湧々堂HOME 新譜速報: 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り:交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE!! レーベル・カタログ チャイ5



Musica Rediviva
(スウェーデン)


スウェーデンのクラシックといえばBIS ですが、BIS がメジャーになりすぎた昨今、15 年前のBIS の雰囲気を漂わせる超優秀録音のレーベルが登場しました。Musica Rediviva (ムジカ・レディヴィヴァ) はスウェーデンの本当に小さなインディペンデント・レーベル。ルネッサンス音楽を中心とするレパートリーから、今後は、トリオによる現代音楽、スウェーデン伝統の楽器ニッケルハルパを使ったユニークな企画への取り組みも始まります。プロデューサーは、里子ベルイェル藤本さん。ご主人のベルイェル氏は初期のBIS の録音にも参加していました。夫婦二人のレーベルです。非常にセンスのいい録音は、スウェーデンを代表する録音エンジニアのひとり、マッツ・ヘリベリ。優秀な録音技術と洗練された感覚により、音楽の心の伝わる録音をすることに誇りをもっていたヘリベリ氏はエンジニアとして天才的な才能と同時に、誰からも愛される人柄で「ダーラナのひぐまちゃん」と慕われていましたが先日惜しくも亡くなりました。彼の遺作の録音のひとつが今回の新譜です。すべて日本語解説付。



※表示価格は、全て期間限定特価(税込み)。品番結尾に特に表記のないものは、全て1CDです。
品番 内容 演奏者
MRCD-001
アルボー先生のダンス教室(1589年)第1集〜フランス・ルネサンスのダンス音楽と歌 コンヴィヴィウム・ムジクム、
スヴェン・ベリエル(リーダー)、
コンヴィヴィウム・ヴォカーレ、
ミカエル・パウルソン(リーダー)
MRCD-002
春が来た−中世、ルネサンスの音楽をギターと歌で綴る アンサンブル・ヴィラネラ(2ソプラノ+ギター+オブリガート)
MRCD-003
スウェーデン娘〜バロック期スウェーデン、クリスティーナ女王時代の音楽 トミー・アンデション(リュート、ギター)
MRCD-004
マリア〜神秘の薔薇
マルカントワーヌ・シャルパンティエ(c.1643-1704):聖母マリアを
賛美する頌歌、聖母マリアの連祷
コンヴィヴィウム・ヴォカーレ
MRCD-006
モナリザのほほえみ〜レオナルド・ダ・ヴィンチの音楽の世界 コンヴィヴィウム・ムジクム
MRCD-007
古い世界と新しい世界のクリスマス〜ヨーロッパとラテン・アメリカ(1500-1700) コンヴィヴィウム・ムジクム
MRCD-008
ヴィンチェンツォ・アルブリチ(1631-1690/96):宗教協奏曲 カペッラ・アウグスターナ
マッテオ・メッソーリ(指)
MRCD-009
バッハ:オルガン曲集
トッカータ ニ長調 BWV912
「ああ罪人なるわれ、何をなすべきか」による変奏曲 BWV770(偽作)
パストラーレ ヘ長調 BWV590
トッカータ ハ短調 BWV911
フーガの技法 BWV1080よりコントラプンクトゥス第1番、コントラプンクトゥス第9番、3声のフーガ
コラール「われは汝の御座の前に進む」BWV668
ベンクト・トリブカイト(Org)
MRCD-010
ヴィクトリア・ボリソヴァ・オラス(1969−):雪の中でイエス誕生を祝う三人の博士、
ソルゲイ・ドミトリエブ
(1964−):未来への回想、
リスト
:泣き、嘆き、悲しみ、おののき、
バード
:パヴァーヌとガリアード、ファンタジアイ短調、
ヴィヴァル
ディ:協奏曲イ短調、
バッハ
:ドリアン風トッカータ
ベンクト・トリブカイト(Org)
