湧々堂HOME 新譜速報 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック 廉価盤 シリーズ
旧譜カタログ チャイ5 殿堂入り 交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック


管弦楽曲、バレエ・新譜速報


※発売済のアイテムも含めて、約3ヶ月間掲載しています。
※新しい情報ほど上の段に記載しています。
※表示価格は全て税込みです。



Jecklin
J-4404-2(1CD)
パウル・ザッハーのモーツァルト
モーツァルト
:カッサシオン第1番ト長調K.63/第2番変ロ長調K.99
パウル・ザッハー(指)コレギウム・ムジクム・チューリッヒ
録音:1969年
ストラヴィンスキーやバルトーク、ブーレーズらに作品の委嘱を行い20世紀音楽の発展に大きく寄与したスイスの巨匠パウル・ザッハー。その功績の大きさ故に近現代音楽の印象が強いザッハーがコレギウム・ムジクム・チューリッヒとのコンビでレコーディングを行ったモーツァルトのカッサシオン集。   (0808)

CHERRY RED
ACMEM-153CD(1CD)
ストラヴィンスキー自作自演集
管楽八重奏曲*、頌歌*、エボニー・コンチェルト*、
11の楽器の為のラグタイム、小オーケストラのための組曲1番
11の楽器の為のラグタイム、バレエ音楽「オルフェウス」#
NYO*、ウディハーマン・オーケストラ**、スイス・イタリア放送O、RCA響#

Slovak Radio
RB-0314-2(1CD)
エウゲン・スホニュ(1908-1993):ヴァイオリンと大管弦楽のための幻想曲とブルレスク Op.7(1933/1948)(*)、
交響的幻想曲「BACH」(オルガン、弦楽合奏と打楽器のための;1972)(+)、田舎風シンフォニエッタ(1956)(#)
ボリス・クハルスキー(Vn)*、イムリフ・サボー(Org)+、
シュテファン・ローブル(指)*、ローベルト・スタンコフスキー(指)、スロヴァキアRSO
20世紀のスロヴァキアにおける傑出した作曲家の一人であるスホニュの、管弦楽のための代表的作品集。後期ロマン派的作風に民族音楽と20世紀的技法を取り入れた、スロヴァキア民族主義音楽の真髄を鑑賞できます。   (0808)

Aurora
ACD-5033(1CD)
七変化の才人ヘルゲ・スンネ作品集
ヘルゲ・スンネ(1965-):Riddles and Ache (なぞと苦痛)*、Charade (シャレード) (シンフォニエッタのための)**、Festina lente II (フェスティナ・レンテ II) (3 人の打楽器奏者、2 台のピアノと弦楽のための)、Rotations (回転) (1996) (シンフォニエッタのための)**、Danza (1989) (クラリネット四重奏のための)**、Caglia (1997 rev.1999) (管弦楽のための)**、Paroushonon (2001) (サクソフォーンと打楽器のための)**、The 1002nd Tale (1002 番目の物語) (1992) (サクソフォーン四重奏のための)、Festina lente I (フェスティナ・レンテ I) (3 人の打楽器奏者、2 台のピアノと弦楽のための)
ヘルゲ・スンネ(P)、シェル・サイム(指)ノルウェー放送O、
ロルフ・グプタ(指)アンサンブル・エルンスト、
インガル・ベルグビ(指)BIT20アンサンブル、ロルフ・グプタ(指)ノルウェー放送O、
クヴァリネット[テリエ・ビョルン・レシュタード(Cl)、キム・スティーゲン・フレリ(Cl)、アン・ソフィ・ハルヴォシェン(Cl)、イェットルード・ペーデシェン(Cl)]、
ロルフ・グプタ(指)ノルウェー放送O、
デュオ・サラス[ハイディ・クリスチャン・ホルム=ストーメル(Sax)、オイヴィン・ウルフ・ストーメルペ(Perc)]、
サクソフォン・コンセントゥス、インガル・ベルグビ(指)BIT20アンサンブル
録音:1990年11月30日NRKスタジオ(ライヴ)*、2004年5月3日-7日NRKスタジオ**]
オーケストラやアンサンブルのための作曲と編曲。映画のための音楽も手がけるビッグバンドジャズの曲を書き、指揮をし、トロンボーンを演奏し、果てはレコードのプロデューサー、ミュージシャンでもあるヘルゲ・スンネは多方面にわたり活動をつづけています。オスロの国立音楽アカデミーを卒業した後、クラスメート7人と一緒に録音した「フェスティナ・レンテ(ゆっくり急げ)」を含む作品集。プログラムノーツを書いた作曲家のビョルン・クルーセはスンネの曲を<ダイナミックで生気にみちた>音楽と表現しました。  (0808Ki)


