湧々堂HOME 新譜速報: 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り:交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE!! レーベル・カタログ チャイ5


ELECT RECORDS
(ルーマニア)


元は国営のレーベル。メロディアなどと同様にルーマニアの作品、演奏家で
構成されていますが、ルーマニアを訪問したリヒテルの録音やルプーの
ベートーヴェン、エネスコ・リパッティの自作自演集、OLYMPIAでも出ていた
エネスコの管弦楽作品全集といった注目のラインナップが目白押し。
ヨシフ・コンタのベートーヴェン:第9やベルリオーズ:幻想交響曲、
マンデアルのブル7、飯森範親&東京POにもご注目!

国内仕様(ERT品番)以外は、代理店が取り扱いを停止しております。

※表示価格は全て税込み。品番結尾に特に表記のないものは全て1CDです。

品番 内容 演奏者
ECD-105
ルーマニアのプロムナード・コンサート
ポルムベスク:ヴァイオリンと管弦楽の為のバラード、
ルーマニア狂詩曲、
イヴァノヴィチ:ドナウ川のさざ波、
ディニク:ホラ・スタッカート、
ディミトレスク:農民の踊り、
P・コンスタンティネスク:3つのルーマニアの交響舞曲他
ステファン・ルハ(Vn)、
エミル・シモン(指)
クルジュ=ナポカPO、
パウル・ポペスク、
エマヌエル・エレネスク(指)
ルーマニアRSO他
ECD-106
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第7番、第12番、
ショパン:バラード第2番へ長調、
R・シュトラウス:ブルレスケ
スヴャトスラフ・リヒテル(P)、
ジョルジェ・ジョルジェスク(指)
ブカレスト・ジョルジュ・エネスコPO
ECD-110
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」、
合奏協奏曲集「調和の霊感」Op.3-6,9,12
ステファン・ルハ(Vn)、
ミルチェア・クリステスク(指)
クルジュ=ナポカPO、
アンドレイ・アゴストン(指)プロ・ムジカ室内O
ECD-111
シュトラウス一家の音楽
J・シュトラウスT:中国のギャロップ
 パレード行進曲
J・シュトラウス:トリッチ・トラッチ・ポルカ
 ケッテンブリュッケ・ワルツ
J・シュトラウスT:ラデツキー行進曲
J・シュトラウス:チックタック・ポルカ
J・シュトラウスT:ため息ギャロップ
ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ「憂いもなく」
J・シュトラウス:「女王のハンカチ」序曲
 ペルシャ行進曲
 ポルカ「歌い手の喜び」
 エジプト行進曲
 ポルカ「狩にて」
ヨハン&ヨーゼフ・シュトラウス:ピツィカート・ポルカ
J・シュトラウス:ポルカ「雷鳴と電光」
ヨーゼフ・シュトラウス:鍛冶屋のポルカ*
J・シュトラウスT:ギャロップ「幸運の女神」*
ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ「休暇旅行で」*
J・シュトラウス:新ピツィカート・ポルカ*
ウォルフガング・グロース(指)オラデアPO
クルト・ヴェス(指)トゥルグ・ムレシュPO*

録音:1987年ブカレスト、1980年トゥルグ=ムレシュ*
ECD-112
ラロ:スペイン交響曲、
ラヴェル:ボレロ、
ファリャ:「三角帽子」組曲第1番&第2番
イオン・ヴォイク(Vn)、
ジョルジェスク(指)
ジョルジュ・エネスコPO、
チルラーリオ(指)ルーマニアRSO、
アンドレースク(指)ベルリンSO
ECD-113
歌劇からの合唱曲集
モーツァルト:フィガロの結婚、
ワーグナー:タンホイザー/マイスタージンガー/さまよえるオランダ人/ローエングリン、
ウェーバー:魔弾の射手、グノー:ファウスト、
ヴェルディ:エルナーニ/ナブッコ/トロヴァトーレ/椿姫/アイーダ、
レオンガヴァッロ:道化師、
マスカーニ:カヴァレリア・ルスティカーナ
ニコラエ・ボボク(指)
ティミソアラ・バナトゥルO・cho、
ジャン・ボベスク、
ミルチェア・ポパ(指)
ブカレスト・ルーマニア歌劇場O・cho
ECD-114
交響的ミニアチュア
ボッケリーニ:メヌエット、
モーツァルト:トルコ行進曲、
ドヴォルザーク:ユモレスク、
ケテルビー:ペルシャの市場にて、
スッペ:「軽騎兵」序曲、
シューベルト:軍隊行進曲
ブラームス:ハンガリー舞曲第5/6番、
リスト:前奏曲、
チャイコフスキー:「白鳥の湖」〜ワルツ*、[くるみ割り人形」〜花のワルツ*、
ビゼー:「アルルの女」より#
イオシフ・コンタ(指)ルーマニアRSO、
イオン・バチウ(指)ヤシ・モルドヴァPO*
ミルセア・クリステア(指)ルーマニア・シネマトグラフィSO#
ECD-115
J.S. バッハ:オルガン・リサイタル
トッカータとフーガニ短調BWV565、
幻想曲ハ短調BWV562、
前奏曲とフーガト長調BWV541、
コラール「目覚めよと呼ぶ声ありBWV645、
幻想曲とフーガト短調BWV542、
カンタータ第147番〜「主よ人の望みの喜びよ」、他
ハンス・エカルト・シュラント(Org)
ECD-116
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲、
ロマンス第1番、第2番
ユーディ・メニューイン(Vn)、
コンスタンティン・シルヴェストリ(指)VPO、
ミハイ・コンスタンティネスク(Vn)、
コンスタンティン・ブゲアヌ(指)
ルーマニア映画SO

※EMI原盤
ECD-117
ダン・グリゴレの芸術
チャイコフアスキー:ピアノ協奏曲第1番
グリーグ:ピアノ協奏曲*
ダン・グリトレ(P)、
クリスティアン・マンデアル(指)、
エミル・シモン(指)クルジュPO*
グリゴレは1943年ブカレスト生まれ。リパッティの師でもあるフロリカ・ムジニェスク等のの推薦を受け、レニングラード音楽院へ進学し。タチアナ・クラフチェンコに師事。エネスコ国際コンクールや、モントリオール国際ピアノ・コンクールに優勝。しかし。チャウチェスク政権の圧力による海外での積極的な活動は制限されていました。
まず印象的なのがなんとも深々としたハーモニー現出能力!音色の美しさ!EDC-244、EDC-251もあり。
ECD-118
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」、
合唱幻想曲*
ヴァレンティン・ゲオルギュ(P)、
クリスティアン・マンデアル(指)
エミル・シモン(指)クルジュ=ナポカPO・cho*
ECD-119
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調 クリスティアン・マンデアル(指)クルジュ=ナポカPO

録音:1986年
Arte Novaに感動的なブラームスを録音しているマンデアルのブル7!
ECD-168
トランシルヴァニアにおけるドイツ音楽の5世紀
ヨハン・サルトリウス(若い方):おお何と幸福な、
ソナタ第5番変ロ長調、
ディッタースドルフ:オーボエと管弦楽のための交響曲ニ長調〜アンダンティーノ、
コントラバスとヴィオラのための協奏交響曲、
弦楽オーケストラのための3つの細密画、他
ジョルジェタ・ストレリウ(S)、
アドリアン・ペトレスク(Ob)、
ステファン・トマズ(Cb)、
ガブリエル・バラ(Va)、
レネ・クリスティアン・ポペスク(Vn)、
ホリア・アンドレースク(指)
ブカレスト・ヴィルトゥオージ他
ECD-223
弦楽四重奏のための有名なアンコール集
アルベニス:スペイン組曲〜アストゥリアス、
ドヴォルザーク:ユモレスク、
トゥリーナ:闘牛士の祈り、
ハイドン:弦楽四重奏曲op. 3-5第2楽章、
シューマン:トロイメライ、
プッチーニ:菊の花他
ヴォーチェスSQ
ECD-260
現代音楽第4集
パウル・コンスタンティネスク:4つのマドリガル、
パスカル・ベントイウ:歌劇「ハムレット」前奏曲、
リアナ・アレクサンドル:太陽と月他
ヴラディミル・ポペスク・デヴェセル他(独唱)、
マリン・コンスタンティン(指)
マドリガル室内cho
ECD-310
バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタBWV1027-1029 カタリン・イレア(Vc)、
ニコラエ・リカレット(Cemb)
ECD-373
モーツァルト:「フィガロの結婚」から、
ロッシーニ:「セミラーミデ」から、
ヴェルディ:「ドン・カルロ」から、
ポンキエッリ:「ジョコンダ」から、
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」から 他
エレナ・チェルネイ(Ms)、
ルドヴィク・バクス(指)
ルーマニア放送スタジオO、
クルト・アドラー(指)
ルーマニアRSO他
ECD-490
ルチアン・メティアヌ:ソナタ「コペルニクス」、
ヤン・バウド:三重奏曲「ADN」、
バシュシャ・ゴンヴェルス:三重奏曲「瞑想」、
ヴィンチェント・チャップイス:三重奏曲「「典礼書」、
メティアヌ:呪文他
コントラステ三重奏団
[エミル・セイン(Cl, Sax)、ソリン・ロマン(P, Syn)、ドル・ロマン(Perc)]
ECD-494
シューベルト:弦楽四重奏曲ニ短調「死と乙女」/ハ短調D. 703「四重奏断章」、
ベートーヴェン:第13番変ロ長調「大フーガ」
ヴォーチェスSQ
ECD-576(2CD)
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン、
バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲、
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲〜第1楽章、
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番〜第1楽章、
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番、
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲、
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲〜第1楽章、
ポルムベスク:バラード、
ラロ:スペイン交響曲、他
イオン・ヴォイク(Vn)、
マダリン・ヴォイク(Vn、指)、ブカレストCO、
イオシフ・コンタ(指)ルーマニアRSO、
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス(指)LSO、他

EDC-126
「イスラエルとルーマニアの歌曲集」 クラウディウ・ネグレスク(指)
ヴォーチェス・プリマヴェラエ(児童合唱団)
EDC-132
ハイドン:交響曲第86番ニ長調/第88番ト長調/第96番ニ長調「奇跡」 ホリア・アンドレースク(指)
ブカレスト・ヴィルトゥオージ
EDC-158
現代音楽第1集
アナト・ヴィエル:夜の情景、
マリン・コンスタンティン:異型、
ステファン・ニクレスク:格言他
ステファン・テオドレスク(Vo)、
ミハエラ・ジョロク(Vo)、
マリン・コンスタンティン(指)マドリガル室内cho
EDC-162
チプリアン・ポルムベスク:ヴァイオリンと管弦楽のためのバラード、
管弦楽のためのルーマニア狂詩曲、
喜歌劇「新しい月」抜粋、
ピアノのための舞曲集(4曲)
ステファン・ルハ(Vn)、
エミル・シモン(指)ルジュ=ナポカPO、
カロル・リトヴィン(指)
ルーマニア放送スタジオO、
チプリアン・ポルムベスク音楽院cho、
ガブリエル・アミラス(P)他
EDC-170
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番、
間奏曲ホ長調op 116-4/op 118-1/op 118-2
ヴァレンティン・ゲオルギュ(P)、
クリスティアン・マンデアル(指)
クルジュ=ナポカPO
EDC-177
ヨーロッパのルネッサンス−マドリガル、モテット、シャンソン集
ラッスス:こんにちは私の恋人、
ヴェッキ:マルガリータ心を下さい、
アルカデルト:白く優しい白鳥、
パレストリーナ:つれない私の敵、
ハスラー:乙女よおまえの美しい姿、
ジョスカン・デ・プレ:こおろぎは良い歌い手、他
マリン・コンスタンティン(指)マドリガル室内cho
EDC-178
パレストリーナ:「ミサ、モテット、マドリガル集
ミサ・ブレヴィス、恵深き救い主、
マドリガル「うるわしい花と愛らしい葉」「あなたの手はとげではなく」「おお何たる輝き」他
マリン・コンスタンティン(指)マドリガル室内cho
EDC-180
ルーマニアの合唱の宝石
イオン・ヴィドゥ:アルデアルの響き、
コンスタンティネスク:オルテニア地方のドイナ(恋の歌)、
ポポヴィチ:3人の牧師、
テオドル・テオドレスク:ドイナ、他
マリン・コンスタンティン(指)マドリガル室内cho
EDC-188
クラシックのパンの笛
」…ブラームス:ハンガリー舞曲第5番、
モーツァルト:トルコ行進曲、
ハチャトゥリャーン:剣の舞、
ボッケリーニ:メヌエット、
サン=サーンス:白鳥、ドヴォルザーク:ユモレスク、
シューベルト:アヴェ・マリア、
グリーグ:ソルヴェーグの歌 他
ラドゥ・シモン(パンの笛)
EDC-212
ルーマニアの合唱の宝石第2集
パウル・コンスタンティネスク:森のささやき、
ヴァシレ・ポポヴィチ、パスカル・ベントイウ、ゲオルゲ・クク、ガヴリー・ムシチェスク、ブラソヴェアヌ他の作品
マリン・コンスタンティン(指)マドリガル室内cho
EDC-222
ハイドン:十字架上のキリストの最後の7つの言葉(弦楽四重奏曲版) ヴォーチェスQ
EDC-231
ゲオルゲ・ディマ(1847-1925):混声合唱のための聖イオアン・グラ・デ・アウルの典礼 コンスタンティン・ラパ(指)
アンティファニアcho
EDC-232
ハイドン:交響曲第94番「驚愕」/第103番「太鼓連打」 ホリア・アンドレースク(指)
ベルリンRSO
EDC-236
「現代音楽第2集
アレクサンドル・パスカヌ:冬の祝祭、
イリナ・オダゲスク・トゥトゥイアヌ、
マリアナ・ドゥミトレスク:反映、
ウルピウ・ヴラド:結婚式他
ルチアン・ボニファチウ、
ミハエラ・ジョロク他独唱、
マリン・コンスタンティン(指)マドリガル室内cho
EDC-237
マドリガル集
I.D.キレスク:カッコウの歌、
ティモテイ・ポポヴィチ:春の歌、
3人の牧師、イオン・ヴィドゥ:草刈り鎌他
マリン・コンスタンティン(指)マドリガル室内cho
EDC-238
現代音楽第3集
コルネリウ・チェザール:震動、
オルフ:聖フランチェスコの太陽の歌、
シジスムント・トドゥタ:古語、
アレクサンドル・パスカヌ:昔の挽歌、
リゲティ:幻想曲第1番他
ルチアン・ボニファチウ、
ステファン・プルテアヌ他独唱、
マリン・コンスタンティン(指)
マドリガルcho
EDC-239
荘厳な恩寵
ゴルゴタ上方の山で、聖なる十字架、荘厳な恩寵、他
エリサベタ・ティクタ(Vo)
EDC-244(2CD)
ダン・グリゴレの芸術
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」、
ピアノ・ソナタ第23番「熱情」、
シューマン:ピアノ協奏曲
ダン・グリゴレ(P)、
エミル・シモン、
クリスティアン・マンデアル(指)クルジュPO
EDC-251
シューマン:ピアノ協奏曲、
グリーグ:ピアノ協奏曲
ヴァレンティン・ゲオルギュ(P)、
クリスティアン・マンデアル(指)
クルジュ=ナポカ・フィルハーモニックSO
EDC-252
オクタヴィアン・ナギュ/オペラ・アリア集
ヴェルディ:「リゴレット」から、
プッチーニ:「ボエーム」から、
ワーグナー:「ローエングリン」から、
ドニゼッティ:「ランメルモールのルチア」から、
フロートー:「マルタ」から 他
オクタヴィアン・ナギュ(T)、
カロル・リトヴィン(指)プロイエスティPO
EDC-269(3CD)
エネスコ:歌劇「オイディプス王」 ダヴィド・オハネシアン(Br)、
イオアン・フヴォロヴ(Bs)、
ダン・イオルダチェスク(Br)、
ミハイ・ブレディチェアヌ(指)
ルーマニア国立歌劇場O・cho

