湧々堂HOME 新譜速報: 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り:交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE!! レーベル・カタログ チャイ5



ARCO DIVA
(チェコ)


1998年に創設されたARCO DIVA(アルコディーヴァ)。チェコと中央ヨーロッパの作品に100以上のカタログを誇るチェコのレーベルです。チェコの放送局や「プラハの春」音楽祭などのコラボレーションも多く、アルバムのクォリティの高さで知られています。


※表示価格は全て税込み。品番結尾に特に表記のないものは全て1CDです。
品番 内容 演奏者
UP-0001-2
スロヴァキア歌曲集
ミクラーシュ・シュナイダー=トルナフスキー(1881-1958):母の歌(3曲)/小さな花々(3曲)/学生時代の歌(4曲)/わが心から(3曲)、
シルヴィエ・ボドロヴァー
(1954-):「夕日」(2声、ハープとピアノのための7つのスロヴァキア民謡)(*)、彼女の恋人に見捨てられて/ナイチンゲールの歌
ガブリエラ・ベニャチコヴァー(S)、
シュテファン・マルギタ(T)*、
カタリーナ・バフマンノヴァー(P)、
カテジナ・エングリホヴァー(ハープ)*

録音:2005年11月、プラハ、リヒテンシュタイン宮殿
UP-0002
NX-A14
フォーレ:レクイエム他
フォーレ:レクイエム Op.48
ヤナーチェク:主の祈り JW IV/29
アヴェ・マリア JW II/14
主よ、あわれみ給え JW III/5
ロマーナ・パフコーヴァ(S)
ウラディーミル・フメロ (Br)
ウラディーミル・ドレジャル(T)
パヴラ・ディトマノンバ(C.A)
マリー・ガイドソヴァ((Vn)
マルティン・ヤクビチェク(Org)
ブルノ・チェコ・フィルハーモニーcho
プラハ・フィルハーモニア
ペトル・フィアラ(指)

録音:1998年2月8.9日
作曲家としても活躍する、チェコの合唱指揮者ペトル・フィアラが振るフォーレとヤナーチェク。素朴かつ澄み切った合唱を 自在に操るフォーレのレクイエムが見事な仕上がりを見せています。ヤナーチェクの合唱曲はフィアラが得意としている演 目。あまり耳にする機会のない曲ですが、ヤナーチェクらしい神秘的な旋律に溢れた美しい作品です。
UP-0006
NX-A14
トランペットのセレモニー
作曲者不詳:6つのトランペットとティンパニのためのソナタ
ソナタ 第1番/ソナタ 第6番
ソナタ 第5番・ソナタ 第15番
ソナタ 第19番/ソナタ 第36番
テレマン:4つのトランペットのためのトッカータ
シュテルツェル(1690-1749):合奏協奏曲
シャイン(1586-1630):イントラーダ
ポリエッティ(1600-1683):バレエッティ ハ長調
トレッリ(1658-1709):4声のシンフォニア ハ長調 G33-第1楽章 Allegro
モルター(1669-1765):4つのトランペットのためのシンフォニア ハ長調
トレッリ:4つのトランペットとオルガンのためのシンフォニア ニ長調
アルテンブルク(1734-1801):7つの トランペットとティンパニのための協奏曲
シャイト(1587-1654):音楽の遊戯 第1巻-第18番4声のカンツォン・コルネット SSWV 56
ゼレンカ:トランペット・ファンファーレ「Reiterfanfaren」 ZWV 212-3
ビーバー:ソナタ
シャルパンティエ:テ・デウム H.146-前奏曲(2つのトランペットとオルガン編)
ミロスラフ・ケイマル(Tp)
アレシュ・バールタ(Org)
プラハ・トランペッターズ
パヴェル・プランドル(指)
チェコ・フィルハーモニー室内O

録音:1998年4月28.29日、5月14.15日
映画「ハウルの動く城」のサウンドトラックで、素晴らしいフリューゲルホルンのソロを聴かせたことで日本でもおなじみのトラン ペット奏者ミロスラフ・ケイマル。1970年から2008年までチェコPOに在籍、数多くの来日公演を 行うとともに、多数のアルバムをリリース、天才奏者の名を欲しいままにしている名手です。現在は様々なアンサンブルとコ ラボレーションを行い室内楽の演奏を楽しんでいます。この1998年の録音はバロックの名曲を集めたもの。彼の息子たち (トランペット奏者のヤンと、パーカッション奏者のミロスラフJr.)も参加。親密でありながら迫力あるアンサンブルを繰り広げ ています。
UP-0011
NX-A14
ヤナーチェク:グラゴル・ミサほか
グラゴル・ミサ JWIII/9
永遠の福音 JWIII/8
エヴァ・ドリズゴーヴァ(S)…1-12
ハナ・ストルフォヴァ=バンドヴァー(C.A)
ヴラディミール・ドレジャル(T)
イジー・スルツェンコ(Bs)…
マルティン・ヤクビチェク(Org)
ブルノ・チェコ・フィルハーモニーcho
チェコSO
レオシュ・スワロフスキー(指)

録音:1990年1月5-6日
ヤナーチェクの名作「グラゴル・ミサ」とカンタータ「永遠の福音」。 1914年に作曲されたカンタータ「永遠の福音」はあまり演奏されることがありませんが、戦争への不安と平和への思いが 込められた堂々たる作品で、神秘的なヴァイオリン・ソロに導かれ幕を開け、すぐに盛大なファンファーレが鳴り響き、ヤナー チェク特有の民謡風の旋律が壮大に展開される聴きごたえのある曲です。遅めのテンポでじっくりと奏される「グラゴル・ミ サ」、ソリスト、合唱、オーケストラのバランスが見事な「永遠の福音」どちらもスワロフスキーの見事な指揮により、迫力たっ ぷりの演奏が楽しめるとともに、ソプラノ・ソロを歌うドリズゴーヴァの清冽な声が全曲を引き立てます。
UP-0014
NX-A14
フルニーク(1967-):フュージョン・ミュージック
マニフィカト
フュージョン・ミュージック
.3つのマドリガーレ
ヤン・ディスマス・ゼレンカのためのトリオ・ソナタ
Hot Suite
コンパウンド
プラハ・フィルハーモニーcho
イルジ・ローハン(Cb)
アレシュ・バールタ(Org)
パヴェル・バクサ(指)
イン・モード・カメラーレ(アンサンブル)
ヴェロニカ・ホスロヴァ(S)
マルタ・マリノヴァ(歌)
ヤーナ・カドチョヴァ(歌)
コン・フラウト四重奏団
イトカ・ネムコヴァ(P)
ヴェロスラフ・ネメク(P)
イルジー・ビエロフラーヴェク(指)
プラハ室内O

録音:1990-1997年チェコ放送、プラハ
1967年生まれのルカーシュ・フルニーク。「理想の人はフランク・ザッパ」と語り若い頃からロック・バンド“Biwoy”のベーシス トとして活躍、ロック要素を用いた作品で注目を浴びています。このアルバムにはフルニークの多彩な才能を示す6つの作 品を収録。バロック様式の対位法がロックと融合した「マニフィカト」、1990年に東京で開催された「International Piano Duo Association」コンクールで第1位を受賞したピアノ連弾曲「Hot Suite」などユニークな作品が並びます。
UP-0017
NX-A14
スメタナ&ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲集
スメタナ:ピアノ三重奏曲 ト短調 Op.15
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第4番ホ短調「ドゥムキー」 Op.90
チェコ・トリオ
【メンバー】
ミラン・ランガー(P)
ダナ・ブラホヴァ(Vn)
ミロスラフ・ペトラーシュ(Vc)

録音:1999年7月6.7日 プラハ
日本にも度々来日、高い人気を誇るチェコ・トリオは1890年代に創立された、1世紀を超える長い歴史を持つアンサン ブルです。1999年の録音時に刷新された3人のメンバーは、現在プラハ音楽院とプラハ芸術アカデミーの教授として活躍 する傍ら、20年を経た現在でも変わらずアンサンブルを組んでおり、チェコの伝統を伝えるトリオとして日々活躍中。デ ビュー・アルバムとなったこの1枚では、お国物であるスメタナとドヴォルザークで初々しい演奏を聴かせます。
UP-0018
NX-A14
マルティン・カシーク・ライヴ・フロム・プラハ
シューマン:クライスレリアーナ Op.16
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ 第2番変ロ短調 Op.36(1931年改訂版)
10の前奏曲 Op.23-1 嬰ヘ短調
10の前奏曲 Op.23-2 変ロ長調
マルティン・カシーク(P)

録音:1999年4月7日 ライヴ
1976年チェコ生まれのピアニスト、マルティン・カシークのリサイタル・アルバム。4歳からピアノを始め、ヤナーチェク音楽院と プラハ音楽・舞台芸術アカデミーで研鑽を積み、ラザール・ベルマン、パウル・バドゥラ=スコダらにも指導を受けました。 1998年「プラハの春国際コンクール」で優勝したほか、国内外のコンクールに多数入賞、チェコを代表するソリストとして 世界的に活躍しています。2004には小林研一郎が指揮するチェコPOの日本ツアーに同行、 ショパンやドヴォルザークの協奏曲を演奏しました。このアルバムは「プラハの春国際コンクール」優勝直後に録音された1 枚で、シューマンとラフマニノフ作品を詩情豊かに演奏、溢れる才能を存分に発揮しています。
UP-0019
NX-A14
浄められた夜
コルンゴルト(1897-1957):弦楽六重奏曲 ニ長調 Op.10
マルティヌー:弦楽六重奏曲 H.224
シェーンベルク::浄められた夜 Op.4
チェコ・フィルハーモニー六重奏団

録音:1999年10月ドモニヴァ・スタジオ プラハ
チェコ・フィルのコンサートマスター、ボフミール・コトゥメル(Vn)、フランチシェク・ホスト(Vc)をはじめトップメンバー による六重奏団。お国もののマルティヌーでの自然な表現はもちろんのこと、コルンゴルトやシェーンベルクといった後期ロマ ン派の伝統を継承する作品でも、濃厚なハーモニーを聴かせます。とりわけ「浄められた夜」の後半部、ゆったりと歌うヴァ イオリンを支えるチェロとヴィオラのバランスが精妙。温かい響きが耳に残ります。
UP-021
NX-A14
ハイドン、バルトーク、ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲集
ハイドン:ピアノ三重奏曲 ハ長調 Hob.XV: 27
バルトーク:6つのルーマニア民謡(イジー・カバット編)
ハイドン:ピアノ三重奏曲 ト長調 Hob.XV:25
ドヴォルザーク
ピアノ三重奏曲第4番ホ短調「ドゥムキー」 Op. 90
マスネ:タイスの瞑想曲(イジー・カバット編)
ペトロフ・ピアノ三重奏団【マルティナ・シュルマイステロヴァー(P)、ヤン・シュルマイステル(Vn)、カミル・ズヴァク(Vc)】

録音:2019年6月 ペトロフ・ギャラリー, Hradec Kralove(チェコ)、2010年8月 Studio Veseli na Morave(チェコ)
チェコを代表するピアノ製造会社「ペトロフ」。2世紀に亘り深く美しい音色を持つ品質の高い楽器を製造、日 本でもこのピアノを愛するピアニストが多いことで知られています。この楽器名をアンサンブルの名前に据えた「ペト ロフ・ピアノ三重奏団」は2009年、ウィハンSQのヴァイオリニスト、ハン・シュルマイスターが設立、メン バーはいずれも長年の演奏経験を誇る名手たちで、2011年からはチェコ、ザーブルジェの室内楽コースのレジ デント・ピアノ・トリオであり、3人は同コースの先生も務めています。このアルバムではANT.PETROF275(トラッ ク1-9,13-19)とPETROF Mistral Op.571203(トラック10-12)の2種類の楽器を使用、ピアノの響きの違 いも存分にお楽しみいただけます。
UP-022
NX-A14
チェコの巨匠たちへのトリビュート
ドヴォルザーク:4つの合唱曲 Op. 29 B. 59
ヴィチェスラフ・ノヴァーク(1870-1949):モラヴィア民謡詩による2つのバラード Op. 19(4手ピアノと合唱版)
ノヴァーク:モラヴィア民謡詩による2つのバラード Op. 23(4手ピアノと合唱版)
マルティヌー:Mike? z hor 牧童ミケシュ H. 375
スデニェク・ルカーシュ(1928-2007):創造者へのオマージュOp. 147
プラハ混声cho
イジー・ペトルドリーク(指)
カレル・コシャーレク(P)
ダニエル・ヴェスナー(P)
エヴァ・ミュレロヴァー(S)
ヤクブ・トゥレク(T)
シルヴィエ・ヘソヴァー(Vn)
ラデク・クジジャノフスキー(Vn)
パヴェル・ツィプリス(Va)
シュチェパーン・プラジャーク(Vn)

録音:2018-2020
マルティヌー・ホール、アカデミー・オブ・パフォーミング・アーツ、プラハ(チェコ)
1950年代に設立されたプラハ混声合唱団は、バロック期からロマン派作品、とりわけお国物であるチェコ音楽を 中心とするレパートリーで、チェコ国内だけではなく海外でも高い評価を受けています。このアルバムでは19世紀 から20世紀のチェコ合唱曲を披露。ドヴォルザーク35歳の作品「4つの合唱曲」をはじめ、モラヴィア民謡詩に 題材を得たノヴァークのバラード、晩年のマルティヌーの熟達した筆致が映える「牧童ミケシュ」など民謡風の旋 律が楽しい曲が楽しめます。また、アルバムの最後に収録された『創造者へのオマージュ』の作曲家スデニェク・ル カーシュは330以上の作品を発表し、ピルゼンの国立放送局で音楽編集者を務めた経歴で知られています。
UP-0024
NX-A14
ピアソラ/ヴィヴァルディ:ヴァイオリン作品集
ピアソラ(1921-1992):エスクアロ(鮫)
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 ホ長調「春」Op.8-1 RV269
ヴァイオリン協奏曲 ト短調「夏」Op.8-2 RV315
ヴァイオリン協奏曲 ヘ長調「秋」Op.8-3 RV293
ヴァイオリン協奏曲 ヘ短調「冬」Op.8-4 RV297
ピアソラ:ブエノスアイレスの四季
パヴェル・シュポルツル(Vn)
アレシュ・バールタ(Cemb)
オルドリッヒ・ヴルチェク(指)
ヴィルトゥオージ・ディ・プラハ
ズデニェク・サルカ・ドヴォルザーク(G)
オンドレイ・スタジノカー(Cb)
ラデク・ポボリル(アコーディオン)
ミラン・スヴォボダ(P)

録音:2000年6月&7月
1973年チェコ生まれのヴァイオリニスト、パヴェル・シュポルツル。5歳でヴァイオリンを始めプラハ音楽院、プラハ音楽アカデ ミーでヴァーツラフ・スニーティに師事。アメリカに留学し更なる研鑽を積みました。2009年には「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ ジャポン」に登場、日本のファンを沸かせるなど世界中で活躍しています。彼は45曲以上の協奏曲を始めとした膨大なレ パートリーを持つだけでなく、クラシック以外のアーティストとのコラボレーションも積極的に行い、様々なスタイルの音楽の素 晴らしさを伝えています。このアルヴァムはピアソラとヴィヴァルディの「四季」をひとまとめにしたもの。彼の情熱が伝わる刺激 的な演奏をお聴きください。
UP-0025
NX-A14
ヨゼフ・スーク(1874-1935):ピアノ作品集
組曲「春」Op.22a
夏の印象 Op.22b
村のセレナード
2つのピアノ小品
6つのピアノ小品 Op.7-1 愛の歌
カプリチェット ト長調
アルバムの綴り
バガテル
スペインの冗談
エピソード Op.13-3 クリスマスの日について
スコヴァ=ドヴォラコーヴァ(1875-1905):Pepca na konicku ペプカは馬に乗る
子守歌
ユモレスク
ヨゼフ・スーク(息子)(1901-1951):スケルツィーノ
Sneni 夢/メヌエット
アンダンテ
トマーシュ・ヴィーシェク(P)

録音:1999年9月1-2.29日
作曲家ヨゼフ・スークはプラハ音楽院でドヴォルザークに師事、卒業後、師の娘であるオティーリエと結婚。作曲家としてだ けでなく、演奏家としてはボヘミア四重奏団の第2ヴァイオリンを務め、教師としてはプラハ音楽院でマルティヌーらを指導 するなど、広く活動しました。また、同名の孫は世界的なヴァイオリニストとなるなど、チェコ音楽の伝統を伝える重要な人 物の一人です。彼の作品は後期ロマン派の影響を受けながらも、民族的要素の強いものが多く、このアルバムに収録さ れた曲の中にも「村のセレナード」など民謡由来の旋律が聞き取れることでしょう。またこのアルバムには、彼の妻となったオ ティーリエの作品と、同名の息子ヨゼフの作品も収録。伝統の継承を目の当たりにできます。
UP-0026
NX-A14
オトマール・マーハ(1922-2006):作品集
スタラ・ヴラス「Patria Bohemorum-チェコの父なる大地」
変奏曲
ヴァイオリン協奏曲
イトカ・ソベハルトヴァー(S)
ドラホミラ・ドロブコヴァー(A)
ヴラティスラフ・クリツ(Br)
イヴァン・ジェナティ(Vn)
ウラディミール・ヴァーレク(指)
ミシェル・タバシュニク(指)
プラハ放送cho、プラハRSO
20世紀チェコで活躍した作曲家オトマール・マーハ。1962年にチェコスロヴァキア放送の最初の音楽監督に就任、音楽 番組の制作を行いながら、作曲活動を行いました。作品は交響詩や歌、室内楽作品から、テレビ番組用の音楽など多 岐にわたり、とりわけ合唱曲は広く人気を誇りました。前衛的な作風ではなく、どの作品も聴きやすく親しみやすい雰囲気 を持っています。1990年に初演されたオラトリオ「チェコの父なる大地」は彼の代表的な作品で、不気味な音の連続(ま るで大地を揺り動かすような)によって幕を開ける劇的な物語を楽しめます。色彩的な「変奏曲」、激しいヴァイオリンの 慟哭が印象的な「ヴァイオリン協奏曲」と、どれもが聞きごたえのある曲です。
UP-0027
NX-A14
マルティヌー/カラビス/フサ:ピアノ四重奏曲集
マルティヌー:ピアノ四重奏曲 第1番H287
カラビス(1923-):ルーダス Op.82
フーサ(1921-2016):ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとピアノのための変奏曲
マルティヌー・ピアノ四重奏団
【メンバー】
ボフミル・コトメル(Vn)
カレル・シェペリナ(Va)
ミロスラフ・ペトラーシュ(Vc)
エミール・ライヒナー(P)

録音:2000年5月11-12日
チェコのレーベル“ARCODIVA”ならではの珍しい室内楽作品集。Supraphonレーベルにマルティヌーのピアノ作品全集 を録音したピアニスト、エミール・ライヒナーを中心に名手たちが集結した「マルティヌー・ピアノ四重奏団」の演奏によるこの アルバムは、文字通りマルティヌーのピアノ四重奏曲 第1番で幕を開け、アンサンブルのために書かれたカラビスの「ルーダ ス」と、20分に及ぶフーサの「変奏曲」この3曲が収録されています。音が激しく交錯するマルティヌー、民謡風の旋律が 自在に発展していく「ルーダス」、鐘の音を模した主題が次々と姿を変える「変奏曲」。どれも充実した演奏です。
UP-0028
NX-A14
ヴィハンSQ/プフィッツナー&シェーンベルク:
プフィッツナー:弦楽四重奏曲 第2番嬰ハ短調 Op.36
シェーンベルク::弦楽四重奏曲 第4番Op.37
ヴィハンSQ【レオシュ・チェプスキー(Vn1)、ヤン・シュルマイスター(Vn2)、イルジ・ジーグムント(Va)、アレシュ・カスプジク(Vc)】

録音:2000年4月3-4日、2000年4月20日
世界的に高い評価を受ける“ウィハンSQ”が演奏する2曲の近代作品。1925年に作曲された複雑な書法 によるプフィッツナーの「弦楽四重奏曲 第2番(番号なしも含めると第3番)」、1936年、アメリカに渡り、カリフォルニア 大学の教授となったシェーンベルク::が、十二音技法を駆使して書き上げた「弦楽四重奏曲 第4番」、どちらも極めつけの 難曲です。入り組んだ旋律の中にも潜む美しい旋律を感じさせるプフィッツナー、各々の楽器の旋律がぶつかり合うような シャープなシェーンベルク::。どちらも緊密なアンサンブルによる精度の高い演奏です。
UP-0030
NX-A14
マルティン・カシーク〜リサイタル
バルトーク:アレグロ・バルバロ BB63
ヤナーチェク:霧の中で JW VIII/22
 ピアノ・ソナタ「1905年10月1日、街頭にて」 JW VIII/19
クレメント・スラヴィツキー(1910-1999):3つのピアノ小品
 人生の熟考
ルボシュ・フィシェル(1935-1999):ピアノ・ソナタ 第8番
マルティン・カシーク(P)