小学館
SHM-10001(20CD+BOOK)
税込定価
林光の音楽(全1巻)
◆Disc.1/管弦楽曲第1集
交響曲ト調
外山雄三(指)「音楽の劇場」SO
オーケストラのための変奏曲
N.エッシュバッヒャー(指)NHKSO
湿地帯
岩城宏之(指)NHKSO
室内協奏曲「北方・南方」
イシハラ・リリック・アンサンブル
◆Disc.2/管弦楽曲第2集
第2交響曲「さまざまな歌」
高橋悠治(P)、尾高忠明(指)大阪フィル
シンフォニック・スケッチ「江差」
外山宏之(指)NHKSO
シンフォニック・スケッチ「京の大仏」
山本直純(指)NHKSO
第3交響曲「八月の正午に太陽は・・・」
緑川まり(Sop)外山雄三(指)新日本フィル
THRENUS「哀歌」
岩城宏之(指)アンサンブル金沢
◆Disc.3/管弦楽曲第3集
ギター協奏曲「北の帆船(ほぶね)」
鈴木大介(Guitar)寺嶋陸也(指)ポートストリングス横浜
ヴィオラ協奏曲「悲歌」
今井信子(Va)、林光(指)水戸室内O
木琴協奏曲「夏の雲走る」
通崎睦美(木琴)、下野竜也(指)京都市SO
◆Disc.4/器楽曲第1集
メヌエット、ファンタジア、ロンド ト短調、行進曲、ラプソディー、
コントラスツ、ピアノソナタ(第1番)、フルートソナタ
林光(P)、荒川洋(Fl)、野平一郎(P)、井上頼豊(Vc)、黒沼ユリ子(Vln)
田村拓男、吉川雅夫(Marb)、志村泉(P)、林リリ子(Fl)
◆Disc.5/器楽曲第2集
緯2、徳利小、ブランキ、第2ピアノソナタ「木々について」、花鳥図譜、
ワルシャヴィアンカ変奏曲
林光(指)、吉村七重、斎藤和志(Fl)、庄司知史(Ob)、菊地知也(Vc)
吉田秀(Cb)、志村泉(p)、他
◆Disc.6/器楽曲第3集
第3ピアノソナタ「新しい天使」、「裸の島」の主題によるパラフレーズ、
蜜蜂は海峡を渡る、弦楽四重奏曲「レゲンデ」、ピアノ三重奏曲「からさ」、
LAMENT(悲の曲)、裸の島-フルート・ソロのための
志村泉(P)、藤原真理(Vc)、御喜美江(アコーディオン)、ムーサSQ、
クァルテット・エクセルシオ、荒川洋(Fl)
◆Disc.7/器楽曲第4集
室内協奏曲「それがわかったら」、チェロソナタ「十月の歌」、
インテルメディオ-弦楽四重奏のための、
道がないところにも道がある-マリンバとピアノのために、星の道、
二羽の鳥 とびながら話している、ラッキー・ドラゴン・クインテット、
メメント-F.G.ロルカを追想して
御喜美江(アコーディオン)岩佐和弘(Flu)大澤昌生(Fg)、山田百子(Vn)
溝入敬三(Cb)、藤原真理(Vc)、志村泉(P)、クァルテット・エクセルシオ、
菅原淳(Marb)、森浩司(P)、荒川知子(リコーダー)、荒川洋(Fl)、林光(P)、寺嶋陸也(P)、新日本フィルSQ、鈴木大介(G)
◆Disc.8/合唱曲第1集
黒い歌、鼠たちの伝説
岩城宏之(指)東京混声cho、山田一雄(指)日本合唱協会、他
◆Disc.9/合唱曲第2集
カンタータ「脱出」、グラナダのみどりの小枝
林光(指)東京労音cho、新星日本SO、他
◆Disc.10/合唱曲第3集
若かった、この世は暗い、帆は風に鳴り、原爆小景(完結版)、
うつくしいのはげつようびのこども・マザーグース歌曲集、太陽とこども、
雨よ降れ、とこしへの川
片山みゆき(指)Tokyo Cantat 2007、林光(指)東京混声cho、他
◆Disc.11/歌曲・ソング第1集
骨片の歌、赤電車、苦行・・・1974
谷篤(Br)、山田百子(Vn)、寺嶋陸也(P)、竹田恵子(S)、松下武史(T)
志村泉(P)、、他
◆Disc.12/歌曲・ソング第2集
