湧々堂HOME 新譜速報:交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
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NovAntiqua Records
(イタリア)



2010年に創設されたローマを本拠地とするイタリアのレーベル、NovAntiqua Records(ノヴァンティクァ・レコーズ)は、古楽から現代音楽までの幅広いレパートリーをカバーし、イタリアの実力派アーティストたちを積極的に起用する要注目のレーベルです。



※「単価=¥0」と表示されるアイテムは廃盤です。

※表示価格は全て税込み。品番結尾に特に表記のないものは全て1CDです。
品番 内容 演奏者
NA-13
レーヴァ:沈黙の翼
第1部「ディアローギ」/第2部「自我の反映」
イヴァーノ・レーヴァ(P)、クラングファーベン・クヮルテット〔セルジオ・カルネヴァーレ(Vn)、イザベラ・パルミチャーノ(Vn)、ツヴェタンカ・アサトリャン(Va)、シルヴィア・ファシャーノ(Vc)

録音:2015年(イタリア)
イタリア、ナポリ出身のコンポーザー=ピアニスト、インプロヴァイザー、イヴァーノ・レーヴァ(1975−)が、ピアノと弦楽四重奏のために作曲した2部で構成される作品の世界初録音。
相反する対話と沈黙の共存を作品の中で表現しようとしています。
NA-15
ミュージック・フォー・ツー Vol.1
ルクレール:2本のヴァイオリンの為のソナタ ホ短調 Op.3-5、
 2本のヴァイオリンの為のソナタ ヘ長調 Op.3-4、
 2本のヴァイオリンの為のソナタ ニ長調 Op.3-6
マルティノフ:2本のヴァイオリンの為のバロック組曲第1番(世界初録音)
アントン・マルティノフ(Vn)、
クレメナ・ニコロワ(Vn)

録音:ヴィチェンツァ(イタリア)
バロック音楽、クラシック音楽、ロマン派音楽、現代音楽を融合させた複数のプログラムで構成される革新的なプロジェクト「ミュージック・フォー・ツー(Music for Two)」の第1巻。
第2巻(NA23)と同じルクレール&アントン・マルティノフ(1969−)という組み合わせの第1巻には、鬼才マルティノフの「バロック組曲第1番」を収録。
鬼才とブルガリアの才女、ルクレールとマルティノフのコラボレーションが独特の世界を創り上げています。
NA-17(2CD)
トゥスカーニア Vol.1〜カンビーニ&ボッケリーニ
カンビーニ:演奏会用四重奏曲 Op.21
ボッケリーニ:ヴィオラとチェロの為の二重奏曲
アンサンブル・アルラウネ〔クララ・フランシスカ・シェーテンザック(Vn)、ステーファノ・ザノビーニ(Va)、ヒルデガルド・クーエン(Va)、アウグスト・ガスバッリ(Vc)〕

録音:2016年9月、ピエヴェッキア教会(イタリア)
現在のトスカーナ州のリヴォルノで生まれ、アフリカ旅行中に海賊に襲撃され数年間奴隷として過ごした後に解放され、パリで大成する(その後没落)という波乱の生涯を送ったイタリアのコンポーザー=ヴァイオリニスト、ジュゼッペ・マリア・ジョアッキーノ・カンビーニ(1746−1825)を主役とするシリーズの第1巻。
カンビーニとのカップリングに選ばれたのはボッケリーニの二重奏曲。共にイタリアで生まれ、他国で名声を確立した2人の音楽家の作品の共通点とコントラストを探る好プログラムです。
演奏、録音にはピリオド楽器を使用し、ピッチは「ヴェルディ・ピッチ」とも呼ばれる432Hzを採用しています。
NA-20(2CD)
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ全集
チェロ・ソナタ第1番ヘ長調 Op.5-1
チェロ・ソナタ第2番ト短調 Op.5-2
チェロ・ソナタ第3番イ長調 Op.69
チェロ・ソナタ第4番ハ長調 Op.102-1
チェロ・ソナタ第5番ニ長調 Op.102-2
アレッサンドロ・アンドリアーニ(Vc/フェルディナンド・ガリアーノ1782年製)、
マリオ・ソラッツォ(フォルテピアノ/ヨーゼフ・ブロッドマン1805年頃製作&ヨハン・シャンツ1820年頃製作

録音:2019年11月5日−9日、アッバツィア・サン・マルティーノ・デッレ・スカーレ(モンレアーレ、イタリア)録音:2019年11月5日−9日、アッバツィア・サン・マルティーノ・デッレ・スカーレ(モンレアーレ、イタリア)
ファビオ・ビオンディのエウローパ・ガランテで首席チェロ奏者という大役を任されているイタリアの名手、アレッサンドロ・アンドリアーニが、イタリコ・スプレンドールなどで鍵盤楽器奏者として活躍する同じくイタリアの奇才マリオ・ソラッツォとのデュオで繰り広げるベートーヴェンのソナタ全集!
アンドリアーニとソラッツォのデュオは世界的にも珍しいオリジナルのピリオド楽器、フェルナンド・ガリアーノ製作のチェロ、ヨーゼフ・ブロッドマン製作とヨハン・シャンツ製作の2台のフォルテピアノを用いてベートーヴェンのチェロ・ソナタを独創的な解釈で演奏しています。
ベートーヴェンのチェロ・ソナタのイメージを刷新し、「名曲」が「新曲」のように聞こえるようになる個性豊かで実に革新的な録音です。
エウローパ・ガランテの名手によるベートーヴェン、ご期待下さい!
NA-21
前奏曲とカンシオーネス
ザーゴ:若い巡礼者たち/セビリアの子守歌/アンダ、ヤレオ/ゾロンゴ/ドン・ボイソのロマンス/三枚の葉っぱ/モンレオンの少年たち/ハエンの女たち/ラ・タララ/4人のラバ追い人/トランプの王様たち/チニタスのカフェ/18世紀のセビリア人
マリーナ・コンパラート(Ms)、
マルコ・ミーニャ(G)

