湧々堂HOME 新譜速報: 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り:交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE!! レーベル・カタログ チャイ5



ES-DUR
(ドイツ)



1993年に設立されたハンブルクのレーベル。長い間日本市場から消えていただけに待ちわびていたファンも多いことでしょう。レーベルですが古典から現代までをレパートリーとしており、「ゴーダ宮殿の音楽集」は歴史的にも資料価値の高いシリーズです。また世界的チェリストのダヴィド・ゲリンガスの一連の録音や、指揮者エドワルド・セーロフの珍しい録音など、豊かで多様性のあるレパートリーを有しています。
特にセーロフの「チェイ5」は、強力推薦盤です!



※「単価=¥0」と表示されるアイテムは廃盤です。

※品番結尾に特に表記のないものは、全て1CDです。
品番 内容 演奏者
ES-2011
アルプ・シュニットガーの旅
ブクステフーデ:前奏曲とフーガ. ニ長調 BuxWV139
ベーム:パルティータ「ただ愛する神の摂理にまかす者」
リューベック(1654-1740):前奏曲とフーガ.ヘ長調
 前奏曲とフーガ.ヘ長調
スウェーリンク:わが青春の日は既に過ぎたり SwWV324
ブクステフーデ:我らの救い主なるイエス・キリストBuxWV198
 第1旋法のマニフィカト BuxWV203
 今われら精霊に願う BuxWV208
 今われら精霊に願う BuxWV209
バッハ:天にいますわれらの父よ BWV636
 前奏曲とフーガ.ニ長調 BWV532
ウーヴェ・ドロセラ(Org)
(アルプ・シュニットガー製)

録音:1990年.1992年
メーレンベック修道院、グラスベルク ルーテル教会
タイトルの「アルプ・シュニットガー」とは17世紀から18世紀にかけて、当時最も有名なオルガン製作者の名前です。彼は1648年頃に生まれ、1719年にハンブルクで没しましたが、生涯にわたって北ヨーロッパを旅し、100基を超える新しいオルガンを制作しました。もともと家具職人の家に生まれ、10代でオルガン製造を学び遍歴職人となりました。リューベックとは生涯を通じての友人であり、彼のオルガンを演奏した人物としても知られています。彼が造ったオルガンは30基ほどが現存しており、このアルバムもその楽器で奏でられています。
ES-2012
チャイコフスキー:交響曲 第4番 ヘ短調 Op.36
リャードフ:交響詩「魔法にかけられた湖」Op.62
 8つのロシア民謡 Op.58
エドワルド・セーロフ(指)
ヴォルゴグラードPO

録音:1993年6月16-18日ヴォルゴグラード セントラル・コンサート・ホール
1937年生まれの名指揮者、エドワルト・セーロフのチャイコフスキーです。6歳でモスクワ合唱学校に入学し、音楽の基礎を学び、グネシン音楽教育大学を経て、キエフ・バレエ学校の指揮者となります。その間もキエフ音楽院で研鑽を積み、レニングラード・フィルを指揮、巨匠ムラヴィンスキーから実地に指導を受けた逸材として知られています。1969年にはカラヤンコンクールで入賞、帝王からも高く評価されました。このチャイコフスキーはまさに「知られざる名盤」であり、冒頭のホルンから驚くばかりの名演を聴かせてくれるものです。

ES-2013
チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調 Op.64
リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲 Op.34
エドワルド・セーロフ(指)
ヴォルゴグラードPO

録音:1993年6月16-18日ヴォルゴグラード セントラル・コンサート・ホール
湧々堂・特選盤!
この5番でも全てを悠々と歌わせるも、決して派手になることのない厚みのあるサウンドがたまりません。一歩間違えると通俗的になってしまうこの5番を、上品に(?)そして淡々と演奏していきます。カップリングの「スペイン奇想曲」は、この曲の持ち味を存分に生かし、各々の楽器、とりわけヴァイオリンが活躍する華やかな演奏です。
ES-2014
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
グリンカ:幻想的ワルツ.ロ短調(管弦楽版)
 歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
エドワルド・セーロフ(指)
ヴォルゴグラードPO

録音:1993年6月ヴォルゴグラード セントラル・コンサート・ホール
メリハリのある素晴らしい演奏です。第1楽章での静と動の対比が素晴らしく、そのまま第2楽章、第3楽章を経て終楽章で爆発する様は本当に見事です。全体的に深みのある音色、機動力のある低弦、巧みな管と、ロシア音楽好きなら必ず満足していただける演奏です。終楽章は思わず肩を震わせてしまうほどの昂揚感に溢れています。
ES-2015
チャイコフスキー:バレエ組曲集
組曲「眠りの森の美女」Op.56a
組曲「くるみ割り人形」Op.71a〜パ・ド・ドゥ
組曲「くるみ割り人形」〜花のワルツ
組曲「白鳥の湖」Op.20aより
エドワルド・セーロフ(指)
ヴォルゴグラードPO

録音:1993年6月ヴォルゴグラード セントラル・コンサート・ホール
冒頭から気合いたっぷり。これがバレエ音楽??と耳を疑うこと間違いありません。情念たっぷり、泣かせる時は泣かせ、愛はたっぷり語るという特濃の演奏、一度は聴いておきたい爆演です!
ES-2016
ブラームス:チェロ・ソナタ.第2番 ヘ長調 Op.99
6つの歌 Op.86 第2番「野の寂しさ」(チェロとピアノ編)
5つの歌 Op.105 第1番「歌の調べのように」(チェロとピアノ編)
5つの歌 Op.94 第4番「サッフォー風頌歌(チェロとピアノ編)
5つの歌 Op.49 第4番「子守歌」(チェロとピアノ編)
6つの歌 Op.3 第2番「愛のまこと」(チェロとピアノ編)
5つの歌 Op.71 第5番「愛の歌」(チェロとピアノ編)
チェロ・ソナタ.第1番 ホ短調 Op.38
ダヴィド・ゲリンガス(Vc)
タチアーナ・シャッツ(P)

録音:1993年ハンブルク-ハールブルク,フリードリヒ・エーベルト=ホール
リトアニアのヴィリニュス生まれのチェロ奏者ゲリンガス。彼は幼い頃から神童として知られていましたが、1963年にモスクワ音楽院に入学後はロストロポーヴィチに師事し、さらにその才能に磨きをかけました。彼の名が一躍知られるようになったのは1970年のチャイコフスキー国際コンクールであり、これを機会に世界中で演奏会を開き、1975年には日ドイツに移住しています。このブラームスの作品集には、2曲のチェロ・ソナタと、6つのチェロ編曲版歌曲が収録されています。ここで息のあったピアノを演奏しているのは、彼の妻タチアーナです。
ES-2017
R.シュトラウス&シュルホフ:チェロ・ソナタ集
R.シュトラウス:チェロ・ソナタ.ヘ長調 Op.6 TrV115
 ロマンス.ヘ長調 TrV118
シュルホフ:チェロ・ソナタ.Op.17
ダヴィド・ゲリンガス(Vc)
タチアーナ・シャッツ(P)

録音:1993年8月12-14日ハンブルク-ハールブルク,フリードリヒ・エーベルト=ホール
ゲリンガスと、彼の妻タチアーナによる親密なデュオ。ここではR.シュトラウスとシュルホフという比較的珍しいレパートリーをじっくり聞かせてくれます。シュトラウスのソナタは、まだ彼がミュンヘン大学の学生であった18歳の頃の作品で、どちらかというと古典派の影響が強く出ていますが、華やかな音の使い方はやっぱりシュトラウス。聴き映えのするソナタです。かたやシュルホフは最近になって復興の兆し著しい作曲家で、こちらは1914年に書かれたソナタです。活発な音の動きを有した意欲的な音楽であり、移り変わる時代の申し子のような不穏さも秘めています。

