湧々堂HOME 新譜速報: 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り:交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE!! レーベル・カタログ チャイ5



Signum Classics
(イギリス)



Signum Classics 創立15周年記念シリーズ



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※表示価格は全て税込み。品番結尾に特に表記のないものは全て1CDです。
品番 内容 演奏者
SIGCD-001
タリス:作品全集 Vol.1〜初期作品集
アヴェ・デイ・パトリス・フィリア
アヴェ・ローザ・シネ・スピニ
アレルヤ;オラ・プロ・ノービス
エウジェ・チェリ・ポルタ
キリエ・デウス・クレアトール
ミサ・サルヴェ・インテメラータ
アリステア・ディクソン(指)
シャペル・デュ・ロワ
SIGCD-002
タリス:作品全集 Vol.2〜宗教改革期の音楽
マニフィカト/ヌンク・ディミティス
サンクテ・デウス/コンディトール・キリエ
4声のミサ/お忘れください、おお、主なる神よ
わが声と祈りを聞きたまえ
もし汝がわれを愛するなら
新しい掟/ベネディクトゥス
テ・デウム(フォー・ミーンズ)
アリステア・ディクソン(指)
シャペル・デュ・ロワ
SIGCD-003
タリス:作品全集 Vol.3〜メアリ女王のための音楽
ベアティ・インマクラーティ
イントロイトゥス;プエル・ナートゥス・エスト・ノービス/
キリエ;デウス・クレアトール
ミサ・プエル・ナートゥス・エスト・ノ-ビス〜グローリア
グラドゥアーレ;ヴィデルント・オムネス
アレルヤ;ディエス・サンクティフィカートゥス
セクエンス;セステ・オルガヌム
ミサ・プエル・ナートゥス・エストより
 [サンクトゥス/ベネディクトゥス/アニュス・デイ]/
コムニオ;ヴィデルント・オムネス
スシペ・クァエゾ/ガウデ・グロリオーザ
アリステア・ディクソン(指)
シャペル・デュ・ロワ
SIGCD-004
マクシミリアンの勝利
ルートヴィヒ・ゼンフル:もし他のだれも歌わないのなら
アントワーヌ・ビュノワ:絶望した運命の女神
ハインリヒ・イザーク:運命の女神
ジョスカン・デプレ:運命の女神
ルートヴィヒ・ゼンフル:エクセンプルム
ゼンフル:夜が明ける
ゲオルク・ラウ:夜が明ける
ゼンフル:エルセちゃん/夜が明ける
バルビロ:わたしは良い素質にれた
ヨハネス・ギゼリン:わたしは良い素質に恵まれた
アルント・フォン・アイヒ:わたしは良い素質に恵まれた
ジョスカン・デプレ:がまんしなくちゃ
トマス・シュトルツァー:森は葉を落とし
ゼンフル:森は葉を落とし(ディスカントとテノールのカノン
カスパル・オトマイヤー:森は葉を落とし
イザーク:野良犬/
 ある朝わたしは秘密の場所に立っていた
ハインリヒ・フィンク:
 ある朝わたしは秘密の場所に立っていた
ゼンフル:ある朝わたしは秘密の場所に立っていた/他
ムジカ・アンティカ・オヴ・ロンドン
ジョン・ポッター(T)
SIGCD-005
スペイン王フェリペのための音楽
ゴンベール:ディチテ・イン・マーニ
インファンタス:ドミネ・オステンデ
ジョスカン・デプレ:布を羽織ったニンフ
リシャフォール:「レクイエム」より
 [イントロイトゥス/キリエ/グラドゥアーレ]
ゲレーロ:グラドゥアーレ/トラクトゥス
リシャフォール:「レクイエム」より
 [オフェルトリウム/サンクトゥス]
ローボ:ヴェルサ・エスト・イン・ルクトゥム
リシャフォール:「レクイエム」より
 [ベネディクトゥス/アニュス・デイ/コムニオ]
グレゴリオ聖歌による退場の辞
ローボ:リベラ・メ
アリステア・ディクソン(指)
シャペル・デュ・ロワ
SIGCD-006
スペイン王フェリペとその4人の妻たちための音楽
ディエゴ・オルティス、エンリケス・デ・バルデラーバノ、
ルイス・ベネガス・デ・エネストローサ、
エルナンド・デ・カベソン、アントニオ・デ・カベソン、
ルイス・ミラン、ディエゴ・ピサドール、
トバイアス・ヒューム、トマス・ロビンソン、
アルフォンソ・フェラボスコ、トマス・モーリー、
ユスターシュ・デュ・コーロワらの作品、
作曲者不詳の器楽作品、伝承曲
シャリヴァリ・アグレアブル
[スザンネ・ハインリヒ(ヴィオラ・ダ・ガンバ/リラ・ヴィオール)、カ=ミン・ング(Cemb/Org)、リンダ・セイス(リュート/ビウエラ/Fl)]
サラ・グロスター、市瀬礼子(ガンバ)
ロドリーゴ・デル・ポソ(ルネサンスG)
SIGCD-007
トゥー・アポン・ア・グラウンド
クリストファー・シンプソン(1605頃-1669):
 ディヴィジョン イ長調/ディヴィジョン ヘ長調
トマス・トムキンズ(1572-1656):ヴォランタリー
シンプソン:ディヴィジョン ヘ長調
ゴドフリー・フィンガー(1660頃-1730):
 ディヴィジョン ハ長調
ジョン・ジェンキンス(1592-1678):
 ディヴィジョン ハ長調
エヌモン・ゴーティエ(1575-1651):葬儀
マシュー・ロック(1621頃-1677):
 ファンタジア/クーラント
シンプソン:ディヴィジョン ト長調
フィンガー:ソナタ・ソロ ト長調
トバイアス・ヒューム(1569頃-1645):愛の別れ
ウィリアム・ローズ(1602-1645):組曲 ト短調
トムキンズ:プレリュード/一日でどうだ/
 最悪のいがみあい
ヒューム:パヴァーヌ
ヘンリー・ハーセル(1659-1695):
 トゥー・イン・ワン・アポン・ア・グラウンド
ジェンキンス:ディヴィジョン イ長調
シャリヴァリ・アグレアブル[スザンネ・ハインリヒ(ヴィオラ・ダ・ガンバ/トレブル・ヴィオール)、カ=ミン・ング(Org/ベントサイド・スピネット/Cemb)、リンダ・セイス(バロックG/テオルボ)]
スザンナ・ペル(ヴィオール)
SIGCD-008
アントワーヌ・フォルクレ(1672-1745)&ジャン=バプティスト・フォルクレ(1699-1782)
(シャリヴァリ・アグレアブル・シンフォニー編曲):「ジュピター」(4つのディヴェルティメント)
シャリヴァリ・アグレアブル・シンフォニー
[スザンネ・ハインリヒ(パルデシュ・ド・ヴィオール/ヴィオラ・ダ・ガンバ)、オリヴァー・ウェッバー(Vn)、レイチェル・スコット(Va)、スザンナ・ペル(ガンバ)、ギャレス・ビーツ(Vc)、リンダ・セイス(バロックG/テオルボ)、カ=ミン・ング(Cemb/ディレクター)]
SIGCD-009
フィッツウィリアム・ヴァージナル・ブック(シャリヴァリ・アグレアブル編曲)
ウィリアム・バード:ウォルシンガム
ファーナビー(1563頃‐1640):別れるのはいや
トマス・モーリー/バード編曲:
 おお、わたしのねえさん
ファーナビー:ズーチェス卿のマスク
ジョン・ブル:ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ
バード:パヴァーヌ/ガイヤルド
ファーナビー:ダフネ/ Up[T]alis All
ウィアリアム・イングロット(1554-1621):葉は緑に
マーティン・ピアソン(1571-1651):落葉
ブル:王の狩
オーランド・ギボンズ(1583-1625):
 ソールズベリー卿のパヴァーヌ
バード:ローランド
作曲者不詳:アルマンド
スヴェーリンク:プレリュード・トッカータ
ピーター・フィリップス:
 アマリッリ・ディ・ユビロ・ロマーノ
バード:ジプシー・ラウンド
シャリヴァリ・アグレアブル
[スザンネ・ハインリヒ(トレブル・ヴィオール/テノール・ヴィオール/ヴィオラ・ダ・ガンバ)、リンダ・セイス(ルネサンスFl/リュート/キタローネ)、カ=ミン・ング(Cemb/Org)]
オリヴァー・ウェッバー(Vn)
スザンナ・ペル、市瀬礼子(ヴィオール)
ジェイコブ・ヘリングマン(チターン/リュート)
SIGCD-010
タリス:作品全集 Vol.4〜聖務のための音楽
オディエ・ノービス・チェロールム/
サルヴァトール・ムンディ/
クォド・コルス・ヴァートゥム/
ヴィデテ・ミラクルム/
イン・パーチェ・イン・イディプスム/
ドゥム・トランジセト・サバトゥム/
イェズ・サルヴァトール・セクリ/
セルモネ・ブランド/
ヤム・クリストゥス・アストラ・アシェンデラート/
ロクェバントゥル・ヴァリイス・リングイス/
マニフィカト
アリステア・ディクソン(指)
シャペル・デュ・ロワ
SIGCD-011
マショー:モテット集&イヴレア写本の音楽
作曲者不詳(イヴレア写本より):
 サンクトゥス;サナンス・フラジリア/
 グローリア;エト・ヴェルス・オモ・デウス
ギヨーム・ド・マショー:
 ご婦人よ、わたしはよろこんであなたの意思に従おう/
 高貴で甘美な心/美よりも美しく、善よりも善く/
 ああ、どうして忘れられようか/価値ある美しさ/
 もしわたしが忠実な恋人を愛しているのなら/
 あなたの一団を率いるあなた/泣け、王国よ/
 光であるキリスト/来たれ、創造主なる聖霊よ/
 祝福されし処女/けがれなき母/
 運命の約束を信じる者/ああ、運命よ/
 殉教者の宝石/われらに苦心してさがさせよ/
 愛よ/にせの姿にだまされた/
作曲者不詳(イヴレア写本より):
 ポスト・ミサルム・ソレンプニア/
 ポスト・ミッセ・モドゥラミナ/
 サンクトゥス
エドワード・ウィッカム(指)
ザ・クラークス・グループ
SIGCD-012(2CD)
バッハ:パルティータ全曲
[第1番−第6番 BWV.825-BWV.830]
ルーシー・カロラン(Cemb)
SIGCD-013
ブラームス:弦楽六重奏曲第1番 変ロ長調Op.18/
弦楽六重奏曲第2番 ト長調Op.36
ハウスムジーク
[モニカ・ハジェット、パヴロ・ベズノシュク(Vn)、ロジャー・チェイス、ジェレミー・ウィリアムズ(Va)、リチャード・レスター、デイヴィッド・ウォトキン(Vc)]
SIGCD-014(2CD)
ヴィヴァルディ:12のヴァイオリン・ソナタOp.2 コルダリア
[ウォルター・レイター(Vn)、シャレフ・アド=エル(Cemb)、カスリーン・シャーマン(Vc)、リンダ・セイス(テオルボ)]
SIGCD-015
ブリュッセル 5557
セイラム聖歌:キリエ・デウス・クレアトール・オムニウム
ウォルター・フライ(?-1475頃):ミサ・フロス・レガーリス
 [グローリア/クレド/サンクトゥス/アニュス・デイ]
ジョン・ベディンガム(1422-1460):
 あなたはわが心の望み/運命よ、ああ/
 あなたはわがまことの喜び
ウォルター・フライ:ああ、ああ、ああ
ジョン・プラマー(?-1487頃):ミサ・シネ・ノミネ
 [キリエ・オムニポテンス・パーテル/グローリア/
 クレド/サンクトゥス/アニュス・デイ]
エドワード・ウィッカム(指)
クラークス・グループ
SIGCD-016
トマス・タリス:作品全集 Vol.5
私は声を聞いた/ナジル人は純白になった/力と勢いと/
ある宴を催した/あなたに、光の消える前(ferial)/
あなたに、光の消える前(festal)/
今日、私たちのためにお生まれになった/
来てください、異邦人のあがない主よ/
日のすでに昇った今ぬかづいて/
見よ、今や定めの時/知者の神秘なる習わしに従い/
私に栄光を授けてください、父よ[I]/[II]/[III]/
栄光はあなたに、三位一体よ/その聖別された主の証聖者は/
アレルヤ/まことに幸いなかた
アリステア・ディクソン(指)
シャペル・デュ・ロワ
アンドルー・ベンソン=ウィルソン(Org)
SIGCD-017
フランシスコ・ゲレーロ(1528-1599):ディクシット・ドミヌス(主は述べられた)/
コンフィテボール・ティビ・ドミネ(私は主を賛美する)/
ベアトゥス・ヴィル(主を畏れる者は幸いである)/
ラウダーテ・プエリ・ドミヌム
 (ほめたたえよ/主のしもべよ)/
ラウダーテ・ドミヌム(主をたたえよ)/
クリステ・レデンプトール・オムニウム
 (われらが救世主キリスト)/
マニフィカト/
オー・ドミネ・イエズ・クリステ
 (おお/主なるイエス・キリストよ)/ レクイエム
アリステア・ディクソン(指)
シャペル・デュ・ロワ(合唱)
SIGCD-018
悲嘆の宗教的歌曲集
ヨハン・エラスムス・キンダーマン(1616-1655):
 民が嘆き悲しんでいる間に/挽歌のシンフォニア/
 シンフォニア/
 コラール「主は死の縄目につきたまえり」によるフーガ
ジョゼフ=エクトール(1703-1741):
 聖木曜日のための第1のエレミヤ哀歌
ダーヴィド・シャイトリヒ(1607-1687):
 主なるイエス・キリストよ
クリスティアン・ガイスト(1640頃-1711):
 彼が磔になってしまった場所は庭となり/
 アレルヤ埋葬から生命まで
J.C.バッハ:わが頭部は涙に満ち
ヨハン・フィッシャー(1646-1716頃):哀歌
ヨハン・ミヒャエル・ニコライ(1629-1875):
 ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ/シャコンヌ
ロドリーゴ・デル・ポソ(T)
シャリヴァリ・アグレアブル・シンフォニー
[スザンネ・ハインリヒ(ヴィオール、ヴィオローネ)、リンダ・セイス(テオルボ)、カ=ミン・ング(Cemb&Org)]
スザンナ・ペル(ガンバ)
市瀬れい子(ガンバ)
サラ・グローサー(ヴィオローネ)
クレア・サラマン(Vn)
SIGCD-019
神聖ローマ皇帝カール5世の音楽
作曲者不詳:ロム・アルメ(戦士たち)
クリストバル・モラーレス:ミサ・ロム・アルメ
ジョスカン・デ・プレ:アヴェ・マリア
ニコラ・ゴンベール、トマ・クレキヨン、
オルランドゥス・ラッススの作品
アリステア・ディクソン(指)
シャペル・デュ・ロワ
SIGCD-020
女王様のおやすみ
ジョン・ジョンソン(1579-1594頃活動):
 ア・ダンプ・オア・クィーンズ・トレブル
ジョン・ダウランド(1563-1626):男一人に女一人のパヴィオン
作曲者不詳:ロビンは緑の森へ
エドワード・ジョンソン(1572-1601):メロディ
リチャード・アリソン(1560-1610頃):アリソンの鐘の音
作曲者不詳:アーサーズ・ダンプ
トマス・ロビンソン(1589-1609頃活動):
 鐘の上の20の道/女王様のおやすみ
ジョン・ダウランド:エリザベス女王のガイヤルド
ジャイルズ・ファーナビー(1563頃-1640):レスト
トバイアス・ヒューム(1579頃-1645):哀歌
ウィリアム・バード(1540-1623):鐘
トバイアス・ヒューム:死と生
オーランド・ギボンズ(1583-1625):ファンタジア
ウィリアム・コーキン&オーランド・ギボンズ:
 ああ、紳士よ私に危害を加えないで
ジョン・ジョンソン:ニュー・ハント・イズ・アップ
作曲者不詳:スコティッシュ・ハントスープ&ジグ
シャリヴァリ・アグレアブル
[スザンネ・ハインリヒ(トレブル・ヴィオール、テノール・ヴィオール、バス・ヴィオール)
カ=ミン・ング(Cemb/Org)、リンダ・セイス(Lute)]
SIGCD-021(2CD)
ビーバー:15のロザリオのソナタ
 「マリアの生涯の15の秘跡の礼賛のために」/
パッサカリア ト短調
ウォルター・レイター(Vn)
コルダリア
SIGCD-022
トマス・タリス:作品全集 Vol.6〜改革派教会のための音楽
ドリアンの礼拝(サーヴィス)
イングリッシュ・アンセム
大主教パーカーのための詩篇曲
アリステア・ディクソン(指)
シャペル・デュ・ロワ
SIGCD-023
デュファイ〜ボローニャ Q15による宗教音楽
ギヨーム・デュファイ(1400頃-1474):
 喜べ、ビザンツ帝国の妃/キリエ/
 おお、祝福されしセバスティアヌスよ/グローリア/
 おお、殉教者らの貴重なる宝/クレド/人にとって最もよきもの/
 サクトゥスとベネディクトゥス/知られたる海の星/
 アニュス・デイ/聖霊のグローリア/
 おお、聖セバスティアヌスよ
エドワード・ウィッカム(指)
クラークス・グループ
SIGCD-024
バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ第1番ト長調BWV1027/
前奏曲とフーガ ト長調BWV860(平均律より)/
ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ第2番ニ長調BWV1028/
前奏曲とフーガ ニ長調BWV850(平均律より)/
ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ第3番ト短調BWV1029/
前奏曲とフーガ ト短調BWV861(平均律より)
アリソン・クラム(ガンバ)
ローレンス・カミングス(Cemb)
SIGCD-025
ジョスカン・デプレとその弟子、同時代人による歌曲&器楽曲集
イザーク:ミサ・ヴォーラウフ・ゲゼル・フォン・ヒンネン
 〜アニュス・デイ/
 どうして喜べようか
ジョスカン・デプレ:どうして喜べようか
ジャパール:いとまを告げたら
アグリーコラ:いとまを告げたら
ジョスカン・デプレ:
 わたしの恋人の思い出/いとまを告げたら/
 もしマリオンがわたしのものなら
ル・ロワ:トルディオン
ジョスカン・デプレ:
 かわいいカミュゼット/
 いかなる悪よりもすばやいうわさよ/
 いとおしき形見よ
ヴィンデルス:ジョスカン・デプレの死を悼む哀歌/他
ムジカ・アンティカ・オブ・ロンドン
[ジェニー・キャシディ(Ms)
ベリンダ・サイクス(A)
ジョン・ポッター(T)
ロバート・エヴァンス(Br)
ジェイコブ・ヘリングマン(リュート、ギター、ヴィオール)
ジョン・ブライアン(ヴィオール、リコーダー、クルムホルン)
アリソン・クラム(ヴィオール、リコーダー、クルムホルン、ハープ)
ロイ・マークス(ヴィオール、クルムホルン)
レベッカ・マイルズ(リコーダー)
フィリップ・トービー(ディレクター、ヴィオール、リコーダー、クルムホルン)]
SIGCD-026
ゲインズバラの音楽
カール・フリードリヒ・アーベル(1723-1787):ソナタ第1番ト長調
ヨハン・クリスティアン・バッハ(1735−1782)/
 スザンネ・ハインリヒ&リンダ・セイス編曲:
 わたしを信じなさい(「車小屋の娘」より)
作曲者不詳?:この神聖な殿堂には(モーツァルト:「魔笛」より)
トマス・リンリー(1733-1795)/スザンネ・ハインリヒ編曲:
 われ真実を誓わず
カール・フリードリヒ・アーベル:ヴィヴァーチェ
トマス・リンリー/スザンネ・ハインリヒ編曲:
 もしあなたが酷なほど腰をかがめるなら
ルドルフ・シュトラウベ(1717-1785):幻想曲
フェリーチェ・デ・ジャルディーニ(1716-1796)/
 スザンネ・ハインリヒ編曲:アンダンテ(ソナタ Op.13 No.2より)
ヨハン・クリスティアン・バッハ:ソナタ Op.17 No.5 イ長調
ルドルフ・シュトラウベ:アダージョ(ソナタ第1番より)
トマス・リンリー/スザンネ・ハインリヒ編曲:ああ、知られたもう
カール・フリードリヒ・アーベル:ソナタ ト長調 WKO147
シャリヴァリ・アグレアブル
[スザンネ・ハインリヒ(Vg)
リンダ・セイス(マンドラ、リュート)
カ=ミン・ング(Cemb、室内Org)]
市瀬れい子(Vg)
SIGCD-027
バッハ:フーガの技法 コルン・カリー(Org)
録音:2000年11月、ロンドン・オランダ教会
SIGCD-028
ビヨンド・ザ・スコア
アレクサンダー・メーソン(1974-):オルガン即興作品集

 変奏曲(創造者の出現)/聖霊降臨節のミサ
 マショー・ファンタジー/舞曲組曲
アレクサンダー・メーソン(Org)
SIGCD-029
トマス・タリス:作品全集 Vol.7〜女王エリザベス1世のための音楽
世の救い主よ I/おお聖なる饗宴/汝の御手に/
おお、光より生まれし光/ぬぐい去りたまえ、主よ/
彼らを懲らしめたまえ、主よ/
主よ、どのような人が宿り/主をほめたたえよ/
われらを憐れみたまえ/世の救い主よ II/
われにとっていかに/おお、すいくいのいけにえよ/
断食し泣きながら(低声)/同(高声)/
捨て去れ、不信心な者よ/御身より他にわれは(40声)
アリステア・ディクソン(指)
シャペル・デュ・ロワ
SIGCD-030
バッハ:イタリア協奏曲 BWV.971/
半音階的幻想曲とフーガ BWV.904/
4つのデュエット BWV.802-805/
フランス風序曲 BWV.831
ルシー・キャロラン(Cemb)
SIGCD-031
16世紀イタリアのマドリガーレとシャンソンによるヴィルトゥオーゾ的器楽曲集音楽
作曲者不詳:ラ・スパーニャ
エブレウ:ラ・スパーニャ
ヴィンチェンツォ・カピローラ(1474-1548頃):ラ・スパーニャ
ディエゴ・オルティス(1510-1570):ラ・スパーニャ
ジョヴァンニ・バッサーノ(1558頃-1617頃):ふたたび別れて
ジローラモ・ダラ・カーザ(?):ふたたび別れて
ジョヴァンニ・バティスタ・ボヴィチェリ(?):ふたたび別れて
R.ロニョーノ(?):ふたたび別れて
アドリアン・ヴィラールト(1490頃-1562?):カンタイ・オア・ピアンゴ
ジャコモ・ガナッシ(?)/フィリップ・トービー編曲:
 カンタイ・オア・ビアンゴ
ディディエ・スゴン・リュピ(?):ある日スザンナは
ジョヴァンニ・バッサーノ:ある日スザンナは
フランチェスコ・タエッジョ・ロニョーニ(?):ある日スザンナは
ジローラモ・ダラ・カーザ:ある日スザンナは
ジョヴァンニ・アントニオ・テルツィ(1580頃-1620頃):
 ペティ・ジャック
ジローラモ・ダラ・カーザ:ヴェスティヴァ・イ・コッリ
バッサーニ:ヴェスティヴァ・イ・コッリ
セルマ:ヴェスティヴァ・イ・コッリ
フィリップ・トービー(指)
ムジカ・アンティクァ・オブ・ロンドン
[フィリップ・トービィー(リコーダー、Vg)
ヤコブ・ヘリングマン(リュート、Vg)
アリソン・クラム(ヴィオール、他)
ジョン・ブライアン(Vg)
ロイ・マークス(グレート・バス)
アンドルー・カール(Bs)]
SIGCD-032
スルタンとフェニックス
ルイ・クープラン(1626頃-1661):
 ピエモンテの人(カ=ミン・ング編曲)
 パヴァーヌ 嬰ヘ短調(スザンネ・ハインリヒ編曲)
 ヴィオールのための幻想曲(スザンネ・ハインリヒ編曲)
 2つの幻想曲
ミシェル・コレット(1707-1795):協奏曲「フェニックス」ニ長調
フランソワ・クープラン(1668-1733):
 神秘的な障壁(リンダ・セイス編曲)
ピエール・デュマージュ(1674-1751):レシト(カ=ミン・ング編曲)
フランソワ・クープラン:スルタン妃
アルマン=ルイ・クープラン(1727-1789):ラ・シェロン
ジャック・デュフリ(1715-1789):
 ラ・メデン(カ=ミン・ング編曲)
 ラ・カサウボン(カ=ミン・ング編曲)
ルイ=アントワーヌ・ドルネル(1680頃-1756以後):
 四重奏のためのソナタ ロ短調
マラン・マレ(1656-1728):
 シャコンヌ(歌劇「アルシオーヌ」より;カ=ミン・ング編曲)
シャリヴァリ・アグレアブル
[スザンネ・ハインリヒ(Vg、トレブル・ヴィオール、他)
リンダ・セイス(フレンチ・テオルボ、リュート)
カ・ミン=ング(Cemb、室内Org)
サラ・グロサー(トレブル・ヴィオール、テナー・ヴィオール、Vg)
スザンナ・ペル(トレブル・ヴィオール、Vg)
アサコ・モリカワ(Vg)]
市瀬れい子(Vg)
SIGCD-033
ソプラノ、ヴァイオリンと通奏低音のためのカンタータ集
サミュエル・カプリコルヌス(1628-1665):
 善き羊飼いはよみがえる
タルクィーニオ・メールラ(1595頃-1665):
 喜びのカンタータ
ディートリヒ・ブクステフーデ(1637頃-1707):
 新しい歌を主に向かって歌え
ダニエル・パーセル(1664頃-1717):アミンタス
アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741):
 優雅な表情から離れては
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759):
 恋する魂は/
 Gott will Mensch und sterblich werden
コルダリア
[リンダ・ペリロ(S)
ワルター・レイター(Vn)
リンダ・セイス(テオルボ/バロックG)
カース・シャーマン(Vc)
ポーラ・シャトーヌフ(キタローネ)
ティム・ロバーツ(Cemb/室内Org)
ジョー・レヴァイン(ガンバ)
ジャン・ワルターズ(Hp)]
SIGCD-034
バッハ:オーボエとチェンバロのための作品集
オーボエ・ソナタ ト長調 BWV.1030b/
オーボエ・ソナタ ハ長調 BWV.1033/
オーボエ・ソナタ ト短調 BWV.1020/
オーボエ・ソナタ 変ホ長調 BWV.1031/
前奏曲とフーガ ハ短調 BWV.871
 (平均律クラヴィーア曲集第2巻より;チェンバロ独奏)
オルガン・トリオ・ソナタ ハ長調 BWV.529
 (オーボエとチェンバロのための編曲)
ゲイル・ヘネシー(Cb)
ニコラス・パール(Cemb)
SIGCD-035
16世紀ヴェネツィアの愛の歌
作曲者不詳:Bussa la porta
トロンボンチーノ(1470頃-1535):Su su leva
作者不詳:
 Era di maggio/La via de la fiumera/
 Il marchese o di saluzio/El marchese di saluzzo/
 Donde ne vienstu bella
アティングナント(1494頃-1551/2):La gatta
ヴェネトゥス(16世紀に活動):
 Nel tempo che riveste il verde manto
作曲者不詳:
 Vostro son, ne d'altra mai/O vaghe luci
カピローラ(1477-1548以降):
 Recercar secondo(リュート・ソロ)
カーラ(1470頃-1525?)/カピローラ:
 O miei ciecha e dura sorte(リュート・ソロ)
トロンボンチーノ/カピローラ:
 Che farala(リュート・ソロ)
作曲者不詳:
 Amor da che convien/La morte de la ragion/
 Dura passion/O dolce farfarela
カーラ:Mentre io vo per questi boschi
ダルツァ(1508頃活動):Pavana alla ferrarese/
 Saltarello(リュート・ソロ)/Piva(同)
作曲者不詳:Tanto mi trovo
トロンボンチーノ:Aspicias utinam
カーラ:Perche son tutto foco
カーラ?/トロンボンチーノ?:Fiamma amorosa e bella
トロンボンチーノ:Nel foco tremo
クレア・ウィルキンソン(Ms)
フィリップ・トービー(アルト・リコーダー)(指)
ムジカ・アンティクァ・オヴ・ロンドン
[ジョン・ブライアン(テノール・リコーダー/バス・ヴィオール)
アリソン・クラム(バス・リコーダー/アルト・ヴィオール)
ロイ・マークス(テノール・リコーダー/他)
ジェイコブ・ヘリングマン(ルネッサンスG/リュート)]
SIGCD-036
トマス・タリス:作品全集 Vol.8
エレミアの哀歌 I&II/わが罪をぬぐい去りたまえ/
主よ、わが罪を許したまえ/
道に従いて汚れなきものは幸いなり/
おお主よ、立ち上がりたまいて/
われらすべては心と口にて/
おお主よ、われは御身に呼びかけ/おお、聖なる宴/
イエスがファリサイ人の家に/
おお、神よ、御身の名が祝福されたもうことを/
おお、主をたたえよ/歌え、賛美せよ
アリステア・ディクソン(指)
シャペル・デュ・ロワ
SIGCD-037
ヴィヴァルディ:オーボエのためのソナタと室内楽曲
ソナタ ハ短調RV.53/ソナタ ハ長調RV.779/
ソナタ ト短調RV.28/トリオ・ソナタ ホ短調Op.1-2/
協奏曲 ト短調RV.106/ソナタ 変ロ長調RV.34/
4声のソナタ ハ短調RV.801
ゲイル・ヘネシー(バロックOb)
ニコラス・パール(Org/Cemb)
ロルドルフォ・リヒター(Vn)
サリー・ホルマン(Fg)
キャサリーン・シャーマン(Vc)
ピーター・マッカーシー(ヴィオロン)
SIGCD-038
オックスフォード・モードリン・カレッジの音楽
単旋律聖歌:
 聖母マリア賛歌−マドリガル・ラクリメ
リチャード・デイヴィー(1465頃-1507頃):
 スターバト・マーテル
ジョン・メイソン(?-1548頃):
 おお、いかに哀れなるかな
(マントヴァの)ジャケット(1483-1559):
 ごらん下さい、主よ
トマス・プレストン(1559頃-?):われ蘇りて
単旋律聖歌:
 聖母マリア・マドリガルの
 マニフィカト・アンティフォン
トマス・アップルビー:
 マニフィカト
単旋律聖歌:
 聖母マリア・マドリガルの
 マニフィカト・アンティフォン
トマス・プレストン:奉献頌−美の告白
ジョン・シェパード(1515頃-1559/60):
 安息日が過ぎて/主の祈り/われらを救いたまえ
ビル・アイヴズ(指)
オックスフォード・モードリン・カレッジcho
SIGCD-039
イザベッラのための歌集
アントワーヌ・ビュノワ(1430頃-1492):
 幸運の女神(4声)
ヨハネス・オケゲム(1410頃-1497):
 私の例に倣って
ハインリヒ・イザーク(1450頃-1517):
 ミサ「ラ・ミ」/ベネディクトゥス
ジョスカン・デ・プレ(1440-1521頃):
 モテット「主よ、御もとに身を寄せ」
 他の作曲家および不詳の作品(全29曲)
クレア・ウィルキンソン(Ms)
フィリップ・トービー(指)
ムジカ・アンティクァ・オヴ・ロンドン
SIGCD-040
カリッシミ:カンタータとモテット集
ジャコモ・カリッシミ(1605-1674):
 ダヴィデがあのペリシテ人を討ち取って戻ると/
 ほむべきかな、神
ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643):
 ラ・モニカによるパルティータ
カリッシミ:喜び踊れ、シオンのおとめよ
ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスペルガー:
 トッカータ第11番
カリッシミ:カンタータ「さあ、私の思いに聞くがよい」
カプスペルガー:前奏曲第11番
カリッシミ:
 おお、いとも甘美なるイエスよ/
 カンタータ「われら三人悲嘆にくれて」
ミケランジェロ・ロッシ:7度のトッカータ
カリッシミ:
 良い羊飼いはよみがえられた/
 カンタータ「ああ、あの人は帰らぬ」/
 カンタータ「おお、今はただ泣きたまえ」
カプスペルガー:前奏曲第10番
カリッシミ:
 カンタータ「希望を追放せよ」/
 すべての民よ、マリアとともに喜べ
コンチェルト・デレ・ドンネ
[ドンナ・ディーン(S)
ジル・ロス(S)
エリン・マナハン・トーマス(S)
アラステア・ロス(Cemb/Org)
デヴィッド・ミラー(キタローネ)]
SIGCD-041
ヴィオール・コンソートのための作品集
バッハ:
 コラール「われを憐れみたまえ、
 おお主なる神よ」BWV.721/
 コラール「汝にこそわが喜びあり」BWV.615
ハインリヒ・シュッツ(1585-1672):
 イタリア・マドリガーレ集〜
 お前は毒舌の蛇の様に傷つける SWV.9
デイヴィッド・ファンク(1648?-1699):
 組曲 ニ長調
ダヴィート・アダム・バウドリンガー(17世紀):
 ソナタ 変ロ長調
ヨハン・パッヘルベル(1653-1706):
 カノン ヘ短調
ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):
 4つのヴァイオリンのための協奏曲
 TWV.40:204
エルンスト・クリスティアン・
 ハッセ(1676-1762):パイサンとロンドー
アウグスト・キューネル(1645-1700頃):
 2声のソナタ
ゲオルク・ベーム:シャコンヌ
バッハ:
 コラール「古き年は過ぎ去りぬ」BWV.614
ヨハンネス・スウェーリンク(1660-1720頃):
 ソナタ第4番 イ短調
ヨハン・ヨゼフ・フックス(1660-1741):
 チャッコーナ ト長調
バッハ:コラール「いと尊きイエスよ、
 われらはここに集いて」BWV.634
シャリヴァリ・アグレアブル
[スザンヌ・ハインリヒ、リンダ・セイス、市瀬礼子、森川麻子(ガンバ)、スザンナ・ペール(リュート、テオルボ)
カー=ミン・ヌン(Cemb、Org)]
SIGCD-042(2CD)
トマス・タリス:作品全集 Vol.9〜器楽と歌曲
イン・ノミネ I/同 II/ソルフェージュの歌
世の救い主/ファンタジア/フェリクス・ナムクェ II
同 I/私の悲しいため息が消える時
悲しげな鳩のように/おお、いたいけな子らよ
おお主よ、われを清めたまえ/ Per hacc nos
A Point/Lesson; two partes in one
思い出したもうことなかれ
Per hacc nos/ A Point
Lesson; two partes in one
Tu nimirum/私の悲しいため息が消える時
悲しげな鳩のように/おお、いたいけな子らよ
ウィリアム・バード:聖なるミューズたちよ(トマス・タリスの死を悼む悲歌)
トマス・タリス:リタニー/ヴァーセット I/同 II
フェリクス・ナムクエ I
シャリヴァリ・アグレアブル[リンダ・セース(Lute)、ローレンス・カミングス(ヴァージナル、Cemb)、アンドルー・ベンソン・ウィルソン(Org)、スティーヴン・テイラー(CT)]
シャペル・ル・ロワ(合唱)
SIGCD-043
13世紀スペインの音楽
ラス・ウエルガス写本〜22曲
ミル・フルー
ジャン・ワルターズ(Hp)
SIGCD-044
夫人の愛
ヘンリー8世、ウィリアム・コーニッシュ、アントニオ・デ・フェヴィン、ヴィンチェンツォ・カピローラ、ジャック・バルビロー、ジョン・マーベック、ヒュー・アシュトンらの音楽による《ヘンリー8世と6人の妃たち》のための歌曲、舞曲とコンソート〔Tキャサリン・オブ・アラゴン/Uアン・ボーリン/Vジェーン・セイモア/Wアン・オブ・クレーヴズ/Xキャサリン・ハワード/Y キャサリン・パー〕
ジェニー・カシディー(Ms)、
フィリップ・トービー(指)
ムジカ・アンティクア・オヴ・ロンドン
イギリス王室で唯一6人の妃を持ち、カトリックとの決別による英国国教会の設立を行うなど歴史上に名を残すヘンリー8世。数々の逸話の残る6人の妃たちをムジカ・アンティクア・オヴ・ロンドンがヘンリー8世や多数の作曲家の作品、作曲者不詳の伝承曲を組み合わせて表現しています。ムジカ・アンティクア・オブ・ロンドンはイギリスを代表するルネッサンス音楽演奏団体の1つであり、ヴィオール、リコーダー、リュート、ハープ、サックバットなどを用いて当時の音楽の再現に取り組んでいます。
SIGCD-045
ヤコブス・クレメンス・ノン・パパ:ミサとモテット集
見よ、何という幸せ、何という喜び
ミサ「見よ、何という幸せ、何という喜び」
イエスのおられるところに/Job tonso capite
来たれ、選ばれし救い主よ
われらの過ぎ越しの小羊/
Carole, magnus eras
スティーヴン・ライス(指)
ブラバント・アンサンブル
SIGCD-046
降臨とクリスマスのための音楽
「降臨のための音楽」(Music for Advent)
 Anthem "Alleluia"/Plainsong "O Radix Jesse"/
 Anthem "A Spotless Rose"/
 Plainsong "Rorate Coeli"/
 Hymn "Of the Father's Heart Begotten"/
「母と子に捧げる」(Tribute to Mother and Child)
 Plainsong "Ave Maria"/
 Anthem "I Sing of a Maiden"/
 Plainsong "Puer Natus Est"/
 Anthem "A Flower given to my Daughter"
「クリスマスの音楽」(Music for Christmas)
 Carol "Silent Night"/Carol "Sussex Carol"/
 Carol "Away in a Manger"/
 Plainsong "Adeste Fidelis"/
 Hymn "O Come all ye Faithful"
「ナイジェル・ショート:ヘロデ王の夢」
(The Dream of Herod)
 Scene I "Herod's Despair"/
 Scene II "The Visit of the Magi"/
 Scene III "The Chorus of the voiceless Infants"/
 Scene IV "The Chorus of the Parents of Judaea"/
 Scene V "Mary and Joseph Appear to Herod"/
 Scene VI "Jesus Appears to Herod"
ナイジェル・ショート(指)
テネブレ(合唱)
SIGCD-047
トマス・タリス:汝のほかにわれ望みなし
歌いあがめよ
 (「汝のほかにわれ望みなし」の英語版)
アリステア・ディクソン(指)
シャペル・デュ・ロワ
SIGCD-048
ジェズアルド:聖務日課のためのレスポンソリウム集 キングズ・シンガーズ
録音:2004年1月、バークシャー、ドゥエ聖堂
SIGCD-049
17世紀イタリアの器楽曲集
グレゴリオ・ストロッツィ(c.1615−c.1687):マスカラ、
カルロ・フランチェスコ・ポラローロ
(c.1653−c.1723):トッカータ ト短調、
ストラデッラ(1639−1682):シンフォニア第22番ニ短調、
カルロ・ファリーナ
(c.1604−1639):バレット、
 シンフォニア・ペル・ソナーレ、
ジョバンニ・パオロ・シーマ(c.1570−1630):ソナタ、
カヴァッリ(1602−1676)カンツォン、他 全14曲
シャリヴァリ・アグレアブル
1993年に結成されたピリオド楽器アンサンブルであるシャリヴァリ・アグレアブルの演奏による17世紀イタリアの器楽作品集。
SIGCD-050
アレンジド・バイ・カール・ジェンキンス
伝承曲/カール・ジェンキンス編曲:
 ガウデーテ(喜び給え)
フォーレ/アレグザンダー・ルストランジ編曲:
 夢のあとで
ジョン・タヴナー:子羊
伝承曲/カール・ジェンキンス編曲:
 ガウデーテ(喜び給え)(ア・カペラ版)
パッヘルベル/アレグザンダー・ルストランジ編曲:
 カノン
ジョン・タヴナー:マザー・アンド・チャイルド
スティーヴ・ライヒ:クラッピング・ミュージック
ナイジェル・ショート(指)
テネブレ(合唱)
ジョディー・ジェンキンス(Perc)
SIGCD-051
ショスタコーヴィチ:劇音楽「推定殺人」組曲 Op.31a
プーシキンの詩による4つのロマンス Op.46
管弦楽のための5つの断章 Op.42/ジャズ組曲第1番
ドミトリー・ハリトノフ(Bs)
マーク・エルダー(指)
バーミンガム市立SO

録音:1992年
※Cala - United レーベルからの移行再発売
SIGCD-052
ショスタコーヴィチ:劇音楽「ハムレット」Op.32(1932年初演版)
劇音楽「ハムレット」Op.32(1954年改訂部分)
劇音楽「リア王」Op.32(1941)
マーク・エルダー(指)
バーミンガム市SO

録音:1994年
※Cala - Unitedレーベルからの移行再発売
SIGCD-053
ロバート・サクストン(1953−):リチャード・ロドニー・ベネットへのバースデー・ピース、
 エリヤのヴァイオリン、
エリザベス・ルティエンス
(1906−1983):6つのバガテル、おお季節よ、おお城よ*、
ジョン・マッケイブ(1939−):紅葉、
マルコム・ウイリアムソン
(1931−2003):交響曲第7番
テレサ・カヒル(S)*、
クリストファー・オースティン(指)ブルネル・アンサンブル
サクストン、ルティエンス、マッケイブ、ウィリアムソンといった20世紀イギリス作曲家の作品を集めたタイトル。カヒルはショルティ、ベルティーニ、ロジェストヴェンスキーといった指揮者のコンサート、録音に参加したソプラノ。指揮者のオースティン、ブルネル・アンサンブルとも20世紀音楽をレパートリーの1部としロックバンドとの共演をなども行っています。
SIGCD-054
ラフマニノフ:晩祷、
「聖ヨハネ・クリソストモスの典礼」〜褒め称えよ
ナイジェル・ショート(指)テネブレ

録音:2004年、北ウェールズ国際音楽祭、セント・アサフ大聖堂でのライヴ
テネブレはナイジェル・ショートによって創設され、そのメンバーはキングス・カレッジ、ウェストミンスター寺院、ウェストミンスター大聖堂、セント・ポール大聖堂などから集まった実力派で構成されています。
SIGCD-055
子守歌とさよなら
ビリー・ジョエル:ララバイ
フンパーティング:夕べの祈り
オッフェンバック:舟歌
リチャード・M.シャーマン&ロバート・B.シャーマン:お山の子守歌
ブラームス:子守歌
J・R・R・トールキン:ビルボの別れの歌
ガーシュウィン:ララバイ/伝承歌:さようなら
マルコム・サージェント:ハワイアン・ララバイ
ベルリン:ムーンシャイン・ララバイ
ドヴォルザーク:家路/他 全23曲
カンタービレ、マルコム・マルティヌー(P)
男声のみによるヴォーカル・クヮルテット“カンタービレ”による「子守歌」と「さよなら」にちなんだ作品を集めたアルバム。
SIGCD-056
伝承歌(ローソン編):ダウン・トゥ・ザ・リヴァー・トゥ・プレイ
レノン&マッカートニー(ランズウィック編):ブラックバード
ジョビィ・タルボット:ザ・ウィシング・ツリー
ビリー・ジョエル:ララバイ
アーヴィング・バーリン(ベネット編):青い空
ニール・ヤング(ナイト編):アフター・ザ・ゴールドラッシュ
キングズ・シンガーズ
イギリスで親しまれている3分〜4分という短い曲をメンバー6人にちなんで6曲を収録したアルバム。収録時間が20分と短いためマキシ・シングル扱いによる特別価格を設定! 
SIGCD-057
マリンバの時
三木稔:マリンバ・スピリチュアル、マリンバの時
安倍圭子:桜の幻影/武満徹:雨の樹
湯山昭:ディヴェルティメント
田中利光:マリンバのためのニ章
ダニエラ・ガネヴァ(マリンバ)
マリンバのダニエラ・ガネヴァはブルガリア出身の女流打楽器奏者。現在は拠点をロンドンに移しておりイギリスを中心としたヨーロッパ、アメリカ、キューバ、メキシコ、プエルトリコなどでコンサート、音楽祭、マスタークラス等で活躍中。
SIGCD-058
ラグタイム&ブルー
エレナ・カッツ=チャーニン(1957-):
 アレクサンドル・ラグ/前奏曲「グリーン・リーフ」/
 ロシアン・ラグ/ゲット・ウェル・ラグ/
 エリザのアリア/バースデー・ラグ/兄弟たち/
 ペギーズ・メヌエット・ラグ/リフレクションズ/
 カクテル・ラグ/他(全24曲)
サラ・ニコルズ(P)
ニコラ・スウィーニー(Vn)
SIGCD-059
21世紀のアンセム集(全曲世界初録音)
ジョナサン・ダヴ:我が魂よ、主を褒め称えよ
ジョナサン・ラスボーン:我が子、アブソロン
ウィル・トッド:天使の歌第2番
ジェレミー・フィルセル:キリストの秘儀
ハンフリー・クルーカス:神よ、我が嘆きを聞き給え
スティーヴン・バーロウ:私がキリスト像を見る時
ガブリエル・ジャクソン:主よ、私は知ってしまった
ジェームス・マクミラン:選ばれし者
フィリップ・ムーア:私は彼が立ちすくんでいるのを見た
リチャード・ブラックフォード:他の人の悲しみ
バリー・ビグノルド:ピース
ワード・スウィングル:この日を与え給え
ジェレミー・バックハウス(指)
ジェレミー・フィルセル(Org)
ヴァサ―リ・シンガーズ
ヴァサ−リ・シンガーズは合唱王国イギリスの中でも優れた実力を持つ団体の1つでありSIgnum Classics、Guildなどに行った数々の録音も高い評価を受けています。今回の新作ではタイトルの通り2000年以降に作曲された作品のみを取り上げて録音を行っており、収録されている12曲はすべて世界初録音であり、その中の9曲はヴァサ−リ・シンガーズの結成25周年を記念して委嘱された作品。
SIGCD-060(10CD)
トマス・タリス全集 アリステア・ディクソン(指)
シャペル・デュ・ロワ
SIGCD-061
《1605》反逆罪とディスコード〜ウィリアム・バードと火薬陰謀事
ダウランド:ジョージ・ホワイトヘッズ・アルマンド
バード:4声のミサより《キリエ》、フランシー、
 4声のミサより《グローリア》
リチャード・デリング(c.1580−1630):我が心は燃え上がり
バード:汝の聖なる都は
ピーター・フィリップス:めでたし、マリア
バード:4声のミサより《クレド》
ダウランド:サー・ヘンリー・アンプトンの葬礼
トーマス・ウィールキス(c.1576−1632):主よ、我が王に楽しみを
バード:乙女より生まれし
ダウランド:M・バクトンズ・ガリアルド
バード:4声のミサより《サンクトゥス》《ベネディクトゥス》
フランシス・ポット(1657−?):マスター・トレシャム
バード:4声のミサより《アニュス・デイ》
キングズ・シンガーズ、
コンコルディア、サラ・バルドック(Org)
キングズ・シンガーズ第4弾登場!CDのタイトルにもなっている「1605年」(11月5日)はイギリスだけでなくヨーロッパ全土に大きな衝撃を与えたガイ・フォークスをはじめとした若いカトリック教徒らによるクーデター未遂事件(火薬陰謀事件)が起こった年。今回のリリースは2005年が火薬陰謀事件から400年ということで、事件の中に潜む数々の物語を音楽で表現しようというプロジェクトによるもの。当時活躍していたバードの作品を中心に構成された音楽による物語をキングズ・シンガーズとコンコルディアという豪華コンビが紡いでゆく!
SIGCD-062(2CD)
フランシス・ポット(1957−):オルガン独奏のためのパッション・シンフォニー《キリスト》(ライヴ録音) ジェレミー・フィルセル(org)
パッション・シンフォニー《キリスト》は5楽章形式、約120分というスケールでイギリスの作曲家フランシス・ポットがキリストの生涯を描いた大作。オルガンのジェレミー・フィルセルはロシア、アメリカ、イギリスを中心に世界中で活躍中のピアノ&オルガン奏者。フィルセルはこれまでにオルガン奏者としてGuildを中心に活発なレコーディングを行っており今回の《キリスト》がSignum Classics移籍第1弾のリリースとなります。
SIGCD-063(3CD)
ヴィエルヌ:オルガンのための交響曲全集
交響曲第1番Op.14/同第2番Op.20
同第3番Op.28/同第4番Op.32
同第5番Op.47/同第6番Op.59
ジェレミー・フィルセル(Org)
現代イギリスの名オルガニストであるジェレミー・フィルセルのSignum Classics第2弾はヴィエルヌのオルガンのための交響曲全集。ヴィエルヌはノートルダム教会のオルガン奏者、作曲家として活躍。ちなみにデュリュフレはヴィエルヌの弟子。
SIGCD-064
ライヒ:トリプル・クヮルテット/デュエット
 ディファレント・トレインズ
ザ・スミス・クヮルテット
1988年にロンドンのサウスバンク・センターで行われたライヒ回顧展で発表された、ライヒの代表作《ディファレント・トレインズ》を収録。ザ・スミス・クヮルテットは1988に結成されたスティーヴ・ライヒ作品のスペシャリスト。
SIGCD-065
聖なる橋
サラモーネ・ロッシ:詩篇124/同118/同128
アリ・ウフキ(1610-1675)/クロード・グーディメル(1510頃-1572):詩篇9/同5
スヴェーリンク:詩篇6/同7/同2
アリ・ウフキ:ジュネーヴ詩篇歌〜[詩篇6/同3]
ユダヤ伝承歌:詩篇113
サルバンドによる即興演奏:詩篇2
キングズ・シンガーズ
サルバンド
SIGCD-066
ティペット:歌曲集「心のよりどころ」/音楽
 アリエルの歌
パーセル(ティペット&バーグマン編):もし音楽が恋の糧なら
 しばしの音楽
 ばらの花はよりかぐわしく/結婚の歌
ブリテン:カンティクル第1番他(全14曲)
ジョン・マーク・エインズリー(T)
イアン・バーンサイド(P)
SIGCD-067
ボー・ホルテン(1948-):ノエルを歌おう
スティーヴ・マートランド(1959-):3つのキャロル
カール・ルッティ(1949-):
 さまよいながらわたしは不思議に思う
ジュディス・ウェイアー(1954-):輝け、エルサエレムよ
ジュディス・ビンガム(1952-):羊飼いの贈り物
フランシス・グリアー(1956-):聖体拝領のキャロル
トマス・アデス(1971-):フェアファクス・キャロル
コンラッド・スーザ(1935-):羊飼いの歌
ジャン・ベルモン(1939-):生誕
ジェイムズ・マクミラン(1959-):Seinte Mari moder milde
ジョン・タヴナー(1944-):トゥデイ・ザ・ヴァージン
イェジ・コルノヴィチ(1959-):期待
リチャード・ロドニー・ベネット(1936-):キャロル
ピーター・マクスウェル・デイヴィス(1934-):
 一つの星、ついに
ジョン・ハービソン(1938-):大いなる神秘
ロクサンナ・パヌフニク(1968-):眠れ、小さなイエスよ、眠れ
ハワード・グッドール(1958-):天使たちのロマンス
ジョン・ハール(1956-):
 ビートン夫人のクリスマス・プラム・プディング
スティーブン・クレオベリー(指)
BBCシンガーズ
ロバート・クィニー(Org)
SIGCD-068
ライト・オブ・ザ・ワールド
ヘンデル:神の光の永遠の泉
ワルター・アルコック:サンクトゥス
ジョフリー・バーゴン
:ヌンク・ディミッティヌス
ジョン・ダンクワース
:ライト・オブ・ザ・ワールド
メンデルスゾーン
:主を待ちます
ヘンデル
:正しきことを述べる者の足は美しい
サミュエル・セバスチャン・ウェズリー:父なる神の息吹き
シューベルト:アヴェ・マリア
シューマン
:The Angel's Goodnight
パリー
:Long Since in Egypt's Plenteous Land
伝承歌(マルコム・アーチャー編曲):Brother James' Air
ブリテン:《キャロルの祭典》より 子守唄、
 この小さな嬰児
J・ラッター:神は見守り祝福なさる
フォーレ
:慈悲深き主イエスよ
コリン・マウビィ:アヴェ・ヴェルム・コルプス
伝承歌:ロンドンデリーの歌
モーツァルト
:アヴェ・ヴェルム・コルプス
モートン・ラウリッドソン
:慈しみと愛
ジョン・ラッター
:ゲール人の息吹き
伝承歌:アメージング・グレース
アンドリュー・スウェイト(トレブル)、
カールトン・エセリントン(Org)、
ベンジャミン・ニコラス(指)
テュークスベリー修道院学校cho
イギリスで注目を集めているトレブル(ボーイ・ソプラノ)奏者の天才少年アンドリュー・スウェイトとテュークスベリー修道院学校合唱団が歌う珠玉のアンサンブル!
SIGCD-069
スペインのバロック時代の歌曲と舞曲
フアン・ヒダルゴ(c.1612−1685):待つ、感じる、死ぬ
:Quiero,y no saben que quiero
ルカス・ルイス・デ・リバヤス(b.1626):エスパニョレタス
セバスティアン・デュロン(1660−1716):コラゾン・カウサテネイス
フランシスコ・エスカラダ
(fl.17C):カンテン・ドス・ジルグエリロス
作曲者不詳:ソロ・トリステ・アウセンテ、
 Differenzias sobre la Gayta
クレメンテ・イマーナ
(fl.17C):フィリス・ヨ・テンゴ/他 全16曲
クララ・サナブラス(S)、ロドリゴ・デル・ポゾ(T&ギター)、カー=ミン・ンー(ディレクター)、シャリヴァリ・アグレアブル
Signum Classicsのバロック音楽の演奏で重責を担ってきたシャリヴァリ・アグレアブルは、アジア系オーストラリア人演奏家であるカー=ミン・ンーが主宰するバロック・アンサンブル。ちなみにアンサンブル名の“シャリヴァリ・アグレアブル”とはフランス語で“楽しい騒ぎ”との意味を持っています。LINN(CKD 164)でも素晴らしい歌声を披露してくれているクララ・サナブラスも録音に参加。ヒスパニック(スペイン)の貴重な音楽を楽しませてくれます。
SIGCD-070
中世と現代の合唱作品集
ジュディス・ウェアー:All the ends of the earth
作曲者不詳(1000年頃):キリエ・エレイソン
ジェイムズ・ウィークス:Sint lumbi
作曲者不詳(13世紀):Vir Perfecte
バヤン・ノースコット:めでたし元后
作曲者不詳(14世紀):Gemma nitens
マイケル・フィニシー:Stabant autem iuxta crucem
ロビン・ホロウェイ:サンクトゥス
 アニュス・デイ/他(全17曲)
ウィリアム・タワーズ(CT)
ジェフリー・ウェッバー(指)
ケンブリッジ・ゴンヴィル&
キース・カレッジcho
SIGCD-071(1SACD)
トマス・タリス:40声のモテット《御身よりほかにわれは》
 キングズ・シンガーズのインタビュー
キングズ・シンガーズ
40声のモテット「御身よりほかにわれは」は、5声×8パート=40声(5声の合唱団が8グループ)という壮大なスケールで作曲されたトマス・タリスの代表作品。40声部それぞれが独立した旋律を持ち、重厚なハーモニーを重ねて行くこの作品は、対位法による作曲を得意とし数々の名作を生み出してきたタリスだからこそ作り上げることの出来た作品。今回リリースとなるこの録音ではキングズ・シンガーズが多重録音をフル活用。なんと6人で40声を再現させてしまったという驚異的な演奏を収録しています。タイムズ紙のレビューでは「キングズ・シンガーズの6人による多重録音が効を奏した素晴らしい演奏」と今回の多重録音の試みと録音を絶賛。4.0チャンネル・サラウンドでは次々と溢れてくる音の洪水が見事に再現されており、抜群の効果を実感することが出来ます。もちろん通常の2チャンネル・ステレオでも多重録音の絶大なる効果と素晴らしい演奏を堪能可能!ボーナス・トラックとしてキングズ・シンガーズのインタビュー(約6分)を収録。
SIGCD-072
優雅な時間〜サラ・コノリー・ライヴ・リサイタル
ハイドン:ナクソスのアリアンナ
ブラームス
:セレナード、谷間に、夢にさまよう人、
 野にひとりいて、古き恋、5月の夜、永遠の愛
R・アーン
:クロリスへ、恋されるひと、
 ブドウの収穫期の3つの日、恍惚のとき、
 わたしが虜になったとき
コルンゴルト
:Gluckwunsch、
 Alt-spanisch、Sterbelied、Gefasster Abschied
ワイル
:ロスト・イン・ザ・スターズ、スピーク・ロウ
アイルランド:Her Song
ブリテン:ティト・フォー・タト
サラ・コノリー(Ms)、ユージン・アスティ(P)
かつてはハリー・クリストファーズ率いるザ・シックスティーンのメンバーとして活躍し、現在では特にヘンデルのスペシャリストとして名高いメゾ・ソプラノ、サラ・コノリーのコンサートを収録したライヴ・レコーディング。収録されている2005年10月3日にロンドンのセント・ジョン・スミス・スクエアで行われたコンサートでは、ハイドン、ブラームスからアーン、コルンゴルト、ワイルなど幅広いレパートリーを披露し聴衆から大絶賛を受けました。ライヴ録音も発売となるやいなや、タイムズ誌、ガーディアン誌、BBCミュージック・マガジン誌などの各誌が揃って高評価のレビューを掲載するなど大きな反響を呼んでいます。
SIGCD-073
聖母マリアのための音楽
ルベーグ:前奏曲第5番
シャルパンティエ:モテット「聖母マリアの誕生」H.309
 モテット「Gaude felix Anna」H.315/マニフィカト H.81
 2声のモテット「アルマ・レデンプトリス・マーテル」H.21
 修道女のためのスターバト・マーテル H.15他(全16曲)
アラステア・ロス(指)コンチェルト・デレ・ドンネ

SIGCD-074(2CD)
ヘンデル:オラトリオ《メサイア》(モーツァルト編曲版K.572) フェリシティ・ロット(S)、フェリシティ・パルマー(A)、フィリップ・ラングリッジ(T)、ロバート・ロイド(Bs)、チャールズ・マッケラス(指)RPO、ハダースフィールド合唱協会

録音:1988年1月1日〜5日
ヘンデルの声楽作品の中で最も親しまれている「メサイア」をモーツァルトが編曲を行い、1789年に発表を行ったいわゆる「モーツァルト版メサイア」。昨今あまり耳にする機会の少ないモーツァルトによる編曲版の主な特徴は、原曲の合唱部分の添削を行い、新たに数種類の管・打楽器を加えて2管編成のスコアに書き換えたこと。演奏は巨匠マッケラスが率いるロイヤル・フィル&ハダースフィールド合唱協会に加えて、フェリシティ・ロットやフィリップ・ラングリッジなどソリストにも超優秀アーティストが起用されています。
SIGCD-075
シューマン:幻想曲ハ長調Op.17
ブラームス
:3つの間奏曲Op.117、
 ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ変ロ長調Op.24
ジョン・リル(P)

録音:2000年
1970年チャイコフスキー・コンクールの覇者であるイギリスのベテラン・ピアニスト、ジョン・リルのシューマン&ブラームス。ジョン・リルはASVやChandosから多数の録音のリリースを行なっています。「幻想曲」、は2003年にcfpにも録音していますが、録音データが正しければ2種目の録音ということになります。
SIGCD-076
ラッスス(1532−1594):エレミアの哀歌
モテット《オリーヴ山の上で》
詠唱《主よ、われらを解き放ちたまえ》
レクイエム(死者のためのミサ曲)
モテット《見よ、人よ》
スティーブン・クレオベリー(指)コレギウム・リーガル
コレギウム・リーガルは、名門ケンブリッジ・キングス・カレッジ合唱団のメンバーの精鋭14名で結成された男声ヴォーカル・アンサンブル。指揮者のクレオベリーはBBCシンガーズの主席指揮者やケンブリッジ・キングス・カレッジ合唱団の音楽監督を務めるなど、世界有数の合唱指揮者としての地位を確立。オーケストラやピリオド・アンサンブルなどの指揮活動でも積極的な活躍を見せています。選び抜かれた精鋭たちが歌うラッススは抜群の透明感を持ち、まさに天の声と言うに相応しい名演奏。神秘なる倍音の洪水に浸っていただける極上の1枚。
SIGCD-077(2CD)
シェイクスピアを祝して、グローブ座の世界〜ロンドン、グローブ座の音楽家たちと役者たちと共に グローブ座のアーティストたち
SIGCD-078(1SACD)
ジョビー・タルボット(1971-):奇跡の道 ナイジェル・ショート(指)テネブレ
SIGCD-078(1SACD)
ジョヴィ・タルボット(1971−):奇跡の道 ナイジェル・ショート(指)テネブレ
イギリスの次世代を担う気鋭の作曲家ジョヴィ・タルボットの「奇跡の道(Path of Miracles)」は、2005年に他界した父親ヴィンセント・タルボットに捧げるために作曲された新作である。約60分に及ぶこの合唱作品は4つの楽章それぞれに「ロンセスバィエス」、「ブルゴス」、「レオン」、「サンティアゴ」といったサンティアゴ巡礼の代表的な街道であるフランス・ルートに因んだ地名が付けられています。ナイジェル・ショートによりウェストミンスター大聖堂、ウェストミンスター寺院、ケンブリッジ・キングス・カレッジ合唱団などのメンバーで2001年に結成されたテネブレが、宗教的内容を持ちながら斬新なスタイルで書かれたサンティアゴ大聖堂への道のりを描きます。
SIGCD-079
賛美歌集
And did those feet/For all the saints
Dear Lord And Father Of Mankind
Jesus Christ Is Risen Today
We have a gospel to proclaim
Be thou my vision/O for a thousand tongues
Tell out, my soul/他 全25曲
ジョセフ・カレン(指)ハダースフィールド合唱協会
1836年の結成から170年という歴史を持つハダースフィールド合唱協会が歌うイギリスで愛されている賛美歌の数々。
SIGCD-080
瞑想と記憶ランシス・ポット(1954−):5声のミサ
イエスの面影/序奏、トッカータとフーガ/記憶
O Lord, support us all the day long
トリスタン・ラッシャー(Org)、
ジュディ・マーティン(指)
ダブリン・クライスト・チャーチ大聖堂聖歌隊
フランシス・ポットは第2回プロコフィエフ国際コンクールで一等賞に輝くなど、その手腕に期待が高まっているイギリスの作曲家。1991年から2001年までデイヴィット・ヒルが指揮するウィンチェスター大聖堂聖歌隊のメンバーとして活躍しており、その経験を活かした合唱作品は特に絶賛を博しています。演奏はダブリン最古の教会として知られるダブリン・クライスト・チャーチの聖歌隊。数多くの合唱団の指揮者を歴任し、2003年より音楽監督を務めている女流指揮者ジュディ・マーティンが若き聖歌隊員たちから透き通り響き渡る歌声を導き出します。
SIGCD-081
モーツァルト: ピアノ三重奏曲第5番ハ長調K.548/同第4番ホ長調K.542/同第6番ト長調K.564/ピアノ三重奏曲断章ニ長調K.442-3 アンバック室内アンサンブル
アンバック室内アンサンブルは、「ヨーロピアン・ウーマン・アチーヴメント・アウォーズ2002」にもノミネートされたイギリスのピアニスト、指揮者である女流音楽家ダイアナ・アンバックによって結成され、1984年から活動を開始しているアンサンブル。ダイアナ・アンバックとアンバック室内アンサンブルはシャンドスにアミー・ビーチの作品集(CHAN 9752)を録音するなど、モーツァルトと女性作曲家の演奏に特に力を注いでおり、研究された解釈による演奏は高く評価されています。
SIGCD-082
オリアーナの勝利〜トマス・モーリーが編纂したマドリガル曲集
マイケル・イースト(c.1580−1648):それゆえ空はとても薄暗く
ダニエル・ノルコム(1576−before.1655):天使の顔は輝いて
ジョン・マンディ
(c.1529−?1591):陽気な彼女
エリス・ギボンズ(1573−・1603):美しいオリアーナ万歳
ジョン・ベネット(c.1575−1614):今や生ある者はすべて
ジョン・ヒルトン
(?−?1608):美しきオリアーナ、美しき女王
ジョージ・メイソン
(c.1573−1632):妖精と羊飼いの踊り
リチャード・カートン(c.1558−1638?):平穏な空気と澄んだ空
ジョン・ホルメス(?−1929):誕生日を記念したあなたの美しいブーツ
リチャード・ニコルソン(c.1570−1639):すべての羊飼いよ、歌え
トマス・トムキンス(1572−1656):牧神と愉快なサティルス
マイケル・カヴェンディッシュ(c.1565−1628):おいで、優しい恋人と羊飼いの優美な娘
ウィリアム・コッボールド(1560−1639):薔薇と月桂樹の花冠
トマス・モーリー(1557−1602):起きよ、目覚めよ
ジョン・ファーマー(c.1570−fl.1592−1599):美しい妖精よ、私は一言聞いた
ジョン・ウィルビー(1574−1638):貴婦人オリアーナ
トマス・ハント(17世紀):聞け!なんじら甘い歌声を
トマス・ウィールクス(1575−1623):ヴェスタはラトモス山を駆け下りつつ
ジョン・ミルトン
(c.1563−1647):月の中の美しきオリアン
エリス・ギボンズ(1573−?1603):キャレットのまわりで、すべてを感嘆させる旋律
ジョージ・カービ
ー(?−1634):天使の顔は輝いて
ロバート・ジョーンズ(c.1577−after.1615):美しきオリアーナ、見せかけの愚かな目配せを
ジョン・リスレイ
(?):美しいシゼレアから手渡された彼女の鳩
トマス・モーリー:水晶の泉のほとりに
エドワード・ジョンソン(fl.1572−1601):来たれ、幸運の鳥よ
キングズ・シンガーズ〔デイヴィッド・ハーリー(C-T)、ナイジェル・ショート(C-T)、ポール・フェニックス(T)、フィリップ・ローソン(Br)、ガブリエル・クロウチ(Br)、スティーヴン・コノリー(Bs)

録音:1998年3月
1968年にケンブリッジ・キングズ・カレッジの学生たちによって結成された「キングズ・シンガーズ」。瞬く間に注目を集めたキングズ・シンガーズが、男声ア・カペラ・ヴォーカル・アンサンブルとして合唱王国イギリスにおける代表的な地位に君臨していることは周知のとおり。
SIGCD-083
ウィル・トッド(1970−):青のミサOp.28(ジャズ・ミサ)
Christus est stella/キリストの幼児
アヴェ・ヴェルム・コルプス/None other Lamb
薔薇/Lead me Lord/Lighting the way
Every Stone Shall Cry
ウィル・トッド(P)、ベサニー・ハリデイ(S)、
ジェレミー・バックハウス(指)ヴァサーリ・シンガーズ
急速に頭角を現してきたイギリス期待の新鋭作曲家であるウィル・トッドの合唱作品集。収録作品のメインである「青のミサ」は副題にジャズ・ミサとある通り、従来の「ミサ曲」というジャンルにジャズの手法を取り入れた全く新しく画期的なスタイルの注目作品!作曲家自身のピアノ伴奏と融合するように歌声を響かせるヴァサーリ・シンガーズは、底力を感じさせる驚異的な演奏を聴かせてくれます。その他の収録作品はクラシックのスタイルで作曲された宗教作品であり、「青のミサ」との対比が活きる神秘的な音楽。
SIGCD-084
メンデルスゾーン:オラトリオ《聖パウロ》序曲
シューマン:バッハの名による6つのフー
ウィリアム・ボルコム
:(1938−):Free Fantasia
ジョージ&アイラ・ガーシュウィン(カブレ編曲):ガーシュウィン兄妹
ジークフリート・カルク=エラート
(1877−1933):かわいいワルツ
ヨゼフ・ヨンゲン
(1873−1953):英雄ソナタ
サイモン・プレストン(Org)
カルガリー国際オルガンコンクールの芸術監督などを務めるサイモン・プレストンが、ロイヤル・アルバート・ホールのオルガンを使用して行ったレコーディング。
SIGCD-085
ジョン・タヴナー(1944−):アテネの歌、
 The Lamb(子羊)
ジョン・アイルランド(1879−1962):高潔なる御方の御言葉より
ラフマニノフ:ヘルヴィムの歌
アレクサンドル・シェレメティエフ
(1859−1931):Now ye heavenly powers
ブリテン:聖チェチーリア讃歌
パヴェル・ウカシェフスキ
(1968−):アヴェ・マリア
アントニオ・ロッティ(1667−1740)8声の《Crucifixus》
アレグリ
:ミゼレーレ/コダーイ:夕べの歌
民謡(ショート編曲):The Dying Soldier
ホルスト:詩篇148番
ウィリアム・ヘンリー・ハリス
(1883−1973):Faire Is the Heaven
ナイジェル・ショート(指)テネブレ
声ア・カペラ・グループであるキングズ・シンガーズと双璧を成すシグナム・クラシックスの看板アーティストであるナイジェル・ショート&テネブレ。最新盤で取り上げている作品は、現代の鬼才タヴナーから母国イギリスのアイルランドやホルスト、ハンガリーの巨星コダーイ、ロシアの天才ラフマニノフなど多岐に渡る。中でもアレグリのミゼレーレの出来は秀逸で、新たな名盤の仲間入りをすることでしょう。
SIGCD-086
テレマン〜ヴィルトゥオーソ・ゴッドファーザー
テレマン:協奏曲TWV43:C2、ソナタTWV43:G12、Funfzehnte und Sechzehnte Lection des Getreuen Music-Meisters 1728 TWV40:1、ソナタTWV43:G10
ゲオルク・フィリップ・クレス(1719−1779):トラヴェルソ,ヴィオラ・ダ・モーレと通奏低音のための三重奏曲、
トラヴェルソ,ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのための三重奏曲
C・P・E・バッハ:アリオーソ、幻想曲
シャリヴァリ・アグレアブル
18世紀ドイツ音楽の大家テレマンの作品を中心に、そのテレマンが名付け親となったG・P・クレスとC・P・E・バッハの作品をカップリング。演奏はシグナム・クラシックスへ多数の録音を行っているアンサンブル名にフランス語で“楽しい騒ぎ”という意味を持っているバロック・アンサンブル“シャリヴァリ・アグレアブル”。ピリオド楽器で奏でられる演奏は相変わらすの美しさを持っている。
SIGCD-087
ジュディス・ウィア(1954-):歌曲集
On buying a horse
Ox Mountain Was Covered By Trees
エキゾチックからの歌曲
スコッチ・ミンストレルシー
欲望の声/スペインの歌曲集
ハラルド王の伝説/セレナード
スーザン・ビックリー(Ms)
アンドルー・ケネディ(T)
アイリッシュ・ティナン(S)
イアン・バーンサイド(P)
SIGCD-088
ゴースト・ストーリーズ〜弦楽四重奏のための現代作品集
ティム・ソウスター(1943-1994):ハンブルドン・ヒル
マイケル・アルコーン(1962-):ベアーレの老婦人
ギャヴィン・ブライアーズ(1943-):シンギング・オヴ・ザ・タイタニック
ジェイムズ・マクミラン(1959-):メメント
スティーヴン・モンタギュー(1943-):弦楽四重奏曲第1番
スミスSQ
SIGCD-089(2CD)
ウェストミンスター大聖堂のオルガン
ブラームス:大学祝典序曲、
 ハイドンの主題による変奏曲、
 ぼくらはそぞろ歩いた、アダージョ、
ワーグナー
:ジークフリート牧歌、
 《ニュルンベルクのマイスタージンガー》第1幕前奏曲、
マルセル・デュプレ
:3つの前奏曲とフーガ、
 クリスマス変奏曲、喚起、行列と連祷
ロバート・クィニー(Org)
今回のリリースが初のソロ・アルバムとなるロバート・クィニーは、2000年から2004年までウェストミンスター大聖堂の副音楽監督を務め、現在はウェストミンスター寺院の副オルガン奏者の任にあります。壮大なブラームスやワーグナーの演奏からは荘厳な雰囲気が漂っています。
SIGCD-090
景色と時間
リチャード・ロドニー・ベネット(1936-):
 The Seasons of his Mercies
ジョン・マッケイブ(1939-):Scenes in America Deserta
ツィリルス・クレーク(1889-1968):4つのダヴィデ詩篇
ジャクソン・ヒル(1941-):リメンバード・ラヴ
ピーター・マックスウェル・デイヴィス(1934-):冬の家
シベリウス:愛人
コダーイ:夕べの歌
ボブ・チルコット(1955-):Even Such Is Time
キングズ・シンガーズ
アンドルー・スウェイト(Boy-S)

録音:2006年5月-6月
SIGCD-091(2CD)
バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲) デイヴィッド・ケネディ(Vc)
1956年北アイルランドのベルファストでハンガリーの両親の下に生まれたケネディは、アルド・パリソットとボリス・ペルガメンシコフにチェロを師事。現在はロンドン・モーツァルト・トリオやロンドン・ピアノ四重奏団のメンバーとして活動を行っています。使用しているチェロは1758年ミラノのカルロ・フェルディナンド・ランドルフィ製。
SIGCD-092
合唱の様々なイメージ
ティペット:ダンス、クラリオン・エア
Plebs Angelica/The Weeping Babe
マニフィカトとヌンク・ディミッティス
山辺に向かいて(世界初録音)/4つの歌曲
Over the Sea to Skye(世界初録音)
The Source/The Windhover/子守歌
5つの黒人霊歌
イアン・ファーリントン(Org)、
スティーブン・クレオベリー(指)BBCシンガーズ
イギリスのみならず世界有数の実力と名声を誇る室内合唱団BBCシンガーズのシグナム・クラシックス第2弾。ティペットの合唱作品の中でも特に傑作と名高い「5つの黒人霊歌」の演奏は、深く魂を揺さぶられるような感動を与えてくれます。驚異的な広さのレパートリーと世界が称賛する歌声を兼ね備えたBBCシンガーズによるティペットの決定盤!
SIGCD-093
オックスフォード詩篇集
W・ロウズ:悲歌、Cast me not Lord、
 詩篇18番/6番
M・ロック
:In the beginning O Lord
J・クラーク
:Blest be those sweet regions
作曲者不詳:ミゼレーレ
J・ブロウ:As on Euphrates' shady banks
W・チャイルド:3声の詩篇集第1巻
パーセル
:神はやさしく省み給はば
G・ジェフリーズ:Praise the Lord, O my soule/他 全18曲
カー=ミン・ンー(ディレクター)、
シャリヴァリ・アグレアブル
17世紀イギリスにおける、3声の男声と伴奏という編成によるアンセム集。シャリヴァリ・アグレアブルはアジア系オーストラリア人演奏家であるカー=ミン・ンーが主宰するバロック・アンサンブル。ちなみにアンサンブル名の“シャリヴァリ・アグレアブル”とはフランス語で“楽しい騒ぎ”との意味を持つ。
SIGCD-094
ジェームズU世戴冠式の音楽(1685年)
ウィリアム・チャイルド(1606−1697):おお主よわれらが王に長き命を、
 テ・デウム変ホ長調
パーセル:私は喜んだ、わが心は美しきことにてあふる
ジョン・ブロウ(1649−1708):汝の御手は強くあれ、見よわれらが庇護者なる神よ、
 God spake sometime in visions and said
タリス:リタニー/
ウィリアム・ターナー
(1651−1740):Come, Holy Ghost, our souls inspire chant
 王はあなたの力によって喜び
ヘンリー・ローズ(1596−1662):司祭ザドク
アンドリュー・ガント(指)王室礼拝堂聖歌隊、
ミュージシャンズ・エクストラオーディナリー
1688年の名誉革命によって王位を追われたステュアート朝の王ジェームズU世。1685年にウェストミンスター寺院での戴冠式で演奏された音楽の再現を行うというシグナム・クラシックスの真骨頂と言えるアルバム。録音はセント・ジェームズ宮殿の王室礼拝堂で2006年7月23日から25日かけて行われており、戴冠式という厳粛で荘厳な儀式の雰囲気を感じ取ることが出来ます。
SIGCD-095
さすらい人幻想曲
シューベルト:さすらい人幻想曲(管弦楽版)、
シューマン
:幻想曲(管弦楽版)
オルランド・ジョップリン(指)
ECOシューベルト・アンサンブルのメンバー
オーケストストレーションを担当したのは「ジョセフ・ジェームス」。この1950年代にダラピッコラの下で学んだ「ジョセフ・ジェームス」とは、フィレンツェで出会ったスタンリー・ジョセフ・シーガーとフランシス・ジェームス・ブラウンという2人の作曲家によるコンビのこと。原曲のピアノ版とは一味違ったオーケストラ版ならではの厚みのある演奏が聴ける好企画。
SIGCD-096
ムーンストラック〜フランシス・ジョージ・スコット(1880-1958):歌曲集(全32曲)
ヒメハギとボグ・コットン/ Crowdiknowe /
ムーンストラック/エーミス・スターン/
木々に囲まれて/ディスクリート・ヒント/
フッ素/田舎暮らし/ハングリー・ウォーター/
キューピッドとヴィーナス/老漁師/初恋/他
リサ・ミルン(S)
ロデリック・ウィリアムズ(Br)
イアン・バーンサイド(P)
SIGCD-097
ハイドン:ピアノ・ソナタ第49番嬰ハ短調Hob.XVI-36
第32番ト長調Hob.XVI-44
第59番変ホ長調Hob.XVI-49
第62番変ホ長調Hob.XVI-52
ジョン・リル(P)

録音:2000年4月香港
1970年チャイコフスキー・コンクールを制覇したイギリスのベテラン・ピアニスト、ジョン・リルのシグナム・クラシックス第2弾。古典派のピアノ作品の醍醐味をじっくりと聴かせてくれるジョン・リルの演奏は、数々の舞台を経験してきたベテランのなせる業と言える。
SIGCD-098
ドレミのミステリー
ラチウス:フィリスに寄せる頌歌(ラテン・ヴァージョン/イギリス・ヴァージョン)
グイード・ダレッツォ(c.991−c.1030):聖ヨハネ賛歌
クリストファー・ガビタス(Br)、
デイヴィッド・ミラー(Lute)
誰もが知っている「ドレミファソラシド」という階名唱法を考案したとされてきた中世イタリアの修道士グイード・ダレッツォ。その「ドレミファソラシド」に関心を抱いたイギリスの学者スチュワート・ライオンズが階名唱法の起源の研究を行ったところ、なんとダレッツォではなく古代ローマ時代の詩人ホラチウスがの頌歌が起源であったという音楽史を塗り替える新事実にたどり着く!今回収録されているのは階名唱法の起源とされたホラチウスの「フィリスに寄せる頌歌」であり、この2000年以上前の作品に現代風のアレンジを施した「ラテン・ヴァージョン」と「イギリス・ヴァージョン」の2つの版を聴くことが出来ます。加えてダレッツォの「聖ヨハネ賛歌」も併録されるなど、キングズ・シンガーズのバリトン奏者ガビタスの歌声で演奏される「ドレミ〜」の謎を追求した画期的なディスクの誕生!(収録時間8分34秒、マキシ・シングル扱いの特別価格となります)
SIGCD-099
精神の情景
カーダル・カーン&ジム・ピュー:ラーガ(Raga)
東野珠実:景(Kei)
グレアム・アシュトン:鳥の歌
スザンヌ・ファリン:オール・サイド・エンドレスネス
カルロス・フランツェッティ:ブラスタンゴ
グレアム・アシュトン・ブラス・アンサンブル
カーダル・カーン、イムラン・カーン(タブラ)
ビナ・カラヴァント、ジャヴェッド・カーン(シタール)
東野珠実(笙)
水谷隆子(箏/声)
梅崎康次郎(尺八)
マーカス・ロハス(ディジェリドゥ)
ゲリー・ヘクト(P)
ドミニク・ドナト(Perc)
イングリット・ゴードン(バウラン)
リンダ・ウェザリル=スミス(縦笛/Fl)
ラウル・ヤウレナ(バンドネオン)
ティモシー・コブ(Cb)
SIGCD-100
ボブ・チルコット(1955-):合唱作品集
メイキング・オブ・ザ・ドラム/私の祈り人/待降節の交唱/
羊飼いのキャロル/そしてあらゆる石が音を鳴らす/
パンジェ・リングァ/The Modern Man I Sing/ビーチ
明日の簡単な絵/ウェザー・リポート
シモーネ・レベロ(Perc)
ポール・シルヴァーソーン(Va)
ボブ・チルコット(指)
BBCシンガーズ

SIGCD-101
楽園からの歌曲集(全19曲)
モーリス・グリーン:オルフェウスとリュート
ウィリアム・ボイス:オルフェウスとエウリディーチェ/春の園
ウィリアム・クロフト:How Severe is my Fate
ジョン・エックレス:ベリンダ
ジョージ・モンロー:セリア・ザ・フェアー
ステフェン・ストラーチェ:The Curfew Tolls the bell
トーマス・リンリー:Think not my love
ジョン・ブロウ:Grant me ye Gods
トマス・アーン:ジェニー/他
フィリップ・ラングリッジ(T)
デイヴィッド・オウエン・ノリス(P)
ジェニファー・ラングリッジ(Vc)
トリスタン・ガーニー(Vn)
マルコム・レイフィールド(Vn)

録音:1999年12月
SIGCD-102
クリトゥス・ゴットヴァルトによる合唱のための編曲作品集
マーラー:ぼくの恋人の青いふたつの眼が、
 私はこの世から姿を消した
ラヴェル:ため息/
ドビュッシー
:雪の上の足跡、お告げの鐘、ため息
ワーグナー:トリスタンとイゾルデによる2つの練習曲
ヴォルフ
:4つの歌曲
ウェーベルン
:4つの歌曲
ベルク:7つの歌曲より
カプレ:3つの断章/プッチーニ:お父さまにお願い
ラルフ・オールウッド(指)ロドルフスcho
クリトゥス・ゴットヴァルトは、合唱のディレクター、作曲者、音楽学者として多くの功績を残してきた1925年生まれの重鎮。このアルバムに収録されている作品には、全てクリトゥス・ゴットヴァルトの手によって合唱用へと編曲が施されており新たな姿へと生まれ変わった名作を愉しめます。ラルフ・オールウッドが率いるロドルフス合唱団は平均年齢25歳という若き合唱団。イギリスを中心とした活動は注目を浴びています。
SIGCD-103
ジョン・メトカーフ(1946-):作品集
パラダイス・ハウンツ...3つのモービル/
黄水仙の時に
トーマス・ボウズ(Vn)
ジェラルド・マックリスタル(Sax)
ジェレミー・ヒュー・ウィリアムズ(Br)
グラント・ルウェリン(指)
BBC ウェールズ・ナショナルo.
SIGCD-104
ビューティ・アンド・ザ・ビートボックス
ベートーヴェン(ハグ編):交響曲第5番《運命》
C・コリア
(ストローマン編):スペイン
パーセル
(バラード編):ディドの嘆き
E・ルイス&J・ヘンドリックス&D・ランバート
(スウィングル編):イッツ・サンド・マン
アルビノーニ
(バラード編):アダージョ ト短調
ラヴェル
(バラード編):ボレロ
メキシコ民謡
(アヴラモヴィツ編):シェリト・リンド
モーツァルト(ラズボーン編):ピアノ協奏曲第21番〜第2楽章
T・スコット(ライリー編):ガッチャ
シュロモ:バックビート
シュロモ&ヴォーカル・オーケストラ、
スウィングル・シンガーズ

録音:2006年12月&2007年4月
「ダバダバ・・・」のスキャット・コーラスでお馴染みのヴォーカル・アンサンブル、スウィングル・シンガーズがシグナム・クラシックスに初見参!
独特のハーモニーで常に世界を驚嘆の渦に巻き込むスウィングル・シンガーズの新録音に超強力なゲストが登場。全世界で爆発的な話題を呼んでいるイギリスのヒューマンビートボクサーであるシュロモ(Shlomo)が、ヴォーカル・オーケストラを引き連れてスウィングル・シンガーズとの録音に参戦!スマートな眼鏡の青年という風貌からは想像がつかない超絶のヴォイス・パーカッションは圧巻という単語以外が見つからないほどの凄さ。「ビューティ・アンド・ザ・ビースト(美女と野獣)」をアレンジした「ビューティ・アンド・ザ・ビートボックス(美女とビートボックス???)」というアルバム・タイトルにもユーモアと遊び心が存分に表現されるています。『声』を用いた表現の限界を突破し続けるスウィングル・シンガーズとシュロモ。強烈な個性の融合による声の世界に圧倒されること間違いなし!!!
SIGCD-105(2CD)
フランシス・ポット(1957-):気づかないでいた雲 ジェイムズ・ギルクリスト(T)
ジェレミー・フィルセル(Org)
ジェレミー・バックハウス(指)
ヴァサーリ・シンガーズ
SIGCD-106
ハーバート・ヒューズ(1882-1937):アイルランドの歌曲集(全25曲)
Reynardine / The Fanaid Grove / The Leprehaun
When through life unblest we rove
Oh, breathe not his name
I'm a decent good Irish body /他
アイリッシュ・ティナン(S)
イアン・バーンサイド(P)
SIGCD-108
キャロル・アルバム
天にはさかえ/ガウデーテ/ガブリエルのみ告げ/ああベツレヘムよ/コヴェントリー・キャロル/いと高きところには神に栄光あれ/きよしこの夜/Whence is that goodly fragrance flowing/荒野のはてに/アヴェ・マリア/もろびとこぞりて/Little Jesus, sweetly sleep/ われらのために御子生まれたまえり/クリスマスに愛は来る/神の御子は/さやかに星はきらめき/木枯らしの風ほえたけり/ディンドン!高らかに/あめなる神には/Hail! smiling morn/サセックス・キャロル/Of the Father's heart begotten/まぶねの中で/三艘の船/目覚めよ!
リウス・バティワラ(Org)、
ジョセフ・カレン(指)ハダースフィールド合唱協会
1836年の創設以来、数多くの優秀な指導者や合唱指揮者と歴史を歩み国際的な評価を高めてきた古豪ハダースフィールド合唱協会。オーケストラとの共演にも頻繁に招かれており、特にヘンデルのメサイアは1864年以降ほぼ毎年演奏を行っています。最新盤となるキャロル・アルバムでは、誰もが耳にしたことのある珠玉のキャロルが心に温もりを与えてくれます。
SIGCD-109(2CD)
モンテヴェルディ:聖母マリアの夕べの祈り ジュリー・クーパー(S)、
ラウラ・オールドフィールド(S)、
デイヴィット・ベイツ(C.T)、
サイモン・ウォール(T)、ネイサン・ヴァレ(T)、
ニコラス・マルロイ(T)、ロバート・ライス(Br)、
ジェームズ・オールドフィールド(Br)、
デイヴィット・グード(Org)、
ラルフ・オールウッド(指)ロドルフスcho、
サザン・シンフォニア、
イングリッシュ・コルネット&サックバット・アンサンブル
モンテヴェルディの作品としてだけでなく、ヨーロッパの教会音楽史上の最高傑作と言われる大作「聖母マリアの夕べの祈り」。この作品で重要な役割を担う合唱には、イートン・コーラス・コースから選抜された平均25歳という若きメンバーたちによって1983年に結成されたイギリスのロドルフス合唱団が起用されています。イートン・カレッジの音楽監督を務めるラルフ・オールウッドがベテランらしい統率力を発揮しており、この大作をしっかりとまとめ上げています。
SIGCD-110
ドヴォルザーク:交響曲第8番
交響曲第9番「新世界より」
尾高忠明(指)札幌SO

録音:2007年3月28日と29日札幌コンサートホールKitara
尾高忠明&札幌交響楽団のコンビは2001年にシャンドスから「武満徹、細川俊夫、尾高惇忠」の作品集(CHAN 9876/MCHAN 9876)をリリースしており、このドヴォルザークは海外のレーベルからのリリース第2弾となります。今回のレコーディグ&リリースは札幌交響楽団の創立45周年記念事業の1つとして実現したものであり、オーケストラのメンバーとマエストロ尾高のレコーディングに対する凄まじい気合と集中力が演奏からストレートに伝わってきます。シグナム・クラシックスからはもう1枚のリリースが決定しており、気になるその内容はなんとエルガーの交響曲第3番&威風堂々第6番!
SIGCD-111
フィドルスティックス
ルー・ハリソン:
 ヴァイオリンと打楽器オーケストラのための協奏曲
アン・ダドリー:ヴァーミリオン・ラプソディ
タリク・オリーガン:フラグメンツ
ステュアート・ジョーンズ:ガルナティ
サイモン・リンブリック:モプティ・ストリート
セネガル民謡:クムポ
フィドルスティックス
マデリン・ミッチェル(Vn)
アンサンブル・バッシュ
SIGCD-112
V=ウィリアムズ:ウェンロック・エッジで
アイヴァー・ガーニー(1890−1937):ラドローとテムズ河
イアン・ベナブルス
(1955−):歌曲集《永遠と哀しみ》
アンドルー・ケネディ(T)、
サイモン・クロフォード=フィリップス(P)、
ダンテSQ
アンドルー・ケネディは、2002年にロンドン・ヘンデル音楽祭のコンクールで声楽部賞を勝ち取り、2004年にはキャスリーン・フェリアー賞を受賞。そして2006年にはロイヤル・フィルハーモニック協会のヤング・アーティスト賞を授与されるなど、輝かしい実績を積み重ねてきたイギリスのテノール。巨匠コリン・デイヴィスから深い信頼を受けロンドン響のコンサートにソリストとして招かれるなど、まさに引く手あまたのケネディはイギリスの次世代を担う歌い手としてその一挙手一投足に熱い視線が注がれています。最新録音となる「ウェンロック・エッジで」をメインとした近現代のイギリス・プログラムがケネディの意欲と実力を証明します。
SIGCD-113(2CD)
バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻 ジル・クロスランド(P)
ムジークフェラインのブラームスザール(小ホール)でリサイタルを開催しウィーン・デビューを果たしたイギリスの女流ピアニスト、ジル・クロスランドは、ロンドンのウィグモア・ホールやサウス・バンクでの定期公演に加えてバッハを中心としたレコーディングにも取り組んでおり、イギリスでも指折りのバッハ弾きとしての名声を急速に高めています。非常に丁寧で柔らかな響きとゆとりを感じさせてくれるテンポが印象的。
SIGCD-114
バッキンガム宮殿ボールルームのオルガン
バッハ:パッサカリア ハ短調BWV.582
ヴォーン=ウィリアムズ:ロシメドル
メンデルスゾーン
:ソナタ第3番イ長調
T・デュボワ
:トッカータ
N・ローススーン
:舞踏組曲
ジョセフ・ノーラン(Org)

録音:2006年11月
ウェストミンスター大聖堂、ロイヤル・アルバート・ホールなどイギリス音楽には欠かせない名所のオルガン演奏をリリースしてきたシグナム・クラシック。今回は女王陛下の王室礼拝堂付きオルガニスト、ジョセフ・ノーランの演奏で、英国王室の社交場であるバッキンガム宮殿ボールルームに設置されているオルガンのサウンドを収録!
SIGCD-115
ヒアー・マイ・ワーズ
パリー:Hear my words, ye people
W・バード:Teach me, O Lord
スタンフォード
:マニフィカト ト長調
ハイドン
:ベネディクトゥス
M・ボイル
:Thou, O God, art praised in Sion
M・グリーン:Lord, let me know mine end
H・レイ
:A Prayer of King Henry VI
モーツァルト:主を崇めよ
T・トムキンズ
:深き淵より
スタンフォード
:A Song of wisdom
フランク
:天使のパン
メンデルスゾーン
:わが祈りを聞きたまえ
L・バークリー:The Lord is my Shepherd
パリー
:I was glad
デイヴィッド・グード(Org)、
ラルフ・オールウッド(指)
イートン・カレッジ・チャペル聖歌隊

録音:2006年12月5日、2007年1月14日&21日
1440年に創設され長い歴史と伝統を持つイギリスの名門パブリック・スクール、イートン・カレッジの聖歌隊が歌う珠玉の宗教作品集。主唱者と音楽監督を兼務しているラルフ・オールウッドとの演奏では、バード、ハイドン、モーツァルトなどの大作曲家の作品からパリー、スタンフォード、バークリーといった近現代のイギリス人作曲家までの作品を幅広く選曲するなど、伝統の中にも新しい流れを呼び込んだ意欲的な姿勢を感じ取ることができます。
SIGCD-116
エルガー:チェロ協奏曲ホ短調Op.85
ミャスコフスキー:チェロ協奏曲ハ短調Op.66
ジェイミー・ウォルトン(Vc)、
アレクサンダー・ブリガー(指)フィルハーモニアO

録音:2006年9月13日〜14日
イギリスの若手チェリストの筆頭株、ジェイミー・ウォルトンの「サン=サーンスのチェロ協奏曲」(QTZ 2039)に続く協奏曲アルバム第2弾。ウィーン新聞から「素晴らしく卓越した技術」との評価を受け、ロリン・マゼールからもその実力に太鼓判を押されたジェイミー・ウォルトンの才気がみなぎるエルガーとミャスコフスキーはまさしく威風堂々。熱のこもった充実の演奏を聴くと、グァルネリ1712のチェロを駆使する若き実力者のさらなる進化が楽しみになります。
SIGCD-117(2CD)
フィリップ・グラス:弦楽四重奏曲全集
弦楽四重奏曲第3番《ミシマ》
同第2番《カンパニー》/同第3番《バクザック》
同第1番/同第5番
スミスQ
三島由紀夫を描いた映画作品「MISHIMA(ミシマ)」のサウンドトラックを弦楽四重奏のために書き換えた弦楽四重奏曲第3番「ミシマ」など、フィリップ・グラスの弦楽四重奏曲を網羅した注目盤。グラス=ミニマル専門という先入観は「ミシマ」や「バクザック」など才気のほとばしる作品によって一変させられます。スミス・クァルテットは、ライヒのディファレント・トレインズ(SIGCD-064)や現代イギリスの作品を収録したゴースト・ストーリーズ(SIGCD-088)など現代作曲家の作品のスペシャリスト集団。
SIGCD-118
エルガー:交響曲第3番Op.88(ペイン補筆完成版)
行進曲《威風堂々》第6番(ペイン補筆完成版)
尾高忠明(指)札幌SO

録音:2007年3月30日〜31日札幌コンサートホールKitara
札幌交響楽団の創立45周年記念プロジェクト第2弾にしてシグナム・クラシックスからの2枚目となるニュー・リリースは、マエストロ尾高の十八番であるエルガー。しかも日本のオーケストラとして初の録音となる「交響曲第3番」&「威風堂々第6番」の組み合わせ!未完の交響曲第3番に対して「誰も手を付けてはならない」という言葉を残してこの世を去ったエルガーですが、その死から数十年、BBCの委嘱を受けたイギリスの作曲家アンソニー・ペインの補筆により1997年に完成となった「交響曲第3番」。同じくエルガーの死によって未完となり1996年までそのスケッチすら陽の目を見ることが無かった「威風堂々第6番」は、2005年にアンソニー・ペインによって補筆が着手され2006年のプロムスでその全容が明らかとなった幻の作品です。尾高忠明&札幌交響楽団は2004年に「交響曲第3番」の日本初演を実現させるなど、エルガーの音楽に対する造詣の深さは日本のみならず世界屈指。まったく同じ収録内容で一足先に昨年シャンドスからリリースされたヒコックス盤も記憶に新しいところ。
SIGCD-119
スペイン黄金世紀
ジョン4世(1604−1656):神聖なる十字架よ
モラレス
:キリエ/ビクトリア:我が竪琴は悲しみに
ディオゴ・ディアス・メルガス(1638−1700):断食し泣きながら、ピア・エト・ドロローサ・マーテル
セバスティアン・デ・ビバンコ
(ca.1550−1622):我が竪琴は悲しみに
フアン・グティエレス・デ・パディラ
(ca.1590−1664):我が竪琴は悲しみに
アロンソ・ロボ(1555−1617):エレミアの哀歌、我が竪琴は悲しみに、リベラ・メ
キングズ・シンガーズ
1968年にケンブリッジ・キングズ・カレッジの学生6人によって結成されて以来、世界トップクラスの男声ア・カペラ・アンサンブルとして君臨してきた“イギリスの紳士”キングズ・シンガーズのニュー・アルバム!2007年5月30日から6月2日にかけてレコーディングが行われた新録音のテーマは「スペイン黄金世紀(Siglo de Oro)」。 スペインの芸術が最も輝いた15世紀から17世紀、すなわち「スペイン黄金世紀」を生きた作曲家たちによる宗教合唱作品10曲を収録。 40年間にわたって世界に感動を与え続けてきたハーモニーが、スペイン黄金世紀の芸術を現代に呼び覚まします。

SIGCD-120(5CD)
キングズ・シンガーズ・コレクション〜結成40周年記念ボックス
◆DISC-1(SIGCD-048)
ジェズアルド:月曜日、火曜日の聖務日課のためのレスポンソリウム
◆DISC-2(SIGCD-056)〜SIX
伝承歌(ローソン編):ダウン・トゥ・ザ・リヴァー・トゥ・プレイ、
レノン&マッカートニー(ランズウィック編):ブラックバード、
タルボット
:ザ・ウィシング・ツリー、
ジョエル
:ララバイ、バーリン(ベネット編):青い空、
ヤング
(ナイト編):アフター・ザ・ゴールドラッシュ、
◆DISC-3(SIGCD-061)〜1605年反逆罪とディスコード、ウィリアム・バードと火薬陰謀事件
ダウランド:ジョージ・ホワイトヘッズ・アルマンド、
バード
:4声のミサ、
デリング
:我が心は燃え上がり、
バード:汝の聖なる都は、
フィリップス
:めでたし、マリア、
ダウランド
:サー・ヘンリー・アンプトンの葬礼、
ウィールクス
:主よ我が王に楽しみを、
バード
:乙女より生まれし、
ダウランド
:バクトンズ・ガリアルド、
ポット
:マスター・トレシャム
◆DISC-4(SIGCD-071)
タリス:40声のモテット《御身よりほかにわれは》、
キングズ・シンガーズのインタビュー、
◆DISC-5(SIGCD-090)〜景色と時間
ロドニー・ベネット:シーズンズ・オブ・ヒズ・メルシー、
マッケイブ
:デゼルタの風景、
クレーク
:4つのダヴィデの詩篇、
ヒル
:リメンバード・ラヴ、
マックスウェル・デイヴィス
:冬の家、
シベリウス:愛人、コダーイ:夕べの歌、
チルコット
:イーブン・サッチ・イズ・タイム
キングズ・シンガーズ、
アンドルー・スウェイト(トレブル/DISC-5)
ケンブリッジ・キングズ・カレッジの出身者たちが集い、1968年に「キングズ・シンガーズ」が結成されてから今年で40周年!2003年にリリースされたシグナム・クラシックス移籍第1弾となる「クリスマス・アルバム」(SIGCD-502)を皮切りに、以前にも増して新録音の発表に積極的な姿勢を見せてきたキングズ・シンガーズ。現在、彼らのメイン・ステージであるシグナム・クラシックが贈る結成40周年記念リリースは、同レーベルでのキングズ・シンガーズのハイライトとも言うべき5タイトルを1つにまとめた特別ボックス。キングズ・シンガーズのジャンルの枠を超えたスタイルと世界を魅了してきたハーモニーの証です。
SIGCD-121
シンプル・ギフト
ビリー・ジョエル(ローソン編):シーズ・オールウェイズ・ア・ウーマン
ジェイムス・テイラー
(ローソン編):目を閉じてごらん
イギリス民謡(チルコット編):グリーンスリーブス/
アメリカ民謡
(チルコット編):ささやかな贈り物
黒人霊歌(ナイト編):揺れるチャリオット
スティーブン・スティルス
(ローソン編):どうにもならない望み
黒人霊歌
(ローソン編):深い河
アメリカ&スコットランド民謡
(チルコット編):私の愛しい人は黒髪
イギリス民謡
(ローソン編):我が愛を愛す、
ウォーター・イズ・ワイド/ランディ・ニューマン
(ローソン編):ホエン・シー・ラブド・ミー
スティング
(ローソン編):ヴァルパライゾ
イギリス民謡
(ローソン編):きじばと
ポール・サイモン(ローソン編):四月になれば彼女は
黒人霊歌(チルコット編):逃れゆかん
ジョン・デイヴィット
(ナイト編):ユー・アー・ザ・ニュー・デイ
キングズ・シンガーズ

録音:2007年10月&2008年1月
結成40周年を迎えた6人のイギリスの紳士たち、「キングズ・シンガーズ」のシグナム・クラシックス通算10枚目となる新作は、メンバーのフィリップ・ローソンとピーター・ナイト、イギリスの人気作曲家ボブ・チルコットのアレンジによる16曲のバラード、民謡、黒人霊歌を歌ったスタジオ録音によるア・カペラ・アルバム。ちなみにキングズ・シンガーズはシャンドスからリリースされているデビュー・レコーディング(CHAN 6562)でも多くの民謡を取り上げており、40周年という節目の年を迎え円熟味が増したイギリスの紳士たちが素晴らしいメロディーを素晴らしいハーモニーでじっくりと聴かせてくれます。
SIGCD-122
海外のブリテン
ブリテン:ミケランジェロの7つのソネットOp.22
詩人のこだまOp.76/民謡編曲第2集《フランスの歌》
真夜中に/ヘルダーリンの6つの断章Op.61
スーザン・グリットン(S)、
マーク・パドモア(T)、イアン・バーンサイド(P)
ブリテンの声楽作品の中から、英語ではなく「ドイツ語」、「ラテン語」、「イタリア語」、「ロシア語」の歌詞と、英語とは違う海外の響きを持った“歌”にスポットをあてた、ブリテンの歌曲集。ブリテンの生涯で最大のパートナーでもあったピーター・ピアーズのために書かれた最初の作品「ミケランジェロの7つのソネット」もアルバムの冒頭に収録されています。このブリテンの歌い手は、飛ぶ鳥を落とす勢いで全世界を駆け巡るスーザン・グリットンとマーク・パドモアの強力コンビ。
SIGCD-123(2CD)
バッハ:平均律クラヴィーア曲集第2巻BWV.870〜893 ジル・クロスランド(P)
ウィーンではバドゥラ=スコダにピアノを学び、ムジークフェラインのブラームスザール(小ホール)でリサイタルを開催しウィーン・デビューを果たしたイギリスの女流ピアニスト、ジル・クロスランド。クロスランドはロンドンのウィグモア・ホールやサウス・バンクでの定期公演に加えてバッハを中心としたレコーディングにも取り組んでおり、この「平均律クラヴィーア曲集第2巻」はシグナム・クラシックスからのリリース第2弾となります。
SIGCD-124
戦時中の歌
アレック・ロス(1948−):戦時中の歌
月の歌(ギター独奏)/月の踊り(ギター独奏)
中国庭園
マーク・パドモア(T)、
ィリップ・オノレ(Vn)、アリソン・ニコルス(Hp)、
モーガン・シマンスキー(G)
目下絶好調のイギリスのテノール歌手マーク・パドモアが、ヴァイオリン、ハープ、ギターをバックにして歌うアレック・ロスの歌曲集。現在イギリスで急速に注目を集めているアレック・ロスは、ドイツとアイルランドをルーツとするイギリス出身の作曲家。ガムランなど東洋の音楽にも精通するロスは、インドの詩人ヴィクラム・セトとのコラボレーションにより斬新な歌曲を次々と発表しています。杜甫の唐詩を題材にしたセトの歌詞を用いた「戦時中の歌」、バンクーバーの中国庭園で得たインスピレーションを基にした「中国庭園」などの新しい歌曲をパドモアが世に送り出します。
SIGCD-125
ザ・ディヴィジョン・リコーダー
第1部〜リーディングのグラウンド、セント・ポールの塔、ファロネルのグラウンド、王様のサイモンじいさん、トレッツのグラウンド、グリーンスリーヴス、ジョニーのビーヴァー帽、グラウンド上のディヴィジョン、エックルス氏のグラウンド、フィンガー氏のグラウンド、バニスター氏のグラウンド
第2部〜フィンガー氏のグラウンド、ソロモン・エックルス氏のグラウンド、グラウンド上のディヴィジョン、ソロモン・エックルス氏のグラウンド、グラウンド上のディヴィジョン、イタリアのグラウンド
エマ・マーフィー(リコーダー)、
デイヴィッド・ミラー(テオルボ&バロック・ギター)、
ウィリアム・ライオンズ(ダルシアン&リコーダー)、
リチャード・キャンベル(ガンバ&バロック・ギター)、
スティーヴン・デヴァイン(Cemb)、
エミリア・ベンジャミン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
「ザ・ディヴィジョン・リコーダー」とは、17世紀から18世紀にかけて流行したリコーダーの愛奏家たちのためにロンドンの出版社から1706年に出版されたトレブル(アルト)・リコーダーのための作品集。ヴィオラ・ダ・ガンバやギターが奏でるグラウンドの上で、ガブリエリ・コンソートやキングズ・コンソート、エクス・カシードラなどで活躍するイギリスの女流奏者エマ・マーフィーのリコーダーが次々と変奏を繰り広げ華麗に舞います。 
SIGCD-126
メシアン:室内楽作品集
幻想曲/世の終わりのための四重奏曲
クロウタドリ/ピアノと弦楽四重奏のための小品
初見視奏曲(世界初録音)
マシュー・シェルホーン(P)、
フィルハーモニア管弦楽団のソリストたち
2008年はカラヤンだけでなく、20世紀フランスの巨星オリヴィエ・メシアンの生誕100年という節目の年であります。イギリスのシグナム・クラシックスがリリースするメシアンの生誕100年記念盤は、世界初録音となる作品を含む室内楽作品集。メシアンの未亡人イヴォンヌ・ロリオ=メシアンお墨付きのピアニスト、マシュー・シェルホーンと、イギリスの名門フィルハーモニア管のソリストという陣容も非常に強力。第2次世界大戦前にエコール・ノルマルで教鞭を執っていたメシアンが作曲した2分弱の作品「初見視奏曲」は、このシグナム盤の演奏が世界初録音となります。
SIGCD-127
おお聖なる晩餐
バード:彼、彼らをやしなう
ビクトリア
:大いなる神秘
ウィールク
:アレルヤ,われとどろける声を聞けり、
 ダヴィデがアブサロムの殺されしを聞きしとき
A・ペルト
:マニフィカト
ホルスト
:ヌンク・ディミッティス
G・ジャクソン
:おお聖なる晩餐
ブルックナー
:キリストはおのれを低くして
C・ウッド
:ヌンク・ディミッティス
R・ウォーカー
:リンゴの木
スタンフォード
:汝ら新エルサレムの聖歌隊
サムエル・ラスボーン(Org)、
ルパート・ガフ(指)
ロンドン大学ロイヤル・ホロウェイ校cho
ハイレベルの合唱団を数多く擁するシグナム・クラシックス(Signum Classics)に新しく加わるのは、1848年に創立されたロンドン大学のロイヤル・ホロウェイ校の合唱団。ロイヤル・ホロウェイ校合唱団は、タリス・スコラーズ、ザ・シックスティーン、テネブレ、ガブリエリ・コンソートなどの世界的アンサンブルに卒業生を輩出するなど、その実力は一級品。バラエティ豊かなプログラミングからも意欲の高さが窺えます。
SIGCD-128
ソングス・オヴ・イノセンス
ニルス(ブリテン編):アイ・ワンダー・アズ・アイ・ワンダー
黒人霊歌
:イン・ザ・モーニン
ブリテン
:ディアフェニア、ふくろう、魔女たちの歌、室内音楽X、虹、牛たち
伝承曲
(ブリテン編):小さなウィリアム卿
バークリー:揺りかごの歌
ワーロック
:The bayly berith the bell away
ボイス(ポストン編):教えて、愛しいシェファード
プラント編
:スロー・トレイン
伝承曲
(ブリテン編):羊を追って
ヘンデル
(ヤコブセン編):静かな賛美
ウッド:あなたはシルヴィア?
伝承曲
(プラント編):Caleno Custure Me
ヴォーン=ウィリアムズ:Dirge For Fidele
クィルター
:夏の夕暮れ
アイヴズ
:遅い行進曲
ディブディン
(ブリテン編):トム・ボーリング
ジェフリーズ:マシュー、マーク、ルークとジョン
ウィリアムソン:マイ・ベッド・イズ・ボート
バーバー:この輝ける夜に
ウィリアムソン
:スイート・アンド・ロウ
アンドルー・スウェイト(トレブル)、
ジェムズ・ボウマン(C.T)、アンドルー・プラント(P)
チェルトナム・カレッジ、テュークスベリー修道院学校合唱団のコリスターとして絶大な人気を誇るイギリスの天才トレブル(ボーイ・ソプラノ)、アンドルー・スウェイトのソロ・アルバム。1994年生まれのアンドルー・スウェイトは、2005年にテュークスベリー修道院学校合唱団の共演で「ライト・オヴ・ザ・ワールド」(SIGCD-068)の録音をリリースしており、今回の第2作目ではイギリスとアメリカのトレブルのためのレパーリーを取り上げています。
SIGCD-129
エクスプレシア〜アルメニア音楽の変容
コミタス・ヴァルダペット(1869−1935):Krunk、KujnAraYevGna-Gna
サヤト・ノヴァ(1712−1795):KhaniVurJanIm、InchKhonimHekimn
シリン(1827−1857):ダンス
アルチュニアン
(ババジャニアン編):アルメニア狂詩曲
カレン・アナニヤン(1976−):フォーク・リフレクションズ
ハチャトゥリアン:アダージョ、
 バラの少女達の踊り、子守歌、剣の舞
カデンス・アンサンブル
カデンス・アンサンブルは、リーズ、ヴァン・クライバーン、ダブリンなどの国際コンクールでの入賞実績を持つピアニスト、アルメン・ババハニアンの呼びかけで2004年に結成されたピアノ、ギター、ヴァイオリン、コントラバス、アコーディオン&バンドネオンによる五重奏団。ヴァルダペットやアルチュニアン、ハチャトゥリアンなどアルメニアの音楽史に名を残す偉大な音楽家たちの民族色豊かな作品を、ジャンルの垣根を取り払ったカデンス・アンサンブルが情熱的な演奏で楽しませてくれます。
SIGCD-130
ラングレー:テ・デウム
グリニー:Recitdetierceentaille
ハキム:前奏曲「Sakskobing」(世界初録音)
フランク:コラールイ短調
ボエルマン:ノートルダムへの祈り
ハキム:グレナルモンド組曲
ナジ・ハキム(Org)
1985年から1993年にかけてパリのサクレクール寺院のオルガニストを務めたレバノンの首都ベイルートで生まれのオルガニスト、ナジ・ハキム。2007年にスコットランドのグレナルモンド・カレッジのチャペルに新しく設置されたハリソン&ハリソン社製の26ストップのグランド・オルガンをハキムが弾いたライヴ録音。ハキム自作の2作品は世界初録音。
SIGCD-131
ジャッケス・デ・ヴェルト(1535−1596):モテット集第2巻(1581) スティーヴン・クレオバリー(指)
コレギウム・リーガル
ジャッケス・デ・ヴェルトはイタリアで活躍したフランドル出身の作曲家。ヴェルトはマントヴァ公国の宮廷楽長を務めていた頃の1590年に出合った若きモンテヴェルディに絶大な影響を与えており、特にモンテヴェルディのマドリガーレ集の成功には欠かすことの出来ない存在であったことはヴェルトの有名な逸話です。
自身も当時を代表するマドリガーレの大家であったが、そのマドリガーレと双璧を成すヴェルトの重要作品がこのモテット集。マドリガーレで発揮された優れた手法や豊かな生命力を感じさせるヴェルトのモテットは、16世紀のポリフォニー音楽の傑作と言えます。ヴェルトのモテットを歌うのは、名門ケンブリッジ・キングス・カレッジ合唱団のメンバーから選抜された精鋭14名で結成され、BBCシンガーズのディレクターを務めるクレオバリーが率いる男声ヴォーカル・アンサンブル、コレギウム・リーガル。まさに合唱芸術と呼ぶに相応しい至高のハーモニーが響きます。

