湧々堂HOME 新譜速報: 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り:交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE!! レーベル・カタログ チャイ5



のすたるぢあ - Nostalgia
(日本)

佐藤豊彦氏の自主レーベル。

※品番結尾に特に表記のないものは、全て1CDです。
品番 内容 演奏者
Nostalgia-0201
東雲のうた
日本古謡(佐藤豊彦編):蕗の曲
日本古謡
(オーイエン編):さくら
日本古謡:黒田節(ギター独奏)
日本古謡(オーイエン編):来るか来るか
日本古謡
(佐藤豊彦編):沖の鴎に
日本古謡(オーイエン編):箱根八里
日本古謡(オーイエン編):中国地方の子守唄
日本古謡:五木の子守唄
滝廉太郎:荒城の月
山田耕筰
:待ちぼうけ、からたちの花
 ペチカ、曼珠沙華、かやの木山の
 赤とんぼ
藤井清水:信田の藪
草川信
:河原菜種
弘田龍太郎
(山田千代美編):叱られて
杉山はせを(山田千代美編):花嫁人
近衛秀麿:ちんちん千鳥
成田為三
:浜辺の歌
平井康三郎
:あの子この子、平城山
橋本国彦:お六娘
山田千代美(S)、
ダーヴィッド・ヴァン・オーイエン(G)

録音:2001年12月、チャペル・スタジオ(オランダ)
ソプラノとギターが織り成す「和」の心。佐藤豊彦が主宰するアンサンブル「アルバ・ムジカ・きょう」に中核メンバーとして参加している古楽声楽のスペシャリスト、山田千代美が歌う「日本のうた」。好物は刺身で趣味は三味線という大の日本びいきのオランダ人ギタリスト、オーイエンが1829年製オリジナルのパレルモ・ギター(佐藤豊彦所蔵)を奏でて山田千代美の歌声と共に何とも言えぬ「和」の空間を創り上げています。「日本のうた」の持つ旋律美と抒情的雰囲気、日本の心が余すことなく表現されたアルバムです。
Nostalgia-0401
華麗なる様式
ヨハン・ゲオルク・ヴァイヒェンベルガー(1676−1740):組曲二短調/へ長調/ト長調
パルティータ.イ短調
佐藤豊彦(Lute)

録音:2002年11月4日〜6日&2003年5月、メノナイト教会(オランダ)
1676年にオーストリアのグラーツで生まれ、1740年に同じくオーストリアのウィーンで没した17〜18世紀の知られざる音楽家ヴァイヒェンベルガー。大半の手稿譜は第2次世界大戦で行方不明となってしまったが近年になって再発見されており、徐々にヴァイヒェンベルガーのリュート音楽の全貌が明らかになり始めています。フランス派の「崩された様式」を基本としたドイツ語圏最後のリュート奏者の1人、ヴァイヒェンベルガーの「華麗なる様式」を持った傑作の数々を佐藤豊彦がグラーフのオリジナル・リュートとガット弦を用いて現代に伝えます。またこの録音では、チャンネル・クラシックスのハイクォリティ・サウンドの産みの親である名エンジニア、ジャレッド・サックスがプロデューサーとエンジニアを担当しており、サウンド面も充実。
Nostalgia-0701
リュートの飾り棚
フィリップ・フランツ・ルサージュ・デ・リシェー(17世紀頃):曲集《リュートの飾り棚》
組曲レ短調/サラバンド ラ長調/組曲ファ短調/シャコンヌ ファ短調/組曲レ長調/同ド短調/パッサカリア ド短調  ※全曲世界初録音
佐藤豊彦(Lute)

