湧々堂HOME 新譜速報 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック 廉価盤 シリーズ
旧譜カタログ チャイ5 殿堂入り 交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック



ALTARA
(イギリス)



アルタラは、ピアニスト、ぺーテル・ヤブロンスキーとその弟パトリックが立ち上げた英国のレーベル。クラシック音楽の広大なレパートリーを演奏・録音・普及することを通じて、クラシック音楽の最新のプラットフォームとなることをレーベルの使命に掲げています。
【レーベルの柱となる3つのシリーズ】
・altara classic…現在活躍中のアーティストと未来の大器の録音
・altara archive(品番結尾A)…ポーランド放送提供音源による、往年の偉大な演奏家の歴史的録音
・altara inlife…クラシックをより幅広く身近にというコンセプトのコンピレーション


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品番 内容 演奏者
ISCD-2(2CD)
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ全集 マッツ・ランディン(Vc)
ハンス・ポールソン(P)

録音:2002年
優秀録音BIS でもおなじみのふたりによる演奏。チェロのゆったり伸びやかな音色が魅力のベートーヴェンです。 (Ki)

ALT-1001
ストラヴィンスキー:春の祭典、
マルタン
:序曲とフォクストロット、
オネゲル
:パルティータ
ぺーテル&パトリック・ヤブロンスキー(ピアノ・デュオ)

録音:2001年1月3−5日サフォーク、ポットン・ホール
2 台ピアノ版「春の祭典」は、オケに引けをとらないダイナミクスと華麗なる響きで、作品の持つナマの力の凄さをまざまざと実感させます。ほかにジャズの語法を取り入れたマルタン。東洋風のやや滑稽な旋律が印象的なオネゲルは世界初録音。優秀録音です。 (Ki)
ALT-1004
ヤブロンスキー兄弟と仲間たち
チャイコフスキー:「くるみ割り人形」(2台ピアノ版編曲)*#〜こんぺいとうの踊り / アラビアの踊り / 中国の踊り、
リスト:ハンガリー狂詩曲第11番*、
ラフマニノフ
:ヴォカリーズ、
 組曲第1番Op.5〜第3楽章「涙」*#、
グリーグ
:抒情小曲集*〜恋の曲 / ワルツ / メランコリー / ハリング / あなたのそばに、
フォーレ:3つの歌曲#(愛の歌 / 墓地で / わたしたちの愛)、ドビュッシー:アラベスク第1番#、
コンスタンチン・ヴィレンスキー
(b.1949):ウクライナの遊び#、
フォーレ
:夢のあとに(Vc & P編曲版)、
リチャード・ロドニー・ベネット
:4つの小品組曲〜フィナーレ*#
ぺーテル・ヤブロンスキー(P)*、
パトリック・ヤブロンスキー(P)#、
ケルスティン・アヴェモ(S)#、
マッツ・ランディン(Vc)、スタファン・シェイヤ(P)
altara inlifeシリーズ。ヤブロンスキー兄弟デュオによる演奏をメインに、彼の仲間たちが奏でるユニークなコンピレーション。なかでもペーテルが弾く、DECCAのスタジオ盤(96年)も評価の高かったグリーグ。思いがけない聴きものです。  (Ki)

ALT-1005A
ミケランジェリ・リサイタル1995
D.スカルラッティ:ソナタ集 (ハ短調Kk.11 / ニ短調Kk.9 / イ長調Kk.322 / ロ短調Kk.27)、
ベートーヴェン
:ピアノ・ソナタ第3番、
ショパン:ワルツ第14番、
シューマン
:ウィーンの謝肉祭の道化、
ドビュッシー:ラモーを讃えて、
モンポウ
:歌と踊り第1番
アルトゥール・ベネデッティ・ミケランジェリ(P)

録音:1955年2月ワルシャワ、ナショナル・フィルハーモニック・ホール(ライヴ)
ポーランド放送協会アーカイヴシリーズ。今から半世紀前に行われたライヴ。思いのほか音の状態も良好で、この稀有なピアニストの個性的な芸風を堪能できるものとなっています。 (Ki)