SIGCD-132(2CD)
ブラームス:交響曲第2番、第4番 クリストフ・フォン・ドホナーニ(指)
フィルハーモニアO

録音:2007年6月28日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、2007年2月4日、クィーン・エリザベス・ホール*(共にライヴ)
シグナム・クラシックスのフィルハーモニア管シリーズ第1弾。1994年にフィルハーモニア管の首席客演指揮者として迎えられたドホナーニは、1997年に首席指揮者に就任。このブラームスはクリーヴランド管とのスタジオ録音から20年を経ていますが、その円熟味たるや予想をはるかに超えるもので、名前を知らされずに聴いたらヨッフムやザンデルリンク級の巨匠の演奏と思われることでしょう。演奏内容はきわめて堅実。ただし、その生真面目なアプローチが音楽自体を極限まで熟成させ、内燃の活力を醸成させるのに完全に作用しているので、模範解答的な演奏には決して陥ってはいないのです。
まずは「第4番」。冒頭は粘らず軽やかに滑り出しますが、ヴァイオリン両翼配置が功を奏して響きが充実の極み。第2主題は幾分テンポを落とし手じっくり歌い上げますが、その歌いっぷりが内容を伴った素晴らしいさ。アーティキュレーションには常には常に強固な意志が感じられ、それをフィルーモニア感が完全に受けとめています。そのオケの響きがまた筆舌に尽くしがたい魅力で、これぞブラームスといった雄渾な響きの表出を実現しているのも驚きです。10:53以降の内燃力に早くも感動が頂点に!
第2楽章も出だしはすっきりと進行し、ホルンは明瞭そのもの。。流れは楷書風ですが、その書体にも響きにも人口臭さがないので極めて清潔で説得力のある造形美へと繋がっています。第2主題の息の長いフレージングとその呼吸のしなやかさは、現代感覚と伝統的なスタイルが見事に融和した成果。その第2主題の再現(7:56〜)は、この作品への共感度を計る試金石とも言えますが、ここでも古めかしさを感じさせない一途な共感がこもり、分厚いハーモニーは高い求心力を誇ります。
第3楽章は、有機的な弾力をもつリズムにご注目。あからさまではない形で内声を充実させる才には以前から長けていたドホナーニですが、その特質に円熟味が加わったときの音楽の厚みを是非感じていただきたいものです。
終楽章も恣意的な声部操作を感じさせずに見事な立体感を表出。しかもはモニーのバランスがここでも鉄壁!1:17からのアーティキュレーションから引き出される微妙なニュアンスは、耳と感性を全開にして接してください。いつの間にこんなこんな技を体得したのでしょうか?6:43以降はティンパニの充実ぶりが印象的。特に終結部ではその響きが核として一層大きな意味を成し、感動的なクライマックスを築くのです。
「第2番」も、鋭角的な響きを持つ演奏が多く聴かれる昨今、響きの美しさ造型の揺るぎなさ、確かな共感といった当然の前提条件を兼ね備えた演奏になかなか出会えないとお嘆きの方にとにかくお勧めしたい素晴らしい演奏。声部感の連動が決してもやもやせずにすっきりしているにもかかわらず、響きが薄くならずに味わい深いのは第4番と同じ。終楽章開始間もなく0:51でティンパニが驚愕のアクセントを利かせるのはライヴならでは。しかもクライマックスの熱さと手応えは尋常ではありません。ここでは安易なアッチェレランドなお呼びでなく、オケの機能美とドホナーニの円熟が最高に結実したあまりにも見事な締めくくりに、言葉を失います。最後の金管の細かい音型が、ここまで明瞭かつ温かみを持って響き渡った例は他に思い当たりません。
ドホナーニは2009年に首席指揮者の座をエサ=ペッカ・サロネンに譲り桂冠指揮者に就任しますが、これはまさに有終の美!  【湧々堂】

SIGCD-133
シューベルト:交響曲第9番《グレート》 チャールズ・マッケラス(指)フィルハーモニアO

録音:2006年6月10日、クィーン・エリザベス・ホールでのライヴ
このCD、うっかりして指揮者の名前も確認せずにプレーヤーで再生し始めたところ、なにやら古風なニュアンスが…。第1楽章冒頭ホルンも弦もノン・ヴィブラートで速めのテンポ。ヴァイオリンは両翼配置と、ピリオド・アプローチを基調としていることを窺わせ、主部へはそのテンポのまま自然に突入。かなり知的バランスの取れた指揮者である事に気づきますが、刺々しさは一切なく、音の重心が低くどっしりと据わり、ダイナミズムの振幅、アゴーギクの揺れ具合は一時代前の巨匠風。今どきこんな演奏をする人は誰だろうと考えつつ、音楽の求心力が極めて高いので、演奏を途中で切り上げられず、最後まで聴き通す羽目に。第2楽章は金管の抉り出しがかなり強烈。音楽全体の密度も濃く、特にコーダ、12:30以降の呼吸の切り替えの素晴らしさにどっと鳥肌が!ニュアンスの余韻を残しつつ、音の硬軟を自在に取り込むこんな技が可能な指揮者って…。名前を確認したい気持ちを抑えて第3楽章へ。リズムは小ざっぱりとして、声部バランスも完璧。しかし音楽から立ち上がるニュアンスは粗野な農民風。特に後打ちリズムに強靭なコシがあるので弾力性も抜群。さらに驚くのは中間部!素朴な牧歌どころか、音楽的な主張がこんなにリアルに現出する演奏はかつて経験したことがありません。しかも音楽の中身が熱い!終楽章は速めのテンポで颯爽と進行。ハーモニーはどこを取っても美しく整理されていますが、やはり音楽自体は綺麗事では済みません。これはマッケラスに違いない!と確信するのはコーダ。声部の絡みが混沌としがちなこの部分でこれほど見通しの良いテクスチュアと破綻の全くないダイナミックな畳みかけを敢行するとは、まさに向かうところ敵なし!なお、最後の一音はディミニュエンドをせずに豪放なティンパニの一撃とともに圧倒的な力感をもって締めくくられます。
ハイペリオンからリリースされている「ベートーヴェンの交響曲全集」でもそうでしたが、この曲を振るために指揮者になったのでは?と感じさせる共感の熱さと驚異的なバランス感覚に、ここでも圧倒されっぱなしです。 【湧々堂】 
SIGCD-134
ホワイト:宗教音楽集
主にして日なるキリストよ(T)
われはわが目を御身に対し上げ奉りぬ
主は汝の声を聞き/ミゼレーレ
主にして日なるキリストよ(W)
主よ、御身の神殿に住まんとするは誰か(T)
あなたの御手は/6声の哀歌
ガリカントゥス
ガリカントゥスは、巨匠コリン・デイヴィスも信頼を寄せるイギリスの合唱団テネブレのメンバーたちによって2008年に結成されたルネサンス音楽専門の新しいヴォーカル・アンサンブル。テネブレの精鋭たちが集うがガリカントゥスには、テネブレの指揮者でありキングズ・シンガーズのメンバーとしても活躍したナイジェル・ショートも名を連ねています。ルネサンス時代のイギリスの作曲家ロバート・ホワイトの賛歌、詩篇、哀歌などの宗教音楽をデビュー・プログラムに選んだガリカントゥス。英国合唱界にまた1つ、素晴らしい実力を備えたアンサンブルが加わります。

SIGCD-135
ショスタコーヴィチ:祝典序曲、
交響曲第5番
ウラディーミル・アシュケナージ(指)
フィルハーモニアO

録音:2001年7月27日、サントリー・ホールでのライヴ
イギリスの名門フィルハーモニア管では桂冠指揮者としてドホナーニやマッケラスと並び重責を担うアシュケナージ。今回シグナム・クラシックスからリリースとなる音源は2001年にサントリー・ホールで収録されたショスタコーヴィチの祝典序曲&革命!鬼気迫る壮絶な"革命"がショスタコーヴィチを十八番とするアシュケナージのタクトとフィルハーモニア管によって繰り広げられます。
SIGCD-136(4CD)
バッハ:平均律クラヴィーア曲集(全2巻) ジル・クロスランド(P)
"ウィーン三羽鳥"の1人バドゥラ=スコダの門下生ジル・クロスランド。ムジークフェラインでのリサイタル、ジョン・オグドン・メモリアル・コンサート、ロンドンのウィグモア・ホールやサウス・バンクでの定期公演などで絶賛を博しており、この"平均律クラヴィーア曲集"や"ゴルトベルク変奏曲"の録音などでイギリス指折りのバッハ弾きとして株を上げています。SIGCD 113&123のボックセット仕様。
SIGCD-137
ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第2番、
ブリテン
:チェロ交響曲Op.68
ジェイミー・ウォルトン(Vc)
アレクサンダー・ブリガー(指)フィルハーモニアO
前作、エルガー&ミャスコフスキーのチェロ協奏曲集(SIGCD 116)がイギリスで大きな話題となり、エルガー協会からも称賛の声が贈られたイギリス期待の若手チェリスト、ジェイミー・ウォルトンのシグナム・クラシックス第2弾はショスタコーヴィチ&ブリテン!特にショスタコーヴィチの冒頭では、深刻で呻くようなチェロの響きが戦慄を覚えるほどの緊迫感を醸しだすなど、そのずば抜けた表現力からは末恐ろしい才能を垣間見ることが出来ます。愛器グァルネリ1712年製のチェロと共に歩むジェイミー・ウォルトンに対しては、シグナム・クラシックスが全面的なサポートを行うなど、その一挙手一投足に熱い視線が注がれています。
SIGCD-139(2CD)
ベートーヴェン:歌曲集
6つの歌Op.75/ゲレルトの詩による6つの歌Op.48
4つのアリエッタとひとつの二重唱曲Op.82
恋人に/あこがれ/秘密/恋人が別れようとした時
くちづけOp.128/あこがれ/約束を守る男Op.99
片思いの男のため息と愛の返答
この暗い墓のうちに/8つの歌Op.52
アン・マレー(Ms)、
ロデリック・ウィリアムス(Br)、
イアン・バーンサイド(P)
シグナム・クラシックスから楽聖ベートーヴェンの"リートと歌曲"シリーズがスタート。第1集の歌い手は、アイルランドの才女アン・マレーと、イギリスのオペラハウスを中心に大活躍中のバリトン歌手ロデリック・ウィリアムス。もちろんそれぞれの独唱も見事ですが、「4つのアリエッタとひとつの二重唱曲Op.82」のデュエットでは、ワールドクラスの歌声が生み出すドラマティックな世界に感嘆させられます。バーンサイドの絶妙の伴奏も2人の歌声を引き立てています。
SIGCD-141
エミリア
ヘンデル:涙の流れるままに、
モリコーネ
(キーナン編):ネラ・ファンタジア(ガブリエルのオーボエ)、
ブロドスキー
(キーナン編):アイル・ウォーク・ウィズ・ゴッド、
伝承曲
(ベネット編):丘を越えてかなたへ、
ナイマン
(キーナン編):イフ、
シベリウス
(スキナー編):フィンランディア、
フランク
:天使の糧、
作曲者不詳
(ラム編):フエン・ア・ナイト、ミリ・イット・イズ、
伝承曲(アイネス編):スオ・ガン、
伝承曲
(キャンベル編):庭の千草、
伝承曲
(ダンスタル編):イエスのもとへ逃れよう、
ラム
:アヴェ・マリア、フォースダイク:神よ私の頭に
エミリア・ダルビー(S)、
グレアム・ダルビー(指)
ロンドン・エステルハージ・オーケストラ、
セーラム・ヴォイセズ
1995年ロンドン出身で現在14歳(!)のエミリア・ダルビー。ソールズベリー大聖堂少年少女聖歌隊のコリスターとして4年間を過ごした麗しい若き逸材のソロ・デビュー・アルバムは、これまた驚きの11歳(!!)の時に録音を行った6つの原語と7つの世紀を巡る音楽の旅。
ヘンデルの「涙の流れるままに」、モリコーネの「ネラ・ファンタジア」、父との想い出「フィンランディア」、伝承曲「庭の千草」などアットホームなレパートリーで、エミリアの何色にも染まっていない純潔で可憐な歌声がとても11歳とは思えない"美しい歌"を披露。未来のサラ・ブライトマンの誕生か!?エミリアのこれからの歩みに注目です!
SIGCD-142
メイキング・ウェーヴス〜ボブ・チルコット合唱作品集
チルコット:サークルズ・オヴ・モーション
ライク・ラ・レインボウ/オール・シングス・パス
メイキング・ウェーヴス/ユリとバラ
ソー・フェア・アンド・ブライト
キャッチ・ア・フォーリング・スター/白鳥の歌T
ライク・ア・シンギング・バード/白鳥の歌U
オール・フォー・ラヴ・オヴ・ワン
女声合唱とピアノのための《ディス・デイ(This Day)》
リトル・ジャズ・ミサ(A Little Jazz Mass)*
ボブ・チルコット(指)サイレンス、
イアン・ファリントン(P)、
アレキサンダー・ホーキンス(P)*、
マイケル・チルコット(ダブル・ベース)*、
デレク・スキュール(ドラムス)*
日本でも絶大な人気を誇るイギリスの作曲家、合唱指揮者ボブ・チルコットの合唱作品集作品集第2弾には、待望の「リトル・ジャズ・ミサ(A Little Jazz Mass)」を収録!ケンブリッジ・キングズ・カレッジ聖歌隊、キングズ・シンガーズのメンバーとして活躍し、1997年に作曲家へと転身を遂げたチルコット。続々と話題作を発表するなど、合唱界の最先端を行くチルコットの作品の中でも大ブームを巻き起こしている「リトル・ジャズ・ミサ」は、アメリカのニューオーリンズで行われた「クレセント・シティ・コーラス・フェスティバル2007」のために作曲された話題作。ストを加えた斬新な作風、合唱とピアノ・トリオという大胆な編成で演奏される「リトル・ジャズ・ミサ」。チルコットが創設した若きプロフェッショナルの女声choサイレンスによる録音の登場は話題必至。合唱ファン&関係者必携です!
SIGCD-144
ビンガム:合唱作品集
遥か遠くの世界の輝き/羊飼いの暦/睡蓮/アイルランドのテネブレ/予測不可能、しかし幸運な/エイリアンの星の下で/アメリカ西部のゴースト・タウン
デイヴィッド・ヒル(指)BBCシンガーズ、
リチャード・ベンジャフィールド(Perc)、
クリス・ブランニック(Perc)、
イアン・ファーリントン(Org)、
クリシア・オソストヴィツ(Vn)、
オリヴィア・ロビンソン(S)
かつてBBCシンガーズのメンバーとして活躍していたイギリスの女流作曲家ジュディス・ビンガム(1952−)が、"作曲者"と"演奏者"という立場で古巣とのコラボレーションを実現させた合唱作品集。ウェストミンスター大聖堂聖歌隊などと幾多の名演を生んできた名匠デイヴィッド・ヒルが、こちらも英国屈指の合唱団BBCシンガーズのハーモニーを巧みにコントロール。近代的であり、時には神秘的、民族的でもあるビンガムの音楽の妙を愉しむことができる作品集です。
SIGCD-145
ベートーヴェン:リートと歌曲Vol.2
あきらめWoO.149/星きらめく夕べの歌WoO.150
思い出WoO/残酷な女WoO.125/希望に寄すOp.32
山からの呼びかけWoO.147/悲嘆WoO.135
独りごとWoO.114/アデライーデOp.46
ゲーテの詩による3つの歌Op.83
遠くからの歌WoO.137/声高き嘆きWoO.135
生きる喜びOp.82-5/うずらの声WoO.129
希望に寄すOp.94(第2稿)/遥かなる恋人に寄す
ジョン・マーク・エインズリー(T)、
イアン・バーンサイド(P)
アン・マレーとロデリック・ウィリアムスの歌声が記憶に新しいベートーヴェンの"リートと歌曲"シリーズの第2弾では、世界中からオファー殺到中のイギリス人テノール、ジョン・マーク・エインズリーが登場。その活躍は欧米のオペラハウスやレコーディングのみにとどまらず、ここ日本でも小澤征爾&サイトウ・キネンとのマタイ受難曲(J・S・バッハ)での名唱で株を上げています。エインズリーの艶やかで豊かな生命力を感じさせる歌声によるベートーヴェンがもたらす感動は、マレー&ウィリアムの第1集(SIGCD-139)を凌ぎます。
SIGCD-147
ロマンス・ドゥ・ソワール
サン=サーンス:夜の静けさOp.68-1、
ベアストー:音楽、優しい声が消えても、
エルガー
:おお幸せな瞳よOp.18-1、
シューベルト
:愛D.983a、エルガー:愛Op.18-2、
ウィルビー:おいで優しい夜よ、
ブラームス
:昔の恋の歌Op.62-2、
ラッスス:毎夜私はあなたなしで床につき、
サン=サーンス:冬のセレナード、
センフル:ああエルスライン、
シューマン
:露にぬれたばらOp.65-1、
ウィルビー
:泣けわが瞳よ、
R・シュトラウス:夢の光Op.123-2、
ラーセン
:恋人たちの旅、
サン=サーンス
:夕べのロマンスOp.118、
サリヴァン:長い一日が暮れる
キングズ・シンガーズ
エルガー、シューマン、サン=サーンス、人気急上昇中のアメリカ人作曲家リビー・ラーセンの新作「恋人たちの旅」など、15世紀から現代までの様々な"夕暮れのロマンス"が、どこか物悲しくも優しく響きます。キングズ・シンガーズだからこそ醸し出せる品格を備えた高貴なハーモニーが"夕暮れのロマンス"を届けてくれます。

SIGCD-148
R・シュトラウス:交響詩《ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら》、
交響詩《英雄の生涯》Op.40*
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指)
フィルハーモニアO

録音:2001年6月30日、2007年10月4日*(Op.40)、ロイヤル・フェスティヴァル・ホールでのライヴ
“ドホナーニの堅実な芸風を作品に重ねた独特の説得力!”
ドホナーニが地道に積み上げてきた芸の到達点がこの一枚に凝縮!若い時から決して強烈な個性を全面に出すタイプではなかったドホナーニですが、あの風貌に似つかわしい真面目で決めの細かい構築力、どこか古風な味を残す音色志向と現代感覚の絶妙なバランスが渾然一体となり聴き応え満点の名演を実現しています。
その特徴は、「英雄の生涯」冒頭部から如実に感じられます。“英雄の伴侶”に入ると、近年のドホナーニの芸の粋がいよいよ大開花!細やかな情感、色彩的な広がりと温かみがたまらない魅力。“英雄の戦場”は外面的な喧騒は狙っていないにもかかわらず、スペクタクルな楽しさも存分に堪能させてくれます。とにかく響きの彫琢の生々しさは尋常ではなく、ライヴとは思えぬ精度を誇るフィルハーモニア管の技術にも脱帽。最後の“英雄の業績”は甘美な響きの中に男の哀愁を滲ませ、懐の深いニュアンスが横溢!
かつて、カラヤンの指揮する「英雄の生涯」が、カラヤン自身の自叙伝のように響くと言われたものですが、この演奏はそれとは音楽の志向が全く正反対ながら、ドホナーニが地道に積み上げてきた指揮芸術に確信を持ち、その有り様を作品に重ね尽くしたという点において、カラヤン盤と共通するものさえ感じさせます。もちろん録音も優秀。【湧々堂】
SIGCD-149
ブリテン・シンフォニア001〜ソングス・オヴ・ザ・スカイ
マートランド:タイガー・ダンシング
ワトキンス:ドリーム/オレーガン:ライ
ヤード:フー・ノウズ・ザ・ビューティ?
タヴナー:ソング・オヴ・ザ・スカイ
ブリテン・シンフォニア
フィルハーモニア管との共同制作に続くシグナム・クラシックス(Signum Classics)のニュー・プロジェクトは、イギリスの名門室内オーケストラ、ブリテン・シンフォニアとのコラボレーション。リリース第1弾は、21世紀の英国楽壇を牽引する5人の作曲家たちの全曲世界初録音となる室内オーケストラのための作品集。スマトラ島沖地震の大津波で命を落とした犠牲者への追悼として作曲されたジョン・タヴナーの「ソングス・オヴ・ザ・スカイ」や、ラッターの後継者筆頭候補オレーガンのアラブ舞踊のリズムと音楽を取り入れた「ライ」などの5作品が、"近現代"という壁を打ち砕きます。ワトキンスの「ドリーム」には、人気急上昇中のヴァイオリン奏者イブラギモヴァが参加!
SIGDVD-005(DVD)

SIGCD-150
キングズ・シンガーズ〜ライヴ・アット・ザ・BBCプロムス
F・プーランク:フランスの歌
ジョン・マッケイブ
:アメリカ砂漠の風景
クレマン・ジャヌカン
:戦争
ラッスス
:ダラスの市場で、毎夜私はあなたなしで床につき
ピエール・パスロー:うちの亭主はお人好し
ジョン・ウィリアム・ホッブス
:フィリス我が喜び
伝承曲(ロヴァット編):リトル・グリーン・レーン
ブリッジ
:ガチョウのひなたち
伝承曲(チルコット編):グリーンスリーヴス
伝承曲(ラングフォード編):樫とトリネコ
伝承曲(ローソン編):キジバト
伝承曲
(ラングフォード編):ウィディコム・フェア
アーサー・サリヴァン:長い一日が終わる
キングズ・シンガーズ〔デイヴィッド・ハーリー(C.T)、ロビン・タイソン(C.T)、ポール・フェニックス(T)フィリップ・ローソン(Br)、クリストファー・ガビタス(Br)、スティーヴン・コノリー(Bs)〕

※DVD-Videoにはメンバーのインタビュー、バイオグラフィーなどの特典映像を収録。
※DVDフォーマット〜カラー/16:9/DVD9/NTSC/ステレオ、5.1/収録時間約62分/メニュー原語:英語
キングズ・シンガーズの結成40周年記念コンサートにもなったBBCプロムス2008、ロイヤル・アルバート・ホールでのライヴがCD&DVDの2フォーマットで同時に登場!このプロムスでは古くは伝承曲からのアレンジ、ラッスス、ジャヌカンからプーランク、そして新しくはマッケイブやブリッジなどが歌われており、キングズ・シンガーズの驚異的なレパートリーの広さはここでも健在!
SIGCD-151
ハウエルズ:合唱とオルガンのための音楽
Thee Will I Love/Hills of the North
I Love All Beauteous Things/ミサ・アエディス
オルガンのための6つの小品
This World, my God, is held within your hand
Haec Dies/A Maid Peerless
Sweetest of Sweets/O Holy City, seen of John
トリスタン・ラッシャー(Org)、
ジュディ・マーティン(指)
ダブリン・クライスト・チャーチ大聖堂聖歌隊
教会音楽を含む多くの優れた合唱作品を作曲し、ヴォーン=ウィリアムズに通ずる手腕と作風の持ち主と評される20世紀イギリスの作曲家ハーバート・ハウエルズ(1892−1983)。フランシス・ポットの合唱作品集(SIGCD-080)を発表したダブリン最古の教会ダブリン・クライスト・チャーチの聖歌隊が、ミサと合唱作品、オルガン作品を組み合わせることにより、ハウエルズの音楽の魅力を見事にまとめています。
SIGCD-152
スペインのヒロインたち
ロッシーニ:歌劇《セビリアの理髪師》〜今の歌声は激しい愛の火
モーツァルト:歌劇《ドン・ジョヴァンニ》〜何というふしだらな
ドニゼッティ
:歌劇《ファヴォリータ》より いとしのフェルナンド
ヴェルディ
:歌劇《ドン・カルロ》〜ヴェールの歌、むごい運命よ
ビゼー:歌劇《カルメン》〜ハバネラ、セビーリャの砦のそばで
マスネ
:歌劇《ル・シッド》〜泣け泣けわが瞳、歌劇《ドン・キショット》より アルザ!アルザ!
シルビア・トロ・サンタフェ(Ms)、
スザンナ・プッチ・イ・フェレス(S)、
ジュリアン・レイノルズ(指)ナバーラSO、
オルフェオン・パンプローネス
スペインを舞台としたオペラから、文字通り"スペインのヒロインたち"が歌うアリアを集めたユニークなオペラ・アリア集。ご当地スペインのビゼーはもちろん、ロッシーニ、モーツァルト、ドニゼッティ、ヴェルディ、マスネのオペラからのアリアはどれも色濃く情熱的。このアルバムの主役シルビア・トロ・サンタフェは、バレンシアに生まれホアキン・ロドリーゴ音楽院では研鑽を積んだスペインのメゾ・ソプラノ歌手。サンタフェの特徴であり魅力でもある硬派で力強い歌声が聴き手をグイグイと"スペインのヒロイン"の世界に引き込む!
SIGCD-153
レイザー・ブレイズ、リトル・ピルス&ビッグ・ピアノス
バッハ:フランス組曲第5番ト長調BWV.816、
ベートーヴェン
:ピアノ・ソナタ第27番ホ短調Op.90、
ショパン:バラード第4番ヘ短調Op.52、
バッハ
(ブゾーニ編曲):シャコンヌ、
モシュコフスキ:花火Op.35-6、
バッハ
(ジロティ編):前奏曲ロ短調
ジェームズ・ローズ(P)
まるでポップやロックのアーティストのような外見の持ち主、ジェームズ・ローズは正真正銘クラシックのピアニスト。ソコロフに憧れ、独学でピアノを学び続けてきたジェームズ・ローズのデビュー録音は、複雑に入り組んだ異端の旅だといいます。感情を抑制しているかのように聴こえてくる演奏の中に隠された本当の感情。ジェームズ・ローズの弾くバッハ、ベートーヴェン、ショパンとモシュコフスキは深くどこか新鮮。
SIGCD-154(2CD)
カールソン:歌劇《アンナ・カレーニナ》(世界初録音) スチュワート・ロバートソン(指)
セントルイスSO、セントルイス歌劇場cho
「アンナ・カレーニナ」は「アンナ・カレーニナ」でもシチェドリンのバレエ音楽ではなく、アメリカの中堅作曲家デイヴィッド・カールソン(1952−)作曲の歌劇「アンナ・カレーニナ」の全曲を収録した世界初録音。カールソンの「アンナ・カレーニナ」は、トルストイの小説を題材としてイギリスの脚本家コリン・グラハムが台本を完成させ、セントルイス響、セントルイス歌劇場、フロリダ・グランド・オペラ、ミシガン歌劇場の協力によって上演が実現した全2幕の大作です。
SIGCD-155
海外のリスト
リスト:おお、私が眠る時
かわいい子よもし私が王なら/
ガスティベルザ/彼らは何と言った/
ライン河その美しい流れ
ローレライ/祖先の墓
ペトラルカのソネット第104番
ペトラルカのソネット第47番
ペトラルカのソネット第123番
幸福な日よ、行かないで/誓い/さらば
毎朝私は起き、そして問う
唐桧の木はひとり立つ/君は花のごとく
なぜかくも美しくひばりは歌う/花と香り
そしてわれわれは死者を思い起こした
すべての峰に安らぎがある
レベッカ・エヴァンス(S)、
アンドルー・ケネディ(T)、
マシュー・ローズ(Br)、
イアン・バーンサイド(P)
19世紀のヴィルトゥオーソ・ピアニスト、フランツ・リストの歌曲集は、生地ハンガリーを皮切りにドイツ、オーストリア、パリなどヨーロッパ各国を駆け巡った人生を反映したユニークな内容。収録されている20曲の歌詞は、フランス語、ドイツ語、イタリア語、英語、ロシア語、そしてハンガリー語など多種多様。様々な言語の魅力を引き出す作曲家リストが、音楽が世界共通語ということを教えてくれます。

SIGCD-156
バッハ・トランスクライブド
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番(ゴドフスキー編)
羊は安らかに草を食み(ペトリ編)
管弦楽組曲第3番〜アリア(ジロティ編)
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番〜ガヴォット(サン=サーンス編)
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番〜アンダンテ(ジロティ編)
フルート・ソナタ変ホ長調〜シチリアーノ(ジロティ編)
カンタータ第140番《目覚めよと呼ぶ声あり》〜シオンは物見らの歌うのを聞き(ケンプ編)
鍵盤楽器のための協奏曲へ短調〜ラルゴ(バックス編)
無伴奏チェロ組曲第3番〜ブーレ(ゴドフスキー編)、
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番〜シャコンヌ(ブゾーニ編)
アレッシオ・バックス(P)

録音:2008年11月19−21日、シアターサンボンネット(フランス)
浜松コンクール優勝時から湧々堂が注目し続けているバックスが新規一転、健在ぶりをアピール!自分を見失わず、大手レーベルに見切りをつけてひたすら音楽そのものに奉仕し続けている姿は頼もしい限りです。Signum Classics"に移籍に移籍した、新生バックスの第1弾は彼の魅力的なピアニズムに最も相応しいバッハの編曲集。この種の録音は、当分の間これで打ち止めにして欲しいと思うほど、これは非の打ち所のない名演です!豊穣を極めたロマンの結晶とも言うべきこれらの作品をそれなりに美しく奏でた演奏は数多く存在しますが。そのむせ返るような香気を格調高い造型力と、リヒテルなどとは対照的な自然発生的な集中力によって聴き手の心にぐいぐい迫りくる妙技、ピアノ編曲版の存在意義そのものを実感させる演奏は、そうそう耳にできるものではありません。どこをとってもタッチの清潔さ、リズムのセンス、響きの重さの配分、和声のバランスなど、全てが精妙に一体化され、彼の人格的な素晴らしささえ予感させます。管弦楽組曲第3番〜「アリア」の弛緩を感じさせないフレージングは、感覚的な美を超えたまさに諦観の境地。サン・サーンス編曲による「ガヴォット」は、下から突き上げるようなリズムの躍動にしびれ、色彩感知のなんと鋭敏なこと。そして、中間部のさり気ないペダリングがもたらすシルキーなニュアンス!意外な衝撃を与えるのが「目覚めよと呼ぶ声あり」。いかにも平和的な佇まいで進行し、心の奥底で熟成させた歌が横溢。後半は突如として音楽の作りを大柄に変貌させ、強大なタッチで感情をストレートに表出して強烈な存在感を誇示。一瞬腰が引けるほどのその衝撃は最後に置かれた「シャコンヌ」でも出現。この「シャコンヌ」がまた尋常ではありません!広大な宇宙を思わせるこんな激烈な「シャコンヌ」は聴いたことがありません。「やり尽くす」とはこういう演奏のことです!!録音も鮮烈。 【湧々堂】
SIGCD-157
オリジナルのブランデンブルク協奏曲集
トレッリ:協奏曲集Op.6
シャリヴァリ・アグレアブル
イタリアのバロック時代を代表する大家ジュゼッペ・トレッリ(1658−1709)の没後300周年を記念したリリースは、トレッリの「ブランデンブルク協奏曲」。「ブランデンブルク協奏曲」と言われて真っ先に頭に浮かぶのは、1721年に当時のブランデンブルク=シュヴェート辺境伯クリスティアン・ルートヴィヒに献呈されたJ・S・バッハの作品。それに対してこのトレッリの「協奏曲集」Op.6とは、アンシュパッハのブランデンブルク伯ゲオルク・フリードリヒの宮廷に仕えていた時代の1698年に完成し、バッハより前に献呈された言わばオリジナルの「ブランデンブルク協奏曲」なのです。フランス語で"楽しい騒ぎ"との意味を持つバロック・アンサンブル、シャリヴァリ・アグレアブルの丁寧な演奏もGood。
SIGCD-158
ファサード
ロジャース:空のレッスン、
ムチンスキ:サクソフォン・ソナタOp.29、
マクドナルド
:ヒアー・アゲイン、
グラス
:ファサード、
ペインター
:サクソフォン・ソナタOp.56、
フィトキン
:グラス
ララ・ジェームズ(Sax)、
ジェレミー・ヤング(P)、キャスリン・プライス(Vc)、
ニコラス・コック(指)シンフォニア・ヴィヴァ
イギリスの女流サクソフォン奏者ララ・ジェームズのソロ・アルバムは、グラスやフィトキンなど現代の大物作曲家たちの作品集。難解な現代的な手法に走らず、サクソフォンの特性をしっかりと掴んだ6つの作品は、既存の定番レパートリーに一石を投じる傑作ばかり。グラスの「ファサード」やフィトキンの「グラス」など、ソプラノとアルト両方のレパートリー拡大にも繋がる粋な選曲が光ります。
SIGCD-160
ウィーンのためのソネット〜コルンゴルト:歌曲集
ウィーンのためのソネットOp.41
4つの別れの歌Op.14
3つの歌Op.18/3つの歌Op.22
4つのシェイクスピアの歌Op.31
永遠Op.27/道化の歌Op.29
5つの歌Op.38
サラ・コノリー(Ms)
ウィリアム・デイズリー(Br)、
イアン・バーンサイド(P)
オーストリアの神童、元祖ハリウッドの巨匠という2つの姿で後世にその名を残しているコルンゴルト。"管弦楽曲"や"協奏曲"、"映画音楽"の復権が続々と進んでいるが、コルンゴルトの"歌曲"を再評価へと導く歌曲集が登場!コルンゴルトの"歌曲"を歌うのは、シャンドスのシューマン歌曲集(CHAN 10492)で素晴らしい歌声を聴かせてくれたメゾ・ソプラの歌手サラ・コノリーと、ヘレヴェッヘ、バレンボイム、マッケラス、C・デイヴィス、ティルソン=トーマスなど数々の名匠たちから厚い信頼を寄せられるバリトン歌手ウィリアム・デイズリー。ウィーンへの想いが込められた晩年の傑作「ウィーンのためのソネット」など、コルンゴルトの"歌曲"が漂わせる独特の美を2人の名歌手が濃厚に表現しています。
SIGCD-161
フロストバウンド・ウッド〜イギリスの歌曲集
ワーロック:マイ・リトル・スウィート・ダーリン
 持って行けあの唇を、
 アンド・ウィルト・ソウ・リーヴ・ミー・サス?、
り、おどけた恋、これ以上嘆かないで下さい、
マイ・オウン・カントリー
ハワード:描かれた薔薇、
 3つの中世イギリスの歌
ハウエルズ:マックイーン夫人、
 ホエン・ザ・デュー・イズ・ファリング
 満月
ロウ
:ノーブル・ナンバーズ
ワーロック:マイ・ゴーストリー・フェーダー、フロストバウンド・ウッド、
 ベツレヘム・ダウン、夜
ティモシー・トラヴァース=ブラウン(C.T)
ジェレミー・フィルセル(P)
マゼールやホグウッド、鈴木雅明&バッハ・コレギウム・ジャパンとの共演や、パーリー・オブ・インストゥルメンツのレギュラー・メンバーとして活動してきたイギリス期待のカウンターテナー歌手、ティモシー・トラヴァース(ケンウォージー)=ブラウンのソロ・デビュー盤は、イギリス一色の歌曲集。トラヴァース=ブラウンの輝かしく透き通るような歌声が、ピーター・ワーロック、マイケル・ハワード、ハーバート・ハウエルズ、ベティ・ロウなど、モダンと古典の狭間に位置するイギリスの作曲家たちの歌曲をじっくりと聴かせてくれます。
SIGCD-162
ソング・オヴ・ソングス〜ホーズ:作品集
ソング・オヴ・ソングス*/完璧な恋
ホエン・イスラエル・ワズ・ア・チャイルド
主の祈り
わが主神の御名は世にあまねくして尊きかな
ヴァウデイのパート・ソング集
トッカータ
エリン・マナハン・トーマス(S)*、
ロジャー・セイヤー(Org)、
パトリック・ホーズ(指)
コンヴェントゥス、イギリス室内O
2006−2007シーズンには欧州有数のクラシック・メディア、"Classic FM"のコンポーザー・イン・レジデンスを務めたイギリスの作曲家、パトリック・ホーズ(1958−)の作品集。ホーズの作品は、本格的な"クラシック"のスタイルや聴きやすい"ライト・クラシックス"など作風も変幻自在。洗練された美しさと神秘性も作品の特徴。モンテヴェルディ合唱団やザ・シックスティーンの活躍でも知られるウェールズの実力派ソプラノ、エリン・マナハン・トーマスの輝くようなハイトーン・ヴォイスにも要注目!
SIGCD-163
デュリュフレ:レクイエムOp.9、
 4つのモテット
グリュネンワルド:汝はペテロなり
 深き淵より
サラ・コノリー(Ms)、
クリストファー・マルトマン(Br)、
ジェレミー・フィルセル(Org)、
ロバート・コーエン(チェロ)、
ジェレミー・バックハウス(指)
ヴァサーリ・シンガーズ
シグナム・クラシックス(Signum Classics)とギルド(Guild)の看板合唱団として新旧様々の作品を録音してきたヴァサーリ・シンガーズの最新盤はデュリュフレ&グリュネンワルド。グレゴリオ聖歌が共通の題材とされているデュリュフレの名作「レクイエム」と「4つのモテット」に同世代の作曲家グリュネンワルドの作品をカップリングするなど、このディスク1枚で"20世紀フランス"の合唱作品の奥深さを味わえます。人気急上昇中のメゾ・ソプラノ歌手サラ・コノリー、イギリス期待のバリトン歌手クリストファー・マルトマンなどソリストも強力!
SIGCD-164
ラフマニノフ:ヴァイオリンとピアノのための作品集
ヴァイオリン・ソナタ ト短調Op.19(ミハイロフスキー編)*
ロマンス イ短調Op.Posth(原典版)*
東洋の踊りOp.2-2(ミハイロフスキー編)*
ひなぎくOp.38-3(クライスラー編)
練習曲《音の絵》Op.33〜第7曲変ホ長調(ハイフェッツ編)
前奏曲ト長調Op.32-5(ハイフェッツ編)
メロディOp.21-9(ハイフェッツ編)
東洋のスケッチ(ハイフェッツ編)/
練習曲《音の絵》Op.33より 第2曲ハ長調(ハイフェッツ編)
ヴォカリーズOp.34-14(プレス編)
ハンガリー舞曲Op.6-2(原典版)
宇田川杰子(Vn)、コンスタンチン・リフシッツ(P)
恩師ナタン・ミルシテインの芸術を受け継ぎ、現在はロンドンを拠点として世界規模での活躍を続ける日本人ヴァイオリニスト、宇田川杰子がシグナム・クラシックス初登場!デュオを組むピアニストは、なんとリフシッツ!ヴァイオリンとピアノのデュオで聴くラフマニノフもまた格別 。*=世界初録音。
SIGCD-165
ストラヴィンスキー:ロシア・バレエ団のための作品集
幻想的スケルツォOp.3/バレエ音楽《火の鳥》*
ティエリー・フィッシャー(指)
BBCナショナル・オーケストラ・オヴ・ウェールズ

録音:2009年1月14日、2008年10月3日*
日本では名フィルの常任指揮者として辣腕を振るうティエリー・フィッシャーのタクト捌きに要注目。
SIGCD-166
ヤノマミ〜合唱とギターのための音楽
カステルヌオーヴォ=テデスコ:ガルシオ・ロルカの詩による7つの歌
スリナッチ:ソナチナ(世界初録音)  十字架の道(世界初録音)
モルハ:ピエザス・サクラス
ノブレ:ヤノマミ
ジュリアン・ストッカー(T)、
ファビオ・ザノン(G)、
カルロス・フェルナンデス・アランセイ(指)
コロ・セルバンテス
1995年に結成されたコロ・セルバンテスは、中世ルネサンス時代から20世紀にかけての"イベリア半島"と"南米"の音楽を専門とするイギリス唯一の室内合唱団。本場ブラジルのギタリスト、ファビオ・ザノンをソリストに迎えた異色の合唱団による"合唱"と"ギター"という異色の組み合わせは、アマゾンの原住民族ヤノマミ族を描いたノブレの「ヤノマミ」など、どれも斬新で刺激的。
SIGCD-167
サン・シュルピス教会のオルガン
ボエルマン:ゴシック組曲
エルガー(アトキンス編):ソナタ第2番
タルベン=バル:ポエマ&トッカータ・ベオルマ
リスト:コラール「アド・ノス、アド・サルタレム・ウンダム」による幻想曲とフーガ
ジョセフ・ノーラン(Org)
「ダヴィンチ・コード」に登場するなど、日本でも一躍その名を知られることになったパリのサン・シュルピス教会のグランド・オルガンを弾くのは、セント・ジェームズ宮殿チャペル・ロイヤル、パースのセント・ジョージ大聖堂のオルガニスト兼音楽監督、UCL室内合唱団の指揮者など、多方面で活躍するジョセフ・ノーラン。バッキンガム宮殿のオルガン(SIGCD 114)を弾きこなしたノーランが、7000ものパイプと長い歴史を持つサン・シュルピス教会のオルガンとも対話します。
SIGCD-168
エルガー:エニグマ変奏曲Op.36
序曲《南国にて》/弦楽セレナード ホ短調Op.20
アンドルー・デイヴィス(指)フィルハーモニアO

録音:2007年4月8日&19日−20日、フェアフィールド・ホール&クィーン・エリザベス・ホールでのライヴ
トロント響の首席指揮者(現在は名誉指揮者)、グラインドボーン音楽祭の音楽監督、シカゴ・リリック・オペラの音楽監督&首席指揮者などの要職を歴任しているアンドルー・デイヴィスとイギリス・オケとの相性の良さは、1989年から2000年まで首席指揮者を務めていたBBC響時代に実証されているだけに、フィルハーモニア管とのエルガーにかかる期待はかなりのもの。イギリスの名匠とイギリスの名門によるイギリスの傑作。「エニグマ変奏曲」の新たな名演の誕生です。
SIGCD-169(2CD)
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
交響曲第5番ハ短調Op.67「運命」
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指)
フィルハーモニアO

2008年10月26日(第3番)&4月17日(第5番)、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ロンドン)でのライヴ
1980年代にはクリーヴランド管とベートーヴェンの交響曲全曲録音を行っているドホナーニ。堅実な音楽創りによって綿密に構築されたフィルハーモニア管との「第3番」&「第5番」が、ドホナーニの積み重ねてきた約20年という歳月の重みと円熟の至芸を伝えてくれるます。
SIGCD-170
ロッシーニ・メッツォ
ロッシーニ:歌劇「アルジェのイタリア女」〜ひどい運命よ!愛の暴君よ!、
あなたがたと一緒にここから、祖国を思いなさい
歌劇「タンクレディ」〜おお祖国よ!、
この胸の高鳴りに
歌劇「シンデレラ」〜定めない幸運のめぐる車も、
悩みと悲しみの中に生まれた私の心は
歌劇「湖上の美人」〜幸福な壁よ、エレナ!
君を呼ぶ!、ああ死なせてくれ、ダグラス!ダグラス!
歌劇「セミラーミデ」〜とうとうバビロニアについた、何という日か
シルビア・トロ・サンタフェ(Ms)、
ジュリアン・レイノルズ(指)ナバラSO
リュイス・ヴィク・ヴォカーリス
20世紀スペインを代表するメゾ・ソプラノ歌手、テレサ・ベルガンサの後継者との呼び声が高いシルビア・トロ・サンタフェ。スペインを舞台としたスペインのヒロインたちのアリアを集めた前作(SIGCD-152)に続くシグナム・クラシックス第2弾は、オール・ロッシーニ・プログラム。人を惹きつける情熱的で力強い歌声はここでも健在!オペラ・ファンの間で注目を集めるスペインのメゾ・ソプラノが歌う思う存分ロッシーニを歌います。
SIGCD-171
ダンス・オヴ・スリー・レッジド・エレファンツ
バーリー&ジョゼフ:インプロヴィゼーション第7番
パストリウス:チャ・チャ
バーリー&ジョゼフ:インプロヴィゼーション第3番
ジョゼフ:カステライン・サンシャイン
ジョビン:サビア
ジョゼフ:ダンス・オヴ・スリー・レッジド・エレファンツ
ラヴェル:ハバネラ形式の小品
マクラフリン:マイルス・ビヨンド
ジョゼフ:ヴィカ
バーリー&ジョゼフ:インプロヴィゼーション第2番
マシュー・バーリー(Vc)、ジュリアン・ジョセフ(P)
超絶技巧、多重録音など様々な技法を駆使した「銀色の白鳥」で世界を驚かせたチェロの新ジャンルの開拓者マシュー・バーリー(ムローヴァの夫君)と、ジャズ・ピアニスト、コンポーザー、アレンジャー、バンドリーダー、ブロードキャスターなど多方面で活躍するジュリアン・ジョセフによる"新しい"デュオ・アルバム。イギリスのジャズ・ギタリストのマクラフリン、アメリカのベーシストのパストリアス、ジョビン、ラヴェルからバーリー&ジョセフの即興など、ジャンルやスタイルにこだわらないハイレベルのクロスオーヴァーが展開されている。謎(?)のジャケット・デザインも強烈なインパクトを与えてくれます。
SIGCD-172
ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調Op.19
グリーグ:チェロ・ソナタ イ短調Op.36
ジェイミー・ウォルトン(Vc)、
ダニエル・グリムウッド(P)
エルガーのチェロ協奏曲(SIGCD-116)が「エルガーの最高の録音の1つだ」(タイムズ紙)と評され、マゼールからお墨付きを得たイギリスのチェリスト、ジェイミー・ウォルトンのリリース第3弾は初の"ソナタ集"。イギリス期待の若手有望株が細部まで弾きこんだラフマニノフとグリーグを聴くとマゼールが押した太鼓判に納得。

SIGCD-173
(2SACD)
シェーンベルク:グレの歌 スティグ・アンデルセン(T)
ソイレ・イソコスキ(S)、モニカ・グロープ(Ms)、
ラルフ・ルーカス(Bs-Br)、
アンドレアス・コンラート(T)
バルバラ・スコヴァ(語り)、
エサ=ペッカ・サロネン(指)フィルハーモニアO
フィルハーモニア・ヴォイセズ、
バーミンガム市交響cho

録音:2009年2月28日ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ロンドン)でのライヴ
現首席指揮者エサ=ペッカ・サロネンが遂に登場!この「グレの歌」はサロネンが首席指揮者着任直後に発表したコンサート・シリーズ「夢の都、ウィーン1900〜1935」のオープニング・コンサートとして上演されたもの。
SIGCD-174
新しい合唱作品集
サクストン:5つのモテット
ピッツ:Thou wast present as on this day
ジャクソン:勇壮なる戦士
フォックス:スポーサル・ヴァース、
 20 Ways To improve Your Life
作曲者不詳:3つのコントラファクタ
ジャクソン:テ・デウム
エドワード・ウィッカム(ディレクター)、クラークス・グループ
1992年のデビュー以来、オケゲムやジョスカン、デュファイ、マショーなどクォリティの高い演奏を発表してきたクラークス・グループ。久々の録音は意外にも過去10年間にクラークス・グループが委嘱や初演を行った現代作曲家たちの合唱作品集。大西洋の英国領バミューダ諸島生まれの人気作曲家ガブリエル・ジャクソンの「テ・デウム」などの"新しい合唱作品"を、古楽の分野を主戦場としてきたクラークス・グループが大胆に取り上げます。
SIGCD-175
LCO Live
ハイドン:交響曲第85番変ロ長調Hob.I-85「王妃」*
モーツァルト:ピアノ協奏曲第12番イ長調K.414**
ベートーヴェン:交響曲第8番ヘ長調Op.93***
ローズマリー・ファーニス(ディレクター)*、
メルヴィン・タン(ピアノ&ディレクター)**、
クリストファー・ウォーレン=グリーン(指)***、
ロンドン室内O

録音:2007年2月28日&2008年6月26日、セント・ジョンズ・スミス・スクエアでのライヴ
フィルハーモニア管やロンドン・シンフォニアのライヴ録音を発信し話題を呼んでいるシグナム・クラシックスが新たに1921年創設の室内オーケストラ、ロンドン室内O(LCO)とパートナーシップを締結!リリース第1弾には、コンサートマスターのローズマリー・ファーニスがオケを引っ張る「ハイドン」、シンガポール生まれの名匠メルヴィン・タンの弾き振りを聴ける「モーツァルト」、1988年から首席指揮者兼音楽監督の任にあるウォーレン=グリーンの「ベートーヴェン」の3作品を収録。イギリス室内O(ECO/1948年創設)よりも長い歴史を持つイギリス最古の室内オーケストラが積み重ねてきた"至芸"が表舞台に登場!
SIGCD-176
ステイナー:主を十字架に アンドルー・ケネディ(T)、
ニール・デイヴィス(Bs)、
ダリウス・バッティワラ(Org)、
ジョゼフ・カレン(指)ハダースフィールド合唱協会
ヨークシャー州など英国北部の声楽家たちが集まり、1836年に創設され170年以上という長い歴史と伝統を持つハダースフィールド合唱協会。マッケラス&ロイヤル・フィルのモーツァルト版「メサイア」(SIGCD-074)に起用されるなど、世界的指揮者たちから信頼を寄せられています。「主を十字架に」は、キリストの受難を題材とした19世紀イギリスの作曲家ジョン・ステイナー(1840−1901)の代表作。1887年の完成から現在までイギリスで受け継がれてきた「主を十字架に」を、ハダースフィールド合唱協会とアンドルー・ケネディやニール・デイヴィスが大切に歌います。
SIGCD-177
フロム・ザ・ハート
ファン・ネス:マイ・ハート・イズ・ア・ホーリー・プレイス
ラック:うぬぼれ
ブランニング(ローソン編):ピエ・イエス
ローハン&クリーク(ローソン編):アウト・オブ・ザ・ウッズ
コーエン(ローソン編):ハレルヤngers
キングズ・シンガーズ
キングズ・シンガーズのハーモニーとミエレクトリックサウンドをミックスしたモダン・ソングのニュー・アレンジ集。キングズ・シンガーズの長年の友人グレアム・ラックの新作や、バリトンのフィリップ・ローソンによるアレンジなど、優しくブレンドするキングズ・シンガーズのハーモニーと美しいメロディがリスナーの心を温かくしてくれます。
※マキシ・シングル扱いによる特別価格設定となります(収録時間:約20分)。
SIGCD-178
フェア・アルビオン〜イギリスの風景
ホーズ:コール/リフレクショネム/アセンシオン
フェア・アルビオン/バースデイ
3つのブロードランド・ピアノ・プレリュード
永遠の安息を/グロリエット/ハウ・ヒル
カンターテ・ドミノ/雨の後に/夕闇に鳴く鶫
クアンタ・クアリア
エリン・マナハン・トーマス(S)、
ジュリアン・ロイド・ウェッバー(Vc)、
パトリック・ホーズ(P)、クレア・ジョーンズ(Hp)
デイヴィッド・スタウト(Br)、デュークQ、
レイヴンQ、
クリスチャン・フォーショウ&サンクチュアリ・アンサンブル、
ブルノ室内O&合唱団、
シティ・オヴ・プラハ・フィルハーモニックO
イギリスの売れっ子作曲家パトリック・ホーズ(1958−)は、2006年〜2007年に"Classic FM"のコンポーザー・イン・レジデンスを担当し、前作"ソング・オヴ・ソングス"(SIGCD-162)が本国で大ヒット。
難解な現代作品ではなく、シンプルで親しみやすいホーズの作風は合唱分野を中心にコアからビギナーまで幅広い層から支持を受けている。マナハン・トーマスの美声、ロイド・ウェッバーのチェロなど豪華キャストの演奏も聴きどころ。
SIGCD-179(2CD)
エルガー:交響曲第1番変イ長調Op.55
 交響曲第2番変ホ長調Op.63*
 序曲《フロワッサール》Op.19
アンドルー・デイヴィス(指)
フィルハーモニアO

録音:2007年4月12日、 5月2 日*(交響曲第2 番)、クィーン・エリザベス・ホールでのライヴ
急逝したリチャード・ヒコックス、ヴァーノン・ハンドリーの遺志を引き継ぐかのように2009年にシャンドス(Chandos)と専属契約を結び、現代屈指のイギリス音楽のスペシャリストとして八面六臂の活躍を見せるアンドルー・デイヴィス。近年では、フィルハーモニ管との「エニグマ変奏曲」(SIGCD 168)、BBCフィルハーモニックとの「インドの女王」(CHAN 10570)、ジェームズ・エーネスをソリストに迎えての「ヴァイオリン協奏曲」(ONYX 4025)などを続々とリリースしており、エルガーの音楽に対する熱意と研究し尽くされた解釈、演奏は現代最高と言っても過言ではないでしょう。
SIGCD-180
裸のバード
バード:アヴェ・ヴェルム
ローリゼン:大いなる神秘
タリス:使徒たちは口々に/アレグリ:ミゼレーレ
シェパード:我らを解き放ちたまえ
グレツキ:すべて御身に/ピアソール:花輪を飾れ
タヴナー:アテネのための歌
ブルックナー:アヴェ・マリア
ロバーツ:ホープ・ファインズ・ア・ウェイ
クリストファー・モンクス(芸術監督)、
アルモニコ・コンソート
イギリスのレーベル"ドゥーゼル(Deux-Elles)"からパーセルの「妖精の女王」(DXL 1120)やビクトリアの「レクイエム」(DXL 1112)といったクォリティの高い演奏を発表してきたアルモニコ・コンソートのシグナム・クラシックス第1弾。バードやタリス、そしてアレグリの「ミゼレーレ」からローリゼンの「大いなる神秘」まで。アルモニコ・コンソートの温かく優しいハーモニーが16世紀から現代へと続く宗教合唱芸術の歴史の道案内となります。
SIGCD-181
ハトルグリームソン:短い物語 カプト・アンサンブル、サイモン・カロウ(語り)
「短い物語」は、アイスランドの作曲家ハブリジ・ハトルグリームソン(1941−)が旧ソ連の詩人ダニール・ハルムスの物語を題材とした語りと室内楽のための作品。ロシア・アヴァンギャルドの芸術グループ"オベリウ"の代表者として活躍しながらも反体制と疑われ獄中死したハルムスの遺産を英国の名俳優サイモン・カロウが劇的に語ります。
SIGCD-182
クリスマスのための歌曲とキャロル
パリー編:ジングル・ベル
グルーバー(ラスボーン編):きよしこの夜
ラッター:キャロルよりも甘味などのような音楽を?
ハウエルズ:汚れなき薔薇
ショート編:羊飼いたちの別れ
ピーコック:来たれ、来たれ
ラッター:球根の中には
ウィシャート:アレルヤ/タヴナー:仔羊
カーター編:さまよいながら私は不思議に思う
ウィルコックス編:この素敵な香りはなんだろう
ショート編:クリスマスおめでとう
ラスボーン:牛たち
ジェンキンス編:ガウデーテ
ショート編:まぶねの中で
ウィルコックス編:明日、私は踊ろう
ラッター:降誕のキャロル
カーター編:クリスマスの12日
ナイジェル・ショート(指)
ジェイムズ・シャーロック(Org)、テネブレ
合唱王国イギリスの名匠、ナイジェル・ショートによって2001年に結成されたプロの室内合唱団"テネブレ"。ラフマニノフの「晩祷」やアレグリの「ミゼレーレ」などが高く評価されてきたテネブレの最新作は、本格的なクリスマス・アルバム。ベン・パリーのアレンジによるゴキゲンな「ジングル・ベル」や、英国の合唱神ラッターの作品、しっとりとしたクリスマス・ソングとキャロル・・・。テネブレの温もりのあるハーモニーがクリスマスを美しく彩ってくれます。
SIGCD-183
ドヴォルザーク:交響曲第7番/交響曲第8番 チャールズ・マッケラス(指)フィルハーモニアO

録音:2008年10月9日(第7番)&12日(第8番)、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ロンドン)でのライヴ
マッケラスは、若き日に留学先のチェコのプラハで研鑽を積んだマッケラスはヤナーチェクのオペラを筆頭とするチェコのレパートリーを得意としているだけに、ドヴォルザークの交響曲第7番&第8番はもちろん十八番。

SIGCD-184(2CD)
ヴェルディ:レクイエム ユーリ・テミルカーノフ(指)サンクトペテルブルクPO
カルメン・ジャンナッタージョ(S)、
ヴェロニカ・シメオーニ(Ms)、
アレクサンドル・ティムチェンコ(T)、
カルロ・コロンバーラ(Bs)、
ミハイロフスキー劇場cho

録音:2009年3月2日、フィルハーモニー大ホール(サンクトペテルブルク)でのライヴ
ロシアのオーケストラならではの豪快なサウンドと変幻自在の色彩感、イタリアとロシアのヴェルディ歌いを揃えた強力ソリスト陣、ミハイロフスキー劇場(レニングラード国立歌劇場)合唱団の重厚な歌声が創造するヴェルディの「レクイエム」!
SIGCD-185(2CD)
すべてのフロイト主義者は脇へ寄ってくれますか
バッハ(ブゾーニ編):トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調BWV.564
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番ホ長調Op.109
バッハ:パルティータ第6番ホ短調BWV.830
バッハ:アダージョ
ショパン:前奏曲第4番ホ短調Op.28、
 練習曲第12番ハ短調Op.25
ジェイムズ・ローズへのインタビュー
ジェイムズ・ローズ(P)
"カミソリ、小さな錠剤と大きなピアノ"(SIGCD-153)で他のピアニストとは全く違う完全独自の世界を展開した異色のアーティスト、ジェイムズ・ローズ。独特なアルバム・タイトルと、どこか陰影と感情の抑制を感じさせる演奏のコントラストもジェイムズ・ローズが目指すスタイルの1つなのでしょう。精神面の不調、ギルドホール音楽院からの奨学金停止などの苦難を乗り越えた先でジェイムズ・ローズが発見した"自分の居場所"から響くピアノに耳を傾けてみて下さい。
SIGCD-186
カーニス:妖魔の市/見えないモザイクU ニュー・プロフェッショナルズ、
メリー・キング(ナレーター)、
レベッカ・ミラー(指)

録音:2008年9月
19世紀イギリスの詩人クリスティーナ・ロセッティの作品「妖魔の市」を題材とした、ピューリッツァ賞の受賞作曲家アーロン・ジェイ・カーニス(1960−)の野心作。ロンドンを拠点とするアンサンブル、ニュー・プロフェッショナルズは、自らプロフェッショナルと名乗るだけあって、現代作品の演奏、個々の技量もハイレベル。
SIGCD-187
ヴォーチェス8〜エイセス・ハイ
ボノ&エッジ:ゴールデンアイ
ジョージ&アイラ・ガーシュウィン:スラップ・ザット・バス
マリア・グレヴェール:縁は異なもの
ブライアン・ウィルソン:グッド・ヴァイブレーション/
ファビアン・アンドレ&ウィルバー・シュワント:わたしを夢見て/
レスリー・ブリカッセ&アンソニー・ニューリー:フィーリング・グッド
コール・ポーター:エニシング・ゴーズ
ライオネル・バート:ロシアより愛をこめて
アラン・ゴリー&ヘイミッシュ・スチュアート:クラウディ
スティーヴン・ソンドハイム:心をなくして
クルト・ワイル:マック・ザ・ナイフ
フレディ・マーキュリー:ラヴ・オヴ・マイ・ライフ
ビル・コンティ&マーティン・リーソン/
レスリー・ブリカッセ&ジョン・バリー
:ユア・アイズ・オンリー/
ユー・オンリー・リブ・トゥワイス
ジョン・バリー:サンダーボール
マイケル・ジャクソン:スムース・クリミナル
マーヴィン・ハムリッシュ&キャロル・ベイヤー・セイガー:ノーバディ・ダズ・イット・ベター
ヴォーチェス8
合唱大国イギリスのスペシャルな若きア・カペラ・グループ、ヴォーチェス8(ヴォーチェス・エイト)登場!ウェストミンスター寺院の少年少女聖歌隊員たちによって2003年に結成されたヴォーチェス8は、2005年にイタリアのゴリツィアで開催された国際合唱グランプリで第1位を獲得。この成功によりワールドクラスの実力を持つア・カペラ・グループとして評価され一気にスターダムに駆け上がったヴォーチェス8は、ルネサンスのポリフォニーからジャズ&ポップスのアレンジまでを自由自在&変幻自在に歌うなどそのレパートリーは無尽蔵!ウェストミンスター寺院聖歌隊で鍛えられた圧倒的な歌唱力と抜群のアンサンブル能力を持つイギリスのファンタジスタたちが、ア・カペラ8重唱のためにアレンジされた"007"の主題歌や、マイケル・ジャクソンの「スムース・クリミナル」などの名ナンバーで、"これでもか!"というくらい躍動します!

SIGCD-188
マーラー:交響曲第9番ニ長調 エサ=ペッカ・サロネン(指)
フィルハーモニアO

録音:2009年3月22日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ロンドン)でのライヴ
“希望を信じて諦めない!人間の生命力を投影した画期的アプローチ!”
私は、この曲がこれほど瑞々しく響いた例を他に知りません。この作品を聴くときは、「巨人」を聴くのとは違ってどこか身構える方も多いと思いますが、この演奏は違います。 フレッシュな感性で素直に伸びやかに歌われ、悲痛な楽想でも決してどん底に沈まず、かと言って自信過剰のポジティブ路線に走らず、その絶妙な精神バランスは、まるでモーツァルトを想起させます。オケの機能性は極めて高水準で、鳴るべき声部は全て鳴りきっていますが、細部を微視的に捉えず、大きな視点で構築しているので、音楽が収縮することなくしなやかな躍動を続けるのです。
第1楽章第1主題は、諦観よりも希望の光を信じたフレージングで一貫。ニ短調の第2主題でさえ瑞々しさは変わりません。第2楽章はレントラーであることを強く意識したテンポに乗せながら、音楽を野暮ったくせずに清潔な音像を自然に導く手腕に脱帽。諧謔的な舞曲Bは、その性格をデフォルメされることも多いですが、サロネンはアプローチは実に素直で、人懐っこさが何とも魅力的。第2楽章はオケの機能美が大全開。そして奇跡的と呼びたい終楽章の素晴らしさ!冒頭主題の主役が、第1ヴァイオリンから微妙に移ろう様をどうぞお聴き逃しなく!それによって生じる陰影は、感覚的な衝撃のみならず、心の深部に優しく手を差し伸べ、そして導かれた最後の希望の光にようで、聴く者の心に突き刺さります。5:27からのヴァイオリン・ソロは、ロウソクの最後の灯を思わせる絶妙な音色!どうしたらこんな音を出せるのでしょう?ホルンによる主題の回帰(6:11〜)も同様。とにかくあらゆるニュアンスが心に迫り、絶望の淵を回避し、最後まで明るい未来を信じた人間だけが到達できる究極の美の楽園としか言いようがありません。
解釈の視点がバーンスタインの最後の来日公演とは好対照ですが、結果的に、絶大な説得力で訴えかけ、とてつもない名曲であることを再認識させる点では、何ら変わりはありません。
なお、これはライヴ録音ですが、会場ノイズはほとんど皆無。最後の拍手も自然にカットされているのは嬉しい限りです。【湧々堂】
SIGCD-189
モーツァルト、グルック&ベルリオーズ:アリア集
グルック:歌劇「アウリスのイフィゲニア」〜Calchas, d'un trait mortel perce、
歌劇「アルチェステ」〜Misero! E che faro!、
歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」〜エウリディーチェを失って、
歌劇「タウリスのイフィゲニア」〜Divinite des grandes ames
モーツァルト:歌劇「後宮からの逃走」〜序曲、ここでお前に会える、僕はあなたの力によりすがる、
歌劇「皇帝ティートの慈悲」〜序曲、最高の王座にあるものの喜びは、王座を取り巻く者の心が、愛する神々よ
ベルリオーズ:歌劇「トロイアの人々」〜おお金髪の神ケレス、
歌劇「ベアトリスとベネディクト」〜彼女に恋しそうだ、
「レリオ、または生への復帰」〜幸福の歌、「ファウストの劫罰」〜ファウストのアリア
アンドルー・ケネディ(T)、
サイモン・オーヴァー(指)サウスバンク・シンフォニア
ヴォーン=ウィリアムスの「ウェンロック・エッジで」(SIGCD-112)やハイペリオンの「R・シュトラウスの歌曲全集Vol.3(CDA 67602)で美声を響かせてくれた英国声楽界の有望株、アンドルー・ケネディ(1977−)が歌うアリア集。古典派のグルックとモーツァルト、ロマン派のベルリオーズの"アリア"でも、2006年のロイヤル・フィルハーモニック協会ヤング・アーティスト賞に輝いた歌声は健在。グルックのオート・コントル・パートを歌いこなせる英国声楽界期待の逸材です。
SIGCD-190
ハウエルズ:合唱作品集
夏は来た/限りなき甘さ/子守歌を歌い
私は一つのことを主に願った
汚れなき薔薇/アンティフォン
雪の中を歩く/ダウニング街10番地
ここに小さな扉が/神は私の頭の中に
久しき昔/テ・デウム/ユビラーテ
マニフィカト/ヌンク・ディミッティス
聖チェチーリアへの賛歌
ラルフ・オールウッド(指)
ロドルファスcho、
トム・ウィンペニー(Org)
シャンドスからケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ合唱団の新録音(CHAN-10587)がリリースされるなど、英国内外で確実に注目度が高まりつつあるハウエルズの合唱作品集。ロドルファス合唱団は、イートン・カレッジ・チャペル聖歌隊の音楽監督ラルフ・オールウッドが主宰するイートン・コーラル・コースの選抜生たちによる混声合唱団。ベテラン指揮者の老練な音楽創りと若き歌声が、ハウエルズの合唱作品の価値をさらに高めてくれます。
SIGCD-191
ブラームス(ヨゼフ・スヴェンセン編):シンフォニア ロ長調(原曲:ピアノ三重奏曲第1番ロ長調Op.8)/
C・シューマン(ヨゼフ・スヴェンセン編):3つのロマンス Op.22/
シューマン(ヨゼフ・スヴェンセン編):間奏曲(F.A.E.ソナタより)/
ブラームス(ヨゼフ・スヴェンセン編):スケルツォ(F.A.E.ソナタより)
ヨゼフ・スヴェンセン(Vn&指)
マルメ歌劇場O
スコットランド室内管の名誉指揮者であり、2007年からはスウェーデンのマルメ歌劇場の首席指揮者を務めるノルウェーと日本のハーフ、ヨゼフ・スヴェンセンのオーケストレーションによる「ブラームス&シューマン夫妻の音楽」!
「シンフォニア ロ長調」とは、1853年に作曲されたブラームス初期の秀作「ピアノ三重奏曲第1番Op.8」に惹かれたスヴェンセンが、ヴァイオリニスト、指揮者としての経験を活かして自らオーケストレーションを施し完成させた大作です。
SIGCD-192
スウィミング・オーヴァー・ロンドン
ボブ・チルコット&チャールズ・ベネット:スウィミング・オーヴァー・ロンドン
ジェイソン・ムラーズ(フィリップ・ローソン編):僕は君のもの/サラ・マクラクラン(ロジャー・トリース編):エンジェル
ミーカ(フィリップ・ローソン):バイ・ザ・タイム
パット・メセニー&ライル・メイズ(ロジャー・トリース編):9月15日/キーパー・オヴ・ザ・シーズンズ
ハロルド・アーレン&アイラ・ガーシュウィン(リチャード・ロドニー・ベネット編):イッツ・ア・ニュー・ワールド
イザイ・M. バーンウェル:ドント・レット・ゴー
イモジェン・ヒープ(クリストファー・ガビタス編):ハイド・アンド・シーク
ホーギー・カーマイケル&ジョニー・マーサー&シドニー・アロディン(ダリル・ランズウィック編):レイジー・ボーンズ/アップ・ア・レイジー・リバー
ミア・マカロフ:アンドロメダ
ハリー・コニック・ジュニア(バーティー・ライス編):愛のレシピ
ミア・マカロフ:サイレント・ラヴ
ナット・キング・コール&アーヴィング・ミルズ(アレクサンダー・レストレンジ編):ストレイテン・アップ・アンド・フライ・ライト
マイケル・ブーブレ&エイミー・フォスター・ギリス&アラン・チャン(アレクサンダー・レストレンジ編):ホーム
キングズ・シンガーズ
〔デイヴィッド・ハーリー(C.T)、ティモシー・ウェイン=ライト(C.T)、ポール・フェニックス(T)、フィリップ・ローソン(Br)、クリストファー・ガビタス(Br)、スティーヴン・コノリー(Bs)〕
古き良き時代のナット・キング・コールやホーギー・カーマイケルから、ジェイソン・ムラーズ、マイケル・ブーブレといった現役ミュージシャンたちのヒット・ナンバーを、キングズ・シンガーズのハーモニーが幅広くカバー。また、イギリスの人気作曲家ボブ・チルコットや、フィンランドのミア・マカロフのメロディックな新作をプログラムに採り入れるなど、キングズ・シンガーズならではの驚異的なレパートリーはここでも健在!この「スウィミング・オーヴァー・ロンドン」でキングズ・シンガーズの魔法のようなア・カペラ・ワールドをたっぷりと味わって下さい!
SIGCD-193
ベルリオーズ:幻想交響曲Op.14
ベートーヴェン:《レオノーレ》序曲第2番
エサ=ペッカ・サロネン(指)
フィルハーモニアO

録音:2008年9月28日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ロンドン)でのライヴ
首席指揮者就任後のリリース第1弾では、いきなりシェーンベルクの「グレの歌」(SIGCD 173)、しかも"SACD Hybridフォーマット"でのリリースという大胆なプログラムを打ち出し、「フィルハーモニア管にサロネンあり!」を強く印象付けたサロネンは、1983年にマイケル・ティルソン・トーマスの代役としてフィルハーモニア管デビューを果たし、その後1985年から1994年までは首席客演指揮者を務めています。「幻想」は、2010年来日公演曲目。
SIGCD-194
ショスタコーヴィチ:交響曲第7番《レニングラード》 ユーリ・テミルカーノフ(指)
サンクトペテルブルクPO

録音:2008年5月22日、ヴィクトリア・ホール(ジュネーヴ)
テミルカーノフはRCA時代の1995年にサンクトペテルブルク・フィルを率いて「レニングラード」を録音しており、2008年にジュネーヴのヴィクトリア・ホールで収録されたこの新しい「レニングラード」は、十数年ぶりの再録音。ムラヴィンスキー時代と比較され続け賛否両論が渦巻いていた当時とは異なり、"テミルカーノフ時代"を確立したテミルカーノフとサンクトペテルブルクフィルの関係はまさに鉄壁。サンクトペテルブルク・フィルの炸裂する金管、絶妙の存在感を放つ木管、無表情で鋭く刻まれるスネア、うごめく低弦、そして弱奏部から強奏部までの徹底したコントロールが創り上げたテミルカーノフの新しい「レニングラード」。
SIGCD-195
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「ペトルーシュカ」
リャードフ:交響詩「バーバ・ヤガー」、
交響詩「魔法にかけられた湖」、
交響詩「キキーモラ」
ティエリー・フィッシャー(指)
BBCナショナル・オーケストラ・オヴ・ウェールズ
2008年から名古屋フィルの常任指揮者として評価急上昇中のスイス人マエストロ、ティエリー・フィッシャー。多彩なプログラミングが持ち味のティエリー・フィッシャーがBBC NOWと進める「ディアギレフとロシア・バレエ団」シリーズの第2弾は、前作「火の鳥」(SIGCD-165)に続きストラヴィンスキーの「ペトルーシュカ」がメイン!元ヨーロッパ室内管のフルート奏者としての経験が活かされた管打楽器の巧みな使い方や鮮烈なサウンドが印象的。「ペトルーシュカ」の鮮やかなカラーや目まぐるしい場面転換、鋭いリズムがしっかりと表現された好演です。
SIGCD-196
エスパーニャ〜スペインの合唱作品集
ロドリーゴ(アランセイ編):アランフェス協奏曲
アルカラス:Xivarri
オライソラ:Aurtxo seaskan
オブラドルス:エル・ヴィト
モンテス:ネグラ・ソンブラ
アズルサ:スアリ・カンタ
ゴジェネチェア:リヴェラナ
ブスト:エスタ・ティエラ
ルイス・アズナール:ナナ
グリーディ:ソイ・デ・ミエレス
ドゥランゴ:ペロ・グルロ
ハルフテル:ドン・キホーテのエピタフ
ファリャ:マジョルカのバラード/他
オラツ・サイトゥア(S)、
カルロス・アランセイ(指)コロ・セルバンテス
スペインの合唱指揮者カルロス・アランセイが率いるコロ・セルバンテスは、イギリスで唯一、イベリア半島とラテン・アメリカの音楽を専門とするプロの合唱団。"ヤノマミ"(SIGCD-166)に続く2枚目のリリースは、オール・スペイン。マドリードからバレアレス諸島のスペイン各地から届く合唱のポストカードの中には、ロドリーゴの"合唱版"アランフェス協奏曲も!
SIGCD-197
プーランク:合唱作品集
ミサ曲ト長調/黒い聖母像への連祷
サルヴェ・レジナ/ある雪の夕暮れ
人間の顔
アッシジの聖フランチェスコの4つの小さな祈り
テネブレ、
ナイジェル・ショート(ディレクター)
合唱大国イギリスの中で際立った存在感を放ち続けているテネブレは、かつて1994年から2001年までキングズ・シンガーズのメンバーとして活躍したナイジェル・ショートによって創設されたプロの室内合唱団。歌い手から合唱指揮者に華麗な転身を遂げたナイジェル・ショートがテネブレと創りだすハーモニーの美しさは、イギリスの巨匠コリン・デイヴィスが太鼓判を押すほど。テネブレにとって珍しいフレンチ・レパートリー、プーランクの合唱作品での響き、バランス、表現力はどれも絶妙。
SIGCD-198
パッヘルベル:晩課のための音楽
 イングレスス ハ短調(原曲:ニ短調)、
 マニフィカト ハ長調(原曲:変ホ長調)、
 イングレスス ホ短調(原曲:ト短調)、
 イングレスス ト長調(原曲:イ長調)、
 イングレスス ト短調(原曲:イ短調)、
 マニフィカト ヘ長調(原曲:ト長調)、
 イングレスス 変ロ長調(原曲:ハ長調)
クリーガー:5声のソナタ イ短調
ケルル:5声のソナタ ト短調
キングズ・シンガーズ、
シャリヴァリ・アグレアブル
"6人の英国紳士たち"キングズ・シンガーズと"英国のバロック・アンサンブル"シャリヴァリ・アグレアブルのタッグが取り上げたのは、あの「カノン」の作者であり、17世紀のドイツを代表する作曲家、オルガン奏者として後世に多大な影響を遺したヨハン・パッヘルベル(1653−1706)の忘れられし宗教作品「晩課のための音楽」!現在ではオルガン奏者として、またオルガン作品など数多くの鍵盤作品の作曲家として知られるパッヘルベルですが、その優れた宗教音楽は鍵盤作品に勝るとも劣らぬ完成度と評価を得ています。パッヘルベルの宗教作品の中でも特に重要作に位置づけられているのが、コンチェルタート様式で作曲された「イングレスス(入祭唱)」と「マニフィカト」。創作力が満ち溢れていたパッヘルベルの知られざる傑作。このキングズ・シンガーズ&シャリヴァリ・アグレアブルのパッヘルベルは、英クラシックFMマガジン5月号で月間最優秀賞、同じく英BBCミュージック・マガジン5月号では5つ星(最高評価)を獲得するなど、早くも大きな反響を呼んでいます。オルガン大家パッヘルベルの知られざる「晩課のための音楽」が、キングズ・シンガーズの崇高なハーモニーによって現代に蘇ります。
SIGCD-199
ディープ・イン・マイ・ソウル
ショスタコーヴィチ:デュオ
フレンド:ディープ・イン・マイ・ソウル
サン=サーンス:アスカニオのアリアとバレエ
モリコーネ(フレンド編):メドレー
ジャーマン:ロマンス
シューマン:3つのロマンスOp.94
サン=サーンス:ロマンスOp.37
バーンスタイン(フレンド編):「ウェスト・サイド・ストーリー」〜サムウェア
リサ・フレンド(Fl)、マーク・キンカイド(P)、
ロドニー・フレンド(Vn)、
マーティン・ラドフォード(Vc)
英国の大ヴァイオリニスト、ロドニー・フレンドの愛娘リサ・フレンドは、16歳からニューヨーク・フィルのフルート奏者ルネ・シーバートに師事し、英国王立音楽大学ではスーザン・ミランの下で学び、現在はソリストとして活躍中。リサ・フレンドのデビュー・アルバムとなる"ディープ・イン・マイ・ソウル"のショスタコーヴィチでは父娘共演も!偉大なる父から受け継いだDNAを開花させた華麗なるフルーティストの実力はホンモノです。
SIGCD-200
ベートーヴェン:「エグモント」序曲、
 ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.19*
メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」
メルヴィン・タン(P&ディレクター)*、
クリストファー・ウォーレン=グリーン(指)ロンドン室内O
根強いファンの多いシンガポールの名匠メルヴィン・タンの弾き振りによるベートーヴェンの「ピアノ協奏曲第2番」、ウォーレン=グリーンのタクトが冴えるメンデルスゾーンなど演奏も非常に充実。またトランペットにはイギリスの若き天才女流トランペット奏者アリソン・バルサムの名前が!
SIGCD-201
LSO Live
ロッシーニ:「絹のはしご」序曲
モーツァルト:交響曲第1番変ホ長調K.16、
「フィガロの結婚」〜愛の神よ, 安らぎを与えたまえ、
スザンナはまだ来ない、
楽しい思い出はどこへ、
アダージョとフーガK.546
ベートーヴェン:おお不実な者よOp.65
スーザン・グリットン(S)、
クリストファー・ウォーレン=グリーン(指)
ロンドン室内O
1921年に創設されたイギリス最古の室内オーケストラ、ロンドン室内Oのライヴ・シリーズ"LCO Live"第3弾のゲストは、イギリスが世界に誇るリリック・ソプラノ、スーザン・グリットン!22年間という長期政権を敷くウォーレン=グリーンとロンドン室内管の一体感あふれる演奏は、両者の信頼関係の証しでもある。ロンドンの名コンビに華を添えるグリットンの歌声がこれまた見事。
SIGCD-202
ファミリー・クリスマス
アンダーソン:クリスマス・フェスティヴァル
ケイ&ローマン:クリスマス・アルファベット
伝承曲:きらきら星
サイムワン:リトル・ドラマー・ボーイ
アンダーソン:そりすべり
チルコット:ヘイ!ナウ
伝承曲:この日、ひととなりし
ハーバート&マクドナ:おもちゃの行進
ラッター:クリスマスの12日
フンパーディンク:ヘンゼルとグレーテルより
ウィリアムズ:サムウェア・イン・マイ・ドリーム
ワルトトイフェル:スケーターズ・ワルツ
ミーキンス:ステイブル・キャロル
レーン:スレイベル・セレナーデ
フランク:天使の糧
ブリテン:このみどり児は
ハリソン:クリスマス・ホープ
スタナード:ペンギンの歌
ピアポント:ジングル・ベル
コシャット:雪のワルツ
クリストファー・ベル(指)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナルO、
RSNOジュニア・コーラス

録音:2009年9月
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管、RSNOジュニア・コーラスのスコットランド勢と、1996年からナショナル・ユース・クワイア・オヴ・スコットランド(NYCoS)の音楽監督を務める北アイルランドの指揮者クリストファー・ベルが贈るゴキゲンなクリスマス・アルバム!クリスマス・シーズンの定番から、英国合唱界の人気作曲家チルコットの「ヘイ!ナウ」、ホーム・アローンの「サムウェア・イン・マイ・ドリーム」など、バラエティ豊かなプログラムがクリスマスを彩ります。
SIGCD-203
メトカーフ(メットカルフェ):室内楽作品集集
ハープ,フルート,クラリネットと弦楽のための「七重奏曲」
パス・オヴ・ソング/ドルバダーン城
地図に見るウェールズ
エレノア・ターナー(Hp)、ニコラ・トーマス(Vc)、
デイヴィッド・キャンベル(Cl)、
フィリッパ・デイヴィス(Fl)、
ソルスティス・クヮルテット、サッコーニSQ

録音:2008年&2009年
現代ウェールズのリーディング・コンポーザー、ジョン・メトカーフ(1946−)の室内楽作品集は"ハープ"が主役。メトカーフの音楽は難解な現代手法を用いるのではなく"旋律"を大切にしており、「七重奏曲」はハープと木管楽器、弦楽器の橋渡しとなる美しい作品。
SIGCD-204
真夜中に〜ヴェナブルス:歌曲と室内楽作品集
永遠への招待Op.31
弦楽四重奏を伴う4つの歌曲
弦楽四重奏曲Op.32
アンドルー・ケネディ(T)、ダンテSQ
リバプール出身のイアン・ヴェナブルズ(1955−)は、アーサー・ブリス協会のプレジデント、アイヴァー・ガーニー協会のチェアマンを務める現代イギリスの作曲家。19世紀のロマン派音楽の伝統に現代の作風を加えた作風を持つヴェナブルズは、現代イギリス有数の声楽作曲家として注目されている。ヴェナブルズ入門としてまずは、アンドルー・ケネディの歌う「永遠への招待Op.31」をどうぞ。
SIGCD-205
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」
プーランク:バレエ音楽「牝鹿」
ティエリー・フィッシャー(指)
BBCウェールズ・ナショナルO&cho

録音:2009年6月19日、セント・デイヴィッズ・ホール(カーディフ)、ライヴ
2008年に名古屋フィルの第7代常任指揮者(現在は名誉指揮者)に就任し、一気に日本での知名度と評価を上げたスイス人マエストロ、ティエリー・フィッシャー。現在も首席指揮者を務めるBBCウェールズ・ナショナル管とのストラヴィンスキー・シリーズの第3弾は「春の祭典」!バーバリズムの過度な強調に傾倒せず、オーケストラのバランスを巧みにコントロールした好演が展開されている。ティエリー・フィッシャーの高評価に納得です。
SIGCD-206
ラングレ:荘厳ミサ曲
セヴラック:タントゥム・エルゴ
ヴィレット:おお, 救いのいけにえOp.21、
おお, 何と情け深きOp.71
メシアン:おお聖なる宴よ、聖体の秘蹟
デュプレ:アヴェ・ヴェルムOp.34-1
ヴィレット:イエス, 優しき思い出、
天使の糧
プーランク:サルヴェ・レジナ
ロジェ=デュカス:天の女王、パストラーレ
ラルフ・オールウッド(指)
イートン・カレッジ・チャペル聖歌隊、
デイヴィッド・グード(Org)
イートン・カレッジ・チャペル聖歌隊(クワイヤー)は、ヘンリー6世によって1440年(!)に設立された英国の名門イートン・カレッジに通う16歳から20歳までの若き声楽家たちによって構成される合唱団。数百年をかけて脈々と受け継がれてきたイートン・カレッジ・チャペル聖歌隊、伝統のハーモニーが大家メシアンや注目の作曲家ヴィレットなど20世紀フランスの宗教音楽を歌います。
SIGCD-208(2CD)
M・バークリー:歌劇「フォー・ユー」 アラン・オピー(Br)、
リストファー・レミングス(T)、
レイチェル・ニコルズ(S)、
ヘレン・ウィリアムズ(S)、
ジェレミー・ヒュー・ウィリアムズ(Br)、
アリソン・クック(Ms)、
マイケル・ラファティ(指)ミュージック・シアター・ウェールズ

録音:2008年10月〜11月(世界初演ライヴ)
レノックス・バークリーの息子で作曲家、BBCラジオ3のプレゼンターとして活躍するマイケル・バークリーの音楽と、イギリスの小説家イアン・マキューアンの台本がタッグを組んだ新作オペラの全曲録音。
SIGCD-209(2CD)
バッハ:ヨハネ受難曲BWV.245 チャールズ・ダニエルズ(T/エヴァンゲリスト)、
スティーヴン・ヴァーコー(Br/イエス)、
シュテファン・ローゲス(Bs/ピラト)、
ピーター・シーモア(指)
ヨークシャー・バロック・ソロイスツ

録音:2010年1月
1973年に創設されたヨークシャー・バロック・ソロイスツ(YBS)は、ハイペリオンからリリースされているアーベルやヒュームのヴィオラ・ダ・ガンバ作品集の演奏が印象深いガンバ奏者スザンヌ・ハインリッヒもメンバーに名を連ねるなど、欧州で確実に存在感を高めているピリオド演奏団体。定期的に出演しているヨーク古楽音楽祭での活躍、またライプツィヒ・バッハ音楽祭への招聘、そしてこの「ヨハネ受難曲」のために駆けつけた強力なソリスト陣の顔ぶれが、YBSへの注目度、評価の高さを示しています。
SIGCD-210
悲しみの対話
ラムゼイ:ダビデが聞きしとき、涙は王子のため?
フォード:ディス・ナウ・デッド・ナイト
クランフォード:ウィープ、ウィープ・ブリトンズ
ウォード:ノー・オブジェクト・ディアラー
コプラリオ:朝の歌より
ウィールクス:おお, ヨナタン、ダビデが聞きしとき
デリング:王は動き、Contristatus est David
ヴォーター:Melpomene, Bewail
ラムゼイ:力強き者は倒れたるかな、眠れ, 肉体の誕生
トムキンズ:その時ダヴィデは悲嘆に暮れた、ダビデが聞きしとき
ウォード:ウィープ・フォース・ユアー・ティアーズ
ガリカントゥス、エリザベス・ケニー(Lute)
ガブリエル・クラウチ(ディレクター)

録音:2010年1月
次代の名君として大きな期待を背負いながらもチフスに倒れ1612年にこの世を去ったスチュアート朝の"プリンス・オブ・ウェールズ"、ヘンリー・フレデリック・スチュアート王子の死をテーマとしたイギリス後期ルネサンスの合唱作品集。イギリス有数の合唱団テネブレのメンバーで結成されたルネサンス音楽専門のヴォーカル・アンサンブル、ガリカントゥスのハーモニーは世界トップレベル。英国合唱界、古楽界の重要グループとして世界の舞台に浮上する日も近いでしょう。ちなみにディレクターのガブリエル・クラウチは、キングズ・シンガーズでも活躍した名バリトン。
SIGCD-211
LCO Live〜ラヴェル他
ラヴェル:クープランの墓
フォーレ:パヴァーヌOp.50
プーランク:ピアノ協奏曲*
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
イベール:ディヴェルティスマン
パスカル・ロジェ(P)*、
クリストファー・ウォーレン=グリーン(指)
ロンドン室内O

録音:2008年5月25日&2010年4月21日、セント・ジョンズ・スミス・スクエア(ロンドン)でのライヴ
1921年創設の歴史あるイギリス最古の室内オーケストラ、ロンドン室内Oのライヴ・シリーズ第4弾!フレンチ・ピアニズムの継承者パスカル・ロジェをソリストに迎えたプーランクなど、LCOのオール・フレンチ・プログラムはハイレベルの充実度。デイヴィッド・パイアット、マイケル・トンプソンが名を連ねるホルン・セクションの妙技、サウンドにはホルン関係者要注目。
SIGCD-212
レヴィーン:人類のための祈り ナイジェル・ショート(指)テネブレ

録音:2010年2月
ロシアの作曲家アレクサンドル・レヴィーン(1955−)の「人類のための祈り」は、1990年に暗殺されたロシア正教の司祭で指導者、アレクサンドル・メン(Father Alexander Vladimirovich Men/1935−1990)の生誕85周年を祝するために作曲されたロシアの新しい宗教合唱曲。
SIGCD-213
バッハ:モテット集
モテット第1番「主に向かいて新しき歌を歌え」BWV.225
モテット第4番「恐るるなかれ、われ汝とあり」BWV.228
モテット第6番「すべての国よ、主を讃美せよ」BWV.230
モテット第3番「わが喜びなるイエスよ」BWV.227
モテット第5番「来たれ、イエス、来たれ」BWV.229
モテット第2番「御霊はわれらが弱きを助け給う」BWV.226
バーナビー・スミス(指)
ヴォーチェス8、
セネジーノ・プレーヤーズ

録音:2010年4月13日−16日、セント・サイラス教会(ロンドン)
デビュー・タイトル、ポップス&ジャズのアレンジ・アルバム"エイセス・ハイ"(SIGCD-187)で強烈なインパクトと衝撃を与えてくれたイギリスの若きア・カペラ・グループ、ヴォーチェス8(ヴォーチェス・エイト)。前作"エイセス・ハイ"に続く第2弾としてヴォーチェス8が繰り出してきたのは、路線をガラリと変えてのJ・S・バッハの「モテット集」!"ポップス&ジャズ"から"バッハ"となると意外な選曲と思ってしまうところだが、2003年に結成されたヴォーチェス8のメンバーたちがかつて所属していたのは、あのウェストミンスター寺院の少年少女聖歌隊。教会音楽や合唱曲など"クラシック音楽"こそ、ヴォーチェス8が最も得意とするレパートリーです。
SIGCD-214
プロコフィエフ:組曲「シンデレラ」〜序奏Op.107-1、パ・ド・シャOp.107-2、喧嘩Op.107-3、仙女のお婆さんと冬の精Op.107-4、踊りのレッスンとガヴォットOp.108-2、ギャロップOp.108-7、愛を込めてOp.109-8、シンデレラのワルツOp.107-7、真夜中Op.107-8
組曲「ロメオとジュリエット」〜モンタギュー家とキャピュレット家Op.64ter-1、少女ジュリエットOp.64ter-2、僧ローレンスOp.64ter-3、踊りOp.64ter-4、別れの前のロメオとジュリエットOp.64ter-5、仮面舞踏会Op.64bis-5、タイボルトの死Op.64bis-7
ユーリ・テミルカーノフ(指)
サンクトペテルブルクPO
シグナム・クラシックス(Signum Classics)への移籍以降、水を得た魚の如く、ヴェルディの「レクイエム」(SIGCD 184)、ショスタコーヴィチの「レニングラード」(SIGCD 194)を続々とリリースするなど、往年の輝きを取り戻した感のあるテミルカーノフ&サンクトペテルブルク・フィル。2010年&新天地でのリリース第3弾は、テミルカーノフが得意としてきたプロコフィエフの音楽から「シンデレラ」&「ロメオとジュリエット」!
SIGCD-215(2CD)
バッハ(ビル・ドビンズ編):クリスマス・オラトリオBWV.248 キングズ・シンガーズ、
ビル・ドビンズ(指)WDRビッグ・バンド

録音:2009年11月30日、ケルン・フィルハーモニー(ライヴ/ドイツ)
キングズ・シンガーズのハーモニーはもちろんのこと、バックのWDRビッグ・バンドも世界トップクラスの超一流ならば、アレンジャーも超本格派。アレンジャー&コンダクターのビル・ドビンズは、ドイツ、ケルンのWDRビッグ・バンドのプリンシパル・ディレクター、オランダ、ヒルヴァーサムのメトロポール・オーケストラのゲスト・コンダクターを務め、現在はアメリカのイーストマン音楽院で教授として教鞭を執るジャズ界の大物アーティストです。ア・カペラの極意を知るキングズ・シンガーズと、ビッグ・バンド界の最前線に立つWDRビッグ・バンドのJAZZYでFREEDOMな「クリスマス・オラトリオ」が、清く熱く響きます!
SIGCD-216
ハープ協奏曲集
グリエール:ハープ協奏曲変ホ長調Op.74
ドビュッシー:神聖な舞曲と世俗的な舞曲
モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲ハ長調K.299
クレア・ジョーンズ(Hp)、
ウィリアム・ベネット(Fl)、
ポール・ワトキンス(指)イギリス室内O
2007年から英国王室、英国皇太子(HRH The Prince of Wales)のオフィシャル・ハーピストとして活躍中の若き女流ハーピスト、クレア・ジョーンズのコンチェルト・アルバム。名作グリエールの「ハープ協奏曲」やドビュッシー、英国フルート界の重鎮ウィリアム・ベネットとのモーツァルトは、英国王室"オフィシャル"の肩書きに相応しい堂々たる演奏。
SIGCD-217
クリケットの歌
レストレンジ:クリケット・テーマ・メドレー
ワーロック:ハンブルドンのクリケッターズ
様々な作曲家:スクール・ソングス・メドレー
ライス/ウェッバー:サマー・ゲーム
スティルゴー:リリアン・トムソン
伝承曲:ラドネージ・クリケット・ソング
イエッティーズ:フォー・ジョリー・ボウラーズ
ロンドン・クヮルテット/ハーヴァーガル:クリケットのルール
シャーマン/フィールズ/タッパー/ニコルズ:ユー・ガット・トゥ・ビー・ア・クリケット・ヒーロー
ハノン/ワルシュ:ごまかし
M・ホルスト:ヴィレッジ・ロンド
ワーナー/ケリー:イートン&ウィンチェスター
チャンピオン:アイ・メイド・ア・ハンドレッド・イン・ザ・ブラックヤード・アット・マムズ
様々な作曲家:オーストラリアのクリケット・メドレー
スティルゴー:バーミー・アーミー/ディーツ/シュワルツ:ザッツ・ノット・クリケット
作曲者不詳:クリケット・ティー・タオル
スティルゴー:アンディ・フラワー・デュエット
スティルゴー:エルサレム
ハーパー:ホエン・アン・オールド・クリケッター・リーヴス・ザ・クリース
ブレムナー:ストップ・イット・アッガース!
カンタービレ(ロンドン・クヮルテット)

録音:2011年2月−3月、ロンドン
クラシックとコメディをミックスさせたスタイル、1982年から2000回を超えるライヴ・パフォーマンス、200以上のテレビ放映で人気を博してきたイギリスのヴォーカル・アンサンブル、カンタービレ(ロンドン・クヮルテット)。イギリスの紳士のスポーツ"クリケット"にちなんだプログラムでも、カンタービレのエンターテイナー性あふれるパフォーマンスは健在!同じイギリスのキングズ・シンガーズとも一味違うコミカルなスタイルです。
SIGCD-218(2CD)
バッハ:ミサ曲ロ短調BWV.232 ラルフ・オールウッド(指)ロドルファスcho、
サザン・シンフォニア、
キャサリン・バックハウス(S)、
クリント・ファン・デル・リンデ(A)、
ベン・ジョンソン(T)、コリン・キャンベル(Bs)、
ホーカン・ヴラムスモ(Bs)
ロドルファスchoは、イギリスのイートン・カレッジで音楽監督を務めている合唱指揮者ラルフ・オールウッドが、イートン・カレッジ・サマー・コーラル・コースのメンバーから選抜した16歳〜25歳の歌手たちで構成される混声cho。前作ハウエルズの合唱作品集(SIGCD 190)が英BBCミュージック・マガジン誌で演奏&録音ともに最高評価の五つ星を獲得するなど、合唱王国イギリスの中でも注目を集めている合唱団です。

SIGCD-219
マーラー:交響曲第4番 サラ・フォックス(S)
チャールズ・マッケラス(指)
フィルハーモニアO

録音:2006年2月16日、クイーン・エリザベス・ホール(ロンドン/ライヴ)
徹底して楽器を鳴らしきった画期的な「マラ4」の登場です!天国的イメージにとらわれず、またここでは、やや弦楽器のヴィブラートは抑制はしているものの古楽奏法を用いることなくアグレッシブなアプローチに徹することで、今まで埋もれていたこの作品のニュアンスに光を当てようとするマッケラスの意欲がひしひしと伝わる演奏。
第1楽章の出だしは通常より速めで、そこから目まぐるしく緩急を付けて精妙なアンサンブルを聴かせます。アクセントは常に明快。音の線にも一切曖昧さを残さず。ジョージ・セルの演奏を更に現代の視線で徹底させた演奏とも言えましょう。とにかくどのパートがどういう意味を持ってそのフレーズを弾いているのかが手に取るように分かり、そうなると聴いていて次第に疲れてくることにもなりかねませんが、全てにおいてそれらのバランスが保たれ、意味があるのでそんな心配は全く無用です。第2楽章は、冒頭から29秒間、最後のティンパニの一打に至るまで全てのパートが緊密に連携し、揺るぎない一本のラインを形成。その集中力の高さと、オケの精妙なアンサンブル能力には驚きを禁じえません。各楽器の奏法を厳格に指示することで、色彩の幅が今までの演奏よりも格段に広がっているのも特筆もので、それでいて音楽が萎縮するどころか、無限の伸びやかさと広がりを見せるのです。些細なことながら、6:31の付点のリズム!これがこんなに弾力性を持って浮上した例もかつてなかったでしょう。瞑想にふけることなく、音の輪郭を保ってクリアな音像で色彩を広げるのは第3楽章も同じ。これほどニュアンス豊かな音楽だったかと認識を新たにする方も多いことでしょう。第4楽章のフォックスのソロがまた絶品!リリカルなメルヘンに傾きすぎることなく、丁寧に音符を紡いでいるだけですが、発声の立ち上がりがまろやかで耳に心地良く、情感を力みなく表現しています。マッケラスはここでも遠慮することなく自己の音楽的主張を貫いていますが、2:53からのフルートとソプラノとのユニゾンに聴かれるように、完全にソプラノ独唱と呼吸を一つにしているので、煩く感じることなどないのです。ライヴとは信じ難いほどノイズが皆無なのもありがたい限りです(最後は拍手あり)。【湧々堂】
SIGCD-220
ウォルトン:チェロ協奏曲(第4楽章=1975年改訂版/世界初録音)
ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番変ホ長調Op.107
ウォルトン:チェロ協奏曲〜第4楽章(1956年原典版)
ジェイミー・ウォルトン(Vc)、
アレクサンダー・ブリガー(指)
フィルハーモニアO

録音:2009年12月22日−23日
シグナム・クラシックスが強力にバックアップしているブリティッシュ・チェリスト、ジェイミー・ウォルトン。エルガー&ミャスコフスキー(SIGCD-116)、ブリテン&ショスタコーヴィチ(SIGCD-137)に続くコンチェルト・アルバムは、ウォルトン&ショスタコーヴィチ!ウォルトンでは、第4楽章に世界初録音となる1975年の改訂版を用いて完成形の構築を目指すなど、イギリス音楽への探究心も特筆もの。高評価を得ているショスタコーヴィチも期待に違わぬハイ・パフォーマンス。
SIGCD-221
(1SACD)
タヴナー:トワーズ・サイレンス〜4つの弦楽四重奏とチベットのシンギングボウルのための(世界初録音) メディチSQ、フィンジSQ、カヴァレりSQ、
フィフス・クアルダント
イギリスの神秘主義作曲家ジョン・タヴナー(1944−)の新作は、"4つの弦楽四重奏+チベットのシンギングボウル"という異色の編成による不思議な音世界。自らを正教徒であるとするタヴナーは、宗教的題材や、要素を取り入れた作品を送り出しており、この「トワーズ・サイレンス」では"チベット"と"シンギングボウル"が作品から発せられるメッセージの鍵となっています。
SIGCD-222
ナジ・ハキム・プレイズ・ナジ・ハキム
ハキム:オール・マイ・ファウンツ・シャル・ビー・ウィズ・ユー
アイ・ラヴ・ザ・カラフル・ワールド
サクスコビング前奏曲
グレナルモンド組曲/アーライキサラーム
ナジ・ハキム(Org)

録音:2009年8月
レバノンのベイルートで生を受け、メシアンの後任としてパリのトリニテ教会のオルガニストを務めるナジ・ハキム(1955−)の自作自演集。デンマーク放送コンサート・ホールのファン・デン・フーヴェル製のオルガンでの演奏。
SIGCD-223
イギリスのオルガン音楽
ホワイトロック:ファンアーレ
ウォルフォード・デイヴィス:荘厳な旋律
スタンリー:ヴォランタリー
ウェズリー:コラール歌曲とフーガ
ブリッジ:アレグロ・グラツィオーソ
ハーウッド:ソナタ第1番嬰ハ短調
ハウエルズ:狂詩曲変ニ長調Op.17-1
ジャクソン:トッカータ、コラールとフーガOp.16
ジェームズ・ヴィヴィアン(Org)

録音:2009年9月
約800年という長大な歴史と芸術性を誇るテンプル教会に設置されたハリソン&ハリソン社1926年製のグランド・オルガンから、オルガンのためのイギリス音楽が雄大なスケールで広がります。
SIGCD-224
ロマンティック・ノベルティーズ
リムスキー=コルサコフ:ロシアの主題による幻想曲Op.33
ゲーゼ:奇想曲イ短調
イザイ:マズルカOp.10-2
グラズノフ:瞑想曲Op.32
イザイ:謝肉祭のセレナーデ
チャイコフスキー:憂鬱なセレナードOp.26
ヨアヒム:変奏曲ホ短調
宇田川杰子(Vn)、
マーティン・ブラビンズ(指)
フィルハーモニアO
日本人ヴァイオリン奏者、宇田川杰子のオーケストラ伴奏付き作品集。前作のリフシッツに続く共演者はブラビンズ&フィルハーモニア。
SIGCD-225
マジェスティ・オヴ・ザ・グローリー
パーセル:テ・デウム ニ長調、
 アンセム「わが愛する者は語る」Z.28
エルガー:テ・デウム
ブリテン:キリストとありて喜べOp.30
ハウエルズ:テ・デウム「コレギウム・レガーレ」
テンプル教会聖歌隊、
テンプル・プレーヤーズ、
グレッグ・モリス(Org)、
イアン・レ・グリース(Org)、
ジェームズ・ヴィヴィアン(ディレクター)

録音:2009年3月
12世紀後半に建立された英国国教会のロンドン・テンプル教会の聖歌隊が、パーセルからハウエルズまでのイギリス音楽300年の歴史を歌います。ジェームズ・ヴィヴィアンは、スティーヴン・レイトン体制時代には副オルガニストを務め、現在はテンプル教会の音楽監督&オルガニストとして活躍中。レイトンから受け継いだテンプル教会合唱団、合唱指導法が神聖なるハーモニーを生み出します。
SIGCD-226
ムソルグスキー:展覧会の絵
ドビュッシー:版画
リスト:婚礼、エステ荘の噴水、
 アヴェ・マリアS.182
リル・ウィリアムズ(P)

録音:2009年11月
英タイムズ紙で「現代の本当に偉大な音楽家の1人」と激賞されたリル・ウィリアムズは、ボルトン&モーツァルテウム管とのシューマンの「ピアノ協奏曲」で、ザルツブルク・デビューを大成功させたウェールズの若手ピアニスト。徹底してコントロールされた感情表現が独特な空間を広げている「展覧会の絵」など、リル・ウィリアムズの演奏には他の誰にも真似が出来ないカラーが存在しています。
SIGCD-227(2CD)
フラックス
ジャクソン:LM-7:アクエリアス
ロング:フラックス
パックハースト:ディファノウスフェアー
K・ティペット:5つの短い小品、
 フォー・ウィスパージ
フィトキン:ヴェント
シュウォーツ:4チェアー・レッグス
ウィリアムソン:イン・メモリアム
ナイマン:De L'hotel de la ville a la Concorde
ルナ・サクソフォン四重奏団

録音:2009年2月
2002年結成のイギリスのサクソフォン・アンサンブルによるニュー・レパートリー集。ウェールズの若手作曲家への委嘱作品や、合唱作品で有名なガブリエル・ジャクソン、そしてマイケル・ナイマンの音楽など、ルナ・サクソフォン四重奏団の新作への情熱は留まるところを知りません。
SIGCD-228
ブリテン:キャロルの祭典Op.28
ポストン:イングリッシュ・デイ=ブック
サール:夏の夜に
ディズリ:The Ears of Mr Tuer
クリストファー・ベル(指)
NYCos女声cho
クレア・ジョーンズ(Hp)

録音:2010年5月
ナショナル・ユース・クワイア・オヴ・スコットランドの女声合唱団と英国王室のオフィシャル・ハーピスト、クレア・ジョーンズが共演した"女声合唱+ハープ"によるブリテンの「キャロルの祭典」。20世紀イギリスの女流作曲家エリザベス・ポストン(1905−1987)と、スコットランドのオリヴァー・アイルデール・サール(1977−)、アイルランドのスティーヴン・ディズリの珍しい合唱作品も収録。
SIGCD-229
チャイコフスキー:組曲「白鳥の湖」〜情景/ワルツ/白鳥の踊り/パ・ダクシオン/ハンガリーの踊り/ナポリの踊り/マズルカ/小さい白鳥たちの踊り/終幕の情景
ラフマニノフ:交響的舞曲Op.45*
ユーリ・テミルカーノフ(指)
サンクトペテルブルク・フィルハーモニーO

録音:2008年4月14日サンクトペテルブルク・フィルハーモニー大ホール・ライヴ)、2008年8月26日ルツェルン・コンサート・ホール・ライヴ*
RCA時代にもレコーディングを行っている"交響曲"の再録音ではなく、敢えて「白鳥の湖」の組曲版と「交響的舞曲」を選んだプログラムには、チャイコフスキー&ラフマニノフの演奏に対するテミルカーノフの絶対の自身とプライドが漲っています。
サンクトぺテルブルク・フィルを自在に操り、時には旧ソ連時代のオーケストラを彷彿とさせるような鋭く炸裂するサウンド、また時には弦楽セクションから柔らかく優雅で気品のある音色を引き出すテミルカーノフのオーケストラ・コントロールとカリスマ性はここでも健在!
音楽監督就任から20年以上。円熟期を迎えた"テミルカーノフ体制"のサンクトペテルブルク・フィルの現在を捉えたチャイコフスキー&ラフマニノフ。シリーズ第4弾もかなり熱い演奏です!
SIGCD-230
ラフマニノフ:ピアノ作品集
幻想小品集Op.3〜エレジー変ホ短調Op.3-1、
前奏曲嬰ハ短調Op.3-2
富と喜びOp.34-12(ポット編)
リラの花Op.21-5(ラフマニノフ編)
前奏曲集Op.23〜ニ長調Op.23-4/ト短調Op.23-5/変ホ長調Op.23-6
前奏曲集Op.32〜ヘ短調Op.32-6/ロ短調Op.32-10/嬰ト短調Op.32-12
ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.36
ジェレミー・フィルセル(P)

録音:2007年12月14日、ワッセン・ホール(ロンドン)
イギリスのヴィルトゥオーゾ・オルガニスト、ジェレミー・フィルセルのもう1つの姿"ピアニスト"としてのラフマニノフ・アルバム。ラフマニノフの難曲「ピアノ・ソナタ第2番」を弾きこなし、オルガンとピアノを両立させたフィルセルの実力はホンモノ。
SIGCD-231
スコティッシュ・アンサンブル・ライヴ〜エイト・シーズンズ
ヴィヴァルディ:春
ピアソラ:ブエノスアイレスの春
ヴィヴァルディ:夏
ピアソラ:ブエノスアイレスの夏
ヴィヴァルディ:秋
ピアソラ:ブエノスアイレスの秋
ヴィヴァルディ:冬
ピアソラ:ブエノスアイレスの冬
ジョナサン・モートン(Vn&芸術監督)、
スコティッシュ・アンサンブル

録音:2010年4月23日、クイーンズ・ホール(エジンバラ)でのライヴ
スコットランドのチェンバー・オーケストラ、スコティッシュ・アンサンブルのライヴ・レコーディングは、ヴィヴァルディの「四季」とピアソラの「ブエノスアイレスの四季」のコラボレーションさせた"欧州"と"南米"の四季の旅。
交互に広がるイタリア・バロックと20世紀アルゼンチンの"四季"の風景は、スコティッシュ・アンサンブルのアイディアの勝利!1640年頃に製作されたニコラ・アマティのヴァイオリンを手にジョナサン・モートンが獅子奮迅の大活躍!
SIGCD-232
シェパード:ソウル・レスツ・エターナル キャロライン・デール(Vc)、
スティーヴ・シドウェル(指)
イギリス室内O、マイク・スミス(打楽器)

