湧々堂HOME 新譜速報: 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り:交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE!! レーベル・カタログ チャイ5



MUSO
(フランス)


英語で「努力する音楽家」を意味するmuso(ムーゾ)は、2011年にオリヴィエ・ヴァンニュにより設立されました。才能がありながらCDリリース機会に恵まれないアーティストを発掘して作品を世に出し、リスナーとの距離を縮めて評価を次の作品へと繋げて行くというように、アーティストと作品に寄り添うレーベル作りを目指しています。


※表示価格は、全て税込み。品番結尾に特に表記のないものは、全て1CDです。
品番 内容 演奏者
MU-001
フォルクレ(1671-1745):ヴィオール曲集(組曲第1、2、5番) ミュジカル・ユモール
【ジュリアン・レオナール(Gamb)、
トマス・ダンフォール(Theorbo)、
フランソワ・ゲリエ(Harpsichord)】

録音:2010年5月
アントワーヌ・フォルクレは、17世紀後半から18世紀のフランス音楽界においてヴィオラ・ダ・ガンバの名手として高い評価を受けた音楽家です。イタリア音楽に影響を受けたフォルクレは、穏やかで柔らかい曲調の目立つそれまでのヴィオラ・ダ・ガンバの音楽に新風を吹き込みました。その音楽性は17世紀最大のヴィオラ・ダ・ガンバ奏者マラン・マレと比較され、『天使のようなマレ、悪魔のようなフォルクレ』とも評されました。新レーベル最初のCDにふさわしいといえるフォルクレのヴィオール曲集を演奏するのは、ジュリアン・レオナールらフランスの若手音楽家たちによって2005年に結成されたMUSICALLHUMORS(ミュジカル・ユモール)。17世紀から18世紀初頭のヴィオラ・ダ・ガンバの曲を演奏するグループで、2010年よりMUSOでの活動を開始しました。このヴィオール曲集はすでにサヴァール、パンドルフォ、クイケンらによる録音がありますが、今回はその録音とは異なり、2ndガンバの代わりにテオルボを充てた編成で収録されています。この試みについて、ヴィオラ・ダ・ガンバを担当しているジュリアン・レオナールは「サウンドをより豊かにし、アンサンブルをさらに明確にするために今回の編成にチャレンジした」とコメントしています。このCDではヴィオール曲集第1巻より組曲第1、2、5番を収録。ヴィオラ・ダ・ガンバの柔らかくもふくよかな音の響きと、美しいアンサンブルを堪能できる1枚です。
MU-003
イギリス・ルネサンスのコンソート歌曲&器楽曲集
ホルボーン:コンソート「地獄」
 歌曲「ダフネが美しきアポロから逃がれた時」(作者不詳)
 歌曲「さらば喜びよ」(作者不詳)
ホルボーン:パヴァーヌ「善き希望」
コンソート「ミューズの涙」
 歌曲「聖母マリアが歌いし歌は愛情に
あふれていた」(作者不詳) 
パーソンズ:コンソート「ド・ラ・クール」
ダウランド:歌曲「さぁもう一度、愛が呼んでいる」
 コンソート「サー・ヘンリー・アンプソンの葬送」
 歌曲「私の嘆きで人の心を動かせるものなら」 
 コンソート「ディゴリー・パイパー大佐のガリアルド」
 コンソート「エセックス伯のガリアルド」
歌曲「この喜ばしく心地良い春に」(作者不詳)
歌曲「5月が訪れたばかりの頃は」
ダウランド:コンソート「ジョージ・ホワイトヘッド氏のアルマンド」
ホルボーン:クラント「妖精のラウンド」
 パヴァーヌ 
ダウランド:歌曲「おお、今こそ別れねばならぬ」
ホルボーン:ララバイ
 アルマンド「夜警」
 コンソート「憂鬱の影像」
歌曲「楽園で」(作者不詳)
ユジェニー・ワルニエ(S)、
ミュジカル・ユモール

