湧々堂HOME 新譜速報: 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り:交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE!! レーベル・カタログ チャイ5



BR KLASSIK
(ドイツ)

バイエルン放送交響楽団、放送合唱団、そしてミュンヘン放送管弦楽団。この3つのアンサンブルの素晴らしい演奏記録。バイエルン放送響誕生から60年、レーベル発足を記念してまずリリースされるのは、現在バイエルン放送響の首席指揮者として手腕をふるっているマリス・ヤンソンスによるマーラー、ブルックナー、ハイドンという、まさにファンにとって垂涎のアイテム。また、放送局が所持している過去音源からのリリースも予定されており、第1弾としてマルタ・アルゲリッチと共演したピアノ協奏曲2曲が登場します(1973年、オイゲン・ヨッフム/1983年、小澤征爾)。1949年に設立されたバイエルン放送響は、ドイツの伝統を理想的な形で継承しているオーケストラ。ヨッフムが種をまき、クーベリックが育て上げた「いぶし銀の響き」が特徴です。以降、コリン・デイヴィス、ロリン・マゼール、そしてマリス・ヤンソンスと、5人の世界的な指揮者のもとで飛躍的に発展したこのオーケストラは昨年末、英国の権威ある「グラモフォン誌」にて世界のオーケストラ第6位に選ばれ、まさに一流のオーケストラとして認知されるまでに至りました。レパートリーで声楽を用いる時に登場するのが、バイエルン放送合唱団。こちらは長く指揮者として君臨したミヒャエル・グレーザーが2005年に引退し、当時弱冠26歳の新鋭ペーター・ダイクストラが後任となり、一層レパートリーが拡大したことでも知られています。かたや、ミュンヘン放送管弦楽団は同じくバイエルン放送傘下のオーケストラですが、全く違う団体で設立は1952年。オペレッタやリサイタルの伴奏などでその本領を発揮しています。現在は名手ウルフ・シルマーが芸術長の任にあり、こちらも一層の発展が期待されています。今後は、バイエルン放送響歴代5人の首席指揮者の音源のほか、首席就任直前で急逝したキリル・コンドラシンの音源も含めて、この3つのアンサンブルによる音源を年に10数点のペースでリリースする予定です。レーベル設立にあたっては、マーケティング部門・物流部門・デジタル事業部門をNAXOSグループが全面サポートしており、新レーベルの多角的な戦略の一端を担うこととなりました。 (2009年9月)


 ※「単価=¥0」と表示されるアイテムは廃盤です。

※品番結尾に特に表記のないものは、全て1CDです。
品番 内容 演奏者
BR-900100C
(1SACD)
ブルックナー:交響曲第7番 マリス・ヤンソンス(指)バイエルンRSO

録音:2007年11月ウィーン・ムジークフェラインザール
「最愛なるワーグナー」の死を予感して書かれた第2楽章、簡潔に書かれた終楽章、とブルックナーの交響曲の中でもとりわけ美しいメロディに溢れた交響曲第7番です。バイエルン放送響の完膚なきまでに正確なアンサンブル、それを率いるヤンソンスの情熱的なタクト。お互いの持つ美質をこの上なく引き出した極上の演奏は、これまでのブルックナーの演奏史においても最上級の賛辞が与えられることでしょう。「世界で最も美しい響きを得られるコンサート・ホール」として知られるウィーンのムジークフェラインザールにおいて録音されたこのブルックナー。音質はもちろん最高です。
BR-1900101C
(1SACD)
マーラー:交響曲第7番「夜の歌」
(国際マーラー協会による新クリティカル・エディション)
マリス・ヤンソンス(指)バイエルンRSO

録音:2007年ミュンヘン・ガスタイク・フィルハーモニー
マーラーの交響曲第7番の素晴らしい録音を造り上げるためには、楽団の全ての奏者の完璧なる技巧と、完璧なるアンサンブルが必須条件となります。そして、この複雑怪奇な構造を持った音楽を一つにまとめ上げるだけの指揮者の力量も問われます。すでにヤンソンスとバイエルン放送響は、ミュンヘンのコンサートにおいて、すべての聴衆を満足させることに成功しています。今回、SACDハイブリッドという高音質なフォーマットを得て、彼らの演奏を細部まで余すことなく伝えることが可能になりました。とりわけ、この曲の特徴とも言える2つの「夜の歌」(第2楽章と第4楽章)での艶やかな音色は、マーラーの描く夢幻的な世界を鮮やかに表現しています。
BR-900102C
(1SACD)
BR-900103E(DVD)
ハイドン:ミサ曲第14番変ロ長調Hob.XXII:14「ハルモニー・ミサ」
交響曲第88番ト長調Hob.I-88「V字」
シンフォニア.ニ長調(序曲)Hob.Ia-7
マリン・ハルテリウス(S)
ジュディス・シュミット(A)
クリスティアン・エルスナー(T)
フランツ=ヨセフ・ゼーリヒ(Bs)
マリス・ヤンソンス(指)バイエルンRSO&cho

録音:2008年10月ヴァルトザッセン・修道院付属教会>

《DVD》映像監督:ブライアン・ラージ/収録時間:67分/音声:ステレオ2.0/ドルビー・デジタル5.0サラウンド/画面:16:9/REGIONAll(Code:0)/片面2層ディスク
ァルトザッセン教会で行われたこのハイドン・プログラムの目玉は何と言ってもハルモニー・ミサでしょう。ハイドンの12曲あるミサ曲の最後を飾るこの作品の息を飲むような演奏が堪能していただけます。バイエルン放送響と放送合唱団という2つの団体から発せられる妙なる調べ。この作品の表題にもなっている管楽器の輝かしい響き(ハルモニーとは木管楽器の合奏の意味)、表現力豊かな独唱者たち。あまりにも荘厳で力強い響きは全ての聴衆を圧倒します。同時発売のDVDでは、臨場感あふれるライブの映像が楽しめます。
BR-900104B
チャイコフスキー:交響曲第5番 マリス・ヤンソンス(指)バイエルンRSO

録音:2009年10月9日ミュンヘン・ガスタイク、フィルハーモニー(デジタル・ライヴ)
BR-900105C
(1SACD)
チャイコフスキー:交響曲第5番
交響的幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」Op.32*
マリス・ヤンソンス(指)バイエルンRSO

録音:2009年10月9日、2010年7月1-2日ミュンへン・フィルハーモニー*)
2009年の来日公演に合わせ急遽発売いたしましたヤンソンスのチャイコフスキーの交響曲第5番を、SACDハイブリッドの高音質にて改めて発売。旧盤では、交響曲のみの収録でしたが、当盤は「フランチェスカ・ダ・リミニ」をカップリング。
BR-900106C
ミュンヘン国際音楽コンクール優勝者ライヴ
モーツァルト:クラリネット協奏曲イ長調 k622*
グリエール:ハープ協奏曲変ホ長調 Op.74
コルンゴルト:ヴァイオリン協奏曲ニ長調
セバスチャン・マンツ(Cl)*
エマニュエル・セソン(Hp)
パク・ヘユン(Vn)
コルネリウス・マイスター(指)*
ロランス・レーヌ(指)、バイエルンRSO

録音 2008年9月19 日*、2009年9月18 日  ミュンヘンヘルクレス・ザールライヴ録音
2008年、2009年のミュンヘン国際音楽コンクール優勝者たちによる「若き芽のコンサート」です。このコンクールは、1952年に創設され、ピアノ、ヴァイオリン、声楽、チェロ部門の他、室内楽やハープなどたくさんの楽器の若き演奏家の登竜門として知られています。日本人の入賞者も多いのですが、優勝者が出ることがあまりなく、本当に実力のある人を世界へ送りだす質実剛健なコンクールと言えるのです。このアルバムは、そんな珍しい「優勝者」の瑞々しい演奏を楽しめる1枚です。2008年のクラリネット部門優勝者、セバスチャン・マンツは伸びやかなモーツァルトを聴かせます。2009年のハープ部門の優勝者セソンは、あまり演奏されることのない秘曲、グリエールのハープ協奏曲を演奏。七色の音色で聴衆を魅了しました。また、同年のヴァイオリン部門の優勝者ヘユンは当時17歳。最年少の優勝者として特に注目を浴びる中、コルンゴルトの協奏曲を文句なく弾きこなしています。
BR-900107B
ルトスワフスキ、シマノフスキ、A.チャイコフスキー
ルトスワフスキ:管弦楽の為の協奏曲
シマノフスキ:交響曲第3番「夜の歌」Op.27#
アレクサンダー・チャイコフスキー(1946-):交響曲第4番Op.78*
ラファウ・バルトミンスキー(T)#
アンドレア・レーン(Vn)#
ニムロット・ゲツ(Va)
マリス・ヤンソンス(指)バイエルンRSO&cho

録音:2009年10月8-9日ミュンヘン・フィルハーモニー、2008年12月18-19日ミュンヘン・フィルハーモニー#、2009年1月14-16日ミュンヘン・ヘルクレスザール* 全てライヴ録音
バイエルンRSOの最新リリースは、ヤンソンスが深く思いを寄せているという3つの作品です。どの作品も色彩感に溢れ、エキゾチックであるとともに、平和への思いも込められています。ルトスワフスキの「管弦楽の為の協奏曲」はポーランドの民謡をベースとしながら、作曲家が全く新しいアプローチによって、アバンギャルドな佇まいを持たせた興味深い曲。バルトークからの影響も感じられるオケ好きにはたまらない逸品です。シマノフスキの「交響曲第3番」は合唱、テノール独唱、ヴァイオリン独奏を伴う大掛かりな曲。13世紀のペルシャの神秘的な詩が用いられ、独特の和声と、炸裂する音響が入り乱れた20世紀初期の名作の一つです。アレクサンダー・チャイコフスキーは、あの有名な「チャイコフスキーたち」とは関連ありません。1946年にモスクワで生まれ、1972年までモスクワのコンセルヴァトワリーでナウモフにピアノ、フレンニコフに作曲を学びました。作風は新古典主義であり、主にピアノ曲を書いていましたが、最近はこのような管弦楽作品も多く手掛けています。この交響曲第4番は合唱とヴィオラ・ソロを伴う作品。名ヴィオラ奏者ユーリ・バシュメットの依頼により、ヴィオラ・パートにより重要性を付加したというもので、コラールのパッセージに深い思いが込められている「平和への祈りの音楽」です。
BR-900108C
(1SACD)
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付」 クラッシミラ・ストヤノワ(S)
リオバ・ブラウン(Ms)
ミヒャエル・シャーデ(T)
ミヒャエル・ボッレ(Bs)
バイエルンRSO&cho
マリス・ヤンソンス(指)

録音:2007年10月27日ヴァチカン、教皇パウロ6世オーディエンス・ホール
この演奏は、すでにDVD(ARTHAUS101457)で販売されているものと同じです。7000人という大観衆を心酔させた名演が高音質SACDで再降臨。2007年10月27日、ヴァチカンにて行われたローマ教皇ベネディクト14世の御前演奏です。周到に準備されたcho、国際的なソリスト、そして、このヤンソンスの熱狂的な指揮こそ、この「高き理想と喜び」を歌いあげた交響曲に最もふさわしいものでしょう。
BR-900109C
ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調 ベルナルト・ハイティンク(指)
バイエルンRSO

録音:2010年2月12日ミュンヘン・フィルハーモニーライブ
ブルックナーの交響曲の中でも、もっとも複雑で、かつ感動的な音楽である「第5番」。まさに神の光に憧れるブルックナーの心象風景が表現された作品です。この演奏は、ハイティンクがバイエルン放送響に特別出演していた2010年1月に収録されました。近年ますます、その演奏と解釈に磨きのかかるハイティンクの、息詰まるような緊張感をたたえた感動的な演奏が高音質録音で余すことなく捉えられています。
BR-900110E(DVD)
シェーンベルク:グレの歌 トーヴェ…デボラ・ヴォイト(S)
山鳩…藤村実穂子(Ms)
ヴァルデマール王…スティグ・アンデルセン(T)
道化…ヘルヴィヒ・ペコラーロ(T)
農夫・語り…ミヒャエル・ヴォッレ(Br)
マリス・ヤンソンス(指)
バイエルンRSO&cho
北ドイツ放送cho
ライプツィヒ中部ドイツ放送cho

収録:2009年9月22-23日ミュンヘン・フィルハーモニー(バイエルンRSO60周年記念演奏会ライヴ)
収録時間:125分(ボーナス映像含む)
音声:ステレオ2.0/ドルビー・デジタル5.1サラウンド
字幕:なし/画面:16:9
バイエルンRSO60周年の記念演奏会に選ばれたのは、シェーンベルクの大作「グレの歌」でした。150人のオーケストラ、3つの放送cho、そして5人のソリストたちが、この後期ロマン派の最後の名作に挑んだのです。ヤンソンスはこの美しく雄大で、かつ複雑な作品をものの見事に形にしています。この素晴らしいコンサートの模様をお届けいたします。CDの発売は今のところありません。
BR-900111C
(1SACD)
ブラームス:交響曲集
交響曲第2番ニ長調Op.73
交響曲第3番ヘ長調Op.90*
マリス・ヤンソンス(指)バイエルンRSO

録音2006年3月16-17日ミュンヘン・ヘルクレスザール、2010年1月16日ウィーンムジークフェライン大ザール* ライブ録音
1877年に作曲されたブラームスの第2番の交響曲は、劇的な面が際立つ第1番と比べると、伸びやかで快活な楽想を持っています。とはいえ、やはりそこはブラームス。流麗さの中にも、彼らしい緊密な構成が見てとれる一筋縄ではいかない作品となっています。1883年に書かれた第3交響曲は緊張感に満ちた開始や、コンパクトな構成が特徴。標題なども付されてなく、とにかく音楽性で勝負する交響曲です。このヤンソンスの演奏は、曲の中に潜むロマン的な抒情、そして哀愁、闘争心など様々な思いをかき立てられる、創造性豊かな仕上がりとなっています。思いの他、ゆったりとしたテンポで始まる第2番。激流の如く流れおちる第3番。しかし、いつものことながら各所に浮かび上がる小さな楽想たちを交通整理するヤンソンスの手腕には驚く他ありません。各々の曲の録音時期もホールも異なっており、それぞれの違いを聴き分ける楽しみも有しています。毎年、多くのブラームスの録音がリリースされますが、これほど自己主張の強い盤は久し振りです。
BR-900112B(2CD)
ブラームス:交響曲第1番&第4番* マリス・ヤンソンス(指)バイエルンRSO

録音:2007年10月30-31日、2012年2月6-10日* ミュンヘン・ヘラクレスザール(ライブ)
2011年に発売されたヤンソンス&バイエルン放送響によるブラームス(1833-1897)の第2番&第3番は、第2番での伸びやかさ、第3番でのドラマティックさを前面に出しつつも、細部に至るまでの濃密な感情表現と、練りに練られた解釈と、充実の音色が相俟った素晴らしい演奏を聴くことができました。今回は、残りの2曲、第1番と第4番が満を持しての登場となります。第2番の翌年、2007年に録音された第1番と、2012年2月に録音されたばかりの第4番は、同曲異演盤の中でも群を抜く「革新さ」を持ち、この曲を聞き飽きるほど楽しんだ方にも新たな衝撃を与えることは間違いありません。

BR-900113B
マーラー:交響曲第9番ニ長調 ベルナルド・ハイティンク(指)
バイエルンRSO

録音 2011年12月15.16 日 ミュンヘン ガスタイク・ライブ
☆ ハイティンクによるマーラー(1860-1911)演奏の素晴らしさについては、今更何もいうことはないでしょう。70 年代に完成させたコンセルトへボウ管とのマーラー全集は、1972 年のフランス・ディスク大賞とオランダ・エジソン賞を受賞しており、ヨーロッパでは高い評価を受けていました。しかし、当時の日本では、どうしてもマーラーの巨大さや壮麗さに目を奪われる傾向があり、バーンスタインやショルティの激しい演奏に比べると、クーベリックやハイティンクの演奏は、控えめに映ってしまったのか、どうしても目立たない印象となっていたことは否めません。しかし80 年代以降、ハイティンクの滋味溢れる演奏が評価され始めたことは言うまでもありません。彼の音楽は常に滑らかであり、充実した響きをもち、何よりも深い音楽的共感に溢れています。その評価はじわじわと高まり、21 世紀に入ってからのハイティンクは「何を聴いても外れなし」とまで言われるほど。まさに円熟を極めたといっても過言ではないかもしれません。この12 月の演奏は、本来ヤンソンスが指揮することになっていたのですが、体調不良で急遽ハイティンクが指揮台に立ったものです。悠然と始まる第1 楽章から、何の衒いもなくまっすぐな音楽が溢れています。小手先の解釈ではなく、唯々必然性のある音だけが並ぶもの。必要以上にテンポを揺らすこともなく極めて正統派のマーラーと言えるでしょう。
BR-900114C
シューベルト&グノー:ミサ曲集
シューベルト:ミサ曲第2番ト長調 D167
グノー:聖チェチーリア祝日のための荘厳ミサ曲
リューバ・オルゴナソーヴァ(S)
クリスチャン・エルスナー(T)
グスタフ・ベラチェク(Bs)
マリス・ヤンソンス(指)
バイエルンRSO&cho

録音:2007年3月27-29日ミュンヘン ヘルクレス・ザール ライブ録音
ヤンソンスのこの演奏、いつものように細部まで磨き抜かれたもので、シューベルトの素朴さとグノーの華麗さが存分に堪能できることでしょう。オルゴナソーヴァの堂々たるソプラノは、ちょっとシューベルトにはもったいない感もありますが、グノーではオーケストラと競い合うかのような力強さを見せてくれます。サンクトゥスで滴る美声を聞かせるエルスナーも最高です。

BR-900115C
アレクセイ・ゴルラッチ/ベートーヴェン
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番
ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調 Op.2-1*
アレクセイ・ゴルラッチ(P)
セバスチャン・テヴィンケル(指)
バイエルンRSO

録音:2011年9月11日ARDコンクール・ライブ、2011年10月12日 バイエルン・ムジークスタジオ*
1988年ウクライナに生まれ、19歳の若さでカーネギー・ホールで演奏するなど、すでに高い評価を得ているピアニスト、ゴルラッチをご存知ですか?最近の逸材の例に漏れず、彼も数多くのコンクールで上位入賞しており、それは2002年のスタインウェイ・コンクールの優勝を皮切りに、主だったところだけでも同年のロベルト・シューマン青少年コンクール(ツヴィカウ…第1位)、2003年のホロヴィッツ国際コンクール(キエフ…第4位)、2006年の浜松国際ピアノコンクール(日本…第1位)など華々しい経歴を誇っています。2011年は最難関コンクールの一つであるミュンヘン国際コンクールで優勝したことで、これを契機に更なる飛躍を遂げることでしょう。2009年には来日し、日本のファンも数多い彼。この確固たるベートーヴェンはそんな彼の魅力のほんの一部を伝えるものですが、協奏曲の冒頭を聴いただけでも、彼の底知れない才能に震撼させられずにはおれません!
BR-900116C
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
交響詩「英雄の歌」Op.111B.196
アンドリス・ネルソン(指)
バイエルンRSO

録音:2012年12月1-3日ヘルクレスザール、2012年4月25-27日フィルハーモニー・イン・ガスタイク
現在、若手指揮者の中でも最も有望株として注目されている指揮者アンドリス・ネルソンスのドヴォルザークです。彼は1978年にラトビア、リガの音楽家両親の元に生まれ、ピアノ、トランペット、声楽を学びました。まずはラトビア国立歌劇場管弦楽団の首席トランペット奏者に就任、同時に数多くの指揮者たちから指揮を学んでいます。なかでもマリス・ヤンソンスからは10年近くも指揮法を学んでいて、彼の音楽性にも強い影響を与えていることは間違いありません。2003年から2007年、ラトビア国立歌劇場の首席指揮者へ就任したのを皮切りに、30代半ばにして、世界の主要オーケストラのほぼ全てを指揮しており、各地のオーケストラの「次の首席指揮者」として検討されている人材です。これは彼の初のドヴォルザーク録音であり、このライヴはドイツ国内でも大絶賛されました。演奏は、本当にツボを心得たもので、例えば「新世界より」の第2楽章での歌わせ方や、終楽章での昂揚感など「この曲をこういう感じで聴きたい」と思っている人にぴったりの解釈なのではないでしょうか?同時収録の「英雄の歌」は1897年に書かれたドヴォルザーク最後の交響詩で、他の4曲とは違い、明確なストーリーはなく、一人の英雄が苦難を乗り越えて栄光をつかむというR.シュトラウスの作品とも似た佇まいを持っています。1898年12月4日、ウィーンにてグスタフ・マーラーの指揮により初演されていますが、今ではほとんど演奏される機会のない珍しい曲です。

BR-900118K(5CD)
ベートーヴェン:交響曲全集 マリス・ヤンソンス(指)バイエルンRSO
クラッシミラ・ストヤノヴァ(S)
リオバ・ブラウン(A)
ミヒャエル・シャーデ(T)
ミヒャエル・ヴォッレ(Br)
バイエルンRSO&Cho

録音:2012年2月9-10日ミュンヘン,ヘルクレスザール…第1番
2007年3月1-2日ミュンヘン,ヘルクレスザール…第2番
2012年10月18-19日ミュンヘン,ヘルクレスザール…第3番
2012年5月17-18日ミュンヘン,ヘルクレスザール…第4番&第5番
2012年11月8-9日ミュンヘン,ヘルクレスザール…第6番
2008年9月25-26日フィルハーモニー・イン・ガスタイク…第7&第8番
2007年10月26-27日ローマ、バチカンアウラ・パオロY世…第9番
待ちかね、ヤンソンスとバイエルン放送交響楽団による渾身のベート ーヴェン(1770-1827)交響曲全集です。来日公演にあわせ、着々と録音 を重ねてきたもので、第3番と第6番は、それぞれ来日の1か月前、も しくは来日直前に演奏されたばかり。 もちろんブックレットに時間の表示を入れることが間に合わないほど の、ほかほかの新録です。 とりわけ、3番は、あらかじめ録音してあった演奏に不満を抱いたヤン ソンスが、ぎりぎりになって録り直しを決定したというもので、このエ ピソードだけでも、ヤンソンスの全集にかける意気込みが感じられるで はありませんか! 3年前の来日に比べても、格段の絆の強さを誇る指揮者とオーケストラ による文句なしのベートーヴェンは、並み居る同曲異演盤の中でも、輝 く光を放つものとして、広く語り継がれること間違いありません。

BR-900119(6CD)
ベートーヴェン:交響曲全集+現代の作曲家たち

■CD1.
ベートーヴェン:交響曲第1番 ハ長調 Op.21
ヨハネス・マリア・シュタウト(1974-):「マナイ」(2011)*
ベートーヴェン:交響曲 第2番 ニ長調 Op.36
望月京(1969-):「ニライ-ベートーヴェンの交響曲 第2番&第6番へのインテルメッツォ」#

■CD2.
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
ロディオン・シチェドリンベートーヴェンのハイリゲンシュタットの遺書-管弦楽のための交響的断章(2008)*

■CD3.
ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調 Op.60
 交響曲 第5番 ハ短調 Op.67*
ラミンタ・シャルクシュニーテ(1975-):「炎」(2010)#

■CD4.
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
カンチェリ(1935-):混声合唱と管弦楽のための「Dixi」(2009)*

■CD5.
ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調 Op.92
イェルク・ヴィトマン(1973-):管弦楽のための演奏会用序曲「コンブリオ」(2008)*
ベートーヴェン:交響曲第8番 ヘ長調 Op.93#

■CD6.
.交響曲第9番「合唱」Op.125
全て、マリス・ヤンソンス(指)
バイエルンRSO

■CD1.
録音:2012年11月27日 サントリー・ホール
2012年2月19日 ミュンヘン ヘラクレス・ザール*
2012年11月8.9日 ミュンヘン ヘラクレス・ザール#
■CD2.
録音:2012年10月18.19日 ミュンヘン ヘラクレス・ザール
2008年12月18.19日 ミュンヘン フィルハーモニー・ガスタイク*
■CD3.
録音:2012年11月26日 サントリー・ホール
2012年11月27日 サントリー・ホール*
2012年5月17.18日 ミュンヘン ヘラクレス・ザール#
■CD4.
録音:2012年11月8.9日 ミュンヘン ヘラクレス・ザール
2009年10月29.30日 ミュンヘン ヘラクレス・ザール*
■CD5.
録音:2012年11月30日 サントリー・ホール
2008年9月25.26日 ミュンヘン フィルハーモニー・ガスタイク*
2012年12月1日 サントリー・ホール#
■CD6.
クリスティアーネ・カルク(S)
藤村実穂子(A)
ミヒャエル・シャーデ(T)
ミヒャエル・ヴォッレ(Bs)
録音:2012年12月1日 サントリー・ホール
バイエルン放送Cho(ペーター・ダイクストラ…合唱指揮)
2012年のマリス・ヤンソンス来日公演、ベートーヴェン・ツィクルスinサントリー・ホールは様々な反響を呼びました。それは現代における「ベートーヴェン演奏」の可能性を探るものであり、透明感のある響きと近代的なテンポ設定など、従来の解釈を大切にしながらも、独自の見解を上乗せした素晴らしいものでした。
しかし、ヤンソンスはこの演奏をそのままパッケージするのではなく、もっと高みを目指すために、一部の曲をミュンヘン・コンサートのものと差し替え、その上、現代作曲家の「ベートーヴェンの交響曲から生み出された」作品(これはヤンソンスが各々の作曲家たちに委嘱したもの)を組み合わせるという、極めて実験的な試みを施すことで、数多のツィクルスとは完全に差別化を図った1セットを創り上げたのです。
BR-900120D(2CD)
ブリテン:戦争レクイエム Op.66 エミリー・マギー(S)
マーク・パドモア(T)
クリスティアン・ゲルハーエル(Br)
マックス・ハンフト(Org)
テルツ少年Cho
バイエルン放送O&cho
マリス・ヤンソンス(指)

録音 2013年3月13-15日
ミュンヘン フォルハーモニー・ガスタイク
2013年3月に行われたこの演奏では、アメリカの人気ソプラノ、エミリー・マギーと、この曲を歌わせたら現代最高のテノールと評されるマーク・パドモア。そして艶やかなバリトンで知られるクリスティアン・ゲルハーエルの3人をソロに迎え、テルツ少年合唱団の無垢の声を併せることで、荒々しいオーケストラの響きと深い祈りの感情を完璧に融合させています。20世紀における戦争体験を普遍化し「平和への祈り」を丁寧に描き出した素晴らしい音楽は、現代に生きる我々に深い感動を与えてくれることは間違いありません。
BR-900121C
ベルリオーズ:幻想交響曲 Op.14
ヴァレーズ:イオニザシオン*
マリス・ヤンソンス(指)
バイエルンRSO

録音:2013年3月7,8日、2010年7月1,2日*
ミュンヘン、ガスタイク・フィルハーモニー
BR-900122E(2CD)
シューマン:ゲーテの「ファウスト」からの情景WoO3 ファウスト、マリア崇拝の博士、天使に似た神父…クリスティアン・ゲルハーエル(Br)/グレートヒェン、罪深き女、困窮…クリスティアーネ・カルク(S)/メフィストフェレス、悪霊、…アラスティア・マイスル(Bs)/懸念、天使、贖罪の女…マリ・エリクスメン(S)/アマリアの女、欠乏…ベルナルダ・フィンク(A)/マルテ、エジプトのマリア、罪障、栄光の聖母…エヴァ・マルシニク(A)/アリエル、法悦の神父…アンドリュー・スタプレス(T)/瞑想の神父…クルト・リドル(B)/若き天使…テレク・ナズミ(B)
アウグスブルク大聖堂聖歌隊少年Cho・室内Cho
バイエルン放送Cho
バルバラ・フレッケンスタイン(Sソロ)
ザビーネ・シュタウディンガー(Aソロ)
木太郎(Tソロ)
バイエルン放送SO
ダニエル・ハーディング(指)