録音:2010年8月2日−9日
ヨーロッパの出版社のマネージング・エディターとして、マイケル・ナイマン、フィリップ・グラス、クレイグ・グラスらの作品に携わってきたフリーランスの作曲家、マイク・シェパードの"祈りの音楽"。イギリス室内管、スコティッシュ・アンサンブルの首席チェリスト、キャロライン・デールが弾く祈りの旋律がヒーリングのように響きます。
SIGCD-233
ジーズ・ヴィジョンズ
メトカーフ:オン・ソング
レイノルズ:ヘッド・オヴ・ブラス
ペトリー:カムリの歌
タン:サム・オブ・ザ・サイレンス
ペインター:ルナ・シー
ボーデン:ジーズ・ヴィジョンズ
ロング:ハーヴェルスペンディング
ルナ・サクソフォン四重奏団

録音:2010年7月&8月
2002年に結成されたルナ・サクソフォン四重奏団、コンポーザー&パフォーマーのコラボレーションを活動のテーマに掲げてきたイギリスの新しいサクソフォン・クヮルテット。すでに数十曲の委嘱作品の初演を行っており、ウェールズの若手作曲家たちの作品を収録した"ジーズ・ヴィジョンズ"も、新作への熱意が完成させたアルバムである。新作委嘱によるサクソフォン四重奏曲のレパートリー拡大が期待されます。
SIGCD-234
ハーマン:弦楽四重奏のための「エコー」
クラリネット五重奏曲「旅の思い出」*
弦楽四重奏のための「サイコ組曲」(リチャード・バーチャル編)
ジュリアン・ブリス(Cl)*、
ティペットSQ

録音:2010年6月&10月
「悪魔の金」でアカデミー作曲賞に輝いた映画音楽の大作曲家バーナード・ハーマン(1911−1975)の"室内楽作品"を集めたユニークなプログラム!1960年代中期以降に作曲されたハーマン晩年の室内楽作品は、"映画音楽の巨匠"ではなく、名門ジュリアード音楽院で学んだ"クラシックの作曲家"としての実力が発揮された本格的な作品ばかり。天才少年として世界を驚かせたクラリネット奏者ジュリアン・ブリスの演奏が、ハーマンの「クラリネット五重奏曲」の知名度を一気に向上させるかも!?
SIGCD-235
ネイクド・バードVol.2
コントラクトゥス:めでたし女王
タリス(モンクス編):タリスの精神(世界初録音)
バーバー:アニュス・デイ(弦楽のためのアダージョより)
タヴナー:葬送のイコス
パーセル:おお主よ、わが祈りを聞きたまえ
ビンゲン:聖霊は生の源の生
ロバーツ:愛を語ってはならない(世界初録音)
ロッティ:十字架につけられ
ビンゲン:オー・ウィルトゥス・サピエンティエ
ビクトリア:我がハープは悲しみの音に変わり
バックリー:主の慈しみは世々とこしえに(世界初録音)
バード:アニュス・デイ(4声のミサ曲より)
タヴナー:子羊
アルモニコ・コンソート、
クリストファー・モンクス(芸術監督)

録音:2010年2月
2001年にエマ・カークビーを迎えてデビューを果たし、合唱王国イギリスの中でも存在感を高めているヴォーカル・アンサンブル、アルモニコ・コンソート。生命力に富んだハーモニーが魅力的なアルモニコ・コンソートのコンサート・プログラム、"ネイクド・バード(Naked Byrd)"のVol.2には、タヴナー、パーセル、バーバーやバードなど、様々な時代やスタイルの合唱作品が並びます。芸術監督クリストファー・モンクスのアレンジよる「タリスの精神」や現代作曲家たちの合唱作品は世界初録音となります。
SIGCD-236
ダンス
ジェゲデ:ダンス・オヴ・ザ・スピリット
カトラー:フォーク・ミュージック
アダムズ:パヴァーヌ
フィトキン:インフォーマル・ダンス
ポピー:ディフィニトリー・ディスコ
フィニッシー:メヌエット
タン・ドゥン:ブラック・ダンス
ヴォランズ:ファースト・ダンス
ナイマン:タンゴ
ロード:サラバンダ・ソリタリア
G・プロコフィエフ:ボーグル・ムーヴ
カッツ=チェルニン:ナイーヴ・ワルツ/
デネヒー:スタンプ
ベイツ:ペキュリアー・タームス・オヴ・フィジカル・インティマシー
スミスSQ

録音:2009年9月&2010年1月、聖マイケル教区教会(ハイゲイト)
これまでに150作品以上の世界初演を担当し、スティーヴ・ライヒ、フィリップ・グラス、イギリスの現代作曲家たちなど、弦楽四重奏のための現代作品と向き合い続けてきたイギリスのスミスSQ。"ダンス"をテーマとした作品集の作曲家も、アダムズ、フィトキン、フィニッシー、ナイマン、タン・ドゥン、そして元ディープ・パープルのジョン・ロードなど大物たちばかり。スミスSQの徹底的されたコンテンポラリー路線。

SIGCD-237(2CD)
モンテヴェルディ:聖母マリアの夕べの祈り ロバート・ハワース(指)
エイジ・オヴ・インライトゥメントO&cho

録音:2010年8月30日、キングス・プレイス・ホール・ワン(ライヴ)
フィルハーモニアO、サンクトペテルブルク・フィルハーモニーOとパートナーシップを結び、大きな話題を呼んできたシグナム・クラシックス(Signum Classics)から"啓蒙時代のO"の意味を持つ英国屈指のピリオド・オーケストラ、エイジ・オヴ・インライトゥメントO(OAE)のシリーズがスタート!1986年の結成以来、首席指揮者を置かないというスタイルで、英国の古楽復興に大きな役割を果たしてきたエイジ・オヴ・インライトゥメントO。この「聖母マリアの夕べの祈り」のキングス・プレイス・ライヴでは、メンバーでチェンバロ、オルガン奏者でバロック・オペラの指揮経験も豊富なロバート・ハワースがオーケストラを牽引。また、ザ・シックスティーンのソプラノ、グレース・ダヴィッドソンなどトップレベルの古楽系歌手たちが集まった声楽陣も強力!
SIGCD-238
ウォルトン:ヴァイオリン協奏曲、
 「ヘンリー5世」〜弦楽のための2つの小品
バーバー:ヴァイオリン協奏曲、
 弦楽のためのアダージョOp.11
トーマス・ボウズ(Vn)、
ヨゼフ・スヴェンセン(指)マルメ歌劇場O

録音:2010年3月
ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズ(LMP)のコンサートマスターからソリストへと転身したハートフォードシャー生まれのヴァイオリニスト、トーマス・ボウズのシグナム・デビュー・タイトル。LMPの元コンマスという称号に相応しい迫真のウォルトン&バーバーが繰り広げられている。スヴェンセン&マルメ歌劇場管の安定感あるサポートも頼もしい。
SIGCD-239
アイリッシュ・ソングブック
ダンヒル:天上のクロース
バーバー:辺鄙なホテル
ブリッジ:窓から身を乗り出して
ペンドルトン編:別れを告げる
モーラン編:ローヴィング・ディングル・ボーイ
バックス:トゥ・エアー
ブリテン編:庭の千草
モーラン編:いたずら娘
ケージ:18の春を迎えた陽気な未亡人
ハウエルズ:フロード
オール:駅前通り
ヒューズ編:マリー・ミー・ナウ
モーラン編:失われた愛
ブリテン編:復讐と栄光
ヒューズ編:オー・メン・フロム・ザ・フィールズ
バーバー:聖アイタの幻視
ブリテン編:若い吟遊詩人
アイアランド:トゥット・エ・ショルト
ハーティ:ストレンジャーズ・グラーヴェ
ブリテン編:Sail on, sail on
バーバー:隠遁への願い
ブリテン編:真夜中に、サリー・ガーデンズ
アイリッシュ・タイナン(S)、
イアン・バーンサイド(P)

録音:2009年4月
アイルランドのマリンガー生まれのソプラノ、アイリッシュ・タイナンが歌う20世紀の作曲家たちの「アイリッシュ・ソングブック」。ブリテンやヒューズのアレンジ、バーバーやケージなどのアメリカ勢の"歌"が、大西洋を越えてアイルランドの豊かな文化遺産である"詩"によって結び付く。
SIGCD-240(3CD)
ロドルファス合唱団〜コラール・コレクション
タリス:ラテン語のモテットと英語のアンセム集
グリアー:12のアンセム

■スペシャル・アレンジ集
チャイコフスキー(オールウッド編):アヴェ・マリア、
ショパン(オールウッド編):前奏曲ハ短調、
シューベルト(スモールウッド編):音楽に寄せて、他
ラルフ・オールウッド(指)ロドルファスcho
ロドルファス合唱団は、イートン・カレッジ・サマー・コラール・コースのメンバーから選抜された16歳〜25歳のメンバーによる混声合唱団。16世紀のタリス、現代のグリアー、アレンジ集など様々な時代の作品を歌える柔軟な対応力、イートン・カレッジの音楽監督ラルフ・オールウッドの指導力の高さには定評があります。
SIGCD-244
ロドリーゴ:アランフェス協奏曲
ある貴紳のための幻想曲
ギターのための牧歌
チャルレス・ラミレス(G)、
ダグラス・ボイド(指)ヨーロッパ室内O

録音:2010年10月&12月
イベリア半島南東部に位置するイギリス領ジブラルタルのギタリスト、チャルレス・ラミレスのロドリーゴ・アルバム。軍事的に重要な場所であるが故に古くからイギリスとスペインの板挟みにあってきたジブラルタル。「アランフェス協奏曲」でジブラルタルの情熱とロドリーゴの音楽が1つとなります。ボイド&ヨーロッパ室内管のサポートも秀逸。
SIGCD-245
ハキム:室内楽&オルガン作品集
水仙/マニフィカト
「輝く暁の星、いと美しきかな」による変奏曲
私を封印のようにあなたの心臓につけてください
奇想曲/アメイジング・グレイス/鳩
リマ・タウィル(S)、
ジャン=フィリップ・クズマ(Vn)、
王室礼拝堂SQ、ナジ・ハキム(Org)

録音:2009年6月、12月&2010年1月
驚異的な即興演奏がNHK-FMで放送され日本でも話題となったレバノン、ベイルート生まれの音楽家ナジ・ハキム(1955−)の作品集第3巻。
SIGCD-246(2CD)
ヘンデル:オラトリオ「メサイア」HWV.56
ウェインライト:めさめてたたえまつれ
ジェーン・グローヴァー(指)
ハダースフィールド合唱協会、
ノーザン・シンフォニア、
エリザベス・ワッツ(S)、
キャスリン・ウィン=ロジャーズ(A)、
マルク・ルブロック(T)、
ジェームズ・オールドフィールド(Bs)、
ジョゼフ・カレン(Cemb)、
ダリウス・バティワラ(Org)

録音:2010年12月
19世紀前半、1836年に創設されたイギリスの合唱協会、ハダースフィールド合唱協会の「メサイア」。ハダースフィールド合唱協会はマッケラスの指揮でモーツァルト版の「メサイア」(SIGCD-074)をレコーディングするなど「メサイア」を得意としてきました。指揮にはジェーン・グローヴァー、アルトにはキャスリン・ウィン=ロジャーズを迎えるなど、共演者たちも強力。
SIGCD-247
プーランク:歌曲全集Vol.1
歌曲集「コカルド」**
歌曲集「メタモルフォーズ」+
歌曲集「陽気な歌」++/ギターに寄せて#
墓碑銘##
ルイーズ・ド・ヴィルモランの3つの詩#
矢車菊**/最後の詩+/ロズモンド++
歌曲集「偽りの婚約」+
歌曲集「パリの風景」**/歌曲集「くじびき」*
フェリシティ・ロット(S)*、
リサ・ミルン(S)+、
ローナ・アンダーソン(S)#、
ロバート・マーレイ(T)**、
クリストファー・マルトマン(Br)++、
ジョナサン・レマル(Bs-Br)##、
マルコム・マルティヌー(P)

録音:2010年2月&9月
ユーモラス、シリアス、シュール・・・。様々な性格を持ったプーランクの歌曲を歌うのは、フェリシティ・ロット、リサ・ミルン、クリストファー・マルトマンなど超一流の名歌手たち。ハイペリオンでもお馴染みのマルコム・マルティヌーがリードする充実のプーランク歌曲集。豪華で楽しみなシリーズのスタートです!
SIGCD-248
ビクトリア:レクイエム(1605)
ロボ:我が竪琴は悲しみに、エレミアの哀歌
テネブレ、ナイジェル・ショート(ディレクター)

録音:2010年11月
没後400周年を迎えたスペイン・ルネサンス最大の巨匠トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548−1611)の名作、6声のレクイエム(1605)!1点の曇りもない澄み切った歌声で洗練された「レクイエム」を奏でるテネブレは、ザ・シックスティーン、キングズ・シンガーズのメンバーとして活躍したナイジェル・ショートによって2001年に結成されたイギリスのプロの室内合唱団。サー・コリン・デイヴィスも絶大な信頼を寄せるテネブレのハーモニー。20人の精鋭たちが創造する「レクイエム」の新たな名唱が、没後400周年の今年、合唱王国イギリスから届きます ――。
SIGCD-249
コンチェルティ・クリオーシ
パラディエス:オルガンまたはチェンバロのための協奏曲
ライヒェナウアー:オーボエのための5声の協奏曲
ベッリーン:5声の協奏曲
ペープシュ:4本のヴァイオリンのための協奏曲
ヘルテル:トランペット協奏曲第3番
クロフト:4本のヴァイオリンのためのソナタ
バルダッサーリ:コルネットと弦楽のためのソナタ
シャリヴァリ・アグレアブル

録音:2010年8月
シグナム・クラシックスの創設初期から古楽分野を支えてきた"楽しい騒ぎ"の意味を持つピリオド・アンサンブル、シャリヴァリ・アグレアブル。シャリヴァリ・アグレアブルによって集められたパラディエスやライヒェナウアー、ベッリーンなどの"珍しい"協奏曲集は、歴史の陰に隠れた18世紀の知られざるコンチェルトに光をあてます。

SIGCD-250(2CD)
ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68
交響曲第3番ヘ長調Op.90
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指)
フィルハーモニアO

録音:2009年5月14日、2009年10月22日* ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
前作「第2番&4番」同様、これまた感動的名演!オーセンティックな解釈など全く無縁の伝統的な演奏の重厚さを終始貫徹させながら、黴臭さがなく瑞々しい息遣いが随所に聴かれるのは、ドホナーニの感性のなせる技でしょう。その伝統美と現代感覚のバランスの絶妙さが独特の味わいに繋がっているのです。
「第1番」がまずびっくり!序奏冒頭の何というハーモニーの豊穣さ!ティンパニのバランスも最高に素晴らしく、その打し込の余韻がそのハーモニの形成に大きく貢献しています。主部は地を這うように入念な進行。中低域重視のベーム以前のドイツ流儀を彷彿とさせる重みに打ちのめされ、イギリスのオケにおる演奏とは信じ難いほど。ピンポイントで金管を突出させますが、それも恣意的ではなく、音像を引き締めために有効に作用しています。第2楽章も構えが大きく、ドホナーニの円熟味を痛感。ヴァイオリン・ソロが決して出しゃばらずに全体とブレンドしている点も流石の配慮。終楽章はティンパニの巧さが大全開!
「第3番」は特に第2楽章にご注目!ハーモニーの美しさとブラームスらしい深々とした歌心、気が滅入るような暗さとは無縁の希望の光が指す響きの素晴らしさ。コーダでは、ここでも完全に調和のとれた中低域の魅力に感動。 【湧々堂】
SIGCD-251
モーツァルト〜イタリアン・ジャーニー
モーツァルト:「ルーチョ・シッラ」〜復讐と死の欲望が燃えあがり
「見てくれのばか娘」〜いとしい花嫁
「シピオーネの夢」〜険しい坂の樫の老木は
「偽の女庭師」〜我が胸の内に聴くのは
「羊飼いの王様」〜たとえ戦いに勝っても
「イドメネオ」〜愛する父に
「羊飼いの王様」〜ひとりだけ言えるのだ
「イドメネオ」〜私の回りに/哀れ夢か!K.431
「ドン・ジョヴァンニ」〜私の恋人を慰めて
「イドメネオ」〜海から逃れ
「コシ・ファン・トゥッテ」〜恋の息吹きは、何という凄まじい混乱
「皇帝ティートの慈悲」〜皇帝の主権にとって、親しい神々よ
ジェレミー・オヴェンデン(T)、
ジョナサン・コーエン(指)
エイジ・オヴ・インライトゥメントO

録音:2010年9月29日−10月2日、殉教者聖サイラス教会(ケンティッシュ・タウン/ロンドン)
ニコライ・ゲッダの弟子でありイギリス屈指のモーツァルト歌手、オヴェンデンとOAEの「アリア集」は、神童モーツァルトが12歳で作曲した「見てくれのばか娘」、16歳の時の作品「ルーチョ・シッラ」からのアリアを積極的に取り上げるなど、いわゆる"名アリア集"とは一味も二味も違う選曲が魅力的。オヴェンデンとOAEがナビゲートするモーツァルトの"イタリア旅行"に出発です!
SIGCD-252
サン=サーンス:チェロ・ソナタ第2番ヘ長調Op.123
ショパン:チェロ・ソナタ ト短調Op.65
ジェイミー・ウォルトン(Vc)、
ダニエル・グリムウッド(P)

録音:2010年4月
ウォルトンの「チェロ協奏曲」第4楽章で"1975年改訂版"を用いて話題を呼んだシグナム・クラシックス大推薦のチェリスト、ジェイミー・ウォルトン。ウィリアム・プリース最後の弟子の1人であるウォルトンは、同じくイギリスのソム(Somm)にショパンのチェロ・ソナタをレコーディングしており今回は勝負の再録音。師であるプリースから授けられた奏法と愛器1712年製のグァルネリが感情豊かにショパンとサン=サーンスを歌いあげます。

SIGCD-253
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
メンデルスゾーン「真夏の夜の夢」序曲
チャールズ・マッケラス(指)
フィルハーモニアO

録音:2009年2月8日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ライヴ)
土臭さを演出することなく、スコアを鳴らしきることで作品の本質を抉り出すマッケラスの真骨頂!どこまで行っても音像は明瞭明晰。しかし澄ました分析臭など皆無で全ての声部が鳴るべきして鳴り渡る瑞々しい「悲愴」です!第1楽章冒頭のファゴットと低弦の深々とした響きと呼吸から一切の妥協なし。第2主題は全く媚びずに甘美な憧れだけがふわっと浮上。そのテクスチュアの清潔感も他に類を見ないほどです。展開部冒頭のトゥッティはスコア通りのパンチ力が不足する録音も少なくないですが、ここでは音を一切汚すことなくフォルテ4つという異常な爆裂を完璧に実現!ティンパニのアクセントの克明さや、管楽器の急速に駆け上がる走句が最後の一音までもクリアなのもマッケラスのこだわりの現れ。12:52からの最高潮点に達するシーンの気の遠くなるほどの呼吸の深さも、器用で巧いだけの演奏とは次元が違います。そして15:14のティンパニ強打の高潔さ!第2楽章も不純物を寄せ付けない清明な音楽。しかもリズムが根源から溢れます。1:39からの弦のピチカートは、一音足りとも埋没せず、管とのハーモニーをこれほど完璧に築いた例は他にあったでしょうか?中間部は弦の陰影が一層増して、聴き手のイマジネーションも更に掻き立てられます。鳴りの良さという点では、第3楽章も空前絶後!これを聴くと、いかに多くの指揮者が細部を見過ごしているか痛感させられます。ニ次的三次的な旋律はもちろんのこと、バスドラムの衝撃までも、スコアに書かれたままに炙り出し、当然のように鳴り響くのですから痛快この上なし。終楽章は冒頭の弦のハーモニーの交錯のさせ方に御注目。スコアでは第1、第2ヴァイオリンを連携させながら主旋律を形成していますが、ここではやや第1ヴァイオリンに比重を置いて、ある種の儚さを浮き上がらせているのです!歌の交換の深さも尋常ではなく、ムラヴィンスキーにとっての「チャイ5」のように、完全に体に染み込んでいる表現の深みと確信力が感動をに拍車をかけます。7:00の頂点の壮絶な迫力も、第3楽章とフォルテとは全く違う凄みを孕んでいることを気付かせてくれる演奏も珍しいでしょう。
この録音はライヴ収録ですが、最後の拍手が起こるまで全く気付かないほどノイズが少なく、アンサンブルに破綻がないのも奇跡的。しももその拍手開始もグッド・タイミング。
カップリングのメンデルスゾーンがこれまた超名演!「真夏の夜の夢」の中でも特に序曲を徹底的に堪能したいのなら、これこそが決定盤です!明晰さではジョージ・セルの録音が代表格ですが、そのセルをも凌ぐハーモニーの彩の表出の徹底ぶりに唖然とさせられます。特に管楽器に施された色彩の結晶の数々がこれほどの質と量を誇っていたとは思いも寄らず、改めて10代のンデルスゾーンの天才技を痛感せずにはいられません。7:55ではスフォルツァンド風にして弦に情感を込め抜き、思わず鳥肌が。これも作品への真の共感なくしては成し得ないものです。【湧々堂】

SIGCD-254
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」 チャールズ・マッケラス(指)
エイジ・オヴ・インライトゥメントO、
ニュー・カンパニー、
アマンダ・ルークロフト(S)、
フィオーナ・ジェーンズ(Ms)、
ジョン・マーク・エインズリー(T)、
ニール・デイヴィス(Br)

録音(ライヴ):1994年8月26日、アッシャー・ホール(エジンバラ)
※リマスタリング:マイク・ハッチ、ロジャー・ビアズリー
晩年のスコットランド室内管とのモーツァルト(Linn)に代表されるようにピリオド・アプローチにも精通していたマッケラスは、ピリオド・オーケストラであるOAEと積極的に共演を重ね、メンデルスゾーンやシューベルトなどの名演を遺しています。固い絆で結ばれていたマッケラスとOAEの1994年8月の「第九」は、スコットランドのエジンバラ国際音楽祭のライヴ・レコーディング。

SIGCD-255(4CD)
ドホナーニ/ブラームス:交響曲全集
交響曲第1番〜第4番
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指)
フィルハーモニアO

録音(ライヴ):2009年5月14日(第1番)
2007年6月28日(第2番)
2009年10月22日(第3番)
2007年2月4日(第4番)
以上、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール&クイーン・エリザベス・ホール(第4番)
2007年と2009年にレコーディングされたブラームスの4つの交響曲が全集BOXで登場!
1994年にフィルハーモニア管の首席客演指揮者として迎えられたドホナーニは、1997年に首席指揮者に就任。このブラームスはクリーヴランド管とのスタジオ録音から20年を経ていますが、その円熟味たるや予想をはるかに超えるもので、名前を知らされずに聴いたらヨッフムやザンデルリンク級の巨匠の演奏と思われることでしょう。演奏内容はきわめて堅実。ただし、その生真面目なアプローチが音楽自体を極限まで熟成させ、内燃の活力を醸成させるのに完全に作用しているので、模範解答的な演奏には決して陥ってはいないのです。
まずは「第4番」。冒頭は粘らず軽やかに滑り出しますが、ヴァイオリン両翼配置が功を奏して響きが充実の極み。第2主題は幾分テンポを落とし手じっくり歌い上げますが、その歌いっぷりが内容を伴った素晴らしいさ。アーティキュレーションには常には常に強固な意志が感じられ、それをフィルーモニア感が完全に受けとめています。そのオケの響きがまた筆舌に尽くしがたい魅力で、これぞブラームスといった雄渾な響きの表出を実現しているのも驚きです。10:53以降の内燃力に早くも感動が頂点に!
第2楽章も出だしはすっきりと進行し、ホルンは明瞭そのもの。。流れは楷書風ですが、その書体にも響きにも人口臭さがないので極めて清潔で説得力のある造形美へと繋がっています。第2主題の息の長いフレージングとその呼吸のしなやかさは、現代感覚と伝統的なスタイルが見事に融和した成果。その第2主題の再現(7:56〜)は、この作品への共感度を計る試金石とも言えますが、ここでも古めかしさを感じさせない一途な共感がこもり、分厚いハーモニーは高い求心力を誇ります。
第3楽章は、有機的な弾力をもつリズムにご注目。あからさまではない形で内声を充実させる才には以前から長けていたドホナーニですが、その特質に円熟味が加わったときの音楽の厚みを是非感じていただきたいものです。
終楽章も恣意的な声部操作を感じさせずに見事な立体感を表出。しかもハーモニーのバランスがここでも鉄壁!1:17からのアーティキュレーションから引き出される微妙なニュアンスは、耳と感性を全開にして接してください。いつの間にこんなこんな技を体得したのでしょうか?6:43以降はティンパニの充実ぶりが印象的。特に終結部ではその響きが核として一層大きな意味を成し、感動的なクライマックスを築くのです。
がっただを。この裕子運名滋賀感じられもの。
「第2番」も、鋭角的な響きを持つ演奏が多く聴かれる昨今、響きの美しさ造型の揺るぎなさ、確かな共感といった当然の前提条件を兼ね備えた演奏になかなか出会えないとお嘆きの方にとにかくお勧めしたい素晴らしい演奏。声部感の連動が決してもやもやせずにすっきりしているにもかかわらず、響きが薄くならずに味わい深いのは第4番と同じ。終楽章開始間もなく0:51でティンパニが驚愕のアクセントを利かせるのはライヴならでは。しかもクライマックスの熱さと手応えは尋常ではありません。ここでは安易なアッチェレランドなお呼びでなく、オケの機能美とドホナーニの円熟が最高に結実したあまりにも見事な締めくくりに、言葉を失います。最後の金管の細かい音型が、ここまで明瞭かつ温かみを持って響き渡った例は他に思い当たりません。
「第1番」は、序奏冒頭の何というハーモニーの豊穣さ!ティンパニのバランスも最高に素晴らしく、その打し込の余韻がそのハーモニの形成に大きく貢献しています。主部は地を這うように入念な進行。中低域重視のベーム以前のドイツ流儀を彷彿とさせる重みに打ちのめされ、イギリスのオケにおる演奏とは信じ難いほど。ピンポイントで金管を突出させますが、それも恣意的ではなく、音像を引き締めために有効に作用しています。第2楽章も構えが大きく、ドホナーニの円熟味を痛感。ヴァイオリン・ソロが決して出しゃばらずに全体とブレンドしている点も流石の配慮。終楽章はティンパニの巧さが大全開!
「第3番」は、特に第2楽章にご注目!ハーモニーの美しさとブラームスらしい深々とした歌心、気が滅入るような暗さとは無縁の希望の光が指す響きの素晴らしさ。コーダでは、ここでも完全に調和のとれた中低域の魅力に感動。

ドホナーニは2009年に首席指揮者の座をエサ=ペッカ・サロネンに譲り桂冠指揮者に就任しますが、これはまさに有終の美を飾る逸品です!  【湧々堂】

SIGCD-256
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」(ハース版) クリストフ・フォン・ドホナーニ(指)
フィルハーモニアO

録音:2008年10月30日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール・ライヴ
“自ら主張せず、どこまでもブルックナー自身に語らせた理想の名演!
このレーベルの今までのドホナーニ&フィールハーモニアOの録音は全てが名演でしたが、このブルックナーもクリーヴランドOとの旧録音から20年を経て、今やすっかり巨匠の風格を備えたドホナーニの円熟芸を堪能できる一枚。小細工を施さず実直にスコアに対峙する姿勢は変わりませんが、造型の安定感と、声部を混濁なく自然に融合させながら豊かな風合いを編み出す手腕は着実に進化を遂げているのがわかります。一見穏健な進行を見せているようで、第1楽章展開部などは抉りの利いたニュアンスも見せ、9:07の抜群にうまいホルンのフレーズからは、陰影豊かな表情が心を打ちます。バランス感覚の素晴らしさという点では第3楽章が聴きもの。十分に推進力を湛えたテンポ感といい、オケの機能美(特に木管の細かい音型の自然な生かし方!)といい、パーフェクトとしか言いようがなく、中間部はフレージングの間合いの良さが比類なく、それによって単なる素朴な風情を超えた異次元に聴き手を誘うのです。しかも造型のなんと堅牢なこと!
終楽章はまず、冒頭木管群のオクターブ進行に漂うニュアンスにご注目を!技術的な巧味もさることながら、自然で穏やかな表情を見せながらも強烈な主張を内面にタップリと温存したような独特の含蓄を持つ響き!これこそが80歳を目前にしたドホナーニの到達した境地ではないでしょうか。1:13〜1:16の呼吸の溜めの絶妙さ、その後の決然としたティンパニ強打が最大に生きた音像の圧倒的な聳え立ちは、筆舌に尽くしがたい素晴らしさ!5:21からは全体が一丸となった豪壮な鳴りっぷりですが、感覚的で皮相な響きはどこにもなく、もちろん場違いなマッチョな響きとも無縁。真にブルックナーを理解し、響きの有り方を十分に吟味し尽くした指揮者だけが引き出し得る響きであることを痛感するばかりです。
ブロムシュテットのブルックナーを心から素晴らしいとお感じの方なら、きっと共感いただける感動作です!【湧々堂】
SIGCD-257
コーラル・クリスマス
レイトン:ルリ・ルラ
ラドクリフ:オキセン
バード:おやすみ、かわいい幼な子よ
タヴナー:小羊
シヴァース:この子供を見よ
ローリゼン:おお、大いなる神秘
ヴォーン・ウィリアムズ:天上より送られた真理
ウィテカー:黄金の光
ホルスト:眠りなさい、愛しい子よ
プーランク:おお、大いなる神秘
タヴナー:おお、動ずることなく
パレストリーナ:マリアは天に昇らされたまいぬ
パリー:ようこそ、クリスマス!
レーヴェンスクロフト:御子の民よ目を覚ませよ
ポストン:イエス・キリスト、リンゴの木
ビクトリア:アヴェ・マリア
チャイコフスキー:ばらの冠
ワーロック:ベツレヘム・ダウン
タヴナー:今日、聖母は
ラルフ・オールウッド(指)
ロドルファスCho

録音:2010年9月3日−4日
ロドルファス合唱団、26年間にわたりイギリスのイートン・カレッジ合唱団で音楽監督を務めたラルフ・オールウッドが、自ら設立したイートン・コーラル・コースから選抜したメンバーで結成される合唱団。
バッハ、モンテヴェルディ、クリトゥス・ゴットヴァルトの編曲作品集などを発表しており、特にハウエルズの合唱作品集(SIGCD 190)は英BBCミュージック・マガジン誌で演奏、録音の両方で最高評価の五つ星を獲得した優秀盤。
SIGCD-258
ファゴット、管弦楽と合唱のための作品集
フロスト:パラプラクシス、
 ファゴット協奏曲
カールセン:セレナータOp.113
シギン・ビルケランド(Fg)、
インゴ・エルンスト・レイール(指)
ベラルーシ国立室内O、
オイスタイン・フェヴァング(指)アンサンブル96

録音:2006年−2008年
イギリスのスティーヴン・フロスト(1959−)とノルウェーのシェル・モルク・カールセン(1947−)が作曲した「ファゴット+管弦楽&合唱」という斬新な編成のファゴット作品集。ファゴット・ソリストとしてフロストとカールセンの独創的な世界を描くシギン・ビルケランドは、2008年までノルウェー放送Oの首席奏者として活躍した北欧のトップ・プレーヤー。
SIGCD-259
マーラー:交響詩「葬礼」
さすらう若人の歌
サラ・コノリー(Ms)、
ウラディミール・ユロフスキ(指)
エイジ・オヴ・インライトゥメントO

録音:2011年1月21日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール・ライ
ユロフスキがOAEとの共演のために選んだマーラーは、完成の100年後となる1988年に初めて出版された「復活」第1楽章の初稿版「葬礼」と、サラ・コノリーをソリストに迎えての「さすらう若人の歌」!
SIGCD-261
バッハ:オルガン作品集
トッカータ,アダージョとフーガ.ハ長調BWV.564
オルガン協奏曲第2番イ短調BWV.593
コラール「おお愛する魂よ汝を飾れ」BWV.654
前奏曲とフーガ ロ短調BWV.544
コラール「天にましますわれらの父よ」BWV.682
前奏曲とフーガ ト長調BWV.541
コラール「ああ人よ汝の大きな罪を嘆け」BWV.622
パッサカリアとフーガ ハ短調BWV.582
デイヴィッド・グード(Org)

録音:2010年7月
バッハ存命中の1714年に製作されたフライブルク大聖堂のゴットフリート・ジルバーマン・オルガンで聴くバッハのオルガン作品集。デイヴィッド・グードは、英国有数の名門校イートン・カレッジでオルガニスト、鍵盤楽器の教員を務める音楽家。グードは歴史的な鍵盤楽器のコレクションの管理も行っており、これらの楽器の奏法にも精通しています。
SIGCD-262
ハイ・フライト〜合唱作品集
チルコット:すべての者らの瞳が*
ローリゼン:おお、光より生まれし光*
ウィテカー:黄金の光*
ルコット:イーヴン・サッチ・イズ・タイム*
ウィテカー:クラウドバースト+
チルコット:ハイ・フライト*/+(世界初録音)
ウィテカー:結婚*
ローリゼン:おお、大いなる神秘+
ウィテカー:アローン*(世界初録音)、
 ストールン・チャイルド*/+
チルコット:感謝祭*/+(世界初録音)
キングズ・シンガーズ、
ルネ・クラウセン(指)コンコルディアcho

録音:2003年&2010年−2011年、アメリカ&イギリス
全世界の合唱シーンを盛り上げる3人の作曲家たち、エリック・ウィテカー(1970−)、モートン・ローリゼン(1943−)、ボブ・チルコット(1955−)の「合唱作品集」で"6人の英国紳士たち"キングズ・シンガーズと、アメリカ有数の混声合唱団、コンコルディア合唱団が共演!リトル・ジャズ・ミサ(A Little Jazz Mass)が日本でも大ブレイク中のチルコットの作品では「ハイ・フライト(High Flight)」と「感謝祭(A Thanksgiving)」、ウィテカーの作品では「アローン(Alone)」が世界初録音。キングズ・シンガーズのハーモニーとウィテカー、ローリゼン、チルコットの音楽が合唱界を熱くする!
SIGCD-263
プーランク:歌曲全集Vol.2
トレアドール(闘牛士)#
ルイーズ・ラランヌの3つの詩*
ギヨーム・アポリネールの4つの詩++
フェデリコ・ガルシア・ロルカの3つの歌+
ポールとヴィルジニー#/雲**
讃歌##/あのやさしい小さな顔+
ルイ・アラゴンの2つの詩+
平和への祈り++
歌曲集「こんな日こんな夜」*
ルネ少年の悲しい話##
元気がよすぎる男の子+
歌曲集「画家の仕事」#/愛の小道*
フェリシティ・ロット(S)*、
リサ・ミルン(S)**、
ローナ・アンダーソン(S)+、
ロバート・マーレイ(T)++、
クリストファー・マルトマン(Br)#、
ジョナサン・レマル(Bs-Br)##、
マルコム・マルティヌー(P)

録音:録音:2010年2月14日−20日&9月6日−10日、セント・マイケル・アンド・オール・エンジェルス教会(オックスフォード)
フェリシティ・ロットやリサ・ミルン、クリストファー・マルトマン、そしてピアノのマルコム・マルティヌーなど、世界の第一線で活躍中の豪華キャストを揃えた"プーランク歌曲全集"の第2巻!第1巻(SIGCD-247)では、リサ・ミルンの歌声がBBC Radio3のCDレビューで大絶賛を受けており、名ピアニスト、マルコム・マルティヌーがリードする"プーランク歌曲全集"が全集録音の新定番となる可能性大!

SIGCD-264
ラフマニノフ:前奏曲集&メロディーズ
10の前奏曲Op.23/前奏曲ヘ長調Op.2
カノン ニ短調/前奏曲変ホ短調
メロディ ホ長調/ガヴォット ニ長調
前奏曲ニ短調Op.Posth/断章Op.Posth
リラの花Op.21-5/ひなぎくOp.38-3
ヴォカリーズOp.34-14(バックス編)
ムソルグスキー(ラフマニノフ編):「ソロチンスクの定期市」〜ゴパック
クライスラー(ラフマニノフ編):愛の悲しみ、
 愛の喜び
アレッシオ・バックス(P)

録音:2010年6月13日−16日、ワイアストン・ホール(モンマスシャー)
イタリアの貴公子アレッシオ・バックスの「バッハ・トランスクライブド」(SIGCD-156)に続く移籍第2弾。前奏曲Op.23の第1曲からバックスのリリシズム、デリカシー、フレージングの深さを湛えた音楽に惹きつけられます。第2曲は低音を容赦なく響かせながら怒濤の推進力を見せ、第3曲ではいかにもロシア的な重心の低いリズムの粘着が深い呼吸と相俟って哀愁を湛えるというに、そのピアニズムは多彩で巨匠級の説得力を誇ります。ホロヴィッツの愛奏曲でもあったOp.5は、まさにこの曲の演奏スタイルの究極の進化形と言えましょう。速めのテンポでさっそうと進行しながら洗練されたフォルムを崩さず、この曲の持つダイナミズムは確実に確保。土臭さを完全に払拭したのかと思いきや、中間部から冒頭テーマに戻る際の加速加減が後ろ髪をひかれるようにもがきながら浮上するニュアンス表出の何という素晴らしさ!第10曲は肩の力の抜けきった自然体の安らぎが流れ、バックスのタッチの美しさも堪能。自身の編曲による「ヴォカリーズ」はこの作品のシンプルな佇まいを大切にしたもので、演奏も内省的なニュアンスに徹しています。それと同一ピアニストとは思えないのが、最大の聴きもの「愛の悲しみ」!タッチの色彩が多彩が並ではなく、表情が濃厚というよりエロティック!このあまりも妖しいフェロモンには要注意です!続く「愛の喜び」はその思いを成就した狂喜を発散させたようなこれまた意外なほどのテンションの高さ!バックスというピアニストは「自分はこう弾く」という「我」ではなく、どうしたら作品の魅力が最大限に開花するかを考え、そのためならどんな事でも惜しまないピアニストだという何よりの証しでしょう。【湧々堂】
SIGCD-265(2CD)
バッハ:ミサ曲ロ短調BWV.232 ベサニー・セイモア(S)、
サリー・ブルース=ペイン(S/A)、
ジェイソン・ダーネル(T)、
ジョシュア・エリコット(T)、
ピーター・ハーヴェイ(Bs)、
ピーター・セイモア(指)
ヨークシャー・バロック・ソロイスツ、
ヨークシャー・バッハcho

録音:2010年4月
ヨークシャー・バロック・ソロイスツは、ヨーク古楽音楽祭への出演、バッハなど17世紀〜18世紀音楽の演奏を活動の中心としている1973年創設のピリオド・オーケストラ。2009年の「ヨハネ受難曲」(SIGCD-209)以来となるバッハの続編「ミサ曲ロ短調」でも、バスのピーター・ハーヴェイ、バロック・トランペットのクリスピアン・スティール=パーキンスが参加するなど、レベルの高さをうかがわせます。
SIGCD-266
ウェストミンスター寺院のオルガン
エルガー:「威風堂々」第3番
ニムロッド/ソナタ ト長調Op.28
ため息Op.70/セヴァーン川組曲Op.87
荘厳な前奏曲/「威風堂々」第5番
ロバート・クィンニー(Org)
ザ・シックスティーンやカージナルズ・ミュージック、イングリッシュ・コンサートでも活躍するウェストミンスター寺院のオルガニスト、ロバート・クィンニーのエルガー作品集。オルガンで鳴り響くエルガーはさらにスケールを増した音楽へと変貌を遂げます。使用オルガンは、もちろんウェストミンスター寺院のオルガン(ハリソン&ハリソン製)。
SIGCD-267
ホルスト:イヴニング・ウォッチOp.43-1
R.R.ベネット:グッド・ナイト
ハウエルズ:地よ、慈しみもてこの人を収め給え
タヴナー:弔いのイコス
パリー:告別の歌
エルガー:彼ら安息の地に
ヴォ―ン=ウィリアムズ:きじばと
サリヴァン:長い一日が終わる
ヴォ―ン=ウィリアムズ:休息
ハリス:ブリング・アズ、オー・ロード・ゴッド
ナイジェル・ショート(指)テネブレ

録音:2011年1月、聖オールバンズ教会(ロンドン)
テネブレは、かつてタリス・スコラーズやザ・シックスティーンのメンバーとして活躍したナイジェル・ショートによって結成されたイギリスのプロの混声合唱団。プーランクの「人間の顔」(SIGCD-197)、ビクトリアの「レクイエム」(SIGCD-248)に続く新録音は、ヒューバート・パリー(1848−1918)の「告別の歌」をメインに据えたイギリスのパートソング&合唱作品集。テネブレにとって満を持しての近代イギリス・レパートリー。気合十分です!
SIGCD-268
もろびとこぞりて
伝承曲:立て羊飼いたちよ、そしてついて来なさい
ペッティマン:ガブリエルのお告げ
伝承曲:新しいノエル
伝承曲/ディックス:御使いうたいて
チャイコフスキー:バラの王冠
伝承曲/バッハ:優しくも愛らしきみどり子
ローソン:眠れ、いとしいわが子よ
グル―バー/モール:きよしこの夜
コリン/モーガン:穏やかな心
ラッター:ある木に咲いた花
メイスン/ワッツ:もろびとこぞりて
サン=サーンス:冬のセレナード
伝承曲:クリスマスの12日間
伝承曲:ガウデーテ
伝承曲:世の人忘るな
デイヴィス/オノレイティ/シメオン:リトル・ドラマー・ボーイ
ピアポント:ジングル・ベル
伝承曲/オリファント:ひいらぎかざろう
キングズ・シンガーズ
〔デイヴィッド・ハーリー(C.T)、
ティモシー・ウェイン=ライト(C.T)、
ポール・フェニックス(T)、
フィリップ・ローソン(Br)、
クリストファー・ガビタス(Br)、
ジョナサン・ハワード(Bs)〕

録音:2010年12月19日、カドガン・ホール(ロンドン)でのライヴ
キングズ・シンガーズにとって意外にも初(!)のクリスマス・アルバムとなった2003年リリースの「クリスマス」(SIGCD-502)。UKクラシカル・チャートの首位に輝くなど、ベストセラー・アルバムとして君臨する前作に続き、遂にキングズ・シンガーズのクリスマス・アルバム第2弾「もろびとこぞりて」が登場!クリスマスのトラディショナルからチャイコフスキー、ラッター、メンバーのフィリップ・ローソンのオリジナルなどバラエティ豊かなプログラムの魅力は前作以上!
SIGCD-269
光の中への旅
ポストン:イエス・キリスト、りんごの木
マッキー:我らは汝の優しき恵みを待ち望む
ハドリー:私は少女を歌にする
ウェイア:アドヴェント・プローズ
ジュベア:あらゆるばらの花にもまして
ブリテン:聖母への賛歌
マーリー:ブライト・スター・キャロル
ドレイク:冬のさなかに
ガードナー:明日は私が踊る日
チルコット:羊飼いのキャロル
伝承曲(プレストン編):三隻の船
ヘッド:ベツレヘムへの小道
カークパトリック:まぶねの中で
マサイアス:クリスマス
タヴナー:子羊
クック:「世の成らぬ先に」による賛歌
ビンガム:公現祭
ハウエルズ:ここに小さな扉が
ワーロック:ベツレヘム・ダウン
バーゴン:ヌンク・ディミティス
ラッター:創造主への讃歌
マーク・ウィリアムズ(指)
ケンブリッジ・ジーザス・カレッジCho

録音:2011年7月3日−6日
15世紀末の1496年に設立されたケンブリッジ大学のジーザス・カレッジの合唱団。2009年に指揮者に就任したマーク・ウィリアムズとのレコーディングは、待降節、クリスマス、公現祭、聖燭祭のための作品集。ケンブリッジ大学の合唱団と言えば、トリニティ・カレッジ、セント・ジョンズ・カレッジが有名ですが、ジーザス・カレッジの歌声にも要注目。
SIGCD-270(2CD)
アレック・ロス:地球の出/ガイア賛歌
正義の太陽/シェアード・グラウンド
ポンティセリ/花
エクス・カシドラ、
ジェフリー・スキッドモア(指)
フィリップ・オノレ(Vn)

録音:2011年6月&7月
ハイペリオンの「ラテン・アメリカのバロック音楽シリーズ」で高名なイギリスのピリオド・オーケストラ、エクス・カシドラとジェフリー・スキッドモアによる珍しい現代イギリスの作品集。インドの作家ヴィクラム・セトの詩と歌詞を採り入れたアレック・ロスの音楽は、テーマは"地球"という壮大なスケールで繰り広げられます。
SIGCD-271(3CD)
ディアギレフのバレエ・リュスのための音楽
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「火の鳥」、
 バレエ音楽「春の祭典」、
 バレエ音楽「ペトルーシュカ」、
 幻想的スケルツォ
リャードフ:バーバ・ヤーガ、
魔法にかけられた湖、キキモラ
プーランク:バレエ音楽「牝鹿」
ティエリー・フィッシャー(指)
BBCウェールズ・ナショナルO&cho

録音:2008年−2009年、カーディフ(ウェールズ)
ティエリー・フィッシャーが首席指揮者を務めるBBCウェールズ・ナショナルOを振って完成させた「ロシア・バレエ団のための音楽集」のボックス・セット。中でもストラヴィンスキーの3大バレエでは、オーケストラの埋もれがちな声部もしっかりと主張させるティエリー・フィッシャーの解釈が高い評価を受けています。
SIGCD-272
プーランク:歌曲全集Vol.3
歌曲集「歌の調べ」#/対話+++/+
マズルカ+++/ラ・グルヌイエール##
モンパルナス+++/ハイド・パーク+++
橋***/ひとつの詩+++/肖像画*
歌曲集「燃える鏡」#
.....だが、それは滅ぶこと*
手は心に負け+++/歌曲集「冷気と火」*
歌曲集「カリグラム」+++/ねずみ++
楽天家**/僕たち妹が欲しい+
トーマス・オリーマンス(Br)+++、
ジョン・マーク・エインズレー(T)*、
ローナ・アンダーソン(S)+、
サラ・フォックス(S)#、
ジョナサン・レマル(Bs-Br)**、
リサ・ミルン(S)++、アン・マレー(Ms)##、
ロバート・マーレイ(T)***、
マルコム・マルティヌー(P)

録音:2010年2月&9月
世界有数の歌い手たちの名唱と、名ピアニスト、マルコム・マルティヌーのプログラミングが世界中で高く評価されてきたシグナム・クラシックス(Signum Classics)の「プーランク歌曲全集」も第3巻に到達!
第3巻では"ジェラール・スゼーの再来"と激賞されるオランダの大器、トーマス・オリーマンスが大活躍!豪華な声楽家たちの中でも特に"シューベルト歌い"としての名声を確立したオリーマンスが歌う"プーランク"は要注目です。
SIGCD-273
アンドリーセン:アナイス・ニン/国家 クリスティーナ・ザヴァッローニ(S)、
シナジー・ヴォーカルズ、
デイヴィッド・アサートン(指)
ロンドン・シンフォニエッタ

録音:2011年4月14日、クィーン・エリザベス・ホールでのライヴ
シグナム・クラシックスとロンドン・シンフォニエッタのコラボレーション・シリーズ第1弾は、ルイ・アンドリーセン(1939−)の「アナイス・ニン」&「国家」。現代オランダ作曲界の巨匠アンドリーセンの新作「アナイス・ニン」は、20世紀最大の日記作家アナイス・ニン(1903−1977)を描いたモノドラマ。
SIGCD-274
ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ ニ短調
ブリテン:チェロ・ソナタ ハ長調
プロコフィエフ:チェロ・ソナタ ハ長調
ジェイミー・ウォルトン(Vc)
ダニエル・グリムウッド(P)

録音:2011年2月
イギリスの大チェリスト、ウィリアム・プリースの最後の弟子の1人、ジェイミー・ウォルトンのシグナム第6弾は「20世紀のチェロ・ソナタ集」。ショスタコーヴィチの「チェロ協奏曲第2番」(SIGCD-137)での緊迫感に満ちた演奏に代表されるように、20世紀のチェロ作品はジェイミー・ウォルトンが得意とするレパートリー。1712年製の銘器グァルネリを手にするウォルトンが、20世紀を代表する3つのチェロ・ソナタの深層を読み解きます。
SIGCD-275
マーラー:交響曲第6番「悲劇的」 エサ=ペッカ・サロネン(指)
フィルハーモニアO
首席指揮者のサロネン自身がプロデュースしたコンサート・シリーズ「夢の都市、ウィーン1900〜1935」の中で演奏されたマーラーの「交響曲第6番」。日本でも大絶賛を博したマーラーの「交響曲第9番」も衝撃的な名演でした。
SIGCD-276
古代の謎〜ユダヤの歌による旅
伝承曲(ピットマン編):5つのユダヤの歌
ライトマン:私は他の蝶々を見なかった
ハーラップ:テヒリーム(詩篇)
ウィテカー&プリットマン:5つのヘブライの愛の歌
ファーバー:愛の橋
ヒラ・プリットマン(S)、
ジュリアン・ブリス(Cl)、
クリストファー・グリン(P)、
トーマス・ボウズ(Vn)、
アンデルス・カリユステ(Va)

録音:2010年11月
2009年のグラミー賞(クラシック現代作品部門)受賞アーティスト、ヒラ・プリットマンが歌う「ユダヤの音楽」。合唱、吹奏楽作品で有名なウィテカーが音楽、プリットマン自身が歌詞を担当した共作「5つのヘブライの愛の歌」も収録。イギリスの天才クラリネット奏者、ジュリアン・ブリスの参加も大きなポイントでしょう。
SIGCD-277
(1CD+DVD)
アデス:ピアノと管弦楽,映像のための「イン・セヴン・デイズ」
ナンカロウ(アデス編):習作第6番*、習作第7番*
ニコラス・ホッジス(P)、
トーマス・アデス(指&P*)、
ロンドン・シンフォニエッタ、
ロルフ・ヒンド(P)*

録音:2011年3月&2011年2月*
ラトル&ベルリン・フィルがその作品を積極的に取り上げているイギリスの俊英作曲家トーマス・アデス(1971−)。「イン・セヴン・デイズ」は、ピアノとオーケストラ、映像で聖書の天地創造の物語を描いたアデスの「ピアノ協奏曲」。またアデスがピアノ・デュオ版にアレンジしたナンカロウの「自動ピアノのための習作」第6番&第7番では自らピアノを担当しており、作曲家、アレンジャー、ピアニストとしてのアデスの才能に接することが出来ます。
SIGCD-278
ラモー:クラヴサン曲集第1巻
「クラヴサン曲集と運指法」〜組曲ホ長調、組曲ニ長調
ジル・クロスランド(P)

録音:2010年8月
ジル・クロスランドは、リシャルト・バクストとパウル・バドゥラ=スコダからピアノを学んだイギリスの女流ピアニスト。バッハの「平均律クラヴィーア曲集」の全曲録音を完成させたクロスランドが、次のステージに選んだのは、あのヒューイットも実践した"ピアノ"によるラモー。クラヴサン(Cemb)からピアノへと楽器を変えたラモーの響きをお愉しみください。
SIGCD-279
詩篇の祝祭
アレグリ/バーンスタイン/バード
パリー/パーセル/ウェズリー
テンプル教会聖歌隊、
ジェームズ・ヴィヴィアン(指)
サリー・プライス(Hp)、グレッグ・モリス(Org)、
イアン・レ・グリース(Org)、
ロバート・ミレット(打楽器)
12世紀後半に建立された英国国教会のロンドン・テンプル教会の聖歌隊が、アレグリからバーンスタインまで、4世紀半にもおよぶ時代の中で生まれた「ダヴィデ詩篇」を歌います。テンプル教会聖歌隊のハーモニーには、中世から受け継がれてきた伝統というオーラが存在します。
SIGCD-280(2CD)
ベルリオーズ:レクイエムOp.5 ポール・マクリーシュ(指)
ガブリエリ・コンソート&プレーヤーズ、
ヴロツワフ・フィルハーモニーO&cho
チータム音楽学校シンフォニック・ブラス・アンサンブル、
ロバート・マーレイ(T)

録音(ライヴ):2010年9月13日−15日、ヴロツワフ・マリー・マグダレン(マグダラのマリア)教会(ポーランド)
マクリーシュが芸術監督を務めるポーランドのブラチスラヴァ・カンタンス音楽祭で演奏されたベルリオーズの「レクイエム」では、ガブリエリ・コンソート&プレーヤーズにポーランドのヴロツワフ・フィル&合唱団、さらにはマンチェスターのチータム音楽学校のブラス・アンサンブルが加わり演奏者は400人以上!マクリーシュとガブリエリ・コンソート&プレーヤーズ、Signum Classicsから衝撃度MAXのスタートです!
SIGCD-281
告別の歌〜哀悼と慰めの音楽
ギボンズ(ディアマー編):涙はゆるやかに流れ
ウォルトン:リタニア「涙はゆるやかに流れ」
ホワイト:光にして日なるキリスト
マクミラン:子供の願い
シェパード:主よ、御身が手に
ダヴ:主よ、御身が手に
モーリー:葬送式文
エルガー:彼ら安息の地に
ハウエルズ:レクイエム
パリー:「告別の歌」より 主よ、我が終わりを知らしめたまえ
ポール・マクリーシュ(指)
ガブリエリ・コンソート
ベルリオーズの「レクイエム」(SIGCD-280)で衝撃的なスタートを切ったシグナム・クラシックスとポール・マクリーシュ率いるガブリエリ・コンソート&プレーヤーズ。シグナム第2弾では「告別、哀悼と慰め」をテーマとして、16世紀から近現代までのイギリスの合唱作品集を展開!ギボンズとウォルトン、ホワイトとマクミラン、シェパードとダヴ、モーリーとエルガー、そしてハウエルズの「レクイエム」。イギリス合唱音楽の"過去"と"現在"、そのスタイルの変遷がマクリーシュ&ガブリエリ・コンソートによって鮮明に浮かび上がります。
SIGCD-282
ホーズ:ラザロ・レクイエム エリン・マナハン・トーマス(マリア/S)、
トーマス・ウォーカー(イエス/T)、
レイチェル・ロイド(マルタ/Ms)、
パトリック・ホーズ(指)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナルO、
エクセター・フィルハーモニックcho
エクセター大聖堂聖歌隊
21世紀のイギリスで新たに誕生した鎮魂歌は、新約聖書に登場する「ラザロ」の生と死のミステリーをテーマとしたパトリック・ヒューズ(1958−)の「ラザロ・レクイエム」。英クラシックFMのコンポーザー・イン・レジデンスを務め、英国王室へ作品を献呈するなど、ホーズの音楽への注目度は非常に高い。
SIGCD-283
コラール・タペストリー
ブルックナー:正しい者の口は知恵を語り
バード:目覚めていよキリエ(4声のミサ曲より)
モンテヴェルディ:主に向かって新しき歌を歌え
ビクトリア:おお、大いなる神秘
パレストリーナ:第1旋法によるマニフィカト
ブラームス:なにゆえに、悩む者に光を与えたのか?
黒人霊歌(ティペット編):行けモーゼ
ギボンズ:手を打ち鳴らせ
レーガー:神の小羊我らみな唯一なる神を信ず
ブラームス:祭典と記念の格言Op.109
黒人霊歌(ブラックウェル編):逃れ行け
ラインベルガー:夕べの歌
タヴナー:仔羊
バード:神の子羊(4声のミサ曲より)
ヴォーチェス8
2011年のラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンでセンセーションを巻き起こしたイギリスの若きア・アカペラ・ヴォーカル・グループ、ヴォーチェス8。シグナム・クラシックスからのリリース第3弾「コラール・タペストリー」では、ウェストミンスター寺院聖歌隊出身のファンタジスタたちが、5世紀にわたる宗教合唱作品を歌います。ルネサンスのポリフォニーからユニークなジャズ&ポップ・アレンジを自在に歌うヴォ―チェス8が、ここでもイギリスのバード、タヴナー、ドイツのブルックナー、スペインのビクトリア、イタリアのモンテヴェルディ、黒人霊歌など様々な時代、国の幅広いレパートリーを披露!
SIGCD-284
ナジ・ハキム・プレイズ・ナジ・ハキム
ハキム:バッハオラマ/水仙
御霊と喜び/テオトコス
サルヴェ・レジナ/ゲルシュヴィネスカ
ナジ・ハキム(Org)
中東レバノンのベイルート出身で、オルガン演奏、即興、作曲の全てに精通する音楽家ナジ・ハキム(1955−)の自作自演集。ジャン・ラングレーに学び、メシアンの後任としてサン・トリニテ教会のオルガニストに選ばれたフランス・オルガン界のエリート中のエリートです。ルクセンブルク、デュドランジュ聖マーティン教会のオルガン(Stahlhuth-Jann)による演奏。
SIGCD-285
ダヴ:ゼア・ワズ・ア・チャイルド ジョーン・ロジャーズ(S)、
トビー・スペンス(T)、
サイモン・ハルゼイ(指)
バーミンガム市SO&Cho
バーミンガム市ユースCho、
バーミンガム市少年少女Cho

録音:2011年6月18日、バーミンガム・シンフォニー・ホール(イギリス)
歌劇「ピノッキオの冒険」や歌劇「フライト」、エミリー・バイノンのための「魔笛の踊り」、映画音楽での成功により脚光を浴びているイギリスの作曲家ジョナサン・ダヴ(1959−)。友人の息子の早すぎる死を悼んで作曲された「ゼア・ワズ・ア・チャイルド(There Was a Child)」は、ブリテンやヴォ―ン=ウィリアムズの精神に則った21世紀イギリスの慈愛に満ちた大作です。
SIGCD-286
輝く平原
トッド:スパークリング・ヘヴンス
リンチ:ミロンガ・アズール
ガーランド:ウィンディング・ウィンド、ムーン・フォー・ハー
ローソン:輝く平原/ホール:夕べの祈り
バーンズ:悲しみはいらない
ステイプルトン:ヴュー・スルー・アン・オープン・ドアー
ウォーレン:イズ・イット・オーガスト・イット?
ララ・ジェームズ(Sax)、パヴァオSQ、
ウィル・トッド・トリオ
ウェールズの女流サクソフォン・プレーヤー、ララ・ジェームズのセカンド・アルバムは現代イギリスのサクソフォン&アレンジメント集。現役で活躍するイギリス人作曲家たちからの委嘱作品は、クラシックの形式、ジャズのコンセプト、サウンド、ハーモニーを持つ新しいスタイルのクロスオーヴァー。弦楽四重奏、ジャズ・トリオとの共演など、編成も大胆で新鮮。
SIGCD-287
新・ヴェネツィアの戴冠1595
ハスラー:イントラーダ
ベンディネッリ:トランペット・ソナタ第333番
G.ガブリエリ:第2旋法によるトッカータ/入祭唱/
ベンディネッリ:総督の到着〜トッカータ第26番
G.ガブリエリ:第1旋法によるイントナツィオーネ
A.ガブリエリ:キリエ(5声)、キリスト(8声)、キリエ(12声)、グローリア(16声)/集会祈願/使徒書簡
G.ガブリエリ:昇階曲〜カンツォーナ(12声)/福音
A.ガブリエリ:第7旋法によるイントナツィオーネ
G.ガブリエリ:奉献唱〜神の祝福が(10声)/序唱
A.ガブリエリ:サンクトゥス&ベネディクトゥス(12声)
ベンディネッリ:サラシネッタ第2番
G.ガブリエリ:カンツォーナ(15声)/主の祈り/アニュス・デイ
G.ガブリエリ:第5旋法によるイントナツィオーネ
A.ガブリエリ:聖体拝領〜おお、聖なる饗宴よ(5声)
G.ガブリエリ:カンツォーナ(10声)/聖体拝領後の祈り
グッサーゴ:ソナタ・ラ・レオナ
G.ガブリエリ:すべての民よ,手を打ち鳴らせ(16声)
ポール・マクリーシュ(指)
ガブリエリ・コンソート&プレーヤーズ


録音:2012年2月28日−29日&3月1日、ドゥエ・アビー(バークシャー/イギリス)
ヴェネツィアの第89代ドージェ(総督)マリーノ・グリマーニ(1532−1605)の戴冠式を音楽で再現し、ガブリエリ・コンソート&プレーヤーズの名声を決定付けた名盤「ヴェネツィアの戴冠1595」から約20年。2012年で結成30周年を迎えたガブリエリ・コンソート&プレーヤーズが、さらなる研究、時代考証を重ねた『新・ヴェネツィアの戴冠1595』を満を持して送り出します。1595年にサン・マルコ寺院で行われたヴェネツィア総督の戴冠式を、サックバットやコルネット、オルガン、男声合唱を中心とした編成による音楽で再現するというプロジェクト。ジョヴァンニ・ガブリエリ(1554/57−1612)とアンドレア・ガブリエリ(c.1510−1586)などヴェネツィアの作曲家たちの音楽、グレゴリオ聖歌、鐘などのヴェネツィアの音によって、"1595年の戴冠式"が壮大壮麗なスケールで描かれる ――!
SIGCD-288
トリビュート・トゥ・ベニー・グッドマン
グッドマン:ドント・ビー・ザット・ウェイ&サヴォイでストンプ
パガニーニ(マーティン編):カプリース第24番
カーマイケル:レイジー・リバー
セイツ:世界は日の出を待っている
デ・ランゲ:ムーングロウ
ジョージ&アイラ・ガーシュウィン:レディー・ビー・グッド
グッドマン:セヴン・カム・イレヴン
ヴァン・ヒューゼン:こんなにも雨の日
シンダー:アラビアの酋長
ジェンキンス:グッドバイ
ジョルソン:アヴァロン
グッドマン:ソフト・ウィンズ
クリーマー:君去りしのち
ジュリアン・ブリス・セプテット

録音:2011年9月19日−20日、エンジェル・スタジオ(ロンドン)
イギリスの天才クラリネット・プレーヤー、ジュリアン・ブリスと仲間たちが贈る"スウィングの王様"ベニー・グッドマン(1909−1986)のレパートリー!13歳でアメリカの名門インディアナ大学のアーティスト・ディプロマを取得した神童が、2010年に自らのジャズ・グループの結成を決断。この"トリビュート・トゥ・ベニー・グッドマン"は、ドラムスのマット・スケルトンなど、ジュリアン・ブリスの提案に賛同したメンバーのショータイム!天才ジュリアン・ブリス、現代のベニー・グッドマンとなるか!?その抜群のセンスと妙技にご期待あれ!
SIGCD-289
輝かしいセラフィムに
バッハ:カンタータ第51番「全地よ神に向かいて歓呼せよ」BWV.51
テレマン:トランペット協奏曲ニ長調
A.スカルラッティ:テブロ川のほとりで
ヘンデル(スティール=パーキンス編):ヴォクソール・ガーデンの音楽
ヘンデル:「水上の音楽」〜序曲、エアー、ホーンパイプ、
 「サムソン」HWV.57〜輝かしいセラフィムに
エリン・マナハン・トーマス(S)、
クリスピアン・スティール=パーキンス(Tp)
クリストファー・モンクス(指)
アルモニコ・コンソート

録音:2011年2月16日−18日、セント・ポール(デプトフォード、ロンドン)
アルモニコ・コンソートの大バッハ、テレマン、A.スカルラッティ、ヘンデルの"バロック・プログラム"では、今を輝くイギリスの古楽系ソプラノ、エリン・マナハン・トーマス、バロック・トランペットの世界的名手クリスピアン・スティール=パーキンスと共演!名匠デイヴィッド・ヒルの薫陶を受けたクリストファー・モンクスが創設し、2001年にデビューを飾ったアルモニコ・コンソート。16世紀のポリフォニーからロマン派音楽までの広いレパートリーを持ち、さらには古楽系のオペラ・カンパニーとしての役割も果たし、ネイクド・バード第1集&第2集(SIGCD 180、SIGCD 235)やビクトリアの「レクイエム」(DXL 1112)での優れた演奏が英国内外で高く評価されています。
SIGCD-290
リスト:ピアノ作品集
タランテラ
巡礼の年第2年「イタリア」〜サルヴァトール・ローザのカンツォネッタ、
ペトラルカのソネット第47番、
ペトラルカのソネット第104番、
ペトラルカのソネット第123番、
ソナタ風幻想曲「ダンテを読んで」
孤独の中からの神の祝福
イゾルデの愛の死
スィール・ウィリアムズ(P)

録音:2011年5月
エジンバラのグレイフライヤーズ教会で2週間にわたって行われた「ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲演奏会」でサウス・バンク・スカイ・アーツ・アウォードを受賞するなど、近年目覚ましい活躍を見せるスィール・ウィリアムズは1976年ウェールズ出身のピアニスト。独特のカラーで描いた「展覧会の絵」(SIGCD 226)以来となるソロ録音第2弾は、ウェールズ期待の実力派が選び抜いたオリジナリティに富んだリスト・プログラムです。
SIGCD-291
ヴォーチェス8〜クリスマス
ガントレット(ジョーンズ):ダビデの村に/バスクのキャロル(クレメンツ編):ガブリエルのお告げ/プレトリウス:第5旋法によるマニフィカト/プーランク:おお、大いなる神秘/作曲者不詳(クレメンツ編):ディンドン空高く/アパラチア地方のキャロル(クレメンツ編):何故にイエスは/グレツキ:すべて御身に/伝承曲(スミス編):コヴェントリー・キャロル/ラック:イエス, スウィート・ソン・ディア、マリアがまぐさ桶で歌い/プーランク:賢人ら星を見て/ドイツのキャロル(プレトリウス編):もろびと声あげ/ワーロック:ベツレヘム・ダウン/作曲者不詳:あらゆるばらの花にもまして/ムトン:処女なる御母は男を知らず/コルネリウス:3人の王/ウォルトン:ホワット・チアー
ヴォーチェス8

録音:2011年8月21日−24日、セント・ジョージ教会(チェスタートン/イギリス)
2003年にイギリスの名門ウェストミンスター寺院聖歌隊の出身者たちにより結成されたア・カペラのファンタジスタたち。ヴォーカル・オクテット、ヴォーチェス8のシグナム・クラシックス第4弾は、ファンタスティックなクリスマス・アルバム!
「エイセス・ハイ」(SIGCD 187)、「バッハのモテット集(SIGCD 213)」、「コラール・タペストリー」(SIGCD 283)の3タイトルでセンセーションを巻き起こし、2011年のラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンで一気に評価を高めたヴォーチェス8。
バスク、アパラチア、ドイツの伝承曲や、ムトン、プーランク、グレツキ、ウォルトンなど、バラエティに富んだプログラムと、ヴォーチェス8の完璧かつ美麗なハーモニーが、クリスマス・シーズンを彩ります。
SIGCD-292
ウィドール:オルガン交響曲集Vol.1
オルガン交響曲第6番ト短調Op.42-2
オルガン交響曲第5番ヘ短調Op.42-1
ジョセフ・ノーラン(Org)

録音:2011年5月18日−24日
19世紀後半〜20世紀前半のフランス・オルガン界を代表する巨匠、シャルル=マリー・ウィドール(1844−1937)のオルガン交響曲全集がスタート。ウィドールの代表作と称される「オルガン交響曲第5番」を収録した第1集は、フランス、パリ・マドレーヌ寺院の由緒ある楽器、アリステッド・カヴァイエ=コルが製作した銘器による演奏。イギリス、セント・ジェームズ宮殿チャペル・ロイヤル付きの世界的オルガニスト、ジョセフ・ノーランの起用も楽しみなポイント。
SIGCD-293
リチャード・ロドニー・ベネット:合唱作品集
マイ・ダンシング・デイ
グローリア、グローリア/冬のさなかに
ニュー・イヤー・キャロル
タウン&カントリー/セレナーデ
りんごの木/トマス・キャンピオンの4つの詩
ア・グッド・ナイト
R・シュトラウス(ベネット編):バイ・シュトラウス
ガーシュウィン(ベネット編):ソフィスティケイテド・レディ
ポーター(ベネット編):さよならを言うたびに
サイモン・ブラフ(指)BBCシンガーズ

録音:2012年1月19日−20日、マイダ・ヴァレ・スタジオ1(ロンドン)
200曲以上のクラシック作品、50曲以上の映画、テレビのためのスコアの作曲者、そしてUK有数のジャズ・プレーヤーとして精力的な活躍を展開するベテラン・マルチ・ミュージシャン、リチャード・ロドニー・ベネット(1936−)の合唱作品集!リンダ・マッカートニーのトリビュート・アルバム「ア・ガーランド・フォー・リンダ」のために1999年に作曲されたR.R.ベネットの代表的合唱作品、「ア・グッド・ナイト」をBBCシンガーズのハーモニーで聴けるのもこのディスクの大きな魅力。
SIGCD-294
人形の館〜打楽器のための新しい音楽
フィトキン:シャード
スケンプトン:スリップ・ストリーム
モンタギュー:リムファイヤー
ベドフォード:バッシュ・ピース
ヘイズ:ダンス・プレイ
マガー:サウンド・アスリープ
S・コープランド:ブリーザー
リーチ:エコラリア
K・ティペット:トンボの踊り
アンサンブル・バッシュ

録音:2011年7月
1992年結成のイギリスのパーカッション・クヮルテット、アンサンブル・バッシュが、多彩な種類の打楽器を駆使して繰り広げる現代のパーカッション・ワールド!
SIGCD-295
語られない言葉〜バード&デ・モンテ:宗教作品集
バード:悲しみと不安が、目覚めていよ、
これらの町が受けし試練のことを、
 主よ苦しみを見よ、主よ怒りたもうな
デ・モンテ:主よいかに増大するや
 ミゼレーレ、
 われは主に対し声の限りに叫び奉りぬ
 おお優しく甘きものよ
 バビロンの流れのほとりに
バード:われらはいかに主の歌を歌わん
ガブリエル・クロウチ(指)ガリカントゥス

録音:2008年7月&2011年1月
イギリスとフランドルの巨匠。弾圧が拡がる中でカトリックとしての信仰を貫いたウィリアム・バード(c.1540−1623)と、神聖ローマ皇帝の宮廷礼拝堂に仕えたフィリップ・デ・モンテ(1521−1603)の宗教作品集。
ガリカントゥスは、キングズ・シンガーズのメンバーとして活躍したガブリエル・クロウチ、ナイジェル・ショートを中心とするイギリスのア・カペラ・グループ。タリス・スコラーズやカージナルズ・ミュージックに続く古楽系ヴォーカル・アンサンブルとして英国内外での評価は高まっています。
SIGCD-296
ハキム:オルガン&室内楽作品集
フルート,クラリネット,ファゴット,ハープ,ヴァイオリンとチェロのための「サクスクービング前奏曲」
室内協奏曲第1番/室内協奏曲第2番
オルガンと室内アンサンブルのための協奏曲第4番
デンマーク・チェンバー・プレイヤーズ、
ナジ・ハキム(Org)

録音:2011年9月
優れた即興演奏の技術を備え、脈々と続いてきたフランスのコンポーザー=オルガニストの系譜を継ぐナジ・ハキム(1955−)。中東レバノンのベイルート出身であり、フランス国立高等電気通信大学出身という異色の経歴を持つハキムは、メシアンの後任としてサントトリニテ教会のオルガニストに選ばれるなど、現在のフランス・オルガン界の旗手として重要な役割を担っています。
SIGCD-297(2CD)
ベスト・オヴ・ザ・キングズ・シンガーズ
クレーク:いかに幸いなことか
バード:グローリア
ジェズアルド:オリーヴ山にて
ペルト:生神童貞女や喜べよ
タヴナー:小羊
スヴェーリンク:神よ、わたしはあなたのなかに希望があります
ファン・ネス:我が魂は聖なる場所に
パディーリャ:我がハープは悲しみの音に変わり
メルガス:断食し、嘆きつつ
ロッシ:詩篇第128番より(Shir hama'a lot. Ashrei koi yere)
コダーイ:夕べの歌
シベリウス:恋人Op.14
サン=サーンス:夜の静けさ
ベアストー:音楽、やさしい歌声が消えても
マンディ:陽気な彼女は
ギボンズ:白銀の白鳥
チルコット:デイズ
ウィテカー:黄金の光
ラーセン:君を夏の日にたとえようか?
ビリー・ジョエル:ララバイ
デイヴィッド:ユー・アー・ザ・ニュー・デイ
ジョエル:シーズ・オールウェイズ・ア・ウーマン
イギリス民謡:グリーンスリーヴス
スティング:バルパライソ
ヒープ:ハイド&シーク
ブーブレ&フォスター・ジャイルス&チャン:ホーム
キング・コール:ストレートン・アップ・アンド・フライ・ライト
アメリカ民謡:ささやかな贈り物/
バーリン:ブルー・スカイ
コニック・ジュニア:レシピ・フォー・ラヴ
コーエン:ハレルヤ
アメリカ民謡:揺れるチャリオット
ムラーズ:アイム・ユアーズ
マカロフ:サイレント・ラヴ
レノン&マッカートニー:ブラックバード
ヤング:アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ
ローハン:アウト・オヴ・ザ・ウッズ
チルコット&ベネット:スウィミング・オーヴァー・ロンドン
黒人霊歌:イエスのそばへ逃れて行こう
キングズ・シンガーズ
シグナム・クラシックス(Signum Classics)の創立15周年記念リリースとして、6人の英国紳士たち、キングズ・シンガーズのベスト・アルバムが登場!2003年にリリースされた初のクリスマス・アルバム「クリスマス」(SIGCD 502)から現在まで続くシグナム・クラシックスでのキングズ・シンガーズの歩み。結成当初から受け継がれてきた唯一無二のスタイル、歴史と共に広がり続ける驚異的なレパートリー。キングズ・シンガーズのハーモニーを存分に楽しめる充実のベスト・アルバムです!
SIGCD-298
トッド:合唱作品集
主は私の羊飼い/我と共に、主よ
コール・オヴ・ウィスダム
マン・アンカインド/我が主が来て
ザット・ウィー・メイ・ラヴ・アゲイン
我はハトのごとき美しき人を見たり
アマング・エンジェルズ
ユー・ハヴ・シーン・ザ・ハウス・ビルト
私は歌う...
ナイジェル・ショート(指)
テネブレ、イギリス室内O
ジャズ・スタイルを採り入れた「青のミサ(ミサ・イン・ブルー)」で一躍合唱作曲家として有名となったイギリスのコンポーザー=ピアニスト、ウィル・トッドの合唱作品集。「コール・オヴ・ウィスダム(The Call of Wisdom)」は、エリザベス女王即位60周年記念式典ダイヤモンド・ジュビリーで、セント・ポール大聖堂聖歌隊によって歌われた作品。

SIGCD-300(2CD)
メンデルスゾーン:オラトリオ「エリヤ」Op.70(英語版) ポール・マクリーシュ(指)
ガブリエリ・コンソート&プレーヤーズ
、ローズマリー・ジョシュア(S)、
サラ・コノリー(Ms)、ロバート・マーレイ(T)サイモン・キーンリーサイド(Br)、
ジョンティ・ワード(トレブル)、
ヴロツラフ・フィルハーモニーCho、
チータム室内Cho、
ノース・イースト・ユースCho、
タプロー・ユースCho、
アルスター・ユース室内Cho、
ウィリアム・ホワイトヘッド(Org)

録音:2011年8月29日−9月1日、ワトフォード・コロッセウム(イギリス)&2012年2月26日、バーミンガム・タウン・ホール(イギリス)
ガブリエリ・コンソートとヴロツラフ・フィルハーモニー合唱団を中心とした300人以上の合唱団、セルパン、オフィクレイド、バス・オフィクレイドなどの珍しい楽器を加えた120人以上のオーケストラという巨大編成を、見事な統率力でまとめあげたマクリーシュ。マクリーシュは、メンデルスゾーン研究家R・ラリー・トッドの校訂譜と19世紀当時のソースをベースとして自身の手で校訂を加えた"マクリーシュ版"を用いており、定評のある時代考証や楽曲研究にも余念がない。総勢400人以上の巨大編成で繰り広げられるマクリーシュ渾身の「エリヤ」。ベルリオーズの「レクイエム」(SIGCD 280)と並ぶ大注目作の登場です!
SIGCD-306
テュル大聖堂でのリサイタル
ダ・ペサロ(アシュトン編):ファッラ・コン・ミズラス
パッヘルベル:トッカータ ホ短調
パーセル(アシュトン編):パーツ・アポン・ア・グラウンド
パッヘルベル:トッカータ ト短調
ヘンデル(アシュトン編):ソナタ.ヘ長調Op.1-12
バッハ:トッカータとフーガ ニ短調
アシュトン:パーセルのグラウンドによる幻想曲
ヴィエルヌ:ウェストミンスターの鐘
ステップトー:トランペットとオルガンのためのソナタ
グレアム・アシュトン(Tp)、
ミカエル・マテース(Org)
伝説の金管アンサンブル、フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブルの元メンバーで、現在はソリスト、ニューヨーク州立大学パーチェスカレッジ音楽院で教授を務めているグレアム・アシュトン。フランス、テュル大聖堂のオルガンをバックに、古典派、バロックのニュー・アレンジ、世界初録音となるロジャー・ステップトーの「ソナタ」を壮麗に響かせます。
SIGCD-307
キングズ・シンガーズ〜ロイヤル・ライムズ&ラウンズ
◆ヘンリー8世〜ヘンリー8世:良き仲間との気晴らし
コーニッシュ:ああロビン, 優しいロビン、吹き鳴らせ, 角笛を
ヘンリー8世:私にとって大いなる喜び
作曲者不詳:ヘイ、トローリー・ローリー・ロー!
◆エリザベス1世〜エリス・ギボンズ:美しいオリアーナよ、万歳
オーランド・ギボンズ:白銀の白鳥(輪唱)*、白銀の白鳥
ヒルトン:麗しきオリアーナ、美しき女王
マンディ:陽気な彼女
ダウランド:あふれよ、わが涙
ベネット:涙せよ、わがまなこ
ウィールクス:ヴェスタはラトモス山を駆けおりつつ
◆ヴィクトリア〜パラット:ビクトリアの勝利
パリー:フー・キャン・ドウェル・ウィズ・グレイトネス?
エルガー:不動の星の下に
◆エリザベス2世〜ブリテン:歌劇「グロリアーナ」より 合唱舞曲集
ドレイトン:王位継承のラフガイド*
キングズ・シンガーズ
〔デイヴィッド・ハーリー(C.T)、
ティモシー・ウェイン=ライト(C.T)、
ポール・フェニックス(T)、
クリストファー・ブルーアートン(Br)*、
フィリップ・ローソン(Br)、
クリストファー・ガビタス(Br)、
ジョナサン・ハワード(Bs)〕

録音:2011年7月4日−6日、セント・メアリーズ教会(ハーロウ/イギリス)
キングズ・シンガーズは、ヘンリー8世の「良き仲間との気晴らし」から、ブリテンの「合唱舞曲集」、「マスターピース」でファンにはお馴染みのポール・ドレイトンの新作など、英国王室の500年間にまつわる合唱作品をセレクト。ヘンリー8世、エリザベス1世、ビクトリア、そしてエリザベス2世の時代に作曲、演奏されたイギリスの音楽を、イギリスが誇るア・カペラのキングのハーモニーで ――。
ギボンズの「白鳥(輪唱)」とドレイトンの新作では、ニュージーランド出身の新メンバー、クリストファー・ブルーアートンが初参加。ニュージーランドのクライストチャーチ大聖堂聖歌隊のトレブルとして活躍した期待のバリトンが、キングズ・シンガーズの新たなページをめくります!

SIGCD-308(2CD)
ジミー〜ジェイムズ・ローズ・ライヴ・イン・ブライトン
マルチェロ(バッハ編):アダージョ
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番「ワルトシュタイン」
モシュコフスキ:エチュード.ヘ長調Op.72-6
ラフマニノフ:前奏曲嬰ハ短調Op.3-2
ショパン(バラキレフ編):ロマンツェ(ピアノ協奏曲第1番より)
バッハ(ブゾーニ編):シャコンヌ
シューマン(リスト編):君に捧ぐOp.25-1
グリーグ(ギンズブルク編):山の王の宮殿にて
ジェイムズ・ローズ(P)

録音:2011年12月8日−9日
精神的なダメージが音楽活動に影響を与えてしまい、ギルドホール音楽院の奨学金を打ち切りにされながらも、独学でステージへの復活を果たしたイギリスの異色のピアニスト、ジェイムズ・ローズ。
刺激的で独特のタイトルを持った前2作、「カミソリ、小さな錠剤と大きなピアノ」(SIGCD-153)、「すべてのフロイト主義者は脇へ寄ってくれますか」(SIGCD-185)に続くローズのシグナム第3弾は、イギリス、ブライトンのオールド・マーケット・シアターでのライヴ・レコーディング。

SIGCD-309
アレッシオ・バックス・プレイズ・ブラームス
4つのバラードOp.10
8つのピアノ小品Op.76
パガニーニの主題による変奏曲Op.35
ハンガリー舞曲第5番(シフラ&バックス編)
アレッシオ・バックス(P)

録音:2012年1月5日−7日、ワイアストン・エステイト・コンサートホール(モンマス)
1997年の第3回浜松国際ピアノ・コンクール、2000年のリーズ国際ピアノ・コンクールを制覇した実績を持つアレッシオ・バックス。飛躍の第1歩となった浜松国際ピアノ・コンクールの本選でブラームスを選曲するなど、アレッシオ・バックスにとってドイツ・ロマン派の巨匠の音楽はラフマニノフと並ぶ特別な存在。「4つのバラードOp.10」で幕を開け、超絶技巧が求められるシフラ&バックス編曲の「ハンガリー舞曲第5番」で締めくくるプログラムからも、高いセンスを感じさせてくれます。

SIGCD-310
ハチャトゥリアン&ラヴェル
ハチャトゥリアン:組曲「スパルタクス」〜エギナとバッカナリアのヴァリアシオン/スパルタクスとフリーギアのアダージョ/情景とクロタルムスの踊り/ガディスの娘の踊り 〜 スパルタクスの勝利、
 組曲「ガイーヌ」〜アイシェの踊り/バラの乙女たちの踊り/子守歌/クルドの若者たちの踊り/レズギンカ/剣の舞
ラヴェル:「ダフニスとクロエ」第2組曲
ユーリ・テミルカーノフ(指)
サンクトペテルブルグPO
シグナム・クラシックス(Signum Classics)のテミルカーノフ&サンクトペテルブルク・フィル第5弾。曲目を見るだけで熱演を期待してしまう「レズギンカ」や「剣の舞」を含むハチャトゥリアン、そして同コンビの録音では珍しいフランス音楽、ラヴェルの「ダフニスとクロエ」という組み合わせは、これだけで注目度、話題性ともに十分!
SIGCD-311
チルコット:合唱作品集
羊飼いは歌う/ノヴァ!ノヴァ!
ハート・イン・ウェイティング
ピルグリム・イエス
イエス、スプリンギング
真冬のばら/眠る御子は
はと座とオリーヴの葉
リメンバー・ミー
シンプル・ピクチャーズ・オヴ・トゥモロー(明日の簡単な絵)
ハッピー・ザ・マン
故郷〜日本の歌による5つの合唱曲
我らの父よ
シーズ・オヴ・スターズ
ボブ・チルコット(指)
NFMヴロツワフ・フィルハーモニーCho

録音:2012年1月21日−22日、ヴロツワフ放送ヤン・カチュマレク・コンサート・ホール(ポーランド)
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団、キングズ・シンガーズのメンバーとして活躍し、現在はイギリスを代表する合唱音楽の作曲家として日本でも絶大な人気を誇るボブ・チルコット(1955−)。チルコット自らが2006年に創設されたポーランドの混声合唱団、NFMヴロツワフ・フィルハーモニー合唱団を振り、2012年1月にレコーディングされた自作自演による「合唱作品集」!
チルコットが日本の5つの民謡を混声合唱のために編曲した「故郷(ふるさと)」は、その素晴らしいアレンジが話題となり、楽譜の出版以降、続々と日本各地の合唱団によって歌われている注目作。「故郷」の楽譜に"2011年3月の東日本大震災と津波による犠牲者の方々への追悼の為に"というメッセージを添えたチルコットは、ヴロツラフ・フィルハーモニー合唱団とのレコーディングのために日本語の講師を招くなど、並々ならぬ情熱を注いでいます。
SIGCD-312
リャプノフ:ヴァイオリン協奏曲
ハチャトゥリアン:コンチェルト・ラプソディ(ヴァイオリン版)
 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ・モノローグ
宇田川杰子(Vn)、
アラン・ブリバエフ(指)ロイヤルPO

録音:2011年10月
イギリス、ロンドンで活躍する日本人ヴァイオリニスト、宇田川杰子が得意とするロシアン・レパートリーの新録音は、リャプノフとハチャトゥリアン。ヴァイオリンで弾くハチャトゥリアンの「コンチェルト・ラプソディ」がユニーク。タクトを執るのは、カザフスタンの俊英アラン・ブリバエフ。
SIGCD-313
エンハンスト仕様
パワープラント〜毎秒24の偽り
フィトキン:指揮命令系統
フェアクロー:ザ・ブーム・アンド・ザ・バップ
ワードナー:毎秒24の偽り、村にて
 ホワイト・リボン、
 アンティル・マイ・ブラッド・イズ・ピュア
ナンカロウ:テープと打楽器のための小品
マーコット:特殊部隊
ライヒ:マイ・ネーム・イズ
パワープラント
〔ジョビー・バージェス(打楽器&電子楽器)、
マシュー・フェアクロー(サウンド・デザイン)、
キャシー・ハインド(ヴィジュアル・アーティスト)〕

録音:2011年−2012年
2005年のデビュー以降、パーカッション、サウンド・デザイン、ヴィジュアルのトライアングルで異彩を放ってきたパワープラントのセカンド・アルバム。聴覚と視覚の両方に訴えかけてくるパワープラントのパフォーマンスは、UKのニューエイジ・シーンを牽引する存在として注目を集めています。
SIGCD-314
イギリスの歌曲集
ヴォーン・ウィリアムズ:旅の歌
 5つの神秘的な歌より
フィンジ:花輪をささげようOp.18
クィルター:3つのシェイクスピアの歌
ヴォーン・ウィリアムズ:真昼の静けさ
 リンデン・リー、
 ストゥア湖畔のブラックムア
デイヴィッド・ジョン・パイク(Br)、
イザベル・トリュブ(P)

録音:2011年1月&4月
デイヴィッド・ジョン・パイクは、ハリー・クリストファーズやデュトワ、ユロフスキ、マリナー、メータ、ラトル、ジンマンといった名指揮者たちと共演を重ね、バロックから近現代のオペラ、オラトリオを歌うルクセンブルク在住のカナダ人バリトン。すでにヴォーン・ウィリアムズをメインに据えたイギリス・プログラムがヨーロッパで高評価を得ています。
SIGCD-315
エルガー:合唱&パート・ソング集
行け、私の歌よOp.57/夏の急流
おお救い主なるいけにえよ
私の愛は北の地にOp.18-3
アヴェ・ヴェルム・コルプスOp.2-1
誕生を祝い私は歌う/愛Op.18-2
眠る王子/4つのパート・ソングOp.5/
耳を傾けよOp.64
アヴェ・マリアOp.2-2
アヴェ・マリス・ステラOp.2-3
5つのパート・ソングOp.71-73
主に捧げよOp.74
ラルフ・オールウッド(指)
ロドルファスCho
ラルフ・オールウッドは、2011年まで26年間にわたりイギリスの名門校、イートン・カレッジの主唱者、音楽監督という大役を務め、大英帝国勲章(MBE)を受勲した合唱指揮者。
自身が主宰するイートン・コーラル・コーラスの選抜メンバーで構成される混声合唱団、ロドルファス合唱団とのエルガーの「パート・ソング」では、熟練の合唱指揮が、美しく繊細な無伴奏合唱の響きを生み出します。
SIGCD-316
レヴィーン:聖ヨハネ・クリソストモスの典礼 ナイジェル・ショート(指)
テネブレ

録音:2012年2月13日−15日、聖オーガスティン教会(ロンドン)
元キングズ・シンガーズのメンバー、ナイジェル・ショートが創設した室内合唱団テネブレが歌う、1955年モスクワ生まれで、現在はイギリスで活躍するロシア人作曲家アレクサンドル・レヴィーン(1955−)の作品集第2巻。2013年に"Edition Peters"から出版が予定されている「聖ヨハネ・クリソストモスの典礼」は、1990年に暗殺されたロシア正教会の司祭アレクサンドル・マンの謙虚さ、人間性にインスピレーションを得て作曲されたレヴィーンの宗教音楽の最重要作です。
SIGCD-317
ブリテン:カンティクル集
カンティクル第1番「愛した者はわがもの」Op.40
カンティクル第2番「アブラハムとイサク」Op.51
カンティクル第3番「なお雨は降る」Op.55
カンティクル第4番「東方の3博士たちの旅」
カンティクル第5番「聖ナルシサスの死」
ベン・ジョンソン(T)、
ジェームズ・ベイリュー(P)、
クリストファー・エインズリー(C.T)、
ベネディクト・ネルソン(Br)、
マーティン・オーウェン(Hrn)、
ルーシー・ウェイクフォード(Hp)

録音:2012年4月11日−13日
1947年から1974年にかけて作曲され、宗教的テーマを持つベンジャミン・ブリテン(1913−1976)「カンティクル」の全曲録音。
初演を行ったピーター・ピアーズの役割を担うテノール、ベン・ジョンソンは2008年のキャスリーン・フェリアー賞を受賞したイギリスの俊秀。クラシカル・オペラ・カンパニーやエンシェント室内管と共演を重ねるなど古楽の分野でも注目を集めています。
SIGCD-318
アラウンド・ブリテン
ブリテン:無伴奏チェロ組曲第3番Op.87
伝承曲(ブリテン&バーリー編):グリーンスリーヴス、
 サリー・ガーデンズ
ブライヤーズ:ラウデ・ドルチェ
ブリテン(バーリー編):私の愛した彼女が
タヴナー:挽歌、歌
ブリテン(バーリー編):コンコード
バーリー:即興曲
伝承曲(ブリテン&バーリー編):オリヴァー・クロムウェル
マシュー・バーリー(Vc)

録音:2012年1月30日−31日、
カンタベリー大聖堂(イギリス)
「ペザント・ガール」、「鏡の国のアリス」などムローヴァのクロスオーヴァー・プロジェクトを支るなど、チェリスト、プロデューサーとして桁外れの手腕を発揮してきたマシュー・バーリーの「ブリテン・アルバム」は、ブリテン、ブライヤーズ、タヴナーのトライアングルが創り出す「アラウンド・ブリテン」!
2013年で生誕100周年を迎えるベンジャミン・ブリテン(1913−1976)。そのブリテンの「無伴奏チェロ組曲第3番」を囲んでいくかのようなブライヤーズ、タヴナー、そしてバーリーの音楽。イギリス民謡のブリテン&バーリーのアレンジを交えながら、どこかミステリアスな「アラウンド・ブリテン」の世界をバーリーのチェロが奏でてゆきます――。ブリテン・イヤー、イギリスのレーベルならではの好企画!
SIGCD-319
ウィドール:オルガン交響曲集Vol.2
オルガン交響曲第1番ハ短調Op.13-1
オルガン交響曲第2番ニ長調Op.13-2
ジョセフ・ノーラン(Org)

録音:2011年5月18日−24日
舞台はサン=サーンス、デュボワ、フォーレがオルガニストを務めたフランス、パリの歴史あるマドレーヌ寺院。19世紀の名工アリスティッド・カヴァイエ=コルが1846年に製作したヒストリカル・オルガンによるシャルル=マリー・ウィドール(1844−1937)のオルガン交響曲集第2巻。イギリス、ロンドンのセント・ジェームズ宮殿のチャペル・ロイヤルでオルガニストとして活躍する世界的名手、ジョセフ・ノーランの好演、カヴァイエ=コルのオルガンのサウンドに期待。


SIGCD-320
リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」
歌劇「見えざる町キテージと乙女フェヴローニャの物語」〜荒地への讃歌/婚礼の行列/ケルジェネツの戦い
ユーリ・テミルカーノフ(指)
サンクトペテルブルクPO

録音:2009年10月&2011年3月(Op.35)、サンクトペテルブルク・フィルハーモニー大ホール(ロシア)
前作(SIGCD-310)では「ハチャトゥリアン」と「ラヴェル」という意外な組み合わせが話題となったユーリ・テミルカーノフ&サンクトペテルブルク・フィルハーモニーSO。シグナム・クラシックス(Signum Classics)からのリリース第6弾。

SIGCD-321
モーツァルト:ピアノ協奏曲集
ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491
ピアノ協奏曲第27番変ロ長調K.595
サルティの「小羊のように」による8つの変奏曲イ長調K.460
アレッシオ・バックス(P)、
サイモン・オーヴァー(指)
サウスバンク・シンフォニア

録音:2012年6月7日−8日、殉教者聖サイラス教会(ロンドン)
1997年の第3回浜松国際ピアノ・コンクール、2000年のリーズ国際ピアノ・コンクールで見事優勝を飾り、シグナム・クラシックスでは「バッハ」、「ラフマニノフ」、「ブラームス」を経て、遂にモーツァルトを弾くアレッシオ・バックス。"イタリアの貴公子"の輝かしきセンスと、"ウィーンの天才作曲家"の才能がリンクする「ピアノ協奏曲集」。アレッシオ・バックスの両手が、モーツァルトの「ピアノ協奏曲」に込められたまだ見ぬ魅力、新たな発見をもたらしてくれます。

SIGCD-322
シューマン:チェロ協奏曲イ短調Op.129
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調Op.104、
 森の静けさOp.68-5
ジェイミー・ウォルトン(指)
ウラディミール・アシュケナージ(指)
フィルハーモニアO

録音:2011年4月4日−6日
エルガーやショスタコーヴィチ、ウォルトンなどの協奏曲で成功を収め、マゼールや英国エルガー協会から称賛を浴びたウォルトンが、遂にドヴォルザークとシューマンを弾く!緊迫感に満ちたショスタコーヴィチ、改訂版の第4楽章を採用したウォルトンで評価を不動のものとした名手が、ドヴォルザークとシューマンでさらなるステップアップを遂げます。
SIGCD-323
プーランク:歌曲全集Vol.4
歌曲集「動物詩集」
ロンサールの5つの詩
マックス・ジャコブの4つの詩
8つのポーランドの歌
ポール・エリュアールの5つの詩
歌曲集「村人たちの歌」
陶器の歌/気まぐれ
モンテ・カルロの女
ジョン・マーク・エリンズリー(T)、
ウィリアム・デイズリー(Br)、
サラ・フォックス(S)、
マグダレーナ・モレンドフスカ(S)、
アン・マレー(Ms)、
トーマス・オリーマンス(Br)、
マルコム・マルティヌー(P)
44年間で150曲を超える声楽とピアノのための作品を生み出した20世紀フランスの大作曲家フランシス・プーランク。名ピアニスト、マルコム・マルティヌーがリードするプーランクの歌曲全集の第4巻にも、ジョン・マーク・エインズリーやアン・マレー、トーマス・オリーマンスなど、世界有数の名歌手たちが参加。近代フランス歌曲の傑作の数々を、最高級の歌声とピアノの組み合わせで ――。
SIGCD-324
ラフマニノフ:オルガンのためのトランスクリプション&アレンジメント集
練習曲「音の絵」 Op.39-9
コレルリの主題による変奏曲 Op.42
フーガ(1891)
前奏曲ロ長調 Op.32-11
ヴォカリーズ Op.34-14
交響的舞曲 Op.45
ジェレミー・フィルセル(Org)

録音:2012年8月
ワシントン国立大聖堂のアーティスト・イン・レジデンスに招聘され、現在はアメリカを拠点に活躍するイギリスのオルガニスト&ピアニスト、ジェレミー・フィルセル。自らの編曲による"オルガン版"のラフマニノフは、フィラデルフィア管の本拠地、ヴェリゾン・ホールのフレッド・J・クーパー・オルガンでの演奏。中でも「交響的舞曲」のオルガン版は要注目!
SIGCD-325
R.R.ベネット:合唱作品集
リンドバーグへの手紙
スイート・ウイリアムのバラッド
鳥の園/夢の歌/夕べの歌
4つのアメリカのキャロル/丘を越え彼方へ
ナショナル・ユース・クワイア・オヴ・スコットランド少女Cho
クリストファー・ベル(指)フィリップ・ムーア(P)、
アンドルー・ウェスト(P)

録音:2012年4月27日−29日
2012年12月24日にこの世を去ったサー・リチャード・ロドニー・ベネット(1936−2012)が、1982年から2010年にかけて作曲した合唱作品集。ニューヨーク・パリ間をプロペラ機で飛んだチャールズ・リンドバーグをテーマとした高声のためのカンタータ「リンドバーグへの手紙」など7作品を収録。
SIGCD-326
リシャフォール:ジョスカン・デ・プレ追悼のレクィエム キングズ・シンガーズ
〔デイヴィッド・ハーリー(C.T)、
ティモシー・ウェイン=ライト(C.T)、
ポール・フェニックス(T)、
クリストファー・ブルーアートン(Br)、
クリストファー・ガビタス(Br)、
ジョナサン・ハワード(Bs)〕
初の外国人メンバーとなるニュージーランド出身のテノール、クリストファー・ブルーアートンを迎え、新体制となった"6人の英国紳士たち"キングズ・シンガーズが歌うリシャフォールの「レクイエム」!
フランドル楽派において、ジョスカン・デ・プレ(1450/55−1521)の後継者として才能を発揮したフランス・フランドルの作曲家ジャン・リシャフォール(c.1480−a.1547)。その経歴には不明な点が多いものの、メヘレンやブルッヘ(ブルージュ)、ブリュッセルの教会、宮廷、フランスの王室礼拝堂で活躍した"ジョスカン後"の偉才です。ジョスカンの歌詞と旋律の借用、書法の模倣が見られる「レクイエム」は、フランドル楽派最大の巨匠であり、師でもあった大作曲家の追悼の為の作曲されたリシャフォールの代表作。
キングズ・シンガーズが歌うフランドル楽派の「レクイエム」。ジョスカンの追悼曲が、まばゆく、そして厳かに輝きます!
SIGCD-327
タルボット:バレエ組曲「不思議の国のアリス」
フールズ・パラダイス(愚者の楽園)
クリストファー・オースティン(指)
ロイヤル・フィルハーモニーO

録音:2012年11月10日−12日
英国ロイヤル・バレエ団がルイス・キャロル(チャールズ・ラトウィッジ・ドジソン)の原作をベースとして、クリストファー・ウィールドンの振付で2011年に初演を行ったバレエ「不思議の国のアリス」。オリジナル・スコアを担当したイギリス作曲界の英才ジョビィ・タルボット(1971−)による「組曲版」を収録。 バレエ音楽ファン要注目!
SIGCD-328
戦争と平和〜追憶の音楽
パリー:クロッシング・ザ・バー
ウッド:ヌンク・ディミティス
ペルト:無上の幸福
マクミラン:子供の祈り
アイアランド:至上の愛
パリー:古の信仰に
ブラッチリー:1914年9月
ブラームス:宗教的歌曲
タールベン=ボール:哀歌
ステツェンコ:Blahoslovy dushe moya hospoda
マーティン:神に従う人の魂は
ルイス:主は正しき者を飢えさせず
ハリス:天は美し
ゲスト:フォー・ザ・フォールン
キエフの伝承曲:死者のコンダク
ヴォ―ン=ウィリアムズ:モテット「主よ、あなたはわれらの隠れ家である」
ケンブリッジ・ジーザス・カレッジCho
マーク・ウィリアムズ(指)
15世紀末の1496年に設立され長い歴史を持つ、ケンブリッジ大学ジーザス・カレッジの合唱団。前作「待降節、クリスマス、公現祭、聖燭祭のための作品集」(SIGCD269)以来となる、音楽監督マーク・ウィリアムズとの共演は「戦争と平和〜追憶の音楽」。第一次世界大戦の教訓と影響。戦没者への祈りが、清らかなハーモニーで歌われます。
SIGCD-329(2CD)
レーガー:オルガン作品集
創作主題による変奏曲とフーガ
前奏曲,パッサカリアとフーガ.ホ短調、他
デイヴィッド・グード(Org)
ドイツ、フライブルク大聖堂のジルバーマン・オルガン(1714年製)を弾いて厳かなバッハを響かせたイギリスのオルガニスト、デイヴィッド・グードが、バーミンガム・シンフォニー・ホールのグランド・オルガンで奏でるマックス・レーガー。デイヴィッド・グードは、イートン・カレッジのオルガニスト、鍵盤楽器の責任者であると同時に、ヒストリカル楽器のコレクターとしても有名な将来を有望視されるイギリスの若手鍵盤奏者です。
SIGCD-330
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」
ラヴェル:組曲「マ・メール・ロワ」、
 ラ・ヴァルス
ユーリ・テミルカーノフ(指)
サンクトペテルブルクPO
ストラヴィンスキーの「春の祭典」は、テミルカーノフのレパートリーの中でも最も重要な作品の1つ。テミルカーノフは過去に「春の祭典」をロイヤル・フィルと、ラヴェルの「マ・メール・ロワ」と「ラ・ヴァルス」をデンマーク国立放送響とレコーディングを行っているが、25年間という歳月を共に過ごしてきた手兵サンクトペテルブルク・フィルとの録音の登場は、大きな話題を呼ぶこと必至!
SIGCD-331
賛美歌集〜カウィー:合唱作品集
スズドリのモテット
ソフト・コンプレイニング・フルート
賛美歌集/コトドリのモテット
BBCシンガーズ、
スティーブン・クレオバリー(指)
サイモン・ジョリー(指)
エンデュミオン、スティーヴン・プレストン(バロックFl)

録音:2012年1月13日&2003年6月6日
2002年にイギリス最高峰のプロフェッショナルの混声合唱団の1つ、BBCシンガーズの"初代"コンポーザー・イン・アソシエイションに招聘された1943年バーミンガム出身の作曲家、エドワード・カウィー(1943−)の合唱作品集。BBC Radio3からの委嘱で2011年に作曲された「スズドリのモテット」と2002年の作品「コトドリのモテット」は、12年間を過ごしたオーストラリアで得たインスピレーションが反映された合唱作品です。
SIGCD-332
ロス:声楽とギターのための作品集
我がリュートと私/祈り/闇夜
3つの夜の歌/秋/イギリス民謡集
消灯
マーク・パドモア(T)、
モーガン・シマンスキ(G)
英グラモフォン賞の受賞経験を持つイギリスの名テノール、マーク・パドモアと、メキシコのギタリスト、モーガン・シマンスキのデュオが奏でるイギリスの作曲家アレック・ロス(1948−)のギター歌曲集。ロイヤル・フェスティヴァル・ホール・ガムラン・プログラムやサウスバンク・ガムラン・プレーヤーズの創設、ディレクターを務めるなど、アジア音楽への造詣も深いだけに、ギター歌曲の作風や仕上がり具合が楽しみ。
SIGCD-333
プーランク:歌曲全集Vol.5
黒人狂詩曲/歌曲集 「動物詩集」
マックス・ジャコブの4つの詩
ヴォカリーズギヨーム・アポリネールの4つの詩
歌曲集 「月並みな話」
「仮面舞踏会」 の終曲によるカプリッチョ
トーマス・アレン(Br)、
トーマス・オリーマンス(Br)、
ジョシュア・エリコット(Br)、
キャサリン・ウィン=ロジャース(Ms)、
アン・マレー(Ms)、サラ・フォックス(S)、
マルコム・マルティヌー(P)、
リサ・フレンド(Fl)、ジュリアン・ブリス(Cl)、
サイモン・デスブルスライス(Tp)、
タムシン・ウェーリー=コーエン(Vn)、
バトケ四重奏団、他

録音:2010年9月6日−10日、2011年6月1日−3日
44年間で150曲を超える声楽とピアノのための作品を生み出した20世紀フランスの大作曲家フランシス・プーランク。名ピアニスト、マルコム・マルティヌーがリードするプーランクの歌曲全集の完結となる最終巻には、トーマス・アレン、トーマス・オリーマンス、アン・マレーなど世界有数の名歌手たちが参加!
世界的名歌手たちはもちろんのこと、女流ヴァイオリニスト、タムシン・ウェーリー=コーエンを筆頭に、ジュリアン・ブリス、サイモン・デスブルスライス、リサ・フレンドなど共演者たちも世界的名手ぞろい。近代フランス歌曲の傑作の数々。Signum Claccicsのプーランク歌曲全集、最高級の歌声とピアノ、器楽の名手たちによってここに堂々の完結!
SIGCD-334
ヴィドール:オルガン交響曲全集Vol.3
オルガン交響曲第3番ホ短調 Op.13-3
オルガン交響曲第4番ヘ短調 Op.13-4
ジョセフ・ノーラン(Org)
かつてサン=サーンスやフォーレ、デュボワがオルガニストを務めた由緒あるパリのマドレーヌ寺院。1846年に19世紀の名工アリスティッド・カヴァイエ=コルが製作したヒストリカル・オルガンによる、近代フランス・オルガン界の巨匠シャルル=マリー・ヴィドール(1844−1937)のオルガン交響曲全集第3巻には、「第3番」と「第4番」の2作品を収録。演奏は、第1巻、第2巻と同じく2004年からイギリスのセント・ジェームズ宮殿チャペル・ロイヤルでオルガニストとして活躍するジョセフ・ノーラン。英仏の才能とオルガンの共演は全集完結が楽しみな仕上がり。
SIGCD-335
ベドナル:クリスマス・カンタータ「ようこそ、全ての奇跡よ」 オックスフォード・クイーンズ・カレッジCho
オリヴィア・クラーク(Org)、
ポール・マンリー(Org)、
サイモン・デスブルスライス(Tp)、
オーウェン・リース(指)

録音:2012年3月19日−21日
1979年生まれのイギリスのコンポーザー=ピアニスト&オルガニスト、デイヴィッド・ベドナルのクリスマス・カンタータ「ようこそ、全ての奇跡よ(Welcome All Wonders)」。
合唱、オルガン、トランペットという編成で書かれ、15部からなるクリスマスのための宗教作品は、2011年11月26日にオックスフォード・クイーンズ・カレッジで世界初演が行われ大喝采を浴びたという。英国作曲界の新世代のクリスマス・カンタータ。今年のクリスマス・アイテムに是非!
SIGCD-336
ブリテン:無伴奏チェロ組曲
無伴奏チェロ組曲第1番 Op.72
無伴奏チェロ組曲第2番 Op.80
無伴奏チェロ組曲第3番 Op.87
ジェイミー・ウォルトン(Vc)

録音:2011年10月31日−11月2日
20世紀イギリスの大チェリスト、ウィリアム・プリースの最後の弟子の1人であり、1712年製のグァルネリを手に評価を不動のものとしたイギリスのチェリスト、ジェイミー・ウォルトン。
アシュケナージ&フィルハーモニア管とのドヴォルザーク&シューマン(SIGCD-322)に続くのは、生誕100周年を迎えたベンジャミン・ブリテンの「無伴奏チェロ組曲集」!
ロストロポーヴィチのために作曲された20世紀後期イギリスにおけるチェロの難曲であり傑作。ジェイミー・ウォルトンが研ぎ澄まされた集中力と銘器グァルネリの音色で、ブリテンの無伴奏の世界を組み立ててゆきます。
SIGCD-337(2CD)
ウィドール:オルガン作品全集Vol.4
オルガン交響曲第7番イ短調 Op.42-3
オルガン交響曲第8番ロ長調 Op.Op.42-4
ジョセフ・ノーラン(Org)

録音:2011年8月4日−8日
1842年に完成し、ルフェビュール=ヴェリー、サン=サーンス、フォレー、デュボワなどの大音楽家たちがオルガニスを務めた歴史と伝統を持つパリのマドレーヌ寺院。名工アリステッド・カヴァイエ=コルが製作したヒストリカル・オルガンによるフランス・オルガン界の大家ウィドールのオルガン交響曲全集の第4巻。前3作と同じく演奏は、セント・ジェームズ宮殿チャペル・ロイヤルのオルガニスト、ジョセフ・ノーラン。パリの由緒ある寺院に、ヒストリカル・オルガン、ウィドールの音楽が荘厳に響きます。
SIGCD-338
リベラ・ノス〜抑圧された人々の嘆き
バード:御身の聖なる都は、
 われらはいかに主の歌を歌わん、
 ミゼレーレ、嘆き嘆くだろう、
 われは不幸なり
カルドーソ:我が魂は飢え渇き
デ・クリスト:我が魂は飢え渇き、
 インテル・ヴェスティブルム
デ・モンテ:バビロンの流れのほとり
ピアソン:わたしは嘆き疲れ
タリス:リベラ・ノス, サルヴァ・ノス
 断食し嘆きつつ、世の救い主よ
コントラプンクトゥス
オーウェン・リース(ディレクター)
コントラプンクトゥスは、オックスフォード・クイーンズ・カレッジの音楽監督であり、スペイン&ポルトガル音楽の研究者としても高名なオーウェン・リースが結成した合唱団。
バードやタリス、カルドーソなど、"イギリスとポルトガル"のポリフォニーを中心に構成されたプログラムには、最近復元されたタリスの「リベラ・ノス」を収録。これまで器楽作品として考えられてきたタリスの「リベラ・ノス」が、5声の合唱曲に生まれ変わります。
SIGCD-339
ラッスス:宗教的マドリガーレ集「聖ペテロの涙」 ガブリエル・クラウチ(ディレクター)
ガリカントゥス
宗教的マドリガーレ「聖ペテロの涙」は、後期ルネサンス時代のフランドル楽派の巨匠、オルランド・デ・ラッスス(1532−1594)の最後の作品。ガリカントゥスは、ガブリエル・クラウチ、ナイジェル・ショート、クリストファー・ワトソンなど、タリス・スコラーズ、キングズ・シンガーズ、テネブレでの演奏経験を持つ名歌手たち構成されるイギリスの男声ア・カペラ・グループ。教会音楽と世俗音楽の1つの作品に結び付けたラッススの"白鳥の歌"を、英国屈指の男声グループの気品と風格に満ちたハーモニーで。
SIGCD-340(2CD)
ブリテン:戦争レクイエム ポール・マクリーシュ(指)
ガブリエリ・コンソート&プレーヤーズ、
スーザン・グリットン(S)、
ジョン・マーク・エインズリー(T)、
クリストファー・マルトマン(Br)、
ヴロツワフ・フィルハーモニーCho
ガブリエリ・ヤング・シンガーズ・スキーム、
オックスフォード・ニュー・カレッジCho少年聖歌隊(トレブル)

録音:2013年1月、ワトフォード・コロッセウム(イギリス)
ソリストにスーザン・グリットン、ジョン・マーク・エインズリー、クリストファー・マルトマンを、合唱にはポーランドのヴロツワフ・フィルハーモニー合唱団などを迎えるなど、ガブリエリ・コンソート・プレーヤーズと合わせた「戦争レクイエム」の演奏者の数は約300人。OVPPに代表されるように1パート1人などの小編成による演奏、録音が主流となる中で、ガブリエリ・コンソート&プレーヤーズと共に敢えて真逆となる"巨大編成"、"20世紀の宗教音楽"という路線を突き進むマクリーシュ。反戦主義者だったブリテンの強いメッセージが込められた20世紀イギリスの傑作。マクリーシュが全身全霊を注いだ入魂の「戦争レクイエム」、ここに登場です!
SIGCD-341(2CD)
グレート・アメリカン・ソングブック
アイヴ・ガット・ザ・ワールド・オン・ア・ストリング
ビギン・ザ・ビギン
あなたはしっかり私のもの
イッツ・デ・ラヴリー/夜も昼も
レッツ・ミスビヘイブ
エヴリ・タイム・ウィ・セイ・グッドバイ
アイ・ウォント・ダンス
クライ・ミー・ア・リヴァー
ビヨンド・ザ・シー/恋に落ちた時
ほほ寄せながら
マイ・ファニー・ヴァレンタイン
ザ・レディ・イズ・ア・トランプ
キングズ・シンガーズ、
南ユランSO、
デイヴィッド・ファーマン(指)
キングズ・シンガーズのために、ア・カペラ・ヴァージョンへの新しいアレンジを担当したのは、ジャズのアレンジャーとしても活躍するマルチ・タレント・コンポーザー、アレキサンダー・レストレンジ。キングズ・シンガーズの魔法のようなハーモニーとパフォーマンス、そしてスイング・オーケストラ役を披露する南ユランSOとのコラボレーションは、話題性、期待度ともに抜群!キングズ・シンガーズが歌う古き良き時代の偉大なるアメリカン・ソングブック、乞うご期待!
SIGCD-342
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ニ短調
ヴァイオリンとピアノのための二重協奏曲ニ短調
タムシン・ウェーリー=コーエン(Vn)、
ヒュー・ワトキンス(P)、
デイヴィッド・カーティス(指)
オーケストラ・オヴ・ザ・スワン
1986年ロンドン出身の女流ヴァイオリン奏者、タムシン・ウェーリー=コーエンがメンデルスゾーンでシグナム・クラシックス(Signum Classics)にデビュー!ロンドンの王立音楽大学ではイツァーク・ラシュコフスキに師事し、その才能を開花させたウェーリー=コーエン。2011−12シーズンからはロンドンのトリサイクル・シアターのチェンバー・ミュージック・シリーズの音楽監督を務め、2012−13シーズンにはオーケストラ・オヴ・ザ・スワンのアソシエイト・アーティストに選ばれるなど、英国内外で脚光を浴びている才女です。ウェーリー=コーエンが選んだメンデルスゾーンは「ホ短調」ではなく若書きの「ニ短調」。光るセンスを持った若き女流ヴァイオリニストの登場です!

