湧々堂HOME 新譜速報: 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り:交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE!! レーベル・カタログ チャイ5



KLANGLOGO
(ドイツ)


ドイツのレーベル「Rondeau」傘下のレーベル。クレモナ四重奏団、チューリッヒ・バロック管弦楽団、ウィーン・ヴォーカル・コンソートなどの録音をリリースしていいます。


※表示価格は全て税込み。品番結尾に特に表記のないものは全て1CDです。
品番 内容 演奏者
KL-1411
NX-B03
ツェーザリ・キュイ:ジャン・リシュパンの20の詩による歌曲集Op.44
物乞いの歌〈子守歌/古いもの/小さな害虫/光とブロンド〉
セレナードOp.40(ピアノ・ソロ)
愛撫〈空は凍てついて/どこに住んでいますか?/あの星を覚えていますか?/あのキスを覚えていますか?/あなたの愛する人は…/大気の再発見/それは私が彼女を初めて見た日〉
前奏曲Op.64(ピアノ・ソロ)
冒涜〈フン族/剣士/トルコ人/私のライバル〉
おしゃべりOp.40(ピアノ・ソロ)
海〈涙/岸壁/海上の夜/空想家/アデュー・バット〉
ジャン・ベルメス(Bs-Br)
デニス・イワノフ(P)
ツェーザリ(セザールとも)・キュイ(1835-1918)は“ロシア五人組”の作曲家の一人として知られていますが、実は母はリト アニア人、父はフランス人と、ロシアの血を引いているわけではありません。彼が生まれたのは、当時ロシア帝国のヴィリニ ュス(現在はリトアニア)でした。フランス軍の兵士だった父がこの地に立ち寄った際、地元の女性と結婚したため、キュイ は幼い頃から様々な国の文化に触れながら成長し、長じてからは軍事の専門家としてロシア国内で尊敬されることとなりまし た。とはいえ、作曲家としてのキュイは「五人組」の他のメンバーに比べると、その存在は地味で、録音はもとより、作品も あまり演奏される機会がないのが実情です。彼が好んだフランスの作家ジャン・リシュパンのテキストによるこの歌曲集は、 20曲の歌曲全曲の合間に、ユニークなピアノ曲を挟むという面白い構成を持っています。ルクセンブルク生まれのバリトン、 ベルメスとロシアのピアニスト、イワノフが曲の深部に光を当てています。
KL-1413
NX-B03
ヤン・ジン:旅の歌
Moonlit Night Quintet-月夜の五重奏
0-1-2-3 String Trio
A Traveller's Chant at Mount Lu-リウ山の旅の歌
Der grosse Wagen
Lied der Aare
イリーナ・ウングレアーヌ(S)
ヤン・ジン(琵琶)
マルタ・スタラヴォイタヴァ(Fl)
ロニー・シュピーゲル(Vn)
アンゲラ・ケック(マリンバ)
ヤンカ・スツォモール・メキス(Va)
フローリアン・アルニカンス(Vc)
カルムス・アンサンブル
ペーター・ジークヴァルト(指)
中国の女性作曲家ヤン・ジンの作品は世界中のコンサート・ホールで人気を博しています。このアルバムに収録された「旅の歌」 は、彼女の名刺替わりともなる作品。アジアの伝統音楽のテイストをふんだんに取り入れた幽玄な美しさと、色彩感が見事に融合 しています。
KL-1412
NX-B03
ガルス(1550-1591):アヴェ・マリア
マショー(130
ラ・リュー(1452-1518):第5旋法によるマニフィカト
パレストリーナ(1525-1594):アヴェ・マリア
イリバレン(1699-1767):スターバト・マーテル
ミフナ(1600-1676):マリアンスケ・アヴェ