録音:2013年1月16-19日ミュンヘンヘルクレス・ザールライヴ
ヨーロッパでは人気が高い演目なのですが、日本ではあまり話題にならないこのシューマンの「ファウストの情景」。音楽と同じくらい文学を愛したシューマンが、ゲーテの「ファウスト」を音楽で表そうとした結果、オペラではなくオラトリオとして創り上げたものです。完成までに9年の歳月を費やし、綿密に計算されたこの音楽はゲーテの深遠な思想と、究極の女性像など様々なものを丁寧に組み込んだ見事なものとなっています。ただし、オペラのアリアのような派手な曲もなく、ひたすら深い美しさのみがあるため、なかなか取っ付き難い作品であることも確かです。ハーディングはもともとシューマンを得意としていて、この曲にも深い理解を示しています。2013年12月には、ベルリン・フィルでもこの曲を指揮(アーノンクールの代役として)、こちらの演奏でも高く評価されたことが記憶に新しいものです。多くの独唱者と大編成のオーケストラを縦横無尽に操り、壮大な音楽を紡ぎだすハーディングの手腕と、バイエルン放送合唱団の巧みな合唱をぜひご堪能ください。
BR-900123C
ショスタコーヴィチ:交響曲第6番ロ短調Op.54
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」*
マリス・ヤンソンス(指)
バイエルンRSO

録音:2013年3月18-21日ヘラクレス・ザール、2013年6月4-7日ミュンヘン,フィルハーモニー・イム・ガスタイク*
奇しくも同じ「ロ短調」という調性が付された2つの「第6番」の交響曲。書かれた年代は、ショスタコーヴィチが1939年、チャイコフスキーが1893年と、46年もの開きがあるものの、どちらの作品もメロディは深淵であり、至る所にため息が聴かれる闇を纏ったものです。ショスタコーヴィチの6番には、標題は付けられていないものの、第1楽章は重く暗く、また曲の終結部のチェレスタは神秘的かつ不気味なもの。かのバーンスタインも、この曲とチャイコフスキーの悲愴との共通点に目を付けていたことが知られています。当時の不安な世界情勢を反映した楽章ですが、第2楽章と第3楽章のからっとした明るさには、当時のショスタコーヴィチの皮肉な感情が込められていると言えるでしょう。かたや、チャイコフスキーの交響曲における副題「悲愴」は作曲家自身によるもので、曲自体の雰囲気が良く捉えられています。ヤンソンスの指揮は、この2つの曲の関連性を見事に引き出しつつ、どちらも決して重苦しさを引き摺ることなく、バイエルン放送響の実力を極限まで使って、極めて壮快に、かつ推進力ある音楽を引きだしています。どちらの作品も第1楽章が聴きもので、これまでなかったかのような「鮮やかな暗さ」を堪能できる名演です。
BR-900124C
R・シュトラウス:アルプス交響曲
歌劇「インテルメッツォ」〜4つの交響的間奏曲Op.72*
フランツ・ヴェルザー=メスト(指)
バイエルンRSO

録音:2010年4月29-30日、,2013年2月12日*
2014年はリヒャルト・シュトラウス(1864-1949)の生誕150年の記念年にあたります。各社から様々なシュトラウス・アルバムがリリースされる中、BRKRASSIKが満を持してお届けするのは、ヴェルザー=メストが指揮した「アルプス交響曲」と「インテルメッツォの4つの交響的間奏曲」というものです。ヴェルザー=メストの指揮は、豪快に音楽を動かしていくというよりも、一つ一つのフレーズや情景を大切にした表現力を重視したものです。
BR-900125E(2CD)
ハイドン:オラトリオ「天地創造」 カミラ・ティリング(S)…ガブリエル,エヴァ
マーク・パドモア(T)…ウリエル
ハンノ・ミュラー=ブラッハマン(Bs-Br)…ラファエル,アダム
バイエルン放送Cho
バイエルン放送SO
ベルナルト・ハイティンク(指)

録音: 2013年12月19-20 日 ミュンヘン ヘルクレスザール ライブ
この演奏はハイティンクにとっては第3 回目の録音となります。近作は、これまでの音楽的成果と経験を全て注ぎ込んだかのような熱演であり、この雄大な音楽つくりは、まさに「神の視点」というほかありません。84 歳という年齢を感じさせないエネルギッシュな演奏となっていることにも注目です。3 人のソリストも万全であり、最近注目のソプラノ、ティリングの涼やかで落ち着きのあるガブリエル、やわらかくふっくらとしたパドモアのウリエル、こちらも注目の若手バスバリトン、ミュラー=ブラッハマンの年齢を越えた深い声の響きなど聴くべきところの多いものです。
BR-900126D(2CD)
ヴェルディ:レクイエム クラッシミラ・ストヤノヴァ(S)
マリナ・プルデンスカヤ(Ms)
サイミール・ピルグ(T)
オルリン・アナスタソフ(Bs)
バイエルン放送SO&Cho
マリス・ヤンソンス(指)

録音:2013年10月10.11日ミュンヘンフィルハーモニー・イム・ガスタイク
同じソリストたちによるウィーン公演の映像も発売されていますが、こちらはガスタイクでの演奏となります。

BR-900127C
R・シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」
交響詩「英雄の生涯」Op.40*
アントン・バラコフスキー(Vnソロ)
マリス・ヤンソンス(指)バイエルンRSO

録音:2014年5月24-28日ミュンヘン,ヘラクレスザール ライヴ、2011年3月14-18日ミュンヘン・フィルハーモニー・イム・ガスタイク・ライヴ*
シュトラウス・イヤーに贈る2つのシュトラウス。シュトラウス(1864-1949)24 歳の作である「ドン・ファン」はニコラウ ス・レーナウの詩に基づいた表現的な音楽。全てがわかりやすく、彼の交響詩の中でも人気の高い作品です。 「英雄の生涯」に関しては、もう何の説明も必要ないものですが、一つだけブックレットに面白い記述がありました。確かに この作品の最後は「隠遁と完成」であって「葬送行進曲」ではありません。シュトラウス自身の作品からの引用もたっぷりあ り、自らを「英雄」に例えるとは何たる不遜な行為だ。と憤慨する向きもありますが、この壮大な自叙伝・・・それもまだまだ 進化を続けるであろう英雄の姿は全ての聴き手を圧倒するものでもあります。 ヤンソンスの「英雄の生涯」といえば、コンセルトヘボウとの初来日の際にもこの曲がプログラムに組まれていたほどに、彼 の得意曲であり愛着のある作品であることは間違いありません。逆に言えば、なぜこれまでバイエルン放送響との録音が発売 されなかったのかが不思議なほど。この演奏、実際は2011 年のものであり、これまでCD 化されなかったのは、やはり2014 年の「シュトラウス・イヤー」を待ってのことだったに違いありません。全てがきちんとコントロールされた音楽と、厚みの ある響き、そして納得の解釈。漲るパワーは、曲が終わりに近づいても途切れることはなく、ますます輝かしさと力強さを得 て終結へと向かいます。
BR-900129F(3CD)
チャイコフスキー:歌劇「スペードの女王」 ゲルマン…ミーシャ・ディディク(T)
リーサ…タチアナ・セルジャン(S)
伯爵夫人…ラリッサ・ディアドコワ(Ms)
トムスキー伯爵…アレクセイ・シシリャエフ(Br)
エレツキー公爵…アレクセイ・マルコフ(Br)
ポリーナ/ダフニス…オクサーナ・ヴォルコーワ(Ms)他
バイエルン放送O&cho
バイエルン州立劇場児童Cho
マリス・ヤンソンス(指)

録音:2014年10月ミュンヘンフィルハーモニー・ライヴ
プーシキンの小説を原作とし、チャイコフスキー(1840-1893)と彼の弟モデストが台本を作成した「スペードの女王」。もともとこのモデストの台本は他の作曲家クレフスキーのために作られていたため、チャイコフスキーがこの小説のオペラ化に興味を示すも、すぐには取り掛かることができず、結局はクレフスキーがオペラ化を辞退するまで、待たなくてはいけなかったのです。内容は「人生はゲームである」ということと「冷たい怒り」が根底に流れた、とても悲惨なものですが、チャイコフスキーの素晴らしい音楽が全体が全てを極上のものにしていることは間違いありません。レニングラードでムラヴィンスキーの薫陶を受けたヤンソンスによるチャイコフスキーは、油断すると弛緩してしまいがちなこの物語を、緊張感あるテンポで手堅くまとめていきます。最近人気急上昇中のウクライナ生まれのテノール、ミーシャ・ディディクの力強い声は、悲劇の主人公を的確に描き出すことに成功しています。
BR-900130C
ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス Op.123 ゲニア・キューマイアー(S)
エリザベート・クルマン(Ms)
マーク・パドモア(T)
ハンノ・ミューラー=ブラフマン(Bs-Br)
アントン・バラコフスキー(Vn)
バイエルンRSO&Cho)
ベルナルト・ハイティンク(指)

録音 2014 年9 月25.26 日(ライブ収録)
ミュンヘン ヘラクレスザール
この「ミサ・ソレムニス(荘厳ミサ曲)は、もともとはベートーヴェン(1770-1827)の庇護者であった、ルドルフ 大公の“大司教就任祝いのための厳粛なミサ”として書き始められたのですが、ベートーヴェンの構想があまりにも 壮大であったため、就任式に間に合わず、結局のところ5 年後の1823 年にようやく完成したという大作です。全 ての楽章が緊密な関係を持ち、全体が統一されたこの作品は随所に見事な対位法が用いられ、またサンクトゥスで は独奏ヴァイオリンが活躍するなど、内容も音楽も充実したベートーヴェン晩年の傑作として讃えられています。 BR KLASSIK レーベルとしても初となる、この「ミサ・ソレムニス」の演奏を担うのは、当時85 歳のベルナルト・ ハイティンクです。ハイティンクと言えば、2013 年録音のハイドン「天地創造」でも、見事な世界の始まりを体 感させてくれましたが、このベートーヴェンでは更なる高みと深みに到達した彼の姿を知ることになるでしょう。
BR-900132C
マーラー:交響曲第6番「悲劇的」 バイエルンRSO
ダニエル・ハーディング(指)

録音:2014年3月20-22日ミュンヘンフィルハーモニー・ライヴ
ハーディングによるマーラー(1860-1911)演奏については、以前ドイツ・グラモフォンからリリースされた「交響曲第10番」の信じられないほどの美しさなどで、既に定評のあるところです。このバイエルンRSOとの第6番の演奏も、第1楽章の第2主題「アルマの主題」やアンダンテ楽章での流麗さや、全体の見通しのよさは高く評価されるものであり、もちろんバイエルン放送響の定評のあるアンサンブルと熱気も楽しめる、究極の1枚であることは間違いありません。最近ではこの交響曲に「悲劇的」というタイトルを付けて呼ぶことはめったにありませんが、このハーディングによる演奏は、メリハリの強さと溢れ出るような豊かな情感のためか、ことさら悲劇的な要素を強く感じさせるものとなっています。楽章の順序は最近の傾向に倣い、第2楽章にアンダンテ、第3楽章にスケルツォを置くもので、こちらも曲の構成のメリハリを与えるのに一役買っています。

BR-900133D(2CD)
ワーグナー:楽劇「ラインの黄金」 ヴォータン…ミヒャエル・ヴォッレ(Br)/ドンナー…クリスティアン・ファン・ホーン(Bs-Br)/フロー…ベンジャミン・ブルンス(T)/ローゲ…ブルクハルト・ウルリッヒ(T)/フリッカ…エリザベート・クルマン(Ms)/フライア…アンネッテ・ダッシュ(S)/エルダ…ヤニナ・ベヒレ(Ms)/アルベリヒ…トーマス・コニェツニ(Bs-Br)/ミーメ…ヘルヴィッヒ・ペコラーロ(T)/ファーゾルト…ペーター・ローズ(Bs)/ファフナー…エリック・ハルフヴァーソン(Bs)/ヴォークリンデ…ミレッラ・ハーゲン(S)/ヴェルグンデ…ステファニー・イラーニ(Ms)/フロスヒルデ…エヴァ・フォーゲル(Ms)
バイエルン放送SO
サイモン・ラトル(指)

録音:2015年4月24-25日ミュンヘンヘルクレスザールライヴ
全ヨーロッパが注目した、バイエルン放送とサイモン・ラトルによる「ラインの黄金」(コンサート形式)の登場です。リハーサル風景も映像で公開されていたり、またベルリン・フィルとの演奏が素晴らしかっただけに期待値が高かったりと、何かと話題になったこの演奏です。現在考えられる最上のキャストを揃え、万全の体制で行われたこの「ラインの黄金」は、ラトルの的確な指揮とバイエルン放送SOのいぶし銀のようなまろやかな音色…序曲の豊かな響きを聴くだけでもこの演奏が極上であることを確信するでしょう…を得て、これ以上望むべくもないワーグナー(1813-1883)が表出されています。
BR-900134C
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
シチェドリン(1932-):ベートーヴェンのハイリゲンシュタットの遺書-管弦楽のための交響的断章(2008)*
バイエルン放送SO
マリス・ヤンソンス(指)

録音:2012年10月18.19日ミュンヘンヘラクレス・ザール・ライヴ、2008年12月18.19日ミュンヘンフィルハーモニー・ガスタイク・ライヴ*
※ベートーヴェン:交響曲全集(900119)からの分売
ベートーヴェンの交響曲第3番に添えられているのは、ロデオン・シチェドリンの「ハイリゲンシュタットの遺書」。バイエルン放送SOから新作の委嘱を受けたシチェドリンは、第3番の交響曲を書き始める前の“遺書を書くまでに追い詰められたベートーヴェンの気持ち”に着目し、エロイカのオケストレーションをなぞりながら、爆発的な感情を込めた音を重ねていきます。もし現代にベートーヴェンが現代に生きていたなら、迷わずこのような音を書くのではないでしょうか。
BR-900135C
ベートーヴェン:交響曲第4番
 交響曲第5番「運命」*
ラミンタ・シャルクシュニーテ(1975-):「炎」(2010)#
バイエルン放送SO
マリス・ヤンソンス(指)

録音:2012年11月26日サントリー・ホール・ライヴ、2012年11月27日サントリー・ホール・ライヴ*、2012年5月17.18日ミュンヘンヘラクレス・ザール・ライヴ#
※ベートーヴェン:交響曲全集(900119)からの分売
柔和な第4番と誰もが知っている第5番に添えられたのは、1975年リトアニア生まれの女性作曲家、シュルクシュニーテの作品です。彼女はこの「炎」と題された作品の中に、即興的に「運命」のモティーフを取り入れていますが、とは言え、直接の関係があるわけではなく、あくまでも強烈な炎のイメージを焼き付けたのだそうです。燃え盛る炎、燃え尽きた炎、情熱…様々な炎の形が見えてくるような激しく神秘的な音楽です。ベートーヴェンは、来日時のサントリー・ホールのライヴ収録。ヤンソンスの会心の作です。
BR-900136C
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
ギア・カンチェリ(1935-):混声合唱と管弦楽のための「Dixi」(2009)*
プリスカ・エーゼル(S)
ガブリエーレ・ヴァインフルター(A)
バイエルン放送Cho
バイエルン放送SO
マリス・ヤンソンス(指)

録音:2012年11月8.9日ミュンヘンヘラクレス・ザール・ライヴ、2009年10月29.30日ミュンヘンヘラクレス・ザール・ライヴ*
※ベートーヴェン:交響曲全集(900119)からの分売
ギア・カンチェリがベートーヴェンのオマージュ作品として書き上げたのは、「第9」をさらに発展させたオーケストラと合唱、独唱のための作品でした。とは言え、使われている歌詞はシラーのような長いものではなく、20分ほどの曲の中にほぼ50の短いラテン語のフレーズが並べられているというもの。各々の言葉がまるで突き刺さるかのように激しい口調で歌われていきます。本来は第9の後に添えられるのがふさわしいのでしょうが、ここでは敢えて、牧歌的な第6番とともに。
BR-900137C
ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調Op.92
イェルク・ヴィトマン(1973-):管弦楽のための演奏会用序曲「コンブリオ」(2008)*
ベートーヴェン:交響曲第8番ヘ長調Op.93#
バイエルン放送SO
マリス・ヤンソンス(指)

録音:2012年11月30日サントリー・ホール・ライヴ、2008年9月25.26日ミュンヘンフィルハーモニー・ガスタイク*、,2012年12月1日サントリー・ホール・ライヴ#
※ベートーヴェン:交響曲全集(900119)からの分売
交響曲第7番は来日時のサントリー・ホールでのライヴ収録分。この演奏はヤンソンス自身の大のお気に入りのものです。添えられているのは、現在ドイツで高い人気を誇るイェルク・ヴィトマンの「コンブリオ」。ベートーヴェンの素材を自由に展開していきます。ベートーヴェンの特徴的なリズムを継承しつつ、断片的なメロディがまるで宇宙の無重力の空間の中を漂っているかのような遊び心に満ちた実験的な音楽です
BR-900138C
ベートーヴェン:交響曲第1番ハ長調Op.21
ヨハネス・マリア・シュタウト(1974-):「マニアイ」(2011)*
ベートーヴェン:交響曲第2番ニ長調Op.3
望月京(1969):「ニライ-ベートーヴェンの交響曲第2番&第6番へのインテルメッツォ」#
バイエルン放送SO
マリス・ヤンソンス(指)

録音:2012年11月27日サントリー・ホール・ライヴ、2012年2月19日ミュンヘンヘラクレス・ザール・ライヴ*、2012年11月8・9日ミュンヘンヘラクレス・ザール・ライヴ#
※ベートーヴェン:交響曲全集(900119)からの分売
交響曲第1番と第2番に添えられたのは、ドイツの作曲家シュタウトと日本の望月京(みさと)の作品です。シュタウトの「マニアイ」はギリシャの復讐の女神フリエスの別名であり、その名の通り、偏執系の執拗な音の羅列が耳を直撃します。かたや「ニライ」はベートーヴェンの第2番と第6番の間奏として着想され、曲のところどころにベートーヴェンの第2番終楽章のモティーフが使われていますが、その背景には海の彼方にあると言われる理想郷「ニライカナイ」の世界観が隠されています。海外で高く評価されている彼女の作品、一聴の価値あるものです。
BR-900139C
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」 クリスティアーネ・カルク(S)
藤村実穂子(A)
ミヒャエル・シャーデ(T)
ミヒャエル・ヴォッレ(Bs)
バイエルン放送Cho
バイエルン放送SO
マリス・ヤンソンス(指)

録音:2012年12月1日サントリー・ホールライヴ
※ベートーヴェン:交響曲全集(900119)からの分売
ヤンソンスのカリスマ性が遺憾なく発揮された「第9」のライブ演奏。来日公演の際、サントリー・ホールを興奮させた伝説の名演です。
BR-900140F(3CD)
ブラームス:交響曲全集
<CD1900112>
交響曲第1番ハ短調Op.68
<CD2900112>
交響曲第4番ホ短調Op.98
<CD3900111>
交響曲第2番ニ長調Op.73
交響曲第3番ヘ長調Op.90*
バイエルンRSO
マリス・ヤンソンス(指)

録音:<CD1>ミュンヘン、ヘルクレスザール2007年10月30-31日
<CD2>ミュンヘン、ヘルクレスザール2012年2月6-10日
<CD3>ミュンヘン、ヘルクレスザール2006年3月16-17日、ウィーン・ムジークフェラインザール2010年1月16日*
以前発売され、各々が高く評価されたヤンソンスのブラームス:交響曲がついに一つのセットとなりました。録音されたのは、2006年から2012年までと時期に幅がありますが、どれも「常に最上のものをリリースする」ヤンソンスの主張が反映された素晴らしい演奏となっています。第1番や第4番の厳格な演奏も素晴らしいのですが、第2番の深みのある清澄さや、簡素さの中に力強い主張が見える第3番も名演中の名演です。
BR-900141C
ペトルーシュカ&展覧会の絵
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1947年版)
ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲「展覧会の絵」*
バイエルン放送SO
マリス・ヤンソンス(指)

収録:2015年4月14-17日ミュンヘンフィルハーモニー・イム・ガスタイクライヴ、2014年11月13-14日ミュンヘンヘラクレスザールライヴ*
ロシアの良く知られた2つの傑作を1枚に収録した、ロシア音楽ファン垂涎の1枚の登場です。演奏するのはもちろんヤンソンス指揮のバイエルン放送SO。ベートーヴェンやリヒャルト・シュトラウスも良いのですが、やはりヤンソンスの本領が発揮されるのはロシアの音楽なのではないでしょうか?以前リリースされたショスタコーヴィチとチャイコフスキーの「第6番」のアルバム(900123)や、そして最近発売された「スペードの女王」、EMIに録音されたショスタコーヴィチのいくつかの交響曲など、どれも背筋がぞくぞくするほどの素晴らしさでしたが、今回の「ペトルーシュカ」と「展覧会の絵」はカラフルな色彩と、激しい音響が交錯するオーケストラ好きにはたまらない曲であり、指揮者とオーケストラの能力がとことん試されるものでもあります。
BR-900142C
ドヴォルザーク:スターバト・マーテルOp.58 エリン・ウォール(S)
藤村実穂子(Ms)
クリスティアン・エルスナー(T)
リー・リアン(Bs)
バイエルン放送Cho
バイエルン放送SO
マリス・ヤンソンス(指)

録音:2015年3月24-26日ミュンヘンヘルクレスザール・デア・レジデンツ・ライヴ
このヤンソンスの演奏、陰鬱な第1曲目の冒頭の雰囲気は第4曲目まで変わることなく、ようやく第5曲目「わがためにかく傷つけられ」になって少しだけ明るく包み込むような雰囲気に変化します。以降も悲しみと慰めが行き来しますが、最後の10曲目に、全ての悲しみを吹っ切るかのように荘厳に曲が転じるところは、実に感動的。その後のフーガも実に素晴らしく、一糸の乱れもありません。オーケストラもソリストも合唱も渾身の叫びを込めたかのようなこのドヴォルザーク。情熱だけで突っ走るのではなく、計算された感情表現には驚くばかりです。
BR-900147
NX-B05
ブルックナー:交響曲第6番(ノヴァーク版) ベルナルド・ハイティンク(指)
バイエルン放送SO

録音:2017年5月4-5日 ライヴ
ブルックナーの中期の傑作とされていながらも、第5番や第7番に比べ、演奏機会があまり多くない第6番。 初演の記録でも「長すぎるため聴衆の理解が難しい」という理由で、1883年、1899年(マーラー指揮)の2回はどちら も短縮版が採用され、結局、完全版が演奏されたのはブルックナーの死後であり1901年になってからという不遇の作 品です。しかし、全曲を通じて魅力的な楽想に溢れており、特に第2楽章アダージョの深淵さは後期のブルックナー作品 を予見させるほどの美しさを有しています。 この曲を知り尽くしているハイティンクの演奏は、第1楽章はゆったりとしたテンポで“崇高さ”を際立たせ、第2楽章、第3 楽章は比較的早めのテンポでまとまりをもたせ、勇壮なファンファーレが聴きどころとなる終楽章で全曲を見事にまとめ上 げています。
BR-900148
NX-B05
R・シュトラウス:アルプス交響曲
死と変容Op.24*
バイエルンRSO
マリス・ヤンソンス(指)

録音:2016年10月13-15日ライヴ
2014年2月24-28日ライヴ*
ミュンヘンフィルハーモニー・ガスタイク
まるで映画音楽のように壮大で劇的な《アルプス交響曲》は、リヒャルト・シュトラウスの実体験に基づい て書かれた作品です。14歳、もしくは15歳のリヒャルト・シュトラウスが挑んだのはバイエルン州とチ ロル州の国境にあるドイツの最高峰ツークシュピッツェ(高さ2962m)。夏山の美しい自然と、荒々しい 雷雨を体験した彼は登山の翌日にピアノでこの経験を再現したといいます。そして20年後の1902年に「ア ンチクリスト、アルプス交響曲」というタイトルでスケッチされ、一旦は4楽章の交響曲として構想され ますが、結局は1911年、ガルミッシュの山荘で現在の形としての完成をみることになりました。 登山の道行きは夜明けから始まり、崇高な日の出を見つつ山道を辿り、多くの自然と触れ合いながら道に迷 いつつも、頂上を目指します。下山中に雷雨に遭遇、自然の脅威に畏怖するも、無事下山。登山者は無事に 帰途に着くのです。ヤンソンスは冒頭からゆったりとした歩みで、各々の場面を情感豊かに描いていきます。 もちろん後半のクライマックスも万全の仕上がり。ヤンソンスの細部へのこだわりと、迫力ある造形により、 聴き手はまるで自分自身が登山を終えたかのような満足感を抱くでしょう。 同時収録の《死と変容》は、20代の多感なシュトラウスの心情が反映された作品。ヤンソンスはオーケス トラの持ち味を存分に生かし、うねる感情を丁寧に描き出しています。 艶やかな弦楽器、パワフルな金管楽器、滑らかな木管楽器など各々のパートが渾然一体となった輝かしい響 きは,バイエルンRSOの特徴とも言える独特な音色です。

BR-900164
NX-B05
モーツァルト:交響曲第40番ト短調 K550
交響曲第41番ハ短調 K551「ジュピター」*
ヘルベルト・ブロムシュテット(指)
バイエルンRSO

録音:2013年1月31日-2月1日、2017年12月21-22日* 以上、ヘルクレスザール ライヴ
このアルバムには、2013年と2017年に行われたブロムシュテットとバイエルンRSOの演奏会より、モーツァルトの最後の2曲の交響曲が収録され ています。 ブロムシュテットは、いつものようにきりっと引き締まったテンポで2曲を演奏。とりわけ彼は「第40番の交響曲には人間の内面に存在する全ての暗い側面が 表現されている」と語るほど、第40番に魅せられているといい、この演奏でも端正な表現の中に、情熱的なモーツァルト像を構築しています。第41番では、 最終楽章の壮大なフーガが圧巻。幾重にも積み重なった響きは聴き手を興奮の渦に巻き込みます。
BR-900167
NX-B05
マーラー:交響曲第2番「復活」 マリス・ヤンソンス(指)
バイエルンRSO
アニヤ・ハルテロス(S)
ベルナルダ・フィンク(A)

録音:2011年5月13-15日 ライヴ
ミュンヘン フィルハーモニー・ガスタイク
※マーラー名演集[11枚組]」(900714)に収録されたアルバムと同じものです。
マリス・ヤンソンスとバイエルンRSOによる2011年の演奏会のライヴ録音。 演目はヤンソンスが得意とするマーラーの「復活」で、ソリストはアニヤ・ハルテロス(S)とベルナルダ・フィンク(A)が務めています。定評あるヤンソンス のマーラー演奏ですが、この「復活」は以前映像でも発売されており、ヤンソンスの高い集中力に溢れた演奏が話題となりました。第1楽章の緊張感に満ちた表 現、第4楽章でのフィンクの深く美しい歌声、終楽章で合唱が入ってからの圧倒的な高揚感。ヤンソンスならではの「総譜を全て音にするかのような」精緻、かつ 劇的な演奏が繰り広げられています。
BR-900168
NX-B05
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」(1947年版)
バレエ音楽「火の鳥」組曲(1945年版)*
マリス・ヤンソンス(指)
バイエルンRSO