SIGCD-343(2CD)
モーツァルト:宗教的ジングシュピール「第1戒律の責務」K.35 クラシカル・オペラ・オーケストラ、
イアン・ペイジ(指)
アラン・クレイトン(T)、
アンドルー・ケネディ(T)、
ソフィー・ビーヴァン(S)、
サラ・フォックス(S)、
コーラ・ブルグラーフ(Ms)
モーツァルトとその同世代の作曲家たちのスペシャリスト、いまイギリスで最もエキサイティングなピリオド楽器使用のオペラ・カンパニー、クラシカル・オペラがシグナム・クラシックス(Signum Classics)に移籍!その第1弾となるのは、リン・レコーズ(Linn Records)時代の前作に続き、神童モーツァルト11歳の作品、宗教的ジングシュピール「第1戒律の責務」。「第1戒律の責務」では、長いヨーロッパ旅行を終えた直後のモーツァルトが第1部の作曲を、第2部はミヒャエル・ハイドン、第3部はアードゥルガッサーが担当。唯一現存する第1部は、天才モーツァルトの才能が発揮された秀作であり、最初期の代表作の1つです。
SIGCD-344
ビクトリア:テネブレ・レスポンソリウム ナイジェル・ショート(指)
テネブレ
ザ・シックスティーン、キングズ・シンガーズのメンバーとして活躍したナイジェル・ショートにより2001年に結成されたイギリスの室内合唱団、テネブレが歌うスペイン・ルネサンスの至宝、ビクトリアの「テネブレ・レスポンソリウム」。テネブレはビクトリアの没後400周年に、洗練され澄み切ったハーモニーで素晴らしい「レクイエム」(SIGCD-248)を聴かせてくれており、今回の「テネブレ・レスポンソリウム」への期待も高まる。故コリン・デイヴィスも信頼を寄せたテネブレのハーモニー。合唱王国イギリスから新しいビクトリアの名唱が世界へ向けて響きます。
SIGCD-345
モーツァルト:ホルン協奏曲全集
ホルン協奏曲第2番変ホ長調 K.417
断章ホ長調 K.494a
ホルン協奏曲第4番変ホ長調 K.495
ホルン協奏曲第3番変ホ長調 K.447
ホルン協奏曲第1番ニ長調 K.412/K.514
ホルン協奏曲楽章変ホ長調 K.370b & K.371
ロジャー・モンゴメリー(ナチュラルHrn)、
マーガレット・フォートレス(指&Vn)
エイジ・オヴ・インライトゥメントO

録音(ライヴ):2012年10月25日、クイーン・エリザベス・ホール(ロンドン)
OAEをバックに"ナチュラルホルン"でモーツァルトの名作を吹くロジャー・モンゴメリーは、OAEの首席ホルン奏者、ロイヤル・オペラ・ハウスO(コヴェントガーデン王立歌劇場管)のホルン奏者として活躍する"モダン"、"ピリオド"の両方に精通するイギリスの名ホルニスト。使用楽器は、プラハのフランツ・シュトールのレプリカ・モデル。世界トップクラスの実力を誇るナチュラルホルンの名手が、"ナチュラルホルンのために"書かれたモーツァルトの名作を存分に聴かせてくれます。
SIGCD-346
インカーネイション
マーティン:囚われのアダムは横たわり
13世紀:久しく待ちにし主よとく来たりて
ハウエルズ:久しき昔
14世紀:ルライ・ルライ〜クリスマスの夜に
ポット:子守歌
13〜14世紀:天地の造り主
ダヴ:東方の三賢者
15〜16世紀:うるわしの宵よ、星は光り
レイトン:降誕の賛歌
12〜13世紀:喜びにあふれて
ブリテン:みどり児はお生まれになった
ガブリエリ・コンソート、
ポール・マクリーシュ(指)
コペンハーゲン・ロイヤル・チャペル合唱団のトレブル
マクリーシュの古楽界の名匠としての本領発揮となった「新・ヴェネツィアの戴冠式1595」、ベルリオーズやメンデルゾーン、ブリテンなど「巨大編成による宗教作品」、イギリス音楽を中心とした「合唱作品集」。新たな可能性を追求し続けるポール・マクリーシュとガブリエリ・コンソートによるクリスマス・プログラムは、"過去"と"現代"の音楽の饗宴!
ベンジャミン・ブリテンの代表作の1つである名作「みどり児はお生まれになった」やハウエルズ、レイトンなどの近現代の合唱作品と、12世紀から16世紀にかけての作曲者不詳の伝承曲の美しきコントラスト。"過去"と"現代"の音楽の饗宴が、ガブリエリ・コンソートとコペンハーゲン・ロイヤル・チャペル合唱団のトレブルの歌声で、キリストの降誕を祝う高貴なるストーリーとなります。
SIGCD-347
ウィドール:オルガン交響曲集 Vol.5
オルガン交響曲第9番 Op.70「ゴシック」
オルガン交響曲第10番 Op.73「ローマ風」
ジョセフ・ノーラン(Org)

録音:2011年8月4日−8日&2014年5月25日−26日
1842年に完成し、ルフェビュール=ヴェリー、サン=サーンス、フォレー、デュボワなどの大音楽家たちがオルガニスを務めた歴史と伝統を持つパリのマドレーヌ寺院。
名工アリステッド・カヴァイエ=コルが製作したヒストリカル・オルガンによるフランス・オルガン界の大家ウィドールのオルガン交響曲全集の第5弾がいよいよ登場!演奏は前作までと同じく、セント・ジェームズ宮殿チャペル・ロイヤルのオルガニスト、ジョセフ・ノーランが担当!

SIGCD-348(2CD)
ブリテン:歌劇「ピーター・グライムズ」 スチュアート・ベッドフォード(指)
ブリテン・ピアーズ・オーケストラ
オペラ・ノースCho
ギルドホール音楽院Cho
アラン・オーク(T)、
ジゼル・アレン(S)、
デイヴィッド・ケンプスター(Br)、
ゲイナー・キーブル(Ms)、
アレクサンドラ・フットン(S)、
シャーミアン・ベッドフォード(S)、
ロバート・マレイ(T)、
ヘンリー・ウォディントン(Bs-Br)、
キャスリン・ウィン=ロジャース(Ms)、
クリストファー・ジレット(T)、
チャールズ・ライス(Bs)、
スティーヴン・リチャードソン(Bs-Br)
ブリテンから「ヴェニスに死す」の初演、初録音のタクトを託されたスチュアート・ベッドフォードが振る「ピーター・グライムズ」は、作品の舞台のモデルでもあり、原作者の故郷でもあるイギリス、オールドバラで行われた第66回オールドバラ音楽祭でのライヴ・レコーディング。「ピーター・グライムズ」は第66回オールドバラ音楽祭の最大の目玉であり、スネイプ・マルティングス・コンサート・ホールでの「ピーター・グライムズ:イン・コンサート」と、オールドバラ・ビーチ(!)での「グライムズ・オン・ザ・ビーチ」が上演されるなど、ブリテンの生誕100周年記念ならではの一大イベントとして大成功を収めています。
SIGCD-349
サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番ト短調
ゴス:ピアノ協奏曲(世界初録音)
フランク:交響的変奏曲
エマニュエル・デスパ(P)
トーマス・キャロル(指)
オルフェウス・シンフォニア

録音:2013年4月25日−26日&6月9日、カドガン・ホール(ロンドン)
イギリスで人気急上昇中のアーティストとして、BBC Radio 3やMedici TVなどメディアに引っ張りだこのデスパ。Signum第1弾は、サン=サーンスとフランクのロマンティックなヴィルトゥオーゾ・コンチェルトに加え、注目は1964年生まれウェールズの作曲家スティーヴン・ゴスがイギリスのデザイナー、トーマス・ヘザウィックのデザインにインスパイアされ書かれたピアノ協奏曲の世界初録音。
オルフェウス・シンフォニアは、若い有能なミュージシャンをサポートするために2010年に設立されたオルフェウス財団(Orpheus Foundation)のオーケストラ。YCA(Young Concert Artists)のオーディションで優勝し、2006年より銀座で毎年開催されているYCAフェスティバル・ウィークでも度々演奏を行っているチェリスト&指揮者のトーマス・キャロルのサポートも万全。注目のピアニスト、エマニュエル・デスパの勇姿にご期待ください!

SIGCD-350
弦楽四重奏とオーボエ五重奏曲集
マイケル・バークリー:オーボエ五重奏曲「峡谷に」
マッケイブ:弦楽四重奏曲第7番「サマー・イヴ」
エイドリアン・ウィリアムズ:弦楽四重奏曲第4番
カルドゥッチSQ、
ニコラス・ダニエル(Ob)

録音:2013年6月7日−8日
012年に作曲されたマイケル・バークリー(1948−)の「オーボエ五重奏曲「峡谷」」など、ウェールズのプレスティン音楽祭のために作曲、初演が行われたバークリー、マッケイブ、エイドリアン・ウィリアムズの新作集。
カルドゥッチSQが、2011年のロイヤル・ミュージック・ソサエティ・アウォードにノミネートされるなど、イギリスの新鋭クヮルテットとして注目を集めています。

SIGCD-360(5CD)
マーラー:交響曲第1番「巨人」
交響曲第2番「復活」*
交響曲第3番ニ短調**
ロリン・マゼール(指)
フィルハーモニアO、
BBC交響Cho*、
サリー・マシューズ(S)*、
ミシェル・デ・ヤング(Ms)*、
フィルハーモニア・ヴォイセズ**、
ティフィン少年Cho**、
サラ・コノリー(Ms)**
フィルハーモニアOの本拠地、ロンドンのサウスバンク・センター、ロイヤル・フェスティヴァル・ホールを舞台として2011年の4月から12月にかけて繰り広げられたマゼールのマーラー。クレンペラー、シノーポリ、そしてサロネンとの共演でマーラーの名演を、世に送り出してきたフィルハーモニアO。ロリン・マゼールとフィルハーモニアOの真剣勝負であり渾身のライヴ。特大プロジェクト、遂にスタートです!

SIGCD-361(4CD)
マーラー:交響曲第4番ト長調*
交響曲第5番嬰ハ短調
交響曲第6番イ短調「悲劇的」
ロリン・マゼール(指)
フィルハーモニアO、
サラ・フォックス(S)*

録音(ライヴ):2011年4月−5月、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ロンドン、イギリス)
1980年代後半のウィーン・フィルとの全集録音完成から約20年。フィルハーモニアOの本拠地である、ロンドンのロイヤル・フェスティヴァル・ホールを中心として、2011年4月から10月にかけてイギリス、フランス、ルクセンブルク、ドイツの各都市で行われた「マーラー・サイクル」の』第2弾。
SIGCD-362(6CD)
マーラー:交響曲第7番「夜の歌」
交響曲第8番「千人の交響曲」*
交響曲第9番ニ長調
ロリン・マゼール(指)
フィルハーモニアO、
フィルハーモニア・ヴォイセズ*
BBC交響SO*、フィルハーモニアCho*、
イートン・カレッジ・チャペル少年Cho*、
サリー・マシューズ(S)*、
アイリッシュ・タイナン(S)*、
サラ・タイナン(Ms)*、サラ・コノリー(Ms)*、
アン=マリーオーウェンス(A)*、
シュテファン・フィンケ(T)*、
マーク・ストーン(Br)*、
スティーヴン・ガッド(Br)*
「第7番」はもちろんのこと、「第8番」と「第9番」は2011年4月から10月にかけて、イギリス、フランス、ドイツ、ルクセンブルクの各都市で演奏されたマゼール&フィルハーモニアOの"マーラー・サイクル"のフィナーレを飾った演奏であり、その注目度と期待度は最大級!マゼールが遺したフィルハーモニアOとの"マーラー・サイクル"、ここに堂々の完結!

SIGCD-363(15CD)
マーラー:交響曲全集

交響曲第1番「巨人」
交響曲第2番「復活」*
交響曲第3番**
交響曲第4番#
交響曲第5番
交響曲第6番「悲劇的」
交響曲第7番「夜の歌」
交響曲第8番「千人の交響曲」
交響曲第9番
ロリン・マゼール(指)
フィルハーモニアO、BBC交響cho*/+、フィルハーモニア・ヴォイセズ**/+、ティフィン少年cho**、フィルハーモニアcho+、イートン・カレッジ・チャペル少年cho+、サリー・マシューズ(S)*/+、ミシェル・デ・ヤング(Ms)*、サラ・コノリー(Ms)**/+、サラ・フォックス(S)#、アイリッシュ・タイナン(S)+、サラ・タイナン(S)+、アン=マリーオーウェンス(Ms)+、シュテファン・フィンケ(T)+、マーク・ストーン(Br)+、スティーヴン・ガッド(Br)+

録音(ライヴ):2011年4月12日(第1番)、2011年4月17日(第2番)、2011年5月8日(第3番)、2011年4月28日(第4番)、2011年5月5日(第5番)、2011年4月19日(第6番)、2011年5月26日(第7番)、2011年10月9日(第8番)、2011年10月1日(第9番)、サウスバンク・センター、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ロンドン、イギリス)
惜しくも2014年7月にこの世を去った巨匠ロリン・マゼールが遺したフィルハーモニアOとの"マーラー・サイクル"の全集BOXが登場!ウィーン・フィルとの全集録音から約20年という歳月を経て、ロンドンのロイヤル・フェスティヴァル・ホールを舞台として繰り広げられたマーラーは、いずれも絶賛を受けたマゼールの晩年を代表する名演奏。
マゼール自身による前書き(英語)を含む96ページの英文ブックレットが封入されます。

SIGCD-365
バックス&チョン‐ピアノ・デュオ
ストラヴィンスキー:ペトルーシュカ
ブラームス:16のワルツ Op.39
ピアソラ:4つのタンゴ〔ロ・ケ・ベンドラ(来るべきもの)
 天使のミロンガ、タンゴNo.2、
 リベルタンゴ〕(バックス&チュン編曲)
アレッシオ・バックス(P)、
ルシル・チョン(P)

録音:2013年2月24日−26日、ワイアストン・コンサート・ホール(イギリス)
演奏活動でも録音でも既に実績十分な二人によるプログラムは、作曲者自身によって4手連弾へと編曲されたストラヴィンスキー3大バレエの一つ「ペトルーシュカ」、エレガントなウィンナワルツから子守歌まで幅広く繊細な表情を描くブラームスの「ワルツ集」、そして夫妻によって4手連弾版へと生まれ変わた、「リベルタンゴ」や「天使のミロンガ」を含むピアソラのタンゴ集。
バックスが8歳の頃から熱狂的になりLPや楽譜を買い揃えたというペトルーシュカ。連弾の妙技が詰まった、ユニークでエキサイティングなピアソラ。濃密なる連弾の宴が開幕します。
☆交錯する指と腕、脅威の連弾テクニックとギミック連発のオリジナル・アレンジ「リベルタンゴ」!→ http://www.youtube.com/watch?v=QVQxMJKvjbA
SIGCD-366
ブリテン&ミーラー:合唱作品集
ブリテン:キリストに寄りて喜べOp.30、
 聖母賛歌、
 ビクトリアの主題による前奏曲とフーガ、
 5つの花の歌Op.47
ミーラー:今, 真紅の花びらは眠り、賛美せよ(賛美と献身の5つの歌/世界初録音)
ビクトリア:見よ、偉大なる司祭を
単旋律聖歌:見よ、偉大なる司祭よ
ロドルファスCho
ラルフ・オールウッド(指)
トム・ウィンペニー(Org)

録音:2013年1月2日−4日&4月1日、ケブル・カレッジ・チャペル(オックスフォード)
ベンジャミン・ブリテンの生誕100周年に発売されるこのアルバムは、2011年のロイヤル・ウェディングで作曲された「ウビ・カリタス」などで有名な合唱作曲家ポール・ミーラー(b.1975)とのカップリング。オルガン・ソロの「ビクトリアの主題による前奏曲とフーガ」に、元となったビクトリアのモテットと単旋律聖歌を組み合わせたプログラムも見事。ロドルファス合唱団のために書かれた「賛美せよ(Praise)」は世界初録音。熟達の合唱指揮で、英国国民的作曲家の優れた響きを味わえます。
SIGCD-367(2CD)
タヴナー:神殿の幕(ヴェール・オヴ・ザ・テンプル) スティーヴン・レイトン(指)
テンプル教会聖歌隊、
ホルスト・シンガーズ、
イギリス室内O金管アンサンブル、
パトリシア・ロザリオ(S)

録音:2003年6月27日−28日&7月1日、4日−5日、テンプル教会(ロンドン、イギリス)
2013年11月に急逝したイギリスの神秘主義の作曲家ジョン・タヴナー(1944−2013)。総演奏時間は7〜8時間に及ぶというタヴナーの大作であり最高傑作の1つ、「神殿の幕(神殿のヴェール)」のコンサート・ヴァージョンが、シグナム・クラシックス(Signum Classics)から復活!テンプル教会聖歌隊からの委嘱により作曲され、2003年6月に初演が行われた「神殿の幕」は、ヒンドゥーのリズムやスーフィーのリズムなど様々な要素を採り入れており、タヴナーが目指した宗教音楽の頂上に位置する作品です。指揮者は合唱王国イギリスの名匠スティーヴン・レイトン。テンプル教会聖歌隊とホルスト・シンガーズの歌声が、タヴナーの芸術の真髄を教えてくれます。
SIGCD-368
バートウィッスル:ナザレンのリング・ダンス
3つのラテン語のモテット
カルメン・パスカーレ/子守歌
オン・ザ・シアー・スレッショルド・オヴ・ザ・ナイト
モス・レクイエム
BBCシンガーズ、
ニコラス・コック(指)
ナッシュ・アンサンブル、
ロデリック・ウィリアムズ(Br)

録音:2012年9月&2013年1月
014年7月で80歳を迎えるイギリスの作曲家ハリソン・バートウィッスル(1934−)の合唱作品集。1965年に作曲された30代の時の作品「カルメン・パスカーレ」から、2012年の「モス・レクイエム」まで6作品を収録。BBCシンガーズの別格のハーモニーと近現代作品への適応力の高さは、ビンガムやロドニー・ベネットのディスクでも実証済。
SIGCD-369
ヴォルフ&ブラームス:歌曲集
ヴォルフ:プロメテウス
 人間性の限界、歌手
ブラームス:帰り道が分かるなら Op.63-8、
 教会の墓地にて Op.105-4、
 野の静寂 Op.86-2、
 裏切り Op.105-5、
 もうお前のところへは行くまいと Op.32-2
ヴォルフ:ミケランジェロの3つの詩による歌曲集
ブラームス:4つの厳粛な歌 Op.121
アラステア・マイルズ(Bs)、
マリー=ノエル・ケンドール(P)

録音:2013年1月
1987年のキャスリーン・フェリアー賞の受賞アーティストであり、ウィーン国立歌劇場、バイエルン国立歌劇場、ミラノ・スカラ座、MET、ネーデルラント・オペラなど、欧米の主要オペラハウスで活躍中のバス、アラステア・マイルズが歌うヴォルフ&ブラームス。ハイペリオン(Hyperion)のR・シュトラウス歌曲集Vol.4(CDA-67667)では、クリストファー・マルトマンと共に、その歌唱力が高い評価を受けており、今回のヴォルフ&ブラームス・プログラムでも、アラステア・マイルズの独墺系プログラムとの相性の良さを聴かせてくれます。

SIGCD-370
わが愛する者の声〜聖なる愛の歌
ブリュメル:百合のように
ウォーカー:リンゴの木のように
ハドリー:わが愛する者語りて
デュリュフレ:ウビ・カリタス
スケンプトン:ライズ・アップ・マイ・ラヴ、
 ハウ・フェア・イズ・ザイ・ラヴ、
 マイ・ビラヴド・イズ・ゴーン・ダウン、
 ハウ・フェア・アンド・ハウ・プレゼント
マーリー:セット・ミー・アズ・ア・シール
クレメンス・ノン・パパ:われは野の花
ヴィエルヌ:幻想的小品集より オーバード
ウィラン:ライズ・アップ・マイ・ラヴ、
 アイ・ビヘルド・ハー・ビューティフル・アズ・ア・ダヴ
カザルス:私は黒い
リバフレチャ:わが魂
グリーグ:ハウ・フェア・イズ・ザイ・フェイス
ベアストウ:アイ・サット・ダウン・アンダー・ヒズ・シャドウ
ウォルトン:セット・ミー・アズ・ア・シール
フィンジ:マイ・ラヴリー・ワン
ウェズリー:ブレスド・ビー・ザ・ゴッド&ファザー
マーク・ウィリアムズ(指)
ケンブリッジ・ジーザス・カレッジCho
ロバート・ディクソン(Org)、
ベンジャミン・モリス(Org)
15世紀末の1496年に設立され長い歴史を持つ、ケンブリッジ大学ジーザス・カレッジの合唱団。マーク・ウィリアムズとの録音第3弾では、ブリュメルやクレメンス・ノン・パパからデュリュフレ、グリーグ、フィンジ、そして現代のハワード・スケンプトン、ロバート・ウォーカー、ニコ・マーリーまで、国も時代も問わない「愛の歌」を歌います。

SIGCD-372
バルトーク:歌劇「青ひげ公の城」 エサ=ペッカ・サロネン(指)
フィルハーモニアO
フィルハーモニア・ヴォイセズ、
ジョン・トムリンソン(Bv/青ひげ公)、
ミシェル・デヤング(Ms/ユーディト)

録音:2011年ライヴ
2011年1月から2012年1月にかけて行われたエサ=ペッカ・サロネンとフィルハーモニア管弦楽団のバルトーク・シリーズ。1年間をかけて、ベーラ・バルトーク(1881−1945)の主要な管弦楽作品と室内楽作品を取り上げた一大プロジェクト「地獄の踊り(インファナル・ダンス)」からのライヴ・レコーディングのリリースがスタート!映像や照明を駆使するなどサロネンらしいアイディアや仕掛けが大きな話題を呼んだ「青ひげ公の城」では、イギリスのレジェンド、サー・ジョン・トムリンソンが"青ひげ公"、アメリカが誇る世界的メゾ、ミシェル・デヤングが"ユーディト"を歌うなど、キャストも豪華!サロネンはロサンゼルス・フィルの音楽監督時代にもバルトークを積極的に取り上げ、多くの名演を送り出しており、フィルハーモニア管弦楽団と新たに臨んだプロジェクトの成功を収めたライヴ・レコーディングの登場は話題必至。
SIGCD-373
モーツァルトのオペラのA〜Z
「アポロとヒュアキントゥス」〜息子が死んで神は
「見てくれの馬鹿娘」〜小さなキューピットたちが隠れていて
「バスティアンとバスティエンヌ」〜ディッギ、ダッギ、シューリ、ムーリ
「ポントの王ミトリダーテ」〜私が生きることがかなわなくても(原典版)
「ルチオ・シルラ(ルーチョ・シッラ)」〜死のこの上ない不吉な思い
「にせの女庭師」〜ああ、小鳥は嘆き
「羊飼いの王様」〜万歳、無敵の指導者よ
「ツァイーデ」〜やすらかにお休み、私のいとしい命よ
「イドメネオ」〜ひとりさすらいに赴こう
「後宮からの逃走」〜コンスタンツェ、あなたに再び会えるとは!
「フィガロの結婚」〜もし踊りたければ
「ドン・ジョヴァンニ」〜おいで窓べに、可愛い娘
「コシ・ファン・トゥッテ」〜毎日私に手紙を下さいね
「皇帝ティートの慈悲」〜かつての愛情に免じて
「魔笛」〜フム、フム、フム
クラシカル・オペラ、
イアン・ペイジ(指)
スーザン・グリットン(S)
マシュー・ローズ(Bs)
アンナ・リーズ(S)
マーク・ストーン(Br)他
イギリスで最もエキサイティングと称され、中でもモーツァルトの初期オペラの演奏、録音が話題を呼んでいるピリオド楽器使用のオペラ・カンパニー、クラシカル・オペラのデビュー・レコーディングが復刻!「アポロとヒュアキントス」の"A"から、「魔笛」の"Z"まで、モーツァルトの15のオペラから選りすぐられたアリアやアンサンブル。オペラ界に新たな風を呼び込んでいる注目のグループ、クラシカル・オペラの「A〜Z」が、天才モーツァルトの生涯を15のオペラで描いています。
SIGCD-374
ベルカントの宝石
ドニゼッティ:歌劇「ドン・パスクヮーレ」より 騎士はあのまなざしを
ヴェルディ:歌劇「海賊」より あの人はまだ帰って来ない
ドニゼッティ:歌劇「連隊の娘」より 皆さんがご存知の
 歌劇「ランメルモールのルチア」より あの方はまだね
ロッシーニ:歌劇「婚約手形」より この喜びをお伝えしたいのです
ベッリーニ:歌劇「カプレーティとモンテッキ」より こうして私は晴れの衣装を着せられ
ロッシーニ:歌劇「オリー伯爵」より En proie a la Tristesse ... Celeste providence
ベッリーニ:歌劇「夢遊病の娘」より おお、もう一度だけ会えたなら
ドニゼッティ:歌劇「愛の妙薬」より 受けとって、私はあなたのために
ロッシーニ:歌劇「シャブランのマティルダ」より Son tua per sempre... Ami alfine
エレナ・クサントウダキス(S)、
キャスリン・カービー(Ms)、
リチャード・ボニング(指)
ロイヤル・ノーザン・シンフォニア

録音:2013年7月22日−23日&25日
オーストラリア、メルボルン大学のヴィクトリアン・カレッジ・オヴ・アーツから世界へと羽ばたいたソプラノ、エレナ・クサントウダキスが歌うベルカント・アリア集。コヴェント・ガーデン王立歌劇場には、マッケラスが指揮するヤナーチェクの「マクロプロス事件」のクリスタ役でデビュー。パッパーノ指揮の「ウィリアム・テル」のレコーディングにも参加し、イングリッシュ・ナショナル・オペラやMETなど、欧米の主要なオペラハウスで活躍する期待のソプラノです。名匠リチャード・ボニングの存在も頼もしい。
SIGCD-375
パーセル・コレクション
おお、イェルサレムよ、主をたたえよ
丘にも谷にも
うるわしき優しさで
おお神よ、汝は我が神なり
恋する者はなんと幸せ/あなたは何者
見よ、神の最も強きを
わが心は美しきことにてあふる
徳の女神たちと
めでたし!輝かしきチェチーリアよ
ヴァイオルを鳴らせ
我らの心の秘密を知りたもう主よ
こよなく美しい島
水底深く父は眠る
ヴォーチェス8、
レザンヴァンシオン

録音:2013年8月12日−16日、ノートルダム教会(エルマン、フランス)
イギリス有数の名門、ウェストミンスター寺院聖歌隊の出身者たちによって2003年に結成され、瞬く間にスターダムに上り詰めたヴォーチェス8。さらに輝きを増したヴォーチェス8のハーモニーは、イギリス・バロックを代表する巨匠ヘンリー・パーセル(1659−1695)の世界への招待状となる ――。
SIGCD-376(2CD)
1917〜ヴァイオリンとピアノのための作品集
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ.ト長調 L.140
レスピーギ:ヴァイオリン・ソナタ.ロ短調 P.110
シベリウス:5つの小品 Op.81
エルガー:ヴァイオリン・ソナタ.ホ短調 Op.82
タムシン・ウェーリー=コーエン(Vn)、
ヒュー・ワトキンス(P)

録音:2013年11月25日−27日、セント・ジョージ教会(ブランドン・ヒル、ブリストル、イギリス)
若き日のメンデルスゾーンの秀作「ヴァイオリン協奏曲ニ短調」と「二重協奏曲」(SIGCD-342)の好演で、一躍その名と実力を広めたイギリスの若き女流ヴァイオリニスト、タムシン・ウェーリー=コーエン。1721年製のストラディヴァリウス「ex-Fenyves」を奏でる英国の才女は、第一次世界大戦の戦火の中、1917年から18年にかけて作曲された4つの作品に注目。フランス、イタリア、フィンランド、そしてイギリス。激動の時代に誕生した4つの音楽が、ウェーリー=コーエンのヴァイオリンを通じて1つのストーリーとなります。
SIGCD-377
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」
ヴァイオリン協奏曲ホ長調 Op.8-1, RV.269「春」
ヴァイオリン協奏曲ト短調 Op.8-2, RV.315「夏」
ヴァイオリン協奏曲ヘ長調 Op.8-3, RV.293「秋」
ヴァイオリン協奏曲ヘ短調 Op.8-4, RV.297「冬」
エイジ・オヴ・インライトゥメントO、
カティ・デブレツェニ(指、Vn)

録音:2013年2月9日−10日、セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会(ロンドン)
ピリオド奏法の草分け的存在であるキャサリン・マッキントッシュ、ワルター・ライターに師事し、2008年からOAEでリーダーを務めているトランシルヴァニア地方出身の女流ヴァイオリニスト、カティ・デブレツェニ。イングリッシュ・バロック・ソロイスツやヨーロピアン・ブランデンブルク・アンサンブル、フロリレジウム、リコルド、トリオ・ゴヤなど、世界有数のピリオド・オーケストラやアンサンブルで活躍してきた名ヴァイオリニストです。OAEの創設メンバーであるキャサリン・マッキントッシュからカティ・デブレツェニへと受け継がれたDNA。ヴィヴァルディの「四季」がOAEの新時代の証しとなります。
SIGCD-378
ピュー:管弦楽作品集
..私がドアを開けない限り...
オーボエ協奏曲/リザーバー
ホログラム
序曲「ブレイク・ザ・ストーン」
ヤク・ファン・ステーン(指)
BBCウェールズ・ナショナルO

録音:2011年5月
2006年から2010年までBBCウェールズ・ナショナルOのレジデント・コンポーザーを務めた北ウェールズ出身の作曲家グート・プリデリ・ピュー(1971−)。その管弦楽作品は、ウェールズの風景や物語からインスパイアされた作風が特徴。
SIGCD-379
ウィットロック:オルガン・ソナタ.ハ短調
アラン:連祷/デュプレ:行列と連祷
フランク:コラール第3番イ短調 Op.40
グレッグ・モリス(Org)

録音:2014年1月
復元されたロンドンのテンプル教会のオルガンを奏でるのは、同教会のアソシエイト・オルガニスト、コレギウム・ムジクム・オヴ・ロンドンの音楽監督グレッグ・モリス。
ヴォーン・ウィリアムズに作曲を師事し、将来を期待されながらも、43歳の誕生日を目前にしたこの世を去ったパーシー・ウィットロック(1903−1946)の壮大な「オルガン・ソナタ」は、近年再評価の機運が高まりを見せています。
SIGCD-380
ドリームスケープ〜アンジェイ&ロクサンナ・パヌフニクの歌曲&三重奏曲集
アンジェイ・パヌフニク:愛の歌
ロクサンナ・パヌフニク:私の目、覚えている甘い愛
アンジェイ&ロクサンナ・パヌフニク:祈り
ロクサンナ・パヌフニク:その強き愛、美徳
アンジェイ・パヌフニク:夢のような光景
ロクサンナ・パヌフニク:アラウンド・スリー・コーナーズ
アンジェイ・パヌフニク:ピアノ三重奏曲 Op.1
ヒーザー・シップ(Ms)、
スビト・ピアノ・トリオ

録音:2013年8月27日−29日
母国での不当な扱いから逃れ、イギリスへと活躍の場を移し、近年その音楽への注目が高まっている20世紀ポーランドの大作曲家アンジェイ・パヌフニク(1914−1991)と、娘で父と同じく作曲家となったロクサンナ・パヌフニク(1968−)の歌曲とピアノ三重奏曲。
コヴェント・ガーデン王立歌劇場などで活躍するソプラノ、ヒーザー・シップと、ポーランドのアンサンブル、スビト・ピアノ・トリオの演奏で、アンジェイとロクサンナ、パヌフニク父娘の芸術が交錯します。
SIGCD-382
ダウランド氏の真夜中〜ギターによるダウランドの音楽
ダウンランド(デノート編):ウィンター夫人のジャンプ
リッチ夫人のガリアード
ストラング卿のマーチ/ファンシー
エリザベス女王のガリアード
プレルディウム/涙のパヴァン
蛙のガリアード/ウィロビー卿ご帰館
コイ・ジョイ/憂鬱なガリアード
タールトンの復活/1日でもあるとすれば
運命よ/ハンソン夫人のパフ
艦長ディゴリー・パイパーのガリアード
デンマーク王のガリアード
オーランド卿は眠る
華やかな戦いのガリアード
ジョン・スミス卿のアルメイン
靴屋の女房/ニコルス夫人のアルメイン
ホワイト夫人に事なし/目覚めよ愛
ダウランド氏の真夜中
クリストフ・デノート(G)
クリストフ・デノートは、1993年の第35回パリ国際ギター・コンクールなど数々の受賞歴を誇り、2012年にはウィグモア・ホール、2013年にはBBCプロムスへのデビューを果たした現在のスイスを代表するギタリスト。
自身のアレンジによりギターで奏でるジョン・ダウランドの詩的で美しい旋律。作曲者の手稿譜から"ギター版"へと編曲が行われたダウランドの音楽を、スイスの名ギタリストの妙技で。
SIGCD-383
イタリア・バロックのシンフォニア(序曲)
アリオスティ:ウェスパシアヌス
レオ:ウティカのカトーネ
ボノンチーニ:チェーファロ
カルダーラ:オリンピアーデ
ポッラローロ:ラ・プロセルピーヌ
A・スカルラッティ:ペルシャ王女スタティラ
ボノンチーニ:トゥルノ・アルチーノ、カミッラの勝利
ベルナベーイ:アスカニオ
パスクイーニ:イダルマ
アルビノーニ:ゼノビア
ツィアーニ:イル・タラモ
ポッラローロ:リンガンニ・フェリーチ
レグレンツィ:イル・トティラ
ステッファーニ:ラ・ロッタ
A・スカルラッティ:十人委員会の崩壊
コンティ:名声の勝利
シャリヴァリ・アグレアブル

録音:2013年9月10日−12日
トレッリの「ブランデンブルク協奏曲」やパッヘルベルの「晩課」など、刺激的なプログラムを続々と繰り広げるイギリスのピリオド・アンサンブル、シャリヴァリ・アグレアブル。アルビノーニ、カルダーラ、アレッサンドロ・スカルラッティ、ボノンチーニなど、イタリアの初期バロックの大作曲家たちが遺したオペラのためのシンフォニア(序曲)を集めたプログラムは、今回もユニークで刺激的。

SIGCD-384
ドビュッシー、ミヨー、グリンカ、フランセ、プロコフィエフ:作品集
ドビュッシー:第1狂詩曲
フランセ:主題と変奏
グリンカ(ブリス編):ソナタ ニ短調
ミヨー:ソナチネ Op.100
プロコフィエフ(ブリス編):ソナタ.ニ長調 Op.94
ジュリアン・ブリス(Cl)、
ブラッドリー・ムーア(P)

録音:2013年5月22日ー24日、ワイアストン・コンサート・ホール(モンマス/イギリス)
ピアノ伴奏版として作曲され、後に管弦楽伴奏版にも編曲されたクラリネットの重要作品、ドビュッシーの「第1狂詩曲」。ヴィオラ・ソナタから編曲されたグリンカの「ソナタ ニ短調」。フルート・ソナタを原曲として、ヴァイオリン・ソナタ版も有名なプロコフィエフの「ソナタ ニ長調」。ジュリアン・ブリスのまろやかで暖かいクラリネットの音色から、哀愁の旋律、超絶技巧までをあますところなく収録。管楽器関係者、アレンジ作品ファンも必見です!
SIGCD-385(2CD)
バッハ:マタイ受難曲(初期稿) チャールズ・ダニエルズ(福音史家/テノール)、
ピーター・ハーヴェイ(イエス/バリトン)、
ピーター・セイモア(指)
ヨークシャー・バロック・ソロイスツ

録音:2013年9月7日−10日、国立古楽センター(ヨーク、イギリス)
かつては鉱山で栄えたイングランド北部のヨークシャーで、1973年に創設されたヨークシャー・バロック・ソロイスツ(YBS)。チャールズ・ダニエルズ、ピーター・ハーヴェイ、ジュリアン・ポッジャー、マシュー・ブルックら名歌手たちを迎えてのYBSの大バッハの「マタイ受難曲」は、アンドレアス・グレックナー校訂による新版に基づく"初期稿(BWV.244b)"。
1727年の聖金曜日に演奏されたとも伝わる「マタイ受難曲」の初期稿を、超一流の歌手たちと歴史あるヨークシャーのピリオド・オーケストラの共演で。
SIGCD-386
クリスマスの夜に
カークパトリック:飼い葉の桶で
伝承曲(ピアサル編):もろびと声あげ
ウェイド:神の御子は今宵しも
ロバーツ:ホープ・ファインズ・ア・ウェイ
グルーバー:きよしこの夜
伝承曲(ウィルコックス編):サセックス・キャロル
ロバーツ:ヤドリギ/ガントレット:ダビデの村に
ローリゼン:おお、大いなる神秘
伝承曲:世の人忘るな
伝承曲(ウッド編):ディンドン空高く
ブレイン&マーティン(グリットン編):ハヴ・ユアセルフ・ア・メリー・リトル・クリスマス
ブリテン:キャロルの祭典
アルモニコ・コンソート、
クリストファー・モンクス(芸術監督)
名匠デイヴィッド・ヒルの薫陶を受けたクリストファー・モンクスが創設し、2001年にデビューを飾ったアルモニコ・コンソートによるクリスマス・アルバム。ルネサンスとバロックの音楽を得意としながら、幅広いレパートリーも定評のあるアルモニコ・コンソートらしく、人気のクリスマス・キャロルからブリテンの「キャロルの祭典」、ローリゼンの「おお、大いなる神秘(オー・マニュム・ミステリウム)」や、映画「若草の頃」でジュディ・ガーランドが歌いヒットしたクリスマスソング「ハヴ・ユアセルフ・ア・メリー・リトル・クリスマス」など多彩。
SIGCD-387
クリスマス・キャロル、ア・セレブレーション
久しく待ちにし/もみの木/柊と蔦は
三隻の船/ああベツレヘムよ
もろびと声あげ/むかし野におりて
荒野の果てに/クリスマスの12日
御使いうたいて/メリー・クリスマス
春のキャロル/他
アンドルー・ガント(指)
ヴォックス・トゥルトゥリス
英国王室礼拝堂のオルガニストや聖歌隊指揮者も務める現代作曲家、アンドルー・ガント。今年後半に出版される予定のガントの新しい本「Christmas Carols, A Celebration」に合わせて発売となるクリスマス・キャロル集。

SIGCD-388(2CD)
言葉の無いワーグナー
ワーグナー(リスト編):入場行進曲(タンホイザー)
ワーグナー:幻想曲
ワーグナー(リスト編):紡ぎ歌(さまよえるオランダ人)
ワーグナー:無言歌
ワーグナー(リスト編):エルザの婚礼参進(ローエングリン)
ワーグナー:チューリヒの最愛の人
ワーグナー(グールド&ウィリアムズ編):ジークフリートのラインへの旅(神々の黄昏)
ワーグナー(リスト編):愛の死(トリスタンとイゾルデ)
ワーグナー(ウィリアムズ編):情景(パルジファル)
ワーグナー:メッテルニヒ公爵夫人のアルバムに
ワーグナー(リスト編):最後の護民官(リエンツィ)
ワーグナー:M.W.夫人のアルバムのためのソナタ
ワーグナー(リスト編):ワルハラ城(ニーベルングの指輪)
ワーグナー:ベティ・ショット夫人のためのアルバムの一葉
ワーグナー(グールド&ウィリアムズ):前奏曲(ニュルンベルクのマイス
スィール・ウィリアムズ(P)

録音:2014年2月&3月
エジンバラ、グレイフライヤーズ教会での「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全曲演奏会」で、サウス・バンク・スカイ・アーツ・アウォードを受賞したウェールズのピアニスト、スィール・ウィリアムズ。1976年生まれのウェールズ期待のピアニストの"ワーグナー・プログラム"は、作曲者自身の"オリジナル"と、リスト、グールド、そしてウィリアムズ自身の"トランスクリプション"を組み合わせた意欲作。"歌詞"、"言葉"の無いワーグナーの世界が、ウェールズの実力派が弾くピアノで表現されてゆきます。


SIGCD-390
モーツァルト:クラリネット協奏曲イ長調 K.622
ニールセン:クラリネット協奏曲 Op.57
モーツァルト(ジュリアン・ブリス編):アリア「すばらしい愛の気持ちは」 K.119、
 アリア「いえ、いえ、あなたにはご無理です」 K.419
ジュリアン・ブリス(Cl)、
マリオ・ヴェンツァーゴ(指)
ロイヤル・ノーザン・シンフォニア

録音:2014年4月1日−4日、セージ・ゲイツヘッド(イギリス)
ジュリアン・ブリスは、対照的な作風と称されることの多いモーツァルトとニールセンの「クラリネット協奏曲」、そしてモーツァルトのアリアからのアレンジを組み合わせることにより、それぞれの作品の特徴、音楽的魅力をさらに際立たせるなど、プログラミングのセンスも絶妙。ジュリアン・ブリス、イギリスの神童から、世界最高峰のクラリネット奏者へ。傑作中の傑作、モーツァルトとニールセンがその証しとなります。
SIGCD-391
ベネデット・マルチェッロ:詩篇集(チャールズ・エイヴィソンによる英語歌詞版)
詩篇第11番「主を、わたしは避けどころとしている」
詩篇第32番「いかに幸いなることでしょう、背きを赦され」
ソナタ第12番 Op.2より チャッコーナ
詩篇第50番「神々の神、主は御言葉を発し」
詩篇第46番「神はわたしたちの避けどころ、わたしたちの砦」
3重カノン「その響きは全地に」
ヴォーチェス8、レザンヴァンシオン

録音:2012年8月13日−17日、ノートルダム教会(エレマン、フランス)
マルチェッロ兄弟の弟で、約700点の作品を遺した多作家としても有名なベネデット・マルチェッロの代表作である「詩的・音楽的霊感」。ダヴィデ詩篇への付曲は、18世紀イタリアにおける宗教音楽の中でも特に優れた作品の1つと名高く、様々な大作曲家たちを惹きつけた傑作です。ヴォーチェス8が歌う、1757年にチャールズ・エイヴィソンによって英語の歌詞が付けられたヴァージョンは世界初録音。
ヴォーチェス8のハーモニーが、歴史に隠れたイタリアの音楽の秘宝に光をあてる!

SIGCD-392(2CD)
ヘンデル:快活の人、沈思の人、温和の人 HWV.55
合奏協奏曲第1番ト長調 Op.6-1
合奏協奏曲第3番ホ短調 Op.6-3
オルガン協奏曲第7番変ロ長調Op.7-1
ガブリエリ・コンソート&プレーヤーズ、
ポール・マクリーシュ(指)
ジリアン・ウェブスター(S)、
ローレンス・キルスビー(トレブル)、
ジェレミー・オヴェンデン(T)、
ピーター・ハーヴェイ(Br)、
アシュリー・リッチーズ(Bs)、
ウィリアム・ホワイトヘッド(Org)

録音:2013年5月11日&2014年6月18日−20日&12月9日−10日、イギリス
マクリーシュは「快活の人、沈思の人、温和の人 HWV.55」のレコーディングにあたり、単純な全曲録音ではなく、2つの合奏協奏曲(第1番&第3番)とオルガン協奏曲第7番を加えた"1740年の初演の再現"に着手。マクリーシュとクリストファー・サックリングによる演奏譜の校訂、詳細な研究、時代考証によって実現したガブリエリ・コンソート&プレーヤーズの「ヘンデル・プロジェクト」。マクリーシュの手腕が冴え渡るヘンデリアン必聴の「快活の人、沈思の人、温和の人」。初演時の姿が今、蘇ります!
SIGCD-393
ポストカーズ
カナダ民謡(チルコット編):フェラー・フロム・フォーチュン
フランス民謡(リチャーズ編):待ちぼうけ
韓国民謡(チルコット編):アリラン
ニュージーランド民謡(ロバーツ編):ポカレカレ・アナ
イギリス民謡(ラングフォード編):カシとトネリコ
モドゥーニョ&ミリアッチ(ライス編):青く塗られた青の中
フィンランド民謡(チルコット編):そこにわたしの愛しい人が
オーストラリア民謡(ライス編):ボタニー・ベイ
イエペス(エステバン編):情熱のパシージョ
アブレウ(エステバン編):チコ・チコ・ノ・フバー
ドイツ民謡(ラングフォード編):荒野は陽が暮れて
アイルランド民謡(グッドオール編):ダウン州の星
スコットランド民謡(キャリントン編):我が恋人は赤い薔薇
デンマーク民謡(ライス編):ある夏の日、小鳥の歌を聴きに出かけた
アンダルシア民謡(エステバン編):エル・ビート
マンサネロ(エステバン編):コンティゴ・アプレンディ
中国民謡(ローソン編):在那遙遠的地方
ウェールズ民謡(ライス編):スオ・ガン
グラッサー:エゴリ
黒人霊歌(ロバーツ編):小さいデヴィッド、ハープを弾いて
コダーイ:夕べの歌
ライスフェルト(ランスヴィック編):私の小さな緑のサボテン
キングズ・シンガーズ
〔デイヴィッド・ハーリー(C.T)、
ティモシー・ウェイン=ライト(C.T)、
ポール・フェニックス(T)、
クリストファー・ブルーアートン(Br)、
クリストファー・ガビタス(Br)、
ジョナサン・ハワード(Bs)〕

録音:2014年3月25日−28日、デニントン・スタジオ(ウェリングボロー、イギリス)
1968年の結成から現在まで45年以上の歴史を誇り、母国イギリスはもちろんのこと、ツアーで訪れた世界各国で、その国の伝統音楽に接してきたキングズ・シンガーズが、アンコール・ナンバーとして歌い続ける珠玉のフォーク・ソング&ポピュラー・ソング。キングズ・シンガーズの美しきハーモニーとユーモアあふれるパフォーマンスが、アメリカ、アジア、アフリカ、オセアニア、そしてヨーロッパ各国を巡る"ア・カペラ"の世界旅行にご招待!
SIGCD-394
トッド:合唱作品集
追憶/もう悲しみはいらない/穏やかに
平和に寄せて/ケルトの祈り
プレシャス・モーメンツ/取り囲む
アニュス・デイ/この場所から
我々は賛美され/便り/サンクトゥス
おお 幸いなる光よ
クリストゥス・エスト・ステラ
テネブレ、イギリス室内O、
ナイジェル・ショート(指)

録音:2014年3月17−19日
代表作「青のミサ」(SIGCD-083)の大ヒットにより、ここ日本でも知名度が急上昇中のイギリスのコンポーザー=ピアニスト、ウィル・トッド(1970−)。ウィル・トッドの14曲の合唱作品を集めたこの「光と真実」は、英クラシックFMで「今年最高のアルバムの1つ」と激賞されるなど、イギリスを中心として話題沸騰中の新譜なのです。演奏は前作「コール・オヴ・ウィスダム」(SIGCD-298)に続き、ナイジェル・ショート&テネブレが担当。今は亡きコリン・デイヴィスも信頼を寄せたハーモニーが、英国の注目作を聴かせてくれます。
SIGCD-395
C.P.E.バッハ:シンフォニア集
シンフォニア第1番ニ長調 Wq.183-1
シンフォニア.イ長調 Wq.182-4
シンフォニア.ロ短調 Wq.182-5
シンフォニア第3番ヘ長調 Wq.183-3
シンフォニア変ホ長調 Wq.179
エイジ・オヴ・インライトゥメントO、
レベッカ・ミラー(指)
アメリカ、カリフォルニア出身の女流指揮者であり、エドゥアルド・マータ国際指揮者コンクール第1位の受賞歴を持つレベッカ・ミラーは、1999年にロンドンを拠点とするニュー・プロフェッショナルズ・オーケストラを設立し、2007年から2010年までルイジアナ・フィルのレジデント・コンダクターとして活躍。C.P.E.バッハの生誕300周年記念コンサートで見事なOAEデビューを飾り、英国内外で大きな注目を浴びるレベッカ・ミラー。OAEの「Gamechangers」シリーズの1つとして大成功を収めたC.P.E.バッハ・プログラムでの秀演に要注目!

SIGCD-396(2CD)
ショスタコーヴィチ:24の前奏曲とフーガ Op.87 ピーター・ドノホー(P)
1982年の第7回チャイコフスキー国際コンクール・ピアノ部門で最高位を受賞、幅広いレパートリーで世界的に活躍し、現在はバーミンガム音楽院の副総裁も務めるイギリスの名手、ピーター・ドノホーがSignum Classicsに登場!たにスタートするショスタコーヴィチ・シリーズの第1弾として、ロシア・ピアノ音楽の重要作品、「24の前奏曲とフーガ」の全曲をレコーディング。サイモン・ラトルに重用され、バーミンガム市響との来日公演やベルリン・フィルとのオープニング・コンサートなどで共演したことでも知られる重鎮ピアニスト、ピーター・ドノホーが弾くショスタコーヴィチの傑作にご期待ください。
☆YouTubeにて、ドノホーが弾く「前奏曲とフーガ第21番」(2014年のライヴ演奏)がご覧になれます。

SIGCD-397
アレッシオ・バックス・プレイズ・ベートーヴェン
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番「月光」、
ピアノ・ソナタ第29番「ハンマークラヴィーア」
ベートーヴェン(バックス編):「アテネの廃墟」〜 回教僧の合唱、トルコ行進曲
アレッシオ・バックス(P)

録音:2014年1月17日−19日、ワイアストン・コンサート・ホール(モンマス、イギリス)
1997年の第3回浜松国際ピアノ・コンクール、2000年のリーズ国際ピアノ・コンクールを制覇し、世界を舞台に活躍を続けるイタリアの貴公子アレッシオ・バックス。シグナム・クラシックス(Signum Classics)でバッハ(ピアノ・トランスクリプション集)、ブラームス、モーツァルトを弾いてきたアレッシオ・バックスが遂にベートーヴェンのピアノ・ソナタをレコーディング!
SIGCD-398
囚われの夜鳴きうぐいす〜ソプラノ、クラリネットとピアノのためのドイツ・ロマン派の音楽
シュペート:アルプスの歌
クロイツァー:ミル・ウィール
プロッホ:スイスの郷愁、囚われの夜鳴きうぐいす(世界初録音)
カリヴォダ:故郷の歌
ラハナー:彼に会ってから、彼は誰よりも素晴らしい人(世界初録音)
シューベルト:ロマンス、岩の上の羊飼い
ソベック:我が故郷
カリヴォダ:故郷を恋しがる羊飼いの娘
リントペイントナー:羊飼いと人魚(世界初録音)
エレナ・クサンザウダキス(S)、
ジェイソン・クサンザウダキス(Cl)、
クレメンス・レスケ(P)

録音:2010年9月&11月&12月の録音。
パッパーノ&英国ロイヤル・オペラの「カルメン」でその歌声と存在感をアピールした、オーストリアのソプラノ、エレナ・クサンザウダキス。シュペートやクロイツァー、カリヴォダなど、ロマン派時代のドイツやドイツ語圏で活躍した音楽家たちの、知られざるリートや室内楽作品と、その魅力を発掘する好企画。3つの世界初録音作品を収録。

SIGCD-399
揚げひばり
ヴォーン=ウィリアムズ:揚げひばり、
 ヴァイオリン協奏曲ニ短調
エルガー:序奏とアレグロ ト短調Op.47、
 弦楽セレナード ホ短調Op.20
タムシン・ウェーリー=コーエン(Vn)、
デイヴィッド・カーティス(指)
オーケストラ・オヴ・ザ・スワン

録音:2014年4月24日、聖オーガスティン教会(イギリス)、2014年4月28日、チェルトナム・タウン・ホール(イギリス)
メンデルスゾーンの秀作「ヴァイオリン協奏曲ニ短調」と「二重協奏曲」(SIGCD 342)、ヴァイオリンとピアノのための作品集(SIGCD 376)で好評を博したイギリスの若き女流ヴァイオリニスト、タムシン・ウェーリー=コーエン。2007年より使用している1721年製のストラディヴァリウス「ex-Fenyves」で奏でるSignum第3弾にはヴォーン・ウィリアムズの「揚げひばり」を収録!

SIGCD-400(4CD)
モーツァルト:歌劇「ポントの王ミトリダーテ」K.87(K.74a) クラシカル・オペラ、
イアン・ペイジ(指)
バリー・バンクス(ミトリダーテ/テノール)、
ミア・パーション(アスパージア/ソプラノ)、ソフィー・ベヴァン(シーファレ/ソプラノ)、
ローレンス・ザッツォ(ファルナーチェ/カウンターテナー)、
クララ・エク(イズメーネ/クララ・エク)、
ロバート・マレー(マルツィオ/テノール)、
アンナ・デヴィン(アルバーテ/ソプラノ)

録音:2013年7月12日−26日、セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会(ロンドン、イギリス)
イギリスで最もエキサイティングと称され、中でもモーツァルトの初期オペラの演奏、録音が話題を呼んでいるピリオド楽器使用のオペラ・カンパニー、クラシカル・オペラ。ジャン・ラシーヌの戯曲を題材とした「ポントの王ミトリダーテ」は、1770年に当時14歳のモーツァルトが作曲し、自らの指揮で初演したと伝わる最初のオペラ・セリアです。ミトリダーテ役にはバリー・バンクス、ミトリダーテの婚約者アスパージア役にはミア・パーションが起用されるなど、ソリストの充実振りも期待以上。併録された世界初録音となる初稿版の"7つのアリア"と"デュエット"も興味深い。ベーレンライターの新モーツァルト全集(NMA)による演奏。
SIGCD-401(2CD)
大戦争の歌
ベイントン/ブリス/バターワース/カプレ/コールズ/デール/ドビュッシー/ディーリアス/ブラウン/ファーラー/ガーニー/ヘッド/アイヴズ/キール/ケリー/マニャール/ミヨー/プロコフィエフ/ルーセル/シュテファン/ヴェローヌ
ロビン・トリッシュラー(T)、
マルコム・マルティヌー(P)
ロイヤル・オペラ・ハウスでデビューし、2006年2007年にウィグモア・ホール・インターナショナル・ソング・コンペティションでキャスリーン・フェリアー賞を受賞したテノール、ロビン・トリッシュラーの、名伴奏者マルコム・マルティヌーとの作品集。敵か味方か、軍人か一般人かもわからない。世界大戦によって人生が転覆した世界にインスピレーションを受けた作品集は記念碑的録音です。
SIGCD-402
ラモー:アクト・ド・バレ「アナクレオン」(1754年版/世界初録音) エイジ・オヴ・インライトゥメントO&cho
ジョナサン・ウィリアムズ(指)
マシュー・ブルック(アナクレオン)、
アンナ・デニス(クロエ)、
アグスティン・プルネル=フレンド(バテュルス)

録音:2014年2月、オール・セインツ教会(ロンドン、イギリス)
カユザックの台本による1754年版、ベルナールの台本による1757年版という2つのヴァージョンが存在するフランス・バロックの巨匠ラモーのアクト・ド・バレ「アナクレオン」。オックスフォード大学セント・ヒルダズ・カレッジの音楽学部長であり、指揮者、作曲者、音楽学者ジョナサン・ウィリアムズが、パリの図書館で発見した手稿譜から復元を行い、"1754年版"の「アナクレオン」が現代に復活!校訂、復元を手がけたジョナサン・ウィリアムズ自らがタクトを執り、OAEとの共演で実現した1754年版の世界初録音。フランス・バロック、そしてラモーの知られざる芸術が明らかとなります。

SIGCD-403
イギリスの近現代トランペット協奏曲集
プリチャード:スカイスペース
サックストン:詩篇 「都詣での歌」
マッケイブ:ラ・プリマヴェーラ
サックストン:シェイクスピアの場面
サイモン・デスブルスライス(Tp)、
ケネス・ウッズ(指)
デイヴィッド・カーティス(指)
オーケストラ・オブ・ザ・スワン
バーミンガム・ポストに「鋼の唇」、ミュージックウェブ・インターナショナルに「説得力のある音楽性」など世界中から絶賛され、ナチュラル・トランペットによるヘルテルのトランペット協奏曲第3番の世界初録音で一躍有名になったイギリスのヴィルトゥオーゾ・トランペッター、サイモン・デスブルスライスの「イギリスの近現代トランペット協奏曲集」。このイギリスの近現代トランペット協奏曲集のライヴが、BBC1テレビの放映と、BBCラジオ4の放送で、世界中の数百万人に視聴され反響を呼んでいます。協奏曲や管弦楽作品のトランペット・レパートリー探求を続けるデスブルスライスによる世界初録音の協奏曲集は、トランペットの新しいレパートリーを提示します。
SIGCD-404
オマージュ〜スペイン作品集
マラッツ:スペイン・セレナータ
ロドリーゴ:小麦畑にて/ソル:川岸の丘の主題と変奏
ヴィラ=ロボス:スコティッシュ − ショーロ、前奏曲第1番〜第5番
ファリャ:讃歌 「ドビュッシーの墓のために」
トゥリーナ:幻想曲
ナルバエス:皇帝の歌、牛を見張れの主題による変奏曲
リョベート:盗賊の歌、アメリアの遺言
クリストフ・デノート(G)
1993年の第35回パリ国際ギター・コンクールなど数々の受賞歴を誇り、2012年にはウィグモア・ホール、2013年にはBBCプロムスへのデビューを果たした現在のスイスを代表するギタリスト、クリストフ・デノート。ファリャが作曲した「讃歌「ドビュッシーの墓のために」」を軸にリョベートの「アメリアの遺言」やナルバエスの「牛を見張れの主題による変奏曲」など、バラエティ豊かだがどれも外せない名曲を、スイスの名ギタリストの妙技で聴く。
SIGCD-405
スペインとラテン・アメリカのサウンド
アルベニス(トゥルル編):アストゥーリアス
ファリャ:スペイン民謡組曲
モンサルバーチェ:黒人の子守歌
グラナドス:スペイン舞曲第5番「アンダルーサ」
タレガ(リッチ編):アルハンブラの思い出
サビカス:カンピーナ・アンダルーサ
ピアソラ:ブエノスアイレスの四季
セバスチャン・シー=シーレンベルク(Vn)、
ラモン・ルイス(フラメンコ・ギター)、
ソフィア・リソフスカヤ(P)

録音:2013年&2014年
ミャンマー、台湾、シンガポール、マレーシアなど、世界各地を飛び回るイギリスのヴァイオリニスト、セバスチャン・シー=シーレンベルクのスペイン&ラテン・アメリカ・プログラム!
グラナダ生まれで現在イギリスで活躍するフラメンコ・ギタリスト、ラモン・ルイス、6歳でデビューを果たしたモスクワ出身の女流ピニアスト、ソフィア・リソフスカヤとのコラボレーションでは白熱のパフォーマンスが聴けます。
SIGCD-406
コール・ポーター・ソングブック サラ・フォックス(S)、
ジェームズ・バートン(P)

録音:2014年3月20日−22日
イギリスの名ソプラノ、サラ・フォックスの初となるソロ・レコーディングは、ブロードウェイの伝説的ソングライター、コール・ポーターのソングブック。オラトリオやミサ曲などの宗教作品、舞台作品での活躍と同時に、ハロルド・アーレンやアーヴィング・バーリン、ジェローム・カーンなどのスタンダード・ナンバーを歌い続けてきたサラ・フォックスにとってコール・ポーターのナンバーも得意とするレパートリー。"クラシック"のレパートリーの時とは一味違うサラ・フォックスの歌声をたっぷりと。
SIGCD-407
グラズノフ他:チェロ協奏曲集
グラズノフ:コンチェルト・バラータOp.108、
 吟遊詩人の歌Op.71、
 アラビアのメロディOp.20-1
プロコフィエフ:チェロ小協奏曲ト短調Op.132
チャイコフスキー:夜想曲嬰ハ短調
Op.19-4、
 ロココ風の主題による変奏曲イ長調Op.33
ジェイミー・ウォルトン(Vc)、
オッコ・カム(指)ロイヤルPO

録音:2013年3月25日&27日
20世紀イギリスの大チェリスト、ウィリアム・プリースの最後の弟子の1人であり、1712年製のグァルネリ弾きこなすイギリスの実力派チェリスト、ジェイミー・ウォルトン。ブリテン:無伴奏チェロ組曲集(SIGCD-336、SIGDVD 011)に続く今作では、グラズノフ、プロコフィエフ、チャイコフスキーのロシアン・プログラム。指揮を振るは1969年の第1回カラヤン国際指揮者コンクールで優勝し、指揮者としての道を切り開いたフィンランド出身のオッコ・カム。度々来日をしているオッコ・カムは、日本フィルハーモニーSO、読売日本SOなど日本の主要オーケストラとの共演もしています。今回のロシアン・プログラムではロイヤルPOとのコンビでジェイミー・ウォルトンの熱演を盛り上げます。
SIGCD-408
生のさなかにも
バード:死の悲しみがわれをとりまく、天よりの声を聞き
パーソンズ:リベラ・メ・ドミネ、私は日々罪を犯し、われは信ず、わが贖い主は生きたまう
モンディー:Sive vigilem
タヴァナー:慕いこがるるごとく
タリス:ヌンク・ディミッティス
ヘラルデ:Sive vigilem
シェパード:生涯の真中で
コントラプンクトゥス
オーウェン・リース(ディレクター)

録音:2014年1月18日−20日
2014年グラモフォン賞古楽部門賞にノミネートされたコントラプンクトゥスは、オックスフォード・クイーンズ・カレッジの音楽監督であり、スペイン&ポルトガル音楽の研究者としても高名なオーウェン・リースが結成した合唱団。今作では、ルネサンス音楽の作曲家、バードやタリス、シェパードなどを中心にされたプログラム。コントラプンクトゥスの手により、失われたテノール・パートの再構築が行なわれているのもポイントの一つ。
SIGCD-409
アウト・オブ・ダークネス
バード:われは今、戦いに明け暮れたる毎日ゆえ
パーセル:アンセム 「主よ、我らの躓きを思い出さないで下さい」 Z.50
スタンフォード: 汝ら新エルサレムの聖歌隊
ブリテン:祝祭テ・デウムOp.32
マクミラン:主は玉座に就き
タリス:汝等もし我を愛せば
エルガー:オラトリオ 「使徒たち」 Op.49〜「The Spirit of the Lord is upon me」
シェパード:われらを解き放ち救いたまえ、他
ケンブリッジ・ジーザス・カレッジCho
マーク・ウィリアムズ(指)

録音:2014年6月30日&7月3日
15世紀末の1496年に設立されたケンブリッジ大学のジーザス・カレッジの合唱団。2009年に指揮者に就任したマーク・ウィリアムズとのレコーディングは、四旬節と三位一体節のための作品集。イギリスのカレッジ合唱団ならではのプログラム。
SIGCD-410
騎士たちの前進〜イギリスの合唱作品集
パリー:アイ・ワズ・グラッド
ウォルトン:12使徒
ニコ・マーリー:アワー・プレゼント・チャーター(世界初録音)
タヴナー:神の母よ、我はここに立ち
ヴォーン・ウィリアムズ:真理のために勇敢に
ベアストー:ブレスド・シティ、
 ヘヴンリー・サレム
ハイドン:テ・デウム ハ長調
テンプル教会聖歌隊、
ロジャー・セイヤー(指)
グレッグ・モリス(Org)

録音:2014年6月−7月
テンプル騎士団の本拠地としても有名な由緒あるロンドン、テンプル教会の聖歌隊が歌う近代イギリスの合唱作品とハイドンの「テ・デウム」。マグナ・カルタ(大憲章)制定800周年を記念してテンプル教会が委嘱したニコ・マーリー(1981−)の世界初録音となる新作を収録。ニューヨークを拠点に活躍中のニコ・マーリーは、アメリカのコンポーザー=ピアニスト。ジャンルの枠にとらわれない活動から生まれる作品は、世界各地から注目を集めています。
SIGCD-411
デイヴィス:フライト
ヴァイオリンと弦楽のための協奏曲 「フライト」
スカイウォード
ヴァイオリン,ピアノと弦楽のための協奏曲 「ボイジャー」
エアー・ワルツ/エアボーン・ダンス
エピローグ
ケレンツァ・ピーコック(Vn)
LSO、ポール・ベイトマン(指)

録音:2014年2月10日&8月20日
テレビや短編映画音楽を数多く手掛けている、イギリスの作曲家オリヴァー・デイヴィス(1972−)の作品集は全曲世界初録音。ソリストを務めるのは、3歳からヴァイオリンを始め、2年間ナショナル・ユース・オーケストラのメンバーでもあった女流ヴァイオリニストのケレンツァ・ピーコック。ピーコックの透明感のある繊細な音色が、デイヴィスの作品をより鮮明にします。
SSIGCD-412
チルコット:ヨハネ受難曲 ウェルズ大聖堂聖歌隊、
ウェルズ大聖堂オラトリオ・ソサエティ、
ウェルズ大聖堂ヴォランタリー・クワイア、
シャコンヌ・ブラス、
マシュー・オーウェンス(指)
ジョナサン・ヴォーン(Org)、
ローリー・アシュワース(S)、
エド・ライオン(テノール/福音史家)、
ダレン・ジェフリー(Bs-Br/ピラト)、
ニール・デイヴィス(Bs/イエス)、
マシュー・サウター(Va)、
ニック・バロン(ティンパニ)、
リチャード・メイ(Vc)

録音:2014年5月5日−8日、ウェルズ大聖堂(サマセット、イギリス)
バッハに代表される大作曲家たちと同じく、「ヨハネによる福音書」のイエスの受難を題材としたチルコットの「ヨハネ受難曲」。チルコットは自身の「ヨハネ受難曲」の2つの瞑想曲のために13世紀と17世紀のイギリスの詩を選び、さらに5つの賛歌のテキストには新たにオリジナルの旋律を付けるなど、卓越した独創性を発揮してくれています。「レクイエム」に続くチルコットの宗教曲の大作「ヨハネ受難曲」。合唱ファン&関係者要注目!
SIGCD-413
25時〜アデス:室内楽作品集
ピアノ五重奏曲
4つの四重奏曲(世界初録音)
アルカディアーナ
トーマス・アデス(P)、カルダーSQ

録音:2014年4月28日−30日
ベンジャミン・ブリテンの再来とも称されるイギリスの次代を担う作曲家トーマス・アデス(1971−)。
ロサンゼルスを拠点とするカルダーSQによる室内楽作品集では、2001年作曲の「ピアノ五重奏曲」でアデス本人がピアニスとして参加、そして2011年作曲の「4つの四重奏曲」が世界初録音となります。
SIGCD-414
マドリガーレ選集「ドーリの勝利」
イッポーリト・バックージ:ある日、聖なるパレスに
イッポーリト・サビーノ:楽しい気持ちが起きるところで
オラーツィオ・ヴェッキ:すべての風がやみ
ジョヴァンニ・ガブリエーリ:もしも小鳥たちが歌い
アルフォンソ・プレーティ:踊りにおいで、乙女たち
ルーカ・マレンツィオ:優美な乙女と恋する牧人たち
ジョヴァンニ・デ・マック:野をさまよう乙女たち
オラーツィオ・コロンバーニ:ドーリが姿を現し
ジョヴァンニ・カヴァッチョ:ドーリがここに来て
アンニーバレ・スタービレ:西風が戻る間に
パオロ・ボッツィ:美しいブナの木陰で
ティブルティオ・マッサイーノ:花咲く岸辺で
ジョヴァンニ・マッテーオ・アゾラ:緑の海岸で
ジューリオ・エレミータ:海岸はエメラルド色だった
フィリップ・デ・モンテ:澄んだ清流の途中で
ジョヴァンニ・クローチェ:草と花々の間で
ピエトロ・アンドレア・ボニーニ:楽しげな愛らしい娘が
アレッサンドロ・ストリッジョ:乙女と牧人たちだった
ジョヴァンニ・フローリオ:とても薄いヴェール
レオーネ・レオーニ:羊飼いの言葉遣いの
フェリーチェ・アネーリオ:うす暗い洞窟の中で
ガスパーロ・ゼルト:銀色に光る岸辺
ルッジェーロ・ジョヴァンネッリ:おまえが現れた時、ああ優雅で愛しいドーリよ
ガスパーロ・コスタ:この周囲の物陰で
レリオ・ベルターニ:この物陰とそよ風にドーリは
ロドヴィーコ・バルビ:牧人と乙女たちが
ジョヴァンニ・ジャコモ・ガストルディ:澄んだ清流のささやきに
コスタンツォ・ポルタ:朝の曙光の訪れに
ジョヴァンニ・ピエルルイージ・ダ・パレストリーナ:第三天[金星天]から
キングズ・シンガーズ
〔デイヴィッド・ハーリー(C.T)、ティモシー・ウェイン=ライト(C.T)、ポール・フェニックス(T)、クリストファー・ブルーアートン(Br)、クリストファー・ガビタス(Br)、ジョナサン・ハワード(Bs)〕

録音:2013年9月10日−13日、アスコット・プライオリー(バークシャー、イギリス)
「ドーリの勝利」は、1592年にアンジェロ・ガルダーノにより曲集としてまとめられ、ヴェネツィアの貴族レオナルド・サヌードに献呈、出版が行われたマドリガーレ選集。ヴェッキ、ガブリエリ、マレンツィオ、ストリッジョ、アネリオ、そしてパレストリーナなど、イタリア・ルネサンス時代を代表する29人の巨匠たちの傑作が収められた、音楽史的観点からも重要なマドリガーレ集なのです。イギリス・ルネサンス時代の「オリアーナの勝利」(SIGCD-082)で見事な演奏を聴かせてくれたキングズ・シンガーズ。イタリアのマドリガーレ選集「ドーリの勝利」でも、イギリスが誇るア・カペラ界の王様たちが、素晴らしきハーモニーを披露してくれることでしょう。
SIGCD-415
ウィリアム・ハミルトン・バード編:オリエンタル・ミセラニー〜ヒンドゥスタンのアリア
ウィリアム・ハミルトン・バード:チェンバロとフルートのための
ジェーン・チャップマン(Cemb)、
ユ=ウェイ・フー(バロック・Fl)
1789年にカルカッタで、1805年頃にエジンバラで出版され、英領インドの初代総督ウォーレン・ヘースティングズに献呈された「オリエンタル・ミセラニー(The Oriental Miscellany)」。
ウィリアム・ハミルトン・バード(fl.1780−c.1800)が、インドの歌、旋律を西洋の楽器のために編曲した18世紀末の貴重かつ重要な曲集です。
SIGCD-416
ソリ〜無伴奏ヴァイオリン作品集
バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ. Sz.117
ベンジャミン:無伴奏ヴァイオリンのための3つの小品
カーター:無伴奏ヴァイオリンのための「4つの賛美」より 第1番、第2番
ペンデレツキ:カデンツァ
クルターク:6つの小品
タムシン・ウェーリー=コーエン(Vn)

録音:2014年9月20日−22日、メニューイン・ホール(イギリス)
自身初の無伴奏プログラムを、バルトークの「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ」をスタートとして1944年以降に作曲された、ベンジャミン、カーター、ペンデレツキ、クルタークという近現代作品で組んだウェーリー=コーエン。これまでにトルステン・ラッシュやジョゼフ・フィブス、リチャード・コーストンなどの新作初演を行うなど、現代作品の演奏にも積極的に取り組んできた英国の美しき名手が、銘器と研ぎ澄まされた感性で、1944年以降の無伴奏作品が持つ奥深き魅力を描き出す――。
SIGCD-417
パーセル:歌劇「ディドとエネアス」 アルモニコ・コンソート、クリストファー・モンクス(チェンバロ&音楽監督)、
エリン・マナハン・トーマス(ベリンダ)、
レイチェル・ロイド(ディド)、
ロバート・デイヴィス(エネアス)、
ロデリック・モリス(魔法使い)、
エロイーズ・アーヴィング(第1の魔女)、
ジェニー・ハーパー(第2の魔女)、
マイルズ・ゴールディング(水夫)

録音:2014年10月20日−21日
2001年にクリストファー・モンクスによって結成されたイギリスのピリオド・アンサンブル、アルモニコ・コンソート。変幻自在の編成、スタイルによってルネサンス、バロックから古典派と様々なレパートリーを奏でるアルモニコ・コンソートが、イギリス・バロックの巨匠パーセルの室内オペラ「ディドとエネアス」をレコーディング。英国の歌姫、エリン・マナハン・トーマスがベリンダ役を歌うなど、充実のソリスト陣も魅力的。
SIGCD-418
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲第4番ニ長調 Op.83
弦楽四重奏曲第8番ハ短調 Op.110
弦楽四重奏曲第11番ヘ短調 Op.122
カルドゥッチSQ
ドミトリー・ショスタコーヴィチ(1906−1975)没後40周年を記念し、弦楽四重奏曲全15曲の演奏プロジェクトをスタートさせるカルドゥッチSQ。今回は、ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲でも重要な4番、8番、11番の3作品を収録。演奏は、2011年のロイヤル・ミュージック・ソサエティ・アウォードにノミネートされるなど、イギリスの新鋭クヮルテットとして注目を集めているカルドゥッチSQ。特に近現代作品の演奏への評価は非常に高い。
SIGCD-419
ペルセポネの声
ドニゼッティ:歌劇「シャモニーのリンダ」〜ああ、遅すぎたわ
プーランク:歌劇「人間の声」〜君は正しい
メサジェ:歌劇「フォルトゥニオ」〜すべてが暗く
プッチーニ:歌劇「つばめ」〜お金!
マスネ:歌劇「マノン」〜私が女王のように町を行くと
リムスキー=コリサコフ:歌劇「雪娘」〜雪娘のアリア
ヴェルディ:歌劇「リゴレット」〜グァルティエル・マルデ
 歌劇「リゴレット」〜お父さま!
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」〜スザンナは来ないかしら
ロッシーニ:歌劇「セビリアの理髪師」〜今の歌声は
ヴェルディ:歌劇「リゴレット」〜あの空の彼方から
イローナ・ドムニチ(S)、
レオ・ヌッチ(Br)、
サイモン・オーヴァー(指)
サウスバンク・シンフォニア

録音:2014年8月18日−20日
名教師ヴェラ・ローサにその才能を見いだされてピアニストからソプラノへと転向し、一挙に脚光を浴びる存在となった"ライジング・オペラ・スター"イローナ・ドムニチのシグナム・クラシックス・デビュー・タイトル。イローナ・ドムニチが歌うオペラ・アリア、そしてイタリアのレジェンド、レオ・ヌッチとの共演は、オペラ&声楽ファン要チェック。
SIGCD-420
トッド:ファミリー・オペラ「不思議の国のアリス」 オペラ・ホランド・パーク、
マシュー・ウォルドレン(指)
代表作のジャズ・ミサ曲「青のミサ」で合唱関係者を中心にお馴染みのウィル・トッド(1970−)が手掛けた"オペラ版"の「不思議の国のアリス」。トッドが原作者ルイス・キャロルへのオマージュと語る「不思議の国のアリス」は、委嘱元であるこのオペラ・ホランド・パークの演奏が世界初録音となります。"オペラ"へと生まれ変わった「不思議の国のアリス」。その全容は果たして・・・!?
SIGCD-421
ウィアー:嵐〜合唱作品集
地球の果てから
マニフィカトとヌンク・ディミッティス
エル・シッドのミサ
ソング・サング・トゥルー/嵐(ストーム)
デイヴィッド・ヒル(指)
BBCシンガーズ、
テンプル教会聖歌隊、エンデュミオン

録音:2014年
英国合唱界の名匠デイヴィッド・ヒルとBBCシンガーズ、テンプル教会合唱団の強力コンビによる、女流作曲家として初めて「女王の音楽師範(Master of Queen's Music)」に任命されたジュディス・ウィアー(1954−)の合唱作品集。
BBCシンガーズと教会聖歌隊、コンテンポラリー・アンサンブルの共演で、「女王の音楽師範」の作品の醍醐味をじっくりと。
SIGCD-422(2CD)
チルコット:環境カンタータ「アングリー・プラネット(怒れる地球)」(The Angry Planet)
世界を変えた5つの日(Five Days that Changed the World)
春の奇跡(THe Miracle of Spring)
BBCシンガーズ、
デイヴィッド・ヒル(指)
バッハ・クワイアー、ヤング・シンガーズ、
ロンドン・ユースCho
フィンチリー・チルドレンズ・ミュージック・グループ

録音:2015年1月10日&2月7日、BBCスタジオ(ロンドン)
いま世界の合唱シーンで最も活発な活動を繰り広げているイギリスの作曲家ボブ・チルコット(1955−)。続々と大ヒット作品を生み出し、日本でもさらに人気、知名度が高まっているチルコットの「環境」という壮大なテーマを題材としたカンタータ「アングリー・プラネット」は、バッハ・クワイアーからの委嘱によって作曲され、2012年のBBCプロムスで初演された作品。4部から成る「アングリー・プラネット」は、児童合唱団、室内合唱団、2つの混声合唱団を要するテーマ、規模ともに壮大なスケールを誇る大作です。印刷技術の発明、奴隷制度の廃止、世界初の人力飛行、ペニシリンの発見、人類初の宇宙飛行という5つの歴史的出来事を表現した「世界を変えた5つの日」、名門オックスフォード・モードリン・カレッジ合唱団のために書かれた「春の奇跡」を含む3作品は、どれもチルコット・ファン、合唱関係者必聴!
SIGCD-423
イタリアのヘンデル Vol.1
ヘンデル:グローリア
パッサカリア(歌劇「ロドリーゴ」HWV.5への序曲より)
なんてすてきな喜び(歌劇「アグリッピーナ」HWV.6より)
ソナタ.ト長調 HWV.579
平和に敵対する思考は(オラトリオ「時と悟りの勝利」HWV.46aより)
カンタータ「穹窿のごとく天はおおい」HWV.98
ソフィー・ベヴァン(S)、
メアリー・ベヴァン(S)、
ベンジャミン・ベヴァン(Bs)、
ロンドン・アーリー・オペラ、
ブリジット・カニンガム(指)
イギリスの女流チェンバリストでありオペラ指揮者、音楽学者のブリジット・カニンガムが率いるロンドン・アーリー・オペラと共演するソリストたちは、ソフィーとメアリー、ベンジャミンの"ベヴァン・ファミリー"。急速に評価を高めている英国のソプラノ姉妹ソフィー・ベヴァンとメアリー・ベヴァン、そして叔父のベンジャミン・ベヴァンが歌うヘンデルは、"ベヴァン・ファミリー"の名声をさらに高めてくれるに違いない。「ボクソールのヘンデル」や「アイルランドのヘンデル」も予定されているというこの「ヘンデル・プロジェクト」。要注目!
SIGCD-424
ヴェナブルズ:セヴァーン川の歌 Op.43
パイン・ボウ・パスト・ミュージック Op.39
弦楽四重奏伴奏による歌曲集(Op.28-1, Op.15, Op.31-3, Op.41-2)
ピアノ伴奏による歌曲集(Op.33-5, Op.6, Op.33-6, Op.22-3, Op.41-1)
ロデリック・ウィリアムズ(Br)、
カルドゥッチSQ、グレアム・J・ロイド(P)

録音:2014年12月
リヴァプール出身で現代のイギリス歌曲を代表する作曲家イアン・ヴェナブルズ(1955−)。19〜20世紀から続くイギリス歌曲の歴史を時代へと繋ぐヴェナブルズは、同世代で最も優れた歌曲作曲家の1人として高く評価されています。ヴェナブルズの歌曲を歌うのは、バリトンのロデリック・ウィリアムズ。その存在感に期待したいところ。
SIGCD-425
ジェームズ・ローズ〜インサイド・トラックス
バッハ(ジロティ編):前奏曲ロ短調
バッハ:フランス組曲第5番〜アルマンド、パルティータ第6番ホ短調〜トッカータ
ラフマニノフ:前奏曲嬰ハ短調 Op.3-2
バッハ:トッカータ、アダージョとフーガ〜インテルメッツォ(アダージョ)
バッハ(ブゾーニ編):シャコンヌ
バッハ:パルティータ変ロ長調 BWV.825〜プレリュード
バッハ(マルチェッロ編):アダージョ
ショパン:スケルツォ第2番変ロ短調 Op.31
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第27番ホ短調 Op.90より
ショパン:練習曲第12番ハ短調 Op.25 前奏曲第4番ホ短調 Op.28「ラルゴ」
グルック(ズガンバーティ編):「オルフェオとエウリディーチェ」〜メロディ
ジェームズ・ローズ(P)
不遇と困難の幼少期を過ごし、完全な独自の世界を創り出した異色のピアニスト、ジェームズ・ローズ。時には鋭く、時には内向的に奏でられていくピアノは、まさにジェームズ・ローズのみの世界。この「インサイド・トラックス」は、過去6年間のレコーディングの中からローズ自らが選んだベスト・アルバム。

SIGCD-426
スクリャービン&ムソルグスキー
スクリャービン:ピアノ・ソナタ第3番嬰へ短調 Op.23、
 練習曲 Op.2-1、
 前奏曲嬰ハ短調 Op.9-1
ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」
ムソルグスキー(チェルノフ&バックス編):はげ山の一夜
アレッシオ・バックス(P)

録音:2015年1月23日−27日、ブリテン・スタジオ(スネイプ・モールティングス、イギリス)
2014年の「東京・春・音楽祭」でも絶賛されたムソルグスキーの「展覧会の絵」は、世界各国のコンサートで弾き続けてきたアレッシオ・バックスの十八番中の十八番。
まさに今回のスクリャービン&ラフマニノフは、アレッシオ・バックスにとって満を持してのレコーディングとなります。アレッシオ・バックスの両手が描く壮大なる「展覧会の絵」。その演奏と色彩感に要注目。
SIGCD-427
フォーレ:歌曲全集Vol.1
蝶々と花 Op.1-1/5月 Op.1-2/ある日の詩 Op.21/リディア Op.4-2/悲しみ Op.6-2/ある僧院の廃墟で Op.2-1/旅人 Op.18-2/トスカナのセレナード Op.3-2/ゆりかご Op.23-1/漁師の歌 Op.4-1/ヴォカリーズ(第29番)/シルヴィ Op.6-3/夢のあとで Op.7-1/ヴォカリーズ(第20番)/明け方 Op.39-1/捨てられた花 Op.39-2/アルペッジョ Op.76-2/水夫たち Op.2-2/歌を教える仙女 Op.27-2/ネル Op.18-1/5つのヴェネツィアの歌 Op.58/閉じられた庭 Op.106
ローナ・アンダーソン(S)、
ナイジェル・クリフ(Br)、
アン・マレー(Ms)、
ジョン・チェスト(Br)、
イエスティン・デイヴィス(C.T)
ベン・ジョンソン(T)、
ジャニス・ケリー(S)、
ジョアン・ロジャース(S)、
マルコム・マルティヌー(P)

録音:2012年6月−2015年5月
イギリスの名ピアニスト、マルコム・マルティヌーのリードによるフランス歌曲シリーズ。完結を迎えたプーランクの歌曲全集に続く新シリーズは「ガブリエル・フォーレ」!アン・マレーやイエスティン・デイヴィス、ジョアン・ロジャースなど、世界有数の名歌手たちが歌うフォーレの歌曲はまさに絶品。
SIGCD-428
ヴォクソールのヘンデル Vol.1
ヘンデル:「エイシスとガラテア」HWV.49より シンフォニア
モールト:ジョン・ウォーガンとヘンデルの形式によるオルガン即興曲
ヘンデル:オルガン協奏曲変ロ長調 Op.4-2, HWV.290
ヘンデル:「エイシスとガラテア」HWV.49より 緑の野原も木々の茂った山々も
アーン:牧歌
ヘンデル:「サウル」HWV.53より 死の行進
ヘンデル:忠告
 憂鬱な妖精
ヘブデン:弦楽のための協奏曲第1番イ長調
ヘンデル:「快活の人、沈思の人、中庸の人」HWV.55より 暁が夜に忍び込み
ロンドン・アーリー・オペラ、
ブリジット・カニンガム(指)
ダニエル・モールト(Org)、
ソフィー・ベヴァン(S)、
エレノア・デニス(S)、
カースティ・ホプキンス(S)、
チャールズ・マクドゥーガル(T)、
グレッグ・タッセル(T)、
ベンジャミン・ベヴァン(Br)

録音:2012年5月7日−9日
ベヴァン姉妹、ベンジャミン・ベヴァンをソリストとして起用した「イタリアのヘンデルVol.1」(SIGCD-423)に続くロンドン・アーリー・オペラのシグナム(Signum Classics)第2弾!ヘンデルの熱烈な支持者だったジョナサン・タイヤーズが所有していたヴォクソール・ガーデンズで開催された音楽会の再現を目指した好企画。前作に続きソフィー・ベヴァン、ベンジャミン・ベヴァンが参加するなど、ソリストは今回も実力派揃い。
SIGCD-429
岩上の羊飼い
ブラームス:スケルツォ(F.A.E.ソナタより)、
 乙女の歌
ショパン:夜想曲第2番変ホ長調 Op.9、
 序奏と華麗なるポロネーズ
シューベルト:岩上の羊飼い、
 アヴェ・マリア
シューマン:幻想小曲集
R・シュトラウス:朝、アルプホルン
ジュリアン・ブリス(Cl)、
アイリッシュ・タイナン(S)、
クリストファー・グリン(P)

録音:2013年9月
神童から天才へと進化を遂げたクラリネッティスト、ジュリアン・ブリスと、アイルランド出身の名ソプラノ、アイリッシュ・タイナン、評価急上昇中のピアニスト、クリストファー・グリンの共演。ロマン派の声楽と室内楽作品集、中でも、3人の名手たちの妙技が繰り広げるシューベルト最晩年の傑作「岩上の羊飼い」が聴きどころ。

SIGCD-430
ブラームス&ブルックナー:モテット集
ブルックナー:エクアーレ第1番、
 エサイの杖は芽を出し、
 見よ大いなる司祭、キ
 リストはわれらのために、
 この場所は神が作り給う
ブラームス:祝辞と格言 Op.109
ブルックナー:正しい者の口は
ブラームス:アヴェ・マリア Op.12、
 麗しきあなたの住まい(ドイツ・レクイエムより)
ブルックナー:アヴェ・マリア、
 あなたはことごとく美しく
ブラームス:3つのモテット Op.110、
 宗教的な歌曲 Op.30
ブルックナー:エクアーレ第2番
テネブレ、ナイジェル・ショート(指)
1994年から2000年までキングズ・シンガーズのメンバーとして活躍したナイジェル・ショートが主宰する合唱団テネブレ。ナイジェル・ショートと共に急速に存在感を高め、合唱王国イギリスにおける屈指の団体としてその地位を不動のものとしています。中世、ルネサンスの教会音楽から新作の委嘱初演まで幅広いレパートリーを誇るテネブレが歌う、ブルックナーとブラームスの「モテット」。この19世紀ドイツとオーストリアの巨匠たちの「モテット」は、テネブレの代名詞となるに違いない。

SIGCD-431
ブルックナー:交響曲第9番(ノヴァーク版) クリストフ・フォン・ドホナーニ(指)
フィルハーモニアO

録音(ライヴ):2014年8月7日、祝祭大劇場(ザルツブルク、オーストリア)
1988年に当時の手兵クリーヴランドOを振り、ブルックナーの「交響曲第9番」をレコーディングしているドホナーニ。
ドホナーニにとって85歳のバースデー・シーズンの幕開けとなった2014年のザルツブルク音楽祭のライヴ・レコーディングでは、約25年という歳月を経て、円熟の境地に達した巨匠の至芸と解釈!
SIGCD-432
シマノフスキ&アーン〜ヴァイオリンとピアノのための作品集
シマノフスキ:ヴァイオリン・ソナタ.ニ短調 Op.9
アーン:ロマンス.イ長調、
 ヴァイオリン・ソナタ.ハ長調、
 夜想曲 変ホ長調
シマノフスキ:夜想曲とタランテラ Op.28
タムシン・ウェーリー=コーエン(Vn)
ヒュー・ワトキンス(P)


録音:2015年4月1日−3日、サフラン・ホール(サフラン・ウェルデン、エセックス、イギリス)
ウェーリー=コーエンが1721年製のストラディヴァリウス「ex-Fenyves」を手に、シマノフスキとアーン、そして20世紀前半のポーランドとフランスにおける"ヴァイオリンのための音楽"のコントラストを濃密に奏でてゆきます。1986年ロンドン出身のタムシン・ウェーリー=コーエンは、英国王立音楽大学でイツァーク・ラシュコフスキーにヴァイオリンを師事。オーケストラ・オヴ・ザ・スワンのアーティスト・イン・レジデンスなどを務め、新たに2016-17年シーズンのECHOライジング・スター・アーティストに選出されるなど、世界各地から注目を集める才女です。

SIGCD-433(2CD)
モーツァルト:歌劇「羊飼いの王様」K.208 クラシカル・オペラ、イアン・ペイジ(指)
ジョン・マーク・エインズリー(T)、
サラ・フォックス(S)、
アイリッシュ・タイナン(S)、
アンナ・デヴィン(S)、
ベンジャミン・ヒューレット(T)

録音:2014年7月
今、イギリスで最もエキサイティングと称されるピリオド楽器使用のオペラ・カンパニー、イアン・ペイジ率いるクラシカル・オペラ。モーツァルトのオペラの全曲録音完成を目指すクラシカル・オペラが新たに取り上げたのは、1775年、若き日の秀作「羊飼いの王様」!ジョン・マーク・エインズリーを筆頭に、サラ・フォックスやアイリッシュ・タイナンなど、歌手陣の充実振りも大きな魅力。
SIGCD-434
ハイドン:交響曲集
交響曲第52番ハ短調
交響曲第53番ニ長調「帝国」
交響曲第59番イ長調「火事」
レベッカ・ミラー(指)
ロイヤル・ノーザン・シンフォニア
OAEとの共演で洗練されたC.P.E.バッハのシンフォニア集(SIGCD-395)を聴かせてくれた目下絶好調中の女流指揮者、レベッカ・ミラーが、ニューカッスルを本拠とする名門室内オーケストラ、ロイヤル・ノーザン・シンフォニアを振って、ハイドンの50番台の交響曲3曲を披露。第4回エドゥアルド・マータ国際指揮者コンクールで第1位に輝いたタクト捌きが、さらにレベッカ・ミラーの評価を高めること必至!
SIGCD-435
アクセル!〜バッハ、ヘンデルとモーツァルトのアリア集
バッハ:全地よ, 神に向かいて歓呼せよ BWV.51、
 私の信仰厚い心 BWV.68
ヘンデル:「ヨシュア」HWV.64〜Happy, oh thrice happy we、
 「アルチーナ」HWV.34〜Chi m'insegna il caro padre?、
 Barbara! io ben lo so、
 「リナルド」HWV.7〜私を泣かせてください
バッハ:「ヨハネ受難曲」BWV.245〜われもまた汝に従い行かん
ヘンデル:アン女王の誕生日のための頌歌 HWV.74
バッハ:御身がそばにあるならば BWV.508
ヘンデル:「メサイア」HWV.56〜How beautiful are the feet of Them、
 Thou art gone up on high、
 「サムソン」HWV.57〜Let the bright Seraphim in burning row
バッハ:マニフィカト ニ長調 BWV.243〜そのはしための卑しきをも、
 「破れ、砕け、壊て」BWV.205〜Angenehmer Zephyrus
ヘンデル:「ヨシュア」HWV.64〜Oh! Had I Jubal's lyre
モーツァルト:「フィガロの結婚」K.492〜Voi, che sapete che cosa e amor、
 Non so piu cosa son, cosa faccio、
 「踊れ、喜べ、幸いなる魂よ」K.165〜アレルヤ
アクセル・リクヴィン(トレブル)、
ナイジェル・ショート(指)
エイジ・オヴ・インライトゥメントO

録音:2016年1月17日−20日、聖オーガスティン教会(キルバーン、ロンドン)
2003年生まれのノルウェーのボーイ・ソプラノ、アクセル・リクヴィンがナイジェル・ショート&エイジ・オヴ・インライトゥメントOとの共演でデビュー!ノルウェー・ナショナル・オペラ&バレエの少年合唱団、オスロ大聖堂の少年聖歌隊で神童ぶりを発揮し、一躍注目を集めたアクセル・リクヴィン。ナイジェル・ショート&OAEという心強いパートナーに支えられ、バッハ、ヘンデル、そしてモーツァルトの名旋律が純真無垢の歌声で響きます。
SIGCD-436
見えない星〜スコットランドとアイルランドの合唱作品集
グレアム:子守歌
アイルランド民謡(アーリー編):別れの杯
アイルランド民謡(アーリー編):モ・ギレ・マー
スコットランド民謡(アーリー編):スカイ・ボート・ソング
アイルランド民謡(アーリー編):シ・ド・マモーイ
ウィーラン:太陽と月と星
アイルランド民謡(アーリー編):ガルテンマザーの子守歌
アイルランド民謡(マクグリン編):シューリ・ルゥ
アーリー:彼は天国の布を望む
アントニーニ:戦争と平和
アイルランド民謡(アーリー編):あなたの黒い髪
グレアム(アーリー編):孤児の少女
スコットランド民謡(アーリー編):スカイ・ボート・ソング
ユニバーシティ・カレッジ・ダブリンCho
デスモンド・アーリー(指)

録音:2014年−2015年
アイルランドを代表するカレッジ・クワイア、ユニバーシティ・カレッジ・ダブリン合唱団(UCD)のシグナム・デビュー・アルバムは、"アイルランド"と"スコットランド"の伝承曲の合唱版がメイン。アイルランド民謡とスコットランド民謡が、音楽監督デスモンド・アーリーの優れたアレンジと、UCD合唱団のハーモニーによって美しく響く。合唱ファンはもちろんのこと、アイルランド、スコットランドの伝統音楽のファンにもおススメしたいアルバム。
SIGCD-437
シーズンズ〜オリヴァー・デイヴィス&アントニオ・ヴィヴァルディ
デイヴィス:アンノ(1年)
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」
デイヴィス:アンノ・エピローグ
ケレンザ・ピーコック(Vn)、
グレース・デイヴィッドソン(S)、
トラファルガー・シンフォニア、
アイヴァー・セッターフィールド(指)

録音:2015年3月
イギリスの若手作曲家オリヴァー・デイヴィス(1972−)と赤毛の司祭アントニオ・ヴィヴァルディ(1678−1741)。数世紀の時を経てリンクする「2つの四季」。年間の春夏秋冬を表したデイヴィスの「アンノ」ではザ・シックスティーンのソプラノ、グレース・デイヴィッドソン、ヴィヴァルディの「四季」ではパヴァオSQを牽引してきたヴァイオリニスト、ケレンザ・ピーコックが、それぞれの作品の醍醐味を伝えてくれます。
SIGCD-438(2CD)
ウィドール:独奏オルガン作品集
ラテン組曲/3つの新しい小品 Op.87
バッハの思い出/アメリカ行進曲
四月物語 第6曲:結婚行進曲
ジョセフ・ノーラン(Org)
使用楽器:リヨン、サン・フランソワ・ド・サル教会のカヴァイエ=コル・オルガン&トゥールーズ、サン=セルナン聖堂のカヴァイエ=コル・オルガン

録音:2013年4月29日−5月1日&2014年5月25日−27日
フランス・オルガン界の大家、シャルル=マリー・ウィドールのオルガン交響曲全集(全5巻)を完成させ国際的に高く評価されているジョセフ・ノーランが、新たにウィドールのオルガン独奏作品集もリリース!セント・ジョージ大聖堂のオルガニスト&楽長を務め、2016年4月には誉れ高きフランスの芸術文化勲章「シュヴァリエ(騎士)」を受勲した名オルガニストが弾く格別のウィドールです。
SIGCD-439
ミラのための子守歌〜ピアノのための小品集
グリーグ:抒情組曲 Op.54〜夜想曲
ラフマニノフ:前奏曲第4番ニ長調 Op.23
バッハ(ジロティ編):管弦楽組曲第3番ニ長調 BWV.1068〜アリア
バッハ(ジロティ編):フルート・ソナタ変ホ長調 BWV.1031〜シチリアーノ
バッハ(ペトリ編):楽しき狩こそわが悦び BWV.208
ブラームス:間奏曲イ長調 Op.76-6
 ワルツ第15番イ長調 Op.39*
 ワルツ第2番ホ長調 Op.39*
ラフマニノフ(バックス編):ヴォカリーズ Op.34-14
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番「月光」〜アレグレット
バッハ(バックス編):鍵盤楽器のための協奏曲ヘ短調 BWV.1056〜ラルゴ
ブラームス:間奏曲変イ長調 Op.76-3
バッハ(ゴドフスキー編):ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調 BWV.1001〜シチリアーノ
バッハ(ジロティ編):ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調 BWV.1003〜アンダンテ
スクリャービン:左手のための前奏曲 Op.9-1
ラフマニノフ:前奏曲変ト長調 Op.23-10〜ラルゴ
モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番〜=ラルゲット+
アレッシオ・バックス(P)、
ルシル・チョン(P)*、
サイモン・オーヴァー(指)+、
サウスバンク・シンフォニア+
イタリアが世界に誇るピアノの貴公子アレッシオ・バックス。この「ミラのための子守歌」は、2014年5月に誕生した愛娘ミラに贈る珠玉のピアノ小品集。2015年1月に新たに録音されたグリーグの夜想曲を含む、アレッシオ・バックスの愛情にあふれたベスト・アルバムの登場です。

SIGCD-440
一羽の歌う鳥
ヘッド:雪の鳥
カーペンター:愛の食べ物
ヘッド:ファニー・フェロー、
 アルカディアの船、
 ベツレヘムへの小さな道、
 ロビンのキャロル、
 星のキャンドル、アヴェ・マリア
ジョンストン:ボニー・ウィー・シング、
 麦の穂をゆらす風
ディーズリー:サーカス
カレン・カーギル(Ms)、
フィリップ・ムーア(P)、
クリストファー・ベル(指)
NYCoSナショナル女声Cho

録音:2015年5月10日−8日
近現代イギリスの作曲家たち、マイケル・ヘッド(1900−1976)、ゲーリー・カーペンター(1951−)、ケン・ジョンストン(1962−)、スティーヴン・ディーズリー(1969−)の歌曲集。マーラー夫妻の歌曲集(CKD 453)やティチアーティとの共演でのベルリオーズ(CKD 421)での名唱が記憶に新しいスコットランドのメゾ、カレン・カーギルの参加も大きな魅力。
SIGCD-441
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 Op.23
組曲「くるみ割り人形」(プレトニョフ編)
アレクサンドラ・ダリエスク(P)、
ダレル・アン(指)ロイヤルPO

録音:2014年8月2日、ヘンリー・ウッド・ホール&2016年6月22日、オール・セインツ教会
コンセルトヘボウ、ロイヤル・アルバート・ホール、カーネギー・ホールへのデビューを果たし、アンドラーシュ・シフから高く評価されたルーマニア出身の女流ピアニスト、アレクサンドラ・ダリエスクのシグナム・クラシックス(Signum Classics)第1弾となるチャイコフスキー・プログラム!2007年の第50回ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝を果たしたシンガポール出身の指揮者ダレル・アンとの共演による「ピアノ協奏曲第1番」では、将来を嘱望される若き音楽家たちの才能と閃きに期待が高まる。
SIGCD-442
タヴナー:ミサ・ウェレンシス
主の祈り/愛はようこそと言った
祈りと応唱(第1部/世界初録音)
詩篇121番
マニフィカトとヌンク・ディミティス「コレギウム・レガーレ」
祈りと応唱(第2部/世界初録音)
アテネのための歌
プライヤー・フォー・ザ・ヒーリング・オブ・ザ・シック
ゼイ・アー・オール・ゴーン・イントゥ・ザ・ワールド・オブ・ライト(世界初録音)
ウェルズ大聖堂聖歌隊、
マシュー・オーウェンス(指)

録音:2015年4月29日−30日&5月6日−7日、ウェルズ大聖堂(イギリス)
イギリスの神秘主義者、ジョン・タヴナー(1944−2013)のミサ曲を中心とした、世界初録音を含む宗教合唱作品集。マシュー・オーウェンスが指揮するウェルス大聖堂聖歌隊は、ボブ・チルコットやジェフリー・バーゴンなどイギリスの近現代作品を得意としており、中でもチルコットの「レクイエム」と「ヨハネ受難曲」は、それぞれの作品の代表盤として高い評価を受け続けています。
SIGCD-443(2CD)
月の歌
ワーロック:夜
ブラームス:夜に Op.112-2、
 戸口で Op.28-2、なまぬるい風 Op.57-8、
 恋人を訪ねて Op.31-3、
 ヴァルプルギスの夜 Op.75-4、
 セレナード Op.106-1、夕べ Op.64-2、
 むなしいセレナード Op.84-4
シューマン:窓の下で Op.34-3、
 月の夜 Op.39-5、
 2つのヴェネツィアの歌 Op.25、
 蓮の花 Op.25-7、夜に Op.74-4
バーバー:夜想曲 Op.13-4
マコンキー:太陽、月と星
シュルツ:月の光 Op.83-1
モンポウ:あなたの上には花ばかり
サン=サーンス:ギターとマンドリン
ドビュッシー:まぼろし
ショーソン:夜 Op.11-1
アーン:恍惚の時
デュパルク:フルート
マスネ:やさしくも深き心の
フォーレ:月の光 Op.46-2、
 黄金の涙 Op.72、タランテラ Op.10-2
ミルテ・アンサンブル〔メアリー・ベヴァン(S)、アラン・クレイトン(T)、クララ・モウリツ(Ms)、マーカス・ファーンスワース(Br)、ジョゼフ・ミドルトン(P)〕

録音:2015年5月
ソフィー・ベヴァンやアラン・クレイトンなど、声楽界のライジング・スターたちが集い結成されたヴォーカル・アンサンブル、「ミルテ・アンサンブル」のデビュー・レコーディング!トーマス・アレン、マルコム・マルティヌー、リチャード・ストークスがパトロンとして名を連ねるなど、ミルテ・アンサンブルの名声と評価はイギリスを中心に急上昇中!その歌声はもちろんのこと、グレアム・ジョンソンの系譜に連なる期待の名手、ジョゼフ・ミドルトンのピアノも見事。
SIGCD-444
アンダルシアの夜想曲
パロモ:アンダルシアの夜想曲
ロドリーゴ:アランフェス協奏曲
マラッツ:スペイン風セレナータ(デノート編曲によるオーケストラ伴奏版)
クリストフ・デノート(G)、
ヘスス・ロペス=コボス(指)LSO

録音:2015年6月26日−27日&7月11日−12日、アビー・ロード・スタジオ(ロンドン)
スイス、バーゼル出身のの名ギタリスト、クリストフ・デノートのシグナム・クラシックス(Signum Classics)第3弾は、スペインの名匠ヘスス・ロペス=コボスとLSOとの共演、アビー・ロード・スタジオでの録音による、情熱のスパニッシュ・アルバム!名曲中の名曲であるロドリーゴの「アランフェス協奏曲」、アンダルシア州コルドバ出身のロレンソ・パロモの大作「アンダルシアの夜想曲」、そしてデノート自らのオーケストレーションによるホアキン・マラッツの「スペイン風セレナータ」という、ギター・ファン、スペイン音楽ファン必聴のプログラム。まさに渾身のスパニッシュ・アルバム。デノートのハイ・パフォーマンスに期待が高まります!
SIGCD-445
タイム・アンド・イッツ・パッシング
タヴナー:オー・ドゥ・ノット・ムーヴ
タリス:Thou Wast, O God, and Thou Wast Blest
ジャクソン:朝へ
チャップマン:三羽のカラス
ペルト:ヌンク・ディミティス
フィンジ:急げ、我が喜びよ
コダーイ:夕べの歌
ペルト:彼は誰々の息子だった
バード:汝は汝の神なる主を愛さん
ギボンズ:いったい人生とは?
レックネル:オジマンディアス
クラフト:これらの時間
レイ:ヘンリー6世の祈り
ハウエルズ:時間とはそのようなもの
ロワース:イヴニング・ウォッチ
タリス:ミゼレーレ
パリー:優しい声がやむとき
ビクトリア:永遠の光
バッハ:聖霊によりて
ロドルファスCho
ラルフ・オールウッド(指)

録音:2015年7月
ロドルファス合唱団は、イギリスのイートン・カレッジで26年間に渡り音楽監督を務めた英国合唱楽壇の重鎮ラルフ・オールウッドが、イートン・コーラル・コースのメンバーから選抜した歌手たちで構成される混声合唱団。タリスやバード、ハウエルズ、タヴナー、ジャクソンなどの英国の作曲家たちや、コダーイ、ペルトなど、500年に渡るヨーロッパの合唱の歴史をたどるプログラム。
SIGCD-446
16世紀〜20世紀イギリスの合唱作品集
ラドクリフ:我が心の中の神
ベアストウ:我らを守りたまえ、おお主よ
シェパード:主よ、あなたの御手に
ロドニー・ベネット:夕暮れの歌
バード:ミゼレーレ
ジャクソン:天空の創造主
L・バークリー:主は我が羊飼い
ホワイト:キリストよ、光にして日なる方よ
バルフォア・ガーディナー:夕べの賛歌
ウッド:喜びの光をたたえ
ギボンズ:見よ、あなたは私の日を束の間とされ
ホルスト:イヴニング・ウォッチ
タヴァナー:主の祈り
ハリス:神なる主よ、我らを導きたまえ
ブライズマン:平穏の内に
ムーア:夕べの祈り/タリス:ミゼレーレ
ベアストウ:祝福されし都市
ケンブリッジ・ジーザス・カレッジCho
マーク・ウィリアムズ(指)