トリブカイトは現在、スウェーデンでフリーランスとしてオルガン、ピアノ、チェンバロの室内楽、ソロと多岐に渡り活躍中。録音はイエテボリにある新エールグリューテ協会のウィルス・オルガンとバロックオルガンの2種を使用して行われたライヴを収録。(リストのみスタジオ録音)。
MRCD-011
シャイト:カンティーノ・ベルジカ、、
バッハ
:前奏曲とフーガニ短調、
W・F・バッハ
:フーガト短調、フーガハ短調、
モーツァルト
:アンダンテ、
クレブス
:前奏曲、コーラル、他 全18曲
今井奈緒子(Org)
、東京芸術大学でオルガン科、古楽科講師をつとめるオルガン奏者今井奈緒子がスウェーデンに現存する7種の歴史的オルガンを使用して行った録音。44ページのブックレットはカラー写真によるオルガンやスウェーデンの風景紹介などもされており、充実した仕上がり。
MRCD-013
我がリュートとの旅
L・ミラン:ファンタジア、パヴァーナ
A・ムダーラ:ファンタジア
L・ナルバエス
:あなたと別れた千々の悲しみ、
 ウナ・バハ・デ・コントラプンクト
A・カベソン:変奏曲
F・スピナチーノ
:リチェルカーレ
F・ミラーノ:2つのリチェルカーレ
S・モリナーロ:2つのファンタジア
J・ダウランド
:1日でもあるとすれば、
 エセックス伯のガリヤルド、ファンタジー
W・ブレード
:Rothshenken Tanz
J・カプスベルガー
:トッカータ第4番、
 ガリアルダ第3番
バッハ
:プレリュード、ガヴォットとロンドー
L・ヴァイス
:パッサカリア
C・F・アーベル:ガンバのための小品
ブルグミュラー:貴婦人の乗馬
ドビュッシー:プレリュード
スウェーデン民謡
:空に輝く星のように、
 サルタレロ
サンス&ムルシア:マリサパロス
坂本龍右 (Lute)
東京大学の文学部出身の坂本龍右は、古楽器奏者の両親を持つサラブレッド。H・スミス、J・リンドベリ、P・オデット、W・クイケンからリュート、ガンバの指導を受けている。アルバムの中で、様々な時代と国々を巡るまさに旅を感じることの出来るアルバムです。
MRCD-014
バッハ:無伴奏ニッケルハルパ(チェロ)組曲ト長調、
C.P.E.バッハ:ニッケルハルパ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)ソナタハ長調、
マレ
:スペインのフォリアによる32 の変奏曲、
 夢見る人、
エリック・サールストレーム(1912 〜 86):春の雫、
あらし、
ウロフ・ヤンソン
(1927 〜 93):教会行進曲
ラーシュ・ネスボム(1925 〜):教会ポルカ
トルビヨルン・ネスボム(ニッケルハルパ)、
アンドレアス・エードルンド(cemb)
ニッケルハルパはスウェーデンの民族楽器でキー(ニッケル)でメロディー弦を押さえてそれを短い弓で弾く。ちょっと見、ヴァイオリンからいっぱい牙が生えたようで、カブトガニが楽器になったらこんな感じ?でも音は美しくそして鄙びていて魅力的。そのニッケルハルパでバッハの無伴奏チェロ組曲やマレの名曲がCDそのものも最近これほど美しい装丁、録音のものはちょっとなかったのでは?正直驚きました。日本語の解説も充実していてこのレーベル1の名盤になるでしょう。
MRCD-015
マリア 〜 中世の歌とスウェーデン伝承の音楽
ニルス・セーデルストレム (1894-1956):ソプラノソロのための青春のマリア、
1500年頃の伝承曲
:聖ヨーランと龍、13世紀の新レトロワンジ (聖歌曲)、
13世紀スペインのアルフォンソ十世:薔薇の中の薔薇、
伝承曲
:牧歌、
オズワルド・フォン・ヴォルケンシュタイン (1377-1445):そこに輝くは誰そ、
1300年頃イギリス:乙女に向かう天使、
16世紀ドイツ
:ヨセフ、愛するヨセフ、
13世紀末イギリス:至福なるかな天上の女王、
