湧々堂HOME 新譜速報 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック 廉価盤 シリーズ
旧譜カタログ チャイ5 殿堂入り 交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック


バロック以前・新譜速報2


※発売済のアイテムも含めて、約3ヶ月間掲載しています。
※新しい情報ほど上の段に記載しています。
※表示価格は全て税込みです。



SARTON
SARTON-002-1(1CD)
グダンスク市の音楽の遺産 Vol.2
(ポーランド科学アカデミー・グダンスク図書館所蔵の楽譜による)
18世紀グダンスクのクリスマス・カンタータ集

ヨハン・テオドール・レームヒルト(1684-1756):来たれ、心よ、来たれ、唇よ[Kommt ihr Hertzen, kommt ihr Lippen](クリスマス第2日の為の;1727)*
ヨハン・ダニエル・プックリッツ(1714-1774) :誰もがキリストのうちに[Ist jemand in Christo]
 (新年の祝日と割礼の祝日の為の;1740)*
ヨハン・イェレミアス・ドゥ・グライン(1710頃?-1756):ようこそ、救世主よ[Willkommen Erloser](クリスマス第1日の為の)
ヨハン・ダニエル・プックリッツ:シオンに救世主が来られる[Denen zu Zion wird ein Erloser](クリスマス第2日の為の;1758)*
ヨハン・テオドール・レームヒルト:今こそ皆で神に感謝せよ[Nun danket alle Gott](クリスマス後の最初の日曜日の為の)*
フリードリヒ・クリスティアン・モールハイム(1719?-1780):エルサレムよ、主をたたえよ[Preise Jerusalem den Herrn](新年の祝日の為の;1762)*
イングリダ・ガポヴァ(S)
ヤン・メンドララ(男性アルト)
クシシュトフ・コザレク(T)
シモン・コビリンスキ(Bs)
ゴルトベルク・バロック・アンサンブル(合唱&管弦楽)
アンジェイ・ミコワイ・シャデイコ(指)

録音:2010年9月1-5日、グダンスク(ポーランド)、聖三位一体教会
DUXレーベルから発売されている「Vol.1:待降節のカンタータ集」(DUX 0689)の続編。*は世界初録音と表示されています。ゴルトベルク・バロック・アンサンブルは2008年にアンジェイ・ミコワイ・シャデイコにより創設されたポーランドのピリオド楽器&声楽アンサンブル。アンジェイ・ミコワイ・シャデイコは1974年グダンスクに生まれ、バーゼルのスコラ・カントールムでジャン=クロード・ツェーンダー他に師事したポーランドのオルガン奏者・指揮者。

UNIVERSAL ITALY
472-9962
ビクトリア:レスポンソリウム集
「聖週間の聖務日課」(1585)〜レスポンソリウム(全18曲)
ピッポ・モリーノ(指)
コムニオーネ・エ・リベラツィオーネcho


録音:2002年11月、2003年3月、ロベッコ・スル・ナヴィーリオ(イタリア)、カステルノ、聖アンドレア教会
コムニオーネ・エ・リベラツィオーネ合唱団は「Comunione e Liberazione」の会員で構成される混声室内合唱団。
UNIVERSAL ITALY
476-3742(1CD)
甘美な心〜フィリッポのラウダ集
Lodate Dio / Anime affaticate e sitibonde / Perche in aspri dolori
Angel dal ciel disceso / Nell'apparir del sempiterno sole
Perche cosi facesti? / Interna sete ardente / Benedetto sia lo giorno
O cor soave / Cristo al morir tendea / Stava a' pie della croce
Il pietoso Gesu / Che fai, donna? / Cor mio dolente e tristo
Signor, io t'ho conflitto / O Maria, Diana stella / Ave di grazia plena
Hor eccoti il mio core
ピッポ・モリーノ(指)
コムニオーネ・エ・リベラツィオーネcho

録音:2009年7月、ミラノ、聖マルコ・バジリカ教会堂、聖具室
フィレンツェ生まれの司祭フィリッポ・ネーリ(1515-1595)がローマに創設したオラトリオ会では、民間起源の旋律に宗教的なイタリア語の歌詞とハーモニーが付けられた「ラウダ・スピリトゥアーレ」と呼ばれる聖歌が歌われていました。ラテン語の難解なポリフォニー音楽とは異なる親しみやすいラウダは、「歌い祈る」習慣を民間に広めることに大いに貢献しました。
UNIVERSAL ITALY
476-3859(1CD)
造主を愛するあなたがた〜中世のラウダ集
Troppo perde 'l tempo / Da mi conforto, Dio / Tutor dicendo
Ben e crudele e spietoso / Ohime lasso / Piangiamo quel crudele basciare
De la crudel morte del Cristo / Voi ch'amate lo criatore
Omne homo ad alta voce / Jesu Cristo glorioso / Laudamo la resurrezione
Alta trinit'agrave; beata / Magdalena degna da laudare
Sia laudato San Francesco / Amor dolce senza pane
Spiritu sancto, dolze amore / Spirito sancto glorioso
ピッポ・モリーノ(指)
コムニオーネ・エ・リベラツィオーネcho

録音:2010年1、2月、聖マルコ・バジリカ教会堂、聖具室
「フィリッポのラウダ集」から遡ること3世紀、教会礼拝以外の集会で歌われていた単旋律のラウダ・スピリトゥアーレを集めたアルバム。

Paradizo
PA-0010(1CD)
舞曲小品集
マラン・マレ(1656-1728):音楽悲劇「アルシオーヌ」より
リュリ(1632-1687):音楽悲劇「アルセスト」、
 「アティス」、「アルミード」より
ウィリアム・ブレイド(1560-1630):パヴァーヌ、他
プレトリウス(1569/73-1621):フランス風舞曲集「テレプシコーレ」
ルイージ・ロッシ(c1597-1653):「オルフェオ」より
ムッファト(1653-1704):「インパテンティア」より
ユーディト・ファン・ワンロイ(S)、
ベンジャミン・アルーニ(Bt)、
アラン・ビュエ(Bs)
スキップ・センペ(指)、
カプリッチョ・ストラヴァガンテ《王の24のヴァイオリン》

録音:2010年
バロック音楽の一大ジャンルといえる舞曲。このCDではフランス、イギリス、ドイツ、イタリアそれぞれを代表する音楽家たちの舞曲にまつわる多様な作品が収録されています。フランスからはリュリとマレ。踊りが盛んであったフランスでは、オペラの中にバレエのシーンが盛り込まれていました。今回収録されている曲からも、フランス・バロックの優雅かつ軽快な響きが楽しめます。ブレイドはイングランド出身のヴァイオリン兼ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者。ドイツを中心に各地を遍歴し、イングランド流弦楽器奏法の第一人者として高い評価を得ました。ドイツ人作曲家として最も多作かつ多面的な音楽活動を行ったプレトーリウスからは「テレプシコーレ」を収録。フランス風舞曲集と題したこの作品は、彼の世俗作品の代表作でもあります。ムッファトはフランス生まれのドイツ人。フランスやイタリアの様式に影響を受けた音楽性から生み出される卓越した器楽曲が魅力の音楽家です。イタリアを代表する音楽家ロッシからは、「オルフェオ」から抜粋。★センペの指揮の下、多種多様な舞曲を魅せてくれるのはカプリッチョ・ストラヴァガンテ《王の24のヴァイオリン》。ヨーロッパ各地で演奏活動を行い、その卓越したフレンチ奏法の演奏で高い評価を得ています。17世紀フランスで王直属の演奏団体として活躍した《王の24のヴァイオリン》の名にふさわしい演奏と、名歌手達との美しいアンサンブルも魅力の一枚です。 (Ki)

ARTACT
AR-004(1CD)
The 5seasons
ヴィヴァルディ:四季
アレクサンダル・セドラー:スプリング・イン・ジャパン#
ネマニャ・ラドゥロヴィチ(Vn、指)
ドゥーブル・サンス*、悪魔のトリル(アンサンブル)#

録音:2011年5月(セッション録音)
現代に甦ったパガニーニ。セルビア生まれのヴァイオリン奏者、ネマニャ・ラドゥロヴィチ待望の最新盤はヴィヴァルディの「四季」。ネマニャ独特の物凄い推進力と、少し甘さを帯びた音楽作りは、「四季」をきわめてヴィヴィッドに響かせます。音楽することの喜びが、ネマニャとアンサンブルメンバーとの息遣いの間、ひとつひとつのフレーズの間に満ちあふれている、実に瑞々しい演奏。「春」の第3楽章は、通常速めのテンポで演奏されることが多いですが、ネマニャは「春」に関して、第1楽章は日の出、第3楽章は一日の終り(日没)と語っていますが、まさに太陽が地平線に美しく輝くさまが目に浮かぶような雄大な演奏となっています。「夏」の嵐の楽章のエッジの効いた表現は、若いメンバーたちによる演奏ならではのエネルギーに満ちています。「四季」のアンサンブル、ドゥーブル・サンスは、セルビアとフランス、2つの国の音楽家によって結成された若手グループ。ネマニャ初のセッション録音ということでも注目の、期待を裏切らない出来栄えとなっています。カップリングは、同じくセルビア出身のアレクサンダー・セドラーの作品。震災のニュースを見て「日本のために何かしたい」と強く思ったネマニャが、セドラーに委嘱したものです。日本の印象にインスピレーションを得て書かれたもので、日本風な旋律の愛の歌から始まり、嵐のような激しい部分を経て、スキヤキ・ソングも遠くに聴こえる雰囲気の中、最後は輝かしい超絶技巧で華々しく幕となる、ネマニャの魅力が大炸裂する作品です。 (Ki)

RCOC
RCOC-1102(3CD)
テラデーリャス:オペラ・セリア「エジプトの王セソストリ」 イム・スンヘ(S/セソストリ)、
アレクサンドリーナ・ペンダチャンスカ(S/ニトクリス)、
ケネス・ターヴァー(T/アマジ)、
ディッテ・アンデルセン(S/アルテニス)、
トム・ランドル(T/ファネーテ)、
ラファエッラ・ミラネージ(S/オルゴンテ)
ファン・バウティスタ・オテーロ(指)
レアル・コンパーニャ・オペラ・デ・カマラ

録音:2010年12月、バルセロナ
スペイン生まれの作曲家テラデーリャス・ドメニコ(1713-1751)の最後のオペラ「エジプトの王セソストリ」の全てが収録されたCD-BOXです。劇音楽でその名声を確立したテラデーリャスの最後のオペラ・セリア「エジプトの王セソストリ」は古代エジプトの都メンフィスが舞台。父や兄弟が暗殺される中、生き残った王子セソストリが王家の因縁へと身を投じていく緊迫のストーリーをドラマティックな音楽が盛り上げます。スペイン生まれでありながらイタリアを中心に活躍した彼らしい、活気に溢れた音楽も作品の大きな魅力。ローマの初演で大喝采を浴びた彼の代表作が、18世紀オペラを得意とするオテーロの指揮と、今注目の歌手達によって蘇ります! (Ki)

KAREL PLOCEK
ZRDISC-6396(1CD)
オルガン・コンサート
ルイス・デ・ミラン(1500?-1561):ファンタジア*
ジェレマイア・クラーク(1674-1707):トランペット・メヌエット*
パーセル:スコッチ・チューン*
不詳:組曲(ヴィエトリソーフ写本 から)*
フランチシェク・クサヴェル・ブリクシ(1732-1771):セイコルカ*
ヨハン・ネポムク・フンメル(1778-1837):前奏曲とフーガ ハ短調*
マルチェッロ:ソナタ ホ短調(#/*)
ヨハン・ヴォルツ(1550-1618?):トッカータ第1旋法+
ベルンハルト・シュミット(1550?-1599):パッソメッツォとサルタレッロ+
ヨハン・カスパル・ケルル(1627-1693):かっこう(奇想曲)+
C.P.E.バッハ:ロンド+
ジョヴァンニ・バッティスタ・カーザリ(1715-1792):ミサ ト長調(**/+)
マルチン・ヤクビーチェク(Org)*
イジナ・ドヴォジャーコヴァー=マレショヴァー(Org)+
カレル・プロツェク(Va)#
フェスティヴィアcho**
イトカ・チュドラー(合唱指揮**)

録音:2009年5月10日、29-30日、ヴェルカー・ルホタ(チェコ、モラヴィア)、
上の教会[Upper Church]
使用楽器:1874年、フランチシェク・スヴィーティル・Jr製

ACCP
ACCP-01(1CD)
ウルバン・デ・バルガス(1606-1656):魂との結婚礼拝の音楽とビリャンシコ集
最も荘厳なる祝典に(聖体の秘蹟のビリャンシコ、「ガリシア風」、6声)
第2旋法のミサ(8声とオルガンの為の)〜キリエ,グローリア
魂との結婚(聖体の秘蹟のビリャンシコ、4声)
第2旋法のミサ〜クレド
今日、第二のアハスエルスが(聖体の秘蹟のビリャンシコ、4声)
彼が着ていたもの(聖体の秘蹟のビリャンシコ、4声;器楽)
第2旋法のミサ〜サンクトゥス
私たちを助けたまえ、神よ(エレヴァツィーネ;灰の水曜日の為のモテット、12声と器楽、通奏低音の為の)
第2旋法のミサ〜ベネディクトゥス(グレゴリオ聖歌)−オザンナ
第2旋法のミサ〜アニュス・デイ
勇敢万歳(クリスマスのビリャンシコ、4声)
ノヴァ・ルクス・アンサンブル
イベッテ・ゴンサレス、アベナウアラ・グラッフィニャ、ロシオ・デ・フルトス(S)
ベアトリス・アギレ(Ms)
セルジ・モレノ=ラサリャ(男性アルト)
ホルヘ・フアン・モラタ、ビクトル・ソルド(T)
ショセ・アントニオ・ホヨス、エリエル・ムニョス(Bs)
リュイス・コイ(コルネット[ツィンク])ジュアキン・ゲラ(チリミア)
シャビエ・バネガス(サックバット)
マリア・クリソル(Fg)
マヌエル・ビラス(Hp)
アルフォンソ・セバスティアン(Org)
ジュゼプ・カブレ(指)

録音:2010年5月27-29日、オルコイエン(スペイン、ナバラ州)、聖ミゲル教会
「ACCP」(AGRUPACION CORAL DE CAMARA DE PAMPLONA)は、パンプロナ室内合唱団の自主レーベル。価格が高いのでご注意ください。
ウルバン・デ・バルガスはスペイン、ナバラのファルセスに生まれ、ウエスカ、パンプロナ、ダロカ、カタラユ、サラゴサ、ブルゴス、バレンシアの教会で楽長を務めた作曲家。17世紀前半のスペインを代表する作曲家の一人。ジュゼプ・カブレのバルガスの録音は、カピリャ・ペニャフロリダとミニストリレス・デ・マルシアを指揮したNBレーベル盤(NB 010)に続いてこれが2枚目です。ノヴァ・ルクス・アンサンブルはパンプロナ室内合唱団を母体として2006年に創設されました。

TEMPUS
TMP-1001(1CD)
サルヴェ・レジナラバッサ、フエンテス:教会音楽集
ペレ(ペドロ)・ラバッサ(1683-1767):大いなるわが神[Inmenso Dios mio](聖体の秘蹟のカンタータ)
不詳:ピストレトとカデナの踊り
パスクアル・フエンテス(1721-1768):聖土曜日の第2哀歌〜何ゆえ、黄金は光を失い
ペドロ・ラバッサ:生きているキリストの墓を[Sepulchrum Christi](過越の生贄の賛歌)
礼拝堂楽長(キリストの生誕のビリャンシコ)/ソナタ(Op.1)
サルヴェ・レジナ
アルモニア・デル・パルナス
マリビ・ブラスコ、カルメン・ボテリャ(S)
シルビア・モディノ、セルヒオ・ヒル(Vn)
ダビド・アンティク(リコーダー)
オビディオ・ヒメネス(Fg)
ホセチュ・オブレゴン(Vc)
マヌエル・ビラス(ダブルハープ)
マリアン・ロサ(Cemb,Org)
マリアン・ロサ・モンタグト(指)

録音:2010年8月10-12日、ラバル・ダ・ジャズス(スペイン、タラゴナ、トゥルトザ)、
聖タレザ修道院
ラバッサはバルセロナに生まれ、フランセスク・バリュスに師事、ビク、バレンシア、セビリャの大聖堂楽長を務めた作曲家・音楽学者。パスクアル・フエンテスはバレンシアに生まれの作曲家・歌手。楽長職には就きませんでしたが、残された作品からそれに匹敵する才能の持ち主だったことがうかがえます。アルモニア・デル・パルナスはバレンシアに本拠を置く古楽アンサンブル。彼らはラバッサの「聖金曜日の第2の哀歌」と「死者の為のミサ(レクィエム)」も録音しています(La Ma de Guido, LMG 2076)。全曲世界初録音と表示されています。

BUDA
Buda-860212(1CD)
ユダヤのバロック音楽
ロッシ:カディッシュ
リダルティ:ミショレシュ、
 正しき者の口から
作曲者不詳:コル・ハネシャマ
カセレス:神を讃えて、ああ,我が願いは日々、他
アンサンブル・テクスト
ヴェネツィア、マントヴァ、アムステルダムのユダヤ教会で演奏されたユダヤの作曲家たち、サラモーネ・ロッシ、クリスティアーノ・ジュゼッペ・リダルティ、アブラハム・カセレスのバロック音楽集。この録音は、2009年に他界した音楽学者イスラエル・アドラーに捧げられています。

ABC Classics
ABC-4766158(1CD)
【未案内旧譜】
イタリアのグラウンド集
サンス:ルヘーロ、パラデータス、
 ザラバンダ、フォリアス、
 カンショーネス
カプスベルガー:トッカータ、
 コラシオーネ、カプスベルガー
ムダーラ:ファンタジア
ピッチニーニ:チャッコーナ
作曲者不詳:イタリアのグラウンド、他
ルドヴィコ・バンド
6世紀のハーピスト、ルドヴィコの名前を冠するオーストラリアの古楽アンサンブル、ルドヴィコ・バンドのイタリアとスペインのバロック小曲集。

Musiques a la Chabotterie
MC-605008(3CD)
リュリ:音楽悲劇「アティス」 ユーゴ・レーヌ(指)
サンフォニー・デュ・マレ、
クール・デュ・マレ、
ソリステ・デュ・マレ

録音:。2009年
※120ページのフルカラー・ブックレット付き
当代屈指のリコーダー奏者ユーゴ・レーヌが率いるピリオド・オーケストラ、サンフォニー・デュ・マレとの新録音は、ジャン=バティスト・リュリ(1632−1687)のオペラ「アティス」!
サンフォニー・デュ・マレの洗練されたサウンドや、アティスを歌うテノールのロマン・シャンピオン、サンガリードを歌うソプラノのベネディクト・トランなど一流の古楽系ソリストたちが、44歳のリュリが作曲したフランス・バロック・オペラの最高峰「アティス」の物語を鮮明に描きます。

ARSIS
ARSIS-4233(1CD)
甘美な響きのように
モーリー、フェラボスコ II、ヒューム:ヴィオラ・ダ・ガンバの為の音楽
アルフォンソ・フェラボスコ II(1578頃-1628):アルマン、コラント第16番
トマス・モーリー(1557-1602頃):こおろぎ*
アルフォンソ・フェラボスコ II:パヴァン、コラント第13番
トマス・モーリー:魔女*
トバイアス・ヒューム(1569頃-1645):ヒューム大佐の嘆き*
トマス・モーリー:嘆き*
アルフォンソ・フェラボスコ II:ガリアード、コラント第11番
不詳:Jemmye
トマス・モーリー:移り気*
アルフォンソ・フェラボスコ II:アルマン、コラント第3番
不詳:Thumbe
アルフォンソ・フェラボスコ II:ガリアード、コラント第4番
トマス・モーリー:雄牛*
アルフォンソ・フェラボスコ II:パヴァン、コラント第21番
トバイアス・ヒューム:ヒューム大佐のガリアード
トマス・モーリー:狩*
アルフォンソ・フェラボスコ II:アルマン、コラント第24番
ペレ・ロス(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
エルビラ・パンコルボ(リコーダー*)

録音:2008年9月、アレレ(スペイン、ウエスカ県)、サンティアゴ教会
スペイン・カタルーニャに生まれモンセラート修道院聖歌隊に在籍、バルセロナ市立音楽院、バーセルのスコラ・カントールムで学び、長らくスイスとドイツ(カールスルーエ音楽大学、ハンブルク音楽院)で教職に就いていたペレ・ロス。知る人ぞ知るヴィオラ・ダ・ガンバ奏者だった彼でしたが、帰国してマドリード高等音楽院教授に就任してからは当アルシス・レーベルに地道に録音を続けており、その渋いガンバの味わいに魅かれるファンを増やしています。エルビラ・パンコルボはマドリード高等音楽院で学んだスペインのリコーダー奏者。
ARSIS
ARSIS-4239(1CD)
アーベル、バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバとリュートの為の音楽
カール・フリードリヒ・アーベル(1723-1787):ソナタ ハ長調 WKO151(*/+)
ヴィオラ・ダ・ガンバ独奏と通奏低音の為のソナタ(プロイセン・ソナタ)WKO150(*/+)
ヴィオラ・ダ・ガンバ独奏の為の音楽 MS Drexel 5871, NYPL*
(アレグロ)WKO205,フーガ WKO196,(テンポ・ディ・メヌエット)WKO206,
アレグロ WKO207,アレグロ WKO209,(アレグロ)WKO208
バッハ(ティルマン・ホップシュトック、アンドレアス・マルティン編):無伴奏チェロ組曲第1番(リュートの為の版)+
アーベル:ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音の為の独奏曲(プロイセン・ソナタ)WKO149(*/+)
ジョルディ・クメリャス(ヴィオラ・ダ・ガンバ*)
アンドレアス・マルティン(Lute)+