録音:すべてライヴ
2009年1月14-16日 ミュンヘン放送
フィルハーモニー・イン・ガスタイク、2016年11月14-17日 ミュンヘン・ヘルクレスザール*
1913年に作曲されたストラヴィンスキーの「春の祭典」は、あらゆるバレエ音楽の中でも最も突出した複雑なリズムと不協和音が多用された作品です。セルゲ イ・ディアギレフが率いるバレエ・リュス(ロシア・バレエ団)のために作曲され、初演時には大騒動を巻き起こしたことで知られています。また、先立つ1910年に作 曲された「火の鳥」は同じくディアギレフからの委嘱作。この「火の鳥」初演時の大成功を受けディアギレフは次々とストラヴィンスキーにバレエ作品を依頼、翌年に は「ペトルーシュカ」、そしてその翌々年に「春の祭典」が生まれたことを考えると「火の鳥」はストラヴィンスキーのバレエにおける先駆的作品と言えるでしょう。 ヤンソンスはこれまでにも「春の祭典」と「火の鳥」を何度か録音、どれもオーケストラの機能性を最大に引き出した巧みな演奏を披露していますが、 今回のバイエルンRSOとの演奏は、狂暴な音響としなやかな表現が融合されたダイナミックな仕上がりとなっています。また「火の鳥」は2004年に同じ くバイエルンRSOとの録音がありますが、そちらは1919年版が用いられており、今回の1945年版の方が、要所要所で厚みのある響きが楽しめます。 いつものようにスコアの隅々まで目の行き届いたヤンソンスの精緻で華麗な演奏をお楽しみいただけます。
BR-900172
NX-B05
マーラー:大地の歌 マグダレーナ・コジェナー(Ms)
スチュアート・スケルトン(T)
サイモン・ラトル(指)
バイエルンRSO

録音:2018年1月25-27日 ライヴ
ミュンヘン、ヘルクレスザール
2018年6月、16年間務めたベルリン・PO首席指揮者兼芸術監督の任を離れたサイモン・ラトル(2017年9月よりロンドン交響楽 団音楽監督に就任)。 ラトルはバイエルンRSOともしばしば共演を行い、既にCD化もされている2015年の「ラインの黄金」(演奏会形式)では、歌手たちを完全にコン トロールしたラトルの明快な指揮と、バイエルン放送響のまろやかな響きが相俟って素晴らしいワーグナーを聴かせていました。 今回のアルバムは2018年1月にヘルクレスザールで行われた「大地の歌」をライヴ収録したもの。独唱を受け持つのはオーストラリア出身のヘルデン・テノール で国際的な評価を高めつつあるスチュアート・スケルトンと、抜群の歌唱力を誇るマグダレーナ・コジェナーの二人。この作品では、ワーグナーのような重厚な 響きよりも、絶望感や自然への回帰、そして終楽章での諦念など内面的な感情移入が求められますが、マーラーを得意とするラトルは全てのモティーフを入 念に歌わせ、晩年のマーラーが至った境地を精緻に描き出しています。
BR-900177(4CD)
NX-G01
ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」 ジークムント…スチュアート・スケルトン(T)
フンディング…エリック・ハーフヴァーソン(Bs)
ヴォータン…ジェイムズ・ラザフォード(Br)
ジークリンデ…エヴァ=マリア・ウェストブルク(S)
ブリュンヒルデ…イレーネ・テオリン(S)
フリッカ…エリーザベト・クールマン(Ms)
他のワルキューレたち
ゲルヒルデ…オルウィン・メラー(S)
オルトリンデ…アンナ・ガブラー(S)
ヴァルトラウテ…ジェニファー・ジョンストン(Ms)
シュヴェルトライテ…クラウディア・ヘックレ(A)
ヘルムヴィーゲ…キャサリン・ブロデリック (S)
ジークルーネ…エファ・フォーゲル(Ms)
グリムゲルデ…アンナ・ラプコフスカヤ(A)
ロスヴァイセ…ジモーネ・シュレーダー(Ms)
録音:2019年1月29日-2月10日 ライヴ
ミュンヘン ヘルクレスザール
サイモン・ラトルの指揮によって2019年1月-2月にコンサート形式で上演された「ワルキューレ」。ラトルのワーグナー解釈は、前作「ラインの黄金」 (900133)から4年を経て更に磨きがかかり、壮大なドラマ全体をきっちり見据えた演奏が繰り広げられています。 今回の演奏も、前作と同じく歌手陣のすばらしさが特徴。前半のドラマで中核をなすジークムントは、現在「最も輝かしいヘルデン・テノール」とし て評価されるオーストラリア出身のスチュワート・スケルトンが演じ、ジークリンデ役にはオランダ出身のエヴァ=マリア・ウェストブルクを起用。優れた ワーグナー歌手として知られる彼女の持ち味をラトルが丁寧に引き出しています。フリッカ役は前作と同じエリーザベト・クールマンが演じています が、ヴォータン役はミヒャエル・フォッレから英国の俊英ジェイムズ・ラザフォードが引き継ぎ、若々しく伸びやかな声を披露。また、ブリュンヒルデ役、イ レーネ・テオリンのヴェテランらしい貫禄の歌声は他を圧倒、幕切れの「ヴォータンの告別」での二重唱でも彼女の歌声は抜群の存在感を放ちま す。また、物語の要となるワルキューレたちにも優れた歌手が配されており、瑞々しく力強い歌声を楽しむことができます。 全体をまとめるラトルの指揮は、シャープな表現をオーケストラに求めることで、世界最高のアンサンブルであるバイエルンRSOから、明 快、かつ美しい響きを紡ぎ出しています。
BR-900180
NX-B05
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」 サリー・マシューズ(S)
ゲルヒルト・ロンベルガー(A)
マーク・パドモア(T)
ジェラルド・フィンリー(Bs)
ベルナルト・ハイティンク(指)
バイエルンRSO
バイエルン放送cho

録音:2019年2月20-23日 ライヴ
ミュンヘン フィルハーモニー・ガスタイク
このコンサートの4カ月ほど後にハイティンクは指揮活動からの引退を発表、6月12日のインタビューでは「90歳を迎え て、私はすでに指揮をするつもりはないし、一旦立ち止まってしまったら二度と指揮をすることはできない」と語っていま す。そして指揮者生活最後のコンサートは9月6日のルツェルンで開催され、彼は65年に渡る指揮者としての生活に終 止符を打ちました。 この引退発表直前の「第九」は、まさにハイティンクにおける指揮活動の総括と言える演奏。彼が長年良好な関係を 築いてきたバイエルンRSOとの熱いやりとりを聴くことができます。第1楽章、第2楽章ではゆったりしながらも 激しい表現に終始し、第3楽章では瞑想的な美しさを見せ、最終楽章での荘厳な独唱、合唱とともにクライマックスを 築き上げるハイティンク、彼の熱き想いに応えるかのように全力を傾けるオーケストラと、まさに一世一代の熱演が収録さ れています。
BR-900185
NX-B05
ショスタコーヴィチ:交響曲第10番 マリス・ヤンソンス(指)
バイエルンRSO

録音:2010年3月4日 ライヴ・ミュンヘン、ヘルクレスザール
「交響曲第7番」(900184)に続くマリス・ヤンソンスとバイエルンRSOによるショスタコーヴィチの交響 曲リリース、今作は2010年にライヴ収録された「交響曲第10番」です。 1948年に完成された「交響曲第9番」での軽妙な作風が元で「ジダーノフ批判」を受けたショスタコーヴィチ、ス ターリンとの関係を慮ってか、交響曲第10番を発表したのはスターリンの没後である1953年、前作から8年を 経過してのことでした。1953年に一気に書き上げたという説もあるものの、ショスタコーヴィチ自身を示す 「DSCH音形」が多用されていたり、他の作品と同じ旋律が現れたりするため、やはり完成が棚上げされていた のではと考えられています。様々な解釈が可能な交響曲ですが、ヤンソンスは、ショスタコーヴィチを「真面目で 誠実な作曲家の一人」とみなしており、この作品においても、実在する人間の感情と暗黒政治へのトラウマをス トレートに表現しています。オーケストラの機動力をフルに用いたパワフルな演奏もヤンソンスならではの聴きどこ ろです。
BR-900187
NX-B05
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」WAB104 マリス・ヤンソンス(指)
バイエルンRSO

録音:2008年11月26-28日 ライヴ
ミュンヘン、フィルハーモニー・イン・ガスタイク
※900716 ブルックナーBOXより分売
BR KLASSIKが創設されて最初に発売されたのが、マリス・ヤンソンスが指揮するブルックナーとマーラーの交響曲第7番。どちらも2007年に録 音された演奏で、その高い完成度を持つ録音は、レーベルの知名度を大いに高めることとなりました。 このブルックナーの第4番は2008年に録音されたものの、一般には流通することのなかった音源。公式CDとしては2019年4月に発売された「ブ ルックナーBOX」に収録されたのが初のお目見えとなりました。ヤンソンスはスコアを入念に読み解き、独自の解釈を加え、彼ならではのブルック ナーを披露します。ヤンソンスが演奏に用いたのは1878/1880年のノヴァーク版第2稿(1886年版)。第1楽章の夜明けを思わせる冒頭のホル ンの響きは、極めてゆったりと伸びやか。曲が進むにつれ、多層的な響きが加わる様は、聴き手の耳を興奮させます。第1楽章と見事な対比を見 せる深遠な第2楽章に続き、第3楽章スケルツォはヤンソンスらしいきびきびとした音の動きが楽しめます。そして終楽章の最後の部分では、ホル ンが高らかに第1楽章を回想、感動的に曲を閉じるまでヤンソンスの演奏には緊張感が途切れることはありません。湧き上がるような拍手も収録 されています。
BR-900189
NX-B05
ブルックナー:交響曲第3番(1889年 第3稿) バイエルンRSO
マリス・ヤンソンス(指)

録音:2005年1月20,21日(ライヴ)
ミュンヘン、フィルハーモニー・イン・ガスタイク(ドイツ)
2005年1月のライヴ収録。ミュンヘン、年明け最初の重要なコンサートで演奏された、62歳の誕生日を迎えたばかりのヤンソンスによる充実したブ ルックナーが楽しめます。こちらも当初オーケストラの会員のみに頒布されたライヴ・アルバムでしたが、昨年、ヤンソンスの「ブルックナー選集」として発売 された6枚組の1枚として一般にお目見えし、今回は初の分売となるものです。 ヤンソンスは1889年に改訂された「第3稿」を採用。交響曲第8番第1稿を完成させた頃に手を入れたこの第3稿は、最初の構想の段階で含まれ ていたワーグナーのモティーフなどが削除された他、オーケストレーションも改訂。その完成度の高さが評価され、現在では多くの指揮者がこの第3稿を 用いています。ヤンソンスの演奏はメリハリのあるもので、さまざまな素材が用いられた第1楽章では刻刻と移り変わるテンポ処理が見事であり、抒情 的な第2楽章ではたっぷりと旋律を歌わせることも忘れません。そして、いかにもブルックナーらしい第3楽章での荒々しいワルツのリズムは軽やかに処 理。荘厳な第4楽章では、精力的な音楽を聴かせながら、曲の最後では第1楽章の冒頭の主題を気持ちが良いほどに高らかに歌わせます。 最後の音が消えたあと、一瞬の静寂のあとに沸き起こる盛大な拍手がこの演奏の素晴らしさを物語っています。
BR-900190
NX-B05
ブルックナー:交響曲第6番イ長調 WAB 106 バイエルンRSO
マリス・ヤンソンス(指)

録音:2015年1月22、23日(ライヴ)
ミュンヘン、フィルハーモニー・イン・ガスタイク
ここに収録された2015年1月のヤンソンスが指揮するブルックナーは、この年のミュンヘンにおけるコンサートのハイライトでした。当初オーケストラの会 員のみに頒布されたライヴ・アルバムでしたが、昨年、ヤンソンスの「ブルックナー選集」として発売された6枚組の1枚として一般にお目見えし、今回は 初の分売となるものです。総譜を細部まで読み込み、丹念に音にしていくやり方はいつものヤンソンスならでは。メリハリの効いた低弦の音が印象的な 第1楽章での表現力、第2楽章の美しい旋律を歌わせる手腕、そしてブルックナーの特徴がよく出たスケルツォでの推進力あふれる音運びは格別で す。終楽章は、さまざまな動機を経てクライマックスを創り、最後で第1楽章の第1主題が姿を見せるところはまさにヤンソンスならではの圧巻の仕上が りと言えるでしょう。 満場の拍手が、演奏のすばらしさを物語ります。
BR-900191
NX-B05
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ短調 Op.47 マリス・ヤンソンス(指)
バイエルンRSO

録音:2014年4月30日-5月2日 ライヴ
ミュンヘン放送、フィルハーモニー・イン・ガスタイク
2014年4月から5月にかけて収録されたヤンソンスの指揮によるショスタコーヴィチの交響曲第5番。 大成功を収めたミュンヘンでのこのコンサートの直後、ヤンソンスは同曲を携えアメリカ大陸ツアーに出発。ブエ ノスアイレスを皮切りに行われたコンサートは、各地で大絶賛されました。 ショスタコーヴィチの交響曲第5番は、ヤンソンスにとって強い思い入れがある作品。彼が長く助手を務めたエフ ゲニー・ムラヴィンスキーの代役としてレニングラード・フィルの来日公演の指揮を担ったエピソードも知られていま す。「ショスタコーヴィチの音楽はますます世界中の人々を魅了し、聴き手の感情の最も深い部分にアピールし ています。他には見られない実存する人間の感情と時代を超越した表現力は、心的外傷を伴う政治的な証 人にもなります」とヤンソンスは語り、重ねて「ショスタコーヴィチは同時代の中で、最も誠実な作曲家の一人で す」と称えるほど作曲家に対して共感を抱いていた彼らしい、熱い演奏が繰り広げられています。この演奏は、 有名な1997年のウィーン・フィルハーモニーの演奏に比べると、全体的に、少しだけゆったりとしたテンポになっ ているのも興味深いところです。
BR-900192
NX-B05
マリス・ヤンソンス・ラスト・コンサート
R.シュトラウス:歌劇「インテルメッツォ」からの4つの交響的間奏曲
ブラームス:交響曲第4番
 ハンガリー舞曲第5番(パーロウ版)
マリス・ヤンソンス(指)
バイエルンRSO

録音:2019年11月8日 ニューヨーク、カーネギーホール(ライヴ)

*初回限定特典:バイエルン放送特製パンフレット・・・ヤンソンスとバイエルン放送響の全コンサート記録とBR-KLASSIKでのディスコグラフィを掲載(A5サイズ、英語のみ。全64ページ)。
2019年に急逝した名指揮者マリス・ヤンソンス(1943-2019)の最後の演奏会がCD化されます。首席指 揮者を務めていたバイエルンRSOとのカーネギーホールでのコンサートです。ヤンソンスの健康状態が すぐれないことは現地の聴衆にも知られていたようですが、そのことがある種の緊張感をもたらしたのか、「ひとた び指揮台に立つと、驚くほど生気のみなぎった演奏を繰り広げ」、最後は「数十年にわたる音楽への献身に加 え、その不屈の精神によってニューヨークの聴衆から敬意に満ちた心からの喝采を受けた」と伝えられます (Seen and Heard Internationalの演奏会評)。ヤンソンスは翌日以降の演奏会をすべてキャンセル、そ の3週間後には不帰の人となりました。 プログラムは、彼が生涯愛したR・シュトラウスの「歌劇「インテルメッツォ」からの4つの交響的間奏曲」 と、「4つの最後の歌」(このアルバムには収録されておりません)が前半、後半はブラームスの「交響曲第4番」 でした。いずれもたいへん美しい演奏ですが、とりわけブラームスが素晴らしく、終楽章でのたたみかけるような 響きの交差のなかから立ち昇る、フルート・ソロの澄み切った音色、トロンボーンから始まるコラールの繊細さな ど、オーケストラと巨匠との深い絆と信頼が成せる業と言えるでしょう。ヤンソンス辞世の句、そう思わせる特別 な一夜の記録です。

BR-900199(2CD)
NX-D02
正規音源から待望の初CD化!
ヴェルディ:レクイエム
ジェシー・ノーマン(S)
アグネス・バルツァ(Ms)
ホセ・カレーラス(T)
エフゲニー・ネステレンコ(Bs)
バイエルン放送cho
バイエルンRSO
リッカルド・ムーティ(指)

録音:1981年10月8、9日(ライヴ)
ミュンヘン、ヘルクレスザール(ドイツ)
当時最高の歌手、ジェシー・ノーマン、アグネス・バルツァ、ホセ・ カレーラス、エフゲニー・ネステレンコをソリストに迎え、バイエルンRSOと合唱団を指揮したのはリッカルド・ムーティという注目のこの公演の模様が、 40年を経た今、BR-KLASSIKからリリースされます。その頃のミュンヘンでは演奏機会が少なかったヴェルディのレクイエムですが、当時40歳のムーティの指 揮が導く燃焼度の高い演奏は聴衆に強烈なインパクトを残し、その後長く語り草となりました。批評家たちは「アルプスの北側で、これほどの名演奏は今まで なかった」「ヴェルディにふさわしい演奏様式で、震え上がるような恐ろしさも、甘美さもあり、この世を超越した世界を垣間見る思いだった」「金管の響はあの 世から響いてくるようだった」「それまでの人生の中で、見たことも、聞いたことも、経験したことも無いような特別なものだった」と絶賛を書き連ねました。強烈 な推進力で一時たりとも音楽を弛緩させないムーティの(指)4人のソリストの鬼気迫る歌唱、オーケストラと合唱による凄絶な響きなど、当時の絶賛も納 得の内容です。

BR-900202
NX-B05
ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番*
交響曲第9番 変ホ長調 Op. 70
イェフィム・ブロンフマン(P)*
ハンネス・ロイビン(Tp)*
バイエルンRSO
マリス・ヤンソンス(指)

録音:2012年10月15-19日ミュンヘン、ヘルクレスザール(ライヴ)*
2011年3月21日ウィーン、ムジークフェラインザール(ライヴ)
2021年に発売された『マリス・ヤンソンス・エディション』(900200)からの分売。 「ショスタコーヴィチの音楽に心を奪われ、心の一番奥深いところまで揺さぶられる人が世界中で増えています。ショスタコーヴィチの音楽は独特だ。それ は政治がもたらした痛ましい時代の証言であると同時に、人間存在にかかわる根本的な感覚と経験が生み出す、時代を越えた表現となっています。 私にとっては特に。」と語った名指揮者マリス・ヤンソンス。 このアルバムには2011年と2012年に開催されたコンサートから、2曲のショスタコーヴィチ作品のライヴ録音が収録されています。 ショスタコーヴィチの「ピアノ協奏曲第1番」は、正式には「ピアノとトランペット、弦楽合奏のための協奏曲」といい、トランペットにもソリストとしてのテク ニックが要求される作品。ショスタコーヴィチは、歌劇「ムツェンスクのマクベス夫人」の完成からわずか数週間後の1933年夏にこの作品を書き上げて おり、26歳の若き作曲家の計り知れないほどの優れた才能が存分に感じられる逸品です。ピアノを卓越した技巧で知られるイェフィム・ブロンフマン、ト ランペットをNDRエルプ・フィル(旧名称ハンブルク北ドイツRSO)の首席奏者を務め、現在もソリストとして活躍するベテラン、ハンネス・ロイビ ンが演奏、さまざまな風刺や引用なども含め、ヤンソンスの機敏な指揮が全体をまとめています。 交響曲第9番は1945年11月3日にエフゲニー・ムラヴィンスキー(指)レニングラード・フィルハーモニーSOによって初演された「戦争三部作」 の最後の作品。勝利の交響曲と期待されましたが、実際には風刺と皮肉に満ちており、この軽妙な作品はベートーヴェンの第九のような作品を求め ていた政府関係者の意向に沿うことはありませんでした。ヤンソンスは機知と皮肉に満ちたこの作品をスタイリッシュに仕上げています。
BR-900203(3CD)
NX-D09
メシアン:我らの主イエス・キリストの変容 他

【CD1.2】
我らの主イエス・キリストの変容-混声合唱、7つの楽器の独奏と大オーケストラのために

【CD3】
ミの為の詩-ソプラノとオーケストラのために
クロノクロミー-大オーケストラのために
【CD1.2】ピエール=ロラン・エマール(P)
リオネル・コテ(Vc)
ヘンリク・ヴィーゼ(Fl)
シュテファン・シリング(Cl)
クリスティアン・ピルツ(シロリンバ)
グイド・マーグランダー(マリンバ)
イェルク・ハンナバッハ(ヴィブラフォン)
オ・ムンヨン(T)
マティアス・エットマイアー(Bs)
バイエルン放送cho
バイエルンRSO
ケント・ナガノ(指)

【CD3】
ジェニー・ダヴィエ(S)
バイエルンRSO
ケント・ナガノ(指)


クロノクロミー-大オーケストラのために

録音:ミュンヘン(ドイツ)全てライヴ
2017年6月20-23日 フィルハーモニー・イン・ガスタイク、2019年2月11-15日 ヘルクレスザール、2018年7月3-6日 ヘルクレスザール
アシスタントに指名されていたのがケント・ナガノ。メシアンから高く評価されていたケント・ナガノは、その後もメシ アン作品を積極的にプログラムに採り入れてきました。2000年にベルリン・フィルと録音した「トゥーランガリラ交響 曲」(2000年)は、隅々まで解釈されて明晰に聞こえる演奏で、"複雑、難解"といった聴き手が持つこの作 品のイメージを根本的に変えるほどの鮮烈な印象を与えるなど、現代最高のメシアン指揮者の一人と見なされ ています。 この3枚組は、そんなケント・ナガノによるメシアンの3作品のライヴ録音を収録。メインとなるのは1965年から 1969年に書かれた、5管編成の巨大オーケストラ、100人の合唱団、ソリストと打楽器を含む7つの独奏楽器 を要する『われらの主イエス・キリストの変容』で、ピアノを担当するのはおなじみピエール=ロラン・エマール、また 美しいチェロのソロを披露するのはバイエルンRSOの首席チェロ奏者を務めるリオネル・コテという期待 に違わぬもの。大編成のオーケストラが紡ぎ出す複雑なリズムと、陶然とするような響きをかいくぐって聞こえてくる 鳥の声や合唱による神秘的なコラールなど、メシアンの創作の頂点ともいえる作品を存分に楽しませてくれま す。他にはメシアンの最初の妻クレール・デルボスに捧げられた「ミの為の詩」、やはり鳥の声が重要な働きを見 せる「クロノクロミー」を収録。

BR-900300C
バーンスタイン:「ウェスト・サイド物語」〜シンフォニック・ダンス
歌劇「タヒチ島の騒動」全曲
キム・クリスウェルン(S)
ロッド・ギルフリー(Br)
マルティーネ・グリムソン(S)
エードリアン・ドゥワイヤー(T)
ローナン・コレット(Br)
ウルフ・シルマー(指)ミュンヘン放送O

録音:2008年
実力派指揮者、ウルフ・シルマーによるバーンスタインの演奏です。シンフォニック・ダンスはオーケストラの柔軟性極限までを生かし、抽出した古典的な響きにモダンな味付けを施したという見事な仕上がりです。「タヒチ島の騒動」はタイトルだけ訊くとものものしい曲を想像してしまいますが、実は単なる倦怠期の夫婦のちょっとしたげんかを描いたライト・オペラ。けんかして気まずくなってしまった夫婦が仲直りのために観に行く映画のタイトルが「タヒチ島の騒動」というわけです。この何とも愛らしい(?)作品を至極真面目に演奏するシルマーに聴き手はニヤニヤしてしまいます。ボーナス・トラックとしてウルフ・シルマーと放送作家エルギン・ホイアーディングの対話が収録されています。
BR-900301E(2CD)
ハルトマン(1905-1963):室内オペラ「シンプリチウス・シンプリチシムスの青年時代」 カミッラ・ニュルンド(S)
クリスティアン・ゲアハーエル(Br)
ウィル・ハルトマン(T)
ミシェル・ヴォレ(Br)
ジングフォニカー(男声アンサンブル)
ウルフ・シルマー(指)ミュンヘン放送O

録音:2008年
作曲家ハルトマンはヨーロッパで非常に人気があり、彼の存命中から多くの著名な音楽家たちによって新作の初演が行われ続けていました。亡くなってからもその人気は衰えることがなく、2005年のハルトマン生誕100周年を記念して行われた演奏会では室内オペラ「シンプリチウス・シンプリチシムスの青年時代」が演奏会形式で上演され大変な好評を博したのです。ハルトマンはこの作品を「オペラ」と呼びましたが、実際には歌うよりも語りに重点を置いたシニカルなものになっています。オリジナル版はヘルマン・シェルヘンの提案で1934−1936年にできていましたが、その後の1955−56年に改訂された時には、ストラヴィンスキーや第2次世界大戦の影響もあって、より複雑なものへと変貌したのです。ウルフ・シルマーはこの曲を演奏するにあたりゲルハーヘルをはじめとした最高のソリストたちを揃え、こちらも大人気のヴォーカル・グループ、ジンクフォニカーもフィーチャーしこの作品のすみずみにまで光をあてることに成功しました。こちらもベルンハルド・ノイホフ、ヴィルフリート・ヒラーとウルフ・シルマーの対話がボーナスとして収録されています。
BR-900302C
マリアの祈りに基づく21世紀の作品集
オリオール・クルイサン(1976-):深き淵
ゲルト・キュール(1952-):始めに-瞑想-マニフィカト-終わりに
ヨアンナ・ウォズニ(1973-):アーキペル
ヨハンナ・ドーデラー(1969-):サルヴェ・レジーナ
アンゲリカ・ルツ(S)
エイドリアン・エレード(Br)
マリス・ペーターセン(S)
バイエルン放送cho
ウルフ・シルマー(指)ミュンヘン放送O

録音:2008年2月1日、2008年7月4日、2009年1月30日、2009年5月29日 ヘルツ=イエス教会ライヴ録音
どれほど音楽の形態が変わろうとも、神や普遍なる物への敬意は変わることはありません。それを認識させてくれる4つの作品をお聴きください。バイエルン放送局から依嘱されたこれらの作品は、すべて「マニフィカト・・・マリアの祈り」を扱ったものですが、書き手、聴き手によってここまで違った姿で立ち現れるのです。もちろん、どの曲も世界初演であり、各々の曲の斬新さは他では類を見ません。オーケストラの激しい咆哮で始まるクルイサンの「深き淵」にあるのは絶望の中での一筋の救いでしょうか。また、キュールの作品にも破壊的な音が見え隠れしますが、やはりこれを通り抜けないと救いはないようです。ウォズニの作品は「出現した後に生ずる物」という意味でキリスト誕生の後のマリアを描いているということでしょうか。ドーデラーの作品は、最も宗教曲として心にしみるものでしょう。しかし、その不安に満ちた音は一筋縄でいかない何かを孕んでいます。これらの演奏困難な作品を易々と形にしてしまう、バイエルン放送合唱団、ミュンヘン放送管弦楽団、そしてソリストたち、指揮者ウルフ・シルマー。
BR-900303B
ミレッラ・フレーニ/GREAT SINGERS LIVE
チレア:アドリアーナ・ルクヴルール〜「私は神の卑しい下僕」
プッチーニ:ボエーム〜「私の名はミミ」
 ボエーム〜「私が町を歩く時」*
 トスカより「歌に生き、恋に生き」
 トゥーランドット〜「氷のような姫君の心も」
ビゼー:カルメン〜「ここが密輸人たちのいつもの隠れ家ね」
マスネ:マノン〜「さようなら、私たちの小さなテーブルよ」
ヴェルディ:アイーダ〜「勝ちて帰れ」*
モーツァルト:フィガロの結婚〜「スザンナはまだ来ない〜楽しい日々はどこへ」*
チャイコフスキー:エフゲニー・オネーギン〜「手紙の場面」*
チレア:アドリアーナ・ルクヴルール〜「私は神の卑しい下僕」*
クルト・ペーター・アイヒホルン(指)
ウラディーミル・ギャウロフ(指)*
ミュンヘン放送O