録音:2007年10月、11月、長崎の西海市大島文化ホール
日本を、そして世界を代表するリュート奏者としてその名を知られる佐藤豊彦。1968年のバーゼル・スコラ・カントルムに留学し、1971年には世界初となるバロック・リュートによるLPのリリースを行いデビュー。1973年にはハーグ王立音楽院(オランダ)の教授に招聘され2005年1月に退官するまで後進の育成にも尽力するなど、リュート界の第1人者としての称号に相応しい世界規模での活躍を続けています。シャルル・ムートンに師事したということ意外はそのほとんどが謎に包まれているルサージュ・デ・リシェーの曲集「リュートの飾り棚」は、「歌うような様式」=「カンタービレ様式」的要素が強く、その美しくシンプルな旋律が心に染み渡ります。使用楽器のラウレンティウス・グライフ製のオリジナル・リュートは1610年にインゴルシュタッドで製作され、現代オランダの楽器製作者ニコー・ファン・デア・ヴァールスの4年間という修復期間を経て演奏可能な状態に復元されたという歴史的価値も計り知れない銘器。
グライフのオリジナル・リュートとガット弦の組み合わせによる「リュートの飾り棚」では、楽器のコンディションに細心の注意を払いながら限りなくライヴに近い演奏を収録するために、レコーディングのカットを最小限に抑えるなど音質面に対する姿勢も徹底されています。
Nostalgia-0801
「歩み」〜2台のバロックリュートによるドイツ音楽
ヴァイス:組曲レ短調
コリニアーニ:コンチェルト シ♭長調
ヴァイス
:二重奏曲ソ長調
テレマン:《メランテ氏のポーランド組曲》から
佐藤豊彦(Lute)、佐藤美紀(Lute)

録音:2008年9月15日−18日、コルンラーデ教会(ドイツ)
大英博物館に所蔵されている手稿譜からの「組曲」と、モスクワの手稿譜に収められていた「二重奏曲」は、"リュート"と"ドイツ"を結ぶうえで欠かすことの出来ない偉大な音楽家ヴァイスの確かな足跡。ほとんど記録が残されておらずドイツ人作曲家のペンネームではないかと推測されるコリニアーニの気品に富んだ「コンチェルト」や、ワルシャワに残されていた手稿譜によるテレマンの「ポーランド組曲」など、2台のバロックリュートが奏でる美しく暖かいドイツ・バロックの音楽が聴き手の心を揺さぶり胸を打ちます。
この「歩み」がデビュー録音となる佐藤美紀は1989年オランダ生まれ。父から学び受け継いだリュート演奏法と、古楽大国オランダで培った音楽性からは、古楽界の次世代を担う豊かな才能と大きな可能性を確かに感じ取ることが出来るでしょう。またリュートだけでなく弓道と舞踊を追求するなど、ヨーロッパ音楽だけでなく日本の伝統文化に対する深い造詣も持つ才女です。楽器や弦のコンディション、音響、湿度、気温などの変化も含めて、最良の演奏を徹底的に追求する姿勢は不変。歴史の狭間に埋もれたドイツ・バロックのリュート音楽が佐藤父娘の温かく素晴らしいデュオで甦ります。日本語解説付き。

◆使用楽器:11コース・バロックリュート〜マルティン・ヴィッテ(デン・ハーグ)2004年製、13コース・バロックリュート〜リチャード・バーグ(オタワ)2005年製
◆使用弦:プレイン・ガット弦〜ガムート社製(アメリカ)、ウニヴェルサーレ社製(イタリア/第1弦のみ)
Nostalgia-0901
カンタービレ様式の至芸〜ラウフェンシュタイナーのリュート音楽
ヴォルフ・ヤコブ・ラウフェンシュタイナー(1676−1754):組曲ファ長調/組曲ド短調/ラ長調から
プレリュード.レ短調/組曲シ♭短調
佐藤豊彦(Lute)