録音:2010年10月27-30日、ノートルダム・ド・ボンスクール教会(パリ)
フランス若手世代注目の古楽団体「ミュジカル・ユモール」が、musoレーベルより2ndアルバムとなる最新盤をリリース!デビュー・アルバムでは、 得意のA.フォルクレのヴィオラ・ダ・ガンバ曲集(MU 001)で爽やかなアンサンブルを聴かせてくれたミュジカル・ユモールですが、今回は時代をさ かのぼり、イギリス・ルネサンスの歌曲と器楽曲を中心としたプログラムで魅せてくれます。“コンソート” とは、主にイギリス・ルネサンス期に流行した 小編成の器楽合奏曲を指す言葉。本アルバムでは特にエリザベス1世の時代に焦点を当て、このジャンルを語るに欠かせないJ.ダウランド、A.ホルボー ンといった大家たちの作品が多く収録されています。素朴で柔らかなソプラノの歌声と古楽器の “コンソート”・ハーモニーは絶品。哀愁漂う曲あり、春の 到来を喜ぶ朗らかな曲あり、夜にしっとりと聴き入りたくなる曲あり……繊細かつ温もりあふれるイギリス・ルネサンスならではの響きに酔いしれるアルバ ムに仕上がっています。 ソプラノを担当するのは、ユジェニー・ワルニエ。2000年より本格的に活動を開始した若手歌手ではありますが、巨匠C.ルセから注目され、早くもル・ パルルマン・ド・ミュジークやポエム・アルモニークといったフランス屈指の古楽団体らと共演を重ねる実力派です。ミュジカル・ユモールはジュリアン・ レオナールらフランスの若手音楽家たちによって2005年に結成されたアンサンブル。今回はヴィオラ・ダ・ガンバだけでなく、リュートやヴァージナル、 オルガンといった楽器を含めた多彩なハーモニーを披露してくれます。 (Ki)
MU-004
ルイ=ガブリエル・ギユマン:アミュズマン集
グラティオーゾ「ミュゼット」、アレグレット、ミニュエット、アルトロ、アレグロ「狩」、「フュルスタンベール」(独奏ヴァイオリンのためのアミュズマンop.18より)
ソナタ.ニ短調(独奏ヴァイオリン・ソナタ集第3巻op.11より)
流行のアミュズマン第1番op.8(2台のヴァイオリンあるいはフルートと通奏低音のための)
ソナタ第1番より「ラルゴ」 (ソナタ集第1巻op.1より)
ソナタ.ト短調(ヴァイオリン伴奏つきのクラヴサン・ソナタ曲集op.13より)
トリオ・ディヴェルティスマン第2番(ポンパドゥール侯爵夫人のためのディヴェルティスマン集op.15より)
アリクァンド
【ステファニー・ポーレ(Solo&1stVn)、
ベランジェール・マイヤール(2nd Vn)、
ルシル・ブランジェ(バス・ド・ヴィオル)、
フランソワ・ラザレヴィチ(Fl、ミュゼット)、
クレール・グラットン(Vc)、
モード・グラットン(クラヴサン)】
世界的ヴァイオリニスト、ステファニー・ポーレを中心とするアンサンブル団体「アリクァンド」が、musoレーベルよりデビュー・アルバムをリリース しました!何よりも注目されるのは、18世紀のフランスに活躍した音楽家ルイ=ガブリエル・ギユマン(1705-1770)の作品のみを収録したという超希 少な収録内容!ギユマンの作品は名手G.コリャールによるいくつかの録音で知られるものの、まだまだ演奏・収録される機会に恵まれないだけに、ファ ン注目必至のアルバムです。何よりの聴きどころはS.ポーレの洗練されたヴァイオリン・ソロ!ルイ15世の宮廷ヴァイオリニストとして名を馳せたギユマ ンの作品には、ソリストの妙技を見せつける技巧的な旋律が随所に散りばめられています。当時のフランスでは無伴奏のソナタは珍しく、本アルバムに収 録されているソナタの多くもチェンバロなどの通奏低音付ソナタとなっています。典雅な装飾や美しいアルペジオなどはもちろんのこと、内面の葛藤を喚 起するような深い短調の響きは絶品!高音までも伸びやかなポーレの透明感あふれるソロの音色に酔いしれます。また、本アルバムには多くのアンサンブ ル曲も収録。ミュゼットやバクパイプといった牧歌的な楽器の響きも愉しめるほか、ロココ芸術を思わせるギャラントな旋律は聴き応え十分です。「娯楽 Amusement」という言葉の意味に違わぬ、開放的で明るい曲調にあふれたアルバムといえましょう! (Ki)

MU-005(5CD)
エリザベート王妃国際コンクール75周年記念・ピアノ部門

[CD1]
(1)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
(2)リスト:ピアノ協奏曲第1番
(3)リスト:ピアノ協奏曲第2番

[CD2]
(1)ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番
(2)ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番

[CD3]
(1)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番
(2)ブラームス:ピアノ協奏曲第1番

[CD4]
(1)ブラームス:ピアノ協奏曲第2番*
(2)プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番

[CD5]
(1)プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第1番
(2)ショパン:ピアノ協奏曲第1番
(3)ショパン:ピアノ協奏曲第2番
[CD1]
(1)1972年第1位;ヴァレリー・アファナシエフ(P)
(2)1956年第1位;ウラディーミル・アシュケナージ(P)
(3)1983年第1位;ピエール=アラン・ヴォロンダ(P)
[CD2]
(1)1983年第1位;ヴォルフガング・マンツ(P)
(2)1987年第1位;アンドレイ・ニコルスキー(P)
[CD3]
(1)1991年第1位;フランク・ブラレイ(P)
(2)1952年第1位;レオン・フライシャー(P)
[CD4]
(1)2010年第1位;デニス・コジュヒン(P)
(2)2007年第1位;アンナ・ヴィニツカヤ(P)
[CD5]
(1)1960年第1位;マルコム・フレージャー(P)
(2)1972年第1位;ジェフリー・スワン(P)
(3)1956年第1位;セシル・ウーセ(P)