ES-2018
シューマン&シューベルト:チェロ作品集
シューマン:アダージョとアレグロ Op.70
 幻想小曲集 Op.73
 民謡風の5つの小品 Op.102
シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ.イ短調 D821
ダヴィド・ゲリンガス(Vc)
タチアーナ・シャッツ(P)

録音:1993年ハンブルク-ハールブルク,フリードリヒ・エーベルト=ホール
ゲリンガス夫妻の素晴らしいアンサンブル、こちらはシューマンとシューベルトという、まさに美が滴り落ちるかのような名演です。流麗で情熱的な「アダージョとアレグロ」、思慮深い「幻想小曲集」、シューマンのシャイで優しい部分が全編に行きわたったかのような「民謡風の5つの小品」と内省的で複雑なシューマン作品と、素朴で純粋な美しさを楽しめる「アルペジョーネ・ソナタ」と万全の組み合わせです。
ES-2019
タチアーナのために
リゲティ:チェロ・ソナタ
ゲルハルト・シェドル:宝の箱から2つの小品
ヴィクトル・ススリン:宝の島
クシシュトフ・メイエル(1943-):モノローグ
シェンデロヴァス:無伴奏チェロのための2つの歌
ヴァスクス(1946-):チェロのための本
ヒンデミット:チェロ・ソナタOp.25-3
カザルス:鳥の歌
ダヴィド・ゲリンガス(Vc)

録音:1995年,1996年
リューベック,コロッセウム
チェリスト、ゲリンガスの妻のタチアーナ・シャッツはこの録音のおよそ30年前、モスクワ音楽院の学生時代からコンビを組んでいて、2人で世界中のコンサートホールを制覇してきました。ゲリンガスにとって妻サーシャは心の耳であり、自らの「良き精神」であったのです。このアルバムは1990年のタチアーナの誕生日のために、ゲリンガスが彼の友人らに委嘱した作品…彼女の名前であるシャッツ(宝の意)を使った曲を書くこと…を中心にしたもので、ゲリンガスの愛と感謝の気持ちが込められた極上の1枚と言えそうです。
ES-2020
チェロによる「パウル・ザッハーへの12人のオマージュ」
ブリテン:ザッハーの主題
クリストバル・アルフテル(1930-):「eSACHERe」の主題による変奏曲
ヘンツェ(1926-2012):カプリッチョ
コンラッド・ベック(101-1989):3つのエピグラムより
ハインツ・ホリガー(1939-):シャコンヌ
デュティユー(1916-2013):ザッハーの名による3つのストロフより第1番 Un poco indeciso
ルトスワフスキ:ザッハー変奏曲
フォルトナー:主題と変奏(抜粋)
フーバー(1924-):Transpositio ad infinitum
ベリオ(1925-2003):言葉は消える
ヒナステラ:ブネーニャ 第2番「パウル・ザッハーへのオマージュ」
ブーレーズ:メサジェスキス
ダヴィド・ゲリンガス(Vc)
エッカート・ルンゲ(Vc)
イェンス・ペーター・マインツ(Vc)
ニコラウス・トリープ(Vc)
トロレルス・スヴァン・ヘンマンセン(Vc)
クラウディス・ヘルマン(Vc)
アドナナ・アレクサントレシュ=リヴィニウス(Vc)
ブリギッテ・マース(Vc)
クリスティアン・ペータース(Vc)
マルグレーテ・ヴィラッセン(Vc)
アンドレアス・グルンコルン(Vc)
トーマス・グロッセンバッハー(Vc)

録音:1989年5月30-31日リューベック カンマームジークザール
スイスの指揮者、作曲家パウル・ザッハー(1906-1999)は、ワインガルトナーに学び、指揮者としてデビュー。しかし大富豪の未亡人と結婚したことで巨額の富を手に入れたため、バーゼル室内Oを創立し、同時代の作曲家たちの作品を演奏、また作品を積極的に委嘱したことで知られています。彼が作品を委嘱した作曲家は数多く、このおかげで1900年代の現代音楽は飛躍的に発展したと言っても過言ではありません。このアルバムは1976年のザッハーの70回目の誕生日を記念し作曲された12の作品を、ロストロポーヴィチのマスタークラスの学生たちが演奏したものです。
ES-2021
ショスタコーヴィチ&プロコフィエフ:チェロ・ソナタ.他
ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ.ニ短調 Op.40
 モデラート
プロコフィエフ:チェロ・ソナタ.ハ長調 Op.119
 バレエ音楽「シンデレラ」〜アダージョ
ロストロポーヴィチ:ユモレスク
ダヴィド・ゲリンガス(Vc)
タチアーナ・シャッツ(P)

録音:1994年ハンブルク-ハールブルク,フリードリヒ・エーベルト=ホール
ロマン派の作品を演奏しても素晴らしい才覚を現すゲリンガスですが、彼の本領はやはりこのような近現代物にあるのかもしれません。20世紀の最も有名なチェロ・ソナタの一つであるショスタコーヴィチの作品に漲る抒情性とパロディ精神、かたやプロコフィエフの晩年の作品である味わい深いソナタ。どちらも味わい深い情緒と仄暗い情念をたたえています。プロコフィエフのソナタが完成するまでには、ロストロポーヴィチの協力がありましたが、このゲリンガスの演奏にも、師であるロストロポーヴィチの示唆に富む教えが強く影響を及ぼしていることは間違いありません。
ES-2022
ゴータ宮廷の音楽 第1集〜ルートヴィヒ・ベーナー(1787-1860):管弦楽作品集
協奏序曲 Op.16
創作主題による4つの変奏曲 ホ短調 Op.94
大交響曲 ニ短調 Op.130
ドライヘレンシュタイン Op.107-序曲
ヴィクトール・バルシェヴィッチュ(Vn)
ヘルマン・ブロイヤー(指)
チューリンゲン州立SO

録音:1994年ゴータ シュタットハレ
ルートヴィヒ・ベーナーの名前は現在ではほとんど忘れられてしまいました。しかし彼が生きていた頃は、ベートーヴェンにも勝るとも劣らない名声を得ており、かのシューマンも1834年の自らの手紙の中で、ベーナーのコンサートを聴き感動したことを記しているほどです。彼はライプツィヒとニュルンベルクの音楽監督として、また海外でのコンサートでその名声を轟かせていました。しかし不規則な生活習慣と病気のせいで、彼のキャリアは早々に絶たれてしまいました。晩年は祖国であるチューリンゲンで作曲に専念、細々と暮らしていたのでした。しかしここで聴ける彼の作品はとても溌剌としたもので、埋もれさせてしまうには惜しいものばかりです。
ES-2024
Thunder on the Baltic
グリーグ:組曲「ホルベアの時代より」
ショパン:ポロネーズ 第7番「幻想」
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ.第2番 変ロ短調(1931年改訂版)
プロニウス・クタヴィチウス(1932-):ピアノ・ソナタ
ペトラス・ゲニウシャス(P)

録音:1996年リトアニア ヴィルニウス・フィルハーモニー・ホール
1961年、リトアニアのビリニュスで生まれたピアニスト、ペトラス・ゲニウシャスの感動的な1枚です。バルト海周辺のピアニストの先進的存在である彼は、クラシックだけでなく、ジャズや日本のラップ・ミュージックをこよなく愛し、その好奇心と開放性をもって、様々な音楽に独自の解釈を施し演奏します。このアルバム、どの曲も何とも激しく悩ましい演奏であり、とりわけグリーグの「ホルベア」の前奏曲やラフマニノフのソナタでの、鍵盤に叩きつけるかのような情熱の迸りは凄まじいものです。同郷の作曲家クタヴィチウスの短いながらも魅力的なソナタもステキです。
ES-2025
シュニトケ:チェロとピアノのための作品集
ペール・ギュント:エピローグ
チェロ・ソナタ.第2番
ムジカ・ノスタルジカ
チェロ・ソナタ.第1番
ダヴィド・ゲリンガス(Vc)
タチアーナ・ゲリンガス(P)