録音:2010年6月24-26日、アレレ(スペイン、ウエスカ県)、サンティアゴ教会
ヴィオラ・ダ・ガンバ音楽史上最後の名手アーベルの作品を中心としたアルバム。ジョルディ・クメリャスはマドリード高等音楽院でペレ・ロス師事、さらにローマでパオロ・パンドルフォに学んだスペインのヴィオラ・ダ・ガンバ奏者。アンドレアス・マルティンはバーセルのスコラ・カントールムでオイゲン・ドンボワ、ホプキンソン・スミス、ピーター・クロトンに師事したドイツのリュート奏者。

DIES
DIES-201122(1CD)
ビクトリア:おお、大いなる神秘
おお、大いなる神秘[O magnum mysterium]
ミサ「おお、大いなる神秘」[Missa O magnum mysterium]
見よ、主が来る[Ecce Dominus veniet]
おお、天の元后[O Regem caeli]
誰を見たのか、羊飼いたちよ[Quem vidistis pastores]
博士たちは星を見て[Magi viderunt stellam]
エル・エスコリアル修道院聖歌隊
ハビエル・マルティネス・カルメナ(指)
DIES
DIES-201123(4CD)
ビクトリア:聖週間の聖務日課(1585) エル・エスコリアル修道院聖歌隊
レアル・カピリャ・エスクリアレンセ
ハビエル・マルティネス・カルメナ(指)

Musiepoca
MEPCD-003(1CD)
黒い眉
エフレン・ロペス:Mavra froudia
ステリオス・ペトラキス:Uc telli
エフレン・ロペス:Hortus deliciarum
ステリオス・ペトラキス:Sybtitos
エフレン・ロペス:A.A.A.A.A.A.A.
エフレン・ロペス/ビヤン・チェミラニ:El nuvoli d'Ort
ステリオス・ペトラキス:Saros
ギリシャ、カルパトス島伝承:Pano Horos
ステリオス・ペトラキス(クレタ式リュート、クレタ式リラ)
エフレン・ロペス(リュート、バス・リュート、ブルガリ、フレットレス・ギター、
コプーズ、ハーディガーディ、ダヴル、ラバブ、サントゥール、タール・アゼリ)
ビヤン・チェミラニ(ザルブ、ダフ、ベンディール、ガタム、カンジーラ)

録音:2010年9月、モフロス(ギリシャ、クレタ島)、スタジオ
クレタ島のリラとリュートの演奏家・製作家としてその新世代を代表するステリオス・ペトラキス、バレンシアのマルチ器楽奏者で数々の古楽演奏団体に参加しているエフレン・ロペス、ペルシャのザルブの偉大なる伝統を継ぐパーカッショニストであるビヤン・チェミラニによる注目のコラボレーション。
Musiepoca
MEPCD-004(1CD)
ジュゼプ・ミル・イ・リュサ(1700頃-1764):ミサ ニ長調(8声;独唱、合唱と管弦楽の為の;1760)
スターバト・マーテル ト短調(二重合唱と通奏低音の為の;1756)
なにゆえ黄金は光を失い(聖土曜日の第2の哀歌;テノールと管弦楽の為の;1753)*
ほめたたえよ、エルサレムよ イ短調(二重合唱と管弦楽の為の詩篇)
リュイス・ビラマジョ(T)*
ラ・シャントリア(合唱)
ペレ・リュイス・ビオスカ(合唱指揮)
ベスプレス・ダルナディ
ダニ・エスパザ(指)

録音:2010年11月28-30日、12月1-2日、2011年1月26日、
ビラフランカ・デル・ペネデス(スペイン)、市立音楽堂
ジュゼプ・ミル・イ・リュサ(生年・生地の詳細は不明)はカタルーニャに生まれ、セゴビア大聖堂、バリャドリド大聖堂、マドリードの王立エンカルナシオン修道院の楽長を歴任したスペインの作曲家。世界初録音等の表示はありませんが、彼一人を取り上げたCDはかつてなかったと思われます。ラ・シャントリアは2008年にデビューしたカタルーニャの声楽アンサンブル。

Gimell
CDGIM-044(1CD)
ジョスカン・デ・プレ:ミサ曲《祝福された聖処女》(ミサ・デ・ベアータ・ヴィルジネ)
第4旋法によるクレド
グレゴリオ聖歌:アヴェ・マリス・ステラ
ミサ曲《めでたし海の星》(ミサ・アヴェ・マリス・ステラ)
ピーター・フィリップス(指)
タリス・スコラーズ
1986年にレコーディングが行われ、1987年に英グラモフォン賞年間最優秀賞に輝いた永遠の名唱「ミサ・パンジェ・リングァ」(CDGIM 009)から始まったタリス・スコラーズのジョスカンの歴史。全集第5巻に収録されたのは、1497年"傑作の年"に作曲された全盛期の傑作「ミサ曲《祝福された聖処女》」、聖母マリアのための賛歌に基づく「ミサ曲《めでたし海の星》」の2作品。「ミサ・パンジェ・リングァ」の誕生から25年。ピーター・フィリップス&タリス・スコラーズのジョスカンの歴史に新たな名唱が加わります!

若林工房
WAKA-4157(2CD)
チェンバロ名曲集/中野振一郎
●disc-1
F.クープラン:「葦」「神秘のバリケード」「ティク・トク・ショク」「修道女モニク」
ラモー:「優しい訴え」「未開人」
ボヮモルティエ:「蚤」
ダカン:「かっこう」
ロワイエ:「スキタイ人の行進」
D.スカルラッティ:3つのソナタ(変ホ長調K.193,ニ短調K.9,ハ長調K.159)
ガルッピ: ソナタ.ハ長調
ソレール:ソナタ第25番ニ短調
●disc-2
バード:ソールズベリー伯爵のパヴァーヌ
パーセル:組曲第4番イ短調Z.663
クロフト:グラウンド ハ短調
ヘンデル:組曲第5番ホ長調HWV.430
バッハ:イタリア協奏曲.ヘ長調BWV.971
 3つの小プレリュード(ハ長調BWV.933,ハ短調BWV.934,ニ長調BWV.936)
C.P.E.バッハ:ヴュルテンベルク・ソナタ第6番ロ短調Wq.49-6

●ボーナス・トラック
オリジナル・ラグ(S.ジョプリン/中野振一郎・編曲)
メリー・ウィドウ・ワルツ(F.レハール/中野振一郎・編曲)
中野振一郎(Cemb)

録音: 2011年4月9〜11日、新川文化ホール(富山県魚津市)
日本が世界に誇る天才チェンバロ奏者、中野振一郎が楽壇デビュー25周年を迎えて録音した「名曲集」。F.クープランやラモーの作品、ヘンデルの「調子のよい鍛冶屋」、J.S.バッハの「イタリア協奏曲」などおなじみの名曲に加えて、ガルッピやソレル、C.P.E.バッハといったこだわりのレパートリーを披露。ヨーロッパ各国をめぐるチェンバロ音楽の旅、ともいうべき素敵な2枚組アルバムに仕上がりました。フレンチ・スタイルとジャーマン・スタイルの2台の楽器を使用し、ボーナス・トラックにラグタイムとウィーンものを収録するというサービスぶり。チェンバロの魅力をさまざまな角度からお楽しみいただきます。

Glossa
GCD-920919(1CD)
ルッツァスキ:1声、2声または3声のソプラノのためのマドリガーレ集(1601) クラウディオ・カヴィーナ(指)
ラ・ヴェネクシアーナ
〔ロベルタ・マメリ(S)、
エマヌエラ・ガッリ(S)、
フランチェスカ・カッシナーリア(S)、
クリスティアーノ・コンタディン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
ガブリエレ・パロンバ(Lute)、
マルタ・グラツィオリーノ(Hp)、
ダヴィデ・ポッジ(Cemb)〕

録音:2009年8月、ピネローロ(イタリア)
16世紀末のフェラーラ宮廷でアルフォンソ公のプライヴェート楽団の責任者という大役を任されたルッツァスキ。1601年に出版された「マドリガーレ集」には、アルフォンソ公の楽団で最も有名だった"歌う女性たち"コンチェルト・デレ・ダーメのために作曲され、宮廷解体まで門外不出とされた音楽が含まれています。アルフォンソ公がフェラーラ宮廷で愉しんだ"秘密の音楽"が、ラ・ヴェネクシアーナの中心メンバーで現代イタリアの"歌う女性たち"、ロベルタ・マメリ、エマヌエラ・ガッリ、フランチェスカ・カッシナーリの歌声で解き放たれます。
Glossa
GCD-921512(1CD)
カンプラ:キューピッドの矢〜イタリア・アリア集
《優雅なヨーロッパ》より
《ヴェヌス、みやびな宴》より
《ヴェニスの謝肉祭》より/《アレトゥサ》より
《リュリ氏の断片》より
《ヴェニスのセレナータ》より
《ムーサたち》より/《ヴェニスの祭り》より
《愛の勝利》より
《ヴェヌスとマルスの愛》より
ロマニョーリ&ボニッツォーニ:レチタティーヴォ/
クレランボー:間奏曲
ロベルタ・インベルニッツィ(S)
シリル・オーヴィティ(オート・コントル)、
サルヴォ・ヴィターレ(Bs)、
ファビオ・ボニッツォーニ(Cemb&ディレクター)、
ラ・リゾナンサ

録音:2010年11月、ブルネッロ(イタリア)
イタリア語のアリア、カンタータの真髄を追い求めるボニッツォーニ&ラ・リゾナンサが注目したのは、舞台音楽に魅了され"オペラ・バレ"のスタイルを確立したフランス・バロックの音楽家アンドレ・カンプラ(1660−1744)!リュリとラモーの間に位置されるフランス・オペラの重要作曲家カンプラはイタリア音楽からの影響も受けており、ボニッツォーニはこの"イタリア的な部分"を集めることにより、音楽による1つのストーリーを創り上げています。ラ・リゾナンサと共演するインヴェルニッツィ、オーヴィティ、ヴィターレの歌声が、カンプラのイタリア・アリアの"美"を見事なまでに表現します。
Glossa
GCD-921206(2CD)
17〜18世紀イタリアのヴァイオリン芸術

■CD1
メールラ:2声のソナタ第2番
マッテイス:パッサッジォ−フーガ−グラウンド
グエッリエーリ:2声のソナタ《ラ・ルチーナ》
マンネッリ:無伴奏ヴァイオリンのためのシンフォニア
メアリ:ソナタ第4番《ラ・カステッラ》
ウッチェリーニ:ソナタ第2番《満足したルチミニア》
ヴィヴィアーニ:ソナタ第1番
ベラルディ:カンツォン第6番《室内カプリッチョ》
メールラ:ソナタ第1番
ウッチェリーニ:無伴奏ヴァイオリンのためのシンフォニア第2番
アントーニ:ソナタ第7番
グエッリエーリ:無伴奏ソナタ・マリンコニカ
ヴィヴィアーニ:シンフォニア・カンタービレ

■CD2
ウッチェリーニ:シモン軍曹のアリア第11番*、
 《ラ・プロスペリーナ》による3声のソナタ第26番
トレッリ:ヴァイオリン二重奏のための《ペルフィディア》
ヤッキーニ:3声のソナタ第7番
ボノンチーニ:コレンテ《ラ・ペゴロッタ》、
 アルマンダ《ラ・グエルファ》、
 コレンテ《ランコニタ》/
ヴィターリ:ソナタ《ラ・グィドーニ》
ウッチェリーニ:《クエスタ・ベッラ・シレーナ》によるソナタ第13番
コロンビ:無伴奏ヴァイオリンのためのスコルダトゥーラ
ヴィターリ:教会ソナタ第12番
コロンビ:《ベルガマスクのアリア》による2声の変奏曲**
D・ガブリエリ:無伴奏ヴァイオリンのためのリチェルカーレ
カッツァーティ:2声のソナタ《ラ・ガエターナ》**
ボノンチーニ:教会ソナタ第10番
ウッチェリーニ:3声のソナタ第27番、
 《針箱》によるアリア第15番*
エンリコ・ガッティ(Vn&ヴィオリーノ・ピッコロ)、
アンサンブル・アウローラ
〔ヘンドリク・テル・ブリュッヘ(Vc)、
マラ・ガラッシ(トリプル・ハープ)、
グィド・モリーニ(Cemb&Org)、
オディール・エドゥアール(Vn)**、
アラン・ジェルヴロ(Vc)〕、
アドリアーナ・エジーヴィ(ヴォーカル)*、
シグリット・リー(ヴォーカル)*、
ステファーノ・ピラッティ(ヴォーカル&打楽器)*

録音:1990年6月&1992年5月、ボンザーノ修道院(ボローニャ)
※SYMPHONIA音源
バロック音楽ファンから復刻が待ち望まれて続けてきた"バロック・ヴァイオリンの神様"エンリコ・ガッティ幻の名盤、「17−18世紀イタリアのヴァイオリン芸術」が遂にグロッサから復活!!メアリ、カッツァーティ、ウッチェリーニ、ヴィターリ、トレッリなど、多くの優れたコンポーザー=ヴァイオリニストたちが生まれた17〜18世紀イタリア。豊かな音楽の土壌が形成されたイタリアにおけるヴァイオリンの発展、進化の歴史が時系列で演奏された「17〜18世紀イタリアのヴァイオリン芸術」は、巨星エンリコ・ガッティだからこそ成し得ることが出来たイタリア・バロックの至宝でありバイブルです。

Velut Luna
CVLD-208(1CD)
ボワモルティエ(1689-1755):ファゴット・ソナタ&チェンバロ曲集
L'Imperieuse(クラヴサン曲集第3巻 から)**
ファゴットと通奏低音の為のソナタ ホ短調 Op.50-1(+/#/**)
La Rustique(クラヴサン曲集第2巻 から)**
ファゴットと通奏低音の為のソナタ ト長調 Op.50-2(*/**)
La Veloutee(クラヴサン曲集第4巻 から)**
ファゴットと通奏低音の為のソナタ ニ長調 Op.50-3(+/#/**)
La Serenissime(クラヴサン曲集第2巻 から)**
ファゴットと通奏低音の為のソナタ ニ長調 Op.50-4(*/**)
La Marguilliere(クラヴサン曲集第1巻 から)**
ファゴットと通奏低音の為のソナタ ハ短調 Op.50-5(*/**)
パオロ・トニョン(ファゴット(*/+))
クラウディオ・ベル(ファゴット;通奏低音パート#)
ピエトロ・パスクイーニ(Cemb)**

録音:2010年12月7-9日、プレガンツィオル、マジステル・アレア・スタジオ
使用楽器:
1795年頃、リヨン、Rust & Dubois製*
1995年、ブティニー、O.Cottet(モデル:1760年頃、パリ、T.Prudent製)+
1999年、ブティニー、O.Cottet(モデル:1760年頃、パリ、T.Prudent製)#
2010年、ブレーシャ、William Horn製
(モデル:1638年、アントワープ、J.Ruckers/Taskin、フレンチ=フレミッシュ)**
ピリオド系ファゴットの第一人者として数多くのオーケストラ、アンサンブルに引っ張り凧状態の名手パオロ・トニョンが、ラモーと並ぶフランス後期バロックの大家ボワモルティエの「ファゴットと通奏低音の為の5つのソナタ Op.50」を録音。古楽ファン、ファゴット・ファンは要注目。
Velut Luna
CVLD-189(1CD)
17世紀のヴィルトゥオーゾ・ファゴット・ソナタ集
バルトロメ・デ・セルマ・イ・サラベルデ(1580/90頃-1638以後):ファンタジア第10番(1638)*
ジョヴァンニ・アントニオ・ベルトーリ(1598-1645以後):ソナタ第1番(1645)*
フィリップ・フリードリヒ・ベデッカー(1607-1683):「ラ・モニカ」よるソナタ(1651)*
フレスコバルディ:カンツォン第7番「ラ・スペルバ」(1628)*
ダリオ・カステッロ(16世紀-17世紀):
ヴァイオリンとファゴットの為のソナタ第7番(1644)+
バルトロメ・デ・セルマ・イ・サラベルデ:ファンタジア第8番(1638)*
不詳(G.A.S.;?-?):ソナタ(モデナ、エステ図書館所蔵の手写本より;1646)*
ビアージョ・マリーニ(1587-1665):2つのファゴットの為のソナタ第8番(1626)#
バルトロメオ・トロンボンチーノ(1470-1535):美しい処女(パオロ・トニョンによるディミニューション)#
バルトロメ・デ・セルマ・イ・サラベルデ:ファンタジア第9番(1638)#
ビアージョ・マリーニ(1587-1665):2つのファゴットの為のソナタ第9番(1626)#
パオロ・トニョン、クラウディオ・ベル(バス・ドゥルツィアン[ファゴット=コリスタ])
ニコラ・ダル・マーゾ、アレッサンドロ・バレス(Vn)
ピエル・ルイジ・ポラート(Lute)
ピエトロ・プロッセル(テオルボ)
ピエトロ・パスクイーニ(ヴァージナル)

録音:1997年1-2月、パドヴァ(イタリア)、聖母マリアの下僕会教会礼拝堂*
1996年5月、パラッツォ・ピニャーノ(イタリア、ロンバルディア州クレモナ県)、聖マルティノ教区司祭教会+
2009年3月、プレガンツィオル、マジステル・スタジオ#
使用楽器:1993年、ギュータースロー(ドイツ)、
B.Junghanel製(モデル:時期不詳、ベルリンの製作家による)
ファゴットの前身楽器バス・ドゥルツィアンの魅力とパオロ・トニョンの技巧を堪能できる一枚。古楽ファン、ファゴット・ファンは要注目。
Velut Luna
CVLD-169(1CD)
ロカテッリ:12の合奏協奏曲 Op.1 (Vol.1)
第1番ヘ長調/第2番ハ短調
第3番ヘ長調/第4番ホ短調
第5番ニ長調/第6番ハ短調
ラ・フォッリーア・バロッカ
[エンリコ・カザッツァ(第1ヴァイオリン・ソリスト)
マルチェッロ・スカンデッリ(チェロ・ソリスト)
シルヴィア・コッリ、ジュリア・パンツェーリ(第2ヴァイオリン・ソロ)
エレーナ・コンフォルティーニ(Va)
チェチーリア・ミコリ、コゼッタ・ポンテ、スティーヴン・スレイド、
アレッサンドロ・ヴェスコーヴィ(ヴァイオリン・リピエーノ)
アレッショ・デ・パオリ(Cb)ジョルジョ・ファッブリ(Cemb)
アレッサンドロ・バレス(ミュージカル・アシスタント) ]

録音:2006年11月2-5日、サルニコ(イタリア、ロンバルディア州ベルガモ県)
エウローパ・ガランテ等のピリオド楽器オーケストラで活躍したエンリコ・カザッツァ(カルロ・キアラッパ、グランコ・グッリ、ジュリアーノ・カルミニョーラに師事)らを中心に創設されたラ・フォッリーア・バロッカのデビューCD。
Velut Luna
CVLD-188(1CD)
ロカテッリ:12の合奏協奏曲 Op.1 (Vol.2)
第7番ヘ長調/第8番ヘ短調
第9番ニ長調/第10番ハ長調
第11番ハ短調/第12番ト短調
ラ・フォッリーア・バロッカ
エンリコ・カザッツァ(第1ヴァイオリン・ソリスト)
マルチェッロ・スカンデッリ(チェロ・ソリスト)
ラウラ・カヴァッツィーティ、伊左治道生、コゼッタ・ポンテ(第2ヴァイオリン・ソロ)
エレーナ・コンフォルティーニ(第1ヴィオラ・ソリスト)
アリーチェ・ビザンティ(第2ヴィオラ・ソリスト)
スティーヴン・スレイド、ウルリケ・スローヴィク、
アレッサンドロ・ヴェスコーヴィ(ヴァイオリン・リピエーノ)
アレッショ・デ・パオリ(Cb)ジョルジョ・ファッブリ(Cemb)

録音:2008年10月31日、11月1-2日、ヴィッロンゴ・サン・フラストロ(イタリア、ロンバルディア州ベルガモ県)、ロマネスク教会
Velut Luna
CVLD-168(1CD)
クラウディオ・メルロ(1533-1604):おお、祝福された十字架よ〜モテット&リチェルカーレ集
5声の為の聖歌集第1巻(1578、ヴェネツィア)から
Haec est Domus Dei / Tribulationem et dolorem / O crux benedicta
Domine, si adhuc populo / O admirabile commercium / Hodie Spiritus Sanctus
Ricercare decimo a 4 / Hodie Spiritus Sanctus / Tanquam aurum in fornace
Maximum hoc omnium / Vos qui reliquistis omnia / Ricercare primo a 4
Ascendes Christus in altum / Ascendes Christus in altum / Sancte et Justi
Ave Maria / Ricercare vigesimo a 4 / Pax vobis, ego sum
Haec est Virgo prudens / Gaude, felix parens Hispania
クオニアム(ドゥルツィアン・アンサンブル)
パオロ・トニョン(ソプラノドゥルツィアン、ディレクター)
マルコ・フェッラーリ(アルトドゥルツィアン)
ダンテ・ベルナルディ、フランコ・ペルフェッティ(テナードゥルツィアン)
ステファノ・ソマルヴィコ・ベルクイエル(バス・ドゥルツィアン[ファゴット=コリスタ])
ヴィットーリオ・ツァノン(Org)
デ・ラビリント(声楽アンサンブル)
ナディア・カリスティ(S)ブロニスラヴァ・ファリンスカ(A)
ファビオ・フルナーリ、マルコ・スカヴァッツァ’(T)
ヴァルテル・テストリン(バス、ディレクター)