[CD1]-(1), [CD5]-(2)ルネ・ドゥフォッセ(指)
[CD1]-(2), [CD3]-(2), [CD5]-(1)(3)フランツ・アンドレ(指)
[CD1]-(3), [CD2]-(1)(2)ジョルジュ・オクトルス(指)
[CD3]-(1)ロナルド・ゾルマン(指)
[CD4]-(1)エド・デ・ワールト(指)
[CD4]-(2)ジルベール・ヴァルガ(指)
ベルギー国立O、ロイヤル・フランダースPO*
世界の三大コンクールのひとつとも言われるエリザベート王妃国際音楽コンクールの50 年にわたる貴重な記録。エリザベート王妃国際コンクールは、 ベルギーが生んだ偉大なヴァイオリニスト、イザイの名を冠したウジェーヌ・イザイコンクール(1937年に第1 回が開催) の後身として、1951年に記念 すべき第1 回(ヴァイオリン部門)が開催されました。これを皮切りに、ピアノ(1952年〜)、作曲(1953年〜) 部門が設立、1988 年からは声楽部 門も設立されました。1 年につき1 部門、各部門は4年毎に開催されています。昨年2012年が75周年記念だったことを受け、歴代のピアノ部門上位 入賞者たちの協奏曲の演奏をまとめた5枚組セットが発売されます。現在一線で活躍する演奏者たちの若き日のコンクールでの貴重な演奏を、コンクー ル独特の緊張感と熱気を感じながら堪能できるセットです。ブックレットにはアファナシエフやブラレイ、アシュケナージらの優勝当時の若き日の写真や、 何人かの演奏者のメッセージも掲載されていて、興味深い内容となっています。
1972年のアファナシエフのバリバリのチャイコフスキーは圧巻。1956年優勝のアシュケナージのリストも、派手に弾きたおすのではなく、ひとつひと つのパッセージをいつくしむように演奏しているのが印象的。1987年優勝のニコルスキーは、ネイガウス、ナウモフ、レイグラフなどに師事した期待の星 でしたが、1995年に30台半ばで交通事故で亡くなってしまったピアニスト。今も存命していたらいかに素晴しい演奏家になっていただろうか、と思わせ るような厚い音色、繊細極まりないデュナーミク、溢れる詩情に満ちたラフマニノフを展開しています。 (Ki)
MU-006
リスト:詩的で宗教的な調べ(全10曲) ユーリ・ファヴォリン(P)

録音:2012年3月2-4日/スタジオ1(ブリュッセル)
1986年モスクワ出身の俊英ピアニスト、ユーリ・ファヴォリンによるリストの登場。2010のエリザベート王妃国際音楽コンクールで第4位に入賞、その演奏は聴衆の心に深く残り、様々な舞台で演奏を披露、ラ・ロック・ダンテロン音楽祭でチッコリーニの代役をつとめるなど、注目株です。ファヴォリンの魅力はそのふくよかな表情と、色彩感・情景感豊かな音色。「孤独のなかの神の祝福」でのたっぷりとした歌ごころと、怒涛のように押し寄せる音の洪水は圧倒的です。
ユーリ・ファヴォリン
1986年12月12日モスクワ生まれ。幼い頃から音楽的才能を発揮。2004年チャイコフスキー音楽院に入学、ミハイル・ヴォスクレセンスキーに師事。2003年ジョルジ・シフラ・ファンデーションの第1位、2010年エリザベート王妃国際音楽コンクール第4位、2007年オリヴィエ・メシアン・コンクール第4位など輝かしい入賞歴がある。 (Ki)

MU-007
J.S.バッハ:トッカータ全曲集
トッカータ.ハ短調 BWV 911
トッカータ.ト長調 BWV 916
トッカータ.ト短調 BWV 915
トッカータ.嬰へ短調 BWV 910
トッカータ.ホ短調 BWV 914
トッカータ.ニ短調 BWV 913
トッカータ.ニ長調 BWV 912
アマンディーヌ・サヴァリー(P)

録音:2013年4月2-4日
アマンディーヌ・サヴァリーは、1985年生まれのフランスのピアニスト。ダリ・ピアノ・トリオのピアニストとしても活躍しています。
これは、「トッカータ」の全曲を1枚に収めたCDとしては屈指の名演!フランスのピアニストらしい透明感あふれるタッチと鋭敏な感性が、バッハの厳格なイメージを払拭し、瑞々しい演奏を繰り広げます。
BWV911の長大なフーガは、最後まで緊張が途切れず、堅固な構築に終始するのではなく、詩的なニュアンスも流れます。
続くBWV916は当然明るい響きが飛び込んで来ますが、品格あふれる推進力で魅了。そして後半の詩的な静寂美!最後に置かれたBWV912は、導入部に続くアレグロでの多彩なニュアンスにびっくり。これ見よがしにニュアンスを散りばめるのではなく、泉のように自発的に湧き出るそれぞれの表情が緊密に連動。リズムのセンスと、弱音の語りの巧みさも必聴です。【湧々堂】
MU-008
MINORITEN KONVENT〜ミノリーテン修道院写本
ビーバー:ソナタ第84番 ホ長調
作曲者不詳:ソナタ第77番 イ長調
作曲者不詳:ソナタ第87番 ヘ短調
作曲者不詳:ソナタ第4番 ニ長調
ヴィヴィアーニ:ソナタ第90番 イ短調(1638-1693)
作曲者不詳:ソナタ第75番 ハ短調
ヴォイタ:ソナタ第70番 ロ短調(1660頃―1725頃)【調弦:H-Fis-H-E】
ニコラウス・ファーバー(1673没):ソナタ第2番 ホ長調【調弦:H-E-H-E】
ビーバー:ソナタ第11番 ホ短調
ヨハン・カスパール・トイブナー(1661前-1697):トッカータ第94番イ短調、ソナタ第88番ニ短調
ステファニー・ポーレ(Vn)
エリザベス・ガイガー(Org)

