湧々堂HOME 新譜速報 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック 廉価盤 シリーズ
旧譜カタログ チャイ5 殿堂入り 交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック



Classical Record
(ロシア)


VISTA VERAのディレクターと務めたユーリ・ディデンコと
マリア・マリシナが2002年に創設したレーベル。
特にラフマニノフの良質な復刻は、このレーベルの
トレードマック。名匠フェドトフの音源や、才能豊かな
新人の演奏も印象的です。


1CD=(税込)


品番 内容 演奏家
CR-001
ラフマニノフの芸術 Vol.6
シューベルト:ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ イ長調D.574(*)、
シューベルト(リスト編):さすらい、
シューベルト:即興曲 イ長調Op.90-4、
シューベルト(ラフマニノフ編):どこへ?、
メンデルスゾーン(ラフマニノフ編):真夏の夜の夢〜スケルツォ、
メンデルスゾーン:春の歌、
ショパン(リスト編):乙女の願い、
J.シュトラウス(タウジヒ編):人はただ一度生きる、
シューマン:謝肉祭
フリッツ・クライスラー(Vn*)、
セルゲイ・ラフマニノフ(P)
録音:1925年-1942年のSP復刻
CR-002
ラフマニノフの芸術 Vol.2
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番、交響曲第3番*
セルゲイ・ラフマニノフ(P)(指)*、
ユージン・オーマンディ(指)
フィラディルフィアO
録音:1939年&1940年、1940年*
CR-003
ブラームス:幻想曲集、
リスト:ピアノ・ソナタロ短調、
スクリャービン:ピアノ・ソナタ第3番
セルゲイ・クズネツォフ(P)
CR-004
シューマン:アラベスク*、謝肉祭、
夕べに、クライスレリアーナ*
ヴラジーミル・ソフロニツキー(P)
録音:1952年*、1959年
CR-005
ピアソラ(V.ニコラーエフ編):リベルタンゴ、
ハイドン:ピアノ三重奏曲第25番〜終楽章、
ヘンデル(ハルヴォルセン編):パッサカリア(Vn&Vc))、
クライスラー:愛の悲しみ、
アルベニス(ゴドフスキー編):ピアノのためのタンゴ、
ピアソラ:グラン・タンゴ(ロストロポーヴィチに献呈)、
ガーシュウィン(ジゥベンコ編):マイ・ラヴ(ヴァイオリンとピアノのための)、
I.フロロフ:ガーシュウィンの「ポーギーとベス」による演奏会用幻想曲、
ジョップリン(V.ニコラーエフ編):Peachenine Rag
DARトリオ
[ドミトリー・クリモフ(P)、アレクサンドル・カラシコフ(Vn)、ルスタム・コマクコフ(Vc)]
CR-006
ラフマニノフの芸術 Vol.7
ラフマニノフ:幻想的小曲集Op.3〜前奏曲Op.3-2,3,4、
 ピアノ協奏曲第1番#、ピアノ協奏曲第4番 、
 ヴォカリーズ*
セルゲイ・ラフマニノフ(P,指*)、
ユージン・オーマンディ(指)*、
フィラデルフィアO
録音:1922年〜1940年
CR-007(2CD)
ショパン:夜想曲集(20曲) ミハイル・ヴォスクレセンスキー(P)
ヴォスクレセンスキーはオボーリン門下で、わずか33歳にして名誉芸術家の称号も得ています。
CR-008
リスト:ピアノ・ソナタロ短調、
シューマン:ダヴィッド同盟舞曲集
ミハイル・ヴォスクレセンスキー(P)
録音:2001年(デジタル)
特にリストが絶品!冒頭で叩きつけられる轟音は垂直に脳天直下!それでいながら音は割れず、貴族的なニュアンスに溢れ、絶妙なペダリングと共に、音として鳴り切っているのにまず唖然とさせられます。5:54からのリリカルな弱音にも皮相な雰囲気が入り込む余地など無く、深い祈りの音楽として着実に響きます。彼の破格の技巧が極限に上り詰めるのが19:18から主題が回帰して以降の急速モード!21:30以降の激烈な打鍵の応酬を目の当たりにすると、演奏家とは音楽性のみならず、かくも殺人的な運動能力が必要なものなのかと、改めてリストが遺した遺産の凄さにも圧倒されることになります。コーダの低音部でうごめくハーモニーの揺らめきの完璧な表出も驚異です!ピンと張り詰めた弱音と、神々しい轟音を同時に味わえる贅沢な一枚です。
シューマンでは、彼が、タッチにおいても精神面においても自分を厳しく律していることをひしひしと感じさせ、一見とりとめのないこの小品の集まりが、これほど強固に連動しあっている例に今まで出会った記憶がありません。各曲の表情が濃密であるだけでなく、それらの表情が全体の最後に低音のハ音が12回鳴らされるまでの伏線であることに気付くと、最後の余情も更に倍増されます。第3曲のリズムの変化に完全に対応しようとする厳格さ、「単純に」と題された第4曲の全く取りこぼしのないニュアンス配分など、聴き逃せないニュアンスばかりですが、どうか全体を貫く強靭なメッセージを体全体で受け止めてみてください。録音も見事!
  【湧々堂】
CR-009
ラフマニノフ:交響曲第2番、
チャイコフスキー:スラヴ行進曲
パヴェル・ソロキン(指)
モスクワ放送SO
※デジタル録音
ソロキンは、モスクワ音楽院でユーリ・シモノフ等に師事。パリ音楽院でも学び、1989年にはタングルウッドでバーンスタインや小澤征爾の指導も受けました。1994年以降は、ボリショイ劇場を中心に活躍。このラフマニノフは、正にロシア流儀そのもののダイナミックな演奏で、濃厚に匂い立つロマンも大いに魅力。この曲のファンは必聴です!  【湧々堂】
CR-010
ラフマニノフの芸術 Vol.1
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 *、交響詩「死の島」#、
パガニーニの主題による狂詩曲