録音:2009年5月5日−6日、西海市大島文化ホール(長崎県)
※使用楽器:ラウレンティウス・グライフ(インゴルシュタッド/1610年製)&ガット弦(独カテドラル社製&米ガムート社製)
1676年にオーストリアの中央に位置する町シュターアー・アン・デル・エンスで生まれ、1712年からはバイエルン選帝侯マクシミリアンU世の4人の息子たちの音楽教師という大役を務めたラウフェンシュタイナー。ラウフェンシュタイナーのリュート音楽は、当時を代表するリュート奏者であり圧倒的な名声を得ていたレオポルド・ヴァイスの作品と並び称されるほどの優れた完成度を誇り、その名も"カンタービレ様式"の達人として音楽史に刻まれています。
Nostalgia-1101
黒船の古歌
イベリア地方の聖歌:栄光の聖母よ
ナルバエス:モーロ王の嘆き
フェンリャーナ:もしイルカが愛に死ぬのなら
作曲者不詳:せんどのやんま(佐藤豊彦編曲)
カッチーニ:私の苦悩に憐れみを
ダウランド:来たれ愛しい人
博多の子守唄(山田千代美編曲)
湖出市十郎:黒髪
ダウランド:暗闇に私を住まわせよ
ホイヘンス:ため息
モンテヴェルディ:涙のマドンナ
作曲者不詳:竹田の子守唄(佐藤豊彦編曲)
モンテヴェルディ:娘シオンよ喜び踊れ
作曲者不詳:亥の子(佐藤豊彦編曲)
作曲者不詳:お江戸日本橋(佐藤豊彦編曲)
作曲者不詳:ねんねんころり(山田千代美編曲)
山田千代美(S)
佐藤豊彦(Lute&ビウエラ)、
ダーヴィッド・ヴァン・オーイエン(テオルボ&ロマンティックG)

録音:2010年3月、聖カタリーネン教会、シェーネモオール(ドイツ)
『「黒船」の来航は常に日本と西欧の文化を結びつけるきっかけとなった。』〜 LGS News Letter第34号より
16世紀半ばのポルトガルから聖歌と宣教師をもたらした最初の「黒船」、17世初頭のイギリスとオランダの第2の「黒船」、幕末の第3の「黒船」。「黒船」の来航によってもたらされた音楽、また当時の欧州、日本で歌われた美しき「古歌」が、無垢で清らかな山田千代美の歌声と佐藤豊彦のリュートによって音楽による壮大な歴史絵巻となります。

Nostalgia-1201
3台のリュートのためのデュエット
作者不詳:女王のメロディー、
 2つのレッスン、グリーンスリーヴズ、
 さあ, 狩りだ!、夜鳴き鶯
ダ・ミラノ:カノン、バスダンス(スパーニャ)
ガリレイ:対旋律 第1番、対旋律 第2番
ロビンソン:鐘の20の響き、易しい旋律
 あそび、眠りに就く女王
ジョンソン:フラット・パヴァーン、
 フラット・ガリアード
作者不詳(佐藤豊彦編):死神の踊り
ダウランド:さあ, もう一度、ウィローヴィ卿の帰還
バッハ(佐藤豊彦編):インヴェンション第1番、
 ブーレ、メヌエット
佐藤豊彦(Lute)、
櫻田亨(Lute)、
佐藤美紀(Lute)

録音:2012年3月8日−10日、霧島国際音楽ホール「みやまコンセール」(鹿児島県)
日本が世界に誇るリューティスト佐藤豊彦が、愛弟子の櫻田亨、娘の佐藤美紀とのトリオで創り上げた「3台のリュートのためにデュエット集」!二重奏曲(デュエット)における「3人のリュート奏者による3通りの組み合わせ」、「3世代による異なる音楽表現」、「響きが移動するステレオ効果」など、「どうすればより楽しい二重奏になるか」ということを追求した佐藤豊彦から連なる3世代、3台の8コース・リュートの共演。佐藤豊彦自身が「肩の凝らない、楽しく易しい作品」と述べるプログラムには、ピッケリングのリュート手稿&シェイクスピア図書館のダウランド手稿からの音楽、イタリア音楽、イギリス音楽、そしてバッハの音楽で構成されており、3台のリュートで聴く「グリーンスリーヴズ」や「インヴェンション第1番」もシンプルな響きが味わい深い。
Nostalgia-1202
ロベール・ド・ヴィゼーのリュート音楽
ヴィゼー:《レ長調》 〜 陽気なアルマンド、クーラント、クーラント、ジグ
《ソ長調》 〜 シャコンヌ
《ド短調》 〜 ドゥ・プに捧げるトンボー、クーラント
《ラ長調/短調》 〜 ロンド風ミュゼット
《ファ#短調》 〜 ゆゆしきアルマンド、陽気なアルマンド、クーラント、サラバンド、ジグ
《ラ長調》 〜 オーメニル夫人のサラバンド、ゆゆしきジグ
《ラ短調》 〜 シャコンヌ、老ガロに捧げるトンボー
佐藤豊彦(Lute/ラウレンティウス・グライフ1610年製)