録音:2000年12月6-8日、キュッパーノ(イタリア、ヴェネト州ヴィチェンツァ県)、市立ホール
珍しいドゥルツィアン(ファゴットの前身楽器バス・ドゥルツィアンを低音系に持つダブルリード管楽器)のアンサンブルによる演奏をメインとするアルバム。
Velut Luna
CVLD-121(1CD)
トバイアス・ヒューム(1569頃-1645):ヴィオル独奏の為のエア集第1巻 から
Harke, Harke / Peters Pleasure & The second part
Twickendlum Twickeldum / A Humorous Pavan / A Galliard 3
A Meditation / A Merry Conceite / A Carels humour
A Souldiers Maske / Souldiers March
A Caveleiros humor & The second part / A Souldier's Gailard
Give you good morrowe Madam
My Mistresse humor when she hath & The second part
Tom & Mistresse fine / My Mistress hath a pretty thing
She loves it well / Hit it in the middle
Polish Ayre / Polish Vilanel / Polish Ayre / Polish Vilanel
The Duke Holstone Almayne / Duke John of Polland his Gaillard
The Lord Beccus Almayne
Beccus, an Hungarian Lord, his daughter & The second part
ブルーノ・レ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)

録音:2005年3月11-13日月、プレガンツィオル、マジステル・スタジオ
使用楽器:17世紀、イタリア、不詳作者製

Somm
SOMMCD-0106(1CD)
ラッスス:マタイ受難曲
アヴェ・ヴェルム・コルプス(6声)
見よ、人よ(7声)
音楽は神の最良の贈り物(6声)
ジェフリー・スキッドモア(指)
エクス・カシドラ・コンソート、
ニコラス・マルロイ(T/エヴァンゲリスト)、
グレッグ・スキッドモア(Br/イエス)

※録音:2009年7月20日−21日、オール・セインツ教会(ロンドン)
エクス・カシドラ・コンソートが取り上げる後期ルネサンス時代を生きたフランドル楽派の巨匠、オルランド・ディ・ラッスス(1532−1594)の「マタイ受難曲」は、イギリス有数の古楽、合唱指揮者ジェフリー・スキッドモアの60歳記念レコーディング。
ラッススは全ての福音書(マタイ、マルコ、ヨハネ、ルカ)を題材とした受難曲を作曲しており、「マタイ受難曲」はフランドル楽派の高度なポリフォニー、無伴奏合唱という特徴的な技法。スタイルを持っています。

Satirino
SR-111(1CD)
晴れた日に〜フィッツウィリアム・ヴァージナル・ブックからの小品集
マンディ:ファンタジア#
ダウランド:パヴァーナ・ラクリメ+
バード:ガイヤルド+
フィリップス:ジュリオ・ロマーノのアマリッリ*
作曲者不詳:ホワイ・アスク・ユー*
ファーナビー:風見鶏+
ギボンズ:パヴァーナ*
バード:森はこんなに荒れて#
ピアソン:秋の葉*
トムキンズ:バラフォスタスの夢#
バード:女王のアルマン*
リチャードソン:パヴァーナによる変奏曲#、
ガイヤルドによる変奏曲#
ブル:ウォルシンガム+
ケネス・ワイス(ヴァージナル*&フレミッシュ・ハープシコード#&イタリアン・ハープシコード+)

録音(ライヴ):2010年6月19日−20日、シャトー・ダルドロ(フランス)
※使用楽器:ヴァージナル〜ジャン=リュク・ヴォルフ=ダシー2006年製(アレッサンドロ・ベルトロッティ、ヴェローナ1585のレプリカ)/フレミッシュ・ハープシコード〜マルク・デュコルネ2005年製(ヨハネス・リュッカース、アントワープ17世紀初期のレプリカ)/イタリアン・ハープシコード〜マルク・デュコルネ2007年製(C.グリマルディ、メッシーナ1697のレプリカ)
レザール・フロリサンではウィリアム・クリスティのアシスタント(1990〜1993)、共同監督(2002年&2005年&2007年)を務め、現在はソリスト、名門ジュリアード音楽院の教授として活躍するグスタフ・レオンハルトの高弟ケネス・ワイス。バッハの「ゴルトベルク変奏曲」(SR 091)に続くライヴ・レコーディング・シリーズ第2弾となる新録音は、イギリス楽壇の大いなる遺産「フィッツウィリアム・ヴァージナル・ブック」からの小品集!舞台は北フランス、ブローニュ・シュル・メール近郊のシャトー・ダルドロで行われたミッドサマー・フェスティヴァル。ケネス・ワイスが弾く3台の楽器、ヴァージナル、フェレミッシュ・ハープシコード、イタリアン・ハープシコードによって生命を吹き込まれた16〜17世紀イギリスの小品たちが自然に、そして表情豊かに躍動します。

Griffin
GCCD-4073(1CD)
往年の宗教的歌曲とバラッド集
 Hamblen: It Is No Secret / Josef Locke
 Sullivan: The Lost Chord / Oscar Natzka
 Bach/Gounod: Ave Maria / Mario Lanza
 Franck: Panis angelicus / Joan Hammond
 J.S.Bach/arr. Allen: Jesu Joy of Man's Desiring / Glasgow Orpheus Choir
 Parry/Blake: Jerusalem / Paul Robeson
 Schubert: Ave Maria / Marian Anderson
 Braha/Taylor: Bless This House / Peter Dawson
 Nevin/Rogers: The Rosary / Nelson Eddy
 Mendelssohn: O Rest in The Lord (from "Elijah") / Kathleen Ferrier
 Dvorak/Fisher: Goin' Home / Lawrence Tibbett
 Liddle: How Lovely Are Thy Dwellings / Richard Crooks
 Ray/Arale: God Keep You Is My Prayer / John McCormack
 Trad./arr. Geehl: O Holy One / Richard Tauber
 Irvine/arr. Roberton: The Lord's My Shepherd / Glasgow Orpheus Choir
 Ketelby: In a Monastery Garden / Peter Dawson
 Brodszky/Webster: I'll Walk with God / Mario Lanza
 Grechaninov: The (Russian) Creed /
Choir of the Metropolitan Russian Church Paris
 Trad./arr. Burleigh: Deep River / Marian Anderson
 Trad./arr. Brown: Swing Low Sweet Chariot / Paul Robeson
 Trad./arr. Baez: All My Trials / Joan Baez

※以上、Composer(s), Arranger / Title / Performer
音源:SP、LPからの盤起し AAD
Griffin
GCCD-4074(1CD)
アルジャンタンの修道女が歌うグレゴリオ聖歌
 真夜中のミサ(クリスマス)
12 strokes of midnight - Invitatory - Christus natus est nobis (mode 4)
 昼のミサ(クリスマス)
Antiphon et Magnificat - Hodie (mode 1) - Magnificat (mode 1 solemn tone)
 復活祭の徹夜祷
Lumen Christi - Exsultet (mode 3)
 復活祭
Introit / Rexurrexi (mode 4) // Kyrie I: Lux et origo (mode 8)
Gloria I (mode 4) // Gradual / Haec dies (mode 2)
Alleluia / Pascha nostrum (mode 7) -
 Sequence / Victimae paschali laudes (mode 1)
Offertory / Terra tremuit (mode 4) // Sanctus I (mode 4)
Agnus Dei I (mode 4) // Communion / Pascha nostrum (mode 6)
 聖霊降臨祭
Introit / Spiritus Domini (mode 8) // Kyrie III (mode 4)
Gloria II (mode 1) // Alleluia / Emitte (mode 4)
Alleluia / Veni Sancte Spiritus (mode 2) -
 Sequence / Veni Sancte Spiritus (mode 1)
Credo I (mode 4) // Offertory / Confirma hoc (mode 4)
Sanctus II (mode 1) // Agnus Dei II (mode 1)
Communion / Factus est (mode 7)
アルジャンタン・ノートルダム修道院ベネディクト派修道女聖歌隊

録音:1982-1984年 AAD
原盤:Alpha/Abbey

EURARTE
EA-0065(1CD)
バンキエーリ(1568-1634):オルガン奏法
「オルガン奏法」第1版(1605)
[第1レジストロ]
ソナタ第1番、変格フーガ/ソナタ第2番、三重フーガ
ソナタ第3番、荘重なフーガ/ソナタ第4番、半音階的フーガ
ソナタ第5番、和声的フーガ/第6番、三重フーガ
ソナタ第7番、四分音階的フーガ/ソナタ第8番、フランスのアリアによる
[第2レジストロ]
ソナタ第1番、Ingresso d'vn ripieno
ソナタ第2番、フランスのアリアによる真正のフーガ
ソナタ第3番、対話による/ソナタ第4番、カプリッチョ
ソナタ第5番、フランスのアリアによる、模倣フーガ
[第4レジストロ]
カプリッチョ第1番/カプリッチョ第2番/カプリッチョ第3番
カプリッチョ第4番/デオ・グラツィアスの為のリピエーノ第1番
デオ・グラツィアスの為のリピエーノ第2番
「オルガン奏法」第2巻(1611)
[第5レジストロ]
リチェルカータ第1旋法、使徒のキリエによる
リチェルカータ第2旋法、sopra dui Suggietti/リチェルカータ第3&第4旋法
イタリアのカンツォーネ第1番/イタリアのカンツォーネ第2番
ファンタジア第12旋法または第6旋法+
第11旋法または真正第5旋法への変格
フランス風カンツォーネ第2番/対話 第1番、Acuto & Sopr'acuto
対話 第2番、Acuto & Graue/戦い[La Battaglia]
「オルガン奏法」第3版(1622)
[主日のミサ]*
キリエ、クリステ、キリエ/グローリア/サンクトゥス/アニュス・デイ
イテ・ミサ・エスト−デオ・グラツィアス
Sonata Graue col Principale Alla Leuatione
ビザリア第1旋法、al Graduale col Flauto. All'Ottaua
ビザリア第2旋法、Alla Quarta per il Flauto in duodecima
ファンタジア第7&第8旋法、模倣フーガ
ファンタジア第10&第11旋法、Fuga corrispondente
[第6レジストロ]
ソナタ第1番/ソナタ第2番/ソナタ第3番、スケルツォ
ソナタ第4番、スケルツォ
エンリコ・デ・カピターニ(グレゴリオ聖歌歌唱*)
エンニオ・コミネッティ(Org)

録音:2009年11月5日、12月15、30日、コンシーリオ・ディ・ルーモ(イタリア)、
ブレンツィオ、洗礼者聖ジョヴァンニ教会
使用楽器:17世紀後半、カルロ・プラーティ製
ボローニャに生まれたイタリア・ルネサンス末期からバロック初期を代表する作曲家の一人であるバンキエーリ。優れたオルガニストであり音楽理論家でもあった彼のオルガン曲集「オルガン奏法」は4版を重ねました。第1版から第3版までは内容が微妙に異なっています(死後出版の第4版(1638)の内容は第3版と同じ)が、当盤では出版された全楽曲が重複なく揃うよう工夫されています。
EURARTE
EA-0055(1CD)
祝日のオルガン
ゴンザレス(1764-1830):ソナタ ト長調
マイール(1763-1845):オルガンの為の2つのヴァーセット
コリーニ(1805-1865):オルガンの為のマリーニ風アダージョ
ペッツォーリ(1817-1874):3つのリピエーノ〔第2番/第4番/第11番〕
ウィリアム・クロフト(1678-1727):トランペット・コラール
アルビノーニ:協奏曲Op.6-4〜アダージョ
ヘンデル:組曲第5番 HWV430〜アリア
シュテルツェル(1690-1749):あなたは私とともにある(アリア)
ヴェラチーニ(1690-1768):ヴァイオリンと通奏低音の為のソナタOp.2-4〜ラルゴ
モレッティ(1763-1821):オルガンのためにリダクションされたモーツァルトのソナタ
カルロ・フマガッリ(1822-1907):ヴェルディの歌劇によるオルガン・ミサ・ソレムニス
グローリアの為のヴァーセット
「椿姫」によるオフェルトリウム
「椿姫」によるエレヴァツィオーネ
「シチリア島の夕べの祈り」による聖体拝領
「アイーダ」によるミサ後の為の行進曲
エンニオ・コミネッティ(Org)

録音:2008年6月11日、7月7日、ゴットロ・ディ・カルラッツォ(イタリア)、教区教会
使用楽器:1858年、セラッシ製Op.653
気軽なタイトルにしてはマニアックな珍曲を取り揃えたアルバムです。
EURARTE
EA-0004(1CD)
マルティーニ(1706-1784):オルガン・ソナタ集
ソナタ ニ長調/ソナタ ハ長調
エレヴァツィオーネ変ホ長調
オルガン・ソナタ ハ長調
エレヴァツィオーネ ヘ長調
ポストコムニオ ヘ長調
パストラーレ ハ長調
フルート管を伴うオルガン・ソナタ ヘ長調
エレヴァツィオーネ ヘ長調
オルガン・ソナタ ヘ長調
ポストコムニオ ハ長調
エレヴァツィオーネの為のソナタ ト短調
ポストコムニオ変ロ長調
エレヴァツィオーネ ト短調
ポストコムニオ変ロ長調
フルート管を伴うオルガン・ソナタ ハ長調
エンニオ・コミネッティ(Org)

録音:2000年9月5-7日、モンテカッシアーノ(イタリア)、聖マリア被昇天教会
使用楽器:1775年、カッリード製Op.104
ジョヴァンニ・バッティスタ・マルティーニはボローニャで活躍した作曲家・音楽理論家・神父。モーツァルトの対位法の師でもあります。
EURARTE
EA-0001(1CD)
イタリア・オルガン紀行ロンバルディア Vol.2〜コモ県
(1)ヤコボ・フォリアーノ(1468-1548):リチェルカーレ
ジョヴァンニ・デ・マック(1584-1613):コンソナンツェ・ストラヴァガンティ
カヴァッツォーニ(1510頃-1577):カンツォーナ「Falt d'argens」
サンドーニ(1680頃-1748):ラルゴとアルマンド
(2)ミラノのナルチーゾ神父(1672-18世紀):パストラーレ
 エレヴァツィオーネ/フーガ/ソナタ
(3)フロリアーノ・アッレスティ(17世紀):リチェルカーレ
サバディーニ(17世紀):グラーヴェ
ポラローリ(17世紀):ソナタ第3番ハ長調
フェローチ(1673-1750):エレヴァツィオーネ
ニコラ・ポルポラ(1686-1768):フーガ
(4)不詳(17世紀):ソナタ
コロンナ(1741-1801):フーガ
ガスパリーニ(1668-1728):エレヴァツィオーネの為のソナタ
ゲラルディスキ(1759-1815):ロンド
(5)ルッケージ(1741-1801):ソナタ第2番
プリアーニ(18世紀):フルート管を伴う完全に協奏的なオルガン・ソナタ
ジンガレッリ(1752-1837):ソナタ ハ長調
(1)録音:ポルレッツァ、チーマ教区教会使用楽器:17世紀、カルロ・ピラーティ派(推定)
(2)録音:ヴァルソルダ、カラヴィーナの聖母教会使用楽器:1685年、カルボーネ製
(3)録音:プレージオ、聖フェデーレ教区教会
使用楽器:1846年、フランチェスコ・カルニージ製
(4)録音:ダマーゾ、聖バルトロメオ&ニコラオ神学校主任司祭教会
使用楽器:1839年、リヴィオ・トルナーギ製
(5)録音:ドンゴ、聖ステファノ神学校使用楽器:1856年、セラッシ製

録音時期:データ記載なし
発売:2000年
EURARTE
EA-0030(1CD)
イタリア・オルガン紀行ロンバルディア Vol.5〜ローディ県

(1)カヴァッツォーニ(1510頃-1565):証聖者は(賛歌)
アッレスティ(1619-1701):「パンジェ・リングア」によるソナタ=エレヴァツィオーネ
ピッチンニ(1728-1800):オルガンの為のシンフォニア(歌劇「良い娘」序曲)
ゲラルデスキ(1759-1815):ポストコムニオ
不詳(19世紀、ピストイア):平易なミサ から オフェルトリウム
 エレヴァツィオーネ/ポストコムニオ
(2)ジュスティニアーニ(1632頃-):ソナタ(トッカータとフーガ)
フェナローリ(1730-1818):娯楽
アンジェロ・カテラーニ(1811-1866):アダージョ変イ長調
 ピエーノ ト長調/アダージョ イ長調
カンドッティ(1809-1876):「タンクレディ」によるフーガ
ドルジアーニ(1830/1840-?):行進曲
(3)ペシェッティ(1704-1766):ソナタ ハ短調
カンドッティ:アダージョ
エンリコ・ドルジアーニ:アンダンテ
カルロ・フマガッリ(1822-1907):ヴェルディの「椿姫」によるエレヴァツィオーネ
アドルフ・ルボー(1835-1906):ヴェルディの「レクイエム」のレクイエム・エテルナム
カルロ・フマガッリ:ヴェルディの「ジョヴァンナ・ディ・グズマン」によるオフェルトリウム
エンニオ・コミネッティ(Org)

使用楽器(1)1793年、フラテッリ・キエザ製

(2)使用楽器:18世紀後半、アンジェロ・カヴァッリ製

(3)使用楽器:1872年、ルイージ・リッカルディ製

録音:2005年1月31日、2月7日

※バーコードがミスプリントされております。修正されずに出荷されますのでご注意ください。
EURARTE
EA-0031(1CD)
イタリア・オルガン紀行ロンバルディア Vol.6〜ブレシア県
(1)バッサーニ(1647頃-1716):ヴォランタリー
ヴァレーリ:オルガン・ソナタ
 ヴァーセット/ソナタ第5番(ロンド)
ツィポーリ(1688-1726):オフェルトリウムに
ヴェッキオッティ(1804-1836):オルガン・ソナタ

(2)パンパーニ(1705頃-1775):トッカータ
ブルネッティ(1760-1837):エレヴァツィオーネ
チェルヴェッリーニ(18世紀):ソナタ
サンドーニ(1680-1748):ソナタ第1番

(3)ドメニコ・プッチーニ(1771-1815):ソナタ第9番
ロッシーニ(ドルジアーニ編):慈愛
不詳(19世紀):ポルカ/大オルガンの為の行進曲
ベッリーニ:トッカータ

(4)ベルガモのダヴィデ神父(1791-1863):エレヴァツィオーネ
P・アントニオ・カジーニ(19世紀):ポスト・コムニオ
クイリーチ(1824-1896):書簡朗読の為のアレグレット
 エレヴァツィオーネの為のアンダンティーノ
 オフェルトリウムの為のソナタ
エンニオ・コミネッティ(Org)

使用楽器:(1)1842年、カルロ&ルイージ・ペロリーニ製
(2)使用楽器:1897年、エジディオ・ズグリッタ製
(3)使用楽器:1872年、トノーリ製
(4)使用楽器:1857年、セラッシ製


録音:2005年5月26日、6月13、22日

Sono Luminus
DSL-92133(1CD)
リュートとウードのための作品集
作者不詳:グリーンスリーヴス
ヨアン・アンブロシオ・ダルツァ(1508-?):ピファ
作者不詳:エスタンピ断章
ディエゴ・オルティス(1510-1570):リチェルカーダ 第1番
作者不詳:ノタ 第1/作者不詳:エスタンピ
作者不詳:エスタンピ 第4
作者不詳:トリスターノの哀歌
フランチェスコ・ダ・ミラノ(1497-1543):ラ・スパーニャ
ヤコポ・ダ・ボローニャ(1340-1386):拒絶に対する熱望の甘き祈り
作者不詳:ノタ 第2-ノタ 第3
作者不詳:マンフレディーナのエスタンピ
マショー(1300-1377):美しく優しいお名前
作者不詳:美しき花の踊り
作者不詳:題名なし
アントニオ・ザッカーラ・ダ・テーラモ(?):優雅な花の登場
ヨアン・アンブロシオ・ダルツァ:スペイン風カラータ
作者不詳:サルタレッロ
モトゥル・トルン:Buselik Saz Semai
ムニール・ベーケン(ウード)
オーガスト・デンハード(Lute)
今でこそ、トルコのウードと西ヨーロッパのリュートは文化的にも違なる楽器として認識されていますが、起源は同じであり、中世、ルネッサンスの時代には、どちらも即興性豊かな音楽を作りだしていました。このアルバムはそんな時代を思い起こさせてくれる1枚です。ウード奏者ベーケンはイスタンブールで学び、11歳から音楽活動を行っている、この楽器の第1人者です。ほとんどの曲は当時の写本からの曲で、作曲家などの詳細はわかりませんが、2つの楽器の似たような音色の中に、仄かに透けてみえる伝統文化の香りがたまりません。

Dynamic
CDS-694(1CD)
ガルッピ:二つのヴァイオリンとバスのための6つの三声のソナタ
ソナタ第1番イ長調
ソナタ第2番ヘ長調
ソナタ第3番ニ長調
ソナタ第4番ト長調
ソナタ第5番変ロ長調
ソナタ第6番ホ長調
アブラーモ・ラウレ(Vn)
アレッサンドロ・ペイレッティ(Vc)
リタ・ペイレッティ(Cemb)

録音:2010年11月、トリノ
バルダッサーレ・ガルッピ(1706−1785)は、18世紀半ばに活躍したヴェネツィア出身の作曲家。もっぱらオペラ作曲家として知られていますが、チェンバロ/ピアノ曲も比較的良く取り上げられますが、それ以外となると滅多に耳にできる機会はありません。この6つの三声のソナタは、いずれも急・緩・急の三楽章からなるもの。いわゆる前古典派の時代の、バロック音楽から古典派の音楽へと急速に移行する時代の特徴が良く現れています。ピリオド楽器による演奏です。 (Ki)

Glossa
GCD-921622(2CD)
カンプラ:オペラ・バレ《ヴェニスの謝肉祭》 エルヴェ・ニケ(指)
コンセール・スピリチュエル、
サロメ・アレール(S)
マリーナ・デ・リーソ(Ms)、
アンドルー・フォスター=ウィリアムズ(Br)
アラン・ブエ(Br)、
マティアス・ヴィダル(オート・コントル)、
サラ・ティナン(S)、
ブランディーヌ・スタスキェヴィチ(Ms)
ルイージ・デ・ドナート(Bs)