セルゲイ・ラフマニノフ(P)(指)#、
レオポルド・ストコフスキー(指)
フィラデルフィアO
録音:1929年*#、1934年
CR-011
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番「熱情」、
ブラームス:3つの間奏曲Op.117、
パガニーニの主題による変奏曲
ユーリ・ディデンコ(P)
※デジタル録音
このレーベルを立ち上げたディデンコは、1966年ウクライナ生まれ。モスクワ音楽院では、ムンドヤンツやメルジャーノフに師事門下のピアニストでもあもあります。現在は同校で後進の指導にも当たっています。  【湧々堂】
CR-012
マルチェッロ:協奏曲 ニ短調、
ソナタ.ニ短調/ト短調/ハ短調/ト長調、
ヴィヴァルディ:ソナタホ短調/イ短調
アレクサンドル・ザゴリンスキー(Vc)、
アレクセイ・シミトフ(Org)
ザゴリンスキーは1962年モスクワ生まれ。モスクワ音楽院で学び、1991年から2000年までモスクワ・アカデミック響のチェロ主席、200年からはモスクワ室内管の主席を務めています。
CR-013
スカルラッティ:ソナタ(5曲)、
シューベルト:即興曲変ロ長調op.142-3、
ショパン:練習曲変ト長調op.10-5、
ラヴェル:「夜のガスパール」〜スカルボ、
ラフマニノフ:絵画的練習曲ニ長調op.39-9、
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番
イリーナ・ボグダノワ(P)
ベテランのみならず、このレーベルの若手の演奏は、私が聴いた限り一つとして凡演がないのですが、そんな中でも特に声を大にしてお勧めしたい逸品がこれ!ボグダノワは1982年、ロシア生まれ。モスクワ音楽院中央学校でムンドヤンツ、ゴルノスターエワ、ドレンスキーに師事。師のゴルノスタエーワはもちろんのこと、アルゲリッチやバシュメット等も絶賛しているのも頷ける、超一級の芸術性の持ち主です。まず驚くのは、収録曲でも分かるとおりレパートリーが広い上に、各曲のスタイルに応じて、別人のようにテンペラメントの込め方やタッチがを変幻自在なこと!  【湧々堂】
CR-014
スクリャービン:前奏曲集(16曲)、詩曲(10曲)、
2つの舞曲Op.73、2つの詩曲Op.71、たよりなさOp.51-1、
アルバムの綴りOp.45-1、ピアノ・ソナタ第4番、
悲劇的な詩Op.34、ワルツOp.38、練習曲Op.8
ヴラジーミル・ソフロニツキー(P)
録音:1960年1月8日、1960年5月13日モスクワ音楽院大ホール、ライヴ
CR-015
ブラームス:クラリネット三重奏曲op. 114、
ブルッフ:クラリネット,チェロとピアノのための8小品Op.83
オーパス11三重奏団
「ゴロホリンスキー(Cl)、ウトキン(Vc)、M.ゴロホリンスキー(P)]
CR-016
ラフマニノフ:チェロ・ソナタop. 19、
チェロとピアノのための2つの小品op. 2
ウトキン(Vc)、
マリーナ・ゴロホリンスキー(P)
CR-017
ラフマニノフの芸術 Vol.4(ショパン作品)
バラード第3番、スケルツォ第3番、夜想曲Op.9-3、
マズルカOp.68-2、夜想曲Op.15-2、ワルツOp.18、
ワルツOp.34-3、ワルツOp.42、マズルカOp.68-2、
ワルツOp.64-1、ワルツOp.64-2、ワルツOp.64-3、
ワルツOp.70-1、ワルツ遺作、ワルツOp.69-2、
ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調Op.35
セルゲイ・ラフマニノフ(P)
録音:1919年〜1935年
CR-018
ロシア民謡・歌曲集
ダルゴムイシスキー、ラフマニノフ、ムソルグスキー、ボイト
フョードル・シャリアピン(Bs)、
セルゲイ・ラフマニノフ(P)、
ストコフスキー(指)フィラデルフィアO
CR-019
テレマン:チェロ協奏組曲、
ワーゲンザイル:チェロ協奏曲イ長調、
タラカノフ:チェロ協奏曲(1999)
ウトキン(Vc)、
ブラホフ(指)室内管
CR-020
ブラームス:クラリネット・ソナタ第1・2番、
シューマン:幻想小曲集Op.73
V.ゴロホリンスキー(Cl)、
M.ゴロホリンスキー(P)
CR-021
ベートーヴェン:ソナタ第8番「悲愴」、第17番、第31番 アレクセイ・ナセドキン(P)
CR-022
スクリャービン:幻想ソナタop.19、4つの前奏曲Op.33、
3つの前奏曲op. 35、ワルツ風にop. 47、
アルバムの綴りOp.58、2つの小品Op.59、
2つの前奏曲Op.67、ピアノ・ソナタ第7番「白ミサ」
イーゴリ・ニコノーヴィチ(P)
録音:1979年〜1984年(ステレオ)
ニコノーヴィチは、スクリャービン演奏の大権威!スクリャービン記念博物館の運営にも尽力しています。またネイガウス門下ですが、かねてからソフロニツキーに傾倒し、生前に親しく交流。その録音の整理にも大きく貢献しています。ここでの演奏も、そのソフロニツキーの影響をたっぷりと受けた麻薬的な幻想世界に誘うような美音が横溢。録音年代は多岐にわたりますが、どれも雰囲気満点。これは病みつきになります! 【湧々堂】
CR-023
ストラヴィンスキー:3つの小品、
ドビュッシー:クラリネットとピアノの小品、
 狂詩曲第1番、
ミヨー:スカラムーシュ
ヴァレリー・ゴロホリンスキー(Cl)、
マリーナ・ゴロホリンスキー(P)
DCR-024(2CD)
プッチーニ:歌劇「トスカ」 ラシュキナ、アンジャパリゼ、クレノフ、
エフゲーニ・スヴェトラーノフ(指)
ソヴィエト国立SO
CR-026
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番*、第3番# セルゲイ・ラフマニノフ(P)、
ストコフスキー(指)*、オーマンディ(指)
フィラデルフィアO