ビクトリア(1548-1611):サルヴェ・レジーナ
ジョスカン・デ・プレ(1455-1521):アヴェ・マリア
ウィーン・ヴォーカル・コンソート
これまでにウィリアム・バードの合唱作品集(KL1401)や、ヨアヒム・ビュルクのドイツ語で書かれた初の「ヨハネ受難曲」 (KL1403)で素晴らしいハーモニーを聴かせた「ウィーン・ヴォーカル・コンソート」のKlanglogoレーベル3作目のアルバ ム。マショーの「ノートルダム・ミサ曲」は一人の作曲家がミサ通常文を初めて全章作曲したことで知られる重要な作品で あり、この時代のミサ曲の中でもとびきりの人気を誇っています。このアルバムでは、同時期の作曲家たちの「マリアのため の歌」も収録。ウィーン・ヴォーカル・コンソートのメンバーは男性3人と女性2人の混合アンサンブルで、魅力的な響きが 初期のポリフォニーを輝かしく彩っています。
KL-1414
NX-B03
ジャングル・バロック
マルティン・シュミット:アヴェ・マリア
ドメニコ・ツィポーリ:組曲「El Barroco Guarani」
作者不詳:Laudate Pueri Dominum
シュミット:組曲
作者不詳:Ara vale hava pehendu Ava
ツィポーリ:Jesu Corona Virginum
シュミット:Si bona suscepimus
作者不詳:パストレータ
作者不詳:サルヴェ・レジーナ
ユリアン・アティラフ:メヌエット
シュミット:マニフィカト
ルイス・シャラン(指)
ソニドス・デ・パラクァリア
ユネスコの「平和のためのアーティスト」として認定されているルイス・シャランは、指揮者としても高い評価を得ており、こ のアルバムでは、若いパラグアイのミュージシャンたちで結成された「ソニドス・デ・パラクァリア」を率い、はるか250年前に 南米から追放された"イエズス会の宣教師たち"へ捧げるミサ曲を演奏しました。ヨーロッパから来た宣教師たちはこの地 に豊かな文化と音楽をもたらし、これらは南米の先住民族の文化と融合、音楽はコミュニケーションの手段となり、文化 的アイデンティティーの中核要素となりました。宣教師たちがいなくなった後も、彼らの音楽は「南米のバロック音楽」とし て魅力的な遺産となったのです。このアルバムでは知られざる当時の音楽を復興し、新たな命を吹き込んでいます。
KL-1415
NX-B03
退廃音楽作曲家の弦楽四重奏曲集
シュルホフ(1894-1942):弦楽四重奏のための5つの小品
ウルマン(1898-1944):弦楽四重奏曲 第3番 Op.46
コルンゴルト:弦楽四重奏曲 第3番 ニ長調 Op.34
ディヴィッド・ザハヴィ(1910-1977):カイザリアへの散策(B.ピゴヴァートによる弦楽四重奏編)
クラリオンSQ
【メンバー】
ジェニファー・オーチャード(Vn)
マルタ・クレチュコフスキー(Vn)
タチアナ・ミード・チャミス(Va)
ブロウィン・バネルト(Vc)
このアルバムに収録されたのは1930年代にナチス・ドイツが「有害、または退廃的である」とみなし、「退廃音楽」の烙印を押 した作曲家の作品群。シュルホフやウルマンのように強制収容所に送られ命を落とした人や、コルンゴルトのように亡命し、そ の地で成功したものの、故郷を忘れることができなかった人たちの心の叫びが反映されたかのような曲が収録されています。 最後に収録されたザハヴィの曲は、やはり強制収容所で命を落とした女性詩人、ハンナ・セネシュの詩を元に書かれた作 品。詩はなくともその悲しみ、やるせなさが伝わります。クラリオン四重奏団は、ピッツバーグSOの楽員によるアンサンブ ル。彼らは2016年にテレジン強制収容所でこれらの曲のコンサートを行い、人々に感銘を与えました。