録音:2014年7月31日-8月3日
ウィーンのミノリーテン修道院に伝わる写本集XIV 726は、17世紀後半のヴァイオリンの重要作品が詰まった写本。ソナタの形式をとりながら、ヴァ イオリンの通常の調弦(G-D-A-E)とは異なる調弦が指定されたスコルダトゥーラを用いる作品など、様々にヴァイオリンの技巧を凝らした作品が並びます。 即興のように聴こえる導入部分やパッセージまで、すべて楽譜に書きこまれているのも特徴。ビーバーをはじめ、様々な作曲家の作品が掲載されています。 このCDには、スコルダトゥーラの作品は2つ収録されています。ファーバーの作品では舞曲要素がより強くなり、ヴォイタの作品では、やや抑えられた 響きが、ヴェールのかかったような少し暗めの世界を生み出すなどの効果をあげています。17世紀後半のヴァイオリンの最前線の作品が詰まった写本を、 ポーレが非常にみずみずしくゾクっとするような美音で奏でます。 (Ki)
MU-009
アリアンとオルフェ:フランス・バロックのカンタータ集
ラモー:カンタータ「オルフェ」〜声楽と器楽合奏のための
ミシェル・ランベール(1610-1696):宮廷のアリア「愛する人の影」(リュート伴奏つき宮廷歌曲)
エリザベト・ジャケ=ド=ラ=ゲール(1665-1729):ヴァイオリンとヴィオラ・ダ・ガンバ,通奏低音のためのソナタ
1番 ニ短調
フィリップ・クルボワ(1705-1730):カンタータ「アリアン」
マラン・マレ(1656-1728):シャコンヌ
ハスナー・ベンナーニ(S)
アンサンブル・ストラヴァガンツァ〔ドミティユ・ギロン(Vn&指)
ファビアン・ルセル(Vn)、アンア・ベッソン(フラウト・トラヴェルソ)、ゴルジュ・バルテル(フラウト・トラヴェルソ)、ロバン・ファロ(バス・ヴィオール)、ロナルド・マルタン・アロンソ(バス・ヴィオール)、ヴァンサン・フリュッキガー(テオルボ、バロック・ギター)、トー
マス・ソルターニ(チェンバロ&指揮)〕

録音:2015年4月27日-28日、6月9日-10日
ギリシャ神話の有名な場面「オルフェウスの冥府下り」と「アリアドネの置き去り」に焦点を当てた、フランス・バロック・カンタータの世界が凝縮さ れたCDです。18世紀フランスは、器楽伴奏付き声楽曲「カンタータ」の黄金時代でした。音楽に豊かな感情表現を求める作曲家たちにとって、ギリシャ 神話はまさに格好の題材。人間らしい神々の普遍的な感情を、ラモーとクルボワがどのように汲み取り、音楽に昇華させたのかが聴きどころです。 2つのカンタータに挟まれている「愛する人の影」「ヴァイオリンとヴィオラ・ダ・ガンバ、通奏低音のためのソナタ」「シャコンヌ」もフランス・バロッ クの作曲家の作品です。ランベールの「愛する人の影」はオルフェウスの悲痛な歌に通じる悲哀を持つのに対し、マレーの「シャコンヌ」の快活さは幸せ を取り戻したアリアドネのよう。ルイ14世の寵臣でもあった当時は珍しい女性作曲家ジャケ=ド=ラ=ゲールの「ヴァイオリンとヴィオラ・ダ・ガンバ、 通奏低音のためのソナタ」も、当時の宮廷の面影を忍ばせます。 フランスの古楽界で今やひっぱりだこの若手、モロッコ出身のソプラノ、ハスナー・ベンナーニのみずみずしくも劇的な歌唱が光ります。アンサンブル・ス トラヴァガンツァが織りなす香り立つような端正な響きも魅力的です。 (Ki)
MU-010
モーツァルト:ピアノ四重奏曲集
ピアノ四重奏曲第1番 ト短調 KV478(1785)
ピアノ四重奏曲第2番 変ホ長調 KV493(1786)
ラ・プ ティット・サンフォニ ー〔ダニエル・イゾワール(フォルテピアノ)、ステファニー・ポーレ(Vn)、ディアーヌ・シュメラ(Va)、マトゥリン・マタレル(Vc)〕

録音:2015年9月1-3日
ラ・プティット・サンフォニーは、結成10年を迎えるアンサンブルで、交響曲の演奏習慣と、室内楽の親密な雰囲気を融合させることをめざしています。 ここに収録されたピアノ四重奏曲も、4名のみで奏でられているのに、ピアノ協奏曲のようなスケールの大きな世界が広がります。 (Ki)
MU-011
チャイコフスキー:弦楽四重奏曲第2番ヘ長調Op.22
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第8番ハ短調Op.110
 2つの小品
ダヴィド・オイストラフSQ【アンドレイ・バラーノフ、ロディオン・ペトロフ(Vn)、ヒョードル・ベルギン(Va)、アレクセイ・ジ ーリン(Vc)】

録音:2015年7月28-30日/スタジオ4(ブリュッセル)
チャイコフスキーとショスタコーヴィチは、秘密の感情を音楽に秘める共通点がありますが、前者の第2番と後者の第8番はそれぞれの特別な作品 とされています。ことにショスタコーヴィチの第8番は、「ファシズムと戦争の犠牲者に」と捧げながら、実は遺書として書かれたとも言われています。 2012年エリザベート王妃国際コンクールで優勝して注目されたヴァイオリニスト、アンドレイ・バラーノフが同年に結成したダヴィド・オイストラフ弦楽 四重奏団は、若手の集団ながら驚くほどの成熟と高い音楽性で要注目。 (Ki)