録音:2011年1月、サル・コロンヌ(パリ)
フランス・バロックの新しい舞台音楽のスタイル"オペラ・バレ"を確立、発展させるという大仕事を実現させたカンプラ。
聖職者、舞台音楽作曲家の両立が許されず、大聖堂の楽長を解任されてしまうカンプラだが、18世紀の到来を目前に控えた1699年にパリで完成した「ヴェニスの謝肉祭」は、大成功を収めた「優雅なヨーロッパ」と並ぶカンプラの舞台音楽の代表作に位置付けられています。
Glossa
GCD-920412(2CD)
アントワーヌ・フォルクレ&ジャン=バティスト・フォルクレ:ヴィオールと通奏低音のための曲集
ヴィオールと通奏低音のための曲集第1組曲/第2組曲/第4組曲/第3組曲/第5組曲
パオロ・パンドルフォ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
グイド・バレストラッチ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
ロルフ・リスレヴァン(テオルボ&バロック・ギター)、
エドゥアルド・エグエス(テオルボ&バロック・ギター)、
グイド・モリーニ(Cemb)

録音:1994年2月&1995年4月、モンテヴァルキ・ディ・アレッツォ(イタリア)
イタリアが生んだヴィオラ・ダ・ガンバの革命家、パオロ・パンドルフォが繰り広げる壮絶な名演「フォルクレのヴィオール曲集」が新装復刻!太陽王ルイ14世に認められ17歳でヴェルサイユの宮廷音楽家となったアントワーヌ・フォルクレ(1671−1745)と、不遇の青年時代を過ごしながらも43歳で宮廷音楽家に任命されたジャン=バティスト・フォルクレ(1699−1782)のフォルクレ親子。父アントワーヌの29曲と、息子ジャン=バティスト自作の3曲を組み合わせて1747年にパリで出版された「ヴィオール曲集」は、"悪魔のフォルクレ"とも呼ばれるヴィオラ・ダ・ガンバ技法の頂点を極めた大作です。

K617
K617-226(1CD)
マルチン・ミエルチェフスキ:プラウディテ・マニブス、
 コンフィテボル・ティビ・ドミネ、
 ヴィクティメ・パスカリ・ラウデス、
 ヴィルゴ・プルデンティッシマほか
G.ガブリエリ:カンツォン・プリミ・トーニ
タルクイーニオ・メールラ:クレディディ
エティエンヌ・メイヤー(指)
レ・トラヴェルセ・バロック
ミエルチェフスキは17世紀ポーランドの作曲家。モンテヴェルディを思わせるような華やかな合唱の響きと、器楽の効果的な書法が見事です。 (Ki)

RAINER WALDECK
WALDECK-2008(1CD)
新リュート曲集
ヨハン・ゴットフリート・コンラディ(18世紀):新リュート曲集(1724)〜組曲ニ短調/組曲ハ長調
ヨハン・テオドール・ヘロルト(1660頃-1720):ハルモニア・クアドリパルティータ(1703)〜パルティータ第2番ト短調
ヨハン・ゴットフリート・コンラディ:新リュート曲集〜組曲イ長調
ライナー・ヴァルデック(Lute)

録音:2007年9月
録音される機会が多いとは言えないドイツ後期バロックの二人の作曲家を取り上げたリュート・ファン向けのアルバム。ギターからリュートに転向し、佐藤豊彦、ホプキンソン・スミス、アントニー・ベイルズの指導を受けたライナー・ヴァルデック(1950年生まれ)の自主制作盤です。
本体、外装ともに規格番号表示がございませんが、「WALDECK 2008」として管理いたします。ご了承ください。


Avie
AV-2197(1CD)
枢機卿の宮廷でのカンタータ
カルダーラ:クローリ、私の美しいクローリ
アルビノーニ:センツァ・イル・コレ・ミオ・ベネ
A・スカルラッティ:愛らしく美しいクローリ
ヘンデル:トッカータ ト短調HWV.586、
 カプリッチョ ト短調HWV.483
D・スカルラッティ:ソナタ ト短調K.30
ヘンデル:愛の神が見てHWV.175
D・スカルラッティ:ソナタ ニ短調K.9、
 ソナタ ニ長調K.430
ヘンデル:私の胸は騒ぐHWV.132c
アンドルー・ラドリー(C.T)、
ジュリアン・パーキンス(チェンバロ&ディレクター)、
サウンズ・バロック

録音:2009年12月8月−10日、ロンドン
17世紀後期、音楽家たちにとって重要なパトロンだったピエトロ・オットボーニ枢機卿(1667−1740)の宮廷で演奏されたとされるイタリアン・カンタータ集。サウンズ・バロックは、ヴィルトゥオーゾ・チェンバリスト、ジュリアン・パーキンスがディレクターを務め、ロンドンを中心に活躍するイギリスのピリオド・アンサンブル。英国古楽界から将来性豊かなアンサンブルがまた1つ登場です!

MSR
MS-1380(1CD)
ドイツ・バロック音楽の至宝
クヴァンツ(1697-1773):トリオ・ソナタ ハ長調
ブクステフーデ:前奏曲ハ長調BuxWV137(オルガンのみ)
テレマン:トリオ・ソナタ イ長調TWV42:A2
パッヘルベル:幻想曲ニ短調(オルガンのみ)
ファッシュ:ソナタ ト長調
リューベック:プレアムブルム ハ短調第2番(オルガンのみ)
テレマン:ソナタ ホ短調TWV40:146
バッハ:バビロンの流れのほとりにBWV.653(オルガンのみ)
クヴァンツ:フルート・トラヴェルソ二重奏曲イ短調Op.2-2
パッヘルベル:変奏を伴うアリエッタ ヘ長調(オルガンのみ)
ザ・ハノーヴァリアン・アンサンブル
【J.ソルム(Flトラヴェルソ)、R.ウィトン(Flトラヴェルソ&リコーダー)、N.スターン(リコーダー)、A.フィアッコ(Vc)、K.トリトル(Org&Cemb)

録音:2009年
ザ・ハノーヴァリアン・アンサンブルはピリオド楽器を使ったアンサンブルで当MS-Rからテレマンのソナタ、協奏曲などをリリースしている。J.S.バッハの前後の世代のドイツ・バロックの作品をトリオ・ソナタとオルガン独奏曲を交互に、バラエティ豊かに選曲。

LUDI MUSICI
LM-005(3CD)
カヴァッリ:歌劇「ロジンダ」 エマヌエラ・ガッリ(Sネレア)
フランチェスカ・ロンバルディ・マッズッリ(Sロジンダ)
櫻田亮(Tクリトフォンテ)
ニコラ・エバウ(Brティサンドロ,プルトーネ,メアンドロ)
フルヴィオ・ベッティーニ(Brルディオーネ)
シルヴィア・ヴァイエンテ(Sプロセルピーナ,アウリッラ)
ミレーナ・ストルティ(Msチレーナ)
ロベルト・ロマニーノ(CTヴァフリッロ)
マイク・フェントロス(指)
アンサンブル・ラ・スフェラ・アルモニオーサ

録音:2008年8月13-16日、フィンランド、ヴァンター
17世紀のヴェネツィアでのオペラの興隆を大いに引っ張ったのがフランチェスコ・カヴァッリ(1602―1676)でした。カヴァッリはモンテヴェルディの弟子で、その様式を受け継ぎつつ、1637年にヴェネツィアで一般に公開された劇場ができるや、大衆受けする作風も得て、たいへんな人気を博しました。今日でも30近いオペラが伝えられているにもかかわらず、上演はまだあまり多くありません。「ロジンダ」は1651年にヴェネツィアで初演され、1653年にはかなり手を加えられて上演されました。物語は、魔法の泉の水を飲んでしまったため愛し合ってしまったカップルに、それぞれの元の恋人、さらに彼らに関係する人々、本筋にはほとんど関係ない人々まで混ざっての変化に富んだもの。3時間に迫る長さですが、気楽に楽しむことができます。2008年の蘇演の一環として行われた録音で、ネレアにはヴェネシアーナのメンバーとして知られるエマヌエラ・ガッリ、クリトフォンテには日本が誇るバロック・テノール、櫻田亮が加わっています。タイトルロールのフランチェスカ・ロンバルディ・マッズッリはミラノ出身のソプラノ。バロック音楽からモーツァルトあたりを得意としています。フルヴィオ・ベッティーニは、2009年の北とぴあでのグルック「思いがけないめぐり会い」に出演、今年11月にはモーツァルト「コジ・ファン・トゥッテ」でも出演予定。
残された作品数が多い割には録音が乏しいカヴァッリ、新録音は大歓迎です!
ハードカバーのブックタイプで、200ページを越える冊子には、英仏独の解説と伊英対訳、そして様々な絵画のカラー写真が多数収録されて、豪華です。
■「ロジンダ」あらすじ(本筋に関係ないエピソードは省略しました)
第1幕
 コリントの王女ロジンダは、魔法の泉の水を飲んでクレタの王子クリトフォンテに恋をしてしまい、もともと相愛だったアルゴスの王子ティサンドロを棄ててしまう。同様にクリトフォンテもロジンダに恋し、ケルキラの女王ネレア(彼女は魔法を用いることができる)を拒んでしまう。そのネレアは、老魔法使いメアンドロからの求愛を退けるものの、メアンドロの魔法の力で連れ去られてしまう。ネレアからの助けの求めに、冥界の王プルートの妃プロセルピーナが応じて彼女を助ける。
 離島にやって来たロジンダとクリトフォンテは、ティサンドロの鎧を見つけ、そこに、ロジンダに棄てられたので死ぬという言伝を見つける。そのティサンドロがさ迷っている姿を幽霊だと思って仰天したルディオーネは、ロジンダとクリトフォンテもこの島にいることを明かしてしまう。ティサンドロは二人を探し始める。 黄泉の国に降りたネレアに、プロセルピーナは保護を約束し、彼女が元々持っていた魔力を蘇らせてやる。
第2幕
 ロジンダとクリトフォンテが森の中で愛を楽しんでいると、ルディオーネが巨人に連れ去られそうになり、女勇者ロジンダは彼を助けに行く。一方ティサンドロはクリトフォンテを見つけ出し、二人は決闘を始めようとする。そこにネレアの小姓ヴァフリッロが、ロジンダが巨人と戦っていると報せ、二人は彼女を救いに向かう。
 ネレアの魔法の宮殿。ティサンドロはロジンダの前でクリトフォンテを殺そうとするものの、彼に未練のあるネレアは彼を守ろうとする。巨人はロジンダを倒した後、ネレアの力によって去っていった。ネレアはクリトフォンテを取り戻すため、ロジンダに、ティサンドロがクリトフォンテに、クリトフォンテが巨人に見える魔法をかけてしまう。
第3幕
 魔法の城の中をさまよっているロジンダは、魔法の力のためティサンドロを見てもクリトフォンテと思ってしまう。ティサンドロは彼女を元に戻そうとするが無駄であった。ロジンダはさらに怪物と思い込んでいるクリトフォンテを攻撃する。クリトフォンテは彼女の剣に自らの首を差し出すが、ティサンドロがロジンダを引き離して彼を助ける。 絶望しているネレアがクリトフォンテと出くわすが、いまだ魔法にかかっているクリトフォンテは再びネレアを撥ねつける。一方メアンドロは自分のやったことを深く後悔し、自分の行為を購うため、クリトフォンテとロジンダが愛し合う魔法を解く薬を与えることにする。ティサンドロはまだ魔法が効いているが、ロジンダは混乱を脱し、クリトフォンテを認め再会を喜ぶ。そこにメアンドロが現れ、二人に薬を飲ませる。ロジンダもクリトフォンテも本来の感情を取り戻し、クリトフォンテはネレアへの愛を蘇らせる。ロジンダはティサンドロが殺されてしまったと思い嘆くが、ネレアがティサンドロを連れて来る。一同の喜びで幕となる。 (Ki)

CORO
COR-16082(1CD)
【未案内旧譜】
ブクステフーデ:7つの連作カンタータ「我らがイエスの四肢」BuxWV.75 ハリー・クリストファーズ(指)
ザ・シックスティーン
〔キャロリン・サンプソン(S)、リビー・クラブトリー(S)、ロビン・ブレイズ(C.T)、ジェームズ・ギルクリスト(T)、サイモン・バーチャル(Bs)〕

録音:2000年2月7日−9日、セント・ジュード教会(ハムステッド・ガーデン)
かつてLINN Records(リン)からリリースされ、英グラモフォン誌のエディターズ・チョイスに選出されたザ・シックスティーンのブクステフーデ。ここでは合唱ではなく5声部それぞれを1人の歌手が歌うという小編成のスタイルを採用。5人の歌い手たちは、サンプソン、クラブトリー、ブレイズ、ギルクリスト、バーチャル・・・。超一流の古楽系歌手たちが歌う名演です!
CORO
COR-16077(1CD)
【未案内旧譜】
儀式と祈り〜チューダー朝の音楽
単旋律聖歌:現れたまえ、創造の主、聖霊よ/バード:聖なる賛美のうちに/シェパード:厳かなる犠牲は喜びとともに/タリス:イエス、この世の救い主よ/シェパード:命半ばに我らは死ぬ/タリス:我らを憐れみたまえ/バード:主よ、我らは御身の到来を待ち望む/タリス:もはやキリストは天に昇りたもう/バード:今日こそ主の御業の日、不幸なる我が身
ハリー・クリストファーズ(指)
ザ・シックスティーン

録音:2009年10月、オール・ハロウズ教会(ゴスペル・オーク)
クリストファーズ&ザ・シックスティーンが立ち上げたプロジェクト、"合唱巡礼(Choral Pilgrimmage)"の10周年を記念して製作されたチューダー朝の教会音楽集。カトリックと英国国教会による激動の宗教改革時代、チューダー朝を力強く生き抜いたバード、シェパード、タリスの"ラテン語"の音楽を最高のハーモニーで。
CORO
COR-16049(1CD)
【未案内旧譜】
モードリン・カレッジの音楽
単旋律聖歌:マニフィカト・アンティフォン
シェパード:4声のマニフィカト、おお幸せな貴婦人たち
メイソン:禍なるかな、哀れなる我ら
シェパード:主を讃え崇めよ
デーヴィ:ジョーンは病気
シェパード:汝の御手にT、
 汝の御手にU、
 汝の御手にV、聖霊T
単旋律聖歌:マニフィカト・アンティフォン
デーヴィ: ああ、我が心よ
メイソン:急ぎ行く我ら
ハリー・クリストファーズ(指)
モードリン・コレクション

録音:1997年1月3日−5日、モードリン・カレッジ(オックスフォード)
16世紀イギリスの教会音楽の重要地、オックスフォードのモードリン・カレッジと縁の深い3人の音楽家たちの教会音楽集。
ちなみに指揮者のハリー・クリストファーズ、ロビン・ブレイズをはじめとするモードリン・コレクションのメンバーたちは、全員がモードリン・カレッジ聖歌隊の出身者たち。脈々と受け継がれてきたモードリン・カレッジの合唱芸術の結晶です。
CORO
COR-16024(1CD)
【未案内旧譜】
パーセル:愛の女神は盲目なり
主よ我が敵の何と多きことか
主よ我を憐れみ給え
メアリー女王の死を悼む哀歌
メアリー女王の崩御を悼む哀歌「レスビアよ無益なことだ」
メアリー女王の誕生日のためのオード「愛の女神は盲目なり」
メアリー女王の崩御を悼む哀歌「おおオラニエ家の神聖なる保護者」
メアリー女王の葬送音楽(完全版)
ハリー・クリストファーズ(指)
ザ・シックスティーン、
シンフォニー・オヴ・ハーモニー&インヴェンション

録音:聖バーソロミュー教会(サフォーク)
ザ・シックスティーンが歌う17世紀イギリスの作曲家、パーセルの「愛の女神は盲目なり」は、若きメアリー女王へのトリビュート・アルバム。メアリー女王、パーセル自身の葬儀でも演奏された「メアリー女王の葬送音楽」(1695)は、パーセルとモーリーの音楽を組み合わせた"完全版"。
CORO
COR-16020(1CD)
【未案内旧譜】
ポルトガル音楽の黄金時代
レベロ:スーペル・アスピデム、
 主を祝福せよ、イン・テ・ドミネ、
 いと高き神の保護のもとに住み、
 兄弟らよ節度もて、我を引き出したまえ
メルガス:わが民よ/レベロ:天使のパン
メルガス:聖木曜日の哀歌、
 サルヴェ・レジナ
レベロ:マニフィカト
ハリー・クリストファーズ(指)
ザ・シックスティーン

録音:1996年2月、聖オーガスティン教会(キルバーン)
ブラガンサ王朝のポルトガル王ジョアン4(1604−1656)が登場した1600年代、ポルトガル音楽の黄金時代。ザ・シックスティーンが歌う"黄金時代"の作曲家は、ジョアン・ロウレンソ・レベロ(1610−1661)とディオゴ・ディアス・メルガス(1638−1700)。ジョアン4世の宮廷で演奏され、王の心に響いた17世紀イベリア半島の音楽をお愉しみください。

Cello Classics
CC-1028(1CD)
バッハ以前の無伴奏〜フランスのバス・ヴィオール組曲集
オトマン:組曲ニ短調
デュビュイソン:組曲ニ短調
ド・マシー:組曲第4番ト長調
サント=コロンブ:組曲ニ短調
マレ:サント=コロンブ氏へのトンボー
チャールズ・メドラム(バス・ヴィオール)
チェロの聖典、バッハの「無伴奏チェロ組曲」が誕生する以前の1660年−1700年頃にフランスで作曲されたバス・ヴィオールのための組曲集。バッハの「無伴奏チェロ組曲」よりも前に、オトマン、サント=コロンブ、マレなどの手により成熟したフランスの「無伴奏組曲」の存在は、音楽史的視点からも興味深い。ロンドン・バロックの創設者、チャールズ・メドラムのいぶし銀の技が光ります。

LIR Classics
LIR-021(1CD)
ハンブルク1705年〜18世紀のチェンバロ音楽
ヘンデル:前奏曲ホ長調HWV.566、
 前奏曲嬰へ短調HWV.570
グラウプナー:パルティータ イ長調
ヘンデル:前奏曲イ短調HWV.576、
 前奏曲ニ短調HWV.563、
 組曲ニ短調HWV.437、
 前奏曲ニ短調HWV.562、
 アレグロ ニ短調HWV.475
マッテゾン:組曲第3番ニ長調
ヘンデル:前奏曲ト短調HWV.572、
 シャコンヌ ト短調HWV.453、
 組曲ニ短調HWV.448
ミケーレ・ベヌッツィ(Cemb/ドゥルケンc.1740)

録音:2009年11月&12月
1740年頃にフランドルのヨハン・ダニエル・ドゥルケンによって製作された18世紀のチェンバロで聴く18世紀ドイツの鍵盤作品集。2003年に山梨で開催された第17回国際古楽コンクールで第3位入賞の経験を持つチェンバリスト。ドゥルケンのチェンバロが持つ華やかな音色を自在に引き出す実力はかなりのレベル。

Glossa
GCD-922406(2CD)
スヴェーリンク:カンツィオ・サクラ集(宗教曲集)
わたしの力なる主よSWWV.191(モテット)
主よ、御もとに身を寄せSWWV.154
わたしの力なる主よSWWV.155
こぞって主をほめたたえよSWWV.157
新しい歌を主に向かって歌えSWWV.158
さあ、主に向かって喜び歌おうSWWV.159
主を賛美せよ、すべての国よSWWV.161
深き淵よりあなたを呼び、主よSWWV.170
主よ、私の神よ、あなたを避けどころとしますSWWV.175
いかに幸いなことか、主を畏れる人SWWV.178
なんという空しさSWWV.200(カノン)
東方から博士たちが来たSWWV.153
今日、キリストがお生まれになったSWWV.163
喜べ、喜び躍れ、エルサレムよSWWV.168
それらが成就されたあとでSWWV.172
祝福された処女マリアSWWV.180
処女が身ごもって男子を産みSWWV.181
喜び栄えよ、すべての人よSWWV.182
わたしの魂は主をあがめSWWV.184
天使が羊飼いたちに語るSWWV.185
いかに幸いなことか、唯一の神を避けどころとする者はSWWV.194(カノン)
第2の予兆により幸運な日SWWV.192a(モテット)
わたしに語る者は皆、主よSWWV.151
今こそわたしの食事をととのえSWWV.152
貧しい人は幸いであるSWWV.156
求めなさい、そうすれば得られるSWWV.165
忠実なよいしもべSWWV.166
わたしについてきたい者はSWWV.169
しかし、弁護者である聖霊がSWWV.173
2人または3人が集まるところにはSWWV.177
こんなに長い間一緒にいるのにSWWV.186
なんという空しさSWWV.199(カノン)
おお、主イエス・キリストよSWWV.160
神に従う人は永遠に生きるSWWV.162
おお、聖なる宴よSWWV.164
人よ、あなたのためにわたしが耐えているところをSWWV.167
おお、なんと幸いな槍かSWWV.171
わたしの手や足を見なさいSWWV.174
ガラリヤ人たちよ、なぜ天を見上げて立っているのかSWWV.176
主を畏れることは、知恵の初めSWWV.179
天の元后よ、喜べSWWV.183
幸いあれ、海の星よSWWV.193(カノン/オルガン版)
幸いあれ、海の星よSWWV.193(カノン/声楽版)
神よ、あなたを賛美しますSWWV.187
ジェズアルド・コンソート・アムステルダム、ハリー・ファン・デル・カンプ(ディレクター)