録音:1971,1983,1987年ミュンヘン放送O「日曜コンサート」より
20世紀最高のミミの一人、ミレッラ・フレーニ(1935-)の素晴らしい歌を聴く一枚です。幼い頃から歌手としての才能を現わした彼女は、19歳でミカエラ役でデビューするも、一時は子育てのために歌手活動を断念します。しかし、1958年にコンクールで優勝し、歌手活動に復帰、着々と名声を高めて行きます。彼女の名が飛躍的に知れ渡ったのは、何と言っても1963年のカラヤンとの「ボエーム」ミミ役で、これをきっかけにカラヤンと共演を重ね、1965年にはメトロポリタン歌劇場でもミミ役でデビューを飾りました。このアルバムは世界的な名声を得た彼女の自信に満ち溢れた歌唱を収録したものです。なお、指揮を執るギャウロフは、彼女の2度目の夫となったニコライ・ギャウロフの息子です。
BR-900304B
ニコライ・ギャウロフ/GREAT SINGERS LIVE
グノー:ファウスト〜「黄金の子牛の歌」*
 ファウスト〜「眠ったふりをして聞こうとしないか」*
ビゼー:美しきパースの娘〜「トラ・ラ・ラ・トラ・ラ・ラ」
リムスキー=コルサコフ:サトコ〜「荒々しい波が岩礁を」
グリンカ:皇帝に捧げた命〜「あなたは真実を推測するだろう」(独語歌唱)
ラフマニノフ:アレコ〜「月は高く輝く」(独語歌唱)
ムソルグスキー:ボリス・ゴドゥノフ〜プロローグのアリア(独語歌唱)*
ヴェルディ:シモン・ボッカネグラ〜「悲しい胸の思いは」*
 ドン・カルロス「彼女は私を愛したことがない」*
ロッシーニ:陰口はそよ風のように
クレンニコフ:から騒ぎ
ジョルジュ・プレートル(指)*
アルフレード・アントニーニ(指)
ミュンヘン放送O

録音:1966,1969年ミュンヘン放送O「日曜コンサート」より
一般的にバス歌手は、テノールやバリトン歌手のような華やかな役割を負う事がありません。確かに迫力ある歌声は、恋人と愛を語るよりも、手管を弄して女を横取りするか、善人に悪をささやくか、または陰謀を企てるか・・・こんな役がぴったりです。しかし、ブルガリア生まれの世界的バス歌手ニコライ・ギャウロフ(1929-2004)は、そんなイメージを逆手に取ったのです。彼の50回目の誕生日には、故郷のブルガリアの郵便局が記念切手を発行するほどの輝かしい人気を獲得しました。ソフィアで学び、レニングラード音楽院に留学、1957年にはカラヤンに指導を受け、ウィーンでアイーダのランフィスを歌います。その後着々と経歴を重ね、1965年にはザルツブルクで「ボリス・ゴドゥノフ」でデビューを飾ります。彼の活動の中心はミラノ・スカラ座であり、1977年に再婚したソプラノのミレッラ・フレーニとは良き芸術のパートナーとして、しばしば共演したことでも知られます。このアルバムでも、広い音域、深みのある声質で、どんなレパートリーでも手中に収めた完璧な歌唱を聴かせます。
BR-900305B
マーガレット・プライス/GREAT SINGERS LIVE
モーツァルト:ドン・ジョヴァンニ〜「私の名誉を奪おうとした者」
 皇帝ティトの慈悲〜「私は行くが、君は平和に」
 コジ・ファン・トゥッテ〜「岩のように動かずに」
 フィガロの結婚〜「スザンナはまだ来ない」*
 フィガロの結婚〜「楽しい思い出はどこへ」*
ウェーバー:魔弾の射手〜「たとえ雲がおおい隠しても」
ロッシーニ:セミラーミデ〜「うるわしい光が誘惑する」
ベッリーニ:ノルマ〜「清らかな女神よ」*
チレーア:アドリアーナ・ルクヴルール〜「哀れな花よ」#
ヴェルディ:アイーダ〜「勝ちて帰れ」
  オテロ〜「柳の歌-泣きぬれてさびしい野にただ一人歌う」
 オテロ〜「アヴェ・マリア」*
 運命の力〜「神よ、平和を与えたまえ」#
 ドン・カルロ〜「世のむなしさを知る神」
ハインツ・ワルベルク(指)
レオポルド・ハーガー(指)*
トーマス・フルトン(指)#
ミュンヘン放送O

録音:1977,1981,1986,1991年ミュンヘン放送O「日曜コンサート」より
イギリス、ウェールズに生まれ、モーツァルト歌手として一世を風靡したソプラノ、マーガレット・プライス(1941-2011)の名唱集です。トリニティ・カレッジではメゾ・ソプラノとして勉強、1962年にウェルシュ・ナショナル・歌劇で「フィガロの結婚」ケルビーノ役でデビュー。その後イギリス全土で名声を高めていきます。ソプラノに転向してからは、モーツァルトを中心に、リートやコンサート歌手としても活躍し、晩年になって声が深みを帯びた頃には、ヴェルディやR・シュトラウスなどにも挑戦。素晴らしい歌唱を聴かせました。このアルバムは全て初出音源で、1977年から1991年の絶頂期の彼女の清楚で明快な歌声を捉えたものです。得意としたモーツァルト、ヴェルディだけでなく、チレアやウェーバー、ロッシーニ、そしてベッリーニまで彼女の知られざるレパートリーを聴くことができます。

BR-900306B
ルチア・ポップ〜GREAT SINGERS
シュトルツ(1880-1975):「お気に入り」〜「君はわが心の皇帝」
 「絹をまとったヴェヌス」〜「あなたのヴァイオリンを弾いてよ」
レハール:「パガニーニ」〜「私はわからない-愛は地上の天国」
ウェーバー:「魔弾の射手」〜「すてきな人がきたときは」
ロルツィング:「ウンディーネ」〜「そののち、私が知ってる全ての事柄を」
ヘンデル:「ジュリオ・チェザーレ」〜「彼女の目、それを私は愛している」
モーツァルト:「フィガロの結婚」〜「ついにその時がきたわ」
 「フィガロの結婚」〜「愛の喜びよ、早く来い」
ロッシーニ:「セビリアの理髪師」〜「今の歌声は心にひびく」
ドニゼッティ:「ドン・パスクァーレ」〜「騎士はあの眼差しを」
 「ドン・パスクァーレ」〜「私もその不思議な力は知ってるわ」
スメタナ:「売られた花嫁」〜「ああ、何と言う苦痛」
 「売られた花嫁」〜「あたりは奇妙なほど静かだ」
モーツァルト:ラウダーテ・ドミヌム K399
ルチア・ポップ(S)

ヴェルナー・シュミット=ベルッケ(指)
ハンス・ザノテッリ(指)
クルト・アイヒホルン(指)
ハインツ・ワルベルク(指)
ランベルト・ガルデッリ(指)
ミュンヘン放送O
レーゲンスブルク大聖堂少年cho

録音:1968、1972、1979、1980、1982年 ミュンヘン放送管弦楽団「日曜コンサート」より
今なお光を放つ永遠のスープレッド・ソプラノ、ルチア・ポップの秘蔵音源!「20世紀最高のスザンナ」として、全ての人から愛されていた名歌手ルチア・ポップ(1939-1993)。チャーミングで清楚な歌い口と、艶やかな声、そして可憐な容姿で国際的に活躍。彼女が54歳という若さでこの世を去ってしまった時は、全世界のファンが悲しみの涙にくれたことは言うまでもありません。彼女の当たり役は、何と言っても前述の「フィガロの結婚」のスザンナであり、また、あのクライバーの伝説的名演「こうもり」のアデーレでしょう。もちろん他のドイツ・オペラも得意としていたことは間違いありません。また、リート歌手としてはマーラー、R.シュトラウスなどロマン派の作品がレパートリーの中心でした。この1968年から1982年の日曜コンサートでは、彼女お得意のモーツァルトや、お国もののスメタナを始め、いくつかのオペレッタ(この分野でも素晴らしい歌を披露)、そして、声が円熟してからレパートリーを広げたドニゼッティなど、彼女の多彩な表情を伺い知ることができます。21世紀の今、彼女を越えるスザンナは現れるのでしょうか?
BR-900308B
エリザベート・グリュンマー/モーツァルト名唱集
1.演奏会用アリア「男たちはいつでもつまみ食いしたがる」K433
2.魔法使いK472
3.カンツォネッタ「静けさがほほえみながら」K152/210a
4.すみれK476/5.ひめごとK518
6.夕べの想い523
7.演奏会用アリア「私の胸は喜びにおどる」K579
8.歌劇「フィガロの結婚」より「スザンナはまだ来ないわ!…今はどこなのでしょう、あの美しい時は」(ドイツ語歌唱)
9.歌劇「フィガロの結婚」より「愛の神よ、ご照覧あれ」(ドイツ語歌唱)
10.歌劇「ドン・ジョヴァンニ」より「むごいですって?愛しい人よ」(ドイツ語歌唱)
11.歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」より「岩のように動かず」
12.歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」より「恋人よ、許してください」
13.歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」より二重唱「すぐにも参りましょう」(ドイツ語歌唱)
14.歌劇「魔笛」より「ああ、私にはわかる、消え失せてしまったことが」
クルト・アイヒホルン(指)ミュンヘン放送O…8.11.12.14
ホルスト・シュタイン(指…9.10.13)
ハンス・アルトマン(P…1-7)
ヴァルデマール・クメント(T…13)

録音:1956年12月8日…1-4,
1960年4月1日…5-7,
1962年7月3日…8.11.12.14,
1962年1月14日…9.10.13
「偉大なる歌手シリーズ」6枚組BOX(900309)ボーナスCDの分売です。
歌っているのは、鮫島有美子さんの師として知られるエリザベス・グリュンマー。ドイツで生まれ、最初は女優として活動するも、1941年アーヘンでオペラ・デビュー。1946年よりリリック・ソプラノとしてベルリン市立歌劇場で活躍し、その後エディンバラ、バイロイト、ザルツブルクなどの音楽祭に招かれ世界的な知名度を得ます。53年以降はウィーン国立歌劇場の人気歌手となり、モーツァルト、R.シュトラウスのスペシャリストとしても知られています。ここでのモーツァルトは彼女の真骨頂とも言えるものです。1963年には日本でも「フィガロ」の伯爵夫人を歌っています。
BR-900309F(6CD)
ミュンヘン放送O60 周年記念BOX 6 人の偉大なる歌手たち…「ミュンヘンの日曜日」からの伝説的録音

CD6.《BOX のみのボーナスCD 》
エリザベート・グリュンマー(S)
モーツァルト名唱集》1.演奏会用アリア「男たちはいつでもつまみ食いしたがる」K433
2.魔法使いK472/3.カンツォネッタ「静けさがほほえみながら」K152/210a
4.すみれ K476/5.ひめごと K518
6.夕べの想い 523
7.演奏会用アリア「私の胸は喜びにおどる」K579
8.歌劇「フィガロの結婚」より「スザンナはまだ来ないわ!…今はどこなのでしょう、あの美しい時は」(ドイツ語歌唱)
9.歌劇「フィガロの結婚」より「愛の神よ、ご照覧あれ」(ドイツ語歌唱)
10.歌劇「ドン・ジョヴァンニ」より「むごいですって?愛しい人よ」(ドイツ語歌唱)
11.歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」より「岩のように動かず」
12.歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」より「恋人よ、許してください」
13.歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」より二重唱「すぐにも参りましょう」(ドイツ語歌唱)
14.歌劇「魔笛」より「ああ、私にはわかる、消え失せてしまったことが」
CD1.ミレッラ・フレーニ(S)…900303
CD2.ニコライ・ギャウロフ(Bs)…900304
CD3.マーガレット・プライス(S)…
900305
CD4.ルチア・ポップ(S)…900306
CD5.ヘルマン・プライ(Br)…900307

クルト・アイヒホルン(指)…8.11.12.14
ホルスト・シュタイン(指)…9.10.13
ハンス・アルトマン(P)…1-7
ヴァルデマール・クメント(T)…13
ミュンヘン放送O

録音:1956年12月8日…1-4
1960年4月1日…5-7
1962年7月3日…8.11.12.14
1962年1月14日…9.10.13
分売でも好評の「偉大なる歌手」シリーズは、ミュンヘン放送の目玉番組である「日曜コンサート」の模様を歌手ごとに収録したもので、コンサートやオペラの舞台とは違う、リラックスした歌手たちの歌が聴けることでも知られます。今回ミュンヘン放送60 周年を記念したBOX には、既発の6 枚に加え、このBOX だけのボーナスCD が付属しています。歌っているのは、鮫島有美子さんの師として知られるエリザベス・グリュンマー。ドイツで生まれ、最初は女優として活動するも、1941年アーヘンでオペラ・デビュー。1946年よりリリック・ソプラノとしてベルリン市立歌劇場で活躍し、その後エディンバラ、バイロイト、ザルツブルクなどの音楽祭に招かれ世界的な知名度を得ます。53年以降はウィーン国立歌劇場の人気歌手となり、モーツァルト、R.シュトラウスのスペシャリストとしても知られています。ここでのモーツァルトは彼女の真骨頂とも言えるものです。1963年には日本でも「フィガロ」の伯爵夫人を歌っています。
BR-900310C
偉大なるワーグナー歌手たち
1.歌劇「タンホイザー」第2幕おごそかなこの広間よ
2.歌劇「タンホイザー」第3幕エリーザベトの祈り「マリア様、願いをおきき下さい」
3.歌劇「ローエングリン」第1幕ひとり寂しく悲しみの日々を
4.歌劇「ローエングリン」第3幕はるかな国に何たりとも近づけえぬ場所が
5.歌劇「さまよえるオランダ人」第2幕ヨホホエ!海原に船を見かけましたか?
6.歌劇「さまよえるオランダ人」第2幕娘よ、この見知らぬ方を歓迎しておくれ
7-8.歌劇「ワルキューレ」第3幕ヴォータンの告別-魔の炎の音楽
9.楽劇「神々の黄昏」第1幕古きなじみの音が遠くから聞こえて
10.楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第2幕にわとこのモノローグ
11.楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第3幕迷いだ、迷いだ
12.楽劇「トリスタンとイゾルデ」第3幕おだやかに静かに彼がほほえんで
1イングリート・ビョーナー(S)/録音:1963年11月10日コングレスザール
2.エリーザベト・グリュンマー(S)/録音:1964年3月8日コングレスザール
3.マーティナ・アーロヨ(S)/録音:1969年7月9日バイエルン・音楽スタジオ
4.ルドルフ・ショック(T)/録音:1963年1月26日コングレスザール
5.アニャ・シリヤ(S)/バイエルン放送Cho/録音:1966年7月15日バイエルン放送第1スタジオ
6.ゴットロープ・フリック(Bs)/録音:1965年3月14日コングレスザール
7-8.テオ・アダム(Bs)/録音:1966年1月16日コングレスザール
9.ヨーゼフ・グラインドル(Bs)/録音:1968年7月1日バイエルン放送第1スタジオ
10.11.フランツ・クラス(Bs)/録音:1970年10月13-14日バイエルン放送第1スタジオ
12.カタリーナ・リゲンツァ(S)/録音:1971年1月24日バイエルン放送第1スタジオ

アルノルト・クヴェンネット(指)…1
クルト・ペーター・アイヒホルン(指)…2.7.8.10.11.12
ハンス・ギールスター(指)…3.9
ホルスト・シュタイン(指)…4
フリッツ・リーガー(指)…5
ジークフリート・ケーラー(指)…6
ミュンヘン放送O
ワーグナーの生誕200周年記念盤。これはバイエルン放送の持つ豊富なアーカイブの中から、1963年から1971年までの名演を選りすぐり、高音質でマスタリングしたものです。このシリーズはミュンヘン放送の人気シリーズ「日曜コンサート」の記録であり当時最高の演奏家たちが挙って、名演を披露したことでも知られています。ここに収録された歌手たちの名前を見ただけでもわくわくするようなラインナップ。もちろん指揮者もホルスト・シュタイン、アイヒホルンなど錚々たる顔ぶれです。どっしりとしたビョーナー、清楚で芯のあるグリュンマーの「エリーザベト」の聞き比べや、テオ・アダムの伝説的なヴォータン、他にもグラインドルやアーロヨ、ショックなどの名唱が楽しめる1枚です。
BR-900311(2CD)
ワルター・ブラウンフェルス:神秘劇「受胎告知」 フィオライン…ユリアーネ・バンゼ(S)/マラ…ヤニナ・ベヒレ(S)/天使の声…ヴァネッサ・ゴイコエトセラ(S)/母…ハンナ・シュヴァルツ(A)/ペーター・フォン・ウルム…マティアス・クリンク(T)/ペーターの弟子…マウロ・ペーター(T)/ヤコボイス…アドリアン・エロド(Br)/アンドレアス・グラデールス…ローベルト・ホル(B)/第1の労働者…ヨハネス・シュテルマン(B)他/バイエルン放送Cho
ウルフ・シルマー(指)ミュンヘン放送O

録音:2011年12月17.18日ミュンヘン,プリンツレーゲンテンシアターライブ収録
1990年代の後半、当時の退廃音楽復興のブームにのって、ようやく歌劇「鳥たち」のCDが発売になり、その存在を知ることができたという作曲家ブラウンフェルス(1882-1954)。最近は歌劇だけではなく、いくつかの作品を耳にできる機会も増え、少しずつ認知度が上がってきたとは言え、このような珍しい作品が上演されるのは本当に嬉しいことといえるでしょう。このブラウンフェルス、父は文学者、翻訳者であり、母の祖父(もしくは大おじ)は、かのルイ・シュポーアであったという由緒ある家系に生まれた人。純粋なユダヤ人ではなく、その家系にユダヤ人がいるというだけでナチスから迫害されましたが、終戦後にはまた音楽界に戻り、戦後の音楽復興に貢献しました。熱烈なカトリック信者であった彼の作品には、宗教的なものも多く、この「受胎告知」も中世時代の不安な空気を、後期ロマン派の響きで描き出した稀有な作品となっています。演奏にあたっては、ユリアーネ・バンゼやハンナ・シュヴァルツをはじめとしたドイツを代表する名歌手たちを揃え、ウルフ・シルマーが渾身の指揮でこの壮大な世界を構築しています。
BR-900312C
ミヒャエル・ヴォッレ:バリトン・リサイタル
ヘンデル:メサイア〜まことに、万軍の主はこう言われる
 テ・デウムニ長調HWV283"デッティンゲン"〜なしたまえ、主よ、この日われらが罪を犯さぬように
モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」K527
第2幕〜さあ、おいで、窓辺へ(セレナーデ)
 歌劇「ドン・ジョヴァンニ」K527第1幕〜酒の歌
 歌劇「フィガロの結婚」K492第4幕〜すっかり用意ができた〜眼をちょっと見開いて
シューベルト:シルヴィアにOp.106〜4D891(M.スピンドラーによる管弦楽伴奏編)
 タルタルスの群れOp.24〜1D583(M.レーガーによる管弦楽伴奏編)
 魔王Op.1D328(F.リストによる管弦楽伴奏編)
ワーグナー:歌劇「タンホイザー」第3幕〜闇は死の予感の如く大地を覆い…おお、愛しき夕星よ
 楽劇「パルジファル」第1幕〜ならぬ、覆いはそのままに楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第3幕〜迷え、迷え
ヴェルディ:レクイエム〜ディエス・イレ:コンフィタティス
 歌劇「ドン・カルロ」第3幕〜カルロよ、聞け
 歌劇「ファルスタッフ」第2幕〜夢か、まことか
 歌劇「ファルスタッフ」第1幕〜おい小僧…名誉だと!この悪党めが
ミレッカー:喜歌劇「ガスパローネ」第2幕〜君にバラを
レハール:喜歌劇「メリー・ウィドウ」第1幕〜マキシムへ行こう
ミヒャエル・ヴォッレ(Br)
ラルフ・ヴァイケルト(指)
ミュンヘン放送O
堅実に実力を伸ばし、いつの間にか世界の歌劇場で確固たる地位を築いている歌手たちが多く存在します。とりわけ、それはテノールやソプラノなどの「目立つ声域」ではなく、今回のヴォッレのようなバリトンや、メゾ・ソプラノに顕著です。ミヒャエル・ヴォッレ(フォレ)は、1960年にシュヴァルツバルトのフロイデンシュタットで生まれ、数多くのコンクールで入賞。2007/8年のシーズンからバイエルン国立歌劇場で歌っています。彼の兄ハルトムートは著名な俳優です。彼はバイエルンだけでなく、ヨーロッパ全土の歌劇場でも様々なレパートリーをこなし、またコンサート歌手としてリタイタルも積極的に行っています。ワーグナー、モーツァルト、R・シュトラウスなどのドイツ・オペラからチャイコフスキー、ドビュッシー。そして今回のアルバムに含まれるオペレッタなども得意としています。このアルバムでは、2013年に生誕200年を迎えるワーグナーとヴェルディでも見事な歌を聞かせています。
BR-900314
NX-B05
フリッツ・ヴンダーリヒ
1.ミレッカー:喜歌劇《デュバリー》‐Wie schon ist alles
2.ミレッカー:喜歌劇《デュバリー》‐Mein Weg fuhrt immer mich zu dir zuruck
3.ロルツィング:喜歌劇《皇帝と船大工》‐Leb‘ wohl, mein flandrisch Madchen
4.ロルツィング:歌劇《ウンディーネ》‐Vater, Mutter, Schwestern, Bruder
5.ロルツィング:喜歌劇《刀鍛冶》‐Man wird ja einmal nur geboren
6.ニコライ:喜歌劇《ウィンザーの陽気な女房たち》‐Horch, die Lerche singt im Hain
7.レハール:喜歌劇《この世は美しい》‐Schon ist die Welt
8.J.シュトラウス:喜歌劇《ヴェネツィアの一夜》‐Treu sein, das liegt mir nicht
9.J.シュトラウス:喜歌劇《ヴェネツィアの一夜》‐Sei mir gegrust, du holdes Venezia
10.ファル:喜歌劇《イスタンブールのばら》‐Zwei Augen, die wollen mir nicht aus dem Sinn
11.ファル:喜歌劇《イスタンブールのばら》‐Oh Rose von Stambul
12.キュネッケ:喜歌劇《夢の国》‐Ich traume mit offenen Augen
13.キュネッケ:歌劇《罪深き女》‐Das Lied vom Leben des Schrenk
14.シュトルツ:喜歌劇《女はみんな大好き》‐Ob blond, ob braun, ich liebe alle Frau’n
15.ミッシャ・スポリアンスキー:今夜は決してまた
16.ウィリー・マッテス:情熱の旋律
フリッツ・ヴンダーリヒ(T)
ミュンヘン放送O
ハンス・モルトカ ウ(指)…1.2.5-13
クルト・アイヒホルン(指)…3
マインハルト・フォン・ツァリ ンガー(指)…4
ジークフリート・ケーラー(指)…14.15
ウィリー・マッテス(指 揮)…16

録音:1962年6月14日…1.2,1965年4月11日…3,1959年12月14日…4,1962 年3月8日…5,1962年5月7日…6,1962年6月13-15日…7-13,1966年2月13 日…14-15,1962年5月5日…16
不世出のテノール歌手フリッツ・ヴンダーリヒのオペレッタ・アリア集!1930年ラインラント=プファルツ州クーゼルでチ ェロ奏者の父とヴァイオリン奏者の母を両親の下に生まれ、幼い頃から音楽に親しんできたフリッツ・ヴンダーリヒ。ナチス の侵攻と父の死を経て苦しい生活を強いられたため、正式な音楽の勉強をする機会はなかなか訪れず、20歳の時にようやく フライブルク大学でホルンと声楽を学ぶことができました。その頃にはすでに彼の美声は評判となっており、24歳の時に学 内の公演で《魔笛》の主役タミーノを歌うチャンスに恵まれます。その翌年、大学を卒業する年には既にシュトゥットガルト 州立歌劇場と契約を交わし、以降、バイエルン州立歌劇場、ウィーン国立歌劇場と契約し、ザルツブルク音楽祭などの多くの 音楽祭に出演するほどにその才能は傑出していました。しかし、1966年9月17日、友人の別荘の階段から転落、たった35 歳という短い生涯を閉じてしまいます。メトロポリタン歌劇場のデビューを目前に控えた歌手として絶頂期の最中で、世界中 の人々が彼の死を惜しみ、その名声は彼の没後50年を経ても色褪せることがありません。このアルバムは彼が1959年から 1965年まで、バイエルン放送の人気番組「ミュンヘンの日曜日」に出演した際の録音と、いくつかのスタジオ録音のオペレ ッタからアリアを収録した1枚。これら甘美で情熱的な歌唱の全てが未発表音源です。
BR-900316D(2CD)
スティーヴン・ソンドハイム:スウィーニー・トッド スウィーニー・トッド…マーク・ストーン
ネリー・ラヴェット…ジェーン・ヘンシェル
アンソニー・ホープ…グレッグ・ベーカー
ジョアンナ…レベッカ・ボトン
物乞い女…ダイアナ・ディマルツィオ
ターピン判事…ジョナサン・ベスト 他
ウルフ・シルマー(指)
ミュンヘン放送O/バイロイト放送Cho

録音:2012年6月5日 ミュンヘン プリンツレーゲンテンシアター ライブ収録
最近、ジョニー・デップの主演映画版で有名になった稀代の殺人鬼スウィーニー・トッド(1930-)。実在の人物とされていますが、確証はなく「伝説の人物」としてその存在をアピールしています。こちらはS.ソンドハイムが作詞作曲し、1979年に初演されたミュージカル・ヴァージョンで、オーケストラの創立60 周年記念演奏会の一つとして企画されたものです。いつもとは違ったオーケストラの響きをお楽しみください・・・。
BR-900320
NX-B05
デュリュフレ:レクイエム Op.9
レスピーギ:グレゴリオ聖歌風協奏曲
オッカ・フォン・ダメラウ(Ms)
リュボミール・プシュカリッチ(Br)
ウラジミール・シンケヴィチ(Vc)
マックス・ハンフト(Org)
バイエルン放送cho
ヘンリー・ラウダレス(Vn)
イヴァン・レプシッチ(指)
ミュンヘン放送O