リオネル・パワー (c.1375-1445):幸運なる者たち、14世紀イギリス:十字架の下の母上しっかりとお立ちください、尊い薔薇〜スウェーデン民謡「うるわしき水晶」による即興演奏、
伝承曲
(ダーラナ地方、スカットングビ) :うるわしき水晶、14世紀スペイン:輝く星、
13世紀スペイン
:天上の女王、
13世紀スペイン:アルフォンソ十世 奇跡を讃える歌、
エルヴダーレン (ダーラナ地方) 民謡:リムリムリーマ、
ジャン・ギセリン (c.1455-1511):おお咲き誇る薔薇よ、
オズワルド・フォン・ヴォルケンシュタイン (1377-1445):アヴェ・マリア、おおマリア、
デュファイ (c.1400-1474):華麗なる乙女、
アルムクヴィスト
(1793-1866):マリアの驚き、耳を傾けるマリア
ヘレーナ・エーク (S)、
ヨーラン・モンソン (ピーパ、フレームドラム、ストリングドラム、ハーディガーディ)、
ヨハンネス・ランドグレン (Org)、
マリ=ルイーズ・マルミング (中世フィドル、Vo)、
ベーリト・リンドベリ (Hp)、
ベルイェル・里子 (ハーディガーディ)、
ヘレーナ・セルヴィン (Vo)

録音:2006年1月25日-27日 ヘムシェー教会 (スウェーデン、ヨーテボリ郊外)
親密な音で加わる笛やフィドルやオルガン。教会で歌うソプラノ、ヘレーナ・エークの姿が目に浮かびます。風の音に耳を傾け、夜の闇の音を聴く……人が自然とともに生きるスウェーデンで育まれた感性から生まれた音。プロデューサー、里子ベルイェル藤本さんの思い描いた音楽が、美しい音として姿を現したアルバム。貴重なレパートリー、美しい装丁(デジパック)、超高品位録音。魅力あるレーベル、Musica Rediviva を代表するアルバムとなるはずです。
MRCD-016
ローフスタ・ブリュークでのバッハ
バッハ:幻想曲ト長調BWV.572
種々の技法による6つのコラール
前奏曲とフーガ ハ長調BWV.545
トリオ・ソナタ ホ短調BWV.528
4つのパルティータ
幻想曲とフーガ ト短調BWV.542
ハンス・ファーギウス(Org)
ハンス・ファーギウスはデンマークの王立音楽院の教授を務め、王立音楽アカデミーの会員、ルンド市文化功労賞受賞など様々な要職と栄誉を経験してきたスウェーデンを代表するオルガニスト。演奏されているローフスタ・ブリュークのオルガンは1727年から28年にかけて製作され、数度に渡って修復が施された歴史的にも非常に貴重なオルガンです。本語解説付き。
MRCD-016
バッハ:オルガン小品(幻想曲ト長調)BWV572、
目覚めよと呼ぶ声あり BWV645
われいずこに逃れ行かん (わが愛する神に) BWV646
ただ愛する神の摂理にまかす者BWV647
わが魂は主をあがめ BWV648
ああわれらのもとにとどまれ主イエス・キリストよBWV649
汝イエスよ今天より降りたもうやBWV650、
前奏曲とフーガ ハ長調 BWV545、
トリオ・ソナタ ホ短調 BWV528、
コラール変奏曲「おお神よ汝義なる神よ」BWV767、
バビロンの流れのほとりにBWV653
ハンス・ファーギウス(Org)
※レウヴスタ・ブリューク教会のヨハン・ニクラス・カーマン・オルガン (1727-28年)

録音:2006年12月17日