録音:1929年*、1930年&1940年#
CR-027
ブクステフーデ:前奏曲とフーガト短調BWV149
シャイデマン:トッカータト長調
バッハ:トッカータとフーガホ長調BWV566
 トリオ・ソナタニ短調BWV527
 トッカータとフーガヘ長調BWV540
 協奏曲ニ短調BWV596〜ラルゴ・エ・スピッカート(原曲ヴィヴァルディ)
フョードル・ストロガノフ(Org)
CR-028
シューベルト(リスト編):セレナード('42)、
バッハ:パルティータ第4番〜サラバンド('25)、
バッハ(ラフマニノフ編):無伴奏ヴァイオリンパルティータ第3番〜前奏曲・ガヴォット・ジーグ('42)、
スカルラッティ(タウジヒ編):パストラール('19)、
ダカン:かっこう('20)、ヘンデル:アリアと変奏曲('36)、
モーツァルト:主題と変奏曲('19)、トルコ行進曲('25)、
グルック(スガンバーティ編):「オルフェオとエウリディーチェ」〜メロディ('25)、
ベートーヴェン(ルービンシュタイン編):トルコ行進曲('25)、
ベートーヴェン:32の変奏曲WoO.80('25)、
ヴァイオリン・ソナタ ト長調Op.30-3('28)
セルゲイ・ラフマニノフ(P)、
フリッツ・クライスラー(Vn)
CR-033
フランス管弦楽作品集
ベルリオーズ:序曲「ローマの謝肉祭」、
グノー:「ファウスト」バレエ音楽、
デュカス:魔法使いの弟子、ラヴェル:ボレロ
ヴィクトル・フェドトフ(指)
サンクトペテルブルク・フィルハーモニー・アカデミーSO
※デジタル録音
フェドトフは、劇場での経験が豊富なだけあって、各曲の雰囲気作りが見事。ロシア流儀で押し切るのではなく、フランス的なニュアンスに独特のコクを湛えた音色トーンを加味した演奏。サンクトペテルブルク・フィルハーモニー・アカデミー響は、かつてのレニングラード交響楽団。  【湧々堂】
CR-034
ワレーリー・タラカノフ(1934-):室内楽作品集
太陽のようになろう Op.29(コンスタンチン・バルモントの詩句による、声とVn、Pのための連作曲集;4曲)*、
四季 Op.24(Vc&Pのための4つの小品)+
ヴァイオリンとチェロのためのソナタ Op.27#、
おとぎ話の箱 Op.20(P,Vn,Vcのための三重奏曲第2番)**
アレクサンドル・プローニン(T)*、
ウラジーミル・イワノフ(Vn)*#、
エレーナ・イリーニナ(P)*、
ミハイル・ウトキン(Vc)+#、
イリーナ・ムサトワ(P)+、
モスクワ三重奏団**
CR-035(2CD)
フルートのための作品集
ピアソラ(ドミートリー・クルリャンスキー編):アヴェ・マリア(フルート、ピアノとコントラバス版)、
クリストフ・ズグラヤ:無伴奏フルートのための3つのヴルトゥオーゾ・フラメンコ・エチュード、
ベルリオーズ:「キリストの幼時」〜若いイシュマエル人たちの三重奏、
イベール:フルートとハープのための間奏曲、
ピアソラ(クルリャンスキー編):タンゴの歴史(フルート、ギター、ピアノとコントラバス用編曲)
マリア・フェドートワ(Fl)、
アレクサンドル・メリムコフ(P)、
ウラジーミル・ヴォルコフ(Cb)、
ドミートリー・ブルガコフ(Ob)、
タチヤナ・オスコルコワ(Hp)、
ドミートリー・イラリオノフ(G)
CR-037
ショパン:ピアノ・ソナタ第1番、第2番、第3番 ヴェーラ・ゴルノスタエワ(P) 
録音:1986年2月25日(ステレオ)
YEDANから出ていたものと同一。ゴルノスタエワはネイガウス門下。著作「コンサートのあとの2時間」は、師や自身の弟子(ディーナ・ヨッフェ、ユリ・エゴロフ等)との交流や、ソビエト当局との確執等を描いたものとして話題となりました。どちらかというと教育者として知られている人ですが、このソナタ集は理詰めの堅苦しさとは違う風格美で圧倒してくれます。第2番冒頭の繊細な強弱配置をはじめ、芯から音楽を感じきった確信的な音の連続です!2楽章の中間部でも女性的という形容が似つかわしくない毅然としたリズムに息をを飲みます。第3番冒頭、低音部を徹底的に響かせながら一切混濁しないバランス感覚の冴えにもご注目。彼女が心から愛して止まない第1ソナタの格調高い演奏に至っては、この曲を語る際、絶対に外せない名演です!
CR-038(2CD)
スクリャービン:ピアノ・ソナタ全集
変ホ短調/第1番 へ短調 Op.6/第2番 嬰ト短調 Op.19
第3番 嬰ヘ短調 Op.23/第4番 嬰ヘ長調 Op.30/
第5番 Op.53/第6番 Op.62/第7番 Op.64/
第8番 Op.66/第9番p.68/第10番 Op.70
ミハイル・ヴォスクレセンスキー(P)
ヴォスクレセンスキーは、ニコノーヴィチと並んでスクリャービン演奏になくてはならない存在。彼の演奏は、国内盤のTRITONレーベルで紹介されて話題となりました。  【湧々堂】
CR-039
リスト:メフィスト・ワルツ、鱒(原曲:シューベルト)、
超絶技巧練習曲〜へ短調、夕べの調べ、タランテラ、
ダンテを読んで
エレーナ・ウルヤノヴァ・カルディーネ(P)
※デジタル録音
モスクワ音楽院のメルジャーノフ門下。シチャルバコフやルガンスキーを輩出したラフマニノフ・コンクールで特別賞を
受賞しています。
CR-040
ラフマニノフ:組曲第1番、第2番、6つの小品 イリーナ・シルヴァノーヴァ(P)、
マキシム・プリジンスキー(P)
※デジタル録音
二人ともエレーナ・リヒテル(ゲンリヒ・ネイガウスの弟子)の門下。
CR-041
R・シチェドリン:アルベニス風に、
C.P.E.バッハ
:ロンド・エスプレッシーヴォ、
ハイドン:ピアノ・ソナタ第49番変ホ長調、
リスト:スペイン狂詩曲、
スクリャービン
:ピアノ・ソナタ第4番、
スコット
:2つの小品〜はすの花の国、
ラフマニノフ:楽興の時Op.16
イリーナ・ヴォロ(P)
ヴォロは、2000年にカーネギーホールへデビューを果たし、絶賛されたピアニスト。