録音:2018年、タイムライン・レコーディング・スタジオ
ジョージ・ベンジャミンが審査員を務めた2003年度の武満徹作曲賞で第3位に入賞したイタリアの作曲家、ヴィットーリオ・ザーゴ(1967−)が生み出した、スペインの詩人フェデリコ・ガルシア・ロルカへのオマージュ・プログラム。
13曲全てにフェデリコ・ガルシア・ロルカの詩が用いられています。
NA-23
ミュージック・フォー・ツー Vol.2
ルクレール:2本のヴァイオリンの為のソナタ集 Op.3
マルティノフ:2本のヴァイオリンの為のバロック組曲第2番
アントン・マルティノフ(Vn)、
クレメナ・ニコロワ(Vn)

録音:2016年12月、ベースメント・スタジオ(ヴィチェンツァ、イタリア)
バロック音楽、クラシック音楽、ロマン派音楽、現代音楽を融合させた複数のプログラムで構成される革新的なプロジェクト「ミュージック・フォー・ツー(Music for Two)」の第2巻は、ルクレールとマルティノフのカップリング。
2016年3月にパリで開催された音楽祭「ヴァイオリンの春」で初演された鬼才マルティノフの「バロック組曲第2番」は、初演後の評価が非常に高く、録音を望まれていた注目作です。終曲にはブルガリアの伝統音楽に触発された「バロチャニーザ」という曲が置かれています。
鬼才マルティノフとデュオを組むのはブルガリアの才女クレメナ・ニコロワ。モダンとピリオドの両方を弾きこなし、ヨーロッパの様々なシーンで活躍中です。
NA-25(2CD)
バッハ:リュート独奏の為の作品全集
ソナタ第1番ト短調 BWV.1001/前奏曲ハ短調 BWV.999/組曲ト短調 BWV.995/前奏曲、フーガとアレグロ変ホ長調 BWV.998/組曲ハ短調 BWV.997/組曲ホ短調 BWV.996/組曲ホ長調 BWV.1006a
アルベルト・クルニョーラ(Lute)

録音:2016年6月18日−23日、サン・ピエトロ・エ・ミケーレ教会(ピサ、イタリア)
イタリアのリュート界の世界的巨匠、アルベルト・クルニョーラによる、「リュート組曲」を含むバッハのリュート独奏作品の全曲録音!
パオロ・ケリーチやエドゥアルド・エグエスといった巨匠たちの薫陶を受け、1996年から2010年まで中世&ルネサンス音楽の演奏を目的とするフロリレジオ・アンサンブルのメンバーとしても活躍したクルニョーラ。
このバッハのリュート独奏作品全集はクルニョーラ自身の演奏活動の集大成として、同時に新たな音楽探求の第1歩として録音された同氏にとって記念碑的録音となった名演です。
プロデューサーとエンジニアは旧シンフォニア・レーベルのロベルト・メオとシグリット・リーの2人が担当。イタリア古楽界の伝説的レーベルの流れを汲む味わい深きバッハ・アルバムです。
NA-26(2CD)
ブラームス:弦楽六重奏曲第1番変ロ長調 Op.18
弦楽六重奏曲第2番ト長調 Op.36
セステット・ストラディヴァリ

録音:2017年1月17日−19日
セステット・ストラディヴァリ(ストラディヴァリ六重奏団)は、2001年12月、ローマのサンタンジェロ城で開催された国際音楽祭「ヴァイオリンの芸術(The Art of the Violin)」の為のコンサートを機に、サンタ・チェチーリア国立アカデミーOの音楽家たちによって結成されたアンサンブル。
イタリアで最古と言われるオーケストラで活躍する名手たちのアンサンブルが取り上げるのは、ブラームスの2つの弦楽六重奏曲。サンタ・チェチーリア国立アカデミーOの弦楽セクションの代名詞的な存在でもあるアンサンブルが、ドイツ・ロマン派の秀作を濃密に奏でます。
NA-27
トゥスカーニア Vol.2〜カンビーニ&モーツァルト
カンビーニ:2本のヴィオラの為のデュオ・コンチェルタンテ(世界初録音)
モーツァルト:歌劇「魔笛」(1792年編)より、何と美しい絵姿、もう会えないのか?、誰にも恋の喜びはある、この道の先に目的地があります、恋を知る男たちは、僧たちの行進曲
アンサンブル・アルラウネ〔ステーファノ・ザンビーニ(Va)、ヒルデガルド・クーエン(Va)〕