KL-1513
ブラームス:交響曲第1番&第2番
ブラームス:交響曲第1番ハ短調 Op.68
交響曲第2番ニ長調 Op.73
ハワード・グリフィス(指)、
フランクフルト・ブランデンブルク州立O

録音:2014年9月29日-10月2日、コンサートホール・“ C.P.E.バッハ”・フランクフルト(オーダー、ドイツ)
ハワード・グリフィスは1950年イギリス生まれの指揮者。ロンドンの王立音楽大学を卒業後世界各地の一流オーケストラの指揮台に立っており、これまでに様々なレーベルからリリースされてきたディスクは100枚を数えます。グリフィスが2007/08シーズンから2018年まで音楽総監督を務めたフランクフルト・ブランデンブルク州立O(ヘッセン州のフランクフルト・アム・マインではなくポーランド国境近くのブランデンブルク州のフランクフルト・アン・デア・オーダーが拠点)は、浮ヶ谷孝夫の指揮による日本公演での成功をはじめ、わが国においても着実にファンを獲得しているオーケストラ。
ドイツのオーケストラにとっては避けては通れないこの偉大な作品を録音するにあたってグリフィスは、マイニンゲン宮廷Oの楽長も務めた19世紀の指揮者、フリッツ・シュタインバッハ(1855-1916)が遺した資料を可能な限り収集し徹底的に研究。ブラームス演奏の最高の解釈者としてブラームス本人にも認められていたシュタインバッハが遺した痕跡に従ってテンポ設定やフレージングなど細部まで突き詰め、ブラームス存命当時の演奏スタイルの再現を試みています。オーケストラもグリフィスの要求に高水準の演奏で応えており、無数の演奏が生み出されてきた名曲に新たな彼らなりの答えを見出しています。
KL-1514
ブラームス:交響曲第3番&第4番
ブラームス:交響曲第3番ヘ長調 Op.90
交響曲第4番ホ短調 Op.98
ハワード・グリフィス(指)、
フランクフルト・ブランデンブルク州立O

録音:2015年6月22日-25日、コンサートホール・“ C.P.E.バッハ”・フランクフルト(オーダー、ドイツ)
ハワード・グリフィスは1950年イギリス生まれの指揮者。ロンドンの王立音楽大学を卒業後世界各地の一流オーケストラの指揮台に立っており、これまでに様々なレーベルからリリースされてきたディスクは100枚を数えます。グリフィスが2007/08シーズンから2018年まで音楽総監督を務めたフランクフルト・ブランデンブルク州立O(ヘッセン州のフランクフルト・アム・マインではなくポーランド国境近くのブランデンブルク州のフランクフルト・アン・デア・オーダーが拠点)は、浮ヶ谷孝夫の指揮による日本公演での成功をはじめ、わが国においても着実にファンを獲得しているオーケストラ。
交響曲第1番、第2番の翌年に録音セッションが行われたブラームス・サイクルの後半となる交響曲第3番、第4番でもグリフィスは、第1番、第2番と同様にマイニンゲン宮廷Oの楽長も務めた19世紀の指揮者、フリッツ・シュタインバッハ(1855-1916)が遺した資料を可能な限り収集し徹底的に研究。ブラームス演奏の最高の解釈者としてブラームス本人にも認められていたシュタインバッハが遺したコメントのひとつひとつまで拾い上げ、細かいテンポ設定、絶妙な強弱のバランス、アクセントの微妙な変化を効果的に表現。オーケストラの好演にも助けられブラームスが描いていた演奏スタイルの再現を見事に形にしています。細部までこだわり抜かれた演奏は数多くの名盤がひしめくこの名曲においても一聴の価値のあるアルバムに仕上がっています。
KL-1517B03
J.S.バッハ:様々な作曲家の協奏曲編曲集
協奏曲ヘ長調BWV978(原曲:ヴィヴァルディヴァイオリン協奏曲ト長調RV310)
協奏曲イ短調BWV593(原曲:ヴィヴァルディ2台のヴァイオリンのための協奏曲イ短調RV522)
協奏曲ニ短調BWV974(原曲:マルチェッロ協奏曲)
イタリア協奏曲ヘ長調BWV971
協奏曲ト短調BWV975(原曲:ヴィヴァルディヴァイオリン協奏曲ト短調RV316)
協奏曲変ロ長調BWV986(原曲:作曲家不祥)
協奏曲ハ長調BWV976(原曲:ヴィヴァルディヴァイオリン協奏曲ホ長調RV265)
協奏曲ト長調BWV973(原曲:ヴィヴァルディヴァイオリン協奏曲ト長調RV299
※全てシモン・ボルツキとクレメンス・フリックによる編曲
シモン・ボルツキ(リコーダー)
リー・ラヘル・バーダー(Vc)
マグヌス・アンダーソン(Lute)
クレメンス・フリック(ハープシコード&オルガン)