CR-042(2CD)
チャイコフスキー:バレエ音楽「白鳥の湖」(全曲;1895年版) ヴィクトル・フェドトフ(指)マリーンスキー劇場SO
デジタル録音
2001年に亡くなったフェドトフは、ゲルギエフやビシュコフを育てたイリア・ムーシン門下。もちろん彼らより前の世代の指揮者ですが、いかにも劇場たたき上げらしく、「作品に語らせる」のが実に巧いこと!しかもマリインスキー劇場のオケは、若き日にフェドトフが団員として活躍していた古巣。そうせいか演奏に欠ける意気込みも並ではありません。スペクタクルな面白さを十分に楽しませながら、オーボエ・ソロで有名な「情景」など、腹の底から絞り出す悲哀!民族舞曲系の曲は、リズムがバレエのステップと共に踏みしめるように入念に打ち込まれるのも特徴的です。録音も抜群!「白鳥の湖」全曲のCDで、長く味わえる演奏をお探しの方にうってつけ!  【湧々堂】
CR-043(2CD)
グラズノフ:バレエ音楽「ライモンダ」(全曲) ヴィクトル・フェドトフ(指)マリーンスキー劇場SO
デジタル録音
録音年が明記されていませんが、ほとんど同音質なので、チャイコフスキーと同時期のデジタル録音と思われます。「ライモンダ」の全曲録音自体が貴重ですが、上の「白鳥の湖」同様、土臭さもふんだんに盛り込みながら、各情景を聴き手に喚起させる手腕が流石!  【湧々堂】
CR-044
スクリャービン国際コンクール入賞者の演奏集
スクリャービン
:@前奏曲OP.11-2.3.6、A詩曲Op69-1、B3つの小品Op.52、C6つの前奏曲Op.13、Dピアノ・ソナタ第10番、Eピアノ・ソナタ第9番、FワルツOp.38、GマズルカOp.25-3、Hピアノ協奏曲
アンドレイ・コロベイニコフ(第1位、H)、
スタニスラフ・ヘガイ(第2位、EFG)、
ガリーナ・チストリャコワ(第3位、D)、
アレクサンダー・クリコフ(第4位、C)、
佐藤友美(第5位、@)、
マイア・ドゥブロフキナ(第6位、AB)、
アレクサンドル・ジーヴァ(指)モスクワSO
2004年の第3回スクリャービン国際コンクール入賞者の演奏集。第5位の佐藤は1979年生まれ、東京芸大出身。
CR-046
ショパン:ピアノ協奏曲第1番、第2番 アンナ・マリコワ(P)、
ユリアン・コバチェフ(指)トリノPO
CR-047
ショパン:練習曲集Op10/Op25、3つの練習曲(遺作) アンナ・マリコワ(P)
Op.10の勇猛な突入にまずビックリ!ミュンヘン・コンクール優勝時の内省的な雰囲気濃厚のイメージからは想像もできない逞しい打鍵で、見事な粒立ちで駆け抜けます。1小節ごとに細切れにならず繊細で大きなレガートを築く第2曲も、この曲演奏の理想を行く名演奏。最後の下降半音階が地面に水が染みこむ様に消沈する様も見事!第4曲はことさら急速なテンポを採用していないにもかかわらず、まっしぐらのスピード感を表出。5小節目の左手の8分音符も一切もたつき無し!無窮動的な曲調に込めたショパンの激情を余すところなく再現しつくしています。ピアノに対して暴力的に対するのではなく自分と対等の位置において、ピアノが自発的に鳴り響くように仕向けているような距離感がまた絶妙で、そのことは続く「黒鍵」でも痛感させられます。ピアノが心地よさげに音を発しているのです。細かい3連音の粒たちを明確にする部分と、ぼかす箇所の使い分けも絶妙。第6番は超名演!この曲の陰鬱な雰囲気を十分に湛えながら、ただ泣くのではなく、作品の深層に迫る意思の強さを感じ、中間部の不安定な調性感と共に絶妙にタッチの色彩を変え、最後の一音、長調に転じる和音の余韻の美しさに絶句!目まぐるしく続く転調と呼吸を一体化させるのが至難のOp25-1「エオリアン・ハープ」も、その点万全な上に、ヴェールを風になびかせるようなニュアンスがたまりません。第24番の左右の声部のバランスの絶妙さから来るうねりの美しさは、マリコワの打鍵力と精神力のバランスの素晴らしさを象徴するもの。各曲の持ち味をあるべき姿のまま再現した名演奏として広く聴かれて欲しいものです。録音年は明記されていませんが、ピアノとマイクとの距離感も良好なデジタル録音です。  【湧々堂】
CR-048
ショパン:24の前奏曲、前奏曲Op45、
前奏曲(遺作)、即興曲(全4曲)
アンナ・マリコワ(P)
「前奏曲集」は最初の2〜3曲聴いただけで、歴代の名演と堂々肩を並べるべき名演であることを確信!テクニックに全く隙がないことはもちろん、全曲どれを取ってもニュアンスが完熟。第3曲の急速なアルペジョを一息で美しい弧として描ききる美しさは、練習曲集でも垣間見られた魅力ですが、ここでもその本領を発揮。第4曲では長い音価での呼吸、ニュアンスの持久力を発揮。有名な第7曲は、全てのフレーズ結尾に並ぶ同じ音3つの音に繊細なニュアンスを通わせているのが印象的。でいますが第12曲の拍節感と呼吸の膨らみの一体感、第16曲はマリコワが持ちうる最大の強打鍵を投入。第17曲の厚みを十分に湛えたハーモニーの格調の高さ、そして壮絶なうねりに激情を孕ませつつ、フォルムの美しさを保持した終曲の芸術性!
「即興曲集」
はオマケと思ったら大間違い!全4曲共に質の高い演奏は決して少なくないですが、この素晴らしさは別格!とりあえず最も有名な「幻想即興曲」だけでも聴いてみて下さい。「鮮やかなテクニック」とはまさにこの事!と叫ばずにいられない音楽的な説得力を兼ね備えたヴィルトゥオジティが高潔なタッチで淀みなくうねり、芸術的な高みを感じさせる妙技を披露しているのです。何度聴いても信じ難い名演奏です!第1番上品な滑り出しが艶やかに発展し、中間部で急に別世界へ誘う自然な牽引力も真の芸術家の証し。マリコワのピアニズムを現すキーワードの一つは「エレガンス」。それを深く感じさせる第3番も必聴。  【湧々堂】
CR-049
ソレール:ソナタ集(全19曲) アンナ・マリコワ(P)
CR-050
シューベルト:ピアノ・ソナタ第13番、第21番 アンナ・マリコワ(P)
CR-051
リスト:シューベールトの歌曲編曲集
さすらい人、水車屋と小川、影法師、
糸を紡ぐグレートヒェン、水に寄せて歌う、アトラス、
愛の便り、憩いの場
アンナ・マリコワ(P)
CR-052
ムソルグスキー:展覧会の絵、
ショパン
:バラード第3番、バラード第4番、
 夜想曲Op48-1
ヴァレンティーナ・イゴーシナ(P)
オボーリン、マリーンに学び、モスクワ音楽院の期待の星と賞賛されたピアニスト、ラリサ・デドーワに師事したイゴーシナは、1993年のルービンシュタイン国際コンクール第1位、1997年のラフマニノフ国際コンクール第1位などの受賞歴を持つ女流ピアニスト。表現の幅が広い一方でダイナミズムの統制力が見事な構築につながり、作品の持ち味を聴き手にじっくり堪能させることができる稀有なピアニストです。特に「展覧会の絵」は一貫した緊張感の中で各曲のニュアンスをつぶさに再現。後半の高揚にも気品と威厳が溢れ、力で押しまくのとも根源的なスタミナ不足とも無縁の驚異的なバランス感覚を見せ付けます! 【湧々堂】
CR-053
ショパン:マズルカOp30(4曲)、ワルツOp42、
バラード第1番、バラード第4番、夜想曲Op48-1、
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ
アンナ・マリコワ(P)
マズルカOp30-3で、長調と短調の交互を強調しながら、ニュアンスが臭くならないのが何とも不思議。全マズルカ中の最高傑作ともいわれるOp3-4、自分を必要以上に引き立てようとするそぶりを見せないマリコワのピアニズムに掛かると、そのニュアンスの深さ豊かさ、ショパンの天才性を本当に痛感できます。冒頭主題の低音部の跳躍に込めた深い呟き!
バラード第1番
の導入がフィテではなくメゾ・フォルテで開始し、物々しさを回避しているのもいかにもマリコワ的。第2主題への滑り込みも実に自然で気品に満ち、次第に高揚する中で色彩に輝きを与える手腕も見事。この部分でただ音量を増しているだけにすぐないピアニストがいかに多いことか思い知らされます。しかしこの演奏の核心はコーダ!ようやくここへ来て熱狂ののめり込みと強靭な打鍵を投入し、圧倒的な手応えのうちに締めくくります。
第4番
は更なる名演!「バラ4」ファンは必聴です。最初の長調の可憐な序奏とその後の短調の第1主題が、共に同質の翳りを帯びているのにまず驚かされます!第1主題が変貌しながら発展を遂げる最中の緊張感と精神的な深み、第2主題の瞑想感も完璧なバランスで立ち昇りの何と感動的なこと!「アンダンテ・スピアナート〜」はポロネーズの中間主題以降の主張の強さにご注目を!
※マリコワのショパンは「協奏曲集」もCR046で同時発売。 【湧々堂】
CR-054
プロコフィエフ:「ロメオとジュリエット」〜10曲、
 風刺、束の間の幻影
アンナ・マリコワ(P)
※デジタル録音
CR-056
ショスタコーヴィチ:24の前奏曲、
 3つの幻想的舞曲、人形の踊り
アンナ・マリコワ(P)
※デジタル録音
CR-058
ベートーヴェン:アンダンテ・ファヴォリ、幻想曲Op77、
ピアノ・ソナタ第26番「告別」、第31番
ヴィクトル・ブーニン(P)
ーニンは、フェインベルク門下のロシアの重鎮。
CR-059
ラフマニノフ:サロン小品集、楽興の時 ミハイル・ヴォスクレセンスキー(P)
録音:1984年デジタル録音
CR-060
H・ネイガウスの芸術 Vol.2(スクリャービン作品集)
3つの小品〜アルバムの綴り、詩曲「炎に向かって」、
24の前奏曲Op11-2.4.5.8.9.10.11.12、
6つの前奏曲op13、左手のための2つの小品op.9、
幻想曲Op.28、前奏曲Op.31-1.2、前奏曲Op57-1.2、
前奏曲Op.63-1.2、ピアノ・ソナタ第9番、第10番
ゲンリヒ・ネイガウス(P)
※モノラル録音