録音:2009年5月&7月、レンスヴァウデ(オランダ)/エンジニア&プロデューサー:ステファン・シェルマン(トリトナス)
カルヴァン派が主流となる中でカトリックの都市アントワープで1619年に出版された「カンツィオ・サクラ集」は、カトリックの典礼に基づく歌詞を用いたモテットが含まれるなど、"詩篇"とは内容的にも宗教的にも対極に位置する大作。オランダ・バッハ協会でもお馴染みの鍵盤奏者、音楽学者ピーター・ディルクセンによる解説、スヴェーリンクがオルガニストとして活躍していたアムステルダム旧教会を描いたジャケット・デザイン。ジェズアルド・コンソート・アムステルダムの「カンツィオ・サクラ集」は、優れた演奏だけでなく、スヴェーリンク研究のための新資料、芸術作品としてのクォリティも非常に高い。

Marc Aurel Edition
MA-20044(1CD)
聖チェチーリア〜アンナ・ハッヘンベルヒの歌曲とアンティフォナ アンサンブル・カンデンス・リリウム

録音:2009年10月
ドイツ、ケルンのシュニュートゲン美術館に保存されている1520年頃の写本に収められた音楽を蘇演。アンナ・ハッヘンベルヒ(Anna Hachenberch)という人物が、写本の編集、作曲などに関わっているという説があるものの、その真実は謎に包まれています。

Ligia Digital
LIDI-0202212(1CD)
ジャン・ジル(1668-1705):哀歌、モテット「Diligam te Domine」 アンヌ・マグエ(S)
ヴァンサン・リエーヴル=ピカール(A)
ブルーノ・ボテルフ(T)
アラン・ブエ(Bs)
シャンブル・レ・エレメンツcho
ジャン=マルク・アンドリウ(指)
レ・パッシオンスSO

録音:2009年10月
ジャン・ジルは、エクサンプロヴァンスで教会のオルガン奏者として活躍しました。ヴェルサイユのグラン・モテ形式に従った平明な構成をとっています。オーケストラは声楽(合唱)から比較的独立していますが、競奏の効果というほどでもありません。不協和音も少なく、極めて純粋で美しい響きが魅力です。 (Ki)
Ligia Digital
LIDI-0202224(1CD)
ロレーヌ地方(メッツ、トゥール、ヴェルダン)の中世の聖歌 マリー=レーヌ・ドゥモリエール(指)
スコラ・メテンシス

録音:2010年
中世のフランス・ロレーヌ地方の音楽。

Musiepoca
MEPCD-002(1CD)
カタルーニャ人の手に〜15世紀、スペイン&イタリアの歌集 ラ・カラヴァッジャ、
リュイス・コル(音楽監督)
In M

録音:2010年
スペインの古楽系レーベル、Musiepoca(ムジエポカ)の取り扱いを開始。
■15世紀後半から16世紀中期にかけてまとめられたモンテカッシーノ、バルセロナ、ウプサラなど、イタリアとスペインの歌集からの音楽。
2004年に結成されたスペインの古楽管打楽器アンサンブル、ラ・カラヴァッジャの演奏は、サックバットのサウンド、打楽器のリズム感が特筆ものです。
Musiepoca
MEPCD-001(1CD)
デマジュール:4声のサンフォニー集(1702)〜組曲第1番、組曲第3番 ベスプレス・ダルナディ、
ダニ・エスパサ(音楽監督)

録音:2008年2月
マルセイユ大聖堂のオルガニストとして活躍したシャルル・デマジュール(1670−1736)が1702年に出版した「4声のサンフォニー集」は、サヴォア家のマリア・ルイーザがマルセイユを訪問した際に作曲、献呈された作品。ベスプレス・ダルナディは、カタルーニャ高等音楽院で古楽を学んだ演奏家たちが集まり、2005年に活動をスタートさせたスペインのピリオド・アンサンブル。

PLECTRA
PL-20701(1CD)
マルシャン、クレランボー:チェンバロ作品全集
ルイ・マルシャン(1669-1732):組曲ニ短調(1699)
 ヴェネツィア風/ひょうきん者
 組曲ト短調(1702)/ガヴォット ト短調
ルイ=ニコラ・クレランボー(1676-1749):前奏曲ト長調
 組曲ハ長調(1702-1703)
 組曲ハ短調(1704)
ニコラ・ルベグ(1631頃-1702):鐘(1685)
ダヴィット・モロニー(Cemb)

録音:データ記載なし発売:2007年
使用楽器:1707年、パリ、ニコラ・デュモン製
PLECTRA
PL-20801(2CD)
ボレル写本の音楽
ジャン=アンリ・ダングルベール(1629-1691):クラヴサン曲集ハ長調; 前奏曲/アルマンド/クーラント
ガイヤルドとドゥブル/ジーグ/シャコンヌ
ジャック=ドニ・トムラン(1640頃-1693):アルマンド
不詳:王のクーラントとルドゥブル
ジャック=ドニ・トムラン:アルマンド
不詳:パスメス[パッサメッツォ]/ポワトゥのブランル
ジョゼフ・シャバンソー・ド・ラ・バル(1633-1678?):イングランドのパヴァーヌとルドゥブル/アルマンド
クーラントとルドゥブル/イングランドのパヴァーヌとルドゥブル
ブロシャール氏:アルマンド/クーラントとルドゥブル
ビュール伯爵夫人:クーラント
不詳:サラバンド、右手のルドゥブルと左手のルドゥブル/銃士/御者バレエ
ルイ・クープラン:アルマンド−
ジャン=アンリ・ダングルベール:ルイ・クープランのアルマンドのドゥブル*
 「バスク」の為の踊り歌*/行進(踊り歌)*
ジャック・シャンピオン・ド・シャンボニエール(1601頃-1672):
若きゼフィルス(サラバンド)−
ダングルベール:ドゥブル・サラバンド・シャンボニエール*
アンリ・デュモン(1610頃-1684):パヴァーヌ
ブア氏:サラバンド
不詳:イングランドのジーグ/もう一つのイングランドのジーグ
アンリ・デュモン:アルマンド/同じもう一つ(のアルマンド)
ルイ・クープラン:ジプシー女
アンリ・デュモン:同じもう一つ(のアルマンド)
不詳:イタリアのアリア
ジャック・シャンピオン・ド・シャンボニエール(クープラン?):シャンボニエール氏のカナリア
ジャック・シャンピオン・ド・シャンボニエール:田舎風アルマンド
(ポール・)ド・ラ・ピエール(1612-1689):グラン・シュエドワーズ
クーラント/バレ/ブーレ/サラバンド/パヴァーヌ
ジャック・シャンピオン・ド・シャンボニエール:おお、美しい庭(サラバンド)−
ジャン=アンリ・ダングルベール:ドゥブル・シャンボニエール*
ヴァンサン氏:パヴァーヌ*
ド・ロランシー氏:ファンタジー*
(エティエンヌ・リシャール:ジーグ*/ジーグ*
(ルイージ・)ロッシ:ルイージ氏のパッサカリア*
ダヴィット・モロニー(Cemb)

録音:データ記載なし発売:2008年
使用楽器:1635年、アントワープ、ヨハネス・ルッカース製(*以外)
1707年、パリ、ニコラ・デュモン製*
カリフォルニア大学バークレー校ハーグルーヴ音楽図書館所蔵 MS1365「ボレル写本」(1660年頃編纂)に所収の楽曲を中心に構成されたアルバム。
PLECTRA
PL-20702(1CD)
ラ・テルプシコール
エリザベト・ジャケ・ド・ラ・ゲール(1665-1729):クラヴサン曲集第1巻(1687)〜前奏曲ニ短調
クラヴサン曲集第2巻(1707)〜組曲ニ調
ラ・フラマンドとドゥブル(アルマンド)
 クーラントとドゥブル
 サラバンド/ジーグとドゥブル
 第2のジーグ/第1と第2のリゴドン
 シャコンヌ
F・クープラン:クラヴサン奏法(1716)〜前奏曲ニ短調
クラヴサン曲集第1巻(1713)〜勤勉な女(アルマンド)/第1のクーラント
 第2のクーラント
 慎み深い女(サラバンド)
 カナリアとドゥブル/リゴドン
 シャロレ風の女/テルプシコール
 ガルニエ/幸福な思い/熱心な女
 へつらい女/蝶々
アーサー・ハース(Cemb)

録音:データ記載なし発売:2007年
使用楽器:1707年、パリ、ニコラ・デュモン製
PLECTRA
PL-21001(1CD)
ジャック・シャンピオン・ド・シャンボニエール(1601頃-1672):クラヴサン曲集
組曲ニ調
 アルマンド
 バグパイプ吹き(アルマンド)
 婦人のクーラント/サラバンド
 クーラントともう一つのドゥブル
 クーラント/パヴァーヌ/サラバンド
組曲イ調
 La Rare(アルマンド)
 クーラントとクーラントのドゥブル
 クーラント
 クーラント/サラバンド
 ガイヤルド
組曲ハ調
 修道院(アルマンド)とクープラン氏の「修道院」によるドゥブル
 アルマンド/クーラント
 クーラント/サラバンド
 もう一つの(曲)
 荘重なサラバンド/ジーグ
 シャンボニエール(合唱長のシャコンヌ)
 神々の維持(パヴァーヌ)
 悲しみ(アルマンド)/クーラント
 クーラント/サラバンド
 村娘(ジーグ)/カナリア
カレン・フリント(Cemb)

録音:データ記載なし発売:2010年
使用楽器:1635年、アントワープ、ヨハネス・ルッカース製
出版された2巻の曲集および手稿譜からカレン・フリントが編んだ組曲。
PLECTRA
PL-21003(2CD)
エリザベト・ジャケ・ド・ラ・ゲール(1665-1729):チェンバロ作品全集
クラヴサン曲集第1巻(1687)
 組曲ニ調
 前奏曲/アルマンド/クーラント
 (第2の)クーラント/サラバンド
 ジーグ/カナリア/シャコンヌ/」
 メヌエット
組曲ト調
 前奏曲/アルマンド/クーラント
 第2のクーラント/サラバンド
 ジーグ/(第2の)ジーグ
 メヌエットとドゥブル
組曲イ調
 前奏曲/アルマンド/クーラント
 (第2の)クーラント/サラバンド
 ジーグ/シャコンヌ/ガヴォット
 メヌエット
組曲ヘ調
 トカード/アルマンド/クーラント
 (第2の)クーラント/サラバンド
 ジーグ/カナリア/メヌエット
クラヴサン曲集第2巻(1707)
 組曲ニ調
  ラ・フラマンドとドゥブル
 クーラントとドゥブル/サラバンド
 ジーグとドゥブル/(第2の)ジーグ
 リゴドンと第2のリゴドン
 シャコンヌ/ラ・ゲール嬢のメヌエット
組曲ト調
 アルマンド/クーラント/サラバンド
 ジーグ/メヌエット/ロンド
カレン・フリント(Cemb)

録音:データ記載なし発売:2010年
使用楽器:1627年、アントワープ、ヨハネス・ルッカース製

Glossa Cabinet
GCD-C80003(1CD)
シュメルツァー:ソナタ集
6声のソナタ第4番/5声のソナタ第8番
2声のソナチナ第4番/6声のソナタ第5番
3声のソナタ「パストラーレ」
5声のソナタ第9番/6声のソナタ第6番
3声のソナタ「ランターリー」
3声のソナタ第11番/3声のソナタ第10番
3声のソナタ第12番/6声のソナタ第3番
2声のソナチナ第6番/5声のソナタ第7番
アンサンブル・アウローラ、ラビリント
〔エンリコ・ガッティ(Vn)、
オディール・エドゥアール(Vn)、
パオロ・パンドルフォ(テナー&バス・ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
ユーニス・ブランダン(テナー・ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
シグリット・リー(バス・ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
ガエターノ・ナジッロ(バス・ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
ロベルト・センシ(ヴィオローネ)、
グィド・モリーニ(Cemb&Org)〕

録音:1991年、ボローニャ(イタリア)
ビーバーが登場する以前のオーストリアにおいて、ソナタや組曲を発展させるなど、器楽分野を進歩させたシュメルツァー。ハプスブルク家の宮廷でオーストリア人として初の楽長に任命されるなど、シュメルツァーが後世に遺した影響は非常に大きい。自身もヴァイオリニストとして活躍していたシュメルツァー。ここで注目を集めるのは、やはりエンリコ・ガッティのヴァイオリンでしょう。パンドルフォ、ナジッロ、モリーニといった名手たちとの共演によるシュメルツァー。古楽ファン垂涎の名盤が復活です!
Glossa Cabinet
GCD-C81607(1CD)
デマレ:グラン・モテ「主は王となられる(詩篇第96番)」
グラン・モテ「パリのテ・デウム(聖アンブロシウス賛歌)」
エルヴェ・ニケ(指)
コンセール・スピリチュエル、
マリー=ルイーゼ・デュトワ(S)、
ハンナ・バヨディ(S)、
ロバート・ゲッチェル(オート・コントル)、
ステファン・ファン・ダイク(T)、
アラン・ビュエ(Br)、
エマニュエル・ヴィストルキ(Bs)

録音:2003年2月、メス・アルセナール(フランス)
アンリ・デマレ(1661−1741)は、フランス宮廷と密接な関わりを持ち、天賦の才に恵まれながらも、ニコラ・グピエのゴーストライター、弟子のサン=ゴベールとの恋愛を発端にした修道院への追放、変装、裁判、死罪覚悟の逃亡、放浪生活を経て、1707年にロレーヌ公の宮廷音楽監督として表舞台に復帰するという波乱万丈の人生を送ったフランス・バロックの作曲家。大規模なグラン・モテを説得力あふれる姿に仕上げ、色彩感覚にあふれたデマレの音楽を復権へと導くのは、もちろんフランス・バロックの伝道師エルヴェ・ニケとコンセール・スピリチュエル!
Glossa Cabinet
GCD-C80908(1CD)
ディンディア:マドリガーレ曲集第1巻(1606)
慈悲深き恵み/我が息子との別離
私は貧しくみすぼらしい
むごいアマリリよ/蛇の毒
彼は汝が楽しんでいるように見えた
川が呼んでいる/薔薇と百合の間柄
悩まない私の心
しかし誰が我の言葉を聞き飽きたのか?
我は汝を愛していないのか?
我の心に訪れる汝の魂
希望なく、空虚な望み
天国を見つめるフィリ
ラ・ヴェネクシアーナ、
クラウディオ・カヴィーナ(指)

録音:2000年12月、ロレット(イタリア)
その生涯で8巻のマドリガーレを残したディンディア(c.1582−c.1629)は、謎に満ちた部分が多い作曲家ですが、この第1巻を書いた1606年頃はまだトリノのサヴォア公カルロ・エマヌエーレ1世お抱えの宮廷音楽家に就任する前、イタリア各地の宮廷を巡っていた時期であったと伝えられています。
自由な朗唱法と声の名技性を生かしたディンディアの声楽作品の特徴はこの曲集でも顕著に表れており、中でも「むごいアマリリよ」は絶世の美しさを持つ隠れた名作です。
Glossa Cabinet
GCD-C80106(1CD)
フランスのテオルボ作品集
ベティヌ:アンジェリクのための曲集ハ長調
ヴィゼー:嘆き(ド・ヴィゼー嬢へのトンボー)
フォルクレ:ビュイソン(茂み)
ヴィゼー:テオルボ曲集ニ長調
リュリ:ガラテアのシャコンヌ
ヴィゼー:クロ・デュ・メニル(サラバンド)、シャコンヌ
マレ:夢見る人
ホセ・ミゲル・モレーノ(アンジェリク&独奏用テオルボ)


※録音:1997年7月、サン・ロレンソ・デ・エル・エスコリアル(スペイン)
"天使のリュート"と呼ばれるリュート属の特別な楽器、"アンジェリク"の音色に接することが出来るホセ・ミゲル・モレーノならではの貴重なアルバム。
モレーノ夫妻の手によって演奏可能な状態に復元された"アンジェリク"。17世紀フランスの作曲家ミシェル・ド・ベティヌの「曲集ハ長調」は、この"アンジェリク"のために作曲された作品であり、"天使のリュート"の特色を知るにはこの上ない音楽であるといえましょう。そしてモレーノが独奏用テオルボで弾くフランス・バロックの大作曲家たちの音楽。これぞフランス・バロックの雅と神秘 ――。
Glossa Cabinet
GCD-C80108(1CD)
皇帝の歌〜ビウエラのための音楽
ダサ:長いパッセージによるファンタシーア第22番
オルティス:ベルガマスカによるレセルカーダ第3番、
 新しいパッサメッツォによるレセルカーダ第2番
マイモン:ディフェレンシアス・デ・バカス
ダサ:長いパッセージによるファンタシーア第21番
ムダーラ:クラロス伯爵のディファレンシアス
作曲者不詳:夜明け頃来てね
ナルバエス:クラロス伯爵のディフェレンシアス、何で洗いましょう
フエンリャーナ:きみは私を殺めた
ピサドール:夜は暗く
フエンリャーナ:「花咲く日々に生きるかぎり」のグローサ
オルティス:古いパッサメッツォによるレセルカーダ第5番、
 ロマネスカによるレセルカーダ第7番
パエス:ディフェレンシアス・デ・バカス
ナルバエス:皇帝の歌
ホセ・ミゲル・モレーノ(ビウエラ)

録音:1998年4月、サン・ロレンソ・デ・エル・エスコリアル(スペイン)
「騎士の歌」(GCD-C80101)の続編となるホセ・ミゲル・モレーノのスペイン・ルネサンス時代のビウエラ作品集。アルバム・タイトルにもなっている「皇帝の歌」とは、当時の神聖ローマ皇帝、スペイン王として君臨したカール5世が好んだジョスカン・デ・プレのシャンソン「千々の悲しみ」を、ナルバエスがディファレンシアス(変奏曲)へと仕上げた作品。スペイン・ルネサンス時代の傑作「皇帝の歌」は、スペイン音楽の演奏、発掘、研究を続けてきたホセ・ミゲル・モレーノの代表的名演である。モレーノが弾くビウエラの音色も余すことなくじっくりとご堪能下さい。
Glossa Cabinet
GCD-C80002(1CD)
歌とリュート〜ルネサンス時代の歌曲と器楽小品集
作曲者不詳:私は愛を得た
アテニャン:希望/モルレ:ファンタジー
クレキヨン:あなたのもの
ダ・ミラノ:リチェルカーレ
クレメンス・ノン・パパ:慈悲
アテニャン:ラ・ロック
セルミジ:ラテンス・スクール
セルミジ−ダ・ミラノ:ああ、悲しいかな
アテニャン:ラ・マグダレーナ
ダ・ミラノ:ファンタジア
クレメンス・ノン・パパ:愛こそ我が命
ダ・ミラノ:リチェルカーレ
クレメンス・ノン・パパ:あなたが旅発つというので
クレキヨン:美しく愛されて
ダ・ミラノ:リチェルカーレ
セルミジ:私を揺さぶって
アテニャン:ラ・ブロス
セルミジ−アテニャン:花咲く頃に
ダ・ミラノ:リチェルカーレ
クレキヨン:燃えるような愛が
スピナチーノ:リチェルカーレ
作曲者不詳−アテニャン:運命よ、私の人生を放っておくれ
クレキヨン:私が覚えているとき
ダ・ミラノ:リチェルカーレ
クロディーヌ・アンセルメ(S)、
パオロ・ケリーチ(リュート&ビウエラ)

録音:1999年、ピサ(イタリア)
艶やかな美声を持ち、数々の名唱を披露してきてくれたジュネーヴ生まれの古楽系ソプラノ歌手クロディーヌ・アンセルメと、ミラノ音楽院でも教鞭を執るイタリアのリュート奏者パオロ・ケリーチのデュオが奏でるルネサンス時代の美しき音楽の花々。クロディーヌ・アンセルメの歌声が、最良のパートナーのリュート伴奏を得て名花となります。

K617
K617-224(1CD)
カンプラ(1660-1744):レクイエム
主がシオンの繁栄を回復されたとき(In convertendo)
アニュス・デイ
ロバート・ゲッチェル(S)
ジャン=フランソワ・ノヴェッリ(T)
マルク・ラボネット(Bs)
レ・パージュ&レ・シャントレ・ドゥ・サントル・ドゥ・ムジーク・バロック・ドゥ・ヴェルサイユ、
オルケストル・デ・ムジーク・アンシエンヌ・エタヴニール
オリヴィエ・シュネーベリ(指)

録音:2010年10月
イタリアの影響をとりいれながら、フランス音楽がさらに豊かになった時期の代表的作曲家の一人。レクイエムでの透明感あふれる世界は、後のフォー レやデュリュフレに通じるものを感じさせます。 (Ki)
K617
K617-227(1CD)
ブクステフーデ:カンタータ「(O dulcis Jesu, o amor cordis mei)」BuxWV 83 シャコンヌBuxWV 160 
カンタータ「おお、慈悲深く、優しく、神々しい父よ」BuxWV 82 
前奏曲BuxWV 163 
カンタータ「Fallax mundus」BuxWV 28
ソナタBuxWV 266 
カンタータ「おお、神の都」BuxWV 87
パッサカリアBuxWV 161
十字架の歌BuxWV 76
ラファエル・ケネディ(S)、
ダ・パーチェム
〔ヴィルジニ・デシャルム& ステファニー・ポーレ(Vn)、シルヴィー・モケ(Vl)、マルク・ヴォルフ( テオルボ)、ヤニク・ヴェルレ(Cem)、ピエール・アドリアン・シャルピ(Org)〕

録音:2010年9月
ブクステフーデはオルガン作品だけではなく、豊かな声楽作品も多数のこしています。さらに、その声楽作品は、@のようにラテン語の典礼音楽風なも のから、Eのカンタータのようなルター派教会の様式に則ったものまで、様々なスタイルのものがのこされています。魅力ある器楽作品と声楽作品を組み 合わせたブクステフーデの魅力を堪能できる1 枚。ラファエル・ケネディの澄んだ歌声が疲れた心に沁み渡るようです。 (Ki)