録音:2000年6月13-20日
1976年生まれのピアニスト、マルティン・カシークが演奏する東欧の作品集。良く知られるバルトークの「アレグロ・バルバ ロ」やヤナーチェクの「ピアノ・ソナタ」を中心に、チェコの2人の現代作曲家スラヴィツキーとフィシェルの作品を演奏。活発 なバルトーク、深い思考に裏打ちされたヤナーチェクを聴かせるとともに、ほとんど知られていないスラヴィツキーのソナタ 「人生の熟考」と、短いながらも充実したフィセルの「ソナタ第8番」を紹介し、20世紀チェコにおける音楽の伝統を音に よって見事に提示します。
UP-0031
NX-A14
弦楽セレナード集
ドヴォルザーク:弦楽セレナード ホ長調 Op.22
チャイコフスキー:弦楽セレナード ハ長調 Op.48
レオシュ・スワロフスキー(指)
チェコ室内Oバルドビツェ

録音日 2000年8月29-30日,9月2日
ヴァーツラフ・ノイマンの最後の弟子として、プラハ音楽アカデミーでフルートと指揮を学んだレオシュ・スワロフスキー。プラ ハ国立歌劇場でズデニェク・コシュラーのアシスタントとしてキャリアをスタート、その後はチェコを中心に活躍。1997〜 2009年にはプラハ国立歌劇場で活躍するかたわら、NAXOSレーベルでもおなじみチェコ室内Oパルドビツェの 首席指揮者に就任し、東欧の作品を中心とした数多くの録音を発表しています。日本にもたびたび演奏に訪れ、現 在はセントラル愛知SOの名誉音楽監督としても活躍しています。この2000年の録音は、彼が得意とするドヴォ ルザークとチャイコフスキーの弦楽セレナードの演奏。少人数のメンバーが紡ぎ出す艶やかな弦の響きが心地よい極上 の1枚です。
UP-0032-2
オーボエ、クラリネットとファゴットの為のチェコの現代音楽
ヤロスラフ・クルチェク(1939-):三重奏の為の音楽
イジー・ゲムロト(1957-):瞬間
ヤロスラフ・クルチェク:ルネサンス三重奏曲
イリヤ・フルニーク(1922-):三重奏曲
トマーシュ・スヴォボダ(1939-):木管三重奏の為のトッカータ
ヤロスラフ・クルチェク:音楽を称えて
ノヴァーク三重奏団
[ガブリエラ・クルチコヴァー(Ob)
シュチェパーン・コウトニーク(Cl)
ヴラディミール・レイチコ(Fg) ]
オーボエ、ファゴット、クラリネットによる三重奏曲を6曲集めたアルバム。このうちの3曲は、指揮者、録音プロデューサー としても活躍する作曲家ヤロスラフ・クルチェクの作品です。南ボヘミア近郊で生まれ、プラハ音楽院で作曲を学び、電 子音楽とチェコ民謡を研究したというクルチェクは、20年以上に渡りアンサンブル「ムジカ・ボヘミア」を率い、民族音楽を 基にした作品や現代作品を演奏、聴衆を魅了しており、 どの曲もボヘミア民謡が効果的に使われたとても聴きやすい 作風です。ゲムロトはほとんど知られていませんが、この「モーメンツ」は流麗な旋律を持つ楽しい曲。フルニクはノヴァーク に師事した作曲家で、台本作家、短編小説作家などさまざまな才能を使い分ける才人。この三重奏曲は、すべての 楽器の特性を生かした技巧的な作品です。アメリカで活躍するスヴォボダの「トッカータ」はとにかく気持ちのよい旋律に 彩られた短い曲。鮮烈な印象を残します。
UP-0036
NX-A14
ヤナーチェク:弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲 第1番「クロイツェル・ソナタ」JW VII/8
弦楽四重奏曲 第2番「ないしょの手紙」JW VII/13
マルティヌーQ

録音:2000年2月29日,3月1日
チェコの偉大な作曲家マルティヌーをアンサンブル名に据えた「マルティヌー四重奏団」。1976年にプラハ音楽院の学生 によって結成され、1985年にマルティヌー財団の許可を得て現在の名前に改名。マルティヌー作品はもちろんのこと、ド ヴォルザークやエベンなどチェコの作曲家の作品を演奏し、作品を広めることに尽力しています。 このアルバムには主人公の内面を描いたとされる狂おしい音が連続する「クロイツェル・ソナタ」と晩年のヤナーチェクの心 境が反映された「ないしょの手紙」、この2つの弦楽四重奏曲を収録。美しい弦の音色が特徴です。
UP-0043
NX-A14
ヴィオラのための作品集
クレメント・スラヴィツキー(1910-1999):ラプソディ
マルティヌー:二重奏曲 第1番「3つのマドリガーレ」 H.313
ズデニェク・ルカーシュ(1928-2007):無伴奏ヴィオラのためのソナタ
ブリテン:ラクリメ - ダウランド歌曲の投影 Op.48a
シルヴィー・ボドロヴァー(1954-):ヒラ・ローメ
モンティ(1868-1922):チャールダーシュ
イトカ・ホスプロヴァー(Va)
ヴェロニカ・ヤルスコヴァ(Vn)
カテジーナ・エングリホヴァー(Hp)

録音:2001年11月8-11日
スロヴァキア出身のヴィオラ奏者、イトカ・ホスプロヴァー。このアルバムには彼女のお気に入りのレパートリーが収録されて おり、その卓越した技術と、知られざる東欧作品を楽しむことができます。スラヴィツキーはスロヴァキア以外ではほとんど 知られていない作曲家。しかし一度でも耳にすれば、その独特な作風に魅了されることでしょう。ポドロヴァーとルカー シュはARCODIVAレーベルが力を入れている作曲家たち。民謡風の旋律が印象的です。他にはマルティヌー、ブリテン の作品を選曲、最後にはおなじみ、モンティのチャールダーシュが情熱的に演奏されています。
UP-0048
NX-A14
ショパン:ピアノ作品集
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ Op.22
バラード 第1番ト短調 Op.23
夜想曲 第8番変ニ長調 Op.27-2
スケルツォ 第2番変ロ短調 Op.31
マズルカ 第14番ト短調 Op.24-1
マズルカ 第15番ハ長調 Op.24-2
マズルカ 第16番変イ長調 Op.24-3
マズルカ 第17番変ロ短調 Op.24-4
ピアノ・ソナタ 第3番ロ短調 Op.58
マルティン・カシーク(P)

録音:2001年12月17.21日
1976年生まれのカシークによるショパンの作品集。1998年、チェコのマリアーンスケー・ラーズニェで開催されたショパン・ フェスティバル・コンクールで優勝するほど、ショパン演奏について高く評価されており、このアルバムでも表情豊かな演奏 を聴かせます。とりわけピアノ・ソナタ第3番での雄大な表現は聴き手の耳を魅了します。


UP-0052
NX-A14
ボドロヴァー&スティーヴンソン:弦楽四重奏曲集
シルヴィー・ボドロヴァー(1954-):テレジン・ゲットーのレクイエム
ボドロヴァー:夏の協奏曲
ロナルド・スティーヴンソン(1928-):Voces vagabundae
ナイジェル・クリフ(Br)
マリア・イザベル・シーワース(G)
マルティヌー四重奏団

録音:2002年4.6月、2003年1月
チェコの女性作曲家、シルヴィー・ボドロヴァー。1980年代から作曲活動を行っていた彼女の名前を一躍高めたのが、 1997年に作曲された「テレジン・ゲットーのレクイエム」でした。ホロコーストの犠牲者に捧げられたこの曲は、ヨーロッパと アメリカで何度も演奏されただけではなく、2003年には“イギリスのシンドラー”と呼ばれるニコラス・ウィントン(チェコのユダ ヤ人の子供たちを救出し、イギリスに避難させた業績を持つ)のドキュメンタリー映画のサントラにも使われ、多くの人々 の心を動かしたことでも知られています。かたや「夏の協奏曲」はギターと弦楽四重奏のための作品。こちらは情熱的な 旋律に彩られています。最後に置かれたスティーヴンソンの「Voces vagabundae」は民謡風の旋律をもつ美しい作 品です。
UP-0053-2
ヴェイネル、クレッパー、ブロッホ、シュールホフ:協奏曲集
ラースロー・ヴェイネル(1916-1944):フルート、ヴィオラ、ピアノと弦楽合奏の為の協奏曲
レオン・クレッパー(1900-1991):フルート、ヴィオラと弦楽合奏の為の協奏曲
ブロッホ:フルート、ヴィオラと弦楽合奏の為の協奏曲
シュールホフ:フルート、ピアノと室内管弦楽の為の二重協奏曲
カスパル・ツェーンダー(Fl)
ミラン・ラディチ(Va)
エヴァ・アロウトゥニャン(P)
カペッラ・イストロポリターナ
ロベルト・マレチェク(リーダー)
UP-0055
NX-A14
ドヴォルザーク&シューマン:ピアノ五重奏曲集
シューマン:ピアノ五重奏曲 変ホ長調 Op.44
ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲第2番イ長調 Op.81
マルティン・カシーク(P)
ウィハンSQ

録音:2003年4月18.19日、5月3.4日
1985年に設立、チェコを拠点に活躍し、度々の来日で日本でも多くのファンを獲得しているウィハン弦楽四 重奏団と、名手マルティン・カシークが共演したシューマンとドヴォルザークのピアノ五重奏曲。ロマンティックな シューマン、力強く活発なドヴォルザーク。いずれも曲の持ち味を生かした積極的な表現が聴きどころです。
UP-0057
NX-A14
ラフマニノフ&バッハ:ピアノ協奏曲集
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第3番ニ短調 Op.30
バッハ:チェンバロ協奏曲 ニ短調 BWV1052(F.ブゾーニ編)
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 ホ長調 BWV 1006より(S.ラフマニノフ編)
 第1番:前奏曲/第2番:ガヴォット/第3番:ジーグ
アダム・スコーマル(P)
レオシュ・スワロフスキー(指)
プラハ室内O、プラハSO

録音:2002年6月13.14日、2002年11月3.6日
チェコ出身のピアニスト、作曲家アダム・スコーマル。数多くのオーケストラと共演し、夏の音楽祭にも出演するなど活 躍、2012年からはプラハ音楽院でピアノと室内楽を教えています。彼はプラハ音楽院で学び、1998年に「プラハの 春・国際コンクール」で2位を受賞。アメリカへ留学、それ以降は、イタリアやアメリカでコンクールに入賞し、2001年には カールスバッドで演奏したラフマニノフのピアノ協奏曲第3番が高く評価されたことで、このアルバムの録音が実現しまし た。当時の彼が最も得意としていたラフマニノフと、ブゾーニ編のバッハ「チェンバロ協奏曲」、ラフマニノフが編曲したバッハ の無伴奏ヴァイオリンのパルティータを併せ、自らの卓越したピアニズムを存分に披露しています。
UP-0065
NX-A14
シルヴィー・ボドロヴァー(1954):オラトリオ「マカベウスのユダ」 ガブリエラ・ベニャチコヴァー(S)
アレシュ・ブリスツェイン(T)
イヴァン・クスニエル(Br)
エヴァ・サルツマノーヴァ(語り)
オタカール・ブロウセク(語り) 他
ウラディミール・ヴァーレク(指)
プラハ・フィルハーモニーcho
プラハ・フィルハーモニー児童cho
プラハRSO

録音:2002年5月25日 プラハの春音楽祭
チェコの女性作曲家、ボドロヴァー。ブルノのヤナーチェク音楽芸術大学で作曲を学び、1987年からはアムステルダムの トン・デ・レーウの下で研鑽を積みました。いくつかの作曲コンクールに入賞し、着々と才能を発揮、現在では世界中で 作品が演奏される人気作曲家となっています。このオラトリオ「マカベウスのユダ」は2002年の“プラハの春音楽祭”の委 嘱作。映画音楽を思わせる壮大な序曲にはじまり、エキゾチックなオーケストラの旋律となドラマティックな合唱が溶け合 う印象的な作品です。
UP-0068
NX-A14
ヤナーチェク/クシーシュコフスキー:声楽作品集
パヴェル・クシーシュコフスキー(1820-1885):
1.Rozchodna(1850)
2.Utonula
3.Odvedeneho prosba
4.Pastyr a poutnici
5.Vyprask
ヤナーチェク
6.おまえは宿命から逃れられない JW IV/9 6(1878)
7.生い茂る樅の木に2羽の鳩がとまり(1878/80)
8.4つのモラヴィア男声合唱曲 JW IV/28-第3曲 カレカニカ(1900)
9.慰めなき孤独 JW IV/7(1898/1925)
10.来たり給え、創造主なる聖霊よ JW II/13(1903)
11.コンスティトゥエス JW II/12(1903)
12.アヴェ・マリア JW IV/16(1884)
3つの男声合唱曲 JW IV/19(1888)
5つの民謡曲集 JW IV/37(1912)
Qヴォックス(声楽アンサンブル)
ヴラディーミル・フメロ(Br)
マルティン・ヤクビーチェク(ハーモニウム)

録音:2004年3月18-20日、4月28日 Brno
チェコの男声四重唱「Qヴォックス」によるヤナーチェクとクシーシュコフスキーの声楽作品集。クシーシュコフス キーはヤナーチェクの師匠であり、モラヴィア民謡を編曲し合唱曲として普及させた功績で知られる音楽家で す。アルバムに収録されているのは、どれもモラヴィア民謡の旋律が基になっていますが、和声の扱いや休符の 使い方などに、古典的な様式に則ったクシーシュコフスキー、斬新なヤナーチェクと各々の個性が出ています。 素朴な歌から宗教的な歌まで多彩な曲を、Qヴォックスの表現豊かな歌唱でお楽しみいただけます。
UP-0071(2CD)
NX-C07
ヤナーチェク:ピアノ作品全集
【CD1】
1-4. カプリッチョ「挑戦」JW VII/12
5-8. コンツェルティーノ JW VII/111
9. 主題と変奏「ズデンカ変奏曲」JW VIII/6
10-13. 霧の中で JW VIII/22
14. 思い出 JW VIII/32
【CD2】
1-10. 草陰の小径にて 第1集 JW VIII/17
11-14. 草陰の小径にて 第2集 JW VIII/17
15-16. ピアノ・ソナタ「1905年10月1日、街頭にて」JW VIII/19
17-20. 霧の中で JW VIII/22
21. 思い出 JW VIII/32
ヤン・イラスキー(P)
イルジー・シェフチーク(Fl)…CD1:1-4
イルジー・フーデク(Tp)…CD1:1-4
マレク・バーヨ(Tp)…CD1:1-4
スタニスラフ・ペンク(Tb)…CD1: 1-4
ペトル・フリード(Tb)…CD1:1-4
パヴェル・チェルマク(Tb)…CD1: 1-4
イルジー・ナウス(チューバ)…CD1:1-4
ルボミール・マートル(指)…CD1:1-4
ヴィト・スピルカ(Cl)…CD1:5-8
ローマン・ノボザムスキー(Fg)…CD1: 5-8
インジッヒ・ペトラーシュ(Hrn)…CD1:5-8
パヴェル・ヴァリンガー(Vn)…CD1: 5-8
ヤン・ヴァスタ(Vn)…CD1:5-8
ミロスラフ・コヴァール(Va)…CD1:5-8

録音:2004年4月6,13日 Domovina Studio Prague…CD1: 1-8
2004年5月25日 Academy of Music Prague…CD1: 9
2004年5月30日 Janacek Museum Brno…CD1:10-14
2004年5月25,27,31日 Academy of Music Prague-
Lichtenstein Palace Prague…CD2
室内アンサンブルを伴う2つの作品のうち、「コンチェルティーノ」は1925年に書かれた、実際には彼の初のピアノ協奏曲と なった作品です。ピアノとアンサンブルは常に対話を繰り返しながらユニークな音楽を創り上げていきます。1926年のカプリッ チョ「挑戦」は左手のための協奏曲と言った趣きの作品で、戦争で右手を失ったピアニスト、オタカール・ホルマンのために書 かれた曲。晩年のヤナーチェクらしいオスティナート(執拗に同じパターンが繰り返される)が多用され、ピアノはアンサンブル の合間を縫ってつぶやくような旋律を歌うという、こちらも独創的な作品です。巧みなピアノを聴かせる1973年生まれのヤ ン・イラスキーは、学生時代からヤナーチェクに傾倒し、大学ではヤナーチェク作品を研究し博士号を取得。このアルバムを 録音した後、2007年、ヤナーチェク音楽アカデミーでのピアノ科主任教授に最年少で就任した才能の持ち主です。
UP-0072
NX-A14
ドヴォルザーク/マルティヌー/スーク:ピアノ三重奏曲集
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲 第3番ヘ短調 Op.65
スーク(1874-1935):悲歌 Op.23(ピアノ三重奏編)
マルティヌー(1890-1959):ピアノ三重奏曲 第3番 ハ長調 H.332
チェコ・トリオ【ミラン・ランガー(P)、ダナ・ヴラホヴァー(Vn)、ミロスラフ・ペトラーシュ(Vc)】
日本にも度々来日、高い人気を誇るチェコ・トリオの歴史は1890年代にまで遡ります。現在のメンバーは、 プラハ音楽院とプラハ芸術アカデミーの教授として活動する傍ら、チェコの伝統を伝えるトリオとして日々活躍 中。このアルバムでも温かい音色と深みのある表現で、自国が誇る音楽を奏でています。
UP-0073
NX-A14
マルティヌー他:ヴィオラのための協奏曲集
マルティヌー(1890-1959):ラプソディ・コンチェルト H.337
ズデニェク・ルカーシュ(1928-2007):ヴィオラ協奏曲 Op.185
カール・シュターミッツ(1745-1801):ヴィオラ協奏曲 第1番ニ長調
イトカ・ホスプロヴァー(Va)
プラハ室内O

録音:2005年8月1-3日
ピルゼン音楽院を経て、プラハ芸術アカデミーでヴィオラを学んだイトカ・ホスプロヴァー。ソリストとして、また室 内楽奏者として多数の重要な賞を獲得、アルバン・ベルク四重奏団やスメタナ四重奏団から薫陶を受け、ベ ネヴィッツ四重奏団の創設メンバーとして活躍したほか、多くの四重奏団にゲストとして招かれ、その音楽性を 披露しました。オーケストラとの共演も多く、チェコ国内だけではなく、ヨーロッパ全域でソリストとして演奏し、 好評を得ています。このアルバムでは古典派から近現代に渡るチェコ系作曲家の3つの協奏曲を収録。ホス プロヴァーは時代によって変化する作風を鮮やかに捉え、当意即妙の演奏を聴かせます。
UP-0077
NX-A14
シュニトケ他:ヴァイオリンとピアノのための作品集
シュニトケ(1934-1998):古い様式による組曲
スティーヴンソン(1928-):パーセルの3つのグラウンド
スティーヴンソン:ヴァイオリンとピアノのためのレチタティーヴォとアリア
マルティヌー:ヴァイオリン・ソナタ 第3番H.303
イヴァナ・トマシュコヴァ(Vn)
レナータ・アルダチェヴォヴァー(P)

録音:1998年、2004年
近現代に作曲された4つのヴァイオリンとピアノのための作品集。1972年のシュニトケの「古い様式による組曲」は、まる で古典派作品のような雰囲気を備えていますが、実はこれらはシュニトケが映画のために書いた音楽から転用したも の。美しい旋律の中に、時折、不協和音が混じるところがシュニトケらしさと言えるでしょう。スティーヴンソンはイギリスの 現代作曲家で、難解なピアノ曲が多く知られていますが、1958年にかかれたこの無伴奏作品はパーセルの曲を下敷 きにしており、美しい瞬間に満ちています。「レチタティーヴォとアリア」も瞑想的な美しさを湛えています。マルティヌーの ヴァイオリン・ソナタ第3番は1944年の作品。交響曲第3番、第4番と同時期に書かれており、快活さと悲痛さが入り 混じったユニークな表情を持っています。チェコを代表する2人の名手の息のあった演奏で。
UP-0086
NX-A14
スメタナ:弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲 第1番ホ短調「わが生涯より」
弦楽四重奏曲 第2番ニ短調
ウィハンSQ【レオシュ・チェピツキィー(Vn1)、ヤン・シュルマイスター(Vn2)、イルジー・ジークムンド(Va)、アレシュ・カスプジーク(Vc)】

録音:2005年10月,11月,2006年1月,2月
「19世紀ボヘミアにおける最高のチェリスト」と讃えられたハヌシュ・ウィハン(1855-1920)の名を冠し、1985年にプラハ芸 術アカデミーの学生たちによって結成された“ウィハンSQ”。ロマン派作品を中心に数多くの作品を演奏、その解 釈が高く評価されていますが、レパートリーの中核をなすのは母国チェコの作品であり、このスメタナの2曲の四重奏曲でも 共感に満ちた演奏を聴かせます。
UP-0088-2
フルート,ヴィオラとハープのための作品集
モーツァルト(デジェ・ダンタルフィ=ジロス編):フルート,ヴィオラとハープのためのトリオ・ソナタ K.423(原曲:ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲ト長調)、
ドビュッシー:フルート,ヴィオラとハープのためのソナタ、
ジョリヴェ
:フルート,ヴィオラとハープのための小組曲、
ベートーヴェン(アミ・マーヤニ編):フルート,ヴィオラとハープのためのセレナード Op.25(原曲:フルート、ヴァイオリンとヴィオラのためのセレナード ニ長調)
ボヘミア・ルクセンブルク・トリオ[カルロ・ジャンス(Fl)、イトカ・ホスプロヴァー(Va)、カテジナ・エングリホヴァー(Hp)]