CR-061
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ「ハンマークラヴィア」、
モーツァルト:ロンド イ短調K.511、アダージョ ロ短調K.540
ミハイル・ヴォスクレセンスキー(P)
録音:2005年モスクワ音楽院大ホール(デジタル)
ヴォスクレセンスキーはオボーリンの弟子ですが、その師がモスクワ音楽院ホールで最後に演奏したのが、まさにこの「ハンマークラヴィア」でした。同じモスクワ音楽院で行なわれたこの録音は、師へのオマージュとしての意味合いもあるのかもしれませんが、演奏そのものも、予想以上に内省に向かったスタイルを貫いているのが特徴的です。第1楽章冒頭の、一点一画をも曖昧にしない実直さと重厚さに満ちたタッチが風格美を誇示しますが、ほとんどテンポを動かすことなく、バッハを奏でるかような折り目正しいフォルムの中で内面を真摯に見つめいる姿勢が印象的で、輝かしい打鍵のパワーが前面に出ることを戒めている統制力も、音楽を一層深く重みのあるものにしています。第2楽章のリズムも軽はずみな跳躍を避け、あくまでも内面志向。第3楽章はまさに「祈り」の音楽。特に長調に転じる場面では、暗いセンチメンタリズムから淡い希望の光がサッと差し込むようなニュアンスが忘れられません。終楽章で遂に刃金のような強靭タッチが大全開!フーガの各声部が壮絶な緊張感を伴って大きく発展し続け、低音部を混濁させずに響かせきるピアニズムは、ヴォスクレセンスキーの真骨頂。そして、最後の和音は、もうこれ以上考えられないほどの確信に満ちた強固な一撃で締めくくられるのです! 【湧々堂】 
CR-062
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番、楽興の時Op16-4、
幻想的小品集Op.3、前奏曲Op23-1.2.6.7、Op.32-5.12、
絵画的練習曲Op33-2、Op39-5
ポーリナ・フェドトヴァ(P)
フェドトヴァは、指揮者ヴィクトル・フェドトフの娘。マリーニン、カステルスキーの門下。現在はモスクワ音楽院で後進の指導にあたっています。 【湧々堂】
CR-063
カバレフスキー:24の前奏曲、ピアノ・ソナタ第3番 ヴァシリー・シチェルバコフ(P)
シチェルバコフはモスクワ音楽院出品のピアニスト、教育者。第3ソナタはあのホロヴィッツも録音しており、前奏曲集は先人の例に漏れずバッハ、ショパンの様式を意識した作品。共にカバレフスキー作品のキーワードである「大衆性」が色濃く反映しています。深刻の楽想はほとんどなく、わかりやすいことこの上なし!前奏曲集第11曲など、「山口さんちのツトムくん」風。ソナタは、終楽章のギャロップがカバレフスキーの真骨頂! 【湧々堂】
CR-064
スヴィリドフ:ピアノ三重奏曲 イ短調、
ショスタコーヴィチ
:ピアノ三重奏曲第2番
ダール・トリオ[ドミトリー・クリモフ(P)、アレクサンダー・カラシュコフ(Vn)、ルスマム・コマチュコフ(Vc)]