ORF
CD-3115(2CD)
フォーゲ:作品集第2集
ミサ曲「武装した人」
ミサ曲「ヴィヌス・ヴィナ・ヴィヌム」
ザ・サウンド・アンド・フュアリ

録音:2009年10月、マウエルバッハ(ライヴ録音)
DDD、82m
CD-3025(SACD)に続く、ザ・サウンド・アンド・フュアリによるギヨーム・フォーゲの作品集。フォーゲは15世紀に活躍したフランスの作曲家。生前はたいへん人気のあった人だが、今日に伝えられる情報は少なく、伝えられる作品も少ない。ザ・サウンド・アンド・フュアリはオーストリアの古楽声楽団体。15世紀後半から16世紀初頭にかけてのフランス、フランドル音楽を中心としており、ここでも極めて完成度の高い演奏でフォーゲの魅力を明らかにしている。
ORF
CD-3121(1CD)
ヴァイス:リュート作品集
プレルーディオ/アリア、アダージョ
パッサガイユ/ソナタ イ短調(7曲)
ファンタジア/アリア、アンダンテ
メヌエットとトリオ/ブーレー
エヴァンヘリナ・マスカルディ(Lute)

録音:2010年9月28日,
DDD、57'10
エヴァンヘリナ・マスカルディは1977年、アルゼンチン、ブエノスアイレス生まれのリュート奏者。現在はイタリアに在住し活躍しています。

ABC Classics
ABC-476-3828(1CD)
タパス〜テイスト・オヴ・ザ・バロック
カプスベルガー:トッカータ・アルペッジアータ
ファルコニエーリ:チャコーナ
カプスベルガー:私のアヴリッラ、ベルガマスカ、カナリオス
カッツァーティ:パッサカリア
モンテヴェルディ:金色の髪
即興曲:スパニョレッタ
モンテヴェルディ:かくも甘い苦悩
ファルコニエーリ:フォリア
即興曲:アンダルシアのパッサカリア
フェラーリ:恋する男達よ、私は君達に言いたい
ラウレンティ:前奏曲第12番
メールラ:チャコーナ
即興曲:タランテラ、トッカータ〜カプスベルガーによる
イダルゴ:希望、思い、死
ポール・ダイアー(芸術監督&Cemb)、
オーストラリア・ブランデンブルクO

録音:2009年6月&7月
愛、火、美、自由からインスパイアされた17世紀南ヨーロッパの音楽に"即興"というスパイスが加わったユニークなバロック・プログラム。極上のバロック音楽のテイスティング・プレートが、オセアニア、オーストラリアが特別便で届きます!
ABC Classics
ABC-476-8030(2CD)
【未案内旧譜】
モンテヴェルディ:歌劇「オルフェオ」 マーク・タッカー(T)、
サラ・マクリヴァー(S)、
アントニー・ウォーカー(指)
カンティレイション、
アンティポデーズO、他

録音:2004年12月、シティ・リサイタル・ホール(シドニー)でのライヴ
オーストラリア、シドニーの古楽シーンにおける2004年のハイライトと絶賛されたモンテヴェルディの「オルフェオ」のライヴ!マーク・タッカーやサラ・マクリヴァーの古楽唱法、オーストラリア最高の合唱団カンティレイションの歌声など、好演誕生の要素が揃い踏み。
ABC Classics
ABC-456-6922(1CD)
【未案内旧譜】
17世紀頃ロンドンの仮面劇と劇場音楽
ジョンソン:2番目の王子たち、あなたは輝く百合が咲くところを見たことがありますか
ルポ:幻想曲ニ短調
アドソン:コートリー・マスキング・エアーズ
ウィルソン:持って行け、あの唇を
コプラリオ:美しい島、「妖精の女王」からの音楽/他
サラ・マクリヴァー(S)、
ポール・ダイアー(芸術監督&Cemb)、
オーストラリア・ブランデンブルクO

録音:1997年8月
オーストラリアの古楽系ソプラノ、サラ・マクリヴァーが、17世紀頃のロンドンを舞台として演奏された仮面劇の音楽、劇場音楽を歌う。マクリヴァーの古楽唱法が、まるで17世紀当時にいるかのような雰囲気を創り出します。

Musica Ficta
MF-8012(1CD)
ペルゴレージ&ポルポラ〜カンタータと室内ソナタ(シンフォニア)集
ペルゴレージ:室内カンタータ「オルフェオ」Op.2-4
ポルポラ:3声の室内シンフォニアOp.2-2
ペルゴレージ:室内カンタータ「別離」Op.2-1
ポルポラ:3声の室内シンフォニアOp.2-3
ペルゴレージ:室内カンタータ「秘めたる苦悶」Op.2-3
マガリ・レジェ(S)、
アンサンブル・ロザソリス

録音:2010年5月
ナポリ楽派の夭折の天才ペルゴレージと、イタリア後期バロックの大家でありハイドンの師匠ポルポラの「室内カンタータ」と「室内シンフォニア集」。ヘンデルの「グローリア」(MF 8008)を歌ったフランスの古楽系ソプラノ、マガリ・レジェの清楚で品格高い歌声が、天才ペルゴレージのカンタータを美しく奏でます。パリとリヨンの国立高等音楽院出身のメンバーで構成されるフランスの古楽演奏団体、アンサンブル・ロザソリスの好演がレジェの歌声に花を添えます。

Fra Prod
FRA-505(Bluray)

FRA-005(2DVD)
リュリ:歌劇「アルミード」 ステファニー・ドゥストラック(Sアルミード)
ポール・アグニュー(Tルノー)
ロラン・ナウリ(Br憎悪)
クレア・デボノ(S栄光,フェニス,リュサンド)
イザベラ・ドリュエ(Ms英知,シドニー,メリッス)
ネイサン・バーグ(Bsイドラオ)
マルク・モイヨン(Brユバルド,アロント)
マーク・キャラハン(Brアルテミドル)他
ウィリアム・クリスティ(指)
レザール・フロリサン
演出:ロバート・カーセン
装置,衣装:ギデオン・デイヴィー
収録:2008年10月,パリ

(Bluray)
リージョン・オール
HD-16:9
168m+31m
Dolby Digital Stereo5
字幕:仏英独西伊

(DVD)
リージョン・オール
NTSC-16:9
168m+31m
Dolby Digital Stereo5.1,DTS5.1
字幕:仏英独西伊
。「アルミード」は、リュリが完成させた最後のオペラで、また名コンビとしてオペラ史上に名高いフィリップ・キノーとの最後の共同作業になったものです。題材は、オペラに頻繁に用いられているトルクワート・タッソーの「解放されたエルサレム」に登場する魔女アルミーダ(フランス語でアルミード)と十字軍の騎士リナルド(ルノー)の物語。リュリは十数年に渡る抒情悲劇(トラジェディ・リリク)の経験から得られた音楽を「アルミード」に惜しみなく注ぎ込み、素晴らしい音楽に仕立てています。ことに敵の騎士ルノーを殺そうとして彼を愛してしまい、魔法の力で彼を惹き付けておきつつ、それが真実の愛でないことに苦しみ、しかしリナルドがいなくなることには堪えられないという、複雑なアルミードの心理描写は、まさにキノーとリュリの到達点といえるもの。キノーの台本は、およそ90年後にグルックが新たに作曲をしており、こちらも傑作として知られています。ここに収録されているのは、2008年10月にパリのシャンゼリゼ劇場で上演された舞台。ラモー「レ・ボレアド」、ヘンデル「アルチーナ」「、セメレ」など、数々のヒットを飛ばしたクリスティとカーセンのコンビが、ここでも大きな話題になりました。カーセンは時代性と現代化を混ぜ合わせた舞台を作り、シンプルでありながら極めてニュアンス豊か。ことに英国人の美術担当、ギデオン・デイヴィーの衣装が秀逸。リュリに古典的な舞台を求める人も、モダンな舞台が好きな人も、どちらも楽しめる演出です。「アルミード」の成功如何はタイトルロールにかかっています。ここでのドゥストラックのアルミードは、歌、演技、容姿、衣装、すべてが揃った絶品です。ドゥストラックは数年前に、やはり激しい気性で愛に苦しむ女メデーの音楽を集めたアルバム(AmbroisieAM157)が絶賛されました。ここでもアルミードを鮮やかな切り口で描いています。クリスティの音楽の素晴らしさは言うまでもありません。多くの人たちがリュリを演奏するようになった今日でも、クリスティのリュリは気品ある力強さで頭一つ抜けています。作曲家リュリの集大成「アルミード」の、このような充実した上演を映像で見れれるとは、なんと喜ばしいことでしょう。もちろん映像は鮮明、ことにBlu-Rayでは美しさに目を見張らずに入られません。 (Ki)

BMG-ARIOLA
WD-74243(1CD)【高価格帯】
グレゴリオ聖歌によるミサ
Missa de la Verge IV /
Missa Dominica d'Advent I - Quaresma XVII
Missa Ferial d'Advent I - Quaresma XVIII /
Missa Orbis Factor*
モンセラト修道院修道士聖歌隊(*以外)
ウディロ・クニイ(指揮(*以外))
モンセラト修道院聖歌隊*
イレネウ・セガラ(指)*

録音:データ記載なし (P)1989
BMG ARIOLA(SONY SPAIN)のカタログでは廃盤ですが、モンセラト修道院での販売用として在庫がわずかに残っているようです。コレクター向けの稀少品としてご案内いたします。

Proprius
PRCD-2060(1CD)
中世の復活祭の聖歌集
Memento mei / Lumen verum /
Agnus Dei / Deus, Deus meus
In manus tuas Domine /
Jesu benigne redemptor
In pace Patris eterni / Alleluia /
Dum transisset sabbatum
Angelus autem Domini - Kyrie eleison - Respondens autem angelus
Alleluia. Pascha nostrum /
Surrexit Christus, alleluia!
Regina celi / Alleluia. Spiritus Domini /
Exsultabo et laetabor
Benedicamus in laudem Patris /
Alleluia. Surrexit pastor bonus
Dulcis Jesu memoria
ヴォクス・シレンティー
ヨハンナ・コルホネン、ヒルッカ=リーサ・ヴオリ(歌)

ANACRUSI
AC-034(1CD)
【未案内旧譜】
5世紀にわたるイベリア半島のオルガン音楽
ビセンテ・ロドリゲス(1690-1760):パンジェ・リングァによる6つのベルソとパストレラ
アントニオ・デ・カベソン(1510-1566):パンジェ・リングァによる賛歌第19番
フランシスコ・コレア・デ・アラウホ(1584-1654):ティエント・デ・メディオ・レヒストロ・デ・バホン第7旋法(第31番)
ジュアン・バウティスタ・カバニリェス(1644-1712):バタリャのティエント第5旋法
ビセンテ・ロドリゲス:クラリーノの為のバタリャのティエント
マヌエル・ナロ(1729-1776):ソナタ・デ・レヒストロ・イグアル
ベニト・リコ(?-1825):ソナタ第8旋法
ラモン・カルニセル(1789-1855):ソナタ第6番ヘ長調
エドゥアルド・トレス(1872-1934):サエタ第3番/サエタ第4番
エルネスト・アルフテル(1905-1989):ティエント
マヌエル・カスティリョ(1930-2005):オルガン曲集の為の幻想曲/聖エステベ教会の鐘の連打
イグナシオ・リバス・タレンス(Org)

録音:2003年3月13-14日、アンドラ・ラ・ベリャ(アンドラ公国)、聖エステベ教会
発売:2003年

VANITAS
VA-01(1CD)
天国のオルフェオ
バルトロメオ・デ・セルマ・イ・サラベルデ:カンツォーナ集
ヨハン・ヘルマン・シャイン(1586-1630):イントラーダ
バルトロメオ・デ・セルマ・イ・サラベルデ(1580頃-1638以後):「カンツォーナ、ファンタジアとコッレンテ集第1巻」から
 4声のカンツォーナ第1番/1声のカンツォーナ第3番
 2声のカンツォーナ第2番/3声のカンツォーナ第5番
 3声のカンツォーナ第6番/1声のカンツォーナ第1番
 ファンタジア/2声のカンツォーナ第1番
ルッツァスコ・ルッツァスキ(1545頃-1607):トッカータ第4旋法
バルトロメオ・デ・セルマ・イ・サラベルデ:「カンツォーナ、ファンタジアとコッレンテ集第1巻」から
 4声のカンツォーナ第3番/1声のカンツォーナ第2番
 3声のカンツォーナ第6番/3声のコッレンテ第2番
 2声のカンツォーナ第10番/野山は花ののぎわい(2声)
 2声のカンツォーナ第4番/4声のコッレンテ第2番
ラ・レベレンシア
マヌエル・パスクアル(コルネット[ツィンク])
パベル・アミルカル(Vn)
ホルヘ・ミロ、トル・ホルヘン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
パブロ・サピコ、ペドロ・ヘスス・ゴメス(テオルボ、ギター、アーチリュート)
ミゲル・アンヘル・オレロ(打楽器)
ラウラ・プエルト(チェンバロ、オルガン)
アンドレス・アルベルト・ゴメス(チェンバロ、オルガン、ディレクター)

録音:2010年7月、アルバセテ(スペイン)、チンチリャ大修道院長聖アントニオ小聖堂
バルトロメ・デ・セルマ・イ・サラベルデはスペインの修道士・ファゴット奏者・作曲家。ファゴットの名手としてオーストリアの大公レオポルトの宮廷に仕えた後(おそらく)ブレスラウ(現ポーランドのヴロツワフ)の司教カール・フェルディナントに仕え、「通奏低音と1つ、2つ、3つまたは4つの楽器によるカンツォーナ、ファンタジア、コッレンテ集第1巻」(1638年ヴェネツィア刊)を司教に献呈、これが現存する彼の現存する唯一の曲集となっています。ラ・レベレンシアの録音では今回初めて活躍を見せるヴァイオリニスト、パベル・アミルカルは1979年メキシコシティ生まれ。黒沼ユリ子のアカデミー、メキシコシティ国立音楽院等国内で学んだ後、バロック・ヴァイオリン習得のため渡欧、アガタ・サピエハ(ポーランド)、サイモン・スタンデイジ、ルシー・ファン・ダール、ヒロ・クロサキらの教えを受けました。

Sedem
SEDEMCD-25(1CD)
ホセ・エスパニョル(1700-1758):宗教的歌曲集
甘美の泉に/山に
Adorote mi bien
おお,神秘のばら
世界の純朴な農民たち
はい,はい,いいえ,いいえ,いいえ
おお,すばらしい聖餐
陽をさえぎり,光を和らげよ
私のキリスト,あなたを見たお方
癒しに/湾へ,船乗りたちよ
皆で礼拝しよう/すべての国々
愛しのパロミタ
インガルツェ・アストゥイ(Ms)
ネオカンテス
[ヘルマン・トレリャス・リエバナ(ビウエラ・デ・アルコ、リコーダー、ギター)
ヘルマン・トレリャス・パス(Vc、ビウエラ・デ・アルコ)
パトリシア・モラ(Org)、
エンマ・メンド(Ob)]
ヘルマン・トレリャス・リエバナ(指)

録音:2010年4月5-9日、ラス・ロサス・デ・マドリード(スペイン)、スタジオ・セザンヌ
ホセ・エスパニョルはスペイン、リオハ地方の町アロの聖トマス教会のオルガニストと楽長を務めた作曲家。
Sedem
SEDEMCD-26(1CD)
17世紀新旧両世界間のポリフォニー
ガスパル・フェルナンデス(1566-1529):Elegit eum Dominum(5声)
 楽団の為の(歌詞のない)小品(4声)
フアン・グティエレス・デ・パディリャ(1590頃-1664):私の心は悲しむ[Tristis est anima mea](4声)
 ミサ「私は野の花」[Misa Ergo flos campi](8声二重合唱)
 De carambanos el dia viste(クリスマスの為のビリャンシコ;4声&6声)
 Serafines se despenan(クリスマスの為のビリャンシコ;6声)
 Que tienes hermosa noche(クリスマスの為のビリャンシコ)
エステバン・ロペス・モラゴ(1575頃-1641以後):主をたたえよ、しもべらよ[Laudate pueri Dominum](クリスマスの為の詩篇;7声とグレゴリオ聖歌斉唱)
 何を見たのか羊飼いたちよ[Quem vidistis, pastores](クリスマスの為のレスポンソリウム;4声)
 おお大いなる神秘[O magnum mysterium](クリスマスの為のレスポンソリウム;4声)
フアン・ガルシア・セスペデス(1619-1678):Convidando esta la noche(クリスマスの為のビリャンシコ=グアラチャ;5声&2声)
カピリャ・ニヴァリエンセ(声楽&器楽)
カメラータ・ラクネンシス(合唱)
カントリア・サン・ミゲル・デ・ラス・ビクトリアス(グレゴリオ聖歌斉唱)
フランシスコ・ホセ・エレロ(指)

録音:2010年8月21-23日、ボデガス・モンヘ(スペイン、カナリア諸島)、文化スペース

DACAPO
MAR-8.226094(1CD)
シュッツ:マタイ受難曲 SWV479 ユリアン・ポッジャー(T)
ヤコブ・ブロック・イェスペルセン(Bs)
ポール・ヒリアー(指)
アルス・ノヴァ・コペンハーゲン

録音:2010年4月5-8日コペンハーゲン ガルニソン教会
ヒリアーによるシュッツ作品の第4集です。今作は、シュッツ(1585-1672)作品の最高峰であり、最難関の曲「マタイ受難曲」です。この作品が書かれた1666年と言えば、バロック音楽も最盛期を迎えていたのですが、敢えてシュッツは簡素な形式でこの作品を書き上げました。福音史家とキリスト、そして合唱は淡々とこのドラマを歌い継ぎ、そこにはバッハ作品にみられるような劇的なドラマはありません。しかし、このモノクロームの世界にどれほどまで慈悲の眼差しが浸透しているのか、ここに気が付くことができれば、もうシュッツの世界から逃れることはできません。完膚なきまでに澄み切った合唱には言葉もでないでしょう。

DIVOX
CDX-70308
(2SACD+2CD)
メールロ:オルガン作品全集
■第1集(2SACD)
トッカータ集第1集-第1番
リチェルカーレ集第1集-第2旋法によるリチェルカーレ
カンツォーナ集第1集〜<La Gratiosa/Petit Jacquet/La Leonora>
トッカータ集第1集-第3番
トッカータ集第2集-第3番
リチェルカーレ集第1集-第8旋法によるリチェルカーレ
カンツォーナ集第1集-La Cortese
トッカータ集第1集-第4番
カンツォーナ集第2集<La Seula/La Pazza>
トッカータ集第2集-第1番
トッカータ集第3集-第4番
カンツォーナ集第2集-La Radivila
リチェルカーレ集第1集-第3旋法によつリチェルカーレ
カンツォーナ集第2集〜<L'Arconadia/La Palma/La Scarampa>
トッカータ集第2集-第6番
トッカータ集第1集-第9番
カンツォーナ集第3集より<Content/Languissans>
リチェルカーレ集第1集-第6旋法によるリチェルカーレ
カンツォーナ集第2集-La Pargoletta
トッカータ集1集-第8番

■第2集(2CD)
トッカータ集第2集-第9番
リチェルカーレ集第1集-第11旋法によるリチェルカーレ
カンツォーナ集第3集-Onques amour
カンツォーナ集第1集-La Rolanda
カンツォーナ集第2集-La Ironica
トッカータ集第2集-第5番
トッカータ集第1集-第4番
カンツォーナ集第2集-La Jolette
カンツォーナ集第1集-La Zambeccara
第3旋法によるトッカータ
カンツォーナ集第1集-La Benvenuta
リチェルカーレ集第1集-第12旋法によるリチェルカーレ
トッカータ集第2集-第10番
トッカータ集第2集-第7番
カンツォーナ集第1集-L'Alberagata
リチェルカーレ集第1集-第1旋法によるリチェルカーレ
トッカータ集第1集-トッカータ第2番
カンツォーナ集第1集-La Rosa
トッカータ集第2集-第2番
トッカータ集第2集-第8番
カンツォーナ集第1集-La Bovia
リチェルカーレ集第1集-第4旋法によるリチェルカーレ
トッカータ集第1集-第7番
カンツォーナ集第1集-Petite Camusette
カンツォーナ集第1集-Susanne un jour
トッカータ集第1集-第6番
ステファノ・モラルディ(Org)
2004年、偉大なるオルガニスト&作曲家クラウディオ・メールロ(1533-1604)没後400年を記念して、制作されたオルガン作品全集をBOX化。メールロはサンマルコ大聖堂のオルガニストを長く務め、またオルガン制作者としても名を馳せました。彼は当時の鍵盤音楽を技術的にも音楽的にも飛躍的に向上させ、とりわけ、すばらしいトッカータの構造は、後の作曲家・・・ブクステフーデたちに強い影響を与えたことで知られます。この演奏は、DIVOXレーベルが誇る名オルガニスト、モラルディがメールロの生まれた年である1533年に作られたオルガン(残存する最も古い楽器3台の中の1台)を使用したものです。明るく暖かい音色は、当時のベニスの聴衆の趣味にぴったり合っていたようです。第2集は通常CDですが…これでも充分音はすばらしい…第1集の2枚はSACDのスペックを極限まで生かした高音質です。レーベルの拘りが存分に発揮された、極上の響きに身を委ねる幸福。時を越えた愉悦のひとときをお約束いたします。

Glossa
GCD-920918(3CD)
カヴァッリ:歌劇「アルテミジア」 フランチェスカ・ロンバルディ・マッツッリ(ソプラノ/アルテミジア)、
ロベルタ・マメリ(ソプラノ/アルテミア)、
ヴァレンティーナ・コラドナート(ソプラノ/オロンタ)、
マールテン・エンヘルチェス(カウンターテナー/メラスペ)、
アンドレア・アッリアヴェベーネ(カウンターテナー/アリンド)、
マリーナ・バルトリ(ソプラノ/ラミーロ)、
シルヴィア・フリガート(ソプラノ/エウリロ)、
サルヴォ・ヴィターレ(バス/インダモロ)、
アルベルト・アッレグレッツァ(テノール/エリスベ)、
アレッサンドロ・ジャングランデ(カウンターテナー/ニーソ)、
クラウディオ・カヴィーナ(指)
ラ・ヴェネクシアーナ

録音:2010年10月、モンドヴィ(イタリア)
世界最高峰ののラテン系ヴォーカル・アンサンブルであり、モンテヴェルディの伝承者たち、クラウディオ・カヴィーナとラ・ヴェネクシアーナ。モンテヴェルディのマドリガーレ集、オペラ、ラウンド"M"に続くカヴィーナ&ラ・ヴェネクシアーナの次なるステップ、それはモンテヴェルディからヴェネツィア楽派の盟主を継承したフランチェスコ・カヴァッリ(1602−1676)のオペラ「アルテミジア」!1616年、ヴェネツィアのサン・マルコ寺院聖歌隊に加わり、楽長モンテヴェルディとの出会いを果たしたカヴァッリ。カヴァッリはその生涯で約30曲のオペラを作曲しており、モンテヴェルディから受け継いだ"ヴェネツィア・オペラ"の代表的作曲家としての名声を勝ち取った音楽家です。「ラウンドM」(GCD P30917)であまりにも美しい歌声を聴かせてくれたロベルタ・マメリなど、世界トップクラスの古楽系歌手たちが集ったカヴァッリ後期のオペラ「アルテミジア」。カヴィーナ&ラ・ヴェネクシアーナのイタリア音楽探究は、モンテヴェルディからフランチェスコ・カヴァッリへ ――!