録音:2006年2月27日、3月1-2日、プラハ、ドモヴィナ・スタジオ
ボヘミア・ルクセンブルク・トリオは、ルクセンブルク出身のジャンスとチェコ出身のホスプロヴァー、エングリホヴァーによって結成された珍しい編成の三重奏団です。
UP-0089-2
イル・ヴィルトゥオーゾ
サラサーテ:「ファウスト」による演奏会用幻想曲、
パガニーニ
:カンタービレ ニ長調 Op.17、
サラサーテ
:ホタ・アラゴネーサ、シルヴィエ・ボドロヴァー(1954-):ジプシーのバラード「Dza more」、
ヴィエニャフスキ
:スケルツォ=タランテラ Op.16、
シュポア:舟歌 Op.135-1、
クライスラー:ウィーン奇想曲 Op.2、
パガニーニ
:ロッシーニの「モーゼ」の「汝の星を散りばめた玉座に」による幻想曲、
ヨセフ・スーク(ヨセフ・スーク(作曲者の孫)編):組曲「おとぎ話」Op.16〜ヴァイオリン独奏曲、
アントニオ・バッツィーニ(1818-1897):スケルツォ幻想曲「妖精のロンド」Op.25
ミロスラフ・アンブロシュ(Vn)、
ズザナ・アンブロショヴァー(P)

録音:プラハ、リヒテンシュタイン宮、マルチヌー・ホール(HAMU)
1987年スロヴァキアのコシツェに生まれたミロスラフ・アンブロシュはチェコの名ヴァイオリニストであるイヴァン・ジェナティに師事し、10代で数々のコンクール入賞やスカラーシップ獲得を果たした天才肌。このアルバムの録音時点でも18歳くらいだったのではないかと思われますが、ヴィルトズオーゾ・ヴァイオリニスト=コンポーザーたちの作品で固めるとは何とも大胆。ピアノ伴奏を務めるのは彼の母親。ステージママでしょうか。
UP-0090-2
スデニェク・ルカーシュ(1929-):ヴィオラ協奏曲 Op.185(*)、
 ヴァイオリンとヴィオラのためのディヴェルティメント Op.96(+)、
 ヴィオラとピアノのための瞑想曲 Op.116(#)、
イジー・ヤロフ
(1920-1986):ヴィオラと管弦楽のための幻想曲(**)
カレル・シュペリナ(Va)、
アントニーン・ノヴァーク(Vn)(+)、
ヨセフ・ハーラ(P)(#)、
ヴィート・ミツカ(指)(*)、
ボフミール・リシュカ(指)(**)、
プルゼニュRSO

録音:1985年2月6日(*)、1974年9月10日(**)、チェコ放送プルゼニュ支局(*/**)、1978年4月26日、プラハ、チェコ放送(+/#)
スデニェク・ルカーシュはチェコのプルゼニュに生まれ、プルゼニュ放送交響楽団員、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団員および首席を務めたヴィオラ奏者で、現在はプラハ音楽院のヴィオラ・室内楽担当教授の任にあります。
UP-0091-2
グリーグ、ドヴォルザーク:男声合唱作品集
グリーグ:男声合唱のためのアルバム Op.30(*)
ドヴォルザーク:男声合唱とピアノのための「スラヴ民謡の花束」Op.43 B.76 (*/+) 〜悲しみ,不思議な水,木立の中の少女
リトアニア民謡の歌詞による5つの男声合唱曲 Op.27 B.87
Q VOX[トル・イリーチェク(T)、トマーシュ・バドゥラ(T、Br)、トマーシュ・クレイチー(Br、アーティスティック・ディレクター)、アレシュ・プロハーツカ(Bs)、トマーシュ・クラール(Br)*]
ヤルミラ・ムラジーコヴァー・チェシュコヴァー、ヘレナ・フィアロヴァー(P)+
ルボミール・マートル(監修)

録音:チェコ放送ブルノ支局
日本のアマチュア男声合唱団のレパートリーにもなっている楽曲。Q VOX の精緻な重唱は参考になるに違いありません。
UP-0093-2
ハイドン:「十字架上のキリストの最後の七つの言葉」(弦楽四重奏版) ヤナーチェクSQ[ミロシュ・ヴァツェク(第1Vn)、ヴィチェスラフ・ザヴァディリーク(第2Vn)、ラディスラフ・キセラーク(Va)、ブジェチスラフ・ヴィビーラル(Vc)]、アルフレト・ストレイチェク(朗読)

録音:2006年2月20-21日、チェコ、オロモウツ、大司教宮殿、祝典の間
聖書およびヤロスラフ・ドゥリフの詩から採られたテキストの朗読が挿入されています。
UP-0096-2
夜のハーモニー
ハイドン:パルティータ変ロ長調 Hob.II:B7、ヴァーツラフ・ハヴェル(1778頃-1826以後):ラ・パストレッラ、
フランチシェク・ブラニュカ
(18世紀終盤活躍):カッサシオン変ロ長調、
モーツァルト:セレナード第10番変ロ長調「グラン・パルティータ」〜4つの楽章、
クロンマー:パルティータ ハ短調、
モーツァルト
(ゴットフリート・リーガー編):「皇帝ティートの慈悲」〜 行進曲、
サリエリ:夜のひとときのためのハルモニー
アンサンブル・フィリドール[フランソワ・ジラルド、モニカ・アルピーノ(Cl)、フロラン・モプティ、エルメス・ペッキニーニ(ナチュラルHrn)、フランソワ・シャリュイエ、アレクサンドル・サレ(Fg)]

録音:2006年9月20-22日、チェコ、モラヴィア地方、 ナームニェスチ・ナト・オスラヴォウ城図書館
アンサンブル・フィリドールは1992年に結成されたピリオド木管楽器演奏団体。
UP-0097
NX-A14
フェルド/ルカーシュ/カラビス:作品集
インドルジフ・フェルド(1925-2007):協奏的音楽−フルート、ヴィオラ、ハープと弦楽のための…世界初録音
ズデニェク・ルカーシュ(1928-2007):演奏会用音楽−ハープと弦楽のための
ヴィクトル・カラビス(1923-):演奏会用幻想曲「トリスティウム」 Op.56−ヴィオラと弦楽のための
フェルド:ソナターフルートと弦楽のための
カルロ・ヤンス(Fl)
イトカ・ホスプロヴァー(Va)
カテジーナ・エングリホヴァー(Hp)
プラハ室内O

録音:2006年9月
『ボヘミア・ルクセンブルク・トリオ』のメンバー、チェコ出身のホスプロヴァーとエングリホヴァー、ルクセンブルク出身のヤンスによる 20世紀チェコの作品集。ルクセンブルクとチェコは古くから友好関係を築いており、このアルバムもプラハ駐在のルクセンブル ク大使(録音当時)の発案によりリリースされた1枚です。なかでもフェルドは大使が実際に彼の作品を聴き、感銘を受け新 作を委嘱した作曲家で、書き上げられた「協奏的音楽」はギョーム・ド・マショーの旋律とルクセンブルク民謡が引用された 独創的な作品です。ルカーシュの「演奏会用音楽」はハープの響きが印象的な音楽。カラビスの「トリスティウム」はヴィオラ の落ち着いた音色で深い哀しみを歌い上げます。最後のフェルドの「ソナタ」はJ.P.ランパルに捧げられた技巧的な作品で す。
UP-0098-2
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第1番変ホ長調 、
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第4番ホ短調「ドゥムキー」
マックス・ブロート三重奏団
ペトル・マチェヤーク(Vn)、マリエ・ヒクソヴァー(Vc)、カースティン・シュトラスブルク(P)

録音:2006年8月5-6日、プラハ、ドモヴィナ・スタジオ
フランツ・カフカの親友としても知られるプラハ生まれのユダヤ系作家マックス・ブロートの名を冠するこのピアノ・トリオは、EUが支援する国際文化プロジェクトの一環として2005年に結成されました。
UP-0099-2
マーラー:交響曲第4番ト長調 カロリナ・ベルコヴァー(S)、
ヴラディミール・ヴァーレク(指)チェコRSO

UP-0100-2
ボドロヴァー、マーハ、ルカーシュ:協奏曲集
シルヴィエ・ボドロヴァー(1954-):花の協奏曲[Concerto dei fioli](ヴァイオリンと弦楽のための)(*)
オトマル・マーハ(1922-2006):無垢なる処女(チェコ民謡によるヴァイオリンと弦楽合奏のための変奏曲)(+)
ズデニェク・ルカーシュ(1928-2007):合奏協奏曲 Op.36、誕生の日(ヴァイオリンと弦楽のための)Op.348(#)
シルヴィエ・ボドロヴァー:ベルン協奏曲「銀雲」(ヴァイオリン、ヴィオラと弦楽のための)(**)
ルボシュ・フィシェル(1935-1999):アモローソ(++)
ヤクプ・セドラーチェク(Vn)*、ヤクプ・ユネク(Vn)+、パヴラ・フランツー(Vn)#、ヴィチェスラフ・オフマン(Vn)**、イトカ・ホスプロヴァー(Va)**、マレク・シュティレツ(指(++以外))、クアトロ・オーケストラ(++以外)、ヨセフ・スク(Vn)++、ヨセフ・ハーラ(P)++

録音:2007年11月、2008年3月、プラハ、ドモヴィナ・スタジオ(++以外)/原盤:Lotos(++)
UP-0101-2
モーツァルト:教会音楽集
レジナ・チェリ K.127(*/+)、
ラウダーテ・ドミヌム(K.339 から)(*/+)、
テ・デウム K.141(+)、
エクスルターテ・ユビラーテ K.165(*)、
アヴェ・ヴェルム・コルプス K.618(+)、
レジナ・チェリ K.108(*/+)
シモナ・ホウダ・シャトゥロヴァー(S)*、
ペトル・フィアラ(指)
チェコ室内ソロイスツ、
ブルノ・チェコ・フィルハーモニーcho(+)

録音:2007年1月11-13日、チェコ、ブルノ、 慈悲の同胞団修道院ヨセフ・ドブロフスキー・ホール
シモナ・ホウダ・シャトゥロヴァーはスロヴァキアのブラチスラヴァに生まれチェコを本拠に活躍するソプラノ。2006年のモーツァルト・イヤーに各地でモーツァルト作品を歌い注目された若手です。
UP-0104
NX-A14
フランセ/ボルド/ダンディ/ピエルネ/ジョリヴェ:室内楽作品集
フランセ(1912-1997):五重奏曲 第2番
シャルル・ボルド(1863-1909):バスク組曲 Op.6…世界初録音
ダンディ(1851-1931):組曲 Op.91
ピエルネ(1863-1937):愛する国への旅
ジョリヴェ(1905-1974):リノスの歌
カルロ・ヤンス(Fl)
カテジーナ・エングリホヴァー(Hp)
マルティヌーQ
7歳からフルートを始め、12歳の時にはヴァイオリンも始めたカルロ・ヤンス。リエージュ王立音楽院とマーストリ ヒト王立音楽院で研鑽を積み、ケルン音楽アカデミーではアンドラーシュ・アドリアンのマスタークラスを受講し た後、フルート奏者として活動を始めました。古典から現代まで幅広いレパートリーを持ち、多くの作曲家が 彼のために作品を書いています。このアルバムには世界初録音となるボルドの「バスク組曲」を始め、フルート を愛する人にはおなじみの作品を収録。マルティヌー四重奏団の端正な伴奏とともに、エングリホヴァーのハー プが洒落た響きでヤンスのフルートを引き立てています。
UP-0105
NX-A14
スメタナ:ピアノ三重奏曲、他
スメタナ:ピアノ三重奏曲 ト短調 Op.15
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第4番 ホ短調 「ドゥムキー」 Op. 90, B.166
プラハADトリオ【イルジー・フルニーク(Vn)、ミロシュ・ヤホダ(Vc)、マルティン・カシーク(P)】

録音:2007年10月26-28日
この“プラハADトリオ”は、マルティン・カシークを始めとした3人のチェコの奏者がピアノ協奏曲の協演で出会 い、2007年にドヴォルザークを演奏したことで結成されたアンサンブル。名前の“AD”とはアントニン・ドヴォル ザークの頭文字であり、プラハSOの首席奏者ヤホダとフルニーク、そしてカシークの3人がメンバーです。 彼らの年齢は離れていますが、経験と知識をベースに個性を上手く生かした親密な演奏を生み出しました。 アンサンブルの活動は2年間のみの一時的なものでしたが、2008年にはプラハのプロムスに参加、2009年 には「プラハの春」で演奏するなど、充実した活動を行っています。
UP-0107-2
ヴァイオリンとピアノの為の音楽
オトマル・マーハ(1922-2006):ヴァイオリンとピアノの為の悲歌
ヤナーチェク(1854-1928):ヴァイオリン・ソナタ
エネスコ:ヴァイオリン・ソナタ ヘ短調Op.6
バルトーク(セーケイ編):ルーマニア民俗舞曲
マルチナ・バチョヴァー(Vn)
アレクサンドル・スタリー(P)

録音:2008年12月12-13日、テプリツェ文化会館(チェコ)
マルチナ・バチョヴァーはイヴァン・ジェナティー門下のチェコの新進ヴァイオリニスト。
UP-0108-2
R・シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」、
コルンゴルト
:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35*、
マーラー:リュッケルトの詩による5つの歌曲+
フランチシェク・ノヴォトニー(Vn)*
カルラ・ビトナロヴァー(Ms)+
マルチン・トゥルノフスキー(指)
ブルノPO

録音:2007年9月14日、イフラヴァ(チェコ)、DKO、マーラー・イフラヴァ音楽祭、ライヴ
2007年、チェコのイフラヴァで開催された「マーラー祝祭音楽祭」におけるライヴ録音。ここでタクト振るのはプラハ音楽 院でアンチェルに指揮を学んだマルティン・トゥルノフスキー。規模の大きな作品をじっくり聴かせることに定評があり、この アルバムでも後期ロマン派を代表する3人の作曲家、リヒャルト・シュトラウス、コルンゴルト、マーラーの作品をとり上げて います。シュトラウスはオーケストラ曲、コルンゴルトは協奏曲、マーラーは声楽曲とそれぞれ方向性が違いますが、トゥル ノフスキーはソリストたちと息をぴったり合わせ、見事な演奏を披露しています。
UP-0109-2
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」*
ピアノ・ソナタ第24番嬰ヘ長調Op.78+
ミハル・マシェク(P)、
レオシュ・スヴァーロフスキー(指)
パルドゥビツェ・チェコ室内PO

録音:2008年11月16日、1999年+
ミハル・マシェク(1980年生まれ)はプラハ音楽院および音楽アカデミーで学んだチェコのピアニスト。
UP-0110-2
シルヴィエ・ボドロヴァー(1954-):民謡のモチーフとテキストによる組曲「JA RA LAJ」
(スロヴァキア、バルカンとロマの27の歌)
シュテファン・マルギタ(T)
マルチナ・バチョヴァー(Vn)
イトカ・ホスプロヴァー(Va)
イルヴィン・ヴェニシュ(Cl)
カテジナ・エングリホヴァー(Hp)
マルケータ・マゾウロヴァー(Perc)
クアトロOのメンバー[パヴラ・フランツー(Vn)、カレル・フディー(Vc)]、マレク・シュチレツ(指)

録音:2009年2月11、14、21-22日、プラハ、リヒテンシュタイン宮
UP-0112-2
マーラー:交響曲第7番ホ短調 イジー・スターレク(指)
チェコ放送SO

録音:2008年9月19日、イフラヴァ(チェコ)、DKO、ライヴ
マーラー生誕の地であるカリシュト村近郊の古い歴史を持つ街、イフラヴァ。ここでは毎年(最近は一年おき)、マー ラーの誕生日である7月7日もしくは命日である5月18日を中心に「マーラー祝祭音楽祭」が開催されています。メイン のコンサートのいくつかはCD化されており、中でもこのスターレクが指揮した第7番の交響曲は、知る人ぞ知る名演。冒 頭から異様な緊張感に包まれており、そのテンションは曲が終わるまで持続します。
UP-0113-2
カルミナ・ルチェンブルジアーナ〜弦楽の為の音楽
マショー:ノートルダム・ミサ〜アニュス・デイ#
ヨセフ・スーク:チェコの古いコラール「聖ヴァーツラフ」による瞑想曲Op.35a#
オトマル・マーハ(1922-2006):室内シンフォニエッタ#
シルヴィエ・ボドロヴァー(1954-):カルミナ・ルチェンブルジアーナ「ヤン盲目王の記念に」(弦楽の為の)+
マルセル・ヴェングレル(1946-):アルトサクソフォンと弦楽の為のノヴェレッテ*
ルネ・メルツィヒ(1911-1986):弦楽合奏の為の3つのスケッチ
マショー:ノートルダム・ミサ〜イテ・ミサ・エスト#
イルヴィン・ヴェニシュ(Sax)*
マルケータ・マゾウロヴァー(Perc)+
マレク・シュチレツ(指) クアトロO

録音:2008年1月、プラハ、ドモヴィナ・スタジオ#、ボヘミア同胞団礼拝堂(#以外)
王家の断絶したボヘミアに迎えられたルクセンブルク家のヨハン(チェコ名ヤン;1296-1346、在位中に失明し「盲目王」と呼ばれる)の即位700周年(2010)を記念するアルバム。「カルミナ・ルチェンブルジアーナ」は「ルクセンブルクの歌」という意味のラテン語。ヴェングレルとメルツィヒはルクセンブルクの作曲家。
UP-0114-2
ピアノ三重奏作品集
ペトル・フィアラ(1943-):ヴァイオリン、チェロとピアノの為の三重奏曲(1980)
シルヴィエ・ボドロヴァー(1954-):メギド(ヴァイオリン、チェロとピアノのため;2001)
ペトル・エベン(1929-2007):ピアノ三重奏曲(1986)
プエッラ三重奏団[テレジエ・フィアロヴァー(P)、レンカ・マチェヤーコヴァー(Vn)、マルケータ・ヴルプコヴァー(Vc)

録音:2009年1月9-10日、ブルノ(チェコ)、慈悲の同胞団修道院、ヨセフ・ドブロフスキー・ホール
エベンの生誕80年を記念して制作されたアルバム。プエッラ三重奏団は2003年にブルノ音楽院で結成された女性トリオ。
UP-0115-2
ヤロスラフ・クルチェク(1939-):オラトリオ「石からパンへ」*
交響曲第4番「望みの物」+
エディタ・アドレロヴァー(Ms)
リハルト・サメク(テノール)*
アルフレート・ストレイチェク(語り)
ヤロスラフ・クルチェク(指)プルゼニュRSO

録音:2008年8月19-21日*、1月7-9日+、チェコ放送プルゼニュ支局スタジオ
UP-0116-2
ハープ(と弦楽)の為の音楽
スデニェク・ルカーシュ(1928-2007):すべての弦のためにOp.320(ハープと弦楽四重奏の為の;2001)*
ヤン・フランク・フィシェル(1921-2006):ハープ独奏の為の4つの練習曲〜第1曲,第2曲
バルトーク(エングリホヴァー編):ルーマニア民俗舞曲(ハープ独奏版)
ドビュッシー:神聖な舞曲と世俗的な舞曲*
ヤン・ハヌシュ・トルネチェク(1858-1914):スメタナの交響詩「ヴルタヴァ(モルダウ)」による幻想曲
デイヴィッド・ウォトキンズ(1938):ハープの為の組曲〜火の踊り
シルヴィエ・ボドロヴァー(1954-):ドルイドの秘儀(ハープと弦楽の為の;2001)*
カテジナ・エングリホヴァー(Hp)
ヴィハンQ[レオシュ・チェピツキー(第1Vn)、ヤン・シュルメイステル(第2Vn)、イジー・ジュグムント(Va)、アレシュ・カスプシーク(Vc) ]*

録音:2009年6月9日、イフラヴァ(チェコ)、グスタフ・マーラー音楽祭、ライヴ
UP-0117-2
チェコのミサ
スーク:ミサ変ロ長調「クジェチョヴィツェ」(1888)*
フェルステル(1859-1951」):グラゴル・ミサ Op.123(1923)+
フィビフ:ミサ・ブレヴィス Op.21(1885)#
マルタ・ファドレイェヴィチョヴァー(S)*
ヤナ・トゥコヴァー(A)*
オンドジェイ・ソハ(T)*
ヤン・モラヴェク(Bs)*
プラハ・カレル大学Cho
プラハ青年室内アンサンブル*
ペトル・チェフ(Org(+/#))
ヤクプ・ジハ(指)*
ヴラディミール・イェリーネク(オルガン((+/#))
イジー・ペトルドリーク(指(+/#))