録音:2017年8月、ピエヴェッキア教会(イタリア)
アフリカ旅行中に海賊に襲撃され数年間奴隷として苦難の時を過ごしたというエピソードを持つ18世紀〜19世紀イタリアのコンポーザー=ヴァイオリニスト、ジュゼッペ・マリア・ジョアッキーノ・カンビーニ(1746−1825)が、パリ移住後に発表した世界初録音となる「デュオ・コンチェルタンテ」と、1792年に行われ編曲者不詳のモーツァルトの「魔笛」のヴィオラ二重奏版を組み合わせたユニークなプログラム。
大成しなかったナポリ時代からは一転して移住先のパリで才能を花開かせたものの、フランス革命の時期を境としてその人気は急落。不遇な余生を過ごしたとされるカンビーニの音楽が、モーツァルトの「魔笛」のアリアからの編曲と交互に演奏されることにより、その魅力がさらに引き立てられています。
デトモルト音楽大学で今井信子に、ニュルンベルク音楽大学でハンス・コールハーゼに師事したステーファノ・ザンビーニと、ドイツの女流ヴィオリスト、ヒルデガルド・クーエンのアンサンブルは絶妙です。
ちなみに使用楽器はピリオド楽器、ピッチは「ヴェルディ・ピッチ」としても有名な432Hzです。
NA-28
フラグメンツ〜ルチアーノ:クラリネットの為の室内楽作品集
ストラヴィンスキーの「3つの小品」による即興的変奏曲/2つのオマージュ的小品/2つの現代的練習曲/幻想曲/断章/蚊/3つのディヴェルティメント/4つのディヴェルティメント
ルカ・ルチアーノ(Cl)

録音:2007年−2015年
イギリスのリーズ音楽大学においてクラシック、コンテンポラリー、ジャズの各ジャンルで高い学術的地位を授与されたイタリアのコンポーザー=クラリネッティスト、ルカ・ルチアーノの自作自演集。
英国クラリネット&サクソフォン協会からは「現代クラリネットの顔としての地位を確立した」と称されるなど絶賛されている実力者です。
NA-29
音楽と体制 Vol.3〜ナチス時代の退廃音楽
ツェムリンスキー:至るところに5月の花が咲き
ウルマン:秋
テュベルク:弦楽六重奏曲
アンサンブル・アルラウネ

音:2018年3月&10月
政治権力が人種的、政治的な理由で特定の文化を否定し、多くの芸術、音楽が「退廃」の烙印を押されてしまったナチス政権下のドイツ。
このナチス政権下の困難な時代において禁じられた音楽の発掘と再評価を進める「音楽と体制」シリーズの第3集は、ツェムリンスキー、ウルマン、そしてテュベルク(タイベルクとも)の3作品を収録。
ウィーン、その後はアメリカへと逃れて生き延びたツェムリンスキーに対し、アウシュヴィッツ強制収容所で命を落としたウルマンとテュベルク。
イタリアのアンサンブル・アルラウネが、歴史に翻弄された音楽家たちの作品を表舞台へと引き戻してくれています。
NA-30
ベートーヴェン:ピアノ四重奏曲変ホ長調 Op.16
シューベルト:ピアノ五重奏曲イ長調 D.667,Op.114「ます」
イル・テトラオネ〔アナ・リズ・オジェダ(Vn)、アリス・ビサンティ(Va)、パオロ・バッランティ(Vc)、ヴァレリア・モンタナーリ(フォルテピアノ)〕、ジョヴァンニ・ヴァルギミリ(Cb)

録音:2018年6月、サン・ジローラモ教会(バニャカヴァッロ、イタリア)
ベートーヴェンのピアノ四重奏曲(Pと管楽の為の五重奏曲からの編)とシューベルトの「ます」をピリオド楽器で演奏するイタリアのアンサンブル、
イル・テトラオネはオッターヴィオ・ダントーネが率いるアカデミア・ビザンティーナのメンバーによって2011年に結成されたピアノ・クヮルテット。
名工ポール・マクナルティが製作したコンラート・グラーフ1819年製のウィーン式フォルテピアノのレプリカの優雅な音色を中心に、気心知れたアカデミア・ビザンティーナのメンバーたちが色彩感に富み、温もりを感じさせてくれる素晴らしい演奏を披露してくれています。
シューベルトの「ます」をアンサンブル名に関するイタリア古楽界の精鋭たちによるアプローチにご期待下さい!
NA-31
ヴィオリーノ・ダモーレ〜ヴァイオリン協奏曲集
マリア・サルデッリ:ヴァイオリンの為のバロック協奏曲ト短調(世界初録音)
ヴィヴァルディ
:ヴィオラ・ダモーレ協奏曲ニ短調 RV.393
ベルサネッティ:ヴァイオリンの為のバロック協奏曲イ長調(世界初録音)
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲ロ短調 RV.387
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲ニ短調 RV.248
マルティノフ:ヴァイオリンの為のバロック協奏曲ト長調(世界初録音)
クレメナ・ニコロワ(Vn/カルロ・アントニオ・テストーレ1735年製)、
ヴィヴァルディ・ソサエティ(ピリオド楽器使用