録音:1997年,1999年リューベック音楽大学
シュニトケの音楽はその書かれた時代で異なる様相を持っています。彼の初期の作品はショスタコーヴィチの影響を受けた「多様式」であり、そして十二音と協和音の融合(時にあまりにも美しいメロディが生まれる…ペール・ギュント:エピローグでも使われる技法)を経て、テープ音楽、映画音楽のパロディ、そしてギドン・クレーメルとの邂逅で生まれたノスタルジーに満ちた音楽、そして最終的には極めて内面的な世界を描くことで終結するのです。このアルバムには「シュニトケの音楽を大切にしている」と語るゲリンガスだからこそ成し得た究極の演奏が詰まっています。
ES-2036F(2CD)
ゲリンガス・プレイズ・バッハ Plus
コリリアーノ:「バッハのエアによるファンシー」からの断章
バッハ:無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV1011
シェンデロヴァス(1945-):インターリュード
バッハ:無伴奏チェロ組曲 第5番 ハ短調 BWV1011
ヴィクトル・ススリン(1642-):宝探し
バッハ:無伴奏チェロ組曲 第6番 ニ長調 BWV1012
カザルス:鳥の歌(D.ゲリンガスによるチェロ編)
グバイドゥーリナ(1931-):10の前奏曲〜第3番"Con sordino - senza sordino"
バッハ:無伴奏チェロ組曲 第2番 ニ短調 BWV1008
デヴィッド・ゲリンガス(1946-):サンディロリア
バッハ:無伴奏チェロ組曲 第3番 ハ長調 BWV1009
クルシェネク:ナハデンクリッヒ Op.184a(1963)
バッハ:無伴奏チェロ組曲 第4番 変ホ長調 BWV1010
ヴァスクス(1946-):Gramata cellam-チェロのための本"からの断章
ダヴィド・ゲリンガス(Vc)

録音:2000年,2011年リューベック コロッセウム
古今東西の作品の中でも、孤高の輝きを放つバッハの無伴奏チェロのための6つの組曲。あらゆるチェリストたちがこの曲に挑み独自の世界を見せてくれています。このゲリンガスによる全曲盤には一風変わった試みが施されています。それは各曲の間に現代作曲家たちの小品…例え断片的であってもバッハの残像が見えるもの…が置かれているというもので、これにより一層バッハ作品の普遍さが際立つという極めて効果的なセッティングなのです。無論演奏については何もいうことがない完璧なもの。緊張と美しさ、静寂感さえもが漂う素晴らしい音楽です。

ES-2042
日本の風景〜ヴォルフガンク=アンドレアス・シュルツ(1948-)作品集
聴衆の風景‐弦楽四重奏曲第3番(2004/2005)<謎のある風景/会葬者の湖(4人の肖像)/恋人たちの庭/悪魔の谷/交換の森/熟考の山>
フルートと弦楽三重奏のための「湖の底の情景」(2009/2010)*
独奏フルートのための「霧深い日本の情景」(2003)#
アマリリスSQ
アンサンブル・オブリガート・ハンブルク*
インメ=ジーン・クレット(Fl)#

録音:2009年6月27日ハンブルクライスハレ小ホール
2012年6月20日ハンブルクフリードリヒ・エーベルト・ホール
2012年5月29日ハンブルクフリードリヒ・エーベルト・ホール
作曲家、アンドレアス・シュルツは学生時代から日本文化に対して強い興味を抱いていたといいいます。伝統文化、禅の思想、哲学と瞑想。これらから導きだされた世界観を音楽に抽出し、ある時は個人的な表現を併せることで特異な情景を描いています。厳粛な儀式とも言える「聴衆の風景」、痛みを伴う不協和音と仄かな憧れを思わせる穏やかなメロディがこの世のものとも思われないものを呼び起こす「湖の底の情景」、そして「霧深い日本の情景」では、タイトルの通り、全てが曖昧でぼやけた音(ノイズすらも含む)の中から浮かび上がる確かな情景。日本の伝統的な音楽とヨーロッパの伝統を撚り合わせた音世界です。
ES-2043F(2CD)
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータBWV1001-1006 トーマス・ピーチュ(バロックVn)

録音:2011年5月13-18日ボルデスホルム十字架教会
ドイツのポツダム、サンスーシ地区で育ち、名ヴァイオリニストであった祖母からヴァイオリンを学んだトーマス・ピーチュ。彼は15歳の時にバロック・ヴァイオリンの魅力に開眼し、以来、この楽器の可能性を追究し続けています。ボブ・ファン・アスペレンやエディット・ピヒト=アクセンフェルトらとも共演し、ムジカ・アンティクワ・ケルンのメンバーとしても活動、教育にも力を入れている彼のバッハは、至高の解釈と豊かな表現が魅力的。過去の幾多の名演に並ぶ、素晴らしい演奏です。バッハを演奏する喜びがひしひしと感じられることでしょう。
ES-2044
(1CD+DVD)
DIVINE-神
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「ミューズを率いるアポロ」<プロローグ(アポロの誕生)/アポロのヴァリアシオン/パ・ダクシオン(アポロと3人のミューズ)/カリオペのヴァリアシオン/ポリヒムニアのヴァリアシオン/テルプシコールのヴァリアシオン/アポロの第2ヴァリアシオン/パ・ド・ドゥ(アポロとテレプシコール)/コーダ(アポロとミューズ)/アポテオーズ>
ワーグナー:神々の黄昏からの情景<前奏曲:オーケストラの間奏と「私はここで、愛する人」/前奏曲:ジークフリートのラインの旅/第3幕第2場:葬送行進曲/第3幕第3場:大きな薪を積み重ね/第3幕第3場:これは私の相続すべきもの/第3幕第3場:グラーネよ,わが馬よ,わが挨拶を受けたまえ>
デボラ・ヴォイト(S)
ハンブルクSO
ジェフリー・テイト(指)

録音:2012年2月18-19日ハンブルクライスハレ大ホール
<DVD>収録時間:88分+10分(インタビュー)
字幕:独,英,仏,日本語
画面:16:9
REGION All(Code:0)
身体的ハンディをものともせず、素晴らしい活躍を続けている指揮者ジェフリー・テイト。2008年からはハンブルクSOの首席指揮者として更に音楽的発展を遂げています。またアメリカの名ソプラノ、デボラ・ヴォイトとは2009年以来、何度もコラボレーションを行い、その演奏会全てが高く評価されています。この「神」と題されたコンサートはストラヴィンスキーとワーグナーの2大作曲家が「神」について描いた作品を取り上げたもの。躍動的なストラヴィンスキー、緊張感溢れる濃厚なワーグナー。納得の演奏です。彼らはこの演奏をDVDにすることで、インターネットを通じて楽団への寄付も募るという新しい試みも行いました。DVDには、コンサートの模様と、約10分間のインタビューも含まれています。日本語字幕もついています。
ES-2045
Pohadka-物語
.ヨーゼフ・スク(1874-1935):バラードとセレナードOp.3
ドヴォルザーク:森の静けさOp.68-5
 ロンドOp.94
 ジプシーの歌Op.55よりメロディ(L.リムスキ編)
ヤナーチェク:おとぎ話JWVII/5
 プレストJWVII/6
マーラー:私はこの世に捨てられて(D.ゲリンガス編)
 朝の野辺を歩けば(D.ゲリンガス編)
 亡き子をしのぶ歌(子どもの死の歌)(D.ゲリンガス編)
デイヴッド・ゲリンガス(Vc)
イアン・ファウンテン(P)