録音:2015年6月29日−7月2日
15世紀末の1496年に設立され長い歴史を持つ、ケンブリッジ大学ジーザス・カレッジの合唱団。テーマに基づく充実のプログラムを発表している同合唱団の5枚目となるレコーディングは、16世紀から20世紀のイギリスにおける合唱音楽の歴史。タリスやバード、タヴァナーはもちろんのこと、イギリスの近現代作曲家たちの作品に対する選曲眼が特筆もの。イギリスの合唱史のハイライトが表現されたプログラムです
SIGCD-447
グリーンスリーヴス〜イギリス諸島の民謡集
伝承曲(ウェッバー編):リサ・ラン
スタンフォード:青い鳥/伝承曲(ウェッバー編):私の愛するリー川の土手で
伝承曲(ヤング編):あの娘は市場を抜けていった
ピアソール:花輪を飾れ
伝承曲(ウェッバー編):スウィート・キティ
伝承曲(ヤング編):スオ・ガン
伝承曲(ホルスト編):我が愛を愛す
伝承曲(ウェッバー編):Dadl Dau
モーリー:時は花祭りの5月
伝承曲(モンクス編):アン・ローゼン・ウィン
伝承曲(ウェッバー編):グリーンスリーヴス
伝承曲(ヴォーン・ウィリアムズ):ローモンド湖
伝承曲(ハドリー編):O Love, 'tis a Calm Starry Night
伝承曲(ウェッバー編):ラグル・タグル・ジプシー
アルモニコ・コンソート、
クリストファー・モンクス(指)

録音:2013年6月19日−20日
小編成から大編成、合唱のみ、オーケストラ付きなど、多種多様な編成とプログラムにハイレベルで対応する2001年創設のアルモニコ・コンソート。世界各地の民謡、伝承曲の編曲を手がけるジェフリー・ウェッバーや英国の若き才能トビー・ヤングの優れたアレンジによる「イギリス諸島の民謡集」では、アルモニコ・コンソートの合唱団が、美しき旋律と編曲の妙を存分に聴かせてくれます。
SIGCD-448
ブラームス:クラリネット五重奏曲ロ短調 Op.115
ブルース:バス・クラリネットと弦楽四重奏のための「ガムブーツ」
ジュリアン・ブリス(Cl)、
カルドゥッチSQ

録音:2015年5月1日−3日、メディア・シティUK(サフォーク、イギリス)
天才少年から世界的名手へと成長を遂げたイギリスのクラリネット奏者ジュリアン・ブリスが、同じく進境著しいイギリスのクヮルテット、カルドゥッチSQとの共演で、名作中の名作ブラームスの「クラリネット五重奏曲」をレコーディング!モーツァルトと双璧を成すクラリネットのための傑作を、20代にしてすでに風格を漂わせるジュリアン・ブリスがどのように奏でてゆくのか・・・興味は尽きない!また、南アフリカのガムブーツ・ダンスからインスピレーションを得て作曲された話題作、デイヴィッド・ブルース(1970−)の「ガムブーツ」とブラームスのクィンテットを組み合わせるというアイディにも感服。

SIGCD-450
パレストリーナによる聖書の中の愛を描いた歌曲集
うるわしき救い主のみ母
汝の足は何と美しきことかな
汝の頬はきじばとのごとく美し
わが愛する者よ、汝すべてに美し
私は黒いけれども美しい
天の女王、喜びませ
われを連れ行きたまえ
愛する方よ、来たりたまえ
わが愛する者よ、立ちて急げ
われはわが庭園の中に
めでたし天の女王/いばらの中のゆりのごとし
かの人の口で私に口づけせしめよ
ああ、わが愛する方よ、御身は美し
いばらの中のゆりのごとし/めでたし女王
キングズ・シンガーズ〔デービット・ハーリー(C.T)、ティモシー・ウェイン=ライト(C.T)、ジュリアン・グレゴリー(T)、クリストファー・ブリュートン(Br)、クリストファー・ガビタス(Br)、ジョナサン・ハワード(Bs)〕

録音:2015年6月15日−18日、セント・オーガスティン教会(キルバーン、ロンドン)
2014年9月に新メンバー、テノールのジュリアン・グレゴリーが加わり、新体制となったキングズ・シンガーズの新たな古楽プログラムは、イタリア・ルネサンスの巨匠パレストリーナ!パレストリーナの「ソロモンの雅歌」からの12曲、4曲の聖母マリアを称える愛の歌を選び、聖書の中の愛や情熱、情欲を表現するプログラムは、長き歴史と膨大なレパートリーを誇るキングズ・シンガーズならでは。
ちなみにレコーディング・プロデューサーは、テネブレの指揮者兼音楽監督で、キングズ・シンガーズの元メンバーであるナイジェル・ショートが担当するなど、このパレストリーナ・アルバムへかける意気込みはかなりのもの。
SIGCD-451
ヒューズ:合唱作品集
2つのコラール・ファンファーレ
3羽の白鳥/冬が去って
バルドルの死
anyone lived in a pretty how town
リヴェレイション・ウィンドウ
中世の動物寓話
BBCシンガーズ、
ポール・ブラフ(指)

録音:2015年7月30日−31日
2015−16シーズンで創設90周年を迎えたイギリスの室内合唱団BBCシンガーズ。バーナード・ヒューズ(1974−)は、「バルドルの死」で2009年のブリティッシュ・コンポーザー・アウォーズ入賞を果たし、ロンドンのセント・ポール少女合唱団のコンポーザー・イン・レジデンスを務めるなど、英国の合唱シーンで注目を集めている作曲家です。
SIGCD-452
ダヴ:カンタータ「無名戦士のために」
2本のホルン,弦楽四重奏とピアノのための「モーツァルトからの手紙」
ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズ、
メルヴィン・タン(P)、
ニッキー・スペンス(T)、
ポーツマス・グラマー・スクール室内cho
オックスフォード・バッハcho
ニコラス・クレオバリー(指)

録音:2015年9月
グラインドボーン音楽祭からの委嘱作品「フライト」(1998年)でブレイクを果たした現代イギリスのリーディング・コンポーザーの1人、ジョナサン・ダヴ(1959−)。
今回の新録音では、ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズの委嘱作品となるカンタータと、名匠メルヴィン・タンの参加も要注目の室内楽作品をカップリング。
SIGCD-453(2CD)
ゴフ:ワールド・エンコンパスド フレットワーク、
サイモン・カロウ(ナレーター)

録音:2016年7月12日−25日
世界最高峰のヴィオール・コンソートとしての地位を揺るぎないものとしているフレットワーク。
イギリスの作曲家オーランド・ゴフ(1953−)に委嘱した新作は、1577年から80年にかけて英国人として初めて世界一周を達成したサー・フランシス・ドレークの偉業を題材とした作品。名俳優サイモン・カロウのナレーションも加わり、フレットワークが壮大な物語を奏でてゆきます。
SIGCD-454
レストレンジ:鷲の翼〜合唱作品集
ニュー・カレッジ・サーヴィス
平和への祈り
この世のすべての人々にいたるところで歌わせ給え
おお主よ、我を/鷲の翼
主よ、すべての者の目は
マイ・ソング・イズ・ラヴ・アンノウン
天使の糧
リュート=ブック・ララバイ
主顕節のキャロル/今日!
民らにあなたをほめたたえさせ
アイルランドの祈り
テネブレ、
ナイジェル・ショート(指)

録音:2015年4月15日−17日
スウィングル・シンガーズやヴォーチェス8、キングズ・シンガーズのアレンジャーとしてもその名を響かせ、英国合唱界が大きな期待を寄せる作曲家アレクサンダー・レストレンジ(1974−)。
ジョン・ラッターがその才能に太鼓判を押したレストレンジのジャズにインスパイアされた作品と宗教作品を歌うのは、ナイジェル・ショートが率いるテネブレ!英国のカレッジ合唱団やキングズ・シンガーズの伝統を体感してきた英国合唱界の期待の星、レストレンジの作品集は合唱関係者要注目!
SIGCD-455
プーランク:ピアノ・ソロ&デュオ集
15の即興曲/3つのノヴェレッテ
4手のためのピアノ・ソナタ*
シテール島への船出*
2台のピアノのための協奏曲ニ短調*
ルシル・チョン(P)、
アレッシオ・バックス(P)*

録音:2015年1月
シャルル・デュトワが指揮するモントリオールSOにソリストとして招かれ、10歳という若さで華々しいデビューを果たしたモントリオール出身の才女ルシル・チョン。イタリアの貴公子アレッシオ・バックスのデュオ・パートナー(&夫人)でもあるルシル・チョンの本格的なソロ・デビュー・プログラムは、プーランクのピアノ作品集!モントリオール国際音楽コンクールなどでの入賞実績を持つルシル・チョンのソロはもちろんのこと、夫君であるアレッシオ・バックスとのデュオも非常に楽しみ。
SIGCD-456
ジョナサン・ハーヴェイ:デオ〜合唱作品集
主を愛する/マニフィカト
ヌンク・ディミティス
オルガンとテープのためのトッカータ
来れ、聖霊よ/主をほめたたえよ
ミサ・ブレヴィス
王室の旗は前進し
神をたたえよ/受胎告知
ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジCho
アンドルー・ネスシンガ(指)
エドワード・ピクトン=ターバーヴィル(Org)

録音:2015年7月13日−17日、セント・ジョンズ・カレッジ・チャペル(ケンブリッジ、イギリス)
ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ合唱団の新たなプロジェクトが、シグナム・クラシックス(Signum Classics)を舞台としてスタート!第1弾は、イギリスの作曲家、ジョナサン・ハーヴェイ(1939−2012)の宗教合唱作品集!
ジョナサン・ハーヴェイは、ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジで研鑽を積み、IRCAMの電子音響技術を採り入れるなど、独創的な作風を確立した20世紀〜21世紀初期のイギリスを代表す作曲家の1人。宗教的題材に基づくハーヴェイの合唱作品の秘められた魅力を、ケンブリッジの名門合唱団の卓越した表現力で聴く。2011年に作曲されたハーヴェイ最後の合唱作品「受胎告知」は、ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ合唱団の委嘱作。
SIGCD-457
ヘンデルのお気に入りのテノールのためのアリア集
ヘンデル:「エステル」より 愉快な音楽に汝の竪琴をあわせよ
 「忠実な羊飼い」より Sol nel mezzo risona del core
 「アリオダンテ」より 第2幕へのシンフォニア、Tu vivi, e punito
 「アルチーナ」より M'inganna, me n'avveggo
 「アレグザンダーの饗宴」より Happy pair
 「ベレニーチェ」より Vedi l'ape che ingegnosa
 「快活の人、沈思の人、中庸の人」より As steals the morn
ボイス:「ソロモン」より 第2部へのシンフォニア、Softly rise, o southern breeze
ヘンデル:「サムソン」より Let but that spirit
 「ユダス・マカベウス」より よろしい、我が友
 「イェフタ」より 太陽よ、その忌まわしい光を隠せ
J.C.スミス:「妖精たち」より Hark how the hounds and horn
アーン:「アルタクセルクセス」より Thou, like the glorious sun
ヘンデル「セメレ」より See, she appears
アラン・クレイトン(T)、
メアリー・ベヴァン(S)、
イアン・ペイジ(指)
クラシカル・オペラO&cho

録音:2015年9月の録音。
モーツァルトの初期オペラの発掘とクォリティの高い演奏で注目を集めているクラシカル・オペラ&イアン・ペイジのヘンデル・プログラム。ヘンデルのオペラ、オラトリオの初演、演奏に欠かせない重要人物だったテノール、ジョン・ビアード(c.1715−1791)役を担うのは、BBCニュー・ジェネレーション・アーティストとして頭角を現し、ヨーロッパ各地の名門オペラハウスで大活躍中のテノール、アラン・クレイトン!ジョン・ビアードにまつわるヘンデルのアリアを、クレイトンの美声で存分に。
SIGCD-458
セント・ジョンズのクリスマス
チルコット:羊飼いのキャロル
伝承曲(ウォルフォード・デイヴィス編):ひいらぎとつた
マサイアス:クリスマス卿
マクドウォール:おお、さしのぼる朝
オード:囚われのアダムは横たわり
レッジャー:汚れなき薔薇
ホワイトヘッド:聖母マリアの七つの喜び
ラッター:イエスよ、お眠り下さい
単旋律聖歌(スコット編):天空の創造主
ルッティ:何故ゆえにイエスは
ウォルフォード・デイヴィス:ああベツレヘムよ
伝承曲(プレストン編):三隻の船
コルネリウス(アトキンス編):三人の王
伝承曲(ウッド編):みそらにこだます
ワーロック:四月の朝露
フィニッシー:洗礼者ヨハネ
カーター:マニフィカト
トランチェル(マーチバンク編):東方を見よ
グルーバー(ブラッチリー編):きよしこの夜
ミルナー:アウト・オヴ・ユーアー・スリープ
ポストン:林檎の木なるイエス・キリスト
ガードナー:明日こそ私が喜び躍る日
ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジCho
アンドルー・ネスシンガ(指)

録音:2016年1月7日−10日、セント・ジョンズ・カレッジ・チャペル(ケンブリッジ、イギリス)
ジョージ・ゲスト、クリストファー・ロビンソン、デイヴィッド・ヒルからタクトを受け継いだアンドルー・ネスシンガとケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ合唱団。数多くの新作初演を手がけ、現代音楽にも精通する名門合唱団のシグナム・クラシックス移籍第2弾には、チルコットの「羊飼いのキャロル」や、委嘱作であるフィニッシーの「洗礼者ヨハネ」、さらにはケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジに縁のある音楽家たちによる伝承曲のアレンジなどを収録。長き歴史と伝統が育んだ、独創的なクリスマス・プログラムです。
SIGCD-459
キングズ・シンガーズ〜クリスマス・ソングブック
フレッド・クーツ(アレグザンダー・レストレンジ編):サンタが街にやってくる
ホルスト(アレグザンダー・レストレンジ編曲):冬のさなかに(木枯らしの風)
メレディス・ウィルソン(アレグザンダー・レストレンジ編):クリスマスらしくなって来た
伝承曲(アレグザンダー・レストレンジ編):スティル、スティル、スティル
ピーター・J・ウィルホウスキー(キース・ロバーツ編):鐘のキャロル
リチャード・ストーズ・ウィリス(ロバート・ライス編):天なる神にはみ栄えあれ
ウォルター・ローリンズ、スティーヴ・ネルソン&ジョニー・マークス(ロバート・ライス編):フロスティとルドルフ
アーヴィング・バーリン(ロバート・ライス編):ホワイト・クリスマス
伝承曲(ロバート・ライス編):ディンドン、空高く
伝承曲(ロバート・ライス編):牧人ひつじを
ミッチェル・パリッシュ(アレグザンダー・レストレンジ編):そりすべり
マイケル・カー、トミー・コナー&ジミー・リーチ(アレグザンダー・レストレンジ編):サンタクロースが忘れた男の子
グルーバー(キース・ロバーツ編):きよしこの夜
フェリックス・バーナード(アレグザンダー・レストレンジ編):ウィンターワンダーランド
ヒュー・マーティン(キース・ロバーツ編):ハヴ・ユアセルフ・ア・メリー・リトル・クリスマス
伝承曲(アレグザンダー・レストレンジ編):クリスマスおめでとう
キングズ・シンガーズ〔デイヴィッド・ハーリー(C.T)、ティモシー・ウェイン=ライト(C.T)、ジュリアン・グレゴリー(T)、クリストファー・ブリュートン(Br)、クリストファー・ガビタス(Br)、ジョナサン・ハワード(Bs)〕

録音:2016年1月21日−26日&3月22日−23日、デニントン・スタジオ(ウェリングボロー、イギリス)
「グレート・アメリカン・ソングブック」(SIGCD-341)に続く、キングズ・シンガーズの「ソングブック」最新作のテーマは"クリスマス"!1968年の結成以来、約半世紀にわたり、ア・カペラの頂点に君臨し続けてきたキングズ・シンガーズが、アレグザンダー・レストレンジやロバート・ライス、キース・ロバーツの新たな編曲で贈るプログラムは、今年のクリスマスの大本命間違いなし!
2014年9月に加入した注目のテノール、ジュリアン・グレゴリーの存在も大きなポイント。究極のア・カペラによる美しきクリスマス・プログラムを存分に。
SIGCD-460
神のみ子は今宵しも〜女王陛下のチャペル・ロイヤルのキャロル集
イギリス民謡(ラッター編曲):聖デイのキャロル/黒人霊歌(サージェント編):マリアは赤子を産んだ/ポストン:林檎の木なるイエス・キリスト/ガントレット:ダビデの村に/イギリス民謡(ウィルコックス編曲):サセックスのキャロル/タヴナー:仔羊/フランス民謡(カーター編曲):最も穏やかな乙女/ウィールクス:万歳、ダビデの子/ダヴ(アトキンス編曲):三人の王/スペイン民謡(カーター編曲):スペインのキャロル/ウェールズ民謡(ゲスト編曲):スオガン/メンデルスゾーン:我らが主イエスが生まれたとき/イギリス民謡/ヴォーン・ウィリアムズ:ああベツレヘムよ/イギリス民謡(ウィルコックス編):三隻の船/ヘッド:ベツレヘムへの小道/フランス民謡(ウッド編曲):みそらにこだます/ブリテン:新年のキャロル/ポップルウェル:愛しきイエスよ、我らはここに集い/ストラヴィンスキー:アヴェ・マリア/ウェイド:神のみ子は今宵しも/コルネリウス:三人の王/黒人霊歌(サージェント編):聖母マリア/ガードナー:ひいらぎとつた/ハウエルズ:汚れなき薔薇/メンデルスゾーン:天には栄え/イギリス民謡(ガント編曲):おめでとうクリスマス
チャペル・ロイヤルCho
ヒュー・ウィリアムズ(指)

録音:2015年4月20日−25日、セント・ジェームズ宮殿、チャペル・ロイヤル(イギリス)
英国王室と縁の深い、ロンドン、セント・ジェームズ宮殿のチャペル・ロイヤルの合唱団が歌う珠玉のクリスマス・プログラム。
チャペル・ロイヤルの音楽監督ヒュー・ウィリアムズは、ハーフォード大聖堂、セント・ポール大聖堂などのオルガニストを歴任してきた教会音楽のスペシャリスト。
SIGCD-461
シューベルト:交響曲第9番「ザ・グレイト」 クリストフ・フォン・ドホナーニ(指)
フィルハーモニアO

録音(ライヴ):2015年10月1日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ロンドン、イギリス)
1985年2月、音楽監督を務めていたクリーヴランドOを振り、シューベルトの「ザ・グレイト」を録音しているドホナーニ。約30年後の2015年10月、創立70周年を記念するシーズンを迎えたフィルハーモニア管とのライヴでは、深みを増した円熟の至芸!
SIGCD-462
イタリアのヘンデルVol.2
ヘンデル:「アグリッピーナ」HWV.6〜序曲
「ニシ・ドミヌス」HWV.238〜力ある子らは
「時の悟りと勝利」HWV.46a〜Pure del Cielo
「愛を誓ったからは」HWV.148
ソナタ ト短調 HWV.580〜ラルゲット
協奏曲ト長調 HWV.487〜アレグロ、アンダンテ
「愛の戦から逃れよ」HWV.102a
「アーチ、ガラテアとポリフェーモ」HWV.72〜Precipitoso nel mar che freme
「夜明けに微笑むあの花を」HWV.200
「もしお前が愛を捨てないなら」HWV.201a
ソフィー・ベヴァン(S)、
メアリー・ベヴァン(S)、
ベンジャミン・ベヴァン(Br)、
ブリジット・カニンガム(指)
ロンドン・アーリー・オペラ

録音:2013年1月14日−16日、セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会(ロンドン)
英国のソプラノ姉妹ソフィー・ベヴァンとメアリー・ベヴァン、そして叔父のベンジャミン・ベヴァンの歌声、存在感が印象的な「イタリアのヘンデル」シリーズ第2巻。100曲を超えるカンタータやオラトリオ、オペラ、ソナタなど、数多くの傑作を生んだイタリア時代のヘンデルの至芸を、今を輝くベヴァン姉妹の美しき歌声で。音楽学者でもある鍵盤奏者、ブリジット・カニンガムが率いるロンドン・アーリー・オペラのサウンドと解釈に期待したい。続編が楽しみなシリーズです!
SIGCD-463
ハキム・プレイズ・ハキム
ハキム:レバノン序曲/ノルウェー組曲
ペルシアのエスキス/フランス組曲
3つのバスクの舞曲
ナジ・ハキム(Org)

録音:2016年3月
レバノンのベイルート出身で、パリ音楽院ではジャン・ラングレにオルガンを師事したナジ・ハキム(1955−)の自作自演集。スペイン、ビルバオのエウスカルドゥナ国際会議場コンサート・ホールに2000年に設置されたシュッケ・オルガンによるレコーディング第2弾。
SIGCD-464
メアリー女王のビッグ・ベリー
ワイルダー:主の祈り
ムンディ:立ち給えキリストよ
タイ:我らは我らが父に罪を犯し
ラッスス:Te spectant, Reginalde, Poli
タリス:悲しげな鳩のように
作曲者不詳:マリーゴールドの新しいバラッド
ニューマン:Fansye
タリス:Sarum Litany、
 おお, 聖なる饗宴よ、
 Quod chorus vatum
シェパード:Christi virgo dilectissima、
 神よ, 私たちを憐れみたまえ
タリス:When shall my sorrowful sighing slack
シェパード:Vain, all our life I、Martyr Dei qui unicum
タリス:使徒らは口々に
シェパード:リベラ・ノス、
 Vain, all our life II
ガリカントゥス、
ガブリエル・クラウチ(ディレクター)

録音:2016年1月3日−5日、聖オーガスティン教会(キルバーン、ロンドン)
ガリカントゥスは、ガブリエル・クラウチ、ナイジェル・ショート、クリストファー・ワトソンなど、タリス・スコラーズ、キングズ・シンガーズ、テネブレでの演奏経験を持つ名歌手たち構成されるイギリスの男声ア・カペラ・グループ。トマス・タリスとジョン・シェパードの作品を中心に、カトリックへの希望、プロテスタントへの迫害や想像妊娠を取り巻く逸話など、イングランド女王メアリー1世にまつわる音楽を歌う。
名リューティスト、エリザベス・ケニーの参加もポイント。
SIGCD-465
アンセム〜イギリスの賛歌と合唱作品集
ヘンデル:司祭ザドク HWV.258
ベイントン:われは新しき天を見たり
エルガー:アヴェ・ヴェルム・コルプス Op.2-1
ヴォーン・ウィリアムズ:御身の住まいは
ブリテン:ユビラーテ・デオ
ヴォーン・ウィリアムズ:古の詩篇100番の旋律
パリー:我が魂のあるところは
エルガー:主に捧げよ Op.74
ホルスト:詩篇148番 H.117
ウェスレー:あなたを信じる者を真の平和のうちに
スタイナー:神はかくもこの世を愛したもうた
マクミラン:新しい歌
ウォルフォード・デイヴィス:神が我が頭に
フィンジ:神は昇られる
ダヴ:プレイアデスを創り
パリー:アイ・ワズ・グラッド
ハダースフィールド・コーラル・ソサエティ、
エイダン・オリヴァー(指)
トーマス・トロッター(Org)

録音:2016年6月3日−5日
1836年に創設されたイギリスの合唱団、ハダースフィールド・コーラル・ソサエティが歌う、英国の偉大なる賛歌と合唱作品の数々。 その長き歴史の中で、ヴォーン=ウィリアムズやウォルトン、ピッカードなどの大作曲家たちに作品を委嘱するなど、イギリスの合唱音楽の発展に寄与した功績も大きい。
SIGCD-466
バルトーク:バレエ音楽「中国の不思議な役人」Op.19, Sz.73
舞踏組曲 Sz.77
コントラスツ Sz.111
エサ=ペッカ・サロネン(指)、
フィルハーモニアO、
フィルハーモニア・ヴォイセズ、
イェフィム・ブロンフマン(P)*、
ツォルト=ティハメール・ヴィゾンタイ(Vn)*、
マーク・ファン・デ・ヴィール(Cl)*

録音:2011年1月27日(Sz.73)&10月27日(Sz.77&111)、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ロンドン、イギリス)
2011年にロリン・マゼールのマーラー・サイクルと並行して開催された、エサ=ペッカ・サロネンの指揮によるフィルハーモニアOのバルトーク・プロジェクト「地獄の踊り(Infernal Dance)」。「青ひげ公の城」(SIGCD-372)に続く待望の第2弾は、「中国の不思議な役人」、「舞踏組曲」、そして「コントラスツ」の3作品。サロネンの十八番でありロス・フィルなどとの実績も抜群のバルトーク。フィルハーモニアOとのコンビでも、そのタクトが冴え渡ります!ブロンフマンと、フィルハーモニアOの名手たち、ヴィゾンタイ(コンサートマスター)、ファン・デ・ヴィール(首席クラリネット奏者)の共演による「コントラスツ」でのヴィルトゥオージティも必聴です。
SIGCD-467
ニールセン&モーツァルト:フルート協奏曲集
モーツァルト:フルート協奏曲第1番ト長調 K.313、
 フルートのためのアンダンテ ハ長調 K.315、
 フルートのためのロンド ニ長調 K.373
ニールセン:フルート協奏曲 FS.119
ジュリエット・ボウザー(Fl)、
ハイメ・マルティン(指)
ロイヤル・ノーザン・シンフォニア

録音:2015年6月
2014年のECHOライジング・スターに選出され、2016年にはロンドン・フィルの首席フルート奏者に就任するなど、着実なステップアップを遂げているジュリエット・ボウザー。ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズの首席奏者を兼任するなど、いま最も勢いのある英国のフルーティストの1人です。ジュリエット・ボウザー初の協奏曲録音は、古巣ロイヤル・ノーザン・シンフォニアとの共演によるニールセンとモーツァルト。LPO首席の座を射止めた英国の才女の美しき音色にご注目下さい!
SIGCD-468
ロイ・ハリス&ジョン・アダムズ〜ヴァイオリン協奏曲集
ハリス:ヴァイオリン協奏曲
アダムズ:ヴァイオリン協奏曲
タムシン・ウェーリー=コーエン(Vn)、
アンドルー・リットン(指)
BBC響

録音:2016年4月4日−6日、BBCメイダ・ヴェール(ロンドン、イギリス)
作曲者自身が"ハイパーメロディ"と呼び、"ポストミニマル"の傑作としても高名なアダムズの大作と、1949年の作曲後に初演の予定がキャンセルされ、作曲家の死後となる1984年にようやく初演が行われたハリスの協奏曲。タムシン・ウェーリー=コーエンのヴァイオリンが、世紀末のアメリカで誕生した2つのヴァイオリン協奏曲の神髄に迫る。スティーヴン・ハフのラフマニノフ(Hyperion)に代表される数々の協奏曲の名盤誕生の立役者、アンドルー・リットンの存在も頼もしい。
SIGCD-469
オリヴァー・デイヴィス:ダンス
ダンス/フロンティアーズ
ダンス・オデッセイ
ミュージカル・ボックス/アルコ
ダンシング・フォーク/ダンス・エピローグ
ケレンザ・ピーコック(Vn)、
ヒュー・ワトキンス(P)、
ポール・ベイトマン(指)ロイヤルPO

録音:2016年6月
王立音楽院で研鑽を積んだイギリスの若手作曲家オリヴァー・デイヴィス(1972−)。「フライト」(SIGCD 411)、「シーズンズ」(SIGCD 437)に続く3枚目の作品集は舞曲をテーマとした「ダンス」。前2作でも"主役"を務めたヴァイオリニストのケレンザ・ピーコック、サラ・ブライトマンの指揮者としても知られるポール・ベイトマンが共演。
SIGCD-470
ミッドナイト・アット・サン・テティエンヌ・デュ・モン
トゥルヌミール(デュリュフレ編):《テ・デウム》によるインプロヴィゼーション
ヴィエルヌ:幽霊(24の幻想的小品集 Op.54より)、
 スケルツォ(オルガン交響曲第6番 Op.59より)、
 フィナーレ(オルガン交響曲第5番 Op.47より)
デュリュフレ:組曲 Op.5
デイヴィッド・ブリッグス:デュリュフレの墓(世界初録音)
ジョセフ・ノーラン(Org)

録音:2015年9月3日−4日、サン・テティエンヌ・デュ・モン教会(フランス)
シャルル=マリー・ウィドールのオルガン交響曲全集(全5巻)を完成させ国際的に高く評価されているジョセフ・ノーラン。シャルル・トゥルヌミール、モーリス・デュリュフレ、ルイ・ヴィエルヌらフランス・オルガン楽派の作品集。ジャン・ラングレの門下生であり、セント・オールバンズ国際オルガン音楽祭のコンクールで英国人として初のトゥルヌミール賞(最優秀即興演奏賞)に輝いたオルガニスト&作曲家、デイヴィッド・ブリッグスの「デュリュフレの墓(ル・トンボー・ドゥ・デュリュフレ)」は世界初録音。アルバム・タイトルの「ミッドナイト・アット・サン・テティエンヌ・デュ・モン」は、ウディ・アレン監督の名画「ミッドナイト・イン・パリ」からインスパイアしています。
SIGCD-471
オワイン・パーク:フットステップス*
ジョビィ・タルボット:奇跡の道
ナイジェル・ショート(指)テネブレ
イギリス・ナショナル・ユース合唱団フェローズ*
キングズ・シンガーズの元メンバーであり、合唱王国イギリスを代表する名指揮者の1人、ナイジェル・ショートが率いる精鋭合唱集団テネブレ。テネブレが結成15周年シーズンに向けて新たに委嘱したのは、1993年生まれの若き作曲家オワイン・パーク。ケンブリッジ・トリニティ・カレッジ合唱団に歌手&オルガン・スカラーとして参加しながら、その作品も演奏・録音される(CDA-68087)など、イギリス合唱界注目の作曲家が書いた新作です(もちろん、世界初録音)。カップリングには、テネブレによって委嘱された最初の主要な作品であるジョビィ・タルボットの「奇跡の道(Path of Miracles)」の嬉しい復刻音源を収録。
☆YouTubeにてご試聴いただけます!
SIGCD-472
フォーレ:歌曲全集 Vol.2
愛の夢 Op.5-2(ジョン・チェスト)/あけぼの(ジャニス・ケリー)/タランテラ Op.10-2(ジャニス・ケリー、ローナ・アンダーソン)/この世のすべての魂 Op.10-1(ジャニス・ケリー、ローナ・アンダーソン)/朝の歌 Op.6-1(ベン・ジョンソン)/ヴォカリーズ第7番(アン・マレー)/舟歌 Op.7-3(ナイジェル・クリフ)/われらの愛 Op.23-2(ローナ・アンダーソン)/秘めごと Op.23-3(ローナ・アンダーソン)/夢の国 Op.39-3(ジャニス・ケリー)/シャイロックのマドリガル Op.57(トーマス・オリーマンス)/ヴォカリーズ第22番(ローナ・アンダーソン)/9月の森で Op.85-1(トーマス・オリーマンス)/水に漂う花 Op.85-2(トーマス・オリーマンス)/伴奏 Op.85-3(トーマス・オリーマンス)/一番なつかしい道 Op.87-1(イェスティン・デイヴィス)/山鳩 Op.87-2(トーマス・オリーマンス)/讃歌 Op.7-2(ジョン・チェスト)/イヴの歌 Op.95(サラ・コノリー)
ローナ・アンダーソン(S)、ジョン・チェスト(Br)、ナイジェル・クリフ(Br)、サラ・コノリー(Ms)、イェスティン・デイヴィス(C.T)、ベン・ジョンソン(T)、ジャニス・ケリー(S)、アン・マレー(Ms)、トーマス・オリーマンス(Br)、マルコム・マルティヌー(P)

録音:2013年2月−2015年4月
アン・マレーやサラ・コノリー、当代有数のカウンターテナーであるイェスティン・デイヴィス、ジェラール・スゼーの再来と称されるトーマス・オリーマンスなど、世界最高峰の歌い手たちがロンドンのオール・セインツ教会を舞台として創り上げたフォーレの世界は格別です。
SIGCD-473
モーツァルト:歌劇「ツァイーデ」K.344 クラシカル・オペラ、
イアン・ペイジ(指)
ソフィー・ベヴァン(S)、
アラン・クレイトン(T)、
スチュアート・ジャクソン(T)、
ジャック・インブライロ(Br)、
ダレン・ジェフリー(Bs-Br)、
ジョナサン・マクガヴァン(Br)

録音:2016年3月10日−13日、聖オーガスティン教会(キルバーン、ロンドン)
モーツァルトのオペラの全曲録音完成を目指すクラシカル・オペラの「第1戒律の責務」、「ポントの王ミトリダーテ」、「羊飼いの王様」に続くシリーズ第4弾は、未完のジングシュピール「ツァイーデ」!
ツァイーデのソフィー・ベヴァン、ゴーマッツのアラン・クレイトンに代表される期待の名歌手たちの歌声、イアン・ペイジ率いるクラシカル・オペラの洗練されたサウンドが、「後宮からの逃走」の3年前に作曲されながらも未完に終わり、モーツァルトの死後に遺品の中から発見された「ツァイーデ」の真価を教えてくれます。
SIGCD-474
聖母と幼子〜ボールドウィン・パートブックからの音楽Vol.2
タリス:喜べ栄光ある神の御母
タヴァナー:キリストのいと聖なる御母
ホワイト:御身は全てに美しく
タリス:マニフィカト、主の御母の奇跡を見よ
ホワイト:天の女王
フェアファックス:幸あれ、父なる神の娘
シェパード:御言葉は肉となり
コントラプンクトゥス、
オーウェン・リース(指)

録音:2016年4月19日−20日、セント・マイケル教会(オックスフォード、イギリス)
名匠オーウェン・リースが結成したイギリスの古楽コンソート、コントラプンクトゥスのイギリス・ルネサンス音楽集。 ウィンザー城セント・ジョージ・チャペルの聖歌隊で活躍していたジョン・ボールドウィンが編慕したパートブックに収められている、聖母マリアにまつわる聖歌を歌う。 コントラプンクトゥスは、ガーディナーからの信頼も厚いエスター・ブラジル、マリアン・コンソートのリーダー、ロリー・マクリーリー、タリス・スコラーズやカージナルズ・ミュージック、ポリフォニーなどで活躍する名ソプラノ、エイミー・ハワースなどが参加するヴォーカル・コンソート。 オックスフォード大学のヴォーカル・コンソート・イン・レジデンスに任命され、2014年、2015年には英グラモフォン賞古楽部門賞にノミネートされるなど、合唱大国イギリスにおいて急速に評価を高めている要注目のアンサンブルです。
SIGCD-475
新たな天〜合唱作品集
マクミラン:アルファとオメガ
ハリス:主なる神よ、われらを連れ去りたまえ
デュブラ:天使が立った
ベイントン:新しい天と新しい地を見た
ヤング:7つのトランペット
ハリス:天は美し
ハウエルズ:天から響くのを聞いた
レイトン:アレルヤ、アーメン
クック:大成功を収め
ラッター:光の創造主への讃歌
マクミラン:主なる神よ、われらを連れ去りたまえ
ガルヴァーニ:もうひとりの御使いが
マクドウォール:私は私の救い主が生きていることを知っている
ジャクソン:見よ、私はすぐに来る
ベドナル:第7の天使
オックスフォード・クイーンズ・カレッジcho
オーウェン・リース(指)

録音:2016年1月4日−6日
OAEやブルック・ストリート・バンドと共演を重ねるなど、活躍の場を広げているオックスフォード・クイーンズ・カレッジ合唱団。「啓示(レヴェレーション)」をコンセプトとするプログラムには、クイーンズ・カレッジに在籍していた3人の作曲家、フィリップ・クック、トビー・ヤング、マルコ・ガルヴァーニの委嘱作品を収録。
SIGCD-476(2CD)
レーガー:オルガン作品集
幻想曲とフーガ ハ短調 Op.29
バッハの名による幻想曲とフーガ Op.46
交響的幻想曲とフーガ Op.57
幻想曲とフーガ Op.135b
デイヴィッド・グード(Org)

録音:2003年7月
デイヴィッド・グードは、オックスフォード・クライスト・チャーチの副オルガニスト、イートン・カレッジのオルガニストを歴任する英国のコンポーザー=オルガニスト。レーガーのオルガン作品集第2巻は、バース寺院のクライス・オルガンでの演奏。
SIGCD-477
ニールセン:フルート協奏曲 FS.119
クラリネット協奏曲 Op.57, FS.129
アラジン組曲 Op.34, FS.89
サミュエル・コールズ(Fl)、
マーク・ファン・デ・ヴィール(Cl)、
パーヴォ・ヤルヴィ(指)
フィルハーモニアO

録音:2015年11月19日(FS.119)&2016年5月19日(FS.129)、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ライヴ録音)/2016年5月20日(FS.89)、ヘンリー・ウッド・ホール
シグナム・クラシックス(Signum Classics)の「フィルハーモニアOシリーズ」に、目下絶好調のパーヴォ・ヤルヴィが、ニールセンの「協奏曲」&「アラジン組曲」を携えて初登場! フランクフルト放送響の全集録音はもちろんのこと、フィルハーモニアOと進行中のコンサート・シリーズ「ニールセン・サイクル」が大きな話題を呼び、高い評価を得ているパーヴォ・ヤルヴィ。 パーヴォ・ヤルヴィのイギリスでの快進撃の証し、フィルハーモニアOの首席奏者たちをソリストに迎えた「協奏曲」と「アラジン組曲」にご期待下さい!
SIGCD-478
アイルランドのヘンデルVol.1
ヘンデル(ウォルシュ編):「メサイア」より 序曲
ヘンデル(バベル編):「リナルド」より 私は戦いたい
ヘンデル(クリストファー・スミス編):「エステル」序曲
ヘンデル:組曲第7番ト短調
作曲者不詳:ヘンデルの森の音楽
ジェミニアーニ:ヴィヴモン
ヘンデル(バベル編):「リナルド」より 私を泣かせてください
ロージングレーヴ:組曲第8番ト短調
トーマス・カーター:ソナチナ第10番変ホ長調 Op.6
ヘンデル(カニンガム編):Der arme Irische Junge
作曲者不詳:アイリーン・アルーン
ブリジット・カニンガム(ハープシコード)
「アイルランドのヘンデル」は、ヨーロッパ各地でのヘンデルの足跡と功績、そしてミステリーをたどる「イタリアのヘンデル」、「ヴォクソールのヘンデル」に続く新シリーズ。ロンドン・アーリー・オペラの音楽監督でありチェンバリスト、音楽学者でもあるブリジット・カニンガムが、1741年にロンドンからダブリンへと渡ったヘンデルの旅を、自身の演奏で紐解いてゆきます。
SIGCD-479
ヴォクソールのヘンデル Vol.2
ボイス:春の庭
ヘンデル:合奏協奏曲第4番イ短調 Op.6, HWV.322
スタンレー:ザ・パワー・オヴ・ミュージック・アンド・ビューティ
ヘンデル:反乱抑圧の歌
グラッドウィン:コリンズ・デスクリプション・オヴ・ヴォクソール
ヘンデル:ホーンパイプ ニ長調 HWV.356/ランプ:ヴォクソールへのさようなら
ヘンデル:コーマス HWV.44/グラッドウィン:ヴォクソール公園の婦人たち
ハッセ:ロジャーとスー
作曲者不詳:ロイヤル・ソング
ロンドン・アーリー・オペラ、ブリジット・カニンガム(指)ダニエル・モルト(Org)、クレア・ベサント(S)、メアリー・ベヴァン(S)、ベンジャミン・ベヴァン(Bs)、エレアノール・デニス(S)、チャールズ・マクドゥガル(T)、ニッキー・スペンス(T)、グレッグ・タッセル(T)

録音:2016年、セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会、聖オーガスティン教会(イギリス)
「イタリアのヘンデル」や「アイルランドのヘンデル」など、各地でのヘンデルの足跡をたどる好企画を続々と打ち出してきたイギリスの女流指揮者&チェンバリスト、ブリジット・カニンガムとロンドン・アーリー・オペラ。ヘンデルの熱心な支持者だったジョナサン・タイヤーズが所有していたヴォクソール・ガーデンズ(ヴォクソール公演)で催された当時の音楽会の再現を目指したプロジェクトの第2集でも、メアリー・ベヴァンやニッキー・スペンスなど豪華な歌手陣の歌声が楽しみ。

SIGCD-480(2CD)
ハイドン:オラトリオ「四季」Hob.XXI-3(マクリーシュ校訂版) キャロリン・サンプソン(S)、
ジェレミー・オヴェンデン(T)、
アンドルー・フォスター=ウィリアムズ(Bs-Br)、
ポール・マクリーシュ(指)
ガブリエリ・コンソート&プレーヤーズ、
ナショナル・フォーラム・オブ・ミュージックchoヴロツワフ・バロックO

録音:2016年6月20日−23日、国立音楽フォーラム(ヴロツワフ、ポーランド)
古楽界の鬼才ポール・マクリーシュがガブリエリ・コンソートを率いて取り組んできた「大編成オラトリオ」のプロジェクト。ベルリオーズの「レクイエム」(SIGCD-280)、メンデルスゾーンの「エリア」(SIGCD-300)、ブリテンの「戦争レクイエム」(SIGCD-340)に続く第4弾は、ハイドンの傑作「四季」!ポーランド、ヴロツワフの国立音楽フォーラム(NFM)に、ガブリエリ・コンソート&プレーヤーズ、ナショナル・フォーラム・オブ・ミュージック合唱団、ヴロツワフ・バロックO、古楽界の名歌手たち、サンプソン、オヴェンデン、フォスター=ウィリアムズが集結して繰り広げられたハイドンの「四季」では、ベーレンライター版をベースとしたマクリーシュ自身による校訂譜を使用しており、入念な楽曲研究や時代考証は今回も健在。"OVPP"とは対極に位置するマクリーシュの"大編成プロジェクト"の成果によるハイドンの「四季」が、再び世界を驚かせてくれることでしょう!
SIGCD-481
バード&ブリテン
バード:おお主よ、御身のしもべエリザベスが
ブリテン:聖コルンバ讃歌
バード:今こそ汝は行かしめたもう
ブリテン:神をたたえよ
バード:アヴェ・ヴェルム・コルプス、聖なる讃美のうちに
ブリテン:聖ペテロ讃歌
バード:もろもろの国よ、主をほめ讃えよ
ブリテン:アンティフォン
バード:女王のアルマン
ブリテン:ミサ・ブレヴィス
バード:われらはいかに主の歌を歌わん
ブリテン:テ・デウム ハ長調
ケンブリッジ・ジーザス・カレッジcho
マーク・ウィリアムズ(指)

録音:2016年6月27日−30日
カトリック教徒という共通点を持つ2人のイギリス人作曲家、ルネサンス時代のウィリアム・バードと20世紀のベンジャミン・ブリテン。数世紀の時を越えて、バードとブリテンの祈りの音楽が、ケンブリッジ大学の名門合唱団のハーモニーによって、荘厳なる祈りのストーリーを紡ぐ。 1496年に創設され長い歴史と伝統を持つケンブリッジ大学のジーザス・カレッジ。カレッジ・クワイアーとチャペル・クワイアーの合同による合唱団が、母国イギリスの2人の偉大な音楽家の芸術を歌います。
SIGCD-482
ショパン:24の前奏曲 Op.28
子守歌変ニ長調 Op.57/舟歌Op.60
エマニュエル・デスパ(P/ファツィオーリ)

録音:2013年9月11日−13日
王立音楽院で名教師ルース・ナイにピアノを学び、クラウディオ・アラウの孫弟子にあたるフランスのファツィオーリ弾き、エマニュエル・デスパ。ショパンの研究家として有名なジャン=ジャック・エーゲルディンゲルの監修による最新のペータース版の楽譜を徹底的に研究するなど、この「24の前奏曲」にかける情熱は並々ならぬものがある。フランスの新世代ピアニストの情熱とファツィオーリのサウンドが織り成すショパンは要注目です。
SIGCD-483
フォーレ:歌曲全集 Vol.3
この世で Op.8-3/水のほとりで Op.8-1/秋の歌 Op.5-1/ヴォカリーズ(第13番)/オリンピオの悲しみ/秋 Op.18-3/月の光 Op.46-2/憂鬱 Op.51-3/イスファハンのばら Op.39-4/ばら Op.51-4/消え去らぬ香り Op.76-1/夕暮れ Op.83-2/メリザンドの歌 Op.80/町人貴族のセレナード/アヴェ・マリア Op.93/ヴォカリーズ・エチュード/沈黙の贈り物 Op.92/小唄 Op.94/ヴォカリーズ(第24番)/歌曲集 「幻影」 Op.113
ローナ・アンダーソン(S)、
イゾベル・ブキャナン(S)、
ジョン・チェスト(Br)、サラ・コノリー(Ms)、
イェスティン・デイヴィス(C.T)、
ウィリアム・デイズリー(Br)、
ジャニス・ケリー(S)、
ルイーズ・ケメニー(S)、アン・マレー(Ms)、
トマス・オリーマンス(Br)、
マルコム・マルティヌー(P)

録音:2013年2月−2015年10月、オール・セインツ教会(イースト・フィンチリー、ロンドン)
英国を代表する名ピニアストであり、世界的な歌曲伴奏者であるマルコム・マルティヌーがリードするSignumの歌曲シリーズ。「プーランクの歌曲全集」の成功を受けてスタートした新たなフランス歌曲、「ガブリエル・フォーレの歌曲全集」も、ついに第3巻がリリース!
これまでのシリーズに引き続き、アン・マレーやサラ・コノリー、当代有数のカウンターテナーであるイェスティン・デイヴィス、ジェラール・スゼーの再来と称されるトーマス・オリーマンスなど、イギリス最高峰の歌い手たちが集い、フォーレが生み出した優美な歌曲の数々を歌い上げます。
SIGCD-484
ラフマニノフ:交響曲第1番ニ短調 Op.13 ウラディーミル・アシュケナージ(指)
フィルハーモニアO

※録音(ライヴ):2016年11月17日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ロンドン、イギリス)
桂冠指揮者として良好な関係を継続しているフィルハーモニアOとのプロジェクトとして、自身の指揮者としての代名詞でもあるラフマニノフの交響曲全集がスタート!アシュケナージは80年代にコンセルトヘボウOと、また21世紀に入ってからはシドニーSOと、いずれも名盤の誉れが高い全集録音を残しているだけでに、イギリスの名門オーケストラとのコンビによる"ラフマニノフ・チクルス"に懸かる期待は非常に大きい。ロイヤル・フェスティヴァル・ホールの聴衆を沸かせた「第1番」で、アシュケナージの新たなラフマニノフが堂々のスタートです!
SIGCD-485
モーツァルト、ハイドン、ベートーヴェンの演奏会用アリア集
ハイドン:ベレニーチェのシェーナ XXIVa:10
モーツァルト:おお無謀なアルバーチェよ…かの父親の抱擁により K.79
ベートーヴェン:いいえ、心配しないで WoO.92a
モーツァルト:もうたくさん、あなたが勝ったのだわ K.486a/295a
ハイドン:ひとりで物思いにふけり Hob. XXIVb:20
モーツァルト:ああ、私には分かっていたわ!…ああ、私の目から消えさって K.272
モーツァルト:うるわしのわが恋人よ、さらば K.528
ベートーヴェン:ああ,不実なる人よ Op.65
ソフィー・ベヴァン(S)、
モーツァルティスツ、
イアン・ペイジ(指)

録音:2016年2月15日−19日
オペラ、古楽、近現代作品など、モダンとピリオドの両方に精通し、パッパーノやハーディング、ネルソンズなどの名指揮者たちと共演を重ね成功を収めるなど、急速にその名と世界的評価を高めているイギリスのソプラノ、ソフィー・ベヴァン。モーツァルト、ハイドン、ベートーヴェンの作品による演奏会用アリア集では、モーツァルトの初期作品のスペシャリスト、イアン・ペイジが2017年に結成した新しいアンサンブル、モーツァルティスツと共演。イアン・ペイジの緻密な時代考証、研究が、ソフィー・ベヴァンの美しき歌声に華を添えます。ジャケット・デザインも印象的。
SIGCD-486
スビト〜ヴァイオリンとピアノのための作品集
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第3番ハ短調 Op.45
ヴォーン・ウィリアムズ:揚げひばり
ルトスワフスキ:スビト
ヴィエニャフスキ:グノーの「ファウスト」による華麗なる幻想曲
ジュリア・ファン(Vn)、
チャールズ・マシューズ(P)

録音:2016年9月26日−28日
「ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ」シリーズの最新作は、合唱団ではなく、セント・ジョンズ・カレッジで学ぶ女流ヴァイオリニストのデビュー・アルバム!ジュリア・ファンは、イングリッシュ・ナショナル・バロック室内管との共演により9歳でプロデビューを飾った若き才女。1698年頃に製作されたピエトロ・グァルネリのヴァイオリンを貸与されるなど、その才能への期待は大。
SIGCD-487
ダヴ:弦楽四重奏のための「アウト・オヴ・タイム」
ピアノ五重奏曲
テノールと弦楽四重奏のための「ダマスカスにて」
サッコーニSQ、
マーク・パドモア(T)、
チャールズ・オーウェン(P)

録音:2016年6月−7月
グラインドボーン音楽祭からの委嘱作品「フライト」(1998年)でブレイクを果たし、特に合唱、声楽、オペラの作曲家として引く手あまたの活躍を見せるイギリスの作曲家ジョナサン・ダヴ(1959−)。
サッコーニSQからの委嘱によって作曲された「ダマスカスにて」は、シリア内線をテーマとした作品でありテキストには、同国の詩人、ライターのアリ・サファルによる散文詩の英訳が用いられています。現代屈指のテノール、マーク・パドモアが渦巻く怒りや悲しみを歌い上げます。
SIGCD-488
バッハ:ソプラノ独唱のためのカンタータ集Vol.1
カンタータ「われは満ち足れり」BWV.82a
カンタータ「いまぞ去れ、悲しみの影よ」BWV.202(結婚カンタータ)
カンタータ「おおやさしい日、待ち望みし時」BWV.210
ジリアン・キース(S)、
アルモニコ・コンソート、
クリストファー・モンクス(指)

録音:2016年4月19日−20日
2001年に創設されたイギリスのピリオド・アンサンブル、アルモニコ・コンソートとのコンビでスタートするバッハのソプラノ・カンタータ集でソリストを務めるジリアン・キースは、2000年のキャスリーン・フェリアー賞の受賞者であり、フロリレジウムとのヘンデルの「ドイツ・アリア集」やノセダ&BBCフィルとのダラピッコラやカゼッラで存在感を放ったカナダ出身のソプラノ。イングリッシュ・ナショナル・オペラやスコティッシュ・オペラなど世界各地のオペラハウスだけでなく、ザ・シックスティーンやターフェルムジークなどとの共演による古楽シーンでの活躍も多い。「結婚カンタータ」を含む3曲でスタートするジリアン・キース&アルモニコ・コンソートのバッハは全3巻での完結が予定されています。
SIGCD-489
キリエ〜プーランク、コダーイ、ヤナーチェク:合唱作品集
プーランク:ミサ曲ト長調 FP89
コダーイ:ミサ・ブレヴィス
ヤナーチェク:天にましますわれらの父よ
ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジcho、
アンドルー・ネスシンガ(指)
ジョセフ・ヴィックス(Org)、
グレン・デンプシー(Org)、
アン・デンホルム(ハープ)

録音:2016年7月11日−14日、セント・ジョンズ・カレッジ・チャペル(ケンブリッジ、イギリス)
1670年代から礼拝での役目を担うなど歴史と伝統を誇り、現在では世界屈指のカレッジ合唱団として知られるケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ合唱団(聖歌隊)。
2007年の音楽監督就任後、数多くの名演を創り上げてきたアンドルー・ネスシンガが、20世紀のヨーロッパにおける教会音楽の傑作、プーランクの「ミサ曲」、コダーイの「ミサ・ブレヴィス」とヤナーチェクの「天にましますわれらの父よ(Otcenas/Our Father)」を指揮!
特にプーランクのミサ曲は、ジョージ・ゲストの音楽監督時代以来、約40年振りの新録音となるだけに、その男声、トレブル(少年合唱)が紡ぐ名唱には、大きな注目が集まることでしょう!
SIGCD-490
沈黙と音楽〜イギリスの合唱作品集
スタンフォード:青い鳥/
エルガー:甘い調べ
ヴォーン・ウィリアムズ:沈黙と音楽
ハウエルズ:夏は来た
ヴォーン・ウィリアムズ:いばらの道を通って、冬は去った
マクミラン:ギャラント・ウィーヴァー
グレインジャー:ブリッグの定期市
ヴォーン・ウィリアムズ:きじばと
ダヴ:クックロビン
グレインジャー:三羽のカラス
ブリテン:月見草
ワーロック:春のすべての花
エルガー:フクロウ
ヴォーン・ウィリアムズ:休息
ガブリエリ・コンソート、
ポール・マクリーシュ(指)

録音:2016年7月9日−11日、チャーターハウス・スクール・チャペル(サリー、イギリス)
古楽界の鬼才ポール・マクリーシュとガブリエリ・コンソートの代名詞となった"大編成"「オラトリオ」と対を成すもう1つのプロジェクトである"小編成"「合唱作品集」。
キリストの降誕を祝った「インカーネイション」(SIGCD-346)に続く「合唱作品集」の最新作となるこの「沈黙と音楽」は、「パートソング」が最盛期を迎えた20世紀のイギリスをテーマとしたプログラム。合唱の形式の1つである「パートソング」に情熱を注ぎ、人間の声が持つ無限の可能性と同じくらい詩を愛していると語るマクリーシュ。
OVPP(One Voice Per Part)によるバロック&ルネサンス音楽、超巨大編成によるオラトリオ&レクイエムなど、常に新たな可能性と発見を求め続けてきたマクリーシュとガブリエリ・コンソートの美しきハーモニーが、音楽と詩が織り成す20世紀イギリスのパートソングの魅力を広く伝えてくれることでしょう。
SIGCD-491
ハウス・オヴ・ザ・マインド
ハウエルズ:見よ, おお, われらが庇護者なる神よ、聖チェチーリアへの賛歌
ベドナル:主よ, わが心はおごらず
ハウエルズ:神がわがこうべにあらんことを
ヴォーン・ウィリアムズ:正義の魂は
ハウエルズ:ハウス・オヴ・ザ・マインド(心の家)
スタンフォード:われらの闇を明るくし
ハウエルズ:鹿が谷川の流れを慕いあえぐように
マーリー:鹿が谷川の流れを慕いあえぐように
ジョン・スコット:見よ, おお, われらが庇護者なる神よ
パトリック・ハドリー:わが愛する者はかもしかのごとく
ハウエルズ:天の女王
ベドナル:救い主のうるわしき母
ハウエルズ:めでたし女王
ベドナル:ようこそ天の女王
オックスフォード・クイーンズ・カレッジcho
オーウェン・リース(指)


録音:2017年1月10日−11日、聖マイケル&オール・エンジェルズ教会(オックスフォード)&2017年3月11日−12日、キーブル・カレッジ・チャペル(オックスフォード)
OAEやブルック・ストリート・バンドと共演を重ねるなど、活躍の場を広げているオックスフォード大学の名門聖歌隊の1つ、クイーンズ・カレッジ合唱団。英国合唱界に大きな影響を与えてきたハーバート・ハウエルズを中心とした、近代〜現代イギリスの宗教合唱作品集。1979年生まれのイギリスのコンポーザー=ピアニスト&オルガニスト、デイヴィッド・ベドナルの2作品「救い主のうるわしき母(Alma redemptoris mater)」と「ようこそ天の女王(Ave regina caelorum)」は、ハウエルズがウェストミンスター大聖堂のために書いたセットを補完するもので、このアルバムが世界初録音。
ルネサンスの音楽から近現代まで幅広いレパートリーを歌うオックスフォード・クイーンズ・カレッジ合唱団は、かつてベドナルの「クリスマス・カンタータ「ようこそ、全ての奇跡よ」(SIGCD-335)」も録音しており、英グラモフォン誌などで賞賛されています。
SIGCD-492
交響的詩篇&賛歌集
ストラヴィンスキー:詩篇交響曲
シェーンベルク:地には平和を Op.13
バーンスタイン:チチェスター詩篇
ツェムリンスキー:詩篇第23篇 Op.14
テネブレ、BBC響、
ナイジェル・ショート(指)、
デイヴィッド・オールソップ(C.T)

録音:2016年7月11日&2017年7月3日、4日、8日、BBCメディア・ヴェール・スタジオ(ロンドン)/2016年7月11日、セント・オーガスティン教会(キルバーン、ロンドン)
バーンスタインの「チチェスター詩篇」で神秘的なカウンターテナーを聴かせてくれるデイヴィッド・オールソップは、ケンブリッジ・キングズ・カレッジやウェストミンスター大聖堂の聖歌隊員として歌い、現在はテネブレやポリフォニー、ガブリエリ&コンソート・プレーヤーズのメンバーとして演奏、また古楽系ヴォーカル・アンサンブルの「ガリカントゥス」の創設メンバーとして活動している若手期待のカウンターテナーです。
SIGCD-493
ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲集
ピアノ・ソナタ第1番 Op.12
ピアノ協奏曲第1番ハ短調 Op.35
ピアノ・ソナタ第2番ロ短調 Op.61
ピアノ協奏曲第2番ヘ長調 Op.102
ピーター・ドノホー(P)、
デイヴィッド・カーティス(指)
オーケストラ・オヴ・ザ・スワン

録音:2016年3月30日(Op.12)、2015年4月17日(Op.35)、2015年12月10日−11日(Op.61, Op.102)、ロンドン(イギリス)
前作「24の前奏曲とフーガ Op.87」(SIGCD-396)に続くショスタコーヴィチ・シリーズの第2弾には、ピアノ協奏曲第1番&第2番とピアノ・ソナタ第1番&第2番の4作品を収録!膨大なレパートリーを誇るドノホーは、近年、その優れた演奏の数々によって、英国有数の20世紀ロシア音楽のスペシャリストとして高い評価を受けているだけでに、特に「ピアノ協奏曲第1番」の登場は大きな話題となることでしょう!

SIGCD-494
ジェームズ・ローズ 〜 ファイアー・オン・オール・サイズ
バッハ:前奏曲第1番ハ長調(平均律クラヴィーア曲集第1巻 BWV.846より)
ショパン:幻想曲ヘ短調 Op.49、
 幻想ポロネーズ変イ長調 Op.61
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 Op.110
ショパン:夜想曲第17番ロ長調 Op.62-1、
 夜想曲第13番ハ短調 Op.48-1
ラフマニノフ:練習曲 《音の絵》 第5曲変ホ短調 Op.39-5、
 前奏曲変ニ長調 Op.32-13
プッチーニ(イヴァ・ミカショフ編):私のお父さん(歌劇 《ジャンニ・スキッキ》より)
ジェームズ・ローズ(P)

音:2016年12月12日−14日、ブリテン・スタジオ(サフォーク)
幼少時に受けた虐待、自殺未遂、精神病院への入院、奨学金の打ち切りなど、数々の困難に直面しながらも、コンサート・ピアニストとして、自らの道を切り拓き続けるイギリスの異色のピアニスト、ジェームズ・ローズ。ジェームズ・ローズが「生きるための聖杯」と表現するJ.S.バッハ、ショパン、ベートーヴェン、ラフマニノフらの名曲で構成されたニュー・アルバム「Fire On All Sides」は、自身が執筆した同名の書籍(イギリスのQuercusより出版)のサウンドトラックとして作成されたもの。2016年には、約20都市にわたる広範囲のワールド・ツアーを成功させたジェームズ・ローズの、異色の才能が益々発揮されてゆきます。
SIGCD-495(2CD)
ジェームズ・マッカーシー:コードブレイカー
ウィル・トッド:合唱交響曲第4番 「ナイチンゲールに寄す」
ジュリア・ドイル(S)、
デイヴィッド・テンプル(指)
BBCコンサート・オーケストラ、
ハートフォードシャーcho

録音:2016年7月26日−28日&12月5日、オール・セインツ教会(イースト・フィチリー)
テレビや映画、合唱の分野で活躍する作曲家ジェームズ・マッカーシーの「コードブレイカー(コンピューター科学者アラン・チューリングの人生を描いた、ソプラノと合唱、管弦楽のための作品)」と、現代合唱界で注目を浴びるコンポーザー=ピアニスト、ウィル・トッドの「ナイチンゲールに寄す(ジョン・キーツの有名な詩による合唱交響曲)」をセットにしたアルバム。指揮は、ロンドン・フィルハーモニー合唱団のメンバーとしてボールト、ストコフスキ、ショルティ、ハイティンクらの元で歌い、現在はクラウチ・エンド祝祭合唱団とハートフォードシャー合唱団の音楽監督を務める合唱指揮者、デイヴィッド・テンプル。
SIGCD-496
フレイヤ・ウェーリー=コーエン:パーミュテーションズ/アンヴェール タムシン・ウェーリー=コーエン(Vn)

録音:2016年10月−14日
今を輝く英国ヴァイオリン界の才女、タムシン・ウェーリー=コーエンが、妹で作曲家のフレイヤ・ウェーリー=コーエンの2作品を取り上げたヴァイオリンと作曲による"姉妹共演"!2017年のオールドバラ音楽祭の委嘱作品として作曲された「パーミュテーションズ(順列)」は、建築学と音楽の融合をテーマとした6パートのヴァイオリンのための作品であり、姉、タムシン・ウェーリー=コーエンが6つの個別の部屋をそのヴァイオリンで表現していきます。フレイヤ・ウェーリー=コーエンの作品は、オリヴァー・ナッセン、デイヴィッド・カーティスらによって取り上げられ、2017年にはウィグモア・ホール、サンタフェ室内楽音楽祭で弦楽四重奏のための新作初演が予定されるなど、イギリスを中心に各国で注目を集めています。
SIGCD-497
キングズ・シンガーズ〜クリスマス・プレゼンス
伝承曲:今日、キリストが生まれたまいぬ
ラッスス:シオンの讃美の歌声をあげ
プレトリウス:エサイの根より
バード:幸いなるかな、乙女マリアのみ体
スヴェーリンク:今日、キリストが生まれたまいぬ
プーランク:おお大いなる神秘
 羊飼いたちよ汝らが見たものを語れ
 今日、キリストが生まれたまいぬ
ハウエルズ:汚れなき薔薇
 ここに小さな扉が
 子守歌を歌って
伝承曲(クライヴ・スミス編):三隻の船を見た
伝承曲(ジェフリー・キーティング編):世の人忘るな
伝承曲(ピーター・ナイト編):巡礼
メル・トーメ&ロバート・ウェルズ(ピーター・ナイト編):クリスマス・ソング
伝承曲(アレクサンダー・レストレンジ編):シュティル・シュティル・シュティル
ロード・ピアポント(ゴードン・ラングフォード編):ジングル・ベル
チルコット:感謝祭
キングズ・シンガーズ

録音:2015年12月4日、キングズ・カレッジ・チャペル(ケンブリッジ、イギリス)
合唱王国イギリスが誇るア・アカペラのレジェンド、6人の英国紳士たち、キングズ・シンガーズのシグナム・クラシックス(Signum Classics)で3枚目となるクリスマス・アルバム「クリスマス・プレゼンス」が登場!
キングズ・シンガーズ生誕の地である、イギリス、ケンブリッジ大学キングズ・カレッジのチャペルで行われたコンサートのライヴ・レコーディングは、これまでにも増して特別なもの。
2016年8月で26年に渡るキングズ・シンガーズでのキャリアに終止符を打ったカウンターテナーのデイヴィッド・ハーリーが、後任のパトリック・ダナキーに交代する前の録音であり、長らくアンサンブルを牽引してきたベテランの歌声を聴くことが出来るクリスマス・プログラムです。
SIGCD-498
ナジ・ハキム:ソプラノとピアノのためのカンタータ「フェードラ」
フルートとピアノのための「ロンドー・カプリース」
フルートとピアノのための「ディプティック」
ピアノ協奏曲(弦楽四重奏伴奏版)
マガリ・モニエ(Fl)、クレア・フォアゾン(P)、
リマ・タウィル(S)、ナジ・ハキム(P)、
シャペル・ロワイヤルSQ、
ルノー・ベリー(Cb)

録音:2016年10月24日−26日
レバノンのベイルートで生まれ、オルガンをジャン・ラングレーに師事し、パリでは工学を専攻した経歴も持つコンポーザー=オルガニスト、ナジ・ハキムの作品集。2004年の第53回ミュンヘン国際音楽コンクールのフルート部門で優勝した名女流フルーティスト、マガリ・モニエの参加は見逃せません!
SIGCD-499(2CD)
モーツァルト:劇的セレナータ「シピオーネの夢」K.126(ベーレンライター、新モーツァルト全集による演奏) クラシカル・オペラ、
イアン・ペイジ(指)
クララ・エク(S)、ソラヤ・マフィ(S)、
クリスティアン・アダム(T)、
ロバート・マレー(T)、
キアラ・スケラート(S)

録音:2016年10月16日−19日、聖オーガスティン教会(キルバーン、ロンドン)
モーツァルトとその同世代の作曲家たちの音楽のスペシャリスト、イアン・ペイジが1997年に設立し、今、イギリスで最もエキサイティングと称されるピリオド楽器使用のオペラ・カンパニー、クラシカル・オペラ。1幕のセレナータ「シピオーネの夢」は、当時のザルツブルク大司教でありモーツァルトの理解者でもあったジギスムント・シュラッテンバッハの在位50年を記念して1771年に作曲されたものの、初演前に大司教が突然の他界。1772年にモーツァルトの天敵として知られるヒエロニムス・コロレド伯の大司教着任の式典のために最後のレチタティーヴォ(アリア)が改作されたというエピソードを持っています。また、クラシカル・オペラは、このレチタティーヴォ(アリア)の原典版と改訂版の両方を録音しており、聴き比べが出来るところもポイントです。



SIGCD-500(3CD)
キングズ・シンガーズ結成50周年記念BOX「GOLD」
CD1:クローズ・ハーモニー〜チルコット:ウィー・アー/レノン&マッカートニー(チルコット編):アンド・アイ・ラヴ・ハー/フランシス(ブリュートン編):ドント・ウォーリー・アバウト・ミー/キジョー(ヤング編):ケレレ/ジョエル(チルコット編):そして今は…/アーレン(ラングフォード編):ダウン・ウィズ・ラヴ/レジェンド(レストレンジェ編):オール・オヴ・ミー/伝承曲(チルコット編):シェナンドー/伝承曲(リチャーズ編):ラモーナ/サイモン(ジャックマン編):ある人の人生/カリファ&プース(ガビタス編):シー・ユー・アゲイン/ミリガン(ラングフォード編):不思議の国のアリス/タンストール(レストレンジェ編):黒い馬と桜の木/伝承曲(ナイト編):ダニー・ボーイ/レノン&マッカートニー(アイヴス編):アイル・フォロー・ザ・サン/伝承曲(ラングフォード編):ボビー・シャフトー/ガーシュウィン(ベネット編):わが愛はここに/伝承曲(ガビタス編):スカボロー・フェア/テイラー(キャリントン編):ザット・ロンサム・ロード/伝承曲(オーヴァートン編):ロッホ・ローモンド/伝承曲(ライス編):ダウン・バイ・ザ・リヴァーサイド/U2(チルコット編):MLK(マーティン・ルーサー・キング牧師に捧ぐ)/CD2:スピリチュアル〜ヘンリー・レイ:イングランド王ヘンリー6世の祈り/バード:喜びもて歌え/チルコット:ゾウ, マイ・ラヴ, アート・フェア/パレストリーナ:鹿のように/タリス:御身が手に/ヘッション:マスター・オヴ・ミュージック/ラッスス:音楽は神の贈り物/ラインベルガー:夕べの歌/R.R.ベネット:ザ・ベル・ダス・トール/プーランク:アッシジの聖フランチェスコの4つの小さな祈り/シュッツ:それは確かなまこと/レーガー:朝の歌/ウィテカー:結婚/ロッシ:都詣での歌(詩篇第124編)/ロボ:我がハープは悲しみの音に変わり/ヴォーン・ウィリアムズ:休息/プール:トゥティヴィルス(ワイモンダム聖歌より)/スタンフォード:青い鳥/CD3:セキュラー〜ラッター:怖がらなくていいよ/フォーレ(リチャーズ編):蝶と花/ラッスス:ダラスの市場で/バード:アマリリスが草原で踊れば/バスケス:私の慰めの涙/武満徹:手づくり諺/サン=サーンス:ケルモールの水夫/アンチエータ(チルコット編):愛をこめて, お母さま/ブラームス:私の胸の思いのすべて/シューベルト:夜/ル・ジュヌ:また春が戻ってきた/サン=サーンス:夕べのロマンス/ファン・ダイク:地平線/マルティーニ(リチャーズ編):愛の喜びは/ジョンソン:来たれ聖なる鳥よ/伝承曲(ロヴァット編):リトル・グリーン・レーン/ゼンフル:シュパイアーの鐘/ジョスカン・デ・プレ:われに口づけを/バスケス:私の優しい女性/オーリック(ラングフォード編):君が僕の傍で眠るとき
キングズ・シンガーズ〔パトリック・ダナキー(C.T)、ティモシー・ウェイン=ライト(C.T)、ジュリアン・グレゴリー(T)、クリストファー・ブリュートン(Br)、クリストファー・ガビタス(Br)、ジョナサン・ハワード(Bs)〕

録音:2016年10月11日−13日、2016年11月1日−3日、2017年2月1日−3日、聖マイケル教会(ハイゲート、ロンドン)&2017年2月27日−28日、聖マイケル&オール・エンジェルズ教会(サマータウン、オックスフォード)
合唱王国イギリスが誇るア・カペラのレジェンド、6人の英国紳士たち、キングズ・シンガーズ。1968年に結成され、2018年になんと50周年を迎えるキングズ・シンガーズのアニヴァーサリー・リリースは、「クローズ・ハーモニー」、「スピリチュアル」、「セキュラー」とテーマ分けされた3枚組の豪華BOX。ポップ・ソングや民謡からのアレンジ、宗教曲、世俗曲の多彩な作品がテーマごとに選ばれた、すべて新録音による全60曲。来日公演を含む2018年の結成50周年記念ワールド・ツアーは、これら60曲の中から歌われる予定です。
ボブ・チルコットやジョン・ラッターの新作を含め、このアルバム「ゴールド」のために新たに委嘱し作曲・編曲された作品も多数収録。特に、元キングズ・シンガーズのメンバーでもあるボブ・チルコットは2曲の作曲、5曲の編曲で参加しており、チルコット・ファンも見逃せません。
また、26年に渡るキングズ・シンガーズでのキャリアに終止符を打ったカウンターテナーのデイヴィッド・ハーリーに代わり、パトリック・ダナキーが新たにメンバーに加わった新体制での最初のレコーディングとなります。
SIGPP-500(3CD)
限定盤

キングズ・シンガーズ結成50周年記念「GOLD」〜プレミアム・エディション
(CD収録曲目はSIGCD500と同一)

キングズ・シンガーズ〔パトリック・ダナキー(C.T)、ティモシー・ウェイン=ライト(C.T)、ジュリアン・グレゴリー(T)、クリストファー・ブリュートン(Br)、クリストファー・ガビタス(Br)、ジョナサン・ハワード(Bs)〕

録音:2016年10月11日−13日、2016年11月1日−3日、2017年2月1日−3日、聖マイケル教会(ハイゲート、ロンドン)&2017年2月27日−28日、聖マイケル&オール・エンジェルズ教会(サマータウン、オックスフォード)

【プレミアム・エディション 仕様&特典内容】
● カードボード・スリップケース仕様(サイズ:270mm x 270mm)
● キングズ・シンガーズの50年間の歴史を綴った84ページのブックレット(英文)
● ゴードン・ラングフォード「ボビー・シャフトー」の筆者譜のファクシミリ
● 現メンバー6人のサイン入りレター
● 8GBのUSBメモリー・スティック(24/96ヴァージョンのGOLD、キングズ・シンガーズの50年間をたどる50枚の写真データ、レコーディング風景やインタビューを収めた映像数点)
「GOLD」(SIGCD500)と同様のCD3枚に加え、同曲のハイレゾ音源と写真データ、記念ブック、サイン入りレター、貴重な筆者譜など超豪華特典が封入された特別限定仕様です。
※こちらのタイトルは限定生産となりますため、お早めにご注文ください。
また限定生産の性質上、ご注文枚数を確保できない可能性がございます。予めご了承ください。
SIGCD-501
ジョン・タヴナー:マザー・アンド・チャイルド
ジョナサン・ドーヴ(1959-):彼に求めよ、7つの星の創造を
フランシス・ポット(1957-):高潔な心
ギル・スウェイン(1946-):マニフィカト
ジョン・タヴナー(1944-):マザー・アンド・チャイルド
アレグザンダー・エストランジ(1974-):リュート・ブック・ララバイ
ジェレミー・フィルセル(1964-):おお、主を喜びたまえ
リチャード・ロドニー・ベネット(1936-):彼の慈悲の季節
フランシス・ポット:私の歌は愛を知らない
ウィリアム・ケンダール(T)
アンドルー・バッシャー(T)
カリス・レーン(S)
ナイジェル・ショート(指)
テネブレ(合唱)
ジェレミー・フィルセル(Org)
SIGCD-502
キングズ・シンガーズのクリスマス
Veni, veni Emmanuel (Trad. arr. Lawson)/
Angelus ad Virginem (Trad. ed. the KS)/
This is the truth sent from above
 (Trad. arr. Ralph Vaughan Williams)/
Wie schon leuchtet der Morgenstern (Praetorius)/
Es ist ein Ros' entsprungen (Praetorius)/
There is no rose (Anon. ed. Stevens)/
Coventry Carol (Anon.)/
Nowell sing we now (Bo Holten ed. the KS)/
Remember, O thou man (Ravenscroft)/
In dulci jubilo (Trad. harm. J.S.Bach)/
Lullay my liking (Philip Lawson)/
Bogoroditsye Dyevo (Arvo Part)/
The Lamb (John Tavener)/
Maria durch ein' Dornwald ging
 (Trad. arr. Lawson)/
O little one sweet (Trad. harm. J.S.Bach)/
Bethlehem Down (Peter Warlock)/
The Crown of Roses (Tchaikovsky arr. Lubbock)/
To us in Bethlem City (John McCabe) [2:48]/
Szczo to za prediwo (Trad. arr. Barwinski)/
There is a flower (John Rutter)/
La Peregrinacion (Ramirez arr. Knight)/
Away in a manger
 (Melody W.J.Kirkpatrick arr. Lawson)/
Noel nouvelet (Trad. arr. Lawson)/
Stille Nacht (Gruber arr. Rutter)/
Born on a New Day (David arr. Knight/Lawson)
キングズ・シンガーズ
SIGCD-503
レクイエム・エテルナム(永遠の安息を)
ハウエルズ(1892-1983):レクイエム
 モテット「大地よ、彼を連れ去り、慈しめ」
マルタン(1890-1974):ミサ曲
ジェレミー・バックホース(指)
ヴァサーリ・シンガーズ
SIGCD-504
グラハム・アシュトン・ブラス・アンサンブル
ジェイムズ・ピュー:そして天使達は飛び立っていった・・・
ダニエル・シュナイダー:トリオ
ジェイムズ・ピュー:金管四重奏のための「アヴィアリエイションズ」
ダニエル・シュナイダー:金管八重奏のための「4つの短い物語」
ジェイムズ・ピュー:ソロ・バストロンボーンと2つのトロンボーン四重奏のための「4x2x1」
ダニエル・シュナイダー:金管四重奏のための「鉄のテトラポッド」
ジェイムズ・ピュー:金管三重奏のための「トリアド」
ダニエル・シュナイダー:3つのアメリカ舞曲
グラハム・アシュトン・ブラス・アンサンブル
ジョセフ・アレッシ(Tb)
中川英二郎(Tb)
マーク・パターソン(Tb)他
SIGCD-505
ユダヤ人の生活より
ブロッホ:ユダヤ人の生活より/ヘブライの瞑想
 チェロ・ソナタ
ブルッフ:コル・ニドライ Op.47
バーンスタイン:ミサ〜2つの瞑想他
ポール・マーリーン(Vc)、ジョン・レネハン(P)
SIGCD-506
マイケル・ナイマン(1944-):2台のピアノのための音楽
テイキング・ア・ライン・フォー・ア・セカンド・ウォーク
赤い帽子の女/ウィンター・ダンス
ズー・デュエット
SIGCD-507
ジェイムズ・マクミラン:合唱作品集
Divo Aloysio Sacrum/ The Gallant Weaver
A Child's Prayer/ Seinte Mari Moder Milde
Tremunt vindentes angeli/ Cantos Sagrados
Christus Vincit/ So Deep
サム・レイトン(指)エリジアン・シンガーズ
SIGCD-508
1937〜オルガンのためのロマンティック作品集
ペリー・ウィットロック:ソナタ ハ短調
エドワード・C・ブリストゥー:ソナタ 変ホ長調
ウィリアム・H・ハリス:フラリッシュ・フォー・アン・オーシャン
コルム・カーリー(Org)
SIGCD-509
ボヤージュ〜ボードレール&ゲーテ歌曲集
デュパルク:旅への誘い
フォーレ:秋の歌 Op.5-1、讃歌 Op.7-2
シャブリエ:旅への誘い*
デュパルク:ミニョンのロマンス
シューベルト:4つのミニョンの歌
セヴラック:ふくろう
ブレヴィル:夕べのハーモニー
ドビュッシー:ボードレールの5つの詩
デュパルク:前世
モーリス・ロリナ:夕べのハーモニー、噴水
メアリー・ベヴァン(S)、
ジョセフ・ミドルトン(P)、
エイミー・ハーマン(Fg)*

録音:2016年11月28日−12月1日、オール・セインツ教会(ダーラム・ロード、ロンドン)
英国ロイヤル・フィルハーモニック協会のヤング・アーティスト賞や英国批評家サークル賞を受賞し、オペラとコンサート・プラットフォームの両面で輝かしい活躍を見せるイギリスのソプラノ、メアリー・ベヴァン。 名伴奏者ジョセフ・ミドルトンと贈る新たなリサイタル・アルバムは、フランスの天才詩人シャルル・ボードレール(1821−1867)の詩による作品を中心に、文豪ゲーテの作品を加えたプログラム。ドビュッシーやフォーレ、デュパルク、シャブリエ、ショーソンらを魅了したボードレールの詩情を、今をときめく美しきソプラノが歌います。 シャブリエの「旅への誘い」では、フィルハーモニアOの元首席ファゴット奏者、エイミー・ハーマンをフィーチャー。
SIGCD-510
ボヘミア〜ドヴォルザーク、ヤナーチェク、スーク
ドヴォルザーク:ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調 Op.57、
 4つのロマンティックな小品 Op.75
スーク:4つのロマンティックな小品 Op.17
ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ
タムシン・ウェーリー=コーエン(Vn)
ヒュー・ワトキンス(P)

録音:2017年3月13日−15日、ブリテン・スタジオ(スネイプ・モルティングス、オールドバラ)
1986年ロンドン生まれ、今を輝く英国ヴァイオリン界の才女、タムシン・ウェーリー=コーエン。ヒュー・ワトキンスとのニューアルバムは、チェコのドヴォルザーク、ヤナーチェク、そしてヨゼフ・スークの作品によるボヘミアン・アルバム!
ロンドン・ブリッジ・トリオやアルビオン・クヮルテットの第1ヴァイオリンを務め、2016-2017シーズンのECHOライジング・スターズに選出されるなど、ますます活躍を拡げるウェーリー=コーエン。民族色溢れるヴァイオリンとピアノのためのレア・レパートリーでも、その才覚を存分に発揮してくれることでしょう。
SIGCD-511
黄金の鎖で〜王政復古前のイギリスにおけるヴァース・アンセム集 Vol.1
ギボンズ:コンソート・アンセム全集
見よ、あなたは私の日を束の間とされ/ほめたたえよ、おお創造主よ/5声のイン・ノミネ第1番/ヨハネの証はかくのごとし/神々の中の偉大なる神よ/がっかりしないで、美しい太陽よ(第1部)/がっかりしないで、美しい太陽よ(第2部)/5声のイン・ノミネ第2番/栄光と力に満てる神/主を畏れるものは全て幸い/おお、まことに忠実なるすべての心よ/主に向かって新しい歌を歌え/5声のイン・ノミネ第3番/見よ、見よ、御言葉は肉体となった/神は私たちを憐れみ
フレットワーク〔森川麻子、エミリー・アシュトン、市瀬礼子、サム・スタッドレン、リチャード・ブースビー〕、
ヒズ・マジェスティーズ・サグバッツ&コルネッツ、マグダレーナ・コンソート

録音:2016年11月17日−19日、セント・ジョージ教会(ケンブリッジ、イギリス)
世界最高峰のヴィオール・コンソート「フレットワーク」、結成35周年を迎えたピリオド系金管楽器の達人集団「ヒズ・マジェスティーズ・サグバッツ&コルネッツ」、2008年にピーター・ハーヴェイが創設した声楽&器楽の古楽アンサンブル「マグダレーナ・コンソート」。英国が世界に誇る3つのピリオド・アンサンブルの共演による、王政復古以前のイギリスにおけるヴァース・アンセムの歴史をたどるシリーズの第1作は、この形式を代表する作曲家の1人、オーランド・ギボンズ(1583−1625)のコンソート・アンセム全集!代表作「ヨハネの証はかくのごとし」を含む、ギボンズのアンセムの妙を、フレットワークを中心としたスペシャリスト達がじっくりと聴かせてくれています。
SIGCD-512
冬の腕の中で〜ボブ・チルコットの季節の音楽
チルコット:ウェンセスラス/ジーザス・スプリンギング
マイ・パーフェクト・ストレンジャー
9つの贈り物/グローリア
コラリス、
グレッチェン・クールマン(指)
トッド・フィックリー(Org)、
カントゥス・プリモ・ユースcho
クラシカル・ブラス・クィンテット、
ジェームズ・シャフラン(Br)、
マリアン・ライアン・ヘイズ(ハープ)、
ジュリー・アンジェリス・ベーラー(ティンパニ)

録音:2017年4月19日−21日、エピファニー教会(ワシントン、アメリカ)
かつてキングズ・シンガーズのメンバーとして活躍し、現在は世界の合唱シーンで最も活発な活動を繰り広げている作曲家の1人であるボブ・チルコット(1955−)。
アメリカの合唱団、コラリスが歌うチルコットの合唱作品集には、2015年12月にワシントンで初演された合唱と金管五重奏のための「グローリア」、ボヘミア公ヴァーツラフ1世をモデルとしたストーリーを題材としている「ウェンセスラス」などの注目作を収録。
ヴィヴァルディやプーランク、そしてラッターなど大作曲家たちが繋いできた「グローリア」の歴史にまた1つ素晴らしい作品が加わります。
SIGCD-513
舞踏の芸術〜トランペット、ピアノと弦楽のための21世紀の協奏曲集
トビー・ヤング:舞踏の芸術
ジェフリー・ゴードン:セイント・ブルー
デボラ・プリッチャード:ソンムにおける7つの休止
ニムロッド・ボーレンシュタイン:ピアノ,トランペットと弦楽オーケストラのための協奏曲 Op.74
サイモン・デュブルレイ(Tp)、
クレア・ハモンド(P)、
ケネス・ウッズ(指)
イギリス弦楽オーケストラ

録音:2015年9月18日&10月29日、イギリス
モダンとピリオドの双方に精通し、近現代作品を難無く吹きこなすその演奏が「鋼の唇」と激賞されている英国のトランぺッター、サイモン・デュブルレイ。Signum Classics第2弾となる、「21世紀のトランペット協奏曲集」には、今話題のイスラエル出身の作曲家、ニムロッド・ボーレンシュタイン(1969−)の新作を収録!デュブルレイに献呈されたボーレンシュタインの「トランペット協奏曲」は2016年10月28日に世界初演が行われ、当ディスクには翌29日の演奏、録音が収録されています。
SIGCD-514
偉大なる大聖堂の賛歌集
タリス:誉れと徳と力と
バード:アヴェ・ヴェルム・コルプス
ギボンズ:見よ、御言葉は肉体となりぬ
クロフト:われらがあなたの勝利を喜びうたい
グリーン:主よ、わが終わりを知らせたまえ
ボイス:知恵はどこに見いだされるか
スタンフォード:3つのモテット Op.38
パリー:私は歓喜した
ハリス:われらにもたらしたまえ、おお主なる神よ
ハウエルズ:鹿が谷川を慕いあえぐように
ケネス・レイトン: 世のものなべて歌え
カンタベリー大聖堂少女cho&男声cho、
デイヴィッド・ニューズホーム(指)

録音:2016年7月4日−8日、カンタベリー大聖堂(イギリス)
英国国教会の総本山であるカンタベリー大聖堂の聖歌隊は、これまでプロの男声合唱団(レイ・クラークス)と、少年合唱団を主体としていましたが、2014年に12歳〜18歳までの少女のみで構成される少女合唱団が初めて結成され、国際的な注目を浴びていました。このアルバムは、その少女合唱団の最初のレコーディングで、タリス、バードからスタンフォード、パリー、ハウエルズを経てケネス・レイトンまで、16世紀〜20世紀にかけての英国の偉大なる賛歌を歌います。
SIGCD-515
シベリウス:フィンランディア
ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調 Op.95 「新世界より」
ケヴィン・ジョン・エドゥセイ(指)
チネケ!・オーケストラ

録音:2016年9月4日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(サウスバンク・センター、ロンドン)
ヨーロッパ初の黒人と少数民族によるオーケストラである「チネケ!・オーケストラ(Chineke! Orchestra)」は、エイジ・オヴ・インライトゥメントO(OAE)の創設メンバーであり、首席コントラバス奏者を30年以上に渡って務めた名手、チチ・ワノク(Chi-chi Nwanoku)が設立した「チネケ!財団」のオーケストラ。「チネケ!財団」は、「クラシック音楽の変革と多様性」をモットーとし、イギリスとヨーロッパのBME(Black and Minority Ethnic〔黒人と少数民族〕)のクラシック・ミュージシャンへキャリアとチャンスを提供する団体で、「チネケ!・オーケストラ」と「チネケ!・ジュニア・オーケストラ」の2つを持ち活動。
チネケ!・オーケストラは2017年にはBBCプロムス・デビューも予定しています。
デビュー・アルバムでは、西洋のクラシック音楽のなかでBMEの影響の様々な側面を含んだ作品、シベリウスの「フィンランディア」とドヴォルザークの「新世界より」を選択。チチ・ワノクが芸術監督と首席コントラバス奏者も務めるオーケストラの実力にご注目ください。
SIGCD-516
庭の日差〜スティーヴン・ウィルキンソン:歌曲集
グランチェスター/誇らしげなうたつぐみ/飼い葉桶で/ジョリー・ジャンキン/永遠の夏/冬の雪/礼拝堂/天上/アワーグラス/来れ、死よ/気難しい年寄りと若者/ある少女に/あまり長く愛してはいけない/モード・ゴン/政治/春と秋/庭/庭の日差/ゲート・イン・ザ・ウォール/ランニング・トゥ・パラダイス/バードスピーク/ふくろうと子猫ちゃん/風と月/キス
マイリ・ローソン(S)、
クレア・ウィルキンソン(Ms)、
ジェームズ・ギルクリスト(T)、
マシュー・ブルック(Bs)、
アンナ・マークランド(P)、
イアン・バックル(P)

録音:2015年10月12日−14日、ワイアストン・コンサート・ホール(モンマス、イギリス)
BBCノーザン・シンガーズやマンチェスターのウィリアム・バード・シンガーズなど、50年以上にわたりヨーロッパ各地の合唱団で指揮者として活躍したイギリスの大ベテラン、スティーヴン・ウィルキンソン(1919年生まれ!)の歌曲集。
フィンジやガーニー、クィルターなどに代表されるイギリス歌曲の伝統的なスタイルに則ったウィルキンソンの歌曲を歌う歌手たちは、ローソン、ウィルキンソン、ギルクリスト、ブルックと豪華!
SIGCD-517
ロデリック・ウィリアムズ:宗教合唱作品集
レット・ナッシング・トラブル・ユー*
おお、導きの夜よ/クリスマス・ベル
小さい子供がそれらを導くだろう
はようこそと言った
子供たちよ、私が遣わすところへ行きなさい賛歌
聖なる父、偉大な創造主
なにゆえ国々は騒ぎたち
おお、世界の救世主よ/オー・アドナイ
マリアはみどりごを授かった
変わりなき三位一体
アヴェ・ヴェルム・コルプス・リ=イマジンド
主の祈り/これがキリストの業
旧王立海軍カレッジ・トリニティ・ラバン・チャペルcho
ラルフ・オールウッド(指)、
ジョナサン・エア(P、指*)

録音:2017年4月21日−24日、旧王立海軍カレッジ、セント・ピーター&セント・ポール礼拝堂(グリニッジ、ロンドン)
2016年ロイヤル・フィルハーモニック協会賞を受賞、リーズ・リーダー音楽祭2016の芸術監督も務め、日本ではバッハ・コレギウム・ジャパンとの定期的な共演でも知られるイギリスの名バリトン、ロデリック・ウィリアムズが作曲した宗教合唱作品集。ロデリック・ウィリアムズは、バリトン歌手として目覚ましい活躍を続ける傍ら、その作品がザ・シックスティーンによってレコーディングされる(COR 16090)など、合唱作曲家としても注目を浴びています。イギリスのトリニティ・ラバン音楽院(Trinity Laban Conservatoire of Music and Dance)の聖歌隊、"旧王立海軍カレッジ・トリニティ・ラバン・チャペル合唱団"のファースト・アルバム。
SIGCD-518
グラハム・フィトキン:弦楽四重奏曲集
サーヴァント/インサイド/ア・スモール・クヮルテット/アナザー・スモール・クヮルテット/ストリング/ポーン
サッコーニSQ

録音:2016年7月26日−28日&12月5日、オール・セインツ教会(イースト・フィチリー)
イギリスのミニマル&ポスト・ミニマルの作曲家、グラハム・フィトキン(グレアム・フィットキン)。印象的なユニクロのテレビCMでも話題を呼んだ注目の現代作曲家による弦楽四重奏のための作品全集を、英国で最もダイナミックで多才なSQ、サッコーニSQが奏でます。 ポスト・ミニマル、コンテンポラリー・アンサンブル愛好家は要注目!
SIGCD-519
99ワーズ 〜 ジョン・タヴナー&ロクサンナ・パヌフニク:合唱作品集
ロクサンナ・パヌフニク(ジョン・タヴナー作詞):99ワーズ・トゥ・マイ・ダーリン・チルドレン(ナレーター、合唱&チェロ)*
ジョン・タヴナー:Svyati(合唱&チェロ)、
 ルック・イン・ザイ・グラス(鏡を見て/合唱)*、
 Threnos(合唱)、
 マハ・マヤ(合唱&オルガン)*
ロクサンナ・パヌフニク:ヘヴンリー・ハーモニー(合唱&オルガン)*、
 ザ・タブレット・オヴ・ユア・ハート(合唱&オルガン)*
マシュー・バーリー:タヴナーの主題によるインプロヴィゼーション(チェロ)*
ヴォーチェ室内cho
スージー・ディグビー(指)、
マシュー・バーリー(Vc)
サイモン・ラッセル・ビール(ナレーター)、
ジェームズ・シャーロック(Org)

録音:2017年3月31日、セント・ジョンズ教会(イズリントン)&4月1日、セント・オーガスティン教会(キルバーン)
*=世界初録音
アンジェイ・パヌフニクの娘であり、SignumやChandos、Coro、Delphianなどのレーベルから多くの作品が録音されるなど、世界で注目を高めているポーランド系イギリス人作曲家、ロクサンナ・パヌフニク。 「99 Words to my Darling Children(私のダーリンの子供たちへの99の言葉)」は、ジョン・タヴナー(1944−2013)が残したテキストにロクサンナ・パヌフニクが音楽を付けた作品で、セント・ポール大聖堂の聖歌隊員として活躍した経歴を持つイギリスの名優サイモン・ラッセル・ビールのナレーション、ヴィクトリア・ムローヴァの夫君でありイギリスのトップ・チェリストであるマシュー・バーリーのチェロが加わります。
SIGCD-520
ラッスス:シビュラの預言
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:おお, 魂の牧者よ、三位一体のために
エリオット・コール:あなたがいちじくの木の下にいるのを見た
ガリカントゥス、
ガブリエル・クラウチ(ディレクター)

録音:2016年10月24日−26日、聖マイケル教会(ハイゲート、ロンドン)
ガリカントゥスは、ガブリエル・クラウチ、クリストファー・ワトソンなど、タリス・スコラーズ、キングズ・シンガーズ、テネブレでの演奏経験を持つ名歌手たち構成されるイギリスの男声ア・カペラ・グループ。
キリストの到来を伝えた古代の巫女(シビュラ)の預言をテキストにした「シビュラの預言」は、半音階進行の技法、ムジカ・レゼルヴァータ様式を用いたラッススの初期の傑作です。
SIGCD-521
ウカシェフスキ:合唱作品集
カンターテ・ドミノ/シェイクスピアのソネット/デイライト・ディクラインズ/レスポンソリア・テネブレ/哀歌/至福の教え
テネブレ、
ナイジェル・ショート(指)

録音:2016年5月10日−12日、セント・オーガスティン教会(キルバーン、ロンドン)
ウカシェフスキは現在ショパン音楽アカデミーやシュチェチン芸術アカデミーで作曲を教えており、彼の作品は50を超えるアルバムに録音されています。ヨーロッパの宗教音楽の最前線として活躍し、日本の合唱界でも根強い人気を誇るウカシェフスキの新たなレパートリー(2010年〜2015年頃の作品)を、ナイジェル・ショート&テネブレの緻密なアンサンブルでお贈りします。
SIGCD-522
オリヴァー・デイヴィス:リバティ
スパイラル(ヴァイオリン、ピアノ&弦楽)/バッカス(管弦楽)/チェロ協奏曲 「モルフェウス」/リバティ(ヴァイオリン、ヴィオラ、ピアノ&弦楽)/ロスト・レイク(ヴァイオリン、弦楽)/ソナー(ヴァイオリン、ピアノ&弦楽)/チリンガム(ソプラノ、ピアノ&弦楽アンサンブル)
ポール・ベイトマン(指)
ロイヤルPO、ケレンザ・ピーコック(Vn)、
ジョナサン・ヒル(Vn)、
ティモリー・リダウト(Va)、
エマ・ヒースコート(ヴァイオリン、
ヴィオラ)、キャサリン・ジェンキンソン(Vc)、
ヒュー・ワトキンス(P)、
グレース・ダヴィッドソン(S)

録音:2017年8月29日、エア・リンドバースト・スタジオ(ロンドン)&ウィー・ライト・ミュージック・スタジオ
英国王立音楽アカデミーで研鑽を積んだイギリスの若手作曲家オリヴァー・デイヴィス(1972−)。「フライト」(SIGCD-411)、「シーズンズ」(SIGCD-437)、「ダンス」(SIGCD-469)に続く4作目のアルバム「リバティ」は、ヴァイオリンやチェロ、ソプラノなどと弦楽アンサンブル、オーケストラとの協奏的作品集。
SIGCD-523
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調 Op.58
メンデルスゾーン:ヴァイオリン,ピアノと弦楽オーケストラのための協奏曲ニ短調
ミンジョン・キム(P)、
ツォルト=ティハメール・ヴィゾンタイ(Vn)、
クレメンス・シュルト、
フィルハーモニアO

録音:2017年3月28日−29日、セント・オーガスティン教会(キルバーン、ロンドン)
ロンドンの王立音楽アカデミーで学び、アソシエイト・オヴ・ロイヤル・アカデミー・オヴ・ミュージック(ARAM)を授与されたスタインウェイ・アーティスト、ミンジョン・キム。伝説的ヴァイオリニスト、ルッジェーロ・リッチからは「並外れた才能のピアニスト(exceptionally talented pianist)」と賞賛され、ルッジェーロ・リッチのマスタークラスではピアニストに選ばれています。
ロンドンを拠点に国際的に活動しているミンジョン・キムは、2008年に共演して以来、フィルハーモニアOと、そしてコンサートマスターのツォルト=ティハメール・ヴィゾンタイとも定期的にコラボレーションを行っており、今回のアルバムが実現。若きメンデルスゾーンが書いた二重協奏曲(ヴァイオリン、ピアノと弦楽のための協奏曲)では、ツォルト=ティハメール・ヴィゾンタイとミンジョン・キムの華麗な対話が披露されます。
SIGCD-524
カーニス:ドリームソングス〜3つの協奏曲
カーニス:ドリームソングス*、
 ヴィオラ協奏曲#、
 コンチェルト・ウィズ・エコーズ
ユダヤ民謡(カーニス編):トゥンバラライカ*##
シューマン:フゲッタ Op.32-4##
ポール・ニューバウアー(Va)#、
ジョシュア・ローマン(Vc)*、
アーロン・ジェイ・カーニス(P)##、
レベッカ・ミラー(指)
ロイヤル・ノーザン・シンフォニア

録音:2016年6月14日−16日、イギリス
1998年ピューリッツァー賞、2002年グロマイヤー賞、2011年ネマーズ賞の受賞歴を誇るアメリカの作曲家、アーロン・ジェイ・カーニス(b.1960)による3つの新しい協奏曲作品。第4回エドゥアルド・マータ国際指揮者コンクールで最優秀賞を受賞した注目の女流指揮者、レベッカ・ミラーの指揮はもちろんのこと、21歳(当時最年少)でニューヨーク・フィルの首席ヴィオラ奏者となったポール・ニューバウアーや、22歳(当時最年少)でシアトルSOの首席チェロ奏者となったジョシュア・ローマンなど、アメリカの名手たちの演奏も見事。

SIGCD-525
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 Op.73 「皇帝」
前奏曲ヘ短調 WoO.55
ピアノ・ソナタ第27番ホ短調 Op.90
12のコントルダンス WoO.14
ポロネーズ ト長調 Op.89
アレッシオ・バックス(P)、
サイモン・オーヴァー(指)
サウスバンク・シンフォニア

録音:2017年4月19日−20日、聖サイラス教会(ケンティッシュ・タウン、イギリス)
1997年の第3回浜松国際ピアノ・コンクール、2000年のリーズ国際ピアノ・コンクールを制覇し、世界を舞台に活躍を続けるイタリアの貴公子アレッシオ・バックス。近年は、ベルリン・フィルの第1コンサートマスターとして活躍する樫本大進との共演でも大きな注目を浴びるバックス。「月光」や「ハンマークラヴィーア」などのピアノ・ソナタを収録したベートーヴェン・アルバム(SIGCD-397)に続くバックスのベートーヴェンは、ピアノ協奏曲第5番「皇帝」という堂々たる傑作が登場!
伴奏は、モーツァルトのピアノ協奏曲集(SIGCD-321)でも高い評価を得たサイモン・オーヴァーとサウスバンク・シンフォニアのコンビ。2016年に行われたライヴ・パフォーマンス(イタリア)でも絶賛を浴びたという、アレッシオ・バックスの輝かしき「皇帝」にご期待あれ!
SIGCD-526
ライト・ディヴァイン〜トレブルとアンサンブルのためのバロック音楽
ヘンデル(ベネット編):協奏曲ヘ長調 HWV.331
ヘンデル:神の光の永遠の泉 HWV.74
ヘンデル(ベネット編):トリオ・ソナタ第4番ト長調Op.5-4, HWV.399より パッサカリア
ヘンデル:どんな情熱が音楽を盛り上げたり静めたりできないだろうか HWV.76
ヘンデル(ベネット編):狩りにて(女猟師ディアナ) HWV.79
アルビノーニ:新たな恐ろしい戦争が起こる(「ラ・スタティーラ」より)
フィリップ・ヤコプ・リットラー:7声のチャッコーナ
ラモー(オーレスキョル/ベネット編):リトルネッロ(「イポリートとアリシ」より
モー:アバリスのエントリー(「レ・ボレアド」より)
ラモー(オーレスキョル/ベネット編):悲しみの支度(「カストールとポリュックス」より)
ラモー(ベネット編):バレエ・フィギュアとエール(「ゾロアストル」より)
ラモー(オーレスキョル/ベネット編):嵐(「プラテー」より)
ラモー:何が私を抑えているのか私は知らない(「ナイス」より)
ラモー(ベネット編):シャコンヌ(「優雅なインドの国々」より)
アクセル・リクヴィン(トレブル)、
MINアンサンブル、
マーク・ベネット(トランペット&芸術監督)、
ラザール・ミレティッチ(アンサンブル・ディレクター)

録音:2017年7月4日−7日、ヤール教会(ノルウェー)
アクセル・リクヴィンは、ノルウェー・ナショナル・オペラ&バレエの少年合唱団、オスロ大聖堂の少年聖歌隊で神童ぶりを発揮し、わずか12歳でナイジェル・ショート&エイジ・オヴ・インライトゥメントOと共演しCDデビュー。2017年にはノルウェー・グラミー賞と呼ばれる「スペルマン賞」で「ニューカマー・オヴ・ジ・イヤー」にノミネートしています。
待望のセカンド・アルバムは、ノルウェー有数のプロ室内楽団の一つ、MINアンサンブルと共演したバロック音楽集。美しいボーイ・ソプラノの歌声で贈るヘンデルやラモーを中心としたトレブルとアンサンブルのための音楽は、ボーイ・ソプラノ・ファンにも古楽ファンにもオススメです。また、アクセル・リクヴィンは2017年の秋には声変わりを迎え、現在はバリトンのオペラ歌手として新たなキャリアを歩んでおり、このアルバムはボーイ・ソプラノとしてのアクセルの無垢な歌声を記録した貴重な録音となります。
SIGCD-527(12CD)
ベートーヴェン・アンバウンド〜ピアノ・ソナタ全集
CD1:ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調 Op.2-1/ピアノ・ソナタ第2番イ長調 Op.2-2/ピアノ・ソナタ第3番ハ長調 Op.2-3/CD2:ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調 Op.57 「熱情」/創作主題による6つの変奏曲ト長調 Op.34/ピアノ・ソナタ第9番ホ長調 Op.14-1/ピアノ・ソナタ第10番ト長調 Op.14-2/CD3:幻想曲ト短調 Op.77/ピアノ・ソナタ第13番変ホ長調 Op.27-1/ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 Op.27-2 「月光」/ピアノ・ソナタ第28番イ長調 Op.101/バガテル イ短調 WoO.59 「エリーゼのために」/CD4:ピアノ・ソナタ第16番ト長調 Op.31-1/ピアノ・ソナタ第17番ニ短調 Op.31-2 「テンペスト」/ピアノ・ソナタ第18番変ホ長調 Op.31-3/CD5:ピアノ・ソナタ第11番変ロ長調 Op.22/ピアノ・ソナタ第22番ヘ長調 Op.54/ピアノ・ソナタ第21番ハ長調 Op.53 「ワルトシュタイン」/アンダンテ ヘ長調 WoO.57 「アンダンテ・ファヴォリ」/CD6:創作主題による15の変奏曲とフーガ変ホ長調 Op.35 「エロイカ変奏曲」/ピアノ・ソナタ第12番変イ長調 Op.26 「葬送」/ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調Op.81a 「告別」/CD7:ピアノ・ソナタ第8番ハ短調 Op.13 「悲愴」/7つのバガテル Op.33/ピアノ・ソナタ第27番ホ短調 Op.90/ピアノ・ソナタ第25番ト長調 Op.79/CD8:ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調 Op.106 「ハンマークラヴィーア」/6つのバガテル Op.126/CD9:ピアノ・ソナタ第5番ハ短調 Op.10-1/ピアノ・ソナタ第6番ヘ長調 Op.10-2/ピアノ・ソナタ第7番ニ長調 Op.10-3/32の変奏曲ハ短調 WoO.80/CD10:ピアノ・ソナタ第19番ト短調 Op.49-1/ディアベッリのワルツによる33の変奏曲ハ長調 Op.120 「ディアベッリ変奏曲」/ピアノ・ソナタ第20番ト長調 Op.49-2/CD11:ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調 Op.7/ピアノ・ソナタ第24番嬰ヘ長調 Op.78 「テレーゼ」/ピアノ・ソナタ第15番ニ長調 Op.28 「田園」/CD12:ピアノ・ソナタ第30番ホ長調 Op.109/ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 Op.110/ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 Op.111
スィール・ウィリアムズ(P)

録音:2014年〜2017年、ウィグモア・ホール(ライヴ)
ウェールズ出身のピアニスト、スィール・ウィリアムズは、2010年から開始したベートーヴェン・サイクルで現代最高峰のベートーヴェン弾きの一人として認められ、エジンバラのグレイフライヤーズ教会で行われた「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全曲演奏会」は、2012年に「サウス・バンク・スカイ・アーツ・アウォード」を受賞しています。
このアルバムは、2014年〜2017年にかけて行われた、ウィグモア・ホールと王立ウェールズ音楽大学(RWCMD)の2つの「ピアノ・ソナタ全曲演奏会」の成功を記念してリリースされるもので、ウィグモア・ホールで行われた9日間のライヴを収録。曲目は年代順ではなく主に演奏会で行われた順番に並べられ、各CDがミニ・リサイタル・プログラムとなるよう考案。ピアノ・ソナタ全32曲に加え、「ディアベッリ変奏曲」や「エリーゼのために」を含む、様々な変奏曲、バガテル集なども加えた充実のベートーヴェンBOXとなります。
SIGCD-528(2CD)
ジェンキンズ:4声のコンソート・ミュージック全集
CD1:ファンタジア第1番/ファンタジア第2番/ファンタジア第3番/ファンタジア第4番/パヴァン ニ短調/ファンタジア第5番/ファンタジア第6番/ファンタジア第7番/ファンタジア第8番/ファンタジア第9番/CD2:ファンタジア第10番/ファンタジア第11番/ファンタジア第12番/ファンタジア第13番/ファンタジア第14番/パヴァン ホ短調/ファンタジア第15番/ファンタジア第16番/ファンタジア第17番
フレットワーク〔森川麻子(トレブル・ヴィオール)、市瀬礼子(テノール・ヴィオール)、サム・スタッドレン(テノール・ヴィオール/CD1)、エミリー・アシュトン(テノール・ヴィオール/CD2)、リチャード・ブースビー(バス・ヴィオール)〕

録音:2016年1月18日−20日、聖マグダラのマリア教会(シェアボーン、グロスタシャー、イギリス)
2016年に設立30周年を迎えた世界最高峰のヴィオール・コンソート「フレットワーク」の新録音は、ジョン・ジェンキンズのコンソート・ミュージック。ジョン・ジェンキンズ(1592−1678)は、1580年から1650年に亘るイギリスのコンソート・ミュージック黄金時代を生き、ヴィオール作品の発展に大きな影響を与えた作曲家。極めて高い完成度でヴィオール・コンソートのための傑作を数多く遺したジェンキンズの作品のなかから、「4声」のための作品をすべて収録。
森川麻子、市瀬礼子を始めとする世界的名手たちの演奏で、心地よい旋律と巧みな対位法による豊かな音楽の会話が生まれます。
SIGCD-529
ヴィブラフォンとピアノのための二重奏曲集
ルイス・ライト:ファイア&フロウ
運命の女神
アン・アブセンス・オヴ・ハート
小野小町/東京'81/サティ
キンタマーニ
ルイス・ライト(ヴィブラフォン)、
キット・ダウンズ(P)
イギリスのヴィブラフォン奏者、作曲家、ドラマー、ルイス・ライトのデビュー・レコーディング。イギリスの鬼才ジャズ・ピアニスト、キット・ダウンズをフィーチャーした、全曲自作のヴィブラフォンとピアノのためのデュエット集。 ヴィブラフォン奏者として、2016年に「Downbeat International Critics Poll」の『ライジング・スター』にノミネートし、「Parliamentary Jazz Awards 2016」では『Ensemble of the Year』を受賞した才気溢れるヴィブラフォン奏者にご注目あれ。ヴィブラフォン愛好家、パーカッション関係者要チェックです。
SIGCD-530
ラフマニノフ:交響曲第2番ホ短調 Op.27 ウラディーミル・アシュケナージ(指)
フィルハーモニアO

録音(ライヴ):2015年11月5日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ロンドン、イギリス)
2017年に発売された「交響曲第1番(SIGCD 484)」は、英BBCミュージック・マガジンでは「おそらく、アシュケナージの交響曲録音のなかでもっとも満足のいくもの」と激賞され、レコード芸術の海外盤REVIEWでも「今月の特選盤」&「特筆すべき音質優秀盤」に選定されるなど絶大な評価を得ています。
SIGCD-531
シューベルト:連作歌曲集 「冬の旅」 D.911(ジェレミー・サムズによる英語版) ロデリック・ウィリアムズ(Br)、
クリストファー・グリン(P)