録音:2017年7月、ヴィチェンツァ(イタリア)
モダンとピリオドの両方のスタイルを使い分けるブルガリア出身の才女、クレメナ・ニコロワが繰り広げる、ヴィヴァルディとアンナ・マリアの親交から生まれた3つの協奏曲と、ヴィヴァルディのスタイルからインスピレーションを得て作曲された3つの協奏曲が織り成す「バロック」の世界!
ピエタ院の神童でキアーラと共にヴィヴァルディの愛弟子だったアンナ・マリアのために書かれた協奏曲(RV.393、RV.248、RV.387)の演奏を通じて、ニコロワは活動的で、才能のある女性、まさにミューズのような多くの人々にインスピレーションを与えてくれる女性の姿に敬意を表したいと述べています。
また、ニコロワのために作曲された3曲の委嘱作品はいずれも一聴に値する秀作揃い。
モード・アンティクォの創設者である鬼才フェデリコ・マリア・サルデッリ(1963−)、ロシアの著名なコンポーザー=ヴァイオリニストであるアントン・マルティノフ(1969−)、フェデリコ・グリエルモ&ラルテ・デラルコやロベルト・ロレジャン、ミケーレ・バルキなどによってその作品が演奏、録音されているジャンルカ・ベルサネッティ(1964−)が、バロック時代、そしてヴィヴァルディのスタイルに則って作曲した3つの協奏曲が、ヴィヴァルディのアンナ・マリアの為の協奏曲と共に、溌剌としたバロックの世界を愉しませてくれる魅力的なプログラムです。
NA-32
リスト:ピアノ作品集
バラード第2番ロ短調 S.171
2つの伝説 S.175/4つの小品 S.192
ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178
ミケーレ・カンパネッラ(P/スタインウェイ1892年製)

録音:2017年3月31日−4月3日、チッタ・デッラ・ピエーヴェ(イタリア)
イタリアにおける有数のリスト弾き、ミケーレ・カンパネッラが「ロ短調」ソナタを含むリストのピアノ作品集をヴィンテージのスタインウェイで録音した注目盤!
リスト演奏のイタリアのスペシャリストであるカンパネッラは、1976年、1977年と1998年にブダペストの「フランツ・リスト協会」からディスク大賞を、2002年にはアメリカ・リスト協会からメダルを授与されるなど、名実ともにイタリアを代表するリスト弾きとして活躍している名匠です。
カンパネッラが弾いたスタインウェイは1892年にハンブルクで生産されたシリアルナンバー70768の楽器。
生産された1892年にストックホルムで販売されたものの、その数年後に所在が不明となり、1990年代になってローマで発見され、慎重な修復を得て1997年に演奏可能な状態に復元されたというエピソードを持つ楽器です。
イタリアのリスト弾きとヴィンテージのスタインウェイ。その組み合わせの相性が楽しみなディスクです。
NA-33
シェーンベルク&チャイコフスキー:七重奏曲集
シェーンベルク:浄められた夜 Op.4
チャイコフスキー:弦楽六重奏曲ニ短調 Op.70「フィレンツェの思い出」
セステット・ストラディヴァリ

録音:2015年4月21日&2016年2月9日−10日、パルコ・デッラ・ムジカ(ローマ、イタリア)
セステット・ストラディヴァリ(ストラディヴァリ六重奏団)は、2001年12月、ローマのサンタンジェロ城で開催された国際音楽祭「ヴァイオリンの芸術(The Art of the Violin)」の為のコンサートを機に、サンタ・チェチーリア国立アカデミーOの音楽家たちによって結成されました。
イタリアで最も古い歴史を持つとされるオーケストラで活躍する名手たちのアンサンブルが生み出すシェーンベルクとチャイコフスキーのコントラスト。2つの傑作での優れたアンサンブルは流石の一言に尽きます。
NA-34
ヴァイス:リュート作品集
前奏曲変ホ長調 WeissSW17/シャコンヌ〜ソナタ変ホ長調 WeissSW10/ソナタ嬰ヘ短調 WeissSW48/ソナタ変ロ長調 WeissSW49/ファンタジア ハ短調 WeissSW9
アルベルト・クルニョーラ(Lute)

録音:2018年9月、ピエヴェッキア(イタリア)
イタリアのヴァレーゼ出身で同国の古楽界、リュート界を代表する巨匠アルベルト・クルニョーラが奏でるレオポルト・ヴァイスの芸術の神髄。
クルニョーラはドイツ後期バロックの巨匠で当時を代表するコンポーザー=リューティストだったヴァイスの作品集を創るためにその膨大な作品群を研究。約650曲とも約850曲とも伝わるヴァイスの作品の中から、ドレスデン、ブルノ、ロンドンの各地に保管されていた5作品を厳選しています。
アーティスティック・ディレクターを務める旧シンフォニア・レーベルの名物プロデューサーであるシグリット・リーとの二人三脚で創り上げたクルニョーラのヴァイス作品集は、古楽ファン要注目です。
NA-35
変わった形の小さな物
M・ハイドン:ディヴェルティメント ト長調 HM.518(世界初録音)
ボッケリーニ:五重奏曲 ニ短調 Op.55-6, G.436(世界初録音)
ボッケリーニ
:ノットゥルノ変ホ長調 Op.38-1, G.467(ピリオド楽器の演奏による世界初録音)
M・ハイドン:ディヴェルティメント変ロ長調 HM.199(世界初録音)
イスタンテ・コレクティヴ(ピリオド楽器アンサンブル)