録音:2012年5月11-13日ベルリンジーメンスヴィラ・スタジオ
チェコ語で物語、おとぎ話を意味する「Pohadka」をタイトルとする美しいアルバムです。チェコの風景は、フランスやドイツ、オーストリアとはまた違う独特の風情を持つことで知られ、幼い頃にここで過ごした人たちの作品に影響を与えていることは間違いありません。スク、ドヴォルザーク、ヤナーチェクはもちろんボヘミアとモラヴィア出身の作曲家ですが、ここで重点が置かれているのが、なぜかマーラー。とはいえ、彼はもともとチェコのカリシュトで生まれ、すぐに中心地イーグラウに移住。11歳の時にはプラハに留学するという、ばりばりのチェコ由来の人なのです。名チェリスト、ゲリンガスはマーラーのいくつかの歌曲をチェロ用に編曲し、感動的に歌い上げています。むせび泣くかのようなチェロの音色に心揺さぶられぬ人がいるのでしょうか。
ES-2046
アドルフ・ブラン:弦楽五重奏曲集
弦楽五重奏曲第3番ニ長調
弦楽五重奏曲第4番変ホ長調
弦楽五重奏曲第7番ホ長調
ファベルジェ五重奏団

録音:2003年&2005年ハンブルクロルフ=リーバーマン・スタジオ
19世紀半ばのフランスでは珍しい器楽曲の作曲家の一人、アドルフ・ブラン(1828-1885)。13歳でパリ音楽院ヴァイオリン科に入学、最初はオペラ作曲家としてデビューするも、彼自身は洗練された室内楽曲を好み、多くの室内楽作品を書き上げました。しかし当時のパリの音楽界はオペラが中心であり、彼のひそやかな作品群には目を留める人もほとんどなく、ほどなく忘れられてしまったのです。現在では若干の木管のための室内楽が知られていますが、この弦楽五重奏曲は、ウィーン古典派の流れを汲む端正な音楽で、ここで聴けるのは大きな喜びと言えるのではないでしょうか?ファヴェルジェ五重奏団はNDRSOのメンバーによるアンサンブル。緻密で繊細、かつ力強い演奏を聴かせます。
ES-2047
思わぬ拾い物〜サクソフォン小品集
ルドルフ・ワーグナー=レーゲニ(1903-1969):愛の歌
リヒャルト・ベックマン:Erzahlendes Saxophon
アルベルト・ブロイ(1888-1954):小さなバレエ
ハンス・ヴェレビル(1928-2013):パン:幻想的なワルツ
ハンス・フェリックス・フサデル(1897-1964):4つの小品
ベックマン:憧れ
ルートヴィヒ・クレチュ:笑うサクソフォン
グスタフ・ブムケ(1876-1963):演奏会用ワルツOp.48
ヴィリー・メンデン:サクソ=フリップ
ブロイ:サクソフォン=アクロバティク
エルヴィン・ヘーネ:ハンブルク飛行中
エルコーレ・ガッティ:ロンターノ
ルイ・マヨー(1837-1894):華麗なる大幻想曲
ヨハンネス・エルンスト(Sax)
クリストフ・イスラエル(P)

録音:2007年11月19-23日ベルリンジーメンスヴィラ・スタジオ
現在ドイツで最高のサックス奏者と評されるヨハンネス・エルンスト。彼はこの楽器の可能性の追求とレパートリーの拡充に日夜力を注いています。このアルバムに収録されているのは1930年代から1940年代に渡って書かれた「サックスのための作品」が中心であり、彼はこの録音のために多くの楽譜を探し出すことで、この魅力的な1枚ができあがったのです。前衛的な作品から、当時大流行していたダンス・ミュージック、ユーモラスな曲など様々な色調の曲を自在に吹きこなすエルンストの巧みなテクニックにも注目です。
ES-2048
魔法の庭〜ロシアの物語によるピアノ編曲集
グリンカ:ルスランとリュドミラ〜「チェルノモールの行進)(F.リスト編)
 ルスランとリュドミラ〜「子守歌」(S.リャプノフ編)
 ルスランとリュドミラ〜「チェルノモールの戦いと死」(S.リャプノフ編)
リムスキー=コルサコフ:金鶏〜「太陽への賛歌」(J.チャロフ編)
 雪娘〜「道化師の踊り」(I.ミフノフスキー編)
 皇帝サルタンの物語〜「熊蜂の飛行」(N.リムスカヤ・コルサコワ編)
 皇帝サルタンの物語〜「3つの奇跡」(A.ズィロチ編)
 サトコ〜「インド人の歌」(M.レットベリ編)
 不死身のカスチェイ〜「吹雪」(J.シュトリマー編)
ストラヴィンスキー:ピアノ独奏による「火の鳥」(M.レットベリ編)
マリア・レットベリ(P)

録音:2013年7月21-23日ベルリン,イエス・キリスト教会
CAPRICCIOレーベルと、このESDURレーベルにスクリャービンの全てのピアノ曲を録音しているピアニスト、レッドベリ。スクリャービンの持つ神秘的で悪魔的な雰囲気を見事に映し出した彼女の演奏は非常に高く評価されています。そんな彼女、今作ではロシアのおとぎ話や神話を題材にした作品をリリース。と言ってもこれが只者ではありません。どれも、もともとは管弦楽やオペラ、バレエ作品であり、これらを他の作曲家や、彼女自身がピアノ用に編曲したものを演奏しているのです。確かに「熊蜂の飛行」はいろいろな編曲ヴァージョンが知られていて、今では却って原曲ってどんな編成だったか分からなくなっていたりしますが、他の曲はまだまだ珍しいものばかり。とりわけ、彼女自身の手による「火の鳥」は恐ろしいまでの興奮をもたらします。普通のピアノ曲に食傷気味の方にも自信を持っておすすめできるエキサイティングな1枚です。
ES-2049
A QUATTRO CORI
カール・フリードリヒ・クリスティアン・ファッシュ(1736-1800):16声,4部合唱のミサ曲<主よ、憐れみたまえ/キリスト、憐れみたまえ/主よ、憐れみたまえ/栄光あれ/地に平和を/われらが主を/感謝せよ/神なる主/主のみが/聖霊とともに>
オラツィオ・ベネヴォリ(1605-1672):洪水の中でのミサ…世界初録音<主よ、憐れみたまえ/栄光あれ/信条告白/聖な
るかな/神の子羊>
メンデルスゾーン:Horaest-時は今
クリストフ・ハレル(Vc)
バルバラ・メスマー(ヴィオローネ)
デニス・ゲッテ(テオルボ)
クラウス・アイヒホルン(Org)
イェルク・ヤコビ(Org)
NDR合唱団
フィリップ・アーマン(指)

録音:2013年4月24-26.28日(28日のみライブ)…11-16,2013年9月10-12.15日(15日のみライブ)…1-10ハンブルク
1783年に当時の「華やかな音楽の発祥地」であるイタリアを訪れていた音楽家&作家ライヒャルトが、ベネヴォリの作品を持ち帰り、ファッシュやその他の同僚の音楽たちに見せました。それにインスピレーションを受けたファッシュが書いたのがこの16声のミサ曲です。そして、これらの曲はジンク・アカデミーの大切なレパートリーとなり、1820年にこの合唱団に入ったメンデルスゾーンも、これらの曲を歌い感銘を受けたのです。1828年、メンデルスゾーンは16声のHoraestを作曲、姉ファニーの23歳の誕生日にプレゼントしたのでした。そんな歴史を受け継ぐ宗教曲をフィリップ・アーマンの指揮によるNDR合唱団が歌います。ベネヴォリの作品は世界初録音。
ES-2050
オルガン作品集
ハインリヒ・シャイデマン(1595-1663):6声のマニフィカト
ヨハン・アダム・ラインケン(1623-1722):コラール幻想曲「バビロン川のほとりで」
バッハ:幻想曲とフーガ.ト短調BWV542
 バビロン川のほとりでBWV653
ハインリヒ.F.ディーゲンハルト(1828-1896):コンチェルトシュトック.ヘ短調
フーゴ・ディストラー(1908-1942):パルティータ「目を覚ませと呼ぶ声聞こえ」Op.8II
アンドレアス・フィッシャー(Org)
ピーター・ファン・ダイク(Org)
ヴォルフガンク・ツェーラー(Org)