録音:2008年5月25日*、2010年3月27日+、2013年1月26-27日#
+はヤナーチェクの「クラゴル・ミサ」と同じテキストによる作品。
UP-0118-2
インドジフ・フェルト(1925-2007):フルートの為の室内楽作品集 Vol.1
フルート,ヴァイオリン,ヴィオラ,チェロとハープの為の奇想的五重奏曲(1994/1995)
フルートとギターの為のディヴェルティメント(1996)+
魔笛独奏の為のモーツァルト回想(無伴奏フルートの為の;2001)#
2つのフルートの為の5つのインヴェンション(1975)**
アメリカのソナティネ(フルートとピアノの為の;1995)++
フルート、ヴァイオリンとチェロの為の三重奏曲(1963)##
カルロ・ジャンス(Fl)、マルチヌーQ員
ルボミール・ハヴラーク(Vn)*/##
ヤン・イーシャ(Va)*
イトカ・ヴラシャーンコヴァー(Vc(*/##))
カテジナ・エングリホヴァー(Hp)*
カリー・グレイシュ(G)+
カリーヌ・フォルジェ(Fl)*
ダニエル・ブルメンタール(P)+

録音:プラハ、ドモヴィナ・スタジオ(*/#/++/##)/ルクセンブルク、スタジオ・セリーズ+
ルクセンブルク音楽院スタジオ**
UP-0121-2
マルティヌー:歌劇「慈善の日」(全3幕構想、未完)〜第1幕,第2幕
(ミラン・カニャーク補筆校訂)
トマーシュ・ビヨク、ペトル・マトゥシェク、
イレナ・トロウポヴァー、
ペトル・ポドラウフ、ミハル・マチュハ、
ルツィエ・フィシェル・シルケノヴァー、
リブシェ・モラフツォヴァー=ミジャートスカー、
ガブリエラ・ペチロヴァー、
ヤルミラ・コシノヴァー、
ペトラ・ハヴラーンコヴァー、
ヨセフ・ゼドニーク、ヨセフ・シュカルカ、
ヤロスラフ・コヴァチ、
ズビニェク・ブラベツ、
リーヴィア・オブルチニーク
ヴェーノソヴァー、
マルチン・ブフタ(キャスト)
ミラン・カニャーク(指)ブルゼニュPO
プラハ室内cho

録音:2009年11、12月、チェコ放送プルゼニュ支局
マルティヌーがパリで1930年に着手しながら未完に終わった歌劇の手稿を基に、指揮者ミラン・カニャークが第1、2幕を仕上げたスコアの世界初録音。解説書とは別冊で、筋書き、歌詞(フランス語)と対訳(ドイツ語、英語、フランス語)を収めた全92ページのブックレットが添付されています。
UP-0122-2
マーラー:交響曲第6番「悲劇的」 ペトル・ヴロンスキー(指)
モラヴィアPO
UP-0123-2
ベートーヴェン:交響曲第1番
マルティヌー:オーボエと小管弦楽の為の協奏曲 H.353*
ミロスラフ・カベラーチ(1809-1979):交響曲第4番イ長調「カメラータ」Op.36
ヴィレーム・ヴェヴェルカ(Ob)*
マルコ・イヴァノヴィチ(指)
パルドゥビツェ・チェコ室内PO

録音:2009年9月2-4日、パルドゥビツェ音楽館(チェコ)
UP-0124-2
沈思の歌
クレメント・スラヴィツキー(1910-1999):「ああ、かくもみじめなわが心」[空は晴れ,空色の瞳,その石は重い,教えて、いとしい人よ,冷たい露,私は小さな子供だった]
R・シュトラウス:夜Op.10-3/帰郷Op.15-5
 万霊節Op.10-8/明日の朝Op.27-4
 解き放たれてOp.39-4/献呈Op.10-1
ドヴォルザーク:民謡風の歌Op.73 B.146[おやすみ,娘が草を刈っていた,ああ何もない私は馬を持っている]
マルティヌー:新しいスロヴァキアの歌[私のお母さん私のお母さん,人々は言っている,白い小鳩,白山から来た娘]
マリエ・ファイトヴァー(S)
ロベルト・ペハネツ(P)

録音:2009年7月27-28日、プラハ?、聖ヴァヴジネツ教会
UP-0125-2
歌劇&オラトリオ・アリア集
ロッシーニ:「アルジェのイタリア女」、
 「セビリャの理髪師」、「シンデレラ」、
ヴェルディ:「トロヴァトーレ」、
ビゼー:「カルメン」、
サン=サーンス:「サムソンとデリラ」、
ドニゼッティ:「ランメルモールのルチア」、
モーツァルト:「フィガロの結婚」、
 「皇帝ティトゥスの慈悲」
ドヴォルザーク:「ルサルカ」、
マスネ:「ウェルテル」、
ヘンデル:「メサイア」、
バッハ:クリスマス・オラトリオ〜アリア
アルマ・マーラー:父の庭で
 暖かい夏の夜
バルボラ・ポラーシコヴァー(Ms)
イリナ・ロムニェンスカー(P)

録音:2009年9月26-27日、プラハ、聖シモン&ユダ教会
UP-0126-2
マルティヌー:室内楽作品集
ヴァイオリンとチェロの為の二重奏曲第2番ニ長調 H.371
フルート,ヴァイオリンとピアノの為のソナタ H.254
フルート,チェロとピアノの為の三重奏曲 H.330
羊飼いたち(ヴァイオリン,チェロとピアノの為の5つの小品)H.275
アルテミス三重奏団
アデーラ・シュタイノフロヴァー(Vn)
アルジビェタ・ヴルチコヴァー(Vc)
ヤナ・ホルマノヴァー(P)
ジョフィエ・ヴォカールコヴァー(Fl)

録音:2009年、テプリツェ、北チェコ・フィルハーモニー・ホール
UP-0127-2
ヴィオラとピアノの為の作品集
メンデルスゾーン:ヴィオラ・ソナタ ハ短調*
ショスタコーヴィチ:ヴィオラ・ソナタ ハ長調 Op.147+
グラズノフ:悲歌 ト短調 Op.44#
カレル・シュペリナ(Va)
カレル・フリエスル(P)*
リディエ・マイリンゴヴァー(P)+
ヨセフ・ハーラ(P)#

録音:チェコ放送プルゼニュ支局*/プラハ、チェコ放送(+/#)時期記載なし
カレル・シュペリナはチェコのプルゼニュに生まれ、1970年から2002年までチェコPOに在籍(最終的には首席奏者)、1994年以来プラハ音楽院教授(ヴィオラ、室内楽)を務めているヴィオラ奏者。
UP-0128-2
私の歌
ドヴォルザーク:ジプシーの歌 Op.55 B.104
ヤロスラフ・クジチカ(1882-1969):北の夜 Op.14
マルティヌー:2つの歌〔桃の花,病んだ秋〕
バルトーク:5つの歌 Op.16/村の情景
エヴァ・ガラヨヴァー(Ms)
マリアン・ラプシャンスキー(P)

録音:2010年5月1-2日、6月19-20日、プラハ、リヒテンシュタイン宮マルティヌー・ホール
ブラチスラヴァ音楽院および音楽アカデミー(スロヴァキア)を卒業後イタリア、ドイツ、合衆国で学び、ブラチスラヴァ室内歌劇のメンバーとなり1995年にデビューしたエヴァ・ガラヨヴァーの愛唱歌集。
UP-0129-2
グスタフ・マーラーとイーグラウ(イフラヴァ)の軍楽 1875年
シューベルト:軍隊行進曲Op.51-3 D.733
オーベール:「ポルティチの唖娘」序曲
J・シュトラウス:ウィーンの森の物語
ワーグナー:「タンホイザー」〜入場行進曲
ベートーヴェン:ヨークシャー行進曲
フランツ・マッサーク(1804-1875):第49連隊分列行進曲第1番
 トランペットと軍楽の為のカヴァティーナ*
 第49連隊分列行進曲第2番
フィリップ・ファールバッハ Jr(1843-1894):セレナード=ポルカ
フランツ・マッサーク:軍楽の為の行進曲第19番
ヨゼフ・フランツ・ワーグナー:フォン・ヘス男爵(行進曲第49番)Op.234
パヴェル・フロマートカ大尉(Tp)*
ヴァーツラフ・ブラフネク大佐(指)
プラハ城警備隊&チェコ警察音楽隊(吹奏楽)


録音:2010年6月13日、プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルザーク・ホール、ライヴ
作曲家グスタフ・マーラー(1960-1911)が育った町イーグラウ(オーストリア領ボヘミア、現チェコ)にはオーストリア帝国軍の兵舎があり、その軍楽隊は町の諸行事に参加して演奏していました。1874年、伝統ある優秀な軍楽隊(1715年創設)で知られた第49連隊がイーグラウの兵舎に入り、町で演奏会を催すようになりました。演奏会には町の音楽団体も参加しており、グスタフの父ベルンハルト・マーラーが援助していた男声choもそのひとつであったことから、マーラー家が演奏会に関わっていたことは確実視されています。このCDのプログラムは1875年7月31日と8月1日にイーグラウの市民射撃クラブの庭で行われた演奏会を再現したもので、楽曲のほとんどはオリジナルのオーケストレーションに基づいて演奏されています。フランツ・マッサークは1847年から1869年まで第49連隊軍楽隊の指揮者を務めた人物。マーラーの作品にたびたび現れる軍楽風の音楽の源泉を、このアルバムから聴き取ることができるかもしれません。
UP-0130-2(2CD)
ドヴォルザーク:レクイエム変ロ短調 Op.80 B.165 シモナ・シャトゥロヴァー(S)
ヤナ・シーコロヴァー(Ms)
トマーシュ・チェルニー(T)
ペトル・ミクラーシュ(Bs)
ペトル・フィアラ(指)ブルノPO
ブルノ・チェコ・フィルハーモニーcho

録音:2010年11月11-12日、ブルノ(チェコ)、ヤナーチェク劇場、ライヴ
UP-0131-2
プラハ・ブラス・アンサンブル
シモン・ロムニツキー(1552-1623):新しい歌
ボフスラフ・マチェイ・チェルノホフスキー(1684-1742):イエス・キリストをほめたたえよ[Laudetur Jesus Christus]
ヴァレリウス・オット(1579-1612):プラハ舞曲集
パッヘルベル:マニフィカト第6旋法
テレマン:組曲ト長調
ヴェルディ:オペラ組曲
オルフ:カルミナ・ブラーナ(組曲)
バルトーク:子供たちのために(抜粋)
ヤナーチェク:シンフォニエッタ から 第1曲
ヤロスラフ・イェジェク(1ヴァーツラフ・コゼル編)
「解放劇場」からの歌の組曲第1番/同第2番
ヴァーツラフ・コゼル(1940-):静かなプラハ/キジムシロ[Cinquefoil]
プラハ・ブラス・アンサンブル
ヤン・ヴォタヴァ(テナーTb、アーティスティック・ディレクター)
フランチシェク・ビーレク、アルノルト・キンカル(Tp)
イジー・ルシー(Hrn)、
カレル・クチェラ(バスTb)

録音:時期不明、プラハ国民劇場
UP-0132-2
ヴァイオリンとギターの為の二重奏作品集
パガニーニ:ソナタ第1番イ短調/ソナタ第3番イ長調
トルフラーシュ(1928-2007):2つのコンポジション Op.71a
ノヴァーク(1921-1984):ソナタ・セレナータ
トゥチャプスキー(1928-):協奏的二重奏曲
デュオ・テレス
ルツィア・カプソヴァー(Vn)
トマーシュ・ホニェク(G)

録音:2010年10月、ヴェセリー・ナト・モラヴォウ(チェコ)、スタジオ DIV 8 - Zus
2010年に揃ってヤナーチェク音楽アカデミーを修了したルツィア・カプソヴァー(1986年スロヴァキア生まれ)とトマーシュ・ホニェク(1985年チェコ生まれ)が在学中の2007年に結成したデュオ。
UP-0133-2
(1SACD)
ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第14番変イ長調 Op.105 B.193
弦楽四重奏曲第13番ト長調 Op.106 B.192
マルティヌーSQ
【ルボミール・ハヴラーク(Vn1)
リボル・カニュカ(Vn2)
ズビニェク・パジョウレク(Va)
イトカ・ヴラシャーンコヴァー(Vc)】

録音:2011年10月28-30日、12月2-4日、ドモヴィナ・スタジオ、プラハ
UP-0135-2
チェコ歌曲集
マルティヌー:1ページの歌 H.294
 露/一言だけで鍵を開けて/恋人のもとへ
 歩道/母と暮らしていた頃
 聖母マリアの夢/ローズマリー
マルティヌー:2ページの歌 H.302〜モラヴィアから来た少女
ヤナーチェク:歌によるモラヴィア民俗詩〜恋人の輝き/恋人の絵/揺るぎなさ
 小さな花束/花は誰に
 小さなベンチ/楽士たち
ヤン・クンツ(1883-1976):カチェンカはドナウの岸に立っていた Op.14
ドヴォルザーク:ジプシーの歌 Op.55 B.104
私の歌は再び愛を響かせる
 ああ、私のトライアングルは何と素敵に鳴ることか
 あたりの森は静寂に包まれ
 私の年老いた母が歌を教えてくれたとき(わが母の教えたまいし歌)
 弦を調子を合わせて
 だぶだぶの上着とだぶだぶのズボン
 鷹に黄金の鳥かごを与えたら
ペトル・エベン(1929-2007):極秘の歌
 愛の小道/苦しみを伴う恋/対話
 私の心に/ロンデル/別れ/歌
私はあなたについて行く
オタカル・オストルチル(1879-1935):孤児 Op.9
アンドレア・カリヴォドヴァー(Ms)
ラディスラヴァ・ヴォンドラーチコヴァー(P)

録音:2011年6月3日、イフラヴァ(チェコ)、ホテル・グスタフ・マーラー、
グスタフ・マーラー・フェスティヴァル、ライヴ
アンドレア・カリヴォドヴァーは2003年以来プラハ国立歌劇のソリストを務めているチェコのメゾソプラノ。オールヌードを思わせる大胆なジャケットは容姿への自信の現れでしょうか。
UP-0136-2
ベートーヴェン:交響曲第2番ニ長調 Op.36
スメタナ:祝典交響曲 Op.6
マルティヌー:シンフォニエッタ・ラ・ホッジャ(ピアノと管弦楽の為の)*
朝比奈智子(P)
マルコ・イヴァノヴィチ(指)
パルドゥビツェ・チェコ室内PO

録音:2010年9月4-6日、パルドゥビツェ音楽館(チェコ)
UP-0137-2
ファースト・ステップスギター二重奏の為の音楽
D・スカルラッティ(ヌエボ編):ソナタ K.491/ソナタ K.208/ソナタ K.333
バッハ(ホップストック編):フーガ イ短調 BWV539(原調:ニ短調)
グラナドス(ミュラー=ペリング編):詩的ワルツ集
ピアソラ:タンゴ組曲
シエンプレ・ヌエボ
マチェイ・フレムル、パトリック・ヴァツィーク(G)

録音:2009年8月24-26日、ハウツェンブルク(ドイツ)、聖ヴィトゥス教会
シエンプレ・ヌエボはチェコのギタリスト、マチェイ・フレムル(1982年生まれ)とパトリック・ヴァツィーク(1984年生まれ)が2007年に結成したデュオ。
UP-0138-2
無伴奏チェロの為のスウェーデンとチェコの音楽
エルランド・フォン・コック(1910-2009):モノローグ第17番
ミロスラフ・ペトラーシュ(1948-):フクヴァルディ幻想曲−ヤナーチェクへのオマージュ
ヤン・カールステット(1926-2004):バラッド Op.18
オンドジェイ・クカル(1964-):狂詩曲
ミカエル・エーリクソン(1952-):演奏会用変奏曲「おやすみなさい」[Dobru noc](ピアッティへのオマージュ)
おやすみなさい[Buenas Noches](タンゴ)
スウェーデン民謡/ミカエル・エーリクソン編曲:ああ、美しきヴェルムランド
ミカエル・エーリクソン:Taserud(タンゴ)/リラックス
ミカエル・エーリクソン(Vc)

録音:2009年6月28日、プラハ、クラリツカー通り、チェコ同胞団教会
ミカエル・エーリクソンはスウェーデンに生まれ、デンマークでエアリング・ブロンダール・ベンクトソンに、プラハ音楽アカデミーでヨセフ・フフロに師事、以来「第二の故郷」(本人の表現)であるチェコを本拠に活躍しているチェリスト。
UP-0139-2
ショパン:ピアノ作品集
幻想即興曲嬰ハ短調 Op.66
夜想曲変ホ長調 Op.55-2
練習曲変イ長調 Op.25-1
練習曲ヘ短調 Op.25-2
夜想曲変ロ短調 Op.9-1
ポロネーズ変ト長調 Op.posth.
マズルカ Op.30(全4曲)
アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズ変ホ長調 Op.22
マリア・ガブリシ(P)

録音:2010年8月21-22日、プラハ、リヒテンシュタイン宮
マリア・ガブリシはポーランドのワルシャワに生まれ、フリデリク・ショパン音楽大学でテレサ・マナステルスカに、ルツェルン音楽大学でイヴァン・クラーンスキーに師事。2005年以来フリデリク・ショパン音楽大学で教えながら、バーゼルのスコラ・カントールムでイェスパー・クリステンセンに歴史的鍵盤楽器とその奏法を学んでいます。
UP-0140-2(2CD)
ドヴォルザーク:歌劇「アルフレート」B.16 ペトラ・フレーセ(ソプラノ:アルヴィーラ)
フェルディナント・フォン・ボトマー(テノール:ハラルト)
フェリクス・ルンプ(バリトン:アルフレート)
イェルク・ザブロフスキ(バリトン:ゴトロン)
ペテル・ミクラーシュ(バス:ジーヴァルト)
ティルマン・ウンガー(テノール:ドーセット、伝令)
ヤルミラ・バクソヴァー(ソプラノ:ロヴェーナ)
ブルノ・チェコ・フィルハーモニーCho
ペトル・フィアラ(合唱指揮)
プラハRSO
マレク・シュチレツ(副指揮)
ハイコ・マティアス・フェルスター(指)

録音:2014年9月16-17日、ライヴ、ドヴォルザーク・プラハ音楽祭、ドヴォルザーク・ホール、 ルドルフィヌム、プラハ、チェコ
「アルフレート」はドヴォルザークの歌劇第1作。イングランド国王アルフレッド大王(849-899、在位:871-899)の英雄伝に基づきカール・テオルール・ケルナーが書き上げたドイツ語の台本による3幕物で、ドヴォルザークの存命中には上演されず、1905年に序曲のみ「悲劇的序曲」Op.16aとして初演され、全曲は1938年になってようやくチェコ語訳版で初演されました。当盤は演奏会形式による公演のライヴ録音。ブックレットには英語とチェコ語で解説が記載されていますが、テキストは記載されておりません。ご了承ください。
UP-0141-2(2CD)
グルック:歌劇「エツィオ」(1750;プラハ版) ヤナ・レヴィツォヴァー(アルト:エツィオ)
エヴァ・ミュレロヴァー(ソプラノ:フルヴィア)
ユキコ・シュレイモヴァー・キンジョー[金城ゆきこ](ソプラノ:オノリア)
ミハエラ・シュルーモヴァー(ソプラノ:ヴァレンティニアーノ)
マルチン・シュレイマ(テノール:マッシモ)
オンドジェイ・ソハ(テノール:ヴァーロ)
イジー・ペトルドリーク(指)
プラハ交響室内O

録音:2010年4月27日、プラハ、聖シモン&ユダ教会、ライヴ
1790年、ボンの宮廷音楽家として活躍していたベートーヴェンは、この年崩御したヨーゼフ2世のための追悼カンタータ を作曲、そしてすぐ次に即位したレオポルド2世の戴冠式を祝す音楽も書きました。しかし、これらは実際に演奏される ことはなく、そのまま忘れられてしまったのです。ただ、ハイドンは葬送カンタータの総譜を目にしてベートーヴェンの才能を 感じ取り、弟子入りを許可したとも言われており、またベートーヴェン自身もいくつかの旋律を自作の《フィデリオ》に転用 するなど、作品に自信を持っていたようで、とても20歳の若者が書き上げたとは思えない充実の仕上がりを見せていま す。このアルバムには、2曲のカンタータにハイドンの小さな「テ・デウム」を添え、18世紀から19世紀への転換期の音楽 をじっくりと聴かせます。合唱団の素朴な歌声も魅力的です。
UP-0142-2
チェコのクリスマス・ミサ
ヤクプ・ヤン・リバ(1765-1815):チェコのクリスマス・ミサ(*/+/#)
シュターミッツ(1717-1757):シンフォニア・パストラーレ ニ長調 Op.4-2
ヤクプ・ヤン・リバ:親愛なる子供たちよ(パストレッラ)*
ヴァーツラフ・ピフル(1741-1805):シンフォニア・パストラーリス ニ長調
ヤクプ・ヤン・リバ:やあ、やあ、兄弟よ(キリストの生誕祭の賛歌)(*/+)
アンナ・フラヴェンコヴァー(S)*
シルヴァ・チムグロヴァー(A)*
ヤン・オンドレイカ(T)+
ロマン・ヤナール(Bs)+
チェコ少年合唱団ボニ・プエニ#
パヴェル・チェルニー(オルガン、チェンバロ)
パルドゥビツェ・チェコ室内PO
マレク・シュトリンツル(指)

