)
CKD-126
ニコラ・マッテイス(?-1714):エア集
[5曲+民謡(パラディアンEns.編):ピーティの粉屋の娘]
「ストラロッホのリュート曲集」&「ロワランのリュート曲集」
(17世紀)〜4つのスコットランド民謡
スコットランド民謡(パラディアンEns.編):スコットランドのエア(全4曲)
ニコラ・マッテイス:エア集ニ長調(5曲)
「ロイヤル・カレッジ・オヴ・ミュージックの手稿譜集」
(17世紀)〜ト長調のグラウンドによるディヴィジョン
ニコラ・マッテイス:エア集ニ短調(4曲)
「ディヴィジョン・ヴァイオリン」(1684)〜ロジャー・オヴ・カヴァリー・ディヴィジョン ニ短調
ニコラ・マッテイス:エア集ト長調(4曲)
ギターのためのエア集(5曲)
パラディアンEns.[パメラ・トービー(リコーダー)、
レイチェル・ポッジャー(Vn)
スザンネ・ハインリヒ(ガンバ)
ウィリアム・カーター(G/リュート/テオルボ)]
CKD-132
シューマン:ピアノ五重奏曲変ホ長調 Op.44(*,+)
アラベスク Op.18+/花の曲 Op.19+
弦楽四重奏曲第1番 Op.41-1*
シドロフQ*
ベルナール・ダスコリ(P)+
CKD-140
フランチェスコ・バルサンティ他の作曲家による
スコットランド=イタリアの音楽

バルサンティ(1690-1772):トウモロコシの粒は美しい
ジェミニアーニ:She raise and loot me in
マクギボン(1696-1756):コレッリを模したソナタ
ウィリアム・トムソン(1684頃-1760頃)&ジェームズ・オズワルド(1710-1769):Tweed Side
ヴェラチーニ(1690-1768):ソナタ イ長調 Op.2-9〜
アレグロ・モデランテ/スコットランド風アダージョ
ロレンツォ・ボッチ(1720頃活動):「スコットランド・カンタータ」〜レチタティーヴォ
「Blate Jonny faintly teld fair Jean his mind」
エア・スピリトォーソ「O bonny lassie」
レチタティーヴォ「These tender notes did a her pity move」
エア−アレグロ「Hence frae my breast, contentious care」
ドメニコ・コッリ(1746-1825):ダンカン・グレイ
バルサンティ:Gilderoy
The Highland laddie / Clout the cauldron
 Johnnie Faa
ジェミニアーニ:Bessy Bell and Mary Gray
バルサンティ:Lord Aboyne's welcome or Cumbernauld House
オズワルド(1710-1769):ピンキーの家
 ハミルトンの家
ジェミニアーニ:Leader Haughs and Yarrow
リナゲル(1756-1809):Steer her up and had her gawn
ジェミニアーニ:The Lass of Peaty's Mill
ディヴィッド・マクギネス(指)
コンチェルト・カレドニア
CKD-142
フィーリプ・ヴェルドゥロ(1470/80?-1552以前):1536年に出版されたマドリガーレ全曲(28曲) キャサリン・キング(Ms)
ジェイコブ・ヘリングマン(Lute)
チャールズ・ダニエルズ、
ブライアン・シェリー(T)
ロバート・マクドナルド(Bs)
CKD-148
バッハをたたえて
カルダーラ:十字架にかけられ
シュッツ:ドイツ語のマニフィカト/音楽による葬送
バッハ:主よ人の望みの喜びよ/マニフィカト
ハリー・クリストファーズ(指)
ザ・シックスティーン
ザ・シンフォニー・オブ・ハーモニー&インヴェンション
CKD-151
ヴィヴァルディ:協奏曲集
2つのフルート,2つのオーボエ,ヴァイオリン,チェンバロのための協奏曲 RV572「プロメテウス」
オーボエ協奏曲ニ短調RV454
2つのリコーダー,2つのオーボエ,ファゴット,2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調 RV566
2つのホルンのための協奏曲ヘ長調 RV539
チェロ協奏曲ト長調RV413
フルート,オーボエ,ファゴット,ヴァイオリン,通奏低音のための室内協奏曲ト短調 RV107
フルート協奏曲ト短調 RV439「夜」
リュートとヴィオラ・ダモーレのための協奏曲 RV540
オーケストラ・オブ・ジ・エイジ・インライテンメント
CKD-152
M・ハイドン/モーツァルト編曲:無辜嬰児殉教者の祝日のためのミサと晩課 ジェームズ・リットン(指)
アメリカン・ボーイcho.
ニューヨーク・コレギウム団員による器楽アンサンブル
CKD-153
ハイドン:弦楽四重奏曲「十字架上の七つの言葉」 Op.51 Hob.XX/1:B フィッツウィリアムQ
[ルシー・ラッセル、ジョナサン・スパレー(Vn)、アラン・ジョージ(Va)、ダニエル・イードン(Vc)]
CKD-154
太陽王ルイ14世のためのミサ
アンリ・デュモン(1610-1684):ミサ曲
アンリ・フレマール(1590頃-1650):ミサ・ユビラーテ・デオ
ピーター・ベネット(指)Ens.デュモン
CKD-158
バッハ:アルトのためのアリア集&管弦楽組曲第2番
序曲(管弦楽組曲第2番 ロ短調 BWV.1067 より)*
懺悔と悔い(マタイ受難曲 より)
ロンドー(管弦楽組曲第2番 ロ短調 BWV.1067 より))*
Wo zwei und drei versammlet sind
(カンタータ第42番「されど同じ安息日の夕べに」より)
サラバンド(管弦楽組曲第2番 ロ短調 BWV.1067 より)*
アニュス・デイ(ミサ曲ロ短調 より)
ブーレI&II/ポロネーズ
(管弦楽組曲第2番 ロ短調 BWV.1067 より)*
Zum reinen Wasser er mich weist (カンタータ第112番
「主はわが信頼すべき羊飼いなり」より)
メヌエット(管弦楽組曲第2番 ロ短調 BWV.1067 より)*
哀れみたまえ、わが主よ(マタイ受難曲 より)
バディネリ(管弦楽組曲第2番 ロ短調 BWV.1067 より)*
キャサリン・キング(A)
シェティル・ハウグサン(Cemb、指*)
ノルウェー・バロックo.
CKD-162
ハンマード・ブラス〜金管音楽集
ぺトル・エベン:五重奏曲(主題と5つの変奏曲)(1929)
ベリオ:コール(1985)
ロバート・クロウフォード:ハマード・ブラス(1995)
クセナキス:カール・ペール(1983)
スティーヴ・マートランド:フル・ファサム・ファイヴ
ウォーレス・コレクション
CKD-164
ニュー・アイリッシュ・ガール〜
リュート伴奏によるアイルランド民謡とバラッド集

The Magic Mist/Fear a' Bhata/
The New Irish Girl
She Moved through the fair/
The Three Ravens
Go From my Window/
The Scoulding Woman/Green Bushes
The Green Fields of Gaothdobhair/
Slan chun Carraig an Eide
My Lord of Deliam's Lamentation - Jigg/
An Cronan Muillach
I must live all alone/The Jug of Punch/
Lord Rendal
Bonny Swete Boy - Robin/
Adieu, Dundee
The good ship Planet - Blackbirds and Thrushes
クララ・サナブラス(歌、G、リュート)
ウィリアム・カーター(リュート、G)
スーザン・ハインリッヒ(Gamba)
パメラ・ソービー(リコーダー)
ジャクリーヌ・ダンクワース(歌)
ハーヴィー・ブラス(歌、プサルテリー)
CKD-168(1SACD)
二コラ・マッティス(?-1714):エア集
パラディアン・アンサンブル編曲:ピーティの粉屋の娘
ストラロッホのリュート曲集&ロワランのリュート曲集(17世紀)〜4つのスコットランド民謡
スコットランド民謡/パラディアン・アンサンブル編曲:
スコットランドのエア(4曲)
ニコラ・マッティス:エア集ニ長調(5曲)
ロイヤル・カレッジ・オブ・ミュージックの手稿譜集〜
ト長調のグラウンドによるディヴィジョン
ニコラ・マッティス:エア集ニ短調(4曲)
「ディヴィジョン・ヴァイオリン」(1684)〜ロジャー・オヴ・カヴァリー・ディヴィジョン ニ短調
ニコラ・マッティス:エア集ト短調(4曲)/ギターのためのエア集(5曲)/アリア
スコットランド民謡/パラディアン・アンサンブル編曲:新しい調べ
パラディアン・アンサンブル
[パメラ・トービー(リコーダー)
レイチェル・ポッジャー(Vn)
スザンネ・ハインリヒ(Vg)
ウィリアム・カーター(G、リュート、テオルボ)]
CKD-169
チプリアーノ・デ・ローレと彼の生徒たちの音楽(マドリガーレ集)
ジャッケス・デ・ヴェルト(1535-1596):Questi odorati fiori(第8巻より)/
Dolci spoglie(第1巻より)/
Vener,ch'un giorno avea(第8巻より)
チプリアーノ・デ・ローレ(1515-1565): Hor che 'I ciel e la terra e 'I vento tace
ルッツァスコ・ルッツァスキ(1545?-1607):Dolci sospiri ardenti(第3巻より)
チプリアーノ・デ・ローレ:Amor se cosi dolce(第4巻より)
マルカントニオ・インジェニェーリ(1547-1592):Bramo veder un di per mia vendetta(第2巻より)
ジャッケス・デ・ヴェルト:Vezzosi augelli/Forsennata gridava/
Qual musico gentil(以上、第8巻より)
ルッツァスコ・ルッツァスキ:Deh non cantar,Donna gentil, ch'io sento(第2巻より)
チプリアーノ・デ・ローレ:Se ben il duol(第4巻より)
ジャッケス・デ・ヴェルト:Il dolce sonno(第1巻より)/
Non e si denso velo(第8巻より)
チプリアーノ・デ・ローレ:O sonno,o della queta humida ombrosa(第2巻より)
ルッツァスコ・ルッツァスキ:Dolce sospiri ardenti(第3巻より)
ジャッケス・デ・ヴェルト:Gratie ch'a pochi il ciel largo destima/
Tirsi morir volea(第7巻より)
ムジカ・セクレタ
[デボラ・ロバーツ、テッサ・ボナー(S)
キャサリン・キング、ローリー・ストラス(Ms)
メリー・ニコラス(A)
フランセス・ケリー(Hp)
デイヴィッド・ミラー(Lute)]
マシュー・ホイールズ(Cemb)
エミリー・ヴァン・エヴェラ(S)
リチャード・ウィストレイク(Bs)
マーク・レヴィ(ヴィオール)
CKD-170
テレマン:リコーダー、ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのための室内楽曲集
トリオ・ソナタ ヘ長調(2つのリコーダーと通奏低音のための)
「音楽の練習帳」(1739/40)〜トリオ・ソナタ 変ロ長調
(リコーダー、オブリガート・チェンバロと通奏低音のための)
「忠実な音楽の師」(1728/9)〜トリオ・ソナタ ハ長調
(2つのリコーダーと通奏低音のための)
同〜ソナタ ニ長調(ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のための)
「音楽の練習帳」(1739/40)〜トリオ・ソナタ ヘ長調
(リコーダーとヴィオラ・ダ・ガンバのための)
二重奏曲 ニ短調 Op.2-5(2つのリコーダーのための;1727)
トリオ・ソナタ ト短調(2つのリコーダーと通奏低音のための)
パッサカリア[アナベル・ナイト、
ルイーズ・ブラッドベリー(リコーダー)
市瀬礼子(Vg)、ロビン・ビッグウッド(Cemb)]
CKD-174
パレストリーナ:「ソロモンの雅歌」による5声のモテット集第4巻
かの人の口で私に口づけせしめよ/
われを連れ行きたまえ/
われは黒けれど、美し/
私はぶどう園を守らなかった/
女性の中の美しい者よ、もし知らないなら/
汝の頬はきじばとのごとく美し/ひと包みのミルラのように/
見よお前は美しい、愛する者よ/
わが愛する者よ、汝すべてに美し/
お前は私の心を傷つけた/
わが愛する者はいばらの中のゆりのごとし/
王はわれを酒倉に連れゆき/
その左手はわが頭の下に/
私の愛する者の声/
わが愛する者よ、立ちて急げ/
私の親しい美しい人よ、立ち止まって/
私の恋人は私のもの、そして私は彼女のもの/
起きて町をまわろう/
イェルサレムの娘らよ、私は誓う/
彼の頭は純金のよう/
わが愛する方は庭園の中に/
わが愛する者よ、汝は美し/それは誰か/
彼は私のくるみの園に降りて行った/
お前の足は何と美しい/
2つの乳房は2匹の子鹿/
お前は何と美しく、輝かしい/
お前の首は象牙の塔のよう/
おいで、おいで恋人よ
フィリップ・ケイヴ(指マニフィカト
CKD-176(1SACD)
わが窓より立ち去れ〜
ダウランドと同時代人による
イギリス・ルネサンス・バラッドの調べ

作曲者不詳:グリーンスリーヴス/ロビン
アントニー・ホルボーン:
ティンタネル(短いアルメン)
ジョン・ダウランド:ウィロビー卿のご帰館
ウィリアム・バード:ウィロビー卿のご帰館
ジョン・ジョンソン:ウォーシンガム
ジョン・ダウランド:
ウォーシンガム/古いメドレー/カーマンの口笛
作曲者不詳:ジョン、今来て口づけを
ジョン・ダニエル:木の葉は緑
ダニエル・バチェラー:若い娘
トマス・ロビンソン:スペインのパヴァン
ウィリアム・バード:森はこんなに荒れて
エドワード・コラード:
わが窓より立ち去れ/去りゆくさだめ
ナイジェル・ノース(Lute)
CKD-178(1CD)
プーランク:オルガン、弦楽合奏、打楽器のための協奏曲
ピエール・プティ(1922-2000):オルガン,弦楽合奏、打楽器のためのコンチェルティーノ
バーバー:トッカータ・フェスティヴァ
ジリアン・ウィーア(Org)
レイモンド・レッパード(指)イギリスCO
CKD-180(1SACD)
プーランク:オルガン、弦楽合奏、打楽器のための協奏曲
ピエール・プティ(1922-2000):オルガン,弦楽合奏、打楽器のためのコンチェルティーノ
バーバー:トッカータ・フェスティヴァ
ジリアン・ウィーア(Org)
レイモンド・レッパード(指)イギリスCO
CKD-179
デイヴィッド・ポール・ジョーンズ:サムシング・ゼア
wondering about the rose/
contemplating a river/
the sun comes and goes
in the land of woop-woop/
love: that smiling fugitive/
an introduction to the art of flying
dpjアンサンブル
CKD-181
バッハ:カンタータ第42番「されど同じ安息日の夕べに」BWV.42〜シンフォニア
管弦楽組曲第2番ロ短調 BWV.1067
チェンバロ協奏曲第2番ホ長調 BWV.1053
管弦楽組曲第1番ハ長調 BWV.1066
ケティル・ハウグサンド(Cemb、指)
ノルウェー・バロックo.
CKD-185(1CD)
フランチェスコ・コルベッタ(c.1615−1681):曲集「王宮のギター」より〜ハ長調の小品
組曲ト短調、ニ長調の小品、組曲イ短調
組曲ト長調
ウィリアム・カーター(バロックG)
ウィリアム・カーターはパラディアン・アンサンブルの創設時からのメンバーであり、アカデミー・オヴ・エンシェント・ミュージックとイングリッシュ・コンサートでも首席リュート奏者をつとめている重鎮。
CKD-194(1SACD)
ダウラン:ラクリメ
合奏曲集「ラクリメ、または7つの涙」、
歌曲集第2巻(1600)、歌曲集第3巻(1603)、
音楽の饗宴(1610)〜パヴァン1「昔の涙」/溢れよ、わが涙
パヴァン2「新・昔の涙」/わが恋人の涙
パヴァン3「ため息の涙」/沈黙の夜
パヴァン4「悲しみの涙」/運命(リュート独奏)
パヴァン5「偽りの涙」/哀れな私の生命よ
パヴァン6「愛する者の涙」/君たち、愛と運命に
パヴァン7「真実の涙」/暗闇にぼくは住みたい
パヴァン8「昔の涙」
ロルフ・リスレヴァン(リュート、リーダー)
ランディ・ステーネ(Ms)
ノルウェー・バロックo.
CKD-195
ヴォルトゥオーゾ・イン・ザ・メイキング(修行中のヴィルトゥオーゾ)
ビーバー:パストレッラ(田園曲)
 ソナタ ホ長調
 3声のソナタ(2つのヴァイオリンとトロンボーンのための)
 ファンタジア
 パッサカリア(独奏リュートのための)
シュメルツァー(1626頃-1680):パストレッラ(田園曲)(2つのヴァイオリンのための)
ビーバー:ソナタ ハ短調/ソナタ イ短調
リコルド
[ケイティ・デブレゼニ(Vn)
ペネロピ・スペンサー(Vn)
アリソン・マクギヴレイ(ヴィオラ・ダ・ガンバ/ヴィオロン)
アダム・ウールフ(Tb)
マシュー・ワッズワース(テオルボ/バロック・リュート)
ロバート・ハワース(Cemb/Org)]

CKD-203
アイヴズ:カンタータ「神聖な国」
歌曲集「Silence Unaccompanied」
[アダージョ・ソステヌート(器楽合奏)/
夕べ/夕映え/コレクション/義務/履歴/
義務/キャロル/日の出/讃歌/霧]
アントン・アームストロング(指)
セント・オラフcho.&室内アンサンブル
CKD-204(1SACD)
ボワモルティエ(1689-1755):組曲とソナタ集
トリオ・ソナタ ト長調 Op.28-3
ソナタ ニ長調 Op.91-1/組曲 ニ長調 Op.35
トリオ・ソナタ ホ短調 Op.12-5
組曲 イ長調 Op.59-4
ソナタ ホ短調 Op.29-5
ヴィオラ・ダ・ガンバのための
3つの小品 ハ長調 Op.31
ジェンティレッセ ト長調 Op.45-5
パッサカリア
[アナベル・ナイト、ルイーズ・ブラッドベリー(リコーダー)
市瀬礼子(ガンバ)
ロビン・ビッグウッド(Cemb)]
エリジオ・クィンテイロ(テオルボ、バロックG)
CKD-211(1SACD)
モーツァルト:レクイエムK.626(ロバート・レヴィン版)
アダージョとフーガ ハ短調 K.546
スーザン・グリットン(S)
キャスリン・ウィン=ロジャース(Ms)
ティモシー・ロビンソン(T)
ピーター・ローズ(Bs)
チャールズ・マッケラス(指)スコットランドCO&cho.
CKD-215(1SACD)
ラヴェル(バルシャイ編):弦楽のための小交響曲(原曲:弦楽四重奏曲ヘ長調)*
ショスタコーヴィチ(バルシャイ編):室内交響曲 Op.118a(原曲:弦楽四重奏曲第10番)
スコティッシュ・アンサンブル
クリオ・グールド(Vn、ディレクター)
CKD-216(1SACD)
メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」
ヴァイオリン協奏曲ホ短調*
交響曲第3番「スコットランド」
ジョゼフ・スヴェンセン(Vn)*指揮
スコットランドSO
CKD-217(1SACD)
バロック・リコ−ダー協奏曲集
ヴィヴァルディ:ピッコロ協奏曲 ト長調(原曲:ハ長調)RV.443
テレマン:組曲 イ短調 TWV.55:a2
サンマルティーニ:リコーダー協奏曲 ヘ長調
ヴィヴァルディ:フルート協奏曲 ハ短調 RV.441
 ピッコロ協奏曲 ハ長調 RV.444
パメラ・トービー(リコーダー)
ソネリー[モニカ・ハジェット、
エミリア・ベンジャミン(Vn)
キャサリン・マギリヴリー(Va)
アリソン・マギリヴリー(Vc)
サラ・グローサー(ヴィオローネ)
マシュー・ホールズ(Cemb、Org)]
CKD-219(1SACD)
プロコフィエフ:古典交響曲、
ヴァイオリン協奏曲第2番、
ヴァイオリンと弦楽合奏のための「5つの歌」(オーケストレーション:ジョゼフ・スヴェンセン)
ジョゼフ・スヴェンセン(指&Vn)
スコットランドCO
これまでにリリースされているスヴェンセン、マッケラスとの録音がいずれも好評を得ているスコットランド室内管弦楽団。イギリスでは早くもレビューで高評価を受けている今回のプロコフィエフ作品集では古典交響曲に加えてヴァイオリニストとしても世界に名高い首席指揮者スヴェンセンが弾き振りを披露!世界的に定評の有るLinnの優秀録音が小編成オーケストラならではの繊細できめ細やかな響きとスヴェンセンのストラディヴァリの美しい音色を一層際立たせています。
CKD-220(1SACD)
シベリウス:組曲「ペレアスとメリザンド」Op.46
劇音楽「クオレマ(死)」〜悲しきワルツ
組曲「ベルシャザールの饗宴」Op.51
「テンペスト」第2組曲
アンダンテ・フェスティヴォ
ジョゼフ・スヴェンセン(指)スコットランドCO
CKD-221(1SACD)
ルベル:「四大元素」(四重奏版)
マラン・マレ:組曲 イ短調/同 ト長調/スペインのフォリア
パラディアン・アンサンブル
[パメラ・トービー(リコーダー)
ロドルフォ・リヒター(Vn)
スザンヌ・ハインリヒ(ガンバ)
ウィリアム・カーター(テオルボ、バロックG)]
CKD-223(1SACD)
ヘンデル:リコーダー・ソナタ集
ニ短調 HWV.367a/変ロ長調 HWV.377
ハ長調 HWV.365/ヘ長調 HWV.369
イ長調 HWV.362/ト短調 HWV.360
チェンバロ組曲 HWV.430
パメラ・トーヴィー(リコーダー)
リチャード・エガー(Cemb、Org)
CKD-224(1SACD)
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
ハンガリー舞曲集〜14曲
ジョゼフ・スウェンセン(Vn、指)
スコットランドCO
CKD-225(1SACD)
ベートーヴェン:後期三大ピアノ・ソナタ集
[第30番 ホ長調Op.109/第31番 変イ長調Op.110
第32番 ハ短調Op.111]
アルトゥール・ピツァーロ(P)
CKD-226(1SACD)
ブリテン:イリュミナシオンOp.18
フランク・ブリッジの主題による変奏曲Op.10
テノール,ホルンと弦楽のためのセレナード
トビー・スペンス(T)、
マーティン・オーウェン(Hrn)、
クリオ・グールド(Vn&ディレクター)、
スコティッシュ・アンサンブル
ゲルギエフ、ミンコフスキ、ラトルといった大物指揮者との共演や多数のレコーディングを行っているテノールであるトビー・スペンス、ロイヤル・フィルハーモニック首席ホルン奏者、マーティン・オーウェンといった2人のソリストを起用。
CKD-233(1SACD)
タリス:4声のミサ、エレミヤの哀歌&モテット集
テ・ルーチス・アンテ・テルミヌム(日の暮れる前に)
サルヴァトール・ムンディ(世の救い主)
スペム・イン・アリウム(汝のほかに望みを託す者はない)
イン・イェユニオ・エト・フレートゥ(断食し/涙を流し)
オー・サルタリス・オスティア(おお/救いのためのいけにえよ)
預言者エレミヤの哀歌I
預言者エレミヤの哀歌II
ミゼレーレ/4声のミサ
フィリップ・ケイヴ(指)マニフィカト(cho.)

録音:1995年-2000年
CKD-234(1SACD)
コダーイ:ガランタ舞曲
バルトーク:弦楽器,打楽器,チェレスタの為の音楽
弦楽のためのディヴェルティメント
チャールズ・マッケラス(指)スコットランドCO
CKD-238(1SACD)
ワルター、シュトラウス、マックス:歌曲集
ブルーノ・ワルター(1876-1962):悲劇 第1番−第3番
 ヴァルトラウトの歌 第1番−第2番
R.シュトラウス:したしき幻影 Op.48-1
 ばらの冠 Op.36-1/夜の逍遥 Op.29-3
 お母さんの自慢の種 Op.43-2
 矢車菊 Op.22-1/けしの花 Op.22-2
 木蔦 Op.22-3/睡蓮 Op.22-4
ヨゼフ・マックス(1882-1964):不屈の愛
 昨日彼は私にばらをくれた 他(全25曲)
エンマ・ベル(S)
アンドルー・ウェスト(P)
CKD-240(1SACD)
トーマス・アレクサンダー・アースキン(1732−1781):序曲ハ長調Op.1-2
今、死は私にとって唯一の宝/四重奏曲ハ長調
恋人への言葉/序曲変ロ長調「水車小屋の娘」
四重奏曲イ長調/トリオ・ソナタ第5番ホ長調
ケリー・リールの伝説/ラルゴ
トリオ・ソナタ第6番ト長調
ムハイリー・ローソン(S)、
デイビッド・マクギネス(Cemb&ディレクター)、
コンチェルト・カレドニア
第6代ケリー伯爵であり作曲家、ヴァイオリニストでもあったトーマス・アレクサンダー・アースキンの作品集。アースキンは作曲をマンハイムでシュターミッツに学びイギリスにマンハイム学派の音楽を取り入れた人物でもあります。コンチェルト・カレドニアは18世紀のスコットランド音楽を得意とするピリオド楽器奏者たちによるスコットランドのバロック・アンサンブル。
CKD-241(1SACD)
ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲、
チェコ組曲Op.39、弦楽のためのノットゥルノ、
ワルツ第1番イ長調(弦楽合奏編曲版)
ジョゼフ・スヴェンセン(指&Vn)
スコットランドCO
スヴェンセンは2005年2月に東京都交響楽団への客演のために来日するなど、指揮活動も活発に行っています。前作となるプロコフィエフの作品集でも見事な弾き振りを披露してくれたスヴェンセン。世界的に定評あるLinnの優秀録音は今回も効果抜群!スヴェンセン&スコットランド室内管の演奏を更に引き立たせてくれています。
CKD-242(1SACD)
The Trumpets That Time Forgot
ヨゼフ・ラインベルガー(1839-1901):
2つのトランペットとオルガンのための組曲 Op.149
R.シュトラウス:組曲「町人貴族」Op.60〜3つの楽章
エルガー:ソナタ第2番
ジョナサン=フリーマン・
アトウッド(ピッコロTp)
ジョン・ウォーレス(Eb&Bb Tp)
コルム・カーリー(Org)
CKD-244(1SACD)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集
第8番 ハ短調 Op.13「悲愴」
第14番 嬰ハ短調 Op.27-2「月光」
第17番 ニ短調 Op.31-2「テンペスト」
第23番 ヘ短調 Op.57「熱情」
アルトゥール・ピツァーロ(P)
CKD-247(1SACD)
ショスタコーヴィチ:交響曲第11番「1905年」 アレクサンドル・ラザレフ(指)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナルo.

CKD-248(1SACD)
ショパン・レミニシェンス
華麗なる大ワルツ 変ホ長調 Op.18
ワルツ第9番 変イ長調 Op.69-1「別れ」
ワルツ第2番 変イ長調 Op.34-1「華麗なるワルツ」
ワルツ 変ホ長調/幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66
夜想曲第17番 変ロ長調 Op.62-1
同 嬰ハ短調(忘れられた夜想曲)
同第8番 変ニ長調 Op.27-2
同第2番 変ホ長調 Op.9-2
ポロネーズ第6番「英雄」
マズルカ第16番 変イ長調 Op.24-3
同第50番 ヘ長調 Op68-3(第48番)
同第17番 変ロ短調 Op.24-4
同第10番 変ロ長調 Op.17-1
スケルツォ第2番 変ロ短調 Op.31
アルトゥール・ピツァーロ(P)
"あのフー・ツォンと双璧!孤独のど真ん中でつぶやき続ける夜想曲第20番!"
1990年のリーズ国際ピアノコンクールの優勝者ピツァーロのショパン!イタリア人的な脳天気なショパンを想像したら大間違いで、一時代前のピアニストのような耽溺スレスレのアゴーギクを丹念に盛り込み、噛んで含めるような打鍵が心にじんわりと響きます。また、前2作と同じくブリュートナーのコンサート・グランド・モデルTを使用使用しているのですが、フォルテピアノの風情をかすかに漂わせた独特な音色美は、それだけで聞き手を陶酔の世界へ誘いますが、ピツァーロの丹念なタッチによってその魅力がふんだんに引き出され、魅力倍増です。構造的に最も特徴的なのは3本の弦に加えて、高音域では更に共鳴用の4本目の弦が施されている点で、それによって独特な豊かなニュアンスが醸し出され、「英雄ポロネーズ」コーダの高音域への強靭な駆け上がりフレーズでも決してキンキンせずに、なんとも言えぬコクがあるのです。ここでの演奏はそのような楽器の特色を生かし切った味わい深いものばかりで、「ワルツ第19番」「マズルカ第10番」のといった民族色豊かな曲での味わいは、いつまでも脳裏から離れないのですが、それ以上にとんでもない名演が夜想曲第20番!終始まろやかな弱音を守り、遅めのテンポで一音ずつ呟くフレージングは涙で一杯!しかも悲しみを誇張するそぶりを一切感じさないので、余計に心の奥底に浸透し、すぐさま次の曲を聴く気になれないほど、とにかく音楽が深いのです!幸い次に弾かれるのが夜想曲第8番なので、じんわりとその感動を引き継ぐことが出来るのですが、この演奏がまた絶品!まだブリュートナーを未体験の方はもちろん、全てのピアノファンになんとしてもお聴きいただきたい超逸品です。私の安物機材でもこれ程感動するということは、SACDの性能をフルに引き出す機材で聴いたら、と考えただけでも気絶しそうです! 【湧々堂】
CKD-250(1SACD)
ショパン:華麗なる変奏曲変ロ長調Op.12、
ピアノ・ソナタ第2番「葬送」、舟歌、
ピアノ・ソナタ第3番
アルトゥール・ピツァーロ(P)

※使用楽器:ブリュートナー
リスボン出身のワールド・ヴィルトゥオーソ・ピアニスト、アルトゥール・ピツァーロのショパン第2弾。ピツァーロはセケイラ・コスタ、マルク・ハンブルク、エドウィン・フィッシャーといった名手たちにピアノを師事。色彩豊かなタッチと緩やかな旋律で聴かせてくれる表現力の深さの対比は見事というほかありまあせん。ピアノは既発である2枚のベートーヴェン・アルバム、ショパン第1弾と同じくブリュートナーのピアノを使用。
CKD-251(1SACD)
ジェミニアーニ:チェロと通奏低音のためのソナタ集Op.5(第1番〜第6番)、
「クラヴサン曲集」より 前奏曲、
ヴィヴマン ニ長調Op.4-1、
タンドレメント ト短調Op.1-6、
ヴィヴマン ニ短調Op.4-4、
ハープシコードのための小品集(The Second Collection)「ソナタ」変ロ長調(after Op.5-4)
アリソン・マクギヴレイ(Vc)、
デイヴィッド・マクギネス(Cemb)、
エリヒオ・キンテイロ(アルトG)、
ヨゼフ・クロウチ(Cemb)

録音:2004年8月10日-13日、聖マーティン教会、イースト・ウッドヘイ、イギリス
チェロのマクギヴレイはイングリッシュ・コンソートの首席をつとめる女流演奏家。チェンバロのマクギネスはコンチェルト・カレドニアのディレクター、ソリストとして活躍。LinnやHyperionなどへ18世紀スコットランド音楽の録音を行っています。
CKD-252(1SACD)
ヘンデル:オペラ・アリア集
「ゴールのアマディージ」〜冥界の神ディースのもとから
「ダイダミア」より M'hai resa infelice
「ジュリアス・シーザー」〜この胸の息のある限り
「ロタリオ」〜小舟は海に戯れる
「ロデリンダ」〜闇よ,涙よ、Se'l mio duol
「シピオーネ」〜Tutta raccolta ancor
「アリオダンテ」〜Orrida a gl'occhi miei
「リナルド」〜ああ、酷い人
「ラダミスト」〜Sommi Dei、Barbaro partiro
エマ・ベル(S)、
リチャード・エガー(指)スコットランドCO
イギリス期待のソプラノ、エマ・ベルのリリース第2弾!エマ・ベルは1998年にキャスリーン・フェリアー賞を受賞、2000年にはBBCの「ニュー・ジェネレーション・アーティスト」として契約を行うなど近年目覚しい活躍を見せています。
CKD-253(1CD)
フィンジ:歌曲集
Oh fair to see/地球が朽ちるまで
若人の訓戒
ジェイムズ・ギルクリスト(T)、
アンナ・ティルブロック(P)
ギルクリストはこれまでにイギリス室内管、ノーザン・シンフォニア、シティ・オヴ・ロンドン・インフォニアとソリストとして共演を行いキングス・コンソートやザ・シックスティーンのコンサートにも参加しているテノール。
CKD-261(3CD)
ムジカ・セクレタ〜リン・ボックス−1
[CKD-071] 
コンポニメンティ・ムジカーリ(1623)
[CKD-113] 
天国との対話〜コッツォラーニ:モテット集
[CKD-169] 
危険な魅力〜チプリアーノ・デ・ローレと彼の弟子たちの音楽
ムジカ・セクレタ
CKD-262(3CD)
アナム〜リン・ボックス−1
[CKD-121] 
タイン・ゲール、ブライト・ファイアー
[CKD-134] 
リップ・タイド
[CKD-135] 
ファースト・フーティング
アナム
CKD-270(1CD)
フィリップ・ハインリヒ・エルレバッハ(1657−1714):ヴァイオリンとヴィオラ・ダ・ガンバ、通奏低音のためのソナタ第1番〜第6番 ロドルフォ・リヒター(Vn)、
アリソン・マクギリヴレイ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
シラス・スタンデイジ(Cemb、Org)、
エリジオ・キンテイロ(テオルボ)、
ペーター・マッカーシー(ヴィオローネ)
エルレバッハは17世紀から18世紀初頭にかけて活躍したドイツの作曲家。特に中部ドイツで大きな影響力を発揮し、数百にも及ぶカンタータを作曲したとされています。リヒターはバロック・ヴァイオリンをモニカ・ハジェットの下で学んだヴァイオリン奏者。パラディアン・アンサンブルとの共演を行うなど、バロック音楽の分野で特に活躍中。
CKD-273(1SACD)
モーツァルト:フルート協奏曲ト長調K.313、
ファゴット協奏曲変ロ長調K.191、
クラリネット協奏曲イ長調K.622
アリソン・ミッチェル(Fl)、
ウルスラ・ルヴォー(Fg)、
マキシミリアーノ・マルティン(Cl)、
アレクサンドル・ヤニチェク(ディレクター)、
スコットランドCO
Linnレーベルとスコットランド室内管がモーツァルトの生誕250年を記念して贈る初のアニヴァーサリー・アルバム!ソリストをつとめるのはマッケラス、スヴェンセンらとの演奏でハイ・パフォーマンスを披露し続けるスコットランド室内管の3人の首席奏者たち。フルートのアリソン・ミッチェルは、ハイペリオンからリリースとなっているヒューイット&オーストラリア室内管による「バッハの協奏曲集」へもソリストとして加わったオーストラリアのトップ・アーティスト。ファゴットのウルスラ・ルヴォーはEUユース・オーケストラのメンバーとしてアバド、カラヤン、バーンスタイン、ショルティの指揮の下で活躍し1987年よりスコットランド室内管の首席奏者の任にあります。クラリネットのマキシミリアーノ・マルティンは、グスタフ・マーラー・ユーゲント管などで活躍し、マッケラスやベルグルンドといった巨匠たちに将来を期待されるスペインの若き名手。
CKD-275(1SACD)
バッハ:ソナタとコラール集
トリオ・ソナタ ト長調BWV.1039
コラール「目を覚ませと呼ぶ声が聞こえ」BWV.645
トリオ・ソナタ第4番ト短調BWV.528(原曲ホ短調)
コラール「イエスよ、いまぞ汝御空より降り来たりて」BWV.650
ヴァイオリン・ソナタ ト長調BWV.1021
トリオ「いと高きところにまします神にのみ栄光あれ」BWV.664
コラール「古き年は過ぎ去りぬ」BWV.614
トリオ「主イエス・キリストよわれらをかえりみたまえ」BWV.632
トリオ・ソナタ第2番ホ短調BWV.526(原曲ト短調)
パラディアン・アンサンブル
大バッハのソナタからコラールまでを一糸乱れぬ演奏で聴かせてくれるバッハ・ファン注目のアルバム。ハイレベルの演奏の中でも特にパメラ・トービーのリコーダーの音色は群を抜いています。
AKD-277(1SACD)
イン・パーペチュイティ
ハフトゥール・メドボー:
Little Auk / Spor / Teetotum /
In Perpetuity / Hop Skip / Charivari / Maikro
ハフトゥール・メドボー・
グループ、
エジンバラ・クァルテット
CKD-278(1SACD)
ブラームス:クラリネット五重奏曲ロ短調、
モーツァルト:クラリネット五重奏曲変ロ長調K.Anh.91の断章(ダンカン・ドルース補完)、
グラズノフ
:東洋の夢Op.14-2
W・スウィーニー:夜明け
レスリー・シャッツベルガー(Cl)、
フィッツウィリアムSQ
アラン・ハッカーの弟子であるイギリスのピリオド楽器奏者、シャッツベルガーをゲストに迎えたクラリネット五重奏曲集。イギリスの名門ピリオド・オーケストラであるロンドン・クラシカル・プレーヤーズやイングリッシュ・バロック・ソロイスツでも演奏を行っているシャッツベルガーは、イギリス随一の女流ピリオド楽器奏者として名高い注目のアーティスト。世界初のショスタコーヴィチ弦楽四重奏曲全集の収録を実現させたフィッツウィリアム弦楽四重奏団のサポートも強力。
CKD-280(1SACD)
ファンタジア〜クラリネットとピアノのための作品集
ルトスワフスキ:ダンス・プレリュード
ミゲル・ユステ・モレーノ(1870−1947):カプリッチョ・ピントレスコOp.41、エチュード・メロディコOp.33
ドビュッシー:狂詩曲第1番
プーランク:クラリネット・ソナタ
ニールセン:幻想的小品
アントニオ・ロメロ・アンディア(1815−1886):ルクレツィア・ボルジア”のモティーフによる幻想曲
マキシミリアーノ・マルティン(Cl)、
イノセンシオ・ネグリン(P)
スコットランド室内管の管楽器セクションを支えるクラリネットのマキシミリアーノ・マルティンは、グスタフ・マーラー・ユーゲント管などで活躍し、マッケラスやベルグルンドといった巨匠たちに将来を期待されるスペインの若き名手。
CKD-281(1SACD)
ヴィヴァルディ:エルヴィーラへの愛
ヴァイオリンとチェロのためのソナタ ハ短調RV.83
カンタータ「Tremori al braccio」RV.799
ヴァイオリン・ソナタ ニ長調RV.11(チャンドラー補完)
カンタータ「エルヴィーラ、我が魂よ」ト短調RV.654
ヴァイオリン・ソナタ ロ短調RV.37(チャンドラー補完)
カンタータ「エルヴィーラの麗しい面影から」RV.680
アドリアン・チャンドラー(Vn ディレクター)、
ラ・セレニッシマ、ムハイリー・ローソン(S)
ラ・セレニッシマは1974年生まれの若手ヴァイオリニスト、アドリアン・チャンドラーを中心に1994年に結成されたピリオド・アンサンブル。アヴィー(Avie)からの積極的なリリースで、高い実力は証明済のチャンドラー&ラ・セレニッシマ。
CKD-282(1SACD)
リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調、
パガニーニによる大練習曲
ゲオルゲ=エマヌエル・ラザリディス(P)
ゲオルゲ=エマヌエル・ラザリディスは、2006-2007シーズンの“ECHO Rising Star”に選ばれたギリシャの新人ピアニスト。“Rising Star”ツアーとして2006年10月から2007年5月にかけてカーネギー・ホール、コンセルトへボウ、ケルン・フィルハーモニー、ウィーン・コンツェルトハウスなどへの出演が決定しており、新進気鋭の演奏家として期待が高まっている。
CKD-285(2SACD)
ヘンデル:オラトリオ「メサイア」
(1742年ダブリン初演版/世界初録音)
スーザン・ハミルトン(S)、アニー・ギル(Ms)、
クレア・ウィルキンソン(A)、
ニコラス・マルロイ(T)、
エドワード・キャスウェル(Bs)、
ジョン・バット(指)
ダンディン・コンソート&プレーヤーズ
アイルランド総督から招待されたダブリンでの慈善事業の一環として1742年4月13日に行われた「メサイア」の初演は、700人もの聴衆を集めるなど大成功を収めたとされています。ダブリン初演版の録音という一大事業に取り組んだのは、演奏家、指揮者、そして音楽学者としても高名なイギリスの音楽家ジョン・バット。演奏者陣は今年2006年が結成10周年となるスコットランドの合唱団ダンディン・コンソートに加えて、ソリストにはスーザン・ハミルトンなどの実力者を迎えた万全の態勢。
CKD-286(1SACD)
ジョン・ビヴァン・ベイカー(1926−1994):二重奏曲
ケイトの歌/ピアノのための組曲
エクローグ/求愛歌
ヘブリディーズ・アンサンブル、
コンソート・オヴ・ヴォイシズ
ナイジェル・オズボーン、サリー・ベアミッシュ、スチュアート・マクレー、ゴードン・マクファーソンなど約40人の作曲家たちの作品の初演を手がけている室内アンサンブル、ヘブリディーズ・アンサンブル。ジョン・ビヴァン・ベイカーはイギリスの王立音楽院でヴォーン・ウィリアムズとゴードン・ジェイコブに作曲を学び、ウェストミンスター寺院のアシスタント・オルガン奏者、合唱指導を務めていた音楽家です。
CKD-287(1SACD)
モーツァルト:行進曲ニ長調K.189
セレナード第3番ニ長調K.185
ロンド ハ長調K.373
アダージョ ホ長調K.261
ロンド変ロ長調K.269
ディヴェルティメント第1番変ホ長調K.113
アレクサンドル・ヤニチェク(ディレクター&Vn)、
スコットランドCO
リンとスコットランド室内管の共同プロジェクトも今回で9枚目に到達。前作の協奏曲集(CKD-273)に続く今回のモーツァルトでも、マッケラスやスヴェンセンに鍛えられた小編成オーケストラならではの繊細で透明感に満ちた響きと音色は健在!
CKD-288(1SACD)
スペインのギター
サンティアゴ・デ・ムルシア(1685−1732):スペインのフォリア
前奏曲/パッサカリア ホ長調/組曲
Zarembeques, o Muecas/カナリオス
パッサカリア ロ長調/クンベエス
パッサカリア ニ長調/マリオナス ロ長調
Preludio Grabe de Coreli/Giga de Coreli
ガイタス
ウィリアム・カーター(バロックG)
パラディアン・アンサンブルの創設メンバーであり、エンシェント室内管弦楽団やイングリッシュ・コンソート、パラディアン・トリオのメンバーとしても活躍するウィリアム・カーター久々の最新作。イギリス屈指のバロック・ギター奏者によるスパニッシュ・アルバムは要チェックの1枚!

CKD-289(13CD)
ロバート・バーンズ全曲集 さまざまな演奏家

※CKD-213からの値下げ新装再発売(大型BOXから軽量化)。
7年の歳月と80の歌手や器楽奏者を起用した、全12巻13枚組の超豪華BOX!「スコットランド音楽の父」ともいわれる詩人ロ バート・バーンズ(1759−1796)。生まれ故郷のスコッ トランドで「蛍の光」をはじめとする膨大な伝承曲を 採集し、それを自作に取り入れています。「イングラン ドにシェイクスピアが生まれ、スコットランドにバー ンズが生まれた」とさえ言われるように、今日もなお 人々に支持される国民的詩人。37歳で夭逝した彼は、 今や伝説となったその極貧生活や、数々の女性関係、 過度の飲酒癖などの世間に受け入れられない素行や 生活の一方、スコットランドの土地に根を下ろした数 多の傑作を残した。 この全曲集は彼の残した遺産を現代に伝える貴重な シリーズとなるもので、イギリスの一流どころのクラ シック、フォーク、ジャズ・ミュージシャン多数を起用 して、バーンズの芸術を蘇らせています。
全トラックリスト&アルバム情報を掲載したブックレット収録! 「蛍の光」は、現在知られているバージョンではなく、最初にバーンズが詩を付けた原曲を収録!
CKD-290(1SACD)
ラヴェル:ピアノ作品全集Vol.1
ラ・ヴァルス/グロテスクなセレナード
鏡/水の戯れ/夜のガスパール
アルトゥール・ピツァーロ(P)
ピツァーロは既に2006年のコンサートでラヴェル&ドビュッシーのピアノ作品全曲演奏に乗り出しており、準備は万全。
CKD-291(1SACD)
快楽の園
ディエゴ・オルティス(c.1510−1570):低音旋律によるレセルカーダ第2番
ファン・エイク(1589/90−1657):人は夜何をする、最も美しい娘ダフネが、道化師
ダリオ・カステッロ(fl.c.1620−1630):ソナタ第2番
ダウランド:悲しみよとどまれ
ヨハン・ショップ(1590−1664):涙のパヴァーヌ
ダウランド
:もう泣くな悲しみの泉よ
ジョヴァンニ・バッサーノ
(c.1558−1617):ある日スザンナは
オルティス
:定旋律によるレセルカーダ第2番
ジョヴァンニ・バティスタ・フォンターナ(−c.1630):ソナタ第6番
ビアージョ・マリーニ(1594−1663):パッサカリア
フォンターナ:ソナタ第2番
ファン・エイク:アマリリ麗し
オルティス
:「甘き想い出」によるレセルカーダ第1番
バッサーノ:フレ&ガイヤール
パメラ・トービー(リコーダー)、
アンドルー・ローレンス=キング(Hp &プサルテリー)
パラディアン・アンサンブルの中核であり、ソリストとしても世に名高いスコットランドが生んだ世界的リコーダー奏者パメラ・トービーのバロック協奏曲集(CKD-217)、ヘンデルのソナタ集(CKD-223)に続くソロ・アルバム第3弾。ルネサンス時代から初期バロック時代にかけての作品を集めた今回の「快楽の園」では、超絶技巧を要する凄まじい速さのパッセージを持った作品と、陰影を感じさせるメロディアスな作品の対比が印象的。中でもファン・エイクの作品でトービーが魅せる圧巻のテクニック、ダウランドの作品でローレンス=キングが奏でる哀しみと美しさを持った音色はこの作品集のハイライトと言えるでしょう。自らが主宰するアンサンブルやサヴァールのエスペリオン]]で培ったローレンス=キングのハープの音色が絶妙の存在感を放っており、トービーのリコーダーを際立たせているところも見事。
CKD-292(1SACD)
悪魔のトリル
タルティーニ:ソナタ ト短調Op.1-4「悪魔のトリル」、
 同ト短調Op.1-10「捨てられしディドーネ」、
 同ホ短調Op.1-5、
 同イ長調Op.1-13「パストラーレ」、
 グラーヴェ 二短調
ヴェラチーニ
:ソナタ イ長調Op.1-7
パラディアンズ〔ロドルフォ・リヒター(Vn)、
ザンヌ・ハインリヒ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
シラス・スタンデイジ(Cemb)、
ウィリアム・カーター(アーチLute&バロックG)〕
レイチェル・ポッジャー、パメラ・トービー、ジョアンナ・レヴァイン、ウィリアム・カーターの4人が集まり1991年にアンサンブルが結成され、瞬く間に世界の檜舞台に駆け上ったパラディアン・アンサンブル。これまでに幾多の名演を創り上げてきたパラディアン・アンサンブルは、2007年にパメラ・トービーが新たな可能性を追求するためにアンサンブルを離れたことを1つの転機として、アンサンブル名を“パラディアンズ”にリニューアル。そして今回早速リリースとなる新体制でのレコーディング第1弾では、イタリア・バロックの巨匠タルティーニの「悪魔のトリル」という新たな門出に相応しいプログラムを披露!演奏の鍵を握るヴァイオリンを担当するロドルフォ・リヒターは、モニカ・ハジェットの門下生でありあのポッジャーの後任としてパラディアン・アンサンブルに迎えられた実力者です。
CKD-293(1SACD)
リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」
交響詩「サトコ」Op.5/スペイン奇想曲
アルトゥール・ピツァーロ(P)、
ヴィタ・パノマリオヴァイテ(P)
アルトゥール・ピツァーロが、その教え子であり友人でもあるリトアニアの女流ピアニスト、ヴィタ・パノマリオヴァイテとのデュエットによるリムスキー=コルサコフをリリース!管弦楽作品の名曲であるこの3曲。ここでは「シェエラザード」と「スペイン奇想曲」の2作品で、リムスキー=コルサコフ自身によるピアノ・デュオへのアレンジを使用。残る「サトコ」では、リムスキー=コルサコフの妻であり優れたピアニストとしても知られたナデージダによるアレンジを用いており、リムスキー=コルサコフ夫妻それぞれのアレンジを組み合わせているという点も非常に興味深いものがあります。
CKD-294(1SACD)
ラモー(ピーナール編曲):「ナイス」からの組曲、
R・アーン
:クロリスに、
シャブリエ
(ピーナール編曲):トランペットとピアノのための組曲、
サン・サーンス
:チェロ・ソナタ第2番ヘ長調Op.123より ロマンス、
フォーレ
(アットウッド編曲):ヴァイオリン・ソナタ第2番ホ短調Op.108
ジョナサン=フリーマン・アットウッド(Tp)、
ダニエル=ベン・ピーナール(P)
ジョナサン=フリーマン・アットウッドは、グラモフォン誌のレビュー執筆、Channel Classicsでポッジャーのレコーディング・プロデュース、さらには自身の演奏活動も行うというマルチな活躍を見せるアーティスト。
CKD-296(1SACD)
ヴォーン=ウィリアムズ:ウェンロック・エッジで
ピーター・ワーロック(1894−1930):連作歌曲「シャクシギ」
アーサー・ブリス(1891−1975):哀しいソネット
アイヴァー・ガーニー(1890−1937):ラドローとテム
ジェイムス・ギルクリスト(T)、
アンナ・ティルブロック(P)、
マイケル・コックス(Fl)、
ガレス・ハルス(コールアングレ)、
フィッツウィリアムSQ
医者と音楽の道を両立していたギルクリストが音楽家に専念することになったのは1996年。その後の活躍は目覚しく、BBC交響楽団、スコットランド室内管、キングズ・コンソート、バッハ・コレギウム・ジャパン、イギリス室内管など数多くの団体と共演を重ねています。ギルクリストの歌うレパートリーの中では特にイギリス作品が高く評価されており、前作フィンジの歌曲集(CKD-253)での幅のある表現力と歌声が絶賛を博しています。今回もプログラムはイギリス一色!
CKD-300(4CD)
バッハ・オン・ザ・リュート
バッハ(ノース編):無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータBWV.1001〜1006(全曲)
無伴奏チェロ組曲BWV.1007〜1012(全曲)
ナイジェル・ノース(Lute)
リュートの演奏によるバッハの最高傑作としてユーザー、メディアから絶賛を受けてきたナイジェル・ノースの「バッハ・オン・ザ・リュート」が装いも新たに再登場! リン・レコーズが多くの要望に答える形で再登場となったナイジェル・ノースのバッハ・ボックス。ナイジェル・ノースの類稀な演奏とリン・レコーズの録音技術が圧倒的な充実感を生み出しています。新たなプライス設定も嬉しいポイント。
CKD-301(1SACD)
ジェイムズ・マクミラン(1959−):合唱のための新しい音楽
テネブレ/ミサ・ブレヴィス
ストラスクライドのモテット
アラン・タヴナー(指)カペラ・ノヴァ
現在のスコットランドを代表する作曲家として同国の音楽分野を牽引するジェイムズ・マクミラン。発表された作品は様々なレーベルで次々とレコーディングが行われるなど、英語圏を中心に絶大な人気を誇っています。今回カペラ・ノヴァによって録音が行われた新たな宗教作品集は3曲全てが世界初録音となります。アラン・タヴナー率いるカペラ・ノヴァはこれまでに60曲を超える作品の初演を手懸けるなど、新作の演奏には定評があります。またカペラ・ノヴァは1987年から20年に渡ってマクミランと良好な関係を続け信頼関係を築いており、その作品の演奏や理解度の高さは他の追随を許しません。

CKD-308(2SACD)
マッケラス/モーツァルト:後期交響曲集
交響曲第38番ニ長調K.504「プラハ」
交響曲第39番変ホ長調K.543
交響曲第40番ト短調K.550
交響曲第41番ハ長調K.551「ジュピター」
チャールズ・マッケラス(指)スコットランドCO

