湧々堂HOME 新譜速報 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック 廉価盤 シリーズ
旧譜カタログ チャイ5 殿堂入り 交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック


交響曲・新譜速報3


※発売済のアイテムも含めて、約3ヶ月間掲載しています。
※新しい情報ほど上の段に記載しています。
※表示価格は全て税込みです。




LPO
JLPO-0032(1CD)
ブルックナー:交響曲第8番
クラウス・テンシュテット(指)LPO
録音:1981年10月29日(ステレオ・ライヴ)
1981年と言えば、テンシュテットが“急病”のため北ドイツ放送響との演奏旅行をキャンセル。そのおかげであの凄絶なコンドラシンのマーラーが世に出た年です。若干の月日も経過し、ロンドン・フィルの前に現れたテンシュテットですが、こちらは目の覚めるような素晴らしいブルックナーを聴かせます。この翌年にはEMIとのセッション録音を行いましたが、やはりテンシュテットの魅力はライヴにあると言えましょう。
ANDROMEDA
ANDRCD-5115(3CD)
バーンスタイン/米DECCA録音集
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」、シューマン:交響曲第2番、ブラームス:交響曲第4番、ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」、チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
レナード・バーンスタイン(指)ニューヨーク・スタジアムSO
録音:1953年6,7月
ANDROMEDA
ANDRCD-9035(2CD)
マルケヴィチ名演奏集
ベルリオーズ:幻想交響曲*、モーツァルト:交響曲第34番、ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲「展覧会の絵」**、モーツァルト:交響曲第38番「プラハ」#
全てイゴール・マルケヴィッチ(指)、RIAS響*、BPO
録音:1952年9月18日*、1954年2月、1953年1月31日**、1954年2月#
ベルリオーズはURANIAレーベル、ムソルグスキーはTAHRA、その他はDGからそれぞれ発売あり。音質良好。
ART CLASSICS
ART-088(1CD)
イワン・シュピレルVol.1
ラフマニノフ:交響曲第1番、ピアノ協奏曲第2番*
ワディム・ルジェンコ(P)、イワン・シュピレル(指)クラスノヤルスクSO
録音:1994年、2002年ライヴ*

ART CLASSICS
ART-091(1CD)
イワン・シュピレルVol.4
ラフマニノフ:交響的幻想曲「岩」、チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」*
イワン・シュピレル(指)クラスノヤルスクSO
録音:1994年、2001年ライヴ* (ともにステレオ)
久々に遭遇した感動的な「悲愴」!指揮者のシュピレルは1935年ブルガリア生まれ。モスクワ音楽院ではガウクなどに師事し、1978年以降は、その生涯の最後までクラスノヤルスク響の指揮者として活躍。モスクワ、サンクトペテルブルク以外ではミンスク、トボリシといった周辺トシが中心だったため、世界的な知名度は高くありませんが、この「悲愴」に聴く確かな統率力とアプローチの揺るぎなさは紛れもなく真の巨匠芸です。音楽の作り方は実に堅実で構成力が磐石。
「悲愴」第1楽章は、提示部からその高い能力を強く感じさせますが、展開部以降は圧倒的な説得力で聴き手を捻じ伏せます。なんという骨太な造型、ダイナミズム!13:46からはとてつもなく深く大きな呼吸を見せつけ、チャイコフスキーの心の内の絶叫を余すところなく表出。オケの巧さも特筆もので、このような音楽の激流の中で、ライヴ録音にもかかわらずアンサンブルに寸分のほころびも見せないのは脱帽です。
第2楽章は冒頭のチェロが強力に主導し、速めのテンポで音楽をグングン前に推し進めます。5拍子のリズムが「2+3」ではなく塊となって聞こえるのも画期的ですが、中間の濃密な表現も心を打ちます。
第3楽章は演奏時間8分11秒の豪速。ここでも音の重量感は満点で、音の腰が浮く瞬間が一切なく、手応え十分。いかにもロシア的なダイナミズムの魅力ととことん堪能させてくれますが、高圧的で威嚇的なダイナミズムとは異なり、全体に漲る瑞々しい感覚が忘れられません。とにかく物凄い迫力ですが、終楽章直前で無神経に拍手をする聴衆など一人もいませんのでご安心を。
そして、もう極めつけとしか言いようのない感動に震えるのが終楽章!冒頭主題をグワーッとクレッシェンドして息に脱力する呼吸がこれほどど真に迫る演奏というのも珍しく、一気に鳥肌が!その呼吸が周りの空気に溶け込む浸透力が尋常ではないのです!それに続く芯の強い木管の響きは苦悶の極み。そのあまりにも没入の強い解釈に凍り続ける背筋は、後半に進むにつれて熱く変化。作曲者自身の宿命を呪うかのような壮絶なうねりは遂に極限を到達。そして最後の息の根を見せる、10:32の低弦のクレッシェンドとアクセントの強烈な強烈なインパクト!有名名盤がひしめく作品にあって、この部分で作品の核心をわしづかみにして抉り出したことをこれほど痛感させる演奏はほとんど存在しません。
単にダイナミックで見事な演奏という次元では収まらず、この曲がチャイコフスキーの芸術性の粋を結集した最高傑作であることをこの演奏で徹底的に思い知らされるとは思ってもみませんでした。
カップリングのラフマニノフも、色彩力の優った素晴しい演奏。2曲とも録音優秀(録音技師は、指揮者コンドラシンの息子、ピョートルが担当)。  【湧々堂】
ART CLASSICS
ART-092(1CD)
イワン・シュピレルVol.5
ブラームス:交響曲第3番、ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番*
ニコライ・ルガンスキー(P)、イワン・シュピレル(指)クラスノヤルスクSO
録音:2003年、2001年ライヴ*
ART CLASSICS
ART-093(1CD)
イワン・シュピレルVol.6
リスト:ファウスト交響曲
ドミートリー・ヴォロパエフ(T)、イワン・シュピレル(指)クラスノヤルスクSO、サンクトペテルブルク・スモーリヌイ大聖堂cho
録音:2001年ライヴ
「イワン・シュピレルの芸術」全10タイトルはこちら。
MELODIYA
MELCD-1000194(1CD)
チャイコフスキー:交響曲第2番、弦楽セレナード*
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指)ソヴィエト国立SO
録音:1967年/1970年*
MELODIYA
MELCD-1000196(1CD)
チャイコフスキー:交響曲第4番、交響詩「運命」*、イタリア奇想曲#
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指)ソヴィエト国立SO
録音:1967年/1970年*、/1987年#
MELODIYA
MELCD-1000197(1CD)
チャイコフスキー:交響曲第5番、交響的幻想曲「テンペスト」*
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指)ソヴィエト国立SO
録音:1967年/1970年*
MELODIYA
MELCD-1000198(1CD)
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」、交響的バラード「ヴォエヴォダ」Op.78*、アンダンテ・カンタービレ*
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指)ソヴィエト国立SO
録音:1967年/1989年*
VISTA VERA
VVCD-00150(1CD)
偉大なるロシアの指揮者たちVol.6/コンスタンチン・シミョーノフ(1910-1987)
チャイコフスキー:交響曲「マンフレッド」、幻想序曲「ロミオとジュリエット」
コンスタンチン・シミョーノフ(指)モスクワRSO
録音:1960年3月5日、モスクワ、チャイコフスキー・コンサートホール、ライヴ
FABULA CLASSICA
FAB-12035(1CD)
バッハ:ブランデンブルク協奏曲第5番、シューベルト:交響曲第3番、ベートーヴェン:交響曲第4番
ウォルフガング・サヴァリッシュ(指)RTSI管
録音:1964年(モノラル・ライブ)
1964年、この演奏が放送用としてスイスのイタリア語圏向けラジオ放送局によって録音された時点でサヴァリッシュはドイツ指揮界の巨匠の地位を継承する存在として誰もが認める存在でした。なにしろこの7年前の1957年には、それまでの最年少でバイロイト・デビューを飾っていたのですから。ここで聴ける演奏でも、端正であり同時にふくよかさを持つ彼の音楽の特質をはっきりと覗うことができます。シューベルトの第3交響曲のようなある意味、取り扱い注意の難曲で、決して単調さを感じさせない手腕にはまさに脱帽もの!録音もモノラルながら、オリジナルの録音が良いため細部まで明瞭に聴き取ることができます。 (Ki)
Altus
ALT-150(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
ガリー・ベルティーニ(指)ケルンRSO
録音:1989年8月31日
精度の高さと各楽器間のバランスは絶妙だ。細部まで磨き上げられたフレージングと音程の統一感は素晴らしい。それでいて恣意的な所は微塵も見られない。音楽にすべて自然に語らせている。作品全体が大きく深い呼吸を保ちつつ、一瞬たりとも緩むところがない。それでいて、温かさにあふれたこの演奏は、聞くものに大きな感銘を与える。  (コメント:井上喜惟/指揮者)
Altus
ALT-151(1CD)
ブルックナー:交響曲第7番
ガリー・ベルティーニ(指)ケルンRSO
録音:1988年5月14日
この演奏の精緻さからは、ひょっとしたらマーラーが指揮したらこんなブルックナーが鳴り響いたのでは、と思う。  (コメント:井上喜惟/指揮者)
Altus
ALT-149(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第8番、交響曲第7番*
ローター・ツァグロゼク(指)ベルリン・コンツェルトハウスO(旧ベルリン響)
録音:2006年11月コンツェルトハウス(旧シャウスピールハウス) 、2007年9月ベルリン(ライヴ)*
斬新かつドイツ的なベートーヴェン。恐るべき切れ味の鋭さはゾーリンゲンのナイフのごとく。躍動するリズム感はガトリング砲のごとし。ツァグロゼク・コンツェルトハウス管の渾身の決定的名演です。音響面を改修されたコンツェルトハウスの響きの美しさも特徴的です。  (Ki)
Goodies
78CDR-1121(1CDR)
シューマン:交響曲第2番
ジョルジュ・エネスコ(指)LPO
録音:1947年9月18-19日、原盤:英DECCAAK1748/52
この録音は第2次世界大戦後、英国デッカ社に残した極めて貴重な録音。わが国に多いエネスコ・ファンの間でも殆ど知られていないもの。エネスコ65歳の晩年の録音だが、透明で香り立つような親しめるシューマンである。英デッカのFFRR録音。  (Goodies)
Audite
AUD-10016(1CD)
2008年カタログ付き
チャイコフスキー:交響曲第5番、シューマン:ピアノ協奏曲*
[ボーナス・トラック]フリッチャイのスピーチ〜1957年1月24日ベルリン放送交響楽団創立10周年記念祝祭コンサートに際して
アルフレッド・コルトー(P)、フェレンツ・フリッチャイ(指)ベルリンRSO、RIAS響*
録音:1957年、1951年*、ベルリン(ライヴ)
アウディーテが、驚きのお試し価格で毎年お届けするカタログつきCD。2008年度版の内容に選ばれたタイトルは、大ベストセラーを記録したコルトー&フリッチャイのシューマン・ライヴがはやくも登場です。メロドラム盤以来のあまりにスリリングな内容で知られる大演奏は、評論家宇野功芳氏がかねて大絶賛してきたもの。ドイチュラントラジオ・クルトゥーア提供の正規音源使用により大幅に音質改善が施されたこともポイントとなりました。カタログつきCDという性格のため、基本的に追加再プレスはありませんのでお早めに。  (Ki)
湧々堂コメントはこちら。
※AU.95498としてリリースされているものとディスクは同内容。ただし、レギュラー盤のブックレットは付属しません。
QUERSTAND
VKJK-0731(1SACD)
ヴォーン=ウィリアムズ:海の交響曲(交響曲第1番)
ハワード・アーマン(指)MDR響(ライプツィヒ放送交響楽団)、MDR放送cho、ジェラルディン・マクグリーヴィ(S)、トンミ・ハカラ(Br)
録音:2007年2月4日(ライヴ録音)
UERSTAND/MDRエディション第19弾。指揮は以前このシリーズで同じヴォーン=ウィリアムズのフロス・カンピ(VKJK0324)で名演を聴かせたハワード・アーマン。アーマンは合唱指揮者としては第1級の評価を得ており、現在MDR放送合唱団の芸術監督。最近はMDR交響楽団も振って好評を得ています。指揮者がイギリス人とはいえドイツのオーケストラ(あのケーゲルが振っていたオケ!)が大作「海の交響曲」を演奏するのは極めて稀。

SUPRAPHON
SU-3941(1CD)
スーク:交響曲ホ長調Op.14、ドヴォルザーク:序曲「自然の王国で」、序曲「謝肉祭」
トマーシュ・ネトピル(指)プラハSO
録音:2007年10月23−24日プラハ、市庁舎スメタナ・ホール(ライヴ)
ビエロフラーヴェクの弟子で、クリーヴランド管弦楽団、ロンドン・フィル、ウィーン・フォルクスオーパーそしてNHK交響楽団にデビューを果たし注目される指揮者ネトピル(1977年生まれ)のスプラフォン・デビュー盤。ドヴォルザークとその弟子スークによる、祖国への深い愛情と民族色の濃厚な作品を熱くフレッシュな感性で歌い上げています。
SUPRAPHON
SU-3940(3CD)
マルティヌー:交響曲全集(第1番〜第6)
ウラディーミル・ヴァーレク(指)プラハRSO
録音:2006年11月プラハ、チェコ放送スタジオA
ヴァーレク&手兵プラハ放送響が母国マルチヌーの交響曲を一息に全集でリリース。多作家で知られるマルチヌーですが、第1から第5までの交響曲は5年以内という非常に短期間に集中的に書かれました。6曲中最長の第1番は裸一貫の状態でアメリカに辿り着いてから1年以内に書かれ、クーセヴィツキーが妻ナタリーの思い出に委嘱した作品として知られます。このほかラインスドルフ初演の第2番、シェイナ初演の第3番、オーマンディ初演の第4番、クーベリック初演の第5番と、カメレオンとあだ名されたストラビンスキー以上にとらえどころのない多彩な作風がみられます。ただ5曲に共通する戦時から戦後まもなくという時期が重要で、全てに少なからず戦争が影を落としている点も見逃せません。さらに、交響曲という枠組みから離れて3つの独立したファンタジーのスタイルをとる第6番。6曲中随一の人気作は初演者ミュンシュに献呈されています。ヴァーレクらによるセットは、当レーベルでは70年代のノイマン&チェコ・フィルの記念碑的録音以来となるもので、あらたなるスタンダードとしておおいに期待されます。
ARTHAUS
101457[AR](DVD)
ローマ教皇ベネディクト16世のためのコンサート
パレストリーナ:汝はペテロなり、フリードリヒ・ヴェッター枢機卿によるスピーチ、バイエルン放送総監督トーマス・グルーバーによるスピーチ
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」、教皇ベネディクト16世による演説、ドキュメント〜教皇に捧げる神々の麗しき霊感
マリス・ヤンソンス(指)バイエルンRSO、クラッシミラ・ストヤノワ(S)、リオバ・ブラウン(Ms)、ミヒャエル・シャーデ(T)、ミヒャエル・フォッレ(Bs)、バイエルン放送cho
収録:2007年10月27日ヴァチカン、教皇パウロ6世オーディエンス・ホール他/収録時間:146分(ドキュメンタリー45分含む)/音声:PCMStereo/字幕:英語・独語・仏語・スペイン語・伊語・日本語/画面:16:9/NTSC/RegionAll(Code:0)
いつものことながらヤンソンスの白熱した指揮ぶり、さらに教皇のお言葉など見どころ満載。コンサートにまつわるドキュメントも付された内容充実の作品です。日本語字幕付です。
VAI
VAIDVD-4437(DVD)
ニールセン:交響曲第2番「四つの気質」
レオポルド・ストコフスキー(指)デンマーク国立SO
収録:1967年、リージョン・オール、NTSC、白黒、モノラル、37分+特典8分
ストコフスキーがコペンハーゲンでニールセンを指揮した映像。おそらくEMIの「20世紀の大指揮者たち」シリーズでCDになったものと同じか同時期のものだと思われます。85歳のストコフスキーは、鋭い眼光と丁寧な手の動きで、ロマン色豊かな音楽の美しさを引き立てています。特典に、ストコフスキーとハンス・ハンセンの対談を収録。また演奏会の前に、結婚したばかりのマルグレーテ王女(現在のデンマーク国王)と夫の姿が映っています。デンマーク放送のアーカイヴからのライセンス発売。