MU-012
エリザベート王妃国際コンクール優勝者の記録〜ジャン=グロード・ファンデン・エイデン
(1)シューマン:交響的練習曲
(2)リスト:ピアノ協奏曲第1番*
(3)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番
ジャン=クロード・ファンデン・エイデン(P)
ベルギー王立O
フランツ・アンドレ(指)*
フリッツ・セリス(指)

録音:(1)1964年5月25日ファイナル、(2)1964年、デッカ(LP:173.427)、(3) 1964年6月8日優勝記念コンサート
16歳で優勝したジャン=クロード・ファンデン・エイデンは、歴代の優勝者の中では珍しいベルギー出身のピアニスト。なお、1964年の記録録音と いうことで、アーカイヴが万全ではなく、交響練習曲(若干の古さを感じるものの、演奏の凄さは伝わる音質)以外は、コンクール直後に録音されたデッ カ、および優勝記念コンサートの記録となっております。 (Ki)
MU-013
エリザベート王妃国際コンクール優勝者の記録〜アブデル・ラーマン・エル=バシャ
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第17番変ロ長調KV570
ラヴェル:スカルボ(夜のガスパールより)
バラキレフ:イスラメイ
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番
アブデル・ラーマン・エル=バシャ(P)
ベルギー王立O
ジョルジュ・オクトルス(指)

録音:1978年(ライヴ/1-3:セミ・ファイナル/4ファイナル)
1978年の回の優勝者、エル=バシャのセミ・ファイナルとファイナルからのライヴ録音。エル=バシャは当時19歳でした。マガロフ、ギレリスら錚々 たる面々が審査員を務めていましたが、その優勝はほぼ満場一致で決まったといいます。透明な音色、きっちりと端正ながらピチピチとした活力にも満ち たモーツァルトは絶品。ラヴェルの「スカルボ」も雰囲気たっぷり、「イスラメイ」の音の洪水は圧巻です。プロコフィエフのピアノ協奏曲第2番も曲芸的 な難曲ですが、エル=バシャは鋼のような和音を繰り出し、抒情的な部分でも濃厚な歌を展開しています。コンクールであることを忘れて聴き入ってしま う説得力と迫力に満ちた凄い演奏です。 (Ki)
MU-014
エリザベート王妃国際コンクール優勝者の記録〜フランク・ブラレイ
リスト:ペトラルカのソネット第123番
ラフマニノフ:コレッリの主題による変奏曲
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第12番ヘ長調KV332
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番
フランク・ブラレイ(P)
ベルギー王立O
ロナルド・ゾルマン(指)

録音:1991年エリザベート王妃国際コンクール(ライヴ/1&2:セミ・ファイナル、3&4:ファイナル)
ブラレイがエリザベート王妃国際コンクールに出場したのは22歳。この時から、トレードマークであるヘアスタイルはほとんど変わっていません。この 時の審査員は、ウジェーヌ・トレイを筆頭に、ベルマン、ダヴィドヴィチ、エル=バシャ、フィルクシュニー、フー・ツォン、ハンス・レイグラフ、マガロフ、 さらに園田高弘に安川加壽子ら錚々たる面々がそろっていました。本選で選んだベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番は、コンクールということを考える とやや渋めな選曲とも思われ、だからこそブラレイの思い入れと自信も感じられる選択。今なお得意とするモーツァルトも、すでにこの頃から典雅の響き。 みずみずしい詩情で歌うリスト、そしてラフマニノフも、主題の美しさは格別です。ブラレイのキャリアの大きな第一歩となった演奏を、心ゆくまで堪能で きる1枚です。ブラレイ若き日の写真も何枚かブックレットに掲載されており、こちらも興味津津です。 (Ki)
MU-015
シューベルト:即興曲集
4つの即興曲 D899(op.90)
4つの即興曲 D935(op.142)
アマンディーヌ・サヴァリー(P)

録音:2016年6月12-14日
前作のJ.S.バッハ:トッカータ集(MU-007)が好評だったアマンディーヌ・サヴァリー第2弾。今回彼女が取り上げたのはシューベルトの即興曲。サヴァ リーは、1985年生まれのフランスのピアニスト。ダリ・ピアノトリオのピアニストとしても活躍しており、室内楽ではアルテミス弦楽四重奏団やメナヘム・ プレスラーの薫陶を受けています。そしてなによりブレンデルの教えを受けることが許された数少ないピアニストの一人。高潔かつ純度の高いシューベルト が展開されています。 (Ki)
MU-016
SINCE IN VAIN- UNDERGOUND(S)〜17世紀末のイギリスの音楽
アンソニー・ヤング(1683-1747):グラウンド
作曲者不詳:アルマンド/Since in Vain…
Mr.ウッド:ソング・ナンバー1/ソング・ナンバー2/ソング・ナンバー3
イェレミア・クラーク(1674-1707):エール、ホーンパイプ
ジョン・エックレス(c.1668-1735):グラウンド
フィリップ・ハート(1674-1749):アルマンド
パーセル:With him he brings the partner、Here the Deities approve*
ジョン・ウェルドン(1676-1736):グラウンド
ウィリアム・クロフト(1678-1727):エア、プレリュード、エア
ジョン・バーレット(c.1674-c.1735):グラウンド
ジョヴァンニ・バッティスタ・ドラーギ(1640-1708):プレリュード
ロバート・キング(c.1660-1726):アルマンド
ヴォーン・リチャードソン・オブ・ウィントン(c.1670-1729):アルマンド
フランシス・フォーサー(c.1649-1705):シャコンヌ
ジョン・ブロウ(1649-1708):グラウンド
ラファエル・コートヴィル(1735没):3/4
フランチェスコ・ジェミニアーニ(1687-1762):アッフェットゥオーゾ
ウィリアム・リチャードソン(1731or1732没):グラウンド
ヘンデル:アリアと変奏
スティング(カロリーヌ・ヒュン・ファン・シュアン編):Ground on Moon over Bourbon Street
カロリーヌ・ヒュン・ファン・シュアン(Cemb)
ポーリン・ビュンドゲン(C.T)*