デジタル録音
ダール・トリオは、2000年にモスクワ音楽院出身の3人によって創設されました。

CR-065(3CD)
バッハ:平均律クラヴィア曲集(全2巻) サミュエル・フェインベルグ(P)
録音:1958-1961年
VeneziaレーベルではBWV.662を加えて4CDで発売されていましたが、ここではBWV.662を外して3枚組に集約。音質は元々優れていますが、Vezitia盤よりもさらに音の線が明確に聞こえます。フェインベルクは、ロシアで初めて同曲を録音したピアニスト。単にロマンティックと言うより、ピアノの機能を最大に生かして、タッチに繊細な変化を交えながら緻密に幻想の空間を広げていく独特のバッハ感を見事に伝えてくれます。第1曲の強弱の微妙な変化は、生命の誕生のように神秘的。この瑞々しいフレージングが全体に漂い、決して大上段に構えた窮屈さはありません。あくまでも空気のように、必要不可欠な存在としての音楽が脈々と流れるのです。アルペジョ一つ取っても、とてつもなく懐が深いこと!バッハをピアノで弾くということの意味を音楽的な味わいと共に思い知らせれる演奏はないのではないでしょうか? 【湧々堂】

CR-068
グバイドゥリーナ:シャコンヌ、
リスト
:スケルツォと行進曲、ポロネーズ第2番、
ショパン
:練習曲集Op.10、
リーシャル・ドゥビュニオン:官能の踊り、葬送の踊り
ルステム・クドヤロフ(P)
クドヤロフはあの奇才ニコライ・ペトロフ門下。1996年、ホセ・イトゥルビ国際コンクールで優勝以降、様々なコンクールで上位入賞を果たし、1991年からはモスクワ音楽院で後進の指導にもあたっています。この録音を聴くと、師の持つ圧倒的ダイナミズムの奥義を受け継ぐとともに、音楽を不必要に深刻なものにせずに、伸びやかに歌わせるセ筋の良さを感じずはいられません。まず1曲目のグバイドゥリーナから腰を抜かします!冒頭の脳天直下の強烈連打音の約8分間精神的にも肉体的にも持久力を酷使する難曲ですが、その起承転結の見事さと、敢然と試練に立ち向かうような闘志が漲ります。ショパンも、全24曲でないのが実に残念なほど見事。1曲目から異様なスケール感が只ならぬものを予感させます。光彩を放つ右手と、不思議な柔和さ見せる左手のパートのコントラストが独特の色彩を生んでいます。第4曲のスピード感にはもちろん破綻なし。第6曲は暗さに沈殿せず、希望の光を絶やさないのが聴き手にほんのりとした安らぎを与えてくれます。心の深部から発し続けるアゴーギクにもご注目を。有名な「革命」は、技巧的には左手に焦点を当てた作品ですが、その怒涛のアルペジョの中でアクセントと強弱の配分を的確に盛り込み、それによって、単に力任せで圧倒するだけでは表出されない屈折する心情を余すところなく再現。録音を極めて優秀です。 【湧々堂】 
CR-070
メトネル:歌曲集
12のゲーテ歌曲Op.15-1.4.5.7.9、
6つのゲーテの詩Op.18-1.2.4.9、
7つのプーシキンの詩Op.29-2.3.5、
6つのプーシキンの詩Op.29-1.2.3.5、他
アーナ・ペレグリネスキ(Ms)、
ドミトリ・クリモフ(P)