録音:2011年8月29-31日、パルドゥビツェ(チェコ)、音楽館
注目すべき指揮者マレク・シュトリンツルによるチェコ前古典派・古典派のクリスマス音楽。
UP-0143-2
ピアノ三・四重奏の為の音楽
スーク(1874-1935):悲歌(ピアノ三重奏の為の)Op.23
スメタナ:ピアノ三重奏曲ト短調
シルヴィエ・ボドロヴァー(1954-):予示(ピアノ三重奏の為の)
マーラー:ピアノ四重奏曲イ短調*
 スケルツォ楽章のスケッチ(ピアノ四重奏の為の)*
エベン三重奏団
[テレジエ・フィアロヴァー(P)
ロマン・パトチカ(Vn)
マルケータ・クビーノヴァ=ヴルプコヴァー(Vc)
ゲスト:クリスティナ・フィアロヴァー(Va)*]

録音:2012年3月、マルティヌー・ホール、リヒテンシュタイン宮(プラハ音楽アカデミー)、チェコ
UP-0144-2
ヤロスラフ・クルチェク(1939-):オラトリオ「その人は」 エディタ・アドレロヴァー(Ms)
ロマン・ヤナール(Br)
アルフレト・ストレイチェク(語り)
プラハ・フィルハーモニーCho
ルカーシュ・ヴァシレク(合唱指揮)
ヤロスラフ・クルチェク(指)プルゼニュPO

録音:ライヴ、2011年3月6日、アントロポゾフィー協会ルドルフ・シュタイナー生誕150年記念演奏会、スメタナ・ホール、プラハ市民会館
UP-0145-2
チャイコフスキー:アンダンテ・カンタービレ
 ロココ風の主題によるチェロと管弦楽の為の変奏曲 Op.33*
 弦楽合奏の為の悲歌
 チェロと管弦楽の為の奇想的小品 Op.62*
プロコフィエフ:シンフォニエッタ.イ長調 Op.48
イジー・バールタ(Vc)*
レオシュ・スヴァーロフスキー(指)
パルドゥビツェ・チェコ室内PO
UP-0146-2
チェコの室内楽
マルティヌー:ヴァイオリンとチェロの為の二重奏曲第1番 H.157*
ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ+
スーク(1874-1935):悲歌(ピアノ三重奏の為の)Op.23(*/+)
スメタナ:わが故郷より(ヴァイオリンとピアノの為の2つの楽曲)+
ドヴォルザーク:ヴァイオリンとピアノの為のロマンス.ヘ短調 Op.11+
シルヴィエ・ボドロヴァー(1954-):苦痛なく[Sine dolore]−ヨセフ・ヴラフに献呈(ヴァイオリンとチェロの為の)*
ダナ・ヴラホヴァー(Vn)
ペトル・ノウゾフスキー(Vc)*
ミロスラフ・セケラ(P)+

録音:2012年6月26-27日、プラハ音楽院コンサートホール、チェコ
UP-0147-2
クラリネットと弦楽の為のクロスオーヴァー作品集
シルヴィエ・ボドロヴァー(1954-):Babadag(クラリネットと弦楽四重奏の為の)
オンドジェイ・クカル(1964-):Clarinettino(クラリネットと弦楽の為の協奏曲)*
ヤン・ドゥシェク(1985-):Meanwhile(クラリネットと弦楽の為の)
トマーシュ・パールカ(1978-):Metafolkphoses(クラリネットと弦楽四重奏の為の)
ヤン・クチェラ(1977-):Birth
アラン・シュルマン(1915-2002):Rendezvous(クラリネットと弦楽の為の)
ピアソラ:Oblivion*
オリヴァー・エドワード・ネルソン(1932-):StolEN-Moments
イルヴィン・ヴェニシュ(Cl)
エポックSQ
【ダヴィド・ポコルニー、
ヴラディミール・クラーンスキー(Vn)
ヴラディミール・クロウパ(Va)
ヴィート・ペトラーシェク(Vc)】
ダヴィト・パヴェルカ(Cb)*

録音:2011年12月、プラハ音楽アカデミー、マルティヌー・ホール
イルヴィン・ヴェニシュはブルノ音楽院、プラハ音楽アカデミー、パリ音楽院で学んだチェコのクラリネット奏者。
UP-0148-2
ハイドン:テ・デウム.ハ長調
ベートーヴェン:皇帝ヨゼフ2世葬送カンタータ
皇帝レオポルト2世戴冠式カンタータ
エヴァ・ミュレロヴァー(S)
エディタ・アドレロヴァー(Ms)
アレシュ・ヴォラーチェク(T)
マチェイ・ハディマ(Bs)
イジー・ペトルドリーク(指)
プラハ混声Cho
南ボヘミア室内PO

録音:2012年6月、ライヴ、チェスケー=ブデヨヴィツェ、チェコ
1790年、ボンの宮廷音楽家として活躍していたベートーヴェンは、この年崩御したヨーゼフ2世のための追悼カンタータ を作曲、そしてすぐ次に即位したレオポルド2世の戴冠式を祝す音楽も書きました。しかし、これらは実際に演奏される ことはなく、そのまま忘れられてしまったのです。ただ、ハイドンは葬送カンタータの総譜を目にしてベートーヴェンの才能を 感じ取り、弟子入りを許可したとも言われており、またベートーヴェン自身もいくつかの旋律を自作の《フィデリオ》に転用 するなど、作品に自信を持っていたようで、とても20歳の若者が書き上げたとは思えない充実の仕上がりを見せていま す。このアルバムには、2曲のカンタータにハイドンの小さな「テ・デウム」を添え、18世紀から19世紀への転換期の音楽 をじっくりと聴かせます。合唱団の素朴な歌声も魅力的です。
UP-0149-2
ヴァイオリンとチェロの為の作品集
コダーイ:二重奏曲 Op.7
グリエール:8つの二重奏曲 Op.39
ラヴェル:ソナタ
フェリクス・フロシュハンマー(Vn)
フロリアン・ローン(Vc)

UP-0150-2
モーツァルト:クラリネット五重奏曲イ長調 K.581*
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第10番変ホ長調「ハープ」Op.74
ラディスラフ・ルージチカ(Cl)
マルティヌーSQ
[ルボミール・ハヴラーク(Vn1) 
リボル・カニュカ(Vn2)
ズビニェク・パジョウレク(Va) 
イトカ・ヴラシャーンコヴァー(Vc) ]

録音:2012年1月13-14、17-18日、ドモヴィナ・スタジオ、プラハ、チェコ
ラディスラフ・ルージチカはブルゼニュ音楽院、プラハ音楽アカデミー、ヴュルツブルク音楽大学(チェコ)で学んだチェコのクラリネット奏者。1991年から18年間国際貿易に携わり、事業を成功させ演奏家に復帰したという異色の経歴の持ち主です。
UP-0151-2(2CD)
エヴァ・ガラヨヴァー〜夜と孤独
チャイコフスキー:ただあなただけが Op.57-6/彼は私をたくさん愛してくれた Op.28-4
私はあなたに何も言うまい Op.60-2/私は野の草ではなかったか Op.47-7
ゼムフィーラの歌/ただ憧れを知る者だけが Op.6-6/さらば! Op.60-8
昼の光が満ちようと Op.47-6
ドヴォルザーク:民謡調で Op.73(全4曲)
 4つの歌 Op.82
ブラームス:4つの厳粛な歌 Op.121
シュテファン・ネーメト=シャモリーンスキー(1896-1975):アディ・エンドレの詩による6つの歌
ヴラディミール・ソンメル(1921-1997):メゾソプラノとピアノの為の7つの歌
エウゲン・スホニュ(1908-1993):夜と孤独 [Nox et Solitudo] Op.4(全5曲)
エヴァ・ガラヨヴァー(Ms)
マリアン・ラプシャンスキー(P)

録音:2014年、マルティヌー・ホール、リヒテンシュタイン宮、プラハ、チェコ
エヴァ・ガラヨヴァーは世界的に活躍するスロヴァキアのメゾソプラノ。ソメルはチェコ、ネーメト=シャモリーンスキーとスホニュはスロヴァキアの作曲家。
UP-0153-2
ヴァイオリン・マイ・ラヴ
フバイ:おいで、カティ(チャルダーシュの情景 第4番)Op.32
エルガー:愛のあいさつ Op.12
R・シュトラウス:「ばらの騎士」ワルツ集
ラフマニノフ:ヴォカリーズ Op.34-14
サラサーテ:アンダルシアのロマンス Op.22
ドルドラ:思い出
ポルディーニ:踊る人形
ドヴォルザーク:ユモレスク
 ヴァイオリン・ソナティナ.ト長調 Op.100
トマーシュ・ヴィンクラート(Vn)
マルチン・フィラ(P)
トマーシュ・ヴィンクラートは1973年チェコのテプリツェに生まれ、パルドゥビツェ、プラハ、ロンドン、ウィーンで学んだヴァイオリン奏者。1998年から2001年までウィーンPO員を務め、在団中からソロや室内楽でも活躍。頻繁に来日しています。
UP-0154-2
D・スカルラッティ:ギター二重奏によるソナタ集
Dスカルラッティ(マチェイ・フレムル編):ト長調 K.33/ニ長調 K.208/ニ長調 K.209/ト短調 K.466/ト長調 K.467
イ短調 K.417/ニ長調 K.491/イ短調 K.238/イ短調 K.239/ニ短調 K.30
シエンプレ・ヌエボ
[マチェイ・フレムル、パトリック・ヴァツィーク(G) ]

録音:2011年8月22-24日、ジョヴァンニ・ディ・マットーニ邸、ハウツェンベルク、バイエルン州、ドイツ
シエンプレ・ヌエボはチェコのギタリスト、マチェイ・フレムル(1982年生まれ)とパトリック・ヴァツィーク(1984年生まれ)が2007年に結成したギター・デュオ。
UP-0155-2
ヤン・ヤクプ・リバ(1765-1815):チェコのクリスマス・ミサ「おお、フス師よ!」
チェコのクリスマス・キャロル集
ハナ・シュカルコヴァー(S)
マリエ・ヴルボヴァー(A)
ペトル・リヴィーチェク(T)
リハルト・ノヴァーク(Bs)
マルチン・ヤクビーチェク(Org)
ブルノ・チェコ・フィルハーモニーCho
チェコ室内ソロイスツ
ペトル・フィアラ(指)
チェコの作曲家ヤン・ヤクプ・リバの代表作でありチェコの人々に愛されている「チェコのクリスマス・ミサ」を中心としたアルバム。
UP-0156-2
バロック・トランペット
ジェレマイア・クラーク(ヤン・リンダ編):デンマーク王子の行進曲
ヘンデル:組曲ニ長調
マルティーニ:愛の喜び
ヴェイヴァノフスキー(1639-1693):セレナード ニ長調*
ヘンデル(ヤン・リンダ編):オンブラ・マイ・フ
ジャン=バティスト・ルイエ(1680-1730):ソナタ ニ長調
シューベルト:アヴェ・マリア
ヘンデル(ヤン・リンダ編):天の高き所で神に栄光あれ
ヤン・リンダ(Tp)
ルボミル・コヴァリク(Tp)*
ミロスラフ・プセニツカ(Org)

録音:2012年8月、Claires Hall、ヘプ、チェコ
ヤン・リンダは1983年ヘプに生まれ、プラハ音楽院、チロル州立音楽院(オーストリアのインスブルック)で学んだチェコのトランペット奏者。
UP-0157
NX-A14
ペトル・フィアラ(1943-):作品集
私はばらの花を咲かせよう
ヴィオラとピアノのためのロンド
未だ生まれざる者のための歌
花と嵐
友情
武器に囲まれ、ムーサたちは沈黙する
カプリッチョ
汝ムーサに恩寵あれ
シモーナ・シャトゥロヴァー(S)
クリスティーナ・フィアロヴァー(Va)
テレジエ・フィアロヴァー(P)
ブルノ・チェコ室内ソロイスツ
ブルノ・チェコ・フィルハーモニーcho
イヴァン・マティアーシュ(指)
ペトル・フィアラ(指)
Qヴォックス
マルティヌー・ヴォイセズ
ルカーシュ・ヴァシレク(指)
ペトル・フィアラはチェコの作曲家、指揮者として広く活動、とりわけ30年以上に渡り合唱団を率いて様々な宗教曲を演 奏してきたことが高く評価され、1996年にはミロスワフ枢機卿から栄誉ある賞を授与されています。このアルバムに収録さ れているのは、「ヴィオラとピアノのためのロンド」以外は全てラテン語を用いた声楽曲であり、1970年代に作曲された「未 だ生まれざる者のための歌」から2011年の最新作「De amicitia=友情」まで、どれも平和を願う心と感謝に満ちた彼 の心情を示す作品です。
UP-0158-2
(2CD + DVD PAL)
ズデニェク・オタヴァ〜オペラ・アリア集
[CD 1 & 2]
モーツァルト、ロッシーニ、ドニゼッティ、ヴェルディ、レオンカヴァッロ、プッチーニ、チャイコフスキー、スメタナ、ドヴォルザーク、フィビフ、コヴァロヴィチ、ノヴァーク、クレイチの歌劇からのアリア
[DVD]
ズデニェク・オタヴァ−歌手のプロフィール
オーディオ・ボーナス:スメタナ、ドヴォルザーク、フェルステル、チャイコフスキー、ヴェルディ、ビゼーの歌劇からのアリア
ドヴォルザーク、フェルステル、ヴィツパーレク、ノヴォトニーの歌曲
ズデニェク・オタヴァ(Br)
様々な共演者
ズデニェク・オタヴァ(1902-1980)はチェコのブルノに生まれたバリトン。1929年から1972年まで40年以上プラハ国民劇場に所属し160以上の役を歌った他、声楽教師としても活躍しました。
収録内容の詳細は、PDFファイル http://www.sarabande.net/czech-labels/UP0158-2.pdf をご覧ください。
PAL方式DVDの再生にはPAL対応プレーヤーが必要です。
UP-0159
NX-A14
アンダ=ルイーズ・ボグザ〜歌曲を歌う
グリンカ(1801-1857):
1.故なく私を誘うな
2.血には憧れが燃えさかり
3.貧しい歌手
4.心が痛むと言わないで
5.ペテルブルクへの別れ-第10曲 ひばり
6.あなたと一緒ならどんなにかすばらしい
7.ヴェネツィアの夜
8.イネジリヤ、私はここにいる
ショパン:19のポーランドの歌 Op.74より
9.第1番:乙女の願い
10.第3番:悲しみの川
11.第5番:若い娘の好きなこと
12.第9番:メロディ
13.第16番:リトアニアの歌
14.第12番:私の愛しい人
15.第14番:指環
ドヴォルザーク:ジプシーの歌 Op.55
16.第1番:私の歌が鳴り響く、愛の讃歌
17.第2番:ああ、聴けよ私のトライアングルを
18.第3番:森はひっそりと静まりかえり
19.第4番:わが母の教えたまいし歌
20.第5番:弦の調子を合わせて
21.第6番:大きくゆったりとした軽い亜麻の服を着て
22.第7番:鷹の翼はタトラの峰高く
チャイコフスキー
23.そんなに早く忘れて
24.私は野辺の草ではなかったのか Op.47-7
25.なぜ? Op.6-5
26.子守歌 Op.16-1
27.昼の輝きが満ち, 夜の静けさが広がっても
Op.47-6
ラフマニノフ
28.私は悲しい恋をした Op.8-4
29.リラの花 Op.21-5
30.ここはすばらしい場所 Op.21-7
31.夢 Op.8-5
32.私を信じるな、わが友よ Op.14-7
アンダ=ルイーズ・ボグザ(S)
マルセル・ヤヴォルチェク(P)

録音:2012年マルティヌーホール,プラハ
ルーマニア出身のソプラノ、アンダ=ルイーズ・ボグザ。1994年に「ウィーン国際歌唱コンクール」で最優秀賞と聴衆賞を 獲得し、国際的な活動を始めました。ヴェルディやプッチーニ作品を得意としていますが、このアルバムではロシアと東欧の 作曲家の歌曲を披露。なかでもショパンの「ポーランドの歌」(抜粋)での繊細な感情表現や、ドヴォルザークの「ジプシー の歌」の情熱的な歌唱が耳に残ります。美しく力強い声が魅力的です。
UP-0160-2
現代チェコのオーボエ音楽
イジー・テムル(1935-):オーボエと弦楽の為のコンチェルティーノ−ヴィヴァルディへのオマージュ*
ヤロスラフ・クルチェク(1939-):オーボエと室内管弦楽の為の組曲+
 三重協奏曲 [Concerti per tre] #
オーボエ・ダモーレと弦楽の為のコンチェルティーノ**
ズデニェク・シェスタク(1925-):エウテルペ、アウレティカ [Euterpe, Auletica](イングリッシュホルンとピアノの為の)++
ヤン・マーレク(1938-):G.A.B.によるオーボエと弦楽の為のパストラーレとダンス##

■ボーナス・トラック
リムスキー=コルサコフ(ヤロスラフ・クルチェク編):くまばちの飛行+
ガブリエラ・クルチコヴァー(Ob(**/++以外)、オーボエ・ダモーレ**、イングリッシュホルン++)
カテジナ・ヤンソヴァー(Fl)#
ハナ・ヨウゾヴァー(Hp)#
ダニエル・ヴィエスネル(P)++
ムジカ・ボヘミカ・プラハ(++以外)
ヤロスラフ・クルチェク(指(++以外))

録音:1996年、チェコ放送*,1998年、チェコ放送##,2011年、聖ヴァヴジネツ教会++,2014年、福音教会(+/#/**),プラハ、チェコ
プラハ音楽院と、舞台芸術アカデミ ーでオーボエを学んだクルチコヴァによるチェコ近代オーボエ作品 集。数々のコンクー ルで賞を獲得、バロックから現代まで幅広いレパートリーを持つ彼 女のために、多くの作曲家たちが曲を書いています。 1976年、作曲家のヤロスラフ・クルチェクと結婚し、クルチェクが 設立したアンサンブル「ムジカ・ボヘミカ」のメンバー&マ ネージャーとなり、ヨーロッパ全般で演奏活動を行うほか、クルチ ェクの作品を出版するための出版社も経営、マルチな 才能を発揮しています。このアルバムではクルチェクの作品を含め た多彩な作品を演奏、巧みな技巧を存分に発揮し ています。
UP-0164-2
マーラーの同時代人たち〜合唱曲&歌曲集
ヨセフ・ボフスラフ・フェルステル(1859-1951):スターバト・マーテル(混声合唱とオルガンの為の)Op.56#
ゴルトマルク:濡れたその目を伏せてはならない Op.18-6
 それらに泣く Op.18-7
 彼はたずねるだけ Op.21-3
ヴォルフ:四月のヤマキチョウ(山黄蝶)
 花のあいさつ
シェーンベルク:婚礼の歌 Op.3-4
R・シュトラウス:憩え、わが魂 Op.27-1
ポーリーヌ・ヴィアルド(1821-1910):祈祷
ハンス・ロット(1858-1904):晩鐘+
アルフォンス・ディーペンブロック(1862-1921):テューレの王+
 それは昔の王だった+/愛の嘆き+
 セレブリティ*
ヨセフ・ボフスラフ・フェルステル:たそがれの歌 Op.42 から*
 [愛/捨てられた女/この世は美しい/森で/しなやかな手が鍵にそっと触れた]
ブルーノ・ワルター(1876-1962):若い夫*
ペトラ・フレーゼ(S)
テレザ・ノヴァーコヴァー(S)*
フェリクス・ルンプ(Br)+
ラジスラヴァ・ヴォンドラチコヴァー(P)
イフラヴァ・カンパヌラ合唱協会#
ペトル・ソボトカ((Org)#


録音:2014年5月、ライヴ、ホテル・グスタフ・マーラー、イフラヴァ、チェコ#
2014年9月、マーラー・イフラヴァ音楽祭、聖大ヤコブ教会、イフラヴァ、チェコ(#以外)
2014年、“イフラヴァ”で開催され た「グスタフ・マーラー音楽祭」のライヴ録音。カールスバート国 際コンクールの受賞者 たちが、マーラー生誕の地であるイフラヴァの教会で歌うコンサー トを収録。彼と同時代の作曲家たちによるあまり知られ ていない歌曲を収録しています。1曲目の「フェルステル:スター バト・マーテル」のみ合唱で、他は全て独唱曲。一口に マーラーと同世代と言っても、その作風は様々。民謡風の簡素な作 品があれば、ロマンティックで重厚な作品もあり、作 曲家の個性を存分に楽しむことができます。ライバルと称されるハ ンス・ロットの愛らしい歌曲やフェルステルの個性的な 歌曲が聴きもの。
UP-0165-2
ヴァンハル(1739-1813):教会音楽作品集
キリエ(ト長調)*/こちらに来たれ [Huc adeste] (アリア ヘ長調)(S)
グローリア(ト長調)(S/M/T/B/*)
われは常に問う [Semper quaero] (アリア ロ長調)(A)
喜び、称え、祝え [Jubilate, plausus date] (オフェルトリウム.ニ長調)*
三位一体よ、ハレルヤ [Tu trinitatis, Alleluja] (モテット.ニ長調)(B/*)
アリーチェ・マルティーニ(ソプラノ(S))
シルヴァ・チュムグロヴァー(メゾソプラノ(M))
ヤロスラフ・ブジェジナ(テノール(T))
ロマン・ヤナール(バス(B))
ボニ・プエリ(チェコ少年合唱団)*
パヴェル・ホラーク(合唱指揮*)
パルドゥビツェ・チェコ室内PO
マレク・シュトリンツル(指)