録音:2018年8月、ヒース・ストリート・バプティスト教会(ロンドン、イギリス)
自由な形式、大胆な和声の実験、突然の気分転換、珍しい楽器の組み合わせ・・・。
18世紀後半の木管楽器と弦楽器の為の合奏作品を集めた小さな旅が、その編成の妙味を楽しませてくれるアルバムです。
2016年に結成されたピリオド楽器アンサンブルであるインスタンテは革新的なコンサート体験の提供を目的としてロンドンを中心に活動中。
ホルンのウルスラ・パルダン・モンベアや、ファゴットのヘイリー・プーレン、オーボエのニコラ・バルバリなど、古楽界の若き名手たちが集うハイレベルなアンサンブルです。
収録されたM・ハイドンとボッケリーニの作品は4曲中3曲が世界初録音(1曲はピリオド楽器による初録音)。2人の大作曲家の知られざる音楽の蘇演という観点からも意義深い録音です。
NA-38
ラウテン・ギャラントリー〜ファルケンハーゲン:パルティータ集
ファルケンハーゲン:パルティータ第2番変ロ長調 Op.2-2
ハーゲン:ソナタ変ロ長調
バロン
:ソナタ ト短調
ファルケンハーゲン:パルティータ第5番イ長調 Op.2-5
ヨアヒム・ハーゲン:ソナタ ヘ長調
アルベルト・クルニョーラ(Lute)

録音:2019年6月、モデナ(イタリア)
イタリア古楽界の名匠アルベルト・クルニョーラが奏でるこの「Lautengalanterie(ラウテン・ギャラントリー)」は、1978年にイギリスのリュート奏者、アンソニー・ベイルズによって録音された同名の歴史的なLPに捧げられたトリビュート・アルバムです。
アンソニー・ベイルズのレコードは、アルベルト・クルニョーラ自身がリュートに親しむきっかけとなった録音であり、この楽器の演奏と研究に30年以上の歳月を費やした1つの結論として、アダム・ファルケンハーゲン、ベルンハルト・ヨアヒム・ハーゲン、エルンスト・ゴットリーブ・バロンの音楽を取り上げ、同じプログラムを提案しています。
現在のイタリアを代表するリューティストが、バッハ同世代の音楽家ファルケンハーゲンを中心としたドイツのリュート音楽の考察を、その見事な演奏で発表してくれています。
ちなみにアーティスティック・ディレクターは、旧シンフォニア・レーベルの名物プロデューサーであるシグリット・リー。その存在も、このアルバムの価値を高めてくれることでしょう。
NA-39(3CD)
ペルゴレージ:宗教音楽劇「アキテーヌ公聖グリエルモの改心と死」(ピリオド楽器による全曲版初録音) アンサンブル・アルラウネ、マリオ・ソラッツォ(指)、モニカ・ピッチニーニ(ソプラノ/聖グリエルモ)、カテリーナ・ディ・トンノ(メゾ・ソプラノ/天使)、カルラ・ナハディ・バベレゴト(メゾ・ソプラノ/聖ベルナルド)、フェデリカ・カルネヴァーレ(メゾ・ソプラノ/アルセニオ)、マウロ・ボルジョーニ(バス/精霊)、マリオ・ソラッツォ(バス/カピタン・クオモ)、アリアンナ・マンガネッロ(メゾ・ソプラノ/アルベルト)

録音:2019年1月、ラ・フォンテ(モデナ、イタリア)
※ハードカバーブック仕様
イタリア、ナポリ楽派の夭折の天才作曲家ジョヴァンニ・バッティスタ・ペルゴレージ(1719−1736)。
幼い頃から天才的な才能を発揮するものの、結核を患い1736年に僅か26歳でこの世を去るペルゴレージがその数年前、ナポリ音楽院の卒業作品として作曲した壮大な作品がこの宗教音楽劇「アキテーヌ公聖グリエルモの改心と死」。
当時21歳だったペルゴレージはこの作品で絶大な評価を得ることとなり、残りの僅かな生涯の中で歌劇の歴史に大きな影響を与えることになります。
ペルゴレージの転機となった作品の1つであるにもかかわらず、演奏や録音の機会に恵まれてこなかったこの宗教音楽劇の全容が、
イタリアのピリオド・アンサンブルであるアンサンブル・アルラウネと、イタリアの実力派歌手陣たちの共演によって描かれることになりました。
このピリオド楽器による世界初の全曲録音の登場は、ペルゴレージが遺した偉大な功績の1つを改めて示してくれることでしょう。
NA-43(2CD)
音楽と体制 Vol.4〜ナチス時代の退廃音楽
アドルフ・ブッシュ:組曲 Op.16a
ラファエル:無伴奏ヴィオラ・ソナタ Op.7
ヒンデミット:無伴奏ヴィオラ・ソナタ Op.31-4
バルトーク
:弦楽四重奏曲第6番Sz.114より メスト
クライン:前奏曲
ヴァーンドル:ソナチネ(世界初録音)
ステーファノ・ザノビーニ(Va)