高原(海だべがど)(宮澤賢治)、岩手軽便鉄道の一月(宮澤賢治)、あまのがわ(宮澤賢治)、グランド電柱(宮澤賢治)、歩行について(宮澤賢治)、序詞(「注文の多い料理店」序)(宮澤賢治)、続・歩行について(宮澤賢治)、死んだ一人(中野重治)、挿木をする(中野重治)、十月(中野重治)、歌うな(中野重治)、わかれ(中野重治)、水辺を去る(中野重治)、マリー・アブラハムのバラード(長谷川四郎)、ぐるぐるまわりの歌(長谷川四郎)、港々の陽気な娘(長谷川四郎)、流れる水と岩の歌(林光)、〈ナチ〉ニモマケズ(林光)、旗はうたう(太陽の旗)(林光)、月の船の歌(林光)、わらび(林光)、こどものたたかい(林光)、林の光(谷川俊太郎)
◆Disc.13/歌曲・ソング第3集
真田隊マーチ(福田善之)、舟唄(佐藤信)、花のうた(佐藤信)、恋はやさし 野辺の花よ(佐藤信)、いってしまったあんた(斎藤憐)、壁のうた(斎藤憐)、国際大歌劇・終曲(佐藤信)、うつぶせの(山元清多)、ちょいと兄さん(加藤直)、三十五億年のサーカス(佐藤信)、あばよ上海(佐藤信)、魚のいない水族館(佐藤信)、クレーンマンの歌(山元清多)、銀河の底でうたわれた愛の歌(広渡常敏)、サザンクロスの彼方できこえた父が息子にあたえる歌(広渡常敏)、花かざれ(佐藤信)、やさしかったひとに(野長瀬正夫)、うた(佐藤信)、ああ、結婚!(加藤直)、十二月(つき)の歌(マルシャーク/湯浅芳子訳)、宮仕えの歌(広渡常敏)、森は生きている(広渡常敏)、指輪の呪文の歌(マルシャーク/湯浅芳子訳)、一瞬の「いま」を(林光)、たたかいの中に(高橋正夫)、告別(エドウィン・カストロ/林光訳)、石ころの歌(ソル・チャン・ス)、吾子に免許皆伝(岩田宏)、歩くうた(谷川俊太郎)、雨の音楽(J.S.コッターJr/木島始訳)、新しい歌(ロルカ/長谷川四郎訳)、みちでバッタリ(岡真史)、わたしがたねを立川市立幸小校歌(谷川俊太郎)、きょうがきた竹の塚北小学校校歌(谷川俊太郎)、すみわたる空よきけ宇喜田小学校校歌(木島始)
◆Disc.14/オペラ第1集
オペラ変身(前半)
◆Disc.15/オペラ第2集
オペラ変身(後半)
◆Disc.16/オペラ第3集
オペラ吾輩は猫である(前半)
◆Disc.17/オペラ第4集
オペラ吾輩は猫である(後半)
◆Disc.18/ラジオ・テレビ
優しさごっこ、国盗り物語、花神、山河燃ゆ
◆Disc.19/映画音楽第1集
第五福竜丸【新藤兼人】、裸の島【新藤兼人】、名もなく貧しく美しく【松山善三】、秋津温泉【吉田喜重】、人間【新藤兼人】、真田風雲録【加藤泰】、鬼婆【新藤兼人】、白昼の通り魔【大島渚】、アンデスの花嫁【羽仁進】、強虫女と弱虫男【新藤兼人】、白昼堂々【野村芳太郎】、でっかいでっかい野郎【野村芳太郎】
◆Disc.20/映画音楽第2集
少年【大島渚】、やくざ絶唱【増村保造】、裸の十九歳【新藤兼人】、恋の夏【恩地日出夫】、讃歌【新藤兼人】、心【新藤兼人】、竹山ひとり旅【新藤兼人】、聖職の碑【森谷司郎】、絞殺【新藤兼人】、北斎漫画【新藤兼人】、東綺譚【新藤兼人】、午後の遺言状【新藤兼人】、生きたい【新藤兼人】、三文役者【新藤兼人】、ふくろう【新藤兼人】、石内尋常高等小学校、花は散れども【新藤兼人】
日本を代表する作曲家、林光氏の作品の集大成発売。貴重な初演ライヴ録音、歴史的ライヴ録音、新録音を含めて収録曲は167曲。CD20枚と詳しい解説の書籍1巻400ページを美しい装丁のパッケージに収納しています。
体裁:特製ケース(高さ262mm×奥行き198mm×幅113mm)・書籍B5判変形(246×189、400頁)・CD20枚。