録音:2015年7月
17世紀末のイギリス、つまりエリザベス朝の1世紀後の音楽を集めた1枚。グラウンド(バスの定型が繰り返される)を中心にプログラムされており、 作曲者はヘンデル、パーセルから知られざる作曲家まで様々。1トラックのみですが、カウンターテナーの歌手も参加してアルバムを彩っています。ディス クの掉美を飾るのは、現代イギリスを代表するシンガーソングライター、スティングの「Moon Over Bourbon Street」を編曲してチェンバロで演奏した もの。不思議と17世紀末の音楽の世界と美しく調和しています。 (Ki)
MU-017
フォーレ:歌曲集
蝶と花 op.1-1、
オランピオの悲しみ、君なくてop.5-3、
悲しみop.6-2、川のほとりでop.8-1、
夜想曲 変イ長調 op.33、
夢のあとにop.7-1、
ネルop.18-1、さらばop.21-3、
ゆりかごop.23-1、秘めごとop.23-3、
イスパハーンのばらop.39-4、
捨てられた花op.39-2、
舟歌 変ロ長調op.44、月の光op.46-2墓地にてop.51-2、
マンドリンop.58-1、牢獄op.83-1、
夕べop.83-2
ティボー・レナエルツ(T)
フィリップ・リガ(P/エラール1873年)

録音:2012-2016年
ベルギー出身のテノール、ティボー・レナエルツが歌うフォーレの歌曲集。エラールのピアノの音色もまた楽しめます。ピアノ・ソロ曲も収録されています。 (Ki)

MU-018
ギドン・クレーメル
(1)シューマン:幻想曲 ハ長調 op.131
(2)ショーソン:詩曲 op.25
(3)エルガー:ヴァイオリン協奏曲
ギドン・クレーメル(Vn)
1967年エリザベート王妃国際音楽コンクールヴァイオリン部門第3位入賞

(1)マリナ・ボンダレンコ(P)
 録音:1967年5月25日(ファイナル・ライヴ)
(2)RTBグランドSO、
 ダニエル・シュテルンフェルド(指)
 録音:1967年6月5日(受賞者コンサート・ライヴ)
(3)ベルギー国立O
 ルネ・デュフォッセ(指)
 録音:1967年5月25日(ファイナル・ライヴ)
1947年生まれのクレーメル、20歳の時のコンクールの貴重なライヴ音源の登場。前年にコンクール出場が決まったときからファイナルで演奏しようと 決めたほど、思い入れのあったエルガーのヴァイオリン協奏曲は「当時20歳だった自分にとって特別に重要だったあらゆる感情と失望に根ざした私自身 のロマン的なスピリットをすべて注ぎ込んだ」と語る完璧にして迫真の出来栄え。にも拘わらず第3位という結果に終わったことは大きな「失望」であり、「私 の一番表現したいことが理解されなかった、受け入れられなかった、と感じた」と述べています(ライナーノートより/邦訳なし)。オイストラフ、メニュー イン、フランチェスカッティ、シゲティ、グリュミオー、ギンゴールドといった錚々たる巨匠達が審査員に名を連ねた1967年の優勝者はフィリップ・ヒルシュ ホーンでした。この演奏で第3位とは、とあらためてこの年のレヴェルの高さに思いを馳せる、色々な意味で貴重な1枚です。コンクールの結果が出た後 に行われた受賞者コンサートでのショーソンの「詩曲」は神がかったような演奏です。 (Ki)

MU-019
エディト・フォルケルト
(1)ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番
(2)バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第2番
エディト・フォルケルト(Vn)
1971年エリザベート王妃国際音楽コンクールヴァイオリン部門第5位

(1)録音:1971年5月22日(ファイナル・ライヴ)
 RTBグランドSO、
 ルネ・デュフォッセ(指)
(2)録音:1971年6月2日(受賞者コンサート・ライヴ)
 ベルギー国立O
 ミヒャエル・ギーレン(指)
ベルギーの女性ヴァイオリン奏者、エディト・フォルケルト(1949-1992)21歳の時のコンクールの記録。この年の第1位はミリアム・フリードで、 20回目となるコンクール史上初の女性優勝者でした。第3位には藤原浜雄、さらに第12位にザハール・ブロンが名を連ねています。フォルケルトは、 ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第1番を、初演したオイストラフが審査員にいる前で、しかもオーケストラとの時間も十分ではない2度のみの リハーサルの後に弾くという難しい状況の中素晴らしい演奏をし、見事第5位をかちとりました。受賞者コンサートでは、この数か月前に録音をしたバル トークの作品をギーレンの明晰かつ詩的な指揮で見事に演奏しています。フォルケルトは1980年半ばから病に苦しみ、1992年7月2日に亡くなりまし た。素晴らしいベルギー出身の奏者のコンクールの貴重な記録の登場となりました。 (Ki)