録音:2014年8月27日-9月1日、フルディム、チェコ
チェコの農民の家に生まれながらも 、幼い頃から音楽教育を受けたヴァンハルは、村のオルガニスト、 教会楽長として才 能を発揮、彼の才能を認めたシャフゴーチュ伯爵夫人によってウィ ーンへの留学が可能となり、ディッタースドルフに師事 できるようになりました。その後は作曲家として大成し、100曲以 上の弦楽四重奏曲を始め、交響曲や宗教曲を多数 作曲、名声を獲得しました。現在では室内楽作品が広く知られてい ますが、このアルバムに収録された宗教曲はほとん ど演奏されたこともなく、全て世界初録音となります。古典派と初 期ロマン派の架け橋となるこれらの作品をチェコの名 歌手たちと、チェコ屈指の児童合唱団「ボニ・プエリ」が見事に歌 い上げています。
UP-0166-2
弦楽四重奏作品集
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲変ホ長調 Op.12-1
ヴェルディ:弦楽四重奏曲ホ短調
ヨセフ・スーク(1874-1935):聖ヴァーツラフのコラールによる瞑想曲 Op.35a
カプラーロヴァーSQ
[ヴェロニカ・パノホヴァー(Vn1)
シモナ・フルニーコヴァー(Vn2)
エヴァ・クレストヴァー(Va)
シモナ・ヘチョヴァー(Vc)]

録音:2014年6月12、15日、ドモヴィナ・スタジオ、プラハ、チェコ
チェコの女性作曲家ヴィチェスラヴ ァ・カプラロヴァーの名前を冠したアンサンブル「カプラロヴァー 四重奏団」が演奏する3 人の作曲家の弦楽四重奏曲。若々しいメンデルスゾーン、あまり耳 にすることないヴェルディ、チェコの国民的賛美歌か らインスパイアされたスークの瞑想曲。様式の違う3つの曲から、 各々の美点を際立たせつつ、的確に聴かせます。美し い旋律に満たされたヴェルディ作品がとりわけ聴きどころ。
UP-0167-2
プロコフィエフ(ミラン・ドヴォジャーク編&テキスト訳):メロドラマ「エフゲニー・オネーギン」Op.71(チェコ語版) ヤロミール・メドゥナ(ナレーター)
ペトル・ミケスカ(オネーギン)
カロリーナ・ヘルジノヴァー(タチアナ)
トマーシュ・ヴァニェク(レンスキー)
マルタ・フラホヴィノヴァー(乳母、母)
イジー・クレム(隣人、公爵)、以上 語り役
ヴィエラシュスチーコヴァー(語り監修)
シュチェパーンスカ・スカリツカー、ヤン・ドゥシェク(Cemb)
テプリツェ北チェコPO
イジー・ペトルドリーク(指)

録音:2014年5月29日、ライヴ、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン音楽祭、テプリツェ、チェコ
プーシキンの戯曲「エフゲニー・オ ネーギン」は1823年に書き始められながらも、何度かの政治的圧力 を受けなかなか 完成することなく、結局は1930年に完成。いくつかの部分は破棄さ れたり、別冊として発表されるなど、苦難の道を 辿った作品です。チャイコフスキーの歌劇が知られていますが、プ ロコフィエフの作品は劇付随音楽であり、ストーリーは 全て語りで綴られ、そのエピソードもチャイコフスキーが扱わなか った部分から大部分が採られています。映画音楽でも 才能を発揮したプロコフィエフらしく、物語を丁寧に彩る音楽が付 けられている感動作です。
UP-0169-2
ムニェルニーク、聖ペトル&パヴェル教会の最新修復オルガン
ボフスラフ・マチェイ・チェルノホルスキー(1684-1742):トッカータ ハ長調
ヨセフ・フェルディナント・ノルベルト・セゲル(1716-1782):フーガ.イ短調
ゲオルク・ムッファト:「オルガン奏者の備え」 [Apparatus musico-organisticus] (1690)〜トッカータ第12番
ヨハン・パッヘルベル(1653-1706):シャコンヌ.ヘ長調
ブクステフーデ(1637-1707):シャコンヌ ホ短調 BuxWV160
バッハ:カンタータ第147番「心と口と行いと生活もて」BWV147 から
 主よ、人の望みの喜びよ(コラール)
 前奏曲とフーガ.ト長調 BWV541
 パストラーレ.ヘ長調 BWV590
 マニフィカトによるフーガ(コラール編曲)BWV733
 今ぞ喜べ、キリスト者たち(コラール編曲)BWV734
 トッカータとフーガ.ニ短調 BWV565
アレシュ・バールタ(Org)

録音:2014年10月24-25日、聖ペトル&パヴェル教会、ムニェルニーク、チェコ
使用楽器:1712年、ヤン・アントン・クラースニー製(2014年、ヤロミール・カーンスキー&ヨセフ・ブラフトル修復)
1960年チェコ生まれのオルガニスト 、アレシュ・バールタ。度々来日するとともに、バッハ作品を始め とした多数のアルバ ムをリリース。日本でもお馴染みのオルガニストです。このアルバ ムはボヘミア中部の歴史的な街、ムニェルニークの聖 ペーター&パウル大聖堂に収められた新しいオルガンでの演奏を収 録した1枚。17世紀の歴史的楽器を複製したオル ガンは、荘厳さと柔和さを併せ持つ響きで聴き手を魅了します。バ ールタはチェコの作曲家の作品に始まり、ムッファトや ブクステフーデ、バッハ作品を自在に演奏、磨き抜かれた技巧を披 露しています。
UP-0171-2
ドヴォルザーク:狂詩曲イ短調 Op.14 B.44
スラヴ狂詩曲ニ長調 Op.45 B.86-1
スラヴ狂詩曲ト短調 Op.45 B.86-2
スラヴ狂詩曲変イ長調 Op.45 B.86-3
プルゼニュPO
トマーシュ・ブラウネル(指)

録音:2013年、チェコ放送プルゼニュ支局、プルゼニュ、チェコ
現在、ピルセンPOとプラハRSOの首 席客演指揮者を務める指揮者トマシュ・ブラウ ナーが指揮するドヴォルザークの狂詩曲集。1978年プラハ生まれ、 最初はオーボエを学び、指揮者に転向。2008 年、プラハ国立歌劇場でヴェルディの「オテロ」を振ってデビュー 、2010年にはアテネで開催された「ディミトリ・ミトロプーロ ス国際指揮者コンクール」に入賞。以降、ロッシーニやヴェルディ などのイタリア・歌劇をはじめ、フランス・歌劇の分野で も才能を示しました。お国ものとなるこのドヴォルザークでは溌剌 とした演奏を聴かせています。
UP-0173-2
バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番 BWV1007
無伴奏チェロ組曲第2番 BWV1008
無伴奏チェロ組曲第3番 BWV109
イトカ・ヴラシャーンコヴァー(Vc)
1975年、チェコ全土の音楽学校で開 催されたコンクールで最優秀賞を獲得したチェリスト、イトカ・ヴ ラシャンコヴァ。現 在、1976年に設立された伝統ある「マルティヌー四重奏団」のメン バーとして活躍中の彼女が弾く渾身のバッハは、 重々しく艶やかな音色と確かな技術に支えられた堂々たる造形美を 誇っています。厳しさの中にも心地よさを秘めた演 奏です。
UP-0174-2
無伴奏ヴィオラの為の音楽
ミクロス・ローザ(1907-1995):序奏とアレグロ Op.44
ヴラディミール・ゴダール(1956-):おお、十字架よ(瞑想曲)
ペンデレツキ:カデンツァ
ハチャトゥリアン:ソナタ=ソング
ストラヴィンスキー:悲歌
シルヴィエ・ボドロヴァー(1954-):ジャ・モレ
ペンデレツキ:サラバンド「J・S・バッハの記念に」
クリスチナ・フィアロヴァー(Va)

録音:2015年2月25-26、28日、3月1日、リヒテンシュタイン宮殿マルチヌー・ホール(プラハ音楽アカデミー)、プラハ、チェコ
申し分ないテクニックと情熱的な感 情表現を備えたヴィオラ奏者フィアロヴァー。このアルバムでは様 々な無伴奏ヴィオラ 作品を演奏し、楽器の魅力を伝えています。映画音楽で知られるロ ージャのエスニックな雰囲気を湛えた「序奏とアレグ ロ」、空気を切り裂くような響きで始まるゴダルの「めでたし、十 字架よ」、起伏に富んだ曲想を持つペンデレツキの「カデ ンツァ」、技巧的かつどこか抒情的なハチャトゥリアンとストラヴ ィンスキーの2作品、チェコの女性作曲家ボドロヴァの「D- a more(ジプシーのバラード)」での哀愁漂うメロディ、最後に置か れたペンデレツキの「サラバンド」と、どれもヴィオラの深 い音色を味わうのに最適な作品です。
UP-0176-2(2CD)
ヴィクトル・ウルマン(1898-1944):ソプラノとピアノの為の作品全集
庭にいるヴェンドラ
アルベルト・シュテフェンの詩による7つの歌 Op.17
リカルダ・フッフの詩による5つの愛の歌 Op.26
宗教的な歌 Op.20(全8曲)
美を残すことは難しい
ポルトガル語からの3つのソネット Op.29
ルイーズ・ラベの6つのソネット Op.34
小さなケークウォーク(フランス童謡)
2つの中国の歌/ヘルダーリン歌集(全3曲)
慰めの歌(全2曲)
3つのイディッシュ語の歌
イレナ・トロウポヴァー(S)
ヤン・ドゥシェク(P)

録音:2014-2015年、ベナートキ・ナト・イゼロウ、チェコ
チェコスロバキア出身の作曲家、ヴ ィクトル・ウルマン。ウィーン大学で シェーンベルクに作曲を師事、指揮者として活躍す るとと もに、音楽評論を執筆するなど広く活躍を始めた矢先、プラハに侵 攻したナチス勢力を逃れ、スイスに脱出。しか し不幸なことに強制送還され、1942年に囚われの身となり、最終的 にはアウシュヴィッツで命を落とした悲劇の作曲家 です。没後50年ほどは作品おのほとんどが忘れられていましたが、 20世紀末に起きた「退廃音楽復興」の波にのり、い ち早く作品が注目された作曲家の一人であり、ベートーヴェンを心 の師と仰いでいた彼の作品は広く聴かれるようになっ てきました。彼の歌曲はマーラーと シェーンベルクの伝統を忠実に守った新ウィーン楽派の作風 によるものが多く、この全 集には彼の生涯に渡る作風が表出されています。
UP-0177-2
ルカーシュ・フルニーク(1967-):賛辞
(1)フランク・ザッパの主題による変奏曲

(2)弦楽の為のセレナード「星座」

(3)トリゴン(ヴァイオリンと2つのOの為の協奏曲)

(4)モーツァルトの主題によるアップサイド=ダウン変奏曲

(5)リトミシルからの帰り道で
(1)カテジナ・パヴリーコヴァー、パヴェル・フィエドレル(Sax)
 プラハPO、
 イジー・ビェロフラーヴェク(指)
 録音:2004年1月19日、ライヴ、チェコ国立銀行ホール、プラハ、チェコ
(2)タリヒ室内O、トマーシュ・ネトピル(指)
 録音:2002年、ライヴ、「現代音楽の日々」音楽祭
(3)トロマン・パトチカ(Vn)、
 プラハRSO、ヴラディーミル・ヴァーレク(指)
 録音:2012年10月22日、ルドルフィヌム、プラハ、チェコ
(4)ヘロルドSQ
(5)フラデツ・クラーロヴェーPO
 マレク・シュチレツ(指)
 録音:2015年1月24日、ライヴ、フラデツ・クラーロヴェー、チェコ

音源:チェコ放送/フラデツ・クラーロヴェー・フィルハーモニー
チェコの現代作曲家、フ ルニークの作品集。ロックとクラシックのテイストを融合させ、ユ ニークな作品を作り上げることで 知られる彼、このアルバムでは「フランク・ザッパの主題による変 奏曲」など、楽しい作品が並んでいます。演奏しているの は、現在チェコを代表するアーティストたち。なかでもサクソフォ ンを担当する2人は、ザッパの名曲「LUMPY GRAVY」 からのメロディを軽やかに吹き、オーケストラの壮大な音 色に対抗するかのような巧みな演奏を繰り広げます。
UP-0179-2
ヨーロッパの真ん中から
ヘンデル:オラトリオ「メサイア」HWV56-ハレルヤ
ライヒャ(1770-1836):テ・デウム
ヴァヴィロフ(1925-1973):カッチーニ伝「アヴェ・マリア」(V.ポペルカによる合唱と管弦楽編)
フランク:天使の糧(S.ボドロヴァによる合唱と管弦楽編編)
バッハ:G線上のアリア(V.ポペルカによる合唱と管弦楽編)
スメタナ:連作交響詩「わが祖国」-第2曲 モルダウ(V.ポペルカによる合唱と管弦楽編)
イェレミアーシュ:チェコ民謡-モラヴィアとスロヴァキア民謡
伝承曲:Za tichu Moravu(V.ポペルカによる合唱と管弦楽編)
伝承曲:Ty bystersky zvony(V.ポペルカ、M.ライチルによる合唱と管弦楽編)
伝承曲:Tancuj, tancuj(V.ポペルカ、M.ライチルによる合唱と管弦楽編)
チェン・チーガン(1951-):あなたとわたし
ポペルカ:ハリウッド・メドレー
クリスティーナ・ジョンストン(S)*
チェコ少年合唱団ボニ・プエリ
パルドゥビツェ・チェコ室内PO
マレク・シュチレツ(指)

録音:2015年9月26-28日、フルディム、チェコ
チェコを代表する合唱団「ボニ・プエリ」。東ボヘミアの都市、フラデツ・クラロヴェを本拠地とし、世界中で活躍。2000年 には初来日し、以降、日本に何度もやってきて見事なハーモニーを披露しています。通常の少年合唱団とは違い、変 声期を迎えたメンバーもそのまま在籍(23歳まで)することで、ソプラノ、アルト、テノール、バスまですべてのパートをカ バー、厚みのあるハーモニーを紡ぎだすことで知られています。このアルバムには、「アヴェ・マリア」や「G線上のアリア」など 彼らの最も得意とするレパートリーと、イェレミアーシュによる“ボヘミア民謡”をもとにしたアレンジ作品など洗練された曲が 収録されており、合唱団の魅力が存分に提示された魅力的な1枚となっています。
UP-0180-2
NX-A14
スメタナ:連作交響詩「わが祖国」 フラデツ・クラーロヴェーPO
マレク・シュチレツ(指)


録音:2015年6月、ライヴ、フラデツ・クラーロヴェー、チェコ
チェコ中北部の都市フラデツ・クラーロヴェーに歌劇Oが創設されたのは1978年。改称を重ね、1993年にフラデツ・クラーロヴェーPOとなりました。1991年から2001年までフランチシェク・ヴァイナルが、2002年以来2015年現在オンドジェイ・クカルが首席指揮者を務め、近年実力の向上が著しいオーケストラとして注目を集めています。マレク・シュチレツは1985年チェコのプラハに生まれ、プラハ音楽アカデミーでレオシュ・スヴァーロフスキーに師事した指揮者。2010年、マイケル・ティルソン・トマスに招かれサンフランシスコSOの後援を受け研鑽を積みました。チェコ指揮界の新星として期待されている彼はチェコ内外の数多くのオーケストラと共演を重ねています。
UP-0181-2
ヤナーチェク、ドヴォルザーク、クカル:ピアノ三重奏曲集
ヤナーチェク(ミロシュ・シュチェドロン(1942-)編):弦楽四重奏曲第1番「クロイツェル・ソナタ」(ピアノ三重奏版)
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第2番ホ長調 Op.46-2(ピアノ三重奏版)
オンドジェイ・クカル(1964-):ピアノ三重奏曲「壁との戦い」
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第2番ト短調 Op.26*
ペトロフ・ピアノ三重奏団
[マルチナ・シュルマイステロヴァー(P)
ヤン・シュルマイステル(Vn) 
カミル・ジュヴァク(Vc) ]

録音:2015年、スタジオ・ペトロフ、フラデツ・クラーロヴェー、チェコ
2014年2月17日、ライヴ、マルチヌー・ホール、プラハ音楽アカデミー、プラハ、チェコ
チェコを代表するピアノ製造会社「 ペトロフ」。2世紀に渡り、深く美しい音色を持つ品質の高い楽器 を製造、日本でも このピアノを愛するピアニストが多いことで知られています。2011 年にチェコで開催された国際室内楽コースの研修生を メンバーとする「ペトロフ・ピアノ三重奏団」は、この楽器工房を 拠点とするアンサンブルで、もちろん使用しているピアノは ペトロフ社の楽器。アルバムではその音色を存分に楽しむことがで きます。ここではチェコを代表する作曲家、ヤナーチェ ク、ドヴォルザークと、現代作曲家クッカルの作品で、共感溢れる 演奏を聴かせます。
UP-0182
NX-A14
ヴァイオリンとギターのデュオ
マルティン・ブルンナー(1983-):Quiet Talk
ヤン・フレイドリン(1944-):Prague Kaleidoscope プラハ・カレイドスコープ
カレル・ルジツカ(1940-):ボレロ
ルーカシュ・フルニーク(1967-):Conversations 会話
オンジェイ・クッカル(1964-):Kytaroviolino Op.41
マテイ・ベンコ(1979-):ストレンジャーズ
デュオ・テレス
【チア・フルカ・コプソヴァ(Vn)、トマシュ・ホーネック(G)】

録音:2015年9月19-20日
Sono Records,
「プラハの万華鏡」と名付けられた1枚。アルバムに収録されているのは20世紀生まれの作曲家たちの作品で、いくつかの 曲は世界初演という貴重な1枚です。抒情的なブルンナーの「Quiet Talk」、ギターを打楽器的に扱うなど多彩な音色 を駆使したフレイドリンの「プラハ・カレイドスコープ」他、ギターとヴァイオリンの豊かな対話が楽しめます。
UP-0184
NX-A14
室内楽伴奏による近代歌曲集
.レスピーギ:日没
ストラヴィンスキー:猫の子守歌
アルヴォ・ペルト(1935-):何年も前のことだった
シルヴィー・ボドロヴァ(1954-):AMA ME…世界初録音
ペトル・エベン(1929-2007):愛のない歌
ボドロヴァ:3つの詩篇
エヴァ・ガラヨヴァ(Ms)
ツェムリンスキーQ
リュドミラ・ペテルコヴァー(Cl)
ヤーナ・ラホドナー(Cl)
マレク・シュヴェイカル(Cl)
ヤロスラフ・スヴィエツェニー(Vn)
イトカ・ホスプロヴァー(Va)
カテジーナ・エングリホヴァー(Hp)
ブラティスラヴァ音楽院を卒業後、プラハ国立歌劇場に所属。ビゼーの「カルメン」やポンキエッリの「ジョコンダ」などを歌い 数多くの賞を受賞したメゾ・ソプラノ歌手エヴァ・ガラヨヴァ。2006年にはブラティスラヴァで行われたホセ・カレーラスのコン サートにゲスト出演、多くのファンを獲得しています。オペラだけでなく、リートや室内楽作品を得意とするガラヨヴァ。このア ルバムでは20世紀に書かれた作品を見事に歌いこなしており、高度なテクニックと豊かな表現力を存分に披露していま す。ボドロヴァの「Ama me=私を愛して」は世界初録音。ハープ伴奏によるしっとりとした風情の中に、女性の情念が見 えてくるような強い印象を残す歌です。
UP-0185
NX-A14
グイド・セーヘルス: バロック名曲集
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 ト長調 Op.3-3 RV310(トランペットと管弦楽編)
バッハ:協奏曲 ニ長調 BWV 972(原曲:ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲 ニ長調 RV230)- 第2楽章 ラルゴ(トランペットと管弦楽編)
アルビノーニ:オーボエ協奏曲 ニ長調 Op.7-6(トランペットと管弦楽編)
バッハ:ミサ曲 ロ短調 BWV232-アニュス・デイ(トランペットと管弦楽編)
タルティーニ:ヴァイオリン協奏曲 ホ長調 D53(トランペットと管弦楽編)
バッハ:片足は墓穴にありてわれは立つ BWV156-シンフォニア(トランペットと管弦楽編)
テレマン:協奏曲 ニ長調 TWV53:D2(トランペットと管弦楽編)
ベッリーニ(1801-1836):オーボエ協奏曲 変ホ長調((トランペットと管弦楽編)
グイド・セーヘルス(Tp)
フィリップ・ドヴォルザーク(Cemb)
マレク・シュティレツ(指)
チェコ室内Oパルドビツェ