録音:2013年7月.8月ハンブルク聖カタリナ・ハウプト教会
1943年、空襲によって破壊されたハンブルクの主要な教会、聖カタリナのルネッサンス/バロックオルガン。ほぼ20年間に渡るこの楽器の再構築は世界的な注目を浴びました。デザインも場所も元のまま、この生まれ変わったオルガンを3人の名オルガニストが演奏し、新しい「女王」の誕生を讃えています。選ばれた作品の作曲年代はシャイデマンからディストラーまでのほぼ300年に渡り、楽器の歴史を振り返るとともに、これからの時代の幕開けとしての偉大な足跡を記したものです。
ES-2051
Dunkle Lichter-暗き光
シューベルト:八重奏曲D803
マリオ・ヴィーガント(1970-):八重奏曲
イーストサイド八重奏団
<フィリップ・ベッケルト(Vn)/フランツィスカ・ドレヒゼル(Vn)/アンドレアス・ヴィルヴォール(Va)/リー・ソンユ(Vc)…1-6/コンスタンツェ・フォン・グートツェルト(Vc)イルス・アーレンス(Cb)/オリヴァー・リンク(Cl)/ウーヴェ・ホルィェヴィルケン(Hrn)/ユ・ソンウォン(Fg)>

録音:2012年&2013年ベルリン
シューベルトの円熟期、1824年に書かれた八重奏曲は、当時の他の作品のような厳しい雰囲気に彩られることなく、あくまでも柔和で温かい曲想を持っています。この曲が初演されたとき、第1ヴァイオリンを担当していたのは、あのイグナーツ・シュパンツィヒで、彼の技巧にあわせてか、このパートはかなり難しく書かれています。もともとベートーヴェンの「七重奏曲」がモデルですが、第2ヴァイオリンのパートを付け加えることで、音に深みが増し、一層ロマンティックでシンフォニックな作品となっています。1970年にケムニッツで生まれたヴィーガントは、このシューベルトの作品にインスパイアされた「暗き光」の中で、様々な響きの色合いを創り上げます。演奏しているのは、ベルリン放送SOのメンバーたちによって結成されたイーストサイド八重奏団。最高級のアンサンブルをお届けいたします。
ES-2053
C.P.E.バッハ:6つのハンブルク交響曲Wq.182
交響曲第1番ト長調Wq.182-1
交響曲第2番ロ長調Wq.182-2
交響曲第3番ハ長調Wq.182-3
響曲第4番イ長調Wq.182-4
交響曲第5番ロ短調Wq.182-5
交響曲第2番ホ長調Wq.182-6
リッカルド・ミナシ(指)
アンサンブル・レゾナンス

録音:2014年1月
C.P.E.バッハ(1714-1788)生誕300年を記念してのリリース。弦楽オーケストラのために書かれたこの6つの交響曲は、彼が1773年にベルリンからハンブルクに移った際、当時のオーストリア公使としてベルリンに滞在していたゴットフリート・ファン・ズヴィーテン男爵の依頼で書かれた曲。「演奏する際に難しくて、どんなに練習に時間を使ってもかまわない」という前提のもとに書かれたという、当時としては奇想天外で、数多くのアイデアが盛り込まれた曲集です。チェンバロはバッハ自身が演奏した可能性が高く、技術的にも洗練したものが求められています。このアンサンブル・レゾナンスは2010年からチェリスト、ジャン=ギアン・ケラスがアーティスト・イン・レジデンスを務め、その後はヴィオラのタベア・ツィンマーマンがその地位を引き継いだという注目のアンサンブル。ここでも納得の演奏を聴かせています。
ES-2052
オマージュ!C.P.E.バッハ
C.P.E.バッハ:ソナタ変ロ長調Wq.125:H.552(原曲:フルートと通奏低音のための)
J.S.バッハ:ソナタ変ホ長調BWV1031;H.545
(原曲;フルートとオブリガード・チェンバロのための)
C.P.E.バッハ:ソナタハ長調Wq.73H.504(原曲:ヴァイオリンとオブリガード・チェンバロのための)
C.P.E.バッハ:ソナタト短調H.245-5;BWV1020/Anh.III184(原曲:フルートとオブリガード・チェンバロのための)
C.P.E.バッハ:トリオソナタ変ロ長調
Wq.161-2:H.578(原曲:フルートとヴァイオリン、通奏低音のための)
C.P.E.バッハ:6つのソナタ集Wq.92H.516-521より(原曲:チェンバロ、クラリネット、ファゴットのための)<第1番変ホ長調H.516/第2番変ホ長調H.517/第5番変ホ長調H.520/第4番変ロ長調H.519/第3番変ホ長調H.518>
マティアス・ヘフス(Tp)
クリスティアン.M.クネルト(Fg)
ヴォルフガンク・ツェラー(Cemb)

録音:2014年3月.4月
ハンブルク音楽大学でペーター・カレンゼー、ベルリン・フィルのカラヤン・アカデミーでコンラディン・グロートに師事したトランペット奏者マティアス・ヘフス。ハンブルク国立歌劇場Oの首席トランペット奏者を経て、彼は2000年にハンブルク音楽大学のトランペット、室内楽の教授に就任。ドイツを代表するオーケストラとも共演を重ね、数々の賞を受賞し、その活躍の場を広げています。彼の活動の一つには、あの「ジャーマンブラス」もあり、1985年から重要なメンバーとして、またこのアンサンブルのために数々の編曲も担当しています。CD録音もいくつかありますが、このC.P.E.バッハ(1714-1788)を中心とした1枚は、彼の素晴らしい技巧をまざまざと見せ付けるとともに、その編曲の妙も楽しむことができるでしょう。ファゴットのクネルト、チェンバロのツェラーを交えた魅力的な音も含め、トランペット好きだったら外せない最強の1枚といえそうです。
ES-2054
ヒンデミット:チェロとピアノのための作品集
チェロとピアノのための3つの小品Op.8
独奏チェロのためのソナタOp.25-3
バレエ音楽「気高い幻想」からチェロとピアノのための瞑想曲
チェロとピアノのためのソナタOp.11-3
デイヴィッド・ゲリンガス(Vc)
イアン・ファウンテイン(P)

録音:2014年4月8-10日ベルリンrbb第3ザール
※本語解説付き
ヒンデミット(1895-1963)自身は優れたヴィオラ奏者でしたが、彼の弟ルドルフは、やはり優れたチェロ奏者であり、兄弟は長年に渡って良きパートナーとして室内楽の演奏に勤しんでいました。このアルバムには、ヒンデミットの初期と中期のチェロのための作品が収録されていて、彼がどのような音楽を書きたかったかの一端を知ることができます。本当に初期の作品である「3つの小品」はロマン派の時代に即したウィット溢れる音楽です。1919年に書かれたピアノ伴奏のチェロ・ソナタは戦争の影響が色濃く感じられ、1923年の無伴奏のチェロ・ソナタでは更に深遠で辛辣な世界が描かれます。名手ゲリンガスによる迫真の演奏です。
ES-2056
ヴォーン・ウィリアムズ&ゲッツ:ピアノ五重奏曲
ヴォーン・ウィリアムズ:ピアノ五重奏曲ハ短調
ヘルマン・ゲッツ(1840-1876):ピアノ五重奏曲ハ短調
ファベルジェ五重奏団、菊池洋子(P)