MU-020
堀米ゆず子
(1)イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第2番
(2)モーツァルト:ロンド ハ長調 KV373
(3)ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番「雨の歌」ト長調 op.78
(4)シベリウス:ヴァイオリン協奏曲
堀米ゆず子(Vn)
1980年エリザベート王妃国際音楽コンクールヴァイオリン部門第1位

(1)録音:1980年5月15日(セミ・ファイナル・ライヴ、ブリュッセル国立音楽院)
(2)ジャン=クロード・ファンデン・アインデン(P)
 録音:1980年5月15日(セミ・ファイナル・ライヴ、ブリュッセル国立音楽院))
(3)ジャン=クロード・ファンデン・アインデン(P)
 録音:1980年5月30日(ファイナル・ライヴ、ブリュッセル・ファインアーツ・センター)
(4)ジョルジュ・オクトルス(指)
ベルギー国立O
 録音:1980年5月30日(ファイナル・ライヴ、ブリュッセル・ファインアーツ・センター)
堀米ゆず子が優勝したのは1980年。ファイナルの結果発表で最初に名前を呼ばれた堀米は、自分が優勝したとは最初はわからなかったけれども、熱 狂した聴衆や審査員の笑顔で、自分が優勝したと次第に理解したといいます。この上なく明晰で決然とした、集中しきったイザイは見事。ブラームスでの やわらかさは、コンクールということを忘れて聴衆が聞き入っていることが感じられるもの。シベリウスの協奏曲でも、冒頭からピンと張りつめた空気が心 地よい演奏。世界が堀米を認めた瞬間のすべてがここにとらえられています。 (Ki)
MU-025
NX-B09
夕べの音楽
ヨハン・タイレ(1646-1724):三声の二重ソナタ
ブクステフーデ:ソナタ ハ長調 BuxWV266
エルレバッハ (1657-1714):ソナタ第5番変ロ長調 ヴァイオリンとヴィオラ・ダ・ガンバ、通奏低音のための
ブクステフーデ:ソナタ ト長調 BuxWV271
ラインケン(1637?-1722):「音楽の園」組曲第4番 ニ短調
ドミティユ・ジロン(ヴァイオリン、指)
トマ・ソルタニ(チェンバロ、指)
アンサンブル・ストラヴァガンツァ(古楽器使用)
ルイ・クレアック(Vn)
ロバン・ファロ(バス・ガンバ)
ヴァンサン・モーリス(テオルボ)
クロエ・セヴェール(ポジティヴ・オルガン)

録音:2017年10月17-20日パリ、ボンスクール聖母教会
フランスの若き奏者たちによる「アンサンブル・ストラヴァガンツァ」はCDデビュー前の2011年から相次いでコンクール入賞を果た し、古楽界の話題をさらった俊才集団。前作はソプラノをゲストに迎えたカンタータ集でしたが、この4枚目のアルバムでは彼らが 得意とする小編成の合奏作品へと回帰、Alphaレーベルでの活躍もめざましい四重奏団ネヴァーマインド(異才チェンバロ奏 者ジャン・ロンドーが加わるグループ)でも際立った活躍をみせるルイ・クレアックとロバン・ファロの存在感もきわだちます。鍵盤2 台をフィーチャーした編成も魅力。タイトルにある「夕べの音楽」とはオルガンの大家ブクステフーデが前任者トゥンダーから受け継 いだリューベックの定期演奏会のこと。17世紀北ドイツの華やかな作品の数々が瑞々しいアンサンブルで甦ります。
MU-026
NX-B09
ムッシュ・ブラッサンスのバラード〜古楽器の伴奏による、ジョルジュ・ブラッサンス(1921-1981)が歌ったバラード
レ・リュネジアン、アルノー・マルゾラティ
1.年月 Le Temps
2.半羊神 Saturne
3.お手軽な愛 L’amour facile
4.おお、哀れな私たち Las que nous somm es miserables
5.おいで愛しい人よ、共に暮らそう Viens ma mie, viens ma vie
6.死 La Mort
7.彼の魂に a son ame
8.修道女 La religieuse
9.失恋、俺は捨てられた(アンリ3世の歌) Depite, j’ai quitte Chanson dite d’Henri III
10.ちょっとした口ずさみやすい歌 Ce petit air badin
11.三つの音のロマンス Air des 3 notes
12.四つの歌に続く道 La route aux quatre chansons
13.言わなきゃいけないことがないのなら Si vous n’avez rien a me dire
14.息苦しい小さな顔 Minois dont l’aspect suffoque
15.牡蠣の殻 La coquille d’huitre
16.酔っ払いとその妻 L’Ivrogne et sa femme
17.清らかな泉のほとりで Dans l’eau de la claire fontaine
18.泉から戻ってみると Revenant de la Fontaine
19.感謝のバラード Ballade de merci
20.中世気取り Le Moyenageux
レ・リュネジアン
【メンバー】
アルノー・マルゾラティ(歌、芸術監督)
メラニー・フラオー(ドゥルツィアン[=ルネサンス・ファゴット]、ボンバルド[=ルネサンス・オーボエ]、
各種リコーダー、19世紀フラジオレット[横笛])
エティエンヌ・マンゴ(5弦チェロ、高音ヴィオール、バス・ヴィオール)
エリック・ベロック(アーチリュート、シターン)