MAXIMUM HANNIG
HG-0046-2(1CD)
文官の物語
ストラヴィンキー:組曲「兵士の物語」(*)、管楽のための協奏曲(+)、管楽八重奏曲(#)、ミヨー:交響曲第5番(#)、ヤン・クルサーク(1934-):ファゴット協奏曲(**)
イヴァン・シュトラウス(Vn)*、リボル・ペシェク(指)室内ハーモニー、イジー・セイドル(Fg)**、エドゥアルト・フィシャー(指)ドヴォルザークCO(**)
録音:1983年8月30日-9月1日、プラハ、チェコ放送スタジオ1(**)/ ライセンサー:Supraphon(*/+/#) (P)1968(*)、1965(+)、1963(#)

TONUS
TN-0101-2(1CD)
カルロヴィ=ヴァリのコロナーダの音楽
フチーク:フローレンス行進曲
レハール:喜歌劇「パガニーニ」〜女たちにキスをするのが好きだった(+)
ヤハン&ヨーゼフ・シュトラウス:ピツィカート・ポルカ
レハール:喜歌劇「パガニーニ」〜アンナ=エリーザのアリア(*)
クモフ:オートバイに乗って
J・シュトラウス:喜歌劇「ジプシー男爵」〜こうのとりの二重唱(*/+)
ネドバル:悲しきワルツ
レハール:喜歌劇「メリー・ウィドー」〜唇は黙っていても(二重唱)(*/+)
オッフェンバック:喜歌劇「地獄のオルフェウス(天国と地獄)」〜 カンカン
フチーク:剣士の入場、
J・シュトラウス:喜歌劇「ジプシー男爵」〜バリンカイのクプレ(+)、雷鳴と電光、喜歌劇「こうもり」〜侯爵殿あなたのようなお方は(*)
E・シュトラウス:蒸気を立てろ(ポルカ=シュネル)
レハール:喜歌劇「パガニーニ」〜私ほどお前を愛した者はいない(*/+)、ワルツ「金と銀」/喜歌劇「微笑みの国」〜君はわが心のすべて(+)
J・シュトラウス:浮気心
ガブリエラ・コッペロヴァー(S)*、ロベルト・シホ(T)+、ミロシュ・フォルマーチェク(指)カルロヴィ・ヴァリSO
録音:2003年10月、チェコ、カルロヴィ・ヴァリ、ホテル・テルマル
チェコ西端に近いヨーロッパ有数の温泉保養地カルロヴィ=ヴァリには、コロナーダと呼ばれる豪華な温泉療養施設が建てられており、そこでは保養地にふさわしい軽快な音楽が演奏されてきました。

PETERSBURG RECORDING STUDIO
PRS-0091(2CD)
アダン:バレエ音楽「ジゼル」
ヴィクトル・フェドートフ(指)マリインスキー劇場O
録音:1985年

RTVE
RTVECD-65261(1CD)
チェロ合奏のための音楽
ヴィラ=ロボス(1887-1959):ブラジル風バッハ第1番
ポッパー:レクィエム
ジョルディ・セルベリョ(1935-):パウ・パザルスに捧げる歌
フェルナンド・アグエリア:チェロ八重奏のための組曲
フリードリヒ・グリュツマッハー(1832-1903):聖歌
プロコフィエフ:アンダンテ
エドゥアルト・ピュッツ(1911-2000):タンゴ・パッショナート
ヴィグエン・サルキソフ(指、Vc)ヴィグエン・サルキソフ・チェロ合奏団
録音:2004年6月5-6日、スペイン、オビエド高等音楽院ホール
ヴィグエン・サルキソフ・チェロ合奏団は、スペインのオビエド(・エドゥアルド・マルティネス・トルネル)高等音楽院教授を務めるロシアのチェリスト、ヴィグエン・サルキソフが1997年に創設したグループです。

KARONTE
KAR-7051(1CD)
アンヘル・イリャラメンディ(1958-):交響詩「微笑む空間」(1992)
アマイア・ズビリア(A)、マリアーン・ヴァフ(指)ブラチスラヴァRSO
収録時間47分16秒ですが、こちらはフルプライスとなります。

2L
2L-50SACD(1SACD)
ディヴェルティメンティ
バルトーク:弦楽のためのディヴェルティメント、グラジナ・バツェヴィチ:弦楽のための協奏曲、テリエ・ビョルクルン:カルミナ、ブリテン:シンプル・シンフォニー
トロンハイム・ソロイスツ オイヴィン・ギムセ(Vc、リーダー)
録音:2007年11月 セルビュ教会(トロンハイム、ノルウェー)
1988年、ビャルネ・フィスクムが創設した室内オーケストラ、トロンハイム・ソロイスツ。ノルウェーの古都、トロンハイムの音楽学校と音楽院の弦楽器奏者たちにトレーニングの場を提供することが設立の目的です。コンサート、レコード録音と実績を重ね、ヨーロッパ、アメリカ、日本、ブラジルへのコンサートツアーにより国際的名声も獲得してきました。2002年、チェリストのオイヴィン・ギムセ(1968-)が芸術監督に就任。バロックとロマンティシズム時代の音楽にタンゴ、ジャズ、ロック、現代の作品をレパートリーに加え、より広い展開を目指すようになりました。代表的録音のひとつがマリアンネ・トゥーシェンと共演したモーツァルトのヴァイオリン協奏曲第3番・第4番・第5番(2L38SACD)。演奏とプロダクションの高いクオリティを各国のメディアが支持。アメリカの雑誌「Sterophile」はは【欲しくてたまらないレコード/RecordtoDiefor】しています。トロンハイム・ソロイスツの最新アルバムは、弦楽オーケストラのスタンダード・レパートリーになったバルトークとブリテンの2曲など、イニシャル【B】の作曲家たちの弦楽オーケストラ作品集です。グラジナ・バツェヴィチ(1909-1969)はポーランドの女性作曲家、ヴァイオリニスト。ルトスワフスキとシマノフスキの音楽語法の跡をとどめながら独創性を発揮した音楽は近年、国際的に高く評価されてきています。<弦楽のための協奏曲>はポーランド国家賞受賞作。北欧のグループでは聖ミケル弦楽オーケストラが録音を行い(ABCD173)、各国の弦楽オーケストラにより演奏されるようになりました。テリエ・ビョルクルン(1945-)はノルウェーの作曲家。ジャズピアニストとしてノルウェーの音楽シーンに貢献した後、本格的に作曲活動に入りました。フィン・モッテンセンに作曲を学んでいます。合唱曲、管弦楽曲、室内楽曲が主なジャンル。ハーモニーを中心とした作品が多くみられます。<カルミナ>は、チリンギリアン弦楽四重奏団からの委嘱作。1994年ノルウェーのリレハンメルで開催された第17回冬季オリンピックで初演されました。古代ギリシアのオリンピック勝者を讃える頌歌を書いた抒情詩人ピンダルスの詩集「ピンダリ・カルミナ」に因み、<カルミナ>(歌集)のタイトルがつけられました。古代に想いを馳せるような崇高なページと、生命力にみちたパッセージをもつ音楽。このアルバムの録音のため作曲者自身が弦楽オーケストラ版の編曲を行いました。オリジナル版の録音は、チリンギリアン弦楽四重奏団による演奏がビョルクルンのポートレート・アルバム(HCD2923)に収録されています。アンスネス、アントンセン、テレフセンらノルウェーのアーティストの他、トロンハイム・ソロイスツは国外の音楽家とも積極的に共演を重ねてきました。ヴァイオリニストのアンネ=ソフィー・ムターがソロを弾いたバッハの協奏曲も最近リリースされ、そのアルバムのプロモートも兼ね、この5月と6月、トロンハイム・ソロイスツとムターのアジア・日本ツアーが行われます。2Lの新しいアルバムに録音された曲も、そのプログラムに取り上げられる予定です。  (Ki)