Intim
IMCD-116(2CD)
シャイデマン:オルガンのための7つのマニフィカト
作曲者不詳:第7旋法によるマニフィカト、
第8旋法による幻想風マニフィカト
カリン・ネルソン(Org)

録音:2010年2月
スウェーデンの女流オルガニスト、カリン・ネルソンが弾く17世紀ドイツの作曲家ハインリヒ・シャイデマン(ca.1595−1663)の7つのマニフィカト。使用楽器は、イエテボリ・エルグリテ新教会の北ドイツ・オルガン。

Footprint
FRCD-053(1CD)
デューベン・コレクションからの祝祭音楽
ブクステフーデ:喜びに響くBuxWV.119、
カンタータ「天使に委ねよ」BuxWV.10
ガイスト:Quis hostis in coelis
作曲者不詳:Ach Swea Trohn、
 声のソナタ、
 汝の若き時よりの妻に喜びを抱け、
 主よ怒ってわたしを責めないでください、
 パッサカリア
メーダー:主に向かって喜びの声をあげよ
トゥンダー:主は我が光
マグヌス・キールソン(指)
イェテボリ・バロック

録音:2009年5月
"デューベン・コレクション"とは、スウェーデンのウプサラ大学図書館に所蔵されている17〜18世紀の未出版の楽譜集。スウェーデンのホットなバロック・アンサンブル、イェテボリ・バロックが約2300曲にも及ぶ膨大なコレクションの中から選んだのは"Festival Music"。北欧古楽のレベルの高さに感服!

Footprint
FRCD-049(1CD)
デューベン・デライツ
ビュンター:子らよ、主を誉めまつれ
フィレタリ:めでたし、王なるキリストよ
アルブリチ:神が創りしすべてのものを
タイレ:Ach, dass ich horen sollte dass Gott
グネッセル:我がもとに来たれ
アルブリチ:2声のシンフォニア
プフレガー:正しき人の魂は神の御手にあり
ハンフ:我はいかなる時も主を誉めたたえん
アンナ・ヨブラント(S)、
デューベン・ユナイテッド

録音:2009年1月
スウェーデン宮廷のカペルマイスターを務めたデューベン・ファミリーのコレクションからセレクトされた「ソプラノのための歌曲集」。アンナ・ヨブラントは、エマ・カークビーとマヌエラ・ウィースラーから大きな影響を受けたというスウェーデンの古楽系ソプラノ。ソリスト、イェテボリ・バロックのメンバーとして活躍する北欧古楽界注目の名花です。

Phono Suecia
PSCD-186(1CD)
リュート・コン・フォルツァ〜ペーテル・セーデルベリ
ハムブレウス:リュート独奏のための変奏曲
ニルソン:テオルボのためのリュータ
ペーテシュ:リュートとライブエレクトロニクスのための小品
エークストレム:テオルボのための「ビジョンと灰」
カルコフ:リュートのための4つの小品
ウーロフソン:沈黙の道 I-V
ペーテル・セーデルベリ (リュート&バロック・リュート&テオルボ) 
エーリク・ペーテシュ (ライブエレクトロニクス)

録音:2009年&2010年
ストックホルムの王立音楽院とバーゼル・スコラ・カントルムで学んだ本格派リュート奏者ペーテル・セーデルベリが、"リュート"と"コンテンポラリー"の新たな可能性を追求。古楽器のリュートと現代作品という一見ミスマッチな組み合わせも、予想外の相性に驚き。

NUMERICA
NUM-1208(1CD)
音楽の地理学 Vol.4
カルロス・セイシャス(1704-1742):ピアノ協奏曲イ長調*
ボッケリーニ:チェロ協奏曲ト長調+
モーツァルト:ディヴェルティメント ニ長調 K.136#
バルトーク:ルーマニア民俗舞曲**
フェルナンド・ロペス=グラサ(1906-1994):ポルトガルの田舎の旋律(ピアノ四手連弾の為の;1979)++
ジョゼ・アタラヤ:多面体の音楽(ピアノとコンピューターの為の)##
ブリュノ・ベルトワーズ(P(*/++/##)、
コンピューター##)
クリスティナ・マルゴット(P)++
ジェド・バラハル(Vc)+
マルタ・エウフラジオ(Vn)**
ライゼス・イベリカスO
ピエロ・ベッルージ(指)+
パウロ・マルティンス(指揮(*/#/**))

PNEUMA
PN-1320(1CD)
愛が私を慰める〜レオナルド・ダ・ヴィンチが設計した楽器によるルネサンス音楽コンサート
ヤコプ・オブレヒト(1430-1505):Rompeltier
ヨアン・アンブロジオ・ダルツァ(活躍:1500頃):Tastar da corde / Piva a la ferrarese
不詳:L'amor, donna, chio te porto / Io mi voglio lamentare
Guarda, donna, il mio tormento(以上3曲、「王宮の歌集」(15世紀)から)
ヨハネス・ティクトーリス(1435-1511):Virgo Dei trono digna
ジョスカン・デプレ(1450頃-1521):Lle Fantazies de Joskin
ミケーレ・ペゼンティ(1470頃-1524頃):Inhospitas per alpes
ガブリエル・メーナ(活躍:1496頃):De la dulce mi enemiga(「王宮の歌集」から)
ルイス・デ・ミラン(1500頃-1561):Madonna per voi ardo / Recordans de mia segnora
ハインリヒ・イザーク(1450頃-1517):Carmen in fa
ディエゴ・オルティス(1510頃-1570頃):Recerdadas 1 y 2 sobre la Spagna[ラ・スパニャによるレセルカダ第1&2番]
バルトロメオ・トロンボンチーノ(1470頃-1535頃):Non val Aqua
ハインリヒ・イザーク:Choralis Constantinus 〜Duo III
不詳/ロレンツォ・イル・マニフィコ(1469-1492)作詩:Lasse'in questo carnovale(「マリャブ写本」(1512、フィレンツェ)から)
イザーク:Choralis Constantinus から Duo IV
ロイゼ・コンペール(1445-1518):J'ay un syon sur la porte
フアン・デル・エンシナ(1468-1529):Fata la parte(「王宮の歌集」から)
ムシカ・アンティグア
ルイス・アントニオ・ムニョス(歌、リラ・ダ・ブラッチョ、ヴィオラ・オルガニスタ、ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ハビエル・カブレ(レオナルドのペーパー・オルガン、オルガネット、ヴィオラ・オルガニスタ)
フェリペ・サンチェス・マスクニャノ(リュート、ビウエラ、ビウエラ・デ・ペニョラ)
ダビド・マヨラル(カンタラ、小太鼓、タンバリン)
アルフォンソ・トマス(笛、鈴、ゴング、鐘)
エドゥアルド・パニアグア(笛、鐘)
エドゥアルド・パニアグア(指)

録音:2011年2月、マドリード


レオナルドのペーパー・オルガン


ヴィオラ・オルガニスタ
ルネサンスを代表する天才レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452-1519)が残した発明楽器の設計図を基に作られた楽器を用いてルネサンス音楽を演奏するという好企画盤。タイトルはレオナルドによる音楽的語呂合わせ(L'Amore Mi Fa Sollazar → レ・ミ・ファ・ソ・ラ)です。
「レオナルドのペーパー・オルガン」は抱えて歩きながら演奏できるよう改良されたオルガン。音の途切れを防ぐためにダブルアクションの送風装置(ふいごを押しても引いても空気が送り込まれる)を組み込まれています。楽器の軽量化のため、強度を高めた紙でパイプを作ることが提案されているためにこの名があります。また、演奏しながら歌いやすいよう、パイプは斜め上に向かって取り付けられ顔を隠さない工夫が成されています。
「ヴィオラ・オルガニスタ」はいわゆる弓奏鍵盤楽器の一種で、17世紀にドイツで実際に作られ「ガイゲンヴェルク」と呼ばれています。内部にヴァイオリンの弦が張られており、ハンドルを回して回転弓を回し、鍵盤を押し込むことで回転弓を弦に押し付けて発音する構造。鍵盤を押す強さで音の強弱を付けられるようになっています。

PNEUMA
PN2-1220(2CD)
第11回テトゥアン国際リュート音楽祭
Nasser Shamma, Abdallah Issami, Tarik Banzi, Julia Banzi, Charlie Bisharat,
Husseein Sabsabi, Tarek Salhia, Nasser Salama, Eduardo Paniagua,
W. Shaikhedin, F. sanchez, Yannis Papaionnou, Franco Molinari, N. Houari,
T. Belhouat, M. Benabdallah, Khalid Badaqui, Khalid Isbah, Ahmed Fathi,
Dosa Abd Raboo, M. Khlifi
録音:2009年、テトゥアン(モロッコ)、ライヴ
エドゥアルド・パニアグアのプロデュースとレコーディングによるライヴ盤。各トラックに曲名表示が無く、おそらくアラブ音楽のパターンに基づいた即興に近い演奏と思われます。
PNEUMA
PN2-1260(2CD)
第12回テトゥアン国際リュート音楽祭
Said Chraibi, Abdelouahab Doukkali, Karloma, Ahmmad al-Khatib,
Charbel Rouhana, Mehmet Bitmez, Ghassan Al Youssef, Jaouahir Annagahm,
L'Oiseau de Feu (Kurdjian/Tabar/Chemirani), Hicham Tetouani
録音:2010年、テトゥアン(モロッコ)、ライヴ
エドゥアルド・パニアグアのプロデュースとレコーディングによるライヴ盤。各トラックに曲名表示が無く、おそらくアラブ音楽のパターンに基づいた即興に近い演奏と思われます。
PNEUMA
PN-1240(1CD)
アンダルシアの音楽
Azahares y rosas / Mi razon prisionera / Lirios y jazmines
 [Basit]
He visto la mejilla derecha / El final del plazo *
Por aquel rue te creo / Me atrapo el amor
 [Kaim wa nisf]
Que injusta es la ausencia / Te ame sin igual / Prodigio de belleza
Por Dios, Adorno de los pequenos / Las flechas estan puestas en el aire *
 [Betayhi]
Mientras yo ocultaba el amor / Amado mio, me consumo
Verlo con tus ojos * / Amo a los virtuosos
De vosotros aprendi el amor * / Adornate, amor
 [Darch]
Me han sorprendido las lagrimas * / La pasion oculta
 [Quaddam]
Has alcanzado la via del amor / Ojala que gracias a mi poesia
Fascinacion por tu ojos / Paraiso de la eternidad
Me torturo durante anos / Un amante afligido / Alivio de la pena *
Que gacela cayo sobre el leon / Conte mi historia al juez del amor
サイド・ベルカディ・アンサンブル
[Said Belcadi(歌、リュート) 
Abdel Ouahid Sennaji(ナイ)
Ahmed Al Gazi(ラバブ、ダルブカ)
Eduardo Paniagua(ゲスト参加:ダルブカ) ]

録音:2009-2010年
マドリードのアラビア城塞建造1150年記念盤。*は器楽演奏。

ANIMA E CORPO
AEC-001(1CD)
17世紀スペイン歌曲集
アンリ・ド・バイイ(?-1637):私は狂気
不詳(17世紀):マリサパロス
ホセ・マリン(1619-1699):もう思わないで、メンギリャ
B・サンセベリノ(活躍:1620-1622):私はあなたに忘れられた
ガスパル・サンス(1640頃-1710):フォリアー即興演奏(器楽)
ホセ・マリン:瞳よ、お前は私を軽蔑している
 アモルよ、それほど極端に
不詳(17世紀):あなたの美しい奥様
リュリ(1632-1687):知っている、私は死にかけていると
ルカス・ルイス・デ・リバヤス(1626-?):エスパニョレタス(器楽)
不詳(17世紀):不在/あなたの瞳
 おお、ヴィーナスよりも美しく
 船は浜辺に
フアン・イダルゴ(1614-1685):それこそ愛
ラケル・アンドゥエサ(S)
ラ・ガラニア
[ヘスス・フェルナンデス・バエナ(テオルボ)
ピエール・ピツル(バロックギター) ]

録音:2010年9月10-15日、グアダラハラ(スペイン)、聖ミゲル教会
スペインの新しい古楽レーベル「アニマ・エ・コルポ」からの初リリース。17世紀にスペインで歌われていた音楽を数々の出典から精選した内容で、外国の曲にスペイン語の歌詞を付けたものも含まれています。
ラケル・アンドゥエサはパンプロナに生まれ、同地のサラサーテ高等音楽院およびロンドンのギルドホール音楽学校で学んだスペインのソプラノで、スペイン古楽ファンにはすでにおなじみ。ヘスス・フェルナンデス・バエナはセビリャ近郊のエステパに生まれ、セビリャ高等音楽院でギリェルモ・ペニャルベルとフアン・カルロス・リベラに師事した後オランダのハーグ王立音楽院で学んだテオルボ奏者。ピエール・ピツルはウィーン音楽大学でヴァルター・ヴュルディンガー、バーゼルのスコラ・カントールムでユルゲン・ヒュプシャー、オイゲン・ドンゴワ、ホプキンソン・スミスに師事したギター・リュート奏者で、オーストリアの古楽アンサンブル「プライヴェート・ミュージック」の主宰。フェルナンデス・バエナとピツルのデュオ「ラ・ガラニア」は当盤でCDデビューとなります。

FLORA
FLORA-2210(1CD)
アマランサス〜エール・ド・クール(17世紀フランス宮廷歌曲集)
ニコラ・ヴァレ(1583頃-1642頃):前奏曲
ジャン=バティスト・ベザール(1567頃-1617以後):Ou luis tu soleil de mon ame (*/+)
 Beaux yeux qui voyes clairement (*/+)
ニコラ・ヴァレ:ファンタジア(+)
コンスタンティン・ホイヘンス(1596-1687):Quoi Clorinde (*/+)
ニコラ・オトマン(1610頃-1663):バレ(#)
コンスタンティン・ホイヘンス:Graves tesmoins (*/+/#)
 セレナード(*/+/#)
ニコラ・ヴァレ:イタリアのパッサメッツォによるファンタジア(+)
 前奏曲(+)
フランソワ・リシャール(1600頃-1650):Les yeux baignez de pleurs (*/+)
 Amarante[アマランサス](*/+)
 Beaux yeux (*/+)
ゴーティエ?:前奏曲(#)
ミシェル・ランベール(1610-1696):Ah qui voudra desormais s'engager (*/+/#)
 Par mes chants tristes et touchants (*/+)
 Vos mespris (*/+)
バスティード氏:Arbres, rochers (*/+/#)
ド・マシー氏(活躍:17世紀後半):シャコンヌ(#)
デュビュイソン氏(1622/1623-1680/1681):ランベール氏の死に寄せる哀歌(*/+/#)
セリーヌ・シェーン(S)*
エドゥアルド・エグエス(リュート、テオルボ(+))
フィリップ・ピエルロ(ヴィオラ・ダ・ガンバ(#))

録音:2010年5月、ブラ=シュル=リエンヌ教会(ベルギー)
2006年、2008年、2011年(予定)の「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」に参加、その美貌と美声で聴衆を魅了したベルギー生まれのソプラノ、セリーヌ・シェーンをソリストに迎えた極上の一枚。ブックレットに歌詞(フランス語)が記載されていますが、解説はございません。
FLORA
FLORA-2410(1CD)
【高価格帯】
ラブレー〜汝の欲するところを行え、またはテレームの僧院
ジョスカン・デプレ(1455-1521):Vive le Roy[王様万歳]
クロード・ルジュヌ(1530-1600):Je boys a toy mon compagnon
クレマン・ジャヌカン(1485-1558):Or viens ca mie Perette
クローダン・ド・セルミジ(1494-1562):Hau, hau je boys
ガブリエル・バタイユ(1575-1630):O que mesa que manjar! Quien quiere entrar?
ギヨーム・コートレー(1530-1606):Grosse garce noire
オルランドゥス・ラッスス(1532-1594):Lucescit lamo socii
クレマン・ジャヌカン:Martin menoit son pourceau au marche
オルランドゥス・ラッスス:La nuict froide et sombre
アントワーヌ・ド・ベルトラン(1530-1581):Je vis, je meurs
クレマン・ジャヌカン:La chasse[狩]
ピエール・アテニャン(1494-1551):パヴァーヌとガイヤルド「Ferrareze」、クラント、トゥルディオン
クレマン・ジャヌカン:La guerre[戦争](第1部)
クレマン・ジャヌカン:La guerre[戦争](第2部)
クローダン・ド・セルミジ:Le content est riche en ce monde
ロイゼ・コンペール(1450-1518):Nous sommes de l'ordre de Saint Babouyn
ジャン=ポール・パラダン[ジョヴァンニ・パオロ・パラディーノ](活躍:1540-1560):リュート曲(詳細記載なし;朗読部分のBGM)
アンサンブル・クレマン・ジャヌカン
[ドミニク・ヴィス(C-T、ディレクター)
ユーグ・プリマール(T)
ヴァンサン・ブショ(朗読、Br)
フランソワ・フォシェ(バリトン)
ルノー・ドレイグ(Bs)]

レ・サックブーティエ
[ジャン=ピエール・カニャック(コルネット[ツィンク])
フィリップ・ガンギレム(シャリュモー)
ダニエル・ラサル(サックバット)
ロラン・ル・シュナデク(ドゥルツィアン)
ヤスコ・ブヴァール(Org)
フロラン・ティセイル(打楽器)]
ウジェーヌ・フェレ(ルネサンスLute)

録音:2009年11月、ミュレ(フランス)、
ニコラ・ダレイラック・ホール
レ・サックブーティエがドミニク・ヴィス率いるアンサンブル・クレマン・ジャヌカンを招いて繰り広げる、フランス・ルネサンスを代表する人文主義者・作家フランソワ・ラブレー(1494頃-1553)の小説「ガルガンチュア物語」から抜粋されたテキストを中心に進行する音楽物語。テレームの僧院は物語の舞台の一つで、「汝の欲するところを行え」はその僧院の唯一の規則。朗読と歌唱の全テキストを記載した全116ページ(フランス語のみ)のハードカバー・ブック仕様。高価格帯商品ですのでご了承下さい。

ALQHAI&ALQHAI
ALQHAI-003(1CD)
軍神マルスの愛
モンテヴェルディ:「オルフェオ」〜トッカータ
 タンクレディとクロリンダの戦い(マドリガーレ集第8巻 から)(*/+/#)
 つれない娘たちのバッロ 〜序奏(マドリガーレ集第8巻 から)
 ニンファの嘆き(マドリガーレ集第8巻 から)(*/+/#/**)
 オペラ「ウリッセの祖国への帰還」〜プロローグの前のシンフォニア
ビアージョ・マリーニ(1594-1663):ソナタ「パッサカリア」Op.22
モンテヴェルディ:竪琴の調子を合わせて(マドリガーレ集第7巻 から)+
ファーミ・アルクアイ:モンテヴェルディの「星をみることはないだろう」
 (マドリガーレ集第7巻 から)によるディミニューション
モンテヴェルディ:やはりそれは真実なのだ(「音楽の戯れ」から)+
アントニオ・ベルターリ(1605-1669):6つのヴィオルのためのソナタ
アッカデーミア・ピアチェーレ
マリビ・ブラスコ(S)* 
フアン・サンチョ(T)+
ランベルト・クリメント(T)#
ハビエル・ヒメネス・クエバス(Bs)**
ファーミ・アルクアイ(ヴィオリーノ・ダ・ガンバ、ヴィオラ・ダ・ガンバ・バス、ディレクター)
ラミ・アルクアイ、ロドニー・プラダ(ヴィオリーノ・ダ・ガンバ、ヴィオラ・ダ・ガンバ・バス)
ヨハンナ・ローゼ(ヴィオラ・ダ・ガンバ・バス) 
マリナ・バレド(ヴィオラ・ダ・ブラッチョ)
ペドロ・オルテガ(ヴィオローネ) 
リュイス・コイ、アルナウ・ルドン(コルネット[ツィンク])
ビセンテ・パリリャ(リコーダー) 
エリエス・エルナンディス(サックバット)
シモ・オスカ(ドゥルツィアン) 
アルベルト・マルティネス・モリナ(チェンバロ)
アレハンドロ・カサル(オルガン)
エンリケ・ソリニス(アーチリュート、バロックギター)
ミゲル・リンコン(テオルボ、バロックギター) 
ペドロ・エステバン(打楽器)