Hanssler
98-517(1CD)
ハイドン:交響曲集
交響曲第70番ニ長調Hob.T-70、第73番ニ長調Hob.T-73「狩り」、第75番ニ長調Hob.T-75*
トーマス・ファイ(指)ハイデルベルクSO
録音:2007年3月13−15日、2007年5月9−11日* 以上ハイデルベルク、プファッフェングルント・ゲゼルシャフトハウス
“わたしとハイデルベルクのメンバーたちにとって、ハイドンのシンフォニーを演奏することはとりわけ興味の尽きない作業であると同時に、重大な挑戦でもあります。いっぽう、この意欲的なプロジェクトはじかに古典派のシンフォニーの発展を体験する機会をもたらすものです。音楽上の、また社会的な変化の時代に、ハイドンは「疾風怒涛」世代のひと、つまり探求者で発見者であり、そしてたいへん情緒ゆたかなひとでした。…”と熱く語るピリオド・アプローチの革命児トーマス・ファイ。弦と木管はモダン、ブラスと仔牛の皮を張ったケトル・ドラムをピリオド楽器という編成によるオケは、鋭利で清新な響きがみごとにマッチしてたまらない魅力。シリーズ第9作となるアルバムでは、題名から連想されるようにフィナーレでホルンが活躍する「狩り」、エステルハージで多忙をきわめた時期に合間をぬって書かれた75番をふくむ3曲を収録しています。
MPV
AM-0045.1(1CD)
シャイエルン修道院の珍しい交響曲集 II
アレッシオ・プラーティ(1750-1788):オペラ「アルミーダ」序曲ニ長調
ピエトロ・グリエルミ(1728-1804):交響曲ト長調
フランツ・アントン・ホフマイスター(1754-1812):交響曲変ホ長調
ピエトロ・グリエルミ:交響曲ニ長調
ヨハン・メルヒオール・ドライアー(1747-1824):交響曲第1番ニ長調
ゲオルク・ブルンナー(指)アルサティウス・コンソート
録音:2005年4月1-2日、ドイツ、シャイエルン修道院、ヨハネス礼拝堂
アルサティウス・コンソートは指揮者ゲオルク・ブルンナーによって創設されたピリオド楽器オーケストラで、17−18世紀の音楽をレパートリーとしています。前篇「シャイエルン修道院の珍しい交響曲集」は Musica Bavaricaレーベルより発売されていますが、輸入に関しては目下代理店が交渉中です。
ZIG-ZAG
KDC-5044(6CD)
ベートーヴェン:交響曲全集&序曲集
交響曲全集(全9曲)、「プロメテウスの創造物」序曲、序曲「コリオラン」、「エグモント」序曲、「アテネの廃墟」序曲、トルコ行進曲、「献堂式」序曲
ジョス・ファン・インマゼール(指)アニマ・エテルナ、アンナ・クリスティーナ・カーポラ(S)、マリアネ・ベアーテ・シェラン(A)、マルクス・シェーファー(T)、トーマス・バウアー(Bs)、アニマ・エテルナcho
録音:2005年〜2007年
シューベルトの交響曲全集(SONY)でオリジナル楽器による刺激的な演奏をしていたインマゼールですが、このベートーヴェンの全集もかなり手の込んだこだわりの演奏となっています。スコアはシューベルトの交響曲全集と同様ベーレンライター版を用い、ウィーン楽友協会の史料に基づいたインマゼール自身の独自の研究によるもの。すでに1998-1999年のシーズンに行ったベートーヴェン交響曲全曲演奏会でのセッションで第9、5&6番は録音がありますが、インマゼール自身も解説で語っているように、その後も繰り返しベートーヴェンの作品を演奏、研究してきたことによりこの全集は新しい解釈、音色が提示されています。その解説も実に興味深く、楽器、ピッチ、編成、音響、速度など細かく記載してあります。テンポについてはベートーヴェンの定めた指示に従って演奏されているので速めに感じますが、楽曲の全体像を掴んだインマゼールだからこそ出来る表現力で、インマゼール&アニマ・エテルナの目指す理想のベートーヴェンを聴くことが出来ます。日本語解説付き。
ANDROMEDA
ANDRCD-9033(3CD)
マーラー:交響曲第7,9番、「大地の歌」#
ハンス・ロスバウト(指)バーデン=バーデン・南西ドイツRSO、ケルンRSO#、グレース・ホフマン(Ms)、エルンスト・ヘフリガー(T)
録音:1957年2月18,20日、1954年1月7日*、1955年4月18日#
音質良好。
Audite
AU-97535(1CD)
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番「トルコ風」、R・シュトラウス:家庭交響曲*
ピンカス・ズーカーマン(Vn)、ウラディーミル・アシュケナージ(指)ベルリン・ドイツ協奏曲
録音:1998年9月19日、1996年10月20日ベルリン、フィルハーモニー・大ホール(以上ステレオ・ライヴ)*
ドイチュラントラジオ・クルトゥーアの正規音源からのCD化。アシュケナージが首席指揮者在任中(1989−1999)に行ったベルリン・ドイツ交響楽団とのライヴを収めた注目のアルバムが登場します。アシュケナージは一連のシュトラウスの管弦楽作品を、同じく首席指揮者を務めたチェコ・フィルと録音していますが、とりわけ高い評価を得ていたのが家庭交響曲(97年)でした。よほどこののびやかな曲調をベースとする標題音楽をお気に入りらしく、前年のライヴでもていねいに描写することに心を砕いています。カップリングは、ソナタや室内楽での多くの共演でおなじみの名手ズーカーマンとのモーツァルト。気心の知れた仲間を迎えてのコンチェルトは、どこかアシュケナージ自身が弾き振りでもみせる絶妙なニュアンスを思い起こさせるもので、このうえない美演。両曲とも終演後に拍手入り。
URANIA
URN-22348(1CD)
マーラー:交響曲第5番
ヘルマン・シェルヘン(指)ウィーン国立歌劇場O
録音:1953年(ウエストミンスター原盤)
MIRARE
MIR-045(1CD)
通常価格¥2730
シューベルト:交響曲第9番「グレート」D.944
クワメ・ライアン(指) ボルドー・アキテーヌ国立管弦楽団
若手有望株の指揮者、クワメ・ライアンは1970年トロント生まれのトリニダード・トバコ系カナダ人。1999年から2003年までフライブルク・フィルハーモニック・オーケストラの音楽総監督を務めており数々のオペラに取り組み、またペーテル・エトヴェシュと親交を深め彼のオペラ「三人姉妹」、「バルコニー」をフライブルクで演奏しています。このアルバムは2007年に音楽監督就任したばかりのボルドー・アキテーヌ国立管を率いてのシューベルト「グレート」。クワメ・ライアン、今年のラ・フォル・ジュルネ大注目の指揮者です。
GENUIN
GEN-87100(1CD)
ブラームス:交響曲第1番、交響曲第3番
ラファエル・フリューベック・ブルゴス(指)ドレスデンPO
録音:2007年9月、11月、ドレスデン・ルカ教会
今や円熟の極みともいえる巨匠ブルゴスらしい、壮大なスケールを誇り、妥当なテンポ設定で雄大な第1番、そして第3番の目くるめく哀愁あふれるメロディ運びなどベテランならではの味わいです。80分を超える長時間収録のお徳盤です。
COL LEGNO
WWE-60004(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第4番、交響曲第6番68「田園」
グスタフ・クーン(指)ボルツァーノ・トレント・ハイドンO
グスタフ・クーンのベートーヴェン交響曲全曲録音の第4弾。ハイドン管弦楽団の本拠地、ボルツァーノやトレントは、アルプスのイタリア側にある山の町。保養地としても知られるこの町の気持ちの良さがまるで演奏にも反映されたような、自然体のベートーヴェン。ことに「田園」が注目すべき演奏です。
COL LEGNO
WWE-60005(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」
グスタフ・クーン(指)ボルツァーノ・トレント・ハイドンO、ハイドンcho、ズザンネ・ゲープ(S)、ヘルミーネ・ハーゼルベック(MS)、リチャード・デッカー(T)、コンラート・ヤルノート(Br)
グスタフ・クーンのベートーヴェン交響曲全曲録音の完結編。しばしばお祭り騒ぎ的に演奏されるこの曲でも、クーンは力みを排し、オーソドックスに徹して演奏することで曲自らに語らせている。自分の音楽によほど自信がなくてはできないだろう。高原の清らかな湖のような第3楽章、慈しみの精神に溢れた第4楽章など、クーンのベートーヴェンの真意が伺える。
COL LEGNO
WWE-60006(5CD)
ベートーヴェン:交響曲全集
グスタフ・クーン(指)ボルツァーノ・トレント・ハイドンO、ハイドンcho、ズザンネ・ゲープ(S)、ヘルミーネ・ハーゼルベック(Ms)、リチャード・デッカー(T)、コンラート・ヤルノート(Br)
録音:2005〜06年
WWE60001〜60005のセット。

IDIS
IDIS-6538(1CD)
シューベルト:交響曲第9番「グレート」、ラヴェル:ピアノ協奏曲*
レナード・バーンスタイン(指,P*)、ボストンSO、フィルハーモニアO*
録音:1957年ボストン、1946年7月1日ロンドン*
バーンスタインの珍しい音源が2つ登場1946年夏、バーンスタインは初めて海を渡り、5月にはプラハでチェコ・フィルを指揮、7月にはロンドンでの演奏会で指揮しています。ラヴェルはこの時のライヴ。後におなじみとなる弾き振りでの演奏です。ボストンでのシューベルトのグレイト交響曲は既発CDあり。
IDIS
IDIS-6537(1CD)
モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」、交響曲第36番「リンツ」*、交響曲第40番#
フリッツ・ライナー(指)ピッツバーグSO、CSO*
録音:1945年2月2日ピッツバーグ(米COLUMBIA)、1954年4月26日,シカゴ(RCA)、1947年4月1日ピッツバーグ(米COLUMBIA)#
CSO RESOUND
CSOR-901804(1CD)

CSOR-901807((1SACD)
マーラー:交響曲第6番イ短調「悲劇的」
ベルナルド・ハイティンク(指)CSO
録音:2007年10月18、19、20&23日シカゴ、シンフォニーセンター、オーケストラ・ホール(ライヴ)
シカゴ響のあらたなシェフとなったハイティンクが、首席指揮者就任コンサートでマーラーの第3交響曲を取り上げて圧倒的な成功を収めたのが2006年10月。それからちょうど一年後、ここにまたマーラーとともに巨匠がシカゴ響に帰ってきました。CSOリザウンド最新アルバムは、ほとんど完璧とまで大絶賛された第3番を受けてコンサートのスケジュール段階から早くもリリースが切望されていたマーラーの第6番ライヴ。ハイティンクにとってはRCOと2種(68年ライヴ、69年スタジオ)、ベルリン・フィル(89年)、フランス国立管(2001年ライヴ)につづいて、じつに5種目となるCSOとのマーラーの第6番。歳月を重ねて音楽に深みを増しているともっぱら評判のハイティンクは、同じ第6番で大きな話題を集めるゲルギエフ&LSO(LSO.0661)とは対照的に、ここでは終始遅めのテンポでじっくりと描いてゆきます。ライヴの熱を帯びながらも、いつもとまったく同じように誇張を排し、マーラーのスコアの指示を忠実に守るのがいかにもハイティンク。ちなみにこれまでの録音でも一貫してそうしているように第2楽章スケルツォ、第3楽章アンダンテの順に演奏、フィナーレでのハンマー打撃は2度実行しています。いっぽうのシカゴ響も、第6番についてはドラティによる楽団初演(68年)に始まり、録音ではショルティ(70年)、アバド(79年)以来とあっていよいよ機も熟してのことでしょう。心服を置く巨匠の意図に十全に応えます。なかでも印象に残るソリストの顔触れをあげてゆくと、あたたかく優美な音色を聴かせたチューバのジーン・ポコルニーに、メローに沁みるバス・クラリネットのJ・ローリー・ブルーム。そして、首席打楽器奏者のシンシア・イエ・シュトラウス。彼女はフィナーレでハンマー打撃を必死にこなし、立派に大役を果たしています。じっさい演奏の内容が期待に違わぬものであったことは各紙レビューからもうかがえます。「破格で決然として…(フィナーレのハンマー打撃による)運命の叫びがこんなにも恐ろしく聞こえることはめったにありえない。」(シカゴ・トリビューン)「シカゴ響はいままさに絶頂期にある。(中略)マーラーの巨大で重厚な第6交響曲は、ハイティンクとシカゴ響により明解にかつきめこまやかに演奏された。それは時を止めているかのようにおもわれるものだった。」(シカゴ・サン・タイムズ)ハイティンクの首席指揮者就任から一年を経て、シカゴ響が着実に黄金時代を迎えつつあることを実感させるマーラーの第6番。やはり大きな反響を呼んだRCOとの第4番ライヴや先述の第3番の再現ともいうべき完成度の高さと圧倒的な手ごたえを感じさせるものとなっています。
Hyperion
CDA-67622(1CD)
シュポア:カンタータ《解放ドイツ》序曲(世界初録音)/交響曲第4番へ長調《音の奉献》Op.86/同第5番ハ短調Op.102
ハワード・シェリー(指)スイス・イタリア語放送O
クラリネット協奏曲やヴァイオリン協奏曲、宗教作品に比べるとあまり演奏機会に恵まれていないシュポアの交響曲ですが、9曲の交響曲(第10番は未完)には伝統的なスタイルと独創的なスタイルの作品が連なるどドイツ・ロマン派音楽の傑作集として評価されています。また交響曲第4番で見られる終楽章を「Larghetto-Allegretto」とした手法は当時では非常に画期的であり、後のチャイコフスキーやマーラーに影響を与えたとされます。1814年に書かれた「解放ドイツ」序曲は世界初録音。
HMTH
(ハノーヴァー音大自主制作)
HMTH-0515(1CD)
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」、ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕奏曲
大植英次(指)ハノーヴァー音楽大学O
録音:2007年5月17日ライヴ
どちらも初登場のレパートリー。大植の日頃の表現からは想像もつかなかった意外な演奏スタイルです。両曲ともに、これでもかと言う程、ゆっくりとしたテンポと重厚な表現で驚かされます。「悲愴」第1楽章は20分を超えています。これは故朝比奈隆へのオマージュなのでしょうか。そんなことを想起してしまう驚きの名演です。オーケストラもライヴだけに大熱演で、大植のエネルギッシュな指揮振りが目に浮かぶようです。録音はゼンハイザーの新製品マイクを使用し、クリアで硬質な響きです。
Pentatone
PTC-5186-308(1SACD)
ブラームス:交響曲第2番/同第3番
マレク・ヤノフスキ(指)ピッツバークSO
巨匠ヤノフスキのブラームス・チクルス、堂々の第2弾!
2008年9月からはマンフレッド・ホーネックを音楽監督として迎える予定のピッツバーク交響楽団。アンドルー・デイヴィス、ヤン=パスカル・トルトゥリエと共に2005年から敷いてきたトロイカ体制の集大成となるのが、このヤノフスキのタクトによるブラームス・チクルスです。
Pentatone
PTC-5186-030(1SACD)
ブルックナー:交響曲第9番ニ短調
マレク・ヤノフスキ(指)スイス・ロマンドO
今回新たに「交響曲第9番」でスタートするスイス・ロマンド管とのブルックナー・チクルスは今後数年かけて録音が進められていく予定となっており、ヤノフスキの十八番であるブルックナーの解釈やオーケストラ・ビルダーとしての手腕に注目が集まることは必至!ヴィクトリア・ホール(ジュネーヴ)での録音。
Sterling
CDS-1073-2(1CD)
フランツ・クサヴァー・シュニーダー・フォン・ヴァルテンゼー(1786−1868):序曲ハ短調/交響曲第3番変ロ長調《軍隊交響曲》
クリストファー・フィフィールド(指)ロイトリンゲン・ヴュルテンベルクPO
後期古典派から初期ロマン派にかけてのスイスで卓越した才能を発揮し、アルペンホルンのための独奏作品、優れた声楽作品を生み出すなど同国の音楽の発展に大きな貢献を果たしたシュニーダー・フォン・ヴァルテンゼーの管弦楽作品集。希望していたベートーヴェンへの弟子入りはかなわなかったが、一気に頭角を現したシュニーダー・フォン・ヴァルテンゼーはスイスだけでなくウィーンとドイツにも足跡を残しています。典型的な初期ロマン派の作風を持ち、シューベルトとハイドンからの影響を感じさせるシュニーダー・フォン・ヴァルテンゼーの管弦楽作品を南ドイツの名門ヴュルテンベルク・フィルが現代に伝えてくれます。
CPO
999786-2(1CD)
ヴィラ=ロボス:交響曲第10番「アメリンディア」(テノール、バリトン、バス、合唱と管弦楽のためのオラトリオ)
ローター・オディニウス/ヘンリク・ベーム/ユルゲン・リン/カール・セント・クレアー(指)シュトゥットガルト国立歌劇場choメンバー、SWR・ヴォーカルアンサンブル・シュトゥットガルト、シュトゥットガルトRSO
今世紀最大の交響曲作家の一人、ヴィラ・ロボス。このブラジルの天才の作品はどれも新鮮な驚きに満ちたすばらしいものばかり。1952年に作曲されたこの交響曲第10番は、テノール、バリトン、バス独唱と大規模な合唱を伴うオラトリオとして書かれていて、演奏時間に1時間あまりを必要としますが、全体に楽しい雰囲気の漂う聴きごたえのある曲です。