ALT-1006A
ブラームス:交響曲第1番、第3番 ヴィトルト・ロヴィツキ(指)ワルシャワPO

録音:1961年、1962年(第3番、第4番)ステレオ
ポーランド放送協会アーカイヴシリーズ。かつてMUZA で出ていたものと同一ですが。音質もリフレッシュ。しかもデッカを思わす迫力のオンマイクの大ステレオ。かつてポーランド3 羽烏(ロヴィツキ, ヴィスロツキ, クレンツ)と言われた巨匠ロヴィツキの直球ストートの棒さばきが絶妙。ドイツ流儀とは一味違う剛毅さがあります。
ALT-1007A
シューマン:ピアノ協奏曲、
バッハ/ブゾーニ編
:シャコンヌ ニ短調、
ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲
アルトゥーロ・ベネデッティ=ミケランジェリ(P)、
ヴィトルド・ロヴィツキ(指)ワルシャワPO

録音:1955年3月ワルシャワ、ナショナル・フィルハーモニック・ホール(モノラル・ライヴ)
スカルラッティ、シューマンほか(ALT.1005)に続く、ミケランジェリ、ワルシャワ・ライヴ第2 弾。ミケランジェリが重態説の渦中にあった1955 年。ショパン・コンクールのためにワルシャワを訪れた際に行った一連のライヴ。例によって、十八番の独奏曲に加えて注目はロヴィツキとのシューマン。個性派として知られるふたりのやりとりがなんともスリリング!すべて過去に他からも出たことがあるものですが、ポイントはポーランド放送協会アーカイヴの蔵出しのため格段に音の状態がよいこと!伝説のピアニストの秘密を紐解くにうってつけの一枚。 (Ki)
ALT-1008
ブラームス:チェロ・ソナタ第1番ニ長調Op.78(パウル・クレンゲルによるヴァイオリン・ソナタからの編曲)、第2番 マッツ・ランディン(Vc)
ハンス・ポールソン(P)

ステレオ録音
スウェーデンを代表する器楽奏者ふたりによるブラームス。太い音色で朗朗と歌うランディンのチェロは、ロストロポーヴィチに師事したことを感じさせるもの。大きな魅力です。 (Ki)
ALT-1009A
ブラームス:交響曲第2番、第4番* ヴィトルト・ロヴィツキ(指)ワルシャワPO

録音:1962年、1960年*
ALT-1010
バーバラ・ヘンドリックス・イン・スウェーデン
ブラームス:なにゆえに光が悩み苦しむ人に与えられたのかOp.74-1,
 おお救世主よ天を開け Op.74-2、
バーバー
:アニュス・デイ、
カールステット:晩の詩篇,愛の歌、
アルヴェーン
:空の星のようにとても澄んで,
 リム、リム、リマ、
黒人霊歌:遅すぎた,誰も知らない,
 死んでる暇もない,誰かが扉をたたいている,
 頑張ろう!
 おまえはそこにいたか?ほか全16曲
バーバラ・ヘンドリックス(S)、
グスタフ・シェークヴィスト室内ch

録音:2005年9月ストックホルム
スウェーデンの合唱団、グスタフ・シェークヴィスト室内合唱団の10 周年記念アルバムに、なんと米国の名ソプラノ、バーバラ・ヘンドリックスが参加しています。ブラームス、バーバー、カールステット、アルヴェーン、そして黒人霊歌と、非常に多彩な内容になっています。精緻なスウェーデンの合唱と、ヘンドリックスの細やかな歌が、素晴らしい融和を見せています。  (Ki)
ALT-1011
モーツァルト:弦楽五重奏曲第3番、
ブラームス
:弦楽五重奏曲第2番
ズッカーマン・チェンバー・プレイヤーズ[ピンカス・ズッカーマン、ジェシカ・リンネバッハ(Vn)、ジェスロ・マークス、アスハン・ピライ(Va)、アマンダ・フォーサイス(Vc)]