録音:2007年8月3日-9日、シティ・ホール、グラスゴー
マルチ指揮者マッケラスは、モーツァルトにだけは並々ならぬ執着を持ち続け、再三録音を繰り返してきましたが、遂にその最終結論とも言うべき録音が完成しました!通奏低音を取り入れたり、独特のアクセント、アーティキュレーションを見せたかつての解釈が一層深化し醸成され、極めて高度なバランス操作を行ないながら、聴き手にそのことを意識させず、作品本来のあり様を伝える力量にまで達した真の巨匠だけが可能な普遍的名演が実現したのです。特に際立って素晴しいのが「プラハ」。全てのリーピートを実行すると第1楽章が後の2つの楽章を併せた演奏時間になり、バランスを欠くのが常ですが、この録音も第1楽章は17分強、あとの2つの楽章は19分ほど要しながら、アンバランスな印象を与えないのは、演奏の密度が極めて高い証しです。第1楽章で展開部から再び繰り返されるのも近年は珍しくありませんが、遅いテンポを採用して同様の繰り返しを行なって気が遠くなるアーノンクールとは対照的に、ここでは洗練されたフレージングと有機的なリズムの弾力によって違和感など皆無。終楽章においてあらゆる声部が漏れなく発言し尽くしている凄さも必聴です。「第39番」は冒頭のティンパニの響きからその質感の素晴しさに打たれます。この曲が持つ優雅な雰囲気を生かしつつ、立体的に音楽を構築する技量は尋常ではありません。「第40番」は第1楽章で快速テンポを採用していますが、ここでもエキセントリックに傾くことなく、感情の高ぶりをコントロールしつつ素晴しい推進力を獲得。また、全4曲に共通して言えることですが、特にこの「第40番」の第1、第4楽章の中低域の充実ぶりは空前絶後と言うしかなく、終楽章コーダに至ってはこんな高純度の凝縮力を誇る演奏は他に誰が可能でしょうか?「ジュピター」では、第1楽章後半の金管の強奏が美しく華やぐ様をお聴き逃しなく。追求に追求を重ねて来た学者肌のマッケラスも、そのアカデミックな解釈を大きな共感でもって演奏に内包し尽くし、まさにモーツァルトの原点に帰結したと言える録音です。超優秀録音で名高いLinnのスタッフにも拍手! 【湧々堂】
CKD-310(1SACD)
トランペットの仮面劇
L・マルシャン:第5旋法によるグラン・ディアログ
F・クープラン:テノールでのクロモルヌ
ガブリエリ
:カンツォン第2番
J・カバニーリェス
:分割鍵盤のためのティエント第36番
シュッツ:主は偉大であるSWV.286
モンテヴェルディ:主をほめたたえよ
ブクステフーデ:コラール「われらが神はかたき砦」BuxWV.184
ベーム:天にましますわれらの父よ
ダウランド:あわれな足萎え
A・ホルボーン:鳩小屋パヴァン&ガリアルド
パーセル
:4声のファンタジア
スヴェーリンク:「緑の菩提樹の下で」による変奏曲
リュリ
:いざ打て/ビーバー:ソナタ第8番
ムファット:ソナタ第5番ト長調
ジョナサン=フリーマン・アットウッド(Tp)
ダニエル=ベン・ピエナール(P)
CKD-313(3SACD)
バッハ:マタイ受難曲
(1742年頃バッハ最終演奏版)
ニコラス・マルロイ(福音史家/T)、
マシュー・ブルック(イエス/Bs)、
スーザン・ハミルトン(S)、
セシリア・オズモンド(S)、
クレア・ウィルキンソン(A)、
アニー・ギル(A)、マルコム・ベネット(T)、
ブライアン・バナタイン=スコット(Bs)、
ジョン・バット(指)
ダンディン・コンソート&プレーヤーズ

録音:007年9月3日〜6日、グレーフライアーズ教会(エジンバラ)
その存在が噂されながらもベールに包まれていた『ヘンデルの「メサイア」の1742年ダブリン初演版』の録音を実現させ、音楽史に新たな1ページを刻んだジョン・バットとダンディン・コンソート・プレーヤーズが新たに打ち出すのはバッハの「マタイ受難曲」。通常「マタイ受難曲」の演奏に用いられるのは「1736年版」が一般的ですが、今回バット&ダンディン・コンソートが取り上げたのは「1742年頃バッハ最終演奏版」!これは、バッハ自身によって声楽、器楽の両部分に改定が加えられ1742年頃に行われた上演で用いられたと伝えられている版です。バット&ダンディン・コンソートは前作ヘンデルの「メサイア」でも初演版となる「1742年」の楽譜を用いており、今回のマタイ受難曲の録音と「1742年」でリンクしているところも興味津々。超一流のソリスト陣が集った演奏の仕上がりや価値はもちろんのこと、前作「メサイア」でも大絶賛を受けたリン・レコーズが世界に誇るハイクオリティ・サウンドも見逃せない重要なポイント。
CKD-314(1SACD)
メシアン:室内楽作品集
世の終わりのための四重奏曲
主題と変奏
ピアノと弦楽四重奏のための小品
幻想曲/黒つぐみ
ヘブリディーズ・アンサンブル
〔ウィリアム・コンウェイ(芸術監督&Vc)、
アレクサンダー・ヤニチェク(Vn)、
サラ・ビヴァン・ベイカー(Vn)、
キャサリン・マーウッド(Va)、
ローズマリー・エリオット(Fl)、
マキシミリアーノ・マルティン(Cl)、
フィリップ・ムーア(P)〕
1991年にエジンバラで結成されたこのアンサンブルは、芸術監督の任にありヨーロッパ室内管の首席チェロ奏者でもあるコンウェイ、マッケラスとのモーツァルトが記憶に新しいスコットランド室内管のディレクターを務めるヤニチェク、同じくスコットランド室内管の木管セクションを支えるクラリネット奏者マルティンなど凄腕のアーティストたちが集っており、これまでに40人を超える作曲家の新作初演を手懸けるなど近現代作品の演奏、解釈には特に定評があります。傑作「世の終わりのための四重奏曲」を中心としたメシアンの室内楽作品でも、ヘブリディーズ・アンサンブルの個々の実力の高さとアンサンブル能力が際立っており、聴けば聴くほどメシアンの世界に引き込まれていく・・・。非常に密度の濃い内容と超優秀録音を備えたメシアンの作品集です。
CKD-315(1SACD)
ラヴェル:ピアノ作品全集Vol.2
前奏曲/ハイドンの名によるメヌエット
ソナチネ/古風なメヌエット
高貴で感傷的なワルツ/ボロディン風に
シャブリエ風に/亡き王女のためのパヴァーヌ
組曲「クープランの墓」
アルトゥール・ピツァーロ(P)
ピツァーロは2006年にロンドン、リスボン、オーフスでラヴェルとドビュッシーのピアノ独奏作品全曲の演奏を行ってきており、レコーディングへの準備は万端。
CKD-319(2SACD)
ヘンデル:牧歌劇「エイシスとガラテア」 HWV.49a(1718年キャノンズ初演版) スーザン・ハミルトン(S)、
ニコラス・マルロイ(T)、トーマス・ホッブス(T)、
ニコラス・ハンドール・スミス(T)、
マシュー・ブルック(Bs)、
ジョン・バット(指)
ダンディン・コンソート&プレーヤーズ
この牧歌劇(マスク)「エイシスとガラテア」は現代での知名度こそ「メサイア」や「天地創造」には及ばないものの、神童モーツァルトが自身の手による編曲の対象として「エイシスとガラテア」と「メサイア」を選んでおり、このモーツァルトの選曲眼が「エイシスとガラテア」のヘンデル存命中には「メサイア」を凌いでいたという絶大な人気と、ヘンデル初期の英語作品の傑作であるという事実を証明しています。
今回のレコーディングでジョン・バットとダンディン・コンソートが取り上げた版は、大幅な改定が加えられ1732年に初演された第2稿(HWV.49b)ではなく、ヘンデルのキャノンズ滞在時代に作曲され初演が行われた1718年の初稿版(初演版)。1718年にキャノンズ邸で初演された初稿版は"5人の歌い手と7つの楽器"で上演可能という小規模な編成で書かれいるのが大きな特徴です。
CKD-320(1SACD)
モーツァルト:セレナード集Vol.2
行進曲ニ長調K.237
セレナード第4番ニ長調K.203(カデンツァ:ヤニチェク)
ディヴェルティメント第11番ニ長調K.251
アレクサンダー・ヤニチェク(ディレクター&Vn )、
スコットランドCO
シャーンドル・ヴェーグのカメラータ・アカデミカでも活躍したオーストリアのヴァイオリニスト、ヤニチェクがディレクターとヴァイオリンを務めるスコットランド室内管のモーツァルト第2弾。巨匠に鍛え上げられた実力者たちが良好な関係を保ち続けているヤニチェクのリードによって、小編成の機動力を活かした美しいモーツァルトを披露します。
CKD-321(2CD)
パラディアン・アンサンブル〜ヴェニス・コレクション

■あふれるよろこび

マルコ・ウッチェリーニ(1603-1680):ベルガマスカにもとづくアリア
二コラ・マッティス(fl.1670):ヴァイオリンのためのエア集(2曲)
マシュー・ロック(1621/2-1677):ブロークン・コンソート ニ長調
クリストファー・シンプソン(c.1605-1669):「ジョン、来て、キスして」によるディヴィジョン
ジョン・ブロウ(1649-1708):ソナタ イ長調
ビアージョ・マリーニ(c.1587-1663):ソナタ
作曲者不詳(c.1660):シャコンヌ
ジェミニアーニ:スコットランドのエア
二コラ・マッティス:ヴァイオリンのためのエア集(4曲)
パーセル(1659-1695):ツー・イン・アポン・ア・グラウンド
二コラ・マッティス:スコットランドのユーモアによるグラウンド

■有翼のライオン

ダリオ・カステッロ(fl.1620):12度のソナタ
ヴィターリ:シャコンヌ Op.7-3
マルコ・ウッチェリーニ:4声のソナタOp.5
ヴィヴァルディ:協奏曲 ヘ長調RV.100
ジョヴァンニ・バッティスタ・ブオナメンテ(d.1642):組曲
カヴァッリ(1607-1676):カンツォン
サンティアゴ・デ・ムルシア(fl.1700):エル・アモール/ラ・ホタ
フランチェスコ・トゥリーニ(1589-1656):3声のソナタ
ヴィヴァルディ:協奏曲 ニ長調RV.84
マルコ・ウッチェリーニ:アリア[第11番/第14番/第15番]
パラディアン・アンサンブル
[パメラ・トービー(リコーダー)
レイチェル・ポッジャー(Vn)
ジョアンナ・レヴァイン(Vc)
ウィリアム・カーター(G/
アーチリュート/テオルボ)]

録音:1992年11月/1993年11月
CKD-322(2CD)
パラディアン・アンサンブル〜ライプツィヒ・コレクション

■バッハ:トリオ・ソナタ集
*
トリオ・ソナタ第6番 ハ長調BWV.530(原曲 ト長調)
デュエット第1番 ホ短調BWV.802
デュエット第2番 ヘ長調BWV.803
トリオ・ソナタ第1番 ト長調BWV.525(原曲 ホ長調)
トリオ・ソナタ第3番 ト短調BWV.527(原二短調)
デュエット第3番 ト長調BWV.804
デュエット第4番 イ短調BWV.805
トリオ・ソナタ第5番 ヘ長調BWV.529(原曲 ハ短調)
14のカノン BWV.1087

■バッハ:ソナタとコラール集
#
トリオ・ソナタ ト長調BWV.1039
コラール「目を覚ませと呼ぶ声が聞こえ」BWV.645
トリオ・ソナタ第4番 ト短調BWV.528(原曲 ホ短調)
コラール「イエスよ、いまぞ汝御空より降り来たり」BWV.650
ヴァイオリン・ソナタ ト長調BWV.1021
トリオ「いと高きところにまする神にのみ栄光あれ」BWV.664
コラール「古き年は過ぎ去りぬ」BWV.614
トリオ「主イエス・キリストよわれらをかえりみたまえ」BWV.632
トリオ・ソナタ第2番 ホ短調BWV.526(原曲 ト短調)
パラディアン・アンサンブル
[パメラ・トービー(リコーダー)
レイチェル・ポッジャー(Vn)*
ロドルフォ・リヒター(Vn)#
スザンネ・ハインリヒ(ヴィオラ・ダ・ガンバ/
7弦バス・ヴィオール)
ウィリアム・カーター(G/アーチリュート/テオルボ)]

録音:1994年11月/2005年10月
CKD-323(2CD)
パラディアン・アンサンブル〜ヴェルサイユ・コレクション

■太陽王の楽園
*
ルベル(1666-1747):様々な性格の舞曲集
エティエンヌ・ムリニエ(17世紀):プレリュード
 シャコンヌ
マラン・マレ:サント・コロンブ氏へのトンボー/組曲 ニ長調
F・クープラン:えりぬきのミュゼット&居酒屋のミュゼット
マラン・マレ:組曲 ニ長調

■四大元素
#
ルベル:四大元素(四重奏版)
マラン・マレ:組曲[イ短調/ト長調]/スペインのフォリア
パラディアン・アンサンブル
[パメラ・トービー(リコーダー)
レイチェル・ポッジャー(Vn)*
ロドルフォ・リヒター(Vn)#
スザンネ・ハインリヒ(7弦バス・ヴィオール)
ウィリアム・カーター(G/テオルボ)]

録音:1998年11月/2003年5月
CKD-324(2CD)
パラディアン・アンサンブル〜ロンドン・コレクション

■チョイス・コレクション
*
マシュー・ロック(1621?-1677):ブロークン・コンソート ニ長調
二コラ・マッティス(fl.1670):エア集 ヘ長調(5曲)
トマス・バルツァー(c.1630-1663):ジョン、来て、キスして
ジョン・ウェルドン(1676-1736):エア集 ニ長調(5曲)
作曲者不詳(1706):王様のサイモンじいさん
ジョン・ブロウ(1649-1708):グラウンド ト短調
ヘンリー・バトラー(d.1652-):カリーノ・カストゥラーメによる変奏曲
二コラ・マッティス:エア集 ホ長調(2曲)
マシュー・ロック:ブロークン・コンソート ハ長調

■ヘルド・バイ・イヤーズ
#
二コラ・マッティス:エア集(6曲)
作曲者不詳(17世紀):ストラロッホのリュート曲集&ロワランのリュート曲集より
伝承曲/パラディアン・アンサンブル編曲:4つのスコットランド民謡
ニコラ・マッティス:エア集 ニ長調(5曲)
作曲者不詳(17世紀):ロイヤル・カレッジ・オブ・
ミュージックの手稿譜
〜ト長調のグラウンドによるディヴィジョン
ニコラ・マッティス:エア集 ニ短調(4曲)
作曲者不詳(1684):ディヴィジョン・ヴァイオリン〜ロジャー・オヴ・カヴァリー・ディヴィジョン ニ短調
ニコラ・マッティス:エア集 ト短調(4曲)/
ギターのためのエア集(5曲)/アリア
伝承曲/パラディアン・アンサンブル編曲:新しい調べ
パラディアン・アンサンブル
[パメラ・トービー(リコーダー)
レイチェル・ポッジャー(Vn)
スザンネ・ハインリヒ(ヴィオラ・ダ・ガンバ/バス・ヴィオール )
ウィリアム・カーター(リュート/テオルボ/G)]

録音:1995年3月/2000年2月
CKD-329(1SACD)
レイトン:アース、
 スウィート・アース(大地の賛歌)Op.94
ブリテン:冬の言葉Op.52
ジェイムス・ギルクリスト(T)、
アンナ・ティルブルック(P)

録音:2008年9月8日−10日&11月26日、キリスト・ホスピタル(ホーシャム)
医師からテノール歌手へと劇的な転身を遂げたギルクリストの類稀な歌唱力は、ザ・シックスティーンやBCJなど世界各地のオーケストラや合唱団から信頼を寄せられており、演奏の成功を左右するキーパーソンとして招聘されることも数多い。ケネス・レイトンの歌曲集はブリテンの盟友にして大テノール、ピーター・ピアーズ追悼のために書かれた作品であり、録音は非常に貴重。またブリテンの「冬の言葉」もピーター・ピアーズのために作曲された歌曲集であり、ギルクリストが歌う2つの作品は「ピーター・ピアーズ」という20世紀の名歌手によって結ばれています。
CKD-330(1SACD)
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「ミューズの神を率いるアポロ」
「プルチネルラ」組曲(1949年改訂版)
アレクサンダー・ヤニチェク(ディレクター&ヴァイオリン)、
ヨーロッパ室内O
H・ツェートマイヤー、ロスタル、ミルシテイン、リッチなど錚々たる名手たちからヴァイオリンを学び、シャーンドル・ヴェーグのカメラータ・アカデミカでも活躍したヤニチェクと、が世界有数の室内オーケストラ、ヨーロッパ室内Oがコンビを結成!リリース第1弾はストラヴィンスキー!スコットランド室内管とのモーツァルトでもオーケストラから豊潤なサウンドを引き出すなど、ヴァイオリン奏者としてのみならずディレクターとしての手腕を証明してくれたヤニチェク。演奏の細部までを鮮明に再現するリン・レコードのハイファイ録音にも要注目。
CKD-331(1SACD)
ビブラシオネス・デル・アルマ
ミゲル・ユステ(1870−1947):ビブラシオネス・デル・アルマ(心のときめき)
アンリ・ラボー(1873−1949):演奏会用独奏曲Op.10
アントニオ・ロメロ
(1815−1885):演奏会用独奏曲第1番
ジョン・マッケイブ
(1939−):3つの小品Op.26
シャルル=マリー・ウィドール
(1844−1937):序奏とロンドOp.72
ウェーバー:グランド・デュオ・コンチェルタンテOp.48
マキシミリアーノ・マルティン(Cl)、
スコット・ミッチェル(P)
巨匠マッケラスからの信頼も厚いスコットランド室内管弦楽団の首席クラリネット奏者、マキシミリアーノ・マルティンのソロ・アルバム第2弾。クラリネットを語るに欠かせぬウェーバーの重要作「グランド・デュオ・コンチェルタンテ」から、現代イギリスの人気作曲家マッケイブ、自身と同郷のスペイン人作曲家ユステ、ロメロなどによる異なる文化を起源とした国も時代も違うクラリネット作品を、マルティンのクラリネットが情熱的に、時には感傷的に歌い上げています。また録音はリン・レコーズの名エンジニア、フィリップ・ホッブスが担当しており、ハイクォリティのサウンドも魅力です。
CKD-332(1SACD)
パーセル:4声のソナタ集
4声のソナタ第1番ロ短調/同第2番変ホ長調
同第3番イ短調/同第4番ニ短調
同第5番ト短調/同第6番ト短調
同第7番ハ長調/同第8番ト短調
同第9番ヘ長調「黄金のソナタ」/第10番ニ長調
レトロスペクト・トリオ〔ソフィー・ジェント(Vn)、マシュー・トラスコット(Vn)、ジョナサン・マンソン(バス・ヴィオール)、マシュー・ホールズ(Cemb、Org)〕
キングズ・コンソート"改め"レトロスペクト・アンサンブル"!移籍第1弾はヘンリー・パーセル!アンサンブルのリニューアルと時を同じくして"レトロスペクト・アンサンブル"は、超優秀録音で定評のある"リン(Linn)"に移籍。早速登場となる"Linn"からのリリース第1弾はパーセルの生誕350年記念盤となる「4声のソナタ集」!「黄金のソナタ」の名で知られる「ソナタ第9番ヘ長調」を含む「4声のソナタ集」で、現音楽監督マシュー・ホールズ、チェロ&ヴィオールの名手ジョナサン・マンソンなど、レトロスペクト・アンサンブルが誇る世界的名手4人が創意あふれる演奏を展開します。
CKD-335(1CD)
ハーバート:歌曲集
この世で一番いとおしい花/深紅のバラ
死者たちの日/ラフーンを想い涙する
オン・ア・タイム/ホースメン/水仙に
あきらめ/聖ベネディクト/秋/子供たちの歌
11月のある日に/聖なる夜に
ゆりかごの歌/スミレ/他
アイリッシュ・タイナン(S)、
ジェイムズ・ギルクリスト(T)、
デイヴィッド・オーウェン・ノリス(P)
ミュリエル・エミリー・ハーバート(1897−1984)は、英国王立音楽大学でスタンフォードクィルターから作曲を学んだ20世紀イギリスの女流作曲家。大英図書館のアーカイヴに保管されているハーバートの歌曲は、ドビュッシーやラヴェル、R・シュトラウスなど多くの大作曲家たちからの影響を受けています。知られざる女流作曲家の歌曲を歌うのは、アイルランドの名花タイナンと異色のキャリアを持つイギリスのテノール歌手ギルクリスト。聴き手の心を掴む作品と歌声が、ハーバートの音楽を世に送り出します。
CKD-336(2SACD)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲集
ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37
ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58
ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」
アルトゥール・ピツァーロ(P)、
チャールズ・マッケラス(指)スコットランドCO
マッケラス&SCO、ピツァーロの強固なパートナーシップによって「ピアノ協奏曲第3番」&「第4番」の収録をほぼワンテイクという驚異的な速さで完成させ、当初予定されていなかった「ピアノ協奏曲第5番」を急遽プログラムに追加するなど、前出の録音を上回る大成功を収めたというのだから期待度も一気に急上昇!2008/2009シーズンに2日間のみ設定された2008年10月30日&31日のマッケラス&SCOのコンサートでは、収録曲の「ピアノ協奏曲第3番」(30日)&「第4番」(31日)でピツァーロをソリストとして招聘しこちらも大成功を収めています。
CKD-339(1SACD)
ウォード:5声&6声のコンソート・ミュージック
6声のファンタジア第1番/6声のファンタジア第3番
6声のファンタジア第6番/6声のファンタジア第2番
6声のファンタジア第4番/6声のファンタジア第5番
6声のファンタジア第7番/6声のイン・ノミネ第1番
5声のファンタジア第1番/5声のファンタジア第2番
5声のファンタジア第3番/5声のファンタジア第4番
5声のファンタジア第5番/5声のファンタジア第6番
5声のファンタジア第7番/5声のファンタジア第8番
5声のファンタジア第9番/5声のファンタジア第10番
5声のファンタジア第11番/5声のファンタジア第13番
5声のファンタジア第12番/5声のイン・ノミネ
6声のイン・ノミネ第2番
ファンタズム
〔ローレンス・ドレイフュス(トレブル・ヴィオール&ディレクター)、ウェンディ・ギレスピー(トレブル・ヴィオール)、ジョナサン・マンソン(テノール・ヴィオール)、マルック・ルオラヤン=ミッコラ(バス・ヴィオール)〕、エミリア・ベンジャミン(テノール・ヴィオール)、ミッコ・ペルコラ(バス・ヴィオール)
当時のイギリスを代表するマドリガリストの1人だったウォード。そのマドリガルに匹敵する完成度を誇ったヴィオールのための音楽の中でも、円熟の作風と劇的な効果が見られる"5声"と"6声"の作品は特に評価が高いものです。
CKD-341(1SACD)
夜鳴きうぐいすと蝶々〜リコーダーのための作品集
デルヴロワ:ソナタ第2番ト長調
ヴィゼー:パッサカイユ
フィリドール:リコーダー・ソナタ ニ短調
デュパール:組曲第1番イ長調
ヴィゼー:組曲ニ短調
クープラン:恋の夜うぐいす
デュパール:組曲第6番へ短調
クープラン:勝ち誇る夜うぐいす、
 夜うぐいすのドゥブル
パメラ・トービー(リコーダー)、
エリザベス・ケニー(アーチリュート&テオルボ&バロック・ギター)

録音:2009年3月22日−24日、イギリス国立古楽センター
前3作では、ソネリー、リチャード・エガー、アンドルー・ローレンス=キングなど、古楽界の一流アーティストたちと共演を重ねてきたトービーですが、この"夜鳴きうぐいすと蝶々"でデュオを組むのは、イギリスのトップ・リューティスト、エリザベス・ケニー。古楽界の最前線を歩むトービーとケニーのデュオは、テクニックや音色、表現の素晴らしさはもちろんのこと、心地よいテンポ感、両者の絶妙の距離感が生み出す自然な音楽の流れが実に見事。トービーのリコーダーとケニーのリュートは、まるで"夜鳴きうぐいす(ナイチンゲール)"の鳴き声と"蝶々"の羽ばたき。リコーダーが誘う美しきフランス・バロックの世界へ ――。
CKD-342(1SACD)
ローレム:「まだ見てもいない物の証拠」より&歌曲集
朝早く
君はここへ引き寄せられた新しい人か?
春の雨/スーザンのために
雪の夕べ、森のそばにたたずんで
金髪のジェニー/ある若い娘に
彼の兄弟の弔いについて/眠れ
いつまでもお前を愛す
私に良く似たあの影
こだましている道で
私は広野をぶらついた/アレルヤ
小さなエレジー/時々愛する人ができると
夕暮れの賛歌/蘭/歌う少女に
真紅の花びらが眠っている
小さな痛みが/見下ろせ、美しい月よ
虹/1日よりもあなたを愛しているだろうか?
ゼアー・ロンリー・ベターズ
おお、あまりに長く愛してはいけない
戦争についてのコメント/蛇
今や元気いっぱいで
アラスター・ホガース(ディレクター&P)、
プリンス・コンソート
〔アンナ・リーズ(S)、ジェニファー・ジョンストン(Ms)、アンドルー・ステイプルズ(T)、ジャック・インブライロ(Br)、ティム・ミード(カウンターテナー)〕
英国王立音楽大学で学んだ6人の精鋭たちによって結成された新しいアンサンブル、プリンス・コンソートのデビュー・アルバム。ピアノ伴奏付きの独唱から五重唱までの編成に対応する高い適応力と抜群の歌唱力、アンサンブル能力は、イギリスの大バリトン歌手サー・トーマス・アレンが太鼓判を押すほど。そのトーマス・アレンがパトロンを務めているという事実からも、英国楽壇のプリンス・コンソートへの並々ならぬ期待感が伝わります。デビュー・アルバムに母国イギリスの音楽でなく、ネッド・ローレムの歌曲をチョイスするという選曲眼の広さと度胸の大きさも桁外れ。プリンス・コンソート、要注目です。
CKD-343(1SACD)
ソル:初期作品集
3つのメヌエットOp.11-6、7、8
モーツァルトの魔笛の主題による変奏曲Op.
メヌエット ハ短調Op.24-1
メヌエット ハ長調Op.5-3
アンダンテ・ラルゴOp.5-3
2つのメヌエットOp.11-5、4
12の練習曲Op.6より 第2番、第9番、第11番、第12番
グランド・ソロOp.14/メヌエット ト長調Op.3
ウィリアム・カーター(G)
エンシェント室内O、イングリッシュ・コンソートのメンバーでもあり、ギター、バロック・ギター、リュート、テオルボを高いレベルで弾きこなす類稀なる名手の"スパニッシュ・アルバム"第2弾。
CKD-346(1SACD)
レハール:オペレッタからのアリア集
「この世は美しい」〜恋人よ、愛していることを信じて
「メリー・ウィドウ」〜ヴィリアの歌
「パガニーニ」〜女たちにキスをするのが好きだった「フレーデリケ」〜おお私の乙女
「ほほえみの国」〜君はわが心のすべて
「ジュディッタ」〜愛は夢だった
「パガニーニ」〜美しいイタリア人
「ほほえみの国」〜いつも微笑みをたたえて
「メリー・ウィドウ」〜唇は語らずとも
「ジュディッタ」〜友よ人生は生きる価値がある
「ほほえみの国」〜窓の下に
「フラスキータ」〜さようなら我が愛よさようなら
アルフィー・ボー(T)、
マイケル・ロズウェル(指)
スコットランド歌劇場O
17歳でイギリスの自動車メーカー"TVR"の整備士見習いになったアルフィー・ボー(1973−)。その歌声に感銘を受けたクライアントからのアドバイスで声楽のトレーニングを積んだアルフィー・ボーは、多くのオーディションを見事に制覇。イングリッシュ・ナショナル・オペラやコヴェント・ガーデン王立歌劇場へのデビュー、ブロードウェイでのトニー賞の受賞、レーベルとの契約締結など、夢のようなサクセス・ストーリーを体現したUK期待のテノール歌手なのです。アルフィー・ボーのリン・レコーズ(Linn)デビュー第1弾は、父親が敬愛していたテノール歌手リヒャルト・タウバーの得意としていたフランツ・レハール(1870−1948)のオペレッタからのアリア集。アルフィー・ボーが英語で大切に歌うレハールの美しくドラマティックなアリアの数々・・・。見習いの"自動車整備士"からプロの"テノール歌手"への転身を実現させた奇跡の歌声を存分に味わってください!

CKD-350(2SACD)
モーツァルト:交響曲集Vol.2
交響曲第29番イ長調K.201
交響曲第31番ニ長調K.297「パリ」
交響曲第31番ニ長調K.297「パリ」〜第2楽章(異稿)
交響曲第32番ト長調K.318
交響曲第35番ニ長調K.385「ハフナー」
交響曲第36番ハ長調K.425「リンツ」
チャールズ・マッケラス(指)スコットランドCO

録音:2009年7月11日−17日、グラスゴー・シティ・ホール/プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン/エンジニア:フィリップ・ホッブス
ここに収録されている曲全てが、モーツァルトの交響曲演奏の金字塔といっても過言ではありません。ピリオド奏法を取り入れた演奏で、綿密にアーティキュレーションを施したマッケラス解釈ですが、全体のニュアンスが以前に増して温かみと自然な息遣いに溢れているのが特徴的。もちろんそこには老いの影など微塵もなし。第29番の第1楽章の短い展開部は、何という色合いの多彩さ!終楽章のリズムは鋭く沸き立ちますが、決して無慈悲に突き刺すそれではなく、養分をたっぷり含んだニュアンスで手応え十分。打楽器を伴わない楽器編成にもかかわらず、この作品を極めて立体的に構築し、シンフォニックな醍醐味を感じさせる手腕はいつもながら敬服させられます。「パリ」もこれまでの録音以上にスケール感が増し、分析的な臭いが更に洗い流されて人間的な生命感が満点!第1楽章で急速に駆け上がる上行音型の有機性、3:16からの転調に伴う呼吸のうねりの振幅感、4:28からの内声部の熾烈な葛藤は比類なし。32番はイギリス室内Oとの旧録音との差が最も顕著な一曲。とにかく音楽のつくりが大きく、ハーモニーのブレンドの美しさは天下逸品。「ハフナー」はこの作品の祝典的な雰囲気を十二分に引き出すだけでなく、そこにスコア根底から音楽のエッセンスを余すことなく引き出そうとする強力な意志が働いているので、迫真の推進力が息づいているのです。もちろんスケールOも十分。第2楽章は、装飾音の扱いに象徴されるように、良い意味で角の取れた自然な流れが心に染み、知的な解釈がここまで自発的に湧き出るようになるには、やはり経験がものを言うのかと痛感させられる次第。第3楽章は冒頭の突入の凄まじさにビックリ!中間部のこのリズムの弾力!同じことを表面的に模したらどんなに空虚なことか…、そう考えると、こういう自然に沸き立つ演奏の重みをまざまざと感じます。
そして白眉は「リンツ」!ある意味で原点回帰、マッケラスのモーツァルト解釈の最終結論とも言える、かつての試行錯誤を咀嚼しつくした深みとコクのある表情が満載です。第1楽章から一度惹きつけられたら気を逸らす暇など与えない訴求力。楽器の受け渡しの俊敏さ、些細な合いの手のような走句にも人間くさい表情を加味する愛情もさることながら、惰性で鳴っている楽器などまったく存在しない幸せな緊張感!各小節を細切れに刻む演奏ではなく、全体を大きな弧として膨らませる第2楽章、第3楽章に続き、終楽章は、弱音で出てくる冒頭数秒間のハーモニーのバランスを注意深くお聴きください。こんな絶妙なバランスが他で聴けるでしょうか?マッケラスのモーツァルトへの愛、いや音楽へののめりこみの熱さを示す瞬間と言えましょう。単なる楽天的主義的な演奏とは次元を異にする、全世界を平和で埋め尽くすようなオーラはコーダ至って極限に達し、ほんのわずかにアッチェレランド気味に突進する様に全身を捧げたくなる気持ちを抑えられません。  【湧々堂】
CKD-352(1SACD)
ウィーンのモーツァルト
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第17番ニ長調K.576
ロンド イ短調K.511
ピアノ・ソナタ第16番変ロ長調K.570
幻想曲ニ短調K.397/グルックの《メッカの巡礼》の「愚かな民が思うには」による10の変奏曲ト長調K.455
ゴットリーブ・ヴァリッシュ(P)
1978年ウィーン生まれ。なんと6歳でオーストリアの超名門ウィーン国立音楽大学に入学してしまった現代の神童ゴットリーブ・ヴァリッシュが、元祖神童モーツァルトの"ウィーン時代"の作品でリン・レコーズにデビュー!父はウィーン放送響のメンバー、母はピアニストという音楽一家で育ったヴァリッシュは、1995年にアメリカのコンクール"ストラヴィンスキー賞"で見事第1位と3つの特別賞を獲得。シノーポリが指揮するウィーン・フィル、メニューイン指揮のシンフォニア・ヴァルソヴィアなどトップ・オーケストラとの共演や、ウィーン・ムジークフェライン、チューリッヒ・トーンハレでのソロ・リサイタルで大喝采を浴びるなど、ヴァリッシュの活躍はウィーンが生んだ"現代の神童"呼ぶに相応しい逸材。
CKD-354(2SACD)
バッハ:ミサ曲ロ短調BWV.232
(ジョシュア・リフキン校訂ブライトコップ版/2006)
スーザン・ハミルトン(S)、
セシリア・オズモンド(S)、
マルゴット・オイツィンガー(A)、
トーマス・ホッブス(T)、
マシュー・ブルック(Bs)、
ジョン・バット(指)
ダンディン・コンソート・プレーヤーズ
1980年代初頭にアメリカの音楽学者、指揮者のジョシュア・リフキンが提唱した1パート1名という演奏形態"OVPP(One Voice Per Part)"。リフキンがこの"OVPP"の発表から20数年という歳月をかけて「ロ短調ミサ」の手稿譜に加えられた加筆や修正などを省くという作業を行い、バッハが意図した本来の姿に限りなく近い形として完成させた"最終稿"こそが、2006年にブライトコップから出版されたこの"ジョシュア・リフキン校訂版"です。ジョン・バットと共にダンディン・コンソート&プレーヤーズの芸術監督を務めるスコットランドの名ソプラノ歌手スーザン・ハミルトンや、古楽唱法に長け、名匠たちからの信頼も厚いバスのマシュー・ブルックなど、1パート1名という"OVPP"で重要な役割を担う実力派ソリスト陣も見事。
CKD-355(2SACD)
アルベニス&グラナドス:ピアノ作品集
グラナドス:組曲《ゴイェスカス》H.64
アルベニス:組曲《イベリア》
アルトゥール・ピツァーロ(P/ブリュートナー)

2009年9月2日−6日、ユリウス・ブリュートナー・ピアノフォルテ・ファブリック(ライプツィヒ)
※使用ピアノ:ブリュートナー・コンサート・グランド・ピアノ(シリアルNo.151893)
これまでベートーヴェンやショパン、ラヴェル、リムスキー=コルサコフなどを主なレパートリーとしてきたピツァーロ。アルベニス&グラナドスの音楽と深く関わることにより、"リリカル"、"ヴィルトゥオージティ"といった強みにカラフルな"民族色"というファクターが加わったピツァーロのパフォーマンスはファンタスティック!豊かな倍音を生み出す4本目の弦"アリコート・システム"を持ち、他との違いを生み出せるブリュートナーの響きとスペイン音楽のブレンド感も絶妙です。
CKD-356(2CD)
バッハ:ゴルトベルク変奏曲BWV.988
サラバンドと変奏ハ長調BWV.990
イタリア風アリアと変奏イ短調BWV.989
マシュー・ホールズ(Cemb)
英国屈指の名門レトロスペクト・アンサンブルの音楽監督を継承するなど、実力者がひしめくイギリスの古楽シーンにおいても一目置かれる存在のマシュー・ホールは、指揮者としてだけでなく鍵盤奏者としての腕前も一級品。大バッハの永遠の名作「ゴルトベルク変奏曲」でこの若き名匠の真価が明らかとなります。HDCD仕様(Normal-CD)。
CKD-362(2SACD)
ヘンデル:合奏協奏曲集Op.6
合奏協奏曲第1番ト長調Op.6-1
第2番ヘ長調Op.6-2/第3番ホ短調Op.6-3
第4番イ短調Op.6-4/第5番ニ長調Op.6-5
第6番ト短調Op.6-6/第7番変ロ長調Op.6-7
第8番ハ短調Op.6-8/第9番ヘ長調Op.6-9
第10番ニ短調Op.6-10/第11番イ長調Op.6-11
第12番ロ短調Op.6-12
パヴロ・ベズノシウク(Vn&ディレクター)、
エイヴィソン・アンサンブル

録音:2008年10月27日−31日、ジュビリー・シアター(ニューカッスル)
1985年の結成から25年という歴史を持つイギリスの名門ピリオド・オーケストラ、エイヴィソン・アンサンブルが鬼才パヴロ・ベズノシウクに率いられリン(Linn)に登場。イギリス、ニューカッスル出身の作曲家チャールズ・エイヴィソン(1709−1770)の名を冠するエイヴィソン・アンサンブルが得意とするイギリス・バロックの新録音は、ヘンデルのマスターピース、「合奏協奏曲Op.6」の全曲録音!「聖チェチーリアの為の頌歌」やオラトリオ「サウル」などの傑作と同時期となる1739年、54歳のヘンデルがわずか1ヶ月という短期間で完成させた12の合奏協奏曲「Op.6」は、バッハの「ブランデンブルク協奏曲」に匹敵するバロック時代の"合奏協奏曲"を代表する傑作との呼び声も高い。ビーバーの「ロザリオのソナタ」(AV 0038)で古楽に衝撃を与えたベズノシウクのカラーに染まったエイヴィソン・アンサンブルのハイ・パフォーマンスと、リンの超優秀録音の相乗効果をご堪能ください。
CKD-365(2SACD)
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集Op.8《和声と創意への試み》
ヴァイオリン協奏曲ホ長調Op.8-1,RV.269《春》
協奏曲ト短調Op.8-2,RV.315《夏》
協奏曲ヘ長調Op.8-3,RV.293《秋》
協奏曲ヘ短調Op.8-4,RV.297《冬》
協奏曲変ホ長調Op.8-5,RV.253《海の嵐》
協奏曲ハ長調Op.8-6,RV.180《喜び》
協奏曲ニ短調Op.8-7,RV.242
協奏曲ト短調Op.8-8,RV.332
協奏曲ニ短調Op.8-9,RV.236
協奏曲変ロ長調Op.8-10《狩り》
協奏曲ニ長調Op.8-11,RV.210
協奏曲ハ長調Op.8-12,RV.178
パヴロ・ベズノシウク(Vn、ディレクター)
エイヴィソン・アンサンブル
イギリス・バロック時代の傑作、ヘンデルの「合奏協奏曲Op.6」で堂々たるリン・レコーズ・デビューを飾ったベズノシウクとエイヴィソン・アンサンブル。ヘンデルに続くヴィヴァルディの「和声と創意への試み」では、"鬼才"の呼び名に相応しいベズノシウクの圧倒的なヴィルトゥオージティ、エイヴィソン・アンサンブルのトップレベルの合奏能力。
CKD-366(2SACD)
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータBWV.1001−BWV.1006 パヴロ・ベズノシウク(バロックVn)
これまでのソリストとしての実績はもちろんのこと、エンシェント室内管弦楽団、エイジ・オヴ・インライトゥメント管弦楽団、エイヴィソン・アンサンブルといった世界トップクラスのピリオド・オーケストラを、コンサートマスター、ディレクターとして率いるなど、充実の時を過ごすベズノシウクにとって、今こそがバッハの無伴奏を取り上げる絶好のタイミングなのである!バロック・ヴァイオリンの全てを知るベズノシウクの"経験"、バロック・ヴァイオリンとガット弦を組み合わせた"楽器"、そしてリンの"ハイクオリティ録音"。
CKD-367(1SACD)
リーバーマン:フルート協奏曲Op.39
ユー:幻想曲
プーランク(L・バークリー編):フルート・ソナタOp.164
ニールセン:フルート協奏曲FS.119
キャスリン・ブライアン(Fl)、
ポール・ダニエル(指)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナルO

録音:2009年8月21日−22日、ヘンリー・ウッド・ホール(グラスゴー)
LSO、LPO、RPO、ハレ管、スコットランド室内管なども注目する英国フルート界の若き名手キャスリン・ブライアンが、世界の第一線で響かせているフルートの音色を聴かせてくれます。
CKD-368(1SACD)
テイスト・オヴ・ヨーロッパ〜テレマン:三重奏曲&四重奏曲集
協奏曲ト長調TWV.46:G6
三重奏曲ホ短調TWV.42:e11
三重奏曲第3番ト短調TWV.42:g5
三重奏曲第7番ヘ長調TWV.42:F3
協奏曲イ短調TWV.43:a3
三重奏曲ロ短調TWV.42:h6
プロウォ:三重奏曲ニ短調TWV.42:d10
アンサンブル・メリディアーナ
〔ドミニク・ティンゲリー(リコーダー&バスーン)、サラ・ハンフリース(Ob)、ザビーネ・ストファー(Vn)、トーレ・エケトープ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、クリスティアン・チョス(Cemb)〕
アンサンブル・メリディアーナは、あのパラディアン・アンサンブルが受賞グループに名を連ねる古楽アンサンブルの登竜門、"ヨーク古楽音楽祭ヤング・アーティスト・コンペティション"で栄冠に輝いた英国古楽界注目の若手アンサンブル。
2011年2月にはドイツのヘンデル・コンクールで優勝を飾るなど、スイスの古楽総本山バーゼル・スコラ・カントルムで学んだ古楽奏法は、"次代のパラディアン・アンサンブル"の到来を予感させます。
CKD-370(1SACD)
マンティック・トランペット・ソナタ
グリーグ(ピエナール編):ホルベルク組曲Op.40/
シューマン(ピエナール&フリーマン=アットウッド編):ソナタ イ短調Op.105
メンデルスゾーン(ピエナール&フリーマン=アットウッド編):ソナタ第2番ニ長調Op.58
ピルス:トランペット・ソナタ
ジョナサン・フリーマン=アットウッド(Tp)
ダニエル・ベン・ピエナール(P)

録音:2010年3月29日−31日、セント・ジョージ教会(ブリストル)
トランペット奏者、敏腕レコーディング・プロデューサー、英国王立音楽院(アカデミー)の学長という二足のわらじならぬ三足のわらじを履くジョナサン・フリーマン=アットウッドのソロ・アルバム第4弾。グリーグ、シューマン、メンデルスゾーンのメロディックなアレンジと、トランペッターの必須作品ピルスのソナタをカップリング。トランペットを吹きながら、学長職を務め、さらにはカージナルズ・ミュージックのバード(Hyperion/CDA 67779)を英グラモフォン賞に導いたフリーマン=アットウッド。
CKD-371(1SACD)
シューベルト:歌曲集「冬の旅」 ピーター・ハーヴェイ(Br)、
ゲイリー・クーパー(フォルテピアノ)
"歌曲王"フランツ・シューベルトの傑作「冬の旅」を歌うハーヴェイがコンビを組むのは、ポッジャーのパートナーとして絶妙の演奏を聴かせてくれたゲイリー・クーパー!
表現力に富み深みのあるハーヴェイの歌声と、クーパーが弾く19世紀製のフォルテピアノの音色が、さすらい人が歩む厳しい旅路、絶望や苦悩、その裏に芽生えた希望といった感情をリアルに浮かび上がらせます。
CKD-372(1SACD)
バード:コンソート・ミュージック全集
3声のファンタジア(第3番)
5声のブラウニング
4声の「光の消ゆる前に」
5声のイン・ノミネ(第3番)
4声の「救い主キリスト」
5声のイン・ノミネ(第4番)
4声のファンタジア(第3番)
3声の「天使は優雅なる言葉にて」
5声のファンタジア
6声のファンタジア(第1番)
3声のファンタジア(第1番)
4声の「光なり日なるキリスト」(第1番)
5声のイン・ノミネ(第2番)
4声の「光なり日なるキリスト」(第2番)
4声のイン・ノミネ(第2番)
6声のファンタジア(第2番)
4声のミゼレーレ/4声のファンタジア(第1番)
4声の「光なり日なるキリスト」(第3番)
5声のイン・ノミネ(第5番)
4声のイン・ノミネ(第1番)
6声のパヴァーンとガリアード
6声のファンタジア(第3番)
5声のパヴァーンとガリアード
4声の「天使は優雅なる言葉にて」(第2番)
3声のファンタジア(第2番)
5声のプレリュードとグラウンド
ファンタズム
〔ローレンス・ドレイフュス(トレブル・ヴィオール&ディレクター)、ウェンディ・ギレスピー(トレブル&テノール・ヴィオール)、ジョナサン・マンソン(テノール・ヴィオール)、エミリア・ベンジャミ(テノール・ヴィオール)、ミッコ・ペルコラ(テノール&バス・ヴィオール)、マルック・ルオヤラン=ミッコラ(バス・ヴィオール)〕
イギリス国教会とカトリックの板挟みにあいながらも、カトリックへの信仰を持ち続け、多くの優れた教会音楽を遺したウィリアム・バードは、ヴィオールのためのコンソート・ミュージックの先駆者的存在。ポリフォニックでメランコリーなバードのコンソート・ミュージックは、イギリス・ルネサンス時代に作曲された器楽合奏の宝です。創設者のドレイフュス、マンソン、ルオヤラン=ミッコラなど、超一流のヴィオール奏者たちが一堂に会したファンタズムのバード。これぞヴィオール・コンソートの醍醐味!
CKD-373(1SACD)
バッハ:復活祭オラトリオBWV.249
昇天節オラトリオBWV.11
キャロリン・サンプソン(S)
イェスティン・デイヴィス(C.T)
ジェイムス・ギルクリスト(T)
ピーター・ハーヴェイ(Bs)
マシュー・ホールズ(指)
レトロスペクト・アンサンブル

録音:2010年2月22日−25日、セント・ジュード教会(ロンドン)
古楽界の若き巨匠マシュー・ホールズの音楽監督就任により、旧キングズ・コンソートから新たに姿へと生まれ変わったレトロスペクト・アンサンブル。主要メンバーで構成されたレトロスペクト・トリオのパーセル「4声のソナタ集」(CKD-332)に続くレトロスペクト・アンサンブルとしての本格的なレコーディング第1弾、古楽ファン待望の大規模作品。ソリストには現代最高峰の古楽系ソプラノ、キャロリン・サンプソンを筆頭に、イェスティン・デイヴィス、ジェイムス・ギルクリスト、ピーター・ハーヴェイという名歌手たちが集う!
CKD-374(1SACD)
パーセル:3声のソナタ集
ソナタ第1番ト短調Z.790
ソナタ第2番変ロ長調Z.791
ソナタ第3番ニ短調Z.792
ソナタ第4番ヘ長調Z.793
ソナタ第5番イ短調Z.794
ソナタ第6番ハ長調Z.795
ソナタ第7番ホ短調Z.796
ソナタ第8番ト長調Z.797
ソナタ第9番ハ短調Z.798
ソナタ第10番イ長調Z.799
ソナタ第11番ヘ短調Z.800
ソナタ第12番ニ長調Z.801
レトロスペクト・トリオ
〔ソフィー・ジェント(Vn)、マシュー・トラスコット(Vn)、ジョナサン・マンソン(バス・ヴィオール)、マシュー・ホールズ(チェンバロ&オルガン)〕

録音:2011年2月18日−20日、セント・ジョージ教会(ケンブリッジ)
パーセルの「4声のソナタ集」(CKD-332)で"小編成"という新たなステージを切り拓いた音楽監督マシュー・ホールズが率いるレトロスペクト・トリオ。ソフィー・ジェント、ジョナサン・マンソン、マシュー・トラスコットと組んだトップ・レベルのアンサンブルは、パーセルの「4声のソナタ集」が2009年英グラモフォン賞バロック器楽部門のファイナリストに選出されるなど最高のスタートを切っている。イタリア、フランス音楽の影響を受けたパーセルのもう1つのソナタ集「3声のソナタ集」で、古楽界の新世代のスターたちが再び躍動します。
CKD-376(1SACD)
モーツァルト:ディヴェルティメント第17番ニ長調K.334
オーボエ四重奏曲ヘ長調K.370
スコットランド室内O、
アレクサンダー・ヤニチェク(Vn&ディレクター)、
ロビン・ウィリアムズ(Ob)
巨匠チャールズ・マッケラスの忘れ形見、スコットランド室内O(SCO)のモーツァルトは、オーストリアの天才アレクサンダー・ヤニチェクと首席奏者たちが繰り広げる美しき饗宴。ヴェーグのカメラータ・アカデミカでコンサート・マスターを務めていたヤニチェクは、現在ヨーロッパ室内管、カメラータ・ザルツブルクのゲスト・ディレクターとしても活躍するなど、実績、経験共に抜群!
CKD-378
カルミナ・ケルティカ
インチコーム・アンティフォナ:めでたし、輝き
マクミラン:オス・ムトルム
インチコーム・アンティフォナ:証聖者
ムーディ:おお、何と驚くべき予見
スコットランド伝承曲:グリーン・グロー・ザ・ラッシュズ
マクグリン:ロリカ/マガー:花冠
聖ブリジットのオフィス:5つの賛歌
聖アンドリュースの音楽書:インヴィオラータ
スコットランド伝承曲:スルー・ザ・ウッド
メトカーフ:オー・シャイニング・ライト
グレゴリオ聖歌:ベアトゥス・ガルス
ロウ:ゼアー・イズ・ナッシング・ブライター・ザン・ザ・サン
グレゴリオ聖歌:ソリス・オッカースー
ジャクソン:ウービィ・フルメン・プラエスリス
スプロウストンの聖務日課:サクロサンクタム・ケントゲルヌス
マッカーシー:もろもろの星は
タヴナー:2つのハーディス(聖伝)
カンティ、レベッカ、
レベッカ・タヴァナー(ディレクター)、
ウィリアム・テイラー(Hp)

録音:2009年2月24日−26日&11月9日、グレイフレイアーズ教会(エジンバラ)
カンティはヒルデガルト・フォン・ビンゲン生誕900年の1998年に、スコットランドのヴォーカル・アンサンブル、カペラ・ノヴァに所属する4人の女流歌手たちによって結成され、中世音楽の演奏を専門とするプロのグループ。ASVの古楽レーベル、Gaudeamus所属時代から定評のある歌声は今も健在。中世スコットランドの音楽と、タヴナー、ジャクソン、マクミランなど現代英国の音楽の出会い新しい祈りの響きを生みます。
CKD-380(1SACD)
ソル:後期作品集
3つの練習曲Op.29〜第23番ト長調/第13番変ロ長調/第17番ハ長調
演奏会用小品Op.54
レッスンOp.31〜第16番
マズルカOp.43-4/ワルツOp.32-2
静けさOp.50
3つの練習曲〜Op.60, 第22番/Op.35, 第17番/Op.35, 第22番
レッスンOp.31より 第23番
ウィリアム・カーター(G)

録音:2010年5月17日−19日、セント・マーティン教会(イースト・ウッドヘイ)
パラディアン・アンサンブルの創設メンバーであり、現在は、エンシェント室内O、イングリッシュ・コンサート、パラディアンズのメンバーとして活躍するバロック・ギターの名匠ウィリアム・カーターが弾くフェルナンド・ソル(1778−1839)の"後期作品集"!カーターが弾くスペイン・ギター黄金時代を支えたソルの円熟期の音楽は、ジャケット・デザインの「ヴォルガ川にて(ボリス・クストーディエフ作)」のように、さり気なく味わい深い。
CKD-382(1SACD)
ブラームス&スティーヴン・ハフ〜歌曲集
ブラームス:ワルツ集「愛の歌」Op.52
ハフ:別の愛の歌(世界初録音)
ブラームス:ワルツ集「新・愛の歌」Op.65
プリンス・コンソート
〔アラスター・ホガース(P)、
アンナ・リーズ(S)、
ジェニファー・ジョンストン(Ms)、
アンドルー・ステイプルズ(T)、
ジャック・インブライロ(Br)、
ティム・ミード(C.T)〕
スティーヴン・ハフ(P)、
フィリップ・フォーク(P)

録音:2010年10月25日−29日、ポットン・ホール(サフォーク)
デビュー・レコーディングに"ネッド・ローレムの歌曲集"(CKD-342)という大胆でチャレンジ精神に満ちたプログラムを選んできた英国楽壇期待の新鋭ヴォーカル・アンサンブル、プリンス・コンソート。
イギリスの大バリトン歌手サー・トーマス・アレンが絶賛する精鋭たちのデビュー第2弾は、ヨハネス・ブラームスと、ハイペリオンでおなじみのコンポーザー=ピアニスト、スティーヴン・ハフの歌曲集(合唱作品集)!ブラームスのワルツ集、「愛の歌」と「新・愛の歌」のストーリーを補完するために、プリンス・コンソートはハフに新作の作曲を依頼。そこで誕生したのが、2010年に完成した世界初録音となる「別の愛の歌(Other Love Songs)」です。
プリンス・コンソートのアイディアにより、"作曲家同士"として共演を果たすブラームスとハフの関係が楽しみなところ(もちろんハフはピアニストとしてもゲスト参加!)。
CKD-383(1CD)
マクミラン:合唱作品集Vol.2
ストラスクライド・モテット集/すると、主の天使が近づき/主なる神をたたえよ/降臨節のアンティフォン/これらの天使たちは誰?/神を愛する方法を考え給え/ミサ曲「ジョン・ヘンリー・ニューマンの息吹き」(全曲世界初録音)
アラン・タヴナー(指)カペラ・ノヴァ
1986年から新作の委嘱、初演を行ってきた近現代合唱音楽の雄、カペラ・ノヴァが歌うスコットランドのリーディング・コンポーザー、ジェームズ・マクミランの合唱作品集第2巻!カペラ・ノヴァのレコーディングはマクミランの監修の下で行われ、中でも「ミサ曲」は2010年9月にローマ法王ベネディクト16世がスコットランドを訪れた際に歌われた作品。敬虔なローマ・カトリック教徒として知られるマクミランの深い信仰心が生んだ神聖な音楽です。
CKD-385(1SACD)
クニコ・プレイズ・ライヒ
ライヒ(加藤訓子編):エレクトリック・カウンターポイント(パーカッション・ヴァージョン)
シックスマリンバ・カウンターポイント(ソロ・ヴァージョン)
ヴァーモント・カウンターポイント(ヴィブラフォン・ヴァージョン)
加藤訓子(パーカッション)