録音:2015年10月19-22日ベルリンヴァンゼー,アンドレアス教会
28歳の若きバッハが当時仕えていたザクセン=ヴァイマル公。その甥であるヨハン・エルンスト(音楽の才能に満ち溢れた青年貴族)が、バッハに依頼したのが、イタリア旅行で刺激を受けたヴィヴァルディの協奏的作品を鍵盤曲に編曲することでした。バッハ自身もそれまで「イタリア風」の音楽には馴染みがなかったようで、これらの新しいスタイルを持つ作品に興味を抱き、ついには「イタリア協奏曲」をはじめとする、数多くの斬新な作品を生み出すこととなるのです。ここでは、そんなバッハによる編曲作を、更にリコーダーを中心としたアンサンブルに移し替えるという試みがなされています。
KL-1518
NX-B03
ミュージック・フロム・ザ・モーション・ピクチャーズ
アルフレッド・ニューマン
(1901-1970):20世紀フォックスのファンファーレ
エルマー・バーンスタイン(1922-2004):「荒野の七人」組曲
リチャード・アデ ィンセル(1904-1977):「危険な月光」-ワルソー・コンチェルト
ア ーノルド:「ホブスンの婿選び」組曲(C.パーマー編)〈序曲とシュー・バ レエ/ウィリーとマギー/フィナーレ〉
ジョン・バリー(1933-2011):ジェームズ・ ボンド:メイン・テーマ(V.ロペス編)
クラウス・バデルト(1967-):「パイレーツ・ オブ・カリビアン」-彼こそが海賊
ジョン・ウィリアムズ(1932-):「シンドラーの リスト」:テーマ
ベートーヴェン:交響曲第7番第2楽章−「ザ ードス、ノウイング」&「英国王のスピーチ」
バーナード・ハーマン (1911-1975):「めまい」組曲〈前奏曲/悪夢/愛の情景〉
ワーグナー: ワルキューレの騎行-「地獄の黙示録」
ジョン・ウィリアムズ:「スター・ウォー ズ」組曲-第5曲「王座の間-フィナーレ」
ヴェルコ・チュンブリーゼ(Vn)
アナスタシア・ボルチョク(P)
ブランデンブルク州立O
ハワード・グリフィス(指)