録音:2017年2月13日−15日、聖サイラス教会(ケンティッシュ・タウン、ロンドン)
2016年ロイヤル・フィルハーモニック協会賞を受賞、リーズ・リーダー音楽祭2016の芸術監督も務め、日本ではバッハ・コレギウム・ジャパンとの定期的な共演でも知られるイギリスの名バリトン、ロデリック・ウィリアムズ。歌曲、オペラ、宗教曲など数多の公演・録音に参加するロデリック・ウィリアムズの新たなレコーディング・プロジェクトは、シューベルトの3つの歌曲を英語に翻訳して歌うというユニークな企画で、第1弾は名作「冬の旅」の英語版です。翻訳はイギリスの指揮者、作編曲家、作家、作詞家、翻訳家として幅広く活躍するジェレミー・サムズによるもの。続編として「岩の上の羊飼い」、「美しき水車小屋の娘」を予定しています。
SIGCD-532(2CD)
ホワイト・ライト〜ザ・スペース・ビトゥイーン
ペルト:シルワンの歌
即興(ヴァイオリン、サロード)
ヴァスクス:遠い光/即興(サロード、タブラ)
タヴナー:神の母よ、わたしはここに立つ(サロード即興付き)/即興(喉歌)
タヴナー:神の母よ、わたしはここに立つ/即興(ヴァイオリン、チェロ)
ジョージ・ハリスン:ウィズイン・ユー・ウィズアウト・ユー/即興(タブラ)
ペルト:カントゥス〜ベンジャミン・ブリテンへの追悼歌/即興(室内管弦楽)
レノン&マッカートニー:アクロス・ザ・ユニヴァース
アムジャッド・アリ・カーン:ラーグ・バイラヴィ
ヒューゴ・ティチアーティ(ヴァイオリン、芸術監督)、
オー・モダーン・チェンバー・オーケストラ、
マシュー・バーリー(Vc)、
ソウミク・ダッタ(サロード)、
スクヴィンダー・ピンキー・シン(タブラ)、
ギャレス・ルベ(喉歌)

録音:2017年8月13日−20日、ダンデリード・ピエトロ教会(スウェーデン)/2017年12月18日、ヨハネス教会(デュッセルドルフ、ドイツ)
指揮者ロビン・ティチアーティの兄であるヴァイオリニスト、ヒューゴ・ティチアーティがSignum Classicsから登場!
イギリス生まれのヒューゴ・ティチアーティは現在はスウェーデンを拠点に活動しており、スウェーデンで行われる音楽祭、"フェスティバル・オー・モダーン(Festival O/MODERNT)"を主宰。音楽活動に文学や哲学、芸術、スピリチュアルなインスピレーションを取り入れるヒューゴ・ティチアーティが、音楽祭のオーケストラであるオー・モダーン・チェンバー・オーケストラと共に、マシュー・バーリーのチェロやインド民族楽器のサロード、タブラ、喉歌(オーバートーン・シンギング)とコラボレーション。アルヴォ・ペルト、ジョン・タヴナー、ペトリス・ヴァスクスの音楽に、ビートルズ、インド古典音楽のラーガ、そして様々な編成によるインプロヴィゼーション(即興)を組み合わせ、独自の音楽を創造します。現代音楽、ニュー・エイジ・ミュージック愛好家要チェック!
SIGCD-533
リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調
トッカータ S.197a/凶星!(不運) S.208/子守歌 S.198/調性のないバガテル S.216a/別れ S.251/諦め S.263/187a/眠れぬ夜、問いと答え S.203/夢の中に S.207/灰色の雲 S.199/グレートヒェン(ファウスト交響曲より) S.513/ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178
ルシル・チョン(P)

録音:2017年2月14日−16日、サフラン・ホール(イギリス)
シャルル・デュトワが指揮するモントリオールSOにソリストとして招かれ、10歳という若さで華々しいデビューを果たしたモントリオール出身の才女ルシル・チョン。イタリアの貴公子アレッシオ・バックスのデュオ・パートナー(&夫人)としてSignumに登場し、プーランクのピアノ作品集(SIGCD-455)でソロ・デビューを果たしたルシル・チョンのソロ・アルバム第2弾。
ラザール・ベルマンに学んだ最初の女性ピアニストであり、ドイツのヴァイマルで行われた第1回フランツ・リスト国際ピアノ・コンクールで第2位に輝いたルシル・チョンが、大作「ロ短調ソナタ」を含む、フランツ・リストの技巧的で魅力溢れる作品集を弾きます。
SIGCD-534(2CD)
モーツァルト・イン・ロンドン
モーツァルト:交響曲第1番変ホ長調 K.16
トマス・アーン:「Sleep, gentle Cherub!」&「O torment great」(オラトリオ「ジュディス」より)*、「Amid a thousand racking woes」&「O too lovely」(歌劇 「アルタクセルクセス」より)
J.C.バッハ:チェンバロ協奏曲ニ長調 Op.1-6、「Non so d’onde viene」(歌劇 「エツィオ」より)*、「Confusa, smarrita」(歌劇 「ベレニーチェ」より)*
アーン:「O Dolly, I part」(歌劇 「出し抜かれた後見人」より)*
ドゥーニ:「To speak my mind of womankind」(歌劇 「製粉所の乙女」より)*
サミュエル・アーノルド:「Hist, hist! I hear my mother call」(歌劇 「製粉所の乙女」より)*
モーツァルト:交響曲第4番ニ長調 K.19
ペシェッティ:「Caro mio bene, addio」(歌劇 「エツィオ」より)*
モーツァルト:交響曲ヘ長調 K.19a
J.C.バッハ:「Deh lascia, o ciel pietoso」(歌劇 「シリアのアドリアーノ」より)*、「Cara la dolce fiamma」(歌劇 「シリアのアドリアーノ」より)
ジョージ・ラッシュ:序曲&「Thus laugh’d at, jilted and betray’d」(歌劇 「気まぐれな恋人たち」より)*
ウィリアム・ベイツ:「In this I fear my latest breath」(歌劇 「ファルナケス」より)*
モーツァルト:演奏会用アリア「行け、怒りにかられて」 K.21
ダヴィデ・ペレス:「Se non ti moro a lato」(歌劇 「ソリマーノ」より)*
カール・フリードリヒ・アーベル:交響曲変ホ長調 Op.7-6(*=世界初録音)
モーツァルティスツ、
イアン・ペイジ(指)
クラシカル・オペラを指揮したモーツァルトの初期作品録音で名を馳せたモーツァルトのスペシャリスト、イアン・ペイジ。
イアン・ペイジが2017年に結成した新しいアンサンブル、「モーツァルティスツ」のレコーディング第2弾は、1764年〜1765年に幼きモーツァルトが過ごしたロンドン時代の音楽を集めた「モーツァルト・イン・ロンドン」。わずか8歳で作曲したモーツァルト最初の交響曲から、トマス・アーンや「ロンドンのバッハ」ことJ.C.バッハを始めとする様々な作曲家の知られざるアリア(その多くが、世界初録音)を俯瞰します。
名チェンバリストのスティーヴン・ディヴァインや、ベン・ジョンソン、ロバート・マーレイといった名歌手たちが参加しています。
SIGCD-536
ローズ・マニフィカト
ケネス・レイトン:オヴ・ア・ローズ・イズ・オール・マイ・ソング
トマス・タリス:主のみ母の奇跡を見よ
ピーター・ウォーロック:4月の霧のように
ロバート・ホワイト:マニフィカト
ジェームズ・マクミラン:めでたし海の星(アヴェ・マリス・ステラ)
ジョン・シェパード:めでたし海の星(アヴェ・マリス・ステラ)
オワイン・パーク:めでたし海の星(アヴェ・マリス・ステラ)
ロバート・ウィルキンソン:ようこそ天の女王(サルヴェ・レジナ)
ハーバート・ハウエルズ:ようこそ天の女王(サルヴェ・レジナ)
ジョナサン・レイン:かくも麗しいバラはない
マシュー・マーティン:ローズ・マニフィカト
ガブリエリ・コンソート、
ポール・マクリーシュ(指)

録音:2017年6月12日−14日、ロムジー修道院(イギリス)
古楽界の鬼才ポール・マクリーシュとガブリエリ・コンソートの代名詞となった"大編成"「オラトリオ」と対を成すもう1つのプロジェクトである"小編成"「合唱作品集」。イングランド・ルネサンスのタリスやホワイト、シェパードから、20世紀のマクミラン、ハウエルズ、レイトン、ウォーロック、そしてマシュー・マーティン(b.1976)やオワイン・パーク(b.1993)といったイギリスの若き作曲家まで。聖母マリアの象徴であるバラ(Rose)をテーマに、聖母マリアへと捧げられたイギリスの数世紀にわたる広範なコレクションを探求します。
SIGCD-537
ヴィヴァルディ&ヘンデル
ヘンデル:カンタータ 「風よ静まれ」 HWV 242、
 グローリア HWV deest、めでたし女王(サルヴェ・レジナ) HWV 241
ヴィヴァルディ:モテット 「まことの安らぎはこの世にはなく」 RV 630
グレース・デイヴィッドソン(S)、
エンシェント室内O

録音:2015年4月27日−29日&2017年1月14日、オール・ハロウズ教会(ゴルペル・オーク、ロンドン)
ジョン・エリオット・ガーディナー、ポール・マクリーシュ、フィリップ・ヘレヴェッヘ、ハリー・クリストファーズ、ピーター・フィリップスら古楽界の巨匠と共演してきた英国を代表する古楽系ソプラノ、グレース・デイヴィッドソン。クリストファー・ホグウッドが創設した名門古楽器オーケストラ、エンシェント室内O(AAM)との共演によるヘンデル&ヴィヴァルディ・アルバムが、Signum Classicsから登場。タリス・スコラーズやザ・シックスティーンのメンバーとしても活躍し、特にザ・シックスティーンとのレコーディングでは「ヘンデルの「イェフタ」(COR-16121)」や「モンテヴェルディの「聖母マリアの夕べの祈り」(COR-16126)」など、10年間に渡り多くの名盤に参加してきたグレース・デイヴィッドソンが、得意のバロック・レパートリーで清らかな歌声を響かせます。
コンサート・マスターのボヤン・チチッチを始め、ヨーロッパの名立たるバロック・ミュージシャン達が参加するエンシェント室内Oの真摯な演奏もポイントです。
SIGCD-538
タンゲーロ〜南アメリカからの音楽
ピアソラ:リベルタンゴ、オブリビオン、
 勝利、アディオス・ノニーノ、
 チキリン・デ・バチン、
 ブエノスアイレスの夏、
 天使のミロンガ
アンヘル・ビジョルド:エル・チョクロ
ヘラルド・マトス・ロドリゲス:ラ・クンパルシータ
カルロス・ガルデル:想いの届く日
エラディア・ブラスケス:凧の夢
ローラン・ディアンス:タンゴ・アン・スカイ
 ジスモンチ:水とワイン
ジョアン・ペルナンブーコ:鐘の音
ヂレルマンド・ヘイス:もしも彼女が尋ねたら
アントニオ・ラウロ:エル・マラビーノ、
 ベネズエラ風ワルツ第2番、
 ベネズエラ風第3番
アベル・フレウリ:デ・バス・ミロンガ
エルネスト・コルデロ:ミロンガ
フリオ・サグレーラス:ヴィオレタス
クリストフ・デノート(G)

録音:2017年12月5日−8日&2018年1月23日−28日、メドウ・ハウス・スタジオ(ウォンテジ)
1993年の第35回パリ国際ギター・コンクールなど数々の受賞歴を誇る、スイス、バーゼル生まれのクラシック・ギタリスト、クリストフ・デノートのSignum Classics第4弾は南米アルバム。ピアソラの名タンゴを中心に、ショーロ、ミロンガなど、異なる文化を吸収し多彩に発展してきた南アメリカのリズム、ハーモニー、メロディをギターで表現します。
SIGCD-539
ブラックフォード:ニオベ
ニオベ、愛する者(Niobe The Lover)/ニオベ、冒涜する者(Niobe The Blasphemer)/ニオベ、弁解する者(Niobe The Pleader)/ニオベ、嘆く者(Niobe The Mourner)
タムシン・ウェーリー=コーエン(Vn)、
ベン・ジャーノン(指)チェコPO

録音:2017年11月13日、ドヴォルザーク・ホール(プラハ、チェコ)
※収録時間:約23分
リチャード・ブラックフォードは、フルオーケストラと自然界の野生の音を共存させた「グレート・アニマル・オーケストラ」(NI 6274)が話題を呼んだイギリスの注目作曲家。「ニオベ(ニオベー/NIOBE)」は、チェコ・フィルの委嘱により作曲され2017年11月11日にプラハで初演された、ギリシャ神話の登場人物ニオベをモチーフとしたヴァイオリンと管弦楽のための作品。2019年2月には読売日本SOとの共演も予定されているウェーリー=コーエンが鋭く描く、ブラックフォードの新作にご注目ください。
SIGCD-540
ラフマニノフ:交響曲第3番イ短調 Op.44
交響的舞曲 Op.45
ウラディーミル・アシュケナージ(指)
フィルハーモニアO

録音(ライヴ):2016年3月3日&4月14日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ロンドン、イギリス)
80年代にコンセルトヘボウOと、また21世紀に入ってからはシドニーSOと、いずれも名盤の誉れが高い全集録音を残しているアシュケナージ。
2017年に発売された「交響曲第1番(SIGCD-484)」は、英BBCミュージック・マガジンでは「おそらく、アシュケナージの交響曲録音のなかでもっとも満足のいくもの」と激賞され、レコード芸術の海外盤REVIEWでも「今月の特選盤」&「特筆すべき音質優秀盤」に選定。続く「交響曲第2番(SIGCD-530)」も、レコード芸術海外盤REVIEWで「今月の特選盤」&「特筆すべき音質優秀盤」に選ばれ「間違いなくアシュケナージの最高傑作」と激賞されています。
SIGCD-541
ヴォーン・ウィリアムズ:ミサ曲ト短調
テ・デウム ト長調
すべての国人よ
アンティフォン (5つの神秘的な歌より)
ロージメードル(ウェールズの讃美歌による3つの前奏曲より)
主の恵みふかきことを味わい知れ
天の父への祈り
もろもろの民よ、手をうち
主よ、あなたは世々われらのすみかでいらせられる
ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジcho
アンドルー・ネスシンガ(指)

録音:2017年7月17日−20日、セント・ジョンズ・カレッジ・チャペル(ケンブリッジ、イギリス)
1670年代から礼拝での役目を担うなど歴史と伝統を誇り、現在では世界屈指のカレッジ聖歌隊として知られるケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ合唱団(聖歌隊)と、2007年の音楽監督就任後、数多くの名演を共に創り上げてきたアンドルー・ネスシンガ。
Signum Classics移籍後も、Signum第1弾となったジョナサン・ハーヴェイの合唱作品集(SIGCD-456)がBBCミュージック・マガジン賞で合唱部門を受賞するなど大きな存在感を放っているセント・ジョンズ・カレッジ合唱団の2018年リリースは、1918年の第一次世界大戦終戦100周年を記念したヴォーン・ウィリアムズの宗教合唱作品集。
ヴォーン・ウィリアムズは終戦後に音楽活動を再開してから、宗教音楽の創作に本格的に取り組み始めており、このアルバムに収録された作品の多くも、この次期に書かれています。
SIGCD-542
くるみ割り人形と私
チャイコフスキー:くるみ割り人形より〜情景(編曲:チャイコフスキー)/小序曲(編曲:エシポフ)/第1幕のオープニング(編曲:サザーランド)/行進曲(編曲:プレトニョフ)/戦い − 雪の中のパ・ド・ドゥ(編曲:サザーランド − プレトニョフ)/金平糖の精の踊り(編曲:プレトニョフ)/タランテラ(編曲:プレトニョフ)/アラビアの踊り(編曲:エシポフ)/ロシアの踊り〔トレパック〕(編曲:プレトニョフ)/中国の踊り(編曲:プレトニョフ)/葦笛の踊り(編曲:エシポフ)/パ・ドゥ・ドゥ(編曲:プレトニョフ)/花のワルツ(編曲:グレインジャー)/第2幕の終曲(編曲:サザーランド)
アレクサンドラ・ダリエスク(P)、
リンジー・ラッセル(ナレーター)

※録音(ナレーション以外):2017年10月20日、オール・セインツ教会(ロンドン)
コンセルトヘボウ、ロイヤル・アルバート・ホール、カーネギー・ホールへのデビューを果たし、アンドラーシュ・シフから高く評価されたルーマニア出身の女流ピアニスト、アレクサンドラ・ダリエスクのシグナム・クラシックス(Signum Classics)第2弾。第1弾(SIGCD-441)では、チャイコフスキーのピアノ協奏曲とプレトニョフ編ピアノ版「くるみ割り人形」を披露したダリエスクが、今度はオリジナル・プロデュースによる新たな「くるみ割り人形」を創出。
ダリエスクがパフォーマンス&プロデュースする「くるみ割り人形と私(The Nutcracker and I)」は、ダリエスク自身がピアニストを夢見る少女となり、ミハイル・プレトニョフやパーシー・グレインジャーといった著名な音楽家、イングリッシュ・ナショナル・バレエの音楽監督ギャヴィン・サザーランド、「くるみ割り人形」の優れたアレンジで知られるステファン・エシポフらによるそれぞれのピアノ編曲版を組み合わせ、作家&クラシック音楽ライターのジェシカ・ダッチェンが書いた新バージョンのストーリーとともに、バレリーナとデジタル・アニメーションを融合させた舞台を作り上げるスペシャル・プロジェクトです。
SIGCD-543
ロクサンナ・パヌフニク:天の鳥〜合唱作品集
アンエンディング・ラヴ*
天の鳥(セレスティアル・バード)
サルヴェ・レジナ/オー・ハーケン
聖パンクラスのマニフィカトとヌンク・ディミッティス
Since We Parted/子守歌
Deus est Caritas/聖エイダンの祈り
天の子
ジェフリー・スキッドモア(指)
エクス・カシドラ、ミラプフェスト*

録音:2018年1月19日−20日、バーミンガム大学(イギリス)
アンジェイ・パヌフニクの娘であり、SignumやChandos、Coro、Delphianなどのレーベルから多くの作品が録音されるなど、世界で注目を高めているポーランド系イギリス人作曲家、ロクサンナ・パヌフニク(b.1968)。ジョン・タヴナーのテキストにロクサンナ・パヌフニクが音楽を付けた話題作「99ワーズ(SIGCD 519)」に続くSignum Classicsからのリリースは、パヌフニクの生誕50周年を記念した録音。英国古楽界の名指揮者ジェフリー・スキッドモアが率いるバーミンガムのピリオド・オーケストラ&合唱団、エクス・カシドラがパヌフニクの50歳を厳粛に祝います。
インドの詩人ラビンドラナート・タゴールの詩に基づく「アンエンディング・ラヴ(Unending Love)」では、インド音楽の芸術団体「Milapfest」が参加。
SIGCD-544
テレマン:無伴奏ヴィオラ・ダ・ガンバのためのファンタジア TWV.40:26-37
ファンタジア第1番ハ短調/ファンタジア第2番ニ長調/ファンタジア第3番ホ短調/ファンタジア第4番ヘ長調/ファンタジア第5番変ロ長調/ファンタジア第6番ト長調/ファンタジア第7番ト短調/ファンタジア第8番イ長調/ファンタジア第9番ハ長調/ファンタジア第10番ホ長調/ファンタジア第11番ニ短調/ファンタジア第12番変ホ長調
リチャード・ブースビー(ヴィオラ・ダ・ガンバ)

録音:2017年7月17日−19日、セント・メアリー・モードリン教会(シェボーン、グロスタシャー)
1735年頃に作曲され、楽譜が出版されていたことは知られていたものの楽譜が消失してしまい謎に包まれており、2015年の春、作曲から約280年という歳月を経て発見されたテレマンの「ヴィオラ・ダ・ガンバのためのファンタジア」。ヴァイオリン、フルート(・トラヴェルソ)、チェンバロのための傑作群と同じく、急成長するハンブルクのアマチュア市場に耳を傾けたテレマンが作曲したファンタジアは、楽器の多彩なテクニックが使われ、多様性に満ちた作品。21世紀の古楽界最大の発見の1つと言われるテレマンの失われていた無伴奏ファンタジアが、リチャード・ブースビーの類まれなテクニックと感性によって蘇ります。
SIGCD-545
プライズ・マイ・ソウル〜ケンブリッジ・ジーザス・カレッジからの人気賛美歌集
ジョン・ゴス:プライズ・マイ・ソウル
トマス・タリス:栄光あれ, わが神よ
ウィリアム・クロフト:主よ, わが助けよ
リチャード・レッドヘッド:ちとせの岩よ
モーリス・ベヴァン:There’s a wideness in God’s mercy
クレメント・スコールフィールド:この日も暮れゆきて
J.B.ダイクス:聖なる, 聖なる, 聖なるかな
ウィリアム・H.ファーガソン:いと高きところには栄光
ベートーヴェン:み神の愛をば(歓喜の歌)
ハウエルズ:われらの望みは
フランシス・ジャクソン:For the fruits of his creation
イングランド民謡(ヴォーン・ウィリアムズ編):He who would valiant be
エドワード・ミラー:さかえの主イエスの
ジョン・アイアランド:My song is love unknown
シリル・テイラー:Sing we of the blessed Mother
オーランド・ギボンズ:静かに涙を流しながら
ジェシー・アーヴァイン:主は我が牧者
ヴォーン・ウィリアムズ:聖霊の神
デイヴィッド・マナーズ:How shall we sing salvation’s song
W.H.モンク:日暮れて四方は暗く
ジョン・バーナード:勝利のキリスト
ケンブリッジ・ジーザス・カレッジcho
リチャード・ピネル(指)

録音:2018年1月9日−12日、ジーザス・カレッジ礼拝堂(ケンブリッジ大学)
1496年創設という長い歴史と伝統を誇るケンブリッジ大学のジーザス・カレッジの合唱団。音楽監督のリチャード・ピネルは、かつてウィンザー城セント・ジョージ・チャペルの副音楽監督を務めたヴィルトゥオーゾ・オルガニスト。「イギリスの四大賛美歌」と呼ばれる『さかえの主イエスの』や『ちとせの岩よ』、ベートーヴェンの歓喜の歌に基づく『み神の愛をば』など、世界で親しまれている人気の賛美歌を歌います。
SIGCD-546
ハールレムの聖バフォ教会のオルガン
バッハ:シャコンヌ(パルティータ第2番 BWV.1004より/メッセレル編曲)
ブクステフーデ:トッカータとフーガ ヘ長調 BuxWV.157
バッハ:いざ来ませ、異邦人の救い主よ BWV.659、我らの救い主なるイエス・キリスト BWV.688
メンデルスゾーン:ソナタ ニ短調 Op.65-6
ロイプケ:詩篇第94篇によるソナタ
ジョセフ・ノーラン(Org)

録音:2017年9月26日−27日、聖バフォ教会(ハールレム、オランダ)
シャルル=マリー・ウィドールのオルガン交響曲全集(全5巻)を完成させ国際的に高く評価されている名オルガニスト、ジョセフ・ノーラン。Signum Classicsからの10枚目となるアルバムは、オランダ、ハールレムのシンボルともなっている大教会、聖バフォ教会のオルガンを使用。1738年にクリスチャン・ミュラーによって建造されたこのオルガンは、モーツァルトやヘンデル、そしてメンデルスゾーンらの作曲家たちが弾いたという記録も残されています。
SIGCD-547
モーツァルト:カンタータ 「聖墓の音楽」 K.42/35A(1767年原典版)
歌劇 「バスティアンとバスティエンヌ」(1768年原典版)
クラシカル・オペラ、イアン・ペイジ(指)
アンナ・ルツィア・リヒター(ソプラノ/天使、バスティエンヌ)、
ジャック・インブライロ(バリトン/霊魂)、
アレッサンドロ・フィッシャー(テノール/バスティアン)、
ダレン・ジェフリー(バス・バリトン/コラ)

録音:2018年1月7日−9日、ブラックヒース・コンサート・ホール(ロンドン)
モーツァルトとその同世代の作曲家たちの音楽のスペシャリスト、イアン・ペイジが1997年に設立し、今、イギリスで最もエキサイティングと称されるピリオド楽器使用のオペラ・カンパニー、クラシカル・オペラ。モーツァルトのオペラの全曲録音完成を目指すクラシカル・オペラのレコーディング・プロジェクト最新作は、モーツァルトの歌劇のなかで唯一、劇場ではなく民家での演奏のために書かれた1幕のオペラ(ジングシュピール)「バスティアンとバスティエンヌ」と、キリストの死を嘆く天使と霊魂の対話を描いたカンタータ「聖墓の音楽」、神童時代のモーツァルトが作曲した2作品を収録。これまで数々のモーツァルト・オペラの「原典版」の演奏・録音で評価されてきたイアン・ペイジの優れた解釈はもちろん、アンナ・ルツィア・リヒター、ジャック・インブライロといった注目歌手の参加もポイントです。
SIGCD-548(2CD)
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調 Op.30
シベリウス:交響曲第2番ニ長調 Op.43
ジェラルド・アイモンチェ(P)、
ロデリック・コックス(指)、
チネケ!・オーケストラ

録音:2017年7月16日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(サウスバンク・センター、ロンドン)
ヨーロッパ初の黒人と少数民族によるオーケストラである「チネケ!・オーケストラ(Chineke! Orchestra)」は、エイジ・オヴ・インライトゥメントO(OAE)の創設メンバーであり、首席コントラバス奏者を30年以上に渡って務めた名手、チチ・ワノク(Chi-chi Nwanoku)が設立した「チネケ!財団」のオーケストラ。「チネケ!財団」は、「クラシック音楽の変革と多様性」をモットーとし、イギリスとヨーロッパのBME(Black and Minority Ethnic〔黒人と少数民族〕)のクラシック・ミュージシャンへキャリアとチャンスを提供する団体で、「チネケ!・オーケストラ」と「チネケ!・ジュニア・オーケストラ」の2つを持ち活動。2017年にはBBCプロムス・デビューも成功させています。
シベリウスの「フィンランディア」とドヴォルザークの「新世界より」をカップリングしたデビュー・アルバム(SIGCD515)に続く第2弾は、ラフマニノフとシベリウスのロイヤル・フェスティヴァル・ホール・ライヴ。ラフマニノフのコンチェルトでは、グリーグ国際ピアノ・コンクールやマリア・ユーディナ国際コンクールなどで入賞歴のあるアフリカ系ロシア人の若きピアニスト、ジェラルド・アイモンチェがソリストを担当。指揮者のロデリック・コックスは、ミネソタOのアソシエイト・コンダクターを務めるアフリカ系アメリカ人指揮者です。


SIGCD-551
リジリエンス〜プロコフィエフ、ヤナーチェク、メンデルスゾーン
プロコフィエフ:弦楽四重奏曲第2番Op.92
ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第1番 「クロイツェル・ソナタ」
ゴリホフ:テネブレ
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第6番ヘ短調 Op.80
カリドルSQ

録音:2017年11月15日−17日、アルフトン・ニュー・モルティングス(サフォーク、イギリス)
ニューヨークで活動するカリドルSQは、2016年に10万ドルという超高額賞金(室内楽では世界最高額)で知られるM-Prize国際室内楽コンクールで優勝し、国際的なキャリアをスタート。ボレッティ・ブイトーニ財団賞を獲得した最初の北米のアンサンブルとなり、BBCラジオ3のニュー・ジェネレーション・アーティストにも選ばれるなど世界から注目を浴び、2018年には優れた若手演奏家に贈られるエイヴリー・フィッシャー・キャリア・グラントも受賞しています。
Signmu Classics第1弾となるカリドルSQの「リジリエンス(Resilience)」は、戦争や紛争に翻弄されたプロコフィエフ、ヤナーチェク、オスバルド・ゴリホフ、メンデルスゾーンの作品を組み合わせ、「暗闇の中でも美しさを生み出す人間の可能性を照らし出す希望のメッセージ」としてプログラム。2018年の夏にはBBCプロムス・デビュー(ピューリッツァー賞受賞作曲家、キャロライン・ショウの新作世界初演)を予定しているNYCの最注目クァルテット、カリドルSQの勇姿にご期待ください。
SIGCD- 552
クラリネット五重奏曲集
ウェーバー:クラリネット五重奏曲変ロ長調 J182, Op.34
モーツァルト:クラリネット五重奏曲イ長調 K.581
ジュリアン・ブリス(Cl)、
カルドゥッチSQ

録音:2017年10月12日−14日、ワイアストン・コンサート・ホール(ワイアストン・レイズ、モンマス、イギリス)
13歳でアメリカの名門インディアナ大学のアーティスト・ディプロマを取得した神童から、世界的名手へと成長を遂げたイギリスの天才クラリネット奏者ジュリアン・ブリス。イギリスで多彩に活動するイギリス&アイルランドのクヮルテット、カルドゥッチSQとの共演第2弾!
前作(SIGCD 448)では、名作中の名作ブラームスの「クラリネット五重奏曲」と、南アフリカのガムブーツ・ダンスからインスピレーションを得て作曲されたデイヴィッド・ブルースの「ガムブーツ」を組み合わせるというアイディアで話題を呼びました。第2弾では、ブラームスと並ぶクラリネット五重奏曲の傑作、モーツァルトとウェーバーを収録。ジャンルを超えた幅広い芸術性と天才的なパフォーマンスで新世代のクラリネット界を席巻してきたジュリアン・ブリスが吹くモーツァルト&ウェーバー。
SIGCD-557(2CD)
ア・ウォーク・ウィズ・アイヴァー・ガーニー
ヴォーン・ウィリアムズ:トマス・タリスの主題による幻想曲
ハウエルズ:鹿が谷川の流れを慕いあえぐように
ガーニー:我は, 天地の創造主, 全能の父なる神を信ず
ジュディス・ビンガム:ア・ウォーク・ウィズ・アイヴァー・ガーニー(世界初録音)
ガーニー(ハウエルズ編):棺の側で、フランドルにて
ガーニー(フィンジ編):眠り
ヴォーン・ウィリアムズ:オックスフォード悲歌、
 ヴァリアント・フォー・トゥルース、
 主よ, 御身は我らの隠れ家
サラ・コノリー(Ms)、テネブレ、
ナイジェル・ショート(指)
サイモン・キャロウ(ナレーター)、
オーロラO

録音:2018年1月2日−4日&4月18日、セント・ジャイルズ=ウィズアウト=クリップルゲート(ロンドン)
キングズ・シンガーズの元メンバーであるナイジェル・ショートによって2001年に設立された、合唱王国イギリスを代表するヴォーカル・アンサンブル、テネブレ。「天体の音楽(SIGCD 904)」がグラミー賞2018の「Best Choral Performance」にノミネートされ、更に世界的な注目を浴びているテネブレの新録音は、第一次世界大戦によってその有望なキャリアを中断してしまった作曲家、アイヴァー・ガーニー(1890−1983)をフィーチャーしたアルバム。
多くの合唱作品で知られるイギリスの女流作曲家ジュディス・ビンガム(b.1952)が、テネブレの委嘱によってデイム・サラ・コノリーのために書いたガーニー・インスパイア作品「ア・ウォーク・ウィズ・アイヴァー・ガーニー(アイヴァー・ガーニーとの歩み)」を中心に、ガーニーの同時代の(そして友人でもあった)ハウエルズやヴォーン・ウィリアムズらの作品、ハウエルズやフィンジがオーケストレーションを施したガーニーの作品を収録。
SIGCD-576
イン・ノミネU
ニコ・ミューリー(b.1981):スロウ(5声のイン・ノミネ)
ロバート・パーソンズ(1535−1572):7声のイン・ノミネW、7声のイン・ノミネX
ジョン・ブル(c.1562−1628):11/4のイン・ノミネ
ジョン・ボールドウィン(1560−1615):プロポーションズ・トゥ・ザ・ミニム、
 アポン・イン・ノミネ 1592、
 イン・ノミネ 1606
アルフォンソ・フェッラボスコU世(1575−1628):6声のイン・ノミネ第1番、
 6声のイン・ノミネ第2番、
 イン・ノミネ〜全声部を通して
ギャヴィン・ブライアーズ(b.1943):イン・ノミネ
ジョン・ウォード(c.1589−1638):5声のイン・ノミネ
クリストファー・タイ(1505−c.1573):レポルテ、
 ハウルド・ファスト、レ・ラ・レ
パーセル(1659−1695):7声のイン・ノミネ Z.747
フレットワーク

録音:2017年5月15日−16日、2018年6月15日−16日、聖マグダラのマリア教会(シェボーン、グロスタシャー)
森川麻子やリチャード・ブースビーらの名ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者達によって1986年に創設された世界最高峰のヴィオール・コンソート「フレットワーク」。
1987年、フレットワークの記念すべき最初にリリースされたアルバムとなった「イン・ノミネ」(Amon Ra / CDSAR 29)から30年以上を経てついに実現した「イン・ノミネ」集の第2巻が登場。
第1巻ではトマス・タリスのコンソート・ミュージック全集に加え、タイ、コーニッシュ、ボールドウィン、ブル、バード、タヴァナーら16世紀イギリスでウィオール・コンソートのために書かれた「イン・ノミネ」を収集。今作では、前作を補完する形で、パーソンズ、ブル、ボールドウィン、タイ、ウォードら16世紀の作曲家を中心に、17世紀のパーセルを1曲、現代の作曲家からイギリスのギャヴィン・ブライアーズとアメリカのニコ・ミューリーを加えて、時代を超えた「イン・ノミネ」の魅力とその発展を描いています。
SIGCD-580
ガニング:協奏曲集
フルートとスモール・オーケストラのためのコンチェルティーノ
クラリネットと弦楽オーケストラのための協奏曲
ギター協奏曲 「マヨルカの思い出」
クレイグ・オグデン(G)、
マイケル・ホワイト(Cl)、
キャスリン・ハンドリー(Fl)、
クリストファー・ガニング(指)ロイヤルPO

録音:2011年6月&2012年5月、イギリス
「名探偵ポワロ」の音楽など、映画やテレビの音楽の作曲者として有名なイギリスの人気作曲家、クリストファー・ガニング(1944-)がロイヤル・フィルと贈る自作自演シリーズより、2011〜2012年に録音された3つの協奏曲集アルバムがSignum Classicsより登場!
イギリスの名手クレイグ・オグデンが弾く、休日にインスピレーションを得た「ギター協奏曲」。RPO首席奏者のマイケル・ホワイトが吹く、抒情的で優雅な「クラリネット協奏曲」。イギリスSOのキャスリン・ハンドリーが華麗に舞う気楽な「フルート小協奏曲」など、実力者たちの技巧や特徴が見事に引き出された3つのコンチェルト。
映画&テレビの音楽の作曲家として名を馳せるクリストファー・ガニングの"クラシックの作曲家"としての手腕。ラッブラやR.R.ベネットから学んだ作曲法はホンモノです。
SIGCD-591
ウィル・トッド:合唱作品集
ソングス・オヴ・マジカル・クリーチャーズ(魔法の生き物の歌)(合唱、ピアノ、打楽器、弦楽とハープのための)
ライツ、ストーリーズ、ノイズ、ドリームズ、ラヴ・アンド・ヌードルズ(合唱、青年合唱とジャズ・アンサンブルのための)
アイ・ウィル・ライト・ア・キャンドル(合唱のための)
カイツ、カーズ・アンド・カンスタレイションズ(凧、カード&星座)(合唱とピアノのための)
デイヴィッド・ヒル(指)、
バッハcho、
ウィル・トッド・アンサンブル

録音:2018年7月14日−15日、セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会(ロンドン、イギリス)
代表作のジャズ・ミサ曲「青のミサ」や、オバマ大統領の就任式で歌われたアメイジング・グレイスのアレンジなどで知られる英国の人気合唱作曲家ウィル・トッド(1970−)の新たな作品集。アイ・ウィル・ライト・ア・キャンドル(I will Light a Candle)を除く3曲は世界初録音。
バッハ合唱団(ザ・バッハ・クワイアー/The Bach Choir)は1876年に設立され、「世界でもっとも素晴らしい独立系合唱団」と称される名門合唱団。歴代音楽監督にはレイフ・ヴォーン・ウィリアムズ、エイドリアン・ボールト、レジナルド・ジャックス、デイヴィッド・ウィルコックスらの偉大な音楽家たちが名を連ね、1998年以降は英国有数の指揮者&合唱トレーナーであるデイヴィッド・ヒルが音楽監督を務めています。
SIGCD-593
ガニング:交響曲第2番、第10番&第12番 ケネス・ウッズ(指)、
BBCウェールズ・ナショナルO

録音:2019年4月4日−6日、ホディノット・ホール(カーディフ)
「名探偵ポワロ」シリーズや「エディット・ピアフ〜愛の讃歌」を始め、数多くの映画やテレビドラマの音楽で知られるイギリスの作曲家、クリストファー・ガニング(b.1944)。現在はクラシック音楽の作曲・録音を中心に活動しており、12の交響曲、ピアノ、ヴァイオリン、チェロ、フルート、オーボエ、クラリネット、サクソフォン、ギターのための各協奏曲を書きその多くがレコーディングされています。
ガニングの新たな録音プロジェクトで、2003年に作曲された交響曲第2番と、比較的最近の2曲、交響曲第10番(2016年)、交響曲第12番(2018年)を振るのは、イギリスSOの首席指揮者&芸術監督を務め、ハンス・ガルを始めとする様々なレア作品・現代作品の録音に定評のある実力者、ケネス・ウッズです。
SIGCD-594(2CD)
チャイコフスキー:独奏ピアノ作品集
2つの小品 Op.1/カプリッチョ 変ト長調
同一主題による6つの小品 Op.21
熱い告白 Op.Posth.
ピアノ・ソナタ第2番ト長調 Op.37
ユモレスク Op.10-2/ドゥムカ Op.59
ピーター・ドノホー(P)

録音:2018年10月15日−17日、ブリテン・スタジオ(スネイプ・モルティングス、イギリス)
サイモン・ラトルがベルリン・フィルの音楽監督就任記念コンサートにソリストとして招聘し、バーミンガム市響時代にも数多くの共演を重ねるなど、ラトルから厚い信頼を寄せられているイギリスの名ピアニスト、ピーター・ドノホー。
若かりし頃はパーカッショニストとして活躍した異色の経歴の持ち主であるドノホーは、パリでイヴォンヌ・ロリオとオリヴィエ・メシアンにピアノを師事し、1981年のリーズ国際コンクール入賞、1982年のチャイコフスキー国際コンクールで最高位を獲得しています。
「24の前奏曲とフーガ Op.87」(SIGCD-396)、「ピアノ協奏曲第1番&第2番とピアノ・ソナタ第1番&第2番」(SIGCD-493)のショスタコーヴィチ2アルバムでスタートし、前作(SIGCD-566)ではムソルグスキーにラヴェルとメシアンの作品を組み合わせて幅広いレパートリーを示してくれたSignum Classicsでのレコーディング・プロジェクト。
第4弾は、オーケストラ作品に比べるとまだまだ演奏機会の少ないままとなっているチャイコフスキーの独奏ピアノのための作品集。サロン風の小品から大規模なOp.37のソナタ(大ソナタ)まで、チャイコフスキーのメロディー・メーカーとしての魅力が詰まった2枚組です。
SIGCD-597
ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第8番&第10番
弦楽四重奏曲第8番ホ長調 Op.80、弦楽四重奏曲第10番変ホ長調 Op.51
アルビオンSQ〔タムシン・ウェーリー=コーエン(Vn)、エマ・パーカー(Vn)、ロザリンド・ヴェントリス(Va)、ナサニエル・ボイド(Vc)〕

録音:2018年5月15日ー17日、ブリテン・スタジオ(スネイプ・モルティングス、サフォーク)
1986年ロンドン生まれ、巨匠ルッジェーロ・リッチが「私がこれまで出会った中でもっとも才能のある若きヴァイオリニスト」と絶賛し、2016-2017シーズンのECHOライジング・スターズに選出された英国ヴァイオリン界の才女、タムシン・ウェーリー=コーエン。2019年2月には無伴奏リサイタルや読響との共演で来日公演も成功させたタムシン・ウェーリー=コーエンが2016年に結成したイギリスの若きアンサンブル、アルビオンSQのサード・アルバム。「アメリカ」を収録したデビュー・アルバムに引き続き、ドヴォルザークの弦楽四重奏曲でその並外れた才能を披露します。
2019-20シーズンにはワシントンのフィリップス・コレクションでアメリカ・デビューを果たし、オックスフォード・リーダー、ストラトフォード、ベルファストなどの著名な国際音楽祭にも出演するなど、躍進を続ける期待のSQにご注目ください。

SIGCD-600
ヤナーチェク:ピアノ作品集
草かげの小径にて 第1集&第2集
ピアノ・ソナタ 「1905年10月1日 街頭にて」
霧の中で
トーマス・アデス(P)

録音:2018年12月13日−15日、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)
ブリテンの再来とも称されるイギリスの人気作曲家、指揮者、ピアニスト、トーマス・アデス(1971−)。日本では武満徹作曲賞2020の審査員にも選ばれ、多くの作品が名だたるアーティストたちによって演奏・録音されるなど、近年は特に作曲家としての活躍が華々しいアデスの"ピアニスト"としての才能に改めて光を当てるレコーディング。
アデスはかつてEMIからリリースした自身のピアノ・ソロ・アルバムにもヤナーチェクを入れ、イアン・ボストリッジらと共演したヤナーチェク・アルバムでもヤナーチェクのピアノ作品を録音、また2018年にはヤナーチェクの故郷ブルノでヤナーチェクの作品でリサイタルを行い「レオシュ・ヤナーチェク賞」を受賞するなど、特別な作曲家として取り上げ続けてきたヤナーチェクの音楽で、ピアニストとしての真価を発揮します。
SIGCD-601
ライブラリー Vol.1
ケイシー・マスグレイヴス:レインボー
ベス・オートン:コール・ミー・ザ・ブリーズ
BTS:ザ・トゥルース・アントールド
ガーシュウィン:オー・アイ・キャント・シット・ダウン
アマンダ・マクブルーム:ローズ
伝承曲:ノルナゲストのバラッド
ジョン・レノン&ポール・マッカートニー:イエスタデイ
キングズ・シンガーズ〔パトリック・ダナキー(C.T)、エドワード・バトン(C.T)、ジュリアン・グレゴリー(T)、クリストファー・ブリュートン(Br)、ニック・アシュビー(Br)、ジョナサン・ハワード(Bs)〕

録音:2019年6月10日−13日、セント・オーガスティン教会(キルバーン、ロンドン)
※収録時間:約23分
2018年に結成50周年を迎えた、男声ア・カペラ・グループのレジェンド、ギンクズ・シンガーズ。エドワード・バトン(C.T)、ニック・アシュビー(Br)が加わった新メンバー(2019年7月来日公演時のメンバー)による新録音で、珠玉の名曲と素晴らしいアレンジのレパートリーを録音していくミニ・アルバム・シリーズ「ライブラリー」がスタート。
第1弾は、既に「古典」ともなったビートルズの「イエスタデイ」やガーシュウィンの名曲に、最新のポピュラー・ミュージックからBTS、ケイシー・マスグレイヴスなどのナンバーを収録。編曲はメンバーのパトリック・ダナキーやクリストファー・ブリュートン、そして元メンバーでもある人気作曲家ボブ・チルコットなどによるもので、ア・カペラ・アンサンブルの新たなレパートリー発掘にも重宝されそうです。
SIGCD-603
エセンヴァルズ:合唱作品集
優しく雨ぞ降りしきる/新しい月
長い道/光の川
ノーザン・ライツ(北極光)
オンリー・イン・スリープ
ああ、彼女は松明に輝き方を教えている
兵士の母の子守歌/春の雨
私の小さな額縁に/イヴニング
恋人は赤い、赤いバラ/星々
アメイジング・グレイス
パシフィック・ルーテラン大学クワイア・オヴ・ザ・ウェスト、
リチャード・ナンス(指)

録音:2018年4月4日−10日、パシフィック・ルーテラン大学(ワシントン、アメリカ)
現代合唱界における人気作曲家の一人、ラトヴィア出身のエリクス・エセンヴァルズ(エシェンヴァルズ/b.1977)の合唱作品集。「クワイア・オヴ・ザ・ウェスト」は、ワシントンにあるパシフィック・ルーテラン大学(Pacific Lutheran University)の音楽学部による合唱団で、1926年の設立以来全米で広範囲にツアーを行い、ヨーロッパ、スカンジナヴィア、日本、中国で演奏してきた実力派合唱団です。
SIGC-604
カントス・サグラドス
マクミラン:カントス・サグラドス(神聖なる聖歌)
ウィテカー:レオナルドは空飛ぶマシーンを夢見る
マスグレイヴ:オン・ジ・アンダーグラウンド セット2〜ステージとエキゾチック
エセンヴァルズ:アメイジング・グレイス
ウィテカー:When David Heard
ティペット:5つのスピリチュアル
フランツ・ビーブル:アヴェ・マリア
クリストファー・ベル(指)、
ナショナル・ユース・クワイア・オヴ・スコットランド、
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナルO

録音:2019年1月5日、グラスゴー・ロイヤル・コンサート・ホール(イギリス)
北アイルランドの指揮者クリストファー・ベルが1996年から音楽監督を務めるナショナル・ユース・クワイア・オヴ・スコットランド(NYCoS)。16歳から25歳までの有望な若者たちが歌う、新しい合唱レパートリー。
SIGCD-605
灰の水曜日
バード:先唱句(The Preces)
アレグリ:ミゼレーレ
イザヤ書 1章10-18 「ファースト・レッスン」
トマス・ウィールクス:マニフィカト(ショート・サーヴィス)
ルカによる福音書 15章11-最終節 「セカンド・レッスン」
ウィールクス:ヌンク・ディミッティス(ショート・サーヴィス)
使徒信条
バード:答唱句(The Responses)
 主よ怒りたもうことなく
 祈り(The Prayers)
バッハ
:プレリュード ホ短調 BWV.548i
ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジcho
アンドルー・ネスシンガ(指)

録音(ライヴ):2019年3月6日、セント・ジョンズ・カレッジ礼拝堂(ケンブリッジ、イギリス)
1670年代に創設され、世界でも有数のカレッジ聖歌隊として活動を続けるケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ合唱団(聖歌隊)と、2007年の音楽監督就任後、数多くの名演を共に創り上げてきた名指揮者アンドルー・ネスシンガ。Signum Classics移籍後にも精力的なリリースを続け、これまでBBCミュージック・マガジン賞の「合唱部門賞」(SIGCD456)、BBCミュージック・マガジンの「Choral & Song Choice」(SIGCD541)、英グラモフォン誌の「Editor's Choice」(SIGCD456、SIGCD567、SIGCD588)に選ばれるなど、英メディアでの極めて高い評価を維持しています。
ニュー・アルバム「Ash Wednesday」には、イースター(復活祭)に先立つ四旬節の最初の一日「灰の水曜日」に行われる特別な典礼を収録。教会音楽史上屈指の傑作であるグレゴリオ・アレグリの「ミゼレーレ」やトマス・ウィールクスの「マニフィカトとヌンク・ディミッティス」を中心に、聖書の朗読なども含めた儀式全体を追体験できるライヴ録音です。
SIGCD-606
ディヴァイン・ミューズ
シューベルト:私がどんなに愛しているか D.510、
 波の間に D.78、ギリシャの神々 D.677
ヴォルフ:ガニュメート(ゲーテ歌曲第50番)、新しい年に(メーリケ歌曲第27番)、
 ため息(メーリケ歌曲第22番)、
 祈り(メーリケ歌曲第28番)、
 ヴァイラの歌(メーリケ歌曲第46番)
シューベルト:ガニュメート D.544
ハイドン:カンタータ「ナクソス島のアリアンナ」 Hob.XXVIb:2、
 宗教歌 Hob.XXVIa:17
シューベルト:春の神 D.448、
 マリア D.658
ヴォルフ:明るい月の輝き(ケラー歌曲第6番)、
 古画に寄せて(メーリケ歌曲第23番)、
 棕櫚の木のまわりに浮かぶものたちは(スペインの歌の本第4番)、
 眠る幼な児イエス(メーリケ歌曲第25番)
メアリー・ベヴァン(S)、
ジョゼフ・ミドルトン(P)

録音:2019年1月4日−7日、オール・セインツ教会(イースト・フィンチリー、ロンドン)
英国ロイヤル・フィルハーモニック協会のヤング・アーティスト賞や英国批評家サークル賞を受賞し、オペラとコンサート・プラットフォームの両面で輝かしい活躍を見せるイギリスのソプラノ、メアリー・ベヴァン。2019年には栄誉あるMBE(大英帝国五等勲爵士)を受勲し、益々その存在感を高めています。
名伴奏者ジョゼフ・ミドルトンと共演したメアリー・ベヴァンのファースト・ソロ・リサイタル・アルバム「ボヤージュ(SIGCD-509)」は、英グラモフォン賞2018にノミネートするなど大きな成功を収めました。続くリサイタル・アルバム第2弾「ディヴァイン・ミューズ」は、愛や春、憧れや喪失を歌ったようなありふれた選曲とは一線を画すプログラムで、神話と宗教をテーマにシューベルト、ヴォルフ、ハイドンの作品をまとめるという独創的な企画。ケンブリッジ大学ではアングロ=サクソン、北欧、ケルトについて研究したというメアリー・ベヴァンの深い造詣が活かされた見事なリサイタルです。
SIGCD-607
ファインディング・ハーモニー
ミシェル・ルグラン(リチャード・ロドニー・ベネット編):ワン・デイ
アルマ・アンドロッツォ(ステイシー・V.ギブズ編):イフ・アイ・キャン・ヘルプ・サムボディ
レイブ・ヤンポルスキー/レア・ルンドニツカ(トビー・ヤング編):S’Dremlen feygl
ジョージアの伝承曲:ツィンツハロ
ミミ・ファリーニャ/ジェームズ・オッペンハイム(レベッカ・デイル編):ブレッド&ローズ
ウルマス・シサスク:野に鐘は鳴る
グスタフ・エルネサクス:我が祖国、我が愛
キリノ・メンドーサ・イ・コルテス(ホルヘ・コサトル編):シエリト・リンド
マルティン・ルター(バッハ編):神はわがやぐら
ウィリアム・バード:主よ怒りたもうことなく ― 聖なる都市
ケシャ(レベッカ・デイル編):プレイング
伝承曲(ダリル・ランズウィック編):Puirt a’ bheul(マウス・ミュージク)
ジョン・キャメロン(ジェームズ・マクミラン編):O, chi, chi mi na morbheanna
ジョージアの伝承曲/ジョージア王デメトレ1世:Shen khar venakhi
伝承曲(ネオ・ムヤンガ編):Ayihlome/Qula kwedini
エノック・ソントンガ(ネオ・ムヤンガ編):Nkosi Sikelel’ iAfrika
ダヴィド・ゲッタ, サヴァン・コテチャ, ジョルジョ・トゥインフォート, ラミ・ヤコブ, カール・フォーク(リチャード・ウィルバーフォース編):ワン・ラスト・タイム
アベル・メーロポル(ステイシー・V.ギブズ編):奇妙な果実
ハリー・ディクソン・ローズ(ステイシー・V.ギブズ編):ディズ・リトル・ライト・オヴ・マイン
キングズ・シンガーズ〔パトリック・ダナキー(C.T)、エドワード・バトン(C.T)、ジュリアン・グレゴリー(T)、クリストファー・ブリュートン(Br)、ニック・アシュビー(Br)、ジョナサン・ハワード(Bs)〕

録音:2019年6月10日−13日、セント・オーガスティン教会(キルバーン、ロンドン)
2018年に結成50周年を迎えた、男声ア・カペラ・グループのレジェンド、ギンクズ・シンガーズ。エドワード・バトン(カウンターテナー)、ニック・アシュビー(バリトン)が加わった新メンバー(2019年7月来日公演時のメンバー)による新録音。12世紀のジョージア(グルジア)のポリフォニーから、宗教改革の音楽、そしてビリー・ホリデイやアリアナ・グランデのナンバーまで、様々な国、歴史、コミュニティの音楽から豊かなハーモニーを発見。音楽を通じて世界中の人々をつなぐキャンペーンの一環としてリリースされるアルバム「ファインディング・ハーモニー」。南アフリカ、ジョージア、スコットランド、メキシコ、アメリカ、etc... キングズ・シンガーズの驚くべき柔軟性と多様性を再認識させてくれることでしょう。
SIGC-608
サルヴェ・サルヴェ・サルヴェ〜ジョスカンが影響を与えたスペインの遺産
モラレス:ユビラーテ・デオ
聖歌:すべての者よ、主に向かいて喜ばん(ガウデアムス・オムネス・イン・ドミノ)
ビクトリア:ミサ・ガウデアムス
 サルヴェ・レジナ
ゲレーロ:めでたし、いとも聖なる乙女(アヴェ・ヴィルゴ・サンクティッシマ)
聖歌:サルヴェ・レジナ
ジョスカン・デ・プレ:サルヴェ・レジナ
ゲレーロ:わが愛する者よ、立ちて急げ
コントラプンクトゥス、
オーウェン・リース(指)

録音:2019年3月13日−15日、セント・マイケル&オール・エンジェルズ教会(オックスフォード、イギリス)
「コントラプンクトゥス」は、オックスフォード・クイーンズ・カレッジ合唱団の音楽監督であり、イギリス、スペイン、ポルトガルのルネサンス音楽のスペシャリストでもある音楽学者オーウェン・リースが2010年に設立したイギリスの古楽コンソート。ガーディナーからの信頼も厚いエスター・ブラジル、マリアン・コンソートのリーダー、ローリー・マクリーリー、タリス・スコラーズやカージナルズ・ミュージック、ポリフォニーなどで活躍する名ソプラノ、エイミー・ハワースなどの名歌手たちが参加し、2014年、2015年には英グラモフォン賞古楽部門賞にノミネートされるなど、合唱大国イギリスにおいて急速に評価を高めてきた注目のヴォーカル・アンサンブルです。
Signum Classicsからリリースされる新たなレコーディングは、ルネサンス最大の作曲家、ジョスカン・デ・プレの音楽が流行し、その影響で生まれたスペイン黄金時代の巨匠ビクトリア、ゲレーロ、モラレスらの傑作を集めた秀逸なプログラムです。
SIGCD-609
黄金の鎖で〜王政復古前のイギリスにおけるヴァース・アンセム集 Vol.2
ウィリアム・バード:わが祈りを聞きたまえ、おお主よ, われを責めたもうな、おお神よ, われを憐れみ、ファンタジア第46番、おお主よ, あなたの道を示してください、蘇り給いしキリストは、われは讃美せん、ご覧ください, 御身を傾けてください
ジョン・ブル:全能の神, 導く星、ファンタジア第16番、私をお救いください, おお神よ
ベンジャミン・コシン:ヴォランタリー第3番
トマス・モーリー:わたしは深い淵から
コシン:ヴォランタリー第1番
エドマンド・フーパー:もろもろの国よ耳を傾けよ
ジョン・マンディ:喜びの歌を歌え
フーパー:神の中の神
フレットワーク〔森川麻子、エミリー・アシュトン、ジョー・レヴァイン、スザンナ・ペルサム・スタッドレン、リチャード・ブースビー〕、ヒズ・マジェスティーズ・サグバッツ&コルネッツ、マグダレーナ・コンソート

録音:2019年1月25日−27日、殉教者聖サイラス教会(ケンティッシュ・タウン、ロンドン)
世界最高峰のヴィオール・コンソート「フレットワーク」、ピリオド系金管楽器の達人集団「ヒズ・マジェスティーズ・サグバッツ&コルネッツ」、2008年にピーター・ハーヴェイが創設した声楽&器楽の古楽アンサンブル「マグダレーナ・コンソート」。
英国が世界に誇る3つのピリオド・アンサンブルの共演による、王政復古以前のイギリスにおけるヴァース・アンセムの歴史をたどるシリーズ。第2巻は、ウィリアム・バードの作品を中心に、ジョン・ブルやトマス・モーリー、ジョン・マンディ、そしてウェストミンスター寺院の聖歌隊指揮者&オルガニスト、王室礼拝堂のオルガニストを務めたエドマンド・フーパー(c.1553−1621)などの詩篇とロイヤル・アンセムを収録。プロデューサー&エンジニアは、前作に引き続き世界的エンジニア、フィリップ・ホッブスが担当。第1巻はグラモフォン誌やBBCミュージック・マガジン、アーリー・ミュージック・レビュー等に好レビューが掲載され、イギリスの作曲家でありジャーナリストや人気ブロガーとしても知られるロバート・ヒューギルが「第2巻が待ちきれない」といった注目のプロジェクトにご期待ください。

SIGCD-610(2CD)
ヘンデル(グーセンス&ビーチャム編):メサイア ジョナサン・グリフィス(指)ロイヤルPO、
ペネロペ・シュマテ(S)、クラウディア・チャパ(Ms)、ジョン・マクヴェイ(T)、クリストファー・ジョブ(Bs-Br)、ジョナサン・グリフィス・シンガーズ、イギリス・ナショナル・ユースcho

録音:2019年7月29日−8月1日、スタジオ1(アビー・ロード・スタジオ、ロンドン)
959年にトーマス・ビーチャムがロイヤル・フィルを指揮したヘンデルの「グーセンス版メサイア」は、60年間にわたりクラシック・カタログのランドマークとして屹立してきました。
DCINY(ニューヨーク国際優良演奏会/Distinguished Concerts International New York)の創設者であり芸術監督&首席指揮者を務めるアメリカのマエストロ、ジョナサン・グリフィスが、このユージン・グーセンスの豊かなオーケストレーションを新しい聴衆へと届けるためのプロジェクトを立ち上げ、2019年の7月にロンドンのアビー・ロード・スタジオにロイヤル・フィルと世界中から集まったソリスト、60人のジョナサン・グリフィス・シンガーズ、イギリスのナショナル・ユース合唱団を集結。スリリングな高解像度サウンドによる現代の「グーセンス&ビーチャム版メサイア」を録音を実現させました。鮮やかなフル・オーケストラ、大編成の合唱が壮麗に響く、「メサイア」の新たな録音にご期待ください!
SIGCD-611
イタリアン・インスピレーション
バッハ:協奏曲ニ短調 BWV.974(原曲:アレッサンドロ・マルチェッロ)
ラフマニノフ:コレッリの主題による変奏曲 Op.42
ダラピッコラ:アンナリベラの音楽帳
リスト:小鳥に説教するアッシジの聖フランチェスコ S.175-1、
 ダンテを読んで ― ソナタ風幻想曲 S.161-7
アレッシオ・バックス(P)

録音:2018年12月18日−20日、ブリテン・スタジオ(スネイプ・モルティングス、サフォーク)
1997年の第3回浜松国際ピアノ・コンクール、2000年のリーズ国際ピアノ・コンクールを制覇し、世界を舞台に活躍を続けるイタリアの貴公子アレッシオ・バックス。ベルリン・フィルの第1コンサートマスターとして活躍する樫本大進との共演でも大きな注目を浴びたバックスの新録音は、故郷イタリアからインスピレーションを得たレパートリーを集めた作品集。ヴェネツィアの作曲家アレッサドロ・マルチェッロのオーボエ協奏曲からバッハがピアノ独奏曲へと編曲した作品を皮切りに、コレッリをテーマにしたラフマニノフの変奏曲、20世紀イタリアの作曲家ルイージ・ダラピッコラの作品、リストがローマで書いた「伝説」からの1曲とイタリア旅行の印象を音楽にした「巡礼の年第2年「イタリア」」からの1曲という多彩で素敵に洗練されたプログラムです。
SIGC-612(2CD)
グスタボ・ディアス=ヘレス:Maghek〜カナリア諸島の7つの交響詩
管弦楽のための 「Ymarxa (Tenerife)」
クラリネットと管弦楽のための交響詩 「Ayssuragan (La Palma)」/ピアノと管弦楽のための交響詩 「Guanapay (Lanzarote)」
管弦楽のための 「Chigaday (La Gomera)」
管弦楽のための 「Azaenegue (Gran Canaria)」
管弦楽のための 「Erbane (Fuerteventura)」
管弦楽のための 「Aranfaybo (El Hierro)」
エドゥアルド・ポータル(指)、
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナルO

クリスト・バリオス(Cl)、
リッカルド デスカルツォ(P)

録音:2019年9月17日−20日、グラスゴー・ロイヤル・コンサート・ホール(イギリス)
現代のスペインを代表する作曲家&ピアニスト、グスタボ・ディアス=ヘレス(b.1970)の約10年間にわたる作曲活動の集大成となる管弦楽作品集。
SIGC-613
ブレッシング〜ポール・ミーラーの音楽
ミーラー:全世界を隅々まで歌で満たせ
至福の教え/To Seek Where Shadows Are/見よ、か弱きみどりごを/汚れなきバラ/セルウィン・サーヴィス/Beneath Thy Compassion/アヴェ・マリス・ステラ/ユビラーテ・デオ/アヴェ・ヴェルム・コルプス/Let Fall the Windows of Mine Eyes/私を愛するならば/All wisdom cometh from the Lord/ブレッシング
マーク・シングルトン(指)、
ヴォーチェ

録音:2018年5月、アメリカ
ヴォーチェ(VOCE)は、マーク・シングルトンらが創設したアメリカ、ニュー・イングランドの室内合唱団。マーク・シングルトンとはスコットランドのアバディーン大学で共に働いていた交流などもあるウェールズの合唱作曲家ポール・ミーラーの愛と平和に満ちた合唱作品集。
SIGCD-614
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲集 Vol.1
ピアノ協奏曲第1番ハ長調 Op.15
ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.19
エリーザベト・ソンバール(P)、
ピエール・ヴァレー(指)ロイヤルPO

録音:2019年7月14日−15日(第1番)&16日−17日(第2番)、カドガン・ホール(ロンドン)
フランス、ストラスブール出身の名女流ピアニスト、エリーザベト・ソンバール(エリザベス・ソンバート)がSignum Classicsに登場。ベートーヴェンの生誕250周年を記念して、ピエール・ヴァレー&ロイヤル・フィルとのピアノ協奏曲シリーズがスタート。
エリーザベト・ソンバールは、1988年にクラシック音楽を多様な聴衆と共有するため「レゾナンス財団」を立ち上げ、現在は世界7カ国の病院、孤児院、刑務所など様々な場所で年間500を超えるコンサートを行っており、それらの功績が認められ2006年にはフランスの国家功労勲章を、2008年には芸術文化勲章を受賞しています。
ソンバールはロイヤル・フィルとも強固な関係を築いており、これまでショパンのピアノ協奏曲や、名ピアノ協奏曲の「アダージョ」楽章だけを集めたというユニークなアルバムも録音してきました。今後数ヵ月にわたってこのベートーヴェンのピアノ協奏曲サイクルを続けていくとのことです。
SIGCD-615(2CD)
パーセル:歌劇 「妖精の女王」 ポール・マクリーシュ(指)、ガブリエリ・コンソート&プレーヤーズ、アンナ・デニス(S)、マイリ・ローソン(S)、ローワン・ピアース(S)、キャロリン・サンプソン(S)、ジェレミー・バッド(ハイ・テノール)、チャールズ・ダニエルズ(ハイ・テノール、テノール)、ジェームズ・ウェイ(ハイ・テノール、テノール)、ロデリック・ウィリアムズ(Br)、アシュリー・リッチズ(Bs-Br)

録音:2019年1月8日−11日&18日、殉教者聖サイラス教会(ケンティッシュ・タウン、ロンドン)
名匠ポール・マクリーシュが1982年に創設したイギリスを代表する古楽アンサンブル&cho、ガブリエリ・コンソート&プレーヤーズ。2019年にマクリーシュが得意とするレパートリーの1つ、ヘンリー・パーセルの録音プロジェクトがスタートし、第1弾となった「アーサー王」(SIGCD 589)」は、レコード芸術海外盤REVIEWで「今月の特選盤」に選出された他、英グラモフォン誌でレコーディング・オヴ・ザ・マンスに、BBCミュージック・マガジン賞2020のオペラ部門でファイナリストに選ばれるなど、大きな反響を巻き起こしました。
期待の増す第2弾は、シェイクスピアの「夏の夜の夢」に基づくパーセルのセミ・オペラ「妖精の女王」を録音。刺激的な器楽と美しい歌を備えた、パーセルのもっともカラフルで魅惑的なスコアを、チャールズ・ダニエルズが加わった他は前作と同じ豪華歌手陣、そしてマクリーシュとガブリエリ・コンソートが四半世紀にわたる演奏経験から練り上げた「上演用新エディション(new performing edition)」にて収録しています。
SIGCD-616(2CD)
ベートーヴェン&バリー
ベートーヴェン:交響曲第1番ハ長調 Op.21、
 交響曲第2番ニ長調 Op.36
ジェラルド・バリー(b.1952):「ベートーヴェン」
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
バリー:ピアノ協奏曲
トーマス・アデス(指)、
ブリテン・シンフォニア、
ニコラス・ホッジス(P)、
マーク・ストーン(Br)

録音:2017年&2018年、バービカン・センター(ロンドン)
ブリテンの再来とも称されるイギリスの人気作曲家、指揮者、ピアニスト、トーマス・アデス(1971−)。日本では武満徹作曲賞2020の審査員にも選ばれ、多くの作品が名だたるアーティストたちによって演奏・録音されるなど、近年は特に作曲家としての活躍が華々しいアデスがブリテン・シンフォニアを振ったベートーヴェンの交響曲集。
そして、アイルランド国立SOのコンポーザー・イン・レジデンスなどを務めたアイルランドの作曲家、ジェラルド・バリー(b.1952)の作品、「ベートーヴェン」と「ピアノ協奏曲」を組み合わせるという、ユニークなベートーヴェン・アニヴァーサリー・アルバムです。
バーミンガム・コンテンポラリー・ミュージック・グループのために2008年に作曲された「ベートーヴェン」は、オーケストラル・アンサンブルをバックに、ベートーヴェンの謎多き手紙「不滅の恋人(Immortal Beloved)」のテキストを歌うミニ・オペラ的作品。トーマス・アデスとはアデスの「死の舞踏」の録音などでも共演したイギリス期待のバリトン、マーク・ストーンが、ベートーヴェンの激情や恨み節、そしてコミカルな表情までを豊かに表現しています。
SIGC-617
イアン・ヴェナブルズ:歌曲集
ソプラノとピアノのための6つの歌〔Op.33-1、Op. 37-3、Op.41-6、Op.37-1、Op.33-2、Op.45-1〕
ソプラノ、テノール、弦楽四重奏とピアノのためのカンタータ 「リメンバー・ディス」 Op.40
テノール、ヴィオラとピアノのための歌曲集 「Through These Pale Cold Days」 Op.46
メアリー・ベヴァン(S)、
アラン・クレイトン(T)、
カルドゥッチSQ、
グレアム・J・ロイド(P)

録音:2019年1月17日−18日、オール・セインツ教会(ロンドン)
「現代イギリスのもっとも偉大なアート・ソングの作曲家」とも称される、アート・ソング&室内楽に秀でた作曲家、イアン・ヴェナブルズ(b.1955)の歌曲集。メアリー・ベヴァン、アラン・クレイトンの名歌手が愛をテーマにしたテキストをムーディーに歌います。
SIGCD-618
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ集 Vol.1
ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調 Op.12-1
ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調 Op.24 「春」
ヴァイオリン・ソナタ第8番ト長調 Op.30-3
タムシン・ウェーリー=コーエン(Vn)、
ヒュー・ワトキンス(P)

録音:2019年9月9日−11日、ブリテン・スタジオ(スネイプ・モルティングス、イギリス)
1986年ロンドン生まれ、巨匠ルッジェーロ・リッチが「私がこれまで出会った中でもっとも才能のある若きヴァイオリニスト」と絶賛し、2016-2017シーズンのECHOライジング・スターズにも選出された英国ヴァイオリン界の才媛、タムシン・ウェーリー=コーエン。前作の「C.P.E.バッハのヴァイオリン・ソナタ集(SIGCD-573)」では、モダン楽器によるまとまった形(3枚組)での初めてレコーディングとして新たな境地に踏み出し、英グラモフォン誌でも「エディターズ・チョイス」に選定されるなど、大きな話題を呼びました。
そして、2020年のベートーヴェン・イヤーに満を持してベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ集がスタート。パートナーは、メンデルスゾーン(SIGCD-342)、シマノフスキ(SIGCD-432)、ドヴォルザーク(SIGCD-510)などのアルバムでも絶妙なコンビネーションを聴かせてくれたイギリスの名手ヒュー・ワトキンス。過去十数年にわたり、二人のリサイタル・プログラムの中心となっており、「我が家」のように感じるというベートーヴェンの傑作で、ベートーヴェンの音楽への情熱と親愛を伝えます。
SIGC-619
疾風怒濤 Vol.1
グルック:「ドン・ファン」より 最後のシーン
ヨンメッリ
:「フェトンテ」より Ombre che tacite qui sede
ハイドン:「歌姫」より Non v’e chi mi aiuta
フランツ・イグナーツ・ベック:交響曲ト短調 Op.3-3
トラエッタ:「ソフォニスバ」より Crudeli, ahime, che fate、Sofonisba, che aspetti?
ハイドン
:交響曲第49番ヘ短調 「受難」
モーツァルティスツ、
イアン・ペイジ(指)、
キアラ・スケラート(S)

録音:2019年1月4日−6日、セント・ジョンズ・スミス・スクエア(ロンドン)
クラシカル・オペラを指揮したモーツァルトの初期作品録音で名を馳せたモーツァルトのスペシャリスト、イアン・ペイジ。イアン・ペイジが2017年に結成した新しいアンサンブル、「モーツァルティスツ」による新たな大型プロジェクト、「疾風怒濤(シュトゥルム・ウント・ドラング)」がスタート!
1760年代から1780年代に芸術界を席巻した疾風怒濤運動を探求する全7巻に及ぶシリーズで、ハイドン、モーツァルト、グルックらの傑作から、知られざる作品、軽視されていた佳作などを組み込んでいく意欲的なプロジェクト。イアン・ペイジ率いる古楽器の名手たちの演奏で、直感的でダイナミックな「疾風怒濤」のエネルギーをお届けします。
SIGCD-620
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲集 Vol.2
ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.37
ピアノ協奏曲第4番ト長調 Op.58
エリーザベト・ソンバール(P)、
ピエール・ヴァレー(指)ロイヤルPO

録音:2019年7月17日−18日(第3番)&24日−25日(第4番)、カドガン・ホール(ロンドン)
ロイヤルPOが盛大に祝うベートーヴェンの生誕250周年記念シリーズ。フランス、ストラスブール出身の名女流ピアニスト、エリーザベト・ソンバール(エリザベス・ソンバート)と、小澤征爾との長期的なパートナーシップでも知られるフランスの指揮者ピエール・ヴァレーによるベートーヴェンのピアノ協奏曲集第2弾。
エリーザベト・ソンバールは、1988年にクラシック音楽を多様な聴衆と共有するため「レゾナンス財団」を立ち上げ、現在は世界7カ国の病院、孤児院、刑務所など様々な場所で年間500を超えるコンサートを行っており、それらの功績が認められ2006年にはフランスの国家功労勲章を、2008年には芸術文化勲章を受賞しています。ロイヤル・フィルとも強固な関係を築いており、これまでショパンのピアノ協奏曲や、名ピアノ協奏曲の「アダージョ」楽章だけを集めたというユニークなアルバムを録音してきたソンバールが、優美で洗練されたベートーヴェンを聴かせてくれることでしょう。第3弾では「第5番「皇帝」」と「三重協奏曲」を予定しているというこのベートーヴェン・プロジェクトにご注目ください。
SIGCD-621
ガニング:ヴァイオリン協奏曲
チェロ協奏曲/バードフライト
ハリエット・マッケンジー(Vn)、
リチャード・ハーウッド(Vc)、
クリストファー・ガニング(指)ロイヤルPO

録音:2015年9月28日−29日、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)
名探偵ポワロ」の音楽の作曲者として有名なイギリスの映画&TV音楽のコンポーザー、クリストファー・ガニング(1944−)の自作自演レコーディング。
「21世紀のヴァイオリン協奏曲集」(NI 6295)など現代のコンチェルト録音で実績のあるハリエット・マッケンジー(Vn)、メジャー・レーベルで活躍してきたリチャード・ハーウッド(Vc)がソロを務める2つの協奏曲に、管弦楽のための「バードフライト(Birdflight)」を収録。
SIGCD-622
クープラン&ジェズアルド
クープラン:3つのルソン・ド・テネブレ
ジェズアルド:聖木曜日のためのテネブレ・レスポンソリウム
テネブレ、
ナイジェル・ショート(指)

録音:2019年3月13日−14日(クープラン)&7月2日−3日(ジェズアルド)、オール・ハロウズ教会(ゴスペル・オーク、ロンドン)
キングズ・シンガーズの元メンバーであるナイジェル・ショートによって2001年に設立され、世界最高峰のヴォーカル・アンサンブルの一つとして広く活動する"テネブレ"。2016年に「ブラームス&ブルックナー(SIGCD 430)」が2度目のBBCミュージック・マガジン賞を受賞し、2018年には「天体の音楽(SIGCD 904)」がグラミー賞にノミネートされ、大きな注目を浴びたテネブレの新録音。
グループ名の由来ともなった「テネブレ」(復活祭のお祝いに先立って行われる聖週間の朝課)にまつわる音楽、フランソワ・クープランの「ルソン・ド・テネブレ(暗闇の朗誦)」と、カルロ・ジェズアルドの「聖木曜日のためのテネブレ・レスポンソリウム(応唱)」を組み合わせた、テネブレならではとも言えるプログラム。約100年の作曲年代の開きがありスタイルが異なりながらも、神秘的で催眠的な魅力を持つクープランとジェズアルドの作品を、篤い情熱と精密な歌唱で世界をリードする"テネブレ"のパフォーマンスでお送りします。
SIGCD-625
ウィテカー(バージェス編):マリンバ四重奏曲集
黄金の光(Lux Aurumque)/10月(October)/少年と少女(A Boy and a Girl)/眠り(Sleep)
ジョビィ・バージェス(マリンバ&ヴィブラフォン)、サム・ウィルソン(マリンバ&ヴィブラフォン)、カラム・ヒューガン(マリンバ)、ロブ・ファラー(マリンバ)

録音:2019年5月23日、セント・オーガスティン教会(ロンドン)
※収録時間:約21分
イギリスのコンテンポラリー・アンサンブル、パワープラントのメンバーであり、ガブリエル・プロコフィエフの「バス・ドラム協奏曲」の録音でも話題を呼んだパーカッショニスト、ジョビィ・バージェスが、現代アメリカの作曲家エリック・ウィテカーの人気合唱曲をマリンバ四重奏にアレンジ!
打楽器関係者にはもちろん、合唱ファンやアレンジ作品愛好家にもオススメです!
SIGCD-626
新世界への旅〜16&17世紀のスペインの宗教音楽
モラレス:レジナ・チェリ・ラエターレ(6声)
エルナンド・フランコ:サルヴェ・レジナ5声)
ビクトリア:われは鳩のごとき美しきものを見たり
ゲレーロ
:われを連れ行きたまえ
アロンソ・ロボ:わがハープは悲しみの音に変わり
フアン・グティエレス・デ・パディーリャ:死の苦しみがわたしを取り巻く
フランシスコ・ロペス・カピリャス:夜の幻によって
パディーリャ:わがハープは悲しみの音に変わり
カピリャス:大いなる秘跡
アロンソ・ロボ:なんと甘美な
伝エルナンド・フランコ:キリストは我らのために
モラレス:おお、聖なる饗宴よ
ビクトリア:おお、なんと栄光に満ちた
ゲレーロ:祝福されしアカキウス
ミゲル・マテオ・デ・ダーリョ・イ・ラナ:主を褒めたたえよ
クイーンズ・シックス〔ダニエル・ブリテイン(C.T)、ティム・カールストン(C.T)、ニコラス・マッデン(T)、ドミニク・ブランド(T)、アンドルー・トンプソン(Br)、サイモン・ホワイトリー(Bs)〕

録音:2019年3月27日−29日、アスコット小修道院(イギリス)
ジョージ・チャペル聖歌隊のメンバーによって結成され、ロイヤル・ウェディングでのパフォーマンスなど英国王室と縁の深いことでも知られる男声ア・カペラ・グループ、クイーンズ・シックス。タリス・スコラーズやザ・シックスティーン、ポリフォニーなど、合唱王国イギリスの名アンサンブルのメンバーとしても活躍する6人の精鋭たちによるSignum Classics移籍第2弾は、16世紀中期から1700年頃まで、スペインから新世界(アメリカ大陸)へと渡った宗教音楽の大いなる旅を歌います。
ビクトリア、ゲレーロ、モラレス、アロンソ・ロボといったスペイン黄金世紀の大作曲家たちの作品に、エルナンド・フランコ(1532−1585)、フアン・グティエレス・デ・パディーリャ(c.1590−1664)、フランシスコ・ロペス・カピリャス(1614−1674)、ミゲル・マテオ・デ・ダーリョ・イ・ラナ(c.1650−1705)といった、スペインからメキシコ、グアテマラなどの新大陸へ移り活動した、あるいはスペイン系の両親の下、新大陸で生まれ育った作曲家たちのレア・レパートリーを加えたこだわりのプログラムです。
SIGCD-628
ガブリエル・プロコフィエフ:ターンテーブル協奏曲第1番
チェロ協奏曲
Mr.スウィッチ(ターンテーブル)、
ボリス・アンドリアノフ(Vc)、
アレクセイ・ボゴラッド(指)ウラルPO

録音:2018年8月22日(ターンテーブル協奏曲第1番)&8月24日(チェロ協奏曲)、スヴェルドロフスク・フィルハーモニック・ホール(エカテリンブルク、ロシア)/ターンテーブル・オーバーダブ:2019年7月23日&11月22日、25日、ストップスタート・スタジオ(ロンドン)
祖父にロシアの偉大な作曲家セルゲイ・プロコフィエフを持つガブリエル・プロコフィエフ(ゲイブリエル・プロコフィエフ)は、ロンドンをベースに作曲家、プロデューサー、DJとして活動。クラシック音楽をルーツに、クラブ、ヒップホップなどのダンス音楽やエレクトロニクスを取り入れた独自の音楽を創りあげています。
「サクソフォン協奏曲」と「バス・ドラム協奏曲」を収録した前作(SIGCD-584)に続く、Signum Classicsでの協奏曲録音第2弾。ガブリエル・プロコフィエフの最初の協奏曲であり、その異才をクラシック業界に広める出世作ともなった「ターンテーブル協奏曲第1番」。2011年のBBCプロムスで披露され世界に衝撃を与えてから、これまで世界中で55回以上演奏されてきたガブリエル・プロコフィエフの代表作を、その初演者である腕利きのDJ、Mr.スウィッチが驚異的なテクニックで再演しています。
ガブリエルの3作目の協奏曲、そして最初の「一般的な協奏曲」(2作目はバス・ドラム協奏曲)となったチェロ協奏曲は、電子音楽とダンス・ミュージックの影響を探究する一方で、伝統的で抒情的なチェロの魅力も追求された作品です。
SIGCD-629
ジ・アワーズ〜ベン・パリー:合唱作品集
サン・ソウル/アーリー・ワン・モーニング/ファースト・デイ*/マイ・ハーツ・イン・ザ・ハイランズ+/ミュージック〜アン・オード/春のソネットT/春のソネットU/美しいドゥーン川の岸辺/スノウ+/ニュー・イヤー・キャロル+/マイ・スピリット・サング・オール・デイ/光より生まれし光/アヴェ・ヴェルム・コルプス/神よ、私の頭の中に/主の祈り/ソネット第27番+/一晩中/ヌンク・ディミッティス*/ゴールデン・スランバー/エクリプス/ライトゥン・アワー・ダークネス
ロイヤル・ホロウェイcho、
ルパート・ゴフ(指)、
リアム・コンドン(Org)*、
サイモン・マーロウ(P)+

ロイヤル・ホロウェイ合唱団は、ロンドン大学最大のカレッジの1つであるロイヤル・ホロウェイの名門混声合唱団。Hyperionレーベルでの複数の録音によって、特にバルト海地域のスペシャリストとして知られています。
ベン・パリー(b.1965)はロンドン・ヴォイシズの共同ディレクター、ケンブリッジ・キングズ・カレッジの副音楽監督、イギリス・ナショナル・ユース合唱団のアシスタント・ディレクターなども務める作曲家。クラシックとライト・ミュージックの両面で活躍するベン・パリーの、世俗的・宗教的な合唱作品集。
SIGCD-647
デイヴィッド・マシューズ:ア・ヴィジョン・オヴ・ザ・シー
トゥワード・サンライズ Op.117
交響曲第8番 Op.67/シンフォニア Op.67
ア・ヴィジョン・オヴ・ザ・シー Op.125
ヤク・ファン・ステーン(指)、
BBCフィルハーモニック

録音:2017年11月7日&12月6日、BBCメディア・シティ・UK(サルフォード、イギリス)
60年代にはブリテンの助手として過ごし、70年代にはスカルソープとコラボレーションを行うなど、60年近くにわたる多彩な活動によって、現代を代表するシンフォニストの一人として国際的な名声を確立しているデイヴィッド・マシューズ(b.1943)の管弦楽作品集。
BBCフィルの委嘱により作曲され2015年に初演された交響曲第8番、同じくBBCフィルの委嘱で2013年のBBCプロムスで披露された「ア・ヴィジョン・オヴ・ザ・シー」を、デイヴィッド・マシューズと頻繁に協力してきたオランダの指揮者、ヤク・ファン・ステーンが振ります。
ヤク・ファン・ステーンはこれまで、オランダ国立バレエ、ヴァイマール州立劇場、ドルトムント・フィル、BBCウェールズ・ナショナル管などの主要ポストを務め、現在はアルスターOとプラハSOの首席客演指揮者の任に就いています。2017年には新日本フィルハーモニーSOとも共演しました。
SIGCD-650
バベル〜シューマン、ショウ、ショスタコーヴィチ
シューマン:弦楽四重奏曲第3番Op.41
キャロライン・ショウ(b.1982):3つのエッセイ
ショスタコーヴィチ
:弦楽四重奏曲第9番変ホ長調 Op.117
カリドルSQ

録音:2019年4月17日−19日、サフロン・ホール(エセックス、イギリス)
ニューヨークで活動するカリドルSQは、2016年に10万ドルという超高額賞金(室内楽では世界最高額)で知られるM-Prize国際室内楽コンクールで優勝し、国際的なキャリアをスタート。ボレッティ・ブイトーニ財団賞を獲得した最初の北米のアンサンブルとなり、BBCラジオ3のニュー・ジェネレーション・アーティストにも選ばれるなど世界から注目を浴び、2018年には優れた若手演奏家に贈られるエイヴリー・フィッシャー・キャリア・グラントも受賞しています。
Signmu Classics第2弾となる「バベル(BABEL)」では、シューマンとショスタコーヴィチという意欲的な組み合わせに、キャロライン・ショウの作品をカップリング。キャロライン・ショウは、作曲家としてはピューリッツァー賞を受賞しグラミー賞に3度ノミネート、ヴォーカル・アサンブルのメンバーとしてはグラミー賞を受賞し、その他ヴァイオリニストやプロデューサーとしても活動しているアメリカの才女で、この弦楽四重奏のための「3つのエッセイ」は、2018年のカリドルSQBBCプロムス・デビューで初演された作品です。
SIGCD-653
ゲットーからの音楽
1. ブルッフ:コル・二ドライ
2. ダニエル・シャリット(b.1940):Resisey Laila
3.イェヘツケル・ブラウン(1922-2017):Min HaAyara
4-8. シャリット:弦楽オーケストラのための組曲
9. ライプ・エイレンベルク(d.1943):Lelero
シムカ・ヘレド(指/VCtr.1,9)
ジャック・リーベック(Vn/tr.3)、
クリストファー・ウォーレン=グリーン(指/tr.1)、
ロンドン室内O

録音:2018年11月1日-3日、セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会(ロンドン)
本アルバムでは、ユダヤ教の音楽から二つの旋律を借用して作曲された、ブルッフのチェロと管弦楽のための協奏的作品 「コル・二ドライ」 など、ユダヤ音楽の様々な要素を同化させた音楽を取り上げています。
当時最年少の24歳という若さイスラエルPOの首席チェロ奏者を務め、ソリストとしては、クリーヴランドO、ピッツバーグSO、イスラエルPOなど、多くの一流オーケストラと共演、メータ、マゼール、ブロムシュテットなどの指揮者とも共演したシムカ・ヘレド。変幻自在のアンサンブル「フィボナッチ・シークエンス」のリーダーとして活躍し、日本では福間洸太朗とのデュオで来日公演も果たしているイギリスの若きヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニスト、ジャック・リーベックがソリストとして参加しています。
SIGCD-660
愛の為の人生
アレグザンダー・チャップマン・キャンベル:勇気、舞曲、夢、強さ、涙、平和、イノセンス、希望、不思議、ホーム、愛の為の人生、リニューアル
アレグザンダー・チャップマン・キャンベル(P)、ゴードン・ブラッグ(Vn)、ブライアン・シーレ(Va)、スーア・リー(Vc)、リック・スタンドリー(Cb)、ハンナ・レアリティ(ヴォーカル)、メーガン・チャップマン・キャンベル(P)

録音:2020年10月、キャッスル・サウンド・スタジオ(スコットラウンド)
スコットランドの作曲家&ピアニスト、アレグザンダー・チャップマン・キャンベルの自作自演アルバム。彼のピアノは、クラシックやジャズといったように簡単にジャンルに分類することはできません。ですがその印象的な美しさと独創性で知られるようになりました。今作ではスコットランド室内Oのメンバーやスコットランドで注目される歌手ハンナ・レアリティと共に、混乱する世界への希望の捧げものとしてリリースされます。
SIGCD-664
ロドリゴ・ルイス:室内楽作品集〜星を見よ
ヴァイオリン・ソナタ R.6
星を再び見るために(A Riveder Le Stelle)R.8
ピアノ三重奏曲 R.9
ケレンザ・ピーコック(Vn)、
ヒュー・ワトキンス(P)、
ローラ・ファン・デル・ヘイデン(Vc)

録音:2020年1月、スネイプ・モルティングス ブリテン・スタジオ(イギリス、サフォーク)
1988年生まれのメキシコの作曲家、ロドリゴ・ルイスによる美しくロマンティックな室内楽作品集。ダンテの『神曲』地獄篇からインスピレーションを受けた、ヴァイオリンとピアノのための「星を再び見るために A Riveder Le Stelle」や、湖畔の星降る夜が夜明けに変わるイメージから作曲された「ヴァイオリン・ソナタ」など、各作品は2017〜2019年に作曲されたものですが、みなベートーヴェンやシューマン、ブラームスの影響を強く受けた、19世紀的な調性音楽として書かれています。「調性のある音楽は、とても直接的に自分に語りかけてくるものだと感じています。結局のところ、最も経験の浅いリスナーでさえ、モーツァルトのソナタならば高度な分析を必要とせずに、完璧に楽しむことができます。」(ブックレット掲載のインタヴューより)
SIGCD-674
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.83*
カプリッチョ 嬰ヘ短調 Op.76-1
間奏曲 変ホ長調 Op.117-1
カプリッチョ ロ短調 Op.76-2
間奏曲 イ長調 Op.118-2
カプリッチョ ハ長調 Op.76-8
アンナ・ツィブレヴァ(P)、
ルート・ラインハルト(指)*、
ベルリン・ドイツSO*

録音:2020年1月8日−9日、ベルリン・ラジオハウス・ゼンデザール
2012年浜松国際ピアノ・コンクール第4位、2013年エミール・ギレリス記念国際ピアノ・コンクール(オデッサ)優勝、2014年高松国際ピアノ・コンクール第4位と着実にキャリアを重ね、2015年ついに世界最高峰のピアノ・コンクールの1つ、リーズ国際ピアノ・コンクールで優勝を果たしたロシアの女流ピアニスト、アンナ・ツィブレヴァ(ツィブラエワ)。1990年にロシア(ジョージア国境に面したカラチャイ・チェルケス共和国の小さな町)に生まれ育ち、ボルゴドンスクのショスタコーヴィチ音楽学校を卒業後、モスクワ音楽院、バーゼル音楽院で研鑽を積み、2015年のリーズ・コンクール優勝後は国際的な注目を集め、Champs Hill Recordsから、デビュー・ソロ・アルバム「ファンタージエン」(CHRCD131)をリリース。待望のセカンド・アルバムであり、初のコンチェルト・レコーディングとなるこのアルバムは、ブラームス成熟期の傑作であり屈指の難曲としてそびえ立つピアノ協奏曲第2番を中心に、ブラームスの円熟した小品を収録。
「ピアノ協奏曲第2番」は、リーズ国際ピアノ・コンクールのファイナルでマーク・エルダー&ハレOと共演し見事優勝を勝ち取った曲であり、その鮮やかな技巧と表現力にご期待ください!
指揮はロサンゼルス・フィルのドゥダメル・フェロー、ダラスSOのアシスタント・コンダクターなどを務めたドイツの若き女流指揮者、ルート・ラインハルトです。
SIGCD-679(2CD)
ヘンデル:8つのチェンバロ組曲
組曲第1番 イ長調 HWV426、組曲第2番ヘ長調 HWV427、組曲第3番 ニ短調 HWV428、組曲第4番ホ短調 HWV429、組曲第5番 ホ長調 HWV430、組曲第6番嬰ヘ短調 HWV431、組曲第7番 ト短調 HWV432、組曲第8番ヘ短調 HWV433、ヘンデル自身によるチェンバロ編曲集〔序曲(歌劇 「ムツィオ・シェーヴォラ」 HWV13より)、Pupille sdegnose, sareste pietose HWV482-4(歌劇 「ムツィオ・シェーヴォラ」 HWV13より)、Come, se ti vedro, cara, partir potro? HWV482-5(歌劇 「ムツィオ・シェーヴォラ」 HWV13より)、Sventurato, godi, o core abbandonato HWV482-2(歌劇 「フロリダンテ」 HWV14より)、序曲 HWV456-5 (歌劇 「リッカルド1世」 HWV23より)、Ombra cara de mia sposa HWV482-3 (歌劇 「ラダミスト」 HWV12より)〕、シャコンヌ ト長調 HWV435
ブリジット・カニンガム(Cemb)

録音:2019年11月、セント・オーガスティン教会(キルバ―ン、ロンドン)
イギリスの女流チェンバリストであり歌劇指揮者、音楽学者のブリジット・カニンガム。これまでも「イタリアのヘンデル」、「ヴォクソールのヘンデル」、「アイルランドのヘンデル」など、様々な角度でヘンデルと同時代の音楽を取り上げてきたスペシャリストによる「8つのチェンバロ組曲」は、一音一音までこだわりぬいた緻密な演奏になっています。
SIGCD-680
エリザベス朝のクリスマス
バード:清らかなる東の空より
ホルボーン:パヴァン、それは聖夜に降り立った
バード:処女の胎より〜歓べ, 歓べ*
ホルボーン:揺りかご、子守歌
バード:子守歌
ギボンズ
:4声のファンタジー第1番 「For Ye Great Dooble Bass」
バード:この世の木が〜Cast Off All Doubtful Care*
ピアソン:聞け、Upon my Lap, my Sovereign Sits*
ウィールクス:冬の悲しみを短く
ギボンズ:4声のファンタジー第2番 「For Ye Great Dooble Bass」
作者不詳:
:聖母の子守歌(Sweet was the Song the Virgin Sang)
ホルボーン:新年の贈り物、ハイ・ホー・ホリデー
バード:おお神よ, 汝は輝ける太陽を導き*
フレットワーク〔森川麻子、エミリー・アシュトン、ジョアンナ・レヴァイン、サム・スタッドレン、リチャード・ブースビー〕、ヘレン・チャールストン(Ms)、アディショナル・シンガーズ*

(*)では、エマ・ウォルシュ(S)、ルーシー・コックス(S)、エイミー・リドン(A)、ガイ・カッティング(T)、マラキー・フレイム(Br)、エドムンド・サディントン(Bs-Br)らの歌手も参加。

録音:2019年5月&2020年10月、聖マグダレン教会(シェアボーン、イギリス)
2021年で創設35周年を迎える世界有数のヴィオール・コンソート「フレットワーク」と、2018年ヘンデル歌唱コンクールで第1位を受賞したメゾ、ヘレン・チャールストンが、エリザベス朝イングランドの内省的で暗いクリスマスの祝い方を紹介するアルバム。バードの歓びに満ちた不朽の名曲『清らかなる東の空より』を始め、アンソニー・ホルボーン、オーランド・ギボンズ、マーティン・ピアソンらイギリス・ルネサンス期の作曲家たちが作曲したクリスマスの為の親密な音楽を、静謐なヴィオール・アンサンブルの音色でどうぞ。
SIGCD-683
クリスマス・キャロル・ウィズ・キングズ・シンガーズ
ジェイムズ・バートン:バルラロウ
伝承曲(ブライアン・ケイ編)):歓べ!
伝承曲(ヴォーン・ウィリアムズ&パトリック・ドナキー編):ベツレヘムの小さな町で(ああベツレヘムよ)
デイヴィッド・ウィルコックス:明日はわたしが踊る日
ボブ・チルコット:羊飼いのキャロル
伝承曲(ゴフ・リチャーズ編):ラ・フィラドーラ
ジューン・コリン:ザ・クワイエット・ハート
単旋律聖歌:今日、キリストが生まれた
トワノ・アルボ(チャールズ・ウッド編):ディンドン空高く
ジョン・タヴナー:おお、動ずることなく
ビクトリア:おお、大いなる神秘
ヘンリー・ジョン・ガントレット&アーサー・ヘンリー・マン(ニック・アシュビー編):ダビデの村に
バッハ:来たれ、美しい朝の光よ
ヨーハン・ペーター・エミリウス・ハートマン(ボー・ホルテン編):クリスマスのメッセージ
伝承曲(エドガー・ペットマン編):ガブリエルのメッセージ
ピエール・ヴィレット:処女への讃歌
マイケル・ヘッド(グレイストン・アイヴズ編):ベツレヘムへの小さな道
伝承曲(ガイ・ターナー編):眠れ、眠れ
伝承曲(ゴフ・リチャーズ編):ア・ナイト・オヴ・ウォッチング
ヴォーン・ウィリアムズ(クリストファー・ブリュートン編):ウィザーズ・ロッキング讃歌
グスタフ・ヌードクヴィスト:クリスマス、クリスマス、輝かしきクリスマス
作者不詳(ジェフリ−・ショウ編):リュート・ブックの子守歌
単旋律聖歌:天をお創りになられた方は
ベルリオーズ(クリストファー・ブリュートン編):羊飼いたちの別れ
伝承曲(マティアス・ブッハー編):どこでもメリー・クリスマス
キングズ・シンガーズ〔パトリック・ダナキー(C.T)、エドワード・バトン(C.T)、ジュリアン・グレゴリー(T)、クリストファー・ブリュートン(Br)、ニック・アシュビー(Br)、ジョナサン・ハワード(Bs)〕

録音:2020年12月17日−20日、シダーズ・ホール(ウェルズ・カテドラル・スクール、イギリス)
2018年に結成50周年を迎えた男声ア・カペラ・グループのレジェンド、キングズ・シンガーズ。エドワード・バトン(C.T)、ニック・アシュビー(Br)が加わった新メンバー(2019年7月来日公演時のメンバー)による新たなクリスマス・アルバムは、現代合唱の宝石やフォークソングから世界中で愛されるキャロルまでを広くフィーチャーした25曲を収録。キングズ・シンガーズの原点でもあるケンブリッジ大学キングズ・カレッジの伝統を反映した、有名な英国の教会キャロルもいくつか含まれています。
凍てつくような月明かりの下、炉辺で過ごすクリスマスの素晴らしさを歌うようなキングズ・シンガーズの心洗われるクリスマス・キャロルをお届けします。MARS-hall Light Studioのデザインによるカヴァー・イラストも素敵。プレゼントにもオススメです。
SIGCD-688
映像(Images)
ラヴェル(エルヴィン・ヴィエルジンハ編):クープランの墓
パトリック・ガワーズ(1936-2014):An Occasional Trumpet Voluntary
ドビュッシー(アレクサンドル・ギルマン編):弦楽四重奏曲 ト短調 L.85〜第3楽章「Andantino, doucement expressif」
ケレンザ・ブリッグス(b.1991):暗闇の中の光
ナディア・ブーランジェ:3つの即興曲より 第3曲
オワイン・パーク(b.1993):映像
ブリテン(アナ・ラップウッド編):歌劇「ピーター・グライムズ」より4つの海の間奏曲
メシアン(アナ・ラップウッド編):ヴォカリーズ・エチュード
シェリル・フランシス=ホード(b.1980):テイキング・ユア・リーヴ
アナ・ラップウッド(Org)

録音:2021年1月
アナ・ラップウッドは、わずか21歳でケンブリッジ大学ペンブルック・カレッジの音楽監督(Director of Music)に就任したオルガニスト&指揮者。オックスフォード大学在学中には、モードリン・カレッジの560年におよぶ歴史の中で、女性として初めてオルガン奨学金を授与されています。現在はオルガニストや合唱指揮者としてヨーロッパ中で活動し、またブロードキャスターとしてはBBCラジオ3、ラジオ4にレギュラー出演するほか、2020/21のBBCヤング・ミュージシャンや2021年のBBCプロムスの司会を担当しています。
ラップウッドのソロ・デビュー・アルバムとなる「映像(Images)」に関して、「オルガン奏者としての私のお気に入りの1つは、夜遅くに教会や大聖堂で練習するという絶妙な感覚です。ドアがロックされていて、ライトが消えていることが多く、時間の流れが異なっているようです。肌寒い夜の大聖堂で録音して、その魔法の一部を捉えようとしようとしました。」とアナ・ラップウッド語りました。彼女の編曲したブリテンとメシアンは世界初録音となります。
SIGCD-690
イン・ウィンターズ・ハウス〜テネブレのクリスマス
ボブ・チルコット:羊飼いのキャロル
ジョアンナ・マーシュ:イン・ウィンターズ・ハウス
伝承曲:天使がおとめのもとに
ヴォーン・ウィリアムズ:天からの真実
J.フォーブス・レストレンジ:Advent‘O’Carol
オワイン・パーク:おお大いなる神秘
E.ウッドール・ネイラー:Vox dicentis:Clama
ブリテン
:キャロルの祭典
サリー・ビーミッシュ:静けさの中で
エリザベス・ポストン:イエス・キリスト・ザ・アップル・ツリー
ジューン・コリン:静かな心
ハウエルズ:子守歌を歌う
ベン・パリー:オールドバラ・キャロル
ジョゼフ・フィブス:Sleep My Pretty One, Sleep
テネブレ、ナイジェル・ショート(指)、
カミラ・ペイ(Hp)、
ジョシュア・デイヴィットソン(Boy-S)

録音:2022年3月7日-10日、オール・ハローズ教会(ロンドン)
キングズ・シンガーズの元メンバーであるナイジェル・ショートによって2001年に設立され、世界最高峰のヴォーカル・アンサンブルの一つとして広く活動する"テネブレ"。2016年に「ブラームス&ブルックナーSIGCD430)」が2度目のBBCミュージック・マガジン賞を受賞し、2018年には「天体の音楽(SIGCD904)」がグラミー賞にノミネートされ、大きな注目を浴びたテネブレによる4枚目となるクリスマス・アルバム。
テネブレは定期的に世界的なオーケストラと共演し、音楽祭などにも出演、聴衆から絶大な評価を受けてきました。今回のクリスマス・アルバムは、ブリテンの「キャロルの祭典」をメイン・プログラムとして、ヴォーン・ウィリアムズやハーバート・ハウエルズといった20世紀の作曲家から、ボブ・チルコットやオワイン・パークといった現代のイギリスを代表する作曲家たちの作品まで幅広く収録しています。合唱ファンだけでなくイギリス音楽ファンにもおすすめ出来る1枚です。
SIGCD-691
ザ・ツリー
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン(1098-1179):おお魂の羊飼いよ
ジョナサン・ハーヴィー(1939-2012):ザ・ツリー
ジェイムズ・ロング(b.1987):鷲のように
ハウエルズ:祈りと応唱
エルガー:主の聖霊
ハウエルズ:聖セシリアの為の讃歌

スタンフォード:知恵の歌
クリストファー・ロビンソン(b.1936):Jesu, grant me this, I pray
パリー:わが言葉を聞きたまえ
ジョン・ステイナー(1840-1901):神はこの世を愛す
ウィリアム・ロウランズ(1860-1937)(デスカント:クリストファー・ロビンソン):讃美歌 Love Divine, all loves excelling
ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジcho、デイヴィッド・ヒル(指)、アンドルー・ネスシンガ(指)、クリストファー・ロビンソン(指)、イェール大学スコラ・カントールムcho、カレッジ合唱団の元メンバー&仲間たち、ジョン・チャレンジャー(Org)、グレン・デンプシー(Org)、ジョゼフ・ウィックス(Org)、ジャック・ロス(Tp)

録音:2011年、2015年、2016年、2018年、2019年
1670年代に創設され、世界でも有数のカレッジ聖歌隊として活動を続けるケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ合唱団と、2007年の音楽監督就任後、数多くの名演を共に創り上げてきた名指揮者アンドルー・ネスシンガ。Signum Classicsへの移籍後早くも12枚目のリリースとなる「The Tree」は、当カレッジ合唱団の元音楽監督であるクリストファー・ロビンソンの85歳とデイヴィッド・ヒルの65歳を祝うトリビュート・アルバム。
「新たな成長」をテーマに、中世のヒルデガルト・フォン・ビンゲンから始まり、1987年生まれのジェイムズ・ロング(セント・ジョンズ・カレッジ合唱団への委嘱作品)まで、元セント・ジョニアンズ(セント・ジョンズ・カレッジのメンバー)であるハーバート・ハウエルズ、ジョナサン・ハーヴィー(ハーヴェイ)、クリストファー・ロビンソンの作品を含む多様な音楽をプログラム。1つの高音声部(ビンゲンの作品)から、曲によってオルガン、低声部、第2合唱団(現在デイヴィッド・ヒルが首席指揮者を務めるイェール大学スコラ・カントールム合唱団〔イェール・スコラ・カントルム〕)、最終的にはセント・ジョンズ・カレッジ合唱団の元メンバーや友人たちも加わった150名超の大編成まで、多彩な録音を集めています。
SIGCD-693
ビハインド・クローズド・ドアーズ〜ブレシャネッロ Vol.1
ジュゼッペ・アントニオ・ブレシャネッロ(c.1690−1758):協奏曲とシンフォニア集第1巻 Op.1〔協奏曲第1番ヘ長調(Vn、弦楽と通奏低音の為の)、シンフォニア第1番ニ長調(弦楽と通奏低音の為の)、協奏曲第2番イ短調(Vn、弦楽と通奏低音の為の)、シンフォニア第2番ト長調(弦楽と通奏低音の為の)、協奏曲第3番変ロ長調(Vn、弦楽と通奏低音の為の)、シンフォニア第3番ハ長調(弦楽と通奏低音の為の)〕/序曲-組曲変ロ長調
ラ・セレニッシマ、
エイドリアン・チャンドラー(指,Vn)

録音:2020年10月26日−29日、ジョンソン・ホール、ミルフィールド・スクール(サマセット、イギリス)
英国屈指のバロック・ヴァイオリニスト、エイドリアン・チャンドラーによって1994年に創設されたピリオド・アンサンブル、ラ・セレニッシマ。"赤毛の司祭"ヴィヴァルディを中心とする18世紀ヴェネツィアとその周辺の作曲家たちの知られざる作品や、再発見された作品の世界初録音を続々と世に送り出し、これまで2度のグラモフォン賞に輝いています(「セレニッシマ」は、「晴朗きわまるところ」という意味の、ヴェネツィアの別称)。前作「セッテチェント」(SIGCD663)は2020年2月に録音され、その後COVID-19の世界的流行によりあらゆるコンサートやレコーディングがキャンセルとなり、ようやく「コロナ後」の最初のレコーディングとして、ブレシャネッロの録音集がスタートしました。
シュトゥットガルトのヴュルテンベルク宮廷でカペルマイスターを務めたイタリアの作曲家&ヴァイオリニスト、ジュゼッペ・アントニオ・ブレシャネッロ(c.1690−1758)は、ヴィヴァルディと同時代の作曲家ですが、その音楽は比較的無名のままです。正当な理由で歴史の闇に包まれてしまう作曲家もいますが、ブレシャネッロの音楽には、復元すべき多くの説得力ある論拠がありました。ラ・セレニッシマは2014年のシーズンに初めてブレシャネッロを取り上げ、その後歌劇「ティスベ」を上演し、ヴァイオリン協奏曲(『エクストラ・タイム』〔SIGCD641〕)、トリオ・ソナタ(『セッテチェント』〔SIGCD663〕)などを録音してきました。このアルバムに収録されている「作品1」は、ブレシャネッロが出版することを選んだ唯一の作品群となる12の協奏曲&シンフォニア集で、COVID-19の流行により、ラ・セレニッシマはこの素晴しい出版物の調査を始める機会を得ています。
タイトルの「Behind Closed Doors」は直訳すれば「閉じたドアの裏で」、そこから「秘密裏に」「こっそりと」などの意味も持ちますが、スポーツや演劇の世界では「無観客試合」、「無観客公演」を指す言葉。このアルバムでも、まるで極上の「無観客ライヴ」のような、生き生きとしたレコーディング・セッションが組まれています。
SIGCD-696
マシュー・ロック:フラット・コンソート集
フラット・コンソート 組曲第1番ハ短調、ヴィオラ・ダ・ガンバの為の二重奏曲 ハ長調、フラット・コンソート 組曲第2番変ロ長調、フラット・コンソート 組曲第3番ニ短調、ヴィオラ・ダ・ガンバの為の二重奏曲 ニ長調、フラット・コンソート 組曲第4番変ロ長調、フラット・コンソート 組曲第5番イ短調
フレットワーク〔森川麻子、エミリー・アシュトン、ジョアンナ・レヴァイン、サム・スタッドレン、リチャード・ブースビー〕、
デイヴィッド・ミラー(アーチリュート、テオルボ)、サイラス・ウォルストン(Cemb)

録音:2021年4月28日-5月1日、セント・ジョージ教会、チャールストン(イギリス)
フレットワークは、森川麻子やリチャード・ブースビーらの名ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者達によって1986年に創設され、2021年で35周年を迎える世界最高峰のヴィオール・コンソート。
今回のアルバムのでは、約400年前に生まれたイギリスの作曲家、マシュー・ロックのフラット・コンソートを取り上げています。彼はイギリスの作曲家として初めて歌劇を作曲したことでも知られ、またヘンリー・パーセルが少年の頃から影響を受けた作曲家としても知られています。こうしたことからイギリスのバロック期の重要な作曲家の一人として数えられますが、その作品はあまりまとめてとりあげられることがありません。今回録音されたフレットワークと通奏低音にデイヴィッド・ミラーとサイラス・ウォルストンを迎えた演奏を聴くことによって、マシュー・ロックの作品の素晴らしさを気づかされる充実の内容となっています。
SIGCD-697
シューベルト:美しき水車小屋の娘 Op.25 D.795
さすらい、どこへ?、止まれ、小川に寄せる感謝の言葉、憩いの夕べに、好奇心の強い男、いらだち、朝の挨拶、水車屋の花、涙の雨、僕のもの、休み、緑のリボンで、狩人、ねたみと誇り、好きな色、いやな色、しおれた花、水車職人と小川、小川の子守歌
イェスティン・デイヴィス(C.T)、
ジョゼフ・ミドルトン(P)

録音:2020年6月15日-19日、ポットン・ホール・レコーディング・スタジオ、サフォーク(イギリス)
イェスティン・デイヴィスは、その美しく器用な声と知的なミュージシャンシップによって、世界でもっとも優れた歌手の一人として広く知られるイギリスのカウンターテナー。これまで2度のグラモフォン賞受賞、グラミー賞受賞、ローレンス・オリヴィエ賞ノミネートなどの実績を誇り、その功績から2017年には大英帝国勲章(MBE)を授与されています。
今回のアルバムはシューベルトの3大歌曲集の1つ「美しき水車小屋の娘」を歌ったものですが、イェスティン・デイヴィスが歌手としてのキャリアをスタートさせた、ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジchoのシリーズの一環として、Signum Classicsからリリースされます。現在セント・ジョンズ・カレッジの音楽監督を務めるアンドルー・ネスシンガとイェスティン・デイヴィスは、1987年の同じ日にセント・ジョンズでの活動をスタートさせたとのこと。当時ネスシンガはオルガン・スカラーで、デイヴィスは7歳の見習い生(probationer)でした。その後、デイヴィスは少年聖歌隊長(Head Chorister)やコーラル・スカラーとしても長らくセント・ジョンズ・カレッジと関り、伝統を築いてきました。
ブックレット(英語)には、作品解説や歌詞の他、アンドルー・ネスシンガと、デイヴィスが11歳の頃にセント・ジョンズ・カレッジ音楽監督を務めていたクリストファー・ロビンソンによるコメントも掲載されています。
SIGCD-698
フロム・ウィンザー・ウィズ・ラヴ
エレン・シプリー&リック・ノウェルズ(ミゲル・エステバン編):ヘヴン・イズ・ア・プレイス・オン・アース/クリス・ヘイズ&ジョジュ・コーラ&ヒューイ・ルイス(スティーブン・カーレストン編):ザ・パワー・オヴ・ラヴ/ボブ・ディラン(スティーブン・カーレストン編):メイク・ユー・フィール・マイ・ラヴ/クレイグ・モリス・リード&チャーリー・ストボ・リード(トム・リルバーン編):アイム・ゴナ・ビー(500マイルズ)/リチャード・マークス(サイモン・ホワイトリー編): ライト・ヒア・ウェイティング/ラルフ・マクドナルド&ウィリアム・ソルター&ビル・ウィザース(トム・リルバーン編):クリスタルの恋人たち/ジェリー・リーバー&マイク・ストーラー&ベン・E・キング(マーク・デ・リッサー編、サイモン・ホワイトリー/ア・カペラ版編):スタンド・バイ・ミー/ビリー・ジョエル(サイモン・ホワイトリー編):素顔のままで/レオン・ハフ&ケニー・ギャンブル(ルイス・マーロウ編):ナウ・ザット・ウィ・ファウンド・ラヴ/ヴァン・モリソン(ティム・カーレストン編):ハヴ・アイ・トールド・ユー・レイトリー/ヴィクター・ヤング&エドワード・ヘイマン(スティーブン・カーレストン編):恋に落ちた時/ジョルジオ・モロダー&キース・フォーシー(ルアイリ・ボーウェン編):ネバー・エンディング・ストーリー/スフィアン・スティーヴンス(ルアイリ・ボーウェン編):ミステリー・オヴ・ラヴ
クイーンズ・シックス〔トム・リルバーン(C.T)、ダン・ブリテン(C.T)、ニコラス・マッデン(T)、ドミニク・ブランド(T)、アンドルー・トンプソン(Br)、サイモン・ホワイトリー(Bs)〕