EDC-273
エネスコ:交響曲第1番、
習作交響曲(第4番)
ホリア・アンドレースク(指)
ルーマニア国立RSO
EDC-274
エネスコ:交響曲第2番、
ルーマニア狂詩曲第1番、第2番
ホリア・アンドレースク(指)
ルーマニア国立RSO
EDC-275
エネスコ:交響曲第3番、
ルーマニアの詩op. 1
ホリア・アンドレースク(指)
ルーマニア国立RSO&cho、
アウレル・グリゴラス(合唱指揮)
EDC-276
エネスコ:管弦楽組曲第1番、
チェロと管弦楽のための協奏交響曲op. 8、
弦楽のための間奏曲op. 12
マリン・カザク(Vc)、
ホリア・アンドレースク(指)
ルーマニア国立RSO
EDC-277
エネスコ:弦楽八重奏曲ハ長調、
管楽十重奏曲ニ長調
レネ・クリスティアン・ポペスク、
リヴィウ・モラ(Vn)、
ガブリエル・バラ(Va)、
マリン・カザク(Vc)、
アンドレースク(指)
ブカレスト・ヴィルトゥオージ室内合奏団他
EDC-278
エネスコ:管弦楽組曲第2番/第3番「村人たち」、
演奏会用序曲、アンダンティーノ(1896)
ホリア・アンドレースク(指)
ルーマニア国立RSO
EDC-279
エネスコ:交響詩「海の声」op. 31、
習作交響曲第1番ニ短調(1895)、
ヴァイオリンと管弦楽のためのバラードop. 4a
クリスティナ・アンゲレスク(Vn)、
ホリア・アンドレースク(指)
ルーマニア国立RSO

EDC-281
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番、
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調
イオン・ヴォイク(Vn)、
マダリン・ヴォイク(指)ブカレストCO、
ジョルジェ・ジョルジェスク(指)
ジョルジュ・エネスコPO
EDC-284
クリスマス・キャロルと宗教音楽集
ポルムベスク:我らの父、
マンディチェヴスキ:オラトリオ、
バフメティエヴ:神父様と共に…、
イオアン・D.キレスク:祈り、
イオン・コステスク:おはよう、他
ゲオルゲ・ポペスク(指)ルーマニア軍cho
EDC-286
カッコウ(ポーランド民謡)、桜の花(日本民謡)、
ラモン・ノブレ:バンバ(メキシコの歌)他
ソング合唱団
EDC-301
バッハ:ヴァイオリン協奏曲第1番、第2番
シューベルト:交響曲第5番
イオン・ヴォイク(Vn)、
マダリン・ヴォイク(指)ブカレストCO
EDC-302
ドニゼッティ:「ルチア」〜「残酷でいまわしい激情を」、
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」〜「国を裏切る者」、
ワーグナー:「タンホイザー」〜「この高貴な集いを見渡せば」、
ムソルグスキー:蚤の歌、
E.エリアデ:再会、他
ダヴィド・オハネシアン(Br)、
コンスタンティン・ボベスク、
カロル・リトヴィン(指)
ルーマニアRSO、
コルネル・トライレスク(指)
ルーマニア歌劇場O他
EDC-304
「ビザンティンの音楽第1集−晩祷、朝課と典礼」 セバスティアン・バルブ=ブクル(指)
プサルモディア

EDC-321
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱つき」 イオシフ・コンタ(指)
ルーマニア国立RSO・cho、
ペトレスク(S)、,ケスレル(Ms)、
スピエス(T)、ボミチェス(B)
EDC-324(2CD)
エネスコ:ヴァイオリンと管弦楽の為のルーマニア奇想曲、
組曲「幼い時の印象」op.28、
ヴァイオリン・ソナタ第2番/第3番
シェルバン・ルプー(Vn)、
ヴァレンティン・ゲオルギュ(P)、
マンデアル(指)ジョルジュ・エネスコPO
EDC-329
イオン・ピソ/オペラ・アリア集
プッチーニ:「ボエーム」から「冷たい手を」/「トスカ」から「妙なる調和」「星は光りぬ」、
ビゼー:「真珠採り」〜「耳に残る君の歌声」、
ヴェルディ:「リゴレット」〜女心の歌「風の中の羽根のように」他
イオン・ピソ(T)、
エジジオ・マシーニ(指)ブカレスト歌劇場O
EDC-333
バッハ:G線上のアリア、
ロカテッリ:室内ソナタト短調、
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第6番、
パガニーニ:魔女たちの踊り、
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン、
クライスラー:美しきロスマリン、
イオン・ヴォイク:結婚式後の朝
イオン・ヴォイク(Vn)、
ダゴベルト・ブチホルズ(P)
EDC-345
おお美しいもみの木
サンタクロース/おばあちゃん/おお、美しいもみの木/ジングル・ベル/お部屋を飾ろう/雪、雪/清しこの夜他
ビアンカ・イオネスク(指)
ミニソング(声楽グループ)
EDC-349(2CD)
マリン・コンスタンティン生誕75年
復活、隅の花、ルーマニア民謡、
ビザンティンの音楽、
ルーマニアの先駆者的作曲家たちの作品、
ルーマニアと世界の現代音楽
マリン・コンスタンティン(指)
マドリガル室内合cho
EDC-352
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番、
ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番*、
ラロ:スペイン交響曲#
イオン・ヴォイク(Vn)、
イオン・ヴォイク(指)ブカレストCO、
イオシフ・コンタ(指)ルーマニアRSO*、
ジョルジュ・エネスコ(指)
ジョルジュ・エネスコPO#
EDC-355
モーツァルト:「フィガロの結婚」「ドン・ジョヴァンニ」から、
ヴェルディ:「椿姫」「仮面舞踏会」「ドン・カルロ」「オテロ」から他、
マーラー:さすらう若人の歌*
ジェアン・ボベスク(指)映画SO、
ミハイ・ブレシチェアヌ(指)
ジョルジュ・エネスコPO*
EDC-357
J・C・バッハ:交響曲変ホ長調op. 18-1/変ロ長調op. 18-2/ニ長調op. 18-3/ニ長調op. 18-4 アレクサンドル・ホバイ(指)
トゥルグ・ムレシュPO
EDC-362
モーツァルト:来れ、いとしのツィター、夕べの思い、
サティ:青銅の像、伊達男、
トスティ:かわいい口元、
プッチーニ:「ボエーム」〜「冷たい手を」、
クルティス:孤独、
ヴェルディ:「運命の力」〜「おお、天使のようなレオノーラ」他
ジョルジェタ・ストレリウ(S)、
ヴェロナ・マイエル(P)、
オクタヴィアン・ナギュ(T)、
ヴィオレラ・チウクル(P)
EDC-363
モルドヴェアヌ/オペラ・アリア集
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」から、
シャルパンティエ:「ルイーズ」から、
ヴェルディ:「椿姫」〜「ああ、そはかの人か」「さようなら、過ぎ去った日よ」、
プッチーニ:「蝶々夫人」〜「ある晴れた日に」「かわいい坊や」、
ワーグナー:「タンホイザー」〜「おごそかなこの広間よ」他
エウジェニア・モルドヴェアヌ(S)、
パウル・ポペスク(指)
ブカレスト・ルーマニア歌劇場O、
イオン・バチウ(指)ヤシ・モルドヴァPO
EDC-368
ハイドン:交響曲第85番変ロ長調「王妃」、
マルチェッロ:弦楽オーケストラの為の序奏,アリアとプレスト、
モーツァルト:ディヴェルティメントニ長調KV136、
バッハ:ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調
イオン・ヴィオク(Vn、指)、
マダリン・ヴォイク(指)ブカレストCO
EDC-369
サンダ・サンドル/オペラ・アリア集
プッチーニ:「蝶々夫人」〜「ある晴れた日に」、
「マノン・レスコー」〜「この柔らかなレースの中で」、
ヴェルディ:「運命の力」〜「神よ平和を与えたまえ」、
プッチーニ:「ジャンニ・スキッキ」〜「私のいとしいお父さん」、
シャルパンティエ:「ルイーズ」〜「その日から」他
サンダ・サンドル(S)、
グリゴレ・イオスブ(指)
オラデアPO、
カロル・リトヴィン(指)
ロマンティカO
EDC-374
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」 ホリア・アンドレースク(指)ドレスデンPO
EDC-375
ウェーバー:舞踏への勧誘、
ロッシーニ:「ウィリアム・テル」序曲、
ドヴォルザーク:序曲「謝肉祭」、
ボロディン:「イーゴリ公」〜だったん人の踊り
アレクサンドル・ホバイ(指)アラドPO&cho
EDC-377
モーツァルト:交響曲第33番、
シューベルト:交響曲第5番
マダリン・ヴォイク(指)ブカレストCO
EDC-378
「クリスマス・キャロルと伝承的宗教歌集」 エリサベタ・ティクタ(Vo)

EDC-383
エネスコ:ルーマニア狂詩曲第1番、
チャイコフスキー:「くるみ割り人形」組曲、
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
イオネル・ペルレア(指)バンベルクSO、
ジョルジュ・エネスコPO
録音:1969年5月23日ライヴ
VOXレーベルに多くの録音を残しているペルレアは実はルーマニア出身。アメリカニ渡る前はブカレスト国立歌劇場の音楽総監督も務めていました。
EDC-386
ルドヴィク・スピエス/オペラ・アリア集
プッチーニ:「ボエーム」〜「冷たい手を」、「トスカ」〜「妙なる調和」「星は光りぬ」、「蝶々夫人」〜「さようなら、愛の家よ」、
チレーア:「アドリアーナ・ルクヴルール」〜「あなたの中に母の優しさを」、
ヴェルディ:「アイーダ」〜「清きアイーダ」、「ルイザ・ミラー」〜「夜が静まった時」、
ルドヴィク・スピエス(T)、
コンスタンティン・ペトロヴィチ、
カロル・リトヴィン、
ジェアン・ボベスク(指)
ブカレスト・ルーマニア歌劇場O、
ルーマニア放送スタジオO
EDC-387
イウリア・ブチウチェアヌ/オペラ・アリア集
グルック:「オルフェオとエウリディーチェ」〜「われエウリディーチェを失えり」、
ヴェルディ:「トロヴァトーレ」〜「炎は燃えて」、
ポンキエッリ:「ジョコンダ」〜「貴婦人の声か、天使の声か」、
ビゼー:「カルメン」〜「恋は野の鳥」/ジプシーの歌「鈴を鳴らして」他
イウリア・ブチウチェアヌ(Ms)、
カロル・リトヴィン(指)
ルーマニア放送スタジオO、
コンスタンティン・ペトロヴィチ、
エジジオ・マシーニ(指)
ルーマニア歌劇場O
EDC-391
パウル・コンスタンティネスク(1900-1963):ビザンティンのクリスマスのオラトリオ「主の誕生」 エミリア・ペトレスク(S)、
ヴァレンティン・ケスラー(Ms)、
ヴァレンティン・テオドリアン(T)、
ヘルジェ・ベムケス(Bs)、
ミルチェア・バサラブ(指)
ジョルジュ・エネスコPO、
ジョルジュ・エネスコcho
EDC-396
クリスマス・キャロル集
サンタクロース、おお美しいもみの木、
ジングル・ベル、ベトレヘムに生まれた、
ホワイト・クリスマス、清しこの夜、
ロックン・ロール・クリスマス他
ダナ・バルツァー、
シルヴィア・ドゥミトレスク、
ダン・クレイメルマン、
アドリアン・プレシュカ(Vo)
EDC-398
聖イオアン・フラ・デ・アウルの聖なる典礼
ガヴリイール・ムシチェスク:アンティフォン1・2、
ニク・モルドヴェアヌ:天使の聖歌、
ニコラエ・ルング:短い返事他
ハリスマcho
EDC-415
パガニーニ:無伴奏ヴァイオリンのための24の奇想曲op. 1 コルネリア・ヴァシレ(Vn)
EDC-417
ソナタ・リサイタル
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第4番イ短調、
エルガー:ヴァイオリン・ソナタホ短調op. 82、
エネスコ:ヴァイオリン・ソナタイ短調「トルソ」
エネスコ二重奏団
[イリナ・マリア・ルペスク(Vn)、モニカ・ティモフティチウク(P)]
EDC-423
G.ムシチェスク:協奏曲第1番/第2番/第3番、
ポルムベスク:我らの父、
バッハ:わが心からの望み、他
フォクシャニ市立パストララcho
EDC-427
スチェヴェアヌ(1816-1898):栄光の賛歌、
パサレア(1871-1943):聖イエラルフ・ニコラエの栄光の賛歌、聖アルハンゲリ・ミハイルとガヴリーの栄光の賛歌、
ブクル:ルーマニアの伝道者聖アンドレイの栄光の賛歌他
ヴァレリウ・ロマン(指)
ブカレスト声楽専門学校cho
EDC-430(2CD)
エネスコ:管弦楽組曲第1番、
ピアノ組曲第1番「古い様式で」/第2番、
ヴァイオリン・ソナタ第2番/第3番「ルーマニアの民俗調で」、
リパッティ:ピアノと室内管弦楽のための古典様式による小協奏曲、
左手のためのソナティナ(1941)
ジョルジュ・エネスコ(P, Vn, 指揮)、
ディヌ・リパッティ(P)、ブカレストPO
EDC-432
エネスコ:クレマン・マロの詩による7つの歌op. 15、
フェルナン・グレの詩による4つの旋律op. 19〜3曲
イオン・ピソ(Br)、
クリスティアン・ペトレスク(P)
EDC-433
エネスコ:ジュール・ルメートルとシュリ・プリュドムによる3つの旋律op. 4、
クレマン・マロの詩による7つの歌op. 15、
フェルナン・グレによる4つの旋律op. 19、
カルメン・シルヴァの詩による青年時代の歌
ダン・イオルダチェスク(Br)、
ウォルフガング・シェリンガー、
ヴァレンティン・ゲオルギュ(P)
EDC-434(2CD)
J・シュトラウス:「こうもり」序曲、
ポルムベスク:バラード、
モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」、
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番/第6番、
シューベルト:交響曲第8番「未完成」、
エネスコ:ルーマニア狂詩曲、他
イオン・ヴィオク(Vn)、
イオシフ・コンタ、
フェルディナンド・ワイス、
マダリン・ヴォイク他(指)
ルーマニアRSO

EDC-436
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番 ラドゥ・ルプー(P)、
コンスタンティン・ブジェアヌ(指)
ルーマニア映画SO
EDC-437
シューベルト:ピアノ・ソナタ第17番D.850、
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
ラドゥ・ルプー(P)、
イオシフ・コンタ(指)ルーマニアRSO
リーズのコンクールで優勝する前の、鮮やかな快演!
EDC-438
エネスコ:チェロ・ソナタ第1番、第2番 カタリン・イレア(Vc)、
ニコラエ・リカレット(P)
EDC-447(2CD)
イアン&マダリン・ヴォイク
エネスコ:ヴァイオリン・ソナタ第2番、
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ、
チャイコフスキー:メロディ、
ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調、
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ、
ミヨー:ヴァイオリン・ソナタ第2番、
ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調「新世界より」
イオン・ヴォイク(Vn)、
ヴィクトリア・ステファニスク、
モニーク・アース(P)、
マダリン・ヴォイク(指)
ローマ・ラヴェロ音楽祭国立O、他
EDC-450
今晩はサンタクロースさん
今晩はサンタクロースさん、雄鹿のキャロル、
起きて下さいご主人様眠らないで!、
12人の天使たち、他
ヴァレリア・ペテル・プレデスク(Vo)
EDC-452
ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー、
ピアノ協奏曲ヘ調、
創作主題による変奏曲「リズムをつかんだ」、
ピアノのための3つの前奏曲、
ハ調の2つのワルツ、ルバート、
2つの調による即興曲、メロディ第17番他
ダン・ミズラヒ(P)、
パウル・ポペスク(指)