録音:2005年7月25−26日、ニューヨーク州立大学パーチェス・カレッジ音楽院、演奏芸術センター、リサイタル・ホール
ピアノのヤブロンスキーを中心に演奏家の輪が大きく拡がるアルタラ・レーベル。今度は大ヴェテラン、ズッカーマンと若手の奏者たちとによる室内楽アルバムが登場します。同じ調性で書かれ「ジュピター」を感じさせるモーツァルトと、イタリア旅行後の明るさに彩られたブラームス。50 代後半を迎えたズッカーマン持ち前の美音とテクニックはいまも健在。弟子のリンネバッハ、気鋭のヴィオラ奏者ピライらとの息の合ったところをみせます。アンサンブルの楽しみがじかに伝わってくるアルバムです。  (Ki)
ALT-1012
ステンハンマル:晩夏の宵 Op.33、3つの幻想曲 Op.11、ピアノソナタ ト短調 スタッファン・シェーヤ(P)
スウェーデンを代表する作曲家ヴィルヘルム・ステンハンマル。自身が優れたピアニストだったため、彼のピアノ曲は演奏効果抜群。ブラームス風に真摯でがっちりした音楽ですが、そこここに北欧的清涼感も漂います。BIS レーベル初期に活躍したスウェーデンの名手シェーヤが久々の新録音。円熟の至芸を味わえます。 (Ki)
ALT-1013
ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」、
リスト:イゾルデの愛の死(ワーグナー:歌劇「トリスタンとイゾルデ」より編曲)*、
 ノクターン「夢のなかに」*
ペーテル・ヤブロンスキ(P)

録音:2005年12月、2004年6月*
ヤブロンスキー自らアーティスティック・ディレクターを務めるALTARA レーベルでの3枚目の録音。ムソルグスキー「展覧会の絵」など今回は2006 年来日公演曲目を含む意欲的なプログラム。しなやかで無理のない音作り、大きなスケール感で音楽を描く彼の魅力が発揮されたアルバムです。経験と年齢を重ね今まさに熟成の時を迎え、そして新しい音楽への扉としてこの作品に取り組んでいるような意気込みの感じられる演奏です。「イゾルデの愛の死」は、歌劇「トリスタンとイゾルデ」の終幕のクライマックス、イゾルデがトリスタンの後を追って死ぬ場面で歌われる曲。華麗なアルペジオを背景に、メロディーが実に鮮やかに浮かび上がり、聴き手を翻弄する甘美な演奏です。 (Ki)
ALT-1014A
ショパン:ピアノ協奏曲第1番、第2番* モーリッツ・ローゼンタール(P)、
フリーダー・ヴァイスマン(指)
ベルリン国立歌劇場O、
ヨゼフ・ホフマン(P)*、
ジョン・バルビローリ(指)NYO*