録音:2010年3月28日−29日、名古屋芸術大学
スティーヴ・ライヒが全幅の信頼を寄せる日本人パーカッショニスト加藤訓子が、ライヒの傑作「カウンターポイント三部作」を世界初となるパーカッション・アレンジでレコーディング!スティールパン、ヴィブラフォン、マリンバ(&テープ)が奏でる「エレクトリック・カウンターポイント」から広がる独創的で神秘的な音響空間。規則的な反復を繰り返しながら徐々に変化を遂げてゆくライヒの音楽とパーカッションのサウンド、そして加藤訓子のアレンジが、喧騒や混沌とは無縁の異空間へと誘います。米国を拠点に活躍中の加藤訓子は、アメリカのパーカッシヴ・アーツ・ソサイエティ(打楽器協会)から"世界の35人のマリンビスト"の1人に選出された打楽器界のトップ・プレーヤー。常に打楽器の新境地開拓に挑み続けるその姿勢には全世界から注目が集まっています。
CKD-387(1SACD)
ロジエ:フェリペU世のミサとイベリアのポリフォニー
クレメンス・ノン・パパ:モテット「ミサ・インクリタ・スティルプス・イェッセ(名高き血統エッサイ)
ロジエ:ミサ・インクリタ・スティルプス・イェッセ(名高き血統エッサイ)
カベソン:カンシオン・フランチェスカ・グロサーダ
ロジエ:ミサ・フィリップス・セクンドゥス・レックス・ヒスパニア(ヒスパニアの王フェリペU世)
 6声の「主よ、我等に平和を与えたまえ」
カベソン:アヴェ・マリス・ステラ(ようこそ、海の星よ)
ヒズ・マジェスティーズ・サグバッツ&コルネッツ、フィリップ・ケイヴ(指)
マニフィカト、
フランドル出身の作曲でありながら、自身の活躍の場にスペインを選んだロジエ。前任者ド・ラ・エールの没後には、国王フェリペU世の宮廷楽長に上り詰めるなど、異国の地スペインで大成功を収めたフランドルの大作曲家です。マニフィカトが歌うロジエは「二重合唱のための作品集(CKD-348)」もタリスの40声のモテットと並ぶ名盤として高評価を受け続けています。リン(Linn)の超優秀録音で聴くマニフィカトのロジエ。名唱がここに再び ――。
CKD-396(2SACD)
バッハ:無伴奏チェロ組曲BWV.1007−1012(全曲)
無伴奏チェロ組曲第1番ト長調BWV.1007
無伴奏チェロ組曲第2番ニ短調BWV.1008
無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調BWV.1009
無伴奏チェロ組曲第4番変ホ長調BWV.1010
無伴奏チェロ組曲第5番ハ短調BWV.1011
無伴奏チェロ組曲第6番ニ長調BWV.1012
リチャード・タニクリフェ(Vc)
リチャード・タニクリフェは、エイヴィソン・アンサンブルの首席奏者、エイジ・オヴ・インライトゥメント管の客演首席奏者を務め、フレットワーク、ガブリエリ・コンソート、エンシェント室内管のメンバーとしても活躍するなど、イギリス古楽界の"低音パート"に欠かせない名奏者。世界最高峰の高音質レーベル『Linn(リン)』のJ.S.バッハの名盤に、盟友パヴロ・ベズノシウクの「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ」(CKD 366)続き、タニクリフェの「無伴奏チェロ組曲」が加わります。

CKD-397(2SACD)
ヘンデル:オラトリオ「エステル」HWV.50a(1720年キャノンズ改訂第1稿) スーザン・ハミルトン(エステル/S)、
ジェイムズ・ギルクリスト(ハブドナ&アハスエルス/T)、
ニコラス・マルロイ(モルデカイ/T)、
マシュー・ブルック(ハマン/Bs)、
ロビン・ブレイズ(イスラエル人の司祭/C.T)、
トーマス・ホッブス(第1のイスラエル人/T)、
エレクトラ・ロックヘッド(イスラエル人の少年/S)、
ジョン・バット(指)ダンディン・コンソート

録音:2011年7月、グレイフライアーズ教会(エジンバラ)
初稿版ではマスクとして作曲され「ハモンとモルデカイ」と呼ばれていた説もあるなど、謎の多いヘンデルの「エステル」。指揮者のジョン・バットは、1720年にキャノンズに滞在していたヘンデルが同地での演奏のために行った最初の"改訂稿"に注目。音楽学者としての視点から研究、検証を行い、ヘンデル・シリーズ第3弾としてのレコーディングが実現したのです。各パート1名というスタイルを採用したヘンデルの「エステル」。キャノンズ邸に響き渡った「エステル」が約300年という時を越えて再現されます。
CKD-398(1SACD)
モーツァルト:歌劇「アポロとヒュアキントス」K.38 イアン・ペイジ(指)
クラシカル・オペラ、
クララ・エク(メリア)、
ソフィー・ビーヴァン(ヒュアキントス)、
ローレンス・ザッツォ(アポロ)、
クリストファー・エインズリー(ゼフィルス)、
アンドルー・ケネディ(オエバルス)、
マーカス・ファーンズワース(アポロの司祭)、
デイヴィッド・シップレー(アポロの司祭)
クラシカル・オペラは、この若きモーツァルトが書いた2番目の舞台作品を1998年と2006年に上演しており、ヒュアキントスを歌うソフィー・ビーヴァンをはじめとしたソリストたち、あのマッケラスも称賛したピリオド・オーケストラがイギリス内外で高く評価されたという実績があります。いまイギリスで最もエキサイティングなオペラ・カンパニーが、ピリオド楽器という特徴を最大限に活かしてオペラ界に新風を吹き込む!
CKD-399(1SACD)
ローズ:ヴィオールとオルガンのためのコンソート・セット集
5声のコンソート・セット ト短調
5声のコンソート・セット イ短調
5声のコンソート・セット ハ短調
5声のコンソート・セット ハ長調
6声のコンソート・セット ト短調
6声のコンソート・セット ヘ長調
6声のコンソート・セット 変ロ長調
ファンタズム〔ローレンス・ドレイフュス(トレブル・ヴィオール&ディレクター)、
ウェンディ・ギレスピー(トレブル・ヴィオール)、
ジョナサン・マンソン(テノール・ヴィオール)、
マルック・ルオヤラン=ミッコラ(バス・ヴィオール)、
エミリア・ベンジャミン(テノール・ヴィオール)、
ミッコ・ペルコラ(バス・ヴィオール)〕、
ダニエル・ハイド(Org)
17世紀、ルネサンス時代のイギリスにおけるヴィオール作曲家の第2世代を代表的存在に位置付けられるウィリアム・ローズ。ヴィオールの特性を最大限に引き出すことに長けた手腕、独創的な作曲技法の持ち主だったローズは、ヴィオール音楽の歴史を語る上で欠かすことの出来ない大きな存在です。ファンタズムはチャンネル・クラシックス(Channel Classics)時代にもローズのヴィオール作品を録音しており、これは約10年という歳月を経てリン・レコーズで実現した新録音。


CKD-400(1SACD)
ベルリオーズ:幻想交響曲Op.14
歌劇「ベアトリスとベネディクト」序曲
ロビン・ティチアーティ(指)
スコットランド室内O

録音:2011年11月 エジンバラ・アッシャー・ホール
ロビン・ティチアーティは1983年ロンドン生まれ。コリン・デイヴィス、サイモン・ラトルらに指揮を師事。2006年に最年少でザルツブルク音楽祭デビューを果たし、2009/10年のシーズンにスコットランド室内管の首席指揮者に就任しました。名匠マッケラスの薫陶を得たこのオケでこの大曲を録音するということは、その機能性や響きの透明度を生かしたアプローチに活かしたいという意欲の表れでしょう。ノン・ヴィブラートによる古楽的アプローチを示しながらも、決して学究肌の共感に乏しい演奏ではありません。第4楽章のコーダで、小太鼓連打を比較的弱音で開始し、クレッシェンドしたまま締めくくるなどユニークな解釈もみられますが、アプローチそのものはいたって真摯で純真。録音の解像度が驚異的に高いのも特筆もの。また、あえて小編成のオケを用いることで、声部の見通しが一層良くなり、対旋律を浮上させてかつてない鮮烈な音像を引き出すのに成功しており、スケール感も不足なし。【湧々堂】
CKD-401(2SACD)
ハイドン:オラトリオ《天地創造》Hob.XXI-2 アマンダ・フォーサイス(S)
キース・ジェイムソン(T)
ケヴィン・ディーズ(Bs-Br)
マーティン・パールマン(指)
ボストン・バロック
1798年の初演以来、偉大な合唱のレパートリーとして演奏が繰り返されてきたハイドンの「天地創造」。ハイドンの権威として、数多くの業績を残してきたマーティン・パールマンとボストン・バロックの「天地創造」は、現地のボストン・グローブ誌でも絶大な評価を受けています。
CKD-402
ブルックナー:弦楽五重奏曲ヘ長調 WAB 112
間奏曲ニ短調 WAB 113
弦楽四重奏曲ハ短調 WAV 111
フィッツウィリアムSQ、
ジェームズ・ボイド(Va)

録音:2010年11月24日−27日、2011年4月11日−12日&11月16日−18日、セント・マーティン教会、(イースト・ウッドヘイ、バークシャー)
Linn Recordsから発売される久しぶりの新録音は、オリジナル楽器とガット弦を使用し当時のピッチで演奏したブルックナーの弦楽五重奏曲と弦楽四重奏曲の世界初録音。アメリカのブルックナー協会とブルックナー・ジャーナルからの協賛、ロンドン・ハイドン四重奏団のメンバー、ジェームズ・ボイドの参加によって実現したブルックナーです。
CKD-404(1SACD)
ブリテン:歌曲集
この島国でOp.11
ジョン・ダンの神聖なソネットOp.35
ミケランジェロの7つのソネットOp.22
カンティクル第1番「愛した者はわがもの」Op.40
ジェイムス・ギルクリスト(T)、
アンナ・ティルブルック(P)
1996年に声楽家へ転身を遂げるまでは、医師として薬学を学んでいたという経歴の持ち主、ジェイムス・ギルクリスト。音楽の道に専念して以来、イギリス歌曲のスペシャリストとして、またレトロスペクト・アンサンブルやBCJとの共演など、モダン&ピリオドの両面で目覚ましい活躍を見せるイギリスのテノールです。2010年にリリースされた「レイトン&ブリテン」(CKD-329)の続編的な位置付けとなるギルクリストのイギリス歌曲探究は「ベンジャミン・ブリテン(1913−1976)の歌曲集」。"20世紀のブリテン歌手"ピーター・ピアーズから続くブリテン歌手の系譜を継ぐ存在、ジェイムス・ギルクリストがこの「ブリテン歌曲集」で"21世紀のブリテン歌手"として輝きます。
CKD-407(1SACD)
モーツァルト、パリとウィーン
モーツァルト:アンダンテ ヘ長調K.616
ピアノ・ソナタ第10番ハ長調K.330
アレグロ変ロ長調K.400(シュタードラー補筆完成)
ピアノ・ソナタ第12番ヘ長調K.332
幻想曲ハ短調K.396(シュタードラー補筆完成)
パイジェルロの「哲学者気取り」の「主に幸いあれ」の主題による6つの変奏曲ヘ長調K.398
ゴットリーブ・ヴァリッシュ(P)
パスカル・ドヴァイヨン、ジャック・ルヴィエからもピアノを学んだヴァリッシュは、1995年に行われたアメリカのコンクール「ストラヴィンスキー賞」で第1位&イーヴォ・ポゴレリチ大賞を獲得。
オーケストラではウィーン・フィルやウィーン響、カメラータ・ザルツブルク、ロイヤル・リヴァプール・フィル、シュトゥットガルト室内管、指揮者ではシノーポリ、マリナー、メニューイン、ハーゼルベック、ホグウッド、ラッセル・デイヴィスなどの名門名匠と共演を重ねており、ウィーンの伝統を受け継ぐ現代の神童として大きな期待を集める天才ピアニスト。
AKP-408(1SACD)
リン・レコーズ〜ザ・スーパー・オーディオ・コレクションVol.6
レイジー・アフタヌーン(クレア・マーティン)
ライヒ:エレクトリック・カウンターポイント〜第3楽章(加藤訓子)
バード:5声のブラウニング(ファンタズム)
ヘンデル:《エステル》〜第3幕第1場(ダンディン・コンソート)
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第10番ハ長調K.330〜第2楽章(ゴットリーブ・ヴァリッシュ)
ブリテン:この島国でOp.11〜夜想曲(ジェイムス・ギルクリスト)
パーセル:ソナタト短調Z.790〜ラルゴ(レトロスペクト・トリオ)
モーツァルト:歌劇《アポロとヒュアキントス》〜去ってしまって下さい、残忍なお方よ!(クラシカル・オペラ)
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番ト長調BWV.1007〜クーラント(リチャード・タニクリフ)
マクミラン:永遠の光(カペラ・ノヴァ)
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲ヘ短調Op.8-4,RV.297《冬》〜第1楽章(パブロ・ベズノシウク&エイヴィソン・アンサンブル)
ブラームス:ドナウ川の岸辺に立つ家の窓から(プリンス・コンソート)
モーツァルト:オーボエ四重奏曲ヘ長調K.370〜第3楽章(スコットランド室内管弦楽団)
ロジエ:ミサ曲《ヒスパニアの王フェリペU世》〜アニュス・デイ(マニフィカト)
ベルリオーズ:幻想交響曲〜断頭台への行進(ロビン・ティチアーティ&スコットランドCO)
リン・レコーズのアーティストたち
〔( )内が演奏者〕
2010年には英グラモフォン賞のレーベル・オヴ・ジ・イヤーに輝くなど、全世界が認める高音質レーベル、リン・レコーズ(Linn Records)の超優秀録音とトップ・アーティストたちの優れた演奏を存分に味わえるSACD Hybridサンプラー第6弾!
2011年から2012年にかけてリリースされた新録音から集められた15トラック。オーディオ関係者にもご活用いただきたい他に類を見ないハイクォリティ・サンプラーです!
CKD-409(1SACD)
ウェーバー:木管楽器のための協奏曲集
クラリネット協奏曲第1番ヘ短調Op.73
クラリネット小協奏曲変ホ長調Op.26
ファゴット協奏曲ヘ長調Op.75
ホルン小協奏曲ホ短調Op.45
マキシミリアーノ・マルティン(Cl)、
ピーター・ウェラン(Fg)、
アレック・フランク=ゲミル(Hrn)、
アレクサンダー・ヤニチェク(ディレクター)
スコットランド室内O
カール・マリア・フォン・ウェーバー(1786−1826)の傑作、木管楽器のための協奏曲集では、クラリネットのマキシミリアーノ・マルティンをはじめとしたスコットランド室内管の木管セクションを支える名手たちが華麗に躍動!また、2011年12月には新設されたポスト、アソシエイト・アーティストに任命されたオーストリアの天才ヴァイオリニスト、ヤニチェクとスコットランド室内管の強固な関係は、これまでのモーツァルトなどの演奏で実証済。
CKD-410(1SACD)
バッハ:チェンバロ協奏曲集
チェンバロ協奏曲第6番ヘ長調BWV.1057
チェンバロ協奏曲第7番ト短調BWV.1058
チェンバロ協奏曲第1番ニ短調BWV.1052
チェンバロ協奏曲第4番イ長調BWV.1055
マシュー・ホールズ(Cemb&指)
レトロスペクト・アンサンブル
キングズ・コンソートの前音楽監督マシュー・ホールズを中心として2009年5月1日にスタートを切ったイギリスのピリオド・アンサンブル、レトロスペクト・アンサンブルが「復活祭オラトリオ」(CKD-373)に続くバッハの第2弾として「鍵盤協奏曲集」をレコーディング!このバッハの「チェンバロ協奏曲集」では、「ゴルトベルク変奏曲」(CKD-356)の演奏で、英国古楽界有数の鍵盤奏者として高い評価を得たマシュー・ホールズが、レトロスペクト・アンサンブルの仲間たちを率いて弾き振りを披露!
CKD-411(2SACD)
コレッリ:合奏協奏曲集Op.6
合奏協奏曲第1番ニ長調Op.6-1
合奏協奏曲第2番ヘ長調Op.6-2
合奏協奏曲第3番ハ短調Op.6-3
合奏協奏曲第4番ニ長調Op.6-4
合奏協奏曲第5番変ロ長調Op.6-5
合奏協奏曲第6番ヘ長調Op.6-6
合奏協奏曲第7番ニ長調Op.6-7
合奏協奏曲第8番ト短調Op.6-8
合奏協奏曲第8番ト短調Op.6-8「クリスマス」
合奏協奏曲第9番ヘ長調Op.6-9
合奏協奏曲第10番ハ長調Op.6-10
合奏協奏曲第11番変ロ長調Op.6-11
合奏協奏曲第12番ヘ長調Op.6-12
パヴロ・ベズノシウク(Vn&ディレクター)
エイヴィソン・アンサンブル
ヘンデルの「合奏協奏曲Op.6」(CKD-362)、ヴィヴァルディの「和声と創意への試み」(CKD-365)では、非常にクォリティの高い演奏と録音を聴かせてくれたエイヴィソン・アンサンブル。
イギリスのバロック・ヴァイオリンのヴィルトゥオーゾ、鬼才パヴロ・ベズノシウクと共に、2013年のコレッリ・イヤーに向けた新たなプロジェクト、アルカンジェロ・コレッリ(1653−1713)の「室内楽作品全集」がスタート!
CKD-412(2SACD)
コレッリ:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集Op.5
ソナタ第1番ニ長調/ソナタ第2番変ロ長調/ソナタ第3番ハ長調/ソナタ第4番ヘ長調/ソナタ第5番ト短調/ソナタ第6番イ長調/ソナタ第7番ニ短調/ソナタ第8番ホ短調/ソナタ第9番イ長調/ソナタ第10番ヘ長調/ソナタ第11番ホ長調/ソナタ第12番ニ短調「ラ・フォリア」
パヴロ・ベズノシウク(Vn&ディレクター)、
エイヴィソン・アンサンブル
「合奏協奏曲集Op.6」(CKD-411)で幕を開けたイギリスのバロック・ヴァイオリンのヴィルトゥオーゾ、パヴロ・ベズノシウクとエイヴィソン・アンアンブルのコンビによるアルカンジェロ・コレッリ(1653−1713)の「室内楽全集」シリーズ。
世界有数の高音質レーベル、リン・レコーズ(Linn)が贈るコレッリ没後300周年記念プロジェクトの第2弾は、名品「ラ・フォリア」を含む「ヴァイオリン・ソナタ集Op.5」!
「トリオ・ソナタ」、「合奏協奏曲」、「ヴァイオリン・ソナタ」を生み出し、イタリア、バロック時代の器楽音楽を発展、成熟させた巨匠コレッリ。名作「ヴァイオリン・ソナタ集Op.5」の第1番〜第11番はもちろんのこと、やはり最大の注目を集めるのは第12番ニ短調「ラ・フォリア」!"装飾音"、ラ・フォリアでの"主題と23の変奏"で鬼才ベズノシウクが披露してくれる解釈が非常に楽しみなところ。
CKD-413
(2SACD)
コレッリ:室内ソナタ集 Op.2&Op.4
室内ソナタ集 Op.2〜室内ソナタ第1番ニ長調 Op.2-1
室内ソナタ第2番ニ短調 Op.2-2
室内ソナタ第3番ハ長調 Op.2-3
室内ソナタ第4番ホ短調 Op.2-4
室内ソナタ第5番変ロ長調 Op.2-5
室内ソナタ第6番ト短調 Op.2-6
室内ソナタ第7番ヘ長調 Op.2-7
室内ソナタ第8番ロ短調 Op.2-8
室内ソナタ第9番嬰ヘ短調 Op.2-9
室内ソナタ第10番ホ長調 Op.2-10
室内ソナタ第11番変ホ長調 Op.2-11
室内ソナタ第12番ト長調 Op.2-12

室内ソナタ集 Op.4〜室内ソナタ第1番ハ長調 Op.4-1
室内ソナタ第2番ト短調 Op.4-2
室内ソナタ第3番イ長調 Op.4-3
室内ソナタ第4番ニ長調 Op.4-4
室内ソナタ第5番イ短調 Op.4-5
室内ソナタ第6番ホ長調 Op.4-6
室内ソナタ第7番ヘ長調 Op.4-7
室内ソナタ第8番ニ短調 Op.4-8
室内ソナタ第9番変ロ長調 Op.4-9
室内ソナタ第10番ト長調 Op.4-10室内ソナタ第11番ハ短調 Op.4-11
室内ソナタ第12番ロ短調 Op.4-12
パヴロ・ベズノシウク(Vn&ディレクター)、
エイヴィソン・アンサンブル
〔キャロライン・ボールディング(Vn)、
リチャード・タニクリフ(Vc)、
ポーラ・シャトーネウフ(アーチリュート)、
ロジャー・ハミルトン(ハープシコード&オルガン)〕
「コレッリの不協和(コレッリ・クラッシュ)」と呼ばれる斬新な作曲技法が用いられ、当時のボローニャで激しい論争を巻き起こした「室内ソナタ集 Op.2」。ピエトロ・オットボーニ枢機卿に献呈され、イタリア・バロック時代におけるトリオ・ソナタの頂点「室内ソナタ.Op.4」。エイジ・オヴ・インライトゥメントOやエンシェント室内Oのリーダー、ソリストとして活躍するバロック・ヴァイオリンのヴィルトゥオーゾ、パヴロ・ベズノシウクとエイヴィソン・アンサンブルの共演を重ねるごとに熟成されてゆくコンビネーションが、素晴らしきコレッリの「室内ソナタ」を披露してくれることでしょう。
CKD-415(1SACD)
ゼレンカ:ソナタ集
ソナタ第5番ヘ長調ZWV.181/5
ソナタ第3番変ロ長調ZWV.181/3
ソナタ第6番ハ短調ZWV.181/6
アンダンテ
モニカ・ハジェット(バロックVn)
アンサンブル・マルシュアス
スコットランドのエジンバラを拠点として2011年に結成された管楽器系ピリオド・アンサンブル、アンサンブル・マルシュアスのデビュー・レコーディングがLINNから登場!J.S.バッハと同時代にドレスデンで活躍し"ボヘミアのバッハ"とも呼ばれたヤン・ディスマス・ゼレンカ(1679−1745)のヴァイオリン、2本のオーボエ、ファゴットと通奏低音による「トリオ・ソナタ」をデビュー・レコーディングに選んだアンサンブル・マルシュアス。モニカ・ハジェットの妙技と、アンサンブル・マルシュアスの洗練されたサウンド。スコットランドから楽しみなピリオド・アンサンブルが登場です!
CKD-417(1SACD)
鳥の歌いまは絶え 〜 チューダー朝時代のラテン語の音楽
バード:光なり日なるキリスト
ホワイト:エレミアの哀歌
パーソンズ:アヴェ・マリア
バード:主よ御身の神殿に住まんとするは誰か
パーソンズ:主よ御身の神殿に住まんとするは誰か
バード:われらはいかに主の歌を歌わんエレミアの哀歌
ホワイト:光なり日なるキリスト(W)
フィリップ・ケイブ(指)マニフィカト
元タリス・スコラーズのテノール、フィリップ・ケイブが指揮するイギリスのア・カペラ・グループ、マニフィカト。代表盤であるタリスの「40声のモテット」(CKD 233)で圧倒的名唱を聴かせてくれたマニフィカトが、イギリス、チューダー朝(エリザベス朝)時代に活躍した3人の大作曲家、ウィリアム・バード(c.1540−1623)、ロバート・ホワイト(c.1538−1574)、ロバート・パーソンズ(c.1535−c.1572)のラテン語による教会音楽を歌う!
CKD-418(1SACD)
トランペットのためのバッハ・ノートブック
バッハ:前奏曲とフーガ.ト長調BWV.541
 バビロンの流れのほとりにBWV.653b
ヨハン・ハインリヒ・バッハ:ソナタ.ヘ長調
J.M.バッハ:ああ、いかにこの時を待ち望んでいたことか(アリア)
バッハ:主を信ずる者は(BWV.68より)
ヨハン・クリストフ・バッハ:われ汝を去らしめずBWV Anh.159
ヨハン・ルートヴィヒ・バッハ:序曲ト長調
バッハ:協奏曲イ長調BWV.1055、
 見よ, 愛の行いを(BWV.85より)、
 おお人よ, 汝の罪の大いなるを嘆けBWV.622、
 主より我に喜びの光りが来たりて(BWV.172より)、
 おお神の小羊, 罪なくしてBWV.656
ゴットフリート・ハインリヒ・バッハ:パイプにおいしいタバコを詰めて
バッハ:イギリス組曲第2番〜前奏曲
ヨハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハ:ロンド・アレグレット
C.P.E.バッハ:ソナタ第3番ト短調Wq.65/17
ヨハン・ベルンハルト・バッハ:歓び(組曲第4番ハ長調より)
ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ:ポロネーズ第10番ヘ短調
J.C.バッハ:シンフォニアW.G.39
バッハ:無伴奏チェロ組曲第6番〜サラバンド
ジョナサン・フリーマン=アットウッド(Tp)、
ダニエル=ベン・ピエナール(P)
トランペット奏者、英国王立音楽院の学長、そして敏腕レコーディング・プロデューサーとして多彩な活躍を展開しているイギリス楽壇の重鎮ジョナサン・フリーマン=アットウッド。5タイトル目となるソロ・アルバムのテーマは"バッハとバッハ一族たち"であり、11人の「バッハ」たちの音楽をトランペット&ピアノにアレンジしたユニークなプログラム!。一族で最も有名なバッハだでけなく、ここまで幅広くバッハ一族の作品のトランペット・アレンジを聴かせてくれるレコーディングは珍しい。
CKD-419(2SACD)
バッハ:ヨハネ受難曲BWV.245〜典礼において演奏されたバッハの受難曲の再現(世界初録音)
バッハ:コラール前奏曲《イエスが十字架にかかりたまいし時》BWV.621
シャイン:会衆のコラール《イエスが十字架にかかりたまいし時》
ブクステフーデ:前奏曲嬰ヘ短調BuxWV.146
バッハ:ヨハネ受難曲BWV.245(第1部)、 コラール前奏曲《おお罪なき神の小羊よ》BWV.618
作曲者不詳:会衆のコラール《おお罪なき神の小羊よ》
バッハ:コラール前奏曲《われらを救いたもうキリストは》BWV.620、
 ヨハネ受難曲BWV.245(第2部)
ガルス:モテット《見よ、ただしき人が死にゆく様を》
作曲者不詳:応唱、特祷、祝祷
シャイン:神の恩寵われらにあり
バッハ:コラール前奏曲《いざもろびと神に感謝せよ》BWV.657
クリューガー:会衆のコラール《いざもろびと神に感謝せよ》
ジョン・バット(指,Org)
ダンディン・コンソート、
ニコラス・マルロイ(エヴァンゲリスト/T)
マシュー・ブルック(イエス/Bs)、
ジョアン・ラン(S)、
クレア・ウィルキンソン(A)
グラスゴー大学チャペルCho
「マタイ受難曲」の1742年頃最終演奏版(CKD 313)、「ミサ曲ロ短調」のリフキン校訂ブライトコップ版2006(CKD 354)など、様々な異稿の発掘や復元に取り組み、バッハ演奏のスペシャリスト、音楽学者、研究家としても高名なジョン・バットの次なる挑戦は「典礼において演奏されたJ.S.バッハの受難曲の再現」。
ダンディン・コンソート(ダニーデン・コンソート)との「ヨハネ受難曲」は、バッハゆかりの地ライプツィヒにおいて、聖金曜日の晩課の際に演奏された曲目構成をそのまま復元するという音楽史的観点からも意義深い研究の成果なのです!
「ヨハネ受難曲」ではダンディン・コンソート、「コラール」や「モテット」ではグラスゴー大学チャペル合唱団や教会の会衆の合唱団、また「オルガン前奏曲」ではグレイフライアーズ教会のコリンズ・オルガンがそれぞれ役割を担うことによって、典礼でのヨハネ受難曲の復元だけでなく、演奏当時の臨場感の再現も目指しています。
CKD-420(1SACD)
20世紀のフルート協奏曲集
ラウズ:フルート協奏曲
イベール:フルート協奏曲
ドビュッシー:シランクス
マルタン:バラード
キャスリン・ブライアン(Fl)
ヤク・ファン・ステーン(指)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナルO
クリストファー・ラウズ(ローズ)は、アメリカの権威あるピューリッツァー賞の受賞者で、ボルティモア交響楽団、タングルウッド音楽祭、PMF、アスペン音楽祭のコンポーザー・イン・レジデンスを務め、2012年にはニューヨーク・フィルハーモニックのコンポーザー・イン・レジデンスに任命された、現在のアメリカで最も人気のある作曲家の1人。1993年に作曲され、1994年に初演された「フルート協奏曲」は、驚くほど華やかな現代アメリカの傑作であり、「トロンボーン協奏曲」と並ぶラウズの代表作でです。
CKD-421(1SACD)
ベルリオーズ:歌曲集「夏の歌」 Op.7
劇的交響曲「ロメオとジュリエット」〜愛の情景
カンタータ「クレオパトラの死」〜抒情的情景/瞑想曲
カレン・カーギル(Ms)、
ロビン・ティチアーティ(指)
スコットランド室内O
新鮮な「幻想交響曲」を創り上げたティチアーティの「ベルリオーズ・プログラム」第2弾!
師であるコリン・デイヴィス譲りのベルリオーズの解釈と独自の音楽性を発揮するティチアーティ、スコットランド室内Oの磨き抜かれたサウンド、キャスリーン・フェリアー賞の受賞者でMETなどで活躍するメゾ、カレン・カーギルの歌声のトライアングルから生まれるベルリオーズの歌曲の世界。
CKD-424(1SACD)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第12番イ長調 K.414
ピアノ協奏曲第13番ハ長調 K.415
ピアノ協奏曲第14番変ホ長調 K.449(全曲室内楽版)
ゴットリーブ・ヴァリッシュ(P)、
ピアッティSQ
オーストリアの名門ウィーン国立音楽大学に、弱冠6歳で入学という快挙を成し遂げた1978年ウィーン生まれの現代の神童ゴットリーブ・ヴァリッシュ。「ウィーンのモーツァルト」(CKD-352)、「モーツァルト、パリとウィーン」(CKD-407)に続くモーツァルト・シリーズの3作目は、作曲家自身の編曲による"室内楽版"「ピアノ協奏曲集」!ヴァリッシュと共演のピアッティSQは、セント・マーティンズ・イン・ザ・フィールズ音楽コンクールなど多くの受賞歴を持つイギリスの若きアンサンブル。マスター・モーツァルティアン、ヴァリッシュのピアノが、イギリスの若き才能の協力を得て躍動する!
CKD-426(1SACD)
ハイドン:ネルソン・ミサ Hob.XXII-11(困苦の時のミサ)
交響曲第102番変ロ長調 Hob.I-102
ボストン・バロック、
マーティン・パールマン(指)
メアリー・ウィルソンン(S)、
アビゲイル・フィッシャー(Ms)、
キース・ジェイムソン(T)、
ケヴィン・ディーズ(Bs-Br)
3度のグラミー賞ノミネートという実績を持ち、「世界最高のピリオド・オーケストラの1つ」(ファンファーレ誌)と激賞されたボストン・バロック。ハイドンの手稿譜に基づくオリジナルのオーケストレーションを採り入れ、ボストン・グローブ誌で「見事なパフォーマンス」と高評価を受けてた「ネルソン・ミサ」。前作「天地創造」(CKD-401)では、元テラークのプロダクション・チームが独立して設立した「ファイヴ/フォー・プロダクションズ」の優秀録音も話題を呼んでおり、「ネルソン・ミサ」も演奏、録音の両面で再び注目を集めることでしょう。ボストン・バロックの「ネルソン・ミサ」。結成40周年を祝うアニヴァーサリー・リリース、堂々の登場です!
CKD-427(1SACD)
ウォード:ファンタジア&ヴァース・アンセム集
4声のファンタジア第2番(VDGS 22)

我が魂よ、主を賛美せよ
4声のファンタジア第5番(VDGS 25)
昇れ、我が魂/4声のファンタジア第1番(VDGS 21)
下れ、臆病で哀れな者
祈りは終わりなき鎖
4声のファンタジア第3番(VDGS 23)
いつまで私をお忘れになるのですか、主よ
4声のファンタジア第4番(VDGS 24)
神を思わん/4声のファンタジア第6番(VDGS 26)
これは喜び、幸福な聖なる日
ファンタズム
〔ローレンス・ドレイフュス(トレブル・ヴィオール&ディレクター)、エミリア・ベンジャミン(トレブル&テノール・ヴィオール)、ジョナサン・マンソン(テノール・ヴィオール)、ミッコ・ペルコラ(バス・ヴィオール)〕
オックスフォード・モードリン・カレッジCho
ダニエル・ハイド(指)
17世紀前半のイギリスを代表するマドリガリストとして高い名声を得ていたウォードは、器楽、ヴィオールのための作品でもその優れた手腕を発揮。中でもヴァース・アンセムの「神を思わん」は、独創的な作曲技法を確立したウォードの代表的作品の1つと称されています。世界最高峰のヴィオール・コンソートと、オックスフォードの名門合唱団の共演が繰り広げるウォードの知られざる芸術を、リン・レコーズの優秀録音で。
CKD-428(1SACD)
トリオへのオマージュ
ハイドン:歌劇「無人島」Hob.XXVIII-9より Chi nel cammin d'onore/モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」K.492より ひどいやつだ、もうお前の勝ちだと言ったな/ハイドン:歌劇「哲学者の魂」Hob.XXVIII-13より Il pensier sta negli oggetti、歌劇「アルミーダ」Hob.XXVIII-12より Teco lo guida al caampo、歌劇「オルランド・パラディーノ」Hob.XXVIII-11より Quel tuo visetto amabile/モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」K.527より みんなで楽しくお酒を飲んで、おいで窓辺に可愛い娘/ハイドン:歌劇「真の貞節」Hob.XXVIII-8より Gia la morte in mante nero, Non sparate... mi disdico.../モーツァルト:歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」K.588より 彼の苦しみを見て下さい、歌劇「魔笛」K.620より 恋を知るほどの殿方には、パパゲーノ!/チマローザ:歌劇「宮廷楽士長」より シンフォニア、Se mi danno il permesso、アレグロ
ウィリアム・バーガー(Br)、
ニコラス・マッギガン(指)
スコットランド室内O、
キャロリン・サンプソン(S)
17〜18世紀のレパートリーのスペシャリストでありモーツァルティアン、バリトンのウィリアム・バーガーがリン・レコーズ(Linn Records)に初登場!
英グラモフォン誌で「我々の若手バリトン歌手の最高の1人」と称賛され、デビュー・アルバムが英ガーディアン誌の「2012年ベスト・クラシカル・アルバム」の1枚に、さらに英Classic FMでは「アルバム・オヴ・ザ・ウィーク」に選出されるなど、ウィリアム・バーガーは、評価、知名度、存在感の全てが急上昇中の期待のバリトンなのです。
ウィリアム・バーガーが歌うハイドン、モーツァルト、チマローザのアリア集では、ニコラス・マッギガンとスコットランド室内Oという頼もしいパートナーに加えて、当代最高の古楽系ソプラノの1人、キャロリン・サンプソンも参加!
CKD-429(1SACD)
サラモーネ・ロッシ〜マントヴァのヘブライ人
ロッシ:詩篇第128番
5声のシンフォニア第1番
星に打ち明け/シンフォニア第1番
貴方は行ってしまう、ああ
私の心よ、弱ってはならぬ
シンフォニア第11番
聞きたまえ、涙する冥界の魂たちよ、聞きたまえ
シンフォニア第2番
5声のガリアルダ
コレンタ第3番/ブランド第2番
ティルシ・ミオ、カロ・ティルシ
シンフォニア第5番/安心しておくれ
シンフォニア第10番/詩篇第100番
絶望のガリアルド/コレンタ第6番
詩篇第146番/我が太陽を見ん
シンフォニア第12番
イン・ドルチ・ラッチ
ソナタ・オッタ―ヴァ・アリア
ああ、もしあなたがそんなにも
希望の使者よ/コレンテ第7番
5声のガリアルダ
パルゴレッタ、ケ・ノン・サイ
詩篇第126番
プロフェティ・デッラ・クィンタ、
カーチャ・ポーリン(Vn)、
エヴァ・サラディン(Vn)、
オリ・ハーメリン(テオルボ)、
坂本龍右(テオルボ)

録音:2012年7月、ヨーク(イギリス)
ゴンザーガ家の宮廷作曲家であり、ユダヤ教の会堂シナゴーグのための音楽を書いた"マントヴァのヘブライ人"、サラモーネ・ロッシの音楽家としての様々な才能を教えてくれる非常に興味深いプログラム。2011年のヨーク古楽音楽祭ヤング・アーティスト・コンペティションで優勝を果たし、リン・レコーズのプロデューサー、フィリップ・ホッブスも太鼓判を押したプロフェティ・デッラ・クィンタのサラモーネ・ロッシ作品集。古楽界に現れた異彩の持ち主たち。その歌声、センスに要注目です。
CKD-431(3CD)
イングリッシュ・ソング・コレクション
フィンジ:おお眼にも美しい、地球が朽ちるまで、若人の訓戒
ヴォーン=ウィリアムズ:ウェンロック・エッジで
ワーロック:連作歌曲「シャクシギ」
ブリス:哀しいソネット
ガーニー:ラドローとテム
レイトン:アース、スウィート・アース(大地の賛歌)
ブリテン:冬の言葉Op.52
ジェイムス・ギルクリスト(T)、
アンナ・ティルブルック(P)、
マイケル・コックス(Fl)、
ガレス・ハルス(コールアングレ)、
フィッツウィリアムSQ
イギリス歌曲のスペシャリスト、ジェイムス・ギルクリストがLINNに行ったレコーディングの中から、特に高く評価されたヴォーン=ウィリアムズやフィンジ、ブリテンなどがボックス・セットとなって登場!ヴォーン=ウィリアムズの「ウェンロック・エッジで」(CKD-296)は2008年の英グラモフォン賞で独唱声楽部門賞のファイナリストとなるなど、ギルクリストが歌うイギリス歌曲は世界各国で称賛を浴びています。フィンジ、ヴォーン=ウィリアムズ、ブリス、ブリテン・・・。英国音楽&歌曲ファン必聴のプログラムです!
CKD-432S(1SACD)
カントゥス
ペルト:アリーナのために
ライヒ:ニューヨーク・カウンターポイント
ペルト:カントゥス〜ベンジャミン・ブリテンへの追悼歌)、フラトレス
ハイウェル・デイヴィス:パール・グラウンド
ペルト:鏡の中の鏡
加藤訓子(パーカッション)
※日本語書下ろし解説付き
スティーヴ・ライヒからも絶賛を受け、世界的大ヒットとなった「クニコ・プレイズ・ライヒ(kuniko plays reich)」(CKD-385S)、2012年3月18日に行われた「kuniko plays reich in Kyoto」の第12回佐治敬三賞(サントリー芸術財団)受賞(http://www.suntory.co.jp/news/2013/11719.html)など、ジャンルの枠を超えたパフォーマンスで、絶大な評価を受けているパーカッショニスト、加藤訓子。
リン・レコーズのBest of 2011にも選出された「クニコ・プレイズ・ライヒ」に続く待望のセカンド・アルバムは『カントゥス(Cantus)』!!!
ライヒの「カウンターポイント三部作」のパーカッション・アレンジで大反響を巻き起こした加藤訓子が、2012年に初演を行った"4番目のカウンターポイント"「ニューヨーク・カウンターポイント」のパーカッション・ヴァージョンをレコーディング!そして、加藤訓子自らのパーカッション・アレンジによるアルヴォ・ペルトの「アリーナのために」、「カントゥス」、「フラトレス」、「鏡の中の鏡」、ハイウェル・デイヴィスの「パール・グラウンド」で構成されるこの『カントゥス』では、アレンジ、パフォーマンス、独創的な音響空間の全てで、さらにグレードアップを果たしたクニコ・ワールドを繰り広げてくれます。
CKD-433(2CD)
バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ集
ソナタ第1番ロ短調 BWV.1014
ソナタ第2番イ長調 BWV.1015
ソナタ第3番ホ長調 BWV.1016
ソナタ第4番ハ短調 BWV.1017
ソナタ第5番ヘ短調 BWV.1018
ソナタ第6番ト長調 BWV.1019
ルーシー・ラッセル(Vn)、
ジョン・バット(Cemb)
特にバッハの研究家として高名なジョン・バットは、"典礼において演奏された受難曲の再現"である「ヨハネ受難曲(CKD 419)」、"1742年頃の最終演奏版"「マタイ受難曲(CKD 313)」、"リフキン校訂ブライトコップ版"「ミサ曲ロ短調(CKD 354)」、などバッハ作品の様々な異稿を発掘・復元し、世界にその名を轟かせています。また、「ブランデンブルク協奏曲(CKD 430)」や「平均律クラヴィーア曲集(CKD 463)」で披露された、鍵盤奏者としての腕前も超一流。
ルーシー・ラッセルは、フィッツウィリアムSQに1988年に入団、1995年からはリーダーを務めるほか、ダンディン・コンソート、フロリレジウム、レトロスペクト・アンサンブル、キングズ・コンソートなど様々なアンサンブルでも活躍するベテラン女流ヴァイオリニスト。
CKD-434
マラン・マレ:音階その他の器楽曲集
マレ:音階(小オペラ形式による)、
マレ風のソナタ(ソナタ・ア・ラ・マレジエンヌ)
フォルクレ:ヴィオールと通奏低音のための曲集〜組曲第1番ニ短調
マレ:聖ジュヌヴィエーヴ教会の鐘の音
トリオ・ソネリー〔モニカ・ハジェット(ディレクター&ヴァイオリン)、
エミリア・ベンジャミン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
ジェームズ・ジョンストン(Cemb)〕
イギリスにおけるピリオド奏法のパイオニア的存在であり、古楽復興の立役者の1人、モニカ・ハジェットが主宰する名アンサンブル、トリオ・ソネリーがリン・レコーズ(Linn)に初登場。
久々となる"トリオ"のスタイルでのプログラムは、フランス・バロックのヴィオール音楽の双璧、「マラン・マレ」と「アントワーヌ・フォルクレ」!「天使のマレ」と「悪魔のフォルクレ」と呼ばれるように、対照的な作風を持つマレとフォルクレの音楽。その名の通り全音階を探究してゆくマレのヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバ、チェンバロによる大作「音階」(1723年)と、フォルクレの難曲「組曲第1番」のコントラスト、絶妙のプログラミング、ハジェットのヴァイオリンとベンジャミンのヴィオラ・ダ・ガンバの活躍など、トリオ・ソネリーならではのフレンチ・プログラムは聴き応え十分!リン・レコーズでスタートするトリオ・ソネリーの新たなステージに期待を抱かせてくれるリリースです!
CKD-438(1SACD)
マーラー:交響曲第4番ト長調(エルヴィン・シュタイン編,室内アンサンブル版)
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
トレヴァー・ピノック(指)
ロイヤル・アカデミー・オヴ・ミュージック・ソロイスツ・アンサンブル
ピノックと英国王立音楽院の精鋭たちが取り上げたマーラーは、オリジナルの大編成ではなく、エルヴィン・シュタイン(1885−1958)が、師であるシェーンベルクの「音楽私的演奏協会」でのコンサートのために編曲を施した「室内アンサンブル」ヴァージョン
ソプラノ、フルート、オーボエ、クラリネット、2つのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、ピアノ、打楽器、そしてハーモニウムという小編成に生まれ変わったマーラーの「交響曲第4番」。イギリスの古楽界を牽引し続けてきたピノックの音楽的センスと、分厚いオーケストレーションから解放されスリムな姿となったマーラーの音楽との相乗効果は、大きな感銘と発見をもたらしてくれます。
CKD-439(1SACD)
マクミラン:合唱作品集Vol.3〜アルファとオメガ
ダラム・ミサ
聖パトリックのマニフィカト
...fiat mihi...
Cum vidisset Jesus
アイ・アム・ユア・マザー
インヴォケーション
Dominenon secundum peccata nostra
アルファとオメガ
カペラ・ノヴァ、
ジェームズ・マクミラン(指)アラン・タヴナー(指)
マデリーン・ミッチェル(Vn)
現代合唱界のリーディング・コンポーザー、ジェームズ・マクミラン。そして、25年間にわたってマクミランの音楽を取り上げ続け、数多くの新作の初演、世界初録音を担っているヴォーカル・アンサンブル「カペラ・ノヴァ」。第3弾となるマクミラン作品集も、「ダラム・ミサ(Missa Dunelmi)」と「インヴォケーション」を除く6曲が世界初録音! 今回のメイン曲の1つ、「ダラム・ミサ」は作曲者本人の指揮で行われ、タイトル曲「アルフとオメガ」は、イギリス女流ベテラン・ヴァイオリニストのマデリーン・ミッチェルが参加。全2作とも英Gramophone誌で「Editor's Choice」に選ばれている、マクミランとカペラ・ノヴァの組み合わせ。Linnの優秀録音によって、現代宗教合唱の扉が開く。
CKD-440(2SACD)
ベルリオーズ:オラトリオ「キリストの幼時」 Op.25 ロビン・ティチアーティ(指)
スウェーデンRSO&Cho
ヤン・ブーロン(語り手)、
ヴェロニク・ジャンス(聖母マリア)
スティーヴン・ロージス(ヨゼフ)、
アラステア・マイルズ(家父)
ウラディミール・ユロフスキの後任として2014年1月からグラインドボーン音楽祭の音楽監督就任が決定しているティチアーティ。2006年から2009年にかけては、イェヴレSOの首席指揮者を務めており、スウェーデンとの縁も深い。
■客演指揮者として共演を重ね、信頼関係を深めてきたティチアーティとスウェーデンRSO。そして世界最高峰の合唱団として名高いスウェーデン放送合唱団が、オラトリオ「キリストの幼時」で見事に調和する ――。

CKD-443(1SACD)
ブラームス&シューマン:歌曲集
シューマン:メアリー・スチュアート女王の5つの詩 Op.135、
 ゲーテの「ヴィルヘルム・マイスター」によるリートと歌 Op.98a、
 君を想う Op.78-3、
 山々は高く,高く Op.138-8、
 家族の肖像 Op.34-4、
 太陽の輝くように Op.37-12、
 私はあなたの樹 Op.101-3
ブラームス:あなたの青い瞳 Op.59-8
 わが恋は緑 Op.63-5、
 鍛冶屋 Op.19-4、
 セレナード Op.106-1、
 二人はさまよい歩き Op.96-2
 メロディのように Op.105-1、
 子守歌 Op.49-4
アン・マレー(Ms)、
マルコム・マルティヌー(P)、
ベンジャミン・アップル(Br)、
ジョン・マーク・エインズリー(T)、
ジョニー・ラングリッジ(T)、
ヘスター・ディクソン(P)
アイルランドのダブリン生まれ、イングリッシュ・ナショナル・オペラを中心に、ロイヤル・オペラ・ハウス、コヴェント・ガーデンなど主要なオペラ・シーンで活躍してきたメゾ・ソプラノ、デイム・アン・マレーがLinnから登場。歌曲大国ハイペリオンでも、数々のアルバムで歌ってきたアン・マレーだが、この10年間では初のソロ・アルバムとなるブラームスとシューマンの歌曲集。名伴奏者マルコム・マルティヌーやジョン・マーク・エインズリーなど優れたメンバーとともに、ブラームス、シューマンの厳選されたリートを感情豊かに歌います。
CKD-445
バッハ・リイマジンズ・バッハ
バッハ:ソナタ ト短調 BWV.1001
組曲 ホ長調 BWV.1006a
組曲 ト短調 BWV.995
ウィリアム・カーター(Lute)

録音:2014年8月25日−27日、聖マーティン教会(イースト・ウッドヘイ、バークシャー、イギリス)
パラディアン・アンサンブル(現パラディアンズ)の創設メンバーの一人であり、現在はエンシェント室内O、イングリッシュ・コンサート、パラディアンズのメンバーとして活躍する、ギターとリュートの名手ウィリアム・カーターが弾くバッハ・アルバム!バッハ・リイマジンズ・バッハ(Bach Reimagines Bach)と題されたニュー・アルバムは、無伴奏ヴァイオリンのための作品(BWV.1001、BWV.1006)や、無伴奏チェロのための作品(BWV.1011)から、リュート独奏版へとバッハ自身がトランスクリプションした作品で、バッハの音楽の再創造の可能性を描きます。
CKD-447(1SACD)
チューダー朝の祈り
マンディ:天の父の声は、わが魂はちりについています
ホワイト:あなたは何もかも美しい
タヴァナー:鹿の谷川を慕いあえぐがごとく
マンディ:私は幼く
ホワイト:主よ, 御身の神殿に住まんとするは誰か
タリス:主よ私を受け入れて下さい
バード:主よ認めたまえ
フィリップ・ケイブ(指)
マニフィカト
元タリス・スコラーズのテノール、フィリップ・ケイブが指揮するマニフィカトは、16世紀〜17世紀のア・カペラ作品を専門とするイギリスのヴォーカル・アンサンブル。前作「鳥の歌いまは絶え(CKD 417)」に続く、イギリス、チューダー朝(エリザベス朝)時代のラテン語宗教音楽集第2弾は、ジョン・タヴァナー(c.1490−1545)、トマス・タリス(c.1505−1585)、ウィリアム・マンディ(c.1529ー1591)、ロバート・ホワイト(c.1538−1574)、ウィリアム・バード(c.1540−1623)といった、チューダー朝を代表する作曲家たちの作品集。
特に、代表盤であるタリスの「40声のモテット」(CKD 233)は、タリス・スコラーズやザ・シックスティーンと並ぶ同曲屈指の名盤・名録音として圧倒的評価を確立するなど、タリスの作品には定評のあるマニフィカト。優れた対位法、複雑優雅なるポリフォニーの妙を完璧に音盤に記録するLinnのハイ・クオリティ録音にも乞うご期待!
CKD-448
ネオクラシカル・トランペット
ストラヴィンスキー:バレエ組曲 「プルチネルラ」 より
リー:組曲 「真夏の夜の夢」 より
フォーレ:組曲 「マスクとベルガマスク」
マルティヌー:ソナチネ/レスピーギ:鳥
ステーンハンマル:カンタータ 「歌」〜 間奏曲
ジョナサン・フリーマン=アットウッド(Tp)
ダニエル=ベン・ピエナール(P)
英グラモフォン誌のレビュー執筆、Channel Classicsでレイチェル・ポッジャーなど200以上ものレコーディングをプロデュース、さらには自身の演奏活動も行い、現在は王立音楽アカデミーのプリンシパルでもある、英国音楽会の重鎮ジョナサン・フリーマン=アットウッド。前作、世界初録音となるフォーレ(CKD-488)でも大きな話題を引き起こしたフリーマン=アットウッドのトランペット奏者としての活動の最新作は、ストラヴィンスキー、フォーレ、レスピーギ、そしてステーンハンマル、ウォルター・リーまで、様々なのバレエ音楽、劇音楽などからのトランペット・トランスクリプション!編曲は、南アフリカ出身の天才ピアニスト、ダニエル=ベン・ピエナールが担当(マルティヌーの「ソナチネ」を除く)。前作の「フォーレ」に続き、管楽器ファン、トランペット・ファン、そしてアレンジ・ファン要注目。


CKD-450(2SACD)
シューマン:交響曲全集
交響曲第1番変ロ長調Op.38「春」
交響曲第2番ハ長調Op.61
交響曲第3番変ホ長調Op.97「ライン」
交響曲第4番ニ短調Op.120(1851年版)
ロビン・ティチアーティ(指)
スコットランド室内O

録音:2013年11月25日、26日、30日&12月1日−3日パース・コンサート・ホール(イギリス)
2014年5月からはグラインドボーン音楽祭の音楽監督にも就任して、ノリにノッているティチアーティの胸のすくような快演!マッケラスによって磨かれた精緻なアンサンブルを生かし、弦のヴィブラートを抑えたピリオド寄りのアプローチながら、ティチアーティ自身の感性をストレートに注入したニュアンスに嘘が一切ないので、曲の素晴らしさが素直に伝わります。
全4曲がむらなく名演ですが、特に「第1番」は、そんなティチアーティの音が作りが全面的にプラスに作用し、瑞々しさこの上なし。近年では、シューマンの交響曲に独自のアクセントやアーティキュレーションを盛り込む指揮者が多いようですが、ティチアーティのそれにはあざとさ皆無。第3楽章で、弦がわずかにポルタメントが掛かたり、何でもない下降音型がテヌートで奏でられたりと、アイデア満載ですが、それら全てがチャーミングなニュアンスとなって結実。余韻の美しさを十分に堪能させる終結を経て、続く終楽章がまた絶品!じっくり腰をセたテンポ感がまず意外ですが、そうしなければならないほど、フレーズごとのニュアンスの描き分けが入念で、それら全てが幸せに手を取って連動しているのですから気が抜けません。再現部直前の経過句も、こんな心を込めた演奏は聴いたことがありません。この曲で、シューマンの陽性の部分を脳天気ではなくじっくりと奏で尽くしたティチアーティの手に掛かると、「第2番」も今までの演奏は陰鬱なものが多すぎたのでは?と思えてきます。一見健康的ながら、第1楽章展開部以降の揺るぎない造形力と、ニュアンスを克明に引き出す手腕が実に見事で、生き生きとした作品に蘇っています。ティチアーティの感性の素晴らしさは、第3楽章でいよいよ決定的となります。弱音が痩せて聞こえる箇所などないことでも明らかなように、響きの透明度を確保しつつ、ピュアな嘆きが連綿と引き出されるのです。
「第3番」も、ジュリーニ以来とさえ言いたいほどの名演!響きに一切の綻びがないことはもちろんのこと、第1楽章の3拍子のリズムを豊かにうねらせ、同コーダで風格を感じさせる演奏は久々です。
「第4番」は、通常の改訂版による演奏ですが、「第2番」同様、必要以上に重く陰鬱になることは避けていますが、音楽的内容は重量級。
「ノン・ヴィブラートのぎすぎすした響きが苦手」という方も多いことでしょう。しかしそんな方にも、その響きの必然性と潤いを感じ、ティチアーティの音楽の感じ方が並外れていることを痛感死体てだけることと思います。【湧々堂】
CKD-451(3SACD)
モンテヴェルディ:歌劇「ウリッセの帰還」(マーティン・パールマン校訂版) ボストン・バロック、マーティン・パールマン(指)フェルナンド・ギマランイス(テノール/ウリッセ)、ジェニファー・リヴェラ(メゾ・ソプラノ/ペネロペ)、アビゲイル・ニムス(メゾ・ソプラノ/メラント)、ダニエル・オーキンクロス(テノール/エウメーテ)、ソーニャ・デュトワ・テングブラッド(ジュノー)、ユリシーズ・トーマス(バス・バリトン/アンティノオ)、マーク・モロモット(カウンター・テナー/イーロ)、他
ホメロスの叙事詩「オデュッセイア」を題材として作曲されたモンテヴェルディの歌劇「ウリッセの帰還」。約350年前ヴェネツィアのサン・カッシアーノ劇場で初演された「ウリッセの帰還」は、モンテヴェルディの現存する3大オペラの1つであり、晩年の代表作の1つに数えられている大作です。ボストン・バロックと今を輝く若き名歌手たちによる「ウリッセの帰還」は、マーティン・パールマンの"校訂版"による演奏。演奏はもちろんのこと、パールマンの研究の成果にも大いに期待!