ルーマニア映画SO、
リヴィウ・イオネスク(指)
ルーマニア放送スタジオO
EDC-457
ロッシーニ:「セビーリャの理髪師」〜「私は町の何でも屋」、
ヴェルディ:「椿姫」〜「プロヴァンスの海と陸」、
「リゴレット」〜「おれは言葉で彼は剣で人を刺す」「いやしい罰当たりの廷臣ども」、
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」〜「国を裏切る者」他
ニコラエ・ヘルレア(Br)、
ジェアン・ボベスク、
イオシフ・コンタ、カロル・リトヴィン、
コルネル・トライレスク(指)
ルーマニアRSO、
ルーマニア歌劇場O,他
EDC-458
オクタヴィアン・ネメスク:「時間と空間の状態2」
午前1時のためのQuindecimortuorum、
午前2時のためのNegantidiadua
アウレリアン・オクタヴ・ポパ(指)
管楽オーケストラ、コントラステ合奏団
EDC-459
クリスマス・キャロル集」
A. パスカヌ:クリスマス・キャロルを歌い歩く伝統に従って、
D.C. キリアク:おお何という驚くべき知らせ、
Gh. クク:大きな奇跡が現れる…、
グルーバー:清しこの夜、
I. ミクレア:白い花、花他
ドゥミトル・サンドゥラキ(指)
フォクシャニ市立パストララcho
EDC-461
ドイナ・ロタル:時計、永遠の帰還、
フルートとフルート・オーケストラのための協奏曲第4番「名詩選」、
交響曲第3番「要素の精神」
コントラステ三重奏団、
ヴィオロンチェリッシモ合奏団、
ピエール=イヴ・アルトー(Fl)、
ピエール=アラン・ビゲ(指)
フランス・フルート管、
飯森範親(指)東京PO
EDC-464(2CD)
パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番、
ベートーヴェン:交響曲第1番、
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第2番、
メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」
イオン・ヴォイク(Vn)、
ハインツ・ボンガルツ(指)ドレスデンSO、
マダリン・ヴォイク(指)
カンポス・ド・ジョルドン祝祭O、
モニーク・アース(P)他
EDC-466
ヒンデミット:ヴァイオリン・ソナタ変ホ長調、
リスト:超絶技巧練習曲第11番「夕べの調べ」、
ジャン・バティスト・ルイエ:オーボエ・ソナタ、
ショパン:スケルツォ第4番、
エネスコ:ピアノ組曲第3番〜ブルレスカ、
パウル・コンスタンティネスク:ヴァイオリン・ソナティナ
イリマ=マリア・ルペスク(Vn)、
イオアマ・デリオラム(P)、
エレマ=ラウラ・ミロム(Ob)
EDC-470
コルネル・タラヌ:短い交響曲、
交響曲第2番「アウロディカ」/第3番「印」/第4番「リトルネッロ」
ミルチェア・クリステスク、
エミル・シモン、
クリスティアン・マンデアル(指)
クルジュ=ナポカPO、
ルドヴィク・バックス(指)ルーマニアRSO
EDC-480
ビザンティンの音楽第3集
ルーマニアのプロドロム修道院と(ギリシアの)アトス山での晩祷」
セバスティアン・バルブ=ブクル(指)
プサルモディア
EDC-481
ビザンティンの音楽第4集
ルーマニアのプロドロム修道院と(ギリシアの)アトス山での朝課
セバスティアン・バルブ=ブクル(指)
プサルモディア
EDC-482
サン・サーンス:ハバネラop. 83、
ポルムベスク:バラードop. 29、
モーツァルト:「ハフナー」セレナード〜ロンド、
シューマン:トロイメライ、
ヴィエニャフスキ:スケルツォ・タランテラ、
マスネ:「タイス」から瞑想曲、他
ベノネ・ダミアン(Vn)、
イオン・バキウ、
イオシフ・イオン・プルネル(指)室内管
EDC-485(2CD)
モーツァルト:交響曲第40番、
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調、
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番、
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
イオン・ヴォイク(Vn)、
マダリン・ヴォイク(指)
ブカレストCO、
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス(指)LSO
EDC-503
C・シューマン:ピアノ協奏曲イ短調op. 7、
シューマン:4つのホルンのためのコンチェルト・シュトゥック、
序奏とアレグロ・アッパショナート ト長調op. 92
ダナ・プロトポペスク(P)、
ホリア・アンドレースク(指)
ルーマニア国立放送O
EDC-507
聖アンドレイ、善良な神に絶えず頼みたまえ
聖アンドレイのクリスマス・キャロル/祈り/アレルヤ/夕べの鐘他
ダン・ヴァカレスク(指)
ハリスマ(ギリシア正教男声cho
EDC-524
宗教歌集
倒された十字架の下に、それぞれの朝に、
彼は再会する、他
クリスティアン・ポモハチ(Vo)、
テオフィロス
EDC-525
ビザンティンの音楽第6集/アルジェス邸の有名な賛美歌集
イオアン・ズメウ、ゲラシエ・バサラベアヌル、
キリル・ポペスク、ゲオルゲ・カチウラ他の作品
ビザンティン音楽アンサンブル「プサルモディア」
EDC-526
マイア・チオバヌ:「私の生涯の旅(1)
交響曲第1番「日記’88」、
弦楽四重奏のための3つの彫刻、
ヴァイオリンとテープのための「日記’99」
ラインマー・ノイナー(指)
ウッペルタル音楽大学SO、
ムジカ・ノヴァSQ、ジュハニ・パオラ(Vn)
EDC-530
奇跡−40年間
T. ポポロヴィチ:葬式後の晴れやかな宴会、
Fl. コミセル:小さい森黄色い葉、
Gh. クク:恋の歌、M. ネグレア、
G. コスブク:羊飼いの娘
マリン・コンスタンティン(指)マドリガル室内cho
EDC-532
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」、
シューベルト:「さすらい人」幻想曲、
リスト:ピアノ・ソナタ
ヴァレンティン・ゲオルギュ(P)
EDC-534
ドリン・テオドレスク(テノール)
レハール:「ほほえみの国」から、
「パガニーニ」から、
カールマン:「伯爵夫人マリツァ」から、
J・シュトラウス:「ヴェネツィアの一夜」から
ララ:グラナダ、他
ドリン・テオドレスク(T)、
メリドネアヌ(S)、モルドヴェアヌ(S)、
ルネル・ポペスク、パウル・ポペスク、
イオン・ストラン(指)他
EDC-538
I.D. キレスク:汝の納屋、
N. ルング:あなたの方へ、女王様、
Gh. ダンガ:我らの父他
ドゥミトル(指)カプレ・イン・デウムcho
EDC-539
ビザンティンの音楽第5集/ルーマニアのプロドロム修道院での典礼
アンフィロヒエ・イオルダネスク:アンティフォン1・2、
ネクタリエ・スキモナフル:聖なる神、
イエロム・ペトロニウ・ポドロミトゥル:レスポンソリウム他
プサルモディア
EDC-540
エネスコ:ルーマニア狂詩曲第1番/第2番、
交響曲第1番変ホ長調op. 13
ジョルジェ・ジョルジェスク(指)
ブカレスト・ジョルジュ・エネスコPO
EDC-541
バード:アルマンド、
フレスコバルディ:フーガ第1・2番、
スカルラッティ:メヌエットト長調、
ガルッピ:アレグロ、
シャルル・デュパール:組曲ニ長調、
ラモー:タンブラン、メヌエット第1・2番、
ダカン:かっこう、
バッハ:チェンバロ協奏曲第4番イ長調BWV1055他
マルタ・ジョジャ(スピネット、Cemb)、
エルヴィン・アチェル(指)
オラデア室内PO
EDC-554
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 アルタ・ルイ・ダン・グリゴレ(P)、
ミハイ・ブレディチェアヌ(指)
ブカレスト・ジョルジュ・エネスコPO
EDC-561
「私たちのサンタクロースの晩」 フロリン・ササルマン(Vo)
EDC-564
ヘンデル:オルガン協奏曲集op. 7 ニコラエ・リカレツ(Org)、ブカレストCO
EDC-565
マリア・スラティナル・ニストル/オペラ・アリア集
モーツァルト:「フィガロの結婚」「ドン・ジョヴァンニ」から、
ヴェルディ:「運命の力」から、
カタラーニ:「ワリー」から、
ワーグナー:「タンホイザー」から、
ベートーヴェン:「フィデリオ」から、
プッチーニ:「トスカ」「トゥーランドット」から、
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」から、
ポンキエッリ:「ジョコンダ」から
マリア・スラティナル・ニストル(S)
EDC-566
ビザンティンの音楽第7集−要職にある声楽家たち「アレーセ」
セバスティアン・バルブ・ブクル:祝福、他、
ゲラシエ・バサラベアヌルの作品
セバスティアン・バルブ・ブクル(指)
プサルモディア
EDC-574
「ビザンティンの音楽第8集−晩課と朝課−ルーマニアの伝道者聖アンドレイ」セバスティアン・バルブ・ブクル、フィロテイ・モロサヌ他の作品 セバスティアン・バルブ・ブクル(指)
プサルモディア
EDC-579(2CD)
マルチェア・キリアク(1919-1994):セレナード(1937)、
かつてのブカレストop. 7、
バレエ「イアンク・ジアヌ」からの組曲第1・2番、
弦楽オーケストラのための協奏曲、
交響的3章、室内交響曲、
テノールと管弦楽のための3つの詩他
イオン・ヴォイク(Vn)、
リトヴィン(指)ルーマニアRSO、
イオン・バチウ(指)ヤシ・モルドヴァPO、
イオネル・ヴォイネアグ(T)他
EDC-583(2CD)
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータBWV1001-1006 シェルバン・ルプー(Vn)
EDC-586
ほら、ここにクリスマス・キャロルを歌って歩く人たちが来た ダン・ヴァカレスク(指)ハリスマ
EDC-598
ビザンティンの音楽第9集
ブラジ村の聖イエラル・テオドシエ修道院での晩祷と朝課」
セバスティアン・バルブ=ブクル(指)プサルモディア
EDC-601(2CD)
マダリン・ヴォイク(指揮)記念祝賀
ベートーヴェン、J.S. バッハ、メンデルスゾーン、モーツァルト、ロッシーニ、ヨハン・シュトラウス、ポルムベスク、ハイドン、シューベルト、マルチェッロ、ドヴォルザークの作品
マダリン・ヴォイク(指)

EDC-605
ベートーヴェン:交響曲第1番/第2番 ジョルジェ・ジョルジェスク(指)
ジョルジュ・エネスコPO
EDC-606
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」、
レオノーレ序曲第3番
ジョルジェ・ジョルジェスク(指)
ジョルジュ・エネスコPO
EDC-610(2CD)
大成功から/イオン・ピソ
ララ、トスティ、デ・クルティス、レハール、ビゼー、ストラデッラ、マルティーニ、シューベルト、シューマン、R. シュトラウス、ブリテン他の作品
イオン・ピソ(Br)

EDC-613
ベルリオーズ:幻想交響曲、
リスト:交響詩「前奏曲」
イオシフ・コンタ(指)ルーマニアRSO
EDC-619
女王様汝の望みであっても!
聖母マリアいとも神聖な名、
聖母マリア優しい名、
聖コンスタンティン・ブランコヴェアヌのバラード、
ペテロの否認、他
テオドラ・パウネスク=トゥカ(Vo)
EDC-628
ビザンティンの音楽第10集
要職にある声楽家たち「アレーセ」
セバスティアン・バルブ=ブクル(指)
プサルモディア
EDC-629
ビザンティンの音楽第11集
聖ヴァシレ大公の典礼
セバスティアン・バルブ=ブクル(指)
プサルモディア
EDC-630
スーパーカリフラジリスティック
子ヤギ/虹/王子/スーパーカリフラジリスティック(メリー・ポピンズが競馬で優勝して歌う歌)/ドレミの歌/ココリコ他
ビアンカ・イオネスク(指)
ミニスターズ(合唱団)
EDC-631
ビザンティンの音楽第12集
アエギナの聖イエラル・ネクタリエ修道院の晩祷と朝課
セバスティアン・バルブ=ブクル(指)
プサルモディア
EDC-632
ビザンティンの音楽第14集
−アスティオンの聖エピクテット修道院の晩祷と朝課」
セバスティアン・バルブ=ブクル(指)
ゲロンティエ・ニコラウ(ビザンティン音楽の楽団)
EDC-634(2CD)
マリン・コンスタンティン生誕80年
ヨーロッパのルネッサンス音楽とルーマニアの現代音楽」
マリン・コンスタンティン(指)
マドリガル室内合cho
EDC-648
ビザンティンの教会の聖歌集第1集
ネアムツ修道院の公準
パヴェル・ルング(指)
ネアムツ修道院神学校イムン(聖歌隊)
EDC-655
バッハ:3つのギターのための協奏曲ニ長調(原曲:3台のチェンバロのための協奏曲ハ長調)BWV1064、
ヴィヴィアルディ:リュート,ヴァイオリン,チェロのための三重奏曲ト短調、
ヴァイス:シャコンヌ、
ヴィヴァルディ:合奏協奏曲集「調和の霊感」op. 3〜第8番イ短調
アンドレイ三重奏団、リウタリア(室内合奏団)
EDC-658
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」 シュテファン・ルハ(Vn)、
ミルチェア・クリステスク(指)
クルジュ=ナポカPO
EDC-659
パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番、
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲*
シュテファン・ルハ(Vn)、
スタニスラフ・ヴィスウォツキ(指)
クルジェ=ナポカPO、
ルチェア・バサラブ(指)
ルーマニアRSO*
EDC-660(2CD)
エネスコ:ヴァイオリン・ソナタ第3番イ短調「ルーマニアの民俗風に」、
ピアノ四重奏曲第2番ニ短調op.30、
ピアノ五重奏曲op. 29
ヴァレンティン・ゲオルギュ(P)、
シュテファン・ゲオルギュ、
シュテファン・ニコレスク(Vn)、
ヴァレリウ・ピトゥラク(Va)、
アウレル・ニクレスク(Vc)
EDC-662(2CD)
エネスコ:弦楽四重奏曲第1番変ホ長調op.22-1/第2番ニ長調op.22-2、
ピアノ四重奏曲第1番ニ長調op.16/第2番ニ短調op.30
イヴォンヌ・ピエドモンテ(P)、ヴォーチェスQ
EDC-664
エネスコ:ピアノのための組曲第1番ト短調op. 3「古い様式で」/第2番ニ長調op. 10/第3番op. 18「即興的小品集」 アウロラ・イエネイ(P)
EDC-665
エネスコ:創作主題による2台のピアノのための変奏曲op.5/夜想曲/ピアノ・ソナタ第1番嬰ヘ短調op.24-1/第3番ニ長調op.24-3 .
EDC-666
ジョルジュ・エネスコ歴史的録音
ヘンデル:ソナタニ長調op.1-13、
コレッリ:ソナタニ短調op.5-12「ラ・フォリア」、
プニャーニ:ソナタニ長調op.8-3、
クライスラー:テンポ・ディ・メヌエット、
ワーグナー:アルバムの綴り変イ長調、
ショーソン:詩曲他
ジョルジュ・エネスコ(Vn)
EDC-675
ビザンティンの音楽第13集
聖フロフテラ修道院の晩祷と朝課
セバスティアン・バルブ=ブクル(指)
プサルモディア
EDC-681
聖イオラン・グラ・デ・アウルの聖なる典礼
アンティフォン1、聖なる神、聖エヴァンゲリエ、他
アドリアン・クリンチウ(指)
ルミナ・リナ(ギリシア正教男声合唱団)
EDC-724
シューマン:歌曲集「詩人の恋」 、
 歌曲集「ミルテの花」〜君に捧ぐ/くるみの木、
 月の夜Op.39-5、
 スペインの伊達者Op.30-3、
 二人の擲弾兵Op.49-1、
 セレナードOp.36-2、音楽師Op.40-4、
エネスコ:内気な、若者の苦しみ、
 さくらんぼ、後悔、王の軽騎兵の歌、
 ムーア人の歌
ダン・イオルダチェスク(Br)、
ヴァレンティン・ゲオルギュ(P)、
フェルディナント・ヴァイス(P)他
ルーマニアを代表するバリトン、ダン・イオルダチェスクによるシューマンとエネスコの歌曲集。イオルダチェスクは1950年代から80年代にかけて活躍。西側でも、ウィーン国立歌劇場、スカラ座など、多くの劇場に出演しました。
EDC-725
ホリア・アンドレースク・アニヴァーサリー
ロッシーニ:「チェネレントラ」序曲、
モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」〜第4楽章、
ドビュッシー:「放蕩息子」から、
ファリャ
:「三角帽子」第2組曲〜粉屋の踊り、
ヴェルディ
:レクイエム〜怒りの日/サンクトゥス、
シルヴェストリ
:弦楽オーケストラのための3つの小品から、プロコフィエフ:古典交響曲、
ロッシーニ
(レスピーギ編):「風変わりな店」、
ムソルグスキー
:「展覧会の絵」〜バーバ・ヤガ/キエフの大門
ホリア・アンドレースク(指)
ブカレスト・ヴィルトゥオージO、
ジョルジュ・エネスコO、ベルリンRSO、
ライプツィヒRSO、ヒルヴェルスム放送PO
ホリア・アンドレースクは1946年生まれのルーマニアの指揮者。1987年から1990年まで、ブカレストのジョルジュ・エネスコ管弦楽団の音楽監督を務めた後、1989年にブカレスト・ヴィルトゥオージ管弦楽団を創設、ルーマニア音楽界の重鎮として活躍しています。
EDC-731
タラヌ:愛のない歌(6曲)、
応えのない歌(10曲)
オルフェウ コルネル・タラヌ(指)
アンサンブル・アルス・ノヴァ、
ジャン・ブドイウ(Br)、ゲオルゲ・ロス(Bs)、
アントン・タウフ(語り)
現代ルーマニアの作曲家、コルネル・タラヌ(1934−)の声楽作品。愛のない歌と反応のない歌は、ルーマニアの詩人、ニキタ・スタネスク(1933−1983)の詩によるもの。オルフェウはスタネスクの死後に捧げられた曲。
EDC-746
イオン・ダチャン オペレッタのアリアと二重唱
カールマン:「マリツァ伯爵夫人」,
レハール
:「メリー・ウィドー」,
 「フレデリカ」,「微笑みの国」,
J・シュトラウス
:「こうもり」,他からのアリア
イオン・ダチャン(T)、
パウル・ポペスク(指)チネマトグラフィエイO、
ゲラーゼ・デントリノ(指)RTV管、ほか
イオン・ダチャン(1911−1981)は、ルーマニアで大きな人気を博したテノール。現在、ルーマニア国立のオペレッタ劇場が彼の名を冠しているほど。このCDには、レハール、カールマンから、ファルやキュンネッケの珍しい作品まで楽しめます。全てルーマニア語の歌唱。
EDC-793(3CD)
モーツァルト:ミサ曲 ハ短調 K.427、
ベートーヴェン
:ミサ・ソレムニス
コンスタンティン・シルヴェストリ(指)
ジョルジュ・エネスコPO、
ルーマニア放送cho、
エミリア・ペトレスク(S)、
エレナ・チェルネイ(Ms)、
アウレル・アレクサンドレスク(T)、
アレクサンドル・ヴォイネスク(Bs-Br)