SWEDISH SOCIETY
SSACD-1132(1CD)
ブー・リンデ(1933-1970):管弦楽作品集 Vol.2
陽気な序曲 Op.14(*)、ムジカ・コンチェルタンテ Op.27(1963)(+)、多様な組曲 Op.21(1959)(*)、ブーローニュ組曲 Op.32(1966)(*)
ペッテル・スンドクヴィスト(指)ヤヴレSO
録音:2002年19-22日(*)、2003年3月5-6日(+)、スウェーデン、ヤヴレ、Gevaliasalen

Brass Classics
BC-3007(1CD)
ホディエ・グロリオーサ
モーツァルト:ディヴェルティメント第5番ハ長調K.187/エドワード・チャンス(1947−):ローバー、屑屋と主人/セシリア・マクドウォール(1951−):今日、常に誉れある乙女マリアが/ベートーヴェン:3つのエクアール/マイケル・バークリー(1948−):ユリの咲くところで/ハリソン・バートウィッスル(1934−):ホケトゥス・ペトルス/リチャード・ハーヴェイ(1953−):武装した人/モーツァルト:ディヴェルティメント第6番ハ長調K.188
ポール・アーチボールト(指)、ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズ・ブラス・アンサンブル
シャンドス(Chandos)からリリースされているマティアス・バーメルトとの「モーツァルトと同世代の作曲家シリーズ」、ハワード・シェリーとの「フンメル・シリーズ」などで目覚しい活躍を展開している「ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズ」の金管セクションによるブラスの祭典!2本のフルートが加わるモーツァルトの「ディヴェルティメント」やトロンボーン三重奏によるベートーヴェンの「3つのエクアール」といった永遠の名曲から現在のイギリスをリードする作曲家たちによる斬新な作品までを幅広く収録するなど、「古典的作品」と「新しい作品」の両面にスポットをあてた華々しいレパートリーは魅力満点。輝かしいサウンドと基礎能力の高さは、お見事!