録音:2017年3月16-18日
ウルフ・シルマーの後任として、ミュンヘン放送Oの首席指揮者に就任したイヴァン・レプシッチによるBR KLASSIKへの初 アルバムは「グレゴリオ聖歌」をモティーフにした2つの作品集。 冒頭のフランスの作曲家デュリュフレの「レクイエム」は、先人フォーレの作品を下敷きにしながらも、モティーフのほとんどはグレゴリオ 聖歌に由来する瞑想的な作品。ソプラノではなくメゾ・ソプラノが独唱者に設定されているなど、穏やかで美しい響きが要求されて います。小規模な室内オーケストラで演奏される場合も多い作品ですが、ここではフル・オーケストラで演奏されています。レスピー ギもグレゴリオ聖歌や教会旋法に関心を抱いていた作曲家として知られ、この協奏曲もヴァイオリンとオーケストラを聖歌隊に見立 て、中世の教会での祈りを再現することに成功。宗教的な色彩を帯びたノスタルジックな作品となっています。ヘンリー・ラウダレスに よるヴァイオリンの凛とした音色が耳に残ります。
BR-900321
NX-B05
ロッシーニ:アリア集
歌劇《モーゼとファラオ》第4幕のアリア
“Quelle horrible destinee!-Grand Dieu! j'implore ta clemence-Je l’aimais!.. je fuis sapresence“
歌劇《オテロ、またはヴェネツィアのムーア人》第3幕 第1場“Assisa a pie d’un salice”
歌劇《セミラーミデ》第1幕 第5場-カヴァティーナ“Bel raggio lusinghier”
歌劇《マオメット2世》第1幕 第4番のアリア
“Giusto ciel, in tal periglio”
歌劇《ウィリアム・テル》第2幕 第9番“Ils s’eloignent enfin-Sombre foret, desert triste sauvage”
歌劇《アルミダ》第2幕 第10番“D’amor al dolce impero”
歌劇《マオメット2世》第2幕 フィナーレ“Quella morte che s’avanza-Invan la perfida-Si, ferite: il chieggo, il merto-Madre, a te chesull’empiro”
12-13.歌劇《ウィリアム・テル》第3幕 第13番“Pour notre amour-Sur la rive etrangere”
歌劇《湖上の美人》第2幕 第13番
“Tanti affetti in tal momento-Fra il padre e fra l’amante“
マリーナ・レベカ(S)
ユリア・ハイラー(Ms)
レヴィ・セガパーネ(T)
ジァンルカ・マルゲリ(Br)
バイエルン放送cho
ミュンヘン放送O
マルコ・アルミリアート(指)

録音:2016年12月19-22日、2017年5月26-27日
マリーナ・レベカは、ラトビアのリガ生まれ。2007年7月、ローマのサンタ・チェチーリア音楽院を卒業し、アルベルト・ゼッダ指導による アカデミア・ロッシニアーナで研鑽を積みました。 2007年にはペーザロの「ロッシーニ・オペラ・フェスティヴァル」に出演し、ロッシーニ歌手としての評価を高めました。2009年には来 日公演も果たし、圧倒的な歌声で聴衆を魅了しています。 2013年にはモーツァルトのアリア集をリリースし話題となったレベカですが、2018年のロッシーニ没後150年に向けていよいよ本命 「ロッシーニ・アリア集」をBR KLASSIKからリリースします。 あまり耳にする機会の多くない歌劇から選ばれたこれらのアリアですが、どれも非常に説得力に富んだすばらしい曲ばかり。技術的 に難しいだけでなく、高い表現力も求められるアリアですが、レベカは安定した技巧をもってこれらを完璧に歌いこなしています。
BR-900322
NX-B05
マルクス、ブラウンフェルス、コルンゴルト、プフィッツナー:管弦楽伴奏歌曲集
マルクス(1882-1964):歌曲集より
1.第2番:Waldseligkeit 森の至福
2.第24番:Und gestern hat er mir Rosen gebracht 昨日彼は私にバラの
花を贈った
3.第17番:Marienlied マリアの歌
4.第3番:Der bescheidene Schafer つつましい羊飼い
5.第9番:Selige Nacht 祝福された夜
6.イタリア歌曲集より第2番「セレナード」
7.歌曲集より第22番「夏の夜」
ブラウンフェルス(1882-1954):3つの中国の詩による歌曲集 Op.19
8.第1番:Die Einsame ただひとり
9.第2番:Ein Jungling denkt an die Geliebte 愛について考える若者
10.第3番:Die Geliebte des Kriegers 戦士の愛する人
コルンゴルト:6つの素朴な歌 Op.9より
11.第1番:Schneeglockchen 雪の花
12.第3番:Das Standchen セレナード
13.第4番:Liebesbriefchen 恋文
14.第6番:Sommer 夏
プフィッツナー
15.Venus mater 母なるヴェヌス Op.11-4
16.Trauerstille 悲しみの静けさ Op.26-4
17.Gretel グレーテル Op.11-5
18.Untreu und Trost 不誠実と慰め
19.Nacht 夜 Op.26-2
ユリアーネ・バンゼ(S)
セバスチャン・ヴァイグレ(指)
ミュンヘン放送O

録音:2015年3月26-27日,12月10-12日
南ドイツ生まれのソプラノ、ユリアーネ・バンゼが歌う後期ロマン派の歌曲集。バンゼのレパートリーは古典から現代までと 幅広く、オペラとコンサートのどちらでも高い評価を得ています。 このアルバムでは、20世紀初頭にウィーンを中心に活躍した作曲家たちの歌曲が歌われており、これらはみな、重厚な 響きを持つオーケストラを伴うロマンティックな作風を持っています。「ピアノ伴奏ではない歌曲」はマーラーやヴォルフ、リ ヒャルト・シュトラウスなど後期ロマン派の作曲家たちが好んだ分野で、これはオペラ・アリアとはまた違う様式であり、作曲 家の想いをくまなく伝えるために肥大したオーケストラ・パートに負けないほどの歌唱表現が求められます。重めの響きを 持つバンゼの声を際立たせるヴァイグレ/ミュンヘン放送Oの美しい音色も聴きどころです。
BR-900326
NX-B05
スッペ:序曲集
序曲「美しきガラテア」
序曲「詩人と農夫」
序曲「ボッカチオ」
序曲「軽騎兵」
序曲「山賊の仕業」
序曲「スペードの女王」
序曲「親方夫人」
序曲「ウィーンの朝、昼、晩」
イヴァン・レプシッチ(指) 
ミュンヘン放送O

録音:2018年5月2-5日
ミュンヘン、バイエルン放送 第1スタジオ
ウルフ・シルマーの後任として、ミュンヘン放送Oの首席指揮者に就任したイヴァン・レプシッチ。 今作では「軽騎兵」序曲や「詩人と農夫」で知られる作曲家スッペの序曲集に取り組み、新たな魅力を引き出 しました。 ベルギー系の貴族の家に生まれたスッペは、最初フルートを学んでいましたが、当時流行していたオッフェンバック のオペレッタを聴き、その楽しさに開眼、自らもオペレッタの作曲を手掛けるようになりました。彼の作品は豪快に オーケストラを鳴らすものが多く、メリハリのある曲調と、「ボッカッチョ」のアリアなどの親しみやすいメロディが愛され ていますが、よく聞かれるのはほんの一部の曲のみで、歌劇全曲を耳にすることはほとんどありません。しかしここに 収録された様々な序曲を聴くだけでも、彼の作品の持つ魅力がお分かりいただけることでしょう。曲全体に大き な起伏を作るレプシッチの演奏は、作品の良さを際立たせています。
BR-900327(2CD)
NX-D02
ロッシーニ:歌劇「シジスモンド」 アルディミーラ…パク・ヘラ・ヘソン(S)
シジスモンド…マリアンナ・ピッツォラート(Ms)
アナジルダ…レイチェル・ケリー(Ms)
ラディスラオ…ケネス・ターヴァー(T)
ラドスキ…ギャヴァン・リング(Br)
ツェノヴィート…グィド・ロコンソロ(Bs-Br)
ウルデリコ…ホン・イル(Bs)
オルガ・ワッツ(フォルテピアノ)
ケリー=リン・ウィルソン(指)
ミュンヘン放送O/バイエルン放送合cho

録音:2018年10月12-14日 ライヴ
カナダ出身の女性指揮者ケリー=リン・ウィルソン。学生時代はフルートを学び、16歳でウィニペグ交響 楽団、カルガリー・フィルハーモニーと共演するなど才能を発揮し、その後はジュリアード音楽院でフルート の研鑽を積みますが、やがて指揮に転向。ザルツブルク音楽院でアバドのアシスタントを務めるなど経験 を重ね、1998年から本格的な指揮活動に入ります。以降、アメリカの錚々たるオーケストラと共演する 他、ヨーロッパでは歌劇指揮者としても華々しく活躍し、2018/2019年のシーズンではロイヤル・歌劇 にて「カルメン」を振ってデビュー、注目を浴びています。この2018年の「シジスモンド」は演目の珍しさも 含め、軽快さと力強さを併せ持つロッシーニの音楽を的確に表現したウィルソンの指揮が高く評価されま した。ロッシーニと得意とする歌手たちの水準の高い歌唱も聴きものです。
BR-900328(2CD)
NX-D02
ヴェルディ:歌劇「二人のフォスカリ」 フランチェスコ・フォスカリ…レオ・ヌッチ(Br)
ルクレツィア・コンタリー二…ユ・ガンクン(S)
ヤコポ・フォスカリ…イヴァン・マグリ(T)
ヤコポ・ロレダーノ…ミクローシュ・セベスティエン(Bs-Br)
ピザーナ…ベルナデット・フォドル(Ms)
バルバリーゴ…イシュトヴァン・ホルヴァート(T) 他
イヴァン・レプシック(指)
ミュンヘン放送O/バイエルン放送cho

録音:2018年11月23.25日 、2018年11月27日 ライヴ
2017年秋、ヴェルディの「ルイザ・ミラー」を振ってミュンヘン放送Oの首席指揮者としてデビュー したイヴァン・レプシック。今作でもヴェルディの初期の知られざる歌劇を渾身の演奏で紹介しています。バ イロンの原作に基づく「二人のフォスカリ」は、政敵ロレダーノの企みで、実の息子を処刑しなくてはならな くなった主人公フォスカリの悲劇を描いた作品。主人公フォスカリを歌うバリトンには高い演技と歌唱力が 求められますが、ここではヴェテラン、レオ・ヌッチが迫真の歌唱で救いようのない悲劇の物語を歌い上げ ています。若手中心の歌手たちのアンサンブルも抜群です。
BR-900329
NX-B05
オペラ名合唱曲集
ヴェルディ
1.歌劇「オテロ」第1幕-喜びの炎
2.歌劇「オテロ」第3幕-舞曲
Allegro vivace-アラビアの小歌-アラーの祈り-ギリシャの小歌-踊り-ムラーノ島の人々-戦士の歌
3.歌劇「マクベス」第4幕-抑圧された祖国
4.歌劇「ナブッコ」第3幕-行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って
レオンカヴァッロ(857-1919):
5.歌劇「道化師」第1幕-鐘の合唱「行こう! 行こう! ドン、ディン、ドン」
プッチーニ
6.歌劇「トゥーランドット」第1幕-なぜ月は遅いのだ?
7.歌劇「蝶々夫人」第2幕-Coro a bocca chiusa ハミング・コーラス
マスカーニ(1863-1945):
8.歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」第1幕-ああ、オレンジは香りたつ
グリンカ
9.歌劇「ルスランとリュドミラ」-序曲
チャイコフスキー
10.歌劇「エフゲニ・オネーギン」第1幕-娘たち、美しい娘たち
ボロディン
11.歌劇「イーゴリ公」第2幕-ポロヴェツ人の踊り
ワーグナー
12.歌劇「ローエングリン」第3幕への前奏曲-婚礼の合唱「真心を込めて先導いたします」
13.歌劇「さまよえるオランダ人」第3幕-おーい舵手、見張りはやめろ!
14.歌劇「タンホイザー」第3幕-巡礼の合唱「嬉しや・・・故郷に戻り来て」
イヴァン・レプシッチ(指)
バイエルン放送cho
ミュンヘン放送O

録音:2019年1月29日-2月1日,7月15,16日
ヴェルディの歌劇「オテロ」第1幕で「喜びの火、陽気な炎はその輝きで夜を追い払う」と歌われる、オテロが率い る船団の乗組員たちの“歓喜の合唱”がそのままタイトルになったこのアルバムは、バイエルン放送合唱団とミュン ヘン放送Oの今を示す輝かしい1枚です。指揮を務めるのは2019年11月に新国立歌劇場に初登場 するイヴァン・レプシッチ。ヨーロッパのオペラ・ハウスで活躍する注目の指揮者です。イタリア・オペラの名作に登場 する合唱曲を中心に、ロシア作品からお国物のワーグナーまで、合唱団とオーケストラの響きが見事に溶けあう 素晴らしい音をご堪能いただけます。
BR-900333
NX-B05
1930-50年代のドイツ映画音楽ヒット集
1. フランツ・グローテ(1908-1982):「Sing mit mir」(ウルリッヒ・ゾンマーラッテ編)〜映画『Hab’ mich lieb』(1942)より
2. ミヒャエル・ヤリー(19+06-1988):「Ich weis, es wird einmal ein Wunder gescheh’n」 (マルコ・ヨヴィック編)〜ドイツUFA映画人気曲メドレー、1940年代から〜映画『Die grose Liebe“』(1942)より
3. ミヒャエル・ヤリー:「Davon geht die Welt nicht unter」(マルコ・ヨヴィック編)〜ドイツUFA映画人気曲メドレー、1940年代から〜映画『Die grose Liebe』(1942)より
4. ヴェルナー・リヒャルト・ハイマン(1896-1961): 「Irgendwo auf der Welt」(ニコ・ドスタル編)〜映画『Ein blonder Traum』(1932)より
5. フランツ・デーレ:「An einem Tag im Fruhling」(ゲルハルト・モール編)〜映画『Viktor und Viktoria(1933)より
6. フリードリヒ・シュレーダー(1910-1972): 「Ich tanze mit dir in den Himmel hinein」〜映画『Sieben Ohrfeigen(1937)より
7. ローターブリューネ(1900-1958):「Ich brech’ die Herzen der stolzesten Frau’n」(ホルスト・クドリツキ編)〜映画『Funf Millionen suchen einen Erben』(1938)より
8. テオ・マッケベン(1897-1953):「Du hast Gluck bei den Frau’n, Bel Ami!」(ゲルハルト・モール編)〜映画『Bel Ami』(1939)より
9. ラルフ・エルヴィン(1896-1943):「Ich kusse Ihre Hand, Madame」(フレッド・ラルフ編)
映画『Ich kusse Ihre Hand, Madame(1929)より
10. ヴェルナー・ボッホマン(1900-1993):「Kautschuk」(ヘルムート・ガルデンス編)〜映画『Kautschuk』(1938)より
11. テオ・マッケベン:「Bei dir war es immer so schon」(フランツ・シュトルツェンヴァルト編)〜映画『Bei dir war es immer so schon』(1954)より
12. アントン・プロフェス(1896-1976):「Kauf’ dir einen bunten Luftballon」(ヴィリー・ベルグハメル編)〜映画『Der weise Traum』(1943) /『Kauf dir einen bunten Luftballon』(1961)より
13. フランツ・グローテ:メドレー「Ich denke oft an Piroschka」(ウルリッヒ・ゾンマーラッテ編)
映画『Ich denke oft an Piroschka』(1955)より
14. フランツ・グローテ:「Das Wirtshaus im Spessart」(ウルリッヒ・ゾンマーラッテ編)〜映画『Das Wirtshaus im Spessart』(1958)より
15. ロベルト・シュトルツ(1880-1975):ミヒャルスキ編)〜映画『Ungekusst soll man nicht schlafen geh’n』(1936)より
16. テオ・マッケベン:「Munchner G´schichten」(ウルリッヒ・ゾンマーラッテ編)〜映画『Bal Pare』(1940)より
ミュンヘン放送O
エルンスト・タイス(指)

録音:2021年10月25-29日
バイエルン放送第1スタジオ、ミュンヘン(ドイツ)
このアルバムではトーキー映画の幕開けから第2次大戦中にかけてヒットした映画音楽を中心に構成しています。 ドイツのトーキー映画はアメリカより遅れて始まり、1929年頃に本格化します。当時ドイツは第1次世界大戦の戦後処理による社会不安に直面し ており、その後はナチスの台頭、そして第2次世界大戦へと進んでいきますが、この時期に制作された映画にもそうした世相や、時として政権側の意 向が反映されていました。当時のヒット映画の音楽はドイツ人の間に浸透し愛唱されましたが、第2次大戦への反省から、今日それらの音楽を公の 場で演奏することを敬遠する雰囲気があると言います。エルンスト・タイスとミュンヘン放送管のプロジェクトは、それらの音楽から歌詞を取り去り、現代 的なオーケストレーションを施すことで、音楽自体の魅力と再評価を問うものとなっています。
BR-900334
NX-B05
ペトリス・ヴァスクス(1946-):弦楽のための作品集
Viatore 旅人(2001)
11の独奏弦楽器のために(S.ヴァンセロウ編)
ヴァイオリン協奏曲「遠い光」-ヴァイオリンと弦楽オーケストラのために(1997)
交響曲第1番「Balsis 声」-弦楽合奏のために(1996/1997)
スタンコ・マディチ(Vn)
イヴァン・レプシッチ(指)
ミュンヘン放送O

録音:2020年6月23-27,29日バイエルン放送第1スタジオ、ミュンヘン
1946年にラトヴィアのプロテスタントの牧師の家に生まれたヴァスクスは、リガの音楽院でコントラバスと作曲を学び、早くも1961年にはオーケストラや 室内楽での演奏を開始。1970年から1年間、旧ソ連軍での兵役期間をはさんで演奏を続け、並行して作曲も学び続けます。宗教家の出自ゆ え、旧ソ連の宗教抑圧政策に悩まされた時期もありましたが、1990年代にギドン・クレーメル(ヴァスクスと同郷で一歳違い)によって作品が紹介 されて以後は、一躍世界の注目を集める存在となりました。ヴァスクス作品の特徴は、作曲技法の先鋭さを競うのではなく、内省的で心に響く音楽 となっていること。波や風などの自然音を思わせるサウンドや、伝承曲や教会音楽のような感傷的で息の長い旋律もしばしば聞かれます。 このアルバムには弦楽のための3作品を収録。ザルツブルク音楽祭からの委嘱で1997年に書かれ、クレーメルが初演した「遠い光」は、世界的に演 奏機会や録音に恵まれ、20世紀最後の10年間で書かれたヴァイオリン協奏曲の中でも代表格的な存在。8楽章から成り、メロディアスに高揚する 2つのカンタービレや超絶技巧を伴う3つのカデンツァを静謐な緩徐楽章で挟んだ置いた構成は、無から始まり無に還る音楽や人の一生を象徴して いるかのようです。同様の構成は、弦楽のための「交響曲第1番」やアルヴォ・ペルトへのオマージュである「旅人」にも見られます。 ヴァイオリン協奏曲のソリストを務めるのは、現在オーケストラの第1コンサート・マスターを務める1984年生まれの期待の奏者スタンコ・マディチ。 録音セッションは、コロナ禍による自粛を経てオーケストラが活動を再開し始めた2020年6月下旬に行われました。
BR-900335
NX-B05
アルヴォ・ペルト(1935-):作品集
フラトレス- 弦楽オーケストラとパーカッションのために(1983年版)
シルーアンの歌(1991)- 弦楽オーケストラのために
ラ・シンドーネ(トリノの聖骸布)- ヴァイオリンとオーケストラのために(2019年版)
スンマ - 弦楽オーケストラのために(1991年版)
レナルトの追憶に(2006)- 弦楽オーケストラのために
スターバト・マーテル- 合唱と弦楽オーケストラのために(2008年版)
アーメン、悲しみの聖母は立っていた
涙を流さないものが
聖なる母よ
どうかその傷を私に
バイエルン放送cho(合唱指揮:フローリアン・ベンファー)
スタンコ・マディチ(Vn)
ミュンヘン放送O
イヴァン・レプシッチ(指)

録音:2020年7月1、9、10日、2020年11月18-20日
バイエルン放送合唱団によるBR-KLASSIKへの4枚目のペルト作品集。このアルバムでは代表作の一つ「スターバト・マーテル」を中心に、1970年代以降 の作曲スタイルによる作品を紹介しています。 1985年にアルバン・ベルク財団の委嘱によって書かれた「スターバト・マーテル」はラテン語の歌詞によるソプラノ、カウンターテナー、テノールと、ヴァイオリン、ヴィ オラ、チェロの為の作品。このアルバムでは2008年にクリスチャン・ヤルヴィの委嘱により合唱と弦楽オーケストラのために編曲された版が演奏されています。 1976年以降のペルト作品で見られるティンティナブリ(ラテン語で鐘を意味する)様式はここでも健在。切り詰められた音域、かつ明確な拍子を持たず、単語 の音節によって小節線が区切られるという独自の構成は、テキストの流れを損なうことなく、悲しみの心をまっすぐに伝えています。 他に収録されているのは5つの管弦楽曲。「フラトレス(兄弟)」は1977年の作品。さまざまな楽器の為の版がありますが、ここでは弦楽オーケストラとパー カッションという比較的大きな編成での演奏。こちらも持続する低音の上で、聖歌風の旋律を反復するというティンティナブリ様式が用いられています。「シルー アンの歌」は1991年の作品。"東方教会の修道長と信者たちの為の"という副題が付けられており、曲は一貫して静かな動きによっています。「ラ・シンドー ネ」は2005年の作品。ヴァイオリニスト、ヴァディム・レーピンの演奏を想定し、2019年にヴァイオリンのソロ・パートが加えられた神秘的な音楽です。「スンマ」 は1991年の作品。ペルト自身が「最も厳格で謎めいた作品」と評するほどに完成された作風を持っています。「レナルトの追憶に」は2006年の作品。彼の 友人で、1992年から2001年までエストニア共和国の大統領を務めた、レナルト・メリの為の葬儀のために作曲された深い祈りの音楽です。
BR-900336
NX-B05
ペトリス・ヴァスクス(1946-):弦楽オーケストラのための作品集
ムジカ・セレナ(2015)
2. Musica dolorosa ムジカ・ドロローサ(1983)
ムジカ・アパッショナータ(2002)
チェロ協奏曲第2番「Kl?tb?tne 来臨」- チェロと弦楽オーケストラのために(2011-12)
ウラジーミル・シンケヴィッチ(Vc)
アンナ=マリア・パリ(S)
ミュンヘン放送O
イヴァン・レプシッチ(指)

録音:2020年10月,11月BR放送 第1スタジオ、ミュンヘン(ドイツ)
2021年4月16日に75歳の誕生日を迎えるラトヴィア生まれの作曲家ペトリス・ヴァスクス。クロアチア出身の指揮者レプシッチはヴァスクスの良き解 釈者として作品を積極的に紹介することで知られ、このアルバムには弦楽オーケストラのための3つの作品とチェロ協奏曲が収録されています。弦楽 オーケストラのための3つの作品は、それぞれ1983年、2002年、2015年とほぼ30年間にわたって作曲されており、その間に起きた1983年の妹の 死や、ラトヴィアの不安な政治情勢が反映された悲劇的、かつ情熱的なヴァスクスの作風の変遷がうかがえる作品です。またソル・ガベッタとアムステ ルダム・シンフォニエッタによって初演された「協奏曲第2番」は、中間楽章こそ激しい楽想が聴かれるものの全体的にゆったりとした瞑想的な旋律が 歌われる作品。深いチェロの音色が存分に生かされた2つのカデンツァ、またバーバーのアダージョやグレツキの「悲歌のシンフォニー」を彷彿させる楽想 を持つ最終楽章の終わりには、天上的な美しさを帯びたソプラノのヴォカリーズが添えられ、すすり泣くようなチェロの旋律で幕を閉じるといった、ヴァス クスが作品に込めた平和への祈りと希望が感じられる印象的な曲です。ここでチェロを演奏するシンケヴィチはベラルーシ生まれ。2012年に開催さ れた「ユン・イサン国際コンクール」で優勝を飾り、世界的なソリストとして活躍を始めた俊英で、2011年からミュンヘン放送Oの首席チェリス トを務めています。
BR-900337(3CD)
NX-C05
メンデルスゾーン:弦楽のための交響曲(シンフォニア)全集
【CD1】
弦楽のための交響曲第1番ハ長調 MWV N1
弦楽のための交響曲第2番ニ長調 MWV N2
弦楽のための交響曲第3番ホ短調 MWV N3
弦楽のための交響曲第4番ハ短調 MWV N4
弦楽のための交響曲第5番変ロ長調 MWV N5
弦楽のための交響曲第6番変ホ長調 MWV N6
弦楽のための交響曲第7番ニ短調 MWV N7
【CD2】
弦楽のための交響曲第8番ニ長調 MWV N8
弦楽のための交響曲第9番ハ長調 MWV N9
弦楽のための交響曲第10番ロ短調 MWV N10
【CD3】
弦楽のための交響曲第11番ヘ長調 MWV N11
弦楽のための交響曲第12番ト短調 MWV N12
弦楽のための交響曲(交響的断章) ハ短調 NWV N14
ヴァイオリンと弦楽オーケストラのための協奏曲 ニ短調 MWV O3
ミュンヘン放送O
ヘンリー・ラウダレス(Vn&指)

録音:2006年9月12-15日…第1番-第3番
2010年1月7-8日…第4番
2012年10月2日…第5番
2018年3月14-16日…第6番
2020年2月3-6日…第7番、第9番
2011年6月20-22日…第8番、第12番、交響的断章
2020年10月26-30日…第10番、第11番
2010年1月7-8日…ヴァイオリンと弦楽オーケストラのための協奏曲
早熟の天才、メンデルスゾーンが12歳から14歳にかけて作曲した「弦楽のための交響曲」。彼の家で毎週開催されていた日曜音楽会で演奏するために書 かれたこれらの曲は、全部で13曲(単一楽章の交響的断章も含め)あり、どれも習作でありながらも、バッハを含むバロック期や古典派の作品を研究 していた彼ならではの、巧みな対位法が用いられた精緻な作品です。1821年に前半の6曲を完成、その2年後までには残りの6曲と単一楽章のハ短調が 書きあげられており、どれも完成度の高さを誇っています。1822年の「ヴァイオリンと弦楽オーケストラのための協奏曲 ニ短調」も、自宅での演奏会のために 書かれたもので、彼のヴァイオリン教師で友人のエドゥアルト・リーツの演奏を年頭に置いて作曲されたとされています。長らく忘れられていましたが、1952年 にユーディ・メニューインが蘇演し注目が集まりました。 このヘンリー・ラウダレスとミュンヘン放送Oによる演奏は、すべてがスタジオ・レコーディングされ、すでに第1番-第6番、ヴァイオリン協奏曲(900234) と、第8番、第12番、交響的断章(デジタルのみ)がリリースされていますが、今回は全ての曲をまとめてBOX化しました。
【ヘンリー・ラウダレス】
グァテマラ出身のヴァイオリニスト、指揮者。4歳の時に父からヴァイオリンの手ほどきを受け、3年後にはソリストとしてオーケストラと共演、その優れた才能がメ ニューインの目に留まり、奨学金を得てロンドンとアントワープで研鑽を積んだ俊才です。1985年、エリザベート王妃国際コンクールのヴァイオリン部門で入 賞、1989年から1993年までフランダース歌劇場Oのコンサートマスターを務め、その後、2001年からはミュンヘン放送Oのコンサートマス ターに就任、オーケストラの要として活躍しています。

BR-900500C
(1SACD)
マルタン:二重合唱のためのミサ曲
コダーイ:ミサ・ブレヴィス
プーランク:黒い聖母像への連祷
マックス・ハンフト(Org)
ペーター・ダイクストラ(指)バイエルン放送cho

録音:2005年
005年、これまで15年間バイエルン放送合唱団を率い数々の優れた演奏を残してきたミヒャエル・グレーザーの引退に伴い、天才ボーイ・ソプラノでもあり、当時「広い世界の最も素晴らしい小さな聖歌隊のうちの1つと見なされた。」とまで評価されたヴォーカルアンサンブル「ジェンツ」を率いていたペーター・ダイクストラが、若干26歳で音楽監督に就任し、ファンから喝采を浴びたのは記憶に新しいところです。今回のアルバムは、その記念の年に録音されたもので、かなり意欲的なレパートリーが収められています。(とはいえ同じ年に録音され既にリリースされているアルバム(OEHMS/OC540)でもデュリュフレ、メシアン、プーランクなどを演奏!)彼の手際のよいアンサンブルのまとめかたには心の底から驚く他ありません。古楽作品でも現代作品でも何でもOK!という柔軟性は、これからのバイエルン放送合唱団の更なる発展を予想させてくれます。
BR-900502G(2DVD)
バッハ:クリスマス・オラトリオBWV248 ラヘル・ハルニシュ(S)
アンケ・フォンドゥング(Ms)
マキシミリアン・シュミット(T)
クリスティアン・インマー(Bs…バイエルン放送合唱団メンバー)
ペーター・ダイクストラ(指)
ベルリン古楽アカデミー