録音:2019年9月、ピエヴェッキア(イタリア)
ナチス政権下では、政治権力が人種的、政治的な理由で特定の文化を否定、禁止しようとし、多くの芸術、音楽が「退廃」の烙印を押されました。
この「音楽と体制」は、困難な時代において禁じられ、失われた音楽の真価を伝えるシリーズです。
第4巻の「無伴奏ヴィオラ作品集」を弾くのは、フィレンツェのヴェルディ歌劇場を本拠とするオーケストラ、トスカーナOの首席を務めるステーファノ・ザノビーニ。
デトモルト音楽大学で今井信子に、ニュルンベルク音楽大学でハンス・コールハーゼに師事したイタリアの実力者です。
NA-44
フィレンツェでのモーツァルト
モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラの為の二重奏曲第1番ト長調 K.423、
 ヴァイオリンとヴィオラの為の二重奏曲第2番変ロ長調 K.424
ナルディーニ:2本のヴィオラの為のソナタ集(第1番〜第6番)
アンサンブル・アルラウネ〔クララ・フランシスカ・シェーテンザック(Vn)、ステーファノ・ザノビーニ(Va)、ヒルデガルド・クーエン(Va)〕

録音:2020年、ピエヴェッキア(イタリア)
イタリアのトスカーナ地方出身の作曲家とその同世代の作曲家の作品を組み合わせる「トゥスカーニア」シリーズの第5作目として登場するのは、リヴォルノ出身の音楽家ピエトロ・ナルディーニ(1722−1793)とモーツァルト!
2020年の春、ロックダウンにより多くの制限がある中でレコーディングが行われたこの「フィレンツェでのモーツァルト」で取り上げられたのは「二重奏」。
短期間ではあるものの、トスカーナ大公国のフィレンツェに父レオポルトと共に滞在していたモーツァルト。ナルディーニは友人でもあったレオポルトからそのヴァイオリニストとしての実力を高く評価されており、モーツァルト父子と繋がりを持っていたことが知られています。
トスカーナ大公のカペルマイスターを務めたナルディーニとモーツァルトの関係を、アンサンブル・アルラウネがピリオド楽器、ヴェルディ・ピッチ(432Hz)での演奏で表現します。
NA-51
プリンセスのために
バッハ:組曲第2番ニ短調 BWV.1008
組曲第4番変ホ長調 BWV.1010
組曲第1番ト長調 BWV.1007
アルベルト・クルニョーラ(Lute)

録音:2020年7月27日−29日、ミネルヴァ寺院(モンテフォスコリ、イタリア)
イタリアのヴァレーゼ出身で同国を代表する古楽界の巨匠の1人、アルベルト・クルニョーラが13コースのバロック・リュートで奏でる深淵なるバッハの無伴奏の世界。
パオロ・ケリーチやエドゥアルド・エグエスといった巨匠たちの薫陶を受け、1700年代の作曲家たちが生み出した膨大なレパートリーの研究に情熱を注いでいます。
また、クルニョーラは1996年から2010年まで中世、ルネサンス音楽の演奏を目的とするフロリレジオ・アンサンブルのメンバーとしても活躍し、イタリア内外で数々の実績を残しています。
このクルニョーラのバッハ・アルバムのプロデューサーは、シンフォニア・レーベルでその名を馳せたシグリット・リー。クォリティの高さはお墨付きです。
NA-52
聖アウグスチノ修道会の修道士の音楽
リッパリーニ:3声と2声の為のソナタ集
デッリ・アントニ:ヴェルセッティ・セスト・トゥオーノ
ディルタ:道徳的で神聖な英雄の詩
アゾラ:ミサ・デファンクトルム・トリブス・ヴォチブス
カペラ・ムジカーレ・ディ・サン・ジャコモ・マッジョーレ・ボローニャ、ロベルト・カーショ(指)、スコラ・グレゴリアーノ=フォリフォニカ・サン・ピエトロ、アントニオ・ロレンツォーニ(指)

録音:年月日不詳
ルネッサンス後期からバロック初期にかけてのボローニャ、聖アウグスチノ修道会の修道士たちの音楽。
マルティーニ神父(1706−1784)の収集にかける情熱と優れたネットワークのおかげで、ボローニャの音楽図書館は現在、最大かつ最も重要な写本のコレクションの1つを所有しています。
ロベルト・カーショ率いるサン・ジャコモ・マッジョーレの聖歌隊が、マルティーニの後にアウグスチノ修道会に引き継がれたコレクションの中から、知られざる聖歌や室内楽の秘宝を紹介します。
NA-56
無伴奏クラリネットの為の20世紀音楽
オズヴァルド・ラセルダ(1927−2011):メロディア
ストラヴィンスキー:無伴奏クラリネットの為の3つの小品
メシアン:鳥たちの深淵
ケージ:クラリネットの為のソナタ
クラウディオ・サントロ(1919−1989):アメリカのファンタジー
アーノルド:ファンタジー
べリオ:セクエンツァIX
ロナルド・ミランダ(1948−):ルディカT
べリオ:リート(歌)
ガーシュウィン(ルチアーノ編):サマータイム
ルカ・ルチアーノ(Cl)