CKD-452(2SACD)
マーラー:交響曲第2番「復活」 ミア・パーション(S)、
サラ・コノリー(Ms)、
ベンジャミン・ザンダー(指)
フィルハーモニアO、
フィルハーモニアCho
アメリカのテラーク(Telarc)でフィルハーモニアOと共に進行中だったマーラー・チクルス。7曲の交響曲をリリースした時点で中断となっていたザンダーのマーラー・チクルスだったが、リン・レコーズに舞台を移して遂に再開!ソリストにミア・パーション、サラ・コノリーを迎えたの「交響曲第2番」。多彩な才能の持ち主であり、イギリスのマーラー指揮者、そしてマーレリアンであるザンダーのマーラー、ここに"復活"!
CKD-453(1SACD)
アルマ&グスタフ・マーラー:歌曲集
アルマ・マーラー:静かな街、
 私の父の花園にて、
 なま暖かい夏の夜、
 あなたの傍では心おきなく、
 私は花の下をさすらう
グスタフ・マーラー:リュッケルトの詩による5つの歌
 さすらう若人の歌、
交響曲第2番「復活」〜第4楽章 「原光」
カレン・カーギル(Ms)、
サイモン・レッパー(P)
このアルバムでソロ・リサイタル録音のデビューを果たすのは、2002年キャスリーン・フェリアー賞を受賞し、BBCプロムスやエジンバラ国際音楽祭に定期的に出演するスコットランドのメゾ・ソプラノ、カレン・カーギル。2013年にはスコットランド室内Oのアソシエイト・アーティストに任命され、ロビン・ティチアーティの振る「ベルリオーズ:歌曲集 「夏の夜」」のソリストも務めています。サイモン・レッパーはカーギルのリサイタル・パートナーであり、これまでC.W.オールやロナルド・コープ(Stone Records)、ドビュッシー(Deux-Elles)、R・シュトラウス(Champs Hill Records)など、数々の歌曲録音の伴奏実績を誇ります。

CKD-460(1SACD)
モーツァルト:オペラ・アリア&序曲集
歌劇 「フィガロの結婚」 より 序曲、「とうとううれしい時が来た〜恋人よ、早くここへ」
歌劇 「イドメネオ」 より 序曲、「父よ、兄よ、さようなら」
歌劇 「ドン・ジョヴァンニ」 より 序曲、「ぶってよ、マゼット」、「恋人よ、さあこの薬で」
歌劇 「皇帝ティートの慈悲」 より 序曲、「涙以外のことを」
歌劇 「偽の女庭師」 より 序曲、「私を見る者は誰でもたちまち心を奪われる」
歌劇 「コジ・ファン・トゥッテ」 より 序曲、「あの方は行く〜恋人よ、どうぞ許して」
エリザベス・ワッツ(S)、
クリスティアン・バルディーニ(指)
スコットランド室内O
創立40年を超えるスコットランドの名門チェンバー・オーケストラ、スコットランド室内O(SCO)。これまでチャールズ・マッケラスとの交響曲集やレクイエム、アレクサンダー・ヤニチェクとの協奏曲集やセレナード&ディヴェルティメント集など、数々の名録音を残すSCOのモーツァルト。新たにこの人気シリーズに加わるのは、ロイヤル・オペラ・ハウスやイングリッシュ・ナショナル・オペラ、ウェールズ・ナショナル・オペラなどで活躍するイギリスのソプラノ、エリザベス・ワッツが歌うモーツァルトのオペラ・アリア集。アリアだけでなく、それぞれの歌劇の「序曲」と「アリア」がセットになっており、SCOの艶やかなサウンドも楽しめます。
CKD-462(1SACD)
シベリウス:交響曲第2番ニ長調 Op.43
交響曲第7番ハ長調 Op.105
トマス・セナゴー(指)
BBCウェールズ・ナショナルO

録音:2014年3月26日−28日、BBCホディノット・ホール(カーディフ、イギリス)
BBCウェールズ・ナショナルO(BBC NOW)の首席指揮者、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナルOの名誉指揮者を務めるデンマークのマエストロ、トマス・セナゴーの録音が登場!セナゴーのLINN第1弾に選ばれたのは、ジャン・シベリウスの交響曲第2番&第7番。2014年のBBCプロムスでも披露され絶賛されたセナゴーのシベリウスを、Linn Recordsの高音質録音で聴く楽しみ。ますます充実するLinnのオーケストラ録音にも期待がかかります。
CKD-463(4CD)
バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻&第2巻 BWV.846-893 ジョン・バット(Cemb)
特にバッハの研究家として高名なジョン・バットは、"典礼において演奏された受難曲の再現"である「ヨハネ受難曲(CKD 419)」、"1742年頃の最終演奏版"「マタイ受難曲(CKD 313)」、"リフキン校訂ブライトコップ版"「ミサ曲ロ短調(CKD 354)」、などバッハ作品の様々な異稿を発掘・復元しており、今回の「平均律クラヴィーア曲集」でも、緻密な研究に基づいて構成されたバッハの真の姿を見せてくれるでしょう。また、バッハの「ブランデンブルク協奏曲集(CKD 430)」で聞かせてくれたように、ジョン・バットはチェンバリストとしての腕前も一級品!
CKD-464(1SACD)
ハイドン:ロンドン・ソナタ集
ピアノ・ソナタ第60番ハ長調 Hob.XVI-50
ピアノ・ソナタ第61番ニ長調 Hob.XVI-51
ピアノ・ソナタ第62番変ホ長調 Hob.XVI-52
アンダンテと変奏曲ヘ短調 Hob.XVII-6
ピアノ・ソナタ第59番変ホ長調 Hob.XVI-49
ゴットリーブ・ヴァリッシュ(P)
ヴァリッシュはキャリアのスタートとなった1995年ストラヴィンスキー国際ピアノ・コンクール(ストラヴィンスキー賞)では、第1位と合わせて「ハイドン賞」も受賞。2009年のハイドン没後200年記念の年にはウィーン楽友協会でコンサートシリーズを行うなど、ハイドンの演奏経験・実績ともに申し分のないアーティストです。
2012年には「スタインウェイ・アーティスト」に加わり、ますます活躍を拡げるゴットリーブ・ヴァリッシュ。ウィーンの伝統に根ざしたピアニズムとLinn Recordsの超高音質録音で、ハイドン晩年のピアノ・ソナタを聴かせてくれます。
CKD-465(1SACD)
ティル・トゥモロー
ディス・ラヴ・ウィル・キャリー
トーキング・ウィズ・マイ・ファザー
グリーン・グロウ・ザ・ラッシュズ
ターニング・アウェイ
ティル・トゥモロー
ホールディング・バック
カデ・ヤウズ(羊を追って)
ハイランド・ハリー
スコットランド女王メアリー
ザ・ゲール/カレドニア
ドギー・マクリーン(歌、G)、
ジョン・ローガン(指)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナルO
スコットランドに居を構える世界的高音質レーベルLinn Recordsから、スコットランドを代表する名シンガーソングライター、ドギー・マクリーンが登場! 歌手、作曲家、マルチ・インストゥルメンタリストとして活躍し、大英帝国勲章(OBE)も授与された国民的ミュージシャン、ドギー・マクリーンが、スコットランドの代表的なオーケストラ、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナルO(RSNO)と共演。RSNOの演奏をバックに、自作の歌曲やスコットランドのフォークを弾き語る。
ドギー・マクリーンの作品でも特に人気と知名度を誇るのが、代表作「カレドニア」。故郷スコットランドへの哀愁と郷愁が込められた作品で、数々のアーティストにもカバーされ、スコットランドの国歌候補にも度々あがり、スコットランドの非公式国歌として親しまれています。
CKD-467(1SACD)
ファッシュ:四重奏&協奏曲集
四重奏曲変ロ長調 FWV.F:B2
ホルン四重奏曲ヘ長調 FWV.N:F3
四重奏曲ト短調 FWV.N:g2
バスーン協奏曲ハ長調 FWV.L:C2
リコーダー協奏曲ヘ長調 FWV.L:F6
四重奏曲ヘ長調 FWV.N:F2
リコーダー四重奏曲変ロ長調 FWV.N:B1
四重奏曲ニ短調 FWV.N:d2
パメラ・トービー(リコーダー)、
ピーター・ウィーラン(Fg)
アンサンブル・マルシュアス
ソリストに、パラディアン・アンサンブル(現パラディアンズ)の創設メンバーである、"リコーダーの女王(BBCラジオ3)"パメラ・トービーと、アンサンブル・マルシュアスの創設メンバーであり、スコットランド室内Oの首席ファゴット(バスーン)奏者を務めるピーター・ウィーランを迎えた協奏曲。ファッシュの作品のうち、もっとも人気のある作品の1つ、リコーダー、オーボエ、ヴァイオリンと通奏低音のための四重奏曲変ロ長調など。バロック時代と古典派時代の橋渡しとしての役割を担った音楽と評されるファッシュの魅力を、名だたるピリオド楽器の精鋭たちが鮮明に描きます。
CKD-469(1SACD)
バッハ:マニフィカト&クリスマス・カンタータ〜ライプツィヒにおけるバッハの最初のクリスマスの晩課の再現
ガブリエリ:8声のモテット「今日キリストはお生まれになった」
バッハ:コラール「神よ、汝の慈悲により」BWV.600、
 カンタータ第63番「キリスト教徒らよ、この日を彫り刻め」BWV.63、
 オルガン前奏曲「高き御空よりわれは来たれり」BWV.606、
 コラール「高き天より」(「新ライプツィヒ讃美歌集、ゴットフリート・ヴォペーリウス1682年出版」より)、
 コラール「わが魂は主をあがめ」BWV.733、
 マニフィカト 変ホ長調 BWV.243a、
 コラール「ベツレヘムに生まれし御子」BWV.603、
 コラール「ベツレヘムに生まれし御子」(「新ライプツィヒ讃美歌集、ゴットフリート・ヴォペーリウス1682年出版」より)
ダンディン・コンソート、
ジョン・バット(指)
ジュリア・ドイル(S)、
ジョアン・ラン(S)、
クレア・ウィルキンソン(Ms)、
ニコラス・マルロイ(T)、
マシュー・ブルック(Bs-Br)

録音:2014年7月27日−31日、グレイフライアーズ教会(エジンバラ)
「マタイ受難曲」の"1742年頃最終演奏版"(CKD-313)、「ミサ曲ロ短調」の"リフキン校訂ブライトコップ版2006"(CKD-354)、「ヨハネ受難曲」の"典礼において演奏されたバッハの受難曲の再現"(CKD-419)、そして「ブランデンブルク協奏曲」の"フレンチ・ピッチ版(A=392Hz)"(CKD-430)など、綿密な時代考証、長年にわたるバッハ研究に基づく様々な異稿版の発掘や復元に取り組み続け、新たな発見をもたらしてくれているスコットランドのピリオド・アンサンブル、ダンディン・コンソート(ダニーデン・コンソート)。
バッハの演奏、研究の世界的権威として高名なジョン・バットとダンディン・コンソートが送り出す"次なる成果"は「マニフィカト」と「クリスマス・カンタータ」!
ジョン・バットとダンディン・コンソートは、バッハがトーマスカントールとしてケーテンからライプツィヒにやってきた最初の年のクリスマス、1723年12月25日、聖ニコライ教会での晩課を再現。
ジョヴァンニ・ガブリエリのモテットで始まる晩課は、オルガン前奏曲や「クリスマス・カンタータ BWV.63」と続き、変ホ長調で書かれた初稿版の「マニフィカト BWV.243a」へと到達。
バッハが新天地ライプツィヒで迎えた最初のクリスマスの晩課の全容が、ジョン・バットの研究成果とダンディン・コンソートの見事な演奏で今、鮮明に蘇ります。
CKD-470(2SACD)
ローズ:ロイヤル・コンソート集
ロイヤル・コンソート・セット第1番ニ短調
ロイヤル・コンソート・セット第4番ニ長調
ロイヤル・コンソート・セット第3番ニ短調
ロイヤル・コンソート・セット第5番ニ長調
ロイヤル・コンソート・セット第8番ハ長調
ロイヤル・コンソート・セット第9番ヘ長調
5声の第6セット ヘ長調
ロイヤル・コンソート・セット第2番ニ短調
ロイヤル・コンソート・セット第6番ニ長調
ロイヤル・コンソート・セット第7番イ短調
ロイヤル・コンソート・セット第10番変ホ長調
4声のセット.ニ短調
6声の第10セット.ハ短調
6声の第7セット.ハ長調
ファンタズム〔ローレンス・ドレイフュス(トレブル・ヴィオール&ディレクター)、エミリア・ベンジャミン(トレブル・ヴィオール)、ジョナサン・マンソン(テノール・ヴィオール)、ミッコ・ペルコラ(テノール&バス・ヴィオール)、マルック・ルオヤラン=ミッコラ(バス・ヴィオール)〕、
エリザベス・ケニー(テオルボ)、
ダニエル・ハイド(Org)、
エミリア・アシュトン(テノール・ヴィオール)
当時のイギリスにおける最も優れたアンサンブルのための舞曲集と称されるローズの「ロイヤル・コンソート集」。テオルボの名手エリザベス・ケニーや、オルガンのダニエル・ハイドを迎えてファンタズムがレコーディングを行ったこの「ロイヤル・コンソート集」(4本のヴィオールとテオルボ)は初の全集録音となります。ヴィオール・アンサンブルのために作曲されたイギリス・ルネサンス時代の舞曲が、ファンタズムの卓越した演奏で鮮明に再現されます。
CKD-471
ライヒャ:木管五重奏曲集
木管五重奏曲ト長調 Op.88-3
コールアングレのためのアダージョ.ニ短調
木管五重奏曲変ロ長調 Op.100-6
タリア・アンサンブル
〔ベレン・ニエト・ガラン(Fl)、サラ・アスマン(オーボエ、コールアングレ)、ディーデリク・オルネー(Cl)、ヒルケ・ロゼマ(ナチュラルHrn)、ホセ・ロドリゲス・ゴメス(Fg)〕
ヨーク古楽音楽祭のインターナショナル・ヤング・アーティスト・コンペティション(2013年)で見事優勝を飾ったオランダのタリア・アンサンブルのデビュー・レコーディング。"ピリオド楽器"を使用するタリア・アンサンブルは、パラディアン・アンサンブルやプロフェティ・デッラ・クインタ、アンサンブル・メリディアーナなどで活躍する若き名手たちの妙技が冴えます。2014年7月の録音。
※当タイトルは高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
CKD-472(1SACD)
チャイコフスキー:弦楽セレナード Op.48
ショスタコーヴィチ(モートン編):弦楽四重奏曲第2番 Op.68(弦楽オーケストラ版/世界初録音)
スコティッシュ・アンサンブル、
ジョナサン・モートン(芸術監督&リーダー)
1969年に芸術監督のジョナサン・モートンの元、グラスゴーを拠点に創設されたスコットランドの弦楽オーケストラ、スコティッシュ・アンサンブル。
イギリスで唯一のプロの弦楽オーケストラとしても活動するスコティッシュ・アンサンブル、Linnからの久しぶりの録音となるのは、「チャイコフスキーの弦楽セレナード」という名作中の名作に、ジョナサン・モートン自身の編曲による「ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲第2番(弦楽オーケストラ版)」をカップリング。
ルドルフ・バルシャイによって弦楽オーケストラ用へと編曲された「ラヴェル&ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲集(BKD-215)」の名録音でも知られるスコティッシュ・アンサンブルが、バルシャイが確立した弦楽四重奏から弦楽オーケストラへの拡大というスタイルを継承していく。
CKD-473(1SACD)
フレンチ・リフレクションズ
フォーレ:塔の中の王女 Op.110
カプレ:ディヴェルティスマン
ショレール:エスタル
トゥルニエ:ソナチネ Op.30
ドビュッシー:グラナダの夕べ、雨の庭
マントヴァーニ:トカール
フォーレ:即興曲 Op.86
シヴァン・マゲン(ハープ)
前作「ハープのための幻想曲集」(CKD 441)が英BBCミュージック・マガジン誌で"5つ星"を獲得するなど、ハープ界のニュースターの登場を強く印象付けてくれたイスラエル、エルサレム出身のハーピスト、シヴァン・マゲン。パリ音楽院を一等賞で卒業し、ジュリアード音楽院では名匠ナンシー・アレンに師事。イスラエル国際ハープ・コンテスト、オランダ国際ハープ・コンクール、ライオン&ヒーリー賞、ヴェラ・ドゥロワ国際ハープ・コンクール、ボルレッティ・ブイトーニ・トラスト賞など、数多くの受賞、入賞歴を誇る若き天才ハーピストです。
CKD-474
シューマン:歌曲集
リーダークライス Op.24
リーダークライス Op.39
詩人の恋 Op.48
ジェイムス・ギルクリスト(T)、
アンナ・ティルブルック(P)
医者から声楽家へと転身を遂げ、現在ではレトロスペクト・アンサンブルやバッハ・コレギウム・ジャパンなど世界各国のピリオド・オーケストラ、アンサンブルとの共演を重ねるピリオド系テノールとして、またブリテンやフィンジ、ヴォーン・ウィリアムズなど近代イギリス歌曲のスペシャリストとして大活躍中のジェイムス・ギルクリスト。近代イギリス歌曲と並び、ドイツ歌曲も得意としているギルクリストは、2015年のエジンバラ音楽祭(エジンバラ国際フェスティバル)や、2016年のウィグモア・ホールでシューマンの演奏を予定しています。古楽界の巨匠たちから厚い信頼を寄せられるギルクリストが、ドイツ・ロマンティシズム、シューマンの歌曲を情感豊かに表現してゆきます。
CKD-475(1SACD)
ショパン:24の前奏曲 Op.28
マズルカ第13番イ短調Op.17-4
マズルカ第11番ホ短調Op.17-2
マズルカ第41番嬰ハ短調Op.63-3
マズルカ第32番嬰ハ短調Op.50-3
マズルカ第1番嬰ヘ短調Op.6-1
夜想曲第3番ロ長調Op.9-3
夜想曲第8番変ニ長調Op.27-2
イングリット・フリッター(P)

録音:2014年6月9日−12日、ポットン・ホール(サフォーク)
2000年の第14回ショパン国際ピアノ・コンクールで第2位に輝き、一流のショパン弾きとして活躍するイングリット・フリッター。作品28の前奏曲全曲に、マズルカ、夜想曲といったショパンを特徴付ける名曲を収録したフリッターの新しいショパンは、強いエモーションと高い技巧、優れた芸術性を孕む極上のコレクションです。
CKD-476(2CD)
テレマン:リコーダー・ソナタ&ファンタジア集
ソナタ.ハ長調 TWV 41:C5
ソナタ.変ロ長調 TWV 42:B4
ソナタ.ヘ短調 TWV 41:f1
ソナタ.変ロ長調 TWV 41:B3
ソナタ.ニ短調 TWV 41:d4
ソナタ.ヘ長調 TWV 41:F2
ソナタ.ハ長調 TWV 41:C2
12の無伴奏ファンタジア TWV 40:2-13
パメラ・トービー(リコーダー)、
ピーター・ウィーラン(Fg)
アリソン・マギリヴリー(Vc)、
エリザベス・ケニー(アーチリュート、ギター)、
マルツィン・シヴィオントキエヴィチ(チェンバロ、オルガン)
パラディアン・アンサンブル(現パラディアンズ)の創設メンバーである、"リコーダーの女王(BBCラジオ3)"パメラ・トービーの新録音は、自身もリコーダーの名手であったというゲオルク・フィリップ・テレマンの7つのリコーダー・ソナタと、「無伴奏フルートのためのファンタジア」としても知られる12の通奏低音を伴わないファンタジア(TWV 40:2-13)。
そして、 アンサンブル・マルシュアスの創設メンバーであり、スコットランド室内Oの首席ファゴット(バスーン)奏者を務めるピーター・ウィーランを始め、ブレコン・バロックのメンバー、レイチェル・ポッジャーとの共演でも知られるチェリストのアリソン・マギリヴリー、鍵盤楽器奏者のマルツィン・シヴィオントキエヴィチと、ソナタ集に参加するメンバーも豪華!目が醒めるような高度な技術と息遣いにうっとりするような美しい音色。イギリスでもっともスタイリッシュでクリエイティヴなリコーダーの名手、パメラ・トービーの麗しきテレマンにご期待ください!
CKD-477(1CDR)
フレンチ・コネクション
L.バークリー:W.H.オーデンの5つの詩 Op.53
プーランク:歌曲集 「ある日ある夜」、気まぐれ
ブリテン:気まぐれ
ジェイク・ヘジー:フレンドリー・パースウェイジョンズ
プーランク:矢車菊
ブリテン:ジョン・ダンの神聖 Op.35
ジョン・マーク・エインズリー(T)、
マルコム・マルティヌー(P)

録音:2013年2月18日−21日、イギリス
バロックや古典派のレパートリー、ドイツ・リート、イギリス歌曲、アメリカのミュージカルまで、幅広いレパートリーを誇るイギリスのリリック・テノール、ジョン・マーク・エインズリー。Linn Recordsから発売される新録音は、「フレンチ・コネクション」と題し、「フランス6人組」の一人、フランシス・プーランクの歌曲に、プーランクと親交のあったレノックス・バークリーの作品、同じシェイクスピアの「気まぐれ」の詞に曲を付けたプーランクとブリテンの同名の歌曲、アメリカの作曲家ジェイク・ヘジー(b.1961)がプーランクへのオマージュとして書いた「フレンドリー・パースウェイジョンズ」(エインズリーとマルティヌーが2008年に初演)などを組み合わせたプログラム。名伴奏者マルコム・マルティヌーの完璧なサポートで、フランスとイギリス、フランスとアメリカの遙かなる友好を歌います。
※こちらのタイトルは、は高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
CKD-478
ブリテン:テノール、ホルンと弦楽のためのセレナーデ
若きアポロ Op.16
ラクリメ〜ダウランドの歌曲の投影 Op.48a
前奏曲とフーガ Op.29
テノール,ホルンと弦楽のためのセレナーデ Op.31
オールドバラ・ストリングス、
マルクス・ダウナート(ディレクター)、
リチャード・ワトキンス(Hrn)
アラン・クレイトン(T)、
マーテ・スーチュ(Va)、
ロレンツォ・スーレ(P)

録音:2012年:10月20日−22日、2013年11月24日−25日、2015年4月4日、スネイプ・モルティングス(サフォーク)
オールドバラ・ストリングスは、ベンジャミン・ブリテンとピーター・ピアーズが創設した、非常にハイレヴェルな講座として知られる教育プログラム「ブリテン=ピアーズ・ヤング・アーティスト・プログラム」による弦楽アンサンブル。マーラー室内管のリーダーを務めたマルクス・ダウナートや、ベルリン・フィルの首席奏者マーテ・スーチュ、ナッシュ・アンサンブルやロンドン・ウィンズの主力メンバー、リチャード・ワトキンスなど名手が集う「セレナーデ」は、2013年のブリテン生誕100周年プロジェクトにおけるクロージング・コンサートの録音。
CKD-479(1SACD)
モーツァルト:ディヴェルティメント集
セレナード第11番変ホ長調 K.375
ディヴェルティメント第13番ヘ長調 K.253
ディヴェルティメント第14番変ロ長調 K.270
ディヴェルティメント第12番変ホ長調 K.252/240a
ディヴェルティメント第9番変ロ長調 K.240
スコットランド室内Oウィンド・ソロイスツ
〔マキシミリアーノ・マルティン(Cl)、ウィリアム・スタッフォード(Cl)、ピーター・ウィーラン(バスーン)、アリソン・グリーン(バスーン)、アレック・フランク=ゲミル(ホルン)、ハリー・ジョンストン(ホルン)〕
故チャールズ・マッケラスやサラステ、スヴェンセンがベースを築き、英国の俊英ロビン・ティチアーティが首席指揮者に就任してからは、さらに破竹の勢いで進むスコットランドの雄、スコットランド室内O(SCO)。
SCOのモーツァルトといえば、マッケラスとの交響曲集(CKD-308、CKD-350)やレクイエム(BKD-211)などの超名盤はもちろん、アレクサンダー・ヤニチェクが振ったセレナード&ディヴェルティメント集(CKD-376、BKD-287、BKD-320)や、木管協奏曲集(CKD-273)など、ロングセラーの人気盤ばかり。
そんな人気シリーズの最新作である今作は、ウェーバーの協奏曲集(CKD-409)でも活躍した、SCOの木管セクションを支える名手たち、マキシミリアーノ・マルティン、ピーター・ウィーラン、アレック・フランク=ゲミルらによる管楽アンサンブル編成(ハルモニームジーク)のディヴェルティメントとセレナード。

CKD-481(1SACD)
マーラー:さすらう若人の歌(シェーンベルク編曲/室内楽版)
ブゾーニ:悲歌的子守歌 Op.42(エルヴィン・シュタイン編曲/室内楽版)
ツェムリンスキー:6つの歌 Op.13(クリストファー・オースティン編曲/室内楽版)
ワーグナー:ジークフリート牧歌
トレヴァー・ピノック(指)
ロイヤル・アカデミー・オヴ・ミュージック・ソロイスツ・アンサンブル
シェーンベルク編曲のマーラー、シュタイン編曲のブゾーニ、オースティン編曲のツェムリンスキーを経て、ワーグナーの「ジークフリート牧歌」へと至るプログラム。自らもトップクラスの古楽系鍵盤奏者であり、数々の世界的名手たちと共演を重ねてきたピノックの統率力と、クォリティの高い演奏は前2作で既に実証済!知られざる魅力と発見が「室内楽版」へと姿を変えたオーストリアとドイツの傑作たちから浮かび上がります。
CKD-488(1SACD)
フォーレ:リディアのヴォカリーズ
フォーレ:リディア.ヘ長調、ラ・ボーテ、
 アンヴィ、ラ・クール、慈しみ、後悔、
 レ・スーヴェニアーズ、リディア ト長調
シャブリエ:オーバード、村の踊り
サン・サーンス:チェロ・ソナタ第2番ヘ長調〜ロマンツァ・ポコ・アダージョ
アーン:クロリスに
ラモー:ナイス組曲より序曲、
 そよ風のガボット
クープラン:修道院のためのミサ曲〜Cromorne sur la Taille..
マルシャン:グランド・ダイアローグ
フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ
ジョナサン・フリーマン=アットウッド(Tp)
ロイ・ホワット(P)
英グラモフォン誌のレビュー執筆、Channel Classicsでレイチェル・ポッジャーなど200以上ものレコーディングをプロデュース、さらには自身の演奏活動も行い、現在は王立音楽アカデミーのプリンシパル、ジョナサン・フリーマン=アットウッド。世界初録音となるフォーレのヴォカリーズ全曲は、フォーレがパリ音学院のディレクターだった時に書かれたもので、100年経った今でも陽の目を見ることがなかった作品です。フレキシブルな吹分け、叙情的なフレージングや音色の豊かさですでに高い評価を受けています。今回のアルバム「リディアのヴォカリーズ」は、元々はトランペットとピアノ以外の楽器のために書かれたフレンチ・ワークスによるトランスクリプションズ。トランペットによるフォーレの「ヴォカリーズ全曲録音」を、フリーマン=アットウッドの表現力、フランスのピアノ・レパートリーに定評のあるホワットの伴奏、リン・レコーズの優秀録音など、理想の環境でフォーレの珍しいヴォカリーズを聴くことが出来ます。

CKD-492
タヴナー:イパコエ
安らけく旅立て/トリサジオン
2つの聖伝/イパコエ
エレナ・リウ(P)、カンティ、
ウォーレス・コレクション、
スコティッシュ・アンサンブル
2013年に他界した現代イギリスの神秘主義の作曲家ジョン・タヴナー(1944−2013)。この「イパコエ」は選りすぐられたリン・レコーズの録音によるジョン・タヴナーに捧げるトリビュート・プログラム。フィルハーモニア管の元トランペット奏者で重鎮ジョン・ウォーレスのアンサンブルによる「トリサジオン」、作品の献呈を受けたエレナ・リウによる「イパコエ」など、タヴナーの独創的で神秘的な音楽がここに再び。
※当タイトル(CKD 492)はレーベル・オフィシャルのCD-R仕様となります。
CKD-495S(1SACD)
クセナキス:プレイアデス
ルボン
加藤訓子(パーカッション)

書下ろし日本語解説付き
※DVD付きの「CKD 595S」は、完売、販売終了となりました。
CKD-499(2CD)
バッハ:クリスマス・オラトリオ BWV.248 ダンディン・コンソート、
ジョン・バット(指)

カンタータ 1, 3 and 6〜メアリー・ベヴァン(S)、クレア・ウィルキンソン(Ms)、ニコラス・マルロイ(T)、マシュー・ブルック(Bs-Br)、
カンタータ 2, 4 and 5〜ジョアン・ラン(S)、シアラ・ヘンドリク(Ms)、トーマス・ホッブス(T)、コンスタンティン・ヴォルフ(Bs-Br)

録音:2015年9月7日−12日、グレイフライアーズ教会(エジンバラ)
「マタイ受難曲」の"1742年頃最終演奏版"(CKD 313)に始まり、「ミサ曲ロ短調」の
"リフキン校訂ブライトコップ版2006"(CKD 354)、「ヨハネ受難曲」の"典礼において演奏されたバッハの受難曲の再現"(CKD 419)、「ブランデンブルク協奏曲」の"フレンチ・ピッチ版(A=392Hz)"(CKD 430)、そして"バッハの最初のクリスマスの晩課の再現"
をした「マニフィカト&クリスマス・カンタータ」(CKD 469)など、綿密な時代考証、長年にわたるバッハ研究に基づく様々な異稿版の発掘や復元に取り組み続けているバッハ演奏・研究の世界的権威、ジョン・バット。ジョン・バット率いるスコットランドのピリオド・アンサンブル、ダンディン・コンソート(ダニーデン・コンソート)によるバッハ録音の第7弾は、バッハの四大宗教曲の最後の一つ「クリスマス・オラトリオ」が登場!
「マニフィカト&クリスマス・カンタータ」(CKD 469)は、英グラモフォン賞にノミネートしたほか、レコード芸術海外盤REVIEW、英グラモフォン誌、英BBCミュージック・マガジン誌でいずれも「特選盤」に選ばれるなど絶賛を博し、ジョン・バットはこの録音の功績によって2015年にOBE(大英帝国勲章)を叙されています。それだけに、続編ともなるこの「クリスマス・オラトリオ」にも大きな期待がかかります。もちろん、フィリップ・ホッブスによる超優秀録音も健在です。今年のクリスマス・アルバムの最有力候補としても注目!


CKD-500(1SACD)
ハイドン:交響曲第31番ニ長調 「ホルン信号」 Hob.I-31
交響曲第70番ニ長調 Hob.I-70
交響曲第101番ニ長調 「時計」 Hob.I-101
ロビン・ティチアーティ(指)
スコットランド室内O

録音:2015年1月31日−2月2日&2月7日−8日、アッシャー・ホール(エジンバラ)
2014年5月からはグラインドボーン音楽祭の音楽監督にも就任し、ますます活躍を広げるティチアーティ。名匠チャールズ・マッケラスらによって磨き上げられたSCOの繊細なアンサンブルを、ティチアーティの鮮やかなタクトで豊かなレンジと色彩に描き出す。今、注目の若手指揮者筆頭株、ロビン・ティチアーティのハイドン交響曲集にご期待ください!
CKD-502
シベリウス:交響曲第1番ホ短調 Op.39
交響曲第6番 Op.104
トマス・セナゴー(指)
BBCウェールズ・ナショナルO
BBCウェールズ・ナショナルO(BBC NOW)の首席指揮者、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナルOの首席客演指揮者を務めるトマス・セナゴーのシベリウス第2弾! イギリスの2つのメジャー・オーケストラで名誉あるポストに就き、近年もヨーテボリ、アトランタ、ブリュッセル、オスロ、ルクセンブルク、シアトル、ヒューストンなど各地の主要オケに次々とデビューを果たしているデンマーク出身の実力派指揮者が振るシベリウス。もちろん、Linn Recordsによる高品質録音もポイントです。
CKD-511
シューマン&マーラー:歌曲集
シューマン:リーダークライス Op.39、
 ゲーテの「ヴィルヘルム・マイスター」によるリートと歌 Op.98a
マーラー:さすらう若人の歌
フローリアン・ベッシュ(Br)、
マルコム・マルティヌー(P)

録音:2014年11月14日−16日、イギリス
ロベルト・ホルの愛弟子であり、2010年にはハイドンの「天地創造」でアーノンクール&ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスと共演を果たした次代のリート界を担うオーストリアのバリトン、フローリアン・ベッシュ。
これまでイギリスのOnyxやHyperionに多くのアルバムを録音し、レーヴェの「歌曲&バラード集(CDA-67866)」で権威あるエジソン・クラシック賞を受賞、シューマンの「美しき水車小屋の娘(ONYX 4112)」でグラミー賞にノミネートするなど高い評価を得てきたベッシュのLinn Recordsデビュー盤は、得意とするドイツ・リートよりシューマンとマーラーの歌曲を選択。名伴奏者マルコム・マルティヌーとともに、詩的で表情豊かなドイツ・ロマン派の傑作を歌います。
ベッシュは、2017/2018シーズンにはルクセンブルク・フィルハーモニー、ロンドン・ウィグモア・ホール、ドルトムント・コンツェルトハウス、ウィーン楽友協会、アムステルダム・コンセルトヘボウといった世界の主要なホールでリサイタルを予定、更なる活躍が期待されています。
CKD-512
ドビュッシー&武満徹:弦楽オーケストラのための作品集
ドビュッシー:弦楽四重奏曲ト短調 Op.10(ジョナサン・モートン編)
武満徹:弦楽オーケストラのための3つの映画音楽より 第1曲 「葬送の音楽」
ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女(コリン・マシューズ編)
武満徹:弦楽オーケストラのための3つの映画音楽より 第2曲 「訓練と休息の音楽」
ドビュッシー:象の子守歌(ジェームズ・マンソン編)
武満徹:ノスタルジア
スコティッシュ・アンサンブル、
ジョナサン・モートン(芸術監督&リーダー)

録音:2014年12月1日−2日&2015年4月20日−21日、ケアード・ホール(ダンディー)
武満徹の印象的でメランコリーな名作はもちろん、芸術監督であるジョナサン・モートンのアレンジによる「弦楽四重奏曲ト短調」やコリン・マシューズが弦楽アンサンブルと2台のハープのためにオーケストレーションを施した「亜麻色の髪の乙女」など注目の録音を収録。子供の領分より「象の子守歌」のアレンジを担当したのは、スコティッシュ・アンサンブルのコントラバス奏者、ノーザン・チェンバー・オーケストラの首席コントラバス奏者を務めながら、作・編曲家としても活躍するジェームズ・マンソンによるもの。これまでも様々な弦楽オーケストラ編曲の名盤を録音してきたスコティッシュ・アンサンブルによって、また新たな名盤が生まれます。
CKD-516(1SACD)
モーツァルト:セレナード第10番変ロ長調 K.361 「グラン・パルティータ」
ハイドン:ノットゥルノ第8番ト長調 Hob.II:27
トレヴァー・ピノック(指)
ロイヤル・アカデミー・オヴ・ミュージック・ソロイスツ・アンサンブル

ドンという大注目の録音です。
録音:2015年4月16日−18日、セント・ジョージ教会(ブリストル)
「マーラー:交響曲第4番」(CKD-438)、「ブルックナー:交響曲第2番」(CKD-442)、「マーラー:さすらう若人の歌」(CKD-481)と、「室内楽・小編成アレンジ」のプロジェクトで大きな反響を呼んできたRAMソロイスツ・アンサンブルとの録音。第4弾はアレンジ作品ではなく、モーツァルトの最高の器楽作品のひとつ「グラン・パルティータ」が登場!
CKD-517(2CD)
撒かれた遺灰〜ジョスカンのミゼレーレとサヴォナローラの遺産
ジョスカン・デ・プレ:われを憐れみ給え, 神よ
パレストリーナ:われが御身の慈悲を知らざれば
ル・ジュヌ:悲しみがわれを悩ましぬ
ラッスス:われは不幸なり
レリティエ:われを憐れみ給え, 主よ
ゴンベール:主よ, われ御身に望みをかけぬ
クレメンス・ノン・パパ:悲しみがわれを悩ましぬ
バード:われは不幸なり
マニフィカト、
フィリップ・ケイブ(指)

録音:2015年1月19日−23日、セント・ジョージ教会(サマータウン、オックスフォード)
元タリス・スコラーズのテノール、フィリップ・ケイブが指揮する"マニフィカト"は、16世紀〜17世紀のア・カペラ作品を専門とする世界有数のヴォーカル・アンサンブルのひとつ。1991年に創設され、2016年で25週年を迎えるマニフィカトの25thアニヴァーサリー・アルバム、「撒かれた遺灰(Scattered Ashes)」は、ジョスカン・デ・プレのミゼレーレ(われを憐れみ給え, 神よ)をはじめとする、宗教改革の先駆者ジローラモ・サヴォナローラの死を悼むプログラム。
CKD-519(1SACD)
バッハ:ヴァイオリン協奏曲集
ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲ハ短調 BWV.1060R
ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調 BWV.1042
カンタータ第21番 「わが心には憂い多かりき」 BWV.21より シンフォニア
ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 BWV.1041
2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調 BWV.1043
チェチーリア・ベルナルディーニ(Vn)
ダンディン・コンソート、ジョン・バット(指&Cem)、
ヒュー・ダニエル(Vn)、
アルフレード・ベルナルディーニ(Ob)

録音:2014年11月17日−20日、グレイフライアーズ教会(エジンバラ)
現在はバッハ学者としても高名なジョン・バットとのコンビで数々の異稿版や復元版の演奏を世に送り出しているダンディン・コンソート(ダニーデン・コンソート)。LINNから発売されるバッハ・アルバムの最新作は、チェチーリア・ベルナルディーニをソリストに迎えたヴァイオリン協奏曲集!チェチーリア・ベルナルディーニは、古楽界有数のバロック・オーボイスト、アルフレード・ベルナルディーニの娘としてオランダに生まれた若きヴァイオリニスト。モダン楽器とピリオド楽器の双方を使いこなし、キングズ・コンソートやオランダ・バッハ協会、オランダ・バロック、アルカンジェロ、アンサンブル・ゼフィロ、カメラータ・ザルツブルク、スコットランド室内O、スウェーデンRSOなど、様々なオーケストラ、ピリオド・アンサンブルと共演。2012年からはダンディン・コンソートのリーダーとなり、バッハの「ヨハネ受難曲」、「ブランデンブルク協奏曲」、モーツァルトの「レクイエム」などの名盤を生み出しています。BWV.1041&1042のヴァイオリン協奏曲はもちろん、親子でソロを務めるBWV.1060Rも絶品です。
CKD-520(1SACD)
銀の弓
ヴォーン・ウィリアムズ:揚げひばり
サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ
ショスタコーヴィチ:組曲「馬あぶ」〜ロマンス
ドルドラ:セレナード第1番
サン=サーンス:ロマンス Op.37
パガニーニ:カプリース第24番
マスネ:タイスの瞑想曲
クライスラー:愛の悲しみ
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン Op.20
キャスリン・ブライアン(Fl)、
ヤク・ファン・ステーン(指)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナルO
21歳という若さでスコットランドの名門オーケストラ、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナルOの首席フルート奏者に就任したフルーティスト、キャスリン・ブライアンのサード・アルバムは、"ヴァイオリン"のための名作を"フルート"で奏でる「銀の弓(Silver Bow)」!ヴォーン・ウィリアムズの「揚げひばり」と"フルート"との出会い、作品と音色のブレンド感や、ヤク・ファン・ステーン&RSNOとの共演で繰り広げるパガニーニやサラサーテでのキャスリン・ブライアンのテクニックなど聴きどころ満載。"銀の弓"、フルートが奏でるヴァイオリンのための傑作たちを存分に。
CKD-521(2CD)
ベルリオーズ:劇的交響曲 「ロメオとジュリエット」 ロビン・ティチアーティ(指)
スウェーデンRSO&cho、
カティア・ドラゴイェヴィチ(Ms)、
アンドルー・ステイプルズ(T)、
アラステア・マイルズ(Bs)

録音:2014年11月3日−5日、ベルワルド・ホール(ストックホルム)
ロンドン生まれ、イタリア系イギリス人の若き天才指揮者ロビン・ティチアーティ。スコットランド室内Oとのシューマンやハイドンの交響曲集でも話題を呼んだ次代の巨匠候補が振るベルリオーズ・プロジェクト、第4弾は劇的交響曲「ロメオとジュリエット」が登場!「オラトリオ「キリストの幼時」(CKD 430)」でも共演した北欧の雄、スウェーデンRSO&合唱団とともに、ベルリオーズの華麗なオーケストレーションの粋を集めた傑作を描きます。2014年からはユロフスキの後任としてグラインドボーン音楽祭の音楽監督にも就任し、ますます活躍を広げるロビン・ティチアーティのベルリオーズにご期待ください!
CKD-522(2CD)
サリヴァン:喜歌劇 「軍艦ピナフォア」 リチャード・エガー(指)
スコティッシュ・オペラ、
ティム・ブルック=テイラー(ナレーション)、
ジョン・マーク・エインズリー(サー・ジョーゼフ・ポーター)、エリザベス・ワッツ(ジョゼフィーン)、トビー・スペンス(レイフ・ラクストロー)、ヒラリー・サマーズ(クリップス夫人)、ニール・デイヴィス(ディック・デッドアイ)、アンドルー・フォスター=ウィリアムズ(コーコラン船長)、ギャヴァン・リング(ビル・ボブステイ)、バーナビー・レア(ボブ・ベケット)、キティ・ホエートリー(ヒービー)

録音:2015年8月23日、アルスター・ホール(エジンバラ)
リチャード・エガー指揮によるスコティッシュ・オペラの「軍艦ピナフォア」。2015年エジンバラ国際音楽祭で披露され大絶賛された売り切れ公演のライヴ録音が登場!ウィリアム・S・ギルバートによるリブレット、アーサー・サリヴァンによる作曲の共作による傑作コミック・オペラ「軍艦ピナフォア」。イギリスのコメディアン、ティム・ブルック=テイラーをナレーターに迎え、ジョン・マーク・エインズリー、エリザベス・ワッツなど豪華スター歌手たちが揃った、「軍艦ピナフォア」の新たな名盤です!
CKD-526
18世紀の協奏曲集〜ファッシュ、テレマン、ハイニヒェン、ヴィヴァルディ、グラウプナー
ファッシュ:フルートとオーボエのための協奏曲ロ短調 FaWV L:h1
テレマン:2本のヴァイオリンとファゴットのための協奏曲ニ長調 TWV 53:D4
ハイニヒェン:オーボエ協奏曲ト短調 S.237
ヴィヴァルディ:2本のチェロのための協奏曲ト短調 RV 531
ファシュ:2本のオーボエ・ダ・カッチャ、2本のヴィオール,2本のファゴットと通奏低音のための協奏曲ト短調 FaWV L:G11
グラウプナー:ファゴット協奏曲ハ長調 GWV 301
 フルート・ダモーレ,オーボエ・ダモーレとヴィオラ・ダモーレのための協奏曲ト長調 GWV 333
モニカ・ハジェット(指&Cn)
アイリッシュ・バロック・オーケストラ

録音:2015年9月27日−30日、セント・ピーター教会(ドロヘダ、アイルランド)
モニカ・ハジェット率いるアイリッシュ・バロック・オーケストラがLinn Records初登場。第1弾は、ファッシュ、ハイニヒェン、グラウプナーを含む、様々な編成による18世紀の知られざる協奏曲集!トリオ・ソネリーのモニカ・ハジェット(Vn)を始め、OAEのリサ・ベズノシウク(Fl)、ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスのアンドレアス・ヘルム(Ob)、アンサンブル・マルシュアスのピーター・ウィーラン(Fg)など、世界のピリオド・オケ、アンサンブルで活躍する名手がソロを務める豪華メンバーで、18世紀ドイツの未知なる輝きを現代に伝えてくれます。
CKD-527(1SACD)
ダウランド:ラクリメ、または7つの涙
いにしえの涙/再生された涙/嘆きの涙/悲しみの涙/凝縮された涙/愛の涙/真実の涙/ニコラス・グリフィス氏のガリアード/ジョン・スーチ卿のガリアード/常にダウランド、常に悲しき/ジャイルズ・ホビー氏のガリアード/デンマーク王のガリアード/バクトン氏のガリアード/エセックス伯のガリアード/ディゴリー・パイパーのガリアード/ヘンリー・ノエル氏のガリアード/2つのトレブル声部を伴うトーマス・コリアー氏のガリアード/ヘンリー・アンプトン卿の葬送/ジョージ・ホワイトヘッド氏のアルメイン/ニコルス夫人のアルメイン/ジョン・ラングトン氏のパヴァン
ファンタズム〔ローレンス・ドレイフュス(トレブル・ヴィオール&ディレクター)、ジョナサン・マンソン(テノール・ヴィオール)、ミッコ・ペルコラ(テノール・ヴィオール)、エミリア・ベンジャミン(テノール・ヴィオール)、マルック・ルオラヤン=ミッコラ(バス・ヴィオール)〕、エリザベス・ケニー(リュート)
ヨーロッパ全土での大ヒットにより、同時代の他の音楽家たちの手が加えられたものも含め様々なヴァージョンが生まれたダウランドの名作「ラクリメ」。その中でダウランド自身が決定稿として送り出したのが、ヴィオラ・ダ・ガンバとリュートのための合奏曲集「ラクリメ、または7つの涙」です。怒り、喜び、悲しみ、様々な感情を内包した音楽を、哀愁のヴィオール・コンソートでお聴きください。
CKD-528
ロバート・ビーザー:ギター協奏曲
ノーツ・オン・ア・サウザン・スカイ
イヴニング・プレイヤー
グラウンド・O
エリオット・フィスク(G)、
ホセ・セレブリエール(指)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナルO
アメリカの作曲家ロバート・ビーザー(b.1954)がエリオット・フィスクのために書いた4作品を収録。もちろん、すべて世界初録音。指揮は、サミュエル・アドラーの交響曲(CKD 545)でも存在感を示したウルグアイの指揮者、ホセ・セレブリエール。
自身のアレンジによるギター版パガニーニの「24のカプリース」(NI 2505)がルッジェーロ・リッチからも絶賛されるなど、21世紀を代表するヴィルトゥオーゾ・ギタリストであるフィスクの超絶技巧が満載です! ギター関係者必見!
フィスクが弾くビーザーの「ギター協奏曲」がご試聴いただけます!(ギル・ローズ指揮、BMOP)
CKD-529
中世の嘆きの歌
ニコロ・ダ・ペルージャ/ジョヴァンニ・ダ・フィレンツェ/フランチェスコ・ランディーニ/アンドレア・ダ・フィレンツェ/パオロ・ダ・フィレンツェ/ヨハンネス・チコーニア/アントニオ・ザッカーラ・ダ・テーラモ/他、作曲者不詳の作品
ソラッツォ・アンサンブル

録音:2016年7月17日−20日、古楽ナショナル・センター(ヨーク、イギリス)
ヴィエール(中世のフィドル)奏者であるアンナ・ダニレフスカイアによって2014年に創設された、声楽と器楽による若手アンサンブル、ソラッツォ・アンサンブル(Sollazzo Ensemble)。バーゼル・スコラ・カントルムやバルセロナのESMUC、パリとリヨンの国立高等音楽院など古楽研究の専門機関で学んだメンバーが集められ、中世後期と初期ルネサンスのレパートリーを中心に活動し、2015年には、ヨーク古楽国際ヤング・アーティスト賞やケンブリッジ古楽賞を受賞。
国際古楽コンクール〈山梨〉や、ポズナンの国際古楽コンクール "Canticum Gaudium"で第1位を受賞した日本人ソプラノ、佐藤裕希恵もメンバーに名を連ねています。
デビュー・アルバムとなる「Parle que veut」では、ニコロ・ダ・ペルージャ、ジョヴァンニ・ダ・フィレンツェ、フランチェスコ・ランディーニ、アンドレア・ダ・フィレンツェ、パオロ・ダ・フィレンツェ、ヨハンネス・チコーニア、アントニオ・ザッカーラ・ダ・テーラモや作者不詳の作品を含む、14世紀イタリア北部で流行した華やかな旋律を、古楽界の若き精鋭アーティストたちが奏でます。
CKD-534
マックスウェル・デイヴィス:オークニー諸島の婚礼と日の出
演奏会用序曲 「冬の引き潮」
丘の呪文*
ラスト・ドア・オヴ・ライト
フェアウェル・トゥ・ストロムネス*
オークニー諸島の婚礼と日の出
ベン・ジャーノン(指)
スコットランド室内O、
ショーン・シャイベ(G)*

録音:2015年9月14日−16日、アッシャー・ホール(エジンバラ)
スコットランドの名門チェンバー・オーケストラ、スコットランド室内O(SCO)の新録音は、2014年まで「女王の音楽師範(英国王室楽長)」を務め、2016年にこの世を去ったイギリスの作曲家、ピーター・マックスウェル・デイヴィスの音楽。2014年の来日では新日フィル、名古屋フィルとも共演した若手指揮者、ベン・ジャーノン(2013年ネスレ&ザルツブルク音楽祭で若手指揮者賞受賞)が振る管弦楽作品、ギタリストとして初めてBBCニュー・ジェネレーション・アーティストに選ばれたスコットランド出身の若きギタリスト、ショーン・シャイベが華麗なテクニックを見せるギター作品を収録。
CKD-535
ジュリアン・ワグスタッフ:室内オペラ 「ブリーズ・フリーリー」
クラリネット,チェロとピアノのための三重奏曲 「パーシステント・イリュージョン」
ブリーズ・フリーリー・アンサンブル、
デレク・クラーク(指)

録音:2014年6月9日−12日、スコットランド歌劇場、プロダクション・スタジオ(グラスゴー)
エディンバラ音楽祭で披露されたオペラ「チューリング・テスト」で成功を収めたスコットランドの作曲家、ギタリストのジュリアン・ワグスタッフによる新しいオペラ「ブリーズ・フリーリー(自由な呼吸)」。名門エディンバラ大学化学学科の300周年を記念して委嘱された作品で、メゾ・ソプラノ、テノール、バリトンの3人の歌手とクラリネット、チェロ、ピアノによる小規模な室内オペラ。
CKD-536(1SACD)
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ集 Op.27
ソナタ第1番ト短調/ソナタ第2番イ短調
ソナタ第3番ニ短調「バラード」
ソナタ第4番ホ短調
ソナタ第5番ト長調
ソナタ第6番変ホ長調
フレデリーケ・サイス(Vn/ピエトロ・グァルネリ"Ex Reine Elisabeth"1725年製)

録音:2014年10月6日−8日、ハールレム・フィルハーモニー(オランダ)
フレデリーケ・サイスがLinnでの最初のプログラムとして選んだのは、20世紀の名曲であり難曲、イザイの「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ集」。ベルギーのエリザベート王妃の名を冠するグァルネリを奏でるサイス、そしてそのエリザベート王妃にヴァイオリンを教えていたイザイ。才女サイスが奏でる「イザイ」と縁の深い、そして特別な「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ集」の登場です。
CKD-538
R.シュトラウス:メタモルフォーゼン TrV.290*
セレナード変ホ長調 Op.7**
管楽器のための交響曲 「楽しい仕事場」 TrV.291**
オールドバラ・ウィンズ**、
ニコラス・ダニエル(ディレクター)**、
オールドバラ・ストリングス*、
マルクス・ダウナート(ディレクター)*

録音:2015年4月3日−5日、スネイプ・モルティングス(サフォーク、イギリス
オールドバラ・ウィンズとオールドバラ・ストリングスは、ベンジャミン・ブリテンとピーター・ピアーズが創設した、非常にハイレヴェルな講座として知られる教育プログラム「ブリテン=ピアーズ・ヤング・アーティスト・プログラム」によるアンサンブル。
「ブリテンのセレナーデ(CKD 478)」で高い水準の演奏を聴かせてくれたオールドバラ・ストリングスのアルバム第2弾は、リヒャルト・シュトラウスが書いた弦楽器のための「メタモルフォーゼン(変容)」と、管楽器のための「セレナード(13管楽器のためのセレナード)」、「管楽器(吹奏楽)のための交響曲」。
マーラー室内管のリーダーを務めたマルクス・ダウナートと名オーボエ奏者ニコラス・ダニエルがディレクターを、ナッシュ・アンサンブルの主力メンバーであるリチャード・ワトキンスが金管指導、リチャード・ホスフォードが木管指導を務めるなど、世界的な名手たちが牽引するR.シュトラウスのアンサンブル作品。弦楽器奏者、管楽器奏者、そして吹奏楽関係者も注目!
CKD-539
アラン・タヴナー・コンダクツ・ジョン・タヴナー
タヴナー:楽園の合唱
 サンライズ・イン・ユアー・ハート、
 新しき掟、仏陀のミニチュア、
 降誕のイコン
ムーディ:おお、輝き
タヴナー:始祖の祈り、子羊イエスに、
 地よ慈しみもてこの人を収め給え、
 2つのハーディス、
 ヌンク・ディミッティス、子守歌、
 ゼイ・アー・オール・ゴーン・イントゥ・ザ・ワールド・オブ・ライト、
 おお動ずることなく、
 おお, そこにわれらがいた、
 楽園の合唱
カペラ・ノヴァ、カンティ、
アラン・タヴナー(指)

録音:2014年12月
イギリスの神秘主義者ジョン・タヴナー(1944−2013)の合唱作品集。これまでにマクミランを含む90曲以上の新作委嘱と初演の実績を持つ合唱団カペラ・ノヴァは、イギリスを代表する現代合唱のスペシャリスト集団。
CKD-541
海の星のマリア
第1部〜ジョアン・メトカーフ:Il nome del bel fior − 第1部:マリアT/作曲者不詳:Stillat in stellam radium/メトカーフ:海の星のための音楽/作曲者不詳:Stella maris illustrans omnia/メトカーフ:Il nome del bel fior − 第5部:マリアV/作曲者不詳:Laetetur caeli curia、Tronus regis/ジョン・ダンスタブル:祝福されしみ母/リチャード・スマート:Ave, decus saeculi/ダンスタブル:アヴェ・マリス・ステラ(めでたし海の星)/メトカーフ:Il nome del bel fior − 第4部:Il nome del bel fior/第2部〜作曲者不詳:Dou way, Robyn / Sancta mater gratiae/フィンチェールの聖ゴドリック:キリストと聖母マリア/作曲者不詳:Sancta Maria virgo、Stond wel, Moder, under rode/リオネル・パワー:Beata progenies/アンドルー・スミス:Stond wel, Moder, under rode − 第1部/作曲者不詳:Iesu, fili virginis、Pia mater salvatoris/スミス:Stond wel, Moder, under rode − 第2部/グレゴリア聖歌:Gaude, Maria virgo作曲者不詳:Alleluia psallat / Alleluia concinat - Virga Jesse
ゴシック・ヴォイセズ〔キャサリン・キング(Ms)、スティーヴン・ハロルド(T)、ジュリアン・ポッジャー(T)、スティーヴン・チャールズワース(Br)〕