録音:2012年6月6日−8日、サンクト・マリーン教会(シェーネモール/ドイツ)
「400年も経っているリュートとは思えないほど、一段と輝きを増した。フランスの最後を締めくくるド・ヴィゼーのリュート音楽にふさわしい音色であると自負する」(佐藤豊彦 〜 解説より)と述べる2012年の春に修理された1610年製作の銘器、ラウレンティウス(ローレンツ)・グライフのリュート。禅、茶道の精神とフランス式リュートの世界、400歳を越えたグライフのリュート、ロベール・ド・ヴィゼーの音楽。古希を迎えた日本の巨匠、佐藤豊彦のリュート芸術の極致、ここにあり ――。
Nostalgia-1203
「恋人のため息」
ゴーティエ:シャコンヌまたは滝の流れ、カリヨン
ガロ:コンデ公に捧げるトンボー、
 スペインのフォリア
ムートン:パヴァーヌ 「マダムに捧げるトンボ―」、
 シャコンヌ 「美しきスペインの女性」
ガロ(ヴァイス編):鬱ぎ心の恋人
パッヘルベル:アルマンド 「満たされない恋人」、
 クーラント 「ほっとする恋人」、
 サラバンド 「恋人のため息」、
 ジグ 「恋人たちの戯れ」
サン・リュク:カプリス
ロジー:シャコンヌ、ジグ 「カッコウ」
櫻田亨(Lute)

日本語解説付き!
(解説:佐藤豊彦)

録音:2012年7月9日−11日、イマヌエル教会、ブレーメン(ドイツ)
アルバム・タイトルともなった、「パッヘルベルのカノン」で有名なヨハン・パッヘルベルの「恋人」にまつわる4つの舞曲に、老ゴーティエ、老ガロなど、「11コースのフランス式バロックリュート」を確立していった作曲家たちの作品。器楽演奏がオーケストラという形態でより大きく強くなっていった17世紀バロック音楽の隆盛に於いて、それとは反対に、より内省的へと進んだ固有の芸術(佐藤豊彦の解説では、ここでも茶室に於ける「侘び寂び」との共通点を指摘している)。いわゆる「超絶技巧」作品とは対極をなし、美しきリュートの響きによって、滝のせせらぎや鳥の声、自然や愛の営みを描いています。
使用楽器は、2009年マルティン・デ・ヴィッテ作の11コース・バロックリュート。佐藤豊彦の所有する1600年頃に作られたオリジナル楽器「ラウレンティウス・グライフ」の完全コピーのリュートです。

Nostalgia-1401(1CD)
名器「グライフ」によるバッハとヴァイスの音楽
ヴァイス:シャコンヌ ミ♭長調(Es-Dur)
バッハ(佐藤豊彦編):チェロ組曲第1番ド長調 BWV.1007(C-Dur)
ヴァイス:シャコンヌ ラ長調(A-Dur)
バッハ(佐藤豊彦編):チェロ組曲第3番ソ長調(G-Dur)
ヴァイス:シャコンヌ,.ソ短調(g-moll)
佐藤豊彦(リュート〔ロレンツ(ラウレンティウス)・グライフ1611年製〕)


録音:2014年4月、霧島国際音楽ホール「みやまコンセール」(鹿児島、日本)
※使用楽器:ロレンツ(ラウレンティウス)・グライフ1611年製
「この10年間は茶道や能楽など、日本の伝統文化の持つ精神性の勉強に打ち込んできた(佐藤豊彦〜解説より)」と語るリュート界の巨匠が、過去のリュート奏者たちの魂が宿る名器「グライフ」と共にたどり着いた「無=無限」の境地。
長きにわたりバッハとヴァイスの音楽を奏で続けてきた佐藤豊彦が創り上げたこの「バッハとヴァイスの音楽」。世界的巨匠の集大成、そしてリュート芸術の頂点、理想像がここにある ――。


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