録音年不詳、共にモノラル
シルヴェストリの指揮するモーツァルトとベートーヴェンの宗教大作。いずれもシルヴェストリならではの情熱と迫力の音楽作りが映えています。ベートーヴェンのミサ・ソレムニスも見事ですが、モーツァルトのハ短調ミサ曲のサンクトゥスをこれだけ気宇壮大に演奏した例はないでしょう。
EDC-796
バッハ:ヴァイオリン・ソナタ第3番ホ長調BWV.1016*、
 ヴァイオリ・ソナタ第4番ハ短調BWV1017、
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第8番ト長調Op.30-3
ローラ・ボベスコ(Vn)、
マリアーナ・カブデボ(P)*、
アルバート・ガットマン(P)

録音:1966年10月(モノラル)*、1968年5月(ステレオ) ADD
ルーマニアの偉大なヴァイオリニスト、ローラ・ボベスコ(1921−2003)は、長いキャリアを誇り、また1970年代以降は日本でもマニアから絶賛され来日もあったにもかかわらず、残された録音は限られたものでした。ここでは1960年代のバッハとベートーヴェンを収録。壮年期の彼女の魅力がたっぷり味わえます。ことにバッハのソナタ第4番における憂いと優美さの絶妙なバランスは絶品です。
EDC-797
バッハ:ヴァイオリン協奏曲第1番BWV.1041、
モーツァルト
:ヴァイオリン協奏曲第5番「トルコ風」
ローラ・ボベスコ(Vn)、
コンスタンティン・ボベスコ(指)
ブカレスト放送O

録音:1963年12月(モノラル)、ADD
ボベスコのルーマニア国内での録音の中でも有名だったもの。確信に満ちたボーイングから生まれる気高さは曰く言い難い魅力を持っています。バッハの厳粛さ、モーツァルトの優美さと、それぞれにボベスコの魅力が溢れています。

EDC-798
サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番*、
 序奏とロンド・カプリチオーソOp.28*、
ストラヴィンスキー:イタリア組曲#、
ホアキン・ニン
(1879−1949):四つの回想
ローラ・ボベスコ(Vn)、
イラリオン・イオネスコ=ガラティ(指)
ブカレストRSO、
マリアーナ・カブデボ(P)#

録音:1979年12月(ステレオ)*、1966年10月モノラル、ADD
かつてキングレコードからCD化されていましたが、これは嬉しい復活。とにかく収録されている4曲全てが絶品!気品溢れる凛としたニュアンスと「泣き」のフレージングが完全に融和した美音の魅力をたっぷりと堪能することができる1枚です。サン・サーンスの協奏曲は演歌的な臭みに陥らず、作品にストイックに対峙する姿勢が音楽に直接反映し、最後まで見事な緊張を湛えています。第1楽章第2主題のノーブルな佇まい、提示部最後の沈静で、音楽が萎縮せず背筋をピンと伸ばしたままの毅然とした美しさはボベスコならでは。6:15から上行するフレーズのなんと言うニュアンスの霊妙な変化!コーダにおけるポジションの切り返しの鮮やかさにも息をのみます。第2楽章は、寝そべったようなペタっとした音は決して発せず、音楽の美しさを取りこぼしなく表出することに終始。その意思の揺るぎなさが感動を導きます。終楽章は第1主題の一音一音が胸に突き刺さります。狂おしい情念が内面で極限まで醸成され、それがこれ以上不可能なほど丹念に紡ぎ出されるのですからたまりません。第2主題のヴィブラートの端々からこぼれる香気も、他に類を見ません。この曲に関しては、かつて発売されていたフランチェスカッティのステレオ・ライヴを頂点と考えていましたが、ボベスコがそれと双璧の名演を成し遂げていたとは全く不覚でした。「序奏とロンド」も期待以上の素晴らしさ。ポルタメントを使わず、スコアに書かれた音をリアルする一念でここまで琴線に触れる音楽を築くことができるのです。アレグロに入ってからの楽しげなフレーズも決して浮かれることなく、音楽つくりはあくまでも厳格。そして訪れる驚愕の瞬間、5:07!この重音フレーズをこれほど高品位な官能で聴き手の心を揺さぶる演奏が他にあるでしょうか!愛の喜びも苦しみも知り尽くした人間にしか成し得ない表現と言えましょう。ピアノ伴奏による2曲も、ただただ言葉を失う素晴らしさ!イタリア組曲」はさすがにサン・サーンスよりはたおやかな風情で、弓圧も軽めに感じられますが、音楽に対する真摯さ変わらず、精神的な充実度満点。特に第2曲胸に迫ります。ホアキン・ニンは、キューバ生まれで、モーリッツ・モシュコフスキに学んだピアニスト。この作品はストラヴィンスキー曲の後に置かれるのにうってつけで、題名のとおりノスタルジックな美しさに溢れる佳曲です。3曲目まで全て短調で翳りのアル旋律美がボベスコの美音と完全にマッチ。終楽章は一転してキューバならではのリズミカルな作風。この2曲では、ピアニストの間合いの良さにも是非ご注目ください。「序奏とロンド〜」のみモノラルのようですが、全てにわたってノイズは一切なく、実にクリアな音色です。  【湧々堂】
EDC-799(2CD)
★★
エネスコ:ルーマニア狂詩曲第1番/第2番、
組曲第3番 ニ長調 「村人たち」Op.27、
木管楽器のための十重奏曲 ニ長調 Op.14、
ルーマニアの主題による演奏会用序曲 Op.32、
12のソリストのための室内交響曲 ホ長調 Op.33
八重奏曲 ハ長調 Op.7
コンスタンティン・シルヴェストリ(指)放送SO、他
録音年不詳、モノラル(一部ステレオ)
有名なルーマニア狂詩曲第1番では豪快に、エネスコの筆が円熟してからの作品ではしみじみに、曲の味わいを引き出しています。録音年代は不詳。組曲第3番と演奏会用序曲は僅かにステレオ的。他はモノラル。
EDC-801
フェリチア・ドンチェアヌ(1931〜):室内歌曲集
イエナキタ・ヴァカレスクと歌う(4曲)
聖マリアへの祈り
ポンティ・エウグジニ・クレプシドラ(7曲)
私たちの父/音楽の授業/世界の賛美歌
アンネ・=マリー・コンダクセ(S)、
マリア・アマリエル=オテレアヌ(Vc)、
ルチアン・ガブリエル・ダニラ(Vn,Perc)、
ヴァレリア・ミロン(Ob)、
イオアナ・ロンチェア=ニコレスク(Hp)、
エウジェン・ボグダン・ポパ(Vc)、
ディアナ・スパヌ=ダニラ(P,Perc)、
オアナ・スパヌ・ヴィセネスク(Vn)、
レリア・セルバネスク(P)、
エミル・ヴィセネスク(Cl,Perc)

録音:ADD
フェリチア・ドンチェアヌは1931年、ブカレスト生まれの作曲家。彼女は古代の音楽に関心があり、ここでもいずれもそうした特性が出た曲ばかりです。アンネ・=マリー・コンダクセはルーマニア出身のソプラノで、オクラホマ州立大学の教授でもあります。
EDC-812
リリアナ・パグ、オペレッタを歌う
カールマン:「マリツィア伯爵夫人」,「シルヴィア」、
スッペ
:「美しいガラテア」
レハール:「パガニーニ」,「ジュディッタ」、
J.シュトラウス:「ヴェネツィアの一夜」、
バーンスタイン:「ウェストサイド物語」等からのアリア,重唱
リリアナ・パグ(S)、
コルネル・ポペスク(指)管弦楽団ほか

録音:ADD
ルーマニアで大人気のソプラノ、リリアナ・パグが歌った様々なオペレッタ、ミュージカルの録音。親しみやすい可憐さのある声が魅力的です。歌詞は、原語で歌っているものと、ルーマニア語で歌っているものがあります。
EDC-835
ショパン:ピアノ協奏曲第1番&第2番、
スケルツォ第2番
ニコラエ・ボボク(指)
ティミショアラ・バナトPO

録音:ADD
ダン・アタナシウはルーマニアのピアニスト。1977年のロン=ティボー国際コンクールのピアノ部門で第5位を獲得、以来30年以上活躍しているベテランです。日本ではほとんど知られていないピアニストですが、技巧も音楽性もたいへん優れており、少し乾いた響きのピアノを颯爽と弾いてダンディズム溢れるショパンを奏でています。ボボクの指揮も熱演で応えています。オーケストラはルーマニア最西部バナト地方の県都ティミショアラのオーケストラ。

EDC-836(10CD)
ヴァレンティン・ゲオルギュー/80歳記念集大成
(1)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番(録音:1969年)
(2)リスト:ピアノ協奏曲第1番(録音:1954年)
(3)ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲(録音1952年)
(4)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番(1985年)、
(5)ベートーヴェン:合唱幻想曲(1985年)
(6)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番《悲愴》(1958年)
(7)シューベルト:さすらい人幻想曲(1958年)
(8)リスト:ロ短調ソナタ(1958年)
(9)ブラームス:ピアノ協奏曲第1番(1987年)、
(10)シューベルト:即興曲〜第2、3、4番(1980&1966年)
(11)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ《月光》(1966年)
(12)メンデルスゾーン:《無言歌》より8曲(1967年)
(13)モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番(1986年)
(14)モーツァルト:幻想曲 ニ短調(1963年)
(15)シューマン:ピアノ協奏曲(1985年)
(16)フランク:交響的変奏曲(録音年不明)
(17)グリーグ:ピアノ協奏曲(1986年)
(18)シューマン:幻想曲、子供の情景(1974年)
(19)ショパン:アンダンテ・スピアナートと大ポロネーズ、ポロネーズ変イ長調、夜想曲第5番(1966年)
(20)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番(1985年)
(21)メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲第1番(1963年)
(22)ウェーバー:小協奏曲(1963年)
(23)ショパン:ピアノ協奏曲第1番(1987年)
(24)ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番(1986年)
(25)パウル・コンスタンチネスク:ピアノ協奏曲(1987年)
(26)ヴァレンティン・ゲオルギュー:ピアノ協奏曲(1987年)
(27)メンデルスゾーン:《無言歌》より7曲(1980年)
ヴァレンティン・ゲオルギュー(P)
ヨシフ・コンタ(指)放送交響楽団(1.22)、
ジョルジュ・ジョルジェスク(指)チェコPO(2.3)
クリスティアン・マンデアル(指)クルジュ・ナポカPO(4.9.13.17.24)
エミール・シモン(指)クルジュ・ナポカPO(5.15.20.23.25.26)
リヒャルト・シューマッハー(指)放送交響楽団(16.21)
ヴァレンティン・ゲオルギューは1928年生まれのルーマニアの代表的なピアニストで幼い頃よりエネスコと親交がありました。またクーベリック、ラトル、マズア、小澤征爾ら数々の著名指揮者とも度々共演している。主にルーマニア国内で活動していたため、国外にはあまり知られておりませんが、そのレベルの高い演奏に隠れファンも多いようです。本CDでは1950年代から1980年代の終わりごろまでのルーマニアにおける音源をCD化。まとめて紹介されるのはこれが初めて。なお、ブックレットはルーマニア語のみとなっております。
EDC-860
リメンバー・マドリガル1963-2008
ゲオルゲ・バザヴァン:世界の歌、
ミハイ・モルドヴァン:オバルシ
コルネリア・タウトゥ:民族的喜遊曲
ミリアム・マルベ:大地の渇きのための儀式
コルネリウ・セザール:炎と回転、
アリエル・ラミレス:ミサ・クリオージャ
ペンデレツキ:スターバト・マーテル
マリン・コンスタンティン(指)マドリガル室内cho
マドリガル室内合唱団は混声アカペラ合唱団。ペンデレツキの《スターバト・マーテル》はクラスター状の音の持続が時に読経か声明のように聴こえます。まさに混迷の今という時代にふさわしい歌。カレーラスが有名にしたラミレスの《ミサ・クリオージャ》をルーマニアの合唱団が歌っているのが面白い。手を叩いたり叫んだりするモルドヴァンの《オバルシ》、打楽器の原始的なリズムに乗せられて歌うタウトゥの《民族的喜遊曲》はまさにカルミナ・ブラーナの世界。シャーマニズムの儀式か乱交パーティそのもののようなマルベの《大地の渇きのための儀式》など聴いていて飽きることがありません。
EDC-926
モデスト・イフティンキ
(1)ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番「春」Op.24
(2)ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調Op.108
(3)バッハ:シャコンヌ〜パルティータ第2番より
(4)フランク:レチタティーボ〜ヴァイオリン・ソナタより
(5)タルティーニ:悪魔のトリル〜グラーヴェ・アレグロ・アッサイ
モデスト・イフティンキ(Vn)、
アナ・イフティンキ(P)