録音:2015年6月12日−14日、ボックスグローヴ小修道院(ウェスト・サセックス、イギリス)
ゴシック・ヴォイセズのLinnデビュー盤は、現代の作曲家、ジョアン・メトカーフ(b.1958)やアンドルー・スミス(b.1970)のゴシック・ヴォイセズ委嘱作に、中世の音楽を加えたプログラム。メゾ・ソプラノのキャサリン・キングを始め、タリス・スコラーズのメンバーでもあったジュリアン・ポッジャーやスティーヴン・ハロルドなど、イギリス古楽界の一流歌手によるヴォーカル・アンサンブルが、13世紀〜14世紀の聖母マリア(海の星)を讃えるテキストを歌います。
CKD-542
ザ・マスク・オヴ・モメンツ
トマス・キャンピオン、ジョヴァンニ・コプラリオ、アルフォンソ・フェッラボスコ2世、ロバート・ベイトマン、ロバート・ジョンソン、チャールズ・コールマン、ヘンリー・ローズ、ウィリアム・ローズ、マシュー・ロック、 ニコラス・ラニエ、作曲者不詳の作品を収録
エリザベス・ケニー(リュート、テオルボ、ギター)、シアター・オヴ・ジ・エア、ソールズベリー大聖堂聖歌隊

録音:2015年6月20日−22日、聖マーティン教会(ソールズベリー、イギリス)
レザール・フロリサンやOAE、ファンタズム、パメラ・トービーら世界の一流古楽奏者たちと共演してきたリューティスト、エリザベス・ケニーが2007年に創設したピリオド・アンサンブル、シアター・オヴ・ジ・エアがLinn Recordsへ登場。
ロドルフォ・リヒター(vn)、デイヴィッド・ミラー(lute)、エミリア・ベンジャミン(vn, va, viols)、市瀬礼子(viols)、リチャード・タニクリフ(bass violin)など、錚々たる名手が集うアンサンブルで、17世紀の知られざる器楽と声楽作品に光をあててゆきます。
CKD-543
ヘンデル:カンタータ 「アポロとダフネ」 HWV.122
歌劇 「忠実な羊飼い」 HWV.8 より 序曲
アリア ヘ長調 HWV.410
アリア ヘ長調 HWV.411
アンサンブル・マルシュアス、
ピーター・ウィーラン(指揮、Cemb、Fg)、
マイリ・ローソン(S/ダフネ)
キャラム・ソープ(Bs/アポロ)

録音:2015年6月15日−17日、ノース・リース教区教会(エジンバラ)
2007年ブルージュ国際コンクールで第1位&聴衆賞を獲得したメンバーを中心に、2011年に結成されたエジンバラを拠点とするピリオド・アンサンブル、アンサンブル・マルシュアス。初のヴォーカル・アルバムは、ヘンデルのカンタータ「アポロとダフネ」。今作では、アンサンブル・マルシュアスの芸術監督でもある名ファゴット奏者、ピーター・ウィーランが指揮(&チェンバロ)を務め、マクリーシュのガブリエル・コンソート等で活躍するマイリ・ローソン、クリスティのル・ジャルダン・デ・ヴォワ等で活躍するキャラム・ソープが歌います。もちろん、アンサンブルのメンバーも、チェチーリア・ベルナルディーニ(Vn)、トーマス・ダンフォード(テオルボ)、フィリップ・グリスヴァール(Cemb)など、今をときめく名手たちが集い、アンサンブル・マルシュアスの新たな一歩を踏み出します。
CKD-544
モーツァルト:ピアノ協奏曲集
ピアノ協奏曲第26番「戴冠式」
ピアノ協奏曲第25番ハ長調 K.503
フランチェスコ・ピエモンテージ(P)、
アンドルー・マンゼ(指)
スコットランド室内O
高い技術と並外れた表現力を備え、特にモーツァルトと初期ロマン派レパートリーの優れた解釈で知られるスイス出身の俊英ピアニスト、フランチェスコ・ピエモンテージ。
ヒストリカル・パフォーマンスのパイオニアであり、現在指揮者として大活躍中の名匠アンドルー・マンゼが振るスコットランド室内O(SCO)とのモーツァルトで、Linn Recordsデビューを果たします!2007年のエリザベート王妃国際音楽コンクール入賞で国際的な注目を浴び、2009年〜2011年のBBCニュー・ジェネレーション・アーティストにも選抜。定期的な来日公演でも好評を博しているピエモンテージが贈るモーツァルトの後期ピアノ協奏曲。師ブレンデル譲りの極上のモーツァルト演奏にご期待ください!
CKD-545
サミュエル・アドラー:交響曲第6番
チェロ協奏曲
ドリフティング・オン・ウィンズ・アンド・カレンツ
マキシミリアン・ホルヌング(Vc)、
ホセ・セレブリエール(指)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナルO

録音:2015年9月17日−20日ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル・オーケストラ・センター(グラスゴー)
ウルグアイの指揮者、作曲家のホセ・セレブリエールが指揮するサミュエル・アドラーの交響曲第6番世界初録音!ドイツ生まれアメリカの作曲家サミュエル・アドラー(b.1928)。ダイナミックで力強い「交響曲第6番」、若き天才チェリスト、マキシミリアン・ホルヌングがソリストを務める「チェロ協奏曲」をセレブリエールが振る。現代アメリカのオーケストラ・ファンは要注目!
CKD-548(2CD)
バッハ:無伴奏チェロ・ソナタ&パルティータ BWV.1001-1006
パルティータ第2番ト短調 BWV.1004(原曲:ニ短調)
ソナタ第2番ニ短調 BWV.1003(原曲:イ短調)
パルティータ第3番イ長調 BWV.1006(原曲:ホ長調)
パルティータ第1番ホ短調 BWV.1002(原曲:ロ短調)
ソナタ第1番ハ短調 BWV.1001(原曲:ト短調)
ソナタ第3番ヘ長調 BWV.1005(原曲:ハ長調)
マルック・ルオラヤン=ミッコラ(バロックVC)

録音:2013年9月9日−12日&2014年5月5日−8日、6月16日−19日、聖カトリーヌ教会(カルヤー/フィンランド)
※使用楽器:バラク・ノーマン(ロンドン、1700年頃製)
世界最高峰のヴィオール・アンサンブル「ファンタズム」のメンバーでもある、フィンランドのヒストリカル・チェロ&ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者、マルック・ルオラヤン=ミッコラ。バッハの"ヴァイオリンの聖典" 「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」をバロック・チェロ版に編曲するという意欲的なアルバムで、Linnにソロ・デビュー! チェロによる演奏のため、チューニングやヴィブラート、フィンガリング、アーティキュレーションなど、様々な課題を乗り越えて実現した、新たなバッハの姿をご期待ください。
CKD-550
ドビュッシー:海&忘れられた小歌
フォーレ:ペレアスとメリザンド
 歌劇 「ペネロープ」 への前奏曲
フォーレ(シャルル・ケクラン編):組曲 「ペレアスとメリザンド」
ドビュッシー(ブレット・ディーン編):忘れられた小唄(管弦楽伴奏版世界初録音)〜やるせない夢心地、巷に雨の降るごとく、木立ちの影、木馬、グリーン、スプリーン
ドビュッシー:交響詩 「海」
マグダレーナ・コジェナー(S)、
ロビン・ティチアーティ(指)
ベルリン・ドイツSO

録音:2017年1月5日−7日&9日、イエス・キリスト教会(ベルリン、ドイツ)
ロンドン生まれ、イタリア系イギリス人の若き天才指揮者ロビン・ティチアーティ。2009年にスコットランド室内Oの首席指揮者、2014年にグラインドボーン音楽祭の音楽監督に就任、そして2017/2018シーズンからは名門ベルリン・ドイツSO(DSO)の音楽監督という大役も兼ねるロビン・ティチアーティ。Linn Recordsのニューアルバムも新たなパートナー、ベルリン・ドイツ響との録音が登場! ティチアーティがDSOとの最初の録音に選んだのは、ドビュッシーの管弦楽作品の名作「海」とフォーレの「ペレアスとメリザンド」組曲。ティチアーティがロンドン・フィルやロイヤル・コンセルトヘボウ管、ブダペスト祝祭管などを振り各地で高い評価を得てきた実績のある2曲です。
更に注目は、独唱とピアノ伴奏のための歌曲「忘れられた小唄(忘れられたアリエッタ)」の管弦楽伴奏版! ベルリン・フィルのヴィオラ奏者を14年間務めたという実力を持つオーストラリアの作曲家ブレット・ディーン(b.1961)が編曲し2015年に初演されたばかりのバージョンで、このアルバムが世界初録音。ドビュッシーの繊細な色彩を管弦楽で表現する「忘れられた小唄」を、チェコの世界的歌手マグダレーナ・コジェナーが歌います。
CKD-552
ストラヴィンスキー:兵士の物語
ストラヴィンスキー:新しい劇場のためのファンファーレ
マクスウェル・デイヴィス(ナッセン編):イーゴリ・ストラヴィンスキーの栄誉のためのカノン
バートウィッスル:イーゴリ・ストラヴィンスキーのためのトイ・ショップからのコラール(管楽器のための2016年版&弦楽のための2016年版)
ストラヴィンスキー:兵士の物語、二重カノン(ラウル・デュフィを偲んで)、フュルステンベルクのマックス王子の墓碑銘
バートウィッスル:トンボー〜イーゴリ・ストラヴィンスキーの思い出に
マクスウェル・デイヴィス:カノン〜イーゴリ・ストラヴィンスキーの思い出に
オリヴァー・ナッセン(指
)ハリエット・ウォルター(ナレーター)、
ハリソン・バートウィッスル(兵士)、
ジョージ・ベンジャミン(悪魔)、
ロイヤル・アカデミー・オヴ・ミュージック・マンソン・アンサンブル
オールドバラ音楽祭の芸術監督、ハーグ・レジデンティ管の首席客演指揮者、ロンドン・シンフォニエッタの音楽監督などを歴任し、現在は英国王立音楽院(ロイヤル・アカデミー・オヴ・ミュージック/RAM)で作曲を教えるコンポーザー・コンダクター、オリヴァー・ナッセンと、RAMマンソン・アンサンブルのLinnデビュー盤。
イギリスの女優ハリエット・ウォルターが語り手、現代作曲家のハリソン・バートウィッスルとジョージ・ベンジャミンがキャストを務めるストラヴィンスキーの「兵士の物語」を中心に、ピーター・マクスウェル・デイヴィス(1934−2016)とハリソン・バートウィッスル(1934−)が書いたストラヴィンスキー・トリビュート作品を収録。
CKD-555(1SACD)
シューマン&メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲集
シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 Op.54
メンデルスゾーン:序曲 「美しいメルジーネの物語」 Op.32(1835年版)、
 ピアノ協奏曲第1番ト短調 Op.25
イングリット・フリッター(P)、
アントニオ・メンデス、
スコットランド室内O
1973年、南米アルゼンチンのブエノスアイレス生まれの才女、イングリット・フリッター。英国の高音質レーベル「リン・レコーズ(Linn Records)」からの録音第3弾は、英グラモフォン賞にもノミネートしたショパン(CKD-455)でも共演した、スコットランド室内Oとのシューマン&メンデルスゾーン!指揮は、2015年に新日本フィルと共演、2016年にはスペイン国立管を率いて来日予定のスペイン若手指揮者有望株、アントニオ・メンデス。2000年の第14回ショパン国際ピアノ・コンクールで第2位に輝き、マルタ・アルゲリッチが認める天才イングリット・フリッターのシューマン&メンデルスゾーン。Linn Recordsが贈る、2016年上半期最大級のアルバムです!

CKD-561
リスト・トランスフィギュアド〜ピアノのためのオペラティック・ファンタジー
リスト:パチーニの歌劇「ニオベ」の主題による大幻想曲 − カヴァティーナ「高鳴る胸を」によるディベルティスマン S.419
「ユダヤの女」の回想 − アレヴィの歌劇のモチーフによる華麗なる幻想曲 S.409a
モーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」の回想 − 大幻想曲 S.418
モーツァルトの「フィガロ」と「ドン・ジョヴァンニ」の主題による幻想曲 S.697
シーヤン・ウォン(P)

録音:2014年3月2日−4日、ワイアストン・コンサート・ホール(ワイアストン・レイズ、モンマス)
シーヤン・ウォンは、スティーヴン・ハフに才能を見出され英国王立音楽院(RAM)に入学、名教師クリストファー・エルトンにピアノを学んだ若きヴィルトゥオーゾ・ピアニスト。フランスではナジ・ハキムに即興を学んでおり、ブゾーニとリストに特別な関心を寄せるシーヤン・ウォンのデビュー・レコーディングは、フランツ・リストが様々な歌劇からトランスクリプションしてきたオペラティック・ファンタジー集。
すべてシーヤン・ウォンによる改訂が加えられており、S.418の「ドン・ジョヴァンニの回想」はブゾーニ・エディションからの改訂、未完の作品であったS.697の「フィガロとドン・ジョヴァンニ」も自身で補筆完成させた、超絶なリスト・トランスクリプション・アルバムです。
CKD-562
ハイドン、クープラン、モン:チェロ協奏曲集
クープラン(バズレール編):演奏会用小品
モン:チェロ協奏曲ト短調
ハイドン:チェロ協奏曲第1番ハ長調 Hob.VIIb:1
コリーヌ・モリス(Vc)、
スコットランド室内O

録音:2016年7月26日−27日&2017年1月22日、アッシャー・ホール(エジンバラ)
コリーヌ・モリスは8歳でチェロを始め、ポール・トルトゥリエの弟子であったラファエル・ゾマーの生徒となり、ロンドンの王立音楽大学、パリの音楽院、ウィーンの音楽大学院で研鑽を積み、バルセロナのマリア・カナルス国際コンクールやパリのフランス国際音楽コンクールで入賞、ロストロポーヴィチにエヴィアン音楽祭へ招待されるなど有望視されならがも、肩の怪我によって演奏活動を休止。しかし、スポーツ医学の分野の治療法を取り入れ、見事音楽界へと復帰を果たし、そのカムバック・ストーリーは欧米の主要なメディア(The Times, Gramophone, International Arts Manager, Australia’s Limelight magazine等)で取り上げられています。
この「クリサリス(Chrysalis)」は、コリーヌ・モリスの復帰を記念して制作された、モリスのコンチェルト・デビュー・アルバム。ハイドンの名曲から、クープランのアレンジ作品、そしてウィーン古典派のマティアス・ゲオルク・モンのチェロ協奏曲をスコットランドの名門オーケストラとともに演奏し、その卓越した才能を披露します。
CKD-565(2CD)
NX-D04
ショパン:夜想曲集
1.夜想曲第7番嬰ハ短調 op.27-1
2.夜想曲第9番ロ長調 op.32-1
3.夜想曲第3番ロ長調 op.9-3
4.夜想曲第6番ト短調 op.15-3
5.夜想曲第12番ト長調 op.37-2
6.夜想曲第5番嬰ヘ長調 op.15-2
7.夜想曲第13番ハ短調 op.48-1
8.夜想曲第10番変イ長調 op.32-2
9.夜想曲第17番ロ長調 op.62-1
10.夜想曲第19番ホ短調 op.72-1
1.夜想曲第15番ヘ短調 op.55-1
2.夜想曲第4番ヘ長調 op.15-1
3.夜想曲第1番変ロ短調 op.9-1
4.夜想曲第2番変ホ長調 op.9-2
5.夜想曲第16番変ホ長調 op.55-2
6.夜想曲第14番嬰ヘ短調 op.48-2
7.夜想曲第7番嬰ハ短調 op.27-1
8.夜想曲第11番ト短調 op.37-1
9.夜想曲第18番ホ長調 op.62-2
10.夜想曲第20番嬰ハ短調 (遺作)
イングリット・フリッター(P /Steinway Model D)

録音:2017年11月23-25日、12月1-3日
サフォーク、ウエストルトン、ポットンホール
2000年のショパン・コンクール第2位の実績を持つショパンのスペシャリスト、フリッターの夜想曲集が登場。全21曲のうち、スケッチという見方 をされることの多い第21番(遺作) ハ短調を除く、20曲を収録しています。2014年にリリースされた「24の前奏曲」(CKD475)に夜想曲第 3番と第8番も収録し、全曲の登場が待ち望まれていましたが、今回のリリースにあたってはこの2曲も含めて新録音されました。彼女の持ち 味である高い技術力と作品への深い洞察、センシティヴな音楽づくりが発揮され、作品の持つ詩的な面を十二分に引き出しています。
CKD-567
エジンバラ1742〜バルサンティ&ヘンデル
バルサンティ:合奏協奏曲ニ長調 Op.3-3、
 合奏協奏曲ヘ長調 Op.3-2、
 合奏協奏曲ヘ長調 Op.3-1
ヘンデル:歌劇 「アルチーナ」 HWV.34 より 「ヒルカニアの石造りの棲み家に」、
 ホルン協奏曲ヘ長調 HWV.331、
 行進曲ヘ長調 HWV.346 「トロメーオ行進曲」
バルサンティ:古いスコットランドの旋律集、
 合奏協奏曲ニ長調 Op.3-4、
 合奏協奏曲ニ長調 Op.3-5
アンサンブル・マルシュアス、
ピーター・ウィーラン(指)
2007年ブルージュ国際コンクールで第1位&聴衆賞を獲得したメンバーを中心に、2011年に結成されたエジンバラを拠点とするピリオド・アンサンブル、アンサンブル・マルシュアス。スコットランド室内Oやマーラー室内Oの首席ファゴット奏者も担う名手ピーター・ウィーランが芸術監督を務め、トーマス・ダンフォード(テオルボ)、フィリップ・グリスヴァール(チェンバロ、オルガン)、サラ・マクマホン(Vc)などの名手が参加するアンサンブルが、18世紀エジンバラのコンサートを再現。イタリア出身、イギリスで活躍しエジンバラ音楽協会の"マスター"も務めたフランチェスコ・バルサンティ(1690−1775)の合奏協奏曲(コンチェルト・グロッソ)を始め、スコットランド民謡に基づく作品やヘンデルのアリア、ホルン協奏曲、行進曲など、エジンバラ音楽協会のために書かれた作品を中心とした、アンサンブル・マルシュアスならではのプログラムです。
CKD-569(2CD)
モンテヴェルディ:聖母マリアの夕べの祈り(1610) ダニーデン・コンソート、ジョン・バット(指)
ジョアン・ラン(S)、エスター・ブラジル(S)、
エイミー・リドン(アルト)、
ロリー・マクリーリー(C.T)、
ジョシュア・エリコット(T)、
マシュー・ロング(T)、ニコラス・マルロイ(T)、
ピーター・ハリス(T)、
ピーター・ハーヴェイ(Bs)、
ウィリアム・ゴーント(Bs)、
ヒズ・マジェスティーズ・サクバッツ&コルネッツ

録音:2017年3月6日−9日、グレイフライアーズ教会(エジンバラ)
綿密な時代考証、長年にわたる研究に基づく様々な異稿版の発掘や復元に取り組み、多くの画期的な録音を送り出してきたジョン・バットとスコットランドのピリオド・アンサンブル、ダニーデン・コンソート(ダンディン・コンソート)。ピーター・ハーヴェイやジョアン・ラン、ロリー・マクリーリー、ニコラス・マルロイといった豪華歌手陣に、ピリオド管楽器の名門アンサンブル、「ヒズ・マジェスティーズ・サクバッツ&コルネッツ」が参加。
ソリストの個性が輝くシングル・パート・パフォーマンスを追究してきたジョン・バットのフレッシュなアプローチで、モンテヴェルディの偉大な傑作をお贈りします。
CKD-570(1SACD)
ジャーニー〜チェンバロ音楽の200年
カベソン:騎士の歌による変奏曲
バード:御者の笛
タリス:おお, いたいけな子らよ
ジョン・ブル:王の狩り
スヴェーリンク:「わが青春の日は既に過ぎたり」による変奏曲 SwWV.324
バッハ:フランス組曲第6番ホ長調 BWV.817
フレスコバルディ:トッカータ第9番、
 バレット第1番&第2番
ヘンデル:シャコンヌ ト長調 HWV.435
スカルラッティ:ソナタ.ニ長調 K.490 カンタービレ、
 ソナタ.ニ長調 K.491 アレグロ、
 ソナタ.ニ長調 K.492 プレスト
トレヴァー・ピノック(Cemb)

録音:2014年8月20日−21日、ケント大学(カンタベリー、イギリス)
世界有数のピリオド・オーケストラ「イングリッシュ・コンサート」の創設や数多の録音によって、ヒストリカル・パフォーマンスのパイオニアとして活躍してきたイギリス古楽界の大御所、トレヴァー・ピノック。2016年に迎えるピノックの70歳を記念したリリースは、カベソンやバードからバッハ、ヘンデル、スカルラッティに至るまで、チェンバロ音楽の200年の歴史を旅する特別なリサイタル・プログラム。近年では指揮活動をますます充実させているピノックの、久々となるチェンバロ・ソロ・アルバムというのも嬉しいところ。
CKD-571
クリストファー・タイ:コンソートミュージック全集
4声のイン・ノミネ/イン・ノミネ 「信頼」
イン・ノミネ 「レイチェルの涙」
安息日が過ぎてT/神への賛歌
イン・ノミネ 「すべてからの自由」
イン・ノミネ 「ラウンド」
イン・ノミネ 「もう泣かないで、レイチェル」
イン・ノミネ 「み言葉」
イン・ノミネ 「私に従いなさい」
キリストの復活/イン・ノミネ 「叫び」
茂みの中に/イン・ノミネ 「主にすがる」
イン・ノミネ 「めったに見ない」
イン・ノミネ 「レ・ラ・レ」/安息日が過ぎてV
しっかり座って(第1部&第2部)
イン・ノミネ 「昇天し彼はここにいない」
イン・ノミネ 「私を信じなさい」
イン・ノミネ 「リポート」/5声のイン・ノミネ
イン・ノミネ 「私は来る」/安息日が過ぎてU
おお祝福されし三位一体の光
イン・ノミネ 「私の死の床」
イン・ノミネ 「潔白」
イン・ノミネ 「愛しい人と永遠にお別れ」
安息日が過ぎてW
主は彼らを愛したもうた
6声のイン・ノミネ*
ファンタズム〔ローレンス・ドレイフュス(トレブル・ヴィオール&ディレクター)、エミリア・ベンジャミン(トレブル&テノール・ヴィオール)、ジョナサン・マンソン(テノール・ヴィオール)、ミッコ・ペルコラ(バス・ヴィオール)、マルック・ルオラヤン=ミッコラ(バス・ヴィオール)〕、エミリー・アシュトン(テノール・ヴィオール)*

録音:2016年9月20日−22日、ボックスグローヴ小修道院(サセックス、イギリス)
1994年の結成以来、2度の英グラモフォン賞受賞をはじめとする数々の賞を受賞、名実ともに世界最高峰のヴィオール・アンサンブルとして名を轟かせるファンタズム。
前作ダウランドの「ラクリメ」(CKD 527)も英グラモフォン誌で「Editor's Choice」に選ばれるなど高い評価を得たファンタズムの新たな録音は、ルネサンス期のイギリスの重要な作曲家、クリストファー・タイ(c.1505−1573)。「西風のミサ」と並ぶタイの代表作、「イン・ノミネ」(「汝聖三位一体に栄光あれ」を定旋律とする器楽曲)含むコンソート音楽全集を、ヴィオールの世界的名手たちが奏でます。
ファンタズムは2017年9月と10月にも、オーストラリアの音楽祭やロンドンのウィグモア・ホールでクリストファー・タイの演奏を予定しています。
CKD-572
ベートーヴェン:管楽器のための音楽
管楽六重奏曲変ホ長調 Op.71
クラリネットとファゴットのための二重奏曲第1番 WoO.27-1
管楽八重奏曲変ホ長調 Op.103
ロンディーノ変ホ長調 WoO.25
行進曲変ロ長調 WoO.29
スコットランド室内Oウィンド・ソロイスツ
〔マキシミリアーノ・マルティン(Cl)、ウィリアム・スタッフォード(Cl)、ピーター・ウィーラン(Fg)、アリソン・グリーン(Fg)、アレック・フランク=ゲミル(Hrn)、ハリー・ジョンストン(Hrn)、ロビン・ウィリアムズ(Ob)、ロージー・スタニフォース(Ob)〕
故チャールズ・マッケラスやサラステ、スヴェンセンがベースを築き、英国の俊英ロビン・ティチアーティが首席指揮者に就任してからは、さらに破竹の勢いで評価を高めるスコットランド室内O(SCO)。SCOの管楽器セクションを牽引する腕利きの管楽器奏者たちによるアンサンブル、「スコットランド室内Oウィンド・ソロイスツ」第2弾。
既に、それぞれのソロ・アルバムやSCOとの協奏曲録音等でも実力が証明されているピーター・ウィーラン(ファゴット)やマキシミリアーノ・マルティン(Cl)、アレック・フランク=ミゲル(ホルン)らの名手が、1790年代のウィーンに旋風を巻き起こした若きベートーヴェンの管楽作品を披露します。
CKD-578
NX-B09
ヘンデル:聖セシリアの日のためのオード(頌歌) HWV76
.合奏協奏曲 イ短調 Op.6-4
キャロリン・サンプソン(S)
イアン・ボストリッジ(T)
ポーランド放送cho
ジョン・バット(指揮・ハープシコード)
ダニーデン・コンソート

録音:2018年3月27-29日、4月2-3日
ポーランド、クラクフICE公会堂、クシシュトフ・ペンデレツキ・ホール
ポーランドのクラクフで毎年復活祭の頃に行われる「ミステリア・パスカリア古楽祭」2018年ライヴで、経験豊かな古楽鍵盤奏者ジョン・バット 率いるスコットランド第一線の古楽器集団ダニーデン・コンソートと、キャロリン・サンプソン、イアン・ボストリッジの初共演です。25年のキャリアの 中で数多くの賞を受賞しているボストリッジは、ここでもその熟練のテクニックで素晴らしい歌唱を聴かせています。またバロック作品で聴かせる 洗練された感性と、ピュアなイントネーションで今やひっぱりだこのソプラノ、サンプソンのリリカルな歌声は、まさにヘンデルに理想的といえます。こ れまでもヘンデル作品に積極的に取り組んできた、バットとダニーデン・コンソートにとっても会心の一枚。カップリングされた合奏協奏曲では、ダ ニーデン・コンソート・メンバーの名人芸を楽しむことが出来ます。
CKD-580
クリスマス・フェスティヴァル
アーノルド(パーマー編):柊と蔦は〜クリスマス・キャロルによる幻想曲
伝承曲(キャンベル編):クリスマス・キャロル・ファンタジー
チルコット:真冬
ラーセン(ベイトマン編):鐘が鳴る
伝承曲:幼児キリストの子守歌
K・K・デイヴィス、オノラーティ、シメオン(ウェンデル編):リトル・ボレロ・ボーイ(「クラシカル・クリスマス組曲」より)
ブレイク:ウォーキング・イン・ジ・エアー(映画 「スノーマン」より)、
 サムホエア・ア・スター・シャインズ・フォー・エブリワン(映画 「ベアー」より)
カーティス:クリスマス・スピリッツ
ミーラー(キャンベル編):アイ・プレイ
ピアポント(キャンベル編):ジングル・ベル
伝承曲(ダウティ編):陽気な聖ニコラスおじいさん(クリスマス・タイム)
テッパー、ロイ・C・ベネット(ベイトマン編):(アイム・ゲティン・)ナティン・フォー・クリスマス
ハンビー(キャンベル編):アップ・オン・ザ・ハウストップ
ビッシル:ア・クリスマス・カーニヴァル
マークス(ベイトマン編):ジョニー・マークス・メドレー
伝承曲:イン・ア・コテージ・イン・ア・ウッド
伝承曲(ダウティ編):ア・ヤング・オーストリアン・ウェント・ヨーデリング
コシャト(ゴフ・リチャーズ編):シュネーバルツァー
クリストファー・ベル(指)
RSNOジュニア・コーラス、
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナルO

録音:2016年9月18日−19日、RSNOセンター(グラスゴー、イギリス)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管、RSNOジュニア・コーラスのスコットランド勢と、1996年からナショナル・ユース・クワイア・オヴ・スコットランド(NYCoS)の音楽監督を務める北アイルランドの指揮者クリストファー・ベルが贈るクリスマス・アルバム。定番のクリスマス・ソングから、ボブ・チルコットのキャロル、映画『スノーマン』の主題歌「ウォーキング・イン・ジ・エアー」まで、バラエティ豊かな選曲。スコットランドが誇る名門オーケストラの壮麗な演奏に乗せて、名門児童合唱団が華麗なクリスマスを彩ります。名クリスマス・スタンダード「リトル・ドラマー・ボーイ」にラヴェルのボレロをマッシュアップした「リトル・ボレロ・ボーイ」にも注目!
CKD-581
ガブリエリ:金管楽器のための音楽
ガブリエリ:第12旋法による10声のカンツォン(ii)(サクラ・シンフォニア, 1597より)、
 第8旋法による12声のソナタ第8番(サクラ・シンフォニア, 1597より)
ラッピ:4声のカンツォン第11番 「ラ・セラフィーナ」(ソナーレのためのカンツォーニ, 1608より)
ガブリエリ:8声のピアノとフォルテのソナタ(サクラ・シンフォニア, 1597より)、
 7声のカンツォン第5番(カンツォーニとソナタ, 1615より)、
 第7旋法による8声のカンツォン(ii)(サクラ・シンフォニア, 1597より)
フレスコバルディ:カンツォン第3番(1634)
ガブリエリ:14声のソナタ第18番(カンツォーニとソナタ, 1615より)、
 8声のカンツォン第8番(カンツォーニとソナタ, 1615より)
マッサイーノ:8声のカンツォン第33番(ソナーレのためのカンツォーニ, 1608より)
ガブリエリ:4声のカンツォン 「ラ・スピリタータ」(ソナーレのためのカンツォーニ, 1608より)、第9旋法による12声のカンツォン(サクラ・シンフォニア, 1597より)、
 ソナタ第21番 「コン・トレ・ヴィオリーニ」(カンツォーニとソナタ, 1615より)
ヴィアダーナ:8声のシンフォニア 「ラ・ベルガマスカ」(シンフォニー・ムジカーリ, 1610より)
ガブリエリ:6声のカンツォン第3番(カンツォーニとソナタ, 1615より)
ブオナメンテ:6声のソナタ(ソナタとカンツォーニ, 1636より)
ガブリエリ:15声のソナタ第19番(カンツォーニとソナタ, 1615より)
グッサーゴ:4声のラ・ボッターナ(4声、6声と8声のソナタ, 1608より
ガブリエリ:22声のソナタ第20番(カンツォーニとソナタ, 1615より)
ロイヤル・アカデミー・オヴ・ミュージック&ジュリアード・スクール・ブラス、
ラインハルト・フリードリヒ(指)
ロンドンの王立音楽アカデミー(ロイヤル・アカデミー・オヴ・ミュージック)とニューヨークのジュリアード音楽院(ジュリアード・スクール)。2004年以来コラボレーションを続ける2つの名門音大の金管奏者たちによるガブリエリ・アルバムが登場! ルツェルン祝祭管の首席トランペット奏者であるドイツの名手ラインハルト・フリードリヒが指揮を務め、王立音楽アカデミーの学長であり自身もトランペット奏者であった英国楽壇の重鎮ジョナサン・フリーマン=アットウッドがレコーディング・プロデューサーを務める特別プロジェクトです。金管楽器のバイブル、ジョヴァンニ・ガブリエリと同時代のヴェネツィアの作曲者たちによる金管楽器のための音楽。近代の楽器と知性を16世紀のテクニックやチューニングと融合させた挑戦的なレパートリー。ガブリエリの新たな名盤となるか、ブラス関係者要注目!
CKD-586S(2SACD)
日本向け限定生産
特価
バッハ:マリンバのための無伴奏作品集
平均律クラヴィーア曲集第一巻 前奏曲ハ長調 BWV846/無伴奏チェロ組曲第1番ト長調 BWV1007/無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調 BWV1009/無伴奏チェロ組曲第5番ハ短調 BWV1011(無伴奏リュート組曲第3番 BWV995)/リュートのための前奏曲ハ短調 BWV999/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調 BWV1001/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調 BWV1003/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番ハ長調 BWV1005
加藤訓子(マリンバ)

録音:2015年9月1日−11日&2016年3月14日−24日、ヤンニ教会(タルト、エストニア)
日本語書下ろし解説&日本語曲目表記オビ付き
バッハのソロ作品のなかから、加藤訓子自身の「この曲を弾きたい、聴きたい」という観点で、「無伴奏チェロ組曲」の第1番、第3番、第5番と「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ」の全3曲、「平均律クラヴィーア曲集第1巻」から第1番の前奏曲、リュートのための前奏曲を選択し、マリンバ独奏のために編曲。加藤訓子が「究極のミニマリズム」と称するバッハの音楽は、「ライヒ」、「ペルト」、「クセナキス」を上回る大きな衝撃を与えてくれることでしょう!
※「CKD-586S」は、SACD Hybrid Multichannelヴァージョン(2SACD)の日本向け完全限定生産盤です。海外で発売される商品はノーマルCD盤(2CD)となります。予めご了承ください。
CKD-589
NX-B09
スヴェーリンク(1562〜1621):チェンバロのための作品集〜ファンタジー、トッカータと変奏曲
プレルディウム=トッカータ〔21〕
4声のファンタジア〔5〕
パドゥアーナ・ラクリメ(涙のパヴァーヌ)〔66〕
第1旋法によるトッカータ〔20〕
4声の半音階的ファンタジア〔1〕
トッカータ〔30〕
わたしが見たのはマルス神か〔58〕
第2旋法によるトッカータ〔24〕
ファンタジア〔3〕
わが青春はすでに過ぎ去り〔60〕
ウト・レ・ミ・ファ・ソ・ラの調べを4声で〔6〕
〔 〕内の数字はマックス・ザイフェルトの校訂譜における整理番号
リチャード・エガー(Cemb)
使用楽器:アントウェルペンのリュッケルス工房1638年モデルにもとづく
アムステルダムのジョエル・カッツマンによる再現複製楽器
ピッチa’=393Hz 1/4コンマ・ミーントーン調律

録音:2018年1月11〜12日メノー派教会(Doopsgezinde Gemeente)、ハールレム、オランダ
リコーダー作曲家ヤーコプ・ファン・エイクとともに、オランダ17世紀初頭を代表する作曲家のひとりスヴェーリンク。生前はアムステルダム旧教 会のオルガン奏者として活躍、後続世代のシャイデマンやJ.プレトリウス、シャイトらをはじめとする数多くのすぐれた門弟を育て、結果的に北 ドイツのオルガン芸術の発展に大きく寄与したその功績は、数世代後の大バッハにまで影響をおよぼしました。イタリアの同時代人フレスコバ ルディと同様、彼もまたオルガンだけでなくチェンバロで演奏するにふさわしい作品を数多く残していますが、今日では諸外国の写本にある一 部の作品を別にすれば、まとめて聴く機会は必ずしも多いとは言えません。 創設者ホグウッドの後を受け、アカデミー・オヴ・エンシェント・ミュージックの音楽監督として活躍するかたわら、チェンバロ&オルガン奏者として も17〜18世紀のすぐれた大家たちの作品を数多く録音してきたリチャード・エガーが、ここに満を持してスヴェーリンクの鍵盤作品集をチェン バロで録音したのは、実に歓迎すべきことと言えるでしょう。使用楽器はスヴェーリンクの生前のオランダ語圏で最も重要な鍵盤楽器製作家 だったリュッケルス(ルッカース)工房のモデル。世界中の名手からの信頼もあついオランダのアメリカ人カッツマンによる精巧な再現複製楽器 で、エガーの周到な解釈を通じて甦る「当時の響き」は、オランダ黄金時代の室内風俗画の世界そのものと言ってよいでしょう。
CKD-590(3CD)
サミュエル・アドラー〜90歳記念盤
交響曲第1番/ピアノ協奏曲第1番
人はただ一度生きる/交響曲第2番
ヴァイオリン協奏曲/木管五重奏と管弦楽のための協奏曲 「Shir HaMa’alot」
ギター協奏曲
イントゥ・ザ・レイディアント・バウンダリーズ・オヴ・ライト
ポーツ・オヴ・コール 「地中海組曲」
5つのコーラル・スケルツィ
エミリー・フリーマン・ブラウン(指)
フランクフルト・ブランデンブルク州立O、
イーストマン・フィルハーモニア室内O、
イーストマンcho、他
2018年の3月4日に90歳の誕生日を迎えるアメリカの作曲家、サミュエル・アドラーのセレブレーション・アルバムが登場。サミュエル・アドラーは、1928年にドイツのユダヤ系の音楽一家に生まれ1939年にアメリカへ亡命、ハーバード大学でヒンデミットやコープランドらに学び、現代アメリカを代表する作曲家の一人として活躍。ノーステキサス大学音楽カレッジやイーストマン音楽学校、ジュリアード音楽院などで作曲を教えてきました。
古典的感性と21世紀の情熱をバランスよく融合させた脅威のシンフォニック・ライターとして大きな影響力を持つアドラーの作品から、多くの世界初録音を含む、交響曲、協奏曲、室内楽作品を収録した3枚組セットです。CD1-2(交響曲とギター以外の協奏曲)は、アドラー夫人でもあるボーリンググリーン州立大学のエミリー・フリーマン・ブラウン博士とフランクフルト・ブランデンブルク州立Oによる演奏。CD3は、アドラーが名誉教授を務めるイーストマン音楽学校のニコラス・ゴルセス教授(G)とイーストマンの若きミュージシャン達による演奏です。
CKD-593
NX-B09
シューベルト:4手ピアノのための作品集
ロンド ニ長調 D.608
ソナタ 変ロ長調 D.617
幻想曲 ヘ短調 D.940
ロンド イ長調 D.951
アレグロ イ短調 「人生の嵐」 D.947
デュオ・プレイエル(4手ピアノ)【アレクサンドラ・ニェポムニャシャヤ、リチャード・エガー】
使用楽器:1848年製プレイエル、ピッチ:a'=441、調律:ヤング 2 (1800)

録音:2019年2月1-3日レイセルト礼拝堂、エーフデ、オランダ
リチャード・エガーと、ロシアのチェンバロ奏者ニェポムニャシャヤが、これまで3年ほど打ち込んできたピアノ・デュオの初CD。シューベルトの連弾 作品を集めており、最晩年の傑作「幻想曲」と「人生の嵐」などを収めています。ここで使用されたショパンの生きた時代のプレイエルは、機能 的にはかなり充実してきたもので、シューベルトの傑作の数々が、二人の古楽系鍵盤楽器の名手によりダイナミックに表現されています。
CKD-594
NX-B09
マシュー・ロック(1621/3頃?1677):「コンソート(合奏)を愛する人たちのために」〜ヴァイオル・コンソート集
我がいとこケンブルのためのフラット・コンソート
第1組曲 ハ短調 (LD,JM,ML,EK)
4声のコンソート (LD,EB,JM,ML,EK)
 第3組曲 ヘ長調
 第1組曲 ニ短調
 第2組曲 ニ短調/ニ長調
 第6組曲 ト長調
無伴奏聖歌の調べによる二重カノン (LD,EB,JM,EA,JR,ML)
4声のコンソート (LD,EB,JM,ML,EK)
 第5組曲 ト短調
 第4組曲 ヘ長調
我がいとこケンブルのためのフラット・コンソート
 第2組曲 変ロ長調 (LD,JM,ML,EK)
ファンタズム (ヴァイオル・コンソート)
【メンバー】
ローレンス・ドライファス
(トレブル〔高音〕・ヴァイオル&指揮)…LD
エミリア・ベンジャミン(トレブル・ヴァイオル)…EB
ジョナサン・マンソン(テナー・ヴァイオル)…JM
マルック・ルオラヤン=ミッコラ(ベース・ヴァイオル)…ML
エリザベス・ケニー(テオルボ)…EK
【ゲスト・ヴァイオル奏者】
エミリー・アシュトン(テナー・ヴァイオル)…EA
ジョナサン・リース(ベース・ヴァイオル)…JR

録音:2017年11月9-11日
英国サセックス、ボックスグローヴ修道院
数々の賞を受賞し、世界最高のヴァイオル・コンソートの一つとされている「ファンタズム」。中でも英国のコンソート・ミュージックはたいへん高い 評価を得ていますが、今回初めてマシュー・ロックの作品集を録音しました。ドラマティックな作風で、当時「コンソート・ミュージックを愛する人た ち」に好まれたロック。ローレンス・ドライファスは、ロックのユーモアや抒情性、そして甘美な表現が、それまでの慣習にとらわれず、予測不能な 変化を見せる面白さを効果的に聴かせてくれます。そのためにこのアルバムでは、2017年にグラモフォン・アワードとディアパソン・ドールをダブル 受賞した名盤「ダウランド:ラクリメ」(CKD527)で共演したテオルボの名手、エリザベス・ケニーを再び迎えました。ロックのパート・ライティング は通奏低音の華やかな活躍に引き立てられることが多いため、彼女の独創的なサポートにより、アルバム全体に奥行きが出ています。

CKD-595S
(1SACD+DVD)
1,000枚完全限定
特典DVD+書下し日本語解説付き!

クセナキス:プレイアデス/ルボン 加藤訓子(パーカッション)

録音:2013年12月15日−18日、2014年1月11日−15日、9月2日−4日、9月30日−10月1日、神奈川県立相模湖交流センター・ホール
限定生産の特典DVDには、「プレイアデス」の3つの楽章の演奏映像を収録!
「クニコ・プレイズ・ライヒ(kuniko plays reich)」、「カントゥス(Cantus)」の世界的大ヒット、第12回佐治敬三賞(サントリー芸術財団)受賞などで大きな注目を集めている、日本を代表するパーカッショニスト、加藤訓子。リン・レコーズが技術の粋を結集させて作る究極のパーカッション・ワールド、待望の第3弾はなんと、ヤニス・クセナキス!
「メランジュ(総合)」、「メトー(金属)」、「クラヴィエ(鍵盤)」、「ポー(太鼓)」の4楽章からなり、6人の奏者がほぼ同種の楽器を演奏していく「プレイアデス」。
もっともポピュラーな打楽器ソロ・レパートリーの1つであり、加藤訓子も長年演奏し続けてきた「ルボン」。完璧に計算しつくされたこれらの曲を、加藤訓子が作品の意図を汲み取り、それを最大限に活かし、忠実に演奏します。

クセナキスは今世紀に名を残す偉大な作曲家です。建築家であり、数学者であり、その上で独自の作曲法を極め、ソロ、アンサンブル、室内楽と多くの素晴らしい作品を私達に残してくれた。特に打楽器にとっては、現代的な言語を使って、プリミティブ且つ圧倒的な打楽器の世界観を生み出してくれたと思う。加藤訓子(書下ろし日本語解説より)
CKD-597
NX-B09
アンリ=ジャック・ド・クルス(1705-1786):6つのトリオ・ソナタ Op.5 バロッコ・トゥ【カルロータ・ガルシア (トラヴェルソ)、イザナ・ソリア (Vn)、エドゥアルド・カタラン (Vc)、ガナエル・シュネイデル (Cemb)】

録音:2018年7月16-19日国際古楽センター、ヨーク、UK
2013年にブリュッセル王立音楽院で結成されたバロッコ・トゥ。現代の古楽最先端で演奏技術と解釈を吸収し、若い感性で精力的な活動 を展開していた彼らは、2017年のヨーク国際古楽コンクールで見事優勝を果たしました。そのアルバム第一弾に選ばれた作品は、1705年ア ントウェルペン(アントワープ)に生まれたベルギーの知られざる作曲家、ド・クルスによるトリオ・ソナタ。ロココ様式で書かれたこれらの作品は、い ずれもたいへん親しみやすく美しいもので、彼らの瑞々しい演奏がその魅力を一層引き立てています。忘れられてしまったソナタという意味合い が込められていると思われる「La Sonate Egaree 迷えるソナタ」というタイトルが付けられたこのアルバムで、彼らは「知られていないということ は、その価値がないということ」という偏見を見事に打ち崩しています。
CKD-598
NX-B09
バッハ:ゴルトベルク変奏曲BWV 988(ブゾーニ編曲 BV B 35 (1914)、シーヤン・ウォン改訂)(第3,9,12,16,17,18,21,24,27変奏を省略)
シーヤン・ウォン(1988-):バッハのゴルトベルク変奏曲 第15変奏の反転
ブゾーニ:ソナチネ 第4番「キリスト生誕1917年の日に」 BV 274 (1917)
バッハ:シャコンヌ(無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番ニ短調 BWV 1004 より)ブゾーニ編曲 BVB 24 (1893)
シーヤン・ウォン(P)

録音:2019年4月18日セント・ジョージ教会、ブリストル
2020年10月11日 英国王立音楽院、ロンドン
スティーヴン・ハフに才能を見出され、英国王立音楽院でクリストファー・エルトンに学んだ香港出身のピ アニスト、シーヤン・ウォン(王致仁)。CDデビューは自身でさらなる改訂を施したリストのトランスクリプショ ン集(CKD561)で、英国王立音楽院学長にしてトランペット奏者フリーマン=アットウッドのサポートも務 めた(CKD621)彼が次に繰り出すのはブゾーニ。彼にとってリストと双璧を成す関心の対象であるブゾー ニが、大バッハにどのように関わったかを探り、さらに自身がどのように斬り込んで行くかに挑戦したアルバム です。表題の「ゴルトベルク」はもちろん、ラストの「シャコンヌ」まで、モダン・ピアノの機能をフルに生かした 圧巻の表現力です。

CKD-601(2CD)
ブラームス:交響曲全集
交響曲第1番ハ短調 Op.68/交響曲第2番ニ長調 Op.73/交響曲第3番ヘ長調 Op.90/交響曲第4番ホ短調 Op.98
ロビン・ティチアーティ(指)
スコットランド室内O
ロンドン生まれ、イタリア系イギリス人の若き天才指揮者ロビン・ティチアーティ。 2009/2010シーズンから26歳でスコットランド室内Oの首席指揮者に就任し、2014年にグラインドボーン音楽祭の音楽監督、そして2017/2018シーズンからは名門ベルリン・ドイツSO(DSO)の音楽監督という大役も兼ねるティチアーティの新たな交響曲録音は、ブラームスの交響曲全集が登場! 2017/2018が最後のシーズンとなるティチアーティとスコットランド室内管。これまで、幻想交響曲を含むベルリオーズの一連の録音やシューマンの交響曲全集、ハイドンの交響曲集といった名録音をいくつも生み出してきたコンビによる渾身のブラームス。2015/2016シーズンのメイン・プログラムとしても演奏され、緻密に制御されたフレーズやバランスから織りなす独特の透明感と色彩感は高い評価を得ています。 もちろん、Linn Recordsによる超優秀録音もポイント!
CKD-603
NX-B09
16世紀から現代までのテオルボのための作品を集めて
アレッサンドロ・ピッチニーニ(1566?-638頃):リュートとキタローネのためのタブラチュア集(1623) より
ジェイムズ・マクミラン(1959-):Since it was the day of Preparation…5.Motet 1
ピッチニーニ:リュートとキタローネのためのタブラチュア集(1623) より
カプスペルガー(1580頃-1651):キタローネのためのタブラチュア集第4巻(1640) より
ベンジャミン・オリヴァー(1981-):Extending from the inside
ロベール・ド・ヴィゼー(1655頃-1732/3):ハ短調の組曲
 前奏曲 ト長調
 クープラン氏のシルヴァン
ニコウ・ミューリ(1981-):子守歌と7つの変奏
エリザベス・ケニー(テオルボ/イタリアン・モデルに基づくクラウス・ヤコブセン1992年製作)

録音:2018年10月17-19日、11月31日クーパー・ホール、フルーム、UK
バロックの合奏では、通奏低音として縁の下の力持ちといった役回りの大型のリュート、テオルボ。イタリアではキタローネとも呼ばれたこの楽器 は、広い音域を生かした独奏楽器としても重宝され、ここに収められたピッチニーニ、カプスペルガー、ド・ヴィゼーらは17世紀前後にその名手と して活躍し、多くの作品も残しました。また近年に古楽器が復権するなか、その魅力に着目する現代の作曲家も多く、ここには人気のジェイ ムズ・マクミランなどを収録しています。現代の作品では長い歴史と唯一無二の風格を持つこの楽器に敬意を払い、バロック時代を思わせるタ イトルや形式のものも多いですが、高音と低音を不気味に鳴らすベンジャミン・オリヴァーなど、その作風はどれもかなり個性的です。エリザベ ス・ケニーはレ・ザール・フロリサンやオーケストラ・オブ・ジ・エイジ・オブ・ジ・エンライトメントでも活躍した、現代リュートの第一人者。LINN RECORDSには4枚目の録音で、今回は初のソロ・アルバムとなっています。
CKD-604

NYCX-10069
国内盤仕様
税込定価
コープランド:交響曲第3番
チャベス:交響曲第2番「インディオ」
カルロス・ミゲル・プリエト(指)
オーケストラ・オブ・ジ・アメリカズ

録音:2018年7月14-15日
クシシュトフ・ペンデレツキ・ヨーロッ
パ音楽センター (ライヴ)
【国内盤】
日本語解説:谷口 昭弘
2002年にアメリカ・ユースO(The Youth Orchestra of the Americas)として発足したオーケストラ・オブ・ジ・アメ リカズは、南北アメリカ大陸の各国より、18歳から30歳までの若き名手たちが集まった精鋭集団。LINN RECORDSからのア ルバム第1弾は、メキシコ出身の音楽監督プリエトと共に、南北アメリカをそれぞれ象徴する名交響曲2曲を収録しています。 第4楽章冒頭に「市民のためのファンファーレ」が引用されていることで有名なコープランドの交響曲第3番は、他にも「アパラチ アの春」や「ロデオ」といった彼の代表作を彷彿とさせる曲想が緩-急-緩-急の構成の中に次々と現れ、その芸術の集大成のよ うな内容となっています。チャベスの交響曲第2番は単楽章の比較的短い作品ですが、目まぐるしく変化していく変拍子のリズ ムがたいへん愉快。オーケストラは、これらの作品を若者らしい溌溂としたリズム感と深い共感を持って、その色彩溢れる魅力を 最大限引き出して楽しませてくれます。
CKD-608
NX-B09

NYCX-10052
国内盤仕様
税込定価
ウィリアム・バード:『大礼拝音楽』とアンセム〜英語による宗教合唱曲集
大礼拝音楽(グレート・サーヴィス)
おお神よ、驕れる者たちがわたしに歯向かい
信仰告白/ファンタジアBK
喜び歌え(詩篇第81篇)
マリアの讃歌(マニフィカト)
シメオンの讃歌(ヌンク・ディミティス)
高きにあれ、神よ
オディッシアン・アンサンブル(古楽声楽集団)
アンジェラ・ヒックス、エミリア・モートン、ゾエ・ブルックショウ、エイミー・ウッド(S)
ダニエル・コリンズ、デイヴィッド・グールド、サイモン・ポンスフォード、ケイト・シモンズ=ジョイ(C.T)
スティーヴン・ハロルド、ヒューゴー・ハイマス(T)
ウィリアム・ゴーント、ジェイムズ・ハリデイ(Bs)
クリスティアン・ウィルスン(Org)
コーム・カーリー(総指揮)

録音:2018年1月6〜8日、ロンドン、セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会
【国内盤】
解説・歌詞日本語訳、補筆:白沢達生
ネーデルラントの巨匠ラッススと数年違いで生まれ、初期バロックの立役者カッチーニよりも数年後まで生きた英国ルネサンス期 最大の巨匠ウィリアム・バード。彼が自身カトリック信徒でありながら、ラテン語の教会音楽のみならず英国国教会向けに英語 歌詞の礼拝楽曲を多数残したことは見過ごせません。タリス・スコラーズやモンテヴェルディ合唱団、ザ・シックスティーンなどで活 躍してきた実力派ばかりが居並ぶ少数精鋭集団を、ダブリン生まれの才人コーム・カーリーが率いて織り上げる最新録音は、そ んなバードの英語歌詞作品を厳選、その粋を本場・英国の感覚そのままに伝える充実企画!音楽学の進展に伴い、清教徒 革命以前は低音部を充実させた独特のオルガン伴奏がなされていたことが判明、その説に従いオルガンを的確に盛り込んだ演 奏解釈も注目に値します。
CKD-609
NX-B09

NYCX-10170
国内盤仕様
税込定価
バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV 988 (ユゼフ・コフレルによる室内オーケストラ編) トレヴァー・ピノック(指)
ロイヤル・アカデミー・オブ・ミュージック・ソロイスツ・アンサンブル
ゲスト:トロント王立音楽院グレン・グールド校のメンバー