Sunrise
SUN-78566(1CD)
原住民新韻
鐘耀光(編曲):高一生歌曲組曲、鐘耀光:木琴協奏曲第2番、鐘耀光(編曲):サミンガ歌曲選、鐘耀光:管弦楽組曲「山野を廻る響き」
戴佳欣 (木琴)、サミンガ【紀暁君】(Ms)、エイミー・チャン【張佳韻】(指)国立台湾SO
台湾には中国系住民以外に高砂族と呼ばれる先住民がいます。その部族のひとつツォウ族出身の高一生(1908-1954、日本名矢多一生、本 名ウォグ・ヤタウユガナ)は日本統治時代に教育を受けたエリート。20世紀になっても焼畑と狩猟を主な糧としていた原始的習慣を廃止さ せ、近代農業をもたらすなど多大な貢献をしました。また「阿里山のニーチェ」「高山哲人」と称されるほどの芸術家肌で、日本語による 歌曲も作曲しています。しかし台湾政府によるいわゆる「白色テロ」で捕らえられ無残に処刑されました。  当アルバムでは高一生作曲の歌曲を、香港出身で現在台湾作曲界の重鎮である鐘耀光がフルオーケストラ用に編曲、非常に興味深い管弦 楽組曲に仕立てました。江文也や伊福部昭の音楽に興味のある向きなら絶対気に入ること間違いなしの濃厚的民族色彩です。  また、先住民プユマ族出身で、「台湾で最も美しい歌声の持ち主」と称され、日本でも公演したことのあるサミンガの歌唱で、高砂族の 歌が聴けるのも大歓迎。さらに鐘耀光のオリジナル作品も2篇収められ、台湾の女性指揮者エイミー・チャン(張佳韻)の卓抜な統率力が 光ります。
Sunrise
SUN-8503(1CD)
江文也:台湾舞曲、孔廟大成楽章(全6曲)
陳秋盛(指)NHK響
録音:1984 年9 月、江戸川区総合文化センター・ホール
10 年程前に弊社が輸入し、大きな話題となった台湾Sunrise 社の江文也管弦楽曲集が久々の再入荷となります。1910 年、日本統治下の 台湾に生まれ、戦前の東京でテノール歌手、作曲家として活躍した江文也は、伊福部昭や早坂文雄らとともに、ロシアの作曲家チェレプニ ンに認められ、その教えを受けました。当時のどの日本人作曲家よりも進んだ感性を示し、「台湾舞曲」と「孔廟大成楽章」は70 年前の作 とは思えないほど、現代の坂本龍一などに直接つながる世界を展開。大編成の管弦楽を自在に操る手腕にも感心させられ、戦前の日本に凄 い逸材がいたのだと再認識させられます。N響のセッション録音というのも興味津々です。伊福部昭ファンや、NAXOSの日本人作曲家シリー ズファンの必携盤です。
Sunrise
SUN-8510(1CD)
江文也:故都素描 Op.15、交響詩「屈原の思い出」 Op.62、田園詩曲 Op.5 の2、弦楽のための小交響曲 Op.51
陳秋盛(指)NHK響
録音:1985 年3 月、江戸川区総合文化センター・ホール
「故都素描」は1935 年のピアノ曲「16 のバガテルOp.8」から5曲を選び極彩色のオーケストレーションを施し、別の作品番号で発表し たもの。1939 年に尾高尚忠指揮日本交響楽団により初演されました。これはまさに江文也版「展覧会の絵」で、バガテルの第4曲「ちゃる めら」をプロムナードがわりとし、北京の風物を散策して最後に壮麗な北京正陽門に至ります。NHK が戦前、日本の作曲家に故郷の民謡を 用いて管弦楽曲を書かせた国民詩曲シリーズのひとつ「田園詩曲」も貴重。N 響のセッション録音も聴きものです。

EIGEN ART
10170[EI](1CD)
ホルスト:組曲「惑星」
ベルンハルト・ギュラー(指)南ドイツ青少年PO
録音:1997年
ベルンハルト・ギュラー(Bernhard Gueller)1950年生まれの指揮者。シュトゥツトガルト放送交響楽団でチェリスト。後にチェリビダッケの代役として指揮をし、その活動をスタートさせ、チェリビダッケの指導を受けました。度々日本にも演奏活動に訪れ、札幌交響楽団、神奈川フィル等を指揮し好評をはくしています。現在ノヴァ・スコシア交響楽団(カナダ)、ケープタウン・フィル(南アフリカ)ニュルンベルク交響楽団(ドイツ)の音楽監督。少々遅めのテンポで進められる大きなスケールを持った演奏です。

Inedita
PI-2632(1CD)
レスピーギの世界初録音作品
レスピーギ:ユモレスク(*)【世界初録音】、伝説(ヴァイオリンと管弦楽のための)(*)、6つの小品(アドリアーノ編曲)【世界初録音】、組曲「ロッシニアーナ」
マルコ・ロリャーノ(Vn)*、ロベルト・ディエム・ティガーニ(指)サッサリSO
録音:2003年12月9-13日、2004年12月14日
ベートーヴェンの珍曲を録音・発売し話題を呼んでいるイネディタから、レスピーギの秘曲が登場。「ユモレスク」と「伝説」は未出版で、指揮者ロベルト・ディエム・ティガーニが作曲者の自筆稿ら楽譜を起こして録音に臨みました。子供のために書かれたピアノ四手連弾用の作品「6つの小品」をオーケストレーションしたのは、レスピーギ研究家で指揮者でもあるアドリアーノ。

Albert Moraleda
MORALEDA-0169(1CD)
¥2415
サルバドー・ブロトンス(1959-):管弦楽作品集
黄道十二宮組曲[Chinese Zodiac Suite]Op.65、融合[Fusion]Op.45(1987)、不動心[Ataraxy]Op.35(1984)、前兆[Presage]Op.34(1984)、室内交響曲 Op.38(1985)
サルバドー・ブロトンス(指)コルドバO
録音:2004年11月、スペイン、コルドバ、プリンシパル劇場
ブロトンスはバルセロナに生まれ、バルセロナ音楽院でフルート、作曲、指揮を学び、さらにフルブライト奨学金を得て渡米、フロリダ州立大学で音楽博士号を取得しました。モンサルバーチェらに作曲を、ロス=マルバらに指揮を師事。2003年の時点で80を超える作品を書き、またスペインと合衆国を中心に指揮活動を展開しています。