録音データ不明
((1)のみステレオ、他はモノラル
※プライベート録音のためトラックにより音質、バランスにやや難あり
※解説:ルーマニア語のみ
モデスト・イフティンキ(1930-2003)はルーマニアのヴァイオリニストでブカレスト音楽院で教鞭を執りつつ演奏活動を行いました。本CDはこれまで行ったライヴの中からのセレクションで録音年代は様々。録音コンディションに若干のばらつきあり。
EDC-927
ルーマニアの珍しいヴァイオリン協奏曲
(1)エドゥアルド・カウデラ(1841-1924):ヴァイオリン協奏
曲第1番Op.61(1914)
(2)コンスタンチン・C.ノッターラ(1890-1951):ヴァイオリ
ン協奏曲(1950)
(3)リヴィウ・グロデアヌ(1938-1978):ヴァイオリン協奏曲
ダニエル・ポドロフスキ(Vn)
(1)イオン・バチウ(指)ヤシ・モルドヴ
ァPO
(2)ミロン・ラチウ(指)オラデアPO
(3)レムス・ジョルジェスク(指)バナート
ゥルPO

録音:年月日不明(ステレオ)
ダニエル・ポドロフスキは1939年生まれのルーマニアのヴァイオリニスト。1960年にブカレスト音楽院を卒業後、アイザック・スターンの推薦によりジュリアード音楽院に留学、イヴァン・ガラミアンに師事。その後、アメリカ、イギリスなど西側諸国の他、日本でもツアーを行いました。収録作品はルーマニアの作曲家によるヴァイオリン協奏曲で中期ロマン派の作風を持つカウデラ(幼少時のエネスコの才能を認めた人物)の作品、民族色の濃いノッターラ作品、無調の中に民族性が奇妙に入り混じったグロデアヌ作品など大変バラエティ豊かな内容。
EDC-972(5CD)
パスカル・ベントイウ(b.1927):8つの交響曲と交響詩
(1)交響曲第1番Op.16(1965)[19:57]
(2)交響曲第2番Op.20(1974)[23:10]
(3)交響曲第3番Op.22(1976)[35:58]
(4)交響曲第4番Op.25(1978)[26:21]
CD3)
(5)交響曲第5番Op.26(1979)[22:37]
(6)交響曲第6番「色彩」Op.28(1985)[38:05]
(7)交響曲第7番「ヴォリューム」Op.29(1986)[22:57]
(8)管弦楽のための協奏曲Op.23「エミネスクIII」
(1976)[19:40]
(9)交響曲第8番「映像」Op.30(1987)[61:11]
(1)エーリッヒ・ベルゲル(指)クルジュPO
(2)(4)(8)ヨシフ・コンタ(指)放送交響楽団
(3)ミルセア・クリステスク(指)G.エネス
コPO
(5)パウル・ポペスク(指)放送交響楽団
(6)クリスティアン・マンデアル(指)クル
ジュPO
(7)レムス・ジョルジェスク(指)ティミショアラPO
(9)ホリア・アンドレースク(指)放送交響
楽団
録音:(1)1968年,(2)1975年,(3)1978年,(4)1979年,(5)1983年,(6)1987年,(7)1987年,(8)1977年,(9)2005年
ベントイウは現代ルーマニアを代表する作曲家で現時点までに8つの交響曲、2つのピアノ協奏曲、ヴァイオリン協奏曲、チェロ協奏曲、3つの歌劇、その他多数の室内楽曲を発表しており、ジョルジュ・エネスコの交響曲第4番と第5番の補作・校訂なども行っています。作風は初期はショスタコーヴィチ、ヒンデミットの影響を感じさせ、やがて12音技法を取り入れ、表現主義的な激しい音楽を手がけ、交響曲第8番ではシュニトケとも若干相通ずる多様式主義的な作風へと変貌しています。いずれも大管弦楽を駆使したダイナミックな音楽。演奏もルーマニアを代表する指揮者が勢ぞろいです。

EDC-1022
エネスコ:ピアノ独奏とピアノを含む室内楽作品集
(1)3つの小品Op.18
(2)ピアノ三重奏曲イ短調(P.ベントイウによる補筆校訂版*)
(3)フォーレの名による小品
(4)アヴライエン村の夜想曲(ピアノ三重奏のための)*
(5)ピアノ・ソナタ第3番Op.24
ヴィニチウ・モロイアヌ(Pf)、
(2)(4)ミオアラ・モロイアヌ(Vn)、
(2)ローラ・ブルイアナ(Vc)
(4)フロリン・マテイ(Va)、
(4)ダン・ジョイトイウ(Vc)

録音:1988/2007-2009年

*世界初録音
世界初録音を含むエネスコの室内楽作品集。ピアノ三重奏曲イ短調は作曲家のパスカル・ベントイウが未完成のまま残された手稿を元に補筆完成させたもの。
EDC-1024(9CD)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集
第4番Op.18-4、
第11番Op.95「セリオーソ」
第15番Op.132、第2番Op.18-2
第14番Op.131、第1番Op.18-1
第12番Op.127
第7番Op.59-1「ラズモフスキー第1番」
第3番Op.18-3 、第10番Op.74「ハープ」
第13番Op.130 、第5番Op.18-5、
大フーガOp.133
第8番Op.59-2「ラズモフスキー第2番」
第6番Op.18-6 、第16 番Op.135 、
第9番Op.59-3 「ラズモフスキー第3番」
大フーガOp.133
ヴォーチェスSQ

録音:1998年3月21日-28日ドイツ・ヴュルツブルク、トスカーナ・ザールにおけるライヴ
ヴォーチェ弦楽四重奏団はジョルジュ・エネスコ音楽院の学生有志により1973年に結成され、ヨーロッパのいくつかのコンクールに優勝し、着実に地歩を固めてきたルーマニアを代表するクァルテット。この全集は1998年にドイツで行われた8日間で全曲を演奏したライヴ録音。マラソン・ライヴにも関わらず、集中力は途切れることなく、高いアンサンブルを維持しているのは驚異。
EDC-1054
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第4番イ長調Op.23
ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調Op.24
ヴァイオリン・ソナタ第10番ト長調Op.96
アリーナ・ナウンチェフ(Vn)、
リリアナ・ヤコベスク(P)

録音:2012年
アリーナ・マリア・ナウンチェフはブラショフ出身のルーマニアの女流ヴァイオリニストでソロ、協奏曲、室内楽の分野で活動している。ヴィヴァルディ、ハイドン、モーツァルトとバロックから古典を得意としており、さらにお国物のエネスコも得意としています。
EDC-1106(2CD)
女性作曲家のピアノ作品集
エリザベト・ジャケ=ド=ラ=ゲール:クラブサン組曲 ト長調〜ロンドとジーグ
マリア・テレーザ・アニェージ:ソナタ.ト長調
ファンニ・メンデルスゾーン=ヘンゼル:ピアノのための二つの調べ Op.5
クララ・シューマン:ロベルト・シューマンの主題による変奏曲Op.20,ロマンツェ ロ短調
エテル・スマイス:ソナタ第3番 ニ長調
ドメニカ・コンスタンティネスク:コンステラーティイ
カロリーネ・アンジンク:小川は砂漠に出会うか?
グラジナ・バツェヴィチ:ソナタa II-
ドイナ・ロタル:ケシの交差路
アガーテ・バッケル=グロンダール:バラーダ:Op.36-5 ,
 セレナーダOp.15-1 ,前奏曲Op.61-1,
 ピアノのための3つの小品Op.69
エルフリーダ・アンドレー:ピアノ・ソナタイ長調Op.3
ラウラ・ヴァルボリ・アウリン:ピアノのための5つの詩Op.7
シェシュティン・イェプソン:4つの小品,ピアノのためのモノノーグ「1974年10月」
ヨアンナ・ブルズドヴィッチ:エロティック
リアナ・シェルベスク(P)
女性作曲家のピアノ作品を2CD たっぷり集めている。シェルベスク(Serbescu のS に下コンマが付くのでセルベスクでなくシェルベスク)は、ファンニ・メンデルスゾーン=ヘンゼルなど女性作曲家を積極的に取り上げることで知られるピアニスト。ここではクララ・シューマンなどの有名作曲家から、20 世紀の女性作曲家、特に東欧、北欧の女性作曲家を多く取り上げています。
EDC-1108(2CD)
シェルベスク母娘によるピアノ協奏曲集

(1)バッハ:2台のピアノのための協奏曲 ハ長調
BWV1061
(2)ショパン:ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 Op.11
(3)タラヌ:ピアノ協奏曲
(4)クララ・シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調
Op.7
(5)ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調
(6)レスピーギ:ピアノと管弦楽のためのトッカータ
(1)(6)シルヴィア・シェルベスク(P)
(1)-(5)リアナ・シェルベスク(P)

(1)グリゴレ・イオスブ(指)チプリアン・ポルンベスク音楽院管弦楽団
 録音:1963年11月13日
(2)ミルチェア・クリステスク(指)ルーマニア放送O
 録音:1972年1月27日
(3)エマヌエル・エレネスク(指)ルーマニア放送O
 録音:1972年12月21日
(4)エルケ・マシャ・ブランケンブルク(指)ケルン・クララ・シューマン女性O
 録音:1988年10月19日、デュッセルドルフ
(5)エマヌエル・エレネスク(指)ルーマニア放送O
 録音:1970年2月12日
(6)ミルチェア・バサラブ(指)ジョルジェ・エネスクPO
 録音:1959年1月25日
20 世紀前半から半ばにかけてのルーマニアの優れたピアニストだったシルヴィア・シェルベスク(1903-1965)と、その娘リアナ・シェルベスクのピアノ協奏曲の録音集。シルヴィアは亡くなる前年の1964 年4 月に引退しており、1963 年のバッハの2 台のピアノのための協奏曲は母娘共演の最後の頃のもの。リアナには女性作曲家のピアノ曲を弾いたCD がいくつかあるが、ショパンやラヴェルなどの有名ピアノ協奏曲の録音はなかったように思われます。ほとんどがライヴ録音で、音の状態もあまり芳しくないですが、貴重な記録。

ELCD-101
ルーマニアのビザンティン聖歌とクリスマス・キャロル集 イウリアン・カルストイウ(指)
ルーマニア管区聖歌隊
ELCD-121
ルーマニアのクリスマス・キャロル集 マリン・コンスタンティン(指)
マドリガル室内cho
ELCD-122
エネスコ:弦楽八重奏曲ハ長調op. 7、
管楽十重奏曲ニ長調op. 14
コンスタンティン・シルヴェストリ(指)
アレクサンドル、
テオドレスク(Fl)、
トルネア(Ehn)、ウングレアヌ(Cl)、
イリウタ(Ob)、ビクレア(Fg)、バダノイウ(Hrn)他
ELCD-123
ゲオルゲ・クク:「正統的典礼」
鐘とアンティフォン/アンティフォン2/神聖な神/光栄は父と子と/ヘルビムの歌 他
ティミショアラcho
ELCD-124
エデ・テレニー:フルート,チェンバロと弦楽オーケストラのためのヴィヴァルディアーナ、
フルート,オーボエ,チェロとチェンバロのためのギャラント舞曲、
チェロと室内管弦楽のためのバロック狂詩曲、
スウィング組曲
コステア(Fl)、ボタール(Cemb)、
マンデアル(指)クルジュ=ナポカCO、
アウレル・マルク(Ob)、ペテル・セレス(Vc)、
ジョルジェ・ドゥデア(指)他
ELCD-125
シジスムンド・トドゥタ:弦楽オーケストラの為の協奏曲第2番、
オルガンと弦楽オーケストラのための協奏曲第4番、
管楽器と打楽器のための協奏曲
エミル・シモン(指)クルジュ=ナポカPO、
コズマ(Org)、
ロラント・サルマン(指)タルグ・ムレスPO
ELCD-130
オクタヴィアン・ネメスク:サクソフォンと磁気テープのためのMetabizantinirikon、
磁気テープのためのTrisson、
磁気テープのためのSonatu[h]r
ダニエル・キエンツィ(Sax)
ELCD-131
パレストリーナ:マドリガル「すべての美しい婦人たち」、
「おお何たる輝き」「テベル川のほとりに」、
「つれない私の敵」「あなたの手はとげではなく」、
「死よ、やさしかれ」、
作曲者不明:ビザンティン名詩選、
ルーマニアのクリスマス・キャロル集、他
マリン・コンスタンティン(指)マドリガル室内cho
ELCD-136
イエスの受難と復活−正統の典礼歌集 マリン・コンスタンティン(指)
マドリガル室内cho、
ジョルジェ・オアンチェア(聖書朗読)他
ELCD-141
ルーマニアのクリスマス・キャロル集 ステファン・フルスカ(Vo, G)


ERT-1001-2(5CD)
ベートーヴェン:交響曲全集
交響曲第1番(録音:1961年5月)
 [10:37][7:06][3:21][5:46]
交響曲第7番(録音:1962年1月)
 [11:55][9:13][8:15][6:35]
レオノーレ序曲第3番(録音:1962年1月)
 [12:47]
交響曲第2番(録音:1961年4月20日)
 [11:51][13:05][3:26][6:09]
交響曲第6番「田園」(録音:1961年10月)
 [8:42][14:25][5:15][3:25][9:46]
交響曲第8番(録音:1961年5月)
 [9:16][3:58][5:05][7:54]
交響曲第3番「英雄」(録音:1961年3月)
 [14:44][17:34][6:11][12:27]
交響曲第4番(録音:1962年1月)
 [10:15][11:29][6:05][6:49]
交響曲第5番「運命」(録音:1961年8月
 [8:04][10:34][5:55][8:39]
序曲「コリオラン」(録音:1961年8月)
 [8:23]
交響曲第9番「合唱」(録音:1961年7月)
 [14:57][11:11][15:06][25:47]
「エグモント」序曲(録音:1962年1月11日)
 [8:20]
ジョルジュ・ジョルジェスク(指)
ブカレスト・ジョルジュ・エネスコPO
エミリャ・ペトレスク(S)
マルタ・ケスラー(Ms)、
イオン・ピソ(T)、
マリウス・リンツラー(Bs)、
ジョルジュ・エネスコ・フィルCho
ルーマニア放送Cho

録音:1961-62年ルーマニア文化宮殿ホール(スタジオ・ステレオ録音)
エンジニア:Ben Bernfeld

※日本プレス
マルチケース5枚組
英語、日本語によるライナーノート付
ジョルジュ・ジョルジェスク(1887-1964)は、ルーマニアを代表する大指揮者でジョルジュ・エネスコ・フィルの音楽監督を 1920 年から1944 年までと1954 から1964 年まで務めました。1918年から1920年にはゲヴァントハウス管の副指揮者としてアルトゥ ール・ニキシュに直接師事しました。ニキシュに影響を受けた巨匠であり同年代のボールトとも共通するのがヴァイオリンを両翼 に配置した古典的演奏スタイルです。ルーマニアはソ連の庇護のもとにありましたが、本国ソ連でも全てがステレオ録音に移行 していなかったこの時期に、高水準のステレオ録音でベートーヴェン全集が遺されていたことは驚嘆と喜びを隠せません。この 全集についてはDANTE/LYSのCD がありましたが市販LP からの板起こしで今回初のマスター・テープからのCD 化となります。ジョルジェスクの演奏は、「田園」などクライバー並の超快速で歌心に満ちたもの。リズム感も明快。どこをとってもきびきびし ていて聴かせます。エネスコ・フィルも如何にも鄙びた味わいで、木管の懐かしい響きも心を打ちます。「合唱」はルーマニア語 による歌唱となります。研究好きの方にはメンゲルベルクなどを思わせる楽譜の改訂なども興味深いところと言えましょう。
※エレクト・レコードは膨大なバックカタログを誇りますが中々その復刻が進まなかったため、2012年秋より日本の輸入代理店との共同制作で、重 要アイテムを復刻していきます。ブカレストは高温多湿ですが幸いにもマスター・テープの保管状態は極上、録音データも現 存しました。現役のストゥーダーのデッキで慎重に再生され、マスタリングを施しました。 次回以降には、マンデアルのブルックナー:交響曲全集、カルロ・ゼッキのモーツァルト、シェリングの全ルーマニア・ライヴ、シルヴェストリのショスタコーヴィチ:交響曲第10 番が予定されております。