デジタル録音
ペレグリネスキは1977年、ボローニャ音楽院を卒業後、シュワルツコップやデルモータのマスタークラスに参加。卒業と同時にボローニャ歌劇場の永久メーンバーになりました。
CR-071
テレマン:組曲イ長調、
バッハ:無伴奏チェロ組曲第2番、
レーガー:無伴奏チェロ組曲ニ短調、
ヒンデミット:無伴奏チェロ・ソナタ、
ヒンデミット
:チェロ・ソナタ Op.25-3
ミハイル・ウトキン(Vc)
録音:1998年
ウトキンは1952年ウクライナ生まれ。モスクワ中央音楽院ではS・カリアノフのクラスに入り、ロストロポーヴィチの助手も務めました。1974年からは、モスクワ・ピアノ三重奏団のメンバーとしても活動。「ロシア人民芸術家」の称号の持ち主。 【湧々堂】
CR-072(2CD)
ミンクス:バレエ音楽「ドン・キホーテ」(全曲)、
グラズノフ:演奏会用ワルツ第1番、第2番
ヴィクトル・フェドトフ(指)リインスキー劇場O
※デジタル録音
ミンクスは、バレエ上演時のライヴ録音。フェドトフはバレエのエキスパートだけあって、間合いのセンスが抜群!聴き手の意識を舞台そのものに自然に向けるしなやかな牽引力が魅力です。グラズノフのワルツ(こちらはスタジオ録音)がカップリングされているのも嬉しいかぎりで、これがまた絶品!アンセルメの洗練美とも、スヴェトラーノフの逞しさとも違う、人肌の温もりを感じさせるニュアンスが心に染み、特に第1番の後半に顕著なように愛娘に語りかけるようなチャーミングな風情は印象的です。 【湧々堂】
CR-074
シューベルト:即興曲op.90、Op.142-1,2、
楽興の時第2番〜第5番、15のワルツ(ゴルノスタエワ編纂)、
12のレントラー(ゴルノスタエワ編纂)
ヴェラ・ゴルノスタエワ(P)
ロシアの音楽事情を記した著述や、多くの弟子を世に送り出したことでも知られるゴルノスタエワのシューベルト。
CR-075
S・フェインベルグ:ピアノ協奏曲第3番、
 4つの前奏曲Op.8、ピアノ・ソナタ第6番
ヴィクトル・ブーニン(P)、
ゲンナジ・チェルカーソフ(指)モスクワRSO
ステレオ録音
CR-076
サミュエル・フェインベルグの芸術Vol.2
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第4番、第11番、第30番
サミュエル・フェインベルグ(P)
録音:1950年代ー60年代初頭
Vol.1(バッハの「平均律」)に続く第2弾。録音年の記載がありませんが、かつてトリトーンから出ていたCDと収録曲が全く同じなので、それと同一音源と思われます(1961年、1960年、1953年)。ユージナ、グリンベルグ、リヒテルと、それぞれが比類なきベートーヴェンの世界を繰り広げていますが、フェインベルグのベートーヴェンも神々しさの極地を行く超名演奏!リヒテルの演奏は人を安易に寄せ付けない厳格な宇宙を形成していますが、フェインベルクの場合はそれよりも聴き手に積極的に食い入ろうとする独特のオーラを感じさせます。ピアノを弾いているという印象さえ与えず、ピアノ自体が自発的に音を発するように仕向け奥義はここでも健在。ロシア的なピアニズムという概念を超えた普遍的な芸術がここにあります。まず「第4番」が絶品!演奏頻度の低い作品ですが、この荘厳なスケール感を持って展開される演奏に瀬すると、中期、後期の作品と堂々と肩を並べるべき傑作であることを再認識させられます。第1楽章展開部で拭くあく音楽が沈む込みながらも音の粒が決してつぶれることのない見事な統制力!全体を通じて言えることですが、とにかく発言していないタッチが一つも存在しないという事実にも驚かされます。厳かな儀式を思わせる第2楽章も高潔を極め、2:02からの左手のハッとさせる存在感とその上声部の神ががり的なフレージングの伸縮性にはもう鳥肌!第3楽章の求心力の高いリズムの躍動も鮮烈。いかにも「歌っています」という現象を示すのではなく、抑えがたい表現力が飽和した結果がフレーズのうねりとして迫るのです!中間部のぢラマチックナ音像の浮き沈みにもご注目下さい。「第11番」もタッチの粒立ちが驚異的な素晴らしさ!潤滑油全開のタッチの滑らかさが機械的に響かないばかりか、ここでも素朴な人間味を超越した神々しさが眩いばかりです。第3楽章はフェインベルグ特有のクレッシェンドの妙がたっぷり堪能できます。単に音が大きくなるのではなく、重量感もタッチの色の濃さも全ていっぺんに増幅させるマジックは比類なし。それに比べ、さすがに「第30番」は抑制が効いていますが、峻厳なニュアンスはここでも横溢。第2楽章は他の演奏が全て子供のように思えるほど、異様な緊迫感。終楽章において、各変奏の継ぎ目を全く意識させない緊密な連動力を見せる点にも要注目。この復刻も「平均律」同様、非常良好。  【湧々堂】
CR-077
チャイコフスキー:懐かしい土地の思い出、
憂鬱なセレナード、ワルツ・スケルツォ、
「ロメオとジュリエット」(A・イサコワ編)、
「くるみ割り人形」から3曲(A・イサコワ編)、
夜の鐘(A・イソコワ編)
マキシム・フェドトフ(Vn)、
リーナ・ペトロワ(P)
※デジタル録音
「ロシアのパガニーニ」とまで称されるフェドトフの最新盤。NAXOSからブルッフの協奏曲の録音が出ています。
CR-078
ヴァイオリン名曲をチェロで
バッハ:管弦楽組曲第3番〜アリア(*)、無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番〜シャコンヌ
パガニーニ:ロッシーニの主題による一弦のための変奏曲(オペラ「エジプトのモーゼ」の主題による変奏曲)(*)
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン(+)
ブラームス:F・A・E・ソナタ〜スケルツォハ短調(*)
バッハ:ヴァイオリン・ソナタ第4番〜シチリアーノ(*)
ルスタム・コマチコフ(Vc)、
ナターリャ・アルダシェワ(P)*、
イリーナ・クリコワ(P)+
録音:国立テレビ&ラジオ放送会社「文化」、第1および第5スタジオ