収録:2010年12月ライブ・ ミュンヘン ヘルクレスザース
収録時間:157分
音声:ステレオ2.0/DD 5.0
REGION All(Code:0)
ペーター・ダイクストラとベルリン古楽アカデミーによる、素晴らしい独唱陣を配した敬虔なクリスマス・オラトリオです。スイス出身のソプラノ、ハルニッシュはすでに日本でもおなじみで、アバドの信頼も厚く、宗教曲から現代曲までレパートリーの広い人です。メゾ・ソプラノのアンケ・フォンドゥングは2010年に来日し、マルクス・シュテンツの指揮でマーラーの「復活」を熱唱。その歌声に魅了された人も多いのではないでしょうか。シュミットはドイツ生まれのテノールで、少年の頃はレーゲンスブルク聖歌隊で活躍、その後ベルリン芸術大学で学び、2005年にリリンクの指揮でバッハを歌いました。これからが楽しみな歌手の一人です。合唱団のメンバーであるインマーは懐の深い歌声を聞かせます。
BR-900503C
無伴奏合唱作品集
R・シュトラウス:2つの歌Op.34-1 「夕べ」
マーラー:さすらう若人の歌〜2つの青い目が(C.ゴットヴァルト編)
マーラー:リュッケルト歌曲〜私はこの世に忘れられ(C.ゴットヴァルト編)
R.シュトラウス:リュッケルトの詩による3つの無伴奏男声合唱曲<戸口で/夢の中の光/五月の喜び>
ワーグナー:イゾルデのための3つの歌曲(C.ゴットヴァルト編)<温室にて/夢/イゾルデの愛の死>
R.シュトラウス:2つの歌Op.34-2「讃歌」
ペーター・ダイクストラ(指)
バイエルン放送cho
マーラー、R.シュトラウス、ワーグナーという3人の「20世紀末」を象徴する作曲家の無伴奏合唱曲集です。あまり知られていませんが、R.シュトラウスはいくつかの合唱作品を書いていて、複雑なオーケストレーションをそのまま声に移した精緻なアンサンブルは、合唱愛好者垂涎の作品として知られています。マーラーの作品は、C.ゴットヴァルトによる編曲で、こちらはマーラーの音世界を16声部によるアンサンブルで描くことで、壮大な世界観を表現しています。ワーグナーの3つの曲はどれも楽劇「トリスタンとイゾルデ」に関係した作品を合唱化したものです。例えば、「ヴェーゼンドンクの5つの歌」の「夢」は「トリスタンとイゾルデのための習作」とされていたり、「温室にて」の濃厚な表現も、直接イゾルデを描いたものではないものの、一人の女性の渇望と孤独を生い茂る植物に添わせたマティルデの詩は、移ろいやすい女心を映し出す鏡のようなものであり、この狂おしいまでのエネルギーの放射は、ダイクストラとバイエルン放送合唱団の水準の高い演奏によって昇華され、聴き手の心を酔わせること間違いありません。
BR-900504C
ヘンデル:デキシート・ドミヌス HWV232
バッハ:マニフィカト BWV243
クリスティーナ・ランドシャーマー(S)
ダイアナ・ハラー(Ms)
マールテン・エンヘルチェス(C.T)
マキシミリアン・シュミット(T)
コンスタンティン・ヴォルフ(Bs-Br)
バイエルン放送Cho
コンチェルト・ケルン
ペーター・ダイクストラ(指)
ヘンデル22 歳の時の作品である「デキシート・ドミヌス」とバッハ円熟期の「マニフィカト」の組み合わせです。ヘンデルの若々しい情熱の発露と、バッハの管弦楽法の華やかさ(とりわけティンパニとトランペットが素晴らしい)が味わえる1 枚で、ソリストたちの精妙な歌唱も魅力です。なかでもオランダのカウンターテナー、エンヘルチェスの芯のある美声が聴きものです。
BR-900505C
シュニトケ:合唱のための協奏曲
 3 つの聖なる歌
アルヴォ・ペルト:勝利の後
ペーター・ダイクストラ(指)
バイエルン放送Cho
シュニトケの代表的な合唱作品と言える「合唱のための協奏曲」は、中世アルメニアの詩人グレゴリー・ナカレツィ(951-1003)のテキストを用いた作品。劇的な楽章と静謐な楽章が対照的であり、全てはロシア正教の影響を感じさせる無伴奏合唱で歌われます。「3 つの聖なる歌」も同じグレゴリーの詩を用いたもので指揮者のヴァレリー・ポリャンスキーに依頼され書かれたものです。第1 曲の思いのほか美しいメロディに内在する不安な響きがシュニトケらしさを演出しています。小カンタータ「勝利の後」は、普段静謐な曲を書くペルトにしては珍しく、明るく力強い作品で、合唱好きの人にはたまらないレパートリーとなっています。バイエルン放送合唱団は、重厚な響きの中に透明感を感じさせるバランスの良い演奏により、極上の響きを生み出しています。
BR-900507C
バイエルン放送合唱団のクリスマス・アルバム
M.プレトリウス(1571-1621):エサイの根より
.A.ベッカー(1834-1899):門を広くあけよ
マリアはいばらの森を通り(H.カミンスキ編)
神の御子は今宵しも(F.ジルヒャー編)
キャロル:いざ歌え、いざ祝え(G.ラッツィンガー編)
バッハ:パルティータ.イ短調 BWV1013〜クーラント
グルーバー:清しこの夜(H.ミースナー編)
バッハ:クリスマス・オラトリオ〜「われ、飼葉桶の傍らに立つ」
静かに、静かに(J.ゴールによる混声合唱編)
もうすぐ暗くなる(F.ヴィンクルホーファー編)
テレマン:ファンタジア第3 番 ロ短調 TWV40/4
メンデルスゾーン:天には栄え
ああベツレヘムよ(G.アイヴズ編)
作者不詳:坊や坊や、ねむりなさい
15.荒野の果てに(F-A.ゲヴァルト編)
バッハ:パルティータイ短調 BWV1013 からサラバンド
ヘンデル:よろこべやたたえよや
ブリテン:聖母讃歌
喜びの喜び(W.ブッケンベルク)
テレマン:ファンタジア 第11番 ト長調 TWV40/12
グリーグ:アヴェ・マリア・ステラ
E.ウィテカー(1970-):黄金の光
エサイの根より(J.サンドストレム編)
ベル・リンギング
フランソワ・ルルー(Ob)
バイエルン放送Cho
フローリアン・ヘルガート(指)

録音:2012年4月24-27日、
2013年1月29日-2月2 日、 2013年6月16日
1978年、レーゲンス生まれの合唱指揮者フローリアン・ヘルガートは、彼の故郷の大聖堂で最初の音楽経験を得ました。やがてミュンヘン音楽・演劇大学でミヒャエル・グレーサーに合唱指揮を学び、2008 年に卒業、その後もヘルムート・リリンクを始めとした数多くの指揮者に教えを受け、2007 年にはエリック・エリクソンが主宰した「若い合唱指揮者」のためのコンペションでファイナリストとなり、2011 年から本格的に活動しています。彼はしばしばバイエルン放送合唱団を指揮し、様々な作品を演奏、高い評価を受けています。今作では、彼がドイツの伝統的なクリスマス・キャロルを指揮し、曲の合間には名オーボエ奏者がソロを吹くという超豪華なアルバムがお目見えしました。静かなクリスマスを過ごしたい方にオススメの1 枚です。
BR-900508F(3CD)
BR-3900509G(2DVD)
バッハ:マタイ受難曲BWV244 カリーナ・ゴーヴァン(S)
ゲルヒルド・ロンベルガー(C.A)
ジュリアン・プレガルディエン(T)
マキシミリアン・シュミット(T)
マイケル・ネイジ(Br)
カール・マグヌス・フレドリクソン(Br)
バイエルン放送Cho
レーゲンスブルク大聖堂聖歌隊
コンチェルト・ケルン
ペーター・ダイクストラ(指)

録音:2013年2月16-17日ライヴ
<DVD>収録時間:163'23"
音声:ステレオ2.0/5.0DTS
REGION All(Code:0)
以前リリースされた「クリスマス・オラトリオ」に続くバイエルン放送合唱団とペーター・ダイクストラのバッハ作品は、名作「マタイ受難曲」。オーケストラはコンチェルト・ケルンで、福音史家は若きテノール、ジュリアン・プレガルディエンが務めています。ソリストたちの名唱もさることながら、コンチェルト・ケルンの素晴らしいアンサンブルは、「マタイ受難曲」に新たな光を当てるものであり、現代における祈りの形を全ての人に問いかけることになるでしょう。ただ聞き流すのではなく、何かを考えながら聞いてほしい名演です。
BR-900510D(2CD)
ヘンデル:オラトリオ「メサイア」 ユリア・ドイル(S)
ローレンス・ツァッツォ(C.T)
スティーヴ・ダヴスリム(T)
ニール・ディヴィス(Bs-Br)
バイエルン放送交響Cho
バ'ロック-ベルギー・ヘント・バロックO
ペーター・ダイクストラ(指)

録音:2014年11月29日ミュンヘンヘラクレスザールライヴ
合唱団とソリストたちが暖かい音色で的確に歌っていきます。演奏しているのは、ベルギーの古楽器オーケストラ「バ’ロック」で、ここは最近流行の刺激的な演奏をするのではなく、暖かくまろやかな響きを奏でるアンサンブルです。
BR-900511C
アルヴォ・ペルト:声楽作品集
テ・デウム/巡礼者の歌
ベルリン・ミサ-キリエ*
ベルリン・ミサ-グローリア
勝利の後で/ベルリン・ミサ-クレド
ベルリン・ミサ-サンクトゥス
ベルリン・ミサ-アニュス・デイ*
バイエルン放送Cho
ミュンヘン放送O
ペーター・ダイクストラ(指)

録音:2014年ミュンヘンプリンツレーゲンテン劇場、2012年ミュンヘンヘルクレスザール*
1935年、エストニアで生まれたアルヴォ・ペルト(1935-)の静謐な合唱作品集です。現在では「癒しの作曲家」として捉えられることの多いペルトですが、作曲を始めた初期の頃は新古典主義的な作品を書いていたといいます。しかし、ある日、曲を書く気力を失いそうになった彼が取ったやり方は、「西洋音楽の根源への回帰」でした。そうして生まれた音楽は、どれも質素な衣を纏ったもので、ペルトはこれを「ティンティナブリ(鈴声)の様式」と呼び、以降、この様式を使ったシンプルで美しい作品が次々と生まれていくことになります。このアルバムに収録されている4つの作品…シャルパンティエやブルックナーからの伝統を意識した輝かしい「テ・デウム」、詩篇121番を用いて書かれた「巡礼者の歌」、聖アンブローズの命日のお祝いのための「勝利の後で」。そして「カトリック教徒の日」にベルリン市内の聖ヘドウィック大聖堂で初演されたたため、この名で呼ばれる「ベルリン・ミサ」…これらは、全てティンティナブリ様式で書かれた静かなもので、演奏にも細心の注意が必要とされますが、ダイクストラをはじめとした全ての奏者たちは、ペルトの音世界に対しての深い知識を敬愛を持ち、これらの作品を完璧に表現しています。
BR-900512D(2CD)
バッハ:クリスマス・オラトリオBWV248
(再編成による発売)DVD既発売…900502 音楽劇付き…900902(4枚組)
レイチェル・ハルニッシュ(S)
アンケ・フォンドゥンク(Ms)
マキシミリアン・シュミット(テノール…福音史家)
クリスティアン・インムラー(Bs)
マックス・ハンフト(Org)
ソーニャ・フィリピン(ソプラノ…エコーのアリア)
バイエルン放送Cho
ベルリン古楽アカデミー
ペーター・ダイクストラ(指)

録音:2010年12月11.12日ミュンヘンヘラクレスザールライヴ
ペーター・ダイクストラとベルリン古楽アカデミーによる、素晴らしい独唱陣を配した敬虔なクリスマス・オラトリオです。伝説的な速さで知られるガーディナーと同じくらいの早めのテンポ設定をとったすっきりとした演奏で、この晴れやかで輝かしい世界が語られていきます。ベルリン古楽アカデミーのメンバーの演奏も、息を飲むほどの鮮やかさ。一瞬の隙もない見事なものです。スイス出身のソプラノ、ハルニッシュはすでに日本でもおなじみで、アバドの信頼も厚く、宗教曲から現代曲までレパートリーの広い人です。メゾ・ソプラノのアンケ・フォンドゥングは2010年に来日し、マルクス・シュテンツの指揮でマーラーの「復活」を熱唱。その歌声に魅了された人も多いのではないでしょうか。シュミットはドイツ生まれのテノールで、少年の頃はレーゲンスブルク聖歌隊で活躍、その後ベルリン芸術大学で学び、2005年にリリンクの指揮でバッハ(1675-1750)を歌いました。合唱団のメンバーであるインムラーは懐の深い歌声を聞かせます。
BR-900513K08(9CD)
バッハ:宗教作品集

《ヨハネ受難曲BWV245》

《マタイ受難曲BWV244》

《ミサ曲ロ短調BWV232》

《クリスマス・オラトリオBWV248》
《ヨハネ受難曲BWV245》…900909
ユリアン・プレガルディエン(T)/タレク・ナヅミ(Br)/クリスティーナ・ランズハーマー(S)/ウルリケ・マロッタ(A)/ティルマン・リヒディ(T)/クレジミール・ストラザナツ(T)他/バイエルン放送cho/コンチェルト・ケルン/ペーター・ダイクストラ(指)
録音:2015年3月4-7日ライブ
《マタイ受難曲BWV244》…900508
ユリアン・プレガルディエン(T)/カール=マグヌス・フレドリクソン(Br)/カリーナ・ゴーヴァン(S)/ゲルヒルト・ロンベルガー(Ms)/マクシミリアン・シュミット(T)他/バイエルン放送cho/コンチェルト・ケルン/ペーター・ダイクストラ(指)
録音:2013年2月12-17日ライブ
《ミサ曲ロ短調BWV232》…新録音
クリスティーナ・ランズハーマー(S)/アンケ・フォンドゥンク(Ms)/ケネス・ターヴァー(T)/アンドレアス・ヴォルフ(B-Br)/バイエルン放送cho/コンチェルト・ケルン/ペーター・ダイクストラ(指)
録音:2016年4月18-22日ライブ
《クリスマス・オラトリオBWV248》…900902
レイチェル・ハーニッシュ(S)/アンケ・フォンドゥンク(Ms)/マクシミリアン・シュミット(T)/クリスティアン・イムラー(B)/マックス・ハンフト(org)/ソーニャ・フィリピン(S)/バイエルン放送cho/ベルリン古楽アカデミー/ペーター・ダイクストラ(指)
録音:2010年12月11,12日ライブ
2010年にスタートしたペーター・ダイクストラとバイエルン放送合唱団の「バッハ・プロジェクト」は2010年の「クリス マス・オラトリオ」、2013年の「マタイ受難曲」、2015年の「ヨハネ受難曲」、そして2016年の「ミサ曲ロ短調」の4作 品で完結となります。それぞれが傑出したソリストと、ドイツを代表する古楽器オーケストラ“ベルリン古楽アカデミー”、 “コンチェルト・ケルン”との共演によるライブ収録であり、4作品とも、伝統的な響きと完璧なハーモニーが融合した「21 世紀を代表するバッハ作品」と呼ぶにふさわしい演奏が繰り広げられています。この9枚組BOXに4作品全てを収録。
BR-900514(6DVD)
NX-H10
バッハ:宗教作品集

(1)ヨハネ受難曲BWV245


(2)マタイ受難曲BWV244


(3)ミサ曲ロ短調BWV232


(4)クリスマス・オラトリオBWV248
(1)ユリアン・プレガルディエン(T)/タレク・ナヅミ(Br)/クリスティーナ・ランズハーマー(S)/ウルリケ・マロッタ(A)/ティルマン・リヒディ(T)/クレジミール・ストラザナツ(T)他
バイエルン放送cho/コンチェルト・ケルン/ペーター・ダイクストラ(指)
録音:2015年3月ライヴ収録
ニュルンベルク聖ローレンツ教会“ION‐ニュルンベルク国際オルガン週間”

(2)ユリアン・プレガルディエン(T)/カール=マグヌス・フレドリクソン(Br)/カリーナ・ゴーヴァン(S)/ゲルヒルト・ロンベルガー(Ms)/マクシミリアン・シュミット(T)/ミヒャエル・ナジ(Br)
バイエルン放送cho/レーゲンスブルク大聖堂聖歌隊/コンチェルト・ケルン/ペーター・ダイクストラ(指)
録音:2016年6月ライヴ収録ドイツミュンヘン,ヘルクレスザール

(3)クリスティーナ・ランズハーマー(S)/アンケ・フォンドゥンク(Ms)/ケネス・ターヴァー(T)/アンドレアス・ヴォルフ(Bs-Br)
バイエルン放送cho/コンチェルト・ケルン/ペーター・ダイクストラ(指)
録音:2016年6月ライヴ収録
ニュルンベルク聖ローレンツ教会“ION‐ニュルンベルク国際オルガン週間”

(4)レイチェル・ハーニッシュ(S)/アンケ・フォンドゥンク(Ms)/マクシミリアン・シュミット(T)/クリスティアン・イムラー(Bs)/マックス・ハンフト(Org)/ソーニャ・フィリピン(S)
バイエルン放送cho/ベルリン古楽アカデミー
ペーター・ダイクストラ(指)
録音:2010年12月ライヴ収録 ドイツミュンヘン,ヘルクレスザール
2010年にスタートしたペーター・ダイクストラとバイエルン放送合唱団の「バッハ・プロジェクト」の映像版。先行発売のCDと収録曲は同じですが、こちらの《マタイ受難曲》と《ミサ曲ロ短調》は“ION‐ニュルンベルク国際オルガン週間”に聖ローレンツ教会で行われた演奏会の模様を収録しています。鮮やかなライヴの雰囲気と、美しい教会の内部装飾、荘厳な合唱の全てがお楽しみいただけます。

-AbendzeitungMunchen誌より
ペーター・ダイクストラは《ヨハネ受難曲》をドラマとして理解し、ソリストだけでなく、合唱団の歌手たちが担う小さな役割に至るまで、全て一貫性を持たせています。劇的でエキサイティングな瞬間と、静かで平和な部分の対比が見事です。ドイツ最高のピリオド楽器アンサンブル“コンチェルト・ケルン”との共演によって贅沢な音色が与えられています。
BR-900516(DVD)
NX-C05
バッハ:ミサ曲 ロ短調 BWV232 クリスティーナ・ランツハーマー(S)
アンケ・フォンドゥング(Ms)
マキシミリアン・シュミット(T)
アンドレアス・ヴォルフ(Bs-Br)
ペーター・ダイクストラ(指)

収録:2016年6月2-3日 ライヴ
収録時間:106分
音声:ステレオ2.0/DTS5.1
画面:16:9
REGION All(Code:0)
DVD…片面2層ディスク
2016年6月に開催された"ION-ニュルンベルク国際オルガン週間"で収録された「ミサ曲 ロ短調」。歴史ある聖ローレ ンツ教会の美しい内装、若手中心の独唱歌手、コンチェルト・ケルンとバイエルン放送合唱団の磨き抜かれた豊かな響 き。バッハ最後の大規模な作品の全貌を余すことなく伝えています。
BR-900517C07(2CD)
バッハ:ミサ曲ロ短調BWV232 クリスティーナ・ランズハーマー(S)
アンケ・フォンドゥンク(Ms)
ケネス・ターヴァー(T)
アンドレアス・ヴォルフ(Bs-Br)
バイエルン放送cho
コンチェルト・ケルン
ペーター・ダイクストラ(指)

録音:2016年4月18-22日ライブ
バッハの死の前年に完成された「ミサ曲ロ短調」。4つに分かれた部分のうち「サンクトゥ ス」のみは1724年に作曲され「キリエ」と「グローリア」は1733年に作曲されたとされるなど、曲の成 立はばらばらで、また様々な作品からの転用があるなど、成立については不明な点が多いものの、その完成 度の高さは比類なきものです。冒頭のキリエこそ「ロ短調」ですが、曲のほとんどは神を賛美する「ニ長調 (=ロ短調の平行調)=神を賛美する調性」で書かれた輝かしいものであり、まさしくバッハの最高傑作にふ さわしいものとされています。 ヨーロッパにおいては、この曲を演奏すること自体が儀式であり、この2016年4月に行われたダイクス トラとバイエルン放送合唱団、コンチェルト・ケルン、そして若きソリストたちによる演奏は、聴衆たちを 沸かせ、またミュンヘンの評論家たちも「まるで魔法のような」と絶賛を惜しみませんでした。 2010年にスタートしたペーター・ダイクストラとバイエルン放送合唱団の「バッハ・プロジェクト」の完 結編となります。
BR-900518(CD)
NX-A12
バイエルン放送合唱団‐宗教音楽名演集
1.バッハ:ミサ曲ロ短調‐グローリア・イン・エクセルシス・デオ
2.グノー:聖セシリア・ミサ‐キリエ
3.シューベルト:ミサ曲第2番‐グローリア
4.ドヴォルザーク:スターバト・マーテル‐さあ、御母よ
5.ベートーヴェン:荘厳ミサ曲‐キリエ
6.ヘンデル:ディキシト・ドミヌス‐主は言われた
7.バッハ:マニフィカト‐グローリア・パトリ
8.バッハ:マタイ受難曲‐おお、血と傷にまみれた御頭
9.バッハ:ヨハネ受難曲‐主よ、われらを治めたまう主よ
10.ハイドン:天地創造‐天は神の栄光を語り
11.ヴェルディ:ミサ・ダ・レクイエム‐怒りの日
12.コダーイ:ミサ・プレヴィス‐グローリア
13.ペルト:ベルリン・ミサ‐クレド
14.バッハ:クリスマス・オラトリオ‐いざ祝え、この良き日を
15.ヘンデル:メサイア‐ハレルヤ・コーラス
バイエルン放送cho
ペーター・ダイクストラ(指)…1.6-9.12-15
マリス・ヤンソンス(指)…2.3.4.11
ベルナルト・ハイティンク(指)…5
古代ギリシャ劇場の「Choros」を起源とするとされる「コーラス=合唱」は、ヨーロッパを中心に様々な進化を辿ってきま した。グレゴリオ聖歌に見られる1声部のみのモノフォニーが、次第に発展し、壮麗な多声部で歌われる複雑なポリフォニ ーへと発達し、16世紀に極限に達します。その後はオペラやカンタータ、オラトリオなどに分かれ、聖歌隊はますます機能 的になり、使われるテキストもラテン語から、様々な言葉、文章へと変化していきます。18世紀から19世紀には多くの作 曲家によって、宗教的な曲だけでなく、世俗的な合唱曲も書かれ、19世紀から20世紀には、更に別のジャンルとも融合し、 素晴らしい発展を遂げました。このアルバムは、現代最高の声楽アンサンブル、バイエルン放送合唱団の名演集です。バッハ からペルトまで、作曲年代にはおよそ300年の開きがありますが、そのどれもが書かれた時代に即したスタイルに倣い、ヨ ーロッパの合唱文化の伝統を感じさせる緊密な響きで歌い上げられています。このアルバム収録曲のほとんどを指揮している ペーター・ダイクストラはオランダ出身の指揮者で、若い頃から地元の合唱団を率い、20代でスウェーデン放送合唱団のデ ィレクターを務めたことで注目されました。2005年からバイエルン放送合唱団の芸術監督に就任、名門合唱団を一層レベル アップさせています。最近はオーケストラの指揮者としても活躍。更なる活躍が期待されています。
BR-900521
NX-B05
クリスマス名曲集
1.ランドル・アラン・バス(1953-):グローリア
2.メンデルスゾーン:天には栄え
3.ベルリオーズ:「キリストの幼時」より「羊飼いたちの聖家族への別れ」
4.プッチーニ:子守歌「すてきな金の夢」
5.ラフマニノフ:「徹夜祷」より「アヴェ・マリア」
6.レビコフ(1866-1920):おとぎ話「クリスマスの木」-大管弦楽のための組曲より「ワルツ」
7.カルピンスキ(1741-1825):ポーランドのクリスマス・ソング「Bog sie? rodzi 神がお生まれになった」
8.ギリシャのクリスマス・キャロル「Kalin esperan archontes」
9.伝承曲:マリアはみどり子を授かった
10.ベネズエラのクリスマス・キャロル「Adorar al nino」
11.アイレンベルク(1848-1927):ギャロップ「ペテルブルクの橇の旅」 Op.57
12.伝承曲「甘き喜びのうちに」
13.バッハ:主よ、人の望みの喜びよ
14.ヘンデル:オラトリオ「マカベウスのユダ」HWV63-シオンの娘よ、喜べ
15.ヴィヴァルディ:グローリア ニ長調-いと高きところに神の栄光あれ
16.アダン(1803-1856):オー、ホーリーナイト
17.メイソン(1792-1872):もろびとこぞりて
チェン・レイス(S)…4.10.16
ハワード・アーマン(指)
バイエルン放送cho…1-3.5.7-9.12-15.17
ミュンヘン放送O…1-4.6-11.13-17

録音:2017年10月9-13日ミュンヘン、バイエルン放送 第1スタジオ…1-3.5-9.11-15.17
2016年11月26日ドイツ、ヒルポルトシュタイン市教区教会
…4.10.16

ハワード・アーマン編曲…2.4.7-10.12.14.16.17
ヨーロッパのクリスマス・キャロルと言えば、中世の教会賛美歌、子供の歌、牧歌的な題材、ルター派の讃美歌 のお祝いの歌、ゴスペルからポップスまで数多く存在します。またそのレパートリーは膨大で、毎年新しい作品が 生まれています。グラーツの市内中心部にある「新しいクリスマス・キャロル」をとりまとめるオフィスでは、25年以上 前から忘れられたメロディを復活させたり、テキストを復刻したりと、クリスマスに関する情報を提供しています。こ のアルバムも知られざるキャロルが満載。ギリシャ、ポーランド、ドイツの伝承曲から、アダンの「オー、ホーリーナイ ト」まで、清冽なソプラノを伴う曲や、アーマン自身による楽しいアレンジが施された曲まで、魅力的な作品が並 ぶオススメの1枚です。
BR-900523
NX-B05
バッハ:モテット集
主に向かって新しき歌を歌え BWV225
聖霊はわれらの弱きを助けたもう BWV226
イエス、わが喜び BWV227
われ汝とともにあり BWV228
来たれ、イエス、来たれ BWV229
マックス・ハンフト(Org)
ギュンター・ホルツハウゼン(Vn)
ハワード・アーマン(指)
バイエルン放送cho