録音:2016年8月22-24日
ベルギー出身のトランペット奏者グイド・セーヘルスをフィーチャーした1枚。1994年からミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽 団の首席奏者を務めるとともに、現在はライプツィヒのフェリクス・メンデルスゾーン・バルトルディ音楽大学の教授でもある セーヘルス、このアルバムではヴァイオリンやオーボエのために書かれた様々なバロック作品を鮮やかに演奏しています。巧 みなテクニックから生まれる華麗な音を支えるのはシュティレツ指揮のチェコ室内Oパルドビツェ。調和のとれたアン サンブルが聴きどころです。
UP-0194
NX-A14
ヨハンナ・ハニコーヴァ/ピアノ・リサイタル
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第3番ハ長調 Op.2-3
スメタナ:チェコ舞曲 第3集-騎兵
コンソレーション(夢)
演奏会用練習曲「海辺にて-思い出」
ナーチェク:ピアノ・ソナタ「1905年10月1日、街頭にて」
ラフマニノフ:コレッリの主題による変奏曲 Op.42
スコーマル(1969-):Kejkli? 大道芸人
ヨハンナ・ハニコーヴァ(P)

録音:2018年10月7.21日、11月20日
2012年、スメタナ国際ピアノ・コンクールで第2位と「スメタナ賞」を獲得したチェコの若きピアニスト、ハニコーヴァ。優れた 音楽性に注目が集まっています。このアルバムではベートーヴェンのソナタを中心に、得意とするスメタナの小品から、ヤ ナーチェクのピアノ・ソナタ、ラフマニノフの変奏曲、チェコの現代作曲家スコーマルの作品と、幅広いレパートリーを披露し ています。
UP-0195
NX-A14
シューマン:ピアノ作品集第1集
6つの間奏曲 Op.4
交響的練習曲 Op.13
マリーナ・サムソン=プリマチェンコ(P)

録音:2017年4月
ロシア、サンクトペテルブルクで生まれ、現在はフランスを拠点に活躍しているピアニスト、マリーナ・サムソン=プリマチェン コ。4歳でピアノをはじめ、名手ゲンリフ・ネイガウスの弟子となり更なる研鑽を積み、ピアニストとして演奏する傍ら、数 多くの後進を育てています。シューマンは彼女の得意とする作曲家であり、ARCODIVAの2枚のアルバムでは、シューマ ン作品の持ち味を存分に生かしたロマンティックな演奏を披露しています。
UP-0196
NX-A14
シューマン:ピアノ作品集第2集
謝肉祭 Op.9
子供の情景 Op.15
花の曲 変ニ長調 Op.19
アラベスク ハ長調 Op.18
マリーナ・サムソン=プリマチェンコ(P)

録音:2017年4月
メインとなる「謝肉祭」では、さまざまな表情を持つ小さな曲 を丁寧に取りまとめ、賑やかさともの悲しさを併せ持つ全曲のストーリーを描き出しています。一転、「子供の情景」では 憧憬、郷愁といったシューマン作品の持つ内省的な魅力を引き出して見事。ロマンティックなシューマン像を的確に表現 した聴き応えのある1枚です。
UP-0197
NX-A14
ボニ・プエリのワンダフル・ワールド
シール/ウェイス:この素晴らしき世界(V.ポペルカによる合唱とピアノ編)
モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク K525-第1楽章(V.ポペルカによる合唱とピアノ編)
スメタナ:連作交響詩「わが祖国」-第2曲 モルダウ(V.ポペルカによる合唱とピアノ編)
伝承曲:Ty bystersky zvony(V.ポペルカによる合唱とピアノ編)
ヴェイヴォーダ(1902-1988):シュコーダ・ラスキ(V.ポペルカによる合唱とピアノ編)
リンダ:ライオンは寝ている(A.ラフ、D.シャロンによる合唱とピアノ編)
伝承曲:Trepa no coqueiro(V.ポペルカによる合唱とピアノ編)
ソロヴィオフ=セドイ(1907-1979):モスクワの夜(V.ポペルカによる合唱とピアノ編)
伝承曲:Rege, rege(V.ポペルカによる合唱とピアノ編)
伝承曲:聖者の行進(J.ラターによる合唱とピアノ編)
11.モリコーネ(1928-):ミッション-ネッラ・ファンタジア(V.ポペルカによる合唱とピアノ編)
ホーナー(1953-2015):タイタニック-My Heart Will Go On(V.ポペルカによる合唱とピアノ編)
ジョン・ウィリアムズ(1932-):スター・ウォーズ(V.ポペルカによる合唱とピアノ編)
ハンプトン(1957-):聖なる御名をたたえよ
バーリン(1888-1989):ホワイト・クリスマス(H.マッカーシーによる合唱とピアノ編)
ベルナルド(1897-1944):ウィンター・ワンダーランド(カピニェックによる合唱とピアノ編)
ジョン・レノン&オノ・ヨーコ:ハッピー・クリスマス(V.ポペルカによる合唱とピアノ編)
Hye-Seung Nam:シカゴ・タイプライター(パク・サンヒによる合唱とピアノ編)
バルタク(1954-):Just Dream Your Dream(I.ゼレンカによる合唱とピアノ編)
ボニ・プエリ少年cho
ローベルト・フックス(P)
パヴェル・ホーラク(指)
1982年に設立された「ボニ・プエリ」はチェコの青少年合唱団。1252年からプラハの聖ヴィート大聖堂で活動していた 聖歌隊の伝統を継承しながら、現代の魅力的なレパートリーも歌いこなす注目の合唱団です。このアルバムには彼らの とりわけユニークなレパートリーを収録。チェコ民謡からスター・ウォーズなどの映画音楽までを親密なハーモニーで聴かせ ています。世界を魅了する歌声をお楽しみください。
UP-0198
NX-B03
プラハ・ギター・カルテット〜スペイン作品集
ファリャ:「スペインの庭の夜」(M.ヴェレミンスキーによるギター四重奏編)
モレノ・トローバ(1891-1982):版画
ロドリーゴ(1901-1999):遥かなるサラバンドとビリャンシーコ(M.ヴェレミンスキーによるギター四重奏編)
アルベニス:旅の思い出 Op.71(J.トゥラーチェクによるギター四重奏編)より第3番.第5番
ホセ・アントニオ(1902-1936):無邪気な組曲-第2曲 バラーダ(M.ヴェレミンスキーによるギター四重奏編)
ロドリーゴ:2つのアンダルシアの小品(M.ヴェレミンスキーによるギター四重奏編)
プラハ・ギター・カルテット

録音:2017年11月
プラハ・ギター四重奏団は、1984年プラハ音楽院で設立されたアンサンブル。メンバーの誰もが国内外のコンクールでの 入賞経験を持ち、アンサンブルとして活動を始めて30年経過する今では、ヨーロッパのほとんどの国と中東、アメリカで演 奏し、ギター音楽の魅力を広めています。このアルバムは全てスペインの作曲家の作品で占められており、ギターのための オリジナル作品だけでなく、様々な編曲作品も収録、作品の美点を様々な角度から追求しています。これを聴けばスペ イン音楽にはギターの音色が欠かせないことがおわかりいただけることでしょう。
UP-0199
NX-A14
ヤナーチェク:草陰の小径にて/霧の中で(弦楽四重奏編)

草陰の小径にて-第1集(J.ブルクハウザーによる弦楽四重奏編)
草陰の小径にて-第2集(T.イールによる弦楽四重奏編)
霧の中で(T.イールによる弦楽四重奏編)
チェコ・フィルハーモニーSQ
チェコ・POのソリストたちによって結成されたSQ「チェコ・フィルハーモニー弦楽四重奏 団」が演奏するヤナーチェク。彼らが選んだ作品は、モラヴィア民謡が効果的に使われた「草陰の小径にて」と、ヤナー チェク最後のピアノ作品「霧の中」を弦楽四重奏版に編曲したもの。夭逝した娘オルガのための追悼音楽である「草陰 の小径」、晩年の不安な心情が反映された「霧の中」、どちらも拍子や速度があいまいに設定された移ろいやすい気分 を持つ、ヤナーチェクらしい作品ですが、弦楽四重奏で演奏することにより、原曲のピアノ版よりも更に神秘的な色合い が濃く打ち出された興味深い表現を楽しめます。

UP-0200
NX-A14
エベン&ルカーシュ:宗教的合唱曲集
エベン(1929-2007):プラハ・テ・デウム
 愛あるところに神ありて
 待降節と四旬節第3主日のためのミサ曲
ルカーシュ(1928-2007):レクイエム Op.52
 ガーナのクリスマスの祈り Op.59
 われら神であるあなたを讃えん Op.311
 ホディ-ドナ・モビス・パーチェム Op.350
プラハ・カレル大学cho
20世紀チェコを代表する2人の作曲家による宗教的合唱作品集。優れたピアニスト、オルガン奏者として知られるペト ル・エベンの愛国心溢れる「プラハ・テ・デウム」や、チェコ国内で広く知られた合唱作曲家ルカーシュの代表作「レクイエ ム」など、チェコの近現代合唱曲の作風を端的に示す全7曲が収録されています。プラハ・カレル合唱団は1948年に 創設された、チェコで最も古い大学合唱団の一つで、このアルバムは合唱団設立70周年を記念して制作されました。 素晴らしい残響を誇るプラハの教会での録音も聴きどころです。
UP-0201
NX-A14
クルチェク(1939-):管弦楽作品集
オーボエ協奏曲
ヴァイオリン協奏曲
古い様式による3つの舞曲
スラブの物語への音楽「古い水車小屋の秘密」
ガブリエラ・クルコヴァ(Ob)
レンカ・コウブコヴァー=トルゲルセン(Vn)
スロヴァキア室内O…5-7/ボフダン・ヴァルハル(指)
ヤロスラフ・クルチェク(指)
ムジカ・ボヘミカ
指揮者、録音プロデューサーとしても活躍する作曲家ヤロスラフ・クルチェクの作品集。南ボヘミア近郊で生まれ、プラハ 音楽院で作曲を学び、電子音楽とチェコ民謡を研究したというクルチェクは、20年以上に渡りアンサンブル「ムジカ・ボヘ ミア」を率い、民族音楽を基にした作品や現代作品を演奏、聴衆を魅了しています。このアルバムではオーボエ、ヴァイ オリンのための協奏曲や、怪奇物語「古い水車小屋の秘密」など、クルチェクの特徴的な作品を聴くことができます。ど の曲もボヘミア民謡が効果的に使われたとても聴きやすい作風です。
UP-0202
NX-A14
クルチェク(1939-):声楽作品集
アラム語による主の祈り
ミサ曲 第10番
信頼できない時間
ああ、世界の光よ
カレル・ヤクブ(T)
ペトラ・ハヴランコーヴァ(S)
リュドミラ・ヴェルネローヴァ(S)
レンカ・ピスティエカー(A)
リュボミール・ブラスピール(T)
ズデニェク・ハヴラーネク(Bs)
ジェントルメン・シンガーズ
ムジカ・ボヘミカ
チェコ児童合唱団ジトロ
イウヴェントゥス・パエダゴギア・プラハ
スロヴァキア室内O
ヤロスラフ・クルチェクは、プラハ音楽院で作曲を学んだ後、CDレーベル「Suraphon」の音楽ディレクターを務め、プラハ の放送局で働くなど現代チェコ音楽界を牽引する人物の一人として知られています。このアルバムは作曲家としての彼 の本質を示すシリアスな合唱作品が収録されており、中世音楽の伝統とチェコの民族音楽のエッセンスが融合された興 味深い作品を聴くことができます。冒頭の「アラム語による主の祈り」では東洋的な雰囲気を持つ清冽な合唱と、これを 包み込む美しいオーケストラの響きが融合し、素晴らしい効果を上げています。「ミサ曲」にはジャズ風の要素も盛り込 まれるなど、ジョン・ラターを思わせる親しみやすい作風も魅力です。
UP-0203
NX-B03
ピアノ三重奏曲集
グラナドス:ピアノ三重奏曲 Op.50
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲 第3番ヘ短調 Op.65
ハリール・トリオ
【メンバー】
エドゥアルド・ガルシア・サラス(Vn)
ヤーナ・ポドルスカ(Vc)
ヴァーツラフ・マーシャ(P)
スペインのヴァイオリニスト、ガルシア・サラスを中心に結成されたアンサンブル“ハリール・トリオ”。彼らの目標は19世紀後 半に活躍したチェコのヴァイオリニスト、カレル・ハリールの名前を広めることでした。ハリールは長年ヨアヒム四重奏団(初 代)の第2ヴァイオリニストを務めただけでなく、ソリストとしては1886年にチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲をドイツで 初演、またピアニスト、作曲家として知られるテレサ・カレーニョと共演するなど多彩な活動をした人です。このアルバムで アンサンブルはグラナドスとドヴォルザークの三重奏曲を演奏、良き19世紀の香りを存分に伝えています。
UP-0204(2CD)
NX-C07
トリオ・クラヴィオ〜ピアノ三重奏曲集
ストラヴィンスキー:組曲「兵士の物語」
バルトーク:コントラスツ BB116
シェーンフィールド(1947-):クラリネット,ヴァイオリンとピアノのための三重奏曲
フルニーク(1967-):アルファベット
ブルンナー(1983-):Like Children 子供のように
フィラス(1955-1997):キアロスクーロ
ボドロヴァ(1954-):ダンシング・マウンテン
トリオ・クラヴィオ
【メンバー】
ヤーナ・チェルノホウツォーヴァ(Cl)
ルシア・フルカ・コプソーヴァ(Vn)
ルシエ・ソウトローヴァ・バルチョーヴァ(P)

録音:2017年
チェコの三重奏団「トリオ・クラヴィオ」はポーランドのクラリネット奏者、指揮者、ヤクブ・ボクンの支援のもとに2013年に 設立されたアンサンブルです。ブロツワフで開催された音楽祭でデビュー、以降、ヨーロッパ全土でリサイタルを開催し高 い評価を獲得している彼女たち、3人それぞれがヤマハの奨学金を得た俊英でもあり、ソリスト、オーケストラのメンバー としても活躍しています。このアルバムではバルトークやストラヴィンスキーをはじめとした近現代の作品を演奏、多彩な 音色をいかした闊達な表現が魅力的です。
UP-0205
NX-B03
モーツァルト:ピアノ・ソナタ集
ピアノ・ソナタ 第3番変ロ長調 K281
ピアノ・ソナタ 第10番ハ長調 K330
ピアノ・ソナタ 第17番変ロ長調 K570
ピアノ・ソナタ 第18番ニ長調 K576
マリーナ・サムソン=プリマチェンコ(P)

録音:2018年1月聖ラウレンツィウス教会、プラハ チェコ
プラハの歴史ある聖ラウレンツィウス教会で録音されたモーツァルトの4曲のピアノ・ソナタ。 演奏するマリーナ・サムソン=プリマチェンコはロシア、サンクトペテルブルク生まれ。4歳でピアノをはじめ、現在はフランス を拠点に活躍するピアニストです。このアルバムでは繊細な感覚を生かし、一つ一つの音に心配りを行った美しいモー ツァルトを聴かせています。
UP-0206
NX-B03
ハイドン:ピアノ・ソナタ 変ホ長調Hob.deest
フランク:前奏曲、コラールとフーガ M.21
ショパン:アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ Op.22
 マズルカ 第18番ハ短調 Op.30-1
 マズルカ 第19番ロ短調 Op.30-2
 マズルカ 第20番変ニ長調 Op.30-3
 マズルカ 第21番嬰ハ短調 Op.30-4
 スケルツォ 第3番嬰ハ短調 Op.39
ラフマニノフ:練習曲集「音の絵」Op.39-第5番変ホ短調
アダム・スコウマル:ジョングルール
マレク・コザーク(P)

録音:2018年3月
チェコ出身の若手ピアニスト、マレク・コザークはプラハ芸術アカデミーでイヴァン・クラスキー教授の指導を受け、2018年 に開催されたブレーメン国際ピアノ・コンクールで優勝しました。それ以前にも、2016年のプラハ春季コンペティションで2 位を獲得、この時には現代作曲家アダム・スコウマルの演奏でその才能が注目されました。このアルバムでは、オーソドッ クスなレパートリーを披露していますが、ハイドンの後にフランクを持ってくるなどユニークな選曲が魅力です。スコーマルの 作品も最後に収録されています。
UP-0207
NX-B03
チェンバロ作品集
ルイ・クープラン:プレリュード・ノン・ムジュレ ハ長調
ラモー:新しいクラヴサン曲集 組曲 イ短調-長調
フランソワ・クープラン:クラヴサン曲集 第2巻 第6組曲 変ロ長調-神秘的なバリケード
ジョゼフ・ニコラ・パンクラス・ロワイエ(1700-1755):クラヴサン曲集 第1巻-第11曲 気まぐれ
17.ストラーチェ:チャコーナ
18.フレスコバルディ:チェンバロとオルガンのためのトッカータ・タブラチュラ 第1巻-トッカータ第6番「sopra i pedali, e senza」
コジェルフ(1747-1818):ピアノ・ソナタ ニ長調 Op.1-3 P. XII:10
マルティン・フロッホ(Cemb)

録音:2016年7月
17世紀から18世紀にかけて書かれたバロック音楽は、様々な対比と色彩を放っています。ある時は荘厳で装飾たっぷ り、ある時はシンプルで清々しく。聴き手の感情を引き込み、魅了する試みに満ちたこれらの作品は21世紀になっても 新鮮に響きます。このアルバムには、ヤナーチェク音楽・舞台芸術アカデミーで学んだチェンバロ奏者フロッホが演奏する フランス、イタリア、チェコのバロック作品を収録。それぞれの国で育まれた独自の文化が反映された特色ある作品を華 麗に演奏しています。
UP-0208
NX-B03
INSPIRED BY CLASSICS 〜民族音楽に魅せられた作曲家たち
ブラームス:21のハンガリー舞曲 WoO1より(室内アンサンブル編)〜第5番/第7番/第4番
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン Op.20より
リスト:ハンガリー狂詩曲 第2番S224/R105(室内アンサンブル編)
バルトーク:ルーマニア民族舞曲 BB68(室内アンサンブル編)
コダーイ:ガランタ舞曲(室内アンサンブル編)
チェコ・フィルハーモニック・ツィムバロン・アンサンブル
チェコ・フィルハーモニック・ツィムバロン・アンサンブルは、世界各地で民族音楽を演奏し、作品に対する強い情熱を聴 衆に届けています。コンサートのプログラムは、ブラームスやバルトーク、コダーイなどの民謡に由来するクラシック作品に独 自の編曲を施し、ツィンバロンをはじめとした多彩な楽器で演奏するというユニークなもの。作曲家たちが魅せられた民 謡本来の楽しさに加え、各々の作曲家たちのアプローチの違いもはっきり感じさせるとともに、オリジナルに縛られることの ない自由な編曲が、民謡とクラシック音楽の素晴らしい融合を更に引き立てています。
UP-0209
NX-B03
シェークスピアのソネット集
ズデニェク・メルタ(1951-):ソネット第8番「妙なる楽の音の君よ、君はなぜ、もの憂げに音楽を聞く?」
ソネット第144番「私には慰めと絶望の二人の恋人がいて」
ソネット第18番「君を夏の日に譬えようか?」
マティ・ペンコ:ソネット第39番「ああ、君の美点を相応しく称えるにはどうすればよい」
ユライ・フィラス(1955-1997):ソネット第1番 「Sv?t polituj-最善の美」
ルカーシュ・フルニーク(1967-):ソネット第76番 「どうして、私の詩はこれほど新奇な装飾に乏しく」
マルディン・ブルンナー(1983-):ソネット第28番 「どうして、心休まる場所に戻ることができよう」
ブルンナー:ソネット第148番「ああ、愛は、私の頭に何という眼を嵌めこんだのか」
シュチェパーンカ・バルカロヴァー:ソネット第94番 「人を傷つける力はあっても、傷つけることなく」
イルジー・フヴォイカ:ソネット第116番「真実の心を持った者同士の結婚には」
オンジェイ・クッカル:ソネット第146番「私の罪深い土くれの中心、哀れな魂よ」
ルシエ・シルケノヴァー(S)
マルケータ・フォウカロヴァー(ヴォーカル)
ヤロミール・メドゥーナ(ナレーター)
デュオ・テレス