録音:2010年6月24-27日、セビリャ(スペイン)、クリスト小学校
スペイン系でありながらイタリア初期バロック音楽を主要レパートリーとしている熱血古楽集団アッカデーミア・ピアチェーレ(アッカデーミア・デル・ピアチェーレから改称か?)が放つ第2弾。モンテヴェルディのマドリガーレ集第8巻「戦いと愛のマドリガーレ」から選ばれた名作マドリガーレを中心としたアルバムです。ラテン的なノリとコテコテ感はもちろん期待通りですが、彼らならではの「ぶつかり、きしむような音作り」がまさに絶頂期のモンテヴェルディの真髄をえぐり出しています。

Raccanto
RC-002(1CD)
バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのための作品集
バッハ:3声のシンフォニア変ロ長調 BWV800
アルビノーニ:ソナタ イ長調 Op.6-6
ヴァイス(バッハ編):トリオ イ長調 BWV1025
バッハ?(ゲオルク・ピゼンデル?編):ソナタ ハ短調 BWV1024
ボンポルティ(1672-1749):インヴェンション ロ短調 Op.10-2
ミゲル・シマロ(Vn)
エドゥアルド・マルティネス(Cemb)

録音:2005年11月、ニッテナウ(ドイツ)、福音教会
平凡なアルバム・タイトルとは裏腹に、ひねった(ひねくれた?)プログラムを聴かせてくれる一枚。BWV1024と1025は「バッハの作か疑問」とされている楽曲。ミゲル・シマロは1966年スペインのアビラに生まれ、バルセロナとオランダのハーグでジェラルド・クラレ、ベネト・カザブランカス、ヴェラ・ベス、シギスヴァルト・クイケン、アンナー・ビルスマに師事したヴァイオリニスト。ソロ活動の他、カンビーニ弦楽四重奏団のメンバー、ミッテンヴァルト国立ヴァイオリン学校(ドイツ)およびカタルーニャ高等音楽学校(スペイン)教師として活躍しています。ポピュラーのCDでおなじみの紙ジャケット仕様です。

RIVO ALTO
CRR-2002(1CD)
ヴィヴァルディとヴェネツィアの器楽の色彩
ヴィヴァルディ:リコーダー,ヴァイオリン,オーボエ、ファゴットと通奏低音の為の協奏曲ハ長調 RV88
リコーダー,ファゴットとチェンバロの為の協奏曲ニ短調 RV107
ロッティ(1666-1740):リコーダー,ヴィオラと通奏低音の為の協奏曲ト長調
ヴィヴァルディ:リコーダー,オーボエ,ヴァイオリン,ファゴットと通奏低音の為の協奏曲ヘ長調 RV99
 リコーダー,オーボエとファゴットの為のトリオ・ソナタト短調 RV103
プラッティ(1700頃-1763):リコーダー,ヴァイオリンと通奏低音の為のトリオ・ソナタ ハ長調
ヴィヴァルディ:リコーダー,オーボエ,ヴァイオリン,ファゴットと通奏低音の為の協奏曲ト短調 RV107
レ・エクレール・ド・ミュジーク(ピリオド楽器アンサンブル)
[キアーラ・デ・ツィレル(リコーダー) 
ピエトロ・ジュディーチェ(Ob)
マルコ・マルティネッロ(Vn、Va)
パオラ・フレッツァート(Fg)
キアーラ・デ・ズアーニ(Cemb)
ファビオ・コンテ(Cb、ヴィオラ・ダ・ガンバ) ]
RIVO ALTO
CRR-2004(1CD)
フランチェスコ・ジェミニアーニ(1687-1762):チェンバロ曲集−自作編曲集(1743)
ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 Op.4-1
 Prelude (Lentement) / Gayment / Vivement
ヴァイオリン・ソナタ イ長調 Op.4-5
 Tendrement / Vivement / Gracieusement - Tendrement
ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 Op.4-8〜Amoureusement
合奏協奏曲イ短調 Op.4-4〜Vivement
合奏協奏曲ハ短調 Op.4-6〜Moderement
ヴァイオリン・ソナタ Op.1-6〜Tendrement / Vivement
合奏協奏曲ハ短調 Op.2-1〜Minuet
メヌエット ト短調
フランチェスカ・ランフランコ(Cemb)

録音:1999年10月、モンテプルチアーノ(イタリア)、スタジオ・デル・カマイオーネ
RIVO ALTO
CRR-2014(1CD)
タルティーニ:ヴァイオリン・ソナタ集 Vol.3
ヴァイオリンと通奏低音の為のソナタ集(パドヴァ、アントニアーナ図書館所蔵手稿譜 Ms.1905)から
第14番ロ短調 B.h2/第4番イ短調 B.a5
第15番ト長調 B.D7第46番ト長調 B.G.11
第7番ヘ長調 B.F1/第19番ト長調 B.G17
チルトミル・シシコヴィチ(Vn)
ルーカ・フェッリーニ(Cemb)
世界初録音と表示されています。
RIVO ALTO
CRR-2105(1CDR)
D・ブクステフーデ:ヴィオラ・ダ・ガンバ,ヴィオローネとチェンバロの為のソナタ ニ長調 BuxWV267
オルガンの為の前奏曲 BuxWV163
ヴィオラ・ダ・ガンバ、ヴィオローネと通奏低音の為のソナタ ニ短調 BuxWV257(原曲:ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音の為の)
オルガンの為のカンツォネッタ BuxWV172
ヴィオラ・ダ・ガンバとヴィオローネの為のソナタ ニ長調 BuxWV268
オルガンの為のフーガ BuxWV174
カール・フリードリヒ・アーベル(1723-1787):
ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音の為のソナタ イ長調
ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音の為のソナタ ホ短調
ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音の為のソナタ ハ長調
ブクス・トリオ
 ミケーレ・ヴェロネーゼ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 マウロ・ザバーニョ(ヴィオローネ)
 ヴァルテル・スパドット(チェンバロ、オルガン)

録音:2000年9月9日、ポルチェニーゴ(イタリア、ポルデノーネ県)、聖ジャコモ教会
世界初録音と表示されています。
RIVO ALTO
CRR-2118(1CDR)
レオン・レオーニ(1560頃-1627):宗教的&世俗的マドリガーレ集
[宗教的マドリガーレ]
「栄光の処女の歌」(悔悟の時の為の10のマドリガーレ、5声)
Le braccia aperse / E tra le braccia /
E ritornato / O miei crin d'oro
Giont'al fin la meschin'al monte /
O cara imago di dolor / O dolor
E voi, ministri / Fate ch'io moia /
Che mi sara la pena e la morte gradita
[世俗的マドリガーレ]
「ドリア人の勝利」〜Di pastorali accenti
「美しい夜明け」〜Dolci baci e soavi /
Vi dissi, io ardo / Hor mi mostr'hor m'asconde
Vere fur le mie fiamme /
Sola ti miro, pur amata mano
Amor, che fai, che pensi? /
Baci noioso e caro /
Tiensi Amarill'in braccio
Dimmi, Clori gentil, perche non m'ami
ルッジェーロ・ルイージ・ピットン(指)
イ・マドリガリスティ・デラ・カッペッラ・ムジカーレ・モンテベリコ・ヴィチェンツァ

録音:1999-2000年、ヴィチェンツァ(イタリア)、モンテベリコ礼拝堂

CORO
COR-16091(1CD)
ザ・シックスティーン〜パレストリーナVol.1
パレストリーナ:ようこそ天の女王
マリアは天に昇らされたまいぬ
聖母被昇天のミサ(ミサ・アスンプタ・エスト・マリア
マリアは天に昇らされたまいぬ)
めでたし、天の女王
《ソロモンの雅歌》〜わが愛する者よ, 汝すべてに美し、汝はわが心を奪いぬ、いばらの中のゆりのごとし
御身が唇には慈しみが置かれぬ
マリアは天に昇らされたまいぬ
めでたしマリア
ハリー・クリストファーズ(指)
ザ・シックスティーン
「CORO」創立10周年の2011年にスタートするハリー・クリストファーズ&ザ・シックスティーンのニュー・プロジェクト。れはイタリアの後期ルネサンス時代を代表する巨匠、ジョヴァンニ・ピエルルイジ・パレストリーナ(c.1525−1594)の合唱作品集!ローマのサンタ・マリア・マジョーレ大聖堂、バチカンのシスティーナ礼拝堂で聖歌隊歌手を務め、その生涯で100曲以上のミサ曲、350曲を超えるモテットを作曲したパレストリーナ。パレストリーナのポリフォニー形式は"パレストリーナ様式"と呼ばれ、ザ・シックスティーンが得意としているスペインのビクトリアにも大きな影響を与えたと伝えられています。

独UNIVERSAL
DECCA-4804830(1CD)
ラモー:「優雅なインドの国々」組曲、
「カストルとポルクス」組曲
フランス・ブリュッヘン(指)
18世紀オーケストラ
独UNIVERSAL
LOIS-4804821(1CD)
カルミナ・ブラーナ キャサリン・ボット
マイケル・ジョージ
フィリップ・ピケット(指)
ニュー・ロンドン・コンソート

Tactus
TC-530301(1CD)
ラッスス:魅力に富む2声の作品集
(12の歌詞のないビチニアを含む)
パオロ・トグノン(ドゥルツィアン)、
クラウディオ・ヴェル(ドゥルツィアン)

録音:2009年5月
フランドル楽派の大作曲家ラッススの優れた対位法が発揮された「魅力に富む2声の作品集(Cantiones Duarum Vocum)」で、ファゴットのご先祖様"ドゥルツィアン(ドゥルツァイナ)"のデュエットが大活躍!トラヴェルソやバセットホルン、サックバットにも負けない魅力を持った低音"古楽"木管楽器、ドゥルツィアンの表情豊かな音色をラッススの音楽でたっぷりと。素朴な音色ながらもこの存在感、侮れません!
Tactus
TC-731302(1CD)
ガエターノ&ジョヴァンニ・メネゲッティ〜ソナタ&協奏曲集
ガエターノ・メネゲッティ(17世紀−18世紀):4声のソナタ ヘ長調、ソナタ ニ短調、ソナタ変ロ長調、ソナタ ハ短調、ソナタ ホ短調、ソナタ イ長調
ジョヴァンニ・メネゲッティ(1730−1794):ソナタ ロ短調、協奏曲イ長調
ジョヴァンニ・グリエルモ(Vn)、
アルキチェンバロ・アンサンブル

録音:2009年9月
※世界初録音
イタリア北東部ヴィチェンツァの音楽一家メネゲッティ家のガエターノ&ジョヴァンニ親子が残したヴァイオリンと通奏低音のための作品集。タルティーニの次の世代を代表するヴァイオリニストの1人と呼ばれたジョヴァンニの音楽は「ヴェネツィアの宝石」とも称されています。
Tactus
TC-614401(1CD)
ストロッツィ:奏されるべきカプリッチョ集Op.4 エレーナ・サルトーリ(Org、Cemb)

録音:2008年6月
※世界初録音
グレゴリオ・ストロッツィ(ca.1615−ca.1687)は、南イタリアのナポリの教会で活躍した後、ローマ法王の公証人となったイタリア・ルネサンスの作曲家。ストロッツィの音楽の中で最も重要とされるオルガン、またはチェンバロのための「Op.4」では、当時用いられた鍵盤楽器のための形式のほとんどが使われています。
Tactus
TC-611802(1CD)
ライナルディ:カンタータ&デュエット集Vol.2
ライナルディ:E chi me'l credera、
 Luci belle、Meraviglia non fia、
 Ch'io sciolga il nodo、
 Su le famose sponde、
 All'invito d'amata、
 Uccidetemi pur、
 Fiumicelli che correte、
 Entro a stanze reali
カリッシミ:Vaghi rai, pupille ardenti
ライナルディ:Vaghi rai, pupille ardenti
ロジータ・フリサーニ(S)、
クリスティーナ・イアンニコラ(S)、
ロレンツォ・トッツィ(指)
ローマバロッカ・アンサンブル

※世界初録音
17世紀イタリアの高名な建築家であると同時に作曲家としての才能も発揮したカルロ・ライナルディ(1611−1691)。ソプラノのための「カンタータ」は、同世代の大作曲家カリッシミの音楽とも比較される"音楽家"ライナルディの代表作です。
CORO
COR-16074(1CD)
【未案内旧譜】
ウィーン風に〜ハプスブルク宮廷の音楽
レオポル1世:ああ!何と正しいこと
カヴァッリ:不幸よ、何を聞く?
サン・リュク:フランソワ・ギンターのトンボー
シュメルツァー:流れよ、流れよ、涙の小川
フローベルガー:パルティータ「マイェリンより」
レオポルト1世:私はどれだけ抑圧されているか
ムッファト:シャコンヌ
サルトリオ:無慈悲な蛇
ケルル:トッカータ第3番
サルトリオ:私は恋をしているが不運だ
ドラーギ:運命は今
シェンク:ソナタ第6番
フックス:私はあなたの目が喜んでいることを知っている、小さなつばめ
ル・ジャルダン・セクレ
〔エリザベス・ドビン(S)、ソフィー・ヴァンデン・アインデ(テオルボ&バロック・ギター)、デイヴィッド・ブランデン(Cemb)、ロミーナ・リシュカ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、マリアン・ミンネン(バロック・チェロ&バス・ヴィオール)〕

録音:2009年5月、聖サイラス教会(ロンドン)
ソプラノのエリザベス・ドビンが類稀な存在感を放つル・ジャルダン・セクレは、ザ・シックスティーンの自主レーベル"コーロ(CORO)"が発掘した若き古楽アンサンブル。「マザランのための音楽」に続くリリース第2弾は、長きにわたりヨーロッパで栄えたハプスブルク家の宮廷で演奏された"ウィーン風"の音楽の宝石箱。

Glossa
GCD-922305(1CD)
ペニャローサ:ミサ曲「これほどの苦しみはかつてなく」
荘厳な儀式に(賛歌)
メモラーレ・ピイッシマ(モテット)
キリエ、グローリア(ミサ曲「これほどの苦しみはかつてなく」より)
ティエント第19番(ユリウス・デ・モデナ/
器楽)
クレド(ミサ曲「これほどの苦しみはかつてなく」より)
おお、慈悲深きイエス(器楽)
苦しめらるる時(モテット)
サンクトゥス(ミサ曲「これほどの苦しみはかつてなく」より)
アヴェ・ヴェラ・カロ・クリスティ(モテット)
アニュス・デイ(ミサ曲「これほどの苦しみはかつてなく」より)
トランセウンテ・ドミネ(モテット)
トレス第2番(作曲者不詳/器楽)
イン・パッショーネ・ポシトゥス(モテット)
ドミニク・ヴェラール(ディレクター)、
アンサンブル・ジル・バンショワ、
レ・サックブーティエ

録音:2010年10月、マグローヌ大聖堂(フランス)
中世、ルネサンス時代の音楽を現代へと伝える世界最高峰のハーモニーと解釈。ドミニク・ヴェラール&アンサンブル・ジル・バンショワが、フランスの古楽金管アンサンブル、レ・サックブーティエをパートナーに迎え、スペイン・ルネサンス音楽の大家ペニャローサの「ミサ曲」を独創的な姿で蘇らせた!セヴィーリャ大聖堂で活躍し、フェルナンド王子の宮廷楽長にも任命されるなど、モラレスが登場する前のスペインで絶大な名声を誇ったフランシスコ・デ・ペニャローサ(c.1470−1528)。フアン・デ・ウレーデの世俗的ビリャンシーコを題材としたペニャローサのパロディ・ミサ、ミサ曲「これほどの苦しみはかつてなく」に、賛歌、モテット、器楽曲を融合させ、音楽的ストーリーの創造、演奏効果の向上を実現させたドミニク・ヴェラール。ルネサンス時代のイベリア半島で輝き、ジョスカンに比肩するとも称さるペニャローサの"ミサ曲"が、アンサンブル・ジル・バンショワの"新たな"代表盤となる!
Glossa
GCD-P10001(2CD)
ヌリア・リアル〜スパニッシュ・アルバム
■ルネサンス時代の音楽〜ムダーラ、ピサドール、フエンリャーナ、ダサ、バスケス、フレチャ、モラレス、バルデラーバノ
■ルネサンス&初期バロック時代の音楽〜オルティス、フエンリャーナ、フレチャ、ナルバエス、アルカデルト、バスケス、デ・ミラン、アラニェス
■後期バロック時代の音楽〜コルセッリ
ヌリア・リアル(S)、
ホセ・ミゲル・モレーノ(ビウエラ&ルネサンス・ギター)、
オルフェニカ・リラ、
エミリオ・モレーノ(Vn&指)、
エル・コンチェルト・エスパニョール

録音:1999年−2004年、クエンカ&サン・ロレンソ・デ・エル・エスコリアル(スペイン)
アーティストにスポットライトをあてるニューシリーズ「グロッサ・ポートレート(Glossa Portrait)」の第1弾は、スペイン、バルセロナ生まれの歌姫ヌリア・リアル!美しき歌声と美しき容姿で一気に新世代の古楽系ソプラノを代表する存在となったヌリア・リアルが歌う母国"スペイン"の"歌"。この素晴らしき歌声に魅了されて下さい!
Glossa
GCD-921618(2CD)
ボワモルティエ:歌劇「ダフニスとクロエ」 エルヴェ・ニケ(指)
コンセール・スピリチュエル、
ガエール・メシャリー(クロエ&愛)、
マリー=ルイーズ・デュトワ(妖精&マトロート)、
フランソワ=ニコラス・ジュスロー(ダフニス&ゼフィール)、
ティル・フェヒナー(サフィール)、
アラン・ビューエ(ダライアス)、
レナウド・デライゲ(アジェノール)、
アルノ・ギロー(パン&牧神)

録音:2001年12月、メッツ・アーセナル(フランス)
※GCD-921605からの新装移行再発売
ランス・バロックの鬼才、エルヴェ・ニケ&コンセール・スピリチュエルの名盤、ボアモルティエの「ダフニスとクロエ」が新装復活!
モーリス・ラヴェルのバレエ音楽「ダフニスとクロエ」から遡ること約2世紀。古代ギリシャ、ロンゴス作の恋愛物語を題材としてバロック時代のフランスで誕生した歌劇「ダフニスとクロエ」は、ボワモルティエ最後の作品と伝わる大作。

Dynamic
=デリーツィエ・ムジカーリ=
DM8023(1CD)
バルサンティ:コンチェルト・グロッソ集Op.6
協奏曲第1番ト長調
協奏曲第2番イ長調
協奏曲第3番ホ長調
協奏曲第4番ト長調
協奏曲第5番イ長調
協奏曲第6番ホ長調
バンケット・ムジカーレ・イル・ピアチェーレ

録音:1997年3月、ウィーン
旧CDS213。フランチェスコ・バルサンティ(1690−1772)は、ルッカに生まれ、英国で長く活躍した作曲家。このコンチェルト・グロッソ集Op.6は、ジョヴァンニ・バッティスタ・サンマルティーニ作曲のソナタ・ノットルノ集Op.6を下敷きにしたもので、1757年にロンドンで出版されました。バルサンティはヘンデルと同世代で、同時期にロンドンを拠点にしていたので、ドイツ生まれのヘンデルと彼をロンドンでのイタリア音楽を担ったイタリア人音楽家の個性の違いを認識する意味でも興味深いアルバムです。 (Ki)

DACAPO
MAR-6.220534(1SACD)
ブクステフーデ:スカンジナビアのカンタータ
前奏曲ホ短調 BuxWV142
舌もて語らしめよBuxWV91
主は我らの神BuxWV40
いざ、主を祝福せよBuxWV23
イエスよ、あなたは私の声をきくだろうBuxWV8
人々よ来れ、民人よ急げBuxWV1
パッサカリアニ短調 BuxWV161
ミサ・アラ・ブレヴィス〜キリエBuxWV114
ミサ・アラ・ブレヴィス〜グロリアBuxWV114
信頼する主、統べたまえBuxWV18
ビーネ・カトリーネ・ブリンドルフ(Org)
シアター・オブ・ヴォイセズ
ポール・ヒリアー(指)TOVバンド

録音 2010年2月11-14日ヘルシンゲル マリア教会
ブクステフーデの出生については、詳しいことは全くわかっていません。1707年にリューベックで逝去した際「彼はデンマークを祖国とし、当地にやってきておよそ70年の生涯を終えた」と死亡記事が地元の雑誌に掲載されており、かろうじて「北欧出身であった」ことがわかるのみです。このアルバムではそんなブクステフーデの出自を物語るような、ほとんど耳にする機会のないスウェーデン語によるテキストのカンタータも含まれていて、興味をそそるものとなっています。ヒリヤー率いるシアター・オブ・ヴォイセスの澄み切った歌声、そして名手ブリンドルフの冴えた技巧で聴くオルガン作品。満足のいく1枚です。

Aeolus
AE-10701(1SACD)
フローベルガー・エディションVol.7〜カプリッチョ集
フローベルガー:カプリッチョ第3番
第2番/第1番/第6番/第4番/第5番
第15番/第17番/第7番/第16番
第8番/第14番/第19番/第10番
第9番/第13番/第18番/第12番
ボブ・ファン・アスペレン(Org)

録音:2002年6月&2010年5月
J.S.バッハが登場する前の17世紀ドイツで活躍し、イタリア、フランス、ドイツの様式を採り入れるなど鍵盤音楽の発展に大きな足跡を残したヨハン・ヤーコプ・フローベルガー(1616−1667)。イタリア初期バロックの巨星フレスコバルディに学んだフローベルガーの「カプリッチョ」は、後のJ.S.バッハへと続く道を拓いた"17世紀の「フーガの技法」"。アスペレンが弾いているドイツ、ノルデンのルドゲリ教会のバロック・オルガン(アルプ・シュニットガー1688年製)から響くサウンドも大きな魅力。


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