レウヴスタ・ブリュークはストックホルムの北西、大学都市ウプサラ近郊にある町。18世紀、鉄鋼業で栄え、町の産業発展に貢献した ベルギーの資本家、ルイ・ド・イェールの膨大な自筆譜コレクションでも知られます。この町の教会に設置されたヨハン・ニクラス・カー マン・オルガンは、スウェーデンで最良の状態で保存されたバロックオルガンとされ、2006年に新たな修復が終わりました。このレウヴ スタ・ブリューク教会のオルガンがもつ魅力を幅広く紹介すること。この楽器により、J・S・バッハの無比の音楽をできるだけ忠実に、説 得力のある音楽として再現すること。ハンス・ファーギウスは、その2 点を念頭に置き、このアルバムの選曲を行いました。 バッハのオルガン全作品を BIS に録音したファーギウスは1951年、スウェーデンのノールショーピング生まれ。彼が生まれた1950年 代から60年代にかけての演奏とは異なる、力強くあっても、いささかも威圧的でないバッハ。 幻想曲、コラール、フーガ、トリオソナタ。 バッハの音楽を適確なスタイルで弾いているのは、現代のアーティストの証し。録音エンジニアはヨーラン・フィンベリのセンスと技術 のおかげで、バロック期オルガンの音色と響きが、瑞々しい、鮮やかな音質で収録されました。
MRCD-021
ヘルマン・コントラクトゥス(1013-1054):「我等が救世主の聖母よ、マリア聖歌」、
トゥルネーのミサ(14世紀)〜キリエ
ライオネル・パウアー (1370-1453):グロリア、他
スコーラ・ゴーティア
MRCD-101
ある風景の中で− 独奏マリンバのための作品集 ダニエル・ベリ (マリンバ)
フレードリク・アンデション、
フレードリク・ビョーリン、フレー
ドリク・ティーゲル(パーカッション)
MRCD-104
『音楽と手工芸』
1.前奏/2.ブレンド・ヨンのポルスカ I/3.ブレンド・ヨンのポルスカ II/4.空の星のように明るく/5.薔薇の中の薔薇/6.かわいいバラを知っている/7.喜びの花/8.ノクターン「おいで、私の腕に」/9.The Day is Family/10.いつか王子様が/11.貴女にあげられるのは愛だけ/12.雲雀の歌/13.あなたが去ってから/14.私は見た、瞬く明けの明星を/15.ブリックのワルツ/16.ローリクのポルスカ/17.大ポルスカ/18.大ジャズ/19.漁り火恋歌/20.モスクワの異邦人/21.春が来た/22.愛してくれないのなら、ほっといて/23.魅惑のリズム/24.我が心のジョージア/25.バードランドの子守唄/26.ムーラの娘のフォックストロット/27.バッカファルから来た少女/28.デルスブー・ワルツ/29.デルスブー・ルンバ/30.デルスブー・ワルツ/31.デルスブー・フォックストロット
スヴェン・ベルイェル(Fl、リコーダー、シャリュモー、Sax、ゲムスホルン、牛の角笛)
ダニエル・ベルイ(ヴィブラフォーン、マリンバ、ボンゴ)
ユーナス・フランケ=ブルム(Vc、Cb)
ステファン・ヴィンゲフォシュ(アコーディオン、P、Cb)

録音:2015年1月5-7日、4月9日-10日/ムジーケン・ヒュース(ヨーテボリ、スウェーデン)
日本語解説付、ディジパック仕様
スウェーデン、ヨーテボリ在住の日本人女性、藤本・ベルイェル・里子が社主をつとめるMusica Redivivaレーベル。注目の新譜は里子氏の主人であ る天才管楽器奏者、スヴェン・ベルイェルとベルイェル氏が絶大なる信頼をおいているメンバーによる演奏で、アルバム・タイトルはスヴェンが最初に楽器 を買った故郷ウッシャの店『音楽と手工芸』からとられました。中世から現在に至るまで、まるで時代をこえて音楽で旅する世界旅行のようで、ベルイェ ルにしか表現できない楽しい音楽の世界が広がります。
スヴェン・ベルイェルは、1938年、「民謡の宝庫」とも「スウェーデンの心の故郷」とも呼ばれるダーラナ地方のウッシャに生まれました。「Joculatores Upsalienses(ウプサラの道化師たち)」や「Convivium Musicum Gothenburgense(ヨーテボリ音楽の宴会)」などのアンサンブルを創設、古楽の パイオニアのひとりとして業績を重ねてきました。長年に渡るヨーテボリの音楽大学の教職を2003年に退いたスヴェンの「日常の表情」を記録したいと、 里子夫人がずっと温めてきたアイデアに若い友人たちが共感を寄せこのアルバムが完成しました。