WCD
WCD-98016(1CD)
ラフマニノフ:交響的舞曲、交響詩「死の島」Op.29
アレクサンドル・ティトフ(指)サンクトペテルブルクSO

TVP
TVCD-007(1CD)
フィテルベルク、ポーランド音楽を振る
モニュシュコ:幻想序曲「おとぎ話」、ジグムント・ノスコフスキ(1846-1909):交響詩「大草原」Op.66、ミェチスワフ・カルウォヴィチ(1876-1909):劇付随音楽「白い鳩」、シマノフスキ:歌劇「ロジェ王」〜 ロクサナのアリア、バレエ「ハルナシェ」〜Redyk/山人の踊り、タランテッラ Op.28
グジェゴシュ・フィテルベルク(指)ポーランド国立RSO
録音:不詳(1953年以前)
TVP
TVCD-008(1CD)
ハチャトゥリアン/ワルシャワで自作を振る
ハチャトゥリアン:ピアノ協奏曲*、「ガイーヌ」〜ばらの乙女たちの踊り/アイシェの踊り/レズギンカ、「スパルタクス」〜断章、「ガイーヌ」〜剣の舞
ズビグニェフ・シモノヴィチ(P)*、アラム・ハチャトゥリアン(指)ワルシャワ国立PO
録音:1962年9月14-15日、ワルシャワ、ライヴ

STUDIO FROHLA
B-2713(1CD)
ワーグナー:「ラインの黄金」〜ワルハラ城への神々の入場、「ワルキューレ」〜ワルキューレの騎行/魔の炎の音楽、「ジークフリート」〜森のささやき、「神々の黄昏」〜ジークフリートの葬送行進曲/ブリュンヒルデの自己犠牲、「タンホイザー」序曲、「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕前奏曲、「ローエングリン」第3幕前奏曲*
飯森泰次郎(指)名古屋PO
録音:1995月10月13日愛知芸術劇場コンサートホール第208回定期演奏会*、1996年4月11日名古屋市民会館大ホール第214回定期演奏会

JVC
MM24XR-01(1CD)
税込定価
レスピーギ:交響詩「ローマの松」#、交響詩「ローマの噴水」*、交響詩「ローマの祭り」
アルトゥーロ・トスカニーニ(指)NBC響
録音:1949年12月12日、1951年12月17日*、1953年3月17日#、ニューヨーク、カーネギー・ホール/JVC K2 24 BIT REMSTERING/MONO
[オリジナル・プロデューサー] リチャード・モア
[オリジナル・レコーディング・エンジニア] ルイス・レイトン
[リマスタリング・エンジニア] 杉本一家 (JVC マスタリング・センター)
[マスターテープ・トランスファー] アンドレアス・マイヤー(ニューヨーク・ソニー・スタジオ)
1918年にトスカニーニが「ローマの噴水」を初めて指揮して以来、レスピーギとは深い友情で結ばれ、 「ローマの松」アメリカ初演(1926 年、ニューヨーク・フィル)、「ローマの祭り」世界初演(1929 年、ニューヨー ク・フィル)を手がけ、「ローマ三部作」はトスカニーニにとって重要なレパートリーとなりました。そして、1949年 から1953年にかけてNBC交響楽団と録音された「ローマ三部作」の録音こそが、トスカニーニ最高の名盤 として不動の価値を獲得し、LP〜CD とメディアは変遷しても一度もカタログからは消えたことがありません。
トスカニーニの「ローマ三部作」は、まず「祭り」が10インチ盤として単独で発売され、続いて1953年に 「松」「噴水」の2 曲のカップリングでLP化(LM-1768)。その後「祭り」は、1956年になってコダーイ「ハーリ・ ヤーノシュ」組曲との組み合わせで再発売されています。「松」「噴水」の2曲は、1961年には、ステレオ機器の普及にともなって企画されたトスカニーニ最初の擬似ステレオ(Electronic Stereo)加工された復刻シリー ズのライナップにも加えられています(LME-2409)。LP時代の1978年に日本企画で復刻された「偉大なる芸 術トスカニーニの真髄」シリーズ中で「祭り」「松」「噴水」の3曲が1枚にまとめられるという画期的なカップ リングが誕生し、以後1984年の「ハーフ・スピード・マスタリング」シリーズLP(イタリアRCA 主導による新 たな擬似ステレオ復刻)、翌1985年のトスカニーニの世界初のCD復刻に際しても同一カップリングで登場 し、もちろん1990年の82枚組のCD全集にもこの形で含まれていました。
以上のように多様なマスタリングによって発売されてきた経緯がある「ローマ三部作」だが、今回の XRCD24 での復刻に当たっては、これまでのXRCD24 の原則通り、最もオリジナルなアナログ・マスターテ ープにさかのぼり、細心の注意を払ってマスタリングを敢行。それにより、リビングステレオ・シリーズでRCA の録音黄金時代を築き上げたリチャード・モアとルイス・レイトンの名コンビが捉えたトスカニーニ =NBC 交響楽団の輝かしいサウンドが、前代未聞の明晰さと色彩感を伴って瑞々しくよみがえっています。3 曲とも名録音として知られるが、殊に1949 年12 月収録の「祭り」は、RCA による最初期のテープ録音であ ることが信じ難いほどのクオリティである。
『今回のXRCD化の最大の美点と成果は、モノクロの歴史的名画がカラーになって蘇った衝撃に似ているとでも言えばよいのか、まさに驚くべきものがある。今回のマスター・テープは従来のLP用のマスターで はなく、さらに一世代さかのぼったオリジナルマスターに拠っているという。その原テープのクォリティの素 晴らしさもさることながら、XRCD化により、トスカニーニ率いるNBC交響楽団が誇っていた、目も覚めるよう な色彩感と傑出したヴィルトゥオジティが空前の華やかさと繊細さをもって見事に蘇っており、聴き手はほと んどクラクラとするばかりの感動をもってトスカニーニの名演に釘付けにされてしまう。ことに衝撃的なのが、 このNBC 交響楽団がいかに名手ぞろいのヴィルトゥオーゾ・オーケストラであったかという事実の再認識で あろう。テクニックそして音色はいうに及ばず、各パートあるいはセクション相互で重なり合う表現の味わい の豊かさと情報量の精密さには本当に驚かされるし、オーケストラ・サウンドがパノラマのように拡がって いく響きの奥行き感と空間性にも心打たれてしまう。その結果、トスカニーニの演奏が特徴としていた厳格 な情熱の背後に、実に柔軟で、さらにふくよかですらあった指揮芸術の妙味と素顔が浮かび上がってきて いるのである。これは音質改善といつた次元などではなく、新しいトスカニーニの演奏と言いたくなるほど 感動的である。』(諸石幸生、ライナーノーツより)