Linn
CKD-308(2SACD)
マッケラス/モーツァルト:後期交響曲集
交響曲第38番ニ長調K.504《プラハ》/交響曲第39番変ホ長調K.543/交響曲第40番ト短調K.550/交響曲第41番ハ長調K.551《ジュピター》
チャールズ・マッケラス(指)スコットランドCO
超マルチ指揮者マッケラスは、モーツァルトにだけは並々ならぬ執着を持ち続け、再三録音を繰り返してきましたが、遂にその最終結論とも言うべき録音が完成しました!通奏低音を取り入れたり、独特のアクセント、アーティキュレーションを見せたかつての解釈が一層深化し醸成され、極めて高度なバランス操作を行ないながら、聴き手にそのことを意識させず、作品本来のあり様を伝える力量にまで達した真の巨匠だけが可能な普遍的名演が実現したのです。特に際立って素晴しいのが「プラハ」。全てのリーピートを実行すると第1楽章が後の2つの楽章を併せた演奏時間になり、バランスを欠くのが常ですが、この録音も第1楽章は17分強、あとの2つの楽章は19分ほど要しながら、アンバランスな印象を与えないのは、演奏の密度が極めて高い証しです。第1楽章で展開部から再び繰り返されるのも近年は珍しくありませんが、遅いテンポを採用して同様の繰り返しを行なって気が遠くなるアーノンクールとは対照的に、ここでは洗練されたフレージングと有機的なリズムの弾力によって違和感など皆無。終楽章においてあらゆる声部が漏れなく発言し尽くしている凄さも必聴です。「第39番」は冒頭のティンパニの響きからその質感の素晴しさに打たれます。この曲が持つ優雅な雰囲気を生かしつつ、立体的に音楽を構築する技量は尋常ではありません。「第40番」は第1楽章で快速テンポを採用していますが、ここでもエキセントリックに傾くことなく、感情の高ぶりをコントロールしつつ素晴しい推進力を獲得。また、全4曲に共通して言えることですが、特にこの「第40番」の第1、第4楽章の中低域の充実ぶりは空前絶後と言うしかなく、終楽章コーダに至ってはこんな高純度の凝縮力を誇る演奏は他に誰が可能でしょうか?「ジュピター」では、第1楽章後半の金管の強奏が美しく華やぐ様をお聴き逃しなく。追求に追求を重ねて来た学者肌のマッケラスも、そのアカデミックな解釈を大きな共感でもって演奏に内包し尽くし、まさにモーツァルトの原点に帰結したと言える録音です。超優秀録音で名高いLinnのスタッフにも拍手! 【湧々堂】
H.M.F
HMU-807470(1SACD)
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」、12のコルトルダンスWoO14、バレエ「プロメテウスの創造物」〜フィナーレ
アンドルー・マンゼ(指)ヘルシンボリSO
なんとも驚きのリリース。古楽演奏からモダンへと活動の場を広げていった先人はガーディナー、アーノンクールと数知れませんが、ついにマンゼも名乗りをあげました。2006年に首席指揮者に就任したヘルシンボリ響を率いての「エロイカ」が登場です。颯爽としたテンポが作りだす無類の格好よさ。いたずらに重くなりすぎず引き締まった葬送行進曲。フィナーレでは変奏ごとのゆたかな表情もまた魅力的。カップリングはこの「エロイカ」のフィナーレの主題つながりで、「プロメテウスの創造物」のフィナーレと同主題を第7曲目に使ったコルトルダンス。マンゼみずからがバロック・ヴァイオリンを駆るときにみせる、音楽にとびきりみずみずしくフレッシュないのちを吹き込む作業は、モダンオケを振ってもすこしもかわるところがありません。
EUROARTS
20-54414(HD-DVD)
マーラー:交響曲第2番「復活」
ディアナ・ダムラウ(S)、ペトラ・ラング(Ms)、ピエール・ブーレーズ(指)シュターツカペレ・ベルリン、ベルリン国立歌劇場cho
収録:2005年3月26−27日ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
ブーレーズの「復活」ライヴが高品位フォーマットHD-DVDでリリース。生演奏以上に生々しく、才色兼備のダムラウもずっと身近に感じられるのは、1080という圧倒的な高画素数だからこそ。ということで、とことん絵と音にこだわり抜きたいという方への福音といえるソフトです。

Chandos
CHAN-10458(1CD)
モーツァルトと同世代の作曲家シリーズ21
ジョン・マーシュ(1752−1828):交響曲第2番変ロ長調/同第6番ニ長調/同第7番変ホ長調/同第8番ト長調/会話の交響曲変ホ長調
マティアス・バーメルト(指)ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズ
18世紀中期から19世紀初頭にかけて活躍したイギリスの作曲家ジョン・マーシュは、39曲の交響曲を含む350曲以上の作曲を行うなど当時のイギリスにおける最も多作な作曲家としても歴史にその名を刻んでいます。後期バロック様式から古典様式への移り変わりの時代を生きたマーシュだったが、両方の様式の特徴を自らの作品に取り入れるなど、様式に対する柔軟な姿勢によって数多くの優れた作品を生み出しています。ちなみにマーシュは、音楽家としてだけでなく法律の勉強を積み、天文学、鐘学、兵法にも精通するなど多彩な分野でその才能を発揮させた人物でもあります。
Antes Edition
SCH-3112(11CD)
ブルックナー:交響曲全集[交響曲第0番〜第9番/テ・デウム]
ロベルト・パーテルノストロ(指)ロイトリンゲン・ヴュルテンベルクPO
録音:1991年〜2006年
1997年から2007年まで音楽監督を務めたカッセル州立歌劇場でのワーグナーが大きな話題を集めたオーストリアのマエストロ、パーテルノストロ。
カッセル州立歌劇場に就任する前から音楽監督として1991年から2001年までコンビを組んでいたヴュルテンベルク・フィルとのブルックナーがセットで登場!
Music&Arts
M&ACD-1018(4CD)
フルトヴェングラー/ルツェルン音楽祭名演集
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番、ブラームス:二重協奏曲、交響曲第1番、シューマン:交響曲第4番、ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」、ワーグナー:「ローエングリン」前奏曲、ベートーヴェン:交響曲第7番〜第2楽章リハーサル、ヴァイオリン協奏曲++
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)ルツェルン祝祭O、アドリアン・エシュバッッハー(P)、ウォルフガング・シュナイダーハン(Vn)、エンリコ・マイナルディ(Vc)、イェフディ・メニューイン(Vn)
録音:1947年8月27日、1949年8月24日ライヴ*、1947年8月27日ライヴ**、1953年8月26日ライヴ#、1949年9月15日HMV録音##、1951年8月15日+、1947年8月HMV録音++
巨匠フルトヴェングラーがルツェルン音楽祭に出演した際の名演が集大成されました。特筆されるべきは音質の良さで、今まで出たどのソースよりも優れていることが、各誌で確認されております。シューマンの第4交響曲などスタジオ録音以外はこれが唯一の音盤です。HMVへのスタジオ録音となった未発表の「ローエングリン」前奏曲も含まれており、好事家必携のCDです。
Music&Arts
M&ACD-1209(5CD)
フルトヴェングラーのブルックナー
交響曲第4番「ロマンティック」、交響曲第5番*、交響曲第6番(第1楽章欠落)**、交響曲第7番#、交響曲第8番##、交響曲第9番+
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)BPO、VPO[第4番&第8番]
録音:1951年10月22日シュトウットガルト、1942年10月28日*、1943年11月**、1951年4月23日#、1944年10月17日#、1944年10月7日+
復刻の天才、アーロン・Z・スナイダー氏による新マスタリングが登場。しかも5枚組で3枚価格美麗ボックス。フルトヴェングラーのブルックナーといえば、ドラマを投入した烈しい変化を伴うもので、一部には批判もありますが、第5番、第6番など崖から突き落とされたような、強烈な音量、スピードのアップダウンが見事にはまっております。第6、第9番は唯一の録音であり、ブルックナーマニア、フルトヴェングラーマニアが鶴首していた逸品の登場です。
MOLODIYA
MELCD-1000141(1CD)
ラフマニノフ:交響曲第1番、ヴォカリーズ(V・キン編曲)*
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指)ソヴィエト国立SO
録音:1966年/1973年*
MOLODIYA
ELCD-1000142(1CD)
ラフマニノフ:交響曲第2番、幻想曲「岩」*
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指)ソヴィエト国立SO
録音:1968年/1973年*
MOLODIYA
MELCD-1000195(1CD)
チャイコフスキー:交響曲第3番、幻想序曲「ロミオとジュリエット」*
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指)ソヴィエト国立SO
録音:1967年/1970年*
MOLODIYA
MELCD-1001258(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」、アントニーン・クラフト(1749-1820):チェロ協奏曲ハ長調 Op.4(*)
アレクサンドル・ルーディン(Vc*,指)、ムジカ・ヴィーヴァ・アカデミーCO
録音:2006年11月11日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ
TDK
TDKAD-025(1CD)
モーツァルト:交響曲第34番ハ長調K.338、ボッケリーニ:チェロ協奏曲ニ長調G.483、ハイドン:交響曲第82番ハ長調Hob.I-82「熊」
鈴木秀美(指&Vc)オーケストラ・リベラ・クラシカ
録音:2007年10月18日 東京・浜離宮朝日ホールでのライヴ
OLC第19回演奏会より収録。ハイドンの「パリ交響曲集」はハイドンの名声が徐々にヨーロッパ中に知られるつつあった1785-1786年にかけて作曲された6つの作品群。今回演奏された第82番は「パリ交響曲集」の最後の作品で最も大きい編成。「熊」と題されたこの作品は、第4楽章の主題が熊の鳴き声を思わせる愉快で躍動的な曲です。またモーツァルトのザルツブルク時代最後の交響曲第34番も激しさと優雅さをあわせもつ貫禄の演奏。この日の目玉の作品は、日本ではあまり演奏される機会のないボッケリーニのチェロ協奏曲。もちろん鈴木秀美の弾き振りで、この作品はオケのチェロも重要な役割を果たし、今回は名手ライナー・ツィパーリング。抜群の演奏で聴かせてくれています。

EUROARTS
20-72408(DVD)
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱つき」
アンナ・トモワ=シントウ(S)、アグネス・バルツァ(A)、ルネ・コロ(T)、ジョゼ・ヴァン・ダム(Bs)、ベルリン・ドイツ歌劇場cho、ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)BPO
収録:1977年12月31日ベルリン、フィルハーモニーにおけるライヴ(監督:ハンフリー・バートン/映像制作:ユニテル・クラシカ)/PCMステレオ/ドルビー・デジタル5.1/dtsサラウンド5.1/68’/カラーNTSC4:3/RegionAll/字幕:独・英・仏・西
カラヤン生誕100年記念に合せて、1977年ニューイヤー・イヴの「第九」ライヴ映像がカタログに復活します。じつに4度にも及ぶ全集録音をおこなっているベートーヴェンの交響曲はレパートリーの重要な柱のひとつでしたが、さすがはメディアの寵児カラヤン。ベルリン・フィルとの「第九」映像作品では、このほかにも60年代の第1回目、80年代の第3回目と、そのときどきに並行して行われた全集録音とほぼ同時期に、それぞれ1968年1、2月そして1986年9月と2種が残されています。ベルリン・フィルとの2度目、70年代のスタジオ全集録音と時期が重なるこのジルヴェスターの第九ライヴは、ソリストもテノールのコロをのぞいてほぼ同じ(全集ではシュライヤー)。磨き抜かれた弦の美音などカラヤン色が徹底され、もっとも完成された内容として知られるものです。久しく入手難であったため、アニヴァーサリーのタイミングでのリリースは広く喜ばれるところでしょう。
BERLIN CLASSICS
BC-0014072(1CD)
チャイコフスキー:交響曲第5番
ジークフリート・クルツ(指)シュターツカペレ・ドレスデン
久々の復活です!

URANIA
URN22342(1CD)
ベルリオーズ:幻想交響曲、シェーンベルク:浄夜
ディミトリ・ミトロプーロス(指)NYO
録音:1958年
URANIA
URN-22346(1CD)
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番*、ムソルグスキー: 交響詩「禿山の一夜」、歌劇「ホヴァンシチナ」第1幕前奏曲/ペルシャの女奴隷たちの踊り/第4幕より間奏曲
レオポルド・ストコフスキー(指)ニューヨーク・スタジアムSO(NYO)*、彼の交響楽団
録音:1958年10月* 、1953年2月
DG
73-4395(2DVD)
カラヤン/ブルックナー:交響曲集
交響曲第8番*、交響曲第9番、テ・デウム
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)VPO、アンナ・トモワ=シントウ(S)、アグネス・バルツァ(A)、デイヴィッド・レンドール(T)、ジョゼ・ヴァン・ダム(Br)
収録:1979年6月リンツ・ザンクト・フローリアン大聖堂*、1978年ムジークフェライン大ホールン
3曲とも、以前出されていたレーザーディスクからのDVD化。交響曲第8番(ハース版を使用)は、ブルックナーがオルガニストを務めていたザンクト・フローリアン大聖堂で行われた記念的ライヴを撮影したもの。また、第9番は、ムジークフェラインでの2日にわたるライヴの模様を収録したものです。ブルックナーはカラヤンが得意とした作曲家。第7番以降の3曲と、「テ・デウム」はコンサートで頻繁に採り上げており、録音も多いです。中でも第8番は最も多く、これまでにリリースされたディスクは、プライベート盤なども含めば10点を超えるほどです。また、ベルリン・フィルと袂を分かった際に、ウィーン・フィルを指揮してリリースしたのも第8でした。
VAI
VAIDVD-4432(DVD)
マーラー:交響曲第2番「復活」
ネーメ・ヤルヴィ(指)NYO,フィラデルフィアO,ニュージャージーSO,デトロイトSO,メトロポリタン歌劇場O合同オーケストラ、 スザンヌ・メンツァー(Ms)、トワイラ・ロビンソン(S)、 ニューヨーク・コーラル・アーティスツ、リヴァーサイドcho
収録:2006年4月 91日/NTSC、リージョン・オール、カラー、16:9、Dolby 5.1 Surround /DTS Digital Surround、ハイディフィニション収録/字幕 英語,ドイツ語,スペイン語,フランス語,イタリア語
米国のオーケストラの腕利きのメンバーを集めて行われたマーラーの「復活」交響曲の映像。この演奏会は、ニューヨークのリヴァーサイド教会の75周年記念行事であり、聖週間を祝う催しであった。教会の中で演奏される復活交響曲は独特の趣があるばかりでなく、演奏者たち全員に、コンサートホールとは異なった霊感を与えているようで、演奏はすごぶる充実しています。ハイディフィニション収録による鮮明な映像も特筆。
Coviello
COV-30711(1SACD)
ブルックナー:交響曲第9番(1894年原典版 / 2000年グンナー・コールス校訂)
※サマーレ、フィリップス、マッツーカ&コールス校訂(1983-2007 年)によるフィナーレつき
マルクス・ボッシュ(指)アーヘンSO
録音:2007年アーヘン、聖ニコラウス教会(ライヴ)
ボッシュと手兵アーヘン交響楽団によるブルックナー・シリーズ第5弾。回を重ねるごとに全集完成への期待度が大いに高まる当シリー ズ、最新作の第9 番ではノヴァーク原典版に拠りつつも、そのうえ現状正規盤で唯一となるベンヤミン=グンナー・コールスらが2007 年 までに校訂した最新復元稿のフィナーレが収められているのが大きなポイント。音楽学者ジュゼッペ・マッツーカ&ニコラ・サマーレに よる補筆フィナーレの世界初録音としては、過去にインバル盤がありブルックナー・ファンの間で大いに話題を集めましたが、最新の研 究成果を踏まえた当アルバムも初録音となるだけに一度は聴いておきたいところです。かのコンセルトへボウの例を思わせるように、古 都アーヘンの大伽藍、聖ニコラウス教会の包み込まれるような豊かな音響はまさにブルックナー、そしてSACDでの再生にも適しています。
=トラック・タイム=
T .19'56 +U .10'46 +V .18'49 +W .20'19 = 69'54
CASCAVELLE
VEL-3108(1CD)
ラフマニノフ:交響曲第2番*、プロコフィエフ:バレエ組曲「ロメオとジュリエット」〜モンタギュー家とキャピュレット家 / 少女ジュリエット / メヌエット−客人たちの登場 /タイボルトの死 / 仮面 / 5組の踊り / ジュリエットの墓の前のロメオ
フィリップ・アントルモン(指)サン・ドミンゴ音楽祭O
録音: 2001年3月*、2003年(ライヴ)
指揮者アントルモンの最新アルバムはラフマニノフの第2 交響曲。名高いアダージョに象徴される独特のメランコリックな作風が充満するこの作品、奇しくもアシュケナージ、プレヴィンらがめっぽう得意としてきたのと同じように、ピアニストとしての経験が本能を呼び覚ますからでしょうか。アントルモンもまた曲との相性はバッチリ。しかも自身が芸術監督を務める音楽祭におけるライヴとあって、フィナーレにおける爆発的なエネルギーもとんでもないものです。カップリングは、ラフマニノフより10 年後の1953 年に世を去ったプロコフィエフのロメジュリ組曲。すっかりおなじみのモンタギュー家とキャピュレット家や、荒れ狂うタイボルトの死など聴きごたえ満点です。
hr musik
HRMK-03907(5CD)
ベートーヴェン:交響曲全集
ヒュー・ウルフ(指)フランクフルトRSO、メラニー・ディーラー(S)、ナタリー・シュトゥッツマン(A)、ヨルマ・シルヴァスティ(T)、ディートリヒ・ヘンシェル(Br)、バイエルン放送cho、NDR合唱団
1997 年から2005 年までフランクフルト放送交響楽団の首席識者を務め、このオーケストラを21 世紀モデルへと変換させた俊英指揮者、 ヒュー・ウルフ(ウォルフ)。鮮度の良い解像度の高い演奏が極めて高く評価されました。hr-musikから発売されたハイドンやベートーヴェ ンの交響曲でも、少人数の編成、ヴァイオリンの対向配置、金管などにピリオド楽器を導入するなど、意欲的で新鮮な音楽を作り上げるこ とに成功していました。ベートーヴェンはこれまで5 番(HRMK 025)、6 番(HRMK 010)、7 番8 番(HRMK 03406)がリリースされていまし たが、今回全集が一挙発売。キビキビと運動性の良い演奏はここでも抜群で、このコンビの良さを改めて実感できる名演揃いです。 なお、Hugh Wolff は、フランクフルト放送交響楽団との来日公演では「ヒュー・ウォルフ」表記でしたが、読売日本交響楽団への客演では「ヒュー・ウルフ」表記です。もちろん同一人物ですので、お間違いないよう。

CPO
CPO-777350-2(1CD)
フェスカ(1789-1826):交響曲第2番、第3番
フランク・ベールマン(指)北ドイツRSO
よほどの通でないとこの作曲家の名前は知らないのではないでしょうか?ベートーヴェンとほとんど同じ時期に生き、おそらく影響を受けたと思われる作風で、現在ではわずかに交響曲と弦楽四重奏、そして合唱作品が残っていますが、なかなか緻密な作品が多く、ウェーバーが大絶賛したというのも頷けます。この機会に改めて典雅な魅力に触れてみるのも一興です。
CPO
CPO-777272-2(1CD)
ヘンク・バーディンフス(1907-1987):交響曲第2番/交響曲第7番「ルイヴィル交響曲」/交響曲第12 番
ダーヴィッド・ポルセライン(指)ヤナーチェクPO
オランダ生まれの作曲家、バーディンフスの交響曲集です。1930 年に初の作品、チェロ協奏曲をコンセルトヘボウで初演(指揮はメンゲルベルク)、1960 年代以降は電子音楽を用いた作品を多く書いたことで知られる人ですが、反面、古生物学者、鉱山エンジニアとしても働いたという異色の人。もちろん作品も独特の音階を駆使した斬新なものばかりです。
Capriccio
71134[CA](1SACD)
ヘンツェ(1926−):歌劇《バッカスの巫女》からの組曲/夜曲とアリア/交響曲第8番
クラウディア・バラインスキー(S)、マーカス・ステンツ(指)ケルン・ギュルツェニヒO
20世紀の音楽界に大きな影響を与えた作曲家たちの知られざる作品を紹介するシリーズの最新作はヘンツェ。若き頃から書き続けてきた歌劇やバレエ、交響曲などの大規模なスケールの作品の成功によって現代ドイツを代表する作曲家としての立場を確立したヘンツェは、80歳を超えた現在でも大きな存在感を放ち続けています。1966年のザルツブルク音楽祭で初演された「バッカスの巫女」からの組曲、1993年10月1日にボストンで初演が行われた「交響曲第8番」などの大作を音楽総監督マーカス・ステンツ率いるケルン・ギュルツェニヒ管がヘンツェの世界を濃厚に描いています。