録音:2016年1月20-22日フランクフルトカール・フィリップ・エマヌエル・バッハ・コンサート・ホール
現代の作曲家の作品は、一部のファンを除き、あまり広く受け入れられることはありません。しかし例外的に「映画のサントラ」だったら、どんなに難解な曲が流れていても画面にマッチしていれば強烈なファンがつくのです。もちろん「映画音楽の作曲家」たちは誰もが親しみやすく耳に残りやすい、また映画を絶妙に盛り上げる曲を書いています。有名な“20世紀フォックスのファンファーレ”で幕を開けるこのアルバムは、戦争映画「危険な月光」で使用された“ワルソー・コンチェルト”(ラフマニノフに作曲を依頼するも、断られてしまったため、アディンセルが「ラフマニノフ風」の曲を作曲したことで知られる)から、最近の「パイレーツ・オブ・カリビアン」の音楽、また逆にベートーヴェンやワーグナーと言った、もともとある名曲
が効果的に使われている映画など、多彩な作品を紹介。名手ハワード・グリフィスが手兵ブランデンブルク州立Oを率
いて華麗に演奏しています。
KL-1519
NX-B03
パッヘルベル:鍵盤作品集
ファンタジア ニ短調 P124…ハープシコード
「アポロンの六弦琴」より第1のアリア ニ短調と変奏 P193…ハープシコード
おお、穢れなき神の子羊 P393…ハープシコード
トッカータ ト短調 P468…オルガン
「神のみわざは善きかな」によるパルティータ P379…オルガン
リチェルカーレ ハ短調 P419…オルガン
今ぞわが魂よ、主をたたえよ P47…オルガン
組曲 第28番 ホ短調 P436…ハープシコード
トッカータ ハ長調 P454…ハープシコード
フーガ ハ長調 P151…ハープシコード
音楽による“死への思い”-シャコンヌ ヘ長調 P42…ハープシコード
トッカータ ハ長調 P454…ハープシコード
マールトン・ボルシャーニ(ハープシコード&Org)

録音:2006年10月17-19日
オルガンで演奏するか、ハープシコードで演奏するか? この問題はボルシャーニのアルバムでも常に問いかけられています。パッヘルベルのこれらの作品は通常オルガンで演奏さ れることが多いのですが、ボルシャーニはオルガンとハープシコードを弾き分けることで、作品の特徴を丁寧に描き出しま す。演奏に使われたのは、ハープシコードが、17世紀コルマールの名製作者ルッカース・クーシェによる精巧な楽器を模 したもの、オルガンはニュルンベルクのマンデルシャイト製のオルガンを模してペーター・マイヤーが制作した小さな楽器。こ れらの楽器は確実に17世紀当時の響きを伝えています。
KL-1520
NX-B03
ヘンデル:9つのドイツ語アリア集
先なる日々の思いわずらい HWV202
戯れる波のきらめく輝き HWV203
かわいい矢車草の花 HWV204
快い静けさ,やすらぎの泉 HWV205
歌え魂よ,神をたたえて HWV206
私の魂は見つつ聞く HWV207
うす暗い墓穴から来たお前たち HWV208
快い茂みの中に HWV209
燃えるばら,大地の飾り HWV210
ヨハン・ハインリヒ・シュメルツァー(1623-1680):4声のバッターリア 「フェンシング指南」
クリーガー(1634-1666):ドイツ語アリア集
 Der Liebe Macht herrscht Tag und Nacht
 Ein Freund, ein Trunk, ein Lieb, ein Sprung
 Wer freudig ist, auch gerne kusst
 Wohl dem, der sich vergnugt
フリッツ・シュペングラー(C.T)
クリスティアン・フォス(ヴィオラ・ダ・モーレ)
アンサンブル・コントラプンクト_us

録音:2015年10月3-10日
イタリアでオペラの知識を成熟させ、ロンドンでは劇場で人気を博したヘンデル。しかし母国であるドイツ語の作品は、驚くほどの少 ない数しかありません。この9曲のアリアは、この時代に人気を博していたハンブルクの詩人ブロッケスの詩が用いられており、ヘンデル がドイツ語をテキストに用いた最後の作品です。歌の伴奏をする楽器の編成は指定されておらず、現代の演奏家たちは思い思い に工夫を凝らし、これらの歌曲を歌い上げています。優れたヴァイオリン奏者であったシュメルツァー、そしてシューベルト以前に存在 したリート作曲家クリーガーの作品も聴く機会の少ない貴重な録音です。
KL-1521
NX-B03
ベートーヴェン:秘曲作品集
ピアノ協奏曲 ニ長調 Op.61a
騎士のバレエ WoO1
交響曲「ウェリントンの勝利またはビトリアの戦い」(戦争交響曲)
クレア・フアンチ(P)
ハワード・グリフィス(指)
フランクフルト・ブランデンブルク州立O