録音:2019年3月22-23日 スネイプ・モルティングス、ブリテン・スタジオ、UK
【国内盤】日本語解説付き
今や「ピノックのオケ」の感があるロンドンのロイヤル・アカデミー・オブ・ミュージック・ソロイスツ・アンサンブルとの最新盤は、従来のマーラーやブ ルックナーの交響曲など大編成作品を「凝縮して切り詰める」路線とは逆に、バッハの鍵盤作品を室内オケに「肉付けして拡張した」もの。編 曲者のユゼフ・コフレル(1896-1944)はストルィー(当時はオーストラリア=ハンガリー帝国領、現在はウクライナ領)に生まれ、ウィーンでワイ ンガルトナーらに学び、後にポーランドで十二音技法の先駆的作曲家として活動しましたが、1941年にナチスに捉えられ、1944年に家族 と共にホロコーストの犠牲となったとみられています。この編曲はヘルマン・シェルヘンの遺品の中から1994年になって発見されました。 チェンバロ奏者としてバッハの原曲を録音しているピノックは、この編曲にコフレルからバッハに対する心からの敬意と愛情を感じたと言います。 目指したのは、バロック風ではなく編曲当時の中欧の様式での演奏。合宿とウィグモア・ホールでのコンサートを経て臨んだ若き演奏家たち は、生き生きしたリズムに乗って明晰な対位法の綾を織りあげています。編曲当時の中欧にはナチスの軍靴が響き、コフレルにも悲劇的な 運命が訪れるのですが、その予感を感じさせない晴朗な響きは実に楽しい聴きものであり、それと知って聞けば不思議な感慨を残すことで しょう。
※この編曲版では第6変奏と第7変奏の入れ替えが行われており、第7変奏が「2度のカノン」(通常の第6変奏)となっております。編成: 弦五部(4/4/3/3/1)、 フルート、オーボエ、コールアングレ、ファゴット 各1当盤での演奏時間:79分38秒。
CKD-610
NX-B09
ラヴェル&デュパク
デュパルク:「星たちへ」、管弦楽伴奏歌曲集
ラヴェル:「ダフニスとクロエ」第2組曲
デュパルク:「旅へのいざない」(ボードレール詩)
 「戦のある国へ」(ゴーティエ詩)
 「悲しき歌」(ラオール詩)
 「フィディレ」(ルコント・ド・リール詩)
ラヴェル:高貴で感傷的なワルツ
デュパルク:小夜想曲「星たちへ」
マグダレーナ・コジェナー(Ms)
ロビン・ティチアーティ(指)
ベルリン・ドイツSO

録音:2017年12月18-22日、ベルリン、イエス・キリスト教会
この2018年9月に2期目を迎える音楽監督ティチアーティとベルリン・ドイツSO。彼らの2枚目のアルバムは、ドビュッシー とフォーレを収録した前作に続くオール・フレンチ・アルバム。今回もコジェナーが参加しています。「ダフニスとクロエ」では、細部を 描くティチアーティの精緻なコントロールが冴え渡り、美しい夜明けから色彩豊かな生命の躍動までを繊細かつダイナミックに描い ています。「高貴で感傷的なワルツ」では、優雅でありながらリズム感あふれる音楽づくりで作品のテクスチャを明確に提示しつ つ、ラヴェルならではの極彩色の世界を存分に味わわせてくれます。またラヴェルが「天才のなせる技」と呼んだデュパルクの歌曲 は、ピアノ伴奏版ばかりが有名ですが何作かは管弦楽用に本人が編曲しており、いずれもとりわけ華やかなオーケストレーション に魅力があります。演奏音源の希少さもさることながら、これらとコジェナーの温かな歌声との相性の良さは素晴らしいものです。
CKD-611
NX-B09
プロコフィエフ:交響曲第1番 『古典』
交響曲第5番 変ロ長調 Op.100
トマス・セナゴー(指)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナルO

録音:2019年6月24、25日、グラスゴー・ロイヤル・コンサートホール、UK
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナルOと、音楽監督を務めるデンマーク出身のセナゴーによるアルバ ム第2弾は、彼らにとって初めての交響曲アルバム。ハイドンの手法を取り入れて作られた明快な第1 番、シニカルなスケルツォなど戦争の影に縁どられながらも、祖国と自由への賛美を歌い上げた大掛かり な編成の第5番という、やや対照的なカップリングとなっています。 セナゴーの豊かなニュアンスが細部にまで行き届き、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナルOならでは の明るい音色の中にコントラストが明確に刻まれた、奥行きのある演奏をお楽しみにいただけます。彼ら は今後の4シーズンで、プロコフィエフの交響曲全てを演奏する予定です。
CKD-613S(1SACD)
スティーヴ・ライヒ:ドラミング 加藤訓子(パーカッション、ヴォイス、ピッコロ、口笛)
日本を代表するパーカッショニスト、加藤訓子。2017年リリースの「バッハ:マリンバのための無伴奏作品集(CKD 586S)」は、Linn Recordsの年間ベスト・アルバムに輝き、第10回CDショップ大賞クラシック部門を受賞する等、世界的にも大きな話題を呼びました。スコットランドのハイエンド・オーディオ・メーカー、Linnが技術の粋を結集させて作るアルバム第5弾は、スティーヴ・ライヒに回帰し、ミニマル・ミュージックを世に知らしめたライヒの代表作「ドラミング」をレコーディング!
欧州時代、ダンスカンパニー・ローザスのワールドツアーにも参加し、アンサンブル・イクトゥスと数え切れないライブを演奏している加藤訓子が、パーカッション(ボンゴ、マリンバ、グロッケンシュピール)、ヴォイス、ピッコロ、口笛、計12名全てのパートを自身でオーバーダブし、アンサンブルでは決して表現し得ないドラミングの持つ最上のディテールを紡ぎ出しています。
また、スティーヴ・ライヒ自身からも、「一人の奏者がドラミング全パートを演奏した初めての録音作品。 最上のディテールと共に驚くべき明晰さで捉えています。大いなる喜びの発見です。」と絶賛されています。
CKD-618
NX-B09
バッハ:ヴィオール合奏による作品集
3声のリチェルカーレ (『音楽の捧げもの』BWV1079 より)
シンフォニア第9番BWV795 (『インヴェンションとシンフォニア』 より)
「バビロン川のほとりで」 BWV653b
前奏曲 第19番BWV864 (『平均律クラヴィーア 第1巻』 より)
フーガ 第19番BWV864 (『平均律クラヴィーア 第1巻』 より)
フーガ (『前奏曲とフーガ』 ハ長調 BWV547 より)
フーガ 第17番BWV886 (『平均律クラヴィーア 第2巻』 より)
前奏曲 第22番BWV867 (『平均律クラヴィーア 第1巻』 より)
フーガ 第22番BWV867 (『平均律クラヴィーア 第1巻』 より)
フーガ 第14番BWV859 (『平均律クラヴィーア 第1巻』 より)
前奏曲 第24番BWV869 (『平均律クラヴィーア 第1巻』 より)
フーガ 第24番BWV869 (『平均律クラヴィーア 第1巻』 より)
フーガ 第9番BWV854 (『平均律クラヴィーア 第1巻』 より)
「深き淵より」 BWV686 (『クラヴィーア練習曲集 第3巻』 より)
前奏曲 第22番BWV891 (『平均律クラヴィーア 第2巻』 より)
フーガ 第22番BWV891 (『平均律クラヴィーア 第2巻』 より)
「天にまします我らが父よ」 BWV737
フーガ BWV552 (『クラヴィーア練習曲集 第3巻』 より)
「精霊なる神よ」 BWV671 (『クラヴィーア練習曲集 第3巻』 より)
6声のリチェルカーレ (『音楽の捧げもの』BWV1079 より)
ファンタズム【ローレンス・ドレフュス(トレブル・ヴィオール、指揮)、エミリア・ベンジャミン(トレブル・ヴィオール)、ジョナサン・マンソン(テノール・ヴィオール)、ハイディ・グレーガー(バス・ヴィオール、ヴィオローネ)、マルック・ルオラヤン=ミッコラ(バス・ヴィオール)
リアム・バーン(バス・ヴィオール)】

録音:2019年2月4-7日、イエス・キリスト教会、ベルリン
大バッハが残した鍵盤楽器のための作品を、ローレンス・ドレフュスが3声から6声までのヴィオール合奏へと編曲し、ドレフュスとマルック・ルオラ ヤン=ミッコラを中心としたファンタズムによる演奏で収めたアルバム。各メンバーの表情豊かな積極性の高い表現で、バッハが書いた各声部の 繊細な綾が生き生きと描かれています。トレブルからヴィオローネまで広い音域の楽器を用いることで、表現の幅が大きくなり聴き応えが増した ことも特筆できるでしょう。 ファンタズムは1994年に結成されたヴィオールの合奏団で、これまでに発表したアルバムがグラモフォン年間アワードを3回、ディアパソン・ドール を2回受賞するなど、世界的に高い評価を得ています。今回のアルバムのタイトルは一般に「平均律クラヴィーア曲集」と訳されている"Das Wohltemperierte Klavier"(本来は「良く整えて調律された鍵盤楽器」の意)のパロディで、同作品集からの前奏曲とフーガを中心に、コ ラールなども盛り込んだ多彩な内容となっています。なお「第2巻」は2021年に発売予定とのこと。
CKD-619
NX-B09
シューベルト:交響曲第9番『グレート』 マキシム・エメリャニチェフ(指)
スコットランド室内O(一部古楽器使用)

録音:2019年2月11-13日カイヤード・ホール、ダンディー、UK
1988年ロシア生まれのエメリャニチェフ。フォルテピアノ奏者として「モーツァルト:ピアノ・ソナタ集」(APARTE)でフランスのショック賞を受賞し たほか、数々の賞に輝いたテオドール・クルレンツィス指揮の「モーツァルト:フィガロの結婚」「コシ・ファン・トゥッテ」(SONY)に通奏低音として 参加し、話題となりました。指揮者としても12歳でデビュー。モダンとピリオド両方のスタイルを振り分け、ディドナートと共演した『戦争と平和 の中で』(ERATO)ではグラモフォン・アワードのリサイタル部門を受賞しています。音楽監督を務めるピリオド・アンサンブル”イル・ポモ・ドーロ” のほか数々のオーケストラに客演。2019-20シーズンからは、スコットランド室内Oの首席指揮者就任が決まっています。 そんなエメリャニチェフとスコットランド室内Oとの初めての録音がLINN RECORDSから登場。曲はドイツ音楽に強い嗜好を示すエメ リャニチェフらしく、シューベルトの『グレート』となりました。モダン楽器のオーケストラながら、ナチュラル・トランペットとナチュラル・ホルン、古典タイ プのティンパニを使用。プレイバックは全団員で確認するなど、早くもエメリャニチェフらしい流儀で録音が進められ、テキパキとしたテンポと見通 しの良いサウンドがたいへん心地よい演奏となっています。「この録音を聴く人々には、(古い時代を模した演奏ではなく)現代的で今の時代 らしいと感じてほしい」とエメリャニチェフ自身が語るように、新しい世代の確固たる意志が伝わる一枚です。
CKD-619
NX-B09
シューベルト:交響曲第9番『グレート』 マキシム・エメリャニチェフ(指)
スコットランド室内O(一部古楽器使用)

録音:2019年2月11-13日カイヤード・ホール、ダンディー、UK
1988年ロシア生まれのエメリャニチェフ。フォルテピアノ奏者として「モーツァルト:ピアノ・ソナタ集」(APARTE)でフランスのショック賞を受賞し たほか、数々の賞に輝いたテオドール・クルレンツィス指揮の「モーツァルト:フィガロの結婚」「コシ・ファン・トゥッテ」(SONY)に通奏低音として 参加し、話題となりました。指揮者としても12歳でデビュー。モダンとピリオド両方のスタイルを振り分け、ディドナートと共演した『戦争と平和 の中で』(ERATO)ではグラモフォン・アワードのリサイタル部門を受賞しています。音楽監督を務めるピリオド・アンサンブル”イル・ポモ・ドーロ” のほか数々のオーケストラに客演。2019-20シーズンからは、スコットランド室内Oの首席指揮者就任が決まっています。 そんなエメリャニチェフとスコットランド室内Oとの初めての録音がLINN RECORDSから登場。曲はドイツ音楽に強い嗜好を示すエメ リャニチェフらしく、シューベルトの『グレート』となりました。モダン楽器のオーケストラながら、ナチュラル・トランペットとナチュラル・ホルン、古典タイ プのティンパニを使用。プレイバックは全団員で確認するなど、早くもエメリャニチェフらしい流儀で録音が進められ、テキパキとしたテンポと見通 しの良いサウンドがたいへん心地よい演奏となっています。「この録音を聴く人々には、(古い時代を模した演奏ではなく)現代的で今の時代 らしいと感じてほしい」とエメリャニチェフ自身が語るように、新しい世代の確固たる意志が伝わる一枚です。
CKD-621
NX-B09
R・シュトラウスとウィーンのトランペット〜ウィーンにまつわる作品のトランペットとピアノのための編曲集
R.シュトラウス:ソナタ (トーマス・エーラーとフリーマン=アットウッドによる創造)
ヨハン・ヨゼフ・フックス(ティモシー・ジョーンズ編):ソナタ (K.347、K.367 より)
シューベルト(フリーマン=アットウッド編):ソナタ ト短調 D.408 (原曲:ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ第3番)
ブルックナー:アヴェ・マリア III
ツェムリンスキー:乙女の歌 〜『メーテルリンクの詩による6つの歌曲』 Op.13 より第3曲
マーラー:原光 〜『子供の不思議な角笛』より 第11曲
ウェーベルン(フリーマン=アットウッド編):2つの小品より第1曲 ト長調 Langsam (原曲:チェロとピアノのための)
ベートーヴェン(ティモシー・ジョーンズ編):「ゴット・セイヴ・ザ・キング」により7つの変奏曲 WoO78
ジョナサン・フリーマン=アットウッド(Tp)
チャン・ウォン(P)

録音:2019年1月、4月 ブリストル聖ジョージ教会、UK
ヴァイオリンのレイチェル・ポッジャーなどを手掛けた名音楽プロデューサーであり、2008年から英国王立 音楽院の学長も務めるトランペット奏者フリーマン=アットウッドによる、トランペットとピアノのためのレパー トリー集。これまで仮面劇(ルネサンスからバロックまで作品集)、バッハ、フォーレ、ロマン派などのテーマで リリースされてきましたが、今回はウィーンにまつわる作品集となっています。 中でも、R・シュトラウスのヴァイオリン・ソナタを元に新たに創造された「ソナタ」に注目。彼がトラン ペット・ソナタを残していたらこうなっただろうという、たいへん聴き応えのある作品に仕上がっています。
CKD-622
NX-B09
モーツァルト:ピアノ協奏曲集
ピアノ協奏曲 第19番ヘ長調 K. 459(カデンツァ…モーツァルト)
ロンド イ長調 K. 386(カデンツァ…ピエモンテージ)
5-7. ピアノ協奏曲 第27番変ロ長調 K. 595(カデンツァ…モーツァルト)
フランチェスコ・ピエモンテージ (P)
アンドルー・マンゼ(指)
スコットランド室内O

録音:2019年3月2-4日 アッシャー・ホール、エディンバラ、UK
ピエモンテージ、マンゼ、スコットランド室内管の組み合わせによるモーツァルトのピアノ協奏曲。2017年に発売された第25番と第26番 (CKD544)に続く第2弾は、第19番と第27番にピアノと管弦楽のためのロンドの組み合わせです。ピエモンテージにとって第27番は2018年 のBBCプロムスでも好評を博したレパートリー。古楽器畑出身のマンゼならではの見通しの良い響きと推進力の心地よい音楽運びに乗り、ピ エモンテージのリリカルなピアノが伸びやかに歌う、極上のモーツァルトを聴かせてくれます。またロンドでは、作曲当時の形式に則りながら創造 性溢れるピエモンテージの自作カデンツァアも披露しています。
CKD-623
NX-B09
ドビュッシー:夜想曲
デュリュフレ:レクイエム
ロビン・ティチアーティ(指)
ベルリン・ドイツSO
ベルリン放送cho
マグダレーナ・コジェナー(Ms)
※バリトン独唱はバスのユニゾンで歌われています。

録音:2019年3月19−22日、ゼンデザール、ベルリン放送
3回目のシーズンを迎えたベルリン・ドイツSOと音楽監督ロビン・ティチアーティ。CD第4弾は近代フランスの大作2曲を収録し、ドビュッ シーの管弦楽作品に、コジェナーを迎えた同時代フランスの声楽作品という組み合わせでは3枚目となります。特に「海」と「忘れられた歌」の組 み合わせ(CKD550)は、各方面でたいへん高い評価を得ています。 ノートルダム大聖堂などフランスの大きな教会で、始めは聖歌隊、のちにオルガニストとして奉職したデュリュフレ。1947年に作曲した「レクイエ ム」は、グレゴリオ聖歌を元にしたたいへん美しい作品で、フォーレのそれと並び日本でも広く人気があります。ここではフルオーケストラの版で演 奏されており、メゾ・ソプラノのソリストとしてコジェナーが登場しますが、バリトン独唱は合唱のバスのユニゾンに置き換えられています。逆に、生涯 を通じて教会へ出向くことに積極的ではなく、宗教作品も残さなかったドビュッシーが1890年代末に書いた「夜想曲」では、ティチアーティの繊 細な棒さばきと、ベルリン・ドイツ響ならではの力強いアンサンブルが、音楽に心地よいうねりをもたらしています。
CKD-624
NX-B09
ビゼー(ギロー編):『カルメン』 組曲第1番
グノー:小交響曲*
ビゼー:交響曲第1番ハ長調
フランソワ・ルルー (指、Ob*)
スコットランド室内O

録音:2019年5月18-21日 ケアード・ホール、ダンディー、UK
オーボエ奏者として、ソロや「レ・ヴァン・フランス」で活躍するフランソワ・ルルーが、指揮者としてスコットランド室内Oと共演したアルバム が登場。故国フランスが誇る19世紀の大作曲家二人の名作を収めています。いずれも溌溂とした音運びと細部まで行き届いた歌心がなん とも魅力的。グノーの小交響曲は管楽合奏(Fl 1、Ob 2、Cl 2、Fg 2、Hr 2)のために書かれていますが、ここでは第1オーボエ奏者として 参加。『カルメン』の闘牛士(前奏曲)の喧騒の後、ふっと立ち上がる小編成アンサンブルの響きは、得も言われぬ美しさです。
CKD-625
NX-B09
ファリャ:バレエ音楽「三角帽子」(全曲)
歌劇「はかなき人生」より「間奏曲とスペイン舞曲」
グラナドス:歌劇「ゴイェスカス」より「間奏曲」
ファリャ:交響的印象『スペインの庭の夜』
アレハンドラ・ゴメス・オルダス(Ms)
ホルヘ・フェデリコ・オソリオ(P)
カルロス・ミゲル・プリエト(指)
オーケストラ・オブ・ジ・アメリカズ

録音:2019年7月15-17日ネサウアルコヨトル・ホール、メキシコ・シティ(ライヴ)
2002年にアメリカ・ユースO(The Youth Orchestra of the Americas)として発足したオーケストラ・オブ・ジ・アメリカズは、南 北アメリカ大陸の各国より、18歳から30歳までの若き名手たちが集まった精鋭集団。メキシコ出身の音楽監督プリエトとの第2弾は、ファリャ の作品集です。 ラテン民族の熱い血と弾けるような若さが生きた、情熱的ながらもスポーツの後のような爽快感も伴った素晴らしい演奏を聴かせてくれます。 さらに注目は、メキシコ出身で現在はシカゴを中心に活躍するピアニスト、ホルヘ・フェデリコ・オソリオ。ブラームスのスペシャリストとされる彼の 詩情あふれるタッチが、『スペインの庭の夜』の神秘的な曲想を大いに盛り立てます。
CKD-626
NX-B09
バルサンティ:合奏協奏曲集
フランチェスコ・バルサンティ(1690頃-1775):合奏協奏曲 ハ長調 Op. 3-6
 合奏協奏曲 ハ長調 Op. 3-7
 合奏協奏曲 ハ長調 Op. 3-8
古いスコットランドのメロディ より
 ダンバートンの太鼓
 エトリック川の両岸
 トラクエアの森
 コーンリッグスは素晴らしい
ヘンデル:17-18. 歌劇「アタランタ」序曲 HWV 35
バルサンティ:合奏協奏曲 ニ長調 Op. 3-9
 合奏協奏曲 ニ長調 Op. 3-10
アンサンブル・マルシュアス (古楽器使用)
ピーター・ウィーラン ((指)チェンバロ)
コリン・スコビー (Vn)
エリゼベス・ケニー (バロック・ギター)

録音:2019年12月2-4日 オール・セインツ・チャーチ、イースト・フィンチレー、ロンドン、UK
現在では概ねリコーダーやフルートの作品で知られているフランチェスコ・バルサンティは、イタリアのルッカに生まれパドヴァで音楽を学んだ後に 英国へ渡り、さらにスコットランドへと移ってヴァイオリン奏者、作曲家として生活しました。彼はたくさんのスコットランド民謡を編曲したほか、生 涯に7つの作品を出版しており、そのうち作品1が6つのリコーダー・ソナタ、作品2が6つのフルート・ソナタ、そして作品3が1742年に出版され た10の合奏協奏曲となっています。スコットランド室内Oの首席ファゴット奏者であり、テノール歌手であり、ピアノでの伴奏からチェンバ ロでの通奏低音もこなすという才人ピーター・ウィーランが組織したアンサンブル・マルシュアスは、2017年に録音した『エディンバラ 1742』 (CKD567)で作品10の前半5曲を発表。このアルバムはICMAやグラモフォン誌で軒並み高評価を得ています。今回はその第2弾として、 合奏協奏曲の後半と、ヴァイオリンとギターのデュエットによるスコットランド民謡、そして前回も収録されたヘンデル作品からは「アタランタ」の序 曲を収録しています。作品の特質を生かした、からっとした勢いのある演奏がなんとも魅力的なアルバムです。
CKD-631
NX-B09
ベートーヴェン&シューベルト:ピアノ三重奏曲
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲 第6番変ホ長調 Op. 70-2
シューベルト:ピアノ三重奏曲 第2番変ホ長調 D. 929 Op. 100
マリー・ゾルダート三重奏団【七條恵子(フォルテピアノ)/使用楽器: ヨーゼフ・ベーム製 ウィーン 1825年頃
チェチーリア・ベルナルディーニ(Vn)/使用楽器: ニコロ・アマティ製、クレモナ 1643年
マルクス・ファン・デン・ミュンクホフ(Vc)/使用楽器: エギディウス・スヌック製、ブリュッセル 1710年頃
調律:a'=430Hz

録音:2019年9月28日-10月1日 ルター派教会、ハールレム、オランダ
2004年のブルージュ国際古楽コンクールで最高位を受賞、オランダと日本を中心に活躍し、近年もベートーヴェンやサティのピアノ作品を、 それぞれにふさわしい楽器と調律で演奏したアルバムが大きな話題となった七條恵子。彼女がチェチーリア・ベルナルディーニ、マルクス・ファ ン・デン・ミュンクホフという名手たちと2017年にアムステルダムで結成したマリー・ゾルダート三重奏曲は、古典からロマン派までのピアノ三重 奏曲を、作品に応じたピリオド楽器で演奏することを目的としたアンサンブルで、19世紀の名ヴァイオリニスト、マリー・ゾルダート=レーガーの 名前を冠しています。今回の録音でも、収録されたシューベルトの第2番が作曲された1827年に近い、1825年頃製作のオリジナルのフォ ルテピアノを使用。その艶やかな音色は、ベートーヴェンの華やかさとシューベルトの深い陰影を親密な表現で見事に描きだすアンサンブル に、大きく貢献しています。シューベルトの第4楽章はカット無しの原典版を使用。
CKD-632
ジョン・シェパード(1515頃-1558):われら生のただ中にありて 〜モテット集
太陽の昇る地平から A solis ortus cardine *
主よ、耳を傾けたまえ Inclina Domine 5vv *
神よ、われを裁き Iudica me Deus *
神がわれらを憐れみ Deus misereatur 5vv
われは御身に告白す Confitebor tibi *
この聖なる儀式にあたり Sacris solemniis
われら生のただ中にありて Media vita
オックスフォード・ニュー・カレッジcho
ロバート・クウィニー(指)

録音:2019年7月9-12日、10月9日聖ミカエル教会、サマータウン、オックスフォード、UK
*=初録音
1379年、オックスフォード・ニュー・カレッジの創設と共に設立された合唱団。ルネサンス期の大作曲家ジョン・シェパードが、モードリン・カレッジ の聖歌隊長としてオックスフォードに赴任した頃には、その歴史はすでに150年以上も経っていました。少年のトレブルのみによる最高音域が 作り出す安定した美しいハーモニーは、現在も世界中の人々を虜にしています。このアルバムは美しい大作「われら生のただ中にありて」のほ か、所縁あるシェパードのモテットを収めたもので、今回が初録音となる作品を含み、その美しさを十二分に堪能できる内容となっています。
CKD-633
NX-B09
ジェイムズ・マクミラン(1959-):モテット集
1-5. カルハム・モテット(2015) *
 1. 太古の門を開け放て(詩編24)
 2. I水の流れ下りしを(エゼキエル書47)
 3. 神の住まう処(ヨハネの黙示録21)
 4. 天使の手〜(ヨハネの黙示録8)
 5. エルサレムの栄光(イザヤ書60)
6. 聖アンデレ(聖アンデレへの祈り)(2011) *
7. 婚礼の歌(2019) *
8. わが愛する者よ、見よ、そなたは美しい(ソロモンの雅歌4) (2018) *
9. 日が涼しくなるまで(ソロモンの雅歌4)(2018) *
10. ケンガとクルシュヴェ(2018) …オルガン独奏
11. 永遠の光(2019) *
12. 切なる願い(詩編31による)(2017) *
13-15. 聖アンのミサ(1997/2011) **
 13. 主よ、憐れみたまえ
 14. 栄光なれ
 15. 聖なるかな
16. 主の祈り(2018) *
17. i 神の子羊
18. 主によって喜び歌え(詩編33)(2018) *
カペラ・ノヴァ(混声合唱団)
アラン・タヴナー(指)
スティーヴン・マッキンタイア(Org)

録音:2019年10月16-18日グレイフライアーズ教会、エディンバラ、UK
*=世界初録音
**=プロフェッショナルによる初録音
スコットランドの作曲家ジェイムズ・マクミランによる、聖書を題材としたものを中心とした合唱作品集。ほとんどが初録音というのも嬉しいとこ ろ。2015年にカルハム救世主キリスト教会の礼拝堂献堂式のために作られた、静謐さと緊張感を湛えたア・カペラのモテット群に始まり、オ ルガンの伴奏付きや、オルガンと独唱の為の作品、オルガン独奏曲など様々。中にはマクミランの子供たちの結婚式のために書かれた曲 や、父親への追悼曲なども含まれます。特に現代音楽の表現において高い信頼を得ているカペラ・ノヴァは、1982年にアラン・タヴナーとレ ベッカ・タヴナーによって結成された、スコットランドで唯一、古楽と現代音楽に特化したプロフェッショナル合唱団。Linn Recordsチーフ・プロ デューサー、フィリップ・ホッブスの熟練のエンジニアリングにより、エディンバラの歴史ある名教会の美しいアコースティックをふんだんに感じること が出来る一枚です。
CKD-633
NX-B09
ジェイムズ・マクミラン(1959-):モテット集
1-5. カルハム・モテット(2015) *
 1. 太古の門を開け放て(詩編24)
 2. I水の流れ下りしを(エゼキエル書47)
 3. 神の住まう処(ヨハネの黙示録21)
 4. 天使の手〜(ヨハネの黙示録8)
 5. エルサレムの栄光(イザヤ書60)
6. 聖アンデレ(聖アンデレへの祈り)(2011) *
7. 婚礼の歌(2019) *
8. わが愛する者よ、見よ、そなたは美しい(ソロモンの雅歌4) (2018) *
9. 日が涼しくなるまで(ソロモンの雅歌4)(2018) *
10. ケンガとクルシュヴェ(2018) …オルガン独奏
11. 永遠の光(2019) *
12. 切なる願い(詩編31による)(2017) *
13-15. 聖アンのミサ(1997/2011) **
 13. 主よ、憐れみたまえ
 14. 栄光なれ
 15. 聖なるかな
16. 主の祈り(2018) *
17. i 神の子羊
18. 主によって喜び歌え(詩編33)(2018) *
カペラ・ノヴァ(混声合唱団)
アラン・タヴナー(指)
スティーヴン・マッキンタイア(Org)

録音:2019年10月16-18日グレイフライアーズ教会、エディンバラ、UK
*=世界初録音
**=プロフェッショナルによる初録音
スコットランドの作曲家ジェイムズ・マクミランによる、聖書を題材としたものを中心とした合唱作品集。ほとんどが初録音というのも嬉しいとこ ろ。2015年にカルハム救世主キリスト教会の礼拝堂献堂式のために作られた、静謐さと緊張感を湛えたア・カペラのモテット群に始まり、オ ルガンの伴奏付きや、オルガンと独唱の為の作品、オルガン独奏曲など様々。中にはマクミランの子供たちの結婚式のために書かれた曲 や、父親への追悼曲なども含まれます。特に現代音楽の表現において高い信頼を得ているカペラ・ノヴァは、1982年にアラン・タヴナーとレ ベッカ・タヴナーによって結成された、スコットランドで唯一、古楽と現代音楽に特化したプロフェッショナル合唱団。Linn Recordsチーフ・プロ デューサー、フィリップ・ホッブスの熟練のエンジニアリングにより、エディンバラの歴史ある名教会の美しいアコースティックをふんだんに感じること が出来る一枚です。
CKD-635(1SACD)
NX-C02
三善晃へのトリビュート〜マリンバ作品集
三善晃(1933-2013): 組曲『会話』 (1962)
トルス III (1968)
リップル (1999)
マリンバと弦楽合奏のための協奏曲 (2001)*
六つの練習前奏曲 (1969)
加藤訓子 (マリンバ)
スコティッシュ・アンサンブル*

録音:2018年5月1、2日 相模湖交流センター、2018年7月8、9日 RSNOセンター、グラスゴー*
※日本語解説付(三善晃、加藤訓子)
加藤訓子×LINN RECORDS10周年記念盤。加藤訓子が学んだ桐朋学園の学長を長年務めていた三善晃のレガシーを世界に広めた いという、彼女の堅い意志で制作されたアルバムです。収録しているのはマリンバのソロのための全作品と、スコティッシュ・アンサンブルとの共 演による協奏曲。彼女の思いが結実した、高い緊張感の中にも「うた」を強く感じさせる素晴らしい演奏となっています。LINN RECORDS から邦人作曲家の作品集がリリースされるのは今回が初めて。日本国内流通分のみSACDハイブリッド仕様(海外は通常CDのみ)となり、 定評の高品質録音を最大限お楽しみいただけます。さらに、加藤訓子によるプロジェクトの解説と、三善晃自身の言葉を引用した作品解 説を日本語で添付いたします。加藤訓子の演奏活動の新展開ともいえる、重要アルバムの登場です。
「我が国を代表する作曲家三善晃氏を偲び、残された素晴らしい作品を世界の多くの人々に届けることができたらという思いで、このアルバ ムの一曲一曲を丁寧にしあげた。」 ―― 加藤訓子
CKD-636
NX-B09
『マケドニッシモ』〜パンデ・シャホフ(1973-)による、マケドニア伝統音楽の編曲集
Plait 1
1. Pembe 2. Buv?ansko 3. Berovka 4. Male?evka 5. Crnogorka
Plait 2
6. ?ije je ona devoj?e (シモン・トルプチェスキの両親に捧ぐ)
7. Ibrahim od?a 8. Beran?e
Plait 3
9. Filka, moma 10. Sitna lisa2 11. Staro ?unovo
12. Ratevka 13. Dra?evka
Plait 4
14. Ne si go prodavaj, Koljo, ?iflikot 15. ?etvarki 16. ?u?uk
Plait 5
17. Veligdensko 18. Piperkovo
19. Pomni? li libe, Todoro 20. Janino
Plait 6
21. Metovo 22. Pelistersko 23. Postupano
シモン・トルプチェフスキ (ピアノ、アコーディオン、歌)
使用ピアノ…Steinway & Sons Model D 587462
ヒダン・マムドフ (クラリネット、サクソフォン、カバル、歌)
アレクサンドル・クラポフスキ (ヴァイオリン、歌)
アレクサンデル・ソモフ (チェロ、歌)
ヴラトコ・ヌシェフ (打楽器、歌)

録音:2018年1月27-29日ポットン・ホール、ダンウィッチ、サフォーク州、UK
1979年マケドニア生まれのピアニスト、シモン・トルプチェフスキ。BBCラジオ3のニュー・ジェネレーション・アーティストへの選出のほか、2003年にはロイヤル・フィ ルハーモック協会のヤング・アーティスト・アウォードを受賞、これまでEMI、ONYX、AVIEなどのレーベルから多くのアルバムをリリースしてきた実力派の彼が、故 郷マケドニアのアーティストらと組んでその伝統音楽を演奏したアルバムが登場です。編曲は、トルプチェフスキと同様英国で活躍するマケドニア出身の作曲家 シャホフによる、ジャズのイディオムも盛り込んだもの。小さな曲が6つのPletenki(英語でPlait=組み紐)というセットにまとめられています。ピアノのほかクラリネッ ト、ヴァイオリン、チェロなどが活躍し、尺八のようなバルカン半島の民族楽器カバルも登場。メンバーの歌もフィーチャーされ、トルプチェフスキも自らの幼年時代 に直結したPlait2で、思い入れたっぷりの歌を披露します。快活な変拍子とゆったりとした抒情性。ブルガリアの民族音楽にも通じるような、明らかに異国の音 楽なのに日本人にも懐かしい、そんな魅力的な響きを堪能できるアルバムです。
CKD-673
NX-B09
シューベルト:弦楽四重奏曲第12番他
弦楽四重奏曲 第12番ハ短調 「四重奏断章」 D. 70
弦楽四重奏曲 第15番ト長調 D. 887
フィッツウィリアムSQ【ルーシー・ラッセル(Vn/Ferdinando Gagliano, 1789, Naples)、マーカス・バーチャム・スティーヴンス(Vn/Luigi Piattellini, 1774, Florence)、アラン・ジョージ(ヴィオラ/attrib. Guarneri workshop, 1740/41, Cremona)、サリー・ペンドルバリー(Vc/Giovanni Rogeri, c. 1700, Brescia)】

録音:2020年1月5-7日 セント・マーチン教会、イースト・ウッドヘイ、ニューバリーヒル、UK
50年余の歴史を誇るフィッツウィリアムSQによるシューベルトの後期弦楽四重奏曲集。2020年にDivine Artレーベルから発 売された第13番、第14番(DDA-25197)に続く第2弾(後期としては完結)がLinnより登場。今回はシューベルト晩年の研ぎ澄まされた 弦楽四重奏曲群の最初となるものの、途中で作曲を放棄されてしまった第12番と、最後の弦楽四重奏曲となる第15番を収録。40小節 余りのスケッチのみが残っている第12番第2楽章は、シューベルト研究家で多くの補筆完成を行っているニューボールドによる版を収録してい ます。これらの作品のロマン的性格をよく捉えた、切れ味の鋭さと豊かな歌謡性を備えた演奏で、第12番冒頭の湧き上がるような曲想から 目を覚まさせられるようです。ガット弦の音が重なる独特の響きも美しく、彼らならではのシューベルト像を描きあげています。
CKD-637
NX-B09
『暗き夜は過ぎ去り』 〜グリーグ、ブラームス、ラング、シューマン: 歌曲集
グリーグ(1843?1907):6つの歌曲 Op. 48
ブラームス:おまえの青い瞳よ Op. 59-8
 私の眠りはますます浅くなり Op. 105-2
 おとめの歌 Op. 107-5
 サッフォー風頌歌 Op. 94-4
 昔の恋 Op. 72-1
 わたしの恋は緑にもえ Op. 63-5
ヨゼフィーネ・ラング(1815?1880):別れの面持ち Op. 10-5
 私は時折あなたを思う Op. 27-3
 つばめ Op. 10-3/昨日と今日
 ミニョンの嘆き Op. 10-2/別れ Op. 10-6
シューマン:レーナウの6つの詩とレクイエム Op. 90
 レクイエム
カトリオーナ・モリソン(Ms)
マルコム・マルティヌー(P)

録音:2019年12月9-11日 クリアー、ニューベリー、UK
ドイツ系スコットランド人のメゾ・ソプラノ、カトリオーナ・モリソン。2017年のBBCカーディフ国際声楽コンクールを制し、既に世界中のコンサー ト・ホールやオペラ・ハウスで実績を積んでいる彼女にとって、こちらが初めてのソロ・アルバムとなります。彼女の重要なレパートリーである、抒 情的な歌曲を残したドイツ・ロマン派の女性作曲家ヨゼフィーネ・ラングを軸に、その周りのシューマンやブラームス、若き日にライプツィヒで学ん でいたグリーグなど同時代の作品を収録しています。モリソンの持つ、聴く者の心にすっと染みていくような美しく透明感のある歌声と、豊かなが らもすっきりとした表現が、これらの歌曲の魅力を十二分に引き出しています。アルバムのタイトルは、ラングの「昨日と今日」歌いだしの一節か らとられました。
CKD-639
NX-B09
『テンドゥッチの試練』 -アイルランドのカストラート、G.F.テンドゥッチにまつわる古典派声楽作品集-

1-3. 交響曲 ト長調 VR 28*(ファン・マルデレ)
4. アリア「数多の悲しみに苛まれながら」- 歌劇「アータゼアクシーズ(アルタクセルクセス)」第1幕第2場より(アーン)
5. アリア「海から押し寄せる水が」(アーン)- 歌劇「アータゼアクシーズ(アルタクセルクセス)」第3幕第1場より(アーン)
6-8. 聖人たちの島に捧ぐ、高名な序曲とアイルランド民謡メドレー*(ジョルダーニ)
9. カロ・ミオ・ベン(いとしき人よ)(ジョルダーニ)
10. メアリ女王の嘆き(ジョルダーニ)
11. 「グラマクリー・モリー」の調べに変奏を添えて(アンダンテ)- オーボエ協奏曲 第7番ヘ長調より(フィッシャー)
12. レチタティーヴォ「然り!それでよしとしようではないか」/アリア「さらば、今生の別れになるかは知らぬが」- 歌劇「アルサーチェ」のアリアにもとづくオーボエとフォルテピアノのためのオブリガート付編曲版(モルテッラーリ/J. C. バッハ編)
13. バレンデンの丘*(作者不詳/J. C. バッハ編)
14-17. エクスルターテ・ユビラーテ(喜び踊れ、汝幸いなる魂よ) KV 165(モーツァルト)
タラ・エロート(Ms)
アンドレアス・ヘルム(Ob)…11
ピーター・ウィラン((指)フォルテピアノ)
アイルランド・バロックO(古楽器使用)

録音:2020年2月8-10日聖ピーター教会、ドロヘダ(アイルランド)
*=世界初録音
変声期前に特殊な手術を受けることにより高音の美声を保ち、18世紀にはオペラの花形だったカストラートには、絶大な名声を誇った者も 少なくなく、世紀後半もその人気は衰えませんでした。モーツァルトと縁のあったラウッツィーニやイタリア半島を席巻したカッファレッリら古典派時 代を沸かせた名歌手たちと並んで見逃せないのが、このアルバムの主人公ジュスト・フェルディナンド・テンドゥッチ(1736頃-1790)。イタリア北 西部サヴォイア公国で頭角を現し、軽快な美声でロンドンを虜にした彼は、エディンバラでも成功を収めつつ生涯の多くをダブリンで過ごしまし た。借金や駆け落ちなどでたびたび裁判沙汰に追われながら、何度も舞台に戻っては大喝采を受け、大成功のうちに引退して絶大な名声 のなかで亡くなります。ここでは欧州歌劇界で今最も注目される新進メゾ・ソプラノの一人、ロマン派以降の作品でも絶好調のタラ・エロートが テンドゥッチの名声を振り返る傑作群を披露。J.C.バッハやジョルダーニ(名高い「カロ・ミオ・ベン」はこの頃の英国で初出版されたばかりか、実 はテンドゥッチ得意の持ち歌の一つでした)ら、大陸の作曲家たちの英国における活躍ぶりがうかがえる名品も並ぶ中、英国18世紀を代表す る作曲家アーンの大作『アータゼアクシーズ(アルタクセルクセス)』でテンドゥッチが演じた役柄の歌も収録する充実度。親交のあったモーツァル トとの縁から選曲されている『エクスルターテ・ユビラーテ』も含め、オーボエ独奏やフォルテピアノの巧みな技も光る、アイルランド・バロック管の抜 群の解釈にも注目です。
CKD-640
★NX-B09
R.シュトラウス:作品集
交響詩「ドン・ファン」
6つの歌 Op. 68
交響詩「死と変容」
ルイーズ・オルダー (S)
ロビン・ティチアーティ(指)
ベルリン・ドイツSO

録音:2019年11月5-8日 イエス・キリスト教会、ベルリン
2019年の来日公演が大きな成功を収めたロビン・ティチアーティとベルリン・ドイツSOにとって、初めてのR・シュトラウス・アルバ ム。ティチアーティのR.シュトラウスといえば、2014年グラインドボーンでの「ばらの騎士」(OA1170D/OABD7168D)での演奏が高い評価を 得ていますので、管弦楽作品のリリースは今回が初めてというのも少し意外なところ。オープニングを飾る来日公演でも披露された「ドン・ファ ン」では、勢いで押すことなく細部を丁寧に歌い上げ、作品の美しい側面をたっぷりと聴かせています。「6つの歌」では、近年急速にその評価 を上げているルイーズ・オルダーを起用。2017年のカーディフ国際コンクールでジョーン・サザーランド聴衆賞を獲得、2019年にはジョン・エリ オット・ガーディナー指揮によるヘンデルの「セメレ」でタイトルロールを歌ったことでも話題となりました。「若手のリリック・ソプラノの中でも最も輝 かしい声」(The Arts Desk)、「きらめくように美しい声」(The Gramophone)と評され、バロック、古典派から後期ロマン派までを驚 異的な表現力で聴かせる彼女の魅力を存分に引き出しています。「ドン・ファン」とほぼ同時期に書かれ、二十代前半の若きR.シュトラウスを 代表する作品の一つ「死と変容」では、目まぐるしく変化する曲想をそれぞれ見事に捉え、色彩感豊かに聴かせました。オーケストラを細やか にコントロールし、このように官能的な音楽を作り上げるティチアーティもまだ三十代。早熟の作曲者に深い共感を持って作り上げたアルバムで す。
CKD-641
NX-B09
ハイドン:第2アポーニー四重奏曲 作品74 (弦楽四重奏曲第72-74番)、スコットランド民謡
ハイドン:弦楽四重奏曲 第72番ハ長調 作品74-1
ナサニエル・ガウ(1763-1831)、ニール・ガウ(1727-1807) / マクスウェルSQ 編曲:「Coilsfield House コイルスフィールド・ハウス」 - 「Drunk at Night, Dry in the Morning 夜にゃ呑んだくれ、朝にゃカラカラ」
ハイドン:弦楽四重奏曲 第73番ヘ長調 作品74-2
シーネ・ニクフィオンライク(19世紀)、作者不詳 / マクスウェルSQ 編曲:「Fear a’ Bhata 舟人」- 「Da Full Rigged Ship/Da New Rigged Ship 装備万全の船/新装された船」
ハイドン:弦楽四重奏曲 第74番ト短調 「騎手」 作品 74-3
作者不詳、ウィリアム・マーシャル(1748-1833)、イサーク・クーパー(1755頃-1811頃)/ マクスウェルSQ 編曲:「The Burning of the Piper’s Hut バグパイプ吹きの小屋の火事」- 「The Marquis of Huntly ハントリー侯爵」- 「Miss Gordon of Gight ガイトのゴードン嬢」
マクスウェルQ【コリン・スコビー(Vn)、ジョージ・スミス(Vn)、エリオット・パークス(Va)、ダンカン・ストラチャン(Vc)】

録音:2019年12月14-17日
2010年にイギリスで結成され、2017年にトロンヘイム国際室内楽コンクールで聴衆賞を受賞しているマクスウェル四重奏団のアルバム第2 弾。前作(CKD602)に引き続き、ハイドンが最初のイギリス旅行からウィーンへ戻ってすぐに書き始められた「アポーニー四重奏曲」と、彼らの 故郷スコットランドの民謡を組み合わせ、その影響と関連性を探るという試みとなっています。若い世代ならではの透明感と艶のあるハイドンが 何と言っても魅力ですが、スコットランド民謡の陽気さと哀愁を清々しく聴かせるセンスがまた素晴らしく、たいへん美しく心地よいアルバムに仕 上がっています。
CKD-642
NX-B09
デュセック:4手連弾作品全集
大序曲 ハ長調 Op. 32/C. 144
フーガ ニ長調 Op. 64-1/C. 227
ソナタ ハ長調 Op. 67-1/C.230
フーガ ト短調 Op. 64-2/C. 228
ソナタ ヘ長調 Op. 67-2/C. 231
フーガ ヘ長調 Op. 64-3/C. 229
ソナタ 変ロ長調 Op. 67-3/C. 232
4手連弾によるデュオ「大ソナタ」ハ長調 Op.48/C. 186
デュオ・プレイエル【アレクサンドラ・ネポムニャシチャヤ、リチャード・エガー(フォルテピアノ)】
使用楽器:パリのプレイエル1848年製作、オリジナル
ピッチ:A=441Hz

録音:2019年2月1-3日、レイセルト礼拝堂、エーフデ、オランダ
モーツァルトより4年遅く生まれ、若くして頭角をあらわし、パリとロンドンを席巻したほかハンブルクでも大活躍したジャン・ラディスラフ・デュセック (またはヤン・ヴァーツラフ・ドゥシーク)。祖国チェコがオーストリア支配下にあった18世紀、凄腕ピアニストかつ稀代の作曲家として名声を博し ました。モーツァルト同様少し年上のクレメンティや、10歳年下のベートーヴェンらとともに、ピアノという楽器が日進月歩で進化を遂げてゆく 時代にその音楽語法の開拓に大いに貢献した才覚は、21世紀に入って現代楽器・古楽器を問わず数多くの奏者たちが注目、急速に再 評価が進んでいます。それでもまだ比較的演奏機会も録音も多いとは言えない、4手連弾のために書かれた充実作を網羅したのがこのアル バム。何より素晴しいのは、19世紀前半の響きを今に伝える1848年製オリジナルのプレイエル・ピアノが使われていることでしょう。ロシア出 身の俊才ネポムニャシチャヤの天分をいかんなく引き出す名手リチャード・エガーとの積年のデュオは、現代ピアノと大きく違う当時の楽器なら ではの響きをそこかしこで活かし、木材の振動を生々しく感じさせるピアニシモから迫力あるフォルテまで、歴史的楽器特有の多彩な音色表 現を存分に味あわせてくれます。古典派のソナタ語法を完璧に身につけた上、古風な多声書法にも抜群の適正を示したデュセックの底力が 至るところで実感できる好企画。作曲家の生涯と作品を端的かつ丁寧に紹介する演奏者エガーのブックレット解説文も頼りになります。
CKD-643
NX-B09
トーマス・ウィルソン(1927-2001):交響曲第2番(1965)
交響曲第5番(1998)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナルO
ロリー・マクドナルド(指)

録音:2019年9月10-11日RSNOセンター新音楽堂、グラスゴー、UK
スコットランドにおける芸術音楽復興の祖とされるトーマス・ウィルソン、その交響曲第2集です。1927年 イギリス人の両親のもとアメリカに生まれたウィルソンは、まもなく両親に連れられ英国へ渡り、グラスゴーに 暮らして音楽を学びました。彼は生涯に5曲の交響曲を完成させますが、ここに収められた第2番は、現 代的な手法を用いつつ高い芸術性を保持し、心地よい緊張感と緻密な構成を持つ彼の作風が確立さ れた作品として重要なもの。そして第5番は彼の最後の作品となったもので、スコットランド室内管弦楽 団の依頼で書かれ、彼の交響曲の手法を室内Oの枠内で実践してみせた単一楽章の作品。 ロリー・マクドナルドとロイヤル・スコティッシュ・ナショナルOは、第3番と第4番を収録した前作 (CKD616)に続き、「スコットランド芸術音楽の父」の作品を深い共感を持って描きあげています。
CKD-651(5CD)
NX-D03
サー・チャールズ・マッケラス・コンダクツ・モーツァルト
【DISC 1】
交響曲第29番イ長調 K. 201
交響曲第31番ニ長調 「パリ」 K. 297 (第2楽章異稿付き)
交響曲第32番ト長調 K. 318
【DISC 2】
交響曲第35番ニ長調 「ハフナー」 K. 385
交響曲第36番ハ長調 「リンツ」 K. 425
【DISC 3】
交響曲第38番ニ長調 「プラハ」 K. 504
交響曲第39番変ホ長調 K. 543
【DISC 4】
交響曲第40番ト短調 K. 550
交響曲第41番ハ長調 「ジュピター」 K. 551
【DISC 5】
レクイエム ニ短調 K. 626 (レヴィン版)
アダージョとフーガ ハ短調 K. 546
スコットランド室内O
チャールズ・マッケラス(指)
スーザン・グリットン (S)
キャサリン・ウィン=ロジャース (Ms)
ティモシー・ロビンソン (T)
ピーター・ローズ (Bs)
スコットランド室内cho

録音:2009年7月11-17日…DISC 1&2
2007年8月3-9日…DISC 3&4
2002年12月14-16日…DISC 5
シティ・ホール、グラスゴー…DISC 1-4
ケアード・ホール、ダンディー…DISC 5
チャールズ・マッケラス(1925-2010)のモーツァルトといえばまず、1980年代後半TELARCレーベルにプラハ室内Oと録音した交響 曲全集が、偉業として挙げられます。しかしその後、彼が桂冠指揮者の地位にあったスコットランド室内Oと共にレヴィン版の「レクイエ ム」を録音して大きな話題となったのを皮切りに、2007年録音の後期交響曲集が「2009 BBC Music Magazine Awards」年間最優 秀賞ほかの高い評価を得るなど、続く交響曲第2集ともども、一連のLINNへの録音もまた忘れがたいものです。 ジュスマイヤー版を尊重しながらも不自然さを極力そぎ落としてモーツァルトのスタイルを追求したレヴィン版「レクイエム」は、作曲家が残したス ケッチを1分半という程よい規模に膨らませた「アーメン・フーガ」が最大の特徴。モーツァルト作品に強いこだわりを持ったマッケラスが、初めて録 音した「レクイエム」としても注目されました。そしてモダン楽器の小編成オーケストラにより、ピリオド解釈を取り入れつつも新しい表現を改めて 追い求めた後期交響曲集(DISC 3,4)と、最晩年のリリースとなった交響曲第2集(DISC 1,2)で聴かせる力強さと表情の温かさは目を見 張るものがあり、どの作品もその素晴らしさに改めて気づかされる快演です。交響曲第31番の第2楽章は、オリジナルと発注者ル・グロの依 頼により差し替えた版の2種を収録。演奏の特色を余すところなく記録した、LINNによるレンジの広いクリアな録音も特筆ものです。図らずも 巨匠によるモーツァルトの集大成となった一連の録音が、通常CDにより安価にまとめられた歓迎すべきBOXといえるでしょう。 なお付属ブックレット(英文)は「レクイエム」の歌詞を含め18ページと簡素化されていますが、スコットランド室内O総裁ドナルド・マクド ナルドによる、マッケラスとの絆についての最新の文章が寄稿されています。
CKD-652
NX-B09
わが心の花〜近代フランス歌曲集
レイナルド・アーン:クロリスに
 リラに来るうぐいす/愛される人
 不実/泉
ドビュッシー:ビリティスの3つの歌
 パンの笛/髪
 ナイアードの墓
ジョンゲン:静けさの諸相 Op. 54
ショーソン:終わりなき歌 Op. 37
 イタリア風のセレナード Op. 2-5
 魅惑 Op. 2-2/蜂雀 Op. 2-7
 蝶々 OP. 2-3
デュパルク:旅への誘い/悲しき歌
 恍惚/フィディレ
カレン・カーギル(Ms)
サイモン・レッパー(P)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナルOソロイスツ
岩淵麻弥(Vn1)
クサンデル・ヴァン・フリート(Vn2)
トム・ダン(Va)
アレクセイ・キセリオフ(Vc)

録音:2020年2月22-25日 ニュー・オーディトリアム、グラスゴー・ロイヤル・コンサート・ホール、UK
スコットランドのメゾ・ソプラノ、カレン・カーギルと、ロンドンの王立音楽院で教鞭をとるサイモン・レッパーの共演によるLINNでの2枚目のアル バム。20世紀に変わる前後の時代、フランス、もしくはベルギーで活躍した作曲家によるフランス語の歌曲を収めたアルバムです。ソプラノの 歌手によって歌われることの多いこれらの作品が、カーギルの豊かな声により包容力のある美しさを帯びることで、新たな魅力を発見すること が出来ます。バッハの「G線上のアリア」を思わせる前奏に乗って歌いだされる冒頭の「クロリスに」から、まるで天国的な音楽。そしてジョンゲン とショーソンの作品には、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管のコンサートマスター岩淵麻弥とその同僚たちが参加。弦楽の響きがさらに柔ら かな美しさを形作ります。
CKD-653
NX-B09
ラフマニノフ:交響曲第2番ホ短調 Op. 27 ベルリン・ドイツSO
ロビン・ティチアーティ(指)

録音:2020年2月17-19日 グロッサー・ゼンテザール、ベルリン、ドイツ
ティチアーティとベルリン・ドイツSOによるラフマニノフの交響曲第2番。2019年秋の来日公演で演目となっており、生き生きとして沸き 立つようなフレーズ感と、小細工をせずに楽譜を丁寧に鳴らすことから生まれる美しい響きで大きな評判となりました。その公演からほどなく行 われたセッション録音がこちらのアルバム。基本的に同じアプローチで表現はすっきりとしていながらも、聴く者には冒頭の低弦から大きな期待 を持たせ、要所要所をきっちりと収め歌い上げていく様を聴き進むにつれて、大きな満足をもたらせてくれます。そしてそれは、小手先の煽りで 畳みかけるようなことをしない終楽章コーダまで、裏切られることがありません。音楽に対する誠実さがそのまま音になったような、素晴らしい演 奏となっています。カットなしのオリジナル版を使用。
CKD-656
NX-B09
R・シュトラウス、ベルク、シェーンベルク歌曲集
R・シュトラウス:「最後の花びら」よりの8つの歌 Op. 10 より【I. 献呈  II. なにも  III. 夜  IV. ダリア  VIII. 万霊節】
ベルク:7つの初期の歌【 I. 夜 II. 葦の歌  III. 夜鳴きうぐいす  IV. 夢を抱いて V. この部屋で  VI. 愛の賛歌  VII. 夏の日々】
R. シュトラウス:私はただよう Op. 48-2
 セレナード Op. 17-2
 夜の逍遥 Op. 29-3
 明日! Op. 27-4
シェーンベルク:4つの歌 Op. 2
R. シュトラウス:4つの最後の歌 TrV 296(ピアノ編曲/マックス・ヴォルフ…I-III、エルンスト・ロート…IV)
ルーシー・クロウ(S)
アンナ・ティルブルック(P)