録音:2020年、ナポリ(イタリア)
イギリスのリーズ音楽大学でクラシック、ジャズ、コンテンポラリーを学び、その全てのジャンルで優秀な成績を収めたイタリアのコンポーザー=クラリネッティスト、ルカ・ルチアーノ。前作の自作自演集「フラグメンツ」(NA28)に続くセカンド・アルバムは、20世紀にクラリネットのために作曲された「無伴奏作品集」!ストラヴィンスキーやメシアン、アーノルド、ケージ、べリオの重要作に、ブラジルの作曲家であるラセルダとサントロ、ミランダの3作品をカップリング。
アンコールとしてルチアーノ自身の編曲によるガーシュウィンの「サマータイム」を収録しています。
NA-57(2CD)
ヴィターリ:エステの聖コンタルドのための夕べの祈り(全曲世界初録音)
トマよ、汝はわれを見しゆえに
主の証聖者T
主の証聖者U
主の証聖者V
主を恐れるものは幸いなり
イ・マドリガリスティ・エステンシ、ミケーレ・ガッディ(指)

録音:2019年11月12日-18日、サン・ジョルジオ・マルティレ教会(モデナ、イタリア)
同じイタリアのレーベル「タクトゥス(Tactus)」が発表した「ヴィターリ・プロジェクト」の成功により、俄然として知名度、再評価の機運が高まった17世紀イタリアの音楽家、ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィターリ。
2016年に結成された声楽と器楽による気鋭のピリオド・アンサンブルであるイ・マドリガリスティ・エステンシが、このヴィターリが1677年に作曲した大作「エステの聖コンタルドのための夕べの祈り」の全曲を世界初録音!
17世紀のエステ宮廷で演奏されたと伝わるヴィターリの「ヴェスプロ」はグレゴリオ聖歌を含む「完全版」で録音されており、当時の演奏のスタイルの忠実な再現を試みています。
16〜17世紀の音楽の発掘と演奏、特にモデナ公国のエステ家にまつわる作曲家たちの紹介に情熱を注いでいるイ・マドリガリスティ・エステンシ。
創設者で音楽監督のミケーレ・ガッディは1994年のモデナ生まれ。2013年にモデナの宗教音楽研究所のオルガン専攻を優秀な成績で卒業し、古楽唱法をサラ・ミンガルドに、マドリガーレ演奏法をエマ・カークビーに学ぶなどイタリア古楽界のホープとして注目を集める存在の1人です。
NA-73
ストゥルース
フィリップ・グラス:「グラス・ワークス」よりオープニング(1982)
カルロ・ジェズアルド:Tristis Est Anima Mea(1611)
タルクィニオ・メールラ:Canzonetta spirituale sopra alla nanna(1638)
バッハ:6声のリチェルカーレ(1747)
ゲオルギイ・イヴァノヴィチ・グルジエフ&トーマス・ド・ハルトマン:Kurd Shepherd Melody(1926)
マラン・マレ:聖ジュヌヴィエーヴ・デュ・モン教会の鐘の音(1723)
クリストファー・タイ:3声のシット・ファスト(c.1550)、6声のイン・ノミネ(c.1550)
バッハ
:Stirb in mir, Welt, und alle deine Liebe(1738)
パーセル:歌劇「妖精の女王」よりシャコンヌ(中国の男女のための踊り)(1692)
アンナ・フセク(リコーダー、バロック・ヴァイオリン、ゴシック・ベル)、
アンサンブル・アルラウネ

録音:2018年8月
バロック時代の「多才な音楽家」の伝統を受け継ぎ、「リコーダーのロックスター」などとも評されるアンナ・フセクとアンサンブル・アルラウネによる、実験的な性格を持ったコンサート・インスタレーション『STRUES』を音盤化した1枚。「strues」はラテン語で蓄積、層、重なりなどを意味し、「築く、組み立てる」という動詞の未来形でもあります。16世紀、17世紀、18世紀、20世紀の4つの世紀の音楽が、最も複雑なポリフォニック形式からオスティナートまで、反復と組み合わせをキーに構造的に重ねられてゆきます。各作品は弦楽をメインとする古楽器のためにアレンジされており、越境古楽がお好きな方には特におすすめです。
NA-75
ルネサンス時代のイタリアとフランスのリュート音楽
ジャン=ポール・パラダン、ピエール・サンドラン、クローダン・ド・セルミジ、ギヨーム・ド・モルレー、フランチェスコ・ダ・ミラノらの作品(全26曲)
マルコ・ペシ(Lute)

録音:2020年8月
フランドルのピエール・ファレーズ(c.1510-c.1575)は、イタリアとフランスのリュート作曲家の作品を集めた大規模なリュート音楽のアンソロジーを編集し出版した最初の人物として知られています。1568年に出版された『Luculentum』には163曲のリュート曲が収録されており、本作ではそこから26曲、幻想曲、舞曲、有名な声楽曲のリュート編曲など、ルネサンス期のリュート音楽のあらゆるジャンルを選び収録しています。
NA-76
中世の歌と器楽
コノン・ド・ベテュヌ、モニオ・ダラス、フランチェスコ・ランディーニ、ニコロ・ダ・ペルージャ、ギヨーム・デュファイ、ヨハンネス・チコーニアらの作品(全17曲)
エネア・ソリーニ(歌、打楽器、指揮)ほか

録音:2019年3月〜10月
12世紀から15世紀のさまざまな音楽を幅広く集め、古の時代の明確なイメージを伝えてくれる1枚。エネア・ソリーニ(1975-)は音楽のみならず美術も学び、歌手だけでなく楽器奏者、レコード製作者としても活躍するマルチなアーティストです。
NA-77
ルイジ・グイダ:歌曲集(全22曲) カンディダ・グイダ(A)、
エウフェミア・マンフレディ(P)