GENUIN
GEN-87105(1CD)
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」、チェコ組曲 ニ長調 Op.39
ジョン・アクセルロッド(指)ヴュルテンベルクPO
録音:2007年1月22−23日,4月27−28日
ジョン・アクセルロッドはヒューストン生まれ。バーンスタイン、ムーシン、エッシェンバッハ等に学んだホープとして活躍が期待されていますが、この「新世界」を聴けばその期待はさらに倍増すること必至!
まず第1楽章は実にデリケートに開始しますが、ホルンの警告音には不気味な強さがあり、その後の木管のフレーズは強弱の振幅を大きくとり、一筋縄では行かね芸風を早速披露。主部に入ると、その伏線を納得させる何と味の濃い表現の連続。主旋律をくっきり表出させつつも、周りを取り巻く声部が微妙に暗い影を落としながら寄り添うのです。その不思議な屈折感は第2主題でさらに際立ちます。フルートはグッとテンポ落としたと思うと、その直後に続く弦までもとことんルバートで、これでもかと言わんばかりにメランコリックな風情を強調します。主部リピート直前の大見得にの切り方にもびっくり。しかしそれらの表現が決して古臭く感じさせず、胸を締め付けるほどの共感の表われとして立ち上がってくるので、聴く側もそのモードに引き込まれてしまうのです。
第2楽章は冒頭の金管の導入からして普通じゃない!これほどハーモニーの統制を徹底させた厳粛な響きは滅多に耳にすることはイングリッシュ・ホルンは明瞭な音色ながら人肌の温かさがあって心の深部に迫ります。中間部は、弦のトレモロの末端まで心を震わせていることが手に取るようにわかり、切なさの極み。しかも感情の起伏を大きくとった表現でさらに緊張を煽ります。
第3楽章も若さに任せることのない腰の据わったニュアンスが説得力大。第1トリオ主題のアーティキュレーションは要注目!これと同じフレーズの切り方をする演奏は他にもありますが、恣意的な感じを与えずに音楽の本質に迫るような演奏は他に聴いたことがありません。そして、終結部直前7:06からの気の遠くなる音の引き伸ばし効果!こんなことを全く臆することなく自然にやってのけられる感性が、尋常であろうはずがありません!
終楽章に至っては、音楽の質量が最高潮に達します。最初のテーマはティンパニの絶妙なバランスと共にこの上なく雄渾な響きを醸成。胸を焦がし尽くした思いのたけがあくまでも内面から噴出しするので、感動もひとしお。第2主題の陰影の濃さも、2:30の弦の入り方の緻密さも忘れられません。
ホーレンシュタインの暗さとケーゲルの屈折を併せ持ったような演奏とも言えるかも知れませんが、この「新世界」の素晴しさは、単にアプローチの表面的現象に止まらず、アクセルロッドの自己表現と作品の個性を完全に融合させて、最後までそのスタンスにブレを生じさず、首尾一貫した高密度な音楽を再創造し尽くした意思と統率力において、並の素晴しさではないと確信しています。  【湧々堂】
EUROARTS
20-56138(DVD)
R・シュトラウス:アルプス交響曲
ジュゼッペ・シノーポリ(指)シュターツカペレ・ドレスデン
収録:1998年9月22日ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)/PCM ステレオ/ドルビー・デジタル5.1/dts 5.1 30’(ドキュメンタリー) 56’(演奏) /音声:英・独・仏・西 カラーNTSC 16 : 9 / Region All
お求めやすい価格で、クラシックの名曲を、えりすぐりの名演奏と詳細なドキュメンタリーで紐解く“ディスカヴァリー・シリーズ”。シノーポリと手兵ドレスデンによるアルプス交響曲ライヴは、ALTHAUSからリリースの「ドレスデン国立歌劇場管弦楽団450周年記念コンサート」に収録されていた演奏と同一の内容。当作品を献呈され、シュトラウス演奏の伝統が息づくドレスデンによる演奏はほかにはない魅力が満点。当コンビでは1993年のライヴもたいへん劇的なものでしたが、記念演奏会ということでここではよりいっそう演奏にも熱がこもります。ドキュメンタリー・パートの案内役は高名な音楽ジャーナリスト、ハバクク・トレイバー。

Chandos
CHAN-10456(1CD)
マーラー:交響曲第10番(クック版第3稿第2版)
ジャナンドレア・ノセダ(指)BBCフィルハーモニック
「我が祖国」以外のレパートリーでプログラムを固めた「スメタナの管弦楽作品集Vol.1」(CHAN 10413)でさらに株を上げたミラノ生まれの風雲児ジャナンドレア・ノセダ。 シャンドスの看板を背負うノセダ&BBCフィルハーモニックによる最新録音はマーラー、しかもクック版にゴルトシュミットとマシューズ兄弟が改定を加えた「クック版第3稿第2版」を用いた交響曲第10番全曲!
DUTTON
CDBP-9781(1CD)
¥1260
メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」、:ピアノ協奏曲第1番*、交響曲第5番「宗教改革」#
ハミルトン・ハーティ(指)ハレO、アニア・ドルフマン(P)*、ワルター・ゲール(指)LSO*、シャルル・ミュンシュ(指)パリ音楽院O#
録音:1931年、1938年*、1947年#
DUTTON
CDBP-9784(1CD)
¥1260
ベートーヴェン:交響曲第5番、エグモント序曲、ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」序曲、歌劇「オベロン」序曲、モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」序曲、リスト:ハンガリー狂詩曲第1番
アルトゥール・ニキシュ(指)LSO、BPO
録音:1913年〜1914年
BNL
BNL-112917(1CD)
¥2415
C・P・E・バッハ:6つのシンフォニアWq.182,H.657〜662(ハンブルク・シンフォニア)
ディディエ・タルパン(指)コンチェルト・ポラッコ
録音:2001年
コンチェルト・ポラッコは鍵盤楽器奏者であり指揮者でもあるマレク・トポロフスキによって1991年に結成されたポーランドのピリオド・アンサンブル。バロック時代から古典派初期に作曲された作品の演奏には特に定評があり、BNLレーベルにはベートーヴェン&メユール(BNL 112920)やヴィヴァルディ(BNL 112941)など高い評価を受けた優秀な録音を残しています。
FARAO
S-108051(1SACD)
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」(1887/89 年 第3 稿)
エノッホ・ツー・グッテンベルク(指)クラング・フェアヴァルトゥングO
録音:2007年4月25&26日ウィーン、ムジークフェライン大ホールにおけるライヴ
その豊かな響きから「黄金のホール」と呼ばれるウィーンのムジークフェラインザール。この音楽の殿堂において、手兵クラング・フェ アヴァルトゥング管が結成10周年をむかえたことしの4月、グッテンベルクは2日間にわたりブルックナーの「ロマンティック」を演奏 しています。 その模様を収めた当アルバム。使用楽譜に近年再評価のきざしがみられるレーヴェ改訂版を採用している点とならんで、特徴的なのがヴァ イオリンを舞台上両翼に、また管楽器群の背後に6本のコントラバスを一列に並べるという楽器配置。弦楽と金管、木管のバランスも絶 妙で、響きはけっして重くなりすぎず、みずみずしさと透明感を保持しているのがなによりの魅力となっています。ちなみに、同オケは ちょうどルツェルン祝祭管の例を思わせるように、ベルリン・フィル、ミュンヘン・フィル、バイエルン国立歌劇場、シュトゥットガル ト州立歌劇場ほかドイツ有数の団体から、いずれもグッテンベルクの音楽に惚れ込んで集ったメンバーばかり。さらに、ムジークフェラ インという桧舞台もあってのことでしょうか。演奏にかける意気込みの高さは半端じゃありません。リファレンスにふさわしいとびきり の優秀録音。拍手入り。
●演奏時間:T .20’31”+U .16’14”+V .10’29”+W .22’22”
Channel Classics
CCSSA-25207(1SACD)
ベートーヴェン:交響曲第7番、ウェーバー:クラリネット協奏曲第1番ヘ短調〜アダージョ*、ロッシーニ:歌劇《アルジェのイタリア女》序曲、ヴィルムス:シンフォニア第4番ハ短調op.23〜ロンド
イヴァン・フィッシャー(指)ブダペスト祝祭O、アーコス・アクス(Cl)
ハンガリーの鬼軍曹の熱きパッションがベートーヴェンで爆発!19世紀イタリアのオペラ全盛期を支えたロッシーニの名作「アルジェのイタリア女」からのシンフォニア。オペラ的な要素も備えたウェーバーのクラリネット協奏曲第1番のアダージョ。ハイドンとモーツァルトの伝統を受け継ぎ、新たな手法も取り入れたヴィルムスのシンフォニアも収録。イヴァン・フィッシャーはこのベートーヴェンと同世代の作曲家たちによって作曲された3つの作品とベートーヴェンを1枚のディスクに収録することによって、「交響曲第7番」の独創的なスタイルがどれほど革新的であったかということを作品の対比によって録音で証明しました。
COL LEGNO
WWE-20273(1CD)
ハイドン:交響曲第27番ト長調、フランツ・コーグルマン(1947-):夜の散歩道(ハイドンのモチーフによる黄昏時の熟考)
グスタフ・クーン(指) ボルツァーノ・トレント・ハイドンO、ペーター・ブルヴィク(指)20世紀exxjアンサンブル*
コーグルマンは今年還暦を迎えるオーストリアの作曲家で最初クラシックを学んだ後、ニューヨークとフィラデルフィアでジャズを学んでおり、ヨーロッパ前衛音楽の流れとジャズとのクロスオーバー、ボーダーレス化が彼の作曲スタンスです。「夜の散歩道」はハイドンの音楽を素材にしており、ハイドンの音楽を解体した上、更にジャズ、朗読を編みこんだ独自のリミックス、コラージュ的音楽が展開されます。ヨーロッパ人の今風アイヴスという感もなきにしもあらずで、そのとぼけた味わいが印象的。その前にクーン指揮による元ネタのハイドンが収録。こちらはまじめな演奏。
ANDROMEDA
ANDRCD-5100(3CD)
フリッツ・ライナー指揮シカゴ響の黄金時代 1954-57年
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」[ 1954年12月4日]
ベートーヴェン:「フィデリオ」序曲[1955年12月12日]
J・シュトラウス:「美しき青きドナウ」[1957年4月15-16日]
J・シュトラウス:「皇帝円舞曲」[1957年4月15-16日]
ヨーゼフ・シュトラウス:「オーストリアの村つばめ」
ベートーヴェン:交響曲第7番[ 1955年10月24日]
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」[1957年11月9日]
ムソルグスキー(ラヴェル編):展覧会の絵[1957年12月7日]
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番*[1955年10月29日]
以上、フリッツ・ライナー(指)CSO、エミール・ギレリス(P) *
いずれも、とても良い音質です。名演奏を集めた、お買い得なアルバム。


EUROARTS
20-72168(DVD)
シューベルト:交響曲第9番「グレート」、シューマン:「マンフレッド」序曲*
レナード・バーンスタイン(指)バイエルンRSO、VPO*
収録: 1987年6月10-15日ミュンヘン・ドイツ博物館・コングレスザール(ライヴ)、1985年10月23日− 11月6日ウィーン・ムジークフェラインザール(ライヴ)/監督:ハンフリー・バートン/映像制作:ユニテル・クラシカ/PCM ステレオ/Dolby Digital 5.1/dts サラウンド5.1/77’カラー NTSC 4 : 3/Region All
2008年に生誕90周年を迎える巨匠バーンスタイン。これを記念した数多くのリリースでにぎわいをみせるなか、ユーロアーツから大 ニュースが飛び込んできました。なんと完全初出による、バイエルン放送響との「グレイト」ライヴ映像が急遽登場するというのです。 1969年に11年間におよぶニューヨーク・フィルの音楽監督を辞任してのち、ヨーロッパに活動拠点を移してからのバーンスタインは、破 格のスケールに綿綿たる情緒表現へといっそう傾きを深めてゆきます。なかでもバイエルン放送響にはしばしば客演を果たし、トリスタ ンとイゾルデ(81年)、モーツァルトのレクイエム(88年)にハ短調ミサ(90年)といった伝説の名演を繰り広げました。そのバイエル ン放送響との「グレイト」は、これより4ヶ月ほどのちRCOとのライヴ盤(1987年10月)と基本的にアプローチは重なるものの、巨匠が 屈指の機能性を誇るオケを駆りシューベルトの旋律美を歌いに歌い尽くして、もう最高です。さらにカップリングの「マンフレッド」序曲は、ウィーン・フィルとの交響曲全集ライヴ(84年、85年)とほぼ同時期にあたるもので、こちらも初出。 これはアニバーサリーを大いに盛り上げ、またひとつバーンスタインの新たな伝説を打ち立てるタイトルの登場といえるでしょう。
Medeci Arts
MM-021(1CD)
ブルックナー:交響曲第8番
オットー・クレンペラー(指)ケルンRSO
録音:1957年6月7日ケルン、WDR フンクハウス、第1ホール(モノラル・ライヴ)
WDR アーカイヴからの復刻。スタジオ盤では大胆なカットも辞さなかったクレンペラーのブル8ですが、ケルン放送響との57年のライヴではノーカットで演奏。にもかかわらず全曲で72分弱と快速テンポを採用、心身ともに壮健だった時期ならではの充実ぶりが聴き取れ ます。正規マスター使用のため、これまでとは比較にならない高音質で味わえるのがなによりのポイントといえるでしょう。
スロヴァキア放送
RB-0282-2(1CD)
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」、序曲「自然の中で」、序曲「謝肉祭」、序曲「オセロ」
カーク・トレヴァー(指)スロヴァキアRSO
録音:2002年12月、ブラチスラヴァ、スロヴァキア放送スタジオ1
合衆国を本拠に活動している英国人指揮者カーク・トレヴァーはチェコ、スロヴァキアのオーケストアとの関係も深く、スロヴァキア放送交響楽団とは2000年以来アメリカ音楽の録音シリーズを展開しています。
HARBOR RECORDS
NQCL-3001(1CD)
税込定価
モーツァルト:交響曲第40番、セレナータ・ノットゥルナK.239
エンリコ・オノフリ(指)ディヴィーノ・ソスピーロ
エンリコ・オノフリは2006年のラ・フォルジュルネで来日し、その演奏が一気に話題を呼び、注目されることになりました。興奮と熱狂の渦に巻き込んだ伝説のモーツァルトがついに登場。現在、イル・ジャルディーノ・アルモニコのコンサートマスターとして活躍中のオノフリ。オリジナル楽器を使用している演奏団体ディヴィーノ・ソスピーロとのモーツァルトは鮮烈的な激しいうねりと躍動感で満ち溢れています。特典DVDではオノフリのインタビュー付き、リハーサルの様子も収録。
ANDROMEDA
ANDRCD-9028(3CD)
カイルベルト貴重録音集
バッハ:ブランデンブルク協奏曲第1番/シュターツカペレ・ドレスデン[1950年7月29日ライヴ]
グルック:歌劇「オーリードのイフィジェニー」序曲/バンベルクSO[1957年7月23日]
グルック:歌劇「オーリードのイフィジェニー」序曲/ウィーンSO[1955年5月4日]
グルック:歌劇「アルミード」序曲/バンベルクSO[1951年2月21日]
ハイドン:交響曲第99番/バンベルクSO[1954年ライヴ]、
ブルックナー:交響曲第9番/バンベルクSO[1956年]
ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲/シュターツカペレ・ドレスデン[1948年9月24日]
ブラームス:交響曲第3番/バンベルクlSO[1955年9月12日]
スメタナ:「わが祖国」〜「ボヘミアの森と草原から」/ドイツ・フィルハーモニー・オーケストラ・プラハ[1943年3月21日]
ハインリヒ・カミンスキ(1886-1946):2つのオーケストラとピアノの為のコンチェルト・グロッソ/ケルンRSO[1956年9月17日]
全て、ヨゼフ・カイルベルト(指)

AZZURRA Music
TBPJAB-039(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第9番 「合唱+JAZZ Drum付き」
マッシモ・アイエッロ(Jazz drums)、ワルター・アッタナーシ(指)スロヴァキアRSO、スロヴァキアフィルハーモニーcho、ナンシー・グスタフソン(S)、 マリアナ・クリノヴァ(A)、セルゲイ・ラーリン(T)
世界最速・ベンジャミン・ザンダー盤、世界最遅・マキシミアーノ・コブラ盤、パイプ・オルガン、エーリヒ・シュテンダー盤等々ものけぞる、珍妙奇天烈な「JAZZ 第九」!正統的な第九交響曲演奏にJAZZ Drum が乱入し強烈に暴れまくります。第1楽章、出だし、再現部、スケルツォのコーダ、アダージョの出だしのドラム・ソロ、などは案外、「なるほどなるほど、そう来ますか?そうだよね!」とうなずきながら気持ちよく聴けるかもしれません(人によっては?)。そして第4楽章、独唱、合唱が登場してからはDrumsも炸裂しまくり、「おいおい、そこまでやりますか?」という感じ。コーダのプレスティッシモ直前のソロでのけぞり、コーダではバスドラム、スネア・ドラム、シンバルの狂喜乱舞に、ここでは「厳しく別け隔てられた」音楽のジャンルも「歓喜の翼のやすらう所に」兄弟となったのだと実感できるでしょう。   (071127Ki)
Music&Arts
M&ACD-790(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)フィルハーモニアO、シュヴァルツコップ、カヴェルティ、ヘフリガー、エーデルマン
録音:1954年8月22日ルツェルン
アーロン・ズナイダー先生による新リマスタリングで復活!フルトヴェングラー、ルツェルンの第9。巨匠没年の最後の輝きとも言える熱のこもった演奏です。当演奏は雄大なスケールを誇り、音質のよさ、フィルハーモニア管の妙技と相まって「バイロイトより上」と見なす高級ファンも多く、名盤中の名盤と言えましょう。