ERT-1006(2CD)
F・グルダ/エレクト・レコード・全録音集
(1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番&第27番
 バッハ:イギリス組曲第2番〜ブーレ
(2)ドビュッシー:水に映る影、
 ヴィーノの門、デルフィの舞姫、
 花火、亜麻色の髪の乙女/
ラヴェル:高雅にして感傷的なワルツ
ベートーヴェン
:メヌエット、狩り
グルダ:シャッフル
■ボーナス・トラック
(3)グルダ:ブルース(オリジナルLP「ジャム・セッション」に収録)
フリードリヒ・グルダ(P)
エミール・シモン(指)クルジPO、他

録音:(1)1967年9月10日ルーマニア放送大ホール・ライヴ
(2)1967年9月12日パレスホール・ライヴ
(3)1967年エレクトレコード・スタジオ
※CD日本プレス。英語、日本語によるライナーノート付。
大指揮者ジョルジュ・ジョルジェスクの提唱により始まった「ジョルジュ・エネスコ国際音楽祭」のライヴ。第4回はグルダが登場。得意のモーツァルトの協奏曲、リサイタル、さらには地元ジャズ・メンとのセッション録音も行いました。特筆すべきは音色の美しさ。真珠を転がすようなキラキラと輝くような眩いばかりの輝きです。そして軽妙で流れのよい音楽は全盛期のグルダならではと言えましょう。モノラルですが、音質は至上です。ELECTRECORD は、音楽祭のLP を毎年出していましたが流通はルーマニア国内が主だったため、広く知れ渡らず、流通枚数もすくなかったため高額にてLP が取引されているのが現状です。日本ではほぼ初紹介と言って良いでしょう。
ボーナス・トラックの自作ジャズもこれまた珍しい録音です。ジャズ・ファンが血眼で探しているものです。

ERT-1008
ショスタコーヴィチ:交響曲第10番 コンスタンティン・シルヴェストリ(指)
ルーマニア国立RSO

録音:1967年ライヴ、ステレオ
※CD日本プレス。英語、日本語によるライナーノート付。
天下の奇人指揮者、コンスタンティン・シルヴェストリがルーマニアに里帰りした際のライヴです。ショスタコーヴィチは、シルヴェストリの派手な芸風にぴったりな作曲家と言えますが、有名なEMIへの第5番(ウィーン・フィル)、MELODIYAで出ていた第1番(ロシア国立響)、とこの第10番しかディスクが存在しません。絶叫的大音響、過激なテンポアップ、テンポダウンなど、聴きどころ満載の当演奏です。第2楽章の猛スピード、フィナーレの逆上的な高揚も凄い!しかし何よりも忘れてはならないのがシルヴェストリの強力な統率能力です。これだけの無茶に従わせるのですから、オーケストラ・ドライヴの確かさは誰しも認めざるを得ないでしょう。この演奏はオリジナルLP(ST-ECE0903)で発売されましたが、流通枚数の少ない希少盤として知られています。幸いにもホットなライヴな上にステレオ録音というところが有難い限りです。カリスマ指揮者シルヴェストリの代表盤と言っても過言ではありません。
演奏タイム:[24:23][4:00][13:05][12:28])

ERT-1009
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
バッハ:ヴァイオリン協奏曲第2番
 シャコンヌ(BWV.1004より)*
ヘンリク・シェリング(Vn)
ヨシフ・コンタ(指)ルーマニア国立RSO

録音:1961年9月18日ライヴ、1961年9月13日ライヴ(全てステレオ)
※CD日本プレス。英語、日本語によるライナーノート付。
貴重な録音のCD化が続くエレクト・東武の最新盤。シェリングがルーマニアを訪れた際のライヴです。これもジョルジュ・エネスコ国際音楽祭への出演です。シェリングの全盛期とも言えるものでヴァイオリンが前面に聴こえる録音も相まって、まるで眼前で弾いてくれているような錯覚すら覚えます。オリジナルマスターテープの保存状態も良好!テクニックのみならず音色の琥珀のような美しさには思わず身も引き締まる感があります。ベートーヴェンは崇高という言葉の相応しい演奏。バッハも静謐な中に躍動感が目覚ましく、こういう演奏こそ広く聞いていただきたいと願わざるを得ません。

ERT-1010(3CD)
カルロ・ゼッキ/エレクトレコード全録音集
モーツァルト:交響曲第1番K.16
 交響曲第42番K.75
 交響曲第27番K.199
 ピアノ協奏曲第23番K.488#
 ディヴェルティメント第11番K.251#
 ピアノ協奏曲第17番K.453#
 ピアノ・ソナタ第10番K.330#
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第2番、第3番*
カルロ・ゼッキ(指,P*)、
ルーマニア国立RSO
ファウスト・ザドラ(P)
ラドゥ・アルドゥレスク(Vc)*

録音:1972年スタジオ録音
1970年スタジオ録音#
1961年スタジオ録音*(全てステレオ)
※CD日本プレス。英語、日本語によるライナーノート付。
名指揮者、名ピアニスト、カルロ・ゼッキ(1903〜1984)は、ローマで生れ、ベルリンではブゾーニ、シュナーベルに師事し、エンリコ・マイナルディとのコンビはヨーロッパで絶大な人気を誇りました。指揮者として日本では著名で、群馬交響楽団、日本フィル、読売日本交響楽団を指揮。その魔法のような指揮ぶりは今も語り草です。多才な人物の割に録音は非常に少なく、今回のCD化は歓迎されましょう。特にモーツァルト作品の解釈は神品として知られております。CD化もされている群馬交響楽団、遠山慶子氏との協奏曲は語り草の名演です。当CD収録の交響曲第42番は現行では偽作との見方が一般的でそれ故に録音も希少。ディヴェルティメントの愉悦は、ゼッキの弟子ファウスト・ザドラ(1934〜2001)とのコンビです。ザドラはアルゼンチン出身ですが、活動はイタリア中心でそのヴィルトゥオジティには目を見張るものがあります。日本ではあまり知られていませんが、ぜひ聴いていただきたい名手です。ベートーヴェンのチェロ・ソナタではゼッキはピアノ伴奏に回っています。チェロ独奏のラドゥ・アルドゥレスクは、今はルイジ・ピオヴァーノの師匠と言った方が解りやすいでしょうか。旧東欧を代表する名手でETERNAなどにも多くの録音があります。

ERT-1013(10CD)
ブルックナー:交響曲全集
(1)交響曲第1番(リンツ稿)
(2)交響曲第2番ハ短調
(3)交響曲第3番ニ短調
(4)交響曲第4番変ホ長調
(5)交響曲第5番変ロ長調
(6)交響曲第6番イ長調
(7)交響曲第7番ホ長調
(8)交響曲第8番ハ短調
(9)交響曲第9番ニ短調
クリスチャン・マンデアル(指)
クルジュ=ナポカPO(現トランシルヴェニア国立PO)
録音:
(1)1986年7月、(2)1984年10月、
(3)1984年10月、(4)1989年7月、
(5)1988年6月、(6)1988年7月、
(7)1986年6月、(8)1987年6月、
(9)1988年7月
全曲アナログ・スタジオ録音(ステレオ)
※CD日本プレス。英語、日本語によるライナーノート付
“ブルックナーの純朴さ敬虔さを本当に解する指揮者がまだ存在したのです!”
マンデアルは既にArteNovaレーベルに感動的なブラームスの交響曲全集を録音しているので、このブルックナーにも大いに期待してはいたものの、まさかヨッフム、ヴァント、朝比奈等、名だたるブルックナー指揮者とは全く別の次元で独自のアプローチを貫徹する指揮者だとは思いも寄りませんでした。当初は全9曲の中から特に感動的なものだけをコメントするつもりでしたが、この全9曲が例外なく心を揺さぶる奇跡的な全集を前にしてそんな中途半端なことは許されません。
第一に特徴的なのが音の質感。朝比奈の死後、金ピカのサウンドに耳が慣れてしまった事にギョッとするほど。そのサウンドはどこまでも素朴でありながら決して野暮ではなく、声部バランスは明晰を極め、遅めのテンポを基調にしながら各ニュアンスがじっくり練り上げるのは、師のチェリビダッケの影響とも思えますが、符点リズムを曖昧にせず、フレージングを克明に描くので鈍重なイメージを与えないのです。
馴染みの薄いクルジェ=ナポカ・フィルのクオリティの高さも驚異的。ブルックナーの音とはいかなるものか、マンデアルは相当仕込んだとは思いますが、この全体を通じてのニュアンスの深さはそれだけで補えるとは到底思えず、まるでブルックナーを演奏するためだけに組織されたとさえ思える間合いの良さ!体中にブルックナーが染み付いていなければ出せないニュアンスを発しているのです。
最初にこの全集が只事ではないことを確信するのが「第2番」。各音の意味合いを吟味しながらじっくり進行するという基本姿勢は全9曲で一貫していますが、ここでは第2楽章が特に感動的!3楽章もテンポ感がこれ以外のものを想定できなくなる説得力を持っています。
「第3番」は録音の点でバランスが最も良好。第1楽章〜10:41からフレージングの中できめ細やかな表情。その直後のトゥッティにおける、過度な重装備に陥らないブルックナーにふさわしい雄大さ。コーダ直前のティンパニ、19:17に象徴されるように裸のままのサウンドが全体の響きの中核を成しています。3楽章のテンポの遅さ!リズムの腰の強靭さが物を言い、中間部の愉悦感はこれだと膝を打つこと必至!終楽章は再現部が空前絶後!7:58から頻出する強弱対比がこんな意味深い演奏は過去に聴いたことがありません。
「第4番」。第1楽章冒頭、ホルンの複符点リズムを決して蔑ろにしません。この符点へのこだわりは相当なもので、全曲を通じて曖昧な箇所が全くないのも驚きです。終楽章が息の長いルバートも聴きもの。
「第5番」。80分超える長時間時間。音楽は終始緊張を保ち、この作品独特の堅牢な造型を意思的に表出。第1楽章、10:15からの経過句で音像が霧の中から次第に姿を現すニュアンスの美しさ!第2楽章第2主題も同様。こんな神秘的で深遠な響きがどうしたら生まれるのでしょう?こんなシンプルな楽想は、真の共感無くしては単にムーディに流れるだけでしょう。
「第6番」。意味深長な冒頭の弦の刻みから雄渾な響きへ広げます。ピアニッシモの繊細な響きは、チェリビダッケを彷彿とさせます。第2主題の弦が高潔な響きを絶やさない点にまず唖然。第2楽章は、オーボエを核とした深遠なニュアンスの注目。第2楽主題直前の茫洋とした空気の中にも神秘のニュアンスが漂い息を呑み、その第2主題はヴァイオリンとチェロのハーモニのなんという高潔さ!外面性を徹底的に排した第3楽章を経て、終楽章は以外にもスピーチに開始しますが、響きのニュアンスを欠くことはありません。これはチェリビダッケ的と言うより絶頂期のシューリヒト風。どんな大音量でも混濁しない第3主題直前の4:19からのヴァイオリンのトレモロは、まるで泉から突然女神が現れるような美しさ!6:51〜7:27の孤独感も前代未聞。12:49からの追い込みでの響きの凝縮力の高さ、構築の盤石さも忘れられません。
「第7番」。第1楽章冒頭のトレモロからイチコロ!ピアニッシモを活かそうとするあまり弱々しいだけの演奏とは異なり、隈取を明確に描いた筆致が心を直撃。ハーモニーの高潔さは相変わらずですが、その根底には確かな意志が常に宿り、この作品を立体感的に再現することを意識した演奏。ここでもチェリよりもシューリヒトを彷彿とさせるフレージングの微妙なニュアンス表出に心を奪われ続けますが、呼吸の大きさ、深さに関しては有名なシューリヒト&ハーグPO番を凌ぐといえる説得力を誇ります。それどころか、5:31からの弦の主要動機の味わいとリズムの意味深さは過去最高とさえ言いたい!これが決して大げさな形容ではなく、偶然の産物でもないことは第2楽章でいよいよ明らかとなります。この楽章、とにかく全てがツボ!もはやその素晴らしさは説明不能で、涙なしに聴き通すのが不可能です。終楽章では強弱の変化に伴ってニュアンスも変わるという当たり前のことを愚直に行うことが、特にブルックナーに於いてはいかに大切であるかを痛感。つまり音量を増減させているだけにしか聞こえない演奏がいかに多いかということを思い知ることになるのです。そしてコーダ!11:54からのホルン。これ以上の響きが考えられるでしょうか!!
「第8番」は、チェリビダッケ晩年の大伽藍のような壮大さではなく、室内楽的な緻密な声部の積み重ねを大切にした演奏。第1楽章第2主題のフレージングの弛緩の一切ない呼吸と、テヌートではあってもべとつかない響きの質感によって、普段聴き慣れた演奏以上に音楽の高潔さが際立つ結果となっています。展開部導入での繊細で深いニュアンスと声部間の見通しの良さも特筆もの。。第3楽章がこれまた絶品!冒頭の開始はまるで深い溜息のよう。しかし響きに濁りがなく、祈りの精神が着実に宿っているの、その美しさたるや例えようもありません。今まで影を潜めていた低弦の渾身のうねりを経て、ハープが加わる頃には完全にノックアウトですが、この演奏の凄さはこれにとどまりません。この楽章の素晴らしさは誰もが認めるところで、今までにも多くの感動的な演奏が誕生していますが、マンデアルの行きに達していた演奏がどれだけあったでしょうか?とにかく、惰性で鳴っている箇所など1秒もありません!終楽章は一見地味で、もちろんティンパニの派手な強打などありません。その代わり徹底的に目の詰んだハーモニーから醸し出されるニュアンスは全てが至純の極みで、この大曲がこのようの自発的に湧き上がるという現象も驚異的と言うしかありません。再現部の主題斉奏後にシンバルが加わるのは意外な選択。
「第9番」。第1楽章冒頭、ホルン、ティンパニ、トランペット、全てがこれ以上の響きはあり得ません!その直後の果てしなく深い呼吸、毅然とリズムが立つ弦…何もかもが信じられません。しかも第2主題の深淵さといったら、シューリヒトもレークナーも小粒に感じるほどの求心力!第2楽章は宇宙の怒りを再現。しかし、リズムのエッジを尖らせて恐怖を露骨に表面化させることなく地殻変動のように音楽を根底から揺さぶるのです。トリオがまた驚愕!これほど入念なアゴーギクを施し、そのコントラスに意味を持たせた演奏を他に知りません。そして第3楽章は宇宙の神秘。鬱蒼とした森の闇を突き抜けた別次元の音楽であることを再認識させてくれます。なんといっても凄いのは、25:13以降の最高潮点。弦のアルペジョ音型がこれほど胸を突き刺す演奏が他にあったでしょうか?
 それにしても、40歳代前後でこんな含蓄に富んだブルックナーが実現できるとは!この全集に心の奥底から感動を覚える一方で、還暦を過ぎてもR・シュトラウスのようなサウンドに置き換えて満足している指揮者が現存するのは本当に腹立い限りです。
なお音質はメジャーレーベルのような安定感はありませんが、音楽の興を削ぐものではなく、むしろこのスッピンの録音がブルックナーの音楽を生かしているさえ思えてしまうのですから、この全集が尋常ではないということはお察しいただけると思います。【湧々堂】
ERT-1023
ジョルジュ・エネスコ・イン・レジェンド
コレッリ:ラ・フォリア
バッハ:パルティータ第3番〜「前奏曲」*、
 ソナタ第3番〜フーガ*
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第7番〜第2楽章アンダンテ#
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲〜第2楽章アンダンテ#
ジョルジュ・エネスコ(Vn,指)、
ルーマニアRSO