小鳥のさえずりもまじえた「前奏」に続き、彼が子供の ころから親しみ、人生の折々に出会った、いつまでも変わらず大切な音楽が30曲、演奏されます。スウェーデンの人たちが踊るポルスカ、「喜びの花々、 暗褐色の地の中で、ああ、決して朽ちることは無いだろう」と歌う民謡、多くの歌曲を残した作曲家リレ・ブルール・セーデルルンドのワルツ、故郷のスペー ルマンが作ったワルツ、吟遊詩人たちの歌、ジョージ・ガーシュウィンとホーギー・カーマイケルのスタンダードナンバー、伝説的ジャズピアニスト、かつ て彼をバンドに誘ったヤン・ユーハンソンに捧げるナンバー、「里子とスヴェン」が日本への新婚旅行で出会った歌……。気が向いた時にスヴェンが、楽 器を手に取り、吹いてみる、幅広いジャンルの曲。すべてスヴェン・ベルイェルの編曲です。
レコーディング・エンジニアは「ヘリコプター・スタジオ」のスヴェン・ヤンソンで、Musica Rediviva のセッションをはじめて担当しました。スヴェン と友人たちの演奏する多様な楽器を本来の大きさと質感に捉え、彼らの音楽とセッションの空気をリアルに聴き手に伝える素晴らしい録音です。 (Ki)

MRSACD-017(1SACD)
バッハ:フーガの技法 BWV1080 ベンクト・トリブカイト(Org) 

※レウヴスタ・ブリューク教会のカーマン・オルガン(1728年製)
録音:2007年4月12日-15日レウヴスタ・ブリューク教会(スウェーデン)
「バッハ・カーマン・トリブカイト」(MRCD 009)に次いで今回はバッハの最大傑作の一つ、「フーガの技法」が発売。ベンクト・トリブカ イトの正確な演奏技術がこの作品のカウンターポイントをくっきりと刻み込んで行きます。今回は同じカーマン製作のオルガンながらずっ と規模の大きいローフスタ・ブリュークのバロック・オルガンを使用。大学都市ウプサラの近郊、18 世紀に鉄鋼業で栄えた町レウヴスタ・ ブリューク(ローヴスタブリューク)。この町の教会に設置されたオルガンは、当時スウェーデンで最高の技術をもっていたヨハン・ニクラ ス・カーマンが1727年から1728年にかけて造りました。20世紀に入り何回か改修。1997年、できるかぎり本来の姿に戻すことを目標にオー ケルマン&ルンドとマッツ・アルヴィドソンが共同で修復作業することになりました。ナイトハルト調律法。2006 年6 月奉献。響きの美し い楽器が蘇りました。ベンクト・トリブカイト(1964-) はフリーランスのオルガニスト、室内楽奏者、伴奏者。ストックホルムの王立音楽 アカデミーのトゥールヴァルド・トレーンとハンス・ファーギウス、イギリスのデイヴィッド・サンガーに学びました。
MRSACD-018
(1SACD)
オルガン伴奏版によるマーラーの歌曲集
マーラー
:亡き子をしのぶ歌
5つのリュケルトの歌
交響曲第2番〜第4楽章
大地の歌〜「告別」
マリア・フォシュストローム(A)
ヨハネス・ランドグレーン(Org)

録音:2009年10月12-15日ヴァーサ教会、イェーテボリ、スウェーデン
(使用オルガン:1909年、エスキル・ルンデーン制作)
声楽とオーケストラのために書かれた「亡き子をしのぶ歌」や「5つのリュケルトの歌」など、マーラー歌曲をアルト独唱、オルガン伴奏での録音です。使用オルガンはイェーテボリ市内のヴァーサ教会にある1909年エスキル・ルンデーン制作によるものです。ヴァーサ教会のオルガンはもともと40のレジスターを持ち、それぞれが3つの鍵盤とペダルに配置されていましたが、2001年から02年にかけて、グリューンルンド社によって修復が行われ、全てのオリジナルのレジスターが再設置されました。
■マリア・フォシュストローム(アルト)