録音:2013-2014年ハンブルクロルフ=リーバーマン・スタジオ
※日本語解説付き。
わずか35歳で世を去ったゲッツ、それに反して人生の後半期で作曲家としての才能を開花させたヴォーン・ウィリアムズ。この2人には直接の関係はなかったでしょうが、この2人の作曲家は共に「ハ短調」という陰鬱な調性を用いて、また共に「コントラバス」を用いたピアノ五重奏曲を書き上げました。これらは恐らくシューベルトの「鱒」へのオマージュであり、また低音を強化することで生まれる響きを重視したものと思われます。このアルバムでは、北ドイツ放送SOに所属する5人のメンバーで編成されたファベルジェ五重奏団が、2つの作品を、極めて精緻で均質に演奏しています。メンバーの一人であるピアニスト、菊池洋子さんは2002年モーツァルト国際コンクールのピアノ部門で優勝した俊英です。
ES-2057
ヘルムート.C.ヤコブ:ボレロとファンダンゴ集
ヨハン・ゴットフリート・プラッチェ(1750-1818):ファンダンゴOp.2
グスターフ・ドゥガソン:ボレロ
作者不詳:ファンダンゴ・インテルメディアード・デ・ラ・ロンデーニャ
アントニオ・ソレール(1729-1783):ファンダンゴ
作者不詳:ボレロ・デル・ソロンゴ,ベイルヒターノ
作者不詳:三拍子のボレロ
作者不詳:ファンダンゴと変奏,アダージョ
作者不詳:ボレロ,アレグレット
作者不詳:ボレロ,アンダンテ
作者不祥:ボレロ,アレグレット
作者不詳:ファンダンゴ
M.ローレンス:好きなファンダンゴ
I.ヘルナンデス:ファンダンゴ・トラスクリト
ドゥガソン:ファンダンゴ,アンダンテ
作者不詳:ファンダンゴと違い
作者不詳:エル・ファンダンゴ,アレグロ
作者不詳:カディスのファンダンゴ
ヘルムート.C.ヤコブ(アコーディオン)

録音:2011年リューベック,コロセウム
1957年、ボン生まれヘルムート.C.ヤコブは、10歳の時に最初のアコーディオンのレッスンを受け、以降ドイツ国内外のコンクールで何度も優勝しています。また彼のために多数の独奏曲と室内楽作品が書かれ、これらを初演することで、アコーディオンのレパートリーの拡大に寄与している人でもあります。彼はこれまでにEsdurレーベルで4枚のアルバムをリリース、ここでもバロック期の作品から現代の作品まで、幅広い音楽を聴かせていますが、今作は、以前の「ファンダンゴ」(ES2037)の続編のような位置づけのアルバムとなっており、スペイン発祥の様々な舞曲を、生き生きと、そして楽しく演奏するというなかなか面白いものです。
ES-2058
法悦の詩
スクリャービン:法悦の詩(S.パヴチンスキによるピアノ編曲版)
リスト:悲しみのゴンドラ第2番
ハラルト・バンター(1930-):誕生と旅立ち-スクリャービンへのオマージュ
マンフレッド・ケルケル(1929-1999):スクリャービンの記念碑
メシアン:幼子イエスに注ぐ20のまなざし-第1番:父のまなざし
メシアン:幼子イエスに注ぐ20のまなざし-第20番:愛の教会のまなざし
マリア・レットベリ(P)

録音:2014年11月4-6日ベルリンスタジオ・ブリッツ
※日本語解説付き
代屈指の「スクリャービン弾き」として知られるスウェーデン出身の女性ピアニスト、マリア・レッドベリ。彼女の硬質な音色と、エキサイティングな解釈は、スクリャービンの音楽の持つ官能的で神秘的な部分を的確に捉えています。今回のアルバムでは、彼女とスクリャービンの良き関係を端的に表すかのような「法悦の詩」のピアノ版がメインに置かれています。20分程度に凝縮された「宇宙的なエロス」の世界を煌くような音色で表現しながら、根底に流れる「神への傾倒」もきっちり描き出しています。またアルバムのほかの作品は、直接スクリャービンに関係のあるもの、ないものが混ざっているかのようですが、どの曲にも「沈澱していく情念」のようなものが感じられ、全体的に統一感のあるプログラミングとなっています。
ES-2059
マティアス・ヘフス:トランペット・アクロバティックス
ビゼー:カルメン幻想曲
アレクサンドル・ゲディケ(1877-1957):演奏会用練習曲Op.49
エンリケ・クレスポ(1941-):パソドブレとオーレ!
ウィリー・ブラント:第1コンチェルトシュトゥックOp.11
グリゴラシュ・ディニク(1889-1949):ホラ・スタッカート
ジャン=バティスト・アルバン(1825-1889):ローマの謝肉祭による変奏曲
ミシェル・ルグラン(1932-):How Do You Keep the Music Playing?=君に捧げるメロディ
ピアソラ:タンゴの歴史
P.ローレンス:ガーシュウィンの「サマータイム」による変奏曲
マティアス・ヘスス(Tp)
ハンブルク・フィルハーモニック・ソロイスツ

録音:2006年8月27日-9月1日ハンブルク・シュターツオーパー,オーケストラ・ザール
世界有数のトランペット奏者マティアス・ヘススは、6歳でトランペットをはじめ、ハンブルク音楽大学で学び、ベルリン・フィルのカラヤン・アカデミーにも参加。いくつかの国際コンクールで賞を獲得し、ハンブルク国立歌劇場Oの首席トランペット奏者として、また1985年からは「ジャーマン・ブラス」の一員として大活躍。現在はハンブルク音楽演劇大学で後進の指導にあたっており、またソリストとしても世界中で活躍しています。このアルバムは2006年、彼の絶頂期の録音です。まさに息もつけないほどの迫力を持った、トランペットの超絶技巧を存分に堪能することができるでしょう。

ES-2060
ライプツィヒ・シューレ
シューマン:ミルテの花Op.25-第1番「献呈」
ローベルト&クララ・シューマン:恋の曙Op.37(抜粋)<第1番:天は一滴の涙を落とし(ローベルト)/第2番:風雨の中を彼はやってきた(クララ)/第3番:おお殿方よ(ローベルト)/第4番:美しいために私を愛するなら(クララ)/第5番:私は春の息吹を吸い込む(ローベルト)/第6番:恋人よ、どうして別れられよう(ローベルト)/第8番:翼よ翼よ、飛ばせておくれ(ローベルト)/第9番:ばらと海と太陽(ローベルト)/第10番:おお太陽よ、海よ、ばらよ(ローベルト)/第11番:なぜ他人にたずねるのか(クララ)>
シューマン:歌曲集「ミンネの歌」Op.101-第4番「ぼくの美しい星よ」
メンデルスゾーン:6つの歌Op.57
 7つの歌Op.71(抜粋)<第1番:慰め/第2番:春の歌/第4番:葦の歌/第6番:夜の歌>
グリーグ6つの歌Op.48
ユリア・ゾフィー・ヴァグナー(S)
エリック・シュナイダー(P)

録音:2014年7月25-27日ベルリンヴァン湖アンドレアス教会
ソプラノ歌手、ゾフィー・ヴァグナーがまだライプツィヒ音楽大学の学生だったとき、強く興味をそそられたのがシューマンとメンデルスゾーンの歌曲だったと言います。もともとこの大学は、1843年にメンデルスゾーンがドイツ初の音楽教育機関として設立した「ライプツィヒ音楽院」が前身であり、1901年には日本から滝廉太郎も留学したという由緒ある学校で、数々の音楽家たちがここで学んでいることはご存知の通りです。グリーグも1858年から3年半、ここに留学し、作曲とピアノを学んでいることから、今回のアルバムに彼の歌曲も収録されているのです。もちろんシューマン夫妻もメンデルスゾーンと関係が深く、ライプツィヒ音楽院でも、ほんの短い期間とは言うものの、シューマンが教鞭を執っていました。そんな「ライプツィヒ」にまつわる歌曲の数々を、名手エリック・シュナイダーの伴奏を得たヴァグナーが極めて清冽な声で歌い上げています。
ES-2061
ウィーンからの航空便
ベルリオーズ:妖精の踊り(J.ディールマイアーによるフルートとピアノ編)(1846/2000)
フリードリヒ・チェルハ(1926-):7つの逸話(フルートとピアノ編)(1964/2009)
シューベルト:しぼめる花の主題による変奏曲ホ短調D802(1824頃)
クルシェネク(1908-1991):学校のための音楽Op.85-夜想曲(1938-1939)
パウル・アマデウス・ピスク(1893-1990):序奏とロンドOp.61(1948
ドップラー(1821-1883):ハンガリー田園幻想曲Op.26
ウルフ=ディーター・シャーフ(Fl)
トーマス・ヴェーレン(P)