風樂
NOOI-5005(1CD)
税込定価
早坂文雄(松木敏晃・編):交響組曲「七人の侍」[怯える村〜練達の士 美しい村、美しい娘 合戦そして終劇]、二つの讃歌への前奏曲、左方の舞と右方の舞、石田匡志・編曲:早坂文雄のスケッチによる「交響二章」
本名徹次(指)オーケストラ・ニッポニカ
録音:2006年12月10日 東京・紀尾井ホールにおけるライブ
芥川也寸志メモリアル・オーケストラ・ニッポニカは、日本人管弦楽作品を中心にした意欲的な演奏会企画で注目を集めているオー ケストラです。2003 年の設立演奏会でおよそ70 年ぶりに演奏された、大澤寿人のピアノ協奏曲第3番はセンセーショナルな反響を生 んで、NAXOS による新録音や佐渡裕や飯守泰次郎らによる再演が行なわれて、大阪ではブームと呼べる現象を引き起こしました。  今回の録音は、オーケストラ・ニッポニカの第11 回演奏会のライブ録音ですが、大変にユニークな内容になっています。 早坂文雄(1914 年〜 1955 年)は、人気作曲家・伊福部昭(1914 − 2004)と比較されると共に、芥川也寸志、黛敏郎、武満徹らに大き な影響を与えた、日本音楽史上の大作曲家です。 また、1939 年、札幌出身の東宝映画社長の植村泰二に認められて東宝の音楽監督として入社、映画監督黒澤明(1910 − 1998)、溝口健 二(1898 − 1956)等と組んで多くの優れた映画作品を残し、日本の映画音楽作曲家として、最初の世界的な評価を受けます。 「七人の侍」には従来、佐藤勝や池辺晋一郎の編曲がありましたが、今回の編曲は、3楽章から成る本格的シンフォニックな3管編成 の作品として、画期的な出来栄えとなっています。さらに、芥川也寸志指揮・新交響楽団やNAXOS 版「早坂文雄」などに収録されてい る「左方の舞と右方の舞」は、実は作曲家の書いたオーケストラ総譜と演奏用譜面との間に多くの誤りがあることが今回判明して、 全面校訂された譜面により録音されていることも、マニアにとっては大きな魅力となっています。 「交響二章」は、早坂が生前、長年にわたって完成させようと構想を練っていた交響曲のピアノスケッチを基にして、新たにオーケス トレーションされた、ファン待望の世界初録音の作品です。 新編纂「七人の侍」、世界初録音「二つの讃歌への前奏曲」、校訂新版「左方の舞と右方の舞」、新オーケストレーション・世界初録音 「交響二章」・・・・・話題満載の知られざる早坂ワールドをぜひお聴きください。

Deux-Elles
DXL-1042(1CD)
バルティック・ブラス
シベリウス:小組曲、交響詩《ティエラ》/V・エワルド:金管五重奏曲第1番Op.5、同第2番Op.6、同第3番op.7
ウォーレス・コレクション
録音:2000年8月
「ウォーレス・コレクション」は長年にわたって名門フィルハーモニア管の首席トランペット奏者として活躍し、2002年からはスコットランド王立音楽院の学長を務めているイギリスの名奏者ジョン・ウォーレスが設立した世界屈指のブラス・アンサンブル。金管奏者にとって超重要レパートリーであるエワルドの五重奏曲とシベリウスの隠れた名作をカップリングしたこのアルバムは、ピリオド楽器を用いて19世紀当時のサウンドを再現するという壮大なプロジェクト。19世紀に製作されたコルネット、ロータリー・ヴァルヴ式のアルトホルン、バリトン・サクソルン、自動補正バルブ方式のF管チューバなど、資料としても歴史的価値の高い楽器がズラリと並ぶ様は壮観!最高の奏者たちが輝かしいサウンドで再現する19世紀バルト海が育んだ名作。ブラス・ファン&関係者は必聴!



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