録音:2022年2月(イタリア、ナポリ)
パヴァロッティが何度も録音した「おお優しいイエス様 O Jesu mi dulcissime」などいくつかの声楽曲で名を残すイタリア近代の作曲家、ルイジ・グイダ(1883-1951)の貴重な歌曲集。ブックレットにはイタリア語の歌詞が掲載されています。
NA-82
17世紀ボローニャのバスのためのカンタータ集
ジョヴァンニ・パオロ・コロンナ、アッティリオ・アリオスティ、ジャコモ・アントニオ・ペルティ、フランチェスコ・アントニオ・ピストッキの作品
ガブリエーレ・ロンバルディ(Br)、
トーマス・キジョーニ(Vc)、
エリザ・ラ・マルカ(テオルボ)、
ミケーレ・ヴァンネッリ(ハープシコード)

録音:2020年7月(イタリア、ボローニャ)
17〜18世紀の音楽の発展にとって重要な中心地であったイタリア・ボローニャに縁のある低声と通奏低音のためのカンタータを集めた1枚。チェロのための独奏曲の最も古い例のひとつであるドメニコ・ガブリエッリの無伴奏チェロ・ソナタも収録されています。歌唱はリナルド・アレッサンドリーニのコンチェルト・イタリアーノや、クラウディオ・カヴィーナのラ・ヴェネクシアーナをはじめとする名門古楽アンサンブルとの共演も多いガブリエーレ・ロンバルディです。
NA-83
ロマンスとモルソ
ポーリーヌ・ヴィアルド
(1821-1910):6つの小品
リリ・ブーランジェ
:2つの小品
セバスティアーナ・イエルナ(b.1975):星降る道で*
エルフリーダ・アンドレー(1841-1929):2つのロマンス
シャミナード
(1857-1944):3つの小品
ノテローザ〔プリヤンカ・ラヴァネッリ(Vn)、
モニカ・マラネッリ(P)〕

録音:2022年8月(イタリア)
*世界初録音
ヴァイオリニストのプリヤンカ・ラヴァネッリとピアニストのモニカ・マラネッリによるデュエット、ノテローザのデビュー・アルバム。女性作曲家の再発見に力を注いでおり、このアルバムには19世紀から20世紀の5人の女性作曲家の作品が収録されています。
NA-87
5つの季節
フランチェスコ・ヴェネルッチ(b.1968):オーボエ協奏曲
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集 「四季」 Op.8
マリカ・ロンバルディ(Ob)、
ヴァディム・ツィジク(Vn&指揮)、
アンサンブル・レ・ヴィルトゥオーゼ

録音:2022年9月12日-14日(パリ、フランス)
ヴァイオリニストのヴァディム・チジクによって2011年に結成されたアンサンブル・レ・ヴィルトゥオーゼと、イタリアのオーボエ奏者マリカ・ロンバルディのコラボレーション。弦楽オーケストラのための伝統的なレパートリーと現代曲を結びつけることを目的に制作されたこのアルバムには、マリカ・ロンバルディのためにフランチェスコ・ヴェネルッチが作曲した、バロック音楽からジャズ、即興演奏まで様々な様式をもつオーボエ協奏曲と、ヴァディム・ツィジクのヴィルトゥオーゾ性が光るヴィヴァルディの 「四季」 が収録されています。
NA-89
アコーディオン・エニグマ
グリーグ:ホルベルク組曲 Op.40
バッハ:フランス組曲第5番BWV816、
 イタリア協奏曲 BWV971
エルガー:エニグマ変奏曲〜第9変奏 「ニムロッド」
ジャンカルロ・パレーナ(アコーディオン)

録音:2017-2019年
1995年生まれのイタリアのアコーディオン奏者ジャンカルロ・パレーナがクラシックの名曲を取り上げたアルバム。特にもともとオーケストラのために作られたグリーグの「ホルベルク組曲」やエルガーの「エニグマ変奏曲」では、アコーディオンの色彩と表現力の幅広さを感じさせます。
NA-90
そよ風に吹かれて〜モーツァルト:室内楽作品集
モーツァルト:ホルン五重奏曲 変ホ長調 K.407/386C
オーボエ四重奏曲 K.370/368B
ファゴットと通奏低音のためのソナタ 変ロ長調 K.292/196C(2本のファゴットと2本のバセットホルンによるセルジオ・アッツォリーニ編)
フルート四重奏曲 ニ長調 K.285
アンサンブル・ミッドヴェスト、
ニール・ペイジ(Hrn)
セルジオ・アッツォリーニ(Fg)
シャルロッテ・ノアホルト(Fl)

録音:2018年3月20日-22日(デンマーク)
イタリアのファゴット奏者セルジオ・アッツォリーニは、ハノーファー音楽大学在学中にヨーロッパ・ユース・オーケストラ首席奏者として演奏活動を開始し、世界で注目を浴び続けています。
斬新なアイデアで人々を魅了してきたアッツォリーニは、このアルバムでもその手腕を発揮。「ファゴットと通奏低音のためのソナタ」では、特殊な楽器編成と低音部を強調する演奏方法でアプローチするなど、ヨーロッパで最も著名なアンサンブルのひとつであるデンマークのアンサンベル・ミッドヴェストとともにモーツァルトの音楽に新しい風を吹かせています。


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