録音:2017年11月15-18日,2018年3月17日
ミュンヘン、バイエルン放送、ヘルクレスザール
バッハのモテットはライプツィヒのカントルに就任した最初の年、1723年から作曲されましたが、現在残存してい る作品は10曲未満。その中には偽作も含まれているため、実際には恐らく5曲、もしくは6曲が真作とされてい ます。カンタータが200曲以上書かれたことに比べると、モテットの数は本当に少なく感じられます。もともとモテッ トというジャンルは、宗教曲に限られていたわけではありませんが、17世紀頃には「宗教的な歌詞による声楽 曲」として使われ、やがて衰退していきました。とは言え、バッハの時代にはまだ教会でモテットが歌われていました が、これらは主に流布していた歌曲集が用いられたため新作を書く必要がなく、それよりも、バッハは新しいカン タータを作曲することが求められていたようです。そのため、バッハのモテットはプライヴェートのために書かれたと推 測されており、そのどれもが複雑な声部を持ち、多くはアカペラ(無伴奏)で歌われます。しかし最近では楽器を 用いる演奏も多く、このアルバムではオルガンとヴァイオリンが効果的に用いられています。ヨーロッパの合唱団に とって、バッハのモテットを歌うことは大いなる喜びであり、ここでも全ての曲がアーマンの指揮のもと、バイエルン放 送合唱団によって高らかに歌い上げられています。
BR-900527
NX-B05
アルヴォ・ペルト(1935-):ミゼレーレ、他
それは…の息子であった(2000)〜無伴奏合唱のために
フェスティーナ・レンテ(1986)〜 弦楽オーケストラとハープのために
皇帝への納めもの(1997)〜 無伴奏合唱のために
セクエンティア(2005/2019改訂)〜 ヴァイオリン、パーカッションと弦楽オーケストラのために
鹿の叫び(2007)〜 無伴奏合唱のために
ミゼレーレ(1989/1992)
独唱、合唱、アンサンブルとオルガンのために
そして私は声を聴いた(2017)〜無伴奏合唱のために
ウタ・ユングヴィルト(Hp)
スタンコ・マディチ(Vn)
アレクサンダー・フィッケル(パーカッション)
ミュンヘン放送O
アンナ=マリア・パリー(S)
ベンノ・シャハトナー(A)
アンドルー・レプリ・マイヤー(T)
ムーン・ユン・オー(T)
トーマス・ハンベルガー(Bs)
バイエルン放送cho

新しい音楽のためのオーストリアのアンサンブル)
ハワード・アーマン(指)

録音:2020年9月8-11日、2020年5月15日、2020年11月9,10日、2019年7月21日(ライヴ)
活動の初期には新古典主義の作品を書いていたアルヴォ・ペルトが、自らの作品に 「ティンティナブリの様式」と呼ばれる静謐で簡素な作風を採り入れたのは、1970年 代になってからのこと。1977年には「カントゥス―ブリテンの思い出に」を 作曲し、以降、この様式を用いた宗教作品を次々と生み出して、他の作曲家たち にも大きな影響を与えてきました。このアルバムには1986年から2019年までに書か れた5つの合唱曲と2つの器楽アンサンブル作品を収録。基本的に穏やかな曲です が、アルバムの中心となる「ミゼレーレ」は、ドラマティックな「怒りの日」の場面を含む 起伏のある作品で、ここではアーマン率いるバイエルン放送合唱団とソリストが一体と なって壮麗な音楽を創り上げています。ミュンヘン放送Oによる2曲の器楽の みの作品も聴きどころです。
BR-900528
NX-B05
シューベルト:合唱曲集
ゴンドラの乗り手 D. 809 - 男声合唱とピアノのために
セレナード D. 920 - アルト独唱と男声合唱、ピアノのために
3つの歌曲 D. 825 -無伴奏男声合唱のために
自然の中の神 D.757 - 女声合唱とピアノのために
夜の明かり D. 892 - テノール独唱と男声合唱、ピアノのために
詩篇 第23篇 「神は私の羊飼い」 D. 706 - 女声合唱とピアノのために
あこがれ D. 656 - 無伴奏男声合唱のために
ミリアムの勝利の歌 D. 942 - ソプラノ独唱と混声合唱、ピアノのために
クリスティーナ・ランツハーマー(S)
メリット・オスターマン(Ms)
アンドルー・リプリ・マイアー(T)
ユストゥス・ゼイエン(P…1870年代製造エラール)
バイエルン放送合唱団
ハワード・アーマン(指)

録音:2021年7月20-23日
1800年初頭、ブルジョアの音楽文化ではポリフォニックな声楽作品がもてはやされました。その多くはサロンで奏 される各パート一人で歌う四重唱や二重唱でしたが、当時すでにウィーンにはアマチュア合唱団が存在し、定期 的なコンサートも開催されていました。そしてシューベルトの声楽曲はこれらの合唱団でしばしば演奏され、一般 の人々の注目を集めていました。 また、シューベルトの作品が初めてウィーン楽友協会で演奏されたのは1821年1月25日のことで、この時にはピ アノを伴う男声、女声合唱団が「ゴンドラの乗り手」や「セレナード」などを演奏しました。最後に置かれた「ミリアム の勝利の歌」は宗教的な内容を持つ合唱曲。モーセの姉ミリアムがシンバルを打ち鳴らしながらイスラエルの民を 鼓舞しエジプトを脱出する物語で、ソプラノ独唱が先導する混声合唱団が壮大な物語を歌いあげるという大 作。曲の終わりは圧巻のフーガで締めくくられます。ハワード・アーマン率いるバイエルン放送合唱団とソリストたち の素晴らしい歌唱をお楽しみください。
BR-900529
NX-B05
ドビュッシー/アーン:合唱作品集
ドビュッシー:春の挨拶 ? 合唱とピアノのために
 カンタータ『選ばれた乙女』 - 独唱、合唱と2台ピアノのために(ハワード・アーマンによる2台ピアノ伴奏編)…世界初録音
 アンジェラスの鐘(クリトゥス・ゴットヴァルトによる合唱編)
 木々の影は - 忘れられた小唄第3番- 歌とピアノのために
レイナルド・アーン(1874-1947):悲しい風景、霧深い川の木々の影 - 灰色の歌第6番- 歌とピアノのために
 ラテン礼賛 - ソプラノとピアノ、テノールとバス、合唱のために
クリスティアーネ・カルク(S)
アンジェラ・ブローワー(朗読、アルト)
ダニエル・ベーレ(T)
アンナ=マリア・パリー(S)
ニコラウス・プファンクフ(T)
タレク・ナズミ(Bs)
ゲロルト・フーバー(P)
マックス・ハンフト(P)
バイエルン放送cho
ハワード・アーマン(指)

録音:2021年5月27、28日 BR第1スタジオ
2021年2月3-5日 BR第2スタジオ
2020年7月23日 BR第2スタジオ
どの曲もドイツ・ロマン派作品とは全く異なる風情を持っていますが、ハワード・アーマンが指揮する合唱団はいつもながらの愛情こもった精緻なアンサンブルに よって、エキゾチックな味わいを持つ作品の魅力を存分に引き出しています。ドビュッシーのア若き意欲作『選ばれた乙女』はソプラノ、アルトの独唱と女声合 唱および管弦楽の為のカンタータですが、ここでは世界初録音となる2台ピアノによる伴奏版が選ばれており、その繊細な美しさが余すことなく披露されてい ます。アーンの「ラテン礼賛」は「ラテン・エチュード」とも訳される詩人ルコント・ド・リールの『古代詩集』を用いたソプラノをメインとする3人のソリストと合唱によ る組曲。アーンの旋律美が遺憾なく発揮されています。他にはヴェルレーヌの同じ詩を用いたドビュッシー、アーンそれぞれの「木々の影」など繊細な合唱曲を お楽しみいただけます。アルバムを通じて陰影に富んだ歌唱を聴かせるクリスティアーネ・カルクの美しい声と、伴奏ピアニストとして高く評価されるゲロルト・ フーバーのピアノ演奏も聴きどころ。

BR-900635
NX-B05
レベッカ・サンダース(1967-):Still-Aether-Alba
(1)Still(2011)-ヴァイオリンとオーケストラのために
ボン・ベートーヴェンフェスト(エルンスト・フォン・ジーメンス音楽財団の委嘱作品)
(2) Aether(2015/16)-2つのバスクラリネットのために(Bludenzer Days of Contemporary Musicの委嘱作品)
(3) Alba(2014)-独奏トランペットとオーケストラのために…世界初演(バイエルン放送musica vivaとBBCラジオ3(BBCスコットランドSO)の委嘱作品)
(1)カロリン・ヴィトマン(Vn)
イラン・ヴォルコフ(指)
バイエルン放送O
録音:2018年1月19日 ヘルクレスザール、ミュンヘン ライヴ

(2)カール・ロスマン(バスクラリネット)
リヒャルト・ハイネス(バスクラリネット)
録音:2017年12月15日 ヘルクレスザール、ミュンヘン ライヴ

(3)マルコ・ブラウ(Tp)
ペーテル・エトヴェシュ(指)
バイエルン放送O
録音:2015年2月20日 ヘルクレスザール、ミュンヘン ライヴ
2006年に設立された「musica viva」は、1945年から存在するバイエルン放送主催の現代音楽コンサート を記録保存するためのシリーズ。第35巻のテーマ作曲家はイギリス出身の作曲家レベッカ・ソーンダースです。 ヴォルフガング・リームに師事した彼女の作品は時に特殊奏法を用いながら、常に独自の音を追求するもので す。このアルバムには3曲を収録。「Still」は2部からなるヴァイオリン協奏曲で、独奏を務めるのは注目のヴァイ オリスト、カロリン・ヴィトマン。難曲を鮮やかに弾きこなします。2本のバスクラリネットのための「Aether」はユ ニークな響きが楽しめる逸品。「Alba」はトランペットの特殊奏法が印象的な作品です。
BR-900638
NX-B05
オンドレイ・アダーメク作品集
Follow me(2016/17) - ヴァイオリンと管弦楽のための協奏曲*
バイエルン放送とヘルシンキPO、musica vivaの委嘱作品

WHERE ARE YOU?(2020) - メゾ・ソプラノとオーケストラのために
バイエルン放送とロンドンSO、musica vivaの委嘱作品
イザベル・ファウスト(Vn)*
バイエルンRSO*
ペーター・ルンデル(指)*
マグダレーナ・コジェナー(Ms)
バイエルンRSO
サイモン・ラトル(指)

録音(ライヴ):2017年12月15日ミュンヘン、ヘルクレスザール(ドイツ)*、2021年3月6日ミュンヘン、フィルハーモニー・イン・ガスタイク(ドイツ)
共に、世界初演
1979年、プラハ出身の作曲家オンドレイ・アダーメク。チェコとパリで学び、指揮者として活躍する傍ら、オーケストラから室内楽、歌、エレクトロアコースティッ クなど多彩なジャンルの作品を発表。権威ある賞も数多く受賞しています。彼の作品には声と動作、身振りや演劇性が組み合わされており、時には特別に 開発した楽器を用いることで、作品に独自性が与えられています。このアルバムには世界初演となる2つの作品を収録。メゾ・ソプラノとオーケストラのための 「WHERE ARE YOU?」は「人間はどこから来てどこへ行くのか」の問いを探求、マグダレーナ・コジェナー、サイモン・ラトルのビッグ・スターが演奏を担当してい ます。11部で構成された35分の作品には、エキサイティングなオーケストラのサウンドをバックに語りを交えたリズミカルな歌が披露されます。イザベル・ファウス トがソリストを務める「Follow me」では中世後期のホケット技法(複数の奏者がそれぞれ単独で発する言葉が繋がり、一つのリズムやメロディーを形成して ゆく奏法))に沿って、ソリストとオーケストラの間でメロディが分割されていくというもの。印象的な冒頭のソロの旋律が少しずつ形を変えながらオーケストラ全 体に広がっていく不思議な音楽です。
BR-900639
NX-B05
ヴォルフガング・リーム(1952-):作品集
Sphare nach Studie(1993/2002改訂)-6人の奏者のために
スターバト・マーテル(2020)-バリトンとヴィオラのために
Male uber Male 2(2000/2008改訂)-クラリネットと9人の奏者のために
タマラ・ステファノヴィッチ(P)
クリスティアン・ゲルハーエル(Br)
タベア・ツィンマーマン(Va)
イェルク・ヴィトマン(Cl)
バイエルンRSOのメンバー
スタンリー・ドッズ(指)

録音:2020年12月8日(ライヴ)
現代音楽の重鎮作曲家の一人、ヴォルフガング・リーム。 ドイツのカールスルーエで作曲と音楽理論を学び、1963年に最初の曲を書いて以降、作曲家、教師として大 活躍、400曲以上の作品は、どれも国際的に高く評価されています。リームは芸術、文学、哲学の深い知識を 有しており、これらが彼の作曲のインスピレーションの源になっているとともに、バッハやシューマン、ブラームスなど音 楽史の名曲から触発された作品も数多く書いています。 このBR-KLASSIKのmusica vivaシリーズではリームの70歳の誕生日(2022年3月13日)を記念し、2枚の アルバムをリリース。このVol.39には2020年のライヴ演奏が収録されています。(Vol.40…900640 Jagden und Formen) 室内アンサンブルのための「Sphare nach Studie」は改訂版が2002年3月13日にカールスルーエで世界初 演された作品。2020年12月8日に開催されたmusica vivaコンサートのオープニングを飾りました。「スターバ ト・マーテル」はバリトンとヴィオラのための静かな悲しみを湛えた作品。アルバムはヴィトマンがクラリネットを吹く 「Male uber Male 2」で締めくくられています。
BR-900640
NX-B05
リーム(1952-):狩猟と形式(2008) バイエルンRSO
フランク・オルー(指)

録音:2021年6月22-25日ミュンヘン、ヘルクレスザール(ドイツ)
現代音楽の重鎮作曲家の一人、ヴォルフガング・リーム。 ドイツのカールスルーエで作曲と音楽理論を学び、1963年に最初の曲を書いて以降、作曲家、教師として大 活躍、400曲以上の作品は、どれも国際的に高く評価されています。リームは芸術、文学、哲学の深い知識を 有しており、これらが彼の作曲のインスピレーションの源になっているとともに、バッハやシューマン、ブラームスなど音 楽史の名曲から触発された作品も数多く書いています。 このBR-KLASSIKのmusica vivaシリーズではリームの70歳の誕生日(2022年3月13日)を記念し、2枚の アルバムをリリース。このVol.40には2001年11月にアンサンブル・モデルンによってバーゼルで世界初演された大 規模な「狩猟と形式」を収録。(Vol.39…900639 2020年のライヴ録音) この「 Jagden und Formen 狩猟と形式」、もともとは1995年から2001年にかけて書かれた作品ですが、 リームは2007年から2008年にかけて全体を改訂。ここで、それまで何年にもわたって成長を続けて来た”ワー ク・イン・プログレス”が完成しました。2台のヴァイオリンの戯れるような旋律で先導される曲はすぐに曲調がエスカ レート、そのまま全曲が切れ目なく息をのむようなエキサイティングな音楽へと変貌します。
BR-900718(6CD)

9/8までの初回特価
ブルックナー:交響曲選集


【CD1】
交響曲第3番ニ短調 WAB103(1889年 第3稿)

【CD2】
交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」WAB104(1878年 第2稿/終楽章 1880年版)

【CD3】
交響曲第6番イ長調 WAB106(1879-1881)

【CD4】
交響曲第7番ホ長調 WAB107(1881-1883)

【CD5】
交響曲第8番ハ短調 WAB108(1890年 第2稿)

【CD6】
交響曲第9番ニ短調 WAB109(オリジナル・ヴァージョン)
マリス・ヤンソンス(指)
バイエルンRSO

【CD1】
録音:2005年1月20,21日 ライヴ
ミュンヘン、フィルハーモニー・イン・ガスタイク
【CD2】
録音:2008年11月26-28日 ライヴ
ミュンヘン、フィルハーモニー・イン・ガスタイク
【CD3】
初出音源
録音:2015年1月22,23日 ライヴ
ミュンヘン放送、フィルハーモニー・イン・ガスタイク
【CD4】
録音:2007年11月4日 ライヴ
ムジークフェライン大ホール、ウィーン
【CD5】
録音:2017年11月13-18日 ライヴ
ミュンヘン放送、フィルハーモニー・イン・ガスタイク
【CD6】
録音:2014年1月13-17日 ライヴ
ミュンヘン放送、フィルハーモニー・イン・ガスタイク
バイエルンRSOにとってブルックナーは、初代首席指揮者のオイゲン・ヨッフム以 来楽団のレパートリーの中核となっており、マリス・ヤンソンスはオーケストラの伝統を尊重 するかのように、じっくりと時間をかけて取り組んできました。このBOXには彼らが録音したブ ルックナーの交響曲が全て収録されています。ヤンソンスはブルックナーの総譜を細部まで 読み込み、書かれた音符を丹念に音にしていきます。ワーグナーへの敬意が表明された第 3番、牧歌的な曲調を持つ第4番、オルガンの荘厳な音色を思わせる第8番など、ブルッ クナーの特徴とも言える分厚い響きを存分に表現、中でもブルックナーが「愛する神に捧 ぐ」と譜面に書き入れた交響曲第9番は圧巻の演奏を誇ります。 ヤンソンスのオーソドックスなアプローチから浮かび上がる作品の姿を、世界トップクラスの実 力を誇るバイエルンRSOの豊穣な響きが余すことなく描き出しています。


<ARCHIVE>
BR-900701B
モーツァルト:ピアノ協奏曲第18番変ロ長調K.456
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番ハ長調*
マルタ・アルゲリッチ(P)
オイゲン・ヨッフム(指)、
小澤征爾(指)*、
バイエルンRSO

録音:1973年6月22日、ライヴ、1983年6月17日ライヴ*
<ARCHIVE>は、放送局が所持している過去音源からのリリースするシリーズ。ベートーヴェンの協奏曲は既にリリースされているDVDにて、そのハイテンションな演奏は広く知れ渡っています。満場の聴衆の溢れる熱気も全て音に込めたこの録音は、映像で見ることによる感覚の分散を感じることなく、すべての神経を音へと集中させる魔力を秘めています。モーツァルトの協奏曲に関しては、アルゲリッチのレパートリーの中でも珍しいもの。過去に非正規盤としてのリリースは存在しましたが、正規マスタリング盤が登場することにより一層多くの人に魅力が伝わることでしょう。
BR-900702C(2CD)
フルトヴェングラー:交響曲第2番ホ短調 オイゲン・ヨッフム(指)バイエルンRSO

録音:1954年12月9.10日ミュンヘンヘラクレス・ザール

※60周年記念BOXばら売り
全曲で80分を越える「名指揮者」フルトヴェングラーが書いた大作、交響曲第2番です。彼の作品はどれも長大で、後期ロマン派(とりわけブルックナー)の影響を強く受けていますが、1945年に書かれたこの曲はとりわけ彼自身も気に入っていたようで、自作自演も存在することで知られています。紆余曲折を繰り返しつつ歩んで行く、決して平易とは言えない作品ですが、曲の最後の希望に満ちた部分で、全ての魂が解放されるような希望を見せてくれます。このヨッフムの演奏は、1954年11月30日に逝去したフルトヴェングラーへの追悼でもあり、リスペクトとも言えるでしょう。また彼の作品に新たな解釈の光があたった記念すべきものでもあります。
BR-900703B
ブルックナー:交響曲第8番ハ短調 ラファエル・クーベリック(指)バイエルンRSO

録音:1977年5月12日ミュンヘンヘラクレス・ザール
961年から1979年まで首席指揮者を務めたクーベリックのブルックナーです。穏健なイメージのあった当時のクーベリックですが、実はライヴでは熱い音楽を聴かせる人であり、このブルックナーでも緊迫感に満ちた素晴らしい音の建築が目の前に立ち現れます。クーベリックの底力を見せつける演奏と言えるでしょう。

BR-900704B
キリル・コンドラシン
リムスキー=コルサコフ:「ロシアの復活祭」序曲
フランク:交響曲ニ短調
キリル・コンドラシン(指)バイエルンRSO

録音:1980年2月7-8日ミュンヘンヘラクレスザールライヴ録音
“誰も成し得なかった、フランク終楽章の完全無欠な造形美!”
LP時代の名演とされながら、なかなか復刻されることもなく「幻の演奏」のCD化。
「ロシアの復活祭」は風格満点。序奏部の精妙を極めたアンサンブル制御力、弦のピチカートの寸分の狂いもない拍節など、コンドラシンならではのこだわりが万遍なく浸透。主部の“復活祭ファンファーレ”のテーマは胡蝶が一切ないにもかかわらず荘重な響きを醸し、中間のトロンボーン・ソロによる聖歌は、ほんわかとしたスタールジーではなく、克明な隈取りでメロディを刻印。それに弦が絶妙な絡みを見せる瞬間も必聴。そしてコーダでの圧倒的な威厳!オーケストレーションの華々しさ以外の精神的な含蓄を感じさせる点で、この演奏は忘れることが出来ません。
フランクは、更なる大名演!声部間の見通しがどこまで言っても透き通っており、品格を持って壮大な有空を形成。フォルテッシモで飛び出す第1楽章第1主題は、裏の声部も含めて縦の線がズブズブになることが多いですが、コンドラシンに限っては心配無用。強固な確信を持って音像が聳えます。第2主題には強靭な鋼のような芯を持ちながら呼吸がどこまでも大きく振幅。切ないフレーズでも決して歌いこみ過ぎないよう厳しく律するコンドラシンの特色は、この第2楽章でも顕著。こんな潔癖なイン・テンポで突き進み、毅然とした意思を湛えた演奏は滅多にないでしょう。それだけにわずかにリタルダンドだけでも、そのニュアンスの意味深さがより際立つことになるのです。終楽章は迫力満点。もちろん高速大音量で騒ぎ立てるそれではなく、全てのギアチェンジ、響きのバランスにおいて徹底的に調合が行き届き、神々しさの極み!特に5:28からの高揚感は、その威力のl全てをマイクが拾い切れていないほど沸点を超越しています。【湧々堂】
BR-900705B
エルガー:エニグマ変奏曲
ヴォーン=ウィリアムズ:交響曲第6番*
サー・コリン・デイヴィス(指)バイエルンRSO

録音:1983年12月14日ミュンヘンヘラクレス・ザール/1987年4月30日、5月1日ミュンへンフィルハーモニー*
コンドラシンの急逝に伴って、1983年に首席として就任したのは当時56歳のイギリスの指揮者コリン・デイヴィスでした。彼はイギリス音楽を積極的に取り上げ、9年間の就任期間にレパートリーを拡充させたことでも高く評価されています。就任当時の瑞々しい「エニグマ」です。
BR-900706C
ロリン・マゼール
ストラヴィンスキー:組曲「火の鳥」
 バレエ音楽「春の祭典」*
ロリン・マゼール(指)バイエルンRSO

録音:1999年6月17-18日ミュンヘンヘラクレスザール、1998年4月2-3日ミュンヘンフィルハーモニー*
バイエルン放送交響楽団60 周年BOXからの単売。マゼールお得意の2つの作品をカップリング。彼独特の「あくの強さ」は多少薄いものの、その分シャープで切れ味のよいストラヴィンスキーが楽しめます。10年間、このオーケストラに君臨したマゼールの底力を存分に感じられる演奏です。
BR-900707C
マリス・ヤンソンス
R・シュトラウス:「ばらの騎士」組曲AV145
ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら#
4つの最後の歌*
マリス・ヤンソンス(指)バイエルンRSO
アニヤ・ハルテロス(S)

録音:2006年10月19-20日ミュンヘンヘラクレスザール、2009年3月5-6日ミュンヘンヘラクレスザール#、2009年3月25-27日ミュンヘンフィルハーモニー
バイエルン放送交響楽団60 周年BOXからの単売。今最も脂の乗ったヤンソンスが得意とするのが、このR・シュトラウスでしょう。コンセルトヘボウとのお披露目でも豪快な「英雄の生涯」を聴かせてくれましたが、ここではまた違った風情を見せてくれます。凝りに凝った歌いまわしが魅力的な「ばらの騎士」組曲、新鋭ソプラノ、ハルテロスの抒情味溢れる「4つの最後の歌」と、オーケストラを聴く楽しみを心から味わわせてくれるような1枚です。





BR-900708J(7CD)
バイエルン放送交響楽団60周年記念BOX
(1)フルトヴェングラー:交響曲第2番
(2)ブルックナー:交響曲第8番ハ短調
(3)R・=ルサコフ:序曲「ロシアの謝肉祭」
 フランク:交響曲ニ短調
(4)エルガー:エニグマ変奏曲
 ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲第6番*
(5)ストラヴィンスキー:春の祭典
 「火の鳥」組曲*
(6)R・シュトラウス:「ばらの騎士」組曲
 ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら
 4つの最後の歌
(1)オイゲン・ヨッフム(指)/録音:1954年
(2)ラファエル・クーベリック(指)/録音:1977年5月ライヴ
(3)キリル・コンドラシン(指)/録音:1980年2月8日ライヴ
(4)コリン・デイヴィス(指)/録音:1983年、1987年*
(5)ロリン・マゼール(指)/録音:1999年6月録音、1998年4月*
(6)アニヤ・ハルテロス(S)、マリス・ヤンソンス(指)/
2009年の秋、創立60周年を迎えたバイエルン放送交響楽団。この機会にこれまでの首席指揮者たち(プラス1)の貴重な録音を7枚組のBOXにまとめました。このオーケストラの歴史の変遷を音で綴る興味深いBOXです。本来は、ドイツのファンのために新聞社が「ドイツ国内限定販売」として企画したものですが、今年の来日公演の成功を喜んだオーケストラが、日本のために特別に再プレスをすることが緊急決定!今回、完全数量限定で日本のファンの方へお届けすることが可能になったという逸品です。(注文生産のため、希望本数のお届けが不可能なことがございます。ご了承くださいませ)
(1)1949年から1960年までこのオーケストラの首席指揮者を務めた巨匠。彼はブルックナーの権威であり、国際ブルックナー協会の会長もつとめましたが、一方当時の「現代音楽」にも積極的に挑戦(例えばオルフのカルミナ・ブラーナなど)したことでも知られます。このフルトヴェングラーの作品も、親密な友情の証として録音されたものでしょう。ともすると冗長になりがちな作品をぴりりと引き締めているのはさすがです。
(2)チェコの名指揮者、クーベリックがバイエルン放送響の首席指揮者を務めたのは1961年から1979年まで。1965年と1975年には2回の来日公演を果たし、その初来日の最初のプログラムが、このブルックナーの8番というのですから、彼におけるブルックナーの存在は並大抵のものではなかったはずです。彼はマーラーと同じく、ブルックナーも非常に得意としていて、バイエルン放送響とも全曲録音の予定があったそうですが、結局は実現することはありませんでした。この1977年の第8番は初の正規盤リリースとなります。スタジオ録音ではどちらかというと温和な表情を見せていたクーベリックですが、ライヴになるとこれが一変。実に熱い音楽を聴かせることで定評がありますが、このブルックナーもそんな伝説的名演の一つと言えるでしょう。
(3)この日のプログラムの前半、アルゲリッチとのチャイコフスキーはCD化されているのに、なぜかこちらはずっとLPのまま。ということで、ファンをやきもきさせていた伝説のフランクがついに登場しました!クーベリックの後任として1982年から首席指揮者として就任が決まっていたコンドラシンですが、その前年の1981年に急逝し、このコンビによる演奏は以降永遠に聴く機会がなくなってしまったのです。そんな中残された貴重なこのライヴ。彼が就任していたとしたら、このオーケストラの音色がどのように変わっていったのかを想像するだけでも、この演奏を聴く価値があるのではないでしょうか。
(4)コンドラシンの急逝に伴って、1983年にオーケストラが新たに首席として迎えたのは、当時56歳のイギリスの指揮者コリン・デイヴィスでした。彼はモーツァルトとベルリオーズのオーソリティでもあった彼は、古典派の音楽解釈を徹底的に練り上げ、また自国のイギリス音楽も積極的に演奏させることで、9年間の在任中にレパートリーを格段に増やしたことが高く評価されています。ここでは1983年録音の「エニグマ」と1987年のヴォーン・ウィリアムズの交響曲第6番を収録。93年のエニグマは良く知られていますが、こちらは就任当時の若々しいもの。はちきれんばかりの意欲がテーマからも伝わってきます。
(5)1993年から2002年まで4人目の首席指揮者として活躍したのが、おなじみロリン・マゼールです。就任当時は古巣のピッツバーク響と兼任していましたが、1996年からはこのオーケストラに専心し、ベートーヴェン、ブラームス、ブルックナー、シューベルト、マーラーなどで素晴らしい成果を上げました。ストラヴィンスキーの「火の鳥」は彼が最も得意とするレパートリーの一つで、2000年の来日公演では初日の演目にもしっかり入っていたことも記憶に新しいのではないでしょうか。マゼールの独特な解釈は好き嫌いが分かれましょうが、やはり「天才」と呼ばれるにふさわしい風格を有していることは間違いありません。
(6)2003年から首席指揮者を務めるマリス・ヤンソンス。彼の活躍ぶりも留まるところを知りません。ここでは彼が得意とするR.シュトラウスを3曲収録。「R.シュトラウスの音楽は私の人生と共にあり、深く何度も繰り返し触れ合っている」と彼自身が語るだけあって、オーケストラの持ち味をよく生かした見事な演奏が展開されています。ソプラノのアニヤ・ハルテロスは近年注目を集めているギリシャの新進ソプラノ。彼女はこの曲を大切なレパートリーとしているようで、すでにファビオ・ルイージ/シュターツカペレ・ドレスデンとの盤もリリースされているので聴き比べも楽しいかもしれません。
BR-900709B
モーツァルト:ピアノ協奏曲集
ピアノ協奏曲第22番変ホ長調K482
ピアノ協奏曲第23番イ長調K488*
ダニエル・バレンボイム(P)
ラファエル・クーベリック(指)バイエルンRSO