世紀の再発見!待望の市販流通化!
ORFEO
ORFEOR-754081(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」
エリーザベト・シュヴァルツコップ(S)、エリーザベト・ヘンゲン(A)、ハンス・ホップ(T)、オットー・エーデルマン(Bs)、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)バイロイト祝祭O&cho
録音:1951年7月29日バイロイト音楽祭ライヴ・音源:バイエルン放送
「レコード芸術」2007年9月号(※詳細はP.70 〜 74、P.211 〜 214 をご参照ください)にて大きく取り上げられた、フルトヴェング ラー・センター盤「バイロイトの第九」。そもそも会員向け頒布という性格のため、同センターへの入会が必須条件という特殊CD でした が、弊社とORFEO との粘り越しの交渉の末このたび市販流通化が実現しました。 EMI とはちがう、フルトヴェングラー1951年「バイロイトの第九」のまったく新たなソース。演奏内容についてはすでに折り紙つき。こ のバイエルン放送音源による録音の意味はいくら言葉を費やしても尽くせません。
WCD
WCD-97005(1CD)
チャイコフスキー:交響曲第3番「ポーランド」、イタリア奇想曲
アレクサンドル・ティトフ(指)サンクトペテルブルクSO
WCD
WCD-97008(1CD)
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」、交響的バラード「ヴォエヴォダ」
アレクサンドル・ティトフ(指)サンクトペテルブルクSO

Relief
CR-991092(1CD)
マーラー:交響曲第8番「千人の交響曲」
ヴラジミール・フェドセーエフ(指)モスクワ放送チャイコフスキーSO、アリビナ・シャギムラトワ(S)、タチアナ・ボガチェワ(S)、レアンドラ・オーファーマン(Ms)、エレナ・マニスティナ(Ms)、アンドレイ・グリゴリエフ(T)、ペーター・リンカ(Bs)、ヴィクトル・ポポフ(合唱指揮)、ロシア国立アカデミー大cho
録音:2005年12月19日 モスクワ音楽院大ホール(ライヴ)
フェドセーエフ&モスクワ放送響による「千人の交響曲」。充実の聴き応えのある音で、マーラーの音楽にどんどん深く切り込んでいき、 聴衆を緊張感と興奮に導きます。音楽の構成と秩序に重きをおいたフェドセーエフのマーラーには、過度的耽美な美しさはなく、彼自身 が目指す音楽の核へ直進しているような印象を受けます。第2部での緊張感と音量ともに申し分なく、オケはもちろん合唱の力演で感動 的なフィナーレを作り上げています。
King International
KDC-7006(3CD)
宇野功芳の音盤棚「これがUNO UNO!!」Vol.6
CD1: 「爛熟のウィーン・フィル」<ワルター&ウィーン・フィルハーモニー>
モーツァルト:「皇帝ティトゥスの慈悲」序曲、「偽の女庭師」序曲、ドイツ舞曲K605、交響曲第41番「ジュピター」、ブラームス:交響曲第3番[OPUS蔵*OPK205、OPK2017、OPK2023 より再編集)
CD2:<ワインガルトナー&ウィーン・フィルハーモニー>
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」/第8番[OPUS蔵*OPK2039)
CD3: 「親子のドッキング〜 unauの無能CD」
「笑いのドッキング」親子リレー漫談/牧野周一、牧伸二(キングレコード原盤)
音楽病院/ 牧野周一(コロムビア原盤)
宇野功芳氏による好評企画、宇野功芳の音盤棚「これがUNO!」シリーズ第6 弾は豪華3 枚組の特別盤。宇野功芳氏が永い評論家生活を通じて絶賛してきた、ワルター&ワインガルトナーの演奏を再度振り返り、新たな演奏解説を書き下ろしています(OPUS 蔵音源使用)。また、このシリーズでは宇野功芳氏の勝手気ままなエッセイ、「unau の無能日記」を連載。第6弾では、今は亡き父、牧野周一について触れています。さらに以前から宇野氏が熱望していた「音楽病院」「親子リレー漫談」を収録。宇野功芳ファンのみならず、漫談ファンも熱狂できるアルバムです。また、牧野周一氏による「掛け合い漫談うら話」を掲載。宇野功芳氏の原点が窺える貴重なセットとなっております。
Timpani
1C-1127(1CD)
ヴィエルヌ:交響曲イ短調/ピアノと管弦楽のための《詩曲》
フランソワ・ケルドンクフ(P)、ピエール・バルトロメ(指)リエージュPO
日本の学校のチャイムにも用いられている「ウェストミンスターの鐘」に代表されるオルガン作品の大家ヴィエルヌ。ヴィエルヌの交響曲とピアノ協奏曲というオルガンがメインではない作品のカップリングもティンパニらしい選曲。1C 1036からの移行再発売。(今回の移行再発売に伴い「1C 1036」は廃盤となります。)
Extraplatte
EX-686-2(1CD)
モーツァルト:歌劇《皇帝ティートの慈悲》序曲/クラリネット協奏曲イ長調K.622/交響曲第41番ハ長調《ジュピター》
フェッルディナンド・シュタイナー(バセットホルン)、アンドレアス・シュタイナー(ディレクター)、ザルツブルク・ゾリステン
「ザルツブルク・ゾリステン」は、モーツァルテウム管弦楽団の打楽器奏者を務めるアンドレアス・シュタイナーの呼びかけでモーツァルテウム管、モーツァルテウム音大、ウィーン・フォルクスオーパー管、ウィーン放送響に所属する14人の演奏家たちによって2005年から活動を開始したオーストリアの新しい室内楽団。序曲、協奏曲、交響曲というオーソドックスなスタイルのプログラム内容はもちろんモーツァルト。優雅な旋律と音楽の流れを大事にした演奏は、奏者1人1人の技量とアンサンブル能力の高さを代弁しています。
Jecklin
J-4408-2(1CD)
ヴァンハル:交響曲ト短調/クロンマー:フルートとオーボエ、管弦楽のためのコンチェルティーノ ハ長調Op.65/J・C・バッハ:交響曲ト短調Op.6-6
ラート・トシュップ(指)、ギュンター・ルンペル(Fl)、アンドレ・ラウール(Ob)、カメラータ・チューリッヒ
録音:1981年&1969年
モーツァルトと同世代の音楽家3人の管弦楽作品を収録。ヴァンハルは同世代というだけでなくモーツァルトとの共演を行うなど親交があったことでも知られている。チューリッヒの腕利きたちによる溌剌とした演奏も気持ちが良い。

OTAKEN
TKC-312(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」、ヴェルディ:歌劇「アイーダ」〜エジプトとイシスの神に栄光あれ(凱旋の合唱及び行進曲とバレエ音楽)*
アルトゥーロ・トスカニーニ(指)NBC響、ロバート・ショウcho、アイリーン・ファーレル(S)、ナン・メリマン (Ms)、ジャン・ピアース(T)、ノーマン・スコット(Bs)
録音:1952年3月31日及び4月1日 カーネギーホール、1949年3月26日及び4月2日 NBC 8−Hスタジオ*、音源:米RCAビクターによる商業用正規録音
トスカニーニが「指揮者の中の指揮者」との高い評価を得ながら、もうひとつ人気の出ない原因の一つは、70年代以降の再発売LP及びCDの音質の悪さにあると言えるのではないでしょうか。実際、小生がトスカニーニを最初に聴いたのは再発売の日本盤LPであり、その後CD時代になっても、その残響のない骨だけのような音を聞くのは、小生にとって拷問以外の何物でもありませんでした。演奏が立派であるだけに、この音だと逆に強圧的に聞こえ、その分、拒否反応も起こりやすかったと言えるのではないでしょうか。トスカニーニを受け入れない方々の大半はその演奏ではなく、この音をではないかと思える程です。現にその後、英HMVや米RCAの初期プレスLPを聴くにおよび、トスカニーニ/NBC交響楽団の演奏が骨肉はもちろんのこと、実は花も実もある演奏であることが判明し、さらに今回のマスターコピーのオタケン・リマスタリングでトスカニーニが「歌うマエストロ」であることがあらためて再認識されました。この音で聴くと、今回の「第九」は、演奏時間は最短に近いにもかかわらず、決してせかせかした印象はなく、実にのびのびと演奏されており、実際トスカニーニの棒のもとでは特に声楽陣はたいへん歌いやすかったのではないかと思われてきます。トスカニーニにとっては、歓喜と勝利の歌は決して人を圧迫するものではなく、どこまでも解放された空に向かって爆発する生命の根源的エネルギーの絶えざる表出なのでした。トスカニーニの生演奏を初めて聴いた人達の感動はこういったものではなかったかと思われる次第です。没後50年の今年、この大指揮者の魅力を本CDで一人でも多くの方に再発見して頂ければ幸いです。尚、4楽章コーダ直前の編集跡は今回のリマスタリングでより明確になっておりますが、これはオリジナル・マスターに元からあるもので、米RCAビクター初期プレスLP,LM 6009にも確認されております。御了承くださいませ。 (オタケン・レコード 太田憲志)
※OTAKENレーベルのCD-Rシリーズ(TK品番、TKW品番)が、このたび廃盤になることになりました。


Relief
CR-991089(5CD)
フェドセーエフ/ベートーヴェン:交響曲全集
交響曲第1番〜第9番
ヴラジミール・フェドセーエフ(指)モスクワ放送チャイコフスキーSO、オスカーナ・レスニーチャヤ(S)、イリーナ・ロミシェフスカヤ(Ms)、アルギルダス・ヤヌタス(T)、アルフレート・ムフ(Bs)、モスクワ国立室内cho、ヴラディーミル・ミーニン(合唱指揮)、ヴェスナ児童cho、アレクサンダー・ポノマレフ(合唱指揮)
録音:2004年〜2006年 モスクワ音楽院大ホール(ライヴ)
1974年の主席指揮者就任以来、親密な関係を築いている巨匠フェドセーエフとモスクワ放送響。2006年の来日公演ではオール・ロシア・ プログラムで日本のファンを熱狂させた両コンビの待望の新譜はなんと!ベートーヴェン交響曲全集。フェドセーエフ&モスクワ放送響 というと、チャイコフスキー、ショスタコーヴィチやムソルグスキーなどロシア・プログラムのイメージが強いですが、1974 年シーズン ではベートーヴェンを取り上げ、70年代後半からは国営放送で録音(Sym.1,3,6,7,&9 etc…)、さらにフェドセーエフは1997年より首席 指揮者を努めるウィーン響とベートーヴェン・チクルスを行うなどベートーヴェンの演奏にも精力的に取り組んでいます。 フェドセーエフの演奏は抑えきれない感情を剥き出しにする爆演ではなく、悠々としたテンポで繰り広げていく演奏が主体ですが、この ベートーヴェン全集は予想を裏切り一撃でハッとさせられる勢いがあります。所々にみせるフェドセーエフ節の濃密なフレージングに感 涙し、襲いかかる迫力に息を呑む感動的な演奏。特に「英雄」では第1 楽章を早めのテンポで駆け上がり第2楽章で重なり合った弦の重 厚な響きに揺り動かされ興奮と感動が押し寄せます。また「第9」は非常に厚い音楽、独自のテンポ、フェドセーエフ・バランスを前面に 押し出した重厚演奏。聴衆の心を掴み感動へと導くフェドセーエフの技に見事に引き込まれるBOX です。   (071109Ki)
Centaur
CRC-2860(1CD)
シュターミッツ親子の音楽
J・シュターミッツ:交響曲イ長調、同ト長調/C・シュターミッツ:ヴィオラ協奏曲ニ長調Op.1、協奏交響曲ニ長調
ドロスタン・ホール(指)、カメラータ・シカゴ
マンハイム楽派の中心的存在として同楽派を導いたヨハンとカールのシュターミッツ親子の作品をそれぞれ2作品ずつ収録。ロイヤル・ノーザン・カレッジ・オヴ・ミュージックで音楽を学んだドロスタン・ホールによって結成されたカメラータ・シカゴは、コンクールなどの受賞歴を持つ15歳から20歳までの音楽家たちが集まり2003年にスタートを切った新しい室内楽団です。
ARTHAUS
102135[AR](DVD)
ドヴォルザーク・チクルス第1巻
交響曲第7番、スラヴ舞曲集Op.72、ヴァイオリンのためのロマンスOp.11
イルジ・ビエロフラーヴェク(指)プラハSO、イヴァン・ジェナティー(Vn)
イルジ・ビエロフラーヴェク、ペトル・アルトリヒター、リボル・ペ シェクという、現在のチェコ音楽界をリードする3人のタクトでドヴォルザークの名曲を収め ていくこのシリーズ。ルチア・ポップやミーシャ・マイスキーなども登場予定です。
ARTHAUS
102127[AR](DVD)
チャイコフスキー・チクルス第4集
交響曲第4番/ヴァイオリン協奏曲/序曲「1812年」
ヴィクトル・トレチャコフ(Vn)、ウラディミール・フェドセーエフ(指)モスクワRSO
交響曲はもちろんのこと、ぜひお聴きいただきたいのが序曲「1812年」です。特に終結部での盛り上がりの鐘の使
い方は必見!あまりの出来事に何度も見てしまうこと間違いなし
ARTHAUS
102129[AR](DVD)
チャイコフスキー・チクルス第5集
交響曲第5番/ピアノ協奏曲第2番/序曲ヘ長調(1865)
ウラディミール・フェドセーエフ(指)モスクワRSO、ミヒャエル・プレトニョフ(P)
第5番において、フェドセーエフは曲の細部までを徹底的に歌わせて、聴き手を恍惚の世界へといざないます。
ARTHAUS
102131[AR](DVD)
チャイコフスキー・チクルス第6集
交響曲第6番「悲愴」/ピアノ協奏曲第1番/弦楽セレナード
ウラディミール・フェドセーエフ(指)モスクワRSO、ミヒャエル・プレトニョフ(P)
CPO
777177-2[CP](1SACD)
シュポア:交響曲集 第1集
交響曲第3番 Op.78/第10番 WoO 8(世界初録音)/序曲WoO 1
ハワード・グリフィス(指)ハノーファー北ドイツ放送PO
古典派からロマン派への掛け橋としてもおなじみ、シュポアの交響曲です。ヴァイオリン協奏曲や、クラリネット協奏曲が良く知られていますが、交響曲も10 曲(最後の1 は未完成)あり、曲によっては凝った名前がついていたりとなかなか興味をそそられます。このアルバムには、未完の第10 も収録。こちらは世界初録音となります。


Ki-Altus
ALTF-001(figure+CD)
フルトヴェングラー・フィギュア〔高さ30cm 高級素材ポリストーン製手彩色〕、
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱つき」
T・ブリーム(S)、ヘンゲン(Ms)、アンダース(T)、ヴァッケ(Bs)、フルトヴェングラー(指)BPO、ブルーノ・キッテルcho
録音:1942年3日 ※LP・オーディオ研究家中山実氏によるエルプ(レーザーによるアナログ盤再生装置)での復刻。
本フィギュアは日本のトップクラスの造形作家、阿部匠氏が約1年かけ、原形制作されたもので 一般にフィギュアは塩化ビニールなどで、絵柄も印刷が多い中本作はポリストーン(陶器のような 感で、重量感があり、石の粉が原料)が使われ、一体一体が筆書きによる手作業!細部至るまで丹念 に再現された逸品。高級で大量生産出来ぬ限定品。 世界の巨匠フルトヴェングラーを記念するフィギュアが 世界で初めて発売されます!
●フルトヴェングラー・フィギュア…高さ30cm 高級素材ポリストーン製手彩色
●ベートーヴェン:交響曲第9番 =Legendary Artists Figure Series= 伝説のアーティスト・フィギュアCD・シリーズ
●夫人も巨匠の生き写しに感激。 「素晴らしい」を連発いたしました。
●付録CD はLP・オーディオ研究家中山実氏の復刻で42年の「第 9」を。なんとエルプのレーザーで復刻しました。 現状エルプのレーザー復刻に関し最高の技術(中山氏独自の方法論)で望んでおり、信じられぬ音質です。ティンパニーの迫力あるリアルな音など、ものすごい!
Avie
AV-2137(1SACD)
ショスタコーヴィチ:交響曲第10番/デトレフ・グラナート(1960−):管弦楽のための歌と舞曲《テアトルム・ベスティアルム》
セミヨン・ビシュコフ(指)、ケルンWDR響
ビシュコフ&ケルン放送響の重要シリーズであるショスタコーヴィチの第7番「レニングラード」(AV 0020)、第8番(AV 0043)、第11番「1905年」(AV 2062)、第4番(AV 2114)に続く第5弾。カップリングされているグラナートの「テアトルム・ベスティアルム」は、BBCからの委嘱によって作曲が行われ2005年9月のプロムスで初演が行われています