録音:1931年、1936年*
ポーランド放送所蔵の音源からの復刻。20世紀初頭に、世界屈指のピアニストと呼ばれたポーランドの名手ローゼンタールとホフマンによるショパンの協奏曲集。リスト門下のローゼンタールは、若い頃恐るべき技巧と巨大な音響で鳴らした巨匠。第1番はローゼンタール70歳近くのライヴ録音で枯淡の芸風ですが、終楽章の終結部の音階を両手のユニゾンではなく、オクターヴで弾くという曲芸を見せるなど往年の豪腕ぶりの片鱗がうかがえます。第2番は、端整ながら艶のあるタッチ、異常なオーラに満ちたホフマンの魔術にひたれます。音質も上々。  (Ki)
ALT-1015
バルトーク:ディヴェルティメント、
エルガー
:序奏とアレグロOp.47、
グリーグ:組曲「ホルベアの時代より」Op.40
クリストファー・ウォーレン=グリーン(指)
アテネ・メガロンO[カメラータ・オブ・ザ・フレンズ・オブ・ミュージック]
ウォーレン=グリーンが首席指揮者を務めるギリシア屈指の室内オケのアルタラ・デビュー盤。ヨーロッパの数々の音楽祭にも常連と いう人気を裏づけるように、かれらの鍛え抜かれた弦楽アンサンブルの実力のほどが実感されます。 (Ki)
ALT-1016
チャッコーナ(シャコンヌ)/ヴィヴィアン・ハーグナー
バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタSz.117、
ハルトマン
:無伴奏ヴァイオリンのための組曲第1番、
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番
ヴィヴィアン・ハーグナー(Vn)
ヴィヴィアン・ハーグナーは1976年ミュンヘン生まれ。ベルリン・フィルのコンマスを務めたトーマス・ブランディスのほか、トーマス・ツェートマイアー、ピンカス・ズーカーマンらに師事。共演したズービン・メータや内田光子もサポートを惜しまないという彼女は、2001年の初来日以来着実にファンを増やしている注目株。Altara デビュー盤はヴァイオリニストの試金石ともいえる本格的なプログラム。いずれの作品にもシャコンヌ(チャッコーナ)楽章が含まれ、バッハの不滅の傑作を筆頭にすべてが難曲ぞろい。「ヴァイオリンで歌を奏でたい」という彼女の感性がまばゆく、これからの活躍に期待を繋ぐ内容です。なお、使用楽器は日本音楽財団から貸与された1717年製ストラディヴァリウス「サッセルノ」。  (Ki)
ALT-1017
モーツァルト:4手のためのソナタ ハ長調K.521、ニ長調K.381(123a)、 ハ長調K.19d、変ロ長調K.358(186c) ペーテル&パトリック・ヤブロンスキー・ピアノ・デュオ
春の祭典ほか(ALT.1001)につづくヤブロンスキー兄弟のピアノ・デュオによる第2 弾はモーツァルト・アルバム。わずか9歳のときに書いたK.19a、1772 年と1774 年ともにザルツブルクで書かれた2 曲(K.358 と381、さらに4 手最後の作K.521 を収めています。どの曲にも流れる軽みと親しみ易さがなんともチャーミング。明るく楽しくピッタリと息の合ったところを聴かせる彼らですが、ジャズのたしなみもあるペーテルの持ち味からか、自由で伸び伸びした表情にも魅かれます。 (Ki)
ALT-1018
ハチャトゥリヤン:ピアノ協奏曲、
ショスタコーヴィチ
:ピアノ協奏曲第2番、
アディンセル
:ワルソー・コンチェルト
パトリック・ヤブロンスキー(P)、
ヴォイチェフ・ライスキ(指)ポーランド放送O
ペーテル・ヤブロンスキーの兄で、実力的には弟に勝るとも劣らぬパトリックが、20世紀生まれの性格を異にする3篇のピアノ協奏曲に挑戦しました。打楽器的でエキゾチックなハチャトゥリヤン、新古典的でシニカルなショスタコーヴィチ、正調映画音楽のワルソー・コンチェルトいずれも個性的。ポーランド放送管も充実の名演。 (Ki)
ALT-1019
プロコフィエフ:チェロ・ソナタ、
ショスタコーヴィチ
:チェロ・ソナタ 、
ラフマニノフ
:ヴォカリーズ
ラルフ・キルシュバウム (Vc)、
ペーテル・ヤブロンスキー(P)
かつてメジャー・レーベルから多数ディスクをリリースしていたベテラン・チェロ奏者ラルフ・キルシュバウム久々の新録音。いずれもピアノ・パートがチェロと互角に書かれている難曲ですが、それをペーテル・ヤブロンスキーが務めているのも魅力。清潔感あふれる名演です。  (Ki)
ALT-1021(2CD)
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番、
ショパン
:ピアノ協奏曲第2番、
 ポロネーズ第6番「英雄」、
ブラームス
:ピアノ協奏曲第2番[リハーサル・シークエンス]
アルトゥール・ルービンシュタイン(P)、
ヴィトルド・ロヴィツキ(指)ワルシャワPO