録音:2014年1月7-9日ベルリンダーレム,イエス・キリスト教会
現在、ベルリン放送SOの首席フルート奏者を務めるウルフ・ディーター・シャーフによるウィーンを巡る小品を集めた1枚です。一口にウィーンの作品と言っても、その切り口は様々であり、シューベルトの有名な変奏曲はわかりますが、なぜベルリオーズが???と不思議に思う方もいるでしょう。こちらはフルートのための編曲を施したのが1964年生まれのウィーンに拠点を置く作曲家、ディールマイアーだというわけです。クルシェネクやチェルハ、ピスクは新ウィーン楽派に属する人たちであり、ドップラーはハンガリー生まれであるものの、活躍の拠点はウィーンで、一時期はウィーン音楽院のフルート科の教授を務めたほどの、ウィーンのフルート音楽の発展にはなくてはならぬ人だと言うわけです。なんとも、ひねった選曲ですが、シャーフの演奏は正攻法を極めたものであり、多種多様な音楽を一つにまとめ上げているところがさすがです。デュッセルドルフに生まれケルン音楽大学で、アドンレアス・ブラウ、ペータールーカス・グラーフ、アンドラーシュ・アドリアンに師事し、ドイツ国家演奏家資格などを得ています。日本にも度々来日し、後進の指導に積極的にあたるなどファンの多い人としても知られています。
ES-2062
ハッセ殿フルートのための作品集
ヨハン・アドルフ・ハッセ(1699-1783):フルートと弦楽、通奏低音のための協奏曲ロ短調Op.3-10
ロベルト・ヴァレンティーニ(1671頃-1747):8つの二重奏曲第7番ト長調Op.5-7
ハッセ:フルートと通奏低音のためのソナタホ短調Op.1-10
ヴァレンティーニ:8つの二重奏曲第8番ニ長調Op.5-8
ハッセ:フルートと通奏低音のためのソナタニ短調Op.1-11
ハッセ:フルートと弦楽、通奏低音のための協奏曲ト長調Op.3-7
インム=ジャンヌ・クレット(Fl)
ネーレ・ラメルドルフ(Fl)
ハンブルク・エルビポリス・バロックO

録音:2015年3月.4月ゲーストハッハト聖ペトリ教会
ハッセは18世紀半ばのヨーロッパで最も高い評価を得た作曲家の一人です。9歳のモーツァルトも「ヘンデルやハッセのような不滅の存在になりたい」と目標を掲げていたというほどの存在で、ハイドンもまた然り。全ての音楽家たちから賞賛される存在であったことは間違いありません。彼の音楽には後期バロックから初期古典派にかけての様式の進展があり、とりわけオペラ作曲家としても傑出した作品を書く事で知られていました。このアルバムには「彼の」フルート作品が収録されていますが、実は当時出版されたハッセの作品のいくつかは、他の作曲家の作品が混じっています(この時代はあまり有名でない作曲家の作品は、有名な作曲家の名前で出版する方が有利だったのです)。ここにも、現在ではほとんど知られていないヴァレンティーニ(ヴァレンタイン)の作品が2つ収録されています。この違い、果たしておわかりになるでしょうか。インム=ジャンヌ・クレットの演奏で。
ES-2063-B09
ヴェニスの謝肉祭
プッチーニ:歌劇「トスカ」より「星は光りぬ」
ボッテジーニ:「ヴェニスの謝肉祭」の主題による序奏と変奏曲
マスネ:タイスの瞑想曲
スクリャービン:練習曲嬰ハ短調Op.2-1
クーセヴィツキー:悲しみの歌Op.2
 小さなワルツOp.1-2
ショパン:前奏曲ホ短調Op.28-4
ボッテジーニ:アレグレット・カプリッチョ「ショパン風に」嬰へ短調
ベッリーニ:歌劇「ノルマ」から「清らかな女神よ」
ボッテジーニ:「夢遊病の娘」による幻想曲
プッチーニ:歌劇「マノン・レスコー」より「この柔らかなレースの中に」
メンデルスゾーン:無言歌第9番「慰め」Op.30-3
ボッテジーニ:エア「うつろな心」による変奏曲
モレノ=トローバ:マラビーリャより「恋人よ、わが命よ」
ミヒャエル・リーバー(Cb)
ゲッツ・シューマッハー(P)

録音:2010年3月5-7日,10日ハンブルクNDR,ロルフ=リーダーマン・スタジオ
指揮者ズービン・メータに「あなたの素晴らしい音に興奮している」と大絶賛されたコントラバス奏者ミヒャエル・リーバー。現在NDRSOの第1コントラバス奏者である彼は、卓越したテクニックで思いのままに楽器を操ることができます。ボッテジーニやクーセヴィッキーの作品を除いては、あまりレパートリーが多くないこの楽器ですが、リーバーはオペラ・アリアやピアノ曲などを演奏することで、その隙間を埋めています。
ES-2064
エサイの根より-クリスマスの合唱作品
ミヒャエル・プレトリウス(1571-1621):もろびと声あげ
フーゴ・ディストラー(1908-1942):エサイの根より
ハインリヒ・カミンスキ(1886-1946):マリアは茨の道を歩む
 我らに御子のゆりかごを揺らさせ給え
 愛するヨセフ、わたしのヨセフ
ディストラー:私は3本の枯れ枝を折り取り
 歌え元気に機嫌よく
プレトリウス:いざ来ませ、異邦人の救い主よ
 目覚めよと呼ぶ声が聞こえ
ペーター・コルネリウス(1824-1874):3つのクリスマスの歌OP.8(C.ゴットヴァルト編)<第2番:羊飼い/第3番:王/第4番:シメオン>
 エサイの根より
ブラームス:おお救い主よ、天を引き開け
ベルク:エサイの根より
プレトリウス:輝く暁の星、いと美しきかな
北ドイツ放送Cho
フィリップ・アーマン(指)

録音:2015年1月ハンブルク聖ニコライ教会
ヨーロッパにおける伝統のクリスマス音楽は、本当に膨大なレパートリーを有しています。キリスト教の祭りであり、自然宗教的な伝統的慣習として受け継がれてきたこの行事のための音楽は、教会音楽と民謡の要素、どちらをも併せ持ち、そこに境界線を引くことは難しいものです。ここでは伝統的な曲「エサイの根より」を中心に、心温まる静かな合唱曲が選ばれています。シンプルな曲から、人気の編曲者ゴットヴァルトのアレンジによるコルネリウスの曲、ブラームスやベルクの曲まで豊かな響きを堪能できます。1946年に創設された北ドイツ合唱団の清冽なハーモニーは、静かな感動を齎すことでしょう。
ES-2065-B09
カプリッチョ〜ハンス・ブレーメ&エルンスト=ローター・フォン・クノール:アコーディオン作品集
ハンス・ブレーメ(1904-1957):秋の哀歌とカプリッチョOp.57
ブレーメ:ディヴェルティメントヘ長調Op.59
ブレーメ:組曲Op.40
エルンスト=ローター・フォン・クノール(1896-1973):組曲<インヴェンション/行進曲/歌/カプリッチョ/フィナーレ>
 ソナタハ長調
ヘルムート・ヤーコプス(アコーディオン)