Hanssler
98-281(1CD)
メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」、弦楽のための交響曲第7番ニ短調、弦楽のための交響曲第12番ト短調
トーマス・ファイ(指)ハイデルベルクSO
録音:2007年3月16−17日、5月8−12日プファッフェングルント、ハイデルベルク・ゲゼルシャフトハウス
目下ピリオド・アプローチの最右翼として大きな注目を集めるファイ&ハイデルベルク響のメンデルスゾーン・シリーズ第2 弾。つ いに待ちに待った人気作「イタリア」が登場します。とにかくスゴイ。からっと晴れ渡った空を思い描かせるアレグロに、なんともす さまじいサルタレッロ。演奏時間5 分を切るフィナーレの超快速テンポに象徴されるように、これまでに知り得る作品の印象を一新す るショッキングな演奏です。カップリングのシンフォニアもとびきりの活きのよさ。内容的に古典派様式が顕著なため、看板のハイド ンでならした彼らにはお手のものといえるでしょう。
【演奏時間】T 9'56 +U 5'26 +V 6'49 +W 4'55 = 27'06
Pentatone
PTC-5186.184(1SACD)
ベルリオーズ:幻想交響曲
コリン・デイヴィス(指)ACO
録音:1974年1月
高音質の復刻盤として活発なリリースを続けるフィリップスのクァドラフォニック(4チャンネル録音)の復刻シリーズ最新作。

Altus
ALT-147(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱つき」
バーバラ・ハーヴァーマン(S)、ザンドラ・マクマスター(A)、シュテファン・フィンケ(T)、フランツ=ヨーゼフ・ゼーリッヒ(Br)、
準メルクル(指)フランス国立リヨンO、バーミンガム市交響cho
録音:2006年12月31日、2007年1月1日(ライヴ)
新コンビによる待望の録音!白熱のベートーヴェン。深遠なるマーラー!
Altus
ALT-145(2CD)
マーラー:交響曲第3番
エヴァ・マルチニェツ(A)、リヨン=ベルナルド・テツcho、リヨン大聖堂聖歌隊、準・メルクル(指)フランス国立リヨンO
録音:2007年2月リヨン・オーディトリウム(ライヴ)
STUDIO FROHLA
B-2711(1CD)
ラフマニノフ:交響曲第2番
森正(指)名古屋PO
録音:1980年6月21日、名古屋市民会館大ホール 第71回定期演奏会
森正の名フィル第2代音楽監督として最後の演奏となった第71回定期の記録。
STUDIO FROHLA
B-2712(1CD)
マーラー:交響曲第5番
外山雄三(指)名古屋PO
録音:1983年11月18日、名古屋市民会館大ホール 第100回定期演奏会
第3代音楽総監督兼第3代常任指揮者、外山雄三の熱意と積極性によって名フィルは名実ともにプロオケとして地位を確立。そ の外山の記念すべき第100回定期演奏会のマーラーの5 番は聴衆に大きな感銘を与えました。
STUDIO FROHLA
B-2714(1CD)
チャイコフスキー:マンフレッド交響曲 Op.58
小林研一郎(指)名古屋PO
録音:2005年11月27日
1998年、第4代音楽監督に就任した小林研一郎の躍動感に溢れた音楽によって名フィルは多くの市民の愛好家を結集しました。
Pentatone
PTC-5186.316(1SACD)
ベートーヴェン:交響曲第5番《運命》/交響曲第8番
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)ロイヤル・フランダースPO
録音:2007年6月4日、9日〜10日
1997年の音楽監督就任から10年という歳月が流れており、ヘレヴェッヘとロイヤル・フランダース・フィルの関係は以前とは比べ物にならないレベルにまで成熟。ヘレヴェッヘとロイヤル・フランダース・フィルの録音を担当したのは、アンドレアス・ノイブロンナー率いる世界最強録音チーム「トリトナス」。ティルソン・トーマスと&サンフランシスコ響のマーラー・チクルスで実現した超優秀録音の実績があるだけに、録音面への期待も非常大い。
Hanssler
98-238(1CD)
ハイドン:交響曲第41番ハ長調Hob.I:41、交響曲第44番ホ短調Hob.I:44「悲しみ」、交響曲第47番ト長調Hob.I:47
トーマス・ファイ(指)ハイデルベルクSO
録音:2006年5月8−9日、9月13−15日メーレンバッハ、ビュルガーハウス
快調に進むハイドン・シリーズの最新作は、作曲者お気に入りの名作「悲しみ」を含む3曲を収録しています。 随所でみられるテンポの揺らしや鋭利なアクセントの多用。そして急と緩との激烈なコントラスト。これでこそ「悲しみ」というニック ネームの由来にもなった、ハイドン自らが亡くなる際に演奏を希望したといわれるアダージョの美しさも活きてくるというもの。音楽評 論家の安田和信氏が「古典派時代の聴衆が音楽から感じ取った熱狂と興奮を現代に蘇らせることにこそある」と評したように、わたした ちが忘れかけていたなにかを思い起こさせる力がかれらの演奏にはあります。ピリオド・アプローチの最先端を突き進むコンビが生み出 すたまらなく刺激的な音楽は、いままさに旬を迎えたといえるでしょう。


Chandos
CHSA-5057(1SACD)
エルガー:交響曲第3番Op.88(ペイン補筆完成版)/行進曲《威風堂々》第6番(ペイン補筆完成版)/過ぎ去りしあまた誠の王女たち(ペイン編曲/管弦楽版)
リチャード・ヒコックス(指)BBCナショナル・オーケストラ・オヴ・ウェールズ、エイドリアン・パーティントン・シンガーズ
シャンドスの代名詞であり、現代最強のイギリス音楽のスペシャリストとしてその名を馳せるリチャード・ヒコックスがエルガーの生誕150年記念として進めてきた交響曲の録音。交響曲第2番(CHSA 5038)、交響曲第1番(CHSA 5049)で成功を収めてきたヒコックスが遂に未完の交響曲第3番に着手!しかもカップリングも未完の威風堂々第6番!
未完の交響曲第3番に対して「誰も手を付けてはならない」という言葉を残してこの世を去ったエルガーだったが、その死から数十年。BBCの委嘱を受けたイギリスの作曲家アンソニー・ペインの補筆によって1997年にエルガーの「交響曲第3番」が完成。翌年の1998年にロイヤル・フェスティヴァル・ホールで行われた待望の初演では、ペインに対してもスタンディング・オベーションが贈られたそうです。
「交響曲第3番」と同じくエルガーの死によって未完となり、1996年までそのスケッチすら陽の目を見ることが無かった「威風堂々第6番」。2005年にアンソニー・ペインによって補筆が着手され、2006年のプロムスでその全容が明らかとなった「威風堂々第6番」は、このヒコックスによる演奏が世界初録音となります。
また軍楽隊と合唱のために書かれた「過ぎ去りしあまた誠の王女たち」のペインによる管弦楽編曲版がカップリングされるなど、エルガーのアニヴァーサリー・イヤーを締め括るに相応しい充実の内容はイギリス音楽ファン必聴!
Edition HST
HST-047(1CD)
税込価格
ヴァンハル没後194年命日演奏会
ガスマン:交響曲ホ短調、オルドニュス:交響曲ト長調Brown I:G5、ヴァンハル:チェロ協奏曲ハ長調Weinmann IId:C2、交響曲ト長調Bryan G4
小原圭太郎(Vc)、室伏正隆(指)ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ
録音:2007年8月、東京府中の森芸術劇場ヴィーンホールでのライヴ録音
交響曲、弦楽四重奏曲などの世俗音楽作曲を1780年代に絶筆したヴァンハル(1739-?1813)は、その後、精神病克服の神への感謝から教会音楽作曲へ専念し、死の年1813年8月も病床の中でミサ曲を作曲し続けていたと伝えられます。
その没後194年特別演奏会では、ヴァンハルゆかりの作曲家作品が取り上げられました。同郷ボヘミア出身先輩のガスマン(1729-1774)とは、イタリア留学中ローマで一緒になり、ガスマンのオペラ「エチィオ」上演作業を協力した。オルドニュス(1834-1886)はヴィーン出身で、1760年代ヴィーン上京したヴァンハルは彼の作風を手本にヴィーン音楽界で頂点を極めた人。プログラムのメイン、ヴァンハルのハ長調チェロ協奏曲は、イタリア留学後の1770年代後半の作曲と推定され、昨年のイ長調協奏曲を凌ぐスケールで作曲されており、「唄うアレグロ」の第一楽章、「優美なカンタービレ」の第二楽章、イ短調との対比が見事なロンド第三楽章は正に当時ヴァンハルが一番人気だった事を連想させます。
Hanssler
93-139(2CD)
マーラー:交響曲第2番「復活」、ハイドン:交響曲第86番
ハンニ・マック=コザック(S)、ヘルタ・テッパー(A)、シュトゥットガルトSWR 声楽アンサンブル、シュトゥットガルト・バッハcho、カール・シューリヒト(指)SWR シュトゥットガルトRSO
録音:1958年4月17日シュトゥットガルト・リーダーハレ、1954年5月20日シュトゥットガルト・ゼンデザール・ヴィラ・ベルク*
すべてSWR アーカイヴ収蔵の正規音源。「カール・シューリヒト・コレクション1950 − 1966」(93.140)のボーナス盤として収録されていた内容がようやく単独で入手できるようになりました。 巨匠の貴重な至芸に触れられるのは無上の喜びといえますが、とくにハイドン。終楽章の速めのテンポでもピシッとみごとに揃った低 弦のパッセージは、これぞシューリヒト名人芸のきわみともいえる聴きどころとなっています。なお、このハイドンについては先ごろ mediciMASTERS(MM.016)からも同一の内容がリリースされたばかり。マスタリング・エンジニアの違いによる音の仕上がりを聴き比 べてみるのも興味深いところです。
ARCO DIVA
UP-0099-2(1CD)
マーラー:交響曲第4番ト長調
カロリナ・ベルコヴァー(S)、ヴラディミール・ヴァーレク(指)チェコRSO

露OLYMPIA
MKM-204(1CD)
タネーエフ:交響曲第4番、スクリャービン:ピアノ協奏曲
アンドレイ・コロベイニコフ(P)、ミハイル・スニトコ(指)サンクトペテルブルクSO
録音:2006年、サンクトペテルブルク、フィルハーモニー

Pentatone
PTC-5186.083(1SACD)
プロコフィエフ:交響曲第5番、戦争終結に寄せる頌歌Op.105*
ウラディーミル・ユロフスキ(指)ロシア・ナショナルSO
録音:2005年9月ライヴ、2007年2月*
プレトニョフが創設したロシア・ナショナル管を主席客演指揮者ユロフスキが指揮して打ちたてた金字塔!ユロフスキの演奏はラフマニノフの「交響的舞曲」(LPO)でもそうでしたが、外面的な効果をを上げやすい作品でも決してそれを目的とせず、内面に暗く屈折したものを抱えならが音楽を豊かに醸成させるのが大きな特徴ですが、この「第5番」もまさにその典型。しかもこの作品の演奏で、直截なダイナミズムのみならず、細やかな感情表現も完全に同居させ、ここまで格調高く濃密な内容を誇る作品として再現した演奏は他にあまり聴いたことがありません。第1楽章冒頭の木管の導入部分は、なんとも柔らかな感触。まずその繊細な音の質感にハッとさせられますが、楽章後半に至ると音楽がどこまでも膨張し続け、重量感抜群の大伽藍を築きます。テンポの操作も実に念入り。第2楽章はリズムの立ち上がり自体は鋭角的ながら音に独特の憂いが宿り、まさに苦悩の舞曲。また、各声部の隈取が恐ろしく明確なので、感情の軋みがじりじりと聴き手に伝わるのです。2:09から突如ギアチェンジしてテンポを上げますが、この切迫感も聴きもの。2:24のフレーズ結尾で、弦がガガガッっと唸りを立てるのも衝撃的。後半7:24からコーダまでの緊張感の高さと神々しいばかりの立体感は空前絶後と叫びたくなるほど魅力的で、ユロフスキの才能を示す象徴的なシーンです。第3楽章はショスタコーヴィチを思わせる苦渋に満ちたニュアンスで一貫。全楽章通じて言えることですが、ここで現れる全ての表現は指揮者が演奏に際して意図して築いたという性質のものではなく、ユロフスキ自身の人間性や精神構造そのものが音楽に乗り移ったかのような印象を強く残すので、その説得力が尋常ではないのです。終楽章はこの演奏が破格の名演であることを更に確信させる凄演!何気ないバスの合の手さえ凄み満点。とにかくこれほど多くの音楽的な情報がこの楽章に詰まっていたのかと驚きを禁じえません。最後に忘れてはならないのは、ロシア・ナショナル管の巧さ!磐石のアンサンブル能力と有機的な声部バランスの妙は、創設者プレトニョフの指揮の下では感じにくかったもの。なお、交響曲はライヴ収録ですが、会場ノイズは一切なし。
「戦争終結に寄せる頌歌」は、と8台のハープと4台のピアノ、管楽器セクション(吹奏楽編成)と8台のコントラバスという大曲。
Etcetera
KTC-1342(1CD)
フランチェスコ・パスクアーレ・リッチ(1732−1817):6つのシンフォニアOp.2(世界初録音)
ヤン・ウィレム・デ・フリエンド(指)オランダ放送CO
録音:2002年1月
イタリアの中流階級の家庭に生まれコモ大聖堂の楽長などを務めたリッチは、ハーグやアムステルダムで自らの作品の出版を行うなどオランダに縁の深いイタリア人作曲家。モダン楽器とピリオド奏法を組み合わて演奏を行うコンバッティメント・コンソート・アムステルダムで音楽監督フリエンドが、オランダ放送室内管(現オランダ放送室内フィル)を巧みにコントロールしており洗練された録音に仕上げています全曲世界初録音。
Glossa
GCDSA-922204(1SACD)
エルガー:交響曲第1番/オラトリオ《神の国》Op.51〜前奏曲
マーティン・ブラビンズ(指)フランダース放送O
ニケやパンドルフォ、ブリュッヘン、メイヤーソン、ラ・ヴェネクシアーナ・・・。数多くの世界的な古楽器奏者の録音をリリースしているグロッサからなんとエルガーの生誕150年記念アルバムが登場。グロッサ2度目の登場となる名門フランダース放送管を率いてこのエルガーでタクトを執るのは、ハイペリオンでもお馴染みのマエストロ、マーティン・ブラビンズ。有名無名にかかわらず膨大な数のイギリス作品をレパートリーとしているブラビンズは、イギリス音楽の新たなスペシャリストとして大きな期待を浴びています。

Audite
AU-234041(2CD)
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」、交響曲第2番、交響曲第7番*
カール・べーム(指)バイエルンRSO
録音: 1978年12月7-8日、1973年5月3日* 以上、ミュンヘン・レジデンツ・ヘルクレスザール(ステレオ・ライヴ)
すべてバイエルン放送アーカイヴの正規音源からの復刻。5歳の時に生地グラーツで観た初めてのオペラ「フィデリオ」に始まるベー ムとベートーヴェンとの出会い。以後の音楽活動の原点になったと本人も述懐しているとはいえ、ベームによるベートーヴェン録音そ のものはけっして多いとはいえません。ウィーン・フィルとの全集(70 〜 72年)完成後に行なわれたバイエルン放送響とのライヴは、 あふれる躍動感とキリッと剛毅で構えの大きな音楽づくりがみごと。音質もすぐれています。
OTAKEN
TKC-311(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」、交響曲第4番*
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)VPO
録音:1954年2月28,3月1日 ウィーン・ムジークフェラインザール 1952年12月1〜2日 ウィーン・ムジークフェラインザール*   音源:EMIによる商業用正規録音
ガラスCDに迫る音質のプレスCDでフルトヴェングラーの「運命」を聴く。 私ども復刻盤愛好家がレコードよりの復刻、いわゆる板起しにこだわってきた理由は、これまでの市販CDの音に満足出来なかったからに他なりません。しかし最近になってCDの音を悪くしている原因が、粗雑なスタンパー製作とプレス時の不純物であることが解明され、決してデジタルがアナログに劣っているわけではないことが判明して来ました。そこで当社は音楽CD製作を専門とし且つ国内最高水準の精度と純度を出すスタンパー製作会社およびプレス工場と提携し、超高音質で話題になったガラスCDに迫る音質のプレスCDの製作に成功いたしました。これにより、我らがフルヴェングラーの録音がかつてない最高音質で甦る道が開かれました。この方法ですと、音源を大変忠実に再現するため、当然マスターの音の良否が問われることになります。幸い、フルトヴェングラーの1952年以降の正規録音は、マスターにおいてすぐれた音質で保存されていることが確認され、この度そのうち何点かコピーIDフリーの状態でマスターコピーの提供をお受けすることができました。文字通り前代未聞の音で巨匠の名演の数々を順次ご提供させていただくことが可能となったわけです。まずは54年の「運命」。カップリングの「第4」共々私事で恐縮ですが30数年前初めて聴いた擬似ステレオLPのぼんやりした音から見れば本当に隔世の感がある見事な音で甦りました。この音で聴くとフルトヴェングラーのベートーヴェンには、例えばパーヴォ・ヤルヴィのような現代のスタイルのベートーヴェンを支持される方にも受け入れられるはずの斬新性が先取りされていたことが判明します。フルトヴェングラーは決して古弁ではなく何時もfull弁なのです。(オタケン・レコード 太田憲志)
Audite
AU-95584(1CD)
ハイドン:交響曲第44番「悲しみ」、交響曲第98番
フェレンツ・フリッチャイ(指)ケルンRSO
録音:1953年、1952年ケルン(ライヴ)
バッハからB.A.ツィンマーマンまで広範なレパートリーを誇った名指揮者フリッチャイ。1947年ザルツブルク音楽祭でクレン ペラーに代わり、アイネムのオペラ「ダントンの死」初演を成功させたエピソードは有名で、同時代作品のエキスパートとして注目さ れました。師バルトークとコダーイや、ストラヴィンスキーの音楽を広めたのも大きな功績です。1950年代初めケルン放送響にひんぱ んに登場した彼は、シンフォニー・コンサートで、また録音目的で同時代の作曲家の作品を取り上げていますが、そのなかにはハイド ンも含まれていました。 このたびaudite のフリッチャイ・シリーズに登場する内容はすべて初出。快速なテンポとクリアな響き、引き締まったフォルムの美 しさが、この頃のフリッチャイのスタイルをよく伝えています。“簡潔ゆえにかえって演奏がむずかしい”といわれるハイドン。当時 のコンサート・プログラムではどちらかといえば無視されていたハイドンに着目しているのもフリッチャイの見識の高さを示していま す。WDR アーカイヴからの復刻で音質もたいへん良好。
TDKコア
TDKAD-024(1CD)
モーツァルト:交響曲第31番「パリ」、ハイドン:交響曲第83番「雌鶏」、交響曲第86番、交響曲第31番〜第2楽章[アンコール]
鈴木秀美(指)オーケストラ・リベラ・クラシカ
録音:2007年6月29日 東京・浜離宮朝日ホール(ライヴ)
オーケストラ・リベラ・クラシカの第18回演奏会より、ハイドンの「パリ交響曲」から2 曲を、モーツァルトの「パ リ」とともに収録しています。 完成度が高くアイデア満載の「パリ交響曲」を、長年培ったOLCのサウンドが最良のかたちで表現された演奏です。またパリの大きなオー ケストラでの演奏のため書かれたかなりの規模をもった交響曲「パリ」では、新メンバー4 人も加わり当時の熱狂した聴衆を追体験するよ うな、エネルギーに満ちた演奏を聴かせています。この作品の第2 楽章には、依頼人の要望で書き換えた別バージョンがあり、アンコール としてこの録音に収録されています。