録音:1960年2月22日ワルシャワ、ナショナル・フィルハーモニック・ホール(ライヴ)
※ポーランド放送のアーカイヴからの復刻音源
1960年2月22日にポーランドの名手ルービンシュタインが、故郷ワルシャワにもどって行なったコンサート・ライヴ。ちょうどショパンの150 回目の誕生日にあたるこの日は、同時にまた第6 回国際ショパン・ピアノ・コンクールの会期中ということもあり、会場は満員の聴衆で沸いていました。そのせいか73歳にして依然みずみずしいピアノはスタジオ盤とは熱のこもりかたもまるで違います。バックはほぼ同時期に同じブラームスの交響曲全集(ALT.1006、1009)を完成させているロヴィツキとワルシャワ・フィルのコンビ。気を配る、洒脱な指揮ぶりも堂に入ったものです。すべてmuza から出たことのある内容(現状では入手不可)ですが、リフレッシュされた音質もポイントで興奮の一夜を追体験させてくれます。またショパンはポーランドAccord のものと同じです。  (Ki)
ALT-1023A
モーツァルト:ピアノ協奏曲第25番、
ラフマニノフ
:ピアノ協奏曲第4番#、
ショパン
:ワルツ第17番
アルトゥーロ・ベネデッティ=ミケランジェリ(P)、
フランコ・カラッチョロ(指)
ナポリRAI アレッサンドロ・スカルラッティO*、
ローマRAI管#

録音:1957 年11 月19 日ナポリ、サン・ピエトロ音楽院(ライヴ)*、1956 年5月12日ローマ、フォロ・イタリコRAI オーディトリウム(ライヴ)
ALT-1024(3CD)
ベートーヴェン(テリエ・トネセン編):後期弦楽四重奏曲集(弦楽オーケストラ版)
第13番変ロ長調Op.130、
大フーガ 変ロ長調Op.133、
第16番ヘ長調Op.135、
第15番イ短調Op.132、
第14番嬰ハ短調Op.131、
第12番変ホ長調Op.127
テリエ・トネセン(指)カメラータ・ノルディカ
録音:2001年〜2005年
不滅の金字塔として燦然とかがやくベートーヴェンの弦楽四重奏曲。なかでも一曲一曲がガラリと性格も異なる後期は傑作ぞろい、バーンスタインによる14 番や16 番のデモーニッシュな演奏でも知られるように、弦楽合奏版では深みと凄みが引き立ちます。ここにまた、果敢にも全曲のアレンジをも手がけて挑むのは、マックス・ロスタルに師事し、オスロ・フィルやノルウェー室内管のリーダーとしても有名なトネセン。ここで彼が率いるカメラータ・ノルディカ(旧名称カメラータ・ルーマン)は、2007 年以来自身が音楽監督を務めるスウェーデン有数の室内オケ。もともと指揮者を置かないスタイルによる活動を行なってきた団体ですが、コンチェルト・グロッソ・タイプの新編曲でそのままカルテットが拡大したような効果を生んでいます。 (Ki)
ALT-1025
モーツァルト:弦楽五重奏曲第5番ニ長調KV.593、
ドヴォルザーク:弦楽五重奏曲第3番変ホ長調Op.97
ズッカーマン・チェンバー・プレイヤーズ、
ピンカス・ズッカーマン、ジェシカ・リンネバッハ(Vn)、
ジェスロ・マークス、アスハン・ピライ(Va)、
アマンダ・フォーサイス(Vc)

録音:2006 年アムステルダム
第1弾リリース、モーツァルト&ブラームスの弦楽五重奏(ALT.1011)で、往年のファンに懐かしくも健在ぶりを示したズッカーマン。 前作から一年ぶり、ヨーロッパ・ツアーの真っ最中におこなわれた録音は、やわらかく明るいトーンの魅力に、ライヴさながらの熱気さえ も感じさせるものとなっています。 渡米期の作品で、Op.96の四重奏と同様に「アメリカ」と呼ばれることもあるドヴォルザークと、ハ長調に次いでこれでふたつめとなるモー ツァルト。とびきりの美音で一世を風靡した大ヴェテランのもと、教え子たちと一体となってアンサンブル本来の持つ楽しさを伝えます。 (Ki)
ALT-1026(5CD)
モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集 ピーター・ケイティン(P)