録音:2014年&2015年
20世紀初め、素晴らしいアコーディオンの製作者エルンスト・ホーナー(1886-1965)のために書かれた2人の作曲家の作品集。ハンス・ブレーメはベルリンで学び、1928年からはシュトゥットガルトの音楽アカデミーでピアノを教え、1933年のナチスの権力掌握後は、NSDAP(国家社会主義ドイツ労働者党)のメンバーとなり、プロバガンダのための音楽を書きました。その後はシュトゥットガルトで亡くなるまで要職に就いていました。少し前の世代であるクノールも教育者として知られている人です。どの作品もアコーディオンの性能を生かした素朴で美しいもので、郷愁に満ちたメロディが耳に残ります。
ES-2066(2CD)
NX-B09
チャイコフスキー:交響曲第4番-第6番
交響曲第4番ヘ短調Op.36
交響曲第5番ホ短調Op.64
交響曲第6番ロ短調「悲愴」Op.74
ヴォルゴグラードPO
エドゥワルド・セーロフ(指)

録音:1993年6月
1937年にモスクワで生まれ6歳からピアノとヴァイオリンのレッスンを始めたセーロフ。1958年にモスクワ音楽院を卒業 した後、キエフ音楽院とレニングラードで作曲と演奏の研究を続けながら、エフゲニ・ムラヴィンスキーのアシスタントとな り、レニングラードPOと共演を果たします。その後はロシアを中心に数多くのオーケストラと共演、 1974年から1985年にはサンクトペテルブルク室内Oを指揮、1991年から1996年にはオーデンセSO、1995 年から2003年にはサラトフPOを指揮するなど、優れた実績を誇っています。録音も多く、NAXOS レーベルをはじめ、数々のレーベルでリリースしています。1993年、セーロフ56歳の壮年期に行われたこの録音は、彼の 最高傑作の一つとされる燃焼度の高い演奏です。ブックレットには日本語解説がついています。
★交響曲第5番の詳細レヴュー
ES-2067
NX-B09
ロマンティック・チェロ
シューベルト:アルペジョーネ・ソナタD821
シューマン: 幻想小曲集Op.73
シューマン:民謡風の小品集Op.102
ブラームス:6つの歌曲(チェロとピアノ 編)
R・シュトラウス: ロマンス,ヘ長調TrV118(チェロとピアノ編)
ダヴィド・ゲリンガス(Vc)
タチアナ・ゲリンガス(P)

録音:1993年
ダヴィッド・ゲリンガスと彼の妻タチアナによるロマン派小品集。ゲリンガスはロストロポーヴィチの弟子として知られ、 1970年のチャイコフスキー国際コンクールの優勝者であり、早くから教育者としても活躍しました。100枚近くのアルバム をリリースし、そのレパートリーの広さと優れた解釈で日本でも人気の高いチェリストです。タチアナ・ゲリンガス(旧姓シャ ッツ)はモスクワ生まれ、5歳からピアノを学び、チャイコフスキー音楽院でゲンヒリ・ネイガウス教授の指導を仰ぎ、モス クワ音楽院では教授が亡くなったため、その息子スタニスラフ・ネイガウスに師事、研鑽を積みます。その時に出会ったゲリ ンガスとは長く共演を重ね、息のあった演奏を続けています。このロマン派作品集は、ゲリンガスの70歳の誕生日を祝して コンパイルされた1枚。2人の熱い思いが込められた親密な演奏を聴くことができます。ブックレットには日本語解説がつい ています。
ES-2068
NX-B09
モーツァルトとトランペット
ディヴェルティメントニ長調K136−第1楽章(トランペットと弦楽三重奏編)
アンダンテハ長調K315(トランペットと弦楽三重奏、ピアノ編)
フルートとハ ープのための協奏曲K299−第1楽章(トランペットとピアノ、弦楽三重奏編)
フルート四重奏曲ハ長調KV285b/Anh.171(トランペットと弦楽三重奏編)
弦楽四重奏曲変ホ長調K160−第3楽章:(トランペットと弦楽三重奏編)
ピア ノ、クラリネット、ヴィオラのための三重奏曲「ケーゲルシュタット」K498(トラン ペット、ピアノ、ヴィオラ編)〈第1楽章:Andante/第2楽章:Menuetto/第3楽 章:Rondeaux.Allegretto〉
フルート四重奏曲K285−第3楽章(トランペットと 弦楽四重奏編)
歌劇「後宮からの誘拐」K384(トランペット、弦楽三重奏、ピア ノ、打楽器編)
マティアス・ヘフス(Tp)
アンケ・ディル(Vn)
ステフ ァン・フェーラント(Va)
グスタフ・リヴィニウス(Vc)
フローリアン・ ヴィーク(P)
トーマス・ヘフス(打楽器)

録音:2015年10月&2016年2月
ハンブルク音楽大学でペーター・カレンゼーに師事、ベルリン・フィルのカラヤン・アカデミーでコンラディン・グロート教 授の元で研鑽を積み、1987年にドイツ音楽大学コンクールで優勝したのを皮切りに、数多くのコンクールで入賞、ハンブル ク国立歌劇場Oの首席奏者を務めたトランペット奏者マティアス・ヘフスの最新アルバム。モーツァルトの様々な作品 をトランペットの性能を極限までいかした編曲により、ヘフスの名技と輝かしい音色が存分にお楽しみいただけます。「後宮 からの誘拐」ではトルコ風の打楽器の音色も加わった快活な響きにも注目です。ブックレットには日本語解説がついています。
ES-2069
NX-B09
ハンス・ユルゲン・フォン・デア・ヴェンゼ:作品集
ピアノのための音楽I-V(1915)
エドゥアルト・エルドマンの手紙(朗読)
ピアノのための音楽第13番(ヴァルター・シュピースのために)
ピアノのためのグロテスク(1919)
歌のための音楽I-III
ヴァルネ ミュンデのピアノ小品(1926)
ウィリアム・バトラー・イェイツによる3つの歌曲
ヴィルヘルム・ク レムによる2つのピアノ小品
ピアノのための音楽I -V(シュテフェン・シュライエルマッハーによる管弦楽編)
シュテフェン・シュライエルマッハー(P)
ホルガー・ファルク(歌)
ベル リンRSO
ヨハネス・カリツケ(指)
ヤン・フィリップ・レームツマ(朗読)
戦時中のシュトゥットガルトで活躍した作曲家フォン・デア・ヴェンゼ(1894-1966)の作品集。東プロイセンで生まれ、父 を早くに亡くし、母は病を得てしまったためメクレンブルクの親戚の家で育った彼は、1915年から1922年にベルリンで作 曲とピアノを学びます。文学と音楽を愛し、シェーンベルクのピアノ曲に影響されましたが、その作品を模倣することは避け、 20代前半に独自の書法で「歌のための音楽I-III」を書き上げました。その後もいくつかの作品を遺しましたが、現在ではほ とんど残存していません。ここでは彼の僅かな作品を取り上げ演奏。1915年の「ピアノのための音楽」は現代音楽のスペシ ャリストとして活躍するピアニスト&作曲家シュライエルマッハーが管弦楽版に拡大し、ヴェンゼの思考を探ります。

CHA-3042B
バッハ:トッカータ嬰へ短調BWV910
トッカータハ短調BWV911
トッカータニ長調BWV912
幻想曲とフーガイ短調BWV904
エレオノーレ・ビューラー=ケストラー(Cemb)

録音:2013年
ドイツ生まれのチェンバロ奏者、ビューラー=ケストラーによるバッハ(1685-1750)のトッカータ集。バッハのトッカータは若い頃に作曲された比較的自由な作風を持つもので、まず技巧的なトッカータの部分(触れると言う意味が語源)があり、その後にフーガが続くもの。半音階や自由なリズムを駆使した遊び心溢れる音楽で、奏者の技量も試される難曲でもあります。BWV904 は別々の作品として罹れたものを、バッハの弟子が一つに纏めたという説もあるもの。ゆったりとした幻想曲と、絶え間なく動くフーガの対比が美しい名作です。


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