MARCO POLO
MAR-6.220516(1CD)
ランゴー(1893-1952):交響曲第2番「春の目覚め」(1912-1914年原典/世界初録音)、交響曲第3番
インガ・ダム・イェンセン(S)、ペル・サロ(P)*、トマス・ダウスゴー(指デンマーク国立SO&cho
ルーズ・ランゴー(1893〜1952)は、デンマークの作曲家です。この当時としては急進的な作品を書き、また独自の作風を貫いたことから生前には理解されることがありませんでした。 彼の16曲ある交響曲はどれもが特徴的で大規模なものです。ここに収録された若々しさ溢れた「第2番」などを聴けばわかるように、明らかにワーグナーやR・シュトラウスの影響を受けていて、その管弦楽法の緻密さとドラマチックな音は聴き手の耳を欹てずにはいられません。
ARTHAUS
101435[AR](DVD)
ケント・ナガノ コンダクツ・クラシカル・マスターピース第5集
ブルックナー:交響曲第8番/ ドキュメンタリー(ナレーション:英語)、 ケント・ナガノへのインタビュー、 リハーサル風景、 アニメーション
ケント・ナガノ(指)ベルリン・ドイツSO
収録:2006年 ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)/収録時間:本編:93分、ドキュメンタリー:52分 画面:カラー、16:9 音声:PCM Stereo, Dolby Digital 5.1, DTS 5.1 字幕:フランス語、スペイン語、イタリア語、日本語/NTSC Region All (Code:0)
大好評、ケント・ナガノとベルリン・ドイツ交響楽団の「コンダクツ・クラシカル・マスターピース」の第5集です。全曲演奏と、リハーサルも含めたドキュメンタリー映像とで名曲を楽しく分析。アニメーションで作曲の背景を解説するなどわかりやすく、知っているはずの名曲に新しい光を当てています。 ケント・ナガノの音楽への真摯なアプローチに胸が熱くなることでしょう。
ARTHAUS
101437[AR](DVD)
ケント・ナガノ コンダクツ・クラシカル・マスターピース第6集
R・シュトラウス:アルプス交響曲 /ドキュメンタリー(ナレーション:英語) ケント・ナガノへのインタビュー、リハーサル風景、アニメーション
ケント・ナガノ(指)ベルリン・ドイツSO/録時間:本編:56分、ドキュメンタリー:52分 画面:カラー、16:9 音声:PCM Stereo, Dolby Digital 5.1, DTS 5.1 字幕:フランス語、スペイン語、イタリア語、日本語/ NTSC Region All (Code:0)
収録:2006年 ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
ケント・ナガノとベルリン・ドイツ交響楽団の「コンダクツ・クラシカル・マスターピース」の第6集です。このシリーズの完結編は、R・シュトラウスの名作「アルプス交響曲」。もちろん全曲演奏と、リハーサルも含めたドキュメンタリー映像とで名曲を楽しく分析。随所に挿入されるアニメーションも良い味を出しています。
Capriccio
71121[CA](1SACD)
ディッタースドルフ:交響曲ハ長調《バスティーユ襲撃》/協奏曲イ長調/交響曲ハ長調《4つの時代》
ウェルナー・エアハルト(指)コンチェルト・ケルン、アンドレア・ヴィーグ(Hp)、ブダペスト・ストリングス、ハンス=マルティン・リンデ(指)カペラ・コロニエンシス
録音:1986年
「SACDコレクション」シリーズ。貴重なコントラバス協奏曲の作曲者として知られる18世紀ウィーンの音楽家、ディッタースドルフの交響曲集。コンチェルト・ケルンやカペラ・コロニエンシスといったカプリッチョの中核を担うアーティストの演奏が嬉しいところです。
STUDIO FLOHRA
B-2704(1CD)
税込定価
モーツァルト:交響曲第41番「ジュピター」、交響曲第40番
田部井剛(指)ターリヒCO
録音:2006年11月プラハ・ドモヴィナスタジオ
「モーツァルト:ピアノ協奏曲第17番、第10番ほか」(INTEG 221156)の指揮をつとめ、ハイドシェックから「クルト・ザンデル リンクと共演して以来の出来だった」と評された、田部井剛。名門ターリヒ室内管弦楽団を率いての交響曲デビュー盤。 ハイドシェックと田部井の出会いは1999年5月19日。ハイドシェックがデラノワに献呈されたピアノ協奏曲「五月のコンチェルト」を 日本初演する際、当初予定されていた指揮者との演奏が思うようにいかず、練習の際、オーケストラパートをピアノで演奏していた田 部井を、ハイドシェックがコンサートの前日に急遽指名。田部井に許された時間はゲネプロ1 回のみの練習でしたが、見事成功、ハイ ドシェックから「ヤング・トスカニーニ」と激賞されました。『ハイドシェックの演奏スタイルは奔放で、指揮者は「合わせる」のに 手を焼くといわれる。しかし、田部井はインテンポを旨とした自分のスタイルを譲らず、なのに「合わせている」という感じがしない。 むしろ、ハイドシェックの演奏は、さらに自由になっていく。(長野隆人氏によるライナーノーツより)』とあるように、確固たる信念 に満ちた演奏で、妥協をゆるさない田部井。そんな彼によるモーツァルトは、かっちりとした枠組をとりながら、ひとつひとつの音が 花のようにやわらかなふくらみをみせています。若き巨匠がここに誕生しました。

Pentatone
PTC-5186.307(1SACD)
ブラームス:交響曲第1番、ハイドンの主題による変奏曲
マレク・ヤノフスキ(指)ピッツバークSO
録音:2007年3月のライヴ
ヤノフスキのブラームス交響曲全集再録音、第1弾。ワーグナーの「リング」などで名を馳せた頃に比べると影を潜めてしまった感のあるヤノフスキですが、いつの間にかこんな独自の芸風を確立していたとは思いも寄りませんでした!強烈な解釈こそ見当たりませんが、大仰に構えることなく、まるでブラームスの青年期の作品のように清々しい演奏を展開し、その中に並々ならぬ集中力と有機的なフレージングが盛り込まれているのです。第1楽章序奏部は、低音域が効いたいかにもブラームスらしいハーモニーを醸し出しますが、フレージングは一切粘らず、和声の透明度も高いのが印象的。主部は中庸のテンポ、しかも古風なドイツ流儀にはきっぱりと背を向けたインテンポ。、しかしほんの些細なアゴーギクからはフワッとロマンの香りが引き出され、アンサンブルの緊張感も高く、「普通の演奏だなぁ」と思いつつも途中で切り上げられない不思議な求心力を孕んでいるのです。展開部に入るとますます惹き付けられ、9:17からの管楽器の音型が、奇を衒うのではなくはっきりとした輪郭を伴って最後まで自然に湧き上がらせるさり気ないこだわり、単に呼吸の深さだけでは計れない凝縮力の高いフレージングが実に魅力的。そしてコーダの築き方は、まるでシューリヒトのようなしなやかな終息!第2楽章のみは打って変わって深々とした呼吸を続け、どこまでも内省的な表現を続けますが、やはりハーモニーの美しさは保持されているので陰鬱さは皆無。じっくり練り込まれたアゴーギクの味わいもまた格別です。ヤノフスキが意図するインテンポの効能が最大に発揮されるのは終楽章。ティンパニを効果的に鳴らせばいかにも頑丈で逞しい音楽となりますが、ここでは徹底してアンサンブルのひとつとして扱っているのが象徴しているように、他の楽器も決して突出させることなく(但し7:43からのホルンの連射力は凄い!)、あくまでも音楽の持つ自然の風合いを生かしきっているので、音楽が淀みが生じないのです。弦のテーマの歌わせ方もいたって普通。その後もまるで煩悩とは無縁の音楽が淡々と流れますが、やはり共感の確かさはもとより、何かこの曲に掛ける一途な思いを感じてなりません。11:21では最高に激高させた音の塊をぶつけますが、その確信に満ちた響きが感動的。エンディングの運びも変に粘ることがなく、作品のキリッとしたフォルムを守り抜いたまま締めくくられますが、聴後には心からいい曲を味わったという満足感に包まれるのです。この演奏をちょっと聴いただけで当たり前の演奏だなと感じた方も、どうかもう数分耳を傾けてください。終始ブレることのない一貫した主張に気付き、不思議な魅力にハマまっていただけることでしょう。なお、これはライヴ録音となっていますが、拍手も含めてノイズはまったくと言っていいほど聞き取れません。 【湧々堂】
TDKコア
TDKMA-302(2CD)
ブルックナー:交響曲第7番(ハース版)
上岡敏之(指)ヴッパータールSO
録音:2007年9月8,9日 ヴッパータールシュタットハレ(ライヴ)
史上最長91分の演奏時間!演奏後は長くてすばらしい沈黙。満場のスタンディング・オベーションガあったそうです。以下は上岡氏本人からの使用した版についてのコメントです
●使用スコアについて 以前、ノヴァーク版でこの交響曲を振ったところ、多くの疑問を感じた。そこで今回はハース版の使用 を考えたが、これにも満足できないところが少なからずある。熟慮の末、ハース版をベースに、作曲家 の自筆譜と初演当時フランツ・シャルクやアルトゥール・ニキシュらが手を加えたスコアから取捨選択 し、ブルックナーが望んだであろう繊細なこの曲本来の響きに近づきたいと考えた。(上岡敏之)
[演奏時間]
計91分=第1楽章:29分/第2楽章:33分(シンバル&トライアングル入り)/第3楽章:12分/第4楽章:17 分

TDKコア

TDKMA-301(1CD)
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
上岡敏之(指)ヴッパータールSO
録音:2007年5月13,14日 ヴッパータールシュタットハレ(ライヴ)
近年多いに話題となりながら国内盤のなかった上岡とヴッパータール響の強力コンビ。日本では馴染みの薄いヴッパータール 響ですが、上岡氏が総監督に就任するや、ドイツオーケストラ格付けでなんとAランクに浮上!ドイツのオケらしく深みがありな がら美しい弦の響きが特徴です。上岡氏の彗星ぶりも大変で宇野功芳氏は彼の音楽を『薄味にならず、随所に名人芸が隠され、大爆発を起こす。つまりマイクに入り切らないタイプであり、本当に耳の良い音楽ファン、通のファンに真に喜ばれる演奏家』と 手放しの模様。確かにこの2枚。恐ろしい出来栄でこのような演奏が日夜ヴッパータールで繰り広げられているとは羨ましい限りです。

上岡敏之とヴッパータール交響楽団:ヴァント、シュタイン、クナが生まれた西部ドイツ、ケルンやドュッセルドルフそばの経済的に古く から恵まれた大都市、ヴッパータール市のオーケストラである同交響楽団は150年の歴史があります。録音や演奏会に使用されるシュタッ トハレはサー・サイモン・ラトルによると「世界で最も美しい響きのホール」とのことで古風で豪華な内装はウィーンのムジークフェライ ンザール以上とされます。また上岡敏之は2004年にヴッパータール市音楽総監督就任。それ以前はヘッセン州立歌劇場の音楽総監督を務め ました。まさに日本人でありながらドイツ叩き上げのドイツドイツしたマエストロであります。またザールブリュッケン音大の正教授でも あります。   (070830Ki)
BERLIN CLASSICS
BC-0184152(2CD)
クルト・ザンデルリンク/95歳誕生日記念
ブルックナー:交響曲第3番、マーラー:歌曲集「さすらう若人の歌」*、ショスタコーヴィチ:「ユダヤの民族詩〜」(管弦楽伴奏版)#
クルト・ザンデルリンク(指)ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO、ベルリンRSO*、ベルリンSO#、ヘルマン・プライ(Br)*、マリア・クローネン(S)#、アンネリース・ブルマイスター(A)#、ペーター・シュライアー(T)#
録音:1963年、1961年*、1966年#


OEHMS
OC-707(1CD)
シューマン:交響曲第1番「春」、交響曲第4番
スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ(指)ドイツ放送PO(旧称:ザールブリュッケン放送交響楽団)
2007年3月20〜23日、ザールブリュッケン、ザールラント放送大ホール
まさにスクロヴァチェフスキでなければ到底なしえなかったと思われる極めつけの名演!効果的に音楽的に鳴らすのが困難とされるシューマンのスコアに対し、過去の指揮者たちも独自の視点で再構築を試みてきましたが、そのスコアの不備が決して不備ではなく、丸ごと受け止めた上でむしろその込み入った筆致こそがシューマンの音楽の重要なエキスと、強い信念を持って演奏しきった例は、かつてなかったのではないでしょうか?音響的な効果のみならず、シューマン特有の暗い陰影や絶えず変化するニュアンスの切り替えの俊敏な処理能力も、スクロヴァチェフスキの面目躍如!今後はシューマンの交響曲を語る上で、このを度外視することなど考えられません。
まず、「第1番」。序奏からかなり筋肉質な造形力を発揮。チェロの音型の克明さ、1:21からの管楽器の下降音型のテヌート処理の艶やかさ等、いきなりニュアンスの宝庫で、些細な声部も決して曖昧にしないスクロヴァチェフスキのこだわりの意志の強さに打たれます。主部はびっくりするほどの高速テンポ!それでも細部へのこだわりを忘れないのはもちろんのことですが、終結の9:19ではぐっとテンポを落とし、いきなり緩徐楽章に突入したかのような憂いを連綿と湛えた表情に一変!もちろん過去の演奏もそれなりにしっとりと歌っているものが多いですが、ここまでコントラストを明確にした礼は前代未聞です!第2楽章に情に流されず、随所に的確なアクセントを刻み込み、独特の緊張が走ります。2:46あたりからはますます表情が濃密となり、弦のピチカートをはじめとする裏の声部の意味深い背景表出にも息を呑みます。第3楽章は無駄な粘り気は一切なし。現代的な機能美をベースとしたリズムの精妙さが際立ちます。終結4:49からのフレーズは、超スロー・テンポに転じ、叶わぬ夢への憧れに胸を焦がすシューマンの姿を連想させます。終楽章も快速。どこを取っても音楽にブレやもたつきがないので、演奏にかける意気込みがダイレクトに迫ってきます。最後の締めくくりでの強固なティンパニの強打も実に効果的。
「第4番」はN響とのライヴ盤もあり、これもそのコンビのライヴの中ではトップクラスの名演でしたが、この再録音はそれを上回る入念さ!彫琢の豊かさ、熾烈な緊張の持続など全ての点でグレードが上がっており、剛直に打ち込まれるティンパニの響きも冴え渡ります。
第1楽章序奏から、N響では気づかなかった刻々と変化するニュアンスの綾の繊細さ、特に弱音の美しさに引き込まれます。展開部では悲壮味を更に増し、チェロの抉り方も壮絶。第2楽章はなんという寂寥感!気がついたら辺りに誰も居らず一人ぽっちになってしまったようなこの孤独な空気は何事でしょうか!ここでも切々と敷き詰められる弱音の主題が胸に響きます。終楽章の序奏部はブルックナーを思わせる荘厳さで圧倒。強烈な印象を残すのは展開部開始すぐ、弦の激しいトレモロが牛刀を振り下ろしたようにズバッと音の余韻を寸断するシーン!これを聞くと過去のどんな演奏もフニャフニャに感じてしまいます。
83歳にしてこのヴァイタリティ!肉体的な衰えと共に生み出す音楽まで脆弱になっていった過去の多くの指揮者達のことをスクロヴァチェフスキはどう捉えているのでしょうか?
※初回生産分のみ、エームズ・クラシックス・カタログ2007(CDサイズ)が同梱されています。
  【湧々堂】
DELTA CLASSICS
DCCA-0039(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」 、ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死*
ウィルヘルム・フルトヴェングラー(指) ローマRAI管、トリノRAI管*
録音:1952年1月19日、1952年3月11日
フルトヴェングラー・イン・イタリーの第2弾です。イタリアのオケとの相性はそう悪くなく、一定のレベルの演奏に仕上がっているのがやはり技術なの か?と感心するばかりで、この英雄も、フルトヴェングラーが指揮をした同曲異演と重なる箇所も多く 44年や52年のウィーン・フィル盤に近い演奏にも聞こえる。(但し、44年盤は時期的に鬼気迫る感 じに聞こえなくもないですが) 英雄も十八番の一つ。演奏について触れる必要は全くないでしょう。 3月のワーグナー「前奏曲と愛の死」ですが、これは名演と言って過言ではないでしょう。 元々ワーグナー演奏にも定評があるフルトヴェングラー。このトリノとの演奏では、泣かせます、聞 かせます。やはりツボを知っておりテンポといい、間といい、ただでさえ「トリスタン」の最後を飾 る名曲を抑えきれない感情をググッと内に秘め、青白きオーラを発しながらオケに魔法をかけこの名 演を生み出した凄まじき指揮を生で見てみたかったものです。  (080713Delta)
Opus蔵
OPK-7033(1CD)
ハイドン:交響曲第92番「オクスフォード」、R・ シュトラウス:「ドン・キホーテ」*
アルトゥーロ・トスカニーニ(指)NBC響、エマニュエル・フォイアマン(Vc)
録音:1944年、1938年*
フォイアマン、トスカニーニとNBC交響楽団の「ドン・キホーテ」はこれまで何度も出ておりCDも複数ありますが、 それらは単に歴史的記録のレベルでした。ところが今回「これは音がよいよ」と紹介された私家盤LPは素晴らしい音で びっくりしました。フォイアマンの細かいニュアンスもよくわかります。ただときどきハムが出てきます。これまでの 音源がハムを嫌ってカットしたため貧相な音になったものか、別装置による録音なのかはわかりません。本CDでは音を 優先させハムを残しています。慣れれば気にならなくなると期待して。(相原 了)
Chandos
CHSA-5054(1SACD)
タンスマン(1897−1986):交響曲集Vol.2
交響曲第7番《抒情的》/交響曲第8番《管弦楽のための音楽》/交響曲第9番
オレグ・カエターニ(指)メルボルンSO
第2集には、アメリカ時代の交響曲第7番、フランス帰国直後の交響曲第8番、前作から約10年後に書かれた交響曲第9番の3作品を収録。第7番&第9番は今回が世界初録音。
CSO RESOUND
CSOR-901704(1CD)