録音:2017年8月21-23日
ベートーヴェンの比較的珍しい作品を3曲収録。ヴァイオリン協奏曲をベートーヴェン自身がクレメンティの勧めに従って編曲し た「ピアノ協奏曲」には、ヴァイオリン協奏曲の時にはなかった長大なカデンツァが付されていることで知られます。「騎士のバレ エ」は作品番号なしの小さな曲集。恐らく20歳頃に書かれた作品であろうと推測されており、どの曲も単純ながら、楽しさと 明るさに満ちています。 「ウェリントンの勝利」は1813年6月21日、スペインにおけるビトリアの戦いで初代ウェリントン侯爵アーサー・ウェルズリー率い るイギリス軍が、フランス軍に勝利したことを受け、ベートーヴェンがウェリントン侯を讃えるために作った曲。本来は当時開発さ れた児童楽器「パンハルモニコン」のために書かれましたが、後に大編成の管弦楽のために編曲。実演では大砲が用いられ るなど、チャイコフスキーの「1812年」にも匹敵する迫力を持つ作品です。ピアノ協奏曲では、若手ピアニスト、フアンチが流 麗な演奏を披露、グリフィスも新鮮でエネルギッシュなアプローチで作品を構築しています。
KL-1522
NX-B03
国際人メンデルスゾーン
メンデルスゾーン:交響曲楽章 ハ短調
ベルリオーズ:オフィーリアの死 Op.18-2
フォルクマン(1815-1883):セレナード 第3番 Op.69
ドニゼッティ:弦楽四重奏曲 ニ短調
ニルス・ヴィルヘルム・ゲーゼ:ノヴェレッテン Op.53
ペーター・ブルーンス(芸術監督&チェロ独奏)
ライプツィヒ・メンデルスゾーン室内O

録音:2017年9月18-19日
幼い頃より音楽の才能を発揮、「神童」と呼ばれ、作曲家として大成してからは、積極的に演奏旅行に出かけ、数多くの作 品を書き上げるとともに、ライプツィヒ音楽院を開校、後進の指導にも力を尽くしたメンデルスゾーン。その名声はヨーロッパ中 に鳴り響き、当時の音楽界の最重要人物として多くの音楽家たちと交流を持ちました。ナポリではドニゼッティに示唆を与 え、ゲヴァントハウスではフォルクマンに作曲の指導をし、コペンハーゲンで演奏を拒否されてしまったゲーゼの交響曲をライプ ツィヒで演奏。ベルリオーズとは良好な友人関係を築いていたとされています。このアルバムには、メンデルスゾーンとの良き関 係から生まれた作品が収録されています。
KL-1523
NX-B03
モーツァルト、ベートーヴェン作品集
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 K481
 ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調 K376
ベートーヴェン:ロマンス ヘ長調 Op.50
 ロンド ト長調 WoO4
クライスラー:ベートーヴェンの主題によるロンディーノ
サラサーテ:モーツァルトの「魔笛」による幻想曲
ソン・ジウォン(Vn)
ホセ・ガリャルド(P)