録音:2019年10月28-29日、2020年1月19-20日、2020年7月8-9日 アンジェラ・バーゲス・リサイタル・ホール、王立音楽院、ロンドン、UK
バロックから現代、オペラから歌曲と幅広く活躍し、現代を代表するリリック・ソプラノの一人、イギリス出身のルーシー・クロウがLINN RECORDSからソロ・アルバムをリリース。『4つの最後の歌』を中心としたR・シュトラウス作品に、シェーンベルク、ベルクを合わせたプロ グラムを奥行きのある表現で聴かせています。ピアノのアンナ・ティルブルックとは20年来のコンビ。ぴったりと合った息で、彼女たちの表現力の 幅広さを見せつけます。
CKD-657
NX-B09
バッハ:『平均律クラヴィーア曲集』 第1巻 第2巻 より
1. プレリュード 第16番ト短調 BWV885
2. フーガ 第16番ト短調 BWV885
3. フーガ 第1番ハ長調 BWV870
4. フーガ 第2番ハ短調 BWV871
5. プレリュード 第4番嬰ハ短調 BWV873
6. フーガ 第4番嬰ハ短調 BWV873
7. プレリュード 第12番ヘ短調 BWV857
8. フーガ 第12番ヘ短調 BWV857
9. フーガ 第13番嬰ヘ長調 BWV882
10. フーガ 第11番ヘ長調 BWV856
11. フーガ 第21番変ロ長調 BWV890
12. フーガ 第7番変ホ長調 BWV876
13. フーガ 第17番変イ長調 BWV862
14. フーガ 第4番嬰ハ短調 BWV849
15. フーガ 第14番嬰ヘ短調 BWV883
16. フーガ 第23番ロ長調 BWV868
17. プレリュード 第9番ホ長調 BWV878
18. フーガ 第9番ホ長調 BWV878
19. プレリュード 第19番イ長調 BWV888
20. フーガ 第19番イ長調 BWV888
21. フーガ 第8番嬰ニ短調 BWV853
22. フーガ 第6番ニ短調 BWV875
23. プレリュード 第5番ニ長調BWV874
24. フーガ 第5番ニ長調 BWV874
ファンタズム(古楽器使用)
ローレンス・ドレフュス(トレブル・ヴァイオル&ディレクター)
ジョナサン・マンソン(テナー・ヴァイオル)
マルック・ルオラヤン=ミッコラ(ベース・ヴァイオル)
エミリア・ベンジャミン(トレブル・ヴァイオル)…2、12-14、16、24
ハイディ・グレーガー(ベース・ヴァイオル)…1、4、7、8、14、18
a’=415Hz
※ 5、6、9、21は原曲より半音低く移調して演奏、他は全て原調通り

録音:2020年8月4-7日、モードリン・カレッジ、オクスフォード
バッハの鍵盤作品を英国ルネサンス風のヴァイオル・コンソート(ヴィオラ・ダ・ガンバ合奏)で演奏するアルバムの第2弾。原曲の造形を損ねる ことなくその魅力の思わぬ側面に光を当てることに成功した前作(CKD618)の好評を受けて、英国のファンタズムが新たなバッハ録音を届け てくれました。『平均律クラヴィーア曲集』第2巻からの作品を中心に、第1巻の曲も適宜取り入れ、プレリュードとフーガを自由に組み合わせ たプログラムは曲順も丁寧に考えられています。その穏やかな響きの味わいもあり流して聴くにも絶好ですが、さらに聴き深めれば聴き深める ほど、巧みな演奏が浮き彫りにするメロディラインの複雑な絡み合いの虜になってゆくことでしょう。前作が黒を基調としたジャケットだったのに対 し、今回は白いイメージが目をひくデザインも秀逸。2巻をペアで揃えたくなるプロジェクトです。
CKD-658(3CD)
NX-D07
ヘンデル:歌劇「ロデリンダ」 ロデリンダ…ルーシー・クロウ(S)
ベルタリド…イェスティン・デイヴィス(C.T)
グリモアルド…ジョシュア・エリコット(T)
ガリバルド…ブランドン・シーデル(Bs)
エドゥイジェ…ジェス・ダンディ(C.A)
ウヌルフォ…ティム・ミード(C.T)
ハリー・ビケット(チェンバロ・指揮)
イングリッシュ・コンサート(古楽器使用)

録音:2020年9月16-21日 ロンドン、セント・ジョンズ・スミス・スクエア
間もなく創設半世紀になろうとする英国の老舗古楽器オーケストラ、イングリッシュ・コンサート。現音楽監督ハリー・ビケットは、これまでにもイ アン・ボストリッジやルネ・フレミング、ダニエル・ド・ニースといった大物歌手たちとヘンデル作品の多彩さを印象づける名演でシーンを魅了してき た敏腕指揮者。今回は満を持して、この作曲家のオペラに対する現代の再評価の機運となった最盛期の傑作「ロデリンダ」の全曲録音に臨 みました。ヘンデルのオペラは19世紀以来の歌劇界からしばらく見過されていたところ、1920年ゲッティンゲンでこの「ロデリンダ」の記念碑的 蘇演が行われたことが、今につながるヘンデル劇音楽群への注目に繋がりました。初演は「ジューリオ・チェーザレ」や「アレッサンドロ」などの大 作相次ぐ頃、ヘンデル最盛期の1725年。中世初期のゲルマン民族大移動末期のミラノを舞台に繰り広げられる、ロンバルディア=ランゴバル ドの女王ロデリンダをめぐる恋の物語――初演時にはイタリアの女声歌手クッツォーニや男声高音歌手セネジーノらの活躍で作品は高い評 価に結び付きました。ここではharmonia mundi franceでのヘンデル・アルバムでも共演したルーシー・クロウをタイトルロールに、イェスティ ン・デイヴィスとティム・ミードという英国古楽シーンでもとくに重要な二人のカウンターテナー歌手を含む充実したソリスト勢を起用。二つのテオ ルボ、2台のチェンバロを伴う充実した古楽器オーケストラの表情も聴きどころたっぷり!英国の古楽シーンの最前線が反映されたLinnレー ベルの快挙と言えるでしょう。
CKD-659
NX-B09
ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲集
ピアノ協奏曲 第1番ハ短調 Op. 35
ピアノ三重奏曲 第2番ホ短調 Op. 67
ピアノ協奏曲 第2番ヘ長調 Op. 102
シモン・トルプチェスキ(P)
アンドレイ・カヴァリンスキ(Tp)
アレクサンドル・クラポフスキ(Vn)
アレクサンドル・ソモフ(Vc)
ヤナーチェクPO
クリスティアン・マチェラル(指)

録音:2020年8月12-14日オストラヴァ市文化センター、チェコ、2020年7月11-12日ブルガリア国立音楽院「パンチョ・ヴラディゲロフ」、ソフィア
2019年のNHKSOとの共演も記憶に新しい、マケドニア出身のピアニスト、トルプチェスキによるショスタコーヴィチ。室内楽的な手法、 様々な引用、諧謔に皮肉といった曲想を巧みに弾き分け、生き生きとした音楽性で定評のあるマチェラルと共に、作品の魅力を最大限引き 出しました。三重奏曲で共演する旧知のクラポフスキ始め、ほかのソリストの妙技も光っています。
CKD-660(2CD)
NX-E05
錬金術師 〜多声楽曲をモデルとしたマニフィカト集 第1集 - マドリガーレに基づくマニフィカト集
【CD1】
1. フィリップ・ヴェルドロ(1480/85頃〜1552以前): Ultimi miei sospiri わが今際の溜息は
2. ラッスス:Magnificat Ultimi miei sospiri 「わが今際の溜息は」によるマニフィカト
3. ノレット(生歿年不詳、1538-1546年に活躍): Quanto in mille anni 千年もの時ほど
4. ラッスス:Magnificat Quanto in mille anni 「千年もの時ほど」によるマニフィカト
5. アンセルモ・デ・リュー(生歿年不詳、1524-1557年頃に活躍):S’io credessi per morte わたしが思う通り、死によって
6. ラッスス:Magnificat S’io credessi per morte「わたしが思う通り、死によって」によるマニフィカト
7. チプリアーノ・デ・ローレ(1515/16-1565): Alma real 王なる者の魂が
8. ラッスス:Magnificat Alma real 「王なる者の魂が」によるマニフィカト
9. ジャケ・デ・ベルヘム(1505頃-1567):O s’io potessi donna ああご婦人、お伝えできたら
10. ラッスス:Magnificat O s’io potessi donna「ああご婦人、お伝えできたら」によるマニフィカト
11. デ・ローレ:Vergine bella 美しき乙女よ
12. ラッスス:Magnificat Vergine bella 「美しき乙女よ」によるマニフィカト
13. モラレス(1500頃〜1553):Quando lieta sperai 幸せな気持ちで日蔭に座していると
14. ラッスス:Magnificat Quando lieta sperai「幸せな気持ちで日蔭に座していると」によるマニフィカト
【CD2】
1. オラツィオ・ヴェッキ(1550-1605):O che vezzosa aurora おお、なんと美しき曙
2. ラッスス:Magnificat O che vezzosa aurora 「おお、なんと美しき曙」によるマニフィカト
3. ジョヴァンニ・マリア・ナニーノ(1543/44〜1607):Erano i capei d’oro そのとき、あの黄金色に輝く髪が
4. ラッスス:Magnificat Erano i capei d’oro「そのとき、あの黄金色に輝く髪が」によるマニフィカト
5. アレッサンドロ・ストリッジョ1世(1536/37頃〜1592):D’ogni gratia e d’amor 全き恵みと愛に満ちた母
6. ラッスス:Magnificat D’ogni gratia e d’amor「全き恵みと愛に満ちた母」によるマニフィカト
7. ストリッジョ1世:Ecco ch’io lasso il core わたしは今やこの気持ちに疲れ果て
8. ラッスス:Magnificat Ecco ch’io lasso il core「わたしは今やこの気持ちに疲れ果て」によるマニフィカト
9. デ・ローレ:Anchor che col partire 別れのとき
10. ラッスス:Magnificat Anchor che col partire 「別れのとき」によるマニフィカト
11. デ・ローレ:Da le belle contrade 美しき東の郷から
12. ラッスス:Magnificat Da le belle contrade 「美しき東の郷から」によるマニフィカト
13. ラッスス:S’io esca vivo もし、わたしが生きて逃れ出て
14. ラッスス:Magnificat S’io esca vivo 「もし、わたしが生きて逃れ出て」によるマニフィカト
マニフィカト(声楽アンサンブル)
フィリップ・ケイヴ(指)

録音:2023年1月9-14日、16-17日 聖マーティン教会、イースト・ウッドヘイ (英国南部ハンプシャー州)
イタリアのパレストリーナと共に16世紀を代表する作曲家オルランドゥス・ラッスス。多声音楽の名匠を数多く輩出したスペイン領ネーデルラン ト(現在のベルギー)で生まれ、ミュンヘンのバイエルン選帝侯宮廷に長く仕えながらイタリアでも活躍、多岐にわたる作曲活動を通じて国際 的な名声を誇ったこの巨匠が残した膨大な作品のうち、重要な部分を占めるのが教会音楽です。そこには救世主の懐胎を喜ぶ聖母マリア の讃歌=マニフィカトが実に100曲以上も含まれ、それらを追ってゆくだけでもラッススの作曲手法の多様さに驚かずにおれません。ルネサンス 音楽に精通する英国の才人フィリップ・ケイヴ率いるマニフィカトは、団体名の由来でもあるこの讃歌形式を通じてラッススが示したルネサン ス・ポリフォニーの至芸を系統的に紹介する録音シリーズを開始。多くの場合グレゴリオ聖歌の旋律を元に作られた当時の多声教会音楽の 世界にあって、ここに紹介されるラッススの作品群はあえて聖歌旋律ではなく、往年の大家や同時代人たちのポリフォニー楽曲を下敷きにし て書かれています。第1弾となる当盤に集められたのは、非宗教的なマドリガーレを元にしたもの。それぞれの曲でラッススが参照したヴェルド ロ、デ・ローレ、モラレスら先人たちによる関連曲も突き止め、合わせて収録することで作品理解がより深まるプログラム構成になっています。 女声歌手2人を含む10人からなるアンサンブルが織りなす緻密にして静謐な演奏解釈は、個々の作品に秘められていた雄弁な音楽力を 十全に引き出しながら、汲めど尽きせぬラッススならではの多声技法を他の作曲家たちのそれと比べて知る面白さを堪能させてくれます。ポリ フォニー歌唱の本場たる英国から届いた充実の2枚組、じっくりお楽しみください。
CKD-667
メンデルスゾーン::交響曲第3番「スコットランド」 Op.56
交響曲第5番「宗教改革」 Op.107
スコットランド室内O
マキシム・エメリャニチェフ(指)

録音:2022年2月 ケアード・ホール、ダンディー、UK
スコットランド室内Oと首席指揮者マキシム・エメリャニチェフにより、その就任前に録音されたシューベルト「グレート」(NYCX- 10112/CKD-619)は、「同曲の最もスリリングな演奏」(BBCマガジン)など各所で絶賛されました。2024年1月に迎える楽団創立50周 年を記念すべく今回録音されたのは、メンデルスゾーンがスコットランドを旅行中その自然に触発されて構想してから10年以上、彼の一生の 半分近い歳月をかけて手を加えられ、生涯最後に完成させた交響曲となった第3番「スコットランド」。そして、若きメンデルスゾーンが試作的 な第1番に続いて2つ目の交響曲として完成させた、ルター派のコラール「神はわがやぐら」を引用する第5番「宗教改革」を併せて収録して います。どちらの作品でもヴィブラートを抑えた少人数の弦の透明感が印象的。「スコットランド」は各パートをよく鳴らし、メロディの歌謡的な 美しさのみならず、オーケストレーションの面白さも前面に出す快演となっています。「宗教改革」も力強くオーケストラを歌わせ、エコーのよう な効果も心地よく生かしつつメロディを伸びやかに表現し、この作品の素晴らしさを十二分に発揮。なお古楽鍵盤奏者としてピリオド奏法に 造詣の深いエメリャニチェフらしく、第4楽章では本来の指定通りにセルパンを使用しています。
CKD-668
NX-B09
ティモシー・ジョーンズ:モーツァルトによる4つのトランペット・ソナタ(原案…ジョナサン・フリーマン=アットウッド)
ソナタ 第3番変ホ長調(モーツァルト中期の劇場用音楽によるメドレー)【原曲…コンサート・アリア「我が感謝を受けたまえ、やさしき保護者よ!」K. 383、コンサート・アリア「どうか、詮索しないで下さい」K. 420、歌劇「カイロの鵞鳥」 K. 422、歌劇「騙された花嫁」K. 430、レチタティーヴォ 「哀れな者よ、おお夢よ目覚めよ」とアリア「まわりにそよぐ微風」K. 431、コンサート・アリア「私のうるわしい恋人よ、さようなら」K. 528、コンサート・アリア「大いなる魂と高貴な心」K. 578、コンサート・アリア「私は行く、だがどこへ」K. 583】
ソナタ 第2番変ロ長調 原曲…ピアノ・ソナタ 第6番ニ長調 「デュルニツ」 K.284
ソナタ 第4番ヘ長調【原曲…ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 K. 481、イ長調 K. 526、「希望に」K. 390、「結社員の旅」K. 468、「満足」K. 473、「秘め事」K. 518、「クローエに寄す」K. 524、「春の初めに」K. 597】
ソナタ 第1番ニ長調(原曲…モテット「踊れ、喜べ、幸いなる魂よ(エクスルターテ・ユビラーテ)」 K. 165、教会ソナタ第8番イ長調 K. 225、教会ソナタ第10番 ヘ長調 K. 244、ソルフェッジョ K. 393
ジョナサン・フリーマン=アットウッド(Tp)
アンナ・シャウツカ(P)

録音:2020年11月 聖マリア教会、パートン、オックスフォードシャー、UK
ヴァイオリンのレイチェル・ポッジャーなどを手掛けた名音楽プロデューサーであり、2008年から英国王立音楽院の学長も務めるトランペット奏 者フリーマン=アットウッドによる、トランペットとピアノの為のレパートリー集。最新版はなんとモーツァルトによる「トランペット・ソナタ」!もちろ んそのような曲は存在せず、フリーマン=アットウッドの原案に基づき、モーツァルト研究の権威で英国王立音楽院の副学長であるティモ シー・ジョーンズが構成したもの。どの曲も単なる編曲の枠を超えた出来栄えで、冴えわたった演奏も相まって、たいへん楽しいアルバムに仕 上がっています。
CKD-672
NX-B09
バッハ:カンタータ 「我は満ち足れり」 BWV 82
カンタータ 「最愛のイエス、わが願い」 BWV 32
カンタータ 「神の時こそいと良き時(哀悼行事)」 BWV 106
ジョアン・ラン(S)
ケイティー・ブレイ(A)
ヒューゴ・ハイマス(T)
マシュー・ブルック(Bs)
ロバート・デイヴィス(Bs)
ダニーデン・コンソート(古楽器使用)
アレクサンドラ・ベラミー(Ob)
ジョン・バット((指)チェンバロ)

録音:2020年12月3-6日 セント・ジュード・オン・ザ・ヒル、ハムステッド・ガーデン・サバーブ、ロンドン、UK
バッハの研究家としても知られるジョン・バット率いる、スコットランドの古楽器アンサンブル、ダニーデン・コンソート。これまでLINN RECORDSより、ヘンデル作品やバッハの受難曲、管弦楽作品などをリリースしてきましたが、カンタータのリリースは意外にも今回が初めてと なります。現在世界が直面している困難に思いを馳せ、慰安と救済をテーマとした選曲になっており、マシュー・ブルックとオーボエのデュエット で始まるソロ・カンタータ第82番、そして第106番など人気曲を揃えているのも嬉しいところ。合唱もソリストたちのみによるもので、しっとりした 味わい深い演奏でありつつ、それぞれの作品の音の綾をじっくりと楽しむこともできる素晴らしいアルバムに仕上がっています。
CKD-675(2CD)
NX-D07
ヘンデル:オラトリオ『復活』HWV 47 マグダラのマリア…ソフィー・ベヴァン(S)
天使…ルーシー・クロウ(S)
クロパのマリア…イェスティン・デイヴィス(C.T)
福音史家ヨハネ…ヒューゴ・ハイマス(T)
悪魔ルチフェル…アシュリー・リッチズ(Bs)
イングリッシュ・コンサート(古楽器使用)
ハリー・ビケット(指)

録音:2021年4月18-21日セイジ・ゲーツヘッド、ニューカッスル、イングランド
ロンドンに渡り破竹の勢いでオペラの世界を席巻する前、若い頃にはハンブルクの歌劇場を経てイタリアに渡り、本場の劇音楽を肌で体感し て芸術性を養ったヘンデル。その青年期の大きな成功作の一つが、1708年にローマで初演されたオラトリオ『復活』でした。イエスの死を嘆く (聖母ではない)2人のマリアを中心に、イエスが復活したという話題を当人不在の中で歌い継ぎながらキリスト教信仰の核心へと迫る内容 で、数々の金管奏者やヴィオラ・ダ・ガンバ独奏まで加わる当時としては異例の大編成オーケストラが起用され、初演時には名匠コレッリが ヴァイオリンを弾きながら楽団をまとめました。起伏に富んだ音楽作りはストラデッラやアレッサンドロ・スカルラッティら17世紀イタリアの作曲家た ちの先例に倣いつつも、既にヘンデルならではの雄弁な音使いが見られ、後年の作品に転用されてゆくナンバーも少なからず含まれていま す。既存盤にも意欲的な名演は少なくありませんが、21世紀の英国古楽界を担う多才な指揮者ビケット率いるイングリッシュ・コンサートの 新しい録音は、最前線の瑞々しさと堅固な解釈設計のどちらにも秀でた魅力あふれる仕上がりで、この傑作に接する喜びを存分に味あわ せてくれます。通奏低音にはテオルボと鍵盤2台が加わり、弦楽構成は6/6/3/3/2と18世紀初頭の作品にしては大規模な編成。全体と して若いメンバーが目立つ中でもピノック時代からのトランペット奏者マーク・ベネットやトラヴェルソのリザ・ベズノシウク、ガンバのジョナサン・マン ソンらヴェテランたちも絶妙な活躍をみせ、頼もしき名歌手ルーシー・クロウや英国カウンターテナー界を席巻するイェスティン・デイヴィスら独唱 陣もそれぞれに確かな存在感で迫ります。昨年の「ロデリンダ」(CKD658)に次ぐビケットの快進撃、今後も楽しみでなりません。
CKD-673
NX-B09
シューベルト:弦楽四重奏曲第12番他
弦楽四重奏曲 第12番ハ短調 「四重奏断章」 D. 70
弦楽四重奏曲 第15番ト長調 D. 887
フィッツウィリアムSQ【ルーシー・ラッセル(Vn/Ferdinando Gagliano, 1789, Naples)、マーカス・バーチャム・スティーヴンス(Vn/Luigi Piattellini, 1774, Florence)、アラン・ジョージ(ヴィオラ/attrib. Guarneri workshop, 1740/41, Cremona)、サリー・ペンドルバリー(Vc/Giovanni Rogeri, c. 1700, Brescia)】

録音:2020年1月5-7日 セント・マーチン教会、イースト・ウッドヘイ、ニューバリーヒル、UK
50年余の歴史を誇るフィッツウィリアムSQによるシューベルトの後期弦楽四重奏曲集。2020年にDivine Artレーベルから発 売された第13番、第14番(DDA-25197)に続く第2弾(後期としては完結)がLinnより登場。今回はシューベルト晩年の研ぎ澄まされた 弦楽四重奏曲群の最初となるものの、途中で作曲を放棄されてしまった第12番と、最後の弦楽四重奏曲となる第15番を収録。40小節 余りのスケッチのみが残っている第12番第2楽章は、シューベルト研究家で多くの補筆完成を行っているニューボールドによる版を収録してい ます。これらの作品のロマン的性格をよく捉えた、切れ味の鋭さと豊かな歌謡性を備えた演奏で、第12番冒頭の湧き上がるような曲想から 目を覚まさせられるようです。ガット弦の音が重なる独特の響きも美しく、彼らならではのシューベルト像を描きあげています。
CKD-677
NX-B09
ジョン・ジェンキンス(1592-1678):ヴァイオル・コンソートのための4声のファンタジアとパヴァーン
1. ファンタジア 第12番ニ長調
2. ファンタジア 第16番ニ短調
3. ファンタジア 第14番ニ長調
4. ファンタジア 第10番イ短調
5. ファンタジア 第13番ニ長調
6. パヴァーン ニ短調
7. ファンタジア 第15番ハ長調
8. ファンタジア 第8番ハ短調
9. パヴァーン ホ短調
10. ファンタジア 第11番イ短調
11. ファンタジア 第4番ニ短調
12. ファンタジア 第1番ハ短調
13. ファンタジア 第6番ヘ長調
14. ファンタジア 第7番ハ短調
15. ファンタジア 第5番ヘ長調
16. ファンタジア 第9番ハ短調
17. ファンタジア 第2番ハ短調
18. ファンタジア 第3番ハ短調
19. ファンタジア 第17番ヘ長調
ファンタズム(古楽器使用)【ローレンス・ドレフュス(トレブル・ヴァイオル、ディレクター、楽譜監修)、ジョナサン・マンソン(テナー・ヴァイオル)、エミリア・ベンジャミン(テナー・ヴァイオル)、マルック・ルオラヤン=ミッコラ(ベース・ヴァイオル)】
ダニエル・ハイド(Org)[1-5,14-19]

録音:2012年9月30日-10月2日 聖マーティン教会、イースト・ウッディ(英国中南部ニューベリー近郊)
ルネサンスの音楽作法が17世紀に入っても根強く愛され続ける中、世紀半ばの清教徒革命による共和政時代に宮廷式の音楽が存亡の 危機にさらされ、芸術音楽断絶のあと1660年の王政復古とともに急速なバロック流入を経験することとなった英国の音楽世界。この結 果、革命前のルネサンス的な美意識による多声音楽が17世紀後半まで命脈を保ち、バロック的な新しい音楽と併存するという独特な状 況が生まれました。その過渡期ともいえる共和政時代を生き延び、王政復古とともに新たな活躍をみせた弦楽器芸術家ジョン・ジェンキンス は、ヴァイオリンを使った新機軸の音楽のかたわら、ヴァイオル(ヴィオラ・ダ・ガンバ)の合奏によるルネサンス的な音作りが美しい多声器楽曲も 残しています。英国最前線のガンバ奏者たちが集う才人集団ファンタズムは、このジェンキンスのヴァイオル・コンソート作品の楽譜を徹底究 明、新たな校訂譜を作成したうえで決定盤的録音を進めてきましたが、これまでの6声(BKD556)および5声(BKD557)のコンソート集に 続く今回のアルバムは4声の作品を集め、この体系的録音の完結編を飾るところとなりました。これらの大半は革命前の1620年代に書か れ、同時代のウィリアム・ローズのコンソートなどとは異なり厳格対位法の慣習を守りながらも、ユニークな和声で聴き手を飽きさせないジェン キンス随一の作風が光ります。ヴァイオリンを使った後年の音楽とは一線を画す古雅な音世界。聴き深め甲斐のある19作を、LINN RECORDSならではの自然派録音で聴ける喜びが詰まっています。
CKD-679
NX-B09
エザイアス・ロイスナー(1636-1679):リュートのための組曲集
組曲 第13番変ホ長調/ヘ長調の小品群
組曲 第9番ト短調
アッレマンダ 〜組曲 第6番ホ短調より
組曲 第11番ハ短調
我ら皆ただ一人の神を信ず 〜『福音歌による100歌選』より
ウィリアム・カーター(Lute)
※使用楽器:アウクスブルクのシクストゥス・ラウヴォルフ1590年頃製作モデルに基づくロンドンのクラウス・ジェイコブセン2019年製作の再現楽器

録音:2021年7月5-7日 聖マーティン教会、イースト・ウッディ (イングランド南部ハンプシャー州)
リュートという撥弦楽器が、王侯貴族や知識人たちのための最も高貴な楽器としての地位をいまだ保っていた17世紀の半ば頃。ロイスナー は当時ハプスブルク家の所領だったシュレジエン地方(現ポーランド領)で生まれ、広く各地を旅して演奏家としての名声を築き、後年はベル リンに宮廷をかまえていたブランデンブルク選帝侯の音楽家となり、齢43で亡くなるまでかの地で活躍を続けました。その作品は同時代を生 きた鍵盤奏者フローベルガーと同じように、フランス様式の舞曲のリズムを明確に取り込みながらドイツ音楽特有の奥深さにも貫かれており、 聴き深めるに足る味わいに満ちています。フロリダ出身で英国古楽界に軸足を置く名手ウィリアム・カーターは、彼が特に惹かれるというロイス ナー最初の曲集『リュートの楽しみ』(1667)に着目。この作曲家が生きていた頃にも存在した16世紀末の銘器をモデルとする楽器を用い、 端正な演奏で作品の妙味をじっくり引き出してゆきます。LINNならではのバランスの良い自然派録音も、リュートの音色に耳を傾ける喜び を伝えてくれます。
CKD-680
NX-B09
モーツァルト:ファゴット協奏曲 変ロ長調 K. 191
ファゴットとチェロ(低音部)のためのソナタ 変ロ長調 K. 292 *
セレナード 第12番ハ短調 「ナハトムジーク」 K. 388 **
ピーター・ウィラン(Fg)
使用楽器:ペーテル・デ・コニング2004年製作、J.H.グレンザーのモデルによる再現楽器
アンサンブル・マルシュアス(古楽器使用)
クリスティアン・ベザイテンホウト(フォルテピアノ)
エマニュエル・ラポルト、ロドリーゴ・グティエレス(Ob)
ニコラ・ボウド、キャサリン・スペンサー(Cl)
アレック・フランク=ジェミル、ジョゼフ・ウォルターズ(Hrn)
ピーター・ウィラン、ジュリアン・ドボルド(Fg)
クリスティーネ・シュティヒャー(Cb)

録音:2021年5月31日 サフロン・ホール、サフロン・ウォールデン(イングランド南東部エセックス州)、2014年7月4日 聖モナン教会、イースト・ニューク、スコットランド、2019年6月27日 ノース・リース教区教会、エディンバラ、スコットランド
* 音源初出…CKD546
** 音源初出…CKD654
ヨーロッパ各地の一流古楽器オーケストラのメンバーでありながら、ソリストとしても注目すべき活躍を続ける一流管楽器プレイヤーが集うアン サンブル・マルシュアス。その創設メンバーの一人で芸術監督でもあるピーター・ウィランは、近年モーツァルトがファゴットのために作曲した音楽 とじっくり向き合い、数年おきに瑞々しい新録音をリリースし続けてきました。今回はアンサンブルに弦楽器も加え、ついにモーツァルトの傑作 協奏曲を録音。ザルツブルクの楽器注文歴や同時代の史料に見る証言などから多角的な検証を経て、作曲家が知っていたであろうドレス デンのグレンザー・モデルを再現した楽器で味わい豊かな解釈を伝えます。さらに既存の録音盤から、管楽合奏にしては珍しい短調によるセ レナードK. 388と、チェロで演奏されることの多い低音部を通奏低音のように鍵盤(フォルテピアノ)で解釈した珍しい二重奏ソナタK. 292も 収録。モーツァルトがファゴットという楽器を通じてどんな音を紡いだか、多角的に聴き深められる構成になっているのも嬉しいポイントと言える でしょう。
CKD-682
NX-B09
モーツァルト、ベートーヴェン、ブラームス:変奏曲集
モーツァルト:パイジエッロの歌劇「哲学者気取り」の「主に幸あれ」による6つの変奏曲 ヘ長調 K. 398
ベートーヴェン:ウラニツキーのバレエ『森の娘』からロシア舞曲による12の変奏曲 イ長調 WoO 71
ブラームス:シューマンの主題による16の変奏曲 嬰ヘ短調 Op. 9
モーツァルト:サルティの歌劇「2人が争えば3人目が得をする」のミンゴーネのアリア「子羊のように」による8つの変奏曲 イ長調 K. 460
ベートーヴェン:創作主題による32の変奏曲 ハ短調 WoO 80
シモン・トルプチェスキ(P)

録音:2021年2月8-9日 オルベルク教会、ベルリン
1979年マケドニア生まれのピアニスト、トルプチェフスキのLINN第3弾は待望のソロ・アルバム。彼が得意とする変奏曲を集めた内容となっ ています。力強さを兼ね揃えた高いテクニック、深く情熱的なアプローチと多彩な表情を聴かせる豊かな表現力、こういったトルプチェフスキの 魅力がいかんなく発揮されるのが、ここに収録されたような変奏曲という形式といえるでしょう。モーツァルト、ベートーヴェン、ブラームスという異 なった作品の特性を描き分けながら、様々な感情や景色を次々に広げてゆく様はまさに圧巻。彼本来のピアニズムを十二分に堪能すること の出来るアルバムです。
CKD-684
カール・シュターミッツ(1745-1801):フルート、ヴァイオリンとチェロ(または2つのヴァイオリンとチェロ)のための6つの三重奏曲 Op.14
三重奏曲 第1番ト長調
三重奏曲 第2番ハ長調
三重奏曲 第3番ヘ長調
三重奏曲 第4番ト短調
三重奏曲 第5番へ長調
三重奏曲 第6番イ長調
ラポテオーズ(古楽器使用)【ラウラ・ケサダ(フラウト・トラヴェルソ)、ビクトル・マルティネス(Vn)、カルラ・サンフェリクス(Vc)、アシス・マルケス(Cemb)】

録音:2022年3月28-31日ナショナル・センター・オヴ・アーリー・ミュージック、ヨーク、UK
バロック後期とウィーン古典派の間にあって、ドイツ語圏の器楽の発展に大きく貢献したマンハイム楽派の中心人物ヨハン・シュターミッツを父 に持ち、自身ヴァイオリンやヴィオラ・ダモーレの名手としても活躍しながらヨーロッパ各地を渡り名声を博したカール・シュターミッツ。ボッケリーニ やチマローザと同世代のこの実力派が、高まる名声を英国やオランダに伸ばそうとしていた時期にロンドンで出版された作品14の三重奏曲 集を、ここではチェンバロ入りの編成による古楽器演奏で全曲堪能できます。元の楽譜はフルート、ヴァイオリン、チェロ(または2つのヴァイオリ ンとチェロ)で演奏するようにできており低音部に数字は付されていませんが、鍵盤楽器は英国やオランダの音楽愛好家たちも好んで使った 楽器で、当時の絵にもチェンバロを加えて室内楽に興じる人々の姿が頻繁に描かれています。チェンバロを通奏低音楽器として加えることに よりアンサンブルは煌びやかで安定感が生まれ、チェロがソロとして立ち回る場面もより効果的に聴こえるのが頼もしいところ。現代楽器では 伝わりにくい音色対比や響きの溶けあいが作品の魅力を一段と引き立て、スペインの古楽器奏者たちによる巧みな演奏と相俟って、カー ル・シュターミッツの他の作品も改めて聴いてみたくなる面白さが秘められた1枚になっています。
CKD-685
NX-B09
パーセル、クッサー:作品集
パーセル:オード「偉大な創立者を讃えよ」 Z 327
 新しいアイルランドの歌「リリバレロ」Z 646(パブロ・フィッツジェラルド編曲によるリュート独奏版)
ヨハン・ジギスムント・クッサー(1660-1727):セレナータ「世界から寄せられるパルナスス山への讃美」 世界初録音
作者不詳(ジョン&ウィリアム・ニール編):アイルランド伝承歌「一緒に伸びをしましょうよ」〜『アイルランド有名歌謡選集』(1724年ダブリン刊)より
マリア・ケオハネ(S)、
アンソニー・グリゴリー(オートコントル)
アーシュリング・ケニー(S)
ピーター・フィッツジェラルド(Lute)
セスティーナ(声楽アンサンブル)
アイリッシュ・バロック・オーケストラ(古楽器使用)
ピーター・ウィラン(チェンバロ&指揮)

録音:2021年10月4-6日 聖ピーター教会、ドロヘダ、アイルランド
原題にあるHibernianとはラテン語で「アイルランドの」の意。バロック音楽史上はヘンデルの『メサイア』初演の地がダブリンであることが有名 ですが、当時アイルランドは名誉革命期のウィリアマイト戦争を経て統治体制が大きく変わり、1690年代以降イングランドとの結びつきを深 めゆく最中でした。1694年1月にダブリンのクライストチャーチで演奏されたイングランド王室の作曲家パーセルのオード「偉大な創立者を讃 えよ」は、アイルランドにおけるイングランド王室の統治の正当性を過去に遡って称揚する内容。台本は名高いイングランド桂冠詩人ネイハ ム・テイトが手がけています。その少し前にパーセルが作曲し今なおジャンルを越えてミュージシャン達に愛されている「リリバレロ」のリュート編 曲を経て、アルバム後半にはドイツ語圏に管弦楽によるフランス風組曲を流行させた立役者の一人クッサーの知られざるセレナータを収録。 ハンガリーのポショニ(現スロヴァキア領ブラティスラヴァ)生まれのクッサーはドイツ語圏各地で活躍したのちダブリンに渡り、この地で英国王室 向けの音楽も作曲しました。本盤のセレナータはパルナスス山に暮らすミューズたちが芸術の守護神アポロと登場、イングランドのアン女王を 讃える内容で、クッサーはイタリア風のレチタティーヴォとアリアの交代を中心にしながら自在な作風で音楽を仕上げており、起伏に富んだ音 作りが聴き手を飽きさせません。クッサーが筆写したことで知られるラストのアイルランド民謡も含め、躍進めざましいアイリッシュ・バロック・オー ケストラがよく練られた解釈でじっくり作品の魅力を引き出してゆきます。
CKD-692
NX-B08
レスピーギ(1879?1936):管弦楽曲集
「ローマの松」/「ブラジルの印象」
組曲「シバの女王ベルキス」
アレッサンドロ・クルデーレ(指)LPO

録音:2021年10月3-5日 ヘンリー・ウッド・ホール、ロンドン
2016年にオーケストラ・アンサンブル金沢を指揮して日本デビューを飾った、ミラノ出身のアレッサンドロ・クルデーレ。ヨーロッパやアジア各地の オーケストラで活躍し、ジャンルイジ・ジェルメッティのアシスタントとしてミラノ・スカラ座などでも研鑽を積んだ彼が、協奏曲の伴奏以外では初 めてとなるCDのために選曲したのは、母国イタリアを代表する大作曲家レスピーギの作品となりました。「ローマの松」では、現在はトランペッ トとトロンボーンを用いるのが一般的なバンダに、フリューゲルホーン、バリトンホーン、ユーフォニアム各2を割り当てていることが特徴的。これは レスピーギ自身が指定したソプラノ、テノール、バスのフリコルノ(サクソルン族の金管楽器)に相当する本来の想定どおりの編成といえ、これら がオーケストラと直線的に呼び交わすのではなく、サクソルン族の特徴である拡散する音が現実と幻の間を彷徨うような響きを作る効果を上 げています。熱帯の物憂さを表現する「ブラジルの印象」、比較的近年になって高い人気を誇るようになった「シバの女王ベルキス」も収録。 いずれもオーケストラをただ派手に鳴らすだけの演奏とは一線を画し、レスピーギならではの色彩感を引き出すことに注力されており、結果的 に緻密な管弦楽法による演奏効果が最大限発揮された快演となっています。
CKD-693
ブラームス:マゲローネのロマンス
ブラームス:ティークの「マゲローネ」によるロマンス Op.33
クラウス・グロートの詩に基づく4つの歌、「雨の歌」サイクル(8つのリートと歌 Op.59より)
トーマス・オリーマンス(Br)
マルコム・マルティノー(P)

録音:2021年10月25-27日 ポットン・ホール、サフォーク、UK
歌曲におけるピアノ演奏と解釈では世界の第一人者マルコム・マルティノーによるプロジェクト「ブラームス・ソングブック」が始動!第1弾には、 オランダのバリトン歌手オリーマンスと組んだ「マゲローネによるロマンス」を収録。ブラームスが二十代の終わりに書き始めた連作歌曲を、若々 しくドラマティックに歌い上げています。余白には作品59の歌曲集より、ブラームスとは親しく付き合いがあったと伝わるグロートの詩による4曲 を収録。「雨の歌」はその旋律を引用したヴァイオリン・ソナタ第1番が有名ですが、歌曲の方は録音が多いと言えず、同じ旋律が用いられる 「余韻」と共に嬉しいおまけと言えるでしょう。
CKD-695
シューマン:詩人の恋 Op.48
12の詩 Op.35
フローリアン・ベッシュ(Br)
マルコム・マルティノー(P)

録音:2021年12月11-14日 クレア、キルベリー、アーガイル、UK
LINNからの前作「シューマン:リーダークライス/マーラー: さすらう若者の歌」(CKD511)が、2019年BBCミュージック・マガジン・アウォード のヴォーカル部門を制したフローリアン・ベッシュとマルコム・マルティノーのコンビによる、「詩人の恋」が登場。ベッシュは作品に込められた愛と 喪失を深い味わいで歌い上げ、寄り添うようなマルティノーのピアノは歌とほぼ同等の立場で歌詞を補完し、さらに新たな景色を広げていま す。カップリングは歌われる機会の多くはないユティヌス・ケルナーの詩による12の歌曲で、「詩人の恋」と好対照をなす多彩な世界観を楽し ませてくれます。
CKD-696
メンデルスゾーン/フェルディナント・ダヴィット(1810-1873)編): 無言歌集
1-4. 第1集 Op.19より
 1. Andante con moto 甘い思い出
 2. Molto allegro e vivace 後悔
 3. Moderato 信頼
 4. Venetianisches Gondellied:
   Andante con moto
   ヴェネツィアの舟歌 第1番
5-9. 第2集 Op.30より
 5. Andante espressivo 瞑想
 6. Allegro di molto 安らぎもなく
 7. Adagio ma non troppo 慰め
 8. Agitato e con fuoco 道に迷った人
 9. Venetianisches Gondellied:
   Allegretto tranquillo
   ヴェネツィアの舟歌 第2番
10-14. 第3集 Op.38より
 10. Con moto 夕べの星
 11. Allegro non troppo 失われた幸福
 12. Presto e molto vivace 詩人の竪琴
 13. Agitato 情熱
 14. Duetto:Andante con moto デュエット
15-20. 第4集 Op.53
 15. Andante con moto 海辺で
 16. Allegro non troppo 浮雲
 17. Presto agitato 胸さわぎ
 18. Adagio 心の悲しみ
 19. Volkslied:Allegro con fuoco 民謡
 20. Allegro molto vivace 勝利の歌
21-24. 第5集 Op.62より
 21. Andante espressivo 5月のそよ風
 22. Allegro con fuoco 出発
 23. Allegro con anima 朝の歌
 24. Allegretto grazioso 春の歌
25-28. 第6集 Op.67より
 25. Andante 瞑想
 26. Allegro leggiero 失われた幻影
 27. Presto 紡ぎ歌
 28. Allegretto non troppo 子守歌
29-32. 第7集 Op.85より
 29. Andante espressivo 夢
 30. Presto 狂乱
 31. Andante sostenuto 悲歌
 32. Allegretto con moto 旅人の歌
ミヒャエル・バレンボイム(Vn)
ナタリア・ペガルコヴァ=バレンボイム(P)

録音:2022年10月17-18日メゾン・ド・フランス、ベルリン
フェリックス・メンデルスゾーンの幼馴染みで、彼が若くして亡くなるまで親交を結んだ名ヴァイオリニスト、作曲家フェルディナント・ダヴィット。か のヴァイオリン協奏曲ホ短調の初演者であるばかりでなく、交響曲からオペラ、トロンボーン小協奏曲まで幅広い作品を残した作曲家、著 名な楽譜校訂者でもある彼が、メンデルスゾーンの歿後23年の頃に出版したヴァイオリンとピアノのための編曲版「無言歌集」。メンデルス ゾーン家とは家族ぐるみの付き合いであったとされるダヴィットだけに、ファニーとフェリックスのライフ・ワークと言える「無言歌」への思い入れはか なり強かったと思われますが、ここで彼は出版の約2年前に世に出たばかりだった第8集を除き、それぞれ6曲ずつの7つの曲集からヴァイオリ ン向きと思われる作品を抜粋してアレンジしています。いずれも原曲の美しく親しみやすいメロディの生きた、ヴァイオリンのための愛らしい小 品に生まれ変わりました。今回ヴァイオリンを担当するのは、ウェスト=イースタン・ディヴァンOなどで活躍し、LINNからはこれが2枚 目のアルバムとなるミヒャエル・バレンボイム。ピアノを務めるのはプライベートでもパートナーであるナタリア・ペガルコヴァ=バレンボイムで、息の 合ったパフォーマンスで作品の素晴らしさを引き立てています。

CKD-708
よく整えられたヴィオール合奏曲集 第3巻』 バッハ:ヴィオール合奏による作品集 3
バッハ:3声のシンフォニア 第1番 ハ長調 BWV 787〜『インヴェンションとシンフォニア』より
われらの主キリスト、ヨルダン川に来り BWV 684〜『クラヴィーア練習曲集 第3巻』より
フーガ 第3番嬰ハ長調 BWV 872〜『平均律クラヴィーア曲集 第2巻』より*
すべての世の慰めなるキリストよ BWV 673〜『クラヴィーア練習曲集 第3巻』より
フーガ 第24番ロ短調 BWV 893〜『平均律クラヴィーア曲集 第2巻』より*
われらみな唯一の神を信ず BWV 680〜『クラヴィーア練習曲集 第3巻』より
フーガ 第15番ト長調 BWV 884〜『平均律クラヴィーア曲集 第2巻』より
プレリュード 第18番嬰ト短調 BWV 863〜『平均律クラヴィーア曲集 第1巻』より*
フーガ 第18番嬰ト短調 BWV 863〜『平均律クラヴィーア曲集 第1巻』より*
「これぞ聖なる十戒」によるフゲッタ BWV 679 〜『クラヴィーア練習曲集 第3巻』より
フーガ 第2番ハ短調 BWV 847〜『平均律クラヴィーア曲集 第1巻』より
プレリュード 第12番ヘ短調 BWV 881〜『平均律クラヴィーア曲集 第2巻』より
フーガ 第12番ヘ短調 BWV 881〜『平均律クラヴィーア曲集 第2巻』より
3声のシンフォニア 第8番ヘ長調 BWV 794〜『インヴェンションとシンフォニア』より
フーガ 第23番ロ長調 BWV 892〜『平均律クラヴィーア曲集 第2巻』より*
フーガ 第11番ヘ長調 BWV 880〜『平均律クラヴィーア曲集 第2巻』より
「イエス・キリスト、われらが救い主」によるフーガ BWV 689〜『クラヴィーア練習曲集 第3巻』より
フーガ 第21番変ロ長調 BWV 866〜『平均律クラヴィーア曲集 第1巻』より
キリエ:永遠の父なる神よ BWV 669〜『クラヴィーア練習曲集 第3巻』より
フーガ 第18番嬰ト短調 BWV 887〜『平均律クラヴィーア曲集 第2巻』より*
キリエ:永遠の父なる神よ(別のやり方で)BWV 672〜『クラヴィーア練習曲集 第3巻』より
キリエ:聖霊なる神よ BWV 674〜『クラヴィーア練習曲集 第3巻』より
フーガ 第20番イ短調 BWV 889〜『平均律クラヴィーア曲集 第2巻』より
「いと高き天にいます神にのみ栄光あれ」によるフゲッタ BWV 677〜『クラヴィーア練習曲集 第3巻』より
フーガ 第8番嬰ニ短調 BWV 877〜『平均律クラヴィーア曲集 第2巻』より*
フーガ 第5番ニ長調 BWV 850〜『平均律クラヴィーア曲集 第1巻』より
ファンタジア ト長調 BWV 572

無印:原調による演奏
*:半音または全音低く移調して演奏
ファンタズム(古楽器使用)【ローレンス・ドレフュス(ディスカント・ガンバ、指揮)、エミリア・ベンジャミン(ディスカント・ガンバ)、ジョナサン・マンソン(テノール・ガンバ)、ハイディ・グレーガー(バス・ガンバ、ヴィオローネ)、マルック・ルオラヤン=ミッコラ(バス・ガンバ)】

a=415Hz

録音:2022年5月23-26日アルトグリーニッケ教区福音教会、ベルリン
『マタイ受難曲』やブランデンブルク協奏曲第6番、チェンバロを伴う3曲のソナタなど、バッハは18世紀初頭すでに廃れはじめていた古い弓奏 弦楽器ヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)をさまざまな名曲で活躍させました。この種の楽器の全盛期は16〜17世紀で、ディスカント(高音域) の小型楽器からバス、時には最低音域を受け持つヴィオローネまで大小揃えたコンソートは教会奏楽の伴奏から貴人たちが愉しむ合奏ま で、さまざまな局面に活躍の場を見出していました。オルガンをはじめ鍵盤楽器の独奏用に書かれた曲をヴィオール合奏に編曲して弾く習慣 も古くからあり、英国を代表するヴィオール合奏団ファンタズムはその史実に倣うかのごとく、バッハの『平均律クラヴィーア曲集』の収録曲をヴィ オール合奏で演奏したアルバムをこれまでに2作LINN RECORDSに録音してきました。好評を受けての第3弾は、この演奏形態の歴史的 ルーツにも触れるオルガン作品『クラヴィーア練習曲集 第3巻』や『インヴェンションとシンフォニア』からの作品も多数収録。バッハが生まれた 17世紀のドイツに息づいていた伝統の息吹も感じさせながら、名手揃いのファンタズムならではの気品漂う解釈は今回も深い余韻を残す演 奏に仕上がっています。本来の楽器での演奏とはまた違った角度から光が当たることで、それぞれの曲に潜む思わぬ奥深さにも気づかされま す。
CKD-709(3CD)
NX-D09
ヘンデル:歌劇「セルセ」HWV40 セルセ…エミリー・ダンジェロ(Ms)
アルサメーネ…ポーラ・マリヒー(Ms)
アマストレ…ダニエラ・マック(Ms)
ロミルダ…ルーシー・クロウ(S)
アタランタ…メアリー・ベヴァン(S)
アリオダーテ…ニール・デイヴィス(Bs-Br)
エルヴィーロ…ウィリアム・デイズリー(Br)
イングリッシュ・コンサート(合唱&古楽器オーケストラ)
 編成:混声四部合唱各2、ヴァイオリン5/5、ヴィオラ3、チェロ3、コントラバス1、オーボエ&リコーダー各2、バスーン2、ホルン2、トランペット1、テオルボ2、チェンバロ2
ハリー・ビケット(チェンバロ、指揮)

録音:2022年5月10-16日イースト・フィンチリー・オール・セインツ教会(ロンドン東部)
1738年4月15日、かつてはロンドン興行界を席巻したものの、当時は苦境に立たされていたヘンデルが披露したオペラ「セルセ」は、真面目 な筋に滑稽な場面が挿入されるなど当時の英国人たちには理解しにくい内容で、初演は手ひどい失敗に終わりました。しかしその約2世紀 後、1924年に蘇演された折から熱狂と共に迎えられるようになり、全曲録音も折々リリースされています。意外なことに本場英国での古楽 器録音は少なく、このたび大本命ともいえるハリー・ビケット指揮イングリッシュ・コンサートによる新録音が登場。初演時にカストラートのカッ ファレッリが演じた表題役には女声を充てていますが、演じるのはなんとDeutsche Grammophonからのユニークなソロ・アルバムで注目さ れたエミリー・ダンジェロ!冒頭の「懐かしき木蔭(オンブラ・マイ・フ)」から強い求心力で音楽に引き込まれます。全体の劇的起伏を捉えなが ら精妙・丁寧にドラマを紡いでゆくビケットの解釈は流石というほかなく、3枚組のそこかしこに聴きどころが満載! ルーシー・クロウやポーラ・マ リヒーら他にも個性派・実力派が揃うソリストたちの鮮やかな歌唱を、新世代プレイヤー続々の古楽器オーケストラが熱をはらんだ気品ある 演奏で支えます(通奏低音のテオルボ2挺が良い味わい)。20世紀末以来の英国古楽器演奏のスタイルに馴染んだ耳にも、また新時代の バロック・オペラ演奏の刺激を愛する耳にも魅力的に響く新録音と言ってよいでしょう。
CKD-711
英国16〜17世紀のリュート・ソングと器楽曲
1. ダウランド:C彼女はわたしの過ちを許してくれるだろうか
2. ダウランド:前奏曲(リュート独奏)
3. ダウランド:わたしは見た、好きな女性が泣いているのを
4. ダウランド:流れよ、わが涙
5. ダウランド:ディゴリー・パイパー大尉のガリアード(リュート独奏)
6. トーマス・カンピオン(1567-1620):そんな女性たちに用はない
7. カンピオン:夜は糸杉の幕を下ろし
8. カンピオン:岸を求めて風に揉まれてきた帆でさえ
9. ダウランド:ミニャルダ(リュート独奏)
10. トーマス・フォード(1580頃-1648):では恋とはいかなるものか、とコライドンは歌う
11. フォード:美しく、優しく、残酷な
12. ジョン・ダニエル(1564-1626頃):Pavan パヴァン(リュート独奏)
13-15. ダニエル:未亡人M. E.が亡夫の葬儀で見せた涙
16. ダニエル:今なお欲望を外へ向けている男は
17. ダウランド:暗闇に居続けさせてくれ
18. リュリ(ロベール・ド・ヴィゼー編):アポロンのアントレ(テオルボ独奏)
19. パーセル:おお、孤独よ Z406
20. ド・ヴィゼー:プレリュード(テオルボ独奏)
21. パーセル:太陽も今や輝きを遮られ(夕べの讃歌)Z 193
アレクサンダー・チャンス(C.T)
トビー・カー(リュート、テオルボ)

録音:2021年9月 ゼングヴァルデン(ドイツ北西部オストフリースラント地方)
古楽復興の重要な拠点である英国で、20世紀後半の古楽復興の牽引役の一人として、みごとな美声で数々の名演を紡ぎ出してきたカ ウンターテナー歌手マイケル・チャンス。その息子アレクサンダー・チャンス初の本格的なソロ・アルバムは、父と同じく英国音楽への深い愛と抜 群の適性を実感させてくれる、輝かしい未来も予感できる上質なリュート・ソング集です。エリザベス朝時代から活躍をみせたメランコリーの音 楽家ダウランドや同時代のキャンピオンの作品を中心に「英国のオルフェウス」と称えられた17世紀後半のヘンリー・パーセルの名曲に至るま で、有名曲をほどよく交えつつ、当時の英国人たちを陶然とさせたフランス宮廷音楽も選曲。ある時は静謐な悲痛さをもって、またある時は 皮肉っぽさを交えた晴朗さで、高音域まで伸びやかな美声の味わいが引き立つさまざまな作品の面白みをじっくり引き出してゆく名歌唱がた まりません。LINNならではの秀逸な録音技術により、デュオ・パートナーのトビー・カーが聴かせる玄妙な撥弦も克明に楽しめ、400年以上 前の英国ではシンプルな響きの中でいかに変幻自在の多様な音楽が楽しまれていたか再認識させられることでしょう。
CKD-714
バルトーク:バレエ『かかし王子』(全曲) Op. 13Sz. 60
舞踏組曲 Sz. 77
ケルンWDRSO
クリスティアン・マチェラル(指)

録音:2020年11月23-24日、2022年6月13-15日ケルン・フィルハーモニー、ドイツ
1980年ルーマニア生まれ、ヨーロッパで躍進中のクリスティアン・マチェラル。首席指揮者を務めるケルン WDRSOとのアルバム第2弾は、バルトークの作品の中でも華やかな2曲。際立ったリズム処理と 細部まで行き届いたコントロールで、色彩感豊かに聴かせています。
CKD-715
ブラームス:ピアノ三重奏曲 第2番ハ長調 Op. 87
弦楽六重奏曲 第2番ト長調 Op.36(テオドール・キルヒナー[1823?1903]編曲 ピアノ三重奏版)
グリニッジ・トリオ【ラナ・トロトヴシェク(P)、ヘザー・トゥアック(Vc)、三角よう子(P)】