CSOR-901706(1SACD)
ブルックナー:交響曲第7番(1885年ハース原典版)
ベルナルド・ハイティンク(指)CSO
録音:2007年5月10、11、12&15日シカゴ・シンフォニーセンター・オーケストラ・ホール(ライヴ)
マーラーの第3番(CSOR.901701)でこ こに華々しいスタートを切ったCSO リザウンド・シリーズ第2弾。はたして新たなシェフとわれらがCSOとの結びつきがどれほどのものかと高い関心を集め、今シーズン前半最大の目玉となったプログラムです。 ベートーヴェンの「コリオラン」序曲、ルトスワフスキのチェーン2(ヴァイオリン独奏はコンマスのロバート・チェン)のあと、休憩を はさんで後半に置かれたメインのブルックナー第7番。これまでにハイティンクが振った3種の正規録音はすべてRCOとのものでしたが、年とともに演奏時間が拡大する傾向がみられ、最新のCSO とのライヴではついに最長となり、より細部に至るまで目の行き届いた表現となっ ているのが特徴です。 ショルティ、バレンボイム時代を通じて、すっかり世界屈指のブルックナー・オケに成長したCSO。もともと、めいめいが黙っていてもモノスゴイ音を出すオケにあって、いかなる誇張表現をも排して、終始自然な流れを大切にするハイティンク。このうえなくデリケートな弦 のトレモロから、深く静かに浮かび上がる息の長いフレーズで開始される第1 楽章。冒頭の部分を聴いただけでもこの演奏がただものでは ないことを予感させるに十分ですが、曲が進むにつれてその予感は確信へと変わってゆくのがわかります。各声部のバランス処理とブレン ド具合、遅すぎず速すぎずのテンポ設定、全曲のみごとな構成力。どの瞬間も無機的にならないのは78歳、これこそ巨匠の境地というべき でしょうか。 暖かくやわらかで、ホルンより低いバリトンの音域をもたらす四本のワーグナー・チューバ。アダージョではオーケストラ全体から極上の 響きが生み出されるなか、とりわけブラス・セクションの健闘が光ります。さらにフィナーレも、まさに音による大聖堂のような拡がりを 形づくって圧巻というほかありません。 5月12日付のシカゴ・トリビューン紙は「白熱の、説得力ある演奏。ハイティンクとCSO は力強く成長している。」と評し、シカゴ・サン・ タイムズもまた「ハイティンクはリズムにしたがってわたしたちの注意を強く求め、そして釘付けにするのだ。マエストロとCSO はほとんど感覚を超越したむすびつきに達している」とこの模様を絶賛しています。 最強の手兵CSOの圧倒的な合奏能力を武器に、おそらくは巨匠ハイティンクの総決算となるであろうブルックナー第7番。あいにく当アルバムには収められていませんが、伝え聞く終演後の長く大きな喝釆が、何よりも演奏内容の素晴らしさを物語っています。   (070806Ki)

セルを超えたか?恐るべき完成度を誇るマッケラスの新・ベートーヴェン全集!

Hyperion
CDS-44301(5CD)
ベートーヴェン:交響曲全集
チャールズ・マッケラス(指)スコットランドCO、フィルハーモニアO(第9番のみ)、エジンバラ祝祭cho、ジャニス・ワトソン(S)、キャスリーン・ウィン=ロジャース(Ms)、スチュアート・スケルトン(T)、デトレフ・ロート(Bs)、
録音:2006年9月 エジンバラ音楽祭ライヴ(デジタル)
マッケラスのベートーヴェン全集は、ロイヤル・リヴァプールPOとの録音からほぼ10年ぶりの再録音。弦のノン・ヴィブラートをはじめとしたピリオド仕様の演奏が一般的となった今日、ただ作曲当時の様式を取り入れただけでは誰も驚かなくなり、プラスアルファの独自の見識とセンスが要求されるところですが、マッケラスのこの再録音は、今までの彼の多くの録音同様、学究的にスコアを徹底的に掘り下げながらも、音楽に瑞々しい果実のような新鮮さを与え、また決して独りよがりでない真摯な共感がしっかり宿っているので、真に普遍的な価値を誇るベートーヴェン像を打ち立てることに成功しています。例えば、アイデア満載ながら、若手から中堅の指揮者の中には「こんなことができるんだよ、凄いだろ!」と言わんばかりにその独自のアプローチをひけらかすような演奏もありますが、マッケラスの指揮にははそんないやらしさがないのです。
「第1番」は、恣意的にアクセントを施したり、アーティキュレーションに凝ったりする演奏もある中で、この演奏はごくオーソドックスな表現。しかし、一音一音に意味があり、いつものことながらハーモニーが混濁することは皆無。まさに古典的な佇まいを体現した素晴しい演奏です。第1楽章はテンポからして快速モードを採用せず、最後に打ち込まれる3つの和音は微妙にリタルダンドして終わるなど、古い演奏スタイルを取り入れているほどです。
「第2番」もこの曲の清新さを十分に意識して活力も満点ながら、ノリントンよりも表情が温和。
「英雄」は、第1楽章の最初の和音から打ちのめすような打撃は加えず、あくまでも清潔なテクスチュア重視。テンポはもちろん快速ながら暴走はせず、音の質感を吟味し尽くしているのが分かります。第1楽章再現部のテーマ斉奏部で、前半のみトランペットを被せるというのがユニーク。第2楽章は悲愴感を強調しないところがマッケラスらしいですが、11:26からのヴィオラの音型に象徴されるよう、音はカラッとしていますが、音の輪郭を克明に表出することで、スコアに込められたベートーヴェンの思いが浮かび上がるようです。第3楽章トリオのホルンは目の覚めるような完全無欠な巧さ!終楽章は冒頭から繰り返されるテーマの変化していく過程で、これほど各声部が明確な輪郭を伴って融合しているというのは驚異的。一切埋没しているパートがないのです!その点でスクロヴァチェフスキも真っ青でしょう。声部の輪郭と言えば終楽章コーダ!ジョージ・セル以来の完璧さです!
「第4番」は第1楽章主部冒頭のハーモニーで、ホルンを中核としたバランスをとることで独特な音像の広がりを持たせているのがまず印象的。再現部冒頭も同様のバランスですが、音楽自体が今度は極限までヴォルテージを上げ、10分間の中に生きたドラマを展開しているのがなんとも見事。テンポはC・クライバーなどよりもむしろ遅めに感じ、決してメトロノーム表記を重視していないことが伺えます。
「運命」は最初の「タタターン」の主題が1回目と2回目ではニュアンスが違うのをお聴き逃しなく!奏法に変化を与えていると思われますが、こんな衝撃は前代未聞です。声部バランスがここでも完璧なのは言うまでもありませんが、ここまで徹底させながら音楽が窮屈にならないのはマッケラスならではのマジックと言うしかありません。第2楽章は至純の極み。第3楽章はコントラバスの早い走句にも拍節感をにビシッと与え、スケルツォつつとしての性格を徹底表出。3楽章から終楽章へのブリッジでも音像がもこもこせずクリアさを維持。終楽章は胸のすくようなパワーの噴出が見事ですが、これまた凄技出現!0:35のホルンから始まるフレーズの結尾でトランペットに主役を移行させ、クレッシェンド的な高揚感を持たせているのです。他の楽章でもそうですが、そのフレーズの核となる楽器、スパイス的な楽器の峻別とその徹底ぶりには本当に頭が下がります。ただ単純に主旋律を突出させ、他の声部を抑えるという単純なものではないのです。8:53からのピッコロの駆け上がりの箇所で、それが埋没しないように他の声部を抑えるのはスクロヴァチェフスキも行っていましたが、その意図が透けて見えて音楽が小さくなっていたのに対し、マッケラスは一枚上手。
「田園」はこの全集の白眉!声部バランスに比類なき冴えを誇るマッケラスにとってまさにうってつけの曲ですが、その響きの美しさのみならず、音楽に語らせるマッケラスの感性に脱帽することしきり。第1楽章の第1主題から第2主題へ移る手前のリタルダンドのなんという洗練さ!展開部の低弦の動きの有機的な豊かさには心揺さぶられ、続くヴァイオリンの持続音は、これほどのノン・ヴィブラートであることのありがたさを痛感させる演奏も他になく、両翼配置の意味を単なる掛け合いの面白さ以上の妙味をもって聴き手に迫るという点においても、この曲を語る際に絶対に忘れてはならない素晴しさです。そしてコーダの得も言われぬ余韻!第2楽章はまるで天上の美しさ。5:32からのクラリネット・ソロは惚れ惚れする巧さに唖然。第3楽章はファゴットのソロをかなり強く吹かせ、しかも同じ音型を受け弦もそれと完全に連動。第4楽章も、ティンパにだけを強打させて表面的な迫力を取り繕った演奏とは次元が違います。終楽章は冒頭のホルンと低弦の溶け合いの美しさからうっとり。
「第9番」のみ大編成のフィルはーモニア管ですが、これも見事な選択。しかも演奏内容が凄いことになっています!ティンパニがかなり豪快な響きで捉えられており、全体の響きもグッと量感を増しますが、演奏自体も他の8曲とは趣が異なり、尋常ならざる切迫感と激烈さが横溢。その分古楽器的な響きは後退しているので、ピリオド仕様が肌に合わない方も心震えること必至。それにしても、炎の中で格闘するようなこんな血肉が滾らせたマッケラスはかつて聴いたことがありません。1楽章も2楽章もまるで猛獣のように凄まじい音圧が襲い続けます。第3楽章でさえ音が峻厳に昇り、決して癒しの雰囲気に安住しません。9:05からの猛烈な打ち込みは、宇宙に向けて砲撃する凄まじさ!終楽章もヴォルテージが異様なまでに高く、マルケヴィチとミュンシュを合わせたようなとてつもない迫力!もはや学究肌のマッケラスのイメージなどどこにもありません。独唱陣も皆粒ぞろい。コーダ突入前の4人のハーモニーもマッケラスの制御が行き届いていることが窺えます。この「第9番」に至っては、もはや細部がどうのこうのといている場合ではありません。いったいマッケラスという人は、音楽を表現するための駒をいくつ持ち合わせているのでしょうか?しかもこの録音の時点で80歳を超えていたのです!肉体の衰えが音楽に反映することなどあり得ない奥義も含めて、超人と呼ぶしかありません。  【湧々堂】
※限定数特価は、初回分在庫が切れ次第終了となりますのでお早めに!
Edition HST
HST-045
定価
ヴァンハル:疾風怒濤交響曲集第5巻
交響曲イ短調Bryan a1、交響曲ヘ短調Bryan f1
室伏正隆(指)ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ
録音:2007年5月、東京府中の森芸術劇場ヴィーンホールでのライヴ
ヴァンハルの短調交響曲作曲時期は、大きく1760年代イタリア留学前と1770年代留学後の二つに分かれる。 前期ではハ短調、ニ短調、ト短調、イ短調(Bryan c2,c3 d1, g1, g2, a2)が作曲され、後期には、ニ短調、ヘ短調、イ短調(Bryan d2, f1, a1)の三曲が作曲された。 18世紀後期の短調交響曲では、ホルンが無弁であることから、主調音と平行調音の二種類を指定し和音を形成するのが慣例であったが(e.g.ト短調ではト調gと変ロ調b)、ヴァンハルは更にこれを発展、属音を追加させ三種類のホルンを指定した。(e.g.イ短調では、イ調a、ハ調c、ホ調e、 ヘ短調では、へ調f、変イ調As、ハ調c。特にハ調は当時のトランペットと同じ管長のアルト管であるため、疾風怒濤の悲痛な叫びが再現される)  このシステムはその後、特に19世紀フランス作曲家に広く選択された。(e.g. ヴェルディ作曲トロヴァトーレなど) 実際の編成では、更に補強を兼ねてヘ短調交響曲(f1)では4本ホルンを指定している。 さらに既出録音で有名なニ短調「聖金曜日交響曲」(d1)では5本ホルンが指定されている。 ブライアン氏はこの一連の交響曲集マルチプル・ホルン・シンフォニーと名付けた。 (イ短調Bryan a1は、既にサリエリ楽団の演奏がCD録音されているが、残念ながら製作予算の都合からか、ホルンはイ音とホ音の2本しか使用されておらず、本来の編成による録音は本CDが初録音。)   (070720)
Hyperion
CDA-67616(1CD)
シュポア:交響曲第1番変ホ長調/同第2番ニ短調Op.49/演奏会用大序曲ヘ長調WoO.1(世界初録音)
ハワード・シェリー(指)スイス・イタリア語放送O
ブラウンシュバイクで生を受けたシュポアは、19世紀ドイツのみならず初期ロマン派の器楽曲作曲家として優れた作品を残しています。ヴァイオリン協奏曲やクラリネット協奏曲など、現代でも頻繁に演奏されるレパートリーがクローズアップされがちなシュポアですが、実は交響曲の作曲家としても名を馳せていたことは意外と知られていません。同世代のベートーヴェンと同じく9曲の交響曲(第10番も同じく未完)を書き上げており、今回は初期の2作品がハワード・シェリーのタクトによって収録されています。カップリングの「演奏会用大序曲」は世界初録音。   (070720)
RCO Live
RCO-07003(1SACD)
マーラー:交響曲第4番
クリスティーネ・シェーファー(S)、ベルナルド・ハイティンク(指)ロイヤル・コンセルトへボウO
録音:2006年11月7日アムステルダム、コンセルトへボウ(ライヴ)
1956年11月7日、まだ27歳の若さだったハイティンクは病気のジュリーニに代わり、初めてRCOの指揮台に立ちました。それから 半世紀、夫婦でいえば金婚式を迎えた昨年のちょうど同じ11月7日に、いまや桂冠指揮者となった巨匠が臨んだ特別記念コンサート。 RCO Live にふたたび帰ってきたハイティンクの最新アルバムは、当夜のオール・マーラー・プログラム後半を飾った交響曲第4 番で す。(前半はラーションとディーン・スミス独唱による「大地の歌」) 現代屈指のマーラー指揮者として誰しも認めるハイティンク。なかでも第4 番については、すでにRCO とは首席指揮者時代(1961-1988)をふくめて3 度(67 年、82 ライヴ、83年)も録音していることからもわかるように、よほど愛してやまないのでしょう。RCO 初のSACD による第4番は、ハイティンクにとっても、またRCO にとっても両者のトレードマークであるマーラー演奏の真価をあらため て広く世に問うものとなっています。 首席指揮者ヤンソンスのもと新たな時代を迎えたいまも、ハイティンクが長年の手兵と培った結びつきは健在。しかもなんといっても 晴れの舞台、会場の祝賀ムードに包まれる中、当ライヴではいつにもまして黄金に輝くブラスにエレガントで潤いたっぷりの弦の音色 を誇る名門の持ち味が光っています。 そして、天上の世界を描いた第4 楽章。ポイントのソプラノにアメリング、ユーイング、アレグザンダーと歴代の名花が彩りを添えて きたところへ、このたび抜擢されたのはいまをときめくシェーファー。可憐な歌声がピッタリで、これはたいへんな魅力。なお、昨年 11 月に入り当コンビは、この7 の記念演奏会のほか、いずれもシェーファーの独唱で第4 番を本拠アムステルダムでは全部で5 回取 り上げており、さらに9日にフランクフルトのアルテオーパー、10日にはウィーンのムジークフェラインでもそれぞれ演奏しています。 ハイティンクのマーラーでは、これよりほんの少し前、同じ年の10 月に行われた首席指揮者就任ライヴにおけるシカゴ響との第3 番 (CSOR.901701)も大いに話題を集めていますが、ここ最近の充実ぶりは一瞬たりとも目を離すことの出来ないものといえるでしょう。
●ハイティンクのマーラー第4番 演奏時間比較
[RCO / 2006年ライヴ] T .16’38 +U .8’57 +V .20’01 +W .9’37 = 55’14
[BPO / 1992年] T .17’30 +U .9’17 +V .21’54 +W .9’35 = 57’36
[RCO / 1983年] T .16’57 +U .8’52 +V .20’21 +W .9’09 = 54’39
[RCO / 1982年ライヴ] T .16’45 +U .9’02 +V .21’15 +W .9’35 = 56’37
[RCO / 1967年] T .16’27 +U .8’37 +V .19’34 +W .8’48 = 52’46   (070719Ki)


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