録音:1970年6月6日1970年6月5日* ミュンヘンヘラクレス・ザール
ソリストと指揮者の融和の美しさを堪能できる一枚。徳のテンポのセンスが実に絶妙!「22番」は第1楽章のやや前のめり気味のテンポが逆に音楽に推進力を与え、作品の造型を壊さずに自然な息遣いが終始流れます。終楽章は完全に音楽と同化したテンポ感が素晴らしく、リズムとフレーズの感じ方にも、この当時のバレンボイムの閃きに満ちたピアニズムに心打たれます。「23番」終楽章もクーベリックの端正な式と相まって、悪乗りしない愉悦の雰囲気が素敵。【湧々堂】
BR-900710B
モーツァルト作品集
フルート協奏曲第1番ト長調K313*
オーボエ協奏曲ハ長調K314#
交響曲第32番ト長調K318
イレーナ・グラフェナウアー(Fl)
フランソワ・ルルー(Ob)
ギュンター・ヴァント(指)*
コリン・デイヴィス(指)バイエルンRSO

録音:1981年10月16日*、2001年1月11-12日#、1985年6月22日 ミュンヘン・ヘルクレスザール
イレーナ・グラフェナウアーは1957年スロヴェニアで生まれた女性フルーティストです。彼女は8歳から音楽を学び、カールハインツ・ツェラー、オーレル・ニコレに師事、ベオグラード、ジュネーブ、ミュンヘンの3つのコンクールで1等賞を得ました。1977年から1987年までバイエルン放送響の首席フルーティストとして活躍、クーベリックやデイヴィスの指揮のもと、素晴らしい演奏を数々残しています。この1981年の録音は、ギュンター・ヴァントが北ドイツRSOの首席として招聘される前年のもので、厳しい表情を備えたモーツァルトは、このオーケストラのディスコグラフィーの中でも特別なものの一つとして大切にされています。オーボエのフランソワ・ルルーも1992年から2004年まで、このオーケストラの首席として活躍。2001年のこの演奏は、コリン・デイヴィスとの緊密な関係を物語るかのような、雄弁な音楽が楽しめます。1985年の交響曲第32番では、コンパクトな単一楽章の中にイタリア的な明るさを感じさせるところがさすがデイヴィスです。
BR-900711H(11CD)
ブルックナー:交響曲全集
交響曲第0番
交響曲第1番(リンツ版)
交響曲第2番(第2稿)
交響曲第3番(第3稿)
交響曲第4番(第2稿)
交響曲第5番
交響曲第6番(原典版)
交響曲第7番
交響曲第8番
交響曲第9番
ロリン・マゼール(指)バイエルンRSO

録音:1999年1-3月ライブ・フィルハーモニー・ガスタイク
過去に「限定自主制作盤」として一瞬だけ市場に出回ったマゼールのブルックナー全曲演奏会ツィクルスのCDです。2カ月という凝縮された時間の中で、オイゲン・ヨッフムから連なる伝統を踏襲し、その上で彼なりの解釈を加えたこの演奏は、バイエルンRSOの歴史の中でも、一際輝く記録となっております。

BR-900712E(3CD)
シューベルト:交響曲全集(全8曲) ロリン・マゼール(指)バイエルンRSO

録音:2001年3月ミュンヘンプリンツレーゲンテンシアター
“マゼールのこだわりと円熟!これぞシューベルトの進化系!!”
これはバイエルン放送交響楽団の首席指揮者(1993-2002年)として活躍したロリン・マゼールの仕事の集大成!
マゼールというと独特なデフォルメや器用さが鼻につくという意見もありますが、この全集を聴くと、マゼールの芸風は、常に作品の持ち味を徹底的に掘り下げるという一途な使命感から湧き上がったものであることに気付かされます。その知的なアプローチは、深い共感と近年の円熟味と相まって比類なき感動をもたらしてくれるのです。
まず、めったに演奏されない「第1番」「第2番」のなんという立体感!すべての楽想の意味がこんなに浮き彫りにされて面白く聴けるとは予想外。特に、埋もれがちな対旋律を自然に際立たせて作品に可憐な味を加味するセンスは鮮やかという他ありません。
「第3番」はキビキビとしたテンポで爽快な進行。しかし響きのシンフォニック厚みは確保され、しかもこの曲特有のチャーミングな雰囲気も十分に伝えます。
「第4番」はこの全集中の屈指の名演!やはり全体にテンポは速めですが、彫琢の豊かさと声部の抉り出しが尋常ではありません。第1楽章コーダは意表をつくように落ち着き払った佇まいを醸し出しつつ、7:30では恐ろしく絶妙なタイミングでのティンパニの打ち込みも含めて格調高い音像を打ち出します。第2楽章では、マゼールの歌のセンスに御注目。決して上から目線で歌わせているのではなく、作品自体から旋律が気持ちよく流れだすように誘導する手腕に脱帽です。終楽章はかなり速いテンポで駆け抜けますが、ここでも決して対旋律が置き去りになることはないので、引き出される音楽の内容量に圧倒されるばかりです。気がつくと後半では焦燥感と漢気が入り混じった独特のニュアンスをギリギリまで炙り尽くしており、イン・テンポのまま最後を締めくくるのも粋!
「4番」と双璧の名演が「第6番」。「グレート」よりもこちらのハ長調を愛するファンの方も多いと思いますが、そんな人でもこれほど面白い作品だったかと思い知ることでしょう。第2楽章など遊園地に居るような楽しさ!引き締まったアンサンブルから引き出されるメルヘンチックなニュアンスに酔いしれるばかり。あっという間に夢のような5分間が過ぎ去ります。終楽章は猛烈な速さ!アレグロ・モデラートの指示は完全に無視していますが、もうこれ以上考えられなくなるほど説得力絶大!今までの演奏は何だったのでしょうか?
「未完成」も極めてシンフォニックなアプローチに徹して気宇壮大。感傷にふけることなく確信を持ってこの作品のリリシズムを浮き彫りにします。第1楽章提示部後半のティンパニ追加も実に自然。展開部の展開部での呼吸の深さも忘れられません。
そして極めつけが「グレート」!第1楽章序奏部から金管のウラのパートまで徹底表出させ、いかにもマゼールらしいこだわりを見せまますが、物々しい場違いな音像にすり替える事は決してありません。主部突入のギアチェンジの滑らかさがまた驚異的。終楽章ではティンパニ追加や、フルートの突出によって作品の構築が最大限に明瞭化されますが分析的な冷たさは皆無。全曲を締めくくる最後のティンパニ一撃は鳥肌モノ!
シューベルトの音楽独自の持ち味から逸脱することなく、各曲の個性を極限まで引き出したこの全集は、まさに全集としてリリースする価値があると心底思える逸品です。【湧々堂】
BR-900717
NX-B01
ハイドン:交響曲第101番「時計」
ブラームス:交響曲第4番*
オットー・クレンペラー(指)
バイエルンRSO

録音:ミュンヘン、ヘルクレスザール ライヴ
1956年10月18.19日、1957年9月26.27日*(ともにモノラル)
20世紀を代表する名指揮者の一人、オットー・クレンペラー(1885-1973)。古典派からロマン派、近現代作品まで幅広いレパートリーを 持つとともに、数々のユニークなエピソードで知られる人物です。バイエルンRSOとは(ヨッフムの招聘により)1956年4月に初共 演を果たしたクレンペラー、この「70歳でのデビュー」は大きな話題となり、以降1969年5月までミュンヘンで合計11回のコンサートを行うこと になりました。健康状態の悪化に苦しみながらも一連の素晴らしい演奏を披露したクレンペラー、この1956年と1957年のライヴからも、熱 気あふれるハイドンと、重厚で一音一音に魂を込めるかのような感情の起伏が激しいブラームスを楽しめます。ブラームスはOrfeo C201891DRと同音源です。今回はバイエルン放送が所有するオリジナル音源がどのような音質で復刻されているのか興味深いところで す。

BR-900900C(2CD)
マタイ受難曲について〜ヴィーラント・シュミットの語りと音楽で綴るイエスの物語(ドイツ語) クリスティアン・ブルックナー(語り)他
レネッケ・ライテン(S)
ヴィルケ・テ・ブルメルストレーテ(Ms)
スティーヴ・デイヴィッドスリム(T)
ヨルック・フェリックス・スペール(Bs)
マクシミリアン・シュミット(T…福音史家)
デトレフ・ロート(Br…イエス)
ペーター・ダイクストラ(指)
バイエルンRSO&cho
マタイ受難曲とキリスト教の関わりについて、曲を聴きながら解説を加えていくという企画CD。ナレーションもリブレットも全てドイツ語なので、日本人にとっては若干のハンディはありますが、「これを理解するためにドイツ語をマスターしてもいい」という気持ちを抱かせてしまうかも。それほどに魅力的な2枚組です。随所に挟まれる音を聴けば聴くほど、全曲リリースの期待が高まること間違いなし。
BR-900901C(4CD)
イエルク・ハンドシュタインによる「音で聴くマーラーの伝記」

《CD1》
交響曲第1番ニ長調「巨人」(全曲)
第1章:美しいトランペットが鳴り響くところ〜イグラウの少年時代
《CD2》
第2章:ウィーンでの修業時代〜大学にて
.第3章:さすらう若者〜疾走する指揮者
第4章:ルーティンワーク〜ブラペスト、ハンブルク時代
《CD3》
第5章:避暑〜休暇の作曲家、マーラー
第6章:南部の神〜ウィーンでの歌劇場監督第7章:比類なき存在〜アルマが私の前に
《CD4》
第8章:神なき安住の地〜歌劇場と罵詈雑言
第9章:ハンマーの3つの打撃〜運命的な1907年、そして結果
3.第10章:別れ〜最後の年
《CD1.1-4》
マリス・ヤンソンス(指)バイエルンRSO

録音2007年3月1-2日ミュンヘンヘルクレスザール
《ドラマ部分》ウド・ヴァハトファイトウル(ナレーター)/ルネ・デュモン(マーラー)/ローラ・マイア(アルマ)/クリスタ・ポッシュ,ゲルト・ハイデンライヒ,ハンス・ユルゲン・シュトッケールル(その他)/イェルク・ハンドシュタイン・・・作/ベルンハルト・ノイホフ・・・編集,演出/ファビアン・ツヴェック・・・音声,技術
010年から2011年、2年に渡ってアニヴァーサリー・イヤーを迎えるグスタフ・マーラーを記念する4枚組です。CD1に収録されているのは、2007年3月収録のヤンソンスによる「第1番」全曲です。ヤンソンスのマーラーにかける思いがじっくり伝わる熱い演奏、これだけで大満足間違いなしです。特筆すべきは、CD1の最終トラックから始まる、音楽ドラマ「世界、そして夢」でしょう。正直、実物を見るまでは、「これは日本で販売するのは困難だろう」と思っておりました。しかし、実際に聴いてみると、これが限りなく素晴らしいのです。物語は10章に分かれ、マーラーの生い立ち、苦悩、愛を丹念に拾い上げて行くのです。もちろん音楽もふんだんに添えられています。(音源はBRの物を中心とした、有名メーカーの音を使用。クーベリック、ブーレーズ、キルヒシュラーガーなどの名演がドラマに華を添えます)ドイツ語がわからなくても、かなり楽しめます。
BR-900902C(4CD)
バッハ:クリスマス・オラトリオBWV248
ヴィーラント・シュミット作:音楽劇「クリスマスオラトリオ」*
ラヘル・ハルニシュ(S)
アンケ・フォンドゥング(Ms)
マキシミリアン・シュミット(T)
クリスティアン・インマー(Bs…バイエルン放送合唱団メンバー)
ベルリン古楽アカデミー
ペーター・ダイクストラ(指)
クリスティアン・ブルックナー(語り)*
レオンハルト・フーバー(演出)*

録音:2010年12月ライブ収録 ミュンヘンヘルクレスザース
※DVD(900502)と同内容
ペーター・ダイクストラとベルリン古楽アカデミーによる、素晴らしい独唱陣を配した敬虔なクリスマス・オラトリオです。CD1とCD2には、混じり気のない「オラトリオ全曲」を収録。伝説的な速さで知られるガーディナーと同じくらいの早めのテンポ設定をとったすっきりとした演奏で、この晴れやかで輝かしい世界が語られていきます。ベルリン古楽アカデミーのメンバーの演奏も、息を飲むほどの鮮やかさ。一瞬の隙もない見事なものです。スイス出身のソプラノ、ハルニッシュはすでに日本でもおなじみで、アバドの信頼も厚く、宗教曲から現代曲までレパートリーの広い人です。メゾ・ソプラノのアンケ・フォンドゥングは2010年に来日し、マルクス・シュテンツの指揮でマーラーの「復活」を熱唱。その歌声に魅了された人も多いのではないでしょうか。シュミットはドイツ生まれのテノールで、少年の頃はレーゲンスブルク聖歌隊で活躍、その後ベルリン芸術大学で学び、2005年にリリンクの指揮でバッハを歌いました。これからが楽しみな歌手の一人です。合唱団のメンバーであるインマーは懐の深い歌声を聞かせます。CD3-4には、曲を効果的に使った「音楽劇」が収録されています。こちらもドイツ語がわからなくても楽しめます。

BR-900903C(4CD)
魔の炎で焼かれる世界〜イェルク・ハンドシュタインによる「音で聴くワーグナーの伝記」
<CD1>
1.第1章:ライプツィヒのずぼら男
2.第2章:地方から劇場へ
3.第3章:パリの終わり
<CD2>
1.第4章:私は革命児
2.第5章:チューリヒの政治的亡命者
3.第6章:トリスタンとマティルデ
<CD3>
1.第7章:神の恵みを齎す王
2.第8章:トリプシェン牧歌
3.第9章:彼の妄想が平和をみつけた場所
<CD4>
1.第10章:世界の告別の作品
《マリス・ヤンソンスが指揮するワーグナー名曲集》
2.歌劇「タンホイザー」序曲
3.歌劇「ローエングリン」第1幕:前奏曲
4.楽劇「トリスタンとイゾルデ」第1幕:前奏曲-第3幕:イゾルデの愛の死/5.楽劇「神々の黄昏」第1幕:夜明けとジークフリートのラインの旅
演奏部分:
マリス・ヤンソンス(指)バイエルンRSO

録音2009年3月16日ルツェルン(CD4トラック2.3.5…SONY原盤)
2007年4月26-27日ミュンヘンヘルクレスザール(CD4トラック4)

ドラマ部分:
ウド・ヴァハトファイトウル(ナレーター)/ゲッツ・アルグス(ワーグナー)
ヴィオラ・フォン・デル・ブルグ(コジマ)エンマ・ミシェル(ミンナ)
シュテファン・ムール(リートヴィヒ2世)
ホルスト・ザハトレーベン,クリスティアン・バウマン,アイアーネ・ペイヤー(引用)
イェルク・ハンドシュタイン・・・作
ベルンハルト・ノイホフ・・・編集,演出
ヨスエル・テーガルテン&クリスティアン・シャインメラー・・・音声,技術
CD3枚分+α・・・強烈な存在感で周囲を焼き焦がしつつ、自らの理想郷を造り上げた作曲家の物語2013年はリヒャルト・ワーグナー(1813-1883)のアニヴァーサリー・イヤーです。今回も白熱するドラマを作り上げたのはイェルク・ハンドシュタインで、既発の「世界、そして夢」(900901)と同じく、“稀代の天才”ワーグナーの生涯を丁寧に描いたものです。前回のマーラーもそうでしたが、今回のワーグナーもふんだんに音楽を用いた劇的なもの(添えられた音楽は様々な有名メーカーからリリースされているものを使用。)迫真のドラマに彩りを添えています。
BR-900905C(3CD)
R・シュトラウス:時というのは不思議なもの〜アネッテ・アンガーによる「音で聴くリヒャルト・シュトラウスの伝記」
<CD1>
1.第1 章:芸術的な己れを求めて(1864-1894)/2.第2 章:高き名声(1894-1924)/3.第3 章:過去の理想を辿って(1925-1949)
<CD2>
1-20.シュトラウスが記した手紙と関係する音楽/<CD3 900124 の再収録>1-22.アルプス交響曲 Op.64/歌劇「インテルメッツォ」から4 つの交響的間奏曲 Op.72/23.出発前の騒動とワルツの情景/24.暖炉の前の夢/25.カードゲームのテーブルで/26.更に元気な決断
「ドラマ部分(ドイツ語)」
<CD1>
ゲルト・ハイデンライヒ(朗読)/アレクサンダー・ドゥーダ(リヒャルト・シュトラウス)/マルティン・フォークト(フランツ・シュトラウス)/フランク・マンホールド(国王ルートヴィヒ2 世)/フリードリヒ・シュロッファー(ハンス・フォン・ビューロー,シュテファン・ツヴァイク) /カティア・シールト(パウリーネ・シュトラウス)他
<CD2>
カーティア・ビュルクレ(手紙の朗読…ドイツ語)/アレクサンダー・ドゥーダ(リヒャルト・シュトラウス)/ファルク・ヘフナー(編集)/<CD3>バイエルン放送SO/フランツ・ヴェルザー=メスト(指)

録音: 2010年4月29-30 日…アルプス
2013年2月12 日…インテルメッツォ
大好評、音と朗読による大作曲家シリーズ、近作は2014年に生誕150年を迎えたリヒャルト・シュトラウスの物語。ドイツ語の朗読とは言え、まだまだ真の姿が知られているとは言いがたい「この偉大なる俗物」作曲家の姿をとことん捉えた興味深い伝記です。毎回のお楽しみとなっている全曲収録は、なんと発売間もない、ヴェルザー=メストによる「アルプス交響曲」というのですから、こちらも太っ腹。美しいドイツ語の響きを聞くだけでもうれしい3 枚組です。
BR-900908D09(3CD)
ヘンデル:オラトリオ「メサイア」 ジュリア・ドイル(S)/ローレンス・ザーゾ(カウンター・テナー)/スティーヴ・ディヴィスリム(T)/ニール・デイヴィス(Bs-Br)/バイエルン放送cho/バ’ロック(ピリオド・アンサンブル)/ペーター・ダイクストラ(指)

録音:2014年11月21-27日ライブ
1742年の初演以来、この「メサイア」は世界中で数限りなく上演され、人々を熱狂させて来ました。とりわけ遍く知れ渡っ た「ハレルヤ・コーラス」はこの作品のクライマックスであり、世界中の合唱団のスタンダードなレパートリーとして愛され ています。この演奏はそんな「メサイア」の全体を深く掘り下げることで、聴き手もキリストの苦難を共に体験していきます。 受胎告知、キリスト降誕、そして永遠の命。この物語を合唱団とソリストたちが的確に歌っていきます。演奏しているのは、 ベルギーの古楽器オーケストラ「バ’ロック」で、ここは最近流行の刺激的な演奏をするのではなく、温かくまろやかな響き を奏でるアンサンブルです。今回は、以前発売したメサイア全曲盤に、マルクス・ファンヘーファーの「メサイアの作品解説 盤」を付け加えた3枚組となります。
BR-900926(2CD)
NX-B07
モーツァルト:レクイエム 他

【CD1】
モーツァルト:証聖者の荘厳晩課 K339
モーツァルト:レクイエムニ短調 K626(F.X.ジュスマイヤー補筆完成版に基づくハワード・アーマン校訂版)*
ノイコム(1778-1858):リベラ・メ・ドミネ 私を解き放ってください

【CD2】
WEGE ZUR MUSIK 音楽への道-ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
レクイエム ニ短調 K626
マルクス・ファンヘーファーによる作品紹介
 第1部:死と変容
 第2部:隙間を埋めるもの
 第3部:神話と原稿
【CD1】
クリスティーナ・ランツハーマー(S)
ソフィー・ハームセン(Ms)
ユリアン・プレガルディエン(T)
タレク・ナズミ(Bs)
ニコラス・プファンクフ(カントル)…アンティフォナ
ラファエル・アルパーマン(Org)
バイエルン放送合唱団
ベルリン古楽アカデミー(古楽器使用)
ハワード・アーマン(指)
録音:2020年1月22-25日 ヘルクレスザール、ミュンヘン(ライヴ)*
2020年6月29日-7月3日 BR第10スタジオ……1-18,34-39

【CD2】
クリスティアン・バウマン…朗読
ハンスユルゲン・シュトッケルル…語り手
ブルヒャルト・ダビヌス…モーツァルト
フランツィスカ・バル…コンスタンツェ
カーチャ・シルト…ゾフィー・ハイベル
ハワード・アーマンへのインタビュー
マルクス・ファンヘーファー…作・ディレクター
使用曲の演奏
クリスティーナ・ランツハーマー(S)
アンケ・フォンドゥング(Ms)
ユリアン・プレガルディエン(T)
コンスタンティン・ヴォルフ(Bs)
バイエルン放送合唱団
ベルリン・ドイツ室内フィルハーモニー
ペーター・ダイクストラ(指)
イギリス出身、現在バイエルン放送合唱団の音楽監督を務めるハワード・アーマン。今作ではモーツァルトのレ クイエムを中心とした「一夜のミサ」ともいうべきプログラムを披露します。 冒頭に置かれたのは、アーマン自身が作ったオルガンを伴うアンティフォナ(交唱=2つの合唱または2群の歌手 が交互に歌う形式)を挟み込んだ「証聖者の荘厳晩課」。続くレクイエムは、ジュスマイヤー補筆完成版を基 に、アーマンが研究を重ね主にオーケストレーションに改訂を加えた版を使用。モーツァルトが8小節だけ書き遺 した「ラクリモーサ」では、以降の箇所をアーマンによる全く新しいオリジナルが演奏されており、続けて、後に発 見されたモーツァルト自身による「アーメン・フーガ」が挿入されます。最後の曲はオーストリアの作曲家ノイコム の「リベラ・メ・ドミネ」。これはリオ・デ・ジャネイロでモーツァルトのレクイエムが演奏された際、ノイコムが典礼用と して、リベラ・メの欠損部を補填するために作曲したもの。このアルバムを締めくくるのにふさわしい作品です。 CD2は、シリーズおなじみのドイツ語による音楽物語。今作では「レクイエム」が題材として選ばれており、マル クス・ファンヘーファーは晩年のモーツァルトの生活と心境を劇的な筆致で綴っています。
BR-900931(4CD)
NX-C07
コンダクターズ・イン・リハーサル マリス・ヤンソンス編

【CD1】
ストラヴィンスキー:ペトルーシュカ - リハーサル風景
【CD2】
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」- リハーサル風景
【CD3】
ショスタコーヴィチ:交響曲第7番「レニングラード」 - リハーサル風景
【CD4】
ラフマニノフ:交響的舞曲- リハーサル風景
演奏は全て
バイエルンRSO
マリス・ヤンソンス(指)

【CD1】
録音:2001年10月11、12日ミュンヘン、フィルハーモニー・イン・ガスタイク(ドイツ)
【CD2】
録音:2004年6月23-25日ミュンヘン、フィルハーモニー・イン・ガスタイク(ドイツ)
【CD3】
録音:2016年2月9-12日ミュンヘン、フィルハーモニー・イン・ガスタイク(ドイツ)
【CD4】
録音:2017年1月24-27日
ミュンヘン、ヘルクレスザール(ドイツ)

※すべてリハーサルのみ。コンサート本番の演奏は含みません。
演奏家にとってはコンサート本番がすべてですが、その本番を作り上げるリハーサルこそ、指揮者の解釈やオーケストラを導く力量を明らかにします。こ の4枚組のセットでは、マリス・ヤンソンスとバイエルンRSOの膨大なリハーサル録音から、ヤンソンスに縁の深いスラヴ系音楽のリハーサルをと り上げており、その音楽作りを目撃しているような気分を味わえるでしょう。ヤンソンスがバイエルン放送響の首席指揮者に任命されながらも正式な着 任前だった2001年の「ペトルーシュカ」と、2004年の「悲愴」、更に2016年の「レニングラード」及び翌2017年の「交響的舞曲」へと辿ることで、指 揮者とオーケストラとの関係が熟成されてゆくのも感じ取ることができます。 リハーサルはドイツ語。また各CD冒頭にバイエルン放送の解説者を務めたフリードリヒ・シュロッフェルによるイントロダクション(ドイツ語)が収録されてい ます。
BR-900934(4CD)
NX-C07
コンダクターズ・イン・リハーサル〜M・ヤンソンス編 第2集

(1)R・シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」 〜リハーサル風景(54:11)
(2)ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」 〜ハーサル風景(53:55)
(3) R・シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」〜リハーサル風景(53:22)
(4)シベリウス:交響曲第2番〜リハーサル風景(54:02)

※すべてリハーサルのみ。コンサート本番の演奏は含みません。
マリス・ヤンソンス(指)
バイエルンRSO

(1)録音:2011年3月14-18日
ミュンヘン、フィルハーモニー・イン・ガスタイク(ドイツ)
(2)録音:2012年5月14-18日
ミュンヘン、ヘルクレスザール(ドイツ)
(3) 録音:2014年2月24-28日
ミュンヘン、ヘルクレスザール(ドイツ)
(4)録音:2015年11月12-13日

全てミュンヘン、ヘルクレスザール(ドイツ)
第1集(900931)に続くマリス・ヤンソンスとバイエルンRSOとの膨大なリハーサル録音から4作品を厳選した4枚組セット。今作ではヤンソ ンスが愛したR・シュトラウスの「英雄の生涯」(2011)と「ドン・ファン」(2014)、2012年の来日公演でも好評を博したベートーヴェンの「交響 曲第5番」、2015年のシベリウス「交響曲第2番」のリハーサル風景が収録されており、ヤンソンスとオーケストラとの関係が熟成されてゆくのも感じ取 ることができます。 リハーサルはドイツ語。また各CD冒頭にバイエルン放送の解説者を務めたフリードリヒ・シュロッフェルによるイントロダクション(ドイツ語)が収録されて います。

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