録音:1928年米コロンビア録音
1948-1949年、米コンチネンタル録音*
1950年代のルーマニアに於けるライヴ#
※CD日本プレス。英語、日本語によるライナーノート付。
全世界初CD化となる、ルーマニア・エレクトレコードが生産したジョルジュ・エネスコの最晩年の演奏です(初出品番 ECE0166)。コレッリ、バッハは他社音源を借りておりますが、大注目はモーツァルトとメンデルスゾーンです。これは故郷を離れたエネスコが珍しく里帰りした際のライヴと伝えられ(演奏日の特定が現地でも不可能でした)、全盛期を過ぎた最晩年とは言え表現力は正に神の域にまで達しており、人の声のような切々とした訴え、情緒纏綿に歌い抜く異常なまでの執着心、これぞ人類の宝と呼ぶに相応しい奇跡の名演奏です。この度オリジナルのマスターテープが発見されました、LP発売時には当時流行のエコー付加がありましたが、最新の技術で可能な限り取り除かれまるで目の前でヴァオリンを奏でられるかのような臨場感です。
ERT-1024
ブラームス:交響曲第3番ヘ長調Op.90
ハイドンの主題による変奏曲*
ジョルジュ・ジョルジェスク(指)
ジョルジュ・エネスコPO

録音:1964年5月23 日ライヴ(ステレオ)、1964年2月23日スタジオ(ステレオ)*
交響曲は、第1楽章第2主題移行前のリタルダンドと長いルフト・パウゼ、再現部の入りで大きく見得を切るなど、一時代前のロマンティックな解釈が随所に顔を覗かせまが、一定の品格を失わないところが特徴的。変奏曲はゆったりとしたテンポに乗せて純朴にしみじみ歌わせた佳演奏。
代理店のインフォメーションでは、交響曲はステレオ時していますがほとんど広がりは感じられません。変奏曲は、バランスのとれたステレオ。【湧々堂】

ERT-1025
シューベルト:交響曲第8番「未完成」
交響曲第9番「ザ・グレート」
ジョルジュ・ジョルジェスク(指)
ジョルジュ・エネスコPO

録音:1963 年スタジオ(ステレオ)、1963 年ライヴ(モノラル。拍手有り)
“高潔でありながら温かいジョルジェスクの芸風が最高に生きたシューベルト”
まず「未完成」が驚愕の名演!第1楽章はやや速めのテンポと、厚塗りを避けたすっきりとしたハーモニーをベースにした響きが弛緩なく流れ、シューリヒトを思わせる寂寥感とクールなフレージングが心を捉えます。展開部の冒頭が物々しくならず、それでいて緊張感が自然と増幅するあたりは特に必聴。
第2楽章は一点の曇もないハーモニーのセンスが更に生き、冒頭1分で、浄化され尽くした精神の深い宿りに息を呑みます。第2主題は弦のユニゾンがかくも美しく調和し、その調和に華を添えるよう管楽器が絡み、2:49からのクラリネット・ソロは、フレーズが切れる最後の一瞬まで心が通っており、4:00以降のシンフォニックに凝縮された響きは高潔の極み!特にトロンボーンとティンパニがこれ程雄弁に、かつ絶妙にブレンドした響きは滅多に聴けません。「未完成」録音史に残る超名演といっても過言ではありません。
「グレート」は、「未完成」とは打って変わって人懐っこい表情を湛えた歌に徹した、これまた魅力的アプローチ。
第1楽章は序奏部から主部への移行でわずかにテンポをあげる程度で、ゆったりとしたテンポを受け継いだまま進行するのがまずユニーク。その柔和な雰囲気を絶やさず、濃密な音楽が滔々と流れ、メカニックな巧さを誇る演奏からは聴けないこの作品の大切なエッセンスが炙り出され、単に野暮ったい演奏とは一線を画します。
第2楽章はやや速めのアンダンテで開始し、中間部では「未完成」第2楽章で聴かれたような高潔な空気を一気に敷き詰めます。4:02からの第1ヴァイオリンのフレーズが、自然でありながら愛らしく語りかける演奏は、他に思い当たりません。
第3楽章は、3拍子のリズムを確かめるようなゆったりとしたテンポ感自体が魅惑的。そのテンポを守ったまま中間部に流れることに、これほど幸福を覚える演奏にかつて出会ったことがありません!
終楽章のテンポは速すぎず遅すぎず、ジョルジェスクが望むニュアンスが確実に浮かび上がるテンポ感が万遍なく浸透。オーボエが吹く第2主題は軽いドッキリ。普通は8小節以上を大きなフレージングで歌わせますが、ここでは4小節ではっきりとブレスを入れています。スコアを見えると確かに4小節ごとにスラーが区切られており、そのとおり演奏することで、まるで子供が童謡を口ずさむような可愛らしい表情が浮かぶではありませんか!
サヴァリッシュ&ドレスデン盤と並ぶ名演として、強力にお薦めします!
録音は、「未完成」が非常に良好なステレオ、「グレート」はモノラルですが、共にバランスが非常に良好。モノラル、ステレオを問わず、バランスを欠く録音で聴いた演奏だけで判断するとその評価を誤りかねませんが、このシューベルトを聴けば、ジョルジェスクとエネスコ・フィルがいかに高次元の妙技を展開しているか実感していただけることでしょう。【湧々堂】
ERT-1026
フランク:交響曲ニ短調
R.シュトラウス:ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら
ジョルジュ・ジョルジェスク(指)
ジョルジュ・エネスコPO

録音:1964 年6 月15 日ライヴ(ステレオ)、1962 年5 月20 日スタジオ(ステレオ)
フランクはジョルジェスクの死の僅か2 か月半前のライヴ。同時期にリリースされたブラームスの交響曲第3番とはまるで異なる洗練されたアプローチ。第2楽章は心ゆくまで音楽を歌わせつつ少しもウェットにならず美しい流れを築きます。終楽章はイン・テンポを基本としながら推進力溢れる演奏を展開。
R・シュトラウスは更なる名演奏。ジョルジェスクの語り口の巧さを痛感させます。各楽想の性格的描写のなんと適確なこと!そのそれぞれがかなり強いコントラストを成して迫りますが大げさにならず芸の年輪を感じさせます。コーダ14:12からのほんの一瞬の愛くるしいテンポ感などまさにその典型。
録音は、代理店のインフォメーションではステレオとなっていますが、フランクは疑似ステレオ風、R・シュトラウスはモノラルに聞こえます。どちらもジョルジェスクの芸風を知る上で支障ないと思います。【湧々堂】

ERT-1027
カラヤン&ウィーン・フィル1964 年ブカレスト・ライヴ
モーツァルト:交響曲第40 番ト短調K.550
ブラームス:交響曲第1 番ハ短調Op..68
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)VPO

録音:1964年9月15日、ジョルジュ・エネスコ国際音楽祭、パラス・オードトゥリアム、ブカレスト・ライヴ、モノラル(サウンド・マスタリング:WEITBLICK)
※CD 日本プレス。英語、日本語によるライナーノート付。
カラヤン&ウィーン・フィルがエネスコ音楽祭に参加した際のライヴ。ルーマニア国内では、音楽祭記念盤としてごく少量のLPが発売されましたが、世界的にはほとんど出回らず、正に幻の一枚でした。マスターテープは良好に保管され、ついに発売に至りました。フルトヴェングラー没後10 年。本格的に楽壇の帝王として君臨したカラヤンが、まだまだローカルな音色が残っているウィーン・フィルと遺したライヴ。なるほど、ホルン、オーボエの音色は今と全く違う伝説のサウンドです。コンサートマスターは恐らくボスコフスキーでしょう。ブラ1の第2 楽章はしたたるような美音です。カラヤンも唸り声を随所であげ、足を踏み鳴らし、オーケストラを煽ります。演奏様式はトスカニーニ、セルと直結する厳格で無駄のないもので、立派の一言です。モノラルですが分離はよく、非常に明瞭です。

ERT-1028(2CD)
アルド・チッコリーニELECTRECORD全録音集
(1)フランク:前奏曲,コラールとフーガ
(2)ドビュッシー:ベルガマスク組曲
(3)シャブリエ:絵画的小品より「風景」、「スケルツォとワルツ」
(4)スカルラッティ:ソナタ.ハ長調 L.5、ソナタ.ホ長調 L.23、ソナタ.ヘ短調
L.281、ソナタ.ロ短調L.263、ソナタ.二長調L.14
(5)シューベルト:即興曲変ホ長調Op.90-2、変イ長調おp90-4
(6)リスト:ウィーンの夜会S427-6
(7)ドビュッシー:前奏曲第1巻(全曲)
アルド・チッコリーニ(P)

録音:(1)-(3)1967 年12 月ルーマニア放送、スタジオ録音、ステレオ(LP Number ECE0345)
(4)-(6)1961 年9 月ルーマニア放送、スタジオ録音、ステレオ(LP Number ECD1019)
(7)1961 年9 月10 日ルーマニア放送、ライヴ録音、モノラル(LP Number EFEII)
※サウンド・マスタリング:WEITBLICK
2014年6 月にも来日し、元気なところを聴かせてくれたピアノの自由人、アルド・チッコリーニ氏が突然亡くなりました。イタリアのナポリ出身ですが、パリ音楽院で学び、フランスに帰化し、フランスのピアニストとして亡くなりました。レパートリーも幅広く、どれもこれも高水準で、シリアスな曲から愉悦に満ちた曲まで、何でもござれで、高齢になってからも益々その芸境に深みをまし活動も精力的でした。ELECTRECORD にはLP3 枚分の録音を遺しておりますが、その存在はほとんど知られることのなかったものです。今回一挙にCD化致します。1960年代の演奏ばかりで技術も才知も頂点を極めていた時代の録音です。得意のドビュッシーの作品が多いのも大歓迎です。ライヴの「前奏曲第一巻」はなるほど、センスとインスピレーションに満ちたチッコリーニにしかできない名演です。
フランクの前奏曲、コラールとフーガも陰鬱さよりからりと晴れた印象派的な明朗さに独自性があります。同郷のナポリ出身のスカルラッティ作品は度々愛奏した得意曲で才気煥発の名演。必携の名盤の登場と申せましょう。


ERT-1030
ルービンシュタイン/オール・ショパン・リサイタル
即興曲第3 番Op.51
夜想曲第8番Op.27−2
スケルツォ第2 番Op.31
バラード第1 番Op.23
練習曲第5 番Op.25
ワルツ第7 番Op.64-2
ポロネーズ第6番Op.53「英雄」
アルトゥール・ルービンシュタイン(P)

録音:1964 年 9 月 19 日パレス・ホール、ブカレスト(ライヴ)
1964 年のジョルジュ・エネスコ国際音楽祭は、超豪華出演陣が特徴で既出のカラヤンに続き大ピアニストルービンシュタインの名演が登場です。しかもお得意のショパン・プログラム。巨匠は既に 77 歳でしたが気力、体力とも絶頂の頃で華やかな音色、芝居がかった大胆な表現力を駆使し圧倒的な感銘を与えます。リサイタルの締め括りに相応しい「英雄ポロネーズ」の堂々たる威容は正にルービンシュタインならではと申せましょう。このリサイタルの後10 月には久々にソビエトを訪問しております。EFE16 として、ルーマニア国内のみでリリースされた超レア盤で、ブカレストの猛暑、激寒を耐えて良好な状態で保存されていたマスター・テープから再生復刻しております。良好な音質!ジャケ写には 1966 年の来日時の格好良い写真が見つかり、録音と近い時期の写真ということで用いております。

ERT-1031(3CD)
ローラ・ボベスコ〜エレクトレコード全録音集
■CD1=旧EDC796
(1)バッハ:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ホ長調 BWV.1016
(2)バッハ:ヴァイオリン・ソナタ第4番 ハ短調 BWV.1017
(3)ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第8番 ト長調 Op.30-3
■CD2=旧EDC797
バッハ:ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 BWV.1041
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番 「トルコ風」
■CD3=旧EDC797
(1)サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3 番
(2)サン・サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ
(3)ストラヴィンスキー:イタリア組曲
(4)ホアキン・ニン(1879−1949):四つの回想
ローラ・ボベスコ(Vn)

■CD1=旧EDC796
(1)マリアーナ・カブデボ(P)
 録音:1966 年10 月(モノラル)
(2)(3)アルバート・ガットマン(P)
 録音:1968 年5 月(ステレオ)
■CD2=旧EDC797
コンスタンティン・ボベスコ(指)
ブカレスト放送O
録音:1963 年12 月(モノラル)
■CD3=旧EDC797
(1)(2)イラリオン・イオネスコ=ガラティ(指)
 ブカレストRSO
 録音:1979 年12 月(ステレオ)
(3)(4)マリアーナ・カブデボ(P)
 録音:1966 年10 月(モノラル)

原盤編集:ロクサナ・ギベスク
原盤音源調整:フロレンティーナ・エルゲレギウ
ルーマニアの偉大なヴァイオリニスト、ローラ・ボベスコ(1921−2003)は、長いキャリアを誇り、また1970 年代以降は日本で もマニアから絶賛され来日もあったにもかかわらず、残された録音は限られたものでした。特に祖国での録音はエレクトレコ ードによるこれらの演奏が全てとなります。
■CD1…ここでは 1960 年代のバッハとベートーヴェンを収録。壮年期の彼女の魅力がたっぷり味わえる。ことにバッハのソナ タ第4 番における憂いと優美さの絶妙なバランスは絶品。美音に止まらず、気高い心境が見事に音化されております。
■CD2…伴奏のコンスタンティンはローラの従兄弟で、ヴァイオリニスト、指揮者としても活躍した。バッハは物凄く濃密な表現 で噎せ返るような色気を見せる。バッハ演奏としては異色ともいえるが徹底ぶりは正しく真の芸術表現の鑑と言えましょう。モ ーツァルトの協奏曲「トルコ風」は同じ時期の録音ながら何故か音質が古色蒼然としていて残念。ボベスコのモーツァルトと言 えば優美と品格を両立させた逸品で、この演奏も無論その例に漏れません。
■CD3…ボベスコはフランス、ベルギーといったフランス語圏での活動が主でした。当然レパートリーもフランスものが重要で す。サン=サーンスにおける崩しのない高貴な貴婦人のような佇まいと姿形、正に「音は人なり」を代表する演奏と申せましょ う。そしてぜひ聴いて頂きたいのがストラヴィンスキーの「イタリア組曲」。これは「プルチネッラ」のヴァイオリン版と言い切って も構わないもの。擬古典的なストランヴィンスキーの音楽は、作曲技法の神髄。イタリア・バロックの感覚と近代音楽の精神が これほど幸福に融合した例もありません。ホアキン・ニン(1879−1949)は、キューバ生まれで、モーリッツ・モシュコフスキに学 んだピアニスト兼作曲家。フランス、スペインで活躍しました。「四つの回想」は他に録音もない隠れた名曲。フランス風にセン ス抜群な作曲に、燦々と降り注ぐスパニッシュ・エキゾチシズムが楽しい限り。ボベスコはこの曲を愛し各国で演奏しました。
新装発売について:EDC796,EDC797,EDC798 として3枚のCD が親しまれておりましたが、長らく廃盤でした。この度弊社 がELECTRECORD からマスターテープに遡って原盤提供を受けてCD3 枚組に仕様変更し発売致します。エレクトレコード は音源保存と編集に問題があるケースがしばしばあり、今回で言えば、モーツァルトの「トルコ風」は何故か音質が落ちます。 他にも妙な残響付加などが以前の盤には見られましたが、今回は可能な限り修正に勤しみました。特にストラヴィンスキーの 「イタリア組曲において以前の盤で見られた編集ミスは修正されております。