録音:1988/9年ノルウェー
15年くらい前までオリンピアレーベルで売られていて、通好みの名演として名高い名盤がついにヤブロンスキーのレーベル、アルタラから復活。ヤブロンスキーの眼力恐るべし。徹底して誠実な演奏ですがピアノ好きをハッとさせる芸のきいた名録音でした。ケイティンは1930年イギリス生まれの今や巨匠。  (Ki)
ALT-1030
ヤブロンスキー/マズルカ集
ショパン:マズルカOp.6の1-4
 Op.24の1-4/Op.50の1-3/Op.68の1-4
シマノフスキ:マズルカOp.50の1-4/Op.62の1-2
マチェイェフスキ:マズルカ第6番/第9番「タトラ山のこだま」/第10番
ペーテル・ヤブロンスキー(P)
かつて「ピアノ界の貴公子」としてアイドル的人気を誇ったペーテル・ヤブロンスキー。彼がポーランドのマズルカを興味深い角度から考察した辛口ディスクが登場します。ポーランドの民族舞曲マズルカは、弱拍のない3拍子のリズムを持つのが特徴ですが、ポーランド南部タトラ山の民には2拍子だったり、不思議なアクセントを持つものがあります。そこに目をつけたシマノフスキが個性的なピアノ連作に仕上げました。さらにスウェーデンに住んだポーランド人作曲家ロマン・マチェイェフスキのマズルカもシマノフスキの伝統を受け継ぐタトラ山系音楽です。ヤブロンスキーならではのリズムの良さで、会心の出来となっています。  (Ki)
ALT-1033
R・シュトラウス:歌曲集
私の心は迷うOp.48-2/セレナードOp.17-2
ああ恋人よ私は行かねばならないOp21-3
変わらぬものOp.69-3
星Op.69-1/愛の賛歌Op.32-3
慕わしい光景Op.48-1
万霊節Op10-8/献呈Op.10-1
花束を編もうと思ったOp.68-2
囁け愛らしいミルテよOp.68-3
あなたの歌が響いたときOp.68-4
アモールOp.68-5
わが子にOp37-3/母親の自慢Op.43-2
子守歌Op.41-1/父が言いましたOp.36-3
幸せに満ち足りてOp.37-1/私の眼Op.37-4
黄昏の夢Op.29-1/高鳴る胸Op.29-2
夜の散歩Op.29-3/オフェリアの三つの歌Op.67-1/3
インガー・ダム=イェンセン(S) 
マルコム・マルティノー(P)

録音:2007年8月20-22日,ロンドン
デンマーク生まれのインガー・ダム=イェンセンは、今欧州で引っ張りだこの人気ソプラノ。バロックから現代オペラまで幅広いレパートリーで高い評価を得ています。そのダム=イェンセンがR.シュトラウスの歌曲を録音。透明で潤い豊かな美声と、知性的かつ感性豊かな表現で、新鮮なシュトラウスを歌い上げています。   (Ki)
ALT-1035
ザ・ダーク・パストラル〜第1次世界大戦の歌曲&詩集
ウィリアム・デニス・ブラウン(1888-1915):To Gratiana / Had I the Heaven's embroidered cloths / To Rupert Brooke(*) / Dream Tryst / Diaphenia
ルパート・チョウナー・ブルック(1887-1915):Safety(*)
W.D. ブラウン:The Isle of Lost Dreams
エドワード・トーマス(1878-1917):Lights out(*)
アイヴァー・ガーニー(1890-1937):By a Bierside
シャーロット・メアリー・ミュー(1869-1928):May 1915, June 1915(*)
I. ガーニー:Severn Meadows / in Flanders / To His Love(*) / Even Such is Time
アルフレッド・エドワード(A.E.)ハウスマン(1859-1936):Bredon Hill(*)
I. ガーニー:On Wenlock Edge
エドムンド・チャールズ・ブランデン(1896-1974):The Midnight Skaters
I. ガーニー:The Ghost / Tarentella / Watching Music(*)
ユージン・グーセンス(1893-1962):Threshold / A winter-night Idyll / A woodland Dell / Seascape
ジェイムズ・オーガスティン・アロイジアス・ジョイス(1882-1941):Love came to us(*)
グーセンス:Gentle Lady
ブルック:Kindliness(*)
グーセンス:Dear Heart / O cool is the Valley
トマス・ハーディ(1840-1928):The Darkling Thrush(*)
グーセンス:All day I hear the noise of waters / I hear an army
ヴェラ・メアリー・ブリテン(1893-1970):Perhaps(*)
グーセンス:When thou art Dead
アンドルー・ケネディ(T)、
ジュリアス・ドレイク(P)、
サイモン・ラッセル・ビール(語り)*