西スウェーデン、イェーテボリ出身。ストックホルム音楽大学卒業。専攻は教会音楽、合唱並びにオーケストラ指揮。後、ロンドン、ペータースブルクなどに留学。声楽はステン・ショーステッド、ドロシー・アーヴィングなどに師事しました。レパートリーは高度の技巧を必要とするバロック・アリアを始めとして、ロッシーニから現代音楽の作品まで。アルト歌曲の入った交響曲、歌曲、バッハのマタイ受難曲、ブラームスのラプソディーなどを得意とし、グスタフ・マーラーの作品には特別の興味を持っています。
■ヨハネス・ランドグレーン(オルガン)
1961年、北スウェーデン、ラップランドのアリエプローグ生まれイェーテボリ音楽大学卒業。専攻は音楽指揮並びに合唱教師。1997年チェコの現代作曲家、ペーター・エーベンの研究でイェーテボリ大学音楽学学科博士課程終了。国際的にもオルガン奏者、合唱指揮者として国際的に活躍中。現在イェーテボリ大学音楽・演劇科でオルガン演奏及び即興演奏の教授です。 (Ki)
MRSACD-019(1SACD)
ブラス・アンサンブル版/マーラー「アダージェット」
デュカス:「ラ・ペリ」へのファンファーレ、
グレインジャー
:「モールバラ公爵」のファンファーレ
ブルックナー:ロークス・イステ*
ブラームス:コラール前奏曲「私はこの世から去らねばならぬ」op.122-11*
ヒンデミット:金管のための「朝の音楽」-プレーン音楽祭のために、
シベリウス
:ティエラ
マーラー:原光*、交響曲第5番〜アダージェット(6’24”)*
山本訓久:「日本の子どもの歌による組曲」(あんたがたどこさ/さくらさくら/ずいずいずっころばし/浜辺の歌)
ランナー:シュタイヤー舞曲集op.165*、
J・シュトラウス1世
:愛すべきアンネンポルカop.137*
ヨハンとヨーゼフ・シュトラウス:ピツィカートポルカ*
J.シュトラウス:ポルカ「ハンガリー万歳!」op.332*
マーラー:交響曲第3番〜アダージョ‐愛が私に語ること‐(8’28”)*
山本訓久(指、編曲*)、
アンサンブル・ペガサストウキョウ
現在、日本を代表する大編成ブラス・アンサンブルである「アンサンブル・ペガサストウキョウENSEMBLE PEGASUS,TOKYO」(以下EPTと略す)は2002年に結成以来、年1度の日本国内での演奏会とともにチェコ、ドイツ、オーストリア、ノルウェー、スウェーデンなどヨーロッパ各国で数多くの公演を行なって来た。EPTの音楽的コンセプトは、その15名の基本編成(3trp/picctrp/flghn/2hn/4trb/bsflghn/euph/2tub)に端的に表れている。金管楽器本来の輝かしい音色を持つトランペット、トロンボーン、ホルンに加えて、より柔和なサウンドのフリュ−ゲルホーン、バス・フリューゲルホーン、ユーフォニアム、2本のテューバ(FおよびC管)を取り入れて中低音域の充実を図り、リーダー・山本訓久のスペシャル・アレンジによってこれまでのブラス・アンサンブルにない独自のレパートリーを創り上げている。またルネサンス、バロックなど歴史的なレパートリーを取り上げる際には、古楽のアーティキュレーションを用いて作品本来の姿を再現すべく配慮している。現代楽器によるブラス・アンサンブルにおいて、古楽奏法を用いて演奏している例は他にほとんどみられない。EPTによるこの試みは世界に先駆けるものとして注目されている。   (Ki)
MRSACD-020(1SACD)
万華鏡〜マリア・フォシュストレム
カッチーニ:天にもかほどの星はなく、
 アマリッリ
モンテヴェルディ:われは野の花
フレスコバルディ:パッサカリアによるアリア
カルダーラ:友なる森よ
ヴィヴァルディ:来て、いとしい人よ
シューベルト:ます、セレナード
シューマン:献呈、異郷にて
ヴォルフ:アナクレオンの墓
ラフマニノフ:森の静けさに、ああ, 悲しまないで!