録音:2017年10月20-22日
韓国のヴァイオリニスト、ソン・ジウォンのリサイタル・アルバム。 5歳の時から韓国国立芸術大学でヴァイオリンを学び始め、12歳でニューヨークのケネディーセンターにてソロ・デビューを飾っ たという天才少女。クリーヴランド音楽院に入学し、現在はニューイングランド音楽院でドナルド・ワイラースタインに学んでいま す。数多くのコンクール入賞記録を持ち、2016年にアウグスブルクで開催された「第9回レオポルド・モーツァルト国際ヴァイオ リン・コンクール」でも「素晴らしいモーツァルト奏者」と絶賛されています。また昨年韓国で開催された「ユン・イサン国際コン クール」では第1位を獲得しました。 このアルバムでは、彼女が得意とするモーツァルトのヴァイオリン・ソナタを中心に、ベートーヴェンの作品と、この2人にインスパ イアされたクライスラーとサラサーテの小品を演奏。魅力的な音色でじっくりと聴かせます。
KL-1524
NX-B03
初期鍵盤音楽の偉人たち
アントニオ・デ・カベソン:騎士の歌による変奏
ジョン・ブル(1562-1628):イン・ノミネ XII
 前奏曲とイン・ノミネ XI
スヴェーリンク(1562-1621):涙のパヴァーヌ SwWV328
 半音階的幻想曲 SwWV258
フレスコバルディ:トッカータ 第10番(トッカータ集 第1巻より 1615年)
 トッカータ 第9番(トッカータ集 第1巻より 1615年)
 パッサカリアによる100のパルティータ(トッカータ集 第1巻改訂版より
1637年)
カスパール・ケルル(1627-1693):音列配列理論によるリチェルカータ
 組曲 ヘ長調【アルマンド/クーラント/サラバンド/ジーグ】
 パッサカリア
アグネス・ラトコ(ハープシコード)
ハンス・ルッカース2世製 コルマー1624年…2000年Titus Crijnen復元モデル

録音:2016年8月27-28日
16世紀から17世紀にかけて著しい発達を遂げた鍵盤楽器。楽器の発展に伴い、演奏技巧の幅も広がり、作曲家たちは 競うかのごとく演奏困難な作品を作り上げ、一つの主題をもとにした変奏曲や、速い走句やパッセージに彩られたトッカータ などが数多く生まれました。このアルバムにはルネサンス末期から初期バロックの時代に書かれた鍵盤作品を収録。アグネス・ ラトコの演奏で、当時最も影響力があったとされるカベソンや、スヴェーリンク、フレスコバルディ、そして優れたオルガニストで あったケルルの作品まで、時代の変遷を追いながら多彩な作品を聴くことができます。
KL-1525
NX-B03
クラウス・ヴュストホフ(1922-):交響詩集
Die Schelde スヘルデ川
1.西スヘルデの旅路(序曲)
2.月の光(夜想曲)
3.アントワープ(ロンド、フィナーレ)
Die Regentrude 雨ひめ様と火おとこ
マルティナ・ゲデック(朗読)
ウルリッヒ・ケルン(指)
フランクフルト・ブランデンブルク州立O

録音:2018年1月14日 ライヴ
ドイツ文学における詩的リアリズムを代表する作家テオドール・シュトルム(1817-1888)。代表作の一つ「雨ひめ様と火おと こ」は、人間による環境の破壊や気候の変動による脅威を、子供にもわかりやすく示したお伽話です。このお話に、ドイツの 現代作曲家ヴュストホフは後期ロマン派の作風に則った劇的な音楽をつけました。ドイツの名女優マルティナ・ゲデックの朗 読も加えた華麗な音の物語は、聴き手に感動をもたらします。
KL-1526
ショスタコーヴィチ:管弦楽作品集
ジャズ組曲第2番
ピアノ協奏曲第1番ハ短調 Op.35*
バレエ「黄金時代」組曲 Op.22a
ハワード・グリフィス(指)、
フランクフルト・ブランデンブルク州立O、
アントニー・バリシェフスキー(P)*、
ロマン・ルルー(Tp)*