録音:2007年10月29日− 11月1日ロンドン、ケンティッシュ・タウン、セント・サイラス・プレイス、セント・サイラス殉教者記念顕彰聖堂、(*語りのパートのみ2007年10月20日)
第1次大戦はヨーロッパに未曾有の戦禍をもたらし、おおくの詩人や作曲家たちの内面にも癒しがたい爪痕を残しました。このアルバム には第1次大戦中の兵役で心身ともに深い傷を負ったガーニーや指揮者グーセンスの作品をはじめ、ジョイスやハーディの詩作までも収め ています。ドレイクの名伴奏のもと、しっとりやさしく歌い上げるのはイギリスの若手アンドルー・ケネディ。ロイヤル・シェイクスピア・ カンパニーのアソシエイト・アーティスツ、ビールの朗読も味わい深いものです。  (Ki)
ALT-1037
ヤブロンスキ/歌曲,ジャズ,ミュージカル
シューベルト:アヴェ・マリア、
ブラームス:子守歌
フォーレ:河のほとりでOp.8-1、
グリーグ:早咲きの桜草もてOp.26-4
ファリャ:子守歌 グラナドス:マハのまなざし
ワイル:小声で話すんだ,私の船が
ガーシュウィン:それは素敵,私の愛する人
ロジャーズ:マイ・ファニー・バレンタイン,ご婦人は気まぐれ,魅惑され,
バーンスタイン:「ウエストサイド物語」-素敵な気持ち
ジョヴィン:静かな夜、ウッド:私の唯一の愛、スウェーデン民謡:すべて天空のもとに
ペトラ・ヤブロンスキ(Ms)、
パトリック・ヤブロンスキ(P) ほか
ペトラ・ヤブロンスキは、スウェーデン出身のメッゾソプラノ。1996年に王立音楽院を修了。近年、目覚ましい活躍をしている注目株です。このCDでは、クラシックの歌曲から、ミュージカルナンバー、ボサノバまで、様々なタイプの歌に取り組み、いずれも素敵に聞かせてくれています。伴奏は、夫のパトリック・ヤブロンスキのピアノを中心に、曲によってギターなどの楽器が加わっています。   (Ki)
ALT-1038(2CD)
シューベルト:ピアノ三重奏曲全集
ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調D.898,Op.99、ソナタ楽章変ロ長調D.28、
ピアノ三重奏曲第2番変ホ長調D.929,Op.100、ノットルゥノ変ホ長調D.897,Op.148
ダーヴィト・トリオ[クラウディオ・トロヴァヨーリ(P)、ダニエレ・パスコレッティ(Vn)、パトリツィオ・セリーノ(Vc)]

録音:2008年4月28日-5月1日ロンドン、イースト・フィンチレー、オール・セインツ・チャーチ
メンバー全員がイタリア出身のダーヴィト・トリオは、ウィーンのフランツ・ヨーゼフ・ハイドン国際室内楽コンクールで第1位に輝き、2004年4月に国際的デビューを果たしたアンサンブル。同コンクールではまた、ハイドンのトリオのベスト・パフォーマンスでベーゼンドルファー財団より特別賞を授与されています。すぐれた演奏が評判を呼び、プラドのカザルス音楽祭や、アイゼンシュタットのハイドン音楽祭などに招聘されて演奏もおこなっています。かれらがAltaraへのデビュー盤で勝負するのはシューベルト。みずみずしい歌にあふれた演奏は、マスタークラス受講の経歴を持つ同じイタリアのトリエステ三重奏団のそれをおもわせる魅力的なものです。(http://www.davidtrio.com/index.htm)   (Ki)



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