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器楽曲S〜スカルラッティ



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スカルラッティ/SCARLATTI
ソナタL449、L109、L483、L422、L48、L135、L352、L457、L129、L446、L423、L461、L187、L428、L56、L487
デイヴィッド・ストロング(P) 2001年 デジタル録音
CLASSICO
CALSSCD-359
“零れるロマン!スカルラッティ特有の味わいを知り尽くしたストロングの美演!”
ストロングは、1964年西ヨークシャー生まれのピアニストで、現在はデンマークに在住。多くのコンクール入賞歴を持ってはいますが、国際的大コンクールでなかったのが、彼の誠実な音楽性を擦り減らさずにすんだ要因かもしれません。最初のL449の冒頭部で、ゆっくりと下行してくる音型がありますが、この翳りの色合いをしっかり感じながら、心の奥底から歌い上げる音楽性に魅了されます。外面的に聴き栄えなどに頓着しない真摯なアプローチは全体に一貫しており、音楽が自発的に湧き上がるのです!L483では、各フレーズの細かい文節の中でも呼吸とタッチが連動し、フレーズが豊かな弧を描き、後半の長調と単調の細やかな入れ替わりにおいても、こんなに自然に語りが利いている演奏は、他にあったでしょうか?アルピン・ホンが機関銃のような連打を披露したL422は、その本の演奏とは対照的に、無骨なまでに各タッチを吟味。左右の声部の対話を心底楽しむ感が伝わるL486も、テンポの安定と共に引きつけて止みません。ロマン派的な哀愁すら感じさせるL187は、不用意に弱音を多用せず、明確なタッチで内面の呟きを入念に描ききっていて、これまた心に染み入ります。古典とロマン性の間で揺れる微妙なニュアンスを体全体から込み上げさせる力量をこれからも絶やさないで欲しいと願わずにはいられません。


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