録音:2018年1月23日-26日、コンサートホール・“ C.P.E.バッハ”・フランクフルト(オーダー、ドイツ)
Klanglogoレーベルの新規取り扱い開始を記念して、これまで数々の名録音を世に送り出しているイギリスの名指揮者ハワード・グリフィスと、彼が音楽総監督を務めていたフランクフルト・ブランデンブルク州立Oによるショスタコーヴィチ・アルバムを日本語解説付きの国内仕様盤としてリリースいたします!
ハワード・グリフィスは1950年イギリス生まれの指揮者。ロンドンの王立音楽大学を卒業後世界各地の一流オーケストラの指揮台に立っており、これまでに様々なレーベルからリリースされてきたディスクは100枚を数えます。グリフィスが2007/08シーズンから2018年まで音楽総監督を務めたフランクフルト・ブランデンブルク州立O(ヘッセン州のフランクフルト・アム・マインではなくポーランド国境近くのブランデンブルク州のフランクフルト・アン・デア・オーダーが拠点)は、浮ヶ谷孝夫の指揮による日本公演での成功をはじめ、わが国においても着実にファンを獲得しているオーケストラ。大衆音楽から実用音楽までどんな音楽においても才能を発揮したショスタコーヴィチならではの、交響曲や弦楽四重奏等に見られるシリアスな音楽とは違った軽妙な一面をエネルギッシュな演奏で引き出しています。度重なるラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンへの出演やマスタークラスの開催などで日本でも人気の高いロマン・ルルーの“ピアノ協奏曲第1番”における活躍も聴きもの。
KL-1527
NX-B03
ALLA TURCA-トルコ風
リュリ:町人貴族より「トルコの儀式のための行進曲」
ヘンデル:ソロモン HWV67「シバの女王の到着」
ヴァイセンボルン(1837-1888):Mitternachtliche Wachtparade-トルコ行進曲
バイレ(1832-1909):勝利の行進曲
ベートーヴェン:バレエ「アテネの廃墟」-トルコ行進曲
ディアベリ:トルコ風 Op.149-26
ヨーゼフ・ルンメル(1818-1880):トルコ風ロンド
モーツァルト:ピアノ・ソナタ イ長調 K331「トルコ行進曲」
ヴェルディ:若いムーア人の女奴隷たちの踊り
ロッシーニ:歌劇「アルジェのイタリア女」序曲
ベルト・R・アンソニー(1876-1923):東洋のばら-東洋風の踊り Op.205
E.R.クレーガー:東洋の情景 Op.37-1
カールマン(1882-1953):喜歌劇「バヤデール」-踊り
アーン(1874-1947):「当惑したナイチンゲール」-舞曲
チャイコフスキー:バレエ「くるみ割り人形」より「アラビアの踊り」
セアン・ジーク(1966-):ヤーバル・ラム
ベルリン・ブロックフレーテ・オーケストラ
ノラ・ティーレ(パーカッション)
シモン・ボルツキ(編曲&指)

録音:2018年1月26-28日
15世紀に東ローマ帝国を滅ぼし、コンスタンティノポリスを征服したオスマン帝国は、徐々に勢力を拡大し、17世紀 にはアゼルバイジャンからモロッコ、ウクライナ、ハンガリー、チェコスロヴァキアに至る広大な領域を支配しました。当時の ヨーロッパの人々はオスマン帝国の文化に憧れ、多くの音楽家たちは自作に東洋風の響きを取り入れ、ユニークな作 品を次々と生み出しました。現在ではモーツァルトとベートーヴェンの「トルコ行進曲」が良く知られていますが、他に も、このアルバムの収録曲でわかる通り、17世紀から現代に至るまでに多種多彩な作品が存在しています。ボルツ キは原曲の持つオリエンタル要素を強調し、打楽器が大活躍する編曲を施し演奏。当時の人々の「異国への憧れ」 を伝えています。


このページのトップへ


このサイト内の湧々堂オリジナル・コメントは、営利・非営利の目的の有無に関わらず、
これを複写・複製・転載・改変・引用等、一切の二次使用を固く禁じます
万一、これと類似するものを他でお見かけになりましたら、メール
でお知らせ頂ければ幸いです




Copyright (C) 2004 WAKUWAKUDO All Rights Reserved.