録音:2021年8月1日-4日、アスコット修道院(イギリス)
エリザベス1世の即位450周年となった2008年に、ウィンザー城セント・ジョージ・チャペル聖歌隊のメンバーによって結成され、英国王室と縁の深いことでも知られる男声ア・カペラ・グループ、クイーンズ・シックス。2018年にはハリー王子とメーガン妃のロイヤル・ウェディングで歌い、2021年にはエディンバラ公フィリップ殿下の葬儀で3人のメンバーの歌声が響きました。
タリス・スコラーズやザ・シックスティーン、ポリフォニーなど、合唱王国イギリスの名アンサンブルのメンバーとしても活躍する6人の精鋭たちによるポップス・アレンジ・アルバム。アメリカのプロデューサー、TJ アーマンドと2019年から構想していたアルバムは、ジャンルの枠を超えて、ボブ・ディランやビリー・ジョエルの楽曲、「スタンド・バイ・ミー」「ネバー・エンディング・ストーリー」といった映画音楽、ジャズなど多種多彩な作品が収録されています。
SIGCD-699
ヴィヴァルディの女性たち〜ピエタ院の女性奏者&歌手のための器楽&宗教的声楽作品
ヴィヴァルディ:ヴィオラ・ダモーレ協奏曲 ニ短調 RV394/トロンバ・マリーナ風ヴァイオリンのための協奏曲 ト長調 RV313/「グローリア」への導入歌「なぜ矢を」 RV637/ヴァイオリン協奏曲 ヘ長調/ヴァイオリンとオルガンのための協奏曲 ニ短調 RV541/詩篇第126篇 RV803(ソプラノ、メゾ・ソプラノ、コントラルト、トロンバ・マリーナ風ヴァイオリン、ヴィオラ・ダモーレ、シャリュモー、チェロ、オルガン、弦楽と通奏低音のための)
ラ・セレニッシマ、エイドリアン・チャンドラー(ディレクター、ヴァイオリン)、
クレア・ブース(S)、
レナータ・ポクピチ(Ms)、
ジェス・ダンディ(C.A)、
ロバート・ハワース(Org)

録音:2021年10月25日-28日、シーダーズ・ホール(ウェルズ、サマセット、イギリス)
ヴィヴァルディが教師を務めたピエタ院の女性奏者や歌手のための貴重な作品集。ピエタ院とは孤児などあらゆる事情により、親と共に生活できない子供たちを養育した慈善機関で、その維持のために付属音楽院の演奏会が貴重な収入源となっていました。このアルバムには、ヴィヴァルディによってその音楽院の奏者のために作られた作品が収録されており、特にヘ長調のヴァイオリン協奏曲は世界初録音になります。また、ストラディバリウスが設計したヴィオラ・ダモーレや、ヴィヴァルディ自身が発明したトロンバ・マリーナ風ヴァイオリンといった今では珍しい古楽器の協奏曲も併せて収録されており、当時の演奏会の様子を窺い知ることが出来る貴重なアルバムに仕上がっています。
1994年に英国屈指のバロック・ヴァイオリニスト、エイドリアン・チャンドラーによって創設されたピリオド・アンサンブル、ラ・セレニッシマ。赤毛の司祭ヴィヴァルディを中心とする18世紀ヴェネツィアとその周辺の作曲家たちの知られざる作品や、再発見された作品の世界初録音を続々と世に送り出し、2度のグラモフォン賞に輝いています。

SIGCD-700
ショパン:ピアノ協奏曲集(室内楽版)
ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11(弦楽五重奏とピアノ版)
ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 Op.21(弦楽五重奏とピアノ版)
エマニュエル・デスパ(P/ファツィオリ)、チネケ!・チェンバー・アンサンブル

録音:2021年5月7日-9日、メニューイン・ホール(サリー、イギリス)
※使用楽器:Fazioli model 278
英国王立音楽カレッジで名教師ルース・ナイにピアノを学び、クラウディオ・アラウの孫弟子にあたるファツィオリ・プレイヤー、エマニュエル・デスパ(フランス出身、現在はロンドンを拠点に活動)。ロマン派とポスト・ロマン派作品の優れたパフォーマーとして高い評価を築き、昨年リリースされたブラームスのピアノ協奏曲第1番(SIGCD-666)でさらにその名声を確固たるものとしたデスパの新録音は、弦楽五重奏との共演による“室内楽版”ショパンのピアノ協奏曲!
デスパとチネケ!・チェンバー・アンサンブルはこの「スリム化」された協奏曲を、ほとんど叙事詩のような壮大さを持って修辞的に演奏し、室内楽的でありながらも原曲のスケール感を失うことなく仕上げています。デスパは2013年に録音したショパンの「24の前奏曲」(SIGCD-482)でも楽譜の徹底的研究に基づいてあらゆるディテールを詩的に表現し、仏Diapason誌にも絶賛されていただけに、今回のショパン演奏にも大きな期待が持てるでしょう。
チネケ!・チェンバー・アンサンブルはヨーロッパ初の黒人と少数民族によるオーケストラとして2015年に設立された「チネケ!・オーケストラ(Chineke! Orchestra)」の首席奏者で構成されたアンサンブル。エイジ・オヴ・インライトゥメントOの創設メンバーであり、首席コントラバス奏者を30年以上に渡って務めたコントラバス奏者、チチ・ワノクをはじめとした名手揃いのアンサンブルで、2018年にはウィグモア・ホールへのデビューも果たしています。
SIGCD-702(2CD)
プッチーニ:歌劇「ラ・ボエーム」 セルジオ・アラポント(指)、アイルランド国立歌劇場、セリーヌ・バーン(ミミ、ソプラノ)、アンナ・デヴィン(ムゼッタ、ソプラノ)、メルーナス・ヴィトゥルスキス(ロドルフォ、テノール)、ダヴィド・ヴィジッチ(マルチェッロ、バリトン)、ベン・マカティアー(ショナール、バリトン)、ジョン・モロイ(コッリーネ、バス)、エディ・ウェイド(ブノア&アルチンドロ、バズ)、ファーガル・カーティス(パルピニョール、テノール)、デイヴィッド・ハウズ(税関吏、バス・バリトン)、ロリー・ダン(軍曹、バス・バリトン)

録音:2021年2月、ボード・ガシュ・エナジー劇場(ダブリン)
でスタートしたSignum Classicsとアイルランド国立歌劇場(アイリッシュ・ナショナル・オペラ)のコラボレーション・プロジェクト第2弾!
詩人、音楽家、画家、哲学者の四人が住む、愛と芸術の街パリが舞台のラ・ボエーム。感動的でコミカルもあり、現実的でロマンチックでもある、プッチーニが作曲したオペラの中でも特に愛されているこの作品は、逆境に直面しながらも、絆を深めていく部分が、現代の苦難に立ち向かう時代にも通じているかのようです。ミミとムゼッタにアイルランドの有名なソプラノでコヴェントガーデンのロイヤル・オペラ・ハウスでも活躍するセリーヌ・バーンと、アンナ・デヴィンを迎えたアイルランド国立歌劇場による新録音にご期待ください。
SIGCD-703
チルコット:サークルソング
ボブ・チルコット(b.1955):サークルソング*〔序奏、パート1:誕生、パート2:幼少期、パート3:ラヴァー、パート4:成人期、パート5:中年期、パート6:老年期、パート7:死〕/ライク・ア・レインボウ†/オール・シングス・パス†/サークルズ・オヴ・モーション†/ウォーキング・ザ・レッド・ロード‡
ヒューストン室内cho*‡、トレブル・クワイア・オヴ・ヒューストン*†、ロバート・シンプソン(指)*‡、アンドレーア・ムット(P)*†、ジェシカ・マイアーズ(P)*、リチャード・ブラウン(パーカッション)*、マーク・スタイン(パーカッション)*、レオナルド・ソト(パーカッション)*、マット・リチャーズ(パーカッション)*、マリアナ・パルナス=シンプソン(指)†

録音:2020年2月24日-26日、サウス・メイン・バプティスト教会(ヒューストン、テキサス)
英オブザーバー紙より『英国合唱界の現代的ヒーロー』と称賛された人気合唱作曲家&指揮者、ボブ・チルコット(b.1955)。「故郷」(SIGCD311)や「メイキング・ウェーヴス」(SIGCD142)など、数々のチルコット作品のヒット・アルバムを贈り出してきたSignum Classicsより、新たなボブ・チルコットの合唱作品集がリリース。
「サークルソング(CIRCLESONG)」は、北米の先住民族の詩に見られる人間のライフサイクルを音楽で表現したという野心作。チヌーク族、コマンチ族、ダコタ族、エスキモー族、イロコイ族、クワキウトル族、ナバホ族、オジブワ族、プエブロ族、セミノール族、スー族、ヤキ族など様々なネイティヴ・アメリカンたちの伝統的な詩をもとに、序奏と7つのパートからなる13の楽章で、誕生、幼少期、成人期、中年期、そして死という人生のさまざまな段階を表現しています。2台のピアノと4人の打楽器奏者によるエネルギッシュな伴奏、トゥッティ・コーラスの為のクライマックス、優しい無伴奏のパッセージや独唱など、印象的なドラマ、多様性、深みのある壮大な合唱作品です。
芸術監督のロバート・シンプソンによって1995年に設立されたヒューストン室内合唱団は、デュリュフレの合唱作品全集(SIGCD571)で2019年グラミー賞の最優秀合唱演奏賞(Best Choral Performance, Classical)を受賞しました。トレブル・クワイア・オヴ・ヒューストン(ヒューストン・トレブル合唱団)は、ヒューストン室内合唱団の創設メンバーでありロバート・シンプソン夫人でもあるマリアナ・パルナス=シンプソンが2006年に創設した合唱団で、グレード6〜12(日本では主に中高生の年齢)までの若い女性の育成コミュニティとして、地域社会で広く活動しています。
SIGCD-704
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61
ロマンス第1番ト長調 Op.40
ロマンス第2番 ヘ長調 Op.50
チャーリー・シーム(Vn)、
オレグ・カエターニ(指)フィルハーモニアO

録音:2021年11月22日-23日、オール・ハロウズ・ゴスペル・オーク(ロンドン、イギリス)
若きヴァイオリニスト、チャーリー・シームは1986年にロンドンで生まれ3歳からヴァイオリンを始めました。1998年から2004年までロンドンの王立音楽大学でイツァーク・ラシュコフスキに、2004年からはシュロモ・ミンツに師事し研鑽を積みました。LSO、ロッテルダム・フィル、ロイヤル・フィルといった主要なオーケストラと共に、シャルル・デュトワ、エドワード・ガードナー、ズービン・メータ、ヤニック・ネゼ=セガン、ロジャー・ノリントンらの巨匠たちと共演しています。これまでに、名手イタマール・ゴランとともにSignumからヴァイオリン作品集(SIGCD652)をリリースしており、WarnerやSonyからもアルバムをリリースし好評を博しています。
Signum2枚目となる今回のアルバムは、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲。指揮はイーゴリ・マルケヴィチを父に持ち、カラヤン指揮者コンクールで優勝、メルボルンSOの音楽監督などを歴任し、東京都SOなどに客演のため、たびたび来日し日本のファンにも馴染み深いオレグ・カエターニが務め、フィルハーモニアOを率います。万全なサポートを受け、チャーリー・シームが表現力豊かな演奏を披露します。
SIGCD-705
フォルツァ・アズーリ!
ロレンツォ・ガエタノ・ザヴァテッリ(1690-1764):弦楽と通奏低音のための序奏 ト長調 Op.1-1
サンマルティーニ:リコーダー協奏曲 ヘ長調
エヴァリスト・フェリーチェ・ダッラーバコ(1675-1742):弦楽と通奏低音のための協奏曲第12番 ニ長調 Op.6
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 イ長調 RV353、
 ソプラニーノ・リコーダーのための協奏曲 ハ長調 RV443、
 ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 RV281
ジュゼッペ・アントニオ・ブレシャネッロ(c.1690-1758)(エイドリアン・チャンドラーによるセカンド・ヴァイオリンの再構築版):弦楽と通奏低音のための序曲-組曲 ニ長調
ラ・セレニッシマ、
エイドリアン・チャンドラー(ディレクター、ヴァイオリン)、
タベア・デブス(リコーダー)

録音:2021年6月2日-4日&2022年2月14日&16日、シーダーズ・ホール、ウェルズ(イギリス)
イタリア・バロック期の音楽聴こうと思うと、容易にヴィヴァルディの作品に出会うことが出来ます。それほどまでにヴィヴァルディは非常に多くの作品を残しています。しかし当時ヴィヴァルディの作品だけでイタリア全土の教会などの音楽のニーズに応えられたかというと、もちろんそのようなことはありません。そのためには他の多くの作曲家の作品が必要でした。このアルバムではヴィヴァルディと同時期に活躍したザヴァテッリ、サンマルティーニ、ダッラーバコなどのイタリア・バロック期の傑作を、ピリオド・アンサンブル、ラ・セレニッシマの演奏で収録しています。
ラ・セレニッシマは1994年にイギリス屈指のバロック・ヴァイオリニストであるエイドリアン・チャンドラーによって創設されたピリオド・アンサンブル。赤毛の司祭ヴィヴァルディを中心とする18世紀ヴェネツィアとその周辺の作曲家たちの知られざる作品や、再発見された作品の世界初録音を続々と世に送り出し、2度のグラモフォン賞に輝いています。
ゲスト・ミュージシャンとして、2019年に権威あるリコーダー・コンクールの1つ、MOECKコンクールで優勝し、タイムズ紙からは「カリスマ的ヴィルトゥオーゾ」と称された注目のリコーダー奏者、タベア・デブスが参加しています。

SIGCD-706

PSIGCD-706
国内盤仕様
税込定価
シューベルト:ヴァイオリン・ソナタ、ロンド、幻想曲
ソナタ イ長調 Op.posth.162, D.574
 幻想曲 ハ長調 Op.posth.159, D.934
 ロンド ロ短調 Op.70, D.895
ヴィクトリア・ムローヴァ(Vn)、アラスター・ビートソン(フォルテピアノ)

録音:2021年9月7日-9日、エリアル・スタジオ(ノース・ヨークシャー、イギリス)/プロデューサー:マシュー・バーリー
※国内盤:解説日本語訳&日本語曲目表記オビ付き/解説:アラスター・ビートソン(日本語訳:生塩 昭彦)
現代のもっとも偉大なヴァイオリニストの一人、ヴァイオリンの女王ヴィクトリア・ムローヴァが、2022年に創立25周年を迎える英国の老舗インディペンデント・レーベル「Signum Classics」へ移籍! 類稀な多才さと真摯な音楽性を備え、バロックや古典派からブラジル音楽、フュージョンや実験音楽を含む現代音楽まで、音楽の幅を拡げ続けてきたムローヴァ。記念すべきSignum第1弾は、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ集(PONYX4221/英BBCミュージック・マガジン「Chamber Choice」選定)でも素晴しい録音を聴かせてくれたスコットランド出身のピアノ&フォルテピアノ奏者、そして室内楽奏者としても華々しい活動を続けているアラスター・ビートソン(アラスデア・ビートソン)との共演によるシューベルトです!
使用楽器は、バッハの一連の録音(ソナタ集〔OONYX4020〕、無伴奏ソナタ&パルティータ〔OONYX4040〕)で使用して話題を呼んだイタリアの銘器G.B.グァダニーニにガット弦とクラシカル・ボウという組み合わせ。フォルテピアノは、ポール・マクナルティが製作した1819年製グラーフのレプリカ。シューベルトではまだ珍しいヒストリカル楽器による演奏で、シューベルトの最後の10年間にわたる3つの作品を収録。幻想曲の恐ろしいまでのヴィルトゥオーゾ性を一貫した技巧と芸術性で克服したムローヴァの圧倒的パフォーマンスにご注目ください。ちなみに幻想曲 D.934はカティア・ラベックと共演したアルバム「リサイタル」(ONYX4015)ではストラディヴァリウスでの録音も残しているため、グァダニーニを手にしたムローヴァがどのように進化してきたのか興味深い聴き比べも楽しめます。
SIGCD-707
復活節の晩祷
ジュリアン・アンダーソン(b.1967):わが愛する者語りて*
ケネス・レイトン(1929-1988):先唱句
ジョン・ゴス(1800-1880):詩篇第12篇*
チャールズ・ヒルトン・スチュワート(1884-1932):詩篇第13篇*
チャールズ・ヴィリアーズスタンフォード:詩篇第14篇*
ホセア書第13章4-14:第一日課
ハウエルズ:マニフィカト(グロスター・サーヴィス)#
コリント人への第一の手紙第15章50-終わり:第二日課
ハウエルズ
:ヌンク・ディミティス(グロスター・サーヴィス)#/使徒信条/ケネス・レイトン:答唱句
ジョン・タヴナー(c.1490-1545):安息日が過ぎて I
祈り
ヴィドール
:オルガン交響曲第6番ト短調 Op.42-2 - フィナーレ*
ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジcho、
アンドルー・ネスシンガ(指)、
ジェイムズ・アンダーソン=ベサント(Org)*、
グレン・デンプシー(Org)#

録音(ライヴ):2018年5月2日&2019年3月6日&2021年11月11日、セント・ジョンズ・カレッジ礼拝堂(ケンブリッジ、イギリス)
1670年代に創設され、世界でも有数のカレッジ聖歌隊として活動を続けるケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ合唱団(聖歌隊)と、2007年の音楽監督就任後、数多くの名演を共に創り上げてきた名指揮者アンドルー・ネスシンガ。Signum Classics移籍後にも精力的なリリースを続け、これまでにBBCミュージック・マガジン賞の「合唱部門賞」(SIGCD-456)、BBCミュージック・マガジンの「Choral & Song Choice」(SIGCD-541)、英グラモフォン誌の「Editor's Choice」(SIGCD-456、SIGCD-567、SIGCD-588、SIGCD-667)に選ばれると、「マイケル・フィニシー:パイアス・アンセムズ&ヴォランタリーズ」(SIGCD-624)ではこれら2つの賞に加え、2021年の英グラモフォン賞現代音楽部門にノミネートされるなど、英メディアでの極めて高い評価を維持しています。
今回の新しい録音は、2020年に発売した「Ash Wednesday」(SIGCD-605)に続くライヴ・アルバムとなります。「Ash Wednesday」では、イースター(復活祭)に先立つ四旬節の最初の一日「灰の水曜日」に行われる特別な典礼を収録していましたが、今作にはその後四旬節が明け、イースターの季節からの作品が集められています。
SIGCD-708
眠りに落ちる時
ギボンズ(フォーショウ編):ドロップ,ドロップ・ショウ・ティアーズ
フォーショウ:楽園へ
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン(ナイジェル・ショート編):おお,汝ら倣いしものよ*
聖歌(フォーショウ編):光が消える前に
タリス:聖なる神
聖歌(フォーショウ編):詩篇121
タリス(フォーショウ編):おお,生まれし光
フォーショウ:放棄/ビクトリア:非難
オワイン・パーク:夜の祈り
タリス(フォーショウ編):光が消える前に
ヘンリー・フランシス・ライト&ウィリアム・ヘンリー・モンク(フォーショウ編):私と一緒に
アントワーヌ・ブリュメル:哀歌
テネブレ、
ナイジェル・ショート(指)、
クリスチャン・フォーショウ(Sax)、
ヴィクトリア・メテヤード(S)*

録音:2021年5月30日-31日、オール・ハローズ教会(ロンドン)
キングズ・シンガーズの元メンバーであるナイジェル・ショートによって2001年に設立され、世界最高峰のヴォーカル・アンサンブルの一つとして広く活動する"テネブレ"。2016年に「ブラームス&ブルックナー(SIGCD430)」が2度目のBBCミュージック・マガジン賞を受賞し、2018年には「天体の音楽(SIGCD 904)」がグラミー賞にノミネートされ、大きな注目を浴びました。
クリスチャン・フォーショウは、マイケル・ナイマン:による映画音楽の制作チームに参加したり、ブライアン・イーノなどと共演し現代的な音楽の分野で活動する一方で、ヴォーチェス8などの古典と現代を融合させた合唱アンサンブルとクロスオーヴァーの分野でも活躍しています。今回のテネブレとの共演でもギボンズやヒルデガルト・フォン・ビンゲンなどの古楽の作曲家から、フォーショウ自作を含む現代作曲家の作品まで取り上げています。古楽の作品は、フォーショウの高い音楽性から生み出される演奏や編曲によって新たな一面をみせており、テネブレの美しい歌声が加わることにより聴くものに深い感動を与えてくれます。
SIGCD-710
バッハ:ハープシコード協奏曲集
ハープシコード協奏曲 ニ短調 BWV 1052
ハープシコード協奏曲 ト短調 BWV 1058
ハープシコード協奏曲 ニ長調 BWV 1054
ハープシコード協奏曲 イ長調 BWV 1055
ハノーヴァー・バンド、
アンドルー・アーサー(指&ハープシコード)

録音:2019年5月、セント・ニコラス教会(アランデル、イギリス)
これまでにもHyperion(Helios)レーベルやNimbusレーベルから多数の録音をリリースし、18世紀から19世紀の音楽をピリオド楽器で演奏することで国際的な評価を得てきたハノーヴァー・バンド。彼らの久しぶりの発売となる新録音は、Signumレーベル第1弾となるバッハによるハープシコード協奏曲集です。バッハのハープシコード協奏曲は音楽史の中でも重要な位置を占めており、その後の鍵盤楽器のための協奏曲に与えた影響は計り知れません。その中から4曲を選んで、ハノーヴァー・バンドのアソシエイト・ディレクターであるアンドルー・アーサーと共に収録しました。
アンドルー・アーサーは、H.I.P(歴史的情報に基づく演奏)の分野でよく知られており、鍵盤楽器のソリストや通奏低音奏者、指揮者としてイギリスの主要なピリオド楽器オーケストラや合唱団と共演しています。また、カリフォルニアのカーメン・バッハ・フェスティヴァルの首席オルガン奏者、ハープシコード奏者としても活躍しています。
ハノーヴァー・バンドは1980年にキャロライン・ブラウンによって創設されたイギリスを代表する古楽器オーケストラのひとつです。歴代の指揮者にはバロック・ヴァイオリンの名手としても知られるロイ・グッドマンや、チャールズ・マッケラスなどが名を連ねています。
SIGCD-711
シューベルト:美しき水車小屋の娘(英語版) ニッキー・スペンス(T)、
クリストファー・グリン(P)

録音:2020年3月2日-4日、聖シラス教会(ロンドン)
グラミー賞を受賞したピアニスト、クリストファー・グリンによるシューベルトの歌曲を英語版で録音するシリーズ。ロデリック・ウィリアムズが歌った「冬の旅」(SIGCD-531)、ジョン・トムリンソンが歌った「白鳥の歌」(SIGCD-550)に続くシリーズ第3弾では、「美しき水車小屋の娘」をニッキー・スペンスをテノールに迎えて収録しました。
ヴィルヘルム・ミュラーの詩の翻訳には、イギリスの演出家であり作家でもあるジェレミー・サムズによるものを使用しています。
ニッキー・スペンスは、スコットランドで最も期待されているテノールのひとりであり、ヤナーチェクの歌曲集(CDA-68282)がグラモフォン賞&BBCミュージック・マガジン賞をダブルで受賞し、2015年の国際オペラ・アワードで「ヤング・シンガー賞」に名を連ねました。また、ロイヤル・フィルハーモニー協会から年間最優秀歌手にノミネートされ、国際的なオペラ・シーンで活躍を続けています。
クリストファー・グリンは、「息をのむような感性」(英グラモフォン誌)、「声とピアノの完璧な融合」(BBCミュージック・マガジン誌)などと称賛されています。彼はまた、イギリスのノース・ヨークシャー州で開かれるライデール・フェスティバルの芸術監督も務めています。
SIGCD-712
ベルク、ウェーベルン、シェーンベルク
ベルク:弦楽四重奏曲 Op.3
ウェーベルン:弦楽四重奏のための 「Langsamer Satz」
シェーンベルク:弦楽四重奏曲第2番Op.10
ヒースSQ、
キャロリン・サンプソン(S)

録音:2019年12月11日-13日、ストーラー・ホール(マンチェスター、イギリス)
2002年に結成されたイギリスの精鋭アンサンブル、ヒースSQのニュー・アルバムがSignum Classicsからリリース!
シェーンベルク、ベルク、ウェーベルンの新ウィーン楽派による弦楽四重奏のための作品で、20世紀初頭の並外れた音楽的発展の足跡を辿ります。第3&第4楽章でソプラノ独唱が参加するシェーンベルクの弦楽四重奏曲第2番では、バッハ・コレギウム・ジャパンやキングズ・コンソート、ガブリエリ・コンソートなどと共演しイギリス有数の古楽系ソプラノとして活躍するキャロリン・サンプソンが参加している点も大きなポイントです。
ヒースSQは2002年にロイヤル・ノーザン・カレッジ・オヴ・ミュージックで結成され、2008-2012のYCAT(ヤング・クラシカル・アーティスツ・トラスト)の代表に選ばれ、ボルレッティ=ブイトーニ財団の特別アンサンブル奨学金を受賞。2013年にはロイヤル・フィルハーモニー協会のヤング・アーティスト賞を受賞し、2016年にはマイケル・ティペットのアルバムでグラモフォン賞を受賞するなど、カリスマ的人気を誇り、ウィグモア・ホールとの長年のリレーションシップを継続しながら、英国各地とヨーロッパで活動を続けています。
SIGCD-713(2CD)
ヘンデル:歌劇 「カイオ・ファブリッチョ」 HWV A9(原曲:ハッセ、他/現代スコア&パート改訂:ブリジット・カニンガム) ブリジット・カニンガム(指)、ロンドン・アーリー・オペラ、フルール・バロン(ピッロ/メゾ・ソプラノ)、モーガン・ピアース(カイオ・ファブリッチョ/バス)、ミリアム・アラン(セスティア/ソプラノ)、アンナ・ゴルバチョワ=オーグルヴィ(ヴォルシオ/ソプラノ)、ハナー・ポールソム(ビルセンナ/メゾ・ソプラノ)、ヘレン・チャールストン(トゥーリオ/メゾ・ソプラノ)、ジェス・ダンディ(チーネア/アルト)

録音:2021年9月1日-5日、オール・セインツ教会(ロンドン、イギリス)
イギリスの女流チェンバリストでありオペラ指揮者、音楽学者のブリジット・カニンガムが率いるロンドン・アーリー・オペラ。「イタリアのヘンデル」、「ヴォクソールのヘンデル」、「アイルランドのヘンデル」など、様々な角度でヘンデルと同時代の音楽を取り上げてきたスペシャリストたちによるヘンデル・プロジェクト最新盤は、ヨハン・アドルフ・ハッセの初期のオペラ(1732年作)を元に、ヴィンチ、ポッラローロ、アルビノーニ、セリット、レーオなど、様々な作曲家による18世紀ナポリの素晴しいアリアを取り入れ、ヘンデルがドラマティックなレチタティーヴォを作曲し全体をまとめ上げたパスティッチョ・オペラ 「カイオ・ファブリッチョ」。1733年ロンドンで初演された作品
SIGCD-714
天の夜明け
ナディア・ブーランジェ:賛美歌
ジョン・ダンクワース:世界の光
ウェイン・マーシャル:マニフィカト、ヌンク・ディミティス
メンデルスゾーン:イフ・ウィズ・オール・ユア・ハーツ
ハリー・サッカー・バーリー:オー・パーフェクト・ラヴ
パヌフニク:慈しみと愛のあるところ
エリック・ウィテカー:ザ・シール・ララバイ
バークリー::O That I Once Past Changing Were
リリ・ブーランジェ:ピエ・イエズ
リチャード・シェファード:静かに涙を流しながら
メンデルスゾーン(アナ・ラップウッド編):鳩のように飛べたなら
アイアランド:Ex Ore Innocentium
クリスティーナ・アラケリャン:ユー・ノウ・ミー
バッハ(グノー編):アヴェ・マリア
ベン・ポニア:聖霊への連祷
ジェイムズ・デヴォー:イエスの声を聞いた
ベン・パリー:マニフィカト、ヌンク・ディミティス
ペンブルック・カレッジ少女cho
アナ・ラップウッド(指)、他

録音:2021年7月8日-11日、ペンブローク大学教会、ケンブリッジ(イギリス)
ペンブルック・カレッジ少女合唱団は、2018年10月に設立されるとすぐにイギリスを代表する少女合唱団として評価されました。11歳から18歳の18人のメンバーで構成されている合唱団は大学のチャペルで週二回歌うほか、大学の合唱団と共に定期的に演奏会を行っています。
アナ・ラップウッドはわずか21歳でケンブリッジ大学ペンブルック・カレッジの音楽監督に就任した指揮者でありオルガン奏者で、ヨーロッパ各地でオルガン・リサイタルを行っています。また司会者としても活躍しており、2020/21のBBCヤング・ミュージシャンや2021年のBBCプロムスに出演しました。
このアルバムでは、これまでにあまり録音されていない作品や新しい編曲の作品、新作の初演を含んでおり、現代作曲家の作品を中心にペンブルック・カレッジ少女合唱団の美しい歌声を収録しています。
SIGCD-715
デュパルク:歌曲全集
悲しき歌#/ためいき§/ミニョンのロマンス#/セレナーデ§/ギャロップ*/戦っている国へ#/旅へのいざない#/波と鐘*/恍惚#/エレジー#/ロズモンドの館+/フィレンツェのセレナーデ§/哀歌+/フィディレ+/遺書#/前世*
サラ・コノリー(Ms)#、
ヒュー・モンタギュー・レンダル(Br)+、
ニッキー・スペンス(T)§、
ウィリアム・トーマス(Bs)*、
マルコム・マルティノー(P)
プーランクとフォーレの歌曲全集を収録し絶賛されたイギリスの世界的伴奏ピアニスト、マルコム・マルティノー(マルコム・マルティヌー)によるデュパルクの歌曲全集が登場です。デュパルクは、フランクの弟子で、フランス後期ロマン派の作曲家として活躍し、特に歌曲の分野ではすぐれた作品を多数残しています。しかし、37歳の時に神経障害のため突如作曲活動が出来なくなり、その後は自分の作品を改訂するなどして過ごしました。
このアルバムでは、ロリン・マゼールのマーラーなどにも参加したベテランのサラ・コノリー、グラモフォン賞&BBCミュージック・マガジン賞を受賞し、2015年の国際オペラ・アワードで「ヤング・シンガー賞」にも名を連ねたニッキー・スペンス、BBC次世代アーティストに選ばれ2019年ヴェロニカ・ダン国際声楽コンクール優勝のウィリアム・トーマス、すでにザルツブルク音楽祭など主要な舞台で活躍している若手バリトンのヒュー・モンタギュー・レンダルが参加しており、この豪華な歌手陣をこれまでも世界の名歌手たちを支えてきたマルコム・マルティノーのピアノが寄り添っています。
SIGCD-716
トマス・ルポ:ファンタジア集
トマス・ルポ(1571-1627):5声のファンタジア第1番 VdGS 11/3声のファンタジア第15番VdGS 24/5声のファンタジア第29番 VdGS 25/6声のファンタジア第8番VdGS 8/3声のファンタジア第15番 VdGS 26/3声のファンタジア第13番VdGS 15/5声のファンタジア第31番 VdGS 27/6声のファンタジア第2番VdGS 2/3声のファンタジア第17番 VdGS 27/5声のファンタジア第30番VdGS 26/5声のファンタジア第9番 VdGS 1/3声のパヴァン第28番VdGS 3/5声のファンタジア第10番 VdGS 3/5声のファンタジア第2番VdGS 12/3声のファンタジア第12番 VdGS 14/3声のファンタジア第8番VdGS 10/5声のファンタジア第35番 VdGS 33「Oh che vezzosa」/6声のファンタジア第10番 VdGS 10/6声のファンタジア第5番VdGS 5/5声のファンタジア第27番 VdGS 23
フレットワーク〔森川麻子、エミリー・アシュトン、ジョアンナ・レヴァイン、サム・スタッドレン、リチャード・ブースビー、ウィリアム・ハント

音:2018年11月5日-7日、聖マグダラのマリア教会、グロスター(イギリス)
フレットワークは、森川麻子やリチャード・ブースビーらの名ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者達によって1986年に創設され、2021年で35周年を迎えた世界最高峰のヴィオール・コンソート。
今回のアルバムでは、トマス・ルポの作品を通してイギリスのチューダー王朝の宮廷音楽を探求していきます。ルポはルネサンスからバロックにかけてイギリスで活躍した作曲家兼ヴィオール奏者でした。ルポは非常に多くのヴィオール・コンソートの楽曲を残しており、その多様性と質の高さには驚かされます。3声のファンタジアは、やや荒っぽさも残してはいますが、対照的に5声のものと6声のファンタジアは印象的なものが多く、対位法を活かした素晴らしい作品が残っています。
SIGCD-717

PSIGCD-717
国内盤仕様
税込定価
ビンゲン:単旋聖歌集
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン(1098-1179):鳩がじっと見つめた/ようこそ、気高き家の少女よ/おお聖霊の火よ/おおエルサレム、黄金の都市よ/おおユーカリウスよ、あなたは喜びに満ちた道を歩いた/おおどこまでも深い緑色の枝が/おお真の都市の聖職者が/おおエクレシアよ/おお枝を束ねた杖と王冠よ
グレイス・デイヴィッドソン(S)

録音:2021年3月10日-11日、アーティストの家
※国内盤:解説の日本語翻訳:生塩昭彦
ジョン・エリオット・ガーディナー、ポール・マクリーシュ、フィリップ・ヘレヴェッヘ、ハリー・クリストファーズ、ピーター・フィリップスら古楽界の巨匠と共演してきた英国を代表する古楽系ソプラノ、グレイス・デイヴィッドソン。デイヴィッド・ミラーとの共演で歌う、ジョン・ダウランドの歌曲集(SIGCD553)に続くSignum Classicsのソロ・レコーディング第3弾!ヒルデガルト・フォン・ビンゲンによる聖歌をソロで歌うという珍しいプログラムです。
ヒルデガルト・フォン・ビンゲンは、非常に熟練した作曲家であり、科学者、外交官、詩人、そして女子修道院長と多方面で活躍し、中世ヨーロッパを代表する才女でした。彼女の音楽はグレゴリオ聖歌から由来しており、広い声域が求められ訓練された歌手たちによって歌われてきました。その歌詞も美しい旋律に適した内容で作品の全体的な構成力の高さが窺えます。それらの作品を中世、バロックのスペシャリストであるソプラノ、グレイス・デイヴィッドソンが透明感のある歌声で美しく歌い上げます。
SIGCD-718
ライブラリー Vol.4
ハロルド・アーレン&E.Y.ハーバーグ(ニール・リチャードソン編):虹の彼方に*
フレディ・マーキュリー(ポール・ハート編):シーサイド・ランデヴー
ボブ・ディラン(アレクサンダー・レストランジ編):メイク・ユー・フィール・マイ・ラヴ
リチャード&ロバート・シャーマン(ブレイク・モーガン編):ハッシャバイ・マウンテン**
フランス民謡(ゴフ・リチャーズ編):羊飼い
ジョニ・ミッチェル(パトリック・ダナキー編):Sisotowbell Lane
ランディ・ニューマン(ボブ・チルコット編):テキサス・ガール・アット・ザ・フューネラル・オヴ・ハー・ファーザー
サイ・コールマン&ドロシー・フィールズ(ピーター・ナイト編):リズム・オヴ・ライフ
キングズ・シンガーズ〔パトリック・ダナキー(C.T)、エドワード・バトン(C.T)、ジュリアン・グレゴリー(T)、クリストファー・ブリュートン(Br)、ニック・アシュビー(Br)、ジョナサン・ハワード(Bs)〕、リーアム・ダナキー(P)*、ミーシャ・ムロフ=アバド(ダブルベース)*、チェット・ハキム(パーカッション)**、ゲイリー・ラヴネスト(パーカッション)**

録音:2021年10月18日-21日、スネイプ・モルティングス、サフォーク(イギリス)
※※収録時間:約29分
2018年に結成50周年を迎えた男声ア・カペラ・グループのレジェンド、キンクズ・シンガーズ。エドワード・バトン(C.T)、ニック・アシュビー(Br)が加わった新メンバー(2019年7月来日公演時のメンバー)によるニュー・アルバムは、何千ものポップス、ジャズ、フォークソングのアレンジメントのレパートリーを歌い育ててきたキングス・シンガーズによるミニ・アルバム・シリーズ「ライブラリー」の第4弾です。
お気に入りレパートリーと、新たなアレンジによる作品を組み合わせて収録されるこのシリーズ。今回のアルバムではミュージカルナンバーの定番である「虹の彼方に」や、フレディ・マーキュリーの「シーサイド・ランデヴー」、そしてボブ・ディランの「メイク・ユー・フィール・マイ・ラヴ」にフランス民謡の「羊飼い」など幅広いレパートリーを聞かせます。
SIGCD-719
王冠〜セネジーノのための英雄的アリア集
ジョヴァンニ・アントニオ・ジャイ(1690-1764):歌劇「エウメーネ」より「侮辱されたと思うなら、覚えておけ」
アッティリオ・アリオスティ(1666-1729):歌劇「ヴェスパシアーノ」より「ああ! 私はおまえ〔=自由〕を失ってしまった」
ジュゼッペ・マリア・オルランディーニ(1676-1760):歌劇「オリンピアーデ」より「もしも彼女が探し、こう尋ねたなら」
アリオスティ:歌劇「コリオラーノ」より「死者たちの行進」(器楽)
オルランディーニ:歌劇「アデライーデ」より「アデライーデ、私はあなたの許にまいります」、「私はいっそうの喜びと美を見るでしょう」
ジョヴァンニ・アルベルト・リストーリ(1692-1753):歌劇「シリアのアドリアーノ」より「臣下として、そして恋人として」、「私は不運だ」
ジョヴァンニ・バッティスタ・ボノンチーニ(1670-1747):歌劇 「グリゼルダ」より「甘美な夢を」
ジャイ:歌劇「エウメーネ」より「そう、あなたはついに見つけた」、「暗い森の恐怖の中で」
オルランディーニ:歌劇「アデライーデ」より「とても大切なふたりの人質が」、「巡礼者よ、絶望するな」
ジェミニアーノ・ジャコメッリ(1692-1740):歌劇「デメトリオ」より「私は涙を抑えることができない」
ノンチーニ
:歌劇 「グリゼルダ」より「喜びとほほえみを」
オルランディーニ:歌劇「アデライーデ」よりメヌエット(シンフォニア)(器楽)
アリオスティ:歌劇「コリオラーノ」より「幸運の愛の星が見守っていることを私は知っている」
アントニオ・ロッティ(1667-1740):歌劇「アスカニオ」より「わが胸の魂は愛を心から喜ぶことができない」
ランドール・スコッティング(C.T)
ローレンス・カミングス(指)、
エイジ・オブ・エンライトゥンメントO

録音:2021年10月5日-8日、セント・オーガスティン教会、キルバーン(イギリス)
主要な歌劇場への衝撃的なデビューが続く今注目のカウンターテナー、ランドール・スコッティング!
そのスタイリッシュで美しい歌声、そしてカリスマ的なステージでの存在感で活躍の場を拡げ、ロイヤル・オペラ・ハウスやメトロポリタン歌劇場、そしてバイエルン国立歌劇場にも出演している大注目のカウンターテナー、ランドール・スコッティングのSignum Recordsへのデビュー・アルバムが登場。オーケストラには、ヘンデルのスペシャリストで知られるローレンス・カミングスが率いる、エイジ・オブ・エンライトゥンメントOを迎えました。
18世紀ロンドンで活躍しヘンデルの多くの作品で主役を務めた有名なカストラート歌手、セネジーノ(フランチェスコ・ベルナルディ)のために書かれた作品の数々を収録。今日ではほとんど演奏されていない作品ばかりですが、その洗練された作品は当時の作曲家たちの音楽的才能の高さを示しています。またそれらの作品を知ることにより、セネジーノがいかに優れた技術を持った歌手であったかを知ることが出来ます。7年間に渡ってそれらの作品を研究してきた成果がこのアルバムには集約されており、ランドール・スコッティングの説得力を持った圧倒的な歌唱が作品の素晴らしさを伝えてくれます。
SIGCD-721
詩篇集
ヘンリー・ガントレット(1805-1876)、ウィリアム・ハイン(1687-1730):詩篇第18篇「 わが力なる主よ、わたしはあなたを愛します」
パーシー・ウィットロック(1903-1946):詩篇第99篇「主は王となられた」
アラン・ヘミングス(1931-2018):詩篇第85篇「主よ、あなたはみ国にめぐみを示し」
ロバート・アッシュフィールド(1911-2006):詩篇第76篇「神はユダに知られ、そのみ名はイスラエルにおいて偉大である」
チャールズ・ヒルトン・スチュワート(1884-1932):詩篇第52篇「力ある者よ、何ゆえあなたは神を敬う人に与えた災について誇るのか」
ウィリアム・プレンダーガスト(1868-1933):詩篇第88篇「わが神、主よ、わたしは昼、助けを呼び求め、夜、み前に叫び求めます」
トーマス・アトウッド(1765-1838):詩篇第29篇「神の子らよ、主に帰せよ」
クリストファー・ロビンソン(b.1936):詩篇第2篇「なにゆえ、もろもろの国びとは騒ぎたち、もろもろの民はむなしい事をたくらむのか」
ハイモア・スキーツ・ジュニア(1787-1835):詩篇第139篇「主よ、あなたはわたしを探り、わたしを知りつくされました」
クリストファー・ロビンソン:詩篇第148篇「主をほめたたえよ。もろもろの天から主をほめたたえよ」
ヘンリー・ウォルフォード・デイヴィス(1869-1941)詩篇第121篇「わたしは山にむかって目をあげる」
アイヴォー・アトキンズ(1869-1953):詩篇第122篇「 人々がわたしにむかって『われらは主の家に行こう』と言ったとき、わたしは喜んだ」
ウィリアム・クロッチ(1775-1847):詩篇第123篇「天に座しておられる者よ、わたしはあなたにむかって目をあげます」
ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジcho、
アンドルー・ネスシンガ(指)、
ジェイムズ・アンダーソン=ベサント(オルガン、第88篇、第122篇、第123篇)
、グレン・デンプシー(オルガン、第18篇、第85篇、第29篇、第148篇)、
ジョージ・ハーバート(オルガン、第99篇、第76篇、第52篇)

録音:2018年-2022年、セント・ジョンズ・カレッジ礼拝堂(ケンブリッジ、イギリス)
1670年代に創設され、世界でも有数のカレッジ聖歌隊として活動を続けるケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ合唱団(聖歌隊)と、2007年の音楽監督就任後、数多くの名演を共に創り上げてきた名指揮者アンドルー・ネスシンガ。これまでにBBCミュージック・マガジン賞の「合唱部門賞」(SIGCD456)、BBCミュージック・マガジンの「Choral & Song Choice」(SIGCD541)、英グラモフォン誌の「Editor's Choice」(SIGCD456、SIGCD567、SIGCD588、SIGCD667)に選ばれ、「マイケル・フィニシー:パイアス・アンセムズ&ヴォランタリーズ」(SIGCD624)ではこれら2つの賞に加え、2021年の英グラモフォン賞現代音楽部門にノミネートされるなど、英メディアでの極めて高い評価を維持しています。
このアルバムは、2022年に初めて女性団員の入団を受け入れたケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ合唱団による、2018年から2022年に収録した詩篇集です。様々な時代のイギリスの作曲家やオルガニストたちが詩篇をテキストに作り上げた作品を、独特の豊かで温かみのあるサウンドで歌い上げています。
SIGCD-720(2CD)
R.シュトラウス:交響詩集
交響詩「ドン・ファン」*
アルプス交響曲 Op.64
交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」
交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」*
サントゥ=マティアス・ロウヴァリ(指)
フィルハーモニアO

録音:2021年9月30日-10月1日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(サウスバンク・センター、ロンドン、イギリス)
2022年3月20日、フェアフィールド・ホール(ロンドン、イギリス)*
これまでもその固い信頼関係から生まれる名演をリリースしてきたサントゥ=マティアス・ロウヴァリとフィルハーモニアO。いよいよ2021年シーズンが始まり新首席指揮者ロウヴァリ時代に突入です!このディスクに収められている「アルプス交響曲」と交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」は、サロネン時代からロウヴァリ時代へのオープニングとしてふさわしいものとなりました。英ガーディアン紙は「フィルハーモニア管の驚異的な演奏で、ロウヴァリはR.シュトラウスの作品に対する優れた指揮者であることを証明した。彼のアプローチは計り知れず、細部と色彩に細心の注意をはかっていた」と絶賛しています。
前作のプロコフィエフ(SIGCD669)や前々作のチャイコフスキー(SIGCD648)などでも聴かせてくれた明晰であり、細部へのバランス感覚も秀でているサントゥ=マティアス・ロウヴァリの音楽。彼と数々の名匠との演奏を繰り返してきたフィルハーモニアOの新しいタッグに期待せずにはいられません。
SIGCD-722
打楽器奏者のソングブック
ジョン・メトカーフ(b.1964):ラヴ・ウィズアウト・ホープ
タンド・ジュゲデ(b.1972):The Ancestors Are Within
ダリオ・マリアネッリ(b.1963):アンイコール
ヤズ・アハメド(B.1983):Throw Your Pumpkin (& Pick Me Up)
ジョビィ・バージェス(b.1976):カム・スウィート・デス
グラハム・フィトキン(b.1963):スピーシーズ
ドブリンカ・タバコヴァ(b.1980):デザート・スイマーズ
ガブリエル・プロコフィエフ(b.1975):Dr Calvin Remembers
バージェス:テイク・ミー・ホーム
ジョビィ・バージェス(アルムグロッケン、アルフォン、バス・ドラム、クロタル、デスク・ベル、カリンバ、マリンバ、スペース・ハープ、SPD-SX、タイ・ゴング、ヴィブラフォン、ヴォコーダー、シロフォン)

録音:2021年
驚異のテクニックで驚かせ、イギリスのコンテンポラリー・アンサンブル、パワープラントのメンバーでもある打楽器奏者ジョビィ・バージェス。Signum(シグナム)レーベル5枚目のアルバムとなる今作は、様々な現代作曲家とコラボレーションした、ピッチド・パーカッションとエレクトロニクスのために書かれた打楽器奏者のソングブック。バージェスは幼い頃から、バッハやモーツァルトを始めとして、フィリップ・グラスやジョン・アダムスなどのクラシックの他、ジャズなどの幅広い音楽に囲まれて育ったと言います。
今作では、小説やアメリカの哲学者、国連の人口増加統計、そしてサウジアラビアの民話など様々な分野からインスピレーションを受けた現代作曲家の作品を、ジョビィ・バージェスが多彩な楽器を用いて表現しています。
SIGCD-723
イントゥ・ザ・ライト
伝承曲ソーンダー・チョイ編):荒野の果てに
ケネス・ジェニングス:ああベツレヘムよ
ジョン・ジェイコブ・ナイルズ(ポール・ジョン・ルドイ編):めぐり歩きながら思いめぐらす
ジョニ・ミッチェル:リヴァー
シェリル・カム:アレルヤ!真の光の中に
クリス・フォス:愛よ, 永遠の神よ
B.E.ボイキン:おお, 大いなる神秘
伝承曲:Glory Hallelujah to Duh Newbo’n King(R.パウエル、W.C.パウエルによる男声合唱編)
フランシスコ・グラウ・ベガラ:Mensaje de Paz
伝承曲カントゥス編):チルドレン・ゴー!
伝承曲R.ボーエンス編):三隻の船
伝承曲ソーンダー・チョイ編):アギナルド・キャロル
伝承曲A.ハンブル編):スティル, スティル, スティル
伝承曲S.セーデルベリ編):新しいクリスマス
グルーバーC.H.ハリス編):きよしこの夜
クリス・フォス:クリスマスのまえのばん
リンダ・カシェルマイアー:ウィー・トースト・ザ・デイズ
カントゥス

録音:2021年7月、アメリカ
カウンターテナーなし、テノール×4、バリトン×2、バス×2の低声部のみで構成される男声ヴォーカル・アンサンブル「カントゥス」。
YouTubeとFacebookで話題となった前作、「ザ・COVID-19・セッションズ」(SIGCD819)に続くSignum第3弾は、クリスマスをテーマとした作品集。
今作では、ジョン・ジェイコブ・ナイルズ、ケネス・ジェニングスからジョニ・ミッチェルやB.ボイキンまで、5つの幅広い言語に跨る様々な作品、R.ボーエンス、C.H.ハリスによる2つの新しいアレンジや、カントゥスのために特別に作られた6つの作品など、ルネサンスから21世紀まで幅広いレパートリーを持つ彼らの魅力を引き出した好企画。混乱の渦中にある世界に、清らかな歌声で癒しのひと時を贈り出します。
SIGCD-724
ペンブルックのクリスマス
1. パトリシア・ファン・ネス:Archangelus/2. エイドリアン・ピーコック:Venite, Gaudete!/3. メリッサ・ダンフィ:Halcyon Days、4. O Oriens/5. ジェイムズ・マクミラン:O Radiant Dawn/6. エマ・ジョンソン:I Sing of a Maiden/7. ケレンザ・ブリッグス:A Tender Shoot/8. ペンブルック・カレッジ少女合唱団:Gaudete!/9. ルーシー・ウォーカー:My Heart, O God/10. ケタキ・プラティヴァディ:オン・クリスマス/11. ロデリック・ウィリアムズ:おお,神よ/12. ウィル・トッド:我が主,来たりて/13. エレノア・デイリー:The Huron Carol/14. ペンブルック・カレッジ少女合唱団:The Pembroke Carol/15. オラ・イェイロ:Serenity/16. セシリア・マクドウォール:Lo! He Slumbers/17. ベン・ポニア:Seeing the Star/18. サミュエル・コールリッジ=テイラー:The Evening Star/19. エリック・ウィテカー:Lux Aurumque/20. ペンブルック・カレッジ少女合唱団:きよしこの夜/21. ジョン・ラッター(オワイン・パーク編):The Very Best Time of Year
ケンブリッジ・ペンブルック・カレッジ礼拝堂cho、
アナ・ラップウッド(指)、
ペンブルック・カレッジ少女cho (3,6-8,12-14,17,20)、
エマ・ジョンソン(クラリネット、6)、
ウォリス・パワー(Vc、15)

録音:2022年3月25日-27日、セント・ジョージ教会(ケンブリッジ、イギリス)
ケンブリッジ・ペンブルック・カレッジ礼拝堂合唱団とアナ・ラップウッドによる初めてのクリスマス・アルバムが登場!21歳という若さでケンブリッジ・ペンブルック・カレッジ礼拝堂合唱団の音楽監督となったアナ・ラップウッドの指揮で、伝統的なキャロルからジェイムズ・マクミラン、メリッサ・ダンフィといった現代作曲家の作品まで幅広く収録されています。そのうち半数近くの曲ではラップウッドが創設したペンブルック・カレッジ少女合唱団も参加し、ケンブリッジ・ペンブルック・カレッジ礼拝堂合唱団とともに美しいアンサンブルを聴かせています。その美しさは驚異的でまさに聖なる夜を祝うにふさわしいものとなっています。
SIGCD-725
神聖な音楽〜イングリッシュ・ソングブック
パーセル(ブリテン編):主よ、人とは?
パーセル(トーマス・アデス編):4つの歌
ウィリアム・クロフト(ブリテン編):神聖な音楽による讃歌
ニコ・ミューリー(b.1981):ニュー・メイド・タング
パーセル(ブリテン編):シリウスを目印に舟を進めよう
ハウエルズ:ダビデ王
ニコ・ミューリー:オールド・ボーンズ
トーマス・アデス:ザ・ラヴァー・イン・ウィンター
バターワース:「シュロップシャーの若者」 からの6つの歌
ニコ・ミューリー:4つの民謡
トーマス・アデス:歌劇 「皆殺しの天使」 の第2幕より コーヒー・スプーン・カヴァティーナ
イェスティン・デイヴィス(C.T)、
ジョゼフ・ミドルトン(P)

録音:2020年8月28日ー31日、ポットン・ホール(サフォーク、イギリス)
イェスティン・デイヴィスは、その美しく器用な声と知的なミュージシャンシップによって、世界でもっとも優れた歌手の一人として広く知られるイギリスのカウンターテナー。これまで2度のグラモフォン賞受賞、グラミー賞受賞、ローレンス・オリヴィエ賞ノミネートなどの実績を誇り、その功績から2017年には大英帝国勲章(MBE)を授与されています。
マイケル・ナイマン(とヘンリー・パーセルの音楽を組み合わせるという衝撃のプログラムで話題を呼び、英グラモフォン誌で「エディターズ・チョイス」(2019年5月)、「クリティクス・チョイス」(2019年12月)に選ばれるなど好評を博した「If」(SIGCD-586)。シューベルトの傑作「美しき水車小屋の娘」(SIGCD-697)に続く、シグナム・クラシックス(Signum Classics)からリリースされる3枚目のリサイタル・アルバムでは、"神聖"の様々な解釈やニュアンスを包含した作品を選曲。世界初録音となる「4つの歌」(パーセル/アデス)、「スプーンのアリア」(アデス)、「4つの民謡」「オールド・ボーンズ」(ミューリー)をはじめ、イェスティン・デイヴィスが収録する機会を待ち望んでいた英語圏の作曲家たちによる神聖な作品を集成しています。
SIGCD-726(2CD)
ハイドン:鍵盤作品集 Vol.1
「神よ皇帝フランツを支えたまえ」による変奏曲 Hob.i, 430/ピアノ・ソナタ ニ長調 Hob.XVI:42/ピアノ・ソナタ イ長調 Hob.XVI:26/ピアノ・ソナタ ニ長調 Hob.XVI:51/ピアノ・ソナタ ハ長調 Hob.XVI:48/ピアノ・ソナタ ヘ長調 Hob.XVI:29/ディヴェルティメント 変イ長調 Hob.XVI:46/ピアノ・ソナタ 変ホ長調 Hob.XVI:28/ピアノ・ソナタ 変ロ長調 Hob.XVI:18/ピアノ・ソナタ ヘ長調 Hob.XVI:23/ディヴェルティメント 変ロ長調 Hob.XVI:2d/ピアノ・ソナタ 変ホ長調 Hob.XVI:49
ピーター・ドノホー(P)

録音:2019年12月18日-21日&2021年12月18日-21日
若かりし頃はBBCフィルハーモニックのパーカッション奏者としても活躍した異色の経歴を持つピアニスト、ピーター・ドノホー。ヴラド・ペルルミュテール、オリヴィエ・メシアンなどといった巨匠たちに師事し、1982年の第7回チャイコフスキー国際コンクール・ピアノ部門で最高位を受賞。ロマン派やショスタコーヴィチ、メシアンといった20世紀の近現代の作品を中心に幅広いレパートリーを持っているドノホーは、世界的な活躍をみせており、特にサイモン・ラトルからの信頼も厚く、バーミンガム市響時代から度々共演を繰り返しています。
Signumレーベルでの前作チャイコフスキー(SIGCD594)ではイギリスのグラモフォン誌&BBCミュージック・マガジンの両誌で「特選盤」に選ばれるなど、非常に高い評価が続いているレコーディング・プロジェクト。Signumでの5枚目となる今作は、ハイドンの鍵盤作品集の第1弾!変奏曲やディヴェルティメントと共に、ピアノ・ソナタを収録しており、ハイドンの鍵盤作品の価値を改めて再発見させてくれています。
SIGCD-727
ウォルトン&ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲集
ウォルトン:弦楽四重奏曲イ短調
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第3番ヘ長調 Op.73
アルビオンSQ 〔タムシン・ウェーリー=コーエン(Vn)、エマ・パーカー(Vn)、アン・ベイルビー(Va)、ナサニエル・ボイド(Vc)〕

録音:2021年7月24日ー26日、サフロン・ホール(エセックス、イギリス)
1986年ロンドン生まれ、巨匠ルッジェーロ・リッチが「私がこれまで出会った中でもっとも才能のある若きヴァイオリニスト」と絶賛し、2016-2017シーズンのECHOライジング・スターズに選出された英国ヴァイオリン界の才女、タムシン・ウェーリー=コーエン。2019年2月には無伴奏リサイタルや読響との共演で来日公演も成功させたタムシン・ウェーリー=コーエンが2016年に結成したイギリスの若きアンサンブル、アルビオンSQ。
ドヴォルザークの弦楽四重奏曲集に続くSignum第4弾は、第二次世界大戦直後、ソビエト連邦とイギリスというまったく異なる社会的、および政治的世界を生きた作曲家たちが残した傑作をカップリング。2019-20シーズンにはワシントンのフィリップス・コレクションでアメリカ・デビューを果たし、オックスフォード・リーダー、ストラトフォード、ベルファストなどの著名な国際音楽祭にも出演するなど、国際舞台で急速に地位を確率し続ける若き玄人たちの磨き上げられたアンサンブルにご注目ください。
SIGCD-729
チルコット:カンティクルズ・オヴ・ライト
ボブ・チルコット:カンティクルズ・オヴ・ライト、ムーヴ・ヒム・イントゥ・ザ・サン
セシリア・マクドウォール:スタンディング・アズ・アイ・ドゥ・ビフォー・ゴッド
フランシス・ポット:ラメント
ジェイムズ・マクミラン:子供の祈り
チルコット:シング・ザ・カラー・オヴ・ピース
NFM合唱団、 NFMヴロツワフPO団員、
アグニェシュカ・フランクフ=ジェラズニ(指)

録音:2019年3月23日-26日
Signumレーベル9枚目となるボブ・チルコットの作品集「カンティクルズ・オヴ・ライト」。同時収録されたセシリア・マクドウォール、フランシス・ポットやジェイムズ・マクミランの作品は、指揮者であるアグニェシュカ・フランクフ=ジェラズニによって慎重に選ばれました。最終トラックに収録された「シング・ザ・カラー・オヴ・ピース」はボブ・チルコットがNFM(National Forum of Music/国立音楽フォーラム)合唱団のために書き上げた作品です。
ボブ・チルコットは英オブザーバー紙によって「英国の合唱音楽の現代的英雄」と称される作曲家兼指揮者で、特に合唱作品に精通しておりオックスフォード大学出版から出版された膨大なカタログはその幅広い音楽スタイルを反映したものとなっています。
SIGCD-728
マシュー・ロック:リトル・コンソート集
組曲第1番ト短調/組曲第6番ヘ長調/組曲第2番 ハ長調/組曲第7番ト短調/組曲第3番ニ短調/組曲第8番 イ短調/組曲第4番変ロ長調/組曲第9番変ロ長調/組曲第5番 ホ短調/組曲第10番ニ短調
フレットワーク〔森川麻子、エミリー・アシュトン、ジョアンナ・レヴァイン、リチャード・ブースビー〕、
セルジオ・ブチェリ(アーチリュート、テオルボ)、
サイラス・ウォルストン(Cemb)

録音:2021年3月8日-10日、聖マグダラのマリア教会、グロスタシャー(イギリス)
フレットワークは、森川麻子やリチャード・ブースビーらの名ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者達によって1986年に創設され、2021年で35周年を迎えた世界最高峰のヴィオール・コンソート。
400年前に生まれたイギリスの作曲家マシュー・ロック(1621-1677)は、現在ではあまり演奏される機会がなく知られざる作曲家となってしまいましたが、その音楽はウィリアム・バードのように強い音楽的個性を持ち、優れた作曲技巧に溢れた作品で、イギリス最高の作曲家の一人と言えます。またイギリスで最初にオペラを作曲し、ヘンリー・パーセルの幼少期に影響を与えたと伝えられています。イギリスのバロック期を代表するマシュー・ロックのリトル・コンソートを集めたこのアルバムは、当時の最高峰の音楽を伝えてくれます。

SIGCD-730
ファルケンバーグ:ザ・ムーンズ・シンフォニー
アマンダ・リー・ファルケンバーグ:ザ・ムーンズ・シンフォニー〔I. イオ 〜 Celestial Tug of War、II. エウロパ〜Is there an Ocean? 、III. タイタン〜Equatorial Dunes and Methane Monsoons、IV. エンケラドゥス 〜Rows and Rows of Gigantic Geysers、V. ミランダ〜Monolithic Cliff、VI. ガニメデ 〜Magnetic Forces and Colossal Discoveries、VII. 月〜Earthrise - The Overview〕
ドビュッシー:月の光 L.75-3*
交響的宇宙飛行の考察(アマンダ・リー・ファルケンバーグの詩の朗読)**
マリン・オールソップ(指)LSO
ロンドン・ヴォイシズ、
アマンダ・リー・ファルケンバーグ(P)*
NASA宇宙飛行士ニコール・ストット(朗読)**

録音:2022年5月21日-22日、LSOセント・ルークス(ロンドン)&2022年6月4日、アビー・ロード・スタジオ(ロンドン)
バーンスタインの愛弟子の一人であり、女性指揮者のパイオニアとして獅子奮迅の活躍を見せるマリン・オールソップ(マリン・オルソップ)。角野隼斗(YouTuber「かてぃん」)&ポーランド国立RSOと共演する2022年9月の来日公演でも注目を集めるオールソップの新たなスペシャル・プロジェクト、「ザ・ムーンズ・シンフォニー」がリリース! 「ザ・ムーンズ・シンフォニー」は、オーストラリア出身で映画音楽を中心に多くの国際的なコンクールや音楽賞で受賞してきた女性作曲家&ピアニスト、アマンダ・リー・ファルケンバーグが、過去、現在、未来の月(衛星)探査をドラマティックに描いた新作です。ここでいう「Moons」は地球の衛星「月」だけではなく、衛星全般を指すもので、木星のイオとエウロパ、ガニメデ、土星のタイタンとエンケラドゥス、天王星のミランダなど、月と外惑星の6つの衛星が楽章ごとのタイトルに付けられています。アメリカ航空宇宙局NASAの研究者や技術者、宇宙飛行士らとも議論を重ねて進められたプロジェクトで、音楽と科学を融合させたスペクタクルな合唱交響曲を、オールソップとLSOの壮麗なサウンドで披露します。ボーナス・トラック的な余韻として、ファルケンバーグが弾くドビュッシーの「月の光」、NASAの女性飛行士ニコール・ストットが朗読するファルケンバーグのポエムも収録。
「この曲を聴く人には、音楽の力強さや荘厳さだけでなく、この曲の背後にある科学の素晴らしさも感じることを願っています...私たちは、この宇宙についてほんの少ししか知らないのですから...そして、この交響曲はその事実に光をあて始めます。」マリン・オールソップ
SIGCD-731
トム&ウィル〜ウィールクス&バード
没後400周年記念アルバム

1. ウィリアム・バード:諸々の異邦人よ、主をほめまつれ/2. バード:If Women Could be Fair/3. トマス・ウィールクス:Say Dear, When Will Your Frowning Leave/4. ウィールクス:Like Two Proud Armies/5. ウィールクス:パヴァン第3番/6. ウィールクス:Thule, the Period of Cosmography/7. ウィールクス:What Joy so True/8. ウィールクス:In Nomine a4/9. バード:Ye Sacred Muses (1)/10. ジェイムズ・マクミラン:Ye Sacred Muses (2)(世界初録音)/11. ウィールクス:In Nomine a5(1)/12. ウィールクス:Hark all ye Lovely Saints Above/13. ウィールクス:Death Hath Deprived Me/14. ロデリック・ウィリアムズ:Death, be not Proud(世界初録音)/15. ウィールクス:In Nomine a5(2)/16. バード:Who Made Thee Hob/17. バード:This Sweet and Merry Month of May/18. バード:Browning (The Leaves Be Green)/19. バード:Alack, When I Look Back/20. バード:O Lord Make thy Servant Elizabeth
キングズ・シンガーズ
〔パトリック・ダナキー(C.T)、
エドワード・バトン(C.T)、
ジュリアン・グレゴリー(T)、
クリストファー・ブリュートン(Br)、
ニック・アシュビー(Br)、
ジョナサン・ハワード(Bs)〕
フレットワーク

録音:2022年1月13日ー15日、セント・バーソロミュー教会(サフォーク、イギリス)
ルネサンス・ポリフォニーからジャズ・ポップスまで、2000曲以上ものレパートリーを誇り、2018年に結成50周年を迎えた男声ア・カペラ・グループのレジェンド、キングズ・シンガーズ。エドワード・バトン(C.T)、ニック・アシュビー(Br)が加わった新メンバー(2019年7月来日公演時のメンバー)による2022年の新録音は、森川麻子やリチャード・ブースビーら、名ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者達によって1986年に創設され、2021年で35周年を迎えた世界最高峰のヴィオール・コンソート、フレットワークとの共同企画。
本アルバムでは、ともに1623年に没し、2023年に没後400周年を迎えるウィリアム・バードとトマス・ウィールクスというエリザベス朝時代の作曲家に焦点を当てています。有名な作品はもとより、これまでに演奏される機会が少なかった貴重な作品まで幅広く取り上げており、イギリス・ルネサンスの最盛期の中で活躍した、この偉大な作曲家たちの作品の深淵に迫ります。また、バード、ウィールクスの精神を引き継ぎ書かれた、ジェイムズ・マクミラン、名バリトンとしても知られるロデリック・ウィリアムズの新作をカップリング。これまでに、べリオ、リゲティ、ペンデレツキ、武満徹、ウィテカーなど各時代を代表する現代作曲家から200を超える作品を捧げられてきたキングズ・シンガーズの新たなレパートリーにも注目です。
SIGCD-732
エコーズ
バッハ、アレクサンドル・ジロティ、デイヴィッド・ル・ページ(b.1971):前奏曲 ロ短調 BWV855
マックス・リヒター:ザ・フォー・シーズンズ・リコンポーズドよりスプリング1
フィリップ・シェパード(b.1969):バッファロー・ジャンプ
フランク・ザッパ(アリ・N・アスキン編):Peaches En Regalia
ファリャ(ル・ページ編):ナナ
ル・ページ:時空の海
トビー・ヤング(b.1990):アート・オヴ・ダンシングよりトランス
ルー・リード(1942-2013):Venus in Furs(デイヴィッド・ル・ページ・ヴァージョン)
ベス・ギボンズ(b.1965)、エイドリアン・アトリー(b.1957)、ジェフ・バーロウ(b.1971)、アイザック・ヘイズ(1942-2008)(ル・ページ編):グローリー・ボックス
ダスティン・オハロラン(b.1971)、アダム・ウィッツィー(b.1969)(ル・ページ編):We Played Some Open Chords And Rejoiced, For The Earth Had Circled The Sun Yet Another Year
ジェシー・モンゴメリー(b.1981):スターバースト
ディーリアス(エリック・フェンビー編):Aquarelle 1
フィリップ・グラス(ル・ページ編):ミシマ
フィンジ:Dies Natalis ‘The Salutation
フィリップ・シェパード(指)、
オーケストラ・オヴ・ザ・スワン、
デイヴィッド・ル・ページ(芸術監督、ヴァイオリン)

録音:2022年6月&7月
バッハ、フィリップ・グラス、フランク・ザッパなどの作品と、芸術監督のデイヴィッド・ル・ページによる新しいアレンジを収録したオーケストラ・オヴ・ザ・スワンの「エコーズ」。「タイムプラス」(SIGCD-662)、「ラビリンス」(SIGCD-694/グラモフォン賞2022「空間オーディオ賞」ノミネート)に続くこのアルバムは、前々作、前作と共にクラシック・ファンのみならず、ニュー・エイジ・ファンにもおすすめの一枚です。
バッハから始まり、現代作曲家のフィリップ・グラスの作品といったクラシックのみならず、様々なジャンルの作曲家の作品を取り上げ、デイヴィッド・ル・ページの巧みなアレンジがなされています。
SIGCD-733(3CD)
ベートーヴェン:後期弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲第12番 変ホ長調 Op.127
弦楽四重奏曲第14番嬰ハ短調 Op.131
弦楽四重奏曲第13番変ロ長調 Op.130
大フーガ 変ロ長調 Op.133
弦楽四重奏曲第15番イ短調 Op.132
弦楽四重奏曲第16番ヘ長調 Op.135
カリドルSQ

録音:2022年2月4日-8日、ゴア・リサイタル・ホール(アメリカ)
ニューヨークで活動するカリドルSQは、2016年に10万ドルという超高額賞金(室内楽では世界最高額)で知られるM-Prize国際室内楽コンクールで優勝し、国際的なキャリアをスタート。ボレッティ・ブイトーニ財団賞を獲得した最初の北米のアンサンブルとなり、BBCラジオ3のニュー・ジェネレーション・アーティストにも選ばれるなど世界から注目を浴び、2018年には優れた若手演奏家に贈られるエイヴリー・フィッシャー・キャリア・グラントも受賞しています。
Signumレーベルでのベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲録音シリーズの第1弾となる今作では、アルバン・ベルク四重奏団、エマーソンSQ、グァルネリSQなどの往年の名クヮルテットの解釈を参考にしながらも、現在の美学、研究に基づいた独自の解釈で演奏しています。2022年9月にはカーネギーホールで行われたアンドレ・プレヴィンの追悼コンサートでアンネ=ゾフィー・ムターと共演するなど今後の活躍が楽しみなカリドルSQのベートーヴェン・サイクルにご期待ください。
SIGCD-734
ヴォーン・ウィリアムズ&グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ集
ヴォーン・ウィリアムズ:ヴァイオリン・ソナタ イ短調
グリーグ
:ヴァイオリン・ソナタ第2番 ト長調 Op.13、
 「ペール・ギュント」よりソルヴェイグの歌(編曲:チャーリー・シーム)
チャーリー・シーム(Vn)、
イタマール・ゴラン(P)

録音:2022年2月14日-16日、サフロン・ホール(イギリス)
若きヴァイオリニスト、チャーリー・シームは1986年にロンドンで生まれ3歳からヴァイオリンを始めました。1998年から2004年までロンドンの王立音楽大学でイツァーク・ラシュコフスキに、2004年からはシュロモ・ミンツに師事し研鑽を積みました。LSO、ロッテルダム・フィル、ロイヤル・フィルといった主要なオーケストラと共に、シャルル・デュトワ、エドワード・ガードナー、ズービン・メータ、ヤニック・ネゼ=セガン、ロジャー・ノリントンらの巨匠たちと共演しています。
Signumレーベルでの第2弾となった前作、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲(SIGCD-704/PSIGCD-704)ではピツィカート誌の4つ星を獲得するなど、高い評価を得ました。今作ではSignumレーベル第1弾となった小品集(SIGCD-652)で共演したイタマール・ゴランとの共演によるヴォーン・ウィリアムズとグリーグのヴァイオリン・ソナタ集です。イタマール・ゴランは、ワディム・レーピン、マキシム・ヴェンゲーロフ、庄司紗矢香などの名手との共演でも知られている室内楽のスペシャリストであり、チャーリー・シームともこれまでに度々共演してきました。そのチャーリー・シームのロマンティックな音色を存分に活かして息の合った演奏を繰り広げます。
SIGCD-735
ヴィジオン・イルミネ
フォーレ:月の光 Op.46-2
ブリテン:ヴィジオン・イリュミネ Op.18
ラヴェル:暗く果てしない眠り(ロビン・ホロウェイ編)
デュパルク:悲しき歌
シャブリエ:あなたの青い目(作曲者自身の編曲による弦楽オーケストラ伴奏版/世界初録音)
ショーソン:終わりなき歌 Op.37
ドビュッシー
:ヴェルレーヌの詩による4つのメロディ(ロビン・ホロウェイ編曲/世界初録音)
オーギュスタ・オルメス(1847-1903):セレナード(作曲者自身の編曲によるピアノ五重奏伴奏版/世界初録音)
メアリー・ベヴァン(S)、
12アンサンブル、ルイージQ
ジョゼフ・ミドルトン(P)

録音:2022年3月16日-19日、オール・ハロウズ教会(イギリス)
イギリスのソプラノ、メアリー・ベヴァンのSignumレーベル第3弾となるリサイタル・アルバムは、フランス歌曲集。その第1弾となった「ボヤージュ(SIGCD-509)」は、英グラモフォン賞2018にノミネート、第2弾の「ディヴァイン・ミューズ(SIGCD-606)」もBBCマガジン誌や英グラモフォン誌によって高い評価を得ました。今作でも第1弾、第2弾引き続き名伴奏者ジョゼフ・ミドルトンとの共演で、「ボヤージュ」を録音した際に、より興味が湧いてきたというフランス歌曲に挑みます。
メアリー・ベヴァンは英国ロイヤル・フィルハーモニック協会のヤング・アーティスト賞や英国批評家サークル賞を受賞し、オペラとコンサート・プラットフォームの両面で輝かしい活躍を見せるソプラノで、2019年には栄誉あるMBE(大英帝国五等勲爵士)を受勲し、益々その存在感を高めています。
SIGCD-736
ラヴシック
ウィリアム・ローズ(c.1602-1645):I’m sick of love:O let me lie/ゲール語による伝承曲(ロバート・A・スミス編):There’s none to soothe my soul to rest
エティエンヌ・ムリニエ(1599-1676):Enfin la beaute que j’adore
ウィリアム・ローズ:Perfect and endless circles are
パーセル:When Orpheus sang all nature did rejoice、「キング・アーサー」より組曲
ジョン・ブロウ(1649-1708):Tell me no more you love; in vain
マルク・アントニオ・チェスティ(1623-1669):あこがれの人のまわりに
ヘンリー・ローズ(1596-1662):私は起き上がり、深く悲しむ
アイルランドの伝承曲(ジョン・パイク・ハラー編):真夜中に
パーセル:恋していると彼女はもう告白する
ダウランド
:Complaint: Fortune my foe、Time stands still
ブロウ:The self-banished
スコットランドの伝統的なバラード(リチャード・ラングドン編):メアリーの夢
パーセル:O, lead me to some peaceful gloom
イギリスの伝統的なバラード(トマス・レイヴンズクロフト編):三羽のカラス
不詳:Packington’s Pound
ピエール・ゲドロン(c.1570-c.1620):Cesses mortels de soupirer
伝統的なスコットランドのバラード(ジョン・ジェイコブ・ナイルズ編):Black is the colour of my true love’s hair
パーセル:O solitude, my sweetest choice
ランドール・スコッティング(C.T)、
スティーヴン・スタッブス(Lute)

録音:2020年11月2日-3日、アレグロ・レコーディングス(アメリカ)
そのスタイリッシュで美しい歌声、そしてカリスマ的なステージでの存在感で活躍の場を拡げ、ロイヤル・オペラ・ハウスやメトロポリタン歌劇場、そしてバイエルン国立歌劇場にも出演している大注目のカウンターテナー、ランドール・スコッティングのSignum Recordsへのアルバム第2弾が登場!デビュー・アルバムとなった前作「王冠〜セネジーノのための英雄的アリア集(SIGCD-719)」は、BBCミュージックマガジン誌にて絶賛され5つ星を獲得しました。
失恋や喪失感をテーマにしたこのアルバムでもその美しい魅惑的な声とデビュー・アルバムで証明された表現力で歌い上げています。
SIGCD-738
スタンリー・シルバーマン:ピアノ三重奏曲集
ピアノ三重奏曲第2番「Reveille」(2011/2017)*
ピアノ三重奏曲第1番 「In celebration」(1989)
カリヒシュタイン=ラレード=ロビンソン・トリオ、スティング*

録音:2016年12月(第2番)、1995年12月(第1番)
ゲストアーティストにスティングを迎えた、カリヒシュタイン=ラレード=ロビンソン・トリオの最新アルバム。本作にはアメリカの著名な作曲家スタンリー・シルバーマン(1938-)が作曲した2つのピアノ三重奏曲が収録されています。第4楽章にスティングが参加する「ピアノ三重奏曲第2番」は、息子のベン・シルバーマン(テレビや映画の制作および配給会社であるReveilleの創設者)からの委嘱によるもので、2011年9月14日に9.11の10周年を記念して、スティングをゲストに迎えたトリオで初演されました。「ピアノ三重奏曲第1番」は、「何かジャジーな曲を書いて欲しい」というカリヒシュタイン=ラレード=ロビンソン・トリオのリクエストに応えたもので、彼らに捧げられています。いずれも難解さのない、洗練された曲調の作品です。40年以上にわたって共に活動し、数々の受賞歴をもつトリオの演奏でお楽しみください。
SIGCD-739
ワンダーランド〜リゲティ生誕100周年と久石譲、木下牧子、イェイロ、ビンガム、パターソン他の委嘱作品集
1.木下牧子:あしたのうた
2.リゲティ:ナンセンス・マドリガル集より 2つの夢と小さな蝙蝠
3.オラ・イェイロ:夢の中の夢
4.リゲティ:ナンセンス・マドリガル集より 梨の木の上のカッコウ
5. フランチェスカ・アミューダー=リヴァーズ:アライヴ
6.リゲティ:ナンセンス・マドリガル集より アルファベット
7.久石譲:I was there
8.リゲティ:ナンセンス・マドリガル集より 空飛ぶロバート
9.ジュディス・ビンガム:トリックスター
10.リゲティ:ナンセンス・マドリガル集より ロブスターのカドリーユ
11.マルコム・ウィリアムソン:ブレーメンの音楽隊
12.リゲティ:ナンセンス・マドリガル集より 長く、悲しい物語
13.ポール・パターソン: タイム・ピース
キングズ・シンガーズ〔パトリック・ダナキー(C.T)、エドワード・バトン(C.T)、ジュリアン・グレゴリー(T)、クリストファー・ブリュートン(Br)、ニック・アシュビー(Br)、ジョナサン・ハワード(Bs)〕

録音:2022年10月19日&21日、2023年1月16日-18日、ブリテン・スタジオ(サフォーク、イギリス)
ルネサンス・ポリフォニーからジャズ・ポップスまで、2000曲以上ものレパートリーを誇り、2018年に結成50周年を迎えた男声ア・カペラ・グループのレジェンド、キングズ・シンガーズ。本アルバムでは、2023年に生誕100周年を迎えるリゲティの作品を中心に、キングズ・シンガーズの55年の歴史の中で、彼らのトレードマークである音楽的なストーリーテリングと喜びにあふれた委嘱作品を収録。アルバムのタイトルでもある「ワンダーランド」の通り、魔法、神話、おとぎ話の世界に立ち返っています。 遊び心のある子供の詩やルイス・キャロルの代表作、「不思議の国のアリス」からの抜粋を題材にしたリゲティのナンセンス・マドリガル集を中心に、オーストラリアの最も著名な音楽家の一人、マルコム・ウィリアムソンによって1972年に作曲されたグリム童話「ブレーメンの音楽隊」に基づいた音楽、2022年12月の来日公演で世界初演された久石譲の 「I was there」(9.11や東日本大震災など、悲劇的な出来事の文化的記憶に焦点を当てた作品)、同じく2022年の来日公演で披露された(初演は2020年)木下牧子の 「あしたのうた」(自然界を中心とした希望とポジティブなテーマを思い浮かばせる作品)まで、各時代を代表する現代作曲家から200を超える作品を捧げられてきたキングズ・シンガーズの珠玉のレパートリーをお楽しみいただけます。
SIGCD-740
スカルラッティ:ディキシット・ドミヌス&ミサ曲
フランチェスコ・スカルラッティ:16声と器楽のためのディキシット・ドミヌス(Tono 8)
16声と器楽のためのミサ曲(Toni 2)
アルモニコ・コンソート、
クリストファー・モンクス(指)

録音:2022年2月1日-2日、オール・ハロウズ教会(イギリス)
タリスの「40声のモテット」とストリッジョの「60声のミサ曲」を組み合わせたアルバム、「スーパーサイズ・ポリフォニー」(SIGCD--- 560)で大きな注目を集めたアンサンブル、アルモニコ・コンソート。Signum Classicsとの10枚目となるクリストファー・モンクス指揮のフランチェスコ・スカルラッティの声楽曲集は、この録音のためにF.スカルラッティの自筆譜のみから作成された特別な楽譜を使用しています。
2001年にクリストファー・モンクスを中心にルネサンスからバロックまでの音楽に情熱を持った学生たちによって生まれたアルモニコ・コンソートは、聴衆からその魅力的で想像力の富んだ解釈によって高い評価を得てきました。特に指揮者であるクリストファー・モンクスは後期ルネサンスからバロックの音楽に非常に精通しており、この演奏でも手腕を発揮しています。
SIGCD-741
マーラー:歌曲集
リュッケルト歌曲集
さすらう若人の歌/亡き子をしのぶ歌
サラ・コノリー(Ms)、
ジョセフ・ミドルトン(P)

録音:2021年4月27日-28日&30日(イギリス)
ニューヨークタイムズ紙にて「最上級」と絶賛されているサラ・コノリーとジョセフ・ミドルトンの二人の共演による、マーラー歌曲集の第1弾!今後もピアノ伴奏付きの歌曲の全曲録音が予定されている非常に楽しみな企画がスタートしました。サラ・コノリーはイギリスを代表するメゾ・ソプラノで、BBCシンガーズやザ・シックスティーンのメンバーとしても演奏し、活躍してきました。その活動が認められ。2010年にはCBE(大英帝国三等勲爵士)2017年には「デイム」の称号を授与されるDBE(大英帝国二等勲爵士)を受勲しています。今回の企画を立ち上げたピアニストのジョセフ・ミドルトンとは10年間共に演奏を繰り返しており、ミドルトンはコノリーとこのアルバムで共演できたことを喜んでいます。二人の類まれな洞察力と完璧な芸術性で歌われる世界最高峰のマーラーをご堪能いただけます。
SIGCD-742
マニフィカト3
パーヴェル・チェスノコフ(1877-1944):混声合唱のための6つの合唱曲 Op.40-4より「ヌンク・ディミティス」
ハウエルズ:マニフィカト&ヌンク・ディミティス(St Paul’s Service)
フィリップ・ムーア(b.1949):マニフィカト&ヌンク・ディミティス(Sancti Johannis Cantabrigiense)
ケネス・レイトン(1929-1988):マニフィカト&ヌンク・ディミティス(Collegium Magdalenae Oxoniense)
ハウエルズ:マニフィカト&ヌンク・ディミティス(Westminster Service)
ジョージ・ダイソン(1883-1964):マニフィカト&ヌンク・ディミティス ヘ長調
チャールズ・ヴィリアーズ・スタンフォード:マニフィカト&ヌンク・ディミティス 変ロ長調
ブライアン・ケリー(b.1934):マニフィカト&ヌンク・ディミティス ハ長調
アンドルー・ネスシンガ(指)、
ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジcho
ジョージ・ハーバート(Org)

録音:2022年1月12日-13日&4月21日-23日、セント・ジョンズ・カレッジ教会(ケンブリッジ、イギリス)
1670年代に創設され、世界でも有数のカレッジ聖歌隊として活動を続けるケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ合唱団と、2007年の音楽監督就任後、数多くの名演を共に創り上げてきた名指揮者アンドルー・ネスシンガ。英グラモフォン誌では「エディターズ・チョイス」に選ばれるなど、好評を博した『マニフィカト』シリーズの第3弾。このアルバムでは、1945年から1965年までの20年間の音楽に焦点をあてています。フィリップ・ムーアの「マニフィカト&ヌンク・ディミティス」は、ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ合唱団のために特別に委嘱された作品です。また、ハウエルズによる二作品は、それぞれセントポール寺院とウェストミンスター寺院のために書かれたもので、ハウエルズの没後40年を記念して収録されました。
SIGCD-743
ブルー
オリヴァー・デイヴィス:Sea Dances(4手ピアノと弦楽のための)/Coral Suite(2台ピアノとオーケストラのための)/The Water Garden(4手ピアノ、ハープ、チェレスタと弦楽のための)/Water Variations(4手ピアノ、弦楽と声楽のための)/Tango(4手ピアノのための)/Dream Songs(2人のソプラノ、トレブル、4手ピアノ、弦楽と合唱のための)/Shoals(4手ピアノとチェレスタ、弦楽のための)/Blue(4手ピアノのための)
ベス&フロー(P・デュオ)、
グレイス・デイヴィッドソン(S)、
ジュリア・ドイル(S)、
オリヴァー・デイヴィス(テノール、チェレスタ、ハープ)、
ジョシュア・デイヴィッドソン(トレブル)、
ロイヤルPO、ポール・ベイトマン(指)

録音:2021年&2022年(イギリス)
オリヴァー・デイヴィス(1972-)は英国王立音楽アカデミーで研鑽を積み、コンサート音楽からバレエ、サウンドトラック、テレビ・スコアなど様々な音楽でロンドンの主要オーケストラと共演してきたイギリスの若手作曲家。Signumからリリースされている過去作〔「フライト」(SIGCD-411)、「シーズンズ」(SIGCD-437)、「ダンス」(SIGCD-469)、「リバティ」(SIGCD-522)、「アルカディア」(SIGCD-590)、「ソレス」(SIGCD-668)、「エア」(SIGCD-709)〕は全英クラシカル・チャートとiTunesクラシック・チャートの両方で何度もTOP10入りを果たし(「リバティ」はiTunesクラシック・チャート第1位)、アップル・ミュージックでは多数の5つ星レビューと100万回以上のストリーミング実績を誇ります。今作は初のピアノに特化したアルバムで、テーマは「水」。オランダのピアノ・デュオ、ベス&フローがピアノ連弾と2台ピアノでチェレスタやハープ、フルオーケストラと共演します。
SIGCD-744(2CD)
バッハ:クラヴィーア練習曲集 第3集
バッハ:前奏曲 「聖アン」 BWV 552a/コラール:キリエ、父なる神よ/キリエ、父なる神よ永遠に BWV 669/コラール:すべての世の慰めなるキリストよ/すべての世の慰めなるキリストよ BWV 670/コラール:キリエ、精霊なる神/キリエ、精霊なる神 BWV 671/永遠の父なる神よ BWV 672/すべての世の慰めなるキリストよ BWV 673/聖霊なる神よ BWV 674/コラール:いと高きところにいます神にのみ栄光あれ/いと高きところにいます神にのみ栄光あれ BWV 675/いと高きところにいます神にのみ栄光あれ BWV 676/いと高きところにいます神にのみ栄光あれ BWV 677/コラール:これぞ聖なる十戒/これぞ聖なる十戒 BWV 678/これぞ聖なる十戒 BWV 679/コラール:われらみな唯一なる神を信ず/われらみな唯一なる神を信ず BWV 680/われらみな唯一なる神を信ず BWV 681/コラール:天にいますわれらの父よ/天にいますわれらの父よ BWV 682/天にいますわれらの父よ BWV 683/コラール:われらの主キリスト、ヨルダン川に来り/われらの主キリスト、ヨルダン川に来り BWV 684/われらの主キリスト、ヨルダン川に来り BWV 685/コラール:深き困窮より、われ汝に呼ばわる/深き困窮より、われ汝に呼ばわる BWV686/深き困窮より、われ汝に呼ばわる BWV687/コラール:われらの救い主なるイエス・キリスト/われらの救い主なるイエス・キリスト BWV 688/われらの救い主なるイエス・キリスト BWV 689/デュエット第1番BWV 802/デュエット第2番 BWV 803/デュエット第3番BWV 804/デュエット第4番 BWV 805/フーガ 「聖アン」 BWV 552b
ジェレミー・フィルセル(オルガン、音楽監督)、
ニューヨーク五番街・聖トーマス男声cho&少年cho

録音:2020年2月13日-14日、聖トーマス教会、ニューヨーク(アメリカ)
ニューヨーク五番街にある聖トーマス教会の音楽監督であり、オルガン奏者であるジェレミー・フィルセルによるバッハの「クラヴィーア練習曲集 第3集」。この録音では、聖トーマス男声合唱団と少年合唱団によるルター派の賛美歌を挟みながらバッハのオルガン作品を録音するという意欲的なプログラムになったいます。また演奏するオルガンも単一のものではなく、聖トーマス教会所有の5つのオルガンすべてを駆使して弾き分けるという、初の試みが行われています。
SIGCD-746
私は美しき人をみたり〜宗教合唱音楽
作者不詳/単旋聖歌:おお祝福されし天の光
パレストリーナ
:鹿が谷川を慕うごとく
ビクトリア
:ミサ曲 「私は美しき人をみたり」(ミサ・ヴィディ・スペチオザム)
アロンソ・ロボ:わがハープは悲しみの音に変わり
タリス
:おお聖なる饗宴よ
パーソンズ:私は知っている、贖い主は生きておられると
ジョヴァンニ・クローチェ:謙虚な精神で
フェルナンド・デ・ラス・インファンタス
:御身をたたえんわれを認めたまえ
作者不詳/単旋聖歌:アヴェ・マリア
デイヴィッド・ベヴァン:第7旋法によるマニフィカト
ホルスト
:ヌンク・ディミッティス
 アヴェ・マリア
スタンフォード
:いかに幸いなことでしょう
ベヴァン・ファミリー・コンソート、
グレアム・ロス(指)
メンバー:アグニス・ベヴァン(S)
アナスタシア・ベヴァン(S)
メアリー・ベヴァン(S)
ソフィー・ベヴァン(S)
リジー・ベヴァン(A)
フランシス・ベヴァン(A)
テス・ベヴァン(A)
ドミニク・ベヴァン(T)
エドワード・ベヴァン(T)
ハリー・ベヴァン(T)
デイヴィッド・ベヴァン(Br)
ヘンリー・ベヴァン(Br)
ベネディクト・ベヴァン(Bs)
ヒュー・ベヴァン(Bs)
マイケル・ベヴァン(Bs)

録音:2022年4月18日-21日、イギリス
メアリー・ベヴァンを筆頭に、声楽や教会合唱の分野で活躍するイギリスの音楽一家ベヴァン・ファミリー。オリジナルのベヴァン・ファミリー・クワイア(ベヴァン・ファミリー合唱団)は14人のきょうだいのうち11人で構成され、父親のロジャーが指揮を執って1975年にデビュー・アルバム(LP)をリリースしました。その後次男のデイヴィッドが引き継ぎ、デイヴィッドはウェストミンスター大聖堂の副音楽監督にも就任しました。ファミリーでの音楽活動の伝統はその後も盛んになり、2013年に2世代目の親戚の何人かが新しいファミリー合唱団を結成し、「ベヴァン・ファミリー・コンソート」と名づけられました。53人に及ぶ親類のうち15人から22人のメンバー(そのうち7人はプロの歌手)で活動しており、このアルバムでは、パレストリーナやタリスからホルスト、スタンフォード、そしてデイヴィッド・ベヴァン(メアリーの父)の作品まで、これまでファミリーが歌い親しんできた教会音楽がプログラムされています。
SIGCD-747
夢のあとに〜ベル・エポック期のピアノの夜
フォーレ:夢のあとに(エマニュエル・デスパ編)
プーランク:ナゼールの夜
ドビュッシー
:月の光
サン=サーンス:死の舞踏(リスト&ホロヴィッツ編)
シャミナード:夜想曲 Op.165
ラヴェル:夜のガスパール
デュパルク:星に
エマニュエル・デスパ(P/ファツィオリ モデル278)

録音:2022年2月、メニューイン・ホール(イギリス、サリー)
ファツィオリ・ピアノで聴く美しき夜の音楽。英国王立音楽カレッジで名教師ルース・ナイにピアノを学び、クラウディオ・アラウの孫弟子にあたるファツィオリ・プレイヤー、エマニュエル・デスパ。ロマン派とポスト・ロマン派作品の優れたパフォーマーとして高い評価を築いているデスパの最新作は、夜をテーマにしたフランス近代のピアノ作品集!フランスのベル・エポック期のレパートリーへの賛歌である本作は、サン=サーンス、ドビュッシー、ラヴェルの有名作品に、デスパ編曲によるフォーレの「夢のあとに」、そしてシャミナードやプーランク、デュパルクらの演奏機会の少ない名作を組み合わせ、夜と夢の美しさを描いています。また本作は彼の祖父である詩人ジャック・シャルパントローに捧げられており、ブックレット(英語・フランス語)には彼の詩の一部と、彼が尊敬していた他の詩人の作品が掲載され、音楽を補完しています。
SIGCD-749
セシリア・マクドウォール(b.1951):ダ・ヴィンチ・レクイエム*
零下70度**
ウィンブルドンcho、シティ・オヴ・ロンドン・シンフォニア、ニール・フェリス(指)、ケイト・ロイヤル(S)*、ロデリック・ウィリアムズ(Br)*、ベンジャミン・ヒューレット(T)**

録音:2022年2月22日-23日、聖オーガスティン教会(ロンドン、イギリス)
2014年に英国作曲家賞(現:アイヴァーズ作曲家賞)を受賞した現代イギリスのもっとも著名な作曲家の一人、セシリア・マクドウォール(b.1951)による「ダ・ヴィンチ・レクイエム」は、作曲者が「死者のためのミサ」から選んだラテン語のテキストとレオナルド・ダ・ヴィンチのノートからの抜粋を組み合わせたものをテキストとしており、7つの楽章で構成されており芸術的かつ哲学的な作品となっています。「零下70度」はテノールのソリストと室内オーケストラのために書かれた3楽章の作品となっています。南極探検家ロバート・ファルコン・スコットが妻へと当てた手紙を基としたもので、スコットたちが集めた過去のデータが今日の研究の基盤となっており、「過去」と「現在」を結びつけたいという思いが込められているとセシリア・マクドウォールは語っています。
ウィンブルドン合唱団は、記録によるとそのルーツは1870年まで遡ることが出来ます。イングランド南東部で最高のアマチュア合唱団として高く評価されています。

SIGCD-751(2CD)
海外の英国人
パーセル:シャコンヌ ト短調 Z730
テレマン:序曲=組曲 ト短調 TWV55:g5
若ニコラ・マッテイス:ヴァイオリン協奏曲 変ロ長調
カルダーラ&ニコラ・マッティス:「La Verita nell’Inganno」の序曲&バレエ音楽
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調「お気に入り」 Op.11RV277
ジュゼッペ・アントニオ・ブレシャネッ:序曲=組曲 ハ長調、シャコンヌ イ長調
ラ・セレニッシマ、
エイドリアン・チャンドラー(ディレクター、ヴァイオリン)

録音:2022年10月、シーダーズ・ホール(イギリス、サマセット)
英国屈指のバロック・ヴァイオリニスト、エイドリアン・チャンドラーによって創設された著名なピリオド・アンサンブル、ラ・セレニッシマ!
ヴィヴァルディを中心に、知られざる作品や再発見された作品の世界初録音を続々と世に送り出し、2度のグラモフォン賞に輝いている彼らの最新作は、若ニコラ・マッテイス(c1677-1737)の人生と作品を称える1枚!イタリア人の父とイギリス人の母の間にロンドンで生まれたマッテイスは、1700年にイギリスを離れウィーンの宮廷へ赴くまでの間に、ヘンリー・パーセルの様式に染まっていました。18世紀初頭のヨーロッパ大陸において、英国の様式や英国の音楽家が知られていなかったと考えるのは容易いですが、本作の選曲は実際にはそうではなかったことを物語っています。素晴らしい舞曲、組曲のほか、驚くほど美しいヴィヴァルディの協奏曲、イギリス人(パーセル)とイタリア人(ブレシャネッロ)による2つの素晴らしいシャコンヌが収録されています。
SIGCD-754
ノエル
トビー・ヤング
(1990-):O Adonai、The Astronomer’s Carol
伝承曲:On Christmas Night
ボブ・チルコット(1955-):羊飼いのキャロル
ジョナサン・ダヴ(1959-):The Star-Song
伝承曲
:Away in a Manger
ハロルド・ダーク(1888-1976):In the Bleak Midwinter
エリザベス・ポストン(1905-1987):Jesus Christ the Apple Tree
伝承曲:ああベツレヘムよ
ジャン・ムートン:Nesciens Mater
ジョン・ラター(1945-):天使のキャロル、What Sweeter Music
ビクトリア:おお大いなる神秘
ジョナサン・ロバーツ(1983ー):Hope Finds a Way
グルーバー(1787-1863):きよしこの夜
アルモニコ・コンソート、
クリストファー・モンクス(指)

録音:2022年7月(イギリス、ロンドン)
ストリッジョのミサ曲(SIGCD-560S)で話題となったアルモニコ・コンソートとクリストファー・モンクスによるクリスマス・アルバム!アルモニコ・コンソートは小編成から大編成、合唱のみ、オーケストラ付きなど、多種多様な編成とプログラムにハイレベルなパフォーマンスで対応する2001年創設の合唱団です。本作は、現代作品からはトビー・ヤングの世界初録音曲やジョナサン・ダヴによる「Star Song」をフィーチャーし、伝統的なキャロルからは「Silent Night」から「Away in a Manger」まで、絶妙に崇高なバージョンを収録しています。クリスマスの雰囲気を愛する人々にとって完璧な1枚といえるでしょう。
SIGCD-756(2CD)
シューマン:ピアノ作品集
幻想曲ハ長調 Op.17/蝶々 Op.2
フモレスケ Op.20/ダヴィット同盟舞曲集 Op.6
夜想曲集 Op.23
ウィーンの謝肉祭の道化 Op.26
スィール・ウィリアムズ(P)

録音:2019年11月30日-12月2日、セント・ポール・スクール(ロンドン)(ダヴォット同盟舞曲集、フモレスケ)/2022年3月22日-24日、ワイアストン・レコーディング・スタジオ(モンマス)(蝶々、夜想曲集、幻想曲、謝肉祭の道化)
ウェールズ出身のピアニスト、スィール・ウィリアムズは、ソリスト、伴奏者、室内楽奏者として深い音楽的知性と優れた表現力で広く称賛を浴びており、Signum Classicsからは8枚組のボックス・セット「ア・シューベルト・ジャーニー」(SIGCD-645)やベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲と様々な変奏曲やバガテルも収録した12枚組の「ベートーヴェン・アンバウンド」(SIGCD-527)などの充実した企画のアルバムをリリースし高い評価を得てきました。
Signum Classicsとのコラボレーションによる15枚目のアルバムでは、シューマンの主要作品をレコーディング。シューマンがライプツィヒ大学で法学を学んでいた時期に書かれた「蝶々(パピヨン) Op.2」から、1841年に出版された「ウィーンの謝肉祭の道化 Op.26」まで、シューマンの人生のかなりの部分にまたがる作品のセレクションを探求しています。
SIGCD-757
ミュージック・トゥ・ヒアー...フェッラボスコ:1609年からのリラ・ヴィオールのための音楽
アルフォンソ・フェッラボスコ2世(1575-1628):「1,2&3本のリラ・ヴィオールのためのレッスン集」 より 〔プレリュード2(P.34)
アルメイン-コラント(P.17)
ガリアード-コラント(P.25)
アルメイン-コラント(P.31)*
ガリアード-コラント(P.30)*
プレリュード3(P.35)
アルメイン-コラント(P.1)
ガリアード-コラント(P.2)
アルメイン-コラント(P.3)
プレリュード1(P.34)
ガリアード-コラント(P.11)
アルメイン-コラント(P.12)
パヴァン-コラント(P.14)〕
リチャード・ブースビー(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
森川麻子(ヴィオラ・ダ・ガンバ)*

録音:2020年6月27日、7月11日&7月28日、セント・メアリー・モードリン教会(シェボーン、グロスタシャー)
ニコラウス・アーノンクールとチャールズ・メドラムに学び、パーセル・クヮルテット、フレットワークの創設メンバーとして英国古楽界を牽引し、ロンドンの王立音楽カレッジでヴィオラ・ダ・ガンバを教える名手、リチャード・ブースビー。フレットワークのメンバーである森川麻子を迎え、作曲家、ヴィオール奏者として活躍したフェッラボスコ2世のリラ・ヴィオール(17世紀にイギリスで人気の高かったヴィオラ・ダ・ガンバの一種)のための音楽を探求します。
アルフォンソ・フェッラボスコ2世(父親は同姓同名の作曲家、アルフォンソ・フェッラボスコ1世)は、エリザベス1世からチャールズ1世の治世にかけ、英国王室のヴィオール奏者として務めるなど、当時のイギリスにおいて最も成功を収めた作曲家の一人です。フェッラボスコは、劇作家ベン・ジョンソンの舞台作品の音楽、多くの詩人の詩を用いた歌曲や、ヴィオールのための多くの作品を残し、当時のイギリスで大きく花開いたヴィオール・コンソートの発展に貢献しました。
本アルバムでは、フェッラボスコによるソロとデュオのリラ・ヴィオールのための作品を取り上げ、発見されていない最後の宝石のようなこの素晴らしい音楽をリチャード・ブースビーの類まれなテクニックと感性によって現代に伝えます。
SIGCD-758
ポール・リードの祝典
ポール・リード(1943-1997):ヴィクトリアン・キッチン・ガーデン組曲(独奏フルート、ハープと弦楽のための)(ヤン・ヴィレム・ネレケによる改作)
ルシヨンの歌-5つのカタルーニャの民謡(ポール・リードによるソプラノと管弦楽編曲版)
鳥の歌(ポール・リードによるソプラノと管弦楽編曲版)
バスーンと管弦楽のためのカタロニア(オーケストレーション:ティム・ギブソン)
木管六重奏のためのセレナータ
フルートと弦楽オーケストラのための協奏曲
ロンドン・ウインズ、イギリス室内O、ロビン・オニール(指)、フィリッパ・デイヴィス(Fl)、プメザ・マチキザ(S)、ローレンス・パーキンス(Fg)、ヘレン・タンスタール(Hp)

録音:2022年6月27日-28日、オール・セインツ教会(イースト・フィンチリー、ロンドン)
※「ルシヨンの歌」を除く作品は世界初録音
BBCのテレビ番組「ヴィクトリアン・キッチン・ガーデン」のテーマ曲(イギリスの名誉ある音楽賞であるアイヴァー・ノヴェロ賞受賞)をはじめ、子ども向け番組の音楽などを数多く手掛け、イングリッシュ・ナショナル・オペラではコレペティトールとしても活躍していたイギリスの作曲家、ポール・リード。リードの音楽は、優しく、詩的で、ユーモラスで、高揚感があり、素晴らしいメロディとドラマティックな創作に満ちています。本アルバムでは、生誕80周年を記念して、リードが残した知られざる作品を発掘する好企画。
1988年のBBCプロムスでモーツァルトの協奏曲ニ長調を演奏して以来、最も優れたフルート奏者の一人として世界的に高い評価を得ているフィリッパ・デイヴィス。コヴェント・ガーデンやシュットゥットガルト歌劇場を拠点に活躍し、今日のオペラ界の新星の1人として注目される南アフリカ出身のソプラノ歌手、プメザ・マシキザ。1974年から2017年まで長きにわたりマンチェスター・カメラータの首席ファゴット奏者を務め、ソリストとしても多くの名演・名録音を残すイギリスのベテラン・バスーン奏者、ローレンス・パーキンスという豪華ソリスト達がレコーディングに臨んでいます。
SIGCD-759
疾風怒濤 Vol.3
モーツァルト:アダージョとフーガ ハ短調 K.546
シュヴァイツァー:歌劇「アルチェステ」より「Er ist gekommen… Zwischen Angst und zwischen Hoffen」
コジェルフ:交響曲 ト短調
パイジェッロ:歌劇「トリノのハンニバル」より「Misera, ch’ei peri!... Smarrita, tremante」
ハイドン:交響曲第44番 ホ短調「悲しみ」
モーツァルティスツ、
イアン・ペイジ(指)、
エミリー・ポゴレルツ(S)

録音:2023年1月、セント・ジョンズ・スミス・スクエア(イギリス、ロンドン)
クラシカル・オペラを指揮したモーツァルトの初期作品録音で名を馳せたモーツァルトのスペシャリスト、イアン・ペイジが2017年に新たに結成したアンサンブル「モーツァルティスツ」による、大型プロジェクト「疾風怒濤(シュトゥルム・ウント・ドラング)」の第3巻!
1760年代から1780年代に芸術界を席巻した疾風怒濤運動を探求する全7巻に及ぶシリーズで、第1巻(SIGCD-619)と第2巻(SIGCD-636)はどちらも英グラモフォン誌の「エディターズ・チョイス」に選ばれています。本作はシリーズ初のモーツァルト作品で幕を開け、ハイドンの疾風怒涛交響曲の名作である交響曲第44番「悲しみ」で締めくくられます。間にはシュヴァイツァー、パイジェッロらの激しいオペラ・アリアとコジェルフの傑作であるト短調交響曲が収録されています。
SIGCD-760(2CD)
マーラー:交響曲第2番「復活」 サントゥ=マティアス・ロウヴァリ(指)
フィルハーモニアO、
マーリ・エーリクスモーエン(S)、
ジェニファー・ジョンストン(Ms)、
フィルハーモニアcho

ライヴ録音:2022年6月8日、サウスバンク・センターズ・ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
クレンペラー、マゼール、シノーポリ、そしてサロネンと引き継がれてきたフィルハーモニアOのマーラー演奏の歴史に新たな1ページが加わりました。しかしそれはマーラー自身の「伝統とは火を守ることであり、灰を崇拝することではない」という言葉を体現しているかのように、新鮮な演奏で2021年より首席指揮者として活躍しているサントゥ=マティアス・ロウヴァリとフィルハーモニアOの更なる飛躍を感じさせるものとなりました。
ロウヴァリは元々打楽器奏者としてキャリアをスタートさせシベリウス音楽院で研鑽を積みましたが、やがて指揮にも興味を持つようになりました。2013年に初めてフィルハーモニア管を指揮し、2018年には首席客演指揮者になっています。そして2021年の首席指揮者就任時オープニングコンサートではR.シュトラウスを披露し、その録音(OSIGCD--720,SIGCD--720)は、レコード芸術誌において「特選盤」に選ばれています。
SIGCD-761
パストラル21
ベートーヴェン(M.G.フィッシャー編):交響曲第6番「田園」 第1楽章
ガブリエル・プロコフィエフ:「ブレイキング・スクリーンズ」〜Green Into Red、Fivatak 、1,2,3,4,5,6、ChangeUp、Sad Colours1、 Memory Fields、Reflessivo
ベートーヴェン(M.G.フィッシャー編):交響曲第6番「田園」 第5楽章
ガブリエル・プロコフィエフ:パストラル・リフレクションズ、「ブレイキング・スクリーンズ」よりMobocracy
ガブリエル・プロコフィエフ(指,シンセサイザー、エレクトロニクス)、
アンリミテッド・コレクティブ

録音:2022年10月10日-11日(ロンドン、イギリス)
祖父にロシアの偉大な作曲家セルゲイ・プロコフィエフを持つガブリエル・プロコフィエフ(ゲイブリエル・プロコフィエフ)は、ロンドンをベースに作曲家、プロデューサー、DJとして活動。クラシック音楽をルーツに、クラブ、ヒップホップなどのダンス音楽やエレクトロニクスを取り入れた独自の音楽を創りあげています。
「パストラル21」とは気候危機の時代にいきる私たちに対して「パストラル」という概念が何を意味するか探求するプロジェクトです。ウィーンの田園風景から着想を得て作られた「田園交響曲」からヒントを受けたガブリエル・プロコフィエフは、出発点としてスイスのアルプスの自然音を録音しました。ベートーヴェンにとって自然が何を意味するのか、そして現在私たちが直面している気候危機の時代に作曲家はどのような牧歌的な作品を生み出すことが出来るのか自問して生まれたのが、「パストラル・リフレクションズ」です。M.G.フィッシャー編曲によるベートーヴェンの「田園交響曲」の弦楽六重奏版と現代的な技術を駆使したガブリエル・プロコフィエフの作品の対比によって聴衆は、ベートーヴェンの時代と現代の環境変化、環境との付き合い方に関して考えさせられることでしょう。
SIGCD-762
ザ・クリスマス・アルバム
伝承曲:久しく待ちにし主よとく来たりて、愛しい男の子、ある晴れた4月、ア・ナイト・オヴ・ウォッチング
オルランド・ディ・ラッソ:喜びもて響かせよ
セシリア・マクダウアル:トリニティ・トリプティク
ゲレーロ:幸いなる神の母
伝承曲:喜ぼう
トム・ピーターソン:静かな部屋
伝承曲:ウェクスフォード・キャロル
ホルスト:木枯らし寒く吹きすさび
スタンフォード・スクリヴェン:イエス・キリスト, リンゴの木
アリエル・ラミレス:巡礼
フェリックス・バーナード:ウィンター・ワンダーランド
ルロイ・アンダーソン:そりすべり
メル・トーメ:ザ・クリスマス・ソング
ジェームス・ロード・ピアポント:ジングル・ベル
グルーバー
:きよしこの夜
クリストファー・ガビタス(指)、
フェニックス・コラール