ERT-1034(2CD)
イオン・ヴォイク〜協奏曲ライヴ(ジョルジュ・エネスコ国際音楽祭
(1)プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番
(2)ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
(3)ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
(4)チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
イオン・ヴォイク(Vn)
(1)サー・ジョン・バルビローリ(指)
 ジョルジュ・エネスコ・フィル
 録音1961 年9 月16,17 日ライヴ
(2)ジャン・ペリソン(指)
 ジョルジュ・エネスコ・フィル
 録音:1985 年9 月19 日ライヴ
(3)イサーク・カラブチェフスキー(指)
 ジョルジュ・エネスコ・フィル
 録音:1981 年9 月23 日ライヴ
(4)ヴジェコスラフ・シュテイ(指)
 ジョルジュ・エネスコ・フィル
 録音:1988 年9 月21 日ライヴ
ルーマニアの偉大なヴァイオリニスト、イオン・ヴォイク(1923〜1997)は、自国で教育を受け、ジョルジュ・エネスコの薫陶を 受けて、さらにダヴィド・オイストラフ門下となりました。「魔法の指と弓の持ち主」とまで絶賛されます。後年はアメリカ、イギリ ス、ソビエト他とヨーロッパ全土で活躍。チャイコフスキー国際コンクールやバッハ国際コンクール、シベリウス国際コンクール などの音楽祭で審査員を務めました。指揮者としては、1972 年から1982 年にはジョルジュ・エネスコ・フィルの音楽監督も務 めています。今年は、没後20 年ということで、ルーマニアの首都ブカレストでは子息の指揮者マダリン・ヴォイクによるメモリア ルコンサートが催されました。 実際の芸風は、時としてメランコリックなまでに歌い上げることをも厭わない華麗で派手な名ヴァイオリニスト。時として、土俗 的で粗野な表情も見せてくれる個性の強い名手です。それでいて技巧の確かさは素晴しくどの瞬間も隙を見せません。デッ カへの録音が近頃集成されましたが、入手できる録音は少なく幻の名ヴァオイオリニストでもあります。 プロコフィエフの第 2 協奏曲は、ボンガルツと共演した ETERNA 録音があり、これも数少ないヴォイクの協奏曲録音として高 い評価を得ておりました。当演奏はバルビローリが伴奏ということで、否が応にも食指をそそります。バルビローリ一流のからり と明るめの音色で、精緻を極めたプロコフィエフの旋律をヴォイクと手に手を携えて彫琢していく見事なライヴ。 ベートーヴェンの協奏曲は待望の音盤初出レパートリー!ヴォイクは楽聖に対して臆することなく自ら理想を追求した自由な ベートーヴェンを造形して参ります。特に第1 楽章のカデンツァは計算し尽くされた実に個性的な演奏です。流れるようなスタ イリッシュなベートーヴェンを奏でる伴奏のペリソン(1924〜)は日本ではあまり知られておりませんが、フランス人でフルネ、 マルケヴィッチ門下の逸材。ニース歌劇場の監督を長く務めオペラ畑での巨匠です。ゲルギエフがフランス・オペラの教育者 としてマイリンスキー歌劇場に招いたこともあります。 ブルッフの協奏曲第 1 番は、ヴォイク得意のレパートリーです。前述のデッカ録音(フリューベック・デ・ブルゴス指揮)にも含 まれております。こういう抒情的でかつ詠嘆調の音楽は正にヴォイク向きで、かなりやりたい放題に歌い込んでおります。そし て一抹の寂しさを内包しているのがヴォイクの表現力豊かなところ。伴奏のカラブチェフスキー(1934〜)は、ロシア系のブラジ ル人でヴィラ=ロボスの「ブラジル風バッハ」全曲録音や交響曲全集(進行中)で知られ、来日経験もある名匠です。 チャイコフスキーも嬉しい音盤初出レパートリー!この曲では前半はキメ細かく、悲しくも儚げな表情付けで聞き手を魅了し、 終楽章では一転して一気呵成の激情的な盛上りで聞き手をノックアウトしてくれます。伴奏のシュテイ(1951〜2009)はクロア チアの名指揮者でオペラ畑で重きをなし、カレーラスの信頼厚く幾つもの録音を遺しております。いずれもルーマニア国内で のみごく僅かに生産流通していた LP が出ておりました。そのマスターテープが良好な状態で保存されており、最新録音にヒ ケを取らない極上音質で名演をご堪能いただけます。

ERT-1036
フランク:交響曲ニ短調 アンドレ・クリュイタンス(指)
ルーマニアRSO

録音:1964 年9 月18 日Casa Scanteii
- Sala de marmura(モノラル・ライヴ)
クリュイタンスが単身ルーマニアを訪問し、エネスコ音楽祭に参加、現地のルーマニア放送響に客演してのフランク。文字通り巨匠の18 番レパートリーです。残念なことにモノラルですが、フランス国立放送響とのスタジオ録音(1953 年3 月)、ルガノ放送響とのライヴ(1965 年4 月)に比しても音質は優れております。意識的に早めのテンポを採用したクリュイタンスのハイテンション振りが凄まじい名演。上品典雅なだけではないスケールの大きな豪快な演奏となっております。ルーマニア放送響の音色はラテンの特徴が高いものです。弦楽器は流麗そのもの。第二楽章における情熱的なうねり。フルートの歌い方の巧みな遊びは特筆すべきものがあり、オーボエの鄙びた香りにも涙が出そうです。1964 年と言えばパリ音楽院管との日本ツアーを行ったクリュイタンスの全盛期です。
前プロのエネスコ:狂詩曲第2 番、ラロ:スペイン交響曲=イオン・ヴォイク独奏、ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1 番=ラドゥ・アルドゥレスク独奏の録音が現存せず、収録分数が短かくなっています。

ERT-1037(2CD)
ペルレア/ブカレスト・ステレオ・ライヴ録音集
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
ブラームス:交響曲第1番#
エネスコ:交響曲第1番*
テオドール・グリゴリウ:エネスコ賛*
ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲「展覧会の絵」**
イオネル・ペルレア(指)
ジョルジュ・エネスコPO
ルーマニアRSO*

録音:1969年5月23日、1969年5月10日#、1969年5月4日*、1969年5月23日**
(全てステレオ・ライヴ)
驚愕のライヴが登場です!1900年にルーマニア人の父とドイツ人の母の間にルーマニアのオグラダで生まれたイオネル・ペルレア(1900〜1970)。イオネルが10歳の時に父は亡くなったために母の故郷ドイツ・ミュンヘンで育ちました。ペルレアは作曲をドイツで学びましたから、巨匠の音楽背景はドイツということになります。後に祖国に戻りますが、ナチ支配下のルーマニアで指揮活動を続けたせいで協力者と見做され(ジョルジュ・ジョルジェスクも同様)、大戦後は活動の場をイタリアに移しました。聖チェチリア管との共演を聴いたトスカニーニはペルレアの才能を認め、スカラ座への頻繁な客演へと繋がります。更に1950年にはNBC交響楽団とメトロポリタン歌劇場にも客演。終焉の地となるニューヨークとの縁が始まります。以後アメリカでの活躍が主となります。米ドルの強かった時代、アメリカのVOXレーベルはヨーロッパのオーケストラを用いて膨大な録音を遺しましたがペルレアもVOXの主力アーティストでした。さらにRCAにも多くのイタリア・オペラの録音を遺しております。1957年には心臓発作と脳卒中で倒れて、半身不随となりましたが、意欲は衰えず、着座して左手だけで指揮。マンハッタン音楽院でも教鞭をとり、その時の愛弟子が飯守泰次郎氏です。今回のリリースにあたり貴重なコメントを頂戴しました。複雑な心境を持っていた祖国ルーマニアには長らく帰国しませんでしたが1969年に里帰り公演を行い、最後の帰国。その際のライヴが今回登場の名演です。ドイツ音楽の王道ベートーヴェン、ブラームスは、気宇壮大で恰幅豊かな演奏で堂々たる演奏。どこまでもシリアス。響きが筋肉質で緊張感が絶え間なく続く所も満点です。エネスコの交響曲第1番は、この曲最高の演奏とも言えるエネルギッシュで前へ前へと進む推進力に富んだ熱演。テオドール・グリゴリウ(1926〜2014)はルーマニアの作曲家、音楽評論家でペルレアの伝記も著しております。エキゾチシズムに富んだ佳品。「展覧会」もドラマティックで物語に富んだ音楽作りが如何にもオペラの巨匠らしいペルレア畢生の名演です。この翌年にニューヨークで没しましたが晩年とは思えない超名演ばかり、全曲ステレオ録音ということにも感謝です。前述しましたVOX録音は残念ながら特に強い印象を与えるものではありませんでしたから、ペルレアの真価を知るならコレ!という決定盤の登場です。
ペルレア先生の授業はすべて出席し、それ以外の授業は全部さぼって、メトロポリタン・オペラ、ミュンシュ指揮のニューヨーク・フィルハーモニック、ラインスドルフ指揮のボストン交響楽団、オーマンディー指揮のフィラデルフィア管弦楽団などを聴きまくった。ペルレア先生が、マンハッタン音楽院のオーケストラでマーラーの交響曲第5番を指揮された際は、私もアシスタントを務めた。その時のスコアは、まだ大切に持っている。(ブックレット掲載予定、飯守泰次郎氏の寄稿より抜粋)

ERT-1039(1CD)
グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
シルヴィア・マルコヴィチ(Vn)
ミルツェア・クリテスク(指)
ジョルジュ・エネスコPO

録音:1973 年9 月自由新聞社大理石ホール
WEITBLICK から、スヴェトラーノフと共演したブルッフ、ブラームスがヒットとな っている、美しきマルコヴィチのスタジオ録音が初CD化。まるでアイドルのように 可愛らしいジャケット写真も特筆ものです。演奏内容は、シリアスなフォルムでか つ濃厚な表情で迫る名演。特にグラズノフは彼女にとって名刺代わりとも言える 得意曲です。1971 年のロンドン・デビューもこの曲。さらにマルコヴィチを高く評 価したストコフスキーが自らの最後のコンサート(ロンドンSO、1972 年6 月 15 日)でもソリストとして招かれて演奏したのもこの曲です。心に染み入る名曲で 聴けば聴くほど、グラズノフの確かな筆致とメロディの素晴らしさに打たれること でしょう。ブルッフもピチピチとした躍動感に満ち、構えの大きい立派な演奏。こ の曲も熱いドイツ・ロマンの曲なのです。 録音会場は、ブカレスト中心部に今も存在する自由新聞社の大理石ホールで、 クリュイタンスのフランクの演奏会もここで行われました。内装の美しさは神秘的 で現実のものとは思えない程。丁度、オーストリア聖フロリアンの大理石の間を想 像していただければ結構です。

ERT-1041(3CD)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ集
(1)ヴァイオリン・ソナタ第1 番ニ長調Op.12-1
(2)ヴァイオリン・ソナタ第2 番イ長調Op.12-2
(3)ヴァイオリン・ソナタ第4 番イ短調Op.23
(4)ヴァイオリン・ソナタ第5 番ヘ長調Op.24「春」
(5)ヴァイオリン・ソナタ第7 番ハ短調Op.30-2
(6)ヴァイオリン・ソナタ第8 番ト長調Op.30-3
(7)ヴァイオリン・ソナタ第9 番イ長調Op.47「クロイツェル」
(8)ヴァイオリン・ソナタ第10 番ト長調Op.96
シルヴィア・マルコヴィチ(Vn)
ヴァレンティン・ゲオルギュ(P)

録音:(1)(7)1975 年4 月、(2)(5)1979 年12 月、(3)(4)1974 年7 月、(6)(8)1977 年1 月 自由新聞社大理石ホール、ステレオ
ルーマニアの美人ヴァイオリニスト、マルコヴィチ幻の録音。ベートーヴェ ン:ヴァイオリン・ソナタ集が初の CD 化!16 歳からレッスンを始めたというベ ートーヴェンのソナタ。伴奏は 90 歳を超える今も現役の名手ヴァレンティン・ ゲオルギュが務めます。マルコヴィチにとってはヴァイオリンの師匠の弟という 御縁からのコンビネーションとなりました。マルコヴィチの音色には野性味が あり、お行儀の良いだけの演奏とは正反対。自然賛歌的なベートーヴェンと 申せましょう。圧巻は「クロイツェル・ソナタ」でこの長大で深刻な傑作の魅力 をあますことなく聞き手に伝えます。かえすがえす残念なのは全集の完成に 至らなかったことで、これは彼女が国外に移住したことに由来します。マルコ ヴィチの最新インタビューを交えたライナーノートも必読です。録音会場は、 ブカレスト中心部に今も存在する自由新聞社の大理石ホールです。内装の 美しさは神秘的で現実のものとは思えない程。丁度、オーストリア聖フロリア ンの大理石の間を想像していただければ結構です。

ERT-1044(5CD)
UHQCD
ベートーヴェン:交響曲全集

(1)交響曲第1番/(2)交響曲第3番「英雄」
(3)交響曲第2番/(4)交響曲第6番「田園」
(5)交響曲第4番/(6)交響曲第5番「運命」
(7)「エグモント」序曲/(8)交響曲第8番
(9)交響曲第7番/(10)レオノーレ序曲第3番
(11)交響曲第9番「合唱」(ルーマニア語歌唱)
(12)「コリオラン」序曲
ジョルジュ・ジョルジェスク(指)
ブカレスト・ジョルジュ・エネスコPO
エミリャ・ペトレスク(S),マルタ・ケスラー(Ms)、イオン・ピソ(T)、マリウス・リンツラー(Bs)、 ジョルジュ・エネスコ・フィルcho、ルーマニア放送cho

録音:(1)1961年5月、(2)1961年3月
(3)1961年4月20日、(4)1961年10月
(5)1962年1月、(6)1961年8月
(7)1962年1月11日、(8)1961年5月
(9)1962年1月、(10)1962年1月
(11)1961年7月、(12)1961年8月
全てルーマニア文化宮殿ホール(ステレオ)
※CD日本プレス。美麗夫婦箱5枚組。英語、日本語によるライナーノート付
ジョルジュ・ジョルジェスク(1887-1964)は、ルーマニアを代表する大指揮者でジョルジュ・エネスコ・フィルの音楽監督を 1920年から1944年までと1954から1964年まで務めました。1918 年から1920年にはゲヴァントハウス管の副指揮者としてアルトゥ ール・ニキシュに直接師事しました。ニキシュに影響を受けた巨匠であり同年代のボールトとも共通するのがヴァイオリンを両翼 に配置した古典的演奏スタイルです。1961年から 1962年のスタジオ録音。当時ルーマニアはソ連の庇護のもとにありました が、本国ソ連でも全てがステレオ録音に移行していなかったこの時期に、高水準のステレオ録音でベートーヴェン全集が遺され ていたことは驚嘆と喜びを隠せません。この全集についてはDANTE/LYS のCD がありましたが市販LP からの板起こしで、2012 年にマスターテープから初の正規 CD 化(ERT1001 廃盤)がなされ、大変な反響を呼びました。長らく品切れでしたので、この度 マスターに立ち返り新たにマスタリングしなおし、UHQCD で洗い上げた音質で復活します。ジョルジェスクの演奏は、「田園」な どクライバー並の超快速で歌心に満ちたもの。リズム感も明快。どこをとってもきびきびしていて聴かせます。エネスコフィルも如 何にも鄙びた味わいで、木管の懐かしい響きも心を打ちます。「合唱」はルーマニア語による歌唱となります。研究好きの方には メンゲルベルクなどを思わせる楽譜の改訂なども興味深いところと言えましょう。


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