録音:2018年4月16.21日、5月
8.11日
シェークスピアが生涯に書き残した「ソネット」。四行詩と最後の二行連の合計十四行で構成された定型詩です。150 行ほどある詩はそれぞれ、おおよそのグループ分けがなされており、内容は美少年に対する愛情や、女性に対する愛情 が描かれているものの、特定の誰かを指すのかはわかっていません。このアルバムはプラハ出身の現代作曲家たちが シェークスピアのソネットにつけた曲を集めたもの。典雅かつ少々艶めいた詩を生かす曲は、どれもロマンティックで魅力 的。ソプラノのシルケノヴァーはプラハに生まれ、クーン児童合唱のメンバーを経て、プラハ舞台芸術アカデミーを卒業した 歌手。卒業後はイギリス、スペイン、ドイツ、オーストリアで研鑽を積み、2008年、リヨンで開催された「Concours International d’Encouragement Musical」で優勝するなど、数々の賞を受賞した実力派の歌手です。
UP-0210
NX-A14
チェコ、モラヴィア、スロバキアの二重奏曲
ドヴォルザーク:モラヴィア二重唱曲 Op.32
カレル・ベンドル(1838-1897):12の二重唱曲「自然の中で」
シルヴィー・ボドロヴァー(1954-):スロヴァキアの二重唱曲(2018)
ハナ・ドベショヴァー(Ms)
ミハエラ・ローザ・ルージチコヴァ(S)
ラディスラヴァ・ヴォンドラーチコヴァー(P)
9世紀から20世紀にかけてのチェコを代表する3人の作曲家の「民謡を元にした」作品集。最初に置かれたドヴォル ザークの「モラヴィア二重唱曲」は、彼が若い頃ピアノの個人教授を行っていた家の主人である豪商ヤン・ネフの依頼で 書かれたもの。ネフ家の人々の楽しみのためにドヴォルザークは次々に民謡を編曲、次第に彼自身も民謡のすばらしさ に目覚め、独自の作風を作り上げていくきっかけとなったとされています。これに触発されたのがドヴォルザークの友人、ベ ンドルでした。彼もまた抒情的なテキスト「自然の中で」を用い「12の二重唱曲」を書き上げています。そして、もう一人 の作曲家は20世紀チェコの女性ボドロヴァー。こちらはチェコ由来の旋律だけではなく、東ヨーロッパやバルカン半島の旋 律まで範囲を広げ、現代的なアプローチによる二重唱曲です。
UP-0211
NX-A14
ヨーゼフ・アントニン・シュチェパーン(1726-1797): チェンバロのための協奏曲集
チェンバロ協奏曲 ニ長調
チェンバロ協奏曲 ハ長調
チェンバロ協奏曲 ト長調
チェンバロ協奏曲 ニ長調
エディタ・ケグレロヴァー (Cemb)
ヒポコンドリア・アンサンブル
18世紀、ボヘミアで生まれ、ウィーンに移り住んだ作曲家ヨーゼフ・アントニン・シュチェパーン(オーストリア名:ヨーゼフ・アント ン・シュテファン)のチェンバロ協奏曲集。ボヘミアの小さな村でオルガニストの息子として生まれたシュチェパーンは、1741年 のプロイセン軍の侵攻を逃れウィーンに移住、ヴァーゲンザイルの元で音楽家としての研鑽を積みました。モーツァルトにイン スピレーションを与えたとされる40曲以上のチェンバロ協奏曲を含む多数の鍵盤作品を作曲、一時はマリー・アントワネット の教師を務めるほどの名声を得ましたが、現在、彼の存在はほぼ忘れ去られています。このアルバムではシュチェパーンの4 曲の協奏曲を収録。ソリストを務めるのは、ピルゼンとプラハでピアノとチェンバロを学び、その後ロンドン王立音楽アカデミー に留学、数々の国際音楽コンクールに入賞経験のあるチェンバロ奏者エディタ・ケグレロヴァーです。
UP-0212
NX-A14
マルティヌー(1890-1959):チェロ・ソナタ集
チェロ・ソナタ 第1番H277(1939)
チェロ・ソナタ 第2番H286(1941)
チェロ・ソナタ 第3番H340(1952)
ペトル・ノウゾフスキー(Vc)
ジェラール・ワイス(P)
チェコを代表する若手奏者ノウゾフスキーのチェロ、伴奏者として世界中で活躍するワイスのピアノによる、20世紀チェコを 代表する作曲家の一人、マルティヌーのチェロ・ソナタ集。フランス印象派を学ぶ為にパリに留学、ルーセルに学び、フラン ス六人組やストラヴィンスキーの影響を受けた後、ナチスの迫害を逃れ渡米。この間に作風を様々に変えながら、数多く の作品を生み出したマルティヌー。3曲のチェロ・ソナタのうち、フルニエに捧げられた第1番は1939年、マルティヌーの友人 リブカに捧げられた第2番は1941年、指揮者キンドラーに捧げられた第3番は1952年の作品であり、この3曲だけでも、 古典的な作風が次第に民族色を帯び、新古典派へと変わっていく様子が見てとれます。
UP-0213
NX-A14
スクリャービン/パステルナーク:ピアノ作品集
スクリャービン:3つの小品 Op.2 - 第1曲 練習曲 嬰ハ短調
 12の練習曲 Op.8
 ピアノ・ソナタ第2番嬰ト短調「幻想ソナタ」Op.19
 ピアノ・ソナタ第4番嬰ヘ長調 Op.30
ボリス・パステルナーク(1890-1960):前奏曲 嬰ト短調
 前奏曲 変ホ短調
 ピアノ・ソナタ ロ短調
マリーナ・サムソン=プリマチェンコ(P)

録音:2019年2月23-24日
ロシア、サンクトペテルブルクで生まれ、現在はフランスを拠点に活躍しているピアニスト、マリーナ・サムソン=プリ マチェンコ。4歳でピアノをはじめ、名手ゲンリフ・ネイガウスの弟子となり更なる研鑽を積み、ピアニストとして演奏 する傍ら、数多くの後進を育てています。これまでに発売されたシューマンとモーツァルトのアルバムは高く評価さ れました。今回のアルバムでは、彼女は自国の作曲家パステルナークと彼が高く評価していたというスクリャービン の初期作品を組み合わせ、両者の作品の共通性を探っていきます。『ドクトル・ジバゴ』の作者として知られるパ ステルナークは少年時代にスクリャービンの音楽に触れて弟子となり、一時は作曲家を志しましたが、19歳で挫 折したという経歴を持ち、その作品からは師の影響が強く感じられます。サムソン=プリマチェンコの厚みのある音 が作品を引き立てています。
UP-0214
NX-A14
ヤロスラフ・クルチェク(1939-):弦楽四重奏曲 第1番-第4番
弦楽四重奏曲 第1番Op.160
弦楽四重奏曲 第2番Op.162
弦楽四重奏曲 第3番Op.163
弦楽四重奏曲 第4番Op.164
チェコ・フィルハーモニーSQ
ヤロスラフ・クルチェクは、プラハ音楽院で作曲を学んだ後、CDレーベル「Supraphon」の音楽ディレクターを務め、プラハの 放送局で働くなど現代チェコ音楽界を牽引する人物の一人として知られています。このアルバムには最近作曲された4曲の 弦楽四重奏曲を収録。チェコ・フィルハーモニーSQの依頼に応え2017年に書かれた第1番は、第3楽章に民 謡風の素材がふんだんに用いられた耳なじみの良い作品。この曲が好評を得たため、クルチェクは続く3曲を相次いで書き 上げています。前衛的な響きを用いながらも、緩急のテンポが交錯し、対話を繰り広げる“ヤナーチェク風の旋律”が時折顔 を見せる第4番がとりわけ独創的です。
UP-0215
NX-A14
小さな宝石
ヴィラ=ロボス:5つの前奏曲
ロドリーゴ(1901-1999):祈りと踊り
バッハ:ヴァイオリン・ソナタ 第1番ト短調 BWV1001(ギター編)
アイリーン・バウム(G)
タイトルの「Schmuckstucke=小さな宝石」とは、多声ポリフォニー、スペイン新古典主義、ブラジル民謡との多彩な組 合せを表しています。 1940年に書かれたヴィラ=ロボスの「5つの前奏曲」は各々ユニークな副題を持ち、優れたチェロ奏者だった作曲家ならで はの充実した低音域が印象的な曲集。ブラジル民謡への愛着と、バッハへの傾倒が伺われ、とりわけ第3番ではバッハを模 倣する旋律が聴こえてきます。ロドリーゴの「祈りと踊り」はファリャの「恋は魔術師」からインスピレーションを受けた表現力豊 かな作品。最後に置かれたバッハの「ヴァイオリン・ソナタ」は、ギターでフーガを奏でることの困難さへの挑戦とも言える見事 な編曲が施されています。ベルリン出身のギタリスト、アイリーン・バウムはベルリン芸術大学で5年間に渡りライナー・フェルド マンに師事。若者のためのコンクール「Jugend musiziert」のギター・デュオ部門で1位を獲得、一躍注目を浴びた新鋭 です。卓越した技巧と表情豊かな音楽性で聴き手を魅了します。
UP-0216
NX-A14
クルムフォルツ/ドゥシェク:ハープ作品集
ジャン=バティスト・クルムフォルツ(1747-1790):ハープ・ソナタ第1番 変ロ長調 Op.13
ハープ・ソナタ第3番ハ長調 Op.13
ハープ・ソナタ Op.17
ヤン・ラディスラフ・ドゥシェク(1760-1812):
12の段階的なレッスン - 第11番ト短調(シャンソネット)(ハープ編)
ハープ・ソナタ ヘ長調 「リッチモンド・ヒルの少女」
バルボラ・プラハー(Hp)

録音:2019年11月-12月
18世紀古典派時代に活躍したチェコ出身の2人の作曲家クルムフォルツとドゥシェクのハープ作品を、この時 代に作られたシングル・アクション・ハープ(Louis XVI)を用いて演奏したアルバム。 このハープは、パリのハープ製作者ルノー&シャトランが1779年に製造した楽器を、240年後の2019年、ド イツのハープ製作者ライナー・トゥラウが復元したモデルです。演奏しているのは、プラハ音楽院とブリュッセル王 立音楽院で学び、ノルウェー音楽アカデミーでイザベル・ベリンに教えを受けたハープ奏者バルボラ・プラハー。 クラシックだけではなく、マルチなジャンルで活躍するアーティストです。
UP-0218
NX-A14
ピアノの超絶技巧が出会う時
バッハ=ブゾーニ:シャコンヌ.ニ短調 BWV1004
モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第18番ニ長調 K576
ショパン:バラード 第3番変イ長調 Op.47
リスト:ハンガリー狂詩曲 第12番
スメタナ:チェコ民謡による幻想曲
ラディスラヴァ・ヴォンドラーチコヴァー(P)

録音:2019年6月
ブゾーニが編曲したバッハの「シャコンヌ」からスメタナの幻想曲まで、技巧的なピアノ曲を集めた1枚。演奏しているヴォ ンドラスコヴァーはプラハ音楽院でヴァレンティーナ・カメニコヴァに学び、数多くの賞を獲得、1997年にはプラハ芸術アカ デミーを卒業し、現在はここで教鞭を執っています。室内楽、伴奏も得意とし、ソプラノ歌手アンダ=ルイズ・ボグザが歌 うベッリーニ、ヴェルディ、プッチーニの歌曲集(UP0172)では伴奏を務め、表情豊かなピアノを聴かせています。
UP-0221
NX-A14
ドメニコ・スカルラッティ/モーツァルト/ショパン/リスト/ラフマニノフ:ピアノ作品集
リスト:超絶技巧練習曲集 S139/R2b - 第1番ハ長調 「前奏曲」
スカルラッティ:ソナタ ホ長調 K.380/L.23/P.483
ショパン:24の前奏曲〜第1番ハ長調/ 第3番ト長調/ 第10番嬰ハ短調/第20番ハ短調
スカルラッティ:ソナタ ハ長調 K.95/L.358
リスト:ハンガリー狂詩曲第11番イ短調 S244/R106
 ハンガリー狂詩曲第13番イ短調 S244/R106
ラフマニノフ:13の前奏曲 Op.32 - 第10番ロ短調
 10の前奏曲 Op.23 - 第5番ト短調
モーツァルト:ピアノ協奏曲第12番 イ長調 K.414(ピアノと弦楽四重奏版)
ヤン・シュルマイスター(P)
ウィハンSQ

録音:2019年8月20日、2020年2月8日、2019年10月22日
2006年生まれ、チェコの神童ヤン・シュルマイスターのデビューCD!音楽一家に生まれ、5歳からピアノを始めた シュルマイスターは、国内ではアマデウス(ブルノ)、ベートーヴェン( テプリツェ)、国外でもピアノ・タレント(ミラノ)、 セザール・フランク国際(ブリュッセル)といったコンクールで年齢別の優勝を重ねています。リサイタルに加え、ブル ノ・フィル、モラヴィア・フィル、プラハ室内管などと共演し、プラハの春音楽祭、ドヴォルザーク・プラハ音楽祭、スメ タナのリトミシュル音楽祭にも出演するなど、チェコ最注目の逸材の一人。このアルバムでは得意とするロマン派 の作品と、2018年から共演を続けるウィハンSQとのモーツァルトの協奏曲を演奏,その才能を余す ことなく披露しています。
UP-0222
NX-A14
ヴァイオリンとハープのための作品集
ヨゼフ・スーク(1874-1935):組曲「おとぎ話」 Op. 16- 第1曲 ラドゥースとマフレナの忠実な愛と悲しみ
デボラ・ヘンソン=コナント(1953-):バロック・フラメンコ
ジョン・ウィリアムズ(1932-):シンドラーのリスト(ヴァイオリンとハープ編)
オンドジェイ・ウルバン:ジシュコフ組曲
ペルト(1935-):フラトレス(ヴァイオリンとハープ編)
ピアソラ:タンゴの歴史(ヴァイオリンとハープ編)(抜粋)
モニカ・ウルバノヴァー(Vn)
ヘドヴィカ・モウサ・バハ(Hp)

録音:2020年5月20-21日、6月3-4日
プラハ芸術アカデミーで学んでいたヴァイオリニスト、モニカ・ウルバノヴァーとハープ奏者ヘドヴィカ・モウサ・バハに よって、2010年に設立されたアンサンブル「デュオ・ビューティフル・ストリングス」。様々な国際コンクールの入賞 経験を誇り、各々がソリストとして活躍しながら、チェコ内外で活発な演奏活動を繰り広げています。独自のア レンジ作品を加えることでデュオのレパートリーを広げている彼女たち、このアルバムではスークの「おとぎ話」といっ たチェコの作品から、良く知られるジョン・ウィリアムズの「シンドラーのリスト」、ペルトやヘンソン=コナントといった 近代作品、デュオのために書かれたウルバンの『ジシュコフ組曲』など多彩な作品を演奏。そして2021年が生誕 100年、ピアソラの「タンゴの歴史」で締めくくるというしゃれた選曲で聴き手を魅了します。
UP-0223
NX-A14
シェーンベルク:浄められた夜 Op.4
チャイコフスキー:フィレンツェの思い出 Op.70
マルケータ・ヴォカツォヴァー(Vn)
ヤン・ムラーチェク(Vn)
カレル・ウンテルミュラー(Va)
クリスティーナ・フィアロヴァー(Va)
ペトル・ノウゾフスキー(Vc)
イヴァン・ヴォカーツ(Vc)
チャイコフスキーとシェーンベルク、それぞれタイトルを持つ弦楽六重奏曲を収録した1枚。20代後半から30代 後半でチェコ出身の若手演奏家たちによるライヴ録音です。チェコ・フィルの若きコンサートマスターのムラーチェク と、ソリストとして国際的に活躍し、スプラフォン、MDG、Arcodivaに録音も多いチェロのノウゾフスキーを軸に、 若き音楽仲間たちが熱のこもった演奏を披露。温かみのある弦の響きが美しい。
UP-0225(2CD)
NX-C07
ヴィチェスラフ・ノヴァーク(1870-1949):スロヴァキア歌曲集第1巻 - 第6巻 エヴァ・ガラヨヴァー(Ms)
ミロスラフ・セケラ(P)

録音:2020年4月17-19日、5月30-31日、6月1日
世界初録音
後期ロマン派時代にチェコで活躍した作曲家ヴィチェスラフ・ノヴァーク。終生スメタナを尊敬し、ロマン派の様式 に自ら収集・研究したモラヴィアやスロヴァキアの民族音楽の要素を融合させた音楽を書き続けました。このスロ ヴァキア歌曲集は、民族音楽研究の集大成ともいえる作品で、全て世界初録音です。演奏はチェコ出身のメ ゾ・ソプラノ、エヴァ・ガラヨヴァーとピアノのミロスラフ・セケラ。スラヴの旋律を表情豊かに歌い上げています。
UP-0227
NX-A14
モーツァルト/プーランク/マルティヌー:ピアノと管楽五重奏の為の作品集
モーツァルト:ピアノと管楽の為の五重奏曲 変ホ長調 K. 452
プーランク:六重奏曲 FP100
マルティヌー:六重奏曲 H.174
イヴァン・クラーンスキー(P)
プラハ・フィル木管五重奏団【イルジー・シェフチーク(Fl)、ヴラディスラフ・ボロフカ(Ob)、ヤン・ブラベッツ(Cl)、ヴァーツラフ・フュールバッハ(Fg)、ヤン・ムシル(Hrn)、トマシュ・フランティシュ(Fg)】
プラハPOのメンバーで結成されたプラハ・フィル木管五重奏団のアルバム。チェコを中心 に活躍するピアニスト、イヴァン・クラーンスキーを迎え、モーツァルト、プーランク、マルティヌーの作品を演奏してい ます。端正な佇まいを見せるモーツァルト、ウィットと色彩が溢れるプーランク、独創的な5つの楽章で構成された マルティヌー。どれも見事な解釈による素晴らしい演奏です。
UP-0228
NX-A14
ニールセン/フェルステル/ラビツキー:作品集
ニールセン:アラジン組曲 Op. 34 FS89
フェルステル(1859-1951):愛の歌 Op. 96(ドイツ語歌唱)*
ヨーゼフ・ラビツキー(1802-1881):カールスバート・ワルツ Op. 107
エステル・パヴルー(Ms)
カルロヴィ・ヴァリSO
デバシシュ・チャウドゥーリー(指)

録音:2020年9月
*=世界初録音
19世紀から20世紀にかけて活躍した3人の作曲家の色彩豊かなオーケストラ作品を集めた1枚。 ニールセンの「アラジン組曲」はアダム・エーレンシュレーアーの戯曲の為の音楽。アルバムの指揮者チャウドゥー リーがとりわけ心を惹かれる作品と語っています。全曲は80分を超える長いもので彼の歌劇に次ぐ長さを持つ 大作で、東洋的な音階を用いた音域の狭いフレーズを繰り返して異国情緒を演出したり、4群に分けられた オーケストラが異なる調とテンポで同時に演奏し市場の喧騒を表す実験的な書法などが用いられています。他 にはチェコの伝統を引き継いだフェルステルの美しい「愛の歌」、「ボヘミアのヨーゼフ・ランナー」と呼ばれたラビツ キーの親しみやすい「カールスバート・ワルツ」が収録されています。「愛の歌」を歌うエステル・パブルーはプラハ音 楽院出身のメゾ・ソプラノ。イルジービエロフラーヴェク、ピエタリ・インキネンら世界的指揮者との共演もある実力 派です。
UP-0229
NX-C07
マルティヌー(1890-1959):チェロとピアノのための作品集
7つのアラベスク「律動的な練習曲」 H. 201
4つの夜想曲 H. 189
小組曲 H. 192
スロヴァキア民謡による変奏曲 H. 378
6つの牧歌 H. 190
ロッシーニの主題による変奏曲 H. 290
アリエッテ H. 199b
ペトル・ノウゾフスキー(Vc)
ミロスラフ・セケラ(P)

録音:2020年9月プラハ(チェコ)
マルティヌーは400以上の作品を残しましたが、その中でも独特の深みと個性に溢れたチェロ作品は人気の高いジャンルとして知られています。 ここで演奏するチェコ有数のチェリスト、ペトル・ノウゾフスキーは、プラハ音楽院で学び、プラハ音楽大学で修士号を取得、ドレスデンとマドリードで研鑽 を重ねました。ロサンジェルスで開催されたピアティゴルスキー・セミナーに出演した際は、世界中から何百人もの応募者から選出された10人の中の一 人として、またロストロポーヴィチやペルガメンシコフらのマスタークラスに参加、その才能を磨いてきました。 彼はマルティヌーの権威として知られており、これまでにARCODIVAレーベルからチェロ・ソナタ(UP0212)と、MD+Gレーベルから「チェロと管弦楽の ための作品全集」(2017年、2枚組)をリリース、今回の2枚組の作品集でマルティヌーのチェロ作品を全て録音するという画期的な記録を打ち立てま した。民謡風の曲から抒情的な曲まで、ピアノのセケラとともに作品への共感を込めて演奏しています。
UP-0236
NX-B07
女性作曲家によるヴィオラ曲集
リリアン・フックス(1902-1995):ソナタ・パストラーレ
シルヴィー・ボドロヴァー(1954-):ヒラ・ローメ
レベッカ・クラーク:パッサカリア
 モルペウス
グラジナ・バツェヴィチ:ポーランド奇想曲(ヴィオラ編)
クラーク:前奏曲、アレグロとパストラール
スラーヴァ・ヴォルロヴァー(1894-1973):チェコ民謡による幻想曲 Op. 33…世界初録音
マリア・テレジア・フォン・パラディス(1759-1824):シシリエンヌ(ヴィオラとピアノ編)
クリスティーナ・フィアロヴァー(Va)
アンナ・パウロヴァー(Cl)
イトゥカ・チェホヴァー(P)

録音:2021年3月20-21、26日
申し分ないテクニックと情熱的な感情表現を備えたチェコのヴィオラ奏者クリスティーナ・フィアロヴァー。前作 「Introduction」(UP-0174)では近現代の無伴奏ヴィオラ作品で楽器の魅力を存分に伝えた彼女、今作で は古典派から現代までの6人の女性作曲家の作品を採り上げました。レベッカ・クラークやグラジナ・バツェヴィチ など近年注目を集めている作曲家や、アメリカのヴィオラ奏者でジョセフ・フックスを兄に持つリリアン・フックス、 ARCODIVAレーベルが力を入れているシルヴィー・ボドロヴァー、オーストリアで活躍したマリア・テレジア・フォン・ パラディス、ほとんど耳にすることのないスラーヴァ・ボルロヴァーまで、ヴァラエティ豊かなヴィオラの為の作品が選 ばれています。


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