ショーソン:蜂すずめ/ラヴェル:白鳥
ブリテン:ニューキャッスルの生まれかね?、
 サリーの園、オリヴァー・クロムウェル
ステーンハンマル:逢い引きから帰ってきた娘
ペッテション=ベリエル:あなたは私を悲しませた
グリーグ:逢い引き、山羊の踊り
シベリウス:もはや私は問わなかった、黒いばら
マリア・フォシュストレム(A)、
マッティ・ヒルヴォネン(P)、
アンドレアス・エードルンド(Cemb)

録音:2010年&2011年
※日本語解説&歌詞対訳付き。
今最も注目されているスウェーデンのアルト、マリア・フォシュストロームが新譜をリリースいたします。本アルバムではモンテヴェルディやシューベルトなどの彼女の得意とする数々の名曲から録音の少ない知られざる歌曲まで、彼女の魅力を余すことなく十二分に堪能できる内容となっております。優美で絶妙なニュアンスを表現できる稀有な才能の持ち主フォシュストローム、今後も期待大の歌手と言えましょう。マリア・フォシュストロームは西スウェーデン、イェーテボリ出身、ストックホルム音楽大学卒業し、専攻は教会音楽、合唱並びにオーケストラ指揮を学びました。その後、ロンドン、ペータースブルクなどに留学し、その際、声楽はステン・ショーステッド、ドロシー・アーヴィングなどに師事しました。レパートリーはバロック・アリアを始めロッシーニから現代音楽の作品まで多岐にわたります。アルト歌曲の入った交響曲、歌曲、バッハのマタイ受難曲、ブラームスのラプソディーなどを得意とし、前作のマーラー・ソング(MRSACD018)は好評を博しております。 (Ki)
MRSACD-103
(1SACD)
スウェーデンの現代合唱曲
オーケ・マルムフォシュ:月かげ(1943)
インゲマー・リードホルム:四つの合唱曲(時の柱、海、出で立つ、それから)(1953)
スヴェン・エリック・ベック:鹿が渇きを覚えるように(1973)
スヴェン・ダヴィッド・サンドストローム:主よ、私の祈りをお聞きください(1986)
ブリッタ・ビューストローム:永遠の光(2001)
スヴェン・ダヴィッド・サンドストローム:四つの愛の歌(2008)
カーリン・レンクィスト:炎を持つ天使(2000)
ラース・エリック・ラーソン:どんな鳥も高く飛びすぎることはない(1969)
ヤン・サンドストローム:エサイの根(1999)
ラース・ヨハン・ヴェルレ:オルフェウス(1990)
ニルス・リンドベリ:君をなぞらえようか(1989)
ホーカン・パルクマン:ティタニア(1996)
スザンヌ・ローゼンベリ:吐息2000
ヤン・サンドストローム:高原を吹く風によせて(2002)
カーリン・レンクィスト:天の国(1998)
スウェーデン室内cho
アンナ・ヨーブラント(S)
ジェフリー・コックス(Ob)
カーリン・ストール(S)、
アンダース・エヴァールズ(C.T)
マリア・パルムクィスト、アンナ・シェルソン、カーリン・ストール、アンナ・ヨーブラント)
サイモン・フィップス(指)

録音:2011年5月13-15日、6月18-19日、オースタード教会、スウェーデン
プロデューサー:藤本-Berger里子
スウェーデン在住の日本人女性プロデューサー藤本-Berger里子氏が立ち上げたレーベルMusicaRedivivaより実力派合唱団、スウェーデン室内合唱団の最新録音が発売します。この合唱団、日本ではまだまだ無名ですが、ヨーロッパでは話題となり近年注目されている合唱団です。スウェーデン室内合唱団は2007年に結成されました。もともと1996年より活動を開始したサイモン・フィップス・ヴォーカルアンサンブルを拡張、そして統合し現在の名称となりました。当合唱団は2011年10月にはEBU(TheEuropeanBroadcastingUnion)主催の合唱コンクールでグランプリ、そして決勝戦に参加した各部門の中で最優秀のグループが貰える「銀の薔薇」を勝ち取りました。また2011年11月にはスペインのトロサフェスティバルでまたもグランプリ受賞。合唱界では最高峰のコンクールの2つの受賞はまさに快挙です。その歌声を聴けば誰もが聴き惚れてしまう神がった歌声です。また録音も非常に優秀で、合唱ファンはもちろんのことオーディオ・ファンも充分満足できる内容となっております。日本語歌詞対訳付きです。
スウェーデン室内合唱団の指揮者サイモン・フィップスは以下のように語っております。「『NewFavorites(新しいお気に入り)』はここ60年間にスウェーデンで書かれた合唱曲を集めたものです。もちろん一枚のCDで『スウェーデンの合唱の奇跡』といわれる時代の膨大な音楽を収録するのは不可能です。スウェーデン室内合唱団が得意とする歌や、国内外を問わず、聴衆から反響の大きかった曲を集め録音しました。」〜サイモン・フィップス(スウェーデン室内合唱団指揮者) (Ki)


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