録音:2023年1月14日-16日(アリゾナ、アメリカ)
キングズ・シンガーズのメンバーであったクリストファー・ガビタス率いるフェニックス・コラールによるSignumレーベル第1弾は、クリスマス・ソング集です。イギリスの音楽家、そして弁護士でもあるクリストファー・ガビタスは、ロチェスター大聖堂の少年聖歌隊員、ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジのコーラル・スコラー、オックスフォード・クライスト・チャーチ大聖堂のレイ・クラークなどの聖歌隊、そしてイギリスの多くの主要な合唱団(ポリフォニー、ケンブリッジ・シンガーズ、キングズ・コンソート、イングリッシュ・コンサート等)のメンバーとして歌い、2004年から2018年にかけてキングズ・シンガーズのメンバーとして世界中のツアーと40以上のアルバムのレコーディングに参加してきました。2019年からはアリゾナを拠点とするプロ合唱団フェニックス・コラールの芸術監督とレッドランズ大学(カリフォルニア)のアーティスト・プロフェッサーに就任。バリトン歌手として長年歌ってきたガビタスが指揮者としてレコーディングする初めてのアルバムとなります。
8年間の休止期間を経てレコーディングに復帰したフェニックス・コラールのクリスマス・アルバムは、合唱団がメキシコとの国境の州にあることからアメリカとヒスパニックのクリスマス作品を集めたユニークなプログラムとなりました。スペインのビリャンシーコやカタルーニャ民謡からの編曲やラッソ(ラッスス)のモテット、そして「そりすべり」、「ジングル・ベル」、「ザ・クリスマス・ソング」、「ウィンター・ワンダーランド」などといった誰もが知る人気クリスマス・ナンバーまでを新しいアレンジで収録。「きよしこの夜」は原詩のドイツ語(Stille Nacht)でもよく知られた英語歌詞(Silent night)でもなく、スペイン語版(Noche de paz)で歌われています。
唯一アメリカ&ヒスパニック以外のプログラムであるセシリア・マクダウアルの「トリニティ・トリプティク」は、フェニックス・コラールの本拠地であるトリニティ大聖堂の100周年を記念して委嘱された作品です。
SIGCD-764
バッハ:ハープシコード協奏曲集 Vol.2
バッハ:ブランデンブルク協奏曲第5番 ニ長調 BWV1050
ハープシコード協奏曲 ホ長調 BWV1053
ハープシコード協奏曲 ヘ短調 BWV 1056
ハープシコード協奏曲 ヘ長調 BWV 1057
ハノーヴァー・バンド、
アンドルー・アーサー(指&ハープシコード)

録音:2019年5月&2022年3月、セント・ニコラス教会(アランデル、イギリス)
H.I.P(歴史的情報に基づく演奏)の分野でよく知られており、鍵盤楽器のソリストや通奏低音奏者、指揮者としてイギリスの主要なピリオド楽器オーケストラや合唱団と共演しているアンドルー・アーサーが指揮とハープシコードを務めた、ハノーヴァー・バンドとのバッハのハープシコード協奏曲集の第2弾!前作(PSIGCD-710、SIGCD-710)は『レコード芸術』準特選盤に選ばれるなど話題となりました。
今作では「ブランデンブルク協奏曲第5番」を取り上げており、さらに「ブランデンブルク協奏曲第4番」を編曲した「ハープシコード協奏曲 ヘ長調 BWV1057」などを収録。バッハのハープシコード協奏曲は、ソリストにかなりの技量を求めますが、その一方でソリストだけが目立つのではなくアンサンブル全体の中の一部として存在しており、全ての楽器が平等かつ補完された形で音楽を担っています。アンドルー・アーサーとハノーヴァー・バンドの演奏はそれを見事に体現して見せています。
ハノーヴァー・バンドは1980年にキャロライン・ブラウンによって創設されたイギリスを代表する古楽器オーケストラのひとつです。歴代の指揮者にはバロック・ヴァイオリンの名手としても知られるロイ・グッドマンや、チャールズ・マッケラスなどが名を連ねています。
SIGCD-765
テオドーラ・ブロディ/ラプソディ
エネスコ:ルーマニア狂詩曲 Op.11-1
ベートーヴェン:月光ソナタ Op.27-2
バルトーク:ルーマニア民俗舞曲
パッヘルベル:カノン ニ長調
エネスコ:ルーマニア狂詩曲 Op.11-2
ルーマニア民謡:ドイナ
テオドーラ・ブロディ(ヴォーカル)、
ロバート・ジーグラー(指)、LSO

録音:2021年6月14日-15日、LSOセント・ルークス(ロンドン)
ルーマニア出身、現在はスイスを拠点にジャズ、クラシック、フォークなどジャンルを超えた芸術性で聴衆を魅了している比類なきヴォーカリスト、テオドーラ・ブロディ。素朴な表現力と4オクターブという驚異的な声域を持つテオドーラの歌声で、クラシック・レパートリーのスリリングなヴォーカル・アレンジを聴かせる意欲盤。
ルーマニア民謡を基にしたエネスコとバルトークの代表作に、クラシックのみならずあらゆるジャンルで愛されるベートーヴェンの「月光ソナタ」とパッヘルベルの「カノン」をヴォーカルとシンフォニック・オーケストラのためのスペシャルなアレンジで収録し、最後にはテオドーラ自身のルーツを更に掘り下げ、ルーマニアの即興的で感情豊かな民謡の伝統である「ドイナ」をア・カペラで披露しています。
世界一流オーケストラの演奏に乗せて、ブルージーなハーモニーとソウルフルなスキャットを用いたジャジーでスモーキーな「月光」は必聴!
SIGCD-767
アンロックド〜ブレシャネッロ Vol.2
ジュゼッペ・アントニオ・ブレシャネッロ
(c.1690-1758):協奏曲とシンフォニア集 Op.1第2巻〔協奏曲第4番ホ短調(Vn、弦楽と通奏低音のための)、
 シンフォニア第4番変ロ長調(弦楽と通奏低音のための)、
 協奏曲第5番ハ短調(Vn、弦楽と通奏低音のための)、
 シンフォニア第5番ヘ長調(弦楽と通奏低音のための)、
 協奏曲第6番イ長調(Vn、弦楽と通奏低音のための)、
 シンフォニア第6番変ホ長調(弦楽と通奏低音のための)〕、序曲-組曲イ長調
ヴィヴァルディ:協奏曲 RV.366より「アダージョ」(ピセンデル編)
ラ・セレニッシマ、
エイドリアン・チャンドラー(指、Vn)

録音:2022年2月13日-16日、シーダーズ・ホール、ウェルズ・カテドラル・スクール(サマセット、イギリス)
英国屈指のバロック・ヴァイオリニスト、エイドリアン・チャンドラーによって1994年に創設されたピリオド・アンサンブル、ラ・セレニッシマ。"赤毛の司祭"ヴィヴァルディを中心とする18世紀ヴェネツィアとその周辺の作曲家たちの知られざる作品や、再発見された作品の世界初録音を続々と世に送り出し、これまで2度のグラモフォン賞に輝いています(「セレニッシマ」は、「晴朗きわまるところ」という意味の、ヴェネツィアの別称)。
シュトゥットガルトのヴュルテンベルク宮廷でカペルマイスターを務めたイタリアの作曲家&ヴァイオリニスト、ジュゼッペ・アントニオ・ブレシャネッロ(c.1690-1758)は、ヴィヴァルディと同時代の作曲家ですが、その音楽は比較的無名のままです。正当な理由で歴史の闇に包まれてしまう作曲家もいますが、ブレシャネッロの音楽には、復元すべき多くの説得力ある論拠がありました。ラ・セレニッシマは2014年のシーズンに初めてブレシャネッロを取り上げ、その後オペラ「ティスベ」を上演し、ヴァイオリン協奏曲(『エクストラ・タイム』〔SIGCD-641〕)、トリオ・ソナタ(『セッテチェント』〔SIGCD-663〕)などを録音してきました。
このアルバムは、前作『ビハインド・クローズド・ドアーズ』〔SIGCD-693〕でも取り上げられた、協奏曲とシンフォニア集 Op.1の後半が収録されています。また、終盤の序曲-組曲イ長調は盛り上がる「Giga」で締め括られ、コロナ禍により閉ざされていた(「Behind Closed Doors」)ところから、解き放たれ(「Unlocked)、高揚する気持ちが表れるようなプログラムとなっています。
SIGCD-769
インフィニット・リフレイン〜愛の隠れ家の音楽
モンテヴェルディ:Vorrei baciarti(マドリガーレ集第7巻より)、Se i languidi miei sguardi(マドリガーレ集第7巻「Lettera amorosa」より)/ヤコポ・メラーニ(1623-1676):Da torbido nembo(歌劇「Ercole in Tebe」第2幕第8場より)
モンテヴェルディ:Perche fuggi(マドリガーレ集第7巻より)
メールラ
(1595-1665):Ballo detto Pollicio(歌曲集第3巻より)
ダニエレ・ダ・カストロヴィッラーリ(1613-1678):Dove, m’ascondo(歌劇「La Cleopatra」第3幕第11場より)
モンテヴェルディ:Soave libertate(マドリガーレ集第7巻より)
カヴァッリ
(1602-1676):Io resto solo?… Misero, cosi va(歌劇「Eliogabalo」第1幕第11場)
フレスコバルディ:トッカータ第4番(トッカータ集第1巻より)
モンテヴェルディ:Tornate, o cari baci(マドリガーレ集第7巻より)
ボレッティ:Crudo Amor(歌劇「Ercole in Tebe」第1幕第3場より)
ストラデッラ(1643-1682):Oh quanti soli…Ahime, gl’e meglio piangere(歌劇「Il Trespolo Tutore」第3幕第5場より)
モンテヴェルディ:Se pur destina e vole(マドリガーレ集第7巻「Lettera amorosa」より)
レグレンツィ(1626-1690):Ballo del Granduca
ボレッティ:Entro l’orrida mole… Se per te lieto mi lice(歌劇「Ercole in Tebe」第2幕第14場より)
モンテヴェルディ:Con che soavita(マドリガーレ集第7巻より)/モンテヴェルディ、フランチェスコ・サクラティ(1605-1650):Pur ti miro, pur ti godo(歌劇「ポッペアの戴冠」第3幕より)
ランドール・スコッティング(C.T)、
ホルヘ・ナバーロ・コロラド(T)、
ローレンス・カミングス(指)、
エンシェント室内O

録音:2022年10月31日-11月2日、(ロンドン、イギリス)
17世紀、同性愛者たちの隠れ家となっていたヴェニス。何世紀にもわたって覆い隠されていたゲイの愛の物語がこのアルバムによって幕を開けます。モンテヴェルディのマドリガル集第7巻からの鮮やかで魅力的なデュエットや、秘められた愛の憧れを描くカヴァッリとストラデッラのソロ・アリア、さらにはあまり知られていないボレッティ、メラーニ、カストロヴィラーリの作品も収録しています。
ロイヤル・オペラ・ハウスやメトロポリタン歌劇場、バイエルン国立歌劇場に出演している圧倒的な歌唱力を誇るカウンターテナーのランドール・スコッティングと、歴史あるゲッティンゲン・ヘンデル音楽祭をはじめ、数々のオペラに出演しているテノールのホルヘ・ナバーロ・コロラド。この2人の歌唱を支えるエンシェント室内Oは2023年に創立50周年を迎えたオリジナル楽器オーケストラで、世界中で高い評価を得ています。
SIGCD-770
シューベルト・イン・イングリッシュ Vol.4(英語歌唱によるシューベルト)
さすらい人が月に寄せて/星たち/夜曲/光と愛/ミューズの子/春の信仰/春に/ズライカ II/愛は裏切られ/泉のほとりの若者/さすらい人/ミニョンと竪琴弾き/ブルックの丘にて(橋の上で)/娘の恋の立ち聞き/鱒/野ばら/水の上で歌う/孤独な男/至福/冬の夕べ/音楽に寄せて
ローワン・ピアース(S)、
ロデリック・ウィリアムズ(Br)、
クリストファー・グリン(P)

録音:2022年11月、セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会(イギリス、ロンドン)
英国の名バリトン、ロデリック・ウィリアムズと、エイジ・オブ・インライトゥメントOの元ライジング・スターであるソプラノ歌手のローワン・ピアースが贈る、英語歌唱によるシューベルト・アルバム第4弾。ローワン・ピアースは英国を代表する古楽アンサンブル&cho、ガブリエリ・コンソート&プレーヤーズのメンバーとしても活躍する古楽系ソプラノ。シリーズ第1弾の「冬の歌」(SIGCD-531)を担当したロデリック・ウィリアムズは、2016年ロイヤル・フィルハーモニック協会賞を受賞、リーズ・リーダー音楽祭2016の芸術監督も務め、日本ではバッハ・コレギウム・ジャパンとの定期的な共演でも知られています。ピアノはこれまでの3作と同じくクリストファー・グリンが担当。彼の演奏は「息をのむような感性」(英グラモフォン誌)、「声とピアノの完璧な融合」(BBCミュージック・マガジン誌)などと称賛されています。
SIGCD-773
バッハ、マクミラン:モテット&宗教音楽集
バッハ:来たれ、イエスよ、来たれ BWV229
ジェームズ・マクミラン
(b.1959):テネブレ・レスポンソリウム〜第1番:あまねく暗くなりて
バッハ:イエス, わが喜び
マクミラン:ミゼレーレ、
 テネブレ・レスポンソリウム〜第2番:われは不敬なる者らの手に渡され、
 テネブレ・レスポンソリウム〜第3番:不敬の者はイエズスを、この間の夜私は永遠を見た*
バッハ:新しい歌を主に向かって歌え BWV225
テネブレ、
ナイジェル・ショート(指)

録音(ライヴ):2023年5月27日、スネイプ・モルティングス(サフォーク、イギリス)
*世界初録音
キングズ・シンガーズの元メンバーであるナイジェル・ショートによって2001年に設立され、世界最高峰のヴォーカル・アンサンブルの一つとして広く活動する“テネブレ”。2016年に「ブラームス&ブルックナー(SIGCD-430)」が2度目のBBCミュージック・マガジン賞を受賞し、2018年には「天体の音楽(SIGCD-904)」がグラミー賞にノミネートされるなど度々大きな注目を浴びてきた彼らが、バッハのモテットと現代のスコットランドを代表する作曲家、ジェームズ・マクミランの宗教音楽を歌ったライヴ・レコーディングをリリース!
ナイジェル・ショートが「400年後のジェームズ(・マクミラン)は、今日のバッハと同じように尊敬されていることでしょう。」と語るように、マクミランの作品は宗教的な信仰に対する徹底的な献身と信念が表れた精緻さが際立ち、合唱レパートリーの柱であるバッハのモテットとの組み合わせが絶妙な陰影を生み出しています。マクミランがロンドン・バッハ協会の創立75周年を記念して2021年にテネブレのために作曲した新作「この間の夜私は永遠を見た」はこれが初の録音となります。
SIGCD-776(2CD)
バード:宗教作品集
父よ, 我を明らかにしたまえT/彼, 彼らをやしなう/キリエ(4声のミサ曲より)/グローリア(4声のミサ曲より)/コレクト(祈り)/イピスル(書簡朗読)/主よ, すべての者の目は/アレルヤ, 弟子たちは知りぬ/ゴスペル/父よ, 我を明らかにしたまえ(単旋聖歌)/我を明らかにしたまえU(Org)/クレド(4声のミサ曲より)/主の司祭/Sursum corda & Proper Preface/サンクトゥス(4声のミサ曲より)/ベネディクトゥス(4声のミサ曲より)/主の祈り&平和のあいさつ/アニュス・デイ(4声のミサ曲より)/このパンを食べ/われは命の糧なり/世界の救世主T/おお聖なる晩餐/アヴェ・ヴェルム・コルプス/世界の救世主U/パンジェ・リングァ/天使の糧/主は皆さんと共に/おお救い主なるいけにえよ/ファンタジア ニ短調/ザ・グレート・サーヴィス(1981年録音)*
ニューヨーク五番街・聖トーマス男声cho&少年cho、
聖トーマス・ブラス、
ジェレミー・フィルセル(Org、指)、
ジェレ・ハンコック(Org、指)*
録音:2022年5月、ニューヨーク&1981年5月、ニューヨーク*
アメリカの聖公会合唱の伝統における主要団体、ニューヨーク五番街・聖トーマス男声合唱団&少年合唱団のSignum第2弾は、ウィリアム・バードの没後400周年記念盤。傑作「4声のミサ曲」を中心に、ラテン語のモテットや聖歌、祈りの言葉、聖書の朗読なども組み込み、バードが16世紀後半に体験したであろう聖体祭のカトリック・ミサを再現したプログラムです。
後半に収録された「ザ・グレート・サーヴィス」(英国国教会の典礼のために英語で書かれた作品)は、元合唱団長でオルガニストのジェレ・ハンコック(1934-2012)が1981年に録音していたLPからの復刻(初CD化)音源です。
SIGCD-778
プッチーニ:交響的組曲
プッチーニ/カルロ・リッツィ:交響的組曲「蝶々夫人」、
 交響的組曲「トスカ」
プッチーニ(カルロ・リッツィ編):交響的前奏曲、
 交響的前奏曲(オリジナル版)、
 交響的奇想曲
ウェールズ・ナショナル・オペラO、
カルロ・リッツィ(指)

録音:2022年12月15日-16日、ウェールズ・ミレニアム・センター ホディノット・ホール(カーディフ、ウェールズ)
ミラノ・スカラ座のコレペティートルを務めた経歴を持ち、日本においても新国立劇場に登場し絶賛されるなどオペラハウスとコンサートホールの両方で世界的に高い評価を重ねるイタリアの指揮者、カルロ・リッツィがプッチーニの名作オペラ「蝶々夫人」と「トスカ」を交響的組曲にアレンジ!リッツィが通算10年以上にわたって音楽監督として国際的な水準に育て上げ、現在は桂冠指揮者として良好な関係を継続するウェールズ・ナショナル・オペラを起用し、プッチーニの没後100年となる2024年に大注目の1枚を送り出します。
声楽パートをカバーするために必要以上に手を加えることをせず、オリジナルのオーケストレーションを最大限に保ちながら管弦楽のみで作品の魅力を最大限に引き出すというプッチーニを知り尽くすリッツィならではの秀逸なアレンジは必聴。またプッチーニが遺した数少ない管弦楽作品である「交響的前奏曲」(大幅なカットがされる前のオリジナル版も含む2種収録!)と、よりドラマチックでスケールの大きな「交響的奇想曲」というカップリングも魅力的です。リッツィはプッチーニのオペラを愛する人はもちろん、普段はオペラハウスよりもコンサートホールに惹かれることが多い人たちともプッチーニの魅力を分かち合い、アニバーサリー・イヤーを祝いたいと語っています。
SIGCD-779
カール・ジェンキンス:武装した男(平和のためのミサ) デイヴィッド・テンプル(指)、
ハートフォードシャーcho、
ロンドン・オーケストラ・ダ・カメラ、
オサーマ・キワン(ムアッジン/祈祷時刻告知係)、
キャスリン・ラッジ(Ms)、
ジャマル・アリエフ(Vc)

録音:2022年11月19日&20日、セント・オーガスティン教会(キルバ―ン、ロンドン)
英国で最も優れたシンフォニック・コーラスのひとつであり、質の高い情熱的な歌唱で定評があるハートフォードシャー合唱団と、ロンドン・フィルハーモニー合唱団のメンバーとしてボールト、ストコフスキ、ショルティ、ハイティンクらの元で歌い、ハートフォードシャー合唱団の音楽監督を務める合唱指揮者、デイヴィッド・テンプルによるSignum第3弾は、イギリスの作曲家カール・ジェンキンスの 「武装した男(平和のためのミサ)」 のアンサンブル版。
「武装した男」 は、英国の帝国兵器博物館からの委嘱で作曲され、コソボ紛争の犠牲者に捧げられた平和への強い願いが込められた作品です。本アルバムに収めれられたアンサンブル版は、交響曲全曲版の演奏が不可能な場合の代替案としてジェンキンス自身によって考案されたもので、推進力のあるリズム、雷鳴のようなクライマックス、恐怖に満ちた瞬間、そして優しく印象的なメロディーなど、原曲が持つ魅力はそのまま残されています。また、イギリスの名メゾ・ソプラノの一人、キャスリン・ラッジ、アゼルバイジャン出身で、2017年のBBCプロムス「ジョン・ウィリアムズ85歳記念プログラム」でのソリスト起用や数多くの国際コンクールでの優勝を誇る若き名チェリスト、ジャマル・アリエフの参加にも注目です。

SIGCD-780

SIGLP-780(1LP)
ア・テ、プッチーニ〜プッチーニ:歌曲集
プッチーニ:あなたに/サルヴェ・レジナ/愛の小話/亡き女に!/偽りの忠告/太陽と愛/進め、ウラーニア!/ディアナ讃歌/そして小鳥は/大地と海/魂の歌/神と祖国/我が家/素敵な夢/ローマ讃歌/死とは?/メランコニア(憂鬱)(世界初録音)
アンジェラ・ゲオルギュー(S)、
ヴィンチェンツォ・スカレーラ(P)

録音:2023年5月8日-14日、セント・ジョン・ザ・エヴァンゲリスト教会(アッパー・ノーウッド、ロンドン)
5度のグラモフォン賞、2度のクラシック・ブリット賞を始め、ドイツのECHOクラシック賞、フランスのヴィクトワール賞やディアパゾン・ドール賞など、数々の栄誉に輝き、世界的なオペラのスーパー・スターとして活躍を続けるルーマニア出身のソプラノ歌手アンジェラ・ゲオルギューが、イギリスのSignum Classicsからソロ・アルバムをリリース! 歌曲伴奏の世界的名手ヴィンチェンツォ・スカレーラのピアノで、2024年に没後100周年を迎えるプッチーニの歌曲とオペラ・アリアの素晴らしいコレクションを歌います。
キャリアの初期からプッチーニの名歌手として知られ、プッチーニのアルバムで2度のグラモフォン賞受賞、プッチーニ音楽祭のプッチーニ賞受賞なども誇り、ゲオルギューが生涯を通じて深く感謝してきたというプッチーニへの愛情深きオマージュ・アルバム。プッチーニがわずか16歳の頃に作曲した「A te(あなたに)」から61歳の作品まで、力強く劇的なアリアのようなスタイルから優しくシンプルな感情を伴う作品まで、幅広い年代とスタイルから17曲を厳選してレコーディング。また、最近再発見されたアリア『メランコニア(憂鬱)』の世界初録音もポイント。これは恐らくこれまで考えられていた1881年ではなく、1883年の作品であるとされています。
SIGCD-782
シューマン・イン・イングリッシュ Vol.1(英語歌唱によるシューマン)
シューマン:リーダークライス Op.39
詩人の恋 Op.48
女の愛と生涯 Op.42
アイリッシュ・タイナン(S)、
ロデリック・ウィリアムズ(Br)、
キャスリン・ラッジ(Ms)、
クリストファー・グリン(P)

録音:2022年6月19日-21日、オール・セインツ教会(ロンドン、イギリス)
第4弾まで続いた、「シューベルト・イン・イングリッシュ」シリーズ(SIGCD-531、SIGCD-550、SIGCD-771、SIGCD-770)に続く新たな英語歌唱シリーズとして、「シューマン・イン・イングリッシュ」シリーズがスタートしました。ピアニストのクリストファー・グリンの依頼によりジェレミー・サムズが書き起こした新訳英語版で、1840年に作曲されたシューマンの3つの作品が収録されています。
このアルバムの全楽曲の伴奏はクリストファー・グリンが務め、第一線で活躍する3人の歌手とともに演奏しています。アイルランドのソプラノ歌手アイリッシュ・タイナンは、BBCニュー・ジェネレーション・アーティストに選ばれ、ヨーロッパやアメリカなどの数々のオペラ・ハウスに出演するほか、リサイタルも数多くこなしています。バロックから現代音楽まで幅広いレパートリーを持つバリトン歌手のロデリック・ウィリアムズは、BBCフィルハーモニックをはじめ、パリOやバッハ・コレギウム・ジャパンなど多くのオーケストラと共演し、現代オペラの世界初演も複数行っています。メゾ・ソプラノ歌手のキャスリン・ラッジはリヴァプールで生まれ、数々の賞を受賞し、BBCニュー・ジェネレーション・アーティストにも選ばれました。2016年にはBBCプロムス・デビューを果たし、2019年にも再出演しています。
SIGCD-789(2CD)
アースサイクル
伝承曲(ジャッキー・オーツ&デイヴィッド・ル・ページ編):The Birds in the Spring
デヴィッド・ゴードン:Windigo (or Gradually then Suddenly)
ヴィヴァルディ:協奏曲第1番ホ長調 Op.8-1, RV269「春」
伝承曲
(ジャッキー・オーツ&デイヴィッド・ル・ページ編):The Lark in the Morning
デヴィッド・ゴードン:The Elephant and the Moth
ヴィヴァルディ:協奏曲第2番ト短調 Op.8-2, RV315「夏」
伝承曲(ジャッキー・オーツ&デイヴィッド・ル・ページ編):Bright Phoebus
デヴィッド・ゴードン:Feeling the Chill
ヴィヴァルディ:協奏曲第3番ヘ長調 Op.8-3, RV293「秋」
伝承曲(ジャッキー・オーツ&デイヴィッド・ル・ページ編):The Robin’s Petition
デヴィッド・ゴードン:The Water’s Tears
ヴィヴァルディ:協奏曲第4番ヘ短調 Op.8-4, RV297「冬」
オーケストラ・オヴ・ザ・スワン、
デイヴィッド・ル・ページ(ディレクター、ヴァイオリン)、
デヴィッド・ゴードン(鍵盤楽器)、
ジャッキー・オーツ(ヴォーカル)

録音:2023年4月5日-7日、福音史家聖ヨハネ教会(オックスフォード、イギリス)
「タイムラプス」(SIGCD662)、「ラビリンス」(SIGCD694)とこれまでも古楽から現代音楽、ポップスを交えたジャンルレスなスタイルで幅広いリスナーに画期的な音楽を提供してきたオーケストラ・オヴ・ザ・スワン&デイヴィッド・ル・ページによる2024年の新作は、イギリスのハープシコード奏者兼ジャズ・ピアノ奏者、デヴィッド・ゴードンを迎えて行われたプロジェクト。ヴィヴァルディの《四季》を軸に、デヴィッド・ゴードンによるオリジナルの楽曲と季節のテーマに関連した伝承曲が組み合わされ、21世紀最大の関心事である私たちが自然に及ぼす影響や環境破壊について改めて考察します。
SIGCD-790
ヘヴン・トゥ・アース
ジョアンナ・フォーブズ・レストレインジ
:Let My Prayer Rise Up、God The Holy Trinity、Magnificat (King’s College Service)、Nunc Dimittis (King’s College Service)、The Chorister’s Prayer (mixed voices version)、Preces and Responses、Words From The Cross、Give Us Grace、Faith, Hope and Love
ジョアンナ・フォーブズ・レストレインジ&アレグザンダー・レストレインジ:For The Beauty Of The Earth
ジョアンナ・フォーブズ・レストレインジ:The Chorister’s Prayer (upper voices version)、Drop, Drop, Slow Tears、High As The Heavens、Lord, Have Mercy (The St Helen’s Service)、Glory To God (The St Helen’s Service)、Holy, Holy, Holy (The St Helen’s Service)、Lamb Of God (The St Helen’s Service)、The Lord’s Prayer、Saint Richard’s Prayer、The Mountains Shall Bring Peace、Go Forth In Peace
ベン・パリー(指)、
ロンドン・ヴォイシズ、
アンドレアナ・チャン(Org)

録音:2023年6月19日-20日(イギリス)
グラミー賞を5回受賞した人気ヴォーカル・グループ「ザ・スウィングルズ」(スウィングル・シンガーズ)のソプラノ歌手及び音楽監督として7年間活動し、テネブレやロンドン・ヴォイシズなどのアンサンブルで歌う他、現代のクロスオーヴァー音楽や多くの映画サウンドトラックなどでも歌い、幅広いジャンルの音楽の演奏、作曲、録音、監督、プロデュースを行う多面的なミュージシャン、ジョアンナ・フォーブズ・レストレインジ(ジョアンナ・フォーブス・レストレンジ)の合唱作品集。このアルバムに収められている作品は、旋律があり歌いやすく作曲されています。教区教会の聖歌隊が念頭に置かれており、曲は歌手の声域内に快適に収まり、オルガンの伴奏は合唱団をサポートするように設計され、ハーモニーは魅力的で親しみやすいものになっています。歌う人にとっても、聞く人にとっても、言葉の意味をより高めるその作風によって聴きやすいアルバムとなっています。
SIGCD-794
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第6番、第1番、第8番
ヴァイオリン・ソナタ第6番イ長調 Op.30-1/ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調 Op.12-1/ヴァイオリン・ソナタ第8番ト長調 Op.30-3
ヴィクトリア・ムローヴァ(Vn)、
アラスター・ビートソン(フォルテピアノ)
現代のもっとも偉大なヴァイオリニストの一人、ヴァイオリンの女王ヴィクトリア・ムローヴァ。イギリスのSignum Classics移籍第2弾となるアルバムは、英BBCミュージック・マガジンの「Chamber Choice」に選定されたヴァイオリン・ソナタ集(PONYX4221)の続編となる、アラスター・ビートソン(アラスデア・ビートソン)との共演によるベートーヴェン。スコットランド出身のピアノ&フォルテピアノ奏者、そして室内楽奏者としても華々しい活動を続けるビートソンは、2022年の来日公演でもヴィクトリア・ムローヴァと共演し、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ等を聴かせてくれました。
前作(PONYX4221)と同様に、ガット弦を使用したヴァイオリンと、ポール・マクナルティが複製の1805年ウィーン製ヴァルター・フォルテピアノの組み合わせで、楽観的で、活発で、無尽蔵の創意に富んだ3つのソナタを比較的早くて軽快なテンポで演奏しています。

SIGCD-819
ザ・COVID-19・セッションズ
シベリウス:フィンランディア
マリ・イザベル・バルベルデ:Darest, O Sou
中山晋平(ジェイコブ・クリストファー編):砂山
伝承曲(ステイシーV.ギブズ編):スティール・アウェイ
アルヴェーン:海の夜明け
伝承曲(マーシャル・バーソロミュー、ジェイムズ・エルプ編):シェナンドー
ビンゲン(クリス・フォス編):オ・フロンデンス・ヴィルガ
エリック・ウィテカー:黄金の光
メリッサ・ダンフィー:It’s strange about stars...
エリクス・エセンヴァルズ:スターズ
クリス・フォス:ビヨンド
アビー・ベティニス:鳥のように
キャスリーン・アラン:this brightening silence
イザイ・マリア・バーンウェル:Wanting Memories
フランツ・ビーブル:アヴェ・マリア
ボブ・ギブソン、アレックス・ハシレフ、グレン・ヤーブロー(カントゥス編):There's a Meeting Here Tonight
アンドレア・ラムジー:That Which Remains
伝承曲(ポール・ジョン・ルドイ編):Yonder Come Day
ビリー・ジョエル:眠りつく君へ(おやすみなさい、私の天使)
カントゥス

録音:2020年3月17日、19日-20日、ウェストミンスター長老教会(アメリカ)
2020年春、COVID-19の感染がアメリカで拡大する中、カントゥスのコンサートとツアーはすべてキャンセルされました。そのような状況下でどのようなことができるか思案した結果、録音が行われた19トラックを集めた「ザ・COVID-19・セッションズ」。最初にYouTubeとFacebookで配信されたトラックは累計数百万回の再生回数を記録し、話題となりました。その結果を受けてカントゥスから依頼を受けたSignumレーベルは、8月からセッションごとに配信によるリリースを開始。そして今回のCDリリースへと繋がりました。それらの曲には様々な国の様々なジャンルの曲が選ばれており、ツアーやコンサートで歌う予定だったものが収録されました。
SIGCD-856
サントゥ・コンダクツ・ストラヴィンスキー
ストラヴィンスキー:組曲「火の鳥」(1945年版)
組曲「ペトルーシュカ」(1947年版
サントゥ=マティアス・ロウヴァリ(指)、
フィルハーモニアO

録音:2023年5月18日&21日、サウスバンク・センターズ・ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
ロウヴァリは元々打楽器奏者としてキャリアをスタートさせシベリウス音楽院で研鑽を積みましたが、やがて指揮にも興味を持つようになりました。2013年に初めてフィルハーモニア管を指揮し、2018年には首席客演指揮者に就任しています。そして2021年の首席指揮者就任時オープニングコンサートではR.シュトラウスを披露し、その録音(OSIGCD-720,SIGCD-720)は、レコード芸術誌において「特選盤」に選ばれています。またこのオーケストラに縁のあるマーラーを指揮した前作(XSIGCD-760,SIGCD-760)では英BBCミュージック・マガジン誌の「オーケストラル・チョイス」にも選ばれました。
破竹の勢いのロウヴァリとフィルハーモニアOが次に選んだのはイーゴル・ストラヴィンスキーの代表作である「火の鳥」と「ペトルーシュカ」!これらの演奏は、ストラヴィンスキーの色彩豊かなオーケストレーションを見事に描き出しており、またフィナーレに向かうそのエネルギーは聴衆を圧倒します。

《Bene Arte》
SIGCD-900
ロシアン・トレジャーズ〜ロシアの宗教合唱作品集
グレチャニノフ:今天軍は見えずして我等と偕に奉事す
ラフマニノフ:主よ、僕を去らせたまわん
ゴロワーノフ:ヘルヴィムの歌
ラフマニノフ:来たれ、我らが神なる
 ヘルヴィムの歌
 ほめたたえよ、造り主を
ゴロワーノフ:栄光あれ、父に
チェスノコフ:聖にして福たる
 ほめたたえよ、造り主を
カリンニコフ:聖にして福たる
ラフマニノフ:生神童貞女や喜べよ
 聖にして福たる
 われらの父よ
チェスノコフ:ヘルヴィムの歌
ゴロワーノフ:われらの父よ
チャイコフスキー:伝説
ケドロフ:われらの父よ
ラフマニノフ:生神童貞女讃歌
テネブレ、
ナイジェル・ショート(指)

録音:2013年3月8日−9日、聖オーガスティン教会(キルバーン、ロンドン)
キングズ・シンガーズのメンバーとして活躍したナイジェル・ショートが音楽監督として2001年に創設したイギリスのプロの室内合唱団「テネブレ」。コリン・デイヴィスもそのハーモニーに大きな信頼を寄せるなど、合唱王国イギリスの中でも確固たる地位を築いたテネブレが、自らのシリーズ(レーベル)となる「Bene Arte(ベーネ・アルテ)」を設立!タリス・スコラーズやザ・シックスティーンの中心メンバーでもあるソプラノのグレース・デイヴィッドソン、エイミー・ウッドを擁する「テネブレ」。高評価を得たビクトリアの宗教作品集に続くロシアン・プログラムでも、透明感にあふれる純度の高いハーモニーが生む名唱に乞うご期待!
SIGCD-901
中世の聖歌とタリスのエレミアの哀歌
プレインチャント:受難節のための賛歌 〜 歌え私の舌よ、受難節のための終祷
タリス:エレミアの哀歌T
プレインチャント:応唱 〜 オリーブ山で
タリス:エレミアの哀歌U
プレインチャント:応唱 〜 我が魂は悲しみ
シェパード:あなたの御手に/
プレインチャント:聖木曜日の賛課の後の連祷
テネブレ・コンソート、
ナイジェル・ショート(音楽監督)

録音:2013年10月24日−25日、オール・ハロウズ教会(ゴスペル・オーク、イギリス)
リス・スコラーズ、ウェストミンスター寺院聖歌隊、ウェストミンスター大聖堂聖歌隊、キングズ・シンガーズのメンバーとして活躍したナイジェル・ショートによって2001年に結成されたイギリスの室内合唱団テネブレ。コリン・デイヴィスも重用したテネブレのメンバーによる小編成のヴォーカル・アンサンブル、テネブレ・コンソートが歌うのは、トマス・タリスの「エレミアの哀歌」と、「中世の聖歌(プレインチャント)」。宗教改革の時代を生き抜いたタリス、シェパードの芸術、プレインチャントで構成されたプログラムが、中世、初期ルネサンスに確立されたイギリスにおける合唱の伝統の探究へと導いてくれます。
SIGCD-902
ベリー・イングリッシュ・クリスマス
ガードナー:ギャラリー・キャロル、子守歌
レッジャー:クリスマスの夜に
プレストン:三隻の船
エドワーズ:小さからぬ不思議
ナイト:カム・ロック・ザ・クラドル
ヒコックス:鳥たち
ウォーロック:主をほめたたえよ、
 囚われのアダムは横たわり、
 四月の露のように、子守歌
ロビンソン:リジョイス・アンド・ビー・メリー
バックス:私は聖処女のことを歌う
レーン:とげのないバラはない
ロイド:愛はクリスマスに降りてきた
ラドクリフ:メアリー・ウォークド・スルー・ア・ウッド
レッドショー:私は聖処女のことを歌う
レッジャー:囚われのアダムは横たわり
テネブレ、ナイジェル・ショート(指)
ジェームズ・シャーロック(Org)

録音:2015年1月21日−22日
タリス・スコラーズ、ウェストミンスター寺院聖歌隊、ウェストミンスター大聖堂聖歌隊、キングズ・シンガーズのメンバーとして活躍したナイジェル・ショートによって2001年に結成されたイギリスの室内合唱団テネブレ。テネブレが贈るイギリスのクリスマス・プログラムには、リチャード・ヒコックスやフィリップ・レッジャー、ジョン・ガードナーが遺した作品を収めるなどプログラミングも見事。ヒコックスの「鳥たち」では、英国の若き名ソプラノ、グレース・デイヴィッドソンが歌うソロにもご注目を。
SIGCD-903
ボブ・チルコットのアレンジ&合唱曲集
伝承曲(チルコット編曲):マカレナで
チルコット:太陽、月、海と星
伝承曲(チルコット編曲):フェラー・フロム・フォーチュン
伝承曲(チルコット編曲):彼女はツバメのように歩く
伝承曲(チルコット編曲):サン・バルベの住人
伝承曲(チルコット編曲):怠け者の男
伝承曲(チルコット編曲):シェナンドー
伝承曲(チルコット編曲):シンプルという贈りもの
チルコット:スウィミング・オーヴァー・ロンドン
カーン(チルコット編):ゴー・リトル・ボート
ガーシュウィン(チルコット編):魅惑のリズム
アンチエータ(チルコット編):愛をこめて、お母さま
伝承曲(チルコット編曲):そこにあります、平原に
伝承曲(チルコット編曲):草原を通っておいで
伝承曲(チルコット編曲):モンタニャール
伝承曲(チルコット編曲):赤とんぼ
伝承曲(チルコット編曲):故郷
伝承曲(チルコット編曲):そこにわたしの愛しい人が
チルコット:マリッジ・トゥ・マイ・レディ・ポヴァティ
チルコット:愛しいあなたは美しい
ウォルトン(チルコット編曲):やさしき唇にふれて
チルコット:イーヴン・サッチ・イズ・タイム
テネブレ・コンソート、
ナイジェル・ショート(指)

録音:2015年7月1日−3日&15日、ロンドン&ノーサンプトンシャー(イギリス)
ナイジェル・ショートとボブ・チルコット。かつてキングズ・シンガーズのメンバーとして活躍した2人のコラボ―レーションによって実現した「チルコットのアレンジ&合唱曲集」!英国合唱界の名匠ナイジェル・ショートが主宰するテネブレのメンバーによる小編成のヴォーカル・アンサンブル、テネブレ・コンソートが歌うチルコットの作品、そしてチルコットのアレンジによる、日本やカナダ、アメカ、フランス、そしてイギリスなど世界各国の名旋律は絶品。
英国はもちろんのこと、ここ日本の合唱シーンでも絶大な人気を誇るチルコットの合唱作品。グレース・デイヴィッドソンなど名歌手たちのハーモニーが紡ぐ、チルコットの新たな定番の登場です!
SIGCD-904
天体の音楽
エルガー:4つのパート・ソング
ブリッジ:秋、蜂、音楽はやさしい声が消えた後も
ハーヴェイ:6月の歌
スタンフォード:オン・タイム、青い鳥
ヴォーン・ウィリアムズ:シェイクスピアの3つの歌
ビンガム:ドラウンド・ラヴァーズ
ウォーカー:優しい音楽
マリル:シェイクスピアの3つの歌
チルコット:自分自身を私は歌う
テネブレ、
ナイジェル・ショート(指)

録音:2010年11月−2015年11月、オール・ハロウズ教会(ロンドン、イギリス)
キングズ・シンガーズの元メンバーであり、合唱王国イギリスを代表する名指揮者の1人、ナイジェル・ショートが率いる精鋭合唱集団テネブレ。新録音「天体の音楽」は、シェイクスピアの詩を題材としたイギリスの作曲家たちによるパートソングと合唱作品集。ヴォーン・ウィリアムズから知られざるイギリスの作曲家ハーバート・マリル(1909−1952)の合唱芸術を、世界最高峰のハーモニーで。

SIGCD-2008
ザ・ロンドン・ヴァイオリン・サウンド
ドヴォルザーク:我が母の教えたまいし歌
モンティ:チャールダーシュ
ガーシュウィン:サマータイム(「ポーギーとベス」より)
マスカーニ
:間奏曲(「カヴァレリア・ルスティカーナ」より)
ハチャトゥリアン:剣の舞(「ガイーヌ」より)
ショスタコーヴィチ:ロマンス(「馬あぶ」より)
ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女/ラフマニノフ:ハンガリー舞曲
(全てジュリアン・ミローネ編)
ジェフリー・サイモン(指)
ロンドン3大オーケストラの48人の第1ヴァイオリン奏者たち(ロンドン・フィル、ロイヤル・フィル、フィルハーモニア管より)

録音:1994年5月14日、オール・ハロウズ教会、ロンドン(イギリス)
(収録時間:約26分)
ロンドンのメジャー・オーケストラの名手たちを集めて指揮者のジェフリー・サイモンが贈る「ロンドン・サウンド・シリーズ」。その中からロンドン最高のヴァイオリン・セクションが一堂に会して収録されたベスト・セラー、ザ・ロンドン・ヴァイオリン・サウンド(旧品番:CACD0105)が、Cala Signumレーベルから待望の復活です。
ドビュッシーからガーシュウィンまで、総勢48人のヴァイオリニストたちが、極上のアンサンブルで新たな境地へと誘います。モンティの「チャールダーシュ」はより情熱的に、ハチャトゥリアンの「剣の舞」は躍動感に溢れ、ショスタコーヴィチの「ロマンス」はより美しく、ジュリアン・ミローネの編曲が冴えわたった楽曲ばかりとなっています。
ロンドン・フィル、ロイヤル・フィル、フィルハーモニア管の面々も普段とは全く違った編成にも関わらず、さすがは名手揃いといった見事な演奏で、その卓越した技術を感じさせてくれる素晴らしいアンサンブルを披露しています。

日本限定!Signum Classics〜創立15周年記念シリーズ
1997年に創立され、2012年で15周年を迎えたイギリスのインディペンデント・レーベル「Signum Classics(シグナム・クラシックス)」。
創立当初の古楽系レパートリーに、キングズ・シンガーズ、フィルハーモニアO、エイジ・オヴ・インライトゥメントO、テミルカーノフ&サンクト・ペテルブルク・フィルハーモニーO、マクリーシュ&ガブリエリ・コンソートなど世界的アーティストたちのシリーズが続々と加わり急成長を遂げています。
レーベル創立15周年を記念して約300タイトルに及ぶカタログの中から厳選された日本限定企画の強力15タイトルに!
SIGSP-1501
ライヒ:トリプル・クヮルテット
デュエット/ディファレント・トレインズ
スミス・クヮルテット

録音:2005年1月ー2月、TCMスタジオ(ロンドン)&2005年6月4−7日、コンク・スタジオ(ロンドン)
1988年にロンドンのサウスバンク・センターで行われたライヒ回顧展で発表されたライヒの代表作「ディファレント・トレインズ」。ホロコーストとトレイン(汽車)をリンクさせたミニマル・ミュージック「ディファレント・トレインズ」でライヒは、1989年のグラミー賞最優秀現代音楽作品賞を受賞しています。スミス・クヮルテット(スミスSQ)は、1988年の結成からこれまでにライヒやグラス、ブライアーズ、フィトキンなど150曲以上の作品を初演するなど、コンテンポラリーのフィールドを代表する現代屈指のストリング・クヮルテットです。
SIGSP-1502(2CD)
ヘンデル:オラトリオ「メサイア」
(モーツァルト編曲版K.572)
フェリシティ・ロット(S)、
フェリシティ・パルマー(A)、
フィリップ・ラングリッジ(T)、
ロバート・ロイド(Bs)、
チャールズ・マッケラス(指)
ロイヤルPO
ハダースフィールド合唱協会

音:1988年1月1日−5日、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)
ヘンデルの声楽作品の中で最も親しまれている「メサイア」をモーツァルトが編曲を行い、1789年に発表を行ったいわゆる「モーツァルト版メサイア」である。昨今あまり耳にする機会の少ないモーツァルトによる編曲版の主な特徴は、原曲の合唱部分の添削を行い、新たに数種類の管・打楽器を加えて2管編成のスコアに書き換えたことである。巨匠マッケラスが振った「メサイア」のモーツァルト版というだけで話題性十分!
SIGSP-1503
ミゼレーレ
タヴナー:アシーニのための歌、子羊
アイアランド:高潔なる御方の御言葉より
ラフマニノフ:ヘルヴィムの歌
シェレメティエフ:おお、天の神々よ
ブリテン:聖チェチーリア讃歌
ウカシェフスキ:アヴェ・マリア
ロッティ:8声の「十字架」
アレグリ:ミゼレーレ
コダーイ:夕べの歌
民謡(ショート編曲):ダイイング・ソルジャー
ホルスト:詩篇148番
ハリス:天は美し
ナイジェル・ショート(指)テネブレ

録音:2004年5月17日聖ミカエル教会(ロンドン)/2005年7月8日オールハロウズ(ロンドン)/2006年1月5日7日、セント・ジュード教会(ロンドン)
タリス・スコラーズやザ・シックスティーンなどを擁する世界有数の合唱大国イギリスで際立った存在感を放ち続けているテネブレは、かつて1994年から2001年までキングズ・シンガーズのメンバーとして活躍したナイジェル・ショートによって創設されたプロの室内合唱団。歌い手から合唱指揮者に華麗な転身を遂げたナイジェル・ショートがテネブレと創りだすハーモニーの美しさは、イギリスの巨匠コリン・デイヴィスが太鼓判を押すほど。アレグリの「ミゼレーレ」は、荘厳かつ精妙なハーモニーが絶賛されたテネブレの代表的名演。
SIGSP-1504
ビューティ・アンド・ザ・ビートボックス
ベートーヴェン(ハグ編):交響曲第5番「運命」
ロドリーゴ&コリア&・ジャロウ(ストローマン編):スペイン
パーセル(ブラード編):ディドの嘆き
ルイス&ヘンドリックス&ランバート(スウィングル編):イッツ・サンド・マン
アルビノーニ(ブラード編):アダージョ ト短調
ラヴェル(ブラード編):ボレロ
メキシコ民謡(アヴラモヴィツ編):シェリト・リンド
キング・コール(グレーガー編):ストレイティン・アップ・アンド・フライ・ライト
モーツァルト(ラズボーン編):ピアノ協奏曲第21番〜第2楽章
スコット(ライリー編):ガッチャ
バッハ(スウィングル編):バッハビート(原曲:バディネリ)
スウィングル・シンガーズ、
シュロモ(ヒューマンビートボクサー)&ヴォーカル・オーケストラ

録音:2006年12月&2007年4月、トリニティ・カレッジ・オヴ・ミュージック・スタジオ&フローティング・アース・スタジオ
全世界で爆発的な話題を呼んでいるイギリスのヒューマンビートボクサーであるシュロモ(Shlomo)が、ヴォーカル・オーケストラを引き連れてスウィングル・シンガーズとの録音に参戦!スマートな眼鏡の青年という風貌からは想像がつかない超絶のヴォイス・パーカッションは圧巻という単語以外が見つからないほどの凄さ。『声』を用いた表現の限界を突破し続けるスウィングル・シンガーズとシュロモ。強烈な個性の融合による声の世界に圧倒されること間違いなし!
SIGSP-1505
ドヴォルザーク:交響曲第8番ト長調Op.88
交響曲第9番ホ短調Op.95「新世界より」
尾高忠明(指)札幌SO

録音:2007年3月28日−29日、札幌コンサート・ホールKitara大ホール
今回のレコーディグ&リリースは札幌SOの創立45周年記念事業の1つとして実現したものであり、オーケストラのメンバーとマエストロ尾高のレコーディングに対する凄まじい気合と集中力が演奏からストレートに伝わります。
札響の本拠地である札幌コンサートホールKitaraで2007年3月28日と29日に録音が行われたドヴォルザーク。日本が世界に誇る名演がまた1つここに誕生となったのです。
SIGSP-1506
バッキンガム宮殿ボールルームのオルガン
バッハ:パッサカリア.ハ短調BWV.582
ヴォーン・ウィリアムズ:ロシメドル
メンデルスゾーン:ソナタ第3番イ長調
デュボワ:トッカータ
ローススーン:舞踏組曲
ジョゼフ・ノーラン(Org)

録音:2006年11月27日、バッキンガム宮殿(イギリス)
ウェストミンスター大聖堂、ロイヤル・アルバート・ホールなどイギリス音楽に欠かせない名所のオルガン演奏をリリースしているシグナム・クラシックス。女王陛下の王室礼拝堂付きオルガニスト、ジョセフ・ノーランの演奏で、英国王室の社交場であるバッキンガム宮殿ボールルームに設置されているオルガンのサウンドを収録。イギリスの名オルガニストの優れた演奏で英国王室と縁の深いオルガンの響きを聴くことの出来ます。
SIGSP-1508
メイキング・ウェーヴス〜ボブ・チルコット合唱作品集
チルコット:サークルズ・オヴ・モーション
ライク・ラ・レインボウ
オール・シングス・パス
メイキング・ウェーヴス
ユリとバラ/ソー・フェア・アンド・ブライト
キャッチ・ア・フォーリング・スター
白鳥の歌T
ライク・ア・シンギング・バード
白鳥の歌U
オール・フォー・ラヴ・オヴ・ワン
女声合唱とピアノのための「ディス・デイ(This Day)」
リトル・ジャズ・ミサ(A Little Jazz Mass)*
ボブ・チルコット(指)サイレンス、
イアン・ファリントン(P)、
アレキサンダー・ホーキンス(P)*、
マイケル・チルコット(ダブル・ベース)*、
デレク・スキュール(ドラムス)*

録音:2008年3月27日−28日、ウェアハウス(ロンドン)
日本でも絶大な人気を誇るイギリスの作曲家、合唱指揮者ボブ・チルコットの自作自演集第2弾には、待望の「リトル・ジャズ・ミサ(A Little Jazz Mass)」を収録!続々と話題作を発表するなど、合唱界の最先端を行くチルコットの作品の中でも大ブームを巻き起こしている「リトル・ジャズ・ミサ」は、アメリカのニューオーリンズで行われた「クレセント・シティ・コーラス・フェスティバル2007」のために作曲された話題作。ミサ曲の通常文にジャズ・テイストを加えた斬新な作風、合唱とジャズ・ピアノ・トリオという大胆な編成も絶妙。チルコットが創設した若きプロフェッショナルの女声合唱団サイレンスによる歌声も大変に美しく、合唱ファン&関係者必携のアルバムです!

SIGSP-1509
バッハ・トランスクライブド
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調(ゴドフスキー編)
羊は安らかに草を食み(ペトリ編)
エア(G線上のアリア)〜管弦楽組曲第3番ニ長調より(ジロティ編)
ガヴォット〜無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番ロ短調より(サン=サーンス編)
アンダンテ〜無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調より(ジロティ編)
シチリアーノ〜フルート・ソナタ変ホ長調より(ジロティ編)
シオンは物見らの歌うのを聞き〜カンタータ第140番 「目覚めよと呼ぶ声あり」(ケンプ編)
ラルゴ〜鍵盤楽器のための協奏曲へ短調より(バックス編)
ブーレ〜無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調より(ゴドフスキー編)
シャコンヌ〜無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2より(ブゾーニ編)
アレッシオ・バックス(P)

録音:2008年11月19−21日、シアターサンボンネット(フランス)
浜松コンクール優勝時から湧々堂が注目し続けているバックスが新規一転、健在ぶりをアピール!自分を見失わず、大手レーベルに見切りをつけてひたすら音楽そのものに奉仕し続けている姿は頼もしい限りです。Signum Classics"に移籍に移籍した、新生バックスの第1弾は彼の魅力的なピアニズムに最も相応しいバッハの編曲集。この種の録音は、当分の間これで打ち止めにして欲しいと思うほど、これは非の打ち所のない名演です!豊穣を極めたロマンの結晶とも言うべきこれらの作品をそれなりに美しく奏でた演奏は数多く存在しますが。そのむせ返るような香気を格調高い造型力と、リヒテルなどとは対照的な自然発生的な集中力によって聴き手の心にぐいぐい迫りくる妙技、ピアノ編曲版の存在意義そのものを実感させる演奏は、そうそう耳にできるものではありません。どこをとってもタッチの清潔さ、リズムのセンス、響きの重さの配分、和声のバランスなど、全てが精妙に一体化され、彼の人格的な素晴らしささえ予感させます。管弦楽組曲第3番〜「アリア」の弛緩を感じさせないフレージングは、感覚的な美を超えたまさに諦観の境地。サン・サーンス編曲による「ガヴォット」は、下から突き上げるようなリズムの躍動にしびれ、色彩感知のなんと鋭敏なこと。そして、中間部のさり気ないペダリングがもたらすシルキーなニュアンス!意外な衝撃を与えるのが「目覚めよと呼ぶ声あり」。いかにも平和的な佇まいで進行し、心の奥底で熟成させた歌が横溢。後半は突如として音楽の作りを大柄に変貌させ、強大なタッチで感情をストレートに表出して強烈な存在感を誇示。一瞬腰が引けるほどのその衝撃は最後に置かれた「シャコンヌ」でも出現。この「シャコンヌ」がまた尋常ではありません!広大な宇宙を思わせるこんな激烈な「シャコンヌ」は聴いたことがありません。「やり尽くす」とはこういう演奏のことです!!録音も鮮烈。 【湧々堂】
SIGSP-1510(2CD)
エルガー:交響曲集
序曲「フロワッサール」Op.19
交響曲第1番変イ長調Op.55
交響曲第2番変ホ長調Op.63
アンドルー・デイヴィス(指)
フィルハーモニアO

録音(ライヴ):2007年4月12日&5月20日、クィーン・エリザベス・ホール
急逝したリチャード・ヒコックス、ヴァーノン・ハンドリーの遺志を引き継ぐかのように2009年にシャンドス(Chandos)と専属契約を結び、現代屈指のイギリス音楽のスペシャリストとして八面六臂の活躍を見せるアンドルー・デイヴィス。近年では、フィルハーモニア管との「エニグマ変奏曲」(SIGCD 168)、BBCフィルハーモニックとの「インドの王冠」(CHAN-10570)、ジェームズ・エーネスをソリストに迎えての「ヴァイオリン協奏曲」(ONYX 4025)など、エルガー作品を続々とリリースしており、エルガーの音楽に対する熱意と研究し尽くされた解釈、演奏は現代最高と言っても言い過ぎではないだろう。またアンドルー・デイヴィスはBBC響の首席指揮者時代にも交響曲第1番&第2番の名演を残しているが、今回のフィルハーモニア管との新録音も、勝るとも劣らぬ完成度。エルガリアン必聴です!
SIGSP-1511(2CD)
ヴェルディ:レクイエム ユーリ・テミルカーノフ(指)
サンクトペテルブルク・PO
カルメン・ジャンナッタージョ(S)、
ヴェロニカ・シメオーニ(Ms)、ア
レクサンドル・ティムチェンコ(T)、
カルロ・コロンバーラ(Bs)、
ミハイロフスキー劇場Cho

録音:2009年3月2日フィルハーモニー大ホール(サンクトペテルブルク)
ムラヴィンスキーからレニングラード・フィル(サンクトペテルブルク・フィル)を引継ぎ20年以上。旧ソ連の崩壊やロシアのオーケストラの乱立、混乱、国際化など次々と降りかかる苦難や厳しい環境を乗り越えてきたテミルカーノフとサンクト・ペテルブルク・フィルの新た第1歩となるのは、ヴェルディの「レクイエム」! ロシアのオーケストラならではの豪快なサウンドと変幻自在の色彩感、イタリアとロシアのヴェルディ歌いを揃えた強力ソリスト陣、ミハイロフスキー劇場(レニングラード国立歌劇場)合唱団の重厚な歌声が創造するヴェルディの「レクイエム」が、テミルカーノフとサンクトペテルブルク・フィルの新しいステージの代名詞となる!
SIGSP-1512
バッハ:モテット集
モテット第1番「主に向かいて新しき歌を歌え」BWV.225
モテット第4番「恐るるなかれ、われ汝とあり」BWV.228
モテット第6番「すべての国よ、主を讃美せよ」BWV.230
モテット第3番「わが喜びなるイエスよ」BWV.227
モテット第5番「来たれ、イエス、来たれ」BWV.229
モテット第2番「御霊はわれらが弱きを助け給う」BWV.226
ヴォーチェス8、
セネジーノ・プレーヤーズ、
バーナビー・スミス(指)

録音:2010年4月13日−16日セント・サイラス教会(ロンドン)
デビュー・タイトル、ポップス&ジャズのアレンジ・アルバム"エイセス・ハイ"で強烈なインパクトと衝撃を与えてくれたイギリスの若きア・カペラ・グループ、ヴォーチェス8(ヴォーチェス・エイト)。前作"エイセス・ハイ"に続く第2弾としてヴォーチェス8が繰り出してきたのは、路線をガラリと変えてのJ・S・バッハの「モテット集」!"ポップス&ジャズ"から"バッハ"となると意外な選曲と思ってしまうところだが、2003年に結成されたヴォーチェス8のメンバーたちがかつて所属していたのは、あのウェストミンスター寺院の少年少女聖歌隊。教会音楽や合唱曲など"クラシック音楽"こそ、ヴォーチェス8が最も得意とするレパートリーなのである!宗教曲からコンテンポラリーまでを自由自在に、しかもハイレベルで歌うことのできるヴォーチェス8は、イギリスのア・カペラの将来を担う存在であることは間違いないだろう。8人の若き才能たちが歌うバッハ。
SIGSP-1513(2CD)
モンテヴェルディ:聖母マリアの夕べの祈り
 マニフィカト
フォンタナ:ソナタ第2番
ロバート・ハワース(指)
エイジ・オヴ・インライトゥメントO&Cho

録音(ライヴ):2010年8月30日キングス・プレイス・ホール・ワン(グロスタシャー、イギリス)
全9巻にわたる"世俗音楽"マドリガーレ集では、常に斬新な手法を採り入れるなど、最先端を歩み続けたモンテヴェルディ。古い作曲様式からの脱却を自ら実践したモンテヴェルディの"宗教音楽"「聖母マリアの夕べの祈り」は、ヨーロッパの教会音楽史上に輝く不朽の傑作である。
1986年の結成以来、首席指揮者を置かないというスタイルで、英国の古楽復興に大きな役割を果たしてきたOAE。この「聖母マリアの夕べの祈り」のキングス・プレイス・ライヴでは、メンバーでチェンバロ、オルガン奏者でバロック・オペラの指揮経験も豊富なロバート・ハワースがオーケストラを牽引。また、ザ・シックスティーンのソプラノ、グレース・ダヴィッドソンなどトップレベルの古楽系歌手たちが集まった声楽陣も強力! ロンドンのキングス・プレイスを感動で包み込んだモンテヴェルディの名演が今ここに蘇る ――!
SIGSP-1514
プーランク:歌曲全集Vol.1
歌曲集「コカルド」**
歌曲集「メタモルフォーズ」***
歌曲集「陽気な歌」++
ギターに寄せて#/墓碑銘##
ルイーズ・ド・ヴィルモランの3つの詩#
矢車菊**/最後の詩***/ロズモンド++
歌曲集「偽りの婚約」***
歌曲集「パリの風景」**
歌曲集「くじびき」*
フェリシティ・ロット(S)*、
マルコム・マルティヌー(P)、
リサ・ミルン(S)***、
ローナ・アンダーソン(S)#、
ロバート・マーレイ(T)**、
クリストファー・マルトマン(Br)++、
ジョナサン・レマル(Bs-Br)##

録音:2010年2月14日−20日、9月6日−10日、セント・マイケル・アンド・オール・エンジェルス教会(オックスフォード/イギリス)
オーケストラから合唱・歌曲まで、精力的に録音活動を拡げるシグナム・クラシックスがスタートさせたプーランクの歌曲全集。44年間にわたり150曲にも及ぶ声楽とピアノのための音楽を作曲したプーランク。ユーモラス、シリアス、シュール……。様々な性格を持ったプーランクの歌曲を歌うのは、フェリシティ・ロット、リサ・ミルン、クリストファー・マルトマンなど超一流の名歌手たち。ハイペリオンでもお馴染みの名伴奏者マルコム・マルティヌーがリードする充実のプーランク。豪華で楽しみなシリーズの幕開けです!
SIGSP-1515(2CD)
ベルリオーズ:レクイエムOp.5(死者のための大ミサ曲) ポール・マクリーシュ(指)
ガブリエリ・コンソート&プレーヤーズ、
ヴロツワフPO&Cho
チータム音楽学校シンフォニック・ブラス・アンサンブル
ロバート・マーレイ(T)

録音(ライヴ):2010年9月13日−15日、ヴロツワフ・マリー・マグダレン(マグダラのマリア)教会(ポーランド)
マクリーシュが芸術監督を務めるポーランドのブラチスラヴァ・カンタンス音楽祭で演奏されたベルリオーズの「レクイエム」では、ガブリエリ・コンソート&プレーヤーズにポーランドのヴロツワフ・フィル&合唱団、さらにはマンチェスターのチータム音楽学校のブラス・アンサンブルが加わり演奏者は400人以上!ちなみに、このマクリーシュ&ガブリエリ・コンソート&プレーヤーズのシリーズは、すべてハードカバー・ブック・タイプという豪華仕様! シグナム・クラシックスの本気度が垣間見える、新シリーズです。

Signum Classics 創立15周年記念〜アニヴァーサリー・シリーズ!
1997年に創立され、2012年で15周年を迎えたイギリスのインディペンデント・レーベル「Signum Classics(シグナム・クラシックス)」。創立当初の古楽系レパートリーに、キングズ・シンガーズ、フィルハーモニアO、エイジ・オヴ・インライトゥメントO、テミルカーノフ&サンクト・ペテルブルク・フィルハーモニーO、マクリーシュ&ガブリエリ・コンソートなど世界的アーティストたちのシリーズが続々と加わり急成長を遂げています。アニヴァーサリー・シリーズの6タイトルは、「ア・カペラ」、「アーリー・ミュージック(古楽)」、「オルガン」、「アート・ソング(歌曲)」、「コラール(合唱)」、「ピアノ」の6つのテーマで、Signum Classicsの15年の歴史をたどるコンピレーション・アルバム。
約300タイトルに及ぶカタログの中から厳選されたアニヴァーサリー・プログラムに是非ともご注目下さい!
SIGCD-299
アニヴァーサリー・シリーズ〜ア・カペラ・コレクション
(1)ベートーヴェン(ハグ編):交響曲第5番「運命」
(2)ヒープ(ガビタス編):ハイド・アンド・シーク
(3)チルコット:ウェザー・リポート
(4)フォーレ(レストレンジ編):夢のあとで
(5)ジョージ&アイラ・ガーシュウィン:スラップ・ザット・バス
(6)スティルズ(ローソン編):どうにもならない望み
(7)黒人霊歌(ブラックウェル編):逃れ行け
(8)ルイス&ヘンドリックス&ランバート:イッツ・サンド・マン
(9)モンテヴェルディ(ロンドン・クヮルテット編):安らかにみな忘れ
(10)ロドリーゴ(アランセイ編):恋のアランフェス
(11)ウィテカー:結婚
(12)バート(クレメンツ編):ロシアより愛をこめて
(13)ハーパー(ロンドン・クヮルテット編):オールド・クリケッター
(14)ヤング(ナイト編):アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ
(15)バッハ(スウィングル編):バッハビート
(16)マカロフ:アンドロメダ
(17)伝承曲(ショート編):ダイイング・ソルジャー
(18)ラック:うぬぼれ
(19)チルコット:白鳥の歌T
(20)ジャクソン(クレメンツ編):スムース・クリミナル
(1)スウィングル・シンガーズ&シュロモ
(2)キングズ・シンガーズ
(3)ボブ・チルコット(指)BBCシンガーズ
(4)ナイジェル・ショート(指)テネブレ
(5)ヴォーチェス8
(6)キングズ・シンガーズ
(7)ヴォーチェス8
(8)スウィングル・シンガーズ
(9)ロンドン・クヮルテット
(10)カルロス・アランセイ(指)コロ・セルバンテス
(11キングズ・シンガーズ
(12ヴォーチェス8
(13)ロンドン・クヮルテット
(14)キングズ・シンガーズ
(15)スウィングル・シンガーズ&シュロモ
(16)キングズ・シンガーズ
(17)ナイジェル・ショート(指)テネブレ
(18)キングズ・シンガーズ
(19)ボブ・チルコット(指)サイレンズ
(20ヴォーチェス8
6人の英国紳士たち、キングズ・シンガーズ、イギリスの若きファンタジスタたち、ヴォーチェス8、スウィングル・シンガーズなど、世界最高峰のハーモニーが集う"ア・カペラ"の饗宴です!
SIGCD-301
アニヴァーサリー・シリーズ〜アーリー・ミュージック・コレクション
(1)モンテヴェルディ:「聖母マリアの夕べの祈り」〜主よ我を救い給え
(2)ストロッツィ:マスカラ
(3)ヴィヴァルディ:ソナタ第8番ト短調〜Giga Presto
(4)イダルゴ:「待つ、感じる、死ぬ、恋こがれる
(5)作曲者不詳:ローザ・ダス・ローザス
(6)作曲者不詳:王様のサイモンじいさん
(7)フォード:ディス・ナウ・デッド・ナイト
(8)バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番ト長調〜前奏曲c)
(9)バード:ファンシー
(10)ヴィヴァルディ:協奏曲ト短調RV.106〜Allegro
(11)ロボ:我が竪琴は悲しみに
(12)作曲者不詳:ガリアルダ
(13)G・ガブリエリ:12声のカンツォーナ第13番
(14)デュファイ:おお、聖なるセバスティアヌスよ
(15)タリス:光の消ゆる前に
(16)バルダッサーリ:コルネットと弦楽のためのソナタ〜Allegro
(17)ヴェネトゥス:ネル・テンポ・シェ・リヴェステ
(18)ビーバー:「ロザリオのソナタ」〜第3番「降誕」
(19)テレマン:神はありがたくも人になり、死すべき存在になられる
(20)モンテヴェルディ:カンターテ・ドミノ
(21)ミルトン:月の中の美しきオリオン
(22)バッハ:憐れみたまえ わが神よ
(23)作曲者不詳:キリエ・エレイソン
(24)バッハ:パルティータ第4番ニ長調BWV.828〜アリア
(25)作曲者不詳:千々の悲しみ
(26)モーリー(マクゴワン編):ラヴォルト
(1)エイジ・オヴ・インライトゥメントO&cho
(2)シャリヴァリ・アグレアブル
(3)コルダリア
(4)シャリヴァリ・アグレアブル
(5)ミル・フレール
(6)エマ・マーフィー(リコーダー)
(7)ガリカントゥス
(8)デイヴィッド・ケネディ(Vc)
(9)キングズ・シンガーズ
(10)ゲイル・ヘネシー(Ob)、ニコラス・パール(Cemb)
(11)テネブレ
(12)ムジカ・アンティクヮ・ロンドン
(13)ポール・マクリーシュ(指)ガブリエリ・コンソート&プレーヤーズ
(14)クラークス・グループ
(15)シャペル・デュ・ロイ
(16)シャリヴァリ・アグレアブル
(17)ムジカ・アンティクヮ・ロンドン
(18コルダリア
(19)テコルダリア
(20)ヴォーチェス8
(21)キングズ・シンガーズ
(22)シャリヴァリ・アグレアブル
(23)ケンブリッジ・ゴンヴィル&カイウス・カレッジCho
(24)ルーシー・キャロラン(Cemb)
(25)ムジカ・アンティクワ・ロンドン
(26)グローブ・シアター・カンパニー
ガブリエリ・コンソート&プレーヤーズやOAE、創立当初からレコーディングを続けているピリオド・アンサンブルのシャリヴァリ・アグレアブルなど、Signum Classicsの"古楽"を代表するメイン・アーティストたちの名演の数々。
SIGCD-302
アニヴァーサリー・シリーズ〜オルガン・コレクション

(1)バッハ:トッカータBWV.564
(2)メンデルスゾーン:コン・モート・マエストーソ(ソナタ第3番より)
(3)シューマン:ラングサム(Op.60より)
(4)ウェスリー:コラール・ソング
(5)ヴォーン=ウィリアムズ:ロシメドル
(6)デュプレ:前奏曲変ロ長調Op.7
(7)メシアン:聖体の秘蹟
(8)ラングレー:テ・デウム
(9)タルベン=バル:詩曲
(10)エルガー:ニムロッド
(11)メイソン:メヌエット ― ワルツ
(12)パッヘルベル:トッカータ.ト短調
(13)デュボワ:トッカータ
(14)ウィドール:アダージョOp.42-1
(15)ボエルマン:トッカータOp.25
(16)ヴィエルヌ:終曲(オルガン交響曲第1番より)〕
(1)デイヴィッド・グード(フライブルク大聖堂)
(2)ジョセフ・ノーラン(バッキンガム宮殿)
(3)サイモン・プレストン(ロイヤル・アルバート・ホール)
(4)ジェームズ・ヴィヴィアン(テンプル教会)
(5)ジョセフ・ノーラン(バッキンガム宮殿)
(6)ロバート・クィンニー(ウェストミンスター大聖堂)
(7)メデイヴィッド・グード(イートン・カレッジ・チャペル)
(8)ナジ・ハキム(グレナルモンド・カレッジ)
(9)ジョセフ・ノーラン(サン=シュルピス教会)
(10)ロバート・クィンニー(ウェストミンスター寺院)
(11)アレクサンダー・メイソン(グロスター大聖堂)
(12)マイケル・マッテス(トゥール大聖堂)
(13)ジョセフ・ノーラン(バッキンガム宮殿)
(14)ジョセフ・ノーラン(マドレーヌ寺院)
(15)ジョセフ・ノーラン(サン=シュルピス教会)
(16)ジェレミー・フィルセル(サン=トゥーアン教会)〕
"オルガン"はSignum Classicsの全体像を知る上で外すことの出来ない大きな特色。バッキンガム宮殿ボールルームやロイヤル・アルバート・ホール、ウェストミンスター大聖堂とウェストミンスター寺院など、イギリスを中心としたヨーロッパ各地の貴重なオルガンをこのタイトルで味わうことが出来ます。
SIGCD-303
アニヴァーサリー・シリーズ〜アート・ソング・コレクション

(1)ヴォーン=ウィリアムズ:ウェンロック・エッジで
(2)ベートーヴェン:ゲーテのファウストからOp.75-3
(3)プーランク:メタモルフォーズ
(4)ロス:ア・ファイン・レディ
(5)リスト:おお、私が眠る時S.282
(6)F.G.スコット:ロード・オン・マイ・ハート
(7)モーラン編:失恋の歌
(8)ブリテン:ディアフェニア
(9)パーセル(ティペット編):ばらの花はよりも甘く
(10)ベートーヴェン:ミニョンOp.75-1
(11)ウィテカー:5つのヘブライの愛の歌より
(12)ブリテン:愛と芸術
(13)ウォーロック:そして汝は我をこのように捨て去るのか?
(14)ホーズ:誕生日
(15)ブリテン編:それは空想の中
(16)アーン:クロリスに〔サラ・コノリー(Ms)、ユージン・アスティ(P)
(17)ティペット:おいで、黄色の砂浜に
(18)ウェアー:セヴダリーノ、マイ・リトル・ワン
(19)ストローチェ:カーフュー・トールズ・ザ・ベル
(20)バーバー:辺鄙なホテル
(21)プーランク:愛の小径
(22)コルンゴルト:別れの歌
(23)伝承曲(ヒューズ編):シー・ムーヴド・スルー・ザ・フェア
(24)プーランク:楽天家
(1)アンドルー・ケネディ(T))、サイモン・クロフォード=フィリップス(P)、ダンテQ
(2)ロデリック・ウィリアムズ(Br)、イアン・バーンサイド(P)
(3)リサ・ミルン(S)、マルコム・マルティヌー(P)
(4)マーク・パドモア(T)、フィリップ・オノーレ(Vn)、アリソン・ニコルズ(Hp)、モーガン・シマンスキ(G)
(5)レベッカ・エヴァンス(S)、イアン・バーンサイド(P)
(6)ロデリック・ウィリアムズ(Br)、イアン・バーンサイド(P)
(7)アイリッシュ・タイナン(S)、イアン・バーンサイド(P)
(8)ブアンドルー・スウェイト(トレブル)、アンドルー・プラント(P)
(9)ジョン・マーク・エインズレー(T)、イアン・バーンサイド(P)
(10)アン・マレー(Ms)、イアン・バーンサイド(P)
(11)ヒラ・プリットマン(S)、クリストファー・グリン(P)
(12)マーク・パドモア(T)、イアン・バーンサイド(P)
(13)ティモシー・トラヴァース=ブラウン(C.T)、ジェレミー・フィルセル(P)
(14)エリン・マナハン・トーマス(S)、クレア・ジョーンズ(Hp)
(15スーザン・グリットン(S)、イアン・バーンサイド(P)
(16)サラ・コノリー(Ms)、ユージン・アスティ(P)
(17)ジョン・マーク・エインズレー(T)、イアン・バーンサイド(P)
(18)スーザン・ビックリー(Ms)、イアン・バーンサイド(P)
(19)フィリップ・ラングリッジ(T)、デイヴィッド・オーウェン・ノリス(P)
(20)アイリッシュ・タイナン(S)、イアン・バーンサイド(P)
(21)フェリシティ・ロット(S)、マルコム・マルティヌー(P)
(22)サラ・コノリー(Ms)、イアン・バーンサイド(P)
(23)アイリッシュ・タイナン(S)、イアン・バーンサイド(P)
(24)ジョナサン・レマル(Bs-Br)、マルコム・マルティヌー(P)
(25)サラ・コノリー(Ms)、ユージン・アスティ(P)〕
進行中の"プーランクの歌曲全集"など、「歌曲」にも積極的に取り組んでいるSignum Classics。起用されている歌い手たちも、フェリシティ・ロットやエリン・マナハン・トーマス、サラ・コノリー、マーク・パドモア、ジョン・マーク・エインズリーなど超一流揃い。
SIGCD-304
アニヴァーサリー・シリーズ〜コラール・コレクション

(1)バッハ:すべての国よ、主を讃美せよBWV.230
(2)プーランク;「ミサ曲ト長調」〜サンクトゥス
(3)ウィテカー:黄金の光
(4)チルコット:百合とバラの花を
(5)バーンスタイン:第108番第2節 ― 第100番
(6)ステイナー:神はこの世を愛したもうた
(7)アレグリ:ミゼレーレ
(8)バーゴン:ヌンク・ディミティス
(9)ロス:ロスト
(10)ホーズ:愛の約束
(11)マルタン:サンクトゥ
(12)ヘンデル(モーツァルト編):オラトリオ「メサイア」〜ハレルヤ
(13)ティペット:オーヴァー・ザ・シー・トゥ・スカイ
(14)バッハ:ミサ曲ロ短調BWV.232〜我らに平和を
(1)ヴォーチェス8
(2)ナイジェル・ショート(指)テネブレ
(3)キングズ・シンガーズ
(4)ボブ・チルコット(指)サイレンズ
(5)ジェームズ・ヴィヴィアン(指)テンプル教会Cho
(6)ジョセフ・アレン(指)ハダースフィールド合唱協会
(7)ナイジェル・ショート(指)テネブレ
(8)ベンジャミン・ニコラス(指)アビー・スクールCho
(9)ジェフリー・スキッドモア(指)エクス・カシドラ
(10)エリン・マナハン・トーマス(S)、コンヴェントゥス、イギリス室内O
(11)ジェレミー・バックハウス(指)ヴァサーリ・シンガーズ
(12)チャールズ・マッケラス(指)フィルハーモニアO、ハダースフィールド合唱協会
(13)スティーヴン・クレオバリー(指)BBCシンガーズ
(14)ラルフ・オールウッド(指)ロドルファスCho、サザン・シンフォニア
宗教曲から近現代作品まで幅広い時代、ジャンルをカバーするSignum Classicsの「合唱」。マッケラス&フィルハーモニアのモーツァルト版「メサイア」や、共に元キングズ・シンガーズのショート、チルコットが指揮するテネブレやサイレンズの名演を収録。
SIGCD-305
アニヴァーサリー・シリーズ〜ピアノ・コレクション
(1)ベートーヴェン:ソナタ第21番「ワルトシュタイン」〜Allegro con brio
(2)ブラームス:3つの間奏曲Op.117〜Andante moderato
(3)ラフマニノフ:前奏曲嬰ハ短調Op.3-2
(4)バッハ:前奏曲とフーガ第11番ヘ長調
(5)ナイマン:赤い帽子の女
(6)ラフマニノフ(バックス編):ヴォカリーズOp.34-14
(7)シューマン:幻想曲ハ長調Op.17〜第3楽章
(8)ラモー:鳥のさえずり
(9)バッハ(ジロティ編):前奏曲ロ短調
(10)グラナドス:ともしびのファンダンゴ
(11)カッツ=チェルニン:アレクサンダー・ラグ
(12)ドビュッシー:パゴダ
(13)ムソルグスキー:卵の殻をつけたひなどりの踊り
(14)バッハ(バックス編):ラルゴ
(15)ショパン:前奏曲第4番ホ短調Op.28-4
(1)ジェームズ・ローズ(P)
(2)ジョン・リル(P)
(3)ラジェレミー・フィルセル(P)
(4)ジル・クロスランド(P)
(5)ズー・デュエット
(6)アレッシオ・バックス(P)
(7)ジョン・リル(P)
(8)ジル・クロスランド(P)
(9)ジェームズ・ローズ(P)
(10)アナ=マリア・ベラ(P)
(11)サラ・ニコルズ(P)、ニコラ・スウィーニー(Vn)
(12)スィール・ウィリアムズ(P)
(13)スィール・ウィリアムズ(P)
(14)アレッシオ・バックス(P)
(15)ジェームズ・ローズ(P)〕
リーズ国際ピアノ・コンクールの覇者アレッシオ・バックス、チャイコフスキー国際コンクールの優勝者ジョン・リル、独自の世界を持つ異色の才能ジェームズ・ローズなど、この「ピアノ・コレクション」には個性豊かなピアニストたちの秀演が並びます。

SIGCD-371
ファイヴ〜ピアノ作品集
バッハ:パルティータ第1番ロ長調 BWV.825
ベートーヴェン:ソナタ第15番ニ長調 Op.28「田園」
ショパン:バラード第3番変イ長調 Op.47
 スケルツォ第2番変ロ短調 Op.31
グルッグ(ズガンバーティ編):歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」〜メロディ
シューマン(リスト編):春の夜
ジェイムズ・ローズ(P)

録音:録音:2013年5月15日−17日、ワイアストン・コンサート・ホール(イギリス)
イギリスの異色のピアニスト、ジェイムズ・ローズの新シリーズ(新レーベル)、インストゥルメンタル・レコーズがシグナム・クラシックス(Signum)より始動!シグナム・クラシックスでデビューしてから5年。コンサートやレコーディング、テレビのドキュメンタリーなどを通じて確実にクラシック・ファンを増やし、同時に古楽系のレパートリーを確立してきたローズ。5作目となるこのアルバムでは、バッハ、ベートーヴェン、ショパン、グルッグ、シューマンと絶対的な自信を持って組んだリサイタル・プログラム。それを、繊細なタッチから生み出される澄んだ音色と、幅広い表現力で見事に歌う。新レーベルの始動としても、デビュー5周年を記念したアルバムとしても十分なクオリティです!
SIGCD-381
ジャクソン:エアプレーン・カンタータ
鳥の声/ルチル・リン
エアプレーン・カンタータ*
ウィンター・ヘヴンズ/合唱交響曲
BBCシンガーズ、
レックス・ローソン(ピアノラ)*、
デイヴィッド・ヒル(指)
ジェームズ・モーガン(指)*
北大西洋の英国領バミューダ諸島生まれのイギリス人作曲家、ガブリエル・ジャクソン(1962−)。イギリスの大聖堂聖歌隊や大学の合唱団によって続々と歌われ、日本でもチルコットやローリゼン(ラウリッドソン)などに続く作曲家として注目を集めているジャクソンの合唱作品。2010年からガブリエル・ジャクソンがアソシエイト・コンポーザーを務めるBBCシンガーズによる録音が登場。メイン・タイトルとなる「エアプレーン・カンタータ(飛行機カンタータ)」は、BBCシンガーズによって2011年に初演された作品で、ピアノラ(自動ピアノ)がフィーチャーされたユニークなカンタータ。
SIGCD-389
ハキム・プレイズ・ハキム〜ビルバオ、エウスカルドゥナ宮殿のシュッケ・オルガンによる作品集 Vol.1
ハキム:トッカータ/小組曲
2台オルガンのための「ダイ・アポステル」
シューベルトの幻想曲によるパラフレーズ「アヴェ・マリア」
ジャン・ラングレへのオマージュ
グレゴリオのモチーフ集/アラベスク
ナジ・ハキム(Org)、
マリー=ベルナデット・デュフォルセット(Org)

録音:2013年3月26日−27日
レバノンの首都、ベイルート出身で、即興演奏家としても知られるコンポーザー=オルガニスト、ナジ・ハキムの自作自演による作品集。スペイン、ビルバオのエウスカルドゥナ宮殿(エウスカルドゥナ国際会議場コンサートホール)の2000年に完成されたオルガンによる演奏です。

SIGDVD-003(DVD)
21世紀のバッハ〜J・S・バッハ:オルガン作品全集Vol.1
前奏曲とフーガ ロ短調BWV.544
トリオ・ソナタ第2番ハ短調BWV.526
前奏曲とフーガ イ短調BWV.543
コラール「天にましますわれらの父よ」BWV.682
コラール「われいずこにか逃れゆくべき」BWV.646
コラール「目覚めよ、と呼ぶ声が聞こえ」BWV.645
コラール「ただ神の御旨に従う者は」BWV.642
コラール「人はみな死すべきさだめ」BWV.643
コラール「ああいかにはかなきいかに空しき」BWV.644
コラール「主よ、われ汝に望みを抱けり」BWV.640
コラール「われ神より離れじ」BWV.658
前奏曲とフーガ ハ長調BWV.545
トリオ・ソナタ第1番変ホ長調BWV.525
コラール「喜び迎えん、慈しみ深きイエス」BW.768
コラール「いと高きところにまします神にのみ栄光あれ」BWV.662
コラール「キリストは死のとりことなられても」BWV.625
コラール「われらの救い主なるイエス・キリスト」BWV.626
コラール「聖なるキリストは蘇り」BWV.628
コラール「栄光の日は現われたり」BWV.629
ジョン・スコット・ホワイトリー(Org)

※DVDフォーマット:DVD9/収録時間:162分/音声:AC3 5.1、Dolby Stereo
イギリスのBBC2で放映され、シグナム・クラシックスからDVDとしてリリースされる「21世紀のバッハ」シリーズとは、偉大なる大バッハのオルガン作品をCDではなく映像(DVD)で網羅するという画期的で壮大な企画。イギリスにおけるバッハ演奏の権威ホワイトリーの演奏風景では、普段では目にする機会の少ないペダルの部分も収められており、バッハのオルガン作品が演奏されていく過程を視覚でも捉えることができます。また、会場となったドイツのバイエルン州アモルバッハ寺院、チューリンゲン州ワルターシャウゼン市教会の雄大なオルガンの姿や、教会内部の光景が映像による大バッハのオルガン作品全集「21世紀のバッハ」の存在価値をさらに高めています。

SIGDVD-008(DVD)
キングズ・シンガーズ〜クリスマス
伝承曲(ローソン編):久しく待ちにし
プレトリウス:エサイの根より
伝承曲(デイヴィス編):立て羊飼いたちよ、そしてついて来なさい
ローソン:眠れ、いとしいわが子よ
伝承曲(ケイ編):喜び祝え
ラッター:ある木に咲いた花
伝承曲(ローソン編):新しいノエル
伝承曲(リチャーズ編):カタルーニャのビリャンシーコ
伝承曲(バッハ編):優しくも愛らしきみどり子
伝承曲(ナイト編):巡礼
グル―バー/モール(ラッター編):きよしこの夜
メイスン/ワッツ(ローソン編):もろびとこぞりて
伝承曲(リチャーズ編):愛しい幼子
デイヴィッド(ナイト&フィリップ編):新たな日に生まれ
ピアポント(ラングフォード編):ジングル・ベル
トーメ/ウェルズ(ナイト編):クリスマス・ソング
伝承曲(キーティング編):世の人忘るな
デイヴィス/オノラーティ/シメオーン(マッカーシー編):リトル・ドラマー・ボーイ
伝承曲/オリファント(ラングフォード編):ひいらぎかざろう
キングズ・シンガーズ
〔デイヴィッド・ハーリー(C.T)、
ティモシー・ウェイン=ライト(C.T)、
ポール・フェニックス(T)、
フィリップ・ローソン(Br)、
クリストファー・ガビタス(Br)、
ジョナサン・ハワード(Bs)〕
6人の英国紳士たち、キングズ・シンガーズの「ライヴ・アット・ザ・BBCプロムス」(SIGDVD 005)に続く新しいDVDは、ロンドンのLSOセント・ルークスで収録されたクリスマス・プログラム!キングズ・シンガーズのメンバーやラッター、ラングフォードたちのスペシャル・アレンジで輝くクリスマスのトラディショナル・キャロル。ここにフィリップ・ローソン、ジョン・ラッターの音楽を加えたプログラムには、ア・カペラの王様であり世界屈指のエンターテイナー、キングズ・シンガーズの魅力が満載!
SIGDVD-009(DVD)

SIGBRD-001(Bluray)
ユニバース・オブ・サウンズ:ザ・プラネット
ホルスト:組曲 「惑星」
タルボット:世界、星々、システム、無限
エサ=ペッカ・サロネン(指)
フィルハーモニアO

●DVD
収録時間:112分 / DVD: Region 0, DVD5 / Dolby Digital 5.1, Stereo PCM / 16:9
language: english

●Bluray
収録時間: 112分 / Blu-ray: Regionless, BR25 / DTS-HD Master Audio 5.1 / 16:9
language: english
「ユニバース・オブ・サウンズ:ザ・プラネット(Universe of Sound : The Planets)」は、サロネン&フィルハーモニアと大英科学博物館とのタイアップによるスペシャル・プロジェクト。37台のカメラ(!)によるハイデフィニション(HD)映像で収録されたホルストの「惑星」は、デジタル・テクノロジーの導入、活用に積極的なサロネンの情熱、好奇心の象徴!
SIGDVD-010
ジェームズ・ローズ〜ピアノ・マン
エピソード1〜ベートーヴェン:ワルトシュタイン/エピソード2〜ショパン/エピソード3〜バッハ=ブゾーニ/エピソード4〜アッパーズとダウナーズ/エピソード5〜マッド、バッド&サッド/エピソード6〜バッハ/エピソード7〜ベートーヴェン
ジェームズ・ローズ(P)
幼少時に受けた虐待、精神面へのダメージ、自殺未遂、奨学金の打ち切り。幾多もの困難に遭いながらも、ステージへの復帰を果たし、異色のコンサート・ピアニストとして活躍するジェームズ・ローズ。
バッハやベートーヴェン、ショパンなど、ジェームズ・ローズのお気に入りの作曲家たちの音楽による7つのエピソードで構成される「ピアノ・マン」は、ピアニストとしてだけでなく、その人生を描いた音楽によるドキュメンタリー。
エキサイティングでラジカル。「ピアノ・マン」は、異色の才能ジェームズ・ローズが繰り出すクラシック音楽への新しいアプローチです。
SIGDVD-011
ブリテン:無伴奏チェロ組曲集
ジェイミー・ウォルトンとポール・ジョイスの対話
無伴奏チェロ組曲第1番 Op.72
無伴奏チェロ組曲第2番 Op.80
無伴奏チェロ組曲第3番 Op.87
テーマ「ザッヒャー」
ジェイミー・ウォルトン(Vc)
20世紀イギリスの大チェリスト、ウィリアム・プリースの最後の弟子の1人であり、1712年製のグァルネリを手に評価を不動のものとしたイギリスのチェリスト、ジェイミー・ウォルトン。ロストロポーヴィチのために作曲された20世紀後期イギリスにおけるチェロの難曲であり傑作、ブリテンの「無伴奏チェロ組曲集」の"DVDヴァージョン"が登場!イギリス、サフォーク、ブライスバークのホーリー・トリニティ・チャーチ(聖三位一体教会)を舞台として、ジェイミー・ウォルトンが研ぎ澄まされた集中力と銘器グァルネリの音色で、ブリテンの無伴奏の世界を組み立ててゆきます。
SIGDVD-012
ラヴ・イン・ロンドン〜ジェームズ・ローズ・ライヴ・イン・コンサート
ラフマニノフ:前奏曲嬰ハ短調 Op.3-2
 練習曲「音の絵」Op.39〜第5曲変ホ短調
シューマン(リスト編):君に捧ぐ
プロコフィエフ:モンタギュー家とキャピュレット家
グルック(ズガンバーティ編):歌劇「オルフェオ」〜メロディ
ショパン:ピアノ・ソナタ第3番〜プレスト、
 スケルツォ第2番 Op.31
ムーア:ベートーヴェン・パロディ
バッハ(マルチェロ編):アダージョ
グリーグ(ギンズブルグ編):山の魔王の宮殿にて
ジェームズ・ローズ(P)

リージョン・コード:NTSC/Region: 0
DVDフォーマット:DVD9
スクリーン・フォーマット:16:9
収録時間:約100分
幼少時に受けた虐待、自殺未遂、精神病院への入院、奨学金の打ち切りなど、数々の困難に直面しながらも、コンサート・ピアニストとして、自らの道を切り拓き続けるイギリスの異色のピアニスト、ジェームズ・ローズ。"ロックスター・ピアニスト"の異名を持つジェームズ・ローズのDVD第2弾には、ロンドンのアーツ・シアターでのコンサートを収録。淡白とも感じられる表現、独特の世界観の中で光る音楽への情熱と信念。既存の概念や常識にとらわれない活動を繰り広げる異色にして正統派、ジェームズ・ローズのクラシック音楽への新しいアプローチに惹きこまれます。

Signum Classics 20th Anniversarry
1997年に創立され、2017年で20周年を迎えたイギリスのインディペンデント・レーベル「Signum Classics(シグナム・クラシックス)」は、創立当初の古楽系レパートリーに、キングズ・シンガーズ、フィルハーモニア管、エイジ・オヴ・インライトゥメント管、サンクト・ペテルブルク・フィル、マクリーシュ&ガブリエリ・コンソートなど世界的アーティストたちのシリーズが続々と加わり急成長を遂げています。
創立20周年を記念して、約500タイトルに及ぶカタログの中から厳選された日本限定企画の強力20タイトルを、期間限定で特別価格にてご案内いたします!
全タイトル、Signum Classicsの最新カタログ(豪華フルカラー157ページ)付き!
特価期間:2017年12月15日ご注文分まで
SIGSP-2001
ハイ・フライト〜ウィテカー/ローリゼン/チルコット:合唱作品集
チルコット:すべての者らの瞳が
ローリゼン:おお、光より生まれし光
ウィテカー:黄金の光
チルコット:イーヴン・サッチ・イズ・タイム
ウィテカー:クラウドバースト
チルコット:ハイ・フライト(世界初録音)
ウィテカー:結婚
ローリゼン:おお、大いなる神秘
ウィテカー:アローン(世界初録音)、
 ストールン・チャイルド
チルコット:感謝祭(世界初録音)
キングズ・シンガーズ、
ルネ・クラウセン(指)
コンコルディアcho

録音:2003年&2010年−2011年、アメリカ&イギリス
全世界の合唱シーンを盛り上げる3人の作曲家たち、エリック・ウィテカー、モートン・ローリゼン、ボブ・チルコットの「合唱作品集」で、キングズ・シンガーズとコンコルディア合唱団が共演!
SIGSP-2002
ポストカーズ〜フォーク・ソング&ポピュラー・ソング集
フランス民謡:待ちぼうけ
韓国民謡:アリラン
イギリス民謡:カシとトネリコ
フィンランド民謡:そこにわたしの愛しい人が
オーストラリア民謡:ボタニー・ベイ
イエペス:情熱のパシージョ
アブレウ:チコ・チコ・ノ・フバー
ドイツ民謡:荒野は陽が暮れて
アイルランド民謡:ダウン州の星
スコットランド民謡:我が恋人は赤い薔薇
デンマーク民謡:ある夏の日
アンダルシア民謡:エル・ビート
マンサネロ:コンティゴ・アプレンディ
中国民謡:在那遙遠的地方
グラッサー:エゴリ
黒人霊歌:小さいデヴィッド、ハープを弾いて
ライスフェルト:私の小さな緑のサボテン/他
キングズ・シンガーズ

録音:2014年3月25日−28日、デニントン・スタジオ(ウェリングボロー、イギリス)
イギリスが世界に誇る6人の英国紳士、ア・カペラのエンターテイナーたち、キングズ・シンガーズが、世界各地のフォーク・ソング&ポピュラー・ソングを歌う!
SIGSP-2003
スクリャービン&ムソルグスキー
スクリャービン:ピアノ・ソナタ第3番嬰へ短調 Op.23、
 練習曲 Op.2-1、前奏曲嬰ハ短調 Op.9-1
ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」
ムソルグスキー(チェルノフ&バックス編):はげ山の一夜
アレッシオ・バックス(P)

録音:2015年1月23日−27日、ブリテン・スタジオ(スネイプ・モールティングス、イギリス)
浜松国際ピアノ・コンクール、リーズ国際ピアノ・コンクールを制覇したイタリアの貴公子アレッシオ・バックス。2014年の「東京・春・音楽祭」でも絶賛されたムソルグスキーの「展覧会の絵」!
SIGSP-2004
ソリ〜無伴奏ヴァイオリン作品集
バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Sz.117
ベンジャミン:無伴奏ヴァイオリンのための3つの小品
カーター:無伴奏ヴァイオリンのための「4つの賛美」より 第1番、第2番
ペンデレツキ:カデンツァ
クルターク:6つの小品
タムシン・ウェーリー=コーエン(Vn)

録音:2014年9月20日−22日、メニューイン・ホール(イギリス)
1721年製のストラディヴァリウス「ex-Fenyves」を奏でる今を輝くイギリスの若き才女、タムシン=ウェーリー・コーエンのSignum第4弾、「無伴奏ヴァイオリン作品集」!
SIGSP-2005
シマノフスキ&アーン〜ヴァイオリンとピアノのための作品集
シマノフスキ:ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 Op.9
アーン:ロマンス イ長調、
 ヴァイオリン・ソナタ ハ長調、
 夜想曲 変ホ長調
シマノフスキ:夜想曲とタランテラ Op.28
タムシン・ウェーリー=コーエン(Vn)、
ヒュー・ワトキンス(P)

録音:2015年4月1日−3日、サフラン・ホール(サフラン・ウェルデン、エセックス、イギリス)
イギリスの華麗なるヴァイオリニスト、タムシン・ウェーリー=コーエンが、20世紀前半のポーランドとフランスにおける"ヴァイオリンのための音楽"のコントラストを濃密に奏でてゆきます。
SIGSP-2006
マーラー:交響曲第9番ニ長調 エサ=ペッカ・サロネン(指)
フィルハーモニアO
Mahler:Symphony N

録音(ライヴ):2009年3月22日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ロンドン)
"黄金時代"に突入したサロネンとフィルハーモニアOが渾身の力を振り絞り創造したマーラーの「交響曲第9番」!
SIGSP-2007
ベルリオーズ:幻想交響曲Op.14
ベートーヴェン:「レオノーレ」序曲第2番
エサ=ペッカ・サロネン(指)フィルハーモニアO

録音(ライヴ):2008年9月28日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ロンドン)
2010年の来日公演でも披露されたサロネン&フィルハーモニア管の「幻想交響曲」!
SIGSP-2008
マーラー:交響曲第6番イ短調 「悲劇的」 エサ=ペッカ・サロネン(指)フィルハーモニアO

録音(ライヴ):2009年5月28日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ロンドン)
サロネン自身がプロデュースしたコンサート・シリーズ「夢の都市、ウィーン1900〜1935」の中で演奏されたマーラーの「交響曲第6番」。2017年5月の来日公演でも大反響を呼んだ奇跡の「悲劇的」!
SIGSP-2009
ベートーヴェン:交響曲第9番 「合唱」 チャールズ・マッケラス(指)
エイジ・オヴ・インライトゥメントO、
ニュー・カンパニー、
アマンダ・ルークロフト(S)、
フィオーナ・ジェーンズ(Ms)、
ジョン・マーク・エインズリー(T)、
ニール・デイヴィス(Br)

※録音(ライヴ):1994年8月26日、アッシャー・ホール(エジンバラ)
2010年7月に他界した巨匠チャールズ・マッケラスの遺産、ベートーヴェンの「交響曲第9番」1994年ライヴ!
SIGSP-2010(2CD)
メンデルスゾーン:オラトリオ 「エリヤ」 Op.70(英語版)
ポール・マクリーシュ(指)
ガブリエリ・コンソート&プレーヤーズ、
ローズマリー・ジョシュア(S)、サラ・コノリー(Ms)、ロバート・マーレイ(T)、サイモン・キーンリーサイド(Br)、ジョンティ・ワード(トレブル)、ヴロツラフ・フィルハーモニー合唱団、チータム室内合唱団、ノース・イースト・ユース合唱団、タプロー・ユース合唱団、アルスター・ユース室内合唱団、ウィリアム・ホワイトヘッド(Org)

録音:2011年8月29日−9月1日、ワトフォード・コロッセウム(イギリス)&2012年2月26日、バーミンガム・タウン・ホール(イギリス)
総勢400人以上の巨大編成! 2011年のBBCプロムスで大成功を収めたメンデルスゾーンの「オラトリオ「エリヤ」」!
SIGSP-2011
ビクトリア:テネブレ・レスポンソリウム テネブレ、ナイジェル・ショート(指)

録音:2012年12月28日−29日、セント・オールバンズ(ホルボーン/イギリス)
ザ・シックスティーン、キングズ・シンガーズのメンバーとして活躍したナイジェル・ショートにより2001年に結成されたイギリスの室内合唱団、テネブレが歌うスペイン・ルネサンスの至宝、ビクトリアの「テネブレ・レスポンソリウム」。
SIGSP-2012
ブラームス&ブルックナー:モテット集
ブルックナー:エクアーレ第1番、エサイの杖は芽を出し、見よ大いなる司祭、キリストはわれらのために、この場所は神が作り給う/ブラームス:祝辞と格言 Op.109/ブルックナー:正しい者の口は/ブラームス:アヴェ・マリア Op.12、麗しきあなたの住まい(ドイツ・レクイエムより)/ブルックナー:アヴェ・マリア、あなたはことごとく美しく/ブラームス:3つのモテット Op.110、宗教的な歌曲 Op.30/ブルックナー:エクアーレ第2番
テネブレ、ナイジェル・ショート(指)

録音:2014年3月25日−28日、デニントン・スタジオ(ウェリングボロー、イギリス)
中世、ルネサンスの教会音楽から新作の委嘱初演まで幅広いレパートリーを誇るテネブレが歌う、ブルックナーとブラームスの「モテット」。
SIGSP-2013
モーツァルト:歌劇 「ツァイーデ」 K.344 クラシカル・オペラ、イアン・ペイジ(指)
ソフィー・ベヴァン(S)
アラン・クレイトン(T)、
スチュアート・ジャクソン(T)、
ジャック・インブライロ(Br)、
ダレン・ジェフリー(Bs-Br)、
ジョナサン・マクガヴァン(Br)

録音:2016年3月10日−13日、聖オーガスティン教会(キルバーン、ロンドン)
今、イギリスで最もエキサイティングと称されるピリオド楽器使用のオペラ・カンパニー、イアン・ペイジ率いるクラシカル・オペラ。モーツァルトのオペラの全曲録音完成を目指すシリーズ第4弾は、未完のジングシュピール「ツァイーデ」!
SIGSP-2014
モーツァルト:ホルン協奏曲全集
ホルン協奏曲第2番変ホ長調 K.417/断章ホ長調 K.494a/ホルン協奏曲第4番変ホ長調 K.495/ホルン協奏曲第3番変ホ長調 K.447/ホルン協奏曲第1番ニ長調 K.412/K.514/ホルン協奏曲楽章変ホ長調 K.370b & K.371
ロジャー・モンゴメリー(ナチュラルホルン)、
マーガレット・フォートレス(指&Vn)、
エイジ・オヴ・インライトゥメントO


※録音(ライヴ):2012年10月25日、クイーン・エリザベス・ホール(ロンドン)
OAEの首席ホルン奏者、ロイヤル・オペラ・ハウス管のホルン奏者として活躍するイギリスの名ホルニスト、ロジャー・モンゴメリーが "ナチュラルホルン"で吹くモーツァルトの「ホルン協奏曲全集」!
SIGSP-2015
ベネデット・マルチェッロ:詩篇集(チャールズ・エイヴィソンによる英語歌詞版) ヴォーチェス8、レザンヴァンシオン

録音:2012年8月13日−17日、ノートルダム教会(エレマン、フランス)
英語の歌詞が付けられたヴァージョンは世界初録音。ヴォーチェス8のハーモニーが、歴史に隠れたイタリアの音楽の秘宝に光をあてる!
SIGSP-2016
ドヴォルザーク:交響曲第8番
交響曲第9番 「新世界より」
尾高忠明(指)札幌SO

録音:2007年3月28日ー29日、札幌コンサートホールKitara
雄大なる北の大地から世界へ飛び立つ! 札幌SOの創立45周年記念事業の1つとして実現した、尾高&札響のドヴォルザーク!
SIGSP-2017
チルコット:合唱作品集
羊飼いは歌う/ノヴァ!ノヴァ!
ハート・イン・ウェイティング
ピルグリム・イエス/イエス、スプリンギング
真冬のばら/眠る御子は
はと座とオリーヴの葉/リメンバー・ミー
シンプル・ピクチャーズ・オヴ・トゥモロー(明日の簡単な絵)
ハッピー・ザ・マン
故郷〜日本の歌による5つの合唱曲
我らの父よ/シーズ・オヴ・スターズ
ボブ・チルコット(指)
NFMヴロツワフ・フィルハーモニーcho

録音:2012年1月21日−22日、ヴロツワフ放送ヤン・カチュマレク・コンサート・ホール(ポーランド)
日本各地の合唱団によって歌われている注目作、日本の5つの民謡を混声合唱のために編曲した「故郷(ふるさと)」収録!
SIGSP-2018
ハチャトゥリアン&ラヴェル
ハチャトゥリアン:組曲「スパルタクス」より エギナとバッカナリアのヴァリアシオン、スパルタクスとフリーギアのアダージョ、情景とクロタルムスの踊り、ガディスの娘の踊り〜スパルタクスの勝利、
組曲「ガイーヌ」より アイシェの踊り、バラの乙女たちの踊り、子守歌、クルドの若者たちの踊り、レズギンカ、剣の舞
ラヴェル:「ダフニスとクロエ」第2組曲
ユーリ・テミルカーノフ(指)
サンクトペテルブルグPO

録音:2005年12月(ハチャトゥリアン)、2010年12月(ラヴェル)、サンクトペテルブルク・フィルハーモニー大ホール
「レズギンカ」や「剣の舞」を含むハチャトゥリアン、そして同コンビの録音では珍しいフランス音楽、ラヴェルの「ダフニスとクロエ」!
SIGSP-2019
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」
ラヴェル:組曲「マ・メール・ロワ」、
 管弦楽のための舞踏詩「ラ・ヴァルス」
ユーリ・テミルカーノフ(指)
サンクトペテルブルグPO

録音:2010年7月&12月、サンクトペテルブルク・フィルハーモニー大ホール
名匠ユーリ・テミルカーノフと手兵サンクトペテルブルク・フィル。初演100周年に満を持して登場した、テミルカーノフの「春の祭典」!
SIGSP-2020
フォーレ:歌曲全集Vol.1
蝶々と花 Op.1-1/5月 Op.1-2/ある日の詩 Op.21/リディア Op.4-2/悲しみ Op.6-2/ある僧院の廃墟で Op.2-1/旅人 Op.18-2/トスカナのセレナード Op.3-2/ゆりかご Op.23-1/漁師の歌 Op.4-1/ヴォカリーズ(第29番)/シルヴィ Op.6-3/夢のあとで Op.7-1/ヴォカリーズ(第20番)/明け方 Op.39-1/捨てられた花 Op.39-2/アルペッジョ Op.76-2/水夫たち Op.2-2/歌を教える仙女 Op.27-2/ネル Op.18-1/5つのヴェネツィアの歌 Op.58/閉じられた庭 Op.106
ローナ・アンダーソン(S)、
ナイジェル・クリフ(Br)、アン・マレー(Ms)、
ジョン・チェスト(Br)、
イエスティン・デイヴィス(C.T)、
ベン・ジョンソン(T)、ジャニス・ケリー(S)、
ジョアン・ロジャース(S)、
マルコム・マルティヌー(P)

録音:2012年6月−2015年5月
イギリスの名ピアニスト、マルコム・マルティヌーのリードによるフランス歌曲シリーズ。プーランクに続く新シリーズ「ガブリエル・フォーレ」!

SIGC-D687JP(6CD)
ベートーヴェン:交響曲全集&バリー
■CD1
ベートーヴェン:交響曲第1番
 交響曲第2番ニ長調 Op.36
ジェラルド・バリー(b.1952):「ベートーヴェン」
■CD2
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
バリー:ピアノ協奏曲
■CD3
ベートーヴェン:交響曲第4番
 交響曲第5番「運命」
バリー:ヴィオラ協奏曲
■CD4
ベートーヴェン
:交響曲第6番「田園」
バリー:アイルランド侵略
■CD5
ベートーヴェン:交響曲第7番
交響曲第8番ヘ長調 Op.93
■CD6
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」
バリー:永劫回帰
トーマス・アデス(指)、
ブリテン・シンフォニア、
ニコラス・ホッジス(P)、
マーク・ストーン(Br)、
ローレンス・パワー(Va)、
ジョシュア・ブルーム(Bs)、
ジェニファー・フランス(S)、
クリスティアーネ・ストーティン(Ms)、
エド・ライオン(T)、
マシュー・ローズBs)、
ロイヤル・ホロウェイcho

録音:2017年〜2019年、シアター・ロイヤル(ブライトン)&バービカン・センター(ロンドン)
ブリテンの再来とも称されるイギリスの人気作曲家、指揮者、ピアニスト、トーマス・アデス(1971-)。日本では武満徹作曲賞2020の審査員にも選ばれ、多くの作品が名だたるアーティストたちによって演奏・録音されるなど、近年は特に作曲家として華々しい活躍を魅せています。
ベートーヴェンの交響曲全9曲に、アイルランド国立SOのコンポーザー・イン・レジデンスなどを務め、ベートーヴェンから大きな影響を受けたというアイルランドの作曲家ジェラルド・バリー(b.1952)の作品を組み合わせて収録してきた、「ベートーヴェン&バリー」プロジェクト。2枚ずつリリースされていた全3巻がセットになった6枚組に、小室敬幸氏書き下ろしの日本語解説を封入したBOXセットが登場!
ジェラルド・バリーの「ベートーヴェン」はベートーヴェンの謎多き手紙「不滅の恋人」のテキストを歌うミニ・オペラ的作品。「永劫回帰(The Eternal Recurrence)」は、ベートーヴェンの「第九」とペアになる作品としてニーチェの「ツァラトゥストラはかく語りき」からの抜粋をテキストに用いて作曲されたソプラノと管弦楽のための作品。その他、ニコラス・ホッジスやローレンス・パワーがソリストを務める協奏曲など興味深いバリーの作品にも注目。トーマス・アデスの刺激的でユニークな解釈のベートーヴェンと合わせて、ベートーヴェン・ファン必聴必携の交響曲全集となることでしょう。



SIGLP-153(1LP)
限定盤
ジェームズ・ローズ〜Fuck Digital
グルック=ズガンバーティ:オルフェオ・メロディ
ショパン:夜想曲第13番ハ短調 Op.48-1
ラフマニノフ:前奏曲変ニ長調 Op.32-13
プッチーニ(ミカショフ編):私のお父さん(歌劇 「ジャンニ・スキッキ」より)
バッハ
:前奏曲第1番ハ長調(平均律クラヴィーア曲集第1巻より) BWV.846
ベートーヴェン:モデラート・カンタービレ・モルト・エスプレッシーヴォ(ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 Op.110より)
ラフマニノフ:アパッショナート 変ホ短調 Op.39-5(音の絵 Op.39より)
バッハ=ブゾーニ:フーガ(トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV.564より)
ジェームズ・ローズ(P)

180g重量盤
虐待や精神障害、PTSDなど不遇と困難を経験し、公式な音楽教育は修めずに独自の世界を創り出してきた異色のクラシック・ピアニスト、ジェームズ・ローズのアナログ盤リリース! タイトルの通り、デジタルに対するジェームズ・ローズの熱き挑戦状となるアナログ盤です。


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