録音:2018年5月7-10日ヴェズレ(フランス)、シテ・ド・ラ・ヴォワ会館
シャンソンの世界ではフェレやトレネ、ブレルらと並ぶ大戦後の社会派詩人歌手ジョルジュ・ブラッサンス(1921-1981)は、この世代のフラ ンス人歌手たちがしばしばそうであったように、ロンサールやデポルト、ピロン、ルソー、ユーゴーなどフランス文学史上に名高い文学者たちの作 品や伝統歌に強い関心を寄せ、自分の歌でも歌詞としてとりあげていました。Alphaレーベルでは19世紀の詩人歌手ベランジェをとりあげる など、音楽史上の周縁領域を探究してきた古楽歌手アルノー・マルゾラティは、そうした詩の数々が本来的に持っているルネサンス〜バロック 期の楽器との相性を活かし、長く多芸派カウンターテナーのドミニク・ヴィスと共演してきたリュート奏者エリック・ベロックらと「古楽アプローチによ るブラッサンス・アルバム」を制作。15世紀から19世紀にかけての詩人たちの世界を、ブラッサンスの歌と、各詩人たちの生きた時代の楽器を 活かしたサウンドで聴かせます。明らかにシャンソン的な歌もあれば古楽然とした佇まいがきわだつ曲もあり、ラルペッジャータの新録音群や Alphaレーベルの白ジャケット・シリーズなど、21世紀型の越境古楽にときめくリスナーにぜひおすすめしたい1枚になっています。
MU-028
NX-B09
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」〜2通りのマスタリングで〜
1-3./13-15.協奏曲 ホ長調 Op.8-1 RV.269 「春」
4-6./16-18.協奏曲 ト短調 Op.8-2 RV.315 「夏」
7-9./19-21.協奏曲 ヘ長調 Op.8-3 RV.293 「秋」
10-12./22-24.協奏曲 ヘ短調 Op.8-4 RV.297 「冬」
ダニエーレ・オルランド(ソロVn/コンサート・マスター)
イ・ソリスティ・アクィラーニ

録音:2016年9月カティニャーノ(イタリア)、サンタ・イレーネ教会
イタリア・バロックの代名詞といってもよい傑作「四季」には、ヴィヴァルディが生きた時代の自然界にあふれていたさまざまな音、色、匂い…と いったものの移ろいがあざやかに反映され、それを通奏低音が添えられた弦楽合奏だけで表現してみせたところにこの作曲家の真骨頂があっ たと言えるでしょう。ピリオド楽器を使った古楽アプローチはその真相を解き明かすのに大きく貢献、今や(ポーランドのショパン協会がフォルテピ アノに門戸を開いたのと同じように)ピリオド奏法を柔軟に取り入れつつある本場イタリアの現代楽器奏者たちもまた、そうした音楽史的解釈 に無関心ではいられません。その流れの最前線をゆくイ・ムジチ合奏団のコンサートマスターA.アンセルミに師事したダニエーレ・オルランドが、 自然の景色まで現代生活のなかで変貌しつつある故郷イタリアの「在りし日のすばらしい自然」に思いを馳せながら、古楽アプローチをふまえ つつダイナミックな音作りを聴かせる「四季」の最新録音。同じ演奏に2種類のマスタリングを施し、かたや本来のままの響きを大切に、かたや ロックにも慣れた世代になじみやすいコントラスト強めの音響で仕上げ、聴き比べたり気分に合わせた方を聴いたりできるようにしているのも特 徴的です。


QEC-2013(4CD)
エリザベート王妃国際コンクール2013年ピアノ部門
[CD1]
(1)ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3
(2)ラフマニノフ:音の絵 Op.39-7
(3)ジェフスキ:夢
(4)ミシェル・ペトロシアン:In the Wake of Ea
[CD2]
(1)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第9番
(2)ラヴェル:夜のガスパール
(3)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番
(4)プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第4番
[CD3]
(1)ブラームス:ピアノ協奏曲第1番
(2)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
[CD4]
(1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番*
(2)バッハ:パルティータ第2番BWV 826
(3)バッハ:パルティータ第4番BWV 828
[CD1]
ボリス・ギルトブルク(P)

[CD2]
(1)レミ・ジュニエ(P)
(2)マテウシュ・ボロヴィアク(P)
(3)マテウシュ・ボロヴィアク(P)
(4)レミ・ジュニエ(P)

[CD3]
(1)スタニスラフ・フリステンコ(P))
(2)チャン・ツォー(P)

[CD4]
(1)アンドリュー・タイソン(P)
(2)マテウシュ・ボロヴィアク(P)
(3)レミ・ジュニエ(P)

マリン・オールソップ(指)ベルギー国立O
ミヒャエル・ホフシュテッター(指)ワロニー室内王立O*
2013年に開催されたエリザベート王妃国際音楽コンクール(今年はピアノ部門でした)のライヴ演奏音源ボックス。ファイナルでの協奏曲、そ してセミ・ファイナルなどで絶賛されたソロ演奏を収録。オールソップが指揮をつとめているものもあり、注目です。 (Ki)
■2013年入賞者
 ボリス・ギルトブルク(第1位/イスラエル)、レミ・ジュニエ(第 1 位/フランス)、マテウシュ・ボロヴィアク(第3位/英・ポーランド)、スタニスラフ・フリステンコ(第 4 位/ロシア)、チャン・ツォー(第5位/中国)、アンドリュー・タイソン(第6位/アメリカ)



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