録音:2022年6月12、13、19日
 メニューイン・ホール、サリー、UK
京都出身で現在イギリスで活躍するピアニスト、三角よう子が所属するグリニッジ・トリオによるブラームス。3曲のピアノ三重奏曲を録音する プロジェクトの第1弾で、円熟期に書かれた第2番を収録。併せて作曲家自身もたいへん満足していたという、弦楽六重奏曲のキルヒナーに よるピアノ三重奏への編曲版も収録されています。瑞々しいピアノと伸びやかな弦の表情がたいへん魅力的なアルバムです。
CKD-716
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲 変ホ長調
弦楽四重奏曲 第5番変ホ長調 Op.44-3
コンソーネSQ(古楽器使用)【アガタ・ダラスカイテ、マグダレーナ・ロス=ヒル(Vn)、エリツァ・ボグダノヴァ(Va)、ジョージ・ロス(Vc)】

録音:2022年3月23、25、26日メニューイン・ホール、サリー、UK
英国王立音楽院で結成されたコンソーネSQは、数少ないピリオド・スタイルによるSQとして2015年から本格的な 活動を開始し、これまで多くの賞を受賞してきました。2018年リリースのハイドンとメンデルスゾーンを収めたファーストアルバム(AMBRONAY EDITIONS/AMY310)は英「THE STRAD」誌などで高評価を獲得。2020年にはスウェーデンのギタリストとの共演アルバム (Resonus/RES10260)もリリースしています。初来日公演はコロナ禍の影響で中止となりましたが、2021年の「たかまつ国際古楽祭」 にはオンライン配信で参加、多くの人を魅了しました。2019年にはBBCのニュー・ジェネレーション・アーティストに選出、今回のアルバムも BBCとLINNの共同企画によるもので、今後メンデルスゾーンの弦楽四重奏曲全曲の録音を予定しています。メンデルスゾーンが14歳の 1823年に書かれた弦楽四重奏曲変ホ長調は、作曲者の生前出版されなかったもののその筆致は既に習作の域を出た素晴らしいもの。 ここでの演奏は終楽章のフーガなどに聴かれる緻密な構成を若々しい躍動感を持って美しく歌い上げており、この作品の瑞々しさが前面に 出ています。第5番は作曲者が精力的に活動していた1837年から翌年にかけての円熟期に作曲されたもの。ガット弦ならではの柔らかで 伸びやかな音色と滑らかな歌心で、この作品の魅力を十二分に伝えています。
CKD-717
フィリップス&デリング:ラテン語によるモテット集
ピーター・フィリップス(1560/61-1628):見よ、ユダの民の獅子を(8声)
フィリップス:使徒たちはめいめい様々な言語で語り(5声)
リチャード・デリング(1580頃-1630):イエス、あらゆる心の喜び(5声)
フィリップス:悲しみのパヴァーンとガリアード*
デリング:天は静まり返り(6声)
フィリップス:ごきげんよう、父なる方の約束された救世主イエス(8声)
デリング:この上なく思慮深き乙女よ(6声)
フィリップス:ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ*
フィリップス:Jubilate Deo a8全地よ歓呼して神を迎えよ(8声)
デリング:おお善きイエス様(5声)
フィリップス:わたしは歓喜に包まれるだろう(8声)
デリング:ファンタジア(5声)*
フィリップス:救世主は甦り(5声)
フィリップス:元后あわれみの母(サルヴェ・レジーナ/5声)
ダウランド(1563頃-1626):パドゥアン(4声)*
デリング:誰を見たのか、羊飼いたちよ(6声)
* は器楽曲
ケンブリッジ・ゴンヴィル・アンド・キーズ・カレッジcho
 キョウコ・カナウェイ、エドワード・ヒギンボトム(Org)
イン・エコー(古楽器使用)
 ガウェイン・グレントン、コナー・ヘイスティングス(木管コルネット)
 ボヤン・チチッチ(Vn)
 レイチェル・バート(Va)
 エミリー・ホワイト(Tb)
 リチャード・ブースビー(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 ウィリアム・ハント(ヴィオローネ)
 アダム・クライトン(バス・サックバット)
マシュー・マーティン(指)
ピッチ:A=464Hz 調律:1/4コンマ・ミーントーン

録音:2022年7月11-14日 ミンチンハンプトン聖トリニティ教会、グロスターシャー、イングランド
16世紀のエリザベス1世治世下での音楽文化発展を受け、さらにイタリア音楽などの影響も受けつつ独自の深まりをみせた17世紀初頭の 英国音楽。ここでは英国国教会のもと前世紀以来抑圧されてきたカトリック信仰を守り、海を渡ってスペイン領ネーデルラントで活躍をみせ た2人の英国人作曲家たちによるラテン語モテットの数々が集められています。ピーター・フィリップスはダウランドやモーリーと同世代の1560 年頃の生まれ、デリングはその20年ほど年下でギボンズやイタリアのフレスコバルディと同世代。独唱主体ではないルネサンス風の多声様式 をベースにコンチェルト様式をほどよく取り入れた作風の魅力を、さまざまな音楽家たちとの共演で知られ、上質かつ安定したハーモニーで定 評のあるケンブリッジ・ゴンヴィル・アンド・キーズ・カレッジ合唱団の味わい深い解釈で。この合唱団ともゆかりの深い大御所ヒギンボトムがオル ガンを弾き、器楽勢にはヴァイオリンのボヤン・チチッチ、ガンバのリチャード・ブースビーら名手が揃い、合奏曲トラックでも豊かでインスピレー ションに満ちた音楽を聴かせてくれます。
CKD-718
ハンガリー人のチャールズ氏 〜18世紀のダブリンにおけるヘンデルの好敵手〜

〜第1部〜
1-2. ヘンデル:序曲(セレナータ「忠実な羊飼い」 HWV8cより)
3. ヘンデル:アリア「抜け目ない狩人は」(歌劇「エジプトのジューリオ・チェーザレ」 HWV17より/ジョン・ウォルシュ2世〔1709-1766〕編曲による器楽版)
4-7. ハッセ:協奏曲 ヘ長調
8. ヘンデル:バルバリーニ氏のメヌエット(オルガン協奏曲 第1番ト短調 Op.4-1より)

〜第2部〜
9-16. ヘンデル(ジョン・ウォルシュ1世編): 『水上の音楽』より
 9. Allegro - Andante - Allegro
 10. Passepied
 11. Minuet
 12. Bouree
 13. Hornpipe
 14. Andante
 15. Overture
 16. Alla Hornpipe

〜第3部〜
17-20. ヘンデル:合奏協奏曲 ト長調 Op.3-3/HWV 314
21. テレマン:ナポリターナ(『忠実な音楽の師』ソナタ 変ロ長調 TWV41:B4より)
22-24. ロレンツォ・ボッキ(生歿年不詳、18世紀に活躍):ソナタ 第10番(『室内のための音楽の楽しみ』より)
25. チャールズ氏、おそらくチャールズ・ヴァーンズバーグ(1705/10頃-1780?):狩猟(『二つのホルンのための12の二重奏曲』組曲第1番より)
26. リュリ:トルコの儀式の場面のための行進曲(舞踏喜劇「町人貴族」 LWV43より)
アイリッシュ・バロック・オーケストラ(古楽器使用)
 ソロ:ジョナサン・バイアーズ(Vc)…22-24
 ミリアム・カチョル(フラウト・トラヴェルソ)…3, 17-20
 レオ・ドゥアルテ(オーボエ…4-7、オーボエ・ダモーレ…21)
 ニコラ・ボウド(シャリュモー)…4-7
 ミケーレ・ファットーリ(バスーン)…4-7
 アンネケ・スコット(Hrn)…3、25
 パトリック・ブロデリック(Hrn)…25
ピーター・ウィラン(指)

録音:2022年4月27-29日セント・ピーター教会、ドロヘダ、アイルランド
1742年、ヘンデルが『メサイア』初演のためアイルランドのダブリンを訪れた際に行われた演奏会の記録をもとに、そこで複数の管楽器を使っ て名演を聴かせた謎の音楽家「チャールズ氏」の存在を解き明かしながら、当時の音楽会プログラムを再現したアルバム。近年躍進めざまし いアイリッシュ・バロック・オーケストラならではの上質な演奏で、有名・無名を問わずさまざまな作曲家が手掛けた作品に触れられるのが魅 力。「チャールズ氏」と英語名で記録されている人物は記録でこそ「ハンガリー人」と説明されているものの、その正体はおそらく英国王室音楽 家協会に名前のあったチャールズ〔またはカルロ〕・ヴァーンバーグCharles Vernbergではないかと推察されており、ナチュラル・ホルンを闊達 に吹きこなしただけでなく、オーボエ・ダモーレや当時まだ珍しかったクラリネット、あるいはその前身楽器シャリュモーなどを巧みに演奏したとのこ と。現代古楽シーンでこれらの楽器の演奏を通じ注目されてきたアンネケ・スコットやニコラ・ボウドといった名手たちが、古楽器ならではの味わ いをよく生かした細やかなアンサンブルを展開。ヘンデルが挑まねばならなかった同時代のライヴァルたちの技量をよく際立たせたトラックの数々 をじっくりお楽しみください。
CKD-720
ニュー・カレッジの委嘱作品と初演作品
ウイリアム・ハリス(1883?1973):天は美し
ハウエルズ(1892?1983):New College Service
ケネス・レイトン(1929?1988):我らのために十字架に架けられ Op.38
ポール・ドレイトン(1944-):New College Service
ケイトリン・ハリソン(1996-):O pastor animarum 魂の牧者
デボラ・プリッチャード(1977-):New College Service
トビー・ヤング(1990-):O God、make the door of this house
オックスフォード・ニュー・カレッジcho
ロバート・クィニー(指)
ドナル・マッカン(Org)

録音:2022年7月18-22日ニュー・カレッジ・チャペル、オックスフォード、UK
オックスフォード・ニュー・カレッジ合唱団が、1920年代から2020年代までの間に委嘱した、あるいは初演をした作品を集めたアルバム。600 年以上の歴史を誇る世界屈指の合唱団がその実力を存分に発揮し、その直近100年を彩った様々な顔を持つ作品を歌い上げていま す。
CKD-721

NYCX-10428
日本語解説付国内盤
税込定価
モーツァルト:ミサ曲 ハ短調 K. 427(クレメンス・ケンメ補筆版)
C.P.E.バッハ:聖なるかな、万軍の主なる神 H.778
ルーシー・クロウ、アンナ・デニス(S)
ジェス・ダンディ(A)
ニコラス・マルロイ(T)
ロバート・デイヴィス(Bs)
ダニーデン・コンソート(声楽&古楽器アンサンブル)
スティーヴン・ファー(Org)
ジョン・バット(指)

録音:2022年9月20-23日 パース・コンサート・ホール、UK
18世紀当時のモデルの楽器と演奏様式を徹底追求、バッハやヘンデルの大作声楽曲などでユニークな演奏解釈を送り出してきたダニーデ ン・コンソートが、古典派の未完大作を録音、同じく二重合唱を活かしたC.P.E.バッハ晩年の充実作と共に一つのアルバムにまとめました。 モーツァルトが結婚式を挙げるためザルツブルクに一時帰郷した1783年に作曲したものの未完に終わったハ短調ミサ曲K. 427は、20世紀 以降ランドン(1956)、バイヤー(1989)、モンダー(1990)、レヴィン(2005)など数々の音楽学者により校訂・補筆がなされましたが、ここ ではブライトコップフ&ヘルテル社から2018年に刊行されたオランダの音楽学者クレメンス・ケンメによる補筆が採用されています。ケンメの補 筆校訂は2012年に録音されたペーター・ダイクストラ指揮の録音でも話題になりましたが、先行録音はあるものの、コンパクトな編成で楽 譜の特徴をよく伝えるダニーデン・コンソートの解釈は、2023年8月6日のBBCプロムスでも演奏、放送もされ大きな反響を呼びました。同 日のプログラム前半でも演奏されたC.P.E.バッハ晩年の合唱曲「聖なるかな」は、ミサのサンクトゥスの章をラテン語ではなくドイツ語で、出典 である新約聖書の羊飼いへのお告げの場面を生々しく描写するよう仕上げた音楽。こちらも短いながら金管・打楽器が二重合唱を効果的 に盛り上げ、声楽・器楽パートの精妙な解釈と相俟ってC.P.E.バッハ特有の書法が大いに迫力を発揮します。両作曲家の異同にも気づか される刺激的な新録音です。
CKD-724
A Winged Woman 〜現代英国の合唱作品
エレクトラ・ペリヴォラーリス(1996-):翼をもつ女性*
オリヴァー・ターニー(1984-):神の御母への祈り*
アンナ・センプル(1997-):夜明けのように輝く者は*
レベッカ・クラーク:アヴェ・マリア
ベン・ロワース(1992-):めでたし、海の星*
クロエ・ニブス(1992-):彼女たちがまさに女性であることを知るだろう*
ジェイムズ・マクミラン(1959-):聖母マリアへの讃歌
ハワード・スケンプトン(1947-):めでたし、いと聖なる処女よ
フィリップ・クック(1980-):聖母マリアのカンティクム*
ダニ・ハワード(1993-):解き放たれて*
マリアン・コンソート
ローリー・マクリーリー(指)

録音:2022年11月15-17日 オール・ハローズ教会、ゴスペル・オーク、ロンドン
*…世界初録音
ルネサンス期ポルトガルのアフリカ系作曲家ヴィセンテ・ルシターノ作品集が好評を博したマリアン・コンソート、続くアルバムは現代英国の作 品集。多くは彼らのために書かれた作品で、女性の創造性や精神性を象徴するA Winged Womanをアルバム・タイトルとし、収録曲の 半数は女性作曲家によるものとなっています。精緻なアンサンブルで神秘的な合唱世界を堪能する一枚。
CKD-729
ブリテン:歌劇「ピーター・グライムス」〜4つの海の間奏曲 Op.33a
エルガー:ヴァイオリン協奏曲 ロ短調 Op.61
ミヒャエル・バレンボイム(Vn)
フィルハーモニアO
アレッサンドロ・クルデーレ(指)

録音:2022年9月7-8日 ブラックヒース・ホール、ロンドン、UK
レスピーギ作品によるLINNデビュー盤が好評をもって迎えられたアレッサンドロ・クルデーレ。第2弾となる今回はフィルハーモニアOを 指揮して2つの対照的なイギリスの作品を収録しました。ブリテンの「4つの海の間奏曲」ではオーケストラを隅々までコントロールし、モダンな 響きと多彩な曲想を見透し良くスタイリッシュに描いています。抒情的な曲想で一貫されるエルガーの協奏曲では、ウェスト=イースタン・ディ ヴィアンOなどで活躍するミヒャエル・バレンボイムが登場。その高い技術力に裏打ちされた、父ダニエル・バレンボイム譲りのリリカルな 表現を存分に聴かせており、クルデーレの伸びやかなサポートも光っています。
CKD-730
バッハ(トーマス・エーラー(1980-)(リイマジンド): パルティータ 第1番変ロ長調 BWV825
 パルティータ 第2番ハ短調 BWV826
 パルティータ 第5番ト長調 BWV829
 コレンテ〜 パルティータ 第6番ホ短調 BWV 830
エーラー:Brook of Light 光の小川
ロイヤル・アカデミー・オブ・ミュージック・ソロイスツ・アンサンブル
トロント王立音楽院グレン・グールド校のメンバー
トレヴァー・ピノック(指)

録音:2023年3月27-29日スネイプ・モルティングス、サフォーク、UK
ユゼフ・コフレル編曲「ゴルトベルク変奏曲」が大きな話題となったトレヴァー・ピノックとロイヤル・アカデミー・オブ・ミュージック・ソロイスツ・アンサ ンブルによる、バッハの鍵盤楽器の為の名作を室内管弦楽で演奏する企画第2弾。今回は同様の編成による新しい編曲をロイヤル・アカ デミー出身の作曲家トーマス・エーラーに依頼しました。コフレルの編曲のような親しみやすさと、それとは異なるアプローチを目指すエーラーが 6曲のパルティータから選んだのは1番、2番、5番、そして6番からコレンテで、編成は弦(4/4/3/3/1)、フルート、オーボエ、コーラングレ、ファ ゴットが各1というもの。編曲よりも一歩踏み込んだ「リイマジンド(再想像)」という作業を経て生み出された作品は、バッハの書いた音型のみ を使いながら様々な楽器がフレーズを受け継いで声部の動きを鮮やかな色彩感で表現しており、さらに和声を厚く印象的に響かせることで、 バッハの鍵盤作品の最高峰という完成度を保ちながら、ロマン派を思わせる超時代的な美しさを纏わせることに成功しています。最後には エーラーのオリジナル作品「光の小川」を収録。ドイツ語のBach(小川)に掛けたタイトルのこの作品は、パルティータの回想もかすかに姿を現 しつつ、バッハの音楽が人々の魂を照らし出すイメージを表現しているということです。見通しの良い録音も相まって、たいへん爽やかなアルバ ムに仕上がっています。
CKD-731
アフリカン・アメリカン・ヴォイスII 〜アフリカ系アメリカ人作曲家の管弦楽作品集2
マーガレット・ボンズ(1913-1972):モンゴメリー変奏曲(1964)
ユリシーズ・ケイ:管弦楽の為の協奏曲(1948)
コールリッジ=テイラー・パーキンソン(1932-2004):崇拝 〜演奏会用序曲(2001)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナルO
ケレン・グレイ(指)

録音:2023年2月15-16日 スコットランド・スタジオ、グラスゴー、UK
サウスカロライナ出身のアフリカ系アメリカ人指揮者ケレン・グレイが祖国の先人たちの作品を、彼がアシスタント指揮者を務めるロイヤル・スコ ティッシュ・ナショナル管と共に深い共感を持って描きあげるアルバムの第2弾。詩人ラングストン・ヒューズとの交流でも知られるマーガレット・ボ ンズによる、ゴスペル「I Want Jesus to Walk with Me」を元にジャズのイディオムも導入して書かれた「モンゴメリー変奏曲」は、唯一残 る彼女の純粋な管弦楽作品。7つの楽章がそれぞれ公民権運動の出来事に結び付けられており、モンゴメリー・バス・ボイコット運動の先頭 に立ったマーチン・ルーサー・キング牧師に捧げられています。ウィリアム・グラント・スティルに認められ、ヒンデミットの教えを受けたユリ シーズ・ケイによる「管弦楽の為の協奏曲」は、各楽器の独奏よりも弦、木管、金管といったセクションの対比が特徴的な新古典主義の作 品。英国のアフリカ系作曲家サミュエル・コールリッジ=テイラーにちなんでその名が付けられたコールリッジ=テイラー・パーキンソンは映画音楽 やポップスでも知られますが、ここに収められた「Worship(崇拝、あるいは礼拝)」はバロック的な対位法、ブルース、ゴスペルなどの要素、讃 美歌「Praise God From Whom All Blessings Flow」のメロディなども用いて、聖なる信仰と通俗の融合が試みられた作品です。
CKD-732(2CD)
NX-D09
ブラームス:ピアノ協奏曲集
ピアノ協奏曲 第1番ニ短調 Op.15
ピアノ協奏曲 第2番変ロ長調 Op.8*
シモン・トルプチェスキ(P)
ケルンWDRSO
クリスティアン・マチェラル(指)

録音:2023年2月13-15、2023年3月7、8、10、11日(ライヴ)*  ケルン・フィルハーモニー、ドイツ
1979年マケドニア生まれのピアニスト、トルプチェスキのLINN第4弾は、ブラームスの大作協奏曲を全2 曲収録した意欲作です。彼持ち前の力強さを兼ね揃えた高いテクニックがいかんなく発揮され、作曲家 の若き日に書かれた第1番での深く情熱的なアプローチや、充実期に書かれた第2番でのリリカルな歌 心とダイナミックな表現が見事。マチェラルもWDR響を雄大に鳴らし、巨大な協奏曲の中でソリストを しっかりと支えています。
CKD-733
フランク・ブリッジ(1879-1941):幻想的三重奏曲 (P三重奏曲 第1番) ハ短調 H.79 (1907)
ヘレン・グライム(1981-):3つのウィスラー・ミニチュア (2011)
イヴァン・エレート(1936-2019):ピアノ三重奏第1番 Op.21(1976)
ヒナステラ(1916-1983):優雅な乙女の踊り (1937) 〜アルゼンチン舞曲集 Op.2-2/レオ・ポプルウェル編曲(2022)
ミスラス三重奏団【イオネル・マンチュー(Vn)、レオ・ポプルウェル(Vc)、ドミニク・デガヴィノー(P)】

録音:2022年12月12-13日 ミルトン・コート・コンサートホール、ギルドホール音楽演劇学校、UK
2017年、ギルドホール音楽演劇学校の学生によって結成されたミスラス三重奏団。2019年にトロン ヘイム国際室内楽コンクールで優勝し、2021年から2023年のBBCラジオ3のニュー・ジェネレーション・ アーティストにも選出され、今最も目が離せない若手ピアノ・トリオの1つと言われる彼らのデビュー・アル バムです。ギリシャ神話の愛の神エロスをテーマに、スコットランドの女性作曲家ヘレン・グライムによる静 寂と弾けるようなフレーズが交錯する作品、ロマンティックな曲想に贅沢に浸るブリッジの作品、ハイドンと バルトーク後のハンガリー民族音楽を融合させ、フランス印象派にジャズの要素も盛り込まれたエレート の作品などが収められています。ラストには、ヒナステラによる乙女の優雅な舞踏を表現した作品をアン コールのように収録。どの作品にも前のめりに没頭していくような、積極性の高い表現が大きな魅力で す。
CKD-736
トランペットによるヘンデル 〜協奏曲とアリアによるトランペットのための再構成
ヘンデル/ジョナサン・フリーマン=アットウッド、ティモシー・ジョーンズ編曲:アリア「帰ってきて、私の愛しい大切な宝物」 〜歌劇「ロデリンダ」 HWV19
ソナタ 第1番ヘ長調 - 合奏協奏曲 ヘ長調 Op. 3-4HWV315による
アリア「Nel passar da un laccio all’altro 罠から罠へ」〜歌劇「アルゴスのジョーヴェ」 HWV A14
前奏曲、アルマンドとフーガ - クラヴサン組曲第1巻第3番 ニ短調 HWV428による
ソナタ 第3番変ホ長調 - オルガン協奏曲 第13番 ヘ長調「カッコーとナイチンゲール」 HWV295 による
アリア「あなたがどこを歩くとも」 〜オラトリオ『セメレ』 HWV58
アリア「愛らしさ、媚び、そして快活さ」 〜歌劇「アリオダンテ」 HWV33
二重唱「私の愛があなたの罪であるならば」〜歌劇「エジプト王妃ベレニーチェ」 HWV38
ソナタ 第2番ヘ短調 - 合奏協奏曲 イ短調 Op. 6-4HWV322による
アリア「あなたと一緒に、私は荒野を歩くだろう」 〜オラトリオ『ソロモン』 HMV67
二重唱「なにかしら、まだわからない」 〜歌劇「アレッサンドロ」 HWV21
ソナタ 第4番イ長調 - 二重協奏曲 HMV332 による
二重唱「汝、栄光に満ちた全能の息子よ」〜オラトリオ『テオドーラ』 HWV68より
アリア「なんてすてきな喜び」 〜歌劇「アグリッピーナ」 HWV6
ジョナサン・フリーマン=アットウッド(Tp)
アンナ・シャウツカ(P)
トム・フリーマン=アットウッド(Tp)

録音:2022年10月、2023年2月 英国王立音楽院、ロンドン
ヴァイオリンのレイチェル・ポッジャーなどを手掛けた名音楽プロデューサーであり、2008年から英国王立 音楽院の学長も務めるトランペット奏者フリーマン=アットウッドによる、トランペットとピアノのためのレパー トリー集。今回は自身とティモシー・ジョーンズの編曲によるヘンデルの作品集。中でも協奏曲から編曲 された4つのソナタに注目です。ヘンデルの輝かしい作品をトランペットの音色が引き立てる魅力的なアレ ンジとなっています。
CKD-737
フラットでシャープなコンソート 〜マシュー・ロック: ヴァイオル合奏曲集
マシュー・ロック(1621/23頃-1677):組曲 第5番イ短調/イ長調
組曲 第10番ニ短調/ニ長調*
組曲 第7番ト短調/ト長調*
組曲 第9番変ロ長調*
組曲 第3番ニ短調
組曲 第8番イ短調*
組曲 第6番ヘ長調*
組曲 第4番変ロ長調

無印…『親族ケンブルに捧ぐフラット・コンソート集』より
*…『小さなコンソート集』より
ファンタズム(古楽器使用)
ローレンス・ドレフュス(トレブル・ヴァイオル&ディレクター)
ジョナサン・マンソン(テナー&ベース・ヴァイオル)
マルック・ルオラヤン=ミッコラ(ベース・ヴァイオル)
エリザベス・ケニー(テオルボ)

録音:2023年5月17-19日セント・アンドリューズ教会、トディントン、イングランド
「英国のオルフェウス」と呼ばれた大家パーセルが現れる前、17世紀中盤の英国楽壇で大きな活躍をみせたマシュー・ロックによる過渡期な らではの室内楽曲を集めたアルバム。1640年代の清教徒革命による文化活動への妨害によって、他の地域のように通奏低音を使ったイ タリア・バロック流の音楽の導入が大きく遅れたイングランドでしたが、1660年の王政復古はその流れを大きく変え、ルイ14世を頼って亡命し ていた新王チャールズ2世によるフランス音楽推進のかたわら最新のイタリア音楽にも注目が集まります。その活況を準備したのは1650年代 以来、共和政時代の文化抑圧を尻目に大陸の音楽をじっくり学んでいた新世代の作曲家たちで、1620年代初頭生まれのロックもまさに その一人でした。ルネサンス期以来この国で愛されてきたヴァイオル(ヴィオラ・ダ・ガンバ)を使いながら、声部の数を3パートに絞り軽快な曲構 造で仕上げられた一連のコンソート作品は、英国古来のポリフォニー偏愛を垣間見せながら新しいトリオ・ソナタ流儀への志向を如実に感じ させる、まさに美意識の転換点を飾る名品揃い。フラット系の調の曲を多く含むところから「フラット・コンソート」と呼ばれるようになった曲集か らの作品をアクセントに、1656年にまとめられた『小さなコンソート集』からの名品を多数収録。宮廷舞踏のリズムと英国音楽特有の高雅な 浮遊感が同居する作品の魅力を、コンソート音楽に通暁した英国屈指のアンサンブル、ファンタズムのシャープな名演でじっくりお楽しみくださ い。
CKD-739(2CD)
NX-E05
ゴットリープ・ムッファト:鍵盤のための組曲集
『チェンバロのための音楽作品集』(1739頃)
組曲 第1番ハ長調/組曲 第2番ト短調
組曲 第3番ニ長調/組曲 第4番変ロ長調
組曲 第5番ニ短調/組曲 第6番ト長調
組曲 第7番ト長調(38の変奏によるチャッコーナ〔シャコンヌ〕)
アレクサンドラ・ネポムニャシチャヤ(Cemb)
使用楽器:アントウェルペンのリュッケルス工房1638年製作楽器に基づく アムステルダムのジョエル・カッツマン1991年製作の再現楽器
ピッチ:A=409Hz
調律:ヤング=ヴァロッティ

音:2023年4月11-12日ルター派教会、ハーレム、オランダ
コレッリと同い年だったゲオルク・ムッファトの息子で、オーストリア皇室の信頼を得て長く活躍した鍵盤奏者ゴットリープ・ムッファトの代表的組 曲集の全曲録音。1704年に父ゲオルクが亡くなった後、対位法の大家フックスが楽長を務めるウィーンの皇室楽隊に1711年から歌手と して参加したゴットリープは、1717年に第3オルガニストに就任したのを皮切りに、カール6世の宮廷で皇室の子女の音楽教師としても活 躍。皇位後継者となったマリア・テレジアのもと1741年に首席オルガニストとなり、高齢で演奏が困難になった後も年金を受けられる立場を 保持できたほど深い崇敬を集めました。1739年に出版された鍵盤曲集に収められた7つの組曲全てを収録したこのアルバムでは、リチャー ド・エガーのパートナーでもある俊才アレクサンドラ・ネポムニャシチャヤの解釈で、同時期に発表されたバッハの『6つのパルティータ』などにも 比しうる聴きごたえある音楽を満喫できます。バッハの組曲群と同じく冒頭をフランス風序曲やファンタジアなど充実した楽章で飾り、その後 にチェンバロの特性が映える煌びやかな和声や繊細な多声書法が続く舞曲群が続く構成の音楽は、名工カッツマンによる精巧な再現楽器 の美音でひときわ見事に響き、作品の魅力を探る面白さを深く味わわせてやみません。


CKH-485(1LP)
カウンターポイント 〜 クニコ・プレイズ・ライヒ
シックスマリンバ・カウンターポイント(ソロ・マリンバ・ヴァージョン)
ニューヨーク・カウンターポイント(ソロ・マリンバ・ヴァージョン)
ヴァーモント・カウンターポイント(ヴィブラフォン・ヴァージョン)
加藤訓子(パーカッション)

180g重量盤
アナログ盤には、「クニコ・プレイズ・ライヒ(CKD 385S)」からはシックスマリンバ・カウンターポイント、ヴァーモント・カウンターポイントの2曲、そして「カントゥス(CKD 432S)」からはニューヨーク・カウンターポイントの1曲、計3つのカウンター・ポイントを収録。最先端のオーディオ機器であるネットワーク・オーディオを牽引する傍ら、原点となるアナログ・オーディオの生産・開発も真摯に続けているハイエンド・オーディオ・メーカー"Linn”。そんなLinnのソフト部門であるLinn Recordsのアナログ盤も、もちろん超高音質がセールス・ポイント!世界を震撼させた加藤訓子のライヒ。あの感動が再び!
CKH-549(1LP)
限定生産
モーツァルト:レクイエム(デイヴィッド・ブラック校訂初演復元版)
ミゼリコルディアス・ドミニ.ニ短調K.222 「オッフェルトリウム・デ・テンポーレ」
ダンディン・コンソート、
ジョン・バット(指)
ジョアン・ラン(S)、
ローワン・ヘリアー(A)、
トーマス・ホッブス(T)、
マシュー・ブルック(Bs)

※ドイツのパラス社製プレスによる180g重量盤
ハーバード大学でモーツァルトの宗教音楽に関する論文で博士号を取得したデイヴィッド・ブラックの校訂による「初演復元版」として発売され、大きな反響を巻き起こしたジョン・バット&ダンディン・コンソートの「モーツァルト:レクイエム」。
グラモフォン誌のレコーディング・オヴ・ザ・マンス、2014年グラモフォン賞合唱部門賞受賞、第57回グラミー賞ベスト・コーラル・パフォーマンス部門ノミネートなどの受賞歴を誇る名盤が、アナログ盤として登場!
CKH-559(1LP)
限定生産
シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 Op.54 イングリット・フリッター(P)、
アントニオ・メンデス、
スコットランド室内O

録音:2015年12月3日−6日、RSNOセンター、ロイヤル・コンサート・ホール(グラスゴー、イギリス)
45rpm Supercut
180g重量盤
アルゼンチンの生まれの才女、イングリット・フリッターのリン・レコーズ第3弾、「シューマン&メンデルスゾーン」より、シューマンのピアノ協奏曲が、アナログ盤で登場!180g重量盤の45回転LP(スーパーカット)は、最適なダイナミクス、ノイズが少なくクリアーなハイファイ・レスポンスを実現した高音質LP。フィリップ・ホッブスによる超高音質録音を最高品質にてお届けいたします。
※こちらのタイトルは限定生産となりますため、お早めにご注文ください。また限定生産の性質上、ご注文枚数を確保できない可能性がございます。予めご了承ください。

CKH-575(1LP)
限定生産
ショパン:24の前奏曲 Op.28 イングリット・フリッター(P)
000年の第14回ショパン国際ピアノ・コンクールで第2位に輝き、一流のショパン弾きとして活躍するアルゼンチンの才女、イングリット・フリッターのショパン。Linn Records第2弾として発売された「プレリュード集」が、早くもLP盤で登場!もちろん、180gの重量盤! リンの高音質録音と、パラス・グループ(ドイツ)によるプレスで実現した、最高品質アナログ盤です!
こちらのタイトルは限定生産となりますため、お早めにご注文ください。また限定生産の性質上、ご注文枚数を確保できない可能性がございます。予めご了承ください。
CKH-600(1LP)
限定盤
ハイドン:交響曲第101番ニ長調 「時計」 Hob.I-101 ロビン・ティチアーティ(指)
スコットランド室内O

録音:2015年2月7日−8日、アッシャー・ホール(エジンバラ)
※45rpm Supercut/180g重量盤
ティチアーティ&SCOによるハイドンのアナログ盤は、180g重量盤の45回転LP(スーパーカット)に交響曲第101番「時計」を収録。最適なダイナミクス、ノイズが少なくクリアーなハイファイ・レスポンス。フィリップ・ホッブスによる超高音質録音を最高品質にてお届けいたします。
※こちらのタイトルは限定生産となりますため、お早めにご注文ください。また限定生産の性質上、ご注文枚数を確保できない可能性がございます。

CKR-319(2CD)
ヘンデル:牧歌劇「エイシスとガラテア」 HWV.49a(1718年キャノンズ初演版) ダニーデン・コンソート&プレーヤーズ、ジョン・バット(指揮&オルガン)、スーザン・ハミルトン(ガラテア/ソプラノ)、ニコラス・マルロイ(アシス/テノール)、トーマス・ホッブス(デーモン/テノール)、ニコラス・ハンドール・スミス(コリドン/テノール)、マシュー・ブルック(ポリフィーマス/バス)

録音:2008年4月29日−5月2日、グレイフライアーズ教会(エディンバラ)
※CKD-319からの新装移行再発売。CKD-319は廃盤となります。
バット&ダニーデン・コンソートの伝説の始まり!"エイシスとガラテア"の1718年初演版!
CKR-330
NX-B09
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「ミューズを率いるアポロ」、
バレエ組曲「プルチネッラ」(1949年改訂版)
アレクサンダー・ヤニチェク(指,Vn)
ヨーロッパ室内O

録音:2008年11月19-21日ノートルダム・デュ・リバン教会、パリ
※旧品番:CKD330
名ヴァイオリニストとして知られるヤニチェクとヨーロッパ室内Oによるストラヴィンスキー。弦六部 (ヴァイオリンとチェロが2パートずつ)のために書かれた「ミューズを率いるアポロ」と、ペルゴレージの作品を 元にした「プルチネッラ」を収録。ヤニチェクはソロヴァイオリンも担当しながら、比較的小規模なオーケスト ラを隅々までコントロールし、生き生きとした音楽を聴かせています。SACDハイブリッドであったCKD330 を通常CDとして再発売。
CKR-354(2CD)
バッハ:ミサ曲ロ短調BWV.232(ジョシュア・リフキン校訂ブライトコップ版/2006) ダニーデン・コンソート・プレーヤーズ、ジョン・バット(指)スーザン・ハミルトン(S)、セシリア・オズモンド(S)、マルゴット・オイツィンガー(アルト)、トーマス・ホッブス(T)、マシュー・ブルック(Bs)

録音:2009年9月11日−17日、グレイフライアーズ教会(エディンバラ)
※CKD-354からの新装移行再発売。CKD-354は廃盤となります。
これがリフキンの導き出した最終回答!ジョシュア・リフキン校訂版の「ロ短調ミサ」!
CKR-367
NX-B09
20世紀のフルート協奏曲集
リーバーマン(1961-):フルート協奏曲 Op.39
ジョルジュ・ユー(1858-1948):幻想曲
プーランク:フルート・ソナタ Op.164 (L.バークリーによるフルートと管弦楽編曲版)
ニールセン:フルート協奏曲 FS119
キャサリン・ブライアン(Fl)
ポール・ダニエル(指)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナルO

録音:2009年8月21-22日
英国グラスゴー、ヘンリー・ウッド・ホール
元品番:CKD367
15歳でダニエル・ハーディング指揮アカデミー室内O(ASMF)と共演してソリスト・デビュー、21歳 からロイヤル・スコティッシュ・ナショナルOの首席奏者及びソリストを務めるフルート奏者キャサリ ン・ブライアンによる、20世紀のフルートと管弦楽のための作品を集めたアルバム。ゴールウェイによって初 演され、近年のフルート協奏曲では特に重要な作品といえるリーバーマンが収録されているのが大きなポ イントです。また管弦楽との共演に編曲されたプーランクのソナタも、たいへん面白い出来栄え。技術力 はもちろんながら、隙がなく幅広い表現が魅力のブライアンの妙技をお楽しみいただけます。
CKR-374
NX-B09
パーセル:3声による12のソナタ
ナタ第1番ト短調 Z.790
ソナタ第2番変ロ長調 Z.791
ソナタ第3番ニ短調 Z.792
ソナタ第4番ヘ長調 Z.793
ソナタ第5番イ短調 Z.794
ソナタ第6番ハ長調 Z.795
ソナタ第7番ホ短調 Z.796
ソナタ第8番ト長調 Z.797
ソナタ第9番ハ短調 Z.798
ソナタ第10番イ長調 Z.799
ソナタ第11番ヘ短調 Z.800
ソナタ第12番ニ長調 Z.801
レトロスペクト・トリオ
ソフィー・ジェント、マシュー・トラスコット(Vn)
ジョナサン・マンソン(ベース・ヴァイオル)
マシュー・ホールズ(ハープシコード、オルガン)

録音:2011年2月18-20日
ケンブリッジ、セント・ジョージ教会
元品番:CKD374
キングス・コンソートを継承する形で2009年から2014年まで活動したレトロスペクト・アンサンブルが、2011年にリリースしたアルバム。リー ダーのマシュー・ホールズをはじめ古楽界の新世代の名手たちにより録音されましたが、今となっては豪華な顔ぶれと言えるでしょう。少人数で それぞれの主張も感じさせつつ、一体感のある緊密なアンサンブルを楽しめるアルバムです。今回の再リリースにあたり、SACDハイブリッドから 通常CDへと変更されています。
CKR-400
モーツァルト:木管楽器のための協奏曲集
フルート協奏曲ト長調 K.313
ファゴット協奏曲変ロ長調 K.191
クラリネット協奏曲イ長調 K.622
アリソン・ミッチェル(Fl)、
ウルスラ・ルヴォー(Fg)
マキシミリアーノ・マルティン(Cl)、
アレクサンダー・ヤニチェク(ディレクター)、
スコットランド室内O

録音:2005年6月5日−7日、アッシャー・ホール(エディンバラ)
※CKD 273からの新装移行再発売。CKD 273は廃盤となります。
2006年にモーツァルトの生誕250周年記念盤としてリリースされた協奏曲集!スコットランド室内O(SCO)のフルート、ファゴット、クラリネットの首席奏者(当時)たちが躍動する!
CKR-413(2CD)
NX-D04
コレッリ:室内ソナタ集 Op.2(1685) & Op.4(1689)
【DISC 1】 Op.2
ソナタ第1番-第12番
【DISC 2】 Op.4
ソナタ第1番-第12番
パブロ・ベズノシウク(指,Vn)
エイヴィソン・アンサンブル(古楽器使用)
キャロライン・ボルディング(Vn)
リチャード・タニフクフ(Vc)
ポーラ・シャトーヌフ(アーチリュート)
ロジャー・ハミルトン(チェンバロ・オルガン)

録音:2010年1月11-15日、2012年1月11-17日
聖ジョージ教会、英国ケンブリッジ、チェスタートン
※旧品番:CKD413
1985年に結成され、英国の古楽界をリードする団体の一つであるエイヴィソン・アンサンブルのメンバー と、アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージックやなどで活躍するバロック・ヴァイオリンノ名手ベズノシウクによ るコレッリの第3弾として発売された、室内ソナタ(トリオ・ソナタ)集。SACDハイブリッドであったCKD413 の通常CDでの再発売です。
CKR-414(2CD)
NX-D04
コレッリ:教会ソナタ集 Op.1(1681) & Op.3(1689)
【DISC 1】 Op.1
ソナタ第1番-第12番
【DISC 2】 Op.3
ソナタ第1番-第12番
パブロ・ベズノシウク(指,Vn)
エイヴィソン・アンサンブル(古楽器使用)
キャロライン・ボルディング(Vn)
リチャード・タニフクフ(Vc)
ポーラ・シャトーヌフ(アーチリュート)
ロジャー・ハミルトン(Cemb、Org)

録音:2011年11月-2012年1月
聖ジョージ教会、英国ケンブリッジ、チェスタートン
※旧品番:CKD414
1985年に結成され、英国の古楽界をリードする団体の一つであるエイヴィソン・アンサンブルのメンバー と、アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージックやなどで活躍するバロック・ヴァイオリンノ名手ベズノシウクによ るコレッリの第4弾として発売された、教会ソナタ(トリオ・ソナタ)集。SACDハイブリッドであったCKD414 の通常CDでの再発売です。
CKR-419(2CD)
バッハ:ヨハネ受難曲BWV.245〜典礼において演奏されたバッハの受難曲の再現(世界初録音) ダニーデン・コンソート、ジョン・バット(指&オルガン)、ニコラス・マルロイ(エヴァンゲリスト/テノール)、マシュー・ブルック(イエス/バス)、ジョアン・ラン(S)、クレア・ウィルキンソン(アルト)、グラスゴー大学チャペルcho

録音:2012年9月10日−12日&11月2日、グレイフライアーズ教会(エディンバラ)
※CKD-419からの新装移行再発売。CKD-419は廃盤となります。
ジョン・バットが、典礼で演奏された受難曲を再現!
CKR-421
ベルリオーズ:歌曲集「夏の夜」 Op.7
劇的交響曲「ロメオとジュリエット」 Op.17より 愛の情景
カンタータ「クレオパトラの死」より 抒情的情景、瞑想曲
ロビン・ティチアーティ(指)
カレン・カーギル(Ms)、
スコットランド室内O

録音:2012年4月1日−4日、アッシャー・ホール(エディンバラ、イギリス)
※CKD-421からの新装移行再発売。CKD-421は廃盤となります。
スコットランドのメゾ、カレン・カーギルを迎えた「夏の夜」!
CKR-430(2CD)
バッハ:ブランデンブルク協奏曲集 ダニーデン・コンソート、ジョン・バット(指&ハープシコード)、チェチーリア・ベルナルディーニ(Vn)、アレクサンドラ・ベラミー(Ob)、デイヴィッド・ブラックアダー(Tp)、パメラ・トービー(リコーダー)、キャスリン・レイサム(リコーダー)、ケイティ・バーチャー(Fl)、ジェーン・ロジャーズ(Va)、アルフォンソ・レアル・デル・オホ(Va)、ジョナサン・マンソン(Vc)

録音:2012年5月7日−10日、パース・コンサート・ホール(イギリス)
※CKD-430からの新装移行再発売。CKD-430は廃盤となります。
古楽界の名奏者が集うブランデンブルク協奏曲!
CKR-449
モーツァルト:レクイエム(デイヴィッド・ブラック校訂1793年初演復元版)
ミゼリコルディアス・ドミニ ニ短調K.222 「オッフェルトリウム・デ・テンポーレ」
ダニーデン・コンソート、ジョン・バット(指)
ジョアン・ラン(S)、ローワン・ヘリアー(A)
トーマス・ホッブス(T)、
マシュー・ブルック(Bs)

録音:2013年9月15日−19日、グレイフライアーズ教会(エディンバラ)
※CKD-449からの新装移行再発売。CKD-449は廃盤となります。
ジュスマイヤー版を基に、モーツァルト研究家デイヴィッド・ブラックが校訂したペータース版2013!
CKR-450(2CD)
シューマン:交響曲全集
交響曲第1番変ロ長調Op.38「春」
交響曲第2番ハ長調Op.61
交響曲第3番変ホ長調Op.97「ライン」
交響曲第4番ニ短調Op.120(1851年版)
ロビン・ティチアーティ(指)
スコットランド室内O

録音:2013年11月25日、26日、30日&12月1日−3日
※CKD-450からの新装移行再発売。CKD-450は廃盤となります。
2014年5月からはグラインドボーン音楽祭の音楽監督にも就任して、ノリにノッているティチアーティの胸のすくような快演!マッケラスによって磨かれた精緻なアンサンブルを生かし、弦のヴィブラートを抑えたピリオド寄りのアプローチながら、ティチアーティ自身の感性をストレートに注入したニュアンスに嘘が一切ないので、曲の素晴らしさが素直に伝わります。
全4曲がむらなく名演ですが、特に「第1番」は、そんなティチアーティの音が作りが全面的にプラスに作用し、瑞々しさこの上なし。近年では、シューマンの交響曲に独自のアクセントやアーティキュレーションを盛り込む指揮者が多いようですが、ティチアーティのそれにはあざとさ皆無。第3楽章で、弦がわずかにポルタメントが掛かたり、何でもない下降音型がテヌートで奏でられたりと、アイデア満載ですが、それら全てがチャーミングなニュアンスとなって結実。余韻の美しさを十分に堪能させる終結を経て、続く終楽章がまた絶品!じっくり腰をセたテンポ感がまず意外ですが、そうしなければならないほど、フレーズごとのニュアンスの描き分けが入念で、それら全てが幸せに手を取って連動しているのですから気が抜けません。再現部直前の経過句も、こんな心を込めた演奏は聴いたことがありません。この曲で、シューマンの陽性の部分を脳天気ではなくじっくりと奏で尽くしたティチアーティの手に掛かると、「第2番」も今までの演奏は陰鬱なものが多すぎたのでは?と思えてきます。一見健康的ながら、第1楽章展開部以降の揺るぎない造形力と、ニュアンスを克明に引き出す手腕が実に見事で、生き生きとした作品に蘇っています。ティチアーティの感性の素晴らしさは、第3楽章でいよいよ決定的となります。弱音が痩せて聞こえる箇所などないことでも明らかなように、響きの透明度を確保しつつ、ピュアな嘆きが連綿と引き出されるのです。
「第3番」も、ジュリーニ以来とさえ言いたいほどの名演!響きに一切の綻びがないことはもちろんのこと、第1楽章の3拍子のリズムを豊かにうねらせ、同コーダで風格を感じさせる演奏は久々です。
「第4番」は、通常の改訂版による演奏ですが、「第2番」同様、必要以上に重く陰鬱になることは避けていますが、音楽的内容は重量級。
「ノン・ヴィブラートのぎすぎすした響きが苦手」という方も多いことでしょう。しかしそんな方にも、その響きの必然性と潤いを感じ、ティチアーティの音楽の感じ方が並外れていることを痛感死体てだけることと思います。【湧々堂】
CKR-467
NX-B09
ヨハン・フリードリヒ・ファッシュ(1688-1758):管楽器の為の作品集
.四重奏曲 変ロ長調 FWV N:B2
ホルン四重奏曲 ヘ長調 FWV N:F3
四重奏曲 ト短調 FWV N:g2
バスーン協奏曲 ハ長調 FWV L:C2
リコーダー協奏曲 ヘ長調 FWV L:F6
四重奏曲 ヘ長調 FWV N:F2
リコーダー四重奏曲 変ロ長調 FWV N:B1
四重奏曲 ニ短調 FWV N:d2
ピーター・ウィーラン(バスーン)
パメラ・トービー(リコーダー)
アンサンブル・マルシュアス(古楽器使用)

録音:2013年8月9-11日、ウィグモア・ホール、ロンドン
※旧品番:CKD467
パラディアン・アンサンブル創設メンバーであるリコーダーのトービーと、アンサンブル・マルシュアス創設メンバーであるウィーランという2人の名手を 迎えたアルバム。アンサンブル・メンバーのオーボエやホルンも目の覚めるようなテクニックを聴かせます。SACDハイブリッドであったCKD467の 通常CDでの再発売。

CKR-527
NX-B09
ダウランド:ラクリメ、あるいは7つの涙 ファンタズム(ヴィオール合奏)
エリザベス・ケニー(Lute)

録音:2015年7月5-7日モードリン・カレッジ、オックスフォード
※旧品番:CKD527
1994年に結成され、多くのアルバムが国際的に評価されている英国ヴィオール合奏(コンソート・オブ・ヴァイオルズ)の最高峰ファンタズムが、 リュート・テオルボの名手エリザベス・ケニーを迎えて録音したダウランドの「7つの涙」。2017年のグラモフォン・アワード及びディアパソン・ドール 年間賞の古楽部門を受賞し、BBC放送First Choiceにも選出された名盤です。リーダー、ローレンス・ドレフュスの弾くトレブル(高音)・ヴィ オールのほか、テノール×3、バス×1という五重奏にケニーの弾くリュートという編成で、深い悲しみを内に秘めた美しい音楽が奏でられていま す。SACDハイブリッドであったCKD527の通常CDでの再発売。 (Ki)
CKR-555
NX-B09
シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 Op.54
メンデルスゾーン:序曲「美しいメルジーネの物語」 Op.32(1835年版)
メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲第1番ト短調 Op.25
イングリット・フリッター(P)
アントニオ・メンデス(指)
スコットランド室内O

録音:2015年11月3-6日
ロイヤル・コンサートホール、英国グラスゴー
※旧品番:CKD555
アルゲリッチが認めたピアニストの一人、アルゼンチン出身のフリッターによるシューマンとメンデルスゾーン。 広く人気のあるシューマンの協奏曲ですが、メンデルスゾーンの詩情豊かな美しさとヴィルトゥオーゾ性もそ れに負けないもので、フリッターの確かな技術とリリカルな歌心が大きな聴きものです。指揮のメンデスはス ペインの若手注目株。トランペット、ホルンとティンパニに古楽器を使用しています。序曲「静かな海と楽し い航海」のデジタル音源ダウンロード付き。SACDハイブリッドであったCKD555の通常CDでの再発売で す。
CKR-570
NX-B09
チェンバロ音楽の200年
アンドニオ・デ・カベソン(c.1510-1566):「騎士の歌」によるディフェレンシア
ウィリアム・バード(c.1540-1623):御者の口笛
トーマス・タリス(c.1505-1585):おお、やさしきみどり子よ
ジョン・ブル(1562/3-1628):国王の狩り
スウェーリンク(1562-1621):わが青春の日はすでに過ぎたり SwWV324
バッハ:フランス組曲第6番 ホ長調 BWV817
フレスコバルディ(1583-1643):トッカータ第9番
バレット第1番、第2番チェンバロとオルガンのためのトッカータ・タブラチュラ(1637) より
ヘンデル(1685-1759):シャコンヌ ト長調 HWV435
スカルラッティ:ソナタ K.490 カンービレ
ソナタ K.491 アレグロ
ソナタ K.492 プレスト
トレヴァー・ピノック(Cemb)
使用楽器:デヴィッド・ジャックス・ウェイ 1982年 アメリカ合衆国コネチカット州ストーニントン製
アンリ・エムシュ 18世紀中頃 フランス製楽器による

録音:2014年8月20-21日英国カンタベリー、ケント大学
コルヤー・ファーガソン・コンサートホール
元品番:CKD570
1970年代から高まった古楽ブームを牽引した一人であり、自ら組織したイングリッシュ・コンサートと共にその魅力を幅広い音楽ファンに届けた 功績者トレヴァー・ピノック。近年はピリオド楽器新世代の奏者たちとの交流も活発な彼の70歳を記念して、2016年にリリースされたSACD ハイブリッド盤が、今回通常CDとして再発売されました。チェンバロ(ハープシコード)の最盛期約200年間に書かれた、スペイン、イギリス、オラ ンダ、ドイツ、イタリアというヨーロッパ中の作品を集めたもので、長年連れ添った愛器を使用して生まれ故郷のカンタベリーで録音されました。6 歳のピノックにピアノを教え、その後の彼の活動に繋がる感性を育てたジューン・スミスに捧げられたアルバム。たいへんリラックスした温かい演奏 を聴くことが出来ます。

CKR-614(4CD)
NX-E07
ヴァイオリン協奏曲コレクション
【DISC 1】 元品番:CKD216
メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」Op.26
ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64
交響曲第3番イ短調 Op.56
【DISC 2】 元品番:CKD224
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77
ハンガリー舞曲〜第1番ト短調 (ブラームス編)/第8番イ短調 (ガル編)/第19番ロ短調 (ドヴォルザーク編)/第2番ニ短調 (ハレーン編)/第18番ニ長調 (ドヴォルザーク編)/第9番ホ短調 (ガル編)/第21番ホ短調 (ドヴォルザーク編)/第20番ホ短調 (ドヴォルザーク編)/第3番ヘ長調 (ブラームス編)/第6番ニ長調 (シュメリング編)/第7番イ長調 (シュメリング編)/第10番ヘ長調 (ブラームス編)/第17番嬰ヘ短調 (ドヴォルザーク編)/第5番ト短調 (シュメリング編)
【DISC 3】 元品番:CKD241
ドヴォルザーク:.ヴァイオリン協奏曲
チェコ組曲
弦楽合奏のための夜想曲 ロ長調 Op.40
2つのワルツOp.54より 第1番イ長調(弦楽合奏のための編)
【DISC 4】 元品番:CDK219
プロコフィエフ:交響曲第1番「古典」
 ヴァイオリン協奏曲第2番ト短調 Op.63
 ヴァイオリンと管弦楽のための5つのメロディ(スヴェンセン編)
ジョセフ・スウェンセン(Vn、指)
スコットランド室内O

録音:エディンバラ、アッシャー・ホール
2002年7月1-3日 (CD 1)
2003年7月7-9日 (CD 2)
2004年2月22-23日 (CD 3)
2003年3月15-16日 (CD 4)
ノルウェーと日本の血を引くアメリカ人指揮者ジョセフ・スウェンセン。ヴァイオリニストとして登場したのち指揮で活躍し、熱く個性的な音楽作り で世界中の熱心なクラシック・ファンから注目されています。彼が名誉指揮者を務めるスコットランド室内Oと共に、LINN RECORDSからSACDハイブリッド盤でリリースしてきた4枚のアルバムを、通常CDにてセット化しました。いずれも、交響曲あるいは管弦楽作 品とヴァイオリン協奏曲を組み合わせた内容で、スウェンセンは指揮者としてはもちろん、ソリストとして、あるいは編曲者として幅広い活躍をし ています。深くゆったりとした歌いっぷりの「フィンガルの洞窟」、引きずるような冒頭と起伏に富んだフィナーレが印象的なメンデルスゾーンの協 奏曲、次第に盛り上げていく趣向などで楽しませてくれる「ハンガリー舞曲」、力の入った表現が魅力のドヴォルザークほか、ヴァイオリンと指揮 いずれにおいても才気あふれ、意外性をはらみつつも作品の真価を十二分に引き出す優れた演奏を堪能することが出来ます。


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