CR-079
ショパン:ワルツOp64-2、ポロネーズ第1番、舟歌、
ポロネーズ第14番嬰ト短調、夜想曲op.15-2/Op9-2、
バラード第3番、マズルカOp.33/Op.67-4/Op.56-2、
夜想曲Op.55-1、バラード第4番、タランテラOp.43
ジナイダ・イグナツェワ(P)
録音:2005年10月28日ライヴ(デジタル)
イグナツェワはフェインベルク門下で、師の演奏芸術を今に伝える貴重なピアニストの一人。22歳の時にショパン・コンクールに入賞。ルービンシュタインをはじめとする審査員からも高く評価されました。現在はモスクワ音楽院教授。このCDはショパン・ファン必聴です!最初のワルツOp.64-2はアゴーギクがかなり濃厚ですが、決して呼吸が間延びせず、官能的な雰囲気さえ漂わせながら気品溢れるタッチを紡ぎ出していて、さっそく虜になること必至。
続く「ポロネーズ第1番」がこれまた説得力絶大!この曲の筆頭名演に挙げたい逸品です。なんと確信に満ちた造形力、打鍵の強靭さ!中間部は打って変わってエレガンスの極み。符点リズムに通わせる香気が独特の芳しさを放ちます。夜想曲では、打鍵の一定の重量感を終始保持することにより築かれる不動の安定感、スケール感が(指)のピアニズムを髣髴とさせ、リラクゼーション的な演奏とは一線を画します。
あまりにも有名なOp.9-2。この曲がこんなに懐の深い作品だったとは!会場の一音も聞き漏らすまいという空気もひしひしと伝わるほどです。
舟歌
2つのバラードはもう圧巻!何のためらいもなく「女フェンイベルグ」と呼ばずにはいられないこのスケール感とパッションの凝縮力!言葉になりません。  【湧々堂】
CR-080
フランソワ・ボルヌ(ペトロフ編):カルメン幻想曲、
ドビュッシー
:クラリネットのための第1狂詩曲、
サン・サーンス:クラリネット・ソナタ、
A・イリンスキー
:蝶々、
ラヴェル
(ペトロフ編):亡き王女のためのパヴァーヌ、
A・ローゼンブラット:カルメン幻想曲
エフゲニ・ペトロフ(Cl)、
タチアナ・タラセヴィッチ(P)
※デジタル録音
ペトロフは、モスクワ音楽院のウラディミール・ソコロフのクラス出身。1991年以来、モスクワ国立アカデミーPOのソリストを務めています。モスクワ音楽院の木管部の主任教授。 【湧々堂】
CR-081
ラヴェル:ソナティネ。
亡き王女のためのパヴァーヌ、
古風なメヌエット、水の戯れ、鏡
イ・ヘギョン(P)
CR-082
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第10番ハ長調K.330
ピアノ・ソナタ第13番変ロ長調K.333
ピアノ・ソナタ第17番ニ長調K.576
イ・ヘギョン(P)
CR-083
ゲンリフ・ネイガウスの芸術Vol.3
ショパン:練習曲ヘ短調Op.posth.-1/
Op.posth.-2/Op.posth.-3
子守歌Op.57、
マズルカOp.6-4/Op.41-1/Op.41-2/
Op.50-3/Op.56-1/Op.56-3/Op.59-1/
Op.59-2・Op.63-2/Op.63-3
夜想曲Op.27-1/Op.32-1、
マズルカヘ短調Op.68-4、
夜想曲Op.55-1/Op.55-2/Op.62-2/
Op.9-3/Op.15-2、ワルツ変イ長調Op.42
ゲンリフ・ネイガウス(P)
CR-084
ゲンリフ・ネイガウスの芸術Vol.4
ショパン:幻想ポロネーズ*、幻想曲、
ピアノ・ソナタ第2番、ピアノ・ソナタ第3番
ゲンリフ・ネイガウス(P)
録音:1958年*、1949年
CR-086
シューマン:幻想的小品集Op.12、
クライスレリアーナ
イ・ヘギョン(P)
CR-088
サムエル・フェインベルクの芸術Vol.3
バッハ:オルガン・ソナタハ長調BWV529〜ラルゴ(フェインベルク編)
トッカータニ長調BWV912
半音階的幻想曲とフーガBWV903
コラール幻想曲(フェインベルク編)
いと高きにある神にのみ栄光あれBWV662
ただ神の摂理に任す者BWV647
いと高きにある神にのみ栄光あれBWV663
同BWV711
前奏曲とフーガホ短調BWV548(フェインベルク編)
イタリア風アリアと変奏曲BWV989
幻想曲とフーガイ短調BWV904
サムエル・フェインベルク(P)
CR-089(2CD)
スクリャービン:ピアノ・ソナタ第3番
5つの前奏曲Op.15〜Nos.1,2,4,5
5つの前奏曲Op.16
7つの前奏曲Op.17〜Nos.1-3,5-7
4つの前奏曲Op.11、2つの前奏曲Op.27、
4つの前奏曲Op.31、4つの前奏曲Op.33、
3つの前奏曲Op.25、4つの前奏曲Op.37、
4つの前奏曲Op.39、4つの前奏曲Op.48、
3つの前奏曲Op.49、2つの前奏曲Op.67、
炎に向かって
ワレーリー・カステルスキー(P)
CR-091
ピアノの三世紀
A・マルチェッロ(バッハ編):アダージョ、モーツァルト:幻想曲ニ短調K.397、ショスタコーヴィチ:格言集Op.13、ショパン:子守歌Op.57、シューマン:トッカータOp.7、ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」
ワシーリー・シチェルバコフ(P)
CR-092
シューマン:クライスレリアーナOp.16、
幻想曲ハ長調Op.17
ミハイル・ヴォスクレセンスキー(P)
録音:2003年5月14、16日、モスクワ音楽院大ホール
CR-093
ラフマニノフ:絵画的練習曲集Op.39、
楽興の時Op.16
アンナ・シェレスト(P)
CR-095
ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」、
バルトーク
:ハンガリー農民の15の歌、
プロコフィエフ
:ピアノ・ソナタ第7番
アレクサンドル・ムンドヤンツ(P)
CR-096
D・スカルラッティ:ソナタト長調K.124L.232/
ト短調K.476L.340/ト長調K.470L.304/
ロ短調K.87L.33/ト長調K.125L.487、
ベートーヴェン:エロイカ変奏曲、
シューマン:6つの間奏曲Op.4、
リスト:メフィスト・ワルツ
ニキータ・ムンドヤンツ(P)
CR-097
ミハイル・ウトキン(1952-):チェロのための編曲集

[チェロと弦楽合奏のための編曲]
(*)
バッハ:アリア(管弦楽組曲第3番から)
ハイドン:セレナード(弦楽四重奏曲Op.17から)
パラディス:シチリアーナ変ホ長調
ヴァレンティーニ:メヌエットト長調
サンマルティーニ:アリオーソ(ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタから)
ラモー:タンブーラン(コンセール第3番から)
マスネ:悲歌
F・クープラン:トランペット(組曲ニ長調から)
サン=サーンス:白鳥(「動物の謝肉祭」から)
ドヴォルザーク:ユモレスクOp.101-7
シューマン:トロイメライOp.15-7
 
[チェロとピアノのための編曲](+)
シューマン:子供のためのアルバムOp.68〜無題/勇敢な騎手/無題/収穫の歌
チャイコフスキー:子供のアルバムOp.39〜木製の兵隊の行進/ワルツ/イタリアの歌/楽しい夢/バーバ=ヤーガ
カレン・ハチャトゥリアン:バレエ「チポリーノ」〜かぼちゃの踊り/花のワルツ/メヌエット/ギャロップ

[クラリネット、チェロとピアノのための編曲](+/#)
ドビュッシー:アンダンテ・エスプレッシヴォ(ピアノ三重奏曲ト長調から)、スケルツォ−インテルメッツォ(ピアノ三重奏曲ト長調から)、吟遊詩人(前奏曲集第1巻から)、ゴリウォッグのケークウォーク
ミハイル・ウトキン(Vc)、
アンドレイ・イストミン(指)カンテリーナCO*、
マリーナ・ゴロホリンスカヤ(P)+、
ワレーリー・ゴロホリンスキー(Cl)#
録音:2002-2007年、ライヴ
CR-098
ブラームス:8つのピアノ小品Op.76、ピアノ・ソナタ第2番 エリザヴェータ・ブルーミナ(P)

このページのトップへ


このサイト内の湧々堂オリジナル・コメントは、営利・非営利の目的の有無に関わらず、
これを複写・複製・転載・改変・引用等、一切の二次使用を固く禁じます
万一、これと類似するものを他でお見かけになりましたら、メール
でお知らせ頂ければ幸いです。




Copyright (C) 2004 WAKUWAKUDO All Rights Reserved.